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中二「世の中つまんねぇ〜、生きる意味なくね?」 -
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1 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2011/02/20(日) 14:04:31.36 ID:DvFvh3Rk0
中二「今日も学校か、まじでだりぃ。あんなこと学んでも一銭にもならねぇだろ。人生の浪費だよマジで。」
中二は甘やかされて育った、私立中学に通うヒネた少年だ。中学進学時は、私立の試験に合格した自分への
自信と期待に満ちた子どもだったが、いろいろなことがあって人生に絶望し、かといって捨てることもできないで、
だらだらと生きている。
父「中二〜、学校遅れるぞ〜。」
彼の父は、比較的裕福な家庭で育ち大学卒のサラリーマンだ。
中二「はいはい!いまいくから!」(父さんは生きてて楽しいんだろうか…、まぁ、俺よりは楽しいよな…。)
今日も中二はけだるい心と愛想笑で家を出た。
1.5 :
荒巻@管理人★
(お知らせ)
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バームくんへ @ 2025/06/11(水) 20:52:59.15 ID:9hFPsRzXO
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秘境 @ 2025/06/10(火) 00:47:53.81 ID:BDVYljqu0
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【安価】上条「とある禁書目録で」鴻野江「仮面ライダー」【禁書】 @ 2025/06/09(月) 21:43:10.25 ID:qDlYab/50
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ツナ「(雲雀さん?!)」雲雀「・・・」ビショビショ @ 2025/06/07(土) 01:30:36.87 ID:AfN9Rsm0O
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阿笠「わしの乳首に米粒をくっ付けたぞい」コナン「は?」灰原「は?」 @ 2025/06/04(水) 04:01:13.39 ID:ZjrmryLdO
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1748977273/
レッド(無口とか幽霊とか言われるけどまだ電脳世界) @ 2025/06/02(月) 21:21:00.13 ID:ix3UWcFtO
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1748866860/
2 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2011/02/20(日) 14:18:54.14 ID:DvFvh3Rk0
朝の7時過ぎ、中二は歩く。
中二(今日の時間割は…、一限目から歴史かぁ…。調べりゃ分かることをわざわざ暗記してなんになるんだ?)
今日のことを考えさっそく憂鬱になりながら、ただ歩く。
中一「おはようございまぁす!中さん!〔あだ名みたいなもん〕」
後輩に声をかけられ、自然に仮面をつける。
中二「よぉ中一ぃ〜。朝から元気なやつだな〜。」
中一「そりゃそうですよ!今日一日乗り切れば週末ですよ!週末!」
何がそんなにうれしいのか、理解できないまま中二は応える。
中二「…週末ねぇ。お前はデートで忙しいもんな…。」
中一「ええぇ〜まぁ〜、アハハ。中さんはどうなんです?」
中二「どうって、まぁ、普通に、カラオケとかかな。」
中一「男だけで?」
中二「うるせぇよ!俺たちは友情を固めてんの!」
そんなふうにしながら、二人は学校に着いた。
中一「んじゃ中さん。また放課後に。」
中二「おお、じゃな。」
彼らはお互いのクラスへと歩き出す。
3 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2011/02/20(日) 14:31:25.77 ID:DvFvh3Rk0
扉を開けて、クラスに入る。
調子のいい中二「よっ、中おはよ〜。数学の予習やってるよなもちろん。」
中二「まぁ…、やってるけどよぉ。お前何してたの昨日、真っ直ぐ帰ったろ。」
調二「デモソ!侵入しまくってた!ルーラーつええ!」
中二「それで眠そうなのか…、ご苦労様だよまったく。」
デモソ…、デモンズソウル。中二も先週始めたが、テストが近いのでやめていた。
調二「中も今日しようぜ!協力プレイ!」
中二「わかった、一時間だけな。」
調二「少ねぇよ〜!朝までいいじゃん、休みだし。」
中二「やだよ、体に悪い。それよか出かけねぇ?」
調二「いいねぇ!やっぱカラオケか?」
先生「おはよ〜!席について〜!」
そうこうしてるうちに先生がやってきた。
4 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2011/02/20(日) 14:37:15.31 ID:HZb9mFxIO
俺の中二時代はこんなに充実してなかった
5 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2011/02/20(日) 14:54:23.64 ID:DvFvh3Rk0
ごく平凡に午前中を終えて昼休みとなった。
真面目な中二「…だからさ、このままじゃダメだと思うわけだよ。」
購買で買ったサンドイッチを食べながら中二は応える。
中二「ふぁにが?」
真二「日本の在り方って言うか…日本人の在り方?」
中二「質問に質問で返すなよ、結局わかってねぇじゃん。」
真二「まぁそうなんだけどさ、今が最高かって聞かれたら、やっぱ…さぁ。」
調二「つまりよぉ、真は今の自分に不満があるわけだろ?あるいは自分をとりまく環境。」
調二「たとえばさ、女にモテて金もあって友達もいっぱい、老若男女にしたわれてて仕事も楽しい。そんな人間ならそんなこといわないだろ。」
真二「それは…、自分はともかく君たちは大事な友達だって。」
調二「サンキュ。ま、つまり自分の人生に満足してる奴はそんなこと気にならないって事だよ。」
中二「俺もそう思うぜ、政治家とか金持ちとかは今が壊れるの気に入らないだろ。生ぬるい停滞?ちょっとちがうか。」
調二「よくわかんね、それよか明日のこと考えよーぜ。」
真二「そうだね。やっぱりカラオケ?」
中二「たまには変えねぇ?」
真二「じゃあスポーツジムなんかはどう?毎週行ってる場所でさ。」
調二「それはナイわ。」
中二「おお、それはナイ…ナイ…ス!」
調二「はぁ?ナイスってお前。」
真二「はぁ〜やっぱダメ…いいの?」
中二「おぉ、ウチの学校設備共同だし、あんま使う気起きないからさ。」
調二「しっかし休みにジムねぇ〜、まぁいいけどよ。」
そんなこんなで昼休み終了
6 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2011/02/20(日) 15:11:53.55 ID:DvFvh3Rk0
放課後になった。
部室に向かいながら、中二は今日を振り返っていた。
中二(学校は嫌いだけどあいつらは大好きだ…。あいつらと人生変えたい。ど〜すりゃいいのかな。ハァ…。)
中二にとってあの二人は心のオアシスといっても良かった。彼らがいなければ中二は学校なんてサボれる限りサボっていただろう。
中二「…あいつらに会いに行ってるようなもんだよ、ホント…。」
すっかり自分の世界にはいってしまい、背後から忍び寄る影に中二は気づかない。
中一「独り言は怪しいですよ中さん!」
中二 「うわっ!なんだ中一かよ、ビックリさせんなよなぁ…。」
中一「だって…面白いから…。」
中二「だってじゃねぇし面白くもねぇ!」
中一「そんな怒りますか普通…?」
中二「俺は常識に捕らわれないの!」
中一「はいはい、すみませんね。ほら着きましたよ。」
今日もいつもどおりだ…いまのところは。
7 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2011/02/20(日) 15:40:41.51 ID:DvFvh3Rk0
部室に着いた
部長「お、きたきた〜!それじゃ情報部の活動を始めます!」
この情報部、簡単に言えば遊部である、パソコン、テレビ、その他電子機器の扱いを学ぶという名目で日々活動しているが、部員全員が放課後に
同好の士と集まって遊ぶ部と認識している。機械に疎い大人たちからはかなり知的な部と思われているため何も言われないのだ。
中二「どーもです部長。」
中一「どーもです!」
そういって二人はそれぞれのパソコンに着いた。起動し、中二はチャットをはじめ、中一はゲームを始める。
コメント1:全身青アザだらけの死体が発見された!先週の惨殺死体と何か関係があるらしい!
コメント2:なんか最近人間失踪しまくってるよね。どっちかっつーとそれと関係あるんじゃね?
中二:最近物騒ですね…、怖くて夜歩けないです。
コメント3:中坊は何もなくても夜は出歩くな。
コメント4:いいじゃん、別に。本人の自由だよ。
コメント5:お前無責任なこと言うなよ。それで中坊が殺されたりしたら。
コメント6:だから自分の好きなようにしろってこと。てか話題もどそうぜ。
中二:最近人が死んでるって話ですよね。
コメント7:んで、失踪事件と関係あるのかと。
コメント8:誘拐ではないって言ってたけどさ。あれって捕まえられないから誤魔化してるんじゃないの。
コメント9:ありそうだな。
中二:世も末ですね。
コメント10:わり、そろそろ仕事もどるわ。
中二:僕も落ちます。
コメント11:短かったな。今回。まぁ、また夜に。
チャット終了
中二(末だよホント。もう帰ろうかな…何もないみたいだし。)
そう思い、席を立つ。
元気のいい中二娘「あ、ちょっと、もう帰るの?」
中二「ああ、じゃあな元二。少しはおしゃれしろよ。」
中二は元二のしゃれっ気のなさが嫌いだった。友人としては尊敬できても異性としては見れない。そんな感じだった。
元二「パーマとかかけろってこと?いやよそんなの。」
中二「そうじゃなくて私服とかさ…、髪型とか靴とか。」
元二「なにそれ、あんたはあたしの彼氏かぁー!」
こういうのに中二は弱かった。
中二「…じゃあな。」
そのまま中二は部長に軽く挨拶して帰った。
8 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2011/02/20(日) 15:47:48.93 ID:/a/oLlkDO
期待してみよう
9 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2011/02/20(日) 15:52:05.91 ID:DvFvh3Rk0
すみませんが、彼らに名前をつけてやってください。
>>11
10 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
:2011/02/20(日) 16:22:19.08 ID:kiGBiOzX0
ksk
11 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage saga]:2011/02/20(日) 16:26:13.41 ID:LG9fkd8N0
中二=中原
中一=諏訪野
調二=須垣
先生=堀
真面目な中二=加藤
12 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2011/02/20(日) 18:13:48.00 ID:DvFvh3Rk0
LG9fkd8N0ありがとうございます!!
中原は歩く、自宅へ向かってひたすらに。
諏訪野「中さん、一緒に帰りましょー!」
中原「諏訪野?お前ももう帰るのか。」
諏訪野「ほら、最近物騒じゃないですか、だから中さんに守ってもらおかなと。」
中原「やだよ俺は。どうせなら女の子守りたい。」
諏訪野「わかってませんねぇ中さん。同性を守れずしてどうして異性を守れるんですか?」
中原「いや、普通逆だと思う。」
諏訪野「人望のある男はモテますよ。僕みたいな。」
中原「モテるのはともかくお前に人望はないだろ。」
諏訪野「いやありますって、これでも同世代からは、」
中原「はいはい、えらいすごい。」
諏訪野「ちぇっ、信じろよな〜。ったくヒネてんだからよぉ〜。」
中原「口にでてるぞ。」
諏訪野「しまった!!」
そのまま談笑を続け、別れた。
また中原は歩く。
ブレザー中学生「クソッ、お前ら許さねぇぞ!」
男1「あ?どう許さんとや?」
男はいやらしく笑ってブレ中に蹴りを入れた。ガラの悪そうな男が後二人ばかりいる。そのうちの一人はブレ中のカバンを漁っていた。
中原(あのネクタイの色は…聖清学園のだな。運のないやつ…。)
中原は非情だった。可哀想とさえ思わない男だった。だが…
中原「屑が偉そうにしてるのは…、ちょっと…不愉快だな。」
中原は男達のところへ歩き出した。
男1「痛ぇ〜!このガキ刺しやがった。」
ブレ中がハサミを男の腿に突き刺していた。
13 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2011/02/20(日) 18:33:13.46 ID:DvFvh3Rk0
中原(おおっ、あいつやるなぁ。)
中原は素直に感心していた。彼は善人ではないのだ。
ブレ中「ざまーみろ!屑共!!」
が、困ったことになった。ブレ中がこっちに逃げてきているのである。
中原(うへぇ、冗談じゃねぇ。捕まえて差し出そうか。でもハサミ持ってるしな。)
男達「待てやぁ!クソガキがァ!」
ブレ中はこっちに視線を送っている。中原は石を拾いそして思いっきりブン投げた。
ブレ中に当たった…。
ブレ中「がっ!?うっううぅ!!」
中原「わりぃ!お前に当てる気はなかった!」
男1「こいつぁラッキー!オラァ!」
転んだブレ中の顔面に蹴りが入った。もう見てられない、無様すぎて。
中原「その辺にしとけよ屑共、いじめちゃかわいそうだろ。」
男2「なんだぁ?テメェも殴られたいのかよ。」
中原「だからね、屑さんたち。もうやめたげてって言ってんの。」
男3「俺らは屑じゃねぇ!クソガキ!」
男3は中原にパンチを放った、だが…。
男3「フゴッ!?」
カウンターパンチをもらって倒れた。だが中原はまだやめない。
中原「フンッ!ハッ!セッ!」
男3「アァ…モウ…ヤメ…」
男3は気を失った。
14 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2011/02/20(日) 18:55:56.73 ID:DvFvh3Rk0
中原「あ〜あ、屑はやっぱ弱いな。」
中原にはあったのだ。強さに憧れ、ヒーローに憧れ、己を鍛え続けた時期が。
中原(…結局こんなことしかできねぇけどな。無駄とは思ってねぇけどやっぱむなしい。)
中原「ごめんな、多分死んでないと思うから。」
男1「クソッ、オイ、男2!逃げるぞ!ウウッいてぇ。」
中原「俺さ、お前らみたいな生産性のないやつら嫌いなんだよ。だから…逃がさねぇ。」
数分後…男達は完全に沈黙した。
中原「とっといけよ、ほら。これだけやっときゃあいつらもチクらねぇよ。」
ブレ「フフフフ…、アハハハハ!あんたすごいなぁ、屑共一蹴とはよォ。石ぶつけた挙句人の獲物とりやがって。」
中原「はぁ?どういうこったよ。」
ブレ「正当防衛になるんだよ。」
中原「なんだそりゃ、まるで初めから」
ブレ「ああ、そうだぜ。そのつもりでやられてたんだ。もう少しこらえる予定だったがやっぱムリだったわ。」
中原「虚勢張るなよ、あんなに無様だったくせしてよ。」
ブレ「衝撃を殺してたんだよ、どっこも痛めてねぇぜ、試してみるか?」
中原(いいね…、こういう危なく尖った奴は面白い…、友達は勘弁だけどな。)
中原「いや…そりゃいいや、遠慮しとく。どうしてもってんなら襲い掛かれよ、無抵抗の俺に。」
ブレ「やらしい手だなそれ、実際使われるとさ。…今夜0時だ、0時に聖清学園の初代校長の像の前に来い。」
中原「決闘ってわけか…、古典的だなイマドキ。」
ブレ「決闘なんかよりずっと楽しいことさ。俺もお前も。んじゃな。」
15 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2011/02/20(日) 21:59:22.07 ID:DvFvh3Rk0
ブレ中に名前を付けてください。
>>17
16 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2011/02/21(月) 15:23:00.31 ID:gklYWggAO
支援
17 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2011/02/21(月) 16:39:58.77 ID:oMFP9HRUo
範馬
18 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2011/02/21(月) 17:45:57.12 ID:5ap4T7oEo
名前からして勝てる気がしない
19 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2011/02/21(月) 22:11:49.62 ID:zHXwHp3V0
中原はそれから自宅へ帰り、普通に過ごした。
そして現在11時23分、両親はまだ戻ってこない。二人とも週末はいつもこうである。
中原(どうしたものか…、行くか行かないか…、あいつがただのイタ中ならそれはそれでいいんだが…。)
もしそうなら、あのブレザーをお仕置きするだけの話。
中原(明日は9時まで寝れる…、行ってみるか)
中原は支度をし、家を出た。
20 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2011/02/21(月) 22:52:38.27 ID:3q7NJGeSO
オーガ…だと…
21 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2011/02/22(火) 23:44:27.85 ID:7fBOXqcv0
中原は夜の町を歩き、約束の場所を目指していた。そんな中後ろから突然声がした。
???「…人間、貴様も今宵の祭の参加者か?」
中原「…。」
中原は振り向かず、口を開かず、ただ聞いていた。ひとつだけ分かるのは、背後の空間に人より大きい何かがいることだった。
???「わかる…わかるぞ。貴様の内心、手に取るようにわかる…。我の推測は当たっているようだな…。」
中原「…。」
???「人間、会話は嫌いなのか?まぁ、ここで話すことに意味などない、我は去る。」
直後、生き物の気配が消えた。中原は大きく息を吐き、後ろを振り返った。
中原「!?…。」
???「どうだ、驚いたか?我には気配を消すなど造作もないこと…。俗に言うドッキリと言う奴だ。」
そこには真っ黒い布で包まれた何かがあった、昔動物園で見た象くらいの大きさだった。
中原「…お前は…、ゴクッ、お前は何だ?」
???「質問が大雑把過ぎてどう答えたものか分からん。もっと分かりやすく聞け。」
中原「お前は誰で、何のためにここにいるんだ?」
???「私は×××、今宵の祭を盛り上げるために来た。」
中原「祭?それは…人間が行う?」
×××「人間も来るが、人外も来る。サバトだよ。我らの長の願い、世界の交流のためのサバトだ。」
中原「俺はサバトって言葉は悪い意味しか知らないんだがな。」
×××「それで合っている、少なくとも今眠りに就いている者達からすれば、災厄でしかないだろう。」
中原「そんなことに何の意味があるんだ。」
×××「ある。だが、どんな意味かは人それぞれだ。」
中原「喜ぶ奴もいれば嘆く奴もいるってことか。」
×××「うむ。貴様はどっちかな?」
中原「どっちだろうな。」
×××「教えてはくれないか、存外意地悪な奴だな。それとも本当に自分のことが分からないのか。」
中原「…。」
×××「ふん、だが祭に行こうとしていたのは間違いないようだな。我が送って行ってやろう。」
そういうと、×××は視界から消えた。だがそれは一瞬だった。真上から完全な黒が中原に覆いかぶさり、3秒ほどで、掻き消えた。
22 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2011/02/23(水) 00:05:05.66 ID:4H+mKeYS0
気が向いた人、×××に名前つけてやってください。性別も皆にお任せます。
中原は辺りを見回した。どうやら聖清学園の裏門の前にいるようだった。目の前を黒い霧が包んでいる。
中原「…行ってみるか。」
中原は霧をの先へと進んだ。すると、さっきまで誰もいないようだった場所になぜか大きな火が灯っており、たくさんの気配があった。
×××「どうやら、まだ始まってはいないようだな。」
後ろから声がしたが、中原は驚かなかった。
中原「何かの準備の最中らしいな。」
×××「ああ、我もそれを手伝わねばならん。また後でな人間。」
また気配ごと消えた。さすがに、もうドッキリはないようだったが。
中原は辺りを見て回った。どうやら、人外も来るというのは本当らしい。統一性のない格好の老若男女たちの中に、明らかに異質な者達がいた。
生き物としての本能なのだろうか、中原にはそれが人間でないとはっきり分かった。
ブレ中「よぉ、来たみたいだな。」
中原「ああ、そういや名前聞いてなかったな、俺は中原だ。」
範馬「俺は範馬だ。」
なぜだか、不思議な寒気が中原の背筋を襲った。
範馬「どうした?」
中原「いや、なんでも。それより、あいつらは何なんだ?」
中原は人外達を指差した。
範馬「人間だろ、俺たちと同じ。まぁ、マトモじゃないだろうけどな。」
違う。あいつらは人間じゃない。それが範馬には分からないようだった。
範馬「だいたい、これからそいつらに会うんだぜ。そのために集まったんじゃないか。」
中原「…。」
範馬「んだよ、だったらちょっと話しかけてやるよ。あいつらだっけ?」
中原はうつむいて考え込んでいたために、範馬を止めることができなかった。
23 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2011/02/23(水) 15:54:32.88 ID:xKJ9t5nAO
傀
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