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唯「憂はこの世に舞い降りた天使!」 - 製作速報VIP(クリエイター) 過去ログ倉庫

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1 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 00:16:28.98 ID:Tc60kUs0
憂企画だよ!
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ぶらじる @ 2024/04/19(金) 19:24:04.53 ID:SNmmhSOho
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1713522243/

旅にでんちう @ 2024/04/17(水) 20:27:26.83 ID:/EdK+WCRO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1713353246/

木曜の夜には誰もダイブせず @ 2024/04/17(水) 20:05:45.21 ID:iuZC4QbfO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aaorz/1713351945/

いろは「先輩、カフェがありますよ」【俺ガイル】 @ 2024/04/16(火) 23:54:11.88 ID:aOh6YfjJ0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713279251/

【MHW】古代樹の森で人間を拾ったんだが【SS】 @ 2024/04/16(火) 23:28:13.15 ID:dNS54ToO0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713277692/

こんな恋愛がしたい  安部菜々編 @ 2024/04/15(月) 21:12:49.25 ID:HdnryJIo0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713183168/

【安価・コンマ】力と魔法の支配する世界で【ファンタジー】Part2 @ 2024/04/14(日) 19:38:35.87 ID:kch9tJed0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713091115/

アテム「実践レベルのデッキ?」 @ 2024/04/14(日) 19:11:43.81 ID:Ix0pR4FB0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713089503/

2 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 00:17:42.76 ID:w6k.b2AO
乙!とりあえず貼っとくよ

唯「憂企画始まりー!!」

唯「憂かあいいよおおおおおおおおお」

梓「みなさん、かわいい憂をたくさん書いてくださいね!」

律「私も投票するからよろしくう!」

澪「わ、私も期待してる…」

さわ子「次は私の企画もよろしくねー」

唯「では、始まり!」
3 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 00:22:39.06 ID:Tc60kUs0
日程:1月9日(作品投下)、10日(感想、語り、投票)

概要:細かい決まりは一切なし、とにかく憂ちゃんを可愛く書いてみよう
形式もジャンルも自由。評価基準は憂ちゃんの可愛さになるけど、憂ちゃんは引立て役が一番だと思えば主役でなくても構わない

今回の企画と同じように格付けをするから、各々自信のある作品を送り出すこと
俺が一番可愛い憂ちゃんを書く!という熱い書き手求む


現在の参加者
◆FUvhPDWbQs:AM0:00〜
◆nJwU4NBpP6:AM1:00〜
◆HLxYS9HHyE:AM2:00〜
◆jxhWEbWpPA:AM3:00〜
◆Ulk/G4eY/o:AM7:00〜
◆kT8UNglHGg:AM9:00〜
◆.5A4HyR12E:AM11:00〜
◆2ZKOUYCe4Y:PM6:00〜
◆WR6xJYLm7g:PM9:00〜
◆AfJXif99VM
◆IihG26GPiA
◆LXpkK8YOwU



1/10は感想・投票日。書き手の皆さんは、晒しや特定されるような語りはお控え下さい
書き手さんの投票は極力推奨、言い掛かりを防ぐためにも投票時は酉つきでお願いします
4 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 00:25:40.89 ID:Tc60kUs0
◆FUvhPDWbQsが遅れるようなので
◆AfJXif99VMがAM:0:30〜投下するみたいだよ
5 : ◆AfJXif99VM [sage]:2011/01/09(日) 00:33:14.74 ID:wuk75.DO
はじめるドン
6 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 00:35:52.78 ID:wuk75.DO

――
――――


唯『うい、好きだよ』

憂『……わ、わたしも……』

唯『憂……』

憂『わっ、わっ……お、お姉ちゃん!』

唯『……キス、してもいい?』

憂『へっ……』

唯『嫌?』

憂『……その聞き方は、ずるいよぉ……』

唯『えへへ、ごめんね』

憂『……いいよ』

唯『……えへ』

憂『……』

唯『じゃ、目閉じて……』

憂『ん……』
7 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 00:37:01.40 ID:wuk75.DO

……

純「どうしたの憂、こんなところに呼び出して」

憂「んー?気になる?」

純「憂が呼んだんでしょ」

憂「えへー、そっかぁ、じゃあ仕方ないなぁ」

憂「ちょっとお話してあげるよ、ふふっ」

純「……」イラッ

純「あの、帰っていいかな?」

憂「ま、待って!もうケーキ頼んじゃったから!」

純「……」

憂「その、お話聞いてほしいの……」

純「はじめからそう言いなさい」

憂「ごめんなさい……」
8 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 00:38:27.89 ID:wuk75.DO

純「……いいよ、どうせ暇だし」

憂「えへへ、ありがと」

憂「じゃあ……」

純「うん」

憂「えっと、昨日ね、お姉ちゃんが……」

純(……マズい予感がする……)

憂「一緒にお風呂入ろーって言ってきてね」

憂「……ムフフッ」ニヤァ

純「な、なにいまの!」

憂「えっ?」

純「今の笑い方初めて見た!」

憂「?

純「いやいや!」

憂「変な純ちゃん」

純「……」
9 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 00:39:23.84 ID:wuk75.DO

憂「それでね、実はお風呂一緒に入るの久しぶりで……」

純「まぁ普通の高校生の姉妹は一緒には入らないしね」

憂「私がちょっとためらってると、お姉ちゃんが私を抱きしめて」

憂「『私と入るの、いや?』……って……」キュン

純「……」

憂「ウヒヒッ」

純「!?」ビクッ

憂「私どきどきしちゃって、断れなくて」

憂「……あの時のお姉ちゃん、かっこよかったなぁ……//」

純「……そ、そう」

憂「フフ……」

純「……」
10 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 00:40:37.41 ID:wuk75.DO

憂「それでねー?お風呂入ったら、お姉ちゃんが私の体洗いたいって言って……」

憂「ウフフ……ふがっ」

純「!?」

憂「えへへ、それでお姉ちゃんに洗ってもらったんだぁ」

純「そ、そう……」

憂「そしたらお姉ちゃん、いつもの様子と違ってて……」

憂「ぬふふっ」

純「!」

憂「大人っぽい声で、『好きだよ……』って言うんだ……//」

憂「えへぇ……」ポワン

純「よ、ヨダレ垂れてるよ憂!」
11 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 00:42:04.80 ID:wuk75.DO

憂「私はもちろん抵抗したんだけどね?」

憂「でもお姉ちゃんがかっこよすぎて……//」テレリ

純「……」

憂「ひひひっ」

純「……」

憂「そして、お姉ちゃんの唇が段々近づいてきて……」

純「……」

憂「初めてね、お姉ちゃんとちゅーを……」ドキドキ

憂「ふふっ、フフフフ!」ガタン

純「えっ?え?」

憂「きゃーーー!お姉ちゃんきゃー!」タタタ

純「ちょ、ちょっと憂!」

タッタッタ…

純「何あの子……」

純「……」

純(ていうかあの二人そういう関係だったんだ……)

 「失礼します」

 「こちらチョコレートケーキです」

純(……私がお金払うのか……)

純「……」





               ―終―
12 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 00:42:32.55 ID:wuk75.DO
ありがとうございました
他の方は是非とも頑張ってください
13 : ◆nJwU4NBpP6 [sage]:2011/01/09(日) 01:02:00.73 ID:jHH4DaYo
憂「私の名前はういだよ!」
14 : ◆nJwU4NBpP6 [sage]:2011/01/09(日) 01:03:28.93 ID:jHH4DaYo
唯たちが1年生の頃。軽音部のメンバーは勉強を教えるために初めて唯の家を訪れた

唯「ここが私の家だよ〜あがって―」

律澪紬「お邪魔しまーす!」

憂「お友達?」

唯「軽音部だよ〜」

憂「初めまして。平沢う

唯「へっくしゅん!!」

憂「です。姉がお世話になってます」ニコッ
15 : ◆nJwU4NBpP6 [sage]:2011/01/09(日) 01:08:30.36 ID:jHH4DaYo
律「(できた子だ!)」

澪「(というか)」

紬「(名前が聞き取れなかった・・・)」

唯「私の部屋にどうぞー」

律「あ、うん」

憂「みなさん、ごゆっくりどうぞ」

澪「(この子の名前なんなんだろう・・・聞き返すのは失礼だよね)」
16 : ◆nJwU4NBpP6 [sage]:2011/01/09(日) 01:10:02.40 ID:jHH4DaYo
唯の部屋

澪「さあ、勉強するぞ」

唯「ええ〜。もうちょっとゆっくりしようよお」グデー

律「(さっきのあの子の名前が気になってしょうがないな)」

紬「(りっちゃん、私いいこと思いついた)」

律「(?)」

紬「唯ちゃん。唯ちゃんの妹さんの名前って、漢字だとどう書くの?気になっちゃって」

澪「(なるほど。これなら失礼にはならず、妹さんの名前を知ることができる!)」

唯「か、漢字!?(ういの漢字って難しいんだよね・・・)」
17 : ◆nJwU4NBpP6 [sage]:2011/01/09(日) 01:15:58.34 ID:jHH4DaYo
澪「ちょうど今シャーペン持ってるんだし、ノートに書いてよ」

唯「うん・・・えーっと」カキカキ

唯「ふう、書けた!」

『憂』

紬「ありがとう。こういう字だったのね」

律「(なるほど、読み方は・・・)」

澪「(たぶん、『ゆう』だろうな)」

紬「(憂鬱の憂ですね)」

律「(『ゆい』と『ゆう』で統一感もある。よし!)」
18 : ◆nJwU4NBpP6 [sage]:2011/01/09(日) 01:16:42.35 ID:jHH4DaYo
数十分後

澪「ここがこうしてこうで・・・」

唯「ふむふむ!」

律「(ようやく唯も集中してきたな。しかし私は暇だ)」

律「(せっかくだし、ゆうちゃんと話してみようかな)」
19 : ◆nJwU4NBpP6 [sage]:2011/01/09(日) 01:18:17.53 ID:jHH4DaYo
リビング

律「なにやってるの?」

憂「あ、律さん、ですよね?今みなさんにジュースとお菓子を持っていこうと」

律「いやーわざわざわるいね。ほんとに良く出来た子だよ」

憂「えへへ、あ、いえそんなことないですよ」

律「謙遜しちゃてえ。ゆうちゃんみたいな妹を持って唯は幸せだなあ」

憂「!?」
20 : ◆nJwU4NBpP6 [sage]:2011/01/09(日) 01:21:16.51 ID:jHH4DaYo
律「私もゆうちゃんみたいな妹が欲しかったよー」

憂「(ゆう・・・ちゃん?なんか私の名前間違えられてるよお)」

律「ゆうちゃんは、今何年生?」

憂「(訂正したいけど、いきなり名前間違ってますなんて言ったら悪いよね・・・)」

憂「中3です」

律「じゃあ受験生か!どこ目指してるの?ゆうちゃんのことだからすごく良い高校狙うのかな」

憂「(うぅ、なんかむずむずするよ)」

憂「お姉ちゃんと同じ桜高に行きたいと思ってますけど、私の学力で受かるかどうか・・・」
21 : ◆nJwU4NBpP6 [sage]:2011/01/09(日) 01:22:39.44 ID:jHH4DaYo
律「だいじょうぶだよ、唯だって受かったんだからゆうちゃんなら余裕だよ」

憂「お、お姉ちゃんもすごく勉強頑張ってたんですっ」

律「あ、ごめんごめん」

憂「すいません!突然声出しちゃて・・・」

律「大丈夫だよ。ゆうちゃんは唯が大好きなんだな!」

憂「はい!」
22 : ◆nJwU4NBpP6 [sage]:2011/01/09(日) 01:25:09.94 ID:jHH4DaYo
憂「(あれ・・・お姉ちゃんのことなら、こんなに声出したり、自信を持って言えるのに)」

律「ゆうちゃんってさー」ペラペラ

憂「(私は、本当の私の名前を言うこともでいないの・・・?)」


  唯「うい〜!ういー。うーいー。うい!ういういうい!」


憂「(大好きなお姉ちゃんがいつも呼んでくれる、大好きな私の名前を!)」
23 : ◆nJwU4NBpP6 [sage]:2011/01/09(日) 01:26:34.53 ID:jHH4DaYo
律「ゆうちゃんも高校入ったらぜひ軽音部に・・・」

憂「・・・です」

律「何?ゆうちゃん」



憂「私の名前は うい ですっ!」
24 : ◆nJwU4NBpP6 [sage]:2011/01/09(日) 01:27:07.27 ID:jHH4DaYo
唯の部屋

ガチャン

律「みんなー!ういちゃん!ういちゃんが!ジュースとお菓子用意してくれたぞー!」

憂「運ぶの手伝ってくれてありがとうございます」

律「いいっていいって!」

澪「(ういちゃん?)」

紬「(ういちゃんだったのね)」
25 : ◆nJwU4NBpP6 [sage]:2011/01/09(日) 01:28:48.43 ID:jHH4DaYo
唯「ういーありがとーー!」

憂「お姉ちゃんっ!」ダキッ

唯「ふおっ!どうしたのうい?」ナデナデ

憂「私の名前はういだよ!」

唯「当たり前じゃん。ういはういだよ〜」ナデナデ

憂「えへへ」




おわり
26 : ◆nJwU4NBpP6 [sage]:2011/01/09(日) 01:29:23.96 ID:jHH4DaYo
読んでくれた人ありがとうございました。次の人がんばってくださいな
27 : ◆HLxYS9HHyE [sage]:2011/01/09(日) 02:00:14.67 ID:w6k.b2AO
憂「お姉ちゃ〜ん、差し入れ持ってきたよ〜」
28 : ◆HLxYS9HHyE [sage]:2011/01/09(日) 02:01:20.96 ID:w6k.b2AO
がちゃんっ

憂「こんにちは〜♪」

し〜ん……

憂「……あれ?」

どうも、こんにちは。平沢憂です!

今年で高校二年生になりました!

ちょっと上の学年になって、お姉ちゃんに近づけたなあって感じがします。でも、お姉ちゃんはまた上にいっちゃうんだよね…

ところで!ポカポカ陽気の春も過ぎ、もう夏休みに入りました

それで、けいおん部に差し入れを持って来たんだけど………

ぽかーん

憂「…今日は練習なかったのかなあ」
29 : ◆HLxYS9HHyE [sage]:2011/01/09(日) 02:02:07.84 ID:w6k.b2AO
憂「お姉ちゃんやけいおん部のみなさんも、もう受験生だし…練習は流石にないのかなあ」

憂「……」

憂「帰ろうかなあ…」

憂「…でも、けいおん部の部室に私だけっていうのも、初めてだよね」

憂「なんかとても新鮮な感じだな〜」

憂「……」

憂「いつもはここでけいおん部のみなさんがくつろいでるんだよね」
30 : ◆HLxYS9HHyE [sage]:2011/01/09(日) 02:03:09.76 ID:w6k.b2AO
憂「……」きょろきょろ

憂「わ〜♪」

憂「ホワイトボード、みなさんの机!律さんのドラムに、紬さんのキーボード!」

憂「さわ子先生の作った衣装!!……ってこんなにあるんだ!」

憂「すご〜い……私、お裁縫好きだけど、こんなに上手くは作れないや…」

憂「今度さわ子先生に頼んで、作り方教えてもらおうかな〜」

憂「可愛くできたらお姉ちゃんも喜んでくれるよねっ!ふふ♪」
31 : ◆HLxYS9HHyE [sage]:2011/01/09(日) 02:04:05.98 ID:w6k.b2AO
憂「……」じっ

憂「ち、ちょっとだけ着てみようかな……なんて………」

憂「……」

ぬぎぬぎ

憂「まずは…これかな。お姉ちゃんが一年の文化祭の時に着てた衣装……」

憂「〜♪」きがえきがえ

憂「ん……」ぎゅうっ

憂「ちょっと胸が苦しいかも…」
32 : ◆HLxYS9HHyE [sage]:2011/01/09(日) 02:05:06.50 ID:w6k.b2AO
憂「…鏡で見てみよう」

きらっ

憂「似合ってる……のかな?わかんないや…でも、なんか照れちゃうねっ…ふふ♪」

憂「じゃあ次は…律さんのメイド衣装……」

ぬぎぬぎ きがえきがえ

憂「…!!」

憂「あっ…胸に引っ掛かって着れないや……」

憂「……ごめんなさい、律さん」だんねん
33 : ◆HLxYS9HHyE [sage]:2011/01/09(日) 02:06:05.43 ID:w6k.b2AO
憂「じ、じゃあ…澪さんのナース服!」

ぬぎぬぎ きがえきがえ

憂「……うーん…着れたけど、ちょっとブカブカかな…?胸とか腰とか……」

憂「よ、ようこそ…けいおん部へっ!」ぱちっ

憂「なんか恥ずかしい…」
34 : ◆HLxYS9HHyE [sage]:2011/01/09(日) 02:07:09.06 ID:w6k.b2AO
憂「えと…次は紬さんのバニーかな?」

ぬぎぬぎ きがえきがえ

憂「あれ…案外ぴったりと合う……?」

憂「この格好でけいおん部のビラを配れば、けいおん部の知名度はもっと上がるかも!」

憂「ってそれは違うアニメだよっ」びしっ

憂「……」
35 : ◆HLxYS9HHyE [sage]:2011/01/09(日) 02:08:06.85 ID:w6k.b2AO
憂「最後に梓ちゃんの猫耳だね」

すちゃっ

憂「……これだけだとダメだよね。うーんと、このミニスカフリルメイド?で」

ぬぎぬぎ きがえきがえ

憂「……着れない」

憂「猫耳だけでいっか…」

憂「に、にゃあ…//」

憂「あだ名はういにゃんで決まりだね!」

憂「やだ、お姉ちゃん!ういにゃんなんて恥ずかしいよお〜//」

憂「……」

憂「ここらへんでやめておこう。あんまりいじるといけないし…すでにいじってるけど」
36 : ◆HLxYS9HHyE [sage]:2011/01/09(日) 02:09:03.02 ID:w6k.b2AO
憂「あとは特に…」きょろきょろ

憂「!」

ぷか〜

トンちゃん「……」

憂「あ…あなたがトンちゃん?」

トンちゃん「……」こくっ

憂「うなづいた……」
37 : ◆HLxYS9HHyE [sage]:2011/01/09(日) 02:10:02.21 ID:w6k.b2AO
憂「……トンちゃん?」

トンちゃん「ブヒッ」ばしゃっ

憂「か、かわいい…」

憂「お姉ちゃんが言うのも分かるなあ……かわいい………」

憂「はっ!」

憂「だ、ダメだよ!お姉ちゃんも可愛いよ!わ、私をたぶらかしちゃ……」

憂「めっ!だよ、トンちゃん!」

トンちゃん「?」ぷか〜

すいすい〜
38 : ◆HLxYS9HHyE [sage]:2011/01/09(日) 02:11:04.18 ID:w6k.b2AO
憂「……そういえば、トンちゃんは梓ちゃんが預かってるってお姉ちゃん言ってなかったっけ…」

憂「……」じっ

トンちゃん「……」

憂「と、とりあえず連絡っ!」

ぴぴっ

憂「もしもし、梓ちゃん?」

憂「うん。トンちゃんが…」

憂「うん、うん…わかった。待ってるね」

ぴっ

憂「ふう…」
39 : ◆HLxYS9HHyE [sage]:2011/01/09(日) 02:12:04.73 ID:w6k.b2AO
憂「梓ちゃんが来るまでなにしていよう……」

憂「……」

憂「オルガン…触っても大丈夫かな?」

がたっ

憂「……」すたっ

ぼんぼんぼんぼん♪

憂「〜♪」
40 : ◆HLxYS9HHyE [sage]:2011/01/09(日) 02:13:07.21 ID:w6k.b2AO
すい〜

ちゃぽんっ

トンちゃん「〜♪」

憂「! …ふふ♪」

ぼんぼん♪

ぴたっ

憂「……」

憂「…なにか曲が弾きたいなあ」

憂「楽譜ないかなあ…」
41 : ◆HLxYS9HHyE [sage]:2011/01/09(日) 02:14:02.58 ID:w6k.b2AO
憂「……」きょろきょろ

こんこんっ

トンちゃん「」くいっ

憂「え?そこにあるの?」

がさごそ…

憂「あった…!」

憂「お利口さんだね♪」

トンちゃん「」ぎゅるんっ

憂「ふふ♪得意がってるっ」

憂「ありがとうね♪」
42 : ◆HLxYS9HHyE [sage]:2011/01/09(日) 02:17:01.23 ID:w6k.b2AO
たたっ

憂「それじゃあ…これかな」

ぼんぼん♪

・・・・・・

憂「わたしのこころはなつもよう〜…♪」

ぼ〜ん…

憂「終わったあ〜」

憂「うーん…!」のびー

トンちゃん「」すい〜

憂「えへへ…どうだった?お姉ちゃん達には負けるけど…」

トンちゃん「」すい〜

憂「ふふ♪気持ち良さそう」
43 : ◆HLxYS9HHyE [sage]:2011/01/09(日) 02:18:05.11 ID:w6k.b2AO
憂「…じゃあ次は、この曲だね」

ぼんぼん♪

憂「もしもし、かめよ♪かめさ…」

がちゃっ

梓「あ…」

憂「! 梓ちゃん!」

梓「ごめん…邪魔しちゃった?」

憂「ううん!大丈夫だよ〜」

梓「そっか…」たたっ
44 : ◆HLxYS9HHyE [sage]:2011/01/09(日) 02:19:07.11 ID:w6k.b2AO
梓「……」

梓「オルガン弾いてたんだね」

憂「あ…触っちゃいけなかったかな……」

梓「ううん、全然大丈夫だよ。あんまり使ってないし、弾いてあげた方が楽器も喜ぶだろうし」

憂「よかったあ…」
45 : ◆HLxYS9HHyE [sage]:2011/01/09(日) 02:20:05.25 ID:w6k.b2AO
梓「あ!トンちゃん!」

トンちゃん「」すい〜

梓「ごめんね、ついうっかりしてて…」

トンちゃん「〜♪」すい〜

憂「いいよ〜許してあげるよ〜(裏声)、だって♪」

梓「…なに、今の声?」

憂「えへへ…腹話術を練習したことがあってね」

梓「腹話術…?」

憂「うん♪そのおかげで、裏声も簡単に出せるようになったんだよ!」

憂「ばっちり♪」

梓「へえ〜…」
46 : ◆HLxYS9HHyE [sage]:2011/01/09(日) 02:21:10.86 ID:w6k.b2AO
梓「ていうか、なんで憂はけいおん部にいるの?」

憂「あ、それはその…差し入れ持ってきたんだけど、けいおん部は練習なかったから……」

梓「ああ…」

梓「憂も案外うっかりさんだね」

憂「そうかな…?」

梓「その差し入れは純に持っていこう?」

憂「ジャズ研は練習あるの?」

梓「うん、さっき練習の音聴こえたから」

憂「じゃあ行こっか♪」

梓「うん」
47 : ◆HLxYS9HHyE [sage]:2011/01/09(日) 02:22:14.02 ID:w6k.b2AO
憂「純ちゃん喜ぶかなー♪」わくわく

梓「……」じぃっ

憂「……?」

梓「……」じぃー

憂「梓ちゃん、どうしたの?私の顔になにかついてる…?」

梓「いや、頭…」

憂「?」

さわっ…

憂「……!!」

憂「ああっ…//」

憂(猫耳つけたままだった〜っ!!///)

おわり
48 : ◆HLxYS9HHyE [sage]:2011/01/09(日) 02:23:05.99 ID:w6k.b2AO
終わりです!見てくださった方、ありがとうございました!!
次の人も頑張ってください!
49 : ◆jxhWEbWpPA :2011/01/09(日) 03:01:45.37 ID:XU5X0UDO
唯「憂ー!ビデオテープが届いてるよ〜」

憂「本当だー!えーと。唯ちゃんと憂ちゃんの成長テープ?」

唯「見てみよーよっ!」

憂「うん、そーだね!」

唯「じゃあ、始まり始まり〜」

憂「楽しみ〜」パチパチ
50 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/09(日) 03:04:15.23 ID:XU5X0UDO
唯憂『おかあさん、おとうさんバイバーイ!』

唯「撮影してる所はあそこの公園かな〜?」

憂「公園だと思うよ〜あのブランコはあそこにしかないもん」

唯『おかあさんとおとうさん、おかいものにいっちゃったね〜』

憂『そーだね〜』ピヨピヨ

唯「あ!ピヨピヨサンダルだ憂かわいーっ」

憂「えへーありがとう。お姉ちゃんも凄く可愛いーよ〜」
51 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/09(日) 03:07:36.14 ID:XU5X0UDO
唯『おかあさんたちが、かいものおわるまで、なにしてあそぶ?』

憂『う〜ん』ピヨピヨ

唯「五歳ぐらいかな〜?」

憂「多分、そうだと思うよ〜」

唯『あるごりずむたいそうやろーよっ!』

憂『あ、たのしそーっ!』

唯『じゃーけっていね!』
52 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/09(日) 03:09:52.70 ID:XU5X0UDO
唯「アルゴリズム体操か〜懐かしいね〜」

憂「ね〜」

唯『わたしからさきにやるね〜』

憂『うん!』

唯憂『あっちむいてふたりでまえならえ〜』

唯憂『・・・』

憂『?』ピヨピヨ
53 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/09(日) 03:13:29.57 ID:XU5X0UDO
唯『ふたりいっしょにやっちゃだめなんだよ〜』

憂『でも、おねえちゃんといっしょにやりた〜い』

唯『だーめ!ういはわたしのあとからおどるんだよ〜わかったぁ?』

憂『は〜い』

憂「可愛いーっ!お姉ちゃんギュッってしたい!」

唯「私も憂をギュッってしたいなぁ〜」

唯『じゃあいくよー』
54 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 03:16:11.93 ID:X3MxYVEo
sageろ
55 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/09(日) 03:16:27.40 ID:XU5X0UDO
唯『あっちむいてふたりでまえならえー』

憂『あっちむいてふたりでまえならえー』ピヨピヨ

唯『こっちむいてふたりでまえならえー』

憂『こっちむいてふたりでまえならえー』

憂「私達、まえならえがちゃんと出来てないね〜」

唯「そうだね〜可愛いね〜」
56 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 03:20:00.60 ID:XU5X0UDO
唯『てーをーよこにーあーらあぶなーい』

憂『あたまをさげればぶちゅかりませんー』ピヨピヨ

憂『てをよーこにーあーらあぶない!』ビシッ

唯憂「あああああ!」

唯『あいたっ!』

憂「わ、私の手がお姉ちゃんの頭に当たっちゃった・・・」
57 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 03:23:49.93 ID:XU5X0UDO
憂『お、おねえちゃん?』

憂(お姉ちゃん大丈夫かなぁ・・・大丈夫かなぁ)ドキドキ

唯『うっ・・・ぐすっ』ポロポロ

唯「あー泣いちゃった!大丈夫だよーっ!」

憂「痛いの痛いの飛んでいけーっ」

憂『お、おねえちゃん。ごめんね・・・ごめんね・・・ぐすっ』ポロポロ

唯「う、憂も泣いちゃった!」
58 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 03:28:37.41 ID:XU5X0UDO
憂『うぅ・・・ごめんね・・・ごめんね・・・』

唯『だ、だいじょーぶだよ!』ナデナデ

憂『おねえちゃんごめんね・・・』

唯『いいよ!ほら、いたいのいたいのとんでけーっ!』

憂『い、いたいのはおねえちゃんだよぅ・・・』

唯『えへへ〜そーだった!』

憂(お姉ちゃん・・・)

唯「私、泣き止むの早いね〜」
59 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 03:33:01.88 ID:XU5X0UDO
唯『さっ!はやくあるごりずむたいそうのつづきやろーよ!』

憂『う、うん・・・おねえちゃんあのね』

唯『どーしたの?』

憂『いたいのいたいのとんでけーっ!』ナデナデ

唯『ずっとなでなでしてたら、いたいのとんでかないよ〜』

憂『そうだね・・・とんでけーっ!』パッ

唯『ありがとう!いたいのとんでったよ〜』
60 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 03:37:25.76 ID:XU5X0UDO
憂『よ、よかったぁ〜』

憂(お姉ちゃんが無事よかったぉ〜)

唯『はやくやろーよー』

憂『う、うん!えーと、どこからだっけ?』

唯『てをよこに〜ってところだよ〜』

憂『そっかぁ〜。てをよこにーあーらあぶなーい』

唯『あーたまをさげればーだいじょーぶ!』
61 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 03:40:34.65 ID:XU5X0UDO
唯『ぐるぐるぐるぅ〜ぐるぐるぐるぅ〜ぐーるぐる〜』

憂『ぐりゅぐりゅぐりゅぅ〜ぐりゅぐりゅぐりゅぅ〜ぐーりゅぐりゅ〜』

唯「あはは〜ぐるぐるできてないね〜」

憂「本当だね〜」

唯「それにぐりゅぐりゅって憂かわいーなぁ〜」

憂「えへへ〜」
62 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 03:43:12.89 ID:XU5X0UDO
唯『ぱっちんぱっちん』パチンパチン

憂『がしーん!がしーん!ぱちんぱちん』ガシンガシン

唯『がしーんがしーん』

唯「おぉ!ここはちゃんと出来てる!憂すごーい」パチパチ

憂「お姉ちゃんも凄いよ〜」パチパチ
63 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 03:47:49.13 ID:XU5X0UDO
唯『すって〜はくのーがー』

憂『しんこーきゅうー』

唯『すってーはくのーがー』

憂『しんこきゅう!』

唯『あるごりずむたいそうおわり!』

憂『あるごりじゅむたいそーおわり!』

ブツッ

唯「終わったぁ〜可愛いかったぁ〜」

憂「もう一回みたいなぁ〜」
64 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 03:51:26.48 ID:XU5X0UDO
唯「じゃあ、もう一回みよっか!」

憂「うん!見よー見よー!」

ガシャン。

唯憂『おかあさん、おとうさんバイバーイ!』

唯「・・・あれ?」

憂「お姉ちゃんどーしたの?」

唯「このカメラにお母さんとお父さん写ってない?」

憂「写ってるね〜」

唯「・・・・・・」

憂「お姉ちゃんどーしたの?」
65 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 03:55:08.50 ID:XU5X0UDO
唯「私、てっきり買い物に行くフリをしたお母さん達が、こっそりビデオを撮ってた思ったんだけど・・・」

憂「違うの?」

唯「だって・・・お母さん達の後ろ姿、写ってるもん。これを撮ったのはお母さん達じゃないよ」

憂「じ、じゃあ誰がこれを撮ったの?」ブルブル




おわり
66 : ◆jxhWEbWpPA [sage]:2011/01/09(日) 03:56:42.72 ID:XU5X0UDO
終わりです。ありがとうございました。
次の人、頑張って下さい
67 : ◆FUvhPDWbQs [sage]:2011/01/09(日) 04:07:18.61 ID:qd16FkDO
皆さんお疲れ様です
遅れましたが、投下しますね
68 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 04:08:49.75 ID:qd16FkDO
憂「……」ドキドキ

唯『ぷにぷに〜♪あずにゃん柔らか〜い』

梓『も、もう……。やめて下さいよ唯先輩ぃ……』

憂「っ!」ドキッ

唯『よいではないか〜よいではないか〜♪』

梓『ひゃあっ!?』

憂(な、何やってるんだろう……?)

こんにちは、平沢憂です。
私は今、お姉ちゃんの部屋の前で立ち往生しちゃってます。
今日は梓ちゃんがお姉ちゃんと家でギターの練習をすることになっていて、私はお茶を持って行こうとしていたのですが……
69 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 04:13:01.76 ID:qd16FkDO
唯『ぷに、ぷに♪』

梓『いつまで続けるんですかこれ……』

こんな声がさっきからずっと漏れ聞こえているのです。
は、入りづらいよぅ……
というかもしかして、これってまさか……え、えっちな……

憂「違う違う!」ブンブン

お姉ちゃんと梓ちゃんに限ってそんなことをするわけがありません!
これは私の勘違いで、中に入れば二人はきっとギターの練習をしているはずです。

憂「よ、よ〜し。お姉ちゃん、入るよ〜」

唯『澪ちゃんよりずっと小さいけど、あずにゃんのもぷにぷにで気持ちいいよ〜。ずっと触ってたいなあ』

梓『何言ってるんですか……離して下さいよぉ』

憂「!!!」

意を決し、部屋のドアをノックしようとしたその瞬間。
二人のその会話が聞こえ、私はびくっとして硬直してしまいました。
お盆に載せていたお茶が零れそうになりましたが、それどころではありません。
70 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 04:18:38.03 ID:qd16FkDO
憂「ぷ、ぷにぷにで気持ちいい……?」

お姉ちゃんがずっと触っていたい、梓ちゃんの体の一部。
澪さんよりずっと小さいけど、柔らかいところ。
梓ちゃんは小さいけど、澪さんは大きい部分。
そ、それってやっぱり……

憂「……///」カアアッ

ふ、二人が仲が良いのは知ってたけど、ここまで進んでるなんて……
どうしよう、何だか凄く恥ずかしいです。

憂「わ、私ここにいないほうがいいよね?」

二人の世界を邪魔するのは野暮というもの。
そうっとその場を離れようとして……
71 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 04:19:38.53 ID:qd16FkDO
唯『私はあんまりぷにぷにじゃないんだよね〜』

梓『そうでもないと思いますけど……』

離れようと、して……

唯『そうかなあ?でも澪ちゃんやあずにゃんに比べると……』

梓『唯先輩も大分ぷにぷにになってますよ、ほら』

は、離れないと……

唯『あずにゃん、もっと触って〜♪』

梓『へ、変な言い方しないで下さいっ』

憂「……」ドキドキ

離れないといけないと頭では分かっているのに……
足が、動いてくれません……!
72 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 04:22:38.05 ID:qd16FkDO
憂「お姉ちゃん、梓ちゃん……///」

二人のえ、えっちぃ会話をこのまま聞いていたいという好奇心が、私をその場に縛りつけているようです。
うう、私って……
思わずほっぺに手を当てると、手が火傷しちゃうんじゃないかと思うくらい熱くなっていました。

唯『……』

梓『……』

憂「あれ……?」

二人が声のトーンを落としたせいか、急に声が聞こえなくなってしまいました。
何かを話している、ということはかろうじて聞き取れるけど……

憂「……」

ここが引き時だとは思います。
思います、けど……
73 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 04:25:01.23 ID:qd16FkDO
……

唯「憂、顔真っ赤だよ。大丈夫?」

憂「う、うん……平気」

梓「でも何やってたの?あんな大声出して……」

憂「っ!」ドキッ

ど、どうしよう……
聞き耳を立てていた、とはさすがに言えません。
そ、それに梓ちゃん達だって、この部屋で何をやってたんでしょうかっ!

憂「お、お茶を持って来ようと思って!そ、そそそそれよりお姉ちゃん達は何やってたの!?」ズイッ

唯「うおうっ!?憂、落ち着いて落ち着いてっ」

憂「あ、ごめんなさい……」
74 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 04:27:21.63 ID:qd16FkDO
梓「私たちは別に……ギターの練習してただけだし」

憂「でも、その……梓ちゃんが、ぷにぷに、だとか……///」

梓「えっ?ああ、聞いてたんだ」

憂「ふっ不可抗力だよ!?廊下にいたら偶然聞こえちゃって……!」アセアセ

梓「う、うん。分かったから、そんなに焦らなくても……」

憂「あ、焦ってなんかないよっ」

嘘です、焦りまくりです。
何とか落ち着こうと試みるものの、なかなか成功しません。
うう……変に意識すると顔がまた真っ赤になりそうだし……
75 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 04:28:21.06 ID:qd16FkDO
梓「えっと、それでぷにぷにっていうのは……」

唯「ふっふっふ、待ったあずにゃん!こういうのは実際に憂にも触ってもらったほうが分かりやすいよっ!」

憂「え?」

梓「あっ、それもそうですね。じゃあ唯先輩が……」

唯「いやいや、あずにゃんの方がぷにぷにだから分かりやすいよ〜」

梓「そうですか?じゃあ……」

憂「え、ええっ!?」

わ、私が梓ちゃんのを……?
興味がないと言えば嘘になるけど、でもいきなりそんなっ!
76 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 04:29:39.53 ID:qd16FkDO
梓「じゃあ憂、手を出して?」

憂「う、うう……」スッ

心の葛藤をよそに、手を差し出す私。
今から、梓ちゃんのを……

憂「……///」

そう考えただけでまた顔が熱くなってしまい、思わずぎゅっと目を瞑ってしまいました。
そして、ゆっくりと何かが近づく気配がして……

ギュッ

梓「どう?」

憂「……ふえ?」

手を、繋がれました。
77 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 04:33:11.99 ID:qd16FkDO
憂「え、え〜と……」

唯「ほら憂、あずにゃんの指を触ってみて〜。ぷにっぷにだよ〜♪」

梓「ギターとか弾いてると、弦を押さえる指の皮が硬くなってくるんだ」

憂「ゆ、び……?」

確かに。
そう確かに梓ちゃんの指はぷにぷにしていて、触ってみると気持ちよくて……
…………。
あああああああああっ!?

憂「そ、そっか!うん、指だよね!ぷにぷにだね、梓ちゃん!」

梓「へっ?まあ小学生の頃から練習してるからね」

憂「そうだね、梓ちゃんの手は小さいもんね!」
78 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 04:41:57.68 ID:qd16FkDO
唯「私も大分硬くなったけど、澪ちゃんやあずにゃんには及ばないんだよね〜」

憂「お姉ちゃんはまだまだこれからだよ!大丈夫!」

そう、そうなのです。
全て繋がりました。
二人はずっとそのことを話していて、お互いの手を触り合っていたのです。

憂(よく考えたら……いやよく考えなくても、お……む、胸とかを触り合うわけないよね……///)

ちっちゃな梓ちゃんの手はもちろん、澪さんの手が大きいという話も、硬くなってぷにぷにしてるという話もお姉ちゃんに聞いたことがあります。
ああ、気付く機会はあったはずなのに!

梓「別に指が硬くなっても、そんなに喜ぶようなことでもないですけど」

唯「私もぷにぷにの指が欲しいんだよ〜」

梓「何ですかその変な願望……とりあえず憂、分かった?」

憂「う、うん。ありがとう梓ちゃん」

梓ちゃんの手を離し、お礼を言います。
私に微笑みかけてくれるその表情は、すごく純粋で可愛くて……
79 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 04:42:36.86 ID:qd16FkDO
憂(よ、よかった……私の考えてたことがバレなくて、本当によかった……。よしこのまま自然に部屋を出ないと)

梓「どういたしまして。……えっちなこと、してたわけじゃないからね?」ボソッ

憂「……えっ!?」ドキッ

あ、梓ちゃんにバレちゃった!?

梓「あっ、やっぱりそうだったんだ。あはは、憂ってば『何で分かったの!?』って顔してる」

憂「な、ななな何で……あっ!」

唯「……?」

慌ててチラッと横目で様子を窺うと、お姉ちゃんはこちらを見ながら小首を傾げていました。
どうやら私たちの小声会話を不思議に思っているだけのようです。
よ、よし、まだお姉ちゃんにはバレてない……!
80 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 04:46:04.05 ID:qd16FkDO
梓「ふふ、唯先輩が気になるの?大丈夫だよ」

憂「うう……。あ、梓ちゃんはどうして私がその……変な勘違いしてたって分かったの?」

梓「憂が挙動不審なんて珍しいからね。何かあるのかな〜と思って考えてたら……」

憂「か、考えてたら?」

梓「……」

一旦言葉を切る梓ちゃん。
少しだけ顔が赤くなってる……?

梓「こ、こほん。何というか、私と唯先輩の言動にやや不純に捉えられる部分があったというか、何というか」

憂「それって……」

梓「う……よく考えたら、私たちの会話って変というか、えっちっぽかったというか……///」

今度ははっきりと分かるほど顔を赤らめて、ボソボソと私に教えてくれる梓ちゃん。
やっぱりあの状況だとそんな風に思っちゃうのが普通……なのかな?
うん、きっとそうだよ!
81 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 04:46:39.58 ID:qd16FkDO
憂(私は別に、特別え……な子じゃないんだねっ!)

憂「梓ちゃん!私ね、」

梓「でも、意外だったな〜。まさか憂が……」

憂「え?」

晴れ晴れとした気分で梓ちゃんに同意を求めようとした私の言葉は、しかし梓ちゃんによって遮られ。
……あれ?
梓ちゃんの顔、さっきまで恥ずかしそうだったのに……何だか今は、妙に笑顔になってる……?

唯「もう〜、二人ともさっきから何のお話してるの?」ヒョイッ

憂「お、お姉ちゃん!?」

いけない!
このままだとお姉ちゃんにもバレちゃう!
こ、こうなったら……
82 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 04:47:08.89 ID:qd16FkDO
梓「ある意味で唯先輩より純粋なのかもとか思ってたけど、憂って実は……」

憂「お姉ちゃん、梓ちゃんって指以外にもぷにぷになとこがあるんだよっ!」

唯「えっ?どこどこ?」

梓「ちょ、何言ってんの憂!?」

憂「私が今から教えてあげるよ。見ててね……」ジリッ

梓「う……憂?」

よし、二人の注意は引きつけました!
後はこのまま一気に……
その前に梓ちゃん、胸をガードしようとするのはやめて……私はそんな子じゃないってば!

憂「梓ちゃんのぷにぷにしたとこ……それはここだよ!梓ちゃ〜ん♪」ガバッ

梓「にゃああああっ!?」
83 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 04:47:56.03 ID:qd16FkDO
憂「ほらほら、つんつん♪」

梓「ちょ、ちょっと憂ぃ……」

憂「えへへ、やっぱり柔らかいね……梓ちゃんのほっぺ」

梓「あ、あんまり触らないでよぅ……」

そう、私が触っているのは梓ちゃんのほっぺ。
以前触った時にも感じたのですが、やはり梓ちゃんのほっぺは柔らかさの中にも瑞々しい張りと弾力を持っていて、触るとすごく気持ちいいです。
さあお姉ちゃんの反応は?

唯「あずにゃんのほっぺ……!」キラキラ

梓「ひいっ!?」ビクッ

やりました、興味津々です!
成功を確信した私は梓ちゃんのほっぺの感触を楽しみつつ、とどめの一言をお姉ちゃんに伝えます。
「お姉ちゃんも一緒に梓ちゃんをぷにぷにしようよ」、と。

唯「あっずにゃ〜ん♪」

憂「梓ちゃ〜ん♪」

梓「や、やめ……ひうううっ!?」
84 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 04:48:25.07 ID:qd16FkDO
……

唯「いや〜、今日は楽しかったね!」

憂「そうだね、お姉ちゃん」

あれから数時間が経って、夜もすっかり更けた頃。
私とお姉ちゃんは何となく一緒に寝ることになり、今は枕を並べてお話しています。

唯「しかしあずにゃんのほっぺ柔らかかったなあ……。あのぷにぷに感、指では味わえないよ」

憂「あはは、そうだね〜。二人でいっぱい触っちゃったね」

唯「終わった頃にはあずにゃんぐったりしてたもん。憂も私と同じでぷにぷに大好きなんだねっ!」

憂「えへへ……」

梓ちゃんを二人がかりでぷにぷにして疲れさせ、私のことは有耶無耶にしちゃおう作戦は大成功でした!
ちょっとやり過ぎちゃったかもしれませんが……
ごめんね、梓ちゃん。
後日改めてお詫びに行かせてもらうよ……
85 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 04:49:10.83 ID:qd16FkDO
唯「ねえねえ憂」

憂「どうしたの?」

心の中で親友に謝っていると、お姉ちゃんが顔を覗き込むようにして話しかけてきました。
お姉ちゃんの綺麗な瞳に至近距離で見つめられると、何だかドキッとしてしまいます。
か、顔近いよお姉ちゃん……

唯「あずにゃんのほっぺは確かにすごく柔らかかったけど……みんなの中で、誰が一番柔らかいと思う?」

憂「誰が一番……?」

みんな、というのは軽音部の皆さんや和ちゃんのことでしょうか。
それなら……

憂「う〜ん……」

唯「あは、分からないかな?」
86 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 04:50:26.71 ID:qd16FkDO
憂「うん……みんな柔らかそうだし、ちょっと一番は分からないかも」

唯「ふふ、そうだね。りっちゃんも澪ちゃんもムギちゃんも和ちゃんも、間違いなくみんなぷにぷにだよ!」

憂「純ちゃんもかなあ」

唯「でもね、私には分かるよ。誰が一番柔らかいか」

憂「へえ……誰?」

お姉ちゃんがそこまで言う人……誰なのか気になっちゃいます。
……ちょっと嫉妬しちゃうけど。

唯「知りたい?」

憂「うん、教えて欲しいかな」
87 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 04:51:17.91 ID:qd16FkDO
唯「そっか、じゃあ……それっ!」ギュウッ

憂「ひゃっ!?お、お姉ちゃん……?」

唯「えへへ、すりすり〜♪やっぱり憂が一番柔らかいよ〜」

憂「そんなことないよー」

唯「いやいや、少なくとも私にとっては憂が一番!ほれほれ〜」スリスリ

憂「あ……えへへ」

私に抱きつき、ほっぺとほっぺをくっつけて来るお姉ちゃん。
あったかくて、柔らかくて、まるで全身がお姉ちゃんに包みこまれちゃったみたいで……

唯「ね、今日はもう寒いからこのまま寝ちゃおっか?私は憂のほっぺを堪能するけど、その代わり憂にはあったかさをあげるよ!」

憂「……ふふ」

唯「笑われたっ!?」ガーン
88 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 04:51:52.91 ID:qd16FkDO
憂「ごめんねお姉ちゃん、やっぱり私は一番じゃないよ。だってほら……」

ほっぺをくっつけてると分かるよ。
お姉ちゃんの方が柔らかくて……ずっとくっついていたくなるんだ。
だから、ほっぺを堪能させてもらうのも私。

憂「えへへ……ぷにぷに♪」ギュッ

唯「おおう、手まで……何だか今日の憂は甘えんぼだね?」

憂「うん!お姉ちゃん、今日はクリスマスの時みたいに毛布を独り占めしないでね?」

唯「ぜ、善処します!」

ほっぺとほっぺをくっつけて。
手と手を繋いで。

憂「おやすみ、お姉ちゃん……」

唯「おやすみ、憂……」

今日は、いい夢が見れそうです。
89 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 04:54:17.48 ID:qd16FkDO
……あ。
眠りに落ちる前の、最後の疑問。
私はお姉ちゃんが一番、お姉ちゃんは一番だって言ったけど、実際は誰が一番のぷにぷにほっぺの持ち主なのでしょうか。

…………。
今度、調べないといけませんね!
えっと、別に私がぷにぷにしたいだけってわけじゃないよ?

おわり
90 : ◆kPRRI.mo4g [sage]:2011/01/09(日) 05:11:03.29 ID:Ms4ZleI0
純「私にも抱きついてよ!」
91 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 05:11:49.28 ID:Ms4ZleI0
純「私達ってさ、結構長い付き合いだよね?」

憂「そうだね」

純「親友といっても過言じゃないよね?」

憂「うん」

純「そうだよね…」

憂「純ちゃんどうしたの?」

純「ちょっと考えごと」
92 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 05:12:41.02 ID:Ms4ZleI0
純「…憂ってさ、意外と人に抱きつくのとか好きだよね」

憂「えっ、うん」

純「お姉ちゃんとかによく抱きついてるイメージあるしね」

憂「あったかくて気持ちいいんだぁ」

純「梓にも前抱きついてたよね」

憂「お姉ちゃんがやってるみたく一度抱きついてみたくて…」

純「どうだった?」

憂「あずにゃーんって呼びたくなったかなぁ」

純「ふーん…」
93 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 05:13:42.04 ID:Ms4ZleI0
純「和先輩に抱きついてるのも見たことあるよ」

憂「和さんは昔から知ってるお姉さんだから」

純「……」

純「この抱きつき魔め!」

憂「じゅ、純ちゃん…?」

純「ごめん、今のは気にしないで」

憂「気にするよ…」
94 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 05:14:13.06 ID:Ms4ZleI0
純「もう一度聞くけど私達は親友と言っても過言ではないよね?」

憂「そう思ってたんだけどちょっと純ちゃんがわからなくなってきた…」

純「そうだよね、親友だよね」

憂「私の話聞いてる…?」

純「あんまり」

憂「……」ウルウル

純「あぁっ!ごめんね憂!」
95 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 05:14:48.30 ID:Ms4ZleI0
憂「今日の純ちゃんちょっとおかしいよ」

純「いやでもさ、ちょっと考えてみてよ」

憂「何を?」

純「憂にとってお姉ちゃんってどんな存在?」

憂「そんなの…言葉じゃ表せないよ…」

純「あ、やっぱりお姉ちゃんの話はやめるわ。勝ち目ないから」

憂「え?」
96 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 05:15:28.78 ID:Ms4ZleI0
純「じゃあさ、梓は?」

憂「梓ちゃんは大切な親友だよ〜」

純「そうだよね」

純「和先輩は?」

憂「昔から知ってるお姉さん」

純「うんうん」
97 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 05:16:09.00 ID:Ms4ZleI0
純「じゃあ私は?」

憂「親友と言っても過言じゃないよ」

純「梓のことは親友って言い切ったのに…」

憂「じゅ、純ちゃんの真似しただけだよ!純ちゃんも大切な親友だよ!」

純「ありがとう。その言葉を待ってたの」

憂「そうなんだ…」
98 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 05:17:23.78 ID:Ms4ZleI0
純「それに加えて私達は付き合いが長い!」

憂「うん、そうだね」

純「つまりね」

憂「うん」

純「私にも抱きついてよ!」

憂「うん……えっ?」

純「私には付き合いの長さと付き合いの深さ両方を兼ね備えてるのになんで抱きついてこないのよ!」

憂「えっと…」

純「他の人ばっかりずるい!」
99 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 05:17:57.63 ID:Ms4ZleI0
純「さぁ、おいで」

憂「今日だけで純ちゃんがわからなくなってきたよ…」

純「親友でしょ?」

憂「それは過言かもしれないね」

純「まさかのランクダウン!?」

憂「えへー、冗談だよー」

純「心臓に悪いからやめてよ」

憂「そんなに?」

純「うん」
100 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 05:18:37.10 ID:Ms4ZleI0
純「実際問題、なんで私には抱きつかないの!?」

憂「ただ機会がなかっただけだよ」

純「それだけ?」

憂「うん」

純「じゃあ今がチャンスじゃん」

憂「そう言われるとできないというか…」

純「それなら黙ってる」

憂「えっ」
101 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 05:19:30.58 ID:Ms4ZleI0
純「……」

憂「……」

純「……」

憂「……」

純「……」

憂「純ちゃ…

純「もー!せっかく黙ってるんだから早く抱きついてよね!」

憂「う、うん」

純「テイク2ね!」
102 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 05:19:57.66 ID:Ms4ZleI0
憂「……」

純「……」

憂「……」

純「……」

憂「……」ギュッ

純「!」
103 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 05:20:27.54 ID:Ms4ZleI0
純「だ、抱き心地はどうでしょう…?」

憂「もこもこしててあったかい…かな」

純「もこもこって髪の話?」

憂「えへへ、違うよ〜」

純「だったら何がもこもこしてると言うの?」

憂「純ちゃんがだよ」

純「憂の言いたいことがよくわからない…」

憂「あったかあったかだね〜」
104 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 05:21:03.06 ID:Ms4ZleI0
純「……実際やってみると結構恥ずかしいねこれ」

憂「そうかな?」

純「憂は慣れてるかもしれないけど私は抱きつかれなれてないんだって。憂のせいで」

憂「私のせい?」

純「そうだよ憂のせいだよ」

憂「ごめんね純ちゃん…」

純「なんて素直なんだろう」
105 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 05:21:47.71 ID:Ms4ZleI0
純「……」

憂「……」

純「……」

憂「……」

純「あの……憂、そろそろ…」

憂「んー…もうちょっと」
106 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 05:22:44.97 ID:Ms4ZleI0

純「……」

純「……」

純「……」

純「こっ、この抱きつき魔め!」

憂「」
107 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 05:23:33.27 ID:Ms4ZleI0
終わりです
ありがとうございました
108 : ◆2bmoujqRHk [sage]:2011/01/09(日) 05:45:34.02 ID:UkyE8460
昼休み  二年生の教室

純「私、ちょっと購買にパン買いに行ってくるね」

梓「あ、純。チョココロネも買ってきてくれない? あとで代金払うから」

純「ん。わかった。憂は何かパンいる? 買ってくるよ? あとで代金分はもらうけど」

憂「私はいいよ」

純「そっか。じゃ、行ってくるね」

教室を出て行く純。

梓「………………」

憂「………………」

梓「……純がいないと、とたんに静かになるね」
109 : ◆2bmoujqRHk [sage]:2011/01/09(日) 05:46:29.72 ID:UkyE8460
憂「ホントだねー」

梓「何か話さない?」

憂「いいけど、何の話?」

梓「うーん、何だっていいけど……」

憂「あ、じゃあ恋の話でもしない?」

梓「…………はい?」

憂「いや、だからその……恋の話」

梓「いいけど……でも何で恋の話?」
110 : ◆2bmoujqRHk [sage]:2011/01/09(日) 05:47:16.08 ID:UkyE8460
憂「恋の話とかするのって、青春っぽいなぁって思ってさ」

梓「青春っぽいかもしれないけど……それがなに?」

憂「私たちも高校二年生なんだからさ、恋の悩みとかで盛り上がるべきだと思うんだよ」

梓「青春っぽいから?」

憂「うん!」

梓「でもまぁ、面白そうだね」

憂「じゃあ、まずは梓ちゃんから。何か恋愛の話、ある?」

梓「え、私? んーと……恋愛話なんてないなぁ……」
111 : ◆2bmoujqRHk [sage]:2011/01/09(日) 05:48:02.39 ID:UkyE8460
憂「戯曲みたいなラブロマンスとかだよ?」

梓「いや、女子高で恋愛に関わる方が難しいでしょ」

憂「好きな人とかはいないの?」

梓「好きな人、かぁ……」

憂「そう。好きな人」

梓「まぁ、いることはいるけど……」

憂「へぇ、本当。教えて?」

梓「…………つ先輩」

憂「え? ごめん、もう一回。よく聞こえなかった」
112 : ◆2bmoujqRHk [sage]:2011/01/09(日) 05:49:26.71 ID:UkyE8460
梓「…………律先輩」

憂「……へぇ。意外」

梓「意外? どこらへんが?」

憂「梓ちゃんは澪さんとか好きになりそうだったから」

梓「澪先輩も好きだけど、そういう『好き』ではないんだよなぁ……」

憂「ちなみに、律さんのどこがいいの?」

梓「…………勝気なところとか、姉御肌なところとか。けいおん部の中でもさ、気とか使わずに済むし」

憂「ちなみにお姉ちゃんは、どう?」

梓「唯先輩は……好きって言うより可愛いって感じ」

憂「えへへ。お姉ちゃんやっぱり可愛いよね」
113 : ◆2bmoujqRHk [sage]:2011/01/09(日) 05:50:20.38 ID:UkyE8460
梓「憂はどうなの? 何か恋バナあるの?」

憂「私もあるよ。恋愛じゃなくて、梓ちゃんと同じ片想いの話だけどね」

梓「へぇ、片想いって誰に? 唯先輩とか?」

憂「ううん。お姉ちゃんは好きだけど、多分恋とかの好きじゃないんだよね」

梓「じゃあ誰?」

憂「純ちゃん」

梓「へっ?」

憂「純ちゃんが好きなんだ」

梓「……へぇ。どこらへんが?」
114 : ◆2bmoujqRHk [sage]:2011/01/09(日) 05:51:11.70 ID:UkyE8460
憂「マイペースなところとか、かな」

梓「唯先輩みたいだから?」

憂「うん。お姉ちゃんを見てるみたいでさ、一緒にいたくなっちゃうんだよね」

梓「そういえば、憂ってどうやって純と仲良くなったの? 趣味とか合わなそうなのに」

憂「中学校の頃ね、文化祭で一緒の係りになったんだよ。その時初めて会話してさ、それ以降だんだん仲良く……って感じかな」

梓「なんかこう……ロマンチックな出会いとかはなかったんだ?」

憂「そういうのは、フィクションの中だけだよ」

梓「……かもね」
115 : ◆2bmoujqRHk [sage]:2011/01/09(日) 05:52:05.21 ID:UkyE8460
憂「気が付いたら、純ちゃんのことが好きになってたんだよ、私」

梓「私も……そうかも。前までは律先輩のことなんかちーっとも気にならなかったのに、好きって意識してからは、なんかね」

憂「告白とかしないの?」

梓「まだ、片想いのままでいいかなって。仮にも受験生だから、恋なんかしてる暇ないような気がするし」

憂「ふぅん」

梓「憂は告白とかしないの? 純に」

憂「私も…………まだ、片想いのままでいいかなって」

梓「なんで?」

憂「まだ友達でいたいから、かな」
116 : ◆2bmoujqRHk [sage]:2011/01/09(日) 05:52:56.49 ID:UkyE8460
梓「……ま、お互い頑張ろうね」

憂「うん。私たち片想い仲間だね」

梓「仲間と言われても何か素直に喜べない……」

純「たっだいまー。はい、梓、チョココロネ」

梓「あ、ありがと」

純「何の話ししてたの? 二人で」

梓「え、うーんと……」

憂「恋の話だよ」

純「恋の話? 恋バナ?」

憂「うん」
117 : ◆2bmoujqRHk [sage]:2011/01/09(日) 05:53:50.71 ID:UkyE8460
純「憂は何かそういう話あるの?」

憂「うん。でも、私の片想いの話だけどね」

純「へぇ、聞かせてよ」

憂「純ちゃんには、内緒」

純「えー、ずるいー! じゃあ、憂が片想いしてる人って誰?」

憂「ヒントだけならあげるけど」

純「じゃ、ヒントだけでいいからさ、教えて」

憂「ヒントは……、マイペースで、だけど意外と気配りの出来る、とっても鈍感な女の子だよ」

                                             終わり
118 : ◆2bmoujqRHk [sage]:2011/01/09(日) 05:54:35.88 ID:UkyE8460
終わりました。次の人頑張ってください。
119 : ◆Ulk/G4eY/o [sage]:2011/01/09(日) 10:09:43.52 ID:N3.G8Oc0
寝坊すいません。

始めます。タイトルは「二重らせん」


3部構成で

1部 約束姉妹!
2部 25歳・暖かい冬の日に
3部 仲良し姉妹!

という感じです。

固い文章の重い内容ですが、お付き合いください!
120 : ◆Ulk/G4eY/o [sage]:2011/01/09(日) 10:10:15.99 ID:N3.G8Oc0
【1部 約束姉妹!】

<唯高校卒業後の3月30日。夜>

唯「ふぃーっ。ただいまー」

憂「おかえりなさいお姉ちゃん」

唯「いやー、やっと一人暮らし先への引っ越しが終わったよ〜」

憂「お疲れ様でしたっ」

唯「いえいえ」

憂「ちょうどごはん出来たから一緒に食べよー」

唯「うん。そうしよー」
121 : ◆Ulk/G4eY/o [sage]:2011/01/09(日) 10:10:51.59 ID:N3.G8Oc0

モグモグモグモグ

唯「うまーい!」

憂「ほんとに。良かったぁ」

唯「憂のご飯はいっつもおいしいねぇ」

憂「そう言ってくれて私とってもうれしいよ!」

唯「憂ってほんとになんでもできるよね〜」

  
122 : ◆Ulk/G4eY/o [sage]:2011/01/09(日) 10:11:23.05 ID:N3.G8Oc0

唯「じーっ」

憂「どうしたの?」

唯「えへへ。ちょっとごめんよ〜」

ツンツン

プニィ

憂「ひゃあぅ///」

唯「う〜ん、憂のほっぺは柔らかくてかわいいなぁ///」

憂「もーっ、お姉ちゃんたらっ。仕返しっ!」

ツンツン

プニィ

唯「えへへ」

憂「うふふ」



唯「はぁ……」

憂「お姉ちゃん?」
123 : ◆Ulk/G4eY/o [sage]:2011/01/09(日) 10:11:49.81 ID:N3.G8Oc0

唯「私、もうダメかもしれないなぁ……」

憂「ど、どうしたのお姉ちゃん? 困ったことがあったら言ってよ。私たち、家族なんだからさ」

唯「大学に入って一人暮らししちゃうと、憂の作るご飯と、一緒に食べる機会が減っちゃうのが、さみしいっ」

憂「……なっちゃうよねー」


唯「私さ、こんなできた妹の、憂と出会えただけで、人生の”運”を使い果たしちゃった気がするよ」

憂「ええっ」

唯「きっとこの後の人生。ダメダメになっちゃうような、そんな気がする……」

憂「大丈夫だよお姉ちゃん! お姉ちゃんがピンチになったら、私が助けに行くからっ」

唯「ホントに! じゃぁその時はよろしくねっ」

憂「うん、任せといて!」


唯「わはー。憂は頼もしすぎるよ〜」




 
124 : ◆Ulk/G4eY/o [sage]:2011/01/09(日) 10:12:48.62 ID:N3.G8Oc0

【2部 25歳・暖かい冬の日に】


子供の頃の生活は天国だった。


当時は、それに気づけなかったけど、

社会人になった今は、そう強く思っている。


……あの頃の幸せは、もう後の人生では二度とない。
125 : ◆Ulk/G4eY/o [sage]:2011/01/09(日) 10:13:25.55 ID:N3.G8Oc0

――平沢くん! この書類ミスが多すぎるよ!

――それからっ、あの企画の方はどうなっているのかね?

――そんなこともできないのかっ! 全く君は無能だなっ

――平沢くん! 聞いてるのかね、平沢くん!!


……まただよ。


このハゲ頭の係長は大の苦手だ。

これで何度目だろう。みんなが見ている中で怒鳴ってくる。

尖った言葉を突き立ててくる。


あるギタリストは言っていた。


  人の幸せは誰と出会えるかで大きく左右される


と。


仕事の格言でも”部下は上司を選べない”とあるものの、

この人の下に配属された、自分の”運”のなさを呪いたい。
126 : ◆Ulk/G4eY/o [sage]:2011/01/09(日) 10:14:15.49 ID:N3.G8Oc0

今勤めてるこの企業は、業界では名前を知らない人はいない、かなりの有名企業だったりする。

売り上げは、業界でトップクラスの水準。学生の時は、そんな会社に就職できたのを、自慢に思っていたんだ。


しかし入社してからは、”地獄”。


給料は様々な名目で天引き。それはまだいい。

だけど”仕事時間を伸ばすより成果を伸ばそう”、という社風で残業代も出にくく、

忙しい時期には休日出勤が当たり前。平時でも、1人1人に課せられた仕事の責任は、重い。

また、有休の消化率も業界で1,2の低さを争う。


……どうして、こんな会社に入ってしまったんだろう。
127 : ◆Ulk/G4eY/o [sage]:2011/01/09(日) 10:14:53.37 ID:N3.G8Oc0

もっとも、仕事がきついのは下っ端だけの話だ。

役員は話が違う。

平社員の時とは比べ物にならないくらいの役員手当と、役員専用の長期休暇ももらえる。

待遇が全く違ってくる。理不尽なくらいに、例えるなら”掃き溜め”と”鶴”。

……だから、起こる。

仲間を利用してでも出世しようとする、社員同士のつぶし合いが。


他にやりたいことを見つけて退職する人間もいるにはいるが、殆どは社員同士のつぶし合いで辞めていく。

上司は、能力が低い部下には、大量の仕事を押し付け、オーバーワークで潰し、

また、能力が高い部下には、仕事の手柄を奪ったり、小さなミスを過剰に叱責し、精神的に追い詰めていく。

そして誰も助け合わない。この会社ではそんなことが横行している。



入社時には3ケタいた同期も、1人辞め2人辞め、今残っているのは半分ほどになっていた。
128 : ◆Ulk/G4eY/o [sage]:2011/01/09(日) 10:15:27.08 ID:N3.G8Oc0

確かに仕事もできて、周りから信頼される人間はいる。


だがそんな人間は、この会社では一握り。いや、一つまみと言った方が正しいかもしれない。

労働組合はむしろ、会社による社員の監視機関となって機能していないし、

若手社員同士での横の繋がりもほとんどない。




ここは、灰色の錆しか見えない不毛の大地。




この場所で頼れるのは……自分だけだ。
129 : ◆Ulk/G4eY/o [sage]:2011/01/09(日) 10:16:22.32 ID:N3.G8Oc0

今日もまた、責任の重い仕事を上から任される。


今回は、特殊な手順が必要な仕事である。しかし、上司からはまともな説明がない。

また、同僚もやったことのない仕事らしいため、誰にも相談できず、独りで詳細を調べて、仕事を進めるハメに。


いまは2月。冬。外では珍しく雪が降っている。

雪がしんしんと降り積もるように、任された仕事が片付かず、やることが上からどんどん積み重なる。

仕事の予定も、仕事以外に立てていた予定も完全にできなくなるだろう。


それでもやるしかない。

「やるしかない」

と自分に強く言い聞かせる。



「どうしてこんなことする理由があるんだろう」

とも思い浮かんだ。それは握りつぶす。
130 : ◆Ulk/G4eY/o [sage]:2011/01/09(日) 10:17:06.67 ID:N3.G8Oc0

結局、この仕事は定時には片付かない。

他の仕事も押しているため、同時並行で進めていく。

より作業は複雑になり、片頭痛もしてくるが、それでも進めていく。

手と頭で違う処理を行っていくため、ミスが連発していく。

その度にイライラが重なり、気持ちが落ち込み、そしてミスが増えていく。
131 : ◆Ulk/G4eY/o [sage]:2011/01/09(日) 10:17:45.06 ID:N3.G8Oc0
ミス、ミス、ミス、ミス、ミス、ミス、ミス、ミス、ミス、ミス、ミス、ミス、ミス、

ミス、ミス、ミス、ミス、ミス、ミス、ミス、ミス、ミス、ミス、ミス、ミス、ミス、

ミス、ミス、ミス、ミス、ミス、ミス、ミス、ミス、ミス、ミス、ミス、ミス、ミス、

ミス、ミス、ミス、ミス、ミス、ミス、ミス、ミス、ミス、ミス、ミス、ミス、ミス、

ミス、ミス、ミス、ミス、ミス、ミス、ミス、ミス、ミス、ミス、ミス、ミス、ミス、

ミス、ミス、ミス、ミス、ミス、ミス、ミス、ミス、ミス、ミス、ミス、ミス、ミス、

ミス、ミス、ミス、ミス、ミス、ミス、ミス、ミス、ミス、ミス、ミス、ミス、ミス、

ミス、ミス、ミス、ミス、ミス、ミス、ミス、ミス、ミス、ミス、ミス、ミス、ミス、

ミス、ミス、ミス、ミス、ミス、ミス、ミス、ミス、ミス、ミス、ミス、ミス、ミス、

ミス、ミス、ミス、ミス、ミス、ミス、ミス、ミス、ミス、ミス、ミス、ミス、ミス、



……また、ミス。
132 : ◆Ulk/G4eY/o [sage]:2011/01/09(日) 10:18:33.65 ID:N3.G8Oc0

筋肉が強張り、赤面し、心臓が不規則にバクバクと鳴っている。


焦燥感と劣等感と胃のむかつきと地団駄と、

上司への反感と同僚への不信感とどうしようもない絶望感と、

それからその他もろもろが、自分の中へ、心の中へ、

マグマのように湧いて出てた、ドロリとしたナニかが、ヘソのあたりに溜まっていく。


それらが胃へ、肺へ、ノドへ、口にまで逆流してきたときに、


「うわああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」


と叫んだ。
133 : ◆Ulk/G4eY/o [sage]:2011/01/09(日) 10:19:04.98 ID:N3.G8Oc0

同時に、一瞬の光景が目に焼き付く。


火山が噴火したかのように、前の席にある同僚の

カメラとファイルが右へ、ワープロが左へ、ペンと消しゴムが上へ、引き出しが奥へと

バラバラと飛んで落ちていくのが、眼球へ印刷された。


最初は理解できなかったが、一秒ほど遅れて伝わってきた右足の感覚で


前の席にある同僚の机を、思い切り蹴り飛ばしていたのが分かった。


机自体はゆっくりとゆっくりと傾き、

ワンテンポ遅れて倒れ、その衝撃でオフィスの床と空気が揺れる。

大きな振動が、鼓膜と左足と、オフィス全体に広がる。




もう一度オフィスが静まり返った時、

「ほんとに何をしてるんだろう」

と自然に口が動いた。
134 : ◆Ulk/G4eY/o [sage]:2011/01/09(日) 10:19:45.54 ID:N3.G8Oc0

ちょっとした事件だが、

オフィスには、自分以外の誰もいない。いま、それに気づく。

無意識の叫びも、机の音も、誰にも、届かない。


腕時計に目をやると、もう午後10時半を過ぎていた。

とっくの昔に、社員は全員帰っている。



「……ダメだ。もう今日は帰宅しよう」


そう言って、帰る準備をする。

だけどこのまま帰る訳にはいかない。

蹴飛ばしてしまった同僚の机を、片づけないと。
135 : ◆Ulk/G4eY/o [sage]:2011/01/09(日) 10:20:25.94 ID:N3.G8Oc0

力を入れて、机を立てる。

机全体を見たが、へこみがあったり、引き出しが壊れている様子はない。

心配になったが、どうやらワープロやカメラも、壊れてはいなさそうだ。


机を元あった位置に戻し、機械類もなるべく同じ場所に置く。

明日この机の主、同僚に謝らないといけないな、と考える。


次に、腰を落とし片膝を立てて座り、

散らばった小物類、机の主の筆記具やファイルを集める。


殆どの物は、倒れた机のすぐそばに落ちていたが、消しゴムだけは転がったのか

係長の机の下にあった。

係長の机の下に入り、消しゴムを拾おう。
136 : ◆Ulk/G4eY/o [sage]:2011/01/09(日) 10:21:04.85 ID:N3.G8Oc0

消しゴムはやや奥まった場所にあったため、床にうつ伏せになってしか取れない。

机の下に入り、冷え切った床に寝転がり、右腕を消しゴムの方へ伸ばす。


腕を伸ばしきった時、人差し指に何か固い感触があったので、それを取る。

目でなく、手のひらで確かめるが、これは間違いなく消しゴムだ。


何かほっとした時、顔のすぐそばの床に水滴があった。


最初は、エアコンか何かから落ちてきた水かと勘違いしたが、

視界がぼやけているのに気づき、これは自分の涙だと悟った……
137 : ◆Ulk/G4eY/o [sage]:2011/01/09(日) 10:21:53.14 ID:N3.G8Oc0

机の下から這い出て、立ち上がる。

スーツの前、特に右腕のあたりには、床のホコリがたんまりと付いていた。

窓際に移動し、そのホコリをはたく。そして眼鏡を外して、涙を拭う。

……無機質な床の冷たさが、この涙の原因だ。


拾った消しゴムを同僚の机に戻し、ファイルやら小物類も元あった場所に戻す。


最後に引き出しの中を確認したが、それほど乱れてはいなかった。


ただ一番下の引き出しを確認した時に、

  ”辞表”

と書かれた封筒を見つける。……気まずい。

心に電流が流れ、血管が凍り固まった。
138 : ◆Ulk/G4eY/o [sage]:2011/01/09(日) 10:22:42.25 ID:N3.G8Oc0

完全に片づけが終わった時には、午後10時50分を過ぎていた。

バスで通勤しているが、最終バスの時刻は午後11時ちょうど。

タイムリミットが少ないのが分かり、焦りだす。

一瞬、もうこのまま会社に泊まろうかとも思ったが、


――ダメだ。今すぐ帰れ


という誰かの声が、頭の中に響いた。何だろう、これは?


声に従い、急いで書類を鞄の中に入れ、コートを羽織りマフラーを巻く。

オフィスから出て鍵を閉め、勢いよく階段を駆け下りる。

タイムカードを切り、警備員に挨拶をする。

「すいません。今から帰りますんで」

「はーい。遅くまでご苦労様です」

そしてビルを飛び出した。
139 : ◆Ulk/G4eY/o [sage]:2011/01/09(日) 10:23:14.48 ID:N3.G8Oc0

ビルの外は……雪。こなあああああああああああああああゆきいいいいいいいいいいいいいいいいいこなあああああああああああああああゆきいいいいいいいいいいいいいいいいい


見上げると、灰色の空からは、真っ白な結晶が舞い降りてくる。

足元の黒いアスファルトも、その真っ白で埋め尽くされていた。


この時、手袋を自分の机に置いてきたのに気が付く。

風が吹くと、むき出しの顔と手の体温を、やすりのようにガリガリガリガリと削っていく。


外の冷たさが、本当に骨身にしみる。
140 : ◆Ulk/G4eY/o [sage]:2011/01/09(日) 10:23:49.89 ID:N3.G8Oc0

あまりの寒さに走ることができず、

なんとか歩いて最寄りのバス停に到着したが、完全に午後11時を過ぎていた。

普段ならもう、最終バスは出ている時間。


だが、1人の老人がバスを待っているようだった。

その老人に近づくと、

「どうやらこの雪で最終バス、遅れているみたいです」

「あぁ、そうですか。よかった……」


仕事場から家へのバトンが繋がり、ホッとする。


腕時計を見ると午後11時5分。

天気のせいかわからないが、腕時計の金具と指輪はいつもよりくすんで見えた。
141 : ◆Ulk/G4eY/o [sage]:2011/01/09(日) 10:24:22.12 ID:N3.G8Oc0

バスは11時8分に到着した。

老人といっしょに乗り込んだバスに、お客はいない。

とりあえず、入り口から一番近い座席に座り、あの老人は敬老席に座る。

それを運転手は確認し、最終バスは走り出した。


バスの外を見ると、ちょうど雪は止んでいた。

風も止まっているようだ。


いろいろあったが、

とにかく今から帰る。灯りのついていないであろう我が家に。
142 : ◆Ulk/G4eY/o [sage]:2011/01/09(日) 10:24:59.51 ID:N3.G8Oc0

暇なので、外の景色を見ていたが、

窓ガラスに映った人物が、こちらを見ているのに気が付いた。


そして思うことは、こいつは学生時代よりも大分痩せたなぁ、ということ。


実際に、入社時に作ったこのスーツやシャツはぶかぶかしているし、皮靴や腕時計や指輪も緩い。

眼鏡のフレームも、なんだか合わなくなったような気がする。

もう一度、窓ガラスの自分をよく見てみると、髪はボサボサで頬もなんだかコケていた。


ほっぺたを自分で触るが、学生の頃とは違って柔らかくはない。


窓の外に焦点を戻し、後ろへ走り去る景色をぼぅっと眺めてみる。

……ただただ眺め続けていた。
143 : ◆Ulk/G4eY/o [sage]:2011/01/09(日) 10:25:29.06 ID:N3.G8Oc0

どれくらい、そうしていただろう。

バスは、自宅ちかくのバス停までやって来ていた。降りなければ。

一緒に乗った老人は、いつの間にか消えていた。


バスから降りるとき、運転手に

「ありがとうございました」と言った。

運転手は無言で返した。


そして無人のバス停へ、降りる。

バスの扉はピシャリと閉まり、走り去り、遠くなっていくエンジンの音。
144 : ◆Ulk/G4eY/o [sage]:2011/01/09(日) 10:26:03.05 ID:N3.G8Oc0

バスの音が聞こえなくなったとき、

周囲はとても寂しく、完全に無音。命の気配が感じられなくなっていた。


バスは雪のせいで大幅に遅れたため、時計の針はもう午前0時を過ぎている。

ほとんどの窓に明りはついておらず、誰かの声や鳥の鳴き声、テレビの音や料理の匂いも、なにも、ない。

街の息吹は、完全に死んでいる。


目の前にあるのは、黒い空と白に塗りつくされた景色だけ。

この色気のないコントラストのせいで、今まで忘れていた不安がよみがえる。


  このまま今の仕事を続けていいのだろうか

  他の方法があるんじゃないだろうか

  そもそもなんで生きているのか

  何のために生きていくのか


音がないと、人はいろいろと考えてしまう。

不安の津波に飲みこまれ、うなだれて足元を見た。


……雪の絨毯に1人の足跡がある。しかもたくさん。これは女性用だろうか。


この、バス停周辺にある無数の靴跡と、近づいてくる靴音によって、

僕の意識は、津波から引き上げられた。
145 : ◆Ulk/G4eY/o [sage]:2011/01/09(日) 10:26:30.83 ID:N3.G8Oc0

……靴音?




突然視界がなくなる。何事かとあわてたが、

目のあたりに、雪と毛糸の感覚がする。




そして、

「だーれだ?」

という、愛しい人の声……
146 : ◆Ulk/G4eY/o [sage]:2011/01/09(日) 10:27:05.03 ID:N3.G8Oc0

「こんなこと僕にするのは、……君しかいないよ」

「ふふっ、せいかーい」


その声と同時に、視界が開ける。

振り返るとそこには、僕にとって一番大切な人がいた。


茶色いロングヘアーの、優しい顔立ちをした妻が、

頬を桜色に染めて、僕に微笑みかけていた。


「おかえりなさい」と妻。

「遅くなってゴメンね」と僕。
147 : ◆Ulk/G4eY/o [sage]:2011/01/09(日) 10:27:35.18 ID:N3.G8Oc0

「ねぇ、もしかしてこのバス停でずっと待ってたりした?」

と妻に聞いた。ずいぶんとバス停の周りに、同じ足跡が多かったからだ。

僕の帰りを待ち続ける、妻の様子が脳裏に浮かんだ。

しかし、

「……うーん」

と妻は答え、

「まぁそれはいいじゃない」

と、質問をはぐらかされた。


「それよりもう遅いし、雪も降ってる。寒いから、早く帰りましょうよ」

「……うん。そうだね」


僕らは、一緒に帰ることになった。
148 : ◆Ulk/G4eY/o [sage]:2011/01/09(日) 10:28:04.26 ID:N3.G8Oc0

しばらく歩いて妻は気づく。

「あら?」

「どうかしたの?」

「あなた、手袋してないじゃない? 朝出るときはして行ってたわよね?」

「帰るときに慌てていて、会社に置いてきちゃったんだ」

「ふーん……あっそうだ!」

そう言うと、妻は自分の右手の手袋を外した。

何するんだろうと思っていると、彼女は自分の右手で、僕の左手を取ってギュゥっと握りしめてくれた。

存在感のある体温が、指先から伝わる。

体の中の、凍り固まった部分が融けてゆく。細胞に向かって、血がドクンと巡り出す。


「……」

「ふふ、あったかい?」

「あぁ、すごくあったかいよ……ありがとう」


これほどまでにあたたかいものを、僕は他に知らない。

たぶん僕専用の、世界で唯一つの、最高の暖房装置だ。
149 : ◆Ulk/G4eY/o [sage]:2011/01/09(日) 10:28:35.84 ID:N3.G8Oc0

そのまま2人手を繋ぎ、家路へ向かう。


……今日は何故だか涙腺が緩い。

ただ手を握ってくれただけなのに、ただそれだけで

ため息をつくように涙が出だした……


妙に気恥ずかしくなり、あわてて、繋いでない右手でそれを拭う。

が、その行為は、しっかりと妻に見られていた。


こちらを向いた妻は、歩くのを止め、僕も立ち止まる。

彼女は繋いでいた手を離し、トトトトっと僕の前に移動する。

両腕を僕の腰に回し、僕を優しく抱きしめた。


僕の胸の中で、妻はつぶやく。

「……もしつらいことがあったら、何でも相談してね」

「……」

「私達は、家族なんだからさ」
150 : ◆Ulk/G4eY/o [sage]:2011/01/09(日) 10:29:05.48 ID:N3.G8Oc0

……相談か。


正直こんな心優しい妻に、会社での出来事をいう事は……できない。


だけど、この人が傍にいるだけで、心が強くれなるような、そんな気がする。


僕は彼女の背中に腕を回し、思い切り抱きしめ返す。

服越しだけど、お互い身体が密着していて、伝わりあう心音と体温。

僕の身体と、妻の身体に、真っ赤な命が循っているのがわかる。


こうしていると、僕は、”生きている”って実感できる……



誓う。

「何があってもさ、僕は君を守るから……根拠はないけど」

「うん。信じてるよ……根拠がなくてもっ!」
151 : ◆Ulk/G4eY/o [sage]:2011/01/09(日) 10:29:31.72 ID:N3.G8Oc0

そうして、互いの存在を確かめたあと、僕らはまた歩き出す。

今度は僕の右手と、妻の左手を繋いで。

息が白くなるほど寒い夜道だけど、この状態で寒さは感じない。



なんだか幸せすぎて、「あぁ」と息がこぼれる。


僕の口から出た白い煙は、ひとりでに空に広がっていく。


僕らの未来も、こんな風にひらけていったらいいのになぁ。




「あっ、そうそう。私にね、赤ちゃんができてた!」

「ぶっ」

いきなりの告白に、仕事鞄と指輪を落としてしまった。
152 : ◆Ulk/G4eY/o [sage]:2011/01/09(日) 10:30:03.29 ID:N3.G8Oc0

妻が、「鞄と指輪が地面に落ちちゃった」と言い終わる前に、

指輪を拾いはめ直し、そのあと鞄を拾う。そして、


「本当に……?」

「うん。お昼に病院に行って、分かったの」

「…………」

「……だから、あなたに少しでも早くそれを伝えようと思って、」

「…………」

「……それで、そろそろ帰ってくるかな〜、ってタイミングを見計らってたのよ」


「…………」

「だ、大丈夫? ”おとうさん”」

「こ、腰が抜けたよ、”おかあさん”」
153 : ◆Ulk/G4eY/o [sage]:2011/01/09(日) 10:30:32.09 ID:N3.G8Oc0

……えーと。

あぁ、そうか。僕は、”おとうさん”になるのか。


……待てよ。お腹に子供がいるなら、冷えるのはまずいんじゃないか。

そうだ、こんな腰を抜かしている場合じゃない! 急いで帰らないとっ。


「とにかく急いで帰ろう!」

そういって妻の手を握り、家路を急ごうとしたが、

「ストーップ!」と引き止められた。


「なに、どしたの?」

「ちょっとだけ、寄り道いいかな……」
154 : ◆Ulk/G4eY/o [sage]:2011/01/09(日) 10:31:00.43 ID:N3.G8Oc0

妻に連れられて、どこかへ歩いていく。


「そういえば、出産予定日はいつごろなの」

「11月に入ってしばらくらしいわ」

「子供ができたのはうれしいけれど、もう2人で旅行にはいけなくなるね」

「ええ。でも、子育ても子育てでいいものじゃないかしら」

「うん。きっとそうさ。僕らの子供は、かわいいだろうね」

「それに子連れで旅行に行くもの悪くないし、子供が大きくなったらお留守番してもらって、また2人で行けるようになるわよ」

「そんな風にまた2人で旅行ができるのは、早くて15年くらい先になるかなぁ。長いぜ」

「あっという間よ。きっと楽しい時間が過ぎていくから」


そんなことを話しながら。
155 : ◆Ulk/G4eY/o [sage]:2011/01/09(日) 10:31:32.11 ID:N3.G8Oc0

路地裏をいくつか抜けると小さな神社があった。

今の家に引っ越して半年になるが、家と会社の往復しかしていないため、周辺の事情にはけっこう疎い。


「……こんなところがあったんだ」

「ふふっ、あなた知らなかったでしょ」


休暇が確保できたら、僕らは必ずと言っていいほど旅行に行く。

旅先で神社に行くこともあるが、そこでは何はなくとも、まずおみくじを引く決まりだ。

この神社も小さいながら、自動販売機型のおみくじがあった。だからやっぱりおみくじを引く。


二百円をいれて、僕はおみくじ販売機のボタンを押す。続いて妻。

それぞれ自分のおみくじを手に取り、開く。

「ぼくは小吉だ」

「末吉だったわ」
156 : ◆Ulk/G4eY/o [sage]:2011/01/09(日) 10:32:02.02 ID:N3.G8Oc0

次は社殿にお参りに。

二十円を賽銭箱に入れて、願い事をする。

僕は「どうかお腹の子が母子ともに、無事で生まれてきますように」とだけ祈った。

対して妻は


「……お腹の子が、性格も良く健康で容姿端麗。運動神経抜群で勉強も家事もできて兄弟の面倒も見れて、いくつも才能に恵まれ、尊敬される人間に育ちますように」


と祈っていた。


「……それは欲張り過ぎじゃない」

「かもね。でも、あなたの子だからきっといい子だよ」

「……」

「それにこの子や、あとの弟・妹が立派に育つのを、私はしっかり手助けするわ!」

そう言い放った妻の目は、なんだか頼もしい。

僕も、頼りがいのある親にならなければ。
157 : ◆Ulk/G4eY/o [sage]:2011/01/09(日) 10:32:38.81 ID:N3.G8Oc0

本当に小さい神社なので、見る所はもうない。

境内を出ようとする瞬間、

「そうだ。ねぇあなた、ここで少しだけ待っててくれる」

「……お腹の子の分のおみくじも引いてくるのかい」

「そう。ちょっとだけ待っててね」

嬉しそうに言うと、妻はさっきの自販機へ向かって行った。


その時である。

僕はふと、境内に置かれていた地蔵に目がいった。

そして地蔵からハゲ頭が連想され、ハゲ頭からあの嫌いな上司を連想した。


……この幸せラッシュの中に、嫌いな人物の顔を思い出してしまった自分にがっかりしたが、

最後に、

  人の幸せは誰と出会えるかで大きく左右される

というギタリストの言葉に、連想ゲームはたどり着いた。
158 : ◆Ulk/G4eY/o [sage]:2011/01/09(日) 10:33:19.84 ID:N3.G8Oc0

妻は百円玉を自販機に入れ、ボタンを押そうとしている。

僕は神様に祈った。


  どうかお腹の子の出会う人が、みんないい人でありますように

そして、

  人生の大事な場面で、この子が手にするものが大吉でありますように


と。


妻は

「何がでるかな〜何がでるかな〜♪」

と唄い、おみくじのボタンを押す。

お腹の子用のおみくじが出てきて、妻はそれを取った。


彼女の手にあるものは、手にしたものは――
159 : ◆Ulk/G4eY/o [sage]:2011/01/09(日) 10:37:26.05 ID:N3.G8Oc0

【3部 仲良し姉妹!】

<3月30日 深夜>

唯「そうだ、憂。これ見てみて!」

憂「なになに?」

唯「じゃじゃーん! ”軽音部の入部届”〜」←[たぬき]風

憂「わぁ! それ。お姉ちゃん学校から貰ってたの?」

唯「そうそう。高校が3年間保管してたけど、私たちが卒業する時に捨てるっていうから、記念に貰ってきたんだよ」

憂「本当になんとなくで入部しただけなのに、いろんないい人達と出会えたよね〜」

唯「この入部届は私にとっての、大吉のおみくじと言っても過言ではないでしょう!」
160 : ◆Ulk/G4eY/o [sage]:2011/01/09(日) 10:38:34.66 ID:N3.G8Oc0

唯「……気が付けばもう午前0時を過ぎちゃってるね」

憂「お父さんとお母さん。明日には旅行から帰ってくるって電話があったよ」

唯「そっか。じゃぁ大学の入学式とかには間に合うんだね」

憂「それはあの二人も出るに決まってるよ、お姉ちゃんっ」

唯「よーし、それじゃあ寝るとしますかっ」

憂「……ねぇ、一緒に寝ても、いい?」

唯「うん、いいよー」

憂「やったー♪」
161 : ◆Ulk/G4eY/o [sage]:2011/01/09(日) 10:40:59.21 ID:N3.G8Oc0

唯「それじゃぁ、」

憂「おやすみなさーい」

唯「…………」

憂「…………」

唯「…………」

憂「…………」

唯「…………」

憂「…………」


憂「ねぇ、お姉ちゃん?」

zzz

憂「眠るのはやっ!」
162 : ◆Ulk/G4eY/o [sage]:2011/01/09(日) 10:42:24.66 ID:N3.G8Oc0

zzz


憂「……」

憂「えへへっ///」


スリスリ

ギュゥっ


憂「……やっぱりお姉ちゃんはあったかいなぁ」


憂(こうしていると、”生きている”って実感できるよ……)


憂(……こんなお姉ちゃんと出会わせてくれた、お父さんにお母さん。ありがとう)
163 : ◆Ulk/G4eY/o [sage]:2011/01/09(日) 10:43:49.80 ID:N3.G8Oc0

( と く ん っ♪ )


( と く ん っ♪ )


( と く ん っ♪ )


憂(静かだなぁ……)


( と く ん っ♪ )


( と く ん っ♪ )


憂(お姉ちゃんの体温と、心臓の音しか感じない……)


( と く ん っ♪ )

164 : ◆Ulk/G4eY/o [sage]:2011/01/09(日) 10:45:18.14 ID:N3.G8Oc0

憂(ねぇ、お姉ちゃん……)


憂(お姉ちゃんにとって、あの”入部届”は大吉のおみくじだろうけど、)

憂(私にとっては、お姉ちゃん自身が大吉のおみくじなんだよ)


憂(……私、お姉ちゃん大好きだから、これからも、ずっと一緒にいたいなぁ)

憂(お父さんとお母さん達みたいに……私たちも、許されるならずーっとずーっと)


憂(……だから、今夜だけは……)

チュッ

憂(……///)


憂(おやすみなさい……お姉ちゃん)









165 : ◆Ulk/G4eY/o [sage]:2011/01/09(日) 10:47:01.12 ID:N3.G8Oc0
zzz

zzz

(おしまい)

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


いかがだったでしょうか。「二重らせん」


それじゃぁ次の人にターッチ!
(寝坊してごめんね)
166 : ◆kT8UNglHGg [sage]:2011/01/09(日) 13:34:42.94 ID:lkYz32U0

 【とある日の夜:平沢家の居間】

憂「……うーん」

唯「どうかした? 憂」

憂「ん……なんか今日は疲れちゃったかなあって」

唯「金曜日だもんね。もう休んだ方がいいよ」

憂「お姉ちゃんは?」

唯「見たいテレビあるし、ギー太やるからまだ起きてるよ」

憂「そっか。……じゃあ、おやすみ」

唯「おやすみー」

 パタン パタン

憂(んー、なんだろう)

憂(ちょっと頭が痛い、かも)

憂(しっかり寝ないと。私が倒れたら……)

憂(……嬉しかったし、お姉ちゃんはしっかりしてたけど、心配はかけたくないもんね)ガチャ
167 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 13:35:17.09 ID:lkYz32U0

憂(……)パタン

憂「ふー……」

憂(今夜はすぐ寝れそう)

憂(夜更かししちゃだめだよ、お姉ちゃん……)

――――

 【翌朝:憂の部屋】

憂(……ん)

憂「はぁ〜……」むくり

憂「……つぅ」

憂「はふ」ブルッ

憂(いけない、完全に風邪ひいてるよ)

憂(もう9時だ……何時間寝てたんだろ。覚えてないや)
168 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 13:36:04.52 ID:lkYz32U0

憂(寒くて布団から出れそうにない……)

憂(9時だからそろそろ1回目のお姉ちゃん起こしに行かないといけないのに)

憂「……」

憂(ほんとは無理したら立てそうだけど)

憂(……ちょっと期待しちゃったり)

 コンコンッ

憂「! ……」

唯『ういー?』

憂「……ん」

唯『入るよー?』ガチャ

唯「……どしたの、憂。起こしに来ないから心配したよ」

憂(……いつもは起きないのに)
169 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 13:36:37.11 ID:lkYz32U0

 ギシ

唯「顔赤いね。風邪ひいた?」

憂「ん、ひいたかも」

唯「昨日から辛そうだったもんね……」ナデナデ

憂(……そういえば、昨日ギー太の音したっけ)

憂(覚えてないけど……たぶん)

唯「食欲はある?」

憂「……ううん」

唯「それじゃ、まず体温計と……濡れタオル持ってくるね」スック

憂「ありがと、お姉ちゃん」

唯「ううん。これぐらいしなきゃ」

 ガチャ パタン

憂(……このあいだの風邪は大変だったけど)

憂(お姉ちゃんもすっかり慣れちゃったみたい)

憂(……わたし、風邪引きすぎかな)
170 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 13:37:10.52 ID:lkYz32U0

 カチャ

唯「はい憂、体温計」

憂「ありがと……けほっ」

唯「……だいじょぶ?」

憂「んー……」

憂「ちょっと、つらいかも……?」

唯「とりあえず、すぐタオル持ってくるね」たたっ

憂「……えへへ」

憂(お姉ちゃんが頑張ってくれてる)

憂(今日ぐらいいいかな。風邪なんだもん)

憂(体温計……)ギュ

憂(はかって、なんて言ったら流石に怒られちゃうかな?)
171 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 13:37:50.30 ID:lkYz32U0

唯「よいしょっとぉ」

唯「うい、持ってきたよ」

憂「……おねえちゃん」

唯「ちょっと待っててね……」ギュギュ

唯「おでこだして。ひやっとするよー」

憂「ん……」

唯「ほれっ」パシャ

憂「うひゃっ。……もー」

唯「ごめんごめん」サスサス
172 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 13:38:43.98 ID:lkYz32U0

唯「で、体温はどうだった?」

憂「あ……測ってない」

唯「じゃあ測ろっか。体温計貸して」

憂「……ん」

唯「ちょいと失礼しますよー」ゴソゴソ

憂「ひゃっ」

憂(お姉ちゃんの手、冷たい……)

唯「はい、しっかり挟んでね」ポン

憂「……」

憂「あれっ?」

唯「ん?」

憂「お姉ちゃん、部活は?」
173 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 13:39:25.47 ID:lkYz32U0

唯「部活? そりゃ休むけど」

憂「い、行かなきゃだめだよ。私は平気だから」

唯「やだ、行きたくない。風邪ひいた憂を一人にしてらんないもん」

憂「うれしいけど、でも……」

唯「……じゃあ、憂の体温次第だね」

唯「38度こえてたら、部活行かないで憂の看病する。それならいい?」

憂「……う、うん。いいよ」

憂(ど、どうしよう)

憂(私の熱が38度いってなかったら、お姉ちゃんは部活に行っちゃう)

憂(行っていいんだし、行かないといけないんだけど……行っちゃやだ)

憂(38度いってるのかな……いってて、お願い……)ドキドキ
174 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 13:40:07.75 ID:lkYz32U0

唯「部活? そりゃ休むけど」

憂「い、行かなきゃだめだよ。私は平気だから」

唯「やだ、行きたくない。風邪ひいた憂を一人にしてらんないもん」

憂「うれしいけど、でも……」

唯「……じゃあ、憂の体温次第だね」

唯「38度こえてたら、部活行かないで憂の看病する。それならいい?」

憂「……う、うん。いいよ」

憂(ど、どうしよう)

憂(私の熱が38度いってなかったら、お姉ちゃんは部活に行っちゃう)

憂(行っていいんだし、行かないといけないんだけど……行っちゃやだ)

憂(38度いってるのかな……いってて、お願い……)ドキドキ
175 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 13:41:02.74 ID:lkYz32U0

唯「どうしよっか、うい」ギュッ

憂「えっ? ……部活休んで、私の看病しなきゃだよ」

唯「……」

憂「……看病、してほしいです」

唯「おっけー了解。……何か欲しいものはある?」ニコ

憂「……お姉ちゃん」

唯「ん?」

憂「だから、お姉ちゃん……ここに居てって」ギュウッ

唯「……あまえんぼめ」

憂「だめ?」

唯「ううん。ずーっとここにいてあげる」ナデナデ

憂「ありがとう、お姉ちゃん……」

憂(……だいすき)

  おわり
176 :訂正 [sage]:2011/01/09(日) 13:41:43.45 ID:lkYz32U0

憂(うう、あっつい……)

憂(布団も重たくなってきた感じがする)

憂(頭もぼーっとして、じんわり痛むかんじ)

唯「よいしょっとぉ」

唯「うい、持ってきたよ」

憂「……おねえちゃん」

唯「ちょっと待っててね……」ギュギュ

唯「おでこだして。ひやっとするよー」

憂「ん……」

唯「ほれっ」パシャ

憂「うひゃっ。……もー」

唯「ごめんごめん」サスサス
177 : ◆kT8UNglHGg [sage]:2011/01/09(日) 13:44:31.74 ID:lkYz32U0
えらい投下ミスった。下の安価で読んでくれるとうれしい
>>166-170
>>176
>>172>>173>>175

では次の人どうぞ
178 :また訂正 [sage]:2011/01/09(日) 13:46:40.95 ID:lkYz32U0

唯「うい、苦しそうだよ……?」

憂「うう……」

憂(苦しいって言っちゃいたい。お姉ちゃんに心配してほしい、けど)

憂(お姉ちゃんに心配はかけたくないし……でも、言わないとお姉ちゃんが行っちゃう)ドキドキドキ

憂(なんか、どんどん体温が上がってる気がするよ)

憂(悪い子、かなぁ? わたし……)

 ピピピピッ ピピピピッ

唯「ほい、また失礼するね」ペタ

憂「ひゃうっ」

唯「……」

憂「何度だった?」

唯「んー……えっとねー」

憂「……」ドキドキ

唯「じゃん。38度2分でした」ニコッ

憂「……えへ、へへ」
179 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 13:47:34.17 ID:lkYz32U0
こうでした
>>166-170
>>176
>>172>>173>>178>>175
180 : ◆.5A4HyR12E [sage]:2011/01/09(日) 14:07:40.55 ID:tPSq8S.0
憂「えっ」
181 : ◆.5A4HyR12E [sage]:2011/01/09(日) 14:08:11.85 ID:tPSq8S.0
ジャアアアア

憂「……ふう」

ばたん

唯「うい おかえりー、会いたかったよお!」ガバッ スリスリ

憂「トイレから帰ってきただけで大げさだよ、お姉ちゃん」

唯「だって、憂ったらなかなか出てこないんだもん」

憂「うっ」

唯「憂、ひょっとしてー」

憂「…む」

唯「ひょっとして、便秘?」

憂「むむむ」
182 : ◆.5A4HyR12E [sage]:2011/01/09(日) 14:10:24.17 ID:tPSq8S.0
唯「……出ないの、何日目?」

憂「お、お姉ちゃん!」

唯「なあに?」

憂「恥ずかしいから……」

唯「いいじゃーん」

憂「うぅぅぅぅっ!お姉ちゃんのばか!」

唯「もお。恥ずかしがることないから、お通じくらい」

憂「だ、だってぇ……」

唯「無理しないで、あんまりつらいようならお薬のみな、ね」

憂「うん……」
183 : ◆.5A4HyR12E [sage]:2011/01/09(日) 14:11:31.14 ID:tPSq8S.0
憂「あっ、そういえばもうこんな時間!」

唯「なんかあるの?」

憂「うん、純ちゃんと梓ちゃんたちと遊ぶ約束してて、純ちゃんのお家に行かなくちゃ」

唯「あずにゃんと純ちゃんか〜」

唯「ね〜、うい。私も行っちゃだめ?」

憂「えっ。お姉ちゃん来るの?」

唯「だって一人でお留守番するの退屈なんだもん」

憂「うーん、じゃあ純ちゃんに聞いてみるね」
184 : ◆.5A4HyR12E [sage]:2011/01/09(日) 14:12:11.97 ID:tPSq8S.0


―純ちゃんの家

梓「憂おそいなあ…」ジタバタ

純「そだね」

梓「ああ、たいくつ!」ボフ!

純「漫画でも読めば」

梓「やだよ、純の部屋の漫画ってなんか絵が気持ち悪いし…」

純「いや、だまされたと思って読んでみなって!絶対はまるから、この気持ち悪い絵が!」

梓「やだよ、だまされるのは。あーあ、憂が来ないんじゃ純の家なんて来た意味ないなあ」

純「…………」

梓「じょ、冗談じゃん、そんな本気に取らないでよ」アセアセ

純(いや、何も言ってないけど)
185 : ◆.5A4HyR12E [sage]:2011/01/09(日) 14:12:38.32 ID:tPSq8S.0
純「あ、憂からメールだ。…なにぃ!?」

梓「憂、なんて?」

純「あのこ、今から家出るって」

梓「そんなあ」

純「あとお姉ちゃんも連れてきていいかだって」

梓「唯先輩? 来たらちょっとウルサイかも…」

純「もう『いいよ』って返事送っちゃった」

梓「そんな勝手に」

純「いいじゃん。憂のお姉ちゃん面白いし、梓仲良いんでしょ?」

梓「そりゃまあ、普通に…」

純「あずにゃ〜ん♪」

梓「ぶつよ」
186 : ◆.5A4HyR12E [sage]:2011/01/09(日) 14:13:11.65 ID:tPSq8S.0
純「……って、どっちみち来るまで暇だなあ。二人でUNOでもする?」

梓「やだよ、そんな不毛なこと」

純「あっ、そうだ、じゃあいいもの見せてあげよう。こっち来なさい」パタパタパタ

梓「なになに」ペタペタ

純「っじゃーん!」

梓「草?」

純「これは柚子の木だよ。ほら、これ見てよこの枝のとこ!」

梓「これって……サナギ?」

純「そう、ちょうちょのサナギ。かっわいいでしょ」

梓「ふーん」つんつん
187 : ◆.5A4HyR12E [sage]:2011/01/09(日) 14:13:43.48 ID:tPSq8S.0
純「優しく触ってね」

梓「動かないね」

純「羽化の寸前だから」

梓「ふーん」

純「イモムシの時から観察し続けてようやくここまで来たんだよ」

梓「へえ」

純「もうすぐきれいな蝶の姿が見られると思うと感慨深くって」

梓「そうなんだ」

純「ね、ね。かわいいでしょ、これ。この未来的なフォルムといい!」

梓「うん、つまんない」

純「なんて情緒のわからんあずにゃんなの」

梓「あずにゃん言うな。はあ、早く憂来ないかな…」
188 : ◆.5A4HyR12E [sage]:2011/01/09(日) 14:14:17.59 ID:tPSq8S.0


―路上

憂(うぅー)

憂(おなか気持ち悪い…)

唯「ういー、大丈夫?」

憂「うん、だいじょうぶだよ。純ちゃん待ってるだろうからい急ごっか」

唯「ほんとにほんとに大丈夫?」

憂「大丈夫だよ」

唯「公園のトイレ寄ってく?」

憂「ありがとうお姉ちゃん……ちょっと今は精神統一が崩れるから話しかけないで」

唯(ほんとに大丈夫なのかな……)

憂(純ちゃんの家着いたら真っ先にお手洗い借りよう……)
189 : ◆.5A4HyR12E [sage]:2011/01/09(日) 14:15:08.24 ID:tPSq8S.0


―そして再び純ちゃんの家

ピンポーン

純「あっ、憂が来た。遅いよお!」がちゃり

憂「ごめん、純ちゃん。お手洗い貸して!」

純「へっ……ど、どうぞ」

憂「おじゃまします」すたすた

純「え?え?え?」

梓「どうかしたんですか?」

唯「お邪魔しまあす。ごめんねぇ、うい今おなかの調子が悪いらしくて」

唯「うんちが出ないらしい」

純「なんだ便秘かあ」

梓「ちょ、ちょっと唯先輩!」

唯「ん?」
190 : ◆.5A4HyR12E [sage]:2011/01/09(日) 14:16:00.18 ID:tPSq8S.0

ドジャアアア

がちゃり

憂「ううん、やっぱり出なかった…」

憂「出そうで出ないこのもやもやした感じ…やだなあ」

憂「……純ちゃんごめんね、遅刻しちゃって」

純「いーよ別に。便秘なんだって?」

憂「うぇ!? お姉ちゃん喋ったの!?」

唯「うん、だって言わないと純ちゃんたちが状況を把握できないと思って」

憂「お姉ちゃんのばかあ!」

純「生理現象くらいそんな恥ずかしがらないでも」

唯「そうそう」

純「ですよねー」

唯「ねー」

梓(いや、この二人は自分が同じ立場だったら絶対に恥ずかしがる)

憂「ひどいよお…」
191 : ◆.5A4HyR12E [sage]:2011/01/09(日) 14:16:34.87 ID:tPSq8S.0
純「そんじゃ、お二人も来たことですし……まずはお通じの話でもしますか」

憂「なんで!?」

唯「はい、先生!」

純「お、平沢さん。元気のいい挙手ですね」

唯「私は今日もすっきり出ました!」

純「実にすばらしい!」

唯「えへえ、もっとほめて」

梓「なんでこの二人ノリが合ってるんだろ」

憂「二人ともそんな話やめてよお!」もじもじ

純「じゃあ、次は梓!」

唯「あずにゃんはうんち出た?」

梓「うんち言わないでください!」

憂(地獄だ……)
192 : ◆.5A4HyR12E [sage]:2011/01/09(日) 14:17:46.69 ID:tPSq8S.0
唯「えー、だってうんちは大事だよ。出なかったら大変」

憂(いつまでこの話続くんだろ…)

梓「そりゃそうですけど、言いたくないです、そんなの!」

純「なんか梓はうんち固そうだね」

梓「ごほっ」

憂(純ちゃん…最低だよ)

唯「じゃああずにゃんも便秘さん?」

梓「ち、ちがいます!純、唯先輩の前で変なこと言わないで!」

純「ということは出たんだ!」

唯「やあん」

憂(うっ、まただ…っ、また『波』が押し寄せてきた…!)

憂(精神統一…今は外界の情報をシャットダウンしておなかの感覚に集中しなきゃ!)

憂(時は来たれり!)
193 : ◆.5A4HyR12E [sage]:2011/01/09(日) 14:18:22.52 ID:tPSq8S.0
梓「うううううう」

唯「ごめん、あずにゃんからかい過ぎたよ」

純「悪い悪い」

梓「絶対反省してないでしょ…とにかく、うんちの話はおわり!」

純「あずさがうんちって言ったぞ!わあい」

唯「やったね、純ちゃん!」

梓「うるさい!……はあ、まったく…憂もこんな話いやでしょ?」

憂「うん」 ※聞いてない

唯「え〜、もっとあずにゃんとお通じの話してたいよお」

梓「セクハラです!」

純「あはは」

憂(波だ……静かに波を呼び寄せるんだ……浜で大波を待つサーファーのように)
194 : ◆.5A4HyR12E [sage]:2011/01/09(日) 14:18:57.56 ID:tPSq8S.0
純「じゃあこれからどうしよっか」

梓「どこか出かけようよ」

純「ん、いや、それだとさあ」チラッ

梓「あっ」(そっか憂のおなかが…)

梓「…とりあえず穏便な話でもしてようか」

唯「二人とも私たちが来るまではなにしてたの?」

純「あっ、そうだ。先輩にも見せてあげようかな」

梓「さっきのやつ?」

唯「えっ、なになに? 手品とか?」

純「なんで手品? じゃなくて蝶のサナギです」
195 : ◆.5A4HyR12E [sage]:2011/01/09(日) 14:19:29.83 ID:tPSq8S.0
憂(波は来なかった……)

唯「へえ、そうなんだあ」

憂(どうしよう、ぜんぜん話聞いてなかった)

純「で、それがもうすぐ出てきそうなんですよ」

憂(何の話だろ…純ちゃんも便秘なのかな?)

憂「そうなんだあ」(とりあえず話を合わせとこう)

梓「憂もこういうの興味あるの?」

憂「う、うん」

梓「へえ、意外」(憂も虫とか好きなんだ)

憂(しまった、食いつかない方が良かったかな)

憂(たしかに便秘の話なら興味あるというか目下の最重要課題だけど)

憂(ちょっとはしたなかったかも……)
196 : ◆.5A4HyR12E [sage]:2011/01/09(日) 14:20:05.64 ID:tPSq8S.0
純「さっきその出そうなやつを梓にもちょろっと見せたんですけど」

憂「えっ」

唯「えっ、なに、どうしたの」

憂「梓ちゃんに見せたの!?」

純「うん、だって暇そうだったし」

憂「暇だからってそんなことをするの!?」

梓「憂、大丈夫だよ。私も結構そういうの嫌いじゃないし」

憂「!?」

憂(え?え?え?それってどういうことなの…?)

憂(出かかったのを見せるって…つまり、そういうことだよね。いや、どういうことなの)

憂(二人ってへんな関係だったのかな…しらなかった…)
197 : ◆.5A4HyR12E [sage]:2011/01/09(日) 14:21:03.11 ID:tPSq8S.0
純「あれ(=サナギ)、かわいかったでしょ」

梓「うん、まあ…あの状態ならかわいくないこともないかなあ」

憂「そうなんだ……」(うわあ)

梓「でも猫の方がかわいいよ」

唯「あずにゃん、猫とくらべるのはちょっと変じゃない?」

憂(ちょっとじゃなくて、だいぶおかしいよ!)

唯「でも、純ちゃんにそういう趣味があったなんて意外だね」

憂(さすがにどん引きだよ…)

唯「実は私もそういうの嫌いじゃないんだ―」

憂(えええええええ!?)

唯「でも憂がそういうの苦手かもしれないし」

憂(お姉ちゃんにまでそんな趣味が……)

憂(も、もしお姉ちゃんが私にそういうプレイを求めてきたら……いやいや)

梓「大丈夫ですよ、さっき憂も興味あるって言ってましたよ」

憂(そこまでの興味はちょっとなかったです!)
198 : ◆.5A4HyR12E [sage]:2011/01/09(日) 14:21:41.38 ID:tPSq8S.0
純「それが長い間待って、ようやくそろそろ出てきそうなんですよー」

憂(よかった、まだ梓ちゃんの前で出してはいなかったんだ。っていうかなんなのこの空間)

唯「おめでとう」

憂「ちなみに純ちゃん、それってどのくらい出てないの…?」(適当に乗り切ろう…)

純「二週間くらいかな」

憂「に、二週間も!?」

純「うん」

憂「それって大丈夫なの!?」

純「このくらいが普通じゃない。えっと、このノートに記録が付けてあるから」

憂「そんなことまでするんだ……」

純「マメなんだよ、私。詳細なスケッチとか写真とかもあるよ」

憂「スケッチ!?写真!?」

梓「へえ、どれどれ」

憂(梓ちゃんが興味しんしんだ!)
199 : ◆.5A4HyR12E [sage]:2011/01/09(日) 14:22:15.33 ID:tPSq8S.0
憂(それにしても二週間出ないとかもう病院行くレベルなんじゃ)

憂「ねえ純ちゃん、野菜とかはちゃんと食べてるの?」

純「野菜というかむしろ葉っぱしか食べないよ」

憂「それは逆に偏り過ぎでしょ!……運動とかはしてる?」

純「いや、もう出る寸前だから硬くなっちゃってて動かないよ」

憂「そりゃかたくもなるよ」

梓「さっき指でつついてみたけどピクリともしなかった」

憂「ささささささわったの!?」

梓「だから私こういうの嫌いじゃないんだってば」

憂「梓ちゃん、そこまでレベル高いなんて……」

梓「まあ女の子ではたしかに珍しいのかもね」

憂「性別関係とかあるのかな……」
200 : ◆.5A4HyR12E [sage]:2011/01/09(日) 14:22:42.33 ID:tPSq8S.0
純「憂、さっきからなんか変だよ」

憂(おかしいのは純ちゃんたちだよ〜!)

憂(はあ……それにしても梓ちゃんはともかくお姉ちゃんにもそんな趣味があったなんて)

憂(今までは我慢できてたみたいだけど)

憂(同好の士に出会ったことによって欲望が開かれちゃったらどうしよう)

憂(もし、お姉ちゃんがその趣味を私にぶつけてきたら………)

憂(私は妹としてそれを受け止める余地があるのだろうか)

唯「私も純ちゃんの(サナギ)見てみたいなあ」

憂(純ちゃんに求めちゃったあ!?)

純「いいですよ」

憂(くっ、だめだ…純ちゃんは真正の変態、求められればホイホイとおのれを晒してしまう!)
201 : ◆.5A4HyR12E [sage]:2011/01/09(日) 14:23:12.01 ID:tPSq8S.0
憂「お、お姉ちゃんちょっとそういうのは……」

唯「えー、私もかわいい純ちゃんの(サナギ)見てみたいよお」

憂「私は見たくない!」

唯「憂はここで待っててればいいよ。私だけで見てくるから」

憂「そんな……だめ、お姉ちゃんだけにそんな道は行かせられないよ……」

唯「じゃあ一緒に行こ」

憂(ああ、なんだか知らないうちにこんなことになってしまった)

憂(お父さん、お母さん、ごめんなさい……わたしたち大変なことになってしまいそうです)

梓「私ももう一度見ようかな」

憂(梓ちゃんは相変わらずノリノリだし……)
202 : ◆.5A4HyR12E [sage]:2011/01/09(日) 14:23:47.75 ID:tPSq8S.0
唯「私もあずにゃんみたいに触っていいかな?」

純「いいですけど、デリケートなので優しくしてくださいね」

憂(そんな指導聞きたくない!)

純「じゃ、庭に出てください」

憂「庭でするの!?」

純「屋内で(飼育)しようと思ってたんだけど、家族が嫌がるからさ」

憂(普通逆でしょ……家族まで特殊なんだ……)

憂「や、やっぱり外っていうのはよくないよ!」

梓「でも、野生の状態ならみんな外だしね」

憂(どうしよう、梓ちゃんが野生に目覚め始めてる)

純「というか外にあるんだし一度出てくれないことには……」

憂「すでにいくらかしちゃったの!?」

純「憂なんか変だよ」

唯「やっぱりおなか痛いの?」

憂(それどころの話じゃないっ)
203 : ◆.5A4HyR12E [sage]:2011/01/09(日) 14:24:33.38 ID:tPSq8S.0
憂「人に見られちゃったらどうするの!」

純「うーん、でも最終的には自然に帰ってくれたらって思ってるし。そのままじゃかわいそうだから…」

梓「意外にやさしいところあるんだね」

純「なによお」

憂(どういうことなの…もはや二人の会話がレベル高すぎてついていけない!)

唯「たしかにそうだね」

憂(うう…しかしお姉ちゃんがすでにその域に達しかかっている……!)

憂(……………)

憂(やっぱり意味分かんないよお!)
204 : ◆.5A4HyR12E [sage]:2011/01/09(日) 14:27:40.61 ID:tPSq8S.0
純「憂、ひょっとしてこういうのやっぱり苦手だった?」

憂「苦手というか……」

梓「無理しないでいいんだよ」

憂(この二人にやさしく気遣われるとなんか生温かい気持ちになる…)

純「先入観があるから怖いんだって。かわいいーと思ってみればいけるもんだよ」

憂「か、かわいい……?」

憂(かわいい、かわいい……うーん、もしこれがお姉ちゃんのだったら……)

憂(お姉ちゃんかわいいお姉ちゃんかわいい…お姉ちゃんのかわいい…?)

憂(かわいい…うん、お姉ちゃんのかわいいかも………………………って)

憂「お姉ちゃんはそんなことしないもん!」

唯「うわあ、びっくりした!」

梓「な、なに!?」びく

憂「ごめん……なんでもない、気にしないで」

純「なんでもないって……」

憂(悪魔の誘惑に屈するところだった……私だめになりかかってる!)
205 : ◆.5A4HyR12E [sage]:2011/01/09(日) 14:28:17.97 ID:tPSq8S.0
憂(うう、なんかおなか痛くなってきた)

純「……まあ、憂がいいなら行こうか」

唯「わくわく」

憂(お姉ちゃんの純真な笑顔も今は違って見える…)

梓「もう出て来てたりして」

純「もしかしたらね」

憂(いや、それまずいでしょ!)

唯「私、実は出てくるところって見たことなくて」

憂「うん…私もないよ………」

梓「私も写真とか映像とかでしか見たことないなあ」

憂(映像って……いや、聞きたくない!)

憂(そんな子どもみたいな顔してなんで梓ちゃんはそうなの!)

純「(蝶の)写真集持ってるからそれも後で見る?」

憂(もうおなかいっぱいだよ!)
206 : ◆.5A4HyR12E [sage]:2011/01/09(日) 14:28:53.37 ID:tPSq8S.0

憂(二人がこんなに変態だったなんて、これからどう付き合っていけばいいのか……)トボトボ

憂(でもお姉ちゃんも同じ趣味なんだった……やっぱり、理解してあげなくちゃいけないのかな)

憂(でも、私やだよそんなの……おねえちゃあん……)ぐすっ

唯「そうだ、写メ撮って澪ちゃんにおくろうかな」

憂「だっ、ダメー! 絶対にダメ!」

梓「そうですよ、澪先輩が苦手だったらどうするんですか」

憂「苦手に決まってるでしょ!」

唯「そうかなあ。でもりっちゃんなら」

憂「律さんにもダメ! 誰にも送っちゃダメだからね!」

唯「わ、わかったよぅ」(なんでこんなに怒ってるんだろ)

憂(うっ……大きい声出したら、おなかに響いてきた)

憂(はっ、もしかして、純ちゃんのあと私もプレイを要求されちゃうの……!?)

憂(そんな……お姉ちゃんの前で……しかも庭で……!?)
207 : ◆.5A4HyR12E [sage]:2011/01/09(日) 14:31:11.57 ID:tPSq8S.0

純「とうちゃく〜」

憂(とうとうこの時が来ちゃった……)

純「さあ、御覧なさい」

憂(いやだ!やっぱり見たくない!)プイ

唯「かっ、かわいい〜!」

憂(お姉ちゃんが、純ちゃんのを…)ブルブル

純「でっしょお?」

梓「そんなに言うほどですかね…あっ、でもちょっと頭が出かかってますね」

憂(お願いだから解説しないで梓ちゃん)

唯「おお、ほんとだ! がんばれ〜、がんばれ〜!」

憂(かわいい声でそんなこと応援しないでえ!!)
208 : ◆.5A4HyR12E [sage]:2011/01/09(日) 14:32:09.17 ID:tPSq8S.0
唯「ほら、憂もこっち来なよ」ぐい

憂「ううううううっ」

唯「ちょっと見てみなって、かわいいから〜」

憂(いやああああああああああああああああ!)

憂「………………って、あれ?」

憂(純ちゃん脱いでない…)

純「ね、かわいくない?」

憂「へ? これ……なに?」

純「だから、サナギだってば」

憂「サナギ……?」

純「うん」

憂「……………………えっ?」
209 : ◆.5A4HyR12E [sage]:2011/01/09(日) 14:33:04.17 ID:tPSq8S.0
梓「もう羽化しかかってるみたいだよ、さっきまでなんともなかったのに」

憂「……ひょっとして、見せたかったのって、これなの?」

純「へ、うん。なんだと思ってたのさ」

憂「…………………………………」

憂「………………………………は」

唯「うい?」

憂「恥ずかしいいいいいいいいいい!!!!」ブンブン

唯「うい!?」

憂「うわあああああああああああああ、ころしてええええええっ」

唯「おちついて!ねっ、大丈夫だから!」オロオロ

純「なんだなんだ」
210 : ◆.5A4HyR12E [sage]:2011/01/09(日) 14:33:56.57 ID:tPSq8S.0
憂「ぐすっぐすっ」

梓「泣いちゃった」

唯「どうしたのー、うい。大丈夫だから、ね、泣かないで」

憂「ううううううううううう」

唯「えがお、えがお」にぱー

憂「お姉ちゃぁん……」

純「ご、ごめんね、私が無理にサナギなんか見せちゃったから」

憂「ううん、違うの純ちゃんは悪くないよ…私が勘違いしてただけだし…」

純「え?勘違いって?」

憂「なにも聞かないで!」

純「う、うん」

憂「ぐすっ」

唯「よーしよし、ういー、かわいいかわいい」なでなで

憂「もう大丈夫だよ……お姉ちゃん」

唯「よしよし」
211 : ◆.5A4HyR12E [sage]:2011/01/09(日) 14:35:06.98 ID:tPSq8S.0
梓「すごい。唯先輩がお姉ちゃんっぽい」

唯「私はいつでも憂のおねえちゃんだよ、あずにゃん」

憂「あっ…………」

唯「ん?」

憂「…………ごめん、ちょっと離れて」

唯「うん」

憂「純ちゃん、ごめんね……お願いがあるんだけど」

純「なに?」

憂「その……、下着の替え、かして…くれる?」

純「えっ」

梓「えっ」

唯「えっ」

憂「……」



おしまい!
212 : ◆.5A4HyR12E [sage]:2011/01/09(日) 14:36:52.19 ID:tPSq8S.0
ありがとうございました。
次の方も頑張ってください。
213 : ◆WIXxcJoFrc [sage]:2011/01/09(日) 15:48:34.08 ID:vFw/0gAO
ガララッ

憂「あ、純ちゃんおはよー」

純「」チラッ

憂「?」

純「……」

憂「あ、あれ……純ちゃん?」

純「」プイッ

憂「ど、どうしたの? ……なんか怒ってる?」

純「」スタスタ

憂「ね、ねえ……待って!」ガッ
214 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 15:49:26.95 ID:vFw/0gAO
純「」パシッ

憂「っ?!」

純「気安く触らないでよ」

憂「え……」

純「ふんっ」プイッ

憂「……」

純「……」チラッ

憂「う……」ジワッ

純「なーんちゃっ……」

憂「うぅ……ぅわあああああはあああ!!」

純「っ!!」ビクッ
215 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 15:50:15.78 ID:vFw/0gAO
憂「ぐすっ、う……ぁああああああん!!!!」

純「ちょ……う、憂……」

憂「ふえええええええええんんん!!!」

純「ね、ねえ……泣きすぎだって」

憂「ひくっ、ひく、ぅ、ぅわはああああんん!!!」

純「えーとえーと」

ガララッ

純「あ……梓ぁ」オロオロ

梓「おはよー……ってど、どうしたの?!」

――――――――
―――――

216 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 15:51:13.25 ID:vFw/0gAO
純「かくかくしかじか」

梓「ふんふん」

 「つまり、純のくだらないイタズラが原因って事ね」

憂「……ぐすっ」

純「わ、悪気はなかったの! ちょっと憂を困らせてみたかっただけで……」

梓「……一応聞くけど、どうして?」

純「ほ、ほら、困り顔の女の子ってなんか可愛くない?」

梓「そんな理由で泣かせる事ないでしょ!」

純「ひゃうっ!」
217 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 15:53:52.26 ID:vFw/0gAO
憂「ぐす……あ、梓ちゃん……もう許してあげて」

純「う、憂?」

憂「ただのイタズラだったんだし……それにこれくらいで泣いちゃう私も悪かったから」

純「う、憂……」

梓「はあ……わかった、けど憂は一ミリも悪くないからね!」

純「返す言葉もございません……憂、ごめんね?」

憂「ううん……もう気にしてないよ」

純「でも、困った顔もいいかと思ってたけどさ」

 「泣き顔も結構そそられるもんだね」

梓「純!!」

純「じょ、冗談だってば……あはは」
218 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 16:00:00.66 ID:vFw/0gAO

――――――――
―――――

純「って事で遊びに行こうよ!」

憂「……?」

純「行こうよ!」

憂「って事ってどういう事……?」

純「いやさ、なんていうか……お詫び?」

憂「今朝の?」

純「う、うん……迷惑ならやめとくけど……」

憂「め、迷惑なんかじゃないよ!」

純「そ? なら行こうよ! 放課後デート!」

憂「で、デートって……」

純「ほら、早く早く」グイッ

憂「わわっ」
219 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 16:01:08.78 ID:vFw/0gAO
純「」テクテク

憂「ねえ、純ちゃん」

純「ん?なに?」

憂「遊びに行くって、どこに行くの?」

純「あー、そうだね。映画でも行こっか」

憂「なんか面白いのやってる?」

純「ん……わかんないけど」

憂「純ちゃんって奔放だよね」

純「そう? ありがと」

憂「ふふっ、別にほめてないよ」

純「あ、あれ?」
220 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 16:02:56.99 ID:vFw/0gAO
純「とーちゃく!」

憂「どれ見よっか〜」

純「これとかは?」

憂「動物映画か〜。うん、これにしよっか」

純「時間もちょうど良さそうだしねー」

憂「そういえば、梓ちゃんとも二人でこの映画館来たな〜」

純「え、何それ? 私、その話知らないんだけど!」

憂「あれは、ほら……確か純ちゃんが田舎に行ってた時だよ」
221 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 16:03:38.81 ID:vFw/0gAO
純「そうだっけー?」

憂「う、うん」

純「でもなんかさー、憂と梓のツーショットって良く見るけど

 私とーってあんまり無いよね。ハブ?」

憂「え? そんな事ないと思うけど……ごめんね……?」

純「冗談にマジで返されると凹むんだけど……ま、いいや。券買いに行こ?」

憂「え? あ、うんっ」
222 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 16:04:31.24 ID:vFw/0gAO

――――――――
―――――

純「ん〜……っはあー……」

 「まあまあ面白かったねー」

憂「ぐすっ……う、うん……」

純「い、いつまで泣いてんのさ……てか、泣き所あった?」

憂「ずずっ……ん……っはあー」チーン

純(あ、でもやっぱ可愛い)

憂「はー……ぐすっ……あ、純ちゃん」

純「ん?」
223 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 16:05:36.55 ID:vFw/0gAO
憂「チケット代、払わせちゃってごめんね?」

純「いいって。お詫びだって言ったじゃん?」

憂「うん……ありがとう」

純「さ、次はどうしよっか? じょしこーせーらしくプリクラでも撮りに行く?」

憂「あ、うん……行こっか!」

純「よーし、じゃあゲーセンへレッツゴー!」
224 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 16:06:05.08 ID:vFw/0gAO

――――――――
―――――

ガーッ

純「ふー……うわ、真っ暗!」

憂「ちょっと遊びすぎちゃったねー」

純「んー、でもたまにはゲーセンも良いよねー」

憂「うん! 楽しかった!」

純「ふー……」

憂「はぁー……」
225 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 16:06:55.33 ID:vFw/0gAO
純「外、スッゴい寒いね……」

憂「冬だからね……」

純「うーん」

憂「もう3年生になるんだね……」

純「うーん」

憂「……はぁ」

純「……」

憂「…………」

純「……ねえ、憂」

憂「え?! な、なに……?」
226 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 16:08:23.32 ID:vFw/0gAO
純「3年生になってもよろしくね」

憂「……へ?」

純「ほら、部活とか遊びとか、さ」

 「今までみたいに一緒にいようよ」

憂「……う、うん」

純「私や……梓がいるんだし」

憂「……あ……」ジワッ

純「もう……また泣くの?」
227 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 16:09:07.39 ID:vFw/0gAO
憂「ご、ごめん……でも、嬉し泣きだから、いいんだもん……ぐすっ」

純「ほらっ、私の胸ならいつでも貸してあげるよ?」バッ

憂「えっ……う、うーん」

純「そこ悩むとこ?!軽くショックなんだけど!」

憂「ふ、ふふっ……ぐす」

純「憂、泣いてるのに笑うから変な顔だよ」

憂「ええ?!変な顔って、ひどい……」

純「あはは、さ、帰ろ?」

憂「えへへ……うん!」


おわり
228 : ◆WIXxcJoFrc [sage]:2011/01/09(日) 16:11:13.59 ID:vFw/0gAO
終わりです。飛び入りでごめんなさい
投下まだの人達、頑張って下さい
229 : ◆2ZKOUYCe4Y [sage]:2011/01/09(日) 18:40:53.18 ID:kxLeMe3ro
憂「ワガママ嫉妬甘えん坊」
230 : ◆2ZKOUYCe4Y [sage]:2011/01/09(日) 18:41:59.05 ID:kxLeMe3ro
唯「ただいまぁ……」

憂「おかえりなさい!」

唯「ふぃ……疲れたぁ」

憂「お疲れさま!ほら、お荷物持つよ!」

唯「うん、ありがとー憂」

憂「いえいえ。んしょっ」

唯「んー!でも修学旅行、楽しかったぁ!」

憂「……そっかぁ」

唯「うんっ!」

憂「ご飯、すぐにできるからね。ちゃんと手洗ってきてね」

唯「わぁい!久しぶりに憂のご飯が食べれる!たっのしみぃ!」

憂「頑張って作ったからね」

唯「ほんと?嬉しいなぁ」

憂「本当に……頑張って作ったんだよ」

唯「んー?、わかってるよぉ」

憂「そう、だよね」

唯「……?」
231 : ◆2ZKOUYCe4Y [sage]:2011/01/09(日) 18:42:35.72 ID:kxLeMe3ro
唯「わぁ、すごいね」

憂「うん、見て!このお味噌汁ね、ちゃんと煮干しからダシを取ったんだよ!」

唯「煮干し?へぇー」

憂「頭もちゃんと取ったよ!」

唯「そうなんだ。ありがとー」

憂「それにこの肉じゃがもね」

唯「うーいー、はやく食べようよー

憂「……ちゃんと、ホクホクに作れたんだよ」

唯「憂?」

憂「……」

唯「……ういー?」

憂「ねぇ、お姉ちゃん。修学旅行は楽しかった?」

唯「え?すごく楽しかったよ」

憂「だよ、ね。うん」

唯「憂も来年行くんだよ。楽しみでしょー」

憂「……お姉ちゃん、ごめんなさい」

憂「私今から、すごいワガママになるね」

唯「へ?ワガママ?」

憂「うん、わがまま。もしかしたらお姉ちゃんに嫌われちゃうかもしれないけど
、いい?」

唯「……うん、いいよ。全部言って?」
232 : ◆2ZKOUYCe4Y [sage]:2011/01/09(日) 19:09:22.28 ID:kxLeMe3ro
憂「……私ね、お姉ちゃんが修学旅行に行く事があんまり好きじゃないんだ……
ううん、嫌い」

唯「え、修学旅行?」

憂「お姉ちゃんが荷物を持って楽しそうに家を出るのを見ると、嫉妬しちゃうの


唯「嫉妬って、誰に?」

憂「お姉ちゃんと一緒に過ごす人や、お姉ちゃんを楽しませてくれるイベントに
……かな」

唯「ほぁ……」

憂「……おかしいのは、わかってるよ」

憂「でもね、駄目なんだ。お姉ちゃんが私の知らない所で他の人と笑って、知ら
ない人とご飯食べて、知らない人とお風呂入って、知らない人と寝る事が」

憂「その全部に嫉妬しちゃうの。全部だよ」

唯「でも、今回の修学旅行で同じ班になった人は軽音部の皆だよ?憂の知ってる
人だよ」

憂「そうだけど……やだ」

唯「むぅ」

憂「だって、ずるいよ。お姉ちゃんは楽しいのに私は寂しくて……」

唯「ういぃ……でも、あずにゃん達がお泊りに来たんでしょ?楽しそうな写真だ
って送ってくれたし」

憂「それは、楽しかったよ……。じゅんちゃんと梓ちゃんと三人で一緒に笑って
、一緒に遊んで、一緒にご飯食べて、一緒に寝たもん」

憂「二人とも、私の料理すごく褒めてくれたりもしたし」

唯「……それなら、いいじゃん」

憂「よくないっ」
233 : ◆2ZKOUYCe4Y [sage]:2011/01/09(日) 19:10:43.36 ID:kxLeMe3ro
修正

憂「……私ね、お姉ちゃんが修学旅行に行く事があんまり好きじゃないんだ……ううん、嫌い」

唯「え、修学旅行?」

憂「お姉ちゃんが荷物を持って楽しそうに家を出るのを見ると、嫉妬しちゃうの」

唯「嫉妬って、誰に?」

憂「お姉ちゃんと一緒に過ごす人や、お姉ちゃんを楽しませてくれるイベントに……かな」

唯「ほぁ……」

憂「……おかしいのは、わかってるよ」

憂「でもね、駄目なんだ。お姉ちゃんが私の知らない所で他の人と笑って、知らない人とご飯食べて、知らない人とお風呂入って、知らない人と寝る事が」

憂「その全部に嫉妬しちゃうの。全部だよ」

唯「でも、今回の修学旅行で同じ班になった人は軽音部の皆だよ?憂の知ってる人だよ」

憂「そうだけど……やだ」

唯「むぅ」

憂「だって、ずるいよ。お姉ちゃんは楽しいのに私は寂しくて……」

唯「ういぃ……でも、あずにゃん達がお泊りに来たんでしょ?楽しそうな写真だって送ってくれたし」

憂「それは、楽しかったよ……。じゅんちゃんと梓ちゃんと三人で一緒に笑って、一緒に遊んで、一緒にご飯食べて、一緒に寝たもん」

憂「二人とも、私の料理すごく褒めてくれたりもしたし」

唯「……それなら、いいじゃん」

憂「よくないっ」
234 : ◆2ZKOUYCe4Y [sage]:2011/01/09(日) 19:12:13.96 ID:kxLeMe3ro
憂「よくないっ」

憂「私は、お姉ちゃんに料理を褒めて欲しいの」

憂「修学旅行で食べた料理に負けたくなくて、お姉ちゃんにやっぱり憂のご飯の
ほうが美味しいねっていってもらいたくて朝から頑張ったんだよ」

憂「それに、やっぱり憂と家にいるのが一番だなって言って欲しいよ」

憂「憂とお喋りするのが楽しいって言って、欲しいよ」

憂「憂が……一番好きって……言って欲しいよ」

憂「……ずるい、ずるいよもう……私ばっかこんな思いして……」

憂「私、私がっ、お姉ちゃんの一番になりたいよぉぉ……」

唯「……」

憂「ごめんなさい、こんな嫉妬深い妹で……こんなわがままなな妹で……」

憂「でもっ私はお姉ちゃんがいい……お姉ちゃんじゃなきゃやだぁ……うぅう」

唯「わわ、泣かないでよ憂ぃ」

憂「だって、もういろいろ溢れちゃうんだもん……」

唯「私だって、憂にいろいろもういっぱいいっぱいだよぉ」

憂「ごめんなさい……」

唯「もう、憂ったら謝ってばっか。もっと素直に私に甘えてよっ!」

憂「甘える……え?」

唯「おいでっ!」
235 : ◆2ZKOUYCe4Y [sage]:2011/01/09(日) 19:13:03.96 ID:kxLeMe3ro
憂「……うっ、うぅ」

憂「うえぇぇぇん!お姉ちゃぁぁん!」

唯「いーこいーこ。あらら、こんなに涙こぼしちゃって」

憂「うぅ……お姉ちゃん、怒ってないの?」

唯「ぜーんぜん。だって憂の言ったことは別にわがままだなんて思わなかったも
ん」

憂「そうなの……?」

唯「うん、憂は甘えん坊なだけだよ。私は好きだよ、甘えん坊な憂」

唯「……まぁ、ここまで言われるとお姉ちゃんちょっと恥ずかしいかも……えへ
へ」

憂「あ、う……」

唯「それに、私だって憂が送ってくれた写真みてちょっとムッとしちゃったし…
…」

憂「え?なに?」

唯「な、なんでもなぁい!ほら、お姉ちゃんの胸で思いきり甘えなさい!」

憂「わぷっ!おねえひゃんくるひいよぉ」

唯「よしよし、かわいいなぁもー」

憂「むぐぅ……」

ぐぅぅぅ

唯「あっ……」

憂「……そろそろご飯食べよっか」

唯「へへ、そだね」
236 : ◆2ZKOUYCe4Y [sage]:2011/01/09(日) 19:13:40.53 ID:kxLeMe3ro
憂「いただきます」

唯「いた!だき!ます!」

唯「もぐり!……む」

憂「ちょっと、冷めちゃったね……」

唯「うーん、でもおいしいよー」

憂「本当に?無理してない?」

唯「うん。それに憂からいっぱい熱いものもらったからいいやぁ」

憂「も、もうお姉ちゃんやめてよぉ!」

唯「えっへっへ。私達ラブラブだねぇ」

憂「は、恥ずかしいからぁ」

唯「さっきいっぱい私に愛の告白したくせにー」

憂「愛の告白って……もぉぉ!」

唯「わぁ!これじゃ甘えん坊じゃなくて暴れん坊だよぉ!」

唯「あ、いまのちょっとおもしろいかも」

憂「おもしろくなぁい!」

おわり
237 : ◆2ZKOUYCe4Y [sage]:2011/01/09(日) 19:14:08.54 ID:kxLeMe3ro
ちょっとぐだってごめんなさい。次のかたどうぞ
238 : ◆IihG26GPiA [sage]:2011/01/09(日) 19:47:29.56 ID:Ecsjx87Do
いきまーす
239 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 19:48:04.44 ID:Ecsjx87Do
 こんにちは、平沢唯です。
 今日は三千世界を駆け巡るわたしの妹の可愛さについて、皆さんにお伝えしたいと思います。

 シチュエーションその一、「おはよう」。
 わたしの妹、平沢憂はとてもいい子です。
 毎日早起きして朝ごはんをつくり、姉であるわたしを起こしに来てくれます。

憂「お姉ちゃん、起きてっ、朝だよー」

 部屋の扉を開けて、憂が起こしに来てくれました。
 しかしただでは起きません、それではわざわざ階段を上って部屋まで来てくれた憂に失礼というものです。

唯「ういー……おこしてえー……」

 手を差し伸べると、やれやれというように憂が手を握って引っ張ってくれます。
 わたしはその力よりも強く憂の小さく柔らかな手を引っ張って、ベッドに引きずり込みました。

 お約束です。

憂「もう、ちょっとだけだよ?」

唯「えへへ……うん、ちょっとだけ……」

 ちょっとだけといいつつあわよくば午前中はずーっとこうしていられたらなぁ、とも思います。
 だけれど憂の作ってくれた朝ごはんが冷めてしまってはいけないので、ぎゅーっと強く抱きしめて、こっそりと鎖骨の辺りに唇を当てて、それからいっしょにベッドから這い出ました。
240 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 19:48:54.72 ID:Ecsjx87Do
 朝ごはんを食べ終わると、身だしなみを整える時間です。
 憂といっしょに鏡の前に立って、顔を洗ったり、髪型を整えたりします。

唯「ういー、髪の毛結んであげるー」

憂「あ、うん」

 最近のマイブームは憂の髪を結んであげることです。
 髪の毛を結ぶときに覗く白いうなじがまぶしくて、思わず撫で回したくなります。

憂「くすぐったいよお姉ちゃん……」

 ……撫で回してしまいました。

唯「はい、できたよー」

憂「ありがとうお姉ちゃん」

唯「どういたしましてー」

憂「お姉ちゃんも寝ぐせ、ひどいことになってるよ、直してあげるね」

 今度は憂がブラシとドライヤーを両手に持って、寝ぐせを直してくれます。

 やさしい手つきで髪を撫でられ、見る見るうちにいつもの髪型に整えられました。

 クセっ毛冥利につきます。
 わたしの髪の毛がクセっ毛なのはこのためなのだとわたしは確信しています。
241 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 19:50:14.56 ID:Ecsjx87Do
 シチュエーションその二、「おでかけ」。
 わたしたち姉妹は冬のお出かけが好きです。
 クリスマスにプレゼントしあったマフラーと手袋を介して繋ぐお互いの温もりにささやかな幸せを感じます。

憂「お姉ちゃんのマフラー、暖かいよー」

唯「ういの手袋も、あったかあったかだよお」

 ああ、冬の寒さもどこへやら、わたしたちの間にだけはもう春が到来しているかのようです。


 さて、今日は映画館に来ました。
 見る映画は今話題の恋愛映画です。
 姉妹で見るような映画ではない気もしますが、二人でいっしょに幸せな物語を見るのは二乗で幸せになれます。

 ……キスシーンで目があっちゃうのもまた一興です。
 頬染めた憂がごまかすようにポップコーンに手を伸ばすのがとてもかわいらしいです。

 そしてクライマックス。
 いつの間にやらわたしたちは手を繋いでいました。

 嗚咽を抑えながら涙を目に湛えながら強くわたしの右手を握ってきます。
 憂は昔から涙もろいです。憂の泣き顔はとても可愛いのですが、故意に泣かせたりはもちろんしたくありません。

 ……今日は憂のこの顔が見たくて映画を見に来たようなものです。

――――
――

憂「おもしろかったねー」

唯「うん、すっごく可愛かった!」

憂「あ、あの女優さん? 可愛かったよねー!」

 そういうことにしておきましょう。
242 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 19:51:39.23 ID:Ecsjx87Do
 シチュエーションその三、「おやすみ」。
 今日は憂の可愛さをお伝えしなくてはならないので、少々照れくさいですが、憂のベッドにお邪魔させてもらうことにします。

唯「ういー、いっしょに寝ていい?」

憂「うん、いいよー」

唯「えへへ……」

 憂があけてくれたスペースにもぞもぞともぐりこむと、お互いに向き合うような姿勢になりました。
 こうして薄暗い中で目が合うと、ふと昼の映画館のことを思い出してしまいます。
 憂も同じことを思ったのか、さっと目を逸らされてしまいました。

唯「なんで目を逸らすの?」

 我ながら意地悪な質問です。

憂「別に……ちょっと照れくさいだけだよ……」

唯「そっか、……ところで映画、面白かったねー?」

憂「そうだね……」

唯「キスシーンとか」

憂「う、うん……」

 だんだんと灯りがなくてもわかるほどに憂の顔が赤くなっていきます。
 わたしはそんな憂の顔があまりにも可愛くて愛おしくて、素敵な思いつきをしてしまいました。
243 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 19:52:18.69 ID:Ecsjx87Do
唯「……してみる?」

憂「へっ……?」

唯「あの映画みたいに、してみよっか」

憂「ちょ、ちょっとお姉ちゃん、だめだってば――」

 憂の制止も聞かずに少しずつ距離をつめます。
 唇と唇が近づくにつれて慌てる憂の吐息とその熱もだんだん近づいていきます。

憂「うぅ……もう……!」

 観念したのかついに憂はその目を閉じました。キス待ち顔というやつです。
 すぐにでもそのさくらんぼをいただきますしたいところですが、いざするとなるとさすがに恥ずかしいです。
 なのでわたしは憂のおでこにそっとキスをしました。
 憂が少しがっかりしたような顔をして、それを見てまたキスをしたくなってしまいましたが、これ以上は……妹の教育上よろしくありません。
 
唯「はい、もう終わりだよ! うい、おやすみー」

憂「……うん、おやすみ、お姉ちゃん……」

 どうですか、これがわたしの妹、平沢憂です。
 わたしの貧弱なボキャブラリーでは語りつくせない彼女の愛らしさ可愛らしさの、ほんの少しでも伝わっていれば幸いに思います。
 さぁ、今晩は冷えるので思いっきり憂に抱きついて寝ることにしましょう。それではみなさん、よい夜を。


―――――
―――
――
244 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 19:53:28.17 ID:Ecsjx87Do
唯「…………」

 お姉ちゃんがすうすうと寝息を立てています。
 今日のお姉ちゃんは映画に連れて行ってくれたり、いっしょに寝ようだなんていってきたり、なんだったんでしょう。
 おかげで一日楽しかったけれど、最後の最後であんなことして、先に寝ちゃうだなんて……。
 おでこをさすりながらあの感触を思い出していると、なんだかもやもやとした感情が生まれてきました。

 こうなったら、仕返しです。
 無防備に眠るお姉ちゃんの顔にずいと近づいて、優しく、気づかれないような控えめなキスをしました。
 お姉ちゃんのやわらかい唇に触れた瞬間、消化不良だったもやもやは一気に晴れて、幸せな気持ちでいっぱいになりました。

 意識があるのかないのか、お姉ちゃんの両腕がわたしの体をぎゅっと抱きしめます。
 わたしはもう一度お姉ちゃんに小さくおやすみをいって、今日のことを思い出しながらゆっくりと目を閉じました。


 おわり!
245 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 20:17:22.95 ID:5h7NP4LAO
憂「アンチほのぼの戦線!」
246 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 20:18:57.75 ID:5h7NP4LAO
憂「……もうわかってないなぁ」

憂「いくら私をかわいく書く企画だからってさ」

憂「私はそこまで乙女チックというわけでもないし幼くもない」

憂「そうそうぽわぽわもしてないし、ましてや重度のシスコンだったりもしないんだけどなぁ」

憂「はぁ……」

憂「……今日くらいはほのぼのをストライキしたって、罰は当たらないよね?」

憂「お料理もお洗濯もぜーんぶ投げ出しちゃってどこかに遊びに行k

ガチャッ

唯「ただいまーっ! 憂ー? 今日みんなが遊びに来たよー!」

律「お邪魔しまーす!」

憂「いらっしゃい! すぐお茶いれますね!」
247 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 20:19:40.87 ID:5h7NP4LAO
パタパタ

憂「情熱の赤いバラ〜♪」

カチャカチャ

憂「そしてジェラシィ〜♪」

コポコポ

憂「ふふふ〜ふふふん〜♪」

憂「……完成!」ジャーン

憂「ふふふふ……ーん……♪……」

憂「……」

憂「……」

憂「……」

憂「……あちゃー」ズーン
248 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 20:20:45.16 ID:5h7NP4LAO
オチャドウゾー

デキタコダー!

バタンッ

憂「ふぅ……」

憂「……いやあ、まずいなぁ」

憂「このままいい子ちゃんでいたら、普通にほのぼのSSだよーありきたりだよー……」

憂「ここはひとつ現状打破のために何かしなくちゃ……」

憂「ほのぼのの香りのしない……何かこう、ワイルドなことを……」

憂「ワイルド……ワイルド……」

憂「うーん……難しいなぁ」

憂「むむむ……」
249 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 20:21:40.33 ID:5h7NP4LAO
憂「あ」

憂「そうだ。ゲームセンターにに行こう」

憂「なんてったってゲームセンターは不良の根城だもんね」

憂「きっと殺伐としててほのぼのの気配なんて一切ないに違いないよ!」

憂「アンチほのぼのばんざー……」

憂「……」

憂「……いや、それ普通に危ないよね」

憂「カ、カツアゲとかされちゃったりして!?」

憂「……」ブルッ

憂「……」

憂「……そ、そだ。純ちゃんも誘おうそうしよう」
250 : ◆qCnLFgHDh. [sage]:2011/01/09(日) 20:22:33.22 ID:5h7NP4LAO
憂「そうと決まればさっそく電話だね」

ピポパ

憂「〜♪」

プルルルルルルルル

憂「日曜日だけど純ちゃんなにしてるかなー?」

憂「ゲームセンターついてきてくれるかな?」

憂「……」

憂「……あれ? でないや」

憂「うーん……でも一人で行くわけには

―――ピーンポーン

憂「……」

憂「……はーい」

ガチャッ

純「遊びに来たよ! 冬休みの宿題手伝って!」

憂「……そんなことだと思ったよ」

純「!?」
251 : ◆qCnLFgHDh. [sage]:2011/01/09(日) 20:23:32.29 ID:5h7NP4LAO
純「ほのぼのストライキ?」

憂「うん! もうほのぼの飽きたから違うことしたいの」

純「……理屈はわかるけど今は宿題教えてほしいなぁ」

憂「宿題なんて明日もできるよ」

純「えー」

憂「ほらほら、路地裏とか行こうよー」

純「路地裏で何するのさ……」

憂「とにかく、お家で宿題みたいなほのぼのイベントはできないよ」

純「えー……」

純「ん? いや待てよ……そーだ。ほのぼのしないで宿題すればいいんじゃん」

憂「えっ?」

純「なんかこうワイルドさ溢れる感じで宿題教えてちょーだいよ!」

純「こっちもとことん付き合うからさ! ね?」

憂「うーん……じゃあそれやってみよっか」

純「やっほぃ!」
252 : ◆qCnLFgHDh. [sage]:2011/01/09(日) 20:23:59.13 ID:5h7NP4LAO
純「……」カリカリ

憂「……」

純「……」ピタッ

憂「……」

純「うーん……わかんないなぁ。ちょっとここ教えt

憂「めっ!」ビシッ

純「あいたっ!? なに!?」

憂「ほのぼの禁止!」

純「今のがダメなの!? 普通に聞いただけなのに!」

憂「ダメなの」

憂「もっとこう……誘い受けみたいな感じで私のワイルドさを引き出してもらわなきゃ!」

純「難易度高っ!」
253 : ◆qCnLFgHDh. [sage]:2011/01/09(日) 20:25:19.35 ID:5h7NP4LAO



純「……」カリカリ

憂「……」

純「うーん参った……この問題が解けないぞぅ」チラチラ

憂「!」

純「教えt……じゃなかった。あー……」

憂「……」

純「えー……こんな難問解ける人なんているわけないよなぁ」チラチラ

憂「ここにいるぜ」

純「」

純(……キャラ違ううううぅ!!)

純「あー……っと、何者だ!」

憂「当ててみな、ハワイに招待するぜ」

純「」
254 : ◆qCnLFgHDh. [sage]:2011/01/09(日) 20:25:50.32 ID:5h7NP4LAO
純「……」

憂「……」ニコニコ

純「……ね、ねえ?」

憂「なにー?」ニコニコ

純「憂の求めるワイルドさってこんなのなの?」

憂「うん!」ニコニコ

純「へ、へぇー……」

憂「?」ニコニコ

純「いやぁ……あはは」

憂「??」ニコニコ

純「宿題……解いてくれる?」

憂「いいよ!」ニコニコ
255 : ◆qCnLFgHDh. [sage]:2011/01/09(日) 20:26:29.51 ID:5h7NP4LAO
憂「ゲッワイエンタ♪ひとりでは〜♪」スラスラ

純「いやまあ手伝ってくれるなら何でもいいんだけどね……」

憂「〜♪」スラスラリン

純「ふぅ……」

純(……解いてくれるならくれるで暇だねこりゃ)

純(ここはひとつ漫画でも……いや、普通にしてたらダメなんだっけ)

純(漫画に手を伸ばしたが最後、またほのぼの禁止とか言ってひっぱたかれそうだ)

純(漫画禁止かー……)

純(寝るのはなんか申し訳ないしなぁ)

純(うーん……どうしたもんk

憂「純ちゃん!」

純「ひゃい!?」

憂「ボーっとしてたらほのぼのしちゃうよ」

純「考え事も禁止!?」

憂「ほら殺気とか出して出して。ほのぼのをかき消しちゃって」

純「そりゃ無茶だよ!?」
256 : ◆qCnLFgHDh. [sage]:2011/01/09(日) 20:28:31.02 ID:5h7NP4LAO
憂「終わったよー」テッテレー

純「おー! 憂えらい! ありがとう!」

憂「いえいえ」テレテレー

憂「これからどうする? 夜の街にくり出す?」

純「いやだから何しに行くんだってば」

純「まぁ、時間も遅いしそろそろ帰るよ」

憂「そっか」

純「うん。今日はホントありがとね!」

純「バイb

憂「……」ガシッ

純「またぁ!?」

憂「『バイバーイ♪』なんてお別れしたらまるっきりほのぼのじゃん!」

純(べ、別にいいじゃん……!)

憂「良くないよ! ラストシーンは大事なんだよ!」

純「心読まれた!?」

憂「というわけでお別れのシーンもワイルドに!」

純「えー……」
257 : ◆qCnLFgHDh. [sage]:2011/01/09(日) 20:29:41.53 ID:5h7NP4LAO



純「……」

憂「……」

純「世話……かけたね」

憂「……そんなことないよ」

純「ふっ……」

憂「行ってしまうの?」

純「ああ。最も、もう二度と会うことはないだろうけど」

憂「……」

純「……あばよ」スタスタ

憂「……じゅーんちゃーん!」

 チャーン

 チャーン

 チャーン

   fin





純「……」テクテク

純「……」テクテク

純「……恥ずかしいなこんちくしょー!」

   憂「全然恥ずかしくなんかないよー!」

純「返事せんでよろしい!」
258 : ◆qCnLFgHDh. [sage]:2011/01/09(日) 20:30:10.14 ID:5h7NP4LAO
バタンッ

憂「純ちゃん帰っちゃったしそろそろご飯にしようかなぁ」

憂「当然カップ麺だけどね」

憂「ワイルドな私は料理もお風呂もパスパスパス♪」

憂「やっぱりちょっと小汚いくらいがワイルドだよねー」

憂「お湯沸かそっと♪」

憂「〜♪」

ドタバタドタバタ

憂「?」

唯「憂ー! 今日みんな泊まってくって!」

律「よろしく憂ちゃん!」

憂「そうですか! じゃあすぐお風呂沸かしますね!」

憂「……」

憂「あ」




ちゃんちゃん
259 : ◆qCnLFgHDh. [sage]:2011/01/09(日) 20:30:39.32 ID:5h7NP4LAO
おしまい
260 : ◆WR6xJYLm7g [sage]:2011/01/09(日) 20:59:29.56 ID:kcU6NFt+o
>>259

よし、始めます

憂「悪い子になります」
261 : ◆WR6xJYLm7g [sage]:2011/01/09(日) 21:00:48.34 ID:kcU6NFt+o
突然ですが、わたし、平沢憂は悪い子になります。

急に何故?って思うかもしれませんね。

理由は今日学校でのお昼休み。

いつも通り、梓ちゃんと純ちゃんとごはんを食べていました。

その時、「人生最大の悪事」って言う話になったんです。

わたしは考えました。

思いついたのが、幼稚園の時の庭での出来事でした。
262 : ◆WR6xJYLm7g [sage]:2011/01/09(日) 21:01:40.33 ID:kcU6NFt+o
唯「うい、ありさんがいっぱいだよ」

憂「小さくってかわいいね」

唯「そうだね〜」

憂「みんな、かぞくなのかなあ?」

唯「ありさんはみーんな、かぞくなんだよ〜」

憂「いっぱいでたのしそうだね」

唯「きっとこのこがおとーさん、こっちがおかーさんだね」ツンツン

憂「じゃあ、このこがおねーちゃん!」ツン

唯「このかわいいこはういだね!」ツン

憂「おねーちゃんもかわいいね〜」
263 : ◆WR6xJYLm7g [sage]:2011/01/09(日) 21:02:27.23 ID:kcU6NFt+o
唯「よし、ごはんあげよう」ジャジャーン

憂「くっきー?」

唯「うん、ようちえんのおやつだよ」

憂「ぽっけにいれてたの?」

唯「せんせいに見つからないようにね」

憂「でもちょっと小さくなってるね」

唯「ありさんたちにぴったりだよ!もっと小さくしてっと…」パラパラ

憂「あ、たべてる!」

唯「いっぱいおたべ〜」

憂「かわいいね」

唯「かわいいね」
264 : ◆WR6xJYLm7g [sage]:2011/01/09(日) 21:03:20.72 ID:kcU6NFt+o
憂「みんなここに入っていくね」

唯「おうちなんだよ、きっと!」

憂「くっきー持ってかえるのかな?」

唯「わたしみたいだね」

憂「どんなおへやなんだろう」

唯「みてみる?」

憂「どうやるの?」

唯「うい、えだをさがそう!」

憂「うん!」

唯「きょうそうだよ、よーい…」

唯憂「どん!」バッ
265 : ◆WR6xJYLm7g [sage]:2011/01/09(日) 21:04:01.73 ID:kcU6NFt+o
憂「あった!おねーちゃん、あったよ〜!」

唯「ああ、まけちゃった…」

憂「はんぶんこしよう、はい」パキッ

唯「ふふ、ありがとーうい」

憂「これ、どうするの?」

唯「ここに、えだを入れてっと…」

憂「ほじほじ?」

唯「うん、ほじほじ」ホジホジ

憂「ほじほじ」ホジホジ
266 : ◆WR6xJYLm7g [sage]:2011/01/09(日) 21:05:14.84 ID:kcU6NFt+o
唯「うい…このありさん、なんか持ってる」

憂「これ…ありさんのたまご?」

唯「そうかもしれないね…」

憂「おねーちゃん…」

唯「ありさんのおうち、こわしちゃったのかなあ…」

憂「みんなこわくて、にげてるのかもね…」

唯「ひどいことしちゃった…」グスン

憂「ありさんごめんなさい…」グスン

唯「ごめんね、ありさん…」
267 : ◆WR6xJYLm7g [sage]:2011/01/09(日) 21:06:42.80 ID:kcU6NFt+o
わたしたち姉妹は幼い頃、ありさんのおうちを壊してしまいました。

あの時は2人、抱き合って自分たちの罪に泣きました。

その出来事を目の前の親友たちに話すと、どちらも大笑い。

「平沢姉妹らしい」だとか、「さすが憂」だとか、少しバカにされた気分でした…。

2人の悪事は、彼女たちの名誉に賭けて言いませんが…

いや、そんなことを言っているからわたしはダメなんです。

お父さん、お母さん、そしてお姉ちゃん…ごめんなさい。


今日この日を機会に、わたしは悪い子になります。

やってやるです!(←梓ちゃんの真似)
268 : ◆WR6xJYLm7g [sage]:2011/01/09(日) 21:07:48.50 ID:kcU6NFt+o
梓ちゃんも純ちゃんも部活があるので、いつも1人で帰宅します。

この帰路がわたしの「悪い子への道」となるわけです。

さあ、どんな悪さしてやりましょう…。


ピンポーン....ダッ!!!


噂に聞く、ピンポンダッシュをやってみました!

心臓がバクバクします。鳴り止みません。

うまくいったかな?と後ろを振り返ると、誰も出て来ないようです。

…お留守だったのかなあ。

失敗に終わったようです。少しガッカリ…でもよかった。
269 : ◆WR6xJYLm7g [sage]:2011/01/09(日) 21:08:56.09 ID:kcU6NFt+o
あ、目の前に大きな地図を広げたおばあちゃんがいます。

きっと何処かへ行きたいけど、道がわからないんだろうと思います。

いつもなら声を掛けますが…今日のわたしはひと味違います。

うーん、と唸るおばあちゃんの横を素通りしました。

少し歩いたところで、振り返りました。

まだおばあちゃんは、唸っているようです。

来た道を戻り、またおばあちゃんの横を素通りします。

少し歩いたところで、また振り返りました。

おばあちゃんは相変わらず、首をかしげたままです。

…またおばあちゃんの横を素通りしようとした、その時。


「どうしたもんかねえ…あの子に会いに来たのに…」


…あー、もう!
270 : ◆WR6xJYLm7g [sage]:2011/01/09(日) 21:09:33.78 ID:kcU6NFt+o
憂「ねえ」

婆「はあい?」

憂「見せて」

婆「これかい?」

憂「うん、どこ」

婆「どこ?」

憂「どこ行くの」

婆「ああ、孫たちに会いに来たんだけど場所がわからなくてね
  …この辺のはずなんだけどね〜、おばあちゃん困っちゃったよ」

憂「ここ?」ピタッ

婆「そう、ここなんだけどね」

憂「そこの角を左に行って、こう行ってこう」サッサッサッ
271 : ◆WR6xJYLm7g [sage]:2011/01/09(日) 21:10:17.02 ID:kcU6NFt+o
婆「あら、案外近くだったんだねえ」

憂「わかった?」

婆「何となくだけどね〜、ありがとうお嬢ちゃん」

憂「…来て」

婆「ええ?連れてってくれるのかい?」

憂「…」トコトコトコ

婆「悪いねえ」トコトコトコ
272 : ◆WR6xJYLm7g [sage]:2011/01/09(日) 21:11:26.72 ID:kcU6NFt+o
婆「お嬢ちゃんは今いくつ?」

憂「…じゅーなな」

婆「あらあら、うちの孫と同じだねえ」

憂「…そうなんだ」

婆「じゅんって名前の女の子でねえ」

憂(じゅん…!?)

婆「お嬢ちゃんみたいにしっかりした子じゃないから、おばあちゃん心配だよ」

憂(この辺り…純ちゃんのおうちの近くだ…!)
273 : ◆WR6xJYLm7g [sage]:2011/01/09(日) 21:12:33.90 ID:kcU6NFt+o
婆「今日は高校生になって、初めて制服姿を見れるのが楽しみでねえ」

憂(まずいよ〜…早くおばあちゃんと別れなきゃ…)

婆「お嬢ちゃんみたいに似合ってるといいねえ」

憂「…鈴木さんちはそこですから!」

婆「何で名字知ってるんだい?もしかして純のお友だちかね?」

憂「…じゃあ!」タタタッ

婆「ああお嬢ちゃんお待ちよ、お名前は?」

憂「…ゆいです!」タタタッ

婆「ああ、行っちまったねえ」
274 : ◆WR6xJYLm7g [sage]:2011/01/09(日) 21:13:56.54 ID:kcU6NFt+o
危なかったです。

とっさにお姉ちゃんの名前を言って逃げました。

でも…ぶっきら棒に会話出来ました!

親切とは程遠いはずです。

悪い子へのスタートラインは切れたかな?

とにかく、良かったね。純ちゃん、おばあちゃん。
275 : ◆WR6xJYLm7g [sage]:2011/01/09(日) 21:14:29.47 ID:kcU6NFt+o
危なかったです。

とっさにお姉ちゃんの名前を言って逃げました。

でも…ぶっきら棒に会話出来ました!

親切とは程遠いはずです。

悪い子へのスタートラインは切れたかな?

とにかく、良かったね。純ちゃん、おばあちゃん。
276 : ◆WR6xJYLm7g [sage]:2011/01/09(日) 21:15:16.47 ID:kcU6NFt+o
そろそろおうちに着きます。

すると通りかかった公園で、大泣きしている女の子が目に入りました。

ありさんの巣を壊してしまった頃の、わたしぐらいの歳でしょうか。


憂「…ねえ、どうしたの」

女の子「ママ…ママー!」ウエーン

憂「まいご?」

女の子「うん…遠くに行っちゃダメって言われたのに」

憂「大丈夫だから…泣き止みなさい」ビシッ

女の子「だってママが…」グス

憂「…お姉ちゃんも探してあげるから」
277 : ◆WR6xJYLm7g [sage]:2011/01/09(日) 21:15:56.78 ID:kcU6NFt+o
女の子「…ほんと?」

憂「うん、ママはどこにいるの?」

女の子「おうち…」

憂「住所言える?」

女の子「うん!えっとね…」

憂「そっか、あんまり遠くないね」

女の子「お姉ちゃん、おてて繋いでいーい?」

憂「…いいよ」


それから手を握って、女の子の家まで歩きました。

悪い子になるのを少しだけ忘れて、たくさんお話をしました。

すると前から歩いてくる見慣れた姿…。
278 : ◆WR6xJYLm7g [sage]:2011/01/09(日) 21:16:32.91 ID:kcU6NFt+o
純「あ、憂」

憂(しまった…また純ちゃんちの近くに…)

純「おーい、ういー!」

憂(よし、無視しちゃえ…!)


憂「ねえ」グイッ

女の子「なあに?」

憂「走るよ!」タタタッ

女の子「うん!」タタタッ

憂(純ちゃんごめんね!)
279 : ◆WR6xJYLm7g [sage]:2011/01/09(日) 21:17:29.32 ID:kcU6NFt+o
純「あ、無視された!憂ひどー!」

純「しかし何やってるんだろ?」

純「あの子は誰だろ?」

純「まさか…誘拐!?」

純「ってないない、憂に限ってねー」

純「あんないい子いないって!」

純「…おばあちゃん来てるし、早く帰ろ」
280 : ◆WR6xJYLm7g [sage]:2011/01/09(日) 21:18:31.11 ID:kcU6NFt+o
女の子「さっきお友だち?」

憂「そうだよ」

女の子「ケンカしてるの?」

憂「そうじゃないんだけど、ね」

女の子「仲直りできるといいね!」

憂「…そうだねー」

女の子「あ、おうちここ!」

憂「ふふ、よかったね」

女の子「ママ呼んでくる!」
281 : ◆WR6xJYLm7g [sage]:2011/01/09(日) 21:19:41.90 ID:kcU6NFt+o
憂「え!?いいよ!」

女の子「ちょっと待っててね!ただいまー!」タタタッ

憂「ああ!いいのにー!」

憂(えっと…逃げちゃえ!)タタタッ


はあ…悪い子って疲れます。

何か1日で断念しそうです。

それに…罪悪感。皆さんごめんなさい…。

もうすぐお姉ちゃんも帰る頃だし、早く帰らなきゃ。
282 : ◆WR6xJYLm7g [sage]:2011/01/09(日) 21:20:16.71 ID:kcU6NFt+o
お姉ちゃんは既に帰ってきてました。

何してたの?と聞かれたので、今日の出来事を話しました。

わたしの悪事をゆっくりと、すべて。

ピンポンダッシュをしたこと。

困ったおばあちゃんを素通りしたこと。

ぶっきら棒に接したこと。

お姉ちゃんの名前を使ったこと。

純ちゃんを無視したこと。

女の子の家の前から無言で逃げたこと。
283 : ◆WR6xJYLm7g [sage]:2011/01/09(日) 21:20:54.98 ID:kcU6NFt+o
唯「うい、めッ!」

憂「うう…ごめんなさい」グス

唯「ういはね、人に優しいそのままでいいんだよ!」

憂「そうだね…お姉ちゃんの言うとおりだよ、とっても疲れたし」

唯「もうやめるんだよ?」

憂「はい、お姉ちゃん」グス

唯「わかったならよろしい」ナデナデ

憂「ありがとう」グス


お姉ちゃんはあの時のように、わたしを抱きしめてくれました。
284 : ◆WR6xJYLm7g [sage]:2011/01/09(日) 21:21:49.15 ID:kcU6NFt+o
―次の日


純「憂!昨日わたしのこと無視したでしょ!」

憂「えっと…ごめんね純ちゃん」

梓「仕方ないよ、純だもん」

純「純だもん、て何よー!」バシバシ

梓「冗談だよ、痛いからやめてよ」

純「ところであの子はだれ?」

憂「名前聞いてなくて、わからないんだ〜」

梓「あの子?」
285 : ◆WR6xJYLm7g [sage]:2011/01/09(日) 21:22:41.65 ID:kcU6NFt+o
憂「1人で遠くまで来ちゃって帰れない子が居てね、その子を家まで送ってたの」

純「なんだー、誘拐かと思ったよ」

梓「ないない、憂だもん」

純「ね、憂だもん」

憂「憂だもん、て何よー!」


やっぱり、わたしは悪い子になれそうにありません。

何故なら、悪いことをするドキドキより、

誰かに言ってもらえる「ありがとう」の喜びを、知っていますから。
286 : ◆WR6xJYLm7g [sage]:2011/01/09(日) 21:23:34.24 ID:kcU6NFt+o
純「そうだ、昨日からおばあちゃんが遊びに来ててね」

憂(…!)

純「来る途中迷っちゃったみたいなんだけど、
  ゆいって人にうちまで連れて来てもらったらしくて…」

梓「それって、唯先輩?」

純「さあ?でもさ、憂」

憂「えっと…なあに?」

純「ありがとね」

梓「何で憂にお礼なの?」

純「まあ…ね?憂」

憂「ふふふ、そうだね」



終わり。
287 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 21:28:23.17 ID:JLGrdsHM0
>>286
乙でした。


ちょびっとだけ投下

タイトルは「ヨッパラうい」
288 :ヨッパラうい [sage]:2011/01/09(日) 21:29:15.73 ID:JLGrdsHM0

<憂20歳の話>


商店街のアーケードに、憂の叫びがこだまする。


憂「ちくしょー!」バンバンバン


純「まぁまぁ落ち着いて」

憂「うぅ、う〜」

梓(もしかして憂、酔っぱらってる?)


憂「どうして……どうしてよぉ〜」

憂「うわああああああああああん〜」

純・梓「……」
289 :ヨッパラうい [sage]:2011/01/09(日) 21:29:53.04 ID:JLGrdsHM0

純「一体何があったのよ憂。あんたさっきの合コンで男子から一番モテてたじゃん」

憂「うん。私がいちばんモテてたよ」

梓「」イラッ

憂「でも、だめ。それじゃだめなのおおおおおおお」

純「えー」
290 :ヨッパラうい [sage]:2011/01/09(日) 21:30:28.67 ID:JLGrdsHM0

梓「モテたのが嫌だったの?」

憂「違うの。そうじゃなくて……」








憂「お姉ちゃんが、男の子から見向きもされてなかったのがくやしい〜〜〜〜〜〜!」

純・梓(あ〜〜〜〜)
291 :ヨッパラうい [sage]:2011/01/09(日) 21:31:13.72 ID:JLGrdsHM0

純「まぁ確かに律さんや澪さん。紬さんはそこそこチヤホヤされてたけど、」

梓「なんか唯先輩だけはどの男子からも反応薄かったね……」

純「好みの問題なんだろうけど」

梓「……明らかに、女子の中で1人だけ、ね」


憂「でしょう! だからお姉ちゃん空気を読んで配ぜん係とか注文係とかやってたのよ!」



憂「そういうのは私の役目なのにぃぃぃぃぃぃぃぃ!」


純(まぁねぇ)

梓(分かる気はするけど…)
292 :ヨッパラうい [sage]:2011/01/09(日) 21:32:02.77 ID:JLGrdsHM0

憂「しかも、男の子たちがお姉ちゃんに絡むのはお酒を飲んでるときくらい!」

純「だったねぇ」

憂「お姉ちゃん男の子たちに乗せられてドンドンお酒飲んじゃって、そのせいでさっき道端に吐いちゃった!」

梓「いま、澪先輩たちが介抱してるところね……」

憂「……そんなのってないよぉぉぉぉぉぉ!」

梓「そうだね。ないよねぇ…」

純(憂、だいぶ酔っぱらってる)
293 :ヨッパラうい [sage]:2011/01/09(日) 21:32:53.73 ID:JLGrdsHM0

憂「ニクイ! ヤツラガニクイ!」

憂「う、うぅぅぅぅうぅぅぅ……」

純「まぁちょっと、ペットボトルの水でも飲んでアルコールを薄めなよ」

憂「ぐすん。そうする」


ごくっごくっごくっ


憂「もう……飲まなきゃやってられないよ」

梓(水飲みながらそれを言うのね…)
294 :ヨッパラうい [sage]:2011/01/09(日) 21:33:41.16 ID:JLGrdsHM0

憂「お姉ちゃぁん。お姉ちゃァん……」


澪「おーい! 唯が元気になったぞー!」

律「女子だけのカラオケ二次会やるから3人とも早くこーい!」


梓「はーい! 今行きまーす!」

純「ほら、カラオケだって。歌ってウップンふっ飛ばそっ。ね」

憂「……うん」
295 :ヨッパラうい [sage]:2011/01/09(日) 21:34:30.65 ID:JLGrdsHM0

憂「2人とも、1つだけいい…」


純・梓「?」







憂「お姉ちゃんは、すっごくかわいいんだからねっ!」

純・梓「はいはいww」

(おわり)
296 : ◆Ulk/G4eY/o [sage]:2011/01/09(日) 21:36:53.81 ID:JLGrdsHM0
以上です。おそまつさまでした。
一応酉つけ。
297 : ◆LXpkK8YOwU [sage]:2011/01/09(日) 21:48:12.19 ID:cdrAjHPAO
トリ回避

ちょっと直しながらなんで1回の投下に時間かかるかも
298 : ◆LXpkK8YOwU [sage]:2011/01/09(日) 21:50:28.15 ID:cdrAjHPAO
憂「大きくなあれ!」
299 : ◆LXpkK8YOwU [sage]:2011/01/09(日) 21:51:10.80 ID:cdrAjHPAO
それは……突然のことでした。

唯「憂! お胸を分けてはくださいませんか!」

憂「えっ!? お姉ちゃん?! どうしたの急に?」

夕飯が終わり片付けをする為、席を立とうとした瞬間の出来事でした。

唯「憂の立派なお胸を少しだけでいいからわたしに転送してくださいお願いします」

お姉ちゃんが机に頭を擦り付けながらひたすらに懇願する、「お胸を分けてください」と。

憂「……何かあったの? お姉ちゃん」

胸を分け与えるのは現実的に無理だとわかっていても心なら、分け与えられる。
そう思い懸命に話を聞くことにした。
300 : ◆LXpkK8YOwU [sage]:2011/01/09(日) 21:52:52.69 ID:cdrAjHPAO
唯「……ってことなの…」

憂「そうなんだ…」

お姉ちゃんの話はこうだった。
毎年合宿に行った時、自分と同学年の澪さんや紬さんの胸を見て愕然とした。

目の前が真っ暗になり、所持金が減りそうな感覚に陥った……と。

お姉ちゃんだってもう胸のサイズだって気にしちゃうちょっぴりセンチメンタルなお年頃。

好きな男の子でもいるのかな……?

気にはなるけど…お姉ちゃんの悩みは私の悩み!

憂「わかったよお姉ちゃん! 私も協力するよ!」

唯「憂! お胸分けてくれるの!?」

憂「それは無理だよぉ」フフフ
301 : ◆LXpkK8YOwU [sage]:2011/01/09(日) 21:54:06.35 ID:cdrAjHPAO
こうして、お姉ちゃんのお胸おっきくしよう大作戦が始まった。

憂「インターネットで皆さんから知恵を借りよう!」

憂「えっと……、お胸 大きく なる方法 でいいかな?」

憂「いっぱいでた〜」

憂「う〜ん……」

憂「豊胸手術? ダメダメ! お姉ちゃんの体にメスなんて入れさせません! 次つぎ!」

憂「サプリメントかぁ……でも高いなぁ。今月お小遣いも残り少ないし無理そう」

憂「つぼを刺激する……かぁ。でもお姉ちゃん痛いの苦手だからダメかな〜」

憂「なかなか見つからないなぁ」
302 : ◆LXpkK8YOwU [sage]:2011/01/09(日) 21:54:17.32 ID:cdrAjHPAO
こうして、お姉ちゃんのお胸おっきくしよう大作戦が始まった。

憂「インターネットで皆さんから知恵を借りよう!」

憂「えっと……、お胸 大きく なる方法 でいいかな?」

憂「いっぱいでた〜」

憂「う〜ん……」

憂「豊胸手術? ダメダメ! お姉ちゃんの体にメスなんて入れさせません! 次つぎ!」

憂「サプリメントかぁ……でも高いなぁ。今月お小遣いも残り少ないし無理そう」

憂「つぼを刺激する……かぁ。でもお姉ちゃん痛いの苦手だからダメかな〜」

憂「なかなか見つからないなぁ」
303 : ◆LXpkK8YOwU [sage]:2011/01/09(日) 21:54:55.79 ID:cdrAjHPAO
憂「マッサージとかどうかな?」

憂「お風呂場で……」
__________

憂『ええのんか〜? ここがええのんか〜?』

唯『うっ、ういいいっ! 大きくなるよぅっ』
__ ______
  ∨
   0o。
    憂「///」

憂「い、いくら姉妹でもいけないよねっ! それに私が恥ずかしくて耐えられないよぉ///」

憂「じゃあどうしよう……」
304 : ◆LXpkK8YOwU [sage]:2011/01/09(日) 21:56:03.34 ID:cdrAjHPAO
憂「!」

憂「やっぱり大きい人に直接聞くのが一番かな! 私の知ってる範囲じゃ……純ちゃん…はどうなんだろう。身体測定の時大きかったような……でもあの二人と比べちゃうと…」

憂「あずさちゃ……」

憂「……」

憂「直接澪さんや紬さんに聞こうかな」

憂「でもお姉ちゃんはきっと澪さんや紬にはこの悩みは知られたくない筈…! かと言って律さんに相談しても……」

憂「……私凄い失礼なこと言ってる…。梓ちゃん律さんごめんなさい」

憂「やっぱりインターネットで情報を集めよう!」

そうして憂の夜更けは続いた。
305 : ◆LXpkK8YOwU [sage]:2011/01/09(日) 21:56:35.16 ID:cdrAjHPAO
翌朝──

唯「ふぁ〜…憂ぃ〜おは…よっ!?」

憂「お、おはよ〜お姉ちゃん。朝ごはん出来てるよ」

唯「顔色悪いよ憂? どうかしたの?」

憂「ううん。ちょっと寝不足なだけ。さ、朝ごはん食べよっ」

唯「うん…」

二人仲良くテーブルにつくと、そこには……!

唯「う、憂! これ朝ごはんだよね?」

憂「そうだよ〜」

唯「でも……これはちょっと多すぎるんじゃ……それに」

チラッチラッとお姉ちゃんが二度見したのは今日朝一で買ってきたお魚。

唯「まぐろ様の頭が……」ガクガク

憂「コラーゲンたっぷりだよっ!」
306 : ◆LXpkK8YOwU [sage]:2011/01/09(日) 21:57:09.56 ID:cdrAjHPAO
そうです! 昨日インターネットで調べたお胸にいい食材を吟味し作った朝ごはんなのです!

唯「豆腐…湯豆腐…たまご豆腐…大豆…黒豆…豆…」

憂「大豆にはいそふらぼんって言うのが入ってて食べるとおっきくなるんだって! だからいっぱい食べてねお姉ちゃん!」

唯「いそふらぼん…! 名前からして大きくなりそう! って憂! ……もしかしてわたしのために?」

憂「えへへ/// 朝から頑張ってみました」

唯「ううっ……苦労かけるねぇ妹とよ」メソメソ

憂「お姉ちゃんのためだもん! これぐらい当たり前だよっ」
307 : ◆LXpkK8YOwU [sage]:2011/01/09(日) 21:58:21.78 ID:cdrAjHPAO
唯「ならば残すわけにはいかないね! いただきます!」

憂「いただきま〜す」

唯「お胸大きくなあれ」もぐもぐ

憂「大きくな〜れ」もぐもぐ

唯「大きくなあれ」もぐもぐ

憂「大きくな〜れ」もぐもぐ

──

唯「げぷっ……。ごぢぞうさまでずた」

憂「お粗末様でした」

唯「早く学校に行かないと!」

憂「待ってお姉ちゃん! 行きながらでいいからこれをやって!」

唯「……こ、この動きは!」
308 : ◆LXpkK8YOwU [sage]:2011/01/09(日) 21:59:57.77 ID:cdrAjHPAO
通学中──

「おっおっきっくなぁれ」

「お〜きくな〜れ///」ボソボソ

朝の通学路に似つかわしくない奇声が響く。

唯「おっおきっくなぁっれっ」フンスフンスフ-ンス

憂「お姉ちゃんわたしは……///」

唯「だよね……憂は元々大きいからこんなことしなくても…」ナガシメ〜

憂「わっ、わかったよぉ! 大きくなあれ!///」

大きくなるだけじゃ形が悪くなるという情報が多々あったのでそうならない体操(ラジオ体操の深呼吸みたいなの)をしながら行った方がいいって言ったけど……まさか私まですることになるなんて。

でもお姉ちゃんと一緒ならちょっと楽しいから不思議です。
309 : ◆LXpkK8YOwU [sage]:2011/01/09(日) 22:00:26.44 ID:cdrAjHPAO
唯「つきました!」

憂「もうやめよ、ね?」

唯「さすがに学校の中まではしないよぉ。あくまで隠密行動ですから!」

憂「(やっぱり秘密なんだ)」

「お、唯〜おはよー」

「おはよう唯。憂ちゃんも」

「おはよう二人とも」

唯「あっ、りっちゃん澪ちゃんムギちゃん! おはよう!」

憂「おはようございま…」

紬「」バイーン
澪「」ドデーン

律「」チョコン

憂「(律さんっ!)」

律「ん? 憂ちゃんなにやってんだ?」

憂「(律のお胸お〜きくなぁれ!)」フンフンフーン

唯「う、うい!? な、なんでもないよ! あはははは…」
310 : ◆LXpkK8YOwU [sage]:2011/01/09(日) 22:01:23.52 ID:cdrAjHPAO
憂「(やっぱり澪さんと紬さんの胸は大きかったなぁ…)」

憂「(このままお姉ちゃんのお胸が大きくなったらああなるのかな?)」

憂「……」

憂「(あんまり似合わないような気がしなくも……。でもお姉ちゃんがなりたいって言うなら……その成長を私は止められないよ)」ウーンウーン

純「なにウンウンうなってるの憂」

憂「あっ、純ちゃんおはよー」

純「おはよ」

憂「」ジー

純「憂? どこ見てんの?」


憂「なっ、何でもないよっ(純ちゃんもなかなか……こう……)」

純「憂…どうしたのさ? 手つきがなんか怪しいよ」ブルッ
311 : ◆LXpkK8YOwU [sage]:2011/01/09(日) 22:04:03.09 ID:cdrAjHPAO
梓「おはよー憂、 純」

憂「おはよう梓ちゃん」

純「あれっ!? わたしの名前呼ぶの間がなかった!?」

梓「気のせいだよ」

純「気のせいじゃないよ! おはよー憂、  純って確実に間があったよ!?」

梓「違う違う。憂、   純だよ」

純「もっと長くなった!?」

梓「捕捉するのに時間がかかっただけだよ」

純「捕捉ってあずさは戦闘機なの!? そのお下げがレーダー的な」

梓「純は朝から元気だね〜……。で、憂は何してるの?」

憂「(梓ちゃんのお胸おっきくなぁれ!)」フンフンフーン

純「こういうところはやっぱり平沢妹だね〜」
312 : ◆LXpkK8YOwU [sage]:2011/01/09(日) 22:04:43.22 ID:cdrAjHPAO
梓「おはよー憂、 純」

憂「おはよう梓ちゃん」

純「あれっ!? わたしの名前呼ぶの間がなかった!?」

梓「気のせいだよ」

純「気のせいじゃないよ! おはよー憂、  純って確実に間があったよ!?」

梓「違う違う。憂、   純だよ」

純「もっと長くなった!?」

梓「捕捉するのに時間がかかっただけだよ」

純「捕捉ってあずさは戦闘機なの!? そのお下げがレーダー的な」

梓「純は朝から元気だね〜……。で、憂は何してるの?」

憂「(梓ちゃんのお胸おっきくなぁれ!)」フンフンフーン

純「こういうところはやっぱり平沢妹だね〜」

梓「心が痛いのはなんでだろう……」
313 : ◆LXpkK8YOwU [sage]:2011/01/09(日) 22:05:40.86 ID:cdrAjHPAO
お姉ちゃんがこのことを秘密にしてる限り周りの人に聞くと言う選択肢は絶たれた……。

もう私しかいないんだ! お姉ちゃんのお胸を大きく出来るのは!

憂「恥ずかしいけど……やるしかないよね!」

──

唯「ただいま〜憂〜」

憂「……」

唯「憂〜?」

憂「よ、よぉ。帰ったか姉貴。今飯作るからよ」

唯「ういいいっ!? どうしたのそのかっこ!?」

白のシャツを乱暴に着こなし、黒のデニムにどくろのチェーン。
片目を軽く髪で隠しながら、スリッパもダルそうに履くパンクファッション!
314 : ◆LXpkK8YOwU [sage]:2011/01/09(日) 22:06:24.78 ID:cdrAjHPAO
憂「べ、別に。イメチェンだよイメチェン(///)」

唯「そ、そうなんだ……なんかカッコいいね!」

憂「(よしっ! 計算通り! 後はここで……ここで……あのセリフを///)」

憂「お、お姉ちゃん!」

唯「ふぅん?」

憂「わ、私に……ほ、惚れてしまってもええのんよ?///」

唯「ほえ?」

憂「ご、ご飯作ってくるっ!」

憂「(恋をすることによってホルモン分泌が良くなるから大きくなるらしいけど……恥ずかしすぎるよぉ///)」

唯「? 変な憂〜。でもかっこ可愛かったなぁ。わたしもあんなかっこうが似合うお胸になりたいのです」
315 : ◆LXpkK8YOwU [sage]:2011/01/09(日) 22:07:10.08 ID:cdrAjHPAO
それからそんな日が続き……ある日のこと。

唯「うぅ〜ん…。なんかちょっとキツい」

澪「わ、私も……」

梓「あれ? サイズちゃんと伝えたんですよね?」

紬「ええ。でも成長期だから…少し合わないかもって言ってたの」

律「どこが苦しいんだ?」

澪「え、えっーと……、私はウエストが」

唯「わたしは胸が苦しい…」

澪「」ズーン

唯「み、澪ちゃん?」

唯「はっ!(胸が苦しい……ってことは!)」

唯「わたしの胸が成長期!?」

紬「おめでとう唯ちゃん」

澪「なんで唯は太らないんだ……」

梓「……むぅ」
316 : ◆LXpkK8YOwU [sage]:2011/01/09(日) 22:07:50.08 ID:cdrAjHPAO
律「へ、へーんだ! 胸なんかなぁ! 歳とったら垂れるし肩もこるしいいことないんだぞー!!!」

唯「そ、そうなのっ!?」

紬「肩がこるのは本当ね」

澪「歳をとったら……ってまだまだ先の話だろ?」

律「うるさいうるさい! 胸なんかいらないやいっ!」

梓「律先輩……惨めですよ」

唯「(肩こるのはやだなぁ……)」

澪「それにサイズが大きくなるほど高くなるしな……確かに律の言う通りいいことばっかりじゃないよ」

紬「そうね…」

唯「そうだったんだ……」

梓「(自慢ですかこのやろう!!!)」
317 : ◆LXpkK8YOwU [sage]:2011/01/09(日) 22:08:41.95 ID:cdrAjHPAO
──

憂「ふ〜んふふ〜ん」

唯「憂!!」

憂「あ、お姉ちゃんお帰りなさい。今日は遅かったね。ご飯もう出来てるよ〜」

唯「憂……お胸大きくなったよ!」

憂「ほんとに!? やったねお姉ちゃん!」

唯「うん! でもね、もういいんだ…これで」

憂「? 澪さんクラスになるぞーって言ってたけどもういいの?」

唯「うん。大きいのは大きいので大変なんだよ! 肩がこるんだよ! 値段が高いんだよ!」

憂「」ビクッ

唯「憂?」

憂「う、うん、そうだねお姉ちゃん……」
318 : ◆LXpkK8YOwU [sage]:2011/01/09(日) 22:09:20.47 ID:cdrAjHPAO
唯「だからもういいのです。それに大豆にはもう飽き飽きなのです」

憂「だいぶ量減らしたんだけどなぁ。大豆は健康にもいいからこのままずっと食べ続けて欲しかったんだけど」

唯「たまにならいいけど毎日……ちょっと」

憂「ふふ。じゃあお姉ちゃんのお胸大きくなった記念に今日はおかずもう一品追加しちゃうね! 何がいい?」

唯「ハンバーグ!」

憂「うんっ、わかったよ」

こうしてお姉ちゃんと私の戦いは終わった。

胸を含めて今のお姉ちゃんが私は大好きだよ!

そう、心の中で思いました!
319 : ◆LXpkK8YOwU [sage]:2011/01/09(日) 22:09:49.42 ID:cdrAjHPAO
お姉ちゃんのお胸おっきくしよう大作戦。

それに付き合っていた私にも当然その成果は出ていたわけで……。

憂「また合わない……。もっと大きいの買わなきゃ…」

憂「最近肩こりも酷いなぁ」

始める前より2サイズも大きくなったのはお姉ちゃんには内緒。


おしまい
320 : ◆LXpkK8YOwU [sage]:2011/01/09(日) 22:10:50.34 ID:cdrAjHPAO
だぶり二回もやっちゃったぜ

携帯だと何かと不便だな

次の人どぞー
321 : ◆DZB7IjfiBA [sage]:2011/01/09(日) 22:50:54.30 ID:7ZLIB1sT0
唯「しあわせ日和」
322 : ◆DZB7IjfiBA [sage]:2011/01/09(日) 22:52:30.58 ID:7ZLIB1sT0
日曜日。お休みの日。
いつもより早くかけた目覚まし時計。

ちゃんと起きれるかどうか心配だったけど、目を開けたらまだ朝で。
よかった。寝坊はしなかったみたい。

ベッドの上で伸びをする。
カーテンの隙間から光が洩れている。

開けてみると、よく晴れていた。
やったね、絶好のお散歩日和だ。

そっと、部屋を抜け出す。
隣の部屋で寝ている憂を起こさないように。

いつもの道を、ひとりで歩く。
見慣れた道のはずなのに知らない道のように思えた。

それはとても新鮮だった。
でもどこか寂しく思えた。
323 : ◆DZB7IjfiBA [sage]:2011/01/09(日) 22:54:14.60 ID:7ZLIB1sT0
憂には内緒で、ひとりで散歩するつもりだったんだけどな。
やっぱりそういうわけにもいかないよね。

憂には、内緒。
この散歩もそうだけど、もっと大きな秘密。

それは突然やってきたから、私はとまどっている。
だからひとりでゆっくり散歩でもして考えようと思った。

でも歩いている最中も浮かんでくるのはどうしても、憂のこと。

いつもと変わらない道、憂と並んで歩いている道。
それが今日はどこか寂しく思えるのは、たぶん憂が隣にいないから。

こんな気持ちがやってくる前だったら、何も考えずに通り過ぎていたかな。
そうなのかもしれない。私が今歩くのは何の変哲もない、ただの通学路。
324 : ◆DZB7IjfiBA [sage]:2011/01/09(日) 22:55:55.96 ID:7ZLIB1sT0
ひとりきりだからかな、いつもは考えないようなことが浮かんでくる。

ずっと、ずっと憂と一緒に通っている通学路。
長い間私たちが歩いてきた道。

今までは何も思わなかったけど、憂がいないだけでこんなに違って見える。
でも長い間何も思わずに歩いていたことも、本当。

だから私はとまどっている。
どうして憂がいないだけで、寂しいって思っちゃうんだろう。

答えの出ない問いに、ぼんやり空を見上げてみる。
青い空。ぽつぽつと浮かぶ雲。
それがゆっくり流れるのを見つめながら、心を空っぽにしてみる。

しばらく見つめたあとに思ったのは、なんか憂に会いたいな、ってことだけだった。
325 : ◆DZB7IjfiBA [sage]:2011/01/09(日) 22:57:26.08 ID:7ZLIB1sT0
きっと私は、憂のことが好きなんだろうな。
今までもだったけど、それとは違う意味で。

ひとりになってみて、やっと実感する。
わかっていたような気もするけど、こんなにはっきり考えたのは今が初めてだった。

でも、どうしたらいいかわからない。
憂に告白、すればいいのかな。

何て言えばいいのかわからないよ。
うまく伝えられる自信がない。

焦る気持ちを抑えるように、また空を見た。
穏やかな陽射しだけが返ってきて、私の心を落ち着けてくれているみたいだった。
326 : ◆DZB7IjfiBA [sage]:2011/01/09(日) 22:58:44.48 ID:7ZLIB1sT0
また歩きだす。
何て言おうかとか、どうしようか、とかは置いておいて。

難しいことを考えるのは苦手だから。
今はただ、憂に会いたかった。

気付けば公園の前にいた。
ここも、憂との思い出がたくさん詰まった場所。
吸い寄せられるように、私は公園に足を踏み入れた。

入ってすぐのベンチに座って、誰もいない砂場を見る。
あの砂場でよく遊んでたっけ。
山を作って、トンネルを掘って。

崩れないように気を付けながら真ん中で手をつなげたときは、嬉しかったなぁ。
327 : ◆DZB7IjfiBA [sage]:2011/01/09(日) 23:00:46.35 ID:7ZLIB1sT0
滑り台も、ブランコも、鉄棒も。
見渡すものすべてが私と憂の思い出を蘇らせてくれたから。

もうどうしようもなく、憂に会いたかった。

帰ろう。きっと私はうまく言えないけど、そのときはまたここに来たらいい。
次は、憂と一緒に。

立ち上がろうとした、そのとき。

「あ、お姉ちゃん。ここにいたんだね」

顔を上げると、朝日を受けてきらきらと光る憂の笑顔があった。

「う、憂…」

あんなに会いたかったのに、言葉はうまく出てこない。
言葉にならない私の心は、なぜか私を泣きたいような気分にさせた。
328 : ◆DZB7IjfiBA [sage]:2011/01/09(日) 23:02:48.25 ID:7ZLIB1sT0
「お散歩してたの?」

「うん、よく晴れてたから」

「そうだね。今日はほんとにいいお天気」

眩しそうに空を見上げる憂は、本当にきれいで。
私はやっぱり憂が好きだな、と思った。

「憂もお散歩?」

「私も…お散歩、かな?」

「ちがうの?」

憂は私の隣に腰を下ろして、また空を見上げた。
329 : ◆DZB7IjfiBA [sage]:2011/01/09(日) 23:03:51.26 ID:7ZLIB1sT0
「朝起きたらお姉ちゃんがいなくて」

「あ、ごめんね…何も言わないで出てきちゃって」

「ううん、今日はよく晴れてたから。お姉ちゃんはきっと散歩に行ったんだな、って思ったから」

「えへへ…」

憂には内緒のつもりが、できてなかったんだなぁ。
でもそれよりも、憂が私の考えていたことをわかってくれたことが嬉しかった。

「でね、きっとおなかすかせて帰ってくるから朝ごはん作って待ってようって」

「おなか…そういえばすいたかも」

今の今までおなかのことなんて気にもならなかった。
でも憂の言葉を聞いた瞬間に感じたのは、安心したせいなのかな。
330 : ◆DZB7IjfiBA [sage]:2011/01/09(日) 23:05:15.50 ID:7ZLIB1sT0
「でも何か…部屋ががらんとしてるように思えて」

「待ってればそのうち帰ってくることもわかってたけど」

「心配かけちゃったかな…ごめんね、憂」

空を見上げていたはずの憂は、いつのまにか下を向いていて。
さっきあんなに輝いて見えた顔が曇ったように見えた。

「心配…っていうよりもね」

「寂しくなって出てきちゃった…どうしてかな」

憂の顔にある雲はどんどん大きくなって、今にも雨を降らせてしまいそうだった。

「憂…」

だから今度は、私が代わりに空を見上げた。
太陽はもう高く上っていて、でも陽射しは変わらず穏やかで。
331 : ◆DZB7IjfiBA [sage]:2011/01/09(日) 23:06:30.25 ID:7ZLIB1sT0
憂の手を取って、一瞬目を閉じる。
願うように、祈るように。
私の思いが伝わりますように。

「あのね、憂。私にはうまく言えないけど…」

「でもね、わかるよ」

「え…?」

憂が顔を上げたような気がした。
でもそれは見ないで、手をぎゅっと握った。

「私もね、憂に会いたかったから」

心臓がばくばくと音を立てている。
うまく言えたとは思えない。
でもこれが、私の今の気持ちだった。
332 : ◆DZB7IjfiBA [sage]:2011/01/09(日) 23:09:06.61 ID:7ZLIB1sT0
「そっかぁ…」

安心したような憂の声が聞こえた。
私はもう一度手を強く握った。

「すき、だからなのかなぁ」

「え…すき?」

「うん、憂のこと」

「わ、私のこと…」

「ごめんね、最近気付いたから、まだ…よくわからないのにこんなこと」

「ううん…」

「でも、私もお姉ちゃんに、会いたかったよ」

そう言って握り返された手には、力が込められていたから。
やっと憂の顔を見る勇気が出た。
333 : ◆DZB7IjfiBA [sage]:2011/01/09(日) 23:10:11.77 ID:7ZLIB1sT0
「ねぇ憂。私は憂のこと、好きだよ」

「ほんとう?」

「うん。ほんと」

「わぁ…うれしいなぁ」

「…ほんと?」

「ほんとだよ?」

少し頬を赤くして首をかしげる憂を見て。
急に恥ずかしくなってしまう。

「言っちゃった…」

照れを隠すようにそう呟いた。
私を見つめる視線から逃げるように横を向いた。
334 : ◆DZB7IjfiBA [sage]:2011/01/09(日) 23:11:35.03 ID:7ZLIB1sT0
「お姉ちゃん…?」

憂に呼ばれて、どきっとする。

振り向いてみれば、憂は目尻に涙を溜めていた。
でもなぜか、それはもう眩しい笑顔で。

「私はね、お姉ちゃんのこと、大好きだよ」

うれしさとか恥ずかしさとかなにかよくわからないもので胸がいっぱいになって。
私はまた、泣きたくなった。

おしまい
335 : ◆DZB7IjfiBA [sage]:2011/01/09(日) 23:14:39.34 ID:7ZLIB1sT0
こんな時間に飛び入りしてすみませんでした
いらっしゃるなら次の方がんばってください
336 : ◆nJwU4NBpP6 [sage]:2011/01/09(日) 23:20:43.03 ID:ySp1tm1Ao
ジャンピング憂ちゃん
337 : ◆nJwU4NBpP6 [sage]:2011/01/09(日) 23:21:13.13 ID:ySp1tm1Ao
ジャンピング憂ちゃん




平沢唯です。妹の憂には昔からある癖があります


憂「やったあ!」ピョンッ ピョンッ


すごく喜んだときに、ジャンプするのです

どうやら本人は自覚してないみたいですが・・・
338 : ◆nJwU4NBpP6 [sage]:2011/01/09(日) 23:21:45.12 ID:ySp1tm1Ao
純「憂ってかわいいよねー」

梓「うん」

純「私たちの中で一番、というかこのクラスの中で一番じゃない?」

梓「う、うん」

純「いや学校で一番かも。まあ私たちはそんな憂が大好きなんだけどね」

憂「2人とも、褒めすぎだよ〜」ピョンッ ピョンッ

純・梓「(喜んでる喜んでる)」
339 : ◆nJwU4NBpP6 [sage]:2011/01/09(日) 23:22:26.44 ID:ySp1tm1Ao
純「じゃあまた明日!」

梓「じゃあね」

憂「ばいばーい」

梓「さて、帰ろうか」

憂「今日は練習ないの?」

梓「先輩たち、大学の見学に行くんだってさ」

憂「そうなんだ。じゃあ梓ちゃんと一緒に帰れるね」ピョンッ ピョンッ

梓「(喜んでる喜んでる)」
340 : ◆nJwU4NBpP6 [sage]:2011/01/09(日) 23:23:33.89 ID:ySp1tm1Ao
憂「ここでお別れだね」

梓「憂、頼みがあるんだけど・・・今度料理教えてくれない?」

憂「もちろんいいよ!どうして?」

梓「お母さん、家に帰るの遅い時も家事してくれて・・・私も料理できるようになって家族の役に立ちたいんだ」

憂「家族想いだね。梓ちゃん」

梓「それに、憂と一緒に料理したいし・・・」ボソッ

憂「え、今何て言ったの?良く聞こえなかったからもう一回言って?」ピョンッ ピョンッ

梓「(喜んでる喜んでる)」
341 : ◆nJwU4NBpP6 [sage]:2011/01/09(日) 23:24:18.14 ID:ySp1tm1Ao
とみ「あら憂ちゃん。こんにちは。今帰り?」

憂「おばあちゃん。こんにちは!荷物持つよ」

とみ「あらあら悪いねえ。憂ちゃんは昔から本当にいい子だね」

憂「おばあちゃんにも、昔からお世話になってるからね」

とみ「憂ちゃんは私の孫のように思ってるんだよ。これからもいい子でいてね。
   はい、飴あげる」

憂「そんなあ、子供扱いしないでよー私もう高校生だよ」ピョンッ ピョンッ

とみ「(喜んでる喜んでる)」
342 : ◆nJwU4NBpP6 [sage]:2011/01/09(日) 23:25:26.90 ID:ySp1tm1Ao
唯「ういーただいまー」

憂「おかえりお姉ちゃん!大学どうだった?」

唯「大学って人多いんだねえ。つかれたよお。でも楽しそうだった!」

憂「みんなで行けるといいね。ご飯出来てるよー」

唯「やったあ!やっぱり憂のいるこの家が一番好きだなあ」

憂「ありがとう♪」ピョンッ ピョンッ

唯「(喜んでる喜んでる)」ピョンッ ピョンッ

憂「(喜んでる喜んでる)」



おわり
343 : ◆nJwU4NBpP6 [sage]:2011/01/09(日) 23:25:54.97 ID:ySp1tm1Ao
短いけど終わり。読んでくれた人ありがとうございました
344 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 23:37:09.98 ID:ve5w9I9AO
読み返したいので貼らせていただきます

一番手 ◆AfJXif99VM『おのろけ話』>>5-12
二番手 ◆nJwU4NBpP6『憂「私の名前はういだよ!」』>>13-26
三番手 ◆HLxYS9HHyE『憂「お姉ちゃ〜ん、差し入れ持ってきたよ〜」』>>27-48
四番手 ◆jxhWEbWpPA『唯ちゃんと憂ちゃんの成長テープ』>>49-66
五番手 ◆FUvhPDWbQs『ぷにぷに』>>67-89
六番手 ◆kPRRI.mo4g『純「私にも抱きついてよ!」』>>90-107
七番手 ◆2bmoujqRHk『恋の話でもしない?』>>108-118
八番手 ◆Ulk/G4eY/o『二重らせん』>>119-165
九番手 ◆kT8UNglHGg『風邪』>>166-179
十番手 ◆.5A4HyR12E『憂「えっ」』>>181-212
十一番手 ◆WIXxcJoFrc『泣き顔』>>213-228
十二番手 ◆2ZKOUYCe4Y『憂「ワガママ嫉妬甘えん坊」』>>229-237
十三番手 ◆IihG26GPiA『妹の可愛さについて』>>238-244
十四番手 ◆qCnLFgHDh.『憂「アンチほのぼの戦線!』>>245-259
十五番手 ◆WR6xJYLm7g『憂「悪い子になります」』>>260-286
十六番手 ◆Ulk/G4eY/o『ヨッパラうい』>>287-296
十七番手 ◆LXpkK8YOwU『憂「大きくなあれ!」』>>297-320
十八番手 ◆DZB7IjfiBA『唯「しあわせ日和」』>>321-335
十九番手 ◆nJwU4NBpP6『ジャンピング憂ちゃん』>>336-343
345 : ◆Zk9xOlocOQ [sage]:2011/01/09(日) 23:54:22.87 ID:M0fw9fhio
憂「はんばーぐ」



唯「うい〜、背中がかゆいよ〜」

憂「かいてほしいの?」

唯「うん」

憂「ごめんね、今 天ぷらを揚げながら

  スイカを切ってるから手が離せなくて……」

唯「あ〜〜〜、かゆいいいいいい」ゴロゴロ

 「あっ、気持ちいい!!」

憂「あっ、猪みたいに地面に転がって

  背中こすりつけるお姉ちゃんかわいいなぁ〜」

唯「いのししいのしし!!パオーンwwwwww」

憂「いのしし!!」キャッキャ
346 : ◆Zk9xOlocOQ [sage]:2011/01/09(日) 23:54:57.01 ID:M0fw9fhio

唯「うい〜、おふろ〜」

憂「おふろ入りたいの?」

唯「うん」

憂「ごめんね、今 掃除しながら宿題してるから…」

唯「お湯をわかしてほしいんだよ〜」

憂「あっ!!じゃあ、思いきってお姉ちゃんが

  お風呂の用意をしたらどうかな」

唯「えっ、そんな事した事ないから分かんないよ…」

 「でも、憂のためにがんばってみるよ!!」

 「お姉ちゃんだもんね」

憂「うん、お姉ちゃんがんばって!!」

唯「…よーし」ジョロロロロロ

憂「真剣な顔でヤカンに水を入れはじめたお姉ちゃんがカワイイなぁ〜」
347 : ◆Zk9xOlocOQ [sage]:2011/01/09(日) 23:55:27.75 ID:M0fw9fhio

唯「よし!!水があったまったから浴槽に注いでくるよー!!」ジャバァ

憂「でも、全然足りないね」

唯「浴槽いっぱいにお湯がたまるまで、ヤカンで沸かし続けるよー!!」シュンシュン

憂「なるほど、さすがお姉ちゃん!!」

唯「よし!!あったまった!!」ドタドタ

 「あっ!!」

憂「どうしたの?」

唯「さっき浴槽に注いだお湯が冷めてるよ…」シュン……

憂「かわいそうなお姉ちゃん……」

唯「負けるもんか!!」

憂「くじけないお姉ちゃんたくましい!!」
348 : ◆Zk9xOlocOQ [sage]:2011/01/09(日) 23:55:54.91 ID:M0fw9fhio

唯「ういー、ひんとー、ひんとー」

憂「お姉ちゃんがお風呂で頭を洗うとき、ヤカンのお湯をかぶってたかな?」

唯「あっ!!シャワー!!」

憂「そうだよ!!やったね!!」ワー

唯「そっか!!じゃぐちをヒネればお湯が出てくるんだ!!」キュッ ジャー

憂「あ……」

唯「…水しか出ない」
349 : ◆Zk9xOlocOQ [sage]:2011/01/09(日) 23:56:30.24 ID:M0fw9fhio

唯「なんで!?いつもはお湯が出てくるのに!!」

憂「お姉ちゃん、ガスって知ってる?」

唯「聞いた事はあるよ」

憂「聞いたことしかないの?」

唯「あっぁぁぁぁぁっぁがおぉあかっかかあ!?!」

憂「いけない、お姉ちゃんが!!」ピッ

唯「あっ、お、お湯がでたあああ」ホッ

憂「よかったね!!」キャッ
350 : ◆Zk9xOlocOQ [sage]:2011/01/09(日) 23:57:15.93 ID:M0fw9fhio

唯「ういー、しくだいー」

憂「うん?」

唯「宿題やってください」

憂「教えてとか手伝ってじゃなくて 私がやるの?」

唯「そうだよ」

憂「お姉ちゃん…」

唯「だって一つもわからないもんね」

 「だったら私よりかしこい憂がやった方が頭いいよ!!」

憂「間違っててもいいから 適当に答え書いておくとか」

唯「私、そんないい加減なことしたくないよ」

憂「さすがお姉ちゃんだ」
351 : ◆Zk9xOlocOQ [sage]:2011/01/09(日) 23:57:50.09 ID:M0fw9fhio

唯「うーいー、あいす〜」

憂「食べたらいいよ」

唯「冷凍庫にはいってないよ…」

憂「氷でもかじってるとか」

唯「冷たいけど甘くないよ」

憂「世の中みたいだね!」
352 : ◆Zk9xOlocOQ [sage]:2011/01/09(日) 23:58:21.44 ID:M0fw9fhio

唯「うーいー」

憂「なに?」

唯「いつもありがとうね」

憂「えっ」

唯「えへへ、あらためて言うと照れくさいや」

憂「…今日はお姉ちゃんの好きな特製ハンバーグ作ろっかな」

唯「しめしめ!」



おわり
353 : ◆l8HBemVGaw [sage]:2011/01/10(月) 00:03:19.92 ID:zlBxoSrvP

  ―― むかしむかし、あるところにお爺さんとお婆さんがいました

和爺「そう、じゃあ私、芝刈りに行くね」

  ―― お爺さんは山に芝刈りに…

さわ婆「私は、川に洗濯に行ってくるわね」

  ―― お婆さんは川に洗濯に向かいました。


  ―― お婆さんが川で洗濯をしていると、川上から桃が流れてきました。

さわ婆「あら、なにかしら、この桃…?」

さわ婆「……丁度いいから、持って帰って和お爺さんと一緒に食べようかしら」


  ―― お婆さんは家に持って帰り、2人で食べるために桃を切りました

  ―― すると……?

赤ん坊「アイスー、アイスー (バブバブ…」

  ―― 桃の中には、1人の女の子がいました。

和爺「さわ婆さん、この子、どうする? 警察に届けるのが妥当な対処だと思うけれど」

さわ婆「そうねぇ……。子供も欲しかったし、2人で一緒に育てましょう」


  ―― 2人はこの赤ん坊に『唯太郎』という名前を付け、大切に育てることにしました。

唯太郎「アイスー、アイスー (バブバブ…」
354 : ◆l8HBemVGaw [sage]:2011/01/10(月) 00:04:31.35 ID:zlBxoSrvP

  14年後、和爺さんとさわ婆さんの家・庭――

  ビュン、ビュン!! ――――

  …………………… ――――

唯太郎「はぁ…、疲れた……。今日はおしまいにしたいなぁ…」

和爺「こら、ダメよ唯太郎。剣の素振りをサボったら」

唯太郎「ねえねえ、和ちゃん?」

和爺「和ちゃんじゃなくて、和爺さんと呼びなさい」

唯太郎「はーい。……和爺さん、どうして素振りなんてしなきゃいけないの?」

和爺「それはね、あなたは3年後、凶暴な悪い鬼を退治するために鬼ヶ島に行かなければならないからよ」

唯太郎「えー、面倒くさいよぉ。鬼ヶ島なんて、どうしていかなきゃいけないの?」

和爺「文句を言わない。はい、早く再開しなさい」

さわ婆「頑張ってね。唯太郎ちゃんっ!」

唯太郎「うぅ…………」


  ビュン、ビュン!! ――――
355 : ◆l8HBemVGaw [sage]:2011/01/10(月) 00:05:44.28 ID:zlBxoSrvP

さま…

いおにさま……

ういおにさま、起きてくださいッ!!



  同時刻、鬼ヶ島・憂鬼の部屋――

純小鬼「お父様がお呼びですよ!!」

憂鬼「……あれ、私、寝ちゃってたんだ…」

憂鬼「うん、起こしてくれてありがとう。すぐに行くよ」

梓小鬼「それでは、私たちは部屋の外で待っております」

  ガチャ、バタンッ!! ――――

憂鬼「お父様が私を……?」

憂鬼「いったい、何の用だろう……?」
356 : ◆l8HBemVGaw [sage]:2011/01/10(月) 00:06:49.41 ID:zlBxoSrvP

  鬼ヶ島・廊下――

  テクテク… ――――

憂鬼「ごめんね、純小鬼ちゃんと梓小鬼ちゃん。居眠りしちゃってて、ご飯の支度がまだなの」

憂鬼「今日の晩御飯、ちょっと遅くなっちゃうけど大丈夫かな?」

梓小鬼「憂鬼様、夕食の支度など我々がやりますから…。アナタはそんなこと心配しなくてもいいんですよ?」

純小鬼「そうですよ! 日々の雑事など、私たち下々の者に押し付けてしまえばいいんですから!!」

憂鬼「えー、でも、そんなの申し訳ないよ……」

憂鬼「それに、お料理は私が好きで、楽しいからやってることだから」

純小鬼「確かに、憂鬼様の作る料理はとても美味しいですが……」

梓小鬼「憂鬼様には、自覚が足りていないと思います!!」

梓小鬼「アナタは将来、この鬼ヶ島の主になる御方なんですよ!! もっと横暴でないと困ります!!」

憂鬼「そっか…。私はダメな鬼だよね。ごめんなさい」

梓小鬼「だから、どうしてそこで謝っちゃうんですか!!」

純小鬼「そこは、お前たち小鬼が鬼である私に意見するとはなにごとだッ!!、って叱りつけるべきです!!」

憂鬼「でも……」

梓小鬼「『でも』も、『へったくり』もありません!!」

純小鬼「さあ、私たちを叱りつけてください!!」

憂鬼「……。わ、私に逆らうなんてダメだよ、めっ!!  …………これでよかったかな?」

梓&純小鬼「…………はぁ…(タメ息…」
357 : ◆l8HBemVGaw [sage]:2011/01/10(月) 00:08:43.97 ID:zlBxoSrvP

純小鬼「でも、大鬼様が憂鬼様を呼び出すなんて、いったいどんな用事なんでしょうね?」

憂鬼「なんだろうね? 特に心当たりはないんだけど……」

梓小鬼「きっと、もっと鬼としての自覚を持つようにという、お叱りのためにですよ!!」


  鬼ヶ島・大鬼の部屋 ――――

憂鬼「……え? 地獄に帰ろうと思ってる?」

大鬼「ああ、早ければ明日にでもな…」

憂鬼「そうですか。じゃあ、急いで帰り支度をしなければいけませんね、お父様」

大鬼「……いや、帰るのは俺たちだけだ。娘よ、お前には鬼ヶ島に残ってもらおうと思っている」

憂鬼「それは、どうしてですか?」

大鬼「憂鬼よ、実は長い間、お前には隠してきたのだが…………お前は、俺の娘ではない!」

憂鬼「!!?」

大鬼「そしてもう1つ。実は、お前には姉がいるのだ」

憂鬼「…………どういうことですか、お父様?」

大鬼「うむ、順を追って説明しよう……」
358 : ◆l8HBemVGaw [sage]:2011/01/10(月) 00:10:08.92 ID:zlBxoSrvP

大鬼「ある日、俺たちは金品を強奪するために、鬼ヶ島を出てある村を襲った」

大鬼「襲ったのは、警備の侍もロクにいない田舎村だ。強奪するのは簡単だった」

大鬼「俺たち鬼は、そこで暮らしていた人間たち全てを追放し、完全に制圧した村で勝利の宴を開いていた」

憂鬼「強奪ですか…。それは……」

大鬼「ああ、今では、自分たちのしたことは間違いであった悔いている」

大鬼「あれは、お前が7歳のときだったな……。お前は書を読み、村へ出かけ村人と対話し……」

大鬼「村を襲い物を盗むのはいけないことであると学習し、それを俺たちに説いた………」

大鬼「それからだ。俺たちは村人たちから物を取り上げるのを止め、この島で自給自足し暮らす道を選んだ」

大鬼「悪い鬼だった俺たちに、正しい生き方を教えてくれたのは……憂鬼、娘であるお前だ」

大鬼「感謝している。……ありがとう、娘よ」

憂鬼「…………お父様…」

大鬼「……………………」

大鬼「……話を続けよう」

大鬼「宴を楽しんでいた俺たちは、その最中、泣き声を聞いた」
359 : ◆l8HBemVGaw [sage]:2011/01/10(月) 00:12:33.09 ID:zlBxoSrvP

大鬼「声のした方に向かっていると、そこには藁で編んだ籠があり、中には女の子の赤ん坊がいた」

憂鬼「もしかして、それが……」

大鬼「そう、籠の中にいたのが、お前とその姉だ」

憂鬼「つまり、私はもしかして……」

大鬼「ああ、お前は鬼ではない。人間の子供だ。俺とお前には、血の繋がりはない」


‐未完‐

\(^0^)/ <完成しませんでした! おしまい。
360 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 08:12:10.75 ID:r/mI41jko
余裕で間に合わなかったけど置いておきます。

唯「憂との糸電話!」
361 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 08:13:44.06 ID:r/mI41jko
唯「ねー、ういー」

憂「なぁに?」

唯「糸電話作ったから一緒に遊んでみませんか?」

憂「いいよー。懐かしいね〜」

唯「じゃあ憂はこっち持ってね」

憂「はーい」
362 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 08:14:18.55 ID:r/mI41jko
……

唯「ぷるぷるぷる♪」

憂『がちゃ。はい、平沢です』

唯『あー私、わたしわたし、私だよ』

憂『あ、お姉ちゃんっ』

唯「待って待って、憂」

憂「?」

唯「そこはダマされちゃダメだよ〜」

唯「わたしわたし詐欺のつもりだからね?」

憂「そうなんだ」

唯「じゃあいくよ!」

憂「うんっ」
363 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 08:15:07.27 ID:r/mI41jko
……

唯「ぷるぷるぷる♪」

憂『がちゃ。はい平沢です』

唯『もしもし私。私だけど』

憂『うーん…』

唯『ん?……』

憂『うーん…』

唯『あ、あの……』

憂『うーん……』

唯『たーん?』

憂『!』

憂『……』

憂『うん♪』
唯『たん♪』

憂『うん♪』
唯『たん♪』
364 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 08:15:33.73 ID:r/mI41jko
……

唯「そうじゃないよ…うい…」

唯「『お前は平沢唯じゃない!』って感じでさ〜、ね?」

憂「頑張ってみる!」

唯「もっかいやってみよっか?」

憂「うんっ」
365 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 08:17:19.96 ID:r/mI41jko
……

唯「ぷるぷるぷる♪」

憂『がちゃ。はい平沢です』

唯『私私、わたしだよっ』

憂『………お、お前は平沢唯じゃ……唯ちゃんじゃ……』

唯(そうそう。その調子!)

憂『お姉ちゃん…じゃな――』

憂『――……お姉ちゃんはお姉ちゃんだよぉ…』

唯「……」

憂「……」

唯「…ちょっと憂こっちきて」

憂「……ごめんなさい」シュン…



唯「…」ギュッ

憂「おねぇ……ちゃん?」

唯「…」ギュゥゥ
366 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 08:18:35.82 ID:r/mI41jko
………

唯「もう糸電話はやめよう」

憂「いいの?」

唯「うん。大切なものに気付いたからね」


prrrrrrrr!!!!

唯憂「!!」


 ガチャ

憂「は、はい平沢です」


 『あ、もしもーし?私、わーたし、私だよ!りt 憂「お前は平沢唯じゃない!」


 ガチャン!


唯「……へ?誰から?」


憂「えっと、わたしわたし詐欺師さん……なの……かな………?」




おしまい
367 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 16:34:34.21 ID:b+bTGm+AO
>>3
>1/10は感想・投票日。書き手の皆さんは、晒しや特定されるような語りはお控え下さい
ここが引っ掛かるんだが
368 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 16:39:31.29 ID:9sXOZh0AO
信者票回避

前回も票こそ集まらなかったけどギコギコが晒した途端
長いものに全力で巻かれにいった馬鹿がちらほらいたろ
369 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 16:41:12.27 ID:b+bTGm+AO
俺的にはジャンピング憂ちゃんが1番よかった
誰かも言ってたけど、オチで唯が可愛く思えたから投票としては順位にはいれていないけど


語りは下手くそだからこんな感想ですまんな
370 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 17:01:21.58 ID:XmsX2xqno
ジャンピング憂ちゃんは、「飛び跳ねて喜びを表現する憂」と書くとすごくかわいいんだけど
SS内ではかまってもらって尻尾振ってる犬にしか見えなかった

そんなことより、『憂ならではのかわいさ』ってなんなんだろうね
お姉ちゃん関係は外せないと思うんだけど、そうなると唯のほうに焦点が行っちゃう気がする
371 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 17:05:10.78 ID:nB6N3riNo
大学生になって澪が唯の世話をするようになっていく
それに対しお姉ちゃんの世話をするのは私! と憂ちゃんが対抗
今、愛をかけた世話焼き対決がはじまる!
みたいなssがあっても良かった
372 : ◆FUvhPDWbQs [sage]:2011/01/10(月) 17:09:55.89 ID:tJcwHELDO
こちらでの投票も集計しますので、雑談スレでやりにくければ遠慮なくどうぞ

投票テンプレ
☆投票☆
1位:
2位:
3位:
4位:
5位:
373 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 17:11:04.55 ID:n2v8fmneo
あっちで語るの嫌だって人もこっちで是非語ってほしい。俺的には語りが一番の楽しみなんだ
374 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 17:13:16.90 ID:yXycncUjo
投票終わってから多分語るね
375 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 17:58:37.18 ID:lW0JJgr7P
よっしゃぁーああああああああああああああああああああああああああああああああああ

まだ見て無いから待ってね!
つか参加したかった
376 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 18:04:04.88 ID:xMgBlNiYo
探せばすぐに見つかるとは思うけど、企画もとのスレのURL位一回は貼っといた方が親切だと思うの
377 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 18:07:39.72 ID:b+bTGm+AO
けいおんSS 雑談スレ Part.19
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4gep/1294470662/l20

これか?
378 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 19:29:24.44 ID:BHWsdtSSO
テスト

30分くらい落ちてた?
379 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 19:50:39.36 ID:TLX21LwMo
1.雑談スレでの企画の主旨が回を重ねるごとにレベルが下がっている。
 前回の企画の様に、最下位を決めることで盛り上がったり・・・
 
2.企画立案時に、問題点を指摘ても煽りだなんだと言って、まともに議論しない。
 携帯から書き込みを行うと、もしもしウゼーで片付けようとする。
 指摘した内容に関して返答が出来ない人間が、指摘した人を荒らし扱いする。
 この辺は見直す必要があると思う。返答が出来ない人は書き込みを控えた方が良いかと。
 *この次点で問題ありだと思われる。
 
3.企画終了時に、雑談スレで語り有りの感想は必要ないと思われる。
 過去にもウザイと言われてる。企画スレ自体も500スレも行っていないんだから
 そこで感想やら語りをやれば良いと思われる。

4.3にも直結するが書き手のレベル低下にも問題がある。企画自体を練習場所にする自体おかしい。
 企画参加者は、今までVIPで書いて書くのが上手くなったのを発表する場だって意識が必要。
 *参加者を篩にかける方法を探さないと駄目かと。過去の企画では『唯空』が良かったと思うが・・・
 あれは最初の企画だったから良かったのか?

5.企画立案者が投下後もまとめ役にならないと駄目。今回の様に揉めてるときに
 リアクションがないのは問題がある。
 *最後まで面倒みれないなら、最初からやるべきではない。
 

380 : ◆qCnLFgHDh. [sage]:2011/01/10(月) 20:04:12.25 ID:9sXOZh0AO
十四番手だよー
381 : ◆qCnLFgHDh. [sage]:2011/01/10(月) 20:05:25.16 ID:9sXOZh0AO
☆投票☆

一位 十番手 憂「えっ」
二位 十五番手 憂「悪い子になります」
三位 四番手 「成長テープ」
四位 二十番手 憂「はんばーぐ」
五位 十九番手 「ジャンピング憂ちゃん」


SS自体は

一位 六番手 純「私にも抱きついてよ!」
二位 八番手 「二重らせん」
三位 十番手 憂「えっ」
四位 二十番手 憂「はんばーぐ」
382 : ◆qCnLFgHDh. [sage]:2011/01/10(月) 20:05:59.54 ID:9sXOZh0AO
唯「こんにちはー」

梓「こんにちは」

唯「語り少ないねー」

梓「今回は参加者も多いですし」

梓「もしかすると語りという形式自体時代遅れなのかもしれませんね」

唯「ま、それでも語るんだけどね」

梓「はい!」






唯「まず一番手、◆AfJXif99VMさんの『のろけ話』」

唯「あー……」

梓「はい……」

梓「確かに憂のかわいさを競う企画ですけど……流石に筋がなさすぎます」

唯「ネタとしてもあんまり捻りもなかったし」

梓「というかこの憂、あんまり可愛くないですよ……」
383 : ◆qCnLFgHDh. [sage]:2011/01/10(月) 20:06:56.10 ID:9sXOZh0AO
梓「二番手は◆nJwU4NBpP6さんの憂『私の名前はういだよ!』」

唯「物足りなーい!」

梓「勘違いする過程をしっかり書いたわりに憂と絡んだのは律先輩だけですし」

梓「憂があっさり解決しちゃったのが肩すかしでした」

唯「もっと勘違いされてあたふたする憂が読みたかったよ!」

梓「というかもう少しギャグ気味にあたふたさせた方がかわいかったような……」

唯「うん。最後は別にいい話っぽくしなくても良かったよね」

梓「まあこの辺は書き手の裁量次第ですしあんまり口を挟んでもしょうがないことですけど」
384 : ◆qCnLFgHDh. [sage]:2011/01/10(月) 20:07:24.02 ID:9sXOZh0AO
唯「ついでに言えば()で心の中を見せ過ぎるのもちょっと興醒めかも」

梓「はぁ」

唯「関係ないけど前酷いのがあってね」

唯「りっちゃんがあずにゃんにちょっかい掛けるけど実はそれはあずにゃんを思って〜ってシーンがあったんだよ」

梓「王道ですね」

唯「ただね。実はあずにゃんを気づかって〜をフォローするために」

唯「澪ちゃんが、りっちゃんがどうしてあずにゃんにちょっかいかけるのかについて」

唯「なんと長々三行分も(心の中で)説明したんだよ!」

梓「うわぁ」

唯「流石に続きを読む気にはなれなかったね」

唯「今回で言えば、もぞもぞするのはもぞもぞするって言わせるんじゃなくて」

唯「もぞもぞする憂がどう応答するかを出せると良かったんじゃないかな」

梓「難しいですね」
385 : ◆qCnLFgHDh. [sage]:2011/01/10(月) 20:08:06.41 ID:9sXOZh0AO
唯「三番手、◆HLxYS9HHyEさんの憂『お姉ちゃ〜ん、差し入れ持ってきたよ〜』」

梓「ほのぼの、原作よりはアニメ気味な一本です」

唯「全体的にちょっと間延びしてた気がする」

梓「ですね」

唯「憂の可愛さを出そうという意図は見えるけど……印象が薄いなぁ」

梓「むしろ狙い過ぎてあざとさが見える一本でした」





梓「四番手は◆jxhWEbWpPAさん。『成長テープ』」

唯「成長テープって響きがもう懐かしいよね」

梓「まだやってる人いるのか……謎です」

梓「それはさておき」

唯「ロリはいいねぇ」

梓「記号萌えとか言われればそれまでですけど子供ながらのあどけなさというか」

梓「お互い可愛い好意むき出しですごく良かったです」

唯「ただ私たちの合いの手は少し余計かな」

梓「そうですね」

梓「二人が好きあってるのはいいとしても、もう少し落ち着きがあったら」

梓「幼少時代からの成長が見えてまた一段と面白くなってたと思います」
386 : ◆qCnLFgHDh. [sage]:2011/01/10(月) 20:08:47.63 ID:9sXOZh0AO
唯「はーい五番手◆FUvhPDWbQsさんの『ぷにぷに』!」

梓「エロスな勘違い系です」

唯「原作、アニメと見てきた私たちにはタイトルからしてネタバレだけど」

梓「そのせいで少し緊張感が足りませんでしたね」

唯「でも勘違いがメインというわけじゃないからこれはこれでいいのかな?」

梓「そうですね。実際憂の可愛さは良く出てました」

唯「終盤あずにゃんが帰る頃はなかなか」ジュルリ

梓「ただ、地の文も相まって憂のキャラにズレがあるような気がします」

唯「なんか別人みたいだったねー」

梓「可愛らしい"誰か"を見ていた気分です」

唯「憂はもう少し柔和というかおっとりしてるのかな? わかんないや」

梓「この辺具体的に答えられるとキャラ崩壊なんてへっちゃらなんでしょうね」
387 : ◆qCnLFgHDh. [sage]:2011/01/10(月) 20:09:16.43 ID:9sXOZh0AO
梓「六番手◆kPRRI.mo4gさん。純『私にも抱きついてよ!』」

唯「憂純だね」

梓「むしろ純の方が可愛いです」

唯「でもこういうの大好物だよ!」

唯「面白いSSって面白い雰囲気があると思うんだよ」

唯「会話のテンポにしても、キャラの立ち回りにしてもね」

梓「はぁ」

唯「しかも不遇で哀れな可愛いさを出す立ち位置につきがちな純ちゃんが」

 「こうも前面に出てきてるのにすごく自然で、しかも面白いって凄いことだよ!」

梓「大絶賛ですね」

唯「うん! かなり完成度の高い良短編の太鼓判をあげちゃうよ!」





唯「でも憂企画だから一位はあげられないんだ……」

梓「ごめんなさい……」
388 : ◆qCnLFgHDh. [sage]:2011/01/10(月) 20:10:13.68 ID:9sXOZh0AO
唯「七番手、◆2bmoujqRHkさんの『恋バナ』」

唯「これも憂を立てるというよりは憂とあずにゃんが主役のSSだったね」

梓「うーん……」

唯「どうしたの?」

梓「ぶっちゃけた話、私恋のSS嫌いなんです」

唯「わお」

梓「なんでしょうね……恋の経験が少ないからか読んでてワクワクしないんです」

唯「でもほら。誰かを好きな女の子は一番可愛いとかなんとか言うじゃん」

梓「でもそれって意中の相手に見せる恥じらいとかそういうのから見出す可愛いさでしょ?」

唯「そこ理詰めなんだ」

梓「少なくともこのSSからはそういうのはあんまり感じませんでした」

梓「ただダラダラ恋バナしてるじゃちょっと……」

唯「ふーん」

梓「……なんかどうでもよさげですね」

唯「まあね。ちゃっちゃか次いこー」
389 : ◆qCnLFgHDh. [sage]:2011/01/10(月) 20:10:43.23 ID:9sXOZh0AO
唯「お次は八番手! ◆Ulk/G4eY/oさんの『二重らせん』」

梓「唯海以来のお堅いSSですね」

唯「企画には珍しいよね」

梓「話も上手くまとまってましたし、全体的に良い雰囲気でした」

梓「第二部はけいおんというよりは男女SSのそれでしたね」

唯「お父さんのオフィスでのくだりは少し現実味に欠けたかな」

梓「あー確かに。ちょっとテンプレ過ぎて薄っぺらく感じましたね」

梓「でも外に出てからは上々でしたし親のイチャコラなんて新鮮で面白かったです」

唯「三部のほんわかした感じも結構お気に入りだなぁ」

梓「はい。読み応えのあるいいSSでした」
390 : ◆qCnLFgHDh. [sage]:2011/01/10(月) 20:11:13.69 ID:9sXOZh0AO
唯「九番手、◆kT8UNglHGgさんの『風邪』」

梓「風邪イベントは原作でもやってますけどあれを別カットでやった感じですね」

唯「正に二次創作」

梓「個人的に憂よりもお姉さんっぽく振る舞う唯先輩がお気に入りです」

唯「照れるなぁ」テレテレ

梓「はいはい」





梓「十番手は◆.5A4HyR12Eさん。憂『えっ』」

梓「前の企画からの流れかオゲレツネタです」

唯「えっ」

梓「華の高校二年生が昆虫好きってどうよとか思いましたけどそういえばスケブにもいましたね」

唯「えっ」

梓「こういうすれ違いネタが書けるって凄いですよね」

唯「えっ」

梓「会話のテンポも良かったですしとても読みやすかったです」

唯「えっ」
391 : ◆qCnLFgHDh. [sage]:2011/01/10(月) 20:11:53.71 ID:9sXOZh0AO
唯「続いて十一番手。◆WIXxcJoFrcさんの『泣き顔』」

梓「またしても憂純です」

唯「今度は憂の方が可愛かったねー」

梓「序盤の導入としての出来の良さには素直に感心させられました」

唯「ちょっとお話が淡泊過ぎるのがネックかな」






梓「十二番手の◆2ZKOUYCe4Yさん、憂『ワガママ嫉妬甘えん坊』」

唯「割と良かったよー」

唯「でも嫉妬心の説明が長いかつ結構唐突かも」

唯「もう少し導入を長めにとって行動で見せて良かったと思うよ」

梓「どこか尺が足りてない印象を受けましたね」





唯「十三番手、◆IihG26GPiAさんの『妹の可愛さについて』」

梓「唯憂1日デートを唯先輩視点で」

唯「どちらかと言えば私が魅力的だったかな」

梓「……なんか自画自賛みたいですね」

唯「いひひ」

梓「最後憂がキスするのはお約束とはいえ良かったです」
392 : ◆qCnLFgHDh. [sage saga]:2011/01/10(月) 20:12:38.12 ID:9sXOZh0AO
梓「十四番手、◆qCnLFgHDh.の憂『アンチほのぼの戦線!』」

唯「テッテレーとテレテレーが韻を踏んでいるなあと気づいた私はとても幸せな気分になりました、まる」

梓「じゃあ次いきましょう」





唯「次は十五番手、◆WR6xJYLm7gさんの憂『悪い子になります』」

唯「ドラえもんのぼくをタスケロンを思い出したよ」

梓「悪さしきれないいい子って定番だけどやっぱり乙ですよね」

梓「憂はもっとアクティブでも良かったかな?」

唯「……」

梓「……」

唯「……若干ネタかぶr

梓「しーっ!」





梓「十六番手、◆Ulk/G4eY/oさんの『ヨッパラうい』です」

唯「酔ってないよね」

梓「酔ってませんね」

唯「でもこのテンションは嫌いじゃないよ」

唯「ただね」

梓「はぁ」

唯「私たちに草生やさすのだけは……ホントに止めて欲しいなあw」

梓「ウザっ」
393 : ◆qCnLFgHDh. [sage saga]:2011/01/10(月) 20:13:32.01 ID:9sXOZh0AO
唯「お次は十七番手。◆LXpkK8YOwUさんの憂『大きくなあれ!』」

梓「憂SSというよりおっぱいSSです」

唯「短編ほのぼのギャグとして見れば良作の部類だね」

梓「ただ、そもそもあんまり好きじゃないスラッシュで照れを表現するやり方が」

梓「このSSだと妙にあざとく感じました///」

唯「へぇー」





梓「はい。十八番手の◆DZB7IjfiBAさん。唯『しあわせ日和』」

唯「私可愛いなぁ」ウヘヘ

梓「……」

梓「まあ、何度も言いますけど私恋の話はあんまり好きじゃないです」

唯「ふーん」
394 : ◆qCnLFgHDh. [sage saga]:2011/01/10(月) 20:14:05.17 ID:9sXOZh0AO
唯「はい。十九番手、◆nJwU4NBpP6さんの『ジャンピング憂ちゃん』」

梓「賛否両論の一本です」

唯「敢えて悪く言ってしまえば憂のセリフにピョンピョンがついてるだけだもんね」

梓「私はそこまで嫌いじゃないですよ」

梓「4コマ漫画みたいに楽しめました」

唯「あざといっていう人もいるけど?」

梓「私はそれほど気にはなりませんでした」

梓「それより全部同じネタなんで飽きがこない工夫がほしかったですね」

唯「その工夫は短さにあるんじゃないの?」

梓「まあそうなのかもしれませんけど、もっと変化球気味のを絡めて」

梓「やおいなりの起伏があるともっと良かったと思います」

梓「あと、ジャンプするっていう動作で魅せる可愛さはSSには不向きですよね」

唯「あ、それは確かに」

唯「仕草とか表情は字面だけだと読み取れてはしても可愛いさまでは伝わりにくいかも」

梓「その辺りが減点材料でしたね」
395 : ◆qCnLFgHDh. [sage saga]:2011/01/10(月) 20:14:32.45 ID:9sXOZh0AO
唯「大台二十番手! ◆Zk9xOlocOQさんの憂『はんばーぐ』」

梓「きがくるっとる」

唯「少しぶっ飛び具合が不足してる感じだけどこのノリは好きだよ」

梓「憂も唯先輩も要所要所でしっかり可愛いのが妙に悔しい一本でした」





梓「二十一番手◆l8HBemVGawさん。『唯太郎』」

唯「I'm Your Father!」

梓「Nooooooooooo!!!」

   END



唯「みたいな気分」

梓「ちょっと笑ったのは秘密です」

唯「流石に次やったら見向きもされないだろうけどね」






唯「朝起きたら二十二番手がいたよ」

梓「酉なしですか? 唯『憂との糸電話!』」

唯「正直もっと話を練ってほしかったなぁ」

梓「展開がちょっと適当ですよね」

唯「とってつけたように百合っぽくなったのも低評価」

梓「うーん……」
396 : ◆qCnLFgHDh. [sage saga]:2011/01/10(月) 20:15:20.78 ID:9sXOZh0AO
唯「じゃあ総評」

梓「この度憂の可愛さを競うということで」

梓「ほのぼの、というよりはやおい的なSSが大量に出るとは思ってましたけど……」

唯「やっぱりそういうのがいっぱいあったよね」

梓「こう言っては恨まれるかもしれませんけど、その手のSSは落第です」

唯「大きく出たねー」

梓「はい。やおいにすると憂の可愛さがあざとくなりがちですし」

梓「なにより憂の可愛さがよっぽど素晴らしくない限り普通は投げちゃいますよ」

唯「読まれないことには始まらないもんね」

梓「そうです」
397 : ◆qCnLFgHDh. [sage saga]:2011/01/10(月) 20:16:11.18 ID:9sXOZh0AO
梓「けいおん!のほのぼのの極致としてやっぱり原作、アニメになるわけですけど」

梓「それらだって笑いのネタを仕込んであったり、お話がしっかり展開してます」

梓「作り手にだって『このシーン、この表情で、この言動で萌えさせてやる!』という意図があるわけで」

梓「ただ雑談してるだけで可愛いっていうのはある意味書き手の幻想ですね」

唯「はぁー」

梓「可愛らしいと思わせるのだって何かしら理屈いるはずなんです」

梓「例えば十五番手さんのように普段からのギャップを狙ってみたり」

梓「十九番手さんのようにピントのずれた感じに一生懸命だったり」

梓「照れる姿を見せてみたり、奮闘ぶりを見せてみたり、何かないとダメなんですよ!」

梓「ただ漫然と憂たちにだべらせたって可愛くはなりません!」

唯「また理詰めだねー」

梓「当然です!」

梓「ほのぼのだからこそ!」

梓「もっと丁寧に! 筋道通して書いてほしいんです!」

唯「熱血だねー」
398 : ◆qCnLFgHDh. [sage saga]:2011/01/10(月) 20:17:02.70 ID:9sXOZh0AO
梓「やおいを敢行するってことはお話の展開を捨てるってことですよ!?」

唯「うぉ……続くんだこのテンション」

梓「つまりキャラ萌えをやるってことですよ!」

梓「キャラ萌えに訴えかけるのに!」

梓「キャラクターを可愛く書かなくてどうするんですか!」

唯「う、憂は十分可愛いよー」

梓「違います!」クワッ

唯「ひゃあ!?」

梓「可愛いキャラクター使って書くんじゃなくて!」

梓「キャラクターをより可愛く書く!」

梓「こういう気概で書いてもらいたかったんです!」

梓「以上! 総評終わり!」

唯「終わった!?」
399 : ◆qCnLFgHDh. [sage saga]:2011/01/10(月) 20:18:04.28 ID:9sXOZh0AO
唯「ついでに最後、企画について」

梓「前回前々回にあったゴミSSが減ったのは前進と取るべきか」

唯「前回からの流れか、無難で展開に乏しいほのぼの紛いのSSが増えたのを後退と取るべきか」

梓「次の企画をやるときにはこの辺りもしっかり対策するべきだと思います」

唯「あと、流石にひと月ふた月くらいのスパンはあってしかるべきだよ」

梓「確かに今回は前回とのスパンが無さ過ぎでしたねー」

唯「企画の是非についてはやるならやって構わないと思うよ」

梓「本当に要らなくなったら自然消滅するでしょうしね」








梓「そんなところで」

唯梓「お疲れ様でした!」
400 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 20:46:31.96 ID:n2v8fmneo
語り乙 こういう語りがカルーアの特徴であり好きなところなんだよな 
参考になったし
401 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/10(月) 21:06:33.77 ID:bVhsK4Kj0
語りおつー
402 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 21:06:48.95 ID:QuR1xJf+o
せっかくこっちで語りやれって意見が出てこっちでやってくれたのに
レスが付いたのはたった一つ

みんな企画はどうでもよくて
とにかく自分を主張する場が欲しいみたいね
ID:9sXOZh0AOはお疲れ様

ただ
>梓「前回前々回にあったゴミSSが減ったのは前進と取るべきか」
これは自分をも陥れる発言だと思う
403 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 21:08:57.69 ID:b+bTGm+AO
てっきり人いないのかと…あがってて気づいたわ
語り乙でひゅー
404 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 21:10:13.02 ID:bVhsK4Kj0
どっちも見るのはしんどいしね
より動きがある方を見るよ、やっぱ

語りも向こうでやってくれた方が面白いんだけどねぇ
同調や叩きで盛り上がるし
405 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 21:14:23.99 ID:b+bTGm+AO
煽り合ったり、下らない雑談したり、晒したり、企画で盛り上がったり、殺伐としたり…
色々と交差するあの何ともいえない雰囲気が好きなんだがなあ
どうしてこうなった
406 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 21:16:39.03 ID:9sXOZh0AO
>>402
俺のがゴミとは言わせないぜ
それでもゴミというなら根拠を引っさげボコ叩きにしてくれ



というか年末から常々つまんねな企画SSを叩く風潮が必要だようと主張してましてね
407 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 21:17:20.98 ID:laFfEn+oo
そりゃけいおん2期が放送されてて
それに影響を受けて良SSが週に1つは見つかった頃は楽しかったろうさ
408 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 21:26:08.35 ID:b+bTGm+AO
3期がくれば万事解決か
409 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 21:42:52.40 ID:bVhsK4Kj0
今の特定のSS以外を淘汰しようとする流れは嫌いだね
好きなSS嫌いなSS人それぞれ

色んなSSがあれば楽しめる人も多くなるだろうと思ってるし
どうして敷居を上げようとするかなぁ
410 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 21:46:23.40 ID:laFfEn+oo
つまんないつまんないって喚いていれば理想郷がやってくると信じ続けているから
411 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 21:48:51.14 ID:9sXOZh0AO
いろんなSSって言っても似たり寄ったりの無難なほのぼのが増加する一方なのがなぁ
412 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 21:50:38.33 ID:KfBl6lD6P
おまえらここでは今回の企画の話しろよ
413 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 21:53:56.02 ID:laFfEn+oo
そういえばそろそろ集計だけど、気分がそがれた感はあるな
とりあえず一位になった書き手には俺たちだけでも祝福してやろうじゃないか

前回は一位が決まっても華麗なるスルーだったしな
414 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 21:55:07.86 ID:walmb0HW0
>>411
その点「二重らせん」は斬新だったな。
平沢夫妻がメインってのも後にも先にもないだろうし。

名前ありの書き手なんかね?
415 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 21:56:42.72 ID:bVhsK4Kj0
可愛いを書こうと思ったらほのぼのになりやすいのは仕方ないね
だからこそ、そこを捻ることも出来るけど
416 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 21:58:50.44 ID:bVhsK4Kj0
て言うか誰か集計してるのかしら…?
417 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 22:00:21.30 ID:TLX21LwMo
どこ行ったんだろうね、企画立案者
418 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 22:00:54.68 ID:n0RvSOoko
その誰かは普通企画者がやるもんだが逃げた可能性がある
419 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 22:00:59.09 ID:TLX21LwMo
どこ行ったんだろうね、企画立案者
420 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 22:01:08.47 ID:QuR1xJf+o
>>413
だって集計がグダグダだったし
締め切りを明確にしてなかったから書き手の何人かが投票に参加できてなかったし

今回はその反省を活かして集計期間をちゃんと設定してあるから大丈夫だとは思うけど
なにぶん雰囲気が悪いしなぁ
421 : ◆FUvhPDWbQs [sage]:2011/01/10(月) 22:01:44.16 ID:tJcwHELDO
集計してますのでご心配なくー
422 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 22:02:10.42 ID:TLX21LwMo
これから、個々の感想大会開くの?
423 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 22:02:33.13 ID:9sXOZh0AO
ギャグ気味にして良かったとこうも思ったことはない


というかずっと気になってたけど携帯でレス抽出ってできないよね
いや専ブラあるならPC立ち上げれば済む話だけど


>>420
前回は至らない企画者でごめんね
424 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 22:02:46.55 ID:QuR1xJf+o
あんまり逃げた逃げた言ってると出てこなくなっちゃうぞ

語りを書きためたり集計したり大変なのかもしれないし
とにかく待つ
425 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 22:03:45.46 ID:laFfEn+oo
企画者の苦労は企画者にしか本当のところは分からない
企画者も何か思ったことがあったら集計後にでも語ってみてくれ
別に唯「形式じゃなくていいから
426 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 22:04:22.24 ID:tYD8Yb8ro
企画者現れない場合は自分が集計やるよ
でも企画楽しかったし企画者さん安心して出てきてね
427 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 22:05:36.79 ID:9sXOZh0AO
>>426
>>421
428 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 22:05:38.97 ID:walmb0HW0
そうだな。最低でも締めの一言的なものは欲しい
429 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 22:05:41.44 ID:b+bTGm+AO
お前らは勘違いをしている
430 : ◆FUvhPDWbQs [sage]:2011/01/10(月) 22:06:04.02 ID:tJcwHELDO
>>423
スレ内検索があるから大丈夫
多少面倒だけど、レス番ジャンプと「写」を使ってコピペも出来るし
431 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 22:06:11.84 ID:tYD8Yb8ro
>>427
ああすまん
432 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 22:06:34.77 ID:QuR1xJf+o
>>423
嫌味に聞こえたらすまんこったが
今回、また次の回に活かすことが出来るのであれば失敗もまた糧になるのでいいのではないでしょうか
433 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 22:15:26.46 ID:9sXOZh0AO
いえいえそんな嫌味だなんてことありませんわ
434 :十一番手 ◆WIXxcJoFrc [sage]:2011/01/10(月) 22:26:35.33 ID:OHovLTwAO
澪「なんか製速重いけど日をまたぐ前に感想語るぞー」

紬「おー!」

澪「っていっても一言コメントだぞー」

紬「おー!」

澪「それじゃあ、始めるぞー」

紬「おー!」
435 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 22:27:09.50 ID:OHovLTwAO
一番手 ◆AfJXif99VM『おのろけ話』

澪「憂ちゃん、唯に好きって言われたり、

 ちゅーされたのがよっぽど嬉しかったんだろうな」

紬「そりゃあ、好きな人からの初めてのキスなら嬉しいに決まってるじゃない」

澪「誰かに話したくて堪らない!って感じが可愛かったな」

紬「純ちゃんにたしなめられて一瞬素直になっちゃう姿も可愛かったわ〜」

二番手 ◆nJwU4NBpP6『憂「私の名前はういだよ!」』

澪「発想が良かった」

紬「物語としては面白いけど、憂ちゃんの可愛さで言うとうーんって感じかな〜」

澪「唯の事で少しムキになっちゃったのは可愛かったな」

三番手 ◆HLxYS9HHyE『憂「お姉ちゃ〜ん、差し入れ持ってきたよ〜」』

紬「コスプレ憂ちゃんね」

澪「映像があれば可愛さが伝わりやすかったと思うけど……」

紬「そこは脳内補完よ〜」
436 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 22:27:59.81 ID:OHovLTwAO
四番手 ◆jxhWEbWpPA『唯ちゃんと憂ちゃんの成長テープ』

澪「幼女か……うーん」

紬「個人的に苦手なSSね。可愛いを通り越してイラッとしちゃうって言うか」

澪「これもその場面を見てるのなら『ああ、微笑ましいなあ……』って思うだろうけど、

 文章だけだとあまり伝わってこないんだよな」

五番手 ◆FUvhPDWbQs『ぷにぷに』

紬「>>72>>73の間に違和感を感じたんだけど……」

澪「憂ちゃんの大声って『憂「お姉ちゃん、梓ちゃん……///」』ってとこかな?

 読解力なくて申し訳ないな」

紬「ぷにぷにしたがってる憂ちゃんは可愛かったわね〜」

六番手 ◆kPRRI.mo4g『純「私にも抱きついてよ!」』

澪「あれ?この企画って鈴木さんの企画だっけ……?」

紬「憂ちゃんが純ちゃんに可愛さ負けしちゃってるわね!」

澪「確かに憂ちゃんも可愛いんだけど、鈴木さんに持っていかれてるかもな……」
437 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 22:28:28.04 ID:OHovLTwAO
七番手 ◆2bmoujqRHk『恋の話でもしない?』

澪「可愛さが足りなかったかなあ」

紬「ちょっとクールな雰囲気が出ちゃってたわね」

八番手 ◆Ulk/G4eY/o『「二重らせん」』

紬「憂ちゃんが可愛かったかって言うと……うーん、ね」

澪「読み物として面白かったんだけどな」

紬「メインが第二部になっちゃってた印象ね」

澪「あまり関係ないかも知れないけど、二部の話し手は途中まで唯だと思ってたよ

 『僕』って一人称が出た後も、唯が僕っ子になったのかと……」

九番手 ◆kT8UNglHGg『風邪』

澪「風邪ひいて弱った女の子って可愛いよな」

 「しかも、いつもはしっかりさんなのに」

 「そんな子に火照った顔で甘えられた日にゃあ……」ゴクリ

紬「『私の看病しなきゃだよ』このセリフにやられたわ〜」
438 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 22:29:41.02 ID:OHovLTwAO
十番手 ◆.5A4HyR12E『憂「えっ」』

澪「まさかの糞ネタ」

紬「姉が間違った道に進まないように頑張る憂ちゃん可愛い!」

澪「最後のオチはどうなんだ、あれ」

紬「まあ、もらした子を愛でる人達もいるんだしあれはあれでアリじゃない?」

澪「可愛さを競う企画にこんなネタをぶちこむとは……恐れ入ったよ」

十一番手 ◆WIXxcJoFrc『泣き顔』

紬「スルー!」

十二番手 ◆2ZKOUYCe4Y 『憂「ワガママ嫉妬甘えん坊」』

澪「唯がお姉さんだ」

紬「言いたい事や悩み事を溜め込みそうなタイプに見えるけど、我慢できなかったのかしら?」

澪「ギャップ萌えってやつだな」

十三番手 ◆IihG26GPiA『妹の可愛さについて』

紬「これは憂ちゃんよりも、唯ちゃんの方が可愛かったかも〜」

澪「唯の視点に入り込めれば憂ちゃんの可愛さがグッと伝わったと思うけど、

 私は唯じゃないからなあ」

紬「憂ちゃんを可愛がってる唯ちゃんの可愛さに目が行くって事かしら」

澪「ま、そんな感じかな」
439 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 22:31:20.21 ID:OHovLTwAO
十四番手 ◆qCnLFgHDh.『憂「アンチほのぼの戦線!』

澪「オチもついてて、面白かったなー」

紬「きゅううううんん!!かわゆうういいい!!!

 って感じより、微笑ましい感じの可愛さだったわね〜」

澪「あ、ああ……でもSSのキャラに『SS』だの『企画』だの喋らせるのは好きじゃないかも」

十五番手 ◆WR6xJYLm7g『憂「悪い子になります」』

紬「悪い子になりきれない憂ちゃん可愛いわね〜」

澪「順番が悪かったな。直前のSSとネタが被っちゃったし」

紬「もう少し大きな可愛さ見せ場があると良かったかも!」

十六番手 ◆Ulk/G4eY/o『ヨッパラうい』

澪「ちゃんと20歳の話って書いてるところに少しクスッときた」

紬「3、4年経ってもお姉ちゃん想いなのね〜」

澪「唯がモテたらモテたで複雑な気分になってそうだけどな」

紬「可愛さで言ったら唯ちゃんが合コンでモテて、それに嫉妬しちゃうって方が良かったかも

 ありきたりな気もするけどね」
440 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 22:32:30.56 ID:OHovLTwAO
十七番手 ◆LXpkK8YOwU『憂「大きくなあれ!」 』

澪「さりげなく私が太ってる?!」

紬「唯ちゃんの望みを叶えるために頑張る憂ちゃん……健気……」

澪「もっと憂ちゃんの描写を増やして欲しかったなあ」

十八番手 ◆DZB7IjfiBA『唯「しあわせ日和」』

澪「ああ……このSSの雰囲気好きだな……」

 「なんか淡い風景が思い浮かぶよ……」

紬「お気に入りね〜」

澪「でも、憂ちゃん可愛い!って言うより平沢姉妹可愛い!!って感じだったな」

十九番手 ◆nJwU4NBpP6『ジャンピング憂ちゃん』

紬「ピョンピョンって言うと、なんとなく梓ちゃんってイメージがあるんだけど」

澪「二番手さんの二作目みたいだな」

紬「二作目だからっていうのはあったのかも知れないけど、

 もう少し話に内容が欲しかったかも」

澪「ピョンピョンに頼りすぎって気もしたな。いや、可愛いんだけどね」
441 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 22:33:27.86 ID:OHovLTwAO
二十番手 ◆Zk9xOlocOQ『憂「はんばーぐ」』

澪「冷たいけど甘くない」

紬「世の中みたいね!ってここの流れ好き!」

澪「唯が可愛かったな。好きだけどこの企画には合わないSSだ」

二十一番手 ◆l8HBemVGaw『唯太郎』

紬「完成してないなら投下すんじゃねえよ!!!」

澪「っ!」ビクッ

紬「続きが気になるだろうがああ!!!」

澪「ど、どうどう」

紬「鬼になっても『めっ』って叱っちゃう憂ちゃんが可愛いわね〜

 面白そうだったから完成させてVIPにでも投下してほしい!」

二十二番手 唯『憂との糸電話!』

紬「どうせ遅れたのなら昼過ぎまで遅れちゃえば良かったのに!」

澪「やっつけ感がするなあ」

紬「限られた時間で書くのもなかなか難しいもんね〜」
442 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 22:33:56.98 ID:OHovLTwAO
紬「最後に投票!」

☆投票☆
1位:九番手 ◆kT8UNglHGg『風邪』
2位:十番手 ◆.5A4HyR12E『憂「えっ」』
3位:一番手 ◆AfJXif99VM『おのろけ話』
4位:十四番手 ◆qCnLFgHDh.『憂「アンチほのぼの戦線!』
5位:十五番手 ◆WR6xJYLm7g『憂「悪い子になります」』

紬「ちなみにSSとして一番気に入ったのは十八番手、◆DZB7IjfiBAさんの『唯「しあわせ日和」』でしたー」

澪「参加者さん、読んでくれたみなさん、お疲れ様、ありがとう!」

紬「企画者さんもありがとう! 投票の集計、頑張ってくださいね〜」



おわり!
443 : ◆FUvhPDWbQs [sage]:2011/01/10(月) 22:34:01.91 ID:tJcwHELDO
うわ、今確認したけど見事にミスってた…
>>72>>73の間にこれが入ります

憂「も、もうちょっとだけ近づけば……」

また二人の会話が聞こえるかも……
ソロソロと、音を立てないようドアに近づいて。

憂「え、えっと……」キョロキョロ

誰もいないのは分かっているのに、周りを見渡します。
そして、ゆっくりとドアに耳を当てようとして……

ガチャッ

憂「ひゃあああああああっ!?」

梓「あれ、憂?」

唯「うい〜?どうしたの、ドアの前で……」

ドアが開き、お姉ちゃん達とご対面。
二人の姿は私の想像していたものと違い、いたって普通に見えて……
……心臓が、飛び出るかと思いました。
444 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 22:37:52.15 ID:9sXOZh0AO


むしろ今の今までメタネタに誰も触れなかったのが不思議
もう少し嫌われると思ってた
俺は好きだから普通に使ったわけだけど
445 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 22:38:54.70 ID:laFfEn+oo
語り乙
446 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 22:44:22.39 ID:cwn4DMzE0
十四番手の人も十一番手の人も語り乙です

俺も語り書こうと思ってたけど、どうもだめそうだ
447 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/10(月) 22:51:09.95 ID:DjXUxT3DO
こっちに流れてるんだな
448 : ◆LXpkK8YOwU [sage]:2011/01/10(月) 23:08:35.18 ID:zlMF2xAAO
ちょっと用事中なので投票と1〜5位を選んだ理由だけ

一位 四番手 ◆jxhWEbWpPAさん『唯ちゃんと憂ちゃんの成長テープ』

アルゴリズム体操好きだからクリティカルヒットだった……。
アルゴリズム体操してる幼い憂ちゃんを想像しただけでご飯何杯もいけますね。

二位 十五番手 ◆WR6xJYLm7gさん『憂「悪い子になります」』

自分の中でのかわういは奮闘する憂なんですよね。大好きなお姉ちゃんの為に奮闘する、憂は優しいから自分の為より誰かの為に頑張ろうとするってのがあって自分のは正にそんな感じですね。

奮闘する憂ちゃん可愛いので二位になりました。アルゴリズム体操には勝てませんが
449 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 23:11:34.60 ID:BHWsdtSSO
順位も気になるが中の人が誰なのかも気になる。

11日に入れば晒しも解禁なんだよな?
450 : ◆LXpkK8YOwU [sage]:2011/01/10(月) 23:17:07.88 ID:zlMF2xAAO
三位 二番手 ◆nJwU4NBpP6さん『憂「私の名前はういだよ!」』

元々名前シリーズは好きなんですけどこれも短くても内容あって良かったです。

四位 十三番手 ◆IihG26GPiA『妹の可愛さについて』

所謂紹介系ですね。ただベッドでのくだりはいらなかった気がします。

五位 十四番手 ◆qCnLFgHDh.『憂「アンチほのぼの戦線!』

二位の『憂「悪い子になります」』と似てますが違いますね。
シチュエーションノリは好きなんですけどキャラが表明に出てくると萎えますね。
それがなかったら二位だったかもしれません。

特別枠十番手 ◆.5A4HyR12Eさん『憂「えっ」』

糞ネタだけどこの勘違いやりとり好きだわ……。
アンジャッシュとか凄い好きなんで評価したいとこですが可愛いのとはまた違うのでランク外になりました。

何故前の企画やらなかった!
451 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 23:19:18.20 ID:XSlcjx8DO
やっと読み終わった!20作以上とか凄いなお前ら

☆投票☆
1位:ぷにぷに
2位:二重らせん
3位:私にも抱きついてよ!
4位:大きくなあれ
5位:ジャンピング憂ちゃん

何か色々言われてたけど、俺はどれも良かったと思うよ。少なくともつまらんと断ずるような作品はなかった
これからもかわういちゃんをよろしく頼む
452 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 23:20:19.62 ID:n2v8fmneo
>>448
☆をつけないと
453 : ◆LXpkK8YOwU [sage]:2011/01/10(月) 23:29:06.55 ID:zlMF2xAAO
自分は十七番手だったかな?の人でしたー。

正直憂って完璧と言うか取っ付きにくいキャラだと思うんですよね。

二期のイメージがどうしても強くて自分もお姉ちゃん好き好き〜になりがちなんですけど正直一期の憂の方が好きですね。
今回は敢えてお姉ちゃん好き好きな憂にしましたが。

今回は色々な憂が見れて参考になりました!
人によって四季彩々だと言うことがよくわかりました。

参加した書き手の皆さん可愛い憂をいっぱい見せてくれてありがとう!

お疲れさまでした!
454 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 23:30:45.50 ID:tV3z6bIIO
よみおわったー
とりあえず投票

☆投票☆
1位:憂「わがまま嫉妬甘えん坊」
2位:憂「えっ」
3位:風邪
4位:ジャンピング憂ちゃん
5位:憂「しあわせ日和」

どれも安定しておもしろかったなぁ
憂ちゃん好きな自分としてはお腹いっぱいな企画でした
次は是非唯憂企画を…それは百合スレでやるべきか
455 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 23:31:03.31 ID:nB6N3riNo
二重らせんで途中まで憂=妻だと勘違いしてた奴は俺を除いて他におるまい
456 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 23:33:41.14 ID:zlMF2xAAO
>>452
見てなかったwwwwww
すまん

☆投票☆まとめ

一位 四番手 ◆jxhWEbWpPAさん『唯ちゃんと憂ちゃんの成長テープ』

二位 十五番手 ◆WR6xJYLm7gさん『憂「悪い子になります」』

三位 二番手 ◆nJwU4NBpP6さん『憂「私の名前はういだよ!」』

四位 十三番手 ◆IihG26GPiAさん『妹の可愛さについて』

五位 十四番手 ◆qCnLFgHDh.さん『憂「アンチほのぼの戦線!』
457 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 23:38:24.65 ID:BHWsdtSSO
>>455
いやー、あれはそういう作品だからなぁ
俺もころっと騙された

そしてネタバレで鳥肌が立った
こんなSSは大好物だ
458 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 23:41:55.81 ID:KfBl6lD6P
確かに2重らせんはSSとしての出来は良いと思うけど、企画には沿ってないよね
それで、企画に沿って憂ちゃんを可愛くすることだけに集中した作者より実力があるとか言われたらちょっとね・・・
459 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 23:45:26.32 ID:U990fWnAO
テンプレ使わずの無効票が多いな
またちゃんとした順位は出なさそう
460 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 23:47:19.97 ID:nB6N3riNo
まぁらせんの人はもう一本憂ちゃんの可愛さに集中したssも書いてるし
461 : ◆kPRRI.mo4g [sage]:2011/01/10(月) 23:50:25.26 ID:F0odou8d0
☆投票☆
1位:十四番手 ◆qCnLFgHDh.『憂「アンチほのぼの戦線!』
2位:十五番手 ◆WR6xJYLm7g『憂「悪い子になります」』
3位:十九番手 ◆nJwU4NBpP6『ジャンピング憂ちゃん』
4位:九番手 ◆kT8UNglHGg『風邪』
5位:二十番手 ◆Zk9xOlocOQ 『憂「はんばーぐ」』

ギリギリになったけど間に合って良かった…
462 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 23:51:18.42 ID:cwn4DMzE0
星なしもも含めて俺が全部集計してるのでたとえ企画主が見落としても大丈夫!
463 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/11(火) 00:06:37.92 ID:/aMirzOSO
>>458
一章と三章だけ読んだなら普通にかわ憂だったりする。
ただそれだけだと内容や量が薄くなるから、両親の話も足したんじゃなかろうか?

ここら辺聞いてみたいけど…
464 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/11(火) 00:11:59.26 ID:wf2Tf7W6o
らせんは夫婦の絆が生んだ姉妹の絆って語り見てなるほどなぁと思った
465 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/11(火) 00:12:53.74 ID:PUglIOJw0
叙述トリック上手いけど
二章がちょい長すぎて読んでる間に一章忘れて、三章読むまでにダレてしまうのが玉に瑕
466 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/11(火) 00:14:06.30 ID:/aMirzOSO
ってオイ!
いつの間にか投票終わっちゃったよ!!!



主催者〜

出てこ〜〜〜い!
467 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/11(火) 00:15:56.24 ID:N0fwljqhP
☆なしは集計しない方がいいんじゃないか。厳正に
468 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/11(火) 00:16:16.05 ID:ic3B8x6DO
最後の駆け込み投票で書き直しになっちゃったからちょっと待って…
469 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/11(火) 00:19:34.43 ID:cGpjmdrp0
がんばれ
470 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/11(火) 00:20:16.04 ID:rqRCX1wj0
二重らせん、SS単体でみれば別に長すぎはしないんだけど
前二つに10レス以内のが並んでてそのリズムで読み始めちゃうから 長く感じちゃうってのもありそう
こういう企画だとSSの順番に魔物が住んでる
471 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/11(火) 00:24:04.44 ID:YGiM3VcW0
>>468
迷惑かけて申し訳ない
集計ありがとう
472 : ◆FUvhPDWbQs [sage]:2011/01/11(火) 00:24:55.17 ID:ic3B8x6DO
唯「企画終了だね。お疲れさまでした〜」

和「お疲れさま。それにしても20作超えは正直驚いたわね」

唯「それだけ憂が愛されてるってことだよ!」

和「そうね、憂はとても可愛いから」

唯「さてさて、たくさんの作品が投下されて色々なかわ憂がいたから票がけっこう割れちゃったけど!」

和「結果発表ね。楽しみだわ」

唯「じゃじゃんっ!」
473 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/11(火) 00:25:11.02 ID:SbuVc+tAO
>>470
十四、十五とか書き手からすれば悪夢だよな
474 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/11(火) 00:26:11.35 ID:+XDl3NdDO
わくわく
475 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/11(火) 00:26:18.70 ID:/aMirzOSO
お、きたか
476 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/11(火) 00:30:16.63 ID:ic3B8x6DO
1位:十五番手 ◆WR6xJYLm7g『憂「悪い子になります」』

唯「12人からトップ5に入ると太鼓判を押され、40点を獲得!」

和「憂企画No.1作品ね。おめでとう」

唯「憂が悪い子になれるわけないよっ!」

和「それはそうだけど、考えと行動のギャップが可愛いのよ」

唯「では、1位の作品に盛大な拍手を!」

和「拍手を」パチパチパチ
477 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/11(火) 00:31:09.04 ID:u8id0f9AO
おめれとー!
478 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/11(火) 00:31:12.11 ID:gtfApObDO
よっしゃああああああああああ俺のじゃねえええええええええええ


おめでとう
479 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/11(火) 00:31:32.72 ID:ic3B8x6DO
2位:十四番手 ◆qCnLFgHDh.『憂「アンチほのぼの戦線!』

唯「11人から支持、37点を獲得!」

和「序盤からのメタ発言はどうかと思ったけど、面白かったわね」

唯「メタ発言はなくてもよかったかもね。でもニヤニヤ出来たよ!」


3位:十番手 ◆.5A4HyR12E『憂「えっ」』

唯「これまた11人からの支持!34点を獲得うっ」

和「まさかのネタだったわね……あと一歩で取り返しのつかないことに」

唯「ギリギリを楽しむんだよ、和ちゃん。それに勘違いする憂は素直に可愛かったし」

和「そうね……」
480 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/11(火) 00:32:18.84 ID:+XDl3NdDO
"悪い子になります"は確かによかったな
481 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/11(火) 00:32:32.58 ID:SbuVc+tAO
わーい
482 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/11(火) 00:33:19.47 ID:u8id0f9AO
自分のじゃないけど、ここまでは俺のランキング五位以内
483 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/11(火) 00:33:25.98 ID:ic3B8x6DO
4位:九番手 ◆kT8UNglHGg『風邪』

唯「またまた11人からの支持、31点を獲得!」


唯「風邪で弱った憂に甘えられたら私……私……!」

和「はいはい」


5位:十九番手 ◆nJwU4NBpP6『ジャンピング憂ちゃん』

唯「熾烈な5位争いを制したのは9人からの支持、27点を獲得したこの作品!」

和「賛否両論だったけど、しっかり支持は受けたってことね」

唯「憂は跳ねるだけで可愛いんだね」

和「あんたも最後跳ねてたじゃない」
484 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/11(火) 00:37:25.69 ID:zuCqwcX10
こうなったか
485 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/11(火) 00:37:47.73 ID:u8id0f9AO
死にたいな
486 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/11(火) 00:38:51.29 ID:7ZJJIs8Eo
ベスト5だうれしいな
487 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/11(火) 00:41:38.65 ID:5y07xjXpo
おめでとう!
488 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/11(火) 00:42:40.24 ID:zuCqwcX10
おめでと〜!
489 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/11(火) 00:43:41.20 ID:OVfpCASvo
おおお、1位だ 皆さんありがとう
雑談スレで荒れてる中、語りやっちゃって企画者には迷惑かけたと思う
それでも自分はかわ憂企画存分に楽しみました
企画者さん、書き手さん、読み手さん、本当にお疲れ様でした
490 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/11(火) 00:44:21.58 ID:cGpjmdrp0
やったーベスト5だ
491 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/11(火) 00:44:40.75 ID:ic3B8x6DO
唯「以上、結果発表でした!」

和「あら、5位までなの?」

唯「うん。投票も5位までだったし、他作品は僅差の団子状態だし。集計はしてるから希望があれば残りも発表するけど」

和「ふうん」

唯「けっこう面白い投票結果ではあったよ。投票で1位に推された数は一番多かったのにトップ5に入れなかった作品があったり」
492 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/11(火) 00:45:36.27 ID:ic3B8x6DO
唯「以上、結果発表でした!」

和「あら、5位までなの?」

唯「うん。投票も5位までだったし、他作品は僅差の団子状態だし。集計はしてるから希望があれば残りも発表するけど」

和「ふうん」

唯「けっこう面白い投票結果ではあったよ。投票で1位に推された数は一番多かったのにトップ5に入れなかった作品があったり」
493 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/11(火) 00:50:31.74 ID:wf2Tf7W6o
乙!
そろそろ晒しくるかな?
494 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/11(火) 00:52:09.56 ID:+XDl3NdDO
5位までか、企画者さんおつかれさん

いろいろ言われてたけど憂ちゃんの可愛さについて書く企画としてはすごくいい内容だったと思うよ
甲乙つけがたくて順位決めるときも相当迷ったし
495 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/11(火) 00:53:42.58 ID:iEfFwpQAO
1〜5位の方おめでとう
企画者さん集計お疲れー
496 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/11(火) 00:53:48.66 ID:/aMirzOSO
携帯からとかほんと乙

締めの挨拶言っちゃって下さい!
497 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/11(火) 00:53:54.56 ID:ic3B8x6DO
和「可愛さなんて曖昧な評価基準じゃ票もバラバラだと思ってたけど、上位作品はしっかりとみんなの支持を集めてるわね」

唯「そうなんだよ。何を可愛いって思うかは人それぞれだけど、やっぱり評価される作品は他とは違う何かがあるんだろうね」

和「上位に来た作品は多少変化球で来てるけど……」

唯「うん、可愛さの描写はほのぼの作品が一番だけど、やっぱり人を引き付けるネタも用意しないとダメなのかも」

和「日常の一部分を描写するだけではダメなのかしら?」

唯「それでも十分可愛いという評価はもらえるだろうけど、途中で飽きられたりする可能性も……。それにちょっとでもおかしな言動をさせてしまうと、異様に違和感出ちゃうし」

和「う〜ん……可愛く書くって簡単に言うけど、けっこう難しいのね」

唯「そう、難しいんだよ!キャラ崩壊させた可愛さは賛否両論になっちゃうし、誰もが可愛く感じるような描写でもしつこいとあざとく見えるし!」

和「あざとく、ねえ」

唯「うん。とくに憂みたいな普段は前面に出てこないような奥ゆかしいキャラは扱いが難しいと思うよ……」
498 : ◆nJwU4NBpP6 [sage]:2011/01/11(火) 00:54:33.71 ID:7ZJJIs8Eo
企画者さん、参加したみなさんお疲れ様!とても楽しめた
499 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/11(火) 00:58:24.57 ID:ic3B8x6DO
和「それで何で唯は憂企画なんて考えたの?」

唯「天使のように可愛い憂を書く!っていう目標があるんだけど、思いっきり行き詰まっちゃったからみんなを巻き込んじゃえ!って思って」

和「……」

唯「いい刺激になるし、投票結果からみんなに受け入れられやすい作品が読み取れるかな〜と……」

和「……」

唯「せ、切磋琢磨したかったんだよ!みんなと!競争は人間を進化させるし!」

和「自己中」

唯「あう」
500 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/11(火) 01:04:40.57 ID:ic3B8x6DO
和「と、いうわけで皆さん本当にお疲れさまでした。色々語りたいこともありますが、とりあえずこの辺で失礼させて頂きます」

唯「晒しも一応しとくね!」

和「かわ憂企画なので、それに準ずる作品だけ」

和「手のかかる妹」
憂「世界で一番」
憂「グレてやる!」
唯「牛乳!」唯和っぽいやつ

唯「かわ憂に限界はないよ!」

おわり
501 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/11(火) 01:06:15.55 ID:/aMirzOSO
終わっちゃった…
502 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/11(火) 01:07:06.51 ID:gtfApObDO
お疲れ様ー
ボロクソ言われた一番手もそれなりに晒すよー

唯「これが、憂の寝顔だよ…」
唯「憂だらけ!」
憂「お姉ちゃんはそんなこと言わない」
憂「キス魔!」
梓「あっ憂が捨てられてる…」
唯「憂の靴下クンカクンカ」
唯「此奴……!」
唯「妹の世界は甘くないんだよ」
唯「牛乳!」梓憂
僕「唯憂と過ごす最高のクリスマスイブ」
唯「憂は[田島「チ○コ破裂するっ!」]したことあるのかなぁ」

ばいなら
503 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/11(火) 01:09:30.69 ID:8Uf6T1yDO
四番手、ビデオテープを書きました
パラレルです
504 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/11(火) 01:11:36.45 ID:/aMirzOSO
>>503
うそぉ!
マジですか!?
505 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/11(火) 01:17:55.79 ID:ic3B8x6DO
あと昼間は出てこなくてゴメンね。ああいう流れは毎回のことだし、企画の是非を問うような議論は飽き飽きだから直接回答を求められなければ出ていかないつもりでした
立案時の意見ならともかく、終わってから言われてもどうしようもないのばっかりだったし

でも今回の企画に問題点があったのは確かだし(レベル云々ではなく)、もしまた次があれば改善しますね

企画を考えるなんてぶっちゃけ唯空以来なんだけど、参加者が多くて楽しかったよ。ありがとう
次は和ちゃんきか(ry
506 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/11(火) 01:23:36.22 ID:ic3B8x6DO
おっと、このスレは近日中に自分が依頼出しますのでご心配なく
残りは晒し語り感想などご自由に
507 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/11(火) 01:26:20.81 ID:3gXiWt6DO
>>505
あんた卑怯だわ
508 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/11(火) 01:26:33.62 ID:8Uf6T1yDO
五位以内にも入れなかったが、面白かった
こう、競争心がメラメラとね
みんなお疲れ様
509 : ◆qCnLFgHDh. [sage]:2011/01/11(火) 01:29:11.64 ID:SbuVc+tAO
俺だよ俺俺、十四番手

百合企画参加者が二人か
一番手の憂「お姉ちゃんはそんなこと〜」は俺のお気に入りの短編だったりする
面白いSSも結構あったし企画に参加できて良かった
二位に入れて凄くニヤニヤしてるのは内緒だ


晒しも一応
紬「ツッコミクイーン紬」
唯「ねぇ、和ちゃん」
澪「新入部員の宇宙恐竜ゼットン!?」
紬「ラブコメ主人公は鼻血で勃起を防いでいる」
唯「けいおんSS新春お笑い選手権!」 (企画者)

ついでに酉バレ#ultraseven



うん。おつかれさまでした
510 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/11(火) 01:29:23.07 ID:rqRCX1wj0
企画者さんお疲れ様です
511 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/11(火) 01:34:59.43 ID:cGpjmdrp0
九番手「風邪」を書きました。ぜんぶ晒します

純「規制とけた!」 澪「あのさ律、実は規制がとけたんだ」
憂「時をかける長女」 唯「時をかける長女」
律「放課後唯タイム」
律「姉妹丼ひとつ。特盛つゆだくで」
純「超能力に目覚めちゃった」
唯「臭い、不潔、近寄らないで」
唯「ポケうい、ゲットだよ!」
唯「ゆいたんぽ?」
唯「憂。ちょっとこっち来なさい」
和「幼馴染が可愛すぎて生きるのが辛い」
律「きんたま」
唯「愛のことだま!」
紬「私、梓ちゃんを苦しめるのが夢だったの〜」
唯「あんな貧乳に恋人なんてできるわけないじゃん」
唯「寝ても覚めても憂ばっか!」
唯「日曜日って眠たいよね」
唯「それでも、私の妹なんだ」
唯「幸せの鏡」
律「唯のテンションが下がらない」
唯「私の妹は可愛くて当たり前」12個め
律「陽はまた昇る」
唯「憂に先を越された」
憂「天使のような悪魔の寝顔」
唯「レンタルお姉ちゃんだよっ」
唯「今年の聖夜も憂と一緒かぁ…」最初の3つ
唯「はい憂、しーしー」
律「唯の家に来たはいいがすることがない」

唯「同じ窓から見てた海」3番手◆kT8UNglHGg「ビニールプール」
唯「牛乳!」7番手◆/Rw26BTumM 唯律
唯「嘘」1番手◆/Rw26BTumM 澪ムギ
唯「まるでパンドラボックスだね」3番手◆7rhEZfb0mk「命のスペア」
唯「まるでパンドラボックスだね」14番手◆7rhEZfb0mk「おまけ的最後の希望」
唯「けいおんSS新春お笑い選手権!」十七番手◆.LMqmG8Hlg「ウォシュレット」

4位ありがとう。これからもかわ唯憂に従事していきます
512 : ◆HLxYS9HHyE [sage]:2011/01/11(火) 01:42:31.65 ID:u8id0f9AO
3番手の憂「お姉ちゃ〜ん、差し入れ持ってきたよ〜」です
無名だが全部晒すかね

唯「私の頭の中の消しゴム」
唯「もう消えるんだね」
純「けいおん部にいこう!」
律「人生当てもんゲーム!」
唯「まるでパンドラボックスだね」さぷらいず!
唯「私達の歌を、聴いてください!」ごはんはおかず殺人事件
唯「けいおんSS新春お笑い選手権!」はつもうで!
唯「私、平沢唯、12歳!」
澪「ぽ…ぽけもん?」
紬「ぽけもんよ!」梓「ぽけもんですね」
紬梓「ぽけもん!」純さわ子「私達もいるわよ!」和「息ぴったり…あ、私もいるわよ」
唯律「ぽけもん!!」

みなさんお疲れ様でひゅた〜
513 : ◆Ulk/G4eY/o [sage]:2011/01/11(火) 01:52:53.97 ID:zuCqwcX10
晒しタイムということで・・・

『二重らせん』と『ヨッパラうい』の作者です。

みなさまお疲れ様でした。


『二重らせん』なんですが、
元々、平沢夫妻をメインにしたSSを考えていた時に憂企画を知って、
憂を主役でなく”主軸”に持ってくる方向で書いてみようと思い立ちました。

企画的に”ほのぼの”が多くなると予想したので、
そこからワザと浮くような作風にしようとも心がけてみました。(目立てる&企画全体として飽きないように)

あと、人物直接を持ち上げるんじゃなく、外堀を埋める・背景を詰めることで人物の魅力を引き出そうとも狙いました。
これは自分でも上手くいったのかは微妙な所ですが……


『ヨッパラうい』の方は
憂の世話好き、姉思い属性、作者の忘年会の出来事から思いついたネタです…忘れたい……
こちらは『二重らせん』と違って企画の趣旨にしっかり合致するのが書けたと思います。



私の過去作は、
唯海企画の『ハレルヤオーバードライブ!』

前回のギャグ企画の
『ぐにゃあ〜 ”首折り男の周辺”』
『さわちゃん…”これが桜高軽音部の日常”』

です。



今回の作品を見て、人物の描写やSSの奥深さを実感しました。
参加してよかったなと思います。


最後に『二重らせん』の参考にした作品を述べて終わりたいと思います。

村上春樹『世界の終りとハードボイルドワンダーランド』(小説)
テンクロス『暖かな冬の日に』(携帯ビジュアルノベルゲー)
高田康太郎『ハレルヤオーバードライブ!』(漫画)


※ちなみに、SS書きなら”テンクロス”レーベル、
 
 音楽・バンド漫画好きなら”HOD!”は知ってて損はないかなと…
514 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/11(火) 01:55:08.57 ID:rqRCX1wj0
十番手の 憂「えっ」 です
最近のですが 晒しいきます

純「唯先輩がくっついて離れない」
和「へぇー覚えてないんだあの約束」 唯「ごめん・・・」

評価やコメントを下さった方ありがとうございます
関わった方々、本当にお疲れさまでした
515 : ◆WIXxcJoFrc [sage]:2011/01/11(火) 02:21:12.26 ID:iEfFwpQAO
十一番手 泣き顔 です

結果は散々だったけど、いい経験が出来たし、モチベーションも上げられたので良かったです
なかなか楽しい企画でした

憂「なに……この本……?」
唯「まるでパンドラボックスだね」四番手「しあわせびっくり箱!」

かわ憂企画という事で、憂ちゃん関連のSSを晒させていただきます
皆さん、お疲れ様でした
読んでくれた人達、ありがとう!
516 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/11(火) 02:48:37.42 ID:tpDysIGgo
やっぱりギャップ萌えが強いなぁ
むむむむ
517 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/11(火) 03:02:06.38 ID:wAf3SyCDO
参加者はみんな乙!
みんな良かったよー
518 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/11(火) 03:11:17.51 ID:b2HAp7HAO
乙です!
みなさんすごいです!
519 : ◆LXpkK8YOwU [sage]:2011/01/11(火) 07:56:45.03 ID:XWr1MEpAO
晒し大会に出遅れたな

一応ベスト5は狙ってたんだがまだまだってことか。
色々勉強になったよ。

唯「バイハザ!」シリーズ
唯「サイレンが鳴ってる・・・」
律「METAL GEAR RITU WORLD OF SONG」
紬「私の友達」(紬企画)
律「唯〜暇ならデートしようぜ?」唯「デート?」
唯「私は……平沢唯」
和「自転車に乗れないなんて言えないわ……」
唯「気まずさ選手権!」
唯「まるでパンドラボックスだね!」何番か忘れた

そろそろけいおんSS二年目突入か……。
520 : ◆LXpkK8YOwU [sage]:2011/01/11(火) 08:16:45.05 ID:XWr1MEpAO
書いたのは十七番手憂「おっきくなあれ」でした

企画主催者さん進行&集計乙です
521 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/11(火) 09:54:13.75 ID:1RBeHU+/o
一番手 ◆AfJXif99VM『おのろけ話』>>5-12唯「妹の世界は甘くないんだよ」
二番手 ◆nJwU4NBpP6『憂「私の名前はういだよ!」』>>13-26
三番手 ◆HLxYS9HHyE『憂「お姉ちゃ〜ん、差し入れ持ってきたよ〜」』>>27-48澪「ぽ…ぽけもん?」
四番手 ◆jxhWEbWpPA『唯ちゃんと憂ちゃんの成長テープ』>>49-66パラレル
五番手 ◆FUvhPDWbQs『ぷにぷに』>>67-89和「手のかかる妹」
六番手 ◆kPRRI.mo4g『純「私にも抱きついてよ!」』>>90-107
七番手 ◆2bmoujqRHk『恋の話でもしない?』>>108-118
八番手 ◆Ulk/G4eY/o『二重らせん』>>119-165『ぐにゃあ〜 ”首折り男の周辺”』
九番手 ◆kT8UNglHGg『風邪』>>166-179規制とけた
十番手 ◆.5A4HyR12E『憂「えっ」』>>181-212純「唯先輩がくっついて離れない」
十一番手 ◆WIXxcJoFrc『泣き顔』>>213-228憂「なに……この本……?」
十二番手 ◆2ZKOUYCe4Y『憂「ワガママ嫉妬甘えん坊」』>>229-237
十三番手 ◆IihG26GPiA『妹の可愛さについて』>>238-244
十四番手 ◆qCnLFgHDh.『憂「アンチほのぼの戦線!』>>245-259ゼットン
十五番手 ◆WR6xJYLm7g『憂「悪い子になります」』>>260-286
十六番手 ◆Ulk/G4eY/o『ヨッパラうい』>>287-296『ぐにゃあ〜 ”首折り男の周辺”』
十七番手 ◆LXpkK8YOwU『憂「大きくなあれ!」』>>297-320バイハザ
十八番手 ◆DZB7IjfiBA『唯「しあわせ日和」』>>321-335
十九番手 ◆nJwU4NBpP6『ジャンピング憂ちゃん』>>336-343
二十番手 ◆Zk9xOlocOQ『憂「はんばーぐ」』>>345->>352
522 :訂正 [sage]:2011/01/11(火) 09:55:16.05 ID:1RBeHU+/o
一番手 ◆AfJXif99VM『おのろけ話』>>5-12唯「妹の世界は甘くないんだよ」
二番手 ◆nJwU4NBpP6『憂「私の名前はういだよ!」』>>13-26
三番手 ◆HLxYS9HHyE『憂「お姉ちゃ〜ん、差し入れ持ってきたよ〜」』>>27-48澪「ぽ…ぽけもん?」
四番手 ◆jxhWEbWpPA『唯ちゃんと憂ちゃんの成長テープ』>>49-66パラレル
五番手 ◆FUvhPDWbQs『ぷにぷに』>>67-89和「手のかかる妹」
六番手 ◆kPRRI.mo4g『純「私にも抱きついてよ!」』>>90-107
七番手 ◆2bmoujqRHk『恋の話でもしない?』>>108-118
八番手 ◆Ulk/G4eY/o『二重らせん』>>119-165『ぐにゃあ〜 ”首折り男の周辺”』
九番手 ◆kT8UNglHGg『風邪』>>166-179規制とけた
十番手 ◆.5A4HyR12E『憂「えっ」』>>181-212純「唯先輩がくっついて離れない」
十一番手 ◆WIXxcJoFrc『泣き顔』>>213-228憂「なに……この本……?」
十二番手 ◆2ZKOUYCe4Y『憂「ワガママ嫉妬甘えん坊」』>>229-237
十三番手 ◆IihG26GPiA『妹の可愛さについて』>>238-244
十四番手 ◆qCnLFgHDh.『憂「アンチほのぼの戦線!』>>245-259ゼットン
十五番手 ◆WR6xJYLm7g『憂「悪い子になります」』>>260-286
十六番手 ◆Ulk/G4eY/o『ヨッパラうい』>>287-296『ぐにゃあ〜 ”首折り男の周辺”』
十七番手 ◆LXpkK8YOwU『憂「大きくなあれ!」』>>297-320バイハザ
十八番手 ◆DZB7IjfiBA『唯「しあわせ日和」』>>321-335
十九番手 ◆nJwU4NBpP6『ジャンピング憂ちゃん』>>336-343
二十番手 ◆Zk9xOlocOQ『憂「はんばーぐ」』>>345-352

523 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/11(火) 15:05:42.86 ID:wAf3SyCDO
>>522

この表前の企画でも作ってほしかったな
524 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/11(火) 16:08:50.68 ID:u8id0f9AO
どういう基準なんだ?
525 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/11(火) 18:05:02.78 ID:sDGQgU6oo
唯「語るよ!」

梓「えっと、十三番手『妹の可愛さについて』を書きました」

唯「今回の議題は"憂の可愛さについて"」

梓「企画SSを書くにあたって気をつけたこと……ですね」

唯「この企画は"憂を可愛く書く"企画じゃん、だからいかに可愛くするかっていうのにすごく悩んだんだよねー」

梓「可愛いっていうのは、感覚的なものですからね、同じ人間でも可愛いの基準はばらばらですし、今回の個人の格付けを見てもよくわかります」

唯「"可愛く書く"といっても、憂はもともと可愛いからね。オリジナルに近い形で再現するか、それとも手を加えるか……悩んで悩んで没にしたSSが4本もあるよ」

梓「ちなみに没にしたのはどんなのなんですか?」

唯「ひとつめは、憂があずにゃんに嫉妬して、わたしに対してあずにゃんみたいな態度をとるSS」

梓「嫉妬……ですか。それはそれで可愛いじゃないですか?」

唯「うん、わたしもこれを思いついたときは自分天才! と思ったよ、だけど……」

梓「だけど?」

唯「SSにしていく作業でどうも詰まっちゃったんだよね……、こんなの憂じゃない! ってね」

梓「……確かに、そういう風に不平不満を漏らすのは憂らしくないかもしれないですね」

唯「寂しくなって我慢できなくなって、不平不満を漏らす、とかもすごく可愛いと思うんだけどね、そのへん自然に納得できる形に出来なかったのはわたしの力不足だよ……」

梓「寂しがる女の子は可愛い、その気持ちを打ち明ける女の子は可愛いですからね」

唯「ふたつめの没はね、奇をてらいすぎたね。ジャズ研の一年生視点の一人称で"憂先輩"を書こうとしたんだ。純ちゃんの手伝いで時々ジャズ研に来る憂……、"かっこ憂"って感じで新しい! と思ったんだけど……」

梓「……これも力不足、ですか」

唯「よく考えたらジャズ研の一年生視点なんて誰得だよってね、でもいつか再挑戦したいかも」

梓「憂の面倒見のよさを書こうと思って年下を用意しようとしたわけですね……迷走してる感が否めないですけど」
526 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/11(火) 18:06:03.16 ID:sDGQgU6oo
唯「3つ目の没は、憂の可愛さで地球がヤバイSS」

梓「確かに憂の可愛さは殺人級ですけど、それはどうなんでしょう?」

唯「そんなまじめに言われても……、天真爛漫な憂の笑顔で和ちゃんの眼鏡が割れる程度だよ?」

梓「十分怖い程度ですね」

唯「さすがに狙いすぎかな、と思ってやめました」

梓「企画の採点方法が、名前が挙げられるだけ点数稼げるシステムですから、インパクトの強いSS書くのはひとつの手段だと思いますけどね」

唯「憂の可愛さだけで勝負したかったんだよ……」

唯「4つ目の没、これは正統派で攻めようとしたんだ。センター試験目前のわたしのために憂が献身的にサポートしてくれるSSだね」

梓「健気なところが憂の可愛いところですもんね」

唯「タイトルは、"平沢憂のお百度参り"! アニメでのお百度参りしてたっていう設定、すっごく愛おしいんだよね、もう、見えないところでも憂は可愛らしいことしてくれるよねえ!」

梓「ほんっとうにいい子ですよね、まさにこの世に舞い降りた天使ですよ」

唯「なぜこれを没にしたかというとね……、わざとらしくなっちゃったんだよ、自分が憎らしい……、憂の可愛さは簡単には表現できないね、本当に」

梓「難しい企画でした」
527 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/11(火) 18:07:31.57 ID:sDGQgU6oo
唯「それでね、なんで4つの没について話したかというとね、憂の可愛さってなんなんだろう? ということなんだよ」

梓「わからないのがわかったわけですね」

唯「4つの没それぞれに、嫉妬する憂、面倒見のいい憂、天真爛漫な憂、健気な憂っていう可愛いと思うところを書いてみたんだけど……、どれもなんていうか、わざとらしくなっちゃった」

梓「もうずーっと憂のこと考えてましたもんね、リアルで呟いてましたからね、ういういーって」

唯「夢にまで出たよ、嬉しい! ……でも途中で憂がわかんなくなっちゃってグーグル検索までかけちゃった、"平沢憂 可愛さ"で」

梓「アニメ、漫画も見返してましたしね」

唯「うん、やっぱり一番原作を見るのがよかったよ、それで気づいたんだ」

梓「憂の可愛さについて、ですか?」

唯「そう。姉が大好きで、面倒見がよくて、健気で、天真爛漫で、……そしてなにより、控えめなんだよ!」

梓「なにより"控えめ"ってなんかおかしい気もしますけど……なるほど」

唯「まさにお嫁さんだよね! お嫁さん! ほら、腹話術のときとか、姉を立てることも出来てたし、ほんとよく出来た子だよ!」

梓「腹話術?」

唯「あ、そのころまだあずにゃん登場してなかったね、とにかく憂はすっごいいい子なんだよ、ふふん!」

梓「くそう」
528 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/11(火) 18:08:55.77 ID:sDGQgU6oo
梓「それで、企画のSSを書くときに気をつけたこととは?」

唯「まずは第一に、わざとらしくしないこと! レギンス無しは狙い過ぎ? みたいな! 憂の何気ない仕草に可愛さを見出そうとしました!」

梓「実際にSS内で憂がしたことといえば、唯先輩を起こして、寝ぐせを直して、映画観てキスシーンで恥ずかしくなっちゃって、あとはキスされてし返しただけですもんね」

唯「……シチュエーションその三「おやすみ」は狙いすぎたかもね、でもそれ以外は基本的に、何も起こらないことにしたんだよ」

唯「次に気をつけたことは、憂をあんまり能動的にしないこと! わたしに変装してあずにゃんに抱きついたりとか、和ちゃんに抱きついたりとかするけど、上手くやれないとわざとらしくなっちゃうからね!」

梓「自分の力量をわきまえたわけですね」

唯「スレでも言われてるように基本的には受動的なキャラだと思うんだよ、特にわたしと絡むときはね」

梓「ああー、確かに。 それすごくいい関係だと思います」

唯「うん、やっぱり憂はわたしと絡んだときがいっちばん可愛いよ、うん!」

梓「それただの主観じゃないですか、わたしと絡んだときも可愛いです」

唯「それもただの主観だよ?」

梓「人には人のかわいいの基準があるってことですね」

唯「かわいいは創れる!」

梓「かわいいは正義」

唯「正義は勝つ?……」

唯「かわいいは勝つ!! いぇーいあずにゃんいぇーい!!」

梓「なにいってんですか」
529 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/11(火) 18:09:24.62 ID:PUglIOJw0
不平不満を漏らすのは確かに憂っぽくない

嫉妬でもドロドロした感じじゃなくて
梓ちゃんが羨ましいから真似してみたなら憂っぽいかも
530 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/11(火) 18:10:29.22 ID:sDGQgU6oo
梓「ところで唯先輩、唯先輩ってキャラのかわいさにだけは自信がある!って今回の企画意気込んでましたよね」

唯「やめて」

梓「……ベストテンに入れたんでしょうかね……?」

唯「途中まで集計してたけど怖くて確認出来ないのやめてあずにゃん」

梓「まぁそれは置いといて……今回の企画の格付けは、本当に予想がつきませんでしたね。スレの上のほうで言われているようにいわゆるギャップ萌えとか幼い行動するのがやっぱり可愛いと思われやすいのでしょうか」

唯「でも控えめーに、わたしが寝静まった後に気づかれないように控えめなキスをする憂の奥ゆかしさいじらしさ……それをわかってくれた人もいたみたいで嬉しかったよ」

梓「では最後に晒しを」


唯「どっちがお姉さんかな?」
梓「唯先輩、おじゃまします」
唯「おもらし!」
梓「唯先輩を恥ずかしがらせたい」
純「唯先輩が羨ましい」

唯「同じ窓から見てた海」6番手◆hNCx62prg6「唯和・海辺にて」
唯「同じ窓から見てた海」14番手◆e4DUQN0Ls6「トンネルの先で」
唯「牛乳!」9番手
唯「まるでパンドラボックスだね」 「箱入りお姉ちゃん」
唯「けいおんSS新春お笑い選手権!」 「結婚式」
唯「憂はこの世に舞い降りた天使!」 「妹の可愛さについて」


唯「ついに企画SSのほうがVIPに投下したSSより多くなっちゃったよ!」

梓「黒歴史? なんですかそれ?」
531 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/11(火) 18:12:26.44 ID:sDGQgU6oo
唯「ていうか上の晒し見てると……企画SSって毎回おんなじ人ばっかりでてるよね」

梓「あの企画に参加しなかったときの疎外感ったらないですからね」

唯「VIPとはまた違った楽しみがあると思うんだよね、だから企画は大好きだよ。 でも、内輪の企画になっちゃってる感は否めないよね……」

梓「じゃあこんな所で」

唯「企画おつかれさまでした! たくさんのかわういをご馳走様でした!」
532 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/11(火) 20:45:08.50 ID:1RBeHU+/o
一番手 ◆AfJXif99VM『おのろけ話』>>5-12唯「妹の世界は甘くないんだよ」
二番手 ◆nJwU4NBpP6『憂「私の名前はういだよ!」』>>13-26
三番手 ◆HLxYS9HHyE『憂「お姉ちゃ〜ん、差し入れ持ってきたよ〜」』>>27-48澪「ぽ…ぽけもん?」
四番手 ◆jxhWEbWpPA『唯ちゃんと憂ちゃんの成長テープ』>>49-66パラレル
五番手 ◆FUvhPDWbQs『ぷにぷに』>>67-89和「手のかかる妹」
六番手 ◆kPRRI.mo4g『純「私にも抱きついてよ!」』>>90-107
七番手 ◆2bmoujqRHk『恋の話でもしない?』>>108-118
八番手 ◆Ulk/G4eY/o『二重らせん』>>119-165『ぐにゃあ〜 ”首折り男の周辺”』
九番手 ◆kT8UNglHGg『風邪』>>166-179規制とけた
十番手 ◆.5A4HyR12E『憂「えっ」』>>181-212純「唯先輩がくっついて離れない」
十一番手 ◆WIXxcJoFrc『泣き顔』>>213-228憂「なに……この本……?」
十二番手 ◆2ZKOUYCe4Y『憂「ワガママ嫉妬甘えん坊」』>>229-237
十三番手 ◆IihG26GPiA『妹の可愛さについて』>>238-244おもらし
十四番手 ◆qCnLFgHDh.『憂「アンチほのぼの戦線!』>>245-259ゼットン
十五番手 ◆WR6xJYLm7g『憂「悪い子になります」』>>260-286
十六番手 ◆Ulk/G4eY/o『ヨッパラうい』>>287-296『ぐにゃあ〜 ”首折り男の周辺”』
十七番手 ◆LXpkK8YOwU『憂「大きくなあれ!」』>>297-320バイハザ
十八番手 ◆DZB7IjfiBA『唯「しあわせ日和」』>>321-335
十九番手 ◆nJwU4NBpP6『ジャンピング憂ちゃん』>>336-343
二十番手 ◆Zk9xOlocOQ『憂「はんばーぐ」』>>345-352
533 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/11(火) 23:25:50.69 ID:ZHBejinAO
結構、名前あり書き手多いね
もうみんな晒しちゃえ
534 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/12(水) 01:34:42.65 ID:KYyFSQh3o
企画SSって初めて読んだけど憂ちゃん好きに
なったきっかけのSS作者さんがいてビックリ。

主催者さん書き手の皆さん、お疲れさまでした!
535 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/12(水) 01:41:36.67 ID:U6YU7CbSO
面白かった
乙!
536 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/12(水) 07:49:59.80 ID:DQXKo63AO
バイハザの人がこういうほのぼのも書ける事にすごい驚いた
バイハザやメタルギアのSSのイメージが強かったから
537 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/13(木) 00:02:00.30 ID:ZN0F/RUDO
雑談スレひでえ
そして今さら読み終わったけど、企画者さん参加者さん乙!楽しませてもらった
538 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/13(木) 03:20:19.20 ID:MNlkciaF0
和ちゃん自転車バイハザの人かよ…全然気付かなかったわ
こういうのがわかるのが晒しの醍醐味だな
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