他の閲覧方法【
専用ブラウザ
ガラケー版リーダー
スマホ版リーダー
DAT
】
↓
VIP Service
SS速報VIP
SS速報VIP 過去ログ倉庫
検索
すべて
本文
タイトル
投稿者
ID
このスレッドは
SS速報VIPの過去ログ倉庫
に格納されています。もう書き込みできません。。
もし、このスレッドをネット上以外の媒体で転載や引用をされる場合は
管理人までご一報
ください。
またネット上での引用掲載、またはまとめサイトなどでの紹介をされる際はこのページへのリンクを必ず掲載してください。
上条「そうだ! バイトしよう!」 -
SS速報VIP 過去ログ倉庫
Check
Tweet
1 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
:2011/04/09(土) 12:20:05.00 ID:koWtuIqDO
・上条さんがアイテムやレールガン組がたむろするファミレス、Joseph'sでバイトする話です
・ファミレスの従業員がオリキャラなので苦手な人は戻るボタンを
・基本的にみんな仲良し。4コマ漫画っぽい“学園都市”では日常の話。シリアスはない。多分ない
・時間軸があるとしたらサザエさん時空で1月くらいからのイメージ
・これってw○rkingじゃね? のような雰囲気です
では始まり始まり〜
1.5 :
荒巻@管理人★
(お知らせ)
[
Twitter
]: ID:???
【 このスレッドはHTML化(過去ログ化)されています 】
ごめんなさい、このSS速報VIP板のスレッドは1000に到達したか、若しくは著しい過疎のため、お役を果たし過去ログ倉庫へご隠居されました。
このスレッドを閲覧することはできますが書き込むことはできませんです。
もし、探しているスレッドがパートスレッドの場合は次スレが建ってるかもしれないですよ。
バームくんへ @ 2025/06/11(水) 20:52:59.15 ID:9hFPsRzXO
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1749642779/
秘境 @ 2025/06/10(火) 00:47:53.81 ID:BDVYljqu0
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1749484073/
【安価】上条「とある禁書目録で」鴻野江「仮面ライダー」【禁書】 @ 2025/06/09(月) 21:43:10.25 ID:qDlYab/50
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1749472989/
ツナ「(雲雀さん?!)」雲雀「・・・」ビショビショ @ 2025/06/07(土) 01:30:36.87 ID:AfN9Rsm0O
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1749227436/
【安価コンマ】障害走を極めるその5【ウマ娘】 @ 2025/06/06(金) 01:05:45.46 ID:RaUitMs20
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1749139545/
貴様たちの整備のお陰で使いやすくしてくれてありがとう @ 2025/06/04(水) 20:56:21.03 ID:QjuK6rXtO
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1749038181/
阿笠「わしの乳首に米粒をくっ付けたぞい」コナン「は?」灰原「は?」 @ 2025/06/04(水) 04:01:13.39 ID:ZjrmryLdO
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1748977273/
レッド(無口とか幽霊とか言われるけどまだ電脳世界) @ 2025/06/02(月) 21:21:00.13 ID:ix3UWcFtO
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1748866860/
2 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage saga]:2011/04/09(土) 12:20:51.15 ID:VRz3SURDO
禁書「あるばいと?」
上条「そう。アルバイト」
禁書「あるでばろんじゃなく?」
上条「そうだ。つか、どう聞き間違えればバルディオスになるんだよ」
禁書「……」
禁書「えええええええ!?」
上条「一人時間差かよ」
禁書「……。と、とうま本気でアルバイトするの?」
上条「あぁ。さすがに奨学金と仕送りだけじゃ諸々の出費でカツカツだからな。上条さんの懐事情は極寒のロシアの正にそれですよ」
禁書「私はどうなっちゃうのかな!?」
上条「どうって?」
禁書「ご飯とかご飯とか……」
上条「ご飯とか?」
禁書「ご、ご、ごご……」
上条「ご?」
禁書「ご飯とか!」
上条「やぁっぱりご飯だけじゃねーかよお前!!」
禁書「だってだってとうまがいなかったら、私はどうやって生きていけばいいのかな!?」
上条「ご飯で大騒ぎし過ぎだろ!」
禁書「私、とうまがいなきゃ生きていけないんだよ!? 私にはとうまがいないとダメなんだよ!?」←ご飯的な意味で
上条「うっ……!」←うっかりときめいた
3 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage saga]:2011/04/09(土) 12:21:20.36 ID:VRz3SURDO
禁書「それでとうまは何時頃帰ってくるの?」
上条「そうだな……10時過ぎくらいになるのかな?」
禁書「10時!? 遅い遅い! 私はもうとっくに寝る時間だよ!?」
上条「あーそうだな……。なるべく静かにするよ」
禁書「違う違う! そうじゃなくて!」
上条「じゃあなんだよ?」
禁書「10時までご飯食べられないのかってことだよ!」
上条「テメェはやっぱりご飯か!? ちくしょう返せ! うっかりときめいちまったあの瞬間を返せ! 純粋無垢な上条さんの心を返せ!」
禁書「なに言ってるのとうま? 今はご飯の話をしてるんだよ?」
上条「……。オーケーオーケー、こうしよう」
禁書「なに?」
上条「晩御飯を用意してから俺はアルバイトに行けばいいな?」
禁書「……」
禁書「食べちゃう!」
上条「ご自由に!」
禁書「夜お腹空くかも!」
上条「だぁーっもうっ!! ガキじゃねぇんだからそこら辺は自分でなんとかしろよ!!」
禁書「むぅ。分かった……ごめんなんだよ」
上条「分かればよろしい」
禁書「べ、別にとうまと一緒に食べたいとかそ、そんなんじゃないんだからねっ」
上条「……」
上条「お前なに御坂みたいなこと言ってるんだ?」
禁書「っきー!!」
上条「なあ゛っ!? い、痛いですよインデックスさん!! 上条さんを食べても決して美味しくありませんことよーっ!!」
禁書「うがうがうがうが」
上条「なんだよもう! くそー不幸だーっ!!」
4 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage saga]:2011/04/09(土) 12:21:53.18 ID:VRz3SURDO
〜〜行間〜〜
建宮「シェリー。いいこと教えてやろう」
シェリー「なんだ?」
建宮「学園都市製のチョークって実は食べられるのよな」
シェリー「!?」ガタンッ
〜〜行間〜〜
5 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage saga]:2011/04/09(土) 12:22:42.83 ID:VRz3SURDO
店長「なるほど、上条当麻君か。じゃあここ(Joseph's)を志望した理由を聞かせてくれるかな?」
上条「はい。こういった場所で社会勉強をして将来に――」
店長「いやいや、そうじゃなくてね」
上条「はい?」
上条(あちゃー。テンプレじゃダメだったかぁ)
店長「是非、本音で答えて欲しい」
上条「本音で……ですか」
店長「言いたくなかったから別にいいけど……」
上条「いえ。言います。むしろ言わせて下さい」ズズイ
店長「そ、そう」
上条(この際当たって砕けろだ!)
上条「えー、何故かよく壊れる家電製品、何故かよく無くなる身の回りのもの、居候の世話とそいつにかかる諸々の品、積み重なる治療費、そして――」
店長「もういい!」
上条「え?」
店長「もう、十分だ。だからもう……喋らなくていい」
上条「は、はい?」
店長「お前はここで働いていい!!」
上条「ええっと……じゃあ採用ってことですか?」
店長「もちろんだ!!」
上条「あ、ありがとうございます」
上条(な、なんかよく分からないうちに採用されてしまった。これはツイテるのか?)
店長(色んな人から嫌がらせを受けてもこんなに逞しく……! こんな可哀想な子を見捨てるなんて私には出来ない!!)
6 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage saga]:2011/04/09(土) 12:23:44.53 ID:VRz3SURDO
店長「シフトはどの程度大丈夫?」
上条「そうですねぇ」
店長「なんなら毎日入れようか?」
上条「それはちょっと、困ります……」
店長「それなら住むか!? 住んでもいいんだぞ!?」ガタンッ
上条「一体なんの話をしてるんです!?」
店長「……、こほん。ごめん、取り乱した」
上条(意外と目がマジでしたよ店長)
店長「学生として色々あるだろうけど、お店側としては週4、5は出てくれるとありがたい」
上条「ええ。それくらいなら大丈夫ですよ」
店長「本当に?」
上条「本当に、と言いますと?」
店長「その、呼び出しとか……」
上条(呼び出し? 先生からか?)
上条「まぁ、ある時はありましけど」
店長「そんなものは出なくていい!」
上条「出ますよ!?」
店長「無理しなくていいんだよ!?」
上条「いやいや、別にしてないですよ!」
店長「辛くなったらいつでも住んでいいからね?」
上条「……」
店長「ね?」ズズイ
上条「そ、その時はお言葉に甘えさせてもらいます」
店長「うんうん。私が責任持ってなんとかしよう」
上条(一番関係を大事にしなきゃいけない店長と話が噛み合わない。なんでだ?)
7 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage saga]:2011/04/09(土) 12:24:29.54 ID:VRz3SURDO
店長「そういえば上条君の学生寮って門限とかあるの?」
上条「あるっちゃありますけど、皆守ってないですし、門限破っても特にお咎めもないですよ」
店長「……」ガシッ
上条「えっ?」
店長「門限は守って! 夜は危ないから!」ユッサユッサ
上条「だ、大丈夫ですよよよ。こ、れでも修羅場だけはくぐってますかららら」
店長「余計にダメだ! バカ者!」
上条「は、はい!」
上条(怒られた!?)
店長「いい? いくら男の子だからってまだ子供なんだよ? そんな危ない遊びはしちゃ、めっ!」
上条「分かりました……」
上条(なんか俺の全てを否定されている気がしてきた……)
店長「それで門限は?」
上条「一応、10時です」
店長「……」
店長「朝のじゃないよね?」
上条「22時です」
店長「じゃあ21時ね」
上条「じゃあってなんですかじゃあって!?」
店長「接続詞」
上条「オップス!! 上条さんはそういう切り返しに対応出来ない!!」
8 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage saga]:2011/04/09(土) 12:25:19.49 ID:VRz3SURDO
店長「だからほら、危ないから」
上条「危ないからって門限は変わりませんよ! それに寮は近いんでダッシュで帰れば大丈夫ですって!」
店長「……」
店長「分かった」
上条(どうして納得してくれない)
店長「そしてこれは参考までになんだけど……」
上条「はい?」
店長「……ごめん、今のなし」
上条「そこで止められちゃったら気になるゥゥゥうううううう!!」クネクネ
店長「そう……。これは自己申告でいいから自己申告で」
上条「分かりましたよ」
店長「こ、交友関係……とか」
上条(どうしてこの人はそんなおっかなびっくりなんでせうか?)
上条「自分で言うのもなんですけど結構あると思います。学校だけじゃなく、ロシア、イタリア、イギリスと――」
店長「……」ガシッ
上条「は、はい?」
店長「外国人は優しかったりするものね……!」ユッサユッサ
上条「い、いや、結構ガツンととと来ますよよよよ?」
店長「え!?」
上条「え!?」
上条(そんなに驚くことか!?)
9 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage saga]:2011/04/09(土) 12:26:06.10 ID:VRz3SURDO
上条「あの、一つ勘違いされてるみたいなので訂正させて下さい」
店長「勘違い?」
上条「はい。別に俺は店長にそこまで何かを心配されるような人生は送ってきていません。ですから、門限だとか交友関係に問題はありま、すん!」
店長「すん? どっちなの!? ねぇどっち!?」
上条「あ、いや……」
上条(裏で何してるか分かんねぇ土御門とかレベル5の御坂、その気になったステイルや神裂らを交友関係に含めて大丈夫なのだろうか?)
上条「噛みました」
店長「ウソ」
上条「すみません。噛みまみた」
店長「ウソじゃないのね」
上条「信じてもらえて良かったです」
店長「でもあの入院とか修羅場とかは……?」
上条「あーあれは、右腕ぶっ飛ばされたり」
店長「右? え、なに?」
上条「ちょっと第一位をぶん殴りに行ったり」
店長「だ、第一位を!?」
上条「色々あってロシアの海に落ちたりしましたけど、この通り!」
店長「大丈夫じゃない! 全然大丈夫じゃないから!」
上条「大丈夫ですって! ほらピンピンしてますし!」
店長「右腕は!? 右腕は!?」
上条「ちゃんとここにありますよ」
店長「そ、そうだよね」
上条「いやぁ、でもまさか生えるとは思いませんでしたよ」ハハハッ
店長「生える!? は、は……えぁー……」バタン
上条「店長ゥー!! 店長ゥー!!」
10 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage saga]:2011/04/09(土) 12:27:03.15 ID:VRz3SURDO
〜〜行間〜〜
土御門「たまに『お兄ちゃん☆』って呼んでくれないかにゃー」
舞夏「仕方ないなー」
土御門「おー!」
舞夏「それじゃあ早速……」
土御門「ドキがムネムネしてきたぜい……」
舞夏「メイドにそんなキャラ付けいらねェんだよ」
土御門「にゃああああああああ!!」
〜〜行間〜〜
11 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage saga]:2011/04/09(土) 12:27:53.90 ID:VRz3SURDO
上条「ほんと、冗談が過ぎました」
上条(全部実話なんですけどね)
店長「私も過敏になり過ぎた。とりあえず君は“大丈夫な子”なんだな?」
上条「はい。大丈夫な子です……」
上条(俺泣かない! だって大丈夫な子だもん!)
店長「それと仕事中だったのにごめんね神無さん」
神無「いえ。誰かの叫び声と、倒れてる店長を見た時は時はびっくりしました」
店長「上条君。止めてくれたお礼をちゃんといいなさい」
上条「はい。この不肖、上条当麻をお殴りしていただいき、誠にありがとうございます!」オジギ
店長(大丈夫じゃ)
神無(ないかもしれないわね)
神無「えっと……私は神無華表(かみなしとりい)です。すみませんさっきは。とっさのことで殴ってしまって……」
上条「大丈夫です。あれくらい日常茶飯事ですから」ハハハッ
神無(本当に大丈夫なんですかこの人?)
店長(本人が大丈夫と言ってるんだから大丈夫だと――思う)
上条(あれ? この感じ、俺またおかしく見られてる?)
12 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage saga]:2011/04/09(土) 12:28:39.95 ID:VRz3SURDO
神無「あの、店長」
店長「ん?」
神無「この人は誰なんですか?」
店長「あ、そうそう。この子が今日から働いてもらう上条当麻君だ。神無さんと同じくホールを担当してもらう」
上条「上条当麻です。改めてよろしくお願いします」
神無「神無華表です。こちらこそ改めてよろしくお願いします」
神無(正直不安だわ……)
店長「歳は二人とも同――いや上条君の方が下か」
上条「俺は1年ですよ」
神無「あ、1年生なんですか。てっきり同じくらいか先輩かとばっかり」
上条「神無さんは2年ですか?」
神無「そう。長点上機学園の2年生」
上条(エリートさんでいらっしゃった……!)
神無「上条君の学校は?」
上条「――高校です」
神無「あー……」
上条(納得された!?)
神無「あーうん。そう。そうなんだ」
上条「……、なぁ一ついいか?」
神無「え、なに?」
上条「そうやって人をバカにする感じ、止めた方がいいぞ」
神無「説教なら壁にでもしてちょうだい」
上条「な!?」
店長「上条君。大人の私がこう言ったらダメなんだろうが、神無さんはこの街の第六位なんだ」
上条「え?」
店長「だから感情だけで食ってかかっても――」
上条「へぇ。神無さんは第六位なのかぁ」
神無「え?」
13 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage saga]:2011/04/09(土) 12:29:27.82 ID:VRz3SURDO
上条「あ、いえ、その、無能力者の俺からしたら近くにまさか第六位がいるなんて実感が沸かなくてですね!」ハハハッ
店長「……」
神無「……」
上条(また変な空気になってる!?)
上条「と、とにかく! レベルとかどうとか関係なしに、人をバカにするようなのはダメなのだと上条さんは思います!」
神無「言っておくけど私、人をバカにしてないよ?」
上条「え? だってさっきお前」
神無「私はバカがバカをしているのが気に入らないだけ」
上条「………………?」
店長「上条君、分からないことは分からないって言っていいんだぞ?」
上条「わ、分かりません」
神無「私は例えば、芸能人がクイズ番組で平気でバカな回答して笑いを取る――みたいな厚顔無恥な人が気に入らないだけよ」
上条「それが俺だってのか?」
神無「違うの?」
上条「お前に俺のなにが分かるってんだ」
神無「でもさっきからの行動を見聞きしてると、それが分かるわ」
上条「なんだと……!?」
神無「上条君の見る世界では上条君のやっていることは普通かもしれないけれど、上条君ではない私達からは上条君の見る世界は普通ではないのよ」
上条「なにが言いたいんだよ。はっきり言えよ」
神無「それじゃあはっきりと。上条君、あなたの言ってることは恥晒しよ」
上条「ふ――ざけんなよテメェ!」
神無「なにがふざけるなよ。こっちが言いたいくらいだわ。なに? 修羅場を潜ってきた? 右腕が取れた生えた? ロシアの海? 第一位? 例えそれらが全て真実だったとしても、私達はそれらの出来事は普通じゃない。むしろ異常なことよ。それをさも当たり前の事のように言うあなたを恥晒し以外でどう呼べばいいのかしらね?」
上条「……」
神無「学校のことを気にしたのは謝るわ。ごめんなさい」
上条「…………」プルプル
神無「上条君のその世界に最低でも私を巻き込まないで頂戴ね。主役(ヒーロー)をやりたいのなら一人でやってね」
店長「もうやめなさい神無さん。上条君が……泣いてるから」
神無「え?」
上条「グズ出会ったグスッばかりの俺ヒッグの人生全ヒグ否定しなくても……いいぃぃずぁんかぁ!!」プルプル
店長「ね?」
神無「oh」
14 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage saga]:2011/04/09(土) 12:30:19.07 ID:VRz3SURDO
オリキャラについて
・どうしてオリキャラを入れたのか
→キャラとキャラの繋げ役として。長点上機学園にすると布束や一方さんの学校ネタが出来るなど
「女」という表記だけじゃなくちゃんと個性を持たせたかった
・能力設定
→パワーバランス考えたら有りかなと。第六位にしたらレベル5集合出来る。つまりレベル5ネタが出来る
能力についてはどこかで
・キャラ設定
→イメージ的には化物語の戦場ヶ原。上条さんが説教出来ないくらいとことん相性を悪くしてみたかったから。後はデレがありますんように
・名前について
→割とそのまま。神無は神がいない。“上条”とは相性が良くないようにした。華表は鳥居の別字。意味は同じだけど深い意味はない」
正直考え過ぎかもしれないけどこんな感じ。苦手な人は本当に申し訳ない
それではまた次回〜
15 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2011/04/09(土) 12:41:21.99 ID:F+C0CGVA0
出会ったばかりのバイト先の先輩にタメ口はいいのか
16 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(兵庫県)
[sage]:2011/04/09(土) 12:45:37.79 ID:+3YekgILo
ドヤ顔で「俺の体験凄いでしょ」って言われた方がウザいような気がする。
17 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(不明なsoftbank)
[sage]:2011/04/09(土) 12:58:05.48 ID:+ehgYSjco
上条さん的にはそれらの事件?は日常の一側面であって
ドヤ顔で俺パネェ自慢とかでは無いと思うんだが
18 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(北海道)
[sage]:2011/04/09(土) 13:20:52.07 ID:tsmMQyMN0
デレがありますんってどっちだよ!
19 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(関東・甲信越)
[sage]:2011/04/09(土) 14:46:58.96 ID:1McTTJjAO
店長が男なのか女なのか分からん
20 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(埼玉県)
[sage]:2011/04/09(土) 15:19:51.16 ID:6GU49i+Eo
オリキャラも上条さんもめんどくせえな
21 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2011/04/09(土) 15:31:52.58 ID:OE9V3xlC0
これは期待せざるを得ないぜェ。
22 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage saga]:2011/04/09(土) 17:10:08.88 ID:VRz3SURDO
記述前投票行ってきた!震災で大変だと思うけど行ける人は行こう!
店長は女です。今回は半オリキャラが出ます
23 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage saga]:2011/04/09(土) 17:10:53.98 ID:VRz3SURDO
〜〜行間〜〜
リメエア「お城いや」
キャーリサ「これからどーなるんだろ」
ヴィリアン「どうしましょうか?」
エリザード「よーし、もうひと頑張りするか」
騎士団長「これ以上問題を増やさないでいたたぎたい」
〜〜行間〜〜
24 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage saga]:2011/04/09(土) 17:11:38.10 ID:VRz3SURDO
店長「神無さんも謝って」
神無「……」
神無「悪いと思ってないけどごめんない」
店長(思ってないんだ)
上条「いや、もう大丈夫っす……。ちょっと俺の幻想がぶち壊されただけですから……」
店長「そ、それじゃあ私は行く所あるから上条君のこと任せられる?」
神無「私がですか?」
店長「そう」
神無「担当と言うことですか?」
店長「そうなるのかな」
神無「……」
神無「時給上がります?」
上条「嫌なら嫌ってはっきり言えよちくしょう!」
25 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage saga]:2011/04/09(土) 17:13:03.11 ID:VRz3SURDO
店長「はい、二人ともそこまで。ちょっと神無さん」
神無「はい?」
店長「いくら上条君が可哀想な子でも」
上条(もうなんでもいいです)
店長「ここは社会の一部なの。個人の感情よりも優先するべきものがある。違う?」
神無「違わないです」
店長「だったら担当、任せてもいいね?」
神無「……頑張ります」
店長「それじゃあ閉店までには帰ってくるから、後はよろしくね」
神無「はい」
上条「いいんですか? この流れで……」
神無「店長は人を見る目はあるから大丈夫だと思うけれど」
上条「店長ってなんか先生みたいな人ですね」
神無「元、教師みたいよ」
上条「あー、道理で居心地が良かったわけだ」
神無「……」ジトー
上条「いやいやいやいや! なにかまた誤解してらっしゃいません!?」
神無「……性癖?」
上条「ノンノン! 上条さんにそんな怒られて喜ぶような変な性癖はありません!」
神無「じゃあなんなの?」
上条「慣れ……かな」
神無「どちらにしてもそれは変よ」
26 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage saga]:2011/04/09(土) 17:14:08.32 ID:VRz3SURDO
上条「それでこれから俺はどうしたらいいんですか? やっぱり掃除とかですか?」
神無「そうね。だけれど、まずは制服に着替えてもらわないとね。確か男性用のがこのロッカーに……」ガサゴソ
上条「あ、モップ――」
上条がて慌てて神無に声をかける。
神無「え?」
もしも時を止められるのであれば、この先の事態を回避出来たかもしれない。しかし残念ながら上条にその能力は備わってはいない。
神無「あ、」
神無はモップを踏んだ。
従業員の誰かが使って何気なく壁に立てかけたモップに、神無は足を乗せたのだ。
そして体重が乗る。ズイっと体重が乗った足が地を滑る。
神無「う、」
皆さんは軸足に体重の乗らなかった時の末路をご存知だろうか?
雪国に住む人はそれが分かるだろう。その“どうしようもなさ”に。
その事例は第六位である彼女も例外ではない。結局は人の子なのだ。
そう。結果は同じ。
神無「へぇ!」ビターン!
上条(見えた!)
上条「あるから足元に気をつけてと言いたかったんですが……」
神無「30秒前に言って欲しかったわ……」
上条「ははは……」
上条(もしかしてドジっ娘か?)
神無「不可抗力!!」
上条「え?」
神無「これは不可抗力だから!!」
上条「そうなんですか? どう見てもドジ――」
神無「不 可 抗 力 だ か ら ! !」
上条「……」
神無「ここに、モップあるから!!」
上条「そうですね」
神無「あるから!!
上条「分かります」
神無「あ、あるから! ここに!」
上条「見れば分かりますって」
27 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage saga]:2011/04/09(土) 17:14:52.70 ID:VRz3SURDO
〜〜行間〜〜
絹旗「私ら!」
黒夜「私ら!」
絹旗「窒素姉妹!」ズビシッ
黒夜「窒素姉妹!」ズビシッ
絹旗「今更感が超否めませんね」
黒夜「私達が姉妹ならお父さんは一方通行?」
絹旗「!?」
〜〜行間〜〜
28 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage saga]:2011/04/09(土) 17:15:47.10 ID:VRz3SURDO
上条(出だしはどうなるかと思ったけど、どうにかなりそうだ)
上条(これといって不幸な――)
―――
――
―
店長「大丈夫な子、可哀想な子」
神無「恥晒し」
―
――
―――
上条「不幸の真っ只中じゃねーかよ!!」
上条(ダメだダメ。こうやって不幸不幸思うから不幸になっていくんだ。そう受かっただけで十分だろ! 俺!)
――男子更衣室――
上条「失礼します」ガチャ
木原「あ? なんだよ不幸の真っ只中」
上条「俺を知ってる? 魔術師か!?」
木原「魔術師? つか誰だよお前。店長押し倒してた野郎か?」
上条「おのれ魔術師!」
木原「聞けよ」
29 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage saga]:2011/04/09(土) 17:16:44.58 ID:VRz3SURDO
上条「いやぁ、働いてる人だったんですか。つい早合点してしまいました」
木原「普通はそう思うだろ」
上条「でもどうして俺のことを?」
木原「ドアの目の前で叫んでただろ。不幸の真っ只中だって」
上条「あれは……心の叫びです」
木原「? まぁいい。お前新しい奴か? 俺は木原刹那(きはらせつな)担当はキッチンだ。よろしくな」
上条「あ、はい。今日から働かせていただく上条当麻です。担当はホールになりました。よろしくお願いします」
木原「ああ。つかお前、よく通報されなかったな」
上条「ツウホウ?」
木原「いきなり店長押し倒してたらそりゃ通報されるに決まってんだろ」
上条「押し倒す!? 俺がですが!? 変な誤解しないで下さい!」
木原「じゃあなんで店長が倒れてたんだ?」
上条「あれは俺の話を聞いた店長が勝手に倒れたんですよ」
木原「勝手に? なに言ったんだよお前」
上条「あの時は確か……右腕が生えた――とか」
木原「とりあえずお前が危ない奴だとというのは分かった」
30 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage saga]:2011/04/09(土) 17:17:34.56 ID:VRz3SURDO
上条「あの時木原さん、近くにいたんですね」
木原「そりゃあ変な声がしたからな。んで、一応止めに入ろうと思ったんだが、神無がいたんで任せた」
上条「そこは男がいかないとダメですよ」
木原「でもあいつ強いし」
上条「確か第六位でしたっけ?」
木原「知ってたのか。あいつがその気になれば太陽系外までぶっ飛ばせるだろ」
上条「太陽系外!? 俺よく殴られて無事だったな……」
木原「人に向けていきなり派手に能力使う奴がいるかよ」
上条「……」
木原「どうした?」
上条「いえ、ちょっと心当たりがありまして……」
木原「物騒な奴だな」
上条「そうですね」
木原「お前がな」
上条「えぇっ!?」
31 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage saga]:2011/04/09(土) 17:18:28.29 ID:VRz3SURDO
上条「俺のなにが物騒なんですか!?」
木原「腕が生えたとか派手に能力使う奴に心当たりがいたり」
上条(また似たようなこと言われた……)
木原「ま、それでもいいか」
上条「木原さんは俺のことを非常識だとは思わないんですか?」
木原「別に。非常識なくして科学は発達しないからな」
上条「木原さんて科学者の人ですか?」
木原「俺の一族は“ある意味”名の知れた研究者一族なんだ。だからかつい、そういう考えをしてしまう」
上条「なるほど。ちなみに木原さんはどんな研究を?」
木原「料理だ」
上条「え?」
木原「だから料理だ」
上条「……」
上条「その幻想をぶち壊す!」
木原「なんだよお前。喧嘩売ってのかオイ」
32 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage saga]:2011/04/09(土) 17:19:37.46 ID:VRz3SURDO
またオリキャラ?について
・木原って…
→鮭弁とサバ缶をメニュー化させられる人は木原一族だけかなと思いまして
・刹那って…
→木原家の名前は数字に関係してるから。数多とか那由多とか。ちなみに刹那は10のマイナス18乗なのですよー
・俺が?
→ガンダムじゃないです
33 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage saga]:2011/04/09(土) 17:22:03.50 ID:VRz3SURDO
次からちゃんと既存キャラが出て来ます。第一号はやっぱりあの人です
投下は土日くらいにボチボチ投下していこうと思っています
ではまた次回
34 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage saga]:2011/04/09(土) 17:44:06.87 ID:2JJMQR6x0
おまいさんがせっちゃん好きなんは解ったが、どうせなら阿僧祇のほうが良かった。
那由他の兄貴的存在だったらもっと良かった。
35 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2011/04/09(土) 18:24:27.87 ID:iVoo3mqIO
まぁ正直太陽系まで吹き飛ばせても上条さんにはかなわないわけだ
36 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2011/04/09(土) 19:36:23.70 ID:B1eoCGKY0
神無さん×kjさんを期待
37 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(奈良県)
[sage]:2011/04/09(土) 21:15:33.44 ID:ypxlhGF5o
ネウロ思い出した
38 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2011/04/09(土) 22:53:19.90 ID:F+C0CGVA0
敬語使え
39 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage saga]:2011/04/10(日) 13:26:00.84 ID:lDY93GDDO
地震で内定なくなったと言うと
ざまぁwwwと言う
やまびこですか
いいえ。友達です
敬語気を付ける。上条さんが敬語を使ってるイメージがあまりないので書いてるとつい普通になってしまう
では投下〜
40 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage saga]:2011/04/10(日) 13:27:18.90 ID:lDY93GDDO
〜〜行間〜〜
フレンダ「私ら!」
フレメア「私ら!」
フレメア「……ってなんだろうね。大体」
フレンダ「後先考えないと結局、こうなるってわけよ」
駒場「……いい……」
浜面「ああ。いいな」
服部「覚えとけ郭。あれがロリコン予備軍だ」
郭「分かりました半蔵様」
〜〜行間〜〜
41 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage saga]:2011/04/10(日) 13:29:08.40 ID:lDY93GDDO
神無「遅かったわね。サイズ合わなかった?」
上条「いや、それは大丈夫です」
神無「それは?」
上条「ちょっとタイミングよく木原さんに会って。挨拶をしてました」
神無「そう。だけどその顔はどうしたの?」
上条「殴られました」ボロ
神無「……なにがあったの?」
上条「そげぶそげぶ」
神無「愉オブ愉オブ」
神無「上条君。あなたバカじゃないの?」
上条「はい……」
神無「アホじゃないの?」
上条「はい……」
神無「自分はプリキュアだ」
上条「はい……ハッ!」
神無「へぇ、そうなの」
上条「もうなんなのこの人……」
42 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage saga]:2011/04/10(日) 13:31:18.02 ID:lDY93GDDO
神無「はい。それじゃあ仕事を教えます」
上条「よろしくお願いします」
神無「と、言っても口で教えることってあまりないのよね」
上条「体で覚えろってことことですか?」
神無「大体そんな感じよ。一応基本的なマニュアルはあるのだけれど、マニュアル通りやってますは阿呆が言う台詞よ」
上条「ははは……」
神無「余程のドジをしなければ大丈――」
上条(ドジ……)
神無「なにか?」
上条「いえ?」
神無「……こほん。他に特に聞いておきたいことはあるかしら?」
上条「じゃあ一つだけ。俺は物凄く不幸体質なんですけど、なにかいい方法はありませんかね?」
神無「不幸? そうね……。逆に考えればいいのよ」
上条「逆に?」
神無「例えば皿が突然割れたとします。これは当然上条君が悪い。けれど、そこで割れたおかげで誰かが割って傷付かずに済む。どう? なかなか幸せなことじゃない」
上条「そう、かもしれませんね」
上条(そうなんだよな。なに忘れてんだよ俺。俺に不幸があったからこそ、こんな素晴らしい『今』があるんじゃねぇのか)
上条「神無さん」
神無「ん?」
上条「俺正直、神無さんに苦手意識を持っていました。でも今のを聞いて、神無さんのことをもう少し好きになってみようと思いました」
神無「……」
神無「ごめんなさい」
上条「えぇっ!?」ナンデスト!?
43 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage saga]:2011/04/10(日) 13:31:59.09 ID:lDY93GDDO
上条「よっと……」
上条(掃除はこんな感じかな。特に難しいこともないから、道具の場所だけしっかり覚えよう)
上条(道具の……)
―――
――
―
神無「うへぇ!」ビターン
―
――
―――
上条「いや、いいか」
神無「なにがいいの?」
上条「いえ、なにも!」ビクッ
上条(やっぱりこの人は苦手だー!)
神無「掃除の方はどう?」
上条「はい。基本的なことは学校や家でやってることと変わらないので大丈夫そうです」
神無「それじゃあ道具を戻したら私のところに来てね」
上条「はい」
神無「正確にね」
上条「は、はい」
上条(気にしすぎですよー)
44 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage saga]:2011/04/10(日) 13:33:43.85 ID:lDY93GDDO
上条「次はなにをすればいいですか?」
神無「そうね……。私と一緒にお客様を案内しましょうか」
上条「いきなりですか? 大丈夫かなぁ。不安だなぁ……」
神無「習うより慣れろ、よ。上条君も男の子ならしっかりしてよ」
上条「神無さんはしっかりしてますよね」
神無「しっかり? そうでもないわ」
上条「意外です」
神無「炭酸の蓋をちゃんと閉めてなくて、次の日ただの砂糖水作っちゃう程度にはうっかりさんよ」
上条「そうなんですか。あ、炊飯器のスイッチ押し忘れて次の日困ったことありません?」
神無「ありありだわ。ってちょっと」
上条「はい?」
神無「あなた私のストーカー?」
上条「な、なんですとーっ!?」
神無「私のこと知り過ぎじゃない?」
上条「たまたまですって! 俺もやったことあるからもしかしたらと思っただけですよ!」
神無「……」
神無「ドジっ子?」
上条「なんでもいいですから仕事教えて下さい」
45 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage saga]:2011/04/10(日) 13:34:20.13 ID:lDY93GDDO
〜〜行間〜〜
19090「お、お母さんですか? とミサカは確認を……とりま、す」チラチラ
布束「……」
布束「そうよ」
御坂「待て待て待てーい」
〜〜行間〜〜
46 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage saga]:2011/04/10(日) 13:35:45.19 ID:lDY93GDDO
神無「ありがとうございましたー」
上条「ありがとうございましたー」
上条「ふぅ」
神無「こんな感じだけど大丈夫?」
上条「緊張しまくりでしたけど、なんとかなりそうです」
神無「良かった。それじゃあ次のお客様は一人でやってみて?」
上条「一人でですか? うわぁもっと緊張してきた……」
神無「こういう場で緊張しないいい方法教えてあげましょうか?」
上条「はい、是非」
神無「家畜が人間様に会いにきたと思うといいわよ」フフン
上条「お客様は神様ではなかったのでせうか……?」
神無「神様? 家畜に神はいないのよ」
上条「なんと!?」
神無「そういう気持ちの持ち方だと緊張しないって話よ」
上条「そう、ですかね?」
神無「少なくとも私はね。ほら、お客様が来たわよ」
上条「は、はい!」
47 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage saga]:2011/04/10(日) 13:36:46.50 ID:lDY93GDDO
上条「い、いらっ――」
御坂「それでねー、黒子ったら」
佐天「なんですかー、それ」
御坂「え?」
上条「しゃ――」
御坂「ちょ、アン――」
上条「らないで下さい!」
御坂「はぁ!? アンタなに――」
佐天「御坂さん?」
上条「ありがとうございましたー!」
御坂「無っっっ視してんじゃないわよォォおおおッ!!」ビリビリ
佐天「御坂さん!?」
上条「御坂、待て! ここはダメだ!」
御坂「え? あ、」
ワイワイ、ガヤガヤ
上条「だから言ったろ?」
御坂「う、うん……」
上条「だから今日の所はか――ぎゃん!!」
佐天(トレイで容赦なく叩いた!?)
上条「いっつー……」
神無「すみませんお客様。この人、新人でして。二名様でいらっしゃいますか?」
御坂「は、はい」
神無「こちらにどうぞー」
御坂(な、なんでアイツがここにいんのよ!?)
佐天(御坂さんがあそこまで過剰反応する人って……)
上条「痛い……痛いよ神無さぁん……」
48 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage saga]:2011/04/10(日) 13:38:24.85 ID:lDY93GDDO
神無「ご注文がお決まりでしたらそちらのボタンでお呼び下さいませ。そして先程は大変失礼なこと。改めて申し訳ございませんでした」
御坂「ご、ご丁寧にどうも……」
佐天「なにがなんだか……」
神無「ちょっと上条君。さっきのあれはなに!?」
上条「なに、と申せばよいのやら……。体の防衛本能が働いたというかですね……」
神無「防衛? はっきり言いなさいはっきり!」
上条「デビュー戦でいきなり知り合いは難易度が高すぎました!」
上条(しかも御坂だったし!)
神無「知り合い? はぁ。知り合いでもなんでも、ちゃんと謝って来なさい!」
上条「直ちに!」
上条(だぁーっ!! なんで御坂来るんだよ!? しかもよりにもよって今日とか……!)
上条「不幸だ……」
神無「いいから行きなさい」
上条「ひぃ!」
49 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage saga]:2011/04/10(日) 13:39:14.20 ID:lDY93GDDO
〜〜行間〜〜
垣根「未元物質に常識は通用しない」
垣根「だじょつ? だじょつ、かぁ」
垣根「じょつし? いや、ないな」
垣根「愉快な死体」
垣根「ゆした?」
垣根「……」
垣根「くっそ、全然締まらねぇ」
〜〜行間〜〜
50 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage saga]:2011/04/10(日) 13:42:22.88 ID:lDY93GDDO
上条「あの、お客様……」
御坂「とりあえず普通に御坂で良いわよ。謝りに来たんでしょ?」
上条「まぁそうなんですが……すみまんでした!」
御坂「いいわよ。びっくりして取り乱した私も悪かったから」
佐天「えっと、御坂さんと店員さんは知り合いなんですか?」
上条「知り合いって言うかなんというか」
御坂「簡単な話、命の恩人みたいな人よ」
佐天「御坂さんの? それってすっごいじゃないですか!」
上条「え?」
佐天「だってだって、命の恩人ってことは御坂さんにとってはヒーローも同然じゃないですか!」
御坂「ちょ、佐天さん」
上条「そうなのか?」
御坂「わ、私にふらないでよ」
佐天「その人がこんな近くいるんですよ!」
上条「そんなはしゃがれるほど別に凄いことはしてないって」
御坂(十分凄いわよ)
佐天「いいなーいいなー。あ、私も困ったら助けに来てくれます?」
上条「あー、まぁ出来る範囲でなら」
佐天「ありがとうございます!」
御坂(初対面のはずの佐天さんがあんなにフレンドリーなのに、私は……)
上条「それではごゆっくり。っとそうだ御坂」
御坂「なに?」
上条「頼むからここでビリビリするのは勘弁な?」
御坂「わ、分かってるわよ」
上条「……」ジトー
御坂「し、ないから! ビリビリもバリバリもぉ……しないからそんなに見ないで、よ……」アウアウ
佐天(はっは〜ん。なるほどなるほど)
上条「あ、御坂をよろしくな」
佐天「あいあいさー!」
51 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage saga]:2011/04/10(日) 13:43:23.06 ID:lDY93GDDO
佐天「御坂さん御坂さん」
御坂「んー?」
佐天「あの人について教えて下さいよ」
御坂「アイツのこと? 知っててもいいことないわよ?」
佐天「いいからいいから。それじゃあまず名前から」
御坂「えっと、上条当麻よ」
佐天「上条当麻さん、かぁ。次は学校」
御坂「確か――高校の1年よ」
佐天「あ、じゃあここと近いんですね。趣味は?」
御坂「ごめん。そういうプライベートなことは分かんないや」
佐天「そうですかぁ……」
御坂(言えない! さっきのプロフィールも書庫に不正アクセスして入手したものだなんて言えない!)
52 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage saga]:2011/04/10(日) 13:44:56.29 ID:lDY93GDDO
上条「お待たせ致しました。イチゴおでんのお客様」
御坂「私よ」
上条「お熱いのでお気をつけ下さい」
御坂「ど、どうも」
御坂(うっく! なんかよく分かんないフィルターがかかっていつもの3倍カッコ良く……!)
上条「こちらハンバーグ定食です」
佐天「どうもです。あの、上条さん」
上条「はい?」
佐天「趣味はなんですか?」
御坂(さ、佐天さーん!? 色んな気持ちが交差してるけどとりあえずグッジョブ!!)
上条「趣味かぁ。ここ最近は居候の世話かな」
佐天「居候?」
御坂「い、居候ってまさかあの子!?」
上条「あぁそうだけど?」
御坂「世話っていいい一体なにや、やってるのよ!?」
上条「なにって別にこれといったことはしてねーよ。ただあいつは俺がいないと生きていけないみたいだしな」
御坂「い、いきいき……」プシュー
佐天「あの、上条さん分かりました! ですからお仕事に戻って下さい!」
上条「? それではごゆっくり」
御坂「趣味、世話、生き……」アーアアー
佐天「おーい御坂さーん。戻ってきて下さーい」
53 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage saga]:2011/04/10(日) 13:45:36.82 ID:lDY93GDDO
御坂「ごめんなさい佐天さん。ちょっとどっか逝ってたわ……」
佐天「あはは……。御坂さん、それより早く食べましょうよ。冷めちゃいますよ?」
御坂「あ、うん。ごめんね……」
佐天(御坂さん大丈夫かなぁ?)
御坂「ねぇ佐天さん」
佐天「なんですか?」
御坂「居候ってどうやったらなれるのかなぁ?」
佐天(大丈夫じゃなかった!!)
御坂「家出とか……あ、黒子に悪いか。でも黒子も一緒だったら……」ブツブツモグモグ
佐天(目に光がないですよー御坂さーん!)
御坂「佐天さん、私どうしたら……」
佐天「あのー、それはそのー」
御坂「猫になれるのかな……」
佐天「どっから飛びました!?」
54 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage saga]:2011/04/10(日) 13:46:31.63 ID:lDY93GDDO
御坂「猫になったら拾ってくれ……へへへ……」
佐天(ダメだこの超能力者、早くなんとかしないと!)
佐天「み、御坂さん!」
御坂「にゃあ?」
佐天「2回生きて下さい! じゃなく! 御坂さんは上条さんと特別な関係があるじゃないですか!」
御坂「特別? そうは言うけどね……」
佐天「命の恩人なんてそうそういませんよ! 御坂さんなら特に! アドバンテージはありますってば!」
御坂「でもね佐天さん。特別は私だけじゃないのよ……」
佐天「え?」
御坂「ざっと1万人はいるのよねこれが……」
佐天「何者なんですか!?」ガタン!
55 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage saga]:2011/04/10(日) 13:47:09.49 ID:lDY93GDDO
〜〜行間〜〜
滝壺「はまづらの密かな夢ってなに?」
浜面「密かなか? そうだな。麦野に『むぎゅう』って言わせることだな」
滝壺「……」
〜〜行間〜〜
56 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage saga]:2011/04/10(日) 13:48:57.23 ID:lDY93GDDO
神無「お金は結構でございます」
御坂「どうしてですか?」
神無「あのバカがご迷惑をお掛けしましたので」
上条「うっ」
御坂「いや、でもあれは私も悪かった部分もありましたし……」
神無「それでは次回はもっとお友達をお連れして沢山注文していって下さい」
御坂「そうね。そうするわ」
神無「ありがとうございました」
御坂「あのバカをよろしくお願いします」
上条「ぐっ」
神無「いえいえ」
佐天「上条さん。私みたいな小娘が言うと生意気と思われるかもしれませんが一つ良いですか?」
上条「なんだ?」
佐天「イツカ後ロカラ刺サレマスヨ……?」
上条「」
佐天「それじゃあまた来ますねー!」
上条「あ、ありがとうございましたー」
上条(怖い。怖いよ御坂の友達……)
御坂(佐天さんとなに話してたのかしら?)
上条「上条さんはもうクタクタですよ……主に精神的に……」
神無「残り3時間あるわよ」←現在19時
上条「頑張ります……」
57 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage saga]:2011/04/10(日) 13:50:54.72 ID:lDY93GDDO
上条「終わっっっったあああああ!!」←22時になった
神無「お疲れ様。初日にして良かったわよ」
上条「ほんとですか!?」
神無「うん。でもそんなに驚かなくても」
上条「いや、まさか誉められるとは思わなくて」
神無「社交辞令よ」
上条「でっっすよねー!!」
店長「ただいまーって、なんでまた上条君泣いてるの?」
上条「社会の厳しさを学んでました……」プルプル
店長「??」
神無「店長、私もう上がりですけど、上条君は?」
店長「高校生だから上条君も上がりよ」
上条「あ、そうだ。俺のシフトってどうなってるんですか?」
店長「独り立ち出来るまでは神無さんと同じがいいかな」
神無「……」
神無「時給上がります?」
上条「やっぱりか!!」
58 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage saga]:2011/04/10(日) 13:51:42.31 ID:lDY93GDDO
〜〜行間〜〜
番外「ミサカがコーヒー味だったらどうする?」
一方「俺のミルクをぶっ――」
―――
――
―
一方「言わねェよ」
番外「じゃあなんて言うのさ」
一方「……」
一方「嘗め回す」
番外「うわぁお」
〜〜行間〜〜
59 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage saga]:2011/04/10(日) 13:54:26.14 ID:lDY93GDDO
上条「……」カツカツ
神無「……」カツカツ
上条「…………」カツカツ
神無「…………」カツカツ
上条「…………あの」
神無「ん?」
上条「どうして着いて来るんでせうか?」
神無「それがね、店長に『上条君が本当に“大丈夫な子”かどうか確かめて』って頼まちゃって」
上条「……とは言うけど嫌なら別にいいですよ。もう仕事とは関係ない時間ですし。自分の身は自分で守りますから」
神無「とは言うけど私の家、こっちの方なのよね」
上条「……」
神無「……」
上条「あれ? 俺って今、物凄くカッコ悪い?」
神無「暗がりでもその真っ赤な顔が見えるくらいにはカッコ悪いわね」
上条「〜〜っ!!」クネクネ
神無「意外と面白いリアクションするのね」
上条「……。そ、そういえば、長点上機学園て第十八学区じゃなかったでしたっけ?」
神無「そうだけど学生寮は第七学区の方なのよ」
上条「そ、そうなんですか」
神無「ええ」
上条「……」
神無「……」
上条(会話続かねぇ……気まずい……)
60 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage saga]:2011/04/10(日) 14:01:49.43 ID:lDY93GDDO
神無「ねぇ上条君」
上条「はい?」
神無「いきなりで悪いのだれけど、世界はどうなってるの?」
上条「突然またスケールの大きい話ですね」
神無「ごめんね。でもどうしても聞きたくて」
上条「そ、そうですか。どうって言うのは具体的には?」
神無「あなたの世界はさっきの話で断片的にしか分からないけれど、もしそれが本当だとしたらこの世界はどうなっているのかなって……」
上条「うーん……別にどうにもなってませんよ」
神無「どうにも?」
上条「はい。なんて言ったらいいか分からないですけど、神無さんの見てる世界はきっと見たままの世界ですよ」
神無「見たまま、ね。でもそれが逆にどうしようもなく不安になる時があるのよ」
上条「不安に?」
神無「うん。第三次世界大戦が起きたり、不可解な事件が起きたり確実に世界はどうにかなってる」
神無「なのに私の見える世界、例えば学園都市の日常はさほど変わらない。この街の仕組みが出来て50年。能力開発が行われるようになって2、30年。私が生まれて17年」
神無「時間は確実に流れているのにこの街は驚くほど変わらない。まるで妖精の国(ネバーランド)ようだわ」
上条「妖精の国、ですか……」
神無「私は不安だわ。そんな世界が本当にあるべき姿なのかね」
上条「神無さん……」
神無「上条君はそういうことで不安になったりしない?」
上条「……、なりますよ。俺だって」
神無「そっか。一体なにが本当の正しい世界なのかしらね」
上条「俺にはなにが正しくてなにが間違ってるかなんて分かりません。正しいと信じて世界を救おうとした奴もいれば、間違っていると分かっていても間違った道を進んできた奴もいる」
神無「上条君……?」
上条「でも、色んな人が頑張ったから今の世界があるはずなんです。神無さんも頑張ったからこの世界があるんです。ですからその世界でもっと前を見てもバチは当たらないですよ」
神無「前、か。ありがとう上条君。それから……ごめんなさい」
上条「ん? 俺なにかしましたっけ?」
神無「あなたの人生を否定するようなことを言ってしまって……」
上条「あ、あれはもっと上手いこと言えなかった俺が悪いんです。あの場での神無さんの行動は間違っていなかったと思います」
神無「そう言ってもらえると助かるわ」
上条「俺もそう言ってもらえると助か――殺気!?」
61 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage saga]:2011/04/10(日) 14:02:59.49 ID:lDY93GDDO
禁書「と、う、まー?」
上条「あ、あれれー? どうしてインデックスさんがここにー?」
禁書「とうまを迎えに来たんだよ!」
上条「何故にそのようなことを?」
禁書「一人でいても寂――つまらないから来たに決まってるんだよ!」
上条「さ、さいですか」
禁書「それで迎えに来てみればなに!? また女の人引っ掛けてなにしてるのとうま!?」
上条「引っ掛けるとか変なこと言うんじゃありません! この人はバイト先の先輩で神無華表さんだ」
神無「……神無華表です。上条君の言う通りバイト先の先輩であって、引っ掛けられた覚えはないから安心してね」
禁書「とうまはそんなに安全に出来てないんだよ!」
神無「え?」
上条「全くお前は話をややこしくして……! この人は俺より遥かに強いんだぞ!」
禁書「えぇっ!?」
神無「凄いフォローの仕方ね」
62 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage saga]:2011/04/10(日) 14:04:40.22 ID:lDY93GDDO
神無「それで上条君、この子は?」
上条「あ、ああ。こいつはインデックス。訳あって俺んち居候してるんだ。ほら、お前も挨拶しろ」
禁書「……私の名前はインデックス。魔法名は――」
上条「だぁぁあああ!! ストップストップゥ!!」
神無「マホウ?」
上条(魔術を知らない人にいきなりそれはダメだろインデックス!)
禁書(とうまの連れてる女の人だからてっきりそういう人かと思った)
上条(ったく。後は俺がなんとかするからお前は大人しくしてろよな)
禁書(むぅ)
神無「作戦会議は終わった?」
上条「いやー、それはもうバッチリです!」
神無「それを言ったらダメじゃない」
上条「……」
上条「見たか聞いたかインデックス!? 圧倒的じゃないか神無さんは!」
禁書「それはとうまがおバカさんなだけかも」
上条「みんなして俺をバカって……!」
神無「えっと……兄妹みたいなものだと思えばいいのかしら?」
上条「えぇ、まぁそんな感――」
禁書「よ、嫁なんだよ!」
上条「え?」
禁書「わ、私はと、とうまの……嫁なんだよ!」
神無「なんと!」
上条「納得しちゃらめぇぇぇ!!」
63 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage saga]:2011/04/10(日) 14:05:23.44 ID:lDY93GDDO
禁書「だってだってこう言えば大体収まるまいかがね――!」
上条「この場でそれはは火に油! キャーリサにカーテナだっつの!」
神無「そういう設定……?」
上条「違います!」
神無「許嫁?」
上条「違いまっす!」
神無「ロリコン?」
上条「なんかもう段々離れていってるますけど、こいつとは兄妹みたいなものなんですってば!」
神無「そ、そう」
上条「ほら、インデックスも訂正しなさい訂正を」
禁書「ま、間違えたかもしれないんだよ……」
神無「一応、状況は理解出来たわ」
上条「いや、もうホントお騒がせしました。帰るぞインデックス」
禁書「あ、とうま待って引っ張ら――」
神無「大丈夫、じゃなさそうね……」
64 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage saga]:2011/04/10(日) 14:08:52.06 ID:lDY93GDDO
最後にちょろっといい話して第一話・完!
昨日か今日にまとめた方がよかったかも…?
次の投下も土日のどちらかに。思いのほか時間があったらその前になるかも
それでは見て下さってる方、第二話をお楽しみに!
65 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
:2011/04/10(日) 14:15:09.04 ID:lDY93GDDO
>>1
ー
>>14
、
>>22
ー
>>33
、
>>39
ー
>>64
第一話まとめ
66 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage saga]:2011/04/10(日) 14:16:49.32 ID:lDY93GDDO
安価仕方間違った…これは酷い
67 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage saga]:2011/04/10(日) 14:24:16.27 ID:lDY93GDDO
>>1-14
、
>>22-33
、
>>39-64
こうかな?
68 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(愛知県)
:2011/04/10(日) 14:46:34.65 ID:jzF16/w10
オリキャラ作る奴は何が楽しくて作るんだ?
上条意外と絡ませた方がよかったんじゃね?
69 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(長屋)
[sage]:2011/04/10(日) 15:33:51.37 ID:RgLTdpuA0
欲を言えば第三位と知り合いな上条さんをみてファビョる神無さんを見たかったが乙
70 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[sage]:2011/04/10(日) 15:36:32.42 ID:QKaYPJSS0
おつ
面白そうだ
71 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2011/04/10(日) 17:57:47.28 ID:TazQz6S60
グッジョブ
72 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(愛知県)
[sage]:2011/04/11(月) 01:41:53.07 ID:UMcy7884o
乙
上条さんがチョコ喰って無感情サイボーグになる展開はまだですか
73 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
:2011/04/11(月) 09:12:27.86 ID:uFO7rQfDO
おつ
続きを楽しみにしてます
74 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(東海・関東)
[sage]:2011/04/11(月) 09:25:42.80 ID:EP/hpVjAO
>>68
お前は
>>1
で、「ファミレスの従業員がオリキャラなので苦手な人は戻るボタンを」って書いてあるのが読めないお馬鹿さんなんですか?
75 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2011/04/11(月) 10:29:31.10 ID:GhQ0Z48DO
期待
76 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2011/04/11(月) 16:14:33.63 ID:FD/31n5DO
ふぅ
オリキャラ苦手な俺でもすんなり受け入れたよ
これは
>>1
の実力か それともたまたま俺が今 悟りの境地にいるからか
77 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(愛知県)
:2011/04/11(月) 18:12:34.42 ID:pbImCwrh0
オリキャラと言えどここまでボロクソに上条さん否定をするとは…
この
>>1
は上条さんが嫌いに違いない
78 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(神奈川県)
[sage]:2011/04/11(月) 23:38:46.09 ID:WH7pNyYko
元々好き嫌いの分かれるタイプでしょうに
79 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage saga]:2011/04/11(月) 23:52:13.90 ID:jVcwcXYDO
最後の方で上条さんと和解?させてるから嫌いってことはないんじゃね。オリキャラのイメージがガハラさんならこんなもんだろ
なんかモノノ木さんが出そうな気がしてきた
80 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2011/04/13(水) 21:56:43.62 ID:E6ana2CDO
昔、座右の銘がなんなのかよく分からず、二兎追うものは一兎も得ず、という微妙な回答をしたことがある
>>1
です
ちなみに上条さんは大好きです。ブレずに突き抜ける少年誌的主人公は大好物です
↓ここから第二話を投下します↓
81 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage saga]:2011/04/13(水) 21:57:16.38 ID:E6ana2CDO
〜〜行間〜〜
「りりかる☆マジカルごろごろにゃーん♪ 今宵もあなたのハートをめるとだうなー☆」
〜〜行間〜〜
82 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage saga]:2011/04/13(水) 21:58:23.73 ID:E6ana2CDO
上条「はぁ……」
土御門「カっミやーん! おっはー!」
上条「よぉ土御門……」ハァ
土御門「暗いなぁカミやん。まさかバイト、ダメだったのかにゃー?」
上条「いや、それは大丈夫だったよ……」
土御門「なら喜べよ! カミやんの不幸体質のことだから落ちたかとちょっと心配したんだぜい?」
上条「ありがとうな土御門。でもさ、ちょっと疲れて……」
土御門「合わなかったのかにゃー? でもまぁ、すぐに辞めるのはよくないぜよ」
上条「そこは大丈夫なんだ……」
土御門「じゃあなにがあったんだにゃー?」
上条「泣かされた……」
土御門「どんなやつだ……?」
上条「この学校じゃないけど1年上の女の先輩に……」
土御門「!」
上条「しかも二回も……」
土御門(カミやんを泣かすとは……。間違いないプロだ。プロのサディストだ)
上条「後は殴られた……」
土御門「うらや――オッホン。それはまさに泣きっ面にハチ、ねーちんに堕天使エロメイドだぜい」
上条「殴られたことはな、俺も悪かったんだ。だけどな……」
土御門「けど?」
上条「大丈夫な子、可哀想な子、恥晒しだって言うんだよぉ……」プルプル
土御門「これは一方通行にベクトルだにゃー……」
上条「それでもな、いい関係を築こうとしたんだ……」
土御門「なにをしたぜよ?」
上条「好きになろうとしたんだ……」
土御門「」
上条「でもダメだった。なんでかなぁ……」ハァ
土御門「お前はバイト先で早速なにをしてんだこの学園都市の種馬予備軍!!」
上条「な、なに急に人聞きの悪いことを言ってやがんだテメェ!! ナーバスな上条さんをこれ以上傷つけんなよ!」
土御門「うるさい黙れ! 無節操!」
上条「誰がだよこの野郎! なんで怒ってんのか知らねえけどやるってならやってやるぞ」
土御門「おいおい俺に勝てると思っているのか? 生憎とこっちは今でもプロなんだ。カミやんみたいな素人が手を出していい人間じゃない。あの時を忘れたのか?」
※あの時→エンゼフォール
上条「忘れちゃいねーよ。ただな、今の俺はあの時の俺とは違う。俺の拳の重さを味わえ土御門ォ!」
土御門「来いよ上条当麻。その幻想をぶち壊してやる」
83 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage saga]:2011/04/13(水) 21:59:10.23 ID:E6ana2CDO
青ピ「なんやなんや二人とも。どないしたん?」
上条「ちょっと黙っててくれよ青ピ。こいつに売られた喧嘩は買わねーとダメなんだよ」
青ピ「喧嘩やて?」
土御門「そうだ。これは俺とカミやんの問題だ。お前は手を出すな」
青ピ「……」
上条「……」
土御門「……」
青ピ「別におたくらがどうなってもかまわへんけど……今、ホームルーム中やで?」
小萌「……」
吹寄「……」
姫神「……」
その他「……」
上条「…………」
土御門「…………」
青ピ「ここは一旦お互いに拳を収めて、やり合うなら後で仕切り直ししたらええんちゃう? さすがにこの空気でやりずらいやろ二人?」
土御門「……だな。すまんカミやん。言い過ぎた」
上条「……いや、なんか俺も食ってかかって悪かったよ」
青ピ「せやせや。仲良しが一番や。ってワケで、小萌てんてー! ホームルーム始めてオッケーやでー!」
小萌「どうもなのですよー。青髪ちゃんは後でなでなでしてあげますからねー
青ピ「あぁん! 『なでなで』なんて甘美なひ・び・き!」
小萌「とりあえず上条ちゃんと土御門ちゃんは後ほど職員室に来て下さいね。絶対ですよ? 絶対」
上条「はい……」
土御門「にゃー……」
84 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage saga]:2011/04/13(水) 21:59:59.64 ID:E6ana2CDO
御坂「ねぇ黒子ー」
白井「なんでございますの?」
御坂「今日は風紀委員どうなの?」
白井「ありますけど、今日はパトロールだけなのですぐに終わりますわよ」
御坂「そっか。その後で良いからさ、ファミレス行かない?」
白井「お、お姉さまとですの!?」
御坂「そうだけど」
白井(あぁ! お姉さまが私を誘って下さるなんて珍すぃことなんですのォ!)
御坂「佐天さんや初春さんも来るわよ」
白井「ぬぅん」ズーン
白井(いいんですの。これは分かっていたことなんですの。黒子はお姉さまと居られればそれで!)
御坂「黒子? やっぱり都合悪かった?」
白井「いえいえ、何でもありませんの」
御坂「良かった」
白井「それはそうと、どこのファミレスに行くのですかお姉さま?」
御坂「ほら、よく行くあのファミレスよ」
白井「Joseph'sのことですの?」
御坂「そう、そこ」
白井「いつも行ってるではありませんかお姉さま」
御坂「そうなんだけど、今回は事情が……ね。あるのよ」
白井「事情……ですの?」
御坂「と、とにかく行くのよ!」
白井「……」ジトー
御坂「な、なにかな?」
白井「お姉さまからいやーな隠し事の芳しい匂いがプンプンしますの」クンカクンカ
御坂「え、あ、ちょ黒、子。ちか、近いわよ……!」
白井「ぐぅぇっへ。お姉さまのその匂いの元はどこにありますの〜?」サワサワ
御坂「あ、そこんっ――って調子に乗らない!」ビリビリ
白井「ほげぇん!!」
御坂「全く、人の気も知らないで……」ボソ
白井(私の気も知って欲しいですの……)ビクンビクン
85 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage saga]:2011/04/13(水) 22:00:42.31 ID:E6ana2CDO
佐天「うー、るーん!! おっはよう!!」バサッ
初春「ひっ!?」
佐天「あ、今日は上に穿いてるのかぁ。ちぇ」
初春「しゃ天さん、私の名前は初春ですよ! うーるーじゃありませんよ!」
佐天「……」
佐天「ねー、初春」
初春「なんですか」ツーン
佐天「スカート捲られるより、そっちを気にするのって違うと思うよ?」
初春「……」
初春(佐天さんを乗せてる棚をぶち壊したいです!)
佐天「ところでさ初春。今日、風紀委員はどうなの?」
初春「風紀委員ですか? 今日は白井さんとパトロールなのでないですよ」
佐天「いやいやいや。それはあるって言うんだよ」
初春「そうでしたぁ」
佐天「……」
佐天「それっていつくらいに終わる?」
初春「夕方前には終わると思いますけど、なにかあるんですか?」
佐天「御坂さん達とファミレスに行こうと思って」
初春「いつもの所ですか?」
佐天「そうそう」
初春「それなら先に行って白井さん達を待ってましょうよ」
佐天「風紀委員はどうしたのさ風紀委員は」
86 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage saga]:2011/04/13(水) 22:01:19.60 ID:E6ana2CDO
〜〜行間〜〜
フィアンマ「大宝玉はいらない。無くても勝てるから」
ヴェント「そうね」
フィアンマ「いらない!」
ヴェント「分かったわよ」
〜〜行間〜〜
87 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage saga]:2011/04/13(水) 22:02:00.40 ID:E6ana2CDO
上条「お、おはようございます!」ハァハァ
神無「遅刻ギリギリよ上条君」
上条「す、すいません! ここに来る途中の信号に全部引っ掛かってしまって……!」
神無「向かい風が強かった――みたいな言い訳ね」
上条「残念ながらそれが俺なんですよ」キリッ
神無(どうしてか風格すら感じるわ)
上条「すぐに着替えてきます」
神無「あ、待って」
上条「はい?」
神無「更衣室は間違えないでね」
上条「……ありがとうございます」
神無「なにが?」
上条「嫌な? フラグを潰してくれたからです」
神無「……」
神無「だったら『?』はなによ?」
上条「……」
上条「いやだなぁ、なにを言っちゃってるんですかー。それじゃあ着替えてきます」ハハハッ
神無(大丈夫かしら)
「うわぁ!?」
神無(大丈夫じゃなかった)
88 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage saga]:2011/04/13(水) 22:03:10.89 ID:E6ana2CDO
上条「うわぁ!?」
削板「うおぉ!?」
上条「あ、あのすみません!」
削板「いや、俺もちゃんと前を見てなかった。悪い」
上条「あの、あなたは……?」
削板「俺か? 俺は削板軍覇。もしかするとお前は店長が言ってた新人か?」
上条「はい。上条当麻です。担当はホールです」
削板「そうか。俺はキッチンだ。なんだまぁ俺に敬語はいらないな」
上条「いや、そういうわけには」
削板「いいって。歳も多分近いだろうし、バイト歴だって特別長いわけじゃない。気にすんな」
上条「それじゃあお言葉に甘えて」
削板「なによりお前は根性がありそうだからな」
上条「根性か? 土壇場で踏ん張れるからもしかしたらあるのかもな。でも改めて言われると変な感じだな」
削板「謙遜するなよ。これは単なる俺の感だが、お前なら俺のすごいパンチを受け止められそうな感じがするんだ」
上条「俺が? やめてくれよ。俺は無能力者なんだからそんな凄いこと出来ないって」
削板「無能力者だったのか。なに、根性でカバー出来る」
上条「いや、それは違わねーか?」
削板「ま、仕事頑張ろうぜ上条!」
上条「おう! お前もな!」
上条(なんか久しぶりに楽に喋れた気がする)
上条「……」
上条「でも大分話し込んでたから、戻ったら神無さんに起こられるんだろうな」
上条「不幸だ……」
神無「自分のせいでしょ」
上条「……」チラ
上条「不幸だ……」ハァ
神無「随分失礼な言い種ね」
89 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage saga]:2011/04/13(水) 22:03:55.48 ID:E6ana2CDO
上条さんが神無に怒られ、御坂一向が妙にそわそわしている頃、一人の怪物もなにかがある頃だった
番外「よし! マイボマイボ!」
打止「今のは絶対ミサカの方だってミサカはミサカはゲームの判定にケチを入れてみる」
一方(確か黄泉川は仕事の後は飲み会だとか言っていた)
番外「それそれ」
打止「ドリブルばっかりはやっぱりずるいかもってミサカはミサカは抗議をしてみる!」
一方(芳川は新しい研究だとかで帰ってこねェ)
番外「ミサカはゲームの仕様を上手く使ってるだけだしー」
打止「だからこそ敢えて自重するべきではないかってミサカはミサカは妥協案を提示してみる!」
一方(しかもご丁寧に)
黄泉川『お金置いて行くから夜は適当に食べてるじゃん! あの子達の面倒ちゃんと見るじゃんよ!』
一方(つって金と面倒まで置いて行きやがった)
番外「悔しかったらミサカに勝ってみれっばー?」
打止「くぅーっ! 次は絶対に絶対に負けないってミサカはミサカはここに宣言してみる!」シダバタ
一方(時間はもォ少しで19時。そろそろこいつらが騒ぎ出す頃か……)
打止「今回はゴリゴリドリブルは禁止ってミサカはミサカは上位命令を出してみる」
番外「残念だけどミサカには最終信号の命令は届かないよん☆」
一方(……やっぱ俺に子守りは無理だ。面倒くせェことになる前に逃げるか。さり気なく撒けるか?)
番外「戦術はロナウドォ!!」
打止「だからドリブルばっかりはダメってミサカはミサカは番外個体に更なる命令を送ってみる!」ビリビリ
一方(よし決めた。逃げる。金はあるししばらくこいつら一人でも大――)
バチン!
一方「ン?」
番外「あ?」
打止「う、」
90 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage saga]:2011/04/13(水) 22:04:46.58 ID:E6ana2CDO
一方「なンだ停電か?」
打止「あわ、あわわわわわってミサカはミサカは突然の事態に慌ててみたりりり!!」
番外「慌てるもなにも最終信号がやったんじゃん」
打止「そ、そうかもしれないけどってミサカはミサカは言葉を詰まらせてみたり……」
一方「オイ、クソガキ」
打止「な、なにかなー? ってミサカはミサカは恐る恐る尋ねてみる……」
一方「無事か」
打止「う、うんってミサカはミサカはあなたの手を触ってみる」
番外「……」
一方「番外個体」
番外「なに」
一方「電気付けてこい」
番外「っはぁ!? ソファーに寝っ転がってないで自分で付けたらどう? ミサカはアンタの道具じゃないんだっての!」
一方「……、そォか。打ち止め、頼む」
打止「ブッラジャー! ってミサカはミサカは有名なギャグ言ってみたり!」
番外「!」
番外(最終信号が電気を付ける→一方通行が喜ぶ。一度断ったミサカが電気を付ける→一方通行が不機嫌になる)
番外「……、」ゴクリ
パッ!
打止「付けたよってミサカはミサカはあなたに報告してみる!」
一方「あァ。ところでオマエなにやってンだ?」
番外「orz」
番外「ミサカはミサカを律せる強い子になりたい……」
一方「そォか」
91 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage saga]:2011/04/13(水) 22:05:56.17 ID:E6ana2CDO
打止「ねぇ」
一方「あン?」
打止「なんかお腹空いてきたかもってミサカはミサカはご飯が食べたいってことをあなたに伝えてみる」
一方(逃げそびれたか……)
一方「チッ、面倒くせェ」
打止「じゃあ?」
一方「我慢しろ」
打止「えっ!?」
一方「嘘だ。適当なファミレス行くから準備してこい」
打止「やっふー! すぐ準備するから待っててってミサカはミサカは――!」バタバタ
一方「いちいち騒がしいガキだ」
番外「……」
一方「オマエはいいのか?」
番外「早く行けこのロリコン! そんで風紀委員にでも通報されて困っちゃえよこの変態!!」
一方「……」
一方「ったくよォ」
番外「なにさ。早く行けば? ミサカを置いて」
一方「アイツだけじゃなく、オマエ“も”居たら俺はもっと困るに決まってンだろォが」
番外「!!」
一方「だから早く準備してこい。別に置いてきゃしねェから」
番外「……」
番外「ばぁぁっっっかじゃねェの!? 言われなくてもそんぐらいミサカに分かってんだけど!! 言ったからには首洗って待ってろってよ!!」
一方「分かったらとっとと準備しろ」
番外「オラオラオラ〜!!」
打止「あ、ちょ、せっかく梳いた髪の毛をぐしゃぐしゃにしないでってミサカはミサカは抵抗してみる!」
一方「……」
一方「面倒くせェ」
92 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage saga]:2011/04/13(水) 22:06:27.68 ID:E6ana2CDO
〜〜行間〜〜
姫神「学校での1シーンがあったのに。台詞なし……」
吹寄「まぁそれは私も同じだから」
〜〜行間〜〜
93 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage saga]:2011/04/13(水) 22:07:50.82 ID:E6ana2CDO
神無「いらっしゃませー」
御坂「ど、どうもー」
神無「あ、昨日のお客様」
佐天「友達連れて来ましたよっ」
初春「とは言っても何回か来させてもらっていますが、改めてどうもです」
白井「!」ピコーン!
白井(しますの! あの類人猿のかほりがッ! 私のお姉さまを惑わせるあのかほりがッ!)
神無「今、上条君に変わってもらいますから少々お待ち下さい」
白井「」ズーン
白井(やぁっぱりですの……)
御坂「い、いいですよそんな! 別なアイツにあ、会いに来たそんなんじゃなくてですね」ワタワタ
佐天(分かりやすいなぁ)
初春「その『カミジョウ』って人はどういう人なんですか白井さん?」
白井「……なぜ私に聞きますの?」
初春「なんとなくです」
白井(何故か初春からドスいオーラを感じますの……)
白井「まぁただの類人猿ですけど、お姉さまを見ていれば自ずと分かりますわよ」
神無「まだ新人の上条君には知り合いがちょうどいいレベルだと思うのでよろしいでしょうか?」
御坂「ま、まぁそこまで言うならお願いしよ、しようかな」
佐天(あの店員さん御坂さんの扱い上手いなぁ)
94 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage saga]:2011/04/13(水) 22:08:34.59 ID:E6ana2CDO
上条「いらっしゃませー。何名様でいらっしゃいますか?」
御坂「……ヨニン」ボソ
上条「すみませんお客様。何め――」
御坂「よ、」
上条「よ?」
御坂「にん」
上条「四名様でですね。こちらにどうぞ」
白井「あれが憎き類人猿の上条当麻ですのォ……ッ!」
初春「あの人が上条さんですか。白井さん、類人猿じゃなくて別に普通の人間じゃないですかぁ」
佐天(初春は類人猿だと思っていたんだね……)
白井「そして私の倒すべき敵ですの!」
初春「敵?」
佐天「まぁまぁ初春も白井さんも、詳しい話は座ってからにしましょうよ! ね?」
初春「それもそうですね」
白井「……」ムッスー
佐天(あぅーん! これは思ったより大変だよー!)
御坂「ア、アンタなかなか様になってるじゃない」
上条「まだ二日目なのになに言ってんだよお前は」
初春「仲良いみたいですね白井さん」
白井「私にそういった振りはやめて下さる初春」
佐天「まぁまぁってば」
95 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage saga]:2011/04/13(水) 22:09:57.18 ID:E6ana2CDO
上条「ご注文がお決まりでしたらこちらのボタンを押しになって下さい。それではごゆっくり」
御坂「うん」
白井「と、言うことですの」
初春「なるほどー」
佐天「昨日なんかぶふっ」
御坂「さ、佐天さん。それはやめようか?」
佐天「ふんふん!」コクコク
白井「昨日なにがあったんどすかほねぇさまぁ!?」
御坂「別になんにもないわよ……。ね、佐天さん?」
佐天「えぇ、まぁ多分“いつも通り”だったと思います」
初春「まさか上条さんと……なにか……」
白井「ほげええええええ!!??」
御坂「く、黒子!? 首が凄い方向に逝ってるけど大丈夫!?」
佐天「う、初春もしかして機嫌悪い?」
初春「今日どうして上から穿いてたか分かりますか?」
佐天「……」
佐天「お花畑の日か……。ごめんね初春。空気読めなくて」
初春「佐天さんはいつもそんな感じですから気にしてませんよ」
佐天(さり気なくキツい返し!?)
佐天「ほんっとごめん!!」
初春「分かってくれればいいんですよぉ」
96 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage saga]:2011/04/13(水) 22:10:48.07 ID:E6ana2CDO
上条「ふぅ……」
神無「疲れてるみたいね」
上条「知り合いとはいえ、今は客。そして友達の友達がいる。この微妙な空気はキツいですよ……」
神無「固定客ゲットしたと思えばいいんじゃない?」
上条「なんですかそれ。ホストじゃあないんですから」ハハハッ
店長「その手があったか!!」
上条「ないですよ!」
店長「そうかしら」
上条「そうですよ」
神無「確かあの子の制服って常盤台だったわね。もしかしたらいい稼ぎになるんじゃない?」
店長「なるほど……」
上条「店長は一旦その幻想は止めて下さいお願いします」
上条「でもまぁアイツは確かにお金は持ってるとは思いますが、お金を使うタイプじゃないと思いますよ」
木原「なに、お前ら御坂のこと知ってんのか?」
上条「ええ、まぁ多少は」
神無「木原さんはなにか知っているんですか?」
木原「知ってるもなにも、アイツ第三位の超電磁砲だろ」
神無「え?」
上条「木原さん知ってたんですか?」
木原「ああ。妹がそいつとちょっと世話になったみたいでな」
上条「そうなんですか。って神無さん、どうしたんですか?」
神無「……」プルプル
木原「どうした?」
神無「Ich komme zuru"ck!」ドタバタ!
木原「仕事中だろ。誤魔化すな」
上条「今の何語ですか!? 地球語!?」
木原「なんだよそれ。ドイツ語だ。ちなみに帰ると言ってる」
上条「はいぃ!? 神無さんなにしてるんですか! 神無さーん!」
店長「人が入る時間帯なのに二人もいなくなった……」
木原「だったら二人分働くしかないな」
店長「名ばかり管理職って辛い……」
97 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage saga]:2011/04/13(水) 22:11:59.43 ID:E6ana2CDO
神無「はぁ、はぁ……はぁ、はぁ」
上条「一体どうしたんですか神無さん」
神無「なんで気が付かなかったのかしら……」
上条「御坂に、ですか?」
神無「うん。気が付いていれば私は……!」
上条「御坂となにかあったんですか?」
神無「あったもなにもトラウマものよ……」
上条(なにしてんだよアイツは……)
上条「よかったら聞かせてくれませんか?」
神無「大覇星祭の時、常盤台中学と優勝をかけた競技があったのよ……」
上条「そこで御坂となにかあったんですか?」
神無「そう。その競技で私の能力で御坂さんを妨害し続けてたの」
上条「妨害?」
神無「御坂さんは常盤台のエース。先陣を切ってくることは予想はついていた。だから私達はとにかく彼女を抑えて、周囲の士気を下げていく作戦で優勝を勝ち取ったの」
上条「なるほど」
上条(確かに御坂ならそういうの根に持ちそうだけど、ここまで慌てるか?)
神無「そして試合終わった後に御坂さんに――」
御坂『次会ったらアンタのsたanに手ェ突っ込んで、電気流してヒィヒィ言わせてやっからなぁ!! 覚えてとけよゴルァ!!』
神無「って言われてからもう恐くて恐くて……」ガクブル
上条「あー……」
神無「御坂サンコワイ。ゴメンナサイ。超電磁砲コワイ。手コワイ。絶対入ラナイ」ガクブル
上条「御坂もその時熱くなってただけだから大丈夫ですって。あいつたまにビリビリはしますけど、本気じゃないですから」
上条(間違ったことは言ってないよな?)
神無「ビリビリしなくても……」
上条「しなくても?」
神無「手は入れられるってことないじゃない!」
上条「そこ!?」
神無「え、入るの?」
上条「へっ!? いや、それは、その、人によりけり……? かと……」
神無「は、入るの……? 入っちゃうの……?」モジモジ
上条「!?」
上条(あ、ありのまま今起こった事を話すぜ。俺は御坂を悪く言わず神無さんをなだめる的確なフォローを入れていたと思ったら、いつの間にか入るとか入らないとかの話になっていた)
上条(な、何を言ってるのか分からねーと思うが、俺も何を言っていのるか分からない。頭がどうにかなりそうだった。天使だとか悪魔だとかそんなチャチなもんじゃねぇ。もっと恐ろしいものの片鱗を味わってるぜ……)
98 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage saga]:2011/04/13(水) 22:13:03.78 ID:E6ana2CDO
上条「…………」
神無「…………」
削板「すごいストーップ!!」シュタ!
上条「!」
神無「!」
削板「おい上条テメェ」
上条「な、なんだよ」
削板「公の場で女性にセクハラとはいい根性してんな」
上条「せ、セクハラぁ!? セクハラなんかしてねーよ!」
削板「じゃあどうして神無さんがこんなに顔を赤くしてモジモジしてんだよ!」
神無「……///」モジモジ
上条「……」
上条「し、知らねーよ! 俺はなにも知らないし分からない!」
削板「くっそ、楽しそうだなぁオォイ!!」
上条「……」
神無「……」
削板「根性なしとか言われても構わねぇ。とりあえず俺は今、お前を無性にぶん殴りたい!! ガジェットツール!!」
上条「っはぁ!? なんだよその理由!? おま、なんだその能力!?」
削板「これは地球のスカラーに俺の念動力を練り込んだ強化装甲(スーパーアーマー)だ!」
上条「そんな説明されても全っっっ然分かんねーって!!」
神無「その前に念動力に練り込むなんて使い方はないわよ」
削板「……」
上条「……そうなのか?」
削板「そうなのか!」
上条「知るか!」
神無「あなたも念動力者なら知っておきなさいよ」
店長「知ってる? 店長って時給関係ないんだよ?」
木原「削板に呼び戻しに行ってもらったから頑張れ」
99 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage saga]:2011/04/13(水) 22:14:18.03 ID:E6ana2CDO
上条「神無さんて念動力者だったんですか」
神無「言ってなかったかしら。私の能力は万有引力(リベリオン)。引力と斥力を操る力。まぁ物を動かす、曲げるといった基本的な念動力の延長上の能力よ」
上条「さっすが第六位様だ。俺の頭じゃさっぱり分からないぜ」
削板「上条、お前なんて言った?」
上条「俺の頭じゃ分からない、か?」
削板「その前頼む」
上条「神無さんが第六位ってことか?」
削板「そこだそこ。つかマジかよ」
上条「あれ、削板知らなかったのか。昨日からの俺が知ってるから知ってるものだと思ってた。神無さん言ってなかったんですか」
神無「うん。だって自分から言ったら嫌みみたいに聞こえるじゃない」
削板「俺の上に六人もいると思ってたがまさかこんなにも近くにいたなんてな……」
神無「え? 六人もってことはあなたまさか……?」
削板「おう。第七位(ナンバーセブン)とはこの削板軍覇ことだ」
上条「ナ、ナンダッテー」
神無「な、なんですってー!?」
神無(第三位と私と第六位がこのお店に? せ、世間狭すぎじゃない!?)
上条(第一位のアイツや御坂、神無さんのおかげか、そんなにインパクトを感じない上条さんの体はどうなってるんですかね)
100 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage saga]:2011/04/13(水) 22:15:14.95 ID:E6ana2CDO
〜〜行間〜〜
・第六位の能力について〜〜
・万有引力(リベリオン)。リベリオンは反発や反逆という意味。引力と斥力を操る
・物を近付ける(引力)、物を遠ざける(斥力)といった基本的な念動力の延長上のもの
・能力は強大だけど学園都市では研究しつくされたジャンルであるために第六位という位置付け
・ちなみに幻想殺しの上条さんには直接的な効果はない
・能力の元ネタはRAVEのドリューの持ってるシンクレアから
101 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage saga]:2011/04/13(水) 22:16:26.63 ID:E6ana2CDO
上条「お待たせ致しましたお客様ー」
白井「類人猿からの手からなんて受け取れませんわ」ツーン
御坂「ちょっと黒子」
白井「ふん」ツーン
上条「……、それじゃあ御坂から頼む」
御坂「あ、うん。分かった」
白井「けっ、ですの」
上条「御坂に渡すと見せかけて、お待たせ致しましたお客様ー!」
白井「ふんが!? く、くぬぅ……!」
御坂(……)
上条「上条さん出し抜こうなんて3年早いですわよ。えー、――のお客様」
佐天「白井さん打ち返されちゃいましたね」
白井「別になんとも思っていませんの」
御坂(黒子楽しそう……)
上条「それではごゆっくりー」
御坂「ゆっくりします」ポケー
初春「御坂さん顔が赤いですけど大丈夫ですか?」
御坂「っ! 大丈夫大丈夫! 熱いだけ熱いだけ! さ、食べよ食べよ」
佐天(乙女フィルターマジ乙女だ)
白井(類人猿めぇ……!)
上条(やっぱりやりずらい……。でも早く慣れて色々出来るようにならないとな)
店長「あのお客様は上条君の担当決定ね。毎日連れてきてね」
上条「まだその話引っ張ってたんですか!?」
102 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage saga]:2011/04/13(水) 22:17:04.27 ID:E6ana2CDO
白井「お姉さま、一つお聞きしたいことがあるのですが……」
御坂「なにー?」
白井「まさか毎日来よう、などとは思っていませんよね?」
御坂「ぶっはっ!!」
初春「ひゃあ!」
佐天「冷たっ!」
御坂「ごめんねごめんね二人とも! 大丈夫?」
初春「ちょっと顔にかかっただけですからなんとか……」
佐天「ど、どうしたんですか御坂さん」
御坂「だって黒子が、黒子がね……!」
白井「私のせいにしないでほしいでーすの」ツーン
御坂「もう……。とにかくごめんね二人とも。今日は奢るからさ」
佐天「ありがとうございまーす」
初春「どうもです。それと御坂さん」
御坂「な、なに?」
初春「佐天さんも白井さんも言いにくいと思うので敢えて私が聞きます」
佐天(初春……?)
白井「……」
御坂「う、うん」
初春「せめて私達には素直になってくれませんか?」
御坂「素直、に? なんの話かなー?」
103 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage saga]:2011/04/13(水) 22:18:01.27 ID:E6ana2CDO
初春「私達、友達じゃないですか」
御坂「そ、そうだけど……」
初春「友達に隠し事されることは辛いことなんですよ?」
御坂「……」
佐天「初春……」
白井「あなた……」
初春「御坂さんがここに来たい。でも来にくい。もしそうならちゃんと言って下さい」
御坂「…………」
初春「白井さんだってツンツンしてますけど、御坂さんを一番に思ってるんですよ?」
御坂「黒子……?」
白井「まぁだいたい合ってますわ。あの類人猿が大嫌いなのは変わりませんけど」
初春「佐天さんだって私だってやきもきしてるんです」
佐天「私はちょろっと面白半分なところもありますけど、御坂さんを応援したい気持ちは同じですよ」
御坂「初春さん……佐天さん」
初春「だから素直になって下さい。超能力者だとか常盤台だとか関係なく、一人の女子として!」
佐天(初春……あんた漢だよ。男じゃなくて漢だよ)
白井(悔しいですがお姉さまのためなら仕方ないのないでことすの……)
御坂「ごめんねみんな。特に黒子にはなんて言ったらいいか……」
白井「よして下さいましお姉さま。人の恋路にハッピーエンドなんてあり得ませんの。ですからお姉さまは安心して素直になって下さい」
御坂「ありがとう黒子」
104 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage saga]:2011/04/13(水) 22:18:59.23 ID:E6ana2CDO
御坂「私ね。アイツのことが好きなの。それはもう自分だけの現実がかき乱されるくらいに。だからそのことで三人には迷惑かけるかもしれないけど、いいかな?」
佐天「もっちろんですよ! ベツレヘムに乗ったつもりでいて下さい!」
初春「なんですかそれ?」
佐天「さぁ? 頭にふと出て来たの」
初春「……」
白井「……」
御坂「?」
佐天「と、とにかく私達に出来る範囲でならなんとかしますって!」
白井「お姉さまの頼みなら断れませんわ。私も類人猿には借りがありますし」
御坂「みんな本当にありがとう」
初春「いえいえ、そんなことないですよ」
佐天「とりあえず話はまとまりましたね」
初春「そうですね」
御坂「えへへ」テレテレ
佐天「そうだ。白井さんの借りってなんなんですか?」
白井「借り、ですの? まぁお姉さまをなにかと助けて頂いたり、私は不本意ながら命を助けられましたわ」
初春「命の恩人なんですかぁ」
白井「そうですわね」
佐天「それなら白井さんにとってもヒーローってことですね」
御坂「」
初春「佐天さん……」
佐天「え?」
白井「空気は大事、ですわよ……」
御坂「」ダウーン
佐天「……あー……。すみません……」
上条「さて、片付けぶえっくしょぃ!」
上条「あ、せっかく洗ったのに……」
上条「不幸だ」ジャージャー
105 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage saga]:2011/04/13(水) 22:19:55.59 ID:E6ana2CDO
御坂「いいのよ。アイツはそういう奴だから」
佐天「ざ、ざっと一万人でしたっけ?」
初春「えぇ!?」
御坂「とにかくそういうやつだからいちいち気にしてたら切りがないのよね」ハァ
白井「私やあの白いシスターさん以外にも沢山いますのね」
初春「ハッピーエンドと先程白井さんが言っていましたが、その位の規模になると逆にハーレムエンドの方が近いかもしれませんね……」
御坂「えー」
御坂(DNAレベルで一緒なあの子達はハーレムに入――るわね)
御坂「orz」
白井「お姉さま?」
御坂「私は私に負けない強い子になりたい……」
白井「?」
番外「くちん!」
打止「寒いの? ってミサカはミサカは思いの外可愛いくしゃみを番外個体を心配してみる」
番外「ロシアも寒かったけど学園都市も寒いね」
打止「そうだねってミサカはミサ『ぷしっ』カはえ?」
一方「……」スタスタ
番外「いやいやいやいやいやいや」
打止「ねぇねぇねぇねぇねぇねぇ」
一方「…………」スタスタ
一方(寒みィ)
106 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage saga]:2011/04/13(水) 22:20:52.06 ID:E6ana2CDO
初春「逆に敵を作ったらダメそうですね」
佐天「もー、多過ぎーですよー、上条さーん」
白井「私もその中に自然と入ってると思うと不思議な気分ですわ」
御坂「黒子→私→アイツ→沢山。これって何角関係?」
白井「……」
佐天「……」
初春「……」
佐天「円、ですかね」
白井「ですわね」
初春「そうですね」
御坂「円、かぁ」
白井「お姉さまの矢印を私←にすれば解決しませんこと」
御坂「ごめんね黒子」
白井「ちぇ」
初春「それじゃあ御坂さん→上条さん←白井さん他多数にしてみたら……?」
佐天「一点透視図法!!」
御坂「うまい!!」
白井「『うまい』ではありませんのお姉さま! これでは私とお姉さまは敵同士ですのよ!?」
御坂「そうだった!」
佐天「友達を応援するために仲良くしていたらいつの間にか好きになっていた。だけどこんなことは本人にも相手にも言えない。両方を裏切ることになるから。それじゃあ自分の気持ちは? 二人を裏切らないために自分を裏切り続ける? ずっとこんな胸が締め付けられる思いを味わう? そんなの耐えられない。でも二人を裏切りたくない。あぁ! 一体私はどうすれば!」
御坂「……」
御坂「そうなの黒子!?」
白井「そんんんなわけありませんの!! 大体どうして先程から私があの類人猿に好意を抱く流れになっているんですの!?」
上条「ひどぅい! 上条さんは白井さんにこんなにも尽くしていると言うのに!」
白井「!?」
御坂「!?」
佐天「!?」
初春「!?」
上条「デザートお持ち致しましたー」
107 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage saga]:2011/04/13(水) 22:22:01.12 ID:E6ana2CDO
御坂「あ、アンタはどさくさに紛れてなにやってんのよ!?」
上条「……」
上条「コミュニケーション?」
御坂「よく分かってないならやるな!」ハリセン!
上条「いった! おま、だから店内でそういうのやめろって」
佐天「ハリセン……?」
初春「どこから……?」
御坂「だったら変なことすんなっ」
上条「はいはい」
白井「とても気持ちが悪かったですの」
上条「お前とは未だにどうコミュニケーション取っていいか分からん」
初春「御坂さんの話題なんかどうですか?」
御坂「うああるさん!?」
佐天(初春チャレンジャー)
上条「御坂のか? うーん……」
御坂「……」ドキドキ
上条「ちゃんと寮に帰ってるか?」
白井「ええ」
上条「特に変わったところはないか?」
白井「ええ」
上条「……」
白井「……」
上条「この通りだ」
佐天「……」
初春「……」
御坂「そういうことは私に聞けばいいじゃない!」ハリセン!
上条「うっ」
108 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage saga]:2011/04/13(水) 22:23:03.75 ID:E6ana2CDO
上条「あー、それじゃあ御坂は今楽しいか?」
御坂「楽しいけど……どういうこと?」
上条「こうやって仲のいい友達がいてお前をいつも思ってくれる後輩がいる。そんな今を御坂は楽しんでるかってことだよ」
御坂「そりゃもちろんそうよ」
上条「だったら俺から御坂にこれと言って聞くことはねーよ」
御坂「え? ないの?」
上条「ああ。お前は笑ってなくちゃダメなんだ。お前が笑ってるなら俺はそれで十分なんだよ」
御坂「う、うん」
上条「それではごゆっくりー」
佐天「なにあのいい感じのセリフ。卑怯。あれは卑怯」
初春「卑怯ですね。なんかもう卑怯です」
白井「悔しいですが卑怯ですわ。卑怯でしたわ」
神無「御坂さんどうだった?」ガクブル
上条「どうこうも普通でしたよ?」
神無「怒ってた?」ズイ
上条「いや、普通でしたよ」
神無「怒ってたよね!?」ズズイ
上条「……」
神無「ハリセンとか持ってたし!」
上条(上条さんには問題が山積みのようです)
109 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage saga]:2011/04/13(水) 22:23:57.35 ID:E6ana2CDO
〜〜行間〜〜
御坂妹「『俺の妹がこんなに可愛いはずがない』という言葉がありますがミサカどうですか? とミサカは心中を吐露します」
御坂「可愛いに決まってるじゃない。なんたって私の妹なんだから!」
御坂妹「これではまるで自画自賛ですね、とミサカは複雑な気持ちを打ち明けます」
御坂「それでも可愛いものは可愛いの。いいこいいこ」
御坂妹「――――――」ホッコリ
〜〜行間〜〜
110 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage saga]:2011/04/13(水) 22:24:43.56 ID:E6ana2CDO
削板「そういや上条が行ったテーブルのやつに見覚えがあるんだよなぁ」
木原「御坂のことか?。なんだお前も知らなかったのか」
削板「はい。知らないっす」
木原「アイツ、第三位の超電磁砲だよ」
削板「マジっすか! 通りであの時のツッコミは激しかったのか……」
木原「……、漫才でもしてたのか?」
削板「いえ。御坂と金髪のツインテールちゃんの間に入ったらツッコミを。でも根性あるやつでしたよ」
木原「御坂に金髪ツインテール……? あぁ、お前がそうか」
削板「どうかしました?」
木原「いや、なんでもない。こっちの話だ」
削板「第三位の御坂と第六位の神無……なかなか熱い展開になりそうですね」
木原「それはお前だけだ。問題起こすならよそでやれよ」
削板「危ない奴がきたら真っ先に根性叩き直してやりますよ」
木原(こいつ絶対分かってねぇな)
111 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage saga]:2011/04/13(水) 22:26:23.48 ID:E6ana2CDO
上条「ありがとうございましたー」
神無「あ、ありありありーう゛ぇるち!」ガクブル
上条「え?」
御坂「普通でいいですよ?」
佐天「なんて言ったんですか?」
白井「イタリア語で『さよなら』という意味ですわね」
上条「そうなのかー」
初春「そうなんですかー」
神無「じょじょ、冗談ですよ」
佐天「あージョジョですかー」
初春「それはなんか違うような気もしますけど……」
御坂「あ、アンタがちゃんと仕事出来てるかどうかこれかも御坂様が有り難くも来てあげるからね」ビシッ
神無(これからも!?)ビクッ
上条「はいはい。愛玩奴隷上条当麻mk2がいつでもお客様をお待ちしていますよ」
御坂「よーし、言ったわね。それじゃ覚悟しててよね!」スタスタ
上条「妙に上機嫌だなあいつ」
白井「あの」
上条「どうした白井?」
白井「いーっ!」シュン
上条「ぬっ」
神無「あ、あの子空間移動能力者だったの」ガクブル
上条「そうですよ。さぁて仕事しますかー」
神無「ま、待って。置いて行かないで」ガシッ
上条「ん? 怖がり過ぎですってば」
神無「恐いものは恐いのよ……!」
上条(御坂に妹が沢山いるって知ったらどうなるんだ?)
上条「……」スッ
神無「今なんで目を反らしたの!? どうして!?」
112 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage saga]:2011/04/13(水) 22:27:16.89 ID:E6ana2CDO
御坂「みんな今日は本当にありがとうね。なんか気持ちが軽くなったわ」
佐天「お礼はもういいですって」
初春「そうですよぉ。ご飯も奢ってもらいましたし」
御坂「付き合わせちゃってるからそのくらいしないとね」
白井「ではお姉さま帰りましょうか。夜の冷え込みは体に毒ですわ」
御坂「それもそうね。それじゃあ佐天さん、初春さんまたね」
佐天「はーい! 次のお誘い待ってますよー!」
初春「雪道気をつけて下さいねー」
御坂「う゛ー寒いわね。黒子、アンタのテレポートで帰らない?」
白井「ダメですの。能力に頼って自堕落な生活を送ってはいけまんの」
御坂「分かってるけどさー」
「着いたー! ってミサカはミサカはくるくる回ってみたり!」
「余計なことしてると転ぶぞ」
「ミサカはあなたが転んでるところが見たいなぁ」
御坂「え……?」
御坂(私と“同じ”感覚? 気のせい? それともたまたま近くにあの子達がいただけ?)
白井「お姉さま?」
御坂「なんでもないわ。一瞬携帯忘れたかもって思っただけだから」
白井「気をつけて下さいよお姉さま」
御坂「ごめんごめん」
御坂(気のせい?)
113 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage saga]:2011/04/13(水) 22:29:13.99 ID:E6ana2CDO
第二話終わり!
思ったより早く出来たから投下。次は一週間以内には
相変わらずの根性の漢、削板。御坂恐怖症と入る入らないで悩む神無。完全にデレ期に移行する御坂。二人のミサカの子守りをするパパセラレータなどなど
ようやく既存キャラが本格的に絡んで来ました。一方さんが出るだけでこの安心感はなんなのでしょうかね
それでは読んでくれている人は第三話をお楽しみに!
114 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(北海道)
[sage]:2011/04/13(水) 22:37:31.38 ID:Yqqn2w1I0
乙
あれだな、挿絵かなんかあればいいんだけどな
115 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[sage]:2011/04/13(水) 23:08:57.40 ID:PdbbJtgL0
おつ。
>佐天「もっちろんですよ! ベツレヘムに乗ったつもりでいて下さい!」
相手が上条さんだと確実に落ちるで……
116 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(四国)
[sage]:2011/04/14(木) 01:32:25.59 ID:HgjX90kAO
行間も地味に面白い
おつ
117 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
:2011/04/14(木) 01:38:15.03 ID:XPAEPYMDO
sたanって何さ?
118 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(東京都)
[sage]:2011/04/14(木) 02:52:00.96 ID:usPVQcnro
>>117
したあな
下 穴
だろ?言わせんな恥ずかしい
119 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2011/04/14(木) 09:06:46.62 ID:l307+xA/0
…サタ…ン?とか思ってた俺恥ずかしい
120 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(東京都)
[sage]:2011/04/14(木) 15:27:40.03 ID:QHJJiFfL0
第三位と第四位をまちがえたのかと思った
121 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2011/04/17(日) 00:52:11.17 ID:X+9AeAODO
>>1
です
震災の影響で内定が取り消しになりましたが、無事に新しいところが見つかりました。
内定がなくなったことにより時間が出来て始めたSSですが、これからは満足に時間が取れなくなりそうなので、SSを止めることに致しました。
このような駄文を読んで下さっていた方々、本当にありがとうございました。
122 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2011/04/17(日) 03:07:31.78 ID:je8tKA2lo
マジか・・・不定期でも少しずつでもいいから続けて欲しいが
でも自分の時間を優先しないとだよな
就職おめでとう!震災で大変だろうががんばってくれ
123 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(チベット自治区)
[sage]:2011/04/17(日) 09:39:42.91 ID:Agd2l/eko
な、なんだってー
お、俺は信じないぞ!
124 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2011/04/20(水) 07:23:38.14 ID:MJTrIGZG0
嘘だろ…
92.63 KB
[ Aramaki★
クオリティの高いサービスを貴方に
VIPService!]
↑
VIP Service
SS速報VIP
専用ブラウザ
検索
Check
Tweet
荒巻@中の人 ★
VIP(Powered By VIP Service)
read.cgi ver 2013/10/12 prev 2011/01/08 (Base By
http://www.toshinari.net/
@Thanks!)
respop.js ver 01.0.4.0 2010/02/10 (by fla@Thanks!)