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みーくん「学園都市?」 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/30(日) 04:32:11.47 ID:QdFfcCVDO
「うん!」
思いっきり頷かれた
学園都市
総人口230万人。その八割を学生が占め、科学技術が数十年進んでいるらしい。噂では超能力を開発しているんだとかいないんだとか。つまり生徒たちはモルモットってことになるのかな?
まあ、そんなことはどうでもよくて
「行きたいの?」
「うん。まーちゃん行きたい!」
「………」
マユが外の世界に興味を持つのは珍しい。しかし、超能力開発なんて謳っている都市だ。危険なことがたくさんありそうである。まあ、でも
「…じゃあ、行こうか」
まーちゃんの願いを叶えるのがみーくんなわけで
「やっぱり、みーくんはみーくんですな、きゃはー」
マユはそう言うと、抱きついてムチューと頬に吸い付いてきた
いやあ、ぼかあ世界一幸せだなあ、と改めて噛み締める
ええ、本当に
著作権を完璧に無視して使っているのは気にしないでいいんだろう
そういえば、あいつは今ごろ何をしているか気になって最近は夜も眠れない
………………吐き気がするぐらい、嘘だけど
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いろは「先輩、カフェがありますよ」【俺ガイル】 @ 2024/04/16(火) 23:54:11.88 ID:aOh6YfjJ0
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こんな恋愛がしたい  安部菜々編 @ 2024/04/15(月) 21:12:49.25 ID:HdnryJIo0
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アテム「実践レベルのデッキ?」 @ 2024/04/14(日) 19:11:43.81 ID:Ix0pR4FB0
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エルヴィン「ボーナスを支給する!」 @ 2024/04/14(日) 11:41:07.59 ID:o/ZidldvO
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2 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/30(日) 04:33:31.08 ID:drxBT4XKo
wwktk
3 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/30(日) 04:36:18.16 ID:N8jPWNO3o
やべえ、嫌な予感しか感じねぇww
4 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/30(日) 04:55:20.83 ID:QdFfcCVDO
「学園都市?」
実はこの台詞、二回目である。
「そう。そこにアタシがお世話になったことにある先生がいるの。君の右腕のことをお話ししたら、見てくれるって言ってくれたわ。彼なら完治させてくれるかも」
あれれ〜?おっかしいぞ〜?
「先生……本当にニー日先生ですか?」
「…どういう意味?」
いえいえ、あまりに美しい声に驚いてしまったんです、う
「ダウト」
そ……
「………」
「相変わらずね、君は。アタシだって、元医者なのよ?」
「先生は腕を上げましたね」
「誉め言葉と受けとっておくわ。…それで、行くの?」
わかり辛いかもしれないけど、これは一応電話越しの会話である
絶交中の坂下恋日先生から電話があったのには驚いたけど、まさか電話越しにツッコミをいれる技術を体得しているとは思わなかった、嘘ではな
「無駄なことを考えて話を逸らさないの」

「……先生、わざとなんですよね?」
僕の口癖を『許可』しない気か
「何のことかしら?で、行くの?」
5 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/30(日) 05:16:28.19 ID:QdFfcCVDO
ところで、婚約の話とかあったけど、そんなことはなかったぜ
「君は随分雑念が多いようね。返事は?」
スタンドでも身につけたのかな?今度角砂糖をもらいに行こう、と僕は心に誓ったのは、当然嘘である。
あれ?今度は言えたぞ!
「満足かしら?じゃあ早く答えを聞かせて」
…………
「今日は随分急かしますね」
「今クック先生に会ってるところなのよ。だから早く!」
やっぱりニー日先生だった
しかし、学園都市か
総人口以外略
「残念ながら、明日からしばらく休みもなく運動会の練習があるんですよ」
「ダウト……君今何月だと思っているの?」
「2月ですかね。つまり来年の分です」
ちなみに僕もマユも高校三年生だ
「ですから、後輩をびしびし鍛えて『黄金の意志』を託さなければいけないんです」
「……はあ。行く気がないのはわかったわ。でもね、君はまだ高校生よ?左腕だけだと、いろいろ不便よ…」
「ですが『黄」
「じゃあ気が変わったら一ヶ月以内に連絡を頂戴」
「先生…」
電話はもう切れていた
おそらくクック先生制覇最短記録に挑戦する練習の最中だったのだろう
「ありがとうございます」
6 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/30(日) 05:37:02.13 ID:QdFfcCVDO
僕も確かに右腕の自由がきかないのには苦労していた。しかし、僕はまーちゃんとの平和な日常を心から望んでいるのである、嘘でもなんでもない。
だけど、まーちゃんが望むようにするのがみーくんの日常だから
それに、前に旅行に行ったときは大して何かあったなんてことはなかったことにした
実際にいつもよりは平和だったし
とりあえず、行くことに決めたのであった
そして、平和的に全てのことが終わり、僕は日常を取り戻した
回復した右腕とともに
完。
………嘘じゃなければいいなあ
「アタシ今君と絶交中なんだけど」
学園都市に入るには許可証がいるらしい
それで恋日先生に連絡してみると絶賛不機嫌中だった
「どうしたんですか?」
「お母さんに漫画捨てられた」
先生、それは十代の悩みです
「それはまたどうして?」
だいたいの予想はつくけど
「『こんな気持ち悪い絵の漫画ばっか見てるから、外に出ようとしないのよ!』だって」
少し予想外だった
「で、この前の件かしら?」
「ええ。行くことに決めました」
「それはどういった心境の変化?」
変化などはない
「いやあ、妻にどうしてもって言われたもので」
いつも通りだ
「そう……本当に君は変わらないのね。わかったわ。今度アタシの家に許可証を取りに来なさい。そのときは角砂糖でもご馳走するわ」
「……………」
そうやって
ジェロニモも、まゆまゆも、にもうとも、僕のドッペルとその妹も出演しない 僕とまーちゃんだけの物語が始まるのであった
終わり、嘘だけど
7 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/30(日) 05:41:15.18 ID:QdFfcCVDO
>>1です
遅筆です
あと2ヶ月ほど忙しい身なので
まあ、それまでに最悪2回は投下しますし
2ヶ月後からは超スピードで投下する予定です
嘘にならなきゃいいなあ
8 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/30(日) 06:24:59.73 ID:EF9fbPLAO
クロちゃんのSSだと思ってwwktkして開いたのに違った
9 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/30(日) 07:14:14.89 ID:O/cC8/is0
>>1

>>8
懐かしいwwww
ミーくん剛くんのコンビが良い味出してたな……
10 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/30(日) 07:27:23.55 ID:cjr1edwAO
>>8
同胞がいた
11 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/30(日) 09:17:44.99 ID:WV3vm+NAO
>>8
同じくwwwwww
12 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/30(日) 09:18:46.77 ID:NAsl9wnxo
クロちゃんだと思ったのに違ったでござる
13 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/30(日) 10:13:48.68 ID:8tQ9K2Ii0
クロちゃんかぁ懐かしいなぁと思って開いたのにww
14 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/30(日) 12:09:36.48 ID:7TNswwoDO
期待せざるを得ない
15 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/30(日) 19:26:37.98 ID:+BIhNQRyo
何とのクロスだ?
16 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/30(日) 19:42:22.80 ID:fcpn2FkOo
クロちゃんでサイボーグしか出てこない


期待
17 :>>1 :2011/01/30(日) 20:00:23.95 ID:QdFfcCVDO
ええと……

何かゴメン

サイボーグクロちゃんはオレも見てたし名前が出てきたとき思わず懐かしさが滲み出たけど
まったく関係ないです

今日は投下しないんで

また
18 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/30(日) 20:48:10.50 ID:fcpn2FkOo
待ってる
19 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/30(日) 21:44:44.55 ID:O/cC8/is0
>>15
嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん
20 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/31(月) 19:27:25.98 ID:MR16mXuyo
マジ俺得

ところで>>6におっぱいおばけの名前がないが期待していいんだな?
21 :>>1 [sage]:2011/02/02(水) 02:22:32.09 ID:1EBfFo5DO
>>4訂正
「学園都市?」
実はこの台詞、二回目である。
「そう。そこにアタシがお世話になったことにある先生がいるの。君の右腕のことをお話ししたら、見てくださるって言ってくれたわ。彼なら完治させてくれるかも」
あれれ〜?おっかしいぞ〜?
「先生……本当にニー日先生ですか?」
「…どういう意味?」
いえいえ、あまりに美しい声に驚いてしまったんです、う
「ダウト」
そ……
「………」
「相変わらずね、君は。アタシだって、元医者なのよ?」
「先生は腕を上げましたね」
「誉め言葉と受けとっておくわ。…それで、行くの?」
わかり辛いかもしれないけど、これは一応電話越しの会話である
絶交中の坂下恋日先生から電話があったのには驚いたけど、まさか電話越しにツッコミをいれる技術を体得しているとは思わなかった、嘘ではな
「無駄なことを考えて話を逸らさないの」

「……先生、わざとなんですよね?」
僕の口癖を許可しない気か
「何のことかしら?で、行くの?」
22 :>>1 [sage]:2011/02/02(水) 02:29:19.38 ID:1EBfFo5DO
>>5訂正
ところで、婚約の話とかあったけど、そんなことはなかったぜ
「君は随分雑念が多いようね。返事は?」
スタンドでも身につけたのかな?今度角砂糖をもらいに行こう、と僕は心に誓ったのは、当然嘘である。
あれ?今度は言えたぞ!
「満足かしら?じゃあ早く答えを聞かせて」
…………
「今日は随分急かしますね」
「今クック先生に会ってるところなのよ。だから早く!」
やっぱりニー日先生だった
しかし、学園都市か
総人口以下略
「残念ながら、明日からしばらく休みもなく運動会の練習があるんですよ」
「ダウト……君今何月だと思っているの?」
「2月ですかね。つまり来年の分です」
ちなみに僕もマユも高校三年生だ
「ですから、後輩をびしびし鍛えて『黄金の意志』を託さなければいけないんです」
「……はあ。行く気がないのはわかったわ。でもね、君はまだ高校生よ?左腕だけだと、いろいろ不便よ…」
「ですが『黄」
「じゃあ気が変わったら一ヶ月以内に連絡を頂戴」
「先生…」
電話はもう切れていた
モンハンの新しいやつでもやってたのかなあ
「ありがとうございます」
23 :>>1 [sage]:2011/02/02(水) 02:31:37.91 ID:1EBfFo5DO
誰だよまゆまゆってorz
>>6訂正
僕も確かに右腕の自由がきかないのには苦労していた。しかし、僕はまーちゃんとの平和な日常を心から望んでいるのである、嘘でもなんでもない。
だけど、まーちゃんが望むようにするのがみーくんの日常だから
それに、前に旅行に行ったときは大して何かあったなんてことはなかったことにした
実際にいつもよりは平和だったし
とりあえず、行くことに決めたのであった
そして、平和的に全てのことが終わり、僕は日常を取り戻した
回復した右腕とともに
完。
………嘘じゃなければいいなあ
「アタシ今君と絶交中なんだけど」
学園都市に入るには許可証がいるらしい
それで恋日先生に連絡してみると絶賛不機嫌中だった
「どうしたんですか?」
「お母さんに漫画捨てられた」
先生、それは十代の悩みです
「それはまたどうして?」
だいたいの予想はつくけど
「『こんな気持ち悪い絵の漫画ばっか見てるから、外に出ようとしないのよ!』だって」
少し予想外だった
「で、この前の件かしら?」
「ええ。行くことに決めました」
「それはどういった心境の変化?」
変化などはない
「いやあ、妻にどうしてもって言われたもので」
いつも通りだ
「そう……本当に君は変わらないのね。わかったわ。今度アタシの家に許可証を取りに来なさい。そのときは角砂糖でもご馳走するわ」
「……………」
そうやって
ジェロニモも、ゆずゆずも、にもうとも、僕のドッペルとその妹も出演しない 僕とまーちゃんだけの物語が始まるのであった
終わり、嘘だけど

24 :>>1 :2011/02/02(水) 02:33:12.20 ID:1EBfFo5DO
じゃあどのくらい投下できるかわからないけどはじめます
25 :>>1 :2011/02/02(水) 03:10:41.27 ID:1EBfFo5DO
「はあ」
学園都市に着いた
簡単な身体検査と許可証で難なく入ることができた
僕とまーちゃんは夏休みを利用して学園都市都市に来ている
本当は3月の春休みを利用して行くつもりだったのだけど………まあ、この間のことはいずれ語るかもしれないから今はパス
おっぱいオ…、もとい、ゆずゆずが大活躍?したことだけ公表しておく
それはさておき
学園都市と言ってもさすがに都市全体に空調施設が整っているなんてことはなく、蝉がコーラスの練習に励んでいた
重い荷物のせいもあり、汗が服に染み込んでいくのを感じた
僕は「がじがじ」と首の付け根あたりから血を吸われていた、うん嘘だよ
どうやら背中で眠られているお姫様はある僕の心中のあるワード気に入らなかったらしい
しかし、それは荷物に対してでありお姫様のことではないのは嘘じゃないと明言しておく
お姫様、誰でもわかるだろうが、まーちゃんは待ちに待ったせいか、この旅行が余程楽しみだったらしく、昨日は夜遅くまで起きていた
「まったくー、奥さんを待たせるだなんて旦那さん失格ですなー、みーくんは!」
とか言って指を僕の肋骨の間にめり込ませたりして遊んでいたのだ
案の定、朝一度起きたものの、電車に乗ってしばらくすると尻尾を押された自称猫の狸型ロボットのように動きを停止させた
電車からバスに乗り換えるときは夢現つのままでもなんとかなったがバスを降りてからは2人分の荷物とともにマユを背負って歩いていた
背中からはたまに「にゅふふ」とか「みーきゅん」とか甘い声が聞こえ、口元を歪ませてた。ショートケーキからクリームやイチゴを取り除くぐらい甘いものが苦手なのである、嘘じゃないことにされてる
26 :>>1 :2011/02/02(水) 03:31:47.11 ID:1EBfFo5DO
>>25
学園都市都市→学園都市
最後の文の冒頭→僕は
ミスりまくりですいません

学園都市は聞いた通りの学生の街だった
ここなら赤と白のシマシマの服を着たあやしい眼鏡のおっさんなど直ぐに御用だろう
「まずはホテルに行かなきゃなぁ」
正直肩と背中と左腕だけで人一人と2人分の荷物を運ぶのはけっこう大変だ
右腕はおまけのようなものである
せめて三倍の重力には耐えられるように修行しておくべきだったと痛感したのは嘘以下略
いや、背中は軽いんですよ、マジで
綺麗だし
マユが絶世の美女であることは、僕らにときどきぶつけられる視線からも明らかだ
しかしそろそろ起きてもらおうかなぁ、などと考えていると
「にゅむ?ひいひゅん?」
どうやら僕の意思など全知全能なるまーちゃんには筒抜けだったらしい
「起きたのかい、まーちゃんや」
「ぷは」
可愛らしい声が僕の首に美しい紋様を刻み終えた合図として発せられた
27 :>>1 :2011/02/02(水) 04:02:31.01 ID:1EBfFo5DO
だけど残念ながら
「やはりみーきゅんの背中は最高ですな」
と一言呟いてまた寝息をたてはじめてしまった
「………」
そのままマユの寝顔を見つめたけど起きる気配はない
眼福、眼福
仕方ないタクシーでも拾うか
とか考えながらそのまま十字路を横切ろうとすると
「ふ、不幸だあああああああああああ!」
その声と同時に
「うわあ!」
「ぶへ」
横から強い衝撃を受けた
荷物は落としてしまったが、まーちゃんは離さなかった
「っつう」
「す、すいません!」
少しよろめきながら体勢を立て直すと、ツンツン頭の高校生ぐらいの少年が頭を下げていた
この瞬間何か嫌な気配がした
「今荷物拾いますんで」
その言葉通りすぐに落とした荷物を拾う彼に対し、「てめぇ!まーちゃんが怪我してたらどうするつもりだったんだ!?この野郎」と罵声を浴びせたのは、嘘に決まってるじゃないか
当のマユ本人は「はふう」などと言いながらまだ寝ている
「大丈夫ですので」
ここは軽く流すことにした
まるで善人といくつも書かれた包帯をグルグル巻きにされてるかのように、彼が僕と相容れない存在だとすぐにわかってしまったから
「ええと、荷物お持ちしましょうか?」
なんだこいつ?まーちゃん狙いか?
「その…大変そうですし」
「………」
少し考えてみた。確かにこのままだと大変だし、なによりフロントではチェックインという試練が待ち構えている
28 :>>1 :2011/02/02(水) 04:07:33.85 ID:1EBfFo5DO
限界が……
ちょっと寝てから今日中にまた投下します
29 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/02(水) 06:45:32.55 ID:JJ1yKUnEo
原作読んだことないけど期待
30 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/02(水) 09:36:09.73 ID:7rxjCNaDO
乙乙

目欄にsagaはいれとかないと魔翌力とかそんなので不意打ち喰らうかもよ
31 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/02(水) 09:50:32.44 ID:btsWiWhVo
乙乙
32 :>>1 [saga]:2011/02/02(水) 16:20:58.10 ID:1EBfFo5DO
>>20
すいません
おっぱいオバケは出ません

>>29
ちょっと原作読んでないとわからないとこもありますが、それでもお読みいただけたら幸いです

>>30
ありがとうございます
33 :>>1 では続けます [saga]:2011/02/02(水) 16:55:02.47 ID:1EBfFo5DO
きっとマユが起きてたら「みーくんとの時間が減ります。邪魔です」とバッサリと切り落とすんだろうなぁ。……ふむ、愛らしい寝顔を浮かばせてる今は大丈夫だ、問題ない
どうせホテルまでの関係だろうし
「……では、お願いします」
あまり深く考えるのは止めよう
でもこういう出会いって僕の場合は死にかけフラグなんだよなぁ
「じゃあ」
と行って荷物を持ち上げて肩にかけた彼に僕は稲垣を重ねていた…あれ?稲沢?稲側?
閑話休題
ついでなので地図を見せて彼にホテルまで案内してもらうことになった
「なにやら急いでいたようですが、ええと……」
とりあえず、並行して歩く通称ウニ男くんに話しかけてみる
「あ、俺上条当麻って言います」
……上条………
「上下関係の上に条件の条ですか?」
「そうですよ」
なるほど
「あぁ、8代目ジョジョですか」
「は?」
おっと、ニー日病が
僕の身体はまーちゃん病の病原菌で大渋滞だというのに
「いえ、こちらの話です。あ、それと普段通りに話してくれて構いませんよ」
「そ、そうっすか?」
ジョジョの慣れてないのがよくわかる敬語はとてもぎこちない
「それで良かったんですか?急ぎの用事だったのでは?」
「実は今日は補習だったのですが、上条さん家の目覚ましはなぜか鳴らず、腹を空かせた居候に噛まれて目覚め…」
彼はその後遭遇したたくさんのイベントについて話をしたあと
「はあ、不幸だ」
と締めくくった
34 :>>1 [saga]:2011/02/02(水) 17:31:24.91 ID:1EBfFo5DO
彼は他にも不幸トークを披露してくれた。自販機に二千円札(そんなものをいまだに持ってるやつがいるとは)が食われた話や家計が火の車なのに居候が大食らいな話とか
「確かに……普通に不幸ですね」
そんな普通な不幸は僕には無縁だ
まーちゃんと一緒なら幸せ全開だから
たとえ欲しがったとしても手に入らない
「で、そちら様は学園都市の外からいらしたのでせうか?」
ジョジョが僕についての話に方向転換してきた
「えぇ、まあ。ああ、自分は枝瀬といいます。こっちの背中でお休みになっているのは妻です。この街には妻がどうしても来たいと言っていて」
「え?」
「とっても端正で綺麗で艶やかでもう芸術としか思えないでしょう?」
「はあ」
「ところで、この街では超能力の開発を行っているんだとか。上条も超能力が使えたりするの?」
なので、僕らに踏み入れるとザ・まーちゃんワールドが展開されるのを悟らせ、ついでにこの街について聞くことにした
あと話し方をフレンドリーにしてみた
「ん?いやあ上条さんはレベル0。正真正銘の無能力者だ」
「レベル?」
「そう。この街は」
と言って説明してくれた。どうやらこの街では能力者は五段階にレベル分けされているらしい。しかし、能力者でない者もレベル0として存在しており、一番多いのがレベル0なのだそうだ。逆にレベル5は7人しかいないということだった。
35 :>>1 [saga]:2011/02/02(水) 18:02:20.04 ID:1EBfFo5DO
何ていうか
この街ではギスギスしている人も多いんだろうなぁ
そんな格付けをされたらレベルが下のやつは見下され、レベルが上のやつは妬まれるのはすぐ分かる
普通なら勉強やスポーツ、芸術、社交性など競う要素を変えたりすることで、人との差を直視しないですむけど
ここでは能力という競技が決められ、しかもそれを測るモノサシまであるらしい
そういった非発展的な思考を繰り広げながらジョジョの話を聞いてると
「ここか」
ホテルについた
チェックインは前回と同様にすることにした
まずはマユをソファーに下ろす
そしてジョジョと一緒にフロントまで行く
「枝瀬で予約していた者ですが」
「はい。では、こちらにご記入を」
××以外の必要事項を記入
そして
「上条」
「ん?」
「ここにラブの和訳を記入してくれないかな?ひらがな2文字で」
と言って枝瀬の続きを指差した
「?」
ルイージさんのようにもの分かりがいいほうというわけではなかったのか、それとも、ラブの和訳が分からないのか
おそらく前者だろう
「う〜ん?ま、わかった」
余計な詮索をしてくれないで良かった
36 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/02(水) 18:28:19.01 ID:1EBfFo5DO
ジョジョが書いたその用紙を裏返して天翔龍閃のような素早さで店員に渡す
その様子をフロント係のおじさんは気にする様子もなく
「枝瀬××様でございますね。1702号室でございます。どうかごゆっくりとお過ごしください」
という人の努力を踏み躙るようなテンプレ通りの発言をしてカードキーを渡してくれた
酸味という個性を持った液体が口の中に充満しようとするのを抑えつける
あのときと同じ1702号室か
帰ったら……なんてことはないでほしい
そういえば長瀬の墓参りまだだったな
まだなのは涙腺に涙が溜まり終えてないからである

手続きが終わると
「ここまででいいよ。いろいろとありがとう」
ジョジョと別れの挨拶をした
「いいって。こっちこそぶつかってしまって」
「わざわざ補習をさぼってまで付き合ってくれただけで充分だよ」
「いやいや、上条さんは困ってる人を放っておけない性分でして、俺が勝手にしたことだよ」
「そう」
僕とは正反対だな。僕は自分の幸せのためにたくさんの人を不幸にしてきたから
「じゃあ困ったことがあったらいつでも」
だからいざというときには使わせてもらおうかな
「携帯番号を教えてくれないか?」
「あぁ、携帯壊れてるから自宅の番号なら」
電話番号を教えてもらったあとは
「じゃ」
「またな」
またがなければいいと思いながらそこでジョジョとは別れた
37 :>>1 [saga]:2011/02/02(水) 18:32:04.76 ID:1EBfFo5DO
>>36は名無しになってしまってるけど>>1です

今日はキリがいいのでここまで

このままの文体でいいですかね?

しかしみーくんのキャラは掴みにくい

地の文も入間みたいになかなか面白くできないなぁ

ではでは

また次回
38 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/02(水) 18:52:35.96 ID:PMOrtfERo
乙 かなりみーくんの雰囲気出てると思うよ

しかし物語の方向性が全く見えん
みーまーだからやっぱミステリ路線?
39 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/02(水) 19:17:42.06 ID:7rxjCNaDO
面白いぜ乙
40 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/02(水) 21:26:05.09 ID:9VeXMm4y0
長瀬ェ……

おつおつ、十分それっぽいと思う
41 :>>1 [sage]:2011/02/03(木) 02:23:03.70 ID:0LFJ66DDO
>>34訂正
彼は他にも不幸トークを披露してくれた。家計が火の車なのに居候が大食らいな話とか
「確かに……普通に不幸ですね」
そんな普通な不幸は僕には無縁だ
まーちゃんと一緒なら幸せ全開だから
たとえ欲しがったとしても手に入らない
「で、そちら様は学園都市の外からいらしたのでせうか?」
ジョジョが僕についての話に方向転換してきた
「えぇ、まあ。ああ、自分は枝瀬といいます。こっちの背中でお休みになっているのは妻です。この街には妻がどうしても来たいと言っていて」
「え?」
「とっても端正で綺麗で艶やかでもう芸術としか思えないでしょう?」
「はあ」
「ところで、この街では超能力の開発を行っているんだとか。上条も超能力が使えたりするの?」
なので、僕らに踏み入れるとザ・まーちゃんワールドが展開されるのを悟らせ、ついでにこの街について聞くことにした
あと話し方をフレンドリーにしてみる
「ん?いやあ上条さんはレベル0。正真正銘の無能力者だ」
「レベル?」
「そう。この街は」
と言って説明してくれた。どうやらこの街では能力者は五段階にレベル分けされているらしい。しかし、能力者でない者もレベル0として存在しており、一番多いのがレベル0なのだそうだ。逆にレベル5は7人しかいないということだった。
42 :>>1 とりあえず導入部分は終わらせたい [saga]:2011/02/03(木) 06:15:23.68 ID:0LFJ66DDO
荷物はホテルの人に運んでもらった
もちろんマユは僕の背中だ
そして部屋に着いてベッドにマユを寝かせる
僕もさすがに疲れた
少し休むとしよう
「んんー!まーちゃんふっかーつ」
なんてことはもちろん僕のマユが許すわけがない
「あれー?ここどこー?」
「ここはねぇ、学園都市のホテルだよ」
「それってテレビでやってたとこ?」
「そうだよ」
「ふーん……じゃあ、しゅっぱーつ!」
満面の笑みを浮かべ腕を高く突き上げて言った
それにしても、学園都市の特番がテレビであってからマユの様子に違和感を感じる
いつもなら僕がいるときは誘わない限り外に出ようとはしない
外の世界に興味を持ち始めたのかねぇ
これはきっといい傾向なのだろう
まーちゃんにとっては
「よし、じゃあ行こうか」
マユが首にぶら下がらないようにその手をギュッと握った
ちゃんと左手で
43 :>>1 [saga]:2011/02/03(木) 06:32:36.00 ID:0LFJ66DDO
「どこか行きたいとこはある?」
ホテルの外に出てそう切り出した
クーラーの効いたホテルから出ると余計に熱気を感じる
「まーちゃんは買い物がしたいのです」
「わかった。でも、まーちゃんは何を買うの?」
「うんとねー、包丁とー」
マユは「にょほほほ」と素敵に笑うと
「あとは秘密ー」
前者が物騒なだけに後者がより一層気になってしまう
ここでダメだと言っても無駄か
無駄だから嫌いなんだ無駄無駄
マユは大好きだけどね
「じゃあ取り敢えずデパートに行こうか」
「りょーかーい」
それを見たら誰もが見惚れてしまうこと間違いなしの敬礼姿である
でもまーちゃんは誰にも渡さないぜ

44 :>>1 [saga]:2011/02/03(木) 06:50:15.98 ID:0LFJ66DDO
とりあえずデパート内の生活用品売り場についた
マユは包丁の並べてある場所を認識すると慣れたようにてこてこと一直線に歩み寄り、売り場のステレンス包丁、税込み2580円なりを手にする。冷静に考えると刃物が売ってある場所というものは怖いものだな。頭のおかしい人が善人面して手に取り、その包丁で人を切りつけ始めるかもしれないのだ。物騒な世の中だからそれくらい用心しないと。危ないことには使わないでくださいの注意書きは、あるようでない。常識だろ、と言われればそれまでなのだが、常識に安易に縋るのは危険である。なんてことを考えるやつは、よっぽどの暇人かひねくれものに違いない
マユは店内を一通り見て回ると包丁を僕に渡して買うように促す
包丁一本だけ買うというのも変な感じがするので適当にタオルも買っておくことにした
レジ係が男性なのを見てホッとする
いや、そっちの気はない、嘘じゃないに倍プッシュ
45 :>>1 [saga]:2011/02/03(木) 07:03:03.59 ID:0LFJ66DDO
それからもデパートを歩きまわったがマユのお目当てのものは見つからなかったらしい
何なのかはわからない
教えてくれれば探すのを手伝えるのだけれど
しかし、何か緑系の品であることはわかった
緑色のものばっかり見ていたからだ
けれど結局見つからないため、今は街をブラブラ歩いている
マユは僕にじゃれながら何かを探していた
ういやつめ
そんな風に過ごしていたら夕方になった
そろそろ帰ろうかなと思っていると
急にマユの目付きが変わった
「みーくん、こっち」
どうしたの?と聞く暇もなくマユは僕の腕を引っ張って走り始めた
46 :>>1 [saga]:2011/02/03(木) 07:42:31.00 ID:0LFJ66DDO
お探しの品を発見したのかな?
それなら探していたものは動くものということになるな
「はあ……はあ……」
しかしながら、マユは標的を見失ったらしく、薄暗い路地で立ち止まりキョロキョロとしていた
僕は息切れを相手の隙を見つけたボクサーの連打のように行っていたが、マユは対照的に軽い運動をした程度の呼吸の仕方だ
さすがだね、まーちゃん
息を整えていると、マユが今度は鼻をひくつかせ始める
「血の匂い」
そう言ってまた走り始める
まーちゃん、僕はもう燃えつきたよ、真っ白な灰に
けれど灰程度ではマユは加減をしてくれないらしい
それにまたも物騒な言葉を発していた
ヤレヤレだぜ
いくつかの角を曲がりながらだんだんと人気の少ないほうへと行く
かと思うと急停車した
マユを見ると斜め下を見つめている
僕は下を向いて大きく息を整えてマユの見ている方へと顔を向ける
「死体ですな」
「…死体だねぇ」
そこには制服姿でごっついゴーグルをかけた女の子の斬殺死体が倒れていた
そしてマユの一言
「こいつ違う」
これが八月十四日の出来事であった
47 :>>1 :2011/02/03(木) 07:48:42.66 ID:0LFJ66DDO
やっと導入部分が終わった


>>38
禁書でミステリー路線はさすがに^^


そして支援は大感謝です


あとは超電磁砲の6巻が発売してから書こうと思っています


それではまた
48 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/03(木) 08:51:54.58 ID:Jl6unkEb0

出来ればレス修正するときは修正する部分だけ抜き出して書いて欲しい
1レス全部載せられると読みにくくてしょうがない
49 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/03(木) 10:11:34.91 ID:JKvAsL1so
超乙
50 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/06(日) 00:54:44.47 ID:/OI5Q7/ro

ジョジョに納得しちゃったわ
51 :>>1 [saga]:2011/02/09(水) 15:48:50.78 ID:qcaIjUyv0
――八月十五日
この日は早めに起きた
昨日は女の子の死体をマユが発見したので、布団にくるまって
ガタガタ震えていたため、正確には眠れなかったというようなことは、
今更だが嘘である。
あのあと、僕とマユはまるで街頭ボランティアを見かけただけかのように、
普通にホテルに帰って夕食を済ませた。
レストランではまーちゃんが「あーん」と言って僕の口に
自分の嫌いなものをわんこ蕎麦よろしく運んで来たため、僕はお腹いっぱい食べる
ことができた。これで心の欠けてる分を埋めれたはず、嘘とわざわざいうほどでもないけど。
そして、部屋に帰ると、マユは僕の腕に爪を食い込ませたまま、ベッドに倒れこんだ。
もちろん、僕も巻き込まれる形となる。しかし、余程疲れていたのか、マユはそのまま
眠ってしまったのであった。
おそらく午前中起きてこないのは確定事項だろう、たぶん。
なので、僕は午前中は学園都市に来た目的のひとつに力を入れることにした。
ほとんど動かなくなった右腕の治療である。
僕一人で生きていくためには別にこのままだろうと構わないんだけど、
まーちゃんのみーくんであり続けるためには、やはり動いてくれていたほうがいい。
今日はとりあえず、見てもらうだけにすることにした。
一応、マユが僕の帰りより前に起きたときのために置き手紙をしておく。
僕の妻は恐いほどに心配性なんで。
ホテルを出ると昨日のように熱が体に染みこんでくるのを感じた。
学園都市には科学の発達した都市らしいのかどうかはわからないが、風車が立っている。
あれが扇風機だったらなぁ。
そんなことになれば、きっと毎日台風気分だ。
52 :>>1 [saga]:2011/02/09(水) 15:53:22.00 ID:qcaIjUyv0
すいません

今日は試し書きです

専ブラってこれでいいんですかね?

それにしてもパソコン使いやすっ!携帯とは大違いだぜ!!

>>48
すいません。慣れてないもので

他のみなさんも支援ありがとうございます

そして何か至らないとこがあればどんどん仰ってください

完結したら推敲してVIPでまたやろうと思います
53 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/09(水) 16:56:57.40 ID:C9VA9SDNo
来てたか
IEのIDだし専ブラじゃなくね?
54 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/12(土) 04:23:15.74 ID:6jymIjAAO
やっぱりいるまっちの文体って難しいのねぇ
頑張ってー
55 :>>1 [sage]:2011/02/12(土) 08:51:20.55 ID:BGoMmlPDO
内容を当初の予定より濃くしたいので日付を五日早めます
死体発見が十日
前回が十一日です

>>53
IDの末尾が違うんでしたっけ?
もう少ししたら自分のパソコンが戻ってくるのでそんときは
専ブラで書きます
たぶん
とりあえず今回までもしもしです

>>54
正直かなり苦しいです(笑)
書いてて入間さんすげえと改めて思い知らされました
でも自分のできる限りやってみます
56 :>>1 [saga]:2011/02/12(土) 09:22:05.55 ID:BGoMmlPDO
夏か……
頭に浮かんだ意地悪な顔をした女の子のことは気にしない。蝉の鳴き声がその像をかき消した。
僕もあんな風に精一杯情熱を燃やして生きて、そして力尽きて死にたい、なんて全くの嘘だけど。
僕の人生の目標はまーちゃんとのラブラブライフを長く保つことにあるのだ。
「よお、兄ちゃん」
それにしても蝉の声は頭に響く
「おいおい。無視してんじゃねえよ」
「……」
……蝉の鳴き声とはどうしてあんなに人間にはうるさく聞こ
「無視してんじゃねえっつってんだよ!!」
「……はあ」
一応今の時刻は午前6時。早朝である。これが午後6時だったらわかるが……いや、それでもまだ真夏だからけっこう明るい…というのは関係なくて
「ちぃとだけ、金貸してくれねえかなぁ?」
「こんな朝っぱらから!タクさんぱねえっす!」
「……」
僕は早朝、科学の発達した都市の大通りで超古典的な不良に絡まれてしまったらしい
57 :>>1 [sage]:2011/02/12(土) 09:45:41.02 ID:BGoMmlPDO
正直驚いた
お金をたかる不良はそりゃいるだろうけど
場所と時間的に…ねぇ
意外と健康的な生活を送っているんだなぁ
これが夜とかだったら格好もつくんだろうけど
様子を見学してる人もちらほらいるが、まあ、誰も口をはさんでこない
うん。正しい判断だね。
中にはどん引きしてる人もチラホラいる
それにしても
「オラッ!早く財布出しやがれ」
「タクさんはレベル3の発火能力者(パイロキネシス)なんでゲス」
「痛い目に会いたくなかったら早くするっす」
どうしたものか。こういう手合いは初めてである。田舎者なんで。うーん…困ったなぁ。まぁ、まーちゃんが一緒じゃなくて良かった。お互いに。
58 :>>1 [saga]:2011/02/12(土) 10:07:31.21 ID:BGoMmlPDO
どうしたものかと考えていると
「はい、すいませんねえ」
そこに割って入ってきたやつが1人
「こんなとこにいたのかよ。さ、早く行こうぜ」
どうやら自然な流れを装って僕を連れ出そうとしているらしい。
「あぁ、悪かったな」
取りあえず乗ってみる
「って、誰だてめぇ!ふざけてんのか!?」
駄目だった
「だぁー!作戦失敗かぁ!……不幸だ」
そのツンツン頭の少年は1人そう言って少しの間頭をかきむしると
「たくっ……だいたいテメェら、恥ずかしくねぇのかよ!?」
いきなり説教を始めた
「たった1人相手に3人で囲みやがって」
「朝っぱらからこんなくだらないことしてんじゃねぇ」
「テメェらがまだこんなこと続けていいと思ってんなら…」
「まずはその幻想をぶち殺す!!」
これが上条当麻との二度目の遭遇である
59 :>>1 [saga]:2011/02/12(土) 10:26:47.82 ID:BGoMmlPDO
キング・クリムゾン
結局僕たちは青春の1ページを開くこととなった
一応、僕はもう高校生じゃないんだけどねぇ
実際は、ほとんど全員上条がやっつけてしまったんだけどね
上条はかなり喧嘩が強かった
きっと僕のような人々を見かける度に助けているのだろう
後で聞いた助けた理由が
困ってるやつを放っておけない
だったし
まるで漫画のヒーローである
ちなみにタクさんと呼ばれていた人は上条に瞬殺された
タクさんが手から火を出して、上条が右手で殴りかかって、上条の右手に火が当たると火が消えて、そのまま驚いたタクさんの顔面に上条の渾身の一撃
人があんなにぶっ飛ぶものとは思わなかった
60 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/12(土) 10:37:27.14 ID:EvjBb1t/o
ktkr
61 :>>1 [saga]:2011/02/12(土) 10:55:21.92 ID:BGoMmlPDO
その後、火の消えた仕組みを本人に聞いてみた
それについて上条…ジョジョは
「俺の右手には『幻想殺し(イマジンブレイカー)』っていうあらゆる異能を打ち消す能力が宿ってるんだ。まあ右手だけだし、システムスキャンではレベル0判定なんだけどな」
と言ってトホホと肩を落とした
……それってかなりのチートじゃないのかなぁ
だからといって僕が言うことはないけど
「ところで枝瀬はこんな朝早くからどこに行くとこだったんだ?」
あぁそうだった。病院に行く途中だったんだ。地図ではもう少し行ったとこなんだけどなぁ。
「病院だよ。僕の右腕は使いものにならなくなってきてるから。学園都市には観光と治療に来たんだ。何でも名医がいるんだとか。確かこの近くのはずなんだけど」
「おう、そこならたぶんわかるぞ。上条さんもよくお世話になっていますから」やっぱりか
「じゃあまた案内してもらってもいいかな?」
「いいぜ。俺もちょうどそっちの方に用事があるし」
そう言って並んで歩き出す
62 :>>1 [saga]:2011/02/12(土) 11:11:09.77 ID:BGoMmlPDO
「上条は何しに行くとこだったんだ?」
「あぁ、それがさ、聞いてくれよ。うちの大食らいの居候がですね、上条家の朝飯までいつの間にか食っちまててさぁ……」
「それはそれはご愁傷さま」
「だー!不幸だー!」
「ハハ」
ハ………………?
………………………………
………………………………
…くknduぁぬgfnそam@e?wgkmgふぉwag.dkなmtpwm!w,m!?!?
「……ん?どうした枝瀬!?顔が真っ青だぞ!」
ぐぎ……ぎぎっ…ん
「……いや……何でもない…それでその後どうなったの?」
「えっ?あぁ。気分が悪かったら言えよ」
「大丈夫だって。それに今から病院に行くんだし」
「はは、それもそうだな」
「それよりも続きを聞かせてくれよ」
「あぁ。その後な……」
僕は今……………どこで笑った……?
63 :>>1 [saga]:2011/02/12(土) 11:15:36.28 ID:BGoMmlPDO
携帯の電池がやばいんでとりあえずここまで

次は少し期間空けるかもしれませんが


あー
あとで見返すと修正入れたいとこがありすぎるぜ


まあとりあえず不恰好ながらも完結はさせますので


また
64 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/12(土) 21:25:27.95 ID:EvjBb1t/o
待ってる
65 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/12(土) 23:49:52.38 ID:B6I72jLSo
地の文と台詞の間の行開けた方が読みやすいんじゃないかな
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