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男「来い、ツンドラ狼っ!」 -
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1 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[saga]:2010/03/29(月) 00:51:14.50 ID:ZRQJM.ko
このスレを最後まで読んでくれたお前らへ。
実はこの話、実際に俺が経験してきたことなんだ。
一時的に戻ってこれたから、昔からの憧れだったSSってものを書いてみたくてこのスレをたてた。
だがそろそろ時間のようだ。俺はまた旅立つ。
最後にあっちの世界への行き方を残しておくな。
どうせ過疎ってるし何も問題はないだろう。
行き方は・・・
1.5 :
荒巻@管理人★
(お知らせ)
[
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]: ID:???
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もし、探しているスレッドがパートスレッドの場合は次スレが建ってるかもしれないですよ。
諸君、狂いたまえ。 @ 2024/04/26(金) 22:00:04.52 ID:pApquyFx0
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1714136403/
少し暑くて少し寒くて @ 2024/04/25(木) 23:19:25.34 ID:dTqYP2V2O
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1714054765/
渾沌ゴア「それでもボクはアイツを殺す」 @ 2024/04/25(木) 22:46:29.10 ID:7GVnel7qo
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1714052788/
二次小説の面白そうなクロス設定 @ 2024/04/25(木) 21:47:22.48 ID:xRQGcEnv0
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1714049241/
佐久間まゆ「犬系彼女を目指しますよぉ」 @ 2024/04/24(水) 22:44:08.58 ID:gulbWFtS0
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713966248/
全レスする(´;ω;`)part56 ばばあ化気味 @ 2024/04/24(水) 20:10:08.44 ID:eOA82Cc3o
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1713957007/
君が望む永遠〜Latest Edition〜 @ 2024/04/24(水) 00:17:25.03 ID:IOyaeVgN0
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1713885444/
笑えるな 君のせいだ @ 2024/04/23(火) 19:59:42.67 ID:pUs63Qd+0
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1713869982/
2 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[saga]:2010/03/29(月) 00:54:13.69 ID:ZRQJM.ko
男「・・・って言うのがいつも読んでたスレで最後に残されててな。試して目が覚めたらここにいたんだ。」
女「あー、それ私もやったやった!遊び心でやったのに、ホントにファンタジーな世界に飛べるとはねぇ」
空に浮かぶ小さな島
島にあるのは大きな石の扉と小さな家
他には何もない、そんな場所での目覚めからこの物語は始まる
男「それよりここって空の上だよな・・・」
女「うん、私も今目が覚めたんだけど、あれ雲だよねどうみても・・・」
女「まぁ悩んでても仕方ないし、とりあえずあの家に行ってみよー!」
男「お、おぃちょっとまてっておま
女「こんこんこーんっ、だれかいませんかー??」
女がそう言いながらドアを開けると、鍵がかかっていないのかすんなりドアが開く
3 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[saga]:2010/03/29(月) 00:55:06.92 ID:ZRQJM.ko
女「あいているのでおじゃましますねーっ」
男「おぃ、さすがに勝手に入るのはまずいだろ・・・って何でこんなに中が広いんだ!?」
外からみたら小屋程度のはずだった家
しかし中に入った2人の前には奥の見えないほどの巨大な空間が広がっていた
そこにあるのは数え切れないほどの本棚
男「すげぇ・・・なんなんだこの本の山は」
女「男くん男くん、こんなファンタジー要素満載な世界にこれて、私は今もーれつに感動してる!」
?「ふぉっふぉっ、また元気な子が来たものじゃ」
2人が声のした方を向くと、そこには1人の老人が杖を手に立っていた
4 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[saga]:2010/03/29(月) 00:56:01.20 ID:ZRQJM.ko
老人「来訪者達よ。ようこそこちら側へ。ではまず質問を受ける前にこれをあげよう」
老人が杖を振ると、本棚から2冊の本が動き出し、男と女の胸に1冊づつ吸い込まれていった
その瞬間、男と女の頭の中に膨大な量の情報が流れる
その世界の主要言語や一般常識、そして稀に自分たちのように他の世界から紛れ込む存在がいること
それらは来訪者と呼ばれ、特殊な能力を持っていること
そういった様々な情報が流れていった
男「こ・・・これもファンタジーなら許されるってか?」
女「でもおかげでこの世界のことがいろいろわかったよ、ありがとねおじーさん♪」
老人「ふぉっふぉっ、これがわしの仕事じゃからな。さて、もうひとつの仕事も先にすませてしまおうかの」
男「もう一つって、俺たちみたいのが特殊能力もってるってやつか?」
老人「そのとおりじゃ。まずはお主たちにこの指輪を渡そうか」
そういって老人は、懐から小さな石のついた指輪をとりだし二人に渡す
5 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[saga]:2010/03/29(月) 00:57:06.03 ID:ZRQJM.ko
男「で、どうやれば俺の能力がわかるんだ?」
老人「その指輪の石が、それぞれの能力によって違った色の宝石にかわる。それで大雑把にじゃが判断するわけじゃな。」
老人「ただ大雑把に分かるというだけで、個々で能力は色々違う・・・その辺は経験しつつ理解していくしかないの」
女「なるほどー・・・あ、私赤だよー」
男「俺は・・・少し暗い水色?」
老人「なるほど、女はファイターのようじゃな。武器を一つだけ呼び出せ、身体能力は元の体とは比べ物にならないくらいあがっているはずじゃ。」
女「ぉー、私にぴったりだ」
男「じーさん、俺は?」
老人「お主は色々な色が混ざっているようじゃから、起動してみんとわからんな・・・召喚士、クレリック、魔道士、その辺が色が強くまざっとるの」
老人「ふむ、前に見たことがある気がするのじゃが・・・とりあえず二人とも起動せよと言ってみてはもらえんか?」
男「なんかよくわからんがとりあえず・・・やってみるか?」
女「楽しそうだしやってみよー!じゃぁいくよーっ」
男・女「起動せよっ」
2人がそう叫ぶと、男の胸の前と、女の両手の甲に魔方陣が展開。
男の手には黒い本のようなもの。女の両手には手より少し大きな、金属の盾のようなものが現れた。
6 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[saga]:2010/03/29(月) 00:58:08.20 ID:ZRQJM.ko
老人「ほぅ・・・二人とも見たことのない形じゃな」
女「おーっ、パイルバンカー!私のロマンっ!」
男「パイルとはまたマニアックな・・・で、俺のは・・・本?」
女が手に現れたパイルで遊んでいる中、男はその本のようなものを開く。
男「これは・・・カードのバインダーか?俺が普段遊んでるゲームのカードだな」
老人「おぉ思い出した。前に3人ほど同じ能力のがおったの。たしかそのカードの魔物を召喚したりしていたはずじゃ」
男「なるほど・・・じゃぁ実際にこのカードを使えるってことか。昔読んだマンガみたいな話だな」
老人「そもそも来訪者の数自体が少ないのじゃが、その中でもお主のものは珍しいものじゃ。大事にするのじゃな」
老人「せっかくじゃ、どれかの名前を呼んでみよ」
男「そうだな・・・1ページ目には土地が5色分、それ以降は白と・・・緑がそれなりに入ってるな。他の色は土地だけしかないのか」
男「なら・・・俺の愛するこいつを最初に呼ばなきゃいかんだろ」
男「来い、ツンドラ狼っ!」
男がそう叫ぶと、男の前に魔方陣が展開
そこから白い狼が1頭姿を現した。
7 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[saga]:2010/03/29(月) 00:59:02.81 ID:ZRQJM.ko
男「最高だ・・・俺たちがずっと夢見た力が今ここに・・・」
老人「何が最高なのかはわからんが、相変わらず不思議な召喚術じゃな」
男「いや、これ召喚以外もできるんだ。やってみないとわからんが」
老人「ほぅ。後はなにができるのじゃ?」
男「補助系やら攻撃系の魔法なんかも・・・実際使ってみるのが早いだろ。巨大化っ!」
こんどは狼が光り輝き、その姿を大きくしていく。
8 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[saga]:2010/03/29(月) 00:59:37.85 ID:ZRQJM.ko
老人「なるほど・・・それで複数の色の混ざった石の色だったのじゃな」
女「ぉー、とっても楽しそうな能力だねー!うらやましいかぎりだよー」
男「ってどっからでてきたお前は。というか女も十分さっきから楽しんでただろ。飛んだり跳ねたりしてたのみえてたぞ?」
女「えへへー、ばれてたか。いやー、体が軽くって軽くって。そして何よりパイルだしね!」
老人「さて、わしが伝えることはこのくらいで全てじゃな。他に何かきいておきたいことはあるかの?」
男「んー、俺は特にないかな。能力は自分で使い方探さなきゃいけないみたいだし。」
女「あ、起動するときのセリフは変えれないのかい?あれじゃ味気ないよ」
老人「そこは各自で設定して変えれるはずじゃ」
女「ふむー、じゃぁ後で変えてみよっかな。後は質問ないよっ」
9 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[saga]:2010/03/29(月) 01:00:22.10 ID:ZRQJM.ko
老人「ではお主らを地上に送るとしよう。本来は無作為に選んだ所に飛ばすのじゃが・・・面白い能力を2つもみれたしの。せめて街に飛ぶようにしてやろう」
女「ぉー、おじーさんふとっぱらー」
男「どこに飛ぶのかわからないのに変わりはないが・・・下手に山の中に飛ばされるとかよりはマシ・・・か」
老人「そういうことじゃ。来訪者の中には最初に飛んだ場所で命を落とすものもあるのでな。では行くぞ」
老人が杖をふると、2人の下に大きな魔方陣が展開し、輝きを増していく
老人「よき旅を。おぉそうじゃ、これももってくがよい」
老人が布の袋を魔方陣の中に投げ込むと同時にあたりが白い光に包まれる
光が収まるころには、2人の姿はそこから消えていた
10 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[saga]:2010/03/29(月) 15:37:37.32 ID:ZRQJM.ko
・・・
ここは中央大陸の中心に位置する、永世中立国雲の国。
大陸の中心にある、天まで届くという巨大な山。
それを囲む土地を太古より治め、そしてギルドの本部のある国である。
その国の首都雲の街。
街中が寝静まるそんな時間、街外れに白い光が輝いていた。
男「どうやらついたようだな」
女「おじーさん、最後に何投げたんだろ・・・これかな?」
男「中身は・・・お金、みたいだな。この世界のお金は金貨とか銀貨とか、そういうのみたいだな」
女「この世界のお金なんてもってなかったから、助かるねー。とりあえずどしよっか、これから?」
男「ひとまずこれで当面の宿を確保しつつ、この世界の情報を集める。後は仕事探しってとこじゃないか?」
女「しごとー、しごとー・・・あ!ギルドってとこでお仕事してみたい!」
男「ふむ、せっかく力も得たことだしそれもありかもな。明日早速行ってみようか」
女「ぅん!」
男「じゃぁ、こんな夜中でも泊めてくれそうな宿でも探しに行くとするか」
11 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[saga]:2010/03/29(月) 15:38:30.38 ID:ZRQJM.ko
・・・
宿の主「こんな時間に来るとは・・・主ら旅人さんかい?」
男「まぁそんなところです。しばらく滞在したいのですが・・・部屋2つあいてますか?」
宿の主「空いとるよ。ただし料金は前払い。早めに出る場合は残りの日数分を返金という形になっている」
男「じゃぁとりあえず一週間ってことで」
宿の主「一週間だと・・・このくらいだな」
男「ほぃ、これであってるか?」
宿の主「まぁ今晩は遅いし、6日分にまけといてやろう。ほれ、鍵だ。」
鍵を受け取り、2人は部屋へと向かっていく
女「じゃぁおやすみー」
男「また明日」
12 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[saga]:2010/03/29(月) 15:39:11.56 ID:ZRQJM.ko
・・・
部屋に入るなりベットに倒れこむ男
男「さすがに色々ありすぎて今日は疲れたな・・・前から望んでいたこととはいえ、本当に来ることになるとは・・・」
男「まぁ来てしまったものは仕方ないか・・・生きていくためにも能力は自在に使えるようにしとかなきゃな」
男「・・・起動せよ」
男がそうつぶやくと、黒い本が現れる
男「試しにもう少し使ってみるか・・・来い、セラの天使!」
目の前に現れた魔法陣からは、白い翼を持つ天使が現れた
セラの天使「お呼びでしょうか」
男「いや、能力になれておこうと呼んだだけなんだ。ゴメンな」
セラの天使「左様ですか。では今度は用のあるときに呼んでください、マスター」
男「マ、マスターって・・・もういないし」
男「まぁいいか寝よう。明日はギルドも探さなきゃいけないしな・・・」
男「女、ちゃんと寝れてるのかn・・・」
13 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[saga]:2010/03/29(月) 15:39:44.69 ID:ZRQJM.ko
・・・
ザパァ・・・
女「ふぅ・・・今日は色々あったなぁ。学校終わって家についてPCつけて、少し仮眠とったらこんな所なんだもん」
女「とりあえずお風呂はあるみたいでよかったなぁ。これがないと私はやってけなかったかも」
女「それにしても・・・体系変わらないのにあんなに動けるようになるなんて不思議なこともあるもんだ」
女「SS通りの世界であればかなり危険だけど、絶対この力で生き抜いてみせる」
女「男くん、かぁ。どんな人なんだろう。まぁ悪い人ではなさそうだし、同じ境遇同士助け合ってくしかないのかな」
女「さて、明日も早いし、そろそろ上がろっと」
14 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[saga]:2010/03/29(月) 20:59:52.45 ID:ZRQJM.ko
・・・
次の日、男の部屋
コンコン
女「男くん、起きてるかな?」
男「あぁ。あいてるから勝手に入っていいぞ」
女「おっじゃまっしまーす」
男「昨日は眠れたか?」
女「ぅんもうばっちり。どこでも寝れるのが私の特技だからさ」
男「ならよかった・・・さて、ギルドってとこに行ってみるか」
女「そだねぇ。とりあえず出かける前に宿の人に場所きいてかなきゃね」
2人は宿の主にギルドの場所を聞き、そこへ向かう。
宿を出てしばらく行くと、2人の正面には赤いレンガでできた大きな建物が現れた。
朝だと言うのに活気のある建物の中へ、二人も入っていく。
15 :
ふかみどり
[sage saga]:2010/03/29(月) 21:44:55.74 ID:qzY/bu.0
見てるよ〜 C
16 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/03/29(月) 22:10:49.75 ID:ZRQJM.ko
>>15
いらっしゃい
不定期更新ですが、よければたまにのぞいてってくださいな
17 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[saga]:2010/03/29(月) 22:32:02.29 ID:ZRQJM.ko
女「たーのーもー。・・・なんちゃって」
男「ったく、ほんとお前は元気だな。にしても朝だってのに人が多いな。これ全部冒険者なのか?」
女「男くんっ、私は早く依頼というものを受けてみたいのだ」
男「はいはい、じゃぁとりあえず受付行って聞いてみるか」
2人は空いている受付の所へと歩いていく。
カウンターの中には眼鏡をかけた若い男性がいた。
男「すみません、初めてギルドに来たのですが・・・」
受付の男「ギルドへの登録はお済ですか?」
男「いえ、そういったものが全くわからないもので」
受付の男「そうですか。ではギルド登録絡みの説明をしておきましょう」
18 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[saga]:2010/03/29(月) 22:32:59.28 ID:ZRQJM.ko
受付の男「まずギルドへの登録は、年4回行われる適正試験を通過することによってできます」
受付の男「試験の内容は、学科と実地。そしてその後に行われる面接によって構成されています。」
受付の男「試験には毎回数百人集まりますが、その通過率は1%もあれば豊作の年だと言われています。」
男「ちなみに次の試験はいつになるのですか?」
受付の男「ちょうど5日後に試験がありますね。ここで試験の登録もできますがしておきますか?」
女「もちもち。登録しまーっす」
受付の男「ではこちらの用紙への記入をお願いします」
女「わかりましたー・・・(出身国って日本って書いていいのかな男くん)」
男「(まぁ遠い小さな国ってことにすればいけるんじゃないか?)・・・これで不足ないですか?」
女「私も書けましたー」
受付の男「日本?聞いたことのない国ですね」
男「東方にある小さな島国ですので、知らないのも無理もないかと」
受付の男「・・・まぁいいでしょう。はい、これで問題ありません」
受付の男「・・・こちらが受験票になりますので、当日お忘れになりませんようお願いします」
男「ありがとうございます。それではこれで」
19 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/03/30(火) 07:23:32.21 ID:jMJJE/oo
MTGにつられて
20 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/03/30(火) 21:04:47.07 ID:FyWso5Ao
>>19
MTGネタでやると色々書けそうなのに、以外とスレたたないんだよね
だからなんとなく勢いでスレ建ててみたんだ
21 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[saga]:2010/03/30(火) 21:08:17.33 ID:FyWso5Ao
2人はギルドから出、近くのベンチに腰掛ける
男「けっこう面倒なんだな。ギルドの登録って」
女「でも5日後に試験あってよかったねぇ。にしても学科があるのかぁ・・・」
男「実地の内容っていうのも気になるし、一度調べたほうがいいのかもな」
女「じゃぁちょろっと聞いてくるねっ」
女はギルドの方へトコトコ走っていくと、出てきた男を捕まえて話しこんでいる
そしてしばらく話したと思うと男の下へと戻ってきた
22 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[saga]:2010/03/30(火) 21:09:26.34 ID:FyWso5Ao
女「きいてきたよー」
男「本当にお前ってやつの行動力にはついていけん・・・」
女「まぁまぁそう言わない。おかげで色々聞いて来れたんだから」
女「まず筆記。変わった内容は魔物の生態だとか、この大陸の地理。後は計算だとか言語だとかみたい」
男「であれば大体はあのじーさんからもらった知識でいけそうだな」
女「そうなるかもねぇ。で、次に実地。こっちのがうちらにはヤバイのかも」
女「この大陸の中心にあるでっかい山は知ってるよね?」
男「あぁ、それなりに把握できているつもりだ」
女「その麓にある樹海。そこの一部が試験用に使われているんだって」
男「その一体は凶暴な魔物が徘徊してるって知識としては入ってるんだが・・・内容は?」
女「ゴールまでたどり着けばOKっていうタイプのものらしいんだけど、例年その魔物に襲われる受験者がでるんだそうな」
男「であれば残りの日程は自分の能力の把握につとめるほうがよさそうだな・・・」
女「よしっ、じゃぁそうと決まれば行動開始だね!私は修行してくるよ!」
男「お、おぃちょっとまてよ女・・・ってほんと足の速いやつだなもういねぇ・・・」
男「仕方ねぇ、じゃぁ俺もどこかで能力の把握してくるか。」
23 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[saga]:2010/03/30(火) 21:10:13.46 ID:FyWso5Ao
・・・
ギルド内
受付の男「でさ、今日全くギルドのこと知らない田舎者がきたからBランク試験の事教えてやったんだ」
事務の男「おぃおぃお前、それ下手したら死なね?Eランクであれば筆記と面接だけで済むってのに」
受付の男「ちょっとしたおふざけだよおふざけ。さすがに実地の内容知ったら諦めるだろ。それに一番近い試験は?って聞かれたから嘘はついてないぜ?」
受付の女「うん・・・気づいてくれればいいんだけど・・・さすがに本当にBランク受けて死んじゃったら・・・」
受付の男「ったくお前ら冗談が通じねぇな。わかったわかった。次きたらちゃんとEランク試験の案内しなおしとくよ」
受付の女「本当だよ?お願いだからね?」
アナウンス「Aチーム、昼食休憩の時間終了になります。Bチームと交代して下さい。繰り返します・・・
24 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/03/31(水) 16:06:32.24 ID:zOSU66SO
期待
25 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/03/31(水) 21:21:05.84 ID:avONW3go
期待されても質も更新速度もかわらないのです
いい加減戦闘シーンとかも書きたいな
26 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[saga]:2010/03/31(水) 21:22:24.71 ID:avONW3go
・・・
4日後宿屋夜
男「おい女」
女「なーにー?」
男「なーにーじゃねぇよほんと。この4日間顔すらみなかったからな。」
女「ふふふー、ひみつのとっくんってやつをしてたのだ!」
男「んで、出来は?」
女「ばっちり!何体かだけど、一応魔物との戦闘も経験済み。そっちは?」
男「俺も一応何度か魔物とは遭遇してるから、数回は戦闘経験しといた。後は能力けっこう把握できてきたぜ?」
女「ほー。聞いてもいい?」
男「まぁいくつかならな。」
27 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[saga]:2010/03/31(水) 21:23:21.33 ID:avONW3go
男「まずはカードの種類自体に、一日の使用可能回数の限度があること。」
男「カード使う毎に本から1枚づつ減ってるんだけど、0になったらおしまい。枚数は種類によって全然違うんだけど、24時に再度完全復活」
女「てことは魔力を消費してって感じではないの?」
男「いや、魔力なのかはわからんが、使いすぎると疲労がやばいことになる」
女「じゃぁ色々制限あるんだねぇ」
男「ただ、マナっていう魔力みたいなものを生み出すやつも召喚できる。それを上手く使って行く形になるだろうな」
女「なるほどねー。私は頭悪いからそういうのは無理だー。後は?」
男「後は一部まだ使えないカードがあるってとこだな」
女「それはあれだよ、レベルが足りないんだよきっと!」
男「レベルの概念が本当にあるのかどうかは知らんが、それか単純に魔力が足りないんだろうな」
男「とりあえず今簡単に説明できるのはこんなとこだ」
女「じゃぁお互い準備は万全ってことだね。明日に備えて寝るとしますかー」
男「そうだな。長丁場になりそうだし、しっかり寝ておこうか」
男「おやすみ」
女「おやすみなさーぃ」
28 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[saga]:2010/03/31(水) 23:08:59.00 ID:avONW3go
Bランク試験当日、試験会場前
受付「受験票の確認終わりました。それでは試験頑張って下さい」
女「どもどもー」
男「ありがとうございます」
そういって受験会場の中へと入ると、中にはすでに山のような人がいた。
何かの本を読んでいるもの、武器の手入れをしているもの、様々な人がそこにはいた。
女「ほぇー・・・これみんな受験者なんだねぇ」
男「にしてもこの世界って、簡単な運搬の仕事とか受けるにもこんな試験受けなきゃいけないのかね」
女「あー、今さらだけど、私もそれずっと気になってた」
女剣士「お主ら、冗談で言っているにしてはたちが悪いぞ?まさかとは思うが・・・ギルドの登録すらしていないのか?」
女「(うわぁ・・・きれいな剣士さんだね男くん)」
男「(なんか俺ら大きな勘違いしてるみたいだな・・・聞いてみるか)」
29 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[saga]:2010/03/31(水) 23:09:30.24 ID:avONW3go
男「え、えぇ。ギルドの受付の方からこれに受かれば登録できると聞いたので」
女剣士「それならば悪いことは言わぬ。今すぐ帰ってEランク試験まで待て。これはBランク試験なのだ」
女「Eランク?」
女剣士「本当に何も知らぬのだな・・・ギルド所属者には、基本的にはE〜Sまでのランク付けがされている。それに応じて依頼を受けることが出来るということだ」
女剣士「試験があるのはE、C、B。残りは功績やギルドからの推薦によって上がることになる」
男「だいぶ俺らは場違いなとこに送り込まれたみたいだな・・・どうする女?」
女「んー、まぁせっかくだしいけるとこまでいってみようよ。意外といけるかもよ?」
女剣士「忠告はした。それでも受けるというのならもはや止めまい。お互い最後まで無事に生き残れるといいな」
女剣士「あぁそうだ。私の名は女剣士。分からないことがあったら聞いてくれ。答えられる範囲で答えよう」
男「えぇ、ご親切にありがとうございました。私は男。こっちは女といいます」
アナウンス「それでは、10分後に筆記を開始します。各自所定の席へ座って下さい。繰り返します・・・
30 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[saga]:2010/04/01(木) 21:44:00.51 ID:QFCM0HMo
筆記終了後、会場内
男「女、どうだった?」
女「私バカなはずなのに、さくっといけたね。あのおじーさん何者なんだろ」
男「何者かはわからんが、あの本埋め込まれたので解けたっていうのは間違いないだろうな。ある意味俺らはチートだ」
男「どう考えてもあれがなかったら、棘竜の生態について300字でまとめよとか何書いていいのかさっぱりわかってなかったろ・・・」
女「こうしてみてると、自信満々な人、自信なさげな人、私たちの世界のテスト後ににた光景だねぇ」
男「それは言えてる。どうみても体格が違うのとかが多いんだけどな。」
女「さて、それじゃぁ実地会場まで移動しちゃう?」
男「そうするか」
31 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[saga]:2010/04/01(木) 21:44:38.66 ID:QFCM0HMo
・・・
実地試験会場、樹海入り口近く
女「あ、女剣士さんがいますよ?おーぃ、女剣士さーん」
女剣士「2人とも実地まで来てしまったのか・・・武器すらもっていないようだが、本当に大丈夫か?」
男「俺らの武器はちょっと特殊なので。魔物がうろついてるっていうのは知っていますし、たぶん大丈夫ですよ」
女剣士「そうか、ならいいのだが・・・知り合ったばかりとはいえ、顔見知りが死ぬのはつらいからな」
女「お互いがんばりましょー!」
女剣士「そうだな。では私も準備があるのでこの辺で」
男「行っちゃったな・・・お互い最後まで残れるといいな本当に」
アナウンス「それでは実地試験についての説明を開始します。受験者の皆さんは集合して下さい。繰り返します・・・
32 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/04/01(木) 22:37:15.30 ID:OvkB.cSO
期待
33 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[saga]:2010/04/03(土) 03:46:46.67 ID:Sudvvfso
・・・
男「女、説明の途中寝てたみたいだが大丈夫か?」
女「えへへ・・・かいつまんで説明をお願いしますたいちょー」
男「・・・簡単に言うと、さっき配られた地図を元にゴールの神殿までたどり着けってものらしい。スタートは受験番号順に時間差で」
女「それは聞いてたよ。3日以内にたどり着くようにってことだっけ?」
男「らしいな。食料は2日分らしいから、実質2日でたどり着けってことな気もするがな」
女「宿の宿泊延長しといて正解だったね。それで後は?」
男「たどり着ければ道中は何をやってもよし。ただ空にも魔物はいるから気をつけろって感じだったかな」
女「なるほどなるほどー」
男「ったく・・・俺が聞いてなかったらどうするつもりだったんだよお前は」
女「あ、あはは・・・」
男「さて、そろそろスタート位置で待機しとくか」
2人はスタートになる樹海の入り口へと近づいていく。
34 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/04/05(月) 22:01:38.19 ID:QrC.rREo
いやー見事なまでに時間がない
35 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/04/07(水) 02:38:05.34 ID:XY8O7oDO
でも期待しちゃう
36 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/04/07(水) 23:11:38.37 ID:r6/KLd.o
期待されたら書きたくなるけど、風邪で完全にダウン中なの
37 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/04/08(木) 00:17:41.61 ID:uQXBwADO
じゃあ待つよ
38 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/04/21(水) 00:08:54.24 ID:AxBrHwSO
いつまで風邪なんだろうか
39 :
管理人、Twitterを始める http://twitter.com/aramaki_vip2ch
:2010/04/25(日) 15:30:35.14 ID:iOAGP/I0
面白そうなのに止まってる(´・ω・`)
40 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/04/26(月) 17:43:36.16 ID:n9xNzx6o
ふふ、実はこの期間に完結まで書ききっていたんだ
…そんなことだったらよかったんだけどな
全く書き溜めとかできてない
というか先の展開とか考えずに書いてるから常に行き当たりばったりだ
一日一更新目標にはしてたつもりなんだが・・・
ちょっと予想外に忙しくてどうにもこうにも
せっかくのぞいてくれた人いたのに申し訳ない
立てたからにはやめるつもりないし、不定期だけど続ける予定です
41 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[saga]:2010/04/26(月) 17:46:50.14 ID:n9xNzx6o
男「この樹海の木って、何年くらい生きてる木なんだろうな」
女「下手したらビルとかより高いよねぇこれ」
男「入り口ですらこれなんだ、奥はいったいどうなっちゃってるんだろうな」
学者「この樹海はこの世界ができたときからあると言われています」
と、2人の近くにいた男が声をかける
男「詳しいのですか?」
学者「まぁ人よりはという程度ですが。一応学者をしておりますので」
女「学者さんなのにギルドの試験?」
学者「ギルドに所属していた方が色々な場所やモノに触れることができるのですよ」
男「なるほど。よければ先ほどの話の続きをお願いできますか?」
学者「まだ僕の番ではないですし、いいでしょう」
42 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[saga]:2010/04/26(月) 17:53:15.05 ID:n9xNzx6o
眼鏡をクイッとあげると、学者は続けて語りだす
学者「この樹海にある木は数千から数万年生き続けていると言われています。また、太古から生き続けている生物も多い」
学者「しかし中はとても広く、また複雑に入り組んでおり、更には凶暴な魔物も多いために調査はあまり進んではいません」
学者「今回試験で使われる一角はギルドが定期調査を行っている区画で、おそらくこの樹海の中で最も調査が進んでいると思われます」
学者「しかしそれでも毎回新種の生物や植物が発見されているため、未だに謎の多い所ではありますね」
男「てことはうちらも何に遭遇するかはわからないってことか」
学者「そうなりますね。まぁ僕個人としては何か新種の生物に出会えたほうが嬉しいのですが」
女「でも凶暴なのに出くわすこともあるんでしょ?」
学者「その危険はありますが、やはり学者としての好奇心のがどうしても勝ってしまうのですよ」
男「まぁわからないでもないけどな」
学者「それに…」
43 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[saga]:2010/04/26(月) 17:57:07.04 ID:n9xNzx6o
大剣使い「おーい学者ー、次スタート俺たちの番みたいだぞー」
女魔道士「早くこないと置いてきますよー」
スタート地点にいる2人組みがこちらに手をふりながら叫ぶ
学者「私には仲間がいます。とても心強い、ね。ではパーティーが呼んでいますので僕はこれで。また神殿で会いましょう」
男「えぇ、そうですね。お互い無事で会いましょう」
女「学者さんバイバーイ」
学者はこちらに手を振りながら、2人の仲間と共に樹海へと入っていく
女「また会えるといいね」
男「あぁ、俺らも頑張らないとな」
係員「次。男さんと女さん、スタートしてください」
男「っよし、俺らもいくか」
女「ぅん!」
44 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/04/26(月) 19:18:23.04 ID:ungXLEDO
まってたよー
がんばれー
45 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/04/27(火) 23:07:31.35 ID:K4SKRfso
三日坊主って言葉もあるし、せめて復帰三日くらいは1レスでも更新できるようがんばろう
一人でも読んでくれてるならそうしよう
46 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[saga]:2010/04/27(火) 23:08:16.36 ID:K4SKRfso
樹海内部、入り口付近
男「さて、そろそろスタート地点から離れたし用心しとくか」
男「起動せよっ」
その声に応じて、男の手に黒い本が現れる
女「そんな起動キーのままだと、戦闘時に燃えないよー?」
男「いや燃える必要ないだろ」
女「だめだめ、ここはファンタジーな世界なんだからやっぱりかっこよく決めないと」
男「そういうお前は起動キー変えたのか?」
女「もちろんっ。まぁ魔物に会ったときを楽しみにしていたまえ」
男「ったく・・・まぁ毎回うるさく言われたくないし、何か考えとくよ」
女「で、何するんだぃ?」
男「樹海の中だからな。森に詳しいのと鼻がきくの呼んどこうと思ってな。」
男「来い、ツンドラ狼、ラノワールのエルフ、極楽鳥!」
2人の前に展開した魔方陣から、白い狼、小柄なエルフ、色鮮やかな鳥が姿を現す
男「ツンドラ狼は周囲の警戒。ラノワールのエルフは道案内。極楽鳥は今はまだ待機していてくれ」
女「こりゃ私の出る幕はなさそうですねぇ」
男「いや、俺自身は元の世界の体と大差ないからな・・・けっこう頼りにしてるんだぞ?」
女「いやー、そう言われるとなんだか照れますねぇ」
男「ほら、バカやってないでさっさと進むぞ」
女「はーぃ」
47 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/04/27(火) 23:09:05.89 ID:K4SKRfso
…起動キーなんてまだ考えてないんだけどね
明日も早いし本当に1レスでおしまい
48 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/04/28(水) 06:55:20.99 ID:Cm6WF8E0
支援
がんばれ
49 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[saga]:2010/04/28(水) 22:07:57.81 ID:HIw9WyMo
道なき道を、エルフの先導の下進んでいく一行
何事もなく先へ進み、樹海に入る前は高かった陽もすでに沈み始めていた
男「そろそろ寝る準備始めないとまずいな…そこに川が見えるから今日はそこで寝ようか」
女「夜歩くのはさすがにちょっと怖いからね」
川沿いまで歩くと、2人はキャンプの準備を開始した
男「一応食料は支給されてるが味気ないな…女、ぶどう食べれるか?」
女「食べれるけど、どこにもそんなものなかったような」
男「まぁ待ってろって…出でよ、ぶどう棚!」
男の言葉によって、キャンプを囲むようにぶどう棚が現れる
男「朝までの壁にもなって、なおかつぶどうもとれる。けっこういい考えだろ?」
女「なんでもありだね、男の能力は。どれどれ…いっただっきまーす!がぶっ」
男「実は味は確かめてないんだけどな。どれ、俺も一つ…お、これいけるな」
女「じゃぁこれをデザートにご飯にしますかー」
2人はおこした火を囲み、食事を始める
そして食べ終わるとテントに入り、眠りについた
50 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/04/28(水) 22:09:18.28 ID:HIw9WyMo
本日の1レス更新
51 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[saga]:2010/04/29(木) 16:49:37.57 ID:Kau.Weko
・・・
翌朝
陽のできっていない薄暗い樹海
そんな中2人はキャンプを片付けると、前日と同じ布陣で2日目の行動を開始していた
女「薄暗い樹海って不気味なイメージがあったんだけど、なんかここって違うよね。神々しいっていうか、なんていうか」
男「こういうのみると本当にファンタジーの世界にきたんだなって実感するよな」
女「うん、そうだよね」
2人がそんな会話をしながら進むと、突如前を歩くエルフが警告を発する
それと同時にそう遠くないところから、重量のある何かが走る振動が伝わる
女「っな、何!?」
男「サーベルタイガーが誰かと交戦してるってこいつらは言ってる…どうする?」
女「どうするって…助けるしかないでしょっ」
そういうと同時に女は音の方向へ駆け、男もその後を追う
52 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[saga]:2010/04/30(金) 18:48:18.62 ID:K.c2HQoo
音の近くへとたどり着くと、そこには体長3メートル前後の剣歯虎と戦う女剣士の姿があった
女「女剣士さん!?」
女剣士「お、お主たちは試験会場のっ」
男「加勢しますっ。エルフ、狼、奴の注意をひけっ」
指示を受けた1人と1匹が左右に散る
エルフは木々をするすると飛び移ると剣歯虎の右側から短剣を投げつけ、そちらに気をとられた隙に狼が左側から鋭い爪で背中を切りつけ離脱する
女剣士「参るっ」
左右からの攻撃で一瞬怯んだ剣歯虎へと、女剣士は一気に間合いをつめ、横なぎに刀を振るう
しかしその刀は剣歯虎の鋭く大きな牙で防がれる
女剣士「っ…!」
女「いただきっ!」
剣士の刀をくわえる形で防いだ剣歯虎の真横へと、颯爽と駆ける小さな影
女「喰らえっ、我が必殺のぉ、パァイルッバンッカーァ!!」
女が拳を横腹に叩き付けると同時に、杭のようなものが撃ち込まれる
その衝撃で吹っ飛んだ剣歯虎は近くの木に叩きつけられ、そのまま動かなくなった
53 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[saga]:2010/04/30(金) 20:27:20.20 ID:K.c2HQoo
女「ふぅ、こんなもんかな」
男「お前そんなに力あったのかよ…」
女「えへへ、こんなに力があったのだ」
女剣士「…すまぬ、助かった」
女「いやー、たまたま近くにいただけですからー」
男「せっかくですし、このまま一緒に行きませんか?」
女剣士「ふむ、そうだな…断る理由もない、共に行こう」
54 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[saga]:2010/04/30(金) 20:27:59.27 ID:K.c2HQoo
・・・
3人に増えた一行はそのまま樹海を進み、2日目の夜を迎えた
キャンプの設置を終え、火を囲みながら夕食をとる
女剣士「…男は召喚士だったのか。どうりで武器も持っていないわけだ」
男「んー、召喚士ってくくりともまた違うんだが…まぁ近いものの一つではあるな」
女剣士「そうなのか?狼やらエルフやら呼べるからそうなのだとばかり」
女「男くんは魔法みたいのも使えるからなかなかにチートなんだよー」
女剣士「ちーと…?ふむ、まぁ召喚士なら魔法も使えても納得できてしまうかもしれぬ。謎の多き職だからな」
男「そうなんですか?」
女剣士「召喚士の数が少ないからな。しかもそのほとんどが血筋だったり、召喚獣に気に入られた者だったりと望んでなれる職ではない。だから当然情報も出回らん」
男「そうなのか…似たような人がいれば何か聞けるかと思っていたんだが…」
女剣士「…そういえば北にある壁の国。あそこに一人召喚士がいると聞いたことがある」
男「北…魔王軍からの侵攻を食い止めている、壁の国ですね?」
女剣士「あぁ、そこの最前線に有名な者が一人いる。通り名は機械の軍団。ギルドからワーカーとして行っているから、詳しくは資料を見てくれ」
男「機械の軍団…すごい人なんでしょうね」
女剣士「すごいも何も、数少ないSSSのワーカーの一人だ。たった1人で1個大隊と渡り合えるらしい」
55 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[saga]:2010/04/30(金) 20:29:17.57 ID:K.c2HQoo
女「SSS?」
女剣士「基本的にギルド所属者のワーカー達にはE〜Sのランク付けされているというのは前に話したな?」
女「筆記会場で聞きましたね」
女剣士「元からSのワーカーも少ないのだが、その中でもギルドから特別に認められたものにはSS・SSSのランクと共に通り名が与えられる。」
女「ほぇー、すごい人なんですねぇ」
女剣士「SS以上の戦闘は人外だと言われている。一度でいいからその光景をみてみたいものだ。…他のSS以上の召喚士だと歩く災厄なども有名だろう」
女「歩く災厄?」
女剣士「その者が戦った後は地形が変わっているらしい。最も、常に所在不明らしいのだが」
男「ちなみにランクは?」
女剣士「歩く災厄はランクSS。気分屋らしく、ふらっと現れてはいなくなるらしい。それさえなければSSSになっていると言われている」
女「召喚士ってすごい人ばっかりなんですねぇ。こりゃ男くんは召喚士じゃないね!」
女剣士「ふっ、たしかにこんな軟弱そうな男がそんなわけはないか」
男「お前らひでぇな。とはいえさすがにそんな人たちと肩並べるってのもまだあれだな」
女剣士「召喚士の数は少ないが、個々の戦闘能力はかなり高い。他にも上位ランカーにちらほら名前を残している。お前が召喚士だとしたら名が広まるのもそう遠くないだろう。期待してるぞ」
男「まぁ期待しないで待ってて下さいな」
3人の笑い声と共に夜はふける
しばらくすると3人は、最終日へ向けて体を休めるべくそれぞれのテントへ散っていった
56 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/05/01(土) 01:19:03.80 ID:sTqgjMDO
今日はいつもの3倍進んだな
57 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/05/01(土) 01:50:33.12 ID:Dlg/YGQo
しかもどういうことか、更にその3倍書き溜めが進んでるんだ
そして今さらながら大陸の形やらの設定決まったよ
そのせいか今日は雨がふったりやんだりしているな
さて、これを全て投下してしまうか、小出しにして日数稼ぐか…
眠いから明日考えよう
58 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[saga]:2010/05/01(土) 10:10:31.32 ID:Dlg/YGQo
・・・
朝。Bランク試験最終日
女剣士と男が目を覚ますとすでに女の姿はなく、「朝ごはんとってきます」という書置きだけが残っていた
男「ったく、1人で出歩くなっての…」
仕方なしにテントを片付けたりと出発の準備を済ませる2人
あらかた片付け終わった頃、遠くから女の声が聞こえてきた
女「に、にげてーっ!!」
男「ん?女お前どこいってた…っておいっ!」
男が声のする方をみると、女を追いかける巨大な蜂が7匹
ジャイアントビーと呼ばれる、2m程の巨大蜂である
59 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[saga]:2010/05/01(土) 10:22:29.25 ID:Dlg/YGQo
女の勢いにつられ、咄嗟に逃げ出す男と女剣士
男「お前、なんであんなのにおっかけられてるんだよっ」
女「い、いやー、誰もいないでっかい蜂の巣をみつけたから…つい」
男「そんな舌だして可愛い子ぶっても許さんっ、とりあえずあれどうにかしないとマズイな」
女剣士「ジャイアントビーの針には猛毒がついている。あの数だと下手には手をだせぬぞ」
3人は並び、蜂の群れから逃げ続ける
しかし蜂の速度から逃げられるはずもなく、じょじょに距離がつめられていく
男たちが戦う覚悟を決め反転しようとした、ちょうどその時
???「炎よ、我が手に集いて焼き払えっ!」
声のした方から巨大な炎が飛び、蜂の大半が焼け落ちる
そして少し遅れて、巨大な影が一つ飛び出る
???「ふんっ」
巨大な影が空中で大きな剣を振りぬくと、残った蜂たちは真っ二つに別れ地に落ちていく
60 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[saga]:2010/05/01(土) 22:12:07.72 ID:Dlg/YGQo
男「っ!?」
男たちは状況に頭が着いてこず、その場に立ち止まる
学者「楽しそうな鬼ごっこに水をさしてすみませんね」
そういって木陰から姿を現したのは学者のパーティ
大剣使い「とはいえ俺らが出てこなかったらさすがにヤバかっただろ」
女魔道士「意外とそうでもないかもしれませんよ?」
大剣使いはガハハと笑い、女魔道士は口元をおさえくすくすと笑う
男「あぁ…えっと…何とお礼を言ったらいいか」
女「学者さんっ、ありがとー!」
学者「いえ、この近くで地質調査をしていたらちょうど皆様が通りかかったものですから。さて、あらかた調査も終わりましたし、このままゴールまでいきましょうか」
男「そうですね、その方が心強いです」
61 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[saga]:2010/05/01(土) 22:12:41.24 ID:Dlg/YGQo
6人に増えた一行はそのまま樹海を突き進む
学者「それにしても森に入る前には狼やらエルフやら連れていなかったと思いますが?」
男「それが私の能力でして」
学者「ほぅ…召喚士ですか、私も直に見るのは2度目ですね」
男「2度目?」
学者「以前雲の国の国軍の演習をみる機会がありまして。その時に国軍の召喚士を少し」
男「国軍に召喚士がいるのか…」
学者「あまり表には出ていないようなのですが、何人かいるようですね…っと見えてきました、あれでしょうね」
目の前の視界が開け、広場のような所にでる
そこにはいったいどのくらい前のものなのだろう、古い神殿が一つたっていた
62 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/05/02(日) 02:32:20.65 ID:YBk97wDO
小出しにしては速いな
そのほうがうれしいが
63 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/05/02(日) 10:39:56.95 ID:e7sXCxko
書き溜めるとなんか更新したい衝動にかられるんだ
…書き溜めなくなったらまた更新とまるんだけどな
64 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[saga]:2010/05/03(月) 21:11:35.73 ID:7HCgoeUo
女「先についてる人は…ん、あそこに1人いるよっ。おーぃ、やっほー」
神殿の2階部分なのだろうか、そこに褐色の肌をした女が1人たたずんでいた
しかし女が手をふると、神殿の中へと入っていってしまう
女「もう、愛想がないなぁ」
男「それにしても俺らより先についていたのが、まさか俺らと大差ない感じの歳の子だとはな」
学者「とりあえず神殿の中に入ってみましょうか」
65 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[saga]:2010/05/03(月) 21:15:36.59 ID:7HCgoeUo
・・・
神殿内
学者「おぉ…これはすごい」
男「ステンドグラスか?神殿ってよりは教会みたいなところだな」
学者「ステンドグラスというのですかあれは。いやぁ、とても綺麗だ」
???「ふぉっふぉっ、今年は豊作じゃと聞いてきてみれば、確かにそのようじゃの」
???「俺も来てよかったぜ、まさか同類に会えるとわな。それも3人も」
その部屋の奥にたっていた2人が声を発する
男「…あなた方は?」
ギルドマスター「ふぉっふぉっ、わしゃギルドマスターと呼ばれておるの。こやつは歩く災厄じゃ」
女剣士「!!? ギルドマスターにSSのワーカーが何故っ!」
歩く災厄「いやな、試験監督の魔女から今年のBランク試験は面白いから身に来いって言われたんだ」
???「その通りよ」
2人の奥にある通路から、黒いローブをまとった女が現れる
魔女「私は魔女、今回のBランク試験の試験監督をしているの。占いで面白い結果がでたから呼んでおいたのよ」
学者「魔女って…今年のゴールの歓迎は豪華ですね。SSにSSS、更にはギルドマスターまでいるとは」
魔女「本来は私1人なんだけどね。さて、部屋の隅にいるあなたもいらっしゃい。試験はこれで終了よ」
魔女が部屋の一角にいる褐色の女を呼ぶ
66 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[saga]:2010/05/03(月) 21:17:25.38 ID:7HCgoeUo
女魔道士「あら?後続は待たなくていいのかしら」
魔女「残りはリタイアするか死ぬかどっちかでいなくなってるわよ。あなた方でおしまい」
女「うへ、死ぬって…」
女剣士「それだけのものにお前たちは迷い込み、そして生き残ったのだ。胸をはれ」
魔女「あら、そういえばあなたたち3人はギルド登録すらしていないんだったわね」
男「3人?」
歩く災厄「男、女、そしてそこの褐色の女の3人だ。ちなみに全員来訪者な」
その言葉に、魔女・歩く災厄・ギルドマスターを除く全員が驚く
女剣士「ら…来訪者?お主らそうだったのか…そうか、それなら納得もいく…」
学者「本当に来訪者が存在していたとは…」
女「わ、私たちの他にもいたの!?」
歩く災厄「ちなみに俺もそうだ」
男「えぇ!?」
67 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/05/03(月) 22:34:46.42 ID:KSZnuCI0
お、来てる
68 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/05/04(火) 11:37:00.55 ID:0HWyAcwo
この先どうするか考え付かなくて、試験終了までしか書き溜めてないんだよね
69 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/05/04(火) 14:17:20.76 ID:cVzxhpg0
いいぞもっとかけ
70 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[saga]:2010/05/05(水) 16:25:24.42 ID:89U359Ao
魔女「まぁ色々話したりないでしょうけど、とりあえずみんな合格だから試験を終わらせてしまいましょう。では銃使い、前へ」
そう呼ばれ、褐色の女が前にでる
魔女「これがBランク用のギルドカードよ。試験合格おめでとう」
銃使い「…」
それを始めに全員が順に前へ呼ばれ、カードを手渡される
魔女「これで全部ね…ではギルドの試験自体が始めての人が3人っていう異例の事態だから、Bランクからの変更点に加えて、簡単に説明入れときましょうか」
そういうと、大きな地図をどこからともなく取り出す。大陸の北側は黒く塗りつぶされている
魔女「この大陸…とはいえ北は魔王軍の支配地域で探索不能だから、北はどうなってるのかわからないんだけど。とにかくこの大陸は4つの国でできているのは知ってるわよね?」
魔女「まず中央のここ、雲の国。その東に位置する山岳地帯、石の国。西に広がる平野には、緑豊かな馬の国。そして北に位置する、魔王軍の攻撃を食い止めている壁の国」
魔女「昔、魔王軍がこちらに攻めてこなかった頃、永世中立の雲の国を除いた3国は戦争状態にあった。そこに500年前、突如魔王軍が攻めてきたの」
魔女「圧倒的な物量で攻め込まれ、壁の国は一時期真ん中で分断。雲の国の領内まで侵入してきたわ。」
71 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[saga]:2010/05/05(水) 16:27:31.76 ID:89U359Ao
魔女「そこで雲の国は永世中立を破棄。4カ国での対魔王同盟を結成したの。そのままでは大陸そのものが飲み込まれると各国の王は冷静に判断したのね」
歩く災厄「ちなみに雲の国の王は永世中立を破棄したんだが、大陸のどこにいってもその4文字は未だに生きてるな。魔王は例外だってみんな思ってるんだろう」
魔女「そうみたいね。で、その時に作られたのがこのギルド。各国の軍とは別に、優秀な人材の発掘と派遣を目的としているの」
魔女「ギルド所属のワーカーにはランク付けされていて、それによって依頼の制限や、施設や地域に入るのに制限がついているわ」
魔女「そしてBランクからは、壁の国での魔王軍との戦闘、その前線へでる許可が与えられるの」
歩く災厄「とはいえ単独行動とかじゃなく、その他大勢な扱いではあるけどな。ちなみに俺クラスになると、単独行動で中隊規模潰して回ったりもする」
魔女「それだけの力があるんだから、ふらふら歩いてないで機械の軍団を見習いなさい。同じ来訪者でもこうも違うのねホント」
歩く災厄「あいつは特殊なんだよ。年中戦場歩いてるやつと一緒にはなりたくないわ」
ギルドマスター「ふぉっふぉっ、そんなもんにしときなさい。ワーカー達がみとるぞ?」
魔女「あ、はぃっ。すみません」
ギルドマスター「さて、それでは諸君。ギルドとしても君たちワーカーへの支援は出来る限り行うつもりじゃ。頑張ってくれ」
一同「はいっ」
ギルドマスター「では解散じゃ。もう少ししたらお主らを街まで送りとどけるから待っておれ」
歩く災厄「あー、男と女、それと銃使い。お前らは少しのこれよ。話したいことがある」
72 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/05/05(水) 16:30:38.22 ID:89U359Ao
と、いうことで説明回
今日中に次どこ行くかくらいは決めときたいな
とりあえずこのバッドエンドばっかり思い浮かぶ頭をどうにかせねば
73 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/05/06(木) 17:53:15.76 ID:VmRq.Qko
みてるぞ
74 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[saga]:2010/05/06(木) 19:45:26.33 ID:YEcMmKgo
みられていたのか
75 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/05/06(木) 20:24:58.64 ID:VmRq.Qko
気長にやってくれ
76 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/05/07(金) 07:23:17.96 ID:O6xh2uU0
おー来てたー
77 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/05/07(金) 17:15:59.06 ID:GOshxjw0
>>1
よ
バッドエンドしか思い浮かばないならとりあえずそれで書いてみな
書いてるうちにハッピーエンドの構想が浮かんでくるかもじゃん?
78 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/05/07(金) 23:03:02.73 ID:5MZyq9Ao
赤白天使期待
79 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[saga]:2010/05/08(土) 23:23:51.13 ID:Gyc2I1Uo
申し訳ありませんが、今日も更新はなしで…
ってかいつの間にやら少し人増えてたのね
MTG知ってる人はリクもらえれば、全部は無理ですけど機会みつけて出せるかも
80 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[saga]:2010/05/08(土) 23:25:11.35 ID:Gyc2I1Uo
>>77
世界観とかまったく決めずに始めてるので、どのみち行き当たりばったりで書いてくつもりです
だからそのうち設定ド忘れして無視してしまう事態がでるやも…できるだけ気をつけはしますが
>>78
赤白天使…何かいた気がするな
神河のあたりで離れたからブランク空きすぎてますw
81 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/05/09(日) 05:36:47.47 ID:jmXtJMDO
男「来い、ツンデレ娘っ!」
かとおもた
82 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[saga]:2010/05/09(日) 22:37:54.87 ID:PPD8xPoo
ん、ツンデレな狼娘に擬人化希望が多ければそうするが
83 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/05/09(日) 22:39:26.36 ID:qLvIQ6Yo
萌豚が喜ぶ展開はいらん
84 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[saga]:2010/05/09(日) 22:49:37.47 ID:PPD8xPoo
ふむ、まぁその前に続きをかけよとお叱りの方が来るだろうな
85 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[saga]:2010/05/09(日) 22:50:14.32 ID:PPD8xPoo
・・・
解散後。神殿内
歩く災厄「でだ、俺がこっちに来たのが確か2003年くらいのことだったんだが、どのくらい時間たったんだ?」
男「俺らは2009年でしたね。6年前に来たんですか」
歩く災厄「そうなるみたいだな。こっちとあっちの時間の進みはやっぱり同じか。…お前らの能力は?」
男「俺はこのカードを使って召喚やら魔法やら色々と」
女「ふふふ、私はロマンの塊、パイルバンカーです」
銃使い「私は…銃」
女は手にパイルを出し、銃使いはサブマシンガンを構える
女「歩く災厄さんはどんな能力持ってるんです?」
歩く災厄「俺か?俺は男と同じ能力だ。ちなみに色は赤だ」
男「俺は緑と白ですね」
歩く災厄「2色?初めて会うな。過去みても数人しかいないらしいが、全員単色だったらしい。ちなみに機械の軍団は茶だ」
男「なんとなくお二人がどんな戦闘するのか想像できた気がします…」
86 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[saga]:2010/05/09(日) 22:51:01.24 ID:PPD8xPoo
歩く災厄「よし、実験してみようか。これ使ってみ?」
男「これは…わかりました。出でよ、火山の槌!」
女「ぇっと…ハンマー?」
男「本来は相手にダメージを与える魔法なんだが、これ普通に装備品みたいですね」
歩く災厄「あぁ、俺もよく使うが壊れないし威力あるしけっこう使えるぜ?っとこれはもしかするとお前は全色つかえるのかもな」
男「他の人は単色しか使えないんですか?」
歩く災厄「俺も試したことはあるんだが無理だった。まぁ何かの縁だ、俺の手持ちから何枚かやるよ。ギルド登録の祝いだ」
男「こんなにたくさん…しかも普段使ってそうなのばかり…大事にします」
歩く災厄「おぉ、SSランクの召喚士様からの餞別だ、全力で使え!…さて、もう少し話を聞きたかったんだがそろそろ時間か」
女「帰るんですか?」
歩く災厄「だな。俺の竜にのせてってやるよ」
87 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[saga]:2010/05/09(日) 22:51:56.43 ID:PPD8xPoo
お叱り来る前に少しだけ置いておこう
2レス分だけ
88 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/05/10(月) 18:32:57.06 ID:kNPqdrIo
スレタイ見た時は「ツンデレ狼」に見えた
ツンデレな狼妄想して勝手にキュンキュンしてた(非擬人化
なんだかんだと見守り続けて1ヶ月だなーww
89 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/05/10(月) 21:54:17.69 ID:ml0sSvQo
ファンタジー大好きだから期待してるぜ
90 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/05/11(火) 01:09:38.26 ID:/fmfXDY0
この話の元ネタみたいなのってある?
91 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[saga]:2010/05/11(火) 08:18:36.12 ID:7fV3C7Io
>>89
もっとファンタジー系のSS増えればいいのにね
>>90
よくあるファンタジー系の話に、MTGっていうカードゲームを混ぜてます
普通の召喚士と、そのカード使った召喚士と、2種類いる世界ですね
でも一番影響受けているのはデュエルファイター刃っていう漫画かも
92 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[saga]:2010/05/11(火) 08:28:28.97 ID:7fV3C7Io
できるだけMTG知らない人にもイメージしやすいようには頑張りますが…
頑張るのとイメージできるのは別物なので、どうなるのやら
93 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/05/14(金) 09:09:49.58 ID:pyEJKqU0
待つけどな
94 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/05/14(金) 17:15:08.40 ID:Okcn6QDO
まあ待つよね
95 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[saga]:2010/05/14(金) 20:31:15.59 ID:ZySAhLIo
・・・
神殿外、広場
広場に全員が集まると、歩く災厄は真紅の本を取り出し詠唱を始める。
歩く災厄「…シヴの山々を統べしもの。契約に従い我に力を!出番だっ、Shivan Dragon(シヴ山のドラゴン)!」
そう叫ぶとカードが光り、赤く大きな竜が現れる
学者「す、すごい…竜の召喚だなんて」
歩く災厄「すげぇだろ、もっと褒めていいぞ?」
魔女「はぃはぃ、バカやってないでみんなのるっ」
その場にいた全員が乗り込むと、竜は羽ばたき空へ舞う
男「こんなとこ歩いてきたのか俺ら」
女「でもまだ奥があるね」
学者「未だに調査の終わらない理由が少し分かった気がします」
歩く災厄「っとそろそろ着くぜ」
樹海を抜け、竜は地面へと降りていく
皆をおろすと、竜は消えていった
魔女「さて、これで本当に解散よ。みんな、またどこかで会いましょう」
魔女「解散!」
そういうと、魔女・歩く災厄・ギルドマスターは街へと歩いていく
その姿を見送ると、合格者達もその場を離れる準備を始めた
96 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[saga]:2010/05/14(金) 20:32:26.23 ID:ZySAhLIo
男「みなさんはこの後どこへ?」
女剣士「私は一度故郷へ帰ろうと思う」
学者「私もとりあえずはそんな感じですね」
女「銃使いさんは?」
銃使い「私は…壁の国に…」
女魔道士「いきなり前線?大丈夫?」
銃使い「大…丈夫…」
大剣使い「まぁ見たことない武器使うみたいだし、よっぽど自信なきゃそんなこと言わねぇよ、な?」
銃使いはこくりとうなずく
男「じゃぁ本当にバラバラなんですねぇ…なんだか名残惜しい気がします」
学者「まぁ生きていればそのうちまたどこかであいますよ。では私達はこれで」
そういって学者たちのパーティは手をふりつつ去っていく
それを合図に女剣士と銃使いもそれぞれの目的地へと去っていく
最後には男と女の2人が残された
男「また2人になっちゃったな」
女「なんだかさびしいね」
男「そうだな。…とりあえずギルドに顔出してみるか?」
女「だねっ」
そうして2人も自分たちの道を歩き出す
まずはあの受付に文句を言ってこようと誓う2人であった
97 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/05/17(月) 16:37:23.70 ID:.OBtZ720
まああげるよね
98 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/05/17(月) 18:31:23.54 ID:2gGawMDO
ちょっと期待しちゃったってね
99 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[saga]:2010/05/19(水) 21:33:00.59 ID:vrYYELYo
・・・
ギルド内
事務の男「おい聞いたか?受付の男。今回のBランク試験、合格者6人もでたみたいだぞ?」
受付の男「マジかよおい。普段2,3人も通ればいいもんだろ?」
事務の男「しかもギルド無登録からの合格者が3人だ」
受付の女「ほんと?じゃぁもしかしたらあの時の2人かもしれないねっ」
女「すみませーん、受付に人いないんですけどー」
受付の男「んなわけねぇって…っと噂をすればあの2人だ。Eランクの案内してくるよ」
受付の女「今度はちゃんと案内してね?」
100 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[saga]:2010/05/19(水) 21:33:30.76 ID:vrYYELYo
・・・
ギルド内(少し前)
男「受付にあいつは…いないか」
女「だねぇ。じゃぁ依頼どんなのがあるか見に行ってみる?」
男「そうするか」
2人は依頼の張り出された大きな掲示板へと向かう
男「輸送の護衛に、鉱山の魔物排除。遺跡調査に…あっちにあるのは前線任務か。関の防衛やら遊撃部隊の募集やら、物騒だな」
女「色々あるねぇ。…あ、これなんかどう?」
男「石の国までの木材輸送の護衛か。悪くないな」
女「でしょー。移動ついでにお金も稼げて一石二鳥だよっ」
男「えっと、じゃぁこの紙をとってっと…後は受付に持ってけばいいんだよな?」
女「かな?」
2人は受付の方向へ進むが、受付には人がいなかった
女「すみませーん、受付に人いないんですけどー」
受付の男「お待たせしてすみません…っとあなた方でしたか」
受付の男が出てきたのをみて、2人はアイコンタクトをとる
101 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[saga]:2010/05/19(水) 21:34:14.21 ID:vrYYELYo
男「いやー、まさかBランクの試験を受けることになるとは思いませんでしたよ。難しくて難しくて」
受付の男「あぁ、本当に申し訳ありませんでした。一番近い試験がそれだったのでついうっかりしてしまって」
女「うっかりじゃないですよもう。樹海の中に入るとか、死ぬかと思ったんですからっ」
受付の男(樹海…?まさか筆記の後も試験受けたのか?いや、さすがに途中で棄権してきたんだよな。素人が突破できるわけがない)
受付の男「でも本当にお2人が無事でよかった。あの後ずっと後悔していたもので」
受付の男「お詫びと言ってはなんですが、Eランク試験が来月行われますので、そちらの案内をさせていた…」
男「あー、それなんですけど」
と、受付の男の声をさえぎり男は依頼書とギルドカードを受付に置く
女「これで問題ないですよね?」
女の顔には満面の笑み
受付の男はあまりの衝撃に言葉を失っていた
女「受付の男さーん?……やりすぎた?」
男「みたいだな。それだけうちらみたいなのが珍しいんだろ」
2人が顔を見合わせて困っていると、通りかかった他の受付が近づいてきた
102 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[saga]:2010/05/19(水) 21:34:42.62 ID:vrYYELYo
受付の女「受付の男君、仕事仕事!…すみません、いきなりBランク受けることになってしまって。まだ新人なもので…後でしっかり叱っておきます」
男「いえ、結果的に途中一気に飛ばせましたし、気にしないでください」
受付の女「そういっていただけると助かります…でと、初任務ですね?ギルドカードは確認しましたので、お返しします」
女「そんなショック受けるほど珍しいんです?」
受付の女「そうですねぇ。今まで同様にいきなりBランクを取った方は過去にも数えるほどしかいませんから…はぃ、こちらが契約書になります」
男「それを知ってたらからかわなかったんだけどな。まぁいいか。で、後はどうすればいいんです?」
受付の女「後は契約書に書かれている依頼主の所へ行ってください。ここでの手続きは終わりです。そして、仕事が終わったらまたギルドに来ていただければ報酬をお渡しします。」
女「依頼主は…リッツ商会になってるね」
受付の女「木材の輸送でしょうしおそらく川を下ることになると思いますが…詳細は直接確認してくださいね」
男「わかりました。ではまたそのうちに」
受付の女「はぃ、またお会いしましょう。いってらっしゃいませ」
2人はギルドを出ると、教えてもらった商会への道を歩き出した
103 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[saga]:2010/05/19(水) 21:35:45.31 ID:vrYYELYo
パー速、毎月の恒例行事終了記念に少しだけ
104 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/05/20(木) 17:37:35.78 ID:CmCWpus0
ゆっくりでもいいから頑張ってくれ
待つのもまた一興だわ
105 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[saga]:2010/05/23(日) 16:32:53.69 ID:l3rkvlwo
・・・
ギルド内
事務の男「おい聞いたか?受付の男。今回のBランク試験、合格者6人もでたみたいだぞ?」
受付の男「マジかよおい。普段2,3人も通ればいいもんだろ?」
事務の男「しかもギルド無登録からの合格者が3人だ」
受付の女「ほんと?じゃぁもしかしたらあの時の2人かもしれないねっ」
女「すみませーん、受付に人いないんですけどー」
受付の男「んなわけねぇって…っと噂をすればあの2人だ。Eランクの案内してくるよ」
受付の女「今度はちゃんと案内してね?」
106 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/05/25(火) 07:55:11.35 ID:YqKwCkDO
まだか
107 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[saga]:2010/05/28(金) 19:19:55.55 ID:YKuaeqAo
んー、さすがに一週間空くのはまずいな
少しだけ更新
108 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[saga]:2010/05/28(金) 19:20:25.12 ID:YKuaeqAo
・・・
ギルド内(少し前)
男「受付にあいつは…いないか」
女「だねぇ。じゃぁ依頼どんなのがあるか見に行ってみる?」
男「そうするか」
2人は依頼の張り出された大きな掲示板へと向かう
男「輸送の護衛に、鉱山の魔物排除。遺跡調査に…あっちにあるのは前線任務か。関の防衛やら遊撃部隊の募集やら、物騒だな」
女「色々あるねぇ。…あ、これなんかどう?」
男「石の国までの木材輸送の護衛か。悪くないな」
女「でしょー。移動ついでにお金も稼げて一石二鳥だよっ」
男「えっと、じゃぁこの紙をとってっと…後は受付に持ってけばいいんだよな?」
女「かな?」
2人は受付の方向へ進むが、受付には人がいなかった
109 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[saga]:2010/05/28(金) 19:20:52.43 ID:YKuaeqAo
女「すみませーん、受付に人いないんですけどー」
受付の男「お待たせしてすみません…っとあなた方でしたか」
受付の男が出てきたのをみて、2人はアイコンタクトをとる
男「いやー、まさかBランクの試験を受けることになるとは思いませんでしたよ。難しくて難しくて」
受付の男「あぁ、本当に申し訳ありませんでした。一番近い試験がそれだったのでついうっかりしてしまって」
女「うっかりじゃないですよもう。樹海の中に入るとか、死ぬかと思ったんですからっ」
受付の男(樹海…?まさか筆記の後も試験受けたのか?いや、さすがに途中で棄権してきたんだよな。素人が突破できるわけがない)
受付の男「でも本当にお2人が無事でよかった。あの後ずっと後悔していたもので」
受付の男「お詫びと言ってはなんですが、Eランク試験が来月行われますので、そちらの案内をさせていた…」
男「あー、それなんですけど」
と、受付の男の声をさえぎり男は依頼書とギルドカードを受付に置く
女「これで問題ないですよね?」
女の顔には満面の笑み
受付の男はあまりの衝撃に言葉を失っていた
110 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[saga]:2010/05/28(金) 19:21:19.38 ID:YKuaeqAo
女「受付の男さーん?……やりすぎた?」
男「みたいだな。それだけうちらみたいなのが珍しいんだろ」
2人が顔を見合わせて困っていると、通りかかった他の受付が近づいてきた
受付の女「受付の男君、仕事仕事!…すみません、いきなりBランク受けることになってしまって。まだ新人なもので…後でしっかり叱っておきます」
男「いえ、結果的に途中一気に飛ばせましたし、気にしないでください」
受付の女「そういっていただけると助かります…でと、初任務ですね?ギルドカードは確認しましたので、お返しします」
女「そんなショック受けるほど珍しいんです?」
受付の女「そうですねぇ。今まで同様にいきなりBランクを取った方は過去にも数えるほどしかいませんから…はぃ、こちらが契約書になります」
男「それを知ってたらからかわなかったんだけどな。まぁいいか。で、後はどうすればいいんです?」
受付の女「後は契約書に書かれている依頼主の所へ行ってください。ここでの手続きは終わりです。そして、仕事が終わったらまたギルドに来ていただければ報酬をお渡しします。」
女「依頼主は…リッツ商会になってるね」
受付の女「木材の輸送でしょうしおそらく川を下ることになると思いますが…詳細は直接確認してくださいね」
男「わかりました。ではまたそのうちに」
受付の女「はぃ、またお会いしましょう。いってらっしゃいませ」
2人はギルドを出ると、教えてもらった商会への道を歩き出した
111 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[saga]:2010/05/28(金) 19:22:12.77 ID:YKuaeqAo
・・・
リッツ商会前
周りの商会と比べると少し大きな建物
大陸各地に支店を持つ、リッツ商会の本店である
道には多くの馬車や人が行き交っていた
2人は商会の人に契約書を見せ、建物の中へと案内されていった
男「このテーブルで待ってろとは言われたが…」
商会内に入るとたくさんのテーブルがおかれた空間があり、そこでは多くの人が酒を片手に座っていた
女「昼間っからお酒だなんて、みんな仕事してるのかな?」
木材商「我々の体は水のかわりに酒でできていますからね…っと遅くなってすみません、男さんと女さんですね?依頼を出した木材商と申します」
男「ギルドから派遣されてきました、男と女です」
木材商「ありがとうございます。依頼内容ですが、船に木材をのせ川を下り、石の国首都石の街まで向かいます。その間の護衛ですね」
女「護衛雇わないといけないくらい危ない道なんですか?」
木材商「そこまで危なくはないのですが、樹海から切り出した木なので…失うと損害がちょっと大きいのですよ」
男「儲けを減らしてでも安全にってことか。出発は?」
木材商「こちらの準備は終わっていますので、今すぐにでもいけますよ。食糧などもこちらで準備してあります」
男「食糧気にしなくていいなら、こっちも今すぐでれます」
木材商「ではすぐにいきましょう…っとその前に一応ギルドカードの確認をしても?」
女「ん、別にかまわないですけど?」
2人は木材商にギルドカードをみせる
木材商「おぉ、今日発行のカードですか。おめでとうございます。…C以上の依頼なので報酬少ないのですが本当によろしいのですか?」
男「移動のついで…といいたいところなのですが、ギルドの登録をさっき済ませた新米なのですよ。こちらこそ初任務ですみません」
木材商「ほぅ…ということは、おそらくどこのギルドでも噂になっているでしょうね。そんな有名人の初任務に選んでもらえて光栄です。ではさっそくいきましょう!」
112 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[saga]:2010/05/28(金) 19:23:19.22 ID:YKuaeqAo
とりあえずここまで
なんでファンタジー系のSSって少ないんだろうね
いや、少なくないのかもしれないけど、禁書系が多いから埋もれるのかな
113 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/05/28(金) 19:52:06.36 ID:VGXOIiQ0
>>112
だよな
みんなもっとファンタジーもの書けばいいのに
114 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/05/28(金) 21:42:13.00 ID:aiNhW5g0
応援してる
頑張れ
115 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/05/29(土) 04:20:25.13 ID:gGEu.wDO
何かおんなじとこループしてね?
116 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[saga]:2010/05/29(土) 12:11:17.95 ID:c6r1E9Ao
あー…ループしてる…
言われるまできづかなんだ
117 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[saga]:2010/06/01(火) 17:44:41.38 ID:Ctp6psgo
・・・
雲の街、港
大陸の中央にある山や、樹海から湧き出る水が作る川
それは雲の国から各国へと流れ、海までつながっている
この世界には遠洋まで行くことのできる船はないが、輸送方法の一つとしての船は存在する
その船が集まる港が川沿いの街には必ず作られていた
木材商「さて、これが我々の乗る船です」
木材をのせるだけあり、それなりの大きさの船がそこにはあった
そして日焼けした、筋肉質の体をもつ人がそこには待っていた
船長「おぅ来たか、そんなひ弱そうなのが護衛でいいのかい?商人さん。必要ならうちの船員貸し出すぜ」
木材商「Bランクの方なので、見た目と中身は別物だと思いますよ。それでは船の方はよろしくお願いします」
船長「いやすまん。俺も色々人は見てきたが、確かに中にはいるんだよな。外見に似合わない力もってるやつってもんは。さぁ船をだすぞ、乗りな!」
一行が船に乗り込むと、船は港から離れ進みだす
石の街までの2晩の船旅が始まるのであった
118 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[saga]:2010/06/01(火) 17:45:26.75 ID:Ctp6psgo
・・・
船内、1日目夜
木材商が食材を調達したおかげでいつもより贅沢な食事らしく、すっかり宴会と化している
女のワーカーということもあり、女は中心の輪へと連れて行かれ、木材商と男は遠巻きからそれをみつつ食べていた
木材商「女さん大人気ですねぇ。ところでお二人はどういった関係で?」
男「同郷ってこともあって、雲の国に入ってからたまたま一緒になって行動してるだけですね」
木材商「出身は?」
男「小さい島国なので、名前言ってもわからないとは思いますよ。木材商さんは?」
木材商「私は雲の街ですね。家は代々きこりだったのですが、それを生かせないかと思い木材商を始めたんですよ」
男「なるほど。身内で売れれば利益がそのまま手元に入りますしね」
木材商「途中で商人や商会にもってかれる額って馬鹿にならないものですからね」
そこで、やっと船員から解放された女がふらつく足取りで戻ってくる
女「おとこくーん、たらいまー」
女の顔はすでに真っ赤
どうみても飲みすぎなのは明らかである
女「ねぇねぇきいてよおとこくんっ、みんなひどいんだよー」
男「はぃはぃ、酔ってないときに聞いてやるよ。とりあえず今日はもう寝とけ寝とけ。部屋戻るぞ」
男は木材商に挨拶をすると、女を連れて部屋へともどる
女をベットに放り投げると、自分の部屋へと向かい、そのまま眠りにおちていった
119 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[saga]:2010/06/01(火) 17:47:23.22 ID:Ctp6psgo
毎日更新してる人ってほんとすごいな
書き始める前も思ってたけど、今はもっとそう感じる
120 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/06/01(火) 19:51:46.29 ID:a7HCnoIo
設定とかはメモ帳か何かに書き溜めておくといいかもしれない
と思ったがSS書かない奴の妄想の結果産まれた案なんて誰も気にしないか
121 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[saga]:2010/06/05(土) 01:17:39.95 ID:tfUCiz6o
設定は本編と別のとこに書いて保存はしてたんですけど、数増えてきたらわけわからなくなるんだろうな
>>120
さぁ試しに書いてみよう
122 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/06/11(金) 07:26:48.50 ID:zXgutko0
あげないよ
123 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/06/11(金) 19:15:04.40 ID:begLPPg0
誰かが作った世界を見れるのは、楽しいんだけどねー。
自分で作るとなると、大変そうだなー
124 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/06/11(金) 20:48:04.76 ID:Kyog4RQo
そろそろ2週間たってしまうな…
すみません、なかなか書く時間がないため完全にとまってしまっています
125 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/06/11(金) 22:59:44.68 ID:begLPPg0
気長にまってるさ〜
126 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/06/19(土) 23:17:37.63 ID:u.ULrJ60
もう、終わりか?
127 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/06/30(水) 19:49:21.57 ID:J05aqIDO
ギブアップならちゃんといえよ〜
128 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/07/01(木) 17:03:53.42 ID:xaYXCtg0
責めたりはしないから報告だけはちゃんとしてくれ
129 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/07/03(土) 13:11:33.97 ID:caN9BWgo
書き手のレスがないまま1ヶ月が経過したのでご案内
続ける意思がなくなった場合は以下のスレでHTML化依頼をお願いします
■ HTML化依頼スレ Part1
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4gep/1190564438/
続ける意思がある場合は2週間に1度ぐらいでいいので生存報告をよろしくお願いします
みんなで仲良く製作速報を使えるようになるべく放置スレを減らしましょう
130 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/07/07(水) 18:12:38.03 ID:FCEbmJQo
書き手です
HTML化のスレの存在は知っているので、やめる場合にはそちらへの報告はします
ある程度リアルに余裕はできてきましたが、どうにもこうにも
現状やめるつもりはありません
いない間にレスして下さった方々への返信すらとまってしまい、申し訳ありませんでした
131 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/07/07(水) 21:24:47.60 ID:eJpavcE0
おれは、まつ
132 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/07/10(土) 04:24:16.33 ID:zBojIwDO
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|/⌒丶
⊂二ミ( ^ω^)彡⊃
リミソミソ彡ミ
》====《
ノ>フ ̄
三 レレ
133 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/07/20(火) 17:38:52.26 ID:QZmwdYDO
もう、おそい
134 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/07/22(木) 17:23:53.81 ID:JtHBqt.0
もうむりかねー
135 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/07/23(金) 05:44:36.44 ID:ZURBrsDO
もう、むりぽ
136 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/07/24(土) 01:42:47.88 ID:jqHwxcAO
俺はとりあえず1を待つぞ?。
フラリと来て稀に書いてくれればいいさ。
137 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/07/28(水) 04:03:57.65 ID:QHabvwDO
>>136
やめとけ
ソースは忠犬ハチ公
138 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/08/02(月) 16:11:29.62 ID:6lgV4IAO
ツンデレ狼
139 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/08/03(火) 10:43:10.89 ID:kKhLoZQo
ツンデレ狼ってこんなのか。
男「来い、ツンドラ狼!」
本の中から「いやよ」
ツンデレ狼(いっつも戦闘終わったらすぐ戻されて…ちょっとは私のことも考えてよ。たまには静かな時に呼び出されて、け…毛づくろいとか//)
男「…いや、頼むからでてくれよ」
本の中から「んー、どうしてもっていうならでてあげなくもないけど…」
ツンデレ狼(ふふ、そこまで頼まれたら出てあげよっかな。そろそろかわいそうだし。…あの新参者の天使なんかには、男の横は渡さないわ)
男「まぁいいわ、来い、セラの天使」
ボンッ
セラの天使「お呼びでしょうか、マスター」
ボンッ
ツンデレ狼「ちょちょちょっとまった!私もでるっ、でるってば!」
男「…?まぁいいや。2人とも、今から今日の晩飯とりに森に入るから、一緒にいくぞ」
ツンデレ狼(な、なんだ…散歩だったの…こんなことなら最初から出とけばよかったわ…)
セラの天使「了解」
ツンデレ狼「まぁ、どうしてもっていうならついていってあげなくも…ってもう森入ってるし!」
男「ほら、何してる。早く行くぞ?」
ツンデレ狼「待って!私もいくってば!」
完。続かない。
140 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/08/03(火) 10:49:29.02 ID:kKhLoZQo
こんな長く空けてても、レスくれる人いるのは本当にありがたいです
レスついてたのは見てたのですが、更新できないのにレスしていいのか悩んでました
申し訳ないですが、話の続きとしてはまだちょっと書けてません
てか、暇なときにルーズリーフに書いてたら、気づいたら番外ができてましt
そのうち続きをゆるゆると書いていけたらなとは思ってます
141 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/08/03(火) 13:38:44.25 ID:fvgjkSE0
ウルザブロックの機械ども期待
142 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/08/04(水) 00:15:46.05 ID:LEWhtUDO
じゃあ番外からかけよ
てかみてんならなんかかけよ
放置が一番見る気なくすぞ
143 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/08/05(木) 11:07:35.21 ID:.x8QBYMo
長期間続き書けてないから、レスするのに抵抗があったんですよね
すみません
今どこまで書いたっけって確認したら、少しだけ続き書いてあったみたいなので投下しときます
全部投下しきったと思ってたんだけどな
ウルザブロックのアーティファクトは、少しだけ番外で
144 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/08/05(木) 11:08:41.89 ID:.x8QBYMo
・・・
甲板、2日目昼
昨晩の宴会で船員達もかなりの量は飲んだはずなのだが、二日酔いになる者はいず、皆各自の仕事をしていた
女「う゛ー、きもちわるい…」
男「ったく、調子にのって飲みすぎるからだ」
女「だってみんなが勧めるんだもん…みんなお酒強すぎ……」
男「これで魔物の襲撃でもあったらお前は使い物にならないな」
男は呆れ顔で女の顔を見る
船員A「おっ、嬢ちゃんだらしねぇなぁ。あんなんで酔ってたら船乗りはやってけねぇぜ?」
船員B「ったってお前も酒強いほうじゃねぇだろ。からかってねぇで仕事しろ仕事」
通りすがりの船員にからかわれても、女は反応する元気すらない
弱々しく手をふり見送る
…そんな時、見張り台にいる船員が叫ぶ
船員C「敵襲!前方に大烏の群れ!」
男が前方を見ると、遠くに無数の点が集まっている
翼を広げると1m程にもなる、大烏の群れである
船長「あの位置だと回避はできねぇな…野郎共、武器をとれ!戦闘配置!」
船長の声に反応し、船員達はそれぞれ武器をとる
男「回避はできないのですか?」
船長「おそらくあの辺の魚か何か食ってるんだろ。もう少し進むとこっちに気づいて向かってくるだろうな」
船員C「大烏、こっちに向かってきます!数、10…12…いや13!」
船長「な、言ったとおりだろ?大丈夫、いつものことだ。お前さんらも頼りにしてるぜ!」
男「わかりました。…とはいえ女は二日酔いでダウンしてるので自衛程度でしょうね…すみません」
船長「いいってことよ。うちの船員はこういうことには慣れてる」
男「では気にせず自分の仕事をするとします。女!お前は無理せず自分の体守ってろ!」
男は女にそう言うと、船首へと走る
145 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/08/05(木) 11:29:05.59 ID:.x8QBYMo
手にはいつ出したのか黒い本
男「さて、せっかくもらったんだ。先制攻撃と行きますか…船長!少し数減らします!」
そう言うと同時に1枚の赤いカードをとりだし詠唱を始める
男「炎よ、全てを飲み込み焼き払え!火の玉!」
男の周りに巨大な火の玉が13個現れ、同時に射出される
大烏はそれをよけながらも突き進んでくるが、半数が巨大な火の玉に飲み込まれ、残りも熱で多少の傷を負う形となる
それを見て、甲板から歓声があがる
男「半分抜けたか…ならっ、長弓兵!」
続けて現れたのは、長弓を持つ4人の兵士
男「残りを頼む!」
長弓兵「翼があるものなら、どんな相手であろうと射止めてやりましょう。お任せを」
4人の兵は各所に散り、攻撃を開始する
船長「おら、ぼやっとするな!自分の船くらい自分で守れ!」
船員達もそれに続き弓での攻撃を始め、大烏たちは船に近づくほどに傷つきその数を減らしていく
船長「生き残りが来るぞ!剣をとれ!」
弓での攻撃で全てを落としきれず、数体の大烏が船に肉薄する
男「しぶとすぎだろ!…この状況で使えるのは……」
船員A「あぶねぇ男!後ろだ!」
一瞬の悩み、その隙を逃さず大烏が男の後ろから接近する
女「くらえっ、正義の鉄拳!!」
接近した大烏は突然の横からの衝撃に吹き飛ばされ、川へと激突。水しぶきがたつ
男「すまん、助かった!」
女「えへへ、ヒーローは…ってごめ、やっぱ無理しすぎた気持ち悪い…」
船長「おぅっ、嬢ちゃんよくやった!後は任せな!」
そういいつつ、船長はイカリに鎖を繋げたものを振り回し、そばの大烏を叩き落とす
数分後、全ての大烏はその姿を消していた
146 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/08/05(木) 15:37:40.14 ID:6uXTBgDO
やってたのかい大将
久しぶりだねぇ
147 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/08/05(木) 16:49:53.91 ID:FI9xboDO
ヤッタ━━キ━テタ━━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━!!
148 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/08/08(日) 17:16:29.89 ID:PNHdG8c0
さすがツンデレ娘
149 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/08/09(月) 11:31:59.33 ID:msa7Yh2o
わあい
150 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/08/10(火) 23:12:45.85 ID:DZbck/20
白って割となんでも出来るよなー
151 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/08/11(水) 11:10:22.32 ID:Hu6fcT6o
なんでもできるって点と、小型が好きなので白と緑を
赤入手させたのも趣味ですww
でもこの手の話って、どう考えても途中から小型の役割減るよな…
まぁどうにかしよう、強化は充実してる
152 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/08/11(水) 13:05:47.89 ID:7kUIBoc0
防御円でだいたいどうにかなる……のか?
153 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/08/16(月) 15:53:26.53 ID:EHLFRSMo
一部はそのままもってくると強すぎますからねぇ
防御円は一定ダメージ吸収すると壊れるとかにするやも
その他も強すぎないようにある程度の補正を
…相手の渾身の一撃を対抗呪文とかギャグにしかならんww
154 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/08/16(月) 15:53:54.97 ID:EHLFRSMo
・・・
船内、2日目夜
日中の戦闘の後ということで、今晩の宴会の中心には男も連れて行かれていた
船長「いやまいった、乗る前はひ弱そうとか言って悪かった!」
男「いえ、事実体が丈夫なのは女だけですしねぇ。…女、今日は飲みすぎるなよ?昨日連れてくの大変だったんだから」
女「ごめんごめん、今日は自重するよー」
女がそういうと、まわりの船員達から残念そうな声がもれる
船長「すまんな、嬢ちゃんが元気で楽しかったもんで、あいつら気に入ったらしいんだ」
男「…まぁそういうことなら…飲みすぎるなよ?」
男は女の肩を叩き、船員達の方を指差す
女「うん、そういうことなら行って来る!」
女は船員達の方へと、ジョッキを片手に走っていく
乾杯の声と共に、女は船員達の輪の中へと消えていった
船長「にしても若いのにたいしたもんだ。魔法の威力といい、人型を召喚できることといい。嬢ちゃんのパワーもそうだ」
男「そうなんですか?」
船長「そうなのか?っておめぇ、他人事みてぇだな。長年見てきてるがあまりいねぇな。そもそも人型の召喚なんてはじめてみたぜ」
男「すみません、あまりこの世界に詳しくなくて」
155 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/08/16(月) 15:54:46.38 ID:EHLFRSMo
船長「この世界って…まさかとは思うが来訪者か?」
男「……お酒って怖いですね。ばれないようにとは思っていたのですが…」
船長「…そうかそうか、それなら納得だ。…来訪者は皆強力な力を持つと言われている。どうか平和を取り戻してくれ」
男「そうですね…これも何かの縁ですし、自分にできることを何かしてみようと思います」
船長「壁の国には?」
男「どうにもまだ踏み切れなくて」
船長「冬の休戦期の前には毎年大規模な攻撃が来る。その時にはお前らにも召集かかるだろうから、それまでに一度行ってみるのもいいとは思うぞ?」
男「休戦期?」
船長「ガハハッ、ほんとに何も知らないんだな!…魔王軍の攻撃は、何故か冬の期間はとまるんだ。その間に修復やら補給やらをするんだが、休戦期の前には、全軍投入してるんじゃないかってくらいの攻撃が来る」
男「確かにそれはワーカーへの召集増えそうですね」
船長「まぁそういうこったから、一度そのうちいってみな!お前らなら十分やってけるだろ!」
男「そうだといいんですけどね。もう少しまわりつつ考えてみます」
船長「よし、これで今年も無事休戦期を迎えられそうだな!今日は朝まで飲むぞ!」
男「えぇ!?疲れてるんだから寝させてくださいよ!」
船長「寝たら川に投げ込むっ、おめぇらもだからな!」
会場中から罵声が飛ぶ。
だが皆の顔には笑顔があった。
…そして翌朝の船内には動けない者が多発し、急遽船員のシフトを変更しなければいけない事態になったのであった。
156 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/08/17(火) 10:39:10.72 ID:Hk71fyAo
何色使いかよりも何ブロック使いかが重要だな
ウルザ使いなんかと遭遇したら、逃げる間もなく瞬殺される自信がある
157 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/08/27(金) 08:10:35.68 ID:Juer04A0
ブラストダームきちいお
158 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/09/03(金) 23:05:06.86 ID:XknNA9s0
まだかよ
159 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/09/13(月) 06:57:06.19 ID:mFipy5.o
まだー?
160 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/09/13(月) 19:40:36.44 ID:geT3w0.o
毎回毎回更新の間隔あいて申し訳ありません
かなりのんびりではありますが、少しづつ書き溜めてます
もう少ししたらキリがいいので更新できるとは思います
161 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/09/18(土) 13:09:10.27 ID:oFuU3sU0
がんばれ
162 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/09/20(月) 13:48:29.74 ID:Q9n593Mo
163 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/10/02(土) 00:38:43.06 ID:GldjTiIo
捨てた?
164 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/10/02(土) 19:24:45.52 ID:7vMxfj.o
これから楽しくなりそうなのにねぇ
165 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/10/03(日) 17:38:50.09 ID:u2eRt.wo
こんな時期ですけど引越し完了
回線ひどすぎて泣けてきた
ぐぐるだけで一苦労
166 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[saga]:2010/10/03(日) 17:40:48.51 ID:u2eRt.wo
石の国、首都石の街付近
明け方まで続いた宴の影響か、甲板には人が少ない
そんな中、船首には男と女の姿があった
女「男君のおかげで二日酔いにならなくて済んだよー」
男「ったく、明らかに使い方違うだろあれは…」
宴が解散する頃には歩くのもままならなかった女へ、男はサマイトの癒し手を召喚
その癒し力で試しにアルコールも除去できないか試してみた結果、一応毒の扱いらしく体内から除去することができた
女「まぁまぁ気にしない気にしない…あっ、なんかみえてきたよ!」
視線の先には大きな港と多くの船
他の国や下流にある他の街と物資をやりとりしている、石の国でも最大の港である
近づくにつれ、かなりの数の人が行き来しているのが見て取れた
男「それにしてもすごい人と船だな」
船長「そりゃぁ人類側が使う武器や防具のうち、金属でできてるものは大半がこの国の物だからな」
いつの間にやら隣にきていた船長が口を開く
女「じゃぁここが潰れると…」
船長「一応各国でも独自に武器の生産や開発はしているが、金属資源の大半はこの国にある…当然厳しくなるな」
男「魔王軍が北からしか現状来ていないってことに救われてますね」
船長「今後もこないことを祈るばかりだ…それにしても今日は少し空気が違うな」
男「普段もこんな感じじゃないんですか?」
船長「人の数だけみるとそうだ。だがこれじゃぁまるで戦の準備だな。軍人の数も多い」
男「まさか海からの侵攻が?」
船長「分からん。だがまずいことになってるってのはおそらく外れてないはずだ」
167 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[saga]:2010/10/03(日) 17:43:53.43 ID:u2eRt.wo
3人が話すうちに船は港へ入り、イカリをおろす
船長「その辺の事情はギルドの方が知っているだろう。船おりたら真っ先に向かってみるといい。気をつけな」
男「そうしてみます。船長もお気をつけて」
男と女は船長に別れをつげ、殺気立った港へと足を踏み入れる
そこでは先におりていた木材商が積荷の確認をしていた
女「木材商さーん!」
木材商「いやありがとうございます。無事に木材を運ぶことができました」
男「いえ仕事ですから。ところで港がどうしてこうなっているかはご存知で?」
木材商「なんでも東の山脈に魔王軍の拠点を発見したとかなんとか。詳しいことまではわかりませんでしたが」
男「東の山脈は海に面してる…まさかそこから?」
木材商「どうなんでしょうねぇ。その辺はギルドに聞いてみたほうが早いとは思います。非常時です、私の依頼はここで終わりでかまいませんのでこれを」
木材商は一枚の紙を懐から取り出し男に手渡す
木材商「この紙をギルドに出せば私の依頼は終了です。また縁があればお願いしますね」
女「木材商さんも気をつけてー!」
2人は手をふり別れをつげる
168 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[saga]:2010/10/03(日) 17:44:56.33 ID:u2eRt.wo
道路は綺麗に石が敷き詰められ、壁や家も石がきれいに積み重ねられて作られている
そんな整った街並みを眺めつつギルドへたどり着くと、中にはかなりの数のワーカーが集まっていた
その混雑の中、受付へと紙とギルドカードを提出する
受付「はい、お疲れ様でした。報酬は今受け取りと保管とどちらになさいますか?」
男「保管もしてくれるのですか?」
受付「えぇ、金額は全てのギルドで記録されますので、他のギルドにて後で受け取るということも可能です」
男「では保管でお願いします」
受付「かしこまりました。…それと噂は聞いているとは思いますが、現在東の山脈への討伐軍を国が編成中で、ワーカーにも要請がかかっていますので確認をお願いします」
男「わかりました」
男は受付を離れ、掲示板で依頼をみている女の下へと向かう
男「おわったぞ」
女「やっぱり魔王軍の拠点できたみたいだね。それ関係の依頼がすごいでてる」
男「らしいな…どうする?やばそうだし俺らもいくか?」
女「正義の味方としては見過ごすことはできないね。で、これなんかどう?」
男「主力部隊の追加募集…敵に正面からぶつかることにはなるが、国軍と一緒だしまだ安全か」
女「うん、斥候とか遊撃の募集もあるけど、うちらじゃまだ戦慣れしてないし」
男「よし、じゃぁこれ受けてくるぞ?」
男は先程の受付に依頼書を持っていき、手続きをすませる
男「1時間後にこのギルドの目の前にある中央広場に集合だそうだ」
女「じゃぁ急いで宿探して荷物おいてこよっか」
男「そうだな」
169 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/10/03(日) 17:54:15.71 ID:u2eRt.wo
今見返したら2ヶ月もあいてたのか…1ヶ月くらいな感覚だった
更新の度に謝らなくてもいいように頑張ります
って思いはいつもあるので、結局こんな速度になりそうな
2ヶ月かかって6レス分くらいしか書き溜めてないって、終わるのいつになるんだろう
どんなに削っても…考えるのやめておこう
そしていくら古いアパートとはいえレスするのに一苦労って
170 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/10/04(月) 02:55:36.77 ID:n5PZGwDO
時間はかかっても完結する事を願う
171 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/10/29(金) 21:56:26.59 ID:T70rK9c0
待つ
172 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/11/23(火) 18:55:16.06 ID:wT7FYgDO
まだか・・・
173 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/06(月) 02:19:41.46 ID:1dRXoeYo
HTML化の案内が来る前に生存報告を…
書き溜めは少しづつしていますが、次の戦闘の途中でどうしようか悩んだままとまってます
今の状態で投下すると中途半端なことになるので停止中
こんなに放置しててもたまにのぞいてくれる人がいるのはとても嬉しいのですが…申し訳ないです
174 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/07(火) 02:43:58.67 ID:SGQHwyc0
2週間に一回ぐらいでいいからなんかレスしてくれるとうれしいぞなもし
175 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/12(日) 21:40:51.39 ID:WGtyNOko
久しぶりに覗いたら、更新あって嬉しす
176 :
Are you enjoying the time of eve?
[saga]:2010/12/24(クリスマスイブ) 19:47:20.52 ID:6SUfx9ko
中途半端な所ですが、クリスマスだしってことで番外使って少しだけ更新します
177 :
Are you enjoying the time of eve?
[saga]:2010/12/24(クリスマスイブ) 19:47:49.55 ID:6SUfx9ko
ウオオォォーン
まだ陽ものぼりきらない明け方に、大地が振動するほどの大きな警報がなる。
ここは人類の最終防衛ライン北壁。
壁の国の北方、大陸の東端から西端までを完全に塞ぐ、最長、最大の建造物である。
ドンドンドンッ
壁国兵「敵襲です、起きていらっしゃいますか!?」
機械の軍団「毎度毎度うるさいわねー、これで寝ていられるわけないでしょ」
不機嫌な顔で部屋から出てきたのは、その場に不釣合いなドレスを着た少女。
まだ12歳ではあるが、SSSのワーカー。通称機械の軍団である。
壁国兵「おはようございます」
機械の軍団「挨拶はいいわ、規模は?」
壁国兵「はっ、東西、及び中央の各門へと同時攻撃。全て大隊規模ではありますが、東門にて中型のドラゴンの発見報告があります」
灰色の制服を着た兵と少女は戦況を確認しつつ廊下を進む。
先程まで静かだった廊下には灰色と白の制服が入り乱れ、様々な指示が飛び交っていた。
178 :
Are you enjoying the time of eve?
[saga]:2010/12/24(クリスマスイブ) 19:48:49.05 ID:6SUfx9ko
全ての門を守る灰色の制服は壁の国兵。
東門を守る赤の制服の石の国兵。
西門を守る緑の制服の馬の国兵。
そして中央門を守る白い制服の雲の国兵。
北壁は、周りの制服の色で自分の位置を知ることができるほど、各国の縄張りが決まっている。
機械の軍団「じゃぁ私は東門でいいわよね?」
2人は兵が慌しく行きかう中央門の近くにある広場へとたどり着く。そこには巨大な機械の龍。
壁国兵「はっ、そのように伝えておきます。御武運を」
機械の軍団「さて、今日も暴れますかっ…いくわよドラコ!」
少女の声に応え、咆哮をあげるドラコと呼ばれた龍。再び大地が振動する。
その背に飛び乗ると、ドラコはその羽を広げ東門へと飛び立っていった。
179 :
Are you enjoying the time of eve?
[saga]:2010/12/24(クリスマスイブ) 19:49:21.82 ID:6SUfx9ko
空から中央門付近の戦況を眺めると、やや人類側が押されているようにみえる。
機械の軍団「最近攻撃の間隔も狭まってきてるし…仕方ないか。私も急がなきゃね」
機械の軍団「…で、離陸時に飛び乗ってきたあなたは誰?見ない顔だけど。それにみたことない武器ね」
いつの間にかドラコの背にのっていたのは、見たところ16,7歳の少女
肩には狙撃銃を担ぎ、黒い服で身を包んでいた
銃使い「銃使い…今日、ここについた…これはドラグノフ…あなたに着いていけば最前線だと思った」
話しつつ、構えた銃で地上の魔物を狙い撃つ
機械の軍団「すごい武器ね…もしかしてあなたも来訪者?」
銃使い「そぅ」
機械の軍団「そっか。ならいいわ、乗せてったげる!ドラコ、急ぐわよ!」
少女が叫ぶと、ドラコは再び咆哮し速度を上げる
少しの間進むと、地上へと火球を吐き出すドラゴンが見えてきた
180 :
Are you enjoying the time of eve?
[saga]:2010/12/24(クリスマスイブ) 19:50:32.65 ID:6SUfx9ko
機械の軍団「あれどうにかしないとヤバイわね…2匹か」
銃使い「…任せて」
銃使いは手に持つドラグノフを消すと、2本のRPG−7へと換装。狙いを定める
銃使い「…これで1匹削る」
機械の軍団「また妙なものを…まぁいいわ。ドラコ、あいつらの後ろに近づいて!」
少女の指示でドラコは地上へ火球を吐き出すのに夢中な2匹のドラゴンの後ろへつける
機械の軍団「そんなに夢中になっちゃって、後ろがお留守よ!」
ドラコが巨大な火球を吐き出すのと同時に、銃使いのRPG−7も火を吐く。
突然の後ろからの攻撃を受けたドラゴンはダメージが大きく墜落。
墜落地点にいた魔物をその大きな体で押しつぶし、また、強酸の体液が周囲の魔物を傷つける。
地上から起こる歓声。
ドラゴンが頭上から消えたことよりも、少女の姿を見ての方が大きいのかもしれない
機械の軍団「あなたやるわねっ!ドラゴン撃破1。勲章ものよ!後はてきとーにやっててっ。死んじゃやだからね?」
ドラコはその巨体を地面におろす。
少女はその背から飛び降りつつ、一冊の灰色の本をどこかから取り出した。
181 :
Are you enjoying the time of eve?
[saga]:2010/12/24(クリスマスイブ) 19:51:39.66 ID:6SUfx9ko
機械の軍団「気分がいいから、あなたに私の能力みせたげる!」
事情を知る兵たちの誘導で、少女の周囲に広い空間が作られる。
機械の軍団「我に力を!厳かなモノリス3柱!」
その叫びと共に、少女の周囲に巨大なモノリスが3柱、地面から現れる。
術者へと大量の魔力を生み出すアーティファクトである。
そのモノリスが怪しげな光を発すると、再び少女は詠唱を開始した。
機械の軍団「我が召集に応じ、その力もてやつらを蹴散らせ!ファイレクシアの巨像!サルディアの巨像!マスティコア!」
モノリスに続きその周囲に巨大な生物が3体現れ、少女の指示で敵陣へと進んでいく。
2体の巨像が小型の魔物を踏み潰し、マスティコアと呼ばれた口の複数ある巨大な獅子がその爪で切り裂き、食い散らす。
そして少女を護る様に位置するドラコも後方から火球を吐き出し援護する。
突如現れた4体よってに、敵の陣形は崩れつつあった。
ワーカー「す、すげぇ…たった一人で戦況を…」
石国兵長「何をぼやっとしてる、今ぞ好機っ!我らも続けー!!」
鳴り響く突撃のラッパ。
陣形の崩れた敵陣へと、赤い制服の石国兵とワーカー達が突撃していく。
…1時間後、東門に押し寄せた魔物の群れはその姿を消していた。
182 :
Are you enjoying the time of eve?
[saga]:2010/12/24(クリスマスイブ) 19:53:34.73 ID:6SUfx9ko
機械の軍団「無事?」
少女の前には、戦場跡をじっとみつめる銃使い。手には戦闘で使ったのか、P90が握られていた。
機械の軍団「…これがあなたの望んだ最前線の姿よ。敵の死体が残らないから、いつも人類側の死体だけが残される」
銃使い「………」
機械の軍団「…怖くなった?」
銃使いは首を横に小さくふり答える
機械の軍団「…そっか」
銃使い「…いつもこうなのか?」
機械の軍団「これじゃいつか物量で押し切られるのはみんなわかってるの。でも防戦で手一杯で、打開策は何も見つかってない」
機械の軍団「…だから私は1日でも長くみんなが生きれるように、ここにいるの。…あなたも戦ってくれる?」
銃使いの首は縦にと、今度は大きく動く
機械の軍団「よかった。これでまだしばらくはここも大丈夫そうね。…今日死んでいった兵達に祈りましょ」
銃使い「…あぁ」
生き残った兵達が死んでいった者達を北壁内へと運び込む。
そんな中、その地に不釣合いな少女が2人、手を組み祈っていた。
人類の最終防衛ライン北壁。
その門は日々、多大なる犠牲の下維持され続けている。
183 :
Are you enjoying the time of eve?
[sage]:2010/12/24(クリスマスイブ) 19:58:25.27 ID:6SUfx9ko
更新間隔があいてしまってもたまに来てくれている方がいるようなので、本当に少しではありますが更新を
本編進められればよかったのですが、キリのいい所まで書けていないので…
さて、外の気温が大変なことになってるようですがでかけてきます…
この時間に水道管氷はじめるってどういうことだよ…
184 :
Are you enjoying the time of eve?
[sage]:2010/12/24(クリスマスイブ) 20:33:39.91 ID:rdex5sAO
MTG!支援!
185 :
MerryChristmas!!(明石家サンタやってるよ!)
[sage]:2010/12/25(クリスマス) 14:47:18.07 ID:Kg47Ba.0
きてたああ!よっしゃああ!
186 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/29(水) 20:41:02.69 ID:mXeaozwo
おお、やった、ドラ子好きなんだ
187 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/29(水) 23:09:43.83 ID:HPYBksDO
乙でした
風邪ひくなよ
次の更新も楽しみにしとくよ
188 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2011/01/13(木) 22:41:46.21 ID:ua6FhmPyo
あけましておめでとうざいます
こんなのんびり更新でも読んで下さっている方々、本当にありがとうございます
今年の目標はこの遅い更新速度の改善ですね…
まぁそのためには私の表現力の向上が必要なわけですが…
読んでくれる人がいる以上、何年かかってでも完結に向けて少しづつ進めていく予定です
MTG扱ってる人って今他にいない気がしますし
さて、SSはまた移民のようですね
近いうちにそちらへの移動願いを出してこようと思います
一度落としてタイトルの変更と同時に今までの文章書き直そうかとも思いましたが、
そんなことしてる暇あったら先書いたほうがいいでしょうしこのまま続ける方向でいきます
SS・小説スレは移転しました
http://ex14.vip2ch.com/news4ssnip/
Mobile
http://ex14.vip2ch.com/test/mread.cgi/news4ssnip/
189 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2011/01/20(木) 17:56:27.07 ID:Hx3hW2j+o
移転のお願い出してきました
書き溜めなのですが、次の戦闘で詰まったためがっつり削除して書き直し中です…
最近の悩みなのですが、タイトルが似てるスレあるんですよね
明らかにこちらが後発な上に内容も差がありますし、何か思い浮かんだら途中でタイトル変更しようかと思ってます
まぁスレタイはもうどうしようもありませんが
…というかツンドラ狼が一番好きなのですが、この子困ったことに1/1なんですよね
この先使おうとするととても困ったサイズの狼になりそうです
190 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2011/01/20(木) 17:58:45.74 ID:Hx3hW2j+o
ここを読んで下さっているような方々であれば大丈夫だとは思いますが、一応移転先を
http://ex14.vip2ch.com/news4ssnip/
スレタイは同じはずなので、今後もこのいつ更新がくるかわからないスレにお付き合いいただける方は検索をお願いします
移転後少しだけ更新できるように現在進行形で書き溜めてます
191 :
真真真・スレッドムーバー
:移転
この度この板に移転することになりますた。よろしくおながいします。ニヤリ・・・( ̄ー ̄)
192 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2011/01/21(金) 00:51:29.89 ID:j4DqxkMeo
緑髪のエレアは…
ニヤリってみるとそれしか思い浮かばない
でもまぁelonaネタではないんだろな、たぶん
移転したので、少しですが更新を
その前にあらすじ書いとこうか。更新間隔あきまくったし。
193 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2011/01/21(金) 01:12:24.28 ID:j4DqxkMeo
ここまでの流れ(更新間隔あきすぎなのでまとめときます)
とある掲示板のとあるスレ
そこの住人だった男と女は、そこで目にした異世界への移動方法を半信半疑で試してみる
その結果飛ばされたのは、人類と魔王が戦争を続けるまさにファンタジーの世界
二人は初めに出会った謎の老人から知識と力を与えられ、その世界での生活を始める…
男の能力は、MTGのカードを用いての召喚術と魔法の詠唱
女の能力は、身体能力の強化とパイルバンカー
二人はその能力を手に、最初に訪れた、大陸の中心雲の国でギルドの登録試験を受ける
騙されてBランク試験を受けることになるも、そこで出会った仲間と共に試験を突破
晴れてギルドへと登録された二人は大陸東にある石の国に向かうも、何やら不穏な空気が…
194 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2011/01/21(金) 01:26:53.22 ID:j4DqxkMeo
剣と魔法のファンタジー
MTGのカードとパイルで戦う
>>1
の更新はとてつもなく遅い
以上3行で
新天地で検索かけておっかけてきてくださった方がいれば、ありがとうございます
初めましての方は、更新間隔空きまくりではありますが、他のSSの合間にでもふと思い出して読んでいただければ幸いです
では更新に
きりのいいとこまでなので相変わらず少しだけになります
195 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2011/01/21(金) 01:28:50.00 ID:j4DqxkMeo
1時間後、中央広場
宿に荷物を置き広場へと戻ってくると、軽く200人を超えるワーカーと、赤い制服を着た石の国の兵の姿があった
石国兵「静まれ!これより今作戦の説明と、部隊の割り振りを行う!」
広場の端には台が設置されており、その横で石国兵が叫ぶ
皆の視線が台に集まると、1人の男が台へとのぼる
石国大軍師「ではこれより今作戦の概要を説明します」
魔法か何かだろうか、広場中に伝わる声で説明が開始される
それと同時に、台の後ろの何もなかった空間に、突如この街から東の山脈までの地図映像が出現する
それをみると、街の東には平野が広がり、その先には山脈が海に面して存在していた
その山脈に拠点を作られてしまうと、後は首都まで何も障害がなくなる最悪の位置取りである
196 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2011/01/21(金) 01:30:18.30 ID:j4DqxkMeo
石国大軍師「地図をみてもらえればわかるように、おそらく魔王軍は山脈に隣接する海から上陸したものと考えられます。規模は不明ですね」
地図上の海に赤い凸が出現し、山脈にのる
石国大軍師「山脈の海側は断崖だったため、警戒を怠りました…がそれを悔やんでも仕方ありませんね」
続いて、街の近くに大きな凸と、南から迂回して山脈に向かう凸がうつしだされる
石国大軍師「ここにいるみなさんには、街からまっすぐに進軍する国軍の一部に入ってもらいます。この部隊で敵の主力をひきつけ…」
迂回していた凸が山脈の敵拠点に侵入する
石国大軍師「その隙に、別働隊で拠点を叩きます。単純ですが今回はこれでいきます。質問は?」
最前列にいた大男が手をあげる
大男「別働隊で本当に拠点叩けるのか?万が一叩けなかった場合はどうなる」
石国大軍師「別働隊には親衛隊を割り振ってあります。それに今作戦には歩く災厄を始め、上位のワーカーに参戦していただけるようですのでその辺を引き抜いてます。主力で釣れなくともどうにかしてくれるでしょう」
大男「それでも無理な場合は?」
石国大軍師「その場合はみなさんに頑張っていただくしかありませんね。正面突破です。それも無理なら首都は魔王軍のものです」
大男「無責任すぎねぇか?」
石国大軍師「主力は首都防衛隊を含む、2個大隊。別働隊は先程述べたとおり。我が国の精鋭を動かすのです。それにそうならないためにみなさんがいるのでしょう?他に質問は」
広場は少しざわつくが、質問の手をあげるものはいない
197 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2011/01/21(金) 01:30:54.44 ID:j4DqxkMeo
石国大軍師「では主力部隊の配置の説明を行います」
地図が消え、部隊配置の図がでる
石国大軍師「基本的には横隊で。中央は国軍が受け持ちます。左翼は国軍とワーカーの騎兵、右翼はワーカーと一部の国軍の歩兵を配置しています」
石国大軍師「中央は遠距離攻撃と魔法による攻撃を加えつつ敵を迎え撃ち、白兵戦となったら後列の歩兵を前面にだし、敵の攻撃を受け止めます。後少しづつ後退しつつ敵の勢いを殺していくことになります」
石国大軍師「右翼と左翼ですが、その間に敵陣を突破。左右、後方、及び正面から挟み込み敵を殲滅。その後は敵の拠点へと向かいます」
石国大軍師「あぁ言い忘れました、後方からの支援に大砲を20門ほど手配しておきました。では部隊の割り振りに移りましょう」
部隊配置の図の横に、ワーカーの登録番号と名前の一覧、そしてその横に配置部隊名が表示される
石国大軍師「後は部隊ごとに小隊長がきているので、その指示に従ってください」
広場にいるワーカーは自分の隊を確認すると、自分の隊の小隊長の下へと動き出す
男と女も自分の隊の確認をしていた
198 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
:2011/01/21(金) 12:05:35.40 ID:k2UBMsUSO
投下ペースゆっくりでも推敲きちんとするのは読む側にはありがたいよ
199 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2011/01/21(金) 19:40:37.60 ID:gTlGeFh20
剣と魔法の世界で機械を使うガンナーが好きだから銃使いを支援したい
200 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2011/01/27(木) 01:50:41.45 ID:IZydiZMmo
>198
ゆっくり…ですむ程度には抑えたいですね
さすがに数ヶ月はあきすぎだなっていう自覚はあるんですはぃ
>199
次西に行くか北に行くか悩んでたのですが、そゆことなら北にしようかな
書き直したら続き書きやすくなったので、少しだけ投下して寝ます
201 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2011/01/27(木) 01:51:41.72 ID:IZydiZMmo
女「小隊長さんは…女騎士さんか。女の人みたいだねぇ」
男「だな。じゃぁ俺たちも移動するか」
二人は割り振られた小隊の集合場所へと歩いていく
辿り着くとそこには、真紅の甲冑に身を包んだ20代中盤くらいの女性が立っていた
男「遅くなりました。男と女です。よろしくお願いします」
女騎士「うむ、お主らで最後の様だな。…ここは騒々しい。皆準備が整っているのであれば、次の待機場所まで移動してしまいたいのだがかまわんか?」
10人程集まったこの小隊の面々がうなずく
女騎士「…よし、では移動する。ついてこい」
女騎士の後について移動する面々
女の小隊長が珍しいのか、はたまたどこからみても目立つ真紅の甲冑のせいか、周囲の視線が集まる
そしてその視線は後ろに続く、使い込まれた武具をもち、独特のオーラを纏う古参のワーカーへと移り…
最後尾に位置する軽装…というより私服にしかみえない男と女へと移り、そこでとまる
202 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2011/01/27(木) 01:52:27.74 ID:IZydiZMmo
女「ね、ねぇ男君…なんかさっきからうちらの小隊すごいみられてない…?」
男「…というより俺ら2人に変な視線が集まってるような…」
ワーカー1「そりゃうちの小隊長の女騎士が有名人だからな。あの若さで今回の右翼のトップだ」
ワーカー2「それもあるけど…あなたたち二人はその格好で戦場にでるつもりなの?」
男と女の前を歩く、2人組のワーカーが口を開く。歳は40代前半くらいだろうか。
男「あ、あぁ…そういうことか…出でよっ」
男が喋ると、男の体に簡易な防具と白いローブが現れる
それに続いて女も武具を呼び出し、その体に装着する
ワーカー2「なるほど、そういうことね…でもまだ軽装ね」
ワーカー1「それに若いな。いつからこの仕事を?」
女「えっと…恥ずかしながら初任務で…」
ワーカー3「初任務だと!?この部隊は恐らく右翼の主力部隊だぞ!?」
知らぬ間に近くに来ていたツヴァイハンダーをかついだ大柄な男が口を開く
ワーカー2「そうねぇ、先陣は女騎士さんでしょうから私たちもそれについていく形になるでしょうねぇ…」
ワーカー3「何かの手違いじゃねぇのか…?」
男「さ、さぁ…どうなんでしょうね…」
203 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2011/01/27(木) 01:53:44.27 ID:IZydiZMmo
きまずい空気の流れる中、一行は街の門をくぐり外に広がる平野にでる
そこには戦の準備をする国軍の兵や、先に来ていた隊の姿があった
女騎士「ふむ、予想外に人がいるが…まぁ仕方がないここでいいだろう」
女騎士は、慌しく動く国軍の兵達の邪魔にならないよう少し離れた所でとまる
女騎士「移動中に問題になっていたようだが、男と女がここにいるのは手違いではない。歩く災厄がここにいれろとうるさくてな。手紙も預かっている」
男は手紙を受け取ると中を見る
歩く災厄「最前線を堪能できるように、強引にそこにつっこんどいてやったから感謝しろよ?周りはベテラン揃いだから、離れなきゃ死なないはずだからな。じゃ、そゆことでよろしく!」
女「あの人は何なの…」
女騎士「一体どういう関係なのだ?」
男「んー…どういうと言われましても…この前のBランク試験の時に少し話したくらいですしね」
女騎士「ふむ…あいつはよくわからんやつだしな…まぁそれなりに力はあるものと信じるしかないか」
女騎士「…まぁ悩んでも仕方がない、この小隊に配属されたからには働いてもらう。ではこの小隊の役割に関しての説明に移る…前に一応名乗っておくか」
女騎士「私は女騎士。この小隊の小隊長であると同時に、今作戦における右翼長だ」
女騎士「さてこの小隊の役割なのだが、想像通り私と共に先陣をきって突入してもらう」
204 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2011/01/27(木) 01:54:37.28 ID:IZydiZMmo
その言葉を聞き男と女の顔に多少の緊張が現れるが、他のベテランのワーカー達には特に緊張はみられない
この小隊にBランクのワーカーは二人だけ。その他は全てAランク…それもそれなりに名の売れたベテラン達で構成された右翼最強の打撃部隊である
女騎士「突入後は、各自で後続の脅威になりうる魔物を中心に攻撃してもらえればいいのだが、敵陣の突破を最優先に頭の中においておいてほしい」
ワーカー1「何かまずい物でもみつかったか?」
女騎士「偵察部隊からの報告で、山の麓に謎の魔方陣が発見された。どうやらそこから魔物がでてきているらしい。我々の最優先目標はその魔方陣の破壊となっている。左翼長の小隊との共同作戦だ」
ワーカー1「今まで不明だった魔物の輸送手段が判明したってことか…」
魔物達が突如として大軍勢で現れる…過去にもそんな例はいくつかあったのだが、その全てにおいて輸送手段は謎とされていた
何らかの手段で入り込んだ魔物が、その魔方陣を描くことで増援を呼ぶ…謎が一つ明らかになった瞬間であった
女騎士「敵陣を突っ切ることになる。近接戦闘のできない者を内側に、外側を近接職で固めた楔形陣形で突破する。敵は突破の邪魔になるものだけ攻撃しろ。後は後続がどうにかしてくれるだろう」
女騎士「今回我々が動員した兵力はおよそ2000人。敵の規模はその倍はいるそうだ。未だに魔方陣から増えているということから、我々の行動次第で戦局は大きく動くことになるだろう。…以上だ質問は?」
女騎士「…ないようならこれで解散だ。各自作戦開始時間まで自由にしていろ」
そう言うと女騎士は背を向け作戦本部のあるテントへと歩いていった
同時に各自の準備を始めるワーカー達
他の小隊のワーカーも少しづつ周囲に増え始め、作戦の準備は整い始める
その様子を少し緊張した顔でみつめる男と女
作戦開始時間は刻々と近づいてきていた
205 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2011/01/27(木) 01:57:11.16 ID:IZydiZMmo
相変わらず少しですがこの辺で
またきりのいいとこまで書けたら更新します
206 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2011/01/27(木) 02:11:31.02 ID:+EJuA3Ido
まってるよ!
207 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2011/01/27(木) 10:59:24.36 ID:uORdSePGo
女騎士か。女剣士と見間違えたけど…どちらにせよ胸熱
戦う女は美しいのです(´・ω・`)
208 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2011/01/27(木) 16:12:16.70 ID:TnKr9lIL0
一気に読んだー
上で人間側の死体しか残らないとかでてたけど魔王軍がどんな存在なのかとかはもっと後になったらでるのかな?
209 :
◆3714x.SHs6
[sage]:2011/01/28(金) 13:18:47.72 ID:YdPs3L/fo
この板のルール決めは未だに難航してるようですが…
間あきやすいので一応本人確認できるように酉つけることにします
てことでテスト
210 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2011/01/28(金) 13:21:11.99 ID:WewnWzEXo
まってる
211 :
◆3714x.SHs6
[sage]:2011/01/28(金) 13:45:44.38 ID:YdPs3L/fo
>207
女剣士は侍なイメージ
刀と鎧
女騎士は騎士なイメージ
甲冑と、馬上で使うようなランス2本
この手のキャラ好きなので、気づいたら似てました。区別できるように差出さないとな…
年齢的には女剣士21、女騎士25です。
>208さんのに関しては、せっかくなので説明のコーナー作ってきます
話書きながら、あまり設定説明とか長いとテンポ悪くなるなっては感じていたのでいずれやろうと思ってましたし
212 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2011/01/28(金) 13:50:29.00 ID:WewnWzEXo
>>211
女剣士はイメージ通りの設定だ。
女騎士もイメージ通りだったけどランス使うのか
キャラ立ち大変だけど頑張れ。
C
213 :
◆3714x.SHs6
[saga]:2011/01/28(金) 14:19:23.22 ID:YdPs3L/fo
座学の時間(仮称)【第一回】
○魔物の死体の扱いに関して
男「さて、本編で説明いれすぎるとテンポが悪くなると思うので、必要に応じてたまに座学の時間を設けたいと思います。タイトルは急だったので仮です」
男「本日の生徒役は女。講師役には女騎士さんを招いております。よろしくお願いします」
女「わー。どんどんどんぱふぱふぱふー」
女騎士「講師は問題ないのだが、本編とはなんだ?」
女「それはつっこんじゃだめだと思うよ?」
女騎士「そうか?まぁ細かいことは気にせんからかまわんが」
男「その方向でお願いします。では今回のお題は魔物の死体に関してです」
女「死んだ魔物の死体がどうなるかってことだよね?気にはなってたんだ」
女騎士「ふむ…基本的には奴らは死後少したつと勝手に消える。まるでそこに何もなかったかのように」
男「RPGとかで倒した敵が消えるのと似たようなものだな…でも魔物の素材って一部利用されてますよね?」
女騎士「そうだな。昔は消えてしまうから利用できなかったらしいのだが、研究者達のおかげで今はその消えてしまうのを防ぐ事が可能になっている」
女騎士「魔力の使える者であれば割と簡単に使える魔法だが、それは鱗数枚とかの少量の場合だ。さすがにドラゴンの巨体ともなるとそれなりに修練を積む必要はある」
女騎士「まぁそのための補助として、その魔法を込められた札や石、粉等が量産され販売されているから使えなくても困りはしないのだがな。私は持ち運ぶのが面倒だから魔法を使う」
女「それにしても消えた魔物はどこに行くんだろうねぇ」
女騎士「魔物自体も唐突に現れることがあるし、未だに謎の多い奴らだ。だがいずれ解明されるだろう」
男「では第一回のこのコーナーをしめたいと思います。またいずれー」
214 :
◆3714x.SHs6
[sage]:2011/01/28(金) 14:23:07.50 ID:YdPs3L/fo
>212
あぁそうか、女騎士の武器に関しては今書いてる分の範囲か…
まぁ次回です
おまけ。次更新から突入する戦の初期配置
ずれてなきゃいいけど
山
――――――――
★
<まもののむれ>
△△○○○□□
△□□□□□□
◎◎◎
<砲兵のみなさん>
△:騎兵 ○:歩兵(銃) ◎:魔道兵 □:歩兵
(記号一つにつき約100人)
★:謎の魔方陣
215 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2011/01/30(日) 11:26:24.02 ID:KMHDHLiDO
男「来い、ツンデレ娘!」だと思ってずっと読もうとしてなかったけど珍しいファンタジーSSだったとは…しかも面白い支援
一つだけ疑問なのはどんなSSでもかなりの確率で場違いな少女が出てくるのはなぜなんだぜ
216 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2011/01/30(日) 23:25:50.60 ID:R4sdgABXo
ガントレットのジェネレーターか
>>189
Tundra Wolvesの特徴を思い出せ
サイズの大小じゃない、マナで出せるのとFirst strikeだ
217 :
◆3714x.SHs6
[sage]:2011/01/31(月) 01:04:33.91 ID:9zCJMOxao
世界観の説明をコーナー作って投げたら、そっち書くのが楽しくなってしまってます
ちょうど現実逃避したい時期なので尚更…
>215
まぁツンドラ狼なんて単語入ってるスレなんて普通たたないですからねww
場違いな少女…うちで言うと該当は一人、12歳の子がでてますね
世界観からの説明は近いうちに座学ということで
本音としては、自分がまだ20代なので下の年齢のがイメージしやすいんですよね
個人的には渋いおじさんのいる話が好きなので出したいのですが
>216
ガントレットのジェネレーター…軽く調べてみたけどそのゲームとの関連性がわからず…
狼をでかいのとやり合わせようとすると、巨大化+樫の力みたいなとんでもない大きさになるんですよね
まぁその辺は愛でどうにかこうにかできればと思ってます
現役離れた今でも、財布の中にはお守りがわりに一枚入れてたりしますww
…とはいえ今の絵はどうも好きになれないんですよねぇ
この話は昔の絵のイメージで書いてます
218 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2011/01/31(月) 02:05:55.23 ID:ImFqvWqDO
>>217
ゆっくりでも確実にじっくり書いて欲しい
やっぱり渋いキャラが良いよね!爺さんで適当な〜じゃとかは勘弁
ゆっくりで良いとは言ったけど待ち遠しいなァ〜ンお支援あげちゃうッ
219 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2011/02/10(木) 16:07:08.47 ID:BYJpN0YVo
_, ._
( ゚ Д゚)
( つ旦O 待ってるよ
と_)_)
220 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2011/02/13(日) 20:06:18.40 ID:uqvKayOk0
俺だって待ってるよ
221 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2011/02/14(月) 01:55:17.03 ID:/K6aa47Ao
いいや、俺の方が待ってるね
222 :
◆3714x.SHs6
[saga]:2011/02/14(月) 02:10:58.42 ID:+CCkcJyZo
山の麓付近
首都の近くで隊列を組んだ討伐軍は進軍を開始し、遠めにも魔物の姿がうっすらと確認できるほどの地点まで進み、一度とまっていた
その右翼の最前列には女騎士の小隊…つまり男と女の姿もそこにあった
女「うぅ…さすがに緊張してきたよ…」
女騎士「私も初陣はそうだった。無理せず私の後ろをついてこい…と言ってやりたい所ではあるが、生憎と余裕はない。働いてもらうぞ?」
最前列から数歩先、腕を組み一人たたずむ女騎士が顔だけを振り向かせ喋る
その両脇には、地面に突き立てられた2本のランス
女騎士「…とはいえ歩く災厄から頼まれているからな。できるだけ気にはかけておこう」
男「…すみません、お願いします」
女騎士「何を言っている。私は男を護る趣味はないぞ?」
男「えぇっ!?」
女騎士「ふふっ、冗談だ。だがお前の事も頼まれている…とはいえ陣形の関係上、女ほどは助けられそうにないというのが現実だ」
男「すみません、できるだけ迷惑はかけないようにします」
女騎士「当然だ。敵は新兵だからといって加減はしてくれぬ…さて、敵が動いたようだ」
223 :
◆3714x.SHs6
[saga]:2011/02/14(月) 02:12:14.67 ID:+CCkcJyZo
魔物の群れがこちらに進み始め、砂煙が上がる
大地が揺れ、異形の者達の姿が少しづつ大きくなってくる
大地にはゴブリン、スケルトン等の小型の者や、リザードマン、ミノタウロス、ゴーレムといった中型の者
空にもハーピーやドラゴンといった飛行型の魔物の姿が見える
それらの魔物達が射程内に入ると同時に、中央、及び後方からの攻撃が始まる
銃声、色とりどりな魔法の線、後方から撃ち出される鉄や石の塊
一部の魔物はその攻撃に耐えられず倒れていくが、それでも勢いはとまらない
男「あいつら、弱った味方踏み潰して前進してるぞ…」
女「あのミノタウロスなんて、ゴブリン持ち上げて盾代わりにしてるよ…」
女騎士「奴らの仲間意識などその程度の物だ。そもそもあるのかどうかも謎だがな…さてそろそろ出番だ」
女騎士は兵達の方に振り向き口を開く。その声は魔法により右翼全体へと届けられる
女騎士「…我ら右翼はこれより敵陣への突撃を開始する!」
女騎士「…全軍抜刀!全軍突撃!我が槍に続け!」
その声と共に、右翼が飛び出す。少し遅れて左翼の騎兵も進軍を開始した
224 :
◆3714x.SHs6
[sage]:2011/02/14(月) 02:19:07.98 ID:+CCkcJyZo
っとほんとに少しだけですけど更新を
もう少しでこの戦闘書き終わるので、近いうちにまた少し投下できるとは思います
最近AAで何か遊びたいなとか浮気心芽生えつつ、先にこれ安定して投下できるようにしろよと自分でつっこむ日々が続いてます
自分の脳内イメージそのまま文章にするツールがあればいいのに
225 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2011/02/14(月) 04:26:36.21 ID:ajYw61TDO
伸びてるけど駄レスかよ期待させやがってと思ったら実際にきてて乙
226 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2011/02/14(月) 09:40:23.44 ID:Swa1vFNFo
>>224
>自分の脳内イメージそのまま文章にするツールがあればいいのに
禿同。そして乙
227 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2011/02/15(火) 17:32:52.90 ID:wYCYKyyM0
キテタ!乙!
228 :
◆3714x.SHs6
[saga]:2011/02/18(金) 01:41:30.70 ID:1oYkE5EKo
女騎士の小隊は、女騎士を先頭とした楔形陣形
外側は近接職で固め、内側には魔導士等を置く形になっている
―――――――――――――――――――――
△
1 女
3 5
6 男 2 7
8 4 9
△:女騎士 数字:その他のワーカーの番号(例、2→ワーカー2)
―――――――――――――――――――――
その小隊を先頭に、右翼は魔物の群れへと駆ける
中央からの遠距離攻撃で多少は削れているとはいえ、そこには未だ多くの魔物が生き残っていた
ワーカー2「先手を取りますっ…風よ、鋭き刃と成りて敵を切裂け!」
男の横を走る女性ワーカーの杖の先端に、巨大な風が渦巻く
その杖を前に向けると同時に大地を風の刃が走り、前方の魔物の群れを切裂いていく
女騎士「多少は削れたがまだ道はできぬか…ならば我が槍の一撃で道を開く!」
女騎士の体が赤い空気に包まれ始める
229 :
◆3714x.SHs6
[saga]:2011/02/18(金) 01:44:35.08 ID:1oYkE5EKo
ワーカー4「補助魔法いくぞっ!…この地を守護せし大地の精霊よ、我と我らに祝福を!」
男「じゃぁ俺のもついでだっ…善なるものには祝福を、悪なるものには死をもたらす白き天使よ。この地に舞い降り我を守れ!セラの天使(Serra Angel)!」
男「天に仕えし御遣いよ、その謳声で我らに力を!栄光の頌歌(Glorious Anthem)!」
男の隣に現れた剣と白き翼を持つ天使の謳と、ワーカーの魔法により小隊全体の身体能力が強化され、体が薄い輝きで包まれる
女騎士「我に流れしは竜の血筋……魔物よ、この力、身を持って知るがよい!正面に穴をあける、突っ込むぞ!」
女騎士の体を纏う赤い空気が、溜め動作に入っていた右手のランスに集約される
そのランスを勢いよく突き出すと、前方に赤い衝撃波が飛んでいった
一瞬の間を置きそれは前を塞ぐ魔物の群れへと着弾
小隊が通れる程度の幅ではあるが、敵陣を後方まで貫き多くの魔物を消滅させていく
女「すご…進路上にほとんど魔物残ってないわ…」
ワーカー5「何を惚けてる、群れに突っ込むぞ!」
小隊は敵陣に出来た一瞬の隙間に突入する
生き残った魔物を蹴散らし、隙間を埋めようと脇から迫る魔物の攻撃は捌きつつ部隊は進む
230 :
◆3714x.SHs6
[sage]:2011/02/18(金) 02:03:25.10 ID:1oYkE5EKo
あ……もっと投下できるかと思ったら、書き溜めと区切れるとこの関係上ここまでだわ
書き溜めギリギリまで投下すると修正きかなくなるのでストップ
231 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2011/02/18(金) 02:05:42.04 ID:Uou+8hUDO
きてたのか、乙
展開忘れちまったよ
232 :
◆3714x.SHs6
[sage]:2011/02/18(金) 02:31:26.70 ID:1oYkE5EKo
更新間隔空きすぎですぎな上に話進まないですからねぇ
他の作者さんでそういう状態のスレみてて自分もそうなることありますし、予測してたことではあります
区切りいいとこであらすじっぽいもの入れていかないといけなそうですね
ところでふと専ブラで開いてるスレのうち、SS系数えてみたら…
80スレ近くありました(半部くらいはエタりかけてたりうちと似た更新頻度ですけど)
みなさんどのくらい同時進行で読んでるもんなんですかね
あぁ、さすがにNIPだけじゃなく、やる夫板とかローゼン板のも混ざってます
233 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2011/02/18(金) 02:40:45.86 ID:Uou+8hUDO
今度の更新の時は
>>1
から読み直してみるわ
>>1
の栞情報はいらないです
234 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2011/02/20(日) 19:27:54.55 ID:+jpFvsNfo
製速、パー速は更新早いスレと特に気になるスレだけ5〜10位タブ開いて
遅いスレはたまに板更新して新着がそこそこあるスレだけ開いてるわ
ここは開きっぱなし
235 :
◆3714x.SHs6
[saga]:2011/02/22(火) 01:20:21.77 ID:GPUJGCP+o
女「っつ、このっ!」
ワーカー5「足は止めるなよ、この群れに飲み込まれたら終わりだ!」
飛び出してきた2体のゴブリンのうち1体を女が叩き落し、もう一体をワーカー5が右手に持つ盾で弾き飛ばす
ワーカー1「とはいえどうする!このままだと抜ける前に捕まるぞ!」
身の丈よりも大きな剣で、女騎士に飛んできた斧を防ぎ叫ぶ
女騎士の攻撃による混乱に乗じて中間点までは来たものの、魔物側も落ち着き始め飛び掛ってくる者が増え始めていた
男「…視界悪くなってもかまいませんね!?」
女騎士「突破できるのならば何でもかまわんっ、やれ!」
男「ならっ…霧よ、我らの姿を包み隠せ!濃霧(fog)!」
男がそう唱えると周囲に霧が立ち込み始め、敵左翼を覆っていった
女騎士「とはいえさすがに濃い…誰かが突破できればいい!周囲にかまわず突破することだけを考えろっ!」
隣を走る者がかろうじて分かる程の濃い霧
再び生じた魔物達の混乱の中、更にペースを上げ突き進んでいく
…ほどなく男達の周囲の霧は薄くなり始め、部隊は敵陣を無事に突破した
236 :
◆3714x.SHs6
[saga]:2011/02/22(火) 01:21:18.22 ID:GPUJGCP+o
女「え!?ちょっとあれ何!?」
霧から抜けた一行、その目に入ったものはもうそう遠くない距離まで迫った巨大な魔方陣と、その周囲を囲むローブに身を包んだ無数の人型の何か
…そして、その魔方陣から這い出しつつある巨大なスケルトンであった
女騎士「まだ頭部と左手だけ…急げば間に合うか!?」
男「間に合わせるしかないでしょう!左手だけで家一軒分くらいあるとかどんな化け物だよっ」
ワーカー1「左翼の騎兵は…まだ姿がみえねぇ、うちらだけでやるしかねぇな。急ぐぞっ!」
通常戦場に現れる魔物は、せいぜい大きくとも家一軒ほど
それが手だけのサイズとなると、明らかに今召還されつつあるものは規格外の大きさといえよう
そしてその規格外の化け物の口が、自陣を突破する人間に気づいたか怪しく光り始める
女「ねぇあれって…」
男「まさかとは思うが口からビームとかいわねぇよな…」
女騎士「っく…もう進路を塞ぐ魔物はいないっ、先に行ける者は行け!陣形なぞ構うな!」
ワーカー1「とはいえ左翼の騎兵と違ってうちらは徒歩だ!これ以上の速度は…!」
焦る一行を知ってか知らずか、スケルトンの口が開き、徐々にその光は大きくなり始める
237 :
◆3714x.SHs6
[saga]:2011/02/22(火) 01:22:08.92 ID:GPUJGCP+o
女「男くんっ!私達だけなら先にいけるよっ!」
男「!?…そうかっ、俺の能力なら…来い、ツンドラ狼っ!」
男は隣に現れた白い狼に跨ると、すれ違いざまに女の手をとり後ろにのせ、陣形から飛び出す
女騎士「すまないっ、すぐに追いつく!」
2人を乗せた狼は一気に加速しスケルトンの下へ駆ける
男「周囲の人型…あれを倒せば召還解除されると思うか!?」
女「私馬鹿だから判断任せるよ!」
男「お前こんな時にっ!……召還解除できても、すぐに消滅しない場合はアウトか!?なら…」
男が悩む中も光はどんどん大きくなり、すでに口内の半分以上は光に満たされていた
男「…であれば本体を!?いや、あのサイズとか手に負えないだろ…」
女「あーもぅじれったい、ならあいつの顎に私が全力で打ち込んで口を閉じさせる!ОK!?」
男「悩んでも仕方がない、それで行こう!ツンドラ狼!」
238 :
◆3714x.SHs6
[saga]:2011/02/22(火) 01:22:51.49 ID:GPUJGCP+o
方針が決まり、砲撃を食い止めるべく先行して走る2人を乗せた1匹
だがやっとスケルトンの200mほど手前まで迫った、その時…
男「くっ…」
女「きゃっ!?」
少し離れた横を光が走る
その後一瞬遅れて訪れる強風と衝撃波
その衝撃に2人と1匹は吹き飛ばされ、100mほど離れた地面に叩きつけられる
そしてそのままの勢いで更に地面を転がり、最終的に200mほど吹き飛ばされた地点でとまることができた
…傷つきぼろぼろな状態で倒れ、ぴくりとも動かない2人
その横では同じく傷を負った狼が召還解除され消えていった
239 :
◆3714x.SHs6
[sage]:2011/02/22(火) 01:30:41.89 ID:GPUJGCP+o
今日の分ここまでです
さすがにタブ開きすぎな気がしてきたので、最近少しづつ整理してみてます
…でも同時に新しいスレ開いてしまって、結局プラマイ0なんですよね
240 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2011/02/22(火) 03:21:52.51 ID:LPZ5U62mo
続きが気になる
乙
241 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2011/02/22(火) 06:05:25.93 ID:cOpGHIqD0
乙乙ー
242 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2011/02/22(火) 08:00:23.95 ID:ZsAev/iDO
乙ー
243 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2011/02/22(火) 08:54:51.98 ID:su13wNQVo
ガシャドクロかな?
強敵だな
244 :
◆3714x.SHs6
[sage]:2011/02/22(火) 20:05:04.53 ID:GPUJGCP+o
残念、男と女の冒険はここで終わってしまった!
いや、まぁ続き書いてます
いったん山に登っていった別働隊の話になります
245 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2011/02/23(水) 11:28:30.61 ID:tvg4er7Oo
一見、荒しかと思った
246 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2011/03/09(水) 03:18:39.55 ID:gAnuy6yb0
まってんよ
247 :
生存報告
:2011/03/12(土) 19:32:07.65 ID:BLV0M+6DO
トリは自宅のPCつかないとわからないのでつけられないですが、
>>1
です。
携帯から書き込むの初めてだな…
現在地震に巻き込まれてはいますが、割と被害少ない地域なので、水しかでませんが生きてます。
電気とガスは偉大ですねほんと。
落ち着いたら更新します。
248 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2011/03/13(日) 08:27:31.16 ID:/JCqirgqo
>>247
おつおつ、無事でよかった
249 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
:2011/03/13(日) 18:37:04.59 ID:fuME/1IT0
>>247
楽しく拝見させて戴いている者です。ご無事で何よりでした。
落ち着いてからの再開楽しみにしております。
250 :
◆3714x.SHs6
[sage]:2011/03/13(日) 19:09:07.78 ID:XgJQn346o
ライフライン復旧しました
ただ物資的にはまだ厳しい状況続いてますね
ただ初動でそれなりに買出しできた部類だと思うので、大事に食べて一週間弱はなんとかなりそうな
それまでに周囲の店に物資届くといいのですが
他の方は被害とか大丈夫ですか?
251 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2011/03/14(月) 00:46:58.16 ID:oGXYuenTo
>>250
大変だろうけど無理すんなよ
俺は関東住みだから何ともなかったけど昔住んでた所が壊滅したらしい…
252 :
◆3714x.SHs6
[sage]:2011/03/14(月) 07:41:45.35 ID:Q3MgSE6bo
海沿いはほんと地震が日中でよかったって思ってます
これ明け方とか夜中だったらと思うと…
弘前−秋田、秋田−酒田の電車復旧したみたいですね
そっから仙台とか新潟、新潟から各地に行けるので、物資もいくらか運べるようになったのかな
うちの県まで…って居場所ばれるけど、早く公共交通機関復帰するといいんだけど
スーパーも在庫吐き出して終わりな状態ですし
てかうち更新開始しても明るい展開には基本ならない!
よし、何か明るい話を新しく書いてスレ建てを…そしてどっちかがエタるt
まじめに何か短編書こうかなぁ
今自分にできる支援ってそんなもんだ
253 :
◆3714x.SHs6
:2011/03/14(月) 08:49:35.06 ID:Q3MgSE6bo
ここ雑談に使ってもOKです
もしも被災地の方いたら、他人から不幸自慢だって思われようが、空気読めてなかろうが、書いちゃって問題ないです
吐き出すことで、他の人に聞いてもらうことで、精神状態って多少なりとも落ちつくものです
自分生きてるって書くだけでも個人的には結構気の持ちようが楽
精神的に折れなきゃしばらくは持つもんだ
よし、何か書けないか、あいてるスーパー探しつつ考えながらさまよってきまs
254 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2011/03/14(月) 11:02:37.32 ID:Rur8tkXH0
無事だったか。というかエタってなかったか!
喜びが二倍前後になったwwwwww
255 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2011/03/14(月) 11:46:02.11 ID:Mh7KaA0go
無事であったか。まずは祝着
256 :
◆3714x.SHs6
[sage]:2011/03/15(火) 19:41:56.03 ID:p9BqRc/jo
2日買出しに歩いて、食料備蓄できました
買いすぎず、足りなすぎずなラインで買えたと思います
買占めしても消費しきれないんだし、その分他の人に残してあげてください
ところで…自炊率が近頃低下しつつあったのですが、この地震をきっかけに自炊率が100%に戻りました
栄養なんかにもいつも以上に気を使って、よかったんだか悪かったんだか
みなさんも、何か支援できないかって考える前に、まずは自分の体を大事にしてくださいね
募金やら節電やら頑張りすぎて体壊したら、その分周りの物資やら人手やらを消費することになってしまいますし
戦場での負傷兵と一緒ですね
後送に2〜3人必要になって、部隊の負担になる的な
そんなこんなで余裕が出来始めたので明日あたりから書き溜めしてみようかと思います
ただ基本明るい展開にならないので、投下するかは書いてから考えます
投下できなかったら他のネタ考えてみます
今現地に行っても足手まといにしかならないので、自分にできることは歌うことと書くことだけですし
まぁどっちもアマですけどねww
長いですけど生存報告でした
257 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(長野県)
[sage]:2011/03/16(水) 09:58:03.93 ID:PHg7R3VIo
歌はいい。どんなに絶望に堕ちた気でも歌があれば乗り越えられる。
258 :
◆3714x.SHs6
[sage]:2011/03/16(水) 18:53:06.10 ID:RMGweGV9o
とりあえず本日一回目投下
別働隊視点に少しだけ切り替わります
259 :
◆3714x.SHs6
[saga]:2011/03/16(水) 18:54:23.76 ID:RMGweGV9o
………
山頂付近 〜別働隊side〜
時間は少し遡る。
山頂付近にある開けた場所には、少し大きめな山小屋と、そこを守り維持するための小さな兵の駐屯所、そして祠のある洞窟があった。
しかし現在そこは、異形の者が歩き回る魔王軍の拠点となっている。
その場所を見渡せる少し離れた林の中。
その林の中では、別働隊として選抜された20人が息を潜めていた。
↑山頂へ
┏━━祠入口━━┛ ┗┓
┃ ┃
┃──┐ ┃
┃ │ ┃
┃駐屯所 ┃
┃ │ ┃
┃──┘ ┃
┃──┐ ┃
┃倉庫│ ┃
┃ │ ┌───┃
┃──┘ │ ┃
┃ │ ┃
┃ │ ┃
┃ │山小屋.┃
┃ │ ┃
┃ │ ┃
┃ │ ┃
┃ │ ┃
┗┓ ┏━━━━━━━┛
↓麓へ■■■■■■■■
┃ ┃■○ 林 ■■■
┃ ┃■■■■■■■■
○:別働隊潜伏地点
別働隊(20名)
親衛隊隊長
親衛隊15名
ワーカー4名
・ランクSS:歩く災厄
・ランクS:空間跳躍、棺担ぎ、聖女
260 :
◆3714x.SHs6
[saga]:2011/03/16(水) 18:55:20.74 ID:RMGweGV9o
歩く災厄「ったく、まだ待機なのか?早く暴れさせてくれよ」
隊長「お前は相変わらずだな。ギルドも何故こんな脳筋にSSを…」
隊の先頭には、使い込まれた武具に身を包む親衛隊の隊長と、全身紅の服の歩く災厄が待機していた。
聖女「ほんとよね、こんなのが私より上の立場だなんて冗談だとしか思えないわ」
棺担ぎ「全くだ…」
2人の後ろには、修道服に身を包むランクSのワーカー『聖女』。
そして襟の長い黒衣にとんがり帽子、更には口と鼻を隠す黒い布。そして背中に巨大な棺を担ぐ、同じくランクSワーカー『棺担ぎ』。
その棺担ぎの足元には、クロとシロの二匹の猫が寄り添っていた。
空間跳躍「ふふっ、ほんとっすね」
その一行の目の前に突然現れたのは、どこかの学校の制服にみえるブレザーに身を包む少女、ランクSワーカー『空間跳躍』。
テレポートの能力を持つ彼女は、本隊と別働隊での連絡をとるため先ほどまで軍師のいる本隊と同行していた。
隊長「いつみてもその…テレポートというのか?は突然現れるから慣れんな」
歩く災厄「便利だよなぁそれ。さっきまで街の方にいってたんだろ?」
空間跳躍「そうでもないっすよ?長距離は飛べないから、何箇所も中継しなくちゃいけなくて…正直少し休ませてほしいっす…」
地面に座り込み、腰にぶら下げた水筒から水を飲みつつ少女は答える
261 :
◆3714x.SHs6
[saga]:2011/03/16(水) 18:56:53.18 ID:RMGweGV9o
歩く災厄「悪いけど休む暇はねぇよ、お前が戻ってきたってことは制圧の許可でたんだろ?」
空間跳躍「はぁ…そうっすよねぇ…大軍師から伝令っす。本隊から魔物の姿を確認、作戦開始」
隊長「…だそうだよかったな歩く災厄、脳筋のお前の出番だ」
歩く災厄「任せろ、ここら一帯火の海にしてやる」
長い待機から開放され、ストレッチを始める歩く災厄
聖女「…ねぇ、棺担ぎ。こいつが重症おっても治癒魔法かけなくていいわよね?死んだほうが世のためだと思うのよ」
棺担ぎ「…むしろ今すぐにでも片付けるべき」
空間跳躍「ん、暗殺ならボクにまかせるっすよ。背後に飛んで首切ればおしまいっす」
親衛隊が緊張に包まれる中、ワーカー陣の表情には笑顔がみえる
隊長「…さて、冗談はその辺にして制圧するぞ。作戦通りに」
聖女「あら?私は本気だったりするんだけど…?」
隊長「全くどうしてこう高ランクのワーカーは変人揃いなのだ…もう知らん、行くぞ!施設は極力傷つけるな!」
262 :
◆3714x.SHs6
[saga]:2011/03/16(水) 18:59:46.32 ID:RMGweGV9o
隊長の指示で親衛隊の16名が林から飛び出し、魔物へと奇襲をかける
その隙にワーカー4名は山小屋の裏へと走っていく
↑山頂へ
┏━━祠入口━━┛ ┗┓
┃ ┃
┃──┐ ┃
┃ │ ● ┃
┃駐屯所 ┃
┃ │ ┃
┃──┘ ┃
┃──┐ ● ● ┃
┃倉庫│ ┃
┃ │ ┌───┃
┃──┘ │ ┃
┃ ● │ ↑
┃ ● │ ◎
┃ │山小屋┃
┃ ● ● │ ┃
┃ ○ ○ │ ┃
┃ │ ┃
┃ ○ │ ┃
┗┓ ┏━━━━━━━┛
↓麓へ■■■■■■■■
┃ ┃■■ 林 ■■■
┃ ┃■■■■■■■■
○親衛隊
◎ワーカー
●魔物
●一つ10体くらい
矢印は移動中
263 :
◆3714x.SHs6
[sage]:2011/03/16(水) 19:05:56.44 ID:RMGweGV9o
んー、やっぱりうにゃうにゃしてるな
練習しよう
中途半端ですけどいったん終了
今日中に別働隊視点書き終えられそうなので、もっかい投下すると思います
明るい話にはならないですけど、続き書いてくことにしました
その先の展開ちょっと2択で悩んでるので…誰かに決めてもらおっかな
264 :
◆3714x.SHs6
[saga]:2011/03/16(水) 23:08:56.60 ID:RMGweGV9o
林から飛び出るなり手前にいたゴブリンの頭を剣で斬り落とす隊長
続いて部下達が林の近くにいた魔物に飛びかかる
頭を斬り落され、胴を複数の剣で貫かれ、その体を消滅させていく異形のものたち
隊長「なんだ?魔王軍は人材不足か?」
剣についた魔物の体液を振り払いながら、魔物を挑発する
副長「ここの指揮官もさぞ無能なことでしょう。拠点配備の魔物がこの程度なことですし」
副長が続き、背後の部下達も不敵な笑みを浮かべる
その空気に気圧されたのか、じりじりと魔物が下がっていく
?「ったく、これだから下等種族は使えねぇ」
その時駐屯所の壊れた壁の中から、ぬっと大きな体が現れた
?「逃げる奴は晩飯だ。食われたくない奴は戦え」
通常の個体より大きい、身の丈5mほどのミノタウロス
右手には巨大な戦斧、そして左手には何か細長い物を持ち、それを口に運び食べていた
265 :
◆3714x.SHs6
[saga]:2011/03/16(水) 23:09:31.49 ID:RMGweGV9o
隊長「ほぅ…喋れるか。お前らで言うところの中等種族ってとこか?」
ミノ「はっ、あんなせいぜい言葉を理解する程度の連中と一緒にするな。俺は高等種族だ。…さて、俺の食事を邪魔するのはお前か?」
駐屯所の前にいた逃げる途中だったスケルトンを蹴り飛ばすと、ミノタウロスは親衛隊の下へと近づいてくる
そして背後には、奥にいた30体近い魔物たちが続く
隊長「高等ってことはお前がここの指揮官か。それより今食ってんの…誰の腕だ?」
ミノ「これか?ここにいた人間のだな。女の肉は柔らかくてうまいぞ…食うか?」
副長「隊長…ここには駐屯してた兵の他にも…冒険者も若干いたそうです…」
ミノ「あぁ、なんかうるさいのは何人かいたな。みんな殺してやったが」
隊長「そうか…生き残りはいないか…」
ミノ「安心しろ、お前らも一瞬で楽にしてやる」
親衛隊の近くまで来ると、立ち止まり、隊長を見下ろしながらニヤリと笑う
そして戦斧を振りかぶると、その巨大な金属の塊を振り下ろし…
ミノ「っ!?」
叩きつけられた衝撃で地面が揺れる
しかしそこにすでに目標はなく、ただ地面を大きくへこませただけであった
隊長「やはり魔王軍は人材不足のようだな」
背後からの声に驚き振り向くミノタウロス
266 :
◆3714x.SHs6
[saga]:2011/03/16(水) 23:10:21.69 ID:RMGweGV9o
ミノ「いつの間に後ろにっ!?」
隊長「…腕をとられる痛みを知れ。楽には死なせねぇよ」
ミノ「今のを避けた程度で何…を……」
体に違和感を感じ腕を見ると、先ほどまで左腕があった部分には何もついていなかった
ミノ「@l、おjlk・!?」
隊長「何ぼさっとしてる、殺れ!」
痛みに腕を押さえるミノタウロス
その脇を親衛隊の隊員が走りぬけ、後ろをついてきていた魔物に斬りかかる
隊長「さて、次はどこをとろうか?」
ミノ「てめえぇぇっ!!俺の腕をっ!!」
ミノタウロスは怒りに任せて大きく戦斧を振り回す
ミノ「っの、ちょこまかとっ!」
片腕を失ったものの、魔物の筋力と、その高さから振り下ろされる攻撃はその一撃一撃が重い
隊長は冷静に、その一つ一つを避け、剣で受け流し、対応していく
隊長(くっ…しかしさすがに高等魔族、正面からやりあうのはキツイな…)
隊長(まだかっ…別働隊はっ!?)
ミノ「考え事とはっ、余裕だなっ!」
ミノタウロスは戦斧を上段から斜めに振り下ろし、それを返す形で下から思い切り振り上げる
267 :
◆3714x.SHs6
[saga]:2011/03/16(水) 23:10:50.80 ID:RMGweGV9o
隊長「っ!」
回避も受け流すこともできないその一撃を剣で受けた隊長
その体が衝撃で少し宙に浮かぶ
ミノ「るぁぁっ!」
その浮かんだ体に、ミノタウロスは己の脚を振り上げる
背中からの一撃、あたれば背骨が折れかねない強力な一撃
しかしその衝撃を受け止めたのは、鎧ではなく黒い棺であった
棺担ぎ「…遅くなった」
突然目の前に現れ、そして蹴りをとめた棺担ぎに、一瞬ミノタウロスは動揺する
そのため、背後に増えた新たな気配に気づくのが一瞬遅れた
空間跳躍「そしてっ!」
歩く災厄「俺っ、参上っ!!」
ミノタウロスの背後にテレポートした空間跳躍と歩く災厄
その歩く災厄が持つ大きなハンマーが、ミノタウロスのわき腹へとうちこまれる
不意を突く形になったその衝撃で、ミノタウロスの巨体が吹き飛び、山小屋の壁に激突する
268 :
◆3714x.SHs6
[saga]:2011/03/16(水) 23:11:25.46 ID:RMGweGV9o
空間跳躍「ちょっと!そこはボクの出番でしょ!?」
歩く災厄「残念だったな、こういうのは早い者勝ちだ!」
緊張感のカケラもない二人に、隊長は呆れ顔で口を開く
隊長「感謝の一つでも言おうかと思ったがやめだ、お前ら遅すぎるぞ」
歩く災厄「ったく、お前はいつもいつも無理して死にかけてんな…これで何度目だ?」
隊長「さてな…っと危ねぇっ!」
咄嗟に歩く災厄を押し倒す隊長
その直後、先ほどまで立っていた位置を戦斧が回転しながら通っていく
隊長「…これで今回のは貸し借りなしだな」
歩く災厄「ちっ…まだあいつ生きてたか」
山小屋の方をみると、瓦礫を押しのけ、ミノタウロスが姿を現す所であった
ミノ「おぉぉぉぉぉっ!!!」
怒りの叫びに空気が震える
その体は傷つき、体液が流れ落ち、確実に深いダメージを負っていた
しかしその目は死んでおらず、怒りに染まっていた
ミノ「人間の分際でえぇぇぇ!!!」
叫びながら、突進を開始するミノタウロス
歩く災厄「ったくしぶてぇな…棺担ぎ、あれの脚とめろ」
ハンマーを消すと、一枚のカードを取り出しミノタウロスに向けて走り出す
269 :
◆3714x.SHs6
[saga]:2011/03/16(水) 23:12:07.18 ID:RMGweGV9o
棺担ぎ「…クロ、アタックブースト。シロはバインド」
棺担ぎの足元にいつの間にか来ていた二匹の猫の足元に魔方陣が展開され、棺担ぎの体を赤い空気が包んでいく
同時にミノタウロスの足元に何かの植物の根が絡みつき、勢いをとめきれない巨体が大きく前に倒れかける
棺担ぎ「縮地っ」
棺担ぎは大地を強く蹴ると、一瞬のうちに距離をつめる
そして前のめりになっているミノタウロスの頭を、下から棺桶でうちあげる
今度は大きく後ろにのけぞる形になるミノタウロス
続いて足元に走りこむ歩く災厄
その右手には炎が渦巻く
歩く災厄「これで終わりだっ…溶岩噴火(Volcanic Geyser)!」
叫びつつ、右手を足元に叩きつける
すると地面が突然が突然赤く煮えたぎり…
270 :
◆3714x.SHs6
[saga]:2011/03/16(水) 23:12:48.69 ID:RMGweGV9o
ミノ「がぁぁぁぁっ!!」
ミノタウロスはそこから吹き出た火柱に飲み込まれ、その巨体を消滅させていく
歩く災厄「…さて、後は雑魚だけか」
指揮官が倒されたことで魔物達に混乱が生じ、一部の魔物が逃げ出そうとする
しかし倉庫の前のあたりで、何か見えない壁にぶつかり阻まれる
聖女「あらあら、そんなに急いでどこにいくの?」
建物の影から満面の笑みで現れたのは聖女
他の3人がミノタウロスに向かっていく中、彼女は魔物が逃げられないように結界をはっていた
聖女「ごめんなさいね、ここは通行止めなのよ」
逃げ場を失った魔物達
指揮官を失い、士気も統率もなくなり、一体、また一体とその数を減らしていく
全ての魔物が消滅するまでには、そう時間はかからなかった
271 :
◆3714x.SHs6
[sage]:2011/03/16(水) 23:14:24.83 ID:RMGweGV9o
えっと…たぶんもう一回投下します
たぶん2〜3レス分
書き溜め全放出中
普段の量だとこれ2〜3回にわけてたんだろな…
備蓄なくなるとか恐怖でしかない
272 :
◆3714x.SHs6
[saga]:2011/03/17(木) 00:17:34.50 ID:Y1sIC4tro
………
戦闘後、無傷の兵は建物内の確認を行い、傷を負った兵は衛生兵や聖女による治療を受けていた
駐屯所の屋根の上には、そこから山の麓での戦闘の様子を眺める棺担ぎと空間跳躍
そして祠の前には隊長と副長、歩く災厄が立っていた
副長「本来この祠は外からでも奥が見える程度のものなはずなのですが…」
隊長「明らかにかなり奥まで続いているな」
副長「どうします?」
隊長「道が狭いな…建物内の安全を確認次第、兵を選抜して突入しよう」
歩く災厄「ワーカーは無傷だから今から先行しとくか?」
隊長「いや、全体の体勢を整えてからにしよう。入り口の警備もおかねばならん」
歩く災厄「相変わらずの慎重さだな。疲れねぇか?」
隊長「お前はいい加減少しくらい頭を使うことを覚えろ」
突入に際しての打ち合わせを始める3人
度々作戦行動を共にしているためお互いの能力は把握できており、内容は順調に詰められていく
273 :
◆3714x.SHs6
[saga]:2011/03/17(木) 00:18:16.92 ID:Y1sIC4tro
空間跳躍「そんな難しい顔してないでこっから見物しないっすか?すごいっすよー?」
屋根の上からみえる山の麓では、ちょうど両軍がぶつかり合うところであった
空間跳躍「ぉーっ、何か盛大にやってますなぁ」
魔王軍の左翼の一部が一瞬にして消滅する
続けて発生する白い霧
空間跳躍「棺担ぎさんもみてるっすか?こんなのめったにみれないっすよ」
棺担ぎ「…あぁ」
空間跳躍「相変わらず愛想ないっすねぇ…いいっす、猫ちゃんたちとみるっす」
どこからか干し肉を取り出すとしゃがみこみ、足元の黒猫と白猫を撫でつつ一緒に食べ始める
空間跳躍「無愛想なご主人なんてほっといて、ボクのところにこないかにゃ?」
棺担ぎ「…おい」
空間跳躍「なんすかー?今猫ちゃんたちの買収で忙しいっす」
棺担ぎ「まずいぞ」
空間跳躍「何がっすか?」
棺担ぎの指差す方向を見ると、そこには巨大なスケルトンが召還されつつあった
274 :
◆3714x.SHs6
[saga]:2011/03/17(木) 00:19:32.68 ID:Y1sIC4tro
空間跳躍「なんすかあのでかいの…隊長さんー!ちょっと主力軍まずそうです!」
その声に、打ち合わせ中の3人が屋根にのぼってくる
副長「なんですかあれは…」
歩く災厄「おい、あれさすがにやばくねぇか?何か溜め始めてるぞ?」
隊長「…右翼が突破に成功したか…間に合えよっ」
右翼から飛び出た小さな集団が巨大なスケルトンに向かって進む
しかし、5人と2匹の祈りもむなしく、その口から巨大な光が放たれた
その光は敵味方の区別なく両軍の中央の大半を飲み込む
そして…
275 :
◆3714x.SHs6
[saga]:2011/03/17(木) 00:20:31.84 ID:Y1sIC4tro
空間跳躍「ぇ…嘘っすよね、こんなの…」
隊長「街が…石の街が…」
多くの命を飲み込んだ光はそのまま石の街を直撃し、城壁を容易く破壊すると街の北側三分の一を包み込んでいく
その光の筋はしばらく残り、それが消えた後には、直線状に抉られた大地だけが残っていた
異常に気づいた兵達も麓が見える場所に集まり、その光景に呆然としている
隊長「おい…歩く災厄」
歩く災厄「…なんだ?」
隊長「…お前はワーカー連れて、麓に行け。主力軍が崩壊する」
中央が消滅した両軍ではあるものの、元より物量で押し潰すのが得意な魔王軍には大きな影響はない
陣形の崩れた人類側が押し切られるのは時間の問題であろう
歩く災厄「そうはいってもな…祠の突入、お前らだけじゃ無理だろ」
隊長「問題ない。こちらはこちらでなんとかしてみせる」
歩く災厄「あの中には、恐らくさっきのミノタウロスの上官がいるぞ?お前らじゃ無理だ」
隊長「問題ないと言っているだろう!主力軍が潰れたら、街で生き残ってる人も全て死ぬんだぞ!」
歩く災厄「お前…」
276 :
◆3714x.SHs6
[saga]:2011/03/17(木) 00:22:53.17 ID:Y1sIC4tro
1.わかった、主力軍を助けてくる
2.だめだ、今すぐ祠に突入する
最初に選択した人の選択肢で、分岐します
どちらに進んでも、何かしら失います
277 :
◆3714x.SHs6
[sage]:2011/03/17(木) 00:25:56.53 ID:Y1sIC4tro
と、いうことで今日はここまで
ほんと救いのない話にしかならんな…
書いてて暗くなってきた
選択肢、あまり重く考えずに選んでいただければ
どっちに進んでも終着点は変わりません
過程が少し変わるだけです
278 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
:2011/03/17(木) 03:49:05.18 ID:JNzbA9Qio
1
279 :
◆3714x.SHs6
[sage]:2011/03/17(木) 05:42:01.55 ID:Y1sIC4tro
了解しました
では今日から1の方向で書き溜めてきます
舞台は再び主戦場へ
280 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(長野県)
[sage]:2011/03/17(木) 09:51:32.40 ID:cYAVmP+eo
期待しておるぞ!!
281 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(広島県)
:2011/03/17(木) 23:01:04.65 ID:CfNk3W760
乙です。頑張ってください!
282 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2011/03/19(土) 02:59:57.94 ID:2aSzoJvDO
おー更新乙
更新分まだ読んでないけど俺なら2で
283 :
◆3714x.SHs6
[saga]:2011/03/20(日) 20:06:55.98 ID:y10RDHKvo
歩く災厄「…わかった、主力軍を助けてくる」
隊長「街を…人類を頼んだぞ」
歩く災厄「貸し1だからな…あんな雑魚の群れは速効で片づけてくるから、無理すんなよ?」
隊長「お前に貸し作ったまま死ぬとか、死んでも死にきれねぇよ。空間跳躍、キツイとは思うが頼んだ」
空間跳躍「4人と2匹連れて麓まで…往復って考えると限界超えるけどまぁなんとかするっす。聖女さーん!」
呼ばれた聖女が治療をとめて駐屯所の屋根の上に登ってくる
聖女「ほんとはみんな治してから行きたいんだけど…仕方ないわね」
隊長「よし、全員揃ったな…麓は任せた」
歩く災厄「俺に任せときゃ何も問題はねぇよ」
隊長「荒事に関してお前に任せて失敗したことはないからな。この際だ、地形変えてもかまわん」
歩く災厄「許可も出たところで全力だしてくるか…行くぞ!」
隊長の突き出した拳に自分の拳をぶつけあわせた後、歩く災厄は空間跳躍の傍へと近づき肩に手を置く
284 :
◆3714x.SHs6
[saga]:2011/03/20(日) 20:07:42.12 ID:y10RDHKvo
空間跳躍(久しぶりの大人数、長距離テレポート…頑張るっす私っ)
ぱちんと頬を叩くと、深呼吸して呼吸を落ちつける
空間跳躍「絶対に私から手は離しちゃだめっすよ?……跳躍っ!!」
彼女が叫ぶと一瞬にしてその姿は消えていった
隊長(任せたぞ。…とはいえ中には最悪あのミノタウロスの上官か)
隊長(悔しいが、正直俺らだけじゃ荷が重い…いないことを祈るしかない…か)
隊長「建物内の確認は終わったな!?これより祠への突入部隊の編成に入る!」
駐屯所の前に親衛隊の兵が集まり、副長が作戦の概要を伝え始める
別働隊の第二戦が始まろうとしていた
285 :
◆3714x.SHs6
[sage]:2011/03/20(日) 20:18:57.03 ID:y10RDHKvo
前回なんであんなに書き溜めたの放出しっちゃったんだろ
…ということで2レスだけ
2選んだ場合は…
ネタバレ含むので、今の状況抜けたらどうなったかくらいは書きます
後で次どの方角に進むのかも誰かに決めてもらおっかな
主人公にやらせたいことは色々あれど、とある強制イベントの時期が確定してるので全部は消化できないという
その前に地図AA化しようかなぁ…練習にもなるし
286 :
◆3714x.SHs6
[sage]:2011/03/24(木) 18:34:17.43 ID:mQtphKoso
魔王軍支配域
/ ヽ
│ 壁 │
/ ヽ
丿 \ 海
│ 雲 ミ
│ 馬 石 ミ
\____ ヽ 海の向こうに大陸があるらしい→
\_丿
海
詳細な地図はまだ作る気分にならないので簡易
壁、雲、馬、石の文字のあるあたりに、各国の首都がある感じです
上が北、下が南になります
東の海の向こうには、大陸があるという言い伝えがあるとかないとか
北には陸地が繋がってるらしいですが、誰もいったことないので未知の領域です
男と女の現在地は石の文字の少し東
287 :
◆3714x.SHs6
[sage]:2011/03/24(木) 19:03:15.27 ID:mQtphKoso
現在の各国の状況
○壁の国
人類と魔物の最前線。
壁の国と魔王軍支配域を遮るように立つ大きな壁、通称北壁のある国。
4カ国の軍やワーカーがそこに集まって、頻繁に戦闘中。
(冬季は道が雪で閉ざされるのか、魔王軍がこないため休戦期)
建物建てたり、塹壕掘ったり、そういった技術の強い国
現在、途中の番外にあったように、銃使いと機械の軍団が滞在中
○馬の国
草原が広がる緑豊かな国
遊牧民も多く、各国の軍へ馬を供給している
この国の騎兵は4カ国の中でも飛びぬけて強い
滞在中は、試験で一緒になった女剣士
でも今後出すかと言われると悩みどころ
○雲の国
元永世中立国
ギルドの本部や、魔道士達の学校がある
大陸中央にそびえる山と樹海を囲むようにある国で、そこの調査や管理も行う
頭脳労働や魔法の扱いに強い者が多く、樹海で見つかった技術や魔物も利用している
冬季には武道大会等の各種イベント・大会を行うお祭り有
既出の登場人物は現在国内にいない
○石の国
山に囲まれた国で、現在の話の舞台
その地形の関係上鉱石がよくとれ、また、それを利用する技術に長ける
この国の職人の技術は高く、人類の軍の装備の多くはこの国のものである
また、東の端では各国から技術者を集めて船を作っているらしい
現在首都の1/3が崩壊中
滞在中の人物は、男・女・歩く災厄・空間跳躍・聖女・棺担ぎ・学者のパーティ
288 :
◆3714x.SHs6
[sage]:2011/03/24(木) 19:21:25.02 ID:mQtphKoso
なんで唐突にこんなの書いたかっていうと、次に向かう場所を決めてもらおうかなーと
書き溜めはしてるのですが、次行く場所決めてしまったほうが書きやすいもので
たまに一人二人は反応くれるし、大丈夫だよね…?
ルートによって、出会う人とか、失うものとか、少しづつ影響していきます
結末自体は変わらないので、気楽に選んでもらえれば
289 :
◆3714x.SHs6
[saga]:2011/03/24(木) 19:22:21.10 ID:mQtphKoso
1.北:壁の国へ。れっつ最前線。
2.北西:雲の国へ。樹海探索ツアー。
3.西:馬の国へ。大草原でお昼寝できたらいいね!
4.このまま石の国。復興手伝ったり山登ったり。
5.その他(できる範囲の事なら取り込みます)
その辺から次の投下までに好きな番号選んでいただければ、可能な範囲で今後のルート作成の参考にします
回避不可能なイベントが一つ確定しているため、それまでは自由に大陸歩く予定です
ちなみに現在の季節は初夏ですね
何か質問あればその都度答えます
290 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2011/03/24(木) 19:57:12.77 ID:joxslJJGo
女剣士が居るという理由で3
291 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(広島県)
:2011/03/24(木) 21:01:43.73 ID:S+FF2wpn0
壁の国での魔王軍との戦いは二人にとって、遅かれ早かれ避けては通れない戦いだと思うので、
それなら他の地での様々な出会いや冒険を踏まえてから最前線での戦いに臨むのが良いかな?
それだと展開が王道すぎるなら、最前線にて機械の軍団と共に戦ったりや銃使いとの再会・・・も面白そうですけどね。
よってルートの要望はしません。どのような展開になっても楽しみにお待ちしております。頑張ってください。
292 :
◆3714x.SHs6
[sage]:2011/03/24(木) 21:31:57.51 ID:mQtphKoso
>>290
ぇっ、ちょっ、いやまぁそういうことなら何か考えます。
女騎士と色々かぶるのでこのままフェードアウトでも…とかも考えてましたww
>>291
一応最後まで全く最前線に行かないまま各国をふらふらと…ってルートも考えてないわけではないです。
逆にここからずっと最前線っていうのも展開としては可能ですけど。
ゆっくりなのは変わらないと思いますが、よければこの先も読んでいただければ嬉しいです
293 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2011/04/07(木) 21:38:02.63 ID:AQia/39ro
結構間が空いたから、スレッド進行的にはシナリオが大きく進展する方向に進んだ方がいいと思う
今回のラストで何か進展があったり、今後コンスタントに更新出来るなら各国ふらふらのんびりルートが見たい
294 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(広島県)
:2011/04/10(日) 21:31:32.45 ID:ykD5gqrp0
>>292
◆今後の話の展開について
最前線に赴かないルートも構想していたとは・・・^^;
冒険物語の最終的な展開⇒どしても侵略してくる敵との戦い&開放が思い浮かんでしまうので。
ならば尚更の事、作者様の思うように書いて戴いたのを拝見して度肝を抜かれたいなぁとww
◆世界観での質問
話が変わりますが、仮にこの世界の国家の兵隊に仕官する場合どのくらいの力量が必要ですか?
志願すれば誰でも可なのか、ギルドでCランク以上必須とかあるのでしょうか?
隊長や親衛隊はともかく、普通の一兵卒がどんなものかでワーカーや主人公達の強さを推量してみたくなりました。
世界観とか全く決めずに始めたと最初の方で書かれてましたが、ちょっと伺ってみたいなと。唐突にすみませんが・・・。
295 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2011/04/10(日) 22:04:36.06 ID:QQKaWpseo
なにコイツ気持ち悪い
296 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(山梨県)
:2011/05/03(火) 15:53:44.59 ID:ZCoTiUYoo
期待age
297 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2011/05/15(日) 16:53:13.88 ID:K6D7pFFS0
一、二ヶ月放置っていうのはつらいものがあるな
298 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(東京都)
[sage]:2011/05/17(火) 04:27:42.30 ID:QyWQ+uZ5o
早く対抗呪文うって
それだけ?って言ってくれよ
299 :
◆3714x.SHs6
[sage]:2011/06/02(木) 01:13:04.69 ID:XdWB23wbo
すみません、春ということで生活の急激な変化が…
家には寝るためだけに帰るな生活が続いたりで、家事すら放置しかけな時もあったりなかったり…
リアルな事情書きすぎてもあれなのであまり書きたくはないのですが、
次回更新もうしばらくかかりそうなので少しだけ報告を
申し訳ありません
300 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2011/06/04(土) 04:06:41.55 ID:38oLtpo6o
書く気があるなら気長に待つぜ
301 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2011/07/26(火) 22:07:56.53 ID:w5sht3AIO
ナス板
302 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2011/08/12(金) 13:13:54.55 ID:F64VpYofo
カードリーダ落ちたね
ここは落ちずに頑張って欲しい
303 :
なすーん
[なすーん]:なすーん
__ 、]l./⌒ヽ、 `ヽ、 ,r'7'"´Z__
`ヽ `ヽ、-v‐'`ヾミ| |/三ミヽ `iーr=< ─フ
< /´ r'´ ` ` \ `| ノ ∠_
`ヽ、__// / |/| ヽ __\ \ヽ |く ___彡'′
``ー// |_i,|-‐| l ゙、ヽ `ヽ-、|! | `ヽ=='´
l/| | '| |!|,==| ヽヽr'⌒ヽ|ヽ| | |
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