このスレッドはSS速報VIPの過去ログ倉庫に格納されています。もう書き込みできません。。
もし、このスレッドをネット上以外の媒体で転載や引用をされる場合は管理人までご一報ください。
またネット上での引用掲載、またはまとめサイトなどでの紹介をされる際はこのページへのリンクを必ず掲載してください。

大学生「今日は同窓会」 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

1 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/03/09(水) 11:07:01.21 ID:BmKc8B4K0
風邪ひいた。


つーわけで暇つぶしに書く。
【 このスレッドはHTML化(過去ログ化)されています 】

ごめんなさい、このSS速報VIP板のスレッドは1000に到達したか、若しくは著しい過疎のため、お役を果たし過去ログ倉庫へご隠居されました。
このスレッドを閲覧することはできますが書き込むことはできませんです。
もし、探しているスレッドがパートスレッドの場合は次スレが建ってるかもしれないですよ。

満身創痍 @ 2024/03/28(木) 18:15:37.00 ID:YDfjckg/o
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aaorz/1711617334/

【GANTZ】俺「安価で星人達と戦う」part8 @ 2024/03/28(木) 10:54:28.17 ID:l/9ZW4Ws0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1711590867/

旅にでんちう @ 2024/03/27(水) 09:07:07.22 ID:y4bABGEzO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1711498027/

にゃんにゃん @ 2024/03/26(火) 22:26:18.81 ID:AZ8P+2+I0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/gomi/1711459578/

にゃんにゃん @ 2024/03/26(火) 22:26:02.91 ID:AZ8P+2+I0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/gomi/1711459562/

にゃんにゃん @ 2024/03/26(火) 22:25:33.60 ID:AZ8P+2+I0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/gomi/1711459533/

にゃんにゃん @ 2024/03/26(火) 22:23:40.62 ID:AZ8P+2+I0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/gomi/1711459420/

にゃんにゃん @ 2024/03/26(火) 22:22:39.08 ID:AZ8P+2+I0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/gomi/1711459358/

2 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/03/09(水) 11:13:41.08 ID:BmKc8B4K0
今日は中学時代の友達との同窓会。

といってもオセロ同好会のメンバー4人での小規模な集まりだ。

オセ同の仲間とは中学卒業以来あっていなかった。

だが昨日オセ同の部長(会長かな?)から自宅に電話があった。

「明日会わねぇ?」と。
3 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/03/09(水) 11:18:48.18 ID:BmKc8B4K0
必要な講義を受講し終えた後、サークルの仲間に用事がある旨を伝えて帰宅した。

約束の時間までまだだいぶあるので僕は中学時代を振り返った。

中学校にはあまり良い思い出がない。

オセ同の中では僕だけかもしれないが。

率直に言って、僕はいじめられていた。



4 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/03/09(水) 11:23:58.82 ID:BmKc8B4K0
いじめの理由は分からなかったけれど、理由があればいいってもんでもない。

僕はいやなことがあると心を鈍化させるタイプの人間だったから、平気な顔で学校には行っていた。

そのせいか、いじめはどんどんヒートアップして、日常的に暴力を振るわれるようになった。

僕は小学生の六年間空手と柔道を習っていたから、普通に反撃した。

喧嘩両成敗の理論にもとづき、仕掛けた側もお咎めなし。

それが悔しくて僕は自分から喧嘩をふっかけるようになっていた。
5 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/03/09(水) 11:26:00.69 ID:BmKc8B4K0
いつの間にか誰も自分に近づかなくなり、僕は完全に一人になった。

一人になったと思っていた。

だけどある日、僕は部長に勧誘された。

「オセロ同好会に入んない?」と
6 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/03/09(水) 11:31:37.52 ID:BmKc8B4K0
オセ同はぼっちの集まりだった。

ぼっちだけど毎日学校に来て、暴力と戦っている。

一番ウザがられるタイプのぼっちだけの集まりだった。

そこで僕に中学初の友達が出来て、そこそこに思い出もつくれた。

高校大学では普通に友達できたけど、親友と呼べるのはオセ同の仲間だけだ。
7 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/03/09(水) 11:34:42.17 ID:BmKc8B4K0
だから今日の集まりは僕にとってとても楽しいものになるはずだ。

昔を思いだしてたらいつの間にか時間が経っていた。

僕は家を出て、約束の場所に向かった。

8 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/03/09(水) 12:07:47.49 ID:BmKc8B4K0
行ってみると、もうみんな集まっていた。

「お前が最後だ、波城。」

「ごめん。」

僕は部長達に謝ってから店に入った。
9 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/03/09(水) 12:20:46.07 ID:BmKc8B4K0
僕達は店の中で今の自分のことを教えあった。

「俺警官になったんだ。高校卒業してから警察学校に進んだ。」

部長が警察になったというのには僕を含めた3人とも驚いた。

「橘は警察か〜、俺は大学だよ」

緒林がそういった、流れに乗って僕も大学生だと伝えた。

「明久はどうなの?今なにやってる?」

「俺か…俺はそうだな。商売をしてるよ。」

何の商売?と聞こうとしたら店が揺れだした。

すぐに収まるだろうと思っていたら、収まるどころか激しく揺れだした。

「お前ら!机の下に」

入れ!までは聞くことが出来なかった。

ものすごいめまいが襲って来て、僕は気絶した。


10 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/09(水) 12:32:31.76 ID:rD4LUufAO
展開はまだわからんが、文章の感じは好き
11 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/03/09(水) 15:09:15.17 ID:BmKc8B4K0
「ここはどこだ?」

思わず言ってしまった。

目が覚めたけれど、明らかにここは店じゃない。

暗くて、狭いところに僕はいた。

「何かくさいし、ロッカーの中かな?」

そう呟いて、前のほうに手を伸ばすと、簡単に開いて外に出ることが出来た。

「ここは、オセ同?」

正確には元オセ同。

新入部員がいなかったので僕らの卒業と同時に廃部となったのだ。

ノートパソコンが数台置いてあることから見て、どうやらここはコンピュータ部になったようだ。

同好会かもしれないけど。
12 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/03/09(水) 15:12:38.77 ID:BmKc8B4K0
窓の外を見ると、やけに暗かった。いつの間にか夜になっていたらしい。

時計を見ると約束の時間の10分後で止まっていた。

電波が届かないはずはないんだけどな。

携帯の時計も同じ状態だったのだが、メールが一件入っていた。

橘:赤いノートパソコンを起動しろ。

本文はなく、タイトルだけのメールだった。
13 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/03/09(水) 15:23:08.92 ID:BmKc8B4K0
僕は赤いノートパソコンを見つけ、起動した。

そこには何種類かのアイコンが浮かぶ画面はなく、ど真ん中にメールのアイコンがあるだけだった。

僕はそれを押した。

メッセージの内容は以下のとおり。

波城

どうやら目覚めたようですね。

私は二三一。

呼ぶときは二三と呼んでください。

波城、私は今橘と行動を共にしています。

気を失ったあなたを守るためにロッカーに隠し、二人でここからの脱出を図っているのです。





14 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/03/09(水) 15:28:56.88 ID:BmKc8B4K0
その部屋はとりあえず安全です。

しかしいつまでもいるわけには行きません。

そこは隠されているだけで守られているわけではないからです。

波城、あなたのことを橘に聞きました。

ブドーをやっていて、戦いなれているとか。

そこでお願いです。脱出にあなたも協力してください。

私と橘ではこの学校を出ることはできません。

私たちは1階の家庭科準備室からあなたにメッセージを送っています。。

どうか自力でここまできて下さい。

そのための力はあなたの中で目を覚ましています。
15 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/03/09(水) 15:38:09.64 ID:BmKc8B4K0
だってさ。

う〜ん。

この二三ってやつがおかしいのか、この世界がおかしくなったのか。

普段なら前者なんだけど。

今回は僅差で後者かな。

家庭科準備室に来い、か。

このメッセージの内容からして、学校の中は危ないのかな。

「ふんっ!」 ベリベリ!

僕は床板を力任せに剥がした。

そこにオセ同時代に隠した僕の宝物が入っていた。

メリケンサック、安全靴、バタフライナイフ、警棒。

うん。まぁね。中学生の宝物だからね。

喧嘩とかしてたしね。イタイとか思わないでね。

実際これから使うんだしさ。

僕は安全靴に履きかえ、ナイフをポケットにしまい、メリケンを右手に付けて

警棒をズボンとお尻の間に入れた。

戦闘準備万端。

僕は思い切ってドアをスライドさせた。

人がいた。




16 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/03/09(水) 15:47:48.98 ID:BmKc8B4K0
そいつは僕の中学の制服を着ていた。

つまり僕の後輩ということになるんだけど、様子がおかしかった。

肌の色と髪の毛は真っ白で、目玉は真っ赤。

某ダークヒーローのようだった。

一方通行(言っちゃった)と違うのは、目が虚ろなところだろうか。

そんなふうに説明してる暇はすぐになくなった。

そいつがこっちに向かって飛んだのだ。

よく見ると爪が異様に伸びている。おまけに赤く光ってる。

あれで僕を切り刻むつもりか。

僕はそいつの真下を前回り受身で移動して、そいつの攻撃をかわした。

そいつが着地したところに正拳突きを打ち込もうとして、僕は愕然とした。

床が切れていた。はっきりとは見えないが、一ミリや二ミリどころの話ではなく、ザックリと。

途端に怖くなった、心拍数がハンパないことになって、うまく動けない。

後輩がもう一度飛んだ。

逃げようとしたけど、爪を見すぎて転んでしまった。

多分僕死んだぜ!

17 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/13(日) 00:55:11.84 ID:ahqU9b+DO
風邪が治ったら書かないのか
7.78 KB   
VIP Service SS速報VIP 専用ブラウザ 検索 Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

荒巻@中の人 ★ VIP(Powered By VIP Service) read.cgi ver 2013/10/12 prev 2011/01/08 (Base By http://www.toshinari.net/ @Thanks!)
respop.js ver 01.0.4.0 2010/02/10 (by fla@Thanks!)