俺がゲームのネタを垂れ流すのを見守るスレ

Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

2 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします(チベット自治区) :2016/08/11(木) 23:42:15.38 ID:1UO/U+7R0
(´・ω・`)才能先生のノベルゲー化プロット

テーマ:「世の中は不平等、出来ない事は出来ない、だから適材適所」

才能先生は、いつも通り絵スレを荒らしていた。
そしていつも荒らして数分経つと「俺だって荒らしてやりてえよ」とか「あの絵描く奴消えてくれねえかな」とか
誰かの声が頭の中に響いてくる。
この声について才能先生本人は、荒らした後の反動?良心の呵責?で起きる妄想とかそういうのだと無理やり解釈していた。

才能先生は学生で漫研に入っているが、一向に絵がうまくならない。
才能先生はネット弁慶なので、かなり大人しいキャラだった。
正面切って他人を批判できず、リアルで「才能ない」などは言えたはずもない。

ある日、思わずリアルで他の部員の絵に向かって「才能ない」をやってしまった。
すると、才能先生の頭の中にその部員の声で「は?おめえに言われたくねえよ」と聞こえてきた。
しかも実際に「まあ、ちょっと安直過ぎた構図だったかな?」というセリフと共に。
大変驚く才能先生。その場は適当に誤って急いで帰宅する。

あの声について知りたくて、ネットで様々な荒らしをしてみた。
結果、あの声は批判された時の本音のようだと分かった。

そして、今まで荒らしてきた時に聞こえてきた声を思い出してみた。
才能先生は、絵がうまくならなくて悩んでいた。
徹底的に「才能ない」してきたあの絵がうまい奴も「俺には絵しかないのに、このレベルの才能だと仕事ねえんだよな…」と悩んでいた。
皆、悩みや後ろ暗い気持ちを持っていた。

才能先生は、昔は心の優しい人だった。
可愛い絵にあこがれて、絵を描いてきたが、全く上手くなれないし、相手にもされなくて心が荒んできた。
実のところ、みんなに認められたかっただけで、可愛い絵は手段に過ぎなかったのだが本人は気付けなかった。

才能先生は皆の悩みに触れ、昔の優しい気持ちが思い出されると、かつてないモチベーションが沸いてきた。
「俺なら皆の苦しい気持ちに寄り添えるのでは」
その凄まじいモチベーションに触れ、才能先生は「俺は可愛い絵は描けなくてもいいのだ」と気がつく。
「俺はカウンセラーになる」と。
手始めに、悩める漫研部員を救ってやろうと。

才能先生のカウンセリングは素晴らしかった。
心の軽くなった部員の画力の上昇は凄まじく、コミケでは大成功をおさめた。
そして才能先生は卒業し、同期の皆は、
あるものはスカウトされ、あるものは単独で壁サークルになった。
才能先生はカウンセラーになった。才能先生は満足していた。

卒業して何年経ったある日。
いつもの通り、カウンセリングルームでカウンセリングに励んでいた所、
懐かしい顔が入ってくる。
プロになったかつての漫研部員だった。
初めてリアルで「才能ない」をした相手だった。
「ちょっと悩んでてさ、俺の絵見てくれよ」
「ああ、相変わらず才能ないな」
ああ、俺に任せてくれ。
17.27 KB Speed:0   VIP Service 製作速報VIP(クリエイター) 更新 専用ブラウザ 検索 全部 前100 次100 最新50 続きを読む
名前: E-mail(省略可)

256ビットSSL暗号化送信っぽいです 最大4096バイト 最大50行
画像アップロードに対応中!(http://fsmから始まるひらめアップローダからの画像URLがサムネイルで表示されるようになります)


スポンサードリンク


Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

荒巻@中の人 ★ VIP(Powered By VIP Service) read.cgi ver 2013/10/12 prev 2011/01/08 (Base By http://www.toshinari.net/ @Thanks!)
respop.js ver 01.0.4.0 2010/02/10 (by fla@Thanks!)