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仮面ライダーディケイド×魔法少女リリカルなのは クロスオーバーSS - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 :ラグナ :2011/04/08(金) 17:09:54.75 ID:HVbPQFmAO
かなり前に、知人の為に書いた作品です、

誤字脱字があったり、内容がちょっとgdgdだったりしますが、楽しんで頂けたら幸いです(3話完結です)
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小テスト @ 2024/03/28(木) 19:48:27.38 ID:ptMrOEVy0
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満身創痍 @ 2024/03/28(木) 18:15:37.00 ID:YDfjckg/o
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【GANTZ】俺「安価で星人達と戦う」part8 @ 2024/03/28(木) 10:54:28.17 ID:l/9ZW4Ws0
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旅にでんちう @ 2024/03/27(水) 09:07:07.22 ID:y4bABGEzO
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にゃんにゃん @ 2024/03/26(火) 22:26:18.81 ID:AZ8P+2+I0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/gomi/1711459578/

にゃんにゃん @ 2024/03/26(火) 22:26:02.91 ID:AZ8P+2+I0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/gomi/1711459562/

にゃんにゃん @ 2024/03/26(火) 22:25:33.60 ID:AZ8P+2+I0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/gomi/1711459533/

2 :ラグナ :2011/04/08(金) 17:16:56.32 ID:HVbPQFmAO
ープロローグー

『さて、次の世界は…?』

何時ものように土がそう言うと、栄一郎が引いたスクリーンのシャッターが、騒音を立てて別の絵柄に変わる、スクリーンに映し出されていたものは、現代社会とは全く違う、科学が発展した街並みの都市群が描かれたものだった、

「ずいぶんと科学が発展した街並みだなぁ…、土、夏海ちゃん、外に出てみよう!!」
「なっ、なんですか…?これ…凄い事になってるんですけど…」

ユウスケが感じた、その一言を聞き、夏海はユウスケに同行して、光写真館の出入り口の扉を勢いよく開き、外に出た、ユウスケと夏海の眼に写った光景は、科学が進歩し、3Dモニター、ホログラム、今の携帯よりもコンパクト化された通信端末などが目立つ、そして二人の背後から、溜め息混じりに土が口を開く、

『…と言うか…毎度、毎度のことなんだが…なんなんだ…この格好は…』

ユウスケと夏海が振り返ると、科学者の格好をした、土の姿がそこにはあった、黒縁眼鏡をし、白衣を着用し、シワのないシャツとパンツスーツに身を包み、胸元には『門矢土』と言うネームプレートまでも、取り付けられていた、

「つ…土、似合いすぎ…」
「本当だ、よくにあってますよ」
「知るか、次の世界に来ると勝手にこうなるんだ、まぁ…誰かはしらないが、俺にやるべき事をやれと言うみたいだな…」

笑いを必死に堪えるユウスケ達を尻目に、土は街へと一歩踏み出す、街並みは科学が進歩しつつあるが、現代社会と変わらず、カフェやレストラン、駅や、病院などがアチコチにある、ただ警察の姿が見当たらない事が、彼らに違和感を与えていた、

「おかしい…警察の姿が全然、見当たらない…」
「もしかして、この世界では警察や消防などは存在しないのでは…?」
「さぁな…だが、どうやら…俺達に用がある連中が居るみたいだぜ…」

背後から視線と、殺気の気配を感じると、三人は後ろを振り返った、目前には先ほどまで道路を行き来していた市民達が、土達の後を追い掛けていた…だが、その市民達が突然、緑色の怪物へと変貌する、土達はすでに気が付いていた…この『緑色の生物』の正体がなんであるかを…、カブトの世界でみた『地球外生命体、通称、ワーム』と呼ばれる生物と言う存在である事に、今から襲いかかろうと牙を剥くワームに、後ずさりしながらも、土達は瞳に闘志を宿らせ、襲いかかろうとするワーム達に不敵と余裕の笑みを見せながら、口を開く、
3 :ラグナ :2011/04/08(金) 17:23:00.53 ID:HVbPQFmAO
「まったく…人気者は何処に言っても人気だな…やれやれ…」

「土、俺も手伝うぞ…!!」
「頼りにしてるぞ、ユウスケ…」
『変身!!』


ディケイドライバーにディケイドのカードをセットし、カメンライドの音と共に、変身する土、そして、心に『炎』を灯すがごとく、ユウスケは『勇気』の感情を込めて、赤のクウガ…マイティフォームに変身する、瞬時に二人はワームの軍団に突っ込んでいく、周囲の市民達は突然の出来事にパニックを引き起こし、その場から離れていく、複数の蛹ワームとの乱戦の中、夏海は安全な場所に隠れようとその場から避難していると、純白の衣服に『杖のような物を持つ』少女に出会い、路地裏まで避難するように誘導すると夏海は、彼女に声を掛ける、


「ありがとうございます…だけど、今、土君達の元に行ったら危険ですよ」
「心配してくれてありがとう、だけど大丈夫、私…強いから…」


そう少女は言って微笑すると、ふわりとまるで空を掛ける天使のように、空を駆け抜け、土達…ディケイドとクウガが居る場所へと向かっていく、彼女が近づいているとは知らずに、土は残りのワームの掃討に集中し、残った三体のワームを確認する、


「いくぞ、ユウスケ!!」
「わかった」

ファイナルアタックライド…ディ、ディ、ディ、ディケイド!!


ハァァァッ!!


おりゃぁぁぁっ!!


ディケイドのディメンションキックが一体に直撃し、もう一体のワームには、ユウスケのマイティキックが直撃し爆砕するが、一体が二人の一撃に巻き込まれずに残ってしまう、二人が同時に最後の一体に攻撃を仕掛けようと、一歩踏み出した時だった、一筋の桃色の光弾が、蛹ワームを貫き通し爆砕する、その突然の出来事に二人は唖然と立ち尽くしながら、変身状態を解除する、光弾を放った元を辿るとそこに居たのは、二十歳くらいの女性が、ゆっくりと空中から降り立ち、こちらに歩み寄ってくる最中だった、髪はツインテールにし、栗色の色に白いリボン、白のジャケットに胸元には大きな赤いリボン、そして外装付きのミニスカートに、サイハイソックスを着用し、ブーツを履いている、彼女達は土を見つけると心配そうに話し掛ける、

「あの…怪我はありませんか?」
「大丈夫だ、怪我はない」
「それよりも…さっきのは君が?」
「はい」
「ちなみに、ここは一体…現代じゃないようだけど…」
「ミッドチルダです、私は高町なのは…」
4 :ラグナ :2011/04/08(金) 17:24:49.12 ID:HVbPQFmAO
「…魔法少女リリカルなのはの世界か…」



その不思議な出会いは、もしかしたら、遠い夢物語だったのかもしれません…、

門矢土さん、光夏海さん、小野寺ユウスケさん、

偶然、出会った、私と土さん達の、誰も知らない、もしかしたら…おとぎ話のような、小さな物語が、今…幕を開けます…、


魔法少女リリカルなのはStrikerS



始まります…



next episode:伝説の英雄?それとも破壊の悪魔?仮面ライダーディケイド!!
5 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州) [sage]:2011/04/08(金) 17:24:50.55 ID:iD3k1CXAO
この時点でキャラクターの名前を間違えまくってる事から作者がいかにディケイドを把握できてないかが理解できるな
6 :ラグナ :2011/04/08(金) 17:38:22.77 ID:HVbPQFmAO
extra episode 1:伝説の英雄!?それとも、破壊の悪魔!?その名は仮面ライダーディケイド!!

※IF(イフ/もしも的な要素をはらんでいます、苦手な方はUターンをお勧めします)

ー時空管理局、機動六課ー

隊長陣…、

高町なのは、フェイト・T・ハラオウン、八神はやて、

カチッ、

八神はやてに仕える守護騎士…、

シグナム、ヴィータ、ザフィーラ、シャマル、リィンフォースU、

カチッ、

そして、教え子達…、

スバル・ナカジマ、ティアナ・ランスター、エリオ・モンディアル、キャロ・ル・ルシエ…、

カチッ、

そして、…高町ヴィヴィオ…、

カチッ、



…突然、現れたワーム達との戦闘に驚き、この世界における『治安維持の為の警察、消防、そして現代における裁判所』のような役割を果たす、時空管理局の申し出により、任意同行を求められた土達面々は、先の純白の少女『高町なのは』の計らいにより、先の戦闘が『市民を守る為に仕方なく戦闘を行った』と言う説明を受け釈放された、そして、面々は彼女達の教え子や仲間達と出会い、自己紹介を行う所まで事は進んでいた、土は愛用の『マゼンタカラー』の『トイカメラ』で、まだ未成年の彼女達の勇敢な姿をファインダーに納め記録しようと土はシャッターを切る、

「へぇ…凄いなぁ…国際的な都市型テロを鎮圧しちゃうなんて…」
「それに、皆さん魔法が使えるなんて…」
「えへへ…けど、仲間のみんなの力があったからなんですよ?あと、土さんに質問なんですけど、土達はなんで旅をしているんですか?」
「自分探しの旅だな…まっ…特に目的も何もないんだが…」


ミッドチルダを混乱の渦に陥れた都市型テロ…通称『JS事件』の話を聞き、感心するユウスケ…その話を真面目に聞きながら、六課のメンバーにして、高町なのはの一番弟子『スバル・ナカジマ』が答える、最初に会話を交わしていたユウスケ達の次に、スバルは土達に質問をぶつけるが、その類の質問には慣れている…正確には飽き飽きしているように、少しぶっきらぼうに土は答える、土はファインダーから数枚、取れた写真を取り出し、取れた写真見つめる、取れた写真のサムネイルには、何時ものように『ピンボケ写真』が映し出されていた、
7 :ラグナ :2011/04/08(金) 17:41:32.41 ID:HVbPQFmAO
「…此処も、俺の住む世界じゃないようだな…」
「どういう事ですか?」
「私と土君は、自分が元々居た世界を探して旅をしているんです」
「俺はその同行さ」

龍騎、555、ブレイド、響鬼、カブト、電王、キバ、ネガの世界、ディエンドの世界、ブラックとRXの世界、シンケンジャーの世界、アマゾンの世界、ライダー大戦の世界、

そして、仮面ライダーに纏わる事も、ユウスケは彼女達に簡易ながらも、一通り丁寧に説明する、

「伝説の英雄…」
「ああ…最初の仮面ライダーは、伝説の英雄なんだ、世界を救ったな…」
「けど…土、あんたって…此処に居ていい存在じゃないんでしょ…それに、何…その格好は…何かの実験でも始めるつもり…?」
「ちょっと、ティア…!!」
「…俺だって、好きで此処に来ているわけじゃないさ…、それに…何時までも此処にいる訳にはいかないからな…邪魔したな」
「土君…!!」
「土!!」

旅と話を聞いていると、突然、オレンジの髪の少女、現在は『執務官』として活動している『ティアナ・ランスター』が、警戒心を抱えたまま、土に視線を送り、それに気が付いた土は、ティアナの言葉に気が付く、このあしらう感じと、何かが裏で動いていると言う事に…、

『鳴滝か…』

その二文字が土の脳裏によぎる、門矢土、その正体は『世界の破壊者』である『仮面ライダーディケイド』だ、その存在は『ある種のイレギュラー』として認識されており、世界の旅を巡る先々で、悪魔や破壊者として『事前に警告』する存在が、謎の存在である『鳴滝』と呼ばれる人物なのである、行動パターンなどは全く不明で、神出鬼没な鳴滝、行動理由は簡単である『ディケイドが、その世界に現れると、その世界は必ず崩壊する』と言う警告を『その世界の住人達』にする為である、だが…キバの力を持つ仮面ライダー『紅渡』は、土にこう言った『創造は破壊からしか生まれない』と…、時空管理局から立ち去る土…そして、立ち去る土達を遠目に見つめる一つの人影と、土達の旅の話しを聞いていたスバル達の空気は、やや険悪なムードを抱えながらも、スバル達は応接室を後にしていた、


「ティア…!!」
「ティアナさん、どうしたんですか」
8 :ラグナ :2011/04/08(金) 17:46:09.85 ID:HVbPQFmAO
「スバル、エリオ、キャロ…アナタ達は知らないみたいだから言っておくわ、アナタ達も気をつけなさい、門矢土…彼は『ディケイド』よ、確かに、スバルの言う通り、仮面ライダーは『英雄』なのかもしれない、だけど、彼は違うわ、彼は悪魔…『世界を破壊する者』なのよ」
「ティアナさん、その話しは何処から聞いたんですか?」
「一昨日よ、突然『鳴滝』と名乗る男に、警告されたのよ『ディケイドには関わるな』ってね…」

廊下で険悪な空気を抱えながら、フォアードメンバーであるスバル、エリオ、キャロは、ティアナが言った『警告者』の話しを聞き、真剣ながらも、やや悩みながら、その言葉に耳を傾ける、

『門矢土が世界の破壊者…』

その言葉を突きつけられ、四人は複雑な心境で、土の事を考えていく、だが…スバルだけは土に関する考えは違っていた、先の事件と関連性があるならば、何故、世界が崩壊しなかったのか、何故、市民を助けたのか…その考えだけがスバルの思考に渦巻いていた、

『時空管理局』から土達が去ってから一時間後…、部隊長である八神はやての元に、メールによる連絡が到着する、それと同時に一人の女性が、室内に入室する、

「失礼します」
「シグナムか、ちょっと待っててな、今、カリムさんから連絡が来たんや、ふむふむ…やっぱり予想通りって事かぁ…これは一応、対策として警戒しとかなあかんな」

関西弁で、入室してきたシグナムに声を掛ける一人の少女、彼女の名は『八神はやて』この『機動六課』の指揮などを取り仕切る者だ、彼女は到着したメールに一通り目を通すと、知人である聖王教会の騎士…『カリム・グラシア』からの連絡である事に気が付く、メールの内容は『予言の通り、不吉な事が、この世界に起き始めている』と言う事だった、もちろん『鳴滝からの警告が来た』と言う内容も本文には記載されていた、

「主、はやて…いかがなされますか…」
「そうやなぁ…、確かに『破壊者』とか『悪魔』だとか言われているのは間違いなさそうなんやけど、彼らはあんまり悪い人らじゃない気がするんやよね…、

それに普通、目的が世界の破壊ならば、真っ先に行動していると思うんよ、だけど、彼らは市民を守る為に力を行使した…だから、悪い人らではないと思うんよ、とりあえず、今は『観察』だけでええんちゃうかな」
「わかりました…、なのはやフェイト達にはそう伝えておきます…」
9 :ラグナ :2011/04/08(金) 17:51:42.46 ID:HVbPQFmAO
一礼して、その場を後にするシグナム、そして、場は土達へと変わっていく…、魔法少女リリカルなのはの世界である、時空管理局が存在する都市…ミッドチルダ、科学的な技術が発展しただけでなく、この世界には『魔法』と言う理論を利用し、様々な技術を応用している世界らしい、街中を科学者の格好をして歩く土に付き添い、街を歩く夏海とユウスケ…そこに一人の影が現れると、人影は軽く微笑み、土に声を掛ける…、

「やぁ、土、やっぱり君も、この世界に来ていたようだね」
「海東…」

『海東大樹』…ディケイドと対をなすライダー『ディエンド』の顔を持つ青年だ、彼もまた…ディケイドと似たように、世界を旅をする者の一人である、彼は土の『科学者の格好』にめもくれず、土に歩み寄ろうと一歩踏み出した、

「海東…今度は何を狙うつもりだ…」
「僕のお宝は僕が決めるよ、けど…もうお目当てはあるんだけどね、この世界における『オーバーテクノロジー』によって作られた物…『デバイス』と言う物さ」
『待ちなさい!!』
「っと…こうしちゃいられない、それじゃあね」
「待て、海東!!」

自分を追い掛けてきた存在に気が付く海東、彼は手にした何かを握りしめたまま、軽く挨拶をすると土の静止を聞きもせず、脱兎の如く、その場を後にした、その直後に管理局の制服を着用し、髪をリボンで止めた少女が現れる、海東を見失うと土は溜め息を吐き出し、肩をすくめる、だいたいの検討がついているのか、土はとりあえずと言う感じで彼女に声を掛けた、彼女の名は『ギンガ・ナカジマ』機動六課に在籍する『スバル・ナカジマ』の姉であり、機動六課の分隊の部隊の一人である、その少女のデバイスである『ブリッツキャリバー』を、海東は奪っていった事を、ギンガは土に告げる、

「…海東…またか…」
「あれは、大事な物なんです、母の形見であるデバイスが組み込まれていて…」
「だいたい、わかった」
「ギンガのお母さんの、形見だって!?なら、なおさら取り返さなきゃ!!」
「ありがとうございます、ユウスケさん」

ギンガからの事情と経緯を聞き、土は何時もの事かと思いながら、溜め息を吐いて、海東の行動に落胆する、彼の目的は『その世界に存在する、力の象徴』を手に入れ『コレクション』すると言う趣味を持っているのだが、以前、シンケンジャーの世界に行った際、海東は『折神』と呼ばれる『特殊な力』を持ったツール(生物?)を奪い、
10 :ラグナ :2011/04/08(金) 17:53:03.26 ID:HVbPQFmAO
独占してコレクションに加えようとした事があった、最終的には海東は諦めたが、今回も諦めてくれるかどうかは、土達の説得と行動に掛かっていた、ギンガからの説明を受け、驚愕するユウスケ、ギンガからの説明によれば、母『クイント・ナカジマ』は『シューティング・アーツ』と呼ばれる流派…正確には『魔法』と呼ばれる技術を持っていたようだが、ある事が原因で亡くなってしまったらしい、その遺産として、姉である『ギンガ・ナカジマ』は『リボルバー・ナックル』の左手を、妹の『スバル・ナカジマ』は『リボルバー・ナックル』の右手を、それぞれ利き腕に装備して使用していると言う、と、土達の目の前に、一人の人影が現れる、先ほど『機動六課』に居た、執務官『ティアナ・ランスター』だ、

「ティアナか、なんだ…?」
「門矢土、アナタに用があるんだけど、ちょっとついてきてきれるかしら…」
「土…」
「心配するな、ユウスケ、それよりも、夏海と一緒にギンガの手伝いをしてくれ、ようが済んだら合流する」

そう言うと土はティアナに同行する、ユウスケは多少、心配しながらも土とティアナの背中を見送る、

ティアナ・ランスター…、彼女が土の前に現れた理由は2時間前に遡る…、

ー2時間前ー

六課前線フォアード部隊、通称、ロングアーチ…彼女達は今回、突然現れた『世界の破壊者』であり『破壊の悪魔』と呼ばれる『ディケイド』の警告を『鳴滝』と呼ばれる人物から受けた『ティアナ』の口実により、少々、険悪なムードが寮の一室に漂っていた、

「スバル、エリオ、キャロ、あなた達に聞きたいんだけど、門矢土…正体はさっき通り、ディケイド…彼の事についてはどう思ってるの…?」
「えっ…どうって…」
「少なくとも、僕は『悪い人』には見えません…、なのはさんが言った通り、市民を守ったみたいですし…」
「エリオ君…」

真剣に思考するティアナは、仲間であるメンバーに、突然現れた『ディケイド』の存在に意見を求めた、真っ先に答えを返してきたのは、赤い髪少年『エリオ・モンディアル』からだった、ティアナは少し溜め息を吐くと、自分の考えと、鳴滝の言う『警告』を整理し始めた、先ほど街に突然『写真館』らしきものが現れたと同時に、異質な怪物が突如出現し、それを『門矢土』である『ディケイド』が市民を守るために力を行使して撃破した、
11 :ラグナ :2011/04/08(金) 17:53:36.23 ID:HVbPQFmAO
「エリオ君…」

真剣に思考するティアナは、仲間であるメンバーに、突然現れた『ディケイド』の存在に意見を求めた、真っ先に答えを返してきたのは、赤い髪少年『エリオ・モンディアル』からだった、ティアナは少し溜め息を吐くと、自分の考えと、鳴滝の言う『警告』を整理し始めた、先ほど街に突然『写真館』らしきものが現れたと同時に、異質な怪物が突如出現し、それを『門矢土』である『ディケイド』が市民を守るために力を行使して撃破した、

あの時、突然現れた『鳴滝』と言う男は、真剣な顔付きで此方に『警告』を発してきたので、信憑性は十分あるだろう、だが、彼が『世界を破壊する』と言う事は間違いないのだろうか…、それだけが彼女の胸に引っかかり、答えを見いだせずにいた、
12 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛媛県) [sage]:2011/04/08(金) 20:37:26.44 ID:HPdOtIv80
天然で勘違いしてるみたいだから言わせてもらうと、
門矢 士(つかさ)ね。土じゃなくて武士の士。
もやしって言うじゃない。

まさか本来のディケイドとは別人、って伏線とかならごめん
後、改行してくれ。見辛い
13 :ラグナ :2011/04/08(金) 20:57:58.19 ID:HVbPQFmAO
>>12

御指摘ありがとうございます
14 :ラグナ :2011/04/08(金) 21:09:20.30 ID:HVbPQFmAO
「だけどティア、考え過ぎだと思うよ?土さん達は、


あの区域に現れた『ワーム』って言う怪物を倒して市民の人達を救ったんだもん、破壊者だとか、悪魔じゃないと私は思うんだよね」



「外見的はそうかもしれないけど、内側の方ならどうかしら、

もしかしたら、偽善を振りかざしてやっていると言う可能性だってあるのよ?」


「でも…!!」


「でもじゃないわよ…!!


スバル…、このまま、世界…いえ『ミッドチルダ』全体が壊れて、無くなってしまうのよ!?


いいの、それでも…!?」


「私…私は…」


「いいわ、私が門矢士に、聞けば済む事…、それじゃ…」


「ティアナさん…」

キャロが心配そうにティアナを見送ると、ティアナは寮を後にした、


そして、現在にいたるのである…、土とティアナは、廃工場の一角に来ていた、


その場所は『スバル・ナカジマ』が所属する『特別救助隊』が訓練のために、よく利用する場所だとの事だ、


廃工場の室内に入り、広くも様々な作業器具が置かれており、障害物としては十分過ぎる物が多数あった、


その工場の中間…丁度『中央』あたりだろうか、そこでティアナは停止し、背を向けたまま、門矢土に問い掛ける、



「ねぇ…あんた、本当に『世界の破壊者』なの?」


「ああ…、どうやらそうらしい、それがどうした…」


「…そう…なら安心したわ…鳴滝と言う男に言われたの『ディケイド』は世界の破壊者だってね、


ディケイド…私は貴方を倒す!!行くわよ、クロスミラージュ!!セットアップ!!」



『鳴滝の仕業か…!!』



「チッ…変身!!」



セットアップして瞬時にバリアジャケットを纏うティアナ、


バリアジャケット…それは、魔翌力によって構成される一種の防護服、


これも一種の魔法であり、大気や温度等の劣悪な環境だけでなく、

魔法や物理的な衝撃などからも着用者を保護する物との事だ、
15 :ラグナ :2011/04/08(金) 21:14:27.73 ID:HVbPQFmAO
確認すると、鳴滝が彼女に警告した事を想像する、


舌打ちしながらも、すぐさまディケイドライバーに、ディケイドのカードを装填して変身する、


クロスミラージュ…ティアナ・ランスターが持つ二丁の短銃型デバイスの銃口から、


魔翌力光弾が撃ち出される、瞬時に身を捻って近くにあった鉄柱に身を隠す士、


その直後に『ライドブッカー』からカードを引き抜く、


「よせ!!ティアナ、なんのつもりだ!!」


「うるさい!!悪魔め!!」


「そう、俺は破壊の悪魔だ…だがな、黙ってやられる訳にはいかないがな、銃には…銃だ!!」

アタックライド…ブラスト!!


手にしていたカードをディケイドライバーに装填して、カードを読みとらせる、


手にした武器はライドブッカーの銃形態…ディケイドブラストだ、手にした銃を手に持ち、ディケイドとなった士は走りながらトリガーを引く、


渇いた銃声が、数回、鳴り響くが銃弾は、ティアナの右肩をかすめた一発と、


鉄柱とコンテナに数発当たるだけに止まった、士は近くにあった鉄製のコンテナに隠れる、


ティアナは、隠れる瞬間にクロスミラージュのトリガーを引き一発、魔翌力光弾を撃ち込むが寸分の差で、


ディケイドには着弾せず、コンテナに着弾するのを確認すると、作業用の機械の後ろに隠れる、


「さすがは、JS事件を経験しただけはあるな、いや…指導者が優秀だったんだな」


「何のつもりかは知らないけど、私は惑わされないわよ、


私はみんなを…私が住むべき世界を守りたいだけなのよ!!


だから、私は貴方を…ディケイドを倒す!!」

コンテナに背をつけながら、深呼吸する士、たわいもない話しを投げかけるがティアナは、その言葉をはねのける、


士は軽く舌打ちしながらも、コンテナから少し身を乗り出し、威嚇射撃を行う、銃声は3回、一つは鉄柱に、


もう残りの二発は、床に着弾する、其処に右側からティアナが飛び出してくるのを、左目で確認し、


即座に目の前にいるティアナに向かってトリガーを引く、だが…、
16 :ラグナ :2011/04/08(金) 21:25:18.00 ID:HVbPQFmAO
「消えた…!?」


「こっちよ」


「ぐわぁっ!!」


銃弾が直撃すると同時にティアナは消失する、


次の瞬間、ティアナの魔翌力結合によって、収束された魔翌力光弾が、真横…すなわち、士の死角から飛来し、


爆発音、衝撃を生み、士が吹き飛ぶ、なんとか立ち上がった士は、今度は作業用のコンソールレバーが立ち並ぶ場所に身を隠し、


痛みを堪えながら、荒くなった呼吸を正す為に、深呼吸をする、ティアナが行ったのは『幻影魔法』と呼ばれる魔翌力によって他者の認識行動を、


妨害する魔法の総称で、「虚像発生」や「姿の透明化」の効果が該当する技術である、


その技術を利用して『幻影』を作り出し、囮として利用したのである、


「なかなかやるな、だが…こっちも、やられっぱなしじゃ、面白くないからな…」


『アタックライド』


少し余裕の笑みをだしながら、士はライドブッカーから、一枚カードを引き抜き、カードを装填する、


ティアナは次に、少し奥にあった鉄のコンテナに身を隠し深呼吸をして意識を集中する、


額から流れ出る汗を手で拭い、ゆっくりとコンテナの脇から顔を出して様子を見る、


ディケイドはいない…まだ隠れているようだったが、視界の隅からディケイドがゆっくりと右に向かってあるいている姿を確認する、


私を探していると意識して、ティアナは無防備なディケイドに向かって二丁のクロスミラージュのトリガーを同時に引く、


魔翌力光弾は真っ直ぐにディケイドに直撃し衝撃が周囲に走る、

「何処を見ているんだ、こっちだぜ…」


「えっ!?きゃあ!!」


光の塵となって消えたのをティアナは確かに確認した、だがディケイドは、鉄柱とコンソールレバーが立ち並ぶ所から、

姿を突然、現し、トリガーを引く、銃声が5〜6回はしただろうか、ダメージをティアナは、クレーンの下にあるコンテナに身を隠す、


士が使ったのは『実体を持つ幻影のカード…ディケイドイリュージョン』を使用したのだ、


士も場を移動し、先ほどまでティアナが隠れていた作業用の機械の脇に身を隠した、


士の視界には『幻影』のディケイドが、光の塵になって消滅する光景が写っていた、


『フォームライド』


「カードリッジ排出、リロード…」
17 :ラグナ :2011/04/08(金) 21:29:56.08 ID:HVbPQFmAO
ふーっと、息を吐き出し、ティアナは神経を研ぎ澄ます、ディケイドが次にどこから現れるのかを警戒し、


次の一手を計っているからだ、カードリッジも排出し、リロードも完了した…、


ゆっくりと身を乗り出して、ディケイドが居ると思われる場所を、確認しようとした時だった、


「きゃああっ!!」


激痛が左肩に走った、幸い、バリアジャケットのお陰でダメージは、打撲程度にまで押さえ込まれたが、着弾部分が見た事もない大きな穴が空いていた、正面を向くと、


ディケイドが緑色の何か…まるで昆虫のような姿をした仮面ライダーに変身していたが、すぐさま元の姿に戻る、


「ユウスケの言うとおり、やっぱりペガサスフォームは、1分間(正確には50秒)が限界か…っ…」


「く…ぅ…っ…」


互いに満身創痍の状態である事は言うまでもなかった、ディケイドは先ほどの、


ティアナの一撃を受けたダメージが脚や腕などに来ていた、ティアナはディケイドペガサスの一撃を左肩に受け、


身体に数発ディケイドブラストの弾丸を受けている、彼女も脚に来ているが、気力で立っている、


「…本気で行くけど、構わないわよね?」


「ああ、俺もそのつもりだけどな」


「クロスファイアー…シュート!!」


ファイナルアタックライド…ディ、ディ、ディ、ディケイド!!

双方の切り札が同時に発動する、士は『ディメンションブラスト』を、ティアナは『クロスファイアシュート』を放つが、


士の目の前に現れた10枚のエネルギーカードを前にして、動きを止める、正確には『ディケイドブラストのトリガーを引かない』のだ、


「うわぁぁぁぁぁっ…!!…っ…く…っ…ぅ…」


爆発音と衝撃が室内を駆け巡る、ティアナの『クロスファイアシュート』は士に全弾命中し、士は爆発と衝撃を受け吹き飛んだ、
18 :ラグナ :2011/04/08(金) 21:35:41.33 ID:HVbPQFmAO
爆発と衝撃で、腹部に装着していたディケイドライバーが外れ、


ディケイドになっていた士の変身が解除される、ゴロゴロと横転しながら止まる士、


満身創痍の肉体を引きずりながらも、士は必死にディケイドライバーに手を伸ばすが、


あと一歩の所で力尽き、意識を失ってしまう、


ティアナ・ランスターの胸に残った物、それは『ディケイドが攻撃してこなかった』事と『虚無感(虚しさ)』だけが残った、

倒れた士を見て、ティアナは、その場で座り込む、


「…嘘…なんで…なんで撃たなかったの!?ねぇ、なんで!?」


士は答えない、そこにあるのは無数の傷を負い、意識を失った士と、


涙を流すティアナと、ティアナの悲痛な叫びだけが廃工場に木霊(こだま)した…、














To Be Continued...














[次回予告]
『大事な物を守りたいのは解るよ、だけど、決めるのと決めつけるのは違うんだ!!』


『いいのかい…?君はそれで…』


『…一番、大切な物って…なんだろう…』


少女が起こしてしまった出来事、普通ならば、許されない事、

それでも彼や、彼らは私をかばって笑って許してくれた…、


だけど、少女の心には『罪悪感』だけが深く根を張っていた…、


次回、


魔法少女リリカルなのはStrikerS


extra episode 2:大切ナモノ


続きは明日、上げます
19 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/08(金) 21:59:00.54 ID:Ms+85LDh0
土()
ディケイド側のキャラもいまいち掴めてないみたいだし全体的に微妙だな
20 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州) [sage]:2011/04/09(土) 00:37:04.81 ID:YH1LUf1AO
栄次郎の名前も栄一郎になってるし
ディケイドクウガ(ペガサスフォーム)の事もディケイドペガサスになってるし

お宝を手に入れた海東が異世界に留まるとか明らかにディケイドの方は勉強不足だな
21 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) :2011/04/09(土) 02:37:11.63 ID:Of+aokuo0
乙 あれ?イリュージョンは実体のある幻影じゃなかったけ?
22 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟・東北) [sage]:2011/04/09(土) 12:44:05.59 ID:P9OE905AO
>>1がディケイドをあまり好きじゃないってことはわかった
23 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/11(月) 14:45:30.14 ID:YRZqIUzDO
>>22の言う通り


いや、ストーリーそのものはまだ大丈夫だ…だが「、」と改行の使い方が下手なせいで寧ろ読みづらく、「。」が一切ないことがそれに拍車をかけている…



おのれ>>1…貴様のせいでディケイドファンのwktkが破壊されてしまった!
24 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/11(月) 23:41:16.36 ID:GUoabE5/0
このね、意地でも句点を使わない文、見た記憶があるんだよな
もしかしてリリカルなのはクロスSSスレにいなかった?
こんな珍妙な文章を書く人そうそういないと思ったけど、人違いならゴメン
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