上条「秘密結社『クロック』…？」 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 ： ◆eKV5V56QhY [saga]：2011/04/01(金) 00:49:34.55 ID:a7ahVmFoo

・とある魔術の禁書目録×世界の中心、針山さん です

・初SSなのでお見苦しい点が多いと思います

・37564さんがメインです

・マジでSS初めてなのでアドバイスとかあったらドンドンお願いします

1.5 ：荒巻＠管理人★(お知らせ) [Twitter]： ID:???

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寝こさん若返る ＠ 2024/05/11(土) 00:00:20.70 ID:FqiNtMfxo
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第五十九回.知ったことのない回２６日１７時 ＠ 2024/05/10(金) 09:18:01.97 ID:r6QKpuBn0
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ポケモンSS　安価とコンマで目指せポケモンマスター　part13 ＠ 2024/05/09(木) 23:08:00.49 ID:0uP1dlMh0
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今際の際際で踊りましょう ＠ 2024/05/09(木) 22:47:24.61 ID:wmUrmXhL0
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誰かの体温と同じになりたかったんです ＠ 2024/05/09(木) 21:39:23.50 ID:3e68qZdU0
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A Day in the Life of Mika １ ＠ 2024/05/09(木) 00:00:13.38 ID:/ef1g8CWO
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真神煉獄刹 ＠ 2024/05/08(水) 10:15:05.75 ID:3H4k6c/jo
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愛が一層メロウ ＠ 2024/05/08(水) 03:54:20.22 ID:g+5icL7To
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2 ： ◆eKV5V56QhY [sage]：2011/04/01(金) 00:50:00.89 ID:a7ahVmFoo

7月17日・秘密結社『クロック』アジト内

No.37564「学園都市？」

総統「そうだ、学園都市には僕のような超能力者がたくさんいるらしい。そいつらを戦闘員にすれば『クロック』の兵力もかなり増強されるだろう」

No.37564「超能力者ねぇ…少し面白そうだが、どうやって侵入するんだ？学園都市のセキュリティは完璧って話だが」

総統「侵入する必要はない。向こうの統括理事長から直接招待された」

No.37564「なんでわざわざそんなことを？」

総統「さあな。しかし条件がある。『同伴できるのは3人まで、その中に戦闘員No.37564を含むこと』だそうだ。どうやらお前に興味があるらしい」

No.37564「俺がメインかよ。なんか嫌な予感がするな」

3 ： ◆eKV5V56QhY [sage]：2011/04/01(金) 00:51:05.60 ID:a7ahVmFoo

総統「お前ならまず心配は要らないだろう」

No.37564「あんた上司だろ。もっと部下をいたわれよ」

総統「ココは悪の組織だからな。戦闘員ひとりを一々心配する総統なんていたら笑いものだ」

No.37564「そりゃそうだ。ところで俺の他の二人ってのはだれだ？」

総統「シルク・シックルとNo.29182にしようと思っている」

No.37564「なんであいつらなんだ？何があるかわからん。もっと戦闘力の高い奴らにしたらどうだ」

総統「向こうから志願してきたんだ。心配ならお前が守ってみろ」

4 ： ◆eKV5V56QhY [sage]：2011/04/01(金) 00:51:58.80 ID:a7ahVmFoo

No.37564「……わかったよ。しかし総統、学校はどうするんだ？」

総統「馬鹿かお前は。行くのは『学園都市』だぞ？学校ならいくらでもある」

No.37564「いや、そうじゃなくてさ。小学校6年生って難しい時期だろ？向こうで友達できるのか？」ﾆﾔﾘ

総統「と、友達などいらん！」ｱｾｱｾ

No.37564「ハハッ、そうか。まあがんばれよ有紀くん」

総統「クッ……！まあいい、お前たちにはある高校に転入してもらう」

No.37564「俺はもう高校生って歳じゃないんだが」

総統「問題ない。僕の能力を忘れたのか？周りには高校生位の年齢に『認識』させる」

No.37564「毎度便利だな、その能力」

総統「お前には利かんがな。さあ、さっさと準備しろ。他の二人はもうとっくに終えてるぞ」

No.37564「へいへい」

5 ： ◆eKV5V56QhY [sage]：2011/04/01(金) 00:53:59.08 ID:a7ahVmFoo

こうして『無敵』の戦闘員は学園都市に赴くことになった。
科学と『クロック』が交差するとき、物語は始まる―――――

学園都市・窓のないビル

アレイスター「死をも超越した最強の存在……」

アレイスター「何を見せてくれるのか楽しみだ、『常敗無敵』」

6 ： ◆eKV5V56QhY [saga]：2011/04/01(金) 00:56:19.05 ID:a7ahVmFoo

翌日・学園都市内

No.37564「へぇ……ココが学園都市か。スゴイな」

No.29182「スゲェ！未来みたいだ！スッゲェ！」ｷﾗｷﾗ

シルク「見てください！ロボットが街を行き来してますよ！なんですかねアレ、お掃除ロボットでしょうか！」ｷﾗｷﾗ

総統「お前ら少しは落ち着け……みっともない」ｷﾗｷﾗﾜｸﾜｸ

No.37564「一番目を輝かせてるくせに」ﾆﾔﾆﾔ

総統「うっ……うるさい！」ｶｧｧ

7 ： ◆eKV5V56QhY [saga]：2011/04/01(金) 00:57:16.53 ID:a7ahVmFoo

No.37564「しかしなんだな、まるで未来都市だ。100年技術が進んでるってのも嘘じゃなさそうだ」

シルク「そうですねぇ」

No.29182「うわ、何だあの飛行船！」ｷﾗｷﾗ

総統「だから落ち着け。まずは転入手続きだ」

No.37564「で、俺達の通う高校はどこなんだ？」

総統「第七学区で、僕の学校のすぐ近くだ。今向かってる」

ﾋﾞﾘﾋﾞﾘｯﾃｲｳﾅｧｰ！
ﾌｺｳﾀﾞｧｰｰｯ

No.29182「すげぇ！なんか女の子がビリビリしてる！」

シルク「アレが超能力でしょうか……すごいですねぇ」

No.37564「オイオイ、『正義のヒーロー』でもあんな電撃出さないぞ」

8 ： ◆eKV5V56QhY [saga]：2011/04/01(金) 00:59:13.95 ID:a7ahVmFoo

総統「やっぱりだ……学園都市には超能力者がうようよいる。こいつらを『クロック』に引き込めば……」

No.37564「なかなか難しそうだがな」

総統「ああ、いきなりあんなレベルの奴には接触しないほうがいい。もっと超能力について詳しく知ってからだな」

9 ： ◆eKV5V56QhY [saga]：2011/04/01(金) 01:01:04.57 ID:a7ahVmFoo

数十分後・とある高校正門前

総統「ここが貴様達の通う高校だ」

No.37564「総統の学校はアレか、ずいぶん近いな」

総統「じゃあ僕は転入の手続きをしてくる」

No.29182「俺達も行かなきゃ。行きましょう、37564さん、シックルさん」

シルク「じゃあ総統、また後で」

No.37564「有紀、手続きは職員室だぞ。迷うなよ」

総統「わかってる！」

10 ： ◆eKV5V56QhY [saga]：2011/04/01(金) 01:03:34.77 ID:a7ahVmFoo

とある高校・職員室

ｶﾞﾗｯ
No.29182「失礼しまっすー」

小萌「あれ？どちらさまですか？」

シルク「わー、可愛いです！でもここ高校の職員室ですよね。なんで子供が？誰かの妹さんでしょうか」

小萌「違います！私はこの学校の先生なのです！」

No.29182「先生ごっこみたいです、可愛いッスね」

11 ： ◆eKV5V56QhY [saga]：2011/04/01(金) 01:04:38.70 ID:a7ahVmFoo

小萌「私は正真正銘ここの先生です！これが職員証です！」

シルク「よく出来てるねぇ」

小萌「本当なんですよぉー！」ﾊﾞﾀﾊﾞﾀ

黄泉川「どうしたじゃん？」

小萌「よ、黄泉川せんせぇ……」

黄泉川「ど、どうしたじゃん小萌先生！？」

No.29182「先生！？」

黄泉川「そうじゃん。子供みたいに見えるけど小萌先生は立派な教師じゃん」

No.37564「マジか……」

12 ： ◆eKV5V56QhY [saga]：2011/04/01(金) 01:08:47.82 ID:a7ahVmFoo

シルク「学園都市は不思議ですね……」

黄泉川「まぁそういうことじゃん。ところで君たちはだれじゃん？見ない顔じゃん」

No.37564「(じゃん？)明日転入の時平です」

No.29182「木野ッス」

シルク「鎌池です」

黄泉川「あぁ、君たちが転入生だったじゃん？こんな時期に転校なんて珍しいじゃん。3人とも小萌先生のクラスじゃん」

小萌「そうなのですよ、よろしくです」

No.37564「よろしくお願いします」

シルク「宜しくお願いします」

No.29182「よろしくッス」

小萌「はーい、これで手続きは終わりですよ。また明日会いましょう」

黄泉川「明日で終業式じゃん。全員学生寮じゃん？地図渡しとくじゃん」

13 ： ◆eKV5V56QhY [saga]：2011/04/01(金) 01:10:49.17 ID:a7ahVmFoo

とある高校正門前

総統「遅かったな。何かあったのか？」

No.37564「学園都市の神秘を目の当たりにしていた」

総統「？」

No.29182「あの先生も超能力者じゃないんすかね」

シルク「でも超能力は学生しか持ってないそうですよ」

No.37564「そうか……不思議だな」

シルク「不思議ですねぇ」

総統「？」

14 ： ◆eKV5V56QhY [saga]：2011/04/01(金) 01:11:43.34 ID:a7ahVmFoo

とある高校学生寮前

シルク「男子と女子の寮は別ですから、とりあえずココでお別れですね」

No.37564「そうだな」

No.29182「じゃ、また明日っす」

No.37564「また明日な」

シルク「ええ、また明日」

15 ： ◆eKV5V56QhY [saga]：2011/04/01(金) 01:17:56.36 ID:a7ahVmFoo

とある高校男子寮内

No.37564「俺の部屋は……ここか」

No.37564「29182は一つ下の階だな」

No.37564「隣の奴は上条当麻という名前らしい」

No.37564「挨拶しにいくか」

ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ　ｶﾞﾁｬﾘ
上条「はいはーい、どちらさまですかー？」

No.37564「隣に越してきた時平だ。よろしく」

16 ： ◆eKV5V56QhY [saga]：2011/04/01(金) 01:18:43.63 ID:a7ahVmFoo

上条「そ、そうか。俺は上条、よろしく(高校生に見えない……)」

No.37564「そういえば変な女子に追い掛け回されてたな」

上条「どうしてソレを？」

No.37564「見てたからな」

上条「だったら助けてくれよ……」

No.37564「あんなのに入っていけるか」

上条「それもそうか」

上条「それにしてもこんな時期に転校生なんて珍しいな、もう一学期も終わりだっていうのに。どこから来たんだ？」

No.37564「学園都市の外から」

上条「嘘だろ」

No.37564「本当だ」

17 ： ◆eKV5V56QhY [saga]：2011/04/01(金) 01:19:19.37 ID:a7ahVmFoo

No.37564「ところでここの学生ってみんな超能力を持ってるんだろ？上条はどんな能力者なんだ？」

上条「上条さんは無能力者ですよ……」ﾊｧ

No.37564「そうなのか？」

上条「学園都市では能力開発ってのをやってるんだ、それで能力を得られるんだが、能力を得られる奴と得られない奴がいてな。俺は能力を得られなかった」

No.37564「誰もがみんな超能力を持てるってわけじゃないのか」

上条「ああ。それに能力者と言ってもピンキリで、レベルが0から5の6段階に分けられてる。レベル0はもちろん、1や2も一般人とあまり変わらない」

No.37564「超能力者も大変だな」

上条「そうなんだよ」

18 ： ◆eKV5V56QhY [saga]：2011/04/01(金) 01:23:46.44 ID:a7ahVmFoo

No.37564「じゃあ、レベル5ってのはどれくらいなんだ？」

上条「俺はひとりにしか会ってないが、軍隊と戦えるレベルだそうだ」

No.37564「そんなに凄いのか。ところでお前の知ってるひとりって？」

上条「さっき俺に電撃撃ってた奴だよ。御坂美琴、レベル5の第3位だ」

No.37564「そんなのに追いかけられて良く無事だったな」

上条「ああ、俺の右手には特別な力が宿っててな、『幻想殺し』って言うんだ」

19 ： ◆eKV5V56QhY [saga]：2011/04/01(金) 01:27:39.57 ID:a7ahVmFoo

上条「そう。それが異能の力なら、原爆級の火炎の塊だろうが戦略級の超電磁砲(レールガン)だろうが、神の奇跡(システム)だって打ち消せるんだ」

No.37564「……上条。お前に俺はどう見える？」

上条「20代くらいの青年って感じだな」

No.37564(つまり、こいつには総統の能力が効いてないのか)ﾌｰﾑ

上条(なんか難しい顔！もしかして怒ってる！？)

上条「い、いや、大人びて見えるってだけだよ！老け顔とかじゃないし！」ｱﾀﾌﾀ

20 ： ◆eKV5V56QhY [saga]：2011/04/01(金) 01:28:05.45 ID:a7ahVmFoo

No.37564「……まあいい。よろしくな、上条」

上条「ああ、よろしく」

No.37564「じゃあそろそろ帰るわ。部屋の片付けもしなきゃいけないし」

上条「そうか、また明日な」

No.37564「また明日」

21 ： ◆eKV5V56QhY [saga]：2011/04/01(金) 01:29:29.59 ID:a7ahVmFoo

プロローグみたいなもの終わり

とりあえず今日はコレで終わりです

ご意見などがあったらお願いします

22 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]：2011/04/01(金) 01:30:16.58 ID:jtaG4CUAO

超期待支援
針山さんとのクロスが見れるとは思わなかった

23 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2011/04/01(金) 01:33:46.74 ID:Bh+6WO1SO

なんという俺得！！

全力で支援する

24 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) ：2011/04/01(金) 01:37:38.20 ID:DEBzxmdWo

成田作品最強キャラが…

柏木クロス出るといいな

25 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [sage]：2011/04/01(金) 04:49:03.25 ID:K9oTJOUAO

針山さんとかワクテカし過ぎて爆発した

26 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海・関東) [sage]：2011/04/01(金) 15:16:10.43 ID:83bMr4CAO

37564とはまた俺得な
期待

27 ： ◆eKV5V56QhY [saga]：2011/04/01(金) 15:17:17.51 ID:a7ahVmFoo

レスありがとうございます！

すごく力になります

では、投下します

28 ： ◆eKV5V56QhY [saga]：2011/04/01(金) 15:19:56.71 ID:a7ahVmFoo

翌日　とある高校・上条のクラス

小萌「今日で一学期も終わりですね。こんな時期ですが転校生を紹介します。しかも3人ですよー」

ｻﾞﾜｻﾞﾜ
青髪の少年「はいはーい質問！女の子はいますか、そして美少女ですかー！」

小萌「3人のうちひとりは女の子ですよー。美少女かどうかはお楽しみです」

青髪の少年「やたー！なんや僕テンション上がってきたわー！コレで全員男だったらどうしようかと思っとった！」

上条「お前は相変わらずだな」

金髪の少年「まったくだにゃー」

29 ： ◆eKV5V56QhY [saga]：2011/04/01(金) 15:20:26.65 ID:a7ahVmFoo

小萌「それじゃあ3人とも、入ってきてください」

3人「はい」

上条(ああ、昨日の……うちのクラスだったのか)

No.37564「時平真吉だ、よろしく」

シルク「鎌池絹江です、よろしくお願いします」

No.29182「木野礼智でっす！キノラッチって呼んでくれていいぜ！」

小萌「3人とも最近学園都市に来たばっかりなので、仲良くしてあげてくださいね」

30 ： ◆eKV5V56QhY [saga]：2011/04/01(金) 15:23:30.57 ID:a7ahVmFoo

吹寄「私は吹寄制理、よろしくね」

金髪の少年「土御門元春だにゃー」

上条「上条当麻だ。よろしくな」

青髪の少年「僕のことは青髪ピアスとでも呼んでくれやー。ところで絹江ちゃんに質問があるんやけど」

ｵﾚﾓｱﾙ
ｵﾚﾓﾀﾞ

小萌「はい、もう終業式が始まっちゃうので、質問タイムはその後にして欲しいのです」

ﾊｰｲ

31 ： ◆eKV5V56QhY [saga]：2011/04/01(金) 15:24:10.32 ID:a7ahVmFoo

終業式終了後　とある高校・上条当麻の教室

青髪ピアス「よっしゃあ！待ちに待った質問タイムや！」

ｶﾞﾔｶﾞﾔ

ｶﾚｼﾄｶｵﾙﾝ?
ｲﾏｾﾝﾖｳ
ｱﾉﾌﾀﾘﾄﾊｼﾘｱｲ?
ｶｿﾞｸﾐﾀｲﾅﾓﾉﾃﾞｽ

No.37564「すごい光景だ」

上条「いつもあんな感じだよ」

No.29182「俺らは完全無視って感じっすね」

土御門「まあ仕方ないにゃー。誰も好き好んで野郎のプロフィールなんて知ろうと思わないだろ？」

No.29182「それもそうか」

32 ： ◆eKV5V56QhY [saga]：2011/04/01(金) 15:27:23.49 ID:a7ahVmFoo

上条「ところで学園都市の外から来たって聞いたけど、どの辺から来たんだ？」

No.37564「埼玉の所沢からだ」

上条「ずいぶん近いな」

No.37564「まぁな」

土御門「それにしてもどうして学園都市に？外から転入ってのはあまり聞いたことがないにゃー」

No.37564「……企業秘密だ」

土御門「そうかい」

土御門(少しきな臭いな……調べてみるか)

33 ： ◆eKV5V56QhY [saga]：2011/04/01(金) 15:28:03.40 ID:a7ahVmFoo

シルク「ふぅ、ようやく解放されました」

吹寄「気をつけなさい、ここの男達は女に飢えてるから」

シルク「は、はい」

上条「しかしあれだな、ようやく夏休みだな！」

土御門「カミやんは補習だけどにゃー」

青髪「ザマアないわ、いつもフラグ立ておってからに。当然の報いや」

上条「お前らも二人とも補習だろうが！」

No.37564「補習？」

34 ： ◆eKV5V56QhY [saga]：2011/04/01(金) 15:29:34.99 ID:a7ahVmFoo

吹寄「そう、補習。成績が低い奴らは補習を受けるのよ。このあたりは外の学校とあまり変わらないわね」

シルク「そうなんですか。てっきり学園都市の補習って、能力の修行みたいなものだと思ってました」

吹寄「そんなに凄いところじゃないわ。ここ独特に、能力開発の単位なんてのもあるけど」

No.37564「つまり、能力が低い奴も補修を受けるってことか」

上条「そうなんだよ。コロンブスの卵とかすけすけ見る見るとか。無理に決まってるだろ」

No.29182「どんな奴だい？」

土御門「コロンブスの卵って言うのは、逆立ちした卵を支えなしで机の上に立てる念動力専攻の時間割(カリキュラム)、すけすけ見る見るってのは、目隠しでポーカーして十回勝つまで帰れないっていう透視能力専攻の時間割だにゃー」

No.37564「無茶振りもいいところだな」

上条「だろ？」

35 ： ◆eKV5V56QhY [saga]：2011/04/01(金) 15:36:43.98 ID:a7ahVmFoo

青髪「でも小萌先生がつきっきりで見てくれるんやで？ご褒美やろ」

上条「ソレはお前だけだ……っと、もうこんな時間か」

土御門「そうだにゃー」

青髪「バイバイ絹江ちゃん！また会おうな！」

シルク「はい、さようなら」

No.37564「またな。上条にはすぐまた会うだろうけど」

No.29182「縁があったらまた会おう、なんてな」

36 ： ◆eKV5V56QhY [saga]：2011/04/01(金) 15:37:21.63 ID:a7ahVmFoo

昼　某ファミレス

総統「学園都市について何かわかったことはあったか？」

No.37564「そうだな、超能力者にはレベルがあって、誰もが凄い力を使えるわけじゃないってぐらいか。あと能力の低い奴は補習を受けるとか」

No.29182「そうっすね。今のところNo.37564さんの言った位しかわからないっす」

シルク「まだ一日目ですし、仕方ないところもありますよね」

総統「しかし、コレでは情報が少なすぎる。この中の誰かが能力開発を受ければ詳細がわかるだろう」

シルク「誰かって、一体誰が……？」

37 ： ◆eKV5V56QhY [saga]：2011/04/01(金) 15:37:51.44 ID:a7ahVmFoo

総統「決まっているだろう。No.37564だ」

No.37564「なんだって？」

No.29182「まじっすか」

総統「なあに、お前なら大丈夫だろう。改造手術を受けたのも一回や二回ではないだろうし、もし何かあったとしてもお前なら安全だ」

No.37564「まぁそうだろうが、能力開発なんて簡単に受けられるのか？」

シルク「それもそうですね。そう簡単にできることじゃない気もしますが」

総統「大丈夫だ、もう申請は通しておいた」

No.37564「俺の意見は無視か」

総統「総統命令だ。反論は許さん」

No.37564「そうかい、わかりましたよ総統閣下」ﾊｧ

総統「分かればいい。空いた時間は情報収集をしてくれ」

38 ： ◆eKV5V56QhY [saga]：2011/04/01(金) 15:38:20.30 ID:a7ahVmFoo

No.29182「しかし総統、情報収集ったって明日から夏休みですよ？どうやって情報集めるんすか？」

総統「……そういえば補習があるとか言っていたな。丁度いい、お前らも参加しろ」

シルク「ええッ！？」

No.29182「うえー、せっかくの夏休みが……」ｸﾞﾃﾞｰ

総統「貴様らはいつも夏休みみたいなものだろうが。たまには働け」

No.29182「ういーっす」

No.37564「まあがんばれよ」

総統「お前も参加しろ」

No.37564「……不幸だ」

39 ： ◆eKV5V56QhY [saga]：2011/04/01(金) 15:43:08.49 ID:a7ahVmFoo

一旦休憩します

あと、期待している方には申し訳ないんですが、柏木クロスは出てきません、永遠に

40 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2011/04/01(金) 15:52:29.53 ID:z3sQerlco

針山さんとのクロスかと思って開いたら針山さんとのクロスだった。俺得俺得

41 ： ◆eKV5V56QhY [saga]：2011/04/01(金) 16:08:51.70 ID:a7ahVmFoo

とある高校学生寮・No.37564の部屋

No.37564(……暇だな)

ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ

No.37564「なんだ？」

宅配員「お届け物でーす。ハンコお願いしまーす」

No.37564「ああ、はい」

宅配員「ありやとやしたー」

No.37564「なんだこれ、やけにでかいな…人一人ぐらい入れそうだ。クール便だがナマモノか？」

No.37564「送り主は……柏木クロスか。嫌な予感がする」

No.37564「まぁいい…開けるか」

42 ： ◆eKV5V56QhY [saga]：2011/04/01(金) 16:10:00.77 ID:a7ahVmFoo

ﾊﾞﾘﾊﾞﾘ
全身タイツ男「やあ、こんにちは！良い子のヒーロー、柏木クロスだ！」

No.37564「……」

柏木クロス「や、やめろ！無言で箱に戻そうとするな！」

No.37564「なんで来たんだよ、お前」

クロス「ソレはもちろん、悪の組織あるところにヒーローあり、だからだ！」

No.37564「どうやってきたんだ？」

クロス「サマーちゃんの魔法で偽装してもらってクール便。ゾンビはこんな時便利だな、何も食べなくても大丈夫だ」

43 ：今日は4/1 ◆eKV5V56QhY [saga]：2011/04/01(金) 16:10:56.99 ID:a7ahVmFoo

No.37564「ああ、そうだったな。しかしその腕輪はなんだ？4個あるが」

クロス「変身ブレスレットだ！他の『ジェノサイダー』はみんなそっちの総統に洗脳されてしまったからな！ひとりじゃ寂しいから『クロック』を追いかけるついでに仲間をスカウトしに来た」

No.37564「だけどお前IDないんだろ？どうやって生活するんだ」

クロス「今日からよろしくな、相棒！」

No.37564「出てけ」

クロス「お願いだよ、住むところがないんだ！居候させて下さい」

No.37564「なんで悪の組織がヒーローを助けなきゃいけないんだよ」

クロス「頼むっ！」ﾄﾞｹﾞｻﾞ

No.37564「……仕方ないな、ただし夜は押入れで寝ろよ」

クロス「ありがとう！恩に着る」

No.37564「ああ」

クロス「じゃあ早速街の平和を守りに行ってくる！」
ｶﾞﾁｬ　ﾊﾞﾀﾝ

No.37564「……行っちまった」

No.37564「寝るか」

44 ： ◆eKV5V56QhY [saga]：2011/04/01(金) 16:23:26.38 ID:a7ahVmFoo

路地裏

髪の長い少女「やめてください！」

スキルアウトA「へへ、いいじゃねえか」

スキルアウトB「一緒に行こうぜ、お嬢ちゃん」

髪の長い少女「だ、誰か助けて！」

スキルアウトA「こんな所に誰もこねぇよ、観念しな」

「「そこまでだ！」」

スキルアウトB「な、なんだぁ？」

45 ： ◆eKV5V56QhY [saga]：2011/04/01(金) 16:25:28.10 ID:a7ahVmFoo

クロス「二人がかりでひとりの少女を手篭めにしようとは不届き千万！」

ハチマキの少年「根性が足らん！女をモノにしたければ真摯な言葉で口説いてみろ！」

スキルアウトA「何だてめぇらは！」

クロス「撃滅戦隊ジェノサイダー！リーダーのレッド！」

ハチマキの少年「俺の名は削板軍覇だ！」

スキルアウトA「知らねぇよ！」

スキルアウトB「おい、お前はその全身タイツの変態をやれ。俺はこっちのバカをやる」

スキルアウトA「おう」

削板「無駄だ！すごいパーンチ！」ﾎﾞｺﾞｫｰﾝ

スキルアウトB「ぐはっ！」

クロス「ジェノサイドキーック！」ﾄﾞｶﾞｯ

スキルアウトA「ドンジャラっ！」

46 ： ◆eKV5V56QhY [saga]：2011/04/01(金) 16:29:09.99 ID:a7ahVmFoo

クロス「ふん、他愛もない」

削板「根性が足りん！」

髪の長い少女「あ、ありがとうございました。私、佐天涙子って言います」

クロス「何、名乗るほどの者ではない。誰かが困っていたら、助けるのがヒーローだからな」(さっき名乗ったけど)

削板「そういうことだ！」

佐天(……かっこいいなぁ)

クロス「じゃあな、少女よ」

佐天「本当にありがとうございました！」

47 ： ◆eKV5V56QhY [saga]：2011/04/01(金) 16:30:20.67 ID:a7ahVmFoo

佐天が立ち去った後　路地裏

削板「そういえばお前、名前は？」

クロス「柏木クロス、ジェノサイダーのレッドだ。確かお前は削板軍覇だったな」

削板「ああ。あんたヒーローだな、根性がある！」

クロス「根性……か。そうだ」

削板「何だ？」

48 ： ◆eKV5V56QhY [saga]：2011/04/01(金) 16:31:14.93 ID:a7ahVmFoo

クロス「お前も『ヒーロー』になってみないか？」

削板「俺が？」

クロス「ああ。今のところジェノサイダーにはリーダーの俺しかいない。ブルーとグリーンとイエローとピンクが空席だ」

削板「そのジェノサイダーってのは何をするんだ？」

クロス「街の平和と子供の笑顔を守る仕事だ」

削板「それはいいな！俺も参加させてくれ！」

クロス「もちろんだ。よろしくな、イエロー」

削板「こちらこそよろしく、リーダー！」

ジェノサイダー、現在メンバー2名
レッド：柏木クロス
ブルー：不在
グリーン：不在
イエロー：削板軍覇　New!
ピンク：不在

49 ： ◆eKV5V56QhY [saga]：2011/04/01(金) 16:31:51.43 ID:a7ahVmFoo

深夜　初春の部屋

ﾌﾟﾙﾙﾙ　
初春「……佐天さん？こんな時間にどうしたんだろう」

ｶﾞﾁｬ
初春「もしもし、初春ですけど」

佐天『すごいんだよ！ヒーローってほんとにいるんだね！』

初春「は？」

佐天『路地裏で不良に絡まれてたらヒーローが助けてくれたんだよ！日曜の特撮みたいな人がさ！』

初春「佐天さん、私眠いんでそろそろ寝ますね」

佐天『信じてよ初春ぅー！！』

50 ： ◆eKV5V56QhY [saga]：2011/04/01(金) 16:34:20.35 ID:a7ahVmFoo

はい、とりあえずここまでです

キャラを動かすのがこんなに難しいとは思いませんでした

51 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2011/04/01(金) 18:41:42.36 ID:zYYoIAeDO

なるほど、柏木クロスとしては出ないって意味か！

52 ： ◆eKV5V56QhY [saga sage]：2011/04/02(土) 18:53:20.50 ID:NManmK+5o

すいません、今日はできそうにありません

53 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [sage]：2011/04/03(日) 13:26:42.02 ID:A43dk74AO

待ってる！

ところで一方通行=鈴科百合子ちゃん説を提唱したのは我らが成田御大…
というのは知ってるかね？

54 ： ◆eKV5V56QhY [saga]：2011/04/03(日) 21:40:44.45 ID:HhP4LlMso

>>53
マジっすか！？初耳です

投下します

55 ： ◆eKV5V56QhY [saga]：2011/04/03(日) 21:42:04.87 ID:HhP4LlMso

翌日　学生寮・No.37564の部屋

No.37564「……暑い」

クロス「うだるような暑さだ……腐りそうだぜ」

No.37564「お前が言うと洒落にならん」

削板「根性だ！」

No.37564「誰だお前」

クロス「ジェノサイダーの新イエローだ」

No.37564「もう新メンバーが？」

クロス「ああ、昨日……」

〜説明中〜

56 ： ◆eKV5V56QhY [saga]：2011/04/03(日) 21:44:04.67 ID:HhP4LlMso

No.37564「そうか、不良に絡まれた女子生徒を助けて意気投合した、と」

クロス「まあそういうことだ」

No.37564「よろしくな、削板。俺の名前は時平真吉だ」

削板「ああ！よろしくな！」

クロス(そういえば何だ時平真吉って)ﾎﾞｿﾎﾞｿ

No.37564(偽名だよ、戦闘員No.37564って名乗るわけにもいかないだろ)ﾎﾞｿﾎﾞｿ

クロス(しかしなんでそんな偽名なんだ？時平って)ﾎﾞｿﾎﾞｿ

No.37564(総統の兄って事になってるからな。名前は針山さんから拝借した)ﾎﾞｿﾎﾞｿ

削板「？」


ｷｬｱｰｰｰｯ！

57 ： ◆eKV5V56QhY [saga]：2011/04/03(日) 21:51:41.62 ID:HhP4LlMso

三人「「「！」」」

No.37564「なんだ、今のは？」

クロス「女性の叫び声だったな」

削板「隣の部屋から聞こえてきたぞ」

No.37564「隣……上条か」

クロス「見に行ってこよう」

No.37564「そうだな」

58 ： ◆eKV5V56QhY [saga]：2011/04/03(日) 21:55:53.63 ID:HhP4LlMso

No.37564「何かあったのか？入るぞ」
ｶﾞﾁｬ　ﾊﾞﾀﾝ

上条「や、やめろ！入ってくるな！」

No.37564「……なんだ、この状況は」

クロス「俺には裸の少女が毛布にくるまっているように見えるが」

削板「」

上条「こ、これは違うんだ！というかそこの人たちはいったいどちら様！？」

No.37564「俺の友人だ。そんなことより、何があったのか説明してくれないか？」

上条「あ、ああ。それはだな……」

銀髪の少女「そこの人が、私の服をぶっ壊したんだよ」

クロス「なんだって！？」

No.37564「上条、お前がそんな奴だったとはな……」

クロス「なぁ、ここも通報する時って110番でいいのか？」

上条「ご、誤解だって！説明するから！お願いだから通報はやめて！」

No.37564「仕方ないな」

59 ： ◆eKV5V56QhY [saga]：2011/04/03(日) 22:03:50.84 ID:HhP4LlMso

上条「その前に、そちらの方々は一体誰なので？」

クロス「俺は『撃滅戦隊ジェノサイダー』、リーダーのレッドこと柏木クロスだ」

削板「同じくイエロー、削板軍覇だ！」

上条「(ジェノサイダーって何だ？)お、俺は上条当麻」

クロス「ところで、そこのお嬢さんの名前は？」

少女「……私の名前はインデックスっていうんだよ」

No.37564「インデックス？偽名か？」

上条「あー、それもおいおい説明するよ」

〜説明中〜

60 ： ◆eKV5V56QhY [saga]：2011/04/03(日) 22:06:42.22 ID:HhP4LlMso

No.37564「……その子の服は魔術で出来た『歩く教会』という防護服で、お前の右手で触ったせいで効力を無くしてただの布になった、それで裸になってしまったというわけか」

上条「そうなんだよ。俺は悪くない、悪いのはこの右手だ」

インデックス「……」ｼﾞﾛﾘ

上条「すいません、俺が悪かったです」

インデックス「それにしても、貴方達は私が嘘をついてると思わないの？とうまは完全に疑って掛かってたのに」

削板「お前は根性がありそうだからな！だから信じる！」

No.37564「そういうのには縁があるからな」

クロス「俺もだ。それに、君の目は嘘を付いているようには見えない」

インデックス「……どうして、そんなことが言い切れるの？」

クロス「ヒーローだからだ！」

クロス(本当は自分が呪術ゾンビだから、なんて言えない)

61 ： ◆eKV5V56QhY [saga]：2011/04/03(日) 23:09:30.28 ID:HhP4LlMso

インデックス「むう……まあいいんだよ」

クロス「むしろその『幻想殺し』ってやつの方が不思議だな」

上条「本当だ。俺の右手に触れるとどんな異能も打ち消されるんだ」

クロス「……イエロー」ｽｯ

削板「了解リーダー。すごいパーンチ！」

上条「うおっ！？」ﾊﾟｷｰﾝ

クロス「……どうやら嘘じゃないようだな」

上条「なんですか今のは！？」

削板「すごいパーンチだ」

上条「たしかに凄いパンチだけども！もっと詳しく！」

削板「根性だ！」

上条「根性ってなんだよ！？」

削板「根性を知らんのか？いいか、根性というのはだな……」

上条「いや、いい」

62 ： ◆eKV5V56QhY [saga]：2011/04/03(日) 23:10:58.51 ID:HhP4LlMso

No.37564「まぁいい。で、インデックスちゃん、だったか？」

インデックス「そうなんだよ」ｺﾞｿｺﾞｿ

No.37564「その魔術結社っていうのがお前を狙ってるんだな？」

インデックス「うん。私は10万3000冊の魔導書を持ってるから」ｺﾞｿｺﾞｿ

クロス「本当に途方も無い数だな」

上条「あれ、インデックス、何やってるんだ？」

インデックス「できた」

No.37564「なんだそれ？」

インデックス「壊れた『歩く教会』を、安全ピンで留めてみたんだよ」

クロス「まぁ着れなくはないだろうが、それでいいのか？上条の服でも借りれば……いや、この腕輪貸そうか？」

インデックス「いい。私はシスターだから」

クロス「そうか、残念だな」

63 ： ◆eKV5V56QhY [saga]：2011/04/03(日) 23:11:39.83 ID:HhP4LlMso

ああ……なんか駄目だ

とりあえず今回はここまでです

64 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]：2011/04/03(日) 23:17:07.38 ID:9ysq4PHu0

乙！
投下ペースは好きにするといいよ！

65 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [sage]：2011/04/07(木) 08:22:52.19 ID:KWHj9NUAO

そういや上条さんに触られたら柏木クロスは二度死ぬのか

66 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [sage]：2011/05/05(木) 07:03:45.28 ID:gFVSfojAO

そろそろ一月か