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とあるミサカの愛情狂気 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 :団子屋 :2011/04/23(土) 04:19:10.21 ID:jz2aUBi80
とりあえず注意事項

・この作品を見て気分を害したり、精神がおかしくなっても自己責任です
・決して夜中にみないでください。
・1は遅筆です。月1とかの更新になる場合もあるのでご了承ください。
・本作品は、少々ホラー要素も混じってますが気にしないでください。
・1は団子が好きです。
・もしネタがわかっても決して書き込まないでください。恐ろしいことが起きます。
・ヤンデレ、オリジナルがNGという人は見ないほうがいいです。
・1は童貞です。
・お風呂に入る時は気をつけてください。
・この作品は見ると恐ろしいことが起きます。
・1は童貞です。


上記の記載はいくつか嘘があります。あしからず。


では、はじまりはじまりぃ〜〜
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旅にでんちう @ 2024/04/17(水) 20:27:26.83 ID:/EdK+WCRO
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木曜の夜には誰もダイブせず @ 2024/04/17(水) 20:05:45.21 ID:iuZC4QbfO
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いろは「先輩、カフェがありますよ」【俺ガイル】 @ 2024/04/16(火) 23:54:11.88 ID:aOh6YfjJ0
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【MHW】古代樹の森で人間を拾ったんだが【SS】 @ 2024/04/16(火) 23:28:13.15 ID:dNS54ToO0
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こんな恋愛がしたい  安部菜々編 @ 2024/04/15(月) 21:12:49.25 ID:HdnryJIo0
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2 :団子屋 :2011/04/23(土) 04:20:38.29 ID:jz2aUBi80
死苦死苦死苦死苦


学園都市 一方通行 自宅


「てめェなんかもう知るか、あばよォ」ブチッ


そう言うと一方通行は、通話を切った。
相手はまだ何かを言ってるようだった……。

「ちっ、胸糞がわりィ。コーヒーでも買ってくるかァ」

ここからコンビニまで歩いて5分。
壁に掛けてあった杖を手に取り彼は玄関へ向かう。


バタン



スタスタ



マンションから出て一方通行は苛立ちながら歩いている。
その途中に見知った顔が向こうから歩いてくるのが見えた。
どうやら妹たち(シスターズ)の一人のようだ。

彼は少しバツが悪そうな顔をしていたが、彼女は気にせず話しかけてきた。

「おや、こんな時間にどちらへ行かれるのですか、とミサカはたまたまあった一方通行に質問します」

「ン、10032号か? テメェこそ何してやがる」

「……ミサカはただの散歩です、としっかり一方通行の目を見ながら答えてみます」

「あンまりブラブラしてっとあぶねェからさっさと帰れよォ」

「……ちょうど今から家に向かってるところです、とミサカは微笑みながら帰してみます」クスッ
3 :団子屋 :2011/04/23(土) 04:22:04.98 ID:jz2aUBi80
彼女がそう返すと一方通行は先ほどの……彼が電話をしていた
相手のことを苦虫を噛み潰したような表情で彼女に聞いてみた。



「あっそォですかァ、……後よォ、そのあいつは何か言ってたかァ?」

「……はて、あいつとは?とミサカは白々しくはぐらかしてみます」

相変わらず性質が悪い、そう思いながら一方通行は苛立ちを隠す
ことも無く舌打ちをして言葉を続けた。


「チッ、どうせてめえらはMNWで知ってんだろうがァ。15064号のことだ」

その名前が彼の口から出たときに一瞬彼女の表情が強張った。
一方通行は彼女の表情を見て少々後悔をしていた、そして彼女は力の無い声でこう答えた。


「……情緒不安定でしたよ、この世の終わりみたいに嘆いていました、とミサカは俯いてみます」スッ

「一方通行に嫌われた、もうダメだ、どうしよう、とものすごく悲しんでいましたよ。しかし今は大分落ち着いて
 散歩しているみたいですが……」

「……そうかァ、悪かったな」

「それはミサカに対してですか?それとも妹たちにですか、とミサカは真剣な表情で一方通行に聞いてみます」

「全員だ、オレも頭にきてたから言い過ぎちまったなぁ。すまねェ」ペコッ

「ミサカ…では…のですね」ボソッ

「ン、なんか言ったかァ?」

「いいえ何でも無いです、とミサカは誤魔化してみます」

「……全然誤魔化せてねェぞ」

「さてミサカはそろそろ家に行くのでここで失礼します」

(誤魔化しやがったこいつ…)

「では、また会いましょう一方通行」

4 :団子屋 :2011/04/23(土) 04:22:51.70 ID:jz2aUBi80
スタスタ


一方通行は彼女が去って行きその背中を見つめながら考えた。
先ほどの電話でのやり取りで言い過ぎたこと、そして15064号を傷つけてしまったこと。

「とりあえず、さっさとコンビニ行って帰るかァ」

帰ったら電話してみるか、そんなことを考えながら一方通行は再び歩き出した。


=================================


「……アクセラ…レータ…」

ポロポロ   

彼女は泣いていた。
彼女は愛しい彼の名を呼んだ。
そして彼女はこの世の終わり、すべてに絶望したような顔をしていた。


今の彼女はまるで魂の無い人形。


まるで実験当初の妹達……いやそれ以上に
生気を感じさせない彼女はそのままドアを開け家の中に入っていった。


バタン

ガチャ

シクシクシクシク


アクセラ……レータァ…


そんな彼女の声はドアを閉めてからも聞こえていた




死苦死苦死苦死苦




まるで死の病が体を蝕むような

地獄の底に落とされたような、

呪怨を感じさせるようなその鳴き声は、彼女の心境を表していた……




しかしその虚ヱが今の彼に届くことはナカッタ
5 :団子屋 :2011/04/23(土) 04:23:24.84 ID:jz2aUBi80
=================================


カツカツ

目的のもの買い、アスファルトに乾いた音をさせながら彼は帰り道を歩いていた。

やがて彼の根城であるマンションに着いた。
ここのセキュリティは指紋センサー、または登録を済ましてある
IDカードで開くシステムになっている。


学園都市の最先端のセキュリティで管理しているだけあり
スキルアウトやチンピラなどがこのマンションに不法で侵入しようとものなら
2分もかからないうちに捕まってしまうだろう。

まぁ、もっともそんなものがなくとも学園都市第一位がこのマンションに住んでいる、
それだけで最高のセキュリティとなりえるだろうが……。



一方通行は照合をすませ、エントランスを抜けてエレベーターに乗り、
自身が住む最上階のボタンを押した。

ピッピッピッ……ポーン

エレベーターから降り、自分の部屋の前まで来た彼はカギを差込みおおよそ20分ぶりに
ウチに帰ってきたのであった。


ガチャ  


バタン


ガチャ



彼は杖をいつものところに置きソファにすわり、買ってきたばっかのコーヒーの
ブルタブを開け渇いたのどをうるおしていた。

ゴクゴク プハッ

半分ほど残して彼はコーヒーをテーブルの上に置いた。

のどもうるおい、彼は携帯を取り出し最新である着信履歴にコールしようと思いその手を止めた。

いや、止まってしまったという表現のほうが正しいか。
彼はその履歴を見て思わず、何か得体の知れないモノが背筋を駆け上がるような感覚に陥った。

6 :団子屋 :2011/04/23(土) 04:24:59.47 ID:jz2aUBi80
着信 128件

メール  1通 


一方通行は叫びそうな声を抑えて震える手でコールボタンを押した。


プルルルル

プルルルル

プルルルル……………

出ない、そして彼は16回目のコールが終わったところで通話を切った。

一方通行は少し安堵したような、不安なような複雑な表情をした。
誰に言うわけでもなく、彼は天井を仰いで言葉を呟いた。


「どうしてこうなったァ……」


一方通行は激しく後悔していた。
感情赴くままに言葉を吐いて彼女を傷つけ、
このようなことをさせていることに。


「あいつが、こうなるって何で早く気づいてやれなかったンだ」


しかし、一度動き出した歯車は止まらない。
そう、サイはもう投げられてしまった。

これは一人の少年とその少年を慕う彼女の物語……。


そしてすべての始まりの序曲であり終曲へのハジマリであった……。







死苦死苦死苦死苦死苦死苦死苦
 


アクセラ……レェータァー……

7 :団子屋 :2011/04/23(土) 04:27:15.40 ID:jz2aUBi80
あとがき



15064号「オモッ!なんですかこの物語、誰だよこんな話書いてんのは、と作者の頭を本気で心配します」

一方通行「何でも今書いてる話がスランプになった挙句、勢いでやったみたいだなァ」

ミサカ「つーかそれにしたって暗すぎるだろ」

一方 「作者曰く、むしゃくしゃしてやった。反省はしてる、だが後悔はしてないそうだァ」

ミサカ「余計性質が悪いじゃねーか、それにミサカの役がヤンデレってどういうことなんだよぉ」

一方 「まぁ、作者は頭いっちまってっから仕方ねえけどなァ」

ミサカ「それにしたってもっと普通のヒロインがしたかったです、とミサカは不満を漏らしてみます」

一方 「まァ、オレとしては可愛いからいいけどなァ」

ミサカ「えっ、今なんて言ったんですか、とミサカは顔が紅潮しつつ尋ねてみます」ドキドキ

一方 「それじゃァまた来週〜」

ミサカ「え、ちょ、ちょと待ってください、一方通行どこに行くんですか!?まだ話は終わって……」


駄文すまん勢いでやった。
初スレ立てssだったんで見逃してくれ。

だがオレはヤンデレこそ至高だと思う。

現実だときついけどなァ。気が向いたらまた書くわ。

また会おう。

8 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/23(土) 05:37:12.10 ID:wjDPzi4DO
ほう…病ミサカな欠陥通行とな…

期待するしかないじゃないか!
9 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]:2011/04/23(土) 09:12:13.78 ID:stPNaY2Po
期待してる
10 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/23(土) 09:46:08.51 ID:kTBTuHADO
うはこういうのが見たかった
超期待です
11 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(栃木県) [sage]:2011/04/23(土) 12:45:43.46 ID:C4fbg9kGo
今までにない欠陥電気なんで期待
しかし病ミサカとか、一方さんの鬼門だよな。どちらかが死ぬ決着しか思いつかないんだがww
12 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(佐賀県) [sage]:2011/04/23(土) 15:12:17.84 ID:z2+QKOSwo
病むほど愛するミサカと、病むほど愛せない一方さん
二人で心中する未来しか思い浮かばない・・・
13 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/23(土) 19:41:59.02 ID:00ECsH3v0
15064号がヤンデレってことでおk?
14 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/04/23(土) 22:00:03.68 ID:m+72D7jU0
13

馬鹿野郎妹達全員に決まってんだろ
15 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/04/23(土) 22:02:34.69 ID:ZzkWG2eso
打ち止めがヤンデレとか…股間が硬くなるな
16 :団子屋 :2011/04/24(日) 01:32:27.21 ID:ovpJBcri0
ふぅ、やっぱ妹たちのssは最高だな……。
20000号かわいいよ。


今日は雨で時間があり続きを書いてみました。

では投下します。

17 :団子屋 :2011/04/24(日) 01:33:13.09 ID:ovpJBcri0

第弐話 恐怖


「……風呂にでも入るかァ」


とりあえず今は気分転換に風呂にでも入って気持ちを
落ち着かせよう、そう思った一方通行は入浴するために
着替えとバスタオルを取りに自室へと向かった。



一方通行の住むマンションは、学園都市の中でも
トップレベルの高級マンションでありその広さも
一般の家族が住んでもまだ余るくらいだ。



その部屋の数は一方通行が使っている部屋を入れて
4部屋もある。所謂4LDKである。しかし実際
使っているのは一部屋だけであり、残りの3部屋は
空き室である。



もともと一方通行はその性格もあり、物をおこうとしない。
あるといえばリビングにソファーとテレビ、キッチンに
買ってきたもの(ほとんどが缶コーヒーであるが)を入れる冷蔵庫。
18 :団子屋 :2011/04/24(日) 01:34:10.78 ID:ovpJBcri0


そして自分の部屋に寝るためのベットと着替えなどを入れてある
タンスがあるというだけだ。



そのため家の中はほとんど何も無い状態のため、ものすごく
殺風景である。初めて番外個体が来たときはあまりの
情景に皮肉がでなかったほどである。



打ち止めに至っては一方通行と一緒に住んでいた時期がので
半ば分かっていたとはいえ、やはり驚いていた。


やがて二人はあまりにも何も無いので、今度セブンスミストに
ショッピングに行くという約束(もちろん一方通行は渋っていた)を
無理やりこじつけたのである。





閑話休題
19 :団子屋 :2011/04/24(日) 01:35:01.73 ID:ovpJBcri0


ホントに何にも無い家ではあるが一方通行自身は気に入っていた。
彼にとって、ごちゃごちゃしている家よりこのさっぱりした
家のほうが落ち着けるためでもあった。




そんなことを考えながら自室に入った一方通行はふと違和感を覚えた。
それはホントに些細なものであった。しかしそれが何かは分からず
彼は気のせいだと思いそこで考えるのをやめた。



タンスから自分の寝巻きとタオルを取り出した一方通行は、
疲れた体と心を癒すため風呂場へと部屋を出た。





…………ガタ






ガチャ


スルスルスル


ガチャ



脱衣所で服を脱いだ一方通行はバスルームに入った。


20 :団子屋 :2011/04/24(日) 01:36:03.94 ID:ovpJBcri0


コンビニへ行く前に湯を沸かしておいて正解だったと思う。
今の季節は冬のような寒さは無いとはいえ、夜になると
気温も低くなり、風も冷たい。



少し外出し数分とはいえ、シスターズと喋るために寒空の下で
立ち止まっていたため彼の体は芯まで冷えている。



その寒さを打ち消すように彼はシャワーを頭から浴びていた。



そして浴槽に張ってある少し熱めのお湯に彼は浸かると
今まであった事を思い返していた。



第三次世界大戦が終わり半年、学園都市はようやく訪れた平和に
皆が幸せな日常を送っていた。



学園都市最高翌理事長のアレイスターが失踪して、裏の組織でもある
暗部は解散していた。一方通行の所属していた「グループ」も
その役目を終えていた。



平和な日常を経験したことの無い一方通行は、当初は
ものすごく戸惑いを感じていた。今まで学園都市の闇の中で
しか生きていけなかった彼はいきなり光の世界に出され
どうしたらいいかわからなかったのだ。

21 :団子屋 :2011/04/24(日) 01:36:52.71 ID:ovpJBcri0


そして彼の大切な家族(口が裂けても言わないが)である


黄泉川愛穂
芳川桔梗
打ち止め
番外個体


の四人は彼を楽しませようと、色々なイベントを行った。


例えば、学園都市一のテーマパークであるゲコ太ランド
(このうち二名は恐ろしいほどテンションが上がっていた)へ行ったり、
世界各国の色々な魚が見れると評判の水族館に行ったりなどしていた。



口ではめんどくせェ、つまんねェと言ってた彼もなんだかんだで楽しそう
ではあった。(番外個体曰くイルカを見て笑みを浮べていたする彼は衝撃的であったらしい)




生まれてからずっと一人であった一方通行は、こういった所へ
誰かと出かけるということをしたことが無いため全てが新鮮であった。



幼いときから周りの人々から恐怖され、虐げられ、疎まれてきていた
彼に手を差し出してくれる人などいなかった。
22 :団子屋 [sage saga]:2011/04/24(日) 01:38:30.72 ID:ovpJBcri0


闇の中しか生きられなかった自分。
人のぬくもりを知らなかった自分。
家族と言う物を知らなかった自分。



だけど今は違う。家族が彼に教えてくれた。



光のあたたかさを知った自分。
人のぬくもりを知った自分。
家族という物を知った自分。




そんな彼に光の居場所を作ってくれた家族はどんな物にも変えられない
大切な存在になっていた。




しかし、そんな彼を狙おうとする人々もいた。
彼は学園都市に7人しかいないLEVEL5の
頂点に立つ超能力者だ。




そのためいつどこで誰に狙われるか分からない。
彼は大切な家族を危険に晒さないようにする為に
住む場所を変えた。ただ、理由はそれだけではないが……。



そこからまたいろいろな事件があったのだが
それは別の機会にでも話そう。

23 :団子屋 [sage saga]:2011/04/24(日) 01:39:24.93 ID:ovpJBcri0


そして彼は思考を一回やめ、のぼせそうになる前に
湯船から上がった。ふと何気なく自分の肌を眺めた。



そこには穢れを知らない透き通るような白い肌があった。
自分の白い肌を見るたび彼は思い出してしまう。



血まみれで実験の最中に殺した妹たちのことを……。
無敵になるために一万人以上の妹たちを殺したことを。



彼はあの時の罪悪感が今でも深く残っている。
今でもたまに夢に出てくることがある。



全身から血を流し呟いてる彼女たちが……
足が無く地面に横たわってる彼女たちが……
頭だけでこちらを見つめている彼女たちが……



自分が犯してしまった罪を突きつけられているようで
自分には光の世界で生きるのを許されていないみたいで
夢は彼にとって最大の恐怖であった。



しかし、彼を苦しめるのは夢だけではなかった。
現実の世界でも彼は恐ろしいものを見てしまった。


一方通行は一瞬それが何か分からなかった。
鏡には一方通行以外のものが映っていた。



A 涙を流し、生気を感じさせない15096号の姿がそこにあった……。


B 血まみれの妹たちが血走った瞳でこちらを見ていた……。


C 両手にロープと手錠を持った見たこともない表情をした番外個体が立っていた……。

24 :団子屋 [sage saga]:2011/04/24(日) 01:43:04.93 ID:ovpJBcri0
あとがき


というわけで今回はここまで。
次回の内容は選択肢によって変わりますのであしからず。
これからもちょくちょく選択肢を出しますので
夜路死苦お願いします。

あと以外に期待されてることに驚いた。
皆様のレスは大変ありがたいです。
これからもがんばりますので
よろしかったら次も見てください。





安価は>>18

ちなみに作者のおすすめはBです。

それではまた次回。
25 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/24(日) 01:44:31.14 ID:8HTZCQyDO
俺はCを所望する
26 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/04/24(日) 01:45:00.06 ID:ieq+eANH0
ほう・・時間を使ったトリックか・・・
27 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/04/24(日) 01:45:56.91 ID:1cysS6qDO
じゃあオススメのBで
28 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [sage]:2011/04/24(日) 01:46:47.10 ID:DwlaV63Eo
Cで
29 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/24(日) 01:49:07.07 ID:T6qzI2aV0
安価は>>28かな?

おすすめってのも気になるけど…安価ならC
30 :団子屋 [sage saga]:2011/04/24(日) 01:58:00.73 ID:ovpJBcri0
ブハッww
素で間違えた。

>>28と間違えました。
すいませんでした。


Cですね。了解しました。
ちなみに三つの中では一番比較的やさしいお話です。

Aは普通……かな?


Bは少々どぎつい表現があるルートです。

ほかのやつはCが終わって好評だったら書きますんで。


では、皆さんもお風呂に入るときに気をつけてくださいねノシ
31 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/24(日) 02:00:48.04 ID:8HTZCQyDO
正直全部見たい
32 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/04/26(火) 15:41:39.13 ID:Yxzac+q5o
楽しみにしてる
33 :団子屋 [sage saga]:2011/04/29(金) 02:18:51.57 ID:zs2Q4FEg0
書き貯めしてた分が消えた……

せっかくCルート全部書けてたのに……


とりあえず、保存してあった分だけ投下します。


34 :団子屋 [sage saga]:2011/04/29(金) 02:19:50.49 ID:zs2Q4FEg0


鏡に映った、両手にロープと手錠を持った見たこともない
表情をした番外個体が立っていた……。


ここはドコ?


俺の家の風呂場だなァ




そこに立っているのは?


見間違えるはずもねェ、番外個体だ




何を持っている?


ロープ……と手錠




彼女は何をしようとしている?


………考えたくもねェ



35 :団子屋 [sage saga]:2011/04/29(金) 02:20:43.28 ID:zs2Q4FEg0


そんなことを考えてるうちに番外個体は
振り返った一方通行の瞳を見ながら口を開いた。



「やっほう☆愛しのミサカが逢いに来てあげたよぉ、アクセラレータァー♪」


普段の番外個体では考えられないような
耳がとろけるような甘い声であった。



「……おいおい、何でテメェがこんな所にいるんですかァ?
 どうやって俺の家に入り込んできやがった?」




「うひゃひゃ、ミサカが素直に教えると思う?アナタのことは
 殺したいほど好きだけど、アナタの困った顔を見るのはもっと好きなんだ☆」



笑う、嗤う、ワラウ、番外個体はうれしそうにわらう。

まるで自分の大好物な食べ物を食べられたような、

自分の大好きなオモチャを買ってもらったような


そんな純粋に、狂ったように笑う番外個体を見て
一方通行はどうやって番外個体が侵入してきたのか考えていた


36 :団子屋 [sage saga]:2011/04/29(金) 02:21:32.87 ID:zs2Q4FEg0



(……家の中にいる俺に気づかれないで家に侵入するのは不可能、
 つまり俺が帰ってきてから家に入ることはありえねェ……)




(待てよ、そういや家から出てくるときに鍵を閉めたか?あの時
 出てくるときに鍵を掛けた記憶がねェ……だが俺が帰ってきたときは、
 確かに鍵が掛けてあった。つまりコイツは)





















(帰ってきた時、すでに家の中にいやがったのか!?)

















37 :団子屋 [sage saga]:2011/04/29(金) 02:22:45.47 ID:zs2Q4FEg0


と、一方通行が考えている隙に番外個体は飛び掛ってきた。

一方通行もあまりにも異常な事態が起こっていたせいで一瞬反応が遅れてしまった。





番外個体は一方通行がチョーカーのスイッチを入れる前に
彼を取り押さえた。能力を使わないと一般人以下の力しかない
一方通行と、軍事用に作られたクローンである番外個体では
勝負にすらならなかった。





「テメェどういうつもりだァ!」


「こうでもしないアナタは暴れるじゃん、能力使われたらミサカじゃ敵わないし」


「そもそも何が目的だァ?まさか一緒に風呂が入りたいからってわけじゃねェよな?」


わざと茶化すような口調で答えたが、一方通行は内心あせっていた。
能力も使えず、いつもなら念のために持っている拳銃も
入浴の最中だったため持っておらず丸腰の状態である。



手足も完全に取り押さえられた彼はまな板の上の鯉であった。


「それも魅力的な考えだけど、ちゃんとした理由があるよ」


番外個体はまるでデートにでも誘うように恥ずかしながら
頬を染め一方通行に告げた。



「ミサカたちと幸せに暮らせるようにアナタを拉致しにきたんだよ☆」


38 :団子屋 [sage saga]:2011/04/29(金) 02:23:28.83 ID:zs2Q4FEg0


あまりに突拍子のないことを言われた一方通行は
皮肉をこめた言葉で番外個体に言い返した。




「とうとう頭のネジでも飛んだかァ?それとも愉快な脳みそがシェイクされすぎて
 思考回路が焼ききれちまったか?」


それを聞いた番外個体は、口を三日月形に歪ませ、楽しそうに呟いた。



「ホント〜に口だけは減らないよね、少しだけ黙っててもらおうかな」ビリビリ



そう言うと番外個体は一方通行の頭に手を添えて、
彼の体内電気を乱し気絶させた。


「ふふ、これからたっぷりと愛してあげるからね、一方通行?」


番外個体はやさしく、愛するような眼差しを一方通行に向けていた。
しかし、その瞳にはいつものような強い意志は感じられず、
光を失った目であった。


ガタ



脱衣所のドアが開く音がした。
誰かが入ってくるのを確認した番外個体は
その人物に話しかける。



39 :団子屋 [sage saga]:2011/04/29(金) 02:24:07.45 ID:zs2Q4FEg0







「あれ、今までどこにいたのさ



















15064号?」








この日、一方通行は失踪した。



こうして物語は始まった。
これから先にどのような結末が待っているのか



それは誰も知らないのであった。

40 :団子屋 :2011/04/29(金) 02:31:59.58 ID:zs2Q4FEg0
これからGWなので少しの間更新できませんが
見てくださる方がいれば幸いです。


もし、Cルートが終了していたらほのぼの系でも書こうと思ったんですが、
まだずいぶん先になるみたいです。ちなみに題名はみさかけ(一方通行とミサカ三姉妹の話)

いつになったら終わるのやら……

ではまた
41 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/29(金) 11:13:28.17 ID:lRJRnaODO
番外個体が超デレてる……











いいね!!乙
42 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/04/29(金) 13:14:52.99 ID:XWmgljPG0
うは〜!これって妹達全員ヤンデレ??

めちゃ俺得wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwあっ、1乙wwwwwwwwwwwwwwww
43 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/05/01(日) 00:38:04.15 ID:qjUOL9zNo
楽しみにしてる
>>1
44 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/01(日) 05:39:29.12 ID:oV6BLDpDO
ほのぼの系がぼのぼの系にみえた……
45 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/01(日) 12:35:49.95 ID:oZ0cwJxIO
一方通行はしまっちゃおうねえ
46 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/01(日) 14:08:01.77 ID:bmJkBe2DO
コイツは楽しみだ
47 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2011/05/07(土) 00:52:25.59 ID:81jkQChg0
打ち止めは病んでないよ、ね?
だって打ち止めが病んでたらMNW切るだけでいいもんね。
48 :団子屋 :2011/05/09(月) 23:46:20.17 ID:e13oP/c50
お久しぶりです。
GW中は忙しくて更新できずすみませんでした。

皆様の支援のもとこれからもがんばろうと思います。

そのためにもこれからある程度書きだめしようと思うのですが、
シリアスとギャグどちらがいいのでしょうか?

このルートのお話は本命ではないので皆さんの希望で書こうかなと思っています。

それではよろしくお願いします。
49 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(香川県) [sage]:2011/05/09(月) 23:57:37.55 ID:Xcbeyd080
シリアスキボンヌ
50 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/10(火) 01:17:38.21 ID:Sson/YoDO
同じくシリアスキボンヌ
51 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/10(火) 02:36:00.64 ID:Q4zayxQDO
シリ穴キボンヌ
52 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/10(火) 13:28:31.79 ID:BnlKBC7SO
根性のある話を希望する!
53 :団子屋 [sage]:2011/05/11(水) 00:22:57.96 ID:L5U8jCE80
ではこれからシリアスで話を進めたいと思います。

とりあえず拙い文章ですが根性出して書いてみます。
ではまた近日中にノシ
54 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/11(水) 06:15:28.01 ID:eWYU/H8DO
出来れば一方通行と妹達で9000Pの展開に
55 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/11(水) 14:12:08.88 ID:hq+NvLeIO
シリアス且つ非性的に妹達を千切っては投げる一方さん無双が来るか
56 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(香川県) [sage]:2011/06/08(水) 11:47:08.41 ID:t3d4+cLN0
舞ってる
57 :団子屋 [sage saga]:2011/06/09(木) 03:28:15.21 ID:FkYHA2n90
やべぇ一ヶ月もたっちまった……


舞ってくださってた方々、お待たせしてすみませんでした。
とういう訳で投下します。
58 :団子屋 [sage saga]:2011/06/09(木) 03:28:55.03 ID:FkYHA2n90
「んっ…………」


ここは……


俺はいったいどうなったンだ?



確か風呂に入っていたら、番外個体が俺の後ろに立っていてそれから……



「そうだ番外個体の奴に……っっ!?」


ガチャガチャ



一方通行は起き上がろうとしたその時、手首に違和感を感じた。
起き上がろうとしても、動けずガチャガチャと無常な音しか聞こえなかった。



「なっ、動けねェ、どうなってやがんだァ!?」




チッ、クソッタレが……


こんな状態じゃ能力も使えねェ


とりあえずここは何処だァ?


少なくとも俺の家じゃねェみたいだが


こんな真似しやがって何が目的だあのヤロウ

59 :団子屋 [sage saga]:2011/06/09(木) 03:29:43.91 ID:FkYHA2n90
能力が使えない彼は一般以下の身体能力しかない。
能力も使えず、体を拘束されてしまっては最強の能力者である
一方通行といえどどうする事もできなかった。


今の彼ができることと言ったら現状の把握と
それについての原因の究明だけである。



しかし、あのときのアイツの様子……


どう考えても普通じゃなかったなァ


俺に対して悪意の感情が強いとは言えこんな真似をするはずがねェ


いったい何が起こってやがる……



「………?」


その時不意に人の気配がした。
誰かがそこに立っている。


「ようやくお目覚め?アナタが目を覚ますまでミサカ退屈だったよ」


「テメェ番外個体か?こんな真似してただで済むと思ってんだろうなァ」


「相変わらず強気だね、今の自分の状況を分かってる?能力も使えないアナタは
 ミサカの気分ひとつでどうにでもなるんだよ?」
60 :団子屋 [sage saga]:2011/06/09(木) 03:31:17.86 ID:FkYHA2n90

今の一方通行はまな板の上の鯉だ。
番外個体の言うとおり、今の彼では抵抗はおろか
身動き一つもできない状態であった。

一方通行は忌々しく舌打ちをすると番外個体に疑問を投げかけた。



「チッ、何が目的だァ、どうしてこんな事しやがった」


「目的?そんなの決まってるじゃん」


番外個体はそう聞かれたことに対し満面の笑みで答えた。



「アナタがこれからミサカ達以外の女に取られないようにするためだよ?」




「………ハァ?」




あまりの予想外の答えに一方通行は呆れた声を出してしまった。
番外個体は特に気にした様子もなく言葉を続けた。
61 :団子屋 [sage saga]:2011/06/09(木) 03:31:58.27 ID:FkYHA2n90

「だってアナタはミサカ達の物なのに……アナタの周りには薄汚いハイエナ共が
 付き纏ってる……それがミサカには我慢ができない!!

 あなたに構ってもらうのはミサカだけでいい。
 あなたに優しくしてもらうのもミサカだけでいい。
 あなたに見てもらうのもミサカだけでいい。
 
 あなたと笑うことも、話すことも、隣にいるのも、手をつなぐことも、
 ……キ、キスしたり、い、一緒に寝たりするのもミサカだけでいい!!
 ミ、ミサカが一番!あなたの事が大好きなんだからぁぁ!!!」
 
 



番外個体は一息にそう捲くし立てると、顔を紅潮させていた。
それは息苦しさからしていたのか、はたまた羞恥の想いから
なのかは一方通行には分からなかった。



彼は予想外の告白になんと言ったらいいのか分からず、
言葉を考えていたのだが、口を開こうとする前に番外個体は
一方通行の近くに来て、彼に覆いかぶさるように乗った。



「…あなたは誰にも渡さない。あなたはミサカだけのものだし、
 ミサカはあなただけのものだ。絶対に……誰にも……」


先ほどまでは獰猛な肉食獣のようだった彼女も今では、ただ震えるばかりの
か弱い小動物にしか見えない。その姿は虚ろで、不安定で、儚く見えた。
62 :団子屋 [sage saga]:2011/06/09(木) 03:33:26.48 ID:FkYHA2n90


「だから俺を拉致ったってわけかァ?まるでガキの我侭じゃねェか」
 


「子供でも我侭でもいい!あなたさえいればミサカは何もいらない。
…だからあなたはここで一生ミサカと暮らすんだ。もう絶対離れたりなんかしない!!」



そう言うと番外個体は一方通行を強く抱きしめた。
彼がもうどこにも行かないよう、自分の前から消えてしまわないように……





「おやおや、ずいぶんとお熱いですね、とミサカは二人に茶々を入れてみます」





そのとき、初めて一方通行と番外個体以外の声が聞こえた。
二人だけしかいないと思っていた空間に響く声…。


その台詞は二人を茶化すような口ぶりでだったがひどく無感情に……
いや極めて感情を押し殺したような声であった。



「もしやお邪魔でしたか?とミサカは末の妹に尋ねてみます」


「そう思うんだったら邪魔しないでくれるかな?見ての通り二人の愛を確かめ合ってるんだから
 さっさと出てってくれない?」

63 :団子屋 [sage saga]:2011/06/09(木) 03:34:44.12 ID:FkYHA2n90

番外個体は二人だけの時間を邪魔されたことが気にくわなかったのか、
その声の相手に対し辛辣な言葉で返した。


先ほどまで震えていた番外個体だったが、今は敵意を剥き出しにしており
一般人では、怯えてしまうほどの眼力で相手を睨み付けていた。



「別に邪魔をしにきたわけではありません……そろそろミサカと交代していただけないですか?
 貴女ばかりに任せていたら何をするか分からないですからね……」



特におびえた様子もなく、彼女はここに来た用件を番外個体に伝えた。
それを聞いた番外個体ははひどく顔を歪めていた。


「……チッ」



そう舌打ちをした番外個体は、離れるのが惜しいのか一方通行の胸に顔を
すり寄せながらとても幸せそうな顔をしていた。



「エヘヘ〜/////」



(マジでどうなってやがる?どう考えても普通じゃねェ。いったい何が……)


そこにはただの純粋な少女の笑顔があった。
普段の彼女なら絶対に見せない表情だ。一方通行の混乱をよそに
番外個体は名残惜しそうに一方通行から離れた。




「あなたにはいろいろ借りがあるからね……言っておくけど
 一方通行はミサカのものなんだ!誰にも渡さないんだから、貴方たちにもね!!」ツカツカ バタン 




そう言い放つと、番外個体は部屋から出て行った。
そして残されたのは一方通行ともう一人の少女がいるだけであった。
64 :団子屋 [sage saga]:2011/06/09(木) 03:35:47.96 ID:FkYHA2n90

その少女は一方通行の方に向くと心なしか嬉しそうな表情で話しかけてきた。



「ふふっ、お久しぶりです一方通行。お元気そうで何よりです」


久しぶりに会った友人に気軽に声をかけるような彼女に対し、一方通行は
怒鳴りつけるように声を荒げて叫んだ。


「……おい、何でオマエがココにいやがる?どォいうことだァァァ15064号!?」



「嬉しいです……ミサカが分かるのですね一方通行、これも愛のおかげなのでしょうか?
 とミサカは頬を染めてみます」ポッ



「相変わらず人の話をきかねェな……、だが今回こんな事しやがったのも
 全部オマエが仕組んだんだろォ、15064号?」



「仕組んだとは人聞きが悪いですね、これも全ては貴方が原因なんですよアクセラレータ?」



「あァ!?どういうことだァ?」



「……貴方に自覚がないのは今に始まったことではないですけどね……」


そういうと15064号は、呆れた表情で一方通行を見た。
ここまで自覚がないと本当に困ったものだと彼女は頭を抱えた。



でもまあいい、これからはずっとアクセラレータといられるんだから―――と。



普段は無表情のはずの彼女は口を三日月に歪めながら
これからの幸せな生活に思いを馳せていた。

65 :団子屋 [ saga]:2011/06/09(木) 03:38:34.79 ID:FkYHA2n90
というわけで今回は以上でございます。
 

また書け次第投下しますんで、読んでくださってる方には
申し訳ありませんが少々お待ちください。


それではまたノシ
66 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/06/09(木) 06:18:18.90 ID:oKN6KgFIo

楽しみに待ってた
これからも楽しみにしてる
67 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/09(木) 18:43:53.93 ID:RfKfYdNDO
乙!
ミサワは貰っていきますね
68 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/06/09(木) 19:27:09.49 ID:R5+NUlQF0
乙!!

ミサワの告白は放置なの!?そしていじらしくて可愛かった!!!
69 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(空) :2011/06/10(金) 01:19:41.17 ID:eA1DgZGh0
楽しみにしてるから早くしてくれ
70 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/10(金) 01:45:53.42 ID:JWzycuYDO
待ってた甲斐があったと言うものだ
なかなかいい展開じゃのぅ
71 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/10(金) 08:39:26.57 ID:0RzLHOW40
最初から読んでみたがこれは期待!
72 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/06/11(土) 23:27:52.01 ID:YZgctgwz0
期待age
73 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/06/11(土) 23:28:47.95 ID:YZgctgwz0
期待age
74 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/06/11(土) 23:32:29.61 ID:YZgctgwz0
すまん誤爆した
75 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(鹿児島県) [sage]:2011/06/11(土) 23:36:23.75 ID:1RBHo7vH0
この野郎
76 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(香川県) [sage]:2011/08/16(火) 13:42:52.42 ID:vlqG+P/f0
2ヵ月以上経ったでござる
77 :団子屋   [sage]:2011/09/03(土) 20:23:23.47 ID:XZJSRoaE0
休みも碌になく、働きまくっていたら気がついたら三ヶ月起ちそうになっていた。

待ってくださってた方々(いるか分からんが)申し訳ありません。
というわけで一応生存報告しておきますね。

たぶん近いうちに投下できると思うのでもう少々だけお待ちください。
それではまた。


自治スレッドでローカルルール変更の話し合い中
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1314546216/
78 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/09/05(月) 18:12:17.71 ID:samHoZMT0
いつまでも待ってるからがんばってください
79 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/05(月) 20:52:34.88 ID:dMwbmmR00
面白いけど演出が臭い
80 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/08(土) 14:58:06.98 ID:RM7+0H9U0
一か月以上経ったの
81 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/10/26(水) 07:04:40.47 ID:0hgca5zE0
続きマダー
82 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(香川県) [sage]:2011/11/27(日) 19:42:25.90 ID:JVj4GUDF0
待ってるよー
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