御題:「少女の形をした宇宙人」でノベルゲームをつくる

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2 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2016/02/20(土) 05:57:20.43 ID:lPx+lMm/o
お題以外は未定。ただ、下のプロットの4番で一応進めてみようと思ってます
http://ux.getuploader.com/she_is_uma/

○孤独な宇宙人を、空に送り届ける話
必要背景 学校一式・飛行機・星空

主人公 ヨウスケ 男
天文学部員 キセキ 女
宇宙人 カケラ 女

 不思議で不気味な噂が最近流れている。
 夜な夜な学校の屋上から、不気味な呪文のような、あるいはうめき声にも苦痛に悶えるようにも聞こえる声が聞こえてくるというのだ。
 天文学部の主人公と部員は、噂の真相を確かめる為、それから純粋に星を見るため、夜中の屋上に望遠鏡を担いで臨む。
 ただヨウスケには本当の目的がある。それは噂でも星でもなく、自分が考えた中で最もロマンチックなシチュエーションで、キセキに告白すること。
 深夜の屋上には誰もいない。やっぱり噂は嘘だった。星の話をする中で、ヨウスケはキセキに告白の文句を告げ始めた瞬間。
 うめき声にも、苦痛に悶える声にも聞こえる奇声にかき消される。
 吐き気がすると訴えるキセキ。出てこい化け物と虚勢を張るヨウスケ。
「空気読んでわざわざ隠れて、美しい歌声で雰囲気を盛り上げてやろうと思ったのに。
 化け物だとか吐き気がするとか、失礼な奴らですね」

 そこには楽譜を片手にした少女が立っていた。

「私はユゴスから来ました。しかし仲間とはぐれてしまいました。
 手順を辿って歌を歌えば、それは信号となって仲間に伝わるはずなのです。
 本当です信じてくださいあとおなかすいたのでそのあんぱん下さい」
 
 彼女は学校に住み着き、毎夜毎夜歌を歌っていただけなのだと話す。ただ、一カ月経っても仲間は現れない。

「もう一つ手段があります。それは月食の夜。400すたこーどの高さまで飛び上ること。
 そうしたら、星の並びの力を使って、成層圏を突破できます。
 あなた達。なんとかしてください。してくれないと泣きます。割とひわいな声で鳴きます」

 そんなことを言う少女に対して、「うち、セスナ機ならあるけど」と提案するキセキ。

「それはとても都合の良い高さまで飛べそうです。あと牛乳も下さい。その飲みかけでも私は気にしません」

 そうして始まる、奇行を繰り返す少女との学校生活。
 合間を縫って航空機の操縦と、天文学について勉強する三人。
 別れが惜しくなるにつれ、友情が芽生え恋心さえも感じるにつれ、刻限は迫る。
 
 星が揃う最後のチャンス。少年は少女を乗せ、空を目指す。
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