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マミ「愛してるわ、キュゥべえ」 -
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1 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2011/04/17(日) 19:42:14.12 ID:QhrUkmiko
Q.マミ×キュゥべえだなんて、そんなの絶対おかしいよ!
A.どうして人間は、そんなに種族の違いにこだわるんだい? 全く、訳がわからないよ。
遅筆
1.5 :
荒巻@管理人★
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こんな恋愛がしたい 安部菜々編 @ 2024/04/15(月) 21:12:49.25 ID:HdnryJIo0
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【安価・コンマ】力と魔法の支配する世界で【ファンタジー】Part2 @ 2024/04/14(日) 19:38:35.87 ID:kch9tJed0
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アテム「実践レベルのデッキ?」 @ 2024/04/14(日) 19:11:43.81 ID:Ix0pR4FB0
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713089503/
2 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage saga]:2011/04/17(日) 19:44:23.86 ID:QhrUkmiko
それは唐突で、それでいて数え上げるのも退屈になる平凡な事故だった。
高速道路内での玉突き事故、死傷者は八名、負傷者が一二名。
奇跡的に無傷て生還した少女が居た。
名前は巴マミ。
見滝原中学校に進学したことを祝う為に、叔父の家で開かれる小規模なパーティに向かう、その途中での事故だった。
父も母も弟も即死を免れなかったというのに、彼女が唯一無傷だったのはまさに不幸中の幸い。
『奇跡』としか呼べなかった。
事実、それは『奇跡』だった。
3 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage saga]:2011/04/17(日) 19:45:21.07 ID:QhrUkmiko
「助かりたいかい?」
足が残骸に挟まれ、燃え上がる車内で死を待つしかなかった彼女の目の前に現れたのが、言葉を操る白い小動物だった。
耳から生えた長い白毛がぴょこんと揺れ、マミはすがるように手を伸ばした。
「助けて……」
彼女はほとんど条件反射の用にそう呟くと、そのまま意識を失う。
白い小動物はその様子を見てから、仄かな光を体から発し、それは巴マミに容赦なく食らいついた。
4 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage saga]:2011/04/17(日) 19:46:12.12 ID:QhrUkmiko
----
「いい加減機嫌を直してもいいんじゃないのかな?」
白い小動物は真名を『孵化器(インキュベーター)』という。
その名はあまりにも真理を突くため、その英訳と日本の旧い名前をもじって、自らを『キュゥべえ』と名乗った。
「……どうして」
病院のベッドに横たわり、白いカーテンを虚ろな目で見つめ続けていた巴マミは、呑気に窓辺で日向ぼっこをする、自分以外に見えない不可思議な小動物に言った。
「ん?」
キュゥべえは耳を揺らし、その赤い宝玉のような目で巴マミを見る。
「どうして、私だけを助けたの?」
5 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage saga]:2011/04/17(日) 19:47:00.82 ID:QhrUkmiko
「……それに関しては、すまなかったよ」
キュゥべえはフワフワとした白いしっぽを振りながら、ぴょんと彼女に背を向けた。
「残念なことに君の家族は即死だった。
僕は奇跡を扱えるが、それは契約の相手によって限度がある。
魔力の器によっては生死を操ることもできるけど、優秀な君でもそこまでの力はなかった」
「……これから、私はどうすればいいの?」
「君の叔父は大学まで行かせてくれるらしいじゃないか。
体だって、最初から無傷のはずだろう?」
「それで、早速『魔女』とかいうのと戦えって言うの?」
その言葉を受けキュゥべえは、ふぅと気付かれぬように溜息を吐くと、言葉を選ぶようにして言った。
「契約は絶対だ。
流石にこの点では譲れないな。
君だって、生きていられてよかったじゃないか。
死んでしまったら、それで終わりだ」
「……何も良くないわ」
ぎゅっ、とシーツを強く握る姿を見て、面倒になるかもしれないなだと孵化器は思った。
6 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage saga]:2011/04/17(日) 19:48:05.66 ID:QhrUkmiko
----
「だからって、いきなりこれかい?
流石に、この反応は予想外だったよ」
叔父からあてがわれたマンションの一室で、巴マミは首を吊っていた。
彼女の出身小学校から、見滝原中学への進学を決めたのはたまたま彼女一人だった。
友達を作る機会を事故から来る鬱屈によって失い、クォーターである彼女の金髪はクラスメイト達からも距離感を生む。
マミの心に刻まれた傷は癒されることなく、膿み、出血を続け、ついに自殺へと走らせる。
そしてその行動は不幸にも、彼女により辛い現実を叩きつける事となった。
「ぁぁぅ……ぅぅ……」
約三時間にも渡って巴マミは死ぬことが出来ないでいた。
ギチギチと締まるロープによって圧迫された気管では、肺に空気を取り入れることなど出来ず、耐え難い苦しみは彼女を襲い続けているというのに、彼女は一向に死ぬことはなかった。
7 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage saga]:2011/04/17(日) 19:49:10.98 ID:QhrUkmiko
涙の跡が頬に幾線も連なり、歪んだ表情は絶望と苦痛をごちゃ混ぜにされたようだった。
口から出る嗚咽のようなうめき声だけが部屋を支配していた時、キュゥべえがどこからともなく現れた。
「君はそんなに生きるのが嫌だったのかい?
全く、わけがわからないよ」
彼女は小動物の存在に気がつくと、忌々しげな目線を突きつけた。
それに目を合わせることなく、悠々と部屋を歩きつつ言葉を発する。
「願いを叶えてからちっとも希望を覚えてくれず、最初から最後まで絶望のどん底だ。
高いところから物が落ちるから位置エネルギーが増加するんであって、底でゴロゴロ転がっていてもどうしようもない」
独り言のように呟くと、キュゥべえは全く動揺することなくマミに向き直った。
8 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage saga]:2011/04/17(日) 19:50:49.33 ID:QhrUkmiko
「……前例はないけど、これじゃ使いようがない。
もっと叩き落としたら、まだマシになるかな?」
孵化器は初めて自ずから、その一面を顕にする。
「巴マミ。特別に教えてあげるよ」
彼女には一瞬、キュゥべえが笑みを浮かべたように見えた。
「魔法少女の真実を」
----
9 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage saga]:2011/04/17(日) 19:52:21.38 ID:QhrUkmiko
「イヤっ、いったいなんなのよここ!!」
少女は先程まで、友人と共にゲームセンターを歩いていた。
だというのに、この状況は一体なんなのだろうか。
先程からずっと煩かったゲームセンター特有の喧騒は、いつしか奇妙な旋律を刻み始め、風景が歪み続ける。
辺りでは継ぎ接ぎだらけのゲーム機のようなものが飛び散り、不協和音だらけのゲーム音が重なり続けている。
歪なドット絵のようなキャラクターが辺りを駆け回り、少しずつ少女に迫ってくる。
「こ、来ないで!! だれかっ!!」
叫びも虚しく、ドット絵が突然弾けると、中から出来の悪いポリゴンで出来た人形が襲いかかり――
10 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage saga]:2011/04/17(日) 19:53:20.72 ID:QhrUkmiko
「――危ないところだったわね」
そこに、『魔法少女』が降り立った。
「……え?」
死を覚悟していた少女の目の前に現れた、一見コスプレをしたような少女――巴マミは、胸もとのリボンをはためかせ、周囲の化物をたたき切った。
次々と襲いかかるそれらを目視すると、手に持ったリボンを天に放り上げ、それは光り輝くと数十本のマスケット銃となり、マミの足元に降り注ぐ。
「さぁ、行くわよ!」
少しばかりの笑顔を少女に見せつけながら、銃弾を化物達に打ち込み、近寄るならば使い終わったマスケット銃を投げつける。
化け物たちは次第に数を減らし、最後の一匹を優雅に狙い撃つと、耳障りな電子音は遠のき、狂気の風景は消え去った。
11 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage saga]:2011/04/17(日) 19:54:38.00 ID:QhrUkmiko
少女はその様子をあんぐりと見つめていたが、マミがその姿を制服へと戻すと、緊張の糸は切れ、へなへなとその場に座り込んだ。
「大丈夫だったかしら?」
「いったい、なんなのよ……」
少女がぼんやりとマミを見つめていると、マミの後ろからまるで白い猫のような動物が近寄ってくるのが目に入った。
「大丈夫かい、マミ」
「ええ、単なる使い魔よ。 この間倒した魔女が生んだのが、まだ残ってたみたい」
12 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage saga]:2011/04/17(日) 19:55:09.99 ID:QhrUkmiko
「……喋った?」
事も無げに会話をするマミを見て、先程から起こる非日常に感情を処理しきれない少女が呟くと、驚いた風にマミは少女を見た。
「あら、キュゥべえが見えるの?」
「魔女の口付けが無いのに結界に迷いこんでしまうのは、素質がある子が多いからね」
キュゥべえと呼ばれた小動物がしっぽを揺らしながら少女に近づく。
「――ねぇ」
13 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2011/04/17(日) 19:55:50.71 ID:QhrUkmiko
巴マミがにっこりと、笑いかけながら言った。
「この子と契約して、魔法少女になってみない?」
14 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2011/04/17(日) 19:56:52.42 ID:QhrUkmiko
補完ではなくIfなので本編とやや差異が出ますがご了承ください
15 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(埼玉県)
:2011/04/17(日) 20:28:41.20 ID:/dPNXLmGo
スレタイに惹かれてやってきました
楽しみにしてる
16 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(チベット自治区)
[sage]:2011/04/17(日) 20:46:54.65 ID:+ehgX8St0
>>7
”高いところから物が落ちるから位置エネルギーが増加するんであって”って書いてあるけど
位置エネルギーはむしろ減るよね?増加するのは運動エネルギー
17 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(大阪府)
[sage]:2011/04/17(日) 20:56:49.21 ID:5XqGOYqOo
マミ×キュゥべぇとか新しいな
18 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(神奈川県)
[sage]:2011/04/17(日) 20:59:42.22 ID:ypg5zsaIo
QBは魔法少女のこと燃料としか思ってないんだろうけど、マミさんはQBのことを大切な友達と思っていたんだよな
19 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2011/04/17(日) 21:04:56.22 ID:QhrUkmiko
>>16
うわ
嫌なミスの仕方をしてしまいすみません
20 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(関西地方)
[sage]:2011/04/18(月) 04:20:30.08 ID:ZqQSeXi8o
まぁ命の恩人であることは事実だし
さてこれはネガティブまっしぐらなマミさんか。期待
21 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2011/04/18(月) 20:24:35.34 ID:4ehqrlhIO
乙っちまどまど
22 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage saga]:2011/04/18(月) 23:45:37.85 ID:7eaZHbzJo
----
インキュベーターは、全ての真実を話し終わるころにはソウルジェムの濁りは致命的なものになると判断していた。
しかし、マミの顔は絶望を通り越したのか、哀歓入り交じったような顔となり、しかし机に置かれたソウルジェムの輝きはなかなか衰えることはない。
「ふ」
彼女の口角がいびつに上がる。
「ははは」
彼女の手がピクンと動くと、ソウルジェムは弾かれるが如く体へと向かい、黄色のリボンが吐き出されると首を締め付けていた縄を切り刻んだ。
重力に従い体はがくんと床に打ち付けられるが、何の受身も取ることなく、糸の切れた人形のように床に転がった。
「あはははははははは」
口からは乾いた笑いが壊れたレコードの用に流れ続け、涙はいつの間にか止まっていた。
23 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage saga]:2011/04/18(月) 23:46:13.87 ID:7eaZHbzJo
「……おいおい、勘弁してくれるかい」
インキュベーターはその異様な光景を眺めつつ、巴マミに近寄った。
「大丈夫、大丈夫よ」
巴マミはトーンの外れた返事をすると、すくっと立ち上がり、転がっているソウルジェムを拾った。
それを見る目付きを見て、キュゥべえは警告になるのかも解らない言葉を口にした。
「……割らないでくれるかな?」
感情をエネルギー源とすることに長ける孵化器にとって、少女の精神状況を把握することは容易かった。
そして、今現在巴マミの絶望は何故か完全に消え去り、希望は未だなく、怒りや恨みといった他の感情さえ感じられない。
「大丈夫よ」
24 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage saga]:2011/04/18(月) 23:46:40.37 ID:7eaZHbzJo
彼女は繰り返すように言うと、またふらりと床に倒れこみ、ソウルジェムを少しばかり撫でた。
「うふふ」
孵化器は、今回の試みが完全に失敗したと思った。
幸福から絶望に至るとか、そういう前に、完全に心が壊れてしまったのだと。
第二次性徴期の少女の多感な精神は、純度が高いが故に壊れやすい事を知識としては知っていたインキュベーターだが、
こういった奇妙な形でそれを経験したため、対処の仕方をしばし考えねばならなくなった。
「……また来るよ、死なないでいればそれでいい」
孵化器はその場を立ち去ろうとした。
25 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage saga]:2011/04/18(月) 23:47:17.05 ID:7eaZHbzJo
「待って」
そして、それを巴マミは拒否する。
「私を一人にしないで」
首をガクンとキュゥべえに向けたと思うと、まだ痺れの残る四肢を引きずりながらも、キュゥべえに掴みかかった。
「うわっ」
急に首根っこを掴まれたキュゥべえは、為す術も無く巴マミの年相応でない胸に沈められてしまった。
26 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage saga]:2011/04/18(月) 23:47:56.96 ID:7eaZHbzJo
「――キュゥべえ、愛してるわ」
突然の告白の如き巴マミの言葉を受け、インキュベーターは無論、何も理解できない。
「え、ちょっと……マミ、何を言ってるんだい?」
大きく抱きしめられた腕の中から、キュゥべえはなんとか顔を出した。
ちょうど近い位置にある巴マミの表情は、どこか感情を取り戻しているようだった。
27 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage saga]:2011/04/18(月) 23:48:37.77 ID:7eaZHbzJo
「だって、私のこと助けてくれたじゃない」
「……まぁ、結果的にはそうだけど。恨んだりしないのかい?」
「どうして?」
ぎゅう、抱きしめる腕に力が入り、少し窮屈さを感じながらも返事をする。
「いや、どうしてって言われても……
僕としては非は無いと思うんだけど、いつも人間は僕達の事を恨むから」
28 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage saga]:2011/04/18(月) 23:49:25.70 ID:7eaZHbzJo
「大丈夫――私はあなたのこと許すわ」
マミは、キュゥべえを持ち上げ、はっきりとその顔を見た。
彼女の顔は覚悟を決めたような、そんな表情だった。
「私だって、どんな事になっても生きていたかった。
人の身を外れたとしても、生きていたかったもの。
貴方達だって生きていたいから、宇宙と心中なんてしたく無いから、自分たちの出来ることをするんでしょ?
だったら何も悪くない。
誰だって、何も無くなってしまうのは怖いもの。
それを救ってくれた、命の恩人のあなたのためなら、私、何でもしてあげる」
「……」
29 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage saga]:2011/04/18(月) 23:50:10.11 ID:7eaZHbzJo
キュゥべえは、一瞬思考の中にノイズが走るのを感じた。
真実を知られたインキュベーターは常に拒絶を持って敵対される。
そんなモノなのだろうとずっと前から考えていたし、彼にとって真実を知られた状態で意見が合ったのは初めてのことだった。
昔から本来はこうあるべきではないのかと思ってはいたが、実際にそういった感情を受けたのは初めてだった。
キュゥべえは、そんな優先度の低いことを一度頭の中から追い出し、今ここで取ることの出来る、最も効率のいい言葉を選択した。
「……ありがとう、マミ。
僕も、大好きだ」
「別に、感情がなくたって、無理して愛してるなんて言わなくたっていいの」
30 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage saga]:2011/04/18(月) 23:50:39.10 ID:7eaZHbzJo
マミはもう一度キュゥべえを深く抱きしめた。
「ただ、もう少しだけ、一人にしないで」
31 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
:2011/04/18(月) 23:51:50.33 ID:7eaZHbzJo
QB「何見てるんだい?」
マミ「リベリオン」
32 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(関西地方)
[sage]:2011/04/19(火) 11:43:03.31 ID:RayeDQ1Uo
ヤンデレマミさん…
ゴクリ
33 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2011/04/19(火) 15:38:31.57 ID:/7OlmmdIO
乙っちまどまど
34 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(埼玉県)
[sage]:2011/04/20(水) 00:04:06.10 ID:50LX0vGA0
続きが気になる
35 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage saga]:2011/04/20(水) 19:23:39.14 ID:rXcFuTWIo
----
「おい、これはいったい、どういう事なんだ!
どうしてコイツは、息してねえんだよっ!!
先輩、なんとか言ってくれよ!!」
「……私には、わからないわ」
巴マミは淡々とそう言うと、白髪の少女はドンと地を殴りつけた。
一回りほど小さく、その白髪の少女に良く似た黒い髪の少女は、病院の屋上で事切れていた。
「コイツは、私なんかよりよっぽど強かったんだろ!?
秘密がバレる事も構わず、火事で死にそうになったクラスメイトの治癒をしてやったんだ!!
なのに、なんで……魔女が……!!」
36 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage saga]:2011/04/20(水) 19:24:42.64 ID:rXcFuTWIo
クソッ、と悪態をつくと、自らのソウルジェムを輝かせ、純白のドレスのような服を纏い、無から自らの武器であるモーニングスターを生成する。
「……あの魔女を、倒すの?」
「きっとそうすれば、コイツだって生き返る!
生き返らなくたって、アレはコイツが一番助けたかったクラスメイトを、全員ブチ殺しやがったんだ!!」
巴マミは首もとに、巻かれたマフラーのように座っているキュゥべえを一瞥する。
「私も、付いていくわよ?」
「いや、先輩はコイツの事を見守っててくれ。
アレだけは私が、直接叩き潰さなきゃ気が済まないんだ」
37 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage saga]:2011/04/20(水) 19:25:28.85 ID:rXcFuTWIo
そう宣言すると、少女は屋上から跳躍して魔女の結界へ飛び込んだ。
巴マミは、少しばかり思案した。
「彼女、妹さんに勝てると思う?」
「まぁ、十中八九無理だろうね。
死ぬ少し前にマミが倒すのが、彼女のソウルジェムも穢せて一番効率がいいだろう」
キュゥべえは飄々と返事をすると、マミは死体をじっと眺めた。
「……馬鹿な子。
そんなに自分以外に尽くしたかったのかしら。
何も見返りなんてなかったし、結果的に誰一人助けられなかったのに」
38 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage saga]:2011/04/20(水) 19:26:17.62 ID:rXcFuTWIo
「こう言った自己犠牲をする子は、結構珍しくないんだ。
元々彼女の願いは、他者を救い続けたいという、自己満足の極地だ。
ただ、本当に最後の最後になるまで絶望しないで、あろうことか魔法少女の姿を公衆の面前に晒したのは、少し焦ったけどね」
「魔女になるときにみんな吸い込まれて死んじゃったし、結果オーライじゃないかしら?」
「……君も言うね」
キュゥべえが物言いたげな目線を向けると、巴マミはくすりと笑った。
「キュゥべえの為ならこんなこと。今更、他人の命を大切にする資格はないわ」
39 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage saga]:2011/04/20(水) 19:27:14.36 ID:rXcFuTWIo
「利己的だ」
「あなたもね」
マミが空を仰ぐと、ちょうど三日月が輝いていた。
一体どこにインキュベーターの星はあるんだろうか、そんなことを考える。
魔女の結界のある場所が微かに煌き、少女の搾り出すような声が聞こえた。
40 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
:2011/04/20(水) 19:29:39.16 ID:rXcFuTWIo
QB「ティロ・フィナーレというのはどうかな?」
マミ「……何が?」
41 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(チベット自治区)
[sage]:2011/04/20(水) 21:51:14.63 ID:bu8UwuZto
乙
42 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(チベット自治区)
[sage]:2011/04/20(水) 23:30:59.99 ID:Izz9OTRl0
これはこれで…
いいかもしれぬ
43 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(埼玉県)
[sage]:2011/04/21(木) 00:28:55.36 ID:s4quCguC0
乙です
44 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage saga]:2011/04/21(木) 16:41:29.50 ID:tGrQ2dEfo
----
白のドレスは血に塗れ、武器を握る手に力は入らなくなりつつあった。
それでも少女は、大切な妹の意志を守らずには居られなかった。
「オラァっ!!!」
大きく伸びる影のような触手を払い退け、一直線に魔女の元へと向かおうとするが、触手は減ることを知らず、彼女の体を蝕まんと襲いかかる。
モーニングスターの際限なく伸びる鎖がそれらを絡めねじり切るが、背後から襲いかかる黒色のそれを避けられず、幸か不幸か、大きく魔女へと叩きつけられた。
その魔女は太陽のモチーフに対し、祈りを捧げ続けていた。
それ以上のことを知らぬ魔女は、その祈りが届かないということを知りつつも、永劫それを止められない。
45 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage saga]:2011/04/21(木) 16:42:23.35 ID:tGrQ2dEfo
「がっ!!」
魔女の背中に容赦なく叩きつけられると、直接伸び上がった樹木の如き体に臓腑を貫かれ、動くことすら出来なくなる。
幸い直撃を受けることのなかった、ネックレス状のソウルジェムの輝きは、既に濁りを極めていた。
「……ここまでかよ」
自らの髪のように白い結界の空を見上げ、
「先輩、これが私の運命なんですか?」
ただ呟いた。
「まさか」
結界の中に現れたのは、金髪を煌めかせ、銃の群れを背後に従えた、いつかのように少女を救ったその魔法少女だった。
46 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage saga]:2011/04/21(木) 16:42:53.89 ID:tGrQ2dEfo
少女を貫いた触手を、マスケット銃の一斉射によって弾き飛ばすと、巴マミは少女を抱き、魔女から大きく距離をとる。
「……先輩。
私、ダメでした」
「そう」
軽い返事を受けつつ、ぼんやりとした顔で巴マミの顔を覗き込むが、少女はそこになんの表情も見出せなかった。
「終わらせるわ」
胸元のリボンを解き、光と共に巨大な大砲へと変化させると、その砲身を魔女に向ける。
47 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage saga]:2011/04/21(木) 16:43:29.70 ID:tGrQ2dEfo
「ティロ」
呼び声と共に放たれる魔力そのものの銃弾は、触手を消し飛ばし、祈りの大地すらも直接砕き、太陽のオブジェは静かに沈んだ。
魔女は悲鳴を上げることもなく、そのまま消滅し、グリーフシードを落とした。
「フィナーレ」
すべてが終わったかのように宣言すると、結界は消え、場所は先程の屋上へと戻っていた。
少女はどさりと倒れこみ、変身を解除するとソウルジェムを手のひらに載せる。
それは殆どの輝きを失って、しかし淡い光を放っていた。
「先輩」
マミは変身を解除することなく、キュゥべえを首元に纏わせながら少女の目の前に立っていた。
「何かしら」
48 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage saga]:2011/04/21(木) 16:44:11.04 ID:tGrQ2dEfo
「先輩は強いなぁ……私、こんなに弱くってさ……」
少女の目から流れる涙が、屋上のコンクリートを幾許か濡らす。
「これから先、私もあんなふうになっちゃうんだろ?」
「ああ、そうさ」
マミの首もとにいるインキュベーターは、淡々と言った。
何もかも諦めきった彼女の顔は、どこか自然にその言葉を受け入れたようだった。
「先輩、最後のお願いなんだ。
私を殺してくれないかな?」
少女の、最後に正しいと思った願いを、最も信頼した巴マミに言った。
49 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2011/04/21(木) 16:44:37.39 ID:tGrQ2dEfo
「嫌よ」
50 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage saga]:2011/04/21(木) 16:45:23.74 ID:tGrQ2dEfo
そして、それは一蹴される。
「……え?」
予想だにしない答えを受け、少女の思考は一度停止した。
「なんで私が、あなたの自決を手伝わなくちゃいけないの?
私としては、あなたにもきちんと魔女になってもらわないと困るのよ」
信じられないモノを見たような顔の少女の、物言いたげな目線を無視して言葉を続ける。
「友達が欲しい、そんな願い事をしたから、あなたに関わる人間はみんな無条件にあなたのことを愛してくれた。
そしたら、その友情の不自然さに耐え切れなくなって、私と妹さんに固執した」
51 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage saga]:2011/04/21(木) 16:45:51.44 ID:tGrQ2dEfo
マミの目は冷たく、少女はこんな彼女を見たことはなかったが、何故か不自然さを感じることは出来なかった。
「もしかして、今さら人を辞めるのが怖いの?
不可思議な力で、人智を超えた願い事を祈って、自分が人間のまま、死ねるとでも思ったの?」
冷酷な言葉は彼女のソウルジェムをより濁らせ、信頼した人の裏切りは絶望を蘇らせる。
「それは過度な願いだわ。
きちんと、キュゥべえの為に死んでもらわないと、私も勧誘した甲斐がないのよ」
そういって、気持ち悪いほどの笑顔を見せながら首もとの小動物を撫でる様は、少女の心を破壊するには十分だった。
52 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage saga]:2011/04/21(木) 16:49:20.06 ID:tGrQ2dEfo
「あ、あああ、あああああああああああああああああああああ!!!!!!!」
自らのソウルジェムの濁りは、既に体を動かすことさえ出来ないレベルへと達していたが、彼女は怒りに任せ白のドレスをもう一度体に纏わせた。
穢れた魂は鈍い光を発し始め、幾つものヒビがソウルジェムの上を走る。
「ちくしょう、ちくしょう、ちくしょうっ!!!殺してやるっころしてやるころしてやる!!!!」
バキンと鋭い音を立てて少女の魂は砕け散り、それを魔女の卵へと変化させていく過程で、彼女の体に吸い込まれる。
「ころしてやるっころしてやるっkorosiてやrukoroしてやるsiteやruころkorosu」
その目はただ黒く染まり、手元のモーニングスターは彼女の腕と一体化し、鼓動と共に肉を帯びる。
足は大きく腫れ上がり、ぶよぶよとした黄色い肉汁を漏らし始める。
「nikun憎idamashitanakorositeyar裏切ttanaaisitekuredousitesouyatte」
純白のドレスはいつの間にか白を強調させる毛皮となり果て、体中を覆い尽くしていた。
首もとからは人間の顔が水泡の如く浮き出ては消え、絶叫を上げる。
「……随分と、醜いものね」
巴マミはマスケット銃の一本を地面に突き刺し、防壁を張っていた。
何度も叩きつけられていたモーニングスターは、いつしかグロテスクな肉塊となり、血潮がマミの顔に跳ねる。」
少女はもはや原型を留めておらず、狼のような顔を滾らせ、もはや腕と呼べるような器官ではない触手を振りかざした。
「……そろそろ無理かしらね」
マスケット銃を既に結界と化した地面から引き抜くと、足に魔力を篭めて大きく飛び跳ねる。
その場所を脂ぎった肉塊が通り過ぎ、生み出されていたマネキンを吹き飛ばした。
「っ!」
飛び出したマミの上に、白い線画のような尻尾が現れ、今にも体を叩き潰さんと襲いかかる。
「八つ当たりにも、程があるのよっ」
足場を空中で生み出し、大きく横へ跳躍し、魔女の本体に向かって数十本のマスケット銃を一斉射する。
それは汚らしい犬のような体を突き破り、魔女は雄叫びを上げながら呆気無く消滅していった。
53 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2011/04/21(木) 16:49:52.12 ID:tGrQ2dEfo
何やってんだろう俺
54 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2011/04/21(木) 16:56:21.62 ID:tGrQ2dEfo
エルザマリアとウールマンを書いたつもりなんだが
悪い癖が出た
55 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(関西地方)
[sage]:2011/04/21(木) 22:02:07.00 ID:AvNnr5XGo
乙っちまどまど
56 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(関西地方)
[sage]:2011/04/21(木) 22:10:09.73 ID:EMJp1EeWo
乙です
マミさんがダークサイドに堕ちてる…
57 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2011/04/21(木) 22:23:43.67 ID:2XI5Wv5xo
乙。
ダークマミさんというのもそれはそれで。
あまりのマミの非道っぷりにそのうちQBが善に目覚めたりは……まあ無いなww
58 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(埼玉県)
[sage]:2011/04/22(金) 22:56:59.52 ID:kEZLbkFv0
キュゥべえもなんでこんな事になったのか不思議だろうなwwww
59 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(チベット自治区)
[sage]:2011/04/23(土) 22:13:08.45 ID:O9BVl7Dgo
まどかも黒マミさんの毒牙の餌食になってしまうん?
60 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2011/04/25(月) 20:02:41.40 ID:sB2FYf+Oo
----
インキュベーターにとって睡眠行動は、人間と比べて必要不可欠なものではない。
数カ月に数分程度の休息が必要な程度で、それ以外の時は殆ど行動するに費やしている。
「……ねぇ、キュゥべえ」
「なんだい、マミ」
一人暮らしのマンション、ベッドの上で横たわるマミの腕のなかに抱かれたキュゥべえは、いつもと変わらず返事をした。
「愛してる」
「ああ」
61 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2011/04/25(月) 20:03:20.36 ID:sB2FYf+Oo
しかし、巴マミとの生活において、彼女と睡眠を常に共にしなければいけなかった。
巴マミの精神は、最初と比べれば十分強くなったものの、異常に孤独を恐れている。
それをわざわざキュゥべえが慰める必要性もないのだが、幸か不幸か、それをするだけの時間の余裕が生まれていた。
巴マミという『魔法少女の先輩』という立ち位置は、何よりも少女たちの心を揺さぶり、信頼を寄せてみせる。
契約はスムーズに進み、裏切りという絶望は随分と呆気無く少女達を食い尽くした。
今までの平均ペースを軽く数倍上回ったため、巴マミのために消費すべき時間を割くほうがより効率的であると判断したのだった。
62 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2011/04/25(月) 20:04:12.09 ID:sB2FYf+Oo
結果、巴マミは毎晩キュゥべえを深く抱き抱えながら眠ることが習慣となっていた。
無論、その間キュゥべえにとって思考することもなければ実行することもなく、睡眠という意識の放棄も出来ない以上、ただ巴マミの熱量を体で感じるほか、することはない。
時折かかる言葉に返事をすることもあったが、それも半ば寝言のようなもので、キュゥべえにとってその時間は正に『無駄』だった。
「……すぅ……すぅ」
巴マミの年齢不相応な胸の感触に対して、生殖行動の必要性のないキュゥべえはなんの劣情も感じることはなかった。
だが、それでもその日々が続くうち、その温かみを受けるたび、何か不必要なものが思考に干渉する。
(……たかだか体温、中途半端に暑苦しいだけじゃないか)
63 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2011/04/25(月) 20:04:42.18 ID:sB2FYf+Oo
インキュベーターにとって、感情とは下等生物の持つ症状てしかない。
それが、感情という情報の効率的なエネルギー化に成功してからは、それを持つ生物を探しては宇宙研究のためのエネルギー源としてきた。
とはいえ、生命体において感情が全く無いということはありえないことも孵化器達は知っていた。
奇形児の如く、孵化器の内にも『精神障害』として感情を持ったモノも産まれるケースも存在した。
「……まさかね」
長年の『仕事』の中で、中途半端に『燃料』に拘りすぎ、精神障害を『後発』する個体も、一二例ほど報告されていたが、殆ど無視出来る確率のことだ。
しかし、キュゥべえにとって自らの理解者は、数千年に渡る『仕事』の中で初めてのことだった。
キュゥべえにとって、自らに歩み寄ってくれる個体と出会ったのは初めてのことだった。
如何せん、こういった職業はどちらかと言えば恨まれるのが常である。
確かに願いに関して感謝されることは多いが、末路を知ってまでキュゥべえを援護する物好きはそう居ない。
それどころか、まさか愛していると発言し、他者を積極的に勧誘する少女など、まさに有史以来の大事件だった。
(……効率上昇のため、貢献してくれる良い道具じゃないか……)
どうしようもない、少女の精神衛生の為の時間は、退屈に、静かに流れていく。
64 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2011/04/25(月) 20:05:31.71 ID:sB2FYf+Oo
----
巴マミにとって、『最後』から『最初』までを否定する少女が現れる。
65 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
:2011/04/25(月) 20:08:08.48 ID:sB2FYf+Oo
11話の家畜解説シーンが中途半端に丸被りしそうになっただなんて
66 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(大阪府)
[sage]:2011/04/25(月) 20:28:45.70 ID:vLUWyImSo
ほむほむか…
67 :
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[sage]:2011/04/25(月) 22:26:37.32 ID:xvV4hS2io
そういえば二話まではこんな感じだと思ってたっけな
QBとマミさん結託説
68 :
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[sage]:2011/04/25(月) 23:30:07.04 ID:KYwHlXpuo
乙。まさかQBに感情が芽生えつつあるとは……。
>>67
あー、言われてみれば俺も2話までは、
マミさんには裏があるんだろうなーとか思ってたなぁ。何かちょっと懐かしいww
69 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(大阪府)
[sage]:2011/04/25(月) 23:36:04.36 ID:0rME9rGTo
今日はこれで終わりか 乙マミ
70 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(関西地方)
[sage]:2011/04/27(水) 12:51:15.68 ID:qd6vA0oqo
乙っちまどまど!
71 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2011/05/05(木) 01:29:45.55 ID:KoNNFF/z0
まみまみ
72 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2011/05/07(土) 15:09:31.74 ID:cX6dluEJ0
まみまみまみまみ
73 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[sage]:2011/05/08(日) 15:16:26.69 ID:k+ITWihc0
まみまみまみまみまみまみ
74 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2011/05/10(火) 09:05:39.74 ID:F8bYFumm0
まみまみまみまみ
75 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2011/05/11(水) 08:37:46.77 ID:weMv9bWx0
まみまみ
76 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2011/05/11(水) 15:55:53.82 ID:9SWjeGJYo
まみーん…
77 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2011/05/14(土) 12:37:28.89 ID:Tn24FAXA0
まみまーみ
78 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
:2011/05/16(月) 15:10:50.57 ID:VM8ZUIyJ0
まみっ
79 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(チベット自治区)
[saga]:2011/05/16(月) 15:45:30.25 ID:xYVuTtnf0
乙っちマミマミ
俺も2話まではそう思ってた
しかし壊れたマミさんも中々…
80 :
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(チベット自治区)
[sage]:2011/05/16(月) 18:28:23.70 ID:jwLhDYMto
まみまみ
81 :
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(関東・甲信越)
[sage]:2011/05/16(月) 20:11:01.89 ID:bQX8TvlAO
まみまみまみまみ
(モミモミしながら)
82 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2011/05/30(月) 17:01:21.23 ID:wW1kENET0
ほむう・・・
83 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2011/06/05(日) 18:24:12.42 ID:dz9/25N00
ティロティロティロ
84 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2011/06/12(日) 04:44:17.90 ID:E1PDX4BIO
待つ
85 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(不明なsoftbank)
[sage]:2011/06/12(日) 18:14:20.32 ID:A6tZjODN0
俺も待つ
86 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
:2011/06/12(日) 19:54:19.24 ID:+gSfk+0c0
蠕縺溘○縺ヲ縺上□縺輔>
87 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2011/06/14(火) 12:59:41.40 ID:Q+F7Lm8IO
待つわ
88 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[sage]:2011/06/15(水) 17:34:28.83 ID:Mw9/hWcR0
わたし待ーつーわ
89 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2011/06/24(金) 22:47:44.13 ID:a8qeBWa00
その必要はあるわ
90 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage ]:2011/06/30(木) 14:46:45.76 ID:c6IVuLou0
黒マミ素敵
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