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幼女「カイロ入りませんか?」 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/04(金) 22:35:49.82 ID:mUM2RYV4o
元スレ
幼女「カイロ入りませんか?」
http://raicho.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1296568931/

スレが落ちていたのでこちらに建てさせて頂きます
ある程度まとまった量を書いてからにしようかとも思いましたが
落ちてから日が立ち過ぎると、誰にも読まれず終わるような気がしまして
それは悲しいので、少しでも覚えてくれてる人がいるうちに建てるだけは建てておこうと思い建てました
【 このスレッドはHTML化(過去ログ化)されています 】

ごめんなさい、このSS速報VIP板のスレッドは1000に到達したか、若しくは著しい過疎のため、お役を果たし過去ログ倉庫へご隠居されました。
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旅にでんちう @ 2024/04/17(水) 20:27:26.83 ID:/EdK+WCRO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1713353246/

木曜の夜には誰もダイブせず @ 2024/04/17(水) 20:05:45.21 ID:iuZC4QbfO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aaorz/1713351945/

いろは「先輩、カフェがありますよ」【俺ガイル】 @ 2024/04/16(火) 23:54:11.88 ID:aOh6YfjJ0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713279251/

【MHW】古代樹の森で人間を拾ったんだが【SS】 @ 2024/04/16(火) 23:28:13.15 ID:dNS54ToO0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713277692/

こんな恋愛がしたい  安部菜々編 @ 2024/04/15(月) 21:12:49.25 ID:HdnryJIo0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713183168/

【安価・コンマ】力と魔法の支配する世界で【ファンタジー】Part2 @ 2024/04/14(日) 19:38:35.87 ID:kch9tJed0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713091115/

アテム「実践レベルのデッキ?」 @ 2024/04/14(日) 19:11:43.81 ID:Ix0pR4FB0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713089503/

エルヴィン「ボーナスを支給する!」 @ 2024/04/14(日) 11:41:07.59 ID:o/ZidldvO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713062467/

2 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/04(金) 22:37:09.23 ID:mUM2RYV4o
男「いや、別に」

幼女「……グスッ、カイロ、温いよ半永久的だよ」

男「おい、服掴むな、あーわかった買うから、な、幾ら?」

幼女「……100円」

男「微妙な値段だな、まぁいいや、ほら」

幼女「ありがとうございました」

男「抱きつくな……で、カイロは?」

幼女「……」

男「……まさか君?」

幼女「コクッ///」

男「返品します」

幼女「ガーン」
3 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/04(金) 22:37:43.57 ID:mUM2RYV4o
幼女「で、でも!
   もうお金はいただいちゃいましたから…!」

男 「いや、元々カイロがどうしても欲しかったわけじゃないからいいよ」

幼女「だめです!
   えっと…お金もらったのになにもしなかったら、おまわりさんに捕まっちゃいます!」

男 「じゃあ、100円はあげるから」

そう言って抱きついた幼女を引き剥がそうと、幼女の手を掴む

男 「って、きみの手滅茶苦茶冷たいじゃないか!
   お金は本当に返さなくていいから温かいもの買うなりカイロ買うなりすればいいよ」

幼女「いやです…
   おねがいします、ちゃんとお兄さんのこと温めますから…
   だから、カイロ、受け取ってください…グスッ」
4 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/04(金) 22:38:32.27 ID:mUM2RYV4o
男 「いや、でもね?
   君みたいな小さな子を他人の俺みたいな大人が連れて歩いてたら
   それこそ俺が警察のお世話になっちゃうから」

そう言って諭そうとするが幼女は一向に俺から離れない
むしろ一層力を込めてしがみついてきた、小さなこぶしが寒さと必死さで真っ赤になってしまっている…
もう空は薄暗くなり、夕方というより夜と言ってしまってもいいような時間帯だ
どうしてこの幼女がこんな事をしているのか解らないが、こどもが家に帰るべき時間はとっくに過ぎているだろう

男 「えーと…ほら!
   お父さんやお母さんは?
   こんな時間に外にいるってことは一緒に買物に来てたのかな?
   迷子ならこんな事しなくても一緒にご両親探してあげるから」

迷子の子がにこんな事するか普通?という疑問を頭の隅に思い浮かべながらも、
こんな時間に子供が外に一人でいる理由として真っ先に思いついたのは、
やはりこの子は迷子である、という物だった

幼女「グスッ…ふぇ…ふぇえ…グスッ…ズビーッ」

どうしよう、泣き出してしまった…
5 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/04(金) 22:39:10.71 ID:mUM2RYV4o
男 「えっと、どうしたんだ?
   ほら、一緒に探してあげるから、お父さんかお母さんの名前わかるかな?」

幼女「違う…ズズッ…です
   わたし、迷子じゃ…ない…グシュ…です…」

男 「迷子じゃない…だとすると、お使いか何かかな?」

なんだろう、なにか嫌な予感がする
ギャルゲエロゲラノベ漫画小説アニメなどであらゆる物語を知ってきた俺の脳が
幼女がカイロだと言って抱きついてきた時から
この状況はこの幼女の親を探して、はい解決、といった単純な話ではないと警告している

幼女「わたし、お母さんとお父さん…いない………です」

ふぅ、冴えてるじゃないか、俺のギャルゲ脳…
そう宣言すると、幼女は俺に抱きついたまま本格的に泣き出し始めた
うん、分かってる
この状況で俺が選ぶべき選択肢はきっと一つしか無い
数多見てきた主人公達に習って、俺は幼女に言った

男 「取り敢えず、俺んち…来るか?」
6 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/04(金) 22:40:03.78 ID:mUM2RYV4o
男 「ほら、ココア
   熱いから気をつけて飲みなよ」

幼女「ありがとうございます、お兄さん…」

さて、どこかで見たシチュエーションを模倣して連れてきてしまったが、
下手したらこれは本当に警察沙汰になりかねないんじゃないだろうか…
幼女「熱っ」
おぉ、チビッと下を出してココアに舌をつけてみたら案の定熱かったせいで舌を火傷したらしい
少し涙目になりながら一生懸命にふーふーとココアを冷ましてるぞ何だこの心踊る可愛らしい生物は俺の娘にならないか義娘じゃなくて娘に

男 「だから言ったろう…焦らなくていいからゆっくり飲みな」

幼女「ふぁい…」
7 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/04(金) 22:40:30.57 ID:mUM2RYV4o
男 「えーと…飲み終わったかな
   で、君はどうしてあんな事してたの?」

幼女(娘)がココアを飲み終わったのを見て話を切りだしてみる
なんとなく反応の予想は付くけど、この話を避けてはいけないだろう

幼女「……………」

下を向いて黙りこんでしまう幼女(娘)
泣き出さないところを見ると、思ったより強い子なのかもしれない

男 「時間かかってもいいから、ちゃんと話してくれ
   どういう理由があるのか聞かないと何もしてあげられないからさ」

幼女「…えっと」
8 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/04(金) 22:40:56.23 ID:mUM2RYV4o
幼女「にげて…きたんです…」

男 「逃げて…?
   どこから逃げてきたんだい?」

まさか両親から虐待されてそれから逃げてきたとかじゃないだろうな
もしそうだったとしたら俺の娘を傷めつけてくれた親への怒りでどうにかなってしまうかもしれない

幼女「わからないです…
   ただ、女の人がたくさんいて、牢屋みたいなところにみんな一緒に閉じこめられてました…」
   
男 「牢屋…って…
   えっと、そんなとこからどうやって逃げてきたの?
   他にも一緒に逃げてきた人とかはいないのかい?」

幼女「わたしだけです…逃げられたのは…グスッ
   わたしを連れて逃げ出してくれたお姉さんがいたけど、とちゅうで…ズズッ‥追ってきた男の人に…」

男 「そう、か…」

どうしよう、予想以上にヘヴィーな話だった…
似たような状況としては奴隷商人に捕まってたという物語をいくつか知ってるけど
まさか現実にその様なことがあるとは…
9 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/04(金) 22:41:40.87 ID:mUM2RYV4o
もし幼女(娘)が言っていることが本当だとしたら、
両親は既に死んでいて孤独になったところを奴隷商人(仮に連れて行かれたのかもしれない
一緒に逃げてきた女性が追ってに捕まえられた事を考えると、この子も未だ追われていると考えたほうが良いのだろう

男 「理由は、分かった
   その結果何故カイロと称して自分を売ろうとしていたのかは全く解らないけど、そうだな
   予想外のカイロだったとはいえ、買ったのは俺だからな
   行く宛がないならここに居るといい」

幼女「ほんと…ですか!?
   あの、ありがとうございます!お兄さん!!」パァー

落ち込んだ泣き顔から一転、満面の笑顔になる娘(幼女)
もう切ないほどにキュートだなマイレディ、ぱぱと呼んでくれていいんだよパパではなく、ぱぱと

男 「あぁ、これからよろしくな」

幼女「はい!一生懸命お兄さんのこと温めます!」

そういう意味で言ったんじゃないんだが…

男 「そうだな、既にかなり暖かくなってるが
   これからも頑張って俺のことを温めてくれ」

そうして、娘との生活が始まった
10 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/04(金) 22:42:31.14 ID:mUM2RYV4o
男 「さて、一緒に住む事になりましたが
   その為には色々と準備が必要です、何が要るか分かりますか幼女さん」

幼女「えっと…生きるためには水とパンが必要です!」

男 「うん、確かに食べ物は必要だけどね
   暮らしていく為には他にも色々といるだろう
   他には何かないかい?」

幼女「うんと…えっと……はい!
   布があると少し寒くなくなります!」

なんだろう、眼からなにかが流れてきそうだよ…

男 「解った、必要なものは買い物しながら見つけて集めよう」
そう言った俺の声は少し鼻声だったかもしれない
それを誤魔化すため、というより単にそうしたくて幼女の頭をくしゃっと撫でる

幼女「おかいもの…おかいものですね!!
   とても楽しみです!早く行きましょう、お兄さん!」

急かすように俺の手を握る彼女の手は、その笑顔と同じように暖かくて
この子はカイロじゃないけれど、俺の手も心も暖かくしてくれた
11 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/04(金) 22:43:00.31 ID:mUM2RYV4o
男 「到…着!」

幼女「着きました!
   すごいです、キラキラして良い匂いがしてわくわくします!」

男 「うん、色んなものがあってわくわくするね
   さてと、取り敢えず何を買おうか
   幼女はなにか気になる場所はあるかい?」

幼女「お兄さん!あっちからとても良い匂いがします!
   あそこに行きたいです!」

男 「食品売り場か、そういえば一度家には帰ったけど、ココアを飲んだだけだったな
   買い物に時間かかるだろうし、なにか食べてくか」

幼女「ほんとうですか!?
   早く行きましょうお兄さん!
   あっちの甘い匂いがするお店に行きたいです!!」

男 「わかったわかった、お店は逃げないから慌てないで行こう」

そういえば一緒に住もうと言ってからの幼女(娘)は最初とは随分喋り方が違うな
あの時は寒さと必死さであぁなっていただけで、これがこの娘の素なのだろう
12 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/04(金) 22:43:27.25 ID:mUM2RYV4o
幼女「ここです!ここからとっっっても良い匂いがします!」

男 「へぇ、団子屋か
   そういや俺もこういう店の団子って食べたこと無いな
   幼女はどれが良い?」

幼女「このいろんな色のがいいです!
   きれいでまぁるくてとってもおいしそうです…」

うっとりした顔で三色団子を見つめる幼女(娘)
二件隣にクレープ屋があるのに団子屋に一直線で来た事といい、何も乗っていない三色団子を選んだ事といい
この幼女(娘)、なかなか渋い趣味をしている…

男 「じゃあ俺も三色団子と、それからずんだにしようかな
   すみません、三色団子五つとずんだ一つください」

男性店員「はい、合計で520円頂きます」

男 「じゃあこれでお願いします」

男性店員「600円お預かりします、お釣り80円のお返しです
     お待たせしました、三色団子五つとずんだ団子一つです
     ありがとうございました〜」

男 「どうも〜…って、あれ?素甘は頼んでないと思うんですけど…?」

男性店員「お兄さん可愛いからおまけです、
     それと店内でお召し上がりでしたら、そちらの席でお茶のサービスもありますのでご利用くださいね」テレテレ

男 「えっと、ありがとう…ございます」カァ
13 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/04(金) 22:44:05.15 ID:mUM2RYV4o
男 「お待たせ、そっちの席で食べていいらしいから行こうか」

幼女「はい!
   あれ?お兄さん顔赤いです、どうしたんですか?」

男 「うん、ちょっと…ね」

幼女「変なお兄さん…もしかしておねつでちゃったんですか…?」

男 「いや、そういうんじゃ、ないんだ‥から…
   ほ、ほら!そんなことより早く食べよう?
   俺もうお腹ぺこぺこだよ!」

幼女「はっ!そうでした、わたしも早くお団子食べたいです!」

男 「あ、俺そこでお茶淹れてからいくから、幼女は団子持って席取っといてくれるかな」

幼女「わかりました!せきにんじゅうだいですが、頑張ります!」

男 「はは、じゃあ幼女に任せるから、頑張って取ってきてくれな」

幼女「まかせてください!では、いってきます!」

男 「うん、いってらっしゃい」

どうにか幼女に動揺を悟られずに済んだようだ
男には興味ないけど、ああいうさりげないやり方って卑怯だと思う、もう…
さて、幼女を待たせちゃいけないし、さっさとお茶淹れてくるか
14 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/04(金) 22:44:43.70 ID:mUM2RYV4o
男 「お待たせ、はいお茶、熱いから気をつけてね
   焦って飲むとココアの時みたいに火傷しちゃうぞ?」

幼女「はい…ちゃんとさましてから飲みます…」フーッフーッ

さっきの事を思い出したのか頑張って冷まそうとしている幼女(娘)
紙コップを両手で持ちながら一生懸命息を吹きかけているのを見ているとなんだかこう、
胸のあたりが締め付けられる感じがする、これが恋なのだろうか
これが裸Yシャツで女の子座りしながら持っているのがマグカップだったら完璧なのに…よし、今度させてみよう

男 「はい、幼女の分の団子
   冷ますのもいいけど先に団子を食べようか、食べてる内にお茶も飲みやすくなってるよ」

幼女「はっ!?そうでした、お団子をわすれてました!
   はぁう〜♪とってもおいしそうです〜…」

男  「はは、そんなに嬉しそうにしてくれるなら俺も嬉しいよ
   それじゃ、頂きます」
   (幼女のほうが美味しそうだよ、今すぐ家に帰って食べちゃいたいくらいにね!)

幼女「いただきます!!
   あむ…もぐもにゅ……もにゅもにゅごくもにゅもにゅ…」

一心不乱に物を食べる子供はどうしてこんなに愛くるしいんだろう、理性が意味を成さなくなりそうだ

男 「ほら、そんなに焦って食べたら喉に詰まっちゃうよ?
   お茶を飲みながらゆっくりお食べ」

幼女「ふぁい!…もぐもに‥ごきゅん
   …ゴクゴク…プハッ、あまりの美味しさにわれを忘れてしまうところでした…
   お団子、とてもおいしいのです…」
15 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/04(金) 22:45:44.54 ID:mUM2RYV4o
男・幼女「ごちそうさまでした(!)」

男 「さて、お腹も膨れたしそろそろ買い物に戻るか」

幼女「はい!なにを買うんですか?」

うーん…こどもと一緒に暮らした事なんてないし、何が必要かわからないな…
足りないものは必要になった時に買うとして、今日は取り敢えず服やら生活用品を買ってくか
幼児用パンツは何枚かもってるけどあれじゃ足りないだろうし服も一式買ってこう

男 「じゃあ、服を見に行こうか
   気に入ったのがあったら言ってね」

幼女「おようふく!
   あ…でも、わたしお金もってません…」

男 「ん?
   いいよいいよ、お金の事は気にしなくていいから好きなのいっぱい選びな」

幼女「でも…」

ふむ…やっぱりさっき知り合ったばかりだからか遠慮してるのかな
団子の時はお腹すいててそこまで気が回らなかったのか
16 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/04(金) 22:47:22.58 ID:mUM2RYV4o
男 「そうだな…じゃあこうしようか、俺は幼女に必要なものは全部揃える、
   そのかわり幼女は俺が仕事に行ってる間に家の事をやってくれたり、
   俺が寒い時はカイロとして俺の事を温めてくれ
   お互いがお互いの為になる事をしあう、それでどうだ?」

幼女「は、はい!わたしがんばります!
   お料理とか、おそうじとか、いっぱいして、お兄さんをぽかぽかにします!」

男 「うん、よろしくね、楽しみにしてるよ」

幼女「はい!よろしくおねがいします!」ペコ

これでお金の事に関して幼女が気にする事はもう無いだろう
それに、俺も一応家の事はやってたけど、それを代わりにやってくれるとかなり楽になるしな
なにより小さい体で一生懸命掃除する幼女を想像したら…うん、とても良い
掃除機かけてる所を後ろから抱きしめてうなじをくんかくんかしたいいつか絶対やろう
17 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/04(金) 22:48:01.63 ID:mUM2RYV4o
男 「(ぱじゃまも選んだし後はあれだけだな…)
   さて、幼女、後は下着買って会計しようか?」

幼女「あ、はい!
   実はさっきかわいいぱんつ見つけたんです!もってきますね!」

男 「あぁ、俺も行くから一緒に行こう?
   下着売り場はこっちだよね」

危なかった、堂々と幼児用下着を物色する機会が危うく失われるところだった…

幼女「これです!このくまさんがかいてあるのが欲しいです!」

くまさんぱんっ!!やってくれる!この幼女やってくれる!
これこそ正しく俺が幼女に履かせたかったどうぶつさんぷりんとのぱんっ!!
縞パンもフリルもレースも好きだけどこの年頃の娘に履かせるなら圧倒的にくまさんぱんつだろう
まさか幼女が自分からこのぱんつを持ってくるとは思わなかった、趣味が合うのかもしれない
至上目的のぱんつは幼女自身が持ってきてくれたから、後はいちご柄や星柄とどうぶつぱんつシリーズ全種くらいでいいだろう

男 「へぇ、可愛いくまさんだね、他に欲しいのはあったかい?」

幼女「あ、くまさんがかわいくて、他のを見てませんでした…えへへ」カァー

は、はは…くまさんぱんつを握り締めながら頬を赤く染めて俺の方を見てくる幼女…
なんという愛らしさなんという可愛らしさ今この瞬間を切り取って永遠としたい…
いや、この幼女とならこの先もっと素晴らしい生活が待っている気がする、そんな確信めいた予感がするんだ
18 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/04(金) 22:48:30.53 ID:mUM2RYV4o
男 「ふふ、そのくまさんよっぽど気に入ったんだね、
   じゃあ、どうぶつさんシリーズと他のをいくつか買っていこうか」

幼女「いいんですか!?
   じゃあ、ねこさんといぬさんともるもっとがいいです!」

男 「うん、もっておいで
   俺もかわいいのを選んでおくから」

幼女「わわ、楽しみです!」

これがもう少し大きい子だと恥ずかしがったり変に思ったりするのだろうが、やはりこのくらいの歳の子は純粋で可愛いな
明日にでも正式に家族になれるよう手続きしてこよう、これからが楽しみだ
19 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/04(金) 22:49:00.78 ID:mUM2RYV4o
男 「ただいまー」

幼女「お、おじゃまします」

男 「ん?
   これからはここが君の家なんだから、お邪魔しますじゃなくてただいま、だろ?」

幼女「あ…えと、ただいま‥です」

男 「うん、おかえり」

幼女「えへへ…」

はにかんだ様に笑う幼女(娘)の頭を撫でる、とても撫でやすい位置にあるせいか、既に何度か撫でてしまっているが
撫でると恥ずかしそうに顔を赤くしながらも嬉しそうにしてくれる、なんだろう、とても、心地良い
20 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/04(金) 22:49:52.45 ID:mUM2RYV4o
男 「さぁ、今日は疲れたし、お風呂に入って寝るとしようか
   お湯入れてくるから手洗いとうがいしてから休んでて」

ちなみに夕食は団子で中途半端にお腹がいっぱいになってしまったので、帰りしなハンバーガーを食べてきた

幼女「わかりました〜…ふぁ…」ゴシゴシ

男 「はは、もう眠くてたまらなそうだね、すぐにお風呂いれるからもう少し頑張れ」

幼女「あい〜…」ネムネム…トコトコ…

かなり眠そうだな…このまま寝かせてあげたいけど寒空の下にずっと居たんだろうし、一度体の芯まで温まったほうがいいだろう
幼女は小さいからいつもよりお湯は少なめでいいだろうから、15分もすれば入れるようになるかな
21 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/04(金) 22:50:30.82 ID:mUM2RYV4o
男 「ただいま、っと…
   はい、お茶淹れてきたからこれ飲んでもうちょっと起きてようね」

幼女「ふぁい…おきるます…ズズー…ん、おいしいです…」

おぉ、眠気覚ましにちょっと苦めに淹れたんだけど美味しく感じるらしい、なかなか大人な味覚だなやはり
さてと、俺は買ってきた物の整理でもするかな

ピーピピピ・ピーピピピ・オフロノミズガタマリマシタ、アト5フンデハイレマス

男 「ん、幼女、お風呂沸いたから入っておいで」

幼女「はい〜‥ちょっと待ってください、お茶ぜんぶ飲んじゃいます〜」ズズー

幼女「ごちそうさまでした…あれ?お兄さんはいっしょに入らないんですか?」

男 「あぁ、俺はちょっとやることあるから先に入っておいで
   シャンプーとリンスとかは置いといたからそれ使って、歯磨きも忘れないようにね
   あ、着替えも用意しておいたから」

幼女「わかりました〜…いっしょに入りたかったです…」ボソ

俺も!!いっしょに!!入りたいけど!!!!!!!!
そういうお楽しみイベントは一日に一気にやるんじゃなくてもっと大事に一つ一つこなしていくべきだと我慢してるんだ!!!
本当は今すぐ幼女とお風呂に入って背中流しっこや髪の毛洗ってあげてお湯かけるぞーとか狭いお風呂だから幼女だっこしながら入ったり
お兄さんせなかになにか硬いのがあたってます…テレテレ…とかやりたいけれど!!
出会ったその日にそんな事やっちゃうのはお兄さん違うと思うんだもっとお互いの事を知ってから段階を踏んでしていきたいです!はい!!
思考が童貞臭いとか、当たり前だろう俺は幼女一直線なんだから童貞じゃない訳がない、YesロリータNoタッチが信条ですから
22 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/04(金) 22:50:59.02 ID:mUM2RYV4o
男 「はは、じゃあ、今度一緒に入ろうか」

幼女「あ…はい!たのしみにしてます!
   じゃあ、いってきますね!」パァー

男 「うん、しっかり温まっておいで」

さて、幼女が上がってくる前に部屋温めて寝床作っておくか
23 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/04(金) 22:51:24.53 ID:mUM2RYV4o
幼女「あがりました〜♪
   気持ちよかったです、ありがとうございました〜」

男 「ん、しっかり温まったみたいだね、牛乳のむ?」

幼女「はい!いただきます…」ゴクゴキュ

男 「じゃ、俺も入ってくるから先に寝てていいよ
   そこのベッド使っていいからね」

幼女「あ、いってらっしゃい」パタパタ

男 「うん、行ってきます」
24 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/04(金) 22:51:55.74 ID:mUM2RYV4o
男 「ふぅ、いいお湯だった」

幼女「おかえりなさいお兄さん、牛乳飲みますか?」

男 「あれ、起きてたんだ、ありがとう、もらうよ」

幼女「お風呂に入ったら目がさめちゃって…はい、どうぞー」

男 「ありがと」ゴクゴク

幼女「それと、あの、お兄さん」

男 「ん…ゴクゴ‥プハ…なんだい?」
25 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/04(金) 22:52:23.47 ID:mUM2RYV4o
幼女「そこのソファに毛布かけてありますが、もしかしてお兄さんそこで寝るつもりでしたか…?」

男 「ん?
   あぁ、流石に今日は布団買ってこれなかったからね、取り敢えず今日だけはここで寝ようかなって」

幼女「そんな!わたしがそこで寝ます!!お兄さんのベッドなんですからお兄さんが使ってください!」

男 「はは、そんなに気にすることじゃないよ、良くPCいじりながらそこで寝ちゃったりしてるからね
   結構ソファで寝るのは慣れてるんだよ」

幼女「でも………あ、そうだ!!
   それならいっしょに寝ましょう!わたし小さいからふたりで寝てもだいじょうぶですよ!」

男 「いや、それは…今日初めてあったばかりの俺と一緒の布団で抱き合いながら寝るなんて幼女も嫌だろう?」

幼女「そんなことないです!
   お兄さんとは会ったばかりだけど、わたしお兄さんのこととっても好きです!」

とっても好きですとっても好きですっても好きですも好きです好きです好きで好き好き好き好k……俺も愛してる!!

幼女「それに、わたしはお兄さんのカイロです、さむくないように温めなくちゃなんです!
   だからお兄さん、いっしょに寝ましょう…?」

男 「そっか…うん、それじゃ今日は幼女に温めてもらいながら一緒に寝るとしようかな」

幼女「はい!」パァー

幼女の頭をまた、撫でる
あぁ、やっぱりこの感じ、とても良いな、暖かくなる
26 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/04(金) 22:52:58.16 ID:mUM2RYV4o
幼女「お兄さん、さむくないですか?」

男 「うん、大丈夫。幼女とっても温かいから、俺も凄く温かいよ」

幼女「えへへ…よかったです…」テレテレ

シングルのベッドだが、幼女が小さい事もあり二人で寝ても十分な広さだった
それに何より、幼女が抱きついてくれているおかげでいつも寝てる時と同じような広さの感覚だ

男 「それじゃ、寝ようか。お休み、幼女…」

幼女「はい、おやすみなさい、お兄さん…」
27 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/04(金) 22:53:24.32 ID:mUM2RYV4o
…………

幼女「あの、お兄さん、起きてますか…?」

男 「おきてるよ、眠れない…?」

幼女「そうじゃないですけど、ねる前に言っておかなくちゃって思って…」

男 「ん…」

幼女の言葉を待つ、なにか言い難いことだろうか
28 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/04(金) 22:54:08.72 ID:mUM2RYV4o
幼女「あの、わたしを買ってくれて、ありがとうございました
   お兄さんが買ってくれるちょっと前に、わたし、あきらめかけてたんです
   もうだめなんだな、って」

男 「ん…」

幼女「わたしをつれ出してくれたお姉さんもつかまっちゃって、ほかに知ってる人もいなくて、
   お父さんお母さんの事もわからなくて、わたしは、きっとこのまま死んじゃうんだろうな、って」グシュ‥ズズ

言葉の代わりに、俺に抱きついている幼女の頭に手をやる
29 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/04(金) 22:55:26.61 ID:mUM2RYV4o
幼女「っ…もうだめなんだって、でも、死にたくなくて、もう少しだけがんばろうって、そして、お兄さんに出会ったんです
   それまで声をかけた人はみんな、私のことをへんなものを見るような、気持ちわるそうな目でわたしの事を見て、なにも言わず歩いていきました
   でも、お兄さんは声をかけてくれました、話しかけてくれました…
   さいしょはちょっとこわい人かもって思ったけど、話してくれたのはお兄さんがはじめてで、
   だからもう、この人がだめだったら、あきらめよう、もういいや…って」グシュ‥ズズー

幼女「わたしが泣き出したら、お兄さん、家に来ないかって言ってくれて、わたしの話をしたら、ここにいてもいいって言ってくれて…ズズ
   ほんとうに、うれしかったんです、わたしなんかにこんなにやさしくしてくれる人ははじめてで、うそみたいで、しあわせで
   でも、わたしのあたまをなでてくれるお兄さんのあたたかさはほんとうで…
   だから、お兄さん、ありがとうございました…ほんとうに、ありがとうございました…」

そう言うと幼女は本格的に泣き出してしまった、俺もなんだか解らないけど目がぼやけて良く見えなくなってしまった
幼女になにか言おうとしても、何故か出るのはうめき声みたいな音だけで、だから代わりに、幼女を強く抱きしめた
幼女の体はとても暖かくて、心もなんだか暖かくなって、幼女は泣きながら、俺もきっと泣きながら
でも、とても暖かなものに包まれたまま、眠りに落ちた
30 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/04(金) 23:05:16.09 ID:mUM2RYV4o
ここまでで昨日までに書いたのは終了です
後はある程度書きためたら投下するつもりですが、
今日は眠さに耐えられそうにないので、明日投下になるかもしれないです
休みの日は出来るだけ書いていきます
こうした方が読みやすいなどのレスは上手く反映できるかはともかくありがたく頂戴します
少し長くなるかもしれませんが、どうぞお付き合い下さい
31 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/05(土) 00:14:03.06 ID:ywlXpbhDO
いいね、期待
32 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/05(土) 00:31:03.06 ID:19E+U+E9o
期待期待
33 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/05(土) 00:32:03.14 ID:rF3PhCSco
ええ話やなぁ
34 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/05(土) 01:06:31.93 ID:j/WHf8J9o
探しにきて良かった
乙!
35 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/05(土) 04:18:42.91 ID:wdciXb/eo
警察行かないと
36 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/05(土) 05:15:41.09 ID:258X0Hbso
これは期待
続きが楽しみだ
37 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/05(土) 18:55:42.96 ID:x6yaFZ4AO
はいりませんか?
38 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/06(日) 00:17:31.45 ID:Hz2m+L+Fo
男 「ん……ふぁ…」

朝か…ん?
なんだかお腹の辺りが温かいな、なんだろ…
布団をめくってみると、そこには小さな女の子が可愛い寝息を立てていた
あぁ、思い出した、幼女だ、一緒に寝たんだったな
寝ぼけた頭が少し覚めてくると今度は眼の辺りがヒリヒリと痛むことに気が付く
そして自分が泣いていた事を思い出し、寝る直前に聞いた幼女の話を思い出す

俺が想像していたより、幼女はずっと傷ついて、疲れ果てていた、生きる事を諦めてしまいそうになるほどに
軽い気持ちで幼女に一緒に住むことを提案した訳では決してない、それでもどこかに「面白そう」という気持ちがあったのも確かだ
下心も勿論あった、そりゃ当然だろう
こんなに可愛い幼女に劣情を催さないって方が異常だ、あわよくばえっちな事も出来ないかなとも思っていた、幼女がそれを望めば、だったけど
でも、そんな気持ちは昨日の話を聞いている間にすっかり小さくなってしまった
一時的なものではなく、俺はこの幼女の将来までしっかり考えてやらなきゃいけない
それがこの小さな体で死さえ覚悟した幼女に手を差し出した俺の責任だろう
いや、責任云々を抜きにしても俺は幼女にそうしてやりたいと感じている

父性、なのだろうか、この感覚は
幼女を幸せにしてやりたい、この娘の笑顔をもっと見たい、幼女を悲しい事から守ってやりたい、幼女の側に居たい、そして結婚したい
今はそんな気持ちが溢れている
39 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/06(日) 00:17:57.23 ID:Hz2m+L+Fo
幼女「ん…うぅ…ふぁ…おに‥いさん…?」

男 「うん、おはよう、幼女」

幼女「ふぁふ…おはようございます、おにいさん…」ゴシゴシ

そんな事を考えている間に幼女が起きてしまったようだ、幼女も目の周りが痛いのかこすっている

男 「はは、あまり擦ると余計痛くなっちゃうよ、顔洗いに行こうか」

幼女「はい〜…」ネムネム

男 「それとももうちょっと寝てるかい?
   昨日は疲れたろ、朝食の用意とかしてくるからもう少し寝ててもいいよ」

幼女「いえ‥おきるあす…んぅ……おき‥ます!」

男 「そう?
   じゃあ、顔洗ったら一緒に御飯の用意しようか」

幼女「はい!」

こうして記念すべき二人の生活、その一日目が始まった
40 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/06(日) 00:18:25.88 ID:Hz2m+L+Fo
男 「じゃ、料理は俺がするから、幼女は飲み物の用意と食器を出してくれるかい」

幼女「わかりました!なにをいれればいいですか?」

男 「ん、そうだな…俺にはコーヒーを、そこにインスタントのが置いてあるからそれ入れてね
   あとは牛乳と野菜ジュース、お茶とチャイなんてのもあるけど、好きなの選んでいいよ」

幼女「お茶がいいです!」

男 「なんとなくそういうと思った、お茶っ葉はそこにあるから火傷しないようにね」

苦笑しながら急須を幼女に渡す、昨日から思ってたがやはりこの娘は和物が好きなようだ、今度抹茶でも買ってこよう
そうこう話している間にベーコンと目玉焼きが出来上がり、作りおきのポトフも温まった
41 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/06(日) 00:18:54.27 ID:Hz2m+L+Fo
男 「はい、お待たせ、あ‥っと、パンで良かったかな?
   ご飯の方が良かったら冷凍してあるのがあるけど」

幼女「だいじょうぶです!わたしパン好きです!」

良かった、ほんの少しだけ、朝はご飯に味噌汁、焼き魚に納豆じゃろうが!!とか言われないかとわくわくしてたんだけど、そんな事はないようだ

男 「それじゃあ、頂きます」

幼女「いただきます!」

食べ始めてから気が付いたが、サラダ用意するの忘れてた、まぁポトフに野菜入ってるからいいか

幼女「わわ!とってもおいしいですよお兄さん!
   このスープも甘くてとってものみやすいです!」パクパクモグモニュ

男 「口にあったようで良かった、そんなに急いで食べたら喉に詰まっちゃうよ、ゆっくり食べな」

幼女「ふぁい」モムモム

口いっぱいに頬張りながら答える幼女、小さな口に目一杯詰め込んで食べる姿には小動物的な可愛さがあるな…いたずらしたくて堪らない
このままだとイケナイ妄想で頭が一杯になってしまいそうなので、今日の予定についてでも話すとしよう
42 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/06(日) 00:19:26.26 ID:Hz2m+L+Fo
男 「さて、今日の予定についてだけど、ちょうど仕事休みだから役場の行くけど幼女も付いてきてくれるかい?」

幼女「んぐむぐ…はい、いっしょに行きます
   やくばって何するんですか?」

男 「今日のところは幼女が俺と一緒に住んでても大丈夫になるように申請しに行くだけかな
   ちょっと書類書けば終わるだろうから、そんなに時間はかからないと思うよ」

幼女「あ…その、ありがとう、ございます…」カァ

ちょっと待って今のセリフのどこに照れポイントがあったんだ、
頬を朱に染めつつ下を向き上目遣いで俺に感謝する幼女、なにが恥ずかしいのか少し火照ったような表情が扇情的で抱きしめてキスしたくなる
文だけだととてもえろい風に聞こえるが実際えろいよなんだこの幼女誘っているのか解ってる俺の眼と脳が腐っててそう見えるだけですでもそんな自分も嫌いじゃない

男 「えっと、うん‥これから一緒に住むんだから、こう言うのは早い内にちゃんとしとかないとだよね、はは‥」カァ-

幼女にあてられたのか俺も気恥ずかしくなってしまった
いけない、このままだと変な気分になっちゃうなってる話題を変えないと
43 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/06(日) 00:20:05.45 ID:Hz2m+L+Fo
男 「と、云う訳でその後は特になにも決めてないんだけど、幼女は何かしたい事ある?」

幼女「うーん…したい事…」

男 「行きたいとこでもいいよ、そんなに遠くまでは行けないけれど、どこかない?」

幼女「んぅ…」

大分迷っているようだ、まぁ突然言われても咄嗟には答えられないかも知れないな
44 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/06(日) 00:20:38.40 ID:Hz2m+L+Fo
男 「よし、それじゃあ今日は昨日買えなかった大きめの物でも買ってこようか
   幼女の布団も買ってこないと、流石にいつまでも一緒の布団ってのもあれだしね」

幼女「え…あの、いやでした‥か…?
   でも、わたしはカイロだからあたためないと、でもお兄さんはいやで‥あれ、うぅ…ふぇ…」ウルル‥

男 「え?あれ!?
   いや全然全く嫌じゃないよ!幼女と寝るの気持よかったし今までずっと一人で寝てたから誰かと一緒に寝るのってとても安心できたし
   幼女さえ良ければ毎日一緒に寝たいくらいだよ!!」

馬鹿か俺は…昨日の夜別々に寝ようと言った時の幼女の反応と幼女の置かれていた状況を考えれば、幼女が一人で寝るのが嫌だろうなんて事すぐに解るのに
ちょっと浮ついた気持ちになって良く考えずに発言してしまったせいで幼女を悲しませてしまった…

幼女「ほんと‥ですか…?
   わたしと寝るの、ほんとうにいやじゃないですか…?」グス

男 「うん、本当だよ、ごめんね…」

謝る以外になんと言えばいいのか思い浮かばず、幼女の頭を撫でる、言葉に出来ない馬鹿な自分が恨めしい…
45 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/06(日) 00:21:06.25 ID:Hz2m+L+Fo
幼女「あ…わたしもごめんなさい‥とつぜん泣いちゃって…
   えへへ、こんなに泣き虫じゃお兄さんにきらわれちゃいますよね」

男 「そんなことないよ、俺も幼女が大好きだから、そんな事で嫌いになったりしない」

幼女「わ、わわ…」カァ

幼女の顔が耳まで真っ赤に染まる、照れる幼女を見ても、今度は変な気分にはならなかった

男 「はは、えっと、それじゃあご飯食べちゃおうか
   冷めちゃったら勿体無いしね」

幼女「はい!」
46 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/06(日) 00:21:37.82 ID:Hz2m+L+Fo
役場の男性「はい、これで手続きは終了です、ご苦労さまでした」

男 「ありがとうございました」

役場の男性「いえいえ、詰まらない役場仕事ですがお兄さんみたいな人とお話できて楽しかったです
      今度どこかでお茶しませんか…?」

男 「え…あの、はい‥機会があったら…」カァ

書類を渡される時に軽く手を握られる、室内仕事だからだろうか、男性の指は男にしては柔らかく、その中に力強さが感じられた
もう少し手続きに時間がかかるかと思っていたが予想より大分早く終わったのは、この人が色々助言をしてくれ、便宜を計ってくれたからかも知れない
そのお礼も兼ねて今度お茶に行くのもいいだろう

男 「その、それじゃあ‥また」

役場の男性「えぇ、また」
47 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/06(日) 00:22:15.89 ID:Hz2m+L+Fo
男 「終わったよー」

幼女「あ、おかえりなさいお兄さん!」

待合席で待っていた幼女に声をかける、雑誌受けに置いてある子供向けの本を読んでいたようだ

男 「手続き、終わったよ
   これで今日から正式に幼女は俺の家で一緒に住めるようになったからね」

幼女「はい!」パァー

念の為に言っておくとに幼女は俺の養子になったわけじゃない、養子にする為には色々と条件もあるし審査に時間がかかるらしく
そこで保護責任者というのはどうだろうと進められたのだ、これなら将来的に結婚も可能と役場の人に言われ即決した
(注意:このお話は現代日本とは似て異なる世界観と想定して考えてあります、書いてる人は法律などのツッコミについて対処できません)
48 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/06(日) 00:22:47.05 ID:Hz2m+L+Fo
男 「さて、それじゃあ次はホームセンターでも行こうか
   幼女用の机とかもあったほうが良いだろうし、他の細々としたのも揃えなきゃね」

幼女「つくえ、ですか…?」

不思議そうな顔をする幼女、学校にも言ってなかったんだろうし(というかまだそんな年齢じゃなさそうだけど)
机に必要性を感じていないようだ

男 「そう、机。いずれ学校に通い始めたら必要になってくるし、それでなくても自分だけのスペースって言うのは良いものだよ
   勉強以外にもお絵かきする時にも使えるしね」

幼女「がっこう…わたし、がっこうにいけるんですか…?」

男 「うん、勿論。幼女の年齢が解らないから直ぐにって訳にはいかないけど
   そうだな…俺との生活にある程度慣れてからの方が良いかな、早ければ来年の春からは学校に行けるようにしようか
   それまでに簡単な事は俺が教えてあげるね」

幼女「は、はい!ありがとうございますお兄さん!
   がっこう…うー‥がっこうー!!」
49 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/06(日) 00:23:31.83 ID:Hz2m+L+Fo
物凄い喜びようだ、学校に憧れてたのかな…
正直出来るだけ引き伸ばして幼女と一緒にいる時間を長くしたかったけど、幼女の事を考えたら出来るだけ早いほうが良いのだろう、やはり
あぁ、でもやっぱり不安だ…こんなに可愛い幼女は学校に行ったらそのあまりの可愛らしさに女子の嫉妬を買いいじめられたりしないだろうか…
最近の子は早熟だしいやらしい事をされるかも知れない…
くっそ、もし相手が男子だったらショタ好きのババァに襲わせてやって、女子の場合は気が狂うまでイカせまくってやる…
まぁ、俺が居る限り絶対に幼女にそんな事はさせないけれど
それでも念の為幼女に自衛手段を教えて上げといたほうがいいかも知れないな…

幼女「お兄さん…?どうしたんですか、こわい顔して…?
   もしかしておなかいたいですか?あたためますか…?」

そう言って俺のお腹に手を当て指すってくれる幼女ふぉおおおおぉおおぉお!!!
やばいってこれは非常事態だわよ気遣うように強すぎずでもちゃんと温めるためにしっかりと当てられた手から幼女の俺への愛がひしひしと伝わってきて
お腹なんか全く痛くないけど痛いふりしてうずくまったら今度は幼女は一体なにをしてくれるんだろうという期待と好奇心が溢れんばかりに愛してる!!!

男 「ん、あぁ、ちょっと考え事してただけでお腹が痛い訳じゃないから大丈夫、ありがとう」

感謝を込めて幼女の頭を撫でる、本当に撫でやすい位置にあるな、撫でにくい位置でも撫でるけど

幼女「えへへ…なんともなくてよかったです」テレテレ

照れた幼女くわぁいい!!っといかん、こんな事繰り返してたら不審者として通報されてしまう
そろそろ行くとしよう
50 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/06(日) 00:24:05.64 ID:Hz2m+L+Fo
男・幼女 「到(とう)…着(ちゃくー)!」

男 「さて、机は大きいから後にするとして、先に一通り店を回りながら買い物してこうか」

幼女「はい!きのう行ったでぱーともいろんなのがたくさんありましたが
   このお店もすごいですー!」

男 「はは、余りいろんなところに行って迷子にならないようにね
   そうだ、手をつないで行こうか?」

幼女「はい!これならぜったいいっしょですね!お兄さん♪」

俺の手をぎゅっと握り笑いかけてくる幼女、冷静に感想を言うと
幼女の手は子供特有のあたたかさを持ち、その感触はぷにぷに、
見上げるその笑顔は幼女と自分を比べた天使が自分のあまりの醜さに引き篭りになってしまうほどの可愛さでした
出来ることならあらん限りの言葉を尽くして幼女への愛を綴りたいけれど、やり過ぎは良くないってばっちゃに言われたので自重しようかと思う

男 「うん、いっしょいっしょ♪」

気持ち悪いな、幼女を真似て慣れない音符表現がつくような喋り方をしてみたけれど
あまりの気持ちわるさに引き篭ってしまいそうだ…
51 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/06(日) 00:33:33.43 ID:Hz2m+L+Fo
キリが悪いですがここで書き溜め終了です
眠いせいか上手く話が思い浮かびませんで申し訳ない…
このまま続けても冗長になるだけのような気がするので今日はここまでにします
それから>>37の方の疑問についてですが
元々これはVIPで別の方が建てて>>1で終了していた上、他に書く方がいなかったので
自分にも出来るかなぁと試しに書いてみた物だったので、これは予想に過ぎないのですが
GoogleIMEだと「カイロはいりませんか」の「はいりませんか」の部分で変換すると
一発目に「入りませんか」と出てくるのでそのまま書き込んじゃったんじゃないかなぁと思ってます
本当は「カイロは要りませんか」或いは「カイロ要りませんか」にしたかったのではないかと
もしくは単純に元スレの>>1の方が間違えたか、ですね
その方が建ててくれなかったら自分もSS書いてみたいなんて気になることもなかったので
感謝も込めて、改変などせずにスレタイと>>1の文はそのままにしておきました
それではお休みなさい
52 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/06(日) 00:48:41.73 ID:QMU8sT11o
53 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/06(日) 00:57:07.85 ID:treQJZFIO
お兄さんも幼女もかわええ乙
54 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/06(日) 05:26:18.45 ID:UAoVa+oKo
乙幼女かわええ
歳は小学校前なのか例の事情で学校行けてなかったのかどっちなんだろう
個人の自由で想像してねパターンかな?
55 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/06(日) 21:20:14.81 ID:Hz2m+L+Fo
幼女「お兄さん、あっちにペットセンターってかいてあります!
   あそこにいきたいです!」

男 「ん、じゃあ行こうか」

幼女「なにがいるんでしょう〜♪たのしみです!」

男 「多分猫とかは居ると思うけど…あ、やっぱり猫いたね、まだ仔猫みたいだよ」

幼女「うー…見えません!たかくて見えませんー!」

ショーケースは二段になってて、幼女の身長だと高い方のはガラスに光が反射して殆ど見えないようだ
56 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/06(日) 21:21:35.68 ID:Hz2m+L+Fo
男 「はは、ほら、こうすれば見えるだろ?」

幼女「わ、わ、だっこ‥見えました!
   あ、おひるね中だったんですね、しずかにしないとです…
   ねこさんかわいいです〜…」ポー…
57 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/06(日) 21:22:05.46 ID:Hz2m+L+Fo
ガラス越しに子猫を見つめる幼女、しかし俺は子猫どころではない
なにしろ俺は今、幼女を抱っこ!!しているのだから
脇の下から抱え上げるような不安定な抱っこじゃなく、
右腕を幼女の膝裏を通しておしりの方に回し左腕で上半身を支えるというその気になればそのまま抱きしめられるような抱っこの仕方でな!!
幼女が落ちないように右手でおしりを支えてる訳だがもっとはっきり言うとおしりしっかり掴んじゃってる訳だが、
まだ幼い体つきなのに右手に伝わるこの柔らかさはなんだ、ふにふにとしていてしかし少し力をいれれば骨の硬い感触が分かるこの絶妙さ
そして左手はというと今は幼女が身を少し乗り出している事もありお腹に手をやっているが、ちょっと持ち直すふりをして手の位置を変えれば
幼女のお、おっp、胸に触る事も可能なのでなないのだろうかっ!
ふ、はっ、やばいどきどきしてきた、どうする実行するべきかそれとも今は右手の感触と幼女の髪やうなじから香る甘い匂いで満足しておくべきか
どうしよう、どきどきが幼女にバレてないかと心配になってきた、だって俺の胸、今まで自分で聴いた事ないくらいどきどきしちゃってる…

ねぇ、知ってた?あの冬の日、幼女が俺を引き止めるために俺に抱きついてきたあの瞬間からきっと、俺、幼女のこと意識しちゃってたんだよ?
自分でも惚れっぽいなって思う、でもね、いまはこう思うんだ
俺達があの日出会ったのは偶然じゃなくて、きっと運命だったんだ…って

って違うっ!なんだこのどこかで見たようなEDっぽい独白は…しかもこれじゃなんとなくヒロイン視点だ!
そうじゃない、そうじゃなくて今は持ち直すふりして幼女の胸に触るかどうかを決断する一大事だろう!
よ、よし‥後5秒したら持ち直す、その為にちょっと不安定になった風を装わないと………って店員見てるううぅううううぅ!!
ショーケース越しに作業しながら俺と幼女のこと微笑ましそうな表情で眺めてるよ店員!
ちぃ!これでは持ち直すふりをして胸に触る事が出来ないではないか…!!
今でこそ微笑ましげな眼をしているが俺の左腕が幼女の胸に触れた瞬間、敏い人なら感づいてしまうかもしれん…!
58 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/06(日) 21:23:08.11 ID:Hz2m+L+Fo
女性店員2「なにかお探しですか?」ニコニコ

ひっ!!

幼女「あ、てんいんさん、ねこさんをみてました、この子とってもかわいいですね!」

女性店員2「その仔はラッグドールっていうのよ、毛がふさふさでとても優しい性格なのよ」ニコニコ

男 「へぇ、あまり聞かない名前だけど可愛いですね
   今日は買い物のついでにちょっと見に来ただけなんですけど、猫を飼うならこういう優しい仔が良いですね」

あっせった‥本当に焦った…前方の店員に気を取られていたから、横から別の店員が近づいてくるのに全く気がつかなかった…
不審に思われたのかと思ったが、どうやら親子連れと思われて声をかけられただけらしい
59 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/06(日) 21:24:02.02 ID:Hz2m+L+Fo
幼女「ほんとうにかわいいです〜…」ポー

女性店員2「月に一度動物と触れ合える日があるから、
      その時に来て頂ければ抱っこしたりとかも出来るわよ、お嬢さん」ニコニコ

幼女「!
   ぜったい来ます!だっこ、だっこ〜♪」

男 「はは、よっぽど気に入ったんだね、それじゃあそろそろ買い物続けようか
   この仔にはまた会いに来よう?」

幼女「あ、わかりましたー‥
   じゃあまたね!らっぐどーるちゃん!」
   
女性店員2「はい、また来てね、お嬢さん♪」ニコニコ

そう言ってペットショップを後にする俺と幼女
いつの間にか起きていたのか、仔猫がしっぽをふりふりしていたのがばいばいしているように見えて可愛かった
しかし俺にはどうも引っかかることがあった、あの女性店員2、もしや俺のことを無視していなかっただろうか…
いや、気のせいだな、きっと
話しかけられたのもまた来てねと言われたのも幼女だけのような気がするが、きっと気のせいだ、傷ついてなんかいないんだから…
60 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/06(日) 21:24:32.17 ID:Hz2m+L+Fo
男 「へぇ、最近は机にも色々あるんだなぁ」

幼女「つくえたくさんです!
   でも、ぜんぶわたしにはちょっと大きいかもしれません…」

男 「うーん‥確かにちょっと早かったかな…
   あ、でもあっちに幼女に調度よさそうなのもあるよ」

幼女「ほんとうですか!?」パァー

男 「えーと、国産材100%富士山のひのきお絵かきテーブルフルセット‥だってよ
   へぇ、全部の角が丸く削られてるんだね」

幼女「お兄さん、なんだかこのつくえとっても良いにおいがしますよ〜…」クンクン…

男 「ん、檜の匂いだね、俺この匂い好きなんだよな…」

幼女「わたしも好きです〜…なんだかとってもおちつきます…」フニャー‥

あぁ、ふにゃっとなって机に突っ伏してる幼女可愛いなぁ…傷付ついた心が癒されるよ…
それにしても団子といいお茶といい、なんだかこの檜の机が幼女にぴったりなように思えるな
日本のものが好みみたいだし、その内着物でも着させてみよう、
はだけた着物から覗く肋やうなじ…そして内もも…楽しみだ…
61 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/06(日) 21:25:04.16 ID:Hz2m+L+Fo
男 「机これにしようか
   サイズも丁度いいし、なにより幼女も気に入ったみたいだしね
   それとももう少し他のも見てみる?」

幼女「いいんですか!?」ガバッ

男 「うん、なんていうか、ここまでいろんな意味で幼女にぴったりだと、これしか無い気もするしね」

幼女「ありがとうですお兄さん!」ギュー

男 「はは、喜んでもらえて何よりだよ」

幼女が腰に抱きついてくる
だ、だめ!そんなところ顔でグリグリされたらぼく、ぼく…っ!!
く、くるしい!鳩尾にぐりぐりはいやぁああ!!でも幸せ!
62 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/06(日) 21:25:27.82 ID:QMU8sT11o
幼女は鎖骨と肋骨、そしてイカ腹がいいってエロい人が言ってた
胸や尻は邪道だよ
63 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/06(日) 21:25:46.20 ID:Hz2m+L+Fo
男・幼女 「ただいまー(です!)」

ふぅ、細かいのを買い揃えたら結構な荷物になってしまった
まぁ、買い忘れもないだろうし当面はなにか不足することもないだろう
ちなみに机は展示品しか無く取り寄せ商品だったらしくて到着まで少しかかるらしい

男 「さて、俺は夕飯の準備するから幼女はお風呂入っちゃいな」

幼女「わかりました!
   では、いってきます!」

男 「あ、ちょっと待って、はい、お風呂にこれ入れてね」

幼女「なんですか?これ‥ひ・の・き・の…ひのきの…‥」ムム…

男 「檜の入浴剤、ね
   久しぶりに良いかなと思って買ってきたんだ」

幼女「ひのきってつくえのかおりのですか!?
   ありがとうございます!お兄さん!」

男 「俺も入りたかったからね、ほら、入っておいで」

幼女「あい!こんどこそいってきます〜!」パタパタ

さて、今日も夕食の用意するか、何にするかな…
64 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/06(日) 21:27:05.48 ID:Hz2m+L+Fo
幼女「おにいさんおにいさんおにいさんおにいさんおにいさーん!!」ドタドタ

男 「ん?どうsぐふぅっ!!」ドスン!

なん…だ…脇腹に衝撃が…ぐふぁ……

幼女「おにーさん!おにいさん!においかいでください!」グリグリ

男 「ちょ‥ちょっとまって…嗅ぐから、どこの匂いでも幼女の体なら喜んで嗅ぐから…
   だから取り敢えず脇腹を頭でグリグリするのやめてくれないか‥な…」

幼女「あ、ごめんなさい…
   そんなことよりわたしのからだのにおいかいでください!」

そんな事…か…ここ数カ月で一番の痛みだったけどそんな事扱い…ふふ‥こう言うのもいいかも知れない…

男 「ん…?この匂いは…
   あぁ、檜の匂いだね、入浴剤の匂いが体に移ったのか
   すぅ…うん、いい匂いだ」

しゃがんで幼女の身長に高さを合わせ、首筋に顔を埋めて匂いをかぐ
檜のスッとする匂いの後に幼女の甘い体臭が香りとても落ち着く匂いだった

幼女「えへへ〜♪」

男 「ありがとう、いい匂いだったよ
   それじゃあ、風邪引くといけないから髪乾かそうか、ドライヤーかけてあげるからもっておいで」

幼女「わかりました〜♪」トットット‥
65 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/06(日) 21:27:31.34 ID:Hz2m+L+Fo
男 「幼……みさ‥‥だ…〜」ゴォー…

幼女「なん‥す…〜?」ゴォー…

男 「幼女の髪ー!さらさらだねー!」ゴォー…

幼女「ありがとう〜!ございます〜!」ゴォー…

猫っ毛なのかな、さらさらふわふわしてて気持ちがいい
黒髪のロングにしたら幼女の嗜好も相まってかなりの日本美人になりそうだ

男 「さ、終わったよ、髪の毛さらさらの美人さんになったね」

幼女「ふぇ…あ、ああの‥ありがと…ございます…」カァー

照れてる幼女もかわいいなぁ、うん、とても可愛い
抱きしめてもふもふしたくなるような小動物的な可愛さがある

男 「それじゃあ、食事にしようか、用意のお手伝いよろしくね」

幼女「わかりました!
   ごっはん♪ごっはん♪おに〜さんとご〜は〜ん〜♪」
66 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/06(日) 21:28:00.12 ID:Hz2m+L+Fo
ずずー……

お茶の間にお茶を啜る音が二つ響き渡る、幼女と二人、食後のお茶を楽しみながら明日の予定について話す

男 「ところで明日のことなんだけど、俺は仕事があるから家に居られないんだ
   俺が仕事に行ってる間は幼女一人だけになっちゃうけど大丈夫かい…?」

幼女「あ…そうですよね…お兄さんおしごと‥あるんですよね…」

男 「うん、ごめんね…出来るだけ帰りは早くなれるようにするけど、それでも明るいうちには帰れないと思う…」

幼女「だ、だいじょうぶです!
   わたし、ちゃんとおうちのことしながらお兄さんのことまってます!
   お兄さんがおしごとの間は、おうちのことわたしがやるってお兄さんとやくそくしましたから!」

男 「うん…」

幼女「そんなかおしないでくださいお兄さん、お料理…はまだできませんけど、おそうじはちゃんとできます!
   お兄さんがかえってくるまで、わたしいい子にしてまってられますから‥
   だからお兄さんはしんぱいしないで、おしごとに行ってきてください!」
67 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/06(日) 21:28:51.22 ID:Hz2m+L+Fo
幼女を気遣っていたつもりが逆に幼女に気を使わせてしまったようだ…
そうだな…ずっと一緒に居ることは出来ないんだから、幼女を信じて、俺は仕事を頑張ってこよう
あぁ、でも心配がなくなる訳じゃない…俺が居ない間に宅配便を称したロリコン変態野郎が家に来たりしないだろうか…
誰が来ても出なくていいとは教えるつもりだが、玄関先でそいつが呻き声でもあげたら幼女は良い子だから心配して扉をあけてしまうかも知れない
そして部屋に上がり込んだ下衆が幼女の優しさに漬け込ん[ピーーー]えええええええええええええええええぇえぇえええぇぇぇええええ!!!!!!!!
俺の幼女に手を出しやがったら一族郎党そいつとすれ違った奴まで皆殺したらあ!!
死体も蛆が巣食うまで放置してやって虫の餌にしてそしてそして…

幼女「あ、あの、おにい‥さん?
   どうしたんですか‥?なんだかとってもこわいかおしてますよ…?」

男 「幼女!!」

幼女「ひゃい!?」ビクッ

勢いのまま幼女を抱きしめる

男 「いいかい、チャイムがなっても絶対に俺以外の人には扉あけちゃだめだよ?
   例え玄関の前から呻き声や助けを求める声がしても絶対に絶対にぜぇっっっっったいに開けちゃ駄目だからね!?」

幼女「は、はい、わかりました。お兄さんいがいにはぜったいにあけません」

男 「約束だよ?絶対だからね?最近はどんな変態が居るか解らないから油断しちゃだめだよ?」

幼女「わかりました、わかりましたからお兄さん、おちついてくださいよう…」
68 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/06(日) 21:29:50.54 ID:Hz2m+L+Fo
男 「あぁ、でも心配だ…変態が扉壊して入ってきたら…いやもしかしたら窓を割って入ってくるかも知れない‥明日にでも強化ガラスに付け替えたほうが…それと‥」

幼女「お、ほにいさん!!!」

男 「うわ!?はい!!」ビクゥ!

抱きしめていた幼女に今度は反対に頭を抱き抱えられる

幼女「お兄さん、わたしの事をそんなにしんぱいしてくれてありがとうございます
   お兄さんのきもちはほんとうに、とっっってもうれしいです
   でも、だいじょうぶです、だれが来てもわたしはお兄さんいがいにはとびらをあけませんし
   お兄さんが信じるなというなら、お兄さんいがいの人はぜったいに信じません
   だからお兄さんもわたしを信じて、あんしんしておしごとに行ってください
   そして、お兄さんがかえってきたら、いっしょにえがおでおゆうしょく食べましょう!」

幼女が俺を安心させるように笑いかけてくれる
なんだ、これじゃどっちが大人か分からない…先刻までの取り乱していた自分を思い出すと恥ずかしくなってくる…

男 「うん、分かった、俺も幼女を信じる
   ごめんね、心配しすぎてちょっと変になってた
   もう大丈夫、明日の夕食、楽しみにしてるね」

幼女「はい、わたしにどーんとまかせて下さい!
   あ、でもわたし、りょうりできないですけど…えへへ…」

男 「あはは、そうだね、
   うん、じゃあ明日はご馳走買ってくるから楽しみにしててね
   料理は俺が休みの日とかに教えるから、ゆっくり覚えていこう」

幼女「はい、楽しみにしてますね♪」
69 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/06(日) 21:31:44.78 ID:Hz2m+L+Fo
男 「それじゃあ、お休み、幼女」

幼女「はい、おやすみなさい、お兄さん…」

お休みの挨拶を交わすと、布団の中でぎゅっと抱き合う
そうすると先刻までの不安が嘘のように消え安堵感に包まれる
俺が感じている安らぎを、幼女も感じてくれてると‥いい……な…

すぅー…すぅー…ん…おにい‥さん…ギュ‥すぅー…すぅー…

昨日、ふたり分の泣き声が響いていた部屋は、今日、ふたり分の幸せそうな寝息に包まれていた
70 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/06(日) 21:38:30.81 ID:Hz2m+L+Fo
これで今回の分は終わりです
遅筆で申し訳ないです、展開を進めようと思うと途端に書くのが難しくなりますね…
>>67はsaga入れるの忘れていてピーーーになってしまいましたが、
文脈で分かって頂けるかと思います、済みませんでした
終わり方、の様なものをお風呂に入っているときに遂に思いつきましたので、そこを目指して頑張ろうと思います
書き込めない日も多々あると予想しますが、どうぞ気長にお付き合い下さい

>>62
それにはとても同意見ですが、幼女の体に王道も邪道もなく、余さず愛するものであると愚考します

では、寝ます、寝てる間に良いネタ浮かべと願いながらお休みなさい
71 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/07(月) 18:09:13.73 ID:r1+JsAxbo

遅筆とか気にしないで書いてくださいね〜
72 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/07(月) 20:48:24.02 ID:PNefQMWvo

今更だけど、

幼女「カイロ入りませんか?」→幼女「カイロ要りませんか」な
73 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/07(月) 22:39:38.08 ID:X26uSf/No
74 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/08(火) 20:51:57.10 ID:7xIanO1so
男 「それじゃ、行って来るけど
   お昼はお弁当作っておいたから冷蔵庫の中にサラダあるからそれと食べてね
   スープはポトフがあるからそれを温めて
   寒かったらヒーターの方使ってね、ストーブは危ないから
   えーと、それから…」

幼女「ひまだったらお絵かきして、げーむきに入ってるあにめも見ていいんですよね
   それとおやつはおせんべいがたなの中に、でんわはお兄さんいがいのは出なくてよくて
   お兄さんが行ったらかぎとチェーンかけて、だれか来てもでません
   ちゃんとおぼえましたからだいじょうぶですよ、お兄さん」

たはは‥と、苦笑するように幼女が笑う、心配しすぎてちょっと呆れさせてしまっただろうか
今朝起きてから、今のを合わせてこれまでに4回も同じ確認をしてしまったからな…

男 「ほんとだ、ちゃんと全部覚えてるみたいだね、
   休憩になったら電話するから、俺の携帯番号は紙に書いて電話の横に置いといたから
   それ確認したら出てね」

幼女「はい!わかりました、だからあんしんして行ってきてください、お兄さん!」

男 「うん、それじゃあ…行ってくる」ポフ

幼女「はい!行ってらっしゃい、お兄さん!」

幼女の頭を撫でながら行ってきますの挨拶をする、
そうして笑顔の幼女に見送られながら、俺は仕事へと出かけていった
75 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/08(火) 20:52:52.87 ID:7xIanO1so
お兄さんはわたしのあたまをやさしくなでると、しごとへ行きました
とびらが閉じるちょくぜんまで、しんぱいそうなかおでわたしを見つめるお兄さんをしんぱいさせないように
わたしはえがおで行ってらっしゃいを言います
やくそくどおりにかぎを閉め、チェーンをかけておへやにもどると、わたしは「はぁ…」と、いきをはき出しました
お兄さんにしんぱいをかけないようにだいじょうぶって言いましたが、やっぱりひとりはさみしいです…

幼女「おそうじ…しなきゃ」

さみしさをごまかすように、だれもいないへやにむかってこえを出して言います

おそうじ、お兄さんとのやくそくです
お兄さんがわたしにたくさんのことをしてくれるおかえしに
わたしはお兄さんがいないときにおうちのことをおてつだいする
「おたがいがおたがいのためになることをしあう」
お兄さんはこう言ってくれましたが、
わたしができることなんて、お兄さんがわたしにしてくれることにくらべればささいなことだってわかってます
76 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/08(火) 20:53:40.20 ID:7xIanO1so
わたしはまだ小さくて、おもいものはもてないし、たかいところには手がとどきません
あぶないからストーブやコンロもつかっちゃだめです
だから火をつかうりょうりはできないし、せんたくきであらう事はできてもほす事ができません
できる事といったら、おへやにちらかったものをかたづけて、ぞうきんでふくことくらいです
そうじきもわたしのからだには大きすぎて、つかうことができません…

こんな事をかんがえているうちに、だんだんなみだがでそうになってきました
わたしは、ほんとうになにもできないんだ
お兄さんはわたしにたくさんくれた
おいしいたべものも、あたたかいのみものも、あんしんしてねむれるおうちも、かわいいおようふくも
そして、生きていたいというきもちも
ぜんぶ、お兄さんがくれたもの

でも、わたしはなにをあげられた?
お兄さんのかわりにおせんたくすることもできない
お兄さんがかえってきときにあたたかいごはんをよういしてまっている事もできない
お兄さんとやくそくしたおそうじだって、きっとわたしはまんぞくにできない
わたしは、なにをしてあげられる?

かんがえればかんがえるほど、わたしはなにもできないとおもいしる

幼女「ふっ…うぐ…ぅ……ぅああぁ…」

わたしはなにもできない、お兄さんがいないとつよがることもできない
もらうばかりでなにもかえせないわたし
いまになってそんな事にきがつくばかなわたし
なくこともがまんできないよわいわたし

なんでわたしはこどもなんだろう
おとなになればお兄さんのかわりにおせんたくができるのに
つかれてかえってきたお兄さんにおりょうりを作ってまっている事ができるのに
はやくおとなになりたい
おとなになって、お兄さんがわたしにくれたものより、ずっとたくさんの事をお兄さんにしてあげたい
おとなになって、ずっと…お兄さんと……いっしょ…に…

………………………………
77 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/08(火) 21:03:54.93 ID:7xIanO1so
短いですが今回はこれだけで…
地の文、幼女という事でこんな書き方にしてみましたが読み辛かったでしょうか?
地の文は普通で良いという方が多かったら次からはそのようにします
ちょっと書き方について悩んでたので投下に少し間が開くかもしれません
考えがまとまり次第直ぐに続きを考えます

>>72
その事については>>51に理由を書いておりましたので
気が向いたら読んでみてください

投下してみたら予想以上に文量が少なかったです‥申し訳ない…
自分でSS書いてみて分かりましたが、乙と言って頂けるのがとてもありがたいです
本当にありがとうございます
では、お休みなさい
78 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/08(火) 21:12:31.42 ID:d0SfphkEo
乙乙
地の文、雰囲気出てて全然気にならなかったですよ
79 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/11(金) 00:19:13.58 ID:dkgSvhcOo
男 「ありがとうございましたー!」

ふぅ、今のお客さんでランチは終了か…そろそろ一息付けるな

店長「男、休憩行って来い」

男 「お疲れ様です店長、それじゃあ、休憩頂きますね」

厨房の方から店長がやってきて休憩を言い渡される
ここはバイキングレストランで、今厨房の方からぬっと出てきたがたいの良いこの人がこの店の店長だ
チェーン店などではなく店長が一から作った店で、安く、まぁまぁうまく、腹いっぱいになれるが売り
ちなみに俺はお客さんから見えるカウンターのようなところでの調理を担当を任されている

店長「後輩が賄い用意してるから食ってこい」

男 「わかりました、頂きますね」
80 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/11(金) 00:19:47.70 ID:dkgSvhcOo
後輩「あ、お憑かれさまです先輩!
   先輩の分そっちに分けときましたよ」

男 「あぁ、ありがとう、今日も美味そうだな
   にしても、お前は余りもんで料理考えるのが本当に上手いなぁ…」

後輩「あはは、褒めても簡単なデザートぐらいしか出ませんよぅ
   はい、デザートの材料がちょっと残ったので先輩にだけ特別デザートです!」

男 「おぉ、まさか本当に出てくるとは…
   先輩思いの良い後輩をもったな、俺は」

後輩「もう……今度こそ何も無いですよ!
   お世辞ばっかり言ってないで早く食べちゃってくださいね!」

褒められたのが嬉しかったのか、笑顔で俺の食事を用意してくれるこいつは俺の後輩
去年の春からここで働き始めたんだが、最初の頃は店長以下他の人達が苦手だったらしく
一番話しやすかったらしい俺が店長に指導を任され、最初からセンスが良く飲み込みも早かった為
良く世話を焼いていたらこうして俺に懐くようになった
俺と後輩ともう一人、今日は休みの人が居るんだが、それ以外の人は皆店長みたいに体格が良くて一見怖く見えるからな…
何でも店長の昔からの仲間らしく、この店を始められたのもその人達のお陰に寄るところが大きいらしい
81 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/11(金) 00:21:21.11 ID:dkgSvhcOo
男 「ん、じゃあ、ありがたく頂くとしますか、頂きます」

後輩「はい、召し上がれ〜♪」

バクバク…モ、モグゴクバクバク‥モグゴクン

後輩「あれ?
   先輩、今日はなんだか食べるの早いですね」

男 「ん……モグモグゴリ‥ゴクン
   あぁ、この後ちょっと電話しなきゃいけなくてな
   悪いな、折角の料理急いで食べちまって、味わってはいるから許してくれ」

後輩「あはは、先輩がいつもちゃんと味わってくれてるのは分かってますから、気にしないでください
   それにしても珍しいですね、先輩が電話してるのなんて見たこと無い気がします
   もしかして恋人でも出来ましたか?」

男 「違う違う、ちょっと家に電話するだけだよ」

後輩「???
   家……って、先輩って一人暮らしでしたよね?」

男 「あぁ、いや、まぁ色々あったんだよ……」

どう説明したものか……別にやましい事がある訳じゃないが、実は俺幼女と暮らし始めたんだ!
なんて言ったら後輩に変態だと思われてしまうかも知れない
懐いてくれている後輩にそういう目で見られるのは、ちょっと遠慮したい
82 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/11(金) 00:21:47.84 ID:dkgSvhcOo
後輩「怪しいですね……やっぱりこいび、とは否定されましたし……
   うーん……なにか困り事ですか?
   私で力になれることがあったらなんでも言ってください!
   先輩には色々とお世話になってますから、遠慮しないでくださいね!」

男 「あぁ、うん……そうだな
   もしかしたら、後輩に力を貸してもらう事もあるかもしれない、その時は遠慮せずにお願いする
   それと、事情は時間があるときにちゃんとするから
   ありがとうな」

後輩「はい!
   それじゃ、お急ぎみたいですし食べ終わったら食器はそのままにしてて下さいね、私が片付けときますから!」

男 「ありがとう、そうさせてもらう」

うん、やっぱり良い子だ、近い内に後輩にはちゃんと説明しよう
幼女もこいつとなら仲良くなってくれそうな気がする
83 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/11(金) 00:22:38.96 ID:dkgSvhcOo
男 「ごちそうさまでした!
   今日もうまかったよ、それじゃあ悪いけど後頼むな」

後輩「お粗末様でした〜♪
   任されました!ゆっくり電話してきてくださいね」

男 「ん、ありがとう
   それじゃあ、お言葉に甘えて」

さて、休憩室借りて幼女に早く電話しないと……
84 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/11(金) 00:23:05.53 ID:dkgSvhcOo
プルプルプルプルプルー、プルプルプルプルプルー……

ん……出ないな……なにかやってたのかな……

プルプルプルプルプルー、プルプルプルプルプルー……プルプルプルプルプルー、プルプルプルプルプルー……
プルプル…

幼女「ふぁい……んみゅ‥
   はい!幼女です、お兄さんですよね?」

男 「うん、ちゃんと確認してから出たみたいだね」

幼女「はい、ちゃんとかみにかいてあるのとおなじかみてからとりました!」

男 「うん、いい子いい子
   ところで眠そうな声だったけど、もしかしてお昼寝してた?」

幼女「え…っと、はい……そうみたいです…
   すぐに出なくてごめんなさい…」

男 「はは、気にしないで
   それよりその言い方だともしかして気づかないうちに寝ちゃってたのかな
   お昼ごはんは食べた?」

幼女「あぅ……まだです…ごめんなさい、せっかくお兄さんがつくってくれてたのに…キュルルー……ふぇ!?、あう〜……」

男 「はは、お腹が早くご飯食べたいって訴えてるね
   電話は早めに切り上げた方が良いかな?」

お腹がなってるのが電話越しに俺に聞こえちゃって、今頃赤くなっているであろう幼女を想像すると微笑まくて、少し笑いながらそう言った
85 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/11(金) 00:23:35.43 ID:dkgSvhcOo
幼女「だ、だいじょうぶです!ごはんはあとでちゃんと食べます!
   だから、あの……お兄さんのこえ、もっときいていたいです……」

男 「……なにかあった?」

幼女の反応が少し違和感を覚え、出来る限り優しい声で問いかける

幼女「あ‥の……なんにもないです…なんにもないです、けど……
   ただ、お兄さんのこえ……もっときいていたいなって…」

……なんだろう、いつも年に似合わぬしっかりとした話し方をする幼女にしては、返事の歯切れが悪い気がする

男 「本当に、大丈夫?」

幼女「はい、だいじょうぶです……ほんとうに…」

男 「うん、そっか、なら良かった
   幼女が大丈夫なら俺の方もまだ時間あるから、もっとお喋りしよっか!」

幼女「あ…‥はい!
   えへへ…ありがとうです、お兄さん……」
86 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/11(金) 00:24:03.76 ID:dkgSvhcOo
気掛かりは消えないが、このまま幼女を電話越しに問い詰めても却って気を落とさせてしまうかも知れない
幼女の様子を伺うのは帰ってからでもいいだろう、そう思い、明るい雰囲気になるよう話しかける

男 「それじゃあ、そろそろ休憩終わる時間だから電話切るね
   できるだけ早く帰るから、そしたらまた、いっぱいお話しようね」

幼女「はい、たのしみにまってます……
   きをつけてかえってきてくださいね、お兄さん……」

男 「ありがとう、幼女も風邪引かないように暖かくして待っててね
   それじゃあ、また家で」

幼女「はい、また、おうちで」
87 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/11(金) 00:24:32.59 ID:dkgSvhcOo
ガチャ、ツー、ツー……

そういって、でんわをもどしました
お兄さんに、しんぱいさせてしまったかもしれません……
よかった、と、そう言ってはなしをつづけてくれたお兄さんでしたが、
そのあとのお兄さんは、はなしながらわたしをげんきづけようとしてくれているのがよくわかりました
わたしがおちこんでいることに、きづいていたんだとおもいます
そのことにわたしはまたおちこんでいると、キュルル…というおとがおなかからして、そういえばおなかがへってたんだ……とおもいだしました

お兄さんがいったすぐあと、わたしはなきはじめてしまい、そしてなきつかれてねてしまっていたようです
とけいを見るともうすぐ3じ……とっくにおひるのじかんはすぎていました
せっかくお兄さんがわたしのためにおひるをよういしてくれていたのに……また、おちこんでしまいました……
はやく、たべよう……お兄さんがつくってくれたごはんたべて、そしたら、ちゃんとおそうじしよう

たくさんないたおかげか、そしてお兄さんのこえをきいたおかげでしょうか、ねちゃうまえよりすこしきぶんがすっきりしています
わたしがおちこんでいて、そこにお兄さんがかえってきたらきっとまたしんぱいさせちゃう
そんなのいやです、わたしはお兄さんにえがおでおかえりなさいをしたいのです
そのためにはごはんをたべてげんきをつけて、ちゃんとじぶんのすることをしておかないと、きっとほんとにはわらえません

うん、まずは、ごはん
そのつぎは、おそうじ
そして、えがおでお兄さんにおかえりなさい

よし、がんばろう
88 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/11(金) 00:30:29.88 ID:dkgSvhcOo
今回の分終了です
なかなか展開が進まないですね……済みません
変にならないよう手探りでやってたので短い文書くにも時間がかかってしまいます…
即興で次々投下する人は凄いですね……

>>78
ありがとうございます、今後幼女視点の文はこんな感じで書いていこうと思います

今後度々出ることになりそうなキャラを2名ほど出しましたが
あまり出し過ぎると収拾できなくなりそうなので、そこら辺どうするかでも悩んでたので
牛歩並みの進行速度になるかと思います
途中で放り出したりはしないので、たまに、気が向いたら覗いてみてください
それでは今回はこれで、読んでくださる方、ありがとうございます
お休みなさい……
89 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/11(金) 10:00:16.54 ID:7e0+u3fIO
おつおつ!楽しみにしてるよー
90 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/13(日) 00:36:00.04 ID:CKvvhpZno
済みません、少しずつですが続きを書いていたのですが
書いた文を見直してみたら
話自体は少ししか進んでおらず、自分でも解るくらい冗長になりすぎていたので
書き方、進め方を見なおしてから書き直そうと思います
話を作るって本当に難しいですね…
91 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/13(日) 21:01:40.01 ID:CKvvhpZno
男 「お疲れさまでしたー!それじゃ、お先に失礼します!」

店長「おう、お疲れさん」

後輩「あれ、先輩もう帰るんですか?珍しいですね……
   じゃあ、途中まで一緒に帰りましょうか!」

男 「あー、悪い、今日は急いでるから出来るだけ早く帰りたいんだ
   また今度な」

後輩「分かりました、今度は一緒に帰ってくださいね!」

男 「あぁ、分かった、それじゃお疲れ!」

後輩「はい!お疲れさまでした〜♪」

よし、頑張ったかいあっていつもより早く終わらせられたな
後はご飯買って急いで帰ろう
92 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/13(日) 21:02:08.06 ID:CKvvhpZno
ガチャン‥カチャ、バタン

男 「ただいま幼女遅くなってg幼女「おかえりなさいおにいさあぁああああぁあん!!」ごふぅ!!!」

ドアを開けて挨拶をしている途中で幼女が鳩尾目がけて突っ込んでくる
痛苦しい……脇腹の事といい、癖になりそうだ……

幼女「おかえりなさい!おにいさん!」ニパー

男 「あ、あぁ、ただいま
   遅くなってごめんね、一人でお留守番してて大丈夫だった?」

幼女「はい!お兄さんとおでんわではなせましたし
   そのあとはおそうじにしゅうちゅうしてたのでさみしくありませんでした!」

男 「そっか、えらいな、幼女は……」

抱きつきながら報告してくれる幼女の頭をぽふぽふっと撫でる
電話に出た時の幼女の様子を思い出す限り、寂しくなかったと言うのは幼女の強がりなんだと思う
それでも俺を心配させまいとしてか、寂しくなかったと言う幼女を見ていると、
なんだろう、こう、胸のあたりがきゅうっと絞めつけられるような感じがする
93 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/13(日) 21:02:35.26 ID:CKvvhpZno
男 「そうだ、お腹空いたろう?
   幼女、ちゃんとお留守番してくれたからご馳走買ってきたぞ
   それと食後のおやつも、ね」

幼女「ごちそう!おやつ!!
   はやくごはんにしましょう!お兄さん!」

男 「はは、それじゃ、ご飯の用意しようか
   疲れてると思うけどお手伝いお願いできる?」

幼女「はい!
   ごっはん〜ごっはん〜♪おに〜さんとご〜はん〜♪」

男・幼女「いただきま〜す(!)」

男 「はい、幼女はこっちの山葵少ないほう使ってね」

幼女「ありがとうございます〜!
   お兄さん、これはなんていうたべものなんですか?」

男 「ん?
   これはね、お刺身って言うんだよ、こうやって山葵と醤油にちょんちょんと付けて食べるんだ
   チョンチョン‥ムグモグ‥…ゴクン…うん、旨い
   ほら、幼女も食べてごらん」

幼女「はい!
   ちょんちょんして‥チョンチョン……あむっ……ふにゅ!?
   ツーン……んー!!……ゴクン…
   ふわ…びっくりしました、はながツーンってなりましたぁ……」
94 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/13(日) 21:03:01.23 ID:CKvvhpZno
男 「あぁ、それは山葵のせいだね
   少なめに溶いたけどもうちょっと少ないほうが良かったかな?」

幼女「いえ!わたし、このツーンってするの好きです!
   あじもからいあとにあまいのがあってとってもおいしいです〜♪」

男 「おぉ……山葵の味を気に入るとは……
   いっぱい買ってきたから好きなだけ食べてね
   ほら、この海老なんかも甘くて美味しいよ」

幼女「はい!
   あむっ……んん〜!これもおいしいです〜♪」

良かった、幼女は和食のほうが好きそうだなと思って
ハンバーグとかピザじゃなくてお刺身を買ってきたが、かなり気に入ってくれたようだ
仕事でも家でも洋食のほうが作ること多かったけど、和食の勉強もしないとな……
95 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/13(日) 21:03:30.44 ID:CKvvhpZno
男・幼女「ごちそうさまでした〜(!)」

幼女「ふぁ〜…とってもおいしかったです…おなかいっぱいです〜……」

男 「あれ?もうお腹いっぱいになっちゃった?
   それじゃあ、おやつは今度に取っておこうか?」

幼女「はわ!お、おなかいっぱいじゃないです!
   わたしまだまだ食べられます!」

男 「はは、冗談だよ
   それじゃおやつにしようか、お茶淹れるからちょっと待っててね」

幼女「むぅ〜…お兄さんいじわるです〜…」プクー

頬を膨らませて拗ねたように抗議する幼女可愛い!!!
今なら解る、好きな子に意地悪してしまう男の子の気持ちが!
あれは好意に素直になれないんじゃなくて、好きな娘のこういう表情を見たいからだったんだね!
96 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/13(日) 21:04:08.07 ID:CKvvhpZno
男 「ごめんごめん
   幼女が可愛いからちょっと意地悪しちゃった
   ちゃんとおやつあげるから許してくれないかな」

幼女「そ、そんな…かわいいだなんて……そ、そこまでいうならゆるしてあげmおだんご!!
   おやつはおだんごでしたか!?
   このあいだのですか!?あのおみせのおだんごですかお兄さん!?」

男 「お、よく分かったね
   その通り、この間のお店のお団子だよ
   幼女だいぶ気に入ってたみたいだからね、喜んでくれるかなと思って」

幼女「よろこびました!とってもおおよろこびですよお兄さん!!
   はやく!はやくいただきますしましょう!!」

男 「う、うん
   そこまで喜んでくれると思わなかったけど、喜んでくれて何よりだよ…
   それじゃ、頂きます!」
97 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/13(日) 21:04:37.54 ID:CKvvhpZno
幼女「いただきます!!
   あむ…ほむほむ……もにゅ‥もにゅりゅ…ごくん……
   おいし〜です〜……♪」

蕩けきった表情で団子を堪能する幼女
頬は上気し喋り方もどこか淫靡さを帯びている…
味わうようにゆっくりと団子をかみしめるように動く幼女の顎
そして時折開く口は幼女の唾液が糸を引き、少しだけ舌を出して団子を愛おしそうに自らの口に迎え入れる
十分に味わった団子を飲み込もうと、幼女が、ん……と喉を鳴らし、口の中で弄び過ぎてにちゃにちゃになったものを嚥下する
少し喉に引っかかってしまったのか、お茶を飲み一息ついた幼女が、はぁ……と吐息を漏らした
と、そこで団子を食べずに幼女の方ばかり見ていた俺に気が付いたのか、幼女がぽぉーっとした表情で眼差しを向けてくる

幼女「あれぇ…おにいさんたべないんですか、それ……・?
   あむ…ん……にちゅくちゅ…こくん……
   ほらぁ…とぉ〜っても、おいしいですよ〜…‥
   たべないともったいないです〜…‥」

男 「あ、う、うん
   幼女があんまりいやら‥美味しそうに食べるからちょっと食べるの忘れちゃってたよ
   あむ‥もにゅもにゅ…ごく
   うん、とっても美味しいね、はは……」

なんだって言うんだ一体……団子には媚薬の効果でもあるって言うのか…!!
98 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/13(日) 21:05:30.51 ID:CKvvhpZno
幼女「ごちそうさまでしたー!
   ふぁ〜…しあわせでおなかがいっぱいです〜♪」

男 「はぁー…俺もお腹いっぱいだ……
   ここのお団子美味しいから、ついつい食べ過ぎちゃうね……」

幼女「わたしはもうすこし食べられます〜♪」

男 「はは、甘い物は別腹って奴だね
   流石女の子だ」

ちなみに買ってきた団子は全部で6串で、ご飯の時点で結構お腹いっぱいになってた俺は2串、
そして幼女は4串食べたのに……この上まだ入るって言うのか…‥
こんな小さい体のどこにあんな大量の食べ物が入っていったのか……謎だ……

99 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/13(日) 21:09:44.14 ID:CKvvhpZno
取り敢えずここまでで、ここからは話を進めるためにテンポ良く書いていければと思ってます
男の幼女に対するえろい妄想も、そろそろしつこく感じるようになってきたので今後は控えめにします
それでは、そろそろエロゲやってアニメ見て寝ます
読んでくださっているどなたか、ありがとうございます
お休みなさい
100 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/13(日) 21:14:45.05 ID:aMMk4wH1o
101 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/14(月) 05:15:07.29 ID:I8VtkSPgo
102 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/15(火) 02:27:27.39 ID:48ADvnowo
男 「それじゃあ行ってくるね、今日もお留守番よろしく」

幼女「はい!おしごとがんばってきてください!」

もはや習慣になった幼女の頭を撫でながらの出勤
最初の頃は幼女一人お留守番させるのを大丈夫かと心配していたが
最近では、休憩の時に幼女に電話をかけても寂しそうな声はなく、今はなにをやっていた!と、嬉しそうに報告してくれるようになった
俺が居ない間に如何に家の事をするかという事に楽しみを覚えているようだ
今じゃ、俺が気が付かないような細かいところの掃除や、お風呂まで掃除してくれているようにまでなった

男 「よし、幼女分補給完了!
   行ってきます!」

幼女「はい!わたしもお兄さんぶんいっぱいもらいました!
   いってらっしゃいです〜♪」

さて、今日も一日頑張りますか!
103 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/15(火) 02:28:07.59 ID:48ADvnowo
幼女「ふやぁ……ここはおわったからすこしやすみましょ〜……
   やっぱりかびはきょうてきです……お兄さんにあたらしいせんざい買ってもらわなきゃ……」

きょうはへやのすみっこにあるかびのおそうじです
おそうじ、なのですが……
ぞうきんでごしごししてもせんざいでふきふきしても、かびはなかなか取れません……
お兄さんがおしごとに行ってからずっとおそうじしてましたが、やっといっかしょおわったところです

幼女「おそうじのしかたがわるいのかなぁ……
   お兄さんがかえってきたら、ぱそこんでしらべてもらいましょう」

つかれたのでちょっときゅうけいです
おちゃをいれてテレビのすいっちをぽちっといれます

TV「と、いう訳で、明後日2月14日はヴァレンタインデーですが、最近は単に好きな人にあげるだけじゃなく
   友だちにあげる友チョコ、男性が女性にチョコをあげる逆チョコなど様々な形があるようです」
104 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/15(火) 02:28:33.97 ID:48ADvnowo
ばれんたいんでー……はじめてききました……
すきなひとにチョコをあげる……テレビの人はとてもたのしそうにはなしをつづけます

TV「とまぁいろんな形のあるヴァレンタインでーですが、やっぱり本命は好きな人にあげるチョコですよね!
  好きな人にはやっぱり手作りのチョコをあげたい……でも料理は苦手!
  そんな乙女心を応援する為に、今日は簡単だけど美味しく綺麗に作れる手作りチョコをご紹介します!」

すきなひと……わたしの、すきなひと……あたまの中にお兄さんのえがおがうかびます
わたしをたすけてくれたおにいさん
わたしといっしょにいてくれるお兄さん
わたしにいろいろなことをおしえてくれるお兄さん
わたしのことをしんじてくれるお兄さん
わたしのことを、すきといってくれるお兄さん……

幼女「てづくりチョコ……あげたいな……」
105 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/15(火) 02:32:05.37 ID:48ADvnowo
今日も幼女と二人で楽しい夕食、この時間は二人で今日あった事を教えあっている
いつものように今日あった出来事を話していると、幼女がこんな話を切り出した

幼女「あの、お兄さん
   あしたはお兄さんおやすみですよね?」

男 「そうだね、俺は特に用事ないけど、幼女は何かしたい事ある?」

幼女「あの!それならあしたはおかいものに行きたいです!
   きょうはかびのそうじしてたんですけど、なかなかきれいにならなくて……」

男 「わ、そんなのまで掃除してくれてるんだ
   幼女が掃除してくれるようになってから、家が毎日綺麗になってくと思ってたけど、
   そんな事までしてくれてたんだね、ありがとう」

幼女「えへへ……
   それで、かびがおちないのでおそうじのしかたがわるいのかなっておもって
   お兄さんにぱそこんでしらべてもらえたらなぁ……って
   なにかひつようだったら、それのおかいものと、たりなくなってきたおそうじのどうぐを買いにいきたいんです!」

男 「うん、それじゃあ、明日はデパートにお買い物に行こうか!
   いつもお掃除とお留守番頑張ってくれてるからね、欲しいのがあったらなんでも言ってね」

幼女「ありがとうございます!お兄さん!」パァー

男 「それじゃ、明日は早起きしてデパートにって事で!」

幼女「はい!りょーかいです!」

明日も楽しい一日になりそうだ
106 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/15(火) 02:32:32.16 ID:48ADvnowo
男 「これで必要な掃除道具は全部揃った?」

幼女「はい♪
   これだけあればがんこなあそこのよごれも、どれだけがんばってもとれなかったあのよごれも……ふっふっふ……です……」

男 「は、はは……そ、それじゃあ荷物は一旦ロッカーに預けて適当に店の中見てまわろうか
   あ、それからはい、幼女」

幼女「はい、なんですか?
   これは……ごー…ごひゃくえん?」

男 「うん、いつも頑張ってる幼女にお小遣い
   それで好きなの買っていいよ」

幼女「ふぇ!?
   でも、おそうじのどうぐも買ってもらいましたし、あたらしいおようふくもさっき買ってもらったのに……
   (あ、でもこのおかねがあれば……)」

男 「先刻買ったのは全部必要なものだからね、それは幼女が自由に使って良いお金だよ」

幼女「あ……ありがとうございます!お兄さん!!」ギュー

男 「はは、喜んでくれると俺も嬉しいよ、
   それと鳩尾に頭押し付けてぐりぐりするのは……まぁ、いい…か……ぐぬぬ……」
107 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/15(火) 02:32:58.72 ID:48ADvnowo
男・幼女「ただいま〜(です!)」

男 「ふぅ、結構買ったねぇ…こりゃ暫く買い物いかなくてもいいかな」

幼女「お兄さんとおでかけ楽しかったです〜♪
   あ、たべものれいぞうこに入れてきますね!」

男 「俺も手伝うよ
   これとこれは冷凍庫で……ん?そういえば幼女が一人で買ってきたのって食べ物だよね
   あれは冷蔵庫とかに入れなくていいやつ?」

幼女「あ!わ、わ!それはわたしがやるのでお兄さんはこっちをいれててください〜!」

男 「?
   ん〜……分かった、それじゃ幼女はそっちをお願いね〜」

幼女「はい!」

あぶなかったです、お兄さんになかみがばれちゃうところでした…‥
お兄さんにもらったごひゃくえんで、お兄さんにないしょで買ってきたもの
そのふくろをお兄さんに見つからないようにそっとしまいます
そのなかみは、ひゃくえんのチョコレートふたつと、なまくりーむ、そしてきれいいろがみです
このあいだのテレビでやっていたてづくりチョコ、その、ざいりょう
108 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/15(火) 02:33:35.89 ID:48ADvnowo
男 「それじゃ、行ってきます!」

幼女「いってらっしゃい、お兄さん〜♪」

きょうもげんきにお兄さんにいってらっしゃい
いつもはこのままおそうじをはじめますが、きょうはそのまえにやることがあります

きょうは2がつ14にち
そう、ばれんたいんでーです

幼女「きのうかってきたざいりょうは……あった!
   え、と…ほかにいるのはあれと…あとこれも……
   あ、それかられしぴをかいたノートももってこないと!
   ……よし!じゅんびかんりょう!です!」

ノートにかいてあるのは、このあいだテレビでやっていたチョコのつくりかたです
あのときいそいでノートをもってきて、つくりかたをわすれないようにちゃんとかいておきました

幼女「えっと、まずは……」
109 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/15(火) 02:34:01.78 ID:48ADvnowo
ノートをみながらチョコづくりをはじめます
お兄さんにわたしがひとりのとき、火をつかっちゃだめ!と言われていますが
このつくりかたは、おゆしかつかわないのであんしんです
ゆせん、というのをしないといけないようですが、
これはおなべを食べるときにつかった、でんきであたたかくなるおなべをつかえばいいみたいです
 
幼女「おゆいれて…ぼうるにチョコと…しろいチョコとなまくりーむいれて、まぜる……」

ノートにかいてあるりょうをまちがえないように、しんちょうにはかってからぼうるにいれて……
まぜまぜ……おゆのなかにチョコをいれたぼうるをいれてまぜまぜします
まぜまぜ、ぐにゅ…ぺちぺち……ぺちぺちぺちぺちぺちぺちぺち……

幼女「あはは♪」

〜2分後〜

ぺちぺ……は、いけません、チョコをぺちぺちするのがたのしくてむちゅうになってしまいました

うん……もうだいじょうぶかな、つぎは……
110 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/15(火) 02:34:33.62 ID:48ADvnowo
幼女「よいしょ」

おゆからぼうるをだして、たべものがくっつかないふしぎなシートをしいたしかくいいれものにチョコをいれます
こぼさないように…こぼさないように、そっと、そっと……
よし!ぜんぶはいりました

幼女「あとはスプーンでぺたぺたしてきれいにして……」

スー…ぺた……ぺたぺた、ぺたぺたぺたぺたぺちぺぺぺぺぺぺ……

〜4分後〜

は!?チョコをぺたぺたするのがたのしくて、またむちゅうになってしまいました……

幼女「お〜……」

ずっとぺたぺたしてたせいか、チョコはわたしのかおがうつるくらいきれいになっています
たのしいだけじゃなくて、ちゃんときれいになるなんて……ぺたぺたはすごいです
111 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/15(火) 02:35:16.85 ID:48ADvnowo
あとはこれをれいとうこにいれて、かたまったらココアをふりかけておしまい

幼女「ほんとに、かんたんですね〜……」

じぶんでもちょっとびっくりします
おりょうりはお兄さんのおてつだいをすこしさせてもらったことがあるだけのわたしでも、とてもかんたんにできました

幼女「さすが、しょうえいさんがかんたんといっていただけはありますね……」

よし、あとはかたまるまでおそうじです、きょうこそかびをぜんぶきれいにしてみせます!
112 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/15(火) 02:35:43.16 ID:48ADvnowo
幼女「おまえが〜かぜになるな〜ら〜♪」

かんしょうです、ちりものこさずきれにしてやりました♪
なんにちもわたしをなやませてくれたきょうてきをたおし、おもわずうたをうたいながられいとうこからちょこをとりだします
さてさて、チョコさんはどうなったかな……?

つんつん、つついてみます
お?
ぷにゅんぷにゅんとしたかんしょく
いれるまえはとろとろとして、おはしがチョコの中にしずんでいきました

幼女「できた、のかな」

よかった、あとはこれをきってココアをかけるだけ
ほうちょうはつかっちゃだめなので、すけっぱー?っていうしかくいのをつかいます
はるみさんがおかしづくりによくつかうって言ってたやつです
いれものにくっついたものをとったり、こうやってものをきったり、とてもべんりらしいです
113 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/15(火) 02:36:09.96 ID:48ADvnowo
幼女「ん…しょ……えと、つぎはこっちから……
   ……うん、きれました!」

あとは、ココアをかけて……うん…

幼女「できた……できましたー!!」

わたしのはじめてのおりょうり
ぜんぶじぶんでつくったはじめてのおりょうり
だいすきなひとにおくるためつくったおりょうり
お兄さん……よろこんでくれるかな
114 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/15(火) 02:36:39.10 ID:48ADvnowo
男 「それで後輩がね……どうかした?
   なんだか今日はそわそわしてるね、なにか気になることでもあった?」

夕食中、後輩が今日ちょっとした失敗をしたのでそれを幼女に話していると
幼女の反応がいつもと少し違う事に気が付いた
どうしたんだろう、いつもなら後輩の話をするととても楽しそうに笑ってくれるのに……
ちなみに失敗と言っても、仕事とは関係ない、笑い話で済むような話だと今ここには居ない後輩に言い訳しておく

幼女「ふぁ!?なな、なんでもないんです!
   ちょっとあしがしびれちゃって……
   そ、それより!こうはいさんはとてもおもしろいひとですね〜♪
   いつかあってみたいです!」

男 「あぁ、後輩は集中すると他の事に目がいかないところがあるからね
   それでいつもちょっとした失敗をしちゃうんだ
   そうだな、今度後輩を呼んでパーティでもしようか
   幼女も多分、あいつの事気に入ると思うよ」

幼女「ほんとうですか!?
   とってもたのしみです〜♪」

なんとなく言ってしまったが、後輩に幼女の事を説明する良い機会かもしれない
時間がある時に説明すると言った事もあるし、今度誘ってみよう
115 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/15(火) 02:37:04.98 ID:48ADvnowo
男・幼女「ごちそうさまでした〜(!)」

男 「はぁ、お腹いっぱいだー……
   お茶淹れてくるけど、幼女は今日もお茶でいいのかな?」

幼女「あ、はい!ありがとうございます〜」

男 「うい、俺はどうするかな」

幼女「あ、あの、お兄さんはコーヒーかこうちゃがのみたくないですか?」

男 「へ?うん、まぁ、そうだな……たまには紅茶でも飲むかな
   ……はい、どうぞー」

どうしたんだろう、今までこうやって、幼女が俺に飲み物はなになにが良いんじゃないかと勧めてくる事なんて無かったのに
先刻の食事中の事といい、今日の幼女はなんだか雰囲気が違う気がする
なんだかそわそわしてるというか、隠し事を打ち明けたくてうずうずしてるようというか……
116 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/15(火) 02:37:31.53 ID:48ADvnowo
幼女「あ、あにょ!おにひさん!!」

男 「ひっ!?
   びっくりした…いつの間に後ろに……台所に行ってたの?」

なんだなんだ、いつの間にか後ろに回って急に大声をあげて……
ん……?よく見たら幼女の顔真っ赤じゃないか!
まさか風引いてたのか!?
俺が帰ってきた時に抱きついてきた時はいつも通りの体温だったのに
まさか食事中にそわそわしてたのは急に体調が悪くなってたのか!
こんなに急に熱が上がるなんてまさかインフルエン……

幼女「こ、こここれ!!うけとっれください!」

男 「へ……え?」

目の前に突き出された両手が持っているものは、綺麗な色紙で包まれた何かだった
よく見るとところどころ折り直したような跡がある、幼女が自分で包んだ……のか?
117 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/15(火) 02:37:57.57 ID:48ADvnowo
男 「えっと、これ、俺に?」

幼女「はい……あの、うけとって…くれますか……?」

男 「うん、でも急にどうしたの?
   今日って何か……」

そこまで言ったところでふと思い出す、確か今日は2月14日
そういえば、休憩の時に後輩がチョコのデザートを俺にプレゼントと言って作ってくれたっけ
毎年後輩以外に貰う事なんかないからすっかり忘れてたけど……

男 「あー、えっと……
   もしかして、もしかしてだけど、その…バレンタイン?」

幼女「はい……」カァ

幼女が顔を真赤にして俯きながら、消え入りそうな声で答えてくれた
チョコを持つ手はふるふると震えて、耳まで真っ赤にしながら俺に差し出してくれている……
ドクン……!!ドクン……!!
なんだ、おかしい、心臓が馬鹿みたいに騒いでる

男 「あ、ありがろう」

震える幼女の手から、そっと包み紙を受け取る
幼女の手から離れたのに、何故だ、まだ包み紙は小さく振動している、あ、俺の手も震えてるのか…
118 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/15(火) 02:38:23.65 ID:48ADvnowo
幼女「あの!
   あ、あの…あけてみてください」

幼女の手もまだ震えているのか、胸の前に手を持って行き、ぎゅっ、と握り締めながら言う

男 「あ、あぁ……それじゃあ……」

包み紙を破らないように、そっと、そっと包を解いていく
くそっ!手の震えが邪魔で上手く剥がせない……おちゅつけ、おつつけ俺
必死に震えを抑えながらなんとか包を剥がし終え、箱を開ける

男 「ちょこ……え?これって……
   よ、幼女、もしかしてこれっって手作り…?」

こくん…
真っ赤、顔も、手も、耳も、先刻よりも更に真っ赤になった幼女が頷く
あれ幼女って料理作れたっけ、なんて疑問が浮かんでそのまま消えて行く
そんな事どうでも、良くはないけど、いまはもっと大事なことがあるらろ俺
ドクンドクンドクンドクン!!
先刻よりも胸の音が早く、大きくなる、うるさいな、これじゃ考えがまとまらないじゃないか
119 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/15(火) 02:38:49.44 ID:48ADvnowo
男 「えと、食べていい?」

幼女「は、い……たべて…くだしゃい……」カァー

もうこれ以上は無理じゃないかというくらい幼女が真っ赤になる
俺の心臓もこれ以上早くなったら死んでしまうんじゃないかというくらい早い

男 「いた、いただきます」

上手く口が回らない、先刻からちょっとずつしか喋ってないのにつかえてしまう
端の方にあるチョコを一つ摘み、摘み……あぁ!!手が震えてうまくつかめない!?

幼女「おにい、さん?」

もたもたしてるから幼女が不安になっちゃったじゃないか!
ゆっくり、おちついて、大丈夫だ、俺なら出来る、チョコを摘むくらい簡単にやってやるさ!
120 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/15(火) 02:39:15.68 ID:48ADvnowo
男 「あむ……トロ…モグモグ……ゴクン
   おいしい……」

幼女「ふぇ…え、ああぁあの!
   おいし、いですか……?」

男 「うん…口に入れるとトロって蕩けて、あむ………ゴクン…
   これ、生チョコだよね、ほんとに、幼女が?」

幼女「ぁい……はい!
   てれ、てれびでみて、だいすきなひとにおくるってみて、お兄さんにあげたいって、それで、それで……」

美味しいと聞いて安心して力が抜けたのか、幼女はぺたんと座り込む
121 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/15(火) 02:39:41.57 ID:48ADvnowo
幼女「よか、よか‥ったぁ…‥
   あの、このあいだテレビで、ばれんたいんでーにはすきなひとにチョコをおくるっていってて
   わたし、どうしてもお兄さんにあげたくなって、
   あの、お兄さんのこと、だいすき……だから…」カァ

男 「幼女!」ガバッ

幼女「ふにゃぁ!おに、お、お兄さん……?」

男 「ありがとう、幼女
   俺の為に、チョコを作ってくれて
   俺なんかの事、好きって言ってくれて
   俺も、幼女のこと大好きだ!
   愛してる!!」ギュー

幼女「ふぁ…はぅ…は、はぅ……」キュ…ギュッ
122 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/15(火) 02:40:07.29 ID:48ADvnowo
嬉しさの余り幼女を抱きしめると、最初は驚いたようだが、幼女も俺に答えるように、ぎゅっ、と抱きしめ返してくれる
身体が熱い、くっついた部分から、ばくばくばくばく!と幼女の鼓動が伝わってくる
たぶん、いや、確実に俺の鼓動も幼女に伝わっているだろう
そう思うと恥ずかしい、恥ずかしいけれど、伝わって欲しいと強く思う
俺が嬉しくて、嬉しくて嬉しくて幼女の事が大好きで、それで心臓がうるさい程にドクンドクン言ってるように
幼女も俺の事が好きでいてくれて、それでばくばく言ってくれてるんだと思うから

男 「幼女…‥俺の心臓の音、わかる?」

幼女「はい……どくん、どくんって、いっぱいわたしにつたわってます……
   わたしのおとも、お兄さんにつたわってますか…?」

男 「うん、ばく、ばく、ばくって、ちゃんと俺に伝わってるよ」

幼女「えへへ……なんだかはずかしいです……
   でも、とってもうれしい……」

男 「うん……俺もだよ」

だから、もっと強く好きが伝わるように、お互いにギューッと抱きしめあった
123 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/15(火) 02:40:33.40 ID:48ADvnowo
幼女「おやすみなさい、お兄さん」

男 「おやすみ、幼女」

おやすみのあいさつをして、お兄さんといっしょのふとんに入ります

男 「幼女……ん…」

お兄さんがわたしのことをやさしくだきしめてくれます
わたしも、お兄さんのむねにぎゅっとだきつきます
さっきよりもばくばくはちいさいけれど、お兄さんのしんぞうのおとがわたしをあんしんさせてくれます

男 「おやすみ……」

幼女「はい、おやすみなさい……」
124 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/15(火) 02:40:59.51 ID:48ADvnowo
つかれていたのか、お兄さんはすぐにねむってしまったようです
わたしはお兄さんの、すー、すーといういきをききながら、ゆっくりと目をつむり、さっきのことをおもいだします

さっきのお兄さん、とってもつよくだきしめてくれた……
いつもは、やさしくつつむように、わたしがいたくないようにだきしめるお兄さん
でもさっきはちがいました
つよく、とってもつよく、わたしのことをちからいっぱいだきしめてくれました

さいしょは、いたい、っておもいました
でも、お兄さんとふれたところから、お兄さんのふるえと、どくんどくん!っておとがつたわってきて
わたしといっしょなんだ、わたしがお兄さんのことをすきってきもちが、ちゃんとつたわるかふあんでふるえてるように
お兄さんのことがすきで、すきですきでだいすきで、それでばくばくいってるみたいに
お兄さんもわたしとおなじにふるえて、どくんどくんいってるんだってわかったら

わたしをだきしめるつよさが、そのいたさが、とってもたいせつなことにおもえて
もっとつよくだきしめてほしい、すきっていってほしい、すきってつたえたい
そんなきもちでいっぱいになってました

このきもちは、なんというんでしょうか
お兄さんのことがすきです
それはずっとかわりません
でも、いまのすきは、けさまでのすきとはぜんぜんちがうくらいのすきなんです
けさまでのすき、いまのすき
おなじすきだけど、ぜんぜんちがう
このきもちになまえはあるのかな
あるなら、なんていうのかな
しりたい、すきだけじゃぜんぜんたらない、このすきを…つたえるため……の、ことばを…わたしは‥しり……た‥い
125 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/15(火) 02:51:36.32 ID:48ADvnowo
今回はこれで終わりです
次は話を進めたいと言っておきながら、バレンタインの遣る瀬無さに耐え切れず
また余り話が進まない話を書いてしまいました……
せめて幼女と男には幸せなバレンタインをおくってほしいです…
それと、この話を投下する時に盛大な誤爆をやらかしてしまいました……
誤爆してしまったスレの皆さん本当に申し訳ありませんでした…

出来ればバレンタインの間に投下したいと思い、仕事から帰ってきてからずっと書いてましたが
こんな時間になってしまいました…来年は良い事あるといいな…
今日は仕事帰りに買ってきた草団子と三色団子食べたらもう寝ます
読んでくださるかも知れないどなたか、ありがとうございます
最後に、誤爆したスレの方々、何度謝っても謝りきれませんが、申し訳有りませんでした…
お休みなさい
126 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/15(火) 05:14:19.18 ID:I6SMrAxao
幼女可愛いすぎちゅっちゅっ
127 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/15(火) 18:24:18.09 ID:EYlr1dTmo

更新に期待してます
128 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/15(火) 19:58:51.13 ID:t85sNZP6o
私にもカイロをおくれ
129 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/15(火) 23:19:25.96 ID:UkODyQUDO
誤爆されたスレの1ですが特に気にしなくていいですよー。
むしろ普段読んでいただきありがとうございます。
続き頑張ってください!
130 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/16(水) 00:35:35.96 ID:+3zPKa8go
>>129
なんと!見つけてくださったのですか……
お気遣いありがとうございます、なんとか良い形に終わらせられるよう頑張って書いていく所存です
これからも可愛いルルの物語楽しみにしてますね

それと今日は眠気が結構強いので投下はありません、申し訳ないです……
眠い時に書くと変な方向に進む上、誤字脱字が多く、
そして羞恥の誤爆が待ち構えている事を身を持って知ったので
頭が冴えている時に書きためて投下しようと思います
レスして下さった方、ありがとうございます
読んでもらえていると分かると、とても活力が湧きます
それでは済みませんが、お休みなさい
131 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/20(日) 21:45:50.77 ID:mjctos570
マダー?
132 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/21(月) 00:34:45.38 ID:LMBU42+SO
やっと見つけた

かわいいよ幼女
133 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/21(月) 22:50:42.01 ID:xqR0rSejo
済みません
言い訳臭いですが、この間PCが不調来たして復旧に色々してたり
次の展開をどこから始めようかとかで悩んでた為、書きためが出来てませんです……
前回から既に6日も過ぎていたんですね……
2,3日中にはいくらか投下したいと思ってます
申し訳無いです……
134 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/22(火) 01:54:10.21 ID:iAJDpKCgo
男 (そういえばそろそろひな祭りだなぁ……こういう行事ってやった事ないから良く解らないけど、
   やったら喜んでくれるだろうなぁ……)

後輩「あれ?先輩ぼぅっとしてどうしたんですか〜?」

男 「ん?
   あぁ、女の子ってひな祭りとかやったら喜ぶのかなぁ…って思ってな、ちょっと考えてたんだ」

後輩「そりゃ嬉しいですよ〜♪私も妹と一緒に子供の頃は毎年楽しみにしてましたよ?」

男 「やっぱりそういうものなのか……ひな祭りって具体的にどんな事するもんなんだ?」

後輩「ん〜、そうですねぇ……
   私の家は雛人形を飾ってお寿司食べるくらいでしたね〜、あ、雛霰も食べましたよ!」

男 「へぇ、イメージしてたのとそんなに変わらないんだな
   寿司って出前でも頼むのか?」

後輩「違いますよ〜、お寿司と言っても雛寿司って言って、自分の家で作るんです
   私も大きくなってからは、お母さんのお手伝いして一緒に作ったりしましたね〜♪」

男 「そうか……あと雛人形って幾らくらいするもんなんだ?
   結構高いイメージがするけど」

後輩「う〜ん……私の家にあるのは、うちの家で代々使ってるものらしくて値段は分からないですけど、
   普通に売ってるのだと、安くても5万以上はするらしいですよ?」

男 「は!?」

後輩「きゃっ!?
   せ、先輩、突然大声出さないでくださいよぅ……」

男 「あ、ごめんな、予想してたより大分高くって驚いちまった……
   でも、なんでそんなに高いんだ……」

後輩「う〜ん、私もなんで高いのかは知らないですけど、
   テレビとかでよく見る何段にもなってるのだと、何十万って世界らしいですよ」
135 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/22(火) 01:54:59.57 ID:iAJDpKCgo
男 「…………」クチポカーン……

後輩「せんぱ〜い?」ツンツン

男 「はっ!
   あまりの衝撃に呆然としてしまった……」

後輩「あはは、まぁ、一度買っちゃえばそれこそ、何代にも続いて使えるものですしね
   ちゃんとしたものだと、やっぱり高くなっちゃうんじゃないですか〜?」

男 「そうだな……
   あぁ、でも、そうか……出来ればちゃんとしたのを買ってやりたかったが、ちょっと無理そうだな……」

後輩「あの、さっきから気になってたんですけど、なんで先輩がひな祭りのことで悩んでたんですか?
   先輩って妹さんとか、ましてや娘さんなんて居ませんでしたよね?」

男 「ん、あぁ、そうか
   まだ言ってなかったな、前にいずれ話すって言った話、覚えてるか?」

後輩「え?え〜と……あ!先輩が休憩の時に珍しく電話してた時の事ですか?
   そういえば、あの日は帰りも妙に急いでましたよね」

男 「そう、その事、良く覚えてたな」

後輩「へっへ〜ん!先輩とのお話は大体覚えてますよ〜♪
   先輩と初めて会った時の事もしっかり覚えてます!」

男 「いや、その事はさっさと忘れてくれよ……
   で、まぁ、あの時急いでた理由が今回の事にも関係あるんだ」

後輩「あの日から先輩、仕事終わったらすぐに帰っちゃいますもんね
   いつか説明してくれるって聞いたから、今まで聞きませんでしたけど、そろそろお話しして欲しいです……」
136 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/22(火) 01:55:32.85 ID:iAJDpKCgo
男 「うん……丁度良い機会かもしれないな……
   後輩、今日仕事終わったら時間あるか?」

後輩「だいじょぶですよ〜、やっとお話ししてくれるんですか?」

男 「ん、そのつもり
   つっても寄り道して帰りが遅くなるとあれだし、そうだな……
   俺んちに来てもらっていいか?」

後輩「ぴっ!?
   せ、先輩のおうちですか!?
   あ、あのっ、そんなお付き合いもまだなのにおうちにお呼ばれなんて……
   こう言うのはもっと段階を踏んでからといいますか……でも、先輩が望むなら私は……」カァー!

男 「いや、そういうんじゃなくて……
   まぁ、詳しい話は帰りながらするけど、家で待ってるやつが居るんだ
   出来ればその子をあまり一人にしたくないんだ
   だから話は帰りながらで、その後その子と会ってみてくれないか?」

後輩「はぁ……えっ?
   あの、え、えっと、あれ?
   あ、でもあの時恋人じゃないって言ってたし……」

男 「おい、どうした?
   なんか混乱させるような事言ったか?」

後輩「あの、先輩!」

男 「おわっ!と、突然大きな声出すな……なんだ?」

後輩「あの、そのおうちで待ってる人って、先輩とどんな関係なんですか…‥?
   この間は恋人じゃないっていってましたけど、ほんとはやっぱりそういう……」

男 「いや、本当にそんなんじゃないってっ
   どんな関係って訊かれると、説明が難しいんだが……
   そうだなぁ……あ、カイロだな」

後輩「ほぇ……?」
137 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/22(火) 01:56:14.84 ID:iAJDpKCgo
後輩「そんな事になってたんですか……」

男 「うん、まぁ、そんな訳でこれからその子に会ってもらいたいんだ」

知らなかった、最近忙しそうにしてるのに、どこか楽しそうだなぁとは思ってたけど……
見ず知らずの子の保護者になっちゃうなんて、面倒見が良いとは思ってたけど、これはちょっと度を越してると思う

後輩「えっと、それは良いんですけど、なんで私とその子を合わせようと……?」

男 「うーん……なんて言ったらいいのかな……」

男 「いま、あの子の世界はさ、とっても狭いんだ」

後輩「世界が狭い……?」

男 「うん、いまのあの子に取っての世界って、俺だけなんだよ
   俺が仕事に行ってる間はずっと家の中で留守番して、よく話せる相手って言ったら俺だけで
   それでもあの子は文句ひとつ言わないし、寂しいとも言わないんだ」

先輩、気が付いてるのかな、そう話す先輩の目の方がどこか寂しそうで、でもとっても優しい目をしてること
138 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/22(火) 01:56:44.48 ID:iAJDpKCgo
男 「でも、一緒に買物行ったりした時にさ、幼女、凄く楽しそうに笑うんだよ
   目に映る物全部が新鮮で、たまにお婆さんとかに話しかけられた時とか、とても楽しそうに話してさ
   でもそういうのって、俺が一緒の時しかさせてやれないんだ」

男 「自分でも思ってるんだけど、多分、俺、過保護でさ
   俺が居ない時どっかに行っちゃ駄目って幼女に言ってるんだ
   あの子は良い子だからちゃんと俺の言いつけ守ってさ、
   家事をしながら俺のこと待って、俺が帰ると突っ込んでくるんだぞ、
   幼女の身長だとちょうど頭が鳩尾の辺りでさ、痛いから突っ込んでくるのはやめてくれって言っても毎日突っ込んでくるんだ」

嬉しそうに苦笑しながら話されても、本当にやめてほしいと思ってるようには見えないよ、ばか
なんだろう、この感じ、先輩の笑顔は好きだけど、ちょっともやもやする……

男 「で、まぁ、そんな訳でさ、幼女にもっと広い世界で暮らさせてやりたいんだけど、
   俺が見てない時に幼女が誰かに傷つけられたり、悲しんだりしたらって思ったらさ……
   だからそんな俺のわがままで、幼女は俺以外の親しい相手が居ないんだよ
   だけど、いつまでも俺以外のやつ近づけさせないって訳にもいかないだろ?
   少しずつでも、幼女の世界を広げてあげられたらなぁって思ってさ」

後輩「ふぅん……それで私ですか」

う……どうしよう、なんか素っ気無い感じで返事をしちゃった……
そんなつもりじゃなかったんだけど、もやもやっとしたのが私のいつもの口調を邪魔しちゃった
139 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/22(火) 01:57:32.17 ID:iAJDpKCgo
男 「うん、そうなんだけど……どうかしたか?
   なんか珍しく不機嫌そうだけど……」

後輩「別に、不機嫌なんかじゃないですから気にしないで下さい
   で、なんで私なんですか?
   別に私じゃなくても他にいくらでも適役はいると思いますけど」

うぁ……最悪だ私……別に先輩は悪くないのに、こんなものすごく棘のある言い方……
いままでこんな風に先輩に言ったこと無いのに……嫌な子って思われちゃったらどうしよう……

男 「そうか……?
   でもこんな後輩初めてみたんだけど……もしかして具合でも悪いのか?」

後輩「具合も機嫌も悪くありませんっ
   そんな事より質問に答えてください、どうして私なんですか」

泣きたくなってきちゃった……こんな言い方したくないのに……
でも、幼女って子の話をしながら笑う先輩を見てると、どうしても楽しい気持ちになれない……やな子だな、私……

男 「なら、良いけど……もしほんとに具合悪いんだったら言えよ?
   で、お前に頼んだ理由だけど」

あんな言い方したのに気遣ってくれるんだ…‥嬉しいのに……
こんな私を気遣ってくれて嬉しいのに、素直に嬉しくなれない……

男 「自慢じゃないけど、俺あんまり友達多くないからさ、真っ先に思い浮かんだのが後輩だったんだ」

後輩「そんな理由で、ですか、はぁ……」

真っ先に思い浮かべてくれたのは嬉しいけど、
それだと真っ先に思い浮かんだのが別の人だったら、私には頼まなかったのかな
そんな気持ちがため息になって口からこぼれてしまう
140 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/22(火) 02:07:57.79 ID:iAJDpKCgo
男 「別にそれだけってわけじゃないけどな」

後輩「え?」

男 「いや、さっきも言ったけど、俺のいない時になにかあったら……って思うと不安で、
   だから幼女に俺の居ない間は外に出ちゃだめっていてるんだけど
   その点お前なら安心できるからさ」

後輩「どういう、意味……ですか?」

男 「俺の知ってる人の中で一番信頼できる友達ってお前だからさ
   後輩だったら、俺が居ない時幼女と一緒にいてくれたら安心出来る
   これから幼女と会って、幼女の事を後輩が好きになってくれて
   その上で後輩が迷惑じゃなかったら、俺が居ない時、たまにでも良いから幼女と一緒にいてやって欲しい」

後輩「先輩が居ない時だけ……ですか?」

男 「勿論、俺が居る時でも、迷惑じゃなかったらだけど……嫌か……?」

後輩「はぁ……仕方ないですね、他ならぬ先輩の一生の頼みっ、ですから
   もし私がその子のこと気に入ったら〜……いまの話、考えてあげます」

先輩、先輩が私の事をそんなに信頼してくれてるなんて思わなかった……
自分が一緒じゃない時は家に閉じ込めちゃう程大事な幼女ちゃんを、私になら安心して預けられるって……
嬉しい、うれしい……私の事を、ただの後輩じゃなくて、一番信頼できる友達って思っててくれたんだ
友達っていうのがちょっとだけ残念だけど、それ以上望むのは贅沢だよね
いまはそれで満足しないと、焦りは禁物……よね♪
141 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/22(火) 02:08:23.51 ID:iAJDpKCgo
男 「そっか、良かった……ありがとうなっ、後輩!」

後輩「ふふ、お礼はまだ早いですよ〜?
   私の審査は厳しいですからね、もしかしたらその子との事気に入らないかも知れませんよ〜?」ニヤニヤ

ちょっと意地悪っぽく言ってみる、さっきまでの刺のある感じじゃなくて、悪戯な感じで

男 「はは、それなら大丈夫だ、お前は絶対気に入るよ」

後輩「随分と自信たっぷりに言い切りますね、でも分かりませんよ〜?」

男 「気にいるさ、なんてったって……」

後輩「なんてったって……?」

なんだろう、先輩がこんなに自信たっぷりに断言する理由
私が気に入るなんて会ってみてからじゃないと分からないと思うんだけど……

男 「なんたって幼女は、滅茶苦茶可愛いからなっ!!!!!!!!!!」

後輩「…………へ?」
142 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/22(火) 02:09:02.46 ID:iAJDpKCgo
男 「だから、滅茶苦茶可愛いんだよ、幼女は
   お前可愛い物好きだろ?
   だから絶対お前は幼女のこと好きになる、俺が保証するよ」

後輩「ぷっ、っく……はは、あはははっ
   なに、それ‥…ふ、あはは……自信たっぷりに言うからなにかと思ったら可愛いって‥おかし……あははっ」

男 「いや、本当に可愛いんだぞ、眼に入れても痛くない程可愛いって表現が大袈裟じゃないくらい可愛いんだからな!」

後輩「そんなにですか……ふふ、これから会うのが楽しみです
   先輩がそこまで言う幼女ちゃんがどのくらい可愛いのか、楽しみにしてます♪」

男 「あぁ!期待を裏切らない可愛さだからな、楽しみにしてろ」

あぁ、もう、おかしい
さっきまでのもやもやしたのが全部無くなった訳じゃないけど、
いまはそれより、これから会う幼女ちゃんがどんな子なのか楽しみで仕方なくなっちゃった
先輩がこんなに可愛がってる幼女ちゃん、きっと私も好きになると思う
だって、私が密かに想ってる人が、こんなにも大事にしてる子なんだから


でも、もしかしたら、私の先輩を夢中にしてる幼女ちゃんに少し意地悪もしちゃうかも知れない、その時はごめんね♪
143 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/22(火) 02:19:02.59 ID:iAJDpKCgo
ここで書き溜め分終わりです
幼女が、幼女の出番が……
後輩が今後も結構出る事が今回の話書いてる間に決まりましたが
あくまでこの話の”お姫様は幼女”です
展開を考えてる内に、
男と幼女の二人だけだと話が行き詰まりそうだったので後輩がこんな事になりました
あくまで男と幼女の二人のお話なのでぶっちゃけると後輩と男がくっつく展開はありません
今後、他の登場人物も出てくるとしても店員とかそんな扱いです
少ないですが今回はこれで、幼女を楽しみにしてくれてた方いらしゃったら済みませんでした……
お休みなさいです
144 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/22(火) 02:44:25.21 ID:/5Dv2sI7o
とにかく乙
これから読む
145 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/22(火) 03:27:59.37 ID:/5Dv2sI7o
あいかわらず面白い
幼女の今後の運命が気になる
146 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/22(火) 04:21:20.67 ID:kDm5Nve3o

続きが楽しみだ
147 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/22(火) 10:02:18.25 ID:bHPkoCNqo
148 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/22(火) 17:42:49.43 ID:07k7lX8/0
スレタイでジョジョ3部かと思っていたが
面白かったしいいや乙
149 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/25(金) 03:12:04.22 ID:KGFTxPbyo
男 「ただいm……」ガチャ…

幼女「おかえりなさいおに〜さ〜んっ!!」ダダダダドズンッ!

男 「ごふぅっ!!
   た…だいま、幼女……毎日気がつくの早いね……」ナデナデ

幼女「えへへ……お兄さんがかえってくるの、なんとなくわかるんですよ〜♪」グリグリ…

男 「それは凄いな、っと、今日はぐりぐりはそのぐらいにしてもらえるかな……?
   幼女に会って欲しい人がいるんだ」

幼女「はぇ……?」グリグ‥
150 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/25(金) 03:12:45.92 ID:KGFTxPbyo
男 「後輩、もう入ってきて良いよ」

後輩「お邪魔しま〜す……
   あ、あなたが幼女ちゃんね?
   こんばんは♪」

幼女「……こんばん…は」ギュ……

男 「はは、緊張してくるのかな、あまり物怖じしない幼女にしては珍しいね
   この子は俺の職場の後輩で、今日は幼女に紹介しようと思ってきてもらったんだ」

幼女「………」ギュッ……

あれ、どうしたんだろう幼女
いつも出かけた先で知らない人相手でも人見知りしないで話しかけたりしてるのに
先刻から俺の後ろで俺の上着の裾握って黙りこんじゃってる……

後輩「あ〜……先輩、ちょっと幼女ちゃんと二人にしてもらえますか?
   ほら、お料理の材料も冷蔵庫に入れないとですし、お願いします」
151 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/25(金) 03:13:27.96 ID:KGFTxPbyo
男 「ん……確かに出しっ放しは良くないけど……
   幼女は良い?」ナデナデ

幼女「…………」……ギュ

後輩「幼女ちゃん、少しだけ私に自己紹介させてくれないかな?
   先輩がいるとちょっと恥ずかしいからふたりだけで……ね?」ニコッ

男 「幼女……」ナデナデ

幼女「…………」コクン

後輩「ありがと、幼女ちゃん♪
   そうと決まればほら、先輩はさっさと荷物片付けてきてくださいね〜
   それとも、私と幼女ちゃんの内緒話聞きたいんですか〜?
   も〜、先輩のえっちさん♪」

男 「えっちって……お前はどんな自己紹介をするつもりだまったく……
   んじゃ、ついでに夕食も作ってくるから
   二人とも、話し終わったら手伝いよろしくね」

後輩「はいは〜い♪」

幼女「おわったら、すぐにいきます」

男 「はは、幼女もそんなに硬くならないで
   後輩もちょっと調子に乗りやすいとこはあるけど良い奴だから」ポンポン

幼女「は‥い……」
152 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/25(金) 03:14:05.92 ID:KGFTxPbyo
さて、と
あぁは言ったけど大丈夫かな、幼女……かなり表情が硬かったな……
まぁ、後輩の事だから幼女と上手く仲良くなってくれるとは思うけど
あ、これまだ残ってたんだ、一緒に入れよう
そういえば出先で誰かと話す事はあったけど、こうして家に誰かを招くのって幼女に取っては初めてか
自分のテリトリーに知らない人が来たから緊張してたのかなぁ
153 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/25(金) 03:14:32.64 ID:KGFTxPbyo
よし、終わった、っと
思ったよりまだ食材残ってたなぁ……
まぁ、今日は後輩もいるし多めに作ればいいか
さてさて、今日の夕食は何にしようかな〜っと

幼女「おまたせしました〜!おに〜さ〜んっ!」ダダ…ピタッ

男 「お、えらいえらい、ちゃんと途中で止まったね
   料理中は突っ込んできちゃ危ないからな〜」フキフキ……ナデナデ

幼女「えへ〜♪」

後輩「お待たせしました、先輩
   あ、いいなぁなでなで、私も突撃しなかったんだから私にもしてくださいよぅ」

男 「あほ、お前が突っ込んできたら痛いどころじゃ済まないだろ
   突っ込んでこなくて当たり前だ」ペシッ

後輩「はぅっ!
   も〜、おでこはたかないで下さいよ〜……」サスリサスリ

幼女「それじゃ、おねえさんにはわたしがなでなでしてあげますっ
   よいしょ……いたいのいたいの、とんでけ〜!」ナデナデ

後輩「ありがと〜♪
   幼女ちゃんは優しいなぁ……どっかの暴力先輩とは大違いです!」

男 「どっかのって……名指しで言ってるじゃないか……
   まぁ、それよりなんだ、仲良くなったようだな、良かったよかった」

後輩「えへへ〜♪ご心配おかけしました、もう大丈夫ですよ〜
   私達お友達だもんね〜♪」

幼女「ね〜♪」
154 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/25(金) 03:15:02.23 ID:KGFTxPbyo
男 「って、随分仲良くなったな、(これなら心配する必要はなかったかな……)
   んじゃ、二人とも手伝ってくれ、今日はシチューだぞー」

後輩「わぉ♪今日は一段と寒いから、美味しそうですね〜♪
   それじゃ、私こっちで付け合せ作っちゃいますね、幼女ちゃんも手伝ってくれる?」

幼女「わかりました〜、なにをつくるです?」

後輩「ん〜、シチューだからパンがいいわよね
   あ、バジル発見!クレイジーソルトもあるんですね〜、
   流石先輩、調味料は一通り揃ってますね〜♪」

男 「ん?
   まぁ、趣味がこうじてあの店で働くようになったようなもんだからなぁ
   洋食物なら一般的なのは大抵揃えてるよ、中華とかはからっきしだけどな、ははは」

後輩「うちの店も中華料理ってそんなに作らないですもんね〜……
   よし!これでいいかな、
   それじゃあ、幼女ちゃん!一つずつ教えてくからお手伝いよろしくね♪」

幼女「わかりました!がんばりますっ!」
155 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/25(金) 03:15:28.72 ID:KGFTxPbyo
男‥幼女‥後輩「ごちそうさまでした〜(!・♪)」

男 「はぁ、食った食った……
   幼女が作ってくれたパンが美味しかったから、いつもより沢山食べちゃったよ」

幼女「えへへ〜♪
   おねえさんがひとつずつおしえてくれたおかげです!」

後輩「そうですよ〜?
   幼女ちゃんだけじゃなくて、私も作ったんですからね〜……?」ムスー

男 「はは、冗談だよ
   二人が作ってくれたの、とっても美味しかったよ、ごちそうさま」

幼女「おそまつさまです〜♪」

後輩「おぉ、幼女ちゃん難しい言葉知ってますね……
   どういたしまして、シチューもとっても美味しかったですよ〜
   それに、幼女ちゃん小さいのに教えると次々覚えてくれて、教えるのがとっても楽しかったです♪」

男 「いつも料理手伝ってくれてるけど、確かに飲み込み早いかもね
   幼女は将来、料理上手な良いお嫁さんになりそうだなぁ」

幼女「およめさん、ですか?」
156 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/25(金) 03:15:54.17 ID:KGFTxPbyo
男 「そうそう、このまま上達していったら、
   仕事から帰ってきた時、美味しい料理作って待っててくれる家庭的な女の子になりそうだなぁ、ってね」

幼女「かてーてき……おりょうりつくってまってたら、お兄さんうれしいですか?」

男 「そりゃあねー、疲れて帰って来て家の扉を開けると
   食欲をそそる美味しそうな匂いと笑顔の女の子が迎えてくれる……男の夢ってやつだね」

後輩「あはは、私の家がそんな感じですね、
   ぱぱ、疲れた顔で帰ってくるんですけど、ままが玄関に迎えに行ってリビングに来る頃にはすっかり笑顔ですもん
   見てるこっちが恥ずかしくなっちゃいますよ〜……」

男 「はぁ、羨ましいなぁ……後輩のお父さん
   まぁ、でも、俺も家に帰ったら可愛い幼女が抱きついてきてくれるからな、
   おかげで毎日家に帰ってくると仕事の疲れが吹っ飛ぶよ」

後輩「あはは、あつあつですね〜、ごちそうさまです」タハハ‥
157 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/25(金) 03:16:29.16 ID:KGFTxPbyo
男 「ふぅ、お腹も少し落ち着いてきたしお茶でも淹れてくるか、後輩はなにがいい?」

後輩「あ、先輩にお任せします」

男 「ん〜、それじゃ淹れてくるわ」

後輩「お願いしま〜す♪
   ん、幼女ちゃん、先刻から静かだけどどうかした?」

幼女「あ、あのっ、おねえさん!
   あとでちょっとおはなししたいんですけど、いいですか……?」

後輩「うん、いいけど、どかした?」

幼女「あぅ……あの、できたらお兄さんがいないときにおねがいします……」ゴニョゴニョ

後輩「うん、わかった、それじゃああとで……ね」コソコソ

幼女「あ、ありがとうございますっ」コソコソ

男 「うん、二人ともなに話してたんだ〜?
   はい、緑茶でいいよな」コトッコトッ
158 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/25(金) 03:16:56.51 ID:KGFTxPbyo
後輩「ありがとうございます〜、ズズッ……
   ふぁあ……たまには緑茶もいいですね〜……」

幼女「あ、いただきます……ズズズ~
   ふぁ〜……おちつきます〜……」

後輩「あはは、幼女ちゃんちょっとお年寄り臭いよ〜」

幼女「そうですか〜?
   でもおちゃをのむとおちつきます〜……ズズズ~」

男 「幼女は和食が好きだからなぁ……ズズッ
   ふぅ……でも、確かにお茶飲むと落ち着くなぁ」

後輩「ふふ……こうして二人でお茶を飲んでるの見ると、先輩と幼女ちゃんってなんとなく似てますね〜♪」

幼女「ズズズ~……ふぁ……そうですか〜?」

男 「そうか〜?……ズズッ
   俺は幼女みたいに可愛くないぞ」

後輩「ぷっ…ふふ……なんとなくですけどね、やっぱりちょっとだけ似てますよ♪
   ズズッ………ん〜、落ち着く味ですね〜」

男‥幼女‥後輩「ズズズ~……はぁ〜」
159 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/25(金) 03:17:24.34 ID:KGFTxPbyo
後輩「それじゃ、失礼します
   今日はご馳走様でした〜♪」

男 「あぁ、こっちこそ急に頼んだのに来てくれてありがとな
   ご飯の用意まで手伝ってもらって」

後輩「気にしないでください、私も幼女ちゃんと一緒にご飯作るの楽しかったですから〜♪
   あ、そうだ、幼女ちゃん」コッチコッチ

幼女「?
   なんですか〜?」トテトテ

後輩(はい、これ私の携帯の番号、先刻話したいことあるって言ってたでしょ?
   先輩が居ない時にでも電話して?私はいつでもいいから
   あ、でもお仕事中は出られないわね……うん、その時は手が空いたらかけ直すわね)

幼女(ありがとうございますっ、あの、それじゃあこんど、おでんわしますねっ!)

後輩(うんっ、楽しみに待ってるわ♪)
160 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/25(金) 03:17:50.99 ID:KGFTxPbyo
男 「おーい、二人ともなに話してるんだー?」

後輩「あ、先輩、女の子同士の話を盗み聞きしちゃだめですよ〜?
   ふたりだけの内緒話だもんね〜?」

幼女「はいっ、ないしょばなし、です〜♪」

男 「二人とも、随分打ち解けたなぁ……嬉しいような、寂しいような……
   いいんだ、おじさんは一人寂しく隅っこにいるから……はぁ……」

幼女「あわわ、だいじょぶですよっ!
   お兄さんもいっしょにおはなししましょっ」ギュー!

男 「ありがとうな、幼女、でも良いんだよ
   俺のことは気にせず、後輩とお喋りしておいで……」

幼女「はわ、う〜…‥あ、そうだ!
   おねえさんもお兄さんにギューってしてあげてくださいっ!
   そうしたらみんななかよしですっ」ギュー

後輩「ふぇ!?
   え、えぇ!?」

幼女「はやくっ、はやく〜っ!」ギュギュ-
161 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/25(金) 03:18:20.16 ID:KGFTxPbyo
男 「あ、いや、もう大丈夫だぞ幼女!
   幼女のおかげで元気でたなー!だから後輩はやらなくて……」

後輩「むっ……そんなに私に抱きつかれるのが嫌ですか……?」ムスー#

男 「いや、そうじゃなくて、ってなんか怒ってないか後輩っ!?」

後輩「仕方ないですね、幼女ちゃんの頼みですし、先輩が寂しいようですし?
   わ、わたしも、だき…‥ぎゅってしてあげますっ!!」カァ

男 「いやだからもうだいじょうぶだ!?」

後輩「ぎゅ、ぎゅー……!」ギュー!!

幼女「ぎゅーっ、です〜っ!」ギュギュギュー!

男 (なんだこの状況!可愛い子二人に抱きしめられるなんてやばいなんか出そうっ!!
   あぁ、なんかいい匂いがする、甘い匂い…‥これって後輩のか?
   うぁ、幼女そこはだめ!つよくしちゃらめぇええぇぇぇえっ!!)

後輩「ど……どうです、か……?
   せんぱい、きもちいいですか……?」ギュッ!

幼女「お兄さん、もうさみしくないですか……?」ギュー……

男 「う、なんかいい匂いと気持よさでもう何が何だか解らないけど……
   寂しくは、ない……と思う」カァ

幼女「えへへ〜、よかったです♪」キュ…

後輩「よ、よかった……です……」キュ…

男 (あぁ、幸せすぎる……
   これで運使い果たしてて、明日あたり滅茶苦茶不運になったりしてな……
   まぁ、それでも良いか……)
162 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/25(金) 03:19:11.15 ID:KGFTxPbyo
後輩「それじゃあ、今度こそ帰りますね、
   先輩、今日はありがとうございました〜
   幼女ちゃん、今度は一緒に遊ぼうね♪」

幼女「はい!
   たのしみにしてます〜♪」

男 「ん、気をつけて帰れよ
   って、もう遅いもんな、送ってこうか?」

後輩「いえいえ、大丈夫ですよ〜
   途中でぱぱに拾ってもらいますから♪
   先輩は幼女ちゃんといてあげてください♪」

男 「そっか、そうだな、
   それじゃ、また明日」

幼女「またです、おねえさん〜」ブンブン

後輩「はい、また明日
   幼女ちゃん、またね♪」フリフリ
163 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/25(金) 03:19:40.45 ID:KGFTxPbyo
男 「すぅー…すぅー…すぅー…」

お兄さん、もうねちゃったんですね
おねえさんがかえっておふろに入ったあと、お兄さんはすぐにねてしまいました
やっぱり、まいにちのおしごとでつかれているんだとおもいます……

おねえさん、やさしい人だったな
さいしょ、わたしがちゃんとはなせないでいたとき、おねえさんが言ってくれたことをおもいだします
164 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/25(金) 03:20:08.33 ID:KGFTxPbyo
――――――――――

後輩「あはは、調子に乗りやすいって、先輩ったら酷いなぁ、もう」

幼女「………………」グッ…

後輩「あはは‥は……それじゃ、自己紹介、するね
   初めまして、幼女ちゃん、私は後輩って言います
   先輩とはお仕事してるところが一緒でね、いつもお世話になってるんだ
   よろしくね♪」

幼女「よろしく…‥おねがいします……」

後輩「ね、幼女ちゃん、多分だけど、私のこと、警戒してるんだよね……?」

幼女「っ!
   そんなこと、ないです……」

後輩「あはは、隠さなくても大丈夫よ
   だって、私が幼女ちゃんだったら、とっても警戒しちゃうと思うもの」

幼女「……………?」

後輩「だって、さ
   幼女ちゃんから見た今の私って、大好きなお兄さんが突然家に連れてきた知らない女の人で
   そんな人が突然来たら、きっと戸惑っちゃうよね
   私だったら多分、大好きなお兄さんが取られちゃうんじゃないか……って考えちゃう
   幼女ちゃんも、そうなんじゃないかな……?」

幼女「…………」グッ…
165 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/25(金) 03:20:35.16 ID:KGFTxPbyo
後輩「やっぱり……ねぇ、幼女ちゃん
   私はね、先輩とはただのお仕事の先輩と後輩っていうだけだよ
   今日来たのはね、幼女ちゃんとお友達になりたかったからなの」

幼女「おとも、だち」

後輩「そう、お友達♪」

幼女「なん、で……
   わたし、おねえさんにあったことないです、
   しらない人なのに、おともだちになりたいって……なんだかへんです」

後輩「う〜ん……それが、私は幼女ちゃんの事結、構知ってるんだな〜♪」

幼女「え……?」

後輩「直接は会ったことないんだけどね?
   今日、ここに来るまでの間、先輩がい〜〜〜っっぱい、幼女ちゃんのお話ししてくれたから」

幼女「お兄さんが……?」

後輩「そう!
   幼女ちゃんがこんな事をして可愛かった!幼女ちゃんがこんな事してくれて可愛かった!
   って、なに話しても幼女ちゃんが可愛かった〜ってずっと話してくれたの」

幼女「お、お兄さん……」カァー

後輩「ふふ……極めつけはね、私が
   幼女ちゃんと会っても、私がその子のこと好きになるとは限りませんよ~?
   って言ったの、そしたら先輩、なんて言ったと思う?」

幼女「えっと……わからない、です」
166 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/25(金) 03:21:08.68 ID:KGFTxPbyo
後輩「先輩ったらね、
   お前は絶対に好きになる、なんて言ったって幼女は、滅茶苦茶可愛いんだからな!!!!
   って、自信満々に言ったの」

幼女「お兄さんったら……」カァ……

後輩「ふふ、凄かったのよ〜?
   可愛いってだけであそこまで自信を持って断言できる人って初めて見ちゃった
   それを聞いたらね、私おかしくなっちゃって、そして気になっちゃったの
   こんなに誰かから愛される子って、どんな子なんだろう
   先輩が大好きな幼女ちゃんって、どんな子なんだろう……って」スッ

幼女「あ……」

後輩「そうして会ったあなたは、先輩の言う通り、とっても可愛い子だった
   さっき幼女ちゃんを一目見た時にね、幼女ちゃんの事、好きになっちゃったみたい♪」ナデナデ

幼女「…………」ポー…

後輩「ね、幼女ちゃん、
   こんな私でよかったらだけど、お友達に、なってくれないかな…‥?」

――――――――――
167 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/25(金) 03:22:00.40 ID:KGFTxPbyo
そう言って、あたまをなでるてをはなして、わたしの目のまえにてをさしだしてくれたおねえさん
おねえさんのいうとおり、わたしはさいしょ、おねえさんのことがこわかったんです
こわそうな人、っていうのじゃなくて
この人にお兄さんをとられちゃうんじゃないか……って
だって、はじめてみたおねえさんはとってもきれいで、おねえさんとはなすお兄さんはとってもたのしそうで……
なんだか、わたしはここにいちゃいけないんじゃないか
ふたりにわたしは、じゃまなんじゃないか……っておもってしまったんです

でも、おねえさんはそんなわたしのきもちをわかってくれて、わたしをあんしんさせるようにわらってくれました
そして、わたしをすきになってくれて、おともだちになりたい……と言ってくれた
168 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/25(金) 03:22:27.73 ID:KGFTxPbyo
さわ……
わたしのあたま、お兄さんがいつもなでてくれるあたま
おねえさんが、おそるおそるなでてくれたあたま

お兄さんとおねえさんのてはぜんぜんちがうのに、なでられたここちよさはどこかにていました
やさしいなでかた、すきでいてくれてるって、なんとなくわかるなでかた
わたしをあんしんさせてくれるなでかた

わたしのはじめての、おともだち


幼女(あしたは…おねえさん……に‥でんわしよう……
   おともだちになってくれて………ありがとう‥っていって……
   そし‥て…………り‥おしえてくださいって………おねがい……しよう)


すぅー…すぅー…すぅー…
169 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/25(金) 03:29:20.89 ID:KGFTxPbyo
今回はここで終わりです
結構書きためたつもりでしたが、投下してみるとそうでもないですねぇ……
暫くはひな祭りのお話が続く予定です
しかしながら、私はひな祭りなどの祝い事をやったことがないので
変な部分があるかも知れません、調べながら書いていますが、その時は申し訳ありません……
誤字脱字がありましたら脳内補完よろしくお願いします、
見直してから投下してますが、投下した後に気がつく事が多いので……

お付き合い頂いてる方、ありがとうございます
酷くても3日に一度は投下できるように書いていくつもりです
どうぞ、気長にお付き合い下さい……

それでは、お休みなさい
今回も微妙に幼女分が足りなかった……
170 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/25(金) 05:16:42.03 ID:9KGFR6E8o

いいわ〜すごくいい
171 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/25(金) 08:02:05.69 ID:Il2a7x/SO
誰が壁殴り代行を頼む
殴る壁がない
172 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/25(金) 08:55:29.99 ID:Pg1IvbwAo
173 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/25(金) 09:53:47.38 ID:gwu8VxYoo
174 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/25(金) 11:47:40.39 ID:zfq6zjlSO
175 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/25(金) 11:57:37.31 ID:gwu8VxYoo
>>171様 御用命ありがとうございます。
当壁殴り代行は1時間\8000〜となっております。

なお、キャンセルは受け付けませんので、あしからず。
では殴りにかからせて頂きます。


                    ∧ __∧
                   ( ´・ω・` )
                __,,.= '"::l:. ':: : : :::'' .:': : : . .  ヘ
               ,r.''" 、:`' : : :;:. ゙;:.:.:'",:':.:.:: : : : ' '   .`ヽ、
              / , ' ..: :' '゙ ' 、.,:レ ' ". : ' '  :'  .:    : ::. :Y
            l .: ,.':..    .,;'     ゙':、..   :  .'   . . :.::..:.:l
             人::'´   `'::'⌒     `:.::::l、..'  . . : :.:.:.:.:./
.          /,  ゙f : : : : : ::'l、..  .. . . : : : : /⌒ヽ .,r‐.ィ"´ .i'
          ,'.,'  : ゙i、: : : : ;,l、: : : : : : : : ,-i'  : r   .:. . .: :.ノ
         ,イ i:. . : ⊥::'__  :'  `'': : :' '"彡}: : : ;' :  ::' :.:.:,:':/
       y'.ィ'"゙ヘ": : : : :  ̄ ''''=-..、∠ニl´‐-〈  .:' .:'´ :〃
       ,!.:.. .::'"''X.、:. : . .      `' :..   `: ´ .:' //
      i' `' :  .,‐- ..,≧、'':: .., : : : . ..  -_゙ー ::- '.:' //
      ゙!、:.:.:.: : : : :..:,.;.,: : `ト、: : : :,,: : . .   `''" ./::/
       `¨¨'' ‐- +-‐ ''¨´l::'"`ト .,,_:_: : : : ::,.. _/:::/
            ,!: i':..: : :{": : : : : : : :~7''‐-'ー'l:.:.:./ 
.              / .::r'' '''tr‐-:: : 、: : :::,': : : : :.:,':.:.:.l 
           / ゙: ::'.  :'    : : :,:': : : : .:,::': :.:.:{
176 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/26(土) 00:07:06.27 ID:V3yATL+SO
>>175
つ\80000
177 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/27(日) 02:56:05.24 ID:aBfgL7FIO
おつ
178 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/28(月) 07:55:55.78 ID:gXlXmfvw0
ひゃはァ最っ高だなァ>>1は紳士(ロリコン)をわかってらっしゃるねェ
世界を平和にするにはァこういうSSが大事なンだよなァ>>1もそォ思うだろ?
179 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/03/02(水) 00:17:02.47 ID:mWw7ub1jo
後輩「あ、そういえば先輩」

男 「ん〜?」

後輩「この間言ってたひな祭りの事って、幼女ちゃんの為だったんですよね?」

男 「あ〜、あれか
   うん、まぁ、そうなんだけど、それがどうかしたか?」

後輩「えっとですね、雛人形って結局どうすることにしたのかなぁ……と、思いまして」

男 「その事か、残念だけど今年は用意するの無理かなぁ……
   これから色々と金使う事多くなりそうだから、雛人形にん十万使うのはちょっときついと思ってな」

後輩「あ、あのですね
   その事で私に提案があるんですけど……」

男 「ん?
   あ、金貸してくれるって言われても、気持ちはありがたいけど受け取れないからな、念の為」

後輩「あはは、流石に私もそんな大金ぽんと用意できませんよぅ
   あ、でも、貸す……っていうのは正解ですよ♪」

男 「へ?」

後輩「あのですね、うちの雛人形、お貸ししましょうか……?」
180 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/03/02(水) 00:17:33.36 ID:mWw7ub1jo
男 「お邪魔します」

後輩「はい、いらっしゃい♪
   幼女ちゃんもそんなところに居ないで、入っておいで〜」

幼女「あ…あの、おじゃまします」

後輩「うん、いらっしゃい♪
   ん〜っ、幼女ちゃんあったかくて気持ちいい〜♪」ギュー

幼女「わぷっ!
   えへへ……おねえさんもやわらかくてきもちいです〜♪」ギュー

男 「はは、すっかり仲良しだな」

後輩「あ、先輩もやって欲しいんですか〜?
   ……この間みたいに♪」
181 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/02(水) 00:18:27.13 ID:mWw7ub1jo
男 「はいはい、今度お願いするよ
   それより、今日は後輩のご両親は居ないのか?」

後輩「ぱぱは仕事ですね
   ままは先輩に会いたがってたんですけど、今朝叔母様に温泉行くぞ〜って連れてかれちゃいました……」

男 「あ〜……そういやこの前お邪魔した時もそんな感じで出かけてらしたんだっけ」

後輩「あはは、叔母様は突然思いつくことが多いですから
   なんだかんだで、ままも楽しんでるみたいですよ」

男 「そうか、後輩のお母さんも若々しいからなぁ
   お元気そうで何よりだ」

幼女「おねえさんのおかあさんですか……?」

後輩「うん♪
   幼女ちゃんがまたあそびに来た時に紹介するね♪」

幼女「はい、たのしみにしてます」ニコ…

ん……?
いま、幼女の表情が一瞬……

後輩「っと、玄関で立ち話っていうのもあれですね
   ささ、リビングはこっちですよ〜」

男 「ん、あぁ
   ほら、幼女も行こう?」ス‥

幼女「はい」ニコ…キュ
182 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/03/02(水) 00:19:17.52 ID:mWw7ub1jo
後輩「へ〜、先輩って家じゃそんなふうなんだぁ」

幼女「はい♪
   でも、そのぼーってしてるときのお兄さん、かわいいんですよ〜♪」

後輩「うわ〜っ、私もそんな先輩見てみたい~!
   ね、先輩と幼女ちゃん、今日は泊まっていきませんか?」キラキラ

男 「いや、そんな急に言われても無理だよ
   用意もないし、ご両親の許可も取ってないのに泊まれるわけ無いだろ…‥」

後輩「ままも先輩に会いたがってましたから大丈夫ですよ〜
   ぱぱもお酒に付き合ってもらえたら喜ぶと思います!
   幼女ちゃんもお泊まりしたいよね〜?一緒にお風呂入ったり遊んだりできるよ~?」

幼女「おふろ!たのしそうです〜♪
   お兄さんにいっしょにはいろうっていつも言ってるのに、はいってくれないんです〜……」

後輩「そうなんだ……そうだ!じゃあ三人で一緒にお風呂に入ろうよ!
   ちょっと無理すれば三人なら入れると思うよ〜♪」キラキラ

幼女「わぁ!とってもたのしそうです!
   お兄さん、おとまりだめですか……?」キラキラ
183 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/03/02(水) 00:20:28.32 ID:mWw7ub1jo
男 「う……二人してそんな期待を込めた目で見ても、今日は駄目だからな…‥」

後輩‥幼女「え〜〜!」

男 「はぁ、仲良くなったのは俺も嬉しいけど、こういう時はちょっと厄介だなふたりとも……
   それに後輩、もし俺が泊まっても良いといったら、本当に良いのか?」

後輩「ふぇ?もちろんですよ〜♪
   ぱぱとままも幼女ちゃんと会ったらきっと喜びますし、先輩にも会いたがってましたから大歓迎ですよ〜♪」

男 「そうじゃなくて、いや、お二人の事もだけどそっちじゃなくて……
   ほら、その……三人で一緒にお風呂に入るって事は、だ……
   俺がお前のはだ……そんな姿を見る事になってしまうわけで……」カァ

後輩「あ゛……あ、あはは〜
   やっぱりお泊りは今度で良いかな〜?
   残念だけど幼女ちゃん、今度ちゃんとお泊まりの計画建ててからにしようか〜?」カァ

幼女「ざんねんです……そのときはみんなでおふろにはいりましょうね!」キラキラ

後輩「あ〜、えっと……あはは〜」カァー
184 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/03/02(水) 00:21:54.47 ID:mWw7ub1jo
男 「こら、笑って誤魔化すな……
   幼女、その時は後輩と幼女の二人だけでな、幼女とは今度一緒に入ってあげるから」

幼女「ほんとうですか!?やくそくですよ、お兄さん!」パァ

男 「あぁ、約束な」

後輩(あ…‥むぅ〜……なんだかもやもや………いいなぁ、幼女ちゃん……
   たしかに恥ずかしいけど私だっていやってわけじゃ……)

男 「それでだ、後輩、そろそろあれ見せてもらってもいいかな?」

後輩「あ、あれですね〜
   ちょっと持ってくるから手伝ってもらえますか〜?」

男 「ん、わかった
   幼女はちょっとまっててな、きっと喜ぶと思うもの持ってくるから」ナデナデ

幼女「んにゅ〜……わかりました〜♪」ホクホク
185 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/03/02(水) 00:22:36.22 ID:mWw7ub1jo
後輩「こっちですよ」

男 「ん……なぁ、後輩、なにか怒ってないか……?」

後輩「べつに……怒ってなんかいませんよ、先輩の気にしすぎです」スタスタ

男 「そうか……いや、でも……う〜ん……」トコトコ

本当に、別に怒っている訳じゃない
怒っている訳じゃないんだけど、なんだろう……
さっきの先輩と幼女ちゃんを見ていたら、なんだか寂しくなってしまった
……寂しい……?
うん、そうだ、きっと私は寂しいんだ

私の居ない場所で先輩と幼女ちゃんが楽しくお風呂の入るのを想像してしまったから
三人でお風呂に入るのは駄目なのに、幼女ちゃんと二人なら先輩は良いんだと思っちゃったから
私も子供じゃないから、もう大人と言っていい先輩と私が一緒に入るのは、その……えっち……かもしれないとは思うけれど……
でも、さっきは先輩に言われて恥ずかしくなってあぁ言っちゃったけど、私は先輩となら別に嫌じゃないのに……先輩はそうじゃないのかなぁ……
……やだな、これじゃ幼女ちゃんに嫉妬してるみたい……
186 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/03/02(水) 00:23:02.67 ID:mWw7ub1jo
男 「後輩、どうした?
   扉の前で止まって……開けないのか?」

後輩「へ!?
   あ、あぁ、すみません
   もう着いてたんですね、今開けます…カチャ…どうぞ」

男 「ん……やっぱりどこか変だぞ、お前
   もしかしたら熱でもあるのか?」ペタ

後輩「ひぁ!?」カァ

男 「ん〜……ちょっと温かいけど別に熱があるって程じゃないか
   あぁ、驚かせて悪かったな、幼女にやってる癖でつい手で体温測ってしまった」ス…

後輩「あっ」ギュ
187 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/03/02(水) 00:23:45.68 ID:mWw7ub1jo
男 「ん、どうした?
   手を抑えられたら離せないんだけど……」

後輩「あの、もう少しだけ……もう少しだけそのままでいてくれませんか……?」キュ

男 「もう少しって、おでこに手を当ててればいいのか?」

後輩「はい……少しだけでいいので……」

男 「いいけど
   はは、変なやつだな……サワサワ……おでこ触られるの気持いいのか?」

後輩「はい……落ち着きます……」

男 「そうか……」サワサワ

先輩の手、気持ちいい……単純だなぁ、私
たったこれだけで、さっきまでの感じが思い出せなくなるほど幸せになっちゃうなんて……
落ち着いて考えてみると、やっぱりさっきまでのは嫉妬してるみたい……じゃなくて嫉妬してたんだ……
私が知らない時間に、仲を深めている二人に
あれ、幼女ちゃんにじゃなくて、二人に……なんだ、私…‥
188 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/03/02(水) 00:24:20.37 ID:mWw7ub1jo
男 「そろそろ良いか?
   あまり幼女を待たせるのも……」ナデナデ

後輩「へぁ!?
   あ、そそ、そうですね!
   まったく、先輩ったら私のおでこが気持ちいいからって撫ですぎですっ、まったくもう♪」

男 「いや、お前が言ってきたんだろう……
   まぁ、機嫌良くなったようで良かったよ、早いところ持って行って幼女を喜ばせてやろう」

後輩「はい♪
   あ、これですよ、昨日ぱぱとままに言ったらぱぱが物置から出してくれたんです
   布取りますね……じゃ〜ん!」バサッ

男 「おぉ、これが……」
189 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/02(水) 00:29:51.10 ID:mWw7ub1jo
切りが悪いですが、今日はここまでです
後輩を出したのは失敗だったかも知れないと早くも若干後悔中
幼女の出番が少ない……
ひな祭り終わったら幼女のターンになるよう頑張ります
読まれた方居らっしゃったら、ありがとうございます
明後日にはひな祭りのお話終わらせるつもりです
ただ、職場の人がこの間から出産で長期休暇取っており、
その分忙しく、帰ってきて書こうとPC点けたまま寝落ちすることが最近多々有ります
以上、見苦しい事前の言い訳ですが、その際はご容赦ください……
お休みなさい
後輩みたいな後輩と幼女のような養女が欲しいと思う今日この頃……
190 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/02(水) 01:20:26.63 ID:KIVsLMHw0
ぬあああああぁぁぁ
幼女一筋のはずなのに後輩可愛くてピギヤァァァorz

ちょっと家の壁殴ってくる
191 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/02(水) 03:55:44.77 ID:1k16DGJ2o
後輩が可愛すぎてもうね…

>>190の家の壁殴らせてくれ
192 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/02(水) 08:40:57.12 ID:khONS7Neo
>>191
つ\80,000
193 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/03/03(木) 23:51:10.95 ID:sbyvnxmOo
男 「幼女ー、ドア開けてくれー」

幼女「あ、わかりました〜、ちょっとまってくださいね〜」トテトテ……ガチャ

男 「ん、ありがと
   それじゃ後輩、中に入れるぞ、ゆっくりな」

後輩「わかりました……ん……ちょっときついかもですね」

男 「結構大きいからなぁ……あまり無理すると傷つけちゃうから慎重にな」

後輩「ん……あとちょっと……あっ、全部入りましたよ先輩♪」

男 「よし、良くやった
   じゃあ、そこに置くか」ゴト……

後輩「ふぅ……お疲れさまでした、先輩」

男 「ん、後輩もお疲れさん、手とか痛くしなかったか?」

後輩「だいじょぶですよ〜
   あ、なにか飲み物もってきますね」トコトコ

男 「おー、頼む」

幼女「あの、これなんですか?」

男 「ん〜?
   ふふふ……良いものだよ、これは
   後輩が来たら布取るから、楽しみに待ってな」ナデナデ

幼女「んみゅ〜……わかりました!たのしみにしてます〜♪」
194 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/03/03(木) 23:51:39.92 ID:sbyvnxmOo
後輩「お待たせしました〜
   あ、いいなぁ幼女ちゃん、先輩になでなでしてもらってたんだ♪」

幼女「えへへ〜♪」

男 「お帰り、幼女は頭撫でられるの好きだからな―
   幼女の髪の感触気持ち良いから、俺もついつい撫でちまうんだ」ナデナデ

後輩「あ、わかります!
   幼女ちゃんの髪の毛さらさらでふわふわですもんね〜♪
   はい、二人ともお茶でよかったですよね?」コト、コト

男 「あぁ、ありがとう
   それじゃ、お茶頂く前に幼女にお披露目といくか」

後輩「そうですね、
   幼女ちゃん、まだお茶熱いから先にこれがなんなのか教えてあげますね〜♪」

幼女「わくわく♪わっくわっく♪」

男 「それじゃあ、いくぞ
   せーの……」

後輩「はいっ!」バッ

幼女「わぁ……きれいなおにんぎょうさんです……
   あの、これは……?」

男 「これはな、雛人形って言うんだ
   と言っても、俺もひな祭りなんてやったこと無いから詳しくは知らないんだけどな、はは」

後輩「それでは、僭越ながら私が説明しましょう〜♪」
195 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/03/03(木) 23:52:09.29 ID:sbyvnxmOo
5分後

幼女「えっと、ひなまつりって言う日があって、そのときにかざるおにんぎょうってことですか?」

男 「うん、簡単に言うとそうだな」

後輩「あれ……私が頑張って説明した事が、わずか数秒にまとめられちゃった……」ガク

男 「あー……なんだ、ほら、後輩は頑張って説明してくれたよ、ありがとうな
   ただ、簡潔に説明する様にした方がもっといいかなぁ……と」

幼女「あ、あの……げんきだしてくださいっ、おねえさん……」ナデナデ…

後輩「うぅ〜……ありがとうね〜、幼女ちゃん〜……」

男 「はは……で、だ
   その雛人形なんだが、本当は買おうと思ってたんだが思いの外高くってな……
   そしたら後輩がうちのを貸しましょうかって言ってくれたんだ」

後輩「うん、私の家はもう使わないからね〜
   押入れにずっと入れてるよりも、幼女ちゃんに使ってもらった方がきっとお人形さんも喜んでくれると思うんだ♪」

幼女「そうだったんですか……ありがとうございます、おねえさん」ペコ

後輩「う、うん!
   可愛がってあげてねっ」
196 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/03/03(木) 23:52:37.72 ID:sbyvnxmOo
男 「さて、目的も果たしたし、折角だから皆で何かして遊ぶかー」

幼女「はい!
   なにしてあそびますか!?おねえさんもいっしょだから、いつもできないことしてあそびたいです〜♪」

男 「う〜ん、そうだな……
   いつも二人で遊べるものしかやってないから、折角だから三人だから出来る遊びやりたいな……」

後輩「そういえば、先輩と幼女ちゃんっていつもどんな事して遊んでるんですか?」

男 「んー、そうだなぁ……
   いつもはどこか出掛けたり、家だとゲームやったり一緒に本読んだりだな」

幼女「それと、おいs」バッ

後輩「先輩?どうしたんですか、突然幼女ちゃんの口をふさいで……」

男 「あぁ、悪い
   急に幼女の事を抱きしめたくなってな、間違って口をふさいでしまった」サッ

幼女「ぷはっ……お兄さん、ぎゅーってしたいんですか?
   んぎゅーっ……」

男 「ありがとう、幼女
   (危なかった……お医者さんごっこを頻繁にやってるなんて後輩にバレたらどんな目で見られるか……
    勿論健全なお医者さんごっこだが、勘違いされたら大変なことになるだろうからな……本当にえっちな事はあまりしてないぞ?)」ギュー
197 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/03/03(木) 23:53:19.24 ID:sbyvnxmOo
後輩「えっと……よく分かりませんけど、
   幼女ちゃん、さっき何を言いかけたの?」

男 「あー、そう!
   美味しいお団子を求めてパソコンで調べたり遠くまで買いに行ってるんだよなっ」

幼女「はっ!そうです!
   このあいだ、お兄さんとおでかけしてたときぐうぜん見つけたお団子はぜっぴんでしたっ!
   ほのかなあまみとくちあたりのいいだんりょく、すこしかむととろけるようにひろがるお団子っ!
   またたべたいです〜……」ジュル…

男 「あぁ、あのお団子屋か、確かに今まで食べた団子の中であれが一番だったなぁ……
   なんか金欠で大変な時だけ自分で作って売り歩いてるらしいな」

後輩「へ〜、そんな人もいるんですね〜……
   そんなに美味しいお団子なら、私も食べてみたいなぁ」

幼女「こんど見つけたらおねえさんのもかってきますねっ!
   とっても、とって〜〜〜〜もおいしいから、たのしみにしててくださいっ!!」キラキラ

後輩「うん♪お願いね、幼女ちゃん♪」

男  (ふぅ……なんとか誤魔化しきれたか……)
198 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/03/03(木) 23:53:47.26 ID:sbyvnxmOo
男 「それで、なにして遊ぼうか?」

後輩「う〜ん、私も一人っ子だからパーティゲームとか持ってないんですよね〜……
   トランプくらいだったらあるんですけど……」

男 「トランプか……トランプはルール覚えたりと初めてやるのは結構大変だからなぁ」

後輩「あ、そうですね、トランプはパス……と」

男 「幼女は何か、これやってみたいって事あるか?」

幼女「うんと……よくわからないです、ごめんなさい」

男 「いやいや、大丈夫、謝ることじゃないから気にしないでな」ナデナデ

幼女「ん……はい……クルルルルー……あ、はぅ」カァ

男 「あはは、そういえばもうそろそろおやつの時間だもんな、俺も小腹が減ってきたよ」ナデナデ

後輩「おやつ……そうだっ!
   私もお腹少し空きましたし、遊びではないですけど……みんなでおやつ、作りませんか?」
199 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/03/03(木) 23:54:15.39 ID:sbyvnxmOo
後輩「そう、それに粉を入れてこぼれないように細かくゆすって……」

幼女「こう……ですか……?
   ユサユサ……ボワ……はぷっ!?」

後輩「あらら、幼女ちゃんのお顔真っ白になっちゃったわね
   …‥フキフキ……はい、これで綺麗さん♪」

ん〜……力の加減が難しいのかな?
そういえば私も小さい頃は、ちょうどいい強さっていうのがよく解らなかった気がする

幼女「ありがとうございます〜、
   んみゅ〜……すこしずつゆするの、ちょっとむずかしいです……」

後輩「ん〜、そうね…‥ゆするよりも枠を軽くぽんぽんって叩いた方がやり安いかもしれないわね」

幼女「こうですか?
   ……トントン……あ、このほうがやりやすいです!
   ありがとうございます、おねえさんっ」

わ、ちょっとアドバイスしただけなのに、簡単にできるようになっちゃった
私が初めてお菓子作りしたのって、確か小4の時だったかなぁ……
小麦粉の袋を力いっぱい開けちゃって、台所が粉だらけになっちゃって大変だったっけ……
う〜ん……恐るべし、幼女ちゃん
200 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/03/03(木) 23:54:45.34 ID:sbyvnxmOo
後輩「でも幼女ちゃん、やっぱり飲み込み早いね〜♪
   しばらく教えたら、一人でもお料理できるようになるんじゃないかな?」

幼女「ほ、ほんとですか!?」

後輩「うんうん♪
   私が幼女ちゃんくらいの年の頃って、お料理なんか全く出来なかったもの
   簡単なものならすぐに作れるようになると思うよ〜♪」

幼女「そっか……そっかぁ♪」

後輩「ん……?
   なんだかとっても嬉しそうだけど、どうかしたの?幼女ちゃん」

どうしたんだろう、褒められたのが嬉しいって言うのとは、ちょっと感じが違うような気がする

幼女「えへへ……じつは、ひとりでもおりょうりできるようになって、
   お兄さんがおしごとの日、わたしがごはんつくってまってたいなぁっておもってたんです」

後輩「あ、それで……
   うん、きっと先輩、すっごく喜ぶと思うよ♪」
201 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/03/03(木) 23:55:12.30 ID:sbyvnxmOo
幼女「そうだとうれしいです……
   あの、それでおねえさんにおねがいがあるんです」

後輩「ん〜?なにかな?」

幼女「あの……わたしに、おりょうりをおしえてもらえませんか……?」

後輩「ほぇ?
   お料理なら私よりも先輩に教わったほうが良いと思うよ?
   お菓子作りなら私も自信あるけど、お料理は先輩のほうがずっと上手だし‥…」

幼女「えっと、できたらお兄さんにはないしょでうまくなって、
   お兄さんをびっくりさせたいんです」

後輩「あ〜……ふっふっふ……幼女ちゃんも女の子だね〜♪
   うん、そういう事なら喜んで引き受けるよ!」

幼女「ほんとですか!?ありがとうございます、おねえさん!」ギュー

後輩「うんうん、好きな人に内緒で贈り物して喜んで欲しいって気持ちは、私も良く分かるからね!
   いつもお世話になってる先輩と可愛い幼女ちゃんのためだもん!
   お料理上手になって、先輩をびっくりさせようね!」ナデナデ

幼女「はい!」パァ
202 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/03/03(木) 23:55:38.95 ID:sbyvnxmOo

男 「それじゃあ、ありがたく借りていくな」

後輩「はい♪
   あ、それと幼女ちゃんに、また遊びに来てねって伝えておいてください」

男 「ん、りょうかい」

幼女はお菓子づくりで疲れてしまったらしく、今は車の中で寝てしまっている
ちなみに車は俺のではなく店長に借りたものだ
俺は普段車を使わないから持ってないんだが、必要な時は店長が店用のワゴンの一台を貸してくれるのだ


後輩「あ、先輩
   帰る前にちょっと聞きたいことがあるんですが、良いですか?」

男 「おー、なんだ?」

後輩「あの、雛人形を見た時の幼女ちゃんの反応がちょっと気になって…‥」

男 「ん、なにか変なとこあったか?
   綺麗な人形〜って見入ってただけだと思うけど」

後輩「あ、正確にはその後の事で……
   雛人形を貸す〜って言った時の幼女ちゃんの反応が……
   んと、なんて言ったらいいのかな…‥」
203 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/03/03(木) 23:56:22.68 ID:sbyvnxmOo
男 「あー、もしかしてあれか
   ありがとうございますって言って頭下げたときの事か」

後輩「はい……自分でも上手く説明できないんですけど、
   なんだかあの時、違和感を覚えて……」

男 「あー……多分その違和感の正体はあれだな
   雛人形を貸してもらえるって知った時、幼女がもっと喜んでくれると思ってたんだろ?
   そしたら、幼女の反応が思ったより淡白だったんで、あれ…‥と思ったと」

後輩「う……なんだかその言い方だと私がちょっと嫌な感じの人に聞こえるんですけれど……
   はぁ…‥でも、多分、いま先輩が言った通りです
   幼女ちゃんって感情表現が豊かじゃないですか、だから……なんていうのかな
   あの時の幼女ちゃん、良く解らないけど、自分の為に貸してくれるんだからお礼しないと……
   みたいなふうに見えて……
   あぁ、なんか自分で言ってて嫌になっちゃいますね……うぅ〜……」

男 「いや、多分後輩が思ってる通りだと思うよ」

後輩「え?」
204 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/03/03(木) 23:57:12.80 ID:sbyvnxmOo
男 「幼女が俺のところに来た経緯は話したろ?
   あの娘が捕まる以前、どんな暮らしをしていたのかは俺も解らないけど
   あまり良い環境じゃなかったんだと思う」

だってあの娘はデパートに行くのも初めてなら、お団子の存在も知らなかった
知っている食べ物といったらパンと水だけで、食事の度に、これはなんていう食べ物ですか!?
こっちのはどうやって食べるんですか!?とキラキラした表情で訊いてきた
それは祝い事にしても同じ事で、今日はこういう日で、こう言う事をして過ごすんだよ、と教えると
なにをするかは理解出来ても、何故、それが嬉しい事なのか、何故、他の人はその日を楽しんでいるのか、
という事を、実感として理解出来ていないようだった

上手く説明できないから例を出してみると
例えばお正月、普通は年が開けてめでたいと、特になにも考えなくても大抵の人が思うんじゃないか
それは、経験に寄るものだったり、学生なら今年から何年生だ、今年から中学・高校だとかいう期待から来るものかも知れない
世間的な祝日ではなくても、結婚記念日や誕生日など、
個人レベルの祝い事を経験する事によって、考えるより先に祝日は楽しい物、と思う人は多いと思う

しかし幼女はその感覚が解らないらしい
いや、解らないというより、まだ知らない、と言った方が適切なのか
幼いからというのもあると思う、正確な年齢は解らないが幼女はまだ、小学生に上がる前の年齢だと思う
それでも普通は、日本という他国と比較してとても平和な国に限定すれば、
その程度の歳の子でも誕生日などでその感覚が身についていると思う
205 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/03/03(木) 23:58:07.91 ID:sbyvnxmOo
男 「っと、まぁ、これは俺の想像というか、幼女を見てるうちに思った事なんだけど……
   多分そのせいじゃないかな、別に幼女に悪気があったわけじゃなくて
   素直に、ただ単に、良く解らなかったからあぁ反応しただけなんだと思うよ
   だから後輩もあまり気にしなく……っておい、なんで泣いてんだ」アセアセ

後輩「だっで……ヒグッ‥う゛〜……グスッ
   先輩に幼女ちゃんと暮らすことになった理由を聞いてはいましたけど…‥ズズ‥
   私、軽く考えてました……ちゃんとどういう事なのか、
   幼女ちゃんがどんな状況だったのか考えたつもりでしたけど…‥ウ…‥ヒッグ…
   全然ちゃんと考えてまぜんでしたぁ‥…うあ〜んっ!」

男 「あぁ、ほら鼻出てる
   ん、ティッシュ…‥ちゃんとかんで」ス

後輩「ありがとございます……ズー‥…ヒック‥
   私、そんなの想像したこともありませんでした……
   お祝い事がなんで嬉しい事なのか解らないなんて…‥
   幼女ちゃんは本当になんでなのかわからなかっただけなのに
   それでもちゃんとありがとうって言ってくれたのに……う…‥うえぇ……」

男 「はぁ、ほら泣きやめって……」ナデナデ

後輩「あぅ……」グス…
206 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/03/03(木) 23:58:50.36 ID:sbyvnxmOo
男 「まぁ……だからさ
   そういう事も、幼女と一緒に暮らしていく中で、自然と覚えていってくれたらって思ってるんだ
   多分、こう言うのは言葉で教えられて、頭でわかるんじゃなくて
   色んな経験をしていって、心が覚えていくもんだと思うからさ」

男 「だからきっと、幼女も後輩に感謝してると思うよ
   あの娘は聡い娘だから、幼女のことが好きだから、だからお前が雛人形を貸してくれたんだって
   ひな祭りの事は解らなくても、それだけはきっとちゃんと解ってるからさ」ナデナデ

後輩「はい……」グシュ…

男 「それに、俺もお前には感謝してるよ
   きっと俺だけじゃ幼女に教えられることは少ないから
   今回の事にしたって、お前が居なかったら雛人形を用意することも出来なかったし
   幼女と後輩の三人で、お菓子作りすることもなかっただろうしな」ナデナデ

後輩「ん……」ポフ

男 「さっき全然ちゃんと考えてなかったって言ってたけど
   お前はちゃんと幼女の事を考えてくれてるよ
   俺が保証する、だからもう泣きやめ、あんまり泣くと幼女が起きちゃうぞ?」ツン

後輩「あぅ……もう、おでこつつかないで下さいよ〜…ふふ……
   うん、でも、そうですね…‥気持良さそうに寝てるとこを起こしちゃったら可哀想ですもんね
   ありがとうございます、先輩、泣いちゃってすみませんでした……」テレ

男 「気にすんな、それだけお前が幼女の事大事に思ってくれてるって事だろ」

後輩「うわ〜……先輩、それはちょっとかっこつけすぎかも…‥あはは」

男 「わ、笑うなっ!
   自分でも今のはちょっと臭すぎかと思ったんだから……」カァ
207 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/03/03(木) 23:59:19.13 ID:sbyvnxmOo
後輩「あはは♪
   先輩照れてる〜、可愛いんだ〜♪」

男 「あぁ、もう知らん!
   俺はもう帰るからな!雛人形貸してくれてありがとうよ!じゃあなっ!」

全く、泣いてたと思ったらすぐに調子づいて……優しくした俺があほだったっ

後輩「先輩っ!」

男 「あぁ!?まだからかい足りないのかっ」

後輩「先輩、あした、楽しいひな祭りになるといいですね」ニコ

男 「……あぁ」テ、フリフリ

さっきまでからかわれてたのがなんとなく気恥かしくって、後輩に小さく返し手を振り
幼女が可愛い寝息をたてて待つ車へと向かった
幼女との初めてのひな祭り、明日が楽しみだ
208 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/04(金) 00:03:22.62 ID:niEDxjZno
なんと、今日はここで終わりです
今日でひな祭りは終わらせるといったのに申し訳ないです……
休みだったんで18時頃から書いてたんですが、さっぱり会話が思いつかず……
23時過ぎた頃にようやっと思い浮かぶようになった次第でございます…‥
どうやら夜中にならないと話が上手く思いつかないようで、少ない量ですがこれで終わりです
次は幼女率大幅上昇のはずです
お休みなさい……
209 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/04(金) 00:15:10.64 ID:BffOuAxAO
>>1乙!
ちょっと後輩と幼女探してくる
210 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/04(金) 04:12:16.91 ID:UGmNzhWco

後輩貰っていいですか
211 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/05(土) 23:26:15.75 ID:FYDjtjXj0
>>210
させねーよ。幼女と後輩貰って行くから店長とお医者さんごっこする権利をやろう
212 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/06(日) 00:12:45.37 ID:jVWahRGKo
213 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/03/06(日) 03:16:36.78 ID:NQEJBR3uo
こっちに立ててたのかー
214 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/12(土) 11:25:59.10 ID:D9p84ZPSO
幼女と後輩は無事か?!

ついでに>>1は無事か?
215 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/12(土) 16:16:50.12 ID:2wcDTMVvo
幼女さえ無事ならそれでいい!

ついでに>>1
216 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/03/13(日) 08:52:18.75 ID:dZGFFAVP0
幼女ちゃん、後輩ちゃんー無事かー
…………あ、>>1も大丈夫?
217 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(栃木県) :2011/03/17(木) 09:52:21.40 ID:JFS3MXZmo
>>1
生きてるよな・・・・
218 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) :2011/03/19(土) 06:45:58.54 ID:k8LRbSwj0
………>>1は無事でしょうか
生きていることを願っております
おそらく、返事の出来ない環境かと思われます。
生きて、ここに帰ってきて下さい
by.LOVEYoujochann
219 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(宮城県) [sage]:2011/03/21(月) 19:47:47.84 ID:DB9sW38Oo
>>1です
なんとか自分もPCも無事です
ついさっきやっと電気が復旧したので、PCより書きこんでます
ただ、今後どうなるかがわからないのでもしかしたら、暫く書けないかも知れません
時間を見て書き溜めていこうと思うので、申し訳ないのですが気長にお待ちください
被災して少しした後、やばいあのスレどうなんだろ……と思いましたが戻って来られました
生きて書き切ることが出来るよう頑張ります
電気って素晴らしいですね、お休みなさい
220 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/21(月) 21:21:36.33 ID:SmiYyykKo
>>219
お休み、生きてることがわかった、これを励みに頑張れる
221 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/22(火) 00:03:20.24 ID:8yUk6uJSO
>>219
おいおい宮城かよ
生きててよかった
222 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(京都府) [sage]:2011/03/22(火) 00:23:30.87 ID:zoOPDzk1o
無事でよかった
いつでも待ってるから、まずはそちらを優先してください。
223 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(栃木県) :2011/03/22(火) 11:59:50.75 ID:CvJsMfA2o
生きててよかった
224 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(群馬県) :2011/03/22(火) 12:20:04.60 ID:gsYiVcCn0
よかった
225 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/03/22(火) 12:31:09.54 ID:y78FYj0Lo
良かった(;。;)
226 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/22(火) 16:48:41.76 ID:S2LsA/mvo
とりあえず無事だったようでマジで嬉しい
227 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北陸地方) :2011/04/01(金) 08:52:45.10 ID:D9CdEn6AO
本当に良かった
228 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北陸地方) :2011/04/17(日) 13:56:41.51 ID:2FEQ2uyAO
誰も居ない…
229 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/18(月) 02:21:23.66 ID:I/pxvymQo
みんな正座して舞ってるんだよ
230 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(栃木県) :2011/04/22(金) 17:49:50.55 ID:dm2df8Wzo
まだかなー
231 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2011/04/24(日) 15:12:54.17 ID:7HaAMf2Z0
俺は待つ!!
232 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]:2011/04/28(木) 19:23:22.78 ID:DS7qYKGIo
俺も待つ!!
233 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) :2011/05/01(日) 21:56:01.44 ID:hUYadHt70
クルクル━(・`  )━(ω・` )━(´・ω・`)━(´・ω)━( ´・)━クルクル
234 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/01(日) 22:45:46.93 ID:MMkWUGsSO
わたし まーつーわ
235 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage ]:2011/05/15(日) 17:21:05.22 ID:aUvZ6K9co
座して待つ
236 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(西日本) [sage]:2011/05/15(日) 18:39:57.74 ID:nfe2b1qRo
全裸待機
237 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) :2011/05/20(金) 14:12:54.18 ID:WAnRnS8J0
(/ω・\)チラッ
238 :匿名 :2011/05/21(土) 11:36:03.42 ID:vtY8Hb1t0
東北地方の一部ではすでに一般が行けるらしいよ
茨城県の殆どは停電から復活しているらしいよ
赤十字の募金はあまりにおおすぎて使えないらしいよ
239 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福島県) [sage]:2011/05/21(土) 13:25:16.72 ID:yA0JOxZ0o
>>193

> 男 「ん、ありがと
>    それじゃ後輩、中に入れるぞ、ゆっくりな」
>
> 後輩「わかりました……ん……ちょっときついかもですね」
>
> 男 「結構大きいからなぁ……あまり無理すると傷つけちゃうから慎重にな」
>
> 後輩「ん……あとちょっと……あっ、全部入りましたよ先輩♪」
>
> 男 「よし、良くやった

なんかここを抜粋しなきゃいけないような使命感が感じた
240 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) :2011/05/26(木) 19:43:03.67 ID:xdLuYcCy0
(/ω・\)チラッ
241 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/26(木) 23:59:03.59 ID:bfUd0QFCo
後輩にぺニバンで掘られてるようにも見えなくもない
242 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) :2011/05/30(月) 02:21:30.58 ID:ycG5FFCV0
ε≡Ξ⊂ ´⌒つ´∀`)つ
243 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) :2011/06/04(土) 00:04:45.96 ID:UC2vbYaW0
(*´Д`)
244 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) :2011/06/04(土) 00:05:18.18 ID:UC2vbYaW0
(*´Д`)
245 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/04(土) 01:01:30.03 ID:fi0S776DO
懐かしいな
つか、>>1はネタで建て逃げしたのんだが、よくぞ、ここまで繋げたな
246 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) :2011/06/21(火) 00:58:56.44 ID:EcSrfI1+0
マダァ-?(・∀・ )っ/凵⌒☆チン☆チン
247 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県) [sage]:2011/06/21(火) 09:49:40.45 ID:C9m3w8SN0
>>246
あげんな粘着厨
248 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/21(火) 10:41:14.94 ID:m11taQfVo
しかし最後に来てからもう3ヵ月だからなあ・・・
可能な状況なら生存報告だけでもしてもらえると嬉しいけど
249 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(宮城県) [sage]:2011/06/22(水) 01:11:00.10 ID:mqfh+JBuo
>>1ですが本当に済まんです
ちょくちょくスレ覗いてます
本当に少しだけですが、書き溜めはしたのですが
どうにも地震前のノリと言うか、そう言ったものを思い出せず
書き始めても自然と続きが思いつかずに行き詰ってます
お待ち頂いて本当に申し訳ないですが、仕事の方でも別の仕事探すことになりそうになったりと
未だにごちゃごちゃが続いております……
7月中にはひな祭りのくだりだけでも終わらせられるようにするつもりですので
申し訳ないですが、もう暫くお待ち下さい……
250 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]:2011/06/22(水) 02:27:32.69 ID:G3JS48upo
がんばれ

いろいろと
251 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(滋賀県) [sage]:2011/06/22(水) 02:44:09.15 ID:bMzQer2Mo
ゆっくりな!
252 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(京都府) [sage]:2011/06/22(水) 05:01:39.38 ID:KNGVP6wNo
生存報告はマジありがたい
気にせずリアル優先でね
253 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/26(日) 11:59:57.25 ID:g5rlC9SSO
このまま落ちるとおもてた
まっつる
254 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2011/07/03(日) 11:18:20.57 ID:/oPQ7VsZ0
まっとるぇ
255 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/15(金) 06:15:03.39 ID:6MCvXmkDO
やばい
カイロ「幼女入りませんか?」
に見えた
256 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(宮城県) [sage]:2011/08/02(火) 20:45:35.65 ID:IwKtupcQo
>>1です、本当にすみません……
出来れば7月中と言ったにも関わらずもう8月になってしまいました
私の都合で本当に申し訳ないのですが
何時までに、という形ではなく
書くことができたらその時に投下させて頂きたいと考えています
待ってて下さった方には本当にごめんなさいというほか、なにも言えません……
落ちたと思ってたらいつの間にか更新されていた、
くらいの気持ちで待っていてもらえるとありがたいです
本当にすみませんでした
257 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/03(水) 05:04:47.95 ID:bgcApvBxo
被災後の生活だったり心労は俺らには察するに余りあるなんてレベルじゃないからなぁ
打ち切りにでもしない限りは今まで通り気長に待たせてもらうから
好きなようにすればいいと思うよ
258 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(京都府) [sage]:2011/08/03(水) 05:19:40.59 ID:nqmZtXEuo
了解です。気長に待ってます
と言うかそんなに謝らないで。全然待てますからw
259 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県) [sage]:2011/09/02(金) 00:41:49.89 ID:BYWeRkvi0
>>1が無事に復帰することを待ち望みつつ今日もスレ伺いの日々    俺こそもっとなにかするべきじゃないかorz
自治スレッドでローカルルール変更の話し合い中
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1314546216/
260 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/02(金) 02:26:01.92 ID:YZme0+S4o
どうも書き手3ヶ月の他に「1ヶ月全くレスがないスレ」も落とされることになるようだから
保守が必要になるかも

自治スレッドでローカルルール変更の話し合い中
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1314546216/
261 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]:2011/09/16(金) 23:43:40.38 ID:V1PKsPewo
262 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2011/10/20(木) 08:53:08.05 ID:pbgFCIQCo
263 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/10/30(日) 11:40:48.40 ID:b/z6Pypzo
そろそろ生存報告ないとHTML化されるぞー
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