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艦長「漂流中なう」 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(和歌山県) :2011/04/18(月) 01:20:14.42 ID:qZp9xJYb0
初SSにつき誤字脱字はご容赦を
あと、これはフィクションなんだから実際の団体とかそのたもろもろはぜんぜん現実とは関係ないです

ついでにいかなる国家、宗教、団体、民族、個人とかいろいろを貶める意図もないです
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君が望む永遠〜Latest Edition〜 @ 2024/04/24(水) 00:17:25.03 ID:IOyaeVgN0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1713885444/

笑えるな 君のせいだ @ 2024/04/23(火) 19:59:42.67 ID:pUs63Qd+0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1713869982/

【GANTZ】俺「安価で星人達と戦う」part10 @ 2024/04/23(火) 17:32:44.44 ID:ScfdjHEC0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713861164/

トーチャーさん「超A級スナイパーが魔王様を狙ってる?」〈ゴルゴ13inひめごう〉 @ 2024/04/23(火) 00:13:09.65 ID:NAWvVgn00
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713798788/

【安価】貴方は女子小学生に転生するようです @ 2024/04/22(月) 21:13:39.04 ID:ghfRO9bho
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713788018/

ハルヒ「綱島アンカー」梓「2号線」【コンマ判定新鉄・関東】 @ 2024/04/22(月) 06:56:06.00 ID:hV886QI5O
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713736565/

【安価】少女だらけのゾンビパニック @ 2024/04/20(土) 20:42:14.43 ID:wSnpVNpyo
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ぶらじる @ 2024/04/19(金) 19:24:04.53 ID:SNmmhSOho
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2 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(和歌山県) :2011/04/18(月) 01:20:33.09 ID:qZp9xJYb0
艦長「漂流中なう・・・・・・っと」

副長「ちょ・・・・・・なにやってるんですか!」

艦長「え?暇だしさ」

副長「暇だからって航海日誌に変なこと書かないで下さいよ」

艦長「いいじゃーん別に」

副長「いいわけないでしょ、なんでわざわざ航海日誌持ってきたと思ってるんですか」

艦長「だってー救助こないしさー」

副長「だからといってですね、航海日誌というのは非常に重要なもので」

艦長(コレ私物の手帳なんですけど)

副長「で、あるからしてですね」

艦長「副長マジギレなう・・・・・・っと」

副長「なにをまた悪戯書きしてるんですか!」

艦長「いや、これ俺の私物だし」

副長「えっ?」
3 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(和歌山県) :2011/04/18(月) 01:21:25.14 ID:qZp9xJYb0
艦長「救助こないねー」

副長「味方は何をやってるんでしょうね」

艦長「おなかすいたねー」

副長「少しだけなら食料ありますよ?」

艦長「マジで?」

副長「そりゃ、救命ボートには多少のってますよ」

艦長「じゃあ食べようか」

副長「じゃあ・・・・・・はい」

艦長「こんだけ?」

副長「いつ救助くるか分からないんですから節約してください」
4 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(和歌山県) :2011/04/18(月) 01:22:23.66 ID:qZp9xJYb0
副長「じゃあ私すこし寝ますから、転覆しないように見張っててくださいよ?」

艦長「はいはい了解ですよー」

副長(ZZZ・・・・・・)

艦長「おなかへったなー」

艦長「ちょっとだけならばれないよねー」ソォー

副長(ダメですよ!艦長!)

艦長(ビクゥッ・・・・・・)

艦長「だめだ・・・・・・せなかとおなかが引っ付いてしまう」

艦長「あっ、そういえば・・・・・・」
5 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(和歌山県) :2011/04/18(月) 01:23:14.84 ID:qZp9xJYb0
副長「おはようございます艦長・・・・・・って、えぇ!?」

艦長「あぁ、おはよう・・・・・・ってちょっと待って!」

副長「何やってるんですか!?」

艦長「いいから手伝って、こいつ大物だよ!」

副長「あっ、はい」

艦長「なかなか粘りやがる・・・・・・こいつぁ、ヌシだな!」

副長「そんなことどうでもいいです」

艦長「男の夢をとりあげないでいただきたい」

副長「つーか何でボートに釣竿なんてあるんですか!」

艦長「フィーッシュ!」
6 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(和歌山県) :2011/04/18(月) 01:27:45.08 ID:qZp9xJYb0
艦長「かんちょうは、いきのいいさかなをてにいれた!」

副長「しかし、ちょうりきぐがたりない」

艦長「ガーン」

副長「いや、そんなことよりなんでボートに釣竿なんておいてあるんですか!」

艦長「いや、こないだ内火艇訓練のときにさ・・・・・・」

副長「漂流したときの食料調達用とか言ったら怒りますよ?」

艦長「そんなんじゃないって、いやだなぁもう・・・・・・信用してよ」

副長「今この現実を見て信用できません」

艦長「そんなこといわないでさぁ」

副長「じゃ、なんで釣竿なんて置いてあるんですか!?」

艦長「いや、釣り船に丁度いいかな?って」

副長「余計に悪いわ!」
7 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(和歌山県) [sage]:2011/04/18(月) 01:29:33.77 ID:qZp9xJYb0
副長「で、どうするんですか?」

艦長「何が?」

副長「うろこつきの魚を生で食べるなんていやですよ?」

艦長「ふっふっふっ」

副長「気持ち悪い笑い方しないでください」

艦長「これなーんだ?」

副長「儀仗用の短剣ですね、なんでこんなとこに?」

艦長「これで捌けばいいんじゃね?」

副長「ソレは名案ですね!ってなんでこんなところにあるか聞いてるんです」

艦長「そんなことはいいじゃないか!新鮮な魚が食べられるんだ!」

副長「よくないです」

艦長「いや、なくしたと思ってたんだけどさ釣竿入れてた袋の中に入ってた」

副長「アホかあんたは」
8 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(和歌山県) [sage]:2011/04/18(月) 01:30:31.36 ID:qZp9xJYb0
艦長「うぼぁー」

副長「どうしたんですか?唐突に」

艦長「のどかわいたー」

副長「我慢してください、もう残りも少ないんですから」

艦長「のどかわーいたー」

副長「だから、節約しないと・・・・・・」

艦長「やーだー干からびるー死んじゃうー」

副長「子供か!あんたは!」
9 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/18(月) 01:31:34.41 ID:mlFCj1qDO
なんかもうスレタイからツッコミ所満載っつうか
10 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(和歌山県) [sage]:2011/04/18(月) 01:31:44.28 ID:qZp9xJYb0
艦長「駄々こねたら疲れた」

副長「無駄な体力使わせないでくださいよ」

艦長「でも、このままだったらマジで干からびるよ」

副長「たしかにまずいですねぇ」

艦長「あれ?なんか光った?」

副長「え?知りませんよ?」

艦長「オールを」

副長「え?」

艦長「オールをもてえええええええい」

副長「はっ、はいぃ!」
11 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(和歌山県) [sage]:2011/04/18(月) 01:33:07.85 ID:qZp9xJYb0
副長「これは・・・・・・」

艦長「うん、沈められた船の積荷か、投機されたか・・・・・・」

副長「たまには艦長もやりますね」

艦長「たまには、は余計だよ」

副長「じゃあ開けますか」

艦長「ちょっとまって」

副長「なんですか?」

艦長「罠かもしれない、最近パスワードとかいる貨物もあるし」

副長「へぇ?そんなのあるんですか、でも艦長なら開けられるんですよね?」

艦長「あたりまえじゃん」

副長「じゃあどうぞ」

艦長「オープンザセサミッ!」

副長「それ言いたいだけかい!」
12 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(和歌山県) [sage]:2011/04/18(月) 01:35:51.28 ID:qZp9xJYb0
>>9
ゴメンなさい・・・・・・思いつきで書いてしまってごめんなさいちょっと回線で吊ってくる
13 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(和歌山県) [sage]:2011/04/18(月) 02:08:32.81 ID:qZp9xJYb0
艦長「そういえばさ、今日で何日目?」

副長「たしか6日目です」

艦長「うーん、正直嵐とかきたらこの船なんかすぐ沈んじゃうよね?」

副長「さすがにソレは勘弁してください」

艦長「そういえば、副長の予感ではどうなの嵐来るの?」

副長「えぇ・・・・・・そろそろ荒れはじめて大きいあらしが1週間ぐらい続く予感が」

艦長(なるほど、あと一週間はベタ凪っと)

副長「そろそろ船通らないですかね?海の藻屑ですよ?」

艦長「ま、気楽に待とうよ」
14 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(和歌山県) [sage]:2011/04/18(月) 02:09:49.11 ID:qZp9xJYb0
艦長「おなかへったー」

副長「もう、食料はないです」

艦長「のどかわいたー」

副長「水ももうないです」

艦長「えー」

副長「文句言わないで下さい、でも本当にそろそろまずいですね」

艦長「あっ、船だ!」

副長「本当だ!おーいたすけてぇー」

艦長「さすがにこの距離じゃダメでしょ」

副長「でも、あれを逃したら次いつあえるか分かりませんよ?」
15 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(和歌山県) [sage]:2011/04/18(月) 02:10:50.34 ID:qZp9xJYb0
艦長&副長「たすけてぇー」

副長「だめです、ぜんぜんコッチに気づいてくれません」

艦長「えぇーもう漂流生活あきたよぉー」

副長「じゃあもっとまじめに助けを求めてくださいよ!手旗信号とかで」

艦長「だって、旗ないし」

副長「いやいや、手でもいいですから!っていっちゃう・・・・・・」

艦長「うーん・・・・・・・・・・・・えいっ!」

艦長は副長をひん剥いた

副長「えっ!?きゃあ」

艦長「よしっ!これで目立ったから来るだろ」

副長「よしっ!じゃないです、この変態!スケベ!アホ!わがまま!」

艦長「痛い!痛いから!ゴメンなさい!マジで反省してます」

副長「もうお嫁にいけない」グスン

艦長「あれ?でも、あの船こっちきたよ?」

副長「えっ?」
16 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/18(月) 02:11:17.23 ID:K1P3bFnSO
さぁ、早く続きを投下するんだ…!
17 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(和歌山県) [sage]:2011/04/18(月) 02:17:23.66 ID:qZp9xJYb0
というわけで、艦長たちは救助されました

艦長「救助に感謝いたします」

船長「いやいや、災難でしたね」

副長「本当に助かりました」

船長「そう堅くならんでくれたまえ、海の男として当然のことをしたまでだよ」

艦長「痛み入ります」

船員A「それに、いいもの見せてもらったしなぁ?」

船員B「ちょっと遠かったけどな!HAHAHA」

船長「さて、ではこのまま本部のある港までお連れしましょう」

艦長「それはそれは、しかし誰でしょうね?そんな破廉恥なことをこの大海原で」

副長「お前のせいだろうが!」


第一話「漂流なう」〜完〜 つづく?
18 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(和歌山県) [sage]:2011/04/18(月) 02:22:14.35 ID:qZp9xJYb0
とりあえず、艦長と副長の漂流話と本日はコレにて手仕舞いです
許されるのであればその後の艦長と副長とかその他もろもろ書いて行きたいと思ってますです。
19 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(和歌山県) [sage]:2011/04/18(月) 02:37:38.82 ID:qZp9xJYb0
次回があるならということで
>>25あたりに
1.陸上勤務
2.乗艦勤務

どっちにしましょうか?
20 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/18(月) 02:43:15.26 ID:KTnDT/8DO
ほぅ…
性別が明記されてないから艦長はわからんが恐らく幼女系だろう
副長は美乳しっかり者のおねいさん系かな巨乳ではない

何にせよ早くしろ寒い
21 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東) [sage]:2011/04/18(月) 03:37:20.17 ID:Jsn+nboAO
乙!なんかまったりした
22 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/18(月) 06:59:19.89 ID:L8IobF4IO
1
23 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]:2011/04/18(月) 09:37:42.26 ID:Ao/cYEIAO
3で、また遭難して。無人島へ…
24 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [sage]:2011/04/18(月) 18:47:53.95 ID:pFlK8ANj0
早くしようぜ!楽しみだ
kskue
25 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) :2011/04/18(月) 19:03:30.03 ID:WTIXSLGv0
3 また漂流 で 駄目なら2ー
26 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(和歌山県) [sage]:2011/04/18(月) 21:43:34.40 ID:qZp9xJYb0
私は帰ってきたああああああああああ(仕事から)
>>25
3の選択肢は無いんだ・・・・・・すまない
漂流するならどうせ艦にのらないといけないんだけどね
27 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(和歌山県) [sage]:2011/04/18(月) 21:50:18.99 ID:qZp9xJYb0
ついでに艦艇にはちゃんと命名する予定なので
SFなり史実なり好きなのを候補として書いてくれたら出るかも知れないです
28 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]:2011/04/18(月) 22:18:49.64 ID:ufUno4d/o
続きを楽しみにしてます。

艦名
バウンティ号、陸奥、信濃などなど
勿論、沈没や反乱を期待。
29 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(和歌山県) [sage]:2011/04/18(月) 22:27:06.36 ID:qZp9xJYb0
国防軍総司令「諸君!駆逐艦【コールリッジ】の艦長および副長は名誉の戦死を遂げた!」

国防軍総司令「なぜだ!」

艦長「坊やだからさ」

副長「いやいや、ガン●ムはいいですって」

艦長「っていうか俺たち死んだの?」


第2話「俺の葬式なう」
30 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(和歌山県) [sage]:2011/04/18(月) 22:27:34.87 ID:qZp9xJYb0
艦長「では、船長お世話になりました」

副長「助けていただいて本当に感謝しております」

定期輸送船の船長に敬礼をする艦長と副長

船長「いえいえ、当然のことをしたまでですよこんな時代ですから私たちもいつやられるかわかったモンでは」

艦長「貴船の安全なる航海を祈っております」

副長「では、失礼いたします」
31 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(和歌山県) [sage]:2011/04/18(月) 22:28:21.04 ID:qZp9xJYb0
艦長「やっと陸地だわー」

副長「なんとか帰ってこれましたね」

艦長「やっとゆっくりベッドで眠れるー」

副長「いや、その前に本部に顔を出さないとまずいですよ?」

艦長「やだー、めんどくさい」

副長「行方不明のままだと給料出ませんよ?」

艦長「えっ?」
32 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(和歌山県) [sage]:2011/04/18(月) 22:29:05.68 ID:qZp9xJYb0
艦長「でも、本部に顔出すって言ってもさーこの格好じゃダメだよね?」

副長「ですねぇ」

艦長「んじゃー宿舎に戻らないとねー」

副長「そうですねぇ、久しぶりにお風呂入りたい」

艦長「そうだねー時間もないし、一緒に入ろうか?」

副長「そうですね、時間も無いことですし・・・・・・」

副長「って、言うわけ無いでしょ?」

艦長「いいじゃないか、裸を見せ合った仲なんだから」

副長「行方不明のままの方がいいですか?」
33 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(和歌山県) [sage]:2011/04/18(月) 22:30:38.16 ID:qZp9xJYb0
艦長「ふぅ、さっぱりしたー」

艦長「おぉーいまだかぁー?」

副長「まだもう少しかかりそうですー」

艦長「ふむ、仕方ないなこの時間は人がいなくていいねぇ」

副長「普通は勤務時間ですから」

艦長「でも共同浴場だから誰かしらいるでしょうに」

副長「一応陸上勤務の人の方がおおいですからねぇ艦にしたって今頃補給中とかじゃないですか?」

艦長「それもそうかなぁ?っていうか遅いぞー」

副長「もうちょっと待ってくださいって」

艦長「ふん、女は風呂場でいろいろとすることが多いからな!」キリッ

副長「セクハラで訴えますよ?」
34 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(和歌山県) [sage]:2011/04/18(月) 22:31:27.77 ID:qZp9xJYb0
艦長「失礼」

受付「はい、本日はどのようなご用件でしょうか?」

艦長「君かわいいね、今夜あいて・・・・・・」

ベキッ

艦長「いでぇ」

副長「海軍司令閣下は今いらっしゃいますでしょうか?」

受付「はい、少々お待ちください・・・・・・司令閣下はただいま会議に出ておいでです」

副長「そうですか、ではアポを取りたいのですが、本日は開いていらっしゃいますか?」

受付「そうですね、この後閣下は議場での式典に出席されるご予定でしてその後であれば」

副長「そうですか、ではそちらでお願いできますでしょうか?」

受付「かしこまりました、ではお名前をお伺いしてもよろしいでしょうか」

艦長「お?あんなところにクレープの出店が、そういえばおなかへったー」

副長「ちょ、艦長待ってくださいよ」

受付「名前・・・・・・聞いてないんですけど・・・・・・」
35 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(和歌山県) [sage]:2011/04/18(月) 22:32:07.23 ID:qZp9xJYb0
艦長「んーおいしぃー」

副長「クリームついてますよ・・・・・・」

艦長「あぁ、ゴメン」

副長「まったく、艦長は少し子供過ぎますもう少し大人なら大人らしくですね・・・・・・」ペロッ

艦長「あっ!」

副長「どうしたんですか、急に大きな声を出して」

艦長「いまクリームなめたよね?」

副長「ソレがどうかしましたか?」

艦長「それって間接キスじゃね?」

副長「ちょ、そそそそそそんなことないですって///」

艦長「そうかぁー照れちゃってぇー」

副長「次言ったら士官学校の同級生にあらぬこと吹き込みますよ?」

艦長「ごめんなさい」
36 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(和歌山県) [sage]:2011/04/18(月) 22:34:48.15 ID:qZp9xJYb0
とりあえず、ココまで書いてお風呂行ってまた書いて投下いたします。
正直ギャグ展開から始めたんですがシリアス展開行きたいと考えてたり・・・・・・

雰囲気全然違うようになって来るんで大丈夫か?
37 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(和歌山県) [sage]:2011/04/18(月) 23:19:35.06 ID:qZp9xJYb0
副長「でも式典が終わるまでとなると結構時間ありそうですね」

艦長「そう?いいんじゃない?たまにはまったりしてても」

副長「艦長はいっつもまったりしすぎです」

艦長「そう?いいじゃないかー16日も海の上だったんだからー」

副長「というか、司令閣下に会うんでしたらヒゲぐらい剃ってください」

艦長「んー?そんなに伸びてないでしょ?」

副長「そりゃ他の人に比べたら薄いほうですけど・・・・・・」

艦長「それに、ヒゲがあったほうがダンディでしょ?」

副長「いや、小汚いだけです」
38 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(和歌山県) [sage]:2011/04/18(月) 23:20:01.01 ID:qZp9xJYb0
副長「そういえば、髪も伸びましたね・・・・・・」

艦長「ま、ずっと航海に出てたからねー仕方ないさ」

副長「途中で寄港は何回もしましたよね?」

艦長「えぇーだって、風呂は入るヒマあったけど散髪はめんどうだしー」

副長「いやいや、めんどくさかっただけでしょ?」

艦長「そ、そんなことないぞ!本当だぞ!」

副長「じゃ、私が切ってあげますね」

艦長「それだけは勘弁してください」
39 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(和歌山県) [sage]:2011/04/18(月) 23:20:46.40 ID:qZp9xJYb0
艦長「とりあえず髭は剃ってきた」

副長「やっぱりそっちの方がいいです」

艦長「惚れ直した?」

副長「いえ?そもそも惚れてませんから」

艦長「ソコは上官を立ててだな、『もちろんですわ閣下』って」

副長「言いませんからね?」

艦長「えー」

副長「そもそも、閣下というのは将官に対する呼称ですから」

艦長「いいじゃないか、戯れだし」

副長「でも、言いませんからね?」
40 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(和歌山県) [sage]:2011/04/18(月) 23:21:23.58 ID:qZp9xJYb0
艦長「でもさー、本当に時間潰すのどうしようか?」

副長「そうですねぇ、まだこの時間じゃ対して時間潰せるようなお店もないですし」

艦長「んー、式典にでも出るかー」

副長「いいんですか?出席者としては登録されてないでしょ?」

艦長「いいよ、どうせそんなモン管理してないしチョコチョコっと会場の隅っこで見てれば」

副長「でも、珍しいですね、堅い席が苦手な艦長が進んで式典会場へ行きたいというのも」

艦長「いや、なんか気配がするんだ・・・・・・」

副長「なんのですか?」

艦長「この俺の第三の感が言ってるんだ・・・・・・」

副長「中二病ですね、というか第三の感って普通に人間は五感まであります」
41 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(和歌山県) [sage]:2011/04/18(月) 23:58:00.89 ID:qZp9xJYb0
艦長「やっぱ本部の議場はでっかいねぇー」

副長「そりゃ、本部なんですから当たり前です」

艦長「首都の議場はもっとでっかいのかなぁ?」

副長「そりゃ、そうでしょうなんたって国家元首が演説したりする場なんですから」

艦長「まーどうでもいいや」

副長「ならイチイチ聞かないで下さい」

会場係「では、入場開始です、あわてず走らず入場をお願いします」

艦長「んじゃ、行こっか」

副長「いいんですかねぇ?本当に・・・・・・」

艦長「大丈夫だって、チケットがいるわけじゃないんだから」
42 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(和歌山県) [sage]:2011/04/18(月) 23:59:11.03 ID:qZp9xJYb0
司会「あーあー、マイクのテスト中マイクのテスト中」

司会「もしもしもしもーし」

艦長「はいはーい、もしもしー」

副長「電話じゃないんだから言っても意味ないですから」

艦長「そうなんだけど、何となくさ」

司会「それでは、式典の開始にあたり国家を斉唱します、全員脱帽の上ご起立ください」

艦長「歌はいいねぇ〜」

副長「そうですか?国家なんて感動とかあんまり無いですよ?」

艦長「歌はリリンのうみだしt」

副長「よく分からないネタはいいです」

司会「では、国防軍総司令閣下より訓示がある」

国防軍総司令「諸君、今日はよく集まってくれた。私のことは自己紹介しなくてもいいだろう」

副長「総司令閣下が出てくるなんてよっぽどですね」

艦長「だれ?あのおっさん」

副長「おい」
43 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(和歌山県) [sage]:2011/04/19(火) 00:00:10.10 ID:PcgaWdFP0
司会「あーあー、マイクのテスト中マイクのテスト中」

司会「もしもしもしもーし」

艦長「はいはーい、もしもしー」

副長「電話じゃないんだから言っても意味ないですから」

艦長「そうなんだけど、何となくさ」

司会「それでは、式典の開始にあたり国家を斉唱します、全員脱帽の上ご起立ください」

艦長「歌はいいねぇ〜」

副長「そうですか?国家なんて感動とかあんまり無いですよ?」

艦長「歌はリリンのうみだしt」

副長「よく分からないネタはいいです」

司会「では、国防軍総司令閣下より訓示がある」

国防軍総司令「諸君、今日はよく集まってくれた。私のことは自己紹介しなくてもいいだろう」

副長「総司令閣下が出てくるなんてよっぽどですね」

艦長「だれ?あのおっさん」

副長「おい」
44 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(和歌山県) [sage]:2011/04/19(火) 00:00:47.42 ID:PcgaWdFP0
副長「国防軍総司令閣下ですからね、つまり陸海の一番お偉いさんですから」

艦長「あっ?そう?」

副長「いやいや、仕官が自分の所の長知らないでどうするんですか」

国防軍総司令「諸君!駆逐艦【コールリッジ】の艦長および副長は名誉の戦死を遂げた!」

国防軍総司令「なぜだ!」

艦長「坊やだからさ」

副長「いやいや、ガン●ムはいいですって」

艦長「っていうか俺たち死んだの?」

副長「そうみたいですね・・・・・・」

艦長「あれ?もっと驚くかと思ってたのに」

副長「だって、2週間も行方不明だったらそうなります」

国防軍総司令「で、あるからして!我らはこの戦いに勝たねばならんのだ!」

兵士たち「そうだそうだー!」「帝国万歳!」「我らに勝利を!」

国防軍総司令「では、名誉の戦死を遂げた二人に対し、二階級特進と帝国栄誉章を授与するものである!」

国防軍総司令「二人の犠牲は大きなものだろう!だが戦争に勝つにはもっと大きな犠牲と献身が必要である、諸君らの更なる奮戦に期待する!」

第2話「俺の葬式なう」〜完〜
45 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/04/19(火) 01:32:31.62 ID:6cog1v7Do
46 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/19(火) 01:40:45.13 ID:6G0j4Q0SO
>>36大丈夫だ問題ない!!

乙でした
47 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(和歌山県) [sage]:2011/04/19(火) 03:07:58.41 ID:PcgaWdFP0
副長「コレが私たちの新しい艦ですね」

艦長「新しいというよりむしろ古くない?」

副長「またそういう屁理屈を・・・・・・」

艦長「建造されてから47年ってもう退役しててもおかしくないでしょ」


第3話「新しい艦」
48 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(和歌山県) [sage]:2011/04/19(火) 03:10:40.65 ID:PcgaWdFP0
艦長「ねぇ、副長?」

副長「はい、なんでしょう?」

艦長「俺たち死んだことになってるけど」

副長「そうですね」

艦長「足あるよね?」

副長「ありますね」

艦長「ふむふむ、ちゃんと心臓も動いてると・・・・・・」

副長「このアホ!変態!ド変態!」

艦長「ちょ、冗談だから!冗談!ってソレはダメだから!」

副長「一度去勢してやりましょうか?」
49 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(和歌山県) [sage]:2011/04/19(火) 03:11:06.59 ID:PcgaWdFP0
艦長「あー、やっぱりどうしても行かなきゃダメ?」

副長「ダメです」

艦長「えぇー、だってぇーあんだけ大々的に葬式出されて生きてましたって」

副長「ダメです、私だっているんですからおとなしくしてください」

艦長「やだぁーやだぁー」

副長「駄々こねてないで、行きますよ!」


副長「海軍司令に面会の予約を取っていたものですが」

受付「かしこまりました、お名前は・・・・・・あれ?」

副長「申し訳ありません、アポを取ったときに急ぎで」

受付「はい、ではお名前を伺ってもよろしいでしょうか?」

副長「はい、艦長と副長、と申します」

受付「はい、では3階の執務室前でお待ちください」

副長「ありがとうございます、では失礼いたします」

艦長「おねーさん、今夜食事でも」

副長「さっさと行きますよ?」
50 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(和歌山県) [sage]:2011/04/19(火) 03:11:58.55 ID:PcgaWdFP0
秘書官「艦長様、副長様どうぞお入りください」

呼ばれた二人は海軍司令部の一室へと入る

艦長「申告します、艦長中尉以下1名本部に帰還いたしました」

海軍司令「コイツは驚いた・・・・・・」

副長「我々、一応死人なんですよねぇ・・・・・・」

海軍司令「いや、よく還ってきた。あぁ、掛け給え」

艦長「はっ!失礼します」

海軍司令「いや、2週間以上も行方不明が続いていたのでね、こちらとしても戦死扱いとなってしまったのさ」

副長「無理に戦死扱いにせずともよろしかったのでは?」

海軍司令「君らは英雄だからね、軍部としてもそういうわけには行かないんだ」

副長「英雄・・・・・・でありますか?」

艦長「閣下!ソレよりも、確認したいことがあります」

海軍司令「ん?なんだね?」

艦長「コールリッジの・・・・・・その・・・・・・我々以外の乗員はどうなったのでしょうか?」

海軍司令「無事だよ?ネズミ捕りの猫も含めてね」

副長「みんな、無事で・・・・・・」

海軍司令「今はそれぞれ、各自配属が決まっているからね・・・・・・」

海軍司令「各所に通達して、当直で無いものはこちらで召集を掛けよう二日後でいいかな?」

艦長「はっ!感謝いたします」
51 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(和歌山県) [sage]:2011/04/19(火) 03:12:39.46 ID:PcgaWdFP0
海軍司令「しっかし、士官学校でぐーたらだった君がねぇ?」

艦長「その話はよしてください、閣下」

副長「二人はお知り合いなんですか?」

艦長「あぁ、君は知らなかったんだっけ?君が士官学校に入る2年前まで校長をされていたんだ」

海軍司令「いまじゃ、士官学校から追い出されて尻で椅子を磨いているよ」

艦長「ご冗談を」

副長(艦長がなんかいつもとイメージ違う・・・・・・)

秘書官「失礼いたします、お飲み物はいかがいたしましょう?」

海軍司令「あぁ、すまない気がつかなかった私は紅茶を、二人には・・・・・・」

艦長「私も紅茶でお願いいたします」

副長「では、私はコーヒーで」

秘書官「かしこまりました、紅茶はミルクとレモンはいかがなさいますか?」

艦長「ブランデーをたっぷりと・・・・・・」

副長「艦長!」

海軍司令「はっはっはっ、君も相変わらずだね、私も同じものを」

秘書官「かしこまりました。コーヒーは砂糖をおいくつお入れしましょう?」

副長「あ、カフェオレ・・・・・・にしていただけますか?」

秘書官「えぇ、ではすぐにお持ちいたします」
52 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(和歌山県) [sage]:2011/04/19(火) 03:13:25.13 ID:PcgaWdFP0
海軍司令「で、貴官らの処遇だが・・・・・・」

艦長「はっ!」

海軍司令「とりあえず、君ら二人は二階級特進ね」

副長「はい?」

艦長「どういう・・・・・・ことでしょうか?」

海軍司令「いや、だって生きて還ってきたから降格だなんていまさらできないし」

副長「それは、そうですが」

艦長「よろしいのですか?」

海軍司令「陸軍には九階級特進したのもいるらしいしいいんじゃない?」

副長「はぁ・・・・・・」

海軍司令「というか、艦長君正直その話し方は何なの?」

艦長「は?」

海軍司令「はぁー・・・・・・そういうことか、部下の前だからって格好をつけないでもいいんだよ?」

副長「へ?」

艦長「い、いやいや何をおっしゃいます閣下」

海軍司令「本当に?」

艦長「いや〜、先生にはかなわないなぁ」
53 : ◆NVnDB0NsCE [sage]:2011/04/19(火) 03:15:11.00 ID:PcgaWdFP0
海軍司令「さて、そろそろ次の面会の時間だな」

副長「貴重なお時間をありがとうございました」

海軍司令「配属先は後で決めておくよ、辞令も出すからよろしくー」

艦長「はーい、先生あんまりキツイのはいやですよ」

海軍司令「じゃあ取って置きを用意しておこう」

艦長「ちょ、マジでやめてください」

海軍司令「では、本日現時刻を持って少佐、大尉両名を駆逐艦コールリッジ艦長及び副長の任を解く
     次の命令があるまで、宿舎にて待機せよ!以上!」

艦長「謹んで拝命いたします!」

艦長と副長が揃って敬礼をする、それに海軍司令が答礼をしその場はお開きとなった。

54 : ◆4Wz3boX9ho [sage]:2011/04/19(火) 03:16:39.44 ID:PcgaWdFP0
艦長「ふへぇーつかれたー」

副長「艦長は司令をご存知だったんですね?」

艦長「そーだよ?というか、もう艦長じゃないからねぇ」

副長「あ、そうでした。失礼いたしました少佐」

艦長「うん、いまは普通の少佐だからねぇ?大尉」

副長「なんか、実感沸かないですね」

艦長「一階級飛ばしてるからねぇ、ところでさ」

副長「なんですか?」

艦長「一杯飲みにいかない?」

副長「まだ飲む気ですか」

55 : ◆4Wz3boX9ho [sage]:2011/04/19(火) 03:17:38.05 ID:PcgaWdFP0
とりあえず酉をつけて見ました
一つ目の酉は割れそうだったんで、変えてます

今日はもう寝る!
56 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [sage]:2011/04/19(火) 06:27:19.15 ID:98649Fy30
乙だよ!
痴漢男ェ…
57 : ◆4Wz3boX9ho [sage]:2011/04/19(火) 18:20:02.37 ID:PcgaWdFP0
副長「しかし、待機命令というのも暇ですね」

艦長「えー、休んでて給料が出るなんて最高じゃない?」

副長「いや、あなたはもうちょっと仕事してください」

艦長「そういや眠くなってきたよ・・・・・・」

副長「あら、ではベッドでお休みになったらいかがですか?」

艦長「ひざまくら・・・・・・」

副長「はい?」

艦長「膝枕してくれたらぐっすり眠れると思うんだ!」

副長「はいはい、じゃあ不眠症でいてくださいね」

艦長(´・ω・`)

副長「そんな顔してもダメです」

艦長「じゃ・・・・・・じゃあ」

副長「上目遣いでもダメです」

艦長(;ω;)ウッ

副長「そんなことで泣かないで下さい」

艦長「副長は俺のことがそんなに嫌いか!」
58 : ◆4Wz3boX9ho [sage]:2011/04/19(火) 18:20:34.16 ID:PcgaWdFP0
副長「嫌いじゃないですけど・・・・・・わかりましたよ、今回だけですからね」

艦長「やったね!」

艦長(ZZZ・・・・・・)

副長「寝るの早っ!」


副長「というか、私が部屋に戻れないんですけど・・・・・・」

艦長が副長の膝を独占している部屋にノックの音が響き渡る

副長「はい、どうぞ」

女性下士官「失礼いたします・・・・・・あ・・・・・ししし、失礼しました」

副長「かまいません、ご用件は何でしょうか?」

女性下士官「はっ、辞令をお持ちいたしました」

副長「艦長、起きてくださいよ」

艦長「ん〜あと5分」

副長「ちょっとどこ触って・・・・・・起きろ!」

艦長「あべし!」
59 : ◆4Wz3boX9ho [sage]:2011/04/19(火) 18:21:08.14 ID:PcgaWdFP0
女性下士官「///」

副長「ゴメンなさいね、この人いっつもこんなんだから」

艦長「頭があああ、あがががが」

副長「では辞令は確かに受け取りました、ご苦労様」

女性下士官「はい、では失礼いたし・・・・・・って艦長ちゃん?」

艦長「ん?確かに俺は艦長だけど・・・・・・あぁっ」

副長「お知り合いですか?」

女性下士官「将来を約束した仲です///」

副長「っ!?」

艦長「ん〜っと、あぁ幼馴染か」

副長「かかかかか、艦長!?将来を約束した仲と言うのはどういうことでしょうか?」

幼馴染「だって、あの時私をお嫁さんにしてくれるって」

艦長「覚えてない」

副長「そんなこと言ってもですね、その・・・・・・あの」

艦長「それに仮にそうだったとしても、子供のころの話なんだから無効だ」

幼馴染「えぇ!?子供のころだなんて、私はあのとき女にしてもらったのにっ」

副長「艦長!そういうことならちゃんと責任をですね、私に膝枕なんてさせて」

艦長「俺は童貞だ!」
60 : ◆4Wz3boX9ho [sage]:2011/04/19(火) 18:21:51.35 ID:PcgaWdFP0
副長「えっ?へっ?どどどどうてい・・・・・・」

幼馴染「ふふっ、全然変わらないね、艦長ちゃんは」

艦長「えぇっと・・・・・・どちら様?」

幼馴染「いやいや幼馴染の顔を忘れないでよ!まだ寝ぼけてるの?」

艦長「冗談だってぇー、幼馴染も軍に入ったのかー」

幼馴染「艦長ちゃんと違って曹候補生からだけどね」

艦長「まぁ、海軍の陸上勤務ならなんとかなるでしょーがんばってねぇー」

幼馴染「はぁい、では辞令を確かにお渡ししました」

艦長「うむ、ご苦労下がってよろしい」

敬礼を交わす二人

幼馴染「でも、童貞っていっても艦長ちゃんも案外やるもんね」

副長「なっ・・・・・・そんなんじゃありません!」

幼馴染「隠さなくてもいいんですよ?じゃあまた今度」

女性下士官・・・・・・もとい幼馴染はそういって部屋から去っていった
61 : ◆4Wz3boX9ho [sage]:2011/04/19(火) 18:22:48.09 ID:PcgaWdFP0
副長「どういうことか説明して下さい、艦長」

艦長「いや、何が?」

副長「しょしょしょ将来を約束したとか、女にしてもらったとかです!」

艦長「あぁ、からかわれただけでしょ?」

副長「そ、そうでしょうか?」

艦長「それよりもさ、辞令来てるんでしょ?どんなの?」

副長「あっ、はいコレです」

副長が先ほど受け取った封筒を開ける
62 : ◆4Wz3boX9ho [sage]:2011/04/19(火) 18:23:34.44 ID:PcgaWdFP0
辞令 艦長少佐
8月30日0700をもって
軽巡洋艦「アドミラル・ビュコック」艦長に任ずる
なお、任務に関し同日0900時より本部でのブリーフィングに出席すること
「アドミラル・ビュコック」の資料を同封する

艦長「へぇ、軽巡の艦長か・・・・・・また乗艦勤務だってさ」

副長「今度はちゃんとした艦長の辞令ですね」

艦長「そうだねぇ、副長は?」

副長「わ、私はあとで見ますからっ」

艦長「そんなこと言ってぇ、俺と離れるのがいやじゃないの?それを見て陸上勤務だったら〜とか」

副長「そんなことありません!」

艦長「じゃあ見てもいいよね?」

艦長が副長の持つ封筒をひったくり、中身を開ける

辞令 副長大尉
軽巡洋艦「アドミラル・ビュコック」副長に任ずる
なお、任務に関し同日0900より本部でのブリーフィングに出席すること

艦長「なんだ、副長も同艦勤務じゃん」

副長「そう、みたいですね」

艦長「んじゃーもう一眠りっと」
63 : ◆4Wz3boX9ho [sage]:2011/04/19(火) 18:24:34.14 ID:PcgaWdFP0
副長「何また当然なように人の膝に寝転がるんですか?」

艦長「いや、さっき起こされたし」

副長「いやいや、その前にやることがあるでしょ同封の資料とか」

艦長「えぇーだって、副長が一回だけって言ったし・・・・・・」

副長「仕事ですから、ちゃんとしてくださいよ」

艦長「やだーやだー」

副長「わかりましたよ、またこんどしてあげますから」

艦長「ホント?じゃ資料はっと」

副長(本当にこの人の下で大丈夫なのかな?・・・・・・)
64 : ◆4Wz3boX9ho [sage]:2011/04/19(火) 18:25:11.89 ID:PcgaWdFP0
副長「コレが私たちの新しい艦ですね」

艦長「新しいというよりむしろ古くない?」

副長「またそういう屁理屈を・・・・・・」

艦長「建造されてから47年ってもう退役しててもおかしくないでしょ」

艦長の手には先ほど辞令と一緒に手渡された資料がある

「アドミラル・ビュコック」
帝国暦192年建造 ノルデン級軽巡洋艦  
排水量 基準7700トン 満載8500トン
全長172m 全幅16.7m
喫水5.22m(基準)、6.03m(満載)
機関 重油燃焼式海軍型水管缶6基+タービン2基2軸 2サイクルディーゼル機関2基2軸
主武装 15cm(60口径)三連装速射砲4基
8.8cm(45口径)単装請高角砲3基(同連装2基)
45cm魚雷発射管4連装2基 爆雷投射機2基 機雷40個
装甲 舷側76〜101mm甲板40mm砲塔30mm司令塔76〜100mm
最大速力21.3ノット 航続距離13ノット/6700海里 15ノット/5200海里

艦長「なに!なんなの?こんなボロ船押し付けて!また漂流させたいの!?」

副長「艦長落ち着いてくださいよ、確かに建造は古いですけれども、機関や砲はかなり新しいですし」

艦長「たしかに、そうだけど・・・・・・っていうか、明日だよ?急すぎる」

副長「軍部も兵を遊ばせてる暇はないですから」

艦長「やーだー、せっかく戻ってきたのにーもっとあそびたいー」

副長「いい加減諦めてください」

艦長「じゃ、不貞寝するから膝かして」

副長「永遠に眠らせてやりましょうか?」
65 : ◆4Wz3boX9ho [sage]:2011/04/19(火) 19:18:07.66 ID:PcgaWdFP0
副長「艦長!起きてください、朝ですよ?」

艦長「あと5分〜」

副長「いいんですか?就任早々遅刻して、なめられますよ?」

艦長「なめるんならアイスキャンディーの方がいい〜」

副長「はいはい、どうでもいいんで早く起きてくださいね」

副長は艦長の布団を取り上げる

艦長「う〜」

副長「さっさと顔洗ってきてください、まったく」

艦長「仕方ないなぁ、俺が国家元首だったら朝のうたた寝を邪魔するヤツは銃殺刑にするのに」

副長「そんなしょーもない国家元首はいません!」
66 : ◆4Wz3boX9ho [sage]:2011/04/19(火) 19:18:44.15 ID:PcgaWdFP0
艦長「うぅー眠いー」

副長「艦長、シャキっとしてくださいシャキっと!」

艦長「だって、副長が無理やり起こすんだもん」

副長「当たり前です、ほらあと30分しかないんですから」

艦長「はいはーい」

副長「まったく、前の艦でもよくそんなので艦長になれましたね?」

艦長「俺もともと艦長じゃなかったんだけど・・・・・・」

副長「えっ?」
67 : ◆4Wz3boX9ho [sage]:2011/04/19(火) 19:24:32.40 ID:PcgaWdFP0
副長「そういえば、そうでしたね・・・・・・」

艦長「寝ぼけてるのはドッチなのかな?」

副長「ちょっと忘れてただけです!」

艦長「だって、あの艦の艦長ったら、いつの間にか愛人作ってトンズラするし」

副長「副長はそれが原因で胃潰瘍で入院でしたし」

艦長「で、残ったのが水雷長と砲術長と航海長の俺なわけだけど」

副長「そういえば何で艦長になったんです?」

艦長「じゃんけんで決めた」

副長「アホな・・・・・・」
68 : ◆4Wz3boX9ho [sage]:2011/04/19(火) 19:46:38.70 ID:PcgaWdFP0
副長「じゃあ何で私が副長になったんです?」

艦長「アミダクジで決めた」

副長「そんな簡単な理由で?」

艦長「だって、航海長と砲術長なり水雷長が抜けたらまずいでしょ?」

副長「じゃんけんとアミダクジで決めた艦長と副長って・・・・・・」

艦長「そんなことよりもさ、どれだっけ?」

副長「えぇっと・・・・・・たしかあれです」

艦長「おぉ!あれか!資料で見たのよりでっかいしきれいじゃない?」

副長「そっちじゃなくて、隣の艦です」
69 : ◆4Wz3boX9ho [sage]:2011/04/19(火) 21:34:44.00 ID:PcgaWdFP0
艦長「軽巡洋艦って言っても間近で見ると大きいね」

副長「排水量だけで言えば普通の軽巡の1.2倍ぐらいありますから」

艦長「とにかく中に入りたいけど・・・・・・あ、ソコの君」

仕官「私でありますか?少佐殿」

艦長「そうそう、今度この艦に乗ることになったんだけど・・・・・・」

仕官「あぁ、了解いたしましたこちらへどうぞ」

艦長「ありがと」

仕官「ついでに艦内の案内とこの艦の歴史を簡単にご説明しましょう」

艦長「えぇ?別に歴史h」

副長「はい、お願いしますねっ」
70 : ◆4Wz3boX9ho [sage]:2011/04/19(火) 21:35:09.30 ID:PcgaWdFP0
仕官が先導し、艦長と副長は艦内各所を回ってゆく

仕官「まず、こちらが食堂です。あちらが兵・下士官用、そちらが仕官用と分かれてます
   この艦アドミラル・ビュコックはノルデン級の3番艦として建造されて・・・・・・」

艦長「また眠くなってきたぁ」

副長「艦長、寝ちゃダメですよ?」

仕官「そして、この艦が初めて金曜日カレーを出した艦としても有名で
   ココで出るカレーは代々この艦の司厨長が受け継ぎ海軍のグルメランクでも上位に入ります」

艦長「何!?本当か!?」
71 : ◆4Wz3boX9ho [sage]:2011/04/19(火) 21:36:11.90 ID:PcgaWdFP0
副長「艦長、そろそそろお時間です」

仕官「艦長?そういえば、貴官は先ほどからこの方を艦長と呼んでおいでだが」

艦長「今日からこの艦の艦長になった、よろしく」

副長「ついでに私も副長を拝命いたしました」

仕官はあわてふためいた表情で敬礼する

仕官「失礼いたしました、艦長!私は当艦の航海長を務める・・・・・・大尉であります」

艦長「そんなに固くならなくていいから、ま、適当にやってよ」

航海長「はぁ、そうですか?」

副長「艦長、そろそろお時間です」

艦長「えぇー?もう?」

副長「私は前任と引継ぎがありますのでその間に挨拶でも考えておいて下さい」

艦長「挨拶とか演説とか人前に出るの面倒臭い・・・・・・」

副長「前の調子では困ります、くじ引きでもじゃんけんで決めたわけでも無いんですから」

艦長「分かったよ〜」

航海長「では、ブリッジへは私がご案内いたしましょう」

副長「えぇよろしく」

艦長「ウサギはさびしいと死んじゃうんだぞ?」

副長「艦長はその程度じゃ死にません」
72 : ◆4Wz3boX9ho [sage]:2011/04/19(火) 22:39:44.26 ID:PcgaWdFP0
艦長「俺もついていくー」

副長「えっ?」

航海長「それはかまいませんが」

艦長「っていうか艦長置いていくなよ」

副長「でも、どうせすぐ飽きたとかいいそうですから」

艦長「副長は俺のコトなんだと思ってるの?」

副長「ウサギ」

航海長「さっき否定した所ですよ?」
73 : ◆4Wz3boX9ho [sage]:2011/04/19(火) 22:52:51.22 ID:PcgaWdFP0
副長「ここがブリッジですかぁ〜」

艦長「なかなかいい眺めだな」

航海長「新任の艦長と副長をお連れしました」

前任副長「ご苦労」

副長「申告します、本日0700を持って・・・・・・大尉当艦副長へ就任いたします」

前任副長「引継ぎご苦労、コレでやっと私も休めるな」

副長「はぁ、前任殿は退役なさるのですか?」

前任副長「定年退職だよ、コレでやっと悠々自適の年金生活さ」

副長「それは・・・・・・長年お疲れ様でした」

艦長「失礼、そういえば私の前任はどこにいらっしゃるので?」

前任副長「あぁ、君が今回就任する艦長か・・・・・・君の前任者なら今頃は病院だね」

艦長「はぁ?」

前任副長「いや、ノイローゼでね今では私が艦長兼任だ」

艦長「そうですか・・・・・・で、引継ぎと言うのは」

前任副長「引継ぎ事項は特にないかな」

副長「引継ぎ無し・・・・・・でありますか?」

前任副長「習うより慣れろと言うことさ、それで不安ならば航海日誌が艦長室にある」

副長「はっ」

前任副長「では、私はこれでいくとするよ。退任式が終わった後に孫と出かける予定でね」

前任副長「老兵は死なず・・・・・・ただ去るのみか・・・・・・」

第3話「新しい艦」〜完〜
74 : ◆4Wz3boX9ho [sage]:2011/04/19(火) 22:57:37.28 ID:PcgaWdFP0
gdgd書いていたら艦長がだんだんキャラ崩壊して来た・・・・・・
助けて!エロい人!
75 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/19(火) 23:03:15.67 ID:dwHfy88Po
エロ入れれば良いと思うよ


まあ崩壊してきたというよりキャラ固まってなかった感じだな
76 : ◆4Wz3boX9ho [sage]:2011/04/19(火) 23:41:25.38 ID:PcgaWdFP0
あと、登場人物にもある程度固有名詞を与えないと
艦長少佐とか副長大尉とかめんどくさいコトになりそうな予感がしてきたよ

機関長とか砲術長とかもそれだけで通すとなると辛いし・・・・・・
と言うわけで
艦名・登場人物名あわせて募集いたします。
安価はしないのと、基本横文字で 艦は陸奥ならムツ 長門ならナガト表示になります
77 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/19(火) 23:43:57.72 ID:8x3LU/Un0
>>76

ケストレルw
78 : ◆4Wz3boX9ho [sage]:2011/04/20(水) 01:33:33.08 ID:k0fhzKUe0
>>77
空母や戦艦が出てくるのはまだしばらく先の予定ですが了解しました
79 : ◆4Wz3boX9ho [sage]:2011/04/20(水) 23:22:07.24 ID:k0fhzKUe0
観測員「左舷より船影!武装商船もしくは仮装巡洋艦です、船籍は・・・・・・帝国、友軍です」

副長「念のため船型を確認せよ」

監視員「発砲煙を確認!」

航海長「何!?」

監視員「着弾至近!敵艦です」

第4話「反乱者」
80 : ◆4Wz3boX9ho [sage]:2011/04/20(水) 23:22:54.44 ID:k0fhzKUe0
副長「艦長、そろそろ本部に出頭しませんと」

艦長「もうそんな時間?」

航海長「就任早々に出頭ですか?」

艦長「なんでも、任務に関してブリーフィングがあるらしいからね」

航海長「おかしいですね・・・・・・とは言っても艦長不在の艦でしたし慣熟訓練ぐらいしかしてませんでしたが」

艦長「かったるいけど行ってくるよー」

副長「もう!艦長ネクタイが曲がってます」

艦長「あー、はいはい」
81 : ◆4Wz3boX9ho [sage]:2011/04/20(水) 23:23:32.93 ID:k0fhzKUe0
艦長「アドミラル・ビュコック艦長参りました」

海軍司令「入りたまえ」

艦長「失礼いたします」

副長「同じく副長参りました」

海軍司令の前で敬礼をする二人、そこには他艦の艦長と副長らしき人物の姿も数名見えた

艦長「ブリーフィングと聞いておりましたが、案外少ないですね」

海軍司令「なぁに、新任艦長を集めて暗号の乱数表と今後の民間船の航路予定図を配るだけだからね」

他艦長「しかし、そちらの少佐殿とは違って我々は船団護衛ですからあまり意味が無い気もします」

海軍司令「まぁまぁ、そういわないで何かあった時に困るでしょ?」

海軍司令「んじゃソコにおいてある封筒もって行って解散って事で、あぁ次回の出航予定時刻も入ってるから」

艦長「んじゃ、副長よろしくー」

副長「はい」

海軍司令「それでは、解散!」

航海長「お帰りなさい、艦長・副長」

艦長「ただいまぁー」

副長「ただいま戻りました」
82 : ◆4Wz3boX9ho [sage]:2011/04/20(水) 23:24:09.39 ID:k0fhzKUe0
航海長「で?どうでした?」

艦長「特に何もないよ、とりあえず次の出航だけ決まったぐらいかな?」

航海長「いつです?」

副長「えぇっと・・・・・・本日の1800ですね」

艦長「えぇー急すぎない?」

航海長「そうですね、ですが弾薬は前回使ってませんし、燃料補給もほぼすんでいますよ?」

艦長「なんてこった・・・・・・」


艦長「とりあえず乗員は?」

副長「現在のところ全員乗艦中ですが・・・・・・」

艦長「じゃ、2時間ずつ半舷上陸ね」

副長「はっ?」

艦長「聞こえなかった?」

副長「い、いえ・・・・・・でもあと7時間しかありませんよ?」

艦長「大丈夫でしょ、航海長半数の人員でも出航の準備はできるよね?」

航海長「はっ、燃料の補給もすぐ済みますし・・・・・・特に問題はありません」

艦長「んじゃ、そういうことで」
83 : ◆4Wz3boX9ho [sage]:2011/04/20(水) 23:24:41.52 ID:k0fhzKUe0
副長「いやいや、出航直前に上陸って戻ってこなかったらどうするんです?」

艦長「そんときはそん時でしょ、というか急な出航でタバコとかの嗜好品も補給できないと士気にかかわるよ?」

副長「それは・・・・・・そうですが・・・・・・」

艦長「んじゃーさっさと通達する!航海長先に上陸してていいよ」

航海長「はっ」
84 : ◆4Wz3boX9ho [sage]:2011/04/20(水) 23:25:34.67 ID:k0fhzKUe0
帝国暦239年 8月30日午後5時47分

副長「各点検作業完了いたしました」

艦長「ほらね、なんとかなったでしょ?」

副長「本当にギリギリですけどね」

航海長「まぁ、慣熟訓練以外の出航というのも久しぶりですし・・・・・・」

艦長「んじゃ、機関始動」

副長「艦橋から機関室へ機関始動」

しばらくした後、少しの振動を伴い低い音が伝声管から伝わってくる

副長「艦長、機関始動いたしました」

艦長「よろしい、係留索離せ!」

副長「係留索離せ」

艦長「碇上げ!機関両舷微速前進」

航海長「了解、機関両舷微速前進へ」

自転車のベルのような軽い音を立てて計器盤が動くと
夕日が照らす港を『アドミラル・ビュコック』はゆっくりと進み始める

航海長「左舷監視員注意!タグボートをひき潰すなよ?」

副長「航路上に障害物なし」

艦長「よろしい、面舵10機関そのまま」

航海士「面舵10」

副長「タグボート接舷、進路変わります」

左舷からタグボートが艦を押し、ビュコックじいさんは港外へと向けられる

艦長「航海長、後は任せる」

航海長「はっ、機関半速!走錨中の艦艇に注意せよ」

艦長と新しい艦は夕日の照らす中を、新たな旅に出た
85 : ◆4Wz3boX9ho [sage]:2011/04/20(水) 23:26:10.78 ID:k0fhzKUe0
――五日後

艦長「はぁ〜暇だねぇー」

副長「艦長、任務中ですよ!もうすこしシャキっとしてください!」

艦長「駆逐艦勤務も暇だったけどさー、こう・・・・・・なんていうの?変化がないよね?」

航海長「そうですねぇ、確かに出航してから機雷敷設と哨戒ばかりですから」

通信士「艦長!緊急入電です・・・・・・これは・・・・・・SOS?」

艦長「読め!」

通信士「我帝国所属商船ピトケアン、潜水艦ト思シキ船影見ユ至急来援ヲ乞ウ」

副長「座標は!?」

通信士「本艦より南西・・・・・・およそ20海里」

艦長「無線封鎖解除!該当海域へ向かう、本部に打電・・・・・・航海長、航路設定よろしく」

航海長「はっ」

副長「機雷敷設作業中止!総員3種戦闘配置!」

航海長「回頭右80!最大船速」

航海士「回頭右80!最大船速了解!」
86 : ◆4Wz3boX9ho [sage]:2011/04/20(水) 23:32:53.09 ID:k0fhzKUe0
とりあえず今回はここまでと言う事で
あまり設定とか練っていない分かなり粗が目立つかと思いますが
ご指摘などございましたら、次回に生かそうと思いますのでよろしくお願いいたします。
87 : ◆4Wz3boX9ho [sage]:2011/04/21(木) 01:33:41.15 ID:hTwws1DC0
オマケ+言い訳

副長「そういえば、ギャグ展開から始まったのに
   急に架空戦記路線に切り替えたのはなんででしょう?」

艦長「作者のネタ切れだよぉー20レス程度で尽きるとは情けない」

副長「スレたてるまでもない(ry」

副長「そういえば艦長は最初幼女的ななにか設定でしたよね?」

艦長「ギャグから始めたから設定とか気にしてなかったんだよーでも俺とかいっちゃってるし」

副長「結局流れかい」

艦長「そういえば、副長はボインなおねぇさんだった気が・・・・・・」

副長「もう一回漂流しますか?今度は一人で」

88 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/04/21(木) 20:35:23.98 ID:FAZodcEDO
キャグセンスなし!
会話の掛け合い、ナンセンス、シュール、イマイチ!ストーリがあっても、流れの起伏なし!
近頃は、緊張感がある、漢字が増えたからか?
89 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(和歌山県) :2011/04/21(木) 21:16:36.78 ID:hTwws1DC0
>>88
ありがとうございます
無いものだらけですね・・・・・・もっと精進いたします
90 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/21(木) 22:02:32.03 ID:HxKavVlp0
>>89

僕もSS初心者ですがあなた様のほうが断然上手いですよ 頑張ってください
91 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/04/21(木) 22:40:10.02 ID:FAZodcEDO
登場人物の感情は読者に影響を与えるから!ウザイ登場人物がいれば、煽り役になる!
感情の起伏を書いたら!
遭難を助けられた時、嬉しい、また、がっかり、不安とか!
どう書いていいか、分かんないけど、感情の起伏は大事だ!て言う事です!
92 : ◆4Wz3boX9ho [sage]:2011/04/21(木) 22:47:35.15 ID:hTwws1DC0
>>90
ありがとうございます、お互いがんばりましょう
>>91
なるほど、ちょっと淡々と書きすぎているって事ですね
もう少し登場人物の心理描写をふやして見ようと思います
93 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/21(木) 22:47:47.99 ID:hxuWaid4o
今までの流れ見て起伏必要と思わん
ほのぼのorゆるいギャグ?な感じなのに入れたら台無しだろ
94 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東) [sage]:2011/04/21(木) 23:04:12.93 ID:RFBxb1BAO
このゆるーい路線が好きだからこのままがいいなあ
95 : ◆4Wz3boX9ho [sage]:2011/04/21(木) 23:04:53.59 ID:hTwws1DC0
副長「付近に船影は?」

監視員「ありません」

航海長「艦長、まもなく該当海域ですが・・・・・・」

艦長「通報はあったけども船影が無い・・・・・・ねぇ?」

航海長「天候が崩れてきましたし、一度引き返しますか?」

副長「ですが、救難信号を見捨てるわけにもいきません」

艦長「そうだね・・・・・・全速で走ってきたから燃料の残量は?」

航海長「はっ、計算してみます」

監視員「10時方向に船影!」

監視員が叫ぶと、艦長たちはその方向を揃って見た
そこには、中型の商船が一隻波間に揺られながら浮かんでいた
96 : ◆4Wz3boX9ho [sage]:2011/04/21(木) 23:05:23.64 ID:hTwws1DC0
監視員「前方の商船より発光信号!」

艦長「解読しろ!」

監視員「こちらピトケアン、来援に感謝す当船の安全確認ができるまでの警戒と本港までの護衛を要請する。以上です」

艦長「よし、機関半速、2種戦闘配置へ移行!周辺を警戒しつつ近づけ」

航海長「機関半速、取舵10」

副長「2種戦闘配置へ移行!対潜対洋上警戒!」

艦長「本部へ要救助船発見の旨を打電しろ」

通信士「はっ」

監視員「四時方向より雷跡!数2!距離1200!」

副長「なに!?」

艦長「取舵一杯!機関全速急げ!監視員はそのまま魚雷の位置報告!」

航海長「取舵一杯!」

突然の襲撃に艦内が戸惑う中を、老艦は黒煙を吐き出しその体を大きくゆする
その老体は悲鳴を上げながらも目下の脅威を避けるために必死にもがく
その後方で轟音と共に水柱が上がった
97 : ◆4Wz3boX9ho [sage]:2011/04/21(木) 23:08:30.33 ID:hTwws1DC0
>>93-94
ありがとうございます、ゆるーい感じがもっと幅広く出せればいいんですが
設定上軍人さんなので戦闘シーンが入っちゃったりもします
ゆるく行くと同じネタがループしまくってしまう気がして・・・・・・
ちなみに、戦闘シーンが入ったからと言って全然魅力が出るわけでもなし・・・・・・
98 : ◆4Wz3boX9ho [sage]:2011/04/22(金) 00:11:25.03 ID:g/6s6diW0
衝撃波が艦橋を襲い、机の上においてあった航路図や海図がバタバタと音を立てて崩れ落ちる
艦長は、強い衝撃で椅子から滑り落ちる

艦長「いったぁー」

副長「魚雷はどうなった!?」

監視員「一本は早発!もう一本は本艦左舷後方よりなお接近中!」

艦長「舵もどせ!」

航海長「舵戻します!」

監視員「魚雷距離100・・・・・・50・・・・・・」

副長「総員対ショック防御姿勢!」
99 : ◆4Wz3boX9ho [sage]:2011/04/22(金) 00:16:00.88 ID:g/6s6diW0
監視員「魚雷着弾!今!」

艦長「・・・・・・」

副長「・・・・・・」

航海長「・・・・・・」

艦長「あれ?」

副長「どういうことなの?」

監視員「敵魚雷艦底通過!本艦3時方向へ迷走します」

航海長「とりあえず助かりましたか・・・・・・」

艦長「各部被害報告!急げ!・・・・・・副長どうしたの?怪我でもした?」

副長「腰が抜けました・・・・・・」
100 : ◆4Wz3boX9ho [sage]:2011/04/22(金) 00:24:40.89 ID:g/6s6diW0
艦長「そう、怪我は無いよね?」

副長「はい、一応は」

艦長「総員1種戦闘配置へ変更!監視員、敵艦の位置は割り出せる?」

監視員「はっ、おおよそではありますが」

艦長「急ぎ位置を割り出して!対潜戦闘用意!投射爆雷発射準備!」

水兵「投射爆雷発射準備!」

水兵が伝声管に怒鳴りつける

艦長「面舵20機関そのまま友軍商船のカバーに入る」

航海長「面舵20!」

艦が右へと進路を変え始めたころ、艦橋の兵装ランプが緑色に点灯する

副長「艦長、投射爆雷射撃準備よし!」

監視員「敵艦推定位置確定!」

艦長「撃て!」

ポポポポーンと間の抜けた音を立てて、針鼠の群れが空中へ放り出された
101 : ◆4Wz3boX9ho [sage]:2011/04/22(金) 00:36:17.08 ID:g/6s6diW0
艦長「商船に発光信号!全速でついてこさせろ!新進路設定方位280この海域を離脱する」

航海長「進路280!」

監視員「ピトケアン後続につきます」

通信士「ピトケアンより発光信号、撃沈を確認せずに離脱するのかと言っています」

艦長「撃沈確認したいなら自分でしろって返してやれ!」

副長「艦長!友軍にそんな・・・・・・」

艦長「あれ?副長、大丈夫なの?」

副長「・・・・・・」

艦長「ほら、手貸してあげるから立って」

副長「変なところ触ったら殺しますよ?」
102 : ◆4Wz3boX9ho [sage]:2011/04/22(金) 02:51:30.64 ID:g/6s6diW0
航海長「艦長、まもなく本港です」

艦長「補給の手配は?」

副長「入港後1900より燃料補給の開始、生活用品と食料は入港次第開始するそうです」

艦長「やっと一息つけるねぇ〜、あとは向こうにまかせてゆっくりしちゃおっか」

航海長「そうですね、航海プランを練り直してサイド提出しなければいけませんし」

艦長「補給と込みでどれぐらい時間あるの?」

副長「最短で明朝0900には出航可能です」

艦長「そんなに、急がなくてもいいや・・・・・・」

副長「は?」

艦長「よぉーし、入港後点検作業が終了次第半舷上陸を許可する」

副長「艦長!またそういう事を!」

艦長「休めるときには休めばいいんだよー」
103 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/04/22(金) 21:27:19.10 ID:DOy3J4ZC0
宣伝スレから

ちょっと戦闘シーンが分かりずらいかなと思う。
ただ、もともと知識があったのか、それともこういった類の漫画や小説を
参考にして書いてるのかどうかわからないけど、調べて書いてるのは分かる。
おもしろくしようとしてるというのは伝わってるってこと。ただ少し力みがある。

最初のギャグはおもしろかったと思うんで、同じような感じのギャグを
もういくつか書いてみて、長編モノにはそれから挑戦してみては?
この板は長編が多いんで、ギャグ短編は結構歓迎する人も多いと思うよ。
>>19-25をみてどういったSSの雰囲気が期待されていたのか、を参考にしてもいいし。

ちょっと今の感じを見ると、書き手がおもしろいと思って書いてるのかどうか気になるな。
もう一度設定を練り直してみるのもいい。初SSなんだからあまり気負わずにやってほしいな。
104 : ◆4Wz3boX9ho [sage]:2011/04/23(土) 02:56:37.02 ID:YPRC88Y70
>>103
感想・アドバイスありがとうございます
私自身がこういった仮想戦記モノだったりスペースオペラなどの類が好きでして
極力ミリタリー方面に関してはリアルに行きたいかなと考えてました。

書き出したのがぱっと思いついたネタで書き出したというのはあるのですが
ネタと雰囲気が持続できず、また作者内でのキャラ(特に艦長)の構成が練りきれて居ないというのはあります。

おっしゃるとおり、序盤のゆるい部分にある程度引きずられてしまって
まともな戦争モノにもって行くべきなのか緩い感じで行くべきなのか
現在のところドッチ付かずの中途半端と言うのは感じております。
ただ、途中で放り出すというわけにも行かないので、どちらかに絞っていくか
駆け足で抜けた後に、設定・構成なんかを再構築しなおして仕切りなおすかと言うのを考えあぐねています。
105 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2011/04/23(土) 19:33:16.71 ID:O74fhsbKo

>朝のうたた寝を邪魔するヤツは銃殺刑
何処のラポ−チン(ソビエト)だよ
106 : ◆4Wz3boX9ho [sage]:2011/04/24(日) 00:02:23.86 ID:uwRNXh3P0
帝国暦240年 3月22日

艦長「相変わらず暇だねー」

航海長「もう慣れっこですけどね、私は」

艦長「って言ってもさー、もう半年以上敵艦なんてものには出会っても無いしー」

航海長「そりゃあこの辺りは内海みたいなモンですから」

艦長「暇だから新聞でも読もうっと」バサッ

航海長「おやおや、副長に見られたら怒鳴られますよ?」

艦長「いいんだよ、新聞は戦場での大切な娯楽だよ?」

航海長「でも、それ2年前の新聞ですよ?」
107 : ◆4Wz3boX9ho [sage]:2011/04/24(日) 00:02:54.44 ID:uwRNXh3P0

副長「艦長、交代の時間です」

艦長「あー、はいはい引継ぎ事項はコレとアレとそれねー」

副長「了解いたしました」

艦長「んじゃあとよろしくー」

航海長「副長もあの艦長の下で大変だねぇー」

副長「本当に、子供みたいな人ですから」

航海長「いっつも引継ぎがあれじゃあねぇ・・・・・・」

副長「でも、なぜか内容が間違えてたことは無いんですよ」

航海長「適当なのか、まじめなのか分からない人だね・・・・・・」
108 : ◆4Wz3boX9ho [sage]:2011/04/24(日) 00:03:18.63 ID:uwRNXh3P0
艦長「さて、今日は金曜日!」

砲術長「カレーっすね!」

艦長「うぉっ!砲術長いつの間に!」

砲術長「?・・・・・・さっきからいたっすよ?」

艦長「あ、そう?」

砲術長「食事は軍隊の唯一の楽しみっすからねー」

艦長「そうだ、いっつも仕官だとデザートが付くけどさ・・・・・・」

砲術長「え?そんなの初耳っす!」

艦長「えっ?」(やべぇ・・・・・・従卒付き仕官だけか)

砲術長「艦長ずるいっすー自分ばっかりいっつもおいしい思いしてたっすねー?」

艦長「あーわかったわかったよ!」

砲術長「なにがわかったんすか?」

艦長「実はこないだ臨検した時にさ、その船長にいい物もらったんだ」

砲術長「何っすか?」

艦長「帝国暦200年モノの白ワイン」

砲術長「おぉービンテージワインっすー!」

艦長「どうせ当直上がりでしょ?後で飲もうよ」

砲術長「飲むっす飲むっすー!」
109 : ◆4Wz3boX9ho [sage]:2011/04/24(日) 00:03:55.32 ID:uwRNXh3P0
――艦長室

砲術長「やっぱり艦長ともなると待遇がちがうっすねー」

艦長「そう?でもやっぱり陸上勤務の方が気楽でいいや」

砲術長「それはそうっすけどー、と言うより早くワイン飲むっすー」

艦長「はいはーい、ちょっと待っててね」

艦長が棚をまさぐり始めたころ艦長室のドアがノックされる

???「艦長!失礼します」

艦長「はいはーい、いつもわるいねー従卒ちゃん」

従卒「いえ、これが私の仕事ですから」

砲術長「あれ?こんなかわいい子いたっすか?」

艦長「あぁ、この子こないだ北の港に寄ったときに配属になった従卒ちゃん」

従卒「従卒二等水兵であります!」

盆を持ったまま敬礼をしようとする従卒がバランスを崩してふらっとよろめく

艦長「あぁ、危ないから・・・・・・いつも敬礼はいいって言ってるでしょ?」

従卒「でも、規則ですからっ!」

艦長「それはそうと、今日のおやつは何かな?」

従卒「はいっ!今日はプリンです」

艦長「おぉー!」

従卒「今日は『カレーの日』だったんで司厨長は忙しかったので・・・・・・私がつくりました!」

砲術長「でも、ワインには合わなさそうっすね」

艦長「ま、デザートとして食べればいいんじゃない?ビーフジャーキーあるよ?」

砲術長「じゃあそうするっす」

従卒「その前に手をあらって来てください!」

艦長・砲術長「はーい」
110 : ◆4Wz3boX9ho [sage]:2011/04/24(日) 00:04:26.12 ID:uwRNXh3P0
砲術長「艦長、この艦って案外女性おおいっすねぇ・・・・・・」

艦長「そう?この艦に限った事じゃないよ?」

砲術長「そうなんっすか?」

艦長「男手は陸軍に取られちゃってるからねー、この間の男なんて仕官は機関長と俺と航海長ぐらいじゃない?」

砲術長「水雷長みたいな男か女かわからないようなのもいるっすー」

艦長「そういう砲術長はどうなのさ?」

砲術長「じ、自分はちゃんとお肌の手入れとかキッチリやってるっす!」

艦長「へぇー?」

砲術長「そ、そんなことよりプリンっす!さっさと戻らないと艦長の分まで食べるっすよ?」

艦長「あぁ・・・・・・まってぇー」
111 : ◆4Wz3boX9ho [sage]:2011/04/24(日) 00:05:42.83 ID:uwRNXh3P0
副長「霧が出てきましたね・・・・・・」

航海長「えぇ、陸地に近いとはいえこの辺りの水深は十分にありますから大丈夫でしょう」

副長「とはいっても無視はできないでしょう、監視員・観測員は周辺警戒を厳にせよ!」

監視員「はっ」

観測員「左舷より船影!武装商船もしくは仮装巡洋艦です、船籍は・・・・・・帝国、友軍です」

副長「念のため船型を確認せよ」

監視員「発砲煙を確認!」

航海長「何!?」

監視員「着弾至近!敵艦です」

副長「総員起こし!1種戦闘配置発令!」
112 : ◆4Wz3boX9ho [sage]:2011/04/24(日) 00:49:46.95 ID:uwRNXh3P0
投下する前に、誤爆をいたしました。
あちらでわびるべきですが、
荒れる原因ともなりかねませんのでこの場にて謝罪をさせていただきます

該当スレの作者様・読者様共にご迷惑をおかけいたしました、大変申し訳ございません
113 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/24(日) 01:46:33.60 ID:b9aI0Z6Xo
仕官じゃなくて士官じゃないの?
114 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/24(日) 02:38:39.64 ID:RRjaA/4Xo
しえんしえーん!!乙でしたー!!
115 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/24(日) 07:10:10.98 ID:K58xLOJIO
乙です。

盛大に誤爆してたねw
116 : ◆4Wz3boX9ho [sage]:2011/04/24(日) 09:31:11.89 ID:uwRNXh3P0
――またまた艦長室

艦長「ぜーはー、ぜーはー・・・・・・」

砲術長「ん?おそかったっすね?艦長」

艦長「足速すぎだろ・・・・・・つーか先に食べてるし・・・・・・」

従卒「ちゃんと手を洗ってきましたかー?」

艦長「あぁ、さぁ!プリンタイムだ!」

従卒「はい、じゃあ召し上がれ!司厨長ほどではないですけど」

砲術長「一口食べただけでとろけそうっすー、従卒ちゃんいい嫁さんになれそうっす」

艦長「はいはい、んじゃ俺も・・・・・・」

ずしん、と大きな音がしたあと艦が大きく揺られる
その衝撃に従卒は頭を打ち、砲術長は椅子から転げ落ちた

ベチャッ

艦長「ベチャッ・・・・・・?」

砲術長「あぁー!」

従卒「あっちゃー」

砲術長「プリンが・・・・・・まだ一口しか食べてないっすぅぅ」

艦長「アホ!俺は一口も食べてないのにいいいい」

砲術長「艦長はいっつもこんなおいしいもの食べてたから罰っす!」

艦長「従卒ちゃんのプリンは始めてだったもん!」

砲術長「微妙にセクハラにきこえるっす!」

艦長「そう取るほうが悪いんじゃい!」

従卒「セ、セクハラ・・・・・・はわわわ・・・・・・」

砲術長「まったく、へたくそな運転っす!多分今舵握ってるのは航海士っす」

――「総員起こし!1種戦闘配置発令!」

艦長「・・・・・・」

砲術長「・・・・・・」

従卒「あの・・・・・・敵艦・・・・・・ですよね・・・・・・?」

砲術長「・・・・・・艦長」

艦長「・・・・・・うん」

砲術長「・・・・・・・・・・・・プリンの仇っす」

艦長「・・・・・・あぁ」

艦長&砲術長「ぜってー許さねぇ!!!(っす!!)」
117 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/04/24(日) 18:53:03.48 ID:om9FUHdDO
いいプラス1レスだ!Gj
118 : ◆4Wz3boX9ho [sage]:2011/04/25(月) 16:11:16.24 ID:DIE6uOYV0
毎度皆様ご支援、アドバイスありがとうございます。


副長「観測員、船籍は確かに帝国なのだな!?」

観測員「はっ、艦形照合・・・・・・武装商船バウンティ号です」

副長「本部とあの船に問い合わせろ!砲撃は準備だけにとどめるように!」

副長「機関原速!進路そのまま」

航海長「機関原速、よーそろー」

監視員「副長、その後のバウンティ号からの砲撃ありません!」

副長「誤射なの?」

そのとき、艦橋のドアがおもむろに開かれ艦長が入ってくる

艦長「敵はどこじゃああああああああああい!」

副長「どうやら、味方武装商船の誤射のようです」

艦長に敬礼をしつつ副長は答える。だが、艦長の表情からは
いつもの緩い雰囲気とは違う気迫がみなぎっている

艦長「誤射だって?そんなはずはない!」

監視員「バウンティ号より発光信号!」

監視員「現在当船で反乱がは・・・・・・切れました」

艦長「決まりだね・・・・・・、砲術長!奴らに喧嘩を売った相手が悪かったことを思い知らせてやれ!」

砲術長「はいっす!」

伝声管からは張り切った副長の声まで

副長「普段は食べる事だけが生きがいの砲術長がずいぶんはりきってませんか?」

艦長「そんなことはどうでもいいの!」

副長「はぁ・・・・・・」

艦長「左舷砲撃戦始め!」

副長「左舷砲撃戦始めます!主砲撃て!」

号令の直後、轟音と共に辺りが炎と硝煙で包まれる
訓練弾以外に砲が火を噴くのは何年振りだろう?と古い乗員は思ったかも知れない
だが、バウンティ号への一の矢は確実に放たれた。
119 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/25(月) 18:40:07.59 ID:TSOA9LtIO
バウンティ号をお使いいただき
ありがとうございます。

ギャグとシリアスの融合も
面白いね!
120 : ◆4Wz3boX9ho [sage]:2011/04/25(月) 23:17:21.55 ID:DIE6uOYV0
観測員「初弾遠弾です!」

主砲より放たれた一の矢はバウティ号を捉える事は無く
さらに遠くの水面を叩き12の水柱を上げる

砲術長「なにやってるっす!もっとちゃんと狙うっす!下げ角3右修正7っす」

砲兵「はっ、次弾装填いそげ!」

照準手「下げ角3修正右7よし!」

砲術長「次弾砲撃準備よしっす!」

艦長「よし!うt 通信士「本部より入電!」

副長「主砲!待て!」

艦長「えっ?・・・・・・読め!」

通信士「該当艦船ハ現在重要物資ヲ輸送セリ撃沈ハ最終手段トシ拿捕セヨ」

艦長「拿捕しろって・・・・・・やだー沈めたいー!」

副長「でもココは命令ですから仕方ないですね」

艦長「ぐぅぅ・・・・・・主砲砲撃中止!」

副長「艦橋より主砲へ、砲撃を中止せよ!」

砲術長「中止ぃ?主砲より艦橋!どういうことっすか?」

艦長「本部からの命令だから仕方ないんだよ!宮仕えの辛いところ」

砲術長「そんなぁ!収まらないっす!」

観測員「バウンティ号発砲!」

観測員が報告をした直後
アドミラル・ビュコックを中心に大きな水柱があがり
艦が左右に揺られ、振動が徐々に大きな物となる
そのうちの一発が同艦を襲う
121 : ◆4Wz3boX9ho [sage]:2011/04/25(月) 23:18:49.36 ID:DIE6uOYV0
副長「被害報告!」

監視員「第三砲塔に被弾!砲塔基部損傷!」

観測員「バウンティ号なおも砲撃を続けつつこちらへ突っ込んできます!」

艦長「・・・・・・」

副長「このままではいいように殴られるだけです艦長」

艦長「回頭左90!機関全速!」

副長「艦長!?」

艦長「総員白兵戦用意!白兵戦部隊の指揮は保安主任に任せる」

副長「は、白兵戦って・・・・・・旧時代じゃないんですから!無理ですよ!」

砲術長「艦長!自分も行くっす!」

副長「砲術長!あなたが持ち場を離れたらどうするの!?」

砲術長「その声は副長のおばさんっすね!だまってるっす!艦長をだすっす!」

副長「おばさんですって!?黙りなさい!このまな板娘!」

砲術長「ま、まな板じゃないっす!まだ成長途上なだけっす!副長こそちゃんとお肌のケアを」

航海長「回頭左90!」

艦が左に傾き、伝声管に怒鳴りつけていた副長が
バランスを崩し転がって行く、それは砲室でも同じだった
122 : ◆4Wz3boX9ho [sage]:2011/04/25(月) 23:20:17.31 ID:DIE6uOYV0
艦長「よし、砲術長許可する」

副長「艦長!?」

艦長「砲撃できないんだったらしかたないでしょ?」

副長「それはそうですが、万が一と言う事が」

艦長「いいんじゃない?なんとかなるでしょ」

観測員「バウンティ号更に接近!・・・・・・砲撃止みました!」

艦長「どういうことだ?」

観測員「おそらく俯角が取れなくなったか、弾切れだと思われますが」

航海長「まもなく、接舷します!」

艦長「総員!衝撃に備えろ!」

アドミラル・ビュコックとバウンティ号が交差する・・・・・・
両船は互いをぶつけ合い、大きく揺れ、所々で火花が散る

艦長「機関後進一杯!アンカー撃て!」
123 : ◆4Wz3boX9ho [sage]:2011/04/27(水) 01:16:46.96 ID:I4Zexfus0
航海長「アンカー固定!捕らえました!」

艦長「よしっ、制圧部隊を突入させろ!」

バウンティ号は各所を貫かれ、船体を捕らえられる
その戒めを解こうともがくが、一部を引きちぎるにとどまり
その体を縛られる事となる、次いで梯子がかけられ、臨検時よりも重武装をした
水兵たちが渡って行く

艦長「何とかなるもんだね」

航海長「まったく、無茶をなさる通常は舳先を並べるものですが・・・・・・」

艦長「でも、なんとかなったからいいよね!」

副長「艦長、まだ状況を開始したばかりです。万が一のこともありますのでこれを」

艦長「うん、でもいいや・・・・・・副長が持ってて」

副長「しかし、万が一と言う事が」

艦長「いや、だって俺射撃とか白兵戦とか苦手だし」

航海長「艦長、第一陣が敵船に乗り込んだようですね」

艦長「よし、そのまま敵艦橋を占拠するように伝えろ」

監視員「はっ」
124 : ◆4Wz3boX9ho [sage]:2011/04/27(水) 01:17:29.55 ID:I4Zexfus0
バウンティ号甲板上では各所で銃声が轟き、互いを殺そうとする
金属の塊が飛び交っている

保安主任「よーし、船内に突入するぞ!あそこの扉まで行く!」

保安主任「お前とお前は、俺と一緒に来い!軍曹、そっちは任せる」

軍曹「了解でさぁ、なんとか抑えますぜ」

保安主任「あとの者はこの場で援護を、俺たちがあっちに着いたらコッチへこい」

水兵「はっ!」

保安主任「よぉーし3・2・1・GO」

コンテナの隙間から水兵たちが援護射撃を始めると、保安主任たちが勢いよく飛び出した、
6人の水兵たちは船内へ通じる水密扉へと取り付くが

保安主任「ちっ、がっちりロックされてやがる・・・・・・」

保安科兵「爆薬なんかもって来てないですよ!」

保安主任「おい、こないだ積んだヤツの中に手榴弾あっただろ!あれもってこい!」

保安科兵「えっ?一度艦まで戻るんですか?」

保安主任「ぐだぐだ言ってねぇでとっとと行って来い!」

保安科兵「はぁ、人使いが荒い事で」

保安主任「なんか言ったか?」
125 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(和歌山県) [sage]:2011/04/30(土) 23:25:34.02 ID:Wg5Htu1x0
――十分後

監視員「敵船甲板上で、爆発を確認しました」

艦長「あぁーあれ使ったのねー」

副長「あれ?・・・・・・ですか?」

艦長「こないだ海軍歩兵科にもらったやつ積んだまんまだったんだわ」

副長「話が見えません」

艦長「いやね、同期のワッちゃんとたまたま会ったらさー手榴弾お土産に貰ってねー」

航海長「あぁ、あの木箱そうだったんですね・・・・・・」

副長「まったく聞いてませんが?」

艦長「あれ?話して無かったっけ?」

副長「というか、どこにおいてたんですか?そんなの」

艦長「確か、第ニ砲塔の弾薬庫だったかな?」

副長「よりにもよってなんて所に置いてるんですかっ!」


監視員「突入部隊、敵船内へ侵入します!」

副長「よし、そのまま監視を続行しろ!敵艦砲の動向に注意!まだこちらを狙ってくる可能性があるぞ!」

観測員「はっ!現在別働隊が敵砲塔制圧に向かっております」

艦長「完全制圧も時間の問題かな?」

副長「えぇ、いくら武装しているとは言え、民間船と軍艦では乗員数が違いますから」

艦長「んじゃー昼寝でもしてきていいかな?」

副長「ダメですっ!何を考えてるんですか!」

艦長「果報は寝て待てって言うじゃない?」

副長「多分それ、誤用だと思います」
126 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(和歌山県) [sage]:2011/04/30(土) 23:26:15.83 ID:Wg5Htu1x0
保安主任「畜生、中に入ったはいいが防御が堅すぎる」

保安科兵「さすがに重機を持ち出されたら手も足も出ませんよ」

保安主任「参ったな・・・・・・おい、ジャクソン!ライベン!あいつらをなんとかできるか?」

保安科兵「そんなヤツらいましたっけ?」

保安主任「いねぇよ、つーか他の奴らはどこいった!?」

保安科兵「さすがに重機の相手はできないから多方面から回るみたいです」

保安主任「俺たちは囮かよ」

保安科兵「その割には人数少ないですけどね」

保安主任「なんでお前はそんなに冷静なの!?」

保安科兵「いや、だってコッチが姿見せなくても無駄弾撃ってるような相手ですし」

保安主任「違えねぇな・・・・・・」
127 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(和歌山県) [sage]:2011/04/30(土) 23:26:42.25 ID:Wg5Htu1x0
水兵A「主任たちが馬鹿をひきつけてくれてる分こっちは大助かりだな」

水兵B「あぁ、だがいいのかね?俺たちだけでおいしいとこ取って」

水兵A「馬鹿、どーせこんな船だったらたいしたお宝はねーよ」

班長「おいおい、お前らいつも盗賊みたいな真似してるように聞こえるぞ?」

水兵A「いっつも一番いいもの貰ってる人が何を言ってるんですか」

水兵B「俺たちはいっつも班長のおこぼれじゃないですか」

班長「そりゃ、多少は偉くなったらの役得だよ。実際艦長にもいくつか回してるしな」

水兵A「あーあ、俺も出世してぇなぁ」

水兵B「まったくだ」

班長「おっと、無駄口はそこまでだ・・・・・・多分コイツが当りだな」

水兵A「食堂って書いてありますけど?」

水兵B「班長〜だからあっちだって言ったじゃないですか〜」

班長「うるせぃ!とりあえず入るか、船長秘蔵のワインがあったりして・・・・・・」

水兵A「あとで主任にドヤされますよ?」


水兵B「一応突入準備整いました」

班長「よし、3つ数えたら行くぞ」

水兵A「了解!」

班長「いち、にぃのぉ・・・・・・さん!」

バンッ

水兵B「あれ・・・・・・?」

水兵A「あーあ・・・・・・予想はしてましたけど、案の定誰もいませんよ?」

班長「るせぇ!」

???「んー!んー!」

水兵B「!?」
128 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(和歌山県) [sage]:2011/05/01(日) 01:02:57.92 ID:a8fd4Fxa0
水兵A「人・・・・・・だなぁ?」

水兵B「猿轡されて縛られて・・・・・・放置プレイ?」

班長「SM好きか!ってんなわけねぇだろ!とりあえず縄を解いてやれ!」

水兵A&B「へーい」




副長「敵船内へ突入からそろそろ20分です。天候が悪化してきています、撤退も考えたほうがよろしいのでは?」

艦長「んー、本部はなんていってきてるの?」

通信士「現在の所、本部港の五警戦隊から駆逐艦を三隻まわしてくるとの事です」

艦長「向こうの位置と到着予定は?」

通信士「はい、向こうの哨戒位置がS-2ブロックですからそこからこちらへ直行するとしても」

航海長「ふむ、大体あと2時間はかかりますかな?」

副長「偵察機があれば周辺の気象観測ができたのですが・・・・・・」

艦長「時化ないように祈るしかないねー」

航海長「まったくですな、しっけりと見張りませんと・・・・・・なんちて」

副長「・・・・・・」

通信士「・・・・・・」

監視員「・・・・・・」

航海長「あれ?」

艦長「カワイサンカエリマスヨ」
129 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/05/01(日) 19:00:34.54 ID:6rG8Cz4DO
読まれてこそ、作品!
最後は上げにしろ!
130 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/01(日) 19:09:03.56 ID:IigdNinIo
そこは>>1の考え次第で強要することじゃなくね?
お前の押し付けるような口調こそ何とかすべきだろ
131 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/05/01(日) 19:42:27.00 ID:7iheC4R40
読まれてこそ作品、ってのは良くないな
あながち間違っちゃいないが別に自己満足で一人で書いてても作品は作品だろ
まあVIPで言ったら叩かれそうだが
132 : ◆4Wz3boX9ho [sage]:2011/05/02(月) 01:28:30.65 ID:v4V9SL2l0
うーん、今まで上げていなかったのは単になにも考えていなかっただけなんですが
現状キッチリとキリのいいところまで書ききれていませんし、しばらくは下げ進行かなと
以下続き


???「ふぅ、すまないな・・・・・・私の名前はジェームズ・クックこのバウンティ号の船長だ」

水兵A「ほぉー?んで、他にも縛られてたのがいるが?」

水兵B「やっぱり集団SM?」

船長「ご存知かとは思うが、現在当船では反乱が発生している。首謀者はこの船の副船長だが、
   彼らは反乱に加わら無かったために私と一緒に食堂に拘束されていたんだ。」

班長「ほぉー、えらく大胆な副船長もいたもんだねぇ」

船長「まったく、ヤツらは何を考えているのか分からん!とにかく、反乱の首謀者はおそらく操舵室に固まっているものと思われる」

水兵A「そりゃ、操舵室さえ抑えちまえばあとは港まで持っていけるってもんだが」

水兵B「その操舵室の前に重機がなぁ・・・・・・」

船長「ふむ・・・・・・では裏周りの・・・・・・このルートでは?」

班長「ずいぶん遠回りだなぁ、このルートも潰されてたらただの無駄足だぜ?」

船長「その場合は、ダクトを通るしか無いかな?」

班長「けっ、活動写真じゃあるめーしんな真似ができるか!」

砲術長「全員手をあげるっす!」

水兵A,Bそして班長、船長を含む反乱に加担して居ない船員はその声に入り口を向く

砲兵「砲術長ぉーこっちじゃないみたいですぅ」

測距兵「砲術科の私たちが突入部隊で・・・・・・ブツクサ」

装填手「もう帰りましょうよー」

班長「あれ?砲術長?なんでこんなところにいんの?」
133 : ◆4Wz3boX9ho [sage]:2011/05/02(月) 01:29:46.99 ID:v4V9SL2l0
砲術長「プリンの仇討ちっす!他に理由はないっす!」

砲兵「砲術科はやることないなんてぇ」

測距兵「言えるわけないわね・・・・・・ただの暇つぶしなんて」

水兵A「聞こえてるぞ!」

水兵B「こっちは真面目にやってるってのによぉー」

班長「さてと、一応コッチのルートを押さえてぇが迂回した時に戻るのも手間だしな」

船長「では、どうすると言うのです!?」

班長「どうするかねー?あっちがおとなしく弾切れになるのを待つとか?」

船長「仮にも商船ですから物資に事欠くようなことは無いでしょうね」

水兵A「んじゃーどうしようもねーなー」

砲術長「あれ?さっきコッチ通ってきたっす!」

班長「へ?」

砲術長「だって、コッチの道はでっかい鉄砲がバンバン撃ってくるんっすもん!」

砲兵「あんなのあたったらミンチですよっ!ミンチ!」

測距兵「今夜は人肉ハンバーグ・・・・・・」

水兵A「なるほどぉー」

水兵B「じゃーいけるわな・・・・・・」

班長「よーし、他ルートのヤツらがその辺にいたら集めろ!」
134 : ◆4Wz3boX9ho [sage]:2011/05/02(月) 01:30:32.04 ID:v4V9SL2l0
――数分後

班長「ひぃふうみぃ・・・・・・ざっと15人ってとこか」

水兵A「大体この周辺の船室は制圧しました」

班長「よーし、んじゃーBはコイツとあとソコの3人あとそっちを任せるわ」

水兵B「了解です」

班長「Aは俺と一緒に操舵室の制圧な」

水兵A「うっす」

砲術長「自分たちはどうするっすか?」

班長「お前はココでお留守番だ」

砲術長「そんなっ!ひどいっす、手柄を独り占めする気っす」

班長「あのなぁ・・・・・・俺たちは保安科の・・・・・・つまり臨検部隊だからこういった訓練も受けてるがな」

水兵A「畑違いの砲術科さんがいたら、足手まといってわけだ」

砲術長「そんなことないっす!ちゃんと銃だって撃てるっす!」

砲兵「砲術長ぉーいいじゃないですかー私たちはここでゆっくりしてましょうよぉ」

測距兵「その方が楽・・・・・・」

砲術長「いやっすー!ついていくっすー!」

・・・・・・・・・

班長「はいはい、わかったよぉ・・・・・・」

砲術長「本当っすか!?」

班長「ただし俺のそばから絶対離れるなよ!?」

砲術長「わかったっす」

135 : ◆4Wz3boX9ho [sage]:2011/05/02(月) 15:07:41.66 ID:v4V9SL2l0
GW中は繁忙期の為速度は後進一杯となります、なにとぞご了承くださいませ
136 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/05(木) 14:21:35.58 ID:UGWjkHyIO
幼女スレから流れできた!
面白いから焦らず続けて下さい
137 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/10(火) 21:56:31.44 ID:XCl/49DEo
まだ来ないのか…
138 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]:2011/05/10(火) 22:03:00.12 ID:nJLTKTAfo
まさかのロリコン流入。
のんびりまってるぜ。
139 : ◆4Wz3boX9ho [sage]:2011/05/11(水) 02:18:13.89 ID:+H3zu9of0
班長「本当に敵いねぇでやんの・・・・・・」

水兵A「まぁ、民間船ですからねぇ」

砲術長「もうすぐ機関銃のところっす!気を付けるっす」

班長「いわれねぇでもわかってるよ、ソレぐらい」

???「おい、そっちの方で声が聞こえなかったか?」

??「あぁ?しらねぇよ」

???「気のせいか・・・・・・」

??「気になるんだったら見てこいよ」

???「いやだよ、それに給弾手がいなくなるだろ!?」

??「そいつもそうだわな」

班長「けっ、たった二人でやんの・・・・・・主任もコレぐらいなんとかできんのかねぇ?」

砲術長「反乱に加担した船員ってことっすいよね?」

水兵A「班長、スモーク準備整いました」

班長「よぉし、[ピーーー]なよ?」

水兵A「分かってますって」

水兵Aが機関銃の元に手榴弾を放り投げる・・・・・・
船員たちはソレに気づくも遅く、通路は煙に包まれた
140 : ◆4Wz3boX9ho [sage]:2011/05/11(水) 02:18:39.55 ID:+H3zu9of0


船員A「うぉっ!ゲェッホゲェッホ!敵だ!撃て!撃てぇ!」

船員B「どこだ!どこにいやがる!」


班長「むちゃくちゃだな、誰もいねぇところ撃ってやがる」

砲術長「でもあっちは確か主任がいるんじゃないっすか?」

班長「さすがにあんな弾はあたらねぇよ」

砲術長「でも、班長もなんで突入しないっすか?」

班長「そりゃ、おめぇがいるからだろうが!俺が離れたら誰がお前を守るんだ?」

砲術長「自分もついて行けばいいとおもうっす!」

班長「お前ガスマスクもってきてんの?」

砲術長「えっ?」

水兵A「そこまでだ!降伏しろ!命までは取らん!」

水兵C「武器を捨てろ!」

船員A「ゲッホッゲホッ、わ・・・・・・わかった!降参する!撃たないで・・・・・・ゲホッゲホッ」

船員B「ゴッホゴホ機関銃は捨てた!命だけは・・・・・・」

水兵A「よし!両手を頭の上に!ゆっくりだ!」

保安主任「おっ?なんか機関銃制圧できたみたいだな?」
141 : ◆4Wz3boX9ho [sage]:2011/05/11(水) 02:19:16.65 ID:+H3zu9of0


保安科兵「迂回ルートがあるんだったらそっち行ってればよかったですねぇ」

保安主任「まったくだわ・・・・・・」

班長「おーう、主任いきてっかぁ?」

保安主任「あいにくとなぁ!テメェから借金取立てねェと死ぬに[ピーーー]んわ!」

班長「おぉこわ!このままほっといた方がよかったか?」

保安主任「うるせぇ!今そっちに行く!」

班長「あいよ、あとはもう操舵室制圧で終わりだわ」

保安主任「じゃあちゃっちゃと終わらせて飯にしますか・・・・・・」

水兵A「艦の損傷と曳航も考えると一度帰投するんですかねぇ?」

砲術長「多分そうなるっすねー、全速でいけば一日で着くっす」

砲兵「とはいっても曳航していくとなると二日半はかかりますよぉ?」

測距兵「たいした違いじゃない・・・・・・」

班長「んー・・・・・・」

保安主任「どうした?急に難しい顔して」

班長「あぁ、いや・・・・・・砲術長ちょっとこっちに」

砲術長「何っすか?」
142 : ◆4Wz3boX9ho [sage]:2011/05/11(水) 02:19:47.22 ID:+H3zu9of0
班長「あの・・・・・・港に帰ったら、飯でもどうだ?話したい事もあるし」

砲術長「おごってくれるっすか!?」

班長「なんでそうなるんだよ!おめぇは!」

砲術長「自分あたらしくできたって言う駅前の店がいいっすー!」

班長「はいはい、わかったよ!そこにつれていきゃいいんだろ?」

保安主任「何騒いでんだか・・・・・・よぉし!ここだぞ!」

水兵A「がっちり固められててびくともしませんね・・・・・・」

保安科兵「仕方ないですね・・・・・・主任?」

保安主任「吹っ飛ばすかぁ・・・・・・多分手持ちでギリギリだと思うが?」

班長「よし!扉に手榴弾をくくりつけろ!」

水兵A「了解!発火はどうします?」

班長「コード式でいい、安全ピンにワイヤー括り付けとけ!」

水兵A「了解でさぁ!」


水兵A「3・2・1・爆破!」
143 : ◆4Wz3boX9ho [sage]:2011/05/11(水) 02:20:15.66 ID:+H3zu9of0

強烈な振動と音を伴って操舵室の扉が爆破され、もうもうと煙が立ち込める

保安主任「スモーク!放り込んだ後3カウントで突入するぞ!」

班長「あいよ!ガスマスク用意」

水兵A「全員つけてますよっと」

保安主任「いちにぃのぉさん!」

???「敵だ!撃て!撃て!ゴホゴホ」

??「だ、ダメです何も見えません」

???「いいから撃て!味方にあたってもかまわん!」

????「そ、そんなこと言われたって目がしみるー」

班長「ソコまでだ!武器を捨てて投降しろ!蜂の巣になりたく無ければな」

保安主任「手間かけさせやがって・・・・・・」

???「うるさい!貴様ら何ぞに!」

水兵A「周りを良く見るんだな、お前以外は全員武器を捨てているぞ?」

???「何!?」

班長「あとはお前だけだ!」

???「貴様らぁあああ!」

反乱兵「そんなこと言われましても」

反乱兵2「これじゃ勝ち目ないですよ副船長ぉ」

副船長「畜生があああ」

砲術長「さっさと武器を捨てるっす!」

咳き込み、目から涙を垂れ流しながら副船長を除き武器を捨て降伏していた
後はこの男のみ、そして包囲した状況が一瞬の油断を招いた

144 : ◆4Wz3boX9ho :2011/05/11(水) 02:22:17.99 ID:+H3zu9of0
お待たせして申し訳ありません、saga入れ忘れで[ピーーー]
入ってるし・・・・・・GWのあとの事務処理があああああ
という言い訳を挟みつつ・・・・・・4話いつになったら終わるのかなぁ?
もう6話ぐらいの予定だったのに
145 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2011/05/18(水) 02:44:45.11 ID:o4S/TiiR0
次の更新はいつかな?wktk
146 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(和歌山県) [sage]:2011/05/19(木) 02:05:28.19 ID:ULzJtIfs0
監視員「4時方向より艦影、駆逐艦3」

航海長「連絡のあった友軍駆逐艦のようですね」

艦長「そうだねー、むこうの状況は?」

副長「現在操舵室を含む全区画の制圧を完了、あとは反乱兵の武装解除及び後処理ですね」

艦長「そっか、んじゃー後の処理は五警戦にまかせてしまおうか」

副長「艦長!まったく、そうやって面倒ごとを他所に・・・・・・」

航海長「そうですね、かなり被弾していますし一度母港へ帰還したほうがいいですねぇ」

副長「航海長まで何をいうんですか!?」

艦長「そうそう、応急修理が終わってるからっていってもコレからの任務にも差し支えるしねー」

航海長「艦長は本部港にいい店見つけたからまた行きたいだけなんじゃないんですか?」

艦長「あれ?なんで知ってるの?」
147 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(和歌山県) [ saga]:2011/05/19(木) 02:06:17.81 ID:ULzJtIfs0
監視員「4時方向より艦影、駆逐艦3」

航海長「連絡のあった友軍駆逐艦のようですね」

艦長「そうだねー、むこうの状況は?」

副長「現在操舵室を含む全区画の制圧を完了、あとは反乱兵の武装解除及び後処理ですね」

艦長「そっか、んじゃー後の処理は五警戦にまかせてしまおうか」

副長「艦長!まったく、そうやって面倒ごとを他所に・・・・・・」

航海長「そうですね、かなり被弾していますし一度母港へ帰還したほうがいいですねぇ」

副長「航海長まで何をいうんですか!?」

艦長「そうそう、応急修理が終わってるからっていってもコレからの任務にも差し支えるしねー」

航海長「艦長は本部港にいい店見つけたからまた行きたいだけなんじゃないんですか?」

艦長「あれ?なんで知ってるの?」
148 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/19(木) 02:08:56.62 ID:HnFmiP6so
久々に来たと思ったら初っ端からやりおるなwwww
149 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(和歌山県) [ saga]:2011/05/19(木) 02:11:54.47 ID:ULzJtIfs0
――バウンティ号

次々と武装解除されて行く反乱兵たち、その中でも一人屈辱を色濃く映し出す男が一人
各水兵はそれぞれ武装解除のため、降伏した兵士たちへと向かう
その一瞬の隙をつき、副船長が動く・・・・・・

副船長(こんな所で・・・・・・どうせ俺は死刑だ、なら一人でも道連れに)

砲術長「意外とあっけなかったっすねー」

班長「ま、民間人と軍人じゃあこんなもんだわな」

砲術長「そういえば、ちゃんと連れて行ってくれるんっすよねー?」

班長「お、おぅ・・・・・・任せとけ!」

砲術長「楽しみにしてるっすよ!」

副船長(よし、ヤツらは油断している。あの間の抜けた女一人ぐらいなら・・・・・・)

水兵A「班長!拘束具あまってませんか?」

保安主任「あとこっちで終わりだ」

班長「おーう、今行くわ」

副船長(今だ!)
150 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(和歌山県) [ saga]:2011/05/19(木) 02:12:26.09 ID:ULzJtIfs0
隙を見せたのは一瞬だった。袖口に隠し持っていたナイフで拘束を解き
砲術長を捕らえる。

副船長「全員動くな!コイツがどうなってもいいのか?」

砲術長「ちょっ、やめるっす!」

保安主任「やれやれ、この人数で人質を取ったとしてどこに行こうというのかねぇ?」

副船長「武器を捨てろ!」

水兵A「この状況でねぇ・・・・・・?やっちまいますか?」

班長「武器を捨てろ・・・・・・」

水兵A「へ?」

班長「いいから、武器を捨てろ」

次々と武器を放り出す水兵たち、副船長は砲術長の腰から拳銃を抜く

砲術長「いやっ、ん・・・・・・どこ触ってるっすか!」

副船長「へっ、どうせ俺は死刑だ!ならお前ら全員道連れにしてやる!」

班長「結局てめぇも死ぬんじゃねぇか?」

副船長「おっと、それ以上近づくな?こいつがどうなっても・・・・・・」

班長「あぁ、お前がどうなってもわからんな」

副船長「なんだ!?くっ、来るな!こっちに来るな!」

乾いた音、硝煙の臭い・・・・・・そして、班長の肩から流れる赤い液体

班長「よせよ、痛てぇじゃねぇか」

副船長「ああああああああああああああ」
151 : ◆4Wz3boX9ho [ saga]:2011/05/19(木) 02:21:15.18 ID:ULzJtIfs0
>>148
はい、やっちまいました・・・・・・

この後の分も考えてはいるのですが文章化がまだです
あと、よろしければ今後の参考までにアンケートを

1.艦艇の名称に関して
2.人物の名前に関して(出るかは分かりませんが)
aアメリカ風
bイギリス風
cドイツ風
dロシア(ソ連)風

また、上記二点に関しては具体的な名前を出していただいても結構です
3.アナタはどの娘が好み?
A貧乳だが面倒見がいいタイプ
B標準的で、周りとの調整役もできる委員長
C巨乳でドSなおねぇさん

4.サブルートが一つ開くとしたら?
α幼馴染(既存チョロ役)ルート
β親友(新キャラ)ルート
152 : ◆4Wz3boX9ho [ saga]:2011/05/19(木) 02:46:23.18 ID:ULzJtIfs0
両者の距離は約50cm
決着は一瞬だった、班長の拳が副船長の顔面を捉え
その体を宙へと放り出す

班長「手間かけるんじゃねぇよ!」

保安主任「拘束した船員のボディチェックをしなおせ!」

班長「怪我は・・・・・・ねぇか?」

砲術長「う・・・・・・うぇええ、怖かったっすー」

班長「ソレだけ、元気なら心配ねぇな・・・・・・って、おい!抱きつくな!痛ぇ!」

副船長「馬鹿に・・・・・・しやがって・・・・・・」

班長「とりあえずお前もボディチェック手伝え!」

副船長「船長もそうだ・・・・・・俺は・・・・・・」

砲術長「あれはどうするっすか?伸びてるみたいっすけど」

副船長「畜生!・・・・・・死ね!」

操舵室に再び銃声がこだました
153 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/19(木) 12:40:53.89 ID:ARxmI2QIO
1.ギャピン
2.イギリス風
3.A!
4.α

幼馴染が見れるなら他に何もいらない!
さあ、叶えてよ>>1
154 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/19(木) 17:05:04.46 ID:0+tyc7Ob0
>>151
艦艇の名称って船長の?それとも新しい艦艇の?
155 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/19(木) 18:51:34.98 ID:xgjoJ425o
1はアドラーとかで
2はbだな
3はAだ!できればボクっ娘で!
4はβかな
続き楽しみにしてます
156 : ◆4Wz3boX9ho [ saga]:2011/05/19(木) 21:25:55.54 ID:ULzJtIfs0
>>154
モブ艦だったりもしかしたら主役級だったりするかもしれません
あと1と2は選択肢共有なんで人物名・艦艇名ともにどこの国っぽく付けるかを
別に個別に命名していただければそれでもOKです、出るかは分かりませんが

あとeフランス風を追加 

日本風?ないですよ?

>>153
幼馴染でいいんだな!?後悔しないな!?

まだまだ投票受け付けます
157 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/05/19(木) 22:07:36.29 ID:ZzhaN1AFo
大航海時代で、ポルトガルの船に『楓』ってつけて以下全部木の名前にしたなぁ

1,2はなんでもいい
3はC
4はa
158 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/20(金) 00:33:01.21 ID:6NJ2i7dSO
>>151
1ビショップ
2b
3貧乳でドSな委員長
4親友が男ならβ
159 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2011/05/20(金) 14:06:44.60 ID:50C1rv15o
1.アドミラル・副長級
2.dソ連

また、上記二点に関しては具体的な名前を出していただいても結構です
3.ヒンヌー弩級Sなお姉さんはダメですか。

4. β親友(新キャラ)ルート


160 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/20(金) 14:46:21.76 ID:Wx0IPoaIO
ヤバイぞ、このままだと新キャラ√にいってしまう…
161 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/20(金) 15:39:06.10 ID:01mUQA1r0
1 空母 バーチャル
2 a コール・ビズ船長
3 A
4 a
162 : ◆4Wz3boX9ho [ saga]:2011/05/21(土) 01:45:50.31 ID:0xmFuyb20
保安科兵「突入部隊よりアドミラル・ビュコックへ重傷者一名!そちらに搬送する!準備を頼む!」

水兵C「担架!急げ!」

副船長「どうだ・・・・・・く・・・そ・・・が・・・・・・」

保安主任「糞はテメェだ!誰かコイツを縛っておけ!」

砲術長「班長!」

班長「かっこ悪いところ・・・・・・見られちまったかな・・・・・・」

保安主任「喋るな、今から医務室へ運んでやる」

班長「もういい・・・・・・この傷じゃ助からんさ」

保安主任「何を言ってやがる!うちの船医は酔っ払いだが腕は確かだぞ!」

班長「自分の体の・・・・・・ことは・・・・・・自分が良く・・・・・・分かってるさ・・・・・・それより・・」

砲術長「死んじゃいやっす、自分まだ約束果たしてもらってないっす!」

班長「悪いな・・・・・・果たせそうにねぇわ・・・・・・」

保安主任「モルヒネをもってこい!」

砲術長「今そんなもん使ったら死んじゃうっす!」

班長「いい・・・・・・んだ・・・・・・砲術長・・・・・・」

砲術長「そんな・・・・・・」

保安主任「最後の言葉はお前が聞いてやれ」

班長「・・・・・・・・・・・・」

砲術長「そん・・・・・・な・・・・・何で今そんな事いうっす!そんなんだったら自分だって・・・・・・」

砲術長「ちょっと班長!聞いてるっすか!?目を開けるっす!」

保安主任「砲術長、コイツは義務を果たした・・・・・・休ませてやってくれ・・・・・・」

砲術長「いやっす!きっとみんな自分を騙してるっす!後で・・・・・ドッキリだって・・・・・・」

保安主任「悪いな、現実だ・・・・・・」
163 : ◆4Wz3boX9ho [ saga]:2011/05/21(土) 01:46:33.42 ID:0xmFuyb20
副長「艦長、敵船内の制圧完了及び味方駆逐艦の曳航準備整いました」

艦長「よろしい、味方の損害は?」

副長「はい、突入部隊57名中軽傷8名死亡1名です・・・・・・」

艦長「そうか・・・・・・突入部隊を引き上げさせて、あと戦死者の遺体も」

副長「はっ!」

艦長「引き上げ完了後拘束索の切り離し、抜錨本部港へ帰還する・・・・・・」

副長「了解しました、準備をさせます」

航海長「航路設定は完了してますよ」

艦長「うん、あとはまかせるよ」

副長「引き上げ作業開始!拘束索切離し用意!」
164 : ◆4Wz3boX9ho [ saga]:2011/05/21(土) 01:48:25.51 ID:0xmFuyb20
と言うわけで少しずつ投下して行きますよっと

貧乳好きな変態紳士ども多すぎワロタ
ちなみに大事なのは乳のサイズだ!性格は関係ねぇんだ!

あと親友は男です
165 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]:2011/05/21(土) 09:12:51.94 ID:ZCzqTWsAO
(´・ω・)せつねぇ
166 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/21(土) 09:47:38.33 ID:/X78OHEI0
>>165
ああ
しかしこれが軍隊だ・・・
167 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/21(土) 10:45:54.17 ID:4+LCgNMDO
ロシア風EカップくらいのSっ気ありお姉さんは出ないのか

4は親友ルートか
168 : ◆4Wz3boX9ho [ saga]:2011/05/22(日) 02:30:16.54 ID:x1EtS97w0
副長「収容完了、拘束索切り離します・・・・・・」

艦長「機関始動、両舷微速前進」

航海長「機関始動微速前進」

両艦を繋いでいた鎖が取り払われ、二つの距離が徐々に開いてゆく

艦長「回頭右120半速へ」

航海長「回頭右120半速前進」

副長「本部と連絡がつきました、今回の戦死者はあちらで埋葬するようです」

艦長「水葬の手間は無し・・・・・・と。ところで現在の修理状況は?」

副長「被弾した主砲は機能回復、副砲は1門を残して全損です」

艦長「ずいぶんこっぴどくやられたねぇ」

航海長「ノーガードで撃たれっぱなしでしたから。艦橋が無事なだけ儲けモノでしょう」

艦長「ソレもそうかな・・・・・・さてと、主砲全門装填」

副長「は?」

艦長「あ、空砲でいいよ」

副長「いや、修理が終わったばかりですし敵もおりませんが・・・・・・」

艦長「いいから、あと艦内放送の準備を」

副長「人の話を聞いてください!」

艦長「あんまり突っ込んでほしくないかな・・・・・・」

副長「分かりました・・・・・・主砲全門装填、弾種空砲」

艦長「悪いね、あと指示があったら一番砲塔から一門ずつ五秒ごとに撃つように指示しておいて」

副長「はい・・・・・・」
169 : ◆4Wz3boX9ho [ saga]:2011/05/22(日) 02:30:55.36 ID:x1EtS97w0
艦長「あー、あーマイクテストマイクテスト・・・・・・」

副長「お約束はいいですから」

艦長「はいはい・・・・・・達する、艦長より全乗組員へ
   諸君らの働きにより、我々は勝利を得ることができた。
   とりあえず生きて祖国の土を踏める事を諸君らに感謝したい」

砲術長「・・・・・・」

艦長「だが当艦も少なからず損害を受け、犠牲者も出た・・・・・・
   コレより、弔砲の発射及び全乗組員にて黙祷を行う
   必要最低限の作業員以外は全員左舷方向へ傾注せよ」

艦長「主砲撃ち方用意!」

副長「主砲撃ち方用意よし!」

艦長「黙祷!」

傷ついた船体を引きずりながら、凱旋の航路を行く艦から
12回轟音が鳴り響いた。

第四話〜完〜
170 : ◆4Wz3boX9ho [ saga]:2011/05/22(日) 02:33:58.41 ID:x1EtS97w0
gdgdになった4話完です・・・・・・
さて、とりあえずココマデの投票で確定したのは
2.英国風
3.貧乳
4.親友ルートでまちがいないかな?

2・3・4は投票締め切ります
ただし、2に関してはキャラ個人名(出るか分からんけど)と
1の艦名は引き続き募集します
171 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/22(日) 12:34:09.07 ID:4l/o11E9o
4は3:3じゃないか?

胸の大きさなんてどうでもいい、大切なのは面倒見のいい事
172 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/22(日) 19:42:04.01 ID:GmlBzxCu0
>>171

それもいいな、ま、わたしは気が会って優しければなにも言わない
関係ない話してゴメン
173 : ◆4Wz3boX9ho [ saga sage]:2011/05/22(日) 21:38:06.79 ID:x1EtS97w0
4は同点か、よし!直近で投票した人に決める権利を(ry

書式として【4は○○ルート】でコピペして幼馴染か親友か入れてくれ
それ以外は認めない。

>>172
もともとレス多いほうじゃないので荒らしじゃなければ大歓迎ですよ

3の選ばれなかったルートの中身を開きます

B標準的で、周りとの調整役もできる委員長・・・・・・重巡洋艦ルート
C巨乳でドSなおねぇさん ・・・・・・装甲艦ルート
174 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長崎県) [sage]:2011/05/22(日) 22:26:01.83 ID:Z2lYVZTKo
4は親友ルート
175 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/23(月) 00:56:57.15 ID:kYii8yqA0
>>173

艦長「よし!くく1の許可がでたぞ!おふざけルートへ最大戦速!」

乗組員「「サーイエッサー!!」」
176 : ◆4Wz3boX9ho [ saga sage]:2011/05/23(月) 01:00:04.68 ID:lXwUMiVq0
>>175
やめて!>>1のギャグセンスはゼロよ!

あと細かい事を言うと海軍だとアイアイサーだとうんぬん
177 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/23(月) 01:06:27.43 ID:kYii8yqA0
艦長「よし!くく1の許可がでたぞ!おふざけルートへ最大戦速!」

乗組員「「アイアイサー!!」」

しつこくてごめ(ry やっやめろ!なにをする!!グハッ!
178 : ◆4Wz3boX9ho [ saga sage]:2011/05/24(火) 20:13:16.35 ID:d5XfjIWm0
次はもう少し書き溜めるんで長くなるかも、仕事も忙しくなってきましたし。
あと、一応他のSSみたいにキャラ紹介ならぬ艦艇紹介みたいなのを書き溜めてるけど需要はあるのだろうか?
179 : ◆4Wz3boX9ho [ saga sage]:2011/05/24(火) 20:29:01.95 ID:d5XfjIWm0
次はもう少し書き溜めるんで長くなるかも、仕事も忙しくなってきましたし。
あと、一応他のSSみたいにキャラ紹介ならぬ艦艇紹介みたいなのを書き溜めてるけど需要はあるのだろうか?
180 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/25(水) 00:09:48.88 ID:yxZpZ9zy0
>>179

ドンマイw
181 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/26(木) 16:43:22.15 ID:IQu5nQ/IO
信じがたいから数え直して3:3だと言ったのに結局新キャラ√だと…
いや、まあ、いいんだけどね?
全然いいんだから…
182 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/06/16(木) 23:07:47.74 ID:P+zlZFbz0
いつまでまてばok?
183 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/16(木) 23:10:16.60 ID:P+zlZFbz0
うわ・・・上げちまった・・すまない、ちょと主砲から発射されてくる
184 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海・関東) [sage]:2011/06/17(金) 00:22:57.46 ID:EwF1b34AO
一気に読みました。ミリタリーは映画を嗜む程度ですが面白いですね。

艦名にドレッドノートなんていたらいいかなあって思うんだよ!
185 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2011/06/17(金) 05:06:34.18 ID:yy8/gP5Ro
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  (  ) (A`;)
  (  )Vノ |
   | |   ||
186 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海・関東) [sage]:2011/06/21(火) 21:37:01.62 ID:vFn0R1eAO
そろそろひと月経つが、大丈夫か?
187 : ◆4Wz3boX9ho [sage]:2011/06/21(火) 22:25:55.19 ID:zaICkF8L0
遅くなってて申し訳有りません
入院してまして、いま一時帰宅中なんですが3日後ぐらいにまた病院に戻らないといけない状況です
188 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長崎県) [sage]:2011/06/21(火) 22:34:59.59 ID:URp+AsKto
mjdk
あんまり無理しないようにな
189 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/06/21(火) 23:53:31.16 ID:6NvNrjY00
おい、大丈夫か?
安心して直してくれよ
ずっとまってるから
190 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海・関東) [sage]:2011/06/22(水) 15:39:53.89 ID:WucmTXsAO
早く元気になって下さい!
191 : ◆4Wz3boX9ho :2011/06/24(金) 00:04:14.79 ID:8lQyTNjP0
明後日で病院に戻りますんでそれまでに本編は無理ですが、設定というか
よくある人物紹介の類似品を投下します。
もともと補完のために作っておいた代物なんで、修正加筆はしますが
192 : ◆4Wz3boX9ho [saga]:2011/06/24(金) 00:13:18.04 ID:8lQyTNjP0
加筆修正できたので、 人物紹介の類似品【艦艇詳細】
【アドミラル・ビュコック】
帝国暦192年6月13日就航 ノルデン級軽巡洋艦 7番艦 
排水量 基準7700トン 満載8500トン
全長172m 全幅16.7m
喫水5.22m(基準)、6.03m(満載)
機関 重油燃焼式海軍型水管缶6基+タービン2基2軸 2サイクルディーゼル機関2基2軸
武装
15cm(60口径)三連装速射砲4基
8.8cm(45口径)単装高角砲3基(同連装2基)
45cm魚雷発射管4連装2基 爆雷投射機2基 機雷40個
装甲
舷側76〜101mm 甲板40mm 砲塔30mm 司令塔76〜100mm
最大速力21.3ノット 航続距離13ノット/6700海里 15ノット/5200海里

艦長と副長が帰還後一番最初に勤務した艦 
海軍の中でも最古参艦であり、幾度も改修を受けている
軽巡洋艦としては標準よりやや大きめだが旧式艦のため機関を乗せかえても鈍足
乗員からは敬意を込められて「ビュコック爺さん」と呼ばれている
船は基本的に女性であるが、艦名の由来となったビュコック提督にならい男性名詞で呼ばれる。

【コールリッジ】
建造年不明 駆逐艦
その他詳細不明

艦長と副長が漂流する前にのっていた艦
まだ細かい設定とかは開かされて居ない
艦名の由来は特にない、登場前までは「セントエルモ」か「グランド・カナル」になる予定だった

【ピトケアン】
帝国所属 商船 
排水量 3230トン
武装 なし
アドミラル・ビュコックの哨戒活動中(機雷敷設作業中)に潜水艦に襲われ救難信号を発信
その後、同艦に助けられる事になる。

【バウンティ号】
帝国所属 武装商船
排水量 6628トン
武装 11.8cm単装砲6門
アドミラル・ビュコックの哨戒中突如として砲撃を加えた船

武装はしているが民間の商船である。
当船では副長を筆頭に反乱が発生、当時輸送していた機密物資ごと亡命を図ろうとしたが
同艦乗組員により、制圧その後本部東の港へと回航され現場検証を負えた後
武装を取り外され、標的艦として処分された。
193 : ◆4Wz3boX9ho [saga]:2011/06/24(金) 00:14:10.51 ID:8lQyTNjP0
【ギャピン(正式名称SSB789X)】(未)
帝国暦239年就航 潜水艦
排水量 水上1235トン 水中1459トン
全長72.9m 全幅8.2m 喫水6.22m 可潜深度175m
機関 ディーゼル機関2基2軸
武装 58cm魚雷発射管前6門後2門

帝国の中でも中型〜大型の部類の外洋型潜水艦
装備する魚雷は航続距離・威力共に高い

【アドラー】(未)
帝国暦231年8月13日就航 アドラー級航空母艦 1番艦
排水量26872トン 
機関 重油燃焼式ボイラー8基 4軸
全長 245.8m 全幅32.1m 喫水 9.3m
武装
15cm連装両用砲4基 8.8cm単装高角砲6基 12.7mm連装機銃10基
装甲
舷側122mm 飛行甲板56mm 防御主甲板76mm
搭載機 59機
最大速力38.8ノット 航続距離20ノット/8120海里

第三艦隊第二航空戦隊旗艦
「海上航空戦力増強計画」の一番艦
計画から竣工までわずか3週間、そこから就役まで4ヶ月という急造艦のため
運用開始時にはかなりの不具合が報告された
また、搭載機は正規空母としては少なめだが就役中の同級のなかでは一番速力が高い


【ビショップ】(未)
帝国暦238年1月28日就役 チェス級護衛空母 3番艦
排水量9,800トン
全長151 m  全幅34.0 m 喫水7.9 m
機関 ディーゼル機関4基2軸
武装 10.1cm 両用砲2門 40mm機銃2基
搭載機 22機
最大速力18ノット 航続距離12ノット/5890海里

船団護衛に使用される護衛空母
基本的な能力は低いが量産性に優れる
194 : ◆4Wz3boX9ho [saga]:2011/06/24(金) 00:14:44.28 ID:8lQyTNjP0
【バックスクリーン】
帝国暦240年4月28日就航 バックスクリーン級戦艦 1番艦
排水量 基準47802トン
全長272.3m 全幅 40.6m
喫水11.2m
機関 タービン機関4基4軸
武装
45口径42cm三連装砲3基 50口径18cm連装砲2基
40口径10.1cm連装高角砲4基 同単装6門
45口径8.8cm高角砲22門 40mm連装機銃10基 
20mm4連装機銃8基 12.7mm機銃13基
装甲
水線355mm 甲板80+132mm 主砲前盾499mm 主砲天蓋278mm 副砲廓178mm
搭載機 5機(カタパルト2基)
最大速力28.7ノット 航続距離18ノット/11530海里

番外編「幼女が乗艦なう」に登場
本作でも番外編にあたり、クロス実験作品で登場した。
帝国軍第八艦隊旗艦
作中でも一部提督と副官、そして当艦艦長との会話シーンがあり若干ながらも描写がある
帝国暦241年2月20日敵航空機の爆撃を受け、航行不能 
総員退艦が発令された直後第二砲塔弾薬庫へ誘爆、轟沈 提督以下生存者12名を除き全員戦死

【レフトスタンド】
帝国暦240年9月25日就航 バックスクリーン級戦艦 2番艦
排水量 基準44225トン
全長265.0m 全幅38.6m
喫水 10.8m
機関 【バックスクリーン】に準拠
武装 【バックスクリーン】に準拠
装甲
水線340mm 甲板78+128mm 主砲前盾499mm 主砲天蓋273mm 副砲廓176mm
搭載機 4機(カタパルト2基)
最大速力 29.2ノット 航続距離18ノット/10850海里

番外編「幼女が乗艦なう」に登場 帝国軍第八艦隊所属
作中では、艦長の乗る【ライトスタンド】の姉妹艦としての描写しかなされて居らず
詳細は基本的に不明である
なお、【バックスクリーン】轟沈直前に旗艦が引き継がれたが、同艦が轟沈、提督が戦死したため
当艦艦長が代将旗を掲げ、後に艦隊を指揮することとなる。
なお、該当海戦では左舷艦首に2本被雷、煙突基部損傷などで中破となっている。

【ライトスタンド】
帝国暦241年2月12日就航 バックスクリーン級戦艦 3番艦
排水量 基準50120トン
全長 283.2m 全幅42.6m
機関 【バックスクリーン】に準拠
武装
45口径42cm三連装砲3基 50口径18cm連装砲2基
40口径10.1cm連装高角砲6基 同単装10門
45口径8.8cm高角砲28門 40mm連装機銃14基 
20mm4連装機銃8基 12.7mm機銃17基
装甲
水線387mm 甲板87+142mm 主砲前盾499mm 主砲天蓋278mm 副砲廓181mm
最大速力25.7ノット 航続距離17ノット/12250海里

番外編「幼女が乗艦なう」に登場
本作主人公の艦長および副長らが乗艦した艦
「バックスクリーン級」3隻の内最も遅く就役し、処女航海からいきなり戦闘へと突入する
同級最大の排水量と航続距離を持っており、装甲も厚い
また、試験的に新型の水上・対空レーダーを備えており
艦隊に対するデータリンク機能など、最新鋭の電子装備も組み込まれた。
その分排水量が重くなり、同級2隻と比べ、速力が犠牲になっている。

195 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]:2011/06/24(金) 21:31:43.11 ID:8ncy2zLRo
面白いスレ発見

巡洋艦 ウネビとかどうでしょうか
196 : ◆4Wz3boX9ho [saga]:2011/07/04(月) 19:27:26.57 ID:jEGgSkR20
皆様多くのレスありがとうございます。
退院いたしまして、もう少ししたら本編再開できるかと思います。

その前に病院に送り返されることが無ければですが
197 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東) [sage]:2011/07/04(月) 21:52:40.19 ID:iZgsJ8TAO
いつまでも待ってるぞ
198 : ◆4Wz3boX9ho [saga]:2011/07/05(火) 17:25:29.31 ID:sfVzCP9U0
親友「よぉ!久しぶりだな!」

艦長「ん?どちら様だっけ?」

親友「おいおい、忘れちまったのかよ?俺だよ俺!」

副長「艦長お知り合いですか?」

艦長「んにゃ?しらない人」

副長「ここは海軍の基地内です、民間人はお引取りを・・・・・・」

親友「ちょ・・・・・・冗談はよしてくれよ」

副長「直ちに退去してください、でないと憲兵を」

艦長「んまー実はコイツ士官学校の時の同期だけどね?」

副長「えっ?」

第5話 「決断」
199 : ◆4Wz3boX9ho [saga]:2011/07/05(火) 17:25:56.96 ID:sfVzCP9U0
親友「まったく冗談がきつい事で」

艦長「ゴメンゴメン、しっかし久しぶりだねー」

親友「何年振りかな?2年?いや、3年かな?」

艦長「大体それぐらいかなー?」

副長「あの、私がここにいてもいいんでしょうか?」

親友「いいのいいの、どうせコイツと二人で呑んでても面白くないし」

艦長「それひどくない?」

親友「だって男二人だぜ?華がないと」

艦長「それもそーだけど」

副長「そういえば、どちらの部隊の所属なんですか?」

親友「あぁ、俺のはアレだ・・・・・・うん13番埠頭」

艦長「あぁ・・・・・・ご愁傷様」

副長「13番と言うと・・・・・・えっと」

親友「バンカーブロック・・・・・・晴れて潜水艦の艦長さ」
200 : ◆4Wz3boX9ho [saga]:2011/07/05(火) 17:26:27.64 ID:sfVzCP9U0
艦長「おめでとー」

親友「こら、テメェは・・・・・・そういうそっちはどうなんだ?」

艦長「こっちもしがない軽巡の艦長だよ」

親友「洋上艦勤務とは贅沢な事で、しかもこんな美人まではべらせて」

副長「ちょ、私はそんなんじゃ」

艦長「そうそう、ウチの副長だし」

副長「そうですよ、そんなんじゃ・・・・・・」

副長(そんなんじゃ、ない・・・・・・から・・・・・・)

親友「まったく・・・・・・どこまで、わかってんのかねぇ?」

艦長「何が?」

親友「ダメだこりゃ」

艦長「??」

親友「さてと、もうこんな時間だ俺は宿舎に戻るぜ」

艦長「そう、じゃあコッチも戻ろうか?」

副長「そうですね・・・・・・」

親友「じゃあな」

艦長「いっちゃったね〜、部屋で飲みなおす?」

副長「はい、そうしましょうか」
201 : ◆4Wz3boX9ho [saga]:2011/07/05(火) 17:26:56.80 ID:sfVzCP9U0
――宿舎

副長「結局、修理にどれぐらいかかるんでしょうね?」

艦長「さぁねー損傷は結構大きかったからもしかしたら廃艦もあるかもね」

副長「そうですか・・・・・・」

副長「あのっ、艦長?」

艦長「何?」

副長「もし別の艦の配属になったら、その・・・・・・どうなるんでしょうか?」

艦長「ん?そだねーまた別の任務に行かされるのも面倒だよね」

副長(そういうことではなくてですね)

艦長「ん?どうしたの?」

副長「いえ、なんでもありません」

艦長「そうだねー別の艦に配属になったらどうなるのかなぁ?」

艦長「案外人材不足だーって言って同じ所に行かされたりして」

副長「そんな適当でいいんですか?」

艦長「人事部が適当なのはいつもの事だよ、それに前例が無かったわけじゃない」

艦長「さて、そろそろいい時間だしまた明日」

副長「はい、失礼いたします。」

軽く敬礼、をして去る副長
202 : ◆4Wz3boX9ho [saga]:2011/07/05(火) 17:27:30.75 ID:sfVzCP9U0
――翌朝

???「中佐起きてください!中佐!」

艦長「あと10分・・・・・・」

???「そこは普通5分でしょ!もう・・・・・・いいから起きてください」

艦長「いいじゃないのー別にぃー大してやることないしぃ」

???「いいんですか?副長さんはとっくに起きてるみたいですけど」

艦長「んー、って・・・・・・誰?」

???「やだぁ艦長ちゃん私よ」

艦長「あれ?幼馴染?なんでこんなところに?ってか鍵かけてたよね?」

幼馴染「鍵なら管理人さんに貰ったのよ、ソレよりそろそろ起きてくれないと」

艦長「あぁ・・・・・・今何時?」

幼馴染「もうすぐ7時よ」

艦長「まだ寝てても大丈夫じゃないか〜、今日は10時からの予定だし」

幼馴染「予定が変わったのよ!本日0900に本部へ出向!以上!」

艦長「また面倒な・・・・・・」

幼馴染「はい!ぼやかない!さっさと着替えて顔洗う!」

艦長「へいへい・・・・・・」

幼馴染「じゃ、私はコレで」

艦長「はいはいご苦労さん」
203 : ◆4Wz3boX9ho [saga]:2011/07/05(火) 17:28:11.15 ID:sfVzCP9U0
コンコン

副長「艦長起きていらっしゃいますか?」

艦長「んー」

副長「まったく・・・・・・昨日私が帰った後まで呑んでたんじゃないですか?」

艦長「そんなに遅くは呑んでないけどね、まぁ残ってはないし」

副長「しかし、急に呼び出しとはまたなんでしょうね?」

艦長「さぁ?何にも悪い事してないよ?」

副長「艦長がソレを言うと不安ですけどね」

艦長「えぇー?」

???「おっ、パン屋の三代目じゃないか!?」

副長「??」

艦長「えっ?」

???「なんだぁ?本部なんかに呼び出されて、またなんかやらかしたか?」

艦長「!?・・・・・・えっと、先輩?」

先輩「そうだよ、まったくあんたも変わんないねぇ」

艦長「おかげさまで・・・・・・というかその呼び名はやめてくださいよ」

先輩「はっはっは!とはいってもパン屋の三代目ってのは事実だろ?」

艦長「そりゃそうですけど」
204 : ◆4Wz3boX9ho [saga]:2011/07/05(火) 17:28:37.77 ID:sfVzCP9U0
先輩「おっと、こんな美人まで侍らせてなんだ?どっかの参謀にでも転職したか?」

艦長「おあいにく様、一応巡洋艦の艦長でして」

先輩「ほほーう?じゃあこの美人さんはアンタの秘書じゃないわけだ?」

副長「美人だなんて・・・・・・じゃなくて!私はただの副長です」

先輩「はっはっは、分かってるよムキになって可愛いねぇもうヤったのか?」

艦長「えぇ?」

先輩「隠すこたぁ無いよ、いい仲なんだろ?ホレ・・・・・・ホレ?」

艦長「そんな関係じゃないですよ、先輩」

先輩「いいじゃないか!隠す事でも無し」

飾緒を付けた仕官「提督、そろそろお時間ですが・・・・・・」

先輩「あぁ?もうそんな時間かい?悪いね、じゃそういうことで。次はもっと面白い話を聞かせな!」

艦長「ご希望に添えるように努力します」

先輩「まったく、可愛げがないねぇ」

艦長「そちらこそ、男の一人でも作ってきてくださいよ」

先輩「はっ!あいにくと気に入るのがいなくてね」
205 : ◆4Wz3boX9ho [saga]:2011/07/05(火) 17:29:24.21 ID:sfVzCP9U0
副長「お知り合いみたいでしたけど・・・・・・?」

艦長「あぁ、士官学校時代の先輩だよ」

副長「変わった方でしたけど、綺麗な方でしたね」

艦長「でも、あの性格のせいでなかなか結婚相手が見つからないみたいだけどね」

副長「たしかに・・・・・・その上帝国軍少将では並の男では近寄れませんし」

秘書官「次に面会予定の方どうぞ」

艦長「さーて、どんなお叱りかな?」

副長「さぁ?心当たりが有りすぎてわかりませんね」

艦長「失礼します!ウィンストン・ミラー少佐参りました」

副長「フィオナ・ランフランク大尉参りました」

海軍司令「よくきたね・・・・・・まぁかけたまえ」
206 : ◆4Wz3boX9ho [saga]:2011/07/05(火) 17:29:55.05 ID:sfVzCP9U0
艦長「はっ!」

副長「失礼します」

海軍司令「あぁ、そうそう君たち中佐と少佐だから」

艦長「は?」

海軍司令「まぁ一応今回はお手柄だったし、昇進ってことで・・・・・・ね?」

艦長「あぁ、そうですか・・・・・・」

副長「よかったですね、艦長」

海軍司令「ん?何だと思ってたの?」

艦長「いえ、何でもありません気にしないで下さい」

海軍司令「まぁ、いいか・・・・・・あと本日付でアドミラル・ビュコック艦長及び副長の任を解く」

艦長「はぁ?」

副長「えぇ!?」

海軍司令「とはいっても、まぁ別の艦に乗ってもらうだけだけどね」

艦長&副長「ですよねー」

海軍司令「うちとしても修理でドック入りする艦に優秀な乗員と司令官を残しておくわけにはいかんのでね」

艦長「で、次の配属先は決まってるんですか?」

海軍司令「一応はね、ところで君は大きいのと小さいのどっちがいい?」
207 : ◆4Wz3boX9ho [saga]:2011/07/05(火) 17:30:20.31 ID:sfVzCP9U0
艦長「は?大きいのと小さいのといいますと?」

海軍司令「だから、巨乳か貧乳どっちが好きだい?」

秘書官「司令?女性もいるのですから、セクハラですよ?」

艦長「うーん・・・・・・・」チラッ

海軍司令「成る程、大きい方が好きか・・・・・・」

副長「ちょ・・・・・・どういうことですか!」

海軍司令「見たままじゃないのか?」

艦長「間違えてはおりませんが、司令・・・・・・なんの関係が?」

海軍司令「ここに二つの辞令がある・・・・・・」

艦長「はい」

海軍司令「と言うわけで、はいコレ」

艦長「はぁ・・・・・・?」

海軍司令「あ、少佐の分も一緒に入ってるから」

副長「は、はいぃ!?」

海軍司令「じゃ、そういうことで下がってよし!」

艦長&副長「・・・・・・」

納得の行かぬ表情で敬礼し、艦長たちは部屋を辞した


海軍司令「さてと・・・・・・んじゃ、メリンダちゃんコレ必要なくなったから処分しといて」

秘書官「はい、閣下」

海軍司令「あれ?・・・・・・」

秘書官「どうされましたか?」

海軍司令「いやぁ、間違えて【貧乳】の方渡しちゃった・・・・・・」

秘書官「閣下、セクハラです」ニコッ

海軍司令「すみません」
208 : ◆4Wz3boX9ho [saga]:2011/07/05(火) 17:30:46.92 ID:sfVzCP9U0
とりあえずココまで
209 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/07/05(火) 17:55:18.00 ID:v2ee3itDO
おつ
210 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長崎県) [sage]:2011/07/05(火) 18:11:59.42 ID:s6fiT3Zfo
乙!
パン屋の三代目って聞いてなんか銀英伝思い出した
211 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海・関東) [sage]:2011/07/05(火) 20:21:36.54 ID:luFZQkjAO
復活おめ!
相変わらずの人事の適当さが面白いです。
212 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/06(水) 17:40:04.00 ID:kxFhLAkIO
そういやギャピンが採用されてんのな
一応人の名前だけどね
213 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/07(木) 00:46:56.29 ID:367np8GIO
おっつんつん
ひんぬーは正義
214 : ◆4Wz3boX9ho [saga]:2011/07/10(日) 02:15:11.30 ID:6h0NP0zm0
艦長「しかし、舞い戻ってすぐ異動とはねー」

副長「えぇ、命令とはいえ休暇もなしというのは」

艦長「そろそろ見えてくるはずだけど・・・・・・」

副長「そうですね、とりあえず港湾事務所に先に顔を出しましょう」

――港湾事務所

艦長「失礼しまーす」

副長「失礼します」

艦長「ウィンストン・ミラー中佐以下二名、本港湾7番埠頭に係留中の軽空母バーチャルへ着任します」

事務員「おやおや、ご苦労さん」

副長「こちらが辞令の写しと、着任証明です」

事務員「はいはい、7番はソコの突き当たり曲がってすぐだから」

副長「では、こちらにサインを」

事務員「はいはい・・・・・・っと、いけねぇちょっとゴム印とって来るんでその辺で待ってて下さい」

副長「はい」

艦長「じゃあ、ちょっとトイレ行って来るね」

副長「すぐだと思うんで早く戻ってきてくださいよ?」

艦長「分かってるよ」

――――――――――――――――――

艦長「ふぅー、スッキリ」

???「ボーイ、紙ある?」

艦長「紙?えーっと・・・・・・投げますよ?」

???「せんきゅーう」

艦長「ちゃんと入る前に確認したほうがいいですよ」

???「このスリルが好きでねぇ」

艦長「お大事に・・・・・・」
215 : ◆4Wz3boX9ho [saga]:2011/07/10(日) 02:31:06.97 ID:6h0NP0zm0


艦長「お待たせー」

副長「書類の処理は全て済みました、では行きましょうか」

艦長「あいよー」

副長「この突き当たりの・・・・・・あ、アレですね」

艦長「しかしさー司令もなんだか意味が分からないよね」

副長「何がです?」

艦長「巨乳とか貧乳とか・・・・・・」

副長「セクハラですよ?」

艦長「だって、司令が言ってたことだし・・・・・・」

大柄の仕官「失礼、ウィンストン・ミラー中佐とフィオナ・ランフランク少佐でしょうか?」

艦長「ん?」

副長「間違い有りません、アナタは?」

大柄の仕官「失礼、自分は第5護衛戦隊司令カイジ提督の副官ジョン・ウィルソン大尉です。お二人をお迎えにあがりました」

艦長「ご苦労様、そっかーそういえば一応旗艦だったねー」

副長「一応じゃなくても、戦隊司令に挨拶ぐらいは普通です」

戦隊副官「既に提督はお待ちですので、どうぞ」

――バーチャル司令官室

戦隊副官「失礼します、艦長をお連れしました」

???「せんきゅーう」

艦長「申告します、ウィンストン・ミラー中佐以下一名当艦艦長及び、副長に着任いたします」

???「おーけい、ブラザーアンドシスター、カイジこの戦隊の提督つまりボス!オーライ?」

艦長「はっ、今後ともよろしくお願いします」

提督「カイジブラザー達が航海から帰ったばっかりなの知ってるから、一通りやること済ませたら出向まで休暇ね」

副長「は?・・・・・・よろしいのですか?」

提督「疲れた体じゃ万全をきせない、だから休みが必要なら休ませる。ソレ、カイジのポリシー」

艦長「ちなみに、出航予定はいつでしょうか?」

戦隊副官「航海予定は、1週間後、輸送船団が当港より出ますので、ソレに併せる形となります」

副長「つまり、1週間は休暇ということでしょうか?」

提督「オーケィ、ガール理解が早くて助かる。じゃ後は副官に任せるから」

戦隊副官「了解しました、ボス」
216 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/13(水) 00:51:21.85 ID:BxaQuuhDO
この話、好きです
217 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/30(土) 21:03:47.16 ID:GBhEuV0so
まだ?

てか銀英伝なつい
218 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/13(土) 22:17:26.57 ID:Dr1Faayu0
まだーーー?
219 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/14(日) 03:01:47.93 ID:C/9A55wIO
うん
220 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2011/09/02(金) 21:06:13.88 ID:XEPJFWyS0
いつになったら来るのだろうか
自治スレッドでローカルルール変更の話し合い中
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1314546216/
221 : ◆4Wz3boX9ho [sage]:2011/09/08(木) 20:51:38.63 ID:SXo2cBU70
久々に、かえって来たまだスレ残っててよかった・・・・・・
222 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長崎県) [sage]:2011/09/09(金) 00:19:13.52 ID:Mu847fT2o
おかえり!
待ってたよ
223 : ◆4Wz3boX9ho [sage]:2011/09/09(金) 00:19:22.25 ID:36yCpT+i0
とりあえず、今後は体調と相談してぼつぼつ進めていきます
224 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/23(金) 18:59:37.20 ID:gKrOZKLDO
具合悪かったのか

期待している
225 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/21(金) 15:29:01.55 ID:PtkVocP10
全然更新ないが、作者大丈夫か?
226 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です) [sage]:2011/11/05(土) 18:10:21.23 ID:GJGnH61DO
生きているのだろうか
227 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です) :2011/11/07(月) 07:54:42.53 ID:6/Imp3Ek0
え?!
228 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です) [sage]:2011/11/07(月) 07:55:22.43 ID:6/Imp3Ek0
上げてしまったすまん
229 : ◆4Wz3boX9ho [ saga sage]:2011/12/01(木) 00:42:06.15 ID:e4R4Rbei0
艦長「だああああああああああああああああ」

副長「なんですか、久々の登場の癖にいきなり叫んで」

艦長「いや、だってさ暇すぎてねー」

副長「職務中です、暇とか言わないでください」

艦長「だって久々の登場が何にもない海の上だし、っていうかなんでこんなに時間かかったんだよ」

副長「それは作者の都合です、仕事探して落ち着いたと思ったら」

艦長「PCが壊れたって?」

副長「この時代のPCなんていったらほとんどないのと一緒の設定ですけどね」

提督「ボーイたちその辺でメタは辞めといたほうがいい……」

艦長「はっ……いつの間に!」

提督「カイジずっと前からいたけどボーイたちが気づいてなかっただけオーライ?」

副長「失礼いたしました」

戦隊副官「そろそろ定時連絡の時間です」

提督「オーケィ」
230 : ◆4Wz3boX9ho [ saga sage]:2011/12/01(木) 00:43:02.86 ID:e4R4Rbei0
周りを見渡せば水面が穏やかに揺れている、だが彼らの周りには57隻に上る輸送船と
その周囲を守る戦隊駆逐艦、総勢61隻の大船団がある。
すでに出航して2週間が経つこの任務は、敵との遭遇もなく順調に進んでいるかに思えた。

通信士「前衛より入電、『ワレ、潜水艦ト思シキ感知ス』です」

提督「オーケイ、航空機部隊出撃準備 警告爆雷を投下させて」

通信士「はっ!『警告爆雷投下後引キ続キ警戒ニアタレ』」

程なくして前方から水柱が上がる。

見張員「前方潜水艦浮上しました」

艦長「友軍かな?」

戦隊副長「そのようですね」

見張員「前方潜水艦より発行信号」

副長「読め!」

見張員「コノ先ノ海域ニテ大規模ナル敵部隊ノ展開ヲ確認進路ヲ5度南ヘ向ケラレタシ」

見張員「以上です」

戦隊副長「たしかに、ココから先は一番被害が多い海域ですがいかがなさいます?」

提督「オーライ、全船団を南についでに返信を頼むよ」

戦隊副長「文面はいかがなさいますか?」

提督「キャプテンに任せる」

艦長「えっ?んじゃー副長に」

副長「そのまま投げないでください!」

見張員「追伸です『コノ貸シハパン屋ノ驕リデ』」

提督・戦隊副長「?」

艦長「文面が思いついたよ、『パンニ挟ム肉ヲ用意シテオケ』」

副長「意味が分かりません」

艦長「これでいーの」

二日後同海域を通過した船団が襲撃され、護衛艦艇を含む12隻が沈んだ。
このときの警告がなければどうなっていたかを知るのは帰還してからのこととなる。
231 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です) :2011/12/05(月) 20:00:14.50 ID:AxLx9UYs0
やっと帰ってこれたのか
これからも頑張ってください
232 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です) [sage]:2011/12/06(火) 01:36:54.55 ID:YH/tvvqFo
乙です
お待ちしておりました
233 : ◆4Wz3boX9ho [ saga sage]:2011/12/10(土) 00:57:43.25 ID:Zka7vrqJ0
>>231->>232
お待たせいたしました
ほぼ完治といったところですね
問題は新たに仕事に就きなおして忙しいことぐらいです

では投下します
234 : ◆4Wz3boX9ho [ saga sage]:2011/12/10(土) 00:58:11.91 ID:Zka7vrqJ0
帝国暦241年11月12日

空母バーチャルに赴任してから一年以上がたった。
その間に護衛任務に就いた回数15回撃沈した艦艇は潜水艦8駆逐艦2巡洋艦1
その他艦艇18、この功績が認められ艦長は大佐へ、提督は少将へと昇進していた。

提督「キャプテン……」

艦長「はい?」

提督「今どのあたりかな?」

副長「現在、本部港までおよそ3日といったところですね。ココまでくれば敵の襲撃もありません」

提督「センキュー、カイジさぁこの任務終わったら艦を降りるから、悪いけどそういうことだから」

艦長「どういうことなの?b」

副長「はいはい、余計なこというのはやめましょーねー。で、どういうことですか?」

戦隊副官「閣下は、この任務を終了後中将へ昇進予定です。私もお供する予定ですが」

艦長「えー?副官さんもいなくなっちゃうの?」

戦隊副官「はい、チェスで私の相手を出来るのが艦長ぐらいしかいなかったので残念ですが」

艦長「本当に、相手になるのがこの艦じゃ副官しかいないからね」

副長「かっこいいこと言ってますけど真逆の意味ですからね?」

提督「カイジとしてもナンセンス」
235 : ◆4Wz3boX9ho [ saga sage]:2011/12/10(土) 00:58:39.07 ID:Zka7vrqJ0
――同年11月15日
艦長「いやぁー帰ってきたねー」

副長「そうですねー」

提督「長いような短い付き合いだったけどこれからも元気でねボーイ&ガール」

戦隊副官「お互いがんばりましょう、死なないように」

操舵員「しっかし、提督がいなくなるとなると」

航海士「次の司令官がどんなのかだなぁ」

見張員「艦長はあんなだから結構ゆるかったっすしねぇ」

操舵員「副長はキツいけどあのボインがまた……」

艦長(ジロッ)

操舵員「ぞくぞくぅ」

航海士「艦長いますごい顔してたぞ」

見張員「まじで?」

操舵員「たまにイライラしてるよな艦長」

航海士「生理なんじゃねーの?」

艦長「本部港か、なにもかも懐かしい」

副長「その台詞何回目でしたっけ?」
236 : ◆4Wz3boX9ho [ saga sage]:2011/12/10(土) 00:59:09.01 ID:Zka7vrqJ0
提督「じゃあカイジこれから本部に出るから」

副長「短い間でしたがお世話になりました」

艦長「次は何処に行くんですか?」

戦隊副官「大体の予想ですと第11艦隊か15艦隊の幕僚か戦隊長ですね」

艦長「じゃあ次は海戦主体ですねー」

提督「カイジいつもそう、任務気に入ったときに異動になる
   でもさぁ、ふてくされたことはなかった。何故なら必ず結果を残したから」

提督「じゃあそろそろいくから、バーイボーイ&ガール」

戦隊副官「ガール&ボーイバイ」

艦長「いっちゃった……」

237 : ◆4Wz3boX9ho [ saga sage]:2011/12/10(土) 00:59:38.55 ID:Zka7vrqJ0
――――

艦長「さぁて、帰還後の一杯と行きますか」

副長「明日は本部に顔を出さないといけないんですから二日酔いにならない程度でお願いしますね」

艦長「分かってるって、マスターひさしぶりー元気してたー」

マスター「いらっしゃい、元気だが相変わらず貧乏暇なしさ」

艦長「またまたぁ、こんな店構えて言うねぇ」

マスター「そりゃおめぇさんが見てる範囲だけだよ。こっちだっていろいろあるさ」

艦長「そっかー」

マスター「ところで、何にする?」

艦長「そうだね、んじゃーとりあえずウィスキーロックで」

副長「ジンバックを」

マスター「あいよ」

カランカラン

親友「ちわーっすマスター」

マスター「いらっしゃい」

親友「なんだおい、珍しい客がいるなマスター」

艦長「あぁ久しぶりー」

副長「お久しぶりです」

親友「しっかし、大佐だって?偉くなったもんだ」

艦長「んー、まぁこの歳にしてはねー」

副長「あの、そちらの方は?」

親友「ん?おい、何やってるんだ?こっちに来いよ」
238 : ◆4Wz3boX9ho [ saga sage]:2011/12/10(土) 01:00:08.11 ID:Zka7vrqJ0
艦長「女の子?」

親友「悪いな、人見知りでよ」

???「あ、あの……はじめましてリリー・マルレーン中尉です……」

艦長「どうしたの?こんなかわいい子連れて誘拐でもしたの?」

親友「アホかお前さんは、ウチの副長じゃ」

艦長「アホっていわれた……」

副長「はいはい、なかない泣かない」

友副長「うぅ、艦長ぉやっぱ私帰りますぅ」

親友「何いってんの、別にいいだろ?」

友副長「でも、私知らない人とか苦手で……だから潜水艦勤務を希望したり」

親友「いいから、こいつらには言っておいてもいいだろ?」

艦長「ん?何?」

副長「なんでしょう?」

親友「次の任務が終わったら俺たち結婚するんだ」

副長「わぁ、おめでとう御座います」

友副長「やっぱり恥ずかしいです」

艦長「ちょwww死亡フラグ乙www」

副長「艦長」

艦長「ん?何?」

副長「ちょっと黙ってましょうか?」

艦長「は、はいぃ」
239 : ◆4Wz3boX9ho [ saga]:2011/12/10(土) 01:00:38.48 ID:Zka7vrqJ0
――

艦長「そろそろいい時間だし帰るかい?」

親友「そうだな」

副長「お二人ともお幸せに」

友副長「くー、くー」

艦長「ところでさ」

親友「なんだ?」

艦長「次の任務って決まってるの?」

親友「いんや、まだだ決まっててもお前さんがたには教えられんがな」

艦長「そっか、こっちも決まってなくてね」

親友「どーでもいーじゃねーかホレ、いくぞ」

友副長「んーもうお腹一杯ですー」


――11月16日

副長「艦長おきてますか?」

艦長「あぁ、おきてるよー」

副長「珍しいですね、私が来る前に起きているなんて」

艦長「たまにはそんな日もあるよー」

副長「本当にどうしたんです?まさか熱でもあるとか?」

艦長「ひどいな、もう」

副長「じゃあこの辺にしておきましょう」




艦長「しっかし、あいも変わらず本部なのに人の量が中途半端だね」

副長「まぁ、独立部隊の本部ですからね。人員だけを見れば鎮守府や首都本部のほうが多いですよ」

受付「用件をお伺いします」

艦長「司令に報告で出頭した、本日の1130からだ」

受付「ミラー大佐ですね?では執務室前でお待ちください」

艦長「ありがとう」


240 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [sage]:2011/12/10(土) 02:53:06.78 ID:Uxh0kM5Vo
なんだか無性に『無責任艦長タイラー』また読みたくなってきたおっさんが来ましたよ、っと
241 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [sage]:2011/12/12(月) 18:56:04.23 ID:9TWeOE87o
副長かわいい
242 : ◆4Wz3boX9ho [ saga]:2011/12/21(水) 00:57:04.10 ID:W3V96BJx0
秘書官「閣下、そろそろ次の面会者とのお時間ですが」

海軍司令「あぁ、そうかかまわん通してくれたまえ」

秘書官「ですが、よろしいのですか?」

海軍司令「かまわんよ」

秘書官「かしこまりました」

艦長「ミラー大佐入ります」

副長「ランフランク少佐入ります」

海軍司令「やぁ、ご苦労」

???「ご苦労」

艦長「あれ?こちらは?」

海軍司令「あぁ、今度君たちのところの航空隊長になるハンス君だ」

空隊長「ハンス大佐だ、よろしく頼む」

艦長「あれ?私も大佐ですが、どういうことです?」

海軍司令「あぁ、その件だがね新しい戦隊司令官になる予定だったヤツが
     急に病気になってね、代わりに君が戦隊長兼務というわけさ准将」

艦長「じゅ、准将ですって?まだ最近大佐になったばかりですよ?」

海軍司令「人手不足なんでねぇ、それに航空部隊長とはいえ同格の指揮官が二人いるのもまずい」

副長「そういうことですか……」
243 : ◆4Wz3boX9ho [ saga]:2011/12/21(水) 00:57:41.42 ID:W3V96BJx0
海軍司令「ちなみに准将はまだ内示だからね、本年11月25日をもって正式に昇任とする」

艦長「はぁ、兼任なんて貧乏くじですよ……」

海軍司令「なぁに、次の任務は10艦隊に付属しての独立戦隊扱いだ
     そんなに重苦しく考えることはないよ」

副長「艦隊付属?では次は護衛任務ではないということですか?」

海軍司令「帰ってきて早々で悪いがね、補給が済み次第鎮守府沖へむけて出航してくれ
     細かい任務の内容はあちらでね」

艦長「せっかく休めると思ったのにぃ」

空隊長「出撃できることはいいことではないか!私は一日に三度は出撃しないと満足せんぞ!」

副長「それもどうかと思いますが」

海軍司令「それじゃ、編成表と合流地点とかそのへんはこの書類に書いてあるから」

秘書官「今度は間違えないでくださいね?」

244 : ◆4Wz3boX9ho [ saga]:2011/12/21(水) 00:58:07.29 ID:W3V96BJx0
艦長「まったく、とんぼ返りとはねー」

副長「はい、ですが仕方ありません」

艦長「補給の予定は?」

副長「弾薬類はほとんど補給の必要がないので燃料および航空燃料と食料など消耗品ぐらいでしょうか?」

艦長「燃料は途中でも補給できるから、食料かなぁ」

副長「そうですね、新しい航空隊の編成も考えないといけませんね」

艦長「一応あっちが先任なんだけどなぁ」

副長「船乗りとパイロットじゃ畑が違いますから」

艦長「うーん、とりあえず艦についたら主計長呼んできて」

副長「はい」

艦長「あと乗員に出航の通達と新規人員配置は任せるよ」

副長「了解しました」

艦長「受領書とかなんとかあったら代筆していいから」

副長「ふふっ」

艦長「どうしたの?」

副長「急に艦長らしい仕事をし始めたのでつい」

艦長「そりゃ、これだけ急なら仕方ないよ万全の準備をしないで死ぬよりマシだよ」

副長「いつもコレぐらいキビキビやってくれればいいんですが」

艦長「それは言わないでよぉ」
245 : ◆4Wz3boX9ho [ saga]:2011/12/21(水) 00:58:36.32 ID:W3V96BJx0
―――

艦長「あーあーテステス、主計長聞こえるー?」

主計長「はい、感度良好ですどーぞ」

艦長「今どんな感じかな?」

主計長「燃料と医薬品の補給は完了あとは食料だけですね」

艦長「はいはーいあとどんなもんかな?」

主計長「だいたい3時間ってとこですね」

艦長「出航予定まで6時間か……それが終わったら作業員休憩で」

主計長「ですが、出航作業員は?」

艦長「今副長が上陸してるやつらに割り当てするように表作ってるから」

主計長「艦長も人が悪い」

艦長「仕方ないさ、本部からの命令だしね」

主計長「帰ってきたら極上の一本でもおごってもらいましょうか?」

艦長「はぁ、わかったよコッソリつたえといて」

主計長「おぉそりゃ助かる、これで作業も捗ります」


艦長「やっぱり、艦内無線つけて正解だね」

副長「今話しかけないでください」

艦長「はい」
246 : ◆4Wz3boX9ho [ saga]:2011/12/21(水) 00:59:04.36 ID:W3V96BJx0
――11月16日 18時

艦長「やればできるもんだねー」

副長「まさか1日半で出航とは思いませんでしたが」

主計長「本部が補給の手配をつけてくれたおかげというかなんというか」

艦長「すべては予定のうちだったんだろうね」

航海長「出港準備整いました、僚艦ブラウ エルメ ともに問題ありません」

艦長「そう、んじゃ副長任せるよ」

副長「はっ、抜錨、舫放て」

航海長「了解、抜錨」

副長「機関始動、微速前進」

航海長「機関前進微速へ」

副長「見張員、周辺艦艇に注意! 小型艦を轢き潰さないように」

見張員「了解、タグボート接近します」

通信士「ブラウより入電『我先行シ警戒ニアタル』」

艦長「はいよ」

副長「間も無く港内を抜けます」

艦長「了解、機関を半速へ」

副長「前進半速、僚艦と合流後に本隊合流地点へ向かう」
247 : ◆4Wz3boX9ho [ saga]:2011/12/21(水) 00:59:40.01 ID:W3V96BJx0
――11月17日13時18分

副長「艦長、間も無く合流地点です」

艦長「うむ、よろしい」

副長「どうしたんです?急に神妙な顔して」

艦長「いやーコレまで正規艦隊についたことがないからなんかねー」

副長「たしかに、それに前任の提督はかなりフランクな方でしたし」

見張員「前方に艦影」

艦長「おー、あの大きさは戦艦かな?」

副長「やっぱり正規艦隊になると数も違いますね」

艦長「数だけで言えばラージコンボイの方が多いけど戦闘艦がコレだけそろうとね」

航海長「艦長、合流進路に入ります友軍艦隊左翼後方へつきますが」

艦長「あぁ、よろしく」

見張員「友軍艦隊より発行信号」

艦長「読め」

見張員「貴艦ラヲ歓迎ス、発第十艦隊旗艦『ヴェガ』」

艦長「ま、社交辞令みたいなもんだね短艇の準備をしておいて」

副長「了解しました」
248 : ◆4Wz3boX9ho [ saga]:2011/12/21(水) 01:00:06.65 ID:W3V96BJx0
――装甲空母「ヴェガ」

艦長「バーチャル以下2隻、当艦隊に合流しました」

???「おーご苦労、っと三代目じゃないか」

艦長「えっ?」

先輩「えっ? じゃねーよ」

艦長「うわっと、またなんでこんなところに!?」

先輩「ヤダね、ココは私の艦隊だよ?」

艦長「先輩が提督ですか?」

副官「閣下それよりも例の書類を」

先輩「あぁ、そうだったね」

艦長「なんです?また真剣な顔して」

先輩「一応仕事なんでね、あんたに真剣な顔したところでたいした意味はないのは分かってるわ」

艦長「それはひどくないですか?」

先輩「さぁてね、指令書だと軽空母バーチャルに付属の駆逐艦に加え
   護衛空母1重巡洋艦2軽巡洋艦2駆逐艦2を編入第十艦隊第六戦隊として再編成」

艦長「えらい戦力ですね」

先輩「話の腰を折らない。なお、護衛空母以下追加編入部隊を第七戦隊としても扱い
   後ほど合流する上陸船団の護衛及び支援に当たること」

艦長「なんかややこしいですね」

先輩「さらにオマケがあるよ、なお第六・七戦隊は上陸時には本隊と別行動による
   強襲上陸作戦に従事する、バーチャル又は護衛空母ビショップが機能を喪失せざるときは
   重巡洋艦レッドソックスを旗艦とし作戦遂行を最優先とする」

艦長「それってつまりどういうことですか?」

先輩「あんたらが沈んでも助けてくれるのは連れて来た駆逐艦ぐらいなモンってことさ」

艦長「これはヒドい」
249 : ◆4Wz3boX9ho [ saga]:2011/12/21(水) 01:00:39.34 ID:W3V96BJx0
先輩「沈まなきゃいいのさ、そんな下手を私は打たないがね」

艦長「っていうか指令書に書いてあるってことは相当危険な海域じゃないですか?」

先輩「そうだねぇ? とは言ってもウチの艦隊から戦力を捻出するんだから
   下手を打たせることにはならないと思うけどねぇ」

艦長「はいはいそーですか」

先輩「以上、通達終わり艦へ戻って本隊後方へ布陣、上陸船団と合流後再編成を行う」

副官「解散!」

敬礼を交わし艦長はヴェガを後にする


見張員「短艇もどります」

副長「よろしい、短艇収容次第機関半速へ艦長が戻り次第追って指示を出します」

航海士「了解」

「収容策固定、巻き上げ用意よし!」

「よーし巻き上げ開始、波が少し出てきたからゆっくりだぞ」

「艦長お帰りなさい」

艦長「んーただいまー」

「なんか、すっごいイヤそうな顔してますけど何かあったんですか?」

艦長「特に何もないんだけどねー」

空隊長「艦長」
250 : ◆4Wz3boX9ho [ saga]:2011/12/21(水) 01:01:06.76 ID:W3V96BJx0
艦長「はい?」

空隊長「いつになったらわれわれに出撃命令が下るのだ?」

艦長「もうしばらく先ですかね?」

空隊長「もうしばらくか、ふむ」

艦長「大体1週間ぐらい?」

空隊長「そんなにか!?」

艦長「仕方ないじゃないですか、甲板まで飛行機満載にして
   これじゃ警戒機だって飛ばせないし、嵐がきたらおじゃんですよ?」

空隊長「そんな、ならば私はどうすればいいのだ?」

艦長「どうしようもないですね」
251 : ◆4Wz3boX9ho [ saga]:2011/12/21(水) 01:01:33.57 ID:W3V96BJx0
―艦橋

艦長「はぁー疲れたよぉー」

副長「お疲れ様です艦長」

航海士「さて、どうされますか?」

艦長「とりあえず本隊後方50の位置へ」

航海士「了解」

副長「任務内容はどのようなものだったのですか?」

艦長「やることは前と変わらないけど積荷が換わるかな?」

副長「というと?」

艦長「人間」

副長「はい?」

艦長「だから、人間だってざっと6万人ぐらい?」

副長「おっしゃる意味が良く分かりませんが?」

艦長「この艦隊の目的地が百館島だって言ったら?」

副長「なるほど……」

ナレーター「説明しよう!百館島とは、帝国の敵対勢力である
      王国連合軍の本拠大陸より南にある島であり、大陸侵攻の橋頭堡を確保した帝国ではあるが
      ここを拠点にした潜水艦隊などの妨害により物資を前線に運ぶのを妨害されているのである!
      すでに12個師団が島南部へと上陸しているが、激しい抵抗と敵本土からの支援により攻略しあぐねている
      大きさはブリテン島ぐらいである」

艦長「なるほどー!」

副長「で、どちら様ですか?」

ナレーター「ただの通りすがりのナレーターですよ?」

副長「部外者を乗せましたっけ?」

艦長「いんや?っていうか海の上で通りすがりってどういうこと?」

副長「保安兵!」

保安兵「はっ!」

副長「どうやら部外者が入ったようですので丁重にお帰り願ってください」

保安兵「アイ・マム!」

ナレーター「えっちょっ、離せー!離せや!」

保安兵「何処の誰かは知らんけど作戦行動中の軍艦に乗り込むとはいい度胸だ」

ナレーター「あーれー殺されるーヤダー」

保安兵「大丈夫、運がよければ生き残るから」

ナレーター「あかんて、この季節の海に放り込まれたら心臓麻痺るって」

保安兵「んじゃいくよーせーのっ!」

ナレーター「アッー」
252 : ◆4Wz3boX9ho [ saga]:2011/12/21(水) 01:02:00.42 ID:W3V96BJx0
――11月18日

電探手「左舷方向に感あり接近中、数およそ20」

副長「合流する予定の船団ですね」

艦長「そうみたいだね、見張員見えるか?」

見張員「目視ではまだ確認できません」

艦長「でもおかしいな?合流する予定なのは14隻って聞いてるけど」

電探手「ですが、確かに20隻以上います中には重巡クラスの大きさのものも2隻」

艦長「それはおかしい、軽空母以外は艦隊から引き抜くはずだ」

副長「艦隊に警報を発しますか?」

艦長「いんや、向こうのレーダーのほうが性能はいいはずだし補足はしてると思うよ」

見張員「左舷方向より艦艇多数、目視できました」

航海士「随分大きいのが混じってますね」

副長「ヴェガより発光信号です」

艦長「なんて?」

副長「どうやらあれが合流予定の戦隊のようですね艦隊を分割するそうです」

艦長「そう(無関心)」

副長「艦長ぉ〜?」

航海長「ちょ、チョークはいってますよ」

艦長「   」
253 : ◆4Wz3boX9ho [ saga]:2011/12/21(水) 01:02:34.18 ID:W3V96BJx0
艦長「護衛についていた艦艇は引き返す……か」

副長「そもそもこんな近海で護衛をつけているほうが珍しいですが」

艦長「ま、予定通りっちゃそうなんだけどね」

副長「はい、無事に合流したことですし」

艦長「とりあえず箱型陣形で」

副長「とりあえず生みたいなノリですね」

艦長「って言ってもそれいがいやることないじゃない」

副長「そうですが」

航海長「それにしても大きな輸送船ですね」

艦長「あの2隻は特別あつらえらしいよ?もともと豪華客船だって」

航海長「うひょーベッドも大きいんだろーなぁ」

艦長「1万人の男どもと一つ屋根の下だけどね」

航海長「ゆめがああああ」
254 : ◆4Wz3boX9ho [ saga]:2011/12/21(水) 01:03:04.58 ID:W3V96BJx0
――11月24日

航海長「艦長、もうすぐですね」

艦長「そだねー、本隊の位置は?」

副長「すでに陽動のために南東部への空爆とそれに合わせて陸上部隊の攻勢が始まっています」

艦長「こっちもあと1日ってところかな?」

副長「そうですね、代将旗もあと1日ですし」

艦長「あぁ、そんな話もあったねぇ」

副長「忘れてらしたんですか?」

艦長「も、もちろん覚えてたよ? それはそうと空隊長の姿をここ最近みてないんだけど」

副長「えぇ、彼ならビショップにいますよ?」

艦長「え?」

副長「ご存知なかったのですか……?」

艦長「いやぁ、出撃がないからと愚痴られなくていいぐらいにしか」

副長(まったくこの人は……)

航海長「艦長らしいといえばらしいですがね」

艦長「?」

副長(あれ?心が読まれてる?)

副長「そ、それはそうとさすがにそろそろ艦に戻ってもらわないと」
255 : ◆4Wz3boX9ho [ saga]:2011/12/21(水) 01:03:40.21 ID:W3V96BJx0

艦長「さて、作戦開始予定まであともうすこしだね」

副長「すでに友軍部隊の陽動は始まっています」

航海長「目標到達時刻は黎明です、今の時期だとあと7時間といったところでしょうか?」

艦長「うん、順調だね」

空隊長「出撃はまd」

艦長・副長「まだです」


ピコーン――ピコーン――

???「探針音遠ざかります」

????「この近所で哨戒予定の友軍艦隊はあったか?」

???「いいえ、ありませんそれにこの数は多すぎます」

????「敵がこんな奥地まで?島南西ではないのか?」

???「わかりません、急に入った友軍の輸送船団の可能性もあります」

????「状況が分からん、潜望鏡深度まで浮上」

???「了解」
256 : ◆4Wz3boX9ho [ saga]:2011/12/21(水) 01:08:44.51 ID:W3V96BJx0
投下終了・次回投下予定は未定です
>>240
タイラーさんはアニメ版しかみてないとです。
でもアレはいいキャラしとる

>>241
どっちの(ry
257 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [sage]:2011/12/23(金) 02:18:44.77 ID:WP8cadmBo
さっさと
   続
  き
 か
け太郎
258 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [sage]:2011/12/23(金) 08:32:50.99 ID:MTiqpSYb0
うん、やっぱりおもしろい
あと自分でリクエストした艦名が使われてるのも
何気に嬉しい
259 : ◆4Wz3boX9ho [ saga sage]:2011/12/26(月) 23:49:49.53 ID:wCK0uf+O0
>>257
いま続き書いている太郎
三日ぐらいまでには投下したいかな

>>258
ありがとうございます。
書きたいところまでかけてないんでイマイチ自信がないんですが


加えて地名・国名・艦名募集します
極力拾いますが国名は拾いきれないかも知れません。

今でてるのが帝国という名称の国1ですので
あとは共和国とか中国っぽいのとか日本っぽいのとかを今後出そうと想定してます。
ついでに話が進むとガツガツ沈むだけの艦も一杯あるので
すぐ沈んでもかまわないという感じでお願いします。

現在の採用予定『畝傍』
260 :sage :2011/12/31(土) 12:46:21.60 ID:Y8jIVnqO0
きゃー
出身校来たー
261 :SS速報でコミケ本が出るよ[BBS規制解除垢配布等々](本日土曜東R24b) [sage]:2011/12/31(土) 15:34:31.14 ID:W2Ff/4HAO
イタリア系で

シルヴィオ・ベルルスコーニ

レオナルド・ディカプリオ

実在の艦名でも良いけど撃沈されるならジョークを込めて
262 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/01/06(金) 14:34:20.03 ID:nY1rzj5l0
艦名で
「カランタン」
「パルス」 
あと頭に思い浮かんだ地名
「シェルム半島」 なぜ思い浮かんだかは知らん
263 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長崎県) [sage]:2012/01/06(金) 23:25:10.84 ID:Ps5uQ+Qfo
艦名はなんかドイツ系人名が合う気がする
ルーテンドルフとかヒンデンブルクとか
264 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(四国) [sage]:2012/01/08(日) 12:18:18.43 ID:ETEoMsoAO
実在のイタリアの 巡洋艦

トレント
トリエステ
ザラ
フューメ
ゴリツィア
ポーラ
ボルツァーノ
アルベリコ・ダ・バルビアーノ
アルベルト・ディ・ジュッサーノ
ルイジ・カドルナ
アルマンド・ディアス
ライモンド・モンテクッコリ
ムツィオ・アッテンドーロ
エウジェニオ・ディ・サヴォイア
カピターニ・ロマーニ
アッティリオ・レゴロ
ポンペオ・マーノ
シピオーネ・アフリカーノ


実在のフランスの巡洋艦

デュケーヌ
トゥールヴィル
シュフラン
フォッシュ
デュプレ
アルジェリー
ドュゲイ・トルーアン
ラモット・ピケ
プリモゲ
プルトン
ラ・ガルソニエール
ジャン・ド・ヴィエンヌ
グロアール
モンカルム
ジョルジュ・レイク

265 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/01/09(月) 13:11:08.02 ID:tlD9YaK90
で、作者いつこれるのー
266 : ◆4Wz3boX9ho [ saga]:2012/01/11(水) 02:17:21.72 ID:WIfhdk/50
???「しかし訓練航海帰りに思いがけない獲物に出会えましたな」

????「あぁ、こいつはとびきりでかい獲物だ」

???「しかしどうします?この航路だと百館島方面ですが?」

????「燃料と食料の残量は?」

???「あまりありませんな、追跡するなら百館島で補給が受けられればいいのですが」

????「よし、距離をとって浮上するそのあとで大陸の中央司令部へ連絡だ」

???「この状況で電波を出すのは危険では?」

????「なに、距離をとってそのあと潜っちまえばわからん」
267 : ◆4Wz3boX9ho [ saga]:2012/01/11(水) 02:17:54.42 ID:WIfhdk/50
航海長「予定海域まであと3時間といったところですね」

艦長「そろそろ作戦開始の準備をしないとね」

副長「あ、そういえば」

艦長「どしたの?」

副長「マストの旗変えないといけませんね」

艦長「あー忘れてたわ、別にいいんじゃない?」

副長「ダメですよ、閣下」

艦長「なんか閣下って呼ばれるとくすぐったいな」

副長「すぐなれますよ」

航海長「なにこの夫婦」

副長「///」

艦長「副長のキャラが崩壊しました」
268 : ◆4Wz3boX9ho [ saga]:2012/01/11(水) 02:18:21.30 ID:WIfhdk/50
見張員「11時方向に艦影!」

艦長「敵か?」

見張員「いえ、発光信号を送ってきています。友軍の潜水艦です」

副長「で、なんと?」

見張員「ルートの事前調査に行っていた報告があるとのことですが」

艦長「発光信号では送れない内容?」

見張員「よくわかりましたね」

艦長「実はエスパーなのさっ!」

副長「流れで大体分かりますよね?」

見張員「ですよねー」

艦長「とりあえず随伴艦艇は周囲の警戒を厳に、友軍艦艇へ横付けするよ」

副長「了解、警戒を厳に両舷強速」

航海士「両舷強速ようそろー」
269 : ◆4Wz3boX9ho [ saga]:2012/01/11(水) 02:18:53.22 ID:WIfhdk/50
副長「冗談でもひどいですよそれは」

見張員「友軍艦当艦左舷側につきます」

艦長「機関、微速へ」

航海士「微速へ」

艦長「接舷用意、接触に気をつけろ」

見張員「距離30……20……10……接舷しました」

副長「接舷策下ろせ、潮の流れに注意!各員警戒を怠るな」


side ギャピン

親友「よーし、接舷策つないだな?通信筒受け渡しはじめ」

友副長「やっぱり空母はおっきいですねー」

親友「何いってやがる、正規空母はこの1.5倍はあるんだぜ?」

友副長「ふわわわー艦の中で迷子になっちゃいそうですぅ」

親友「あのなぁ、君の将来の旦那はこんな小さな潜水艦の艦長ずっとやってる気はないの」

友副長「はい!がんばってください!」

友航海長「まったく、艦のえらいさんが二人そろってブリッジにあがりよって」

友見張員「しかたねぇですよ、なんせあっちの提督は艦長の親友だそうで」

友航海長「仕事が終わったらさっさと帰るぞぃ燃料が心もとないわい」

友見張員「そうですね、おやっさん」

友航海長「航海長とよばんか!」
270 : ◆4Wz3boX9ho [ saga]:2012/01/11(水) 02:19:41.74 ID:WIfhdk/50
side ???

潜艦長「ん?なんだと?潜水艦と合流?」

潜副長「物資輸送艦隊が何を情報交換することがあるんでしょうか?」

潜艦長「わからん、だが……」

潜副長「よくみたら、随分物々しい護衛ですね空母はまだしもありゃ重巡ですよ
    あんなものがいたら浮上したところで至近弾だけでも潜れなくなっちまう」

潜艦長「何?まさか……」

潜副長「どうしたんです?艦長」

潜艦長「魚雷全門装填しろ!いそげ!」

潜副長「まだ、通信機が直ってませんよ?」

潜艦長「味方に連絡している暇はない!敵の狙いは百館島への上陸だ!」

潜副長「なんですって?」

潜艦長「ここでやつらを沈めておかなければみすみす帰る家をなくすぞ」

潜副長「発射管前門装填!信管調整急げ」

潜艦長「こいつは面白くなってきたな、ギリギリの勝負といこうじゃねぇか」
271 : ◆4Wz3boX9ho [ saga]:2012/01/11(水) 02:20:09.94 ID:WIfhdk/50
艦長「送られてきたのは通信筒だけ?」

副長「はい、中には周辺の海図の写しにマークがつけられています」

艦長「これは……警戒して迂回ルートを取る予定だったけどそれが仇になったね」

副長「はい?」

艦長「全艦無線封止解除、友軍へ支援開始要請」

副長「たった一枚の海図で何が?」

艦長「これは、敵の機雷と艦隊配置図だよ」

航海長「なるほど、では我々はどうします?」

艦長「スクランブル用意!全機爆装でね、七戦隊は単縦陣で突入を開始」

副長「全機発艦用意、繰り返す、全機発艦用意」

整備兵「おい、えらく早くないか?」

誘導員「さぁね?なんかあったんだろ」

航空装備員「だべってねぇで手伝ってくれよ、緊急なんて聞いてねぇぞ」



見張員「左舷より魚雷接近!」

艦長「気づかれてた?」

副長「接舷策切り離せ!全艦に警報を!」

航海長「機関全速、気象観測員風向きを報告しろ!」

艦長「面舵一杯!緊急機動!」

見張員「だめです!間に合いません!」

副長「くっ」

艦長「総員!衝撃に備えろ!」

水柱があがり、バルチャーを衝撃が襲った。
272 : ◆4Wz3boX9ho [ saga]:2012/01/11(水) 02:20:36.46 ID:WIfhdk/50
艦長「被害報告!」

航海長「艦の航行に支障なし」

整備員「こちら格納庫、衝撃により弾薬が散乱。火災は発生していませんが
    発艦準備に支障あり」

ダメコン班「左舷B−3ブロック浸水発生!」

艦長「被害が少ないな……まさか」

見張員「友軍潜水艦轟沈!本艦の盾になった模様」

副長「救命艇を」

艦長「いや、ブラウとエルメは敵潜捜索。発艦作業継続!急げ」

副長「ですが!」

艦長「ヤツらが盾になった意味を考えろ副長」

副長「はい」

艦長「任務開始を繰り上げる甲板上の機は準備が整い次第直ちに全機あげろ」

空隊長「やっと本業か、行くぞガーデルマン出撃だ!」

機銃手「いやだーあんたの後ろはいやだー」

艦長「第七戦隊を分離する全部隊を上陸予定地点へ突入させろ」

副長「信号手!」

信号手「はっ!」
273 : ◆4Wz3boX9ho [ saga]:2012/01/11(水) 02:21:07.68 ID:WIfhdk/50
艦長「あとハンス攻撃機隊長」

空隊長「なんだ?」

艦長「これをカランタンに届けてくれる?」

空隊長「ん?通信筒か?」

艦長「行きがけの駄賃ついでにお願いするよ」

空隊長「承知した、帰る場所は確保してくれるんだろうな?」

艦長「浸水が始まってるからねー大陸側の基地にそのまま抜けたほうが早いんじゃないかな?
   この位置だとシェルムの先端に基地があったはずだし」

空隊長「まったく、出会って間もないが随分と適当な男だと思うよ」

艦長「そりゃ光栄な話で」

空隊長「では、いってくるくれぐれも早まった真似はせんようにな」

艦長「武運長久を」

空隊長「互いにな」

このあと分割された第七戦隊重巡洋艦「カランタン」に代将旗が掲げられた。
274 : ◆4Wz3boX9ho [ saga]:2012/01/11(水) 02:22:00.56 ID:WIfhdk/50
今回ここまでです
275 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/01/11(水) 20:12:50.68 ID:Bjc64GRto
乙!
空隊長ルーデルかよwww
276 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/01/15(日) 20:48:07.78 ID:vfPclZ4q0
いやー面白かった、あとは国名リクエストすればもっと面白くなるような•••


(作者の負担増えるけど)
277 : ◆4Wz3boX9ho [ saga]:2012/01/18(水) 20:38:53.08 ID:+clXZkGE0
>>275
し、しらないなぁ
>>276
自分で考えるほうが負担です

皆様いつもありがとうそして、遅々として筆が進みません……
278 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/02/12(日) 21:24:10.09 ID:oubCEMyd0
おーい 作者大丈夫かい?
私はひっそり国名考えつつ、いつまでも待ってるからな
279 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/02/23(木) 10:28:20.87 ID:brkORBODO
待機
280 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/03/19(月) 19:39:55.43 ID:ZlR++9RTo
追いついたおもれえ
作者さんはどこいったんだ?
281 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/03/20(火) 20:18:29.69 ID:h5Wobxev0
仲間が増えたが作者・・・
282 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/03/20(火) 23:45:10.36 ID:ppYCTFxKo
追い付いた
283 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/03/21(水) 16:39:59.05 ID:cqMnIgIF0
あれ、そういえばこのssの時代って
WW2あたりの兵器でてるくらいだよね?
読解力ない私に誰か教えてください
284 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/03/21(水) 17:47:03.22 ID:9fIQlmnMo
うん、それぐらいだと思うよ
285 : ◆4Wz3boX9ho [saga ]:2012/03/27(火) 00:14:14.04 ID:A9Ibwz9M0
誘導員「第一次隊発艦準備完了しました」

艦長「よし、各員帽振れ」

ダメコン班「左舷浸水停止、ですが徐々に亀裂が広がっている模様」

艦長「左舷側の装備を海中投機して対応しろ」

副長「発艦は間に合うでしょうか?」

艦長「微妙だね、やるしかないけど」

航海長「このままですと大陸の敵勢力圏へ近づきすぎますが?」

艦長「そうだね、でもここで舵も切れないし残りの作業の進捗状況は?」

副長「現在残りの機の爆装は7割ほど完了あとは燃料を入れる時間を見て20分といったところでしょうか?」

艦長「その間舵も切れない、艦が傾いても注水できないか……まいったね」

航海長「注水すると速度が落ちますからな」

副長「現在艦傾斜1.2度です装備投棄をしても」

艦長「焼け石に水かな?」

副長「いえ、ですが出来る限り努力はします」

286 : ◆4Wz3boX9ho [saga ]:2012/03/27(火) 00:14:41.85 ID:A9Ibwz9M0

――

先輩「なんだって?作戦を早める?」

通信員「はっ!敵に補足されたようでして」

先輩「まいったねぇ、現状は?」

副官「今現在陽動を兼ねて爆撃隊を東部のコラー半島付近へ向かわせておりますが」

先輩「燃料はもつかい?」

副官「えぇ燃料自体は問題ありませんが無線封鎖を解除されるのですか?」

先輩「仕方ないじゃないか、あの規模の航空戦力じゃ足りないでしょう」

副官「ですが、敵艦隊に補足される危険が」

参謀「はい、現在2次爆撃隊を準備中ですしそちらを向かわせたほうが良いのでは?」

先輩「それじゃあ間に合わないね、上陸が始まってから爆撃するつもりかい?」

参謀「ですが」

先輩「もういい、先発の航空隊に爆撃地点の変更を伝えなさい」

通信員「はっ!」

先輩「デネブ・アルタイルの発艦作業中止,直掩機を準備、ヴェガ レグルス ポラリスは発艦作業を継続」

副官「了解しました」

先輩「急ぎな!時間がないよ!」

――
287 : ◆4Wz3boX9ho [saga ]:2012/03/27(火) 00:15:07.26 ID:A9Ibwz9M0

副長「残りの発艦準備完了しました」

艦長「速力は?」

航海長「現在25ノットです、傾斜は2度ってトコですね」

艦長「ギリギリだねぇ、とにかく急いでくれ」

「こちら、左舷Fブロック!亀裂からの浸水再開」

「亀裂が広がっている模様、浸水を防ぐのはきわめて困難です」

艦長「まいったねぇ10分だけもたせてくれ、そのあと隔壁閉鎖」

「了解」

副長「かなりまずいですね」

艦長「発艦急げ、同時に僚艦に連絡、接舷準備を」

航海長「やはり、最初からそのつもりで?」

艦長「こうならなければならないに越したことはなかったけどね」

見張員「艦長、発艦開始します」

艦長「あぁ、帽振れは省略だ君も退艦準備を」

見張員「艦長もですよ?」

艦長「艦長は最後に退艦するものと決まってるからね」

見張員「格好つけないでくださいよ、ではお先に」

「こちら左舷浸水箇所!もうもちません!」

艦長「最後の一機だ良くやってくれた!」

副長「エルメ左舷側へ接舷します」

艦長「よし、右注水開始水平へ」

副長「了解、右舷注水開始」

艦長「右舷側にブラウもつけて、左舷は退艦開始!」

副長「了解、退艦開始します」


――
288 : ◆4Wz3boX9ho [saga ]:2012/03/27(火) 00:15:35.11 ID:A9Ibwz9M0
「ふぁ〜ねみぃなぁ」

「あぁ、コッチはなんにもねーからな移動命令もこねぇし港の保全作業さえ行えばOKなんだから楽なもんだ」

「しっかし、こう何にもねぇと退屈に殺されそうだ」

「ちげぇねぇや、ん?なにか音がしねぇか?」

「あぁ、どうせ大陸からの爆撃機だろ、ご苦労なこったぜぇ……」

「それにしちゃ、音がちがわねぇか?」

「なんでぇ、飛行機のソムリエにでもなったのか?」

「いや、たまにしかこねぇけどよぉ今日の音はなんか軽いっつーか」

ウゥーーーーーー

「敵機襲来!総員退避ー!」

「なんだって?」

「ほら!俺の言ったとおりじゃねぇか!」

「いいから行くぞ!」

「畜生!どこから飛んできやがった!」


――
289 : ◆4Wz3boX9ho [saga ]:2012/03/27(火) 00:16:06.53 ID:A9Ibwz9M0

「提督、百館島の北西海域にて小規模な敵艦隊を発見したと通報が……」

提督「なに!?」

参謀「いかがなさいますか?」

提督「ふむ、だが島を挟んで逆側にもおるこちらはかなり規模が大きいと。構成は?」

「はっ!空母2駆逐4巡洋艦4に輸送艦多数」

提督「第4戦隊を向かわせろ、その規模ならそれで十分だろう」


参謀「了解、通信員!」

「はっ!」

参謀「第4戦隊に通達文面は――」

副官「戦力分割となりますと増援要請をしたほうがよろしいのでは?」

提督「ふむ……」


C司令「これより離脱、急ぎ西へ向かう!偵察機の発進準備を」

「はっ、偵察機発進用意します!」

C司令「まったく、面倒なモンが回ってきたなぁ」

――
290 : ◆4Wz3boX9ho [saga ]:2012/03/27(火) 00:16:41.40 ID:A9Ibwz9M0

艦長「収容作業の進捗状況は?」

副長「もう間も無く完了いたします我々も退艦しましょう」

艦長「さすがにそろそろマズいけど艦長は最後に退艦するものと決まってるからね」

「機影アリ!3時方向!」

艦長「やっぱりきたねぇ、護衛に通達!対空警戒!」

副長「我々も急ぎましょう」

艦長「うん」


偵察機P「いやがったぜ、母艦に通達”我敵ヲ発見セリ”座標は」

偵察機R「了解、っておい撃ってきたぞ!」

偵察機P「なぁに、あたりゃしねぇよ。っと空母は何故撃ってこないかね?」

偵察機R「さぁね?あちらさんに聞きな」

偵察機P「撃ってこねぇなら好都合だ、土産をぶちこんでとっとと退散するぞ!」

偵察機R「無理すんなよ、まだ死にたくねぇ」

「敵機急接近、緩降下中」

航海長「総員、衝撃に備えろ!」

偵察機から放たれた”土産”はバルチャーの頭上を通り過ぎるが
横付けで身動きの取れぬエルメへと吸い込まれる。

ボンッ

エ艦長「どうした!?被害報告!」

「敵偵察機より爆撃!艦中央部へ被弾!火災発生!」

「爆撃により魚雷発射管損傷!」

エ艦長「消火急げ!退艦者の収容状況は?」

「現在ほぼ完了あとはあちらの司令部のみです」

エ艦長「収容次第離れるぞ!急がせろ!」


艦長「爆撃か……」

副長「はい、今の爆撃で艦中央に被弾これでは魚雷は使えそうにありませんね」

艦長「副長は先に行っててくれ」

副長「艦長?あとは我々を残すのみですが」

艦長「魚雷が使えないとなると自沈が出来ないからねちょっといってくるよ
   向こうにも先に行くように伝えてくれ」

副長「いえ、ですが艦長アナタは……」

艦長「いいから!現状ではそうするしか無いし、ボートは遣って無いからタップリあるさ」

――
291 : ◆4Wz3boX9ho [saga ]:2012/03/27(火) 00:17:03.73 ID:A9Ibwz9M0

「提督、通信です」

C司令「うむ」

「カイセムルの偵察機より”我敵ヲ発見シコレヲ爆撃セリ、駆逐艦ニ命中”座標は」

C司令「よし、航海参謀進路の設定を」

「はっ!」

C司令「全艦に通達、総員戦闘準備配置」

「ココからですと、およそ3時間ほどですね」

C司令「うむ、数も多くない航空支援は要らんな」


――

艦長「ふぅ、格好つけてみたものの」

艦長「傾斜した艦内がこんなに歩きづらいとはね」

艦長「そういやぁ、ブラウは無傷なんだからソッチに魚雷撃たせればよかったかなぁ」

艦長「いや、でも早めに退避しないと追手がかかるか」

艦長「さぁ、独り言もここまでか……」

艦長が到達したのは機関部にあるひとつの部屋
その中にあるバルブに手をかける
だが、この自沈バルブ構造にひとつ欠点がある

艦長「あっと、一人じゃメインしか開けないか」

艦長「どうするかな、このまま拿捕されて捕虜か」

副長「艦長!」

艦長「副長!?どうしてここへ?」

副長「どうしても何もいま悩んでたことですよ?忘れてたんですか?」

艦長「すっかりね」

副長「もう、自沈バルブは二人同時に解放しないと作動しないんですから」

艦長「まぁそうなんだけどさ、そのためだけに戻ってきたのかい?」

副長「えぇ、さすがにあのまま横付けではマズいのでいかせちゃいましたが」

艦長「まぁ、それはそうだね」

副長「さぁ、さっさと作動させて私たちも退艦しましょう」

艦長「うん、でもいいの?」

副長「何がです?」

艦長「また、こんなのと漂流するハメになるけど」

副長「ソレが私の決断ですから」


第5話 「決断」 完
292 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/03/27(火) 01:38:14.75 ID:P9JCDqtzo
293 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/03/27(火) 10:00:50.72 ID:n4BS3++To
面白い
294 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/03/28(水) 17:53:20.07 ID:rcHc4xjG0
おお!面白かった 乙
295 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/04/08(日) 10:07:44.68 ID:D0g+95Ago
完結なのかな
296 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/04/09(月) 17:40:45.93 ID:qzwJUjvV0
イヤイヤ、そんな事言わないで下さいよ。
まだ終わらないよね···
297 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(和歌山県) [saga]:2012/05/01(火) 13:38:59.75 ID:XzriYGxg0
凍える冬もすぎ、暖かくなったかと思えばまた寒くなる
そんな季節の変わり目ではあるが、私の体は未だ健康を保ったままだ。

老婦人「あら、こんにちは。またいらしたのね」

記者「えぇ、今日はお土産もありますよ」

老婦人「あら、うれしいお茶をお入れしないとね」

記者「いえ、お構いなく。ですが確かにお茶をのみながらお話を伺うのも魅力的ですね」

老婦人「えぇ、先日いい茶葉が入ったのよホーガンさん」

記者「ほう、ではブランデー入りで」

老婦人「あら、勤務中じゃなかったかしら?」

記者「なら今すぐ終わらせましょうか?」

老婦人「あら、ならここからはすべてオフレコね」

記者「またまた冗談がすぎますよ」

老婦人「あら、仕事を忘れようとしてたのはどっちかしら?」

記者「これは手厳しい」

老夫婦「じゃあ今日は何のお話をしようかしら?」

記者「そうですね、では……」
298 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(和歌山県) [saga]:2012/05/01(火) 13:39:39.68 ID:XzriYGxg0

――――

副長「あなたたちは何者?」

「何者たぁご挨拶だ、ここいらは全部うちのシマだぜ?」

副長「そう、勝手に小屋を使ったことは謝ります、ですがもう少し」

「そういわれてもなぁ、ここはもともと空き家ではあるんだが」

副長「なら問題は無いわね?」

「そうもいかねぇ、空き家とはいえ俺達のシマだケジメは必要だな」

副長「なにをする気?」

「なぁに、ちょいと一発かますだけさ」

副長「こないで」

「おぉ、おぉ気丈なもんだソレぐらいが丁度いいがね」

副長「この下種」

「ってぇなこのアマ、ちょっと教育してやらねぇとな」

男が頬を押さえながら腰へ手をやる……
数秒後パンッという乾いた音が数発響いた
299 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(和歌山県) [saga]:2012/05/01(火) 13:40:07.32 ID:XzriYGxg0

?「ドコがてめぇらのシマだって?」

「てめぇ……」

副長の前に血だまりができる、彼女の血ではなく先ほどの男の物だ

?「あぁ?てめぇら見てぇなゴロツキを子分に持った覚えはねぇしここいらは俺様のシマだ」

副長「あの、貴方は誰?」

?「おう、ソッチのネェちゃんも助けてもらっておいて礼もなしかい
  まったく、近頃の若ぇもんは礼儀をしらねぇ」

副長「それもそうね、でも貴方があの男の仲間で無いとも限らないわ」

?「それもそうだな、まぁ俺はヤツみてぇに下種な考えはねぇにしろ
  おめぇさんが俺のシマ内で勝手をしているのも事実だ……」

艦長「うーん……よく寝た!」

艦長「あれ?お客さん?まぁ他人の家だからお茶とか出せないけどゆっくりしていってよ」

副長「艦長?」

?「ふむ、おめぇさんこの俺様を見ても動じねぇか、気に入った!」

艦長「ん?何の話?」

総攬把「俺はここいらを仕切っている総攬把だ、どういう事情かはしらんがまぁいいついてきな」


第六話 異郷
300 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/08(火) 09:53:53.32 ID:fXGzhzFPP
301 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/05/09(水) 13:01:57.89 ID:5s3rg2JIO
302 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/28(月) 04:32:15.03 ID:rcUq9v5IO
ずいぶん深い場所に埋れてるから気付かなかった…こんなスレあったのか

すげぇ面白いよ。続きも期待
303 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/06/09(土) 19:12:16.66 ID:Iko4xDpV0
まだかなー
304 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/06/09(土) 19:13:28.61 ID:Iko4xDpV0
すいませんあげてしまいました
305 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/10(火) 21:23:38.38 ID:9bghTVMJo
こないなー
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