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佐天「レベル5シミュレーター?」 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/03(木) 12:20:53.59 ID:+XOmH4wE0
短編の予定です。

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少し暑くて少し寒くて @ 2024/04/25(木) 23:19:25.34 ID:dTqYP2V2O
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1714054765/

渾沌ゴア「それでもボクはアイツを殺す」 @ 2024/04/25(木) 22:46:29.10 ID:7GVnel7qo
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1714052788/

二次小説の面白そうなクロス設定 @ 2024/04/25(木) 21:47:22.48 ID:xRQGcEnv0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1714049241/

佐久間まゆ「犬系彼女を目指しますよぉ」 @ 2024/04/24(水) 22:44:08.58 ID:gulbWFtS0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713966248/

全レスする(´;ω;`)part56 ばばあ化気味 @ 2024/04/24(水) 20:10:08.44 ID:eOA82Cc3o
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1713957007/

君が望む永遠〜Latest Edition〜 @ 2024/04/24(水) 00:17:25.03 ID:IOyaeVgN0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1713885444/

笑えるな 君のせいだ @ 2024/04/23(火) 19:59:42.67 ID:pUs63Qd+0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1713869982/

【GANTZ】俺「安価で星人達と戦う」part10 @ 2024/04/23(火) 17:32:44.44 ID:ScfdjHEC0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713861164/

2 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/03(木) 12:21:25.02 ID:+XOmH4wE0

初春「佐天さん。今日の身体検査の結果はどうでしたか?」

佐天「身体検査? レベル0に決まってるじゃん。いい加減この日は憂鬱なんだよね〜」

初春「そのうち佐天さんにも能力が付きますって。がんばってください!」

佐天「そう言われてもね〜。そういう初春は変化あった?」

初春「いいえ。相変わらずですよ。先生に前回とまったく同じこと言われました。」

佐天「あ〜あ、なんかおもしろいことないかな〜」
3 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/03(木) 12:22:00.30 ID:+XOmH4wE0
初春「そうですねえ……。最近噂になってる『レベル5シミュレーター』ってゲーム知ってます?」

佐天「レベル5シミュレーター? レベル5の体験でもできるっていうの?」

初春「どうもそうらしいんですよね。この近くのゲームセンターにも最近入ったらしいんですよ」

佐天「へえー。どんなもんだか見に行ってみる? 今日風紀委員の仕事はないんでしょ?」

初春「ひさびさのお休みなんですよね〜。せっかくですから、二人で行ってみましょうか」

佐天「よーし、レッツゴー!!」
4 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/03(木) 12:22:28.54 ID:+XOmH4wE0
―ゲームセンター―
初春「えーと、ここにあるらしいんですけど」

佐天「あ! あれじゃない? あのでっかいプリクラみたいな機械のやつ!」

初春「レベル5シミュレーター……、どうやら本物っぽいですね〜」

佐天「えーと、なになに? あなたの能力がレベル5になるとどうなるか試してみませんか? だってさ!」

初春「自分の能力で試せるなんてスゴイゲームですよね、佐天さん」

佐天「『チュートリアル』、『体験モード』と『バトルモード』があるんだね。どれも一回五分で二〇〇円か〜」

初春「ものは試しですし、やってみませんか?」

佐天「賛成〜!」
5 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/03(木) 12:22:56.52 ID:+XOmH4wE0
初春「えーと、モードはどちらにします?」

佐天「バトルモードも気になるけど、まずはチュートリアルからって書いてあるし、それからかな〜」

初春「そうですね。あ、これ、一回に二人までできるみたいですから一緒に入りましょう!」

佐天「そ、そんなに慌てないでよ、初春〜」
6 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/03(木) 12:23:25.79 ID:+XOmH4wE0
―筐体内部―
初春「このヘルメットをつけるみたいですね」

佐天「それ前見えんの?」

初春「お金先に入れないと見えませんね。後で出すんで、私の分も入れてもらえますか?」

佐天「オッケー」チャリンチャリン

初春「あ、始まりましたよー」

佐天「どれどれ?」
7 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/03(木) 12:23:53.54 ID:+XOmH4wE0
〜ようこそ! レベル5シミュレーターへ!〜
モードを選択してね!
→ チュートリアル
   体験モード
   バトルモード
8 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/03(木) 12:24:34.56 ID:+XOmH4wE0
佐天「えーと、チュートリアルと」

初春「どんな感じなんでしょうか」

木山『やあ、私がこれからキミたちをレベル5の世界へと案内するよ』

佐天「これって!」

初春「木山先生ですね。なんかテンション高いです」

木山『それじゃあ、早速なんだけど目をつぶってくれるかな? 五つ私が数えるまで絶対に目を開けちゃダメだよ?』

佐天「はいはい」

初春「催眠暗示の類いなんでしょうか?」
9 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/03(木) 12:25:18.37 ID:+XOmH4wE0
木山『一、二、三、四、五……。はい、目を開けてごらん。これでキミはもうレベル5だ』

初春「だいぶあっさりレベル5になれましたね。佐天さん、実感あります?」

佐天「いや、それよりもさっき聞いたことがある音が聞こえたような……」

木山『さて、レベル5になったのはいいが、まだ能力の使い方が分からないかもしれないね』

木山『次は、キミの能力をどう使うか教えてあげよう』

初春「親切設計です」

佐天「レベル0でも大丈夫なのかな?」
10 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/03(木) 12:26:07.36 ID:+XOmH4wE0
木山『このチュートリアルでは、少し力むだけで、能力が発動するようになっている。試してごらん』

佐天・初春「「うーん」」

初春「あ! 私は手から炎がでました!」

佐天「こっちは風が少しでたかも!」

木山『能力は発動したけど、これがレベル5かって? そんなことはない。まだ力の使い方がわかってないだけさ』

木山『今度は、今発動させた能力を、もっと強く念じてみるんだ。そうすれば、もっと強い力が現れるだろう』

初春「手から炎を出すイメージですかね? えーっと……」

佐天「そーれ、螺旋丸!」ギュン

初春「ちょ、佐天さん! そんなのでスカートめくらないでください! あとその風のせいで、私の炎が消えてしまいます!」
11 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/03(木) 12:26:34.51 ID:+XOmH4wE0

木山『さて、これで、チュートリアルは終了だ。ああ、それとこのゲームは一日一回以上やらないように気をつけたまえ』

木山『まだ実験中の試作機なので、多少危険があるのでね。ではまた次の機会に会おう』

〜ゲームを終了します〜
12 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/03(木) 12:27:04.26 ID:+XOmH4wE0
佐天「結構スゴイゲームだったね!」

初春「私は、佐天さんのせいであんまり体験できませんでしたよー」

佐天「気にしない、気にしない! ほら、今気分いいから、クレープおごっちゃうよ〜ん」

初春「ほ、本当ですか!! じゃあ早速行きましょう!」

佐天「あそこの公園のでいいよね〜」

初春「もう待ちきれません!!」
13 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/03(木) 12:28:00.65 ID:+XOmH4wE0
今はここまで。需要がありそうなら続き書きます。
14 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/03(木) 12:31:14.89 ID:bUQn3pJvo
ほぅ
15 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/03(木) 12:47:40.83 ID:ktqaQWyzo
火……初春はやっぱり分子振動操れるようになるのか……
アルカ姉さんェ……
16 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/03(木) 12:56:35.08 ID:Y6IwOXMMo
気になるから続きも期待!!
17 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/03(木) 13:18:52.06 ID:Gi0ryxjh0
初春の能力って分子運動なのか
熱量操作なのか気になるね
熱量操作、熱エネルギー操作ならあれだよね
第四波動だよねLV5になると
18 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2011/02/03(木) 13:23:04.87 ID:+XOmH4wE0
少しだけ続き書いてきます。夕方ころ更新します。

[宣伝]
↓と同時進行ですのでよければそちらも。禁書×Fate。
Fateの知識はなくても読めるようにしてるつもりです。バトル多め。

神裂「と、問おう。あなたが私のマスターか?」上条「」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1296140941/l50
19 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/03(木) 14:25:22.61 ID:WwwltBZAO
期待
20 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/03(木) 14:35:00.09 ID:xgG4q5pko
初春はレベル5になればNEEDLESSの炎神の息吹的な事を触れずに実行したり出来ると思うんだ
21 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/03(木) 18:04:36.02 ID:+XOmH4wE0
―公園―
アリガトウゴザイマシター
初春「それにしても、木山先生があのゲームを開発したんですかね?」パク

佐天「ん? そりゃ、少なくとも開発チームの一員でしょ? あのゲームのガイドまでやってたんだしさ」パク

初春「じゃあ、木山先生のところにいって、あのゲームの話聞いてみませんか?」パク

佐天「え? 今から? 急に行って大丈夫かな〜?」パク

初春「ダメだったら、引き返せばいいじゃないですか! 私は、次に休めるのはいつかわからないんです!」パク

佐天「わかった、わかったから。なんか今日の初春テンション高くない?」パク

初春「むしろ、佐天さんが低すぎるんですよ! あのゲームおもしろそうじゃないですか!」

佐天「確かにあれはおもしろかったね〜。 バトルモードが未だに気になってるんだよ〜」パク

初春「ですよね! さあ、行きましょう!」

佐天「え、ちょっと待ってってば! まだ食べ終わってないって!」
22 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/03(木) 18:05:26.72 ID:+XOmH4wE0
―研究所―
佐天「こんにちはー!」

初春「おじゃましまーす」

木山「おや? キミたちはあのときの……」

佐天「お久しぶりでーす」

初春「今お時間大丈夫でしょうか?」

木山「ああ、構わないよ。先ほどひと段落したところなんだ」

初春「あの……。『レベル5シミュレーター』について聞きたいんですけど」

木山「あれをプレイしてくれたのかい? うれしいね、何でも聞いてくれ」

初春「あのゲームどうやって自分の能力を判定してるんですか? AIみたいな感じはしませんでしたけど」

木山「ああ、あれはだね……」チラ

佐天「え? 私になにか?」

木山「いや、実はあれは『レベルアッパー』の改造品なんだよ」

佐天・初春「「ええ!!?」」
23 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/03(木) 18:05:53.49 ID:+XOmH4wE0
木山「あの機械から、バンクに接続してね。似たような能力者の演算方法を代用、筐体の補助演算装置を利用し、自分の頭で処理しているんだ」

佐天「『レベルアッパー』って危なくないんですか!?」

木山「プレイしたなら分かると思うが、一回五分で、一日一回の設定がしてあるのはそのためなんだよ」

木山「終了時に解除の音楽がかかるんだが、まだ安全といえなくてね。統括理事会から実験を行ってくれ、と頼まれていなければ破棄されていたものさ」

初春「統括理事会から……ですか?」

木山「ああ。あの『レベルアッパー』事件のあと、アレを使用した人のレベルが上がったという事例の報告がきてね」

木山「どうも上位の演算能力を使用したことにより、一部の人間が『自分だけの現実』を確立できたらしいんだ」

佐天「つまり、扱える能力をレベル5にまで上げれば、もっと効果があるかもしれないってことですか?」

木山「そうだよ。だから、あのゲームでレベル5の力を出すには、そこそこの練習が必要なのさ」

初春「そうだったんですか」
24 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/03(木) 18:06:22.83 ID:+XOmH4wE0
木山「満足したかい?」

佐天「それにしても、あのゲームの木山先生はちょっとテンション高くなかったですか?」

木山「恥ずかしながらあの手のことはやったことがなくてね。見様見真似でやってみたんだが」

初春「なるほど〜。あのゲームはどのくらいサンプルを取るんですか?」

木山「しばらくは取っているつもりさ。気が向いたら遊んでくれたまえ」

佐天「モチロンですよ!」

木山「ん? そろそろ次の仕事が始まる時間だ。悪いが……」

初春「はい。今日はありがとうございましたー」

佐天「ましたー」

木山「フフッ。またいつでも遊びに来たまえ」
25 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/03(木) 18:07:11.33 ID:+XOmH4wE0
―帰り道―
佐天「レベルアッパーかぁ〜」

初春「そうだったんですねえ」

佐天「あれも悪いことばかりじゃなかったんだねえ〜。あのゲームに通いつめれば私のレベルも上がるかな?」

初春「一日一回、五分ですけど、家で勉強してるよりは能力向上につながる気がしますよね」

佐天「いっそのこと、学校の授業であれを取り入れてくれればいいのに〜」

初春「もしかしたら、そのためにデータを取ってるのかもしれませんよ〜」

佐天「そうだ。まだ安全ってわけじゃないんだったね」

初春「そうですよ〜。佐天さんが忘れないでください!」
26 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/03(木) 18:07:42.09 ID:+XOmH4wE0
佐天「ふふっ。あ! あれを御坂さんが使ったらどうなるのかな?」

初春「う〜ん。バンクにある計算式より、よっぽどいいのを使ってるでしょうから、大して効果はないんじゃないですかね?」

佐天「それもそうか〜。でも、御坂さんと自分の能力で対戦とかできたら楽しそうじゃない!?」

初春「確かにおもしろそうですね〜。でも五分じゃさすがに決着つかないと思いますよ」

佐天「それでもいいんだよ、初春」

初春「佐天さん?」

佐天「たとえゲームでもさ、そんなスゴイ人と『能力』で同格に戦えるなんてさ。夢があると思わない?」

初春「フフッ。そうですね」
27 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/03(木) 18:08:09.18 ID:+XOmH4wE0
佐天「明日は、初春、風紀委員あるんでしょ?」

初春「そうなんですよね〜」

佐天「じゃあ、早速御坂さん誘って、あのゲームやりに行こうかな!」

初春「ずいぶんあのゲーム気に入ったみたいですね〜」

佐天「そりゃ学園都市で、レベル5になれるっていうゲームに夢中にならない人なんていないでしょ」

初春「レベル5の方は夢中にはならないと思いますよ」

佐天「初春はまたそんな揚げ足とるんだから〜。あ! もうこんなところか。また明日ね〜」

初春「はい、佐天さん。また明日」
28 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/03(木) 18:08:37.36 ID:+XOmH4wE0
初春と別れた後、一人佐天は空を見上げながら帰っていた。

佐天(レベルアッパーにはいい思い出もあんまりないけど……。能力が使えたあの瞬間、たしかに世界は変わって見えたんだ――)

佐天(――別にレベル5になんてなれなくてもいい。せめて能力を『自分で』使えるようになりたい)

あのゲームはその近道になるんじゃないか、そう少女は思った。
29 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/03(木) 18:09:17.55 ID:+XOmH4wE0
ここで終わりにするか考え中……
30 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/03(木) 18:22:48.99 ID:xJ+JScCmo
おしまい
31 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/03(木) 18:29:50.21 ID:ktqaQWyzo
ここはスレ落ちないからアイデア出るまで置いといていいよ
続けられそうなときにゆっくりやってけ
32 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/03(木) 18:45:16.37 ID:OgtghIhYo
上条さんはエラー出るんだろうな…
モアイちゃんとか滝壺は似た能力がいないからこれまたエラーでたりするんだろうか

密かにLevel5土御門が見てみたいぜ
33 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/03(木) 18:47:38.87 ID:rmVkuOha0
いろんなキャラ出しても面白そう。
浜面で主人公補正L5とか、
打ち止めvs黒子とか。
34 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/03(木) 18:49:56.07 ID:gkC/SgmAO
最近佐天さんの良SSが増えてきて嬉しいぜ。

そんな自分も佐天×美琴を執筆中だったりする。早く投下出来るまで書きあげたいな……
35 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/03(木) 19:20:54.19 ID:gjlPkBBIO
続きを待ってる
36 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2011/02/03(木) 19:22:33.01 ID:+XOmH4wE0
アイディアはあるんで、もう1つと同時並行でよければ書いてきます。
遅筆になるかもしれませんが、ご了承を。
37 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/03(木) 19:29:12.27 ID:keiBc4cIO
初春の能力が分子振動を操る能力なら温度を下げるほうもできそうだな
38 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/03(木) 19:44:23.14 ID:evtIrbRAO
面白そうだから待ってる
39 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/03(木) 22:03:34.98 ID:qHdRlovIO
>>37
最終的には絶対零度か。胸熱
40 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/03(木) 22:15:29.93 ID:xgG4q5pko
右手に触れた空気とかを超絶的に振動させ尚且つ自分の分子運動を一定に保つ事で自分はまったく熱くないけど一兆度の火球で身体を包むとかできそうっていうのが俺の妄想
41 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/03(木) 22:48:54.50 ID:SjMin8wl0
>>27-28
そんな中途半端な終わらせ方したら反>>1デモ起こしてやる
42 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/03(木) 22:52:20.35 ID:yjoc4KC4o
>>40
宇宙恐竜かよ。
43 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/04(金) 00:55:57.41 ID:GZOdYvtYo
つづきまってる
44 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/04(金) 01:16:01.95 ID:Pe2YWbzmo
春上さん出てこないかな
45 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/04(金) 09:03:24.19 ID:37gRJrMSO
>>32
土「レベル5の肉体再生をナメてもらっちゃ困るにゃー。身体の欠損部位を修復するくらいワケ無いぜい」

上「…なんか色々とゴメン」

土「」
46 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/04(金) 12:03:54.86 ID:YhvJAczg0
土御門LV5なら化物語の吸血鬼レベルの回復力をみせてくれそう
47 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/04(金) 12:05:14.63 ID:YGYRCdmk0
続きあげます。
gdgdになっても物を投げないで下さい。
48 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/04(金) 12:05:41.55 ID:YGYRCdmk0
―学校―
佐天「おはよー。初春」

初春「おはようございます。佐天さ……ん?」

佐天「ん? どうかしたの?」

初春「ど、どうしたんですか、その頭? なんかスゴイことになってますよ」

佐天「いやー、昨日徹夜で能力使えないか試してたらさー、朝になっちゃったんだよね……」

初春「さすがにそれはやりすぎですよ。睡眠はきちんと取らないとダメですよ」

佐天「ははは。わかったわかった」

初春「もう、佐天さんはー」
49 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/04(金) 12:06:10.87 ID:YGYRCdmk0
佐天「あ、そうだ」ゴソ

初春「どうしかしたんですか?」

佐天「御坂さん誘って、昨日のゲームやりに行く約束しておこうかと思ってね」ピピピ

初春「御坂さんを、ですか? レベル5の御坂さんが楽しめますかね〜?」

佐天「だから、そんなサンプルも木山先生ならほしいでしょ?」

初春「そういわれてみればそうかもしれませんね」
50 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/04(金) 12:06:36.95 ID:YGYRCdmk0
佐天「おっ! もう返ってきたよ」

初春「どうでしたか?」

佐天「ちょ〜っと待ってね。 んー、OKだってさー」

初春「よかったですね〜。それじゃあ放課後は楽しんできてください」

佐天「初春の分まで楽しんでくるよ!」

初春「あはは、お願いします」
51 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/04(金) 12:07:12.83 ID:YGYRCdmk0
―――
佐天「今日の授業も終わりっ!」

初春「それじゃ佐天さん、私は風紀委員ですので。また明日〜」

佐天「じゃあねー」

佐天(じゃあ、待ち合わせ場所に行くとしますか)
52 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/04(金) 12:07:40.45 ID:YGYRCdmk0
―――
御坂「ごめーん。待ったー?」

佐天「いえ、それほど待ってませんよ」

御坂「今日は、黒子も初春さんも風紀委員なのよねー」

佐天「そうなんですよ。それで御坂さんに連絡したわけなんです」

御坂「で、おもしろいゲームがあるって聞いたんだけど。本当なの?」

佐天「ええ!! なんと、あの『木山先生』が開発したゲームですよ!!」

御坂「え!? 大丈夫なのそれ?」

佐天「御坂さんも結構ひどいですねー。あそこのゲームセンターにあるんで行きましょう」

御坂「そ、そんなに引っ張らないでってば!」
53 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/04(金) 12:08:29.12 ID:YGYRCdmk0
―ゲームセンター―
佐天「じゃじゃーん。あれがそのゲームです!」

御坂「レベル5シミュレーター?」

佐天「そうです! なんと私みたいなレベル0でもレベルがぐーんと上がっちゃうんです!」

御坂「だ、大丈夫なの、それ?」

佐天(あんまり大きい声じゃいえないんですけど、レベルアッパーの改造品みたいなんですよ)

御坂(ええー!! そんなのゲーセンに入れてて大丈夫いいの!?)

佐天(ですから、時間を短く設定して実験中らしいんです)

御坂「な、なるほどね」
54 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/04(金) 12:08:56.55 ID:YGYRCdmk0
佐天「あ、今日は先客がいますねー。一回五分ですから、ちょっと待ちましょうか」

御坂「私でも楽しめるのかしら?」

佐天「あははははっ。昨日、木山先生のところに話し聞きにに行ってから、何回もその話題になりましたよ」

御坂「初春さんと?」

佐天「はい。御坂さんを誘ったのは、木山先生に協力する意味でもどうかなーというわけでしてね」

御坂「正直、レベルアッパーを使うのはちょっと怖いわね」
55 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/04(金) 12:09:41.28 ID:YGYRCdmk0
佐天「昨日やってみたんですけど、そんなに違和感はなかったですよ」

御坂「それなら大丈夫かな?」

佐天「あ、前の人が終わったみたいです」

御坂「よーし! 覚悟を決めてみるか!」

佐天「いや、そこまで気合入れなくても……」
56 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/04(金) 12:10:07.60 ID:YGYRCdmk0
―筐体内部―
御坂「このヘルメットみたいのつけるの?」

佐天「そうです」

御坂「えーっとお金入れてっと」チャリンチャリン

佐天「モードが3つあるんですけど、どれにしましょうか?」

御坂「昨日はどれやったの?」

佐天「昨日は初めてだったんで、チュートリアルを。能力の使い方みたいな感じでしたね」
57 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/04(金) 12:10:34.74 ID:YGYRCdmk0
御坂「じゃあ、今日はこの体験モードにしてみましょうか」

佐天「オッケーです」

〜ようこそ! レベル5シミュレーターへ!〜
モードを選択してね!
   チュートリアル
→ 体験モード
   バトルモード
58 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/04(金) 12:11:09.37 ID:YGYRCdmk0
木山『ようこそ、レベル5シミュレーターへ! このモードではレベル5を体験することができるよ』

御坂「ちょ、ここに木山先生がでてくるのは予想外だったわ」

佐天「ですよね〜」

木山『このモードは、チュートリアルなどで自分の能力の使い方をある程度分かってる人でないと楽しめないから気をつけたまえ』

御坂「なら、オッケーね」

佐天「なにが起こるのかな?」
59 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/04(金) 12:11:40.73 ID:YGYRCdmk0
木山『では、目を閉じてもらえるかな? 五つ数えるまで絶対に開けちゃダメだよ?』

御坂「これ言われると開けたくなるのよね」

佐天「すごいわかります」

木山『一、二、三、四、五……。はい、目を開けてごらん。レベル5の世界にようこそ』

御坂「ずいぶんあっさりなれるのね」

佐天「やっぱりそう思いますか」
60 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/04(金) 12:12:07.75 ID:YGYRCdmk0
木山『この体験モードでは、学園都市を散策できるようになっている』

佐天「散策だけ?」

御坂「まあ、こんなもんじゃない?」

木山『それでは楽しんできてくれたまえ』

御坂「んー、私の方は特に変化ないわね。佐天さんはどう?」ビリッ

佐天「昨日は螺旋丸使えたんですけど、今日は!」ゴッ

御坂「んー、空気砲ってところかしら? レベルだと3くらいかな?」

佐天「おっかしーなー。昨日はレベル4クラスの威力だったのにー」
61 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/04(金) 12:12:38.09 ID:YGYRCdmk0
御坂「チュートリアルは能力出しやすくしてるのかもしれないわね」

佐天「んー。ちょっと、もやっと残りますねー。竜巻ぐらい起こしてみたかったんですけど」

御坂「レベル5でも竜巻は……いやでも、一方通――」

佐天「どうかしたんですか?」

御坂「ええっ!? な、なんでもない!! うん」

佐天「そうですかー?」

〜ゲームを終了します〜
62 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/04(金) 12:13:10.04 ID:YGYRCdmk0
佐天「何が悪かったんでしょうかね?」

御坂「能力使うにはやっぱり『自分だけの現実(パーソナルリアリティ)』が重要だから、その辺かなぁ?」

佐天「ってことは、私がまだ自分のことを理解できてないってことになるんですね」

御坂「もしかしたらだけど、佐天さんの能力は風を操ることじゃないのかもしれないよ?」

佐天「え?」

御坂「あ! 例えばの話よ? 実は、本来の能力の余波で風が生まれてるだけ、とかね」

佐天「それはどうかな〜?」
63 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/04(金) 12:13:37.19 ID:YGYRCdmk0
そのころ
―風紀委員活動第一七七支部―
初春「あー、今日も平和ですね〜」

白井「初春、そう思うのでしたら、この書類手伝ってくれてもいいではありませんの?」

初春「だめですよー。せっかく白井さんのために、貯めておいたんですからー」

白井「もとはといえば、あなたが残したものではなくて?」

初春「いえいえ、引き受けるって言ってくれたのは白井さんじゃないですかー」

白井「グググ。お姉様とせっかくデートできるチャンスでしたのに……」
64 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/04(金) 12:14:05.86 ID:YGYRCdmk0
初春「だから、私も居てあげてるじゃないですかー」

白井「なんでわざわざ居るのに、みてるだけですの?」

初春「それは白井さんの辛そうなところをみて、応援するためです」

白井「まったくあなたは――」

初春「ん? 白井さん、すみません。私も仕事のようです」

白井「それはよかったですわね〜。今度はなんですの?」

初春「ハッキングです」
65 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/04(金) 12:14:33.63 ID:YGYRCdmk0
―――
初春(このごろハッキングが多いですね。これで何件目でしょうか)

初春(この動きは……相手は能力を使っているわけではなさそうですね)

白井「調子はどうですの?」

初春「あ、もう終わりますよーっと」カチ

白井「相変わらず、こういうことだけはすごいですわね」

初春「これくらいしかできないんですけどね〜」
66 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/04(金) 12:15:03.89 ID:YGYRCdmk0
白井「何かコツでもありますの?」

初春「そうですね〜。私の場合は、相手を『花』としてですね、モニターの動きからその花を一つ一つ想像して作り上げていってるんですよ」

白井「意味がわかりませんの」

初春「そうですか?」

白井「はぁ……。もういいですの」

初春「では、私の仕事は終わったんで帰りますね〜」

白井「ちょ、初春!!」
67 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/04(金) 12:15:30.96 ID:YGYRCdmk0
―――
―帰り道―
佐天「『自分だけの現実』か〜。前に初春は、思い込みっていってたんですけど、そういうものなんですか?」

御坂「大体そんな感じよ? あんまり小難しく考えても逆効果だし」

佐天「そうなんですかー」

御坂「どっちにしろさ、一気に能力が強くなる、なんてことはほとんどないのよ。日々の積み重ねだったりが大事なの。……って何言ってんだろ私」

佐天「いえ、なんとなくわかりますよ」

佐天(やっぱりこの人はスゴイよね。年も一つしか違わないのにさ)
68 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/04(金) 12:15:58.37 ID:YGYRCdmk0
佐天「よーし、私も頑張りますよ!」

御坂「ん? そう、その意気よ!」

佐天「明日から!」

御坂(だ、大丈夫かしら?)

佐天「やだなー。そこは今日からだろ! って突っ込んでくれないとー」

御坂「え!? 振りだったの!?」

佐天「当たり前じゃないですかー。ここのところの私は一味違うんですから! あ、でも今日はやっぱ無理かも……」

御坂「ど、どうかしたの?」

佐天「実は、昨日から寝てないんでした」
69 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/04(金) 12:18:04.23 ID:YGYRCdmk0
とりあえずこんな感じで。
まだ続きます。タイトルは「初春飾利育成計画」みたな感じで。
70 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/04(金) 12:22:34.96 ID:kqW8J3RAO
やはり佐天さんは第四波動なのかwww
71 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/04(金) 12:32:51.00 ID:SLZbwuFE0
続き楽しみ
72 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/04(金) 15:29:26.65 ID:lGMlo+WFo
同時進行でがんばりすぎだろww
両方とも読んでるがどっちも楽しみにしてるぜ
73 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/04(金) 17:55:04.36 ID:dNkH7KmAO
wwktkが止まらない
74 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/04(金) 17:59:36.09 ID:jM4GQ+MDO
期待
75 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/04(金) 18:02:34.52 ID:YGYRCdmk0
―学校―
佐天「おはよー、初春! ちゃんとパンツはいてるか〜?」


初春「はいてますよ、佐天さん。だからスカートはめくらなくても結構です」


佐天「そんなこと言わずにさ〜。ほら、私と初春との仲じゃな〜い!」


初春「それでもダメです!」


佐天「ちぇーっ」
76 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/04(金) 18:03:01.19 ID:YGYRCdmk0
初春「そういえば、昨日はどうでした?」


佐天「あ、御坂さんとの話?」


初春「そうですよ〜。結構気にしてたんですから」


佐天「それがね〜。ちょっとイマイチだったんだよね」


初春「どういうことですか?」


佐天「―――ってことがあったんだよ」


初春「そうだったんですかー。今度は四人で行ってみたいですねえ」
77 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/04(金) 18:03:32.36 ID:YGYRCdmk0

佐天「初春、今日の放課後はどうなの?」


初春「それがまだ昨日の分が残ってまして……」


佐天「それじゃあ、仕方ない」


初春「すみません」


佐天「初春が謝ることでもないでしょー」
78 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/04(金) 18:03:59.94 ID:YGYRCdmk0
―――
佐天「今日も特に変化なしっと。初春はこれから風紀委員なんだっけ? 頑張るね〜」


初春「ほとんど白井さんまかせですけどね」


佐天「白井さんも大変だね〜。その他にも現場回ってるんでしょ?」


初春「本当によく頑張りますよね〜」アハハ


佐天「おいおい」
79 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/04(金) 18:04:26.93 ID:YGYRCdmk0
教師「初春、初春飾利はまだいるか?」


初春「はい。なんでしょうか?」


教師「職員室隣の応接室に客が来てる。すぐ行きなさい」


初春「え? 私にですか?」


佐天「なんかやらかしたの〜? ダメだよ〜、初春」


初春「なにもしてませんよ! その、多分ですけど……」


佐天「ふ〜ん。じゃあ、私先に帰ってるねー。さすがに三日連続で行くのもお小遣いの方がねえ」


初春「そうですね。じゃあ、また明日」
80 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/04(金) 18:04:56.43 ID:YGYRCdmk0
―――
佐天「さーて、夕飯も食べたし、日々の努力とやらを始めますか〜」


プルルルル


佐天「ん? 初春から電話? はい、もしもし?」


初春『あ、佐天さんですか?』


佐天「どうかしたの? なんか元気ないけど?」


初春『あ、いえ、元気がないわけじゃないんです! その……どこかで会ってお話できませんか?』


佐天「いいよー。場所は一七七支部にでもする?」


初春『そうしてもらえると助かります』
81 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/04(金) 18:05:22.81 ID:YGYRCdmk0
―――
―風紀委員活動第一七七支部―
佐天「こんばんわーって、初春だけ?」


初春「その、ですね。実は相談したいことがありまして」


佐天「相談?」


初春「はい。佐天さんが帰った後、こんなことがあったんです」
82 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/04(金) 18:05:59.33 ID:YGYRCdmk0
―――
―応接室―
コンコン
初春「失礼します」


木山「来たね。待ってたよ」


初春「あれ? お客って木山先生ですか?」


木山「そうなんだ。実はキミにお願いしたいことがあってね。それでここまで来たんだ」


初春「私に、ですか?」


木山「ああ、キミに実験に協力してほしいんだ」


初春「え?」
83 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/04(金) 18:06:33.63 ID:YGYRCdmk0
木山「あの『レベル5シミュレーター』が破棄されなかった理由は、おととい二人で聞いただろう?」


初春「より上位の能力を体感することで、レベルが上がった人がいたから、でしたっけ?」


木山「そう。そして、そこでは言わなかったが、もう一つ理由があるんだ」


初春「はい?」


木山「高レベルになることで、特に優れた能力を持つ者を探すというものなんだよ」
84 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/04(金) 18:07:07.56 ID:YGYRCdmk0
初春「そ、そうだったんですか?」


木山「『滝壺』という高校生のような才能を発揮できていない能力者が、レベルが低いものの中にもいるかもしれない、ということらしいんだが」


初春「も、もしかして、私はすごい能力を!?」


木山「いや、キミは普通の発火能力者(パイロキネシスト)の系統だったよ」


初春「そ、そうですか……」
85 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/04(金) 18:07:36.59 ID:YGYRCdmk0
初春「では、実験の協力というのは?」


木山「『レベル5シミュレーター』の最新機のテストプレイヤーになって欲しいんだ」


初春「えええ!? なんで私なんですか!?」


木山「実は、以前うちの職員の一人が、あるところにハッキングをしてね」


初春「え? ハッキングですか……? それは犯罪ですよ?」


木山「はは、あっさりと捕まっていたよ」


初春「当たり前です!」
86 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/04(金) 18:08:05.83 ID:YGYRCdmk0
木山「風紀委員に、すごい腕のハッカーがいて、その人物の知識と技術を詰め込んで作ったセキュリティは破られたことがない、という噂があるらしいんだ」


初春(ここ最近ハッキングが多かったのはそのせいですか……)


木山「捕まった職員は、それを確かめようと挑んであっけなく敗北。そのハッキング先というのが――」


初春「私のいる支部、というわけですか?」


木山「その通り。その支部の名簿の中で、こういう知識が一番あるのはキミだったというわけさ」


初春「それでしたら、たしかに私だと思いますが……」


木山「キミはレベル1だろう? その件などを見るに、レベルに見合わない計算式がキミの中では組み立てられていると考えたらしいんだよ」
87 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/04(金) 18:08:40.02 ID:YGYRCdmk0
初春「つまり……?」


木山「キミが『自分だけの現実』を開花させられれば、一気に上位の能力者になれるかもしれないんだ」


初春「えええ!?」


木山「優れた能力を持つ者を探すにも、まだまだ『レベル5シミュレーター』の知名度は低くてね」


初春「……それで、能力が急激に上がった、という例を看板にしたいわけですか」


木山「キミ以上の適任者がいなくてね。私の知り合いでもあるし、どうかと思ってきたわけなのだが」
88 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/04(金) 18:09:05.93 ID:YGYRCdmk0
初春「そのテストプレイは危なくないんですか……?」


木山「危なくない……と言いたいところだが、正直なところどの程度危険か分からないんだよ」


初春「…………」


木山「無理にとは言わない。私は以前、教え子たちを巻き込んでしまっているからね。その気があったら、また研究室に来てくれたまえ」


初春「はい……」
89 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/04(金) 18:09:35.57 ID:YGYRCdmk0
―――
初春「――というわけなんです……」


佐天(初春が高レベルの能力者に?)


初春「佐天さんはどう思いますか?」


佐天「え?」
90 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/04(金) 18:10:51.79 ID:YGYRCdmk0
ここまで。

行間を空けてみるテストだったんですが、見やすくなってます?

書き溜めもほとんどないので、次の更新は短めです。
91 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/04(金) 18:15:58.70 ID:qSgxbFTAo

俺は一行空けのほうが好き
92 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/04(金) 18:51:16.44 ID:TrlX+bnAO
佐天さんの心境やいかに……
93 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/04(金) 19:06:33.22 ID:YWFBCeovo
「ギギギ…なんで初春ばっかり」
94 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/04(金) 19:08:41.39 ID:aIVzQHszo
くやしいのうくやしのうwwwwwwwwwwwwwwww
95 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/04(金) 19:50:55.65 ID:bPf41+5d0
佐天さんの能力は[ピーーー]を[ピーーー]能力とかかな、今後の活躍を期待
96 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/04(金) 22:46:28.04 ID:SLZbwuFE0
個人的に行間は最初の方が好き、面白いからいっぱい早く読めるなら
特にこだわらないので、続きよろしくお願いします
97 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/04(金) 23:46:55.99 ID:QyGgvATl0
頑張りなよ。応援してるよ。初春。

と応援してみるものの内心もの凄い嫉妬心であふれかえりそうだな、佐天さん・・・
98 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/05(土) 00:20:30.52 ID:AeE2Wsm30
初春「佐天さんは、こんな話を持ちかけられたらどうしますか?」

佐天「えーと……」

初春「私、どうしたらいいかわからなくて……」

佐天「……ダメだよ? 初春。そういうことは、他の人に聞くもんじゃないんじゃない?」

初春「え?」

佐天「それはあくまで自分の能力に関する問題なんだよ? そりゃとっても危ないっていうなら止めるけどさ〜」
99 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/05(土) 00:20:59.72 ID:AeE2Wsm30
初春「そうでしょうか?」

佐天「そうそう! 自分で決めた道を進まなきゃ!」

初春「そうですよね。帰ってもうちょっと考えてみます」

佐天「どっちの道をとるにしてもさ、私は初春を応援するから!」

初春「ありがとうございます、佐天さん」
100 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/05(土) 00:21:25.92 ID:AeE2Wsm30
―――
佐天(ちょっと、投げやりな反応だったかな〜……。昨日、御坂さんのあんな話聞いたばっかりだったし……)

佐天(どっちにしても、私みたいな凡人はコツコツやるしかないもんね!!)
101 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/05(土) 00:23:20.32 ID:AeE2Wsm30
続き書いたら、キリ悪かったんで3つだけ投下。
前向きになってる佐天さんはカワイイよね。
102 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/05(土) 00:38:19.70 ID:3SJDxoI3o
よかった、佐天さんがダークサイドに堕ちるのかとハラハラしたww
103 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/05(土) 00:53:00.14 ID:Tt1/MtNAO
気長にやってくれ
104 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/05(土) 01:37:58.25 ID:zP9R7gq90
やべぇ 普通に面白いから続きが楽しみ

ただ注文つけるなら、例えご都合主義的な展開でもいいんで
シリアスにあまりならず、シリアスになっても最後はいい方に向かって
ハッピーエンドで楽しく読めるとありがたいです
105 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/05(土) 01:39:12.43 ID:np22GmASo
人の作品に注文つけんなww
106 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/05(土) 01:48:13.99 ID:joyaAswuo
注文するなら自分で書けよ、と。
107 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/05(土) 01:49:50.54 ID:H3mPQxyWo
>>1の好きにさせてあげてやってください
108 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/05(土) 07:14:17.33 ID:Mu2Oijif0
――数日後

初春「お久しぶりです御坂さん」バサバサ パーッ キラキラ
佐天「今日はいい天気ですねー」バッサバッサ ヒュー シャキーン

御坂「・・・その二人の背中から生えてる立派な翼はどうしたの?」

初春「え?なんのことですか?」
佐天「御坂さんってけっこうメルヘンチックですねー」
初春「じゃあ学校なんでもう行きますね」

    轟ッ!!!

御坂「行っちゃった・・・翼生やすのが流行ってるのかな?」   的な!
109 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2011/02/05(土) 12:14:05.16 ID:AeE2Wsm30
―学校―
佐天「初春、おはよー」

初春「あ、佐天さん。おはようございます」

佐天「昨日話してたやつどうするか決めたの?」

初春「それが、まだ決めてないんですよ。今日の放課後に木山先生にもっと詳しい話を聞きに行くつもりです」

佐天「あれ? 風紀委員の方は?」

初春「固法先輩と白井さんに話したら、今日は休んで大丈夫だって言われました」

佐天「そりゃ、初春の昇進がかかってるもんね〜」
110 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2011/02/05(土) 12:14:40.79 ID:AeE2Wsm30
初春「それで、なんですけど」

佐天「ん?」

初春「よかったら、佐天さんも一緒に来てくれませんか?」

佐天「え? な、なんで?」

初春「その、ちょっと心細いんです。いきなりレベルが上がるかもしれない、なんて言われてしまって……」

佐天(初春……)
111 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/05(土) 12:15:08.18 ID:AeE2Wsm30
佐天「よーし、わかった。じゃあついて行ってあげる!」

初春「佐天さん……」

佐天「その変わり、今度初春のおごりでパフェね!」

初春「ありがとうございま――って、おごり……ですか?」

佐天「いつものファミレスのデラックスパフェで、手を打ってあげよう!」

初春「うー、仕方ありません! そのくらいなんともないです!!」

佐天「じゃあ、ストロベリーサンデーも追加ね!」

初春「え!?」
112 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/05(土) 12:15:37.53 ID:AeE2Wsm30
佐天「よーし、そうと決まったら放課後気合入れていくよー、初春!」

初春「ちょ、佐天さん! ストロベリーサンデーは勘弁してください!」

佐天「ダメダメ〜。ほ〜ら、今日のパンツはいちご柄かな〜?」バサッ

初春「ちょ、さ、佐天さん! やめてください!」
113 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/05(土) 12:16:24.89 ID:AeE2Wsm30
―――
初春「それじゃ、佐天さん。お願いします」

佐天「ん? 木山先生のところ行くんでしょ? そんなにカチカチにならなくてもいいんじゃない?」

初春「そ、それもそうですよね〜」

佐天「それに、まだ高レベルになれると決まったわけじゃないんだよ〜」

初春「う、そうでした。今日一日ムダに緊張し過ぎちゃいましたよ〜」

佐天「ま、初春らしいけどね〜」
114 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/05(土) 12:17:46.95 ID:AeE2Wsm30
続きは夜。
みなさんの想像と違う方向になるかも。
115 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/05(土) 12:48:53.27 ID:3WDhDQrAO

ちょっとやな予感
116 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/05(土) 19:06:15.99 ID:AeE2Wsm30
―研究所―
初春「おじゃましまーす」

佐天「木山先生います?」

木山「お、来てくれたのかい? まあ、かけてくれたまえ」

初春「では、失礼して……」

木山「そっちのキミも彼女から話を聞いたのかい?」

佐天「もしかして聞いちゃまずいことでした?」

木山「フフッ。そんなことはないよ」
117 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/05(土) 19:06:47.75 ID:AeE2Wsm30
佐天「驚かせないでくださいよ〜」

木山「すまないね。それで、返事を聞かせてくれるのかい?」

初春「そのことなんですが」

木山「ん?」

初春「もう少し詳しい話を聞かせてもらえませんか?」

木山「構わないよ。キミの不安も分かるしね」
118 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/05(土) 19:07:15.08 ID:AeE2Wsm30
木山「それで、何を聞きたいかね?」

初春「最新機ということですが……」

木山「キミに話を持っていったのはいいんだが、実はまだ完成していなくてね」

佐天「完成してないんですか?」

木山「ああ、どうもバランス調整がうまくいかないんだ」

初春「バランス調整……ですか?」
119 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/05(土) 19:07:43.80 ID:AeE2Wsm30
木山「新型の『レベル5シミュレーター』には、補助AIをのせることにしてね」

佐天「AIって学園都市でも完全なものはできてましたっけ?」

木山「いや、そういうものではなく、あくまでプレイヤーの思考を読んで、実行するだけの補助装置だと思ってくれればいい」

初春「その補助AIでなにをするんですか?」

木山「ゲーム内部で行った能力使用の経験を、その補助AIで頭に植えつけるのさ」
120 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/05(土) 19:08:15.86 ID:AeE2Wsm30
佐天「植えつける?」

木山「表現がよくなかったかな? 学習装置(テスタメント)みたいに頭に書き込むものではなく、『強く印象付ける』というのが正しいかな」

初春「能力を使った経験を強く印象付ける……」

木山「『自分だけの現実』は、思い込みみたいなものだからね。できると強く思えるようにする手伝いをするのさ」

佐天「思い込み……」
121 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/05(土) 19:08:42.23 ID:AeE2Wsm30
木山「プレイヤーの思考を読み取って、能力に関するアドバイスを表示したり、動きに違和感がないように、無意識に行っていることの補助もしてくれる」

初春「え? 今のシミュレーターでも、違和感はそんなにありませんでしたよ?」

木山「能力は繊細だからね。その微妙な違和感を取り去るのも、研究課題の一つとして挙げているのさ」

佐天「バランス調整がうまくいかないっていうのは……」

木山「それが、印象付けが強くなりすぎたり、AIがプレイヤーの思考を読めなかったりしてね」
122 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/05(土) 19:09:09.80 ID:AeE2Wsm30
初春「だ、大丈夫なんですか?」

木山「ああ。昨日はおどかすようなことを言ったが、それほど危険はないと思うよ」

佐天「その新型はいつごろ完成する予定なんですか?」

木山「本体は完成しているんだ。あとは補助AIの調整だけなんだが、まだ二、三日かかるかもしれない」

初春「そうですか」
123 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/05(土) 19:09:49.97 ID:AeE2Wsm30
木山「それで、キミはどうする? 時間はまだあるし、完成してからでも――」

初春「いいえ、やらせてください」

佐天「初春!?」

木山「いいのかい?」

初春「はい。佐天さんと昨日話してなければ、まだ迷っていたと思います。ですけど決めたんです」

佐天(初春……)
124 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/05(土) 19:10:16.35 ID:AeE2Wsm30
木山「そうかい。では完成したら連絡するよ」

初春「はい、よろしくお願いします!」

木山「ああ。それから、一応規則になっているのでこっちにサインだけしてくれるかな?」

初春「え〜と、『実験受諾書』ですか? 分かりました」サラサラ

木山「それじゃあ、これから頼むよ。新型が完成したら、携帯に連絡を入れるからね」

佐天「じゃあ、帰ろうか、初春」

初春「はい! 佐天さん」
125 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/05(土) 19:10:47.08 ID:AeE2Wsm30
木山「そうだ、待ちたまえ。形式的には実験になっているからね。協力者には、報酬がでるんだ。この額が、実験後に振り込まれる」ピラ

初春「え? これ結構な額なんじゃ?」

佐天「いち、じゅう、ひゃく、せん……。ええっ!?」

木山「それでは、気をつけて帰りたまえ」

初春・佐天「「は、はい……」」
126 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/05(土) 19:11:15.52 ID:AeE2Wsm30
―帰り道―
佐天「いや〜、すごいね〜」

初春「中学生にこんなに出していいんでしょうか?」

佐天「う〜ん。でもよく考えたら、御坂さんたちはこれ以上の額を奨学金でもらってるわけなんでしょ?」

初春「さすがお嬢さまですね……」

佐天「あ、初春。パフェの件だけど、さらに追加してもいいんじゃない!?」

初春「はいっ! 今日は本当に感謝してます! 早速これから行きましょうか?」

佐天「お、いいね〜。レッツゴー!!」
127 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/05(土) 19:11:42.21 ID:AeE2Wsm30
―ファミレス―
佐天「うーっぷ。もう食べられないかも」

初春「ジャンボパフェ、ストロベリーサンデー、チョコデラックスにバニラスペシャル……。食べすぎですよ?」

佐天「ひさびさにリミッター解除したからね〜」

初春「フフフッ。それにしても、今日は本当にありがとうございました」

佐天「そんな大層なことしたかな〜? 後ろについていっただけじゃん?」

初春「い〜え、私にとっては、とてもありがたかったんです」
128 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/05(土) 19:12:10.66 ID:AeE2Wsm30
佐天「それって、昨日の話のこと?」

初春「もちろんそれもありますけどね」

佐天「そうかな?」

初春「はい! 自分で決めろって言ってくれたり、どっちでも応援してくれるなんて少しくさいセリフでしたけど」

佐天「そ、そうかな? 言ってるときは意識してなかったけど、ちょっと恥ずかしいかも」///
129 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/05(土) 19:12:36.39 ID:AeE2Wsm30
佐天「さーて、じゃあそろそろ帰ろっか、初春」

初春「そうですね。もうこんな時間ですしね」

佐天「明日は休みの日だけど、風紀委員はあるの?」

初春「明日はお休みですね〜。久しぶりに四人で遊びに行きましょうか?」

佐天「いいね〜。じゃあ連絡は初春にまかせてもいいかな?」

初春「はい。ではまたメールしますね〜」

佐天「じゃね〜」
130 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/05(土) 19:13:03.81 ID:AeE2Wsm30
―――
佐天(自分では投げやり気味に言った言葉でも、初春があんなに強く受けとめてくれてたなんて思わなかったな〜)

佐天(でも、言ったからには全力で応援してあげないとね)

佐天(でも……、初春が高レベルになっても、私はそのままでいられるかな……?)
131 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/05(土) 19:13:59.63 ID:AeE2Wsm30
ここまで。
続きは明日。
新OPに佐天さん入れてもよかったと思うんだ……
132 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/05(土) 19:35:21.38 ID:3WDhDQrAO
乙…
133 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/05(土) 19:38:55.00 ID:/PCEcZuB0
>>131
俺も佐天好きだけどそれはダメだ、本編出れないんだから逆に可哀想だろう・・・
134 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/05(土) 21:40:51.20 ID:MzURE85T0
>>133
一期のOP見て来い
135 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/05(土) 22:02:17.60 ID:B3ezVZkAO
初春と一緒に偽原と歩いてんだっけ?
アニメ電磁砲でそのままだとキャラが薄いから巨乳にされたのが省かれた理由かね
136 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/06(日) 05:25:30.18 ID:1TCRZhaHo
面白い。支援。
137 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/06(日) 12:10:23.99 ID:SZQK89QT0
―セブンスミスト―
初春「――というわけなんですよ」

御坂「へえ〜。すごいじゃない」

白井「あまり期待しすぎないほうがいいんじゃないですの?」

佐天「素直に祝ってあげましょうよ〜、白井さん」

初春「まだ、レベルが上がると決まったわけでもないですし、白井さんの言う通りですよ〜」
138 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/06(日) 12:10:50.71 ID:SZQK89QT0
初春「それで、今日はあとどこ回ってみますか?」

佐天「白井さんが、まだあのゲーム体験してないですよね? 一回はやってみません?」

白井「そうですわね〜……。まあ、一度くらいなら」

御坂「じゃあ決まりね。行きましょうか」
139 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/06(日) 12:11:20.27 ID:SZQK89QT0
―ゲームセンター―
御坂「二人ずつしかできないけど、誰と誰で入る?」

初春「白井さんと……」

佐天「じゃあ私!」

白井「わかりましたわ。じゃあ入りますわよー」
140 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/06(日) 12:11:48.61 ID:SZQK89QT0
御坂「あ、おとといは気が付かなかったけど、外からもモニターできるみたいだね」

初春「え? あ、これ画面だったんですか〜」

御坂「ちょっと気づきにくいかもね」

初春「中で設定するみたいですけどわかりますか〜?」

白井『えーと、これでどうですの〜?』

御坂「あ、写ったわ。オッケー」
141 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/06(日) 12:12:16.58 ID:SZQK89QT0
―筐体内部―
白井「それではヘルメットを付けて、と」

佐天「前回は体験モードにしたんですけど、散策だけだったので、今日はバトルモードにしてみませんか?」

白井「おまかせしますの」

〜ようこそ! レベル5シミュレーターへ!〜
モードを選択してね!
   チュートリアル
   体験モード
→ バトルモード
142 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/06(日) 12:12:43.21 ID:SZQK89QT0
佐天「あれ? バトルモードはいろいろ種類があるみたいですね」

白井「え〜と、『シングル』、『VS』、『ダブルス』と『オンライン』ですの? 四つもありますのね」

佐天「どれにしましょうか?」

白井「『VS』か『ダブルス』あたりがいいのではなくて?」

佐天「『オンライン』も二人でできるみたいですから、そっちにしてみませんか〜?」

白井「いいですわよ」
143 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/06(日) 12:13:09.63 ID:SZQK89QT0
木山『やあ。オンラインバトルモードにするのかい? まずは、対戦相手に表示されるニックネームを決めてくれたまえ』

白井「この方は、相変わらずですのね」

佐天「相変わらず、ちょっとテンション高めですけどね」

白井「ニックネームは、何にしましょうか……」

佐天「六文字以内ですか。そうですね、私は……」

白井「白黒、でいいですわね」

佐天「私は、SATENっと」
144 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/06(日) 12:13:36.09 ID:SZQK89QT0
木山『では、対戦相手を見つけるまで少々待ってくれたまえ』

SATEN「どのくらい時間かかるんでしょうか?」

白黒「他にプレイしてる方次第ではありませんの?」

木山『……対戦相手が見つかったよ。では、目をつぶって(中略)これで、レベル5だ。では、対戦フィールドに案内しよう』

SATEN「対戦フィールドは図書館みたいなイメージですねー」

白黒「あら? あれが相手の方ですの? なにやらデフォルメされたキャラクターのようですが……」

婚后☆光子「オーッホッホッホッホッホ」

一夜「その、よろしくお願いします」
145 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/06(日) 12:14:53.74 ID:SZQK89QT0
ここまで。
そろそろ下書きは書き終わりそうですが、この辺でまだ6合目といったところです。
146 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/06(日) 12:27:12.94 ID:r1tN4onAO
147 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/06(日) 12:42:01.20 ID:ShnOdVnFo
間違いなく今一番楽しみにしてるSS

>>135
OPの話なら顔は出てないけど初春・黒子と一緒に喫茶店にいるカットあるでしょ
1クール目じゃなくて一期の話な
巨乳云々の行はよく意味がわからんが
148 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/06(日) 18:10:03.34 ID:SZQK89QT0
白黒「こ、婚后光子……」

SATEN「もう一人は湾内さんでしょうか?」

婚后☆光子「あら、白井さんではありませんの?」

一夜「そちらの方は、お久しぶりですわ」

SATEN「久しぶりですね〜」
149 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/06(日) 18:10:29.32 ID:SZQK89QT0
SATEN「でも、どうしてここに?」

一夜「婚后さんと遊びにきましたら、面白そうなものがありましたので」

白黒「なるほど。……あなたでもゲーセンなどに行くのですわね」

婚后☆光子「あら? 意外かしら? 庶民の遊具も嗜んでいましてよ?」

SATEN「そ、そうですか」
150 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/06(日) 18:10:56.85 ID:SZQK89QT0
木山『では対戦を始めるよ? 制限時間は三分だ。存分に楽しんでくれたまえ』

レディーファイト カーン

白黒「え!? いきなりですの!?」

婚后☆光子「白井さん、よそ見はだめでしてよ!」ビュン

白黒(手に触れていないのに、能力を発動していますの!?)シュン

一夜「避けられてしまいましたわ」

SATEN「今度はこっちが!」ゴッ
151 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/06(日) 18:11:24.80 ID:SZQK89QT0
一夜「えいっ!」ギュルギュル

白黒「水で防御しましたの? 私は……」シュン

婚后☆光子「あら、危ない。そちらも手を触れずとも、能力が発動してるではありませんの」

白黒「どこぞのテレポーターみたいでちょっとアレですけど、結構使い勝手は良さそうですの」

SATEN「まだまだ行きますよ〜」

………
……

〜ゲームを終了します〜
152 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/06(日) 18:11:53.77 ID:SZQK89QT0
御坂「おつかれー」

白井「なかなか面白いですわね。あの婚后光子に一泡吹かせてやりましたの」

初春「あはは。白井さんも結構ダメージ受けてましたけどね」

佐天「なんとか生き残るので精一杯だったよー」

初春「佐天さんもお疲れ様でした」
153 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/06(日) 18:12:19.91 ID:SZQK89QT0
佐天「初春と御坂さんもやります?」

御坂「んー、どうしよう?」

初春「そうですねえー……」

ピリリリ

佐天「ん? 初春、ケータイ」

初春「そうみたいですね。えーと、木山先生からです」
154 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/06(日) 18:12:55.53 ID:SZQK89QT0
初春『はい、もしもし……』

佐天「昨日の今日でもう完成したんですかね〜?」

白井「そうかもしれませんわね」

御坂「何話してるんだろ?」

…………

初春「おまたせしましたー」
155 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/06(日) 18:13:36.05 ID:SZQK89QT0
佐天「なんだったの? 完成したって?」

初春「まだちょっと分かりません。今から来れないかーって聞かれました」

御坂「ちょうどいいし、みんなで行ってみよっか?」

白井「そうですわね。多分、問題ないでしょう」

佐天「じゃあ、すぐに行ってみましょー!」
156 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/06(日) 18:14:02.32 ID:SZQK89QT0
―研究所―
御坂「こんにちはー」

白井「お久しぶりですの」

佐天「またきましたー」

初春「ははは……」

木山「おや、四人で来たのかい」

佐天「ちょうど、四人で遊んでいましたので!」
157 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/06(日) 18:14:28.80 ID:SZQK89QT0
木山「ああ、それでか。みんなに来てもらえて嬉しいよ。早速だが、ちょっとついてきてくれるかな?」

初春「え? ここで話をするわけじゃないんですか?」

木山「ああ、まだ実物を見せていなかっただろう? 下のフロアにあるんだよ」

初春「わかりました」
158 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/06(日) 18:16:17.15 ID:SZQK89QT0
―研究所 地下フロア―
木山「これが、新型の『レベル5シミュレーター』、『LUS-02』だ」

白井「まあ、随分と大きいのですわね」

木山「まだ、α版だからね。小型化はまだ先さ」

御坂「『LUS-02』が名前ですか?」

木山「ああ、『Level Up Simulator』というのが正式名称なんだ。だが、『レベル5シミュレーター』の方が喰いつきが良さそうでね」

佐天「たしかに」
159 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/06(日) 18:16:45.21 ID:SZQK89QT0
初春「うわー。スゴイですね〜」

木山「今日中には調整が完了しそうなんだ。早速明日からテストプレイを始めたいのだが、予定は大丈夫かね?」

御坂「そんなにすぐ始めるんですか?」

木山「ああ、上が早くしろとうるさくてね。こちらとしては、もう少しじっくりとやりたいのだが」

初春「時間はどのくらいかかるんでしょうか?」

木山「午前中に始めれば、お昼ちょっとには終わるだろう。学校の方には、こちらから連絡しておくよ」

初春「あ、はい。わかりました」
160 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/06(日) 18:17:14.67 ID:SZQK89QT0
佐天「そういえば、今日バトルモードをやってみたんですけど」

木山「おや? まだやってなかったのかい? キミたちなら一番最初にそれをやりそうなものだけど」

御坂「はははは……」

佐天「それで、『オンライン』をやったんですけど、なんで相手はデフォルメされてたんですか?」

木山「相手から見れば、キミたちもデフォルメされて見えているんだよ」

白井「そうでしたの?」
161 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/06(日) 18:17:41.87 ID:SZQK89QT0
木山「ああ。リアルにしてもよかったのだが、生身の人間を攻撃できるようにするのはちょっとね」

佐天「う、確かに……」

白井「それもそうですわね」

初春「ううう、血がドバドバ出てくるのを想像しちゃいましたよ……」

御坂「結構グロテスクな想像するわね……」
162 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/06(日) 18:18:09.51 ID:SZQK89QT0
研究員「所長」

木山「ん? どうした?」

研究員「この数値でいかがでしょうか?」

木山「まだ、少し高いな……。あとコンマ1下げるようにしてくれ」

研究員「わかりました」
163 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/06(日) 18:18:37.88 ID:SZQK89QT0
御坂「へえ〜。所長だったんですね」

木山「お恥ずかしながらね。レベルアッパーに一番詳しいのは私だから、さ」

佐天「何人くらいでやってるんですか?」

木山「ここの研究員は十人くらいだよ。本体の製造は外注しているから大人数はいらないんだ」

初春「それで、テストプレイは何回くらいやる予定なんですか?」

木山「それは、一回目の結果次第だ。まだ、なんとも言えない」
164 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/06(日) 18:19:04.61 ID:SZQK89QT0
白井「初春の成果次第ですわね」

御坂「がんばってね、初春さん」

初春「キンチョウしてきました……」

木山「フフッ。硬くならないでも大丈夫だよ。キミには失敗しても損はないだろう?」

初春「そ、そうですよね」

佐天(でも、成功すれば一気に高レベル、か)
165 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/06(日) 18:19:30.80 ID:SZQK89QT0
木山「それじゃあ、明日学校に行く時間と同じくらいにここに顔を出してくれればいい」

初春「わ、わかりました」

佐天「じゃあ、明日は初春学校休みか〜」

木山「実験が早めに終われば、午後は学校に行けるだろうさ」
166 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/06(日) 18:19:58.32 ID:SZQK89QT0
初春「では、明日はよろしくお願いします!」

木山「いや、それはこっちのセリフなんだが……」

佐天「じゃあ、おじゃましましたー」

御坂「さようなら〜」

白井「失礼しますの」

木山「ああ、また来たまえ」
167 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/06(日) 18:20:25.86 ID:SZQK89QT0
―帰り道―
佐天「いよいよ、明日か〜」

初春「今日は眠れないかもしれません!!」

御坂「緊張し過ぎだってば〜」

白井「そうですわよ、初春」

初春「そ、そうですよね」
168 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/06(日) 18:26:50.36 ID:NS/lEqK6o
黒子のレベル5ってハンパなく強そう
169 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/06(日) 18:42:13.40 ID:SZQK89QT0
佐天「結局ここのところずっと緊張しっぱなしなんじゃないの〜?」

初春「ううう、そうなんですよ」

御坂「緊張のし過ぎもよくないわよ」

白井「早めに休んだほうがよさそうですわね」

170 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/06(日) 18:42:40.82 ID:SZQK89QT0
初春「それじゃ、みなさん、また明日〜」

白井「支部でまってますので、終わりましたら顔くらいみせてくださいな」

佐天「学校に来れたらくるんだよ〜」

御坂「明日は頑張ってね〜」

初春「は〜い。それではー」
171 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/06(日) 18:43:07.77 ID:SZQK89QT0
―――
佐天(いよいよ明日が一回目のテストプレイか〜)

佐天(成功したらあたしにも使わせてもらえるかな? 初春だけじゃずるいもんね〜)
172 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/06(日) 18:44:02.24 ID:SZQK89QT0
ここまで。
明日はいよいよNEW-初春誕生か。
173 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/06(日) 18:47:57.68 ID:ShnOdVnFo
佐天さんの行く末がちょっと気になりつつ
期待して待っときます 乙
174 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/06(日) 19:04:57.16 ID:r1tN4onAO
175 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/06(日) 19:51:56.27 ID:r8vLc+5D0
>>168
結局、飛距離と精度が上がるぐらいじゃないかな
上限何も考えなければ月をテレポートさせてコロニー落とし、ここまで考えた
176 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/06(日) 20:26:29.98 ID:r1tN4onAO
転移するものの重量が増えるんじゃないか?
177 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/06(日) 20:33:13.40 ID:NS/lEqK6o
さわらなくてもテレポートさせられる、ビルとか転移可能、遠距離でも転移可能、タイムラグほぼなし
目視した敵の首だけテレポートとかできそうだよね
178 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/06(日) 20:42:14.61 ID:C2/7eyyxo
湾内さんで5分位考えてしまった
179 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/06(日) 20:59:22.47 ID:gVlZsnxro
レベル上がって変わるのは、強度とか能力範囲だけじゃない気が
11次元経由で物体移動してるんなら、上位次元の制御とか出来るようになるんじゃね
空間制御は間違いないな
ラスボス臭だが
180 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/06(日) 21:06:37.25 ID:HIqZf2GLo
空間移動系レベル5は0次元の極点に覚醒したむぎのんだな
181 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/06(日) 21:09:05.82 ID:K1CGmFdAO
空間移動は進化したら座標移動になるのかな?
182 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/06(日) 21:25:07.09 ID:sLmsraQyo
ああ湾内=one night=一夜ってことか今気付いた
183 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/06(日) 21:26:27.51 ID:JfP/NDjg0
空間移動と座標移動は違うよね
例えて言うなら同じジャンプ内のコミックでも
ワンピースとこち亀位違うな
空間移動は移動前を自分基準にできるぶん楽だが、
自由度がない
座標移動は移動前を自分基準にしないから大変だが、
自由度が広い
座標移動の場合射程内で物の位置が分かってればビルの中みたいな見えない場所から
見えない場所への移動もできるし

だから黒子がレベル5になったら射程、制度、重量がアップしたうえに連続スピードが上がるんじゃないかな?
今までのスピードがハンドガンならマシンガンみたいな感じで
184 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/06(日) 21:35:13.92 ID:mqY0UCvIO
>>183
例えが下手すぎて逆に笑ってしまった
185 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/06(日) 21:36:59.55 ID:NS/lEqK6o
いや・・・空間移動(テレポート)は空間移動系能力の総称で
座標移動は結標の二つ名みたいなもんなんだから
同列に扱うのはおかしくないか?
そもそも言葉のステージが違う

黒子と結標は演算の仕方が違うだけで能力はまったく同系統なはず
レベルが上がるってことは演算能力も上がるんだから、「どちらの演算の仕方も可能」になるはず
つまり黒子がレベル5になれば結標のできることはできるようになるのでは
186 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/06(日) 21:38:14.30 ID:ShnOdVnFo
スラムダンクと黒子のバスケくらいにしておけば・・・
187 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/06(日) 21:44:17.68 ID:JfP/NDjg0
>>185

いや違うべ
逆に言えば座標移動が黒子の能力の上位なら
あわきんが自分を飛ばすのに元々苦労するはずがない
だって自分基準にすればいいんだから
自分基準にできないから、あわきんは自分飛ばしが苦手で事故が起きたんだし

>>186
じゃあワンピースとナルト辺りにしとくよ
188 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/06(日) 21:44:46.33 ID:tUhmUHP/0
>>185
ところで黒子の二つ名は「変態移動」?
189 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/06(日) 21:50:32.48 ID:gVlZsnxro
とりあえずwiki持ってきた
結標淡希
ttp://www12.atwiki.jp/index-index/pages/176.html
空間移動
ttp://www12.atwiki.jp/index-index/pages/142.html
座標移動
ttp://www12.atwiki.jp/index-index/pages/141.html
190 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/06(日) 21:51:41.57 ID:UMhAvr+AO
>>188
そうだよ
191 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/06(日) 21:55:42.53 ID:JfP/NDjg0
>>189

読み方は?
192 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/06(日) 21:56:14.44 ID:JfP/NDjg0
間違えたww
>>188ねww
193 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/06(日) 21:57:12.58 ID:gVlZsnxro
>>191
単語の?
結標淡希=むすじめあわき
空間移動=テレポート
座標移動=ムーブポイント
194 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/06(日) 21:57:47.05 ID:gVlZsnxro
な、なんやねん・・・
195 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/06(日) 21:59:04.13 ID:NS/lEqK6o
>>187
自分基準方式でも自分を飛ばすのは簡単じゃない
黒子は自分基準方式だけど過去話で「まだ自分は飛ばせませんの」と言って初春を飛ばした
つまり自分基準か否かは自分を飛ばせるかどうか?には関係ない

結標が自分飛ばすのに苦労してたのはたまたまトラウマがあったから。
黒子だって自分飛ばしし始めた頃は誤差あったはず
たまたまトラウマになるような失敗をしてないだけだろ
196 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/06(日) 22:04:43.28 ID:gDAYkaz5o
心底どうでもいい
197 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/06(日) 22:13:39.23 ID:NS/lEqK6o
すいませんでした!
198 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/06(日) 22:14:47.65 ID:gVlZsnxro
申し訳ございませんでした!!
199 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/06(日) 22:15:44.67 ID:JfP/NDjg0
>>196

ですね(笑)

まぁー一言で言えば
座標移動は通り名じゃなくてジャンル
空間移動は総称

窒素装甲が大気使い?の中のジャンルのひとつみたいな感じ
原子崩しが電気使いの亜種みたいなのと同じ
200 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/06(日) 22:16:13.39 ID:JfP/NDjg0
ぬけてた

本当にスレ汚しすみませんでした
201 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/07(月) 04:54:51.14 ID:x4mYpPVDO
>>199
あわきんが自身をテレポート出来ないのはトラウマが原因だった筈。
黒子がレベル5に成れば、テレポート出来るあわきんになるだけだろ。
202 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/07(月) 12:27:42.29 ID:1wT/tFnH0
なんか伸びてる!

想像以上の多くの人に読んでもらえてるみたいでうれしいです。
黒子の能力ですが、↑のようなことのほかにも、常盤台のレベル5といえば、万能型。
御坂にしろ、心理掌握にしろなんでもできる。だから、黒子もテレポート系ならなんでもOK的な解釈をしてます。

あと、湾内→一夜がわかってもらえて微妙にうれしいです。

では続きを
203 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/07(月) 12:28:11.32 ID:1wT/tFnH0
―学校―
佐天(今ごろやってるころかな〜)

佐天(終わったら、学校来る前にメールくらいしてくれるかな?)
204 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/07(月) 12:28:37.85 ID:1wT/tFnH0
―――
佐天(う〜ん。結局今日は学校に来なかったな〜)

佐天(長引いてるのかな? 風紀委員の方に行ってみよっと)
205 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/07(月) 12:29:04.52 ID:1wT/tFnH0
―――
―風紀委員活動第一七七支部―
佐天「こんにちはー、初春きましたー?」

固法「あら、いらっしゃい。初春さんならまだ来てないわよ」

佐天「まだ、終わらないのかな〜。午前中で終わるって言ってたのに〜」

固法「フフッ。すぐに二回目のテストを始めたんじゃないの?」

佐天「あんまり長時間はできないと思うんですけどね」
206 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/07(月) 12:29:34.05 ID:1wT/tFnH0
―――
御坂「こんにちは〜」

白井「初春はきましたの?」

佐天「いえ、それがまだ……」

御坂「何かあったのかしら?」
207 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/07(月) 12:30:05.62 ID:1wT/tFnH0
固法「そんなに気になるなら、見に行けばいいじゃない」

御坂「それもそうですよね」

佐天「そうですね。そうしましょうか〜」

固法「あ、白井さんはダメよ。風紀委員なんだからね。それに、行き違いになったら困るでしょ?」

白井「う、そうですわね。……ではお二人におまかせしますわ」

佐天「りょーかいです!」
208 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/07(月) 12:30:32.94 ID:1wT/tFnH0
―研究室―
佐天「おじゃましまーす」

御坂「って誰もいないじゃない……」

佐天「シミュレーターの方でしょうかね? 下行ってみましょうか」
209 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/07(月) 12:31:00.52 ID:1wT/tFnH0
―研究室 地下フロア―
佐天「お、木山せんせー!」

御坂「ん? なんか雰囲気がおかしくない……?」

佐天「そういえばそうですねー」

木山「!! キミたちいいところにきた!」

御坂「どうかしたんですか?」

木山「それが大変なことになってしまったんだ!」
210 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/07(月) 12:31:33.08 ID:1wT/tFnH0
どう大変かは夜に続く。
211 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/07(月) 12:33:40.04 ID:7tyYvVdro
木山「お花が暴走してしまったのだよ!」
212 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/07(月) 12:38:59.87 ID:UxUbLxkTP
花が急成長して、学園都市の能力者vs巨大植物という展開か……胸熱
213 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/07(月) 12:43:13.07 ID:Mmm1fmxno
肥料(強化)のやりすぎで枯れてしまったお花が!
214 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/07(月) 14:31:43.37 ID:5cpD2lqAO
なにそのマシュマーさん
215 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/07(月) 14:40:20.62 ID:Q3/UdmSoo
触っただけで腐る能力!
216 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/07(月) 15:29:46.65 ID:yaUOmIyao
府女子という意味で
217 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/07(月) 15:46:44.40 ID:CIwltiIRo
京女かよ
218 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2011/02/07(月) 18:46:51.24 ID:1wT/tFnH0
―――
木山「よく来てくれたね。じゃあ早速説明することにしよう」

初春「はい」

木山「今日は初めての有人テストだから、軽めにテストして終わりにしようと思う」

初春「わかりました」
219 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2011/02/07(月) 18:47:26.05 ID:1wT/tFnH0
木山「見ての通り、旧型のヘルメットタイプではなく、カプセルタイプのものになっている。そこに横になってもらえるかな」

初春「ここですか?」

木山「ああ、それで、そこの青いボタンを押してくれ。それで外からもモニターできるようになる」

初春「はい」ポチ

木山「モニターの方はどうだ?」

研究員「オッケーです」
220 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/07(月) 18:48:01.91 ID:1wT/tFnH0
木山「では起動したら、体験モードを選択してくれ。そこで代理演算機能などは起動せずに、五分程度能力を使ってもらって休憩を取る」

初春「代理演算機能って、レベルアッパーですよね? 起動しないんですか?」

木山「ああ。まだ、補助AIの動作確認などの軽めのテストだからね」

初春「あ、そうでしたね」

木山「では、カプセルを閉じるよ。頑張ってくれたまえ」

初春「はい」ガチャ カチッ
221 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/07(月) 18:48:30.75 ID:1wT/tFnH0
研究員「では、所長。起動します」

木山「ああ、頼む」

ウィィィィィィィン

木山「どうかね?」

初春『はい、今のところ特に問題はありません』
222 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/07(月) 18:48:58.82 ID:1wT/tFnH0
木山「では、さきほど言った通り、体験モードで能力を試してみてくれたまえ」

初春『わかりましたー。体験モード……っと』ピ

研究員「ん? あれ?」

木山「どうした?」

研究員「それが、モニターが消えてしまいました」

木山「なに?」
223 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/07(月) 18:49:42.38 ID:1wT/tFnH0
木山「初春くん。聞こえるかね? モニターのボタンを押して欲しい」

初春『…………』

木山「……? 様子がおかしい。テストを終了させろ!」

研究員「…………できません!」

木山「なぜだ! 強制終了プログラムがあっただろう!?」

研究員「それが……強制終了プログラムにプロテクトがかかっています!」

木山「なんだって……?」
224 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/07(月) 18:50:14.73 ID:1wT/tFnH0
―――
木山「補助AIが誤作動を起こしているようなんだ」

御坂「誤作動……?」

木山「補助AIは元々、プレイヤーの思考を読み取って、能力に関するアドバイスを表示したり、無意識に行っていることの補助もしてくれるのだが――」


木山「――それが、彼女の思考を読み取って、次々と防壁セキュリティのプログラムを作り始めてしまったんだ」

225 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/07(月) 18:50:41.21 ID:1wT/tFnH0
続きは明日。
226 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/07(月) 21:17:01.57 ID:D3JATU5jo
乙ー

プログラムを作るプログラムか
227 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/07(月) 21:28:05.05 ID:wMaaEAJG0
>>217
大女かも知れん
228 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/07(月) 21:36:22.30 ID:RfwCuU9AO
さすが初春
229 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/08(火) 02:02:25.79 ID:+higeFzAO
一回分の投稿の文章量増やしてもらえると有り難いです
読みごたえを感じたい
230 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/08(火) 02:43:11.99 ID:BGnqLacy0
たしかに一度に大量に読みたいくらいおもしろいけど
文章量を増やすために投稿が遅くなったりしたら嫌かな
だから今のままでいいと思いますよ

まあ今の投稿スピードで文章が増えたら嬉しいですけどねw
231 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/08(火) 03:03:37.68 ID:382/Iys9o
1週間我慢してスレを開かなければ読み応え感じられるんじゃないか
232 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/08(火) 12:04:02.12 ID:rIbaONiO0

状況説明が足りてなかったので説明を。

体験モードを選択するちょっと前
―――
初春(『レベル5シュミレーター』はネットに繋いでいるようですが、情報の流出とか大丈夫なんですかね? セキュリティはどうなっているんでしょうか?)

初春(う〜ん。そうですね、私だったら……)
―――
という思考を補助AIが読み取り、プログラムの作成を補助。これは木山先生も予測していない機能でした。

それで、出来上がった最初のプログラムが、体験モードに支障をきたし、初春がそこからはじき出されます。その時点で初春の意識は混濁。

エラーの出た『レベル5シミュレーター』ですが、初春の意識がわずかに残っていたため、思考の読み取りを続行。次々とセキュリティの構築を始める。

という流れです。

>>226
一応最後まで完成はしたんですが、まだ納得できないところがあったり、もっと面白くできないかを練っていますのでこの速度、分量になってます。
ご了承を。

では続きをどうぞ。
233 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/08(火) 12:04:28.48 ID:rIbaONiO0
木山「おかげで強制終了プログラムが起動できない」

佐天「それって、初春はまだあの中にいるってことですか!?」

木山「そうなる……」

佐天「だ、大丈夫なんですよね!?」

木山「今のところ命に別状はないが……」

御坂「え?」
234 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/08(火) 12:04:55.88 ID:rIbaONiO0
木山「長時間の使用を前提としていないから、生命維持装置などがついていないんだ」

佐天「そんな……じゃあ、初春は……」

御坂「どのくらいは大丈夫なの?」

木山「もって、二日か三日だろう……」
235 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/08(火) 12:05:25.96 ID:rIbaONiO0
御坂「電源を落とすことはできないのかしら?」

木山「できなくはない」

佐天「だったら!」

木山「だが、今彼女は『LUS-02』と一体化しているんだ。無理に電源を落としたり、カプセルを開けたりすると、脳にどんな影響が出るか分からない……」

御坂「パソコンの電源を引っこ抜くようなもの、ってこと?」
236 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/08(火) 12:05:51.40 ID:rIbaONiO0
木山「ああ。それに、統括理事会からも、手段がないなら放っておけ、と言われてしまった」

佐天「統括理事会が? なんで!?」

木山「あの機械はバンクからデータを取り入れているんだ。そちらのセキュリティレベルが今日の午前中から格段に上がり続けているそうなんだよ」

御坂「え? バンクの……?」

木山「おそらくこの子のせいだろう。理事会が放っておくのも、正式なパスを持っている者は、問題なく通過できているからだろうね……」

佐天「そんな……」
237 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/08(火) 12:06:17.85 ID:rIbaONiO0
御坂「……ここに、あのマシンに接続できる端末はあるかしら?」

佐天「御坂さん……?」

御坂「要するに、そのセキュリティを破って、強制終了プログラムを起動すればいいんでしょ?」

木山「あ、ああ。その通りだが……」

御坂「なら、私の出番じゃない」
238 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/08(火) 12:06:59.35 ID:rIbaONiO0
―――
木山「この端末が、一番スペックが高い」

御坂「そ。ありがと」カタカタ

木山「強制終了プログラムを起動する以外にも、補助AIプログラム自体を破壊することでも止めることができると思う」

御坂「破壊しちゃっていいのね。わかったわ」
239 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/08(火) 12:07:26.45 ID:rIbaONiO0
木山「それから、気をつけたまえ。一度侵入を許した方法は、失敗しても、次からは使えないと思ってくれ」

御坂「初春さんと一発勝負ってワケね……」

佐天「がんばってください……」

御坂「まかせておいて。初春さんは助け出してみせる」

木山「並みのレベルのセキュリティではない。用心してくれ」

御坂「わかったわ」
240 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/08(火) 12:07:54.08 ID:rIbaONiO0
御坂「行くわよ……」

木山「頼む……」

佐天「………ッ」

カタカタ ビリッ

御坂「…………」
241 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/08(火) 12:08:20.21 ID:rIbaONiO0
―『LUS-02』―
初春(ここは、どこでしょう……?)

初春(私は何をしていたんでしたっけ……?)

ピピピピ

初春(ん? 私のセキュリティに侵入者ですか。いいでしょう、相手になります!)

初春(能力者のようですが、手加減はしません!!)
242 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/08(火) 12:08:54.79 ID:rIbaONiO0
―研究所 地下フロア―
御坂「ぐっ! 急に、処理スピードが増した!?」ビリッ

佐天「だ、大丈夫ですか?」

木山「今の彼女は、補助AIによって、思っただけでプログラムが作成できる……」

御坂「ッ! このっ!」バリッ

御坂(くっ! 能力を使っても、処理が追いつかない! 初春さんはこんなに凄かったの!?)
243 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/08(火) 12:09:21.61 ID:rIbaONiO0
佐天「ど、どうですか?」

御坂「…………失敗したわ」

木山「どうすれば、いいんだ……」

佐天「初春……」
244 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/08(火) 12:10:09.24 ID:rIbaONiO0
どうなる初春!?
夜の更新につづく。
245 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/08(火) 12:16:19.95 ID:eK8inAvAO
乙wwktk
246 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/08(火) 15:58:06.66 ID:E5wDG4/po
レベル5 絶対守護(ゴールキーパー)
247 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/08(火) 16:33:57.24 ID:OtxsUa/y0
迷惑な花畑だなwww
248 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/08(火) 18:04:56.29 ID:rIbaONiO0
御坂(これでダメとなると……)

御坂「外からの侵入では、すでに防壁が組まれてしまってるんですよね……?」

木山「ん……? そうだが」

御坂「それじゃあ……、バンク側から侵入はできないんですか?」

木山「そうか……、バンクからならシステムの内部と判断されて、セキュリティがまだ少ないかもしれない……」

木山「しかし、気づかれたら、一瞬でここからのセキュリティと同じ対応を取らてしまうだろう」

佐天「……なんとか私にも戦える方法があれば」ボソ
249 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/08(火) 18:05:23.16 ID:rIbaONiO0
木山「戦う? ……そうか」

御坂「なにか方法があるの!?」

木山「ああ。旧型の『レベル5シミュレーター』、『LUS-01』を使うんだ」

佐天「え? あれを使って……ですか?」

木山「あれのバトルモードを使えば、同機種系統である『LUS-02』への介入ができるだろう」

御坂「ほ、本当!?」
250 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/08(火) 18:05:51.18 ID:rIbaONiO0
木山「御坂くんでダメだったんだ。もう通常のハッキングによる方法では、彼女を救うのはおそらく不可能だ。だが、これなら……」

御坂「それにはどうすればいいのかしら?」

木山「『LUS-01』のバトルモードを調整しなければならない」

佐天「調整……ですか?」

木山「ああ、対人間から対マシンモードにするんだ」
251 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/08(火) 18:06:20.42 ID:rIbaONiO0
御坂「対マシン?」

木山「セキュリティやウイルスなどのプログラムを仮想敵として戦闘を行えるようにするのさ」

佐天「つまり……」

木山「そう。そのモードでプレイヤーが『LUS-02』に侵入し、セキュリティを突破。最終的に補助AIを破壊することになる」

佐天「でも、その対マシンモードはいつできるんでしょうか……?」

木山「安心したまえ。モード変更は、すぐにでもできる。だが、オンラインで実行にするための調整には、少し時間がかかる」

御坂「なるほどね。それで、その調整はどのくらいで終わるのかしら?」

木山「明日正午までには、なんとしても完了させる」
252 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/08(火) 18:06:58.38 ID:rIbaONiO0
佐天「そうだ! 何台も使って、大人数で攻撃とかはできないんでしょうか!? それができれば――」

木山「いいや、それは止めておいた方がいい。バトルモードは回線を圧迫してしまう。大人数になればなる程、個人の動きは制限されてしまうだろう」

佐天「でも、じゃあ二人だけで初春を……」

木山「この方法の問題は、それだけじゃないんだ。忘れているかもしれないが、まだ『レベル5シミュレーター』はまだ安全じゃないんだよ」

佐天「そういえば……」

木山「可動制限時間の枠を外しても、タイムリミットはせいぜい十分から十五分だろう」

佐天「十五分……」

御坂「二人で十五分以内にセキュリティを破って、補助AIを破壊……。厳しいわね……」

佐天(初春……)
253 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/08(火) 18:07:28.35 ID:rIbaONiO0
御坂「どちらにしろ、仕掛けるのは明日になるんでしょ? なら、そのバトルモードの練習とかはできないのかしら?」

木山「もちろんできる。ついてきたまえ。――ああ、その前に、研究員たちに指示を出してくるよ」

佐天「あ、はい……」
254 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/08(火) 18:09:54.47 ID:rIbaONiO0
ここまで。
今回の分は、ちょっと分かりにくかったかもしれん。
これでも最初から見れば大分よくはなっているだが……。

明日は佐天さんの能力が判明する予定です。
255 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/08(火) 18:20:02.22 ID:8DzndJ+ro
ついに佐天さんの輝く時が来たか・・・
乙!
256 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/08(火) 18:21:28.85 ID:Mluaa8QAO
>>468ドレアムにわたぼうとか普通使わねえよww
グランスライムのが特技的に良いし
257 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/08(火) 18:22:00.52 ID:Mluaa8QAO
なんか色々と間違えた…すまん
258 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/08(火) 18:30:11.42 ID:OQyHFttno
>>257
メタル化したキリキリバッタが最強だと何回言えば
259 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/08(火) 18:35:53.53 ID:OLgLlt+DO
垣根「ドレアムにわたぼうとか使わねぇよwwwwww
グランスライムの方が特技いいし」

一方「あァ!?ドレアム舐めてンですかァ帝督くゥゥゥゥン!?
特技で全て決まると思っちゃってるから、永久に2ばン目なンだよォォォオ!!」
260 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/08(火) 18:41:56.89 ID:KpE7kPBJo
ようがんまじん出したらようがんまじん返してきたテトは絶許
261 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/08(火) 19:13:27.70 ID:MQgj0Y0c0
>>258
メタル化最強はスライムファングだと聞いたんだが
262 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/08(火) 19:26:33.32 ID:8DzndJ+ro
お前ら誤爆について盛り上がりすぎだろ・・・
263 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/08(火) 19:42:39.18 ID:Lndxb5bAO
生身でも美琴以上のハッキング能力持ちなのに思考発動の初春とか想像するだに恐ろしい
264 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/08(火) 19:43:13.40 ID:OQyHFttno
>>261
クリティカル率が一番高いのがキリキリバッタと聞いたんだが
265 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/08(火) 19:55:13.07 ID:rIbaONiO0
どうも>>1です。
自分は、PC知識があまりないので、この続きで変なことを書くかもしれませんが、ご了承ください。

あと誤爆で盛り上がりすぎw
266 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/08(火) 20:27:55.59 ID:Mluaa8QAO
なんかごめんww

あとマルタの不思議な鍵にメタル化はないぞ
267 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/08(火) 22:04:53.29 ID:W/b6qBsv0
どうでもいいけど、白井さんが初春を残してカプセルだけテレポートさせるって手はダメなの?
268 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/08(火) 22:06:21.54 ID:ofa5QVfQo
それ強制電源落としと同義じゃね?
269 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/08(火) 22:29:48.90 ID:OLgLlt+DO
>>267
意識がネットワークに行った状態だから、転移
させたら肉体は戻せても意識がネットに残っちゃうんじゃん?
レベル5でもない限り意識までは転移出来ないでしょ。
270 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/08(火) 22:30:21.47 ID:4veZ1m7IO
>>267
カプセル空かないんじゃなかった?
しかも強制的にやると脳がダメになっちゃうとかじゃない?
271 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/08(火) 22:52:58.19 ID:72wwJdsro
なんだワイアードゴーストか
272 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/08(火) 23:55:17.30 ID:OsfYqFbWo
lainとかghost in the shellの世界だな
273 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/09(水) 01:48:31.58 ID:J/wuvdKIo
>>271
どこのバルドスカイだよ
274 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/09(水) 02:18:21.00 ID:llpG7O7DO
>>272
木山先生がパソコンに頭突っ込んで死ぬのか・・・
275 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/09(水) 02:21:55.79 ID:trhTBAUjo
バルドスカイだけじゃねえよバルドフォースもだ
276 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/09(水) 12:19:11.97 ID:4ilA5z670
>>266
お前は何を言ってるんだ?
277 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/09(水) 12:30:57.48 ID:5CiAHnFQ0
>>267
>>268で正解です。ちなみにカプセルはCTスキャンのイメージです。

ですので、黒子では重量の関係でテレポート不可能です。

それでは続きを。
278 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/09(水) 12:31:25.11 ID:5CiAHnFQ0
―研究所 1F―
木山「さて、ここだ」

佐天「突入は御坂さんと白井さんですよね……。頑張ってください」

御坂「え?」

佐天「だって、なんの取り得もないレベル0の私が行くよりも、成功の確率だって……」

木山「キミがレベル0だからと言って、何の取り得もないという訳ではないじゃないのかね?」
279 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/09(水) 12:31:53.90 ID:5CiAHnFQ0
佐天「え?」

木山「能力は『思い込み』みたいなものだと言っただろう?」

佐天「はい……」

木山「もしかしたら、キミが初春くんを助けたいという気持ちが、何かの力になるかもしれない」

佐天「そんなことって……」

木山「これから使うのは『レベル5シミュレーター』だ。そういった気持ちも、この中では強さになり得るのさ」

佐天(私が、初春を……)

佐天「……そうですよね。やる前から諦めてたら、助けられるものも、助けられなくなってしまいますよね」

木山「そういうことだ。救出はキミたちにかかっているんだ……。では中に入ってくれたまえ」

御坂「わかりました」

佐天「頑張ります」
280 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/09(水) 12:32:21.52 ID:5CiAHnFQ0
―筐体内部―
木山『手動で起動する』

御坂「はい」

佐天「わかりました」

木山『では、いくぞ……』

LUS-01『システムを起動します。バトルモード開始五秒前』

御坂「いくわよ」

佐天「…………」

LUS-01『バトルモード開始します』
281 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/09(水) 12:32:49.27 ID:5CiAHnFQ0
御坂「って、あれ? なにもいないんだけど?」

佐天「もしかして失敗ですか?」

木山『いいや、まだプログラムを入れていないだけだ。今、入れる』

御坂「あれかしら?」

佐天「マンガの病原菌のウイルスみたいですね」

御坂「いかにも、って感じじゃない」
282 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/09(水) 12:33:25.09 ID:5CiAHnFQ0
木山『一定の動きをするようにしてある。能力を試してみてくれたまえ』

御坂「そーれっ!」ビリッ

佐天「えいっ!」ゴッ

木山『ん?』

御坂「あ、倒したわ」

佐天「能力が当たれば、倒せるみたいですね」
283 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/09(水) 12:33:50.86 ID:5CiAHnFQ0
木山『佐天くん。キミは何度かこのマシンで遊んでくれたんだったね』

佐天「え、そ、そうですけど……?」

木山『それにしては、少し出力が低すぎる』

佐天「……やっぱり私なんかじゃ」

御坂「佐天さん……」

木山『キミは空気を圧縮する能力だろう? その程度の圧縮弾ではあまり威力がでない』

佐天「えっ!?」
284 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/09(水) 12:34:18.02 ID:5CiAHnFQ0
木山『ん? だから、その程度の圧縮弾では――』

佐天「その前!!」

木山『キミは空気を圧縮する能力なんだろう?』

佐天「そ、そうなんですか!?」

木山『自分の能力を知らなかったのかい? このゲームでは、様々な環境データも採取しているからね。どんな能力かはある程度わかるのさ』
285 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/09(水) 12:34:46.01 ID:5CiAHnFQ0
御坂「佐天さん。今度はイメージをしっかりもって、能力を発動させるのよ」

佐天「イメージをしっかりもって……」

佐天(圧縮……圧縮……)

佐天「えいっ!」ギュオ

御坂「空気の塊を手のひらの上に集中できたわね? そしたら敵に向かって――」

佐天「撃つ!」ゴッ

ドドドドドド

木山『ふむ。自覚的になったことで威力がだいぶ上昇したね』
286 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/09(水) 12:35:11.37 ID:5CiAHnFQ0
佐天「やった……」

御坂「あとは、いろいろな使い方をマスターできれば、もっと戦えるわよ」

佐天「いろいろな使い方?」

御坂「私なんかは、電気を飛ばす以外にも、磁力を使って砂鉄の剣を作ったりしてるの」

佐天「どんな使い方がありますかね?」

御坂「それは分からないわ。自分で見つけてみないと」
287 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/09(水) 12:35:37.46 ID:5CiAHnFQ0
佐天(空気を圧縮……)

佐天「もうちょっと遠くで圧縮できれば、敵ごと圧縮できそうなんですけどね」

御坂「それは、もっと自在に使えるようになってからね」

木山『逆はできるのかね?』

佐天「逆?」
288 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/09(水) 12:36:04.19 ID:5CiAHnFQ0
木山『そう。圧縮した空気を元に戻す』

佐天(圧縮した空気を……)ギュ

佐天(元に戻す……)パン

御坂「え!? 今のちっちゃい空気球みたいのでその威力?」

木山『どうやらその使い方の方が良さそうだね。圧縮されている空気が一瞬で元の体積に戻っている』
289 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/09(水) 12:36:31.75 ID:5CiAHnFQ0
佐天「じゃあ、もっと広い範囲で圧縮してみます」

御坂「やってみて」

佐天「圧縮……」ギュオオ

御坂「ここで、元に戻さないでね?」

佐天「あ、わかりました」

佐天(これを撃つ!)

佐天「そして解放!」

パシン!!
290 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/09(水) 12:36:58.40 ID:5CiAHnFQ0
御坂「うわ、爆発みたいな威力ね」

木山『ふむ。連射能力はなさそうだが、威力は一品だね』

佐天「そ、そうですか?」

木山『そろそろ時間だ。終了する』

LUS-01『プログラムを終了します』
291 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/09(水) 12:37:25.30 ID:5CiAHnFQ0
佐天(私の……初春を助けるための能力……)

木山「これで、白井くんには悪いが、ほぼキミと御坂くんの二人で決まりだろう」

佐天「え?」

御坂「決まり?」

木山「ああ。研究室に戻ろう。そこで説明する」
292 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/09(水) 12:38:57.23 ID:lX7TXuxIo
「くかきけこかかきくけききこかかきくここくけけけこきくかくけけこかくけきかこけききくくくききかきくこくくけくかきくこけくけくきくきくきこきかかか――――――!!」
293 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/09(水) 12:40:19.19 ID:5CiAHnFQ0
ここまで。

部屋一個分の空気を、ソフトボールくらいの大きさの風船に無理やり詰めて、破裂させるようなイメージです。

一瞬で体積が戻るので、威力はさらにその数倍になるかと。
294 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/09(水) 12:48:19.37 ID:S/HAMeIAO

一方さんの劣化な気がするけど比べる相手が悪いな
295 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/09(水) 12:55:55.02 ID:U8+MIj6UP
圧縮量によってはブラックホールが作れそうだが
296 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/09(水) 13:00:09.10 ID:Rihu8Whlo
割と応用も利きそうだし制御と圧縮量が増えればレベル5も夢じゃないか?
297 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/09(水) 13:08:18.19 ID:ch2KiiJAO
ニードレスにそんなのいたな
レベルが上がればあんな感じになるんだろうか
298 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/09(水) 13:43:29.34 ID:uZ5YkAkho
初春の尻周りの空気を一気に圧縮開放か
299 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/09(水) 13:43:56.47 ID:dNhOZtWLo
ジョジョの猫草だとおもった
300 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/09(水) 15:30:46.60 ID:IvViCjJM0
>>297
少女部隊予備軍のグロい奴か


空気を圧縮して使うわけだから
コントロールできれば窒素装甲みたいなことも出来るな
301 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/09(水) 16:13:37.20 ID:weiZofYX0
うまく圧縮できれば空気を液化させることも出来るのか・・・?
302 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/09(水) 16:30:20.24 ID:Mjtjay+Oo
レベルが上がれば圧縮できる範囲も広がるんかな
一方通行がやってたのとはちょっと違うけど
プラズマも作れそうだな
303 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/09(水) 17:16:25.64 ID:rcL7GwqEo
最愛涙目
304 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/09(水) 17:37:23.90 ID:CNy4Iqno0
ワンピースのくまみたいな感じか
305 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/09(水) 18:07:11.92 ID:5CiAHnFQ0
―研究室―
木山「では、説明する。まあ、電子戦で御坂くんを外す理由はないだろう」

佐天「それは、そうですけど」

木山「キミをメンバーにするのにも理由がある」

佐天「理由ですか?」

木山「先ほどは、ウイルスで練習してもらったが、セキュリティは、あの中では行く手を阻む『壁』になっているんだ」

佐天「それって……」

御坂「……つまり、ある程度強い火力で壁を壊す必要があるっていうわけね」

佐天「白井さんのテレポートなら――」
306 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/09(水) 18:07:38.91 ID:5CiAHnFQ0
木山「まだ、あるんだ。おそらく初春くんは、補助AIには相当強力な防御プログラムを作成している」

御坂「……あの中にコインはなかったから、私の超電磁砲は使えないわね」

佐天「ということは、私がその補助AIを破壊するんですか?」

木山「そう言うことだ。それにテレポートはあそこでは相性が悪い……」

御坂「相性が?」
307 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/09(水) 18:08:06.09 ID:5CiAHnFQ0
木山「ああ。おそらく、このバトルモードを使った方法ならば、『LUS-02』のファイアーウォールまでは、一気に行けるはずなんだ」

御坂「そこまで一気にいけるのね」

木山「問題はそこからだ。ファイアーウォールを突破すると、大量のウイルスと防壁が行く手を阻んでくるだろう」

佐天「ど、どうしてウイルスまで?」

御坂「初春さんは、ウイルスで侵入者を撃退するような、攻撃型の防衛システムを築いてるみたいなの」

木山「その通り。敵が多くなればなるほど、制限時間の付いているこちらが不利になってしまう」
308 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/09(水) 18:08:41.78 ID:5CiAHnFQ0
佐天「な、なるほど。……あれ? でも、制限時間があるんだったら、白井さんのテレポートの方がいいんじゃないんですか?」

木山「先ほど言った相性の悪さというのは、白井くんがウイルス同士を飛ばしても、それらが合体してしまう可能性がある、ということなんだ」

佐天「ウイルス同士が合体するって……」

木山「新種のウイルスが完成する可能性がある。数は減るが、敵が強力になるだろう」

御坂「そんなことがあるの?」

木山「あのバトルモードは完成はしているが、サンプルがまだまだ少ないんだ。だが、それが起こる可能性は高い」
309 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/09(水) 18:09:09.48 ID:5CiAHnFQ0
木山「それに、御坂くんのコインがあの中にはないように、他に飛ばせるようなものが何もない」

佐天「攻撃手段がないんですね?」

木山「そういうことだ。それでは、補助AIを壊すことはできないだろう」

御坂「それで、佐天さんと私ってことになるのね」
310 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/09(水) 18:09:37.11 ID:5CiAHnFQ0
木山「理解できてもらえたかな? それでは私は作業に戻るよ。キミたちは一度帰って休んでくれ」

御坂「はい」

佐天「わかりました。ではまた明日……」

佐天(初春……)
311 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/09(水) 18:10:08.78 ID:5CiAHnFQ0
―――
―風紀委員活動第一七七支部―
白井「そうでしたの……」

固法「初春さんが……」

佐天「はい。でも、きっと助けてみせます!」

固法「ええ、頼んだわ」

白井「何もできないのは、歯がゆいですの……」

佐天(分かりますよ、白井さん……。私がいつもそうでしたから……)

―――
佐天(明日はきっと助けてみせる! 今度は私が助けてあげる番だよ、初春)
312 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/09(水) 18:10:51.64 ID:5CiAHnFQ0
短いですが、ここまでで。

あと4回くらいの更新で完結予定です。
313 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/09(水) 18:27:58.55 ID:T43gF7STo
>>295
ブラックホールなめんな、地球全部を数センチに圧縮してようやくできるレベルだぞ?
314 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/09(水) 18:47:54.25 ID:dydC85nAO
話が違うけどなんとかスプリングフィールドさんでさえ世界を貫く魔法の槍を手のひらサイズに圧縮できるようになるまで何百時間かかってたからな
315 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/09(水) 20:10:06.96 ID:/sQw6tvAO
>>300
唯一の眼鏡っ娘要因の凛ちゃんをグロいとは何だ


確かに殺し方はグロい
316 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/09(水) 20:13:30.48 ID:f7LKW0JAo
>>313
つまり部屋の空気を数yまで縮めれば…
317 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/09(水) 20:41:53.45 ID:T43gF7STo
>>316
そこまでやるともう空気は空気じゃないものになってるけどね
そこまでして作っても、近寄らなければ何も問題が無いけどね
318 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/09(水) 20:48:23.27 ID:n0swokX1o
つまり纏めるとちょっとだけ圧縮した空気を
初春のスカートの中で元に戻せばすべては解決するわけだ
319 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/09(水) 20:50:22.29 ID:sxC0nMdIO
>>318
パンツも弾けるんじゃね?
320 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/09(水) 20:50:45.33 ID:0JE5I11Mo
>>318
天才
321 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/09(水) 22:16:26.69 ID:+NrtlbNDo
このりんのLevel5はこんなん?http://beebee2see.appspot.com/i/azuY6d7FAww.jpg
322 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/09(水) 22:22:36.84 ID:0QZWW/72o
レベル5になるまでもなく今でもそんな感じ
全身の間接とか弱点とかを透視出来るから関節技がヤバいって説明があるし
323 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/09(水) 23:41:23.43 ID:+NrtlbNDo
服が透ける程度じゃないんだ
324 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/10(木) 00:15:52.59 ID:79n3I09t0
>>323
そこは調節できるだろwwww 
 
相手の口に手を当てて圧縮したら一撃必殺だな  
遠くからの圧縮でも呼吸乱されるだろうからやりようによっては対人最強いけそうだな
325 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/10(木) 00:37:58.46 ID:zBqzf/4Co
このりんにガチガチのモノを見せつけてやりたいのは俺だけじゃないはず
326 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2011/02/10(木) 00:43:58.23 ID:Qgbk+SCt0
>>321
一応そのネタも考えたのですが↓みたいな感じに。

固法「未来が見えます……」

次の更新でブリーフィング。次の次で突入をUPしたいと思います。
327 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/10(木) 03:48:37.83 ID:PZjiXdxAO
た の し み
328 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/10(木) 12:08:16.24 ID:Qgbk+SCt0
―研究所 地下フロア―
木山「や、やあ」

白井「いつもにも増してすごいクマですわね……」

佐天「完成したんですか?」

木山「ああ、完璧だ」

御坂「それじゃ早速準備しましょう」

佐天「はい」
329 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/10(木) 12:08:44.10 ID:Qgbk+SCt0
―研究所 1F―
木山「では、作戦を説明する」

御坂「はい」

木山「オンラインバトルモードで最初にプレイヤーが出現する地点は、バンクの中の仮想バトルフィールドとなる」

白井「あの図書館みたいのはバンクのイメージ映像でしたのね」

木山「出た場所から真っ直ぐ進むと、奥に『LUS-02』に繋がる扉が見えてくるはずだ」
330 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/10(木) 12:09:09.71 ID:Qgbk+SCt0
御坂「そこでは初春さんの相手をすることになるの?」

木山「いや、あの機械には強制的に繋ぐので、バンクの中では、戦闘は行われない」

佐天「それからどうするんですか?」

木山「扉を抜けると、『LUS-02』内部に侵入できる」

御坂「そこからファイアーウォールまで一直線ね」
331 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/10(木) 12:09:37.79 ID:Qgbk+SCt0
木山「そのファイアーウォールは御坂くんに突破してもらう」

佐天「御坂さんに?」

木山「あそこは、おそらく相当強固にプロテクトされているからね。そこまでなら、バンクを通じれば解析できる」

御坂「解析結果があれば、能力を使って、ファイアーウォールは破れそうね」
332 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/10(木) 12:10:03.55 ID:Qgbk+SCt0
木山「ファイアーウォールを突破すると、様々なセキュリティと警戒ウイルスがあるだろう」

佐天「それらを突破して……」

木山「中央にあるだろう補助AIを破壊する。おそらく補助AIはファイアーウォールほど強度は高くない」

御坂「制限時間は?」

木山「十五分だ。それ以上は意識が昏倒してしまって戦えなくなる」

佐天「わかりました」

白井「私はサポートに回りますわ」

御坂「頼むわよ」
333 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/10(木) 12:10:29.40 ID:Qgbk+SCt0
―筐体内部―
木山『準備はいいかね?』

御坂「はい」

佐天「…………」

御坂「佐天さん?」

佐天「は、はい! 大丈夫です!」

木山『緊張するのも仕方ないが、頑張ってくれ……』
334 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/10(木) 12:10:59.11 ID:Qgbk+SCt0
白井『では起動準備に入りますの』

LUS-01『システムを起動します。オンラインバトルモード開始五秒前』

佐天「フーッ」

御坂「佐天さん、落ち着いてね」

佐天「わかってます」

LUS-01『バトルモード開始します』
335 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/10(木) 12:11:41.50 ID:Qgbk+SCt0
ここまで。
次の更新で、突入です。
336 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/10(木) 13:07:52.69 ID:eoUtPRURo
wktk
337 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/10(木) 18:07:19.86 ID:Qgbk+SCt0
更新です。
できるだけ、台本形式にしようと思ってるので結構さらりとしてるかも。
338 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/10(木) 18:07:49.26 ID:Qgbk+SCt0
―バンク内バトルフィールド 制限時間十五分―
御坂「よし! 行くわよ!」

白井『お二人とも頼みますの』

佐天「はい!」

タタタタ

御坂「あれが、初春さんのところに繋がる扉ね!」

木山『そこの扉は破壊しても大丈夫だ』

佐天「吹き飛ばします! えいっ!!」パーン
339 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/10(木) 18:08:18.13 ID:Qgbk+SCt0
―『LUS-02』内部 制限時間十四分―
御坂「よし! 侵入成功!」

佐天「あそこに見えるのが、ファイアーウォールですね!」

御坂「その辺に浮いてるのには触らないようにね! トラップ型のウイルスだから!」

佐天「了解です!」
340 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/10(木) 18:08:47.37 ID:Qgbk+SCt0
白井『ファイアーウォールの解析が終わりました。お姉様にお送りしますわ』

御坂「わかった。急いで!」

佐天「もう少しで着いちゃいますよ!」

御坂「あー、このトラップ邪魔!」

佐天「攻撃しないでくださいよ?」
341 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/10(木) 18:09:25.46 ID:Qgbk+SCt0
―『LUS-02』ファイアーウォール前 制限時間十二分―
木山『解析情報を送った。突破を急いでくれ』

御坂「わかってます!」ビビビ

佐天(私の仕事はここから……)
―――
御坂「……よし! 開いた! この先は敵を蹴散らしながら進むわよ!」

佐天「はい!」
342 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/10(木) 18:09:54.74 ID:Qgbk+SCt0
―――
―『LUS-02』中心部―
ピピピピ
初春『今度は、こんなところから侵入者ですか……』

初春『確かに、ここが一番防御が薄かったかもしれませんね』

初春『ですけれど、この程度で怯んでいるようでは、治安なんて守れません!』
343 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/10(木) 18:10:22.25 ID:Qgbk+SCt0
―――
―『LUS-02』ファイアーウォール内部 制限時間八分―
木山『気をつけたまえ。そちらに何か向かっているようだ!』

佐天「うわっ! いきなりスゴイ数のウイルスが!」

御坂「初春さんに気付かれたわ! 一気に突破するわよ!」

佐天「はいっ!」
344 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/10(木) 18:10:57.22 ID:Qgbk+SCt0
白井『佐天さん、後方からきてますの!』

御坂「そっちは私に任せて! 佐天さんは、前の壁を!」

佐天「わかりました! えーい!」パーン

御坂「くそー。前には壁、後ろからはウイルス! ちょっときついかも!」

佐天「すみません急ぎます!」

白井『あと六分ですの!』

佐天(待ってて、初春!)
345 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/10(木) 18:11:26.23 ID:Qgbk+SCt0
―『LUS-02』中心部付近 制限時間五分―
御坂「このあたりから、ますます数が多くなってるわね!」

佐天「初春に近づいてる証拠です! 一気に行きます! それっ!!」パーン

ドドドドドドド

御坂「よし! 今のうちに進むわよ!」

佐天「はい!」
346 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/10(木) 18:12:03.92 ID:Qgbk+SCt0
―『LUS-02』中心部 制限時間三分―
佐天「あ、あれって……?」

木山『前方に何か見えてきただろう? その物体が補助AIだ。破壊してくれ!』

佐天「あの植物の塊がですか!?」

御坂「あれが、初春さんの思考を形にしたものなんでしょ! 悪いけど、私は守りで精一杯だわ! 佐天さんお願い!!」

白井『急いでください!! もう時間がありませんの!!』
347 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/10(木) 18:12:32.20 ID:Qgbk+SCt0
佐天「いきます!!」

佐天(これで初春をっ!!)

佐天「いっけええええええええ!!!」

パァーン!!

木山『やったか!?』
348 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/10(木) 18:13:40.73 ID:Qgbk+SCt0
―『LUS-02』中心部 制限時間二分―
佐天「え……? そ、そんな……。あれで無傷なんて……」

木山『そ、そんな……あの威力に耐えられるほどの強度をもっているというのか!?』

佐天(……やっぱり私じゃ無理なの?)
349 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/10(木) 18:14:15.25 ID:Qgbk+SCt0
御坂「まだよ……」

佐天「御坂さん……?」

御坂「佐天さん!! ここで諦めたらダメよ!!」

佐天「え?」

御坂「佐天さんの初春さんを助けたい気持ちが力になるの!! 忘れたわけじゃないんでしょ!?」

白井『そうですのよ! あなたが初春を救うのでしょう!?』

木山『もうキミにしかできないんだ!! 頼む!!』

佐天(そうだ……。初春……、私は……)
350 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/10(木) 18:14:47.69 ID:Qgbk+SCt0
―――
初春『佐天さんが忘れないでください!』

初春『佐天さんは、こんな話を持ちかけられたらどうしますか?』

初春『佐天さんと昨日話してなければ、まだ迷っていたと思います。ですけど決めたんです』

初春『私にとっては、とてもありがたかったんです』
351 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/10(木) 18:15:21.61 ID:Qgbk+SCt0
―――
佐天(――できる。―――できる! ―――できる!! 私が初春を助ける!!!)

佐天「初春は絶対に助けます!!」
352 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/10(木) 18:16:04.09 ID:Qgbk+SCt0
―『LUS-02』中心部 制限時間一分―
佐天(圧縮、圧縮、圧縮、圧縮、圧縮、圧縮、圧縮、圧縮、圧縮、圧縮っっっっ!!!)

御坂(え!? この反応。もしかして――)

御坂「プ、プラズマ!?」

御坂(一方通行の計算式を利用してるっていうの!?)

佐天「い――」



佐天「いい加減起きろ!! 初春のバカ――――――――――――ッ!!!!」




LUS-01『可動限界です。バトルモードを強制終了します』
353 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/10(木) 18:16:36.61 ID:Qgbk+SCt0
次回最終回。
354 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/10(木) 18:30:50.11 ID:rLA1jNmAO
熱い展開だな
355 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/10(木) 18:38:42.53 ID:blE/n1lgo
佐天「圧縮、圧縮ゥ、空気を圧縮ゥ」

御坂(え!? この言葉遣い。もしかして――)
356 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/10(木) 18:42:01.27 ID:Qgbk+SCt0
>>354
超電磁砲のアニメ的展開を考えていたので。

木山『やったか!?』→やってないフラグをそげぶしようか少し迷った。
357 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/10(木) 19:02:45.70 ID:zBqzf/4Co
>>355
おまえのせいで
358 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/10(木) 19:07:06.37 ID:wLr+XxoXo
胸が熱くなった
359 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/10(木) 21:00:47.31 ID:pyb6x7Qao
「圧縮、圧縮、圧縮」ってなんだっけ?
360 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/10(木) 21:05:49.69 ID:UTndmg/Bo
一方通行「圧縮、圧縮、圧縮ねェ・・・」

一方さんが風使いにジョブチェンジした瞬間
361 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/10(木) 21:57:21.03 ID:blE/n1lgo
>>359
くかきけこかかきくけききこかかきくここくけけかかか───────ッ!!
362 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/10(木) 23:42:44.21 ID:pyb6x7Qao
あー俺の最弱はちょっとばっかなんたらの前だったかか後のシーンか!
363 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/10(木) 23:50:53.05 ID:zBqzf/4Co
佐天さんがプラズマ使っちゃうと大火傷か蒸発しちゃうんじゃない?

一方さんは空気中を伝達する熱の向き(ベクトル)を変えられるから無事だったけど
364 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/11(金) 00:02:06.56 ID:LiRrIOwCo
なんというかとあるの能力はそういうところまで議論できるほどかっちり原理面が作られてないので
なんとでも理屈は付けられるというのがぶっちゃけた意見
365 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/11(金) 03:19:34.97 ID:w2dr5tEco
一方さんの自転パンチを現実の世界でやると何の冗談でもなく地球が滅ぶしな
366 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/11(金) 03:47:33.53 ID:PI+6INPdo
よくよく考えると、空気を圧縮しても10数気圧位で液体になっちゃうだろうし
圧縮→解放してもたいした威力は出ない気がする
それよりも、空気がなくなってできる真空と、解放された液体空気が蒸発するときの気化熱のほうが重要な気がする
367 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/11(金) 03:51:50.21 ID:LiRrIOwCo
おいそういう議論を楽しむのも科学知識をひけらかすのも好きにしたらいいが
場所とタイミングをわきまえるべき
368 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/11(金) 07:14:27.35 ID:8NVRttXDO
オイツイタァァァァ!
369 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/11(金) 08:31:01.89 ID:6eadvhXwo
>>367
科学知識うんぬんじゃなくて常識の範囲だからいいんじゃない?
370 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/11(金) 08:49:29.22 ID:8QS4LGV7o
そういうこと言ってるんじゃないと思うが
371 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/11(金) 09:59:43.68 ID:onSo9sms0
>>366
液体を瞬間的に気体にしたらどうなると思う?
372 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/11(金) 10:06:51.69 ID:QKjHk3m2o
禁書スレは議論がもりあがるねー
ここらへんで自重しては?
373 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/11(金) 11:15:02.39 ID:cRDJi6Ge0
まあぶっちゃけ美琴だってレールガンとか撃てないだろうな
もし撃ったら腕が溶けるかもげるかするわな
374 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/11(金) 11:18:52.95 ID:veIhzRcvo
というか科学的には撃った瞬間に死ぬ
つまり、禁書世界においては難しい事なんて考えなくても適当にドンパチやれる
375 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/11(金) 12:27:58.08 ID:YmOtaruNo
そのくせむぎのんは制限かかってる不思議
376 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/11(金) 12:31:23.17 ID:WEEzYK2D0
最終回UPします。
377 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/11(金) 12:31:52.59 ID:WEEzYK2D0
―研究所 1F―
佐天「初春は!? 間に合ったんですか!?」

御坂「初春さんのことろへ行きましょう!」

白井「ですの!」

木山「ああ!」
378 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/11(金) 12:32:28.63 ID:WEEzYK2D0
―研究所 地下フロア―
木山「どうだ!?」

研究員「成功です! 今意識を取り戻します!」

佐天「初春!!」

初春「あ、あれ? 佐天さん? それに御坂さんと白井さんまで? なんでここにいるんですか?」

佐天「う、ういはる〜。よかったー、よかったよ〜」グス

初春「ちょ、さ、佐天さん一体どうしたっていうんですか!?」

御坂「何はともあれ」

白井「一件落着ですの」
379 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/11(金) 12:32:54.32 ID:WEEzYK2D0
―――
木山「――――ということが起こっていたんだ」

初春「そ、そんな大変なことが……。みなさんありがとうございました」

木山「大変なことに巻き込んでしまったね。本当にすまなかった」

初春「いえ、大丈夫です。こうやって助けてもらえたんですし」

佐天「本当によかった……」

初春「佐天さん……。本当にありがとうございます」
380 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/11(金) 12:33:25.00 ID:WEEzYK2D0
佐天「前、私が倒れたときは、助けてくれたでしょ? そのお返しだよ」

初春「そんなあの時は大したこと……」

御坂「な〜に言ってるの! あのときは大活躍だったじゃない!」

白井「そうですわよ? 今回の佐天さんもすごかったですけれども」
381 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/11(金) 12:33:52.47 ID:WEEzYK2D0
初春「白井さんに御坂さんまでー」

佐天「そうそう! 初春はすごかったって、私はそれ見てないから分からないけどね!」

初春「うーっ、私は佐天さんの活躍が見たかったです……」

木山「フフッ。見るかね?」

御坂・白井・佐天・初春 「「「「え?」」」」
382 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/11(金) 12:34:20.36 ID:WEEzYK2D0
木山「報告用に録画してあったんだ。今後の研究に生かせるかと思ってね」

御坂「い、いつのまに……」

白井「その辺のぬかりはないですわね……」

初春「じゃあ、じゃあ早速見てみましょう!」

佐天「ちょ、やめて―――!!」
383 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/11(金) 12:34:48.33 ID:WEEzYK2D0
―――
佐天『いい加減起きろ!! 初春のバカ――――――――――――ッ!!!!』

御坂「うんうん。いいセリフよね〜」

白井「魂の叫びですの」

佐天「ううう、恥ずかしい……」

木山「いやいや、すばらしいよ。キミもそう思うだろ?」
384 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/11(金) 12:35:18.20 ID:WEEzYK2D0
初春「はい!! それで、あの、佐天さん……」

佐天「ん、なーにー?」


初春「……おはようございます」


佐天「うん! おはよう、初春」


                                         完
385 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/11(金) 12:36:36.07 ID:WEEzYK2D0
以上です。短い間でしたがありがとうございました。

夜に更新一回分だけの量ですが、後日談をUPする予定です。
386 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/11(金) 12:59:39.75 ID:d8u+1KEIO
387 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/11(金) 13:07:43.78 ID:lzktMp59o
乙乙

結局初春のレベルはどうなったんだ?
388 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2011/02/11(金) 13:13:57.50 ID:WEEzYK2D0
>>387
その辺は後日談の最初にやります。
389 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2011/02/11(金) 13:39:02.10 ID:WEEzYK2D0
ついでに宣伝です。
3作目(R-18)
姫神「彼氏ゲット」 絹旗「超大作戦!!」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1296985616/l50
390 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/11(金) 14:18:56.33 ID:Q2XhywRro
おつつ
391 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/11(金) 16:07:14.10 ID:SQwMcJ+AO
392 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/11(金) 16:27:09.25 ID:+zHziSQAo
393 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/11(金) 17:16:24.53 ID:jIMdX7hAO
394 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2011/02/11(金) 18:33:07.12 ID:WEEzYK2D0
後日談を更新です。
ちなみに、初春はテストプレイヤーから外されました。
お金はちゃんと振り込まれたそうですが。
395 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2011/02/11(金) 18:33:32.51 ID:WEEzYK2D0
初春「佐天さん。今日の身体検査(システムスキャン)の結果はどうでしたか?」

佐天「ふっふっふー。ついに私も能力者〜!! 今回はかなりよかったんだよね〜」

初春「おめでとうございます!! 今日はお祝いですね!」

佐天「いやいや〜。そういう初春は?」

初春「ううう。私の方は変化なしでした」
396 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/11(金) 18:34:02.27 ID:WEEzYK2D0
佐天「じゃあ、今度は私の方がレベルは上か〜」

初春「ええ!? 佐天さんいきなりレベル2ですか!?」

佐天「驚いた? 私もかなりびっくりしたんだけどね〜」

初春「やっぱり『レベル5シミュレーター』のおかげでしょうか?」

佐天「初春を助けたときに、かなり経験値稼いだからね〜」
397 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/11(金) 18:34:29.82 ID:WEEzYK2D0
初春「そういえば、『レベル5シミュレーター』の新型が完成したみたいですよ?」

佐天「うえ。今度は大丈夫なの?」

初春「なんでも、補助AIはやめて、長時間可動できるようにしたそうです」

佐天「大丈夫かな〜?」

初春「既に理事会からも、認可がでたみたいですよ?」

佐天「マジで!?」
398 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/11(金) 18:34:55.62 ID:WEEzYK2D0
初春「それで、PRのためのCMを作った、とか木山先生が言ってましたけど」

佐天「あの人が作ったの? どんなCMなんだか……」

初春「今日ネットでも配信するって言ってましたから、一七七支部で見ましょうか」

佐天「そうだね〜。ちょっとだけ気になるしね」
399 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/11(金) 18:35:23.13 ID:WEEzYK2D0
―風紀委員活動第一七七支部―
佐天「こんにちはー」

固法「あら? いらっしゃい。御坂さんたちはもう来てるわよ」

初春「あ、ちょうどよかったです」

御坂「私たちに用事?」

白井「なにかありましたの?」
400 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/11(金) 18:35:48.49 ID:WEEzYK2D0
初春「実は、新型の『レベル5シミュレーター』のCMを作ったそうなんです」

白井「CMですの?」

初春「はい。え〜と、このサイトみたいですね」

御坂「どれどれ?」

佐天「あ、私、きな粉練乳もらいますね〜」

初春「じゃあ、再生しますよ〜」
401 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/11(金) 18:36:14.82 ID:WEEzYK2D0
CM『レベル5シミュレーター』

CM『それは、あなたの夢を現実にする』

CM『ここで諦めたら終わりよ!!』

佐天「ブッ!!」

CM『絶対に助けます!!』

御坂「これって……」


CM『いい加減起きろ!! バカ――――――――――――ッ!!!!』ピカー


CM『こんな世界がキミを待っている』

CM『レベル5シミュレーター』
402 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/11(金) 18:36:42.07 ID:WEEzYK2D0
佐天「ぐぐぐぐぐ」

御坂「ま、まあよかったじゃない!」

白井「そうですのよ。かっこいいじゃありませんの」

初春「これが、学園都市中に流されるんですか……」
403 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/11(金) 18:37:22.34 ID:WEEzYK2D0
佐天「うがー!! 行くよ! 初春!」

初春「え? どこにですか!?」

佐天「木山先生の所に決まってんじゃん! 一言いってやらないと!」ダッ

初春「ちょ、ちょっと待ってくださいよ〜」

佐天「ほらほら、早く〜」


佐天(でも―――こんな毎日が続くなら、このくらいは許してあげようかな!)


                                       完
404 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/11(金) 18:39:57.89 ID:WEEzYK2D0
以上です。

超電磁砲のキャラは書きやすかった気がします。

発見された特異能力者編や実は学園都市の地下には230万人のクローンがという展開も考えましたが、このあたりで。

また何か思いつけば書きたいと思います。

どうもありがとうございました。
405 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/11(金) 18:51:59.48 ID:dZ4Qyamao

すげー面白かったよ
次作品も期待してる
406 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/11(金) 18:55:54.08 ID:onSo9sms0
いくらなんでもレベルゼロからいきなりレベル2になれるものなのか・・・?
そんな凄い装置が開発出来てしまったのだとしたら
潜在能力の違いがあったとしてもレベルゼロの学生から能力者を量産出来る可能性が高まるわけだし
木山は暢気にCMどころか装置ごと研究所に缶詰にされるのでは・・・?
407 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/11(金) 19:43:32.20 ID:uKhXHFdRo
いちいち物語にケチつけてちゃ何も楽しめないぜ
408 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/11(金) 19:51:50.71 ID:Q2XhywRro
レベル1の勇者がギガスラッシュで終盤の敵を倒してたら
そりゃあかなりの経験値が入るだろ
409 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2011/02/11(金) 19:53:16.39 ID:WEEzYK2D0
>>406
もしかしたらあるかもしれない続編の複線と考えてもらえれば……
410 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/11(金) 20:11:08.49 ID:6uj+zgTUo
いきなり高レベルなれなかったら
「御坂美琴はレベル1からすっごい努力してレベル5になれました」
って話が美談として宣伝に使えないじゃないか。
411 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/11(金) 20:35:31.15 ID:mPwhgf+DO
セロリとかは最初からレベル5とかなんだろ?
覚醒したら跳ね上がるような事があっても問題ないな
412 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/11(金) 21:29:32.68 ID:w2dr5tEco
>>1
面白かったぜ
413 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/11(金) 23:18:14.73 ID:jIMdX7hAO
414 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/11(金) 23:26:55.19 ID:5gNfmpo3o
佐天さんが現実でも能力を使って活躍する話がみたいです
415 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/12(土) 00:55:54.25 ID:BnGTyW7AO
なかなかスタンダードな面白さでした乙
416 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/12(土) 01:20:32.75 ID:hVCfROeKo
一方さんとの絡みがみたいです
417 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/12(土) 02:20:38.06 ID:hd1guGtho
途中佐天さんの本当の能力はスカートめくりかと思った。
風が起きるのはその副作用。
418 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/12(土) 07:47:25.59 ID:Z+cGV/dAO
…ダメだ
スカートめくりの中2っぽい言い方が思いつかん
レベル5で何が出来るんだろう
419 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/12(土) 08:28:27.56 ID:jYWNsDB3o
レベル1『聖域幻影』(アモーメント)
レベル2『聖域晒し』(リリーサー)
レベル3『聖域掌握』(エアハンド)
レベル4『外装解除』(クロークブレイカー)
レベル5『全装解除』(フリーダム)
レベル6『』
420 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/12(土) 11:51:20.13 ID:Z+cGV/dAO
よく思いつくなwwww
尊敬するぜ
421 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/12(土) 12:44:54.40 ID:xEd71zJOo
>レベル5『全装解除』(フリーダム)
学園都市に存在する全ての生き物を丸裸に、とか出来るのか?
422 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/12(土) 20:34:22.14 ID:iiyvRUgHo
Lv5=軍事的利用価値が生じるレベル…?
両軍強制武装解除で裸の付き合いが始まるわけですね
423 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/12(土) 22:28:28.53 ID:2iJvVlpIo
裸の突き合いだと……ゴクリ
424 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/13(日) 02:27:03.51 ID:nWYMDasuo
現実の話であったな、ホモ爆弾
兵士の性欲を拡大させてホモらせて戦闘力を奪うってさ
425 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/13(日) 11:23:11.76 ID:9zF1fPMDO
DARPAが研究してたんだっけか?
あそこは面白い研究に予算付けるよなぁ
426 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/13(日) 16:24:43.19 ID:zpt8r4mAO
歴史的観点から見たホモ軍団の強力さを知った方がいい
427 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/13(日) 17:41:50.85 ID:fvHqy0mAO
そういやホモらせても戦闘力は落ちなさそうだ
428 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2011/02/13(日) 18:50:32.81 ID:P36tg/Kj0
なんか凄いことになってるよ。

>>414 >>416
なかなかよさそうだな……。
オチが何か思いつけば書くかもしれないが、可能性は低い。
429 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/13(日) 20:38:36.51 ID:a17n6Ab/o
>>426
白河上皇をも恐れた山法師か
430 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/13(日) 21:41:59.15 ID:fvHqy0mAO
>>428
期待してるぜ!
431 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/14(月) 20:51:53.12 ID:PSoUiywAO
Fate→びっくりするほどカス

レベル5→あたりさわりねーな…

姫神 絹旗→期待値MAX これから読むからよ、頼むぜー萌えつきるヤツをよー!!
432 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/15(火) 08:03:51.76 ID:PWNA3Q0AO
>>431
俺もそのスレは見てるが
ここに誤爆してもしょうがないだろう
433 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/21(月) 04:14:20.43 ID:HvKwAVfAO
仮想空間バトル部分はA.Iがとまらない!って漫画みたいだな
楽しかった!
434 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/21(月) 16:27:33.13 ID:17GdMYI1o
AI戸止まとはまた懐かしいものを
435 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/27(日) 13:23:25.40 ID:ne1bTMMEo
436 :SSS ◆KtxQQEeKzw [saga sage]:2011/03/06(日) 08:38:10.65 ID:/4Uq8jUX0
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