土御門「とある科学のドラフト会議をはじめるぜい！」 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2011/02/08(火) 14:45:19.83 ID:fdcvJvom0

初めてのスレ立てで緊張気味っす


このスレは、先日総合に投下した

「とある科学のドラフト会議」

をのんびり続けて書いてみようかなあ、という思いつきによって立てられたものです

・ほのぼのしたい
・ギャグSSを書く経験を積みたい
・割り込み書きこみ大歓迎、むしろそもそも、ドラフトネタを誰かがうまい具合に調理してくれることを期待してスレを立てたようなもの

以上三つが作者の目的

気長にまったりと書いていきます

ではまず、総合で投下したものの修正版をどうぞ

1.5 ：荒巻＠管理人★(お知らせ) [Twitter]： ID:???

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笑えるな 君のせいだ ＠ 2024/04/23(火) 19:59:42.67 ID:pUs63Qd+0
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【GANTZ】俺「安価で星人達と戦う」part10 ＠ 2024/04/23(火) 17:32:44.44 ID:ScfdjHEC0
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2 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2011/02/08(火) 14:46:12.77 ID:fdcvJvom0

土御門「第一回！　学園都市ドラフト会議だにゃー！」ﾜｰﾜｰﾄﾞﾝﾄﾞﾝﾊﾟﾌﾊﾟﾌﾋﾟｭｰ

御坂「……」

垣根「……」

一方「……」

土御門「ん？　反応が悪いな？　ここは盛り上げていくべきところだぜい」

御坂「……アイツの後を追っかけてきたら……」

垣根「冷蔵庫状態から復活したら……」

一方「クソガキ探してたらよォ……」


「「「何だこれ！？」」」

3 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2011/02/08(火) 14:46:49.15 ID:fdcvJvom0

土御門「見ての通り、ドラフト会議の会場だにゃー」

一方「はァ、テメェの言ってる意味がわかんねェンですけどォ？」

御坂「よりにもよって、なんでコイツがいるの……あ、初めまして」ﾍﾟｺﾘ

垣根「おお、初めまして。なかなか可愛い顔してんじゃねえか」

御坂「げっ、なにこの人……」

4 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2011/02/08(火) 14:47:27.70 ID:fdcvJvom0

土御門「まあまあ、他でもない、レベル５のトップスリーに来てもらったからには、それなりのわけがある」

御坂「（というと、このホストかぶれっぽい人は、第二位なの？）」

一方「ふざけた理由だったら、ブン殴る」

垣根「そうだな。テメェがそこにいるだけで、俺の血管はち切れそうだからよ」

一方「クカカッ！　そりゃもともとだろうがテメェのクソみてェな脳味噌はよォ？」

垣根「あ？　貧弱野郎が好き勝手ほざいてんじゃねぇよ、今度こそテメェを潰す！」ｶﾞﾀｯ

一方「へェ？　やってみやがれクソメルヘンがよォ！！」ｶﾁｯ

御坂「ちょ、ちょちょちょちょ！　何これ！？」

土御門「二人ともやめろ。今回はそんなシリアスな展開を望んでるわけじゃない」

御坂「そ、そうよ。それに、なんで集められたのかわけも知りたいし」

垣根「チッ」

一方「ハッ」

5 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2011/02/08(火) 14:47:57.10 ID:fdcvJvom0

御坂「ふう。……で？　ドラフトって、どういうことなの？」

土御門「おお、そうだ。それを説明させてくれ。実は今回、アレイスター直々の命令で、お前たちを集めることになった」

一方「アレイスター……」

垣根「あの野郎……」

土御門「ドラフトのシステムは知ってるだろう？　野球でやるアレ。球団側、すなわち指名する側として今回お前たち三人が選ばれた」

御坂「……つまり、私達がそれぞれ、学園都市にいる人達の中から好きに指名していくってわけ！？」

土御門「そのとおりだぜい。さすが第三位、理解が速い。とはいっても、今回は試験的な段階だからにゃー。そのチームが実現するかどうかはまだ分からない」

御坂「（試験段階なのね……でも、これ上手くいけば、あ、アイツと……）い、いいじゃない！　面白そうよ！」

一方「……クカカカッ。テメェの頭はホントめでてェな、オリジナル？」

御坂「……な、なによ！　どういう意味？」

一方「何のためにドラフトで集めて、何のためのチームなのか、まだ全然説明されてもいねェってのに、よくそこまで能天気でいられるもんだァ」

垣根「テメェに賛成したくはねえが、同感だな。一応学園都市屈指の能力者が指名してチームを組む、っていうところにきな臭さしか感じねえ」

御坂「え……えと、それは」

垣根「……新たな暗部組織を作ろうとしてんのか、っていうことだ」

御坂「あ、暗部……？」

6 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2011/02/08(火) 14:48:32.57 ID:fdcvJvom0

土御門「ちょっと待て。チーム、とは少し違う。言葉のあやだぜい」

一方「ハッ。どっちにしても同じことだァ。ふざけたことさせやがって」

土御門「ちょいちょい。お前ら、勘違いしているぞ。第三位、そんなに不安がらなくていい」

御坂「えっ……そうか、そうよね」

垣根「いや、まだ気は抜けねえ」

一方「じゃあ、聞こうじゃねェか。ドラフトで、俺たちは何を集めんのかをよォ」


土御門「お前たちがドラフトで決めるのは、共演者だ」


御坂「」

垣根「」

一方「オイ。どういうことですかァ？」

7 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2011/02/08(火) 14:49:41.94 ID:fdcvJvom0

土御門「学園都市の学生ほぼ全員が見ているテレビ。アレイスターは思った。俺も番組作りたい」

垣根「なんだ、このいきなりな物語口調」

土御門「アレイスターは思った。学園都市は俺の思うがまま。局乗っ取れば楽勝じゃね？」

御坂「会ったことないけど、腹立ってきたわね」

土御門「しかし失敗した。アレイスターの夢は露と消えた」

一方「だっせェなァ、オイ」

土御門「だが、アレイスターの必死な頼み込みによって、夜十時〜十一時の枠を一つ手に入れることに成功した。いや、ほとんど俺の働きだけどにゃー」

垣根「だんだん話が見えてきたな」

土御門「ただし、条件が一つあった。学園都市の学生にとってためになる番組。そこでアレイスターは、学園都市の学生が目指すべきレベル５、彼らをホストとした番組を作れば、プランとしても中々いいものになるに違いない、と考えた」

御坂「それで、私達っていうわけね」

土御門「そうだ。で、せっかくだからレベル５自身に共演者も番組のコンセプトも決めてもらおうと言った。というか、この時点でアレイスターはすでに飽きていた」

一方「オイ、ちょっと待て」


土御門「そりゃ飽きるのも当然。もとは、○○トーークのドラフト会議企画を見て思いついたものだからな！」


一方「オオオオオイッ！！　じゃあハナっから○○トーークの企画のパクリやりますっていえばよかっただろうがァッ！！！！」

垣根「同感だコラ！　なんだよ最初なんか真面目にシリアスな雰囲気だしちまった俺が恥ずかしいだろうが！」

御坂「ホントね。数レス無駄にしたわよ」

8 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2011/02/08(火) 14:50:47.85 ID:fdcvJvom0

土御門「と、いうことでドラフト会議やるんだぜい。本家とほとんど同じルール。つくるのは、夜十時から十一時のトーク番組。お前たち三人それぞれが司会となり、アシスタントを含めた計八人を学園都市の人間の中から指名する」

御坂「まずは、番組名とコンセプトね？」

土御門「そうだ。共演者も考えつつ決めた方がいい。ちなみに、共演者は学園都市の中の学生を中心に選んでほしいにゃー。大人や子供も選んでも構わないけどな」

一方 ﾋﾟｸｯ

土御門「一応、学生のための番組、という名目だからにゃー。んじゃ、シンキングターイム！」ｽﾞﾝﾃｯｽﾞﾝﾃｯ ｼ･ｽ･ｺ･ﾝ ｼ･ｽ･ｺ･ﾝ

垣根「お前のそのノリがそこはかとなくムカつくわ」

御坂「（うーん、どうしようかな……アイツをアシスタントに……いや、なに考えてんのよ私！）」

一方「（オレらしィ番組……これしかねェだろ）」

垣根「（やってらんねえ……クソ、でも従うしかないのか……いや、これをうまく利用すればあるいは）」

土御門「ちなみに、面識ないやつでもオッケーってことにするぜい、と元春は読者に前置きをします」

9 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2011/02/08(火) 14:51:19.81 ID:fdcvJvom0

ｽﾞﾝﾃｯｽﾞﾝﾃｯ ﾛ･ﾘ ﾛ･ﾘ

土御門「しゅうりょ〜！　では、第三位から番組名とコンセプトを教えてもらおうか」

御坂「はい！これよ」ﾊﾟﾗｯ


『美琴の部屋』


土御門「」

一方「うン……？」

垣根「まあ、トーク番組だしな」

御坂「え、なにその期待はずれみたいな顔。これ、別に大喜利でもなんでもないでしょ！？」

土御門「うーん、うーん……も、もちろんだぜい」

御坂「ちょっと、なにそれ！？　『ゲコ太の部屋』と迷って、ようやくこれに決めたのに！」

一方「オマエのネーミングセンスのクオリティーの低さに驚きを隠せないんですよォ」

垣根「もう少しひねろよ。やっぱり、第三位はこんなもんだよな」

御坂「」

10 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2011/02/08(火) 14:51:52.78 ID:fdcvJvom0

土御門「まっ、まあまあ。シンプルで分かりやすいっていうのもアリだと思うぜよ」

御坂「くっ、そ、そうよね！　さすがよく分かってる！」

土御門「（そこまで手放しで褒めてもいないけどにゃー）それで、コンセプトは？」

御坂「えーっと、そのぉ……最近気になる男子のことを……そのぉ、相談しつつ、話したり、い、いろいろ応援し合ったり……」

一方「（完全に番組の私物化じゃねェか。今からオマエは御坂紳助だァ）」

垣根「（なんてスイーツ）」

土御門「つまり、恋愛系のガールズトーク番組、ということでいいかにゃー？」

御坂「へっ、あ、そう、そうね！　って、違う、恋愛とか違う、別に、私はただ、アイツにいろいろ困ってるからちょっと話したりしたいだけで、だから」

一方「忘れてませン？　オマエが三下を共演者に指名するンなら、その番組は単なるテメェのねるとんにしかなんねェってことをよォ」

御坂「」

一方「『お願ィしまァーす！』ッてかァ？　クカカカカッ」

垣根「うわ、今のセリフキモイ」

土御門「というか、一方通行（笑）がねるとんを知ってることが驚きだぜい。どういう気分で見てたんだか」

御坂「だ、だから恋愛とかとは違うって言ってんでしょ！　いいわよ、私は『美琴の部屋』、このコンセプトで頑張るわ！　べ、別にアイツなんてそもそも最初から指名する気さえないわよ！」

一方「（ドツボにはまったなァ）」

11 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2011/02/08(火) 14:52:31.05 ID:fdcvJvom0

土御門「じゃあ次、第二位よろしく頼む」

垣根「俺は、これだ」ﾊﾟﾗｯ


『ダークマタン・ヌーボ』


御坂「うわ……人のこと言えないじゃない」

土御門「たぶん、思いついた時はよっしゃ！　って思ったんだろうな。でもよくよくみると無理矢理感がにじみ出ている」

一方「つっまんねェ。つーかオマエ、元の番組どういうものか分かってんですかァ？　女三人の自然体ゆるゆるトークですよォ？　テメェがどの面下げてゆるゆるだ、クソがァ」

御坂「（思ったけど、こいつの視聴番組の守備範囲広いわね）」

垣根「バカかテメエは。名前を少し借りただけだろうが」

土御門「結構原型残しているけどにゃー」

一方「名前だけ借りるとか、グータンディスってるんですかァ？　日常がグータン・ヌーボの俺をなめンじゃねェ」

御坂「（に、日常がグータン・ヌーボ……？）」

土御門「（正確にいえば、同居人のグータン・ヌーボ的会話を聞いているだけだろう）」

12 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2011/02/08(火) 14:53:15.74 ID:fdcvJvom0

土御門「番組名はともかく」

垣根「ともかくって何だ」

土御門「コンセプトは？」

垣根「おう、よく聞けコラ。ゆるゆるな日常の中に溜まった心の未元物質（ダークマタ―）を、思いっきり白モヤシに吐き出すっていう寸法だ」

一方「寸法だじゃねェよ、嘔吐は別のとこでやれよ汚ねェな」

御坂「というか、ゆるゆるな日常の中で溜まる未元物質ってなんなのよ」

土御門「すなわち暴露系の番組、ということでいいか？」

垣根「そうやって常識の枠に当てはめられるのは好きじゃねえ」

一方「『ゆるゆる』っていうワードは明らかに元の番組に引っ張られているだろうがァ」

御坂「あんまり独自性ないわね」

垣根「おい第三位。『美琴の部屋』っていう黒歴史をもう忘れたか」

13 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2011/02/08(火) 14:53:55.22 ID:fdcvJvom0

土御門「最後に、一方通行！　ずずいっと頼むにゃー」

御坂「あれだけ色んな番組を知っている一方通行。楽しみでもあるし、怖くもあるわね」

垣根「俺は怖さしかねえな」

一方「これしかねェだろ」ﾃﾞﾃﾞﾝ


『アクセラさンといっしょ』


御坂「」

垣根「」

土御門「」

一方「クッ。素晴らしさのあまり、言葉も出ねェかァ？　このハートフルさ！　誰にも真似できやしねェ！」

御坂「いや、元ネタあるし。ていうかあんたが真似したんでしょ」

垣根「ねえ、ねえわ……」

土御門「はっ！　ふう、目が覚めた……とりあえず、コンセプトを聞こうか」

一方「見てわかんねェか？」

垣根「分かるけど分かりたくねえんだよ」

一方「ケッ。そんなクソなテメェらにも分かるように教えてやる。つまりだ、子供から大人まで楽しめる最強のトーク番組！　これ以上の説明があるかァ？」

土御門「足りないところだらけだと思うにゃー」

垣根「これのどこが大人までなんだよ。子供から大きい子供までの間違いだろ」

御坂「少なくともこれタイトルからしてすでに朝よね。夜十時にこんな番組名があったら怖くて見れない」

14 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2011/02/08(火) 14:54:27.98 ID:fdcvJvom0

一方「なンだなンだよなンですかァ！？　テメェら僻んでんじゃねェよ、これのどこに不満があるっていうんだァ！？」

御坂「不満。学園都市に悪影響しか与えないと断言できるわ」

垣根「むしろ、怖さと不満とイタさしかねえよ」

土御門「改名を要求するにゃー」

一方「てっめェら……いいぜいいぜェ！　これの他に迷っていた奴があるからそれに決定だ文句言ったらぶっ殺す」

垣根「え、いや、まじでやめて」

一方「ここは、原点に戻るぜェ！」ﾄﾞﾝ!


『ロリトーーク！』


御坂「」

垣根「」

土御門「」

15 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2011/02/08(火) 14:55:03.18 ID:fdcvJvom0

土御門「ていうことで、早速ドラフトにうつるぜい……」

御坂「大丈夫？　もうすでに投げやりになってるわよ」

垣根「いや、さっきのあれはあれで決定なわけ？」

土御門「もう、好きにすればいい」

一方「クカッ、クカッ」

御坂「いや、好きにしちゃダメでしょ」

土御門「じゃあ……気を取り直してドラフト。ポジションはこうなっている。星印がお前たちの位置だ」


　　　　　　　�F
　　　　　�E
　　　�D　　　�B　　☆　�G
　�C　　　�A
　　　�@　　　　　　　　　　　


土御門「指名して、取れたらポジションを決めて、その理由も言う。指名がかぶったらくじ引きだにゃー」

御坂「（まず、一位指名をどうするか……）」

垣根「（他とかぶることはまずねえと思うが……一応用心だな）」

一方「（ロリの星が付いている限り、俺に死角はねェ）」

土御門「よし！　まずは第一順目、第三位から！」

16 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2011/02/08(火) 14:55:45.46 ID:fdcvJvom0

　御坂美琴指名

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　麦野沈利（アイテム）


垣根「なにーっ！！　かぶりやがった！！」

御坂「え、嘘！？」


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　垣根帝督指名

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　麦野沈利（アイテム）


土御門「おっ、いきなり面白いことになりそうだぜい！」

御坂「え、だって、私となにか（恋愛事情）が似てるから、いいかなーって思ったのよ」

垣根「いや、あいつは俺の方だろ！　学園都市で最も未元物質が溜まりに溜まりまくってわけ分かんねえことになってる代名詞だろ」

土御門「第四位が怒りそうな言葉だにゃー。先に、一方通行を見ることにしようぜい」

17 ：ちょっと修正 [saga]：2011/02/08(火) 14:57:45.32 ID:fdcvJvom0

　　　　　　　　　　　　　　　　　 御坂美琴指名

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　麦野沈利（アイテム）


垣根「なにーっ！！　かぶりやがった！！」

御坂「え、嘘！？」


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　垣根帝督指名

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　麦野沈利（アイテム）


土御門「おっ、いきなり面白いことになりそうだぜい！」

御坂「え、だって、私となにか（恋愛事情）が似てるから、いいかなーって思ったのよ」

垣根「いや、あいつは俺の方だろ！　学園都市で最も未元物質が溜まりに溜まりまくってわけ分かんねえことになってる代名詞だろ」

土御門「第四位が怒りそうな言葉だにゃー。先に、一方通行を見ることにしようぜい」

18 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2011/02/08(火) 14:58:59.29 ID:fdcvJvom0

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 一方通行指名

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　インデックス（必要悪の教会）


御坂「え？　打ち止めじゃないの？」

一方「クカカカッ、打ち止めは心配しなくてもオマエらがとることはねえだろォ？　だったら先にロリの堤防を築いてやるよォ！！」

御坂「（作戦変更！　一刻も早く打ち止めを取って、安全にしてやらなくちゃ。でもその前に）」

垣根「よし。じゃ第三位。くじ引こうぜ」

土御門「待て待て。一方通行」

一方「ン？」

土御門「確かにインデックスは学園都市にいるが……その、魔術側だ」

一方「あァ！？　どういうことだァ」

土御門「今回のドラフトの対象には入れない。無効とする」

一方「ッざけんなアアアアアッ！　俺の、俺の『ロリトーーク！』がァッ！」


アレイスター「そううまくいくと思うなよ、一方通行」

19 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2011/02/08(火) 15:05:51.57 ID:fdcvJvom0

とりあえず、総合に投下した分をば

魔術側をいれない、というのは、単に作者が魔術側の登場人物に詳しくないだけです、すみません
それでもなんとか「ロリトーーク！」を成立させてあげたいと思います

次はいよいよむぎのんを御坂と垣根、どっちが手に入れるかということですが

�@普通にクジ
�A対象者（この場合むぎのん）自身にどっちに出たいか決めてもらう
�B競合になるたびに、土御門がコインを投げて、�@・�Aどちらの方法で決めるかをまず決める

この三つのうちのどれがいいですかね？

20 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2011/02/08(火) 15:08:28.19 ID:cg5D7bbAO

メタ発言がないならなんでもいいよ。

21 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2011/02/08(火) 15:08:34.86 ID:fdcvJvom0

あ、ちなみに最初にも書いたように、ドラフト系で書きたいと思った方は、
並行して書きこまれても全くかまいません
むしろ読んでみたい

22 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2011/02/08(火) 15:29:57.55 ID:B9zOKrZIO

>>1の中でもう組み合わせ決まってるんならどれでもいいと思うよ
まあ安価で決めさせるのも一つの手ではあるけど

23 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2011/02/08(火) 15:55:44.99 ID:u5wkomWIO

�@

24 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2011/02/08(火) 16:55:53.39 ID:NjAP1tWCo

支援　頑張れ　
安価なら↓

25 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2011/02/08(火) 17:00:09.73 ID:sRDLl3JAO

�Aのが話書きやすいんじゃなイカ？

26 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2011/02/08(火) 18:16:30.40 ID:TI52GR4X0

支援
�Aの方がいいと思う

27 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2011/02/08(火) 22:18:57.44 ID:uEaIer6Vo

そんくらい自分で決めろよ

28 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2011/02/09(水) 17:39:05.95 ID:QTzSggKd0

レスありがとうございます！
涙が出そうなくらい嬉しかったです

質問について、不快に思われた方はすみません

皆さんの答えを参考にしつつ、書いていきたいと思います

それでは続きです
あんまり、というかほとんど進みませんがどうぞ

29 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2011/02/09(水) 17:39:58.06 ID:QTzSggKd0

土御門「ふうっ、ふう……間一髪だったにゃー」

御坂「まさか、こんなグダグダ空間の中で命が危険にさらされるとは思ってもみなかったわ……」

垣根「おい、モヤシ！　てめえのせいなんだよこの廃墟をどうにかしやがれコラ」

一方「ロリ好きの俺が……ロンリィ……」ｸﾞｽﾝｸﾞｽﾝ

土御門「だめだこりゃ」

30 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2011/02/09(水) 17:40:45.73 ID:QTzSggKd0

------今から五分前


一方「インデックスちゃンが対象じゃねェだとォォ！？」

土御門「これで言うのは22回目だな。対象じゃないと何度言ったらわかるんだ」

垣根「ちゃん？　今オマエちゃんっていった？　うっわ気色わり」

一方「むしろちゃンをつけねェのが不思議でならねェ。ロリはそれだけで正義なンだよ。敬意を表してちゃン、ちゃま、もしくはちンという接尾語をつけるのが当然の流れだろうがァ」

御坂「それは敬意を表していると言えるの？」

一方「ババァは黙ってろ」

御坂「バッ……んだとゴラァァァァアアア！！！」ｶﾞﾀｶﾞﾀｯ

一方「いっそ、『ロリトーークちゃン！』とかにしよォかなァ」

垣根「聞いちゃいねえな」

31 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2011/02/09(水) 17:41:56.79 ID:QTzSggKd0

土御門「だから、これで23回目になるが、インデックスは対象には入らない」

一方「ロリは無敵なんだよォ！！」

土御門「黙って従え」

御坂「白髪ジジィは黙ってなさいよ」

一方「オマエ地味に仕返ししてくンじゃねェよオリジナルババァ」

垣根「でももしコイツが実年齢もジジィなら補導レベルだよな」

御坂「犯罪ね。いや、今も犯罪じゃないのか、っていわれたら首を思いっきり傾げたくなるけどね」

一方「犯罪が恐くちゃロリはできませン」

御坂「これは通報していいレベルね」

垣根「というか『ロリができる』ってなんだよ」

御坂「黒子呼ぼうかしら。いや、意気投合する可能性も……ぐっ」

土御門「白井は『ロリトーーク！』に入れちゃダメな人材、ということかにゃー」

一方「ンなことねェよォ、『ロリトーーク！』は融通無碍だからよォ」

土御門「でも、インデックスはだめなんだぞ、24回目」

一方「そンなン俺が決めるゥ」

御坂「世間が許さないわよ」

垣根「そうだな。罪を犯した白髪ジジィは牢屋の中で、ロリっ娘と触れあえないまま一生を終えるんだろうな」

32 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2011/02/09(水) 17:42:42.04 ID:QTzSggKd0

一方「勝手なこと抜かしてんじゃねェよクソメルヘン俺がなンで……一生を終える？」

垣根「そうだろ。このまま魔術側を入れないっていうルールを破るほどの暴走をしたらよ」

御坂「（それはオーバーじゃ）」

土御門「25回目。これが最後の警告だ。お前は、インデックスを入れることはできない」

一方「……インデックスちゃンがこない」

土御門「そうだ」

一方「……寂しく一人で一生を終える、ロリゆえに」

垣根「オマエはロリじゃなくてロリ狂いだけど、そうだ」

一方「ロリ……ロリ……」

御坂「ちょ、ちょっと」

一方「ロリ……ロンリィィィィィィィイイイイイイ！！！！！！」ｶﾞﾀｶﾞﾀｶﾞﾀｯ

御坂「でええええっ！？」

一方「ウッ、ウッ、ウアアアアアアアアンッ！！！！」ﾋﾞｴｴｴｴ

垣根「なんだその号泣！？」

一方 ｶﾁｯ

土御門「ん、こ、これは」

一方「くかかかききくくくくけけここかかか――――――ッ！！！！！！」


ｽﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞｯ

ﾄﾞｶｱｱｱｱﾝ


土御門「」

御坂「」

垣根「」


---------------------------------------------------

33 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2011/02/09(水) 17:43:23.85 ID:QTzSggKd0

一方「ウウッ……ヒック」ｸﾞｽﾝｸﾞｽﾝｽﾞﾋﾞｯ

御坂「赤子か」

土御門「元からあんな感じだったかも」

垣根「それはないだろ」

御坂「どうするの？　早速ドラフト実行不可能な事態になっちゃったけど」

土御門「それは問題ないにゃー。手元のフリップとか資料とかはあるわけだし」

垣根「フリップっつうか、普通のわら半紙になってんじゃねえかコレ」

御坂「いや、今も学校の粗大ゴミから引っ張ってきたような机と椅子があるだけなんだけどね、なにこの即席の感じ」

垣根「すげえ漂流教室を思い出す」

土御門「気にいったみたいだにゃー」

垣根「違えよ！！　なにうまくリカバリーできたみたいな得意顔になってんだよ！！」

御坂「地面の上に机って、何かいじめられている子みたい」

土御門「気にいったみたいだにゃー」

御坂「違うわ！！　なんでそんな自虐的嗜好が私にあるのよ！！」

垣根「ないの？」

御坂「ないわ！！」

34 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2011/02/09(水) 17:43:59.57 ID:QTzSggKd0

土御門「さ、盛り上がったところで続きだぜい」

御坂「自分だけ普通のペースに戻るのやめてくれる？」

垣根「おい、ドラフトは電子板っつうか画面が必要だろ？　こっからまさか手書きでやってくとかいわないよな」

御坂「わあ、手作り感満載ね」

垣根「え、喜ぶとこ？」

土御門「自分をいじめるのが大好きだからしょうがない」

御坂「いや、素でぶっとばすわよ？」

土御門「フリップはわら半紙で済ますが、画面はちゃんと調達するんだぜい」

御坂「流すな」

垣根「オマエも怒るな」

御坂「それはむしろアイツに言ってほしいわね」ｸﾙｯ

一方　ｴｰﾝｴｰﾝ

垣根「アイツはむしろ悲しみだろ、一生理解できない方の悲しみ」

御坂「理解しなくていい悲しみね」

垣根「俺、あんな奴に負けたのか……」

御坂「私、あんな奴に恐怖してたのね……いや、いまもある意味恐怖だけど」

土御門「とりあえず、一方通行は放っておくんだぜい。お？　ようやく届いたみたいだ」

35 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2011/02/09(水) 17:44:43.83 ID:QTzSggKd0

ｶﾞﾗｶﾞﾗｶﾞﾗ

土御門「（ん……？）」

御坂「ああ、画面ね。来たのね」

垣根「こんなピンポイントなところによく運んできたな」

ｶﾞﾗｶﾞﾗｶﾞﾀｯｶﾞﾀｯ

御坂「わ、大きい！」

垣根「なんかこっちの机とか椅子とか申し訳なくなるな」

ｸﾐﾀﾃｸﾐﾀﾃ

アレイスター「うんせ、ほいせっ」ｾｯｾｯ

土御門「」

御坂「すごい。野球のやつくらい？」ﾐｱｹﾞﾃｼﾞｰｯ

垣根「いや、もっとじゃねえか？」ｼﾞｰｯ

アレイスター「おーし、終わりました！　ではがんばれえ」ﾌﾘﾌﾘ

土御門「」

御坂「どうもー。早いわね」ｶﾞﾒﾝｦｼﾞｰｯ

垣根「なかなかやるな」ｶﾞﾒﾝｦﾐﾙ

土御門「（あ、あそこから抜け出てきたのか……？　いや……でも……）」

御坂「じゃあ、続き開始かしら」

垣根「そういや、俺とオマエの競合からだったな」

土御門「（……夢だ幻だ、うんそうしよう）」

36 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2011/02/09(水) 17:45:38.15 ID:QTzSggKd0

一方 ﾋｸﾞﾋｸﾞ

土御門「よし、一方通行はさておいて、一巡目の続きからだにゃー」

御坂「一方通行があのシスターの代わりに麦野さんを選べば、三者競合になるけど」

土御門「いや、そこは場を荒らしたペナルティで一方通行の指名はあと」

垣根「荒らしたなんてもんじゃねえけどな」

土御門「さーて、両方とも麦野沈利を指名とは。一巡目に競合とはさすが第四位だにゃー。ということで電話電話」ｶﾞﾁｬ

御坂「あ、いつの間にか電話がある」

垣根「くじじゃねえの？　なんで電話？」

土御門「ここで四人細々と決めるのもなんだしにゃー。外からの意見も欲しいから電話で呼び出す」ﾌﾟﾙﾙﾙｯﾌﾟﾙﾙﾙｯﾌﾟﾙﾙﾙｯ

御坂「まさか、ここにくる……？」

垣根「うげ。……つうかなかなかつながんないのな。出なかったらどうするんだよ」

土御門「そのときは、くじで決めようぜい」ﾌﾟﾙﾙﾙｯﾌﾟﾙﾙﾙｯ

御坂「出ないで」

垣根「出るなよ」

土御門「んー？　おかしいにゃー、番号は間違っていないはず」ﾌﾟﾙﾙﾙｯﾌﾟﾙﾙﾙｯ

37 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2011/02/09(水) 17:46:13.55 ID:QTzSggKd0

御坂「テレフォンショッキングで、相手につながんないときの気まずい空気感を思い出すわ」

垣根「俺は、ミリオネアのテレフォンを思い浮かべたけどな」

御坂「あれは、ちゃんと出るじゃない」

垣根「緊張感が似てんだよ。……つうか、出てほしくない相手なのになんで指名したわけ？」

御坂「いや、それはアンタもでしょ」

垣根「言うだけなら自由、ってな」

御坂「え、なにそれずるい」

垣根「いや、オマエはどうなんだよ」

38 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2011/02/09(水) 17:47:35.33 ID:QTzSggKd0

土御門「（………ん？　お！　つながった！）もしもし？　アイテムの麦野沈利か？」

麦野『…………』

土御門「ん？　……照れ屋なのか？」

麦野『……何が照れ屋だァ！？　気色わりいこと抜かすなさっきからプルルルプルルルうっせぇぇえええんだよ！！　クソ野郎があっ！！』ｷｰﾝ

土御門「うおわっ」ｶﾞﾀｶﾞﾀｯ


御坂「私は一度会った、というか戦ったきりだけど」

垣根「あー、俺もボコったきりだな」

御坂「……それでなんで指名したわけ？」

39 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2011/02/09(水) 17:48:20.39 ID:QTzSggKd0

土御門「あ、いや、実はアレイスター命令で、レベル5トップスリーがドラフトをすることになって」

麦野『皮肉か？　四位の私に対する皮肉かァァァ！？　おいてめえツラよこせよコラ、ぶちぬいてやるよぉぉおお！！』

土御門「少しは落ち着け」

麦野『ふざけたこと抜かすのはどこのだれかにゃーん？　な、の、れ』

土御門「……グループの土御門」

麦野『！　……なるほどねえ、ってどういうことなんだよ一から説明してくんねーかしらねえ！？』

土御門「（……もうなんかやだなんでこいつ指名したんだよそこの二人）」


垣根「いや、会ったときに確信したんだよ、こいつは相当溜まってんな、と」


麦野『いまの、まさか腐れ二位の声？』

土御門「そうだにゃー。だからさっきも言ったように、ドラフトしてて、今第二位と第三位がお前を一位指名しているんだ」

麦野『まどろっこしい言い方ねオイ。……第三位のクソガキも？』

土御門「そうだ。いやー、さすが第四位。一巡目から競合とは」

麦野『ふ、ふーん？　へーえ、そう別に嬉しくもなんともないけどねえ』

土御門「（なんて分かりやすいやつだにゃー）」

40 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2011/02/09(水) 17:49:13.22 ID:QTzSggKd0

御坂「溜まってる？　あのゆるゆるな日常の中に溜まる未元物質が？」

垣根「そうだ。いや、お前も見たことあんなら分かるだろ。にじみ出てるって、あの顔に、いや小皺に、太ももにか。あれで18才とか……ハッ」


麦野『…………』ﾋﾞｷﾋﾞｷ

土御門「（……オイ）」


御坂「え？　じゃあ未元物質って老廃物のことになるわよ」

垣根「間違いなくつまってるじゃねえか、あいつには」

御坂「じゃあ、『ロリトーーク！』の逆を突くわけね」

垣根「いくらメルヘンを自覚している俺でも、『ダークマタン・トーク』にその要素はいれねえよ。毒が詰まったやつに全て吐かせる。これが俺のやり方だな」

御坂「……ずいぶんな毒キャラが揃いそうね」

垣根「俺的に、麦野は杉田かおるポジションとして設定した」

御坂「うっぷ……文句なしに合ってるわね」

垣根「年といい毒といい、完璧だぜ俺すごすぎ」


麦野『だぁーれぇーが老廃物だぁ……？　だぁーれぇーが杉田かおるだとぉ……？』

土御門「（うぷっ……笑っちゃだめだにゃー）」

41 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2011/02/09(水) 17:49:51.53 ID:QTzSggKd0

垣根「オマエはなんで指名したの？　スイーツとはまるで逆の存在だと思うけど」

御坂「（スイーツ……？）うん、私も会ったときは杉田かおる的印象しかなかったけど」


麦野『殺す』

土御門「いや待て」


御坂「これ見てね、あ、結構あり？　というかギャップがあって面白くない？　って思って」

垣根「ん？　手元の資料か……」

御坂「学園都市中の人間を網羅しているプリント。そこで麦野さんを見つけてね」

垣根「えーと、……え、これは」

御坂「”麦野沈利　レベル5第四位　原子崩し”
　　　
　　　　仲間を殺すことも辞さない残虐非道な性格。見た目お嬢、口調最悪。
　　　　でも好きになった人には病んじゃうくらいデレデレしちゃうってわけ。
　　　　例：近所迷惑になるくらいの大声と巻き舌でその人の名前を呼んじゃう。
　　　　　　なんか分かんないけど攻撃しちゃう。
　　　　　　でも本命に選ばれないのよねー。
　　　　素直になれない性格と裏腹に、乙女なところもあるわけよ。
　　　　いまだにぬいぐるみ抱かないと寝られないという、杉田かおるばりの貫禄の見た目の割にイタい傾向！　
　　　　笑っちゃって笑っちゃって！
　　　　どの面下げて抱きしめてんだか。てへっ。
　　　　そんな超超素敵な麦野をよろしくねー。

　　　　調査者：F-N　」


麦野『よし殺す。二か所いかなきゃなァ』ﾌﾞﾁｯ

土御門「え？　おい！　来てもらわないと困るんだぜよ！」

42 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2011/02/09(水) 17:50:58.40 ID:QTzSggKd0

御坂「なんか、指名しようかなって」

垣根「え？これのどこが決め手だっつーの？（なんだこの調査者の意図盛り込んだプリント）」

御坂「私に似てるかな、って」ﾍﾍｯ

垣根「え、なにそのオマエの将来が不安になってくる発言。へへって何？　ほがらかに話すことじゃなくねえか？　俺今ちょっと鳥肌立ったけど」

御坂「にしても、よくここまで詳しいことが載っているわね」

垣根「（……自分の欄見たくねえな）」


土御門「」

43 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2011/02/09(水) 17:51:49.15 ID:2CI1CSzRo

ンダさん…

44 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2011/02/09(水) 17:51:49.59 ID:QTzSggKd0

御坂「ねえ、結局つながったの？　つながらないほうがいいんだけど」

垣根「そういや、そっち気にしてなかったな。つながらないほうがいいんだけど」

土御門「はっ、少しばかり灰になってたぜい」

御坂「で、どうなの？」

土御門「あー、いや……つながらなかった、ぜい（どうせここは分かるまい）」

垣根「なんだよあの女。ま、そっちの方がいいけどな。ヤンデレてる男のケツでもおっかけてんのか」

御坂「そうかもね残念。まあ、残念じゃないけど。じゃあくじ引きましょうか」


麦野「その必要はないかもにゃーん？」


「「「ッ！！！」」」


麦野「なあに驚いてるんだよぉ？　てめぇらはくじもドラフトもやる必要ねえ」ﾎﾟﾀｯﾎﾟﾀｯ

御坂「え？　え？　何で？」

垣根「すでに返り血が見えるんだが」

土御門「き、切れてから一分も経っていないにゃー」ﾌﾞﾙﾌﾞﾙ


麦野「ブ・チ・コ・ロ・シ、カァァクテェェエエだよぉぉおおお！！！！！」


ﾋﾞｰｯ

ﾁｭﾄﾞｵｵｵｵｵｵｵｵﾝ

ﾑﾀﾞﾑﾀﾞﾑﾀﾞｧｧｱｱｱｱ!!!

ﾀﾞｰﾚｶﾞﾄｼﾏﾀﾞｸｿｶﾞｱｱｱｯ!



アレイスター「ん？　もう、また電子板が必要みたいだな」

45 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2011/02/09(水) 17:56:31.92 ID:QTzSggKd0

うわぁ……全然進んでない
次こそは一巡目終わらせたいです

読んでくださった方本当にありがとうございました

46 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2011/02/09(水) 21:28:35.66 ID:FtFBSvaZ0

面白いよ〜おつ
麦のん…

47 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2011/02/09(水) 22:29:37.80 ID:B+/2W4ZIO

今考えたら麦のんこの2人相手じゃ全然勝ちっこないのなwww

48 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2011/02/10(木) 10:38:49.28 ID:LfyQBeoIO

ちょw絹/旗になっちゃってるううう！？

49 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2011/02/10(木) 12:10:11.99 ID:g49+lTVIO

押さえつけでレベル5滝壺でも用意しとけ

50 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2011/02/10(木) 13:24:35.53 ID:LfyQBeoIO

あ、麦野の資料の最後に超超言ってたから絹旗だと思ったけど口調的にフレ/ンダのほうか
ていうか調査者にF-Nって書いてるし…

51 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2011/02/11(金) 18:09:14.31 ID:cfneDBHAO

ロリトーークの面子が気になる
打ち止めやこもえ先生ぐらいしか思いつかないな
絹旗とかは守備範囲なのか
最終的に足らなくて妹たちやミサワがいそうだ

52 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2011/02/11(金) 18:45:59.72 ID:in/b6Mk4o

インデックスが範囲内なら絹旗も範囲内じゃね？

53 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2011/02/11(金) 21:41:12.09 ID:1b1hN/2ho

インデックス今読み返したら１４〜１５歳くらいって原作に書いてあるな
絶対嘘としか思えないけど

54 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2011/02/27(日) 18:07:50.75 ID:0DWj/4Lgo

重要なのは実年齢じゃない。見た目だ

55 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2011/03/01(火) 17:50:26.52 ID:dfaLnX0v0

小萌せんせー…

56 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2011/03/01(火) 21:31:44.16 ID:x95f89sN0

気づけば三週間も放置とか……
はじめたばかりなのに滞ってすみません！

読んでくださっている皆さんのレスがとっても嬉しいです
まだ全部の共演者は決めていないので、いろいろ参考になります

とりあえず書いた分だけ投下します

57 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2011/03/01(火) 21:33:16.80 ID:x95f89sN0

御坂「うん、資料とわら半紙は無事ね」ﾄﾘﾀﾞｼ

垣根「机もオーケーだ」ｶﾞﾀｯ

一方「ぐすっ……そうだなァ」ｺｼｺｼ

御坂「アンタいつの間にか復活したのね」

一方「全国のロリが……俺を待ってるゥ！」

垣根「可及的速やかに撤退してると思うぜ」

御坂「全国って」

土御門「一方通行、学園都市内の科学側の人間しか取れないと何度言ったら分かるんだ」

58 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2011/03/01(火) 21:34:43.32 ID:x95f89sN0

一方「分かってンだよォ、分かってンですゥ。心意気的な意味で全国っていったンですゥ」

御坂「捨てろそんな心意気」

垣根「ひでえ、全国的犯罪とかまじパねえ」

一方「ハッ、だからテメエは俺の次なんだよ万年二位」

御坂「序列って犯罪率で決まるの？　違うでしょ？」

垣根「もうどうすりゃいいのこいつ」

麦野「……オイ」

土御門「まあ、とりあえずほっといて続きだぜい」

御坂「電子板はまた壊れたけど」

土御門「ああ、今から電話をかけ――」

垣根「おい、どうしたよ」

土御門「（また、アイツがくるんじゃ……いやない、あれは夢だ幻だ。だが念のために別の業者に来てもらうか……ん？）」

59 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2011/03/01(火) 21:36:07.81 ID:x95f89sN0

ｶﾞﾀｶﾞﾀｶﾞﾀｯ


アレイスター「よいしょっと。もう壊しちゃダメだよ」ｼﾞｬｱﾈ


土御門「」

御坂「早いわね、相変わらず」ｶﾞﾒﾝﾐｱｹﾞﾙ

垣根「ほんとにな。壊れてから五分も経ってねえ」ﾐｱｹﾞﾙ

一方「イイねェ、イイねェ、最高の仕事っぷりだねェ」ﾐｱｹﾞﾙ

土御門「（夢だまぼろ……）」

アレイスター「ありがとっ」ﾌﾘﾑｷｻﾞﾏﾆﾌﾘﾌﾘ

土御門「（……じゃないな、このリアルなうざさ）」

60 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2011/03/01(火) 21:37:35.47 ID:x95f89sN0

土御門「さりげなく会話に混ざるな早く行け」

アレイスター「シュン」

土御門「シュンって口で言うな気持ち悪すぎる」

麦野「……オイ」

土御門「まさか、お前毎回ここに来る気じゃないだろうな」

アレイスター「……」

土御門「え、何その間」

麦野「お、い」


アレイスター　ﾋﾟｭｰｯﾀﾞｯﾀﾞｯﾀﾞｯ･･･

61 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2011/03/01(火) 21:38:21.79 ID:x95f89sN0

土御門「待てえ！　というかなんでそんなに軽快に走れるんだ動けるんだよお前！」

一方「何叫ンでンだァ？」

御坂「早く始めましょうよ」

垣根「電子板も来たしな」

土御門「お前たちの視界の狭さなに」

麦野「お、い」

垣根「なに……ナニ！？」

土御門「うん、殺意芽生えたぜい」

垣根「なめてやがるな。こいよナニ」

土御門「むしろそれはお前だろう」

垣根「え、なんでオマエ急に冷静になれるの」

土御門「アイアム魔術師」

垣根「なにそれ、メルヘンじゃねえか！　ちくしょう調子のんなよ」

麦野「おい……オイオイオイオイ」

62 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2011/03/01(火) 21:39:05.99 ID:x95f89sN0

御坂「アンタはなんでさっきから自分の頬を触ってるの」

一方「頬じゃなくてほっぺですゥ」

御坂「素直に気持ち悪い」

一方「ほっぺっていうワードディスってンのかババァ」

御坂「ババァっていうんじゃないわよ白髪ジジィ、白ロリコン、シロリ」

麦野「おおおおぉぉぉぉぉいいいいいいぃぃぃぃぃ」

一方「ほっぺはロリ道においてェ、必修単語ですゥ」

御坂「普通の道に戻りなさいよシロリ」

63 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2011/03/01(火) 21:39:53.13 ID:x95f89sN0

一方「頬はほっぺ、目はおめめ」

垣根「聞いちゃいねえ」

一方「鼻はおはな、眉はまゆまゆ、おなかはぽンぽン。はいこれが基本的な単語ですねェ覚えましたかァ」

垣根「覚えたくねえよ」

御坂「どうでもいいわよ。それよりなんで頬を」

一方「ほっぺ」

御坂「ほっぺを」

土御門「染まるな第三位」

麦野　ﾌｰｯﾌｰｯ

64 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2011/03/01(火) 21:41:42.42 ID:x95f89sN0

一方「泣き過ぎてほっぺがひりひりして痛い」

垣根「女児か」

御坂「おめめからでてきた涙がかわいてほっぺが痛いのね？」

一方「うン」

垣根「染まるな第三位」ﾕｻﾕｻ

土御門「戻ってこい第三位」ﾕｻﾕｻ

御坂「は……っ！」

土御門「生還したみたいだにゃー」

御坂「……今お花畑が見えてたわ」

垣根「なにそれこわい」

土御門「お花畑？」

御坂「かと思ったら初春さんの髪飾りに変化して。そこで幻覚から覚めたの。よかった」

一方「！　う、い、は、る、さ、ン……」ｶｷｶｷ

御坂「……ちょっとなんか不穏な動きがするんだけどおい」

土御門「第三位、お口のセキュリティーはしっかりしないとだぜい」

御坂「え！　え、それどういう……」

一方「さぁ、はじめましょォかァ！？　ヒャッハア！」

御坂「ちょっ！　な、なにそのテンション！」

垣根「（……自己防衛というか、俺も早めに囲い込みをしといた方がいいかもな）」

土御門「ほっとこう。さ、心おきなくはじめるぜい」

65 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2011/03/01(火) 21:42:24.47 ID:x95f89sN0

麦野「ちょいと待ちやがれぇぇぇええええ！！」


御坂「あ」

垣根「お？」

一方「ン？」

土御門「まだいたのか」


麦野「テメェが電話で呼びだしたんだろぉぉおおがぁぁあああ！！　私に気付かねえとはいい度胸だおら順に並びなァァアア！　ぶっちぬいてやるからよォォオオ！！」


土御門「どうどう」

御坂「どうどう」

垣根「どうどう（笑）」

一方「どゥどゥ」

66 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2011/03/01(火) 22:02:25.58 ID:x95f89sN0

麦野「馬じゃねぇんだよぉぉおお！！　特に第二位ぶちのめしてやるわ、きなよォォオオ！」

垣根「はっ、さっきの襲撃でも電子板しか壊せなかったよな（笑）」

土御門「それ以上壊されたら困るから逆によかったぜよ」

垣根「今の聞いたかよ？　つまり、オマエが口悪い割りに大したことなかったから、被害が少なくて済んだとよ」

麦野「んだとぉぉおおお！？」

土御門「楽勝だ、超能力者」ｷﾘｯ

麦野「テメエ何にもしてなかっただろうがぁぁああ！！　テメエ以外の三人の後ろでぶるってただけだろうがよお！　人のセリフ盗ってんじゃねえよ共通点金髪ってだけじゃねえかァァアア！」

一方「まァ確かに楽勝でしたァどうもォ」

麦野「三対一とか軽いリンチだろォォオオがァァアア！！　戦慄したわよおいぃぃいい！！」

御坂「いや、アンタから仕掛けてきたんでしょ」

土御門「俺は数に入っていない、と」

垣根「何もしてねえだろテメェは。むしろ数に入れると思ってたのか、と」

67 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2011/03/01(火) 22:21:07.00 ID:x95f89sN0

中途半端ですが書いた分の投下終わりです
またもや展開遅し……

読んでくださった方ありがとうございました

あと、一方通行さんのロリトーーク！　は、本人も言っているように融通無碍です

68 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2011/03/02(水) 20:48:49.23 ID:vzjCeAk6o

セロリ色に染まった美琴が可愛かったｗｗｗｗ

69 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2011/03/03(木) 05:31:14.65 ID:KZYFRYUM0

乙乙
やはり仲良しレベル５組は和むな
続きも待ってるぜ

70 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2011/03/03(木) 17:43:27.47 ID:vuAneVuko

セロリに染まった美琴で笑ってしまうｗｗｗｗ

乙乙

71 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2011/03/03(木) 23:16:06.16 ID:kFc7hCHt0

こんばんは
皆さんのレスが大変励みになります！

ということで続きを投下します
少し進む……かな？

72 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2011/03/03(木) 23:16:56.87 ID:kFc7hCHt0

麦野「なんだよあのクソきっめえ翼は！！　腐れ二位はともかく第一位までバッサーってなんだよぉぉおお！」

一方「え、翼を出しただけですケド」

麦野「あぁ！？」

一方「分かってもらえていないみたいで残念です。シュピーン！　ズキューン！」

麦野「あれは翼じゃなくて羽ペン挿してるだけだろうがぁぁああ！！」

御坂「やめて、声優ネタ分かりづらい！」

一方「もし僕が学園都市で一番人気のロリコンになったら、僕が嫌いなババアを一人追い出せる権限をください」

御坂「分かりやすいように付け加えなくていいから！」

一方「嫌いな……ババアを」ｼﾞｰｯ

麦野「露骨にこっち見てんじゃねぇぇええ！！」

垣根「あいつどこまでフリーダムなの」

土御門「もうそろそろ収拾つかなくなるにゃー」

73 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2011/03/03(木) 23:18:01.36 ID:kFc7hCHt0

麦野「クソ野郎どもがぁぁああ！！　私を散々罵倒しやがって！！」

御坂「私女の子だから野郎じゃない」

麦野「うっせえ！！　テメエはクソガキで充分なんだよォォオオ！！」

御坂「なんですってえ！？」

垣根「よせ。相手するだけ無駄だよこのババア」

土御門「早くドラフトに戻りたいんだけどな、ババア」

一方「クカクカクカッ！」

麦野「うっうううう！！　ババアババアってこのクソ共がぁぁああ！」ｽﾞｽﾞｽﾞｽﾞ･･･

御坂「ちょ、ちょっと！」

土御門「（また暴れるつもりか？）」

麦野「ババアっていったやつ全員ブチコロシカクテイだぁぁあああ！！！」

垣根「（くるか？）」

74 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2011/03/03(木) 23:18:39.13 ID:kFc7hCHt0

麦野「だけど涙がでちゃう……女の子だもぉぉおおん！！！」


御坂「」

垣根「」

土御門「」


一方「いや普通にアウトだろォ」

土御門「第四位が女の子（笑）」

麦野「テメエあとでツラ貸せよ」

御坂「普通のテンションに戻ったのね」

垣根「あれだけ叫べばな」

75 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2011/03/03(木) 23:19:08.00 ID:kFc7hCHt0

土御門「さあ！！　ようやくドラフト再開だぜい！」

御坂「長かったわね」

垣根「詫びろよ第四位」

麦野「あ？　何をだよ。ふざけたこといってんじゃねえよ」

一方「バカかテメェはァ！！　ロリの尺を削った詫びを入れろってことに決まってンだろうがァ！！」

御坂「……」

麦野「……」

垣根「……一応言っとくけど、そういう意味で言ったんじゃねえからな」

麦野「……あー、分かってるわよ」

76 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2011/03/03(木) 23:20:07.74 ID:kFc7hCHt0

土御門「さて、第四位に出向いてもらったのは他でもない、第二位と第三位で、第四位が欲しいと競合になったんだにゃー」

御坂「そういやそうだったわね」

垣根「忘れてたな」

麦野　ﾋﾞｷﾋﾞｷ

土御門「というわけで、第四位には、どちらの番組に出たいかこの場で決めてもらう」

御坂「こ、この場で！？」

土御門「そうだにゃー、スピーディーに決めていきたいから」

御坂「（う……そうか、緊張するな）」

垣根「（これ、本当にねるとんみたくなってんじゃねえか）」

御坂「（でもなるべく面識ある人に共演者になってほしいし）」

垣根「（一巡目からアウトだと、後の計画にかなり修正が必要になるな）」

御坂「（お願い！！）」

垣根「（くそ、なんで俺が第四位ごときに……いや、ここは神に祈る！）」

麦野「……」

77 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2011/03/03(木) 23:21:13.41 ID:kFc7hCHt0

一方「そういえばよォ」

御坂「（え、何、一方通行！？）」

垣根「（まさか、俺に有利なことを言ってくれんじゃ……）」

麦野「……なに？」

一方「そいつら、オマエが来ない方がいいっていってたなァ……」ﾆﾔﾘ

御坂「ちょっとぉぉおおお！？」

垣根「テメエマジふざけんなぁぁああ！！　それで俺も第三位も潰そうって腹かクソ野郎！！」

麦野「ほぉぉおおお？」

御坂「（ま、まずい……）」

垣根「（この流れ……）」

麦野「そこのクソガキと腐れ二位の思い通りになるわけにはいかないわねえ……？」ﾆﾔｰｯ

御坂「（ま、まさか……）」

麦野「よし、いいわ。第一位、あんたの番組に行く」



一方「あ、すいませェン、俺の『ロリトーーク！！』にババァは侵入禁止なんですよォ」

麦野「」

御坂「」

垣根「」

土御門「まあ、どっちにしてもルールで一方通行の番組には参加できないしな」

78 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2011/03/03(木) 23:22:00.61 ID:kFc7hCHt0

麦野「っざけんな第一位！！」

御坂「アンタ一体何がしたいのよ！！」

垣根「テメエなに俺達で遊んでやがんだコラ！！」

一方「かわいいイヤガラセ」

御坂「全然かわいくないわよ！！　っていうかかわいいとかいわないで気持ち悪い！」

一方「かわいいってワードディスってンのかババァ」

御坂「ババァっていうんじゃないわよ白髪……もうこのくだりやったわよ！！」

垣根「何のためにこんなふざけた真似しやがったんだよ！」

一方「テメェらがあんまりにも俺のことをロリコンって呼ぶからだろうがァ！！」

麦野「事実だろクソが」

一方「足りねえンだよォ！！　もっと呼べェェエエ！！」

垣根「はっ？」

一方「学園都市で一番人気のロリコンになるンだよォ！！　俺はァ！！」

御坂「声優ネタここまで引っ張るの！？」

79 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2011/03/03(木) 23:22:37.12 ID:kFc7hCHt0

土御門「一方通行に死ぬほど引っ掻きまわされたが、ドラフトを通常運転に戻すぜい」

御坂「あ、あのー」

土御門「ん？　どうしたぜよ」

御坂「麦野さんに、番組に入ってほしい理由とか、いろいろアピール的なものをいいたいんだけどいいかな？」

麦野「……！」

土御門「おっけーだぜい。だが、何で今になって？」

御坂「う、うーん、やっぱり、ちゃんと直接言わないと想いは伝わらないと思うのよね」

麦野「（……へえ）」

垣根「なら俺も、第四……いや、麦野にアピールすることにするか」

麦野「…………」

土御門「まあ、その方が公平だな。それでいいか、第四位？」

麦野「（電話からもちょろっと聞こえたけどね）……いいわよ、別に」

80 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2011/03/03(木) 23:23:29.34 ID:kFc7hCHt0

御坂「じゃあ、私からね！　まず、番組名は『美琴の部屋』！」

麦野「だっさ」

御坂「ぐっ……で、コンセプトは最近気になる男子のことを色々と話し合ったり……その……」

麦野「カマトトぶんなっつうの。要は恋愛トークものってことでしょ」

御坂「うぐっ……で、最初はお姉さんっぽい麦野さんに色々相談乗ってもらおうと思ったんだけど」

麦野「……ふうん」

御坂「この資料を見たら」ｻｯ

麦野　ﾋﾟｸｯ

御坂「麦野さんも、一人の女子として、同じような悩みを抱えているんだって親近感覚えて」

麦野「私とアンタがぁ？」

御坂「まあ、似ていようがいまいが、ともかく、共演者として参加してほしいし、色々話してみたいって思ったの！　だから、お願いします！」

麦野「ふーん……そう」

81 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2011/03/03(木) 23:24:25.31 ID:kFc7hCHt0

垣根「甘いな第三位」

御坂「え、何がよ！？」

垣根「そんなあからさまなスイーツ番組にコイツがなびくわけねえだろ、暗部の女だぞ」

御坂「え……う……」

麦野「黙れいちいちうるせえよ、さっさと話せ第二位」

土御門「（お、態度が……）」

垣根「じゃあ俺だ。番組名は……割愛する」

御坂「ずるい。恥を晒しなさいよ」

一方「改名したらいいンじゃねェか？」ｹﾗｹﾗ

垣根「テメエにはどうあってもいわれたくねえ！！」

麦野「はぁ……早くしろよ」

82 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2011/03/03(木) 23:25:02.38 ID:kFc7hCHt0

垣根「コンセプトはゆるゆるな日常の中で溜まった老廃……未元物質を一気に吐き出すっていうもんだ」

麦野「つまりぶっちゃけトーク系かよ」

垣根「まあ、何とでも受け取れ。で、毒吐くことにかけちゃ、オマエの右に出る奴はいないって思った、それが理由だ」

麦野「ずいぶん言ってくれるじゃない」

垣根「溜まってんだろ？　体の中に、色んな濁った感情が渦巻いている。暗部の人間は特にな。それを吐きだしゃ……ここじゃない、”上”にいける」

土御門「（言ってる意味がよく分からないにゃー）」

御坂「（ここじゃない上ってどこ？）」

一方「（昇天するってことじゃねえか？　アイツバカだから）」

土御門「（メルヘンなだけに）」

一方「（メルヘンなだけに）」

御坂「（え、別番組に進出しちゃダメでしょ）」

一方「（そっちの笑点じゃねェよ）」

垣根「俺の番組の方が、よっぽどテメエに合ってる。どうだ、毒、吐いてみないか」ｷﾘｯ

麦野「……」

土御門「（『どうだ、毒、吐いてみないか』笑）」

御坂「（うわっ、て感じね）」

一方「（番組のキャッチコピーにでもする気かァ？　笑）」

83 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2011/03/03(木) 23:26:00.31 ID:kFc7hCHt0

土御門「終わったが、さて、第四位はどうするのかにゃー？」

麦野「……」

御坂　ｺﾞｸﾘ

垣根　ﾆﾔﾆﾔ

麦野「……ねえ」

土御門「む？」

麦野「ドラフトって、普通クジじゃないの？」

一方「今さらですかァ？」

土御門「外からの意見も取り入れたい、ということで、直接選ぶ方式にしたんだぜい」

麦野「した、ってことは、変更になったってことよね」

土御門「まあ、そうだにゃー。クジもこの場にまだあるし」

麦野「そう。……じゃあ、私それ引くわ」

84 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2011/03/03(木) 23:26:51.21 ID:kFc7hCHt0

御坂「えっ、ええ！？」

垣根「んだよ、俺らのアピール意味ねえじゃねえか」

麦野「…………」

御坂「どうしたの？」

麦野「なんでもない。とにかく私引くから」

垣根「なにこの勝手ぶり」

麦野「黙れ。テメエのやっすいアピールに魅力が一かけらもなかったってことだっつうの」

御坂「私、あんなアピールと同レベルか……」

垣根「ふざけんなおい、オマエも大概だろ」

一方「いやァ……」

土御門「あえていうなら昇天レベル」

垣根「まじで？　俺無敵じゃねえか」

一方「（なんでこいつらはそっちの意味でとるんだろうなァ）」

85 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2011/03/03(木) 23:27:33.18 ID:kFc7hCHt0

土御門「じゃあ、クジに丸が付いていたら第三位、白紙なら第二位、ということでいいかにゃー」

麦野「……ああ。じゃあ、引くわよ」


ｶﾞｻｺﾞｿ

ｶﾞｻｺﾞｿ


垣根「なんか音だけ聞いていると、エロくね？」

一方「もうオマエ昇天すればァ？」

垣根「ふ、『うまい！　座布団一枚！』ってやつか」

御坂「今のは私でも昇天って意味だって分かったわよ」

垣根「あ？　何言ってんの？」

一方「オマエこそ何言ってンの？」

麦野「（う、うるっせえ……）」ﾋﾞｷﾋﾞｷ

土御門「（あ、青筋が……）」

86 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2011/03/03(木) 23:28:05.41 ID:kFc7hCHt0

ｶﾞｻｺﾞｿ……ﾊﾟｯ


土御門「引いた！」

麦野「…………」ﾋﾗｲﾃｼﾞｰｯﾄﾐﾙ

御坂「うう、緊張の一瞬ね」

垣根「おい、テメエだけ見るな、こっちにも見せろよ」

麦野「うっせえな、もう確認したわよ」

土御門「お、で、どっちだ？」

御坂　ﾄﾞｷﾄﾞｷ

垣根　ﾁﾗﾁﾗ



麦野「……丸付いてた。よろしくね、第三位」

87 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2011/03/03(木) 23:28:47.00 ID:kFc7hCHt0

御坂「いやったああああああああ！！！！」ﾊﾞﾝｻﾞｰｲ!

垣根「ちっくしょおおおおおおお！！！！」ｸｿｯ

一方「っしゃあああああああああ！！！！」ｱｰｲｴｰ

土御門「いよぉし！！！！」ｲｴｰｲ

垣根「なんでテメエら喜んでんだよ！！　特にオマエ！　公平に扱えよ！」

土御門「すまん。俺の本音がつい出たとか出ないとか」

垣根「ふざけんなああああ！！！」

一方「今日もメシがうめェ」ｹｹｹｹ

垣根「くそがあああああ！！！」

御坂「よ、よろしくね麦野さん」

麦野「……別にそこまで感動することはないでしょ、アンタの運がよかっただけ」

御坂「う、うん……でも、よろしく！　面白くしていきましょう！」ｻｯ

麦野「早速プロデューサー気取りかよ……まあ、一応よろしく。……御坂」ｻｯ ｱｸｼｭｷﾞｭｯ

御坂「！　うん、麦野さん！」ｷﾞｭｯ

88 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2011/03/03(木) 23:29:45.49 ID:kFc7hCHt0

土御門「よし、さっそくだが第三位、第四位のポジションを決めてくれ」

御坂「うん、そうね。麦野さんは、ここにいてもらうわ」



　　　　　　　�F
　　　　　�E
　　　�D　　　�B　　☆　�G
麦野　　　�A
　　　�@　


土御門「�Cの位置か。理由は？」

御坂「えーと、他の人が暴走しても、漬物石的に麦野さんが威圧して抑えるのにちょうどいい場所じゃないかと」

麦野「だれが古漬けだぁ？」　

御坂「漬物い・し！　古漬けなんて一言も言ってないでしょ！」

垣根「おいおい。第四位のどこが古漬けだあ？　漬物石のように重いだあ？　漬け過ぎたタクアンのように皺が入ってるだあ？　そりゃ言い過ぎだろ第三……」

麦野「全部テメエがいってんだろうがァァアア！！！」

89 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2011/03/03(木) 23:30:26.47 ID:kFc7hCHt0

ﾋﾞｰｯ

ﾁｭﾄﾞｵｵｵ･･･････ﾊﾞｯｻｰ

ﾎﾚ､ﾂﾊﾞｻﾀﾞｧ! ﾃﾒｴｼﾞｬｵﾚﾆﾊｶﾃﾈｴﾖ!

ｶｱﾝｹｪﾈｪｪﾝﾀﾞﾖｫｫｵｵ!

ﾄﾞｶｰﾝ

ﾊﾞｯｻﾊﾞｯｻ


土御門「……理由はそれで終わりかにゃー？」

御坂「あと、麦野さん声大きいから。一番司会から遠い位置でも声が通ると思って」


ｵﾗｵﾗｵﾗｵﾗｧｧｧ!!! ﾄﾞｰｼﾀｧｧｱｱ!!

ｳｯｾｴﾝﾀﾞﾖﾄｼﾏ!

ﾀﾞｧｰﾚｶﾞﾄｼﾏﾀﾞ ｸｿﾎｽﾄｸｽﾞﾚｪｪｴｴ!!!


土御門「……うん、それは分かるぜい。さっきからとんでもなく怒声が耳に飛び込んでくるからな」

一方「第四位だから�C、ってかァ」

御坂「あ、ホントだ。いや、たまたまだけど」

土御門「ところでそろそろ二人を止めてきてくれないか。無視して進行するのも辛くなってきたにゃー」

一方「ちっ、しょうがねェなァ」ｶﾁｯ

御坂「かなり危ない人をいれちゃったかもしれないわ……私の司会の腕が問われるわね」ｺｲﾝｶﾏｴ

土御門「司会よりも戦闘の腕が問われる気がするぜよ……」ｶｸﾚｶｸﾚ

90 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2011/03/03(木) 23:31:43.36 ID:kFc7hCHt0

土御門「改めて、『美琴の部屋』に、第四位麦野沈利出演決定だにゃー！」

御坂「いえーい！！」ﾊﾟﾁﾊﾟﾁ

麦野「ガキみたいに喜ぶなっつうの」

御坂「いや、アンタ私のことクソガキっていってたでしょうが」

麦野「……ふん。はーあ、これで用は終わりよね？」

土御門「ああ、決まったからな。暴れないなら、見学してもいいが」

御坂「それいいわね。確認すればいいじゃない、『美琴の部屋』のメンバーを！」ﾄﾞﾔｯ

麦野「だから番組名ださいっつうの。ま、暇つぶしに見学してもいいけど、生憎ちょっと野暮用があるのよね。それが済んで気が向いたらまた来てやらないこともないけど」

一方「野暮用ゥ？」

麦野「ちょーっとねえ？」ﾋﾞｷﾋﾞｷ ﾆﾀｱ

垣根「ホントはずっと暇なんだろ」ｹﾗｹﾗ

麦野「テメエじゃねえんだよ黙れもげろ」

91 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2011/03/03(木) 23:32:12.02 ID:kFc7hCHt0

御坂「じゃあもう行くの？」

麦野「そうよ、そんじゃね」ｽﾀｽﾀ

御坂「ありがとう！　がんばろうね」

麦野「がんばるのはテメエだろ。ったく……あ、そうだ」

土御門「お、なんだにゃー？（……お？）」

麦野「ん。さっき引いたクジ。戻しておいて」ﾃﾜﾀｼ

土御門「ほいほい」ｳｹﾄﾙ

御坂「ありがとねー！」ﾃ ﾌﾘﾌﾘ

一方「クカカッ。テメェ、一からやり直しじゃねェかマジ受けるゥ」

垣根「うるせえ。テメエも同じだろうが」

一方「ハッ、俺にはロリの星がついてんだよォ、死角はねェ！」

垣根「しょっぱなから自爆したじゃねえか」

92 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2011/03/03(木) 23:32:53.28 ID:kFc7hCHt0

土御門　ｶｻｺｿ ｶﾐﾋﾗｸ


土御門「（……このクジ、丸が付いていない。白紙だにゃー）」

土御門「（なるほど。最初から、第四位は、第三位に決めていたのか）」

土御門「（わざわざクジを引くと言いだしたのは、単なる照れ隠しというわけか）」

土御門「（ふう、確かにこれはなかなか面白くなりそうだぜい）」ﾆﾔﾘ

垣根「おい！　俺指名しなおすぞ、早くしやがれ」

一方「カカカ、今度こそロリをこの手にィ！」

御坂「二順目は誰にしようかしら」

土御門「よし、じゃあ第二位、一方通行、指名を頼むぜい！」




アレイスター「ふう、走るのは意外と辛いものだなあ」

結標「途中で私を呼んだくせして、何言ってるのよ」

93 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2011/03/03(木) 23:38:06.68 ID:kFc7hCHt0

投下終わりです。

ようやくむぎのんの行き先までかけたよこれ
次で本当に一順目を終わらせたいです

むぎのん好きなのでつい長くなってしまいました
読んでくださった方、ありがとうございました！

94 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2011/03/03(木) 23:51:35.35 ID:2oOUbgsqo

乙

期待してる

95 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2011/03/04(金) 00:26:44.88 ID:Vzz/WINAO

乙乙。
おもしろかったぜ。 次回も期待!

96 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2011/03/04(金) 01:59:48.56 ID:dRUPCuZSO

どのスレよりもアレイスターが生き生きしてるなｗｗｗｗ
なんだよこの可愛いオッサンｗｗｗｗｗｗ

97 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2011/03/04(金) 04:58:31.89 ID:/x+ZWMbz0

照れ隠しか……ツンデレむぎのんか……俺得！

98 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2011/03/04(金) 17:43:38.42 ID:ytF0Ra6AO

一方さん舞夏指名しようぜｗｗｗｗ

99 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2011/03/07(月) 06:06:27.98 ID:Vxr7sfg2o

マジがんばれ

100 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(岩手県) [sage]：2011/04/03(日) 17:00:40.97 ID:Gbti5csgo

>>1
生きてるよな…？

101 ：1です [sage]：2011/04/06(水) 21:32:39.81 ID:PZLUihfX0

生存報告が遅くなってすみません
無事です。ぴんぴんです
若干ネタ切れ気味なのと、書く時間があまりとれないことから筆が止まってます
けれども途中で投げ出したくはないので、見てくださっている方がいらっしゃいましたら
続きはもう少々お待ちください

102 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]：2011/04/10(日) 17:48:27.30 ID:wThOh13B0

待つよ待ちます待つってばよ
このスレは毎日２回は更新を忘れないスレだからな

103 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2011/04/30(土) 21:46:03.50 ID:VykugEHGo

遅すぎ
依頼だしてくるわ

104 ：1です [saga]：2011/05/02(月) 00:29:44.09 ID:AL8kKYdG0

こんばんわ
キリのいいところまで書きためたので投下します

に、二か月ぶり……
いやもうほんとすみませんどんだけ遅筆なんだよって話ですね

あまり進みませんが、よろしかったらどうぞ

>>102
なんて嬉しいコメントを……！
一位指名してもいいですか？

105 ：1です [saga]：2011/05/02(月) 00:30:45.88 ID:AL8kKYdG0

？？？「はあっ、はあっ、はあっ……」ｾﾞｴｾﾞｴ

？？？「……うまく撒けたみたいですね。はあっ、はあっ、はあ……」ｾﾞｴｾﾞｴ

？？？「……そうだね。でもまだ油断はきんも……つうっ！！」ｽﾞｷｯ

？？？「……痛むんですか！？　ちょ、ちょっとしっかり……はあ、はあ」

？？？「大丈夫っ……はあ、はあ、とりあえず、ここに、いれば」

？？？「……灯台下暗し。安全、です、ね……」


-------------------------------------------------------------

垣根「んー、どうすっかな……」

一方「おっせェんだよクソが。ロリが渇いちまうだろ」

御坂「むしろ干からびればいいのに」

一方「誰がテメエみてえな干物にさせるか」

御坂「誰が渇いてるのよ！？　誰が干物よ！？」

一方「オマエだオマエ」

106 ：1です [saga]：2011/05/02(月) 00:31:56.08 ID:AL8kKYdG0

御坂「……よし、そこまでいうならもう決めたわ。完璧に決めた」

一方「あぁン？」

御坂「ふふふ…………覚悟しなさい」

一方「なンだなンだよなンですかァ！？」

御坂「私はずっと考えていたの、でもね、まさか使うときが来るとは思ってなかった……」

一方「あァ？　だからなンなンだよ？」

御坂「……アンタを、どん底に追いやるプランをね！！」

一方「……！！」

御坂「……そのプランを実行してやるわ、うん決めた今決めた」

一方「……ハッ、おっもしれェ……最高におもしれェよ、オマエ……やれるもンならやってみろォ！！」

御坂「生憎だけど、今はまだね。そんなに急かさなくてもちゃんと突き落としてやるわよ」

一方「第三位ごときに何ができるっつうンだよ？」

御坂「……甘く見ていていいの？　泣いて謝るなら今のうちよ？」

一方「テメェこそいいのかァ？　ナメた口許すのは今だけだぞォ？」

御坂「ふふ、ふふ……見えるわ、アンタがあまりの衝撃に膝をつく場面が！！」

一方「なにィ？」

御坂「……絶望しろコラ」


垣根「おい真似すんな」

土御門「元ネタの本人が空気という（笑）」

垣根「空気はテメエだろうが！！　絶望してえかコラ！！」

土御門「……第三位の後だと、二番煎じにしか聞こえないぜい」

垣根「ふっざけんな！！　俺が、元ネタだあああ！！！」

土御門「うｗｗｗけｗｗｗるｗｗｗ」

107 ：1です [saga]：2011/05/02(月) 00:32:49.21 ID:AL8kKYdG0

垣根「くそ、これが悪貨は良貨を駆逐するってやつか……」

土御門「いや、使い方が間違っていると思うぜい。ていうか、お前が良貨なわけないにゃー」

垣根「第三位、あいつ、コイン使うしなあ……まさしく文字通り悪貨、っていうやつか」

土御門「聞けよオイ」

御坂「なんでもいいけど、早くしてくんない？」

一方「早く決めてくンない？」

土御門「お前らこそ、険悪だったのにいきなり息合わせてくんのやめてくんない？」

垣根「もう少し待ってくんない？」

御坂「アンタなに勝手にノッてきてんのよ、早く決めなさいよ」

一方「ノる暇あったら早く決めろよクソ」

土御門「進行にさし障るんだよ早く決めろ」

垣根「俺への風当たり強すぎねえか！？」

108 ：1です [saga]：2011/05/02(月) 00:33:34.86 ID:AL8kKYdG0

土御門「じゃあそこのチンピラ、早く発表しろ」

垣根「いきなり冷たくなり過ぎだろオイ」

御坂「何分待たせんのよ」

一方「おい遅漏、いくらなんでも遅すぎンだろォが」

垣根「遅漏じゃねえよクソ野郎！！」

御坂「遅、遅、遅漏って……」

土御門「第三位は早漏の方がいいのかにゃー？」

御坂「そういう意味じゃないわよっ！！」

土御門「ほう、そういう意味じゃない、とは？」

御坂「ちっ、ちちちちちちちがががが……」ｼｭｰ

土御門「おい、第三位がショートする前に早く言え」

垣根「……もうショートしていると思うんだが。圧倒的にオマエのせいで」

109 ：1です [saga]：2011/05/02(月) 00:34:07.08 ID:AL8kKYdG0

一方「ぐっちゃぐっちゃいつまでもったいぶってンだよ、早く言え」

垣根「チッ……じゃあ改めて俺の一順目だ」



　　　　　　　　　　　　　　　垣根帝督指名

　　　　　　　　　　　　　　心理定規（所属なし）



垣根「ん……あれ……？」

土御門「ほう、心理定規か。まずは自分の身内で固めるといったところかにゃー？」

垣根「……えー、あぁ……まあな」

一方「なンだそれ、くそつまンねェ」

御坂「心理定規って人は知らないけど、第二位にとっては身内みたいなもんなのね？」

垣根「あー、まぁ……（え、なにあの表記）」

110 ：1です [saga]：2011/05/02(月) 00:34:45.88 ID:AL8kKYdG0

御坂「……数十分悩んでその決断？」

一方「つっまンねェ！！　つっまンねェ！！　つっまンねェ！！　つっまンねェ！！　つっまンねェ！！」

垣根「うるっせえなオイ！！　連呼すんな！！」

御坂「……知り合いの少ない私でさえ、麦野さんっていう飛び道具を最初に選んだのに……」

一方「つっまンねェ！！　つっまンねェ！！　つっまンねェ！！　つっまンねェ！！　つっまンねェ！！」

垣根「うるせえっつってんだろ！！！」

御坂「……ねえ、本当に面白い番組にしようっていう気ある？」

一方「つっまンねェ！！　つっまンねェ！！　つっまンねェ！！　つっまンねェ！！　つっまンねェ！！」

御坂「別に身内を選ぶのが悪いってわけじゃないけど、常識が通用しないっていうならそれなりの選択をしてほしかったわね」

一方「つっまンねェ！！　つっまンねェ！！　つっまンねェ！！　つっまンねェ！！　つっまンねェ！！」

御坂「ほら、一方通行もそうよね？」

一方「おう、つっまンねェ！！　つっまンねェ！！　つっまンねェ！！　つっまンねェ！！　つっまンねェ！！」

垣根「コンビ芸かてめえらは！！」

土御門「第三位の言葉が引き金になっているみたいだにゃー」

111 ：1です [saga]：2011/05/02(月) 00:35:40.55 ID:AL8kKYdG0

土御門「さて、次は一方通行の指名……」

垣根「あー、あのよ、ちょっと……」

土御門「どうした遅漏」

垣根「遅漏じゃねえっていってんだろ」

一方「おしっこは最後までふるのよォ？」

垣根「そっちでもねえよ！！」

御坂「何かもういやだ」

一方「俺も『ふるのよォ？』とかテメエに言っちまったことが激しくいやだわ」

垣根「じゃあ言うんじゃねえよ、鳥肌立ったわ」

土御門「まあまあ、第二位は早漏、ということで手を打とうぜい」

垣根「うたねえよ！　何好き勝手にほざいてやがるコラ」

一方「じゃあ平均か、つっまンねェ」

垣根「テメエは俺に何を求めてんだよ！？」

112 ：1です [saga]：2011/05/02(月) 00:36:17.93 ID:AL8kKYdG0

土御門「で、何だにゃー？」

垣根「あーっと、その、電子板の表記がおかしくねえかって」

土御門「どこがだ？　至って正常だが」

御坂「ちゃんと表示されてるわよ」

垣根「いや、おかしいんだっつうの」

土御門「おかしかったとしても、直さない」

垣根「どういう意味だコラ」

土御門「……またアイツがきそうだから」

垣根「ああ！？」

----------------------------------------

アレイスター「呼んだ？」ﾁﾗ

結標「急に何言ってるの？」

----------------------------------------

土御門「……知らぬが仏だにゃー。まあ、一応聞いといてやるぜい。具体的に、どこがおかしい？」

一方「頭の中じゃないですかねェ」

垣根「オマエほんとムカつくわマジで」

113 ：1です [saga]：2011/05/02(月) 00:37:08.22 ID:AL8kKYdG0

御坂「名前が間違っているの？」

垣根「いや違う。……その、所属名がおかしいと思うんだが」

土御門「んー？　……あってる、けどにゃー？」

垣根「なっ……そんなわけはねえ、ちゃんと調べやがれ！！」

土御門「いや、所属なし、となっているが本当に」

垣根「は、くだらねえ嘘ついてんじゃねえよ、あいつの所属はスクールだろうが！！」

土御門「『※スクールは壊滅しました』という注意書きが」

御坂「ずいぶんあっさりした注意ね」

垣根「か、壊滅……だと？」

一方「テメエが俺に無様に負けて冷蔵庫状態になりゃそりゃそうなンだろ」

垣根「ぐっ……てっめえ……」

土御門「……どうしても所属名を出させたい、というならそうしてやるが」

垣根「本当か！？　なら、頼むぜ」

御坂「別にそんなのどうだっていいじゃない」

垣根「いや、だめだ。これは俺のプライドに関わる問題だからな」

一方「よく分かンねェプライド」

垣根「うっせえ！！　元はと言えばテメエのせいだクソが」

一方「俺に負けたテメェの責任だろうが」

114 ：1です [saga]：2011/05/02(月) 00:38:14.49 ID:AL8kKYdG0

垣根「っ……おい、テメエ早く表示変えろ！！」

土御門「人使いの荒い男だにゃー……よっと」



　　　　　　　　　　　　　　　垣根帝督指名

　　　　　　　　　　　　　　心理定規（スク/ール）



垣根「うっおおおおおいいいい！？　どういうことだこれはあああ！？」

土御門「第四位が二秒でやってくれました」

垣根「嘘つけえええええ！！！　これは明らかなテメエの悪意だろうが！！」

御坂「スクノール？　って読むのかしら」

一方「……オマエの純粋さが眩しいなァ」

御坂「えっ、どういう意味？　というかロリコンに褒められても鳥肌立つだけだからやめてほしいんだけど」

一方「オマエは何も知らねェ方がいいって意味だァ。というか安心しろテメェへの俺の評価は未来永劫干物だからなァ」

115 ：1です [saga]：2011/05/02(月) 00:40:06.17 ID:AL8kKYdG0

御坂「んだとゴラ……いや待って、今決めたわ」

一方「アー？　ァー？」

御坂「私が温めているプランの話よ。決めたわ……二順目にそれを実行する！！」ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ

一方「な……ンだとォ！？」



土御門「あっという間に空気ｗｗｗｗｗ」

垣根「オマエら二人ふざけんなよマジでここは俺の見せ場だろうが」

御坂「だったらもっと存在感だしなさいよ」

一方「テメエらがイケメンの割に影薄すぎンのがワリィ」

土御門「俺は進行役だからあえて影に徹してるだけなんだけどにゃー」

御坂「なら悪いのは第二位なわけね」

一方「空気メルヘンすなわちエアメルヘン」

土御門「ねえ、どんな気持ち？　第二位、どんな気持ち？」

垣根「しまいにゃ俺泣くぞ？　なあ泣くぞ？」

116 ：1です [saga]：2011/05/02(月) 00:40:44.48 ID:AL8kKYdG0

土御門「やれやれめんどくさい男だにゃー。所属名をつけろというからそうしてやったというのに、何が不満だ？」

垣根「不満しかねえよ！！　つうかこれで不満が治まる奴なんているのか？　いやいねえ！！」

御坂「そこまで強調しなくても」

一方「反語って懐かしィなァ」

土御門「……しょうがない。所属名の表示を変えてやる。これで文句ないだろ」ﾁｯ

垣根「おいテメエ今舌打ちしやがったな聞こえたぞ」

土御門「ほい、表示」

垣根「テメエ聞けやコラ！！」

117 ：1です [saga]：2011/05/02(月) 00:41:27.35 ID:AL8kKYdG0

　　　　　　　　　　　　　　　垣根帝督指名

　　　　　　　　　　　　　　心理定規（ス/ク/ー/ル）



垣根「ひでえええええ！！！！　残虐すぎるだろうがああああ！！！」

土御門「第四位が六秒でやってくれました」

垣根「海苔巻きみたくなってんじゃねえかクソがあああ！！！」

御坂「スノクノーノル？　言いにくいわね。ところで海苔巻きの中で何が一番好き？」

一方「カッパ巻きかなァ」

垣根「『カッパ巻きかなァ』じゃねえよ！　んなほのぼのトークどうでもいいんだよバカかテメエら！！」

御坂「トーク番組だから腕を磨かないと」

一方「だよなァ。ところでオマエは何が好き？」

御坂「太巻きかしらね。節分の日になると常盤台の食堂ででてくるのよ」

一方「将来に向けての予行演習ってかァ？　クカカカッ」

御坂「ちょおおおお！！　ちっ、ちっ、違うわよそういう意味じゃ」ｶｧｧ

土御門「ほう、じゃあ太巻きをくわえることに他にどんな意味があるのか言ってもらおうか」

御坂「あらかたの答え言ってるじゃないのよおお！？」

土御門「あらかたの答えって？　元春、意味分かんなーい」ｸﾈｸﾈ

御坂「一昔前の女子高生みたいな喋り方やめなさいよ！」

垣根「（……エアメルヘンに改名しようかな）」

118 ：1です [saga]：2011/05/02(月) 00:42:29.36 ID:AL8kKYdG0

土御門「まだ不満があるのかそこの空気っ子は」

垣根「鍵っ子みたくいうんじゃねえ！！　不満ありまくりだクソ野郎！！」

御坂「もういいじゃない、なんか疲れた」

一方「俺もォ」

垣根「テメエらは勝手にトークの練習し出して勝手に疲れただけだろうが！！」

土御門「しょうがない、表示し直してやる。今度こそ文句言うなよ第二位」

垣根「ふざけんな全部テメエのさじ加減じゃねえか！！」

土御門「ほい、オープン！」

垣根「聞けええええ！！！」

119 ：1です [saga]：2011/05/02(月) 00:43:10.26 ID:AL8kKYdG0

　　　　　　　　　　　　　　　垣根帝督指名

　　　　　　　　　　　　　　心理定規（フ_ ’ ノ；　../ ー　*）



垣根「なんか原型なくなってんぞコラあああああ！！！」

土御門「兵どもが夢のあと」

御坂「よ、読めないわ……私の演算能力を持ってしても」

一方「うン……なンかこれエグイ」

土御門「さ、次は一方通行の指名だにゃー」

垣根「待てええええ！！！　さらっと流すんじゃねえ！！」

土御門「しつこい男は嫌われるぞ。不満なのか？」

垣根「不満もなにも、これバグみたくなってんぞオイ！！」

御坂「字面が怖いわね」

土御門「なら、もういっそのことこうしておけ」

垣根「嫌な予感しかしねえんだけど！？」

120 ：1です [saga]：2011/05/02(月) 00:44:19.74 ID:AL8kKYdG0

　　　　　　　　　　　　　　　垣根帝督指名

　　　　　　　　　　　　　　心理定規（　　　　）



垣根「え……なんだよこれ」

土御門「見えないのか？　まあ、今のお前の精神状態じゃ無理だろうな」

御坂「ひょ、ひょっとして……」

土御門「そう、これは心の綺麗な人しか見えないんだぜい……」ﾌｯ

垣根「どこの風邪の精だよ！？　バカかテメエ！？」

一方「よかったなァ、メルヘンなテメェにはぴったりの表示じゃねえか」

垣根「黙れクソ野郎が！！」

御坂「心の綺麗な人しか見えないって素敵ね」

垣根「信じちゃったよオイ」

御坂「もうこれでいいじゃない」

垣根「いいわけねえだろうが！！」

121 ：1です [saga]：2011/05/02(月) 00:44:55.57 ID:AL8kKYdG0

土御門「さあ、第二位も納得したところで」

垣根「一ミリたりともしてねえよ！　テメエちゃんと表示させねえとマジでぶっとばすぞコラ」

土御門「念のために言っておくが、この表示を決めたのは俺じゃないぜい？」

垣根「この期に及んで嘘とはいい度胸だな」

土御門「俺は、これの指示通りにしただけだぜよ」

垣根「手元の資料？　学園都市中の人間を網羅したプリントか？」

御坂「私が、麦野さんを選ぶときに参考にしたやつね？」

垣根「（心理定規の項目……！）」

土御門「まだ読んでいなかったのかにゃー？」

垣根「（心理定規のところは、なんて書いてあるんだ？）」ﾊﾟﾗｯ　

122 ：1です [saga]：2011/05/02(月) 00:45:51.72 ID:AL8kKYdG0

　　　　
　　　　”心理定規　レベル不明　所属なし”
　
　　　　　心理的距離を識別して、自在に調節できる素晴らしい能力よ。　　　
　　　　　派手目のドレスでも難なく着こなせちゃういい女ね。
　　　　　ホテルで男性のお話を聞いてあげるのが務め。
　　　　　スクール？　何それ、美味しいのかしら？
スクールが務めじゃないのか、ですって？
　　　　　やめて頂戴。とある俺様メルヘンを思い出しちゃうから。
　　　　　あの男の記憶ごと、スクールっていう黒歴史を葬り去りたいくらいなんだから。
　　　　　もしあの男が所属名にケチをつけたら…
　　　　　絶望、させておいてくれる？
　　　　　うふふ、画面を通じて間接的に心理的ダメージを加えるなんて…
　　　　　私……ごほん、心理定規って罪な女♪

　　　　　調査者：MH


垣根「」

御坂「MHっていうと、とある戦闘美少女アニメを思い出すわね」

一方「俺、OPは黒白よりMHバージョンの方が好きだなァ」

御坂一方「「マーックスハァ〜ト♪」」ｼﾞｬｰﾝｼﾞｬｰﾝｼﾞｬｰﾝ♪

垣根「………う……るせ……っ」ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ

御坂「何よ。MHっていったらこれでしょ」

一方「つうかよォ、早く指名済ませろよォ」

土御門「（……KYな二人だにゃー）」

土御門「……第二位」

垣根「……んだよ」

土御門「……ドンマイケル♪」ﾆﾊﾟｯ

垣根「うぜええええええええ！！！」

123 ：1です [saga]：2011/05/02(月) 00:47:23.11 ID:AL8kKYdG0

土御門「じゃ、ちゃっちゃと進めるぜい」

垣根「切り替え早すぎるだろ……クソが」

土御門「どっかのチンピラに時間食わされたからな、ちゃっちゃといくぜい」

垣根「マジでオマエひどいな」

土御門「それじゃ一方通行！　指名を……」

一方「このときを待ってたぜェェエエ！！！」

土御門「指名を……頼むぜい」

一方「いやァ、待てよ？　全国のロリが俺の指名を待っていたとするとォ……」

御坂「いや、誰も待っていないから」

垣根「こいつ急に発症するな」

一方「むしろ、俺は、待　た　れ　て　た！？」

垣根「一人語り始まったら末期だな」

土御門「……これは、さらに時間がかかりそうだぜい」

124 ：1です [saga]：2011/05/02(月) 00:48:03.90 ID:AL8kKYdG0

一方「じゃァ、『このときを待たれてたぜェェエエ！！！』って言うべきだったってことかァ！！」

御坂「言ったら引くわよ」

一方「俺としたことがァ……何たる不覚ゥ！！」

垣根「こいつ本当に学園都市第一位なのか？」

一方「ごめんなァ、全国のロリ……今まで俺の想いは一方通行だと思っていたンだよォ」

土御門「自覚はしていたのか」

垣根「今も一方通行だろ」

御坂「いや、想いやら一方通行やらっていう問題じゃないと思うけど」

一方「けど違ったァ……オマエらの想いに気付いていないだけだったァ……」

土御門「確かに気付いていないな、悪い意味で」

125 ：1です [saga]：2011/05/02(月) 00:48:38.88 ID:AL8kKYdG0

一方「これが……両想い、ってやつかよォ」

御坂「違うわよ、あらゆる意味で」

一方「もう、俺は一方通行じゃねェ……」

垣根「いや、テメエは間違いなく一方通行だ、色んな意味で」

一方「そう、俺は……両方通行だァ！！！」

垣根「」

御坂「」

土御門「」

一方「今俺は……レベル６に辿りついたぜェ！！」

垣根「ある意味でな」

御坂「もうどうしようもないという意味でね」

一方「待ってろよォ、マイハニィいやロリィ！　この両方通行が……行きまァ―――す！！！」

御坂「むしろ逝け」

126 ：1です [saga]：2011/05/02(月) 00:49:23.47 ID:AL8kKYdG0

土御門「あー、一方通行、もとい両方通行」

一方「はァい！！」ﾃｦｱｹﾞﾙ

土御門「い、いい返事だにゃー。えーと、指名、してくれるかにゃー？」

一方「はァーい！！」ﾃｦｵｵｷｸｱｹﾞﾙ

御坂「うざっ」

垣根「俺とどっちがひどい？」

御坂「同じくらい」

垣根「おい」

127 ：1です [saga]：2011/05/02(月) 00:50:13.59 ID:AL8kKYdG0

一方「俺が束ねるッ！　マイロリィッ！　一巡目は……」ﾃﾞﾃﾞﾃﾞﾃﾞﾃﾞﾃﾞ

垣根「何だこの音」

御坂「無駄！　無駄すぎるドラムロール！！」

一方「チミでぇ――す！！！」



　　　　　　　　　　　　　　　一方通行指名

　　　　　　　　　　　　　　月詠小萌（とある高校）



土御門「いや待てオイ」

御坂「……誰？　教師……？　じゃあロリじゃないんじゃ……あっ」ﾊﾟﾗｯ

垣根「これは……犯罪的なロリだな」ｼﾘｮｳﾒｸﾘ

一方「ヤッベェだろォ？　『体は子供！　頭脳は大人！』を地で行くエンジェルロリィだぜェ！？」

土御門「待て両方通行。いや一方通行」

128 ：1です [saga]：2011/05/02(月) 00:51:24.27 ID:AL8kKYdG0

一方「初めて会ったときィ、マジヤバかったしィ！！」

土御門「ヤバいのはお前だ」

御坂「女子高生みたくしゃべんないでよ」

一方「何ですかァ！？　あのうるうるおめめ！！　ロリ服からでているちっちゃなおてて！　おみ足！　舌足らずな『です』口調！　桃色の御髪ィ！！」

土御門「いや……あのほんと……待っ」

一方「髪ピンクとかヤバくねェ！？　欲情しちゃって下さい、萌えちゃって下さい、っていってるようなもんだろォ！？」

垣根「同意したくねえ」

一方「名前も最強にロリィだろォ！？　小・萌！！　正にぴったりだぜェ！！」

土御門「待て待てほんと待」

一方「小萌って名前いいけどよォ、でも不満があンだよなァ」

御坂「アンタは何目線でいってんのよ」

一方「小さい萌えだとォ？　……いやいやァ、アンタの萌え半端ないっすからァ！！　小さくねェっすからァ！！　むしろフルスロットルですからァ！！　大萌えですからァ！！　ざんねェン！！　斬りィ……」

垣根「お？　急に勢いが……」

一方「斬れねェ！！　俺には斬れねェ！！　むしろギュってしてェ！！　温め合いてェ！！」

御坂「何が『むしろ』！？」

一方「斬らせねェ！　俺が誰にも斬らせねェ！！」

御坂「（カッコいいこといっているはずなのに、少しもときめかない）」

129 ：1です [saga]：2011/05/02(月) 00:52:01.33 ID:AL8kKYdG0

一方「むしろ俺が斬られてェ！！　ロリに斬られてェ！！」

垣根「なんかもう駄目だコイツ」

一方「『斬るのです！　お仕置きなのです！』」ｺｴﾏﾈ

一方「……最高だァゾクゾクすンぜェ……！」ｿﾞｸｿﾞｸ

御坂「もう通報していいわよね？　ていうか通報しなければいけないレベルよね？」

一方「一時間目はお仕置きィ！　二時間目もお仕置きィ！　三時間目も四時間目も五時間目もお仕置きィ！！」

御坂「むしろ自衛隊呼んだ方がいいかしら」

一方「えっ、昼休みもォ！？　ほ、放課後もォ！？」

一方「『む、無理なのですか？』」ｺｴﾏﾈ

一方「……ンなわけねェだろォ！？　望むところだぜェ！！」

垣根「自衛隊なんかじゃ無理だろ、だからって俺らが出張るのもダルいな。こいつの自滅を待つしかねえ」

御坂「嫌よそんなの！　もう見るに堪えない！」

土御門「（……青ピといい、小萌先生が不憫すぎる）」

130 ：1です [saga]：2011/05/02(月) 00:53:15.38 ID:AL8kKYdG0

一方「補習ゥ！　宿題ィ！　家庭訪問ッ！　個人レッス……」

土御門「おい一方通行」

一方「……レッスン！　手とり足とりィ！」

土御門「……両方通行」

一方「チッ、なンだよ」

御坂「面倒くさい奴ね」

土御門「小萌先生は……その、無効とす……」

一方「オイ。なンでテメェがマイロリィを名前呼びしてンですかァ？」

土御門「俺の担任だからだ。あと小萌先生はお前のマイロリィじゃない」

一方「へェ、そうなンだ、ふーン」

土御門「……」

一方「……って、マジでいってンですかァ！？」ﾋﾞｯｸﾘｨ

垣根「ノリ突っ込み下手すぎるな」

131 ：1です [saga]：2011/05/02(月) 00:53:53.04 ID:AL8kKYdG0

土御門「マジも大マジだ。お前みたいな変態に、小萌先生を指名させるわけにはいかない。よって無効とす……」

一方「はァ？　なンですかァそれェ？」

土御門「え？」

一方「テメェは、科学側で、学園都市にいる人間なら誰でも指名していいっつったよなァ？」

土御門「い、いやー、それは……」

一方「それともアレかァ？　自分の身内がヤバくなると簡単にルール覆すンですかァ？」

土御門「う、ぐぅ……」

御坂「確かにそれはおかしいわよね」

垣根「テメエだけが安全圏にいられると思ったら大間違いだぜ」

土御門「え、なにお前ら変態の味方につくわけ？　ホント？　ホント？　俺はかよわい無能力者だぜい？」

御坂「そういうわけじゃないけど、でも少しくらいアンタが被害を受けてもいいと思うのよね、むしろ受けろ」

垣根「またコイツの発作が起こったらめんどくせえだろ、まずはお前の身内から生贄になれ」

一方「カカカカカカッ！！　観念しやがれェ！！」

土御門「ふ、不幸だぜい―――！！！」

132 ：1です [saga]：2011/05/02(月) 00:54:43.43 ID:AL8kKYdG0

土御門「…………」ﾇｹｶﾞﾗ

垣根「意外にメンタル弱いなコイツ」

御坂「俺はかよわい無能力者とかいっていたしね」

一方「じゃあ勝手に進めちまおうぜェ？」

土御門「それには及ばないぜい」ﾎﾑﾎﾑｯ

御坂「あ、復活した」

土御門「もう何も怖くない！！　……さあ第二位、一方通行、ポジションを決めてもらおうか」

垣根「お前のテンションなんかきめえ。……まあいい、心理定規のポジションはここだ」

133 ：1です [saga]：2011/05/02(月) 00:55:39.24 ID:AL8kKYdG0

　　　　　　　心理定規
　　　　　�E
　　　�D　　　�B　　☆　�G
　�C　　　�A
　　　�@　



土御門「�Fか。理由は？」

垣根「�Gとか�Bでもいいと思ったんだけどよ、アイツ人を見下すポジション好きそうだな、と」

御坂「いってて悲しくならない？」

垣根「頼むから言うな」

一方「つうかその女来ンのかァ？」

垣根「頼むからマジで言わないで」

一方「来ねェンじゃねェの？」

垣根「俺の心壊す気かよテメエ！！」

土御門「じゃあ、欠番ということで」

垣根「オマエホントいつかぶっとばす」

134 ：1です [saga]：2011/05/02(月) 00:56:21.36 ID:AL8kKYdG0

土御門「じゃあ一方通行……チッ……ポジションを……チッ……発表しろ……チッ」

御坂「口でチッていっているわよ」

垣根「もう何も怖くない！！　んじゃなかったのか？」

一方「ケケッ！　残念でしたねェ？　まあいい、記念すべき一順目のマイロリィのポジションはここだァ！！」



　　　　　　　小萌
　　　　　�E
　　　�D　　　�B　　☆　�G
　�C　　　�A
　　　�@　



垣根「パクんなよ」

一方「パクってねェよ、たまたまだボケ」

御坂「�Fね。ちなみにどうして？」

一方「お仕置き的な意味で」

御坂「」

垣根「」

土御門「」

一方「お仕置きは、上からって決まってンだろォ？　あァそうだァ、ムチを！　ムチを振り下ろすようになァ！！」

御坂「……どうするのよ」

垣根「……おい、どうするんだよ」

土御門「言っとくが、半分はお前らのせいだぜよ」

御坂「でも、アンタの身内を生贄にしたのは、妥当な判断だったと信じてるわ」

垣根「俺もだ」

土御門「おい、魔術くりだすぞやっちゃうぞ」

135 ：1です [saga]：2011/05/02(月) 00:56:54.84 ID:AL8kKYdG0

土御門「と、いうことで一順目終了だにゃー」

御坂「長かったわね」

垣根「第四位の競合とかいろいろあったからな」

一方「俺はロリしか見てねェけどな」

垣根「どうでもいいな」

御坂「忘れていないでしょうね？　私がプランを二順目に実行するって言ったことを」

一方「ケッ、ひざまづかせるだなんだいっていたことかァ？　くっだらねェ、やれるもンならやってみやがれ」

御坂「ふふん、思い知ればいいわ」

垣根「（俺はどうすれば……身内で固めようと思ったが、毎回これじゃ俺のハートがもたねえ……ううっ、いてえ）」ｽﾞｷｽﾞｷｯ

土御門「なんかお前が不憫に思えてきたぜよ」

垣根「心を読むな！　泣くだろ！！　てかテメエも安泰じゃねえからな！？」

一方「ケケケケッ」

土御門「確かに、な……チッ」

御坂「恨みがましいわね。チッて」

垣根「全くだ」

土御門「言っとくが、お前らのせいでもあるんだぜい！？」

一方「うっせェなァ……とっとと進めやがれ」

土御門「ぐっ、黒い雰囲気の中、二順目に突入するぜよ！！」

一方「待っていろォ！　ロリィ！！」

御坂「プラン実行よ！！」

垣根「ちくしょうノープランだクソが！！」

136 ：1です [saga]：2011/05/02(月) 00:58:11.79 ID:AL8kKYdG0

---------------------------------------------

？？？「二順目に行くみたいですね……」

？？？「この分なら、時間をたっぷり稼げるってわけよ……」

？？？「トップ３がいますから、この場所は安泰ですね。第二位に助けを求めるのは超癪ですが」

？？？「そこまでの事態にはならないでしょ。場所だって突き止められないだろうし……」


麦野「だぁーれが突き止められないってえ？」


？？？「ひっ！？」

？？？「う、嘘！？」


麦野「おいおい、聞こえなかったのかしら？　テメエらにいってんだよフレンダァ！！　絹旗ァ！！」

絹旗「ど、どれだけ早く動けるんですか！？」

フレンダ「ヒイイイイイイ！！！　ごめんなさいごめんなさいごめんなさい！！！」

137 ：1です [saga]：2011/05/02(月) 00:58:55.58 ID:AL8kKYdG0

麦野「威嚇で撃った原子崩しがよぉ、フレンダ、テメエの足にかすっただろォ！？」

フレンダ「あ……ひっ……はいっ……」

麦野「その傷跡から出てきた血痕を頼りにここまで来たんだよォォオオ！！」

フレンダ「ヒイイイイイイ！！！」

絹旗「超うるさいです、フレンダ！！　余計怖くなるじゃないですか！！」

麦野「テメエら二人ちょこまか逃げやがってぇぇえええ！！！」

絹旗・フレンダ「「ヒイイイイイイ！！！！」」

麦野「逃げるってことは……私がなぁーんで怒っているか、知っているってことかにゃーん？」

フレンダ「し、知らない！　ワタシニホンゴヨクワカラナイ！！」

絹旗「そんな流暢なカタコト聞いたことないですよ！」

フレンダ「黙っててよぉおお！！」

絹旗「ずるいですよ自分だけ！！」

フレンダ「え、えーと、日本語分からないアルヨ！！」

絹旗「一個も中国人の要素がないでしょう、あなたには！！」

138 ：1です [saga]：2011/05/02(月) 01:00:02.63 ID:AL8kKYdG0

麦野「おい、ふざけてんのかぁぁああ！？」

絹旗「い、いえ！！　ふざけてません！！　資料の中の麦野の項目で、あんな命知らずなことを書いたのは、調査者F-N！　フレンダです！」

フレンダ「絹旗ぁ！！　絹旗だってノリノリで書き加えていたくせに！！　『超超素敵な麦野を』っていうところを書いたのは絹旗のくせに！！」

絹旗「F-Nとか、自虐的なペンネーム付ける人よりは超マシですよ！！」

麦野「……おい」

絹旗・フレンダ　ﾋﾞｸｳｯ

麦野「なすりつけ合いはそれで終わりか？」

絹旗・フレンダ「「……ハイ」」

麦野「ていうか別にどっちに責任があろうがもうどうでもいいのよねえ」

フレンダ「……え？」

麦野「テメエらまとめてブチコロシだからなぁぁああ！！！！」

絹旗・フレンダ「「ヒイイイイイイ！！！」」

139 ：1です [saga]：2011/05/02(月) 01:00:35.81 ID:AL8kKYdG0

麦野「さぁーて、どういたぶってやろうかねえ！？」

フレンダ「ひっ、ひっ、どうすれば……」

絹旗「うっ、謝っても許してもらえそうにないですね……はっ！」ﾋﾟｶｰﾝ

絹旗「む、麦野！！」

麦野「あぁん？　今さら命乞いかよ？」

絹旗「こ、ここで私達を殺すのは、麦野にとって得じゃありません！！　むしろ超損です！」

麦野「あぁ！？」

絹旗「す、すぐ近くには第一位も第二位も第三位もいるんですよ！？　何か異変があればすぐに気付くはずです！」

麦野「だからって何だよぉ？　まさかあの三人がテメエらを助けるとでも思ってんのかぁ？」

絹旗「そ、そのまさかです！」

麦野「何！？」

フレンダ「へっ？」

140 ：1です [saga]：2011/05/02(月) 01:01:17.91 ID:AL8kKYdG0

絹旗「三人は自分たちの番組をどうしても成立させたいはず！！　そのためには共演者を無事に確保しなければなりません！！」

麦野「……それで？」

絹旗「わ、私達二人は、いわばその共演者候補なんですよ！！　共演者に危害を加えたら、あの三人も黙っちゃいないはずです！」

フレンダ「き、絹旗ぁ……」

絹旗「で、ですから、資料のことなら謝りますから、とりあえず矛をおさめてくれませんか？」

麦野「……」

絹旗「（う……どう、でしょうか……？）」

フレンダ「うぅ……」

麦野「……分かった」

絹旗・フレンダ「「！！！」」

麦野「とりあえず今は、攻撃しておかないであげる」

絹旗「！！　あ、ありがとうございます！！」

フレンダ「麦野ぉ！！」

141 ：1です [saga]：2011/05/02(月) 01:01:56.24 ID:AL8kKYdG0

麦野「ただし」

絹旗・フレンダ「「！！」」

麦野「テメエら二人が、共演者に選ばれないってことが確定したら……そのときは、分かっているわよねえ？」

絹旗「えっ……」

麦野「テメエがいっていたんだろうが。あの三人が守るのは共演者だけなんだろぉ？　それ以外はどうなろうがカンケェねえよなあ？」

フレンダ「う……あっ……」

麦野「あと21人か。選ばれるといいわねえ？　それまでここで、アイツらのドラフトを見ていましょうよ、一緒にねえ！！」ﾆﾔｰｯ

フレンダ「ヒイイッ！！」

麦野「ふふふっ……タイムリミットは刻々と近づいているんだからねえ？」

絹旗「（一方通行！　私、あなたの脳波パターンを参考にしているんですよ！　それから第二位！　私をぼこったお詫びに私を指名してください！！）」

フレンダ「（第二位！　私スクールに情報あげたじゃない！！　そして第三位！　拳を交えた仲でしょ！　選ばないと損ってわけよ！）」


絹旗・フレンダ「「（お願い！！　指名して下さい！！！）」」ｶﾐﾀﾞﾉﾐ


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142 ：1です [saga]：2011/05/02(月) 01:02:37.25 ID:AL8kKYdG0

アレイスター「なんか、今回出番少ないような気が」ﾁﾗｯﾁﾗｯ

結標「誰に催促しているのよ」

海原「そろそろ自分の出番ですかね」

結標「ないわね」

アレイスター「渡さないもん」

海原「なんかイラッとしました」

143 ：1です [saga]：2011/05/02(月) 01:06:54.17 ID:AL8kKYdG0

〜一順目終了〜

御坂美琴　「美琴の部屋」



　　　　　　　�F
　　　　　�E
　　　�D　　　�B　　☆　�G
麦野　　　�A
　　　�@　



垣根帝督　「ダークマタン・ヌーボ」



　　　　　　　心理定規
　　　　　�E
　　　�D　　　�B　　☆　�G
　�C　　　�A
　　　�@　


一方通行　「ロリトーーク！」



　　　　　　　小萌
　　　　　�E
　　　�D　　　�B　　☆　�G
　�C　　　�A
　　　�@　

144 ：1です [saga]：2011/05/02(月) 01:11:38.86 ID:AL8kKYdG0

投下終わりです

ようやく一順目終わりました
一順目は、無難な人選でした
回を重ねるごとにだんだんとカオスになっていく予定です
次は二順目を一気に書きたいなあ

それでは、読んで下さった方ありがとうございました！

145 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2011/05/02(月) 01:23:00.56 ID:d/lVTZUDO

乙です
アレイスター可愛い

146 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2011/05/02(月) 01:44:13.00 ID:VbUjP8hDO

乙、絹旗は一方通行に指名されそうだけどフレンダは無理っぽい？(妹の方は指名しそうだけど…)

147 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]：2011/05/02(月) 18:21:10.93 ID:8mswO6Bq0

乙
きっと心理定規はいいこだよメルヘンなだけで
というよりそうなんだよな？>>1ならわかってくれるよなクーデレの素晴らしさを
いや別にツンデレでも全く構わないというかむしろそそるし
ドＳでも何でも全て受け入れる包容力を持っている俺に死角はないんだが
クーデレとツンデレこそツートップっていうか双璧を成すっていうか？
さらにその両方を兼ね備えているというのもまた一興なわけですよ
ていとくんの可愛いところとカッコいいところがどちらもお楽しみいただける的な意味で
それとほのぼのかギャグかシリアスかっていうのもあるけどこれまた全部いただけると
それに原作ではあんまり出番ないからそこを逆手にとってキャラに自由度があるという作者に優しいつくりになっているんですよこれが
何が言いたいかっていうと心理定規は万能かわいい

148 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]：2011/05/03(火) 19:53:35.31 ID:fDP7QByk0

っと>>147はミス
未元定規スレで叫んでくる

149 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2011/06/25(土) 21:18:05.79 ID:+xPfib4DO

まだぁ？

150 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [sage]：2011/07/05(火) 17:25:00.68 ID:Yi3H4o1AO

依頼出した方が良いな

151 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2011/07/31(日) 00:18:44.00 ID:QSDE/6Cio

そろそろ三ヶ月になるぜい

152 ：１です [sage]：2011/07/31(日) 16:51:09.55 ID:9JeupoqH0

長らく更新せずに大変申し訳ありません……。
SSを書く時間がとれず、またネタも少々切れかかってきているので、
このスレはいったん落としたいと思います……。
もし、更新を待ち続けていた方がいらっしゃいましたら大変申し訳ありません。

続きのネタが思い浮かび、書きためができましたら、
同じスレタイでまた一から始めたいと思います。

このスレを通じて、書きための必要性が身にしみて分かりました……。

それではHTML化依頼を出してきます。
これまで支援して下さった方々、本当にありがとうございました。
またいつかお会いできればと思います。