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唯「けいおんSS新春お笑い選手権!」 - 製作速報VIP(クリエイター) 過去ログ倉庫

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1 : ◆xwNQuLwCoE [sage]:2011/01/02(日) 23:38:51.46 ID:8pUJ9MAO
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旅にでんちう @ 2024/04/17(水) 20:27:26.83 ID:/EdK+WCRO
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木曜の夜には誰もダイブせず @ 2024/04/17(水) 20:05:45.21 ID:iuZC4QbfO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aaorz/1713351945/

いろは「先輩、カフェがありますよ」【俺ガイル】 @ 2024/04/16(火) 23:54:11.88 ID:aOh6YfjJ0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713279251/

【MHW】古代樹の森で人間を拾ったんだが【SS】 @ 2024/04/16(火) 23:28:13.15 ID:dNS54ToO0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713277692/

こんな恋愛がしたい  安部菜々編 @ 2024/04/15(月) 21:12:49.25 ID:HdnryJIo0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713183168/

【安価・コンマ】力と魔法の支配する世界で【ファンタジー】Part2 @ 2024/04/14(日) 19:38:35.87 ID:kch9tJed0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713091115/

アテム「実践レベルのデッキ?」 @ 2024/04/14(日) 19:11:43.81 ID:Ix0pR4FB0
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エルヴィン「ボーナスを支給する!」 @ 2024/04/14(日) 11:41:07.59 ID:o/ZidldvO
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2 : ◆vtBM0dQYpk [sage]:2011/01/02(日) 23:46:33.55 ID:va9CZIY0
てす
3 : ◆jXIij2j8pw [saga sage]:2011/01/02(日) 23:57:00.81 ID:dCDWz8Mo
第一走者いっきま〜す!
4 : ◆jXIij2j8pw [saga sage]:2011/01/02(日) 23:57:27.11 ID:dCDWz8Mo
唯「イギリスならジンだね。イギリスジン、なんちゃって」

律「……」

澪「……」

紬「……」

梓「……」

唯「なんちゃって」

律「……」

澪「……」

紬「……」

梓「……」



唯「……」
5 : ◆jXIij2j8pw [saga sage]:2011/01/02(日) 23:57:58.29 ID:dCDWz8Mo
唯「放課後なら紅茶だね。放課後ティータイム、なんちゃって」

律「……」

澪「……」

紬「……」

梓「……」

唯「なんちゃって!!」

律「……」

澪「……」

紬「……」

梓「……」



唯「……」
6 : ◆jXIij2j8pw [saga sage]:2011/01/02(日) 23:59:03.27 ID:dCDWz8Mo
唯「内村光良の相方は南原清隆だね」

律「?」

澪「?」

紬「?」

梓「?」

唯「……ナンチャンって」

澪「ブホッwwww」

唯「はい、澪ちゃんアウトー!」

澪「ひ、卑怯だぞ! そんな変化球でくるなんて!」

唯「誰も直球で勝負するなんて言ってませ〜ん」

律「そうだぞ澪〜。笑っちゃったお前の負けだ」

澪「うぐぐ……」

梓「正直言うと、私も危なかったです」

紬「じゃあ、笑っちゃった澪ちゃんは罰ゲームね」

唯「はい、お尻突き出して」

澪「あ、あんまり痛くするなよ」

唯「ふふふ、優しくしてあげるよ」

律「なんか勘違いされそうな会話だなぁ」
7 : ◆jXIij2j8pw [saga sage]:2011/01/02(日) 23:59:51.91 ID:dCDWz8Mo
唯「それっ!」バシッ!!

澪「痛っ!!」

澪「ちょ!? 唯っ!! 痛くしないって言ったじゃないか!」

唯「だって、それじゃあ罰ゲームにならないよ〜」

澪「お、覚えてろよ! 絶対に唯のお尻も叩いてやるからな!」

唯「もし、私を笑わすことが出来たらね」

律「じゃあ、次は……」

梓「あ、私です」

律「よ〜し。それじゃあ、ネタスタート!」
8 : ◆jXIij2j8pw [saga sage]:2011/01/03(月) 00:00:33.46 ID:8zkEsqUo
梓 スチャッ

唯「ほうほう、猫耳を付けて」

紬「いったい何をするのかしら?」

梓 ゴロン

澪「おい梓、床に寝転がったら制服汚れちゃうぞ」

律「まぁ、これもネタの一部なんだろ」

梓「ね、猫が……」

唯 ゴクリ…





梓「……寝こむ」

唯「……」

律「……」

澪「……」

紬「……」



梓「に、にゃんちゃって」

律 イラッ
9 : ◆jXIij2j8pw [saga sage]:2011/01/03(月) 00:02:11.61 ID:8zkEsqUo
律「おい、梓。そこに立て」

梓「な、何ですか!?」

律「誰も笑わなかったら、私が叩いてやるんだよ!」

梓「やめて下さい!」

律「問答無用!!」バシッ!!

梓「にゃんっ!!」

唯「『にゃんっ!!』だって、あずにゃん可愛い〜」

澪(ネタが終わってもまだキャラクターを突き通そうとしているっ!?)

紬(そのアイドル根性は見上げたものがあるわ……)

律「クソッ、自分が可愛いって自覚してるやつはこれだから……」

澪「おいおい、逆恨みはよくないぞ律」

唯「ねぇ、次は〜?」

律「あぁ、私だな」

梓「律先輩なんかのネタでは絶対に笑ってやりません!」

律「お〜お〜、言ってろ」

唯「それではネタスタート!」
10 : ◆jXIij2j8pw [saga sage]:2011/01/03(月) 00:03:18.29 ID:8zkEsqUo
律「紹介するよ、私の親戚だ」

唯「何それ? はっさく?」

律「ううん、デコポン」

梓「で、デコwww うっ、ププww」

律「おやおや〜?」

梓「ま、まだ笑ってませんよ!」

律「その頑張りもどこまで続くデコかな?」

律「あ、ごめん。ついつい故郷の方言が出ちゃったデコよ」

梓「ブファwwwwwwww」

律「はい、梓アウトー」

梓「わ、私を狙い撃ちするなんて酷いです!」

律「知らないでおでこ〜」

梓「くっwwww」

律「へへへっ」
11 : ◆jXIij2j8pw [saga sage]:2011/01/03(月) 00:04:51.16 ID:8zkEsqUo
澪「まぁ、実際律の親戚がデコポン農家だったりするんだよな」

澪「だから私にとっては聞き慣れたネタなんだけど、知らない梓には破壊力抜群だったって訳か」

律「やったデコ」

唯「なんか某海からの侵略者みたいな喋り方になってるよ〜」

律「生え際侵略デコ娘!」

唯「ブッwwwwwwww」

律「唯もアウトー」

澪「自分でネタ振ってどうすんだよ」

唯「しまった……」

澪「情けないなぁ」

梓「でも、澪先輩。あのデコポンを見てください。よく見たらちっちゃいカチューシャついてますよ」

律「だって親戚だからデコ」

澪「おぅふwwwwwwww」

律「澪アウトー」

澪「そんなちっちゃなネタ仕込んでくるな!」

律「結構作るの苦労したんデコ」

澪「梓もそんなの教えるなよ!」

梓「死なばもろともです!」

澪「この……」
12 : ◆jXIij2j8pw [saga sage]:2011/01/03(月) 00:08:15.14 ID:8zkEsqUo
律「とりゃー!!」バシッ!!

唯「あひゃっ!?」

澪「ひんっ!!」

梓「にゃんっ!!」

律「いや〜。澪を叩くなんて滅多にないから気持ちよかったよ」

澪「く、くそ〜」

唯「それにしてもムギちゃん強いね」

紬「うふふ」

梓「いつもニコニコしてるからすぐに笑っちゃうんだろうなって思ってました」

紬「そんなにいつまでもニコニコしてるなんて限らないわよ!」クワッ!!

澪「えっ!?」

梓「ムギ先輩!?」

紬「ちゃんと自分をコントロール出来るって言いたいの」

唯「ああ、なんだ……。ビックリしちゃった」

律「なんかムギの裏面を垣間見た気分だよ」
13 : ◆jXIij2j8pw [saga sage]:2011/01/03(月) 00:09:51.38 ID:8zkEsqUo
唯「で、次は?」

紬「は〜い! 私で〜す!」

澪「ムギはなんだか計り知れないなぁ」

梓「ちょっと、ドキドキしますよね」

律「笑うのは我慢出来ても、笑わせるとなると話は違うぜムギ!」

紬「じゃあ、モノマネしま〜す」

律(あぁ……どうせまた……)

紬「ぷくぷくぷくぷく」

唯(やっぱり……)

紬「マンボウの真似でした〜」

澪(ワンパターンだなぁ……)

紬「……」

梓「えっ? 終わりですか?」
14 : ◆jXIij2j8pw [saga sage]:2011/01/03(月) 00:10:30.90 ID:8zkEsqUo
紬「続きまして〜」

律「あ、まだあるんだ」

紬「エイドリア〜ン!!」

唯律澪梓「???」

紬「ランボーの真似でした〜」

澪「それはランボーじゃなくてロッキーだろ!!」

紬「あ、そっか!」

唯「ムwギwちゃwwwwwww」

律「ぶあっはっはっはwwwww」

梓「にゃはっwwwwwwwww」

紬「唯ちゃん、りっちゃん、梓ちゃん、アウト〜♪」
15 : ◆jXIij2j8pw [saga sage]:2011/01/03(月) 00:11:36.90 ID:8zkEsqUo
律「おい澪! お前がツッコむから笑っちゃったじゃないかよ!!」

澪「し、しまった……つい……」

梓「ツッコミの重要性を再認識しました……」

唯「にしても、マンボウがネタ振りだったなんて……」

律「成長したなムギ」

紬「ありがとう、りっちゃん」

梓「まさか、間違いも澪先輩がツッコんでくるだろうとの計算があったわけじゃありませんよね?」

紬「うふふ、どうかしら?」

唯「ムギちゃん! 恐ろしい子っ!!」

紬「じゃあ、3人とも、お尻を突き出して」

律「ムギはちゃんと手加減しろよ」

唯「力持ちだもんね」

澪「かっ飛ばせ〜ム〜ギ!」

梓「あ、煽らないで下さい!」

紬「えいっ!」バシンッ!!

唯律梓「!!!!!!!!!?」

澪「ほ、ホームラン……」
16 : ◆jXIij2j8pw [saga sage]:2011/01/03(月) 00:13:18.36 ID:8zkEsqUo
律「痛たたた……」

唯「ズシン! と来たね……」

梓「構えもメジャーばりでしたよ……」

唯「だいたい澪ちゃん痛いのは見るのも嫌いじゃないの?」

澪「こういうのは大丈夫なんだ」

律「まぁ、そうだろうな……」

紬「ごめんね、ケツバットは思いっきりやるのもされるのも夢だったの」

梓「いいかげん、夢見すぎじゃありませんか?」

律「罰ゲームだからな。仕方ないよ」

唯「じゃあ、最後は……」

澪「わ、私だな」

律「トリを飾りますは我らが麗しのベーシスト秋山澪〜!」

紬「がんばってね、澪ちゃん!」

梓「澪先輩がこんなことする姿は滅多に見れないので楽しみです!」

澪「あ、あんまり期待しないで……」
17 : ◆jXIij2j8pw [saga sage]:2011/01/03(月) 00:15:08.20 ID:8zkEsqUo
律「じゃあ、ネタスタート!」

澪(とは言いつつも、昨日寝ずに考えてきた詩があるんだよな)

澪(私自身は極真面目に書いた詩でも、客観的に見ると可笑しいって思われてることもなんとなくわかってる)

澪(認めたくはないけど、そんな可笑しな詩を書く私なんだから
  もし本気になって面白可笑しい詩を書いたら爆笑間違い無しだろ)

澪(さぁ、お前たちには笑い転げてもらうぞ!)



律「なぁ、ムギ」

紬「なぁに? りっちゃん」

律「お前まだ澪に叩かれたいとか思ってるのか?」

紬「願望はあるけど、実現には中々至らないの」

律「だったら、この澪のネタで笑っとけ。そしたら叩いてもらえるぞ」

紬「でも、そんな不正いいのかしら……」

律「いいって。笑ってもらえた澪も嬉しいだろうし、叩かれるムギだって嬉しいだろ?」

律「誰も損しない、そんな素晴らしいズルなんだから」

紬「そっか……。うん、わかった。私笑う」
18 : ◆jXIij2j8pw [saga sage]:2011/01/03(月) 00:16:39.24 ID:8zkEsqUo
 5分経過…

澪「お餅をつきたくなったから お月様までひとっ飛び
  現地のうさぎに杵臼借りて 餅つきうさぎを皆殺し だって嘘つきだったから 
  お餅をつきに行ったのに 気づけば前科がついちゃった」

唯律紬梓「……」

澪(あれ? さっきからずっと『ここで笑うポイント』なのに。全然反応がない……)

律(な、なんだこれは……)

唯(意味不明……)

梓(雪の結晶の決勝戦辺りからもはや……)

澪(うっ……うっ……。やっぱり私って駄目な女……)

律(や、やばい! 澪が泣きそうだ!)

律(ムギ! 早く笑ってやって……)チラッ

紬「……」

律(し、白目を向いて気絶してる!?)

律(そんなにこれで笑うのが苦痛だったのか!? まぁ確かに面白くないけど……)
19 : ◆jXIij2j8pw [saga sage]:2011/01/03(月) 00:17:40.66 ID:8zkEsqUo
唯「み、澪ちゃん。まだ続けるの……?」

澪「!?」

梓「あの……。澪先輩の頑張りは認めさせてもらいますので……」

澪(く、屈辱だ……)

澪(こ、こうなったら……)

律「まぁ、この辺りでおしまいにしといた方が……」




澪「……ときめきシュガー」

唯律梓「!?」

澪「パート2」

唯「やめて澪ちゃんwwww 腹が捩れるwwwwwwww」

梓「お、思い出させないで下さいwwwwwwww」

律「あなたの火加減でおいしくなるのっ!」ドヤッ

唯律梓「wwwwwwwwwwww」

澪「クソッ! これはこれでクソッ!!」

紬「はっ!?」

紬「あれ? 私、どうしちゃってたの!?」
20 : ◆jXIij2j8pw [saga sage]:2011/01/03(月) 00:19:02.20 ID:8zkEsqUo
澪「おらぁっ!!」バシッ!!

唯「あふん!!」

律「ひぎぃっ!!」

梓「にゃんっ!!」

澪「ふぅ……スッキリした」

律「よござんしたね」

紬「いいなぁ……」

澪「やっぱり私の歌詞の素晴らしさを理解してくれてるのはムギだけだよな」

澪「こいつらと違って笑わないでいてくれたし」

紬「あ、あぁ……うん……」

唯(あ、なんか嫌そう)

律(澪と同類に扱われちゃあ可哀相だよなぁ)
21 : ◆jXIij2j8pw [saga sage]:2011/01/03(月) 00:19:44.19 ID:8zkEsqUo
律「ちゅ〜ことで、笑ってはいけない軽音楽部終了〜」

唯「お疲れ様っした!」

紬「なんだか消化不良……」

律「また、今度やろうぜ」

紬「うん」

澪「結局今日も練習出来ずか」

梓「そろそろ下校時刻ですもんね……」




   ピンポンパンポ〜ン

和『生徒会から皆様にお知らせです』

律「ん? なんだ?」
22 : ◆jXIij2j8pw [saga sage]:2011/01/03(月) 00:20:46.30 ID:8zkEsqUo
和『最近この界隈で女生徒に対して怪しい男が「3万円でどうだ」
  などと声を掛けるという事案が多発しています』

和『下校時は出来るだけ一人では帰らず集団で帰るようにして下さい』


唯「うわ〜……。なんだか気持ち悪いね」

澪「だ、大丈夫かな……」

梓「これだけの人数で帰ってたら大丈夫でしょう」

律「いざとなったら私のこのデコポンアタックで!」

紬「りっちゃん、頼もしいわ」







和『整いました〜』

唯「えっ!?」
23 : ◆jXIij2j8pw [saga sage]:2011/01/03(月) 00:21:55.58 ID:8zkEsqUo
和『真鍋和とかけまして〜』

和『援交目的の変態男と解く』

律「そ、その心はっ!?」

和『どちらも生徒会(生徒買い)に行くでしょ〜』

軽音部一同「!!?」

和『のどっちです!』

軽音部一同「wwwwwwwwwww」

和『全員、アウトー』


 おしまい
24 : ◆vtBM0dQYpk [sage]:2011/01/03(月) 00:24:11.81 ID:xF.6.ek0
>>23
乙! 面白かったぞ!
俺はどうやら、ギャグという言葉の本旨を履き違えていたみたいだ・・・最下位の座は渡さねえ

二番手逝ってくる
25 : ◆jXIij2j8pw [saga sage]:2011/01/03(月) 00:24:38.87 ID:8zkEsqUo
よし!これでこのスレは暖まった







はず!!

これから箱根駅伝並みにホットなけいおんSS駅伝が始まるよ〜
途中で繰り上げスタートにならないことを祈って
2区の書き手に襷を繋ぎます!
26 : ◆vtBM0dQYpk [sage]:2011/01/03(月) 00:24:57.27 ID:xF.6.ek0
和「幼馴染と妹がいるとして、唯ならどっち選ぶ?」

唯「え? なに、いきなり」

和「もう一回言うわね。幼馴染と妹、付き合うならどっち?」

唯「付き合うならって……交際するってこと?」

和「ええ」

唯「うーんと、どっちもっていうのは無理なの?」

和「二兎追うものは一兎も得ずっていうでしょ? 欲張っちゃだめよ」

唯「そっか……。じゃあ、妹かな」  

和「えっ」

唯「えっ?」
27 : ◆vtBM0dQYpk [sage]:2011/01/03(月) 00:25:46.42 ID:xF.6.ek0
和「本当にそれでいいの?」

唯「? う、うん」

和「考えてみて。姉妹で付き合うのよ? 血が繋がっているのよ? 世間の風当たりが厳しくなるのは目に見えてるわ」

唯「そ、そうかな?」

和「そうよ。それに、妹ってことは自分と顔が似ているってことよ。それは自分の顔に向かって好き、って言ってるのと同じだわ」

唯「う、うん…………」

和「自分の顔に愛の言葉をささやくなんて、ナルシストも甚だしいと思わない?」

唯「言われてみると……そうかも」

和「でしょう? だから妹はやめときなさい」

唯「うん……そのほうがいいね」
28 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/03(月) 00:25:56.42 ID:c8ZuMvE0
え、終わり?はえぇよwwwwwwwwwwwwwww
29 : ◆vtBM0dQYpk [sage]:2011/01/03(月) 00:26:37.60 ID:xF.6.ek0
和「じゃあ、幼馴染と後輩がいるとして、その二人に同時に付き合ってと言われたら、唯はどっちを選ぶ?」

唯「え、えーと……後輩」

和「……唯」

唯「な、なに?」

和「…………唯はそれを本気で言ってるの?」

唯「う、うん……」
30 : ◆vtBM0dQYpk [sage]:2011/01/03(月) 00:27:27.55 ID:xF.6.ek0
和「……考えてみて、唯。後輩っていうのはね自分より格下の存在よ。いうなればゴキブリよ」

唯「うんうん」

和「そんな格下の人間と付き合うのよ? 唯、仮に交際がうまく行って、結婚する時ご両親になんて言うの?」

唯「え、え? 結婚?」

和「『お父さん、私は自分より格下のゴキブリと結婚したいです』と言うの? それで結婚を認めてもらえると思う?」

唯「認めてもらえない…………」

和「唯はゴキブリに一生愛されたいって思う?」

唯「ううん。思わない。ゴキブリ嫌いだもん!」

和「でしょう? だからゴキブリ……じゃなかった、後輩に恋愛感情を抱くのは間違っているわ」

唯「言われてみれば……うん、そうだね」
31 : ◆vtBM0dQYpk [sage]:2011/01/03(月) 00:28:15.51 ID:xF.6.ek0
和「じゃあ唯。幼馴染とお嬢様。付き合うならどっちがいい?」

唯「え、えーと……お嬢様」

和「なんで?」

唯「うーん、お金をたくさん持っていそうだから、かなぁ」

和「唯、あなたは一つ大変な思い違いをしているわ」

唯「思い違いって?」
32 : ◆vtBM0dQYpk [sage]:2011/01/03(月) 00:29:02.20 ID:xF.6.ek0
和「お金だけがすべてじゃないのよ、この世は。お金で買えない価値のあるものはゴマンとあるわ」

唯「友情とか?」

和「そう。友達はお金を出しても手に入らないでしょう?」

唯「確かに……そうだね」

和「だからね、お金で人を選ぶのは間違っているの」

唯「……うん、私間違ってた!」

和「それにね、人間お金を持つとロクなことにならないわ。だから、お嬢様とかと付き合うのはやめた方がいいと思うの」

唯「うん、そうするよ」
33 : ◆vtBM0dQYpk [sage]:2011/01/03(月) 00:29:53.19 ID:xF.6.ek0
和「じゃあ、幼馴染と姉御肌に言い寄られたとき、唯ならどっちを選ぶ?」

唯「……姉御肌、かな」

和「唯は姉御、という言葉の意味知っているかしら?」

唯「? うん。頼りになる人のことでしょ?」

和「そういう意味もあるわね。でもね、別の意味もあるの」

唯「別の意味?」

和「ヤクザの頭の妻、っていう意味よ」

唯「ヤ、ヤクザ!?」
34 : ◆vtBM0dQYpk [sage]:2011/01/03(月) 00:30:38.08 ID:xF.6.ek0
和「そう。唯、ヤクザから女を奪ったらひどいことになるのは知ってるかしら?」

唯「た、例えば!?」

和「まず、学校に行けなくなるわね。それから、社会的な意味でも精神的な意味でも肉体的な意味でも殺されるわ」

唯「ほ、本当…………?」

和「ええ。想像してみて? 軽音部のみんなに会えなくなるのよ? それでもいいの?」

唯「やだ! みんなと離れ離れになるなんていやだ!」

和「でしょう。だから、姉御肌の女性と付き合うのはよした方がいいわよ。そのバックには必ず暴力団の影があるの。これ、豆知識ね」

唯「……うん。そうだね」
35 : ◆vtBM0dQYpk [sage]:2011/01/03(月) 00:31:26.55 ID:xF.6.ek0
和「じゃあ唯、幼馴染と外国人ならどちらがいい?」

唯「えーとね、んとね、外国人かな」

和「外国人、と言われて唯はどんな感じの人を想像した?」

唯「金髪で、背が高くて、会うと抱きついてきて、へロー! とか言ってる人」

和「唯、それはアメリカ人よ」

唯「え? でも外国人でしょ?」

和「確かに外国人だけど、別にアメリカ人だけが外国人ってわけじゃないの」

唯「そ、そうなの!?」
36 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/03(月) 00:31:58.18 ID:c8ZuMvE0
あ、終わったと思ったらもう始まってた///

>>1ごめん&がんば
37 : ◆vtBM0dQYpk [sage]:2011/01/03(月) 00:32:44.14 ID:xF.6.ek0
和「ええ。外国人にはね、人間を食ってしまうような人種や、キムチがなければ生きていけないような人種までいるの。多種多様なのよ。イギリスジン、とかね」

唯「に、人間を食べちゃうの?」

和「そう。『お母さん、今日のご飯何?』『お隣の息子さんよ』『それはナイスだね』みたいな気軽さで、人を食べるっていう噂だわ」

唯「そ、そうなんだ……」

和「唯は自分を食べるような人と付き合いたい?」

唯「付き合いたくない!」

和「でしょ? だから外国人と交際するのは考えた方がいいわ」

唯「わかった、そうするよ。食べられたくないもん」
38 : ◆vtBM0dQYpk [sage]:2011/01/03(月) 00:33:31.96 ID:xF.6.ek0
和「じゃあ、唯。最後の質問ね。唯は幼馴染と付き合いたい?」

唯「……ねえ、和ちゃん」

和「なに?」

唯「幼馴染って、さっきから言っているけど何なの?」

和「……ああ、唯。幼馴染って言葉の意味を知らなかったのね。じゃあしょうがないわ」

唯「うん。幼馴染ってなに?」

和「私のことよ」

唯「和ちゃんが幼馴染?」

和「ええ。私が唯にとっての幼馴染よ」

唯「へえ……そうだったんだ。勉強になった!」
39 : ◆vtBM0dQYpk [sage]:2011/01/03(月) 00:34:19.07 ID:xF.6.ek0
和「それで。私と付き合いたい?」

唯「……和ちゃんと?」

和「私と」

唯「……いいかも」

和「じゃあ決まりね。付き合いましょう、唯」

唯「うん!」

和「ねえ、唯。恋人になった証に、私のこと好きって言ってくれない?」

唯「え?」

和「それとも私のこと、きらい?」

唯「ううん! 私、和ちゃんのことすっごく大好きだよ!」

和「本当?」

唯「もちろん! 和ちゃんは私の最愛の人だよ!」

和「――ありがとう、唯。私もね、唯のこと大好きよ」
                              終わり
40 : ◆vtBM0dQYpk [sage]:2011/01/03(月) 00:35:34.99 ID:xF.6.ek0
次の人ガンバ
俺の最下位はとっとけよ?
41 : ◆ZoaEhxgi7I [sage saga]:2011/01/03(月) 00:37:15.11 ID:QHCwJD60
乙でした。

という訳で始めます。


タイトルは『ぐにゃあ〜 ”首折り男の周辺”』



※原作3巻の大掃除ネタの改変です。途中までは原作とほぼ一緒です。

※どういう状況なのか思い出してみるといいかも。
42 : ◆ZoaEhxgi7I [sage saga]:2011/01/03(月) 00:38:03.74 ID:QHCwJD60

<3がっきのぶしつ!>


澪「3学期も終わりということで、今日は音楽室の大掃除をしたいと思います」


 ざわ・・・ざわ・・・ざわ・・・


律「ふー。たいぶ片付いたな」

唯「見て見て! なんかケースが出てきた!」

律「お。何だろ?金目の物入ってないかな?」


 ぱかっ

 唯たちはケースを開けた

 ケースには”古びたギター”が入っていた


唯「わ ギターだ」

梓「凄く古そうな感じですね」

律「もっと面白いもの期待したのになー」

唯「つまんなーい」

梓「軽音部なんだからもっと興味持ちましょうよ…」
43 : ◆ZoaEhxgi7I [sage saga]:2011/01/03(月) 00:38:51.97 ID:QHCwJD60


さわ子「あら? 懐かしいわね!」

梓「あ、先生!」

さわ子「このギター、私が学生時代に使ってたギターなのよー」

梓「先生って軽音部のOGだったんですか!?」

さわ子「そうよ? 梓ちゃんはまだ知らなかったっけ」

梓「凄いです! 今度ギター教えてもらいたいです!」

唯「はい。これが学生時代のさわちゃんです」


 唯は写真を渡した

 写真にはデスメタメイクのさわ子が写っていた


梓「……やっぱりいいです」

さわ子「なんでよっ!」
44 : ◆ZoaEhxgi7I [sage saga]:2011/01/03(月) 00:39:22.39 ID:QHCwJD60
唯「それじゃ、はい。さわちゃんのギターだよっ」

さわ子「ありがと。ってこのギター……」


さわ子(ぬわっ! カビくさっ!!)


さわ子「……やっぱりいらないわ。もうギターを弾く暇もないし…」

唯「え? じゃぁこのギターどうするの?」

さわ子「お店に売って部費の足しにしてちょうだい」

唯「おおっ!ふとっぱら!」

澪(いらないものを押し付けられた…)
45 : ◆ZoaEhxgi7I [sage saga]:2011/01/03(月) 00:40:01.30 ID:QHCwJD60

<がっきや!>


律「というわけで、”古びたギター”を店で売ろうとしてる途中なんだが……」

唯「査定まだかなぁ〜。いくらぐらいで売れるかなぁ???」

澪「う〜ん? まぁあんまり期待はできないな」

律「だよなぁ。相当年季入ってそうだもん。あの”ギター”」

梓「私もそう思います。カビっぽいし、きっと安いですよ」

紬「買いたたかれちゃって、10万円ぽっちになるんじゃないかしら?」

唯「え〜。それは高すぎだよ」

澪「ムギ、10万円は結構な大金だぞ。10万円ぽっちって……」

律「やっぱムギは相当なお嬢様なんだな!」


5人「アハハハハハハハハ」




店員「査定終了しましたー」
46 : ◆ZoaEhxgi7I [sage saga]:2011/01/03(月) 00:40:39.38 ID:QHCwJD60

店員「50万円で買い取らせて頂きます」


梓「ゴッ……」


律(ご、ごじゅうまんえんっ?? ってナニソレ〜ドユコト〜??)

澪(ご、ごじゅうまんえんっ!? ってなんでそんな高いんだよぉぉぉぉぉぉ!!)

唯(ご、ごじゅうまんえんっ?! ってタベモノダッケオイシイノ??)


店員「こちらが代金になります」

紬「ありがとー」

律「ち、躊躇なく受け取ってんじゃねー!!」
47 : ◆ZoaEhxgi7I [sage saga]:2011/01/03(月) 00:41:30.85 ID:QHCwJD60

澪「な…なん…なんで…ご…ごじ…」

律「澪。落ち着け」


律「あの、なんでこんなに高いんですか? もしまたムギに遠慮してるんだったら…」

店員「いや、そんなことはないですよ」




店員「このモデルは60年代始めに生まれたギターでして当初は材料や形が定まっておらず様々な仕様のマイナーチェンジを繰り返しつつ現在の形になったとのことです。お客様にお持ちいただいたこのギターは指板にハカランダという今になっては貴重な木が使われておりましてこれが高い値段の一つの要因になっております。残念なことにこのギターはテイルピースという形状でフルオリジナルじゃないため少し値段が落ちてしまいますがストラップテイルピースの方が演奏性に優れているためこちらの方を好むお客様も多くそれほどのマイナスになりません。しかもこのギターは長いことしまわれていたそうであまり傷やフラットの減りがなく年代物にしては大変コンディションがいいのでこの金額で買い取らせていただきました」




律「……」


律「??????」


店員「あ、えっと…」

店員「とにかく貴重なギターなんです!」
48 : ◆ZoaEhxgi7I [sage saga]:2011/01/03(月) 00:42:16.70 ID:QHCwJD60

<おみせのそと!>

店員「ありがとうございましたー」


律「……売ってしまった…」

澪「い、いいのかな…」


梓「ほ、本当にいいんですか。こんなことして」

律「さわちゃんがこうしろって言ったんだから大丈夫だよ」

梓「で、でもっ」


律「5人で分けても1人10万だな」ボソッ

梓「!!!」


梓「……私欲しいエフェクターがあったんです」

律(ふふふ)


――梓。陥落っ!
49 : ◆ZoaEhxgi7I [sage saga]:2011/01/03(月) 00:42:45.43 ID:QHCwJD60

澪「10万円かぁ…なにが買えるかなあ…」


澪(……!)

律(……!!)

唯(……///)



――その時、みんなが浮かれている中でただ一人、律はある事態に気がついた!



律「はっ!」

澪「ん?どうした律?」

律「いっかーん!これはいかんぞぉぉぉぉぉ!」

唯・紬・梓「「「???」」」
50 : ◆ZoaEhxgi7I [sage saga]:2011/01/03(月) 00:43:25.58 ID:QHCwJD60

律「ほら、この50万円って部費の足しにするわけじゃん」

梓「そういう理由で売ったわけですしね」

律「だとしたらさ、部費計上に使うときにこの”50万円の領収書”も渡すわけじゃん!」

澪「まぁ、そうなるよな」

律「もしさわちゃんに馬鹿正直に『50万円で売れましたー』って報告したらどうなるか!」

紬「えーと?」

律「あまりの大金に『じゃあ49万円は私の財布に入れるわねv』ってなりそうじゃね!」

唯「!」

唯「ありえるっ。りっちゃんソレすっごくありえそうだよ!」

律「だろ!」

唯「そこに気が付くとは、やはりりっちゃんは天才か!」

律「えっへん!」
51 : ◆ZoaEhxgi7I [sage saga]:2011/01/03(月) 00:44:03.29 ID:QHCwJD60

澪「だったら、どうするんだ?」

律「なんとか売り値をごまかす方法を考えないとな」

梓「でもどうやって……」

律「この領収書をごまかせればなんとか行けると思う。0を消して5万円で売れたことにするとか」

紬「えぇ!? それは無理じゃない?」


律「むぅ」

唯「う〜ん??」


――しばしの熟考

  そうして田井中律は見つけ出した。八方ふさがりの中を掻い潜る。悪魔的な謀を!


律「こ、これだァ!」

唯「ナニナニ?どんなの!?」
52 : ◆ZoaEhxgi7I [sage saga]:2011/01/03(月) 00:44:36.67 ID:QHCwJD60

律「ふふふ。やはり人生、勝つのは知略走り 他人出し抜ける者……」


律「唯。頼みがある」

唯「ほぇ?」

律「お前のギター。売ってくれ……」

唯「ええええええええええええええええええええええええええええ!!!!」

澪「ちょ、律。なに言ってんだ」


律「いいか。唯のギターを売るとする。たぶん5万円くらいで売れるだろう」

梓「まぁ、そうですかね」

律「とすると、私たちの手元には”唯のギター代5万円”と”5万円分の領収書”と”50万円”と”50万円の領収書”が残る」

紬「ふむふむ」
53 : ◆ZoaEhxgi7I [sage saga]:2011/01/03(月) 00:45:32.45 ID:QHCwJD60

律「明日、”さわちゃんのギター”の売値を、唯のギターの売値”5万円”と言うんだ」

律「その証拠として、”唯のギター代5万円”と”5万円分の領収書”だけを見せればいい」

唯「えっ、そんなことできる?」


律「ほら、あの店の領収書見てみ。詳細は『ギター代金』としか書いてないだろ!」

律「つまり50万のでなくとも、唯のギターでも売れば”ギターを売った領収書”は手に入るっ」

律「そしてその”5万のギターの領収書”を見せれば、さわちゃんはあの”古びたギター”が5万円で売れたと信じるだろう」


澪「えっと……結局さわちゃんには、あの”古びたギター”が5万で売れたというウソ報告をするという事だな?」


律「そう、そして売れた、渡した領収書の額が5万円程度なら、多分さわちゃんは自分の財布に入れない」

律「とにかく、この計画がうまく行けば、少なくとも”50万円”に関してはノーチェックで私たちがゲットできるって寸法だ!!」

澪「えええぇ!??? そんなに上手く行くかぁ?」
54 : ◆ZoaEhxgi7I [sage saga]:2011/01/03(月) 00:46:16.19 ID:QHCwJD60

梓「わ、私は反対です! ギタリストにとって、使用してるギターはまさに相棒っ!! いいえ、命と言ってもいいくらいの品物ですっ!」

梓「それを手放す…売っちゃうだなんて……」

律「全部終わった時に買い戻せばいいだけじゃん。大丈夫大丈夫!」

梓「で、でもっ」

律「あのな、梓……」

律「ギタリストにとってギターは命かもしれないが……」





律「金は命より重い!」




律「そこの認識をごまかす輩は 生涯地を這う……!!」

律(ここで、勝負を賭けられるかがっ、勝者と敗者を分ける、分水嶺っ!!)

律(なぜ…… それに気付かない…? ここは、勝負しかねぇだろ!)



澪「えええええええええええええええええええええええええええ」
55 : ◆ZoaEhxgi7I [sage saga]:2011/01/03(月) 00:47:08.33 ID:QHCwJD60

澪「ちょっと律。今日のお前はどうしちゃったんだよ!」


律「ま、どうするかは唯。お前に任せるよ」

唯「……」


唯「全部がうまく行ったら、50万円が確保できるんだね……りっちゃん」

律「あぁ、唯のギターを買い戻す時に足がでるかもしれないが、」

律「それでも40万円以上は手堅いだろうな」

唯「……」

紬「……」

梓「……」

澪「……」




唯「よしっ!わかったよ、りっちゃん!!」

唯「私のギー太、ちょっとだけ売ってみるっ!」

律「よぉーし、キター!!!」



澪「ああああああああああ」

梓「うええええええ」

紬「……う〜ん」
56 : ◆ZoaEhxgi7I [sage saga]:2011/01/03(月) 00:48:14.41 ID:QHCwJD60

律「よーし、そうと決まれば善はいそげだっ」

唯「しばらくするとお店も閉まっちゃうしね。急いでギー太持ってくるよ」

律「待ってるぞー!」


紬「……」

澪「……いいのかな?」

梓「いや、よくないと思います。いろんな意味で」




梓「あ、そういえば律せんぱい?」

律「?」

梓「手持ちのギター売るんなら、私のでもよかったと思うんですが、なんで唯先輩だけに言ったんですか?」

律「だって梓は賢いけど、唯はアホの子じゃん」

梓「あ、はい。分かりました」

澪「『はい』じゃないが」


律「フフフ。やはり勝つのは知略走り、他人をd」

澪「それはもういい」
57 : ◆ZoaEhxgi7I [sage saga]:2011/01/03(月) 00:48:53.27 ID:QHCwJD60

律(計画通り! だがまだスタート地点にさえいない。明日さわちゃんに会った時、それが本当のスタートっ!)


 ざわ・・・ざわ・・・ざわ・・・


澪(……律がおかしい。なんか鼻が長く伸びて尖ってきてるし、明らかに変だ!)


梓(……唯先輩。本当にギター売っちゃうのかなぁ)


紬(……ど、どうなっちゃうのかしらっ!?)
58 : ◆ZoaEhxgi7I [sage saga]:2011/01/03(月) 00:49:38.82 ID:QHCwJD60

<20分後>

梓「あ、唯せんぱい来ましたね。ギターケース抱えて」

律「遅いぞ〜ゆーい」

 タッタッタッタ

唯「おーい。みんなぁ」ノシノシ


 ガッ!


唯「はぅぁΣ」

紬「あぁっ! 唯ちゃんがコケた!!」


 ┣¨ン!

 ボキィ!!!










梓(あれ、なんか首の骨が折れるような、そんな音が……)

澪「も、もしかして……」

律「うわああああああああああああああああああああああ」
59 : ◆ZoaEhxgi7I [sage saga]:2011/01/03(月) 00:50:35.75 ID:QHCwJD60

紬「ギ、ギターケースが……変な方向に曲がっ」


唯「イタタタ、タタ……タ?」



唯「……」


 唯はギターケースを開けた


 が、中にあったギターは、ネックが真っ二つに折れていた!


 唯は”ネックの折れたギター”を手に取った


唯「……」



梓「唯先輩のレスポールのネックが、折れちゃった……」


唯「ふぁ、あっ。あっあっ、あ」

澪「こっ、これは……」

律「や、やっちった!」
60 : ◆ZoaEhxgi7I [sage saga]:2011/01/03(月) 00:51:51.49 ID:QHCwJD60

――唯の脳裏には、ギー太との思い出が走馬灯のように駆け巡りはじめた



  初めて出会った時の事。一緒に眠った夜。初めて弾いたチャルメラ……


  必死にコードを覚えて練習したこと。合宿で初めて合わせたバンド練に、初ライブ……


  洋服を着せたり、ギー太との毎日毎日の思い出が、グルグルグルグルと駆け巡っていく……
 


  ボロ… ボロ… ボロ……
61 : ◆ZoaEhxgi7I [sage saga]:2011/01/03(月) 00:52:47.71 ID:QHCwJD60

  ボロ… ボロ… ボロ……


――唯の瞳からは、大粒の涙が。そして……



唯「アバっ」

紬「ABBA?」

澪「…スウェーデンのバンドの?」


唯「あばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばっ!?」

梓「ゆ、唯せんぱい?」

唯「あばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばば」
62 : ◆ZoaEhxgi7I [sage saga]:2011/01/03(月) 00:53:47.35 ID:QHCwJD60

――悲劇降臨!

  平沢唯のギターが、壊れてしまった。ネックが、完全に折れて!

  原因はそう、一瞬の気の緩み。そのせいで、折れた! 折れた!! 折れたっ!!!

  欲を出し、50万金を、手に入れようとしたときに、

  唯が初めて買った大切なギターが、壊れてしまったのだ!!


唯「あうあうあうあうあうあ〜」


――そして、平沢唯も、壊れたっ!

  彼女の顔がっ、空気がっ、脊髄がっ、

    ぐにゃあ〜

  と曲がり、

  中身が抜けて、イってしまった!


唯「あうあうあうあうあうあうあうあうあうあうああああああああああ」


――これほどショックを受けたのは、平沢唯にとって、彼女のギターが

  血と汗と思い出の染みついたあのギターが、

  まさしく”命”の一部っ。”魂”に他ならないからだろう。


  それを、つまらぬ謀のせいで、壊してしまったのだっ!


  例えるなら、暴落! もう取り返しはつかないっ!!
63 : ◆ZoaEhxgi7I [sage saga]:2011/01/03(月) 00:54:34.80 ID:QHCwJD60

唯「あばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばば」


 唯はこんらんしている


澪「うわぁ、唯が壊れた!」

唯「あばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばば」

梓「しっかりしてください。唯せんぱい!」


律「ご、ごめ。唯……」

律「こんなっ、こんなハズじゃ…!」


唯「あばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばば」


律「ああああっ」


唯「あばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばば」


律「ああああああああああっ!」










                                     .
64 : ◆ZoaEhxgi7I [sage saga]:2011/01/03(月) 00:55:25.09 ID:QHCwJD60

律「あばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばば」


 律もこんらんした


澪「うぉい! お前もかいっ!!」


紬「あばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばw」


梓「ム、ムギ先輩まで……」


唯・律・紬「あばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばば……」


澪・梓「……」


5人「あばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばば」


 軽音部は全員こんらんしている
65 : ◆ZoaEhxgi7I [sage saga]:2011/01/03(月) 00:56:35.97 ID:QHCwJD60

5人「あばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばば」





子供「ねーママ〜」

母親「しっ、見ちゃいけません」




5人「あばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばば」



澪「って何やってんだわたしらはっ///」
66 : ◆ZoaEhxgi7I [sage saga]:2011/01/03(月) 00:57:32.98 ID:QHCwJD60

<よくじつのがっこう!>


唯「……ぶーたがーみーちをゆーくよー。うへへへへ」


さわ子「……」

さわ子「はい、状況は理解しました」


唯「うへへ。うへへへへへ」


さわ子「唯ちゃんから魂がなくなってるのはそういう訳なのね……」

律「うぅ、ごめんなさいっ」

唯「……ぶーたはしーぬのがこわいからー、くるまーをよーけてゆーくよ〜♪」

唯「うへっ。うへへへへへ」

澪「ゆ、唯……」


さわ子「はぁ、じゃぁ50万円は全額没収。部費計上は無し。いいわね」

律「は、はい。結構です。すみませんっ」

さわ子「……反省してる?田井中さん」

律「はい。もうずるはしません。反省してますっ…誠意見せます。焼き土下座でも、なんでも来いです……」

さわ子「……」
67 : ◆ZoaEhxgi7I [sage saga]:2011/01/03(月) 00:58:59.71 ID:QHCwJD60

さわ子「ふぅ……」


さわ子「……分かりました。反省してるようなので、唯ちゃんのギター修理代”だけ”は、先生が出してあげます」

律「えっ!」

唯「えっ?」

澪(おっ。唯が復活した)



律「さ、さわちゃんマジで!?」

唯「ほ、ほんとに出して、直してくれるの!!!?」

さわ子「ええ。なんかもう、魂の抜けた唯ちゃん見てられないもの……」


唯「うぅっ……」

唯「うわーん。さわちゃん先生ありがとっー!」

ギュゥ

さわ子「ちょ、ちょっと抱きつかないっ(涙や鼻水が服に……)」

唯「わ゛た゛し゛っ、わだじのギダーっ。一生大事にずる〜」

唯「ぜっだいでばなさない゛〜」

唯「うわあああああああああああああああああああああああああああああああん」

さわ子「ええ、大事にしなゃダメよっ!」
68 : ◆ZoaEhxgi7I [sage saga]:2011/01/03(月) 01:00:14.06 ID:QHCwJD60

唯「うわあああああああああああああああああああああああああああああああん」



澪「……とりあえず、一件落着だな」

律「まぁ、よかったよかった……」





律「これを見てる読者のみんな〜いいかな〜」

律「自分が扱う楽器は、大切にしないといけないぞ〜」

律「あと、領収書とかもごまかしちゃいけないぞ〜」

律「かわいいかわいい軽音部部長、田井中律ちゃんとの約束だぞっv」


澪「……調子に乗るなっ」

 ドスッ

律「うおおおお……」

END
69 : ◆ZoaEhxgi7I [sage saga]:2011/01/03(月) 01:01:13.55 ID:QHCwJD60

……以上です。

パロディとドタバタギャグってやつですよ。うん。

バクマンで言うところのシリアスなギャグです。


じゃぁ次の人よろしゅう。俺の屍を超えて行け!
70 : ◆itWWctjSUc [sage]:2011/01/03(月) 01:05:50.87 ID:/eppNsMo
年越し純ちゃん


ピロリロリロ♪

純「はーいもしもし。あ、やっほー!今夜の準備なら・・・え?まじで?うん、わかった。お大事にね」

ガチャ

ピリリロリロリ♪

純「はーいもしもし、今夜のさ、え?あんたも?いや、謝らなくていいよ、うん。じゃあ良いお年を」

ガチャ

純「・・・」

純「やばーーーっ!ジャズ研の同級生と年越しパーティーの企画してたのに私以外用事が出来ておじゃんになっちゃったあ!」

純「どうしようどうしよう(/Д`)」

純「こんなことなら両親と一緒に親戚の家に行けば良かったよー!」

純「いやだー!1人で笑っちゃいけない見ながら知らないうちに年越してるなんて嫌だー!」

純「笑っちゃいけないじゃなくて笑えないよこれじゃあ!」

純「・・・」

純「本当に笑えない」
71 : ◆itWWctjSUc [sage]:2011/01/03(月) 01:12:36.68 ID:/eppNsMo
純「梓は軽音部で集まってるんだよね。憂は家を提供してて一緒だし」

純「なんとかして軽音部の年越しパーティに参加できないものか、いやするしかない」

純「はんごほうである」

純「これはんごほうでいいんだよね?てか、はんごほうってどんな漢字だっけ」

純「はんご砲・・・ププッ」

純「これじゃあはんごを大砲でぶっ飛ばすみたい・・・クク」

純「ってはんごって何やねん?びしっ!」

純「ハンゴーって言えば、なんかごはんの業界用語みたいだよね」

純「今日シーメーでハンゴー食べない?なんつって」
72 : ◆itWWctjSUc [sage]:2011/01/03(月) 01:19:59.67 ID:/eppNsMo

純「ごはんと言えば、軽音部の新曲どくどくだったなあ」

純「噛んじゃった。てへっ☆どくどくはポケモンの技じゃん」

純「あずさのどくどくこうげき!じゅんはもうどくをあびた!うぎゃあああ」

純「じゅんのかみなりパンチ!ビリビリビリ!あずさはたおれた!」

純「ビリビリビリってなんか服を剥がしてる擬音と勘違いされそうだな・・・」

純「バリバリバリ!のほうがいいかな。でもそれだと元気に窓を割ってるみたいに聞こえるかも・・・」

純「ほかに電気の擬音思いつかない。ボキャブラリ少ないな私」

純「とりあえずビリビリビリでいいか!」

純「えーと、どういう設定だったっけ。私が梓を倒して、えーと」

純「いやなんかもっと思い出すべきことがあったような」
73 : ◆itWWctjSUc [sage]:2011/01/03(月) 01:27:28.52 ID:/eppNsMo
純「なんでポケモンバトルのこと考えてたんだろ?そうだ!どくどくがどうのこうのって」

純「えーとそれでどくどくがなんで出てきたんだろ。毒・・・身近な毒と言ったら」

純「ふぐの毒?フグと言ったらフグタマスオ・・・マスオと言ったら魚・・・魚と言ったら寿司」

純「寿司と言ったらめでたい、めでたいといったらお正月・・・あーーーっ!!」

純「今夜の軽音部の年越しパーリーに行くつもりだったんじゃん!」

純「と、とりあえず頼んで見ようかな」

純「梓に頼むのはちょっと癪だし、なんか寂しいの?とか言っておちょくられそうだなー。いや寂しいけど」

純「優しそうな憂に頼むか!あ、でもあくまで軽音部のパーリーだから憂に頼んでも困られるかなあ?」

純「ああ!ダメだ!余計な事考えないで電話だ!」

純「どっちっらっにっしっよっうっかっな!てっんっのっかっみっさっまっの!いっうっとっおっり!」

純「じゃん!」
74 : ◆itWWctjSUc [sage]:2011/01/03(月) 01:32:43.72 ID:/eppNsMo
純「電話することになったのは!だらららららっらら、これドラムロールね。だららららららら、じゃじゃん!」

純「真鍋和さんでしたーーー!キャー!マネベサーン!カイチョー!・・・えっ?」

純「間違えて和先輩を選択肢に入れてた」

純「でも決まったものはしょうがない!電話だ!」

プルルルルル

純「いつ電話番号交換したっけなあ?」

カチャ

純「あ、もしもし!こんにちは!え、誰って?私ですよ私私!」

純「あ、ちょっと待って!詐欺じゃありません!切らないでえっ!」

純「交換じゃなくて一方的に知ってたんですね。ああこっちの話です」

純「あ、ですから怪しいものじゃ!え?名前?あ、そうでしたそうでした名前ですね」

純「鈴木純と申します!あ、思い出してくれましたか。ありがとうございます」
75 : ◆itWWctjSUc [sage]:2011/01/03(月) 01:40:48.79 ID:/eppNsMo
純「いえいえ謝らないでください!私が勝手にそちらの電話知ってたみたいで」

純「いえほんと謝らなくていいですから!お詫びの品とかもいりませんよ!え?高級海苔くれるんですか?」

純「いやーでも悪いですって私なんかが高級海苔なんて・・・余ってる?あ、じゃあもらっちゃおうかな、ははは!」

純「え?いやいやいやいや、届けてくれるなんてそんな滅相もない!私が取りに行きますから!」

純「今お父さんの実家にいるんですか?ご家族で年越しですかーいいですねー」

純「実家でも構いませんよ!取りに行きますから住所教えてください。えーと、岩手ですか!?」

純「岩手はちょっと遠いですねー・・・新幹線に乗らないと」

純「郵送とかもいいですよそんな、そっちは外凄く寒いでしょう?岩手ですもんね」

純「へー今日も雪かきを?ふむ手伝って?お疲れ様ですほんと」

純「じゃあ新年明けたら学校で海苔を渡してもらう感じで、はいありがとうございます」

純「よいお年をー!」
76 : ◆itWWctjSUc [sage]:2011/01/03(月) 01:46:35.44 ID:/eppNsMo
チャ

純「いやー和先輩とお話できて良かったなー」

純「今年は良い年になりそうだ。ってもう今年終わるじゃん」

純「ふむ・・・」

純「もう余計な事考えないで梓に電話しよう」

プルルルルルル

純「あ、もしもし梓?いまいい?」

純「あのさー実は軽音部の・・・ん?梓どうしたの?」

純「もしもーし!あーずさー!」

純「あ、梓?どうしたの大丈夫・・・ってなんだ、唯先輩に襲われてたのか」
77 : ◆itWWctjSUc [sage]:2011/01/03(月) 01:50:21.47 ID:/eppNsMo
純「それで梓、軽音部の年越しって憂の家でやってるんだよね?」

純「え?違うの?憂も一緒にムギ先輩の別荘に?」

純「豪勢だねー!で、別荘ってどこよ?」

純「・・・岩手?」

純「へーそれで皆で雪合戦したりとか、うん、なるほど、楽しそうだねー」

純「え?なんの用で電話したかって?あー・・・」

純「ちょっと高級海苔を受け取っておいて」



おわり
78 : ◆itWWctjSUc [sage]:2011/01/03(月) 01:51:02.15 ID:/eppNsMo
読んでくれた人ありがとうございました・・・次の人お願いします
79 : ◆MIO//4f.Iw [sage]:2011/01/03(月) 01:58:43.27 ID:nlVuPqo0
5番手です
いきます
80 : ◆MIO//4f.Iw [sage]:2011/01/03(月) 02:00:05.15 ID:nlVuPqo0
カレーのちシュガー!



部室



ガチャ

律「みんなー!」

梓「あ、律先輩来ました」

澪「遅いぞ律、何やってたんだ?」

律「いやー、ちょっとこれ見てくれよ!」

紬「・・・チラシ?」

唯「『駅前にカレー屋オープン セール実施中』・・・だって」

律「なー、今からみんなで行ってみないか?」
81 : ◆MIO//4f.Iw [sage]:2011/01/03(月) 02:00:57.20 ID:nlVuPqo0
唯「いいねぇ!おいしそうだよ〜」

紬「行ってみたいわぁ〜」

梓「い、今からですか?練習はどうするんですか!」

律「どーせいっつも練習してないだろー?梓はカレー食べたくないのか?」

梓「う・・・・・・た、食べたい・・・です・・・けど・・・」

律「じゃー決まりー!早速行こうぜー!カレーが嫌いな日本人はいない!」

澪「・・・」

律「どうした?澪、早く行こうぜ」

澪「え・・・ま、待ってくれよ律〜」
82 : ◆MIO//4f.Iw [sage]:2011/01/03(月) 02:01:43.19 ID:nlVuPqo0
・・・・・・
・・・・
・・

唯「混んでるね〜」

律「桜高の生徒多いなー。学校中がカレーブームだな」

梓「値段も手ごろですし、学生をターゲットにしたお店みたいですね」

紬「・・・澪ちゃん?何か元気ないけどどうしたの?」

澪「あ、あぁ、別にそんなことないよ。大丈夫」

澪(うぅ〜、実は私、辛いのダメなんだよな〜・・・どうしよう)

紬「あっ、もうすぐで入れそうよ!」

唯「楽しみだねぇ、澪ちゃん」

澪「う、うん・・・」
83 : ◆MIO//4f.Iw [sage]:2011/01/03(月) 02:02:36.04 ID:nlVuPqo0
律「よし、じゃあ何にしようか・・・ってもちろんカレーだよな」

澪(甘口にしよう・・・)

唯「あれ?ここのカレーって、辛さ選べないんだね」

紬「本格派なのかしらね」

梓「あ、机にスパイスは置いてありますよ。より辛くは出来るみたいです」

澪(な、なんだってー!)

律「店員さんすいませーん。カレー5つ、お願いします」
84 : ◆MIO//4f.Iw [sage]:2011/01/03(月) 02:03:12.56 ID:nlVuPqo0
・・・・・・
・・・・
・・

律「キター!」

唯「いいにおいだよ〜」

紬「美味しそうね〜」

梓「・・・ゴクリ」

澪(見た目は辛そうじゃない・・・福神漬けもあるし、良かった)

律「じゃー食べようぜ!」

唯「おー!」

モグモグモグ・・・
85 : ◆MIO//4f.Iw [sage]:2011/01/03(月) 02:04:05.46 ID:nlVuPqo0
澪「あ・・・美味しい・・・」

澪(マイルドな味のカレーなら美味しく食べられるぞ)

律「・・・うーん」

律「スパイス入れちゃえ」

梓「あ、律先輩も思いました?少し辛さが足りないですよね」

紬「そうね。もうちょっと辛くてもいいかもね」

澪「私はこれくらいがいいかな・・・唯もそう思うだろ?」

唯「うーん・・・・・・・・・りっちゃん、私にもスパイス貸して〜」

澪(ガーン)
86 : ◆MIO//4f.Iw [sage]:2011/01/03(月) 02:04:57.00 ID:nlVuPqo0
澪「ゆ、唯は甘いのが好きで、辛いのダメなんじゃなかったっけ?」

唯「ふっふっふ、実は憂の作ったエビチリが美味しくて、それから辛いのが食べれるようになりました!」

律「おぉー!やったな唯!大人への階段を一歩のぼったな!」

唯「カレーも甘口から中辛になりました!」フンス

梓「まだ甘口だったんですか・・・」

澪(ガガーーン)

紬「・・・澪ちゃん、どうしたの?泣いてるけど」

澪「いや・・・大丈夫・・・ホントに大丈夫・・・」ポロポロ
87 : ◆MIO//4f.Iw [sage]:2011/01/03(月) 02:05:41.32 ID:nlVuPqo0
翌日


澪「はぁ・・・」

澪(まさか唯まで辛いのを克服してるなんて・・・)

澪(高校生にもなって、甘口しか食べられないのは、恥ずかしいよなぁ・・・)

紬「・・・澪ちゃん?」

澪「あ・・・ムギ・・・おはよう・・・」

紬「・・・澪ちゃん、大丈夫?昨日から元気が無いみたいだけど・・・」

澪(・・・ムギなら、私の悩みを真剣に聞いてくれそうだな・・・)

澪「ムギ・・・ちょっと、相談があるんだ」
88 : ◆MIO//4f.Iw [sage]:2011/01/03(月) 02:06:30.67 ID:nlVuPqo0
・・・・・・
・・・・
・・

紬「えっ!?辛いものを克服したい?」

澪「うん・・・実はカレーも甘口しか食べられなくて・・・」

紬「うーん・・・」

澪「ご、ごめんな。いきなりこんなこと言われても困るよな」

紬「・・・ここはあえて、甘いものをたくさん食べるのはどうかしら?」

澪「え?」

紬「もう甘いものなんて食べたくない!って思うくらい甘いものを食べれば、辛いものが美味しく感じられるかも・・・」

澪「・・・・・・それだ!ムギ!」
89 : ◆MIO//4f.Iw [sage]:2011/01/03(月) 02:07:13.56 ID:nlVuPqo0
澪「その方法なら辛いものを食べずに辛さを克服できるよ!ありがとうムギ!」

紬「澪ちゃんファイトよ!」

澪「早速今日から甘いものを食べてみるよ!ムギに相談してよかった!」

紬「澪ちゃんの役に立てたのなら嬉しいわ♪」

澪(他のみんなにばれる前に絶対克服してみせるぞ!)

・・・・・・
・・・・
・・
90 : ◆MIO//4f.Iw [sage]:2011/01/03(月) 02:07:58.29 ID:nlVuPqo0
部室


紬「今日のお菓子はケーキよ〜」

唯「あ!このお店のショートケーキ、すっごく甘くておいしいんだよね〜」

澪(甘い!?)

律「じゃあ唯はショートケーキな。私は・・・」

澪「律、待った。ショートケーキは私のだ」

律「あれ?澪はチョコじゃないの?」

澪「いいや、私はショートケーキを食べる。唯、譲ってくれ」

唯「べ・・・別にいいよ。じゃあ私ブルーベリーにしよ〜」

唯(目が怖い・・・)
91 : ◆MIO//4f.Iw [sage]:2011/01/03(月) 02:09:04.72 ID:nlVuPqo0
澪「甘い・・・」

梓「澪先輩が唯先輩と被るなんて珍しいですね」

紬「そ、そうかしら〜?」

澪「き、気のせいじゃ、ないか?」

澪(そうだな、今度から部室のお菓子も一番甘いのを食べよう!)

澪(やってやるぞ!絶対辛いものを克服してやるんだ!)

律「・・・心なしか、澪が何かに燃えてる気がする・・・」
92 : ◆MIO//4f.Iw [sage]:2011/01/03(月) 02:09:35.16 ID:nlVuPqo0
秋山家


澪「ママ!うちに甘いものない?」

澪母「甘いもの?何で急に」

澪「いいから、何でもいいよ」

澪母「そうねぇ・・・あ、こないだの親戚の結婚式で余った、祝い砂糖の鯛があるけど、そんなのでもいいの?」

澪「それでいいよ!ありがとうママ!」

澪母「・・・突然変な子ねぇ」
93 : ◆MIO//4f.Iw [sage]:2011/01/03(月) 02:10:14.04 ID:nlVuPqo0
澪「う・・・めちゃくちゃ甘い・・・」

澪「そりゃそうか。砂糖を食べてるのと変わらないからな」

澪「でももう甘いものを見たくないってくらい食べまくるぞ」

澪「他にも甘いものあるかな・・・」

澪「そうだ!色んな甘いものを一つにまとめて食べればいいんだ!」

澪「チョコを溶かして砂糖を振り掛ければ、たくさん甘いのが食べられるぞ」

澪「あと飲み物は出来るだけメイプルシロップを飲むようにしよう。他には・・・」
94 : ◆MIO//4f.Iw [sage]:2011/01/03(月) 02:11:27.41 ID:nlVuPqo0
翌日


唯「澪ちゃん・・・・・・何、そのお弁当・・・」

澪「ん?これは砂糖ご飯にチョコをかけたやつだよ」

唯「さ、砂糖・・・ご飯・・・?」

澪「あとこれはみたらしとジャムの和え物だろ、これはロール水あめ、あとは・・・」

律「み、澪さーん?今はおやつじゃなくてお昼ご飯ですよー?つーかそれ食べ物?」

紬(澪ちゃん、頑張ってるのね!ファイト!)

唯「うぅ、なんだか教室中に甘い香りが・・・」

澪(甘いものっていくらでも食べられちゃうな)
95 : ◆MIO//4f.Iw [sage]:2011/01/03(月) 02:12:29.25 ID:nlVuPqo0
数日後


澪「・・・太った」

澪「夕飯も食べられないくらい甘いもの食べたからな・・・」

澪「はぁ・・・」

澪「こんな生活続けてたら、ぶくぶくになっちゃうよ・・・」

澪「甘いもの・・・食べたくないなぁ・・・」

澪「ハッ」

澪「今、甘いものを食べたくないって思ったぞ!」

澪「もしかして、今なら辛いものも食べられるんじゃ・・・!」

澪「よーし、明日はみんなを誘ってカレー屋に行こう!」
96 : ◆MIO//4f.Iw [sage]:2011/01/03(月) 02:13:17.87 ID:nlVuPqo0
翌日


澪「カレー屋に行こう」

律「え・・・?い、いきなり?」

澪「ああ。律、カレー屋へ行くぞ」

唯「澪ちゃんカレーにはまったんだねぇ」

紬(澪ちゃんついに辛いのを克服したのね・・・!)

律「でもさぁ、最近さすがに練習しなさすぎだし・・・」

澪「練習なんていいだろ。さぁみんなも行くぞ」

梓「み、澪先輩の口からそんな言葉が出るなんて・・・」
97 : ◆MIO//4f.Iw [sage]:2011/01/03(月) 02:13:45.94 ID:nlVuPqo0
・・・・・・
・・・・
・・

律「てなわけでカレー屋に来ました」

唯「お昼食べたのに、ここに来たらまたお腹空いてきちゃった」

梓「・・・このカレーの香りは反則ですね」

紬「じゃあまたカレー5つでいいわね」

澪(前は地獄のように見えたこの風景が、今では嘘のようだぞ・・・!)
98 : ◆MIO//4f.Iw [sage]:2011/01/03(月) 02:14:30.75 ID:nlVuPqo0
・・・・・・
・・・・
・・

律「うまそー!・・・っとスパイススパイス〜」

澪「律、次貸してくれ」

律「ん?澪もスパイス使うの?」

澪「あぁ。もちろんだ。ここのカレーは甘すぎるからな」

紬(澪ちゃんすごいわ・・・!)

澪「よし、じゃあいただきます・・・」

モグモグモグ・・・
99 : ◆MIO//4f.Iw [sage]:2011/01/03(月) 02:15:04.65 ID:nlVuPqo0
澪(・・・辛くない!)

律「おー、澪、結構スパイスかかってんじゃん。辛いの好きなのか」

澪「い、いやぁ、このくらい普通だよ」

唯「さっすが澪ちゃんはオトナのオンナだねぇ」

紬「澪ちゃんすごいわ!」

澪(ふふふ、ついに辛いものを克服したぞ!)

梓(何で澪先輩は誇らしげなんだろう・・・)
100 : ◆MIO//4f.Iw [sage]:2011/01/03(月) 02:15:37.76 ID:nlVuPqo0
・・・・・・
・・・・
・・

律「いやー、うまかった」

梓「まだ日が暮れるまでは時間ありますね」

紬「あ、なら今日部室で食べる予定だったケーキがあるわよ」

唯「おー!甘いものは別腹だよ!」

澪(昨日は嫌になった甘いものだけど、今は食べたくなってきたな・・・)

澪「じゃあそこの公園で食べようか」
101 : ◆MIO//4f.Iw [sage]:2011/01/03(月) 02:16:07.23 ID:nlVuPqo0
紬「はい、どうぞ」

唯「やったー!甘いショートケーキ!」

紬(澪ちゃんのために持ってきたのよ)

律「全部同じ種類かー。じゃあ一人一つだな」

梓「そうですね」

澪「じゃあ、いただきます」

モグモグモグ・・・

澪「・・・ん?」
102 : ◆MIO//4f.Iw [sage]:2011/01/03(月) 02:16:34.81 ID:nlVuPqo0
澪「・・・・・・甘くない?」

唯「え?すっごく甘いよ〜」

梓「これすごい甘いですね・・・さっきのカレーの後だから余計に」

律「甘いものは別腹って本当だなー」

澪「・・・というか、何の味もしない・・・」

紬「え?」

澪(もしかして・・・甘いものを食べ過ぎて、舌が馬鹿になっちゃった!?)
103 : ◆MIO//4f.Iw [sage]:2011/01/03(月) 02:17:23.03 ID:nlVuPqo0
澪「う・・・うぅぅ・・・」

紬「・・・澪ちゃん?」

澪「うわあぁぁぁん!ムギぃぃぃぃ!」

紬「な、何!?どうしたの澪ちゃん!?」

澪「味覚を取り戻す方法を教えてくれー!!」

紬「え、えぇ!?」


律「・・・澪のやつ、いきなりムギに抱きついてどうしたんだ?」

梓「さぁ・・・」

唯「よっぽどケーキがおいしかったんだね〜」


澪「うわーん!もう甘いものも辛いものも嫌いだー!!」




終わり
104 : ◆MIO//4f.Iw [sage]:2011/01/03(月) 02:17:52.40 ID:nlVuPqo0
以上
次の方頑張って
105 : ◆HLxYS9HHyE [sage]:2011/01/03(月) 02:18:52.31 ID:ig2Gf.AO
投下します
106 : ◆HLxYS9HHyE [sage]:2011/01/03(月) 02:19:33.64 ID:ig2Gf.AO
唯「はつもうで!」

唯「も〜いーくつねーるーと♪お正月〜♪」

律「もう正月だっつの」

唯「りっちゃん!みんなも!」

澪「明けましておめでとう」

紬「おめでとう〜♪」

梓「皆さん、明けましておめでとうございます!」

唯「あ〜ずにゃん♪」ダキッ

梓「にゃっ!?」

唯「新年最初のあずにゃん分だよ〜♪」

梓「意味わかりません!て、ていうかやめてください!こんなところで!」
107 : ◆HLxYS9HHyE [sage]:2011/01/03(月) 02:20:16.31 ID:ig2Gf.AO
唯「あずにゃんのいけず〜♪」ゴロゴロ

梓「もうっ。そんなとこで寝転がらないでくださいよ」

澪「今年も相変わらずだな、唯と梓は」

律「ムギも例によって…」

紬「うふふふふふふ」

澪「はは…」
108 : ◆HLxYS9HHyE [sage]:2011/01/03(月) 02:20:53.06 ID:ig2Gf.AO
・・・・・・
唯「わ〜!狛犬だー!」

唯「あっ!甘酒だ!飲んでいこーよ!!」

唯「あっ!!おみくじー!!おみくじだよ、りっちゃん!」

律「落ち着け」

梓「まあ、おみくじは引いておきましょうか」

澪「そうだな」
109 : ◆HLxYS9HHyE [sage]:2011/01/03(月) 02:21:38.90 ID:ig2Gf.AO
紬「去年はりっちゃんがおみくじを用意してくれたわよね〜」

律「へへん、節約上手!」

澪「ま、また凶じゃないよな…はは」

唯「大丈夫だよ〜澪ちゃん」

律「さあ〜どうかしらね〜?おみくじなんだからそんなことわかりませんわよ〜?」

澪「う…あう…」
110 : ◆HLxYS9HHyE [sage]:2011/01/03(月) 02:22:24.43 ID:ig2Gf.AO
紬「ちょっとりっちゃん…」あせあせ

律「んもう、冗談だ〜って♪」

澪「でもホントに凶が出たら……」ブルブル

律「あれ…?」

唯「澪ちゃんが自分の世界へ!」

梓「澪先輩!引いてみるまで分からないですよ!引く前から落ち込んでてどうするんですか!」

澪「そ、それもそうだな…うん!引いてみるまで分からないよな!」

紬「梓ちゃん、グッジョブ!」ビッ

律「まったく、新年から暗くなるなよな〜」

澪「元はと言えば、お前が原因だろ!」

ガツンッ!!

律「あだっ!」

律「つ〜……」

唯「えへへ」

紬「りっちゃんと澪ちゃんもいつも通りね♪」

梓「さあ、おみくじ引きましょう!」
111 : ◆HLxYS9HHyE [sage]:2011/01/03(月) 02:23:15.56 ID:ig2Gf.AO
・・・・・・
ガラガラ♪

紬「あっ吉だわ♪」

唯「私は中吉〜♪」

律「私の番か。よーし!」ガラガラ

ガサッ

【大凶】

律「……」

チラッ

澪「……」ガラガラ
112 : ◆HLxYS9HHyE [sage]:2011/01/03(月) 02:24:02.39 ID:ig2Gf.AO
澪「ふぅ…落ち着け……」ドキドキ

律「ああ〜っと!ごめんあそばせ!!」ドンッ

澪「うおっ!?」

ピラッ

澪「気をつけろ!」

律「はは、ごめんごめん。はい、おみくじ落ちたぞ」スッ

澪「まったく…」

ガサッ

澪「……」
113 : ◆HLxYS9HHyE [sage]:2011/01/03(月) 02:24:55.72 ID:ig2Gf.AO
梓「澪先輩!どうでしたか?私は末吉です!」

澪「はは……」ピラッ

梓「?」ガサッ

【大凶】

梓「うっ…」

律「わ〜!大吉だぜ〜!!」

唯「りっちゃん、すごーい!いいなー!!」

紬「きっと今年はいい年になるわね♪」

澪「……」バタッ

梓「ちょっ、澪先輩!?」
114 : ◆HLxYS9HHyE [sage]:2011/01/03(月) 02:25:34.22 ID:ig2Gf.AO
澪「ふ…終わった……。私だけ今年はついていないんだ……はは」ズーン

梓「そんなことないですって!」

唯「どうしたの?あずにゃん。大きな声出して」

紬「なにかあったの?」

梓「あ、その…澪先輩が……」

澪「ふふ…私はミジンコ以下だ……。生きてる価値もないんだ……」

唯紬(暗っ!!)
115 : ◆HLxYS9HHyE [sage]:2011/01/03(月) 02:26:13.13 ID:ig2Gf.AO
律「……ん?なーにやって…」

律「!」ピタッ

唯「な、なにがあったの…?」ボソボソ

梓「それがおみくじで大凶を引いてしまって……あっ」

澪「大凶引いちゃったよおおおおおおおおおおおお!!もう志望校にも受からないんだあああああああああ!!」

唯紬梓「」びくっ

律(やべえ…やりすぎたか……)
116 : ◆HLxYS9HHyE [sage]:2011/01/03(月) 02:26:53.41 ID:ig2Gf.AO
澪「私なんて…種のないスイカだ……」

紬「み、澪ちゃん…気を落とさないで!大凶を引いたくらいで…」

澪「大凶なんて言葉、聞きたくない……」

紬「うっ…」バタッ

澪「私なんて…すっぱいミカンだ……」

梓「み、澪先輩!元気出してください!たかがおみくじくらいで…」

澪「ふ…確かにな。たかがおみくじだよ……でも、大凶引いて元気なんて出ないよ……」

梓「はうっ!」ドサッ
117 : ◆HLxYS9HHyE [sage]:2011/01/03(月) 02:27:32.27 ID:ig2Gf.AO
澪「私なんて…皮のないリンゴだ……」

唯「いいじゃん!!」

澪「え……」

唯「種のないスイカでもスイカだよ!すっぱいミカンでもミカンだよ!皮のないリンゴでもリンゴだよ!!」

唯「なにか欠けてても、全部おいしく食べれるもん!!!」

紬「唯ちゃん…」

梓「唯先輩…」

澪「唯……」
118 : ◆HLxYS9HHyE [sage]:2011/01/03(月) 02:28:16.29 ID:ig2Gf.AO
澪「……そうだよな。所詮おみくじだよな!」

律「そうそう!おみくじなんて、ただの遊び遊びー♪」

澪「ん?」

梓(いつのまに?)

律「んじゃ、結びに行こうぜー!」

澪「……待て」ガシッ

律「…………わ、私?」

澪「お前以外誰がいる?律、お前…なにかしたか?」

律「えと…あの……」
119 : ◆HLxYS9HHyE [sage]:2011/01/03(月) 02:28:52.35 ID:ig2Gf.AO
澪「私の目を見ろ!」

律「ひっ…」

梓「どういうことですか?律先輩」

律「えとぉ…そのぉ……澪がおみくじ落とした時にすり替えちゃった♪みたいな?」

澪梓唯紬「…………」

律「……てへっ☆」

ゴン!!
120 : ◆HLxYS9HHyE [sage]:2011/01/03(月) 02:29:24.98 ID:ig2Gf.AO
・・・・・・

律「ごめんなさい、もうしません。このとおりです」ドゲザー

澪「いつもいつもお前は…」

唯「人騒がせなりっちゃん!」

梓「最低ですよ!」

紬「まあまあまあまあまあまあ」
121 : ◆HLxYS9HHyE [sage]:2011/01/03(月) 02:31:49.56 ID:ig2Gf.AO
唯「でも、おみくじをすり替えたってことは澪ちゃんは大吉ってこと?」

紬「ふふ、そうみたいね♪」

唯「澪ちゃんよかったね〜」

紬「ふふ…まあ、りっちゃんはおみくじの通り、災難に遭ってるわね♪」

唯「りっちゃんが撒いた種だけどね」

澪「まったく律は!なんでこんなことするんだ!」

梓「やって良いことと悪いことがありますよ!?」

律「うう……あっ、向こうで賽銭してる!」

澪「話を反らすなっ!」

ガツンッ!

律「あでっ!」
122 : ◆HLxYS9HHyE [sage]:2011/01/03(月) 02:32:28.18 ID:ig2Gf.AO
・・・・・・

パンパン!

律「唯は何をお祈りしたんだ?」

唯「私は今年もおいしいものいっ〜ぱい食べれますように!」

律「……。澪は?」

唯「なにか言って!!」

澪「志望校に合格しますように志望校に合格しますように志望校に合格しますように…」ブツブツ

唯「まるでお経のようにっ!?」

律「帰ってこ〜い」
123 : ◆HLxYS9HHyE [sage]:2011/01/03(月) 02:33:03.28 ID:ig2Gf.AO
唯「ムギちゃんは?」

紬「家内安全を♪」

律「またかよっ」

唯「あずにゃんは?」

梓「私は…今年こそ軽音部に新入部員が入りますように、です!」

律「切実だな」
124 : ◆HLxYS9HHyE [sage]:2011/01/03(月) 02:33:29.48 ID:ig2Gf.AO
梓「そ、そういう律先輩こそどうなんですか!」

律「へ!?」

唯「そうだよー。人のばっかり聞いてー」ぶーぶー

紬「りっちゃんも言うべきね!」

律「い…いいよ、私は……」

唯紬「りっちゃん!」梓「律先輩!」ズイッ

律「うっ…」
125 : ◆HLxYS9HHyE [sage]:2011/01/03(月) 02:34:05.03 ID:ig2Gf.AO
律「え、えと…そのぉ……ぐにゃぐにゃ……」

唯「なに?」

律「……だ、大学行っても…み、みんなと一緒に音楽続ければなあ〜…なんて……もちろん、梓も!……ははっ」

唯紬梓「………」

律「や、やっぱ恥ずかしいっての!今のなs…」

唯紬「りっちゃん!」梓「律先輩!」パアアアッ

律「いっ…!」
126 : ◆HLxYS9HHyE [sage]:2011/01/03(月) 02:34:38.89 ID:ig2Gf.AO
唯「これこそりっちゃんだよ!」梓「流石です!律先輩!!」紬「最高!!」

律「こ…こういう時だけ、普通に褒めるんじゃねーっ!!」

唯紬梓「りっちゃん♪りっちゃん♪りっちゃん♪りっちゃん♪」

律「や、やめろおー!つか梓までどさくさに紛れてりっちゃんって呼んでんじゃねーっ!!」
127 : ◆HLxYS9HHyE [sage]:2011/01/03(月) 02:35:12.74 ID:ig2Gf.AO
律「澪、助け…」

澪「志望校に合格…」ブツブツ

律「まだやってたのかよっ!?」

澪「へっ?」

律「やっと戻ってきたか。ほーら!」グイッ

澪「うおっ!ちょっと…」
128 : ◆HLxYS9HHyE [sage]:2011/01/03(月) 02:35:53.32 ID:ig2Gf.AO
律「じゃあ、澪も戻ったことだし、みんな帰ろう…ぜ……」

ガヤガヤ

唯「楽しかったね〜!」紬「また来年も来ましょう♪」梓「はい!」

律「ってもうあんなとこ行ってるし!」

唯「りっちゃん、はやくー!」

律「…ったく」
129 : ◆HLxYS9HHyE [sage]:2011/01/03(月) 02:36:41.19 ID:ig2Gf.AO
澪「ははっ!ホント、変わらないな」

律「へへっ、まったくだ。さっ、行こうぜ!」

澪「うん!」

律「あっ…みーお!」

澪「ん?」

律「今年もよろしくな!」

澪「ああ、よろしく!」


おわり
130 : ◆HLxYS9HHyE [sage]:2011/01/03(月) 02:37:17.33 ID:ig2Gf.AO
終わりです
次の方頑張ってください
131 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/03(月) 02:43:25.99 ID:/mJUe/60



律「あはは〜」

唯「あはは〜」

紬「うふふ〜」



澪「待てっ!私のマンコ返せ!世界でたった一つだけの私のマンコ返せっ!!」



あはは〜あはは〜あははのは〜…


132 : ◆J56L221nBM [sage]:2011/01/03(月) 02:44:20.72 ID:/mJUe/60


律「ぺたり」

澪「こらっ!私のマンコをデコにつけるなっ!!」

唯「そいやっ!」バシッ!!

澪「殴るなっ!」

紬「きえええええいっ!!」ゲシッ!!

澪「蹴るなっ!!」

梓「んっはぁっ!ぺろぺろっ!ぺろぺろおおおおおおおおおおおおおおっ!!!!」

澪「舐めるなっ!」
133 : ◆J56L221nBM [sage]:2011/01/03(月) 02:45:13.99 ID:/mJUe/60


律「…ぐすん」

澪「まったく!ちょっと気を抜いたらすぐ剥ぎ取るんだから…」

唯「澪ちゃん、クリトリス落としてるよ」

澪「あっ、ゴメン」ペタリ

紬「」

梓「先輩、いい加減練習したほうがいいと思いますよ」ペロペロ

澪「そうだな。なら私のマンコ舐めるのやめろ」

律「じゃあいくぞ〜、ワンツースリーフォーワンツー 」


134 : ◆J56L221nBM [sage]:2011/01/03(月) 02:46:03.94 ID:/mJUe/60
―――――――――――――――――


ジャジャ、ジャジャ、ジャィアン…



澪「…ふぅ、まぁこんなもんか」

唯「澪ちゃん、またクリトリス落としてるよ」

澪「あ、ゴメン」ペタリ

梓「先輩、そろそろ私のおマンコ舐めるべきだと思います」

澪「そうか、じゃあ自分で舐めてろ」

梓「そんな…っ!先輩!あんまりですっ!」ボロボロッ…

紬「わたし、」

律「そぉれっ!」ベリベリッ!

澪「ああああっ!また私のマンコ剥がしたなっ!?清潔かつ無味無臭の私の処女おまんこ剥がしたなっ!?待てバカ律っ!!!」

律「や〜いや〜い」



律「…ん?」
135 : ◆J56L221nBM [sage]:2011/01/03(月) 02:47:30.00 ID:/mJUe/60
「…ぁ」


律「な…何だよ」


「…パ……ぁ……」



律「ひっ…!何だよコレ…。何なんだよコレっ!?」ガタガタ…






「ク・・・ぱ・・・・ぁ・・・」





「くぱぁ」


律「うわあああああああああああああああああああああああああああああああああああああっっ!!!!!!!」




バクンッ!!!!!



唯「いやああああああああああああああああああああああありっちゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああんっ!!!!」
136 : ◆J56L221nBM [sage]:2011/01/03(月) 02:48:38.61 ID:/mJUe/60

―――――――――――――――――


律「あ〜びっくりした」

澪「まったく…私のおマンコ剥がすからそんな目に合うんだぞ!」

律「ごめんごめん、もうしないってば」

唯「澪ちゃん、クリトリス剥けてるよ?」

澪「あ、ゴメン」モドシモドシ…

梓「じゃあそろそろ練習再開しましょうか」クチュクチュ

澪「そうだな、私のおマンコに指いれるのやめろ」
137 : ◆J56L221nBM [sage]:2011/01/03(月) 02:49:05.16 ID:/mJUe/60

紬「じゃあ私、お茶の準備をするね」

澪「待て、それよりも練習だ」

律「え、ティータイムがいい」

澪「練習だ」

律「ティータイムだ」

澪「練習っ!!」

律「ティータイムっ!!」



ガラッ!!!!









和「そうなんだ じゃあわたし 生徒会いくね」





澪「……」

律「……」

唯「……」

紬「……」

梓「……」
138 : ◆J56L221nBM [sage]:2011/01/03(月) 02:49:51.51 ID:/mJUe/60
――――――――――――――――――――


和「いやああああああああああああああああああああああっ!!!!やめてっ!はなしてっ!!生徒会いかせてええええええええええええええええええええええええええええええええっ!!!!!!」

唯「さぁ、お前の罪を数えろ」

和「死んじゃうっ!私生徒会行かないと死んじゃうううううううううううううううううううううううううっ!!!!!!」

澪「絶望こそが、お前のゴールだ」

和「ごめんなさいっ!もう生徒会行くなんて言いませんっ!だからっ!だから生徒会いかせてええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええっ!!!!!!」

律「私は、だぁれ?」

和「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛っ!!!生徒会っ!ぜ い゛ど が い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛っ!!!!!!!!」

梓「我輩は猫である」

紬「名前はまだナインティーナイン」

和「セ……イ……ト・・・・・・」

139 : ◆J56L221nBM [sage]:2011/01/03(月) 02:50:25.51 ID:/mJUe/60



―貴方がこれを読む頃には、私は消されているでしょう―


    ―誰かこの謎を解いてください。―


      ―それだけが私の望みです―
    
      
      ―それだけが私の望みです―









     ―大事な事なので二回書きました―
                     
      
                   真鍋 和
140 : ◆J56L221nBM [sage]:2011/01/03(月) 02:52:51.17 ID:/mJUe/60
終わり
141 : ◆c5NPRoOGUc [sage]:2011/01/03(月) 03:02:45.80 ID:X/SfZ1go
乙です
次いきます
142 : ◆c5NPRoOGUc [sage]:2011/01/03(月) 03:04:03.94 ID:X/SfZ1go

─部室─

唯「ねぇねぇ、今度の休みに みんなでバスに乗ろうよ〜」

律「ん?」

唯「バス」

澪「うん、バスは分かるけどさ」

梓「どこへ行くつもりなんですか?」

唯「バスに乗るんだよ〜」
143 : ◆c5NPRoOGUc [sage]:2011/01/03(月) 03:05:09.91 ID:X/SfZ1go

律「いや、だからバスに乗るのは分かった」

唯「じゃあ乗るんだね?」

梓「いやいやいや」

唯「なんでそんなにイヤがるの?」

 「あずにゃんはバスに激しい憎悪を抱いているの?」

梓「いや、バス自体は好きですけど」

律「お前、そんなにバス好きだったの?」

梓「あっ、いや、よく考えたら そこまで好きではなかった」

144 : ◆c5NPRoOGUc [sage]:2011/01/03(月) 03:06:07.10 ID:X/SfZ1go

紬「唯ちゃんはどうしてそんなにバスに乗りたいの?」

唯「う〜ん、そうだね……」

 「じゃあムギちゃんはスペースシャトルに乗りたいと思ったことはない?」

紬「無いわ」

唯「そっか……」

澪「……」

律「……」

梓「……」

唯「……」

紬「♪」
145 : ◆c5NPRoOGUc [sage]:2011/01/03(月) 03:07:41.97 ID:X/SfZ1go

梓「赤インクって思い切って飲み干すと気持ち悪いんですよ」

澪「いきなりなんだ?」

紬「なぜ思いきる必要があるのかしら」

律「そもそも飲み干さなくても気持ち悪くなることは想像にたやすい」

唯「どちらかというと、突然そんな話をし出したあずにゃんが気持ち悪いよ」

梓「気持ち悪くないですよ!!」

唯「じゃあ気持ちいいの?」

梓「気持ちいいです!!」

澪「いったい何が起こっているんだ」
146 : ◆c5NPRoOGUc [sage]:2011/01/03(月) 03:09:08.07 ID:X/SfZ1go

律「今、なんで赤インクの話をしようと思った?」

梓「なんかこう、気まずい沈黙が流れたので……」

澪「今も十分、気まずいよ」

梓「そうやって一生、後輩をバカにしていればいいんだ」

唯「なんだか私達が悪者みたい」

律「いや、唯は悪いだろ」

唯「なんで?」

澪「バスに乗るとか おかしな事を言うから」

唯「バスに乗るのが おかしな事なの?」

澪「いや、バスに乗るのはおかしくないけど」

唯「澪ちゃんの言う事は矛盾しているよ!!ばーか」

澪「悔しいなぁ」

唯「え?」

澪「私がもっと気が強かったなら唯を暴力で叩きのめしていたのに……」

唯「ダメだよ〜」

澪「くっ」
147 : ◆c5NPRoOGUc [sage]:2011/01/03(月) 03:10:06.31 ID:X/SfZ1go

紬「みんな、お待たせしました〜」

律「なにが?」

紬「さっきの梓ちゃんの話を参考に

  赤インクで紅茶を淹れてみたの」

澪「すごく間違ってるよ」

紬「なにが?」

律「こらっムギ!!お金持ちだからって

  食べ物を粗末にするなんて いけない事だぞ!!」

紬「食べ物って?」

律「紅茶に赤インクなんか淹れたら飲めなくなる」

梓「紅茶って食べ物というより飲み物ですけどね」

唯「私も そっち派だよー」

澪「というより紅茶を食べ物とカン違いしているのは

  地球上で律だけだ」

律「へへっ、アタシがナンバー1かよ」

梓「コイツ、バカの世界チャンピオンだな」

律「中野、心の声が出ているよ?」

梓「ははっ」
148 : ◆c5NPRoOGUc [sage]:2011/01/03(月) 03:11:14.98 ID:X/SfZ1go

紬「そもそもこの紅茶、お茶っ葉が入ってないから

  何も粗末になんかしていないわ」

澪「それは紅いお茶というより

  ただの赤インクだ」

紬「でも、温かいわ」

律「『でも』ってなんだよ」

唯「大正デモクラシーだね」

律「かしこいヤツめ」ナデナデ

唯「えへへ〜」
149 : ◆c5NPRoOGUc [sage]:2011/01/03(月) 03:12:05.03 ID:X/SfZ1go

澪「じゃあ練習するか」

律「『じゃあ』ってなんだよ」

唯「おいしいごはんが炊けるよ」ジャーン

澪「そして、今日の演奏で一番ミスが多かったヤツには

  この赤インクティーを飲んでもらう」

紬「いいわね」

梓「やってやるです!!」

唯「や、やだよ〜!!そんなの、私が飲むことになるに決まってるもん!!」

梓「でしょうね」

律「で、でも、唯のちっちゃな胃袋が

  あ、赤インクでパンパンパンに満たされるなんて
  
  さすがに興奮するよなww」ハァハァ

紬「えっ」

唯「怖いよ〜」
150 : ◆c5NPRoOGUc [sage]:2011/01/03(月) 03:12:52.22 ID:X/SfZ1go

梓「『さすがに』の意味がまったく分からないし

  分かりたくもありません」

澪「私も」

紬「私も」

律「アタシも」

澪「お前は分かれよ」

律「分かった」

唯「分からなくていいよ!!」

律「分かった」

紬「分かったのか分らないのかどっちなの?」

律「な、なにが?」

澪「律のアタマは今チンプンカンプンになってるぞ」

梓「私のアタマも今チンプンカンプンです」
151 : ◆c5NPRoOGUc [sage]:2011/01/03(月) 03:13:50.83 ID:X/SfZ1go

律「ア、アタシは一体 誰だ?」

澪「知るか」

唯「えっ、澪ちゃん この人 知らないの?」

澪「いや、知ってるよ。幼馴染だし」

唯「やっぱり澪ちゃんの言う事は矛盾だらけだよ!!」

梓「もう澪先輩が犯人で間違いありません!!」

澪「私は何の疑いがかけられていたんだ」

梓「どうなんですか唯先輩」

唯「えっとえっと、なんか……わるいことがうたがわれているんだよ!!」

澪「悪いのは貴様の頭だろ」

唯「くやしいなぁ……」ショボーン
152 : ◆c5NPRoOGUc [sage]:2011/01/03(月) 03:14:35.37 ID:X/SfZ1go

紬「澪ちゃん、あんまりよ」

澪「私が悪いのか?」

梓「そりゃそうですよ」

 「それに私、見ちゃったんですから」

澪「何をだよ」

梓「み、澪先輩が、自転車で

  急な上り坂に差し掛かったとき

 『ガンダムッ!!』って叫んでいたところを……」

律「怖っ」

澪「おい、やめろ」

紬「ひぃぃぃ怖ぃぃぃっ」
153 : ◆c5NPRoOGUc [sage]:2011/01/03(月) 03:15:29.81 ID:X/SfZ1go

紬「どうしてガンダムって叫んだの?」

律「きっとキツイ上り坂を自転車で登りきるため

  澪の心のバーニアを噴射させたに違いない」

澪「うるさいよ!!うるさいよ!!」

唯「私は澪ちゃんの気持ち分かるな〜」

 「坂道を登る時って気合いを入れたくなるもんね」

澪「分かってくれるか」

唯「澪ちゃん!!」ガシッ

澪「ゆ、唯〜!!」ガシッ

紬「さっきの敵は今の友ね」

梓「美しいなぁ。私、けいおん部に入って本当に良かったです!!」

律「ふ〜ん」
154 : ◆c5NPRoOGUc [sage]:2011/01/03(月) 03:16:24.66 ID:X/SfZ1go

澪「ちなみに唯は坂道で なんて叫ぶんだ?」

唯「『あれ……鼻なんだ』

  『 あずにゃんの鼻なんだよ!セシリー!セシリィィィィイイイ!!!』」

澪「なに言ってんだコイツ」

梓「そもそも、それはどういうシチュエーションなんですか」

唯「宇宙空間に漂う あずにゃんの鼻を見つけたシーブックが」

梓「なんとおおおおぉぉっ!?」

紬澪「「ふははは!!怖かろう!?」」

律「なにコイツら。ホント怖い」
155 : ◆c5NPRoOGUc [sage]:2011/01/03(月) 03:17:17.27 ID:X/SfZ1go

澪「ところで唯、なんであんなにバスに乗りたかったんだ?」

唯「う〜ん、そうだね……」

 「じゃあ澪ちゃんはスペースシャトルに乗りたいと思ったことはない?」

澪「特に無いなぁ。宇宙って暗くてさびしそうだし怖いし」

唯「そっか……」

律「……」

紬「……」

唯「……」

澪「……」

梓「……」プゥッ

澪「屁だ!!」

律「梓が屁をこいたぞ!!」ヒャッホホホォォィィwwwwww

紬「この空気をビニール袋に封入して秋葉原で売るわ!!」ファサッ

梓「やめろ!!」
156 : ◆c5NPRoOGUc [sage]:2011/01/03(月) 03:18:12.34 ID:X/SfZ1go

梓「学校が火事になればいいなぁ、と思ったことありません?」

澪「あるわけ無いだろ」

律「アタシは あるぞ」

唯「私も」

紬「私も」

澪「私も」 ← !?

唯「澪ちゃんの言う事は矛盾だらけだよ!!」

澪「一人ぼっちはイヤだもん……」
157 : ◆c5NPRoOGUc [sage]:2011/01/03(月) 03:18:56.87 ID:X/SfZ1go

律「ところで唯はなんであんなにバスに乗りたかったんだ?」

唯「う〜ん、そうだね……」

 「じゃあ、りっちゃんはスペーシャトルだよね?」

律「違うよ、アタシはマシーンじゃない」

紬「クェスの父親代わりなどできない」

澪「もうガンダムの話をやめろ」

唯「なんだかノドが乾いちゃった」ズズッ

梓「あっ、唯先輩 その紅茶は……」

唯「オェエアオォロロロロr」トシャトシャ

澪「唯が 赤インクを 吐いた」

紬「どうして飲もうと思ったのかしら」

律「お前が用意したんだけどね」
158 : ◆c5NPRoOGUc [sage]:2011/01/03(月) 03:20:49.56 ID:X/SfZ1go
唯「スペースシャトルとシャトルバスって似てるよね」ゲホゲオ

梓「似ているというかシャトルという共通する文字はありますね」

澪「それよりも唯の口から血がダラダラ垂れ流れているみたいで怖いんだけど」

唯「じゃあ澪ちゃんにムチュウウウウウゥゥゥ」ブチュッ

澪「んんっ!?」ブチュウゥゥ!?

紬「あら、ディープキス」

レロレロレロレロレロ

律「うひょうひょwwww澪の口も真っ赤に染まっていくぞ!!」

 「真っ赤wwwwまっかっかっかッカッカwwwwwwww」ピヒーーーーーー!!

梓「この人は何故こんなに赤インクに興奮しているのか」

紬「キチガイなのよ」

梓「そりゃそうでしょうけど……」
159 : ◆c5NPRoOGUc [sage]:2011/01/03(月) 03:21:40.72 ID:X/SfZ1go

唯「えへへ、澪ちゃん お揃いだね」ペロリ

澪「な、なんでキスなんかしたんだ!?」ドキドキ

 「す、好きなの!?私を!?」キャ

唯「もて遊んだだけだよ」

澪「ファハー」

紬「それ、どういう感情表現?」
160 : ◆c5NPRoOGUc [sage]:2011/01/03(月) 03:22:11.48 ID:X/SfZ1go

紬「唯ちゃん、あんまりよ」

唯「あんまり と あんまんって似てるよね」

梓「確かに」

唯「じゃあ みんなで あんまん食べに行こうよ!!」

律「おっしゃああああああああ!!」

唯「バスで」

梓「ハッ」

律「こ、こいつ、あんまんというエサをちらつかせ

  私達をまんまとバスに乗せるつもりだぞ」

紬「あぶなかったわ」
161 : ◆c5NPRoOGUc [sage]:2011/01/03(月) 03:23:11.05 ID:X/SfZ1go

唯「う〜!!みんな なんでバスに乗ってくれないの!?」

梓「いや、正直バスに乗るのはいいんですけど」

澪「理由を言え理由を」

唯「なにが?」

律「私達をそこまでバスに乗せたがる理由だよ」

唯「別にそこまで乗せたいとは思ってないよ」

澪「そ、そうか」

律「……」

梓「……」

紬「トンちゃんでキャッチボールしたらどうかしら?」

梓「や、やめてください!!トンちゃんが死んじゃう!!」

紬「梓ちゃんがちゃんと受け止めれば大丈夫よ」

律「こらっムギ!!お金持ちだからって

  食べ物を粗末にするなんて いけない事だぞ!!」

梓「えっ」




梓「トンちゃんは食べ物というより飲み物ですよ」

唯「えぇっ」
162 : ◆c5NPRoOGUc [sage]:2011/01/03(月) 03:23:42.23 ID:X/SfZ1go

ガチャ

純「梓が変なこと言ってる気がしたので来ました」

唯「あっ、単純ちゃん」

 「いつも憂がお世話になってます!!」ペコリ

純「うっ、突っ込みたいけど丁寧に挨拶されたから突っ込めない!!」

梓「それが唯先輩の手口だよ」

純「あなどれないなぁ」

唯「えへへ〜」
163 : ◆c5NPRoOGUc [sage]:2011/01/03(月) 03:24:30.50 ID:X/SfZ1go

澪「それで何しに来たの?」

純「澪先輩をおだてにきました」

澪「えっ、私をおだててくれるの?」

純「うそです」+*

澪「なんだ、うそか……」ショボン

紬「うそつきはエンマ様に舌を抜かれるのよ」

澪「そうだそうだ!!」

唯「エンマ様さんなんていないもん!!」

 「ムギちゃんの嘘つき!!」

澪「そうだな」

紬「あらっ」
164 : ◆c5NPRoOGUc [sage]:2011/01/03(月) 03:25:36.89 ID:X/SfZ1go

紬「ご、ごめんなさい……私、そんなつもりじゃ……」オロオロ

唯「許してほしい?」

紬「うんうん」

唯「じゃあバスに乗ろうね」

紬「いやああ」

澪「だから なんなんだよバスって」

唯「澪ちゃん、バスを知らないの?」

澪「いや、バスは知っているよ」

律「めんどうくせぇ、もうバスに乗ってやろうじゃないか」

梓「え〜っ」

唯「やったああああああああええええええあああああああ!?」ウォォォォオオォォォ

 「バスwwwwwwみんながwwぶバスにwwww乗ってwwwwwwくれりゅrんりゅんんんwwwwww♪」ピョンピョン ワーワー

 「バスwwwwガスwwwwwwガスバスバスハツwwwwww!?ピピッwwww」ギュォォォォォオオオ

澪「超怖いよ」
165 : ◆c5NPRoOGUc [sage]:2011/01/03(月) 03:26:18.49 ID:X/SfZ1go

梓「私は乗るとは言っていませんからね」

澪「私も」

紬「バスには唯ちゃんとりっちゃんと純ちゃんだけで乗ってきてね」

純「私も?」

 「というかバスがどうかしたんですか?」

唯「バスはどうもしないよ」

 「どうかしてるのは純ちゃんの方だよ」

純「えっ、私なにか変でしたっけ?」

唯「分からないならバスに乗ろうね」

純「は、はぁ……」

梓「だめだよ純。唯先輩のペースに乗せられちゃ」

唯「もう!!どうして あずにゃんはいつもバスを邪魔するの!?」

梓「バスを邪魔するのは人生で初めてです」
166 : ◆c5NPRoOGUc [sage]:2011/01/03(月) 03:27:37.21 ID:X/SfZ1go

ガチャ

さわ子「みんな〜」

梓「なんかあのAAみたいですね」

さわ子「なにが?」

梓「まぁ、いいんですけどね」

澪「先生どうかしたんですか?」

さわ子「ジャ〜ン♪これ、な〜んだ?」ピラッ

紬「きもちわるい」

さわ子「えっ」

澪「ジャ〜ンて……・」

律「トシを考えろよ」

さわ子「んっ///」ピクン

   「罵られて感じちゃった♪」ゾクゾク

梓「来年、唯先輩たちが卒業したら、けいおん部を辞めよう」
167 : ◆c5NPRoOGUc [sage]:2011/01/03(月) 03:28:27.17 ID:X/SfZ1go

唯「あっ、さわちゃん!!それ、ひょっとしてバスのチケット!?」

さわ子「当たり〜」

   「実は私の友達同士でバスに乗るつもりだったんだけど

    みんなドタキャンしちゃったの」

梓「はぁ」

さわ子「ちょうど25枚あるから、あなた達にどうかなって」

律「25枚のどこがちょうどなんだ」

さわ子「そういえばそうね」
168 : ◆c5NPRoOGUc [sage]:2011/01/03(月) 03:29:00.19 ID:X/SfZ1go

澪「バスに乗って どこに行く気なんですか?」

さわ子「それは今、話さなきゃいけないことなの?」

梓「そりゃ行き先も分からないのに乗りたくないですよ」

唯「あずにゃん!!」

梓「は、はい?」

唯「これをあげよう」ハイ

ボタッ

梓「なまず……?」ピチピチ

紬「ちょっと待ってちょっと待ってちょっと待って」

律「なんで学校カバンの中から生きたナマズを取り出したんだ」
169 : ◆c5NPRoOGUc [sage]:2011/01/03(月) 03:30:11.84 ID:X/SfZ1go

唯「こんなこともあろうかとカバンに忍ばせておいてよかったよ〜」

澪「どんなことがあったんだ?」

唯「これであずにゃんもバスに乗る気になったよね?」

梓「人の心をなんだと思っているんですか」ビチビチ

唯「ナマズを受け取ったあずにゃんは

  気持ち良くなって バスに乗りたくなってくるでしょ?」

梓「このナマズ、呪いのアイテムなんですか?」ピチピチ

唯「わいろだよ」

梓「えっ」
170 : ◆c5NPRoOGUc [sage]:2011/01/03(月) 03:30:57.05 ID:X/SfZ1go

律「梓、これ以上おかしなことにならないよう、もうバスに乗ってやれ」
 
梓「えぇっ」

律「アタシも乗るからさ……」

紬「りっちゃんも梓ちゃんも乗るなら私も乗るわ」

澪「じゃ、じゃあ私も乗る!!」

律梓紬「どうぞどうぞ」

澪「えっ!?」

 「みんなも乗るんだよな!?」

律「なぁに、澪がいれば百人力よ」

紬「ふふ、私達の出番は無さそうね」

澪「そ、そんな〜;;」ギャフン

梓「思ったより澪先輩の聞きワケがよかった」ホッ
171 : ◆c5NPRoOGUc [sage]:2011/01/03(月) 03:31:24.71 ID:X/SfZ1go

─バス当日─

ブロロロ

唯「澪ちゃん澪ちゃん!!ほら、バスが来たよ〜」

澪「お、おい唯!!飛び出すな!!」

 「危ない!!」

キキキィイイィィィ

ドォォォォン

唯「わー」
172 : ◆c5NPRoOGUc [sage]:2011/01/03(月) 03:31:52.82 ID:X/SfZ1go

澪「…ゆ、唯」

唯「あー、ビックリしたよ〜」

澪「だ、大丈夫なのか?なんかお前、紙クズみたいに吹っ飛んでいったけど」

唯「うん、あれがトラックだったら死んでただろうけど

  バスは撥ねられても平気なんだ〜♪」

澪「そうか」

唯「だからバスって大好き!!」

和「大好き♪大好き♪大好き・を♪ありがとう♪」

澪「あっ、それでバスに乗りたがってたのか!!」

唯「うん!!」

澪「これで無事、伏線が解消されたなー」

唯「よかったよかった」


おわり
173 : ◆c5NPRoOGUc [sage]:2011/01/03(月) 03:32:31.74 ID:X/SfZ1go

終了です
174 : ◆HCYNZJe3/s [sage]:2011/01/03(月) 03:35:39.94 ID:V8C4jPMo
投下開始します
175 : ◆HCYNZJe3/s [sage]:2011/01/03(月) 03:36:13.65 ID:V8C4jPMo
唯「澪ちゃん鉛筆に、澪ちゃん消しゴムに、澪ちゃんティッシュに、澪ちゃんお箸に、澪ちゃんコップに、澪ちゃんブラジャー!」

唯「市販の製品を、澪ちゃんが使っただけ!」

唯「でも私の宝物なんだ////」

憂「」
176 : ◆HCYNZJe3/s [sage]:2011/01/03(月) 03:36:41.43 ID:V8C4jPMo
がっこう!


唯(よーし、今日も澪ちゃんグッズの収集に勤しむぞー!)

唯(あ、あそこに落ちてる髪の毛は、もしかして澪ちゃんの?)

タッ スッ

唯(うん、そうだよ! この色、艶、肌触り、そして何より)

唯「」スーハークンカクンカ

唯(この香り! これは間違いない! 澪ちゃんの毛髪だ!)

唯(そうと決まれば大事に袋の中にしまって)ビー

澪「何してるんだ、唯?」

唯「あっ!」
177 : ◆HCYNZJe3/s [sage]:2011/01/03(月) 03:37:12.97 ID:V8C4jPMo
唯「え、えっとね、澪ちゃん、これは、あの」(ど、どうしよう! いや大丈夫、まだ澪ちゃんの毛髪とはバレてないよ!)

澪「その色、艶、長さは私の髪の毛じゃないか! 何で唯が私の髪の毛を……?」

唯(何で分かるのー!)

唯「あのね澪ちゃん、これはね、その」アセアセ

澪「……」

澪「分かったよ、唯。お前がそんなことしたわけ」

唯「え?」(どうしよう、ばれちゃったの!?)

澪「ムギに、頼まれたんだろ?」

唯「へ?」
178 : ◆HCYNZJe3/s [sage]:2011/01/03(月) 03:37:52.26 ID:V8C4jPMo
唯「え? 澪ちゃん?」

澪「やっぱりそうだったか。ずっと、そうなんじゃないかと思ってたんだ」

澪「私は、難病にかかってるかもしれないんだろ?」

唯「へ?」

澪「この前の身体検査以来、ムギが目を合わせてくれないんだ……」

澪「検査を行ったのは、琴吹グループの医師団だったっていうから、きっと私の体に異常があったのを伝え聞いて、それでよそよそしくしてたんだな……」

澪「最近何だか胸が疼くし……」

澪「その毛髪は、私の体が難病に侵されてるかどうかを、もっと詳しくしらべるための物なんだろっ!?」

唯「……」

唯(どうしよう、澪ちゃんが的外れもパラダイスな勘違いをしてるよー!)
179 : ◆HCYNZJe3/s [sage]:2011/01/03(月) 03:38:24.86 ID:V8C4jPMo
澪「ムギは優しいからな……。きっと完全に発覚するまでは私に黙ってたかったんだろう……」

唯(違うよ澪ちゃーん! ムギちゃんが最近妙に澪ちゃんによそよそしかったのは琴吹グループの力を使って澪ちゃんの身体検査中の写真を入手したのがうしろめたかったからだよ!
  私も何枚か分けて貰ったし!)

澪「いいんだ。私……、短い人生だったけど、軽音部の仲間達と過ごせてとても充実してたよ。私の人生は無駄じゃなかった」

唯(自分の世界に浸っちゃってる……。
  でもこれはチャンスだよ! 澪ちゃんのポエマティック体質のお陰でこのピンチを逃れられるかも!)

唯「そ、そうな

唯(あれ? でも、もし私が肯定しちゃったら澪ちゃんはかかってもいない病気について悩み続けるってこと……?
  そんなの駄目だよ! たとえ澪ちゃんの毛髪を入手しようとしてたことがごまかせたって、澪ちゃんが辛い思いをするのはやだ!)

唯「ち、違うよ澪ちゃん! これは――」

澪「唯は優しいな。でもいいんだよ。私、受け入れる準備は出来てる。変にごまかされるより、ちゃんと言って貰った方が楽なんだ」

唯(だから違うんだってー!)

唯「澪ちゃん、違うの!」

澪「……そうだな、その優しさが唯の良い所だもんな。
  分かった。ムギに直接訊くよ。唯は直感的に優しいけど、ムギは理性的に優しいから、きっと私の気持ちを汲んで本当のことを言ってくれるはずさ」ダッ

唯「あ、澪ちゃん、待ってー!」(追いかけなきゃ……でも、バレたくないよぉ)
180 : ◆HCYNZJe3/s [sage]:2011/01/03(月) 03:38:55.64 ID:V8C4jPMo
澪「ムギー!」

紬「え、ど、どうしたの澪ちゃん、そんなに慌てて」

澪「……やっぱり、目を合わせてくれないんだな」

紬「えっ」ドキッ

澪「ムギ、私、全部分かってるんだ」

紬「えっ、嘘っ」(あ、あのことがバレちゃったの!?)

澪「お前のしたことは咎めない。でもムギ、もう正直に全部話してくれ……。私、受け入れる準備は出来てる」

紬「えっ、それってどういう意味?」(私の、澪ちゃんへの想いを受け入れる準備が出来てるってこと!?)カァァ

澪「そのままの意味だ! さぁ、全てを私に伝えてくれ!」

紬「本当に……いいの?」

澪「ああ、それがどんな内容であっても、私は受け入れる覚悟ができてる」

紬「う、うん、じゃあ、言うね……」

紬「私、ずっと澪ちゃんのことが好きでしたっ! 付き合ってください!!」

澪「」

澪「え、ええええええええええええええ!?」
181 : ◆HCYNZJe3/s [sage]:2011/01/03(月) 03:39:21.45 ID:V8C4jPMo
澪「ちょっと、えっ何で急に、そんなっ///」

紬「全然急じゃないわ! それに澪ちゃん、受け入れる準備はできてるって言ってたじゃない!」

澪「た、確かに言ったけど」

紬「でしょ!? さぁ、私の全てを受け止めて!」ハァハァ

澪「きゃ、きゃー!!」

唯「だから違うんだよ、澪ちゃーん!」

澪「あ、唯!? どういうことなんだこれはきゃー!!」
182 : ◆HCYNZJe3/s [sage]:2011/01/03(月) 03:40:33.21 ID:V8C4jPMo
唯「……と、言うわけなんだよ」

澪「じゃ、じゃあ唯は、純粋に私の毛髪が欲しかっただけなのか?」

唯「う……うん/////」

紬「そんな、それじゃあ私ったら早合点して告白までしちゃったってこと///」

澪「//// ム、ムギの気持ちは嬉しいけど、考えさせてよ。こ、心の準備が////」

紬「/////」

澪「でも、だったら唯は何でもっとしっかり説明してくれなかったんだ」

唯「それは……澪ちゃんの勘違いに唖然としてたのと、あと……
  こんな変態みたいなことしてたってバレたら、澪ちゃんに嫌われちゃうと思ったら、中々言い出せなくて」グスッ

澪「唯……大丈夫だよ。嫌いになんてならないさ」

唯「澪ちゃん!!」

澪「私も昔は、律の『ピー』や『自主規制』を収集するのに躍起になってたからな、気持ちは分かるさ」

唯紬「」

終わり

律「あずにゃんの座った椅子スーハークンカクンカ!!」
183 : ◆HCYNZJe3/s [sage]:2011/01/03(月) 03:41:12.36 ID:V8C4jPMo
終わりです
184 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/03(月) 04:27:08.94 ID:4iZ77gAO
乙!!
みんな良い!!
すごいです!!
185 : ◆4o7xg278CM [sage]:2011/01/03(月) 10:06:35.32 ID:bvnrnAQo
みなさん乙です。投下します。

タイトル「魔法少女 平沢唯!」
186 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/03(月) 10:07:12.51 ID:bvnrnAQo
こんにちは、平沢唯です!
隠してましたが、実は私魔法少女なんです!!


律「おーい澪。なんか唯が痛いこと言い出したぞ」

澪「え、いつもの悪ノリじゃないのか?」

紬「こういう時って、どう返したらいいのかしら…」

唯「あー、みんな信じてないな〜! 本当のことなのに〜」

律「ははは、なあ唯」

唯「なーに?」

律「流石に高三で魔法少女ごっこはどうかと思うぞ?」

唯「違うよ! 本当の話なんだよ!!」
187 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/03(月) 10:07:44.82 ID:bvnrnAQo
澪「(随分とマジに成り切っちゃってるなー…なんかアニメでも見たのかな?)」

律「へえへえ。で、その魔法少女さんがどうかしたのか?」

唯「うん。もうみんなに隠し事してるのも悪いかなーって思って」

紬「えーっと…じ、じゃあ憂ちゃんは?(とりあえず、それらしく話を合わせればいいのかしら?)」

唯「憂も魔法使えるよー。私より凄いんだよ」

律「まあ、実際に魔法使えるとしたら憂ちゃんのが確実にすごいだろうな」

紬「和ちゃんも知ってるの?」

唯「うん。最初は全然信じてなかったけどね」

澪「(設定まで細かく作りこんじゃって…意外と凝った奴だな)」
188 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/03(月) 10:08:43.75 ID:bvnrnAQo
律「よしわかった唯、これ以上は私もついていけんから。もう終われ」

唯「あー、信じてないなりっちゃん。昔の和ちゃんと同じだ」

紬「そりゃあね…急に信じられる話でもないもの」

唯「ムギちゃんまで!…じゃあわかったよ、なんか魔法見せてあげるよ」

律「ほーほー、そりゃ是非見せてもらいたいもんだね〜」

紬「えーっと…どんな魔法が使えるのかしら?」

唯「ふふ、よくぞ聞いてくれた…私の専門はね〜〜」

律「……」

澪「……」

紬「……」

唯「フッフッフッフ…聞いて驚くなかれ、なんと!! それはっっ!!!」

律「あ、ムギ。お茶おかわり」

唯「」ズルッ
189 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/03(月) 10:10:15.31 ID:bvnrnAQo
唯「ちょ! 話の腰を折らないでよ〜!」

律「引っ張りすぎだっつーの。考えてないなら素直にそう言えよ」

紬「唯ちゃん、無理はしちゃ駄目だと思うの」

澪「魔法のネタを仕込んでないとか…創作者としては失格だゾ、唯」

唯「むー、いいもん。じゃあ、見せてあげるよ……えいっ!」

パアァァァァ……

律「ん? なんか唯の手が光って……」

唯「えーっと…じゃあ、ムギちゃんに! とりゃ!!」

紬「え?」

シャアアアァァァァァンン

澪「ああ! 唯の手から放たれた光がムギを包み込んだ!」

律「いきなり説明口調かよ! て、おい! 魔法ってマジか!?」

紬「な、ななななににににここここれれれれぇぇぇぇ!!」

Bown!!
190 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/03(月) 10:11:11.26 ID:bvnrnAQo
澪「あぁ、光が急にはじけてムギが煙に覆われた!」

律「お、おい唯! ムギに何したんだ!?」

唯「フッフッフ、ムギちゃんには若返りの魔法をかけました!」

律「わ、若返り〜!?」

澪「唯! その魔法私に教えてくれっ!」

律「澪が壊れた!?」

唯「さあ、煙が消えた頃には10年前…8歳のムギちゃんが……!」

モクモク

澪「?」

唯「…あれ?」

律「…いないぞ?」
191 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/03(月) 10:12:10.94 ID:bvnrnAQo
唯「お、おかしーなー。ちゃんと出来たはずなのに〜」

律「はずって…そんな不確かな状態で魔法使うなよ」

澪「…あれ? なあ、これって……」ヒョイ

唯「あ…」

律「おいおい、まさか…」

唯「む、ムギちゃんが……沢庵になっちゃった!!」


唯の魔法により沢庵となってしまった紬…
そして、迫り来る魔王さわ子の魔の手
唯は、果たして軽音部の平和を守ることができるのだろうか――

第1部完! ご愛読ありがとうございました!!

唯「またいつか会おうね!!」
192 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/03(月) 10:13:19.73 ID:bvnrnAQo
律「てゴルァ! 勝手に終わらすな!!」

唯「ヒィ!…だ、だってこんな失敗したことないし。パニくっちゃって…」

律「おいおい、冗談じゃないぞ…澪は気絶しちゃったし」

澪「」ブクブク

唯「あうー、ゴメンねムギちゃん。すぐ戻してあげるからね…」

律「まったく…人騒がせなもんだぜ」

唯「……」

律「…どした、唯?」

唯「…りっちゃんどうしよう、戻し方わかんない」ウルウル

律「何…だと……」
193 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/03(月) 10:15:07.31 ID:bvnrnAQo
律「唯…いくら温厚な私でも、さすがに怒るぜ?」

唯「だ、だってこんな失敗したことないし! 成功してたらいくらでも戻せたんだけど…」

律「おいおいおいおいおい…じゃあ、ムギはずっと沢庵のままか…?」

唯「冷蔵庫に入れとかないとダメかな?」

律「よし、殴らせろ」

唯「じょ、冗談だよ…そうだ、憂に治してもらおう!」

律「憂ちゃんに? 出来るのか?」

唯「大丈夫だと思う…憂はミシュラン魔法ガイド☆三つあるからっ!」

律「なんじゃそのガイド」

唯「よ、要するに、超一流ってことだよ。私ちょっと憂呼んでくる!」

律「おい待てよ!…くそ、逃げられちゃかなわん、私も行く!」

律「悪いなムギ、しばらくその皿の上で大人しくしていてくれ!」
194 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/03(月) 10:16:07.76 ID:bvnrnAQo
数分後

梓「こんにちはー、遅くなりました」

梓「…返事がない、ただの屍のようだー…虚しい」

梓「…あ、澪先輩が寝てる。みおせんぱーい」

梓「…起きない」

梓「…他のみなさんはどこいったんだろう」

梓「……ん?」

梓「これは…沢庵?」

梓「…今日のオヤツは随分渋いですね……」

梓「……」

梓「……」ヒョイパク

梓「あ、おいしい」

澪「あああああああ!!!!!」
195 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/03(月) 10:17:05.59 ID:bvnrnAQo
梓「にゃ! み、澪先輩…驚かさないで下さいよ」

澪「あ、梓…お前……」

梓「はい?」

澪「あ、梓が…梓がムギを食った!!」

梓「な!?」ギク!

澪「梓ぁ…お前なんてことをー!!」

梓「な、何を言ってるんですか! 誤解です! まだ食ってません!!」

澪「あずさが…あずさがああ!!!」

梓「ちょ!落ち着いてくださいよ澪先輩!!!」
196 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/03(月) 10:18:33.56 ID:bvnrnAQo
ガラ

唯「戻ったよー。お、あずにゃんが来てる〜」

律「おー、澪も起きて…て、何だコリャ?」

澪「り、りつぅ! あ、梓が…梓がムギを食った!」

律「何…だと……」

梓「だ、だから誤解ですって! 私がムギ先輩を食べるなんて……ポッ」

律「何赤面しとんのコイツは」

唯「あー!む、ムギちゃんがいない!!!」

澪「梓が食ったんだよ〜…ムギィ……」

梓「…ハッ、いやだからですね、誤解ですよ!」

律「だー、もう全員落ち着かんかー!!!」
197 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/03(月) 10:19:34.36 ID:bvnrnAQo
ややあって

梓「てことは…さっきの沢庵がムギ先輩?」

律「そーゆーこと。ああ…また厄介なことになっちまった……」

澪「ムギが…ムギが……」ブクブク

律「こっちはこっちでまた正気失ってるし…」

唯「大丈夫だよりっちゃん! 憂なら何とかできるから!」

律「憂ちゃん…何とかなるのか?」

憂「もちろんです! まずは、梓ちゃんの胃から紬さんを取り出しましょう」

憂「………ブツブツブツ。いでよ、魔法道具!!」

ボンッ!

律「おお。こ、これは…」

憂「これを使って、まずは紬さんを吸い上げます。さ、梓ちゃん?」

梓「…ねえ、憂」
198 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/03(月) 10:20:56.28 ID:bvnrnAQo
憂「何?」

梓「ツッコまない方が良いかもしれないけど…それ、掃除機だよね?」

憂「違うよ? 魔法道具だよ?」

梓「なんか、思いっきりDysonって書いてあるんだけど」

憂「それ、私のお師匠様の名前だよ」

梓「う、嘘だあ! 掃除機を口の中に突っ込まれるなんて嫌だよ、私!?」

憂「梓ちゃん、このままだと紬さん死んじゃうかも知れないんだよ?」

梓「う、それは…そうだけど……」

憂「大丈夫。この魔法道具はお年寄りをMochiという悪魔から救った実績もあるし!」

梓「やっぱ掃除機なんじゃん!」

憂「はい、梓ちゃん。あ〜ん」

梓「いや、ちょっと待って…心の準備が……ね?」
199 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/03(月) 10:22:06.68 ID:bvnrnAQo
憂「もう、しょうがないなあ梓ちゃんは。それじゃ、別の魔法道具にしようか」

梓「で、出来れば…」

憂「……ブツブツブツ、えい!」

ボンッ!

憂「魔法少女108の道具の一つ、ノコギリです!」

梓「更にエグイものが!!」

憂「さ、それじゃ梓ちゃん。お腹出して?」

梓「あ、あの〜憂? 一応聞くけど…それ、どうやって使うの?」

憂「これで梓ちゃんのお腹切開するだけだよ?」

梓「絶対に『だけ』じゃ済まないじゃん! 私死ぬじゃん!!」

憂「大丈夫だよ、今まで2回しか失敗したことないから」

梓「い、いやだーー! 別のにしてよーーー!!」

唯「もう、あずにゃんはワガママさんだね〜」

Dyson「憂よ…立派に成長したな……」

律「誰だあんた」
200 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/03(月) 10:23:45.78 ID:bvnrnAQo
ついにその全貌を表した魔法道具…
姫をその身に飲み込んだ双頭の大蛇を相手に、平沢姉妹は魔法道具を手に立ち上がる
そして迫る、魔王さわk

律「だあああ!! だから勝手に終わらすなあ!!」

唯「りっちゃん、あらすじの説明は大事だと思うよ」

梓「双頭の大蛇ってもしかして私のことですか?」ピョンピョン

唯「ツインテールがまさに頭だね!」

憂「もー、話が進まないなあ。じゃあ、紬さんに直接魔法かけちゃおうか」

梓「えっ?」

律「おいおい、そんなことしたら今度は梓が危ないんじゃないか?」

憂「もちろん直接元の姿には戻さないですよ。一度梓ちゃんの体内でゲル状にしてしまうんです」

律「げ、ゲル状?」

憂「はい。そうすれば、梓ちゃんの体内からそのうち出られるはずです」
201 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/03(月) 10:24:46.16 ID:bvnrnAQo
律「そのうちって…どれくらいなんだ?」

憂「わかりません。ただ、アレです。下の口から出るってことです。便と一緒に」

梓「」

唯「すごい! あずにゃんがムギちゃんを産んじゃうんだね!?」

憂「子どもが産まれる口とは場所が違うけどね。それじゃあ…」

律「おいおい、そうなるとムギはクソまみれで産まれてくるってことか〜?」

梓「クソミソですね」

律「お前は黙れ」

梓「はい」

憂「それでは……」
202 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/03(月) 10:26:11.62 ID:bvnrnAQo
憂が魔法をかけて十数分後、梓はゲルを産んだ

律「これが…ムギか(臭え……)」

唯「ムギちゃんゴメンね…私のせいで」

憂「今戻して差し上げます…えーーい!!」

パァァァァ

澪「ああ、梓の産んだゲルが光に包まれて徐々に人の形になっていく!?」

律「また説明口調かよ!つか、お前いつの間に蘇った!?」

キラキラキラ…

梓「あ、徐々に陰がくっきりと…」

シャアアアァァァァァンン

紬「……」
203 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/03(月) 10:27:10.92 ID:bvnrnAQo
唯「やったもとに戻った! さすが憂だよ〜」

憂「へへ〜、お姉ちゃんに褒められちゃった♪」

律「えーっと、ムギ? 私が誰かわかるか?」

紬「……りっちゃん」

澪「わ、私は?」

紬「……みおちゃん。あれ? 私…一体……?(何これ…もしかしてウン……)」

律「お、おお…ちゃんと元に戻ってるぞ!(クソまみれだけど)」

澪「よかった…一時はどうなることかと(クソまみれだけど)」

梓「クソまみれですけどね(すいませんムギ先輩…私が食べちゃったばっかりに…)」

唯「あずにゃん、セリフと心の声が逆だよ〜」
204 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/03(月) 10:27:55.92 ID:bvnrnAQo
紬「……とりあえず、シャワー浴びてくるわ……」

憂「私も行ってきます。一応ちゃんと戻ってるか確認しないといけませんから」

唯「うん、よろしくね憂」

紬「…ありがとう、憂ちゃん」

梓「先にシャワー浴びてこいよ(キリッ なんちゃって(いってらっしゃい)」

澪「なあ、律。梓にツッコミを入れるべきなのだろうか」

律「ほっとけ」

唯「はあ…みんなに隠し事したくなかったから意地はっちゃったけど…
  ゴメンね、結局迷惑かけただけだけになっちゃった」

律「ああ…まあ、反省してるんなら私は別にいいよ。ムギも元に戻ったし」

澪「でも、本当に魔法が使えるなんてな…それはビックリした」
205 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/03(月) 10:28:51.07 ID:bvnrnAQo
唯「えへへ…でも、もう使わないよ。みんなに迷惑かけたくないもん」

梓「唯先輩…」

澪「唯…」

律「そうか…あー、もう湿っぽい空気はこれくらいにしとこうぜ!」

澪「そうだな!」

梓「ええ!」

唯「それじゃ、みんな!!」

私たちはまだ登り始めたばかりなのだ
軽音部と言う、長い乙女坂を…


魔王さわ子「…………」

魔王さわ子「……私の出番は?」

律「あんた本当に魔王だったのかよ」


おわり
206 : ◆4o7xg278CM [sage]:2011/01/03(月) 10:30:13.71 ID:bvnrnAQo
終わりです。設定・キャラ崩壊、下ネタで申し訳ありません
次以降の方、よろしくお願いします
207 : ◆xwNQuLwCoE [sage]:2011/01/03(月) 11:53:02.08 ID:TXknVEAO
唯「コント、放課後ティータイム」
208 : ◆xwNQuLwCoE [sage]:2011/01/03(月) 11:54:00.30 ID:TXknVEAO
紬「唯ちゃんと漫才することにしたの」

唯「したんだよ」

律「へぇー」

紬「というわけで」

唯「唯でーす!」

紬「紬でーす!」

唯紬「2人合わせてゆいむぎでーす!」

律「わー」パチパチ
209 : ◆xwNQuLwCoE [sage]:2011/01/03(月) 11:54:44.39 ID:TXknVEAO
紬「はいどーもー」

唯「どーもー」

紬「いやあ最近めっきり寒くなったわねー」

唯「九州でも雪が降るくらいだもんね」

紬「1月の時点でこんなに寒いんだから8月頃には−50℃くらいになっちゃったりしてね」

唯「ホントだねー」

紬「うふふ」

唯「あはは」

律「……うぉーい!!」スパーン!

紬唯「あいたーっ!?」
210 : ◆xwNQuLwCoE [sage]:2011/01/03(月) 11:55:35.92 ID:TXknVEAO
唯「いきなり何すんのさー!」

律「こっちが聞きたいわアホー!」

紬「漫才を見せたんだからもう少し笑ってほしいんだけど……」

律「今のはどう見ても漫才じゃないよ!とぼけた談笑だよ!」

律「ムギがボケてんだからちゃんと突っ込めよ!」

唯紬「なんでやねーん!」スパパーン!

律「誰も今突っ込めとは言ってないんだよ!?」






律「というトリオ漫才はどうだろう」

澪「ないわー」
211 : ◆xwNQuLwCoE [sage]:2011/01/03(月) 11:56:33.66 ID:TXknVEAO
律「しかしだな、澪」

澪「な、なんだよ」

律「私たちのネタで笑えないなんて……お笑いのセンスくらいないと世の中渡っていけないぞ?」

澪「なんで自分のネタが面白い前提で喋ってんだよ!?」

紬「そうよ澪ちゃん。せっかく友達が1ネタ披露したんだから」

 「ここで笑っておくのもひとつの正解じゃないかしら?」

澪「それで試されてるのは笑いじゃなくて空気を読むセンスじゃないか!」

唯「ふとんが吹き飛んだー!」ケラケラ

澪「それを笑うのは間違いなくセンスのない人だよ!」

紬「……その言い方だと澪ちゃんには笑いのセンスがあるみたいね」

澪「えっ?」

唯「センスがあるならさぞかし面白いんネタをやるんだろうねー」

澪「えっ」

律「そんなら澪。1ネタやってもらおうか」

澪「えぇーっ!?」
212 : ◆xwNQuLwCoE [sage]:2011/01/03(月) 11:57:37.32 ID:TXknVEAO
澪「えっ、あー……その」

律「早くやれよー」ケラケラ

澪「ちゃ、ちゃかすなよう!」

唯紬「ヒューヒュー」

澪「もう!……コホン…ショ、ショートコント。妖精さん」

澪「うふふ、私は妖精なの」ヒラヒラ

澪「あっ妖精さんだ」

澪「こんにちは。ご機嫌いかが?」ヒラヒラ

澪「最高だよ! なんせ妖精さんに出逢えたんだからね!」

澪「あらあらお上手ね」オホホ

澪「今度ぜひ私の作った蜂蜜を食べにk

唯律紬「てぇーい!」スパパパーン!

澪「うひゃあ!?」
213 : ◆xwNQuLwCoE [sage]:2011/01/03(月) 11:58:42.36 ID:TXknVEAO
澪「なにするんだよー!?」

律「今のどこがショートコントだよ! 寸劇じゃねーか!」

澪「面白いならなんでもいいだろ!」

紬「面白い!? 今のが!?」

澪「面白いじゃないか! 妖精さんに逢えるなんてなかなかないよ!」

律「その"面白い"はintrestingな面白さだよ! laugh! 笑いは!?」

澪「とっさに英語が出るなんて……律、成長したな」ホロリ

律「余計なお世話だ!」
214 : ◆xwNQuLwCoE [sage]:2011/01/03(月) 11:59:35.99 ID:TXknVEAO
唯「澪ちゃん……作詞の時に見せたギャグセンスはどこにやっちゃったの?」

澪「私は別にギャグで作詞したわけじゃないよ!?」

律「うっそだー」

澪「嘘じゃない!」

ガチャ

梓「遅くなりましたー」

紬「梓ちゃん」

梓「……例によって練習はしてませんよね」

唯「ちゃんとしてるよ!」

梓「でも楽器が」

唯「お笑いの練習を!」

梓「……はい?」
215 : ◆xwNQuLwCoE [sage]:2011/01/03(月) 12:00:37.04 ID:TXknVEAO
唯「かくかくしかじかというわけで」

梓「なるほど、私帰りますね」スタスタ

紬「ちょっと待った!」ガシッ

梓「ムギ先輩!?」

澪「先輩がネタを披露したんだから……」

律「……後輩も1ネタやるのが道理ってもんだよなぁ?」

梓(うわっ悪い顔!)

唯「それじゃっ、あずにゃんも行ってみよー!」

梓「えー」
216 : ◆xwNQuLwCoE [sage]:2011/01/03(月) 12:01:11.15 ID:TXknVEAO
梓「じゃあ……ここはひとつなぞかけを」

唯律「わーわー」パチパチ

梓「えー、"私"と掛けまして」

紬「かけまして?」

梓「"英語の一人称"と、解きます」

澪「その心は?」

梓「どちらも"愛/Iらしい"でs

律「よーしみんな帰ろうぜー!」

唯澪紬「おー」

梓「ええっ!?」ガーン!
217 : ◆xwNQuLwCoE [sage]:2011/01/03(月) 12:01:52.93 ID:TXknVEAO
梓「ちょっ、なんで帰っちゃうんですか!?」

律「いやだってつまんないし」

梓「澪先輩のに比べたらよっぽどマシでしょう!」

澪「おい私泣くぞ」

紬「じゃあ泣きの一本、一発ギャグが面白かったら帰らないであげる!」

梓「一発ギャグ!?」

唯「ほら早く早く」

梓「えー……」

律「一発ギャグがやりたいなら『やらしてちょんまげ』って言えよー」

梓「別にやりたくはありませんよ!?」

澪「じゃ帰るけど」

梓「あっ!……くぅ〜……や、やらしてちょんまげ!」

律「ハハッよくそんな恥ずかしい台詞言えたな」

梓「」
218 : ◆xwNQuLwCoE [sage]:2011/01/03(月) 12:02:36.47 ID:TXknVEAO
唯「というわけであずにゃんの一発ギャグー!」

澪紬「わー!」パフパフ

梓「え、えーっと……」

梓「……にゃんにゃんあずにゃん。あっずにゃんにゃん」

梓「素直に好きとー言えない君m

律「さー帰るぞー」

梓「ちょっとお!?」






梓「という漫才クインテットはどうだろう」

純「ないわー」



ちゃんちゃん
219 : ◆xwNQuLwCoE [sage]:2011/01/03(月) 12:03:09.02 ID:TXknVEAO
終わり
次頑張れ
220 : ◆ZoaEhxgi7I [sage]:2011/01/03(月) 13:17:06.58 ID:QHCwJD60
即興で書いてみた。

タイトルは「さわちゃん…”これが桜高軽音部の日常”」


……これはある日、部室で起きた出来事である。
221 : ◆ZoaEhxgi7I [sage]:2011/01/03(月) 13:18:02.64 ID:QHCwJD60

放課後ティータイムの5人が練習をしている。


唯と梓はギターをメタメタにかき鳴らし、澪はベースを大音量で響かせる。

律は半端ない勢いでドラムを叩き、紬もまた全身で鍵盤を叩いていた。



演奏が終わる。



「ふぅ……」

「なかなかいい感じに弾けたんじゃない。みんな」

「勢いのあるドラムが凄かったな」

「ほほぅ、わかってきたじゃんか」
222 : ◆ZoaEhxgi7I [sage]:2011/01/03(月) 13:18:41.91 ID:QHCwJD60

「よし、この曲は終わり」

「おぅ、次の曲やったろうじゃ〜ん」



―――――
――――
―――



そんな和気あいあいとしたなかへ、

全身に黒衣をまとった招かれざる客がやってきた♪






「きゃああああああああああああああああああああああああああ」
223 : ◆ZoaEhxgi7I [sage]:2011/01/03(月) 13:19:14.99 ID:QHCwJD60

「どったの澪ちゃん?」

「でっ、ゴキブリがいるぅぅぅぅぅぅ」

「もう、そんなこと言ったらあずにゃんが可哀想じゃん」

「ちょっと、誰がゴキブリですかっ!」


「ち、違う。梓の後ろに、でっかいゴキブリがいるんだぁぁぁぁぁぁ」

「へ?」




彼女たちが振り返ると、

全長10pはあろうかというゴキブリが壁に張り付いていた。

「うわあああああああああああああああ」

「ぎゃあああああああああああああああ」

「ひぃっ」





丸々と太り、2本の触角と6本の脚をもつ油ぎった”ヤツ”は、

彼女たちの声に反応したのかどうかは分からないが、宙に、舞った。
224 : ◆ZoaEhxgi7I [sage]:2011/01/03(月) 13:20:04.72 ID:QHCwJD60

周囲に油をまき散らしながら、8の字を描き飛んでいた”ヤツ”は

踵を返し、唯のもとへ向かって行った。



  ブーン



「唯、アブないっ!」

「ああああああああああああああああああああああっ」




”ヤツ”と唯との距離は5メートル、3メートルと縮まっていく。

その事態に唯は、手元にあったギターのネックを脊髄反射的に持ち、

大きく振りかぶって、”ヤツ”に殴りかかった。

「こっ、来ないでぇ」
225 : ◆ZoaEhxgi7I [sage]:2011/01/03(月) 13:20:39.87 ID:QHCwJD60

が、空振りっ。

”ヤツ”は天井に方向転換し、張り付いた。

その反対側の床へ、ギターは勢いよく叩き付けられる。



  ドンっ

  ボキィ


あまりの勢いにギターのネックは真っ二つに折れ、

今度はネックのとれたギターが、まるでリモコンのコマ送りをしたかのように

ゆっくりゆっくりと宙を舞う。



放物線を描いたギターは、頂点で一端停止し、そして再び地面に叩き付けられた。



  ゴンッ

226 : ◆ZoaEhxgi7I [sage]:2011/01/03(月) 13:21:33.20 ID:QHCwJD60

「……」

「……ギ、ギターが」

「……壊れた」



唯のギターは小さな木片を地面にばらまき、

完全に、死んだ……



(そしてしばしの静寂)



「あはっ」

「ゆ、唯?」
227 : ◆ZoaEhxgi7I [sage]:2011/01/03(月) 13:22:04.90 ID:QHCwJD60

それと同時に、今までの平沢唯も、死んだっ。

「あははははははははははははははははははははははっ」

「唯も……」

「こ、壊れた……」


「あはっ♪」

「あははははははははははははははははははははははっ」


乾いた、憎しみと狂気の混じった声を部屋中に響かせた唯は

天井の”ヤツ”をギョロリと睨むと、テーブルへ向かって歩いて行った。



そしてケーキを切った、テーブルの上にあった”包丁”を鷲掴みにし、

もう一度”ヤツ”をにらみ、手に取った”包丁”を、投げつけるっ。
228 : ◆ZoaEhxgi7I [sage]:2011/01/03(月) 13:22:46.30 ID:QHCwJD60

クルクルと回転しながら”包丁”は”ヤツ”へ飛んでいく。

しかし”ヤツ”は危険を察したのか、また、飛んだ。


”包丁”はそのまま天井にぶつかり、跳ね返り、向きを変え、以前の対象者ではなく、

一切の事態に心を奪われていた、梓の心臓を、貫いた。



  ザクッ



「……えっ?」


とだけ言い残し、梓は、逝ってしまった……
229 : ◆ZoaEhxgi7I [sage]:2011/01/03(月) 13:23:29.06 ID:QHCwJD60

「うわあああああああああああああああああああああああっ」

「あずさっ。あずさあああああああああああああああああっ」

「……」


悲鳴が室内にこだまし、窓ガラスを揺らす。


”ヤツ”はその窓ガラスにピタと張り付くと、動きを止めた。




「おのれっ、ギー太だけでなくあずにゃんまでもっ!」
230 : ◆ZoaEhxgi7I [sage]:2011/01/03(月) 13:24:03.87 ID:QHCwJD60

唯は片方の眼で”ヤツ”を、もう片方の眼で棚を見る。

そして棚にあった”ハサミ”を見つけ、それを取ろうと歩き出した。


その唯の横で澪は、倒れている梓に、駆け寄る。

そうして、梓の命を確かめようとしたが、すでに梓は抜け殻だった。


「梓、こんな簡単にっ、逝ってしまうなんてっ……」


涙を流す澪。

と、間髪おかず唯は叫ぶ。

「[ピーーー]ぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!」

「え?」



今度は”ハサミ”を投げつけた唯。しかし、またも”ヤツ”には当たらない。

窓ガラスにぶつかった”ハサミ”は2つに分解され、跳ね返る。

勢いは死なず、その別れた2つは、律の両眼に突き刺さった


  ブブスッ


「目がぁっ、目があああああああああっ!」
231 : ◆ZoaEhxgi7I [sage]:2011/01/03(月) 13:24:52.94 ID:QHCwJD60

「なんじゃこりゃあああああああああああ」

と、数秒間のたうちまわった後、律は、ショックで死亡した。



律の死亡と同時に、”ヤツ”は生命力のある羽音をたてて、またも飛び回る。

”ヤツ”を目で追う唯。

今度は、澪の艶のある長髪に止まる。


「ひぃっ」


本能的に澪は、恐怖を感じた。


”ヤツ”は頭の裏側の、髪の毛にいるために、澪からは見えない。

なんとか”ヤツ”の姿を見ようと、振り返った澪が見たのは、

”カッター”を手に取り、切りかかろうとする唯の姿だった。


澪は、絶望を理解した。
232 : ◆ZoaEhxgi7I [sage]:2011/01/03(月) 13:25:19.33 ID:QHCwJD60

 ざくうぅぅぅ


またも、刃は、”カッター”は”ヤツ”には届かず、

代わりに、澪の喉笛をかっ切った。


澪は口から

「ぼおぶっ」

の声と、大量の血を吐きだして、梓の上に倒れ込んだ。




「なんでっ!? どうしてこうなるのっ!??」

と、唯。


圧倒的な、理不尽!


この部屋の中で、既に3つの命が、失われた。

残りの命はあと3つ。
233 : ◆ZoaEhxgi7I [sage]:2011/01/03(月) 13:26:01.39 ID:QHCwJD60

「……どこにいったの?」

唯は、”ヤツ”の姿を見失っていた。

が、それも数秒だけの話だ。


”ヤツ”は、床に、仰向けになってもがいていた。

6本の脚は空中をかき、羽は床を蹴るが、動けない。


「ようやく、キミを[ピーーー]す事が出来るよ……」



「唯ちゃん。はい、”ナイフ”よ」

「ありがとっ」
234 : ◆ZoaEhxgi7I [sage]:2011/01/03(月) 13:26:36.46 ID:QHCwJD60

梓と澪が倒れてる横の、”ヤツ”がもがいてるその前に

唯は片膝をたてて座る。


”ナイフ”を逆手に持ち、めいっぱいその手を掲げ、

”ヤツ”に対して振り下ろすっ。



  ぶしゅっ

「これは、ギー太のぶんっ」


唯は作業を繰り返す。

「これはあずにゃんのぶんっ」

  ぶしゅっ


唯は作業を繰り返す。

「これはりっちゃんのぶんっ」

  ぶしゅっ


唯は作業を繰り返す。

「うわああああああああああああああああああああああああああああああああっ」


ザシュザシュザシュザシュザシュザシュザシュ!
235 : ◆ZoaEhxgi7I [sage]:2011/01/03(月) 13:27:16.37 ID:QHCwJD60

……”ヤツ”はもう、原型をとどめていない。


「みんな、わたし、やったよ……」

唯の手から力が抜け、ナイフを落とす。

  からからからん

というナイフの音は、祝福の鐘音のように聞こえた。



恍惚の笑みを浮かべる唯。


しかし彼女の顔は、すぐに苦痛に埋め尽くされた


「え?」
236 : ◆ZoaEhxgi7I [sage]:2011/01/03(月) 13:27:46.42 ID:QHCwJD60

唯は自分の腹部を見た。

彼女の腹部から、”ドス”の刃が飛び出している。


「ナニ、コレ……」


そう言い残すと、唯も絶命した。



「うふふふふ」
237 : ◆ZoaEhxgi7I [sage]:2011/01/03(月) 13:28:30.81 ID:QHCwJD60

「わたし、こうするのが夢だったの〜」

そう言い残すと、紬は”キリ”を手に取った。


続いて頭突きで窓をかち割って、”キリ”を喉に押し込むと、

窓から地面へダイブした……









ある日の話〜♪

これが桜高軽音部の日常〜♪
238 : ◆ZoaEhxgi7I [sage]:2011/01/03(月) 13:29:53.84 ID:QHCwJD60

―――
――――
―――――

ジャーン♪







「はぁ、はぁ」

「流石に、キツイですね。この曲の演奏は」

「歌ってた私も、喉もうガラガラだよ」

「これが、デスメタルっ」

「さわちゃん世代の、桜高軽音部の先輩が残してった曲……」
239 : ◆ZoaEhxgi7I [sage]:2011/01/03(月) 13:31:41.59 ID:QHCwJD60

「そういえば唯先輩?」

「なになに〜?」

「7年前の先輩たちの歌詞を、私達用に書き換えたのは知ってるんですが、この原曲の歌詞を作ったのって…」

「うん、さわちゃんだよっ!」


(さわちゃん……)

END
240 : ◆ZoaEhxgi7I [sage]:2011/01/03(月) 13:34:41.27 ID:QHCwJD60
終わりDEATH。

うん。ぶっちゃけ、ギャグは分からん。

次の人ガンバレ!!!
241 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/03(月) 14:38:17.32 ID:BZlgnwSO
追いついた!

どれもいい感じじゃんか
242 : ◆lzGvG3ZLGA [sage]:2011/01/03(月) 15:03:07.60 ID:w8joR0go
投下します
243 : ◆lzGvG3ZLGA [sage]:2011/01/03(月) 15:03:36.54 ID:w8joR0go
唯「ポーケットーのーなーかにーはピックがひーとーつー」
244 : ◆lzGvG3ZLGA [sage]:2011/01/03(月) 15:04:46.09 ID:w8joR0go
これはまだ唯達が二年生の頃のお話……

ファミレス

唯「叩いてみるたびピックがふえる〜♪」バンバン

律「増えるか!」

澪「ていうか増やしてどーするんだ」

唯「てへ」

梓「……」バンバン

紬「梓ちゃん、お年玉袋ポケットに入れて何やってるの?」

梓「あ、いえ…」
245 : ◆lzGvG3ZLGA [sage]:2011/01/03(月) 15:06:38.45 ID:w8joR0go
律「いやーしかし初売りだとついつい買いすぎちゃうな」

澪「まったく…さっきの店だけでいくら使ったんだよ」

律「へへへ!今年はお年玉たくさん貰ったから平気だぜ!」

唯「私も去年よりちょっと増えたよー」

律「唯はいくら貰ったんだ?」

澪「こら律。そういう事を聞くのは失礼だぞ」

唯「えへへ〜。今年は去年からニマンエンアップだよ!」

律「ひひっ、儲かってますなぁ」

唯「へへっ、おかげさまでねぇ」

澪「新年早々卑しいな……」
246 : ◆lzGvG3ZLGA [sage]:2011/01/03(月) 15:07:30.87 ID:w8joR0go
唯「ねーねー、ムギちゃんはどうだったの?」

紬「私は親戚に小さい子が多くて、私もその子達にお年玉あげてるからプラスマイナスゼロよ」

唯「ほえ〜…ムギちゃんオトナ〜」

律「まぁムギはお年玉あってもなくてもあんま変わらないだろうしな」

梓(いいなぁムギ先輩の親戚の子……。いっぱい貰ったんだろうなぁ)

唯「あずにゃんはどうだったの?」
247 : ◆lzGvG3ZLGA [sage]:2011/01/03(月) 15:09:06.69 ID:w8joR0go
梓「え?あ、わ、私はえーっと……れ、例年通りでしたよ」

唯「そっかぁ。じゃあ、はい!先輩がお年玉をあげよう!これで去年よりいっぱい貰えたねあずにゃん!」チャリーン

律「いやお前小銭貰ったってなぁ…」

梓「うわ!唯先輩ありがとうございます!本当にありがとうございます!」ホクホク

唯「それで好きなものなんでも買うがいいさ!」フンス

律(……なぁ澪、500円であんなに喜ぶってことは…)ヒソヒソ

澪(梓……お年玉壊滅状態だったんだな……)

律(澪、今年は10万の大台越えだったんだろ?梓の前では絶対言うなよ?)ヒソヒソ

澪(うん……。とてもじゃないけど、梓が可哀想で言えない…言えないよ…)ヒソヒソ

唯「あ、澪ちゃんはどれくらい貰ったの?」

澪「15万円だよ」フフン

律「!?」
248 : ◆lzGvG3ZLGA [sage]:2011/01/03(月) 15:13:00.22 ID:w8joR0go
梓「十五万ってことは今唯先輩に貰った500円の300倍……」

律(バカッ!何しれっと言ってんだよ!しかもみんな金額はうまくボカしてたのにハッキリ数字まで出しやがって!)ヒソヒソ

澪(あ、いや、ついこらえきれなくて……)フフ

梓「」ズーン

律(あ、あ〜……ほらもう!梓落ち込んじゃったじゃん!)ヒソヒソ

澪(わ、悪かったよ……)ヒソヒソ

唯「15万!?澪ちゃんすごーい!」

澪「いや〜大した事ないよ」フフフ

律(あ、ダメだコイツ嬉しすぎておかしくなってる)
249 : ◆lzGvG3ZLGA [sage]:2011/01/03(月) 15:14:55.97 ID:w8joR0go
唯「ねーねーりっちゃん聞いた!?澪ちゃん15万円だって!」

律「あ、わ、わかったからさ、その話はもう……」

唯「ムギちゃん!澪ちゃん15万円も貰ったんだって!」

紬「すごいわ〜」

澪「今年は親戚がいっぱい集まったからね。運が良かったなぁ」

唯「ジュウゴマン!ジュウゴマン!」ウワーッ

澪「ふふふ」

梓「」ズーン

律「そ、それよりこの後どこ行くか決めようぜ!早く行かないと初売り終わっちゃうし!」
250 : ◆lzGvG3ZLGA [sage]:2011/01/03(月) 15:17:13.64 ID:w8joR0go
唯「私、服屋さん行きたい!」

律「よ、よーし服な!さ、行こう!もうさっさと行っちゃおう!」

澪「どうした律?なんだか慌ててるみたいだけど」

律「善は急げって言うだろ!」

紬「じゃあ行きましょう。私何買おうかな〜」

唯「澪ちゃん、ジュウゴマンもあったら、『この棚にあるの全部下さい!』って言えるよね〜」

澪「プッ、それはさすがに無理だろ〜」

唯澪「キャッキャッ」

梓「」ズーン

律「あああ…」ハラハラ
251 : ◆lzGvG3ZLGA [sage]:2011/01/03(月) 15:22:14.47 ID:w8joR0go
パルコ

唯「見て見て!このTシャツかわいくない!?」

『おとしだま』

澪「唯は相変わらず凄いセンスだな」

梓「お年玉……」ハァ

律「あ、あー……唯、他のTシャツにしたら?」

唯「えー!これがいいよ!これが可愛いんだもん! 」

律「わ、わかったよ。なら早く買ってこいって……」

唯「じゃあちょっと試着してくるね。…と、澪ちゃんは買わないの?」

澪「買うよ。今選んでるんだ」

唯「気に入ったの片っ端から買っちゃいなよ。ジュウゴマンエンもあるんだし」

澪「そんな無駄遣いするわけないだろ」

唯「堅実ですなぁ」

店員「いらっしゃいませ。何かお探しですか?」

澪「はい!このマネキンの服一式ください!」

律「おい」
252 : ◆lzGvG3ZLGA [sage]:2011/01/03(月) 15:25:41.59 ID:w8joR0go
梓「」ズーン

律「あ、梓っ!一緒に服見て回ろっか」

梓「あ、はい……」

律「ほら、このコートなんて梓に似合うんじゃないか?」

梓「律先輩のくせにいいセンスですね。私、これ買います!」

律「くせにとはなんだ、くせにとは!……ていうかコレいくらするのかな?」チラ

【60,000円】

律「ウゲッ!高っ!なぁ梓、やっぱこれじゃなくて…ってオイ?!」

梓「店員さん、これください」

店員「ありがとうございます。それではこちら60,000円になります」

律「あっ、いやすみません、私達値段見てなくて、えーっと…」

梓「これで足りますか?」ジャラジャラ
253 : ◆lzGvG3ZLGA [sage]:2011/01/03(月) 15:28:00.88 ID:w8joR0go
店員「へ?え、えっと…ひぃ、ふぅ、みぃ
……あ、あと五万八千二百円足りないんですが……」

梓「……そうですか。わかりました、諦めます……」トボトボ

梓「買えませんでした……。残念です……」ハァ

律「梓、私が言うのもなんだけどさすがにあんなに値切ってもらうのは無理だと思うぞ……」

梓「むっ!律先輩じゃないんですから値切ったりなんてしません!」

律「なにおう」

唯「あ、いたいた!あずにゃーん!りっちゃーん!」

澪「ほら律!さっきのマネキンの服!早速着ちゃった!どうかな?」

梓(……!!私が買おうとしたやつのサイズ違い……)シュン

律「あ、う、うん、似合ってるんじゃないカナー!ハハハ……」ハラハラ
254 : ◆lzGvG3ZLGA [sage]:2011/01/03(月) 15:29:31.86 ID:w8joR0go
その夜
田井中家

律「あぁ……今日は1日中梓に気を遣って疲れた……」

律「澪はなんでこう、す〜ぐ周り見えなくなっちゃうかな〜。唯も梓が好きなら察してやれっつーかさぁ……」ネチネチ

律「ムギもこーゆー時にこそ令嬢パワー発揮してくれりゃいいのになんでこう……」グチグチ

ブブブブブ

律「っと、ムギから電話か」ピ

紬『もしもしりっちゃん?』

律「おー、どーしたムギ」

紬『今日の梓ちゃんの事なんだけど……』
255 : ◆lzGvG3ZLGA [sage]:2011/01/03(月) 15:31:09.96 ID:w8joR0go
律「なんだ、ムギ気づいてたのかよ」

紬『お年玉が少なかったから落ち込んでたんだよね?』

律「だろうな。ていうか気づいてたなら唯のギターの時みたいに値引きしてあげてもよかったんじゃないの?」

紬『あそこはウチの系列とかじゃないから……』

律「あ、そっか。ごめんごめん」

紬『それで私、お金あげたりするのってあまり良くないとは思うんだけど、梓ちゃんにお年玉あげようって考えてるの。……どうかな?』

律「んー、確かにあの落ち込み方はなぁ……見てらんなかったし、先輩から後輩にって事ならお年玉くらいあげてもいいんじゃね?唯もあげてたし」

紬『うん!そうだよね!』

律「私も可哀想な後輩に恵んでやるとするかな。じゃあ今から梓んち行こっか」

紬『了解です!』
256 : ◆lzGvG3ZLGA [sage]:2011/01/03(月) 15:33:05.87 ID:w8joR0go
中野家

律「ふー、さみー!着いた着いた」

澪「あ、律……ムギ……」

紬「澪ちゃん!どうしてここに?」

澪「いや……ちょっと今日ははしゃぎすぎて梓の事まで気が回らなくて、だからその……梓にお年玉を……」ゴニョゴニョ

律「澪……」

澪「……私達、いつも練習全然しないで梓のことむつけさせてばかりだし、お正月くらいは梓を笑顔にさせてあげたいっていうか……」ゴニョゴニョ

紬「澪ちゃん……!」
257 : ◆lzGvG3ZLGA [sage]:2011/01/03(月) 15:35:10.17 ID:w8joR0go
唯「あれー?なんでみんなあずにゃんの家の前にいるのー?」トコトコ

律「唯!お前こそなんで……」

唯「さすがに500円だけじゃあずにゃんも可哀想かなーと思って。お年玉少なくて落ち込んでたみたいだし」

紬「ふふふ、みんな考える事は一緒ね」

律「プッ……!まったくもう、どうせならもっと早く気ぃ遣ってやれっつーの」

唯「えっ?じゃあみんなも?」

律「へへへ」

紬「うふふ」

澪「フフッ、じゃあインターフォン押すぞ」

ピーンポーン
258 : ◆lzGvG3ZLGA [sage]:2011/01/03(月) 15:37:26.55 ID:w8joR0go
ガチャリ

梓「あれ?みなさんどうしたんですか?こんな時間に」

澪「あ……梓、いや、なんていうか今日は私……」

紬「梓ちゃん、はいどうぞ!」スッ

梓「え?これって……」

律「ほら、私からもお年玉だ。あんまり多くないけどな」

梓「そ、そんな……悪いですよ……」

澪「遠慮しなくていいよ。たまには私達にも先輩風吹かさせてくれ。ごめんな、私、今日ははしゃぎすぎちゃって……」

唯「はいあずにゃん!今度はちゃんとしたお年玉だよ!」

梓「みなさん……」グスッ
259 : ◆lzGvG3ZLGA [sage]:2011/01/03(月) 15:38:55.96 ID:w8joR0go
梓「わかりました!ありがたく頂きます!」

唯「よかったねーあずにゃん!」

梓「はい!ありがとうございます!」ビリビリ

律(って目の前で開けるのかよ)

梓「……あ……」

梓「……」ショボーン

紬「あっ!ご、ごめん!少なかった……?だったらもっとあげるから元気出し…」

梓「……もういいです」
260 : ◆lzGvG3ZLGA [sage]:2011/01/03(月) 15:42:24.48 ID:w8joR0go
唯「あずにゃん?」

梓「お気遣いありがとうございました。でも今日は一人にさせてください……」

澪「そ、そうだ梓っ!なんなら今日私が買った服もあげるから!な!」

梓「もういいです……。帰ってください……。ほっといてください!」

律「お……おい梓……?」

梓「みんなしてピラピラばっかり!もういいです!!」

唯澪律紬「!?」
261 : ◆lzGvG3ZLGA [sage]:2011/01/03(月) 15:43:43.99 ID:w8joR0go
梓「高校生になったからって!」

梓「お母さんもお父さんもお爺ちゃんもお婆ちゃんも! 」

梓「先輩達までピラピラばっかり!」

梓「チャリチャリ!チャリチャリいっぱいのほうがいいですー!うわーーん!!」ジタバタ

唯澪律紬「」





あずにゃんが紙幣の価値を理解して、優しい先輩達のために賽銭箱に投げ入れるのはもう少し先のお話である……。



おしまい
262 : ◆YLd69HC/To [sage]:2011/01/03(月) 15:50:06.34 ID:jmcem4Io
乙です

3レスほど、投下します
263 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/03(月) 15:50:35.43 ID:jmcem4Io
和「それでは、新婦の挨拶です」

唯「うふふ、まずは和ちゃん、わたしたちの結婚式の司会、引き受けてくれてありがとね」

唯「そして皆様、本日はわたしたちのために、こんな素晴らしいお祝いをしていただきまして、ありがとうございました」

律「唯ー! きれいだぞー!」

唯「ありがとうりっちゃん。わたしたちは本当に幸せものです!」

唯「こんなに素敵な人とめぐり逢えて、ここまで行き着けたことに、感謝しています」

憂「うぅ……おねえちゃあぁん……おめでとおぉぉ……」グスッ

唯「今日のこの感動をいつまでも忘れず、お互いを思いあって、幸せな家庭を築きあげたいと思います……」

唯「まだまだ未熟な私達ですので、今後ともご支援、ご鞭撻の程よろしくお願いいたします!」

さわ子「まさか教え子に先越されると思ってなかったわー!」

律「げっ、さわちゃん酔ってるし……」

――――――
―――
264 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/03(月) 15:51:23.87 ID:jmcem4Io
ひろうえん!

澪「唯、綺麗だったよ」

唯「ありがと澪ちゃん、わたしももう大人になれたかな?」

澪「あぁ、すごく立派だ」

唯「えへへ……」

律「ほら飲め飲めー! 今日はめでたいなー!」

澪「新婦を酔わせるんじゃない!」ガツン!

律「ったー!……酔いがさめたぜ……」

紬「ねぇねぇ唯ちゃん、お相手の男性とはどこで知り合ったの?」

唯「あ、聞きたい? ムギちゃん聞きたい? うふふふ〜」

紬「ぜひ聞かせて!」

唯「えっとね……あれは、忘れもしないよ、去年の十月九日のこと……」

唯「彼とめぐり逢った瞬間、体に衝撃が走ったって言うか……とにかく、この人しかいない! って……」

唯「すごく……頭がどくどくしちゃって……///」

澪「そ、そうか……///」

唯「少し触れただけで、もう、澪ちゃんの歌詞借りるけど、まさに大気圏まで飛んで行っちゃうような……、えへへ、言葉にするのって難しいね……///」

律「このぉ〜、のろけやがってえ!」グリグリ

唯「あは、ごめんりっちゃん、でも……わたしたちはあの時、時速60キロで恋に落ちたんだよ……///」

――
―――
―――――

 大学を卒業し、地元の保育園に勤め始めたわたしは、慣れない子供たちの相手を終えた帰り道で衝撃的な出会いを果たしました。

 信号待ち。なぜこんなところに信号が設置されているのだろう、と疑問にも思うような人通りも少ない道路。
 いつもならば青信号になるまで待つのですが、わたしは早く帰宅して憂のご飯が食べたかったので、赤信号を渡ってしまったのです。
265 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/03(月) 15:52:04.08 ID:jmcem4Io
 横断歩道の白いところだけを渡っていると、法廷速度時速60kmの標識が煌いて、彼の雄雄しい声が聞こえてきました。

 うなり声のような、重く、勇ましい声。
 声のするほうを振り向くと、輝く双眸はまっすぐわたしを捉えていて、目を逸らせなくて。
 次の瞬間にはわたしはもう心を奪われていました。

 ファーストコンタクトは右腕、風を破るような勢いで触れあって、そのまま全身で彼の熱を強く受け止めて、――――わたしは道路脇に転がっていました。

 一瞬飛んだ意識を取り戻し、もう一度彼のほうを向くと、バンパーにはへこみひとつありませんでした。

 屈強なその肉体に思わず頭から血がどくどくと流れ出て、今まで知らなかった感情がだくだくとに頭の中に流れ入ってきました。

 わたしにも、いつか白馬の王子様が現れてくれて、どこかへ連れ去ってくれる。そう信じていたことがありました。
 しかしこのとき、わたしの前に白いトラックが現れて、荷台に乗せられてどこかへ運ばれるとは、誰が予想できたでしょう。

 これがわたしたちの出会いです。
 現実は小説よりも奇なりというように、白馬の王子様なんかより衝撃的で素敵な出会いが待ち受けていたのです。


――――――
―――
――

澪「す、素敵だな……///」

唯「えへへ……みんなにもきっといい出会いがあるよ」

トラック「ブロロン」

唯「あっ……、もう、いま友達と喋ってたのにぃ///」

トラック「ブローン」カッチ、カッチ、カッチ、カッチ、カッチ

さわ子「あ、ア、イ、シ、テ、ルのサインね! 羨ましいわ唯ちゃん!」

唯「も、もう……あとでハイオク入れてあげるから……///」

律「ひゅーひゅー! お熱いねぇ! わたしたちには構わず、はい、きーっす! きーっす!」

紬「きーっす! きーっす!」

トラック「ブロロン……///」

唯「ブロンクスくん……///」



おわり!
266 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/03(月) 16:24:41.06 ID:4iZ77gAO
乙!!
267 : ◆rRDW8MVFKc [sage]:2011/01/03(月) 16:50:16.26 ID:S3eXSfso
「森のおたんこなす」


律「♪」

梓「…律先輩、ご機嫌ですね」

澪「…だな、そのうち歌でも歌いだしそう」

律「あるー ひんけつ♪」

梓「ほんとだ、歌いだしちゃいました」

紬「澪ちゃんはりっちゃんのことなら何でもお見通しね!」

澪「ヘヘヘ////」
268 : ◆rRDW8MVFKc [sage]:2011/01/03(月) 16:51:59.27 ID:S3eXSfso
梓「でもあれ…」

澪「森のくまちゃんの替え歌だな」

紬(くまちゃん…)

梓(くまさんでしょ…)

律「森のーな かんちょう♪」

紬「浣腸だって」クス

澪「ムギが浣腸って言った」
269 : ◆rRDW8MVFKc [sage]:2011/01/03(月) 16:53:14.14 ID:S3eXSfso
律「くまさーん にんにく♪」

紬「くまさんがにんにくって…」クス

梓「…え?」

澪「どうした梓」

梓「うちの地元じゃ『くさい にんにく』でした」

紬「地元ルールがあるのね」ワクワク

澪「へー、うちじゃ律の歌ったとおりだったよ」
270 : ◆rRDW8MVFKc [sage]:2011/01/03(月) 16:55:27.04 ID:S3eXSfso
律「であーっ たんこぶ♪」

梓「あ、ここも違う」

紬「梓ちゃんのところは?」

梓「おたんこなす、です」

澪「おたんこなす?」

紬「であーっ おたんっこなっすー♪なの?」

梓「はい、おたんっこなっすー♪です」

紬「ほらほら、澪ちゃんも言ってみて!」

澪「で、であーっ おたんっこなっすー♪」テレ
271 : ◆rRDW8MVFKc [sage]:2011/01/03(月) 16:56:49.44 ID:S3eXSfso
澪「でもさ、文字数多くない?」

梓「一昔前のフォークならよくあることです」

澪「そうだけどさ…」

紬「であーっ おたんっこなっすー♪」クス

梓「急にリズミカルになりますよね」

紬「ふふふ、面白い」

梓「ところで、おたんこなすって何なんでしょうね?」

紬「それは後で教えてあげるね」クス

梓「あ、はい」

澪(しかし律、この後…地雷がある…)

梓(律先輩、ここでやめなきゃ…あの言葉が…)
272 : ◆rRDW8MVFKc [sage]:2011/01/03(月) 16:58:05.06 ID:S3eXSfso
律「花さーく もーりーのーみ…」

澪(言いやがった…!)

梓(ああもう、どうするんです!)

律「ち…ちん…////」

澪(やっと気付いた!そして照れてる!)

梓(さすがの律先輩でも言いにくいか…)

紬「ちんぽこ♪」

澪律梓(!?)
273 : ◆rRDW8MVFKc [sage]:2011/01/03(月) 16:59:16.74 ID:S3eXSfso
澪「ム、ムギ!」

梓「ムギ先輩!」

紬「え、違ったかしら?」

澪「そういう意味じゃなくて」

紬「うちじゃこうだったよ?」

律「いや、合ってるけど…」

澪「ムギとはかけ離れた単語だったから…な?」

梓「そ、そうですね」

律「ちょっとビックリしたって言うか」
274 : ◆rRDW8MVFKc [sage]:2011/01/03(月) 17:01:26.81 ID:S3eXSfso
紬「わたしだってラーメン食べたりするわ!」

澪「話が飛躍した」

律「でもムギがラーメン、それも似合わないな」

梓「ええ、ズズズッと吸ったりするんでしょうか…」

紬「コショウだって入れるし…」

梓「ラーメンにコショウはマストですね」

紬「麺1本の端だけ飲み込んで、あ゛ーって引っ張り出したりするわ!」

澪律「それはやめなさい」

梓(わたしもします!!)
275 : ◆rRDW8MVFKc [sage]:2011/01/03(月) 17:03:00.95 ID:S3eXSfso
バタンッ

唯「みんなー!」グスグス

律「唯?」

澪「どうした?」

唯「見て!和ちゃんひどいんだよ!」

紬「わあ、人差し指がムラサキ…」

梓「痛そうです…」

澪「」ミエナイキコエナイミエナイキコエナイ…
276 : ◆rRDW8MVFKc [sage]:2011/01/03(月) 17:04:25.79 ID:S3eXSfso
唯「今日掃除当番だったんだけどね、
  わたしが掃除用具取ろうとしたら和ちゃんがロッカー閉めたの!」

律「で、指を挟んだと」

梓「右手でよかったです、左なら練習できませんから」

唯「あずにゃんちょっとは心配してよ…」

紬「唯ちゃん手当てしなきゃ、こっちに来て?」

唯「痛くしないでね?」

紬「当たり前じゃない…ほら力抜いて?」

律「会話だけ聞くと」

梓「何か…」

澪「エロいな」

律「見えない聞こえない終わったのかよ」
277 : ◆rRDW8MVFKc [sage]:2011/01/03(月) 17:06:26.57 ID:S3eXSfso
唯「包帯ぐるんぐるんになりました!」

紬「ちょっときつく巻いちゃったかなあ?」

唯「曲がりません!」ピーン

律「じゃあピック持てないんじゃないか?」

唯「はい、今日は練習出来ません」

梓「またかあ…」

澪「何か唯の人差し指、ETみたいだな」

唯「ユイ、リッチャン、ズットトモダチ」ピタッ
278 : ◆rRDW8MVFKc [sage]:2011/01/03(月) 17:07:49.21 ID:S3eXSfso
律「ズットトモダチ」ピタッ

梓「本当だ、宇宙人みたいです」

律「え、おちんちん?」

梓「う、うちゅうじんです////」カーッ

澪「このタイミングでは言うんだな」

紬「さっき照れて言えなかったのにね」クス

唯「何の話〜?」
279 : ◆rRDW8MVFKc [sage]:2011/01/03(月) 17:09:25.78 ID:S3eXSfso
紬「あ、梓ちゃんちょっと…」

梓「何ですか?」

紬「おたんこなすって言うのはね、昔…」

梓「はい」

紬「吉原で遊女が嫌な客を『おたんちん』って呼んだの」

梓「お、おたんちん?」

紬「短いの『たん』、短いおちんこってことね」

梓「////」

紬「そして『ちん』の部分が転じて、小さい茄子、で『小茄子』になったの」

梓「こ、こなす…////」

紬「梓ちゃんは知らず知らずのうちに、そんなやらしいこと言ってたのね」クスクス

梓「…みたいですね」カーッ
280 : ◆rRDW8MVFKc [sage]:2011/01/03(月) 17:10:29.39 ID:S3eXSfso
紬「梓ちゃんは『花咲く森のみ ちんぽこ♪』の部分でひやひやしてたよね?」

梓「そ、そうですね」(またちんぽこって言った////)

紬「その前に、とってもやらしいこと言ってるのよ!」

梓「や…やめてください////」カーッ

紬「きゃ、淫乱♪」


唯「何の話だろうね?」

律「ちんこの話だよ」

澪「コラコラ」


以上 終わり!
281 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/03(月) 17:11:49.10 ID:MRNwKbMo

俺のところは

花さっく もーりーのーみーちんぽこどっこいしょ

だったな
282 : ◆EcBAM3MUZY [sage]:2011/01/03(月) 18:00:14.97 ID:vm1xb1go
乙です
投下始めます
283 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/03(月) 18:00:45.68 ID:vm1xb1go
唯「ムギちゃんって乳輪大きいよね」
284 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/03(月) 18:01:40.79 ID:vm1xb1go
紬「えっ」

唯「一緒にお風呂入る度に思ってたんだけど」

唯「でかいよね」





紬「そんなことないと思うけど……」

唯「ううん。絶対大きいよ」

律「そう言えば大きいよな」

紬「りっちゃんまで」

澪「2人とも、ムギに失礼だろ!」

梓「そうですよ。いきなりにゅっ…乳輪の話するなんておかしいです」
285 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/03(月) 18:02:30.63 ID:vm1xb1go
紬「ね、いつもみたいにティータイムにしよ?」

唯「ムギちゃんの乳輪が気になってお菓子が喉を通らないよぅ」

律「いったい何食べたらあんなになるんだろうな」

梓「ムギ先輩は胸が大きいんだから乳輪が大きいのも当たり前なんです!」

紬「ありがとう梓ちゃん」

律「澪だって胸はでかいけど」

唯「別に乳輪大きくないよね」

澪「ちょっ」

律「500円玉サイズだもんな、みお〜」

澪「なっ!」

唯「2つ合わせて1000円だね〜。いいな、お金持ち!」

澪「やめろお前ら!」

梓「ムギ先輩はもっとお金持ちだから500円玉より大きいんですよね?ね?」

紬「梓ちゃん……フォローになってないわ」
286 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/03(月) 18:03:00.59 ID:vm1xb1go
澪「いい加減にしろよ!ムギが可哀想じゃないか」

唯「えー、澪ちゃんはムギちゃんの乳輪気にならないの?」

澪「ならないよ。そんなまじまじと見たことなんてないし」

律「じゃあ今見てみたらどうだ?」

澪紬「えっ」
287 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/03(月) 18:03:27.54 ID:vm1xb1go
律「澪と梓に乳輪見せて、でかいかどうか答えてもらえばいいじゃん」

唯「ナイスアイデアだねりっちゃん!」

澪「また馬鹿なことを……相手にしなくていいからな、ムギ?」

紬「分かった!今2人に見てもらう」

澪梓「えっ!?」

紬「私もはっきりさせたいから……」

唯「おぉ、ムギちゃんかっこいい」


ぬぎぬぎ
288 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/03(月) 18:03:56.61 ID:vm1xb1go
紬「ど、どう!?」 ぽよん

澪「(うわっすごく綺麗だ……)」

梓「(やわっこそう……)」

紬「ねえ、何か反応してくれないと」

澪「あっうん。えぇっと」


澪「わ、私よりは大きい。かな」

紬「そう……」

律「(角の立たないフツーの回答しやがったな)」

唯「あずにゃんも感想をどうぞ」

梓「にゃっ私も!?」

唯「当然!」
289 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/03(月) 18:04:37.31 ID:vm1xb1go
紬「大きい!?大きくない!?」

紬「答えて!」

梓「こ……」

紬「『こ』?」

梓「これも、まあ…個性ですよね」

紬「」




紬「うわああああああん!」 ダダダダダッ

ガチャッ

バタン!


唯「ムギちゃん…出てっちゃった」

澪「乳丸出しで……」
290 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/03(月) 18:05:31.15 ID:vm1xb1go
唯「あずにゃんが酷いこと言うから!」

梓「えぇ!?明らかに唯先輩と律先輩のが酷いこと言ってたじゃないですか!」

律「まあ。この娘ったら先輩に責任を負わせようとしてますわよ」

唯「せきにんてんかですわね」

澪「馬鹿なこと言ってないで早くムギを連れ戻すぞ!」

唯「あの乳輪を衆目に晒すわけにはいかないもんね!」
291 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/03(月) 18:06:13.19 ID:vm1xb1go
唯「ムギちゃんどこ行っちゃったんだろ」

澪「教室にもいなかった」

唯「電話は?」

澪「携帯、カバンに入ったまんまみたい」

唯「何も持たずに飛び出しちゃったんだね」

梓「それだけショックだったんですよ」

律「おーい!」

澪「あ、律」
292 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/03(月) 18:06:51.69 ID:vm1xb1go
律「下駄箱見てきたんだけど……」

澪「どうだった?」

律「くつ無かった。学校の外出ちゃったみたいだな」

梓「半裸で外に出ちゃうなんて……」

澪「まだそんなに遠くまで行ってないはずだ!早く見つけよう!」

唯「あの巨乳輪の被害を最小限に食い止めなきゃね」
293 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/03(月) 18:07:41.46 ID:vm1xb1go
澪「ムギー!聞えてたら返事してくれー!」

梓「ムギせんぱーい。どこですかー?」

唯「乳輪のおっきいムギちゃ〜ん」

律「大納言〜」

澪「そんな風に呼んだら聞えてても出てきてくれないだろ!」

梓「真面目に探してください!」

律「へーい」

澪「なんでそんなにやる気無いんだよ」
294 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/03(月) 18:08:12.68 ID:vm1xb1go
律「思ったより遠くに行っちゃったのかもなぁ」

澪「手分けして探そうか」

梓「そうしましょう」

唯「じゃあ私はあっち探すね」

律「私はそっち行ってみるよ」

梓「私は一度学校に戻ってみます」

澪「分かった。私は向こうを探すから」

澪「ムギを見つけたら連絡してくれ」
295 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/03(月) 18:08:58.57 ID:vm1xb1go
梓「学校まで戻ってみたものの……」

梓「ムギ先輩の下駄箱がどこだか分からないや」

梓「とりあえず部室に行ってみよう」


ガチャ

梓「いない、か。荷物置きっぱなしだし、戻ってきた形跡も無いなぁ」

梓「はぁ」

バタン

純「あれ、梓じゃん」

梓「あ、純。ジャズ研は?」

純「今終わったとこだよ」

純「梓は何してんの?」
296 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/03(月) 18:09:43.67 ID:vm1xb1go
梓「実はかくかくしかじかで……」

純「ええぇ!?ムギ先輩が乳輪のでかいことを指摘されたショックで失踪!?」

梓「声がでかいよ純!」

生徒A「クスクス」

生徒B「むぎって2組の琴吹さんのことでしょ?」

生徒C「乳輪でかいんだー」

純「はっごめん」

梓「…気を付けてね」



梓「確かに乳輪はちょっと大きめだったけど、とっても綺麗なおっぱいなんだよ」

純「梓も声でかいよ」

生徒A「綺麗なんだって」

生徒B「肌白いもんね」

梓「あっ」

梓「そういうわけだから、もしムギ先輩を見つけたら教えてくれないかな?」

純「分かったよ。ジャズ研のみんなにメールしてみる!」

梓「助かるよ。じゃあ、またね」

純「バイバイ。 …梓も苦労してるなぁ」
297 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/03(月) 18:10:36.92 ID:vm1xb1go
唯「ムギちゃーん!乳輪のおっきなムギちゃーん!」

憂「お姉ちゃん?」

唯「あ、憂〜。お買いもの?」

憂「うん。お姉ちゃんは今帰り?」

唯「うーん。帰りなような帰りじゃないような」

憂「何か叫んでたけどどうかしたの?」

唯「実はね…」
298 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/03(月) 18:11:17.71 ID:vm1xb1go
憂「紬さんが自分の乳輪がデカいのを苦に国外逃亡!?」

唯「声が大きいよー」

憂「はっごめん」

通行人A「紬さんって琴吹さんとこのお嬢様だよな?」ヒソヒソ

通行人B「金持ちってのはやることが分からんね」ヒソヒソ

唯「そういうわけで私たちムギちゃん探してるんだ」

憂「そうなんだ……」

唯「そうなんだよ。ムギちゃんってたまに子供っぽくてかわいいよね」

憂「じゃあお姉ちゃん、一緒に探そっか」

唯「うん。ありがとう」
299 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/03(月) 18:11:52.64 ID:vm1xb1go
律「ムギ…さっきはからかったりして悪かったよ」

律「出てきてくれよ……」

中学生A「あれお前の姉ちゃんじゃね?」

聡「ホントだ。何か独り言つぶやいてる」




聡「ねえ…ちゃん?」

律「おう、聡」

聡「どうしたんだよ」

律「お前に言っても分かんねーよ」

聡「そんな言い方するなよ、教えてよ〜」

律「…ほら、ムギって知ってる?前家に来た」

聡「ああ、あのおっとりしてる人?」

律「そうそう。そのムギがさ…」
300 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/03(月) 18:12:31.28 ID:vm1xb1go
聡「乳輪オバケとなって集落を襲ってる!?」

律「早く退治しないとやばいんだ!お前もムギを見つけたらすぐ知らせてくれ!っじゃあな!」

聡「分かったよ…ってもう行っちゃった」


中学生A「おい田井中!」

聡「なんだよ」

中学生A「俺たちが先に乳輪オバケ捕獲しちゃおうぜ!」

聡「えぇ?別にそこまでしないでもいいだろ」

中学生B「何言ってんだ!行くぞ」

聡「何でそんなに張り切ってんの?」

中学生A「だって、見たいじゃん …おっぱい」

聡「ですよねっ!」
301 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/03(月) 18:13:11.46 ID:vm1xb1go
澪「ムギー!居たら返事してくれムギー!」


紬「……澪、ちゃん」

澪「ムギ!こんなところに隠れてたのか!」

紬「……」

澪「そんな格好で外に出たら襲われちゃうぞ」

紬「私みたいな巨乳輪女なんて誰も相手にしないもん!」

澪「拗ねるなよ」
302 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/03(月) 18:14:01.75 ID:vm1xb1go
澪「唯も律も反省してるみたいだから」

紬「もしかしてみんなで私を探してくれてたの?」

澪「まあね」

紬「ごめんなさい…私みんなに迷惑かけちゃったわ」

澪「ううん、悪いのは律たちだよ」

澪「あっそうだ。みんなにメールしなきゃ」

To 唯   [複]
Sub ムギ発見!
──────
ムギいたよ。
ファミレスの側です。
梓はムギの服と荷物
持って来てくれる?


澪「送信!」
303 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/03(月) 18:14:36.56 ID:vm1xb1go
梓「あ、メール…澪先輩からだ」

梓「わぁ!ムギ先輩見つかったんだ!良かったぁ」

梓「あっそうだ、純に知らせなきゃ」

梓「『ムギ先輩ファミレスの側で見つかったって』…っと。送信」



律「澪からメール!…へぇ。ムギ見つかったのか」

律「良かった。聡にも一応報告しとくか」

律「……」

律「もしもし?聡か?」

律「ムギの奴無事見つかったそうだ」

律「うん澪が。ファミレスの近くだってさ」

律「じゃあそういうことだから。もし探してくれてたんならありがとな」
304 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/03(月) 18:15:17.72 ID:vm1xb1go
中学生A「お姉さん、なんだって?」

聡「うん。ああ、乳輪オバケ捕獲されたらしいよ」

中学生B「マジで!?」

中学生A「見に行こうぜおっぱい!」

聡「おう!ファミレスのそばだってさ」



唯「澪ちゃんからメール来たよ。ムギちゃん見つかったって」

憂「ホントに!?よかったねぇ!」

唯「ファミレスの側にいるんだって。すぐ行こ!」

憂「そうだね!」


通行人A「ファミレスだって」

通行人B「琴吹の御嬢さんが乳丸出しで突っ立ってるのか…ゴクリ」
305 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/03(月) 18:15:52.30 ID:vm1xb1go
律「ムギ……」

紬「あ、りっちゃん」

律「その、悪かったよ。本当にゴメン!」

紬「…もういいよ。心配かけてごめんね」

澪「あとは唯と梓が来るのを待とう」

律「うん」
306 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/03(月) 18:16:19.47 ID:vm1xb1go
律「こっちに猛スピードで駆けてくるの、アレ唯じゃない?」

澪「ホントだ。憂ちゃんもいる」


だだだだだっ

唯「ムギちゃん!」

紬「ゆ、唯ちゃん」

唯「良かった!もしムギちゃん(の乳輪を見た人)に何かあったら私……」 グスン

紬「私は大丈夫だから、泣かないで、ね」

唯「うん…ごめんなさい……」
307 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/03(月) 18:16:49.92 ID:vm1xb1go
憂「あの、」

紬「どうしたの憂ちゃん?」

憂「さっきからどんどん…人が増えてませんか?」

澪「えっ」

律「そう言えば…確かに」

紬「心なしか視線を感じるわね」




通行人A「あれが琴吹さんのおっぱいだよ」

通行人B「お金持ちって乳輪までゴージャスなんだね」

中学生A「おい、見ろよあれ」

聡「軽くトラウマになるわ」

中学生B「」 シュッシュッシュッ

ジャズ研部員A「あれが紬先輩のおっぱい・・・ゴクリ」

純「本当に乳輪おっきいね」

ジャズ研部員B「肖りたいね」

純「それはないかな」
308 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/03(月) 18:17:31.98 ID:vm1xb1go
唯「人だかりができてる!」

憂「(純ちゃん……)」

紬「恥ずかしいよぉ」

澪「ねえ、何で聡までいるの?」

律「私は知らない……」





    「乳輪でけぇ!」
「乳神様じゃ!」    「乳神様の祟りじゃあ!」
           「特殊メイクか何か?」
     「初めて見た生パイがこんなだなんて」
               「むしろ俺得」      「3.141592……」
 「シュッシュッシュッ」          「生きてて良かった」
     「日本四大がっかりおっぱい」


澪「梓ぁぁ!早く来てくれぇぇ!!」
309 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/03(月) 18:18:17.42 ID:vm1xb1go
紬「もうやだ……グスン」

梓「遅くなっちゃってごめんなさいホントに」

律「全部私たちが悪いんだ。ムギをこんなに傷つけることになるなんて…」

唯「全く馬鹿なことしちゃったよ」

紬「……」

澪「私はムギのおっぱい嫌いじゃないよ?」

紬「今更…気休めなんて…聞きたくないよぉ……」 ポロポロ
310 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/03(月) 18:19:07.24 ID:vm1xb1go
澪「……」

澪「ムギ、今からちょっと来てほしいところがあるんだ」

紬「どこも行きたくない!」

澪「いいから付いて来て。そんな遠くないから」

紬「……うん」






紬「ここは、美術館?」

澪「うん。たまに来るんだ」

紬「そうなんだ。私はあんまり…」

澪「そう?ムギってこういうとこ好きそうなイメージあったよ」

紬「ううん、嫌いじゃないんだけど」

澪「今私の好きな画家の個展やっててね」

紬「誰?」

澪「ギュスターヴ・クールベって人」

紬「知らないわ」

澪「そっか。まあとにかく入ろうよ」

紬「う…うん」
311 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/03(月) 18:19:50.90 ID:vm1xb1go
澪「この絵をムギに見せたかったんだ」

紬「『波の中の女』…?」

澪「うん。よく見てごらん」

紬「あっ」

澪「大きいだろ?乳輪」

紬「ええ、大きいわ。でも……」

紬「でも、とっても綺麗な女の人ね」

澪「私もそう思うよ。だからムギもな」

澪「もっと堂々としてていいんだよ」

紬「私も?」

澪「ムギは綺麗なんだから」

紬「そう…かな?」テレテレ

澪「そうだよ」
312 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/03(月) 18:20:24.55 ID:vm1xb1go
紬「でもやっぱり乳輪が大きいのはマイナスよね」

澪「そんなことない!」

紬「えっ?」

澪「知ってるか?ヤップ島で未だにデカい石のお金が使われているのは大きな乳輪に肖っているからなんだ」

紬「そうなんだ?」

澪「楊貴妃がどうして玄宗皇帝に溺愛されたか知ってるか?」

紬「知らないわ」

澪「乳輪が大きいからさ」

紬「そうなんだ?」

澪「どうして築山御前が夫・徳川家康に殺されたか知ってるか?」

紬「知らないわ」

澪「乳輪が小さかったからさ」

紬「澪ちゃんって博識なのね〜」

澪「そ、そうでもないよ?」 テレテレ
313 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/03(月) 18:21:07.67 ID:vm1xb1go
澪「だからね、ムギも自分の乳輪に自信持っていいんだよ」

紬「うん」

澪「私は結構好きだぞ」

紬「ありがとう澪ちゃん。私元気出たわ!」

澪「そりゃ良かったよ。じゃ、帰ろうか?」

紬「うん!帰ろっ」 ぬぎぬぎ

澪「何で脱ぐの?」

紬「だってみんなに見てもらいたいもの!」 ぽよんっ

澪「」
314 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/03(月) 18:21:52.00 ID:vm1xb1go
こんばんは、澪です。
ムギが失踪したときはどうなるかと思ったけど
明日からもいつも通りのにぎやかな軽音部、平和なティータイムが続くのでほっとしてます。
でも何故か、ムギが服を着なくなりました。
何度着ろと言っても聞いてくれません。丸出しです。
最近本格的に寒くなったので風邪でもひかないか心配です。

おわり
315 : ◆EcBAM3MUZY [sage]:2011/01/03(月) 18:22:31.35 ID:vm1xb1go
どうもありがとうございました
次の方よろしくお願いします
316 : ◆.LMqmG8Hlg [sage]:2011/01/03(月) 19:57:03.17 ID:8LC60ISO
16番手?
317 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/03(月) 19:57:49.96 ID:8LC60ISO


聡「唯さん、もう本当に出ちゃいますって……」

唯『じゃあ出せばいいじゃん』


318 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/03(月) 19:59:28.30 ID:8LC60ISO

 田井中家 夜

聡「いや、出せばいいじゃんって言いましても」

唯『出したいんでしょ?』

唯『私もこうして好き放題してるんだし、キミも出したいなら出せばいいじゃん』

聡「ちょっと理屈がわかんないです。俺が損するだけじゃないですか」

聡「ほんとに、いいから早く……」

唯『……』

 チョロロッ チョロ…

聡「ちょ、唯さんまたそれ」

唯『ん、ふぁ……』シャァァァ…

唯『なんと言われても、どかないからね。ん……』

聡「っ……唯さん、マジで限界なんスけど……!」

聡「ぅあ……だめだっ、でるうっ!!」
319 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/03(月) 20:02:18.93 ID:8LC60ISO

――――

 その日の夕方 田井中家の居間

律「っかー、5人だとゲームやりにくいなあ」
澪「どうしても1人余りが出ちゃうな。仕方ないけど」

梓「グチってないで、早く誰が代わるか決めてくださいよ」

律「んだな。いくぞー、最初は」

唯「ちょいとタンマ!」

律「ぐ……なんだよ?」

唯「トイレいかせてください!」

律「はいはい……部屋出て右の左な」

唯「どもども」タタッ

紬「じゃあトイレの間、梓ちゃんを入れてやろっか」

梓「え、でもいいんですか? 唯先輩」
320 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/03(月) 20:03:07.01 ID:8LC60ISO

唯「いーよ、すぐには戻ってこれそうにないし」

梓「ああ、ウン……ン、ウン! では遠慮なくいただきますね」

律「よっしゃ、やるぞー」

 とととっ

唯(右行って……左側)クルッ

唯(ここかな)ガチャ

唯(ここだ)パタン

唯(……便座の脇についてるこれ、なんだろう)

唯(おしり? び、で? ……あ、もしかしてウォシュレット?)

 カチャカチャ スルリ

唯「よいしょと」トスン

唯(まあ今は、先にトイレしなきゃ)

唯「ふ、むっ」ぶりぶり
321 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/03(月) 20:04:17.15 ID:8LC60ISO

 ポチョン

唯「ふはぁ。」

唯(……ウォシュレット、使ってみたかったんだよねー♪)

唯(おしり……かな? スイッチオン!)ポチ

 ウィーン

唯「お、おお……」ドキドキ

 プシャァァァ

唯「っは!?」ビクッ

唯「あっ、ちょ……んんっ」

唯「や、やだっ」ポチポチ

唯「は、あ、止まんな……」

唯「……〜〜っ!!」ゾクゾクッ

唯「とまって、とまってよう……」ポチッポチッ
322 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/03(月) 20:05:03.05 ID:8LC60ISO

唯(どうして止まらないの、やだ、やだっ!)ガクガク

唯(……『止』?)ハァハァ

 ポチッ

唯「ふう、はあっ……」

 チョポポポ…

唯(止まった)

唯「……」ボー

唯(とりあえず、ウンチを流そう)ジャーッ

唯「んっと」

唯(「おしり」ボタンで)ポチ

 シャァァァ

唯「あくっ……ふ」

唯(「止」ボタンで、止まる)ポチ

 チョポポ…
323 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/03(月) 20:06:17.24 ID:8LC60ISO

唯「……」

唯(ウワサの通り、お尻はすごくすっきりしたけど)

唯(こんなだなんて、聞いてないよ……)

唯「……」ポチッ

 プシィィィ

唯「あ、あっ……ん」

唯「はあっ、く、きゅ……」

唯(やっぱり、気持ちいいよこれ)

唯(ウォシュレット……アソコいじるより良いよぉ)

 シャアァァァ

唯「あっく、ふ、んやぁ……」ピクピクッ

唯(手も疲れないし……完全に大人のオモチャだよ)

唯「んあっ、あっ、あっ……」
324 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/03(月) 20:07:06.43 ID:8LC60ISO

――――

律「ろおおおいらああああ!!」

梓「いやああああ!!」

 ピュー

律「はい1位〜超1位〜」

梓「なっ、うそです! 私の方が早かったです!」

澪「ムギー、逆走してるぞー」

紬「このコース迷路みたいでわからないの」

澪「はい私の勝ちー」ピュー

紬「くう」

律「さて、ちょいと失礼して」スック

澪「ん、どうした律?」

律「いやなに。トイレだよ」
325 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/03(月) 20:07:58.47 ID:8LC60ISO

澪「唯がまだ入ってるだろ?」

律「ん、まあそろそろ出てくるだろうし。……あれから何分経った?」

紬「20分くらいだと思うけど」

梓「お腹の調子悪いんですかね?」

律「そんな風には見えなかったけど……ちと様子見てくる」

梓「あ、私も……」

律「お前は私に負けたんだから修行でもしてなさい」

梓「んがっ!?」

律「ちゅーことで行ってくるわー」

 スタスタ

律「んー」

 コンコン

律「ゆいー?」
326 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/03(月) 20:10:16.02 ID:8LC60ISO

律「……唯?」

 ガチャガチャ

律「おーい? 生きてるかあ?」

唯『……はっ、かろうじて、生きております』

律「腹の調子悪いのか? なんなら、薬持ってくるけど」

唯『……そうじゃないけど』

律「そうか?」

唯『ん』

律「けど、もう20分こもってるんだぞ。無理しないで言っていいぞ」

唯『んー……』

唯『じゃあその。訊いてもいいかな』

律「おう、なんだ?」

唯『りっちゃん家のウォシュレット、もらっていい?』
327 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/03(月) 20:11:40.92 ID:8LC60ISO

律「あん?」

唯『ウォシュレット……欲しいな。きゅるりん』

律「そういうのは親御さんと話して下さい」

唯『りっちゃんドケチ!』

律「あぁん!?」

唯『まあそう言うだろうってのは分かってたよ』

唯『だがねりっちゃん、私にも考えがある』

律「おーい」

唯『私はここを動かない!』

唯『りっちゃんがウォシュレットをくれるまで、トイレにこもり続けるから!』

律「そんなにウォシュレットが欲しいか!」

唯『欲しいよ! だってさぁ、ほらぁ!』ポチッ

唯『あっあ……ウォシュレットって、はああぁぁ……最高だよねぇ』シャァァァ

律「アホやこいつ」
328 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/03(月) 20:13:08.03 ID:8LC60ISO

 スタスタ

律「パンパカパーン、唯が壊れましたー」

澪「おう、おめでとう」

澪「……はっ?」クルッ

律「唯ちゃんが壊れまちたでちゅ」

梓「何があったんですか……」

律「わ、私には分からない次元の話でさあ」

紬「私たちも様子を見にいってみない?」

澪「うん、そうするか」

 トタトタ…

律「……」

律「っ」モジ

律「まずい、トイレ行きたい」
329 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/03(月) 20:14:04.64 ID:8LC60ISO

 スタスタ

澪「律も来たのか」

律「みお。後は任せた」

澪「え?」

律「私はトイレに行ってくるから。じゃっ!」

梓「逃げっ!?」

紬「……限界だったのよ、たぶん」

梓「はあ……あの、唯先輩?」

唯『っあ、ふ。なあに、あず、にゃん?』

梓「なにをして……らっしゃるんでしょうか」

唯『ウォシュレットを使ってるんだよ。き、きもちいよぉ』

梓「……あの、私トイレしたいんですけど」

唯『だー、め……りっちゃんがウォシュレットくれるまで、ここは開けないもん』
330 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/03(月) 20:14:56.43 ID:8LC60ISO

梓「……そのりっちゃんは今はどこかへトイレを借りに行ったわけですが」

唯『え。ん……それじゃ篭城してる意味がぁ』

梓「じゃあ出ません?」

唯『出ません』

梓「そうですか……」

梓「と……まぁ、だいたいこんな感じですね」

澪「確かに壊れてるなあ」

紬「どうしたらいいの、これ?」

澪「唯がトイレにこもっていても、私たちにさほど影響はないけど……」

澪「律に頼まれたし、なんとかしてこのドアを開けさせないとな」

梓「可能でしょうか?」

澪「さあ。とにかく手を尽くしてみよう」

紬「まずは作戦会議ね。部屋に戻りましょう」
331 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/03(月) 20:15:35.57 ID:8LC60ISO

 トタトタ

澪「さてと。どうするかな」

梓「憂を呼びません? 唯先輩って怒った憂が苦手みたいですし」

紬「憂ちゃんね、確かに有効そうだわ」

澪「じゃあムギえもん、早速出してくれ」

紬「はいさほいさ」ゴソゴソ

 パッパカパッパ パーパーパーン

紬「 のどかちゃん 」

和「えっ? ここどこ?」

紬「間違えちゃった☆」テヘッ

梓「ついでですから、和先輩も巻き込んじゃいましょうか」

澪「いい案だな。唯の扱いにも長けてるだろうし」

紬(ボケたのに誰も叩いてくれない……)シュン
332 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/03(月) 20:16:29.22 ID:8LC60ISO

澪「部屋を出て右行って左だ、和」

和「なんなのこの状況?」

澪「いいから。そのドアの先に唯がいるから、状況は唯に教えてもらえ」

和「……ああもう、わかったわよ」スック

 スタスタ

紬「それじゃ改めて、憂ちゃんを出すわね」

梓「はい、お願いします」

紬「これかしら?」ゴソッ

 パッパカパッパ パーパーパーン

紬「 ういちゃん 」

憂「きゃあーっ!?」

梓「は、裸だー!!」ブーッ

憂「梓ちゃ、あ梓さんのえっちー!!」

梓「ノリが良いってレベルじゃない」
333 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/03(月) 20:17:14.79 ID:8LC60ISO

憂「ところで、お姉ちゃんがウォシュレットにハマって閉じこもったと聞きましたけど」

澪「誰から聞いたんだよ」

憂「すいません、姉がご迷惑をおかけして……」

梓「でもやっぱり人となりは完璧だ」

紬「……憂ちゃん、それで唯ちゃんを外に出すには」

憂「お姉ちゃんはウォシュレットが欲しいと言って閉じこもったんですよね」

憂「だからウォシュレットを与えれば、出てくると思いますが」

梓「まあもっともな話だね」

澪「でも、ウォシュレットって高いし……今余裕ないぞ」

梓「恥ずかしながら私も……」

憂「いま月末で……」

 チラッチラッ

紬「……」
334 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/03(月) 20:18:14.65 ID:8LC60ISO

澪「……」

紬「わかった、出すわ、出しますってば」ゴソゴソ

紬「 さいふ 」パカパヤ

澪「よし。じゃあ早速出かける準備をしよう。憂ちゃんそろそろ服着ようか」

憂「えっ、でも」

澪「着なさい!」

憂「はいっ」

 トタタ…

梓「このへんでウォシュレットがあるところというと……」

澪「あそこの……トンちゃんのホームセンターかな」

澪「律の家からだと片道で30分くらいだ」

紬「運ぶのが大変だから、帰りはもっとかかるかもしれないわ」

梓「とにかく先ずは唯先輩に報告しません?」

梓「買うって言ったら出てきてくれるかもしれませんし」
335 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/03(月) 20:19:26.83 ID:8LC60ISO

紬「そうね。伝えてみようかしら」

澪「そういえば、和が遅いな。何してるんだ?」

紬「ミイラとりがミイラ、とか」

梓「まさか。そんなはず」

澪「見に行ってみるか……」

 トタトタ

澪「和ー? 何して……」

和「おおおぉぉっ! んほおおおおおっ!!」グチュグチュ

唯『和ちゃんっ、ねえ、大丈夫なのっ?!』

紬「狂った雄牛のように呻いているわ」

梓「性欲って汚いですね」

憂「こんなことを和さんから反面教師的に教わるなんて、夢にも思ってなかったよ」

梓「いたんだ、憂」

澪「ムギ、あのドブメガネをしまってくれないか」
336 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/03(月) 20:20:12.19 ID:8LC60ISO

紬「こういう役割ばっかり……」ムンズ

和「くぁっ、ちょ、何するのよっ」ボタボタ

 ズポンッ

紬「ふぅっ……手にちょっとついたわ」

澪「『和』だけにな」

紬「……語尾について言ってるの? 今のはものすごくつまらなかったわよ」

澪「わーわー言えばいいってものでもないな」

紬「うわぁ」

憂「掃除終わりました!」

澪「いたのか憂ちゃん。……服は?」

憂「お掃除で汚れてしまったので脱ぎました!」

澪「なんかもういいや」

唯『憂いるの?』

憂「あ、お姉ちゃん。憂だよ」

唯『さっき和ちゃんが来てくれたんだけど、急にバグっちゃって』

梓「唯先輩もかなりのバグを起こしてますけど」
337 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/03(月) 20:21:03.69 ID:8LC60ISO

唯『むっ、あずにゃん! お尻は気持ちいいんだよ!』

梓「はいはい……今からウォシュレット買ってきますから、そしたら出てくれますか?」

唯『え? ……ううむ』

憂「律さんの家のより気持ちいいの買ってくるから!」

唯『こ、これよりも……』

唯『わかった、買ってきたら……ね?』

澪「よし、じゃあ約束したところで、早速行くか」

 トタトタ

紬「あ、少し待って」

澪「どうしたムギ?」

紬「このまま皆で出ていったら、りっちゃん家は空き家状態になっちゃうわ」

憂「お姉ちゃんがあの状態ですし、鍵もかけられませんし、確かにそうですね」

梓「誰かが留守番しないといけませんね」
338 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/03(月) 20:22:03.49 ID:8LC60ISO

憂「私は行きます。お姉ちゃんのお尻の穴のことは、私が一番よく知ってます」

紬「私も、お財布だから行かないと」

澪「梓は?」

梓「残った方がいいと思います。澪先輩も」

梓「最低2人はいないと、何かあったときに対処がしにくいです」

澪「じゃあ、憂ちゃんとムギでホームセンターに行ってくれるか」

憂「わかりました。なるべく急ぎますね」

梓「お願いね、憂」

紬「梓ちゃん、私には?」

梓「お願いね、つむぎ」

紬「……ちょっとキュンってした」

 ガラララッ

憂「じゃあ、行ってくるね」パタンッ
339 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/03(月) 20:23:01.18 ID:8LC60ISO

澪「……それにしても」

梓「はい?」

澪「律が遅いな。トイレに行ったにしては」

梓「確かにそうですね。もうどれだけ経ったやら」

梓「大方、今回の問題にかかわるのが嫌で、どこかうろついてるんでしょうけど」

澪「そうだろうな。わるーい寄り道をしてることだろう」

梓「……?」

澪「ここじゃ冷えるな。部屋に戻ろう」

梓「そう、ですね?」

 スタスタ

唯『みっ、澪ちゃん』

澪「ん?」ピタ

澪「唯、どうかしたのか?」
340 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/03(月) 20:24:06.26 ID:8LC60ISO

唯『あのー……』

梓「?」

唯『お腹、すきません?』

澪「……ふむ。そろそろ7時になるか」

澪「いいかもしれないな。私がご飯を作ってあげるよ」

唯『助かります!』

梓「澪先輩、お料理できるんですか?」

澪「ふっふ。これでも時々律に振る舞ってやったりしてるんだぞ」

梓「へぇー……あの、私料理はからきしダメなんですが」

澪「いいよ、私がやる。唯、待ってて。すぐ作るから」

唯『ありがとっ、澪ちゃん!』

澪「どういたしまして。梓のぶんも作るからな」スタスタ

梓「あっ、はい。ありがとうございます……」
341 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/03(月) 20:25:20.30 ID:8LC60ISO

梓「……」ポツーン

梓「は……」

梓「することない……」

 ガタッ ガラララッ

聡「ただい、まっ……」

梓「ひ」ビクッ

聡「あれ、俺んち……」

聡「だよ、ね?」

梓「し、しらないです」

聡「……あ、前にもあったなこんなこと」

聡「澪さん? います?」

 トストス

梓「……」
342 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/03(月) 20:26:28.46 ID:8LC60ISO

澪「ん、なんだ?」ヒョコ

聡「あの子、姉ちゃんの友達ですか?」

澪「ああ。梓だ」

梓「あのっ、澪先輩。その人は」

澪「ん? えっと……誰だっけ? モリスン?」

聡「……聡です」

澪「そうそう、律のいとこの橋本くんだ」

梓「あ、それはそれは……その、こんばんは」

聡「あの、一応おじゃましてますぐらいは」

澪「モリスン。今、夕食を作ってるけど、モリスンも食べるか?」

聡「いや、だから聡……」

澪「わかった、モリスンのぶんも作っておくな」

聡「いっいえ! あのおれ、部活の仲間と食べてきたんで! いいですっ!」ドタタタッ
343 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/03(月) 20:27:26.65 ID:8LC60ISO

澪「フ……」

梓「……澪先輩、本当に料理できるんですか?」

澪「律は泣きながら最高だって言ってくれるよ」

梓「……私、コンビニ行ってきます。ご飯はいいですよ」

澪「そうか? まあ手間が省けるからいいけど……」

梓「何か欲しいものがあったら買いますけど」

澪「いや大丈夫。行ってきてくれ」

梓「……はい」

 スタスタ

 トンットン

梓「……」

 ガラララッ …パタン

梓「私……何の役にも立ててない」
344 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/03(月) 20:28:39.52 ID:8LC60ISO

梓「澪先輩はド下手なりにお料理してるし、」

梓「憂は全裸でだって唯先輩のためにウォシュレットを買いに行ってくれてる」

梓「ムギ先輩はお金を出したし、律先輩はきっとどこかでおしっこしてる! ……なのに」

梓「それなのに私、こんなんじゃだめだよ」

梓「……すぅー」

梓「私にできること、それは……」

 グッググ…

梓「ふ……ぐぐぐっ……カイリキーッ!!」ガゴッ

梓「はあ、はぁっ……このマンホールから下水道に入ること」

梓「パイプを通って唯先輩のいるトイレまで行って、中から鍵を開けちゃえばいいんだ」

梓「私のちっちゃい体なら行ける!」

梓「よし、行くよ私!」

 ピョン

 ヒュー…
345 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/03(月) 20:29:47.03 ID:8LC60ISO

――――

澪「……さっきから、なにうろちょろしてるんだ」

聡「っと、あの……トイレがあかなくて」

澪「ああ、トイレはあかないぞ。唯がこもってるからな」

聡「ゆい?」

澪「私の友達だよ。ウォシュレットがお気に召したらしくて、ずっとこもってる」

聡「はい? っ……え、ウォシュレットで遊んでるんですか?」

澪「かれこれ2時間ほど」

聡「……高、3、ですよね?」

澪「言ってもまだ17なんだ。許してやれ」

聡「いやあのでも、俺わりと限界な」

澪「うるっさいな! もらせよ!」バン

聡「ひいっ!」じょわっ
346 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/03(月) 20:30:38.82 ID:8LC60ISO

聡「ううっ、ぐくぅ……おれ、その唯って人に話つけてきます!」

聡「人ん家のトイレにこもるなんて!」

澪「おいっ、モリスン!」

聡「なんですかァ水縞モロ! PANCHIRA!」

澪「っ……く」

聡「フンッ」

 ドスドス

澪「……立場上、止められなかった」

澪「くそっ、くそ……」

澪「パンツの話題は反則だろう……」

 ポタッ…ポタッ

澪「ぐすっ」
347 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/03(月) 20:31:20.51 ID:8LC60ISO

 コンコンッ

唯『なあに、澪ちゃん?』

聡「いや俺、その……」

聡「田井中さんのいとこの、橋本モリスン……ですけど」

唯『……』

唯『なにか用?』

聡「単刀直入に言います。今すぐウォシュレット遊びをやめてトイレを出てください」

唯『なんで』

聡「あのですね、ここ僕ん家の……いやそもそもそこトイレなんですよ」

聡「用を足したいに決まってるじゃないですか」

唯『……へー』

聡「へーじゃなくて。ぅく……あの、唯さん、もう本当に出ちゃいますって」

唯『じゃあ出せばいいじゃん』
348 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/03(月) 20:32:10.93 ID:8LC60ISO

聡「いや、出せばいいじゃんって言いましても」

唯『出したいんでしょ?』

唯『私もこうして好き放題してるんだし、キミも出したいなら出せばいいじゃん』

聡「ちょっと理屈がわかんないです。俺が損するだけじゃないですか」

聡「ほんとに、いいから早く……」

唯『……』

 チョロロッ チョロ…

聡「ちょ、唯さんまたそれ」

唯『ん、ふぁ……』シャァァァ…

唯『なんと言われても、どかないからね。ん……』

聡「っ……唯さん、マジで限界なんスけど……!」

聡「ぅあ……だめだっ、でるうっ!!」

 ジョオオオオオオォォ…
349 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/03(月) 20:33:03.62 ID:8LC60ISO

聡「オ……オ、オ、オ」

 ガクッ

聡「……中、3、だよな……オレ」

 バシャン

――――

澪『さてと、掃除終了』

唯「ごめんね澪ちゃん、何から何まで」

澪『いいよ。じゃ、ご飯ここに置いとくな』

澪『私は部屋にいるし、梓たちは出てるから』

唯「ありがとー、澪ちゃん」

澪『どーも』

 トッ トッ トッ

唯「……」ソロッ
350 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/03(月) 20:34:30.28 ID:8LC60ISO

 カチャ ガチャ

唯「おお……」

 ススッ

 パタン カチャ

唯「スープパスタ。コンソメの匂いがする……」

 ギシ

唯「よっと……」ポチ

 ウィーン… プシィィィッ

唯「はっ、はふ……」カチャカチャ

唯「ん、もぐ……じゅじゅう」

唯「ふふぅ……ウォシュレットしながらご飯なんて最高だよぅ」プルッ

唯「はふ、ふーっ。じゅるるじゅちゅ……ごくっ」

唯「でも、ちょっとしょっぱい……涙の味?」

唯「……私、何してるんだろう」
351 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/03(月) 20:35:11.72 ID:8LC60ISO

――――

唯「ふー、ごちそうさま」

 カチャン

唯「……」

唯「……う、ん」

唯「なんかお腹がゴロゴロする」

唯「……うぎゅう」ブルブル

唯「はあっ、はっ……」

 ガラララッ

紬『澪ちゃん梓ちゃん、ただいま!』

憂『お姉ちゃーん! 買ってきたよー!』

唯「げっ!」

憂『約束だよ、トイレから出てきて!』
352 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/03(月) 20:36:05.59 ID:8LC60ISO

唯「っ……」グギュギュ…

憂『お姉ちゃん?』

唯「……今は、出れない」

紬『唯ちゃん、でも買ってきたのよ、ほら』

憂『お姉ちゃん約束破るの!?』

唯「うぎゅ……出れないったら出れないの! あっち行ってよ、バカァ!」

憂『もうっ、どうしたのお姉ちゃん?』

唯「あっち行って、ってばぁ……」グルルッ

唯「ぐふっ」ビク

 ブリリッ ボジョジョジョ

紬『……』

唯「わーっ、わーっ!!」ドボボボッ

 …トプン
353 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/03(月) 20:36:55.00 ID:8LC60ISO

唯「……」

憂『お……姉ちゃん? だい、じょうぶ?』

澪『どうした、何かすごい音がしたけど』

紬『あ、澪ちゃん。気にしないで、ただの、唯ちゃんの……ゲリの音だから』

唯「う、ぐすっ」

唯「ふくっ……うぅ、うわああああん!!」

紬『泣いちゃった』

唯「もうやだぁ、みんな大嫌いぃ……」グスグス

 プチッ

唯「うぁ」

 カラン カンッ

 ポチャ

唯「……は?」
354 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/03(月) 20:37:30.68 ID:8LC60ISO

澪『今のは何の音だ?』

憂『……たぶん、ヘアピンがとれて』

憂『便器に落ちたんじゃ、ないかと……』

唯「……」

紬『唯ちゃん、ヘアピン大事にしてたわよね』

憂『高校に上がった記念に、私が買ったんです』

憂『安いものですけど、お姉ちゃんは気に入ってくれて……』

澪『それを下痢便の中に落としたわけか』

憂『たぶん……』

唯「……」

憂『お、お姉ちゃん?』

唯「……流せない」

憂『え……』

唯「拾わないと。憂のくれたヘアピン、流せないよ」
355 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/03(月) 20:38:17.80 ID:8LC60ISO

憂『お、お姉ちゃんまさか……』

唯「大丈夫。晩ごはんで使ったフォークで取れば……」

唯「うっ、クサい……!」

紬『学祭ライブのスターが自分の下痢便にフォーク刺してるなんてね』

澪『梓が知ったら失望するだろうな』

唯「……う」カチャ、カチャ

憂『い、いいよお姉ちゃん! もう流しちゃって!』

唯「流さない! ……けど」

唯「取るのも、無理だよぅ」グスッ

憂『お姉ちゃん……』

唯「何の音?」

憂『へっ?』

 ゴポッ…
356 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/03(月) 20:39:04.86 ID:8LC60ISO

唯「ひっ」

 ゴポポッ

澪『唯!?』

唯「なんかいるよぉ!」

 ゴボボボボ!

梓「ぶはぁあ!」ザバァ

梓「はぁ、はぁ……唯先輩、助けに来ました!」

唯「っ!?」

紬『何で梓ちゃんが……』

梓「下水道を通ってきました! これで中から鍵を開けられます!」

梓「でもその前に……ヘアピン、でしたね」

唯「う、うん。……くっさ」
357 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/03(月) 20:40:18.77 ID:8LC60ISO

梓「未消化のパスタでいっぱいじゃないですか」

梓「こんなの全然……食べ物の領域ですよ」ジャバジャバ

唯「……」

梓「取れましたよ、唯先輩」ニコッ

唯「ありがと……」

澪『よかったな、唯』

唯「うん、ほんとよかった!」

唯「みんなもごめんね、迷惑かけて」

紬『出てきてくれる?』

唯「うん! ちょっと待ってね」

 ドンッ

梓「痛っ」バシャン

唯「あずにゃん、一回ちゃんと流されて、下水処理されてきてね」ガチャ

梓「ですよね……ふふ」ザバーッ

梓「でも、先輩たちの役に立てたなら、わたし……がばぶぅ」
358 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/03(月) 20:41:15.02 ID:8LC60ISO

 ガチャ

唯「お待たせ、みんな」

澪「お帰り。久しぶりだな」

唯「えへへ。ごめんね、ほんとに」

紬「いいのよ。友達でしょ?」

唯「ムギちゃん……」じーん

憂「それじゃお姉ちゃん、帰ろっか!」

唯「うん! みんなで帰ろう!」

澪「あ、私は少し用事があるから残っていいか?」

唯「え、どうしたの澪ちゃん?」

澪「ちょっとな。ムギ、そういえばメールで頼んでおいたやつは……」

紬「ノコギリ? ここにあるわよ」ガサッ

澪「ありがとう。お金はあとで払うよ」

紬「いいのに。……でも、ノコギリなんて何に使うの?」
359 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/03(月) 20:42:42.69 ID:8LC60ISO

澪「ん、それは、まあ……」

澪「ノコギリっていうのは、森を伐るものだろう」

唯「森? だめだよ澪ちゃん、森を切っちゃ」

澪「いや、いいんだ。死んだ森は、新たな草木が生える妨げになる……」

澪「……ほら、遅くなりすぎるといけないぞ。早く帰れ」

唯「んー」

憂「行こっ、お姉ちゃん」

唯「うん……じゃあね澪ちゃん。りっちゃんにもごめんって伝えておいて」

澪「了解。じゃあな」

紬「お邪魔しましたー」

 ガララッ トン

澪「さてと。やるか」

澪「さっさと終わらせて、律を迎えに行かないと」
360 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/03(月) 20:43:36.36 ID:8LC60ISO

――――

 夜 あるデパートのトイレ

 コンコンッ

澪「律。いるんだろ?」

律『澪!?』

 カチャ キィ…

律「な、なんでここがぁ……あっ」ピク

澪「わかるさ」バタン ガチャ

澪「この辺りでウォシュレットがあるのはこのデパートぐらいだからな」

澪「いつまでも帰らないと思ったら……また一人でお尻をいじってたのか」

律「だっ、てぇ……」

澪「勝手なことして、お仕置きだな」ポチッ

律「んん……」

 ポチャチャ…
361 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/03(月) 20:44:55.48 ID:8LC60ISO

澪「律。お腹減ったろう?」

律「ん、うん……」

澪「律の家でたくさん晩ごはんを用意してるぞ。一緒に帰ろうな」

律「う……また、あのお腹いたくなるスープ?」

澪「お肉もごろごろ入ってるぞ」

澪「……もっとも、結果的には私の胃袋におさまるんだけどな」

律「み、みおぉ……」

澪「今日もたくさん、律の下痢便飲ませてもらうからな」

澪「覚悟しておけよ」

律「は、はい……」ゾクゾク

澪「フフ……さあ、律の家に帰るか」

 カチャ キィ…
362 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/03(月) 20:45:35.66 ID:8LC60ISO

――――

 同時刻 平沢家

憂「お姉ちゃーん、ウォシュレットの取り付け終わったよ」

唯「おお、ありがとう憂!」

憂「あんまり使いすぎないでね? 水道代もかかるし……」

唯「う、そっか……またああやって迷惑をかけちゃうのもいやだなあ」

憂「なんだったら、私がやろうか?」

唯「憂が? ん?」

憂「お尻を綺麗にしたいだけだったら、私がお姉ちゃんのアナル舐めてあげるよ」

憂「私なら節度を守れるから、やり過ぎないで済むし」

唯「いいの!? じゃあ早速だけど、まだお腹がごろごろするから……」

憂「わかった、舐めてあげるね♪」

唯「わーい!」
363 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/03(月) 20:46:03.90 ID:8LC60ISO

 翌朝

唯「は、はあ、憂ぃ、もうだめだってばぁ」

憂「ずぞぞぞっ、ずぞぞぞっ」ペロペロ

唯「ふぎゅううう」ビクンビクン

  浣
364 : ◆.LMqmG8Hlg [sage]:2011/01/03(月) 20:46:51.69 ID:8LC60ISO
終わり。どうもありがとうございました
365 : ◆ObTqJo4Yow [sage]:2011/01/03(月) 21:43:22.69 ID:Sy8CdoE0
梓「大学生は就職難で大変だそうですね」

紬「ここ数年ずっと不景気だし、外国人労働者も増えてきて雇用体系が変化してきているのも原因かしら?」

律「この間もテレビで不景気のせいでリーマンがショックを受けてるって言ってたぞ」

唯「朝の電車とかいっつもぎゅうぎゅうだもんね〜」

澪「2人ともよくわかってないなら黙ってような」
366 : ◆ObTqJo4Yow [sage]:2011/01/03(月) 21:44:48.95 ID:Sy8CdoE0
紬「でも梓ちゃんは何でいきなりそんな話を?」

梓「いや、みなさんが大学を卒業したら一体どんな仕事に就くのかな、って思って……」

唯「そう言えばどうなるんだろうね?」

律「意外にみんなニートだったりしてな」

澪「おいおい、そんなわけないだろ」

律「でも真面目な話、4人一緒でいたいからって理由で大学決めるような奴がいい会社に入れると思うか?」

律「特に澪なんかせっかくの推薦を蹴ってるし……このままだと4年後に泣きを見るぞ?」

澪「う…、そう言われると……」

紬「私は最初からN女子大が志望校だったんだけど」
367 : ◆ObTqJo4Yow [sage]:2011/01/03(月) 21:46:07.14 ID:Sy8CdoE0
律「でもそムギならその辺は大丈夫そうだよな」

梓「改めて考えると家が大企業ってすごいですよね」

澪「ムギはやっぱり卒業したら家業を継ぐの?」

紬「うーん……、昔はそう思ってたんだけど……」

梓「何か他にしたいことでもあるんですか?」

紬「うん。最近は警察官もいいかなって思って…」

律「へぇー、なんか意外だなー」

紬「私最近相棒にハマってるの〜」

唯「…もしムギちゃんが警察官になったら……」ホワンホワンホワン…
368 : ◆ObTqJo4Yow [sage]:2011/01/03(月) 21:47:19.01 ID:Sy8CdoE0
梓「ふっふっふ、私の名前は怪盗あずにゃん。今日も大富豪の家にお宝を盗みにやって来たです」

梓「最近の豪邸は警備がなってませんね…。チョロすぎて欠伸が出そうです」フワァー

梓「さて、そろそろお宝をいただきましょうか……」

紬「そこまでよ!って私一度言ってみたかったの〜」バァーン!

梓「ゲェー!?どうしてバレたんですか!?」

紬「嘗めてもらったら困るわ!警察の情報力であなたの行動は筒抜けよ!」

梓「くっ…」

紬「私こんな風に犯人を追いつめるのが夢だったの〜」

梓「で、でもこの部屋の出口には私の方が近い!今のうちにスタコラサッサして……」

紬「え〜い」バキューンバキューン

梓「ぎゃっ!?痛い!?死んじゃう死んじゃう!!」

紬「私一度銃撃戦っていうのをやってみたかったの〜」
369 : ◆ObTqJo4Yow [sage]:2011/01/03(月) 21:48:38.85 ID:Sy8CdoE0
唯「…だめだよ!ムギちゃんが警察官になったら不祥事発生装置になっちゃうよ!」

律「なにそれ?ムギは葛飾区にでも配属されるの?」

紬「私眉毛が太いとはよく言われるけど繋がってるとは言われたことがないわ」
370 : ◆ObTqJo4Yow [sage]:2011/01/03(月) 21:49:39.01 ID:Sy8CdoE0
澪「そういう唯は一体何になるつもりなんだ?」

唯「私?もう何も思いつかないからニートでいいかな〜、って……」

律「このダメ人間め」

紬「することがないなら私の家でメイドやってみない?唯ちゃんなら歓迎するわよ〜」

唯「おお!それはいいかも!」ポン -3

澪「確かに……、唯は社会に出すにはちょっと不安だからムギのところに任せた方がいいかもな」

梓「…もし唯先輩がメイドになったら……」ホワンホワンホワン…
371 : ◆ObTqJo4Yow [sage]:2011/01/03(月) 21:50:32.99 ID:Sy8CdoE0
唯「私平沢唯!職業はメイド!いつも失敗ばかりだけど、今日もご主人様のムギちゃんのために頑張るよ!」フンス

紬「唯ちゃ〜ん、紅茶をお願いしてもいいかしら?」

唯「はーい!」

唯「ただ今お持ちし……うひゃあ!?」コテン バシャー

紬「きゃっ!紅茶がかかっちゃった……」ビチャビチャ…

唯「あう……」

紬「うふふ……これはお仕置きが必要ね……」

唯「うわーん、ごめんなさーい!」
372 : ◆ObTqJo4Yow [sage]:2011/01/03(月) 21:51:56.23 ID:Sy8CdoE0
紬「うふふ……。唯ちゃんったら、ここがこんなにビショビショになってる」

紬「でも周りの毛はふわふわで……とても触り心地がいいわ……」サワサワ

唯「うう……」

紬「ここをこするとどうなっちゃうのかしら?」

唯「やめてムギちゃん!そんなとこ汚いよ!」

紬「そんなことないわ。とっても綺麗になったわよ」

紬「うふふ……今夜は可愛がってあげるわ……」


唯「ムギちゃんが絨毯を拭きながら変なこと言ってる…」
373 : ◆ObTqJo4Yow [sage]:2011/01/03(月) 21:52:35.33 ID:Sy8CdoE0
梓「…ダメです!そんな卑猥なこといけません!」

唯「ええ!?ムギちゃんの家のどこがエッチなの!?」

紬「むしろそんな想像をしちゃう梓ちゃんの方がえっちだと思うわ」

梓「何ナチュラルに人の心を読んでるんですか!」
374 : ◆ObTqJo4Yow [sage]:2011/01/03(月) 21:53:19.16 ID:Sy8CdoE0
唯「ところで澪ちゃんは何かなりたい職業ってある?」

澪「私は作家がいいな。昔から書くことはずっと好きだったし……」

梓「なるほど。澪先輩にぴったりですね」

紬「澪ちゃん最初は文芸部に入りたかったって言ってたもんね」

律「…もし澪が作家になったら、か……」ホワンホワンホワン…
375 : ◆ObTqJo4Yow [sage]:2011/01/03(月) 21:54:23.90 ID:Sy8CdoE0
澪「私の名前は秋山澪。巷で噂の売れっ子作家だ。ペンネームはみお☆みお」

梓「みお☆みお先生!今月の分の原稿を取りに来たです!」

澪「た、担当さん!もうちょっと待ってくれ!アイディアは出てるんだ!あとは文章にまとめるだけで……」

梓「この間も同じこと言って結局全然できてなかったじゃないですか!さあ早く出せです!」

澪「こ、今度は本当なんだ!ほら、その証拠に……」

澪「らぶりぃ☆めるてぃ☆ばれんたいん」

澪「君の視線が熱すぎるから 私のハートはめるてぃ☆らぶ」

澪「私の恋はチョコレート とっても甘くて ほんのりビター」

澪「虹色リボンにフリルも添えて 乙女心をラッピング」

澪「甘くて切ない恋心 お菓子のお城であなたが奪って」

梓「うおおおおおおおおお!!!!耳が腐るうううううううう!!!!」オエエェェェエ!

梓「逃げろーーーー!!!!」ウワァァァァ!! バタバタバタ…

澪「……担当さんには難しすぎたのかなあ?まあいいや続きを書こうっと」
376 : ◆ObTqJo4Yow [sage]:2011/01/03(月) 21:55:42.05 ID:Sy8CdoE0
律「…駄目だ!このままじゃ日本がるろ剣の般若みたいな奴だらけになってしまう!」

紬「るろ剣の般若って?」

唯「常に白目で耳と唇がなくて鼻は潰れて頬は砕けているナイスガイだよ!」

澪「ひぃいい!!ミエナイキコエナイミエナイキコエナイ……」

梓「私は結構好きなんだけどなあ……」
377 : ◆ObTqJo4Yow [sage]:2011/01/03(月) 21:56:47.89 ID:Sy8CdoE0
梓「そう言う律先輩は何になりたいんですか?」

律「そうだなあ……子供の頃は漫画の影響で医者になりたい、って思ってたけど……」

唯「ブラックジャック?」

律「いんや。スーパードクターK」

梓「しかし律先輩がその頭で医者になろうとしていたとは……」

律「梓を思いっきりぶん殴って私より頭を悪くしてやる」

紬「…もしもりっちゃんがお医者さんだったら……」ホワンホワンホワン…
378 : ◆ObTqJo4Yow [sage]:2011/01/03(月) 21:57:39.78 ID:Sy8CdoE0
律「私の名前は田井中律。1億年に1人の超天才美少女外科医だ」

律「あまりにもすごすぎて人は私をスーパードクターR(りっちゃん)と呼ぶ」

澪「コホンコホン……すいません、なんだか昨日から風邪っぽくて……」

律「はーいちょっと見せてー……ふむふむ、これは大変だ!」

澪「ええ!?どうだったんですか!?」

律「まず肺がやられている…。そのせいで酸素が身体に行き渡らず、内臓が何箇所か腐ってるな……」

澪「ええ!!?」ガビーン

律「それに心臓に穴が空いてるし、胃には癌が……。おっと脳に腫瘍まであるぞ!こりゃ助かる確率0だな!」

澪「ひぃいいい!!?」ブクブク…

唯「りっちゃん先生、もうそのくらいにした方が……」

律「やっぱり?いやーごめんごめん。全部冗談だよじょうだ……」

澪「」

律「死んでる……」
379 : ◆ObTqJo4Yow [sage]:2011/01/03(月) 21:58:29.84 ID:Sy8CdoE0
紬「…絶対だめよ!これはもう医療ミスってレベルじゃないわ!」

律「私は一体何をしたんだよ!?」

唯「大丈夫だよ、私もりっちゃんもお医者さんになれる頭じゃないから」

紬「あ、それなら安心ね」フゥー

律「唯を思いっきりぶん殴って私より頭を……もうすでに悪いから頭を撫でてやろう」ナデナデ

唯「わーい」
380 : ◆ObTqJo4Yow [sage]:2011/01/03(月) 21:59:19.29 ID:Sy8CdoE0
紬「これで言ってないのは梓ちゃんだけね」

唯「さああずにゃん!観念しておとなしく答えるんだ!」

梓「私は小学校の先生とかに憧れますね」

律「普通に答えちゃったよこの子」

梓「私けっこう子供って好きなんですよ。それに小学校って授業で音楽があるのでギターを弾いてみんなで歌えたらなあ、って……」

唯「おお!それ楽しそう!」

紬「梓ちゃんにぴったりね!」

澪「…もし梓が小学校の先生になったら……」ホワンホワンホワン…
381 : ◆ObTqJo4Yow [sage]:2011/01/03(月) 22:00:39.89 ID:Sy8CdoE0
梓「私は新任小学校教師の中野梓。子供の相手は大変だけど、今日も元気にやってやるです!」フンス

唯「あずにゃん先生って背が小さくてかわいいねぇ。ナデナデしてあげるー!」ナデナデ

梓「うっ、子供に子供扱いされるとは……」

律「先生って髪の毛が長くて触角みたいで呂布みたいー!やーい、先生の天下無双ー!」

梓「うう…ガマンガマン……」

「せんせーい、平沢さんが机の上で『うんたんうんたん♪』って踊ってまーす」

「せんせーい、秋山さんが恥ずかしがって掃除ロッカーから出てきませーん」

「せんせーい、田井中さんが金魚で人間ポンプをして失敗しましたー」

「せんせーい、琴吹さんが女子の着替えを見てニヤニヤしながら鼻血を流してまーす」

梓「うわああああ!!!!もうこんなクラス無理だああああああ!!!!!」
382 : ◆ObTqJo4Yow [sage]:2011/01/03(月) 22:01:44.94 ID:Sy8CdoE0
澪「…ダメだダメだ!このままじゃ梓がストレスで死んでしまう!」

梓「え!?私そこまでメンタル弱くないですよ?」

澪「でもあれはもはや学級崩壊ってレベルじゃないんだよ?」

律「いや『ないんだよ?』って言われても……」
383 : ◆ObTqJo4Yow [sage]:2011/01/03(月) 22:02:45.22 ID:Sy8CdoE0
律「しかし5人とも見事に就職に関してはダメダメだなあ」

澪「うう…反論できない……」

紬「私たち一体どうなるのかしら?」

梓「とても不安です……」

唯「たぶん大丈夫なんじゃない?」

律「どこからそんな自信が出てくるんだよ」

唯「だってほら…、あれ見てよ」

澪「…さわ子先生がソファの上でお腹を出して寝ている……」

紬「スカートがめくれてパンツも丸見えだわ……」

梓「その上口からは涎が……」

律「……なんかこの姿を見てたら仕事に関する不安が吹き飛んだような気がする…」

紬「私も…」

唯「でしょ?」

さわ子「……むにゃ、一体何の話?」

律「さわちゃんは偉大だなあ、って話」

おしまい
384 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/03(月) 23:26:24.62 ID:/sB6YiAP
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二番手◆vtBM0dQYpk「付き合うならどっち?」 >>26-39
三番手◆ZoaEhxgi7I「ぐにゃあ〜 ”首折り男の周辺”」 >>41-68
四番手◆itWWctjSUc「年越し純ちゃん」 >>70-77
五番手◆MIO//4f.Iw「カレーのちシュガー!」 >>80-103
六番手◆HLxYS9HHyE「はつもうで!」 >>106-129
七番手◆J56L221nBM「デコマンコ」 >>131-139
八番手◆c5NPRoOGUc「バス」 >>142-172
九番手◆HCYNZJe3/s「澪ちゃんLOVE!」 >>175-182
十番手◆4o7xg278CM「魔法少女 平沢唯!」 >>186-205
十一番手◆xwNQuLwCoE 唯「コント、放課後ティータイム」 >>208-218
十二番手◆ZoaEhxgi7I 「さわちゃん…”これが桜高軽音部の日常”」 >>220-239
十三番手◆lzGvG3ZLGA 「お年玉」 >>243-261
十四番手◆YLd69HC/To 「結婚式」 >>263-265
十五番手◆rRDW8MVFKc 「替え歌」 >>267-280
十六番手◆EcBAM3MUZY 唯「ムギちゃんって乳輪大きいよね」 >>283-314
十七番手◆.LMqmG8Hlg 「ウォシュレット」 >>317-363
十八番手◆ObTqJo4Yow「将来の夢」 >>365-383
385 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/03(月) 23:59:12.59 ID:tE4tq7M0
謹賀新年
今年もことぶきつむぎちゃんをヨロシクお願いします

                     , ー‐  ̄ ̄ − 、
                 /               \
                /   /              \
               /    /                ヽ  実はこれ、カズノコなのぉ〜
     _ノ ) ヘ     /  /  / |          |       `,
   /´,-‐/ー `     {  | /  |     「_ヽ  .|         |
   / ⊥_〈 .}     |   |/   |/、    |/  ヽ |        i
  ./ ー‐、 } .i      |   |     ヽ  ./    ∨         }
  l  ー‐ _〉 .ヘ    ヽ   .i    _  ヽ/  _  レヽ       ノ
 〈  ,-_〉   i     ∨ ∧ ,ィ=ミ    ィ==ミ   |        |
  ヽ  ´ヽ  ノ      ヽ  ヘ     ,         /ヽ      ヘ
  ヘ    } /        ∨ i ""      """   /        |
  〈ヽ_ __ |ヽ、_     ハ ヘ    rー‐    /         .|
  |:::::::::::::::::::: ̄ T     / |  ヽ   ヽ ノ    |   ヽ     ハ
  ハ::::::::::::::::::::::::::|    / .|   |  >       イ i   ∧     ∧
  {:::::::::::::::o:::::::::/   /   /  |  |  ` <  /ヘ   ∧     \
  i:::::::::::::::o:::::::::}  / |  /  /  .|  / ヽ /  ∧   ∧       \
  /::::::::::::::::::::::::::i /乂 |  ∠-‐ー:::´/ /   /:ヽ    |ー 、      ヽ
  |::::::::::::::::::::::::::| レ´ 〉 |  |:::::::::::::::://〉/|ヽ /:::::::::::ヘ   |::::::::::::`ヽ
386 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/04(火) 08:15:24.02 ID:JqOfxoAO
乙乙!
面白かったよ〜!
387 : ◆xwNQuLwCoE [sage]:2011/01/04(火) 21:41:28.12 ID:zSbbO2AO
一応こちらにも


一位 十番手◆4o7xg278CM「魔法少女 平沢唯!」
二位 八番手◆c5NPRoOGUc「バス」
三位 四番手◆itWWctjSUc「年越し純ちゃん」
四位 十四番手◆YLd69HC/To 「結婚式」
五位 十三番手◆lzGvG3ZLGA 「お年玉」
六位 一番手◆jXIij2j8pw「笑ってはいけない軽音楽部」
七位 十六番手◆EcBAM3MUZY 唯「ムギちゃんって乳輪大きいよね」
八位 十八番手◆ObTqJo4Yow 「将来の夢」
九位 十五番手◆rRDW8MVFKc 「森のおたんこなす」
十位 二番手◆vtBM0dQYpk「付き合うならどっち?」
十一位    九番手◆HCYNZJe3/s「澪ちゃんLOVE!」
同立十一位 十一番手◆xwNQuLwCoE 唯「コント、放課後ティータイム」
十三位 五番手◆MIO//4f.Iw「カレーのちシュガー!」
十四位 三番手◆ZoaEhxgi7I「ぐにゃあ〜 ”首折り男の周辺”」
十五位 七番手◆J56L221nBM「デコマンコ」
十六位 十七番手◆.LMqmG8Hlg「ウォシュレット」
十七位 六番手◆HLxYS9HHyE「はつもうで!」
十八位 十二番手◆ZoaEhxgi7I 「さわちゃん…”これが桜高軽音部の日常”」




依頼は今週末頃に
お疲れ様でした
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