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魔王「お前が俺の後継者!」 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/08(火) 21:56:41.72 ID:1si9Y7QH0
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【安価】少女だらけのゾンビパニック @ 2024/04/20(土) 20:42:14.43 ID:wSnpVNpyo
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713613334/

ぶらじる @ 2024/04/19(金) 19:24:04.53 ID:SNmmhSOho
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1713522243/

旅にでんちう @ 2024/04/17(水) 20:27:26.83 ID:/EdK+WCRO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1713353246/

木曜の夜には誰もダイブせず @ 2024/04/17(水) 20:05:45.21 ID:iuZC4QbfO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aaorz/1713351945/

いろは「先輩、カフェがありますよ」【俺ガイル】 @ 2024/04/16(火) 23:54:11.88 ID:aOh6YfjJ0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713279251/

【MHW】古代樹の森で人間を拾ったんだが【SS】 @ 2024/04/16(火) 23:28:13.15 ID:dNS54ToO0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713277692/

こんな恋愛がしたい  安部菜々編 @ 2024/04/15(月) 21:12:49.25 ID:HdnryJIo0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713183168/

【安価・コンマ】力と魔法の支配する世界で【ファンタジー】Part2 @ 2024/04/14(日) 19:38:35.87 ID:kch9tJed0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713091115/

2 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/08(火) 21:57:40.70 ID:1si9Y7QH0
スライム「はあ?」

魔王「じゃ!そーゆうことで」

スライム「待ってください!なんでですか?なんで俺が後継者なんですか!?」

魔王「お前に凄い魔翌翌翌力が眠ってるからだけど?」

スライム「嘘をつかないでください。」

魔王「嘘じゃねーよww」

魔王「おーい、側近〜俺もう魔王じゃないから……」

側近「左様ですか」

魔王「旅行いこうぜ!」

魔王「勇者が来ると思うけどー達者でな」

スライム「魔王様!魔王様まだお若いでしょう?なぜ退位するのですか?」

魔王「だってもう1万年は魔王やったよ?十分です。飽きたし」

スライム「先代は14万年続けましたよ?」

魔王「きこえなーい」

スライム「魔王様!」

魔王「よし、側近。温泉街いこうぜ!」

魔王「じゃ!あとは任せた」

側近「ルーラ」

スライム「………」
3 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/08(火) 21:59:17.99 ID:1si9Y7QH0
スライム「側近よ」

スライム「側近さんもいなくなったし……」

スライム「うーん…新しい側近は……」

スライム「こいつだー!」

ドラキー「えっ」

スライム「魔王になりました」エッヘン

ドラキー「嘘つけ」

スライム「本当だって」

ドラキー「最弱のお前が魔王たぁ笑わせるぜ」

スライム「マジなんだって」

ドラキー「じゃあじゃあ〜魔王様にきいてみろよ」

スライム「だから、魔王様は側近さんと一緒に旅行に行ったんだって」

ドラキー「おーい!魔王様ー!」

魔王「うるさいぞ!新側近よ」

スライム「ほら」

ドラキー「コレは魔王様の幻!?」

4 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/08(火) 22:00:00.85 ID:1si9Y7QH0
魔王「スライムは俺が後継者に指名した」

ドラキー「なぜ最弱のスライムなのですか?」

魔王「新魔王様には物凄い魔力が秘められておりますゆえ」

ドラキー「魔王様が敬語!?」

スライム「だから言ったじゃん」

魔王「新側近よ、新魔王様に無礼の無いように!」

ドラキー「ははぁ」

魔王「よろしい」
5 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/08(火) 22:00:31.37 ID:1si9Y7QH0
翌日

スライム「ていうか、なんで魔王様は一番最初の町の周りに一番弱い俺らを配置するんだろう」

ドラキー「それは私には察しかねます」

スライム「いきなりどうした!」

スライム「俺とお前の仲じゃねーか」

ドラキー「魔王様が直々にお前を指名したんだからしょうがない」

スライム「魔王様はああいったけど、いつも通りでいいって」

ドラキー「本当か?」

スライム「いいってなんで俺が魔王になったのかの理由も適当臭かったし」

6 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/08(火) 22:01:12.52 ID:1si9Y7QH0
スライム「で」

ドラキー「で?」

スライム「一番最初のダンジョンにダースドラゴンさん配置しね?」

ドラキー「おお!そうすれば勇者全員死ぬな」

スライム「よし、ダースドラゴンさん呼ぶか」

ドラキー「俺が呼んで来るから待ってろ」

=========================

DD「スライム風情が私に何用か」

スライム「あの…一番最初のダンジョンに行って欲しいんですけど…」

DD「スライム風情が私に命令してよいと思うな!」

DD「私は魔王をも恐れた絶対無二のドラゴンなのだぞ」

DD「っと、魔王はどこへ行っているのだ」

スライム「此処にいますけど」
7 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/08(火) 22:02:19.74 ID:1si9Y7QH0
DD「は?」

スライム「前までの魔王様は位を俺に譲って旅行に行きました」

DD「なぜお前なのだ!強さ的に私だろう」

スライム(おい、ドラキーダースドラゴンさんって女だったんだな)

ドラキー(俺もビックリしたぜ)

DD「何をひそひそ話しているのだ?」

スライム「なんでも無いです」

DD「よし、魔王の直属の部下に聞けばわかるだろう」

DD「あいつとはできるだけ話したくないが」


=======================


DD「おい!ギガンテス!」

ギガ「おっダースの姉ちゃんじゃねぇか。俺に会いたくなった?wwww」

DD「バカ言うな。そんなことより、あのスライムが新魔王とは誠か?」

ギガ「マジだけど?超ウケるよねwwww」

DD「魔王は何を考えているのだ」

ギガ「面白いからいいじゃんww」

8 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/08(火) 22:03:31.47 ID:1si9Y7QH0
DD「どうやらお前は本当に魔王のようだ」

スライム「魔王の直属の部下とかいたの!?」

DD「魔王が聞いて呆れる……」

スライム「俺が新魔王だとわかったなら早速一番最初のダンジョンに………」

DD「魔王よ」

ドラキー「お前だよ」

スライム「ああそうだった」

DD「…………」

スライム「なんでしょう?」

DD「何故私はあんなひ弱な魔物しかいないダンジョンに住まなければならないのだ」

スライム「勇者を速攻で潰すため」

DD「何の為に?」

スライム「魔物達の生活が危機に瀕するから」

DD「ふん…」

ドラキー「ダースドラゴンさん強いから勇者もイチコロですよねっ!」

DD「むぅ……」

スライム「お願いします!普通に俺らより強いんですから」
9 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/08(火) 22:04:14.60 ID:1si9Y7QH0
DD「いいだろう」

スライム「それじゃあ」

DD「しかし、条件がある」

スライム「ゴクリ」

DD「ダンジョンに私以外の魔物をいれるな」

スライム「今いる魔物達は?」

DD「追い出せ」

スライム「…………わかりました」

ドラキー「おいっ!」

スライム「全員この城に住まわせます」

DD「まあいいだろう」
10 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/08(火) 22:05:09.24 ID:1si9Y7QH0
最初のダンジョン

DD「狭い………」

DD「暗い………」

DD「静かだなぁ…」

勇者「魔物いなさすぎじゃね?」

戦士「確かに」

僧侶「あっ」

勇者「なんかいるぞ!」

戦士「ドラゴン?」

DD「しゃくねつ」

勇者「ぎゃぁぁぁぁぁあああああああ」

戦士「あちぃいい!」

僧侶「どうか神様……助けてください……」

=========================

スラ「ダースドラゴンさん大丈夫でしたか?」

DD「私を誰だと思っている」

スラ「それなら良かった」

ドラキー「二人共、通信料もバカならないから速く話せ」

DD「あ、また勇者がきたようだ、切るぞ」

スラ「はーい」
11 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/08(火) 22:05:51.67 ID:1si9Y7QH0
DD「ふ、来たな愚かな勇者達」

勇者2号「うわ!なんでこんな強い奴が初っぱなから出てくるんだ!」

DD「魔王の一存でな、ここでお前らを始末しろ、とな」

武闘家「勇者には悪いが俺は逃げる!」

勇2「あ!お前!」

魔法使い「待て、おい!ボミオス!」

武闘家「クソっ!なにしやがる!」

勇2「1人で逃げんな」

勇2「みんなで逃げるぞぅ!」

魔&武「いえぇぇぇええええい!!」

勇2「ピオリムピオリム!」

魔法使い「マヌーサぁぁ!」

武闘家「俺なんもできね!」

DD「ドラゴンが獲物を逃がすと思ったか?」

DD「しゃくねつ!」

勇2「ピオリムピオリムピオリムピオリムピオリムピオリム!!ひえぇぇ」

魔法使い「あ…」

武闘家「うあっちい!」

魔法使い「あーあ」

魔法使い「そうだ。リレミト」

勇2「早くやれよ!」

DD「ちっ」
12 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/08(火) 22:06:44.43 ID:1si9Y7QH0
スライム「なあ、ドラキー?」

ドラキー「なんだよ」

スラ「俺に凄い魔力があるって本当かな?」

ドラキー「どーだろーなー」

スラ「不愉快な受け答えだな」

ドラキー「俺なんかただの馬鹿だし、他人の能力なんて知らねーよ」

スラ「そうだ、直属の部下に聞いてみるか」

ドラキー「直属っつってもどんな奴らかわからねぇじゃん」

スラ「おーい直属の部下達ー」

ギガ「よびましたか?」

スラ「来た」

ドラキー「なんて地獄耳」

ギガ「魔王様、どうなされましたか」

スラ「うーん直属の部下にギガンテスさん以外には誰がいるんですか?」

ギガ「魔王様、私のような若輩に対して敬語とは恐れ入ります」

スラ「いいからいいから、で誰がいるんですか?」

13 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/08(火) 22:07:11.74 ID:1si9Y7QH0
ギガ「私めとキラーマシンがおります」

スラ「二人?」

ギガ「はい」

ドラキー「少ないな、意外と」

ギガ「側近は黙ってろ!」

スラ「!!!!!!!!」

ドラキー「えっ」

ギガ「俺は側近が大嫌いなんだ!わかったか糞野郎!野糞でもしてろ!」

スラ「あの……ドラキーが何かしましたか?」

ギガ「いや」

ドラキー「コワイヨコワイヨコワイヨコワイヨコワイヨ」

ギガ「何となく言ってみただけで御座います」

スラ「はあ、なんとなく」

ギガ「つーか、普通に喋ってOK?」

スラ「OK」
14 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/08(火) 22:08:18.90 ID:1si9Y7QH0
ギガ「てかキラーの方は、魔王様が代替わりしたのしらねーんだよwうけるww帰って来たときの反応、想像するだけでwwwwww腹痛てwww」

スラ「ふーんキラーの方はなんでしらねーの?」

ギガ「昔から地方の調査ばっかしでwwあんまし城にいなかったんだよwww」

スラ「マジでww」

ドラキー「口調が移った!そしてスライムのくせにギガンテスに馴れ馴れしい!」

ギガ「お前らとは話が合いそうだ」

ギガ「前の魔王様も面白い人だったけどなwww」

スラ「おっと、忘れるとこだった」

スラ「なぁ、ギガさん」

ギガ「なんでい」

スラ「俺に隠された魔力とかありそう?」

ギガ「しらねーよwwwww」

ギガ「そーゆーのは魔王様の特権だからな」

スラ「というと?」

ギガ「毎回、どの世代の魔王も他の魔物の力をさし測る事ができたんだとさ」

ギガ「だから、多分魔王様に凄い能力はあるよww」

スラ「いつ目覚めんの?その力」

ギガ「5日」

スラ「5日まであと17日か」

ギガ「ちげぇよwwwww」

ギガ「いつか分からないってゆう意味で言ったのだww」

スラ「なんだー驚かすなよーこのこのお」

ギガ「驚かしてねぇー!ww」
15 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/08(火) 22:10:02.18 ID:1si9Y7QH0
DD「魔王よ」

スラ「あ!いっけねケータイ叫んでる」

DD「はやくでんか!」

スラ「はい、スライムですけど」

DD「凄く言いにくいのだが」

スラ「何?」

DD「負けた」

スラ「えっ」

DD「私はもう少しで死ぬ」

スラ「えっ」

DD「伝説の勇者の子孫が来た…」

DD「凄くせこかった、私なんて奴の(悪知恵の)足下にも及ばなかった…」グスン

DD「強さには自信があったのだがな……」エグエグ

スラ(泣いてる?)

DD「お前らとはしばし別れる事になるな」

スラ「?…生き返るのか?」

DD「ああ闇の司祭を呼んどいた」

スラ(ホッ)

DD「お前らであの勇者を倒せるかな?」

スラ「無理」
16 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/08(火) 22:10:50.50 ID:1si9Y7QH0
DD「勇者が城に着くのと魔王の才能の開花………どっちが早いか競争か」

スラ「俺の才能の開花………」

スラ「ダースドラゴンさん!俺の才能が開花したら勇者を倒せるんですか!?」

DD「…………………………」

スラ「ダースドラゴンさん!」

DD「……………」

ケータイ「へんじがない ただのしかばねのようだ」

スラ「くっそーー!」

ドラキー「どうした!」

スラ「ダースドラゴンさん死んじゃった……」

ギガ「!!」
17 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/08(火) 22:11:30.25 ID:1si9Y7QH0
魔王「そうか……ダースちゃんが死んだか……」

スラ「はい……」

魔王「まー新魔王様の魔力が解き放たれればなんとかなるけどな」

スラ「どうやったら」

スラ「どうしたらいいんですか!」

魔王「知らんよ」

スラ「えっ」

魔王「えっ」

魔王「魔物それぞれのスイッチがあるからな、魔王様のスイッチがONになるようにがんばれ!」

スラ「えっ」

魔王「じゃ」

ケータイ「プープー」

18 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/08(火) 22:12:16.09 ID:1si9Y7QH0
スラ「ドラキー、俺自分のスイッチをみつけるよ」

ドラキー「そう、がんばれよ!」

スラ「手伝えよ!」

ドラキー「もうギガンテスも帰っちゃったぜ?」

スラ「いいから手伝え」

ドラキー「なにを?」

スラ(よし!じゃあショックで才能が開花するかもしれないから)

スラ「ドラキー!俺をなぐれ!」

ドラキー「えええぇぇぇぇぇぇ!!!」

スラ「いいから早く!」

ドラキー(スライムってM?)

スライム「早く早く!」

ドラキー「なんで目が輝いてるんだよ」

ドラキー「どうなっても知らねえぞ!」バシ!

スラ「いてえよ!」

ドラキー「お前が殴れ!っつったんだろうが!」
19 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/08(火) 22:13:11.67 ID:1si9Y7QH0
スラ「ふう………」

ドラキー「??」

スラ「ドラキー」

ドラキー「どした、この程度か?」

スラ「!!」

ドラキー「うらうらうらあぁ!」

スラ「!アブねぇ!なにすんだこんにゃろ」

ドラキー「アタタタタタタタタタ」

スラ「ドラキーがなにかにめざめた!?」

ドラキー「あたぁ!!」

スラ「くそぅ!元に戻れドラキーよ!俺の声が聞こえねぇのか!?」

ドラキー「なんだよ、お前が殴れというから、俺はてっきりお前がMなのかと…」

スラ「んなわけねぇだろ」

ドラキー「なら良かった」
20 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/08(火) 22:13:51.27 ID:1si9Y7QH0
ドラキー「つまりお前は殴られれば天才になれると思ったと」

スラ「その通りでございます」

ドラキー「あたぁ!」

スラ「もーいいよ!」ヒョイ

ドラキー「あた!」

スラ「やめろって」

ドラキー「!!!?」

ドラキー「そういやお前最初の一発以外全部かわしてるな」

スラ「確かに……」

ドラキー「これお前の能力じゃね?」

スラ「…………しょぼくね?」
21 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/08(火) 22:15:05.90 ID:1si9Y7QH0
スラ「真面目にこれが俺の能力?」

ドラキー「多分」

スラ「ガーン」

スラ「こんなんじゃ勇者倒せねえ」

ドラキー「まてまて、そう気を落とすなって」

ドラキー「特殊な能力が一つとは限らないし……」

スラ「そうだ、先代魔王に何個能力があったか聞いてみよう!」

ケータイ「ぷるぷるぷる」

ドラキー「とゆうかさっきからケータイ喋ってないか?」

スラ「気のせいだろ」

ケータイ「がちゃ」

魔王「えーこちらは○○温泉街です♪」

スラ「あの魔王様?」

魔王「あああ!スラちゃんか」

スラ「なにしてるんです……」

魔王「やらかしちゃった♪」

スラ「何を!?」

魔王「やらかしちゃってただ働き中でぅえぇすぅ♪」

スラ「何をやらかしちゃったんでぅえぇすぅか?」

魔王「女湯覗いたんでぅえぇすぅ♪」
22 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/08(火) 22:16:00.18 ID:1si9Y7QH0
スラ「はあーん」

魔王「スラちゃんも覗きたかった?」

スラ「んなわけ無いでしょ」

魔王「あら、そう」

魔王「てゆーか聞いてえ」

スラ「どうしたんで」

魔王「なんかさ、女将さんに体で支払らっ………」

スラ「わーわーきかなーい聞こえなーい」

魔王「ま、どうでもいいや。でスラちゃんはなんで電話してきたの?」

スラ「魔王様はいくつ特殊な能力がありましたか?」

魔王「長くなるけどいい?」

スラ「なんで長くなるんですかまあいいですけど」

魔王「じゃあいくよー、 46290746125369536953136954324796314707542678875321460878765213569864314747976589698667753266774211135976532個あった」

スラ「どんだけー!」

魔王「すごいのを少しずつ説明すると………」

魔王「最初は他人の能力がわかるやつ」

スラ「ああ」

魔王「次が、空を自由に飛べる」

スラ「スゴッ!」

魔王「後は、透明になれるとか全身を水にしたりとか」

魔王「一番すごいのは……」

スラ「ゴクリ」

魔王「絶対にこけなくなる能力」
23 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/08(火) 22:16:41.93 ID:1si9Y7QH0
スラ「一番しょぼい能力でしょ、それ」

魔王「えーそうかな」

スラ「って魔王様がそんなに能力あったってことはもしや………?」

魔王「もやし?」

スラ「俺にも沢山能力が?」

魔王「多分ね」

=========================

スラ「だって」

ドラキー「ほらな、良かったじゃん」

スラ「よく考えれば攻撃を絶対かわせるってのも結構すごいな」
24 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/08(火) 22:17:32.76 ID:1si9Y7QH0
ドラキー「そうだそうだ!だって勇者の攻撃が当たらないんだぜ!」

スラ「時間掛かるけど勇者も倒せるな」

ドラキー「この調子でどんどん発掘してくぞー!」

========================

スラ「もうあれから丸1日経ったか」

ドラキー「今勇者どこまで来た?」

ギガ「魔王様!」

スラ「どうした?」

ギガ「勇者がきちゃったwww」

スラ「笑っている場合か!」

ギガ「いや、伝説じゃない勇者だからwww」

スラ「なーんだ」

ギガ「てゆーかぁ、その勇者もう死んだんですけどーwww雑魚かったwww」

スラ「もー倒したのか、ギガさんが?」

ギガ「いや俺じゃないのだ!」

スラ「誰なのだ?」

ギガ「キラーなのだ」

スラ「ああキラーさんが、まだいる?」

ギガ「もうどっか行ったwww出張で一時帰宅して3時間でしたくして」

ギガ「城門から出てきた所を勇者に切りかかって来たときには勇者は跡形もなくwwwwww」

スラ「キラーさんTUEEEEEEE!!」
25 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/08(火) 22:18:19.77 ID:1si9Y7QH0
スラ「ギガさん、次キラーさんが帰って来るのいつ?」

ギガ「大体2ヶ月もすれば一時帰宅するけどもw」

ドア「バーン!」

ドラキー「なんだ?」

勇者3号「たのもー!」

バトルマスター「勇者、挨拶はちゃんとしなさい」

賢者「あうあう」

スラ「なんだコイツら」
26 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/08(火) 22:19:07.55 ID:1si9Y7QH0
勇3「見てわからんか!」

バトルマスター「うちの勇者がすみません」

賢者「あうあう」

スラ(どうする?)

ドラキー(伝説じゃなくても俺達じゃ相手にならならだろ)

ギガ(しゃあねぇな、俺が行くか)

ギガ「やい、お前ら」

勇3「あれ?魔王いなくね?」

ギガ「魔王様の所えは俺が通さんww」

勇3「なんだそーゆうことか、いくぞおめぇら!!」

バトルマスター「気は乗りませんが、死んで貰います」

賢者「あうあう」
27 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/08(火) 22:52:43.16 ID:1si9Y7QH0
ギガ「イオナズンwww」

勇3「はあ!?」

バトルマスター「えっ」

賢者「あうあう」

スラ「えっ」

ドラキー「殴るとかじゃ………」

勇3「クソ、お前ら大丈夫かぁ!」

バトルマスター「なんとか…」

賢者「あうあう」

ギガ「お客さん以外と強いねww」

勇3「よし、みんないきてるな」

バトルマスター「〜っ!」

賢者「あうあう」

勇3「ベホマズ……」

ギガ「マホトーンww」

勇3「!!」

バトルマスター「私はもうだめだ」

賢者「あうあう」

バトルマスターのHPが全て回復した!

勇3「ナイス賢者!」

バトルマスター「すみませんね、賢者」

スラ「今、呪文、詠唱してたか?」

ギガ「お強いですねw」

勇3「ギガンテスのクセにスラスラ喋ってんじねぇ!」

バトルマスター「勇者!いくら魔物でも傷つく様なこと言ってはいけません」
28 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/08(火) 23:01:34.76 ID:1si9Y7QH0
ちょww処理オチwww
という訳で移転中止ですのorz
29 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/08(火) 23:45:07.36 ID:HGFCqOcDO
久々に見た
30 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/09(水) 18:53:36.54 ID:pjSLmPhIO
ん?どうなるの?
31 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/09(水) 23:23:31.42 ID:gCumHRUW0
>>30 セルフ移転続けますよ

明後日ごろから...
32 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/10(木) 03:53:13.83 ID:o6FRU6nIO
魔翌力
33 :再開! [sage saga]:2011/02/12(土) 10:59:52.76 ID:a8B21M2N0
スラ「バトルマスターはもう僧侶になれよ……」

賢者「あうあう」

ドラキー「賢者はなんなんだ」

勇3「ギガスラッシュ!」

バトルマスター「大魔神切り!」

賢者「あうあう」チュドーン

ギガンテスはマホカンタを唱えた

賢者が放ったイオグランテが勇3達に炸裂する!

スラ「はああああああぁ!??」
34 :再開! [sage saga]:2011/02/12(土) 11:02:14.82 ID:a8B21M2N0
ギガ「くそww痛いじゃんwww」

スラ「賢者はいつイオグランテを唱えたの!?」

ギガ「魔王様ww俺死ぬかもwww」

スラ「待て!死ぬなぁ!」

勇3「うらー!」

ギガ「うっ!w」

ギガ「俺らしくないところ見せちまったかなww」

スラ「しぬなよ………」

スラ「しぬなよぉぉぉぉおお!!!」

スライムの体が不思議なひかりを放つ

ギガンテスのHPがかなり回復した!

勇3「なんだ……今の??」

ギガ「これは、賢者の石の力?」

35 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/12(土) 11:04:03.23 ID:a8B21M2N0
ドラキー「スライム、お前光ってるぞ!?」

スラ「え?」

勇3「スライムがナニしやがったぁ!」

バトルマスター「勇者!スライムから殺りましょう……」

勇3「てやぁ!死ねぇスライムぅ!」

スラ「そんな攻撃あたるかよーっと」

勇3「くそ!回避率高過ぎだろ!」

スラ「ほいほい」

バトルマスター「ぐぬぬ」
36 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/12(土) 11:05:24.53 ID:a8B21M2N0
勇3「[ピーーー] [ピーーー] [ピーーー] !」

ドラキー「コイツ何故機械音連発してんだ!?」

ギガ「魔王様のおかげで助かったwwしょうがない本気だすかwwwwwwww」

ギガンテスはまじんの金槌を装備した
ギガンテスははおうの斧を装備した

勇3「ぇ、ギガンテス何持ってんの?え、まじんの金槌?ぇはおうの斧?ぇ、二刀流?え、え?」

バトルマスター「なっ!」

賢者「あうあう」

ギガ「wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

勇&バ「うきゃーーーー!」

ギガ「砕けろぉぉwww」

勇3「ちぬぅー」バタッ

バトルマスター「ふ、不覚……」バタッ

ギガ「まだ砕けてないww賢者TUEEEEwww」

賢者「あうあう」

賢者はメラガイアーを唱えた!

ギガ「あ」

スラ「へ?」

ドラキー「ぷっ」

メラガイアーはひかりのかべにはじかれる!

賢者「あうあう」ブシャー

ギガ「マホカンタあったのにwwwメラガイアーwwwぱねぇwwwwww」
37 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/12(土) 11:06:07.31 ID:a8B21M2N0
ドラキー「死体処理は完了しましたよっと」

スラ「ありがたいな、城の中に死体が置きっぱなし、は気持ち悪いからな」

ドラキー「てかさ」

スラ「ん?」

ドラキー「直属の部下、増やさね?」

スラ「Why?」

ドラキー「だってさ、キラーさんいっつもいないじゃん」

スラ「確かに……まず顔を見たことすらないな」

ドラキー「さっきみたいに強い勇者御一行様が来たとき」

ギガ「やっぱ俺一人じゃ心配だよなw」

ドラキー「まあ、そういうことです」

ギガ「キラーがいつも居れば楽なんだけどなwww」
38 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/12(土) 11:07:04.21 ID:a8B21M2N0
ギガ「じゃねぇよww!」

ドラキー「はあ」

ギガ「魔王様の新しい能力出ただろーがww」

ドラキー「ああ、そう言えばなんか光ってたな、コイツ」

スラ「そう!あれ何?」

ギガ「多分ww賢者の石的な何かw」

スラ「ほー!俺が賢者の石になったと……」
39 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/12(土) 11:07:37.05 ID:a8B21M2N0
ドラキー「いやいやベホマズンだろ、普通に考えて」

スラ「でも、ベホマズン唱えても体ひからないだろ」

ドラキー「うーん………」

スラ「賢者の石的な何かでも、ベホマズンでもいいじゃん、どっちみち回復できるし」

ドラキー「じゃ、直属の部下を増やす話に戻ろうぜ」

ギガ「どんな奴がいいw?」

スラ「攻撃も回復もできる奴 だな」

ドラキー「無茶いうなよ」

スラ「まあ俺が部下になってくれって言ったところで俺を魔王だと信じる奴いないからな」

ドラキー「もう少し妥協しろよ」

スラ「俺は万能な部下がほしいんだーい!」

スラ「あ!同族に仲間になってくれそうな奴で万能な奴いたわ」
40 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/12(土) 11:08:37.65 ID:a8B21M2N0
ナイト(下)「おう!スライムじゃねえか!よく生きてたな」

ナイト(上)「何か御用ですか?」

ドラキー「スライムナイトかよ!」

スラ「それがどうした」

ドラキー「いやお前よりスライムの中で上位種だろ!」

スラ「スライム族は一部を除いて仲がいいからちょっとした頼みなら聞いてくれる筈さ」

ナイト(下)「で、なんで俺らを呼びつけたんだよ」

スラ「うん…俺の部下になってくれ」

ナイト(下)「はあ!?」

ナイト(上)「騎士として仕える主君がいないのは如何なものかと思っていたところですが……」

ドラキー「ほーらやっぱりお前の部下とかやだろ」

スラ「じゃあドラキーはなんなんだよ」

ドラキー「な、ななな、なんとなくだ!」

スラ「ふ〜ん」

ナイト(下)「墓穴掘ってんじゃねえか」

ナイト(上)「スライムさん何故我々に部下になって欲しいのですか?」

スラ「回復もできるし戦闘もお任せって感じだから」

ナイト(下)「そこじゃねえよ!なんでお前みてえな貧弱の部下になんなきゃなんねーんだってとこだよ」
41 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/12(土) 11:09:11.94 ID:a8B21M2N0
ナイト(上)「……///」

ナイト(下)「照れてんじゃねえよ」

スラ「うーんとな、非常に言いづらいのだが」

ナイト(下)「なんだよ」

スラ「俺、魔王」

ナイト(下)「へ?」

ドラキー「いやマジなんだよなこれが」

ナイト(下)「ぶほっ」

スラ「やっぱりこーなるか」

ドラキー「案の定だったけどな」

ナイト(下)「お前が魔王とか笑わせんなよwwww」

スラ(ドラキー、ギガさん呼んできて)

ドラキー(おーけー)
42 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/12(土) 11:10:20.87 ID:a8B21M2N0
=========================

ギガ「なんです?w魔王様wwがw呼んでる?www」

ドラキー「今ちょっと困ってるんだよ、きてちょ」

ギガ「もちwwwロンw」

ドラキー「この人なんでいつも笑ってるんだろう……」

========================

スラ「真面目に魔王なんだってぇ」

ナイト(下)「嘘をつくなよー」

ギガ「うほっww魔王様wwどうしましたぁww」

ナイト(下)「コイツぁ伝説の大巨人?!」

ギガ「ああwwそれ俺のとーちゃんwww」

ナイト(下)「大巨人アトラスに子供がいたのか!!」ビックリ

ナイト(上)「へ?…………」

ナイト(下)「お前は最近生まれたからしらないのか」

ナイト(上)「最近って言っても100年は生きてますよぅ」

ナイト(下)「それよりもズーッと前だ、一万年くらい前」

スラ「ギガさんやっぱそうだったんすか!」

ドラキー「確かに絵本の大巨人とそっくり」

スラ「」
43 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/12(土) 11:10:56.26 ID:a8B21M2N0
スラ「ちょっと唖然としちゃった」

ナイト(上)「なんなんですか?大巨人アトラスって」

ナイト(下)「教えてやろう!大巨人アトラスとはっ!」

スラ「その昔、今から50代位前の魔王が世界征服を成し遂げた時に」

ドラキー「魔王の右腕と成り戦った魔物……」

ギガ「それが俺のとーちゃんwww」

スラ「世界の半分は大巨人アトラスがむしりとったと言われている!」

ギガ「実際は3分の1!ww」

ドラキー「そしてもう半分は第8代目魔王 ス•ネオン様が奪いとった!」

ギガ「本名はスネ夫www」

ギガ「因みにスネオン様も3分の1ww」
44 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/12(土) 11:12:40.75 ID:a8B21M2N0
スラ&ドラキー「ええええええええええええぇぇぇ!!」

ナイト(下)「じゃ、じゃあ残りの3分の1は?」

ギガ「暗黒の殺戮兵器キラーマシンww」

スラ「キラーさん!?」

ギガ「ふーんみんな俺のとーちゃんは知ってんのにキラーは知らないんだww」

ドラキー「なんで世界の3分の1を切り取った人が有名人じゃないんだ!?」

ナイト(下)「ていうか、スライムが伝説の大巨人の子孫にタメ口!?」

ナイト(上)「……??」

ドラキー「てゆーか、キラーさんテラ長生き!?」

ギガ「機械だしww」
45 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/12(土) 11:13:40.99 ID:a8B21M2N0
ドラキー「あそっか」

ギガ「有名人になってないのは多分……誰も見てなかったからじゃねwwwww」

スラ「それって」

ギガ「姿を見られる前にヤっちゃうってことww」

ドラキー「そういえば、キラーさんと城門で遭遇した勇者も瞬殺されたって」

ギガ「俺のとーちゃんwwwとスネオン様は目立ちたがり屋だったからwwインパクトあったんだよww多分www」

スラ「いや…ちょっと待てぇい!!」

ナイト(上)「ど、どうなされましたか!」

スラ「おーい!スライムナイトの下!」

ナイト(下)「なんだよ」

スラ「一万年前とか嘘つくな!十億年前だろーが!」

ナイト(下)「ちょっと間違えただけだろう」

スラ「よく考えたら一万年前って俺の前の魔王が魔王になったとしだろ!ちょっとじゃねえよ!」


=========================

スラ「まあ一悶着あったがまあいいか」

ドラキー「うえナイトちゃん大巨人アトラスの事わかりました?」

ナイト(上)「ああ、なんとなくそれとなく」

ナイト(下)「そりゃあ良かった!大巨人アトラスを知らないなんてな!ちょっと魔物としてな!あれだよな!」
46 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/12(土) 11:14:22.57 ID:a8B21M2N0
ナイト(下)「じゃ、上のナイトが魔物として再出発したところで話を戻すぞ」

ナイト(上)「なんですか再出発って!?」

ナイト(下)「お前が魔王なわけねーだろって話しに戻すぞー」シカト

ナイト(上)「うぅっ…酷いよう」

ナイト(下)「じゃ、改めて…お前が魔王なわけねーだろっ!」シカト

ナイト(上)「ううぅっ」グスッ

スラ「ギガさん言ってやってよー」

ギガ「コイツ魔王様だよwww」

ナイト(下)「やっぱりーもうねアトラスの子孫とか出てきたところでそうだと思ってたよー」
47 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/12(土) 11:15:29.74 ID:a8B21M2N0
ナイト(下)「まったく、誰だよ話しをそらしたのは?」

スラ「おめーだろ」

ナイト(下)「やっぱりー」

ナイト(上)「うわーん!」エグエグ

ドラキー「ナイトちゃーん泣かないでー!あっちは大人達が大人の話してるから、おじさんとあっちで遊ぼうねー」

ナイト(上)「こどもあつかいしないでくらさい」キリッ

ナイト(上)「ねえ、ナイトこどもじゃらいよね」

ナイト(下)「おいスライムぅ三人で記念撮影しようぜw」シカト

スラ「いいねぇ」

ギガ「俺も?ww」

ナイト(下)「当たり前だろ!」

スラ「魔王とアトラスの子孫と写真撮れることを光栄におもえよ?」

一同「あっはっはっは!」ワイワイガヤガヤ

=========================

ドラキー「ね?」

ナイト(上)「…………」コクッ
48 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/12(土) 11:16:19.53 ID:a8B21M2N0
ナイト(下)「はいチーズ!」

カメラ「パシャ」

スラ「どう撮れてるか確認しようぜ」

ナイト(下)「あれ?俺の相棒どこいった?」

スラ「ドラキーもいねぇや」

ギガ「さっきベッドルーム兼子供部屋行ったぞw」

ナイト(下)「まさか•••••」

スラ「ドラキーの奴め」

ギガ「なんwwwだとwww」

子供部屋

ドラキー「ほーらベロベロべー」

ナイト(上)「ナイト子供じゃないもん」

ドラキー「ならば!」ポチッ

ナイト(上)「なっそれはっ!」

ドラキー「最終兵器」

ドラキー「TVゲーム」エッヘン

ナイト(上)「や、やるや………やらせて頂けませんでしょうか?」

ドラキー(やはり子供じゃないか)
49 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/12(土) 11:17:03.62 ID:a8B21M2N0
ナイト&ドラキー「ピコピコ」

ドラキー「また負けた〜」

ナイト(上)「やった!」

=========================

ドア「バァーン!」

スラ「おい!ドラキー!はやまるな!」

ナイト(下)「相棒に何かあったら殺す!」

ドア「いてぇし!ドアはゆっくり開けろよ!」

スラ「ドラキーおま………え?」

ドラキー「ナイトちゃん強すぎだよー」

ナイト(上)「参ったか!」

スラ「なんだゲームかよ」

ドラキー「俺の得意なマリカでまけるとは……」

スラ「なん•••だと•••」

スラ「俺マリカでお前に勝った事ねえのに!」

ドラキー「お前CPUにも一回も勝った事ねえだろ」
50 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/12(土) 11:17:38.22 ID:a8B21M2N0
スラ「よ、よし4人で勝負しようぜ!」

ナイト(下)「いいねー」

ドラキー「よくねぇよ」

スラ「そうだった!俺はマリカをすれば新たな能力が発動する体質だった!」

ドラキー「んなわけねーだろうが!」

ナイト(下)「でチーム分けは?」

ドラキー「無視かよ!」

スラ「勿論、スライムナイトチームvs魔王と側近チームだろ!」

ナイト(上)「どうせならダブルダッシュにしませんか?」

スラ「よし!そうしよう。ドラキー!ハンドリングはお前に任せた!俺はアイテム使いになる」

ドラキー「人の話きけよ…………」
51 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/12(土) 11:18:29.43 ID:a8B21M2N0
4時間後

スラ「遊び疲れたー」

ナイト(下)「ドラキー強えな!」

ドラキー「スライムがもう少し上手くアイテム使ってくれりゃあ…」

ナイト(上)「確かにキノコを溜めすぎだったような」

スラ「うるさいうるさい!」

スラ「てか、お前らは強すぎなんだよ」

ナイト(下)「並みだろ」

スラ「もうこの話題変えようぜ」

ドラキー「身勝手だな」

スラ「てかお前らはどういう経緯でスライムナイトになったわけ?」

ナイト(下)「いやー俺が住んでいる空き地にコイツが来たんだよ」

ナイト(上)「その前はじごくのよろい師匠の弟子をしていました」

スラ「ほー」

ドラキー「ほー」

ナイト(下)「聞く気あんのか?」

スラ「あるある」

ナイト(下)「まあいいや、続けるぞ」

ナイト(上)「はい、で、ある日じごくのよろい師匠が死んでしまったのです」

ドラキー「なんで?」

ナイト(上)「それがよくわからないんです。殺された訳ではないんですが」
52 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/12(土) 11:19:27.28 ID:a8B21M2N0
ナイト(上)「そして、師匠が以前から私に「私が死んだら此処へいけ」という遺言?に従って空き地に行ったのです」

ナイト(下)「まあそこが俺の住処の空き地だった訳だ!」

ナイト(上)「その時はまだ王冠かぶっていたんです、よね?」

ナイト(下)「そん時はまだスライムベホマズンだったからな」

スラ「スライムベホマズン?じゃあベホマズン使えるのか」

ナイト(下)「一応な」

ドラキー「凄いじゃないですか」

ナイト(下)「まあな!」

ナイト(上)「そして、色々あって現在に落ち着きました」

スラ「色々を教えろよ」

ナイト(下)「なーに、俺がじごくのよろいと友達だったからな、後は察してくれ」

=========================

スラ「じゃあ、しょうがない稽古でもするか」

ドラキー「だらだらすんな糞魔王」

スラ「お!いうねぇ」

ドラキー「いいから早く新しい能力出せよ」

スラ「そんな無茶な…」

ドラキー「そのための稽古だろさっさとやれ!」

スラ「へーい」
53 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/12(土) 11:20:20.95 ID:a8B21M2N0
警備室

ナイト(上)「改めまして、今日からこのお城で衛兵として働く事になりましたスライムナイトです///」

ナイト(下)「よろしくお願いしまーす」

ギガ「上のお嬢ちゃんwwそう堅くなんなってwwもっと気軽にww」

ナイト(上)「あ!はい」

=========================

スラ「次何がくるかな」

ドラキー「何が?じゃなく、どんなのが?だろ」

スラ「細かい事はいいんだよ」

ドラキー「今日は魔法系の稽古だな」

スラ「俺に魔法系の特技つかえんのか?」

ドラキー「ひとまずやれよ」

スラ「地味に命令口調なのがウザコワい」

ドラキー「静かに稽古しろ」

スラ「ほーい」
54 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/12(土) 11:21:00.32 ID:a8B21M2N0
7時間後

スラ「フィー疲れた」

ドラキー「なんか出た?」

スラ「もちろん何もない」

ドラキー「一瞬期待させるなよ」

スラ「ざまぁ」

ドラキー「ぶち殺したいです」

スラ「うわっ!怖いから恐いって!いろんな意味でコワい!」

ドラキー「恐怖では何も出ないか」

スラ「お前はなんも覚えないの?」

ドラキー「それがさ、実はバシルーラ覚えたんだ」

スラ「なにそれ」

ドラキー「相手をどっかに飛ばせる魔法だちゅう」

スラ「なにだちゅうって」

ドラキー「さあ?」
55 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/12(土) 11:21:38.01 ID:a8B21M2N0
3日後

スラ「ナイト達も城での生活に慣れて来たようだな、うん」

ドラキー「ギガさん今勇者どこらへんにいますか?」

ギガ「なんかオッサン助けるイベントのとこwwww」

スラ「なにその変なイベント………」

ドラキー「やっぱり人助けすることも勇者にとって重要なんだよ」

スラ「そうかぁ?」

ドラキー「重要だろ」

スラ「だってさ…俺RPGやった時人助けとか全然しなかったしぃ、人ん家から物奪うし」

ドラキー「うーん…いわれてみれば…」

スラ「俺ホントに人ん家の物取ってこようかと思っちゃったもんな……」

ドラキー「お前は馬鹿にもほどがある」

スラ「ひでー言いようだな」

56 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/12(土) 11:22:12.91 ID:a8B21M2N0
ナイト(上)「魔王様!魔王様〜!」

スラ「ん?どうかしたかい?お嬢さん」

ナイト(上)「いちいち子供扱いしないで下さい!」

ナイト(下)「ヤバそうな奴が来たぞ」

ドラキー「の割には落ち着いてるな………」

スラ「何が何でも城にいれるな!」

ナイト(下)「いや、入れてあげろよ」

スラ「なんでだよ!」

ナイト(下)「ヤバそうな魔物が来たんだよ」

スラ「うへっ!勇者かと思っただろ!馬鹿野郎!」

ドラキー「キラーさんかな?」

ギガ「早くね?www」

スラ「よーし見れば分かるだろ!玄関まで競争!」

ドラキー「飛べる俺に勝てると思うな!」

ナイト(下)「俺だって!」

ギガ「ちょw俺遅いからww待ってww」

ナイト(上)「みんな速いよぅ……待って……」
57 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/12(土) 11:22:50.51 ID:a8B21M2N0
玄関

スラ「いちばーん!」

ドラキー「クソ!負けたぁ!」

ナイト(下)「ドラキーと同着か」

ギガ「みんな速すぎw」

???「あ!皆さん」

スラ「あ、あんたは」

ドラキー「俺は知らない顔だな…」

ギガ「お久しぶりっすwww」

側近「お久しぶりです」

スラ「魔王様の側近さんじゃないですか!」

ドラキー「え?でも魔王様いないけど?」

側近「魔王様は温泉街で只働き中です」

スラ「まだやってんのか…」

ギガ「でw先代魔王様はwwどこw?ww置いてきた?ww」

側近「いえ、魔王様に先代様からお届け物を頼まれましたゆえ」

スラ「俺に?」
58 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/12(土) 11:23:24.91 ID:a8B21M2N0
側近「真・能力開花の書(上)(下)と先代様の魔力を少し」

スラ「ええぇぇぇー!本?」

ドラキー「露骨に嫌そうな声を出すなよ」

側近「この本には新能力を発見する為の極意が書かれているようです。それと先代様の魔力を魔王様に授けろ、と」

スラ「うわ!字汚ねえ!読めないじゃん」

側近「左様ですか。ならば後で私が書き直しておきますゆえ」

スラ「おお、ありがとうございます」

側近「して、魔王様に先代様の魔力を授ける方法ですが……」

ドラキー「儀式とか?」

側近「いえ、私が先代様の魔力を我が両手に宿し、直接送り込む方法が無難です」

スラ「無難じゃないのはどんなのがありますか?」

側近「ええと、口づけとかでしょうか」

スラ「ぶー!」

側近「後は、殴るとか」

ドラキー「それは無理だな」

スラ「俺どんな攻撃も交わしちゃうしね」
59 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/12(土) 11:24:59.65 ID:a8B21M2N0
スラ「まあ、普通の方法でよくね?」

ドラキー「うん」

側近「左様でございますか•••では!」

スラ「うっ!なんか来てる!」

側近「耐えて下さい……」

スラ「キタ―――――!」

側近「どうやら無事、終了した模様です」

ドラキー「はや!」

側近「早いことは、いいことです」

ドラキー「なんか拍子抜けしたな」

ナイト(下)「まったくだ」

スラ「うおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」

ドラキー「大丈夫か!?」

側近「毎回のことのようですので大丈夫です」

スラ「みwなwぎwっwてwきwたw」

ドラキー「なんだかなあ……」
60 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/12(土) 11:25:44.14 ID:a8B21M2N0
側近「では私はこれで、また会いましょう」

ドラキー「待ってぇ!」

側近「何か御用でも?」

ドラキー「コイツいつ元にもどんの?」

側近「私には分かるはずの無いことです」

ドラキー「そんな……」

スラ「フヲオオオォォォォォォ!!」

ギガ「魔王様wなんすかwwwそれwwwwマジうけるwww」

ナイト(下)「スライム!乗ってるなぁ!」

ドラキー「なんか周りの奴らもテンション上がった!?」

側近「では、先代様の字を綺麗に直してからもう一度訪ねて来ますので」

ドラキー「コイツらをどうにかしてってくれ」
61 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/12(土) 11:26:36.06 ID:a8B21M2N0
側近「この本の字を綺麗にする事が今の私に課せられた使命なので」

ドラキー「は、はあ…」

側近「では」

ドラキー「あ、さようなら……」

スラ「テンションアゲ♂アゲ♂」

ギガ「れんぞくwwためw」

ナイト(下)「スーパーハイテンション!!!」

ドラキー「なんだ、コイツら…………」

スラ「おうおうおう!ドラキーよー!お前もアゲてけよぅ!」

ギガ「きたwきたww」

ナイト(下)「今なら伝説を造れる気がしてきた………」ワナワナ

スラ「うおーう!のってきたぜぇぇぇい!」

ス&ギ&ナ「Make legend! I am legend! We are legend!」

ス&ギ&ナ「フゥゥゥゥゥゥ!!」

ドラキー「They are crazy!」
62 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/12(土) 11:27:10.93 ID:a8B21M2N0
ナイト(上)「ハアハア」テクテク

ドラキー「ん?足音?」

ナイト(上)「ハアハア………ハアハア」テクテク

ドラキー「あ!ナイトちゃん!?」

ナイト(下)「よお!スライムぅ!のってけよー!」

スラ「おうおう!のっちゃうぜー!」

ギガ「なwなんとwwスライムたちwwが合体してw」

スラ「秘技!スライムタワー!」

ナイト(下)「一匹たりねー!ww」

=========================

ナイト(上)「!!…皆さんどうしたのですか?」

ドラキー「さあ……」
63 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/12(土) 11:28:08.43 ID:a8B21M2N0
ドラキー「このSS……真面目なキャラクター少ないな…」

ナイト(上)「そっ!そんなあ」

ドラキー「いやまずキャラクターが少ないか?」

ナイト(上)「キャラの多さいいですから!スライムさん達を止めましょうよ!」

ドラキー「うん……」

=========================

ドラキー「おい!スライム!いい加減にしろよ」

スラ「スライム…いや違うな…俺はさしずめスーパースライムだっ!」

ナイト(下)「ヒューヒュー!」

ナイト(上)「皆さんなんかおかしいですよ!しっかりして下さい!」

スラ「何!して下さい!?」

ナイト(上)(なんかスライムさん達……私に対してヤバげな目つき………)

ドラキー「スライム!そいつは犯しちゃいけねぇよ 境界線ってもんがあるだろう」

スラ「知った事か!」

ギガ「魔王様wwいいのw?」

ナイト(下)「いやちょっと待て!」

ナイト(上)「下スラさん……」

ナイト(下)「相棒は止めてくれよw」

ナイト(上)「何故微笑?」
64 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/12(土) 11:28:53.92 ID:a8B21M2N0
ドラキー「もうお前らどっかいけ…バシルーラ」

スラ「ドラキーめ!図ったなぁ!」

ギガ「ちょw」

ナイト(下)「俺も!?」

=========================

ナイト(上)「ドラキーさん…お陰で私の貞操は守られました…」

ドラキー「まだ危険な奴いるけどな」

スラ「ふはははは!この俺には呪文すら当たらないようだ!」

ドラキー「じゃ寝てもらうか」

ドラキーの攻撃!

スラ「当たるかよ!」

スライムはひらりとみをかわした!

ドラキー「くそだな」

スライムの攻撃!スラ•ストライク!

ドラキー「うわっち!危ねー」

ドラキーはひらりとみをかわした!

スラ「くらえや!」

スライムの攻撃!

ドラキー「二回行動!?」

ドラキーはひらりとみをかわした!

スライム「お前も回避率高っ!」

スライムはマダンテを唱えた!

ドラキー「は!?」

ドラキーはアストロンを唱えた!

スラ「ええっ!」

ドラキーは鉄になっている!
65 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/12(土) 11:29:38.79 ID:a8B21M2N0
スラ「なんでお前!アストロンとか使えんの!?」

ドラキー「動けねえ」

スラ「…………なんかアホらしくなってきた」

ドラキー「ふーんそりゃ良かった」

ナイト(上)「なんかお二人の闘い……とてもハイレベルでした……」

ドラキー「つーか、お前ナチュラルに新技出したな…」

スラ「すげーだろ」

ドラキー「えーと、三回行動とマダンテだっけ?」

スラ「はは!その通りだよドラキー君!」

ドラキー「しゃべり方うぜー」

スラ「お前モナー」

ドラキー「うざさの極みだな」

ナイト(上)「蚊帳の外………」

ドラキー「アストロン使えるから俺もう死なないぜ」

スラ「マダンテTUEEEEEE!」

ドラキー「まだ一回も当たってねえけどな」
66 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/12(土) 11:30:33.59 ID:a8B21M2N0
翌日

スラ「ははは!今日も新しい朝が来た!希望の朝だ!」

ドラキー「ラヂオ体操ですね、分かります」

スラ「ま!手足無いから飛び跳ねる奴しか出来ないけどな!」

ドラキー「このテンションっていつ元に戻るのだろう?」

スラ「じゃあドラキー張り切って修行しよう!」

ドラキー「修行に積極的になった」

=========================

ギガ「いやーww参ったw」

ナイト(下)「まったくだ」

ギガ「ここどこ?wwwwww」

ナイト(下)「さあな?うん?誰かいるぞ?」

勇者4号「みんな生きてるカー?」

戦士「ふつーに生きてるし」

僧侶「右に同じく」

魔物使い「な、なんとか」

勇4「よっし!生存確認おわり」

戦士「なんかさ魔物使い不憫だよな」

勇4「なぜ?」

僧侶「魔物使いなのにパーティに魔物がいない、とか……」

魔物使い「私いる意味あるんでしょうか?」

勇4「ありあり!大あり!だよ!お前は俺らのパーティに必要不可欠だよ!」

魔物使い「勇者さん………」

勇4「お前は俺らの目のお薬に最適だよ!」

戦士「まったくだ、眼福」

僧侶「戦えればもっといいんですが、居るだけで僕達の士気が上がるというか、なんというか」
67 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/12(土) 11:31:06.45 ID:a8B21M2N0
魔物使い「………………………」

勇4「よっし!魔物使いの為に魔物捕まえるか!」

魔物使い「勇者さん……」ウルウル

=========================

ギガ「うわw男だらけのむさいパーティww」

ナイト(下)「いや!よく見ろちょーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー可愛い子!一人いるぞ?」

ギガ「マジww?」

=========================

勇4「みーんなー!」

戦士「なーんだー!」

勇4「魔物使いの為に強い魔物捕まえるぞー!」

戦士「うおー!」

僧侶「キター!」

魔物使い「あ、あの………」

勇4「それじゃ皆のもの!さがせっ!」

魔物使い「………………」

=========================

ギガ「うはwwあいつらこっち来たw」

ナイト(下)「しかもかわいこちゃん意外のむさい奴らだけかよ………」

戦士「おい勇者!」

勇4「なした!」

戦士「なんかいたぞ!」

勇4「マジか!」
68 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/12(土) 11:31:39.46 ID:a8B21M2N0
ギガ(どうするw)

ナイト(下)(ようすみよーぜ)

戦士「どっち捕まえる?勇者」

勇4「さて、魔物使いはガチムチギガンテスとぷにぷにスライム……どちらが好きか?」

戦士「強さじゃねーのかよ!」

勇4「魔物使いの好みに決まってんだろ!」

戦士「ならスライム一択だろ!」

勇4「確かに!」

ナイト(下)「うわ!俺狙い!」

ギガ「ご愁傷様ww」

ナイト(下)「うわ!ちょ!待て!おい何をするやめろ!」

ギガ「ww」スタコラサッサー

=========================

勇4「やっと捕まえた」

戦士「てこずらせやがって!」
69 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/12(土) 11:32:15.44 ID:a8B21M2N0
ナイト(下)「俺の人生オワタ」

戦士「じゃあ早速魔物使いに献上しようぜ」

勇4「よしきた!」

ナイト(下)「どうなるのだろう」

=========================

魔物使い「勇者さん達!ホントに………私の為に……」ウルウル

勇4(涙目も素敵!)

戦士(ぶっ壊したいぜ!)

僧侶(この純情な感じが良いのでしょうに)

魔物使い「勇者さん達?何を話しているのです?」

勇4「え?ええ、えーと…」

戦士「今後の生活についてだ!」

僧侶「そう!その通り!」

ナイト(下)「最低だな……コイツら……」
70 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/12(土) 11:32:57.23 ID:a8B21M2N0
魔物使い「勇者さんホントにこの可愛らしいスライムを私が使って良いのですか?」

勇4「もちろんさ!」

ナイト(下)「うわ……近くで見たら超ヤバい…超可愛い……」

=========================

魔物使い「これから、よろしくお願いしますっ」

ナイト(下)「…………………………………………………っえ?」

魔物使い「だ!大丈夫ですか!?」

ナイト(下)「う、うん」

魔物使い「良かったぁ!これからは私のパートナーですねっ!」

ナイト(下)(かわええー!)

魔物使い「ちょつと抱っこしていいですか?」

ナイト(下)「あぁー」

魔物使い「ではっ!」ダキッ

ナイト(下)「うおっ!!!!」ダカレッ

魔物使い「ぷにぷにで気持ちいいです!」ダキッ

ナイト(下)「うーん………」

ナイト(下)(幼女を頭の上にのっけとくのもいいけど可愛い子ちゃんに不可抗力で抱かれるのも…………)

ナイト(下)(悪くない)キリッ
71 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/12(土) 11:33:33.36 ID:a8B21M2N0
1ヶ月後

スラ「やっぱゲームやるとしたらこれだよな」

ドラキー「ああ、俺たちの為にあるようなゲームだ」

スラ「じゃ!一丁やりますか!」

ドラキー「いいねえ」

スラ&ドラ「勇者のくせになまいきだ。」

スラ「この勇者を倒すってゆう所に俺たちっぽさを感じるよな…」

ドラキー「無印とor2、:3Dと三作でてるしな」

スラ「スッキリするよな」

ドラキー「しかも出てくる魔物が俺たちに似てて親近感わくよな」

スラ「おれはマヒヤシか……ってお前に似てる魔物いないだろ!」

ドラキー「むそうガジガジ(成虫)とかそっくりだろ」

スラ「無理があんだろ………」
72 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/12(土) 11:34:18.43 ID:a8B21M2N0
スラ「っつーかこんな話、してる場合じゃねえし」

スラ「ギガさん戻ってきたじゃん」

ナイト(上)「はい…」

スラ「でも、、下スラ戻ってこなかったじゃん」

ナイト(上)「はい……」

スラ「しかもギガさんに聞いたら、勇者に捕まったって言ってたし」

ナイト(上)「……………」

スラ「さらに、ギガさんになんで助けなかったの?って聞いたら「面白そうだからww」だって」

ナイト(上)「うぅ……」

スラ「あいつ……元気してるかなー」

ナイト(上)「スライムさん!他人事だと思って!」

スラ「え?ぜーんぜん他人事だと思ってねーよー」

ナイト(上)「その語尾をのばす感じが白々しく感じるんです!」

スラ「そんなことねーよなードラキー?」

ドラキー「勇者のくせになまいきだシリーズ、絶賛発売中!」

スラ「まだやってんのかよ……」
73 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/12(土) 11:34:51.85 ID:a8B21M2N0
スラ「そういえば、ナイトちゃんは下スラがいないとどうなるの?」

ナイト(上)「戦闘力がダウンします」

スラ「それ以外は?見た目とか」

ナイト(上)「いえ、そのままですけど?」

スラ「そうか、下スラがいないと鎧が脱げてあられもない姿に………!とか期待してたんだけどな」

ドラキー「クズ野郎だな」

ナイト(上)「そっ!そんなこと!あっあああるわけないじゃないですか!」

スラ「その動揺が意味することとはっ!」ジュルリ

ドラキー「唾たらすなきたねぇな」

スラ「ちっちっちっ。これは唾ではない••••••涎だ!」

ドラキー「一緒だそんなもん」

ナイト(上)(助かった)ホッ

ドラキー「ゴメンナーナイトちゃん。コイツがど変態で」

ナイト(上)「い!いえ問題ないです……」

ドラキー「無理しなくていいんだよ。キャー!変態に犯されるー!って叫んでも」

スラ「犯さねーよ」
74 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/12(土) 11:35:31.69 ID:a8B21M2N0
ナイト(上)「だ、大丈夫ですよね…スライムさん?………」

スラ「ああーもちろんだともー」ボーヨミ

ドラキー「嘘くせっ」

ナイト(上)「………………」

ドラキー「コイツはいざとなったら俺が止めるから、安心して寝てきなさい」

ナイト(上)「はい………」
75 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/12(土) 11:36:07.73 ID:a8B21M2N0
タッタッタッ

スラ「ああ…いっちまった」

ドラキー「足遅いなー」

スラ「ナイトちゃんもお前に言われたくないだろな」

ドラキー「は?俺速いし」

スラ「嘘つけ!飛ばなかったらおせぇだろ」

ドラキー「確かに」

スラ「つーかお前テンション低くね?俺とか超スーパーハイテンションでイケイケなんだけど」

ドラキー「お前の変なテンションがギガさんと下スライムに移っちまって、俺とナイトちゃんが大変だ」

スラ「違いない!がははははは!」

ドラキー「なにその笑い方、きも」

スラ「お前は声に抑揚なさすぎ!」
76 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/12(土) 11:37:09.63 ID:a8B21M2N0
とある儀式の復活場

闇の司祭「うーん………いくらやってもダース姉さんが生き返らない………」

闇の司祭「これはおかしいぞ……異常事態だ」

闇の司祭「うーん…かの破壊神様や暗黒神様も私の儀式によって復活しかけたというのに…………」

数時間後

闇の司祭「うーーーーーーん」

闇の司祭「む?」

闇の司祭「そういえば……破壊神、暗黒神、両神とも死んだのではなく、にっくき勇者と愉快な仲間達や賢者集団などに[封印]されていたような……」

闇の司祭「えー!?じゃあ今まで私が行っていた復活の儀式って…………」

闇の儀式「うわー……2ヶ月も儀式続けていた自分って……馬鹿みたい、いやむしろ恥ずかしい……」

闇の司祭「生き返るはずのないダース姉さんの死体に向かってあやしげないのりしまっくってた自分、超恥ずかしい!誰も見てなかったよね?」
77 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/12(土) 11:37:50.73 ID:a8B21M2N0
3日前

闇の司祭はあやしげないのりをささげた!

しかし何もおこらなかった

闇の司祭はあやしげないのりをささげた!

しかし何もおこらなかった

闇の司祭はあやしげないのりをささげた!

しかし何もおこらなかった

闇の司祭はあやしげないのりをささげた!

しかし何もおこらなかった

闇の司祭「うーん…あと少しかな…」

闇の司祭はあやしげないのりをささげた!

しかし何もおこらなかった

現在

闇の司祭「うっわ………恥ずかしい…………」
78 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/12(土) 11:39:33.77 ID:a8B21M2N0
闇の司祭「で、でも突破口みえたもんね!」

闇の司祭「こっちには復活のエキスパートいるもんね!」

=========================

闇の司祭「お!おねがいしますぅ!」

???「イヤだ!」

闇の司祭「そこをなんとかぁ……」

???「他をあたるんだな!」

闇の司祭「ダース姉さんの為なんですぅ」

???「なにっ!?ダース姉さんが!死んだ!?」

闇の司祭「おねがいしますぅ」

???「チッ!しょうがねえな!」

闇の司祭「あ、ありがとうございます!!」パア
79 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/12(土) 11:40:36.22 ID:a8B21M2N0
魔王城

スラ「ねードラキー?」

ドラキー「なんだよ」

スラ「キラーさんいつ帰ってくるかな」

ドラキー「さあな」(テンション元に戻ったな)

スラ「だってさー俺の部下なのにさーまだ一回も会ったことないんだよー」

ドラキー「その喋り方うざい。消えて?」

スラ「無理。俺今までのツケがきて超無気力」

ドラキー「あっそ」

ギガ「あw魔王様wwキラーもう帰ってますよw」

スラ「え?早くいえよー!」

ギガ「すんませんwwww」

スラ「キラーさーん!」

ドア「バァーン!」

ドラキー「気力戻ったな」

スラ「あれいねえぞ?」

ギガ「っかしーなw」

スラ「ん……置き手紙?」

手紙「私はギガから魔王様の代替わりの話をきかされ、少々驚いてしまった。
魔王様には、私の気持ちの整理がちゃんと出来てから、もう一度城に戻りたいと思う。
その時は土産も持っていこう。
                 キラー」

スラ「はあ!?」ビリビリィ
80 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/12(土) 11:41:23.20 ID:a8B21M2N0
手紙「死ぬぅ!股が裂けるー!」

ドア「だからドアは優しく開け閉めしろって!」

手紙「も………だめ………」

ドア「て、手紙ーー!クソっ!物を大事にしない奴らめ!」

スラ「居ねぇのかよ!」

ドア「バチコーン!」バチコーン!

ドラキー「落ち着けって」

ギガ「俺がwちゃんとwww見ておけばwwwwwこんなことにはww」
81 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/12(土) 11:41:49.27 ID:a8B21M2N0
スラ「うー!もう知らねー!もーどーでもいー!」

ドラキー「キレ方おもしれーな」

ギガ「そうw刺激すんなっwwwwwてww」

ドラキー「ギガさんのがわるいようなきがしないでもない」

スラ「………………………」

ギガ「まwそっとしておこうずwwwwwwww」

ドラキー「そうだな」

スラ「……………お前ら」

ドラキー「ギガさんどこいきます?」

ギガ「うーんw地下牢とかww?」

ドラキー「おっ!暗闇好きにはたまりませな」

ギガ「そおwじゃwww行こうww」

スラ「俺大事にされてねーなー……」
82 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/12(土) 11:42:53.74 ID:a8B21M2N0
スラ「………ったくなー。俺は魔王だぞってんだ。もう少し大事にしてもバチはあたらねーよー」

ナイト(上)「あの、スライムさん……ちょっとお話が」

スラ「?」

地下牢

ドラキー「ここが地下牢か!」

ギガ「あーwwこころが落ち着くww」

ドラキー「本当に落ち着くな〜…」

ギガ「つってもwwここの地下牢使われたことww無いんだけどなwwww」

ドラキー「意味無いですね…」

ギガ「でもw落ち着くから許すwww」

ドラキー「まー、闇から生まれた身としては一週間に一回はこうゆう所にいたいなー」

ギガ「確かにww」

ドラキー「てゆうか俺の部屋、ここにしていい?」

ギガ「魔王様に聞けwww」
83 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/12(土) 11:43:36.06 ID:a8B21M2N0
居間

スラ「えっ!」

ナイト(上)「だめ…………で、しょうか?」

スラ「いやいや、だめじゃないんだけど……危険じゃないかなーなんて」

ナイト(上)「危険は承知の上です!」

スラ「うーん…でもなー」

ナイト(上)「そこをなんとか……」

スラ「でもさ、囮捜査って法律違反だしな…」

ナイト(上)「どうか……………」

15分後

スラ「いやーやっぱりまずいんじゃ」

ナイト(上)「………………」ウルウル

スラ「うわっ!お願い!泣かないでー!」

ギガ「ちわーっすwww」

ドラキー「おーい!スライム!地下牢さ…俺のへ………や………」

スラ「いいや!コレは誤解だ!断言する!コレは誤解だ!」

ナイト(上)「あ、はい多分誤解です」

ドラキー「なーんだ」

スラ「おめーはナイトちゃんを心配しすぎだぜ」

ドラキー「それは、ほうっておいたらお前らが何しでかすか、分からないからだ」

ギガ「でww何してたんすかww?」

スラ「えーっ……と」

ナイト(上)「自分で言いますから…」

スラ「ん?ああ、はい」
84 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/12(土) 11:44:05.16 ID:a8B21M2N0
ナイト(上)「まず、皆さん知っていると思いますが……下スラさんが勇者一行に捕縛されてしまいました……」

スラ「ジー」ジー

ギガ「…………w……………」

ナイト(上)「そこで下スラさんを救出しようと思うのです」

ドラキー「うんむ」

ナイト(上)「でも、勇者は強いです。だからひとりじゃ無理です。」

ドラキー「まあな」

ギガ「俺が協力するよwww」

ナイト(上)「今は一先ず聞いてください、そこで、一つ作戦を思いつきました」

ドラキー「ほうほう」

スラ「…………………」

ナイト(上)「囮作戦です。」

ドラキー「はああぁぁぁぁ!?」

スラ「いわんこっちゃない……」

ナイト(上)「その内容は……」
85 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/12(土) 11:45:10.21 ID:a8B21M2N0
ナイト(上)「まず、出来ればギガさんに協力して欲しいです

そして、まあ皆さんの中の誰かがダンジョンのボスになります

その時、私はあたかも皆さんに連れ去られた人間のように振る舞います

そこに勇者一行が来ます

ボス役の人はわざと負けて私を残して退散します

これで第一段階終了です」

スラ「…………」

ドラキー「……………」

ナイト(上)「その後、私は勇者のパーティーに潜入し、

期を見て下スラさんを助け出し、

脱出、できそうなら勇者も殺害」

ドラキー「本当にそんなこと出来るのか……?」

ナイト(上)「私は死も覚悟の上です!」

ギガ「そのボス役はw俺がやるよwww」

ドラキー「ギガさん!」

ギガ「んwwww?」

ドラキー「大丈夫ですか!?」

ギガ「もっちwwろんろんwww」

スラ(大丈夫じゃなさそうだな………いろんな意味で)

ドラキー「失礼ですが、何を企んでいるのです?」

スラ「えっ?」
86 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/12(土) 11:45:57.98 ID:a8B21M2N0
ギガ「ドラキーwこんな事になったのはほとんどwww俺のせいだwだから責任もってボス役をww」

スラ「ですよねー」

ギガ(ふww責任問題をwいっちゃえばドラキーもww俺を止められまいw)

ドラキー「んー」

ギガ(こうしとけばwwwwナイトお嬢ちゃんと2人っきりにww)

スラ(だめだこいつ)

ドラキー(下心丸出しだな)

ナイト(上)「皆さん何を黙っているのですか?」

ギ&ス&ド&「え゛っ!!!!!?」

ドラキー「ナイトちゃん!こいつら変態です!こいつらと一緒にいたら危険です!」

スラ「こいつらって!俺は今回ふつーだっただろうが!」

ギガ「俺だってww!」

スラ「おい!」

ギガ「口には出してない!www」

スラ「だめだこいつ」
87 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/12(土) 11:46:35.07 ID:a8B21M2N0
ドラキー「ギガさん!このボス役は俺がやるんで!ギガさんはゆっくり休んでいて下さい!」

ギガ「やだよ!www俺がwやるよwww!」

スラ「…………………」

ドラキー「黙って下さい!この変態野郎!」

ギガ「ああw!俺は変態野郎だよ!ww!変態野郎で悪いか!w」

ド&ギ「あーでもない!こーでもない!」ギャーギャー

スラ「ああ!もうお母さん見てられない!」

ナイト(上)「?……皆さん必死ですね…」

スラ「切実だからな」
88 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/12(土) 11:47:16.04 ID:a8B21M2N0
5時間後

スラ「結局、どっち?」

ドラキー「うーーーーーん………」

ギガ「ふーww」

スラ「ジャンケン!」

ギガ「よし!wそれだ!www」

ドラキー「俺パーしか出せねえよ!」

スラ「いいじゃん」

ドラキー「よくねえ!」

スラ「ホントに必死ですね」

ギガ「wwwww」

スラ「よし!じゃあ俺がやるよ」

ギガ「こwこれはwww」

ドラキー「先に俺やるよっていった方が負けになるパターンか……………」

1時間後

ドラキー「………………」

ギガ「…………………」

スラ「もうホントに俺が行くわ」
89 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/12(土) 11:48:03.86 ID:a8B21M2N0
城の外

スラ「じゃ!やられに行ってくるザンス」

ナイト(上)「二人とも仲良くなって下さいよ………」

ドラキー「………………」

ギガ「お前が先にやるって言わないからwwww」

スラ「しゅつぱつー!」

魔界の端

スラ「ダンジョンどこらへん?」

ナイト(上)「人間界です」

スラ「!!!!」

ナイト(上)「いや、何を黙り込んでいるのです?」

スラ「遠くね?」

ナイト(上)「ゆっくりでいいですよ」

スラ「お前、本当は一秒も早くあいつを取り戻したいんだろ」

ナイト(上)「………………」

スラ「な?」

ナイト(上)「………」コクッ

スラ「ならさ」

ナイト(上)「?」

スラ「だってよ!こそこそしてねぇで出て来いよ!」
90 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/12(土) 11:48:29.27 ID:a8B21M2N0
ドラキー「!!ばれてたか」

スラ「昼間っからそのナリは目立ち過ぎだぜ!」

ドラキー「そ、そう?」

スラ「な、ナイトちゃん、こいつに任せときゃ人間界までひとっ飛びってな」

ナイト(上)「は、はい!」

ドラキー「いいのか?」

スラ「だから、今回は俺普通だっ!」

ナイト(上)「あの………」

ドラキー「もしかして、俺じゃ不安かな?」

ナイト(上)「い、いや…ありがとうございますぅ!」

ドラキー「いやいやいやいやいや、いいんだよ」
91 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/12(土) 11:48:58.15 ID:a8B21M2N0
ドラキー「俺こそ、ありがとな、スライム」

シーン

ドラキー「もういねぇ」

ナイト(上)「ふふっ」

魔王城

ギガ「あw下スラのいるパーティーの特徴知ってんの俺しかいねぇwwww」
92 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/12(土) 11:49:52.63 ID:a8B21M2N0
旅の扉

ドラキー「そういえば、なんで人間界のダンジョンじゃなきゃいけないんだ?」

ナイト(上)「え、それは下スラさんを早く助けたいから………」

ドラキー「ふーん、そう」

ナイト(上)「………やっぱり飛んだら早くつきますね」

ドラキー「ああ…それと、誰が俺が暴れまわっているってガセネタ流すんだ?」

ナイト(上)「それは、そこら辺の村人とかを脅かせばいいんじゃ……」

ドラキー「でもただのドラキーに脅かされてもただの悪戯程度だろ」

ナイト(上)「た、確かに………あ!そうだ!」

ドラキー「何かいい方法思いついた?」

ナイト(上)「ええ、お師匠さんに教わった術なんですけど」

ドラキー「その術を使って脅かすと?…」

ナイト(上)「はい、それは[進化の秘法]っていう術なんですけど」

ドラキー「!?」

ナイト(上)「その術をドラキーさんにかければドラキーさんがとてつもない力を手に入れられる……かも」

ドラキー「あやしー!」

ナイト(上)「まま、やってみましょうよ」

ドラキー「う、うん…」
93 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/12(土) 11:51:48.16 ID:a8B21M2N0
30分後

ナイト(上)「終わりましたよ」モクモク

ドラキー「どれどれ」

ナイト(上)「………失敗?」

ドラキー「いや、こりゃグレートドラキーだな」

ナイト(上)「そう言われてみれば若干色とか形とか大きさとかが違うような?」

ドラキー「大きくなったし珍しいからいいんじゃない」

ナイト(上)「はい」
94 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/12(土) 11:52:17.00 ID:a8B21M2N0
ドラキー「作戦ってさ、ナイトちゃんが人間になりすますんでしょう?」

ナイト(上)「はいそうですけど」

ドラキー「ならさ」

ナイト(上)「?」

ドラキー「その鎧さー脱いだ方がよくね?」

ナイト(上)「え………」
95 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/12(土) 11:53:10.62 ID:a8B21M2N0
ナイト(上)「ま……まさかドラキーさん」

ドラキー「いや、断じて違う。その鎧じゃスライムナイトだってバレバレじゃん」

ナイト(上)「その通りです、けどこの鎧は絶対に脱ぎたくありません」

ドラキー「俺なら後ろ向いとくから大丈夫だよ」

ナイト(上)「嫌です!」

ドラキー「でも」

ナイト(上)「でもも、だってもなく!それだけは絶対出来ません!」

ドラキー「それじゃ、下スラは助けられないぞ?」

ナイト(上)「これだけは譲れません!いや!」

ドラキー「そうか」

ドラキー「そうこうしている内に着きましたとさ」

辺境な森

ドラキー「この洞窟でいいかなー」

ナイト(上)「………………」

ドラキー「ナイトちゃん?」

ナイト(上)「あ!はい、いいと思います………」

ドラキー「??」

洞窟の中

ドラキー「じめじめすんなぁ」

ナイト(上)「………………」

ドラキー「………?」
96 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/12(土) 11:54:28.93 ID:a8B21M2N0
ドラキー(ま、いっか)

ドラキー「俺適当に村人脅かして来るから、いい子にしてろよー」

ナイト(上)「…………」

ドラキー(駄目だこりゃ)

けもの道

村人A「あー早食い大会楽しみだなー」

村人B「村人A、頑張ってなー」

村人A「おうよ!まかせと………」

ガサッ

村人A「ん?猫か?」

村人B「魔物かもー」

村人A「魔物かー」

ドラキー「おちついてんなー」

村人A「つってもこの辺はオレンジ色のちっちゃこいかわええのしか出ないし」

村人B「心配ないなー」

村人A「猫より怖くない、わアアアアアアアアアア!!」

村人B「でたーーー!」アワワ

村人A「やっべ!まじやっべ!」

村人B「逃げようぜい!!」

スタコラサッサー

ドラキー「これでいいかなー」

97 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/12(土) 11:55:36.14 ID:a8B21M2N0
洞窟の中

ドラキー「行ってきたぜ」

ナイト(上)「あ、ご苦労様でした…」

ドラキー「さっきからなに黙ってたの?」

ナイト(上)「あのやっぱり私脱ぎます………」

ドラキー「いいや…無理しなくていいんだよ?」

ナイト(上)「いいえ、無理はしていません、でもその前に一つ質問していいですか?」
98 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/12(土) 11:57:10.97 ID:a8B21M2N0
ドラキー「なに?」

ナイト(上)「ドラキーさんは人間が嫌いですか?」

ドラキー「ああ、大嫌いだな」

ナイト(上)「…………何故、ですか」

ドラキー「俺の母さんも父さんも、じーちゃんもばーちゃんも、いとこも友達もみーんな」

ドラキー「人間に殺されたからな」

ナイト(上)「………………」

ドラキー「たしかスライムの奴も両親人間にやられたってさ」

ナイト(上)「………………」

ドラキー「ま、親いないってことで俺らは知り合ったし、仲良くなったんだけどな」

ナイト(上)「…………ごめんなさい」
99 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/12(土) 11:57:56.20 ID:a8B21M2N0
ドラキー「なんであやまんだよ?ナイトちゃんは悪くないさ」

ナイト(上)「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい」

ドラキー「ええっ!」

ナイト(上)「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい」グズウエウエウワーン

ドラキー(なんか悪い病気にかかったかな)

ナイト(上)「うえっ!げほっ!……めんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいっえ!げほっ!げほっ!」

ドラキー「も、もう謝らないで!大丈夫だから!怖くないよー。ねー」

ナイト(上)「ぐぼ!ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめん………なさい…うえっ!ヒック!」

ドラキー「ほーら大丈夫もー怖くないよー、いきなりどうしたんだーい?」

ナイト(上)「うっ!ヒック!」エグエグ

ドラキー「大丈夫だよー大丈夫だよー」サスサス

ナイト(上)「うえっ………………っく」
100 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/12(土) 11:58:24.85 ID:a8B21M2N0
ドラキー「大丈夫だから、ね?何があったのか話してごらん?」

ナイト(上)「…………あの……脱ぎます……」

ドラキー(末期かな)
101 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/12(土) 11:59:00.81 ID:a8B21M2N0
ヌギヌギ

ドラキー「………」

ヌギヌギ

ドラキー「まだー?」

ヌギヌギ

ドラキー「…………」

2分後

ナイト(上)「もうこっちを見てもいいです………」

ドラキー「はーい」クルッ

ナイト(上)「うう………」
102 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/12(土) 12:00:30.85 ID:a8B21M2N0
ドラキー「彼女はとても小さな体躯で、
恥ずかしそうに顔を赤らめて、涙を溜め込んだ瞳でこちらの様子を窺うようにひっそりと、
しかし力を込めて見ている、
真っ直ぐに、髪は透き通るような金色で、金塊を思わせる。
しかして、その瞳は美しい青、この世界に広大に広がる海、いやそれでも足りないだろう、
彼女の瞳は、最高級の青い宝石、[サファイア]の如く…文字通り宝石を埋め込んだのでは?
と、我が目を疑ってしまう
更に、彼女の胸は大きすぎず、小さすぎず、型くずれしなさそうなCカップ……小さい体故にその部分がよく目立つ、しかし、内には秘める思いがあるのだろう……力強い顔をしている。その顔に張り付く鼻は小さくスッとたっている、眉は髪と同じ金色。
淡い桃色の唇、歯は残念ながらこちらからではその様相が窺えないが、多分真っ白だろう、いや、真っ白、ではいささか失礼だろう、きっとダイヤモンドのように輝いているに違いない。二の腕には控えめに肉が付属していて、彼女が動くたびにプルプルと震える。お腹周りはキュッと引き締まっていて、無駄な肉が無い、しかし腰はお腹より出ていてまさに童貞の理想の女性を体現したかの様な素晴らしい体をしている。
足は長くはないが、短足では決してない、
この足で走るのなら遅くても致し方ない。
そこにいたのはまるで、天使のような…………………



      人間だった」
103 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/12(土) 12:01:20.36 ID:a8B21M2N0
ナイト(上)「あの……………すみません、人間なんです私、すみません」グスッ

ドラキー「………………………」

ナイト(上)「怒って?……ますよね。すみません。ううっ……殺したい…ですよねっ」

ドラキー「うっ、えっ?」

ナイト(上)「恨まれても仕方ないですよねっ……だって皆さんを騙してたんですもんっ…だ、だからっ…………殺されても…仕方ないんですっ、ごめんなさいっ!」

ドラキー「人間は確かに憎いさ」

ナイト(上)「うう」

ドラキー「だからナイトちゃんも殺す………」

ナイト(上)「ひっ!」
104 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/12(土) 12:02:41.33 ID:a8B21M2N0
ドラキー「………なんて訳ないだろ?」

ナイト(上)「は?…………………はい!」ウルウル

ドラキー「じゃ…寝るか」

ナイト(上)「あ、はは、はい」

一週間後

男「ホントに此処にヤバい魔物でたの?」

村人A「ほ、ホントだ!どでかい黒い鳥がいたんだ!」

村人B「お、おらも見ただ」ブルブル

ハンター「男、行くのか?」

男「ああ」

村人A「ありがとうございます!これで隣村にいけるだ!」

ハンター「では、道案内はお前たちに頼むぞ」

村人A「え゛」

村人B「村人A!道案内くらいはしよう!」

村人A「ああ!」

男「大丈夫かなー」
105 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/12(土) 12:03:55.68 ID:a8B21M2N0
お金持ち「男ー全然魔物出てこないけどー」

男「寝てんじゃね」

ハンター「では、此処からは俺達だけで探すとするか」

男「そーだな、道案内ありがとなー!」

村人A「魔物退治お願いしますだ!」

男「任せとけって!」

金持「お前がいうな!」

そのころ

ドラキー「まだ来ないのかな」

ナイト(上)(あの後からなんか話しずらいなー)

ドラキー「じゃ、寝るか」

ナイト(上)「え?」

ドラキー「ぐー」

ナイト(上)「え?」

そのころ

男「なんか見つけたかー!」

ハンター「怪しい洞窟なら」

金持「宝箱なら」

男「なら宝箱のとこ行くか」

ハンター「おい!」

金持「おい」

男「冗談だって!ハンター!お願いします殺さないでー!」

ハンター「殺すか!馬鹿っ!」
106 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/12(土) 12:04:37.08 ID:a8B21M2N0
一方

ドラキー「いくらなんでも遅すぎ」

ナイト(上)「はっ!す、すみません!」

ドラキー「………」

ザッザッ

ナイト(上)「足音………!?」

ドラキー「やっと来たか」

男「たのもー!」

金持「ふざけるな」

ハンター「ふん、グレートドラキーか久々に大物だな」

ドラキー「ふはははは!やっと来たか勇者よ待ちわびたぞ!

しかし!俺に消炭にされるがなぁ!

ふわっはっはっはっはっはっはっ!」

男「んなわけあるか!」

ドラキー「よく見ろ!俺は人質を持っているのだ!

お前たちが下手に動けばコイツの命はないぞ!」

ナイト(上)「助けて………勇者様ぁ………」

ドラキー「演技うめーな俺」

男「今なんか言った!?」
107 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/12(土) 12:05:18.52 ID:a8B21M2N0
ドラキー「お前を殺してやる!と、いったのさ!ははははは!」

ハンター「下手に知能のある魔物は厄介だな」

金持「そうでもないくせに」

ハンター「ふふっ」

ドラキー「なにがおかしい?

それとさっきから、そこの人間が鼻から血を流しているがいいのか?」

男(あの子ヤベェ…マジヤベェパネエ)ダラー

金持「ほうっおいてやってくれ」

ハンター(馬鹿っ)

ドラキー「……ああ分かった……」
108 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/12(土) 12:06:15.17 ID:a8B21M2N0
ハンター「まあいい、死ねっ!ライデイン!」

ドラキー「は!はや!」

金持「やったか」

ドラキー「まだまだぁ!」

ハンター「なっ!」

金持「くそう!ピオリム!」

ハンター「耐えるとは!面白い」

ドラキー(っぶねー、当たるかと思った)

10分後

ナイト(上)(ドラキーさん!?大丈夫ですか?)

ドラキー(うん、そろそろやられとくわ)

ハンター「ベキラマ!」ボウッ!

ドラキー「ぐはっ!やーらーれーたー」

ドラキー(よし帰ろう)

ハンター「ちっ!逃げたか」

金持「バカっぽいやられかただったな……」
109 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/12(土) 12:07:32.99 ID:a8B21M2N0
男「俺達が魔物を倒したからもう安心だぜっ!」キリッ

ナイト(上)「は、はあ」

ハンター「男はなにもしてないだろ」

金持「生き返るのハヤッ!」

ナイト(上)「あ、ありがとうございます」

男「いやいや!礼には及ばないよ!」ハッハッハッハッ

金持「お前はなーんにもしてないけどな」

男「何もしなかったって!?そりゃ、俺の出る幕じゃなかったからな」

ハンター「確かに良い判断だな」

金持「うーん、言われてみれば………」

男「だろ!」

金&ハ「足手まといだし!」

男「なっ!」

ナイト(上)「…………」
110 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/12(土) 12:08:35.30 ID:a8B21M2N0
========================

ドラキー「おっと…体が元に戻っていく」

ドラキー「ナイトちゃん、うまくやってるかな」

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男「幼女ちゃん!帰り道は俺らが送って行くから、心配ないぜ!」

ハンター「うむ、村へ帰る途中で魔物に捕まってしまっては振り出しに戻るだけだからな」

ナイト(上)(幼女か……)「あの……」

男「ん??」

ナイト(上)「私は、もっと遠くの村に住んでいたのですが」

男「へ?」

ナイト(上)「私たちの村の人々は狩りをして生きていたのです」

男「は?」

ナイト(上)「そうしたら、いきなり魔物が出て来たのです。熊ではなく」

男「熊っっっっ!!狩りっっっっ!!」

ハンター「魔物は最近何の前触れもなく姿を現し始めたからな」

金持「驚くのもむりないってか」

ハンター「ああ」
111 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/12(土) 12:09:07.60 ID:a8B21M2N0
ナイト(上)「そして、さっきの巨大蝙蝠に捕まって……」

金持「此処まで連れてこられたとさ」

男「とさ、じゃ!ねえよ!」

ハンター「妙だな」

金持「何が?」

ナイト(上)「?」

ハンター「魔物が人をわざわざ捕まえてそのまま取っておくか?」

ナイト(上)「!!」(しまった!)
112 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/12(土) 12:10:44.01 ID:a8B21M2N0
男「いやでも、さっきの奴は人語を理解してたし、それなりに知能のある魔物なら人質作戦とか」

お金持ち(今まで遭遇した魔物は全部、人語理解してただろ…)

ハンター「むぅ、確かに人質を使って戦おうとしていたな」

ナイト(上)「ホッ」

ハンター「しかし、人質をするのなら幼女ちゃんを捕まえた村でなら、貢ぎ物も貰えただろうに」

ナイト(上)「はわわ!」

男「もー、幼女ちゃんがビクついてるじゃないの。まずは外に出ようぜ」

ハンター「ま、いいか」
113 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/12(土) 12:11:17.37 ID:a8B21M2N0
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男「外の空気がうまーい?幼女ちゃん?」

ナイト(上)「えっ?あ、はい………」

金持「あいつは置いといて、参ったな、幼女ちゃんの居た村ってどっちか分かる?」

幼女「いいえ………」

金持「まだ小さいし、遠くに来ても自分の村がどっちの方角にあるかは分からないよね…ごめん」

ナイト(上)「………」(方角位分かるもんっ!!)

ハンター「それに余り子供を旅に連れていきたくない、しかも女の子だ」

ナイト(上)(ムッ!(怒))

男「でも女の子を知らない土地に置いてくのもな…」

ナイト「旅に連れていって下さい」

114 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/12(土) 12:11:53.60 ID:a8B21M2N0
男「!!」

金持「でもまだ子供だし、危ないよ?」

ナイト(上)「私、子供じゃありません!もう熊くらい倒せますもん!」

金持「でも、君の分の武器はないよ………」

ナイト(上)「武器くらい持ってますよう!」チャキーン

男「うお!すっげ!」

ナイト(上)「師匠に貰った剣です!」

ハンター「!!もしや、師匠というのは…」

ナイト(上)「はい!地獄の……っ!」

ハンター「地獄の………?」

ナイト(上)「っ!地獄のーうー」

ハンター「地獄のー?」

ナイト(上)「………!戦士です!地獄の戦士!」

ハンター「地獄の戦士?」

ナイト(上)「う!ううー……地獄の戦士こと、村長ですぅ……」
115 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/12(土) 12:12:32.02 ID:a8B21M2N0
ナイト(上)(ばれちゃったかなぁ?)アセアセ

男「ふーん、村の村長か、そんなすごい剣をくれるくらいだし。いい人なんだろうな!」

ナイト(上)「あっ!はい!」

男「なあ、ハンター?いいだろ?」

ハンター「まあ、うーん…」

金持「いいじゃない」

ハンター「むぅ」

男「じゃ」

男&金「だいかんげーい!」

ハンター「う、ま、いいか」

ナイト(上)が仲間になった!
116 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/12(土) 12:13:03.07 ID:a8B21M2N0
男「はは!」

金持「ちょうどと言っちゃ悪いけど、仲間が一人欠けたとこだったんだよな」

ハンター「あいつは私の比じゃないほど強かった……」

ナイト(上)「え?どんな方だったんですか?」

男「うーん…格闘家兼魔物使いみたいな」

金持「とにかく万能だったんだよなあ」

ナイト(上)(魔物使いぃ!?)

男「本当に、惜しい奴をなくしたよ」

ナイト(上)「な!なくしたって!どうゆうことですか!?」

男「ああ、それはな」

ハンター「今は話すな!!」

男「なんでだよ」
117 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/12(土) 12:14:07.16 ID:a8B21M2N0
ハンター「なんでもだ」

男「分からないけどハンターが言うなら言わない方がいいのかな?」

ナイト(上)「仲間を失った悲しみを思い出したくない、とか?」

ハンター「ふん!新参者に話す義理もない」

金持「ひでーことゆうなよ」

男「幼女ちゃんごめんな、後々話すからな」

ナイト(上)「あ、はい」

ナイト(上)(もしかして…下スラさん、男の元仲間の魔物使いにこき使われて、
その後、男のパーティーを抜けた魔物使いに無理やり連れてかれ……いやまてよ、
魔物使いがパーティーを離脱したとは言ってない、もしかして魔物使いは死んだの!?
それだったら下スラさんも道連れ!!!??
どうしよう、下スラさぁん)グス

そのころ

勇4「うげ!強そうな魔物!」

戦士「ヨッシャ!久々の戦闘だ!」

僧侶「私の回復魔法が火を噴きますよ!」

ナイト(下)「回復魔法は火ぃ噴かねえだろ」

魔物使い「うわ!怖いですぅ!」ガシッ

ナイト(下)「キタコレ」
118 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/12(土) 12:15:57.23 ID:a8B21M2N0
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スラ「どうだ!チェック!」

ギガ「ううーんww今日は俺が牛丼奢る番かww」

ドラキー「ただいまっする」

スラ「あーおかえりーさるうえぽん」

ギガ「ダメだwいい手が思いつかねえww」

スラ「ちょうど今、賭チェスが終わったとこだ」

ドラキー「ふーん」

スラ「よし!三人で牛丼行こうぜ!」

ギガ「ええ!w」

ドラキー「そーするか」

スラ「高級な所行こうぜ!」

ドラキー「ナイトちゃん大丈夫かな」

スラ「心配すんなって!」

ギガ(俺しか下スラのいるパーティー知らないの黙っとこw)
119 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/12(土) 12:16:32.92 ID:a8B21M2N0
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ナイト(上)「男さんってなんで旅してるのですか?」

男「そりゃ、魔王を倒す為さ…」

金持「そうしないと、世界が危ないからな」

ナイト(上)「で、でも!勇者は沢山いるんですよぅ!」

男「あれ?いたっけ?」

ハンター「いいや、旅立ってから結構経つが、まだ勇者と名乗る者はあってないな」

ナイト(上)「えっ!?」

男「みんなコイツみたいにハンターって名乗ってるんだな、魔王を倒すのも賞金目当て」

ナイト(上)「へ、へぇーそうなんですか……」

ナイト(上)(あれ?勇者っていっぱい居なかったっけ?)
120 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/12(土) 12:17:19.10 ID:a8B21M2N0
男「?」

金持「今日は疲れたろ?村人達への報告も兼ねて一旦村に戻ろう」

ハンター「宿もそこでとるか」

男「ああそうだな」

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受付「はい、四人ですね」

男「部屋割りどうする?」

金持「ひとまず男と幼女ちゃんは別々な」

男「でもー子供一人で別の部屋は駄目だろ」

ハンター「俺が、幼女と同じ部屋になろう」

男「おい!抜け駆けは許さんぞ!」

金持「じゃあ、ハンターに任せよう」

男&ナイト「えっ!」
121 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/12(土) 12:17:58.61 ID:a8B21M2N0
710室にて

ナイト(上)「お!お願いしますぅ!」

ハンター「何がだ?」

ナイト(上)「い、いや、仲間として」

ハンター「ああ、よろしくな」ニコッ

ナイト(上)(あれ?あんまり怖い人じゃない?)

ハンター「怒鳴ったりして、先程はすまなかった」

ナイト(上)「あっいえ」

ナイト(上)(そう言えば、こうゆう時に言えってドラキーさんに教えて貰った言葉……

言ってみようかな?)
122 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/12(土) 12:18:53.19 ID:a8B21M2N0
ナイト(上)「あ!あのぅ……」

ハンター「何だ?」

ナイト(上)「お、襲わないで下さいねっ!」

ハンター「ふん、俺がお前みたいな子供を襲うと思ったか?」

ナイト(上)「あ!………いいえ」

ハンター「ならいい」

711室にて

男「風呂入って寝よ!」

金持「拗ねんなって」

男「いいもん!いいもん!どうせ俺より、ハンターの方が信用出来るんだもん!」

金持「ああ、行っちまった」
123 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/12(土) 12:19:24.21 ID:a8B21M2N0
その夜

ハンター「邪魔するぞ」

金持「あ?ああ」

ハンター「男はどうした?」

金持「拗ねて寝た」

ハンター「…………」

金持「そっちは?」

ハンター「よい子は寝る時間だ」

金持「はーん」

ハンター「大変になるな、また」

金持「足手まといが増えたってか?」

ハンター「まあな」

金持「元々俺も足手まといだったんだ、何とかなるさ」
124 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/12(土) 12:20:04.19 ID:a8B21M2N0
ハンター「はっ、あいつにとっては俺も足手まといだったろうけどな」

金持「あいつ生きてるかなぁ」

ハンター「はは、あいつは死なないだろ、そういうキャラだ」

金持「そうかい」

ハンター「それは、まあ置いといて。あの子の事なのだが」

金持「あの剣、なあ…」

ハンター「あれは魔物のもつ独特のオーラを纏っていた」

金持「幼女ちゃん、魔物なのかな?」

ハンター「なんとも言えん」

金持「そうかい」

ハンター「あの剣だって魔物の物とは決まっていないからな」

金持「そうだな」

ハンター「明日も早いし、もう寝るか」

金持「んー俺はもっかい風呂行ってくるわ、お前は?」

ハンター「ん?い、いや俺はいい」

金持「つーか、お前風呂入った?洞窟の中の泥、腕についてんぞ?」

ハンター「え゛!」

金持「動揺してる……」

ハンター「ふ、風呂くらい入ったが、汚れが、落ちきらなかっただけだろう」

金持「ふーん」
125 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/12(土) 12:21:17.55 ID:a8B21M2N0
魔王城

スラ「なんか、ひまー」

ギガ「ひまーw」

スラ「流石にチェスもあきたよ」

ギガ「うんむww」

スラ「誰か来ないかなー」

ピンポーン

スラ「噂をすればなんとやら」

ギガ「タイミングwよすぎww」

スラ「ま、行こうぜ」

ギガ「wwww」

========================

キラー「む?留守か?」

スラ「うわっほーい!到着ー!」

ギガ「キラーwきたーw」

キラー「ふんむ、あなたが新しい魔王様か?」

スラ「ん?ああそう、俺こそ新魔王!ひかえおろー」

キラー「……………………………」

スラ「あれ?燃料切れ?」
126 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/12(土) 12:22:34.14 ID:a8B21M2N0
キラー「いや、この世に誕生してから、燃料切れを起こした事はない、しかし、思考回路は生まれて初めてショートした」

スラ「ひどっ!!」

キラー「ひとまず、実力を測らせてもらったが」

スラ「いつの間に!」

キラー「秘める力は驚くことに歴代最大だ」

ギガ「!wwwwwwww」

スラ「えっへん」

キラー「魔物は見た目では無いということだ」

スラ「ま、立ち話もなんだし、入れよ!」

キラー「そうさせて貰う」

=========================

スラ「俺も少し安心したよ」

キラー「そうか、それと、土産がある」

スラ「おおっと!」

キラー「二つあるのだが」

スラ「じゃ、小さいほうから」

キラー「では、伝説であろう勇者の子孫の実力の情報を」
127 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/12(土) 12:23:36.36 ID:a8B21M2N0
スラ「おっ!」

キラー「種族は人間界の人間

四人でチームを組んでいたが、全員歴代勇者のいずれかの末裔だ

その内一人はある魔物の陰謀によって動いている」

スラ「裏切り?」

キラー「いや、勇者の末裔を一人でも潰そうと考えたらしい、ついでに昇進とかも

失敗していたがな、

しかも、長い間魔物が干渉していなかった

人間界を大規模に襲うことで一部の人間に魔界の位置を特定されてしまった」

スラ「なんとぉ!」
128 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/12(土) 12:24:44.33 ID:a8B21M2N0
キラー「四人の勇者の特徴だが、

性別は男二人に女一人、それと、人間とはかけ離れた奇怪な姿の、多分人間

これは、推測だが、あれは歴代勇者の中でも一際強力な力を持ち、それと引き替えに形が崩れた、

通称[液体勇者]の末裔かと」

ギガ「あのキモイ奴かww」

キラー「あの勇者が来て、もう数百年経った、形も少しずつ治ってきているのだろう、辛うじて人型は保っていた」

スラ「こえー!」

キラー「それでは、続きだが、

リーダー格は男の人間、だが今のところ一番弱い

黒いローブの女と、液体勇者の末裔(仮)が力を発揮しているようだ

もう一人は策士勇者の末裔なのだろう、戦闘力はそこそこだがかなり貢献しているようだな」

スラ「こえー!」

ギガ「歴代勇者の末裔だけで組まれたパーティーとかww」
129 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/12(土) 12:25:17.31 ID:a8B21M2N0
スラ「やばくね?」

キラー「しかし、恐らく奴らは自分が勇者の末裔と気づいていない。」

スラ「つまり?」

キラー「まだ何とかなる、と言うことだ」

スラ「へー」

キラー「次に、もう一つの土産は」

スラ「ワクワク」

キラー「これだ」ポン

スラ「お前ぇ!!?」
130 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/12(土) 12:25:53.63 ID:a8B21M2N0
ナイト(下)「何か?」

スラ「何か?じゃねえよ!ナイトちゃんどこだよ!」

ナイト(下)「は?」

スラ「お前探しに出て行ったぞ!」

ナイト(下)「ほ?」

ギガ「すれ違いwwwwwww」

スラ「つーかキラーさん!コイツどこで拾いました?」

キラー「人間の女に抱きかかえられている所を、そっと助けた」

ナイト(下)「本当にそっとだったから、ビクった」

キラー「女は抵抗してきたが華麗にスルーして城に帰って来た」
131 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/12(土) 12:26:19.23 ID:a8B21M2N0
スラ「やべー!俺ナイトちゃん迎えに行って華麗に帰ってくるわ!!」

ドラキー「やめろ!」

スラ「お前!寝てたのにいきなり起きた!?」

ドラキー「絶対いくな!」

スラ(何か怒ってる………)

ナイト(下)「……………」

スラ「ドラキー、お前が行く気か?」

ドラキー「いや、俺じゃ助けられない。凄く強いパーティーだからな」

スラ「じゃあ!どうすんだよ!?」

ドラキー「ナイトちゃんの全部を信頼しろ」

スラ「で、でも!強いパーティーなら尚更!ナイトちゃんが危ないだろ!!」

ドラキー「信頼しろっつってんだろ!!」
132 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/12(土) 12:27:10.92 ID:a8B21M2N0
スラ「わあったよ。家宝は寝て待てってやつだろ」

ギガ「少し違う気がw」

スラ「細けぇこたぁいいんだよ」

ドラキー「後下スラさん、ご帰還おめでとうございますー」

ナイト(下)「うぃー」

ドラキー「ちょっとお話が」

ナイト(下)「うぃー」

地下牢

ドラキー「下スラさんはどれくらい彼女の事を知っていますか?」

ナイト(下)「彼女って?ナイト?」

ドラキー「はい」

ナイト(下)「そりゃあ、あいつの事なら何でも知ってる、とは言い切れないけども。

捨て子になった後なら殆ど分かるけど何か?」

ドラキー「捨て子!?」

ナイト(下)「ああ、俺らがうようよいる森に。この時、人間ってひでー奴って思った」

ドラキー「…………」

ナイト(下)「うわーお!今のよく聞いたら!あいつが人間って分かっちゃうし!!今言っちゃったし!!」

ドラキー「大丈夫です。もう知ってますよ………」

ナイト(下)「やっぱりか」
133 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/12(土) 12:27:56.49 ID:a8B21M2N0
ナイト(下)「頼む!みんなには黙っていてくれ!最近、やっと城の奴らとも打ち解けてきた所だったんだ!」

ドラキー「言いませんよ」

ナイト(下)(ホッ)

人間界のアジアら辺

男「そろそろ、この村ともおさらばだな」

金持「ああ」

ハンター「その前に食料を調達しないとまた飢え死にしかけるぞ」

男「うん。確か肉屋とかあったし買い物しに行くか」

ナイト(上)「あっ!それ私が行って来ます」(まずは人間達に私が信用できると思わせないと)

男「大丈夫か?」

ナイト(上)「なっ!だ、大丈夫ですよぅ!」

金持「じゃあこれで買えるだけ水と食いもんを」サッ

ナイト(上)「何ですか?この絵?」

金持「ん?ああ、これはお金だよ」

ナイト(上)「人間達はこんな絵がお金なの?」

男「人間達?だいたいどの地域もお金は紙だよ」
134 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/12(土) 12:28:23.87 ID:a8B21M2N0
金持「人間達って!君も人間だろう?」

ナイト(上)「ああっ!そっそうでした!」

男「変なのー…ははは!」

ナイト(上)「笑わないで下さい!私のいた所はキラキラ光る、綺麗な石がお金だったんですからぁ………」

金持「俺の持ってる金……紙をみてご覧?数字が書いてあるだろう」

ナイト(上)「えーと…ゼロがよっつあります」

金持「ゼロがよっつは万、一が最初にあるから一万だよ」

ナイト(上)「そっ!それくらい知ってるもん!」

金持「あははっ怒っちゃって〜」

ナイト(上)「むーーー…と、まあ一万で買えばいいんですね?」

金持「いいや。一万を五つ」

ナイト(上)「五万?」

金持「そう」

男「金持ちはいいなー」
135 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/12(土) 12:29:19.27 ID:a8B21M2N0
男「金が沢山あってさ」

ハンター「当たり前の事を言うのだな」

金持「別によくもないよー」

ナイト(上)「は、はははは。行ってきますぅ」

タッタッタッタッ

店主「へい、らっしゃい!」

ナイト(上)「えーとぉ…」

店主「お嬢ちゃん、何を探してるんだい?」ムキムキ

ナイト(上)(わ!凄い筋肉!)「あ、あのー水を………」

店主「はいはい!水ねー!他にあるかい?」ムキムキ

ナイト(上)「あっ!そう食べ物も下さい」

店主「うん!いいぞー!どれくらい?」ムキムキ

ナイト(上)「これで買えるだけ下さい」

店主「うほっ!ずいぶんもってるねー!」ムキムキ
136 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/12(土) 12:29:47.87 ID:a8B21M2N0
店主「少し待っててねー取って来るからー」ムキムキ

ナイト(上)「はい」

ガキA「おいB!あいつの持ってる剣見てみろよ!」

ガキB「うお!かっけー!」

ガキA「今なら、筋肉オヤジいないし」

ガキB「いける!」
137 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/12(土) 12:30:48.43 ID:a8B21M2N0
ガキA「ねえねえ、今暇?」

ナイト(上)「私ですか?」

ガキA「うん」

ナイト(上)「今は買い物の途中です」

ガキB「いいじゃねえか!ちょっとこっち来て遊ぼうぜ」

ナイト(上)「嫌です」

ガキB「女のくせになまいきだぞ!」

ガキA「おら!来いよ!」

ナイト(上)「引っ張らないで下さい!」

ガキA「うるっせえ!」バキ

ナイト(上)「きゃあ!」

路地裏にて

ナイト(上)「うぅ……うぅ……」

ガキA「おい、これ以上殴られたくなかったら!おとなしくその剣をよこせよ!」

ガキB「そのほうが身のためだぜ」

ナイト(上)「いや……です」ガシ

ガキA「かわいい顔に似合わなく頑固じねえか」

ガキC「これ以上やったら、不細工になるかもなぁ?げへへ」

ガキD「もう血も出てるし、痛そうだよ!可哀想だよう、やめようよう」

ガキE「黙ってろ!この剣があればな、筋肉オヤジに一泡ふかせられるだろ?」

ガキA「そうすりゃ、ここいらの覇者は俺らだ!」

ガキB「その通り!」

ガキC「だから!その剣をくれよ!じゃないと髪を引っ張るぞ!げへへ」

ナイト(上)「この剣は……絶対に渡さな……」(うぅ……人数が多いよぅ)

ガキC「物わかりの悪い奴だ!げへへへへへ」ガシッ

ナイト(上)「いたっ!」

ガキC「このまま全部抜けちまうぜぇぇー!?げへへへへへ」グイ

ナイト(上)「いやぁ!痛いよぅ!やめて!」

ガキD「はわわわわ」

=======================

謎の男「はっ!俺の『おにゃにょこがいじめられてる!たすけなきゃアンテナ』が今までに無いほどビンビン反応している!」
138 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/12(土) 12:32:06.84 ID:a8B21M2N0
謎の男「今いくぜっ!」ダダッ!

謎の男「とおぅ!」ビューン

=========================

ガキA「そうだ!剣を奪ったら、コイツを売ろうぜ!」

ガキB「お!人身売買か!名案あるね!」

ガキE「金が無いと覇者になれないよな!」

ガキC「ちっ!高く売るために髪は抜かないでおくか。げへへ」

ナイト(上)「誰か……たすけて……うぅ…下スラさん…」

ガキB「コイツ助けを求めてやがる!」

ガキA「こんなとこだれもこねーよ!」

ガキE「もっといたぶって遊ぼうぜ」

ナイト(上)「いやぁ……」

ガキA「女が痛めつけられるのを眺めるのは実に気分がいい!」

ガキC「全くそのとおり!げへへ」
139 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/12(土) 12:32:45.13 ID:a8B21M2N0
謎の男「そうはさせるかぁ!」シャキーン

ガキA「なんだこいつ」

ガキB「あっ!こいつ!俺んちで働いてる奴!」

謎の男「そこでいじめられてる君!俺が来たからもう、心配ないぜ!」

ナイト(上)(だれ?)

ガキE「筋肉オヤジでもないのに俺らが止められるかよ!」

謎の男「ふん、悪ガキ共など。俺の足元にも及ばないなぁ」

ガキA「ふ、ふざけやがってぇ!」

ガキB「ぶっ殺せー!」

ガキC「げへへへへ」

謎の男「腰が入っとらん!」

ガキC「ぬべら!」

ガキA「なんだこいつ!Cを指一本で…………」

ガキB「ひぃ!」

ガキD「うわぁ!」

ガキA「あっ!逃げんな!」
140 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/12(土) 12:33:12.15 ID:a8B21M2N0
ガキE「俺らがこんなひょろひょろに負けるわけなっ……」

謎の男「へー、結構余裕あるんだねー」

ガキE「ちっ近い!」

謎の男「ポンッだ」

ガキE「ほげげー!」

ガキA「なんだこいつ!つぇえぞ!」

ガキB「さっきから、なんだこいつ!ばっかり言ってるな」

ガキA「どちくそー!俺の夢がぁ!」

謎の男「夢?」

ガキA「コイツのおっぱいを揉みまくる、それこそ俺の真・dreamだっ!」

ガキB「Aお前……」

ガキA「笑いたきゃ笑え!」
141 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/12(土) 12:34:00.54 ID:a8B21M2N0
ガキB「俺だって!コイツで童貞卒業しようと思ってたのにぃ!」

ガキA「B………」

ガキB「A………」

ガキAB「俺達!ずっと親友だ!」

謎の男「許さないぞ!いたいけな『美』少女を殴って血だらけにした挙げ句、犯そうとするなど……

     貴様らの狼藉、ゆるすまじ」

謎の男「ははははははは!萌えて無くなれ!」

ガキA「ひぃぃ!」

ガキB「死ぬ前に、死ぬ前にぃ!」

謎の男「なんだ、遺言か?」

ガキB「最期に最低でも、おっぱい触りたい!揉みたい!吸いたい!」

謎の男「死ね!変態!」ボォ

ガキA「火…火が俺達を包み込む!?」

ガキB「あちぃ!けど触りたい!」

謎の男「させるかぁ!」ゲシ

ガキB「手が!手が踏まれて動かない!」

ガキA「諦めんな!俺が足をよけるから、その隙にすきなだけ揉みしごけぇ!」

ガキB「A!」

ガキA「おるぅぅあぁぁぁ!」

謎の男「うおっ!バランスが!」

ガキB「うわぁぁぁぁぁ!」

謎の男「い、いけない!逃げるんだ!」

ナイト(上)「う、うぅ……ぅ」
142 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/12(土) 12:34:27.99 ID:a8B21M2N0
ナイト(上)「………………」

謎の男「気絶している!」

ガキB「あと少し!……」

ガキA「うおぉぉぉぉぉぉ!いけぇぇぇぇぇぇ!」

謎の男「くそ!奥の手だ!キャモーン!側近!」

ガキB「あと2cmぅぅ!」

ガキA「俺もいくぞぉ!」

側近「お呼びでしょうか」

謎の男「あの『美』少女に纏わりつくガキを抑えといて!」

側近「あなた一人でもいけるでしょ」

謎の男「すみずらくなるだろ」

側近「もう十分住みづらいと思いますが。それに字が違います。」

謎の男「いいから止めろ!」

側近「はっ」

ガキB「来る来る来る来る来る来る来る来る来る来る来る来る来る来る来る来る来る来る来る来る来る来る来る来る来る来る来る来る来る来る来る来る来る来る来る来る!」

ガキA「B!気をつけろ!」

側近「遅いです」

ガキB「畜生!此処で止まるかぁぁ!」

ガキA「こっちだよー!お尻ぺんぺん!」

側近「止まりなさい」ガン

ガキB「だぁっ!」

ガキA「避けろ!」
143 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/12(土) 12:35:59.06 ID:a8B21M2N0
側近「なっ!」

ガキB「なめるなよ!」

側近「この側近の手を逃れるとは…」

ガキB「エロパワーは∞!」

ガキA「いいぞ!いけぇぇ!」

ナイト(上)「……………………」

謎の男「くそ!このガキ!俺から離れろ!」

ガキA「聞こえませーん」

謎の男「うぜー!」

ガキB「」ピトッ

ガキA「」

側近「」

謎の男「」

ナイト「」













ガキB「キタ――――――(゜∀゜)――――――――――!!」
144 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/12(土) 12:36:39.89 ID:a8B21M2N0
謎の男「おぉぉのぉぉぉれぇえぇぇ!!」

ガキA「うお!」

ガキB「いやっほぅ!」

謎の男「消えてなくなれやぁぁぁぁ!」

ガキB「我が人生に一遍の悔いなし!」

ガキA「俺はある!」

謎の男「問答無用じゃボケぇ!」

謎の男「砕けろおぉぉぉぉぉぉぉ!」

昇天!

謎の男「ああ、おにゃにょこが!怪我!怪我!早く治さんと!」

側近「ベホマ」

謎の男「治ってねえよ!」

側近「魔物用じゃ駄目なようです」

謎の男「くそぉ……そうだ!特薬草!あれなら!」

側近「あれも魔物用に改良しております」

謎の男「うわぁぁぁ!俺の『おにゃにょこがいじめられてる!たすけなきゃアンテナ』の感度が悪いばっかりに………」
145 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/12(土) 12:37:18.45 ID:a8B21M2N0
側近「あなたが悔やんでも仕方ありません。人間の事は人間任せましょう」

謎の男「簡単に放っておくことなんて、出来ない!お前は先に帰っていてくれ!」

側近「なにをするのです?」

謎の男「叫ぶんだ!大声でな!」

側近「そうですか」

謎の男ダダッ「おーい!誰かこの子を助けてくれぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」

店主「あっ!さっきのお嬢ちゃん!居なかったから心配して………ええ!?」ムキムキ

謎の男「誰かこの子を!血まみれなんだよォ!」

店主「任せろ!」ムキムキ

謎の男「頼んだっ!」

店主「病院に運ぶの手伝ってくれ!」ムキムキ

謎の男「もちろん!」

ダダダダッ

小さな病院

医者「あんなに小さな女の子をあそこまで殴るとは……酷い話です」

謎の男「俺のせいだ!俺が早く気づかなかったばっかりに!」

店主「俺が悪ガキ共をちゃんと見張っとけば……こんな事には」ムキムキ
146 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/12(土) 12:37:47.28 ID:a8B21M2N0
ナイト(上)「うぅん………………」スースー

謎の男「うなされてる……」

店主「悪ガキ共め……見ず知らずの女の子を殴りつけるとは!俺が思っていたより駄目な奴らだ!」ムキムキ

医者「お二人共!落ち着いて!」

ナイト(上)「うう………助けて………下スラさぁん………ししょー……………」

謎の男「夢の中でも酷い目に遭ってるのか……助けを求めてる!」

店主「下スラ………?」ムキムキ

医者「変わったお名前ですね…」

謎の男「そぉかぁ?」
147 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/12(土) 12:38:27.21 ID:a8B21M2N0
医者「そうですか?」

謎の男「下は変かな?でも、スラは一般的じゃないスか?」

店主「うーん?」ムキムキ

謎の男「つーか、そんなのどーでもいいわい!この少女は大丈夫なんですか!?」

医者「ええ、命に別状はありません」

謎の男「くらぁ!このやぶ医者がぁぁ!命救えば終わりかくらぁ!」

医者「…………」

謎の男「こんなに殴られて……顔は!足は!腕は!胸は!どうなんのかって!聞いてんだょぉ!」ボロボロ

医者「それは……あの……」

謎の男「この子はなぁ!汚らわしいガキに殴られてな!おっぱい触られてんだ!ガキのせいで!その胸が腐っちまったら……」ボロボロ

医者「うっ!」

店主「あなたが泣いても仕方ありませんよ……」ムキムキ

謎の男「おまえっ!少女の怪我した後のアフターケアは考えねぇのかって!医者は!

患者のその後は気にしないのかって!」

医者「…………」
148 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/12(土) 12:38:56.22 ID:a8B21M2N0







謎の男「聞いてんだよぉぉぉぉ!」








149 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/12(土) 12:39:23.52 ID:a8B21M2N0
医者「間違ってました。私はいつからか命を助ければ喜んで貰えると、そう思うようになっていた」

店主「お医者さん」ムキムキ

医者「でも!謎の男さんの言葉で目を覚ましました。命だけじゃ無く生活も同じくらい大切だと」

謎の男「よろしい、ならば手術だ」

医者「最善を尽くします!」

謎の男「ばかもん!」

医者「へ?」

謎の男「最最善を目指せよ!」

医者「はい!」
150 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/12(土) 12:39:53.62 ID:a8B21M2N0
ナイト(上)「………………」

医者「くっ!左目の損傷が激しい!それに右腕の骨にも傷がみられる、でも、最最善を……」

そうして医者は三時間にわたる大手術を終えた

ウィーン

医者「………」

謎の男「医者!」

店主「お医者さん!」ムキムキ

謎の男「成功か!?」

医者「うぅ」フルフル

謎の男「なんだとぅ!」

医者「左目は失明しない程度には復元しました、でも」

謎の男「どうした!」

医者「右手の骨が、あぁぁぁ!」

謎の男「骨がどうした!」

医者「少し削れてしまいました!」

謎の男「自然回復はしないのか!?」

医者「二週間も掛かります!」

謎の男「よくやった」ガバッ

医者「え?」

謎の男「いいんだ、全てをお前が背負い込まなくても……」

医者「謎の男さん、でも!でも!」

謎の男「お前はお前が出来る分助けろ。お前が出来ない分は自然と本人に任せろ。人間は意外と強い生き物だ」

医者「謎の男さん……」

謎の男「いいんだ」
151 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/12(土) 12:40:38.85 ID:a8B21M2N0
3日後

ナイト(上)「ううん…」

医者「謎の男さん!気がついたようです!」

謎の男「なにっ!」ダッ

ナイト(上)「ここは?あなた達は?誰????」

医者「ここは病院で、私は医者です」

謎の男「俺は君の危機に颯爽と現れた謎の男だ!」

ナイト(上)「私……そんなに酷い怪我でしたっけ?」

謎の男「ああ…君をボコボコにしたガキと君を探しに来なかった

怪しげな奴らにはしっかりお灸を据えといた」

ナイト(上)「はぁ……」

謎の男「それと君をプラチナ会員に勝手ながら登録させてもらった」

ナイト(上)「プラチナ!なんですか!?それ」

謎の男「いや、金はかからない安心したまえ」

ナイト(上)「会員って、何の?」アタフタ

152 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/12(土) 12:41:09.23 ID:a8B21M2N0
謎の男「それは俺的『不幸な少女•プラチナ会員』にだよ」

ナイト(上)「不幸な少女プラチナ会員???」

謎の男「君は俺が今まで会った少女の中でもとびきり大きな不幸オーラを纏っている。

だからこれからもこうゆう事がおこるかもしれないだろ?」

ナイト(上)(不幸なのは否定しませんけども……)

謎の男「つまりプラチナ会員に登録されると他のどの少女より優先されて俺が助けに行くってこと。
これで君も安心さ!」

ナイト(上)「はぁ………?」

謎の男「プラチナ会員は君が初めてだからね!」

ナイト(上)「そうですか……」
153 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/12(土) 12:41:56.44 ID:a8B21M2N0
謎の男「じゃ」

ナイト(上)「はあ……?」

医者「君はもう少し安静に」

ナイト(上)「は、はい…」(わけがわからない)

================================

男「なんなんだよ。あの男は!?」

金持ち「意味は分かる説教だったけどな」

ハンター「まず、あの子を一人にしたのが間違いだ」

男「く!っそおおおおおおおおおお!!」

ハンター「うるさい」
154 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/12(土) 12:42:40.15 ID:a8B21M2N0
病院

男「大丈夫か幼女ちゃん!」

ナイト(上)「え!お、男さん…………なんか、すみません…」

金持ち「悪いのは俺らだから、な?」

ハンター「ふん……」

男「はあ!無事…ではないけどよかった!」

ナイト(上)「弱くてすみません…」

ハンター「気を落とすことはない」

ナイト(上)「でも」

金持ち「いくら強くても数の多い方が強いさ、しかも人間相手」

男「あいつらは人間の屑だ!」

ハンター「口だけの奴にいわれてもな」

男「…ちくしょう!」

ナイト(上)「ふふ」
155 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/12(土) 12:43:09.73 ID:a8B21M2N0
男「わらうなよぉ」

ナイト(上)「ははは!ふふふ!」

金持ち「はははははははははは」

ハンター「くく…」

男「お、おい…凹むぞ……」

金持ち「お前も笑っとけって!」

男「意味わかんねえよ……」

ナイト(上)「ふふ…っは!」

ナイト(上)(私がここに居る意味が…ない!)
156 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/12(土) 12:43:43.37 ID:a8B21M2N0
ナイト(上)(下スラさんはいないし…)

ナイト(上)(私がここに居る意味が…ない……)

男「どうした?幼女ちゃん?」

ナイト(上)「いえ、なにも…」

男「そうか。わははははは!なんか楽しくなってきた!!」

魔王城

ドラキー「おい魔王」

スライム「なに?」

ドラキー「ちょっくらでかけてくるわ」

スライム「いてらー」

ナイト(下)「あ、俺も」

ギガ「wwwwwwww」

ドラキー「すまないな」
157 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/12(土) 12:44:30.35 ID:a8B21M2N0
数週間後

ナイト(上)(退院したはいいけど…どうしたらここから逃げられるのか…)

男「よーし!どこいくかなー?」

ハンター「ずっと中国にいたからな。まずはアジアからでるぞ」

金持ち「もともとの目的地のイギリスか?」

男「じゃあそこで」

ナイト(上)「え、移動するの?」

金持ち「うん。魔物の湧き出てる地域にいかなきゃ」

ナイト(上)(あれ?魔界への入り口はこの近くなのに…?)

ナイト(上)「そうなんですか…」

男「故郷を離れたくないのかな?」

ナイト(上)「??故郷なんてありませんけど?」

男「え?」

ハンター「…………」

金持ち「それってどういう?」

ナイト(上)「どうって…棄てられてたからですけど?」

男「棄てられた?」

ナイト(上)「棄てられてた、です。だから故郷はないです」

金持ち「そんな…」

男「どうして…」

ナイト(上)「棄てられてたところを鎧を着た人と緑色の人に助けられました」

金持ち「緑色の人?」
158 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/12(土) 12:44:56.32 ID:a8B21M2N0
ナイト(上)「あ!いや…その…ペット…的な……」

ハンター「……」

男「そんな過去が…」

ナイト(上)「あ!でもそんな事全然気にしなくていいですよ。私、鎧の人達に拾われて

とっても幸せですから」

男「そうなの?」

ナイト(上)「さ、行きましょう!」

男「うん…」
159 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/12(土) 12:45:41.39 ID:a8B21M2N0
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1297169801/157-

NIPに建てましたよー
160 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/12(土) 12:46:24.94 ID:a8B21M2N0
間違えた
161 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/12(土) 17:27:14.37 ID:M31vP79Po
おつ!
162 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/12(土) 19:53:34.45 ID:Ymx4JDxi0
>>1乙すぎて泣いた
163 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/14(月) 20:37:52.36 ID:r6tutFvz0
魔王城

スラ「なんか楽しいことないの?」

ギガ「バレンタインwww」

スラ「ブチ殺すぞ!?」

ギガ「ナイトちゃんのロッカーからチョコハケーンww」

スラ「マジか!」

キラー「ギガ貴様…他人のロッカーを漁るな…」

ギガ「我慢できなかったんだもんwwwww」

スラ「で?チョコはいくつあったのかな?ギガ君」

ギガ「三個www」

スラ「誰の分だ?」

ギガ「名前は書いてませんwww」
164 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/14(月) 20:41:34.48 ID:r6tutFvz0
スラ「しめた!」

ギガ「今ちょうど三人ww」

キラー「俺はいらんぞ」

スラ「口調変わったし」

ギガ「よくあるwww」

スラ「しかし、共犯作戦はダメか……」

キラー「魔王様はそんなにチョコがお好きなのか……」
165 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/14(月) 20:45:29.78 ID:r6tutFvz0
ギガ「ねえww魔王様w」

スラ「どした?」

ギガ「キラーいるしww面白いことしようwwww」

スラ「!!面白いことしたいしたい!」

ギガ「じゃあw魔王様wwキラーを緊縛して下さいwwww」

スラ「緊縛?………いい趣味してるねぇ…」

ギガ「ちょwwちがうしww」
166 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/14(月) 20:48:15.62 ID:r6tutFvz0
スラ「でもさー…無理じゃね?」

ギガ「命令すれば万事おkwww」

スラ「そうなの?」

ギガ「そうなのww」

スラ「そうなのかぁ…おーいキラーさーん」

キラー「どうしましたか?」
167 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/14(月) 20:52:22.94 ID:r6tutFvz0
スラ「ちょっと縛らせて」

キラー「なぜ?」

スラ「魔王命令」

キラー「っ…………………………………わかりました…」

スラ(魔王命令すげぇ)

三分後

スラ「縛り終わったけど?」

ギガ「おおwwおkwww素晴らしいwwww」

キラー「き さ ま の 仕 業 か !」
168 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/14(月) 20:55:53.64 ID:r6tutFvz0
ギガ「魔王様wwこっちこっちwww」

スラ「キラーさんの後ろになにかあるの?」

キラー「!やめろギガ!」

ギガ「見える?wこのスイッチww」

スイッチを覆っているなにか「開きまーす」

スラ「なにこのスイッチ。いっぱいあるけども」
169 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/14(月) 21:00:32.01 ID:r6tutFvz0
ギガ「よく見てみwwwww」

スラ「なになに?『男』『女』『幼女』『妹』『姉』『従姉妹』『幼馴染』『メイド』『ツンデレ』『ヤンデレ』etc...」

キラー「おやめ下さい魔王様!」

ギガ「好きなの押してみwww?」

スラ「えーとねー」

女スイッチをポチットナ
170 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/14(月) 21:04:23.72 ID:r6tutFvz0
キラー「あ…く……うぅ…」

ギガ「wwwくるぞーwwww」

キラー「魔王様!やめて…くだ…さい……くぅ…」

スラ「え?女声!?」

キラー「魔王様…おやめになって…くだ…さ…い」

スラ「なぜに悶えてんの?」
171 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/14(月) 21:08:48.65 ID:r6tutFvz0
スラ「…なにこれ」

ギガ「キラーはw背中のスイッチでww性格とか声とかが変わるww」

スラ「なにそれこわい」

キラー「魔王様…早く、ほどいてください…お願いします」

スラ「ほどいていいのん?」

ギガ「ダメwwww」

キラー「そんなっ」

スラ「かわいい」

ギガ「違うスイッチ押してみ?w」

幼女スイッチをポチットナ
172 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/14(月) 21:13:21.28 ID:r6tutFvz0
キラー「ぎっ!」

スラ「wktk」

キラー「ふぇ?」

ギガ「ニターw」

スラ(効果音自分で言ってるよ…)

キラー「ひっ!」

スラ(怖がられてるし)

キラー「ふえーん!こわいよー!」

ギガ「ジタバタするなしww」

キラー「ふえーん!すらいむさんだすけれー!」

スラ(Oh...素晴らしい…)
173 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/14(月) 21:16:26.42 ID:r6tutFvz0
スラ「おおーよしよしーこわくないよー」

キラー「こわいよー!ふぇーん!」

スラ「じゃーん!チョコ!」

キラー「ふぇ?」

スラ「食べたいなら泣きやんでね?」

キラー「うんっ!」

スラ(かわええなぁ)

ギガ(くくwwおもしろっwww)
174 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/14(月) 21:20:10.03 ID:r6tutFvz0
キラー「チョコちょーらい!」

スラ「よしよし〜チョコだよー」

キラー「はむはむ…おいしー!」

スラ「あ…」

スラ(ナイトちゃんのチョコあげちゃったよ)

キラー「っん…もーないのー?」

スラ「ないっ」

ツンデレスイッチをポチットナ
175 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/14(月) 21:20:48.85 ID:r6tutFvz0
っと、今日はここまで
176 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/24(木) 22:23:39.66 ID:bm0RY9sf0
キラー「ぐぅ…」

スラ「ごくり…!」

キラー「魔王様!」

スラ「はい!」

キラー「あたしを拘束してタダで済むと思ってんの?」

スラ「思ってる」

キラー「そう。いい度胸ね…」

スラ「拘束してるから」

キラー「今から地獄を見せてあげる」

スラ「いや遠慮しときます」

キラー「遠慮しなくていいわよ?」ブチィ!
177 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/24(木) 22:29:56.96 ID:bm0RY9sf0
スラ「ギャー。拘束してたのに縄斬られたー」

ギガ「やべえwwwwwwうえwwwww」

キラー「よく平気でいられるわね」

スラ「うわー。こえー。でも魔王命令があるしみたいな」

ギガ「うえwww外道www」

キラー「問☆答☆無☆用」

数分後

スラ「………」

ギガ「w……」

キラー「さあ謝ってもらおうかしら?」

スラ(KOEEEEEEEEEE)

キラー「ほらほら早く謝りなさいよ」

スラ「でも、俺魔王」

キラー「しったことか」
178 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/24(木) 22:33:24.53 ID:bm0RY9sf0
キラー「謝らないと、ころす」

スラ「ひぃ!すみませんでした!」

ギガ「右に同じww」

キラー「謝っても斬る」

スラ「理不尽だああああああああ!」

キラー「しかしその前に」

男スイッチをポチットナ

キラー「ふぅ」
179 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/24(木) 22:36:04.42 ID:bm0RY9sf0
スラ「お慈悲を!」

ギガ「俺にもww」

キラー「よろしい。少し軽くします」

ギガ&スラ「よし!w」

キラー「ただしギガ、てめーはだめだ」

ギガ「ですよねーww」
180 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/24(木) 22:42:41.26 ID:bm0RY9sf0
キラー「魔王様」

スラ「すみませんでした」

キラー「以後気を付けて下さい」

スラ「承知しました」

キラー「おいクソ魔物」

ギガ「俺のこと?ww」

キラー「勿論」

ギガ「おいw何する気www」

キラー「斬る」

ギガ「しぬwwwマジパネェww」

キラー「うぐぐ!貴様らの家系は何故そうなんだ!」

キラー「口は軽いし、いつもニヤニヤ、変態で野蛮。そしてそのむかつく態度」

ギガ「www」

キラー「初代からの悪い癖だ!」

スラ(なんかもう会話についてけないっていう)
181 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/24(木) 22:45:44.81 ID:bm0RY9sf0
ギガ「はらたつわーwwwww」

キラー「その態度がむかつくというのだ!」

ギガ「ちょっとwマジでw怒るぞ?www」

キラー「貴様では私には勝てない」

スラ(キラーさん一人称安定しないなー)
182 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/24(木) 22:50:05.93 ID:bm0RY9sf0
スラ「しかも」

ギガ「つよすぎwwwwワロタwwwwww」

キラー「この程度か」

スラ「俺は今何も見えなかった」

スラ「と思ったらギガさんボロ(?)負け」

キラー「これならダースの方が断然強いな。不甲斐ない」

スラ「DDさん…」
183 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/24(木) 22:52:49.73 ID:bm0RY9sf0
キラー「どうしましたかな?魔王様」

スラ「そのDDさんなんだけど」

ギガ「wwww…」

スラ「殺された…勇者に」

キラー「知っている」

スラ「知っんのかよ」
184 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/24(木) 23:06:10.36 ID:bm0RY9sf0
キラー「ああ、たまたま現場に居合わせていて」

スラ「そうなの」

キラー「そうなのだ」

ギガ「たすけろよwww」

キラー「いや私はいくら伝説の勇者の子孫だとしてもDDは負けないと思った」

スラ「確かに」

キラー「思ったんだがなぁ」

ギガ「そんなに強いのかwww」

キラー「いやなんていうか……卑怯というか……」

スラ「卑怯ねえ…戦いに卑怯もなにも」

キラー「毒殺されてた」

スラ「卑怯だーーー!」
185 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/24(木) 23:07:34.72 ID:bm0RY9sf0
短いけどここまでよ
186 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/25(金) 08:17:48.72 ID:+1LHGFDB0
乙です。
セルフ移転、感謝です。
187 :1 [sage]:2011/03/01(火) 22:02:43.85 ID:2CVjCzur0
3月3日から本気だす
188 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/03/03(木) 21:24:15.08 ID:hva31b+p0
スラ「とまぁ。茶番はいいとして」

キラー「む、真剣な話ですか?」

スラ「DDさんは復活の儀式を受けているらしい」

キラー「ふむ…それで?」

スラ「伝説の勇者がここに来るのまでに間に合いそう?」

キラー「間に合うと思われます」
189 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/03/03(木) 21:27:34.78 ID:hva31b+p0
スラ「根拠は?」

キラー「儀式と言ってもザオリクを詠唱するだけなので」

スラ「えっ」

キラー「もしかしたら、既に復活しているやも」

スラ「そんなもんなの?楽すぎじゃね?」
190 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/03/03(木) 21:30:37.44 ID:hva31b+p0
キラー「しかし、事実です設定です」

スラ「ぶっちゃけたね」

キラー「問題はザオリクを使える魔物が圧倒的に少ないことです」

スラ「そうなの」

キラー「いや、ぶっちゃけいません」

スラ「えっ」
191 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/03/03(木) 21:35:46.60 ID:hva31b+p0
スラ「そうなの…それ復活出来なくね?」

キラー「そうですね」

スラ「どうすんの!?ねえどうすんの!?」

キラー「落ち着いて下さい。魔王様」

スラ「だって…ねえ?」

ギガ「いきなり振るなしwwww」
192 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/03/03(木) 21:37:35.70 ID:hva31b+p0
キラー「大丈夫ですよ魔王様」

スラ「え?」

ギガ「大丈夫だw問題ないwwwwっうえww」
193 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/03/03(木) 21:40:54.87 ID:hva31b+p0
キラー「ザオリクでなくともザオラルで生き返れます」

スラ「なんだよ」

ギガ「ただし不確定なりww」

スラ「マジか…つまり1/9999999999みたいな確率でしか生き返れないと」

キラー「そうですね」

ギガ「違くね?www」
194 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/03/03(木) 21:43:36.18 ID:hva31b+p0
キラー「もう一つ魔界樹の葉でも生き返れますが……」

スラ「魔界樹ってあの?」

キラー「あの魔界樹です」

スラ「あの魔界樹かぁ……」

ギガ「なに二人で納得してんのwwwwww」
195 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/03/03(木) 21:48:09.69 ID:hva31b+p0
スラ「おまwwあの魔界樹知らないの?w」

ギガ「知ってるわwww」

キラー「あの魔界樹だぞ」

ギガ「やっぱりwあの魔界樹かwwww」

スラ「格が違うからな…あの魔界樹は」

ギガ「想像しただけでww恐ろしいwww」

スラ「魔界樹さんマジパネェ」

ギガ「魔界樹さんマジチートwww」

キラー「??」

スラ&ギガ(………魔界樹ってなにもの?)
196 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/03/03(木) 21:53:18.09 ID:hva31b+p0
スラ「お、おいキラーさん!あの魔界樹って何か知ってるかい?」

キラー「魔界樹は魔界樹だろう」

ギガ「どこにww生えてんの?wwwww」

キラー「魔界の端の端」

スラ「や、やっぱりそうか!うんそうだ」

ギガ「端の端とかwwテラ危険wwww」

キラー「?元DDの家の庭に生えてるんだぞ?」

スラ「えええええええええええええええ!!!??」

キラー(本当は知らなかったのか)
197 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/04(金) 00:11:51.37 ID:uvwSY7A90
乙です。
198 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/04(金) 20:02:22.42 ID:dm6b2CPx0
一気に読んだ。おもしれぇwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
199 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/03/10(木) 21:10:33.22 ID:+30N2Ji60
>>197-198 そう言って貰えると嬉しいです
200 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/03/10(木) 21:16:26.54 ID:+30N2Ji60
キラー「知ったかぶらなくとも良いですよ」

スラ「は、はあ!?知ったかぶってねぇし!」

キラー「まあ、いいでしょう」

キラー「それで、魔界樹から葉を取りに行くことに異論は?」

スラ「なし」

ギガ「なしwww」
201 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/03/10(木) 21:19:16.45 ID:+30N2Ji60
スラ「誰が行く?」

キラー「私が」

ギガ「俺がwwwww」

スラ「よし二人で行ってこい」

キラー「断る」

ギガ「やだwwww」

スラ「Why?」
202 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/03/10(木) 21:23:25.10 ID:+30N2Ji60
キラー「二人きりでいれば何をされるか……」

ギガ「ねえよwwww」

スラ「ギガは?」

ギガ「多重人格者といたら疲れるwwww」

スラ「それは…」

キラー「貴様…」

ギガ「おおwwこえーこえーwwww」

スラ「仲良さげなのな」
203 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/03/10(木) 21:26:43.20 ID:+30N2Ji60
ギガ「ならばwお前ww一人でいけwww」

キラー「最初からそのつもりだ」

スラ「どれくらいかかるのん?」

キラー「ここから…………約300日です」

スラ「意味ねええええええええええ!!!」
204 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/03/10(木) 21:30:38.18 ID:+30N2Ji60
キラー「時間かかり過ぎですか?」

スラ「かかり過ぎだろjk」

ギガ「ざまあwwwwww」

スラ「なにが!?」

キラー「すみません…」

ギガ「うひゃひゃwww怒られてやんのーwwwwwwwwww」

スラ「いや、怒ってねえし」
205 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/12(土) 16:42:45.96 ID:6lRi2pRAO
おもしろいな
206 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/13(日) 16:16:46.80 ID:q+uGEU6AO
>>1大丈夫か?
207 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/13(日) 23:15:10.42 ID:bHwCJEZU0
>>206大丈夫だ。問題ない

いちです。無傷です
208 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/13(日) 23:20:13.01 ID:bHwCJEZU0
キラー「斬ってよいかな?」

スラ「よいよ」

ギガ「おいww」

キラー「はぁぁ……」

スラ「気を溜めてる!……のか?」

ギガ「大防御wwwww」

キラー「………」

スラ「ギガの服が綺麗に斬れた!?」

ギガ「太刀筋みえねえwww」

キラー「またつまらぬ物を斬ってしまった…」
209 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/03/13(日) 23:24:11.25 ID:bHwCJEZU0
ギガ「加減しろwwww」

スラ「すげえ…」

キラー「一糸纏わぬ姿にも出来たのだぞ?」

ギガ「パンツだけとかwww風邪ひくwwww」

キラー「風邪こじらせて死ね」

スラ「多重人格こえぇ…」
210 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/03/13(日) 23:33:27.47 ID:bHwCJEZU0
キラー「で、魔王様。DDはどうするのです?」

スラ「ああ、話戻すのね〜うん、闇の司祭に任せる」

キラー「そうですか」

ギガ「ご愁傷様wwww」

スラ「ああ………暇だ」

キラー「修行などいかがでしょう?」

スラ「楽しいならやる」

キラー「ぐ……」

ギガ「やる気ねえwwwwwwww」
211 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/03/19(土) 23:33:37.30 ID:yJ0k0DMV0
キラー「き、きっと楽しいですよ!」

スラ「本当に?」

キラー「ええ、きっと」

スラ「じゃあやる」

キラー「では行きますか」

スラ「どこに?」

キラー「修行部屋へ」

スラ「orz」
212 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/03/19(土) 23:38:45.19 ID:yJ0k0DMV0
ところ変わって

ドラキー「久しぶりに」

下スラ「名前の表記が変わったぜ!」

ドラキー「ナイトちゃんを探しに来たはいいが…」

下スラ「みつからんね」

ドラキー「どうやら移動したようだな」

下スラ「件のパーティと会った周辺の村にはいませんでしたー」

ドラキー「心配だなぁ…」
213 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/03/19(土) 23:42:02.64 ID:yJ0k0DMV0
下スラ「なあに!心配ないって!多分」

ドラキー「何故にそんなのんきなの?」

下スラ「大丈夫な気がする〜」

ドラキー「あ、ナイトちゃんだからとかじゃないんだ」

下スラ「こんなの気持ちの問題だよ」

ドラキー「そうかなぁ…」
214 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/03/19(土) 23:50:08.12 ID:yJ0k0DMV0
ドラキー「あてもなくさまよい続ける」

下スラ「君はまさしくドラキー」

ドラキー「そういうのいらないから」

下スラ「そーなの?今のフリじゃないの?」

ドラキー「ふざけてる場合ではないでしょう!」

下スラ「ふざける場合だ!」

ドラキー「いいきるな!」

下スラ「こんな時こそ笑いが必要だろ」

ドラキー「え?」
215 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/03/19(土) 23:53:58.79 ID:yJ0k0DMV0
下スラ「笑わないとやってられねぇよ…」

ドラキー「下スラさん…」

下スラ「なんて言うと思ったかぁ!」

ドラキー「えええええええええ!?なに仲間になるかと思わせて騙してました的なセリフ言ってんのぉ!?」

下スラ「ツッコミなげえし」

ドラキー「え?」

下スラ「うわー。テンション下がるわー」

ドラキー「え?ええ?」
216 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/03/20(日) 00:03:49.87 ID:p+yh/naa0
下スラ「ツッコミはさあ〜スタイリッシュにするもんだろ」

ドラキー「はあ…」

下スラ「それを長々と…ツッコミ失格」

ドラキー「知らねえよ!んなもん!!」

ドラキー「大体下スラさん…ナイトちゃん助ける気あるんですか!?」

下スラ「あるよ…」

ドラキー「そうは見えませんけど!」

下スラ「あるよ……」

ドラキー「なら、なんでそんなに楽観的なんですか?なんで心配してあげないんですか?」

下スラ「心配してないわけねえだろ…」

ドラキー「ならなんで…」

下スラ「心配なんて、お前の1億倍してるよ…」

ドラキー「……」

下スラ「だってさ…こうでもして気を紛らわせねえとさ……」

下スラ「目から汗が出てくるだろ?それに体も震えるしさ?」

ドラキー「……………」

下スラ「目から汗出してもなにもなんねえよ」

ドラキー「そんな……」

下スラ「前見えなくなるだけだぜ?損損」
217 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/03/20(日) 00:06:24.80 ID:p+yh/naa0
ドラキー「すみませんでした」

下スラ「なにが?」

ドラキー「下スラさんの気も知らないで」

下スラ「いいんだよ。俺が変なだけだ」

ドラキー「でも」

下スラ「もういいから。ほら早く先にいこうぜ」

ドラキー「はい…」
218 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage ]:2011/03/22(火) 08:08:54.32 ID:bZpTxV1z0
乙です。
219 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/06(水) 22:25:29.91 ID:mRGjfzTDO
まだかなぁ
220 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/04/26(火) 19:03:10.43 ID:YCTjk8sW0
>>219

すみません…ちょっとリアルが忙しいのです
失踪したわけではないので大丈夫です
221 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/06(金) 05:33:34.65 ID:h+eML+yDO
俺は忘れないからな!待ってるから絶対書けよ!
222 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/05/20(金) 20:53:00.15 ID:YhdssGXk0
よし。やっと暇が

ドラキー「どこいきますか?」

下スラ「街?」

ドラキー「でも俺らじゃ入ってすぐ騒ぎが起きますよ」

下スラ「それもそうね」

ドラキー「では」

下スラ「どうする?」

ドラキー「……………いやあ。詰みましたね」

下スラ「そうね」
223 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/05/20(金) 20:59:07.02 ID:YhdssGXk0
ドラキー「魔力を感知したりできないんすか?」

下スラ「できたらやってるわい」

下スラ「それにナイトに魔力はない」

ドラキー「え?」

下スラ「人間だし」

ドラキー「あっそうか」

下スラ「地道に探すしかなさそうだね」

ドラキー「むう……」
224 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/05/20(金) 21:02:09.03 ID:YhdssGXk0
場所はイギリス

男「きたー!」

金持ち「全額俺がもちますた」

男「当たり前である。何故なら、金持ちだから」

ハンター「で?ここに来てどうする」

男「へへ……既に考えてある。まずはハリー・ポッターの舞台になった駅へ……」

ハンター「真面目に考えようか」

男「さーせん」
225 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/05/20(金) 21:05:40.00 ID:YhdssGXk0
ナイト「ここは?」

男「イギリス」

金持ち「王国だな」

ハンター「では、まず宿に向かうか」

ナイト「そうですか」(外国にきちゃったー!)

男「どうした?顔色悪いぞ?」

ナイト「い、いえ。お気になさらず……」

金持ち「………どうせだし、うんと豪華な宿に泊まるかね?」

男「ふとっぱらー!」パチパチ

ハンター「…………もうなにもいわん」
226 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/05/20(金) 21:09:53.56 ID:YhdssGXk0
魔王城

スライム「修行たのC−!!」

ギガ「心にもないことをwwww」

スライム「そういうな……じゃ、もっかい模擬戦でもするか」

ギガ「おkww」

両者睨み合う

スライム「おりゃあ!」

ギガ「ぶひぇwwww」

スライム「真面目にやれよ」

ギガ「真面目だってwwwww」

スライム「嘘吐け!」

ギガ「ぶっちゃけww魔王様もうww俺よりつえーwww」

スライム「そーなの?」

ギガ「うんww」

スライム「まじか………」
227 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/05/20(金) 21:14:02.58 ID:YhdssGXk0
ギガ「じゃあwww俺はお役御免ってことでwww」

スライム「やっぱ付き合うのがめんどいだけだろうがっ!!」

ギガ「いやあwwwばれたかwwwww」

スライム「本気でやれこら」

ギガ「ではwwww行くよwww」

スライム「こいやー!」

ギガ「せいや!ww」

スライム「あたらんわーい!」
228 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/05/20(金) 21:17:29.83 ID:YhdssGXk0
スライム「ふんす」

ギガ「この修行に意味あんの?wwww」

スライム「それは思ってた」

監督「ありますとも!」

スライム「誰だてめーはあああぁぁぁあ!!?」

監督「修行を監督するものであります」

ギガ「いつからいたんだwwww」

監督「最初からであります」

スライム「空気君だね」

監督「よく言われます」
229 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/05/20(金) 21:21:17.28 ID:YhdssGXk0
監督「して、この修行の意味でありますが……身内相手に本気でバトルすればなにかあるようです」

スライム「根拠は?」

監督「この先代様の本であります」

スライム「え?あ……そんなのあったね」

監督「ちょっと前に側近様が届けてくださいました」

スライム「ああ。字が汚くて読めないんだったね。そういえば」

監督「?とても読みやすい達筆でありますが?」

スライム「側近さん字きれーだな!魔王様とは大違いだ」
230 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/05/20(金) 21:24:55.46 ID:YhdssGXk0
監督「?先代様が書いたのでは?」

スライム「内容はね。でも汚すぎて読めなかったから側近さんが書き直してたんだぜ」

監督「そうだったのでありますか」

スライム「で?その本にはなんて書いてあんの?」

監督「えー…『能力開花の極意その壱。手加減せず親しい者をたたき伏せるべし』と」

スライム「……そんなんで本当にいいのか………?」
231 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/05/20(金) 21:29:31.59 ID:YhdssGXk0
監督「しかしこの本以外に頼れそうなものはないであります」

ギガ「ひでえwwww」

スライム「笑いごとじゃないからな?」

監督「この本の言うとおりやってみましょうよ!ね?」

スライム「えー?だりーわ。寝る」

ギガ「禿同wwwwww」

監督「え?お二人様とも!!ちょっと!?」

スライム「あとは任せた!」

ダッシュ!

監督「そんなぁ………」
232 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2011/05/24(火) 09:58:17.82 ID:y/CekWe5o
早く助けてあげて…
233 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/26(日) 22:24:04.78 ID:jwYS7lZYo
まだか
234 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/07/09(土) 17:13:46.68 ID:qVUJJmUno
235 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/13(土) 22:00:21.89 ID:tjkO/EGDO
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236 : ◆zjqv.u6uD6 [sage]:2011/08/13(土) 22:01:08.87 ID:tjkO/EGDO
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