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一方通行「警備員になろォと思うンだが」 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/01(火) 01:23:44.48 ID:xiVSGcc80
初SSです。
至らないところが多いかもしれませんが、お付き合い頂ければ幸いです。

時間軸的には22巻後、ロシアから学園都市に帰還して暫くしてのお話になります。

ローペースになるかもしれませんがよろしくお願いします。
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ぶらじる @ 2024/04/19(金) 19:24:04.53 ID:SNmmhSOho
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旅にでんちう @ 2024/04/17(水) 20:27:26.83 ID:/EdK+WCRO
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木曜の夜には誰もダイブせず @ 2024/04/17(水) 20:05:45.21 ID:iuZC4QbfO
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いろは「先輩、カフェがありますよ」【俺ガイル】 @ 2024/04/16(火) 23:54:11.88 ID:aOh6YfjJ0
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【MHW】古代樹の森で人間を拾ったんだが【SS】 @ 2024/04/16(火) 23:28:13.15 ID:dNS54ToO0
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こんな恋愛がしたい  安部菜々編 @ 2024/04/15(月) 21:12:49.25 ID:HdnryJIo0
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【安価・コンマ】力と魔法の支配する世界で【ファンタジー】Part2 @ 2024/04/14(日) 19:38:35.87 ID:kch9tJed0
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アテム「実践レベルのデッキ?」 @ 2024/04/14(日) 19:11:43.81 ID:Ix0pR4FB0
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2 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/01(火) 01:24:05.79 ID:xiVSGcc80
黄泉川「いきなりどうしたじゃん?」

一方「警備員ってェのは教員で構成されてンだろ?」

一方「逆に言えば警備員になれば教員にも顔が利くよォになるってことだ」

黄泉川「・・・?(何が言いたい?一方通行)」

一方「打ち止めももうすぐ中学生だ」

一方「カスみてェな教員のいるトコに送り込むわけにはいかねェンだよ」

黄泉川「」
3 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/01(火) 01:28:44.14 ID:xiVSGcc80
不良A「オラ、さっさと金だせッつってんだよ!」

生徒「や、やめてください・・・」

不良B「あれぇえええ?反抗しちゃうのぉ!?」

不良C「ぼくちんお金に困ってるんだよ!?少しは慈善の心ってもんがねぇの!?」

上条「おい!お前ら!!」

不良A・B・C「あぁん?」

上条(やべぇつい飛び出したけど3人とか無理くぁwwせdrftgyふじこlp)

不良A「んだ、てめぇ?やろッつぅのかよ」

上条「いいぜ・・・どうしてもお前がその手を引っ込められないって言うなら」

上条「精一杯生きてる人間を踏みにじr」

一方「ひゃっはァ!雑魚どもが群がってるぜェ!」
4 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/01(火) 01:29:10.11 ID:ALREFbel0
これは期待
5 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/01(火) 01:32:33.64 ID:xiVSGcc80
上条「一方通行!?」

不良B「お仲間登場ってかヨ」スチャッ

生徒「」ブクブク…

不良A「キェアアアアアアア」

-----------5秒後-------------

不良A・B「」ピクピクピクミン

不良C(俺台詞少なくね)プシュー

一方「三下ァ!てめェそれでもヒーロー名乗ってる人間かァ!?」

上条「え?」

生徒(不良よりも怖い・・・誰この悪党・・・)

一方「まァいい、そこのクソガキィ」

生徒「は、はいィっ」

一方「警備員だ、夜道には精々気をつけなァ」

生徒・上条「」
6 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/01(火) 01:35:34.49 ID:xiVSGcc80
上条「へぇ、ロシアから戻ってからそんなことしてたのか」

上条「街の治安の為だけを思って教員でもないのに警備員に志願とは」

一方「まァな、仕事も入らねェし丁度いい暇つぶしってわけだ」

上条「だけど打ち止めに会う時間も減るんじゃないのか?」

一方「なンであのクソガキに構ってやンないといけないんですかァ」

一方「第一クソガキのやろォはな」ニッキペラペラ

上条(日記?一応保護者代わりみたいなもんだし養育記みたいなもんか?)

一方「見てみろ、この抱きつき回数グラフ。右肩下がりもいいところだァ」

一方「反抗期なのか思春期なのかわかンねェが・・・いや今は関係ねェ話だ」

上条(瞳以外も真っ赤ですなんて言えない)
7 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/01(火) 01:38:50.02 ID:xiVSGcc80
一方「要するにちょっと距離を取ってるってわけだ」

上条「この上なく理解した」キリッ

上条(なんだかんだ言ってこいつも父性?みたいなものがある奴なんだな)

上条「仕事中なんだろ?引き止めて悪かったな」

一方「別にィ。警備員やってるのなンてついでだしィ」

上条「え?」

一方「社会人の戯言ですゥ。学生ちゃンにはわからない苦労があるンですゥ」

上条(さっき言ってたことと矛盾してる・・・)

一方「悪ィがこいつら連行していかねェといけねェからさっさと失せろ」

上条「はいはい、上条さんは大食いシスターに大量の飯を作ってやらないと」

一方「お互いに苦労するもンだな」ボソ

上条「え?」

上条「いねぇ・・・」
8 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/01(火) 01:42:58.22 ID:xiVSGcc80
第七三支部なう

一方「おい、ババァ。カツアゲ野郎共だァ」

黄泉川「誰がババァじゃん!まだぴっちぴちの18歳だっつーの」

一方「18歳と何百ヶ月だよ」

黄泉川「まだ・・・まだいけるじゃん・・・」

先輩警備員A「アーくんじゃん。まーたお手柄ー?」

一方「げっ・・・」

先輩A「もーぉ、こんな可愛い顔してやることだけはヤ・る・の・ね」

黄泉川「カタカナにすんなじゃん」

先輩B「おい君たち、ここは職場だぞ。慎みを持って話したまえ」

先輩A「えぇ〜〜。ほんっとお堅いんだから君は」

先輩B「規則と常識に則った言動を期待する、というだけだ」

一方「へィへィ。(こいつみてェな教員のいるとこに入れると打ち止めの愛らしさが激減しちまうぜェ)」

黄泉川(あっ、こいつ今脳内メモとったじゃん)
9 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/01(火) 01:46:25.20 ID:xiVSGcc80
電話なう

打ち止め「でねーってミサカはミサカは活躍ぶりを自慢してみる!」

一方「あァそうかィ。芳川はいるか?」

打ち止め「ぶーっ、今日も遅くなるの?ってミサカはミサカは不満げに言ってみる」

一方「悪ィな、今日は帰れねェ」

打ち止め「・・・お仕事忙しいんだね、頑張ってねってミサカはミサカは良い子アピール!」

一方「・・・早く代われ」

芳川「代わったわ」

一方「ひィイひゃァァァアアア!アブねェアブねェ、あまりに打ち止めが天使すぎて発狂しそうだったぜ」

芳川「今日も元気ね」

一方「あァ・・・会えないのがさびしいけどな」

芳川(本人以外の前ではデレすぎじゃないかしら)

一方「でだ、ババァが酔いつぶれたンで適当なホテル泊まっていくことにしたンだ」

芳川「愛穂・・・またやったのね」
10 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/01(火) 01:55:02.25 ID:xiVSGcc80
一方「こいつにはいろいろ世話ンなってるしな」

一方「その辺に朝まで転がしておくわけにはいかねェ」

芳川「良い子ね、君は」

一方「きめェよクソニート」

芳川「あら、手厳しいこと」

打ち止め「芳川ー!絵本読んでってミサカはミサカはお布団に入り込んでみる!」

芳川「ふふ、ご要望みたいなのでそろそろ切るわね」

一方「あー・・・芳川」

芳川「何?一方通行」

一方「クソガキの誕生日っていつだかわかるか?」

芳川「製造日は確k」

一方「誕生日、リピートアフターミー?」

芳川「誕生日の記録された用紙は研究所の閉鎖と共に葬られたわ」

芳川「正確には記憶してないけど・・・大体今週末くらいになるんじゃないかしら」
11 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/01(火) 02:00:48.04 ID:xiVSGcc80
一方「十分だ、切るぞォ」

芳川「ええ、愛穂をよろしく」プツッ

一方(今週末・・・か・・・)

黄泉川「あくぇらぉー。ぉー。」

一方「きめェしくせェこのババァの処理が先だな・・・」

ホテルなう

黄泉川「ぐがー。桃じゃらいじゃぁん・・・」

一方「くそォ、誰だコンビニのコーヒー買占めやがったクソったれはよォ!」

一方「おかげでまともな思考ができねェ・・・」

一方(メール・・?)


From:垣根くン
----------------------------
この前、ミニ四駆大会で俺の
マシンに小細工して優勝させ
てくれたじゃん?

礼にコーヒー1年分やろうと
思ったんだが、1日何本飲む
かわからなかったからとりあ
えず学園都市のコーヒー買い
占めておいたぜ!

(添付ファイル:コーヒーと俺.jpg)


一方「垣根くぅううううン、タイミング悪ィんだよカスがァアアアア!」
12 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/01(火) 02:04:34.96 ID:arnJWiJAO
未元物質使えよwwwwwwwwww
13 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/01(火) 02:05:25.88 ID:xiVSGcc80
絹旗「で、なんで私なんですか第一位?」

一方「唯一の年増じゃないっていうかクソガキに年齢が近いっていうか?」

絹旗「超麦野でいいじゃないですか」

一方「ババァの話は出すな気色悪ィ」

絹旗「」

一方「第一レベル5同士はギスギスしてんのォ。わかるゥ?」

絹旗「暗部同士も超ギスギスしてますけどね」

一方「いいから話を聞けや」カチッ

絹旗「・・・超わかりました・・・」
14 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/01(火) 02:08:21.36 ID:xiVSGcc80
絹旗「で、その子の誕生日を超祝いたいと」

一方「大正解でェす」

絹旗「そうですね・・・その子の今までの誕生日はどうしてたんです?」

一方「今年になって舞い降りてきた天使なんでェ」

絹旗「は?」

一方「(本当のことなンだが)冗談は置いておくとして、やったことがねェ」

絹旗「それじゃあ祝ってくれそうなメンバー集めからですね」

一方「くれぐれも慎重に集めろよォ」

一方「少しでもクソガキに害をなす奴をチョイスしたら・・・」カチッ

絹旗「怖いんでいちいちスイッチ入れるの超やめてもらえますか」
15 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/01(火) 02:12:01.00 ID:xiVSGcc80
一方「じゃあ人集めは頼ンだ」

絹旗「はぁ・・・第一位はどこへ?」

一方「人が集まっても盛大なパーティはできねェだろォ」ビュォン

絹旗「・・・いねぇ・・・」

プルルル…ガチャッ

絹旗「あっ、滝壺さんですか。超絹旗です、ええ。」

絹旗「詳しくはメールで送っておくので超浜面とか呼んでおいてください」

絹旗「ロシアで仲良くなった人達?・・・ダメです、私の命がなくなるので」
16 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/01(火) 02:15:29.80 ID:xiVSGcc80
とある高校なう

黄泉川「ほらそこ!もっとシャキッと走るじゃん!」

上条「ひぃいい、昨日びりびりに追い回されて筋肉痛の上条さんに追い討ち!?」フコーダーー

一方「よォ、熱血はウザがられンぜ?」

黄泉川「一方通行!?何しにきたじゃん!?」ズキン

黄泉川「あたた・・・」

一方「二日酔いジャージ女が力ンでも良いことねェぞォ」

一方「生徒たちをビシビシしごいてる教師様が二日酔いなんざァ、格好つかねェよなぁ・・・?」

黄泉川「・・・脅迫じゃん?」

一方「のォのォ、ただのお願いだぜェ」

一方「今週末・・・そうだな、日曜でいい。警備員の仕事休め。でないと・・・」

黄泉川「・・・やっぱ脅迫じゃん・・・」
17 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/01(火) 02:17:12.91 ID:jfsDUsjAO
スゲェ面白い
18 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/01(火) 02:18:10.28 ID:xiVSGcc80
週末なう

海原「では手筈通りに・・・ええ、ミスは許されません」

海原「常に最善を尽くすのがアステカの魔術師の信念ですからね」

打ち止め「――ってミサカはミサカはドアノブに手を掛けながら満面の笑み!」

一方「そォかい」ガチャッ

打ち止め「ただいまーってうわぁあああっ」パンパンパァン

一同「誕生日おめでとぉおおおお!!」

打ち止め「アナタ今日誕生日だったの?ってミサカはミサカは・・・」

一方「俺じゃねェ、クソガキ。てめェのだ」

打ち止め「えっ・・・?」

先輩A「あァん、この子可愛すぎぃ。お持ち帰りぃい」

先輩B「まさか支部全体が休みになるとはな・・・黄泉川、何をした?」

黄泉川「無駄な詮索は止めるじゃん?」

海原「ご招待いただけて光栄です、一方通行」

一方「モブキャラにしてはキャラ濃いから呼ンでみた」

海原(モブキャラ・・・ッ!?)
19 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/01(火) 02:20:42.28 ID:xiVSGcc80
絹旗「結局超アイテム面子になりました」

浜面「俺も来て良かったのか?第一位」

滝壺「大丈夫、空気確定なはまづらもわたしは応援してる」

浜面「初っ端から空気宣言!?」

一方「クソガキがフリーズしてるのをいい事にモブキャラがでしゃばンな」

浜面「」

打ち止め「うわぁああ・・・ありがとうってミサカはミサカはアナタにダイヴしてみる!」

一方「おィ、公衆の面前だぞォ」

海原(そういう割りに顔はニヤけてますけどね)
20 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/01(火) 02:23:26.29 ID:xiVSGcc80
麦野「第一位の面子と超電磁砲への体裁の為に来たけど、もういいでしょ。帰る」

一方「あァ、悪ィな。たいそうなプレゼントまで用意させちまって」

麦野「ロシアではその・・・浜面が世話になったらしいからね」プイッ

一方「はァン・・・なるほどな。じゃあここも居づらいだろ」

麦野「だから帰るっつってんの。じゃあね」

絹旗「よく聞こえなかったんですけど、麦野なんて?」

一方「野暮用だとよォ」

絹旗「超付き合い悪いですね。これからだというのに」

一方「あれがあいつなりの精一杯なンじゃねェの?知らねェけど」

打ち止め「よーしってミサカはミサカは巨大ケーキに入刀!」

芳川(結婚式じゃないのに大きいの頼みすぎたかしら・・・)

芳川(ほら、私って優しいんじゃなくて甘いから)
21 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/01(火) 02:26:15.63 ID:UU4w5eWeo
平和な世界はいいね、癒される
22 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/01(火) 02:26:57.65 ID:xiVSGcc80
黄泉川「じゃあ盛大にやるじゃん!かんぱーい!」

一同「かんぱーい」カチンッ

結標「・・・なんでアイテムとグループが勢ぞろいしてるのよ」

土御門「一方通行たっての願いじゃあ、断れないにゃー」

海原「賛同せざるを得ません」ニッコリ

一方「カス共ォ、今日は来てくれて感謝するぜェ」

絹旗(感謝してるのかしてないのか超わからない台詞ですね・・・)

滝壺「素直じゃない一方通行もわたしは応援してる」

打ち止め「みんな今日はありがとーってミサカはミサカは大はしゃぎ!」

打ち止め「でも何で今日なの?わたしの誕生日は昨日だったよってミサカはミサカは首をかしげてみたり」

一同「」
23 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/01(火) 02:28:32.12 ID:UU4w5eWeo
む、美琴さんや妹達や番外個体は参加してないのかな
24 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/01(火) 02:32:13.69 ID:xiVSGcc80
一方「クソニートが誕生日を忘れたンだとよ」

芳川「ごめんなさいね、打ち止め」

打ち止め「あわわ、いいんだよってミサカはミサカは―…」

結標「ねぇ海原?」

海原「何でしょう?」

結標「この子たちは誕生会をするくらい仲が良いのに誕生日を覚えていないの?」

海原「・・・・サプライズが欲しかったんでしょう」

土御門「上やんみたいな奴だにゃー」

一方「まァいいだろォ。みんなで祝えばクソガキがはしゃげるんだからよォ」

黄泉川(どうみても過保護じゃん・・・)

芳川(このケーキおいしい。このケーキも私と同じで甘いのね)
25 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/01(火) 02:33:22.36 ID:xiVSGcc80
>>23

人数増やしすぎると技量的にガタが即来るんで制限しましたww
26 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/01(火) 02:36:22.36 ID:xiVSGcc80
一方「というわけでクソ共の貢ぎタイムも終了したので解散になりまァす」

結標「今日は楽しかったわ。一方通行、貴方の意外な一面が見れたこともね」

土御門「だにゃー。暫く仕事はないからゆっくり休むといいにゃー」

海原「僕としても御坂さんの遺伝子に喜んで頂けて嬉しかったです」

一方(遺伝子レベルで好きなのかこの変態は)

打ち止め「お姉様にもよろしくねってミサカはミサカは手を振ってみるー!」

海原「御坂さんの遺伝子に、御坂さんの遺伝子によろしくと・・・!!」

結標「とうとうやばい奴ねこいつ」

土御門「最初からだぜい」

浜面「俺らも滝壺が寝ちまったんで帰るぜ」オンブ

絹旗「超楽しかったです、一方通行」

一方「そりゃよォござンした」

打ち止め「空気さんばいばーいってミサカはミサカはお別れの挨拶ー!」

浜面「」
27 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/01(火) 02:39:33.84 ID:xiVSGcc80
黄泉川「いやぁ、久々に騒いだじゃん」

芳川「愛穂はいつものことじゃない」

一方「飲み会しまくってンのはどこのババァだァ?」

黄泉川「手厳しいじゃん!?」

打ち止め「今日のお誕生会、企画してくれたのはアナタでしょってミサカはミサカは聞いてみる」

一方「あァ?勝手に集まっただけだァ」

一方「ンなこと気にしてねェでさっさとプレゼントで遊んでろクソガキィ」

打ち止め「どれも素敵なプレゼントなんだけど」

打ち止め「まだアナタに貰ってないよってミサカはミサカは上目遣いで懇願してみる」

一方「」

一方(やべェ、意識どころか魂が飛びかけた・・・)

一方(これが打ち止めの威力・・・いや、量産型能力者計画の真髄と言っても過言じゃねェ)

一方(アレイスターの野郎ォ・・・少しは感謝しておくぜ・・・)

打ち止め「ねぇねぇってミサカはミサカは腕に掴み掛かってみる」
28 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/01(火) 02:40:55.78 ID:xiVSGcc80
一方「あァ、こいつをやンよ」スッ

打ち止め「ありがとう!開けてもいい?ってミサカはミサカは目をきらきらさせてみる!」

一方「勝手にしろォ」

先輩A(素直じゃないのね・・・本当)

先輩B(俺たちは終始空気だったのだが)

打ち止め「わぁっ!ヘアピンだ!」

打ち止め「これアナタの自作?ってミサカはミサカは聞いてみる!」

一方「よくわかったなァ。てめェは金積んで良いのを買っても良い顔しねェからな」

一方「めンどくせェガキだ」

打ち止め「ずっと大切にするね!ってミサカはミサカは大はしゃぎ!」

一方(反抗期・・・でもなかったってかァ?)

黄泉川「さってと、楽しい楽しい誕生日会も終わったことだし、後片付けするじゃん」

黄泉川「警備員の方の仕事もだけど。ああ、あんたらは帰っていいじゃん、こっちの都合だったし」

先輩A「え、ええ・・・。そうね・・・。それじゃあ」ピュー

先輩B「量が多いとはいえ、きちんとこなすのだぞ」

一方「」
29 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/01(火) 02:42:34.75 ID:xiVSGcc80
芳川「やっぱり私って天才ね・・・。印鑑が必要なところに正確に印鑑を押すマシンを開発してしまったわ」

黄泉川「丁度良かったじゃん、それ使ww」

芳川「あらやだ、真面目にお仕事なさってる警備員がニートである私の発明に興味など持つはずが無いわよね」

芳川「すぐに解体して自宅を警備する仕事に戻るわ、ごめんなさい」

黄泉川「桔梗ォオオオオオオ!」

一方(紙の動きのベクトルを印鑑が自動で押されるように変換・・・っと)ズタタタタタタタン

一方「ふゥ、終わったぜ」

黄泉川「」

芳川「私よりはるかに天才なのがここにいたわね、そういえば・・・」

一方「芳川ァ、その機械の設計だが、あと25%効率化させられるぞォ」

芳川「」

打ち止め「こ、これわぁああああ」ミミガオオキクナッチャッタァ
30 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/01(火) 02:45:37.07 ID:xiVSGcc80
ファミレスなう

一方(警備員にはなってみたものの、昼間が暇なのは仕様だよなァ)

一方(クソニートがいる家はあんま居付きたくもねぇしな)

垣根「おーい、一方通行ァー」

一方(しかし家以外でクソガキと会うとなると外になるわけで・・・)

垣根「おーい・・・」

一方「それってデートじゃねェか、言わせンな恥ずかしい!」

垣根「」ビクゥン
31 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/01(火) 02:47:28.77 ID:xiVSGcc80
一方「ンだよクソメルヘン、いたのか」

垣根「あ、はい・・・すんません(?)」

一方「あァ、あのコーヒーだけどなァ」

垣根「おう?」

一方「毎日10本ずつ俺ン家に届けてくれェ」

垣根「面倒くせぇよ!!」

一方「クソメルヘンな能力で自動配達!みたいな感じィ?」

垣根「どういう未元物質だよ!?」
32 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/01(火) 02:48:43.43 ID:xiVSGcc80
一方「おィ、クソメルヘン。お前に相談がある。有難く聞けよ」

垣根「回答が欲しいのか清聴してればいいのかはっきりしろよ」

一方「警備員になってみたンだよ」

垣根「随分と突然だな。どうしてまた?」

一方「質問は受け付けませン」

垣根「・・・」

一方「なったはいいが、雑魚どもがさらに雑魚どもを狩るだけのクソみてェな現場が多くてな」

一方「本来の目的は達成できてるとはいえ、癇に障るンだわ」

垣根「お前から見たらほとんどの奴が雑魚じゃん」

一方「クソメルヘン、お前含めてな」

垣根「ひでぇ・・・」
33 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/01(火) 02:51:32.44 ID:xiVSGcc80
一方「そこでだ、お前も警備員になれ」

垣根「どうしてそうなった」

一方「暗部の連中とかそォいう奴らは”力の均衡”ってやつに異様に拘る」

一方「そんな連中にとって第一位と第二位がいる組織はどう映る?」

垣根「つぶすしかねぇと思うだろうな」

一方「それだ。もう少しは俺の暇つぶしになるような連中がでてくるだろォ」

垣根「それって俺らが餌になって呼び寄せてるだけで、学園都市を平和にする警備員の仕事からは遠のくんじゃ?」

一方「そっちの方が本当の目的を達せられるってもンだ」

一方(俺に歯向かって来た奴からクソガキを守れるくらいの教員がいるところじゃねェと)

一方(安心して預けることなンてできねェってもンだ)
34 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/01(火) 02:52:38.82 ID:xiVSGcc80
垣根「いいだろう、俺も参戦しよう」

一方「話がわかるなクソメルヘン」

垣根「クソは余計だクソは」

打ち止め「あーっ!見ぃつけた!ってミサカはミサカは指指してみる」

一方「クソガキィ?」

打ち止め「社会勉強もいいことよってお買い物兼お昼を食べにきてるのってミサカはミサカは報告するの」

一方「あのクソニート・・・育児放棄もいいところじゃねェか」

打ち止め「子供じゃないもん!ってミサカはミサカはぁ〜〜〜っ!」

垣根(こいつ俺が冷蔵庫化する事件のときの・・・)

打ち止め「あ、アナタが垣根って人だね?ってミサカはミサカは確認を取ってみる」

垣根「あ、うん」

打ち止め「”俺の知り合いで一番アホっぽいのが垣根だァ”ってミサカはミサカは物真似してみる!」

垣根「」
35 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/01(火) 02:53:45.83 ID:xiVSGcc80
垣根「それでわかられるのもショックだな」

一方「アホっぽい→話しかけやすい→チャラい→メルヘン」

垣根「それちょっと違う」

打ち止め「二人はなんでファミレスに?ってミサカは(ry」

一方「こいつも警備員に誘ってこの街を平和にしてやろォと思ってな」

垣根「あながち間違ってはいないな」

一方「そろそろガキ共の下校時間だァ。仕事なンでな」

垣根「おう。上には今週中に話つけとく」

一方「頼ンだ」

打ち止め「いってらっしゃーいってミサカはミサカは奥さんみたいにアナタの出陣を見送ってみる」

一方(奥さン・・・!?)

一方(つまりは結婚を前提にしてるってェわけか)

一方「おゥ」ニヤリ

垣根「何あの笑顔こわい」
36 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/01(火) 02:58:01.79 ID:xiVSGcc80
支部なう

先輩A「久々の登場だっつーの」

一方「はァ?」

先輩A「いやこっちの話」

先輩A「じゃあ今日は私と組んでローテーションね♪」

先輩A「アーくんと組むの初めてだからお姉さん興奮しちゃうワ」

一方「そォかァ。コウイのベクトルだけは間違えないようになァ」

先輩A「なんか深いぃ台詞ねぇ」

先輩B「」ゴホンッ

一方「ンじゃァ、行ってきまァす」

先輩「行ってきまーすっ」
37 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/01(火) 03:00:49.44 ID:xiVSGcc80
先輩A「アーくんはさ、なんで警備員になんかなろうと思ったの?」

先輩A「特例って話だけど、まだ学生でしょう?」

一方「・・・気まぐれですゥ」

先輩A「だーめ。そういうの女の子に嫌われちゃうぞ」

一方(ちっ・・・面倒くせェ・・・これだから年増は)

一方「クソガキには安全に過ごして欲しいンだよ」

一方「もうクソみてェな世界には指先も突っ込ませねェ」

一方「あいつがただ笑って過ごせる・・・そンだけの世界にしてェ」

先輩A「へぇ・・・。大切な人なのね」

一方「悪ィか」

先輩A「いいえ、別に。むしろ素敵だなって思ったわね」

一方「ふン」
38 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/01(火) 03:01:26.06 ID:xiVSGcc80
先輩A「私はね、家に強盗に入られてね」

先輩A「そのときに両親を亡くしたの」

先輩A「それからいろいろなところを転々として生きてきたけど、どうしても目の行き届かないところってあるのね」

先輩A「そういう暗部に触れるたびに、もっと良い世界っていうのを思い描いてきた」

先輩A「それに少しでも近づければいいなって思って、ガラにもなく警備員なんてやってるのね」

先輩A「えへへ、恥ずかしいなこれ」テレッ

一方「・・・悪くねェ・・・」

先輩A「え?」

一方「学園都市の大人どもはガキどもを実験道具みたいにしか思ってないクソみたいな連中ばっかりだ」

一方「そン中でも腐らずにきっちり”大人”やってるってェのは、悪くねェって言ってるンだ」

先輩A「アーくん・・・」

一方「今日も良い街に近づけンだろォ?さっさと行くぞ」

先輩A「ええ!」
39 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/01(火) 03:01:55.45 ID:xiVSGcc80
公園なう

一方「・・・早速なンだが捕まえないといけねェ奴がいるぜェ・・・」

先輩A「どれどれ」チラッ

海原(上条さんにツンツンしながらも後ろを向いた表情は完璧なるデレ!これが・・・)

海原(これが御坂美琴の魅力・・・学園都市の至宝ですね)ジュルリ

先輩A「えーっと・・・これはストーカー・・・ね?」

一方「違いねェ。それもかなり悪質だ」

一方「職質どころじゃなく即逮捕レベルのな」

海原(・・・?背後から視線?)クルリ

海原「おや、一方通行、奇遇ですね」タキアセ

一方「警備員ですの!」

海原「怒られますよ、そういうネタ持ってくると」
40 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/01(火) 03:02:22.82 ID:xiVSGcc80
オラッ、ハヤクアルケッ
イヤァアアアアミサカサァアアアアン

一方「次は小学校の学区回るかァ」

先輩A「そうね・・・アレ以上の大物はこの学区にはいなそうだし」

とある小学校なう

一方「あのさァ」

先輩A「どうしたの?アーくん」

一方「人って絶望通り越すと笑うしかなくなるンだよなァ」

先輩A「・・・?お悩みなら相談に乗るけど」

一方「悪ィけど遠慮しとくわ・・・。これは解決しねェ」

結標(小さい男の子が1人、小さい男の子が2人・・・)ジーッ

結標(ああ、ここが天国なのね。今まで我慢してたけど勇気を出してきて良かった)

結標「本当にきてよかった」

一方「警備員ですの!」

結標「」
41 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/01(火) 03:02:52.84 ID:xiVSGcc80
結標「ほら、貴方たちだってここにいるじゃない?」

結標「つまりはそういうことなのよ、警備みたいな?」

一方「ほォ・・・。とりあえずカメラの録画を停止してからお話しよォか?」

結標(これはまずい状況ね・・・。テンパりすぎて能力が使えないわ)

先輩A「どれどれー?弟さんでも撮影してたんでしょ?見せてよ」

結標(ナイスフォロー!?この人何?ご同業!?)

結標「そ、そうなのよーっ!!!」ニッコリ

結標「ほら、ここの子なの、私の弟。可愛いでしょーぉお!」

先輩A「可愛いわねぇ〜。流石私の弟」

結標「」

一方「これはひどいなァ」カカカキクケコココ
42 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/01(火) 03:03:24.65 ID:xiVSGcc80
結標「ごめんなさいごめんなさいもうしますんごめんなさい」

先輩A「いいのよ、このくらいの男の子って可愛いものよね」

結標「お姉さん」パアァ

先輩Aの弟「おねーちゃんだ!」

先輩A「おねーちゃんだぞー!警備員だぞー!」

弟「かっこいいんだぞー!」

先輩A「よぉくわかってる!」ワシャワシャ

弟「えへへ」

結標「じゃあ私はこれで」ソソクサ

一方「あれェ?さっき小声で言ってた一番のお気に入りの子出てくるまで待たなくていいンですかァ?」

先輩A「私の弟より・・・お気に入り・・・可愛い・・・?」ゴゴゴゴ

結標「ひっ」

先輩A「アーくん、お縄」

一方「りょォかい」
43 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/01(火) 03:04:01.76 ID:xiVSGcc80
一方(仕事ねェからいいけどさァ・・・。グループどんどん減ってるよなァ)

一方(土御門の野郎は義妹専門だから捕まえることにはなンねェけどな)

先輩A「もしかしてさっきの二人ってアーくんの知り合い?」

一方「利用し合うだけの関係ですゥ」

先輩A「こーら!そういうこと言わないの!」

先輩A「人っていうのは一人では生きていけないんだから、助け合う、っていう風に言うの!」

一方「同じじゃン」

先輩A「とにかくぜんぜん違うわ!全然よ!」

一方(面倒くせェ・・・)
44 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/01(火) 03:06:22.43 ID:xiVSGcc80
書き溜め分が終わってしまったのでとりあえず今日はここまでで!

支援してくれた人ありがとう。
明日の夜まで残ってたら続き書きます。
45 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/01(火) 03:24:13.30 ID:CX/B1aPB0
制作は依頼出さないといつまでも残り続けるよ
ゆっくり長くどうぞ
あとsaga入れも忘れずにってことで
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1288790079/
46 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/01(火) 03:25:58.22 ID:arnJWiJAO
>>44
明日も期待してる

後・・・は…にかえた方が良いよ
47 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/01(火) 04:22:44.48 ID:Oyiv3/ms0
結局期待してるって訳よ
48 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/01(火) 06:10:11.43 ID:XIlDtW/5o
早くもグループ壊滅
49 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/01(火) 08:02:21.88 ID:cGq2+jqAO

期待してるよー
50 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage ]:2011/02/01(火) 18:30:44.95 ID:HeaJtAGT0
 ヤバいこれはいい!!
続きお願いしますですよー
51 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/01(火) 19:11:52.91 ID:xiVSGcc8o
>>1 です。
IEから専ブラに乗り換えての登場です。

今更ながらこのスレについて。
 ・投下最中も構わずレスつけてください。やる気アップします。
 ・>>1は本家SSは読んでませんので、そのあたりに知識の不備があるかもしれません。
 ・どうあがいてもエロは書けません。

>>45
そうなのですか!
SS見るとどれも「残ってたら書きます」ってフレーズがあったから真似した結果がこれだよ!

支援してくださってる皆様ありがとう!
8時くらいから投下を始めようと思いますので、良かったらお付き合いください。
52 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/01(火) 19:56:00.18 ID:xiVSGcc8o
時間軸ちょっと戻って本日の警備開始時

打ち止め「今日はあの人の仕事っぷりをスネークしにきました!」

ミサカ20000号「きました」

20000号「今日はあの人の汗がたっぷり染み込んだTシャツをいただけるとのことで急遽学園都市にやってきました、とミサカは懇切丁寧に説明します」

打ち止め「あっ、動いたよ。女の人が一緒!キィーッってミサカはミサカはハンカチをかみ締めてみる!」

20000号「嫉妬も妄想の種になるから有難く頂戴します、とミサカは心中を吐露します」

打ち止め「あっ、動いたっ」

20000号「今日の巡回ポイントはミサカの調査によるとお姉様とKJの密会地の公園からですね、とミサカは報告します」

打ち止め「早速波乱の予感だよぉってミサカはミサカは嬉し半分不安半分!」
53 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/01(火) 20:01:16.22 ID:xiVSGcc8o
公園なう

打ち止め「あっ、昨日誕生会にきてくれた人だってミサカはミサカは指差してみる」

20000号「同類の香りしかしませんww」

打ち止め「あの人手にカメラ持って自動販売機の裏に隠れるとか完全にアウトだよぉ・・・」

20000号「MNWがお姉様に対するKJ対応への批判でいっぱいなんですが、とミサカは驚愕します」

打ち止め「あわわ、同期切るの忘れてたってミサカはミサカは大慌て」

20000号「焦る幼女萌えるなおいwww」

打ち止め「切ったよ!・・・って目を離してる間にお縄になってるー」

20000号「セロリ本日のお手柄1人目ってか、とミサカはつばを吐き捨てます」

打ち止め「20000号、ちょっと怖いかもってミサカはミサカは…」
54 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/01(火) 20:02:34.17 ID:sKRroI8n0
先輩Aを男かと思ってた
55 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/01(火) 20:09:23.78 ID:xiVSGcc8o
打ち止め「あの人は警備員だからああいうことはしないよね!」

20000号「運営の下着クンカクンカするくらいじゃね?とミサカは意地悪く笑って見せます」

打ち止め「そんなことしないもん!あの人男なのか女なのかわかんないし!」

20000号「ってことは運営と結ばれる確率は確実に男であった場合の半分」

打ち止め「まず性別関係なく子供扱いしかしてくれないんだけどねってミサカはミサカは…」

20000号「どう考えても溺愛されてんだろ。超過保護だし」

打ち止め「なんてゆーかこう…ちがうのーっ」

20000号(あいつロリコンだし確実に好かれてんだろ運営様よぅ)
56 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/01(火) 20:13:31.08 ID:xiVSGcc8o
打ち止め「あっ、お縄になった人があの人の耳元で何か言ってるよ」

20000号「超高性能集音マイクで録音してるスネークがいるから後で聞こうか」

14510号「呼びましたか、とミサカは物音も立てずに現れます」

打ち止め「うわぁ…すごい装備…」

20000号「よう変態」

14510号「よう変態。ミサカは一方通行の為なら何とやらです」

20000号「ミサカはKJ×一方でいい」

14510号「それについては貴方とは詳しく話し合う必要性がありそうです」

打ち止め「あわわわ…なんかよくわからないよこの会話」
57 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/01(火) 20:17:28.90 ID:xiVSGcc8o
小学校学区なう

打ち止め「というわけで3人に増えつつもスネーク続行だよってミサカはミサカは報告してみる」

14510号「マイクに向けてしゃべらないでください、運営」

20000号「おいセロリたんが標的見つけたみたいだぞ」

14510号「赤髪にサラシ…?独特な風貌の方ですね」

打ち止め「昨日の誕生会に来てくれた人だ!」

20000号「誕生会?そんな面白そうなことなんでMNWに流さなかった」

打ち止め「おうちに入りきらなくなると思って今日事後報告しようと思ってって、くるしい!」

14510号「セロリたんと接近できるチャンスをよくも…!」ギリギリ

20000号「ヤンデレ化しそうで怖いんですけどぉ」

打ち止め「はぁ…はぁ…。14510号こわい…」
58 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/01(火) 20:20:25.28 ID:xiVSGcc8o
>>54
女ぽいキャラ作れないでごめんなさい・・・。


白井「風紀委員ですの!怪しい三人組がいると通報を受けt」

白井「お姉様×3――…!?」

打ち止め「あちゃー、見つかっちゃったってミサカはミサカは舌を出して可愛さアピール」

20000号「それセロリの前でやるなよ、絶対だぞ」

14510号「こちらの真っ白になって停止されてる方はどうしましょう、とミサカは逃走準備をしつつ質問します」

白井「はっ!!あまりの楽園っぷりに不肖黒子、停止してしまいましたの」

20000号「残念逃走は間に合わなかったみたいね」

14510号「私たちは警備員の取材班でして、やましいことはこれっぽっちもありませんとミサカは説明します」

打ち止め「あの人のお仕事見学ってミサカはミサカは指差してみたり!」

白井「そ、そうでしたの……それでお姉様とはどういうご関係ですの?」

一方「おっと悪ィなァ、ここから先の会話のベクトルは一方通行だァ」

一方「ねぇねぇ黒井さン、昨日のテレビみたァ?」

白井「白井ですの……」
59 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/01(火) 20:23:10.64 ID:xiVSGcc8o
打ち止め「なんでアナタがここに居るのってミサカはミサカは驚いてみる」

一方「お前ら巡回の最初からいただろォ。アホ毛がピコピコ動いてンの見えてンだよ」

一方(そんなところも可愛いんだけどなァ)

20000号「ですよねー、とミサカは運営のアホっぷりに同意します」

14510号「私一人なら抜かりはありませんでしたとミサカは足を引っ張られたことに怒りを覚えます」

一方「てめェが四六時中張り付いてンのはわかってンだよ」

14510号「」

一方「安心しろォ、クソガキを殺そうなンざ思ってねェからな」

14510号「そうです、そういう目的で監視してたんですとミサカは動揺しつつ答えます」

20000号「で、いいから汗のたっぷり染み込んだそのシャツよこせよ。今すぐ脱げよ」

一方「何だ何だよ何ですかァこいつはァアアア!?」
60 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/01(火) 20:28:02.43 ID:xiVSGcc8o
一方「でだ、白黒」

白井「新しい渾名ですわね。ところで何で私の名前をご存知なので?」

一方「それ含めて話があンだよ。とりあえず今夜連絡する」

白井「…わかりましたの、とりあえず私は支部に戻ることにしますわ」シュン

一方「迷惑かけたなァ」

一方「でだァ…こちらのクソガキ共にはおしおきが必要ってかァ?」

打ち止め「ごめんなさいごめんなさいってミサカはミサカは…!」

先輩A「こらアーくん!小さい子を怖がらせないの!」

一方「預かってるガキに教育を施すのは保護者の使命ですゥ」

先輩A「へぇ…義妹みたいなもの?」

一方「大体ンなもンだ」

打ち止め「婚約者ですってミサカはミサカはふかぶかとお辞儀をしてみる!」カァアア

一方「」
61 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/01(火) 20:35:03.71 ID:xiVSGcc8o
20000号(おい強気に出たな運営!!!同期してたからMNWで一方派が大波乱だぞおい!!!)

14510号(このクソ幼女…とミサカは黒い部分を丸出しにします)

一方(kjsahjfhfahj打ち止めkjhfkjsahfn婚約者ihifshf結婚hhsjhsfehfk)

一方「ひィひゃァアアアアアアアアアアアア!こかきくけこかきくけこここかかかあ」

先輩A「…アーくん、何かトラウマでもあるのかしら…?」

20000号「トラウマというより性質です、とミサカは懇切丁寧に説明します」

14510号「運営が小遣い稼ぎのために始めた株大暴落させとくから」

打ち止め「えっ!?ちょっとまって!!」

先輩A「小さい子はこの手の冗談が好きなんだから、本気にしないの、お父さん」

一方「おとうさン……そうだこれは父性」

一方「クソガキィ、今晩はハンバーグらしィぞ。早く帰れよ?」キリッ

打ち止め「や、やったーってミサカはミサカはまだ顔を真っ赤にしながら喜んでみる」
62 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/01(火) 20:40:41.13 ID:xiVSGcc8o
20000号「汗Tも手に入ったし、ミサカは帰るね」

打ち止め「うん、来てくれてありがとうってミサカはミサカは別れを惜しむの」

14510号「では私は通常業務へ戻ります」

一方「てめェは風紀委員に捕まらないように用心しとけェ…」

先輩A「じゃあ私たちは巡回に戻るわ、またねー」

打ち止め「へへ…いっちゃったいっちゃったってミサカはミサカは…」

芳川「たまたま出かけてみたらすごいシーンに出くわしちゃったわね…」

打ち止め「芳川!みてたの?」

芳川「ええ、一部始終。それより帰りましょう。愛穂がそろそろ戻る時間よ」

打ち止め「芳川は今日も無職安定だねってミサカはミサカは毒舌スナイパー!」

芳川「あらあら、手厳しいわね」フフフ
63 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/01(火) 20:45:42.13 ID:xiVSGcc8o
支部なう

先輩B「つつがなく業務も終了したみたいだな」

先輩A「これ、今日の報告書」

一方「ショタコン女の方の監獄はきっちりしとけェ。あいつは空間系能力者だからなァ」

先輩B「AIM拡散力場に干渉してレベルを2ほど下げる監獄に入れてある」

先輩B「自己転移はレベル4以上だから、もしレベル5相当の能力を有していたとしても事足りるだろう」

一方「おーこわいこわい」

先輩A「それじゃあ私たちもこれで解散ね。お疲れ様」

先輩B「お疲れ。一方通行、第二位が警備員に参加表明とのことだが」

一方「あァ?聞いてねェなァ。上から圧力掛けられたンだろうが、知ったことじゃねェ」

一方「俺の名義で構わねェから参加申請断れ」

先輩B「…まぁいいだろう、こちらとしては学生というイレギュラーは最小限にしたいしな」
64 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/01(火) 20:49:08.56 ID:xiVSGcc8o
自宅なう

垣根「おい、お前が警備員になれっつーから参加表明したらお前名義で取り消されたぞ!?」

一方「うン。警備員の無能力者どもはロクに役に立たねェことがわかったからな」

垣根「それはいい、それはいいが俺のこのやるせない気持ちはどこへぶつければいい!?」

一方「常識で測れない仲間さンにぶつければいいですゥ」

垣根「あいつ面倒くせぇ絡みだからお断りだな」

一方「じゃあおとなしく泣き寝入りしなァ」

一方「おい、心理定規に代われェ」

垣根「なぜここにいるってわかった」

一方「別にィ。さっさとしろ」
65 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/01(火) 20:51:12.05 ID:xiVSGcc8o
心理定規「代わったわ」

一方「例のモンはできてるかァ?」

心理「常盤台中学全生徒の相関図…なんて、なんで必要なのかしら」

一方「黙って従ってればいいんですゥ」

心理「まぁ私は報酬さえ貰えれば良いけど」

一方「垣根くンの喜ぶものの情報だろォ?ベ○ブレードだァ」

一方「最近ハマってるらしいからなァ」

心理「まともな路線はコンプリートしているでしょうから、限定品を狙ってみるわ」

心理「ところで。貴方同居してる女の子との距離なn」

一方「この会話は一方通行に切れますゥ。さよならァ」プツッ
66 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/01(火) 20:52:49.15 ID:xiVSGcc8o
白井「なぜ私の携帯番号を…」

一方「友達多いンですゥ」

一方(本当はハッキングしたんだがなァ)

白井「はぁ……。それで、ご用件とは?」

一方「今日居た三人の中で一番小さいクソガキがいただろォ?」

白井「あの小さいお姉様の愛らしさといったらm」

一方「あいつを常盤台に入れよォと思うンだ」

一方「丁度超電磁砲が卒業した年になァ」

白井「つまりはお姉様・セカンドということですわね!?」

一方「よくわかんねェよお前」
67 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/01(火) 20:55:57.05 ID:xiVSGcc8o
一方「ンなわけで、常盤台にいる間のクソガキの安全はてめェに任せてェンだ」

白井「もちろん不肖黒子、全力を持ってお守りしますの!!」

一方「っつゥわけですゥ。よろしく」

白井「ところであのお姉様に激似な三人なんですけd」プツゥ、ツーツーツー

白井「切りやがった…」

一方「よォし根回しも済んだしィ、休むかァ」

打ち止め「お話終わった?ってミサカはミサカは物陰から質問してみる」

一方「おォ、今日の俺は最高に機嫌が良い」

打ち止め「それはよかったってミサカはミサカは安堵してみる」

黄泉川「一方通行ぉおお、ちょっとこっち来るじゃああああん」

一方「ちっ……早速バレたか。クソガキ、てめェはもう寝ろ」
68 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/01(火) 21:00:12.41 ID:xiVSGcc8o
黄泉川「風紀委員の方に探りいれてたのはお前じゃん?一方通行」

一方「僕何のことだかわからないですゥ」

黄泉川「何のつもりか知らないけど、警備員の選定は終わったってこと?」

一方「あァ、恙無くなァ」

一方「全員落第点だ、カス共が」

黄泉川「言ってくれるじゃん…。まぁお前の目から見たらそうなるかもしれないけど」

一方「なンで、能力者率いる風紀委員に期待してみよォと思ってな」

黄泉川「そもそも打ち止めだって一応はレベル3じゃん?自衛くらいできるじゃんよ」

一方「レベル3とレベル4の溝はでけェ。レベル4とレベル5の溝はもっとでけェ」

一方「レベル5の中でもすげェ差があるくらいだしな」

黄泉川「第一位は言うことが違うじゃん」
69 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/01(火) 21:02:29.30 ID:xiVSGcc8o
一方「レベル5のクソ共の調教は大体済んでる。打ち止めを襲おうなんて考える奴はいねェだろう」

一方「問題はレベル5と忌々しいことに存在らしい魔術師だ」

黄泉川「魔術師?絵本の読みすぎじゃん?」

一方「一応俺ァ、てめェのことを信用してるンだ」

黄泉川「…いきなりどうしたじゃん」

一方「俺と関わる以上、暗部の片鱗を知っておくくらいしねェと逆に危険だと思ってな」

一方「だから言っておこうと思うンだがな」

一方「今日とっ捕まえた男いるだろォ」

黄泉川「海原とかいう奴か?あいつはAIMチェッカーによるとレベル0らしいじゃん」

一方「そうだ。”レベル”は0だ。」

一方「けど明日には牢屋にはもういないぜェ」

黄泉川「…楽しみじゃん?」
70 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/01(火) 21:04:10.89 ID:xiVSGcc8o
牢屋なう

海原「さて、と…。どうしましょうかね」

海原(すぐに脱出しすぎても怪しまれるでしょうが、幸い窓があるのでいつでも脱出は可能…)

海原「結標さんもついでに助け出してあげますか」ガチャッ

先輩B「よう、囚人A」

海原「おやおや、これは警備員のお方ですか。どうされました?」

先輩B「調書取ってて思ったんだがな。お前と俺は非常に性質が近い気がしたんだ」

海原「性質…ですか?」

先輩B「お前、闇世界の住人だったろ」

海原(正確には今もなんですがね…)

海原「ご同業の直感力には絶対的なものがありますからね。認めましょう」

先輩B「俺もこれでも昔は族をやってたようなしょうもないゴミ野郎だったんだ」
71 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/01(火) 21:08:57.54 ID:xiVSGcc8o
先輩B「そんな俺でも救いの手ってのは届くものらしい」

海原「というと?」

先輩B「俺のことをボッコボコに叩きのめしてくれた奴が居たんだ。腐った根性ごとな」

海原(僕も御坂さんにぼこぼこにされてみたいものです)ゾクゾクゥ

先輩B「おかげで今は教員兼警備員なんてまともな地位にいる」

先輩B「お堅いキャラを演じるのは最初は苦だったが、今じゃそれが素になってるしな」

海原「そのお方というのは、あのジャージの方ですね」

先輩B「なッ…!?」

海原「空気を読むのは得意なんです、僕。でないと即死しますからね」ニコッ
72 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/01(火) 21:10:43.92 ID:xiVSGcc8o
先輩B「ま、まぁ話はそれだけだ。お前にも救いの手はあるから、絶対腐るなよ」

海原「ご忠告痛み入りますが、僕は最下層にいますので。それなりに楽しくやらせてもらってますけどね」

先輩B「…そうか。一方通行とは同じ組織か?」

海原「…察しが良いのは尊敬に値しますが、せっかく表世界に来れて伸びた寿命を縮めますよ」

先輩B「精々深入りしないように気をつけるとするか」

海原「それが良いでしょう」ニッコリ

先輩B「それじゃあな」ガチャリ

海原「全く、学園都市も面白い人材を集めてくるものですね」

海原(僕のような人物も面白い人材の一人に間違いなく入るでしょうけれどね)
73 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/01(火) 21:11:48.20 ID:xiVSGcc8o
書き溜め分が終了したので今日はここまでで。

1日20〜30レスくらいのまったりペースでやらせて貰えれば嬉しいです。
といいつつ足りなかったり多かったりするんだろうなぁw
74 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/01(火) 21:14:42.98 ID:U+GON2qw0
面白かったです

頑張って下さい
75 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/01(火) 21:25:41.43 ID:ivflQb1S0
面白かったぜ
だけど原作キャラはともかく、ミサカシリーズはもう少し基のSS読み直したほうがいいんじゃね?
期待してます
76 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/01(火) 21:34:24.61 ID:8eNB13O6o
14510が別人28号だったけど面白い。乙
77 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/01(火) 22:21:08.30 ID:P9OwMm6W0
おつ

妹達が大好きな俺には俺得スレです
期待してます
78 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/01(火) 22:32:01.49 ID:hZYTa1yAO
確かに14510号の性格が違和感あるな・・・
なんか20000号に見える

面白いけどね
79 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/01(火) 23:32:15.01 ID:i4jMtkMho
乙。ところで
>>67で黄泉川が一方さんのこと「いっぽうつうこう」って呼んでないか?
80 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/01(火) 23:57:48.68 ID:xiVSGcc8o
どうも、>>1です。
書き溜め少ないから書きながらまったり投下していきます。

>>74
有難う、がんばります。

>>75-76>>78
MNWの口調と台詞の口調がごっちゃになって記憶されちゃってたりするんで、この辺は経験不足ですね…。
できるだけ努力はするんで、生暖かい目で見守ってくださいw

>>77
妹達好きなのに自分でいざ書くとなるとこんなクオリティになってしまって申し訳ない。
頑張りたいと思います。
81 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/01(火) 23:58:48.03 ID:xiVSGcc8o
黄泉川「朝っぱらから何じゃん?」

黄泉川「はぁ?昨日の奴らが脱獄?」チラッ

一方「……」ズズズ

黄泉川「わかった、放課後会議するじゃん」ピッ

一方「少しは信じてみる気にもなったかァ?」

黄泉川「…悪くない相談じゃん。桔梗と打ち止めは?」

一方「クソニートがクソガキにクソ服を買ってやるンだってよ」

黄泉川(桔梗が自らそんなことするわけないじゃん…何かしたなこいつ)

一方「なンで俺は週末のひと時を寝て過ごすンで」ガチャッ

黄泉川「あっ…待つじゃん。今学園都市に不審人物が2人入り込んでるらしいn」

一方「おやすみィ」
82 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/02(水) 00:09:30.73 ID:K+uccLr6o
神崎「学園都市に来るのもしばらくぶりですね、ステイル」

ステイル「ああ、久々の休暇だからね」

ステイル「君は上条当麻のところへ直行したいのだろうけれど、まずはアレイスターのところへ行かねばね」

神崎「別に私は…ッ!」

神崎「それよりなんで総括理事長のところへ?」

ステイル「学園都市には入るのに厳重なチェック後に発行される証明書が必要じゃないか」

神崎「ええ、2週間ほど発行に時間が掛かる…」

ステイル「折角禁書目録と過ごせる時間を2週間も削るわけにはいかないだろう」

神崎「…まさか……」

ステイル「そうだ、僕たちは今不審者として追われる身にある」

神崎「…はぁ…」
83 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/02(水) 00:12:21.95 ID:JynbfaYAO
投下中悪いけど、神崎じゃなくて神裂な
84 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/02(水) 00:21:29.18 ID:WQk4mLDv0
このステイルはアホ
85 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/02(水) 00:23:12.29 ID:K+uccLr6o
>>83
やってしまったぁあ、脳内変換お願いします!
>>84
アホなステイルが大好きな>>1でごめんなさい。完全に趣味ですw



結標「毎回毎回、なぜ私がこの役目を負わないといけないの?」

ステイル「レベル4以上の空間系能力者は貴重と聞いたんだが、それは君の優秀性を示すものじゃないのかい?」

結標「…っち。まぁ今回の仕事で昨日の脱獄を免罪してくれるっていうから、いいけど」

☆「よくきたね、魔術サイドの亡霊よ」

ステイル「君に頼みごとをするのも気が引けるのだがね、学園都市への侵入を許可して欲しい」

☆「魔術サイドの人間が、そう易々と学園都市に入れると思われるのは困るね」

ステイル「総括理事長ともなると考えがお堅いね」ゴソゴソ

☆「そ、それは…っ!!」

ステイル「イギリスでしか手に入らない最高級の紅茶だ」

ステイル「イギリスでも入手困難とされる最高級グレードの、ね」

☆「……学園都市へようこそ」

ステイル「話がわかる人物で助かるよ」
86 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/02(水) 00:25:29.98 ID:K+uccLr6o
神裂「それで、話は通ったのですか?」

ステイル「恙無く」

神裂(一体どんな魔術を使ったらそんなにうまく話が進むというのですか…)

ステイル「僕は禁書目録のところへ行く、神埼、君は?」

神裂「ご同伴しましょう」

一方「ひゃはァ!休日の俺のおやすみタイムを汚したクソ共はキミタチですかァ?」

ステイル「何者だね、君は」

一方「警備員ですの!」

白井「風紀委員ですの!…って第一位!?」

神裂(なんかいきなり増えたんですけど)

一方「おィ黒白ォ。ここは俺のステージだ、てめェは失せろ」

白井「せめて白黒と呼んでくださいな。風紀委員として不審人物への対処を行うのは当然ですの」

ステイル「イノケンティウス、焼き尽くせ」キィアアアア

一方・白井「遅い(ェ)」

ステイル「」
87 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/02(水) 00:31:46.81 ID:K+uccLr6o
>>79

今更だけど、それもやってしまいました。
○「一方通行ぁあああ」
×「一方通行ぉおおお」

申し訳ない…。推敲不足ですね。


神裂(聖人の力を駆使しても相性が悪いでしょうね…ここは…)

神裂「私たちは観光目的で学園都市に訪れた者で…。手違いで申請が遅れましたが、すでに入都許可が出てるはずです」ピロリーン

白井「あら…今丁度申請が通った旨が届きましたの」

一方「あっそォ。じゃあ俺は帰るンで。またな黒井」

白井「し・ら・い・く・ろ・こですの!!!」

神裂(どうやら助かったようですね…。一体何者でしょう、彼は)

白井「まぁそちらの殿方にはお気の毒ですが、学園都市をご満喫くださいな」

神裂「ええ。ご迷惑をおかけしました」

白井「それでは」シュンッ

神裂(一体どういった術式で空間転移を行っているのでしょう…)

神裂(あの力を手に入れれば色々と便利な…)

ステイル「ぅぁ…」ピクピク
88 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/02(水) 00:38:58.74 ID:K+uccLr6o
黄泉川「お疲れ様じゃん」

一方「おォ。てめェはのん気にティータイムってかァ?」

黄泉川「一方通行の分もあるじゃん」コトッ

一方「俺ァ紅茶よりもコーヒーの方が好きなんだがなァ」

一方「クソガキ共の戻りはいつになる予定だ?」

黄泉川「夕方には戻るって言ってたじゃん。どうせ桔梗が疲れ果てるまでだからそう遅くないじゃん」

一方「どこまで体力ねェんだあのクソニート」

黄泉川「そう言ってやるな。それじゃあ私は大会議出てくるから、夜中には戻るじゃん」

一方「はいよォ。学校代表も大変だなァ」

黄泉川「楽しくてやってる仕事だから、別に苦じゃないじゃん」

一方「けッ」
89 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/02(水) 00:45:16.45 ID:K+uccLr6o
病院なう

海原「…ということがあったんですよ。僕も少々学園都市というものを甘く見ていたのかもしれませんね」

ショチトル「なるほど、面白い。ところで、捕まった経緯のところをもう一度詳しく、詳しく」ズイ

海原「ですからカメラを持ち歩いていたら不審者と間違えられt」

ショチトル「なぜカメラを?」

海原「それは……ショチトルと記念写真を撮っておこうと思って」

ショチトル「何の記念に…?」

海原「えっと…また一緒に居れる記念?」

海原(これは心が痛みますね……)

ショチトル「そ、そうか」カァア
90 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/02(水) 00:54:42.23 ID:K+uccLr6o
海原「体調の方も順調に回復してるみたいですね」

ショチトル「ああ。よくわからないがこの街の技術はすごいな」

海原「ええ、本当に。魔術とはまったく別のプロセスでこれだけ高い技術を有するとは」

海原「何千年という歴史を持つ魔術に対して非常に短い期間であるにも関わらず、これだけの技術の発展をしてきた」

海原「これは、ちょっとした恐怖ですよ」

ショチトル「…えっ?」

海原「すみません、ついキャラが被ってたんで言ってみたくなりました」

ショチトル「学園都市の怪しい脳開発に手を出したんではないだろうな」

海原「魔術が使えなくなるリスクを冒してまでやろうとは思いませんよ」

海原「それで魔術が使えなくなってレベル0だったらただのギャグですしw」

土御門「っくしゅん!!」

舞夏「どうしたー、兄貴ー。風邪かー?」
91 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/02(水) 01:02:16.20 ID:K+uccLr6o
ショチトル「ところでおに…エツァリに紹介したい人がいるんだ」

海原「どなたでしょう?これは期待ですね」

ショチトル「…今ベッドの下にいるんだが」

ミサカ16252号「こんにちは、変態ストーカーさん。とミサカは丁寧に挨拶します」

海原「ミサカさん!いらしたんですか!」

16252号「ロシアの調整施設が何らかの原因で動かなくなったので、最近学園都市に来ましたとミサカは報告します」

ショチトル「ロシアでの話とか色々聞かせてくれるんだ!」

ショチトル「エツァリの面白い話とかも…ね?」ゴゴゴゴ

海原「あばばばばばばbb」
92 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/02(水) 01:02:52.53 ID:K+uccLr6o
16252号「それにしても貴方も不憫ですね、とミサカは哀れみます」

海原「な、何がでしょうか…?」ピクピク

16252号「こんなにお姉様の遺伝子を愛しているのに1万近いミサカの内1人も貴方になびかないことがです、とミサカは嘲笑します」

ショチトル「変態だからではないのか?」プンスカ

海原「ショチトルまで…やめてくださいよ、もう」

海原「僕のは純粋な愛なんです!御坂さんが絡む行為一つ一つには愛が込められています!」

海原「それを気味悪く思われる云われも、批判される云われもありはしないのです!!」

16252号「逮捕はされるけどな、とミサカは止めを刺します」

海原「うっ…」
93 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/02(水) 01:02:53.15 ID:e2IiELV5o
()アカ()
94 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/02(水) 01:04:41.37 ID:K+uccLr6o
黄泉川家なう

打ち止め「ただいまーってミサカはミサカは元気よく言ってみる!」

芳川「もう…だめ……」

一方「早えェぞクソニート。まだ昼過ぎじゃねェか」

芳川「貴方も今度連れまわされてみるといいわ…」

一方「はン、真っ平ごめンだなァ」

打ち止め「えー。アナタともお買い物行きたいってミサカはミサカはせがんでみたり」

一方「はいはい、今度なァ」ゴロリ

芳川「愛穂、愛穂はどこなの!?私を癒して!」

一方「黄泉川なら警備員の会議に行ってるぜェ」

芳川「\(^o^)/オワタ」

打ち止め「アナタは何してたの?ってミサカはミサカはちょっといけない妄想をしてみたり」

一方「マセガキがァ。別にゴロゴロしてたらこんな時間だっつの」

芳川(それにしては出掛けた形跡があるけどね)
95 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/02(水) 01:08:20.67 ID:K+uccLr6o
一方「ニートの分際で洋服代はきついだろォ。いくらかかった?」

芳川「あら、出してくれるの?」

一方「妹達の生活費出すくらいの余裕はあるンだよ」

芳川「4兆円の借金があるとか聞いたんだけど?」

一方「それは仕事して返すからいいんですゥ。面倒だからこンくらい受け取っておけ」バサッ

芳川「こんなに良いのかしら。また連れ出せとか言われそうな額ね」

芳川(買いに行ったのがユ○クロだなんて言えないわコレは)

一方「その気があンならなァ」

打ち止め「お昼ごはんまだなのってミサカはミサカは空腹アピール」

一方「サンドイッチがあるから勝手に食いやがれ」

打ち止め「わーいってミサカはミサカは大喜び!」

打ち止め(あっ、しかもこれ手作りだってミサカはミサカは感動しちゃう)
96 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/02(水) 01:09:41.14 ID:K+uccLr6o
ピンポーン

打ち止め「はーいってミサカはミサカは元気よく出てみる!」ガチャッ

垣根「うわでた幼女」

打ち止め「あっ、あの人のお友達!ってミサカはミサカは大歓迎」

垣根「一方通行はいるかー?」

一方「垣根くゥン。こんなとこまでノコノコ来るなんてどういう神経してンですかァ?」

垣根「いや、あまりに暇なんでよ。つい」

一方「お帰りくださァい」

垣根「まだ来たばっかりだよ!?」

打ち止め「ミサカと一緒に遊ぼう!ってミサカはミサカはハブられ気味な貴方を慰めてみる!」

垣根「いいやつだなぁお前ぇ」ホロリ
97 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/02(水) 01:10:59.74 ID:K+uccLr6o
垣根「そこで俺はこう言ってやったんだ。”俺の未元物質に不可能はない”ってな」ドヤ

打ち止め「すごーい!かっこいい!ってミサカはミサカは褒め称えてみたり」

垣根「だろぉ」デレッ

一方「…」イラッ

一方「おいクソメルヘン、心理定規に構って来いよ」

垣根「あー?なんであいつに会いにいかなきゃいけねぇんだよ」

垣根「こっちの方が平和で楽しいだろ」

一方「あっそォ。そりゃあ悪ィが、これから仕事だァ」

一方「おら、クソガキ。行くぞ」

打ち止め「えっミサカも?ってミサカはミサカは驚きを隠せないの」

垣根「おいおい嫉妬かぁ?これだから第一位ちゃんはこm」

一方「仕事だ。おーけェ?」カチッ

垣根「おーけェ」
98 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/02(水) 01:13:06.54 ID:K+uccLr6o
今日はこの辺で中断しておきます。

今日は終了しておきますって言っておきながら宣言なしで再開しちゃって申し訳ない。
ネタが浮かんだからつい。

色々突っ込み下さった方々ありがとう。
特に妹達のあたり頑張って改善していこうと思います。

では明日またゆるりと投下させていただきます。
99 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/02(水) 02:39:10.78 ID:uywcsVsfo
この安定のゆるさがたまらない
そのうち紅茶のまろみとか言い出すんじゃないか

おつおつ
100 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/02(水) 03:17:04.33 ID:EvdcQWUAO
乙!
この感じ大好きだ
101 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/02(水) 05:45:20.02 ID:v5fCl0cRP
やっぱり☆さんは逆さまのまま紅茶を飲むのだろうか
102 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/02(水) 10:43:41.04 ID:ZN1jdIjDO
>>99
某スレのせいで、まろみとですの一方さんが浸透してきたな
103 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/02(水) 13:42:19.52 ID:mR9J3iC50
俺が知る中で一番一方通行SSに影響を与えたのが元祖MNWの作者だけど
その次ぐらいに影響を与えかねないとふんでる

それはともかくショチトルかわいい。マジで兄ちゃん彼女を大切にしてやれよ・・・
104 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/02(水) 15:49:14.09 ID:ZN1jdIjDO
SSの黒子は真面目か変態の二択しかなかったしな

このとにかくゆるい雰囲気がたまらん、頑張れ>>1
105 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/02(水) 20:36:03.40 ID:K+uccLr6o
>>1です。今日もまったり投下させていただきます。

>>103
そこまで期待されると恐縮してしまいますが、できる限りご期待に沿えるように努力します。


打ち止め「どういう仕事なの?なんでミサカも必要なの?ってミサカはミサカは…」

一方「街を巡回するだけの簡単なお仕事でェす」

一方「時間に余裕があるので巡回途中にあったお店に寄るのもOKでェす」

打ち止め「お買い物!ってミサカはミサカはテンションマックス!」

一方「今朝から芳川と買い物に出てた癖にまだ買い足りねェのか」

打ち止め「ミサカはまだ生まれて間もないから持ってるものが少ないの!ってミサカはミサカは猛抗議!」

一方「はィはィ。買ってやるからおとなしくしてろよなァ」

一方(つい流れで連れ出しちまったけどこれってデートだよな?デートでOKだよな?)ハァハァ
106 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/02(水) 20:42:27.00 ID:K+uccLr6o
打ち止め「次は次はあっちの小物屋さん!ってミサカはミサカは指差してみる」

一方「おいクソガキィ、もう20件目くらいだぞォ」

一方(ちょっと油断してたぜェ…ここまでとはなァ)

打ち止め「早く早くーってミサカはミサカは急かすの!」

一方「あァ…。ちょっと待ってろォ」

上条「お、一方通行じゃねぇか!奇遇だなぁ」

神裂「あ、先ほどはどうも…」

一方「てめェの知り合いか、その女ァ」

上条「ああ、大事な仲間だ!」

神裂「なっ…///」

一方(ほォ…そォいうことか)
107 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/02(水) 20:45:19.56 ID:K+uccLr6o
一方「超電磁砲はただの捨て駒ってわけかァ?」

神裂「…上条当麻、誰ですかその人は。禁書目録以外にも手を出しているとは…」

上条「え?手を出す?」

一方「おい女ァ、良いことを教えてやろォか」

神裂「?」

一方「そいつァ命掛けてロシアまで助けに来た超電磁砲の好意にさえ気付けない激ニブだぜェ」ヒソヒソ

神裂「命を掛けても…」ザワッ

上条「おーい、アクセサリー欲しいんだろーっ?早く見に行こうぜ」

一方「どうやら行き先が同じみたいだなァ」

神裂「そ…そのようですね…」
108 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/02(水) 20:50:00.04 ID:K+uccLr6o
打ち止め「これどうかな?ってミサカはミサカはアクセサリーを宛がってみる」

一方「はいはい打ち止めちゃンは可愛いから何でも似合いますよォ」

打ち止め「もう!ちょっとは真面目に選ぶの手伝ってよってミサカはミサカは大憤慨!」

一方(本当のことなンだがなァ)

上条「神裂、こっちのなんてどうだ?大人っぽくてお前に似合いそうだ」

神裂「ちょっと派手すぎじゃありませんか?」

上条「格好が派手だからこういうアクセントになるような物の方がいいんじゃないか?」

神裂「こ、これは術式の構成のために仕方なく…ッ!でも貴方がそう言うのなら、こういうのも良いかもしれませんね」

打ち止め「ねぇねぇヒーローさん!ミサカのも選んでってミサカはミサカはお願いしてみる!」

上条「俺が?」

打ち止め「だってあの人がぜんぜん真面目に選んでくれないんだもんってミサカはミサカは…」シュン
109 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/02(水) 20:55:55.24 ID:K+uccLr6o
上条「おいおい、一方通行。女の子と一緒に買い物に来てるんだから構ってやれよ」

一方「ごめんですゥ」

一方(下手にこっちから提案してドン引きさせたらどうすンだっつのォ)

上条「そうかい。じゃあ不肖上条さんめが選んで差し上げましょう!」

打ち止め「わーい!ってミサカはミサカは大喜び!」

上条「これなんてどうだ?ちょっと名前が変わってるアクセサリーだけど」

上条「レイジングハート?とかいうやつ」

打ち止め「うわぁ、真っ赤で…綺麗だねってミサカはミサカはこれに即決!」

上条「うお、いいのか?即決しちゃって」

打ち止め「うん、ありがとってミサカはミサカはお礼をしてみる!」

上条「どーいたしまして」

一方「決まったか、クソガキィ」
110 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/02(水) 21:01:39.86 ID:K+uccLr6o
上条「満足そうにしてくれて上条さんも幸せですよ」

神裂「そ、そうですね…ちょっと値段はお高かったようですが」

上条「そうだな…15万は流石に…。そしてポンと出せる一方通行もすげぇ」

上条「あっ、でも折角学園都市まで来てくれたんだし、そこまで高いのじゃなければ奢るぜ?」

神裂「いえ、でも悪いですし」

上条「まぁまぁ。このくらい良いところ見せさせてくださいよ」

神裂「で、ではお言葉に甘えさせていただくとしましょうか」ニヤニヤ

上条「おう。インデックスには内緒な?」

神裂「はい!」
111 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/02(水) 21:11:40.72 ID:K+uccLr6o
その日の夜なう

打ち止め「えへへー。つけてみた!ってミサカはミサカはご機嫌なの」

一方「散々悩んでた癖になンでそれだけ即決したんだァ?」

打ち止め「えっとね。あのねっ」

一方「あの店で一番高かったからかァ?宝石店でもねェ店くらい一番高いのでも屁でもねェよ」

打ち止め「ち、違うのってミサカはミサカは…

打ち止め「あのね、この真っ赤なアクセサリー見たらね、アナタの赤い瞳だなぁって思って」

打ち止め「一緒に居られないときでもアクセサリーを付けてたらアナタと一緒にいるような気分になるかなってミサカはミサカは…」ゴニョゴニョ

一方「はッ、眼球丸出しですかァ?こえーなーおい」

打ち止め「ちっ、違うもんそういう意味じゃないもん!ってミサカはぁ!!」

一方(やべェ臨界点突破しそうだこれやばjkhoofish打ち止めgjkagfjk最高hiofshis)
112 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/02(水) 21:18:24.17 ID:K+uccLr6o
上条家なう

上条「えーっと…どうしてこうなった?」

神裂「申し訳ありません、説明すれば長くなりますが…」

ステイル「一人も二人も三人も変わらないだろう?ここに泊めればいいじゃないか」

上条「インデックス合わせて4人だから!上条家はそんなに広くないんです!」

禁書目録「とうまー、わたしはおなかがすいたんだよ」

10032号「ミサカの事はお気になさらず、とミサカは大和撫子っぷりを発揮します」

上条「長くなってもいい、いいから説明してくれ…」
113 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/02(水) 21:22:48.09 ID:K+uccLr6o
遡る事1時間弱

上条「それじゃあ上条さんは特売に行ってくるから、先家戻っててくれ」

神裂「お供しましょう、お世話になる身ですし、料理くらいは」

上条「いいんだって。神裂達が来てくれて俺らも嬉しい。それのお礼なんだよ」

神裂「そ…うですか……」プイッ

上条(あれっ?俺何か悪いこと言ったか?)

上条「まぁそういうわけだ。学園都市に来てもいつも慌しいし、ゆっくり観光していけよ」

神裂「ではお言葉に甘えて」
114 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/02(水) 21:28:21.24 ID:K+uccLr6o
公園なう

10032号「にゃーにゃー、とミサカは猫にじゃれようとしてみます」

猫「ふしゃー」

10032号「…やはりダメですか、とミサカは残念がります」

10032号「今日は検査がないから街に出たというのにやることがありません、とミサカは暇を持て余します」

神裂「そこの方、ちょっとよろしいですか?」

10032号「はい?とミサカは静かに振り返ります」

神裂「道をお尋ねしたいのですが」
115 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/02(水) 21:36:02.17 ID:K+uccLr6o
10032号「そのアパートでしたら…説明するよりも案内した方が早そうですね、とミサカは暇つぶし案を思いつきます」

神裂「助かります」

神裂(上条当麻には迷子になったなどとは知られたくないし、こんなときに限って土御門の携帯は電源が切られているとは…)

神裂(普段いらない電話ばかりしてくるくせに、肝心な時に役に立ってくれませんね)

10032号「学園都市へは観光ですか?とミサカは質問します」

神裂「ええ。友人がこちらに住んでいるので」

10032号「道理で珍しい格好をしていると…あ、すみません。別にセンスを批判しているわけではありませんので、とミサカは急いでフォローを入れます」

神裂「いいのですよ。これはちょっと…事情あっての格好ですので」

10032号「そろそろ着きますよ、とミサカは報告します」

神裂(すごい近かったんですね…)
116 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/02(水) 21:43:39.02 ID:K+uccLr6o
神裂「本当に助かりました。この恩は必ず返したいのですが」

10032号「恩というほどでも、とミサカは遠慮します」

神裂「恩を返させていただくことが、私の喜びになるのです」

10032号「そ、そうですか…とミサカは気迫に負けて甘んじます」

神裂「このマンションの上条当麻という少年の部屋に泊まらせて貰う予定なのd」

10032号「良い恩返しの方法があります、とミサカはとてもいい案を提案します」
117 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/02(水) 21:48:17.23 ID:K+uccLr6o
神裂「…というわけなんです」

上条「…迷子になったのか…。悪い、俺の配慮が足りなかったせいで。道わからないもんな」

神裂「いえ…フォローされると逆に辛いのでもう流してください」

10032号「ということでお邪魔させていただいています、とミサカは小さく頭を下げます」

上条「それは良いんだけどさ、なんで俺の部屋に来ることが恩返しになると思ったんだ?」

神裂(また激ニブモードが全開ですね、上条当麻)

10032号「えっと…それはその…とミサカは言いよどみます」

上条「ああ、そうだ。インデックス、流石にこの人数は無理だから今日は小萌先生のとこ泊まりに行ってくれ」

禁書目録「メインヒロインたる私に対する態度とは思えないかm」

ステイル「それじゃあ夜も更けてきているし、護衛として僕も付いていこう」

ステイル「そのまま戻ってこないから、後日また合流しよう、神裂」

神裂「ええ、そのように」

ステイル(上条当麻と同じ部屋で寝るなどという愚行が避けられるなら喜んでそうしよう)
118 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/02(水) 21:59:15.60 ID:K+uccLr6o
上条「じゃあミサカ妹は今日は泊まって行くってことでいいのか?」

10032号「ご迷惑でなければ、とミサカは顔色を伺います」

神裂「私だけでもご迷惑なのに人数を増やしてしまい、申し訳ありません」

上条「いいっていいって。人数が多い方が楽しいだろ」

上条「インデックスが来てから食費とか色々大変にはなったけど、なんだかんだで楽しいしな」

神裂(この少年はこういうところがズルいです…)

10032号「ありがとうございます、とミサカはふかぶかと頭を下げます」

上条「それじゃあ飯作るから、適当に過ごしててくれー」

10032号「はっ!ミサカも手伝います、とミサカは立ち上がります」

神裂「それでは私も手伝いましょう」

上条「上条さん家のキッチンは一人で満員です…」
119 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/02(水) 22:02:11.12 ID:K+uccLr6o
神裂「ところで、失礼かもしれませんが」

10032号「なんでしょう?とミサカは真っ直ぐ貴女の顔を見ます」

神裂「イギリスでお会いしたことがありますか?記憶違いだったら申し訳ないです」

10032号「…少々お待ちください」

神裂「…?はい。」


【迷子の迷子の】神裂火織って知ってる?【子猫ちゃん】
1:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka10032
 イギリスで会った事あるか?みたいに聞かれたんだが

2:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka14510
 何そのナンパ?

3:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka10039
 ついにミサカの中にも百合女に狙われる香具師がwwwwww

4:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka20000
 とりあえず頭を股に突っ込んで感覚共有しよかwwww

5:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka13874
 そもそもイギリスにいるミサカっていんの?
 紅茶しかねぇじゃんあの国www
120 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/02(水) 22:06:00.47 ID:K+uccLr6o
6:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka10032
 会った事ないって言っていい?

7:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka20000
 感覚共有忘れんなよ
 漏れ今セロリたんの汗Tクンカクンカしてるけど感覚共有欲しい香具師いる?

8:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka14510
 >>7
 今日もおまいが変態で安心した

9:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka10039
 >>7
 まじきもいんですけどwwwww
 あ、KJのだったら感覚共有してもいいのよ

10:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka10032
 なんか違う話題になったから戻るわww


10032号「会った事はないそうです、とミサカは調査結果を報告します」

神裂(そうです…?調査結果…?)

10032号「貴女は上条当麻とどういうご関係ですか?とミサカは質問します」

神裂「仲間ですかね。共闘するに足る存在だと思っています」

10032号(といいつつ明らかに意識している…これは油断できませんね、とミサカは意を決します)
121 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/02(水) 22:07:34.53 ID:K+uccLr6o
今日はこのくらいで。

毎度ローペース投下ですみません。遅筆なもので。

そういいつつ昨日みたく戻ってきたらごめんなさいw
122 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [age]:2011/02/02(水) 22:42:58.86 ID:BqcXhHlF0
支援
123 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/03(木) 00:44:56.44 ID:DQspNbzAO
死炎
124 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/03(木) 13:15:28.74 ID:kLWBSw+30
>>123はステイルとみた
125 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/04(金) 01:32:55.75 ID:B35jBbp8o
>>1です。
今日の書き溜め分は短いですが、投下させていただきます。
どのあたりでオチとするか、難しいところですね。


支部なう

先輩A「あーぁ、暇ねぇ」

先輩B「士気の下がるような発言は控えろ。…事実だがな」

先輩A「街でもう噂になってるものね、”学園都市最強の警備員”ってね」

一方「どォせ警備員ごときに捕まるのなンて雑魚どもだけだろォ」

一方(こんな雑魚どもを締めたところで学園都市の平和には繋がらねェ)

先輩A「今や学園都市ほど平和な場所はないかもしれないわよ?」

黄泉川「いんや、そうとも言えないじゃん?」

一方「どォいうことだ?」

黄泉川「信憑性の無い話なのか、この前の大会議で小耳に挟んだ話なんだけど」ピラッ

先輩A「これは……」
126 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/04(金) 01:33:28.84 ID:B35jBbp8o
一方「”病院で謎の火災…原因は漏電か?”ねェ」

先輩A「信憑性がないっていうのは?」

黄泉川「その続きの部分じゃん」

先輩B「調査が入った病院には怪しげな研究室があり、人間1人が優に入れる大きさの機器」

一方「それに謎の精密機器図面と製作途中の実物が存在した…か」

一方(あのかえるンとこだなァこりゃあ)

一方(製作途中…だと?)

黄泉川「あの医者は学園都市でもNo.1の信頼性と技術を有した病院の院長じゃん」

黄泉川「そいつがこんな物を所有しているはずがないってこの記事は公開を指しどめられたらしい」

一方(一般人に説明するわけにはァいかねェよなァ)
127 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/04(金) 01:34:08.69 ID:B35jBbp8o
先輩B「表向きにはどんなに優良な企業でも暗部は存在する」

先輩B「病院も然り…ってことだろう。不思議なことではない」

黄泉川「一番怪しいのはこの記事が書かれた後じゃん」

黄泉川「取材に入った記者のネガが消失したって辺りが一番キナくさいじゃん」

一方(あのクソ妹どもォ…焦りやがって)

先輩A「でも矛盾してない?なんでそこまで明確な意思がある事件を放置しておくの?」

黄泉川「そこが私にもわからないじゃん…。警備員にも外部に情報を出さないように厳重注意されてたし」

一方(アレイスターだろォなあ、普通に考えて)プルルルルr

一方(非通知着信…?)
128 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/04(金) 01:34:51.20 ID:B35jBbp8o
エイワス「やぁ一方通行。今回も君の行動に興味が出たのでwqd顕jkhffしたよ」

一方「エイワス!?おい、てめェが出てくるとクソガキに負荷が掛かるだろォが!!」

エイワス「第三次製造計画は知っているね」

一方「……あァ」

エイワス「アレイスターの計画の根幹である私が…今回も現出、という表現をしようか」

エイワス「現出するだけであの司令塔がどうにかなってしまうのでは計画が破綻しかねない」

エイワス「ロシアであの司令塔が強化されたと言っても、大きな負荷にはなるだろう」

エイワス「そこで第三次製造計画で私の存在を支えるjfahiu造kjhfajfkがjkhfkfysb計kjnbkfというわけだ」

一方「……つまりてめェの現出によってクソガキがくたばるようなことはねェ、と?」

エイワス「そうなるな」
129 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/04(金) 01:35:48.07 ID:B35jBbp8o
エイワス「君の行動にはいくつか非効率的なものがある」

エイワス「私にとってはそれも面白みのあるものだがね」

一方「……」

エイワス「まず第一に警備員を見切ったにも関わらずまだ警備員に所属していることだ」

エイワス「常盤台に最終信号を入学させることを決めた以上、常盤台所属の警備員はいないのだからまったくの無意味だ」

エイワス「第二に、学外の安全は君が保障すればいい。つまり問題は学内での安全だ」

エイワス「この管轄は風紀委員になるが、他にも担当できる地位がある」

一方「…っち。今回も言いたいだけ言いに来ましたってかァ?」

エイワス「すべての答えはjkagfj既知jhfjksaだからね」

エイワス「私が現出したのは事を面白くさせるための潤滑油みたいなものだ」
130 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/04(金) 01:36:21.86 ID:B35jBbp8o
黄泉川「誰からじゃん?」

一方「あァ、クソみてェな野郎からだ」

黄泉川「?」

先輩A「彼女?彼女なのー?」

一方「違いますゥ。そもそも性別がわからねェ」

先輩B「下賤な詮索はやめておけ。俺は巡回に出るとしよう」

先輩A「あ、今日のローテーションは?」

先輩B「俺と一方通行、お前と黄泉川だ」

一方「めんどくせェなァ」

先輩B「いいから早く来い」
131 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/04(金) 01:37:14.95 ID:B35jBbp8o
☆「通話は終わったのかね」

エイワス「ああ、本来私はこの世界の動きに干渉すべきではないが、少々暇を持て余したのでね」

エイワス「それよりなぜ君は『容器』を抜け出してきたんだ?」

☆「良い紅茶を貰ったのでね。やはり紅茶はティーセットで飲むに限る」

☆「>>101が考えるように逆さまのまま摂取するだけなど、論外だ」

エイワス(>>101…?私の世界のヘッダでは理解しかねるな…)

☆「この空間には幾重にも魔術的ジャミングが施してある」

エイワス「君にも非効率的な行動を取ることがあるのだな」

☆「君は非効率な行動が好きだが、効率的な行動も取るだろう?同じことだ」
132 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/04(金) 01:37:55.31 ID:B35jBbp8o
海原「いやぁ、大変な目に逢いましたね」

16252号「事件としてニュースに載ることがなかっただけマシでしょう、とミサカは流します」

ショチトル「まさか電気的魔術をノーモーションで発動させるとは…」

16252号「これは魔術ではなく能力です、とミサカは自らの遺伝子に刻まれた能力を称えます」

ショチトル「いくつか能力というものを見てきたが、これが一番美しいな」

海原「ええ!僕もそう思いますよショチトル!!」ガシッ

ショチトル「ぅ…うわっ、いきなり何をする」カアァ

海原「ああ、すみません。電気使いの良さをショチトルに理解してもらえたことに些か興奮してしまったようです」

海原「いきなり抱きついては迷惑でしたね。人目もありますし」チラッ

16252号「私は一向に構いません、とミサカはMNWに今の映像を垂れ流しながら返答します」

海原「涼しい顔してドS行為はやめていただけませんか!?」
133 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/04(金) 01:38:41.35 ID:B35jBbp8o
【変態】偽海原光貴スレ part.15【ストーカー】
53:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka16252
 同期してたやつら感想を今の映像に感想をどうぞwwwww
 良い感じの反応あったら運営にお願いしてお姉様にうpwwww

54:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka10032
 おいwww
 お姉様が好きなんじゃないのかよwwwwwwww

55:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka14510
 スネーク仲間として尊敬してたんだがこれはダメだww

56:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka20000
 >>53
 今も一緒にいるの?
 もうペロペロタイム始まったの?
 うわあああああああああああ場所教えろいますぐいくぅうううう

57:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka16252
 >>56
 黙れ変態www

58:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka10039
 >>53
 こいつのオリジナルお姉様の学校の理事長の孫だろ?
 もっと良い活用方法あるだろ?wwえぇ?ww
 >>56
 お前誰でもいいんだなww
134 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/04(金) 01:39:32.35 ID:B35jBbp8o
海原「お友達ができたとはいえ、入院生活も長いですし暇でしょう」

ショチトル「ああ…。しかし2/3ほど失った肉体ももう殆ど戻ったしな」

海原「流石に動き回るのは無理ですが…そうですね、映画館でも行きませんか?」

ショチトル「わ、悪くない話だ…」プイッ

海原「では早速明日ということで。外出の許可が出るかどうか打診してきますね」

16252号「この浮気者、とミサカは蔑みます」

海原「ショチトルは妹みたいなものですから。ノーカウントでしょう」ガッ

海原「いたい!物を投げないでください、ショチトル!」

ショチトル「うるさい!はやくいけ!ばか!」ブンブン

海原(すぐに打診させにいきたいほど映画好きでしたっけ…?)

海原(これは映画のチョイスにも神経を配らなければいけませんね)グッ
135 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/04(金) 01:40:21.84 ID:B35jBbp8o
カエル「損傷している部位は残りは下半身脚部になるけど、車椅子で移動する分には問題ないね」

海原「ということは外出の許可はいただけますか?」

カエル「問題はないが、損傷部に負担を掛けないように最大限に注意することだね」

海原「ありがとうございます!」ガチャッ

病室なう

16252号「あの方は上条当麻のことを鈍いを言っていましたが、本人も大概ですね、とミサカは嘲笑します」

ショチトル「?どういう意味?」

16252号(これが無自覚というやつですか…とミサカはその破壊力に驚愕します)ズキューン

海原「ショチトル、外出の許可が出ましたよ!」

海原「明日も迎えに来ますから、映画にいきましょう!」フンス

ショチトル「あ…ああ…。別にエツァリが行きたいのなら一緒に行くのは構わない」

海原(あれ?さっきはすごい楽しみみたいな反応だったのに)シュン
136 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/04(金) 01:41:05.86 ID:B35jBbp8o
海原「それではまた明日来ますので」ガチャリ

ショチトル「またな、エツァリ」

16252号「ではミサカも調整がありますので失礼します、とミサカは軽く頭を下げます」

ショチトル「今日もおかげで楽しかったよ。また来て欲しい」

16252号「お邪魔ではなかったのですか、とミサカは確認を取ります」

ショチトル「そんなことはない!絶対だ!」

16252号「そうですか、ではまた来ますとミサカは約束します」

16252号(本人が気付いてないのでしょうね、とミサカは溜息をつきます)
137 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/04(金) 01:43:12.98 ID:B35jBbp8o
今日はここまでです。
支援くださった方々、ありがとうございます。

初作品ということもあり迷走具合が物語の流れに出てしまっている部分もありますが、
暖かく見守ってくださると幸いです。

また明日もゆるりと投下させていただきますので、よろしければお付き合いいただければと思います。
138 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/04(金) 01:47:04.86 ID:p0kx8BaAO
乙乙
139 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/04(金) 02:14:01.49 ID:nb5DAuVjo
おつおつ
ショチトルかぁいいよぉ…
ちょっとストーカー倒してくる
140 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/04(金) 04:06:46.05 ID:cFkAjvhl0
乙!
明日の投下も楽しみに待ってるよ
141 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/04(金) 07:51:11.19 ID:8ZCjlYkAO
禁書と一緒に小萌先生の家とか、完全にステイル得な展開になっている件について
142 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/04(金) 11:15:25.31 ID:r43V5TQh0
 一方サイド、上条サイド、エツァリサイドのどれもいい感じだな
伊予柑食べながら一気読みしたけどちょっとまったりしながら安心して読めてよかった。
今晩も楽しみです。ステイルの話も気になる
143 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/04(金) 18:13:07.06 ID:B35jBbp8o
>>1です。
今日もローペース安定投下ですが、20時頃からやっていこうと思います。

みなさん支援ありがとうございます。
>>141-142
ステイル・禁書側も書いていきたいのですが、あの二人の絡みが原作でも少ないのでなかなか要領を得ませんね。
144 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/04(金) 18:27:00.65 ID:ZZHMkrkZP
原作で絡みが少ないってことは、SSでの自由度が高いってことだ
好き勝手にかいてもいいんだぜ
145 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/04(金) 20:31:41.65 ID:B35jBbp8o
>>144
試しに少しずつ出してみましょうかね。

それでは投下開始します。
146 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/04(金) 20:32:14.68 ID:B35jBbp8o
上条家なう

上条「今日もたっぷり観光して回って貰えたみたいだし上条さんも満足ですよ」

神裂「ええ、この子のおかげで学園都市のマイナースポットまでばっちりです」

10032号「そ、そんなことはありません、とミサカは恐縮して縮こまります」

上条「へぇ…。ありがとうな、ミサカ妹」ワシャワシャ

10032号「わっ…ちょ…ふにゃぁああああ」ビリリッ

上条「うわ、漏電してる漏電!」キュオーン←幻想殺し音

10032号「ひゃっ…ご、ごめんなさいとミサカは深く頭を下げます」

神裂(なんとうらやまs…いえ、奇怪な風景でしょう)

神裂「何度見ても貴方のその能力は見慣れませんね」

上条「まぁレアみたいだしな」
147 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/04(金) 20:32:42.55 ID:B35jBbp8o
上条「そういえば二人とも、明日は暇か?」

神裂「滞在期間は休暇ですし、これといってやることはありませんね」

10032号「次の調整は明後日ですので、とミサカは暇さをアピールします」

上条「なら丁度良かった。俺が学校から戻ってきてからで良かったら映画にでもいかないか?」

神裂「映画…ですか。この街の映画というものには些か興味がありますね」

10032号「もちろんご同伴します、とミサカは即答します」

上条「なら決まりな!そんじゃあ上条さんは風呂場で寝るんで」シュタッ

10032号「あっ…待ってください、とミサカは引きとめます」

上条「なんだ?」

神裂「この子とさっき話し合ったのですが、その…」

10032号「貴方が構わなければ、同じ部屋でも構わないです、とミサカは宣言します」
148 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/04(金) 20:33:09.10 ID:B35jBbp8o
上条「流石にまずいだろ、同じ部屋っていうのは…」

神裂「大丈夫です。何か問題があったら聖人の私が対処できますので」ニッコリ

上条「そのスマイルは怖いです神裂さん…」

10032号「と、いうことですので。といいつつミサカは既に布団を敷き始めています」

上条「構わなければっていったよね!?俺めっちゃ構ってるよ!?」

10032号「恙無く完了しました、とミサカは報告します」

上条「これはどうもご丁寧に…」

神裂「というわけですので、ここで寝てください。上条当麻」

10032号「常日頃からお風呂場で寝ている貴方へのサービスタイムです、とミサカは笑顔を向けます」

上条「全然笑顔になってないんですが……」
149 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/04(金) 20:33:36.30 ID:B35jBbp8o
上条「ところで俺がいつも風呂で寝てるって何で知ってるんだ?」

10032号「そっ…それは……その…」

神裂「禁書目録と暮らしているのですから、別の場所で寝ていると考えるのは同然でしょう」

10032号「そっ、そうです。後布団が敷けるスペースはお風呂くらいなので、とミサカは焦りながらも回答します」

上条「そっか。そういう厚意なら、受け取らないと失礼だな」ニッコリ

10032号「!!!」ズキューン

10032号(この笑顔は…威力が…高すぎ……る…)

神裂(これがフラグメイカーの本領ですか…)ドキドキ

上条「そういえば、いつの間に二人とも仲良くなったんだ?」

神裂「二人とも、共通点がありますからね」

10032号「はい、とミサカは貴方にプレゼントしてもらったペンダントを指差します」
150 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/04(金) 20:34:14.04 ID:B35jBbp8o
支部なう

黄泉川「っつーわけで、目ぼしい事件もないから明日はおやすみじゃん」

先輩A「じゃあまた明後日ね、アーくん♪」

一方「はィはィ。またなァ」

先輩B「休み中でも身の回りに異変を感じたらすぐに現場へ直行しろよ?」

一方「了解ですゥ。てめェもなァ」

黄泉川「んじゃ、一方通行。居酒屋でも行こうか」

一方「あァ?一人でいけっつゥンだよババァがァ」

黄泉川「これは決定事項じゃん」

一方「はァ?何が悲しくててめェの運び役を…」

黄泉川「打ち止めと映画、行きたくないか?」チケットピラリ
151 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/04(金) 20:34:46.67 ID:B35jBbp8o
居酒屋なう

黄泉川「だからそんときにさぁあああ桔梗に言ったんじゃぁあん??」

一方(この酔っ払いもうやだ…)

黄泉川「聞いてるじゃん!?一方通行!!」

一方「聞いてるっつゥのォ!!わかったからくせェ息吐くのやめろォ!!」

黄泉川「それは息するなってことじゃん?ようするに死ねってことじゃん??」

黄泉川「あくせられぇたがしねってゆーーーー!」

一方「おィ店主さんよォ、こいつどうにかしてくれねェかァ?」

店主「悪ぃな坊主!黄泉川はこういう奴だからなぁ」

店主「嫌なことがあるたびにここで潰れるまで飲んで」

店主「んで明日からの自分に喝を入れるんだ」

店主「そうしねぇと自分が保てなくなるくらい、ガラスのハートの持ち主なのさ」

一方「ふゥン」
152 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/04(金) 20:35:23.88 ID:B35jBbp8o
黄泉川「ぐーすか。ぐーすか」

店主「今日も良い具合に潰れてったなぁ黄泉川の奴ぁ」カッカッカッ

一方「なンで楽しそうなンだよてめェはよォ」

店主「嬉しいに決まってんだろ。店が潤うからな!」

一方「そりゃよォござンした」

店主「冗談は抜きにすっとよ、ここ来てぐちぐちやって、潰れてリセットして帰ってく」

店主「そういうサイクルに一役買ってるっていうのは悪ぃ気がしねぇだろぃ?」

一方「ガラスのハートってか」ケッ

店主「それによ、坊主。おめぇさんと一緒に来るようになって、黄泉川の奴、楽しそうなんだよ」

一方「はぁ?頭沸いてンのか?」

店主「飲んでる奴の心の中くらい手に取るようにわかるさ。この商売も長いからな」

一方「あっそォ」

一方(俺みてェなクソ野郎と一緒にいて楽しいわけなンざあるか、カスが)
153 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/04(金) 20:36:06.48 ID:B35jBbp8o
次の日なう

土御門「というわけで、麻薬の取引現場を3箇所ほど確認した」

土御門「久々の仕事だが、気ぃ抜かずに行くぞ」

海原「えっと、学校を休んでまで召集に応じているあなたには悪いのですが」

海原「今日は用事がありまして…ですね…」

一方「はァ?」

一方(ふざけンなっつゥの。俺がサボろうとしてたのによォ)

結標「それは何時くらいからの用事なの?」

結標(暗部の仕事を蹴ってまで行こうとする約束…。おそらくは…)

海原「そうですね、大体午後4時くらいでしょうか」
154 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/04(金) 20:36:48.45 ID:B35jBbp8o
結標「それは……貴方の故郷、アステカが関連しているのね?」

海原「な、なぜわかったんですか!?」

土御門「アステカっていうと魔術サイドか…。了解した」

一方「おい土御門ォ。今何時だァ?」

土御門「丁度正午くらいだな。それがどうかしたか?」

一方「三下共が準備がおせェからこんな時間になったんだがなァ」

一方「ンで、取引に参加してるクソ組織はいくつだァ?」

土御門「ここらは密集地らしい。13組織だな」

一方「あらびっくり、1組織18.4615384615分も掛けられるじゃねェかァ」

一方「くだらねェ話し合いしてねェでさっさと行くぞ三下どもォ」

結標(小数点以下10桁までの計算を一瞬で…さすが第一位ね)
155 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/04(金) 20:37:15.35 ID:B35jBbp8o
病室なう

海原「ショチトル!すみません、遅くなりました」

ショチトル「ぅっ…お、お兄ちゃぁああん」ガバッ

海原「おやおや、どうしたんですか?今日は甘えん坊さんですね」

ショチトル「今日もぉこないかと思って…うっ…私、私…」

海原(いけないかもと思って号泣するほど映画が好きとは…)

海原「大丈夫です、すぐに行きましょう」

海原「でも、そんな涙目で外に出たら笑われちゃいますよ?」

ショチトル「うん…ぐすっ……えへへ」ニパー

海原「やっぱり笑顔のショチトルが一番です」ニッコリ
156 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/04(金) 20:37:42.99 ID:B35jBbp8o
街なう

ショチトル「その…何だ。さっきは取り乱してすまない」カラカラ

海原「良いんですよ。甘えられるのも存外、悪くありません」

ショチトル「そ、そうか…。誰にも口外するなよ、絶対だぞ」

海原「ええ、確約しましょう」

ショチトル「それなら…良いのだが」プイッ

海原「さぁ、そろそろ映画館ですよ。開幕時間は4時10分だそうです」

ショチトル「楽しみだな。エツァリは来たことがあるのか?」

海原「ええ、二度ほど」

ショチトル「…誰とだ……?」

海原「えっと…1人ですよ」

海原(御坂さんを尾行してたら映画館に入ったので、とはいえないですね…。まぁ嘘は付いてませんし!)
157 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/04(金) 20:38:15.94 ID:B35jBbp8o
映画館なう

ショチトル「どれも面白そうだな!これ!これとか!」

海原(本当に楽しそうですね…来た甲斐がありました)ジーン

海原「おや、あれは…?」

一方「はァァアアア!?なんでてめェがこんなとこにいるンですかァ!?」

上条「うわっ、一方通行!?良く会うなぁ」

神裂「奇遇ですね、本当に」

10032号「運営も一緒ですか、さすがロリコン、とミサカは冷たい目で言います」

打ち止め「10032号、こんにちは!ってミサカはミサカは元気に挨拶してみる!」

海原(あの軍団に顔を合わせるのは若干面倒ですね)

海原「ちょっと待っていてください、ショチトル。今顔を変えますので」

ショチトル「どうかしたのか…?」
158 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/04(金) 20:38:50.77 ID:B35jBbp8o
海原「さて、行きましょうショチトル」ゴッツリ

ショチトル「さっきの顔で問題があるのなら、素の顔でいけばいいと思うんだが」

海原「あっ、その手がありましたね。さすがショチトル、賢いです」

ショチトル「ばっ、ばかっ。普通のことを言っただけだっ」プイッ

海原(しかしなぜ一方通行が映画館に…いや、彼は自主的に保護者としての義務も負っていたはず)

海原(なるほど…それで仕事のときあんなにやる気でいたのですね)

海原「それじゃあ入りましょう。どれにするか決まりましたか?」

ショチトル「うん。この”愛犬とジョンとサンタさん”という作品にしよう」

海原「すみません、チケットを2枚。大人1枚、子供1枚で」

ショチトル「こっ、子供扱いするな!大人2枚で!!」

窓口「…大人1枚、子供1枚ですね?」ニコッ

海原「ええ、お願いします」ニコッ
159 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/04(金) 20:39:17.74 ID:B35jBbp8o
上条「とりあえず入ろうぜ、始まるみたいだ」

一方「っち…。まぁいい、クソガキィ、どれにするか決めろォ」

打ち止め「これがいいかも!ってミサカはミサカは指差してみる」

10032号「良いですね、とミサカは賛同します」

上条「じゃあ俺らもそれにしようか。良いか?神裂」

神裂「ええ、私もそれが良いと思っていました」

一方「大人4枚、子供1枚なァ」

窓口「かしこまりました」

上条「こっちの分は俺が出すぞ?」

一方「妹もいるだろォ。そいつに使う金は俺が出すんですゥ」

10032号「一方通行……」ジーン
160 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/04(金) 20:40:13.97 ID:B35jBbp8o
小萌宅なう

禁書「今日っのご飯っは何かな〜?」

ステイル「君は夕方になるとそればかりだな」

禁書「すている、食は人間の三大欲の一つであっtt」

ステイル「あぁ、その演説ならもういい。聞き飽きてしまったからね」

ステイル(こちらから下手にアプローチを掛けられない以上そちらの出方を見ているというのに)

ステイル(これでは何の進展も…)イライラ

小萌「ただいまなのですよーっ」

禁書「こもえかも!」

ステイル「今日は早いんだね?」

小萌「今日は上条ちゃんの補習がなかったのでお早いのですよ〜」

ステイル(上条当麻…この人にまで迷惑を掛けているのか)フゥ
161 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/04(金) 20:41:06.75 ID:B35jBbp8o
禁書「こもえ!こもえ!わたしはおなかがすいたんだよ!」

小萌「はいなのですよ、シスターちゃん。今晩のメニューは…じゃん、蟹なのです!!」

禁書「ぉぉおおおおお」キラキラ

小萌「た・だ・し、先生は買い忘れた物を買ってこないといけないのですよ」

小萌「なのでその間お留守番していて欲しいのです」

禁書「どのくらいかかるの?」

小萌「そうですねぇ。15分くらいなのですよ、シスターちゃん」チラッ

禁書「待てるかも!私は我慢強い子なんだよ!」

小萌「それはよかったのですー」ニパー

小萌「外も暗くなってきたしちゃんと着込んでいかないと…」

ステイル「世話になっている身だ。ご同行しよう」
162 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/04(金) 20:41:33.91 ID:B35jBbp8o
街道なう

小萌「着いてきてくれてありがとうなのですよー。神父さん」

ステイル「まさかこの僕にアイコンタクトを図るとはね」プハー

小萌「煙草はだめですって何度も言っているのですぅ!!」

ステイル「今回の本題はそこではないんじゃないか?」

小萌「うぅ…うまくはぐらかされそうなのですよ…」

小萌「シスターちゃんのことなのですよ」

ステイル「禁書目録の?」
163 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/04(金) 20:42:04.25 ID:B35jBbp8o
小萌「はい。先生も少なからず魔術というものに触れてきました」

小萌「そして私はAIM拡散力場…科学側の能力者の能力の根幹となる部分の研究をしているのです」

小萌「その研究をしている先生でも、魔術のギミックに触れることすらかなわないのですよ」

ステイル「……それが、どうした」

ステイル(この人は魔術に関わりすぎている…。上条当麻の能力の解析にも一番関わっていそうだしな)

ステイル(二つの要素を加味すると非常な危険な人物であるとも言える…か)プハーッ

小萌「例えば発火能力者と神父さんの魔術のように結果は同じでもその過程はまったく違うのですよ」

小萌「そして、先生のような知識のない人間でも、魔術は使用することができる…」

ステイル「……魔術のギミックを解析し、君たちの言う自分だけの現実に干渉させる…と?」
164 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/04(金) 20:42:33.53 ID:B35jBbp8o
小萌「それによる狙った能力の強制開花もあり得なくは無い話なのですが、そこではなくですね」

小萌「先生が研究した成果では、魔術者が魔術を発動させる際、自分だけの現実が魔力の生成を歪めるので、能力者が魔術を使用すると大怪我を負ってしまうはずなのです」

ステイル「待て。僕たちが君の目の前で魔術を行使したのはほんの数回だ」

ステイル「なぜそこまでの解析ができる?君はどこまで関与しているんだ?」

小萌「先ほど言った通り、先生は能力発動のギミック解析のプロなのですよ」

小萌「一度能力の発動を見れば、そのギミックの解析は大体済むのです」

ステイル(恐ろしい能力…いや、才能の持ち主だ…)

小萌「自分だけの現実の生成には思い込みが重要なのです。こうすればこういう現象が起きる、という思い込みですね」

小萌「つまり、魔術の発動過程を見て、”そうすれば発動するんだ”と認識してしまえば…」

ステイル「…魔力を必要とせず、どんな魔術でも使えるようになってしまう可能性がある、と」

小萌「多才能力発生の可能性、と。そういうことなのですよ」
165 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/04(金) 20:43:01.91 ID:B35jBbp8o
小萌「だからこそ研究者のみなさんにシスターちゃんが狙われる可能性があるのですよ」

ステイル(この口ぶりだと禁書目録のIndex-Librorum-Prohibitorumとしての役割も既知の事実…ということか)

ステイル「わかった。僕が共にいる間の安全は保障できるが、それ以外の時はそうもいかないからね」

ステイル「上に掛け合ってみるとしよう」

小萌「ありがとうなのですよ!やっぱり神父さんは良い人なのですよー」ニコー

ステイル「じょ、冗談はやめろ。禁書目録の危険性を考えてだな…」

ステイル「こ、これも上条当麻があの子を守りきる能力がないせいであって…くそ、上条当麻め」

小萌「上条ちゃんも頑張っているのですよー」

小萌「最近は”食費が仕送り分を超えたー不幸だー”とか言っていますけど」

ステイル(……禁書目録の養育費についても、掛け合ってみよう…)
166 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/04(金) 20:43:29.57 ID:B35jBbp8o
小萌宅なう

小萌「ただいまなのですよー、シスターちゃん!」

禁書「」グッタリ

小萌「シスターちゃん!?」

ステイル「どうやら戻ってくるのに20分ほど掛かってしまったようだね」

禁書「こ…もえ……わたし…がまん…できる…子…」

小萌「蟹に手がつけられていないのです…!良い子良い子、なのですよー」

ステイル「禁書目録が灰になる前に食事にするとしようか」

禁書「すている、たまには良いこと言うかも!」シャキーン
167 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/04(金) 20:46:33.64 ID:B35jBbp8o
今日の投下はここまでで。

ステイル・禁書側の導入としてどうしても自分の中でステイル=シリアスというイメージがあったので、
若干無理矢理にシリアス気味の空気なお話を入れてみました。
しかし自分はやはりほのぼの系の人間らしいですww

また少し間を開けますが、ステイル・禁書のお話も(少ないかもしれないけど)入れようと思います。
ではまた明日同じくらいの時間に投下させてもらいます。
168 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/04(金) 20:52:44.45 ID:ioy1IP7C0
乙、ステイルはかませのギャグキャラでもいいと思う
いえぜひそうしてください
169 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/05(土) 21:51:03.67 ID:tX9QnNzAO

このユルさが妙にツボ
170 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/06(日) 00:17:36.32 ID:zdvNisEIo
宣言したのに遅れてすみません。
>>1です。

今日はいつも以上に短いですが、投下させてもらいます。

ネタ的にも物語的にも一区切り付きそうなのですが、本題(一方通行が警備員になる)から違った物語になりそうです。
(今も日常シーンでは本題の進行と関係ない部分は多いですがw)
なのでアンケートにご協力お願いできれば幸いです。

1.このスレで続けるといい
2.別スレを立て直すといい

一区切りつけるまでに多かった方の方針でいきたいと思います。
171 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/06(日) 00:18:05.03 ID:zdvNisEIo
映画館なう

一方「ったくよォ。全く以ってくだらねェ映画作りやがってよォ」ウルウル

打ち止め「うう、よかったよぅってミサカはミサカは感動に涙してみる」ウルウル

上条「いやぁ、なかなか面白かったな!」

神裂「ええ。私が今まで見てきた中で最高と言っても過言ではないでしょう」

10032号「ミサカは感情をアウトプットするのが苦手なのですが、そんなミサカでも感動を表にして感動します」

上条「…いつもと表情変わらねぇんだけど」

10032号「…表情筋を鍛え上げる必要性がありそうですね、とミサカは落胆します」

上条「表情って言えば、神裂も割といつも真面目な顔のまんまだよなぁ」

神裂「え、ええ…。天草式のメンバーにはたまに指摘されますが…そのようですね」

上条「お前の違う顔、もっと見たいな」ニコッ

神裂「」プシュー
172 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/06(日) 00:18:39.53 ID:zdvNisEIo
海原「面白かったですね、ショチトル」

ショチトル「あ、ああ。悪くなかったな」

海原「あの医者曰く体に影響しない範囲なら時間制限を加えるつもりはない、とのことですが」

海原「これからどうしましょうか。体調はどうですか?」

ショチトル「頗る良好だ」キリッ

海原「はは。それでは買い物でも行きましょうか」

ショチトル「どこへ?」

海原「ショチトルはいつもアステカの衣装しか着ようとしませんからね」

海原「思いっきり可愛い系の服を見繕ってあげます」フンス

ショチトル「…私には可愛い服など、似合わないだろう」

海原「そんなことはないです!元が可愛いのですからおめかしもしなくては」

ショチトル「か…かわ…!?」カァ
173 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/06(日) 00:19:06.18 ID:zdvNisEIo
デパートなう

海原「これなんかどうでしょうか?」

ショチトル「い、いいんじゃないか…?」

海原「あまり芳しくない反応ですね。洋服は苦手ですか?」

ショチトル「苦手、というわけではないんだが着た経験がほとんどないからどういうものにすればいいのか…」

海原「なら少しでも気になった服を全部試着してみればいいんですよ」

海原「暗部の給料、すごく良いんですよ」ドヤッ

ショチトル「じゃ、じゃあエツァリが選んでくれ」

海原「僕がですか?」

ショチトル「エツァリが気になった服の中から私が選ぶ」

海原「わかりました」ニッコリ
174 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/06(日) 00:19:37.43 ID:zdvNisEIo
海原「このくらいですかね…。やはり洋服専門のデパートだけあって、質も量もすごい」

ショチトル「……エツァリ、これ全部を試着してみろと?」

海原「あっ、ちょっと多かったですか?すみません」シュン

ショチトル(ちょっとなんてもんじゃないよ…積み上げた山が軽く3mは行ってるじゃないか)

海原「それじゃあ候補を少し絞って行きますかね」シュバッシュバッ

ショチトル「……ん?あれは……」

海原(これも…いやしかしこれは捨てがたい。同系統の色は絞っていきますか…)

ショチトル「16252号という子も着ていたし、よくこの服を着ている人を見るな」

ショチトル「これが流行の洋服…ということか…?」
175 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/06(日) 00:20:11.04 ID:zdvNisEIo
ショチトル「エツァリ、これはどうだ…?」

海原「常盤台の制服……!?」

海原(これは常盤台に入学して並の女の子としての生活を望んでいることを示唆しているのでしょうか)

海原(そうなると年齢的に御坂さんと同じくらいの年齢…そして二人は出会い、次第に友情を深める)

海原(深まりすぎた友情は愛へと進化していく…二人の愛は止まらず)

ショチトル「え…エツァリ、真剣な顔をして黙って、どうしたんだ…?」

ショチトル(まさかこの服もしくはこの服を着る人物にトラウマが…?)

ショチトル(悪いことをしてしまったかな…。あ、服の山が2/3くらいになってる)

海原(そしていつしか二人は友情、性別の壁を越え、禁断の仲に…!!!)

海原「こ…これは…」

ショチトル「ど、どうしたエツァリ?」

海原「アリです、はい」ボタボタ
176 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/06(日) 00:20:37.93 ID:zdvNisEIo
ショチトル「とりあえず鼻血を拭け!ほら、ティッシュ!」

海原「おやおや、これは大失態ですね。すみません」

ショチトル(私の服を着た姿を想像して興奮したのだろうか)カァア

ショチトル(いやいや、店内の室温は割りと高めに設定してあるし、そのせいかもしれん)

海原「これくらいに絞れましたが、どうでしょう?」

ショチトル「この姿では試着するのも時間が掛かってしまうから、宛がうだけで選んでいこう」

ショチトル「始めに言っておくが、フリル系は全部アウトだ」ポイッポイッ

海原「そ、そんな…!」

ショチトル「…この条件だけで1/3に絞れたな…」
177 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/06(日) 00:21:06.40 ID:zdvNisEIo
一方「ンじゃあまたなァ、三下ァ」

上条「おう。あ、あと缶コーヒーばっかり飲んでると腹壊すぞ」

一方「ンでてめェが知ってるンですかァ!?」

10032号「にやり、とミサカは不吉に笑って見せます」

打ち止め「にやりってミサカもミサカも不吉な笑みをしてみる」

一方「もォこの遺伝子怖いンですけどォ」

上条「はは、愛されてる証拠じゃねぇの?」

神裂「多少偏愛気味なのは感じますけれど、その子からはよく貴方の名前が出ます」

一方「かンべンしてほしィですゥ」
178 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/06(日) 00:21:32.65 ID:zdvNisEIo
黄泉川宅なう

一方「ったく、三下に会うとロクなことがねェ」

打ち止め「その割に”またなァ”なんて言ってるアナタにミサカはミサカはときめいてみたり!」

一方「うっせェマセガキィ」

黄泉川「おーい、飯ができたじゃーん」

打ち止め「はーいってミサカはミサカはリビングへダッシュ!」

一方「ったく……」ニヘラ

芳川「あら、一方通行。嬉しそうね?」

一方「ンなことァねェよ。クソニートの分際で配膳も手伝えねェのかァ?」

芳川「そんなことはないわ。私はあの場にいないことが手伝いなの」ニッコリ
179 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/06(日) 00:22:02.17 ID:zdvNisEIo
一方「ふゥ…。おい、クソニートォ、風呂上がったぞォ」

打ち止め「さっさと入りやがれェってミサカはミサカはアナタの真似をしてみる」

一方「甘ェなクソガキィ。俺が言うなら”さっさと入りやがれ、クソニート”ですゥ」

芳川「こら、一方通行。教育に悪いからクソとかニートとか連呼しないこと」

一方「お前が就職すればいい話ですゥ」

打ち止め「そうなんですゥってミサカはミサカは物まねがマイブームだったり」

芳川「打ち止めが言うと憎らしくない辺りがいいわね」

一方「俺が言うと憎らしいですってかァ」

芳川「ええ、並に」ニコッ

黄泉川「どうでもいいからさっさと入るじゃん、桔梗…」
180 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/06(日) 00:22:33.50 ID:zdvNisEIo
黄泉川「そうそう、一方通行。カエル顔の医者から連絡が来てたじゃん」

一方「あの医者からァ?」

黄泉川「明日の朝一で病院に来るように、とのことじゃん」

黄泉川「例の件もあるし、色々と警戒して調べてみたんだが、何一つとして出てこないじゃん」

黄泉川「まぁお前のことだから危険ってことはないと思うけど」

一方「よォくわかってンじゃねェか」

一方(例の作りかけの装置ってやつだな…?何を企んでるか知らねェが、乗ってやるか)

打ち止め「明日はおでかけなの?ってミサカはミサカはちょっとしょんぼりしてみる」

一方「どうせたいした用じゃねェだろォ。すぐ帰ってくるっつゥの」

打ち止め「やった!ってミサカはミサカはアナタの明日の予定をMNWに流してみる!」

一方「やめろォ、クソガキィいい!そのアンテナぶっこ抜くぞォ!!」
181 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/06(日) 00:23:06.86 ID:zdvNisEIo
【純白】一方通行スレ part.546【天使】
1:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka20001
 あの人のスペックは>>2から!
 みんな語り合ってね!
402:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka20001
 明日あの人は朝一で病院にいくみたい!
 カエルのお医者さんに呼ばれたんだって
403:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka16252
 マジかよ、明日朝一調整なんですけどw
 あいつの反応面倒くせぇから会いたくないww
404:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka10032
 ついにMNWでの補助演算終了のお知らせww
405:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka20000
 セロリたんの脱ぎたてパンツを盗む機会ができたと聞いて
406:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka10039
 病院に住んでる漏れはどうすればいい
 >>405
 どうしてそうなったww
407:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka10777
 セロリの予定なんていいからKJの予定寄越せよ
 ただでさえ距離的にエンカウント率低いんだから
408:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka10032
 >>407
 学園都市きてんの?
409:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka20000
 >>408
 ズリネタだよ言わせんな恥ずかしい///
410:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka10777
 >>408
 今度お姉様に会いに行く体で行くつもりだから
 >>409
 なんでてめぇが答えてるんだよwwww
411:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka20001
 >>409
 ズリネタって何?
412:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka10039
 運営まだいたとか\(^o^)/オワタww
 さっさとログ流せ変態どもwww
182 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/06(日) 00:24:41.74 ID:zdvNisEIo
今日はここまでです。

自分でも気付かないうちに海原サイド率高し。
MNWネタを少しずつ導入していますが、各ミサカのキャラ確認は時間がかかりますね。

今後もまったり進行ですが、お付き合い頂けると嬉しいです。
183 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/06(日) 02:03:06.25 ID:uNrc8SxAO
…ったく
どうして俺得スレがこんな沢山あるんだ

>>1 超乙
184 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/06(日) 02:26:25.71 ID:vGQ4Y58V0
 海原サイドめっちゃいいですよ!!
しかし一々MNWが楽しいことになってるなww
一方通行が上条さんとも仲良くしながら楽しく暮らしてるみたいでほんとに安心する。

 書くならこのスレでいいのでは?
185 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/06(日) 06:25:31.78 ID:uljbba8no
自分で建てたスレなんだし
好きに使っていいと思うす
186 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/06(日) 18:09:33.96 ID:RHogyPS4o
一つの話が終わったら、同じスレで別の話を投下していくってのは何度か見たことある
趣向がいきなり大幅に変わったり(グロとかスカとか欝とか)するのでなければ
同じスレで書いていった方が新スレ探したりしなくてすむし楽といえば楽(読み手が)
187 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/08(火) 01:58:11.93 ID:8///V7f3o
二日ほど間開いてしまってすみません。
>>1です。どうも。

続きを期待していて下さった方、どうもありがとうございます。
今回の投下で、とりあえず宣言していた第一部(警備員になろォと思うンだが)の完結になります。

ご意見を頂いた限りだとこのまま続けた方がよさそうですので、また少し期間を貰ってから続けようと思います。
188 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/08(火) 01:58:38.61 ID:8///V7f3o
上条宅なう

神裂「と、言うわけで長らくお世話になりましたが、明日イギリスへ発ちます」

10032号「ではミサカも明日までお世話になります、とミサカはさりげなく今日の泊まりを確定させます」

上条「たいした持て成しもできなくて悪かったな。今度また休みができたら来てくれよ」

上条「夏休みとかだったら、俺もずっと暇だからいっぱい案内してやれるしさ!」

神裂「ですが、貴方は補習というものがあるとよく話に聞きますが」

上条「上条さんの個人事情を探らないで頂きたい!?」

10032号「ミサカで良ければ家庭教師をします、とミサカは積極的なアピールを見せます」

上条「うう…。お願いします……」

神裂(どうみてもこの子の方が年下なのに…。上条当麻、貴方はどこまで…)
189 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/08(火) 01:59:05.16 ID:8///V7f3o
小萌宅なう

小萌「では明日にはもう行ってしまうのですね」

ステイル「そうなるな。君には世話になったよ」

禁書「わたしもお世話になったんだよ。こもえ、ありがとうなんだよ」

小萌「いいのですよー。上条ちゃんのお友達のシスターちゃんも先生にとっては可愛い生徒みたいなものなのですから」

禁書「とうま…。帰ったら覚悟してるといいかも…」

禁書「わたしをいきなり追い出すなんて…」

ステイル「彼は一度天誅を食らった方がいいね」

禁書「日々顎の力を強化していくように努力するんだよ!」

ステイル「君の努力は僕のストレス発散にもなる。頼むよ」
190 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/08(火) 01:59:32.04 ID:8///V7f3o
禁書「ところですている、今度はいつ会えるの?」シュン

ステイル「!?」

ステイル(禁書目録が僕に会いたい…と…!?)

ステイル「あっ、ああ!君が望むなら近いうちにまた来れるように努力しよう」

禁書「ほんと!?うれしいんだよ!」

禁書(すているはとうまの連れて行ってくれないような高級なレストランに連れて行ってくれるんだよ!大好きなんだよ!)

小萌「一緒に来てる方は上条ちゃんのお家に泊まっているんですよね?」

ステイル「ああ、そのはずだが」

小萌「ちょっと電話してみましょうか」
191 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/08(火) 02:00:04.10 ID:8///V7f3o
小萌「もしもし、上条ちゃんですか?」

上条「小萌先生?どうしたんですか?もう10時なのに起きてるなんて」

小萌「一番最初に聞くべきところはそこじゃないですー!?」

小萌「神父さんが明日発つというのでそちらはどういう予定なのかと聞きたかったのですよ」

上条「ああ。こっちは午前いっぱいは近場を観光してもらって、午後一番でそっちに行くつもりだった」

小萌「じゃあ神父さんにお伝えしておきますねー」

上条「ステイルの野郎、おかしな行動してませんか?」

上条「その、インデックスと一緒だし?」

小萌「?そういったことは全くないですけど…?」

上条「じゃあいいんだ。いきなり二人も泊めてもらっちゃって悪い」

小萌「か、上条ちゃんのお願いなら、断るわけにもいかないのですよ」クネクネ
192 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/08(火) 02:00:34.45 ID:8///V7f3o
小萌「午後一で迎えに来るそうなのですよ」

ステイル「僕は自分で連絡もできないガキか!?」

小萌「お姉さんの言うことはちゃんと聞くのですよー?」

ステイル「名前から考えても姉弟はあり得ないだろう。神裂とマグヌスだぞ」

禁書「今日から神裂ステイルって名乗れば問題ないんだよ!」

ステイル「全力でお断りしよう」

小萌「とにかく、明日は私も学校はお休みなので、一緒にどこか行くのですよ」

禁書「学園都市通のわたしが良い場所を案内してあげるかも!」

ステイル「それは…楽しみだね。禁煙でないところなら尚良い」

小萌「もう!神父さん!」
193 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/08(火) 02:01:06.79 ID:8///V7f3o
病院なう

一方「でェ?用ってのは何だ?」

カエル「大体もう話は伝わっているだろう」

カエル「君が警備員を務めているという話はよく耳にするからね」

一方「新しいバッテリーですってかァ?」

カエル「今のバッテリーはある程度の耐水性があるのはよく知っていることだと思うがね」

カエル「唯一対応していないのが塩水だ」

一方「それがどうしたってンだ?」

カエル「流石の君もアミューズメントパークには知識が及ばないか」ピラッ

一方「完全に海を再現!潮風、太陽光、砂浜、そして海の全てを学園都市で堪能できます…か」

一方「これに対応したのをわざわざ作ってやったと?」

カエル「患者のアフターケアに最善を尽くすのが僕のポリシーだからね」
194 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/08(火) 02:01:36.54 ID:8///V7f3o
カエル「仕様は今と同じ…今は30分だったね」

一方「能力使用時間が短いンだがどうにかなンねェのか」

カエル「もちろん伸ばせる可能性はいくらでもある。だがそれを研究しない理由は君もよくわかってると思ったんだがね?」

一方「っち。まァバッテリーが二つになりゃァ2倍ってわけだァ」

カエル「そう言うと思ってね。敢えて空気中の塩分が一定以上でないと電極スイッチをONにしても無効な構造にしてあるね」

一方「おい!無駄なギミック追加してんじゃねェ!」

カエル「妹達は君に危険なことに極力首を突っ込んで欲しくないと思っていると思うんだがね?」

一方「……面倒くせェな、てめェ」

カエル「よく言われるね」
195 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/08(火) 02:02:08.35 ID:8///V7f3o
一方「妹達の調整とやらはいつになれば終わるンだ?」

カエル「随分と急な質問だね」

一方「急じゃねェ。もう何ヶ月経ってると思ってやがンだ」

カエル「個体差もあるし正確には答えられないがね」

カエル「あと1年から1年半といったところだろうね」

一方「それが過ぎりゃァ、一般人と同じように生活できるンだな?」

カエル「寿命まではそうはいかないがね」

カエル「少なくとも先10年は普通の人間同様に過ごせるはずだね」

一方「そうかァ」

一方「悪ィな、邪魔したァ」
196 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/08(火) 02:02:34.91 ID:8///V7f3o
黄泉川宅なう

打ち止め「お帰りってミサカはミサカは玄関でお出迎えしてみる!」

一方「あァ?なンでこんなとこにいるンだよ」

打ち止め「早くアナタに会いたくてってミサカはミサカh」

芳川「連続ドラマの影響よ。玄関で出迎えてお帰りのキスをするシーンに影響されたのね」

一方「キスゥ!?」

一方(おちちゅけクソガキは別にドラマを真似たかっただけであって俺とキスしたいわけではにゃいンだ)

一方「だから平静を保って対応すべきでだなァ…」

打ち止め「思考が口に出てるよってミサカはミサカは指摘してみる」

一方「……ふぅ。今戻ったぞクソガキィ」

打ち止め「あっ、今のやりとり無かったことにしてるってミサカはミサカは超驚愕」
197 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/08(火) 02:03:01.98 ID:8///V7f3o
黄泉川「おっ、戻ったじゃん?」

一方「あァ。あのクソ医者、妙なことで呼び出しやがってよォ」

黄泉川「妙なこと?」

打ち止め「ねぇねぇ、その手に持ってる荷物はなに?ってミサカはミサカはアナタの周りをぐるぐるまわってみる」

一方「おいクソガキィ」

打ち止め「なぁに?ってミサカはミサカは目をきらきらさせてみる」

一方「海は好きか」

打ち止め「行ったこと無いよってミサカはミサカは即答するの」

一方「よォし、さっさと出掛ける準備しろォ」

打ち止め「えっ?えっ?どういうことってミサカはミサカは動揺してみる」
198 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/08(火) 02:03:30.11 ID:8///V7f3o
黄泉川「アミューズメントパーク木山?」

一方「あァ。何やら学園都市で海が堪能できるらしい」

芳川「また面白そうなものを見つけてくるわね、貴方は」

一方「見つけたのは俺じゃねェっつゥのォ」

打ち止め「ミサカは水着なんて持ってないよってミサカはミサカは困ってみる」

一方「途中に1箇所くらい売ってるとこあンだろォ」

一方(ちょっと焦りすぎたかァ。でも打ち止めちゃンの水着姿…もう我慢できねェよォ)

打ち止め「じゃあアナタに買ってもらうねってミサカはミサカは小悪魔スマイル」

一方「水着くらい何着でも買ってやらァ」

黄泉川「ふーん。じゃあ、行くじゃん?」

一方「おィ、ババァ。てめェは家で用事があるンだったよな確かァ」カチッ

黄泉川(こいつ必死すぎじゃん……)
199 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/08(火) 02:03:56.85 ID:8///V7f3o
デパートなう

打ち止め「うーん、どっちにしようかなぁってミサカはミサカは悩んでみたり」

一方「両方買えばいいンじゃねェかァ」

打ち止め「1日に2回も着替えないよってミサカはミサカは怒ってみる!」

一方「はィはィ、すンませンでしたァ」

打ち止め「むぅー」

美琴「あれっ?打ち止め?」

打ち止め「あっ、お姉様だ!ってミサカはミサカはびっくりしてみる」

一方「超電磁砲ン!?」

美琴「一方通行…!?なんであんたがこんなとこに…」

一方「状況見りゃァわかンだろォ」
200 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/08(火) 02:04:27.87 ID:8///V7f3o
一方「それよりお前こそ何ですかァ?ここはガキ向けの水着売り場なンですけどォ」

美琴「なっ…!」

一方「まさか第三位ともあろうお方がァ」

一方「その手に握り締めてるカエルさンの柄の水着なンて買うわけァねェよなァ?」

美琴「これは別にその…。なぜか私も入るようなサイズのがあったからその…」

美琴「そう!小児向けなのになんでこんな大きいのがあるんだろうってびっくりして手に取っただけなのよ!!」

一方「あっそォ」

美琴「ってスルーすんなやコラァーーー!!!」

一方「うるさいンですけどォ」
201 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/08(火) 02:04:59.93 ID:8///V7f3o
美琴(はっ、私としたことが第一位に思いっきり突っ込みいれちゃった)

美琴(でもあいつの方が強いみたいだし、実質あいつは第0位…?)

一方「知ってたかァ?順位は強さじゃなく工業的価値で決まるらしィぜェ」

美琴「なんで思考読んでるのよ!?」

一方「お前ら姉妹は考えることがワンパターンなんですゥ」

美琴「伊達に1万回以上エンカウントしてないってわけね…」

打ち止め「これにする!ってミサカはミサカは決意してみる!」

一方「おォそうかァ。じゃあ行くぞ」
202 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/08(火) 02:05:26.10 ID:8///V7f3o
美琴「あっ、ちょっと!」

一方「なンですかァ」

美琴「あんたが警備員になった、っていう噂って本当?」

一方「ンな噂流れてンのかよ。本当ですゥ」

美琴「常盤台を狙ってるっていうのも…?」

一方「常盤台を狙ってるゥ?」

美琴「いや、なんかね。あんたが常盤台のパンフレットから始まり構成教師、学校の設計図まで入手したって…」

美琴「常盤台の中ですごい噂になってて、いつ襲撃されるかわからないって」

美琴「実際にいくつかの派閥が大会議を起こしてるくらいに話題になってるのよ」

一方「別にィ。常盤台を襲撃しようなんてつもりはねェけど」

一方「クソ派閥の飼いならしは丹念にしておけよォ」

美琴「飼いならし…?」

一方「あァ。その顔見ただけで足が竦んで言うことを聞きたくなっちまうような調教だァ」
203 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/08(火) 02:05:59.76 ID:8///V7f3o
打ち止め「じゃあまたね!ってミサカはミサカはお姉様に手を振ってみる」

一方「ちゃンと済ませておけよォ」

美琴「……しないわよ…」フリフリ

一方「そンじゃあ行くとするかァ」

打ち止め「うんってミサカはミサカは小走りしてみる」

美琴「…丸くなったもんね…あいつも……」

17600号「そうですね、とミサカはしみじみと賛同します」

美琴「うわっ!?」

17600号「それではミサカはスネークを続行しますので失礼します、とミサカは小さく頭を下げます」

美琴「え、ええ…」タッタッタッタッ

美琴「なんなのよ、もう」
204 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/08(火) 02:06:26.52 ID:8///V7f3o
更衣室(男性用個室)なう

打ち止め「うー、おかしくないかな?ってミサカはミサカは試着しなかったことを後悔してみたり」

打ち止め(感覚共有で知ってはいたけど、なんか不思議な着心地だよね、水着って)

一方「クソガキィ!まだですかァ」

打ち止め「はーいってミサカはミサカは元気にお返事!」ガチャ

打ち止め「どうかn」

一方「悪くねェな。うン」

打ち止め「はやっ!ってミサカはミサカはアナタの即答振りに驚愕してみる」

一方「素直なのが取り柄なンですゥ」

打ち止め「えーってミサカはミサカはいつものアナタのツンデレっぷりを反芻してみる」

一方「あァ!?」
205 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/08(火) 02:06:53.33 ID:8///V7f3o
打ち止め「アナタの真っ白な水着も良いねってミサカはミサカはほめてみる」

一方「売店で売ってたのを適当に買っただけだ。ンなもん無地なのに似合うも似合わないもねェよ」

打ち止め「だって、真っ白で」

打ち止め「天使みたいなんだもんってミサカはミサカは…」テレッ

一方(天使はおめェだろォがよォ)ズキューン

打ち止め「えへへ、行こってミサカはミサカはアナタの手を引っ張ってみる」

一方「おい、あンま走るなよォ」
206 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/08(火) 02:07:19.31 ID:8///V7f3o
一方「こいつァ、完璧に海だなァ」

打ち止め「そうだねってミサカはミサカはびっくりしてみたり」

木山「学園都市第一位に完璧と言われると照れてしまうね」

一方「誰だァ?このオバサンはよォ」

木山「ここの施設の設計者兼オーナーだ。今日はしかし暑いな」ヌギッ

一方「何脱いでンですかァ!?」

木山「シャツが暑かったから脱いだだけだろう?ここは海さながらなのだし、何も問題はないだろう」

一方「はァ……」

打ち止め「うわーってミサカはミサカは大人な下着に興味津々」

一方「見ちゃいけませン」
207 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/08(火) 02:07:52.35 ID:8///V7f3o
木山「この施設はね、私の教え子達が海に行きたいと言っていたので作ったものなんだ」

木山「置き去りの子供たちは学園都市の庇護下から抜け出すことはできないからね」

一方「なンでそンな話を俺にィ?」

木山「似ていると思ったんだ。置き去りの子供たちと君がね」

木山「もしかしたら君も置き去りの一人なのか…?」

一方「プライバシーの侵害ですゥ」

木山「これはすまない。人と話す機会など、半年前までは全くといって良いほどなかったからな」

木山「未だに人と話すことになれていないんだ」
208 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/08(火) 02:08:18.45 ID:8///V7f3o
一方「あァ。その顔、思い出したぜェ」

一方「暴走能力の法則解析用誘爆実験の木山春生だな」

木山「その呼ばれ方は、非常に遺憾だな」

一方「レベル6への進化の方法の一端として多才能力も出ててなァ」

一方「レベル5同士をリンクさせるとリンクしたほかの能力者の能力の一端が使えるとかァ」

一方「三下共のカスみてェな演算能力に足引っ張られるって話だったから断ったンだがな」

木山「私の真の目的はそこではなかったのだがね。研究とは常に副産物を生み出すものだ」

一方「今になって後悔してンだよォ。あの実験を受けてれば、妹共を殺すことなんてなかったンだからなァ」

木山「超電磁砲のクローンのことか。君に非はないさ」

木山「学園都市には、暗部が多すぎる。それだけの話さ」
209 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/08(火) 02:08:45.62 ID:8///V7f3o
打ち止め「はーやーくーってミサカはミサカは既に海に入りながら言ってみる!」

一方「勝手にハシャいどけクソガキィ」

木山「感心しないな、一方通行」

一方「あァ?」

木山「子供とは素直に遊んでやるものだ。…私にはできなかったがね」

一方「そォですかァ」

木山「それでは、私は行くとしよう」

一方「置き去りのガキ共は」

一方「てめェを恨んでなンていないと思うぜェ。経験談だがなァ」
210 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/08(火) 02:09:13.89 ID:8///V7f3o
打ち止め「えーいってミサカはミサカはアナタに思いっきり水をかけてみる!」

一方「やめやがれェ、クソガキィ」

一方(塩水への耐性も十分なのは確認したが、それ以前に水を掛けられるのはうぜェ)

打ち止め「この海ね、潮の満ち干まで再現されてるんだよってミサカはミサカは説明してみる」

一方「それがァ?」

打ち止め「それでね、あっちの奥にある島まで行ける道みたいなものが出てくるんだって」

打ち止め「行ってみたいねってミサカはミサカは笑顔で言ってみる」

一方「今日は予定はねェからなァ」

一方「潮が引くまで待てばいいンじゃねェのォ?」

打ち止め「言質をとりました!ってミサカはミサカは遠まわしにあと5時間ここにいることを約束させてみる!」

一方「そンな後なン!?」
211 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/08(火) 02:09:40.86 ID:8///V7f3o
打ち止め「えへへー、貝でネックレス作ってみた!ってミサカはミサカは大はしゃぎ」

一方「作る過程見てたから知ってますゥ」

打ち止め「これはアナタの分だよってミサカはミサカはプレゼントしてみる」

一方「俺のォ?てめェがつけてればいいだろ」

打ち止め「お揃いにするんだーってミサカはミサカは意気込むの」

一方「そォかい」

一方(面倒なことも多いが、こいつといるのは気分が楽だなァ)

一方(俺、一人の時は何してたンだっけか…)

17600号「これはアップロードせざるを得ない状況…なんという14510号得な展開でしょう、とミサカはつぶやきます」
212 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/08(火) 02:10:07.38 ID:8///V7f3o
【ロリコン】一方通行スレ part.594【セロリ】
1:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka20000
 セロリの腋の臭いについて語るスレwwwwww
 黙ってても>>2から運営か14510号がスペック書いてくれるだろ
210:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka17600
 セロリと運営が学園都市製の海来てるw
 スネークなう
211:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka10039
 >>210
 スネーク乙
 旨い飯食いたいから証拠映像うpよろ
212:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka14510
 >>210
 ふざけんな運営漏れのセロリたんだぞ
213:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka10501
 >>212
 ロリコンには幼女以外眼中にないんだよ…
 もう楽になれ
214:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka14440
 漏れはセロリとデートしたことあるけど、何か質問ある?
215:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka18456
 おいクソセロリぃいいいい運営返せぇええええええ!!
216:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka10039
 >>215
 ロリコン乙wwwwwwwww
217:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka20000
 おいお前ら裸の幼女ぺろぺろしてるセロリの映像がそろそろうpされるんだ
 セロリたんぺろぺろwwwwwww
 セロリ汗T嗅ぎながらうp待ってる
218:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Huzekzkr104
 >>217
 えっちなのはよくないとおもいます!
219:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka14510
 天使さんちーっすwwwwwwwwwwwwww
220:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka10501
 天使さん光臨くそわろたwwwwwwwwwwwwwwwwww
213 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/08(火) 02:10:33.51 ID:8///V7f3o
干潮なう

打ち止め「あっ、あれだってミサカはミサカは海にできた道を指差してみる」

一方「よくこンなン考えたもンだ」

打ち止め「行こってミサカはミサカは猛ダッシュ」

一方「はいはい」

一方「三下共に先越されンのは気にいらねェなァ」カチッ

一方「打ち止めァ、つかまりやがれェ」

打ち止め「えっ?ってミサカはミサカは……」バサッ

一方「島までひとっ飛びだァ」バサッバサッ

打ち止め「これ使うなら干潮待つ必要なかったよねってミサカはミサカは突っ込んでみる」バサササッ←動揺
214 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/08(火) 02:10:59.93 ID:8///V7f3o
離島なう

打ち止め「えへ…二人っきりだねってミサカはミサカは照れてみる」

一方(木陰に妹が一人隠れてンのは黙っておいたほうがいいかァ)

打ち止め「よーし、ちょっとしゃがんで目瞑っててねってミサカはミサカはお願いしてみる」

一方「あァ」

一方(大方さっきの貝のネックレスでも首にかけてくれンだろォ)

一方「おら、目ェ瞑ったからさっさとしろォ」

打ち止め「あわわ…ちょっと心の準備がってミサカはミサカは慌ててみる」

打ち止め「よーし!」

打ち止め「えいっ、ってミサカはミサカはアナタのほっぺにキスしてみる」

一方「jknakffkgbvbujkクソガキkjfnfkvu!?」
215 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/08(火) 02:11:26.92 ID:8///V7f3o
打ち止め「えっとね、えっとね」

打ち止め「MNWで聞いたんだけど、この離島でキスをした二人はその後すごく仲良くなったりするんだってってミサカはミサカは説明してみる」

一方「」プシュー

打ち止め「だからね、そのこと知ってるのかもって思って」

打ち止め「ここ来るの誘われたときは本当にびっくりしたんだよってミサカはミサカは…」

一方「」バタッ

打ち止め「あれっ!?どうしたのってミサカはミサカは動揺してみる」

17600号「すごいものをMNWに放流してしまいました、とミサカは自分のパパラッチ具合を自画自賛します」

打ち止め「17600号!?なんでここにっていうかあの人が大変なのってミサカはミサカは焦ってみる」

17600号「バッテリーの不具合でしょう、とミサカはしれっと嘘をつきます」

打ち止め「嘘なの!?ってミサカはミサカはびっくり」
216 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/08(火) 02:11:53.72 ID:8///V7f3o
3時間後なう

一方「悪ィなァ。バッテリーの不具合でよォ。バッテリーのォ」

一方「新しいバッテリーが手に入ったからってテストもしないで来るンじゃなかったよなァ」

一方「俺としたことがバッテリーの不具合に気付けなかったなンてなァ」

打ち止め(すごい必死に言ってるけど、17600号は嘘って言ってたし…)

打ち止め(もしかしてほんとにほんとに!?ってミサカはミサカは…)

一方「やっぱバッテリー…。おいクソガキィ、どうしたンだァ」

打ち止め「えっ、いやなんでもないのってミサカのミサカはミサカがミサカに」

一方「語尾がおかしくなってンぞォ」
217 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/08(火) 02:12:25.76 ID:8///V7f3o
打ち止め「えへへ、今日は楽しかったってミサカはミサカは一回転しながら言ってみる」

一方「そいつは良かったなァ」

打ち止め「またアナタと一緒に遊びに来れたらいいなってミサカはミサカはお願い半分に言ってみる」

一方「チャンスがあればァ?」

打ち止め「アナタがそう言うときって大体いつもチャンスがないもんってミサカはミサカはふくれてみる」

一方「別に他ンとこでもいいだろォ」

一方「それにだな、クソガキィ」

打ち止め「?」

一方「これから先何年も一緒なンだから、また一回くらい来ることもあンだろォが」
218 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/08(火) 02:15:37.94 ID:8///V7f3o
以上です。
お読み下さった方々、支援してくださった方々ありがとうございます。

第二部と称しましての続編は2〜3日後から投下開始しようと思います。
時間軸はもう少し進みまして、新学期になります。
(SS中で言及していませんでしたが、リアル世界と同じくらいの時期を想定して書いていました)

それでは、続編もお付き合いいただければ幸いです。>>1でした。
219 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/08(火) 02:16:15.11 ID:8///V7f3o
最後に今更ながら気付いたことを一点。

ID照れすぎだろw
220 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/08(火) 02:28:30.31 ID:tgT8dZJAO
超乙!楽しみしてるぜよ
 ID確かにwwww「や///」ってww
221 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/08(火) 02:34:43.18 ID:A9TxgSjPo
>>1
乙!
222 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/08(火) 02:39:07.82 ID:MaZ3LLFIo
セロリさんの言い訳マジパネェっす
223 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/08(火) 02:48:39.86 ID:sK2WYiS7o
途中でただのセロリかと思ったら意外とほのぼのしてた

あと>>1は恥かしがり屋さン
224 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/08(火) 03:01:55.51 ID:/skeY9c+0
 超乙!!
木山せんせい何してんすかww
こうやって平和に暮らしてんの見ると凄く癒される
225 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/08(火) 15:16:24.57 ID:OsfYqFbWo
乙乙
まだスレだいぶ残ってるんだしこのまま続けちゃいなよ
ってことで1番
226 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/13(日) 02:18:02.17 ID:1L48PCUCo
楽しみにして下さっていた方がいらっしゃいましたら、お待たせしました。

>>1です、お久しぶりです。
このまま同シリーズとしまして、新しいお話に入らせて頂きます。

タイトルは【一方通行「担任の一方通行でェす」黒子「」】となります。
今回もタイトルからの脱線が多めですが、お付き合いくだされば幸いです。
227 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/13(日) 02:18:28.44 ID:1L48PCUCo
一方「一年間受け持つことになったンでよろしくゥ」

黒子「…い、一体どういうことですの…」

一方「だから言ってンだろ、担任でェす」

黒子「なぜそうなったかと聞いているんですの!」

一方「うるさいんですの!」

黒子「」
228 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/13(日) 02:18:56.57 ID:1L48PCUCo
遡る事2週間半、黄泉川宅なう

一方「エイワスのクソ野郎にも言われたことだが…」

一方「やっぱり学外だけの安全で満足してるよォじゃあ、まだまだ”最強”とは言えねェよなァ」

一方(となるとやっぱり…)

黄泉川「一方通行、難しい顔して何考えてるじゃん?」

一方「あァ。警備員になったはいいがこンなンで満足してるよォじゃあなァ…」

黄泉川「どういうことじゃん?」

一方「学園都市はよォ、大抵の場所にはカメラだの何だのとセキュリティが張り巡らされてる」

一方「殆どの事件は未然に防がれるだろォなァ」

黄泉川「…いいことじゃん?」
229 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/13(日) 02:19:28.76 ID:1L48PCUCo
一方「何事にも例外ってモンは存在する」

黄泉川「各研究施設内、学内には警備員と風紀委員が管理するセキュリティはないな」

黄泉川「もちろんそれぞれが最大限の注意は払ってると思うけど…」

一方「最低限学び屋の園レベル程度は欲しいよなァ」

黄泉川(世界最高峰のセキュリティを”程度”と…)

一方「よォし決めたぞ」

黄泉川「まさか学校にカメラでも仕掛けるじゃん?」

一方「ンな遠回りなことするかよ」

一方「丁度良い、元々常盤台には不鮮明な所が多すぎるとは思ってたンだ」
230 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/13(日) 02:20:09.07 ID:1L48PCUCo
一方「というわけでェす。その空っぽな脳みそでも理解できたか三下ァ?」

黒子(これでも一応レベル4ですの…)

黒子「事情は把握しましたが、どうしてそんなに急に着任ができましたの?」

黒子「取り立てて急にお辞めになった先生もいらっしゃらないのに」

一方「ここの出来が違ェンだよここのよォ」コンコン

黒子「はぁ…」

湾内「あの…宜しいでしょうか?」

一方「どォぞ湾内さン」

湾内「もう覚えて下さっているなんて、光栄ですわ」

湾内「それよりも…。急に事故に遭われた新任の先生の代わり、ということで宜しいのでしょうか?」

黒子「頭の出来は関係ありませんでしたのね!!」ガタッ
231 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/13(日) 02:21:18.28 ID:1L48PCUCo
一方「やかましィですゥ。黒白さンは黙っててくださァい」

黒子「せめて白黒でお願いしますの…」

一方「新学期早々全員の名前覚えた上に渾名で呼んでもらえるなんて光栄に思ってくださァい」

黒子「はぁ…もういいですわ」

湾内「先生、そろそろ始業式が始まる時間ですわ」

一方「おォ、優秀な生徒がいると助かるなァおい」

湾内「優秀だなんて…。お上手ですわ」

一方(褒めて伸ばす、だったなァ。確か)
232 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/13(日) 02:22:09.61 ID:1L48PCUCo
始業式なう

校長「(前略)ということで今年も我が校の誇りを胸に(中略)以上です」パチパチ

司会「それでは続きまして、新任教員の挨拶に移りたいと思います」

司会「今年は新任教員が1名いらっしゃいます。みなさん暖かい拍手で迎えてください」パチパチ

一方「」グースカ

司会「……」バキッ

一方「おゥ!?」パッチリ

司会「さっさと壇上に上がって挨拶なさい」

一方「はァい」
233 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/13(日) 02:23:32.08 ID:1L48PCUCo
一方「今年から2年のクラスを受け持つことになった厭瀬・ラ・玲汰(アクセ・ラ・レイタ)でェす」

黒子「すごい偽名ですの」

美琴「一方通行!?」

一方「この学校には第三位の電撃姫様がいるよォですがァ」

美琴(私に話を振った…!?)

一方「寂しがり屋さンなんで、特別扱いせずに普通に接してあげてくださァい」

美琴「余計なお世話よ!!!!!!!!」

美琴「はっ!」キョロキョロ

美琴「ご、ごめんなさい…」カァ
234 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/13(日) 02:24:44.24 ID:1L48PCUCo
生徒A「御坂さんって可愛らしいところもおありですのね」

生徒B「ええ、勇気を出して話しかけてみようかしら」

生徒A「是非そう致しましょう」キャッキャ

美琴「…」カァ

一方「俺の事は知ってると思うンで紹介なシでェす」

一方「以上新任教員厭瀬・ラ・玲汰でしたァ」

司会「……素晴らしいスピーチでしたね。皆さん盛大な拍手を」パチ……パチ…

一方(超電磁砲のあの顔ォ)プククッ
235 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/13(日) 02:25:25.61 ID:1L48PCUCo
一方(パッと見る限り冴え無そうな教師ばっかりだなァ)

一方(一般科目は全部俺が請け負うとしてェ…あとは家庭科、体育くらいかァ?)

校長「第一位、先ほどの態度は頂けないな」

一方「あァ?てめェの目は節穴ですかァ?」

校長「どういうことだね…」

一方「解説が必要かね?」キリッ

校長「……したいならしても構わないが」

一方「まず第三位の対応だがなァ」

校長(説明したいのか…)
236 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/13(日) 02:26:24.10 ID:1L48PCUCo
一方「あいつは努力で這い上がってきた人間だァ。他人から尊敬の目を向けられるのは当然だろォ」

一方「俺みてェに最初から超能力者な奴は化け物扱いされて終わりだがなァ」

一方「周りからの期待と疎外感ってのはな、近しいもンなんだ」

一方「少なくともあの遺伝子は、周りから特別扱いを受けて踏ん反り返るようなもンじゃねェンだよ」

校長(遺伝子…?第三位は一人子のはずだが)

一方「あとな、自分の自己紹介なンざ長ったらしくしても意味はねェ」

一方「知りたいと思うやつは向こうから勝手に寄ってくるだろうし、興味のねェ奴に興味を持たせるにはインパクトが重要だ」

一方「お分かりィ?」

校長「考えなしの行動かと思っていたが、意外と考えているようだな」

一方「第一位ですからァ」キリッ
237 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/13(日) 02:27:29.22 ID:1L48PCUCo
教室なう

一方「というわけで改めましてェ、担任の厭瀬・ラ・玲汰でェす」

黒子「あの、厭瀬・ラ・玲汰さん…?」

一方「何ですかァ?黒白ォ」

黒子「何とお呼びすればよろしいんですの?」

一方「一方(アクセラ)先生でいンじゃねェの」

黒子(偽名を使った意味が丸つぶれですの…)

湾内「で、では一方先生。なぜ先生はその若さで教職に?」

一方「暇つぶしでェす」

一方(探りにきましたァなんて言えねェしなァ)

湾内(暇つぶしで社会貢献…素晴らしい志ですわ!)
238 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/13(日) 02:28:54.68 ID:1L48PCUCo
一方「っつゥわけで初日はこれで解散」

一方「さっさと気をつけて帰れよガキ共?」

生徒全員「ごきげんよう」

黒子(さりげなく気をつけてとかつけてますの…)

湾内「白井さん、一方先生とはお知り合いでいらっしゃるのですか?」

黒子「知り合いというほどでも。強いて言えばエネミーですの」

湾内「どういった対立が…」

黒子「それにしても本当になぜ教員に…?」
239 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/13(日) 02:29:55.24 ID:1L48PCUCo
完全下校時刻なう

一方「全く、教師も面倒この上ねェなァ」プル

一方「もしもしィ?垣根くンですかァ?」

垣根「一方通行?どうしたんだよ、急に」

一方「こンな中途半端な時間にワンコールで出るとかお前怖ェよ…」

垣根「たっ、たまたま携帯覗いてただけだ!」

一方「用件なンだがなァ」

垣根「らしくねぇ。歯切れが悪いな」

一方「あァ。流石の俺でも頼みにくいことでなァ」

一方「てめェの性癖バラされたくなけりゃァ常盤台で教師やれェ」
240 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/13(日) 02:30:57.07 ID:1L48PCUCo
寮なう

美琴「というわけで大変だったのよ今日は」

黒子「そちらも大変でしたのね…」

美琴「あいつの周りっていつも何か賑やかなのよね」

美琴「ロシアから戻ってきてからは特に、なんかこう、平和な感じの賑やかさが」

黒子「丸くなった、と解釈しよろしのでしょうか」

美琴「人をイジるのは大好きみたいだけどね」ムカッ

黒子「全面的に同意しますの」

寮監「寮内どの部屋も同じ話題だな」

黒子・美琴「!?」
241 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/13(日) 02:32:17.58 ID:1L48PCUCo
黒子「寮監!?いつの間にいらっしゃいましたの」

寮監「つい今しがただ。気配を消すのは寮監の必須スキルだからな」

黒子(どういう基準で寮監を採用してますの、この学校は…)

美琴「やっぱり一方通行の話題でいっぱいですか?」

寮監「そうだな。寮内の規律が乱されるレベルに喧騒で包まれている」

寮監「この件に関しては私も独自で探りを入れようと思っているところだ」

黒子「本当に何者ですの、寮監様」

寮監「ごくごく一般人だ。……少し特殊だがな」

黒子「どっちですの!?」
242 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/13(日) 02:33:15.73 ID:1L48PCUCo
翌日なう

垣根「おい、呼び出されたから来たが」

一方「ご苦労さン。とりあえずお前の担当教科は家庭科と体育だ」

垣根「体育はともかくとして、家庭科なんてお前が本気だせば1週間でプロレベルに到達するだろ」

一方「やろォとしたことはあンだけどなァ」

一方「料理だけは全くできなかったンだな、これが」

垣根(学園都市第一位にも大きな弱点が…?)

一方「どうしてもコーヒーを入れたくなるンだ」

垣根「」
243 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/13(日) 02:34:52.51 ID:1L48PCUCo
職員朝会なう

学年主任「ということで一方先生のご紹介で体育を担当してくださる臨時教員として入っていただきました」

学年主任「どうしてこうなってるのはわかりませんが、拍手を」

一方「かきくけここここッ。本音が漏れてンぞ」

垣根「どぉも、よろしく」

一方「特技は飛べない跳び箱を作ることらしいでェす」

垣根「そんな特技ねぇよ!?…作れるけど」

学年主任「教員の平均年齢がどんどん下がっていくんだが…」

一方「問題ないでェす」

垣根「お前ら大人が不甲斐無いからいけないんじゃねぇの?」

学年主任(超能力者扱いにくい…)
244 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/13(日) 02:35:53.98 ID:1L48PCUCo
教室なう


一方「よォし、早速授業すンぞ」

黒子「1日にして言葉遣いがノーマルに戻りましたの」

一方「はァい私語厳禁なァ」

一方「まずは教科書だがなァ、中学生の癖にこんな温いもン使ってるンじゃねェ」

一方「今日からは俺が特性プリントを毎回作ってやるから有難く学べ」

一方「じゃあこのプリント前から回せェ」

黒子(一体何なんですの……)サッ

一同(このプリントは…)

黒子「すごく…わかりやすいですの…」
245 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/13(日) 02:38:23.90 ID:1L48PCUCo
湾内「あの、質問宜しいでしょうか?」

一方「どォぞ」

湾内「この端に書かれた絵は…」

黒子「まさか、先生がお書きになったんですの?」

一方「いや、俺じゃなくてだなァ」

一方「完成したプリントを居間に置いておいたらだなァ…」

一方(いやまてよ、クソガキの存在を知られるのはいろいろまずいか)

一方「幽霊さンが書き残していったンだ」

黒子「幽霊さン!?」
246 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/13(日) 02:40:36.30 ID:1L48PCUCo
体育の前の休み時間なう

黒子「本当に全教科受け持つみたいですの」

湾内「ええ、そのようですね」

湾内「けれどどの教科も素晴らしいプリントにまとめられていて、第一位の実力を垣間見ましたわ」

黒子「あの方は意外とマメというか努力家なところがあるのが性質が悪いんですの」

湾内「私は良いところだと思いますけれど」

黒子「時と場合によりますの」

黒子「それにしても体育の教師も新任とか何とか…」

湾内「楽しみですわね」

黒子「私は嫌な予感しかしませんの」
247 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/13(日) 02:41:04.08 ID:r0M/0/q/o
リアルタイムに遭遇とは、ありがたやありがたや
248 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/13(日) 02:41:21.94 ID:1L48PCUCo
体育なう

垣根「っつーことで俺が新任の……」

黒子「新任の…?」

垣根「め、メルヘン先生だ…」

黒子「」

垣根(一方通行の野郎、本名名乗るなとか言った上妙な渾名作って逃げるし…)

湾内「やさしそうな先生ですわね」

黒子「湾内さん、こういうのは優しそうというのではなく」

黒子「チャラい、と言うのですの」
249 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/13(日) 02:42:13.91 ID:1L48PCUCo
垣根「そういうわけでまずは体力測定をしろって言われてるからな」

垣根「新学期早々だがやっていくとするぞ」

黒子(意外と真面目な方なのでしょうか)

垣根「とりあえず全員順番にこれに乗れ」ズシーン

黒子「何かでてきましたの!?」

垣根「何かって失礼だな、見ればわかるだろ」

垣根「ただの”乗るだけで全運動能力が数値化されて出てくる未元物質”だろうがよ」

黒子「わかりませんの!!」
250 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/13(日) 02:44:20.47 ID:1L48PCUCo
測定なう

湾内「本当に今年はユニークな先生が増えましたわね」

黒子「ユニークなベクトルが一般的な教育現場とはズレてますの」

一方「呼んだァ?」ガサッ

黒子「ひぃ!?」

湾内「あら、一方先生こんにちは」

一方「おォ。クソメルヘンも真面目に授業してるみてェで何よりだ」

湾内「手に持っていらっしゃるのは何ですか?」

一方「あのプリントは1週間で終わらせるからなァ。来週分だ」

黒子(努力家は努力家、ですの)
251 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/13(日) 02:45:42.01 ID:1L48PCUCo
一方「またとンでも未元物質だしてやがンなァ」

垣根「うお!?きてたのかよ」

垣根「はい、次の奴どうぞー」

黒子「…乗りますわよ」

黒子(怪しいものに乗るのは若干気が引けますが、これも授業…)

黒子(踏み絵のようなものだと思えば!)カシャン

未元物質「白井黒子。持久力:5、瞬発力:5、筋力:2、判断力:4、柔軟性:1」

垣根「体硬いんだなーお前。もう歳か?」

黒子「中二ですの!!!」
252 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/13(日) 02:46:09.03 ID:1L48PCUCo
一方「測定、終わったみてェだな」

垣根「ああ。でもこんなもん調べてどうするんだ?」

一方「書きとめた紙、貸しなァ」

垣根「? ほらよ」パサッ

一方「どれどれェ?」パラパラッ

一方「把握したァ。アベレージは悪くねェな」カキカキ

垣根「お嬢様校とはいえ、運動もそこそこできるらしいな」

一方「ほらよォ。全員分の運動メニューだ。さっさとやらせろ」

垣根「」
253 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/13(日) 02:46:44.68 ID:1L48PCUCo
放課後の教室なう

黒子「本当にあの方、頭脳だけは優秀ですのね」

湾内「性格もお優しいですし、母性本能を擽るあの容姿…」

黒子「…本気で言ってるんですの?」

湾内「大概の生徒は一方先生にかなり惹かれていると思いますわ」

黒子「私の扱いだけがひどいのでしょうか…」ズーン

湾内「あ、あのっ…。特別視されていると思えば!」

黒子「全然嬉しくないですの」
254 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/13(日) 02:47:26.58 ID:1L48PCUCo
今日はここまでです。

またローペースでまったりやっていこうと思いますので、お付き合いいただければと思います。
255 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/13(日) 02:49:14.82 ID:iQzqS3s+o
乙面白かった
前の話とは関係ないのか
256 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/13(日) 02:51:13.80 ID:3MCUC2LDO
屋さンシリーズで確立された黒子の新しいポジションやっぱり好きだwwww

乙乙、楽しみにしてる
257 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/13(日) 03:03:41.26 ID:UKhW95+xo
黒ポジ安定wwww
258 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/13(日) 03:15:40.76 ID:ErIqJVR3o
この第一位は出来るダメ人間
259 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/13(日) 05:08:50.85 ID:fYHJHIqAo
安定の黒子とていとくん
おもしろいぜ!
おつ!
260 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/13(日) 16:32:53.46 ID:aGJL+sZO0
 安定の面白さ

ここの一方さんと黒子と垣根は最高
261 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/13(日) 23:58:44.28 ID:1L48PCUCo
>>1です。
今日もまったり20レスほど投下していきたいと思います。

>>255
前の話の続きという形になりますが、
元々単発ネタのようなものなのでこちらはこちらとして考えても問題ないかと

支援してくださった方々ありがとうございます。
それでは投下開始
262 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/13(日) 23:59:11.59 ID:1L48PCUCo
風紀委員支部なう

初春「へぇ…。あの学園都市第一位が?」

黒子「そうなんですの…。初春の情報網からでもヒットしてませんでしたの?」

初春「ええ、残念ながらその情報は手に入れてませんでしたね」

黒子「珍しいこともあるものですの」

初春「でも運が良かったですね、白井さん」

黒子「どういうことですの?」

初春「学園都市最強に直接能力の指導をして貰える立場にいるんですよ、白井さんは」

初春「レベルアップへの最短ルートだと思います!」フンズ

黒子「そもそもあの方とは随分と能力のタイプが違いますし、応用は無理だと思いますの」

黒子「何より教わる以前に茶化されて終わる気がしますの」
263 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/13(日) 23:59:38.84 ID:1L48PCUCo
佐天「うーいーはーるーーー!遊びにきたよぉ!」

初春「佐天さん!」

黒子「あら佐天さん、今日はどうしましたの?」

佐天「いやぁ、今日は初春がすごい機嫌が良かったんですよ」

佐天「その原因がいるかと思うともう…来るしかないでしょ?」

黒子「……初春、さっきの質問の返答について、何か言い分は?」

初春「あちゃー。口止めしとくべきでしたかね?」

黒子「ういはるぅうううううう!!!」
264 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/14(月) 00:00:21.33 ID:1eCMg+heo
初春「実は1週間半ほど前に情報自体は手に入れていたんですけど」

初春「黙っておいたら白井さんがどういう反応をするのか、楽しみで」ニコー

黒子「…もういいですの…。私はどうせどこへ行ってもいじられキャラですの」

初春「そんなことないですよ。私はいつも弄られてますし」

佐天「うわぁ…。なんか見方を変えるとすごいHな会話だよぉ」

初春「見方を変えないでください」ニコー

黒子「今日も全開ですの、佐天さんは」

佐天「いやだなぁ、冗談に決まってるじゃないですか。うへへ」

初春「救急車呼びますー?」

黒子「警備員の方がいいと思いますの」
265 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/14(月) 00:00:49.23 ID:1eCMg+heo
黄泉川宅なう

一方「あァーァ。疲れるなァ、教師ってのはよォ」

黄泉川「少しは教師のありがたみに気付いたじゃん?」

一方「いんやァ、実際内部入ってみて再認識した」

一方「教師っつゥのは使えないカス共ばっかりだなァ」

黄泉川「常盤台の教師はかなりレベルは高いと思うんだけどなぁ」

一方「体育の教師でさえ使えねェレベルだ」

一方「だからクソメルヘンに入れ替えたンだけどな」

黄泉川「お友達が多いのはいいことじゃん?」

一方「友達じゃねェ。腐れ縁だ、腐れ縁」
266 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/14(月) 00:01:41.13 ID:1eCMg+heo
病院なう

カエル「さてと。君もこれで退院だね」

ショチトル「感謝する。貴方は最上の名医だ」

海原「僕からもお礼を言わせてください。まさかあの状態からこんなに早く完治するなんて」

海原「それに僕の同僚もお世話になっているみたいですしね」スッ

カエル「この紙は…?」

海原「僕たちへの連絡先です。何かあればすぐに駆けつけましょう」

カエル「有難い話なんだがね?」

カエル「僕はある種の趣味で治療をしているんだ。そうすることが好きだし、喜んで貰えると尚嬉しいね」

カエル「その上お金という形の報酬までもらっているんだ」

カエル「これ以上は貰いすぎて、等価交換にはならなくなってしまうんだね」
267 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/14(月) 00:02:28.12 ID:1eCMg+heo
海原「これも貴方の思想と同じです」

海原「貴方がもし何らかの助けを必要としたとき、それをするのが僕の喜びになるんです」

カエル「これは一本取られたね。受け取っておくとしようか」スッ

海原「ありがとうございます」ニコリ

ショチトル「それじゃあ、行こうか。エツァリ」

海原「そうしましょう」

カエル「また体に異常が出たらすぐに来るんだね」

ショチトル「ありがとう。それでは」

16252号「寂しくなりますね、とミサカは物陰に隠れたままつぶやきます」

カエル「素直に見送ってあげればいいものを」
268 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/14(月) 00:03:24.47 ID:1eCMg+heo
街なう

海原「さて、学園都市に来てからのほとんどの時間を病院ですごしてしまいましたね、ショチトルは」

ショチトル「う…。お兄ちゃんが裏切るからだもん!」

海原「おやおや、人目が無いと僕の呼び方が変わるのですね」

ショチトル「…ッ!!」カァ

海原「いいんですよ、ショチトル。人目の無いところでくらい、呼びたいように呼んでくれて」

海原「僕としてはみんなの前でも”おにいちゃん”でいいと思いますけど」

ショチトル「お、お前みたいな馬鹿兄は呼び捨てで十分だっ」

海原「手厳しいですね、これは」
269 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/14(月) 00:04:25.91 ID:1eCMg+heo
海原「さて、それじゃあ僕の部屋に行きましょうか」

ショチトル「え?え?」

海原「住む場所なんて確保できていないでしょう?兄妹みたいなものなんですし、問題ないでしょう」

海原「血は繋がっていませんけれど」

ショチトル「う…うん……」カァ

ショチトル(お兄ちゃんと同じ部屋で寝泊りお兄ちゃんと同じ部屋で寝泊り)

ショチトル「はっ!」

海原「どうしました?」

ショチトル「ぱじゃまという物も持っていないぞ。買っていこう」グイグイ

海原「引っ張らないでも行きますよ、ショチトル」
270 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/14(月) 00:05:32.17 ID:1eCMg+heo
海原宅なう

ショチトル「……エツァリ?弁明があるなら聞こうか」

海原「弁明も何も、この部屋にどこかおかしいところがありますか?」

ショチトル「壁中に好きな女の写真貼りまくってることのどこが正常なんだ!?」

海原「それは僕のコレクションの一部に過ぎません」キリッ

海原「アルバムはそちらの棚全て、メモリーカード及びデータディスクはこちらの棚全てですね」

海原「つまりはほとんどデータのままで保持しているので、印刷した状態のものは本当に一部のお気に入りだけなんです」

海原「ショチトルも是非どうですか?このミサカさんカード(全157種類)なんてもうすごい出来で」

ショチトル「原典を渡せぇええええ殺すぅううううう!!」

海原「ちょっ、ちょっと待ってくださいどうしたんですか一体!?」
271 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/14(月) 00:06:35.31 ID:1eCMg+heo
15分後

ショチトル「ま、まあいい…。お前が変態なのはよくわかった」

海原「純粋な愛の結果です」

ショチトル「純粋という日本語の意味を間違えて覚えているのか?私は」

海原「そうなのかもしれません」

窓の外なう

16252号「これは面白いことになりましたね、とミサカはつぶやきます」

16252号「入院中という短い期間とは言え、友人になってくれた貴方の味方になりましょう、ショチトル。とミサカはクールにキメます」

16252号「題して”愛の伝道師ミサカの愛が無いなら作ればいいじゃない作戦”。ふふふ…」
272 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/14(月) 00:07:05.68 ID:1eCMg+heo
【変態】偽海原光貴スレ part.53【ストーカー】
1:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka10032
 な ぜ 伸 び た し
 究極変態が集まるスレになる予感wwww

87:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka16252
 にせうなとショチトルたんが同居確定
 スネークなう

88:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka10032
 ちょwwどういうことだよwww
 kwskwww

89:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka14510
 漏れもスネークしに行こうか?

90:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka10777
 これは熱い展開wwwwwwwwww
 今いるのロシアだけどな

91:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka16252
 >>88
 ショチトルたん退院→住む場所ない→にせうな宅へ
 >>89
 装備が足りないから来てくれwwww

92:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka20000
 ショチトルたんぺろぺろwwwwwwwwwwwww
 ショチトルたんの膝の裏ぺろぺろしたいおwwwww

93:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka10777
 >>92
 おまいいつでもいるよなwww暇なのか?www
273 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/14(月) 00:07:42.09 ID:1eCMg+heo
海原「何やら非常に心地いい視線を感じますね」

ショチトル「どういうことだ…?」

海原「いや、僕にもよくわからないんですが、とにかくカーテンを閉めたくないんです」

ショチトル「早くしめろ馬鹿」シャッ

海原「ああっ!何をするんですか何を!」

ショチトル「どちらかというと普通のことをしただけだ!」

海原「なんという…。よくわからないけどすごい残念な気がします」

海原「あ、そうそう、ショチトル」

ショチトル「ん?何だ?」

海原「若干間に合わなかったので言っていなかったのですが」

海原「ショチトル、明日から学校に通ってください」ニッコリ
274 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/14(月) 00:08:32.64 ID:1eCMg+heo
ショチトル「学校…?私は魔術学校ならもう卒業してるぞ」

海原「一般教養です、特にこの街でも最上の教育を受けられる常盤台に編入するよう、手配しました」ピラッ

ショチトル「なんだこの資料は…。中学校じゃないか」

海原「ええ、中学2年という学年に当たりますね」

ショチトル「なぜこの学校に?」

海原「この街最高の頭脳がそこにあるから、とでも言いましょうか」

ショチトル「よくわからないが、魔術的に役に立つことなのか?」

海原「そうですね…。ショチトルは登録上レベル3の精神系能力者ということにしてあります」

海原「そして常盤台はレベル3以下は門前払いを食らう超名門です」

ショチトル「周りはほぼ全員私以上の能力者達ということか」

海原「それを聞いただけで、通う価値はあると思いませんか…?」

ショチトル「面白くは、あるな」
275 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/14(月) 00:09:15.34 ID:1eCMg+heo
一方「ンじゃあ今日も楽しい楽しい授業を始めまァす」

黒子「また拷問タイムの始まりですの」

一方「お前だけだぞォ、俺の授業に不満があるのはァ」

一方「なァ、みんなァ?」

一同「はいっ、一方先生」

黒子「何ですの?この操られているかのような統率感は…」

一方「みンな良い子ばかりで先生は嬉しいですの!」

黒子「やっぱり貴方馬鹿にしていらっしゃる気がしますの!!」
276 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/14(月) 00:10:00.17 ID:1eCMg+heo
一方「であるからァ、このベクトルは…いや俺の能力じゃねェぞ?」

一方「このベクトルはァ、元のベクトルの√(x^3+5x)倍っつゥことになりまァす」

一方「ここまでの範囲が外の世界で一番優秀な、なンとか大学ってところの受験に必要な全知識でェす」

一方「こンな簡単ことで最強の名が手に入るンだ。外の世界はゆるいよなァ」

黒子(優秀な頭脳だけは、認めますの…本当に…)

黒子「ではこの後はどのような方向性で授業をするんですの?」

湾内「そうですわね、一方先生の授業が素晴らしいので復習は必要ないと思いますし…」

一方「そォだ、早めに終わらせて紹介しねェといけねェ奴がいるンだったァ」

一方「授業終わりィ。ちょっと職員室いってくるなァ」ガララ

黒子「本当に自由ですの…」
277 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/14(月) 00:10:52.62 ID:1eCMg+heo
職員室なう

一方「おい、三下は来たかァ?」

垣根「海原とかいう奴か?さっき校長室の方に挨拶いったところだから、もうすぐ戻るだろ」

海原「お待たせしました、一方通行」ガラッ

一方「そいつが編入するショチトルさン?」

ショチトル「よろしく」

一方「どォ見ても中二じゃァねェなァ」

海原「この世界に限ってはよくあることですよ」

一方「あっそォ。まァいいや、ついてこいや」

ショチトル「あ、ああ…」
278 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/14(月) 00:11:19.52 ID:1eCMg+heo
海原「それでは僕はこれで」

一方「待て、丁度いいことを思いついたなァ」

海原「? 何でしょうか?」

一方「この学校の教員はクソばっかりでよォ、自分の信用できるレベルの奴で固めてェんだわ」

海原「……そのオファーを僕に?」

一方「あァ、てめェの実力は俺もまァまァ認めるところではあるからな」

海原「光栄ですね、一方通行にそこまで言っていただけるとは」

一方「じゃァ、決まりでいいかァ?」

海原「全力で努めさせていただこうと思います」ニコリ

一方「よォし、家庭科の教師埋まったァ」

海原「家庭科!?」
279 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/14(月) 00:12:26.54 ID:1eCMg+heo
海原「家庭科…ですか」

海原(僕の認められる実力を有したものは、家庭科と…)

ショチトル(こ、これは学内でもエツァリと一緒という…そういう流れなのか?)

海原(しかしここは御坂さんの通う中学!!近ければ近いほど有利ではある!)

垣根「ところでよぉ、海原って名前、どっかで…」

一方「勘違いだろォ、こいつの名前はエツァリっつゥンだ」

垣根(明らかにさっき聞いた名前と違うんだが…。あ、でも妹が外人だしそっちのが普通っぽいか)

海原「よし、決めました。家庭科の教師、受けます」

一方「決まりィ。ンじゃあこいつは預かるぞォ」

海原「ショチトルをお願いします、一方通行」
280 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/14(月) 00:13:08.02 ID:1eCMg+heo
教室なう

一方「ということでェ、このクラスに編入することになったショチトルさんでェす」

ショチトル「よろしく頼む」

一同「よろしくお願いいたします」

一方「おォおォ、こういうところはお嬢様の統一はすげェなァ」

ショチトル「これが大和撫子というやつか」

一方「1匹ばかりパンダが混ざってンが、気にするなァ」

黒子「パンダじゃありませんの!!!」

ショチトル「その割には反応しているが…」

黒子「うっ……」
281 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/14(月) 00:13:45.57 ID:1eCMg+heo
一方「そういうわけでェ、ご都合主義上パンダの隣の席になりまァす」

黒子「それはもちろん構いませんの」

ショチトル「隣席の人、よろしく頼む」

黒子「ええ、こちらこそですの」

ショチトル(変わった語尾だな…。私もまだまだ日本語の理解が足りないらしい)

黒子「担任が横暴で苦労すると思いますが、1年間共に耐えますの」

ショチトル「そ、そうなのか…」

一方「聞こえてますゥ。あとでベクトル擽りの刑なァ」

黒子「何ですの、その怪しげな刑は!」
282 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/14(月) 00:14:57.00 ID:1eCMg+heo
今日はここまでで。
どこまで続くかはわかりませんが、このくらいのペースでまったり進めていければと思います。

どうやったら書くの早くなるんでしょうね…?
283 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/14(月) 00:21:05.84 ID:hROzE6dco
クオリティ落ちてないし十分早いと思うがな〜
284 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/14(月) 00:29:35.34 ID:cPoOmboOo


下手に常盤台に近づいたら面倒な事になりそうだが大丈夫なのかエツァリ
285 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/14(月) 00:56:34.22 ID:gR2yYGxeo

ショチトル可愛過ぎてつらい
エツァリは後で屋上な
286 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/14(月) 06:25:55.56 ID:bCNcszbMo
一番教師になっちゃいけない奴というかむしろ警備員の方々にお世話になる人が常盤台にINしちゃった
287 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/14(月) 22:05:13.58 ID:EOkM5/QXo
教師共は理事長の孫の顔も知らんのか
288 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/14(月) 22:22:22.54 ID:J6dWylnNo
通ってない限り普通知らんわ。
289 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/14(月) 23:58:20.37 ID:GG+pB0bMo
まったりでかまいませんの!

続きがすごく楽しみですの!!
290 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/15(火) 01:39:11.54 ID:sD6ZbfgDO
パンダさンの扱いが可哀相だからウチの店で引き取りますねェ
291 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/15(火) 23:19:34.02 ID:2x3vIarwo
>>1です。
ついに書き溜めていたものがそこを尽きてしまう今日です。
さらに間隔が空いたり、ローペース化するかもしれませんが、お暇なときにでも覗いてやっていただければと思います。

>>284,>>287,>>288
今後(ちょこっとですが)触れようと思っていた話題だったりしますw
エツァリの顔(ノット海原ということ)で行けばいいのに、馬鹿だなぁって思ってやってくださいw

>>285
ショチトルは自分も大好きなんでガンガン動かしていこうと思っています。(この辺は今後の展開)

>>289-290
弄られキャラニアリーイコール、愛されキャラ
292 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/15(火) 23:20:35.47 ID:2x3vIarwo
警備員支部なう

先輩A「あーくん久しぶりぃ!」ガバッ

一方「寄ンな!!」サッ

先輩A「あーくんが冷たいー。お姉さん嫌われてしまったのかしら」

先輩B「照れているのだろう」

先輩A「なるほど!私は気にしないからどんどん甘えていいのよ!」

黄泉川「おーおー、学校じゃああんなに威張ってるのにここじゃあ弄られキャラじゃん」

一方「黄泉川ァ!?」

先輩A「何で視察行った事バラしちゃうのー、もう」

先輩B「そこまではバラしてないがな」
293 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/15(火) 23:21:05.89 ID:2x3vIarwo
一方「とにかく教職になったからには警備員も本業ってわけだ」

一方「最近起きた目ぼしい事件とかはあンのかァ?」

先輩B「特筆すべきものはないな…。幻想殺しの青年がまた部屋を破壊した、くらいか」

先輩A「あの子なんですぐ部屋壊れるのかしら?どういう能力?」

一方「三下はレベル0だァ」

先輩A「…化学実験でもしているのかしらね」

一方「どうせ不幸に巻き込まれてるだけじゃねェの」

黄泉川「今朝も今月の生活費全部落としたとか嘆いてたじゃん」

一方「何回目だよォ!?」
294 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/15(火) 23:21:41.27 ID:2x3vIarwo
風紀委員支部なう

初春「最近の白井さん、すごく疲れていますね」

初春「何というか…脱力した感じですか?」

黒子「大体第一位のせいですの」

初春「そんな脱力した様子を見せられてもた○ぱんだみたいに可愛くはないですよー?」

黒子「誰がパンダですの!!!」ガタッ

初春「……なるほど、大体理解しました」

黒子「…それは…助かりますの」

初春「あ、そうそう白井さん。私レベル4になったんですよー」

黒子「!?」
295 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/15(火) 23:22:29.18 ID:2x3vIarwo
黒子「それはまた…突然ですのね。初春はレベル1だったと記憶していましたのに」

初春「ええ、一気に昇格です!これで能力しか取り柄のない白井さんの地位はがたがたですね」

黒子「突然大仰な態度に!?」

黒子「一体どういった能力ですの?」

黒子「見た目から察するに花に関連するものなのでしょうけれど…」

初春「え?教えませんよ?」

黒子「なっ…」

初春「戦闘は情報が命です。味方から漏れる可能性のある情報は最小限にしないと!」

黒子「初春らしい考えですが、ショックですの…」
296 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/15(火) 23:22:59.14 ID:2x3vIarwo
佐天「ういーっす!固法先輩は来てます?」

黒子「こんにちはですの、佐天さん」

初春「来ましたね。固法先輩は今日も通い妻安定です」

佐天「あの人よく飽きないよね…」

黒子「流れから察するに初春のレベルアップ祝賀会ですの?」

初春「やってくれるみたいです」ニター

佐天「初春、その笑顔怖いからやめて、うん」

黒子「初春のキャラが崩壊してますの……」
297 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/15(火) 23:23:41.52 ID:2x3vIarwo
初春「祝賀会って言っても適当にファミレスとかでお茶会しようってお話ですよ」

黒子「慎ましいだけが美徳ではありませんの」

黒子「こういうときは豪勢にやるのも、一種の趣というやつですの」

初春「白井さん……」ジーン

佐天「あのー、私ダイエット中なんで焼肉とかはちょっと」

黒子「豪勢イコール焼肉って、貴女男子ですの…?」

初春「最近近くに出来たレストランに行ってみましょう。すごく評判が良いんですよ」

黒子「それは良いですわね。お姉様は御用事があるそうですし、3人で行きましょうか」

佐天「流れ的には白井さんのおごりでおっけーですよね?」

黒子「私と佐天さんで半額ずつではないんですの!?」
298 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/15(火) 23:24:11.87 ID:2x3vIarwo
レストランなう

ヴィリアン「いらっしゃいませー」

ウィリアム「良く来たのである」

黒子「風格はばっちりですの」

佐天「ほえー。こんな高級そうなところ来た事ないよ」

初春「お嬢様みたいですね!お嬢様!」

ヴィリアン「こちらにお掛けくださいね」カタリ

黒子「有難うございますの」

騎士団長「おっと、客人か。私は奥に控えていた方が良いか?」

ウィリアム「構わないのである。そこにいるがいい」
299 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/15(火) 23:24:42.09 ID:2x3vIarwo
黒子「では私は巻貝とパイナップルのソテーを」

佐天「私は…一番高いからこれ、松坂牛とキャビアとフォアグラのソテーで」

黒子「理由がひどいですの!!」

初春「皆さん気持ちわr…いや、珍しい料理を頼みますねぇ」

初春「私はシーフードのエスカルゴバター焼きで」

ヴィリアン「畏まりました。ウィリアム、聞こえたかしら」

ウィリアム「聞こえたであるか?」

騎士団長「…私に頼るな……」
300 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/15(火) 23:25:17.28 ID:2x3vIarwo
ヴィリアン「貴方とこうして仕事が出来る日が来るなんて、楽しくて仕方がないわ」コフー

ウィリアム「仕事がしたかったのであるか?」

ヴィリアン「もう!そこではないでしょう?」

ウィリアム「ふっ。すまない、ついからかいたくなってしまったのである」

ヴィリアン「うふふ…」

黒子「そちらの殿方、あの二人をとめてくださいまし」

騎士団長「無理だ。十年来の恋が漸く結ばれたばかりで高揚しているのだろう」

黒子「一体何なんですの、このお店は…」
301 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/15(火) 23:25:45.07 ID:2x3vIarwo
初春「このお店、これがデフォルトみたいですよ」

黒子「どういうことですの?」

初春「そもそもこのお店が有名になったのって、味がおいしいからとかより先に」

初春「いちゃいちゃカップルのデートスポットとしてだったりするんです」

黒子「それを知った上で女3人で来ることにした理由を伺いたいんですの」

初春「評判はイチャイチャするマスター&ウェイトレスさんだけではなくて」

初春「その様子を暖かく見守るそちらの男性も含めて、なんですよね」

騎士団長「!?」
302 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/15(火) 23:26:20.97 ID:2x3vIarwo
食事わず

初春「おいしかったですねーっ」

佐天「そうだねー。私のはすごいボリュームだったよ」

黒子「今度まねて作ろうと思いましたの」

騎士団長「ウィリアムの手料理は異常な美味さだからな」

ウィリアム「止すのである。…しかしまさか治療のために訪れた学園都市にここまで長く居る事になろうとは」

ヴィリアン「私は良いところだと思いますよ、学園都市というところは」

ウィリアム「そうであるな。傭兵であった頃が懐かしくなるほどに平和なのである」

騎士団長「お前の料理が美味くなければこんなこと断固反対して祖国で騎士を薦めたんだがな」ズズズ

騎士団長「うむ、紅茶も美味い」
303 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/15(火) 23:26:59.47 ID:2x3vIarwo
ヴィリアン「紅茶は私が淹れたんですよ」

ヴィリアン「人を見るだけで最適な紅茶の淹れ方がわかるんです」

騎士団長「素晴らしい能力だ、流石は第三王女」

ウィリアム「全くを以って同感である。その能力は学園都市の長も認めるところであるからな」

黒子「ちょっと聞こえなかったことにしたい話題になって来たので出ましょうか」

佐天「そ、そうですね」

初春「それじゃあ私たちでてるので、お会計お願いします」ペコリ

黒子「……仕方ないですの」ゴマンエンニナリマース
304 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/15(火) 23:27:45.68 ID:2x3vIarwo
海原宅なう

海原「学校はどうでしたか?ショチトル」

ショチトル「上流貴族、というやつか、あれは。非常に扱いにくいな」

海原「差し詰め質問攻めに遭ったのでしょう?」クスッ

ショチトル「珍しいもの見たさ、というのもあるだろうな。私は見た目が日本人ではないから」

海原「日本人ではない、というところではなく、可愛さに惹かれてではないですか?」

ショチトル「かっ、かわ…い!?」カァ

ショチトル(お兄ちゃんが可愛いって言ってくれたぁ)モジモジ

海原「…ショチトル、トイレの我慢はいけませんよ?」
305 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/15(火) 23:28:34.75 ID:2x3vIarwo
16252号「ピンポーン、とミサカは電気錠を開け、侵入した上でそう言います」

ショチトル「ミサカ!?なぜここに?」

16252号「変態ストーカーがいると通報を受けて、とミサカは説明します」

海原「おやおや、良くいらっしゃいました」

海原「とりあえずお掛けください。こちらのソファに。ええ」

16252号「では失礼します、とミサカは座ります」

海原「写真は何枚までOKでしょうか?」

ショチトル「おい、その質問は待て」
306 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/15(火) 23:29:09.27 ID:2x3vIarwo
ショチトル「大体、なんでこの場所がわかったんだ?」

16252号「ぎっくーん、とミサカは動揺します」

ショチトル「表情を変えてくれ、表情を」

海原「きっと僕への深い愛がセンサーとなっt」

ショチトル「ミサカの外見にしか興味がない屑は黙っていろ」キッ

海原「すみません……」

海原(今日のショチトルは怖いですねー。学校でストレスでもたまりましたか?)

16252号「お兄さんの行動を思い出せばすぐわかることではないですか、とミサカは説明します」

ショチトル「なるほど、把握した」

海原(御坂さんと同じ見た目の人がお兄さんって呼んでくれた!!)グッ
307 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/15(火) 23:29:44.07 ID:2x3vIarwo
ショチトル「で、用件は何だ?」

16252号「久々の再会だというのに、あまり感傷的にならないのですね、とミサカは若干不満げに言います」

ショチトル「そう長い間会わなかったということでもない気がするが」

16252号「端的に言うとこれを届けに来ました、とミサカは渡します」

ショチトル「…?何だこれは」

16252号「生活を拝見した限り、お二人には娯楽が足りないのです、とミサカは説明します」

ショチトル「ずっと見てたのか!?」

海原「どれどれ…。見て笑って悶えて〜怒涛の12時間スペシャル〜…?」

16252号「私のお気に入りの番組です、とミサカは自信あり気に言います」
308 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/15(火) 23:30:11.48 ID:2x3vIarwo
16252号「本当は他にもお勧めしたいものはたくさんあるのですが、まずはそのDVDで面白かった芸人をピックアップしてもらい」

16252号「その趣向に最適なDVDを次回に貸すという流れになります、とミサカは懇切丁寧に説明します」

ショチトル「どう足掻いても私たちにお笑いを見せたいのね…」

海原「ミサカさんにそういう趣味があるとは、甚だ意外ですね」

16252号「今MNWでは過去最高のお笑いブームなのです、とミサカはいきり立ちます」

ショチトル「それはマイブームと言っていいのか違うのか微妙だな」

海原「オリジナルである御坂さんはお笑いについてどう思っているのでしょうか?」

16252号「お姉様も大好きです、とミサカは耳寄り情報を口にします」

海原「有難く見させていただきます!!!」
309 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/15(火) 23:31:01.53 ID:2x3vIarwo
今日の投下はここまでです。

どこまで続くお話になるかはわかりませんが、お付き合いいただければと思います。
310 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/16(水) 00:25:00.28 ID:Di6P/mPho
乙です
311 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/16(水) 01:14:04.92 ID:AY+d8T6Go

海…エツァリ………
312 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/16(水) 19:54:32.28 ID:iOhuBC270

…英国の第三王女と騎士派のトップがこんなことしてていいんですかいいんです
313 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/18(金) 23:38:41.45 ID:f4YjYwZ6o
どうも、>>1です。
3日ほど開いてしまいましたが、続きを投下していこうと思います。

3〜4日に20レスほど、と解釈してもらえると有難いです。
広げていく癖に遅筆だから性質が悪いのですよw
314 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/18(金) 23:39:09.97 ID:f4YjYwZ6o
翌日なう

海原「いやぁ、昨日は遅くまではまってしまいましたね」コポコポ

ショチトル「ああ…。この国の笑いのレベルは高いな。祖国のソレが児戯に思えた」

海原「そうですね。はい、ショチトル。お茶です」コトッ

ショチトル「ありがとう」

ショチトル「ここに来るまで知らなかったこの飲み物を飲むのも、既に習慣になってしまったな」

海原「良い事ではありませんか」

海原「僕としては過程がどうであろうと、今ここにいることは結果的には良かったことだと思います」

海原「ショチトルとも一緒にいられることですしね」ニコッ

ショチトル「あっ、朝から恥ずかしいことを言うなっ!」
315 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/18(金) 23:39:40.12 ID:f4YjYwZ6o
海原「さて、そろそろ行きますよ。ショチトル」

ショチトル「ああ」ガチャリ

海原「常盤台に近いマンションで助かりますね。流石に学び屋の園内部とはいきませんが」

ショチトル「寮というものもあるらしいが、全寮制ではないのか?」

海原「どうなんでしょう…。少なくとも僕らが寮に入るわけにはいかないのでしょう」

海原「いつ暗部関連で襲われるかわかりませんし、アステカ関連も加えると尚更です」

ショチトル「一方先生が話をつけたのかな」

海原「あの人は意外なところでやさしいですからね、そうかもしれません」

海原「おや…?あれは……」
316 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/18(金) 23:40:13.41 ID:f4YjYwZ6o
美琴「だからぁ、名前で呼べっつってんでしょ!」

上条「無理無理無理だって!街中で放電するの、やめろよな!」

海原「おやおや、楽しそうではありませんか」スッ

上条「エツァリ!?そして黒曜石を出すなぁあ」

ショチトル「知り合いか?エツァリ」

海原「ええ。僕の暗殺対象です」

ショチトル「例の…?」ピクッ

上条「……そちらの方はどちら様で…」

海原「まさか僕の義妹にまで手を出す気ですか?」ピクピク

上条「”にまで”って何だよ。俺は万年フリーですよ?」

海原「……可哀想に…」チラッ

美琴「なんであんたが泣きそうなのよ…」
317 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/18(金) 23:40:56.79 ID:f4YjYwZ6o
美琴「ああ、そっちの子は編入してきた噂の子ね?」

ショチトル「あ、ああ…そうだが。噂になっているのか?」

美琴「一方通行のせいで噂好きな女子群に入っちゃってね…。そういう話が入ってきやすいの」

海原「御坂さんにお見知りおき頂けるなんて光栄ですね、ショチトル」

ショチトル「そういうものなのか?」

上条「この街で3番目にすごいらしいからな」

ショチトル「それはすごいな。是非ご教示いただきたい」

美琴「そ、そんな大それたものじゃないわよ」

上条「それもそうなんだけど、急がないと遅刻するぞ」

海原「そうですね。貴方と御坂さんが一緒にいた理由は後ほど問い詰めさせて貰いますね」

上条「…不幸だ……」
318 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/18(金) 23:42:45.35 ID:f4YjYwZ6o
常盤台なう

美琴「…と、別にあいつから聞き出すほどのことでもないのよ」

海原「そういうことでしたか。一安心しました」ニッコリ

ショチトル「エツァリ、お前は職員室だろう。私たちはこっちだから」

海原「ええ。ではまた1限目に」

海原「御坂さんの方にも担当を回してもらえれば良いのですが…」シュン

美琴「え、ええっ?別に教師としてじゃなくても会えるからいいじゃない」

海原「会っていただけると解釈してもいいんですか!?」

ショチトル「会うという形じゃなくてもいつも近くにはいるがな」ボソッ
319 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/18(金) 23:43:12.29 ID:f4YjYwZ6o
常盤台なう

美琴「…と、別にあいつから聞き出すほどのことでもないのよ」

海原「そういうことでしたか。一安心しました」ニッコリ

ショチトル「エツァリ、お前は職員室だろう。私たちはこっちだから」

海原「ええ。ではまた1限目に」

海原「御坂さんの方にも担当を回してもらえれば良いのですが…」シュン

美琴「え、ええっ?別に教師としてじゃなくても会えるからいいじゃない」

海原「会っていただけると解釈してもいいんですか!?」

ショチトル「会うという形じゃなくてもいつも近くにはいるがな」ボソッ
320 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/18(金) 23:43:48.30 ID:f4YjYwZ6o
常盤台なう

美琴「…と、別にあいつから聞き出すほどのことでもないのよ」

海原「そういうことでしたか。一安心しました」ニッコリ

ショチトル「エツァリ、お前は職員室だろう。私たちはこっちだから」

海原「ええ。ではまた1限目に」

海原「御坂さんの方にも担当を回してもらえれば良いのですが…」シュン

美琴「え、ええっ?別に教師としてじゃなくても会えるからいいじゃない」

海原「会っていただけると解釈してもいいんですか!?」

ショチトル「会うという形じゃなくてもいつも近くにはいるがな」ボソッ
321 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/18(金) 23:44:22.01 ID:f4YjYwZ6o
うわああ、多重すみませんorz
322 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/18(金) 23:45:11.32 ID:f4YjYwZ6o
職員室なう

理事長「待っていたぞ、偽息子よ」

海原「おやおや、どちら様でしょうか?」

一方「おせェぞォ。クソメルヘンがポカやってよォ、理事長にバレたんだわ」

海原(おやおや、確かこの顔の人間の祖父ですか)

理事長「貴様、擬態系の能力者か?AIMフィールドの解析を要求する!」

海原「やってみても良いですが、何も出てこないと思いますよ」

海原「一方通行に説明してもらえればわかるとは思いますが、僕が買われたのは家庭科の技量のみ」

海原「能力開発においても、また技術面での指導に関しても知識は皆無です」

理事長「そう言うと思ってな。すでに呼んであるのだ」フフフ

理事長「これで貴様の薄汚い正体は丸裸だ!入って来い!!」

滝壺「どうも」ガラッ
323 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/18(金) 23:46:32.87 ID:f4YjYwZ6o
海原(あれは確かアイテムの…)

海原「どうも。AIMフィールドの解析?というのはどういうものか存じかねるのですが」

滝壺「そこにいてくれるだけでいい。すぐに終わるよ」

理事長「さて、やりたまえ」

滝壺「うん」スッ

滝壺(やっぱりこの人、AIM拡散力場がない…。なんで暗部にいるんだろ?)

滝壺(あっ、でも浜面もそうだし、雑用なのかな?)

滝壺「…がんばってね、そんな貴方も私は応援してる」

理事長「結果はどうなんだ結果は!?」
324 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/18(金) 23:47:30.95 ID:f4YjYwZ6o
滝壺「この人はAIM拡散力場の放出はしていないし、他人からの干渉も受けてない」

滝壺「この人の顔は、正真正銘能力が関わっていないものだよ」

理事長「そ、そうか…。助かった、礼を言おう」

滝壺「大丈夫。絹旗が喜ぶ誕生日プレゼントが確保できて、こっちも助かったから」

一方「報酬はなンなンだァ?」

理事長「C級映画の製作だ」

海原「書き下ろしですか!?…一体いくらになるのやら」

理事長「貴様のせいの出費なんだがな?」ギロッ

海原「調べてくれとはお願いしていませんので」ニッコリ
325 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/18(金) 23:48:12.61 ID:f4YjYwZ6o
理事長「ふん。まぁいい。精々粉骨砕身の思いで働くことだな」ピシャッ

海原「誤解が解けたようで何よりです」

一方「面倒くせェじじィだったなァ」

垣根「……すまん」

海原「いたんですか!?…うわぁ、そんなに小さくなって…」

垣根「一方通行が本気で怒るんだもんよ。流石に冷蔵庫はトラウマになっててな」

海原「冷蔵庫?」

垣根「いや、こっちの話だ。気にしないでくれ」チラッ

一方「まァそンなにおびえてないで仲良くしようぜェ垣根くゥン!?」

垣根「ぎゃああああああああああ」
326 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/18(金) 23:49:03.70 ID:f4YjYwZ6o
一限なう

海原「今日から皆さんの家庭科を受け持つことになりました、エツァリと申します」

海原「ショチトル共々、よろしくお願いしますね」ニコッ

ショチトル「い、いきなりバラすな!!」

海原「はて、僕は何もバラしたつもりは無いのですが」

一同「くすくす」

ショチトル「くっ…」カァ

黒子「いつぞやのストーカーさんではありませんの」

海原「それは理事長のお孫さんではないですか?」

海原「僕と”よく似ている”らしいですから」シレッ
327 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/18(金) 23:49:45.78 ID:f4YjYwZ6o
海原「さて、色々スルーして授業に入りたいと思います」

海原「今日は烏賊とカボチャの炒め物を教えますね」

黒子「どこぞのレストランみたいな変な組み合わせですの」

海原「アナログ絵師がデジタル塗りに近づけ、デジタル絵師がアナログ塗りに近づけるように」

海原「異なる物に対して親和性を持たせようとするアプローチは常に進化と呼ばれます」

黒子「一理ありますけど、言いくるめられた感が否めませんの」

ショチトル「食べたことがあるが、割と悪くないものだったぞ」

黒子「もはや通い妻ならぬ通い夫レベル!?」

ショチトル「!?」カァァ
328 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/18(金) 23:50:44.91 ID:f4YjYwZ6o
海原「そろそろショチトルに怒られそうなので説明しておくと、ショチトルは義妹です」

海原「みなさんが思っている関係とは1mmほども接点がありませんので」ニッコリ

ショチトル「い、1mmも…」ズーン

黒子「ああ、鈍い方というのはどこにでもいらっしゃるのですわね」

湾内「え、えっと…。どうして落ち込んでいるのかはわかりかねますが、元気をお出しになってください!」

黒子「ここにもいましたの!!」

海原「では、料理を始めていくことにしましょう」

海原「まずは烏賊の内臓を魔術で取り除きます」スパパァ

黒子「ちょっと待ってくださいの!!!!」
329 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/18(金) 23:51:25.95 ID:f4YjYwZ6o
黒子「ちょっと、よくわからない術を使って行程を省くのはやめてくださいまし」

海原「おっと失礼。こちらではメジャーではないのですね」アセアセ

海原「ではもう一度」

黒子「その行程をやり直せと言っているのではなく、皆で真似できるやり方でお願いしますの!!」

海原「ああ、そういうことでしたか。では包丁を持ってくださいね」

ショチトル「な、なぜナイフがこんなに大量に…。私を殺す気なのか!?」

湾内「多分そんなことを考えていらっしゃる方は少ないと思いますわ」

ショチトル「少ないだけか!?少ないだけでいるのか!?」

海原「そう、ショチトルにとっては包丁の方がメジャーではなかったんですね」

海原「ショチトルは料理をしないので包丁は武器にしか見えないのです」

黒子「なんという兄妹ですの…」
330 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/18(金) 23:51:59.02 ID:f4YjYwZ6o
一限終了なう

黒子「本当に疲れましたの…。まぁ素晴らしいレシピを教わることはできましたが」

湾内「その通りですわ。まさかあの組み合わせがおいしくなるなんて!」

ショチトル「エツァリは…もぐもぐ…料理の腕は良いからな…もぐもぐ」

黒子「食べながらしゃべるのはお止めくださいの」

ショチトル「こぼさなければ怒られるものでもないだろう?」

黒子「本当にお国柄が違いますのね。この国でのお淑やかさのソレは厳しいですの」

ショチトル「元々お淑やかが売りではなかったからな」

黒子「この国、特にこの学校ではお淑やかさを鍛えていかないと」

黒子「大好きなお兄様に好かれるためにもそれがお勧めですの」

ショチトル「だ…っ!?」カァ
331 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/18(金) 23:52:34.92 ID:f4YjYwZ6o
お昼なう

ショチトル「家庭科の時間に食べ過ぎたみたいだな」

黒子「お腹、減っていませんの?」

ショチトル「ああ。残すのも悪いし、適当につまんでくれないか?」

湾内「ではお言葉に甘えて…」

黒子「では私も…」

湾内・黒子「おいしい(ですの)!」

黒子「これが家庭科教師の実力というわけですの…!?」

湾内「最早流石という言葉すら当てはまらない様な…。さも当然のように美味しい、という感じですわ」

ショチトル「喜ぶと思うから、本人に言ってやってくれ」

黒子「あの殿方が喜ぶのはお姉様のお褒めの言葉だけな気もしますの…」

ショチトル「…否めない」
332 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/18(金) 23:53:13.67 ID:f4YjYwZ6o
湾内「そういえば、今週末、お二人ともご予定はありますか?」

黒子「風紀委員の仕事が数件。あとはありませんの」

ショチトル「兄がストーキング行為に及ばないように監視する仕事がある」

黒子「やはり例の殿方ご本人でしたのね!!」

湾内「監視という名の体でずっと一緒にいらっしゃるのですね。素晴らしいですわ」

ショチトル「べ、別に…。たまたま結果的に一緒にいるだけで…」ゴニョゴニョ

黒子「お姉様とはまた違うタイプのツンデレということですのね」

湾内「ツンデレという単語の意味は存じ上げませんが、可愛らしいですわね」クスッ

ショチトル「うわあああああああ」ガラッ

黒子「あっ、逃げましたの」

湾内「ビクッとなるところがなんとも可愛らしいですわ」ゾクゾク
333 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/18(金) 23:53:42.25 ID:f4YjYwZ6o
ホームルームなう

一方「楽しいホームルームの時間だぞ三下共ォ!席につけェ」ガラッ

黒子「もうこのお決まりの台詞にも慣れてきましたの」

ショチトル「慣れというものは怖いな」

一方「えェとォ。そろそろ五月病患者が出てくる頃だと思うのでェ」

一方「サボり防止の為、休養には医師の診断書が必要らしいぞォ」

黒子「面倒ですわね、本当に」

湾内「元気でいれば問題ないことですわ」フンス

黒子「意外とタフですものね、湾内さんは」

一方「あと最近我が校の電撃姫様がよォ。街中でしょっちゅう放電してるらしーンだわ」

一方「コゲねェように注意すンのと、見つけたら止めやがれパンダァ」

黒子「また無茶な注文を」
334 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/18(金) 23:54:10.65 ID:f4YjYwZ6o
校門なう

絹旗「こちら絹旗。異常なし。おーばー」

浜面「オーバーも何も無線使ってねぇよ」

絹旗「超うるさいですね、浜面。こういうのは雰囲気なんですよ雰囲気」

浜面「はいはい、隣にいるんでもちろんこっちも異常なし。おーばーさーん」

麦野「誰がオバサンだってぇ!?」

浜面「しっ、声でかいぞ麦野。一応俺ら隠れてるんだからさ」

麦野「え?あ、ああ…。ごめん?」

絹旗「浜面、あんぱんを」

浜面「お前はおやつを我慢できない子供か!?まだ開始10分じゃねぇか」
335 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/18(金) 23:54:41.68 ID:f4YjYwZ6o
絹旗「超でてこないですねー」

浜面「常盤台に用があるとか言って出て行ったのは確か朝だろ?」

麦野「何の用か結局超気になるってわけよ」

絹旗「麦野、私とフレ/ンダのキャラを併用して被せようとしてこないでください。超ウザいです」

麦野「くっ…」

絹旗「そもそも2日連続でしかも、1日目は正当な理由を聞いていたものの」

絹旗「2日目は何の用事か言わずに出て行った」

麦野「つまりは?」

浜面「う…わ……。うわあああああああああああ」

浜面「滝壺おおおおおおおおおおおおおおおおおお」

絹旗「浜面、超うるさいんで死ぬか黙るかしてください」
336 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/18(金) 23:55:13.23 ID:f4YjYwZ6o
絹旗「あっ、超出てきましたよ」

麦野「男が一緒よ。一方通行ではないようだけど」

浜面「滝壺っぉおおおおおおおぅうううう」

絹旗「あの人は確かグループの…」

麦野「第三位のストーカー野郎ね」

絹旗「超そうみたいです」

浜面「ふう。なんだ、あいつなら問題ないな」

絹旗「立ち直りはやっ!!」

麦野「気持ち悪いところが女々しくて気持ち悪いところが男らしいわよね」

浜面「ぼろぼろのぬいぐるみ抱いてないと寝られない麦野に女々しいとか言われたくないしぃ」

麦野「っ!?」
337 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/18(金) 23:55:59.09 ID:f4YjYwZ6o
絹旗「あっ、こっち来ますよ、伏せて伏せて」

麦野「女がもう一人いるじゃない」

絹旗「私の調べではあれはストーカー男の超☆妹ってことになってますね」

麦野「何その☆は?」

浜面「どうでもいいだろ、つけるぞ」

絹旗「超了解です」

麦野「今日、私の扱いなんだかひどいわね…?」

絹旗「超気のせいです、いきますよ」

浜面「おい、大量に買い込んだあんぱんどうする気だ?」

絹旗「浜面が超持っていってください。力もちかっこいーなー」ボウヨミ

浜面「くそぉ。仕方ねぇな」
338 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/18(金) 23:56:30.10 ID:f4YjYwZ6o
海原「さっきからすごく視線を感じるのですが」

滝壺「…気のせい。だと、思う」

ショチトル「気のせいも何も結構大きな声でしゃべってるぞ、あいつら…」

海原「そうですねぇ。目的がショチトルなら制裁するところですが、そうでもなさそうです」

ショチトル「……そうか」プイッ

海原「おや、恋路を邪魔する粗忽者と思われそうですね」

海原「そういうときは静かに見守るとしましょうか」トオイメ

滝壺「それより、今日は泊まっていってもいいの?」

海原「問題ないでしょう。ね?ショチトル」

ショチトル「まぁ構わないんじゃないか?」
339 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/18(金) 23:56:57.08 ID:f4YjYwZ6o
麦野「……おい、今の…」

絹旗「超泊まるって言ってましたよ」

麦野・絹旗「男の家に」

浜面「」ブクブク

絹旗「ああっ、浜面が普段以上に超イカれた顔になってます!」

麦野「どうしようもなくなっちゃったわね、これは」

絹旗「まぁ超浜面ですから、放置しましょうか」

麦野「それよりどうするのよ?家まで付けていくの?」

絹旗「それも一興ですが、私は次のステップへ進みます」

麦野「?」
340 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/18(金) 23:58:03.84 ID:f4YjYwZ6o
今日はここまでです。

だんだんgdgdしてきた感も否めないので新しい展開にパッと移ってしまいたいと思います。
341 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/19(土) 00:24:04.09 ID:B6zM3vCAo

学び屋の園→学舎の園
がくしゃ で変換するといいよ!
342 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/19(土) 17:05:54.27 ID:ErJTOvto0

ショチトルはもうデレデレだろこれ
343 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/05(土) 22:15:27.72 ID:4tns40Tp0
まだ?
344 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(岩手県) [sage]:2011/03/24(木) 16:25:50.52 ID:uUfy3lgao
追いついた
345 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/03/29(火) 22:19:19.57 ID:ffHnnM6Ro
どうも、お久しぶりです。>>1です。

一ヶ月以上になってしまいますが、放置する羽目になり申し訳ないです。
出張と震災と色々厳しい日々を送っています…。

相変わらずの遅筆ですが、精力的に書いていきたいと思いますので
まだお付き合いいただける方はお付き合いください。
346 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/03/29(火) 22:19:53.00 ID:ffHnnM6Ro
黄泉川宅なう

一方「戻ったぞォ」

打ち止め「おかえりなさいってミサカはミサカは超タックルしてみる!」

一方「うおォ!?やめろクソガキィ」

打ち止め「今日は警備員のお仕事ないんだよねってミサカはミサカは確認してみる」

一方「…ねェなァ」

一方「予め言っておくがなァ?」

打ち止め「何?ってミサカはミサカはアナタの顔色を伺ってみる」

一方「俺はここンとこ休む間もなく教材作成、警備員の業務に追われてたンだ」

一方「賢い打ち止めちゃンなら何が言いたいかわかるなァ?」

打ち止め「お家で遊ぶって意味だねってミサカはミサカは即答してみる」

一方「30%くらいしか伝わってねェなァ」
347 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/03/29(火) 22:20:22.37 ID:ffHnnM6Ro
芳川「ねぇ、一方通行」

一方「何ですかァ?クソニートォ」ズズズ

芳川「そろそろ私も就職しようと思うの」

一方「ぶっはァああああ!?」ブー

一方「てめェ!!人がコーヒー飲ンでるのに妙なこと言うんじゃねェ!」

打ち止め「ちょっとかわいそうかもってミサカはミサカは芳川の方をみてみたり」

芳川「一方通行、貴方今常盤台の人事も担当しているそうね?」

一方「人事ってほどじゃねェよ。カスを切って使えるクズを入れてるだけですゥ」

芳川「私も使えるクズにはならないかしら?」

一方「あァ?」
348 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/03/29(火) 22:20:49.77 ID:ffHnnM6Ro
一方「てめェ、自分で教師は無理だとか諦めてたじゃねェか」

芳川「何も教師になるつもりなんてないわ」

一方「っつゥと?」

芳川「常盤台は寮があるわよね。そこの寮監よ」

一方「あそこには既に使えるクズがいますゥ」

芳川「打ち止め、ちょっと込み入った話になるから隣の部屋で遊んできなさい」

打ち止め「えっ、気になるってミサカはミサカは…」

一方「あとでたっぷり遊んでやるからよォ」

打ち止め「ほんと!?ってミサカはミサカは既に隣の部屋に猛ダッシュ」バタン
349 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/03/29(火) 22:24:39.40 ID:ffHnnM6Ro
一方「クソガキ追い払ったってことは、あいつに関係したことか」

芳川「ええ。いくら一方通行の立場が特殊とはいえ、打ち止めが入学したときを考えてごらんなさい」

芳川「本来全寮制である学校に、姉という設定の超電磁砲が入寮したのに妹は諸事情で入寮拒否」

芳川「そこの差は何であるか、どういう事情があるのか。探りを入れる生徒は少なくないはずよ」

一方「…一理あるが、クソ共が探りいれたところで尾ひれ掴めるようなセキュリティレベルじゃねェだろォ」

芳川「そうとも言えないのよね」スッ

一方「学園都市伝説だァ?」

芳川「これの…135項目を見て」

一方「”常盤台のエースには大量の妹が!?”だとォ…?」

芳川「確信には迫っていなくても、好奇心旺盛な生徒を突き動かす材料程度にはなるのよ」
350 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/03/29(火) 22:29:52.92 ID:ffHnnM6Ro
一方「話はわかったァ。ンで打ち止めは入寮させる方向でいくとして」

芳川「その監視・保護役が私。悪くない案だとは思うけど?」

一方「いいだろォ。カスなりに考えた策だ。評価してやる」

芳川「あら、それは褒め言葉なのかしら」

一方「アホ言ってンじゃねェ。ンじゃあ明日から寮監なァ」

芳川「現存する寮監はどうするの?」

一方「ツイン寮監ってェのも悪くねェだろォ」

芳川「ふふふ、馬が合う人ならいいわね」
351 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/03/29(火) 22:33:49.97 ID:ffHnnM6Ro
翌日なう

一方「というわけでェ、このクソニートが今日からここで働くことになりましたァ」

寮監「…どういう訳だ?」

一方「だからというわけっつってンだろ」

寮監「その部分を全部省略した上でその発言とはな」

寮監「学園都市最強とは聞いていたが、少し灸を据えてやるのも必要か…?」ゴゴゴ

一方「ほォ…?能力開発にも携わってない三下が俺に挑戦すンのかァ?」

芳川「私の為に争わないで頂戴」ハラリ

寮監「……おい、一方通行。こいつを先に潰してから、というのはどうだ?」

一方「気が合うなァ。丁度俺もそう思ってたところだ」

芳川「あらあら、これは困ったわね」
352 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/03/29(火) 22:37:25.01 ID:ffHnnM6Ro
寮監「では早速寮監の仕事の説明に移ろう」

芳川「ええ、お願いするわ」

寮監(なんでこの女…私の攻撃をいともたやすく避けられたんだ…?)

寮監「まぁいい」

芳川「思考の破片を口に出さないで貰いたいわね」

寮監「まず一に。寮内の風紀を乱すものへの粛清…これは門限厳守も当てはまるが」

寮監「常盤台は知ってのとおり、レベル3以上の能力者集団だ」

寮監「無能力者である我々に対して能力を行使して反抗を行う恐れもある」

寮監「各能力への対応はきっちり自分の中で練り上げ、どんな能力者にも冷静に対応できるようにすることだ」

芳川「了解したわ」
353 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/03/29(火) 22:39:31.04 ID:ffHnnM6Ro
寮監「二つ目は寮内への持ち込み物品の検閲だ」

寮監「怪しげな物品は即、査問に掛ける」

寮監「ただしプライバシーの侵害の危険性が高いので、”現行犯”しか取り締まれないのが痛いところだ」

芳川「メインの仕事ではないということね」

寮監「そうなるな。あとは寮内の清掃などの管理だな」

寮監「こちらは生徒たちが登校している時間中に済ませておく」

芳川「つまり私は寝て起きてを繰り返せばいい…ということね?」

寮監「どうしてそうなった!?」
354 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/03/29(火) 22:40:30.34 ID:ffHnnM6Ro
芳川「今まで貴方が1人でこなしてきたことじゃない。何ら変わりは無いわ」

寮監「そ、それはそうだが…。同じ役職を冠しておきながらその差は認められん」

芳川「私が手伝っても良いのだけども…。逆に時間が掛かることは目に見えているわ」

芳川「それでも良ければお手伝いさせて頂くけれど、どうかしら?」

寮監「…私が一人でやろう…」

芳川「そう?貴方がそう言うのならば、お言葉に甘えさせていただくとしようかしら」

寮監(この私が…押されているだと…!?)

寮監「その代わりに貴様にh」

芳川「仮にもお嬢様の教育係として寮監という職についているのだから、言葉遣いは丁寧にしないと」

芳川「私のことは桔梗って呼んで貰って構わないから。寮監さま?」

寮監「…ズルいぞ、それは」グググ
355 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/03/29(火) 22:42:30.51 ID:ffHnnM6Ro
寮巡回なう

芳川「今日は平日だったのね。生徒が誰もいないわ」

寮監「一体今までどういう生活をしてきたんだ…?」

芳川「そうね…。大学を卒業し、教師を目指し、研究所に入り、潰され、撃たれ…」

芳川「あら、結構壮絶な人生を送っているのね、私」

寮監(一方通行め、意味のわからない人物を送り込んできやがって…)

芳川「基本的に私は遺伝子の研究が主よ」

芳川「次いで学習装置、人格形成などなど研究所に必要だった知識は一通り取り揃えてるわ」

寮監「ならば生徒達との交流は芳川に任せよう」

芳川「桔梗でいいって言ったのに」
356 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/03/29(火) 22:45:22.70 ID:ffHnnM6Ro
寮監「私はこの性格故に、生徒達とのフレンドシップなど取ることはできん」

寮監「厳しく生徒を戒める、それだけの存在なんだ。私は」

芳川「なんだか寂しい話ではあるけれど、生徒達のためを思ってのことなのよね?」

寮監「……ああ…」

芳川「貴方が外側から、か…それなら私は内側から生徒を戒めましょう」

芳川(本来の目的に一番近づける役割は、そこでしょうしね…)

寮監「後で問題児のリストを渡しておこう。そこにはよく注意して巡回するように」

芳川「問題児?」

寮監「レベル5であったり、性格に難があったりという生徒だ」

寮監「扱いは難しいが、この学校の生徒は比較的楽な人種が多くて助かるものだ」

芳川「良い子が多い、って素直に言えばいいのに」
357 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/03/29(火) 22:46:39.81 ID:ffHnnM6Ro
今日はここまでで。

また2〜3日くらい間隔でちびちびと書いていきます。
358 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2011/03/29(火) 23:02:13.60 ID:s7h5fcqTo
おつおつ

>芳川「つまり私は寝て起きてを繰り返せばいい…ということね?」
さすが歪みねぇ
359 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸) [sage]:2011/03/30(水) 01:17:50.51 ID:bmKfM8lAO
まってるよ
360 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/03/30(水) 02:31:59.13 ID:nmFOVoCMo
おお、これは新しい!
乙!
361 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/03/30(水) 04:19:18.49 ID:c12Hx+cy0
とっても面白かったんだよ!
次も期待して待ってるんだよ!
362 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/03/30(水) 16:37:27.74 ID:0lqF5YQWo
乙乙!待ってた!
次も待ってるよ
363 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/03/30(水) 21:49:19.88 ID:71I6FqLWo
どうも、>>1です。
2〜3日間隔とか言いながらエンディングが見えた!と思った途端加速できたんで、
1日10レスくらい投下できるかもしれません。

あと30〜40レスで完結予定です。
それでは投下していきます。
364 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/03/30(水) 21:50:09.95 ID:71I6FqLWo
常盤台なう

一方「はァい、じゃあHR終わりなァ」

一方「あ、あと今日から寮監が2人になりまァす」

黒子「どういうことですの?」

一方「はァ?お前頭悪ィなァ。1+1もできねェの?」

黒子「そういう意味ではなく!!」

湾内「新しい寮監様、楽しみですわー」

一方「ほォらパンダ、てめェも湾内さンくらい素直に喜んでみろっつゥの」

黒子「あ、新しい寮監様、楽しみですのー」

一方「きもィ」

黒子「」
365 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/03/30(水) 21:50:58.80 ID:71I6FqLWo
昼休みなう

黒子「先ほどの休み時間からずっと噂されていますけれど、新しい寮監様ってどんな方だと思いますの?」

湾内「そうですね…。今までの寮監様とは違って、温和な方だと嬉しい、という気持ちはありますわね」

湾内「一緒にお茶を嗜んだりできたら、尚素晴らしいと思いますわ」

黒子「私の中の”寮監”というイメージが直接あのお方ですから、想像がつきませんの」

湾内「正直申し上げると、私もだったりしますわ」フフフ

黒子「最近のお姉様の”素行”も許してくださる寮監様なら良いのですが」

湾内「白井さんはあの殿方との交際を認めていなかったのではないのですか?」

黒子「交際などとは思っていませんの。飽・く・ま・で、一緒に登下校をするだけの仲、と」

湾内(それってもう交際とも言えるのではないでしょうか…)
366 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/03/30(水) 21:52:13.63 ID:71I6FqLWo
職員室なう

垣根「へぇ…一方通行がそんな気ぃ回すなんて、珍しいじゃねぇか」

一方「気まぐれだァ。暇つぶしとも言うな」

海原「それよりお二人とも、聞いてください。教員という立場を利用して御坂さんの料理を!!」

垣根「懲りねぇなぁ、お前」

一方「どうせパンダ経由だろォ?」

海原「いえ、彼女は僕に対して敵意を持っているようですので」

海原「ちゃんと本人から頂きましたよ。失礼ですねあなた方は」

一方「何号ちゃンだァ?」

海原「16252号さんです!」キラーン

一方「…それ本人って言うのかァ?」
367 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/03/30(水) 21:54:46.38 ID:71I6FqLWo
垣根「なんとか号とか、珍しい渾名つけてるんだな」

一方「あァ、全く以って珍しいだろォ」

海原(ああ、この方はレベル5なのに馬鹿なのですね)

海原「僕としてはとても愛着を持っているのですがね」

一方「てめェが愛着を持ってるのはあの”遺伝子”だろォが」

垣根「??」

一方「あァ、クソメルヘン。お前は来年知ればいいンだ」

垣根「よくわからんが、楽しみにしておく」

海原「ええ、僕も楽しみで仕方がないのですよ」

一方「お前が言うと犯罪臭がするンでやめてくださァい」
368 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/03/30(水) 21:56:29.97 ID:71I6FqLWo
寮なう

寮監「皆、集まったか?」

生徒達「はい、寮監様」

芳川「それじゃあ自己紹介でもしましょうかしら」

芳川「噂にはなっているかもしれないけど、私が今日からこの寮の2人目の寮監よ」

芳川「どうぞよろしく」

生徒達「よろしくお願いいたします」

芳川(すごく躾の行き届いている学校みたいね…。安心したわ)

芳川(この立ち振る舞いがこの寮監の前のみのものである可能性も否めないけれど…)

寮監「これからは私と同等の権限・義務を有する人間だ」

寮監「その辺りを頭に入れた上でのスキンシップであれば、私よりは図りやすいだろう」

黒子「寮監様と同レベルな人は相当レアだと思いますの…」
369 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/03/30(水) 22:00:20.51 ID:71I6FqLWo
生徒A「では元々は研究職の方でしたのね!」

生徒B「素晴らしいですわ」

芳川「そんなことはないわよ」

芳川「研究室で大きなトラブルを抱えてしまって、退職した人間だもの」

芳川「褒められたものではないわ」

生徒A「そうなのですか…」

生徒B「お辛かったでしょう」

黒子「…随分人気がおありのようですの。人ごみに入っていけませんの」

湾内「そうですわね」
370 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/03/30(水) 22:03:53.00 ID:71I6FqLWo
芳川「あ、そこのツインテールのお嬢さん」

黒子(私…ではないですわよね、きっと)

芳川「そこの…背の小さいツインテールのお嬢さん」

黒子「……」

湾内「あの…白井さん…?多分あn」

黒子「私にもプライドがありますの」キリッ

湾内(なんで意地を張っているのでしょう…?)

芳川「そこのパンダのお嬢さん」

黒子「パンダじゃありませんの!!!」
371 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/03/30(水) 22:04:24.14 ID:71I6FqLWo
芳川(一方通行の言ってた通りだわ、やっぱりこの名前だとすぐ反応する)

芳川「ちょっとお話があるのだけれど、いいかしら?」

黒子「ええ、いいですけれど、周りの生徒を除けてからにしませんの?」

芳川「いえ、丁度良いし、貴女のお部屋にお邪魔してもいいかしら」

黒子「……お姉様にお聞きしないとわかりませんの」

芳川「みんな、ごめんなさいね。ちょっと白井さんに用があるから」

芳川「後で寮を巡回するから、その時にお話しましょう」スイッ

黒子(この異様なほどの身のこなしが気になりますの)

湾内「それでは私も失礼しますわ」

黒子「ええ、また明日ですの」
372 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/03/30(水) 22:05:48.65 ID:71I6FqLWo
今日はこの辺りまでで。

明日、明後日くらいで完結できたら、と思います。
長い期間開いたにも関わらず読んでくださった方々、有難うございます。
373 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/03/30(水) 22:07:40.26 ID:QaS4rbsa0

黒子は相変わらずいじられキャラだなあHAHAHA
374 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/04/02(土) 00:42:20.82 ID:d+Jnrw2Po
どうも、>>1です。
今日完結予定だったのですが、おそらくあと1日分ほどですかね。

ぬるりと投下していきます
375 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/04/02(土) 00:42:47.93 ID:d+Jnrw2Po
黒子・御坂部屋なう

芳川「御坂さんは、いないみたいね」

黒子「そうですわね」

黒子「私ではなくお姉様に御用がおありなのでしょう?」

芳川「あら、ばれてしまっているのね」

黒子「風紀委員でも研究職の方との接点はあまりありませんの」

黒子「対してお姉様はレベル5として研究に大きな貢献をされていますの」

芳川「ご明察ね」

芳川「流石はレベル4の頭脳の持ち主というわけね」

黒子「…褒められている気がしませんの」
376 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/04/02(土) 00:43:18.13 ID:d+Jnrw2Po
御坂「ただいまー…。ってアンタ!?」

黒子「おかえりなさいませお姉様」

芳川「芳川桔梗。打ち止めの保護者Bよ」

黒子「そして今日から2人目の寮監様ですわ」

御坂「あー…。噂では知ってたけど、やっぱりそうなんだ」

芳川「お話がしたいのだけれど、白井さんが居ても構わないかしら?」

御坂「…ええ、大丈夫よ」

御坂(ここで追い払ったら後からしつこく聞きだされるだけでしょーが)

黒子(お姉様の知らない一面が今明らかに!今…ッ!!)

芳川(すごい邪念を感じるわ…)
377 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/04/02(土) 00:43:55.99 ID:d+Jnrw2Po
芳川「一方通行は打ち止めを常盤台に入学させようとしているわ」

芳川「そうね…貴女が卒業する来年辺りになるかしらね」

御坂「それは構わないけど」

黒子「先ほどから仰っていましたけれど、ラストオーダーというのは…?」

芳川「御坂さんの妹に当たる子よ」

黒子「えっ…?でもお姉様のご家族は…」

御坂「妹なの。おーけー?」ズイッ

黒子「え、ええ。わかりましたのっ」

黒子(お姉様の顔がこんなにも近くに!)ハァハァ
378 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/04/02(土) 00:44:33.35 ID:d+Jnrw2Po
芳川「それであの子に確認テストと称して家で全国模試を受けさせてみたのよ」

芳川「今年の小学六年生のテストになるのだけど」スッ

御坂「こ、これは…!」

芳川「ええ、どうみても全教科満点でしょう?」

芳川「正確に時間を計測していなかったとはいえ、大幅に試験時間を越えてはいなかったと思うわ」

御坂「大体レベル3くらいの能力と知力だったと記憶してますけど」

御坂「あー…カンニング…?」

黒子(お家で受けたのにカンニング…?どういうことですの??)

芳川「電波が一切通らないようにジャミングを入れた上で行ったわ」

芳川「そもそもカンニングは一度やって一方通行にこっぴどく叱られているからね」

芳川「あの子は二度同じ過ちをする子ではないわ」
379 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/04/02(土) 00:45:18.36 ID:d+Jnrw2Po
芳川「あの子の成長過程が他の子達と違うということも一因だろうけど」

御坂(上手い誤魔化し方をした台詞ね…)

芳川「何れにせよ、超能力者に昇華できる可能性を秘めていると私は感じているわ」

御坂「能力の訓練自体もきちんとこなして行かないと知力が上がってもレベルは上がらないわ」

御坂「そこは、自分が経験済みだから…」

芳川「身近にいる人物が一方通行よ?」

芳川「全くの別系統の能力とはいえ、能力発現のプロセスの解説から実践応用の方法の思索」

芳川「さらには練習相手も務められる最高の教師よ」

御坂「…ちょっと環境が良過ぎるわね」

芳川「飽くまで一方通行は自衛の為に学ばせているけどね」

芳川「そんなこと必要になる前に面倒事は俺がぶっ潰してやンよ、だそうよ」

御坂「頼もしい限りね」
380 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/04/02(土) 00:45:47.19 ID:d+Jnrw2Po
芳川「そういうわけだから、貴女も鍛え上げておかないとあの子に抜かれてしまうわよ」

御坂「肝に銘じておくわね」

黒子「八人目の超能力者が生まれようとしているわけですの」

御坂「複雑な気分ね」

芳川「そうなったら純粋に祝ってあげればいいじゃない」

芳川「二人目の電気使いの超能力者よ」

御坂「…そうかも、ね」

芳川「それじゃあ私は失礼するわ。これから寮内を巡回しないと」

黒子「いってらっしゃいですの」

芳川「ええ。白井さんもまた今度」バタン
381 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/04/02(土) 00:46:14.37 ID:d+Jnrw2Po
御坂「いやー…。ちょっと緊張するわね、あの人」

黒子「元研究員だそうですの。そのせいか異様な空気を纏ってますの」

御坂「それもあるんだけどさぁ」

御坂(あの人が居なかったら、シスターズは生まれてこなかったわけで)

御坂(遺伝子的直接的母親は私になると思うけど、あの人もシスターズの母親なのよね…)

御坂「そう思うと、ちょっと、ね」

黒子「そう…?」

御坂「なんでもないわ、こっちの話」

黒子「気になりますの…」
382 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/04/02(土) 00:46:40.58 ID:d+Jnrw2Po
寮監室なう

芳川「ふー。全箇所回ってきたわ」

寮監「ご苦労。茶を用意してあるので、飲むといい」

芳川「有難く頂くわ」

寮監「基本的に寮監は一人の世襲制だったのだ」

寮監「つまりは寮監用の部屋も、一室しか用意されていない」

芳川「別に構わないわ。私は通いでもいいし、相部屋でも構わない」

芳川「選択権は先住民である貴女にあるわ。どうするの…?」

寮監「そうだな……」

寮監「一方通行には監視役も必要だろう。奴は危険な存在だ」

芳川「そんな危険でもないけど。最近は特に、ね」

芳川「でも通いということでいいのかしら」

寮監「それで頼む」
383 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/04/02(土) 00:47:23.97 ID:d+Jnrw2Po
黄泉川宅なう

芳川「ただいまー」

黄泉川「桔梗じゃん。今日から寮監じゃなかったじゃんよ?」

芳川「ええ、そうなのだけれど、寮監用のスペースは一室しかないらしいの」

打ち止め「追い出されたんだねってミサカはミサカは小悪魔的ににやりとしてみる!」

一方「やめとけェ。ニートが久々に働いたんだ、メンタルも弱ってるだろォ」

芳川「働くことがこんなに楽しいとは思わなかったわ」

一方「!?」ゴフッゴホッ

打ち止め「あわわ、芳川がおかしくなっちゃったってミサカはミサカは狼狽してみたり!?」

黄泉川「ひどい扱いじゃんよ……」
384 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/04/02(土) 00:48:17.67 ID:d+Jnrw2Po
一方「…まァいい、さっさと風呂入ンぞ」

打ち止め「ミサカも一緒に入る!ってミサカはミサカはアナタの服を掴んでみたり」

一方「はィはィ。勝手にしろよもう」

芳川「これ内心歓喜してるってことでいいのよね?」

黄泉川「違いないじゃん」

一方「…お前ェら、世にも珍しい死体にして川に浮かべられてェようだなァ…」

打ち止め「ねーねー早く入ろうよってミサカはミサカは催促してみる」

一方「わーッたようッせェ」

黄泉川「実際問題肉体年齢11歳でお風呂にご一緒はどうかと思うじゃん」

芳川「いいんじゃない?その…平坦だし」

打ち止め「あ、ちょっとカチンときたってミサカはミサカは…」

一方「クソガキィ、入ンならさっさとこい!」
385 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/04/02(土) 00:48:56.11 ID:d+Jnrw2Po
休日なう

一方「今日は警備員の仕事も、教員の仕事も済んでる」

一方「意味はわかるな?打ち止めァ…」

打ち止め「今日は一日デートだね!ってミサカはミサカは元気に答えてみる」

一方「全然わかってねェェええええ!!」

一方「ヒントをやろォ。俺は日頃疲れていますゥ」

打ち止め「え、えっちなことはだめなのってミサカはミサカは…」

一方「どうしてそうなった」

黄泉川「それじゃあ私と桔梗はちょっと出てくるじゃん」

芳川「帰りは遅くなるから、ご飯も済ませておいてね」

黄泉川「カップラーメンはご法度じゃんねー」バタム
386 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/04/02(土) 00:49:58.37 ID:d+Jnrw2Po
一方「いいか、これが超電磁砲の使う技の発動プロセスだ」バサッ

打ち止め「ふむふむってミサカはミサカは用意された資料に目を通してみる」

一方「同じ系統の能力を有するクソガキはまずあいつのコピーをすることからだ」

一方「その上でクソガキしかない能力が備わっていけば、それはより強力になっていく」

打ち止め「お休みなのにちゃんとこういうことはしてくれるのねってミサカはミサカは感動してみたり」

一方「うっせェ。超電磁砲は必殺技のようでいて脆弱性も多い」

一方「俺ァ技の全てが必殺技だからいいとしてよ、電気使いなら必殺技を3つは持て」

打ち止め「わかりました先生ってミサカはミサカは敬礼してみる」

一方「ンじゃあまずは電力を安定させるとこからなァ」

一方「お前の電気供給で一時間電子レンジ動かして来い」

打ち止め「超スパルタ!?ってミサカはミサカは愕然としてみるぅううう」
387 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/04/02(土) 00:50:36.80 ID:d+Jnrw2Po
【シスコン?】エツァリスレ part.87【ストーカー】
1:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka16252
 語れ

85:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka18022
 で、結局シスコンなの?

86:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka16252
 毎日家の外で張り込んでるけど、如何わしい様子はない

87:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka14510
 暇人乙www
 まぁ漏れら基本ニートだけどな

88:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka10039
 >>87
 ニート乙。
 漏れはアルバイトして世間に貢献してっから

89:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka20001
 >>88
 フリーター乙。
 もうすぐ学生って職業に就けるミサカが一番の出世頭だね!

90:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka10032
 おいゆとりがきたぞなんとかしろ

91:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka16252
 春休みだからな…

92:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka14510
 >>91
 春休みではねーよwww
388 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/04/02(土) 00:51:33.47 ID:d+Jnrw2Po
エツァリ宅なう

海原「いやぁ、常盤台の生徒さんは皆優秀ですね」

海原「1回の授業で2レシピもこなせてしまうとは思いませんでした」

ショチトル「私も優秀だぞ」ヘヘン

海原「ええ、ショチトルも良く頑張っています」ナデナデ

ショチトル「う、うわっ!いきなり何をする!?」

海原「えっ…と…嫌でしたか」シュン

ショチトル(やばいシュンとしてるおにいちゃんかわいいよぉ)

ショチトル「べ、別に…いきなりだったからその…驚いただけだ」

海原「事前に宣言しておくようなものでしょうか?」

ショチトル「不意打ちはダメだと言っているんだ!」
389 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/04/02(土) 00:52:34.54 ID:d+Jnrw2Po
エツァリ宅付近なう

16252号「くっ…。色々攻めてみても靡かない理由はこれですか…」

16252号(やはり外見がお姉様と似ているだけでは…)

16252号「いや、これではミサカがあの変態ストーカーに気があると思われてしまいます」

16252号「平静を保たなくては…」

14510号「こんばんは、とミサカは独り言を全て聞き終えた後で挨拶します」

16252号「ネットワークに流すのですね、覚悟はできましたとミサカはキリッといいます」

14510号「いえ、余りに異端なので誰も信じないでしょうとミサカはため息をつきます」

16252号「そうですか、とミサカは安堵します」

14510号「それにまだ確定事項ではないようですし」
390 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/04/02(土) 00:53:33.56 ID:d+Jnrw2Po
海原(おやおや、気配が二つに増えましたね)

ショチトル「今日もお笑いDVDとやらを見て寝るのか?」

海原「それも良いですが…ちょっと今日は新料理の開発でもしようと思いましてね」

ショチトル「授業用にか?」

海原「それも良いのですが、実は一方通行宅にお呼ばれしていましてね」

海原「炊飯器料理にも飽きてきたから作りに来い、と…」

ショチトル「あの良く分からない教師にか……」

海原「ええ、彼には本職でもよくお世話になっていますしね」

ショチトル「…そっちはもうやらないのだろう?」

海原「そうなりますね。何せ原作設定が追いつきましたから」

ショチトル「原作設定?」

海原「何でもありません、大人の事情です」ニッコリ
391 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/04/02(土) 00:54:51.68 ID:d+Jnrw2Po
ショチトル「それにしても、滝壺は面白い人間だった」

海原「そうですねぇ。他人との深い交流を好まないショチトルが泊まりを認めたほどですし」

ショチトル「次はいつ会えるかな…」

海原「メアド交換とかはしなかったのですか?」

ショチトル「…私が携帯を持っていないのは既知の事実だと思うんだが」

海原「これは失敬。そうでしたね」

海原「丁度良いですし、明日あたり携帯の契約にいきましょうか」

ショチトル「本当か!」ガタッ

海原「ええ、持っていないと不便なことも多いでしょう?」

海原「それに…」
392 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/04/02(土) 00:55:36.64 ID:d+Jnrw2Po
翌日・商店街なう

海原「さてと。では決めましょうか」

ショチトル「この近辺だけで5件ほど携帯ショップがあるぞ!」

海原「ええ。ここは所謂激戦区ですからね」

海原「僕の携帯はあーうーという会社なんですが、ショチトルはどうしますか?」

ショチトル「会社ごとの違いがわからない」

海原「家族で同じ会社に入っているとメリットが多い会社が殆どですね」

ショチトル「ならば私もあーうーにしよう」

海原「割とあっさり決めるんですね」

ショチトル「ま、まぁな…」

ショチトル(お揃い!お揃い!)
393 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/04/02(土) 00:56:50.42 ID:d+Jnrw2Po
ショチトル「で、機種というものを選べばいいのか?」

海原「そうなります。現行商品だけでも100近くの機種がありますねー」

御坂「あっ、エツァリ先生じゃない。奇遇ね」

海原「こ、これは御坂さん!!!」

ショチトル(むぅ)

海原「こんなところで今日は…ああ、お買い物ですね!?」

御坂「え、ええ…。買い物だけど。(何でこんなテンション高いのこの人?)」

海原「僕h」

ショチトル「エツァリ!!選ぶのを手伝え!!」

御坂「あー…。噂の妹さん?」

ショチトル「…そうだが。何と噂になっているのだ」
394 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/04/02(土) 00:57:30.55 ID:d+Jnrw2Po
御坂「ええーっ…。ここで言っていいの?」

ショチトル「気になるだろう」

御坂「ほんといいのね?」

ショチトル「アステカの神に誓って二言はない!!」

海原(そんな軽々しく誓わないでくださいね…)

御坂「じゃあ、言うけど」

ショチトル「うむ!」

海原(何かすごく良くない予感がします。早めに逃亡の準備をしておきますかね…)

御坂「エツァリお兄ちゃんにべた惚れな妹ちゃん…ってね」

ショチトル「!?」カァ
395 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/04/02(土) 00:57:56.90 ID:d+Jnrw2Po
ショチトル(な、なんでそういう噂が!?)

ショチトル「そんなことはない!事実無根だ!」

御坂「だからただの噂っていうか…」

ショチトル(で、でもそれを聞いてエツァリが私を意識したり…)

ショチトル「ってそんなこと!!」

御坂「え?」

ショチトル「い、いや違ってだな…」

御坂「ほら、常盤台って女の子だけでしょ?」

御坂「だからこう、男女の話には脚色されて出回る噂が多いっていうか…」

ショチトル「脚色などではない!!!」

御坂「」

海原「おやおや、随分と混乱しているようですね」ニッコリ
396 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/04/02(土) 00:59:22.34 ID:d+Jnrw2Po
ショチトル「とにかく、あらぬ話だ!」

御坂「そ、そうみたいね。わかったわ」

海原「どうやらショチトルが何か興奮しているようなので、僕達は失礼しますね」

御坂「あ、そうだ。16252号がよくそっちに遊びに行ってるらしいわね」

御坂「変わった子だけど、仲良くしてあげてね」

海原(ほとんど顔を見せにきたことはありませんけどね)

海原「了解しました」

ショチトル「う……」

海原「はいはい、行きましょうね、ショチトル」

ショチトル「う、うん…」

御坂(なんで私の周りはこう変わった子ばかりなんだろう…)
397 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/04/02(土) 01:00:07.18 ID:d+Jnrw2Po
今日はここまでです。

明日か明後日くらいに完結すると思いますので、宜しかったら御覧ください。
398 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/02(土) 01:02:21.22 ID:O/5CAwFWo

もう終わりが近いのか…
399 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/04/02(土) 03:07:14.55 ID:AV4U10TMo
おっつ

>>381の理論で言うと天井くンが父親か…
400 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/04/03(日) 00:33:10.30 ID:mYrH0brjo
どうも、>>1です。
いつもながら投下させてもらおうと思います。

今日が最終話になります。
401 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/04/03(日) 00:33:36.56 ID:mYrH0brjo
浜面家なう

浜面「」ポケーッ

絹旗「これは…想像以上にひどいですね」

麦野「あれからどんだけ経ったと思ってるのよ…」

絹旗「そこが超問題なんだと思いますよ」

絹旗「二週間ほど経ちますけど、滝壺は超顔を出しませんし」

麦野「ここまでショック受けてるの見ると、面白いわね」ニヤニヤ

絹旗「超ドSですね、麦野…」

麦野「丸くなったつもりよ。割と」

浜面「もう…だめだ……ッ」

絹旗・麦野「!?」
402 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/04/03(日) 00:34:08.89 ID:mYrH0brjo
浜面「決めたぜ!俺は滝壺の家に突撃する!!」ガバッ

絹旗「二週間も抜け殻だったカス面が超起動しました」

麦野「いきなり何なの?キモいんですけど」

絹旗「通い詰めて看病(?)してた人が今さら何を」ププッ

麦野「なッ!?」カァ

浜面「うぉ!?お前ら何でここに!?」

麦野「…存在にすら気付かれてなかったみたいだけど」

絹旗「浜面のくせに…超浜面のくせに…っ!」

浜面「その…何ていうか、ごめんなさい?」
403 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/04/03(日) 00:34:36.44 ID:mYrH0brjo
滝壺宅前なう

浜面「正攻法じゃあいかないのは分かってる」

麦野「どうするっつーのよ」

絹旗「途端に機嫌悪いですね、どうしたんですか麦野?更年期ですか?」

麦野「うッせぇっつーのよ、殺すわよ?」

絹旗「これは超怖いですね」

浜面「とりあえずインターホンを鳴らす!!」

絹旗「超正攻法ですね」

麦野「そうね…つまらない男だわ、浜面」

浜面「んで、出てくれなかったら麦野。頼む」

麦野「何をよ?」

浜面「ドアを…溶かしてくれ☆」

絹旗・麦野「」
404 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/04/03(日) 00:35:03.43 ID:mYrH0brjo
浜面「いくぞ…」ピンポーン

絹旗「出ますかね…?」

麦野「出ない…んじゃない?」ドキドキ

〜5分経過〜

浜面「…よし、麦野頼む」

麦野「…いくわよ」ドシューン

浜面「おじゃましまーす」

絹旗(ふっ切れた男のすることは超怖いです…)

浜面「いねぇみたいだな」

麦野「ちょっと遅かったみたいね。少し前までここにいたような痕跡があるわ」
405 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/04/03(日) 00:35:31.79 ID:mYrH0brjo
絹旗「まさか…とは思いますが、AIMストーカーを使っての逃亡…?」

麦野「浜面の能力はカスすぎて探知できないんじゃなかったっけ?」

浜面「か…す……」

絹旗「浜面の近くに常にレベル4と5がいると仮定しての行動なら何ら不思議はないですね」

麦野「私らをターゲティングして、か」

浜面「そこまで本気で避けられたら…」ズーン

絹旗「ま、まだわからないですよ!超偶然かもしれません!!」

麦野(突き落とした張本人がフォローって…)

浜面「もう疲れちゃったな…」
406 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/04/03(日) 00:36:06.35 ID:mYrH0brjo
黄泉川宅なう

黄泉川「ふーぃ。今日も疲れたじゃん」

一方「まァ、クソみてェだった治安も随分落ち着いてきたなァ」

黄泉川「そりゃそうじゃん」

黄泉川「一方通行による『闇』の解体、アンチスキルの解散」

一方「地下のドブネズミ共はまた活動し始めやがったなァ」

黄泉川「また潰せばいいじゃん」

一方「もちろンだ。俺の目を掻い潜って跋扈できると思ってェンなら」

一方「お仕置きしねェとなァ…?」

黄泉川「ふふっ。頼もしいパパじゃん」

一方「そう、その件で問題が発生したンだ」

黄泉川「?」
407 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/04/03(日) 00:36:33.54 ID:mYrH0brjo
打ち止め「私の…名前?ってミサカはミサカは首を傾げてみる」

一方「そうだァ。流石に打ち止めって名前じゃァ学校にはいけねェだろ」

黄泉川「御坂羅巣賭御織田亞(笑)」

一方「うッぜェ……」

打ち止め「はいはーいってミサカはミサカは意見を述べるために挙手してみる!」

一方「はァい、打ち止めちゃン」

打ち止め「試験固体の名前が琴音だから、ミサカは琴子がいいかもってミサカはミサカは元気よく自己命名!」

黄泉川「いいんじゃん?」

一方「まァ良いだろ」

打ち止め(あっさり決まっちゃった…)
408 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/04/03(日) 00:37:15.62 ID:mYrH0brjo
芳川「あら、みんな集まって何してるの?」

一方「クソガキの名前を決めてたンだ。打ち止めじゃァ不自然すぎンだろ?」

芳川「そういう貴方も呼ばれ名は一方通行じゃない」

一方「俺はいいんですゥ」

黄泉川「御坂琴子に決まったじゃんよ」

芳川「きま…った……?」

黄泉川「何か問題あるじゃん?」

芳川「い、いえ…何でもないわ!」

芳川(こういうときに備えて候補を1万ほど用意しておいたのに…っ)

一方「……そいつァ残念だったなァ」

芳川「勝手に読心しないで頂戴」
409 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/04/03(日) 00:37:48.14 ID:mYrH0brjo
商店街なう

浜面「それにしてもお前ら、よくこんな長い間俺に付き合ってくれるよな」

絹旗・麦野「!!」

絹旗「えっ…とっ……自惚れてるんじゃないですよ超浜面のくせに!」

麦野「次自惚れ発言したら溶かすわよ」

浜面「??まぁいっか。ありがとな」

絹旗「だから違うと!」

麦野「言ってるだろーが!!」

滝壺「あ、偶然だね」

浜面・絹旗・麦野「!!!」
410 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/04/03(日) 00:38:35.30 ID:mYrH0brjo
浜面「たたたたたたたたたたたた…滝壺!?」

滝壺「私の苗字、そんなに長くないよ」

絹旗「え??え??避けてた説はどこに??」

麦野「言いだしっぺはあんたよ…」

滝壺「?」

浜面「どうしてずっと俺放置されてたんだよぉおおおおお!?」

滝壺「しゃいぼーいだね浜面。でもわたしはそんな浜面も応援してる」
411 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/04/03(日) 00:39:05.98 ID:mYrH0brjo
ファミレスなう

絹旗「…で、つまり料理を練習していた、と?」

滝壺「そう。エツァリは家庭科の先生だから」

麦野「レベル0のカスんとこに泊まっても間違いは確かに起きないわね…」

浜面「ということは…」

滝壺「全部誤解」

滝壺「私は浜面に美味しい料理を作ってあげられるようになるために浜面断ちをしてたの」ポッ

絹旗「超まっぎらわしー願掛けですね」

麦野(チャンスかと思った私、馬鹿じゃん…)

麦野「バカップル爆発しろ」
412 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/04/03(日) 00:39:38.18 ID:mYrH0brjo
職員室なう

一方「よォ、カスども。朝ッぱらからうぜェな」

海原「おやおや、これはひどい言われようですね」

垣根「緊張してんだろうよ。今日はロングスピーチが待ち構えてるんだからなぁ」

一方「俺がたかだか数百人の前で話すだけで緊張すると思ッてンのかァ?」

海原「確かに、そういうタマではないですね」

垣根「それにしても、俺らも意外と長続きしてるもんだよな」

海原「そうですね…」


海原「あれから、もう4年間ですか」
413 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/04/03(日) 00:40:05.43 ID:mYrH0brjo
入学式なう

海原「それでは本日不在の校長に代わり、教頭から皆様への挨拶です」

一方「どォも。教頭の一方通行ですゥ」

一方「面倒な挨拶なンざ求められてねェンで、我校のエースについて話しますねェ」

垣根(その話も求められてねぇんだが…この親馬鹿は全く……)

一方「我校には学園都市のトップであるレベル5の中でも双電使い(アターネイティングカレントエレクトロマスター)の一人がいましてェ」

打ち止め「もぉ…。学校ではただの御坂琴子だってミサカは…っ!」

一方「そもそも双電使いッてェのは二人のレベル5の電撃使いの総称でェ…」

海原「以上で教頭からの挨拶を終了させていただきます」ニッコリ

一方「おィいいいいいい!!?」
414 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/04/03(日) 00:40:33.90 ID:mYrH0brjo
レストランなう

芳川「本当に、見ていて吹き出しそうな挨拶だったのよ」クスクス

一方「あァ!?ふつーだろォ」

黄泉川「ありゃねぇじゃん!ビデオで見ても笑えたのに現場に出くわしたら…」ブハハッ

打ち止め「私も恥ずかしかったもん…もぉ…」

一方「はィはィ。ご機嫌取りにレストラン連れてきてやッてンだからいィだろォが」

ヴィリアン「ご注文承りますわ」ニッコリ

騎士団長「にしても、お前達もよくここまで店を成長させたものだな」

ウィリアム「日進月歩。私の好きな言葉の一つである」

一方「ンじゃあゴーヤとムール貝のパエリアで」

芳川「奇怪なメニューのお店ね」ペラッ
415 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/04/03(日) 00:41:01.65 ID:mYrH0brjo
打ち止め「おいしかったーっ!ってミサカは大満足!」

芳川「回数は減ったけど、その語尾は消えないのね」

黄泉川「中学生になって1回に減ったんなら高校になるときっと消えるじゃん」

一方「どォでもいいだろ。人の癖なんざよォ」

打ち止め「これは私のキャラだからってミサカは得意げに話してみる」

芳川「まぁ、確かにそうね」

黄泉川「じゃあ琴子は寮に戻るじゃん?」

打ち止め「だーりんに会えないのが最近の生活の不満点かもってミサカはうなだれてみる」

一方「だァれがダーリンだァ?舌抜くぞクソガキィ」

芳川・黄泉川「ふーん」ニヤニヤ

一方「…うッぜェ……」
416 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/04/03(日) 00:41:34.17 ID:mYrH0brjo
教室なう

打ち止め「おはようーってミサカは元気に挨拶!」

生徒A「琴子ちゃんおはようー」

生徒B「おはようございます、琴子さん」

生徒A「琴子ちゃんってレベル5なのに気取らないところがいいよね」

生徒B「お姉様でいらっしゃる美琴さんもそうだったらしいですわ」

生徒A「いるもんだねぇ、そういう姉妹っていうのは」

生徒B「あっ、先生が来ましたわ」ガラッ
417 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/04/03(日) 00:42:06.80 ID:mYrH0brjo
一方「おいおいおめェらナメてんですかァ?」

一方「さっさと席につけェ」

打ち止め「〜♪」ニヤニヤ

一方「琴子ちゃン、後で体育館裏来いよォ…」

生徒A「!?禁断の恋!?」

生徒B「い、いけませんわっ…」チラッチラッ

一方「静まれェええええ!」

一方「ンじゃあ、噂で知ッてたやつもいるかもしれねェが…」



一方「担任の一方通行でェす」




〜完〜
418 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/04/03(日) 00:43:26.36 ID:mYrH0brjo
以上でした!

ここまで読んでくださった方、いたら有難うございました!

途中支援を下さった方々も有難うございました!

初めてのSSスレを長期化してしまい申し訳なかったです。
それではまた機会があったら別のスレにてお会いしましょう。
419 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]:2011/04/03(日) 00:44:08.11 ID:Gam+/YZgo
乙乙

打ち止めの能力名長すぎだろwwwwwwwwww
420 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/03(日) 00:59:10.36 ID:qqrhpxOm0
アターネイティングカレントエレクトロマスター
うん、長いな。10文字までに収めたいところだ
そして教頭のくせに担任ww無茶すんなww

ともあれ乙
次回作待ってる
421 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) [sage]:2011/04/03(日) 01:03:12.02 ID:384/ZKRAO
乙です!

芳川が好きになった
422 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/03(日) 01:31:15.35 ID:vrMSj84Yo
長いけどカレントエレクトロマスターって言い回しかっこいいなw
423 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/04/03(日) 02:05:12.00 ID:5yAalX2ho
次回作まってるぜ!!!
だけど!滝壺が浜面を呼ぶ時「はまづら」だよ!!
424 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(宮城県) [sage]:2011/04/03(日) 05:39:57.70 ID:GwTX9KvOo
おつかれー
425 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山口県) [sage]:2011/04/03(日) 13:24:44.64 ID:QyAGG5mfo
御坂+打ち止め=アターネイティングカレントエレクトロマスター だろ?

打ち止めの能力名はレディオノイズのままなのか……?
426 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/03(日) 14:11:22.01 ID:8clyklxP0
絹旗は滝壺を呼び捨てにしません
427 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(佐賀県) [sage]:2011/04/03(日) 16:54:31.94 ID:KvWil6m6o
Level5になったならもう欠陥じゃないからレディオノイズではないと思う
428 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/04/03(日) 22:23:39.71 ID:9Z1VurtGo
>黄泉川「一方通行による『闇』の解体、アンチスキルの解散」
ちょいちょい間違える作者を見かけるけどアンチスキル解散しちゃだめだろ

何はともあれ乙っした!!
429 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(京都府) [sage]:2011/04/04(月) 00:06:19.08 ID:dHXCv6bJo
てか校長先生失踪ってまさか・・・
430 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]:2011/04/04(月) 09:24:11.31 ID:AaiZnG7E0
学芸都市の話はあまり知られてないけど、実は美琴とショチトルは一戦交えてるから面識はあるんだよね、って430はこっそりつぶやいてみる。
431 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山口県) [sage]:2011/04/04(月) 14:43:48.25 ID:BocWKvqeo
>>428
「ごめん」で済んで警備員がいらないくらい平和な世界ってことで
脳内補間したら黄泉川家がニートだらけになった
432 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2011/04/04(月) 17:33:39.89 ID:/4v2bcBmo
 このまえコンビに行ったらジャンジャン先生が居た。
って、教職があるのでは
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