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妹「イチゴ狩りに行こうよ!」 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/13(日) 08:31:35.68 ID:4+WuWQRDO
妹「イチゴ狩りに行こうよ!」

兄「ん?明日は休みだし構わないよ」

妹「わーい!じゃあ準備しなきゃ!」

■翌日

妹「お弁当とお茶は持った?」

兄「OK。腕によりをかけて作った」

妹「軍手は大丈夫?」

兄「OK。汚れるからね」

妹「ハンカチは?」

兄「OK」

妹「ティッシュは?」

兄「OK」

妹「タオルは?」

兄「OK」

妹「武器(エモノ)は?」

兄「えっ?」

妹「えっ?」
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笑えるな 君のせいだ @ 2024/04/23(火) 19:59:42.67 ID:pUs63Qd+0
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【GANTZ】俺「安価で星人達と戦う」part10 @ 2024/04/23(火) 17:32:44.44 ID:ScfdjHEC0
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トーチャーさん「超A級スナイパーが魔王様を狙ってる?」〈ゴルゴ13inひめごう〉 @ 2024/04/23(火) 00:13:09.65 ID:NAWvVgn00
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【安価】貴方は女子小学生に転生するようです @ 2024/04/22(月) 21:13:39.04 ID:ghfRO9bho
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ハルヒ「綱島アンカー」梓「2号線」【コンマ判定新鉄・関東】 @ 2024/04/22(月) 06:56:06.00 ID:hV886QI5O
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【安価】少女だらけのゾンビパニック @ 2024/04/20(土) 20:42:14.43 ID:wSnpVNpyo
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ぶらじる @ 2024/04/19(金) 19:24:04.53 ID:SNmmhSOho
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旅にでんちう @ 2024/04/17(水) 20:27:26.83 ID:/EdK+WCRO
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2 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/13(日) 08:35:19.76 ID:4+WuWQRDO
兄「武器(えもの)?」

妹「うん。武器(えもの)」

兄「イチゴ狩りだよね?」

妹「うん。イチゴ狩り!」

兄「イチゴってあの赤いイチゴだよね?」

妹「うん。あの赤いイチゴ!」

兄「小さくて甘いよね?」

妹「うん。小さくて甘いよ!」

兄「地面に生えてる植物だよね?」

妹「地面に生えてる植物に決まってるじゃない」

兄「じゃあ、当然のごとく危険なんかないし…武器なんかいらないよね?」

妹「当然のごとく危険だし、武器は必要だよ?」

兄「そこがおかしい」

妹「えっ?」

兄「えっ?」
3 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/13(日) 08:49:19.85 ID:4+WuWQRDO
勝手に喋り出す兄が可愛く思えてきた。

■以下本文
兄「ふぃー。風呂は命の洗濯だなぁ。
イチゴ狩りの疲れも癒えちゃうよ」

ガチャ!

妹「お兄〜。一緒に入ろうよ」

兄「!!?」

妹「背中流してあげるね(ぬぎぬぎ)」
兄「ば、ばか!もう一緒に入るような年じゃないだろっ!」

妹「いいでしょ。別にー(ぱさっ)」

兄「いやほら、思春期の兄妹としてはなんというかほら」

妹「うー。背中に手届かないー。お兄手伝って!」

兄「俺の話を聞こうよ!
…って、背中!?ブラ!?ブラなの!?ホックなの!?何なの!?」

妹「ちがうよー。ブラはもう取ったからホックじゃないよ」

兄「ホックじゃない…よかった…って、よくないよ!?全裸じゃん!じゃあ背中の何なの!?素肌なの!?」

妹「…チャック?」

兄「一体何なの!?お前の中に何が入ってるの!?」
4 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/13(日) 09:01:28.77 ID:4+WuWQRDO
兄妹的に日が暮れたので休憩
5 :1 [sage]:2011/02/13(日) 09:54:28.52 ID:4+WuWQRDO
うっかり1いれわすれてた
6 :1 [sage]:2011/02/13(日) 09:56:57.07 ID:4+WuWQRDO
兄「……」

妹「……?」

兄「…いや、えっ?」

妹「どうしたの」

兄「…カップラーメンじゃないか」

妹「うん!カップラーメンだよ」

兄「堂々と手抜き宣言するなんてお兄は悲しいよ」

妹「うー!手抜きなんていじわる言わないでよ…すっごく大変だったんだから!」

兄「でも、これカップラーメンだよね…?」

妹「うん」

兄「容器が発泡スチロールの、お湯を入れて作る奴だよね?」

妹「容器が発泡スチロールでお湯を入れて作る奴だよ」

兄「お湯を入れて3分だよね?」

妹「うん。3分だよ」

兄「日本が誇る世界で最も普及しているインスタント食品の一つだよね?」

妹「そうだねー。日本人はすごいよねー」

兄「どこが大変だったのさ」

妹「…」

兄「…」

妹「…えっと」

兄「うん」

妹「発泡スチロールの原料であるポリエチレンビーズを撹拌しながら加熱し、成形するとこ?」

兄「そこから!?そこから手作りなの!?」
7 :1 [sage]:2011/02/13(日) 10:33:07.00 ID:4+WuWQRDO
兄「朝だ…学校行かなきゃ」



兄「連休明けで体がだるいよ」

妹「今日からまた一週間大変だね」

兄「はぁ…家が恋しい」

妹「お兄は学校より家事の方が好きだもんね」

兄「学校は修羅場だからね」

妹「そうだねー。お兄はモテモテだもんね」

兄「…嬉しいやら悲しいやら」

妹「駅ではヤンデレ幼馴染みに待ち伏せされ」

兄「そうそう」

妹「校門ではツンデレ風紀委員にツンを受け」

兄「うんう…ん?」

妹「教室にはお嬢様系クラス委員に誘惑され」

兄「…ちょっ、何で知ってるの」

妹「昼休みに図書館に行けば小説家志望の先輩に作品を読まされ」

兄「だから何で知ってるの!?」

妹「放課後となれば邪気眼持ちの同級生と委員会仕事」

兄「人の話聞こうよ!お願いだから!」

妹「なんて恐ろしい兄だと思うよ!」

兄「俺は今、心底恐ろしい妹だと思ってるよ!?」
8 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/13(日) 11:24:00.62 ID:6JZlxAP3o
ちょっと好き
9 :1 [sage]:2011/02/13(日) 11:35:54.53 ID:4+WuWQRDO
>>8
少しでも好んでもらえて、とても、嬉しいです。

特に書き貯めなどはないので量すらなくてごめんなさい。
10 :1 [sage]:2011/02/13(日) 12:07:43.66 ID:4+WuWQRDO
兄「じゃあ、俺は駅だから。頑張るんだよ。妹」

妹「中学生は徒歩なのです。また後でね〜」


〜駅〜
幼馴染「おはよう!兄くん!」

兄「おはよう。幼ちゃん」

幼「今日も、いい天気、だね!」

兄「そうだね。今年は本当に雨が降らなくて少し心配だよ」

幼「うんうん!ところで、さっきの、妹さん、だよね!」

兄「そうだよ。知ってるでしょ」

幼「変なこと、言われて、ない?色目なんて、使われて、ない?」

兄「まさか。妹だよ。もちろん仲はいいけどね」

幼「ボソボソ…あんな、性悪と、仲がいいなんて、おかしい。アイツが、兄君を、おかしくさせてるんだ」

兄「ん…何か言った?」

幼「ううん。何にも、言ってないよ!
  ボソボソ…やっぱり、生かして、おけない」

兄「ねぇ、幼」

幼「なに?どうしたの?」

兄「先週もそう言って、妹を闇討ちしようとして返り討ちにあったばかりだよね…」

幼「…うぐ、あ、あのコが、チート過ぎるのよ!どこの世界に、道路標識を、素手で引っこ抜く、女子中学生がいるのよ!」

兄「あはは。妹はお転婆だからなぁ」

幼「お転婆で済んじゃうの!?」

兄「それに、先々週は風紀委員長に返り討ちにあって、その前は自称邪気眼の同級生にも返り討ちにあってたじゃないか」

幼「う…うぅ、ぐぐぐ」

兄「それどころか、さらにその前は完全文系の文芸部の先輩にまで返り討ちに…」

幼「うぅぅ…ふぇーん。どうせ、私は、ヘタレだよぅ。めそめそ」

兄「ごめんごめん。ファンタ買ってあげるから泣きやみなよ」

幼「(ピタッ)ボソボソ…ふふふ、兄くんは、そうやって、私だけ見てればいいの。クスクス」

兄「はいはい。電車来るよ」



妹「…ツッコミがないんですけどー」
11 :1 [sage]:2011/02/13(日) 12:10:00.15 ID:4+WuWQRDO
訂正

>>6 の冒頭は

妹「今日はわたしの手作りだよ!」

です。
入ってなかった。
12 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/13(日) 12:32:32.11 ID:qzfSmmHco
支援!ワクワク
13 :1 [sage]:2011/02/13(日) 13:01:08.29 ID:4+WuWQRDO
妹と兄だけの方がいいのかな?無茶苦茶や。
幼馴染みと邪気眼はキャラ多少考えてるけど。

>>12
支援ありがとうございます。全てにおいて行き当たりばったりですがよろしくお願いします。



校門前

幼「あぁ、うぅ。やっぱり、いるのね。
  ボソボソ…あのメガネ売女、始末しないと」

兄「はいはい。ファンタ飲んだから今日はおとなしくしておこうね」

幼「はーい」ショボン

風紀委員「ちょっと!兄!」

兄「はい。なんでしょ…グボァ!!!」

風「なぁに朝から不順異性交遊してるのよ![ピーーー]ッ!!!」

兄「ゴブァッ!!!」

幼「ガクガクブルブル(ボ、ボディからの前蹴り…なんて流れるような動き…」

風「髪の毛が長い![ピーーー]ッ!!」

幼「ブルブルガタガタ」

風「後なんか気に食わない![ピーーー]ッ!」

兄「死、死ぬから!マジで死んじゃうから!」

風「まだ喋れたの?口を開くな、息をするな![ピーーー]ッ!」

兄「ぎゃああああああああああああああぁぁぁ(ガクン)」

風「あ、落ちた」

幼「ガクガクガクガクブルブルブルブルジワァ」

風「で、でもアタシがここまでするのなんて、ア、アンタくらいなんだからね!聞こえてないかもだけど!」

幼「デレるとこ、そこなの!?」
14 :1 [sage]:2011/02/13(日) 13:03:07.10 ID:4+WuWQRDO
やらかした。
ピー は

●ねぇッ!

と全力で叫んでます。
15 :1 [sage]:2011/02/13(日) 13:13:34.81 ID:4+WuWQRDO
もし読んでくださっている方がいらしたら、お聞きしたいのですが次の誘惑委員長ネタに入っても大丈夫ですか?(兄が保健室で誘惑されます)


それとも、ノリだけの会話でキャラなど無駄に出さず妹と不条理な会話を繰り広げる日常を垂れ流した方がいいですか?

好みで結構ですので聞かせていただきたいです。

16 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/13(日) 13:23:24.00 ID:edvrmVnso
メール欄にさがをローマ字でかけるようになるよ。

死ね
17 :1 :2011/02/13(日) 13:36:31.57 ID:ItbZwig30
>>16

ググって勉強してきました。
教えていただき感謝。
18 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/13(日) 13:40:36.03 ID:qzfSmmHco
どっちも好き!だから、書きたい方書いてくりゃれ
19 :1 [sage]:2011/02/13(日) 13:44:19.90 ID:ItbZwig30
うぃす。じゃあネタが続く限りやらせてもらいやす。大感謝。
そしてPCで書き込んだ際sage忘れる失態。

保健室
兄「うぅ…」

委員長「目が覚めましたか?」

兄「うん…また風紀委員かぁ。彼女もだいぶお転婆だなぁ」

委「あの暴力の蹂躙を『お転婆』で済ますあなたは少しおかしいと思いますわよ…」

兄「そうかな?よく分からないや。ところで、幼はもう教室かな?」

委「はい。私は委員長ですから、怪我をした兄さんに尽くのは当然のことですので」

兄「ありがとう…ところで」

委「はい。なんでしょう」

兄「俺のこの手にぴったりと擦り付けられている柔らかい物は、何かな…?」

委「あなたも知ってるものじゃないですか?見た事くらいはあるでしょう」
20 :1 [sage]:2011/02/13(日) 13:58:14.24 ID:ItbZwig30
兄「いやいやいやいやいやいや!!!家の中ではこんな大きいの持ってる人いないから!ありえないから!ちょ…やめて…!!」

委「ハァ…ハァ…私、嫌がりながらも悶える殿方を見ると、興奮してしまいますの」

兄「駄目だよ…そんなはしたない真似は、よくない…んぐっ」

委「そういう嫌がるお口は、フタしちゃいますわよ?私のコレで。フフッ。大きく…て、柔らかいでしょう?ハァハァ」

兄「んぐっ!!むぐっ!!!」

委「どうです、いいでしょ…?私の…」

委「金の……玉」
21 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/13(日) 14:09:48.40 ID:qzfSmmHco
22 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/13(日) 14:12:05.52 ID:xhQ//ZhDO
支援
竜田揚げ…には挟まらないような気がしたけどなんか変な言葉に翌が不意打ちで挟まったらするからsaga推奨

魔翌力、こなあああああああああああああああゆきいいいいいいいいいいいいいいいいい、[らめぇぇっ!]、ww、[田島「チ○コ破裂するっ!」]、[んでんでんでwww]
などなど
23 :1 [sage]:2011/02/13(日) 14:13:04.15 ID:ItbZwig30
昼休み・図書室

兄「今日こそ掘られるかと思った。バイで女装癖があり、ファッションでの女性言葉。うん。お金持ちの考える事は分からない」

先「あら、兄君。何を読んでるの?」

兄「あ、先輩。こんにちは。JOJOの奇妙な冒険。面白いですよ」

先「どうして学校に少年漫画があるんでしょ」

兄「さぁ?図書委員の趣味…なのかなぁ」

先「ちょっと、絵が怖い…かも。苦手かもしれないかな」

兄「みんな最初はそう言うんですよ。読むと病みつきですから」

先「確かに、小説でもそういうものはあるもんね」

兄「しかし凄いなー。スタンド能力」

先「スタンド能力?」

兄「うん。普通の人には見えないんだけど、スタンド使いには見える姿ある超能力?って言うんですかね」

先「へぇ〜。すごいねー。かっこいいねー」

兄「でしょ?あぁー。一度でいいからスタンドを使ってみたいなぁ」

先「大丈夫よ。兄君は妹さんと血がつながってるんだし、いつかは使えるようになるから」

兄「えっ?」

先「えっ?」

用事&ネタのため外出してきま。
24 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/13(日) 14:13:19.20 ID:xhQ//ZhDO
魔力、粉雪、みさくら、w、オナニー、2回死ね
などなど
殺す、死ね
もsagaれば変換されない

やはり竜田揚げじゃなかったか…なんか揚げ物の名前に翌が挟まった気がしたんだが…
25 :1 [sage saga]:2011/02/13(日) 14:17:20.86 ID:ItbZwig30
これでおkですかね?

テスト。ドラえもん
26 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/13(日) 14:45:54.81 ID:7Y79zaCIO
不条理な会話メインなら問題無いかなぁ
キャラが出るのは問題無いけど誘惑云々は決めようがねぇ

それとsagaで死ねとか回避出来るはず
さげじゃないぞ
27 :1 [sage]:2011/02/13(日) 14:49:54.57 ID:4+WuWQRDO
先「冗談はさておき」

兄(冗談じゃないよね!?俺、先輩に妹の事話してないよね!?)

先「冗談はさておき」

兄(2回言った!大事な事だから2回言ったよ!数少ないツッコミの機会さえ奪われたよ!)

先「ところで、先週末に渡した途中までの原稿なんだけど…」

兄「はい。読みました。王家と王家の壮大なラブストーリー」

先「すごくない?」

兄「えぇ。A国とB国、敵対する王家の王子と王女だけではなく、同じ時代におけるA国とB国における様々な恋愛を描こうとしている超大作ですね」

先「そうそう。読んでもらったら分かると思うけど、王子と王女だけではなく、王と女王、大臣と大臣、貴族と貴族、街人と街人など、皆恋をしているの!だから数百にも及ぶカップルの悲劇よ!」

兄「…えーっと」

先「愛するもの同士、だけど、A国とB国は敵同士、これは結ばれない数百のカップルの…」

兄「先輩先輩」

先「なによ…今いいとこなのに」

兄「一つだけ言っていいですか」

先「どうぞ?もっと私の作品をより良くしてちょーだい」

兄「そんな国とっとと和平しちまえ」

先「……」

兄「……」

先「……」

兄「……」

先「……はっ!!」

兄「今頃気づいた!?」

※図書館では静かにしましょう。
28 :1 [sage]:2011/02/13(日) 14:53:11.27 ID:4+WuWQRDO
外出中なので携帯から。

>>26
了解です。
さが 使わせてもらいます。
皆さんのお言葉に感謝です。
29 :1 [sage saga]:2011/02/13(日) 15:38:25.35 ID:ItbZwig30
とりあえず一瞬帰宅。

張り忘れがあったので今のうちに…。

>>2 と >>3 の間に入ります。


兄(世間とズレてる妹なのは知ってたけどここまでとは)

兄「ねぇ妹。ちょっとパソコンまでおいで?」

妹「いいけど…早く出発したいな」てくてく

兄「これがイチゴだ」

妹「イチゴだねー」

兄「Wikipediaによると薔薇の仲間の多年草で」

妹「そうだよー」

兄「実には甘味があり」

妹「甘いよねー」

兄「破壊光線を放つので」

妹「放つよー」

兄「イチゴ狩りには武器が必要と書…い…て……る…?」

妹「うん。そうだよー。」

兄の心の声(うーん。世間の方もズレているなぁ…)

妹「それは、お兄(にい)の方がズレてるって言うんじゃないかな〜」

兄「えっ」

妹「スパー」
30 :1 [sage saga]:2011/02/13(日) 16:19:14.16 ID:ItbZwig30
下校/駅前

幼「じゃあね。兄くん。また明日クスクス」

兄「うん。また明日ね」

兄「やっと全てが終わった…ぐったりだよ」

妹「おかえり。お兄〜」

兄「あぁ。待っててくれたんだ。無理しなくていいのに」

妹「うぅん。今日は献立のリクエストがあるので、おねだりしたかったんだよ」

兄「あはは。OK。じゃあ、歩きながら聞くよ」

幼「ブツブツ…やっぱり許せない。あの魔女がいるせいで、兄くんは私から…(ぐぅ〜)」

幼「おなかすいたー。私もおうち帰ろー。水泳部の練習も、プールに変質者が出たとかでしばらく中止だし、暇だなー」


買い物/スーパーへの道

兄「一緒に帰るのは久しぶりだね」

妹「うん…お兄はもう部活やらないの?」

兄「うーん。やっぱり家事と部活と成績の両立は厳しいかな」

妹「ライフル部だよね?」

兄「うん。ビームライフル。何メートルも先の小さい的に当てて点を競うやつ」

妹「わたしね、この前お兄の高校見学に行ったとき、見せてもらったんだー」

兄「おぉぅ。初耳。どうだった?」

妹「撃たせてもらったけど、失敗しちゃった…」

兄「…」

兄(どうせまたツッコミたくなるような理不尽な現象を起こしたんだろうなぁ。予測しろ。ツッコむな。かわすんだ俺)

兄「外して人に当てちゃった?」

妹「まさか!!いくらわたしでも人には当てないよ!!」

兄「じゃあ、的に当てたけど、何故か的が砕け散ったとか?」

妹「ちょっと、お兄!!それひどいよ!そんな事起きるわけないでしょ」

兄「あはは、じゃあ、何がおきたって言うのさ」

妹「水槽のカメさんの目に当たっちゃって(ジワリ)」

兄「あ…ごめん…」

妹「ティーンエイジの…」

兄「えっ…」

妹「ミュータントニンジャになっちゃった」

兄「プールの怪人はお前の仕業かあぁぁぁぁあああああああ!!」

兄「もうお兄は疲れたよ…ガクリ」
31 :1 [sage saga]:2011/02/13(日) 16:22:50.44 ID:ItbZwig30
■自宅/夕食後

兄「…うん。わかってる。大丈夫だよ。元気でやってる。じゃあね」

妹「電話、お父さんから?」

兄「うん。元気でやってるかって、さ。凄いよね。父さんって」

妹「うんうん。世界中飛び回って」

兄「そうそう」

妹「困っている人につい手助けしちゃって」

兄「お人よしだよね」

妹「その癖、感謝されるのには慣れてなくて…」

兄「損ばかりしてそうだよね」

妹「それでも、毎日頑張って…」

兄「うん…」

妹「魔王を倒そうとしてる」

兄「勇者だったの!?父さん勇者だったの!?」
32 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/13(日) 18:12:04.98 ID:VQMQpSdH0
なに?このカオスww
33 :1 [sage saga]:2011/02/13(日) 20:20:24.73 ID:ItbZwig30
やっべw

帰ってきたけど、>>32 より愉快なものが思いつかんwww
34 :1 [sage saga]:2011/02/13(日) 20:26:30.00 ID:ItbZwig30
兄「…ようやく一人になれた。やっぱり少しは一人になれる時間も大事だなぁ」

兄「さて、俺だって健全な男子高校生。パソコンでエッチな動画を探したりするよ…誰に言ってるんだろう」

兄「うん。ジャンル分けも完璧。巨乳、ロリ系、アニメ、ちょっとアブノーマル。全て俺好み。画質ごとにもフォルダ分けされてるし、完璧だね」

兄「収集から仕分けまで全て妹の仕事ですけどね!!!」

兄「どう言う事!?ねぇ。どう言う事!?幼馴染や風紀委員の100倍怖いんですけど!?」
35 :1 [sage saga]:2011/02/13(日) 20:28:59.40 ID:ItbZwig30
>>31 だったorz
36 :1 [sage saga]:2011/02/13(日) 20:35:07.63 ID:ItbZwig30
妹「ねぇ。お兄」

兄「なんだい」

妹「お兄が家事にストレスをぶつけるタイプなのは知ってるけど」

兄「そうなの?気づかなかったよ」

妹「染み一つないキッチンを虚ろな目で延々と拭き続けるのはさすがのわたしも怖いよ」

兄「ばかだなぁ。妹は。こんなに汚れてるじゃないか。あはは」

妹「あぁ。お兄が変になっていく…」
37 :1 [sage saga]:2011/02/13(日) 20:39:25.11 ID:ItbZwig30
■通学中

兄「さすがの俺も、少し、疲れたよ」

幼「やっぱり、兄くんを、おかしくさせる病原菌どもは、消毒しなきゃ…」

兄「幼には無理。絶対無理。」

幼「うぅ…へぐぅ」
38 :1 [saga sage]:2011/02/13(日) 20:48:56.74 ID:4+WuWQRDO
■妹とお家でゲーム

兄「何をしようかな」

妹「対戦ゲームかな」

兄「うーん。妹はゲームの動きが体に出ちゃうから危ないよ。俺が」

妹「うー。ごめんね。じゃあマブカプ3はだめだね。真空波動拳で家が壊れちゃう」

兄「そうだねぇ。そこまでシンクロしなくていいんだくどね?お兄は突っ込まないからね?」
39 :1 :2011/02/13(日) 20:56:56.38 ID:4+WuWQRDO
兄「じゃあこれはどうかな?」

妹「ガンダムだ〜」

兄「これならロボットに乗るからいくらシンクロしても無茶苦茶は起きないでしょ」

妹「おぉ!お兄は天才だね!」

兄「うん。誰かのせいで慣れてきてしまったからね」
妹「うー?」

兄「何でもないよ。さて、僕はせっかくだからこのストライクガンダムを選ぶよ」

妹「じゃあわたしはゴッドガンダム!」

兄「妹相手でも手加減しないよ」

妹「こっちだって!あ、はじまるよ!」


ドモン「出ろおぉぉぉぉ!ガンダァァァァァァム」
妹「出ろおぉぉぉぉ!ガンダァァァァァァム」




兄「………」




兄「………」



兄「………」



兄「…………えっ?」
40 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/13(日) 20:57:47.00 ID:aMMk4wH1o
期待
41 :1 [sage]:2011/02/13(日) 21:04:08.23 ID:4+WuWQRDO
>>40

感謝です。
でも書き溜めはないんだぜ…。
すごく、申し訳ないです。
42 :1 [sage]:2011/02/13(日) 21:13:36.47 ID:4+WuWQRDO
兄「夕飯は何にしよう」

妹「ハンバーグ!」

兄「うん。いいね。ハンバーグ」

妹「今日はわたしが作るよ!」

兄「…手作り?」

妹「うん!手作り!」

兄「どうせまたあれでしょ。テキサスまで行って牛を倒してきたりするんでしょ」

妹「そんなことしないよ」
兄「まぁ、挽き肉は冷蔵庫にあるしね。とりあえず調理手順だけ聞いておくよ」
妹「玉ねぎをみじんぎりにして炒めて」

兄「うんうん」

妹「挽き肉に塩コショウをして、卵黄とパン粉と玉ねぎを混ぜる」

兄「そうそう。合ってる」
妹「そして火の通りやすい大きさに丸め」

兄「完璧じゃないか」

妹「伊万里の焼き物職人に弟子入りして器を焼く」

兄「そこが手作りなんだ!?」
43 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/13(日) 22:13:15.58 ID:TEkaqVqZo
しえん
44 :1 [saga sage]:2011/02/13(日) 22:39:42.59 ID:4+WuWQRDO
■登校中・校門前

風「また兄ね!性懲りもなく息をして…!死ねえぇぇっ!」

兄「(ひょいっ)」

風「アタシの蹴りを避けた…?生意気な…!絶対にそのアバラをへし折り、肺に突き刺す!死ねやあぁ!」
兄「(さっ…)」

幼(ガクガクブルブル)

風「殺す!殺す!殴り殺す!」

兄「(ひょいっ。ひょいっ。さっ)」

風「ぜぇぜぇ…。き、今日のところはこれくらいにしておいてあげるわ。だけど、あなたを拳で撲殺していいのはアタシだけだからなんだからねっ!(すたすた)」

兄「…」

幼「…ねぇ」

兄「…ん?」

幼「あの人、ツンデレと言うものを、根本から、勘違いしてない?」

兄「…向こうも幼には言われたくないだろうなぁ」

幼「わ、私はヤンデレだよっ!
ブツブツあのおんな、ぜったい、包丁で…」

兄「はいはい」
45 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/13(日) 22:40:06.94 ID:RSR2ValAO
兄と周り…常識人はどっちだ

続きが気になるな
46 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/13(日) 22:44:00.78 ID:aMMk4wH1o
がんばれ
47 :1 [sage saga]:2011/02/13(日) 23:33:59.67 ID:4+WuWQRDO
■放課後・教室・美化委員会


邪「今日は闇の契約書に紅き血で描かれし呪文を書き記す日よ」

兄「そうだね。今日は破損した校内備品の目録を作る日だね」

邪「下賎の言葉ではそう言うらしいわね」

兄「邪さんもたまには下賎の言葉を覚えた方がいいと思うんだけどな」

邪「必要ないわ。妾にはこんな汚れた世界からいつかは去っていく運命(さだめ)。お前に妾の気持ちは分からぬよ」

兄「そりゃ、まあ。…分からないよね」

邪「…(ウルウル)」

兄「!?」

邪「(ウルウル)…分かってくれないの?」

兄「ご、ごめん。そう言う意味じゃなくて…。もっと分かり合えるように仲良くしていこうって意味で…!だから涙拭いて。ほら」

邪「なみ…だ?…って!(カァ)」

ガタンッ!

邪「うっ…!くっ!妾の額に封じられた第三の目が…!」

兄「大丈夫!?救急車呼ぶ?それとも保健室?」

邪「はぁっ…はぁっ…静まれ!静まり…なさいっ!」
邪「もう大丈夫ですわ。迷惑をかけたわね。」

兄「いや、何もしてないけど」

邪「ふふっ。お前がいるから、妾は力を封じたまま人の世に交わることができる。
これからも妾の一の下僕として精進しなさい」(すたすた)

兄「はいはい。分かりましたよマイマスター。
結局、書類仕事は全部俺なんだね…」

幼「風紀委員より、まだ、あの邪気眼の方が、ツンデレに、見えるのだけど、どうなんでしょう」

兄「清掃用具入れに隠れて盗み聞きするような人とはお話してあげません」

幼「あぅ(しくしく)」
48 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/14(月) 00:19:43.49 ID:gTpiiuIWo
面白い
49 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/14(月) 00:49:58.00 ID:YTczzLefo
乙した

ティーンエイジ ミュータント ニンジャタートルズ♪ これ当時なに言ってんのかサッパリわからなかったなー懐かしい

マブカプ3か、ルビィハート出してくりゃれ。それと可愛かったジルに戻してくりゃれ
50 :1 [sage]:2011/02/14(月) 01:45:47.46 ID:AFmqp/aDO
見ず知らずの人に面白いって言ってもらえるなんて!
何かぽかぽかします…。大感謝。
眠れなくなったから何か書きますww

>>45
兄が変なのか、周囲が変なのか、それとも世界が変なのか。
想像次第ですよ旦那。

>>49
アルカナとスパ4だけで半年間遊べそうなのでマブカプはスルーします。
だって今月はキャサリンにPSPo2にディスガイアなんですもの。
51 :1 [saga sage]:2011/02/14(月) 02:07:37.96 ID:AFmqp/aDO
妹「お兄ぃぃ(ボロボロ)」

兄「どうしたの!?こんな夜中に」

妹「怖い…夢……見た(ボロボロ)」

兄「そっか、大丈夫?お茶淹れようか」

妹「(ふるふる)」

兄「俺がまだ起きててよかったよ。一回寝たら起きないからさ。ほら、おいで」

兄(そりゃ悪い夢も見るよ。小さい頃から父親はろくに帰らず…母も…)

兄(こいつは、少し変わってるけど、やっぱりちょっと子供っぽい思春期の少女なんだ。)

兄(俺が守らなきゃね…)

妹「一緒に…寝てもいい?」

兄「今日だけだよ」

兄(今日だけじゃない。君が大人になるまで…
悪夢を見たときは、いつでも、どんな時でも寄り添うよ)

妹「…うん(ゴソゴソ)」

兄「(なでなで)」

妹「…す……ぅ」

兄「安心して寝ちゃった。こらこら…こんなにきつく抱き締められたら…苦し…い……」





兄「あれ。何で俺が俺の横にいるの?」

兄「あれ?何で俺の体ちょっと浮いてるの?」

兄「あれ?なんで俺の体ちょっと透けてるの?」

兄「あれ?え…ちょっと俺、起きて!ねぇ、起きてよ!起きてえぇぇぇ!!」


…兄は誰が守るんだよ。
ひとまず今日はおわりです。

52 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/14(月) 02:13:02.91 ID:1icRf55AO
支援

父の素性に声を出してワロタ
53 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/14(月) 02:14:16.17 ID:1icRf55AO
すまん

sage 忘れた

吊ってくる
54 :1 [sage]:2011/02/14(月) 08:25:10.54 ID:AFmqp/aDO
今日も元気だ飯がうまい。
朝から唐翌揚げ重すぎる。
今日は書き貯めて連投します。
55 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/14(月) 10:15:59.95 ID:d9/zDphDO
唐揚げに翌挟まるのか
揚げ物だということしか覚えてなかったぜ


がんばれ
56 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/14(月) 17:12:14.84 ID:/4GPpGEi0
昨日からだらだらはっついてるんだけど1まだー?
57 :1 [sage saga]:2011/02/14(月) 19:06:25.92 ID:YD/MFquo0
家事終わったらある分はっつけます。
58 :1 [sage saga]:2011/02/14(月) 19:08:07.20 ID:YD/MFquo0
兄「さすがの俺も朝は死ぬかと思ったよ…」

兄「まさか抱き締める力が強すぎて幽体(なかみ)が飛び出るなんて…」

兄「鼻の穴から戻れたからいいものの未だにムズムズするし」

兄「もうちょっと体を鍛えないといけないのかな」

風「うるさいッ!黙れッ!言葉を喋るなッ!喋りながら攻撃を避けるなッ!」

幼「(今でも、兄くんは、十分、化け物だと思う…)」

59 :1 [sage saga]:2011/02/14(月) 19:14:01.01 ID:YD/MFquo0
委員長「どうして兄さんは私(わたくし)の虜になってくれないのでしょうか」

兄「どうして委員長さんは俺を所有したがるのでしょうか」

委員長「嫌がる殿方を私専用の肉人形に調教するのが私の趣味ですから」

兄「お金持ちの趣味はわからない」

級友たち『委員長専用の肉便器になりてぇ…』

兄「そしてその台詞を聞いて嫉妬の目を向けてくるクラスメイトもわからない」

委「皆様最初はそう言うのです」

兄「この学校は非常識でできている…」

委「何を仰るのですか。兄さんの方がよっぽど非常識ですわ!」

兄「なんで!?」
60 :1 :2011/02/14(月) 19:16:23.65 ID:AFmqp/aDO
家事しながらなので書き貯めをゆっくり投下となりますがお待たせしました。
61 :1 [sage saga]:2011/02/14(月) 19:21:03.45 ID:YD/MFquo0
委「非常識です!あのファッションヤンデレや、御法度無用の暴力風紀委員、などと仲がよろしいようですが」

兄「俺の交友関係すらダメ出しなの…」

委「そ、そもそもですね!あ、あんな乳の勾配の少ない小娘どものどこがよろしいのですか?」

【床下】『乳のことは、言うな!!!!』

兄「幼…クラス一緒なのに何で隠れてるの…」

兄「それに、委員長」

委「な、何ですの…そんなにも険しい顔をして」

兄「委員長の性別のどこに乳があるのさ」

委「…」

兄「…」

委「……」

兄「……」

委「………」

兄「………」

委「それはさておき」

兄・幼『さておくな!』
62 :1 [sage saga]:2011/02/14(月) 19:30:41.87 ID:YD/MFquo0
昼休み・図書室

兄「先輩…」

先「どうしたの?兄君。また私の大作に感動中かな?」

兄「先輩の文章力は素晴らしいです。読んでいるだけで風景が思い浮かび、登場人物たちの声が聞こえてくるかのようです」

先「当然よ。私は天才なんだから」

兄「なのに、何で『時代劇SF触手ボーイズラブ』なんてものを書くんですか」

先「普通じゃ面白くないじゃない」

兄「何でもかんでも奇抜にすればいいってもんじゃないんですよ。奇抜なのは頭の中だけにしておいてください」

先「頭の中が奇抜だからそんなモノを書くんでしょ」

兄「…あー。何一つ否定できない」
63 :1 [sage saga]:2011/02/14(月) 19:38:24.58 ID:YD/MFquo0
先「でも、兄君は何を持って奇抜って言うの?」

兄「そうですね。例えば、イチゴ狩りのイチゴがショットガンと鉈を持って狩らなければいけないほどの獰猛さだったり」

先「ふむふむ」

兄「ある日妹がスタンド使いかもしれない疑惑が立ったり」

先「うんうん」

兄「海外出張中の父の職業が勇者だった事が判明したり」

先「なるほどなるほど」

兄「すいません。先輩の時代劇触手SFボーイズラブも意外と普通な気がしてきました」

先「じゃあ、兄君を楽しませるためにもっと奇抜にしなきゃいけないわね」

兄「それは勘弁してください」
64 :1 [sage saga]:2011/02/14(月) 19:43:44.94 ID:YD/MFquo0
先「それにね。兄君には読み手のセンスがあるよ」

兄「読み手?」

先「賞賛や批判が的を射てるの。批判されたときは殺したくなるけど、後から考えるとやっぱり正しいな、って」

兄「そう、ですか?」

先「批判されたときは殺したくなるけど」

兄「いや、あの」

先「批判されたときは全力で殺したくなるけど

兄「…えーっと」

先「なんて、冗談よ」

兄「目が笑ってない!!目が笑ってないよ!?」
65 :1 [sage saga]:2011/02/14(月) 19:50:08.66 ID:YD/MFquo0
先「あと、喋ってて楽しいのよ」

兄「俺も、先輩との昼休みは楽しいです」

先「そうそう。こんなに楽しいと、私、惚れちゃうかもよ?」

兄「先輩のような美人がそんなこと言っちゃいけません」

先「じゃあ、兄君が私に惚れちゃうかも?」

兄「いやいや、そんな恐れ多い」

先「兄君のクラスメート達と違って胸もあるし」

兄「…いや、あの」

先「兄君の幼馴染と違って、床下になんて隠れないし」

兄「…え、ちょ」

先「兄君の妹と違って、秘密裏に情報収集したりしないし」

兄「してるよね!?絶対してますよね!?俺にプライベートは無いんですね!?」

※図書館では静かにしましょう
66 :1 [sage saga]:2011/02/14(月) 19:57:30.63 ID:YD/MFquo0
■放課後・美化委員会/職員室

兄「どうしたの?邪さん。すごく疲れているみたいだけど」

邪「組織の追っ手が妾の屋敷に乱入してきてな」

兄「格闘ゲームのオンライン対戦で乱入でもされたの?」

邪「その様な取るに足らぬものではない。所謂、『賊』と言う物だ」

兄「そう言えば朝に強盗のニュースが…!アレって邪さんの家!?」

邪「正にその通り。妾も人質に取られてな。力を解放すればあの様な賊の10人や20人、一瞬で消滅させる事ができぬというのに、歯がゆいものよ」

兄「人質!?大丈夫だった?」

邪「うむ。賊の凶刃が妾の喉笛を切り裂こうとしたそのとき」

兄(どきどき)

邪「妾の第2の下僕であるティーンエイジのミュータントニンジャ達が賊を全て討ち取ってくれてな」

兄「亀忍者まだいたの!?」
67 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/14(月) 20:02:51.29 ID:gTpiiuIWo
しえん
68 :1 [sage saga]:2011/02/14(月) 20:05:55.37 ID:YD/MFquo0
兄「ニュースといえば、最近、怖いニュースが多いよね」

邪「怖いニュース、とな?」

兄「うん。何か、都会のほうでは麻薬の売人が増えてきたらしいし」

邪「…下らぬ。『組織』の禁を破り、人を壊すモノを垂れ流す取るに足らない者など」

兄「本当だよ。許せない」

邪「兄が許せぬというなら…(携帯を取り出し)妾だ。そうだ。例の売人の件だ。即刻、上位機関ごと殲滅せ…」

先生「学校はケータイ禁止だぞー(ひょいっ)」

邪「ひゃぁんっ!!返してっ!返してっ!!」
69 :1 [sage saga]:2011/02/14(月) 20:06:37.62 ID:YD/MFquo0
支援あり!!
でも家事が終わるまでに書き溜め画終了しそうな予感。
70 :1 [sage saga]:2011/02/14(月) 20:14:45.70 ID:YD/MFquo0
■自宅

>テレビではニュースが流れている。

兄「何か、麻薬とか大麻のニュースばかりだね」

妹「芸能人に広まってるからだろうねー。やだなー」

兄「本当だよ。身の回りの誰かが、麻薬や、麻薬中毒者の犯罪の犠牲になったらって思うと耐えられないよ」

妹「身の回り?わたしもっ?わたしもっ?」

兄「当たり前じゃないか。そんな事が起きたら、俺は耐えられないよ」

妹「…そっか、そうだよね!許せないよね!(喜)
(携帯を取り出し)、あ、わたしわたし。今、ニュースでやってる密売組織、今日中に殲滅しちゃってね!」

兄「妹が言うだけで真実味が増した!!」
71 :1 [sage saga]:2011/02/14(月) 20:26:14.47 ID:YD/MFquo0
妹「昨日テレビで見たんだけど」

兄「うんうん」

妹「ドジっ娘って言って、料理で大失敗したり、掃除で大失敗したりするのが可愛いらしくて」

兄「あー。うん。ちょっと分かるかも。でも、妹は器用だからねー」

妹「なので、昨日ちょっと練習してみたけど」

兄「練習!?」

妹「食べ物を炭化やゲル化を行う術式を編み出せなかったので諦めました」

兄「術式と言う謎の単語はさておいて、そんな確信犯的なドジっ娘は嫌だよ!」
72 :1 [sage saga]:2011/02/14(月) 20:29:37.28 ID:YD/MFquo0
PCから離れます。今日の分はいったん終了。
会話ネタが尽きたので4コマのネタ帳っぽく。

■休日

兄「今日は歯医者なのに、妹が逃げちゃったよ」

兄「すいませーん。お隣さん。妹を見ませんでしたか」

隣「妹さんならさっきすごい勢いで飛んでいきましたよ」

兄「うっ…逃げられたか。どこに行ったんだろう」

隣「(指を指して)あ、あっちの方にいましたよ!」

妹「⊂二二二( ^ω^)二⊃ ブーン」

兄「凄い勢いで飛んでる!?」
73 :1 [sage]:2011/02/14(月) 21:15:34.47 ID:AFmqp/aDO
散発的に。
パソコン使えないので今日はもう恐らく妹以外の投下はないです。ごめんなさい。

妹「テレビのリモコンどこー(ガサゴソ)」

兄「ごめん。わからないや」

妹「無いと困るよー。」

兄「手で点ければいいじゃないか」

妹「うー。わかったよぅ。えいっ!(ビビー…ピッ)」

テレビ「ニュースをお伝えします」


兄「手力(てぢから)で点けた!?」
74 :1 [saga sage]:2011/02/14(月) 21:42:49.67 ID:AFmqp/aDO
可愛くて変な妹とのキャッキャな日常を書こうとしたのにどうしてこうなった。
可愛い娘があの学校にはいない…。



兄「釣りは楽しいなぁ」

妹「お兄だけ全然釣れてないけどね」

兄「うるさい。河童の川流れって奴だよ。」

妹「河童の川流れ?」

兄「河童みたいな泳ぎの名人にも溺れる事があるって意味さ」

妹「例えば…あんな感じ?」


河童「たーすーけーてー(ざーー)」


兄「本物だーー!!」
75 :1 [saga sage]:2011/02/14(月) 21:54:14.74 ID:AFmqp/aDO
本日ラスト



妹「あ…いたいっ!」

兄「(がしっ!)どうしたの、釣り針で怪我した?」

妹「違うよ、いたいっ!」

兄「あ、ごめん!強く握りすぎたね。痛かった?」

妹「そうじゃなくて、あっちにいたい!」

兄「あっちにクラスメイトの板井さんが?それは挨拶しなきゃね!」


河童の遺体「……」


兄(俺は何も見てない俺は何も見てない俺は何も見てない俺は何も見てない!)
76 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/14(月) 22:35:56.13 ID:rOM3tnJEo

相変わらずのカオスっぷりで笑わせてもらったwwww
77 :1 [sage saga]:2011/02/15(火) 08:48:05.16 ID:B+LkEMYk0
妹「お兄は死んだ!もういない!」

兄「いるよ!?元気に生きてるよ!?」
78 :1 [sage saga]:2011/02/15(火) 09:04:43.84 ID:B+LkEMYk0
>>67 しえんあり!

>>76 乙あり!

今日は書けるかな?書けるとしたらお昼かな?
79 :1 [sage saga]:2011/02/15(火) 10:15:39.77 ID:B+LkEMYk0
誰かいないものか。
80 :1 [saga]:2011/02/15(火) 10:30:29.43 ID:B+LkEMYk0
今日の投下、行かせていただきます。午後にも書き込む予定。


■お絵かき/自宅・夜
妹「お兄、何してるの??」

兄「学校の課題。今週中にこの絵を提出しなきゃいけないんだ」

妹「どれどれ??
  あははー。お兄、へたっぴだ」

兄「うぐ…妹はどうなのさ」

妹「わたし?
 (さらさら)こんな感じ」

兄「凄い!このブドウ、まるで今にも飛び出してきそうな…
  とか言ったらどうせブドウが飛び出してくるんだろうけど…」

シュルシュル

兄「……何これ!?ブドウじゃないよ!?何!?何なの!?触手!?やめ…何かヌルヌルして……らめぇっ!!!」
81 :1 [saga sage]:2011/02/15(火) 10:33:08.34 ID:B+LkEMYk0
>>70 の続き。


ニュース「日本時間で本日未明、コロンビアの麻薬密売組織が壊滅したと言うニュースが入りました」
 
兄「マジでやっちゃったよ」

妹「悪が滅びたんだから良い事でしょ〜」

兄「まぁ、そうだけどね」

妹「でも、すごいね!たった四人でマフィアをつぶしちゃうなんて。わたし、こんなに凄いって思ってもいなかったよ!」

兄「妹が凄いだなんて…とんでもない人達なんだろうなぁ」

妹「うん。やっぱすごいね !お父さん!」

兄「父さん!?勇者パーティなの!?」
82 :1 [saga sage]:2011/02/15(火) 10:34:12.53 ID:B+LkEMYk0
朝・校門前

風「いつもいつもアタシを愚弄して…死ねッ!」

男「愚弄なんてしてないってば」

風「どうせアタシはそこのファッションヤンデレと違って筋肉だらけの腕さ!死ねッ!」

男「引き締まってて素敵だと思うけどな」

風「足だって、ふとももだって!こんなに太い!死ねッ!」

男「カプコンにおけるチュンリーの需要を馬鹿にしちゃいけない」

風「胸板の厚さは服を着てもごまかせないんだぞっ!死ねッ!」

男「巨乳は男のロマンってクラスのやつが言ってたよ」

幼(わたしには、メガネをかけたラオウにしか見えないのだけど、兄くんの目は、節穴なんでしょうか)
83 :1 [saga sage]:2011/02/15(火) 10:43:35.21 ID:B+LkEMYk0
■教室

委員長「ごきげんよう。兄さん」

兄「おはよう。委員長」

委「おはよう、だなんてそんな…私と兄さんの間柄でそんな他人行儀な」

兄「おはようが他人行儀って、どんな関係なのさ…」

委「私の体の、一番柔らかいところを…触ったではありませんか(ぽっ)」

クラスメイト「おっぱいか!!おっぱいなのか!!貴様!許さん!」

兄「どうみてもふぐりです本当にありがとうございました」

委「兄さんに触られて…先っぽも…固くなってしまいましたの」

クラスメイト「乳首か!ちくびなのか!貴様!許さん!」

兄「あんなに長い乳首があるもんかっ!ちんこだよちんこ!下ネタは口にしたくなかったのに!!」

クラスメイト「ちんこ!ちんこなのか!貴様!許さん!」

兄「もうやだ。この教室」
84 :1 [saga sage]:2011/02/15(火) 10:51:51.71 ID:B+LkEMYk0
午前の分、終了
85 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/15(火) 16:30:12.09 ID:cf3PSHJDO
11時の時点で時を止めた
86 :1 [saga sage]:2011/02/15(火) 18:05:56.06 ID:x+SUxR4S0
もうすぐ午後の分を貼るでござる。

>>85
おまえが はんにんか!
87 :1 [saga sage]:2011/02/15(火) 18:11:51.09 ID:x+SUxR4S0
今日は話を進めるのでカオス分少な目です。



邪「兄よ」

兄「どうしたの?邪さん」

邪「今週の週末だが…予定はあるか?いや、もちろんそなたは妾の下僕だから拒否権は無いのだけれども」

兄「ん…今週は特に予定は無いよ。どうしたの?」

邪「フフフ…兄があまりにも妾に反抗的だからな。少し、仕置きを考えておっての」

兄「仕置き?どこかに連れて行かれるのかな」

邪「組織に対抗するための武器の品定めと試し斬り…かの?」

兄「先生に没収された携帯電話の機種代え、動作チェックのこと?全然構わないよ」

邪「その後は、組織の攻撃に耐える防具探し…これは妾は手伝わぬ。兄が自力で探すのだ」

邪「全くのノーヒントで…しかも、選ばれし闇の血族にしか使いこなせぬ防具探し…組織のスパイは四六時中そなたを監視するのだ。フフフ…生きた心地はしまい」

兄「服選びの事かな。俺が選んでいいの?責任重大だなぁ、それは」

邪「そして最後は堕落した人魔と獣の集う血塗られた晩餐会よ。闇の獣に餌と間違われなければ良いが、な」

兄「駅前のペット可のカフェかな?トマトソースたっぷりのオムライスがおいしいんだよね」

邪(なんで全部正解!?兄って、普段どれだけ面倒な人と関わってるのよ!?)
88 :1 [saga sage]:2011/02/15(火) 18:17:13.87 ID:x+SUxR4S0
邪「拒否権は無いのだが、兄がどうしても駄目だというなら…」

邪「む、無理強いはしないん…だけ…ど?」



【天井】「許さない!絶対に許さない!!」



邪「ッ!組織の刺客か!?…『第三の瞳』の開放が間に合わぬ…!兄よ、逃げるのd…」

兄「(平然かつ穏やかに)人の買い物しちゃ駄目だよ、幼。ドクターペッパー買ってあげるから出ておいでー」

【天井裏に潜んでいる幼馴染】「駄目!それだけは!絶対に許さない!その女を!殺す!」

邪(ビクッ!!ドキドキ…)

兄「じゃあ、明日の昼休みにお弁当一緒に食べよう。それでも駄目?」

【天井】「えっ……兄くんの、手作り?」

兄「うん」

邪(手作…り!?そんな仲の女の子がいるの…?はぅぅっ)

天井【…う、ぐっ!!で、でも、一緒に、出かけるなんて、やっぱり駄目!許せない!!】

兄「タコさんウィンナーもつけるからさ」

天井【あ、兄くんの…た、たこさん…!?】

兄「うん。タコさん」

天井【……………】

天井【…や、約束だよ!もし、嘘だったら、その女と、兄くんを殺して、私も死んじゃうんだから!】

兄「はいはい。ちゃんと作ってくるから早く部活に行ってきなよ」

天井【う…うぅ〜。行ってきます】(シュタッ…タッタッタッ)

邪(…忍者?)
89 :1 [saga sage]:2011/02/15(火) 18:18:51.18 ID:x+SUxR4S0
兄「ごめんね。彼女は、幼馴染なんだけど、いつも俺の後ろにくっついてきてさ。ちょっと変わってるけど害は無いから」

邪「構わぬ。所詮は人間。妾の敵ではない。つまらぬ存在よ」

邪(あれで『ちょっと』!?兄の周囲ってどれだけ変態ぞろいなのっ!
  と言うか、殺すとか言われちゃったし、すごく…怖い)ビクビク

兄(先月くらいに包丁を持って邪さんを闇討ちに行ったけど、襲い掛かる前に転んで、泣きながら家に帰った事は黙っておこう)
90 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/15(火) 18:36:27.23 ID:cf3PSHJDO
┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

やれやれ・・・
時が止まっていちゃあさすがの1でも投下は出来ないといったところか・・・

┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
91 :1 [saga sage]:2011/02/15(火) 18:40:23.99 ID:x+SUxR4S0
■教室

委員長「おっぱいを装着しましたの」

兄「はい?」

委「当家の財力を駆使して、私におっぱいを装着しましたの」

兄「委員長…肉体改造だけは気軽にやっちゃダメだって何度も言ったのに…」

委「ちゃんと母乳も出ますわよ」ピュッ

兄「何で母乳!?」

委「兄さんがそういう趣味のド変態でも対応できるように、ですわ」

兄「ないから!そういう趣味無いから!」

委「それに、肉体改造ではなく、着脱自在のアタッチメント方式ですし」

兄「それっておっぱいなの!?」

委「私の意思で自由自在に伸縮可能の新素材でできていますの。難点はおっぱいの色が紫色になってしまった点ですわね」

シュルシュルシュルシュル

兄「それっておっぱいじゃないよ!?触手って言うんだよ!?」

ニュル…シュルシュルシュルシュル

兄「ちょ…巻きついてる!体に巻きついて…はふっ…らめぇっ!!」

クラスメイト『おっぱいから触手が伸びる委員長マジパネェっす』

兄「ここはさすがに助けようよ!!」
92 :1 [saga sage]:2011/02/15(火) 18:43:52.37 ID:x+SUxR4S0
>>90
ば…ばかなッ!………こ…この>>1が……… この>>1がァァァァァァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ


時が止まってる間に浮かんだ幼女SSのノリがこっちと大して変わらない事に絶望した。
93 :1 [saga sage]:2011/02/15(火) 18:46:43.58 ID:x+SUxR4S0
以下いつもの妹。関東に雪が積もった記念。



妹「あ…雪だ」

兄「綺麗だね。もうとっくにクリスマスは終わっちゃったけど…」

妹「ねぇ、お兄はサンタクロースはいると思う?」

兄「どうだろうね。俺は信じても良いとは思う、よ」

妹「わたしはそんな非科学的なものは存在しないと思うな」

兄「何だろう。この腑に落ちない思い」
94 :1 [saga sage]:2011/02/15(火) 18:47:39.15 ID:x+SUxR4S0
妹「えーい!雪合戦〜」

兄「(ひょいっ)ふっふっふ。甘い!お兄に奇襲が通じるとでも思っているのかい」

妹「うー!じゃあ、まきゅう使う!」

兄(魔球!?妹の事だから、増えたり伸びたりするモノを投げてくる…のか?)

妹「じゃあ、いっくよー(ギリギリギリギリ…バシュッ)」

兄「魔弓(まきゅう)だーーーーーーーー!!」
95 :1 [saga sage]:2011/02/15(火) 18:53:58.34 ID:x+SUxR4S0
一応ラスト。散発的に投下するかもしれないけど。
矛盾点、ツッコミ、指摘、質問などあればいつでもどうぞ。



コンビニ強盗「お前ら動くんじゃねぇ!強盗だ」

店員「ひぃっ!」

強盗「1センチでも動いたらこの店員の命は無いぞ…!」

妹「プルプルプル」

兄(妹…こんなに震えて…俺が絶対守ってあげるから)

妹「ブルプルプル…プルプル……プルブルブルカタカタカタキュイーーーーーン」

強盗「なっ!手前!1センチたりとも、動くなと言っているだろう!」

妹「ふっふっふ。甘いわね強盗さん!現在のわたしの振動幅は9.9ミリよ!!ヴィイイイイイイン」

強盗「何だとっ!1センチ未満なら何もできないじゃないか!どうしたらいいんだ!」

兄(帰れ)
96 :1 [saga sage]:2011/02/15(火) 21:39:28.50 ID:7ZG2fK150
■自宅/夕食後

妹「すごいよ、お兄!神降臨だよ!」

兄「(洗物をしながら)こらこら妹。あんまりネット用語を日常で使っちゃダメだよ」

妹「だって凄いんだよ!神降臨!神降臨!」

兄「もう…ニコニコでも見てるの?
  あんまり何でもかんでも神って言うのは好きじゃないなぁ」

神「かみに ケンカをうるとは‥‥どこまでも たのしい ひとたちだ!これも いきものの サガ か」

兄「神だーーーー!!!」


※神はあとで兄妹(スタッフ)がチェーンソーでバラバラにさせていただきました。
97 :1 [saga sage]:2011/02/15(火) 21:40:47.86 ID:7ZG2fK150
桃鉄「銀河鉄道カード」

兄「桃鉄だったらどんなにシンクロしてもおかしな事にはならないでしょ」

妹「うんうん!これだったら一緒に遊べるね!」

兄「兄妹と言えど情けは無用!くらえっ、貧乏神!」

妹「はぅっ。こっちだって切り札使っちゃうよ!」


いもうと社長は『銀河鉄道カード』を使った。


兄「…」


┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨


兄「…」

ふよんふよんふよんふよんふよん

兄「…」

兄「…」

兄「…」

兄「…ゴールしたら帰ってくるのかな」
98 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/15(火) 21:40:48.69 ID:MjT7E30AO
予想だにしてなかった「手前」と9.9ミリで吹いてしまったww
99 :1 [saga sage]:2011/02/15(火) 21:42:47.57 ID:7ZG2fK150
>>98
バイブ妹と名づけましょう。

しかし、ネタのストックも文章化してしまったな。
またネタ考えなきゃ…。
100 :1 [saga sage]:2011/02/15(火) 21:59:20.11 ID:7ZG2fK150
ダメだ。ネタに詰まった。幼女SSでも書いてくる。
101 :1 [saga sage]:2011/02/15(火) 22:33:03.41 ID:7ZG2fK150
■朝・校門前

DQN達「おう!風紀委員よ!お礼参りに来てやったぜ!」

風紀「何…アンタら?って、今日は数が多いわね。まさかダース単位で来るなんてね。たかがナンパを邪魔された恨みくらいで…」

DQN達「昨日はお前さんにトドメをさすのを、バットにしようかナイフにしようかずっと悩んでいたんだぜ?フヒヒ」

兄「そんな事で悩むなんて、何て優柔不断な」

(スッ)

兄「女の子相手にコレだけの人数で来るだなんて。なんて情けない。助太刀するよ…委員長」

風「面白い…共同戦線って奴ね。少しは頼りにして良いのかな」

兄「もちろん。女たらしで優柔不断な男のクズども、叩き潰してやr…」

バキィィィィィィィ!!!!

兄「ぷぎゃあああああああああ!!!」

風「あ。ごめん。アンタの事だと思って…つい」

兄「な、何で…」

幼(今回ばかりは否定できる要素がないよ)
102 :1 [saga sage]:2011/02/15(火) 22:51:17.48 ID:7ZG2fK150
放課後・市内のスケート場

妹「あはははは。お兄!すっごいすべるよ!楽しい!」

兄「相変わらず人間離れした器用さだなぁ。初めてなのにあんなに自由自在に滑ってるよ」

妹「すーいすーいすーい。わーい」

┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

兄「!?」

長老「まさか…あの少女が描くスケートの軌跡が魔界への扉を開く魔法陣を…」

兄「あんた誰!?」
103 :1 [sage]:2011/02/15(火) 23:55:24.84 ID:7ZG2fK150
長老「魔界の扉を鎮めるには、二人の汚れなき乙女の祈りを届けなければならぬ」

兄「いや、だから誰!?」

長老「しかし…そう簡単にもう一人の乙女が現れるとは」

委員長「その役目、私が承りますわ!」

兄「…委員長!?」

委「妹さんと私の力があれば、この程度の穴を塞ぐのは造作もないこと…舞いますわよ!妹さん!」

妹「うん…一緒に頑張ろっ!」

長老「おぉ…みるみると魔界の穴がふさがって行く…」



兄「えーっと」

兄「星の数ほど突っ込みたいことがあるけど一つだけ言わせてほしいんだ」

委員長「はい、なんでしょう」

兄「実は委員長って、処女で童貞だったんだね…」

委「(かぁぁっ!)放っておいてくださいませ!!」
104 :1 [sage]:2011/02/15(火) 23:56:35.41 ID:7ZG2fK150
頭が煮立って何も思い浮かばない。今日は終了ですー。
105 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/15(火) 23:57:15.37 ID:j7I1kEPJo
おつおつ
106 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/16(水) 02:43:06.77 ID:Ry2mCJqEo
面白かったです。乙した

風紀委員は僕から見ても眼鏡をかけたラオウなんですか?

チュンリーの太ももで挟まれながら腕輪のトゲトゲでツンツンされたいです
107 :1 [sage]:2011/02/16(水) 03:10:12.77 ID:TBBJHGtDO
風紀委員はビルドアップするんですよ。
これ豆知識な。

普段はおさげひんぬーカチカチの清楚系です。

幼馴染みはムキムキバージョンしか見たことないだけ。

と言うことに今しました。
108 :1 [sage saga]:2011/02/16(水) 03:27:44.09 ID:h2HmzjBE0
>>107 1を名乗るあなたは何者ですかw

>>106 ↑と言うことでいいんじゃないでしょうか…?
109 :1 [sage saga]:2011/02/16(水) 04:12:09.17 ID:h2HmzjBE0
あれ。よく考えたら明日っていつもより考えたり書いたりする時間が少ない気がするぞ…
今のうちに書きためておくか。

100レス突破してる!?

初めて書いたSSがこれほど長くできるとは思っていなかった(50くらいで終わる予定だった)ので戸惑っています。

何もかも「支援」「面白い」と言ってくれる方々のおかげです。
本当にありがとうございます。

あまりにも一気にネタを出しては書いてとやったせいで「面白さ」の基準が自分で測れなくなり、少し麻痺しているので、意見を聞いたりするかもしれませんが、どうか今後もよろしくお願いします。
110 :1 [sage saga]:2011/02/16(水) 04:42:50.35 ID:h2HmzjBE0
兄「明日は邪気眼さんと買い物か。服装とかどうすればいいんだろう」

妹「ふっふっふ。お困りのようですね迷える子羊」

兄「最近、妹が何の気配もなく背後に居ることに疑問を抱かなくなってきたよ」

妹「己を知るにはまずは敵から!相手の服装が分かれば、自ずと自分が着るべき服も分かるというものでしょう」

兄「格言はデタラメだけれども確かに言うとおりだね」

妹「これ以上の助言が欲しくば、明日の夕飯にお兄の手作りプリンを追加することを所望します」

兄「これ以上どんな助言があるっていうんだい」

妹「お相手の明日着ていく服が画像付きで分かります」

兄「そうか。明日は夕飯抜きね」

妹「ごめんなさいいぃぃ」
111 :1 [saga]:2011/02/16(水) 04:47:23.88 ID:h2HmzjBE0
兄「あれほど他人に意地悪しちゃいけないって言ってるのに、全く…妹は」

妹「ごめんなさい。明日、お兄と出かける人に嫉妬しましたー」

兄「ここまで堂々とされると怒っていいのか笑っていいのか…まさに暖簾に腕押し、馬の耳に念仏って奴だよ…はぁ」

妹「馬の耳に念仏?」

兄「馬に念仏なんか唱えても理解しない。つまり、何度言っても意味が無いってことだよ」

妹「おかしいなぁ」

兄「ん?」

妹「この前試したら、お馬さん、三日三晩寝込んでたけど」

兄「何で試したの!?」
112 :1 [saga sage]:2011/02/16(水) 04:48:31.47 ID:h2HmzjBE0

兄「邪気眼娘さんのことだから、やっぱりゴスロリとかゴシパンなのかなぁ。でも高1でそれは資金的に無いような…。いや、でも最近は安いのも結構あるみたいだし。ファッションとか分からないや」

兄「でも、俺が気にしなくても、俺が変な服装で行って邪娘さんに恥をかかせて傷つけちゃうこともあるしなぁ」

兄「うーん。父さんの部屋に服とかアクセとかないかな」

■父の部屋

兄「ぬののふく レザージャケット くさりかたびら だいちのよろい コンバットスーツ ぼうだんジャケット ほのおのスーツ」

兄「自宅兼預り所だったのかここは…。じゃあ妹がトレーシー…?まぁいいや。アクセサリーアクセサリー」

兄「《皮のチョーカー》…これはいいかも。他には…」

兄「《網タイツ》《ガーターベルト》…不用品何て売るか捨てるかしてしまえばいいのに…」

兄「《犬の首輪》…何でこんなものが?」

兄「《皮の鞭》……え?」

兄「《手錠》《ろうそく》《パピヨンマスク》……」

兄「……」

兄「…そうか。父さんはもう俺の知らない世界に旅立ってしまったんだね」

妹「さすがのわたしでもお父さんを勝手に殺すのはよくないと思うよ」
113 :1 [saga sage]:2011/02/16(水) 04:50:31.59 ID:h2HmzjBE0
明日は書けるか分からぬ!
だが、明日からはドキッ!邪気眼娘とデート編。
長い戦いになりそうだぜ。

カオス分を求める人には物足りないことになりそうですが…ごめんなさい。
114 :1 [saga sage]:2011/02/16(水) 05:09:15.72 ID:h2HmzjBE0
長編に入る前に登場人物の年齢や季節の設定を書いていたら途中で消えた。
いらないよね?よね?

ねる。おやすみなさい。
115 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/16(水) 09:25:33.69 ID:Cq+EiGxho
116 :1 [saga sage]:2011/02/16(水) 11:25:03.04 ID:MEjZsH5a0
>>115
乙あり。なんか幼女のほうも読んでくれているみたいで超感謝。よろしくお願いします。
117 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/16(水) 11:43:23.49 ID:Ry2mCJqEo
大変乙した
設定みたいよ!風紀委員気になるし>>107でもいいと思うけど
118 :1 [saga sage]:2011/02/16(水) 11:57:05.79 ID:MEjZsH5a0
こんにちは。
ただいま、色々書いているところです。
その前に兄たちのデートコースを回ってみようかなと思って投下は未定なんですが。

>>117
風紀委員についてもこの話でちらっと触れようかと。>>107ベースにしようかと思ってます。

各キャラクターの細かい容姿については自身の妄想力で補ってくださいな。
自分は乳のでかさくらいしか考えてないっすw

では、年齢その他、後で書いておきますね。
119 :1 [saga sage]:2011/02/16(水) 12:39:53.71 ID:MEjZsH5a0
兄 年齢 16歳。高校1年生。精神的に老けている。重度のお人よし。特技はフラグを立てること。男の敵。不幸になってしまえばいい。

妹 年齢 15歳。中学3年生。実は兄の高校に推薦入学が決まっている。このSSのリーサルウェポン。何でもアリ。俺、このデートイベントが終わったら高校編書くんだ…。

幼馴染 年齢 15歳 高校1年生(誕生日は四月一日)。ヤンデレもどき。ファッションヤンデレ。へたれ。最弱。乳は女の子の中で一番小さい。

委員長 年齢 16歳 高校1年生。ちょっとえっちなお嬢様。だが男だ。でも、童貞で処女。だが男だ。ココだけの話、本名は勲(イサオ)…じゃなくて美沙緒(ミサオ)。童貞で処女と言うのを書きたいがためだけに、ついカッとなって邪気を封印させてしまった。だが俺は反省しない。乳は着脱式。

風紀委員 年齢 16歳 高校1年生。タオパイパイより強い。かつては暴力で学園生活を自由に謳歌していたが、兄に敗北(喧嘩ではなく、漢として)したことにより風紀の手先へ。自分に敗北を与えた兄に完璧な勝利をしようと日々鍛えている。春休みの山籠りで、肉体を変化させずに暴力を発揮する術を得る予定。乳はとても小ぶり。

邪気眼娘 年齢16歳 高校1年生。額に封印された【第三の目】を抑えつつ日常生活を営む、と言う設定。実は高貴な魔族の血を引いていて、邪娘の祖先は兄の祖先と戦った、と言う設定。日々、彼女の【第三の目】の力を狙う【組織】と戦いを繰り広げている、と言う設定。【組織】に対抗する【同盟】と言う機関が彼女の後ろ盾で、その幹部は兄の父の勇者である、と言う設定。ちなみに、【第三の目】の真の力が解放された場合、島国くらいなら原子レベルで消滅してしまうらしい。と、言うのを今考えた。かなりの巨乳。

先輩 18歳 高2。病気療養のため実は留年している。スタンド使いの疑惑有り。乳は結構大きい。将来は小説家になりたいが、その事は兄しか知らない。


舞台は三学期。ちょうど今頃。
120 :1 [saga sage]:2011/02/16(水) 18:21:07.71 ID:T7N+m+fP0
■土曜日・午前/都内某駅前

兄「邪娘さん遅いなぁ」





電柱の陰の人「ブツブツ…あの、根暗女、まだ来ない。兄くんを待たせるなんて」

妹「ほんと、自分から誘っておいて待たせるなんて、減点5…だよね」

幼「ひぁっ!?い、妹ちゃん…いつから!?」

妹「お兄の初デートなんだから邪魔しちゃだめだよ?」

幼「で、でも、気に…なるじゃない」

妹「でも、邪魔はだーめ。いくら幼馴染ちゃんでも、やっていいことと悪いことがあるんだからね」

幼「うぅ…物理的に逆らえない」

妹「だから、邪魔にならない場所で見守るのです」

幼「えっ?」

妹「わたしに任せて!死角になるポイントはすでにリサーチ済みだから!」(ぐいっ

幼「えっ?えっ?」(ずるずる
121 :1 [saga sage]:2011/02/16(水) 18:21:51.68 ID:T7N+m+fP0
兄「うーん。もしかして邪娘さん、俺の格好がダメなせいで出てくれないのかな」

兄「邪娘さんの私服が分かれば対応できたんだろうけど…」

兄「邪娘さんはどんな服装で来るのかな」

兄「ゴスロリ?パンク?それとも高貴キャラだから清楚系、とか…?」




邪気眼娘「すまぬ、待たせた。【組織】の追手に襲撃されてしまった…のでな」

兄「原形をとどめてないほどボロボロの服装だーーーーー!!!!!」
122 :1 [saga sage]:2011/02/16(水) 18:22:51.48 ID:T7N+m+fP0
兄「大丈夫?怪我はない…?」

邪「うむ。怪我は無いのだが、服はもうボロボロだな…。妾ともあろうものが、情けない」

兄「怪我が無いなら良かったよ。じゃあ、先に服を買いに行こうか。ほら、俺の上着貸すからさ」

邪「(ふぁさっ)本当にすまない…迷惑をかけて」

兄「気にしちゃダメだよ。主の世話を焼くのも下僕の仕事でしょ」

邪「フフッ…その通りだな。それでは、兄よ。妾を案内(あない)せよ」

兄「オーケー。マイマスター、なんてね」





尾行中の幼「うーーーー!!兄くんの気を引こうとして襲われた芝居?ずーるーいー!!!」

尾行中の妹「はいはい。大人しくしようねー(棒)。でも、あんなに優しくしてもらって羨ましいなぁ…」

尾行中の幼「兄くんは騙されてるんだ兄くんは騙されてるんだ兄くんは騙されてるんだ」
123 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/16(水) 18:43:44.69 ID:o1WsDcbGo
キター
設定サンクス

ボロボロの服w
124 :1 [saga]:2011/02/17(木) 01:24:08.46 ID:FHQtnwRt0
やっぱり今日は大して書けなかった。
投下行きます。
125 :1 [saga]:2011/02/17(木) 01:25:28.38 ID:FHQtnwRt0
■服屋

邪娘「ふむ…ここに妾の新たる鎧…高貴なる者にしか纏うことの出来ぬ鮮血に塗れし漆黒の衣があるのか、さすが我が一の下僕。いい趣味をしておる。ふふっ」

兄「…それは赤いのか黒いのか」

邪娘「どちらでも良いではないか♪」

兄「趣味に合ってくれたみたいでうれしいよ、本気で。ところで、予算はどれくらいなの?」

邪娘「ざっと、65000ゴールドと言ったところか」

兄「うん。本気で世界観がわからない」
126 :1 [saga sage]:2011/02/17(木) 01:26:10.37 ID:FHQtnwRt0
邪娘「偶然にも、本当に偶然なのだが、破れた衣類をフルセットで購入し直す程度の額は持っておる。け、決してわざとではないからな!」

兄「じゃあ、かなり余裕があるねー」

邪娘「そうだな…もう、随分慣れてしまったが、の。【組織】が無ければ妾ももう少しは…」

兄「あっ…!この服、どうかな?こっちこっち!!」

邪娘(邪気眼発言を全部スルーはちょっと悲しい)(ションボリ)
127 :1 [saga sage]:2011/02/17(木) 01:31:10.86 ID:FHQtnwRt0
兄「と、言う訳でこんなのはどうでしょう」

邪娘「白のブラウスに黒のレース付きのワンピース?」

兄「これから暖かくなるし、今の季節ならタイツを穿けばいい。さらに最近なら薄手でも暖かい下着もあるから、いいと思うんだ」

邪娘「ふむ…兄よ」

兄「あ…気に入らなかった?」

邪娘「生地に微弱な魔力が含まれているのか?見た目に反して非常に丈夫だな」

兄「あ、分かる?妹が活発的だから、こう言う丈夫な服を売ってるお店には詳しくて…」

邪娘「普段と違うジャンルではあるが、とても妾の趣味に合っている」

兄「うんうん」

邪娘「そして、この組み合わせは、非常に妾の魔力を高めるものだ」

兄「そうなんだ!」

邪娘「さらに寒さの事にまで気を使うとは、下僕の鑑と言えよう」

兄(喜んでくれて嬉しいなぁ)

邪娘「しかし余りにも気が利きすぎて逆にキモい。兄は本当に高1男子か?」

兄「上げて落とされた!?」
128 :1 [saga sage]:2011/02/17(木) 01:40:56.56 ID:FHQtnwRt0
兄「小物も靴も、上着も選んだし、完璧だね」

邪娘「全く問題ない」

兄「それだけ買いこんで問題無いって言うのも…」

邪娘「ふっ。妾には【これ】があるからな!」

兄「そ、それは!!」

邪娘「この魔道符には【魅了(チャーム)】の魔力が込められていての。
  従業員は妾から代金の請求など出来ぬのだ。踏み倒し放題!
  これさえあれば現世の汚れた金子(きんす)など不要。フッフッフ」

兄「凄い!クレジットカードだ!持ってる友達、初めて見た!!」

邪娘「そうとも言うな!ふっふっふ!妾の魔力にひれ伏すがよい!」

兄「駄目だよー?親御さんから預かってるんだからもっと大事に使わないと」

邪娘「…うぐっ!!」
129 :1 [saga sage]:2011/02/17(木) 01:43:30.90 ID:FHQtnwRt0
ちなみに、実は邪娘の私服は「和装ロリ」とか「着物ドレス」とか少しブッ飛んだものを着ています。全く違うジャンルです。
まぁ、似合うんですけどね。

あと、兄は死ねばいいと思う。
130 :1 [saga sage]:2011/02/17(木) 01:52:03.52 ID:FHQtnwRt0
>>123
ギャグとかコメディとかに分類されるのに、設定だけ書くととても痛いですね。読み返して苦笑してしまいました。

いったん終了。これから書くけど投下は未定。
131 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/17(木) 03:47:04.00 ID:uG8uTq3+o
乙乙した
132 :1 [saga sage]:2011/02/17(木) 08:46:51.20 ID:iKWbJr9p0
兄「じゃあ、そろそろレジに行こうか…って、あ、先輩じゃないですか。こんにちは」

先輩「こんにちは。偶然ね。その人がうわさのデート相手?」

邪(す、すごい美人…負けたかもしれない)

兄「そんな。デートだなんて」

先輩「確か同じ委員会の人よね。はじめまして。【先輩】って言うの。よろしくね」

邪「妾は邪気眼娘。その瞳…そなたも【選ばれし悪夢(セレクテッドナイトメアーズ)】の一人、か。フフフ…こちらこそ【終末の狂宴】の際にはよろしく頼むぞ」

先輩「兄君とデートだなんて羨ましいな〜。お姉さん妬いちゃうなー」

俺「からかわないでくださいよ。恥ずかしいじゃないですか」

先輩「あらあら。私は邪魔者みたいだから退散するわね。じゃあ、また学校で」

俺「はい。新作楽しみにしています」





(会計中)

俺「さっきの人は、昼休みによくお喋りする先輩。よくからかわれるんだよね」

邪(妾とのデートの事、その人に話したのだろうか。もしかして、結構、脈アリ…?)

俺「でも変だなぁ…先輩に邪気眼さんのこと話した事って一度も無いのに、なんで買い物の事まで知ってるんだろう」

邪「…!?」
133 :1 [saga sage]:2011/02/17(木) 08:48:50.36 ID:iKWbJr9p0
店員「ありがとうございましたー」

兄「いっぱい買っちゃったね。配送サービスがあって助かったよ」

邪娘「(兄に服選んでもらっちゃった!可愛い!!だ、だけど私…じゃなくて妾は呪われし高貴なる魔族の血を引く身!こんなものを着て喜んでいいわけがない!)ニヤニヤ

???「女連れとはいい身分ね」

兄「…?」

邪娘「誰……だ…?まさか、【組織】の!?」
134 :1 [saga sage]:2011/02/17(木) 08:51:08.55 ID:iKWbJr9p0
■少し離れた物陰

幼「何!?あの、凶悪な、釣り目!?兄くんに、絡んでる!!」

妹「あー!修羅場?修羅場?やっぱりお兄は人気者だー(わくわく)」

幼「わたしはあんな女見たこと無いよ!地味そうだし、ストーカーか、恐喝じゃないの!?」

先輩「あの子は風紀委員ね。おさげと眼鏡に見覚えがあるわ」

幼「風紀委員!?わたしの、知ってる、風紀委員と違う!」

先輩「【気】を体内に取り込むことによって、戦闘時に体を変質させるらしいわ。だからいつも校門前ではラオウに見えるのよ」

幼「何で、兄くんの、周りには、変なのばっかり、集まるの…」

先輩「あなたがそれを言っちゃ駄目でしょ…」

幼「うぅー。わたしは、普通…って、先輩は、いつの間に、沸いてきたんですか!!」
135 :1 [saga sage]:2011/02/17(木) 08:53:25.97 ID:iKWbJr9p0
■駅前通り

風紀委員「いつもなら不純異性交遊なんて見逃さないんだけど、今日は仕方ないわ」

兄「どうしたの?風紀さんらしくないけど、大丈夫?」

風紀委員「(カアァ///)だだだ、大丈夫よ!!!が、学校じゃないしね!それに…ボソボソ昨日は、不良生徒から助けてもらったし」

邪娘(地味で真面目そうなカチカチの優等生、かぁ。)

兄「大したことはしてないよ。今日は風紀さんは何を?」

風紀委員「ちょっと参考書を買いに。アンタには関係ないけどね。留年して死ねばいいのに」

邪娘(妾のような目立つ女より、兄はこのような地味な娘の方が好みなのだろうか)

風紀委員「あと、今日は見逃すけど、もし学校で会ったら…」


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…ムキムキムキッ!バリバリッ!!


委員長「この戦闘モードで…殺すッ!」

邪「私なんて比較にならないほど目立っちゃったーーー!」
136 :1 [saga]:2011/02/17(木) 08:54:15.23 ID:iKWbJr9p0
■少し離れた物陰

先輩「(ワクワク)さぁ!面白くなってまいりました!」

幼「面白くないですよ!ライバル関係が、ほぼみんな、この駅に居るじゃないですかぁぁ」

妹「お兄が人気者でわたしはとっても嬉しいです」

先輩「あ、脅しだけで帰った…けど、これは彼女も尾行するわね、絶対!」

妹「それは邪魔をさせれないね!風紀委員さんも見張っておかなきゃ!」

幼「何で、二人とも、そんなに生き生きしてるのよぅ」
137 :1 [saga]:2011/02/17(木) 08:54:49.51 ID:iKWbJr9p0
幼「と言うか先輩、何で来てるんですか…?」

先輩「だって気になるんだから仕方ないでしょ。本当は私があそこに行きたかったくらいよ。今まで誘えなかった私の臆病者…うぅ」

幼「私だって同じですよぉ…うぅ」

妹「お兄はモテモテだなぁ♪大人気だなぁ♪」

先輩「そうねぇ。今も幼馴染さんの他にストーキングしている人がいるみたいだし…」

幼「私達の他にも?」

先輩「うん。ざっと20人ほど」

幼「多っ!!怖っ!!」
138 :1 [saga sage]:2011/02/17(木) 09:11:51.95 ID:iKWbJr9p0


邪娘「兄の交友関係は、広いのだな。妾も、この【第三の目】さえなければ友と呼べるものもできたろうに…いや、何も言うまい」

兄「うん。ばっちりはっきり言ってるね」

邪娘(それに、怖い人が多いし…昨日も)

■金曜日・昼休み

邪娘「本当に、妾もいいのか?」

兄「うん。ご飯は多い方が楽しいでしょ」

幼「私は…許さないよ。プチッ、って。殺しちゃうかも」

邪娘(びくっ!!)

兄「そんな事言っちゃ駄目だよ。ほら、幼の分、タコさんウインナー増やしておいたから」

幼「うぅっ、タコさんの魅力には…ごめんなさい邪娘さん」

邪娘「構わぬ。だが、そのような無礼、普段なら妾の力で消し炭にしているところであるぞ(ぎろっ)」

幼(びくぅっ!)

兄「だから駄目だって。仲良くしてよ…」

邪「分かっておる」

幼「分かったよぅ」

邪・幼(この人怖いなぁ)
139 :1 [saga sage]:2011/02/17(木) 09:27:55.62 ID:iKWbJr9p0
兄「じゃあ、食べようか。いただきます」

幼「いただきます!」

邪娘「え…?あ…い、いただきます」

幼(ぱくっ)

邪娘(ぱくっ)

幼「おいしいー!!パリパリのウィンナー。はうぅぅ」

邪娘「この【火刑に処された生命の源泉】も甘くて、ぷりぷりだ…」※卵焼き

幼「でしょ!でしょ!兄くんの卵焼きは本当にすごいんだから!!」

邪娘「この【油拷問された生贄】も、冷めてるのに柔らかい…」※からあげ

幼「うんうん!このタルタルソースつけてもおいしいんだよ。ソースも手作りなんだってさ!」

邪娘「…何だと。そんなことをしては世界の法則が乱れるではないか!(ぱくぱく)」



邪娘(あれ?)

邪娘(意外といい子だった…!)

兄「邪娘さんー。携帯買うならこっちだよー!!」
140 :1 [saga sage]:2011/02/17(木) 09:29:25.43 ID:iKWbJr9p0
いったん終了。
141 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/17(木) 10:07:33.24 ID:+xUhTx50o
142 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/17(木) 11:09:10.12 ID:uG8uTq3+o
面白い乙した
143 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/17(木) 12:58:19.84 ID:lLjqAJQDO
初期とジャンルが違う件について。
144 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/18(金) 02:06:43.38 ID:S0DbecDDO
発泡スチロールは、ポリエチじゃなくてポリスチじゃね?
145 :1 [saga sage]:2011/02/18(金) 02:07:13.74 ID:YZ42jFnr0
さぁて。鍵を紛失して家に帰れないし、これから書くかー。
朝までには投下します。
146 :1 [saga sage]:2011/02/18(金) 02:11:07.21 ID:YZ42jFnr0
>>143
返す言葉もありません;;

>>144
wiki見て調べたつもりだったけど、間違ってたら申し訳ないです。無知はいくない。
147 :1 [saga]:2011/02/18(金) 03:01:23.11 ID:YZ42jFnr0
■少し離れた物陰

妹「そう言えば、先輩さんはどうしてお兄のことが好きなの??」

先輩「よくぞ聞いてくれたわね。それは話せば長くなる去年の秋…」

幼「でねでね。そのキャサリンって言う女が…」

妹「おぉぉー。えっちなのはいけないと思うよ!幼ちゃん!!」

先輩「聞いてよ!お願いだから!!」

妹「長い話は眠くなるから…」
148 :1 [saga sage]:2011/02/18(金) 03:02:18.24 ID:YZ42jFnr0
幼「って言うか、私知ってますもん。きっかけ。その場に居ましたし」

妹「ほへっ?そうなんだ!教えて教えて!3行で!」

幼「去年の私たちの高校見学の時、先輩さんが急に倒れて」

妹「うんうん!」

幼「パニックの中、兄くんだけが冷静に救急車を呼んで保健室に運び」

妹「おぉ〜!さすがお兄。男の敵!」

幼「兄くんにおんぶされるなんて許せなかったのでとどめを刺そうとした私が」

先輩「…殺されるところだった!?」

幼「転んで頭をぶつけて一緒に救急車で運ばれた」

妹「んー。それだと4行だよ」

先輩「そう言う問題じゃないと思うのよ」
149 :1 [saga sage]:2011/02/18(金) 03:03:23.27 ID:YZ42jFnr0
先輩「そのあと私は1カ月以上生死の境をさまよい」

幼「知りませんでした…」

先輩「もちろん出席日数も足りず留年し、友達とも疎遠になり」

幼「あう…そんなに細かくなくていいですよ」

先輩「色々あって妹ちゃんとも知り合いました」

妹「ねー♪」

幼「そこは細かくないといけないですよ!?」
150 :1 [saga sage]:2011/02/18(金) 03:13:13.55 ID:YZ42jFnr0
■携帯ショップ

兄「ここ、品揃えもいいし、店員さんも物知りだからお勧めなんだよ」

邪娘「ふむ…だが、妾の眼鏡に叶うものが果たして現世にあるものか」

兄「これなんかどう?シンプルだけど可愛い色遣いじゃない?」

邪娘「どれどれ?(どさくさに紛れて兄の手を握ってしまおう)」

パキィィィィィン…ピシィッ!ドロドロ

兄「サンプルが溶解した!?」

邪娘「な…そ、【組織】の攻撃なのか!?」

■物陰

先輩「…はっ!つい嫉妬で二人の邪魔をしてしまったわ」

幼「何を、どうやったら、ああなるんですか!?」
151 :1 [saga sage]:2011/02/18(金) 04:06:17.51 ID:YZ42jFnr0
兄「邪娘さんはどう言う携帯を探してるの?」

邪娘「まずは、【原始より存在する人を導くアート】が必要だな」

兄「音楽のこと?じゃあAUかな」

邪娘「そして、悪魔のようなテクノロジーを搭載しているべきだ」

兄「じゃあ世界のソニーとかどうだろう」

邪娘「機能としては、最低でも盗聴不能の秘匿回線で会話できなければいけない」

兄「うーん」

邪娘「他にはハッキングができれば【組織】の動向もつかめるのだが」

兄「それは邪娘さんにスキルがないとなぁ」

邪娘「さらに、いざとなれば武器にならねばなるまい」

兄「…さすがにないんじゃないかな」

店員「それではお客様、こちらの機種などいかがでしょうか」

邪娘「あるの!?」

兄「ソニーを甘く見ていた」
152 :1 [saga sage]:2011/02/18(金) 04:14:29.31 ID:YZ42jFnr0
兄「いい買い物ができたねー」

邪娘「予想外だったが、な。現世にも少しはまともなものがあるのだな」

兄「予想外にもほどがあったけどね」

邪娘「さらに、この形態には隠された機能があるらしい」

兄「隠す必要がどこにあるんだろう」

邪娘「ともかく、妾の一の下僕として、連絡先を送るのだ」

兄「はいはい(ピッピッピ)」

邪娘の携帯「ニンショウ・シマシタ」

カシャン!カシャン!ゴゴゴゴゴ…ドッドッドッドッドッド

兄「変形して飛んで行った!?」

店員「こちらが隠し機能の【第二形態】でございます」

邪娘「あーん。妾のけーたいーーーー!!!」
153 :1 [saga sage]:2011/02/18(金) 04:16:53.29 ID:YZ42jFnr0
誤字じゃないんだな。誤字じゃ。
ちょっとネタ出し&タバコ買ってきます。
まぁ、この時間じゃ誰も見てないだろうけどw
154 :1 [saga sage]:2011/02/18(金) 05:23:57.48 ID:YZ42jFnr0
邪娘「み、見失ってしまった」

兄「せっかく買ったのに…勿体ない」

邪娘「うぅー」

???「あの…失礼ですが、こちらの携帯電話はあなたのでしょうか?」

邪娘「えっ…?」

兄「委員長じゃないか!どうしてここに?」

委員長「空から携帯電話が降ってきたので持ち主を探しておりましたの」

兄「…すごい偶然だなぁ。邪娘さん。ありがとうって言わないと」

邪娘「な、何で妾が、下賤の民にありがとうなどと!」

兄「ありがとうは?」

邪娘「あ、兄がどうしてもというのなら、言ってやってもいいが…」

兄「邪娘さん?」

邪娘「な、何だ」

兄「…ありがとうは?」

邪娘「う、うぐっ…あ、ありがとう。すごく、助かった」

委員長「どういたしまして。持ち主が見つかってよかったですわ」

兄「俺からもありがとね。助かったよ」

兄(でも、なんでこの携帯が邪娘さんのだってわかったんだろう)

兄(考えたら負けだと思っている)
155 :1 [saga sage]:2011/02/18(金) 05:26:01.21 ID:YZ42jFnr0
■物陰

幼「とうとう全員そろってしまったよぅ」

妹「うんうん。素敵なことです」

幼「全然素敵じゃないし!さすがにもう増えないわよね…」

先輩「ストーカーなら25人に増えてるわよ」

幼「何で!?」
156 :1 [saga sage]:2011/02/18(金) 05:28:17.34 ID:YZ42jFnr0
■表通り

兄「そういえば、委員長はどうしてここに?」

委員長「毎年、この日にはこの街に来ていますの」

兄「そうなんだ…。何かあったの?」

委員長「そ、そのですね…。兄さんは10年前に、交通事故にあいそうになった同年代の子供を助けたことはございますか?」///モジモジ

兄「どうして委員長がそれを?確かに10年前は6回ほど助けたけど…さすがに一人一人は覚えてないかな」

委員長「死ねばいいのに」

兄「何で!?」

邪娘(2ヶ月に1回ペースなのはつっこまないの!?)
157 :1 [saga sage]:2011/02/18(金) 05:43:01.32 ID:YZ42jFnr0
■物陰

先輩「これはアレね!兄くんが交通事故から委員長さんを助けて恋が芽生えたパターンね!」

幼「よく、これだけ離れて、聞こえますね」

委「おそらく、唇を読んだのでしょうね」

幼「なにその無駄な能力。って言うか、委員長さんは、男なのに」

委「愛は性別を超えるのですわ。ずっと想い続けているのですもの」

幼「私だって、小さいころから兄くんをずっと…って、え…えぇ!?」

委員長「ごきげんよう。幼馴染さん」

幼「ささささっきまで、兄くんのとこに、いたじゃない!!何で、私の、後ろに居るの!?」

委員長「乙女には秘密が付き物ですわ。それに、幼馴染さんの背後って、とても取りやすくて、つい」

幼「私の、背後は、ライバル登場の小道具じゃないよぅっ!!」
158 :1 [saga sage]:2011/02/18(金) 05:47:50.77 ID:YZ42jFnr0
委員長「冗談ですわ。幼馴染さんはからかうと面白いんですもの。食べてしまいたくなるくらいに」ペロリ

幼(びくっ)

委員長「それも冗談ですわ。では、私は用事は終わりましたので、これにて」ペコリ

コツコツコツ

幼「や、やっと一人減ったぁ」

先輩「でも彼女、別のところから覗いてるわよ」

幼「もうやだこの学校」
159 :1 [saga sage]:2011/02/18(金) 05:48:30.53 ID:YZ42jFnr0
予定の場所まで進んだので終了。ありがとうございました。
160 :1 [saga sage]:2011/02/18(金) 09:43:04.27 ID:JYWhlZVG0
>>142
いつもありがとうございます。
2/13に開始したので
213レスぐらいにひとまず終了の予定ですが、どうぞよろしくお願いします。
161 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/18(金) 10:05:54.33 ID:6EBpO6DDO
面白いなww
もうちょっと評価されてもいいと思うんだぜ。
委員長可愛いよ委員長。もっと出せ!出してくださいお願いします。
162 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/18(金) 12:55:44.04 ID:Swh8pqKfo
大変乙した
いろいろと笑わせてもらいやした
163 :1 [saga sage]:2011/02/19(土) 00:23:47.45 ID:nvkk3f+o0
投下前に小ネタ



妹「わたし、悩みがあるんだ」

幼「どうしたの?」

妹「寂しいけど、このお話も213レスをめどに終わりだよね」

先輩「誰のセリフよ。誰の…」

妹「なのに、わたしだけ、喋り方もキャラもまだ固まってないんだ」

通りすがりの男「何でだよ!?213ってあと50しかないじゃねーかよ!!なのに何でまだ固まってないんだよ!!行き当たりばったりすぎだろ!?おかしいだろ!!何考えてるんだコラ!!」

先輩・幼「…誰?」

妹「通りすがりの突っ込みの長い男さんだね」

先輩・幼「…誰!?」
164 :1 [saga sage]:2011/02/19(土) 00:48:52.33 ID:nvkk3f+o0
■おひるごはん

邪娘「ここが、カフェ…」

邪娘(人づてで教えてもらったお店だが、な…なんて《オシャレー↑》な雰囲気なのだ…)

邪娘(だ、だが妾が誘った手前怯えは見せれぬ。邪気眼娘は退かぬ、媚びぬ、顧みぬ、のだ)

邪娘(そこにシビれて憧れられないといけないのだ。まさか妾がこんな《オシャレー↑》なカフェに入ったことが無いなどと)

兄「邪娘さーん。入っちゃうよー」

邪娘「ひあぁ!!ま、待つのだ!!」
165 :1 [saga sage]:2011/02/19(土) 00:50:44.40 ID:nvkk3f+o0
店員「いらっしゃいませっ。2名様でよろしいですか?」

兄「はい。ペット可の席の近くでお願いします」

店員「かしこまりました。こちらへどうぞっ!」

邪娘「あ、兄よ」

兄「どうしたの?」

邪娘「随分スムーズだが、こう言う店は、慣れてるのか?」

兄「え?まぁ、それなりには」

邪娘「死ねばいいのに」

兄「邪娘さんまで!?」
166 :1 [saga sage]:2011/02/19(土) 00:51:39.42 ID:nvkk3f+o0
■カフェ・入口前

幼「兄くんに、死ねばいいだなんて…死ねばいいのに」

先輩「いつの間に幼さんまで読唇術を身につけてるの…」

幼「妹ちゃんが、10分で、やってくれました」

妹「教え上手なのです。えっへん」

先輩「相変わらずの非常識…」
167 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/19(土) 04:18:44.46 ID:DZ+rJ9xno
213で終わるとか…ウソだといってよ、バ

面白い乙した
168 :1 [saga sage]:2011/02/19(土) 04:57:46.71 ID:nvkk3f+o0
■カフェ 客席

邪娘「【生命の源に封じられし血流の火山(シールド・デスブラッド・イン・プライマルライフソース】に【食肉植物に囚われし屍肉】、それに【業火に包まれし生命の源】…素晴らしい。ここは魔族の好む食物(しょくもつ)が備わっている!!」

兄「えーっと。上からオムライスに、ハンバーガー、オムレツ、だよ。わかったかな?」

邪娘「誰に説明しておるのだ、誰に」

邪娘「あ、兄よ…このハンバーガー、雑誌で見たことがあるぞ!」

兄「うん。とても美味しいよ」

邪娘「お、オムライスもふわっふわでおいしそうだ!!」

兄「うん。とてもおいしいよ」

邪娘「今日のお勧めはステーキ…だと」

兄「うん。とてもおいしいよ」

邪娘「だ、だがこの【紫蘇と大葉の和風オムライス】とは邪悪すぎないか?全く美味しそうな組み合わせではないぞ!!」

兄「うん。怒るよ?」

邪娘「何で!?」
169 :1 [saga sage]:2011/02/19(土) 05:06:20.65 ID:nvkk3f+o0
兄「ここのメニューにケチをつけることは、神が許しても俺が許さない」

邪娘「いつもヘタレな兄のキャラが変わってる…だと」

兄「だから神はバラバラにされたんだ」

邪娘「神を…神を殺したのか…?まさか、【神を殺した赤い斧(チェーンソー)】を…」

兄「ククク…それくらい、俺はここの料理が好きってことさ」

■物陰の席

妹「なるほどー!だから>>96で神が死んだんだ」

幼「本当に、殺ってたの!?」
170 :1 [saga sage]:2011/02/19(土) 05:19:45.00 ID:nvkk3f+o0
男「じゃあ、紫蘇と大葉の和風オムライスと、普通のオムライスを」

店員「かしこまりました。ランチタイムはフリードリンクとなっておりますので、あちらのドリンクバーをご利用ください」

邪娘(この『オサレー↑』なお店で堂々たる注文。そして、何よりも手慣れておる)

邪娘「兄よ」

男「どうしたの?」

邪娘「5歳ほど年齢をサバ読みしているとかそういうのは無いか?」

男「何の前触れもなく言いがかりをつけられた!?」
171 :1 [saga sage]:2011/02/19(土) 05:25:43.66 ID:nvkk3f+o0
邪娘「しかしペット可とは珍しい…の」

兄「そうだよね。見てるだけで心がなごむよ」

邪娘「フェレットにパピヨン…小型犬ばかりだしな」

兄「結構詳しいんだね。でも、大型のゴールデンレトリバーとかも見かけるよ」

邪娘「…ククク。その程度で大型とはな。【地獄の番犬(ケルベロス)】くらいは無いと大型とは言えぬぞ」

バタッ…ちりんちりーん

コンピュータを持った少年「すいませーん。このお店、ケルベロスは入れますかー…ってパスカル!大人しくしろ!」

ケルベロス「ガウガウ!!」

兄「来ちゃった!!本当にケルベロス来ちゃった!!」

邪娘「おおおおちつけ!!あれはきっとちょっと大きいだけのハスキー犬だ!!」
172 :1 [saga sage]:2011/02/19(土) 05:37:44.07 ID:nvkk3f+o0
フェレットは犬じゃねぇよ俺。訂正。



邪娘「しかしペット可とは珍しい…の」

兄「そうだよね。見てるだけで心がなごむよ」

邪娘「フェレットにパピヨン…小型動物ばかりだしな」

兄「結構詳しいんだね。でも、大型犬のゴールデンレトリバーとかも見かけるよ」

邪娘「…ククク。その程度で大型とはな。【地獄の番犬(ケルベロス)】くらいは無いと大型とは言えぬぞ」

バタッ…ちりんちりーん

コンピュータを持った少年「すいませーん。このお店、ケルベロスは入れますかー…ってパスカル!大人しくしろ!」

ケルベロス「ガウガウ!!」

兄「来ちゃった!!本当にケルベロス来ちゃった!!」

邪娘「おおおおちつけ!!あれはきっとちょっと大きいだけのハスキー犬だ!!」
173 :1 [saga sage]:2011/02/19(土) 05:57:50.47 ID:nvkk3f+o0
店員「お待たせいたしました。和風オムライスと、トマトオムライスでございます」

邪娘「か、かぐわしく香り立つチキンライスの上に、プルっプルのプレーンオムレツ…だと!これは人類を滅ぼす最終兵器になるやもしれぬぞ!!」

兄「相変わらずエクセレントな出来栄えだなぁ。さぁ、早く食べよう」

邪娘「うむっ!」

カチャカチャ

兄「邪娘さん?」

ピタッ

邪娘「な、なんだ」

兄「…いただきますは?」

邪娘「(ビクゥッ)。い、いただきます!」

兄「じゃあ俺も、いただきます」

邪娘(殺気!殺気だったよ今の!!)
174 :1 [saga sage]:2011/02/19(土) 06:08:10.70 ID:nvkk3f+o0
邪娘「何だこのオムレツは…。外側はプルプルなのに中身はトロトロ…そしてミルフィーユのような層になっているではないか!!」

兄「そう!そうなんだよね!そのまま食べてもいいけど、真ん中をナイフで割ると…」

邪娘「をぉぉおおぉぉぉ!!中身のトロトロ部分が皿全体に広がり、とろとろ半熟玉子オムライスに!こ、これは銀河の革命だ!!誉めてつかわす!」

兄「気に入ってくれて嬉しいな」

兄「……もし駄目だったら煮えた油に顔面を突っ込んでいたところだ」

邪娘(真顔!?)
175 :1 [saga sage]:2011/02/19(土) 06:11:39.00 ID:nvkk3f+o0
■離れた物陰の席

妹「自分から誘っておいたお店なのにお兄にエスコートされるだなんて減点2です」

先輩「と言うか、カレ、ヒモとかホストの才能あるんじゃない…?将来が怖いわ」

幼「許せない許せないブツブツ」

店員「お待たせいたしました。ハンバーガーにアボガドトッピングと、オムライス、クラブハウスサンドです」

全員「ンまァーーーいッ!!」

店員「今日の高校生、全員テンション高すぎワロタ」
176 :1 [saga sage]:2011/02/19(土) 06:24:35.04 ID:nvkk3f+o0
終了。

【兄】が食べるのも作るのも大好きなので、昼食ではあまりネタを入れれませんでした。
食べ物を使ったネタしか思い浮かばなかったんですよ…。食べ物を粗末にすると【兄】が怒るんです。

ちなみに213は目安であって、予想外にレスを頂いたり、突発的にネタが浮かんだりすればもう少し伸びます。なので、コメントを頂いたせいで話が短くなるということはありません。

あと、「〜(キャラ)が好き」って言う方の期待には応えたいですが、閃き次第となっています。ごめんなさい。

蛇足ですが、今みんなが食べているカフェは実際に都内に存在し、デタラメに美味しいのでお勧めとなっています。ランチ1000円なので彼らの年齢ではかなりの御馳走なんですけどね。

書く側がお喋りなのは良くないようなので、これにて。
177 :1 [saga sage]:2011/02/19(土) 07:22:40.18 ID:nvkk3f+o0
幼「だけどいいなぁ。邪娘さん」

先輩「そうねぇ…」

幼「私も兄くんに『いただきますって言いなさい』とか叱られたい!!ハァハァハァハァハァ」

先輩「この子、最初とノリが違わない…?」

妹「お兄がいないといつもこんな感じだよー」
178 :1 [saga sage]:2011/02/19(土) 10:20:07.34 ID:UbAEYT8W0
幼「困ったよ!?」

先輩「どうしたの急に」

幼「兄くんたちがお店を出る時に、どう考えても私たちの傍を通るよね!!」

妹「あ、本当だ。考えてなかったよ。あはは」

幼「あははじゃないよぅ!どうするの!?どうするの!?あ、でも尾行に、気づかれて、兄くんに、怒られるのもまたいいかもハァハァハァ」

先輩「変態め」

妹「でも、どうしよう?わたし一人なら大丈夫なんだけど」

先輩「…大丈夫。私に秘策があるわ。お姉さんに、任せなさい」



兄「ごちそうさまでした」

邪娘「ごちそうさまでした」

兄「お店出ようか。まだ時間があるし、歩こうよ」

邪娘「あ…あぁ…」



店員「ありがとうございましたー!」

幼「すごい!私たちに、全然気付いていない!」

先輩「ほら。上手く行った」

幼「すごいです!」

先輩「本当にすごいわねー。ステルス迷彩」

幼「スネーク!?」
179 :1 [saga sage]:2011/02/19(土) 10:31:12.78 ID:UbAEYT8W0
■都内某所・某書店前

兄「ここのお店、面白いんだよ」

邪娘「階段…?地下に存在する闇の店、と言う奴か」

兄「うん。変なものをたくさん置いてるんだ。入ってみようよ」

邪娘「ふむ…大きな看板がある。何という店だ」

看板【バカ、おかえり】

邪娘「わ、妾はばかじゃないやいっ!!」

兄「店頭POPにキレた!?」
180 :1 [saga sage]:2011/02/19(土) 10:57:02.36 ID:UbAEYT8W0
■都内某所・書店【ヴィレッジバンガード】店内

邪娘「ここは本当に書店なのか?」

兄「名目上、一応、書店と謳ってはいるけど、「変な物屋」って言った方がいいかも」

邪娘「ほほぅ…海外の菓子まであるぞ」

兄「輸入菓子も取り扱ってるんだよね。見てみようよ」

邪娘「この毒々しい色遣い…まさか異界のモノ!?」

兄「ここまでカラフルなのは日本じゃ見ないね…。変な着色料とか入ってそう…」

邪娘「それは困る!異界の菓子は興味があるが…」

兄「聞いてみようよ。店員さーん」

店員「はい。どうしました」

兄「このお菓子、どこの国のお菓子で、何が入ってるんですか?」

店員「そちらは、ガドゲド界の」

兄「本当に異界だった!?」

店員「ゲブドゥラゴ産の銘菓で」

兄「どこ!?」

店員「主原料はンヴァダラゴルシメとなっています。着色料などは一切使ってないんですよ」

兄「ツッコミが追い付かない!」

邪娘「なら安心だの。買おう」

兄「躊躇しないの!?」
181 :1 [saga sage]:2011/02/19(土) 11:09:27.75 ID:UbAEYT8W0
兄「さすがヴィレバン。想像以上に狂ってたよ」

邪娘「おぉ!ウサビッチじゃ!ウサビッジがあるぞ!」

兄「最近、グッズ多いよね。このキレネンコとかそっくりじゃないか」

邪娘「うむ。素晴らしい…うっとりじゃ」

兄「スニーカーのマニアで、コレクションを汚されるとブチ切れちゃうんだよねー」

邪娘「うむうむ」

兄「持っているスニーカーカタログなんて、本当のカタログみたいだよ。ちょっと見てみよ…」(ひょい)

キレネンコ(…ギロリ)

兄(ゾクゥッ!!!)「…うとおもったけど、やめておこう」

キレネンコ(プイッ)

邪娘「おぉ!本物に会えるなんて貴重な体験だの!」

兄「いたの!?本物!?」
182 :1 [saga]:2011/02/19(土) 11:21:25.79 ID:UbAEYT8W0
兄「あれ…委員長。また会ったね」

委員長「あら。兄さんじゃありませんか。こんなところに何を?」

兄「ちょっと冷やかしに、かな。委員長は?」

委員長「私は、変なグッズが置いてある店と聞いて、せっかくですので寄ってみましたの」

兄「なるほどね。気に入ったものが見つかるといいね」

委員長「えぇ…少し気になったのがアナr」

兄「わーわーわー!!」

委員長「何ですの?」

兄「今、何を言おうとしたのさ」

委員長「アナr」

邪娘「わーわーわー!」

委員長「アナr」

兄「公共の場でそんな言葉言っちゃ駄目だよ!!」

邪娘「こ、このへんたい!!」

委員長「アナログトイのどこが変態ですの?」

兄「アナログトイ…積み木とかレゴとかそう言うの?」

委員長「そうですわ。嫌ですわ兄さんは。このようなお店にアナルバイブなんてあるわけないじゃありませんの」

兄「結局口にしちゃったよ!!!」

邪娘「こ、このへんたい!!!」
183 :1 [saga sage]:2011/02/19(土) 11:23:02.06 ID:UbAEYT8W0
ヴィレバン出したのは失敗だったな。いったん終了。
184 :1 [saga sage]:2011/02/19(土) 11:28:47.86 ID:UbAEYT8W0
追記:ヴィレッジバンガード分からなかったらデパートとかに変換してください。
185 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/19(土) 14:07:53.87 ID:DZ+rJ9xno
ヴィレバン楽しいよねー店内見てると時を忘れる!
支援
186 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/19(土) 14:26:31.92 ID:cbstlbSDO
マンションの一階のテナントにはいってたビレバンが閉店してオサレ美容院になってた時は本当に悲しかった
187 :1 [saga sage]:2011/02/19(土) 19:54:17.57 ID:UbAEYT8W0
兄「ふぅ。だいぶ買い込んじゃったね」

邪娘「あぁ。もう夕方じゃないか…時間が経つのは…早い」

邪娘「…あの、その。ちょっと行きたいところがあるのだが、いいか?」

兄「ん…どこだろ?」

邪娘「電車に乗るのだが、もし、時間があれば、付き合ってほしい」

■物陰

幼「え!?あの二人、電車に、乗るみたいだよ!!」

先輩「困ったわ。電車って、人ごみと乗り換えのせいで尾行は難しいのよね」

委員長「その辺は私にお任せくださいませ」

幼「うわわあああああ!!!また、背後から!」

風紀委員「アタシもいるよ」

幼「…私の、背後は、ホワイトホールか、何かなの?」
188 :1 [saga sage]:2011/02/19(土) 19:55:02.81 ID:UbAEYT8W0
委員長「私の財力を駆使すれば、彼らの行き先など丸裸ですわ」

幼「おぉ〜。そのストーキング魂!尊敬するよ!」

委員長「昨日の、邪娘さんのインターネットの閲覧履歴から、こちらで間違いありませんわ」

(ぴろりろ ぴろりろ)

委員長「今、皆様ににメールを送りましたので、一刻も早く参りましょう」

幼「(カチャッ)…そこなら電車で1本ね!」

先輩(何でこの子、初対面なのに私のメアド知ってるんだろ)
189 :1 [saga sage]:2011/02/19(土) 21:43:29.48 ID:UbAEYT8W0
妹「だったらすぐに飛んでいかなきゃ!」

幼「さすが【義妹】ちゃん!いいこと言う!」

先輩「ドサクサに紛れて何言ってるのよ!」

妹「じゃあ、わたしは先回りするね!」

(ふわふわ…⊂二二二( ^ω^)二⊃ ブーン )

幼「飛んで行っちゃった!飛んで行っちゃった!!」
190 :1 [saga sage]:2011/02/19(土) 22:06:50.78 ID:UbAEYT8W0
幼「ところで、【少しだけ】、気になったんだけど」

委員長「どうしたのですか?」

幼「風紀委員さんの服は、どうして、返り血に、塗れているのでしょう」

風紀「【少しだけ】なら気にしないで」

幼「すごく気になるよ!」

風紀「ちょ、ちょっと兄達を尾行してる不審者がいたから半殺しにしただけよ!!」

先輩「あ、本当だ。ストーカーの人数が減ってる…」

幼「何かが、色々、間違っている」
191 :1 [saga sage]:2011/02/19(土) 23:04:03.35 ID:UbAEYT8W0
■某所・裏通り

兄「な、何ここ」

邪娘「妾のお気に入りの店だ」

兄(こ、こんな人気のないところに!ま、まさか…?俺達、まだ付き合ってもいないのに…)

邪娘「どうしたのだ?ほら、看板を読むがいい」」



【2F 武器屋】



兄「こんな時どんな顔を すれば良いのか分からない」

邪娘「何故だっ!」



※実在します
192 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/20(日) 01:14:12.71 ID:nt9/Rfw9o
いいよぉいいよぉ
193 :1 [saga sage]:2011/02/20(日) 03:29:59.34 ID:6cl3Rn/x0
さて、書くか
194 :1 [saga sage]:2011/02/20(日) 03:47:01.48 ID:6cl3Rn/x0
店主「何だ…客か」

兄「あ、なるほど。模造刀や、ゲームやアニメの武器のお店か」

邪娘「そうなのだ!すごいであろう」

兄「確かに。十手にだんびら、太刀から、青龍刀にサイ、鉄扇…すごい!」

邪娘「うむ!兄もゲームや漫画は好きだろうと思ってな。下僕への慰労も主の役目よ」

兄「西洋剣、シールドブレイカー、メイス、まだまだある!!」

邪娘「古今東西の武器が勢ぞろいなのだ。全てレプリカなのが残念ではあるがな」

兄「ドラゴンキラーにエクスカリバー!?サンジの刀に斬魄刀まであるよ!」

邪娘「…聞いておるか?」

兄「うわっ!こっちには中国暗器だ!!それにこっちは…天空の剣まで!!」

邪娘「…あのー」

兄「なっ…良く見ると、この模造刀、真剣の【刃紋】まで再現されてるし!凄い!凄すぎる!」

邪娘(…マニア?)
195 :1 [saga sage]:2011/02/20(日) 03:50:48.07 ID:6cl3Rn/x0
兄「…あ、ごめん。ちょっと興奮しすぎちゃったよ」

邪娘「構わぬ(意外な一面が見れて少し嬉しいし)」

兄「看板を見た時は本気でどんな顔をすればいいか分からなかったけど、入ってみると素敵だね」

邪娘「だろう?」

兄「最初は本物の武器屋かと思って焦ったよ…ははは」

邪娘「まさか。この平和な国の街中でそんな店があったら大問題だろう」

兄「だよね…あははは」

店主「あるよ」

兄・邪娘「!?」
196 :1 [saga sage]:2011/02/20(日) 03:53:55.48 ID:6cl3Rn/x0
店主「フン。冗談だ…」

兄「で、ですよね」

店主「だが、ある意味『本物』と言える武器もあるな」

邪娘「ほ、本物の武器だと!どんなものだ!」

店主「【これ】だ」


店内POP【猫ぱんち】

邪娘・兄「こんな時 どんな顔をしていいか分からない」
197 :1 [saga sage]:2011/02/20(日) 04:02:03.52 ID:6cl3Rn/x0
店主「フン。これだから素人は。いいか、よく見てみろ
   この【猫ぱんち】はどう見ても鋼鉄製の可愛いキーホルダーだが、目の部分に穴があいてある。
   ここに、中指と薬指を差し込むと…」

兄「…!!ネコミミの部分が拳を覆った!?」

店主「無論、この耳の部分も鋼鉄でできている。お嬢ちゃんの腕力でもスチール缶くらいなら容易く貫くぜ」

兄「怖っ!!ねこぱんち怖っ!本物の凶器じゃないですか!可愛い名前をつけないでください!!」

店主「重量は200グラム程度でもち運びにも便利。キーホルダーとしても使える女の子にお勧めの逸品だ」

兄「そんなテレビショッピングみたいな売り込みをする類の物じゃないですよ!!」

店主「しかも、値段はたったの1000円。当店自慢のお買い得商品だ」

兄「安っ!!性能に対してねこぱんち安っ!」

邪娘「買った!」

兄「買うの!?」
198 :1 [saga sage]:2011/02/20(日) 04:13:34.66 ID:6cl3Rn/x0
とりあえず終了。今日〜明日中には終わるかな。

ちなみに、>>197に限り実話だったりするから現実って侮れないと思うんですよ。
199 :1 [saga sage]:2011/02/20(日) 04:15:44.00 ID:6cl3Rn/x0
説明不足があったので書き直す



店主「フン。これだから素人は。いいか、よく見てみろ
   この【猫ぱんち】はどう見ても猫の顔をモチーフにした可愛いキーホルダーだが、目の部分に穴があいてある。
   ここに、中指と薬指を差し込むと…」

兄「…!!ネコミミの部分が拳を覆った!?」

店主「そして、この猫ぱんちは鋼鉄でできている…無論、耳の部分もだ。お嬢ちゃんの腕力でもスチール缶くらいなら容易く貫くぜ」

兄「怖っ!!ねこぱんち怖っ!本物の凶器じゃないですか!可愛い名前をつけないでください!!」

店主「重量は200グラム程度でもち運びにも便利。キーホルダーとしても使える女の子にお勧めの逸品だ」

兄「そんなテレビショッピングみたいな売り込みをする類の物じゃないですよ!!」

店主「しかも、値段はたったの1000円。当店自慢のお買い得商品だ」

兄「安っ!!性能に対してねこぱんち安っ!」

邪娘「買った!」

兄「買うの!?」
200 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/20(日) 13:27:32.01 ID:nt9/Rfw9o
メリケンサックみたいな感じかな

乙した
201 :1 [sage]:2011/02/20(日) 15:00:48.21 ID:6cl3Rn/xo
>>200
乙あり。
使い方はそれですね。見た目がもふもふの猫ちゃんなだけです。

じゃあ、投下行きます。
202 :1 [saga sage]:2011/02/20(日) 15:02:10.62 ID:6cl3Rn/x0
■数十分前・武器屋の店先

委員長「では、私たちはこれで」

先輩「あなたたちはこれからどうするの?」

風紀委員「ちょっと、ゴミ掃除をね」

委員長「兄さんを追いかける不届き者を抹殺しようと思ってますの」

幼「どっちが、ヤンデレか、わからないよ!?」

先輩「…あなたは絶対ヤンデレじゃないから」
203 :1 [saga sage]:2011/02/20(日) 15:02:56.35 ID:6cl3Rn/x0
邪娘「兄よ」

兄「何だい?」

邪娘「兄の分だ。ほれ」

兄「随分気に入ったんだね…【猫ぱんち】」

邪娘「下僕は、主を守るのも使命だからな。その【闇虎爪(ダークネスタイガークロー)】。心して使うがよい」

兄「では、有り難く頂戴いたします。女の子からのプレゼントって妹以外は初めてかも」

邪娘「そうか…ふふっ。大事にするようにな」

兄「うん…って、あ。幼馴染からはちょくちょくもらってたか」

邪娘「死ねばいいのに」

兄「ごめんなさい」
204 :1 [saga sage]:2011/02/20(日) 15:04:27.54 ID:6cl3Rn/x0
幼「うわっ!ここ、ヤバい。マジやばい!斬魄刀、置いてるよ!斬魄刀!!コスプレできるなぁ」

先輩「はしゃぎ過ぎよはしゃぎすぎ。すっかり目的忘れてるじゃない」

幼「でも妹ちゃんが、先回りしてくれて、凄く助かったね。絶対、見失ってたよ」

妹「えへん」

幼「うわー!神槍もあるよ!神槍!市丸ギンだよ!!」

先輩「だめだこいつはやくなんとかしないと」
205 :1 [saga sage]:2011/02/20(日) 15:13:36.24 ID:6cl3Rn/x0
■そのころ 兄たち

邪娘「兄よ」

兄「何だい?」

邪娘「兄の分だ。ほれ」

兄「随分気に入ったんだね…【猫ぱんち】」

邪娘「下僕は、主を守るのも使命だからな。その【闇虎爪(ダークネスタイガークロー)】。心して使うがよい」

兄「では、有り難く頂戴いたします。女の子からのプレゼントって妹以外は初めてかも」

邪娘「そうか…ふふっ。大事にするようにな」

兄「うん…って、あ。幼馴染からはちょくちょくもらってたか」

邪娘「死ねばいいのに」

兄「ごめんなさい」
206 :1 [sage]:2011/02/20(日) 15:17:32.98 ID:6cl3Rn/xo
兄「へぇ…ここは武器だけじゃなくて、アクセサリーの類も充実してるんだね」

邪娘「うむ。ここは髑髏(スカル)グッズの店としても有名なのだ。他にもシルバーのアクセサリーもあるぞ」

兄「うわぁ…髑髏のアロマスタンドなんて初めて見た。映画の魔王城なんかに出てきそうだね」

邪娘「さすがの妾も、ちょっとリアルに怖いぞ。これは」

兄「本当に…今にも喋り出しそうな感じだよ」

髑髏「ンなわけないじゃないっすかー」

兄「ですよねー」

邪娘「全くだ」

兄「…」

邪娘「…」

兄「…」

邪娘「…」

兄「ち、ちょっとあっちの【中世ファンタジー風小物コーナー】にでも行こうか」

邪娘「そそそそそうだな!そうしよう!一刻も早くここから立ち去るべきだと妾の【第三の目】も訴え

ておる」
207 :1 [sage]:2011/02/20(日) 15:28:24.52 ID:6cl3Rn/xo
ちょっと別スレで悲しい事があったので終了。
213じゃ終わらんな。これは。
208 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/20(日) 15:44:12.69 ID:nt9/Rfw9o
乙した。もっと読みたいんだぜ
209 :1 [saga sage]:2011/02/20(日) 21:15:49.58 ID:6cl3Rn/x0
兄「宝箱まで置いてるよ…。映画に出てきそうな」

邪娘「凄いのう。衣装箱サイズから、小物入れサイズまで…」

兄「うん。俺はこの小物入れが欲しいかなぁ。開けてみよう」

邪娘「【なんと宝箱はミミックだった!】りしてな。ふふふ」

兄「あはははは。まさか、そんな事が」

宝箱「…………」

兄「あるわけないと思うけどやめておこう」

邪娘「妾も全力でその案に賛成しよう」
210 :1 [saga sage]:2011/02/20(日) 21:16:22.07 ID:6cl3Rn/x0
兄「では、お返しにこれを」

邪娘「…宝箱?」

兄「中身は見てのお楽しみ、って奴かな」

邪娘「埃及十字(アンク)のネックレス?」

兄「邪娘さんに勧められたマンガが面白かったから、そのお礼」

邪娘「妾はアヴドゥルのようなヴ男とは違うぞ」

兄「そ、そういう意味じゃないって!!」

邪娘「ふふふ…ありがとう。大事にする」

兄「それじゃあ、出ようか」
211 :1 [saga sage]:2011/02/20(日) 21:17:18.99 ID:6cl3Rn/x0
■そのころ 幼たち

幼「ねぇねぇ!妹ちゃん!神槍持って!神槍!市丸ギンみたいに卍解!ってやって!!」

先輩「こらこら…兄君達出ていくわよ!早く追いかけないと」

幼「ねー!お願い!お願い!一回だけ!」

妹「えー…仕方ないなぁ。【卍解】!!」


ギンッ


>>神槍は卍解し、神殺槍となった!

>>神殺槍はマッハ500で13Km伸びた!

>>ぶきやは こなごなに くずれさった!!


先輩「こうなる事って、予測できなかった?」

幼「興奮しすぎて、つい」

妹「言うほど伸びなかったし、言うほど速くなかったね」

先輩「あなたは少し大人しくしてなさい…」
212 :1 [saga sage]:2011/02/20(日) 21:17:48.89 ID:6cl3Rn/x0
兄「潮風が気持ちいいね」

邪娘「ここは港だからな。帰る前に、もう少し歩きたい」

兄「うん…。少し先に大きな公園があるみたいだから、そっちに向かおうか」

邪娘「うむ(あぁ、何ていいムードなんだろう。妾は幸せだ)」

兄「あのさ…」

邪娘「言わなくても分かる」

兄「いや、言わせてほしい」

邪娘「…」

兄「どうして、俺たちが出た瞬間に武器屋が倒壊したんだろうね」

邪娘「…世の中にはムードが嫌いな邪神でもいるのではないだろうか」
213 :1 [saga sage]:2011/02/20(日) 21:20:01.16 ID:6cl3Rn/x0
終了。あとはラストの公園を二人で歩くシーンのみ。
214 :1 :2011/02/20(日) 21:56:13.78 ID:6cl3Rn/xo
>>208
ありがとう。なのですが、初SSなので、一回スパッと切ってしまおうかと。
せっかく気に入ってくれたのに、ごめんなさい。
215 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/21(月) 00:47:15.35 ID:UShiEmszo
216 :1 [saga sage]:2011/02/21(月) 01:51:08.52 ID:cnVpivMC0
ちょっとたばこ吸ってきますわー。まだ人がいたらだけど。
217 :1 [saga sage]:2011/02/21(月) 01:51:51.80 ID:cnVpivMC0
誤爆
218 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/21(月) 03:24:47.96 ID:ueCcjPpxo
んー残念だが>>1の決めたことだし、諦める
ラスト期待ワクワク
219 :1 [saga sage]:2011/02/21(月) 04:15:59.55 ID:cnVpivMC0
では、月曜日の23時ぐらいから、終わりまで順次投下します。
220 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/21(月) 09:21:22.92 ID:APZ83DqDO
今まで予想外なネタをありがとう。

最後まで予想を裏切ることを期待してる。

この人のSS好きだから誰かと語りたいくらいだわ。
221 :1 [saga sage]:2011/02/21(月) 23:09:09.29 ID:cnVpivMC0
今日の投下、行きます。
222 :1 [saga]:2011/02/21(月) 23:10:34.63 ID:cnVpivMC0
■金曜日(昨日)夜/自宅リビング

妹「ねぇ、お兄」

兄「ん?」

妹「デートなんだよね」

兄「…多分。相手はそのつもりだと思う」

妹「その人の事、好きなの?」

兄「…分からない」

■現在 海の近くの公園

邪娘「景色が…素敵だな」

兄「うん。夕焼けが海に反射して、すごく…奇麗だ」

カップル男「夕焼けの向うから海が僕たちを見てるよ」

カップル女「あら本当。素敵ね」

邪娘「…水平線の向こうから海坊主が見ているとも知らずに、暢気なものだ」

兄「海坊主!?本当だ!!すっごいガン見してる!!」
223 :1 [saga sage]:2011/02/21(月) 23:11:50.60 ID:cnVpivMC0
いきなり貼りミス。>>222はとりあえず無かった事に。
224 :1 [saga sage]:2011/02/21(月) 23:14:38.55 ID:cnVpivMC0
■金曜日(昨日)夜/自宅リビング

妹「ねぇ、お兄」

兄「ん?」

妹「デートなんだよね」

兄「…多分。相手はそのつもりだと思う」

妹「その人の事、好きなの?」

兄「…分からない」

■現在・海辺の公園

兄(あー…何か変なこと思い出しちゃった)

邪娘「兄よ…」

兄「ど、どうしたの」

邪娘「ベンチに…カップルしかいないぞ。こいつを、どう思う」

兄「…すごく、居辛いです」
225 :1 [saga sage]:2011/02/21(月) 23:15:09.26 ID:cnVpivMC0
邪娘「景色が…素敵だな」

兄「うん。夕焼けが海に反射して、すごく…奇麗だ」

カップル男「夕焼けの向うから海が僕たちを見てるよ」

カップル女「あら本当。素敵ね」

邪娘「…水平線の向こうから海坊主が見ているとも知らずに、暢気なものだ」

兄「海坊主!?本当だ!!すっごいガン見してる!!」
226 :1 [saga sage]:2011/02/21(月) 23:18:34.90 ID:cnVpivMC0
邪娘(…本当にムードを壊す邪神でもいるではないか!?)

邪娘(妾は、こうやって、兄と一緒に海辺を散歩してるだけで幸せなのに!)

邪娘(ほんのひと時でも、普通の人間のように、平和な時間を過ごしたいと願うてるだけなのに)




■金曜日・昼休み・食事終了後
兄「じゃあ、俺は用事があるから、残してもいいから、俺の机に戻しておいてね」

幼「むー!あの先輩のとこね!いつか絶対刺してやるんだから!」

兄「はいはい。そんな事したら二度とお弁当作ってあげないよ」

幼「うー。じゃあやめる」

邪娘「あ、あの。兄よ」

兄「どうしたの?」

邪娘「おいしかった…。ごちそうさま」

兄「うん。喜んでもらえたみたいでよかった。じゃあ、また放課後」





邪娘(二人きりになってしまった)
227 :1 [saga sage]:2011/02/21(月) 23:21:24.08 ID:cnVpivMC0
幼「だよね。もちろん私も」

邪娘「…」

幼「私は、兄くんの優しいところが好き」

邪娘「…」

幼「とにかく、お人よしで、誰にでも、優しくできる。
  色んな人に、好かれちゃってるけど、私は、みんなに、好かれる、兄くんが大好き。
  だから、実際に、本気で誰かを刺そうなんて思ったこと、ないんだよ?」

邪娘「最後のは嘘だな」

幼「光の速さで嘘がばれた!」
228 :1 [saga sage]:2011/02/21(月) 23:22:37.75 ID:cnVpivMC0
幼「それで(ニヤニヤ)、邪娘さんは兄くんのどこが気に入ってるのかな?」

邪娘「わわわ妾か…!?…うっ!!頭がっ…【第三の瞳が】…!(棒)」

幼「(チャキンッ!)」

邪娘「ビクッ!!わわわわかった!白状する!白状するからしまうのだ!」

幼「(すちゃっ)」

邪娘「妾は…妾は…兄の…兄の――――」
229 :1 [saga sage]:2011/02/21(月) 23:27:59.87 ID:cnVpivMC0
■現在・港沿いにある桟橋の下

邪娘「おや。空いているベンチがあるぞ」

兄「…座るの?」

邪娘「久しぶりにたくさんあるいて疲れたのだ。少しは主をいたわれ」

兄「うわぁ…こっちは人が少ないから、すっごい恥ずかしい」

邪娘「こうしておると、妾たちもカップルにみられるのかの?」

兄「・・・!!///」

邪娘「…ふふふ」

兄「・・・」

邪娘「・・・」

兄「・・・」

邪娘「・・・」

邪娘「しまった!会話が続かない」
230 :1 [saga sage]:2011/02/21(月) 23:38:43.06 ID:cnVpivMC0
■土曜日(現在)・海辺の公園

兄(確かに。邪娘さんはいい子だよなー)

邪娘「無言のせいで妾の【第三の目】が暴走を…!」

兄(ちょっと【変わってる】けど、根は素直で…怖がりで…優しい子)

邪娘「会話を…会話を欲しているのだ!!」

兄(だけど、俺はまだ、誰かと付き合ったりだなんて―――)

邪娘「…ま、まずい!このままでは周囲一帯が塵芥に!」
231 :1 [saga sage]:2011/02/21(月) 23:45:48.20 ID:cnVpivMC0
■金曜日・自宅・リビング

妹「あのさ…」

兄「どうしたの?」

妹「わたしなら、大丈夫だから」

妹「お兄がいなくても、大丈夫だから」

妹「お兄は、彼女とか、作ってもいいんだよ!」

妹「お兄が彼女作らないのって…」

妹「わたしが、お兄から離れられないから、だよねっ?」

妹「だって、お兄は、お母さんがいなくなってから、お父さんとお母さん、両方やってるんだもん」

妹「無理しないで。お願いだから。お兄の好きなようにしていいんだよ?」

妹「わたしなら、もうお兄なんかいなくなって平気なんだから!
232 :1 [saga sage]:2011/02/21(月) 23:55:07.62 ID:cnVpivMC0
■土曜日・海辺の公園

兄「…」

邪娘「…」

兄「…」

邪娘「…」

二人(会話の無いまま日が沈んでしまった)
233 :1 [saga sage]:2011/02/22(火) 00:07:37.93 ID:JbWPEjG60
■金曜日(昨日)・屋上

邪娘「―――と、いう事だ」

幼「それが、邪娘さんが、兄くんを、好きな理由?」

邪娘「そうだ」

幼「じゃあ、兄くんにそんな嘘つかなければいいのに」

邪娘「う、嘘ではない!」

幼「そっかぁ」

邪娘「…」

幼「なら、私も、信じるね」

邪娘「!?」

幼「友達だもん」

邪娘「……友達?」

幼「うん。お互いに、好きな人も、好きな理由も、知ってるんだから、友達」

邪娘「とも・・・だ・・・ち」
234 :1 [saga sage]:2011/02/22(火) 00:10:28.32 ID:JbWPEjG60
■現在・海辺の公園

邪娘(友の誇りのためにも、妾から…告白、しなきゃ。いや、違う)

邪娘(妾から、告白するのだ。己の意思で、己の口で、己の魂を持って)

邪娘(それが、【妾らしさ】と言うものであろう?)
235 :1 [saga sage]:2011/02/22(火) 00:17:52.81 ID:JbWPEjG60
兄「…」

邪娘「…」

兄「…」

邪娘「な、なあ。兄よ」

兄「何だい?」

邪娘「な、なんでもない!///」

邪娘(私のへたれーーーーー!)
236 :1 [saga sage]:2011/02/22(火) 00:24:52.12 ID:JbWPEjG60
■現在・桟橋下・兄の独白

(もう、お兄なんかいなくても大丈夫なんだから!)

嘘だろう?

確かめなくても分かるよ。

まだ、君は、俺がいなくて、大丈夫なんかじゃない。

あんなに辛そうに言うんだもの。逆に心配になるだろう?

…だけど、君は、勇気を振り絞って、その言葉を言ったんだね。

辛くて、苦しくて、でも、俺を笑顔で送り出したくて…。

消え入りそうな声で、そして…泣きそうな笑顔で、言ったんだね。

だったら――――


俺は、その勇気を振り絞った笑顔に、応える義務がある。
237 :1 [saga sage]:2011/02/22(火) 00:29:19.38 ID:JbWPEjG60
そろそろ告白じゃー。
きゅうけい
238 :1 [saga sage]:2011/02/22(火) 00:49:29.39 ID:JbWPEjG60

兄「・・・」

邪娘「・・・」

兄「・・・」

邪娘「・・・」

兄「・・・」

邪娘「・・・」

兄「あのさ!」

邪娘「あのだな!」

二人「…」

邪娘「ど、どどどうしたのだ。急に立ち上がって」

兄「邪娘さんに―――――――」

邪娘「…うん」
239 :1 [saga sage]:2011/02/22(火) 00:51:48.98 ID:JbWPEjG60
兄「邪娘さんに―――――伝えたいことがある…んだ」


邪娘「あ、兄。だ、駄目だ!喋るな!!これは命令だ。すぐに口を閉じるのだ!」
240 :1 [saga sage]:2011/02/22(火) 00:55:36.65 ID:JbWPEjG60


胸が高鳴る。

首筋の疼きがさらに増す。

足は震え、心音はさらに大きくなり、立つのも辛いくらいだ。

頭が白くなってくる。こんな感覚、今まで味わったことが無い。

(あぁ、分かった…そうか。そう言うことか)

邪娘…日神(ひかみ)さん―――日神香澄(かすみ)さんの瞳に映る自分の姿を見て。

この感覚が何なのか。完全に、理解した。



腹をくくれ。

覚悟を決めろ。

時間は残されていない。


(後は、行動するだけ―――だ)


第2部

ドキドキ!デート編 終わり。
241 :1 [saga]:2011/02/22(火) 00:57:07.75 ID:JbWPEjG60
以上。
242 :1 [saga]:2011/02/22(火) 00:57:55.68 ID:JbWPEjG60
途中で送信してしまった。
以上!本編は終了となります?
243 :1 [saga]:2011/02/22(火) 01:33:18.68 ID:JbWPEjG60
■予告(本編は会話形式となっています)

気づけば、俺は血だまりの中に居た。

首筋の疼きがさらに増す。

―――当然だ。
この血だまりの原因は、俺の首の疼きなのだから。
首の血管が切られたのだろうか。夥(おびただ)しい血液が傷口から噴き出している。


足は震え、心音はさらに上昇し、立つのも辛い。
―――当然だ。
急激に失血しているのだから。血液を失った心臓が限界まで活動し、鼓動はどんどん速くなる。
だが、それも、じきに収まるだろう。心臓を動かせるだけの血液を失った瞬間に。

「喋るな!!これは命令だ。すぐに口を閉じるのだ!」

日神さんの鈴を鳴らすような声も、今は、どこか遠く聞こえる。

貧血で足が震え、立っていられない。限界が近い。

日神さんの瞳に映る俺の姿が、それを物語っている。

頭が白くなってくる。こんな感覚、今まで味わったことが無い。

俺は、理解した。

(このままだと、俺は…死んでしまうんだな)

――――と。
244 :1 [saga]:2011/02/22(火) 01:33:54.49 ID:JbWPEjG60


「動クな。動けバ、殺ス」
突然だった。
後ろからナイフを突き付けられ、羽交い絞めにされる。

一片の感情もこもっていない事務的な口調。
それは、男の本気を表していた。

イントネーションから、彼が日本人で無い事は分かるが、それだけだ。

「動カなけれバ危害は加えナい。死体の処理は面倒ダからダ」

日常離れした襲撃に、ただの女子高生でしかない【彼女】が反応できるわけがなかった。

何故、襲われたのか。何故、殺されそうになっているのか。【彼女】には全く理解できない。

「貴崎さんっ!」
「マコちゃん!」

数メートル離れた場所から、【彼女】――貴崎真言の先輩と真言の想い人の妹が声を上げる。

「貴様らも動くナ。声を出すナ。そうデなけれバ、この女を…殺ス。たダの学生は、黙って言う事を聞イていロ」
245 :1 [saga]:2011/02/22(火) 01:34:29.10 ID:JbWPEjG60


港沿いの倉庫を、二人の少女が走っている。
いや、彼女たちを【少女】と呼べるかは疑わしい。
一人は、実際の性別は男。もう一人は、眼鏡をかけ、お下げをたらしてはいるが、どう見ても筋骨隆々の、悪鬼にも似た大男なのである。

突然、【彼女】たちの後ろから、ぱすん、と言う気の抜けた音が聞こえた。
その瞬間、港倉庫の煉瓦に亀裂が走る。

「まさか、銃まで持っているとは…どう致しましょうか?」
「聞くまでもないわ。返り討ちにするだけよ!」
お下げの大女が、逃亡を諦め、足を止める。

「ここはアタシが引き受ける!アンタは早く、【アイツ】のとこに行くか、警察に行きなさい!」
【相棒】のほうを振り向かずに叫ぶ。
ほんの数時間前、成り行きで結成されたコンビだが、不思議とウマが合った。
きっと、自分の覚悟も伝わるはずだ。

【彼女】は賢く優秀だ。だが、戦うだけの腕力も、技術も持っていない。
一人のほうが、はるかに身軽に動けるのだ。

「分かりましたわ…。怪我をしないでくださいませ」
役割を理解し、【彼女】が走り去る。

「任せたわよ。鳴海さん…」
「それはこっちのセリフですわ。占部さん」
【彼女】…鳴海美沙緒の足音が聞こえなくなるのを確認し、占部桜子は周囲を見渡す。


そこには視界に入るだけでも、6人の銃で武装した男たちが構えていた。
その銃口は全て、桜子に向けられている。

「チェック…メイト…だナ。手こずらせてくれテ、どうモ。アリがとう…そして」

男の一人が、桜子に別れの言葉を告げるのが合図だった。
男たちは、銃の引き金に掛けた指に力を込め。

「サヨウナラ」

その言葉と共に、同時に弾丸を放った。




完結編【死闘】に続く!!
246 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/22(火) 01:46:05.37 ID:NNTwzMEDO
裏切ってくれとは言ったが予想外すぎるだろwwwwww
なんでだよwwwwww
247 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/22(火) 03:06:47.04 ID:kIYPDKKvo
か、かおすだ!
248 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/22(火) 11:15:47.88 ID:/QkGDKDj0
安心の超★展★開
249 :1 [sage]:2011/02/23(水) 01:00:12.36 ID:+ssCdhvNo


兄(囲まれた…!)

邪娘「兄!!兄!!」

兄「大丈夫だよ。大したことないから…傷は、投げナイフのせいか」

兄(相手は、6…7……8人。物陰に潜んでなければ、だけど)

黒服「その女をこちらに渡せ」

黒服「そうすれば命だけは助けてやる」

兄「クラクラして何言ってるのか分かんないや」ガサゴソ

黒服「動くな。それ以上動けばお前も[ピーーー]」

兄「止血くらいさせてよ。このままじゃ、死んじゃうよ」ガサゴソ

黒服「…フンッ。確保しろ」

兄(タオル持ってて良かったなぁ。気休め程度にはなるかな)
250 :1 [sage saga]:2011/02/23(水) 01:04:47.98 ID:+ssCdhvNo
邪娘「(ヒソヒソ)兄、妾は行く。兄が血を流すのを見たくない」

兄「(応急処置をしながら)つれないな。邪娘さんは。少しは俺を頼ってよ」

邪娘「駄目だ!兄には無理だ。だって奴らは…」

兄「【組織】のメンバーだから、でしょ?」
251 :1 [sage saga]:2011/02/23(水) 01:07:18.98 ID:+ssCdhvNo
邪娘「…えっ?」

兄「もうちょっと動けるみたいだから悪あがきする…よっ」

黒服隊長「餓鬼が…構わん。始末…し……何だと」
252 :1 [sage saga]:2011/02/23(水) 01:19:04.10 ID:+ssCdhvNo
兄(一番近い正面に二人か)

黒服「なっ…速い」

兄(防具はしていないみたいだ。なら…)

兄(このまま勢い任せに脇腹へ拳をねじ込むっ!!)

ぐさり。

黒服1「が…はっ!!」

兄(…猫ぱんち強っ)

黒服2「何だ…貴様っ!」

兄(動揺してるせいか、ナイフの準備が遅い。なら)

黒服2「あがががががが」

兄(人中にジャブを2連打、と。ねこぱんちが無ければこうはいかないよね。邪娘さんに感謝だ。そして)

黒服2「ひ…ひぃぃ!!!あがっ」

兄(そしてとどめに、顎にサクッと素拳。おやすみなさい)

兄(あと6人。持ってくれるかなぁ)
253 :1 [sage saga]:2011/02/23(水) 04:55:37.19 ID:+ssCdhvNo
兄(死にかけの集中力?周りがゆっくり見える)

ごきり。

兄(駄目だよ。そんな攻撃じゃ。簡単に腕が取れちゃう)

兄(このまま引き倒して…バランスを崩したところに)

兄(頭を掴み、地面へ顔面から叩きつけるっ)

ぐしゃ。

兄(あと4人)
254 :1 [sage saga]:2011/02/23(水) 05:02:44.34 ID:+ssCdhvNo
兄(父さんに小さいころから鍛えられた結果だけれども、これは出来過ぎだろう)

ざくり。

兄(いつ限界が来るか分からないや。伏兵がいたらいたらおしまいだなぁ)

ボキッ。

兄(一度膝でも附こうものなら二度と起き上がれる気がしないもん)

バキバキバキ。

兄(あと…一人。リーダー、格だけ!)

255 :1 [sage saga]:2011/02/23(水) 10:41:27.02 ID:+ssCdhvNo
兄「!?」

兄(足が…動かない…)

兄(血を流しすぎた?)

黒服「おやぁ?残念。時間切れみたいだなぁ」

兄(動いてよ。俺の脚。動けよ…動けよ)

黒服「一介の高校生かと思ったら、どうやら違ったみたいだなぁ?」

兄(守るんだ。彼女を。もう、失いたくないんだ。大切な人を)

黒服「けど、もう関係ない…。終わりだよ。少年」

兄(ここで動かなきゃ…男じゃないんだよ!!)
256 :1 [sage saga]:2011/02/23(水) 10:45:00.74 ID:+ssCdhvNo
■湾岸倉庫

黒服1「殺ったカ」

黒服2「この距離で鉛玉をくラったんだ。マトモな奴なら生きちゃいネ…え?」

ゴキッ。

黒服1「貴サマ…どうしテ!?」

風紀委員「ハンッ。たかだか9ミリ弾ごときで…」

黒服1「化け物…ガっ!!」

風紀委員「アタシの筋肉と、誇りが貫けるもんかァァ!!!」
257 :1 [sage saga]:2011/02/23(水) 10:49:43.74 ID:+ssCdhvNo
兄(あれ…っ?)

兄「血が…止まってる」

邪娘「兄っ!兄っ!」

兄「リーダー格も倒れてる…」

邪娘「動くな!すぐに救急車を呼ぶから!」

兄「邪娘さんがやった…わけじゃないな。コレは」



兄「うん。普通の人には見えないんだけど、スタンド使いには見える姿ある超能力?って言うんですかね」

先「へぇ〜。すごいねー。かっこいいねー」

兄「でしょ?あぁー。一度でいいからスタンドを使ってみたいなぁ」

先「大丈夫よ。兄君は妹さんと血がつながってるんだし、いつかは使えるようになるから」



兄「まさか、このタイミングとは…」

兄(水で形作られた巨人。邪娘さんには見えてないみたいだし。スタンドだな…これ)
258 :1 [sage saga]:2011/02/23(水) 10:50:25.25 ID:+ssCdhvNo
超展開っていうのをやってみたかったんだけど、これはさすがに投げ出したくなってきたぜ
259 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/23(水) 11:25:10.95 ID:bJY+mp0DO
┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
260 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/23(水) 11:28:20.56 ID:rOlRNkzJo
がんばってほしい
261 :1 [sage saga]:2011/02/23(水) 11:57:29.98 ID:+ssCdhvNo
ありがとう。やる。
着地点は決まってるんだ。ただ色々駆け足にやりすぎただけなんだ…。
262 :1 [sage saga]:2011/02/23(水) 12:08:20.21 ID:+ssCdhvNo
邪娘「兄は…兄は…【組織】の事を知っていたのか?」

兄「いいや。全然」

邪娘「じゃあ、何故」

兄「邪娘さんが自分で言ってたんじゃないか。自分の能力が怪しい組織に狙われてる、って」

邪娘「そんなの…普通はウソだと思うだろう!」

兄「嘘かどうかは邪娘さんを見れば、分かるよ…」

邪娘「ばか…ばか!!」
263 :1 [sage saga]:2011/02/23(水) 12:15:27.90 ID:+ssCdhvNo
兄(能力は…何だ。血が止まった事と関係あるのかな。
  血液は固まっていない。何か膜でおおわれたみたいになってる。
  塞いでいるだけで、治癒ってわけでもなさそうだ。
  血液を操る?違う気がする。水…水の巨人。
  

  ――-『水を操る』能力?
264 :1 [sage saga]:2011/02/23(水) 16:33:38.40 ID:+ssCdhvNo
幼「えぐ…えぐ…」

先輩「助かったわー。妹ちゃん。私の【能力】じゃ対応できなかったわ」

妹「私に任せておけば万事おっけーだよ」

先輩「この黒服が何者なのかは分からないけど、兄君達を狙ってたみたいなのよねぇ」

妹「どうして?」

先輩「昼間のストーカー20人?あれ、どうもストーカーじゃなくて、今の黒服みたいなのよ」

妹「…じゃあ、早くお兄を探さなきゃ!」

先輩「そうね…。幼ちゃんはここに隠れててね。すぐに戻るから」
265 :1 [sage saga]:2011/02/23(水) 16:40:40.39 ID:+ssCdhvNo

邪娘「どうしたのだ、兄?早く逃げよう!」

兄「…ちょっと無理っぽい、かな」

邪娘「何で…あっ」

兄「やっぱり隠れてたみたい。ちょっと待っててね」

兄(いくらなんでも血が足りない。【能力】の実験もしなきゃいけない…なら)

邪娘「兄…何を!」

兄「俺のかばんの中にはいつもソーイングセットとポカリが入ってるんだよ」

邪娘「そうではない!何故、針を刺す!」

兄「あんまり気にしないで。ちょっとした実験だから」

兄(栄養点滴ってのは、要は薄めたポカリってことらしい)

兄(俺の想像が正しかったら、針で穴を作って、そこから【能力】でポカリを操って直接注入することができるはず)

兄(医学的に合ってるかどうかも分からない。破れかぶれの応急処置だ。だけど、やらなきゃ…二人とも殺されちゃう)
266 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/27(日) 12:03:52.92 ID:q4uFJsbDO
まだか
267 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/28(月) 11:24:37.33 ID:/rHQlmmo0
兄(【巨人】に触れさせて…いける。やっぱり【水を操る能力】だ)

邪娘「ポカリが…勝手に動いた!?」

兄「血も止めたし、水分も補給。血は足りないけど…もう少しやれそうかな」

邪娘「や、やめろ!妾が行けば済むのだ。兄はもう傷つかないでくれ!」

兄「ごめんね。邪娘さん。邪娘さんが俺を傷つけたくないように、俺も、邪娘さんを失いたくないんだ」

268 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/28(月) 11:42:58.01 ID:/rHQlmmo0
兄(さて、後ろに控えるは、銃と防具で完全武装した数名様。黒服が俺を人質にできなかった場合の実力行使担当、かな?)

敵1「構わん。死体はどうにかする。殺せ。ただのガキと思うな」

兄「いきなり撃ってきた…。守れ【巨人】!お前の体で俺達を包み込むんだ」

邪娘「…な、なんだっ!うぐっ…ごぽっ」

兄「すぐに解放するから少しだけ息を止めてて!」

敵1「弾丸が止まった!?そんな馬鹿な。
   ならば後ろからだ。回り込め!」

兄「そうはさせないよ。ここは港。水ならたっぷりあるんだ。
  やれ、【巨人】!」

兄(いくら防弾具に身を包んでいても、水の浸入は防げない。
  呼吸器官に直接、少量の塩水を送り込んで窒息させる)

敵1「何だと。水が…ごぼっ…」

敵2「何だ!何だこれは…!娘の能力じゃない…うわあああああ」

敵3「がぼ…ごぼっ…!」

兄「成功。俺ってもしかしてセンスあるのかな」

邪娘「何をしている兄!後ろだ。水の中だ」

269 :1 [sage]:2011/02/28(月) 11:49:33.89 ID:/rHQlmmo0
兄(まずい、調子に乗りすぎた。【巨人】の操作が間に合わない…!)

兄(巨体らしく、スピードが全然無い。指示を与えてからの反応も早くは無い。自分の弱点に気づくのが遅すぎた)

兄(考えろ。考えるんだ。最善手を。邪娘さんを守れる方法を…)

邪娘「くっ…第1拘束解除。叩き落とせ、大蛇棘尾(ドラゴンテイル)!」

伏兵「ぐあっ」ごぽごぼ

兄「…生きてるかな」

邪娘「さあな。だが、これで、全て片付いたみたいだな」

兄「そう、みたいだね。ありがとう」
270 :1 [sage]:2011/02/28(月) 11:57:19.30 ID:/rHQlmmo0
邪娘「ありがとう?ありがとうだと!」

兄「そりゃそうだよ。助けてくれたじゃないか」

邪娘「なぜ礼を言う!妾のせいでこんなに、傷ついて、血まみれになって、ボロボロで、どうして兄はいつも双なんだ。優しすぎる、優しすぎるのだ!」

兄「…」

邪娘「お人よしで、人を疑うことを知らないで、いつも損ばかりしていて」

兄(俺と妹が父さんに対して思うことと一緒の事言われてるなぁ)

邪娘「もっと妾を責めてくれ!兄に、こんなに苦しい思いをさせたくない!そこまでして【平穏な日常】は欲しくない!
 すまない。本当に…すまない。ごめんなさい。ごめんなさい…ごめん…な…さい」

兄「邪娘さん」

邪娘「な…んだ…ひっく」

兄「こう言う時は、【ごめんなさい】じゃなくて、【ありがとう】って、言えばいいんだよ。
  俺は大丈夫だから。自分を責めないで。お願いだから、さ」

邪娘「ひっく…えぐ…ばか!ばか!兄のばか!」
271 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/28(月) 22:31:59.35 ID:BLk558db0
クライマックスですな。
272 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/28(月) 23:18:02.43 ID:NvNZChPdo
もりあがってきたな
273 :1 [saga sage]:2011/03/01(火) 09:52:15.34 ID:wOLI33NM0
■倉庫前

黒服Y「ごふっ」

風紀委員「後…一人っ!」

黒服Z「ど、ドうして弾丸が効かない!どうシて、我々ヲ追って来タ!」

風紀委員「アタシのこの想いが銃弾ごときで貫けるわけが無いし、アンタに理由を説明する必要も無い!」

黒服Z「がふっ!」

風紀委員「でも、まさか、兄を尾行する不審者を追いかけてたらこんな事になるだなんて夢にもおもわなかったわよ」

風紀委員「さて、こんな物騒な連中に追いかけられてたんだから、早く兄を助けに行かないと。
    はぁ、何でアタシ、こんな損な役回りやってるんだろ」

風紀委員(でも、仕方ないよね。こんな化け物みたいな体で、普通の恋愛なんてできるわけ無いんだし。
    なら、せめて好きな人には幸せになってほしいから)

風紀委員「はぁ。なんかブルーになってきた。早く行かなきゃ」
274 :1 [saga sage]:2011/03/01(火) 09:59:35.47 ID:wOLI33NM0
■桟橋付近。物陰

幼「隠れてろって言っても、無理だよ。今度会ったら…殺されちゃう。逃げなきゃ。逃げなきゃ」

タッタッタ

幼「あれは…兄くんと、邪娘ちゃん?どうして、血塗れなの?わたしみたいに、襲われちゃった…?
  手当てしなきゃ!救急車呼ばなきゃ!早くしないと!」

武装黒服「…」タッタッタ…カンカンカン

幼(銃を持った黒服が…建物の非常階段を、登ってる)

幼(血塗れの兄くん。銃を持った黒服。狙われてるのは兄くんたち?)

幼(でも、怖い。怖いよ。行けないよ。声が出せないよ…)
275 :1 [saga sage]:2011/03/01(火) 10:09:39.30 ID:wOLI33NM0

幼「おいしいー!!パリパリのウィンナー。はうぅぅ」

邪娘「この【火刑に処された生命の源泉】も甘くて、ぷりぷりだ…」

幼「でしょ!でしょ!兄くんの卵焼きは本当にすごいんだから!!」

邪娘「この【油拷問された生贄】も、冷めてるのに柔らかい…」

幼「うんうん!このタルタルソースつけてもおいしいんだよ。ソースも手作りなんだってさ!」






幼「邪娘さんって、兄くんのこと、好きなんでしょ?」

邪娘「ななな何の事かさっぱりわからない」




邪娘「あぁ。好きだ」

幼「うん。私も」





邪娘「……友達?」

幼「うん。お互いに、好きな人も、好きな理由も、知ってるんだから、友達」

邪娘「とも・・・だ・・・ち」

幼「よろしくね」



幼「行かなきゃ…行かなきゃ…!友達を、友達を、助けなきゃ」
276 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/01(火) 22:41:29.33 ID:UgXoE38DO
死亡フラグにしか見えない…
277 :1 [saga sage]:2011/03/02(水) 08:27:39.64 ID:sf5zPaCV0


妹「やっと終わったぁ」

先輩「ちょっと多すぎでしょ。この黒服。ごめんね。私が戦えれば、妹ちゃんに空から探してもらえるのに」

妹「大丈夫大丈夫。気にしないで。あと、何人かな?」

先輩「あと…一人ね。私の【能力】で分かるのは」

妹「先輩さんの【能力】…。透視、遠隔視、未来予知のできるデジカメの像(ヴィジョン)。便利だよねー」

先輩「今は足を引っ張ってるけどね。私はもう大丈夫。早く兄君たちのところに行ってあげて」
278 :1 [saga sage]:2011/03/02(水) 08:32:53.05 ID:sf5zPaCV0


兄「落ち着いた?」

邪娘「あぁ。もう大丈夫だ。早く、病院に行こう」

兄「うん。立てる?」

邪娘「勿論だ。しかし、兄の先ほどの活躍は凄かった。まるで、マンガやアニメのヒーローみたいであったぞ」

兄「あはは…ただの火事場の馬鹿力だよ。でも、ヒーローか。いいね」

邪娘「でも、もう、無理はしないでほしい。妾は大丈夫、だから」

兄「分かったよ。無理はしない。だけど、邪娘さんも、無理はしちゃ駄目だよ。俺に頼ってよ」

邪娘「…迷惑をかけるぞ。本当にいいのか」

兄「構わないよ。だってヒーローなんでしょ?任せてよ」

邪娘「馬鹿だな…兄は。本当に、馬鹿だ」

兄(ヒーロー、か)

兄(なら、【巨人】。君の名前は、今から【カートゥーン・ヒーロー】だ。よろしくね)
279 :1 [saga sage]:2011/03/02(水) 08:50:29.19 ID:sf5zPaCV0
■港倉庫・非常階段

計画は成功するはずだった。
日本国内に投入できる最大限の人員を注ぎ込んだ。
日本国内に投入できる最大限の装備も注ぎ込んだ。
今日こそ、あの【竜の悪魔】を捕獲できるはずだった。

【竜の悪魔】―――
全てを蹂躙する完全なる暴力。
開放時には、こんなちっぽけな島国なら消滅させる事すらできる悪魔の能力。
解析、流用できれば、あらゆる兵器に勝る最強のカードとなる。
そうだろう?
人が入り込む事さえ出来れば、地球上のどこでも使用できるのだ。
たとえば、最新鋭のイージス艦は領土内に進入したICBMを撃墜することが出来るかもしれない。
だが、どんな優れた兵器も、装備も、国土に侵入する人間を防ぐ事はできないのだ。

だが、何故だ。何故こうなった。
獣のような化け物が襲撃してきたかと思えば、ただの子供が【組織】の精鋭に大立ち回り。
さらには超能力者だと?
ふざけている。冗談みたいな悪夢だ。
俺以外のメンバーとの通信は、もう出来ない。
そして、この作戦に撤退は許されない。
なら、せめて、生きている事を信じ、障害を取り除こう。
【竜の悪魔】を守る、ナイト気取りの糞餓鬼を。


「狙撃だ。狙撃なら…殺せる」
280 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/03(木) 00:28:49.54 ID:QwV2uyoDO
久々に来たら凄いことになっていた件。
ど、どゆこと?
あと相変わらず風紀はかわいいと思う俺は少数派なのだろうか。
281 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/04(金) 09:07:39.46 ID:sElbyAGDO
支援と催促あげ。
282 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/03/04(金) 09:19:12.07 ID:sElbyAGDO
あげてなかった
283 :1 [sage saga]:2011/03/04(金) 20:16:34.22 ID:yUtN7dNno
ゆっくりと、照準を向ける。
外したら終わりだ。超能力でガードされる。
だが、不意打ちなら…一撃で仕留める事が出来れば、殺せる。
今なら無防備だ。頭だ、頭を狙う。
風は強い。当然だ。ここは海辺なのだから。
だが、大丈夫だ。俺ならやれる。
そのためにここに居るのだから。
技術と経験と勘。俺にはその全てがある。
俺が銃を撃てば、確実に、あの餓鬼の頭はトマトのようにはぜる事だろう。

狙いは定めた。

あとは、引き金を引くだけだ。

俺は、ゆっくりと引き金に掛けた指に力を込め…



「兄くん!上から、狙われてる!!逃げて!」


女の声に、邪魔をされた。
284 :1 [sage saga]:2011/03/04(金) 20:21:09.25 ID:yUtN7dNno
兄「守れ!カートゥーン・ヒーロー!」

>>弾丸は、スタンドに阻まれ…逸れた。

兄「熱ッ…貫通された!?でも、軽い火傷だけでダメージはほとんどない。水の体、だから?」

兄「でも、今はそんなことはどうでもいい。このまま弾丸を阻む壁になってくれ!」
285 :1 [sage saga]:2011/03/04(金) 20:27:26.71 ID:yUtN7dNno
失敗した。失敗した。もう駄目だ。もう駄目なのか。
「いいや…まだだ!まだ終わっていない!」
倒れた仲間の無線機のマイクが一つの言葉を拾っていた。
「守れ」と。
つまり…
【超能力の発動には、指示と、そして、発動時間が必要である】
そして、【龍の悪魔】と、餓鬼が寄り添っていることから、もう一つの推測ができる。
【超能力の壁は、広くを守れない】
つまり、餓鬼の意識を別の場所に向ける事が出来れば、撃つ事が出来る。
「…これが、ラストチャンスだ」
俺は、冷静に照準を移動させた。
餓鬼に危機を伝えた子娘へ。
286 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/04(金) 20:36:19.13 ID:42dpGTfDO
キテター

なんか厨二ルートから急につまんなくなったわ
287 :1 [sage saga]:2011/03/04(金) 20:37:37.90 ID:yUtN7dNno
すまん。俺も早く終わらせたい。
288 :1 [sage saga]:2011/03/04(金) 20:50:43.17 ID:yUtN7dNno
だが、ここで終わったら妄想中の「妹が高校に入学して同じ部活でキャッキャウフフ」ができない!
なのでここは兄たちの好きにさせます。
つまらなくなったのは自分の実力不足で本当に申し訳ないっす。
289 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/04(金) 21:52:59.55 ID:45wYX3fso
俺はこれはこれで好きだけどな
290 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/04(金) 23:46:17.06 ID:4zDCFBJJo
がんばれ
291 :1 [sage saga]:2011/03/08(火) 01:17:25.56 ID:v7EYtQkfo
「…幼が!?」

「やめろ!やめるのだっ!!」

仲間の無線機を通して、【龍の悪魔】どもの声が聞こえてくる。
無視だ。無視に決まっているだろう?
俺は、再び引き金に掛けた指に力を込める。

それと同時だった。

「【MARIA】!!」

少女の叫び声が上空から聞こえたのは。
直後、全身に激痛が走る。
関節という間接に杭を打ち込まれたかのような痛み。
弾丸は発射された。銃声は聞こえた。
だが、目標に当たったのかは分からない。いや、どうでもいい。
何故なら、小娘を始末したところで、【龍の悪魔】にも、その騎士サマにも、傷一つつけられなかった事には変わりがないからだ。

激痛と共に薄れゆく意識の中で、妙にはっきりと、俺はそんなつまらない事を考えていた。
292 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/15(火) 14:54:22.94 ID:wlYzKrpLo
話しがややこしくなった
293 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/15(火) 14:57:30.91 ID:b7ac2tXFo
頭の悪い俺の為に誰か今の状況をまとめてくれ
294 :1 [sage saga]:2011/03/15(火) 16:07:14.01 ID:kvfta3evo
書いてる方が、何でここまで支店を複雑化させたのかよくわかっていない。
295 :1 [sage saga]:2011/03/15(火) 16:10:48.58 ID:kvfta3evo
■視点・兄

誰かの叫び声が聞こえた気がした。
だけど、声は銃声によってかき消され、誰のものかは分からなかった。
もしかしたら、声なんて、最初から無かったのかもしれない。
迂闊だった。
【カートゥーン・ヒーロー】に、俺と日神さんを守らせた事だ。
まさか、無関係な幼馴染の真言を狙うだなんて、俺には想像もつかなかった。
銃声と同時に、幼馴染―――真言の体が、くの字に曲がる。

「…っ!!」

声を上げる事も出来ずに、真言はそのまま地面へとうつ伏せに倒れ伏した。
296 :1 [sage saga]:2011/03/15(火) 16:13:00.40 ID:kvfta3evo
まとめると

邪娘の力を狙って兄たちが襲われて
とばっちりでみんなおそわれて
かえりうちにしたけど、幼馴染が撃たれた。


俺は地の文の練習のつもりで好き勝手やってたが
会話形式に戻した方がいいような気がしてならない。
297 :1 [sage saga]:2011/03/15(火) 16:19:25.68 ID:kvfta3evo
邪娘「友達が、撃たれた」

兄「…邪娘、さん?」

邪娘「私のせいで、撃たれた」

兄「違うっ!邪娘さんのせいじゃない!」

邪娘「私のせいで、大好きな人は、血に塗れた」

兄「違うっ!俺は、大丈夫、大丈夫だから」

邪娘「私のせいで、大切な友達は、殺された」

兄「邪娘さんのせいじゃない。それに、幼は死んでないよ!」

邪娘「違う。死んだ。私が、殺した
   私が、殺したと同じなんだ」
298 :1 [sage saga]:2011/03/15(火) 16:29:47.10 ID:kvfta3evo
謎の声【そうだ。お前が、殺した。お前が殺したのだ。
     お前は、壊すだけの存在。滅ぼすだけの存在」

邪娘「私は…壊す、だけ。滅ぼすだけ」

謎の声「そうだ。お前は壊すだけの存在。
     何も求めてはいけない。求めることそのものが罪なのだから」

邪娘「求める事が・・・罪」

謎の声「そう。求める事が罪なのだ。
     お前は我が力を存分に振るい、全てを蹂躙するための器だからな」

邪娘「私は…器。あなたの、器」

謎の声「そうだ。友をうしなって辛かろう。だが、安心するがいい。
     我に身を任せれば、その苦しみからは解放される」


邪娘「…解放、される?」

謎の声「そう。そのための方法は知っているだろう?
     さぁ、我の封印を、解き放て。
     さすれば、目の前の痛みも、苦しみも、悲しみも、全て去っていく」

邪娘「全部…なくな…る?」

謎の声「そうだ。早く…早くしろ!
     何も求めるな。全てを捨てろ。我に身を任せろ」

邪娘「わか…た。
    第八…拘束具解…除。
    もう、私は、何も求めない」

何も求めないから 楽になりたい。

299 :1 [sage saga]:2011/04/04(月) 10:53:05.76 ID:VMzXqhPWo
デート編を黒歴史にして、武器屋が倒壊したところから再開しようかな…
300 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/04(月) 21:04:18.45 ID:EDDWfQuDo
待ってる
301 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/04/04(月) 21:23:57.14 ID:ZQX9YzLzo
好きなように書いてくりゃれ
302 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大分県) [sage]:2011/04/18(月) 18:56:16.37 ID:9ZjQzVee0
待ってますぞよ
303 :1 [sage saga]:2011/04/18(月) 20:19:45.40 ID:EZPLlevco
兄「ふぅ。大変だったね。この前の事件」

妹「この前の事件?」

兄「アレだよ。邪娘さんの能力を組織が狙って、みんなの力で防いだやつだよ」

妹「そうだねー。邪娘ちゃんの力が暴走しそうになった時はどうなるかとおもったよ」

兄「うんうん。でも、どうにか静まってくれた」

妹「あの時のみんなのお兄に対する告白は名言だったなぁ」

兄「…いや、まぁ、全部断ったけど。みんなゴメン」

妹「ところでお兄」

兄「どうしたの?」

妹「その話は全てなかった事になりました」

兄「!?」
304 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2011/04/18(月) 20:30:52.77 ID:dQvH0Fj6o
俺「!?」
305 :1 [sage saga]:2011/04/18(月) 20:32:08.92 ID:EZPLlevco
兄「無かった事!?」

妹「うん。無かった事」

兄「何で!?」

妹「あの時、同時に起きていた事件に関係するの」

兄「…事件?」

妹「勝利すればあらゆる願いがかなうと言う「神のゲーム」。その優勝者が願った「死者の復活」。
  10年前に死んだ人が蘇る事によって過去が再構成され、バタフライ効果によりあの事件は起こらなかったのです」

兄「日本語で頼む」

妹「あと、明日から新学期だからね」

兄「!?」
306 :1 [sage saga]:2011/04/18(月) 20:41:15.03 ID:EZPLlevco
1、幼染みが撃たれる
2、友人が撃たれた事により力が暴走。
3、空中へ吹き飛ばされる幼馴染。それをキャッチする妹。
4、そのまま幼馴染は病院に。
5、暴走する力に太刀打ちできない兄。そこに現れる委員長、先輩、風紀委員。
6、全員の協力で邪娘の側に近寄る事に成功する兄。だが、邪娘は心を開かない。
7、風紀委員「アンタ、兄のことが好きなんでしょ!話くらい聞いてあげなさいよ!」
8、邪娘「…好き?なんで…なんで好きになったんだ。忘れた。忘れちゃったよ」
9、風紀委員「忘れるほどの想いだったの!?アタシは絶対に忘れない。アタシは兄の強い所が好き。自分の暴力におぼれない強さが好き!」
10、続けて、委員長と先輩も告白。
11、回想シーン:金曜日の屋上で幼馴染が「私は、兄くんの優しい所が好き」
12、邪娘「私は…私は…兄くんの―――」
13、大告白。正気を取り戻し、力は抑えられる。
14、めでたしめでたし。
15、先輩「で、誰の告白を受けるの?」
16、兄「妹が高校卒業するまで待ってくれ」
17、全員に海へと投げ込まれる兄。
18、おしまい。

妹「これだけ長いと、まだまとめる実力がないから…正直すまんかった」

兄「誰!?今妹に誰が取り憑いてるの!?」
307 :1 [sage saga]:2011/04/18(月) 20:46:52.11 ID:EZPLlevco
まったり不定期再開かな。
308 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大分県) [sage]:2011/04/18(月) 21:20:10.59 ID:9ZjQzVee0
待ってるお〜
309 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/04/19(火) 02:01:35.29 ID:1iT+dYPpo
キター
あっちもこっちも楽しみにしてます
310 :1 [sage saga]:2011/04/19(火) 02:34:14.19 ID:qAjyaaqVo
大分県…何もかも懐かしい。
いや、何かこっちも楽しんでくれてた人がいたみたいで…申し訳ない。



兄「今日から新学期か。何かいきなり時間が吹き飛んだ気分だよ」

妹「気のせいじゃないかな?いってらっしゃいー」

兄「妹も学校でしょ!?何で普通に家に居るの!?」

妹「わたしはこの世でただ一人、自分で学校で行く事を――」

兄「そのセリフどこかで聞いたからやめなさい」

妹「入学式は明後日だもん」

兄「常識的な答えが来てお兄は驚いています」

妹「ちなみに非常識な方の答えだと」

兄「やめて。本当にやめて。新学期早々胃に穴があいてしまうから」
311 :1 [sage saga]:2011/04/19(火) 02:36:35.21 ID:qAjyaaqVo
幼「おはよ。兄くん」

兄「あ、おはよう。怪我は大丈夫?」

幼「怪我?なんのこと?」

兄「え…あ、あれ?何の事だっけ」

幼「変な兄くん。遅刻しちゃうよ」

兄「…何か大事な事を忘れているような」
312 :1 :2011/04/19(火) 02:38:56.40 ID:qAjyaaqVo
風紀委員「ちょっとアンタに話がある」

兄「なんだい?」

風紀委員「アタシ、ちょっとしばらく学校休むから」

兄「えっ。どうしたの!?病気?」

風紀委員「ちょっと修行の旅に出る事にしたの」

兄「修行!?」

風紀委員「もっと強くなってアンタを殺してやるんだから!それまで誰にも倒されちゃ駄目なんだからね!」

兄「これ以上強くなったら本当に死ぬから!今でも生きてるのが不思議だから!」
313 :1 :2011/04/19(火) 02:40:55.35 ID:qAjyaaqVo
終了。鳥天たべたい。
久々に書いたからキャラの性格をいまいち忘れてるけど気にしてはいけない。
314 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大分県) :2011/04/19(火) 07:17:06.02 ID:KqsD8jfQ0
乙〜!
つ□鳥天
315 :1 [sage]:2011/04/20(水) 00:17:41.50 ID:UWfAgraDO
先輩「久しぶりねー」

兄「そうですね。2ヶ月ぶりくらいですかね」

先輩「えっ?修了式に会ったから二週間でしょ?」

兄「あ…あー。うん。そうですね」

先輩「いつまでもそのネタで引っ張るのは良くないわよ」

兄「ネタ!?」
316 :1 [sage]:2011/04/20(水) 00:40:26.51 ID:UWfAgraDO
先輩「ねぇ。急なんだけど文芸部に入らない?」

兄「文芸部…ですか?」

先輩「ほら、ライフル部が潰れちゃったじゃない」

兄「潰れたんですか!?」

先輩「知らなかったの?」

兄「はい。でもどうして?」

先輩「エースのキミが抜けたから」

兄「それでも部員はいましたよね」

先輩「あとは去年の不祥事が原因かしら」

兄「…不祥事?」

先輩「部活動中にミュータントニンジャを…」

兄「聞きたくない!聞きたくなかった!」
317 :1 [sage]:2011/04/20(水) 00:42:13.30 ID:UWfAgraDO
先輩「部員が今、私しかいなくてさ。お願いだからっ」

兄「でも、俺は家事もありますし、妹もいますから」

先輩「妹さんを家に一人残しておけない?」

兄「そうですね。物騒なご時世ですから。心配です」

先輩「空を飛び、電柱を砕く子に向かって【心配です】ってどれだけシスコンなのよ」

兄「なんで先輩が妹の事を知ってるんですか!恐いんですけど!?」

先輩「せめてシスコンを否定して欲しかったわ…」
318 :1 [sage]:2011/04/20(水) 00:43:09.14 ID:UWfAgraDO
兄「そんなわけで、放課後に時間が作れないんですよ。すいません」

先輩「その辺は問題無いわ」

兄「問題無い…?」

先輩「妹ちゃんも文芸部に入るから!」

兄「!?」
319 :1 [sage]:2011/04/20(水) 00:44:05.40 ID:UWfAgraDO
兄「既に知り合いだったんですね」

先輩「去年だったかな。色々あったのよ。キミの妹だったのは最近知ったんだけどね」

兄「だから色々知ってたんですね。妹の友人だったとは…世間は狭い」

先輩「友人って言うか、戦友?」

兄「戦友!?」

先輩「それに、将を射んとすればまず馬から、って言うしね」

兄「腹黒!?」
320 :1 [sage]:2011/04/20(水) 00:44:47.78 ID:UWfAgraDO
終了
321 :1 :2011/04/20(水) 02:02:30.25 ID:UWfAgraDO
あげ忘れ。
322 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]:2011/04/20(水) 08:44:22.64 ID:50l6oAMAO
好きなSS戻ってキター
323 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/04/20(水) 13:18:25.75 ID:kTiN5fSPo
乙した
324 :1 [sage]:2011/04/20(水) 21:04:08.08 ID:UWfAgraDO
先輩「だからさ、お願い。ね?ね?」

兄「そんな甘えた声を出されても…」

先輩「頼む…兄くん」

兄「いや、クールな声に変えられても」

先輩「おーねがいだよー」

兄「そんな若本みたいな声出されても…って、若本!?今、先輩から若本の声が出ましたよ!?」
325 :1 [sage]:2011/04/20(水) 21:09:12.90 ID:UWfAgraDO
先輩「冗談はともかく」

兄「冗談!?」

先輩「お願いよー。何なら友達つれてきてもいいから」

兄「友達、ですか」

先輩「うん。ただし男友達限定」

兄「男…友……達?」

先輩「うん。男友達」

兄「………………」

兄「………………」

兄「………………」

先輩「ごめん私が悪かった」
326 :1 [sage]:2011/04/20(水) 23:21:28.59 ID:UWfAgraDO
先輩「基本的に兄クンって人はいいんだから友達いそうなのに」

兄「さすがに二年から部活始める人はいませんよ」

先輩「そっかぁ。そうよね」

兄「そうです」

先輩「ところで話を逸らしたけれど、友達の方は?」

兄「…いや、それが。グラスの男子はあまり口を聞いてくれなくて」

先輩「…どうして?何かあったの?」

兄「【学校中の美少女からアプローチかけられまくって全員をたぶらかせているクズ野郎!お前と話す口はない。[ピーーー]ばいいのに】って。別にアプローチなんかかけられていな」

先輩「[ピーーー]ばいいのに」

兄「!?」
327 :1 [saga]:2011/04/20(水) 23:43:32.42 ID:ipzAzplVo
saga忘れてた。これだから携帯は…。
兄とか死ねばいいのに。
328 :1 [saga sage]:2011/04/20(水) 23:49:01.79 ID:ipzAzplVo
先輩「ホント、お願い!一生のお願い!」

兄「…いいですけど。そこまでして文芸部にこだわる必要ってないんじゃないですか?小説ならどこでも書けるでしょうし」

先輩「今書いてる小説が、【恋愛感情に死ぬほど鈍いシスコンダメ男に惚れた美女が部活で距離を縮めていく話】なのよ。だから部活動の経験はしておきたいの」

兄「へぇー。そうなんですか」

幼馴染「嘘だッ!!!」

図書委員「図書館では静かに。あと突然床下から出てこないでください」

(ずるずるずるずる)

兄「あ、締め出された」
329 :1 [saga sage]:2011/04/21(木) 00:13:43.81 ID:Oe+PUV0Lo
兄「んー。まぁ、いいですよ」

先輩「良かった。友達も連れてきていいからね。部費が入れば本も買えるから。顧問の先生は経費にノータッチだからマンガもいけるわよ」

兄「先輩って時々黒いですよね」

先輩「そう?普通よ普通。これで現在3人。文と武芸に秀でたものが集まる戦闘集団【文芸部】の結成ね!」

兄「えっ?」
330 :1 [saga sage]:2011/04/21(木) 00:14:09.97 ID:Oe+PUV0Lo
しゅうりょ。
331 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/21(木) 05:58:18.83 ID:q1D7hk/SO
332 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大分県) [sage]:2011/04/21(木) 07:33:21.75 ID:SJ5fsGvb0
乙した〜
333 :1 [saga sage]:2011/04/22(金) 01:15:49.85 ID:3oCDMVzbo
兄「バトルものですか?」

先輩「バトルものよ」

兄「止めましょう」

先輩「何で?」

兄「何でか分からないけど、駄目だと思うんです」

先輩「…でも、もうICレコーダーに入部の意思を録音したし」

兄「録音!?」
334 :1 [saga sage]:2011/04/22(金) 01:17:06.52 ID:3oCDMVzbo
兄「普段の活動は何をするんですか」

先輩「本を読んだり漫画を食べたりお菓子を食べたり」

兄「それって文芸部じゃないですか!」

先輩「だから文芸部だって言ってるじゃない」

兄「文と武芸はどこに行ったんですか!」

先輩「ただのキャッチコピー?」

兄「疑問形!?」
335 :1 [saga sage]:2011/04/22(金) 01:21:02.02 ID:3oCDMVzbo
兄が入部したところで、どこで分岐したかを。

>>210より

兄「では、お返しにこれを」

邪娘「…宝箱?」

兄「中身は見てのお楽しみ、って奴かな」

邪娘「埃及十字(アンク)のネックレス?」

兄「邪娘さんに勧められたマンガが面白かったから、そのお礼」

邪娘「妾はアヴドゥルのようなヴ男とは違うぞ」

兄「そ、そういう意味じゃないって!!」

邪娘「ふふふ…ありがとう。大事にする」

兄「それじゃあ、出ようか」

■そのころ 幼たち

幼「ねぇねぇ!妹ちゃん!神槍持って!神槍!市丸ギンみたいに卍解!ってやって!!」

先輩「こらこら…兄君達出ていくわよ!早く追いかけないと」

幼「ねー!お願い!お願い!一回だけ!」

妹「えー…仕方ないなぁ。【卍解】!!」


ギンッ


>>神槍は卍解し、神殺槍となった!

>>神殺槍はマッハ500で13Km伸びた!

>>ぶきやは こなごなに くずれさった!!


先輩「こうなる事って、予測できなかった?」

幼「興奮しすぎて、つい」

妹「言うほど伸びなかったし、言うほど速くなかったね」

先輩「あなたは少し大人しくしてなさい…」

兄「何!?何が起きたの!?…って、先輩と幼?」
336 :1 [saga sage]:2011/04/22(金) 01:24:41.99 ID:3oCDMVzbo
先輩「あら、奇遇ね」

兄「いや、埃まみれになって【奇遇ね】ってさらりと言われても」

幼「あ、兄くん!ぐ、偶然だね!」

兄「幼に関してはもはやツッコむ気にもなれない…」

邪娘「…まさか、封印された妾のチカラが暴走したと言うのか!?」

兄「そうなの!?」
337 :1 [saga sage]:2011/04/22(金) 01:28:59.15 ID:3oCDMVzbo
先輩「(ひそひそ)ところで、真犯人は今どこに居るのよ」

幼「(ひそひそ)逃げました」

先輩「(ひそひそ)逃げたの!?」

幼「(ひそひそ)さっき飛んで行くのを見ました」

先輩「(ひそひそ)あの子は…」

兄「でも、みんな一緒に居るなんて凄い偶然ですね」

先輩「うっわ、殴りたい」

幼「刺したい…」

兄「何で!?」
338 :1 [saga sage]:2011/04/22(金) 01:32:13.65 ID:3oCDMVzbo
兄「みんな、怪我はない?」

幼「無いかな」

先輩「汚れたくらいかな」

邪娘「兄が庇ってくれたからな。怪我はない」

先輩「私は兄クンを殴るわ」

幼「じゃあ、私は邪娘さんを刺す」

兄「二人とも目がマジだよ!?」

邪娘「ひにゃあ!?」
339 :1 [saga]:2011/04/22(金) 01:55:27.14 ID:3oCDMVzbo
兄「こんなところで話すのもアレだし…帰ろうか。みんな送って行くよ」

邪娘(うぅ。折角のデートが)

先輩「私はいいわ。兄くんとは逆方向の駅だし」

幼「じゃあ、私は送ってもらおうっと」

邪娘「なぬっ」

幼「ふふふーん」

兄「気のせいだろうか。二人の間から殺気のようなものが感じられるのは」

先輩「もうツッコむのも面倒くさいわ」
340 :1 [sage]:2011/04/22(金) 01:56:00.71 ID:3oCDMVzbo
終了
341 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大分県) [sage]:2011/04/22(金) 07:31:29.68 ID:1X/bNX2c0
ほう、なるほど〜
乙〜
342 :1 [sage]:2011/04/22(金) 19:24:18.01 ID:l10qJXCzo
■現在

委員長「…クラスが兄さんと違うなんて」

委員長「しかも、学年が変わったので私は既に委員長ではないのでは」

???「じゃあ、私は何ですの!?」

???「これは、とても考えにくいことなんですが」

眼鏡女「アタシと一緒にリストラじゃないの?」

???「リストラ!?」
343 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/04/26(火) 00:11:34.32 ID:atAd+IX1o
ワクワク
344 :1 [sage]:2011/04/28(木) 09:36:18.41 ID:q9bjdUAQo
兄「と、言うわけで文芸部に誘われたんだけど」

邪娘「妾に部活に入れ―――誰かの下につけと?」

兄「そんな大袈裟な…」

邪娘「この高貴なる魔の血筋を引く妾に、人間の下で何かをしろと!」

兄「いや、美化委員で、生徒会のもと一緒に作業してたよね…」

邪娘「ふっ。兄は何も知らぬのだな。アレは生徒会ではない。この学校は聖屠会と呼ばれる闇の組織に支配されている事を」

兄「な、なんだってー。じゃあ、入らないってことで」

邪娘「入る」

兄「今のやり取りの意味は!?」
345 :1 [sage]:2011/04/28(木) 09:38:32.06 ID:q9bjdUAQo
邪娘「年度が変わって委員会も変わってしまうし」

兄「そう言えばそうだね」

邪娘「今回も同じ委員会に入れるとは限らないし…」

兄「確かに」

邪娘「そうしたら、兄と一緒の時間が少なくなると言うか」

兄「あ、犬だ。おぉ。可愛いなぁ。お前は」

邪娘「…聞いてないし」
346 :1 [sage]:2011/04/28(木) 09:40:13.10 ID:q9bjdUAQo
兄「と、言うわけで新入部員連れてきましたよー」

先輩「[ピーーー]ばいいのに」

兄「何で!?」

先輩(まさかライバルを連れてくるなんて)

邪娘(見れば分かる…この女、兄を狙うハンターの目だ)

兄「時々毒を吐くけど、すごくいい先輩なんだよ。きっとすぐに仲良くなれると思う」

邪娘「[ピーーー]ばいいのに」

兄「!?」
347 :1 [sage saga]:2011/04/28(木) 09:45:28.21 ID:q9bjdUAQo
先輩「だけど、これで部員も四人。あとは私次第で部費を大量ゲットよ!」

兄「頑張ってくださいね」

邪娘「部費が増えるとそんなにいい事があるのか?」

先輩「それは勿論。印刷用紙を買ったり資料を買ったり、漫画を買ったり」

兄「全部私利私欲じゃないですか!」

先輩「それの何が悪いのよ」

兄「暴君だ。暴君が生まれてしまった」

邪娘「…本当の暴君と言うのがどう言う存在なのか教えてやらねばならぬようだな」

兄「張り合わないで!お願いだから!」
348 :1 [sage saga]:2011/04/28(木) 09:52:37.35 ID:q9bjdUAQo
先輩(まぁ、彼が天然なのはいつもの事だしね。仕方ないか)

邪娘(友達の少ない私に対しての、兄なりの気づかいなんだろうな。優しいもん)

兄「部費は、部員が多ければ多いほどいいんですか?」

先輩「まぁ、値上げ交渉の材料にはなるわね」

兄「じゃあ、幼馴染にも声をかけておきますよ。兼部になりますけど」

先輩・邪娘「それだけは許さない」

兄「早くもシンクロ率100%!?」
349 :1 [sage saga]:2011/04/28(木) 09:53:42.12 ID:q9bjdUAQo
終了。
ここは妹スレなんだよ。早く妹を出したい。
350 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/28(木) 23:59:05.26 ID:Fz0uEf59o
351 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/04/29(金) 11:31:07.92 ID:yTvVyB/n0
兄「と、言うわけで邪娘さんが文芸部に入ることになったよ」

妹「そうなんだ。確か、2月にお兄がデートした人だよね」

兄「デートなんかじゃないってば」

妹「じゃあ、何なの?」

兄「買い物、かな?」

妹「…そんな、卑猥な」

兄「買い物のどこに顔を赤らめるファクターが!?」
352 :1 [sage]:2011/04/29(金) 11:33:47.06 ID:yTvVyB/n0
■おばあちゃんからの電話■

兄「うん。大丈夫。父さんはまだ戻ってこないけど、元気みたい」

兄「ん?次の休み?ヒマだけど」

兄「え、芝居?いや、俺達には理解するのが難しいよー」

兄「若者にも分かりやすい?ロック?脚本が超有名アニメの脚本家?」

兄「おばあちゃんどうしたの!?何があったの!?帰ってきて!?」
353 :1 [sage]:2011/04/29(金) 11:37:57.42 ID:yTvVyB/n0
妹「どうしたの?」

兄「おばあちゃんから芝居に誘われてさ」

妹「お芝居?退屈そうだねー」

兄「若い人も見に来るらしいんだ」

妹「どうして?」

兄「ロックらしい」

妹「ロック…?」

兄「しかも、脚本が超有名アニメの脚本家らしい」

妹「それは興味があるかも」

兄「でも、何で急におばあちゃんがそんなものにハマッたんだろう」

妹「何でだろうねー。わたしが貸したアニメDVDが原因とは思えないし」

兄「…それだ」
354 :1 [sage]:2011/04/29(金) 11:40:35.88 ID:yTvVyB/n0
■夕飯の買出し■

妹「す、凄い人だよぅ」

兄「月に一回の特売だからね…。でも、この数は」

妹「ふぁぁぁ。流されちゃうよ」

兄「手を握って!はぐれないように!」

ぎゅっ

兄「これで安心、か」

兄「人ごみは抜けたよ。大丈夫?妹」

オッサン「そ、そんな積極的になられたら」

兄「誰だー――――――ッッ!!!!
355 :1 [sage]:2011/04/29(金) 11:45:40.75 ID:yTvVyB/n0
兄「妹は…妹はどこに」

妹「お兄ぃ。やっと見つけたよ」

兄「どこにいたのさ」

妹「んー。わからない」

兄「分からない?」

妹「気付けば一片が4.2メートルの立方体の部屋に居て」

兄「それはやばいからっ!死んじゃうからっ!」

オッサン「あ、アレだけ積極的になっておいてポイするというのか」

兄「幻覚です!帰ってください!」
356 :1 :2011/04/29(金) 11:46:47.18 ID:yTvVyB/n0
終了。
357 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) :2011/04/29(金) 12:59:46.07 ID:88UXyYgQ0
終了・・・・?
358 :1 [sage]:2011/04/29(金) 20:15:15.40 ID:gVt9PqSk0
兄「妹は何かほしいものはある?」

妹「んー。MS?」

兄「モビルスーツなんてどこに売ってるのさ。現実にあるものでお願いします」

妹「そんな、いくらなんでもモビルスーツなんてほしがらないよ!」

兄「じゃあ、何?」

妹「マイクロソフト」

兄「何をする気!?」
359 :1 [sage]:2011/04/29(金) 20:17:15.47 ID:gVt9PqSk0
妹「他にはSBかな」

兄「ソフトバンク!?IT業界を征服して何をする気さ!」

妹「まさかー。ソフトバンクなんていらないよ。わたしのケータイはAUだし」

兄「…AUなら欲しいの?」

妹「SBって言うのはソロモン諸島の略で」

兄「世界征服でもする気か」
360 :1 [sage]:2011/04/29(金) 20:20:04.42 ID:gVt9PqSk0
兄「そんな恐ろしい事ばかり言ってると、夕飯抜きにしちゃうよ」

妹「それは駄目ー。良い子にするから」

兄「なら良し。あんまり危険なことを言ってると閻魔翌様に舌を抜かれちゃうよ」

妹「閻魔翌様が舌を抜くのは嘘をついた人じゃなかったっけ」

兄「そうだっけ」

妹「そうだよー。それに閻魔翌様なんて居る訳」

閻魔「いますよ?」

兄「えっ?」

妹「えっ?」
361 :1 [sage]:2011/04/29(金) 20:22:04.12 ID:gVt9PqSk0
兄「あれ…今、何か見えたような」

妹「気のせいだと思うよ」

兄「ならいいんだけど」

妹「お兄はちょっと神経質すぎるよ」

兄「そうかな」

妹「閻魔なんて非科学的なモノ、居る訳無いじゃない。アニメの見すぎだよ」

兄「妹が言うのはおかしい」
362 :1 [sage]:2011/04/29(金) 20:25:31.05 ID:gVt9PqSk0
兄「妹は非科学的なものを信じないの?」

妹「そうだねー。基本的には」

兄「妹って、空を飛ぶよね」

妹「うん」

兄「妹って、河童を見たことあるよね」

妹「そうだねー」

兄「妹って、モビルファイター呼んだことあるよね」

妹「そういえば、そんな事も」

兄「魔法的なものも使ってなかった?」

妹「術式の事かな」

兄「…それは非科学的じゃないの?」

妹「非科学的じゃないよ」

兄「言い切った!?」
363 :1 :2011/04/29(金) 20:25:56.91 ID:gVt9PqSk0
ターン終了。
364 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/04/30(土) 00:49:21.32 ID:S+4vaxq+o
365 :1 [sage saga]:2011/04/30(土) 08:29:45.20 ID:O0sd3QFa0
兄「はぁ、散々な目にあった」

妹「まさかCUBEの世界に迷い込んでしまうとは思わなかったよ」

兄「それはいいから…。そういえば、妹も文芸部に入るって?」

妹「うん。先輩ちゃんに誘われて」

兄「駄目だよ。先輩は3年だよ。2つも年上なんだからちゃん付けだなんて」

妹「大丈夫大丈夫。先輩ちゃんは1回ダブってるから3つ上だよ」

兄「なお悪いから!」
366 :1 [sage saga]:2011/04/30(土) 08:34:59.92 ID:O0sd3QFa0
兄「でも、何で文芸部に?妹って他にもやりたい部活は無いの?」

妹「アイスホッケー部もライフル部も馬術部もモビルスーツ研究会も無いんだもん」

兄「どれもこれもレアすぎる。と言うかMS研究会って何さ」

妹「それで、先輩ちゃんに誘われて入ったの」

兄「俺の疑問はスルーなんだね。何て言って誘われたの?」

妹「わが文芸部に入れば世界の半分をお前にやろう。って」

兄「魔王気取り!?」

妹「そこで言ったの。すでに世界の全てを掌握しているわたしに何を言っているのだ?って」

兄「大魔王気取り!?」
367 :1 [sage saga]:2011/04/30(土) 08:38:40.94 ID:O0sd3QFa0
妹「何だかんだで新宿のお高いフルーツ食べ放題で手を打ちました」

兄「世界がどうのこうの言っておきながら最終的にはフルーツ!?」

妹「お兄、フルーツを馬鹿にしたいけなよ」

兄「と、言うと?」

妹「二人で6000円くらいするんだよ」

兄「高ッ!フルーツ高ッ!」

妹「ケーキやプロのシェフの作りたての軽食もあるんだよ」

兄「そ、それは…」

妹「行きたいでしょう〜。でも駄目だよ」

兄「もし俺も連れて行くなら世界の半分をお前にあげよう」

妹「だが、断る」
368 :1 [sage saga]:2011/04/30(土) 08:42:55.93 ID:O0sd3QFa0
兄「でも、何で先輩は妹を勧誘したんだろうね」

妹「うーん。分からない?」

兄「分からない」

妹「死ねばいいのに」

兄「とうとう、たった一人の妹にまで罵倒された」

妹「将を射んとすればまず馬から、って言ってたよ」

兄「さっぱり分からない」

妹「で、わたしはこう言い返したの。「その馬が黒王号と知っての狼藉か?」と」

兄「ラオウなの!?俺、ラオウなの!?」

妹「魔王と大魔王とラオウ。誰が一番偉いでしょう」

兄「入部初日からヒエラルキーが決定した!?」
369 :1 [sage saga]:2011/04/30(土) 08:43:22.04 ID:O0sd3QFa0
とりあえず終了。
370 : ◆t7gfNpKsyE [ saga]:2011/04/30(土) 10:07:34.57 ID:O0sd3QFa0
4レスしか書いてなかった。



兄「…生活費が危ないな」

妹「お父さんに頼んだら?」

兄「そういうわけにもいかないよ。そこそこの額はもらってるんだから」

妹「なんでだろうねー。そんなに無駄遣いしてないよね」

兄「バイトしたほうがいいのかな」

妹「わたし、いい商売思いついたよ!」

兄「何かな?」

妹「遊戯王カードあるよね。それをアニメみたいに実体化させて見物料をとったらどうかな?」

兄「実現できるの?」

妹「たぶん、出来ると思うよー。えいっ!」

兄「ブルーアイズが…実体化した!?」

妹「あ、でも、問題があるかも」

兄「問題?完璧に見えるけど」

妹「わたしの言うことを聞いてくれない」

兄「ちょ…襲ってきてる!襲ってきてる!家の中で滅びの爆裂疾風弾はやめてっ!」
371 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/30(土) 20:50:58.44 ID:9x3gP4wDO
面白いな
乙乙
372 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/04/30(土) 21:47:12.93 ID:UF6NX/+DO
おいww
ノリが幼女スレの時みたいになってんぞww
373 : ◆t7gfNpKsyE [ saga]:2011/05/01(日) 08:53:21.82 ID:/EBPf47W0
兄「いただきます」

妹「いただきます」

【静かな食事】

兄「そういえば、妹は食べ物を使ってボケないよね」

妹「だってお兄、食べ物を粗末にすると怖いんだもん」

兄「…そんなに怖かったっけ」

妹「怖いよ!だって、巨大化して口から光線を」

兄「吐かないから!嘘教えちゃ駄目だよ!?」
374 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [ saga sage]:2011/05/01(日) 08:55:50.42 ID:/EBPf47W0
妹「あうー。明日から学校だよー」

兄「高校入学、おめでとう」

妹「えっ?」

兄「プレゼント」

妹「…ノートパソコン?」

兄「安物だけどね。頑張ったから、お祝い」

妹「これが生活費不足の原因か…」

兄「違うよ!?ちゃんとバイトしたんだよ!?」
375 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [ saga sage]:2011/05/01(日) 08:58:24.48 ID:/EBPf47W0
妹「あーうー。お金が増やせたらなぁ」

兄「さすがの妹にもそれだけは無理なのか」

妹「出来ないことは無いけど、リスクがあるんだよね」

兄「リスク?まぁ、犯罪だしね」

妹「ソレもそうなんだけど、もうちょっと危険なコトかな?」

兄「一体どんなリスクが?」

妹「100円作るごとにお兄の髪の毛が1本抜けます」

兄「この前の抜け毛はそれが原因か!?」
376 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [ saga sage]:2011/05/01(日) 09:01:16.31 ID:/EBPf47W0
兄「てっきりストレスによるものかと」

妹「お兄にもストレスってあるの?」

兄「身の回りで超常現象が日常的に起きてれば誰だってストレスに感じると思うよ・・・」

妹「それは違うと思う」

兄「違う?」

妹「日常的に超常現象が起きていたら、それはもう超常現象では無くて日常だよ」

兄「長くてくどい。三行で頼む」

妹「気にしたら負け」

兄「気にするよ!」
377 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [ saga sage]:2011/05/01(日) 09:02:49.18 ID:/EBPf47W0
妹「ペットが欲しいな」

兄「無理だよ。生活費に余裕が無いもん」

妹「お金がかからないようなのは駄目?」

兄「例えばどういうの?」

妹「基本的には優しいけれど、いい店舗でやんわりツッコんでくれる、気は優しくて力持ちな人」

兄「…俺?」
378 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2011/05/01(日) 09:03:19.10 ID:/EBPf47W0
終了。
379 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]:2011/05/01(日) 12:28:23.72 ID:6q6TFLpv0
え・・・終わったの・・・
スレタイから考えられない用なこのスレが・・・
380 : ◆t7gfNpKsyE [saga sage]:2011/05/01(日) 12:43:40.04 ID:/EBPf47W0
え?これ、2回目の更新要請?スクランブル?

別スレのイベントでかなり長めのものを書いているのでこっちのネタが浮かばんですよ。
お題くれたら書きますがががが。
381 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/05/01(日) 19:15:36.72 ID:XeOZAa44o
おちついたら書いてくりゃれ
382 :1 [sage saga]:2011/05/02(月) 10:25:47.42 ID:zEq+geuOo
妹「行けっ!ブルーアイズ!」

兄「こっちに来ちゃ駄目だってば!」

妹「うーん。やっぱりこの商売は諦めた方が良いかなぁ」

兄「あのさ、俺、どうしてお金が足りないか分かったよ」

妹「えっ?」

兄「妹が壊すモノの修理費だ・・・」

妹「そんなまさか」

兄「自覚無し!?」
383 :1 [sage saga]:2011/05/02(月) 10:28:33.30 ID:zEq+geuOo
兄「あと、お兄はアニパロってのはあんまり好きじゃないな」

妹「どうして?」

兄「ギャグは自分で考えなきゃ。パクリは良くないよ」

妹「パクリだから人気がでないと?」

兄「人気って何さ…?」

妹「人気が出ないのは、多分お兄のツッコミにキレがないからだよ」

兄「人のせいにしたよこの子」
384 :1 [sage saga]:2011/05/02(月) 10:33:06.10 ID:zEq+geuOo
妹「まず、お兄はツッコミなのにテンションが低すぎだよ」

兄「低いかなぁ」

妹「気弱系ツッコミでも、新八の方がまだ叫んだりするもん」

兄「だからアニメの話は止めなって。あと、俺は眼鏡じゃないし」

妹「じゃあ、ほら、もっと肉体派のツッコミを」

兄「妹に蹴りでツッコミなんて入れたくない」

妹「わたしは、お兄になら蹴られても…!?」

兄「!?」

妹「その反応がツッコミとして駄目なんだよ」

兄「心底失望された顔をされた!?」
385 :1 [sage saga]:2011/05/02(月) 10:35:28.18 ID:zEq+geuOo
兄「あと、こう言ったメタネタもあまり好きじゃない」

妹「どこかの男さんもそんな事を言ってたね」

兄「それが駄目だって言ってるだろッ!」

妹「そう、それ!」

兄「…こんな感じでいいの?」

妹「でも、お兄っぽくないからやっぱりつまんない」

兄「今までの会話は何だったのさっ!?」
386 :1 [sage saga]:2011/05/02(月) 10:38:16.86 ID:zEq+geuOo
妹「お兄、一緒に寝よう?」

兄「今日は勉強があるから無理かな」

妹「そっか…じゃあ、仕方ないね」

兄「ごめんな」

妹「代わりにお兄のクローンを抱きまくら代わりにするよ」

兄「クローン!?」
387 :1 [saga]:2011/05/02(月) 10:39:03.22 ID:zEq+geuOo
ターン終了。
落ち着こうが落ち着きまいが、納得できないネタだろうが毎日更新するのさ。
388 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/02(月) 10:58:54.12 ID:dpFAb4uoo
389 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/02(月) 11:51:27.21 ID:Odlbnm9DO
…クローン?
妹は何なんだよ。

ここまで面白くて、妹に萌えない妹スレも無いな。
390 :1 [saga sage]:2011/05/03(火) 09:02:52.61 ID:QdKQKMCv0
毎日更新と言いつつ、今日は時間が取れないのでお休みします。
391 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/03(火) 21:51:46.21 ID:5eiNVyoeo
待ってる
392 :1 :2011/05/04(水) 08:33:02.50 ID:uJkmWa8w0
兄「有名なテロリストが抹殺されたね」

妹「世の中も少しは平和になるかな?」

兄「それはどうかなぁ…人が一人死んだくらいじゃ世界は動かないと思うな」

妹「そんな冷たいこと言っちゃ駄目だと思うな」

兄「でも、それが現実だよ」

妹「例え現実でも、お父さんがやったことを否定しちゃ駄目だよ。お父さんかわいそう…」

兄「冷たいってそういう意味だったの!?」
393 :1 [saga sage]:2011/05/04(水) 08:35:01.75 ID:uJkmWa8w0
兄「テロリストかー」

妹「日本は平和だよねー」

兄「そうだね。テロリストなんてテレビの中だけの話みたいだもの」

妹「ペロリストならすぐそこにいるんだけどね」

ペロリスト「妹たんをペロペロペロペロペロしたいお」

兄「帰ってもらいなさい」
394 :1 [saga sage]:2011/05/04(水) 08:36:36.46 ID:uJkmWa8w0
兄「一体どこから沸いてきたのさ。あんなの」

妹「人気者は辛いなー。やっぱ妹って萌え属性は大事だよね」

兄「一つ言ってもいい?」

妹「んー?」

兄「萌えない」

妹「ぐふり」
395 :1 [saga sage]:2011/05/04(水) 08:39:33.09 ID:uJkmWa8w0
兄「今日はちょっと暑いね」

妹「何か冷たいもの持ってきたけど、飲む?」

兄「お、ありがとっ」

ごくり

兄「…何コレ」

妹「【何か】」

兄「何かって何さっ!甘い、苦い、すっぱい、ヌルヌルしてプチプチしてる!何これ!?何なの!?」
396 :1 [saga sage]:2011/05/04(水) 08:44:16.33 ID:uJkmWa8w0
妹「やっぱり、斬新さが大事だと思うんだよね」

兄「斬新さより、安定だと思うんだ」

妹「うーん。何か斬新なこと」

兄「妹は斬新を通り越して突飛な行動を取りすぎだから少し落ち着きなよ」

妹「時限爆発系妹なんてどうかな」

兄「意味が分からない!」

妹「時間内に攻略しないと妹が爆発します」

チッチッチッチッチッチ

兄「何かタイマーが起動した!?ちなみに、時間内に攻略すると?」

妹「大爆発します」

兄「駄目じゃん!?」
397 :1 [saga sage]:2011/05/04(水) 08:45:05.89 ID:uJkmWa8w0
終了。幼女と違ってこいつら難しい。
398 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/05/04(水) 12:53:15.25 ID:VNND4JBao
乙した!
399 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/05/04(水) 19:39:33.71 ID:7qz63VwDO
おっつ!
400 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/05/05(木) 14:11:23.55 ID:UpR/+x1yo
看病してたら風邪うつされた。
後、ちょっと全力で書きたい題材が出来たのでしばらくお休みする。すまない。
401 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大分県) [sage]:2011/05/05(木) 17:25:52.70 ID:x6Orb9xO0
誰を看病していたのか気になってしかたない。
待ってますぬ。
402 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/05/06(金) 16:09:03.46 ID:bjcXoV+DO
お見舞い応援あげ。
403 :1 [sage]:2011/05/06(金) 19:11:35.45 ID:0wP1VXITo
休むと言うか不定期更新。



兄「最近、悩みがあってさ」

邪娘「どうしたのだ?」

兄「幼馴染のことなんだけど」

邪娘「ふむ」

兄「進級してからストーキング技術に磨きがかかってきて」

邪娘「…うー」

兄「最近では地面に潜って追いかけてくるんだよね」

邪娘「後ろの地面が盛り上がってる!?」

土「コーホー、コーホー」
404 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/05/14(土) 04:44:35.15 ID:28nFOjQOo
お大事に
405 :1 [sage]:2011/05/16(月) 22:53:03.75 ID:dDggMJPgo
兄「早口言葉で勝負だ。負けた方がお風呂掃除ね」

妹「うー。苦手だなぁ」

兄「行くよ、バスガス爆発」

妹「ばふがふばくはつ!」

兄「よし、勝った」

妹「負けてよかった…」

兄「…どうして?」

妹「もし、言い切ってたら…」

兄「言いきってたら?」

妹「外のバスが大爆発してたところだったよ」

兄「言霊使い!?」
406 :1 [sage]:2011/05/17(火) 00:15:02.07 ID:Gyqap9nFo
兄「…もしかして他の早口言葉でも大惨事が起きたり?」

妹「やだなー。冗談だよ?」

兄「…そうなの?」

妹「うん」

兄「本当に?」

妹「人間にそんな事できるわけないじゃない」

兄「妹って、空を飛んで電柱を素手で破壊して、ガンダムを召喚するのしてない…?」

妹「妹にはよくあること」

兄「無いよ!?」
407 :1 :2011/05/17(火) 00:21:13.25 ID:Gyqap9nFo
妹「お兄は妹と言う物を根本的に履き違えてると思うの」

兄「と、言うと?」

妹「妹とは」

兄「いや、やさぐれパンダのパクリはやめようね」

妹「宇宙の支配者であり」

兄「最初からおかしい!?」

妹「最強の萌えキャラであり」

兄「でも、お前は萌えないよね」

妹「お兄の妹である」

兄「そこは普通なんだ」

妹「つまり」

兄「つまり?」

妹「全宇宙の妹がお兄の妹と言うことに」

兄「妹多ッッ!!」
408 :1 [sage]:2011/05/17(火) 00:21:39.71 ID:Gyqap9nFo
久々に更新。
3スレ同時更新とかしてみた
409 :1 [sage]:2011/05/17(火) 00:26:22.20 ID:Gyqap9nFo
兄「そんなに妹はいらないよ」

妹「つまり、お兄はわたしがいればそれでいいと?」

兄「いや、手に余ってます。間に合ってます」

妹「じゃあ、玄関に【妹お断り】て貼ろうよ」

兄「セールスじゃないんだから」

妹「そしたら、きっとわたしは妹じゃ無くて見知らぬオッサンになるんだね…」

兄「ならないだろ!?」

妹「お兄がそんなひどい人だとは思わなかったな…」

兄「悪者!?」
410 :1 :2011/05/17(火) 00:31:28.22 ID:Gyqap9nFo
妹「プロレスって面白いねー」

兄「最近の物は、なかなか笑わせてくれるね」

妹「でも、投げ技ばかりでちょっと単調かな?」

兄「素手での顔面攻撃とかが当たり前になると凄惨な試合になるからね。見た目も悪いよ」

妹「ビームとか出ればいいのに」

兄「出ないよ!?人間には無理だよ!?」

妹「…わたし、プロレスラーになろうかな」

兄「お兄は認めませんからね」
411 :1 [sage]:2011/05/17(火) 00:36:26.02 ID:Gyqap9nFo
終了〜。
たまにはこちらも更新するので他スレもよろしくお願いします。割と真顔で。
412 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) [sage]:2011/05/17(火) 00:38:47.09 ID:FQpXNWNAO
乙!
更新頑張ってくだしあ
413 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/05/17(火) 15:28:51.93 ID:Yhvzodp0o
乙した

ここと幼女と他はどこですか?
414 :1 [sage]:2011/05/17(火) 16:12:52.98 ID:bhocDsE7o
>>413

男「人が死んでる!?」女「高校生探偵の出番ね!」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1305112923/

一番力入れてるのに一番勢いがないって言う。
415 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/05/17(火) 17:26:42.76 ID:Yhvzodp0o
>>414
おお!サンクス

早速読んでみます乙した
416 :1 [sage]:2011/05/17(火) 23:44:06.03 ID:bhocDsE7o
妹「いやあああああぁぁぁ!!」

兄「どうした!?」

妹「ゴ、ゴキブリが…」

兄「ゴキブリ?駄目なのか。意外だね」

妹「だって、ゴキブリってこの世界で最凶最悪の生き物なんだよ!?」

兄「最凶最悪って…魔王じゃないんだから」

妹「魔王だよ!絶対アレは魔王だよ!」

兄「いいすぎ、いいすぎ」

ゴキブリ「我は魔王。究極の存在なり」

兄「魔王だったーーーーーーー!!!!!」
417 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/05/19(木) 16:06:29.20 ID:6bR7OZxXo
乙した。たくさんあって更新大変だろうけど頑張って下さいな。どれも面白い!
教えてくれた探偵?スレ非常に面白いです
418 :1 [sage]:2011/05/19(木) 23:16:18.59 ID:Klv2kC5So
ゴキブリ「…魔王である我を倒すとは、貴様勇者の血を」

兄「血は引いてるけど、いいのだろうかこれで」

妹「さすがお兄!ゴキブリも倒せるだなんて!」

兄「ってか、父さんより先に魔王倒しちゃったんだけど…」

ゴキブリ「ククク…魔王が世界に我だけだと思ったか」

兄「…他にもいるんだ」

ゴキブリ「我のほかにも、少なくともあと15億の魔王が」

兄「魔王多ッ!!!」
419 :1 [sage]:2011/05/19(木) 23:46:00.23 ID:Klv2kC5So
兄「と、言うわけでこの世界には少なくとも15億の魔王がいるらしい」

邪娘「何…だと」

兄「何でそんなに驚いてるのさ」

邪娘「妾の力が15億分の1でしかなかったなんて」

兄「…いいんじゃない?」

邪娘「いや、だが、全世界的に考えれば15億分の1は5人に1人くらいだ!妾は少数派!大丈夫!ここにいていいんだ!」

兄「帰って来て!!」
420 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/20(金) 00:23:00.06 ID:PBvj5KQ/o
421 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2011/05/25(水) 19:04:57.82 ID:F5eRAfyBo
やっと追いついた
おつ
422 :1 [sage]:2011/05/25(水) 20:26:12.50 ID:OzBwHooco
先輩「15億の魔王ねー」

兄「らしいです。多すぎて気が狂いそうですよ」

先輩「でも、ゴキブリにも魔王が宿るってことは、地球上の色んな生物にも魔王がいるってことでしょ」

兄「えーっと…多分」

先輩「だったら、出会う確率なんてほっとんど無いんじゃない?」

兄「確かに…」

???「クックック…果たしてそうかな!?」

兄「昨日の今日でまた魔王!?」

邪娘「来たのか!魔王が来たのか!」

兄「なんで嬉しそうなの!?」
423 :1 [saga]:2011/05/25(水) 20:29:27.59 ID:OzBwHooco
兄「一体何の魔王が…」

先輩「そもそも戦うのって無理じゃない…?」

邪娘「妾の魔力をとうとう開放する時が…」

???「クックック…我はこの学校に住み着きし」

兄「住み着きし?」

???「イエダニの魔王!」

プシュー

邪娘「それは…【殺虫剤(ポイズンポーション・オブ・ビートルキラー)】!」

イエダニ「…く、わ、私を倒すとは貴様、勇者の血筋か」

兄「そのくだりはもういいです」
424 :1 [saga]:2011/05/25(水) 20:34:07.80 ID:OzBwHooco
邪娘「魔王よ…死ぬ前に教えてほしい!」

兄「一応魔王だから近付いちゃだめだよ」

イエダニ「…光りあるところにまた闇あり。敗者は勝者に総てを語ろう」

邪娘「妾にも魔王の力は宿っているのか!?」

イエダニ「あぁ、それはないな…」

プシュゥゥゥゥゥゥゥゥ

イエダニ「ぐふっ」

邪娘「全てを聞く前に大魔王に口封じされたか。妾の出生の秘密を隠したいものがいるようだ」

兄「今、自分でトドメ刺したよね!?邪娘さんの手で殺ったよね!?」
425 :1 [sage]:2011/05/25(水) 20:35:25.78 ID:OzBwHooco
いらっしゃいませ。
リセットかけたり更新放置気味で申し訳ないですがどうぞよろしくです。
426 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/05/25(水) 23:04:08.90 ID:kTk24nzyo
乙した!
427 :1 [sage]:2011/05/26(木) 22:53:19.87 ID:mGcYkHlKo
※魔王ネタ最終話

兄「あぁ、今日も散々だった」

妹「まぁまぁ。こんな日もあるよ」

兄「もう魔王なんかとは会いたくない…」

???「ククク…甘い。甘いぞ勇者」

兄「また魔王!?今度は何さっ!ネズミ?それとも猫?もう何でもいいよ…」
428 :1 [saga]:2011/05/26(木) 22:57:42.84 ID:mGcYkHlKo
          ┏━━━━┓
         ┃ あに   .┃                    ┏━━━━┓
         ┃ HP:58. .┃                     ┃ いもうと ┃
         ┃ MP:.0.  .┃                    ┃ だいじに ┃
         ┗━━━━┛                    ┗━━━━┛
                  ,_
                  / _ヽ
                  ヽ__ソ
                 iヾ_,,| |-,_,-- ,__/\
          _,、  __/ー-+-+、ヽ__\ノ|i K、
         ./λノ\,人-,、/^ヾ,,ヽ,ヽ,.,---`' ヾ,/`,
        / / ̄\フ、> 'i |\/ヾ,)) |===i  ("iソ
       <`レ’   i'V ノ | ,,|> "' ヽーソ  | il`i
        i",|-,   ヽニヽ_.|/^il"~`》_,-" <`ー"ヽ、
        `i"-P   _/ ̄,]|`=,)ー+ー'     `-, ,Y )
        ヾイゝ_ '"┴-<|iヾソ          レレ'
       ∠ニO)ー`    />i |L
               <)_ヘ_(^ヽ
                   ヽ| ~`
        ┏━━━━━┓.┏━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
        ┃|>たたかう ..┃.┃オメガがあらわれた!          . .┃
        ┃ さくせん ..┃.┃                         .┃
        ┃ いれかえ .┃.┃                         .┃
        ┃ にげる ....┃.┗━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
        ┗━━━━━┛

429 :1 [saga]:2011/05/26(木) 22:58:14.70 ID:mGcYkHlKo
兄「魔王じゃないよね!?既に魔王じゃないよね!?ロボだよね!?」
430 :1 [saga]:2011/05/26(木) 22:59:12.03 ID:mGcYkHlKo
15億の魔王編終了。
431 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/05/27(金) 02:55:04.69 ID:i69txN5jo
おおお乙した
432 :1 [saga]:2011/05/31(火) 18:42:08.37 ID:E/toKzvIo
風紀「久しぶりね」

兄「あぁ。修行から帰ってきたんだ」

風紀「ところで、しばらく見ない内に一緒に登校する女の子増えてない?」

兄「あぁ。妹と邪娘さん。同じ部活に入ったんだ」

幼「わ、私もいるんだからね!」

風紀「なるほど。さらに風紀を乱すワケね」

兄「いや、あの…もう風紀委員じゃないよね?だよね?」

風紀「問答無用…死ねぇっ!!!」

兄「ひでぶっ」
433 :1 [saga]:2011/05/31(火) 18:44:12.46 ID:E/toKzvIo
兄「…姿はラオウになっていないのに、パワーは上がってるだと」

風紀「ふっ。これが修行の成果よ!」

兄「び、美人で強いって反則だよね」

風紀「べ、別にアンタのためにこの能力を身につけたわけじゃ無いんだから!」

幼「ツンデレ、乙」

風紀「…何か言った?」

幼「って兄くんが言ってました」

風紀「死ねぇっ!!!」

兄「何でっ!?」
434 :1 [saga]:2011/05/31(火) 18:48:33.74 ID:E/toKzvIo
風紀「でも、頑丈よね。アンタ。アタシの拳を受けて骨が折れなかった人間は初めてよ」

兄「いや、どれだけ骨折させてきたのさ」

風紀「アンタは今まで食べたパンの枚数を覚えているの?」

兄「そんな人間を止めそうな人のセリフはやめてください」

風紀「…人間を辞めただなんて。誰の為に新しい能力を身につけたと思ってるのよっ!死ね!マジで死ね!!」

兄「げぼっ。や、やめて…折れる。折れて中身出ちゃう」

妹「駄目だよお兄。乙女心を傷つけちゃ」

兄「もう嫌こんな生活」
435 :1 [saga]:2011/05/31(火) 18:49:08.29 ID:E/toKzvIo
終了。

妹が無茶をしないとジャンルが変わります。
436 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/31(火) 22:21:38.83 ID:CEbmGqino
437 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/06/01(水) 04:53:00.62 ID:D+GDrXFpo
乙した
438 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/08/23(火) 14:56:26.88 ID:icHeZnjDo
ワクテカ
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