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浜面「俺達は新生アイテムだ!!」 デルタフォース「・・・」 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/28(月) 16:28:37.13 ID:0jr8aoYQo
読むに従っての注意事項
キャラ崩壊
物語的矛盾
R-20(特殊性癖を含む)描写
読みにくい文書(台本形式+地の分)
厨二病全開
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少し暑くて少し寒くて @ 2024/04/25(木) 23:19:25.34 ID:dTqYP2V2O
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1714054765/

渾沌ゴア「それでもボクはアイツを殺す」 @ 2024/04/25(木) 22:46:29.10 ID:7GVnel7qo
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1714052788/

二次小説の面白そうなクロス設定 @ 2024/04/25(木) 21:47:22.48 ID:xRQGcEnv0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1714049241/

佐久間まゆ「犬系彼女を目指しますよぉ」 @ 2024/04/24(水) 22:44:08.58 ID:gulbWFtS0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713966248/

全レスする(´;ω;`)part56 ばばあ化気味 @ 2024/04/24(水) 20:10:08.44 ID:eOA82Cc3o
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1713957007/

君が望む永遠〜Latest Edition〜 @ 2024/04/24(水) 00:17:25.03 ID:IOyaeVgN0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1713885444/

笑えるな 君のせいだ @ 2024/04/23(火) 19:59:42.67 ID:pUs63Qd+0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1713869982/

【GANTZ】俺「安価で星人達と戦う」part10 @ 2024/04/23(火) 17:32:44.44 ID:ScfdjHEC0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713861164/

2 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/28(月) 16:29:14.55 ID:0jr8aoYQo
平日の夜。


満月の夜。


あまりにも明るい光が学園都市の夜の公園を輝かせる。






浜面「滝壺。ここでいいか?」

滝壺「恥ずかしい。だけど、はまづらが、したいならいいよ」

 
その滝壺と呼ばれた少女は何の表情の変化もなくそう言い切った。
3 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/28(月) 16:31:03.55 ID:0jr8aoYQo

少女の正式名称は滝壺理后。学園都市レベル四のAIM追跡“AIMストーカー”を保持する能力者。
学園都市の元暗部組織『アイテム』の構成員の一人である。滝壺の特徴は表にあまり感情を出さない。あまりと言うかほとんど出さない。
それが滝壺理后だ、それでも可愛い。そして少女の一番の取り柄と言うか、特徴が浜面仕上の彼女であること。
 


その浜面と呼ばれた少年の正式名称は浜面仕上。アイテム構成員の一員。そして、滝壺理后の彼氏。以上。

 「だけじゃ、寂しそうなので、私が、はまづらを補足してあげる。はまづらは、昔スキルアウトをやってて、とてもチンピラなの。だけど私の為に立ちあげってくれて、それで―――」



 と言うわけで今のこの二人の状況。公園で何かよく分からない情事に走ろうとしているこの状況。話はこれより少し前より始まる。


4 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/28(月) 16:33:11.78 ID:0jr8aoYQo
時は遡り所も変わって


打ち止め「あなたは何でそう言う事を平気で言えるのか分からないってミサカはミサカは怒ってみたり!!」

一方「イイじゃねェか!これ位の事でガタガタ言ってンじゃねェ!!」

学園都市の第一位、一方通行“アクセラレータ”。その能力はベクトル変換。以下詳細はこれを読んでいる人には不要と考えて原作で補完するものとする。


 その学園都市第一位である十六歳程度に対して超ご立腹なのが見た目は十歳程度のロリ。だけど中身は零歳のペド。
の御坂美琴のクローンである妹達のコンソール的役割の二〇〇〇一号目に作られた個体、打ち止め“ラストオーダー”


打ち止め「これ位?いまこれ位って言ったってミサカはミサカは驚愕をあらわにしてみる。もう良い」

一方「あァ?!おい、どこに行ってンだあ」

打ち止め「ミサカは実家に帰らせてもらいますってミサカはミサカは荷物をまとめて出て行ってみたり」

一方「おいィ、クソガキ。テメェは実家もへったくれもねーだろうがっ。変なことで機嫌悪くしてンじゃねェよ」

打ち止め「……さようならってミサカはミサカは頭を下げてみる」
 

 そう言って打ち止めは玄関の扉を閉めた。
溜息をつきつつ、のそりと立ち上がりゆっくりと玄関で靴を履き通路に出る。通路から外を見降ろすと、その視界の端に打ち止めが走っていくのが映った。
5 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/28(月) 16:35:02.20 ID:0jr8aoYQo
一方「どンな足してやがンだァ?チっめンどくせェェ」
 

一度部屋の中に戻り適当に服を着る。流石に全裸のまま外を追いかけるわけもいかない。能力を使えば全裸のままでも行けるわけでも問題ないんだけど。
例えば能力で光を自身を透過させたり。他人の服が反射した光を自分から反射している形にすれば、あたかも自分が服を着ているように見えなくなくもない。


一方「はァ服着ンのもめンどくせェ。男はネクタイだけで充分だろォ」 

一方「適当に服を着て探しに行くかァ。あのクソガキィ面倒ばかりかけやがって。にしても何で怒りやがったンだァ?反抗期のお年頃ですかァ?いや、それはあり得ないだろ。反抗期なンてどンな熟女だよォ」
 





一方「にしても。どこに行きやがったンですかァ。実家とか言ってやがったな……どこだよ実家ってのはよォおお!研究所?いや、あのオリジナルンところかァ?」

 
外に出て考えを巡らせた。だが打ち止めが走って行った方向にはどちらも無い為にそれはありえなかった。


一方「もォ暗くなるなァ、おィ」
 

救いと言えば暗くなっているとは言え、空の天気が良い事だ。学園都市の天気予報は外れる事がない為に、ここ数日は雨一滴も降る事はないと分かりきっている。
つまり空の天気が良いと言う事は月明かりで夜も多少は明るくなり、危険度が若干下がると言うことだ。
 
できれば完全に暗くなる前に探し出したいが、そう言うわけにもいかないようだ。もう完全下校時刻になりつつあり、このままいくと自分はともかく、打ち止め“クソガキ”が警備員にお世話になるのは目に見えている。
6 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/28(月) 16:37:18.55 ID:0jr8aoYQo
一方「携帯にも出やしねェ。そこまで怒る事なのかよ。俺は信頼して言ったってのによォ!」

無意識に地面に落ちていた空き缶を蹴り飛ばした。首元にあるチョーカーの電源を入れていないために、蹴りの強さは弱く缶もそこまで飛ぶ事はなかった。
大きく見積もっても二メートル程度しか飛ばずに重力に捕まり、落ちた。
落ちたと言っても、地面にではなく歩いていたガラの悪い男にだ。

mob「ってぇな、誰だああ!!」

一方「あァ?!」

mob「てってめぇは!!学園都市第一位」

一方「消えろ、ブッ飛ばされンうちになァ」

mob「くっくそぉお」

よく分からない顔つきの悪い不良少年は勝てるはずもないと一目散に逃げた。もうここまで行くと闇に落ちたヒーローじゃなくて、地に落ちたゴロツキである。
一気に不機嫌さが増し加わり、適当に歩きはじめる。現状で向こうからこちらにやってくる事はありないのだから。




この少年が向かう先は、そう冒頭に出たあのいちゃつくカップルのいる公園。
7 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/28(月) 17:00:58.66 ID:cjLNUA/wo
ベクトル操作
8 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/28(月) 17:07:41.00 ID:I76wjPTJP
ながら投下かな
一方さんからマジキチの臭いがして怖い
9 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/28(月) 17:23:18.72 ID:0DCDzkSHo
たった数レスで俺の知ってる一方通行さんじゃないことが分かる・・・
10 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/28(月) 18:21:53.40 ID:NgfwSBVf0
男はネクタイのみ

ドンキーコング
11 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/28(月) 18:46:22.75 ID:09ZpRVov0
男はネクタイのみ

ドンキーコング
汚野たけし
サルーイン
12 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/28(月) 19:34:47.33 ID:0jr8aoYQo
ここは暗部組織『アイテム』そのメンバーが集うファミレス。(※ただいまの時刻は上の一方さんのお話より若干遡っております)

アイテムの構成員は先日四人から下っ端であった浜面を加えて五人へとなり、文字通り新生アイテムとなったわけだ。
リーダーでレベル五の『原子崩し』こと麦野沈利。浜面に右目と右腕を潰され、今は精密機器で補っている。がさつで暴力的な一面と同時に仲間を思いやる所もある大人な女性。

金髪の少女のレベル四、『固定転位』のフレンダ、おっちょこちょいな部分があり、自分の事を考えるのを最優先にする。
先日考えすぎて麦野に粛清され胴体を真っ二つにされたわけだが、何故か生きてる。詳しい事は本人も分からないらしい。

そして見かけ十二歳位の大人しそうな少女で、わふわしたニットのワンピースを着用しているレベル四の『窒素装甲』の持ち主、絹旗最愛。
大人しそうな少女だが、実際は行動力があり、なおかつ本当に優しさを持っている。

と超上記に記載した滝壺と浜面を合わせると五人。


浜面「ってなんで俺がドリンク汲みに行く役割になってんの?」

絹旗「それは超浜面だからだと思います」

フレンダ「結局、いくら一員になれてもそんな感じな訳よ」

麦野「なに浜面?不満なの」

浜面「ああっもう、この扱いひでえなああ。たきつぼ〜」

滝壺「大丈夫。そんな、はまづらを、応援してる。あ、私はメロン味が良い」

浜面「…………ぐすっ。浜面めげないもん!」

麦野「糞きめぇんだよ!!とっとと、取ってきやがれ。ぶち[ピーーー]ぞ」

浜面「わかりましたよ。わーかーりました!!」
 
13 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/28(月) 19:38:32.25 ID:0jr8aoYQo







浜面「ほら、お持ちしました〜。お待たせしましたっよっと」

麦野「フレンダ。そっちの砂糖とってー」

フレンダ「はいはいーっと」

麦野「ん、ありがと」

絹旗「滝壺さんのメロンソーダも超おいしそうです」

滝壺「うん。とてもおいしい、きぬはたも、飲んでみる?」

絹旗「いんですか?超飲みます、超飲みます!」ゴクリ

絹旗「おっおいしいです。超おいしいです」

滝壺「いいよ。そんな、きぬはたに、メロンソーダをあげる」

絹旗「えっ超良いんですか?なら私の濃厚オレンジジュースとトレードです!」

浜面「あの、俺の席は……」

フレンダ「え、浜面はそこで裸土下座してたほうがお似合いなわけよ」

絹旗「うんうん、超お似合いです。さっさと裸になってください」

浜面「なんでファミレスで裸になんねーといけないんだよ!!それじゃあ俺がただの変態じゃねーか!」

麦野「浜面〜うるさいわよ。ぶち[ピーーー]わよ」

浜面「あっごめん。ってかなんでたったそれだけでぶち殺されないといけないんだよ?!」

滝壺「大丈夫。そんな変態な、はまづらを、応援している」

浜面「滝壺まで俺を変態扱いするのか……」

滝壺「だって、はまづら、この前バニーん―――――」
14 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/28(月) 19:39:57.65 ID:0jr8aoYQo
浜面「しぃいいいい!!それは言わない約束だろおお!たきつぼおおお」

麦野「さて、フレンダ」

フレンダ「はいはーい。私と麦野の間にアポート、ひょいっと」

浜面「うわっ」

麦野「さあーて、浜面、詳しく話してもらおうじゃない。どういうことかしら」

浜面「えっえええっと!!そっそれはだなぁ」シドロモドロ

フレンダ「うんうん、それは?ほら浜面、麦野が本気になる前に続きを言ったほうが良いわけよ」

麦野「もう私は本気よ。どうしたのかにゃー。言えないのかにゃー」キャピキピ

浜面「分かった、分かった言うから」

絹旗「超早く言ってください、時間稼ぎとか浜面には超期待していませんから」

浜面「うぅ。その先日ですね、はいバニースーツを手に入れまして。滝壺にきて貰ったわけです」

麦野「それから?」

浜面「えっ?」

麦野「それで終わったわけじゃないでしょう?それからどうしたのかって聞いてんだよ。耳の穴増やすぞ!!さっさと答えやがれ」

浜面「はっはいいぃい。そっその」

滝壺「えっちした」
15 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/28(月) 19:40:39.38 ID:0jr8aoYQo
ALL「「「「!?!?!?」」」」

浜面「えーあーえー。滝壺さん?」

滝壺「はまづらと、バニー姿で、えっちした。はまづら、とても変態だった」

麦野「ふーん、へー。ほぉー。それはなかなか、とても魅力的だね、浜面」

浜面「え、あっああ。そっそう思うだろ」

絹旗「変態、超変態です。浜面は超早く死んだ方が良いと思います。どうせ滝壺さんが断れない事を良い事にやったに違いありません」

フレンダ「結局、滝壺は素直ってわけよ」

麦野「は・ま・づ・らああああああああああああああああ」

浜面「ひぃいいいいいいいいいいっっっ。?!?!!!!」←1

麦野「わおっ。麦野大胆」

絹旗「ん?超どうしたんですか」

フレンダ「なにもないわけよ。ただ右手で原子崩しを発動しようとしてるってわけ…………って無理無理無理!!!その位置から撃ったら私まで真っ二つな訳よ。しかも今度は首が飛ぶ飛ぶうううううう。麦野やめてええぇぇぇ」

麦野「っち、仕方ないわね」

浜面「んっ、むっ麦野、なにを?!」


 とこれだけでは全くどうなっているのか伝えきれないために、地の分を入れさせてもらおう。ただいまの状況。

麦野、浜面、フレンダの順に一つの長椅子に着席。
そして麦野氏が浜面の肩に右手を当てて原子崩しを発動準備中。当然発動させれば浜面の隣にいるフレンダ嬢も道連れ確実です。
上の状況は話を見ている限り分かると思います。

これには水面下、と言うかテーブルの下で凄い事になっています。←1の部分 麦野の左手(人肌に温められた機械)は浜面の大変な部分を握っていると言う事です。
これでフレンダがなぜ感心?したかがお分かり頂けたでしょう。
16 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/28(月) 19:41:45.95 ID:0jr8aoYQo
滝壺「はまづら?大丈夫?凄い汗」

浜面「あっああ。だっ大丈夫だ、問題ある」

麦野「ふーん、問題あるんだ。硬くなってるわね〜」モミモミ

浜面「なってねぇええ!!」

フレンダ「結局、浜面もその程度な訳よ。これは面白い展開、じゃあ私は反対の“肩”を揉んであげる」

浜面「ふっフレンダ?!」

フレンダ「あ、ほんとだ硬〜い」

滝壺「大丈夫?はまづら、肩凝ってるの?」

浜面「えっ、あっああ。最近少しやり過ぎてな」

フレンダ「麦野聞いた聞いた?ヤリ過ぎって、浜面も頑張ってるわけよ」

麦野「ふーん。ヤリ過ぎねえ。おもしろいじゃない。ならもう少し頑張ってもらおうかしら、だから今日はその労いとしてたっぷり揉んであげるわ」

浜面「ちょっまっ、やめ」
17 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/28(月) 19:42:15.71 ID:0jr8aoYQo
フレンダ「結局、抵抗は無駄なわけよ。はーい失礼しまーす。うわ本当に硬くなってる」チャリリリ

麦野「フレンダ、片手で器用ね。私もこの腕になってなかったら片手でファスナーの一つや二つ開け閉めできるんだけどな―」

浜面「くぐっ」

絹旗「超どうしたんですか、浜面?超苦しそうな顔してます」

麦野「んー、強めに揉んでるからでしょ、浜面には少し荒治療がいいのよ。相変わらずな大きさねぇ」

絹旗「なるほど、要するに浜面が超ヘタレって事ですね」

浜面「なんでそうなる!!ってマジでヤバい、ってそれヤバいから。ああっ、カタカタ肩ぎりぎりするなっ!いた、痛い」

滝壺「大丈夫。そんな、はまづらの、ことを応援してる」

フレンダ「あれ?もしかして麦野〜浜面と一緒にヤッタ事あるの」

麦野「ん〜まぁ。ロシアでね」

絹旗「私は学園都市で超お留守番でしたけどね!」

フレンダ「それを言うなら、私もお留守番だったわけよ、病院でね!」

浜面「んくっ、まじヤバいって。ここファミレスだからっ!!そっそれ……」

絹旗「はぁ〜。私も浜面とロシアに超行きたかったです」ボソリ
18 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/28(月) 19:42:51.12 ID:0jr8aoYQo
麦野「んーうるさいわねー。手っ取り早く気持ちよくするか、フレンダー」

フレンダ「はいはいー。滝壺さん、私お腹がすいたわけよ、出来ればケーキとってきてくれると嬉しいわけ」

滝壺「うん。むぎのは、何が良い?」

麦野「えーあー。そうねぇ、コーヒーに会うやつ……モンブラン辺りを持ってきて」

滝壺「分かった。きぬはたは?」

絹旗「私も超一緒に行きます」ガタリ

滝壺「うん」ガタリパタパタパタパタ

フレンダ「さて邪魔者はいなくなったわけよ。早速―――」

麦野「その前に、は・ま・づ・らぁあー」ギュッ

浜面「ひぃ、強く握るなっん」

麦野「絹旗とはどこまで行ったのかにゃー?」

浜面「んんっく、どっどこまでって、なっなにがだよ」

フレンダ「結局、絹旗とは最後までやったのかなーって麦野は聞きたいわけよ。それくらいもこたえられないのかなー」

麦野「ほら、早く答えなさない」

浜面「うぅっ。こっ答えるから、少し止めてくれ」

麦野「はい、止めたわよ、サッサと言わないとここに原子崩しをぶち込ませるからね」

浜面「最後までしたって言うか、なんて言うか。した事はしたけど」
19 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/28(月) 20:31:06.54 ID:0jr8aoYQo
麦野「煮え切らないわね―さっさと答えやがれ糞野郎!」

浜面「しようとしたけど、入れきりませんでしたっ!!」

フレンダ「なによそれ?浜面がチキンってことな訳?」

浜面「ちっちげーよ!絹旗が『超覚悟を決めました』とか言いつつ身体ガチガチでさ、入れようとしたら窒素装甲に阻まれて『私は処女装甲も伊達じゃないですね……』って言うんだよ」

麦野フレンダ「「……」」

麦野「あははっはははははっっっっっ!!!!!ははっはっはははっははっ」

フレンダ「きゃははっははっっっっぶはっっっはっはははっははっ!!!!」

麦野「ははっはっ、ははっはっはっははっっ、ははははっ、はぁはぁはぁはぁや、や、ばい、はら、痛い。笑わせるんじゃないわよ」

フレンダ「きゃははっははっ。きゃははははっっっっははは!ヒィヒィヒィ、けっ結局、出来なかったわけ?」

浜面「ああ、うん」

麦野「可愛そうな浜面!よしなら私が今から気持ちよくさせてあげるにゃー」

20 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/28(月) 20:31:46.38 ID:0jr8aoYQo
フレンダ「麦野、待つわけよ。私は浜面とは(起きている時なんだけどねー)まだやった事がないから私に先にやらせてほしいわけよ」

麦野「ふーん、そうね。いいわよ」

浜面「えっ?えっ、えっ。ふっフレンダ、なにをっ?!っくっ」

フレンダ「りょう?ひぃもひひわふぇ?」“どう?気持ちいわけ?”

浜面「うあっ、やめてくっれ」

麦野「あれれ、浜面〜感じちゃってるのかにゃー?にしても、フレンダもいきなり咥え込むなんて」

フレンダ「にゃひゃひゃ、きょううのひゃひょうくいにゃわふぇよ」“あははっ、こう言うのは得意なわけよ”

浜面「喋るのはやめっ、気持ち良くて、だっ」

麦野「あー、フレンダ。気をつけときなさい、浜面早いから。手でやってたぶん、すぐに出すわ――って遅かったわね」

フレンダ「くっぐぐぐっ!!!」ドクッドクドクッ

浜面「んんんんんんんんっっっ」

21 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/28(月) 20:32:32.35 ID:0jr8aoYQo
麦野「あららー、早いわね。さっすが」

浜面「はぁはぁはぁ、んはぁはぁ。なっなにすんだよ!!」

麦野「見て分からいのかにゃー」

フレンダ「んっはぁはぁ、みゅぎにょ。きにゅひゃたのこっぴゅ取って」

麦野「はいー」

フレンダ「ん、おぇ」どろりー

麦野「うわっはまづらー、出し過ぎなんじゃない。フレンダを殺す気なのかしら」

浜面「って、なんで絹旗のコップに入れちゃってんの?!!」

フレンダ「メロンクリームソーダの出来上がりってわけよ。私の口の中にぶち込んだ訳だし、絹旗の口の中に入るのと大した差はないと思うわけよ。はぁ、口の中が気持ち悪い。浜面、早すぎじゃない」

浜面「ははっ早くないっての。普通だって」

麦野「そうだねー、浜面はとても普通普通」
22 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/28(月) 20:33:01.33 ID:0jr8aoYQo

浜面「くそっ馬鹿にしやがって」

麦野「にしても、滝壺にどう説明するわけ?」

浜面「何を?」

フレンダ「奥様、聞きましたか。彼女じゃない女にしゃぶらせて、何をと言ってる訳よ」

麦野「私だったら、ぶ・ち・こ・ろ・し・確・定・ね」

浜面「ななっ何言ってんだ!!てめぇらが勝手に始めたことだろ」

麦野「抵抗しなかったのは浜面じゃん」

浜面「ぐっ」

フレンダ「ちなみに最後は私の頭を持って固定してたわけよ」

浜面「ぬぐぐっ」

絹旗「超どうしたんですか」

23 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/28(月) 20:33:39.27 ID:0jr8aoYQo
浜面「なっなんでもねーよ」

フレンダ「麦野、麦野」

麦野「何よ」

フレンダ「私の窒素装甲は伊達じゃない」ボソボソ

麦野「ぷっ、あはっははっはっはっ、ふ、ふれ、ははっははっ」

フレンダ「きゃはっはあはははっはははっはっ」

絹旗「なっなんなんですか二人とも、超私の顔見て笑って!!何かついてるんですか?!」

滝壺「大丈夫。そんな、きぬはたの、顔には何もついてない」ハハハッハハッハハ

麦野「じゃあ、なんであの二人は超笑ってるんですか」ハッハハッハハッハハッハッハ

滝壺「分からない」アハッハハッハハッハッテハハハ

絹旗「超むかつきます」ゴクゴクリ

24 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/28(月) 20:34:07.10 ID:0jr8aoYQo
浜面フレンダ麦野「「「あ」」」

絹旗「???」ゴクゴク

絹旗「プハッ、やっぱりメロンソーダ超おいしいです」

麦野「あー。絹旗それメロンソーダじゃないわよ」

絹旗「えっ超何言ってるんですか。メロンソーダですよ?」

フレンダ「それメロンソーダじゃなくて、メロンクリームソーダなわけよ。飲んでしまったら変わらないんだけど」

絹旗「はぁ?クリームなんてどこに入ってるんですか?」

麦野「お子様な絹旗じゃ気付かないかもね」

絹旗「麦野!お子様って超どういう意味ですか」     滝壺 「大丈夫?はまづら、凄い汗」

フレンダ「結局、そうやって怒る所が超お子様なわけよ」 浜面「ア、ア。ダイジョウブダ。モンダイナイ」

25 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/28(月) 21:09:11.32 ID:0jr8aoYQo
絹旗「むっキー。なら大人な麦野は分かるんですか?!クリームがなにか」「それなら、いいけ―――」

麦野「浜面の精液」

滝壺「――ど?……むぎの、今なんて」「うわー、修羅場突入なわけよ」

絹旗「えっ?」

浜面「むっむぎのおおおお、にゃっにゃんえんれくぁうぇsdrtfgyふじこlp;@」

フレンダ「結局。説明求められるのは私なわけよ。なら先に説明する方が無難の、はず!!と言うわけで密告するわけよ。私と麦野で浜面のをしごいてて、その後が私が口でして、口の中に出されて気持ち悪かったから、絹旗のに入れたわけよ」

絹旗「……ええっと、話に超ついていけませんけど。それじゃあさっき超肩揉んでたのは」

麦野「右手で触っているのをカモフラージュ。お子様絹旗には見抜けなかったみたいね」

フレンダ「自分一筋で裏切らないと思っていた、浜面LOVEの滝壺も気づかなかったみたいだけど」

滝壺絹旗「「……」」

浜面「あっ滝壺?―――」

26 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/28(月) 21:09:48.81 ID:0jr8aoYQo

滝壺「はまづら、パーとぐーどっちが良い?」

浜面「これは俺の所為じゃ言って、俺じゃなくて麦野とフレンダが勝手にやったことで」

フレンダ「結局、責任転嫁なわけよ。気持ち良すぎてイくとき私の頭離さなかったくせに」

麦野「思いっきりビクビク跳ねてたからね―。ロシアの時よりは遅くなってるみたいだけど。まだまだ早漏の域ね」

浜面「何でお前らは火に油を注ぐような真似をす―――」ズドン、パンッ、プシュー

麦野「ナイスボディブロー」「ナイスビンタ」

滝壺「むぎの、ふれんだ。なんで、はまづらに、そう言うことしたの?」

麦野「あれれー?怒っちゃったのかにゃー?別に浜面が拒まなければやっても問題ないでしょ」

滝壺「だめ。私は、はまづらの、彼女だから」
27 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/28(月) 21:10:26.88 ID:0jr8aoYQo

フレンダ「結局、彼女だから何ってわけよ?」

滝壺「……だから、せめて一言言ってほしい」

麦野「なに?滝壺。言ったらして良いわけ」

滝壺「いい」

浜面フレンダ麦野「「「いいんかい??!!」」」ムクリ

滝壺「でも、はまづらは、叩く」

浜面「えええええええぇっぇ!!!!それは理不尽だろ!!」

滝壺「はまづら、うるさい」





浜面(´・ω・`)ショボーン
28 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/28(月) 21:10:58.85 ID:0jr8aoYQo

フレンダ「結局、無事に解決したわけよ」

絹旗「超待ってください、超ありえないでしょ!なんで私の事を超スルーしてるんですか!!今一番の被害者はわたしでしょう!!!」

麦野「はいはい、別に気にする事はないじゃない。いつか直飲みする事になるっつーの」

絹旗「なりません!!B級映画でもそんな超展開にはなりません!!」

フレンダ「あれれー?私は処女装甲も伊達じゃないですね……プッ」ッハハッハッハハアアハッハッハアハハハ

絹旗「ななっなんで二人が超知ってるんですか?!まっ、っまっまさか、浜面ぁぁぁああ」

浜面「ちょっ、まっまって」

絹旗「超問答無用です!!!!窒素パンチィ」ズゴンッ

浜面「ぎゃあああぁぁぁああああ――――――――――――」

麦野「あはっははっはっはっははははははは。はぁはぁはぁはぁっ」

フレンダ「きゃはははっははははははっはははっはっは。ひぃ、ひぃ、はーはー」

滝壺「…………大丈夫。応援はしないけど、そんな、きぬはたを、思ってる」
29 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/28(月) 21:11:45.41 ID:0jr8aoYQo

絹旗「うぅ、超あり得ません!!と言うか、二人とも笑いすぎです!!それに滝壺さんもそんな同情するような眼で見ないでください!」 浜面「はっ……あぶねぇー川を渡るところだったぜ」

麦野「はぁはぁはぁはぁっ、私を笑い殺すつもり」

フレンダ「ひぃひぃ、お腹痛い、結局、腹筋が崩壊し、たわけよ」

浜面「……………ぁのー誰も死にかけた俺の事を心配はしてくれないわけか。」

麦野「死んでないだろ」

浜面「………」

絹旗「超眠っててください」

浜面「……………」

フレンダ「結局、起きてても邪魔なわけよ」

浜面「………………」

滝壺「だいじょうぶ、そんな、はまづらは、そこで正座をしていると良い」

浜面「…………………ぅっうわああああああああああああんんっ、なんでぇいなんでい、みなして俺を虐めやがって、無能力者虐めは楽しいですかねっ!」

麦野「あぁ?!悪いのはだれか、もう一度その糞まみれの脳みそで考えやがれ」

浜面「…………すいませんでした」
30 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/28(月) 21:12:45.11 ID:0jr8aoYQo

絹旗「浜面、浜面」

浜面「なんだよ、絹旗。俺はいま猛烈に落ち込んでいるんだけど」

絹旗「超許してあげる代わりに今から映画を超見に行きましょう。それで二人に言った事はちゃらです」

麦野「当然、私もよね、浜面?」

フレンダ「結局、一緒に行く羽目になるわけよ」

滝壺「はまづら?私を置いていくの?」

浜面「あああもおお、分かったぜ。そんじゃあ皆一緒に映画だあああ!!それで文句ねーな?な?!なあ!!」

絹旗「多少、超理不尽ですが、いいです」

滝壺「うん。はまづらは、それくらいがちょうどいい」

浜面「なんか、もうなんでもどうでも良くなってきたぜ。滝壺のお許しも出たんだ、俺についてこい!!」フッキレタ

麦野「おい、調子のんなよ」

浜面「麦野口悪いって、ほらほら、笑顔笑顔」

フレンダ「きもっ、浜面がなんか壊れたわけよ」

浜面「俺はいたって正常だっての!」

絹旗「超正常には見えませんが、何か吹っ切れたみたいですね。まぁそんなことはどうでもいいです。さっさと車を回してください。超見に行きますよ」

浜面「ああ、分かったぜ!!」



 浜面仕上は吹っ切れた。考える事を放棄したのではなく、考えた結果、吹っ切れた。

31 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/28(月) 21:14:49.87 ID:0jr8aoYQo

フレンダ「で、絹旗。どこのB級映画なわけよ」

絹旗「ふふっ聞いて超驚いてください!空白の三日間:愛、恐怖。そして笑い」

フレンダ「それB級じゃなくて、ウルトラC級に分類されるわけよ」

絹旗「いえいえ、間違えないでください。超ウルトラB級です。超ぎりぎりですけど」

麦野「期待通りの期待外れの作品ね」

滝壺「大丈夫。そんな、きぬはたの、選んだ映画をよく見てあげる」

絹旗「まぁまぁ、文句は見てから言ってください。ほら浜面、いつもの映画館に超急いでください」

浜面「へーい。任せろーい!!オラオラオラオラァァァッァ」

麦野「ふっきれてるわね」

フレンダ「ふっきれてるわけよ」

絹旗「超ふっきれてますね」

滝壺「はまづら。そんなに飛ばすと危ないよ」

浜面「ははっははっ!大丈夫だっ―――あ」

フレンダ絹旗浜面「「「あ」」」
 
 なんとなくこうなる気はしていた。人通りが少ない所とは言え、人がいないと言うわけではないのだ。そこを時速百キロ以上で突っ走るというのは無謀に極まりない。
本来、普通の車がこんな場所を、こんな速度で走る事は出来ないようにリミッターがつけてある。
だがこの車は改造車“浜面スペシャル”でリミッターを取り外してある。
当然そんなスピードでぶつかれば車の方もただでは済まない。乗っていた全員が目を瞑った。
その衝撃に耐えるために。だが衝撃はまったく伝わってこなかった。目を開けるとそこには少年が何事もなかったように立っていた。

ALL「「「「「?!!」」」」」
32 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/28(月) 21:15:33.51 ID:0jr8aoYQo
 
白濁色の髪をした少年は車の方にはなんら興味を示すことなく、歩いていった。その様子はどこかイラつきを感じさせる雰囲気だった。 車の中で静寂が訪れた。いや、エンジンの音だけがむなしく響き渡った。自分達がなぜ無事なのか、なぜ相手が無事なのか。その答えが分かりさらにむなしさが広がる。

麦野「第一位……」

フレンダ「あははは……笑えないわけよ」

滝壺「……」

車は止まっていた。何もダメージを受けずに。この車の全ての運動エネルギーが根こそぎ消滅した。

絹旗「超凄すぎでしょ、超反則です」

麦野「ふん。前はデフォルトが反射とか言っていたけど、今は違うみたいね」

フレンダ「反射だったら、私たちお陀仏なわけよ」

滝壺「はまづら……大丈夫じゃなかったね」

浜面「……はい」

反論の余地はない、相手があの一方通行じゃなかったなら、大変なことになっていた。
こちらを振り向かなかったところから見ると、ぶつかったことにも気づいていないほど何かに気を逸らされているようだ。

麦野「良かったわねー浜面。あれが相手となると、私でさえ持たないのに」

絹旗「超珍しいですね。麦野が弱気なんて」

麦野「あれを見て、勝とうなんて気起こすのはただの馬鹿よ」

フレンダ「結局、触らぬ神に、祟りなしってわけよ」

滝壺「はまづら、今度から安全運転」

浜面「……ああ」


33 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/28(月) 21:18:35.03 ID:0jr8aoYQo

――映画館――

フレンダ「……誰も人がいないわけよ」

麦野「流石と言って良いほどのB級映画ね」

絹旗「分かってないですね。人がいないと言う事は私たちだけで超独占できると言う事です」

浜面「いや、独占しても意味ないだろ。ってか、さっき他にも人いたぞ」

絹旗「マジで?!!おかしい、それはおかしいでしょ。なんでこんな映画を見に来てるんですか?!」

浜面「おい!まて、おい。キャラ崩壊してんぞ。誰だか分かんなくなってんぞ!!」

絹旗「はっ、私とした事が超を超つけ忘れました。そんなことより、浜面!」

浜面「えっお前の超って意図的かよ!ってかそんなことでいいのかよ。今お前自分を否定しちゃって―――」

絹旗「超うるさいですね。浜面、急いでその人たちにご退場を超進めてきてください」

浜面「B級映画に変な意地にはるなよってそれ実行しちゃったら、おれタダのチンピラになっちまうじゃねーか」

麦野「お前は元からチンピラだろうが」
34 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/28(月) 21:19:04.40 ID:0jr8aoYQo

フレンダ「結局、今回はこんなオチで落ちるわけよ」

滝壺「はまづらも、きぬはたも、映画は多いほうが楽しい」

絹旗「むー。分かりました。今回は滝壺さんに免じてよしとします。それじゃ、私はつまみを買ってくるので、席取っといてください」

麦野「あーはいはい…………それにしても絹旗。良く食うわね、あれじゃ確実に増えるわね」

フレンダ「うん。私も今日のケーキで我慢してるわけよ。あれは増えるわね」

絹旗「きぬはた。大丈夫。増えても、応援してる」

浜面「……止めてやれよ」

フレンダ「そこは自己管理ってわけよ」

麦野「それよりさっさと席に座りなさいよ」

浜面「それもそうだな。って俺が麦野の隣かっ!」

麦野「あぁ?!浜面、まさか嫌なんて言うつもりじゃないんでしょうね」

浜面「めっメッソウモゴザイマセン」
35 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/28(月) 21:19:41.55 ID:0jr8aoYQo
麦野「それならいいのよ」

滝壺「私も、はまづらの、隣に座る」

浜面「よっしゃ、俺のマイラブリーエンジェルが隣なら例え鬼が反対側に―――ぎゃああっ」

麦野「なんだってぇええ?」

フレンダ「おおっ凄い。鉄の右手で器用にアイアンクロ―が決まってるわけよ。」

浜面「イタタタ、ギブギブっ」バタバタバタバッ

滝壺「むぎの、そろそろやめて。はまづらが、原形をとどめなくなる」

麦野「うーん仕方ないわね。次変な事を言ったら、その頭かち割って、脳みそに直接原子崩しぶち込むわよ」

浜面「ハァハァ、今のはマジでヤバかった」

フレンダ「よいしょっと、私は麦野の隣で満足なわけよ。それにしても人が少ないわけ」

絹旗「ふっはぁー、はぁはぁ。超なんとか間に合いました」

麦野フレンダ浜面「「「ぶっ!!!」」」

滝壺「きぬはた。大きいね」
36 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/28(月) 21:21:29.73 ID:0jr8aoYQo

絹旗「そうでしょう!超大きいでしょ!“みんなと一緒に”食べるためにわざわざ大きいのを超買ってきてあげたんです。大丈夫、太ったりはしませんから」

フレンダ「どこが大丈夫なわけよ!!お昼もたくさんお菓子とか、食べたわけよ。結局、絹旗は何一つ体調管理をできていないわけよ」

麦野「流石お子様な絹旗だこと。太ったりしないなんて甘い、もうケーキみたいに甘い考えだ事」

滝壺「大丈夫。そんな、きぬはたを、応援……」

絹旗「えっ?えっ滝壺さんせめて最後まで言ってくださいよ」

滝壺「……できない」

絹旗「そんな!!いいです!超良いです!!浜面、二人で超一緒に食べながら見ます!超あーんしてもらいます、してあげます!!」

麦野フレンダ「「なっ!!」」

滝壺「?!」

浜面「まっまて絹旗。引っ張るな!って麦野も反対側から引っ張るな」
37 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/28(月) 21:22:44.88 ID:0jr8aoYQo

麦野「浜面ぁあああ!なに移動しようとしてんの!!!滝壺、お前も止めなさいよ」

滝壺「大丈夫。はまづらが、きぬはたの、隣に移動しても私の隣になるから」

麦野「裏切り者がァァァァァァ」

浜面「ギャあああ!!原子崩しヤバいっやばい!!さっき収まったばかりだろって、なんで絹旗も窒素装甲発動しちゃってんの?!!そのかい離機で握りしめんなっっ」ギリ゙リギリギリ

フレンダ「まさか私より早く浜面が、はま/づらになるわけよ」

滝壺「二人とも、はまづらが。大変なことになるから止めて。きぬはたの、ポップコーンは皆で食べて。はまづらは、私と、むぎの、の隣。それでいいよね?……ね?」

麦野絹旗浜面「「「はい」」」

滝壺「結局。滝壺が一番偉いわけよ」

浜面「って、もう始まるし。ほら他のお客さんに迷惑かかってる!もう暴れるな!」

ALL「「「「はーい(うん)」」」」
38 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/28(月) 21:24:45.60 ID:0jr8aoYQo


とまぁこんな感じに新生アイテムは浜面仕上を中心?に無事に仲良くやっているのでした。
 そして任務がないので夕暮れには解散。麦野とフレンダ、絹旗が買い物に行くらしく、浜面、滝壺ペアはばらばらになった。


滝壺「はまづら、散歩がしたい」

浜面「えっああ。そうだな、たまにはのんびり歩こうぜ」

滝壺「うん。はまづら……」

浜面「滝壺はどっか行きたいところあるか?」

滝壺「わたしは、はまづらと、一緒ならどこでもいい」

浜面「うんー。ひとまず歩くか」

滝壺「そうだね」

浜面「なあ滝壺……」

滝壺「なに?」

浜面「本当に良かったのか?」

滝壺「うん。いいよ、少しだけ嫌だけど、こうやってみんなと楽しくできるなら、私は我慢したい」

浜面「そんなもんなのか?」

滝壺「はまづらに、乙女の心は分からない」

浜面「っぐ。えっとそれじゃあ俺から手を出すのはあり?」

滝壺「あり。だけどその分、私の事を見てくれないと、私が嫌いになる」

浜面「分かってるて、拗ねるなよ!」

滝壺「はまづら、私にこの事を言う前に、きぬはたにも、ふれんだにも。それに、さっきの映画館で、むぎのにも、手を出してた」

浜面「えっ?ええ。ばっばれてる?!」
39 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/28(月) 21:28:40.14 ID:0jr8aoYQo

滝壺「うん」


浜面「何がバレているのかと言うと話の都合上カットされた所を簡単に説明しよう。そうそれはだな映画が始まり、まず滝壺と手を繋いだ。
暖かかったと言うのが俺の感想である。そのあと何故か、麦野の胸を揉んでいた。
何を言っているか分からないだろうけど、俺も何が起こったのか分からなかったが、今なら分かる。
そう麦野の胸は相変わらず気持ち良かった。右手だけで揉んでたが、なんか気持ち良かった。麦野も気持ち良かったらしく、声を押し殺して耐えていたぜ。
ここが麦野の可愛らしいところなんだけどさ、責められるのが弱いんだよ。Sっ気ありまくるからか、しらないけど、必死に耐えようとするんだぜ。
でも耐えきれずに声出しちゃってぐふふふっ。麦野、マジ墜天使」

滝壺「はまづら?誰に説明してるの」

浜面「世界の暗部に落ちた聖戦士たちにだよ」

滝壺「??……それより、はまづら」

浜面「ん?なん―――――んんっ」チュ

滝壺「ん」ブチュゥゥゥウウウ

浜面「?!?!?!!!」

滝壺「んふっ。はまづら、私のことも見てくれないと、本当に怒るから、ね?」

浜面「あ、うん」

滝壺「……はまづら」

浜面「滝壺。ここでいいか?」

滝壺「恥ずかしい。だけど、はまづらが、したいならいいよ」
40 :劇的崩壊 [sage saga]:2011/02/28(月) 21:43:50.10 ID:0jr8aoYQo
散歩の定番である公園。その公園のベンチに滝壺に促されて座る。その隣にとすんっと音を立てて滝壺も座った。
その横顔はとても白く、綺麗でぷにぷにしてそうだった。まるで、そう白兎のような、白兎の耳が似合う、白兎が――


滝壺「……あれ。はまづら、あれ」
 と滝壺に指を差された方向を見ると、白兎のような人間がいた。これは比喩表現などではなく、文字どおりの意味である。
白兎のように白い髪の毛。と言っても白髪のような質感ではなくもっと綺麗な意味である。
話が逸れようとしてやがるので、軌道修正をかけるぞ。俺がせっかく滝壺の横顔を絶賛していたのに、誰だよ。あの白兎は……って、白髪?おい……おい。

浜面「あ、一方通行?」

一方「ンあァ!」

浜面「なっ何しに来た。さっきのカリでも返しに来たつもりかよ」

一方「カリだぁ?なに言ってやがる」

浜面「まさか気付いてないのか。さっき車で轢きかけただろうが」

一方「……あァ。なンか運動量が増えてる思ったらそォ言う事ですかァ。まァ別にそンな事はどォだっていィ。てめェに聞きたい事がある」

浜面「なっなんだよ」

一方「前に俺と一緒にィたガキ知ってるよなァ」

浜面「えっ?あっああ」

一方「そのガキを見なかったかァって聞いてンだよォ」

浜面「見てないな……」

一方「ちっ。どこに行きやがったンだァ?あのクソガキは。ったく面倒ばかりかけやがって。探し回る俺の身にもなってほしィですねェ。くっそほンとにどこ行きやがったンだァ?後思いつく場所と言ったら。一先ず寮にもどるかァ?いや、そのあいだにあのガキになンかあったら洒落にならねェぞ。
黄泉川に連絡取るかァ、そもそも俺の所為で怒ったのかァ?でもクソガキは俺の所為言ってたわけだから、俺の所為だよなァ。
あァイライラ、むかむかしてきましたよォお、なンで俺があのクソガキに振り回されないといけないンだァあ、なンかの拷問かァああ?」 

その長い一人ごとを聞いた浜面仕上は勘違いをした。増長をした。見誤った。誤認した。

浜面仕上が人生の失敗と言えるだろう。

 


 そう相手が誰であるかを忘れたことだ。


41 :劇的崩壊 [sage saga]:2011/02/28(月) 21:44:28.20 ID:0jr8aoYQo

浜面「ぷっもしかして逃げられたのか」

一方「あァ?だったらどォした」

浜面「いやいや、なんでもねーよ。ただ可哀想だなあーと思ってな、ご愁傷さまw」

一方「おいィ、あンまり舐めた口きィてるとぶち殺すぞォ」

浜面「はいはい、お優しい第一位様ってことにしといてやるって」

一方「……」

浜面「必死すぎだよ。マジで、まぁ俺は滝壺とラブラブしてるから、逃げられるなんてことないけどな。なー滝壺」

滝壺「うん。私は逃げないよ?」

浜面「うはぁぁああ。俺って幸せえええ!!で?で?!第一位の一方通行様はなんでおひとり何ですかね?ね?まさか振られちゃったの?」

一方「……」

浜面「ぷぷっ!俺と滝壺みたいに愛を育めないから逃げられるっつうの。まぁ俺レベルになると他の女とも仲良くやっちゃっても問題なくなるわけで、一人の女すら満足させら
れない第一位様もたかがしれてますなあ」

一方「……」

滝壺「はまづら、あまり悪く言ったら、可愛そう」

浜面「うわぁ、優しい。流石俺の滝壺。優しすぎて涙出てくる。マジで天使。俺の天使。と言うか世界の天使。あれれ?一方通行様の天使はどこだよ?地に墜ちちゃったみたいだな」

一方「すゥ、はァっ。あァ。すゥっ――――ぎゃはははっはっぎゃはぎゃははっおもしれンェな。オマエ最高におもしれェぞ。こンな胸糞わりィ思いはきィいはらくゥゥうううン以来だぜェ」

浜面滝壺「「?!!!」」

一方「オマエは何勘違いしてやがンだァ?あいつの前で見栄を張る必要がなくなっただけで、なにも丸くなったつもりはねェンだよォ
。さァてェ俺を馬鹿にした事は胸糞わりィ思いだけで済ンだがよォオマエは打ち止めを馬鹿にしたからなァ。もォ許されねェよ、ゆるさねェよ。ぎゃはっぎゃはっ」

浜面「っ!!」

一方「さァってショータァイムの始まり始まりィ」

浜面「っち、たっ滝壺、ひとまず逃げ――――――」

42 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/28(月) 21:45:19.99 ID:0jr8aoYQo

声は出なかった。声を最後まで出す暇など与えられなかった。身体が弧を描くことなく一直線に吹き飛んでいた。
公園の画移動に植林されていた紅葉に直撃してようやく止まる事が出来た。
肺から空気が全て押し出される。横隔膜が痙攣して息を吸う事が出来ない。それでも意識が飛ばなかったのは奇跡だと言えるだろう。
起こった事を分析しようと、視界が揺らぎながらも、吹き飛ばした張本人の方を見る。言葉は出なかったが、何故か言葉を失った。
意識的に呼吸が止まった。

一方「人の嫁をなァ馬鹿にすンのは、あまりよろしくないンじゃないのかァ?力がない分歳でいきがってェンじゃあねェよ」

滝壺「は、まづら」

 吊るされていた。大事な大事な自分の大切な存在である滝壺理后が。学園都市第一位である一方通行によって。
正確には一方通行の背中から生えた対の黒い物体に一本によって両手を縛られ、足がつかないほど持ち上げられていた。

浜面「ぅ。ぐっぁぁぁぁ」

一方「さァどォしてほしィンだ?」

浜面「……せ。たき、つぼを、はなせ」

一方「それは無理な要求なンだよ。うーん、よし辱めっちまおう」

コンビニ行ってくるみたいな軽い口調だった。対のもう一本の黒い物体が振り下ろされた。
来ていた服の前が弾き剥がされ、滝壺のやわらかい白い肌があらわになる。

 女性のやわらかな胸が表にさらされた。

43 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/28(月) 21:45:52.03 ID:0jr8aoYQo
滝壺「い、やだ。やめ、て」

一方「まだ顔が歪ンでないぞ。歪めねェことには気がすまねンだよ。おい」

浜面「く、そ。やめろ、やめろ!やめ、てくれ」

一方「あァ?今更遅いンだよォ」

浜面「くそっ」

身体全身が軋むのが分かる。動ける状態ではないのは分かる。それでも、それでも動かないといけない。ポケットに入った携帯のエマージェンシーは既になっている。
第一位相手に勝てなくてもいい。負けてもいい。一分でも一秒でも滝壺からこちらに注意を向けれるのなら死んだって構わない。

一方「俺を誰だと思っている?学園都市第一位の一方通行“アクセラレータ”なンだよ。てめェは無能力なチンピラは、怒らせたらダメな俺に火をつけやがったンだから仕方ねェンだよ。さァァておいしくいただきます」

浜面「っつ。まっ待てよ。きっ聞いた事があるぞ。お前は小さい子にしか興味がないロリコ浜面野郎だってな。それは嘘なのかよ」

一方「ぎゃはっぎゃははっはっ。おもしれェ、おもしれェぞ。俺はな小さい子に興味があるわけじゃねェンだよ。ただたンにだなァ興味を持った相手が小さかったンだよ、そこをはきちがェンなよ。よォするにだァ。別に性欲処理ならこンな女でも構わねェってことなンだよ」

44 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/28(月) 21:47:35.59 ID:0jr8aoYQo
浜面「性欲処理だ……と?」

一方「この女も良かったなァ。この一方通行と寝れるなンてそォそォある事じゃねェぞ。自慢になるじゃねェか」

浜面「くっくっそぉおおおおお」

一方「名前は確か滝壺理后っつったよなァ。その白い肉体に犯された証しをつけまくってやるよ」

浜面「やめろ、やめてくれ、頼むから。俺が悪かったから。滝壺にはもう何もしないでくれ」

一方「だからもォおせェンだよ。このままオマエはそこでじっと自分の彼女が犯されるところを見てろ」

 その言葉で両膝をついた。絶望、絶望。絶望一色で塗られている。視界が暗転しそうだった。身体全体から力が抜けていく。なにか方法があるはずだ、だけどそんな方法など無いと分かっていた。カウントダウンはもう刻まれ始め、時間稼ぎなどもう意味がない。
 服を引き裂いた黒い物体がゆっくりと身体に巻き付くことで肢体がより白さを際立たせていた。ぎりぎりと締めあげられて猥らさを醸し出す。


滝壺「やめて、こんなこと」
一方「無理だなァ」
滝壺「っ――――――はまづら。―――で。お願い、見ないで」
 
 滝壺理后はそう言った。助けてとは言わなかった。決して救いを求める事はしなかった。無理も無茶も無謀もさせられなかった。
自分が我慢をすればなんとかなると思えた。だから『助けて』とは言わない。せめてこんな自分を見て欲しくなかった

浜面「――――助けてくれ。誰か助けてくれ!こんな最低の屑を助けてくれ!!誰だっていい。どんな奴だっていいから……頼むから滝壺を、滝壺を助けてくれ!!!」

一方「ぎゃははっこの俺に勝てる人間が学園都市にいると持っているのかァ?俺を誰だと思っている?学園都市第一位だとテメェが言っていたンだろう」










 どんな人間も心の底から叫べば、それは聞き遂げられる。世界はそうできている。









???「おい」








 一人の少年がそう呼び掛けた。
45 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/28(月) 21:50:37.49 ID:0jr8aoYQo




???「おい、そこでなにしてんだ?」











 そこには三人の少年がいた。

浜面「お前は……」

一方「さっ三下ァ」

 かつて二度も学園都市第一位を撃破した事のある上条当麻が立っていた。その両隣りには金髪サングラスをしたグループ所属の少年と、そのクラスメイトである青髪にピアスをした少年がいた。

上条「何やっているんだって聞いてるんだよ!!!……まずその子を下ろしやがれ!!」

一方「っち」

浜面「(なにが……起きた?あれはあの時の無能力者?いや、それよりどうなってる。あの一方通行が素直に従ってるだと?)」

上条「なんでこんな事してるんだよ?!」

一方「てっテメェには関係ねェだろうが三下ァ」

上条「関係ないだと?俺がこの状況を見過ごせるはずないに決まってるだろ!!お前が間違った方向に行こうとしてるなら俺は何度でも殴ってやる。前に二度も殴ったように
何度でもな!!」

浜面「(一方通行を殴った?!まっまてよ。噂になっていた無能力者に負けたって、まさか。嘘だろ、マジかっ。それじゃあ、あいつがあの一方通行相手に素手で勝った無能力者?!!)」
 
絶望に満ち溢れていた浜面に希望が出てきた。もしあの無能力者が説得に失敗したとしても時間稼ぎにはなる。

浜面「たっ頼む。滝壺を助けてくれ?!!」

一方「ちンぴらァ黙れ。ぶち[ピーーー]ぞ」

上条「一方通行、俺はお前の事を信じてたんだぞ。なんで、なんでこんなことしやがったんだ!」

一方「こいつは、こいつはな!!」

上条「お前に何があったかは知らない!!だからってこんな―――」

浜面「(あと三分も稼げれば、なんとかなる!!)」
46 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/28(月) 21:57:19.69 ID:ECPy982xo
つまんない…
けどエロいからなにもいえん
47 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/28(月) 22:03:55.44 ID:0jr8aoYQo

上条「ふざけやがって!ふざけやがって!!!こんな楽しい事を一人占めしやがって!!!」

青髪「そうやで、僕らとの約束忘れたらあかんで」

土御門「犯すなら呼んでくれにゃー」

一方「咄嗟に身体が動いちまったンだよ」

上条「ったく。もうひん剥いちまって。ってかそっちの人は誰?」

一方「彼氏なんだよ」

青髪「マジで?!うわぁ流石の僕でも驚くわ。人の女を目の前でひん剥くなんて考える事がまるっきしちゃうわ」

一方「そこのチンピラが先に喧嘩を売ってきたンだよ。しかたねェーだろ」

浜面「え?」

土御門「ん、どうしたんだにゃー?」

48 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/28(月) 22:05:43.07 ID:0jr8aoYQo
目の前で起こっている状況が分からなかった。

あんなに激昂していた無能力者の少年が、一方通行を説得していた少年が滝壺に近づき、身体に手を這わせているのだ。

土御門「ああ、まさか助けてもらえるって思ったかにゃー?世の中、そんなにうまくは出来てないんだぜい」

青髪「あはっはっ、お兄さんオモロイな」

浜面「騙しやがったのか?おまえらグルで最初から騙しやがったのかよ!!!!」

上条「なぁ一方通行、俺達なんかそいつを騙すようなことしたか?」

一方「いや、三下ァ。全く身に覚えがねェよ」

上条「だよな?俺たちはただ、一方通行が一人でこの子を食っちまおうとしてる事に怒ったわけで、助ける気なんてさらさらないんでせう」

浜面「くそっ」

滝壺「はまづら、もう。いいよ、わたしは、大丈夫だから。大丈夫だから」

浜面「大丈夫なわけないだろ!!くそっ待ってろ滝壺。今助けてやるから!」

上条「無理無理、ここにいる方を誰だと思っておられるんでせう?一方通行だぜ?

青髪「まぁ君がこの一方通行君に勝とる事はないちゅうわけや。残念やったね」

一方「ぎゃはっ、そォ言うこった」

49 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/28(月) 22:05:48.68 ID:8mbX7QUto
一方通行さんが丸くなってて関心して
浜面のせいだけど滝壺が危なくなってまた一方通行さんに関心して
上条さんの登場で心が踊る。しかし滝壺がこんなにエロク感じるとは・・・
50 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/28(月) 22:07:21.66 ID:0jr8aoYQo
浜面「あっあぁぁーー」

土御門「あ〜あ。泣いたんじゃないか?」

上条「一方通行、なーかした。なーかした。わーるいんだ」

一方「さっ三下ァ!テメェも一緒に煽っただろうがあ」

上条「俺もかよ。ほらほら、えっと滝壺ちゃんだっけ?これから上条さんの凄テクを見せてやるよ。あまり気持ち良くて意識飛ばすなよ」

滝壺「―――らに」

青髪「ん?」

滝壺「はまづらに、なにもしないで」

上条「ああ、なにもしねーよ。でもなんかあっさりしててつまんないな」

土御門「だにゃー。レイプと言ったらもっとスリルがないとつまらんぜよ」

青髪「僕良い事思いついたわ」

上条「青髪、お前の良い事って大抵良くないじゃねーか」

青髪「えぇーからえぇーから。浜面と言ったわな?明日の正午ぴったしに第十九学区の公園においでや。七学区の直通使ったら二〇分で着くやろ」

一方「おいおい、勝手に何話進めてンですかァ」

青髪「そんときに滝壺ちゃんは返したるわ。当然タダでとは言わんで。僕ら四人と勝負して勝ったら返してやるわ。そっちも適当に四人集めておいでや。それまで滝壺ちゃんには誰ひとり手も足も出さへん。それどころか滝壺ちゃんになんら行為を加える事はせぇへん。って聞いとるか?」

上条「だめっぽいな。心が曲がってやがる」

青髪「浜面くん。それじゃあ返して欲しかったらおいでなー。一方通行に万が一にでも勝てるってんなら歓迎やで〜」
 
 そう言って、上条当麻、青髪ピアス、土御門元春。一方通行は滝壺理后を抱えあげてその場を去った。



51 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/28(月) 22:11:23.70 ID:8mbX7QUto
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   . . .... ..: : :: :: ::: :::::: :::::::::::: : :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
        Λ_Λ . . . .: : : ::: : :: ::::::::: :::::::::::::::::::::::::::::
       /:彡ミ゛ヽ;)ー、 . . .: : : :::::: :::::::::::::::::::::::::::::::::
      / :::/:: ヽ、ヽ、 ::i . .:: :.: ::: . :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
      / :::/;;:   ヽ ヽ ::l . :. :. .:: : :: :: :::::::: : ::::::::::::::::::
 ̄ ̄ ̄(_,ノ  ̄ ̄ ̄ヽ、_ノ ̄ ̄ ̄ ̄
     ゲス条だったか
52 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/28(月) 22:14:19.82 ID:0jr8aoYQo

残った浜面仕上は膝をつき、十指で土に指を掻きむしり握りしめていた。
 月明かりが無駄に抱いている感情を増大させた。手に着いた土ごと拳を握りしめて地面に叩きつけようとした瞬間、空から声が降ってきた

フレンダ「無理無理無理!!!!なんかクッション、クッションになるものは!!!!。よっよしあれだああああ私の可愛娘“かわいこ”ちゃんたち我慢してほしいわけよ!!」

バターンと言う音と共に金髪少女が落ちてきた。
生憎落下系ヒロインを助ける少年はほんの少し前にに去ったばかりで、誰も助けてくれるものはいなかった。というよりその必要はなかった。

フレンダ「結局。ぬいぐるみをアポートしてクッションにしたおかげで助かったわけよ。にしても絹旗の窒素砲は飛ばされる人間の心配もして欲しいわけよって浜面泣いてんの?」

浜面「……滝壺が」

フレンダ「滝壺?そう言えばいないわけよ」

浜面「取られた」

フレンダ「はっはぁ?!結局どう意味なわけよ?そっその前に麦野と絹旗を転移させないと」シュンっジュハァァァッッッ

麦野「うん?で敵はどこなのかしら?エマージェンシーで呼び出されてみたけれど」

絹旗「超誰もいないじゃないですか、と言うより超平穏ですね」

フレンダ「結局、アポートで強制的に呼出はしてみたものの遅かったわけよ。どうも滝壺が攫われて、浜面はこのありさま」

麦野「滝壺が攫われた?それはどういう意味かしら。他の組織に拉致されたとかそういった話なら手っ取り早く」

浜面「……違う。第一位の奴が手下の奴と滝壺をっっ」

絹旗「超どう言う事ですかつまり昼間の仕返しにやってきたってことですか?」

浜面「俺が悪いんだ!俺が……あいつが彼女とケンカしたって言うから、俺たちはラブラブだって煽ったら。くそっくそっ」

麦野「ふーん。まぁどうでもいいんだけど、あんたはそれでいいのかしら」

浜面「……」

麦野「滝壺が攫われたと言うのにそんなところで膝まづいて納得してるのって聞いてんだよ」

浜面「―――だろ。納得してるわけないだろ!!!」

麦野「なら立ち上がれよ!なにぼーっとしてんだよ追いかけろよ!てめぇはもうバラバラになりたくないって言ったじゃないか!!なら実行してみせろよ」

浜面「っ!!!」

絹旗「超その通りですよ。このまま何もしないって言うんなら別に超かまいません。私一人ででも、滝壺さんのところに超行きます!!」

フレンダ「結局、絹旗一人に任せられないわけよ」

麦野「で、どうするの?浜面、あんたはどうするの?このまま自分一人だけそこでマスかいてるつもり?なら第一位の前に私がブチ殺してあげるわ。そんなクソを私は好きになった覚えがないから。私が好きになったのは第一位だと分かっていても迷わずブッ飛ばしにいくようなそんな馬鹿なんだよ!」

浜面「おまえら………………。ごめんっ俺が馬鹿だった!!滝壺を取り戻すために力を貸してくれ!!」

フレンダ「結局、こうなるわけよ。嫌いじゃないけど」

絹旗「ふん。超もとからそのつもりです。ところでその超肝心な一方通行はどこに行ったんです?こう暗くなったら探そうにも超探せません」

浜面「大丈夫だ。あいつらが滝壺に明日の昼まで手を出さない代わりに勝負してやるって宣言してやがったから」

麦野「うわぁお。それはなんとも楽しい宣戦布告な事で、久しぶりにブチ殺したくなってきたわね。それはそうと、あんたのそのおバカな頭は明日の昼までずっとそうしているつもりだったのかしら」

浜面「!!」

フレンダ「まぁそうなるわけよ。それだけ時間があるなら戦術の一つや二つ思いつけば簡単なわけ」

絹旗「超馬鹿ですね。人生を超棒に振るタイプです」

浜面「ひでぇ言われ方だ」

麦野「で、馬鹿な浜面は馬鹿なりに考えてるんでしょうね。あれに勝てる算段ぐらい」

浜面「一応な。今から学園都市をまわらねーと」

絹旗「超何をする気ですか?」

浜面「一方通行の弱点をついてやる!!」


 その眼には力が宿っていた
53 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/28(月) 22:19:07.55 ID:0jr8aoYQo
――翌日――


上条「ところでだけどさ。あいつら来るんだよな?」

土御門「来るだろ」

青髪「来ると思うわ?」

上条「いやいや、そこは確信持てくれよってか分かるだろ」

青髪「分かったらつまらんやん。分からなく確信もたんほうがなんかわくわく感があるやん。この一方通行君に勝とるなんて本気で思ってたらそれはそれでオモロイやん」

土御門「だな」

上条「にしても土御門もエロい服持ってきたな」

土御門「服従と言ったらメイド服に決まりだにゃー。でも何気に滝壺ちゃんも強情ぜよ。あいつらの身の補償を要求してくるんだぜい」

上条「それもそうだろ。あの一方通行あいてに生きてる方が不思議なわけだし」

一方「ってか、テメェら。戦うのは誰だと思ってやがるンですかァ?」

上条土御門青髪「「「お前だろ」」」

一方「……」

上条「昨日のお前もほんとおもしろかったよ。良く考えたらわかるだろ、打ち止めが行きそうな場所と言ったら上条さんちくらいなもんだろ?」

一方「そォだがァよォ」

上条「昨日行きがけにインデックスと舞夏と絹旗Pするって言ってたみたいだし。昨日の夜はガチ百合プレイでもしてるだろ」

青髪「ゆっ百合プレイだと!!なぜそれを先に言わん!!!」

上条「おいっ!青髪、口調が誰だか分からない事になってるって」

土御門「カミやん。どういうことかにゃー。舞夏が百合、百合プレイだなんて。許されるはずが」

上条「鼻血出しながら訴えられても説得力に欠けるわ。はっきり言うけどな百合プレイって結構艶めかしいんだぜ」

青髪「えっ?カミやん見たことあるん」

上条「見た事あるって言うか、やらせた?修道女だけで盛大に10Pとか。妹達と乱交20Pとかいろいろと百合はやったけど、正直えぐい部分があるぞ」

青髪「それでも幻想は大切なんや。男やったら一度は見てみたいんや。この裏切り者〜」

土御門「カミやん。まさかとは思うけど舞夏の百合プレイを見たなんて」

上条「んなっ無粋な真似はするかよ」

土御門「ならいいけど」

54 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/28(月) 22:19:48.96 ID:0jr8aoYQo
一方「おィ、三下ァ盛り上がってるとこ済まねェけどなァ。おいでなすったぜ」 

 時計を見ると正午まであと五分に迫っていた。広場入り口から人が歩いてくる。

青髪「マジで来やがった。冗談で言ったつもりやったけど。ホンマにやりあうつもりなん?」

浜面「ああ、お前ら全員をぶっ飛ばして滝壺は返して貰う」

青髪「別にそれでもええけど……」

麦野「ふふふっ。第一位、また糞ムカつくような事やってくれるじゃない」

一方「ぎゃははははっ。まさか助っ人によォ、第四位を連れてきやがって、俺を楽しませる気かァ?」

浜面「時間通りに来る奴だから自分の心配でもしてろ。それより滝壺はどこだよ!!」

青髪「うん?滝壺ちゃんなら、あそこで眠ってるで」

浜面「たっ滝壺!!滝壺に何したっ」

上条「何したって、起きてて舌噛み切られたり、抵抗されたら上条さんたちも手を出さないといけないから寝ててもらってるんでせう。優しい配慮に感謝してもらいたいぐらいだぜ」

絹旗「……超ゲス的な考えですね」

上条「うぅ、何故かゲス扱いされちまった。あんな可愛いロリっ娘に」

青髪「なっなぁカミやん。なんかハァハァせん?」

上条「属性増やし過ぎてもう何に対してもハァハァして、取り返しつかない事になってるじゃねーか」

青髪「しゃーないやろ!この世界自己満仕切らん人間は生きていけんで」

上条「そうだろうけど少し落ち着けよ………正午まであと三分。まさかの勝負せずの不戦勝になっちまう」


55 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/28(月) 22:22:44.72 ID:0jr8aoYQo
麦野「………フレンダはなにやってるのかしら。逃げたのならぶち殺さないと」

浜面「麦野」

麦野「分かってるわよ」

絹旗「二人でにらみ合うのは結構ですけど、超来たみたいですよ」

フレンダ「結局、ここに来るまでにかなり疲れたわけよ」

麦野「ふん」

青髪「おー時間ぴったしやで。これで四体四」

土御門「いきなり勝負ってのも面白見ないし合コン見たく自己紹介しようニャー」

上条「ナイス!じゃあ俺からな。俺は上条当麻、分類上は無能力者だぜ」

絹旗「無能力者の分歳でこんな超ゲスじみた行動を取ったと言うわけですか、超不愉快です」

青髪「あははっカミやん嫌われとるやん。僕は青髪ピアスって読んでくれて構わへんで。能力は肉体系“メンタル”なんや。よろしゅ〜頼むで」

フレンダ「結局、気持ち悪い髪の色なわけよ」

青髪「……ぐはっ。金髪少女に罵られてしもうた」

土御門「二人とも撃沈、おめでとうだにゃー。俺は土御門元春、レベル〇の肉体再生の持ち主にゃー」

麦野「にゃー、にゃーうるさいわね。ぶち[ピーーー]わよ」

フレンダ絹旗浜面「「「……」」」

麦野「なに?あんたたち」

フレンダ「いや、てっきり麦野と同じ人種だと思ったわけよ」

絹旗「超同じでしょ。麦野も毎日のようににゃん、にゃん言ってるじゃないですか」

浜面「確かにうざったい喋りしやがって」

麦野「なに?浜面、それ遠回しに私のにゃんが、うざったいってことかにゃん」

浜面「ちっちげーよ」

土御門「うん。うん。土御門はんも変わらないやないか。ほら次は一方通行はんの番や」

一方「あァ?!何で俺がンな事しねェといけねーンだよ」

上条「やってくれよ。一方通行〜」

一方「っち!一方通行だ」

青髪「え?えっ?!まさかこれで終わりなん」

土御門「もうちょっとなにかあってもいいと思うんだぜよ」

上条「期待した俺が馬鹿だった。よし気を取り直して相手方に紹介を言ってもらおうか」

ALL「「「「……」」」」

青髪「ほらほら、黙ってないで自己紹介やろうで」

56 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/28(月) 22:23:18.19 ID:0jr8aoYQo

浜面「……浜面仕上、無能力者だ。この糞野郎共をぶちのめす人間だ覚えてろ」

土御門「うん。それはどうでもいいんだぜい。早く女の子の方の紹介を頼むぜい」

絹旗「私は絹旗最愛と超言います。この超ゲス野郎共を超ブチ倒す人間です、せいぜい息がっててください」

フレンダ「結局、紹介する流れなわけよ。フレンダと覚えておいて欲しいわけよ。まぁ結局、[ピーーー]から覚えなくてもいいわけよ」

土御門「どっちなんだにゃー」

青髪「それもツンデレキャラだと思えば大丈夫や。それよりそっちの眼帯とアームのお姉さんの自己紹介が欲しいところやで」

麦野「はっ。いいわよ、学園都市第四位、麦野沈利。原子崩し“メルトダウナー”お前らを八つ裂きにしてあげるわ。ぶ・ち・殺・し・確・定・ね」

青髪「うわっSっ気女王様や!」

上条「お前は、あの子と似た属性には反応が高いな」

青髪「でも女王様キャラでもこっちは実力暴力系やで、あっちは精神責めの言葉攻めの女王様や」

上条「そんな違いわかるかよ!!」

土御門「まぁまぁカミやんもそう怒ったらいかんぜよ。さて自己紹介も終わったし、そろそろ始めようかにゃー」

青髪「うんうん。それじゃあ形式を説明しておくわ」

浜面「形式だと?」

青髪「まさか四体四だからって一気にやると思ってたん?それだと僕らが死んでしまうやん」

浜面「てめぇええ!」

青髪「そう怒ることないやろ。当然の事や。じゃあ手っ取り早く説明やで。形式は勝ち抜き戦で何やっても構わへん」

浜面「勝ち抜き戦……まさか」

青髪「そうやで、こっちは一方通行はんを最初に持ってきてしまいや、せめて頑張って抵抗してくれや」

浜面「っ」ギリギリッ

土御門「安心すると良いにゃー。最後まで説明を聞くと良いぜい」

青髪「勝利条件は相手が死んだ場合や、戦意喪失した場合、つまり気絶したら勝ちやで」

麦野「はっ。こっちは[ピーーー]気満々だから戦意喪失なんてものは必要ないわよ」

一方「良いように言いやがって、本当に愉快だなぁあ。[ピーーー]気しかないのはこっちなんだよお」

青髪「で、これが最後やけど。一度だけ降参を認めるで。そして最後に勝った方が勝者やで」

上条「やり方がえげつない!さてそれじゃあ始めようぜ」

浜面「まっ待て!」

青髪「なんや?」

浜面「俺たちが勝った場合は滝壺返してもらう。もし、もしお前らが買った場合どうするんだよ」

青髪「はぁ?うんなの分かりきったことや――――――――――――――――――――――テメェの前で犯して孕ませてやるんや」

浜面「……」

土御門「聞いといてその睨みはないにゃー。元々はその目的ためだけの勝負だぜよ」

浜面「よし、もういい。もう何も言わなくていい。さあ始めようぜ」

一方「またせやがって、最初は誰だァ?!」

浜面「俺だよ。糞野郎」

上条土御門青髪「「「わお」」」

一方「自殺志願者か?どォなってンだ」

浜面「テメェは俺がぶっ殺してやる!」

青髪「威勢だけは良いやないか」

土御門「結果は変わんないから、良いじゃないかにゃ」
57 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/28(月) 22:27:36.96 ID:0jr8aoYQo

青髪「んじゃ始めー」

一方「ぎゃはっ」カチッ

浜面「行くぞ!!」

そう言って浜面仕上は駈け出した。すでにベクトル操作モードを起動している一方通行の元へと。
その手には武器と呼べるものは何一つ握られていない。握られている物と言えば、何かのスイッチのみだった。
一方通行めがけて己の拳を振り上げた。かつて無能力者で一方通行を殴り飛ばした上条当麻と同じように。
ベクトル操作モードになり反射が適応され、結果は見えているにもかかわらず、躊躇することなく一気に振り下ろした。

浜面「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっっっっ」カチッ

一方「がっはっ―――――――――――――」

ズドンッと拳は一方通行の右頬にのめり込み、吹き飛んだ。

 理解不能、意味不明。何が起こったのか殴り飛ばされた一方通行だけでなく、それをニヤニヤとみていた上条達も分からなかった。

上条「え?」

 ただ間抜けた声だけが上条から漏れ出し、それに応えるように浜面は吐き捨てる。

浜面「はっ!!分かってんだよ。テメェが脳に損傷を負って演算を補助してもらってるって言う事は。ならそれをつかない道理なんてないんだよ。フレンダ遅かった理由はな、辺り一帯に電波遮断装置を配置してたんだよっ」

 左手に握られていたその電波遮断装置のスイッチを地面に投げ捨てた。

打ち止めの一件以来脳に損傷を負った一方通行は、御坂美琴のクローンである約一万体の“妹達”に演算補助をしてもらい、チョーカー型デバイスに電波を使いそれを受信させている。

一方「がっくっクソガっ―――」 

浜面「もうテメェは黙ってやがれ!!この糞野郎」

 吹き飛び尻もちをついた一方通行の顎へと己の拳をアッパーカートのように振り抜いた。

それを回避する思考も手段もめぐることなく直撃して、一方通行は口から血を流し意識を失った。

上条「え?」

青髪「はははっ一方通行はん。そのギャグはあまり面白くないわ。はやく頼むわ」

もう一度、その一方通行が殴り飛ばされたと言うことに呆気にとられる。それでも乾いた笑いを無理に作り、倒れて起き上がらない一方通行に呼び掛ける。

麦野「ふんっはまぁああづら……良くやったわね」

浜面「ああ」
 
学園都市第一位。最強のベクトル操作、一方通行は二人目の無能力者に敗れた。
 浜面仕上の完全な勝利だった。
58 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/28(月) 22:32:39.15 ID:0jr8aoYQo
土御門「……おっおい、カミやん、どっどうするんだぜよ!!」

上条「どっどうするって、あの一方通行が破れることなんて考えられるかよ……」

青髪「いやいやいや、ありえへんやろ。なんで第一位がやられとるんや」

絹旗「現実逃避は超どうでもいいですから、さっさと超次の人が出てくださいよ」

上条土御門青髪「「「……」」」

麦野「まさかあれだけ威勢を切っておいて今更怖気づいて命乞いなんてものをするんじゃないでしょうね」

青髪「――カミやん。土御門はん」

上条「?!」

青髪「僕が出るわ。あの無能力者だけなら僕でもかてるかもしれへん。せやからその間にあっちのお姉ちゃんたちに勝とる方法考えてくれへん?」

土御門「いいのかよっ?」

青髪「仕方あらへん」

上条「っ」

青髪「それじゃあ僕が相手してやるわ」

浜面「はっ良いぜ!」

フレンダ「結局、2Rスタートなわけよ」

青髪「うおおおおっ」

浜面「降参だ」

青髪「え?」

浜面「いやー、本当はここで自分で気絶して麦野に後を任せる予定だったけどな、降参が一度だけ使えるってんなら遠慮なく使うにきまってんだろ」

麦野「ははははっははっあはははっ待たせやがって、やっと私の出番かあ?」

青髪「っ―――」

59 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/28(月) 22:33:40.30 ID:0jr8aoYQo
 二回戦が始まったその直後、浜面仕上げは降参した。これにより青髪ピアスの不戦勝。
そして三回戦の相手は――学園都市第四位、麦野沈利。

麦野「一方通行相手でも構わなかったんだけど、浜面があいつだけは自分で倒すなんて甘えたこと言っちゃて。まぁ私は浜面みたいに倒しなんてしないから安心するといいわ。内臓ブチまけるほどぶち殺してあげる」

青髪「ひっ卑怯や」

絹旗「卑怯なんて超論外ですね。滝壺さんを超拉致して一方通行がいる事を高飛車に超脅してきたのはどっちだって話です」

上条「土御門どうにかできねーのかよ」

土御門「くそっせめて電波遮断装置がどうにかできたら……」

フレンダ「結局、もう何もかも手遅れなわけよ。私もだけど今日の私たちは本気でキレてるわけよ」

麦野「せいぜい悪足掻きだけでもしないとつまらないわね。そっちのほうが殺し甲斐があるんだから少しは手足をばたつかせなさい」

絹旗「……死にながら超後悔してください。第三回戦、開始です」

青髪「まっまさか、この僕を、や、やっやれるなんて、おっ思うてへんやろうな」

麦野「ははっははっ。膝が笑ってるわよ。それに残念だったわね。私は第四位の原子崩しなのよ。容赦はしない、手加減もしない。私の癇に障った糞野郎はぶち[ピーーー]だけよ」
 
右目が。右目に埋め込まれたディテールが妖しく光った。それを目にした青髪ピアスは身体全身をより震えあげさせる。本来なら震えることのない部位さえも震えあがっていた。
麦野沈利は右腕を前に掲げた。その一瞬後、白く輝く光線が生まれる。その数は一つではなく、四つ。標的は青髪ピアス。その白く輝く光、粒機波形高速砲である。
どう言った能力か説明すれば長くなるので割愛させてもらう。簡単に言うなら、凄いビームである。麦野沈利“原子崩し”の凄いビーム。麦野ビームとでも仮称しておこう。

青髪「――――っ!!!!!」

回避行動を取る時間など無く、その麦野ビームが全て青髪ピアスを貫いた。麦のんビームは鋼鉄の遮蔽物がありそれに隠れたとしても、対象をそれごと融解させるほどの威力を持つのだ。
銃で撃たれるのとは傷の多い方がまるで違った、青髪ピアスは直撃した直後に物理的に立つ姿勢を維持できなくなり倒れた。

上条「青髪っっ!!」

土御門「ちぃっっ青髪ピアス」 

その言葉は届かずじまい。麦野ビームが直撃した各部位が吹き飛び、その断面から大量の血が流れ出す。その部位とは両腕を肩の付け根の二か所、そして両太腿と股関節の二か所である。
今の状態の青髪ピアスを分かりやすく説明するなら芋虫状態。それが一番ピンとくるだろう。その流れ出る大量の血と、切断された両腕と両足があまりにも無残な光景となっていた。

60 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/28(月) 22:35:18.91 ID:0jr8aoYQo
上条土御門「「――っ!!!」」

絹旗「うわっ超容赦ないですね」

フレンダ「結局、私の時以上に酷い分割数なわけよ」

麦野「はっまだまだ足りないわね」

 そんな無残で悲惨な光景を目にしても暗部組織に所属していた四人は何の顔色も変えることはない。上条達の方がよっぽど顔色がひどい。
なぜ一方通行がやられたのか理解できない困惑、青髪ピアスが一瞬でこんな姿になった恐怖、次は自分ではないかと言う焦りがそうさせたのだ。

麦野「にしても綺麗に切断できたわね。我ながらほれぼれする出来よ。さあ次は誰かしら?」

土御門「カミやんどうするっ」

上条「くそっなんで、何でこんなことになったんだよ!なんで青髪ピアスが……そっそもそもなんで一方通行がやられたんだよ。ありえるはずがないだろ。どこで間違ったんだよ、どこで。つっ土御門、おっお前なら大丈夫だろ?!」

土御門「なっなに言ってんだ!俺はお前と違って、その特異な右手を持たないんだよ!!さっ先にお前が出て時間を稼げ。作戦は俺が考えるから。なんで一方通行の奴さえ倒れなかったらこんなことには」

麦野「だから何言っても遅いって言ったじゃない。ぶち殺すことにかわりはないんだから」

上条「たっ頼む、いっ命だけは見逃してくれ。俺は降参するから命だけは見逃してくれ」

土御門「かっカミやん、お前自分だけ助かるつもりかよ!!」

上条「滝壺も返すから頼む。命だけは」

浜面「……はぁ。もう黙れよお前ら」

絹旗「確かに超耳障りですね」

フレンダ「結局。仲間割れを起こして命乞いをするわけよ」

上条「俺たちが悪かった、滝壺も返すしお金も全部やる。だからだから――」


浜面「許すわけがないだろ。テメェらはやってはいけない事に手をつけやがった。滝壺は返して貰う。そしてお前らの相手は麦野がやる。当然止める気なんて俺には更々ない。最初は少しは許す気があった。だけどもう微塵の欠片もないんだよ!!」


土御門「くっくそ。俺はカミやんが言うから乗っただけで関係なんて」






浜面「よく聞きやがれ!俺達は仲間なんだよ。相手が第一位だからって関係なんてねー!!仲間のために戦って、仲間をかばって、仲間の代りになって常に支え合って生きていくって決めたんだよ!
どんな事があっても仲間を見捨てたりなんてしない!俺たち五人は互いを認め合って、互いを尊重し合う大切な仲間なんだよ!そんな俺達『アイテム』に喧嘩を吹っ掛けたのがてめぇらの敗因だ!
いいかこの糞野郎共!『アイテム』この言葉だけは地獄に落ちても覚えときやがれ!!!!」



 浜面仕上が握り拳を作ってそう叫んだ。自分達アイテムがどれだけ結束しているか、どれだけ支え合って生きていくか。それが込められた言葉を告げた
 上条当麻と土御門元春。その二人はその言葉を聞いて震えた。プルプルプルっと。まるで逃げ出す一歩前かのように、恐怖心のような感情を抑えるように。

麦野「さあってそれじゃあ始めようかしら。私は別に二人まとめてでもいいわよ」

フレンダ「結局。私の出番はないわけよ」

絹旗「超不本意ですが仕方ありませんね。まぁあとで浜面におごってもらえれば超どうでもいいんですけど。麦野、さっさとその超目障りな人間をさっくり殺っちゃってくださいよ」

61 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/28(月) 22:41:35.40 ID:0jr8aoYQo
 膝をついて動かなくなった二人に対して麦野は腕を構える。もう後は殺すだけ、殺されるだけの空気にあたり一帯が包まれた。
構えた腕から二本の麦野ビームが放たれ青髪ピアス同様に二人を肉塊に変える…………はずだった。当たればの話だが。


 つまりこれは当たらなかった話。その放たれた麦野ビームは上条当麻の右手に吸い寄せられるように打ち消された。

 そして堰を切ったように――――。






上条「ぶはっあはははっはははっははっはっははっははhっははっはっはっ」



土御門「ぶっははっははははっはははははははははははっひゃあはははははっははははっ」



麦野フレンダ絹旗浜面「「「「?!!!」」」」



上条「いやー、マジで笑ったわ。まさか本当に言ってくるとは思わなかったぜ」

土御門「カミやん。俺もアイテムに入りたくなってきたにゃー」

上条「ああ、そう思ったわ。俺なら心どころか身体ごと支え合えるのにな」

土御門「それより相手方が固まってしまってるにゃー」

上条「本当に何が起きたって顔だな。いやーちょー受けるわwww。はいチーズ」カシャ

土御門「俺も撮っとくぜよ。ドッキリ成功にゃー」カシャ

 携帯のカメラを取り出して写真撮影。目の前の状況についていく事が出来ずに思わず固まった。一番最初に動いたのは当然のように麦野沈利。
困惑より先に不快と感じたのだろう無言のまま右手を掲げて、麦野ビームを発射しようとする。
だがそれは遮られる。

上条「いやいやいや、お相手は上条さんじゃないって。まだ第三回戦終わってないだろ?」

絹旗「超何言ってるんですか?肉塊に変わって……え?」

フレンダ「結局、何がどうなってるわけ?」
 




青髪「そうやでお姉さん。まだ僕の相手が終わってへん」





手足がもがれて地面に倒れていたはずの青髪ピアスが立ってニコニコとしていた。何一つ傷が付いていなかった。何一つだ。第四位の火力、つまり鋼鉄製の隔壁すらも融解させるほどの火力。
それが四本も直撃したにも関わらず肉体どころか服にはかすり傷すらついていなかった。

ひょうひょうとそう語る。ではあの切断された手足はなんだったのか?そう思った麦野は腕を掲げたままちらりと青髪ピアスの周りを見た。
落ちていた、まぎれもなく自分が吹き飛ばした手足が転がっていた。
62 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/28(月) 22:49:24.03 ID:0jr8aoYQo
青髪「ん?どうしたん」

上条「青髪、向こうからしたらお前は死んだ事になってんぞ」

土御門「そうだにゃー。手足が吹き飛んで大量出血。この場合はショック死かにゃー?多分それで死んだって事になってるんだぜい」

青髪「うわぁ。流石にそれは勘弁してほしいわ。勝手に死んだ人扱い戦で欲しいわ。でお姉さんたちの疑問に分かりやすく答えてやるわ」

麦野フレンダ絹旗浜面「「「「……」」」」

青髪「じゃあ改めて自己紹介させてもらうわ。僕は学園都市第六位、肉体変化“メタモルフォーゼ”学園都市に三人しかいない希少な能力のトップやで」

麦野「それがどうしたのよ?私は第四位。つまりこのままやり合い続ければ私が勝つ事は目に見えてるじゃない」

青髪「うーん。確かにそう言えばそうやけど、お姉さんたちは序列を勘違いしてるで」

フレンダ「麦野が学園都市で四番目に強いって意味じゃないわけ?」

青髪「そこまでは合ってるって言ったほうが分かりやすいかな?」

絹旗「そこまでって超どういう意味ですか。意味不明です」

青髪「学園都市第四位までは単純に強さの順番や」

浜面「まっまてぇ!お前の言ってる事は嘘だ!!」

 麦野の後ろにいた浜面が声を上げた。自分達が学園都市に戻るために、死ぬ思いをして手に入れた情報が嘘だと言うのだ。それを黙って聞き流すことなんてできなかった。だから反射的に荒げた声を発する。

青髪「ん?」

浜面「俺や滝壺、麦野はロシアで聞いたぞ、序列は学園都市に利益をもたらす順番。研究の価値の問題だってな」

青髪「話をややこしくするなあ。強さ・利益・宣伝。いろいろと序列の順番には意味を含んでいるんだわ。だけど強さは第四位までにしかあてはまらん」

フレンダ「第五位からは特別って言いたいわけ?」

青髪「特別に強いって意味じゃなくて、たった一人で軍隊を相手にするような火力をもたないってことや」

フレンダ「で結局、何が言いたいわけ?弱いってのは分かったけど。この状況で弱さ暴露して何がしたいわけよ?」

青髪「一人ではな、他人を支援する強さ。支援系火力なら負けへん」

麦野「だからそれがこの状況をどう打開をしてくれるのかしら?」

青髪「分かってへんな。お姉さん第七位と戦ったことあるやろ」

麦野「ああ、あのうざったい熱血野郎ね」

絹旗「超初耳です。麦野、第二位第三位だけじゃなくて第七位とも超戦っていたんですか」

フレンダ「私は知っていたわけよ。あれも結構危なかったけど、結局は第四位の麦野、勝ったわけよ」

青髪「五割や」

麦野「五割?」

青髪「あれでも第七位は本来の力の五割しか発揮してへんで」

 手を前に掲げてそう説明する目の前の青髪に警戒しながらも、麦野は考え込む。不思議な点がいくつもあった。あの戦いは文字通り三人しか知らないはず、自分とフレンダと、そして第七位。

それに先ほどと矛盾している。確かに第七位は強かった。だけどあれで五割ならせいぜいレベル四どまりだ。となると第七位として君臨する意味合いは宣伝、研究価値の問題。ならここで強さを出してくるのはおかしい。

麦野「まるで見たような口ぶりね。それにお前の言ったことから考えても、あれは原石と言う分類の能力者でも序列に入れると言う宣伝のはずよ」

青髪「ん、いつあれが原石って言ったんや?」

浜面「第七位が原石と言うのは周知の事実だろうがよ。テメェこそ何言ってやがるんだ?」

青髪「あれは一般人の無能力者やで」

絹旗「はっ?頭が超狂ってるんじゃないですか?」

フレンダ「そうそう。あの強さを見たけど音速で移動できる人間が無能力者のはずがないわけよ。どこをどうみたらそうなるわけ」

青髪「やから、話を繋げたら分かるやろ」
63 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/28(月) 22:50:32.25 ID:0jr8aoYQo
麦野フレンダ絹旗浜面「「「「?」」」」

青髪「分からへんかな?『一般人の無能力者を』肉体支援系の僕が超能力者相手でも渡り合えるほどに『肉体変化』させたんや」

麦野「なっ?!!」

絹旗「それじゃあまさか――」

青髪「そうお姉さんの思う通りや、あれが格上のお姉さん相手に常に強気で攻撃してた理由は、第五位の心理掌握“メンタルアウト”ちゃんが常に熱血で肯定的に考えるように精神を改造していると言うわけや。これがどういうことか分かるわな」

麦野「序列なんて糞の役にも立たないってことかしら」

青髪「うん。僕と心理掌握ちゃんの愛の結晶が第七位で、学園都市に住む全員が第七位と同じ力を持てると言うことやからな」

浜面「なっなんだよそれ」

青髪「うんうん、いい反応やで。さて心理掌握ちゃんの話はまたあとでや。ひとまず僕の肉体変化の能力をお披露目してやるわ」

麦野「っち」

 麦野ビームが放たれた。だがそれは当たらなかった。相手が何をしてどうなったのか理解できなかった。何も構えなどしてなかったはずなのに、いきなり自分の目の前に現れたように錯覚した。
人とは思えないほどの速度で回避して一瞬で間合いを詰められた、と言うのは触れられてから分かった。

青髪「捕まえたで」

麦野「ふん、これ位で私が――」

青髪「やから僕が変化できるのは自分だけやないって分からへんかったかな?捕まった時点でもう君の負けや」

麦野「手っ手を離しやがれ?!この糞野郎!!なにをしたぁああ」

 身体が一ミリたりとも動かない。正確に言うなら顔以外が全く動かない。感覚がない、完全に痺れてしまった時のような。神経が切れた時のような。
腕がなくなった時のような感覚が身体全身から伝わってくる感じだ。

 自分の言う事を身体が受け付けない。

フレンダ「むっ麦野?!!!」

青髪「周りから見たら分からへんけど、今麦野ちゃんは自分の身体を制御できてへんで。なんせ僕が中枢神経を切断してのっとたんやから」

浜面「なっ」

青髪「にしてもかわいそうやわ、こんな身体になってしもうて」

 青髪ピアスはその眼に優しく触れた。その腕を優しく撫でた。それはとても優しかった。だが麦野にとってそれは不快、不快、不愉快でしかなかったのだ。
これは確かに色々と不便だ。だがこの傷は自分の戒めのために必要な傷だった。

麦野「生憎、この身体が気に入ってるのよ!浜面に傷つけられたけど、それで満足してるのよ」
64 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/28(月) 22:52:54.12 ID:0jr8aoYQo
青髪「うんうん。でも女の子は可愛くないとな」
 
浜面が目にした出来事は一瞬だった。左肩から先が切断されて音を立てて、器械の腕ごと地に落ちた。と思った時には既に肉の腕が生えていた。

麦野が再び目にできた。腕と同じように穴のあいた眼の部分のディーテルが外れたと思ったら眩しい光が目に入り脳内に焼きついた。

青髪「どうや、動くやろ、見えるやろ」

上条「うわぁ青髪。流石にそれは引くわ」

青髪「いいやん。可愛いやん。ほら皆にも見てもらい」

浜面「っ!!」

青髪「僕の髪の色とお揃いの眼やで。オッドアイはなかなか可愛いやろ」

 顔を強制的に後ろにそむけられて眼を見開かれた。左右の瞳の色が全く変わっていた。右だけとても濃い濃い青い瞳に。

土御門「青髪ピアスは相変わらず厨二全開だにゃー」

青髪「いいやん、可愛かったらそれでいいやん」

一方「どっちでもいいけどさあー。毎度思うけどお前の厨二説明途中からうざすぎる」

青髪「え〜。だってバレネタで実はスレてましたは、色々と憑かれるところがあるんやで。でもまぁ仕方あらへん。カミやんたちもそろそろ飽き飽きしてきてるみたいやし。次のステージに行こうか」

 倒れるように麦野沈利が青髪ピアスにもたれかかった。全身から力が抜けたように。手足をだらりとさせて。

青髪「さてお姉さんは気絶したけど次は誰来るん?」

絹旗「……状況的に超私の方が有利ですね。確かに超能力は凄いですけど触れなければどうと言うことないです」

青髪「じゃあ土御門はん。頼むわ」

土御門「あいよ」

 全身から力が抜けてもたれかかっていたはずの麦野が上半身をだらりとさせながらも強い足取りで、土御門の方へと歩いていき、今度はそちらの方にもたれかかった。

青髪「じゃあやろうや」

65 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/28(月) 22:55:13.08 ID:0jr8aoYQo
土御門「第四ゲーム開始だぜい」

絹旗「超即効で終わらせてみせます」

青髪「ん?」

開始の合図の瞬間、絹旗最愛が空を殴るように拳を突き出した。距離が離れ過ぎてそれは当たるはずがなく、青髪ピアスも?と疑問マークを出した。
その直後に見えない壁に押し飛ばされるような衝撃が走った。交通事故とかそんな軟い衝撃では言い表せなかった。

青髪「なっなんや」
 
衝撃の方向が変わった。いや強くなった、殴られたような感触だったのが、まるで押し潰されるような、握りつぶされるような感触に変わったのだ。そこからはもう喋ることすらできなかった。

青髪「グギャアアア――――」

 悲鳴すらも途切れるほど凄まじい速度で押し潰されていった。

上条「うわぁお。上条さんも人体プラネタリウムは見た事あるけど、ここまでグロくはなかったですぜ」

土御門「青髪負けてしまったにゃー」

絹旗「よくそんな超平気でいられますね」

上条「内心はどっぎんばっきんなんだけどな」

フレンダ「仲間を仲間と思っていないみたいだけど。結局はそれぐらいなものなわけよ」

上条「仲間とは思ってるって。でも青髪が負けたのは事実、今更ああだ、こうだ言っても仕方ないだろ?さてなら次は上条さんが出てあげるぜ」

絹旗「ふん」

土御門「それはいいけどにゃー。後ろの彼は大丈夫なのかー」

フレンダ「浜面。結局、浜面がシャキっとしてないでどうするのって話なわけよ。このまま黙って麦野も滝壺も救えないまま終わっていいわけ?」

浜面「っ!!!」

絹旗「そうですよ。まず浜面が超やるきある態度を示してください」

浜面「すまん」

上条「おぉっ。凄い凄い、見る見る険しくなっちゃって」

66 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/28(月) 22:55:54.34 ID:0jr8aoYQo
浜面「第五ラウンド開始だ。絹旗頼んだぞ」

絹旗「私を誰だと思ってるんですか」

 先ほどと同じように一気に片をつけるために押し潰す。握りつぶすように上条当麻の周りの窒素を操作した。周りを固めどんどんと窒素が密度を高めていく。しかしアイ症状の問題がここででた。
 バギィンと音を立ててその集まっていた窒素は霧散する。それは麦野の能力が消え去った時と同じようにあり得ない光景だった。

絹旗「なっなにが?超何をしたんですか?!」

上条「なにって何もしてないけどな」

絹旗「超平然と嘘をついて!!」

上条「しいて言うなら、俺の右手には能力が。あまりにも特異すぎる能力、幻想殺しって言う、能力ならなんでも打ち消せる能力が宿っているんだ」

絹旗「なっなんなんですか、そのチート」

上条「そりゃあ能力者の集まるこの学園都市でそれに対する対抗策が何もないなんてそんな馬鹿げた事があるかって話だろ?安全装置はいくつでも必要だぜ。上条さんはその最終安全装置なんだけどな」

絹旗「あなたを倒せば私達が勝ったも超同然って事ですね」

上条「そうだけど。その前の安全装置すら止められているようじゃ、上条さんは止められないんでせう」

絹旗「その前の安全装置?」

上条「両手拘束……ガっーチャン」

 コマンドのように上条がそう言うと、絹旗の両手が意思に反してくっついた。予想外だった。理解できない事が多くありすぎて、思考がショートする。
今までは割り切ってきたのだが、自分自身に降りかかった事態の所為で割り切ることすらできない。



絹旗「ふぇ?」


 変な声が出た。自分の両腕が後ろでくっついて、そして今度は自分の腹が爆発的に膨らんでいくのだ。最初の少しはふっとたかなと言うレベルだった。
その瞬間が過ぎると今度は妊婦と言う不釣り合いなお腹になっていた。そしてそれが過ぎて妊婦とか、太ったとかそんな大きさではない。
もう腫瘍レベルの大きさに膨らみ続けて、それは絹旗の服を突き破った。
そして絹旗の身体から剥離するように地面に落ちると、それはどんどんと変形していく。



上条「おかえりー」





青髪「ふぅただいま」

67 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/28(月) 22:57:14.62 ID:0jr8aoYQo

変形を続けてそれは人となった。服を着た人の形になった。自分から剥離したそれは先ほど自分が殺したはずの。殺したと思った人間へと姿を変えたのだ。
その身体に傷はなく、服にすら無傷な状態だった。それを見てまた声が出た。

絹旗「え」

青髪「絹旗ちゃんも酷いなあー。僕やなかったら完璧に死んでたで」

絹旗「なん……で、どうして、超ありえません。私は触れられてなんかいないのに」

青髪「それじゃあ最後の解説やで、浜面はんに聞こうかな。肉体ってのはなんや?」

絹旗「……身体の事だろ」

青髪「そうや。その身体は小さな細胞一つ一つでできてるんや」

浜面「それがどうしたんだよ」

青髪「そう噛みつかんといて。肉体とは細胞である。そして僕の能力は肉体変化。細胞すら操れるんや」

フレンダ絹旗浜面「「「??」」」

 その説明に浜面、絹旗、フレンダは疑問を浮かべた。何が言いたいのか伝わらない。何を伝えたいのか分からない。遠回しに言っているのだけが分かった。もったいぶっているのは伝わった。

青髪「ピンとこんよな。じゃあ衝撃的事実を発表してやるわ。じゃがじゃがじゃがじゃが――」

浜面「さっさと話しやがれ!」

 その遠回しで面倒な喋りに怒りを覚え怒鳴り声をあげた。青髪ピアスは無視して自分のペースを維持し続ける。


青髪「――じゃがじゃがじゃがじゃが、ばんっ。学園都市二百三十万人の特例を除いた全員に僕の細胞の一部が移植されてるで」


絹旗「え、は?」


青髪「おかしいと思わんかったん?なんでフレンダちゃんが下半身を失うほどの重傷を負ったにもかかわらず生きていられたか。それは僕の細胞が増殖してフレンダちゃんを救っていたからなんだわ」


フレンダ「なっ……私が助けられた?」

絹旗「そんな超おかしいです。超あり得ないです!!」

青髪「否定したい気持ちも分かるけど事実なんやわ。僕の細胞が皆の身体にある限り僕は死ぬ事はない上に、皆も死ぬ事がない」

 やれやれと言った感じで青髪は首を振っているが、その口から話されたのは衝撃なんて言うレベルじゃない。自分の体なのに自分の体ではない場所があり、その場所から自分は操作すらされている
と言われたのだ。困惑が困惑を呼び、それは混乱へと繋がっていく。

浜面「駒場の……スキルアウトの元リーダーの駒場の野郎は死んだぞ」

青髪「駒場、こまばっとうん。彼は今眠ってるだけや。死んではおらへん、彼は意志が強すぎた上に学園都市に反しすぎた」

浜面「なんだよ、それじゃあ俺らはテメェの人形じゃねーか!!俺らが生きるも死ぬもお前次第って事じゃねーか」



青髪「……何か問題あるん?」
68 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/28(月) 22:58:43.73 ID:0jr8aoYQo
浜面「っ!!!あるきまってんだろ!!そんな全部が決められた線路の上を歩いて、死ぬのまで他人に決められてそんなの納得できるわけないだろ?!!」

青髪「そうやろ、だから僕がやってるのは不幸な死を避けて、まっとうな寿命を遂げさせるのが仕事なんや」

浜面「信じられねーよ」

青髪「でも君らは今ここで生きてるやん。学園都市に反してそれでも生きてるやん」

浜面「……だからってだからって、こんなのねーよ」

 あの肉体変化の持ち主の掌の上で、決められた線路の上をずっと走っていたのだ。そこにあった自分の意思はすべて偽物だと言われたのと同義だった。それがあまりにも悔しく、情けなかった。

青髪「無いだろうね?だけど逆に言うなら僕がいなかったら滝壺ちゃんどころか、君ら全員……いや浜面くんは奇跡的に一回やけど。何度も死んでるんやで」

フレンダ絹旗浜面「「「!!!!」」」

青髪「そうやろ、暗部なんかにいてそうそう長く生きられるものやないで。それとも浜面はんは僕に救える命を。滝壺ちゃんの命を見捨てろって言うん?」

浜面「っ……」

フレンダ「結局。何がしたわけよ、話を聞いた限りじゃ最初はそっちの第一位と浜面のいざこざのはずだったわけよ。いつの間にわけの分からない事になってるわけよ」

青髪「俺が楽しむためにやってるんだよ。土御門も、青髪もそれに付き合ってもらってるだけ」

浜面「楽しむためだけにこんなことしたのかよ」

上条「そうだけど。さてさて上条さんも絹旗ちゃんの相手をしてやるよ」

上条当麻は背伸びをして一歩前に踏み出した。デートに誘うかのように右手を差し出していた。だが絹旗にその手を握る事は出来ない。
なぜなら青髪ピアスによって両腕をくっつけられているのだから。

絹旗「くっ腕が――超卑怯者!!」

上条「腕が使えなくても能力は使えるだろ?それとも負けると分かって逃げる算段でも立ててたのかよ」

絹旗「っつ」

上条「ん、でどうするんだ?」

 目に見えている試合を強要されて、それでもまだ絹旗は折れなかった、折れる事を妥協しなかった。ここで折れるわけにはいかなかった。だから能力を最大規模で発動した。とてつもなく厚い壁を叩き
つける。

絹旗「超死にやがれです!!」

上条「無駄無駄、能力なんて俺の前じゃ意味ないから、ほら捕まえた」

五メートルを超えるほどの分厚い窒素の壁で殴りつけても効果など一ミリたりともなかった。右手に当たり壁が消失するだけで、何の時間稼ぎにもならなかった。
そして肩を掴まれ、能力は発動できなくなった。動くことが出来ないほどの強い力が込められる。


絹旗「超離してくださいっ」

上条「無理だよ。さてもう能力が使えないか弱い少女になり下がったわけだが―――」ピリリッ


 と言葉を続けようとした時、後ろに控えていた土御門の携帯が鳴った。それを取って二、三語言葉をやり取りすると携帯を切って、肩をすくめながら二人に話しかけた。

土御門「ん。カミやん、申しわけないけど注文“オーダー”が入ったにゃー」

上条「マジかよ……せっかくこれからお楽しみタイムだったのに、不幸だ。仕方ないぜ、少しばかりおやすみ」

 絹旗の意識はそこで途切れたと言うよりは、何も出来なくなった。外界からの情報を認識することはできるが、喋る事も身体を動かす事も出来ない。

上条「さて上条さん達は急用が入ったので、少しばかり時間を短縮させて貰いますよっと。絹旗ちゃんはもう戦闘不能よって俺の勝ちでいいよな」

浜面「絹旗……――――」

フレンダ「結局、私の出番なわけよ」

 冷や汗をかきながらも前に踏み出した。裏切らない、もう自分は裏切らないと言い聞かせながら、一歩一歩前へと力を込めて踏み込んだ。

上条「ついでに土御門も戦いたいようだから俺は降参な」

土御門「やっと俺の出番だにゃー」

 そう言って、まるで役目すましのように上条が絹旗を抱えあげて下がっていく。それと入れ替わるように土御門が前に出てくる。かなりちゃらけた服装でこの状況からみると人を馬鹿にした格好だった。
それでもフレンダは油断などしない。アポートを最大限生かした連続攻撃を仕掛ける準備をする。

69 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/28(月) 22:59:47.18 ID:0jr8aoYQo
上条「じゃあ第五回戦スタート」

土御門「――場ヲ仕切ル事。紙ノ力ヲ重ネ合ワセ力ヲ増幅セヨ。“この場の王は俺となった。そうなる力も身につけた。”」ババッ

土御門「――言葉ハ紙ニ力ヲ宿ラセル。紙ハ言葉を実現サセル。“俺の言葉を聞き取りやがれ!俺の言葉をこの場に当てはめやがれ”」キューインッ

始まった瞬間に土御門は手に持っていた紙を、折り紙を辺りにばら撒いた。それは風に乗るかのようにふわりと流れ土御門とフレンダを囲むように四方に分かる。

 だがその現象をじっと見つめるほどフレンダも甘くはない。すぐさま連続攻撃を仕掛けた。自分の持つ隠れ家に大量に保管されている爆弾。それを次々と手元にアポートさせて起爆させた。

 とてつもない爆音が鳴り響く。赤い火柱が空を染め、舗装されたアスファルトが吹き飛び、むき出しの地面をもえぐり取る。それでもフレンダは爆弾の投擲を止めない。一歩間違えると自分が死ぬ可能
性があるにもかかわらず、アイテムの為に大事な者のために命を懸ける。

フレンダ「結局。少年漫画よく分からないことをボーっとして見てる私じゃないわけよ」ポイッ

ズドッズドズドドドドドズドズズトドドズドーーーーーーン

辺り一面の土がめくれあがり土埃となり視界を覆い尽くした。これで生きていたら化け物。それぐらいの攻撃を繰り出したのだ。それでも警戒は解かない、むしろ強めた。手に握る手榴弾に汗がつく。
土埃が晴れて行くと、そこには先ほどと同じシルエットをした人間が立っていた。何一つ傷を負っておらず本物の化け物と思えてくる。

土御門「勘弁してくれよ。こんな対戦車手榴弾まともに食らったら、意識が飛んじまうにゃーと言っても青髪ピアスの細胞で常時再生繰り返してるから意味ないんだけどにゃー」

フレンダ「ふん、まだまだ続くわけよ」

土御門「動くな。喋るな」

フレンダ「ビクッ」

土御門が端的にそう命令すると、石のように動く事も喋る事も出来なくなった。思考だけが動き、何が起きているのか理解できない。
相手の能力が何なのかさえ分かれば解決の手段があるかもしれないが、それすらも思いつかない。

土御門「この場は俺が支配させてもらったぜい。と言っても青髪みたいに便利なものじゃないんだけどにゃー。かなり制限があるから、こんな事ぐらいしかできないけど。縛り上げろ」

青髪「うわぁ亀甲縛り、えげつないわー」ギャァギャァ

土御門「青髪、テメェにだけは言われたくないぜよ。だってお前は卵細胞に命令してただろ」ギャァギャァ

縄が身体を這って、身体を蠢きまわり、そして動けないように拘束された。しかも服の上からではなく、服の下に直接である。これで服の隙間を使って逃げ出すなんて言う事すらも封じられた。

70 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/28(月) 23:05:40.49 ID:0jr8aoYQo

上条「文字通り上条さん達の勝利となりましたわけだが、浜面くんどうするよ?」

浜面「……くそっくそお」

青髪「じゃあさらなる絶望タイムスタートや。手始めにお姉さんと絹旗ちゃんに起きてもらおうわ」パンッ

麦野絹旗「「んっ」」

 青髪ピアスが両手を叩くと、立ったまま意識を孤立化されていた二人が目を覚ました。

青髪「ではではおはよーのチュー」チュ―ッ

麦野「んんんっ」

上条「うはぁっ寝起きにディープかよ。上条さんも負けてられないぜ。はい絹旗ちゃん、おはよう」ンチュッ

絹旗「んんっ」

眼を開けたばかりの麦野・絹旗に対していきなり唇を重ね合わせた。どちらも不意な事に抵抗ができない。それに真っ先に抗議をあげたのがそれを眼前で見た浜面だった。
それもそのはずだ、なぜあんなことがされているか意味が分からないからだ。

浜面「なっ―――なにして」

土御門「まさか負けた時のこと考えてなかったのか?女がいたらこうなるのは当然だろ。さらに縛り上げろ」

麦野「この糞野郎っなにしやがるっ」

青髪「お姉さんこわぁー。だけどそこがいいんやけど。演算するための脳を少し眠らせたから、能力は使われへんよ。腕力勝負じゃ僕に勝てへんよな」サーテ、キヌハタチャン ハジメマショウネー

麦野「んぐっ糞、この――」フレンダチャンモ ハダカニ シテアゲルニャー

抵抗の意思表示をしようと青髪ピアスを蹴るが全く動じることがない。絹旗も同様でいくら腕が解放されていようが能力の使えない中学生が、腕力を鍛えてます高校生に勝てるはずもないのだ。
フレンダに至っては既に身体の制御すら奪われておりなす術もない。

青髪「さてちょっと――」



浜面「くそっくそおおおおおおおおおお!!」

そこで浜面仕上は立ち上がった。もう仲間がこれ以上酷い目にあう事を見過ごせなかった。自分がどうなったっていい、そんな玉砕覚悟で走り出した。
胸元に入れていたサバイバルナイフを取り出して、一番手前にいた青髪ピアスに襲い掛かる。

青髪「おいおい、浜面はんは負けたんやろって……思うたけどこれは勝負やなくて

タダの喧嘩やな。僕は今からお楽しみタイムやから相手にできへんのや」

浜面「っつがああああああっ」

 こけた。身体が言う事を利かずに前のめり込む。奇跡的に持っていたナイフは放りだされて自分に刺さる事はなかった。なにも触れられてもいないのに身体が勝手に動く。

青髪「やからそこで目をずっと開けて、耳をかっぽじってよーく見てるとええで、大声を出すと空気しか吐き出されんように声帯を調整してっと」


浜面「あぁぁあ――――――――――」

 大声を出そうにもヒューヒューと空気が抜けだけで声が出ない。動けずに目の前で起こっていることに対して耳を塞ぐ事も眼を伏せる事も出来ない。
ただただ見てるだけしかできないのだ。涙が出てくる、嗚咽のような声すら出せない。ただ喉が鳴り涙がだらだらと流れてくる。そう肉体を変化させられた。

土御門「青髪―、かみやーん」

青髪「ん?」

上条「なんだ?」

土御門「あと一〇分で注文を届けに行こうぜい」

上条「了解。それじゃあそれまでフリーな」
71 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/28(月) 23:06:27.20 ID:0jr8aoYQo

悪夢の十分間が始まった。

青髪「さてお姉さん待たせたわ、一〇分ほど俺に付きおうてな。ってそんな怖い顔したら台無しやて、ほらもう一回キスしたるわ」チュ

麦野「んんがっ」ガリッ

青髪「舌噛んでもええけど、僕やなかったら死んでたで。でも時間あらへんから色々と短縮させてもらうわ」
 
麦野「んぐぐぐっ、なにしやがった。こっこの糞野郎っ!!!」

青髪「全身性感帯モード。ほらちょっと撫でられるだけで」ナデッナデナデ

麦野「んあぁっあんんぐぐっああ」ビクビクッビクッッビククッ

青髪「どうしたん、そんなに歯食いしばって……ほら他の二人はもう脱いでるんやから麦野ちゃんも脱がないとな」

麦野「っ、んってめっぇ」ビリビリビッ

青髪「言い忘れたんやけど、敏感な部分はさらに敏感になってるんやで」コネコネッ

麦野「っぐぐっああああああっ」ビググククッ

青髪「どこまで耐えられるんやろうかね。『青髪!お前こいつの奪いやがったな』ん?ああ、土御門はん、この前治したときに謝礼としてもらっといたでー」

麦野「っんっんん。ん、んんっ」

青髪「ほらほら、声が出始めてるで。ん?こっちの方は大洪水やないか、そんなに気持ちええの」クチョクチョ

麦野「あんあっ!!あああっっ!」

青髪「もっとその表情見ていたいんやけど、時間があらへんのや」

麦野「んぐっ。糞っ、クソやめっあんんっくそおああああああっ!!!」

青髪「と言うわけで挿入。んわぁお、少しばかり使われてるけど最高のきもちよさやで」ヌルッ

麦野「てって、めっんん!ぬっぬけっ!」ズポ

青髪「まだ抵抗する力あったんや。でもどうや?お姉さん……沈利ちゃんに合わせたちんぽにしてあげてるんやで」パンッパンッパンッパンッ

麦野「んんああっぁ!!っこのっ、くそっあっ」

青髪「気持ちええわ。ほんま時間が少ないのがおしいな。仕方あらへんこのままフィニッシュにやな」パンッパンッパンッ

麦野「てってめぇんんんっ」

青髪「安心しい、僕らは約束は破るんやけど、契約は守るんや。中に出しても子供は絶対にできへんようにしてやるから、そこだけは心配せんでええで」

麦野「あああっんんっ、ぬけっぬけっ!!」

青髪「イキたいんやろ。大丈夫や、沈利ちゃんに合わせたる。イってええで。ほら、ほらほらほらほら」パンッパンパンパンパンパンッ

麦野「んんんんんんっああああああああああああああああああっっっっっっ」ビクッビクビクビク

青髪「締まるわ。んんくっ」ビュルッドビュドビュドビュ

麦野「ああああああああああ」

青髪「ふぅ気持ちよかったわ。ちょうど九分三十秒。ほら浜面はん、沈利ちゃんをお返しするわ」

麦野「――――――――」





72 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/28(月) 23:08:08.90 ID:0jr8aoYQo
悪夢の十分間

土御門「なんか背徳感があっぷしてるにゃー」

フレンダ「はっ離して欲しいわけよ」

土御門「んーそれは無理だぜい。けじめは最後までつけないとにゃー」ギュッ

フレンダ「っつ」

土御門「すまん、痛かった?でももう少しきつく締め付けるぜ」

フレンダ「ったい」

土御門「痛いかーでも我慢、我慢。これで跡が付けば完成。俺に征服された跡がきっちりのこるんだぜい」

フレンダ「―――っ」ギロッ

土御門「そんなに睨むなよ。俺も犯したりはしないってただ少しばかりご奉仕してもらうだけにゃー」

フレンダ「奉仕?」

土御門「そう。ほれこれで動けるはずだぜい。おっときをつけるんだにゃー。少しでも俺の意思に反抗する態度を見せれば、先ほど以上にきつく縛りあげられる事になる」

フレンダ「はぁ。結局、私は何をどうしたらいいわけ?」

土御門「奉仕だろ?色々と俺のために尽くせばそれでいいにゃー」

フレンダ「……」チャリリリッ

土御門「うんうん。それでいいんだ」ポロンッ

フレンダ「……」

土御門「積極的でいいこといいこと。ってか慣れてるな」

フレンダ「ふんっ昼に浜面のをしてあげたばかりなわけよ」

土御門「うわぁ、流石に俺でも引くわー。他人のモノ咥えた後に俺のを咥えられるのは引くわー」

フレンダ「なら止めていいわけ?」

土御門「やれ」

フレンダ「そうなるわけよ……ね」ペロッペロペロ

土御門「流石他人のモノを咥えてるだけあるな。男の喜ぶポイントが分かってるにゃー」

フレンダ「さっさとイケよ。このゲス野郎」

土御門「はいはい、ならもっと刺激を強くするんだにゃー」

フレンダ「っチ」

土御門「にしても、腹の後残ってるな。青髪の野郎わざと消さずに残しやがったな。おいフレンダちゃん、もしかして処女?」

フレンダ「ふん、答える義理はないわけよ、がああああっっ」

土御門「だから意思に反したら強くなるって言ったにゃー」

フレンダ「処女じゃない、じゃないわけよ。戦争が終わって麦野達と合流した時に、眠ってる浜面を逆レイプしたわけよ。まさか眠っている時の方が長持ちするなんて思わなかったけどね」

土御門「なるほどなるほど、その時が初めてってわけか。うんうん」

フレンダ「何一人で納得してるわけよ?」

土御門「いんや。多分フレンダちゃんはその前に処女奪われてるなって思ってにゃー」

フレンダ「は?」

土御門「青髪!お前こいつの奪いやがったな。『ん?ああ、土御門はん、この前治したときに謝礼としてもらっといたでー』だそうだ」

フレンダ「……結局、どっどう言うわけよ」

土御門「つまりお前の下半身を治した時に処女を奪われ、その証としてその腹の傷跡を残されてるってわけにゃー」

フレンダ「…………」
73 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/28(月) 23:09:41.40 ID:0jr8aoYQo
土御門「愕然としたかにゃー?でもあの青髪ピアス“バケモノ”相手にそれだけで済んだんだ。儲けもんだぜい。中には一生合法ロリとしてやっていかないといけないような身体にさせられた先生もいるんだにゃー。まぁあれは俺も楽しいからいいんだけど」

フレンダ「合法ロリ?」

土御門「そうそう。都市伝説知らないかにゃー。とある学校の先生は小学生」

フレンダ「え……あれは都市伝説じゃ」

土御門「そんなことあるかっての、都市伝説の八割は事実だぜい。と言うか手を休めるなよ」

フレンダ「……」

土御門「よし決めたぜい。都市伝説を新たに増やしてあげるにゃー」

フレンダ「増やす?」

土御門「そうこれが終わったらフレンダちゃんも合法ロリだ」

フレンダ「は?」

土御門「一生歳を取らない肌にしてやるってことだぜい」

フレンダ「意味分かんないわけよ。そんなことが」

土御門「許されるわけがない?それは誰が決めるのかにゃー。まぁ安心すると良いにゃー、事が全部終われば何事もなかったような日々が戻ってくるんだから。それはいいけど、時間があと五分しかな
いんだけどにゃー」

フレンダ「……」ペロリッベロ

土御門「大胆だな」

フレンダ「んっんんっんんっんんんっ」ジュルリジュルジュル

土御門「ん、ああ、気持ちいい」

土御門「もっと激しくだよ」

フレンダ「んんんっん」

土御門「時間的にもっと堪能したいんだけどにゃー、そうも言ってられないみたいだぜぃ。と言うわけでイラマチオに変更だにゃー」

フレンダ「ん?んんっんんんんんんんんん」

土御門「大丈夫大丈夫。死ぬ事はないから安心して喉まで使って満足させるんだにゃー」ズポッ

フレンダ「んんんんっっんっんっんっんっ!!!」ウェオェウゥゥ

土御門「やべぇ、まじき気持ちいいぜ」ズポズポズポズポズポ

フレンダ「んんぅっんんんんっっ!!!!!!!」ズポズポズポ

土御門「うっ」ドピュ゚ュドピュ

土御門「ふぅ〜。………あら」

フレンダ「――――」ビクビクッ

土御門「白目になって気絶しやがったぜい」

74 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/28(月) 23:10:37.74 ID:0jr8aoYQo
悪魔の十分間

上条「さてさて上条さんのお相手をやってもらいましょうかね」

絹旗「ふん。超ゲス野郎の相手なんてこっちから願い下げです!」

上条「いいよーその反抗具合は……でもですね、今日は時間がないから手っ取り早く行かせ貰うぜ」

絹旗「なっ超離してください!!」

上条「だーめ。でも能力使えないなんてどんな気分だよ」

絹旗「超最悪です!離しやがれ」

上条「うんうん。剥いちまったのが青髪ってのがあれだが、でもいいねーその見えそうで見えない胸の感じが」

絹旗「っ、離せ!超離せぇぇえ!!」

上条「馬乗りにされて両手掴まれて、挙句の果てには能力まで封じられた女の子が男に勝てるわけないだろ。噛み切らないで貰えると助かります」ッチュ

絹旗「んんっ?!!」ンチュッ

上条「んーん」ベロエロエロヌルヌルベロ

絹旗「んんんっ!!!!」

上条「どうだった?大人のキスは」

絹旗「うっっ、う、この、超、やめてください」

上条「何泣きそうな顔してんだよ。まぁいいや、と言うわけでもう意味のない服は脱ごうな」

絹旗「こっこのっやろう!」

上条「ほら大人しくする、無駄な抵抗だって。誰もお前を助けてはくれないって、麦野もフレンダもあっちでよろしくやってるし、浜面君に限ってはあそこで指をくわえてみてる事しかできないわけだが」

絹旗「はっはま面……」

上条「無能力者の浜面に助けを求めるんだ。別にいいけどさ、ここでもし助けに来たら俺らは容赦なく殺すぜ」

絹旗「っ」

上条「絹旗ちゃん、好きなんだろ?あいつのこと。ならどうするべきか分かるよな」

絹旗「―――」ングッギリリt

上条「そうそうしっかりと唇を噛み締めてればいいんだよ。おっぱいもいい形してるなー。将来に期待と言う事で上条さんが育ててやるぜ」

絹旗「んんんんッ」

上条「ん?もしかして初めてか、うわぁなんか申しわけないなー大好きな人の前で初めてって申しわけないなー」

絹旗「んっ」ウルウルウルル

上条「涙目になっちゃって可愛いすぎ、やべぇもう逆に理性が効かない。元より効かせる気なんてないんですけどねっ!!!それでは」ハムッ

絹旗「んんんっ!!んぐっ」ギリギリウルルウルル

上条「はむはむっ絹旗ちゃんのすこし小さな胸最高!!」

絹旗「このっさっさと超終わっちまえ!!!」

上条「まだこんなのは序章にすぎねーよ。さてはて絹旗……いや最愛」

絹旗「超馴れ馴れしく名前を呼ぶなっ!」

上条「いいだろ。これからお前の始め手を貰うんだし」

絹旗「え?……ちょっ超冗談ですよ、ね?」

上条「いやいや、マジでせう。だって最愛もう下も裸だろ?なら入れるのが紳士として常識でしょうが」

絹旗「いや、ほっ本当にそれだけは超駄目です。超お願いです、他の事なら何でもしますから」

上条「うーん。上条さんは上目づかいに弱いんでせうが、今日は心を鬼にして最愛の処女をいただきます」

絹旗「いっ……嫌だっ!!超止めてお願い、それだけは。それだけは超ダメです!浜面に、浜面に」

上条「そうか、それだけ浜面の事を思ってるのか。よし一度だけチャンスをやろう」
75 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/28(月) 23:11:39.00 ID:0jr8aoYQo

絹旗「ちゃんす?」

上条「ああ」ペッヌチャヌチャ「さてこれ位唾液付ければいいだろ」

絹旗「え」

上条「では最愛ちゃん。がんばって窒素装甲を処女膜に展開するんだ。そうしないと俺の右手が処女膜を破っちゃうよ」

絹旗「えっあっっ」キューイン

上条「そうそう。ほらもっと演算頑張れ。自分だけの現実“パーソナルリアリティ”を強く持つんだ」



絹旗「あっあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」


上条「おっ、出力上がってまいりました↑↑幻想殺しの処理が落ち始めてまいりました↓↓さぁ頑張れ!頑張れっあと少しで最愛もレベル麦野になれる!!」


絹旗「ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアァァァァァァァァァァァァァァァァァ」






上条「でも残念」バキィイイン

絹旗「あ――――」グジュ

上条「一気に指が入っちゃったよ。濡れてない上に処女で未貫通。これは痛いだろうな、でも我慢」グジュジュジュジュz

絹旗「あああっ痛い痛い痛い超痛いです!!超抜いてください!!」

上条「分かった分かった。あーでも少し破れちまったか、血が出ちまった。ほら」

絹旗「ううっひぐっひぐひぐっ。はっは、まづ、ら。ごめ、ごめ、んなさ、い」

上条「もう泣くな、俺なら守ってやる。目の前で自分を思う女が犯されそうなのに呑気に見物なんてしない。動くところを全部動かしてでも、動かないところを全部切り落としてでもお前を守ってやるだから。だから俺の女になれ……いや、俺の女にしてやる」

絹旗「ひぐっひぐっ」

上条「俺の女である証を今つけてやるよ」ジリリリッポロ ビンビンッ

絹旗「あ゛っ、あ゛あ゛、浜面が……」

上条「だから忘れさせてやるよ」ペッヌルヌル

絹旗「だめ゛゛」

上条「(ああっもうめんどくさい。時間がないっつーの)ごめん、いくらでも俺に怒っていいから」ミチミチミチミチミチ

絹旗「あ゛あ゛あ゛あって痛痛痛痛痛痛痛ぃ」ガシッ

上条「そんなにしがみついたら腰が動かしづらいだろ。っつとここが最愛の一番奥だな」コツコツ

絹旗「ひぎっぃぃぃぃ」ガシッギリリ

上条「ああ、まだ子宮口を叩かれるのは早かったかな?でもこれ覚えると相当な快感だぜ……って気絶しちまったか。しょうがないか」
76 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/28(月) 23:12:23.34 ID:0jr8aoYQo

土御門「ふぅ」

青髪「ふぅ」

上条「はぁ」

土御門「ん?どうしたんぜよカミやん」

上条「いやな、最愛の処女を奪ったのはいいが、勢い余って子宮口にキスしちまった。おかげで気絶させて上条さんは不発と言うわけなんでせう」

土御門「さすがカミやん鬼畜だにゃー。俺もイマラチオで喉を責めすぎて失神させたんだけどな」

青髪「どっちとも鬼畜と言うよりは外道」

上条土御門「「お前に言われたくはない(にゃー)!」」

土御門「何にしてもさてそろそろ二人とも行こうぜい」

上条「ああ、そうだな」

青髪「待って欲しいわ。まだ最後のネタバレがすんでへん」

上条「んあっ?」

青髪「滝壺ちゃんのことや」

土御門上条「「あ」」

青髪「頼むでパパやん」

上条「誰がパパやんだ」

土御門「いやカミやん以外にパパはいないだろ」

青髪「っとすっかり浜面はんの声帯切ってるの忘れてたわ」

浜面「―――あ゛あ゛ぁっ!!あ゛ぁぁぁあ゛ああ゛あ、麦野おおおっ!!!!フレンダっ!!絹旗あああァァァァっ!!!!……あ゛あ゛ああ゛ああ゛あ゛あ゛ああああああああ」

上条「何か今更ながら罪悪感がでてまいりました」

土御門「ほんと今更だな」

青髪「漢泣きや、豪華やなあ。まぁどうでもええけど泣くのは構わへんけど滝壺ちゃんのこと忘れてへん?」

浜面「ああああ……た゛っ滝壺、滝壺は゛どこだよ゛、こ゛れ以上俺から゛滝壺ま゛で奪う気かよ゛」

青髪「いやいや返したるわ。そもそも皆に手をかけない事が滝壺ちゃんとの契約だったからな―」

浜面「……?」

青髪「勝負して勝とうが負けようがアイテムの皆を殺したりはしない。それに手を出すが妊娠させたりもしない。その代り滝壺ちゃんがそのかわりになるって契約をだよ」

浜面「……嘘だろ?お前ら滝壺には手を出さないって約束を」

77 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/28(月) 23:20:40.84 ID:0jr8aoYQo


上条「ああ、そんな約束守るわけないだろ。何夢見てんだよ少年漫画じゃあるまいし、男の敵に女奪われたら犯されてるって思え!!これが普通だろ、なぁ土御門」


土御門「そうだけどにゃー。そかまですがすがしく言えるのはカミやんぐらいぜよ」

青髪「分かってたけどなんかむかつくわーその清々しいほどの外道っぷり。話が逸れるから手っ取り早く言っていくわ。それで俺らは滝壺ちゃんに手を出したわけ」

土御門「いやー滝壺ちゃんのご奉仕は最高だったにゃー」

浜面「あああああっ、た、き、つぼ」

上条「青髪の肉体変化で子宮の中まで犯したときは最高だったぜ」

浜面「し、子宮のな、か?」

青髪「そうやで、僕の能力で子宮口を開かせて、子宮でも感じる身体にしてやったんや、新たな性感帯でもうビンビンに感じてたで、本人は一生懸命浜面君の為にイかないように頑張ってたみたいやけど」

浜面「ぁ――――」

土御門「そりゃあカミやんのものを子宮の中で卵管に零距離射撃を喰らえばいちころだにゃー」

上条「しかも子宮全体の感度をマックスにしてるせいで受精した瞬間が分かるからな―。でもそれでイくってのは結構新たな分野だよな。受精イキ!うーんあの顔は本当に可愛らしかった」

浜面「――――」

青髪「と言うわけで浜面はん、これからカミやんと滝壺ちゃんの愛の結晶を育てるんやで」

上条「凄い酷いことをさらりと言うなお前も」

青髪「カミやんがそうしたんやろ!」

浜面「――――」

土御門「ああ、ダメだありゃ完全に心が死んでるぜい」

上条「あらほんとだ。結構持った方だし俺も十分楽しめたしもういいだろ」

青髪「そうやな。んじゃ」ピコピコ

青髪「もしもしー僕やけど。うんうん。えっと第十九学区の公園に人が倒れてるから昨日あたりからの記憶上書きしといてー。あー、っとコスプレ少女の記憶はべつにええで。うんうん、頼むわ。今度また
深海デートに行くから。うんそれじゃあまたな、心理掌握ちゃん」ピッ

青髪「うん、後処理は大丈夫や」

上条「さてはてお仕事始めますか。どこの馬鹿だ―学園都市に喧嘩吹っ掛けてる野郎は」

土御門「今回はアメリカの方だぜい」

上条「うげっまたアレ乗るかよ」

青髪「カミやんあれ嫌いやもんな」

上条「だって俺、右手の所為で肉体変化効かないからもろ衝撃くるし、あの押しつぶされる感覚は何度やってもなれるかっての」

土御門「んじゃこないかにゃー?」

上条「冗談、上条さんとインデックスの愛の日常生活を壊す糞野郎はぶっ殺す」

土御門「ですよねー」

青髪「この辺りで僕らは行くから。滝壺ちゃんもゆっくり眠ったらええで。目を覚ましたら皆に訪れた悪夢は無くなっとるから。
でも滝壺ちゃんだけは語られる事のない語られない悪夢の物語りとして心の中に抱えて生きて行くんやで。それじゃあ」


上条土御門青髪「「「おやすみ」」」






78 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/28(月) 23:24:47.44 ID:8mbX7QUto
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 ̄ ̄ ̄(_,ノ  ̄ ̄ ̄ヽ、_ノ ̄ ̄ ̄ ̄
ここまでひどいSSは久々にみた・・・・
79 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/28(月) 23:30:02.86 ID:1mP2cfGto
吐き気が
80 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/28(月) 23:31:37.73 ID:0jr8aoYQo
何を書きたかったのか:肉体変化の凄さ
何故アイテムが餌食になったのか:そこに浜面がいたから
伏線が回収できていない:23巻が出るまでに出したかったから回収できていない。
  一方通行と打ち止めの喧嘩につきましては一方さんが「賭け事で掛け金としてお前を賭けた」と言う発言からの喧嘩。当然相手はデルタフォースの面々。
  本来、もっと時間があれば浜面に負けた一方の前で打ち止めも蹂躙する予定でした。
コレを書いて後悔:していない


補足
僕の考えた最強の能力
肉体変化”メタモルフォーゼ”
・自分の遺伝子レベルでの肉体の変化が可能
・他人に自分の遺伝子を与えて 肉体変化、肉体強化、肉体再生ができる。
その能力の最高傑作がレベル5の第七位。極限までに高められた肉体。
 担任の先生の細胞を全て変化させて常に幼女として細胞が若返るようにしていたり
 いくら身体にダメージを負っても他人に植え付けた自分の細胞から肉体を再生することができる。不死身の体となっている

・自分に他人の遺伝子を組み込み、その細胞から人間を作り直すことも可能。
 つまり本体の人間が死んでも問題ないということ
 素養格付の正体も実はこれ。つまりは細胞からAと言う人間の脳を培養、その脳に第五位の能力を使いBと言う人間の記憶、経験を上書きすることで新たな可能性を模索。
 肉体変化と心理掌握。この二人がいれば能力を大量生産する事が出来る。


と言うわけで終了。

前半のアイテム勢のいちゃいちゃは後半で蹂躙されたときの落ち具合を急な傾斜にするための蛇足です。


正直自己満足の[田島「チ○コ破裂するっ!」]です。
本当にありがとうございました。



PS一週間後ぐらいににHTML化出します。
81 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/01(火) 01:09:14.52 ID:vlNv0jLJ0


スレタイ初めて見たときは、デルタフォースと浜面の友情物語かと思ってたが・・・・・・






でも、楽しかったですwwwwww
82 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/01(火) 09:18:05.84 ID:N5NOHjbOP
まさかのゲス展開で吹いた
83 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/01(火) 10:59:31.07 ID:zB9ZkBZgo
昨日寝る直前にこのSS読んだらうなされて全然寝れなかった、どうしてくれる・・・
84 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/01(火) 15:12:02.90 ID:INq6zkcAO
時たま誤植があったけど面白かった
85 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/01(火) 22:10:34.43 ID:BBMrYQGF0
てっきり浜面とデルタフォースで新生アイテムなのかと…

そしてゲス条かと思いきやインデックス一筋というイケメン上条さん

原作以上のかませ犬っぷりかつ存在を忘れられた一方通行

最後に>>1
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