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ほむら「その必要はないわ」 まどか「……ほむらちゃん?」 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) :2011/05/05(木) 19:05:36.24 ID:jhQtTlzv0
結界内

使い魔A「髭は主に手入れしてもらってます」ワラワラ

使い魔B「わらわら居ます」ワラワラ

QB「なら、君が代わりに戦ってくれるのかい?」

ほむら「もちろん、そのつもりよ」

    「あなたに言われるまでもないわ」

QB「わかった」

   「僕はあまり気が進まないけど、君がそういうなら仕方がない……」

   「まどか、さやか、ちょっと手伝ってくれるかな?」

まどか「うん」

さやか「りょうかい!」

ほむら「?」
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君が望む永遠〜Latest Edition〜 @ 2024/04/24(水) 00:17:25.03 ID:IOyaeVgN0
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笑えるな 君のせいだ @ 2024/04/23(火) 19:59:42.67 ID:pUs63Qd+0
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【GANTZ】俺「安価で星人達と戦う」part10 @ 2024/04/23(火) 17:32:44.44 ID:ScfdjHEC0
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トーチャーさん「超A級スナイパーが魔王様を狙ってる?」〈ゴルゴ13inひめごう〉 @ 2024/04/23(火) 00:13:09.65 ID:NAWvVgn00
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【安価】貴方は女子小学生に転生するようです @ 2024/04/22(月) 21:13:39.04 ID:ghfRO9bho
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ハルヒ「綱島アンカー」梓「2号線」【コンマ判定新鉄・関東】 @ 2024/04/22(月) 06:56:06.00 ID:hV886QI5O
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【安価】少女だらけのゾンビパニック @ 2024/04/20(土) 20:42:14.43 ID:wSnpVNpyo
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ぶらじる @ 2024/04/19(金) 19:24:04.53 ID:SNmmhSOho
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2 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) :2011/05/05(木) 19:12:55.22 ID:jhQtTlzv0
使い魔「」ワラワラ

QB「まずはこれを暁美ほむらのおへその所に当てて」

まどか「わかった」

ほむら(まどかの顔が近い……/////)

シュルカチャン!

まどか「わっ!ほむらちゃんに巻きついた!」

QB「これを左端に入れて」

    「で、これを右端に、こっちは真ん中に入れて」

    「入れたら、真ん中を斜めに傾けて」

カチャ カチャ カチャ ガチャン 
3 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) :2011/05/05(木) 19:15:43.41 ID:jhQtTlzv0
さやか「こんな感じ?」

QB「そんな感じ」

   「まどか、横についてる丸い物を暁美ほむらに持たせて」

   「持たせたら、そのままスライドさせて」

まどか「うん、わかった」

    「ほむらちゃん、これ持って」ギュ

ほむら(まどかに手を握られてる……/////)

まどか「えい!」

キン!キン!キン!

   『タカ!トラ!バッタ!』

 『ホ・ム・ラ! ホムラ ホ・ム・ラ!』シャキーン!

さやか「転校生の服が変わった!?」

    「あとさっきの歌は何? まどかの声にそっくりだったけど!」

まどか「私は何も言ってないよ? あと、歌は気にしちゃ駄目だよ!さやかちゃん!」

    「そして、これで私たち助かるんだね!QB!」

QB「うん、これで僕達は助かるよ!」

   「暁美ほむら、君は今日から魔法少女OOO(オーズ)だ!」

ほむら「……えっ?」

タッタッタッタッタッタラ
(ユキャンネバスタップ 1、2 アンド3 ライフゴーズオン エニシングゴーズカメラッオーズ!)
チャチャラチャッチャッチャラチャッチャラー
4 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) :2011/05/05(木) 20:20:28.71 ID:jhQtTlzv0
使い魔B「第1話 メダルとまどぱんとQB」 

ほむら「……」

QB「いつまでぼーっとしてるつもりだい?暁美ほむら」

  「そろそろ、敵が動くよ!」

使い魔A「そろそろ、攻撃するよ」ワラワラ

使い魔B「この図体でどうやって襲うの?」攻撃

ほむら「くっ」ヒラリ

さやか「おぉ!転校生が攻撃を避けた!」

まどか「がんばれー!ほむらちゃーん!」

QB「暁美ほむら!これを使うんだ!」ポイ!

ほむら「?」キャッチ

QB「メダジャリバーだよ!その剣で戦うんだ!」

ほむら「はぁ!」ザシュ!

使い魔他「ちょっ!獲物は反則……」スパ

ほむら「たぁ!」剣を振り続ける

QB「暁美ほむら!敵の数が多すぎる!」
5 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2011/05/05(木) 20:24:51.99 ID:jhQtTlzv0
QB「ここは一気に必殺技で決めるよ!」

使い魔C「斬られて痛いですぞ」ワラワラ

使い魔他「同じく」ワラワラ

ほむら「?」ザシュ!

QB「このメダルを3枚、メダジャリバーに入れるんだ!」メダルを投げる

ほむら「」パシ

チャリチャリチャリン

QB「その腰についているオースキャナーでメダジャリバーをスキャンするんだ!」

ほむら(これのことかしら?)ヒラリ

キン!キン!キン!

まどか声『トリプル!スキャニングチャージ!』

QB「さあ、掛け声とともに必殺技を敵に叩き込むんだ!!」

ほむら「はぁ〜〜〜〜!」構え

ほむら「ほむぅーーーー!」

ズバーン!

さやか「掛け声カッコ悪っ!」

使い魔A「あるじぃぃぃぃぃ!」ワラワラ

使い魔B「上に同じく」ワラワラ

使い魔他「同じく」ワラワラ

どかーん!!

さやか「転校生が勝ったー!」

まどか「やったね!ほむらちゃん!」ガバッ

ほむら(まどかに抱きつかれた//////)

ほむら「じゃないわ……これはどういうこと?インキュベーター」
6 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(石川県) [sage]:2011/05/05(木) 20:30:47.33 ID:5vzoix650
タ〜ジャ〜ホム〜
7 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2011/05/05(木) 20:39:30.81 ID:jhQtTlzv0
QB「インキュベーター?何のことだい?」

  「僕の名前キュゥべえだよ」

ほむら「……この色合いのおかしな服は何?」

さやか「頭に赤いリボン、上は黄色で下は緑、確かセンスがwwwwww」

まどか「そうかなぁ?私はすごく可愛いと思うよ?」

ほむら(!?)

    (この服が? まどかのセンスはわからないわ……)

    (しかし、ホントのことを言ったら、まどかに嫌われる可能性も……)

ほむら「……えぇ、確かにこの服は可愛いと思うわ」

さやか「ちょっ、転校生!?さっきと言ってる事が……」

ほむら「何のこと?私が言ったのは美樹さやかの服装のことよ」

さやか「まどかと同じ制服だよ!」

さやか「全く、この転校生は……」
8 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2011/05/05(木) 20:43:14.98 ID:jhQtTlzv0
使い魔C「」コソコソ

まどか「!?」

    「さやかちゃん!後ろ!!」

さやか「……へっ?」

使い魔C「不意打ちですぞ!」ブン!

さやか「あっ……」

 ― ギリギリセーフってところかしら?―

まどか「?」

 ― ティロ・フィナーレ!―

ドーン!

使い魔C「げふっ!」

どかーん!!

QB「マミ!!」

マミ「危ないところだったわね?」

   「怪我はない?」

さやか「……あっ、はい」

まどか「さやかちゃん、大丈夫?」

さやか「あ、うん、冷や汗ものだったけど何とか……」

    「あ、あの、ありがとうございます」

    「おかげで助かりました」

マミ「気にしないで、これが魔法少女の仕事だから」

   「はじめましてってところかしら?」

   「私の名前は巴マミ、魔法少女よ」

QB「マミ、遅かったじゃないか」

マミ「ごめんね、QB」

   「ちょっと足止めされてて」

QB「魔女かい?」

マミ「ええ、そうよ」

   「聞きたいこともあるでしょうし、詳しい話は私の家でするわ」
9 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2011/05/05(木) 20:51:08.91 ID:jhQtTlzv0
一旦置きます。
オーズ設定が入ったまどかのSSとなっております。
文章は説明文を最低減に擬音と台詞のみとなっています。
文章力もセンスも笑いも苦手なので雰囲気だけお楽しみください。

『魔法少女まどか☆マギカ』
・最終回までのネタバレを含まれています。

『仮面ライダーオーズ』
・最新話までの設定が含まれています。
10 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2011/05/05(木) 21:06:31.09 ID:gKkoAaCyo
乙マミさん バースも出てくるのかな?
11 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2011/05/05(木) 21:15:42.06 ID:jhQtTlzv0
現在、フォント調整中の為しばらくお待ちください。

>>10
プトティラまで出す予定です。
ただ、オーズに出てくるアイテムだけが出るので
火野や伊達さんは出ないです。
12 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/05/05(木) 23:33:03.05 ID:UHPKiRsVo
個人的にオーズの魅力の1/3を占めると思ってる会長ポジションが誰になるかが重要だな…
期待してます
13 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) :2011/05/05(木) 23:52:18.89 ID:jhQtTlzv0
続き


マミホーム

まどか「マミさんも魔法少女なんですか?」

マミ「ええ、そうよ」

QB「魔法少女バース、セルメダルを使う魔法少女だよ」

マミ「暁美さん?だったかしら……」

   「あなたも魔法少女なの?」

ほむら「インキュベーターの話ではそうらしいわね」

QB「僕の名前はQBだと何度言えば……」

ほむら「早く説明してくれるかしら?インキュベーター」

QB「……魔法少女オーズ、バースと違いコアメダルで変身する魔法少女さ」

さやか「魔法少女とか、ほんとに居たんですね」

マミ「あなた達も見たでしょ?」

さやか「まぁ、そうなんですが……」

マミ「無理もないわ、昨日までの常識とは別の世界を見たんだもの」

   「でも、これが現実」

   「この世界は魔女と呼ばれる呪われた存在に狙われているの」
14 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) :2011/05/06(金) 00:03:39.60 ID:hVNjNHAZ0
さやか「さっきの怪物も魔女なんですか?」

マミ「あれは使い魔と呼ばれる魔女から分離した、魔女の手下のような存在かしら」

2枚のメダルを取り出す

マミ「これはコアメダル」

   「魔女はこのコアメダルを核にして身体を形成しているの」

QB「チーターとカマキリだね」

  「緑と黄色が1枚ずつ……」

  「まさか、魔女を2体も相手にしていたとは」

  「戦利品かい?」

マミ「ええ、セルメダルも何枚か回収できたわ」

   「そして、セルメダル」

   「使い魔や魔女の力の源ってところかしら」

   「あと、バースの力の源でもあるわね」

QB「これらのメダルはオーメダルと呼ばれ、魔女の呪いから生み出されたものなんだ」

まどか「呪い……」

マミ「……この形、まるで円環の理って感じよね」

まどか「?」

さやか「?」

ほむら「?」

マミ「なんでもないわ」
15 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) :2011/05/06(金) 00:09:36.45 ID:hVNjNHAZ0
ほむら(似てるところもあるけど、この時系列は今までと違う)

    (巴マミ、彼女の左手には魔法少女の証である指輪が見当たらない)

    (巴マミが魔法少女というカテゴリーに含まれることには変わりない)

    (そもそも、魔法少女の仕組みが違う)

    (オーメダル、オーズ、バース……)

    (とりあえず、情報収集が必要ね)

まどか「マミさんはずっと一人で魔女と戦ってたんですか?」

マミ「ええ、そうよ」

   「それはこれからもずっと……魔女や使い魔がこの世に居る限りね」

まどか「そんなのって……」

マミ「優しいのね」

   「でも、心配はいらないわ」

   「暁美さん、私と一緒に魔女と戦ってくれないかしら?」

ほむら(巴マミとの協力……)

ほむら「……いいわ、協力しましょ」

ほむら(協力していれば情報収集も楽かもしれない)

まどか「マミさん、ほむらちゃんが協力してくれるって!」

マミ「……」
16 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) :2011/05/06(金) 00:16:04.63 ID:hVNjNHAZ0
まどか「マミさん?」

マミ「ふぇえ……」

ほむら(泣かれた!?私が原因なの!?)

さやか「だ、大丈夫ですか、マミさん!」

マミ「ごめんなさい……怖かったけど、ずっと一人で戦ってきたから……」

   「暁美さんが……一緒に戦ってくれるって言ってくれて、うれしくて……」

ほむら「巴マミ……」

まどか「マミさん……」

さやか「マミさん……」

    「……」ハンカチを渡す

マミ「暁美さん……」

ほむら「仲間なんでしょ?」

マミ「……」受け取る

   「ありがとう」ニコ
17 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) :2011/05/06(金) 00:18:54.98 ID:hVNjNHAZ0
――――――――――――――――――――

マミホーム入り口

まどか「今日はありがとうございます」

さやか「マミさん、またあしたー!」

マミ「またね、鹿目さん、美樹さん」

   「暁美さんは一緒に帰らないの?」

ほむら「もう少し、あなたの家でお茶をご馳走になってから帰らせてもらうわ」

マミ「ふふっ」

   「なら、とびっきりのをご馳走するわ」

QB「!」

  「マミ!暁美ほむら!使い魔の反応だ!」

マミ「どうやら、お茶会は今日はこれでお開きみたいね」

QB「マミ!暁美ほむら!こっちだよ、早く!」

マミ「QB、せっかちな男の子は嫌われるわよ?」

   「行きましょ、暁美さん」

ほむら「ええ」
18 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) :2011/05/06(金) 00:22:38.66 ID:hVNjNHAZ0
――――――――――――――――――――

結界内

マミ「まさか、1日の間に2回も戦うことになるなんてね」

QB「気をつけて」

  「どうやら、使い魔の他に魔女が2体居るみたいだ」

マミ「魔女が2体ね……」

   「でも、こちらは魔法少女が二人」

   「私一人なら辛い戦いだけど……」

   「今は暁美さんがそばに居る」

   「もう、何も怖くないわ」

   「行きましょ、暁美さん」


――――――――――――――――――――
19 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) :2011/05/06(金) 00:26:28.30 ID:hVNjNHAZ0
魔女結界内

― このぼっちバラ女! ―

― せっかく私がコアメダルを貸してあげたのに ―

― よりにもよって、魔法少女に奪われるってどういうこと!!―

― あなた、ちゃんと責任持って取り返してきなさいよね!!―

― もしも取り返せなかったら、どうなるか? ―

― そうね…… ―

― あなた達、みんな死ぬしかないじゃない?―

― あら?お客様、みたいね ―

― しかも、この感覚…… ―

― コアメダルね!しかも、5枚も!―

― あなた達も行くわよ ―

― 損した分、取り戻さなくちゃ!―
20 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) :2011/05/06(金) 00:29:43.32 ID:hVNjNHAZ0
――――――――――――――――――――

QB「!」

  「魔女2体、使い魔多数」

  「マミ、暁美ほむら、来るよ!準備して!」

マミ「いくわよ!暁美さん」

ほむら「ええ」

マミ「変身!」

ガチャ カリカリ カポーン!

シュイーン!ガチャンガチャン

ほむら「変身!」

カチャカチャカチャ ガシャン!

キンキンキン!

まどか声『タカ!トラ!バッタ!』

      『ホ・ム・ラ! ホムラ ホ・ム・ラ!』シャキーン!
21 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) :2011/05/06(金) 00:32:50.50 ID:hVNjNHAZ0
― あら?誰かと思ったら私と暁美さんじゃない ―

ほむら「……えっ?」

マミ「嘘……」

   「なんで、私と同じ顔をしているの……」

魔女マミ「何でって、巴マミだからに決まってるじゃない」

ほむら(魔女の姿が魔法少女の巴マミにそっくり……)

QB「気をつけるんだ!あの魔女はコアメダルを7つも所持している!」

魔女マミ「あなたが持ってる私のコアメダル返して貰うわよ」

      「あと、ついでに他のコアメダルも頂くわ」マスケット銃を取り出す
22 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) :2011/05/06(金) 00:35:12.96 ID:hVNjNHAZ0
バンバンバン!

マミ「っく」バースバスターを構える

バババババ!

魔女マミ「あら?さすが巴マミなだけあるわ」

      「なかなか筋がいい」

ほむら「巴マミ!今援護するわ」

ヒュン!

ほむら「っく」メダジャリバーで受け止める

ガキン!

薔薇園の魔女&使い魔「」ワラワラ

魔女マミ「あなたはその子達の相手でもしてなさい」
23 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) :2011/05/06(金) 00:38:15.96 ID:hVNjNHAZ0
ほむら「使い魔の数が多すぎる」ザシュ!

QB「暁美ほむら!これを使うんだ!」メダル投げ

ほむら「わかったわ」パシ

キンキンキン!

まどか声『タカ!カマキリ!バッタ!』シャキーン!

ほむら「はぁ!」使い魔を切り裂く

スパスパスパ!

ほむら「次!」

スパ!

薔薇園の魔女「!?」
24 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) :2011/05/06(金) 00:39:43.70 ID:hVNjNHAZ0
魔女マミ「薔薇女のやつ苦戦してるようね」

      「いいわ、援護してあげる!」

      「ティロ・フィナーレ!!」大きな銃発射

ドカーン!

ほむら「」

魔女マミ「不意打ちだからって悪く思わないでね」

      「私なんて不意打ちで撃たれたり、食べられたりしたんだから」

マミ「よそ見してていいのかしら?」銃を乱射する

バババン!

魔女マミ「あら、そんな狙いじゃあ当たらないわよ」ヒラリ

ほむら「インキュベーター!何か有効なメダルはないの!?」

QB「暁美ほむら、あの魔女のメダルの位置を見て欲しい」

ほむら「そんなのわかるわけ……」
25 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) :2011/05/06(金) 00:41:17.32 ID:hVNjNHAZ0
QB「タカメダルの効果でわかるはずだよ」

ほむら(……)

     (意識すれば、何となくだけどわかる)

     (これがメダルの力……)

ほむら「あの魔女のソウルジェムにメダルがあるわ」

QB「ソウルジェム?なんだいそれは」

ほむら「……」

ほむら(インキュベーターがソウルジェムを知らない?)

    (でも、感情のないインキュベーターが嘘をつくとも思えない……)

ほむら「あの魔女……彼女の頭についている宝石よ、その中にあるわ」

QB「マミ!」
26 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) :2011/05/06(金) 00:43:42.01 ID:hVNjNHAZ0
マミ「OK、頭の宝石ね」

   「じゃあ、少し奮発しちゃおうかな」カチャカチャカチャ

ガチャガチャ カポーン! QB声『ショベルアーム』

ガチャガチャ カポーン!     『ドリルアーム』

ガチャガチャ カポーン!     『キャタピラレッグ』

マミ「いくわよ」

QB「暁美ほむら!これで敵を翻弄するんだ」メダルを投げる

ほむら「わかったわ」パシ

ガチャガチャ カシャン! キンキンキン!

まどか声『タカ!トラ!チーター!』シャキーン!

ほむら「はっ!」

魔女マミ「人のメダルを勝手に使わないでくれるかしら」バンバンバン!

ほむら「ほむっ!」トラクロー

魔女マミ「遅いわ!」ガチャ
27 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) :2011/05/06(金) 00:46:39.49 ID:hVNjNHAZ0
マミ「今度は隙だらけね」ドリルアーム

ガリガリガリガリガリ!

魔女マミ「ぐっ……」バンバンバン!

マミ「……ッ」ガシャン

   「暁美さん、取れたわ」

   「受け取って!」メダルを投げる

ほむら「」パシッ

QB「暁美ほむら、コンボを使用するんだ」

ほむら「コンボ?」

QB「タカとライオンを入れ替えるんだ!」

カチャカチャ ガシャ キンキンキン!

まどか声『ライオン!トラ!チーター!』

      『ホムホム〜!ホムラ〜タ〜!』シャキーン!
28 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) :2011/05/06(金) 00:50:38.12 ID:hVNjNHAZ0
ほむら「はぁぁぁ!」熱放射中

マミ「すごい熱ね……」

QB「あ、身体が熱で溶ける……」ドロドロ

薔薇園の魔女「」シオシオ……

魔女マミ「くっ……熱で薔薇女が萎れていく」

      「これがオーズの力なの……」

      「分が悪いわね、そのコアメダル、一度預けておくわ」バッ

マミ「逃がさないわよ!」

QB「待つんだマミ!こちらとしても逃げてくれるならありがたいよ」

マミ「こんなに優勢なのよ?」

QB「コンボにはデメリットがあるからね」

マミ「デメリット?」
29 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) :2011/05/06(金) 00:53:43.98 ID:hVNjNHAZ0
ほむら「はぁあ!」

ほむら「これがコンボ……」

ほむら「これならいける」

    「はあ!」トラクロー

ズバ!ズバ!ズバ!

薔薇園の魔女「!?」

ほむら「一気に決めさせてもらうわ」

キンキンキン!

まどか声『スキャニングチャージ!!』

ほむら「はぁぁぁ!」

     「ほむぅぅぅ!」ズババーン!

どかーーん!

ほむら「はぁ、はぁ……」

マミ「やったわね、暁美さん」

ほむら「ええ……」ガチャ

変身解除
30 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) :2011/05/06(金) 01:00:57.63 ID:hVNjNHAZ0
ほむら「」フラフラ バタン!

マミ「暁美さん!?」

   「QB!?暁美さんが倒れたわよ!」

QB「一日に2度も変身して、コンボを使ったんだからね」
  
  「疲労は相当のものだよ」

  「はじめてのコンボであそこまで戦えたこと自体、奇跡だよ」

  「まあ、それほどコンボは危険だってことさ」

マミ「どうして、教えてくれなかったの?」

QB「聞かれなかったからね」

マミ「聞かれなかったからって、そんな重要な話……」

QB「じゃあ、マミは全ての事柄を説明しろって言われ出来るのかい?」

マミ「それは……」

  「だけど、それは―――」

ほむら(かすかに聞こえる会話から再認識する)

    (たとえ、この時系列がどんな時系列だとしても)

    (私がインキュベーターを嫌うことは変わらない)

    (なら、私はこいつを利用してでもまどかを救ってみせる……)
31 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) :2011/05/06(金) 01:01:52.89 ID:hVNjNHAZ0
【現在の所持メダル】

  タカ1枚

  ライオン1枚 トラ1枚 チーター1枚

  カマキリ1枚 バッタ1枚
32 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2011/05/06(金) 01:08:10.29 ID:hVNjNHAZ0
これで第1話は終了です。
随分と飛ばしてしまったので、
次回はもっと丁寧な文章を心がけたいと思います。
あと、状況説明をもっと詳しく入れるべきだったと書き始めて気がついたので
次回から簡単な状況説明を入れていきたいと思います。
33 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/05/06(金) 01:09:10.49 ID:rrBt3tljo
お疲れ様でした。
34 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/05/06(金) 01:10:14.43 ID:TfOJEUbvo
バース・デイも出してくれるよねマミマミ乙
35 : ◆OFwkeQ3eEI [sage]:2011/05/16(月) 15:43:36.80 ID:b+2kszC90
トリップテスト
36 : ◆OFwkeQ3eEI [sage]:2011/05/17(火) 03:02:58.04 ID:IX2CSY0h0
トリップがあった方がいいみたいなので付けました。
あと、一週間以上空いてしまってすみません。
これからは現状報告を出来るだけ書き込みたいと思います。

>>34
バース・デイは出します。
メタルヒーロー大好きですww
37 : ◆OFwkeQ3eEI :2011/05/17(火) 03:03:52.52 ID:IX2CSY0h0
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     /::::::V:::::::::::::::|  イ<    /   /          ヽ:::::ヽ:::::ヽ   公式:http://www.madoka-magica.com/ 
   /:::::::::::::::::::::::::::::| /__/,、  /   /      , - ―――ヽ::::ヽ::::ヽ   【仮面ライダーOOO(オーズ)】
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38 : ◆OFwkeQ3eEI :2011/05/17(火) 03:06:58.03 ID:IX2CSY0h0
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『前回までの3つの出来事』


『一つ 暁美ほむらが謎の時間軸へと流れ着く』

ほむら(似てるところもあるけど、この時間軸は今までと違う)

    (巴マミ、彼女の左手には魔法少女の証である指輪が見当たらない)

カチャカチャカチャ ガシャン! キンキンキン!

ほむら「変身!」 

まどか声『タカ!トラ!バッタ!』

      『ホ・ム・ラ! ホムラ ホ・ム・ラ!』シャキーン!


『二つ 7枚のコアメダルを持つ巴マミそっくりな魔女と遭遇』

― そうね…… ―

― あなた達、みんな死ぬしかないじゃない?―

― あら?誰かと思ったら私と暁美さんじゃない ―

魔女マミ「何でって、巴マミだからに決まってるじゃない」

ほむら(魔女の姿が魔法少女の巴マミにそっくり……)

QB「気をつけるんだ!あの魔女はコアメダルを7つも所持している!」

魔女マミ「ティロ・フィナーレ!」


『三つ 三枚のコアメダルによりホムラーターコンボへと変身を遂げる』

チャカチャ ガシャ キンキンキン!

まどか声『ライオン!トラ!チーター!』

      『ホムホム〜!ホムラ〜タ〜!』シャキーン!

まどか声『スキャニングチャージ!!』

ほむら「はぁああああ!」

     「ほむぅぅぅ!」
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39 : ◆OFwkeQ3eEI :2011/05/17(火) 03:09:01.04 ID:IX2CSY0h0
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日曜日の朝 鹿目家 リビング


タツヤ「おーず!おーず!おーず!おーず!」

まどか「カモォォォォォン!!」


まどかと弟のタツヤは一緒にテレビを観ていた。
番組は今、大人気の『仮面ライダーオーズ』である。


タツヤ「おーず、かっこいい!」


弟のタツヤはテレビに映っているヒーローに大興奮だった。
まどかはそんな弟に対し、微笑みながら答える。
40 : ◆OFwkeQ3eEI :2011/05/17(火) 03:10:29.66 ID:IX2CSY0h0
まどか「そうだね、オーズカッコいいね」

    「オーズかぁ……」

    「ほむらちゃん、今日も戦っているのかな?」

    「私もほむらちゃんの為に何かできないかな……」

    「……」


まどかは目の前のテーブルの上に置かれている自分の携帯電話を取り
アドレス帳から美樹さやかの名前を選択しメールを送る。
するとすぐにさやかから返事が返ってくる。
それを確認すると椅子から立ち上がる。


まどか「……よし!」
41 : ◆OFwkeQ3eEI :2011/05/17(火) 03:12:15.52 ID:IX2CSY0h0
自分の部屋に向かい身支度を済ませると
玄関へ向かい、食器を洗っていた父親に声を掛ける。


まどか「お父さーん!私、さやかちゃんと遊びに行ってくるね」

知久「遅くなるときは連絡するんだよ」

まどか「はーい!いってきまーす!」

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タッタッタッタッタッタラ
(ユキャンネバスタップ 1、2 アンド3 ライフゴーズオン エニシングゴーズカメラッオーズ!)
チャチャラチャッチャッチャラチャッチャラー
【OPは都合により省略されました】
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42 : ◆OFwkeQ3eEI :2011/05/17(火) 03:14:01.30 ID:IX2CSY0h0
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『カウント ザ メダルズ』
現在、暁美ほむらが使用できるメダルは……


                       タカ・コア@            
           

                                          カマキリ・コア@

                                              バッタ・コア@

                                           ライオン・コア@

                                             トラ・コア@

                                       チーター・コア@



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第2話 『孤独と担任と赤い魔女』
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43 : ◆OFwkeQ3eEI :2011/05/17(火) 03:16:14.87 ID:IX2CSY0h0
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――――――――――――
使い魔の結界内


まどか声『タカ!トラ!バッタ!』

      『ホ・ム・ラ! ホムラ ホ・ム・ラ!』シャキーン!

ほむら「はぁあああああ!」


変身したほむらはメダジャリバーを片手に目先の使い魔に斬りかかる。
斬られた使い魔は2つに分かれ消え去る。
ほむらは自身を囲む使い魔の数を確認し、QBに声を掛けた。


ほむら「インキュベーター!」

    「セルメダル渡しなさい!」


QB「やれやれ、セルメダルだってタダじゃないんだよ」

  「あんまり、無駄遣いしないで欲しいな」

  「もったいないじゃないか」


QBは背中の模様からセルメダルを一枚取り出し
ほむらに向かって投げ渡す。
44 : ◆OFwkeQ3eEI :2011/05/17(火) 03:19:09.73 ID:IX2CSY0h0
ほむら「残り5体、大技で決めさせてもらうわ」


ほむらは受け取ったセルメダルをメダジャリバーに入れ、
オースキャナーでスキャニングする。
キン!


まどか声『シングル!スキャニングチャージ!』

ほむら「はぁああああ!」

    「ほむぅ!!」ズシャー!


ほむらは自分を中心に円を描くように空間ごと使い魔達を切り裂く。
切り裂かれた使い魔は空間が戻ると同時に爆発する。
使い魔が消えると同時に結界も消え去り周囲の景色も見覚えのあるものに変わっていく。


マミ「お疲れ様、暁美さん」

QB「マミの方もどうやら片付いたみたいだ」


マミ「ええ、セルメダルも増えたし上々ってところかしら」

   「暁美さん、良かったら私の家でお茶飲んでいかない?」

   「あの後、倒れた暁美さんをお家に送ってから」
  
   「まだ、QBに話を聞けてないわけだし」


ほむら「……いいわよ」
45 : ◆OFwkeQ3eEI :2011/05/17(火) 03:20:53.29 ID:IX2CSY0h0
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マミホーム入り口前


マミ「あら?あなた達は……」

さやか「マミさん、こんにちは」

まどか「こんにちは、マミさん」

ほむら「あなた達、どうしてここに?」

まどか「その、マミさん達に話があって……」


マミは玄関のドアを開け、2人に話しかける。


マミ「あがって、お茶でも出すわ」
46 : ◆OFwkeQ3eEI :2011/05/17(火) 03:22:09.72 ID:IX2CSY0h0
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マミホーム


テーブルの前に3人は座り、マミが来るのを待っていた。
マミが紅茶ポットとカップの乗ったお盆を持ってテーブルの方へやってくる。


マミ「お待たせ」


テーブルの上にお盆を置くとカップに紅茶を注ぎ、全員の前にカップを置いていく。
作業を終えたマミは座ると紅茶を一口飲み、一息ついたことを確認すると
まどかとさやかがマミに話しかける。
47 : ◆OFwkeQ3eEI :2011/05/17(火) 03:23:07.07 ID:IX2CSY0h0
さやか「あの!マミさん!」

    「あたし達にも魔女退治手伝わせてください!」


まどか「お願いします!」


マミ「気持ちはうれしいけど、魔女との戦いは常に死と隣り合わせの危険なことよ」

   「あなた達、一般人を危険に巻き込むわけにはいかないわ」


まどか「でも……」

    「転校してきたばかりのほむらちゃんが私達の代わりに戦ってくれてるのに……」

    「だから、せめて、ほむらちゃんや巴さんの手伝いがしたいんです」


マミ「困ったわね……」

QB「手伝ってもらったらいいじゃないか」

マミ「QB?」
48 : ◆OFwkeQ3eEI :2011/05/17(火) 03:24:45.14 ID:IX2CSY0h0
QB「カンドロイドだってタダじゃない」

   「魔女や使い魔を探すたびにセルメダルを消費してたらキリがないからね」

   「人手でセルメダルが節約できるならそれにこしたことわないよ」


ほむら「昨日の感じでは使い魔や魔女の居場所がわかるみたいだったけど?」


QB「きみは大きな誤解をしているよ、暁美ほむら」

  「僕は別に魔女や使い魔の居場所がわかるわけじゃない」

  「近くにあるオーメダルの音がわかるだけさ」

  「だから、協力者は多いに越したことはないよ」


マミ「QBの言うことにも一理あるわね」

ほむら「巴マミ!」


マミ「危ないことはさせないわ」

   「それに何があろうと私が二人のことは絶対に守ってみせるわ」


ほむら「……わかったわ」

ほむら(もしもの時はまどかだけでも守ってみせる……)

マミ「じゃあ、二人には明日から魔女探しを手伝ってもらうわ」

まどか、さやか「「はい!」」
49 : ◆OFwkeQ3eEI :2011/05/17(火) 03:26:21.99 ID:IX2CSY0h0
マミ「それじゃあ、そろそろ本題に話しましょ」

さやか「本題?」


マミ「QB、あなたが知っている『オーズ』に関すること全て教えて」

   「昨日みたいに隠し事は無しよ」


QB「やれやれ、隠してただなんて人聞きが悪いなぁ」

  「わかったよ、僕が知っている『オーズ』に関することを全て話すけど……」

  「その前に昨日のマミにそっくりな魔女について話しておくよ」

  「『オーズ』に関する事柄だからね」

  「マミにそっくりな魔女、あれは特殊な魔女なんだ」
50 : ◆OFwkeQ3eEI :2011/05/17(火) 03:27:26.24 ID:IX2CSY0h0
マミ「特殊?」

QB「昨日、マミが話したコアメダルを核にしている魔女……それが彼女」

マミ「それのどこが特殊なの?」

QB「マミは今まで魔女を倒したとき、コアメダルを落とした魔女はいたかい?」


マミ「昨日、コアメダルを2枚手に入れたのがはじめてよ」

   「……そういえば変ね」

   「コアメダルが核なら倒したときに、普通はセルメダルと一緒に落ちてるものよね」


さやか「倒したときに一緒に壊れちゃったとか?」

マミ「それなら破片ぐらいは残ってるわ」
51 : ◆OFwkeQ3eEI :2011/05/17(火) 03:28:49.89 ID:IX2CSY0h0
QB「コアメダルは魔女の呪いそのものだからね」

  「絶対に壊れることもないし、無くなることもないよ」


ほむら「はじめから持っていなかったから落とさなかった」


QB「そうさ」

  「マミが今まで戦って居たのは、実はセルメダルから作られる魔女なんだ」

  「だから、倒してもセルメダルしか落とさない」

  「そして、あのマミに似た魔女」

  「あれはコアメダルから誕生した本物の魔女だよ」


マミ「本物の魔女……」

  「そもそも、コアメダルって何なの?」
52 : ◆OFwkeQ3eEI :2011/05/17(火) 03:29:44.55 ID:IX2CSY0h0
QB「昔、使者が世界を生かす為に願いから呪いを生み出した」

  「それが全てのはじまりだった」

  「一人目の少女は呪いから自分が生きることを願い、新しい呪いを生み出した」

  「二人目の少女は呪いから父親の為に願い、新しい呪いを生み出した」

  「三人目の少女は呪いから出会いをやり直す為に願い、新しい呪いを生み出した」

  「四人目の少女は呪いから大切な人の為に願い、新しい呪いを生み出した」

  「五人目の少女は呪いからみんなを救う為に願い、 呪いを54枚のメダルにした」

  「それがコアメダルだよ」
 

ほむら(願いから呪いが生まれる……)

    (魔法少女のシステムにそっくりね)

53 : ◆OFwkeQ3eEI :2011/05/17(火) 03:31:22.63 ID:IX2CSY0h0
QB「そして、54枚のコアメダルを制御する為に作られたのが『オーズ』だよ」

  「僕の役割はオーズと一緒にコアメダルを全て集めることなんだ」


ほむら「役割?インキュベーター、あなたの役割はエネルギーを集めることだったはずよ」


QB「何を言ってるんだい?暁美ほむら」

  「さっきも言ったように、僕に与えられた役割は全てのコアメダルを集めることだよ」


ほむら(……インキュベーターの目的が違う?)

ほむら「……誰があなたにその役割を与えたの?」


QB「それは僕にはわからない」

  「気が付いたら、その役割を与えられていたからね」
54 : ◆OFwkeQ3eEI :2011/05/17(火) 03:32:32.41 ID:IX2CSY0h0
ほむら「その話を信じろと?」


QB「暁美ほむら、きみは僕に対してずいぶんと疑り深いね」

  「信じてくれとは言わないよ」

  「きみが信じなくても事実であることには変わりないしね」

  「これが僕が知っている全てさ」


ほむら(コアメダル、オーズ、魔女……)

    (インキュベーターの話を本当なら)

    (この時間軸では魔法少女が不幸になる心配はない?)
55 : ◆OFwkeQ3eEI :2011/05/17(火) 03:33:59.41 ID:IX2CSY0h0
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――――――――――――
マミマンション 入り口前 


マミ「じゃあ、3人とも気をつけて帰るのよ」

さやか「さよならー!」

まどか「あっ、そうだ!」

ほむら、さやか「?」

まどか「マミさん、アドレス教えてください」


マミ「えっ?」

  「アドレス……」

  「メールアドレス!?」


まどか「はい!メールアドレスです」

    「あと、電話番号も……」

    「ほむらちゃんも教えてね?」


ほむら「!?」


さやか「あー!まどかずるいぞー!」

    「マミさん、あたしにもアドレス教えてください!」
56 : ◆OFwkeQ3eEI :2011/05/17(火) 03:34:54.92 ID:IX2CSY0h0
マミ「あ、アドレスね……」

  「い、いいわよ」

  「せ、赤外線とかで送ればいい訳ね!」

  「えっと、赤外線ってどうやるんだろ……」

  「……」  

  「け、携帯電話……この前替えたばっかりだから」

  「まだ、赤外線のやり方覚えてなかったわ!!」

   「あ、暁美さん!機械に強かったりする?」


ほむら「!?」

ほむら(困った……)

    (赤外線のやり方なんてわからない……)

    (しかし、このまま黙っていると登録件数がゼロであることがバレる恐れが……)

    (何かいい方法は……)
57 : ◆OFwkeQ3eEI :2011/05/17(火) 03:35:55.25 ID:IX2CSY0h0
さやか「あ、マミさん貸してください」

    「あたし、こういうの得意なんです」


マミ「そ、それじゃあ、お願いするわ」


携帯電話を受け取り操作し始める。
ピロリロリン

さやか「はい、登録完了ー!」

まどか「さやかちゃん、私にもお願い」

さやか「うん、まどか携帯出して」

まどか「うん」
ピロリロリン


ほむら(このタイミングよ!!)
58 : ◆OFwkeQ3eEI :2011/05/17(火) 03:37:13.67 ID:IX2CSY0h0
ほむら「私にもお願いするわ、美樹さやか」


さやか「美樹さやかじゃなくて、さやかでいいよ」

    「あたしもほむらって呼ぶから」


ほむら「……お願いするわ、さやか」

さやか「りょーかい、りょーかい」
ピロリロリン


マミ「じゃ、じゃあ、私だけみんなのこと苗字で呼ぶのも悪いから」

  「これから、3人のことは名前で呼ぶわね」


QB「じゃあ、僕も君の事はほむらって呼ぶことにするね」

ほむら「私もあなたのことはインキュベーターと呼ぶことにするわ」


QB「……わかったよ」

  「僕は暁美ほむらと呼ばせてもらうよ……」
59 : ◆OFwkeQ3eEI :2011/05/17(火) 03:38:07.00 ID:IX2CSY0h0
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月曜日 昼休み前 教室


いつもと同じ光景
生徒達は自分の席に座り、担任のである早乙女の話を聞いている。


和子「飲み会の最後はビール派ですか?日本酒派ですか?」

   「はい!中沢くん!」


中沢「え!?えっと、未成年なのでどっちでもいいです……」

和子「そうです!どっちでもいいんです!」

中沢「ちょっ、先生!?それを言いたくて僕に聞いたn……」


和子「女子生徒の皆さん!」

   「皆さんも飲み会の締めでゴチャゴチャ言う男性とは関わらないように!」


一同「「「はーい!」」」
60 : ◆OFwkeQ3eEI :2011/05/17(火) 03:39:33.42 ID:IX2CSY0h0
さやか「担任は今日も相変わらずだねぇ」

仁美「あら?そこがいいんじゃないでしょうか?」


さやか「いや、常にあのテンションってのも……」

    「まどかとほむらも、そう思うよね?」


まどか「ははは……」

ほむら「別にどうでもいいことだわ」

さやか「おぉ、ほむらは相変わらずクールだねぇ」


仁美「まあ!お二人はいつの間に名前で呼び合う関係に!?」

   「これはまさか三角関係ですの!?」


さやか「って、そっちの方向にもってくるんかい!?」
61 : ◆OFwkeQ3eEI :2011/05/17(火) 03:40:35.92 ID:IX2CSY0h0
キンコーンカンコーン
授業の終わりを告げるチャイムが鳴り、早乙女は話を止める。


和子「では、チャイムも鳴ったので終わりにします。」

   「委員長、号令を」


委員長「きりーつ!」

     「れーい!」


一同「「「ありがとうございましたー!」」」


挨拶が済むと早乙女は教室から出て行く。


さやか「まどかー!ほむらー!仁美ー!」

    「昼ごはん、マミさん呼んでみんなで食べない?」


仁美「マミさん?」

まどか「一昨日、知り合った先輩でね―――」

62 : ◆OFwkeQ3eEI :2011/05/17(火) 03:41:35.81 ID:IX2CSY0h0
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帰り道 夜


時間は進み、太陽が沈んだ帰り道
鹿目詢子と早乙女和子は飲み屋から一緒に帰る途中だった。
二人はかなりの量を飲んでいるのか
互いに肩を組み千鳥足で街灯が照らす道を歩いていく。


和子「だいたい、目玉焼きが半熟か完熟かなんて……」

   「どっちでもいいだろぉー!」


詢子「おぉー!どっちでもいいぞぉー!が、その話は10回目だぞぉ……?」

和子「10回ぐらいは言ってもいいのですぅー!」

詢子「10回ぐらいは言ってもいいのか、わっはははは!」


和子「そうです!10回は言ってもいいのです!」

   「大体、半熟か完熟とか……」


詢子「11回目だって!」ビッシ

   「っと、和子」

   「自宅前に着いてるぞ?」


詢子は和子にツッコミを入れつつ、和子の家に着いたことを伝える。


和子「あら、ほんと」

   「じゃあ、私は帰りますね」


詢子「おう!じゃあな」
63 : ◆OFwkeQ3eEI :2011/05/17(火) 03:42:41.94 ID:IX2CSY0h0
詢子と別れ、マンションの階段を上がっていく。
自分の部屋の前まで来た和子は部屋の鍵をカバンから取り出し扉を開ける。


和子「ただいま……」

   「と言っても誰も居ないんだけどね」

   「はぁ……」

   「いつまで、こんな寂しい思いをするのかしら……」


ドアを閉め、施錠する。
暗い部屋まで向かい、スイッチを探す。

―……おかえり―


和子「えっ!?」

   「だ、だれ!?」


誰も居ないはずの部屋で女の子の声が聞こえる。
和子が急いでスイッチを探していると部屋に明かりがついた。
64 : ◆OFwkeQ3eEI :2011/05/17(火) 03:43:49.39 ID:IX2CSY0h0
和子「あなた、何処から入ってきたの?」


赤い服を着た少女がソファーに座っていた。
ポニーテールにした赤い髪を揺らし少女は
手に持ったりんごをかじりながら口を開く。


少女「あんた、独りぼっちが寂しいのか?」

和子「えっ……」


少女「独りぼっちは寂しい、独りぼっちは孤独だ」

   「わかるぜ、あんたの気持ち」

   「独りぼっちは寂しいもんな……」

   「それがあんたの願いって訳だ」

   「いいぜ、その願い叶えてやるよ」シュッ


少女は一枚のセルメダルを取り出し和子に投げつける。
セルメダルは和子の額に入ると、和子の中からぬいぐるみの様なモノが飛び出す。
65 : ◆OFwkeQ3eEI :2011/05/17(火) 03:45:58.06 ID:IX2CSY0h0
ぬいぐるみ「……ちーず」


少女「そいつの名前はシャルロッテ」

   「お前の魔女だ」

   「これでお前は独りぼっちじゃない」

   「大事にしろよ」


和子「シャルロッテ……」

シャルロッテ「ちぃずぅ!」


和子「ちぃずぅ?あ、チーズね」

   「おつまみに買ってたのが……」


和子は冷蔵庫に向かうとベビーチーズを取り出し銀紙を剥がすと
それをシャルロッテに渡す。
渡されたベビーチーズの匂いを嗅ぎ、
それがチーズであることがわかるとシャルロッテは喜びながら飛び跳ねる。


シャルロッテ「ちーず!ちーず!」


和子「ええ、チーズよ」

   「まだ、7個あるからね」


シャルロッテ「はぐはぐはぐ」


和子「この子……かわいいわ/////」

   「あなた、ありがとね」

   「こんなかわいい子を……あれ?」


そこにはいつの間にか少女の姿はなかった。
和子は酔っ払っていたこともあり、
特に気にすることもなくシャルロッテにチーズを食べさせるのであった。
66 : ◆OFwkeQ3eEI :2011/05/17(火) 03:48:45.57 ID:IX2CSY0h0
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和子ホーム 朝


シャルロッテ「かずこぉ、あさ、あさ」


和子「んぅう……」

   「シャルちゃん、もう少し寝かせてぇ……」


シャル「あさ、おこす!」

    「しゃる、おこす!」

    「やくそく!やくそく!」
67 : ◆OFwkeQ3eEI :2011/05/17(火) 03:50:08.02 ID:IX2CSY0h0
和子「そういえば、起こしてもらう約束してたわ……」

   「……わかった、シャルちゃん」

   「起きるから……」


上半身を起こすと、胸の上に乗っていたシャルロッテが転がり
ベットの中間ぐらいで止まる。
ゴロゴロ ポテ

和子「シャルちゃん、大丈夫!?」

シャル「ちぃ!」

和子「大丈夫みたいね……何処となく楽しんでる訳だし」

シャル「いってんれい、いってんれい」


和子「1.0だね、シャルちゃん」

   「その技ならシャルちゃんはオリンピック選手になれるわよ」


シャル「おりんぴっく!おりんぴっく!」


和子はベッドの近くに置いてある目覚まし時計を確認する。
68 : ◆OFwkeQ3eEI :2011/05/17(火) 03:51:14.41 ID:IX2CSY0h0
和子「まだ、5時……」

シャル「あさ!あさ!」

和子「うーん、確かに朝だけどね……」

シャル「?」


和子「あ、シャルちゃんの朝ごはんを買いにいきましょう」

   「昨日、シャルちゃんチーズ全部食べちゃったし……」


シャル「ちーず!ちーず!」

和子「じゃあ、準備して出かけよっか」

シャル「ちぃ!」
69 : ◆OFwkeQ3eEI :2011/05/17(火) 03:52:45.91 ID:IX2CSY0h0
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住宅街


和子「まだ、5時半か……」

   「コンビニぐらいしか開いてないわね」


シャル「こんびに!こんびに!」

和子「シャルちゃん、コンビニがどんなところか知ってるの?」


シャル「?」

    「……!」

    「ちーず、ある!」


和子「うーん、違うようで当たってる?」

シャル「?」


和子「あー、歩きながら説明するわね」

   「コンビニというのはね―――」


シャル「ちぃ!?」
70 : ◆OFwkeQ3eEI :2011/05/17(火) 03:53:58.86 ID:IX2CSY0h0
―――――――――――――――――――――――――――
―――――――――――――――――――
――――――――――――
コンビニ


チーズが山ほど入ったカゴを片手に和子はコンビニの商品を眺めていた。
和子は頭の上に乗っているシャルロッテに話しかける。


和子「シャルちゃん、チーズ以外には欲しいものある?」

シャル「?」

和子「お菓子とか?」

シャル「おかし、つくれる……」

和子「シャルちゃん、お菓子作れるの!?」

シャル「ちぃ」

和子「じゃあ、お菓子作りの材料とか?」

シャル「」フルフル

和子「それもいらないの?」

   「家にある材料で作れるってことかしら……」
71 : ◆OFwkeQ3eEI :2011/05/17(火) 03:54:45.95 ID:IX2CSY0h0
―――――――――――――――――――――――――――
―――――――――――――――――――
――――――――――――
帰宅途中


シャル「ちーず!たくさん!」

和子「よかったね、シャルちゃん」


遠くから幸せそうにしている二人を見つめる影が2つあった。
黄色い髪をした少女と赤い髪をした少女である。


魔女マミ「よりにもよって、私の嫌いな魔女を使うなんて……」

     「私への嫌がらせかしら、佐倉さん」
72 : ◆OFwkeQ3eEI :2011/05/17(火) 03:55:42.93 ID:IX2CSY0h0
魔女杏子「マミはあいつに頭から食われたからなぁ!ww」

魔女マミ「ちょっと油断していただけよ!!」

魔女杏子「油断も何も食われたことにはちがいねぇじゃんww」

魔女マミ「……で、彼女を選んだ理由は?」


魔女杏子「独りぼっちの人間の願いを叶えるのには一番の魔女だろ?」

      「あっちの方は見た目が可愛いわけだし」

      「パートナーにはちょうどいいだろ?」


魔女マミ「まぁ、世間一般では可愛いのかしら」

     「私は嫌いだけど」


魔女杏子「マミったもんなww」

魔女マミ「佐倉さん、あなたね!!」
73 : ◆OFwkeQ3eEI :2011/05/17(火) 03:56:43.20 ID:IX2CSY0h0
―――――――――――――――――――――――――――
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和子ホーム

シャル「ちーず!ちーず!」


シャルロッテは買い物袋からチーズを取り出そうとする。


和子「ダメよ、シャルちゃん」

   「そのチーズは一週間分なんだから、一度に食べちゃダメ」

   「それにそんなに塩分を取ったら病気になるわ」


シャル「ぜんぶ、たべれない?」

和子「そうよ、全部は食べちゃダメ」

シャル「たべちゃだめ……」

    「ちーず、たべれない……」

    「食べれない……」

    「食べちゃダメ……」


    ―イッショウ―

           ―チーズハ―

                  ―タベレナイ― シュルシュル


落ち込むシャルロッテから蛇のような黒い影が抜け出す。
黒い影はシャルロッテから抜け出すと壁の方へ行き、そのまますり抜ける。


シャル「……」
74 : ◆OFwkeQ3eEI :2011/05/17(火) 03:58:08.48 ID:IX2CSY0h0
和子「わかった?シャルちゃん」

シャル「ちぃ……」

和子「じゃあ、朝食にしましょう!」

シャル「ちぃ!ちょうしょく!」

    「たべる!たべる!」

    「ちーず?」


和子「少しならいいわよ」

シャル「ちーず!ちーず!」
75 : ◆OFwkeQ3eEI :2011/05/17(火) 03:59:06.68 ID:IX2CSY0h0
―――――――――――――――――――――――――――
―――――――――――――――――――
――――――――――――
住宅街


魔女の気配があるとQBに朝早く起こされたほむらは
住宅街を闇雲に捜し歩いていた。


ほむら「あなた、ほんとに魔女の気配がわからないのよね?」

QB「既にしたはずだよ、暁美ほむら」

ほむら「何故、魔女の気配がわかったの?」

QB「今、僕の頭の上に乗ってるゴリラのおかげだよ」

ゴリラ『ウホウホウホウホウ』
手をグルグル回すゴリラ。

ほむら「何故、ゴリラの玩具を頭の上に?」
76 : ◆OFwkeQ3eEI :2011/05/17(火) 04:00:09.22 ID:IX2CSY0h0
QB「玩具じゃないよ!カンドロイドだよ!」

ほむら「カンドロイド?」


QB「そうさ、魔女探索のお供だよ」

  「実際に確かめた方が早いから……」

  「!」

  「ちょうど、いいところにライドベンダーがあるよ!」


ほむら「ライドベンダー?」
77 : ◆OFwkeQ3eEI :2011/05/17(火) 04:01:04.71 ID:IX2CSY0h0
QB「この黒い自動販売機の様なモノ、これがライドベンダーだよ」

  「えっと、セルメダル、セルメダル」

  「あった、暁美ほむら」

  「これをその自販機の中に入れて」


取り出したセルメダルをほむらに渡す。
ほむらは3枚のセルメダルを黒い自販機の中に入れる。


ほむら「これでどうするの?」


QB「使い方は自動販売機と同じだよ」

  「赤とオレンジと水色の缶のボタンを押して」


ほむら「赤とオレンジと、水色……これかしら?」ピッピッピ


QB「それはウサギだよ!」

  「あぁぁ……無駄に一枚消費してしまったじゃないか……」


落ち込みながらもう一枚ほむらにセルメダルを渡す。
78 : ◆OFwkeQ3eEI :2011/05/17(火) 04:02:27.67 ID:IX2CSY0h0
QB「そっちの縦に波線の模様が入っているのだよ……」

ほむら「あぁ、これね」ピッ


ほむらがボタンを押すと自販機からジュースの缶のようなモノが四つ落ちてくる。


QB「缶の蓋を開けて」


言われた通りに缶の蓋を開ける。
カチャ

タカ『タカぁ』

タコ『タコォー』

クジャク『クジャクぅ〜』

ウナギ『ウナギぃ〜』

QB「魔女を探すんだ!」


カンドロイド達は魔女を探す為に飛んでいく。
3つの影はあっという間に見えなくる。
79 : ◆OFwkeQ3eEI :2011/05/17(火) 04:03:35.82 ID:IX2CSY0h0
ウナギ『ウナギぃ〜』ウネウネ


ほむら「……」

QB「……」

ほむら「タカとタコとクジャクは一瞬で見えなくなったわね……」

QB「全然、進んでないよね……」

ウナギ『ウナギぃ〜』ウネウネ

QB「あ、タカが帰ってきたよ」

タカ『キュイィ』


QB「どうやら、こっちに魔女が居るみたいだ!」

ほむら「わかったわ!」

ウナギ『ウナギぃ〜』ウネウネ

二人とウナギはタカカンドロイドに案内され
魔女の元へ走っていく。
80 : ◆OFwkeQ3eEI :2011/05/17(火) 04:05:02.94 ID:IX2CSY0h0
―――――――――――――――――――――――――――
―――――――――――――――――――
――――――――――――
お菓子の魔女 結界内


結界の中には黒い蛇のような魔女が結界内にあるお菓子を食べていた。


ほむら「あの魔女は……」

QB「知ってるのかい?暁美ほむら」


ほむら「ええ……」

ほむら(あの魔女、最初はぬいぐるみの様な姿をしているはず……)


お菓子の魔女「!」ニパァ


QB「気づかれた!?」

   「危ない!明美ほむら!」
81 : ◆OFwkeQ3eEI :2011/05/17(火) 04:05:46.61 ID:IX2CSY0h0
ほむら「!?」

魔女がほむらを食べようと口を大きく開ける。
ほむらは食べられそうになる瞬間、巴マミのことを思い出していた。


ほむら(これが私の最後か……)

    (……巴マミもこんな気持ちだったのかな)


その時、魔女の身体に黒い影が張り付く
それは、ウナギカンドロイド
ウナギは魔女に張り付くと身体から電気を放出しはじめる。

ウナギ『ウナギぃ〜』ビリビリビリビリ

お菓子の魔女「〜〜〜ッ」ビリビリビリ

魔女は身体に張り付いたウナギを食べるが
体内で放電され動きを封じられる。


ほむら「ウナギが、私の命を救ってくれた……」
82 : ◆OFwkeQ3eEI :2011/05/17(火) 04:06:26.47 ID:IX2CSY0h0
QB「彼の犠牲を無駄にしないためにも……」

   「早く変身するんだ!」ヒュッ


ほむら「ええ、わかったわ」


QBからコアメダルを受け取り、オーズドライバーを装着する。
ドライバーにメダルを三枚入れ、オースキャナーでメダルをスキャンする。
カチャカチャカチャ ガチャン キンキンキン

まどか声『タカ!トラ!バッタ!』

      『ホ・ム・ラ! ホムラ ホ・ム・ラ!』シャキーン!
83 : ◆OFwkeQ3eEI :2011/05/17(火) 04:07:13.46 ID:IX2CSY0h0
ほむら「痺れている間に大技で一気に決めさせてもらうわ」


オースキャナーでメダルをスキャンする。
キンキンキン

まどか声『スキャニングチャージ!』


ほむら「はぁあああ」


ほむらが飛び上がるとほむらから魔女の方へ
信号機のような三色の輪が出現する。


ほむら「ほむぅううううう!」キック

ほむらが掛け声とともに三色の輪をくぐり
魔女へ飛び蹴りを放つ


お菓子の魔女「〜〜〜〜!?」
ドカーン!

ほむらの飛び蹴りを受けた魔女は爆発する。
蹴りを放ったほむらは綺麗に着地し魔女を倒したことを確認する。
84 : ◆OFwkeQ3eEI :2011/05/17(火) 04:08:05.12 ID:IX2CSY0h0
ほむら(おかしい……)

    (あの魔女は本体を倒さなければいけないタイプのはず)


魔女を倒したことにより結界が消えていく。
周囲がいつもの住宅街に戻る。


ほむら(結界は消えた)

    (魔女が死んだか、逃げたか……)

ほむら「インキュベーター、魔女は?」


QB「さっきの攻撃で倒せたみたいだ……」

ほむら「何か気になることがあるのかしら?」

QB「……セルメダルが一枚も落ちてないんだ」

ほむら「一枚も持ってなかったとか」


QB「それはないよ」

  「少なくとも魔女として生まれた限り、セルメダルは1枚は持っていたはずだよ」


ほむら(セルメダルを持たない魔女……)

    (やっぱり、本体が別にいる?)


―――――――――――――――――――――――――――
85 : ◆OFwkeQ3eEI :2011/05/17(火) 04:22:27.15 ID:IX2CSY0h0
―――――――――――――――――――――――――――
【暁美ほむら:現在の所持メダル】

                       タカ・コア@            
           

                                          カマキリ・コア@

                                              バッタ・コア@

                                           ライオン・コア@

                                             トラ・コア@

                                       チーター・コア@

―――――――――――――――――――――――――――
86 : ◆OFwkeQ3eEI :2011/05/17(火) 04:25:49.49 ID:IX2CSY0h0
次回、魔法少女ほむら☆OOOは……


 ―魔女の本体がどこかに居るはずよ―

                  ―シャルちゃんは悪い子じゃないわ!―


          ―マミさん!後ろに魔女が!―

                                   ―間に合って、巴マミ……―

―あの子には魔女になっても人の心があったけど……あなたには無いみたいね―


  第3話 『願いと呪いと人の心』   ―なら、遠慮なくやらせてもらうわ!―
87 : ◆OFwkeQ3eEI [sage]:2011/05/17(火) 04:29:42.80 ID:IX2CSY0h0
これで今日の分は終了しました。
前回より説明文を多くしたのですが、
今回の分が前回より読みやすくなってると幸いです。
読みやすいのでしたら第1話も修正したいと思います。
88 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2011/05/17(火) 06:56:18.22 ID:2xTHQshUo
乙 面白かった
89 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/17(火) 15:13:10.06 ID:jHjf4PNSO
ウナギがマジで可愛い。
90 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/05/17(火) 17:30:52.53 ID:klRgbRaKo
乙っち乙マミ


映司には嫌われたウナ缶だけど、汚名返上はなるか?
TVモニターの中ではやられっぱなしのバースの面目躍如は?次回、乞うてるご期待
91 : ◆OFwkeQ3eEI [sage]:2011/05/17(火) 23:58:54.05 ID:q/PLav370
第1話(修正版)の扱いについて

1、第1話(修正版)書き込み後、第2話、第3話と書き込んでいく。
2、第1話(修正版)を書き込みしない(スレを消費するから)

と、考えています。皆様の意見を聞かせください。
92 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(石川県) [sage]:2011/05/19(木) 00:33:47.49 ID:h/cesK0o0
2かな...
まぁ書き直さないと落ち着かんというのなら修正してもいいよ
93 : ◆OFwkeQ3eEI [sage]:2011/05/19(木) 02:53:47.31 ID:erfhYtu60
>>92
わかりました。
修正無しにしておきます。
94 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/21(土) 17:34:53.35 ID:avNnsxt20
すばらしいっ!
両方好きな俺としてはこれほどうれしいSSはない
変身者ほむほむだし
95 : ◆OFwkeQ3eEI :2011/05/23(月) 17:07:16.36 ID:HwIC71Lm0
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      |::::::::::::::/  l      _  /::::/:::::/ |:::::::::::::::::::::::ヽ       魔法少女ほむら☆OOO
      |::::::::::::/    ヽ、       /::/:::::/  ,|_::::::::::::::::::::ヽ       
      |::::::::::/   /::::::::` ー -, ':::/:::::/==' __|::::::::::::::::::::::::ヽ             このあとすぐ
      |::::::::/   /::::::::::::::::::::::r-/:::::::,/:/  /   ̄ヽ:::::::ヽ:::::::ヽ
      |:::l::::| /:::::::::::::::::::::::::__|/:::::,イ/  r '´      ヽ::::::ヽ:::::::ヽ
      ヽ::l:::|:::::::::::::::::::/ `.V_/::/  , |/          ヽ::::::ヽ::::::ヽ 
      ,ヘ::::|:::::::::::::::/  //   /   l /        ヽ::::::ヽ:::::ヽ     【魔法少女まどか☆マギカ】
     /::::::V:::::::::::::::|  イ<    /   /          ヽ:::::ヽ:::::ヽ   公式:http://www.madoka-magica.com/ 
   /:::::::::::::::::::::::::::::| /__/,、  /   /      , - ―――ヽ::::ヽ::::ヽ   【仮面ライダーOOO(オーズ)】
  /:::::::::::::::::::::::::::::/,.ィ ̄// ̄`´    | _ ,-‐ '´      /::::::::ヽ:::ヽ  公式:http://www.tv-asahi.co.jp/ooo/
/::::::::::::::::::::::::::::// | //        ヽ         /:::::::::::::::::ヽ::ヽ
96 : ◆OFwkeQ3eEI :2011/05/23(月) 17:09:09.03 ID:HwIC71Lm0
―――――――――――――――――――――――――――
『前回までの3つの出来事』
―――――――――――――――――――――――――――

『一つ 鹿目まどかと美樹さやかが暁美ほむら達の仲間になる』

さやか「あたし達にも魔女退治手伝わせてください!」 まどか「お願いします!」

QB「カンドロイドだってタダじゃない」

   「魔女や使い魔を探すたびにセルメダルを消費してたらキリがないからね」

マミ「QBの言うことにも一理あるわね」 ほむら「巴マミ!」

マミ「危ないことはさせないわ」

   「それに何があろうと私が二人のことは絶対に守ってみせるわ」 ほむら「……わかったわ」


『二つ コアメダルの正体とオリジナルの魔女の存在が明らかになる』

QB「マミにそっくりな魔女、あれは特殊な魔女なんだ」

  「あれはコアメダルから誕生した本物の魔女だよ」

QB「昔、使者が世界を生かす為に願いから呪いを生み出した」

  「五人目の少女は呪いからみんなを救う為に願い、 呪いを54枚のメダルにした」

  「それがコアメダルだよ」


『三つ 魔女杏子によって担任の早乙女和子から魔女が生まれる』

魔女杏子「あんた、独りぼっちが寂しいのか?」

      「独りぼっちは寂しいもんな……」

      「それがあんたの願いって訳だ」

      「いいぜ、その願い叶えてやるよ」

和子「シャルロッテ……」

シャルロッテ「ちぃずぅ!」

ほむら(セルメダルを持たない魔女……)

    (やっぱり、本体が別にいる?)
97 : ◆OFwkeQ3eEI :2011/05/23(月) 17:09:55.25 ID:HwIC71Lm0
―――――――――――――――――――――――――――
見滝原中学校 屋上 昼休み


マミ「―――セルメダルを落とさない魔女ね……」

ほむら「私の考えでは倒した魔女は分身、魔女の本体がどこかに居るはずよ」


ほむら達は昼休み、昼食を取りながら
今朝の魔女について話し合っていた。   まどか「はい」 QB「あーん」パク


さやか「ほむらの考えが正しいとしたら、どうやって本体を探すわけ?」

    「この街の外に本体が居るなら探しようが無いんじゃないの?」
98 : ◆OFwkeQ3eEI :2011/05/23(月) 17:11:45.21 ID:HwIC71Lm0
QB「その点については心配は要らないよ」

  「コアになるセルメダルすら無かったんだ」

  「多分、本体からの命令を受けて行動するだけの操り人形だと僕は思うね」

  「本体からの命令が届く範囲でしか活動できないはずだ」

  「それも相当狭い範囲でね」


まどか「……えっと、本体は魔女が出た住宅街の周辺に居る可能性があるってことかな?」

QB「そういうことさ」

さやか「住宅街って……それでも結構な範囲あるなぁ〜」


マミ「しかたないわ、これも人助けの為よ」

   「今日の放課後、住宅街で魔女の本体を探しましょ」




―――――――――――――――――――――――――――
タッタッタッタッタッタラ
(ユキャンネバスタップ 1、2 アンド3 ライフゴーズオン エニシングゴーズホムラッオーズ!)
チャチャラチャッチャッチャラチャッチャラー
【OPは大人の都合により省略されました】
―――――――――――――――――――――――――――
99 : ◆OFwkeQ3eEI :2011/05/23(月) 17:12:22.00 ID:HwIC71Lm0
QB「その点については心配は要らないよ」

  「コアになるセルメダルすら無かったんだ」

  「多分、本体からの命令を受けて行動するだけの操り人形だと僕は思うね」

  「本体からの命令が届く範囲でしか活動できないはずだ」

  「それも相当狭い範囲でね」


まどか「……えっと、本体は魔女が出た住宅街の周辺に居る可能性があるってことかな?」

QB「そういうことさ」

さやか「住宅街って……それでも結構な範囲あるなぁ〜」


マミ「しかたないわ、これも人助けの為よ」

   「今日の放課後、住宅街で魔女の本体を探しましょ」




―――――――――――――――――――――――――――
タッタッタッタッタッタラ
(ユキャンネバスタップ 1、2 アンド3 ライフゴーズオン エニシングゴーズホムラッオーズ!)
チャチャラチャッチャッチャラチャッチャラー
【OPは東映の都合により省略されました】
―――――――――――――――――――――――――――
100 : ◆OFwkeQ3eEI :2011/05/23(月) 17:13:16.73 ID:HwIC71Lm0
―――――――――――――――――――――――――――
『カウント ザ メダルズ』
現在、暁美ほむらが使用できるメダルは……
―――――――――――――――――――――――――――


                       タカ・コア@            
           

                                          カマキリ・コア@

                                              バッタ・コア@

                                           ライオン・コア@

                                             トラ・コア@

                                       チーター・コア@



―――――――――――――――――――――――――――
101 : ◆OFwkeQ3eEI :2011/05/23(月) 17:14:02.80 ID:HwIC71Lm0
―――――――――――――――――――――――――――
第3話 『願いと呪いと人の心』
―――――――――――――――――――――――――――
―――――――――――――――――――
――――――――――――
住宅街 放課後


さやか「マミさんは?」

まどか「持ってきたい物があるからって一人で商店街の方に向かったよ」

さやか「持ってきたい物って?」

ほむら「さあ?」


キキッー!
巴マミが黒いバイクに乗って現れる。

マミ「お待たせ、みんな」
102 : ◆OFwkeQ3eEI :2011/05/23(月) 17:14:46.62 ID:HwIC71Lm0
まどか「わぁ〜」

    「マミさん、そのバイクどうしたんですか?」


マミ「ライドベンダーよ」

  「ちょっと待ってて」ピッ


マミが黒い小さなリモコンを取り出すと
ライドベンダーに向けてリモコンのボタンを押す。
すると、バイクの形から自販機に変形する。


さやか「うわ!?バイクが自販機に変形した!?」

まどか「わあ、カッコいいなぁ〜」

マミ「でしょ?私もそう思うから魔女退治のときはいつも使ってるの」

ほむら「……無免許運転にはならないのかしら?」
103 : ◆OFwkeQ3eEI :2011/05/23(月) 17:15:16.56 ID:HwIC71Lm0
マミ「それについては大丈夫よ」

  「鴻上社長の根回しでこの街での鴻上ファウンデーション製の」

  「バイクについては免許が必要ないことになってるの」

  「ほとんどが自動操縦だから安全面も問題ないし」

  「結構便利よ?障害物は自動で避けてくれたり、止まってくれたりする」

  「スピードは自動で調整してくれるし……」


さやか「あ、あたしでも乗れますか?」


マミ「これを持ってる人ならね」ピーン


マミがセルメダルを真上に弾き、キャッチする。
セルメダルをさやかに見せる。
104 : ◆OFwkeQ3eEI :2011/05/23(月) 17:15:52.57 ID:HwIC71Lm0
さやか「セルメダルかぁ〜、あたしも持ってたらなぁ〜」


マミ「鹿目さんと美樹さんには10枚ずつ渡しておくわ」

  「持っていたほうが何かと便利でしょうし」


さやか「さすが、マミさん」

マミ「もちろん、魔女関連のときしか使用したらダメよ」

さやか「はーい!」

まどか「鴻上ファウンデーションと魔法少女ってどういう関係なんですか?」

マミ「そうね、私たち魔法少女と協力関係にあるの」

さやか「ちょっ!?そんな大企業があたし達の手伝いをしてくれてるんですか!?」

マミ「手伝いっても、あくまで協力関係よ」
105 : ◆OFwkeQ3eEI :2011/05/23(月) 17:16:28.95 ID:HwIC71Lm0
QB「鴻上ファウンデーション……あの会社は何故か、セルメダルを集めててね」

  「僕達が集めたセルメダルの30%を鴻上ファウンデーションに渡すことを条件に」

  「僕達のサポートをしてくれてるんだ」


マミ「最初はね、鴻上ファウンデーションが70%の取り分だったけど」

  「QBが鴻上社長と交渉して70%を30%にしたの」

  「70%を30%にするなんてどんな交渉をしたのか……」


QB「交渉の基本は最初に相手にとって有利な話を提供することだよ」

ほむら「……騙す事はあなたの得意分野だものね」
106 : ◆OFwkeQ3eEI :2011/05/23(月) 17:17:12.52 ID:HwIC71Lm0
QB「暁美ほむら、君は僕を嫌っているみたいだね……」

  「騙すなんて人聞きの悪い」

  「僕は常に人と平等な取引しかしていないよ」


ほむら「感情のない、あなたでも嘘はつけるのね」

QB「暁美ほむら、僕にはちゃんと……」


マミ「さて、立ち話は後にして」

  「日が暮れる前に探しましょ」

  「とりあえず、タカを一人3つとあとは……」


ほむら「魔女と出会ったときの為に、ウナギを一人3つね」

マミ「ウナギ?」
107 : ◆OFwkeQ3eEI :2011/05/23(月) 17:17:55.99 ID:HwIC71Lm0
ほむら「魔女の足止めになるわ」

マミ「……そうなの?なら、ウナギも追加で3つね」


セルメダルをライドベンダーに入れていく。
チャリンチャリン

マミ「はい、タカ3つとウナギ3つね」

  「あとはこれも」

マミが6つのカンドロイド以外に
黄緑のカンドロイドを一つずつ渡す。

まどか、さやか「ありがとうございます」

マミ「何か異変を見つけたら、連絡すること」

まどか「マミさん、この緑の缶は何ですか?」
108 : ◆OFwkeQ3eEI :2011/05/23(月) 17:18:27.28 ID:HwIC71Lm0
マミ「バッタカンドロイドよ」

  「もしも、結界内に入ってしまったら携帯は通じないわ」

  「だけど、このバッタカンドロイドなら結界内と外で連絡を取ることができるの」

  「カンドロイドの使い方についてはこの蓋を上げると使うことが出来るわ」


マミがタカカンドロイドを使う。
タカ『タカぁ』×3

さやか「おお、変形した!」

それぞれ、タカカンドロイドを使う。
タカ『タカぁ』×9
109 : ◆OFwkeQ3eEI :2011/05/23(月) 17:18:56.24 ID:HwIC71Lm0
マミ「私、鹿目さん、美樹さんは西側を暁美さんとQBは東側をお願いね」

ほむら「わかったわ」

マミ「いきましょ、鹿目さん、美樹さん」

まどか「はい!」  さやか「はい!」


マミ達が見えなくなったのを確認し、QBが声をかける。


QB「僕達もいこうか」

ほむら「ええ」
110 : ◆OFwkeQ3eEI :2011/05/23(月) 17:19:47.28 ID:HwIC71Lm0
―――――――――――――――――――――――――――
―――――――――――――――――――
――――――――――――
和子ホーム


さすがに職場にまで連れて行くことは出来ない為、
和子が学校へ行っている間、シャルロッテは留守番をしていた。
部屋にある時計をみると、後30分で午後6時になろうとしていた。


シャル「かずこ、もうすぐ、かえってくる……」

―このまま、帰ってこないよ―

シャル「だれ?」


シャルロッテは声のする方をみる。
そこには全身が青い人の形をしたモノがいつの間にか部屋にいた。
渦巻き模様の紙に包まれたキャンディの様な顔でシャルロッテを見つめながら言う。
111 : ◆OFwkeQ3eEI :2011/05/23(月) 17:20:23.02 ID:HwIC71Lm0
―わたし?わたしはあなた―

シャル「シャル?」

―そう、あなた―

シャル「かずこ、かえってくる」

―帰ってこないよ―

シャル「かずこ、いってた。6じにかえってくる」

―愛されているならね―

―でも、あなたは誰にも愛されていない―

シャル「しゃるはかずこにあいされてる」

―病気のあなたは誰にも愛されない―

シャル「びょうき?」
112 : ◆OFwkeQ3eEI :2011/05/23(月) 17:21:01.71 ID:HwIC71Lm0
―あなたは病気―

―大好きなチーズが食べられない病気―

―誰もが諦めるほどの病気―

―奇跡がないと助からない病気―

―だから、あなたは奇跡を願った―

―でも、愛されなかった―

シャル「いや、おもいだしたくないよ」

―家族には愛されなかった―

―家に居場所が無くなってた―

シャル「……やめて」
113 : ◆OFwkeQ3eEI :2011/05/23(月) 17:21:32.15 ID:HwIC71Lm0
―友達にも愛されなかった―

―学校にも居場所が無くなってた―

シャル「お願いだから、やめてよ……」

―あなたは元気になっても独りぼっち―

シャル「もう、聞きたくないよぉ……」

―ある日、両親の話を聞いてしまうの―

―あの子、なんで死ななかったのって―

シャル「……」

―それを聞いたあなたは全てを呪うの―

―私ヲ傷ツケルモノハ、イラナイ―

―こんな世界はもういらない!―  シャル「コンナ、世界ハモウイラナイ!」
114 : ◆OFwkeQ3eEI :2011/05/23(月) 17:21:59.83 ID:HwIC71Lm0
―――――――――――――――――――――――――――
―――――――――――――――――――
――――――――――――
和子ホーム 午後6時


玄関から声が聞こえる。
6時になり和子が家に帰ってくる。
部屋に入り、シャルロッテに声をかける。


和子「シャルちゃん、ただいま」

   「?」

   「シャルちゃん、どうしたの?」


お菓子の魔女「和子……」


和子「なぁに?あ、チーズが欲しいのね」

   「待っててね、今、冷蔵庫から取ってくるわね」


お菓子の魔女「……ごめんなさい」


シャルロッテを中心に部屋の景色が変わっていた。
115 : ◆OFwkeQ3eEI :2011/05/23(月) 17:22:51.97 ID:HwIC71Lm0
―――――――――――――――――――――――――――
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――――――――――――
住宅街 午後6時


マミ「暗くなってきたし、今日はお開きね」

まどか「私、ほむらちゃんに連絡しますね」

マミ「ええ、お願い」


その時、何かをみつけた2体のタカカンドロイドが
マミたちのところへ帰ってくる。


さやか「マミさん!タカが!」


マミ「……どうやらアタリみたいね」

  「あなたは、暁美さんを呼んできて頂戴」


一体のタカカンドロイドがマミの命令で
ほむらのところへ飛んでいく。


マミ「行きましょ」

まどか「はい!」 さやか「はい!」
116 : ◆OFwkeQ3eEI :2011/05/23(月) 17:23:36.08 ID:HwIC71Lm0
―――――――――――――――――――――――――――
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お菓子の魔女 結界


タカカンドロイドの案内で結界まで来た
マミ達は結界の中へ入る。

マミ「随分と大きな結界ね」

  「それに、お菓子がいっぱい……」


さやか「なんか、毎回すごいデザインですね」

    「あ、マミさん、あそこ!」


さやかが扉の様なモノを指差す。

まどか「病院のドア?」


マミ「入ってみましょ」


扉の向こうにはあたり一面に大きなお菓子が転がっており
部屋の中心には足の長い椅子とテーブルが置いてある。
117 : ◆OFwkeQ3eEI :2011/05/23(月) 17:24:07.68 ID:HwIC71Lm0
まどか「お菓子ばっかりの部屋……」

さやか「なんか、居るだけで太りそう……」

まどか「マミさん!そこに人が!」

さやか「あれは……先生!?」

倒れている和子のもとへ駆け寄るまどか達
マミが和子に外傷がないかを確認する。


マミ「大丈夫、どうやら気を失ってるだけみたい」
118 : ◆OFwkeQ3eEI :2011/05/23(月) 17:24:38.57 ID:HwIC71Lm0
和子「うっ……うぅん……」

まどか「先生!大丈夫ですか!」

和子「鹿目さん?……それに、美樹さん、どうしてここに?」

さやか「先生こそ、どうしてここに?」


マミ「……魔女が来るわ」


マミはバースドライバーを装着し、
真上に弾いたセルメダルをキャッチしドライバーに入れレバーを回す。

チャリン
マミ「変身」カチャカチャ カポーン

マミの身体を光が包み込み周囲にスーツの部品が生成される。
生成された部品は身体に装着されていき、マミの姿をバースへと変える。
119 : ◆OFwkeQ3eEI :2011/05/23(月) 17:25:09.80 ID:HwIC71Lm0
「鹿目さん、美樹さん……その人を連れて隠れてて」

さやか「了解!マミさん頑張ってくださいね!」

まどか「先生、立てますか?」

和子「ええ……」


まどか達は大きなドーナツの影に隠れ
様子を窺っていると空からピンク色のぬいぐるみが落ちてくる。
ぬいぐるみは椅子の上に落ちる。


和子「シャルちゃん!!」

お菓子の魔女「……」

和子「どうしたの!シャルちゃん!」


さやか「先生!落ち着いてください!」

    「あれは魔女です!危険な怪物なんです!」


魔女のもとへ駆け寄ろうとするがまどかとさやかに抑えられる。
120 : ◆OFwkeQ3eEI :2011/05/23(月) 17:26:01.24 ID:HwIC71Lm0
マミ「せっかく、出てきたところ悪いけど……」

  「お仕事させてもらうわよ」


マミはバースバスターを構えるとぬいぐるみへ向けて発射する。
発射された弾がぬいぐるみに直撃するとぬいぐるみの口が膨れ上がる。

―イラナイ―

ぬいぐるみの中から水玉模様の黒い恵方巻のようなデザインの魔女が出てくる。
魔女は口を大きく開けマミに飛び掛る。
マミは少し後ろに飛ぶことでそれを回避する。


マミ「っと、それがあなたの本体ってところかしら?」
121 : ◆OFwkeQ3eEI :2011/05/23(月) 17:26:33.95 ID:HwIC71Lm0
魔女の攻撃を避けたマミは弾倉から使用済みのセルメダルを捨てると
手に握った数枚の新しいセルメダルを取り出し真上に投げる。


マミ「やっぱり、接近戦よりこっちの方が私にはあってるわね」


真上から落ちてくる数枚のセルメダルを空中で弾倉に詰める。
バースバスターにセルメダルを装填すると
一枚のセルメダルを取り出しバースドライバーに入れ、ベルトのレバーを回す。
カチャカチャ カポーン

QB声『クレーンアーム』ガチャンガチャン

右手にクレーンアームが装着される。
122 : ◆OFwkeQ3eEI :2011/05/23(月) 17:27:14.25 ID:HwIC71Lm0
マミ「はぁ!」

マミはクレーンアームのフックを魔女に向けて飛ばす。


恵方巻「!?」

魔女に直撃したフックが壁に引っかかる。
ワイヤーを巻き取るとマミの身体はフックの方へと引っ張られる。
ワイヤーに引っ張られながら、マミはバースバスターを魔女に向けて乱射する。

恵方巻「〜〜〜ッ!」


大きなきのこの上に着地したマミに向かって
マミを食べようと魔女が飛び掛る。
しかし、マミは魔女の顔を足で止める。
そのままの状態でベルトにセルメダルを一枚入れてレバーを回す。
カチャカチャ カポーン

QB声『キャタピラレッグ』ガチャンガチャン
123 : ◆OFwkeQ3eEI :2011/05/23(月) 17:28:56.35 ID:HwIC71Lm0
装着されたキャタピラレッグのキャタピラを回転させる。
すると、魔女の身体からセルメダルが弾け飛ぶ。
マミはそのままの体勢から魔女に回し蹴りを放つ。
回し蹴りが当たった魔女はそのまま吹き飛ばされる。


マミ「さて、そろそろ決めさせてもらうわよ」


マミはバースバスターの下に付いた弾倉を取り外し、セルメダルを補充し
それを銃口に取り付ける。

QB声『セル・バースト!』

銃口の中心にエネルギーが集まり、巨大な弾丸を形成する。
トリガーを引き、発射する。


マミ「ティロ・フィナーレ!」カチャ

銃口から大きな弾丸が発射される。
弾丸は魔女に向かってまっすぐに飛んでいき直撃する。
そして、爆発する。
辺りにセルメダルが散らばる。


マミ「こんなものかしらね」
124 : ◆OFwkeQ3eEI :2011/05/23(月) 17:29:39.79 ID:HwIC71Lm0
まどか「!?」

    「マミさん!後ろです!」

    「後ろに魔女が!」


マミ「えっ?」

マミが振り向く
目の前に黒いからだが迫ってきていた。
魔女の突進を手で防ぐが吹き飛ばされる。
吹き飛ばされたマミの身体は壁に激突し転がる。

マミ「かはっ……」


フラフラと立ち上がり手から落ちたバースバスターを拾おうとするが
手に激痛が走る。

マミ「ッ!?」

  「失敗したわね……まさか、同じ魔女が9体も居たなんて」

マミは左手でバースバスターを構える。
目の前には9体の魔女が一斉に襲い掛かろうとしていた。
125 : ◆OFwkeQ3eEI :2011/05/23(月) 17:30:17.31 ID:HwIC71Lm0
―――――――――――――――――――――――――――
―――――――――――――――――――
――――――――――――
住宅街 6時


マミが魔女を発見したことを知ったほむらは
ライドベンダーをバイクに変形させる。


ほむら「案内してもらえる?」

タカ『キュゥイ』

ライドベンダーを走らせる。


ほむら「なるほど、ほとんど自動運転だわ」

ゲームセンターに置いてあるバイクのアトラクションと運転が変わりなかった。
ほむらがすることといえば、アクセル、ブレーキ、ハンドル操作のみである。

タカカンドロイの案内に従い、バイクを走らせる。


―あんたか……あたしのメダルを持っているのは―

ほむら「!?」
126 : ◆OFwkeQ3eEI :2011/05/23(月) 17:31:19.31 ID:HwIC71Lm0
進行方向の道に槍の雨が降ってくる。
ほむらはバイクを操作し、落ちてくる槍を避けながらブレーキをかけ、前を見る。
目の前に赤い服の少女が姿を現す。


ほむら「佐倉杏子……魔女の方ね」

ほむら(魔女の巴マミと同じ、魔法少女の格好をしている)

魔女杏子「マミの奴が苦戦するぐらいだから、期待できそうだな」


バイクから降り、オーズドライバーを装着する。

QB「暁美ほむら、これを!」

ほむら「いつもと違うわよ?」

QB「あの魔女にはこっちの組み合わせが有効だよ」


コアメダルを受け取り、ベルトに入れる。
ベルトの中心にあるメダルケースを倒し、スキャナーでメダルを読み取る。
カチャカチャ ガシャン
キンキンキン!

まどか声『ライオン!カマキリ!チーター!』シャキーン
127 : ◆OFwkeQ3eEI :2011/05/23(月) 17:32:01.26 ID:HwIC71Lm0
ほむら「はぁあ!」

魔女杏子「たぁあ!」

ほむらのトラクローと魔女杏子の槍がぶつかり合う。
ほむらと魔女杏子の打ち合いが続く。


QB「暁美ほむら!今はマミのところに行くことを優先するんだ!」

ほむら「彼女はそれを許してくれないみたいよ」カキン

魔女杏子「ほら、よそ見してると危ないぞ!」カキン

ほむら「っ!?」

QB「暁美ほむら!僕に考えがある!」


一度打ち合いをやめ、QBの近くまでさがる。

ほむら「何?」
128 : ◆OFwkeQ3eEI :2011/05/23(月) 17:32:38.07 ID:HwIC71Lm0
QB「このコアメダルでメダルの位置を攻撃して欲しい」

  「その間に僕が何とかする」


ほむら「わかったわ」


渡されたコアメダルをベルトにいれ、スキャンする。
カチャ キンキンキン!

まどか声『タカ!カマキリ!チーター!』シャキーン
  
鷹の目の効果でコアメダルの位置を探る。

ほむら「そこね、はぁあ!」
129 : ◆OFwkeQ3eEI :2011/05/23(月) 17:33:12.82 ID:HwIC71Lm0
チーターの高速移動の効果で魔女の周りを回りながら
剣で斬り続ける。

魔女杏子「っく!?ちょこまかと!」

魔女杏子も槍を振るうが、チーターで避けられてしまう。

魔女杏子「あぁー!少しはじっとしてろよな!」


ほむら(そろそろね)


走りながらオースキャナーを持ち、メダルをスキャンする。
キンキンキン!
まどか声『スキャニングチャージ!』


ほむら「はぁああああ!」

    「ほむぅ!!」

チーターの速度を利用して回転しながら斬り続ける。
斬られたところから、セルメダルが飛び散る。
130 : ◆OFwkeQ3eEI :2011/05/23(月) 17:34:06.88 ID:HwIC71Lm0
QB「今だ!!」

QBが魔女杏子に突撃し、コアメダルを2枚口に含む。


魔女杏子「ッ!」

      「あっ!てめぇ!」

QBがクジャクとタカのカンドロイドを起動させる。
メダルを2枚クジャクとタカに渡し命令する。

QB「何処でも良いから、これを遠くに持っていくんだ!」

クジャク『クジャクぅ〜』
タカ『タカぁ〜』
131 : ◆OFwkeQ3eEI :2011/05/23(月) 17:34:37.75 ID:HwIC71Lm0
魔女杏子「てめぇ!人のコアメダル返しやがれ!」


QB「僕は持って無いよ」

  「さっきのクジャクに緑のメダルを渡してるけどなんだろね?」

  「タカの方にもメダルを渡してるけど、タカは早いからね」

  「早く何とかしないと見失うかもね」

  「後ろ見てみなよ」

  「もう、あんなに小さくなってる」


魔女杏子「なっ!?」


急いでカンドロイドが飛んでいった方をみる。
確かにQBの言ったとおり、クジャクカンドロイドは緑色のメダルを一枚持っていた。
タカの方もこの位置ではわかりにくいがメダルを持っている。
魔女杏子は槍を2本生成し、槍を投げクジャクとタカに突き刺す。

タカ『タk……』ボト クジャク『くjyぁ……』ボト


魔女杏子「これでお前らのメダルを奪えば……」

魔女杏子が振り向いた時には既に
ほむらとQBの姿は無かった。
132 : ◆OFwkeQ3eEI :2011/05/23(月) 17:35:22.87 ID:HwIC71Lm0
―――――――――――――――――――――――――――
―――――――――――――――――――
――――――――――――
住宅街 


魔女杏子が余所見をした瞬間、ほむら達はバイクに乗り
マミ達のもとへ向かっていた。
バイクのハンドル部分に乗っているQBに話しかける。


ほむら「インキュベーター」

    「あなたが手に入れたコアメダルを手放すとは思わなかったわ」


QB「何をいってるんだい?タカにコアメダルを渡したとは言ってないよ」

  「さっき、タカが持っていったのはセルメダルだよ」

  「本物はこっちにあるよ、きゅっぷい」

口の中からコアメダルを取り出す。

QB「クワガタだね」

  「彼女があまり賢くなくて助かったよ」


ほむら「相変わらずの詐欺師っぷりね」

ほむら(間に合って……巴マミ)
133 : ◆OFwkeQ3eEI :2011/05/23(月) 17:36:04.92 ID:HwIC71Lm0
―――――――――――――――――――――――――――
―――――――――――――――――――
――――――――――――
お菓子の魔女 結界内


マミ「くっ……かはッ」

9体の魔女相手に苦戦するマミ

―ダレニモ、アイサレナイ―

マミはバースバスターを魔女に向けて撃つが
利き手じゃない為、狙いが外れる。

マミ「……やっぱり、片手じゃ狙いにくいわね」

―ワタシハ、イツモ、ヒトリボッチ―

さやか「やばいよ……このままじゃ、マミさんが」

和子「……」
134 : ◆OFwkeQ3eEI :2011/05/23(月) 17:36:37.20 ID:HwIC71Lm0
まどか「えっ……先生!?」


和子は物陰から出て行き、マミと魔女の間に
両手を広げて立つ。

和子「シャルちゃんは独りぼっちじゃない!」

   「シャルちゃんは私の大切な家族よ!」

   「だから、一緒に帰りましょ!ね?」


―私、独りぼっちじゃないの?―


和子「そうよ、独りぼっちじゃない!」

   「私が居るもの!」


和子の言葉を聞きぬいぐるみが椅子から降りてくる。
ぬいぐるみは和子の近くまで歩いてくる。
和子は近づき、ぬいぐるみを抱きしめる。
135 : ◆OFwkeQ3eEI :2011/05/23(月) 17:37:41.34 ID:HwIC71Lm0
シャル「暖かい……」

和子「シャルちゃんはこれでも独りぼっちだというの?」

シャル「……ごめんなさい、ごめんなさい……」

和子「これからも、ずっと一緒だから……」

シャル「うん……うん……」


恵方巻そっくりな魔女はまるでシャルロッテの意識と
同調するかのように動きが止まる。


マミ「止まった……?」

さやか「何とかなったとか?」


―イラナイ、コンナ世界、イラナイ―

止まっていた魔女たちが一斉にマミ達に襲い掛かる。
マミは和子とシャルロッテを物陰まで連れていく。

マミ「あなた達はここに居て」

  「なんで、急に動き出したのかしら……」
136 : ◆OFwkeQ3eEI :2011/05/23(月) 17:38:13.83 ID:HwIC71Lm0
シャル「もう一人の私が暴れてるの」

マミ「もう一人の私?」


シャル「呪いから生まれた魔女の私」

    「お願いします」

    「あの子を倒してください……」


マミ「……いいわ、あの魔女を倒してあげる」

  「っと言ったものの、片手が使えないのは辛いわね……」

  「タカカンドロイドをオトリに頑張れないかしら?」
137 : ◆OFwkeQ3eEI :2011/05/23(月) 17:38:42.67 ID:HwIC71Lm0
ほむら「その必要はないわ」

まどか「……ほむらちゃん!」


バイクに乗って現れたほむらは一体の魔女を轢き
マミの前で止まる。

QB「マミ!大丈夫かい?」


マミ「ええ、なんとかね」

  「暁美さん、遅かったじゃないの」


ほむら「足止めを食らっていたわ」

    「ところで状況から見るに魔女が分裂して手も足も出なくなった」

    「ってところかしら」
138 : ◆OFwkeQ3eEI :2011/05/23(月) 17:39:26.41 ID:HwIC71Lm0
マミ「そうよ、何とかならないかしら?」


ほむらは周りを見渡し、テーブルに備え付けられた椅子に座っている
青い大きな人形に目を留める。


ほむら「あれよ」

ほむら「あれが本体よ」


マミ「そう……なら、本体は私が倒すわ」

  「暁美さんはこの周りの魔女を何とかして頂戴」


ほむら「わかったわ」
139 : ◆OFwkeQ3eEI :2011/05/23(月) 17:40:17.11 ID:HwIC71Lm0
QB「暁美ほむら、これを使うんだ」

  「このコンボなら、一人でも何とかできるよ!」


QBがほむらに向かって2枚のコアメダルを渡す。
ほむら(緑のコンボね……)

コアメダルを受け取ったほむらはそれをベルトに入れてスキャンする。
カチャカチャ ガシャン! キンキンキン!

まどか声『クワガタ!カマキリ!バッタ!』

     『ホ~ムホムホムキリッバッ!ホムキリバ!』シャキーン


ほむら「はぁあああああああああ!」

    「ほむぅう!!」
140 : ◆OFwkeQ3eEI :2011/05/23(月) 17:40:49.99 ID:HwIC71Lm0
9体の魔女が一斉にほむらに向かって飛び掛ってくる。
ほむらは魔女に向かってまっすぐに走っていく。
すると、ほむらがだんだんと増えていく。

1週目メガほむ「ここ何処ですか!?何で私こんな格好してるの!?」

2週目メガほむ「鹿目さーん!私、魔法少女になったよ!」

3週目メガほむ「みんな、QBに騙されてるの!!」

4週目ほむら「もう誰にも頼らない……」

5週目ほむら「何度でも繰り返す」

6週目ほむら「まどか、まどか、まどか」

7週目ほむら「何この世界?私がたくさん居る……」

8週目ほむら「ほむほむぅ」

9週目ほむら「ダメよまどか、契約したら……」
141 : ◆OFwkeQ3eEI :2011/05/23(月) 17:41:20.96 ID:HwIC71Lm0
ほむら「……」

さやか「ほむらが増えた!?」

まどか「あっはははは……」


ほむら「まあ、いいわ」

    「いくわよ、私の分身たち!」


ほむら達「「「ほむ!」」」

10人のほむらと9体の魔女がそれぞれぶつかり合う。

1週目メガほむ「ひっ!?こんなのどうすればいいの!?」

6週目ほむら「大丈夫、私が手伝うわ」

2週目メガほむ「えっと……あれ?私の爆弾何処?」

7週目ほむら「ほむっ!」ザシュ
142 : ◆OFwkeQ3eEI :2011/05/23(月) 17:41:56.52 ID:HwIC71Lm0
マミ「暁美さん達が頑張ってくれてる間に」

  「準備するべきね」

ベルトにセルメダルを入れレバーを回す。
チャリン ガチャガチャ カポーン!

QB声『ブレストキャノン』

マミの前にブレストキャノンが装着される。
ベルトにセルメダルを追加投入していく。
チャリン ガチャガチャ カポーン!

QB声『セルバースト』
チャリン ガチャガチャ カポーン!

QB声『セルバースト』
チャリン ガチャガチャ カポーン!

QB声『セルバースト』


マミ「こんなものかしら」
143 : ◆OFwkeQ3eEI :2011/05/23(月) 17:42:31.76 ID:HwIC71Lm0
ほむら「そろそろ、決めるわ」

ほむらがオースキャナーでメダルをスキャンする。
それを真似るように他のほむら達もスキャンする。
キンキンキン! 
   キンキンキン!
      キンキンキン!

まどか声『スキャニングチャージ!』            『スキャニングチャージ!』
                       『スキャニングチャージ!』
         『スキャニングチャージ!』                   『スキャニングチャージ!』

ほむら達「「「はぁあああああ!」」」

      「「「ほむぅ!」」」

10人のほむら達が一斉に魔女に向かって蹴りを放つ
魔女達は一斉に爆発し、辺りにセルメダルを落としていく。


マミ「これで終わりよ!」

  「ティロ・フィナーレ!」

魔女の本体に向かって弾丸が飛んでいく。

魔女本体「!?」
ドカーン!!

魔女の本体は爆発し、魔女の結界が消滅していく。
144 : ◆OFwkeQ3eEI :2011/05/23(月) 17:57:53.91 ID:HwIC71Lm0
ほむら「終わったようね」

マミ「ええ」

和子「シャルちゃん!?」

和子の方を見てみるとシャルロッテの身体が
だんだんと消えていた。

シャル「和子……お別れだね」

和子「どうして、お別れなんて嫌よ!」

シャル「あの子と私は同じ存在だから」

    「あの子が消えたら私も消えるの」

    「私は短い間だったけど和子と一緒に居られて幸せだったよ」

和子「シャルちゃん……」
145 : ◆OFwkeQ3eEI :2011/05/23(月) 17:58:23.48 ID:HwIC71Lm0
シャル「だから、泣かないで」

    「私、和子の笑ってる姿が一番好きだから」


シャルロッテの身体は霧のように消えていく。
146 : ◆OFwkeQ3eEI :2011/05/23(月) 17:59:38.65 ID:HwIC71Lm0
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見滝原中学校 屋上 昼休み


まどか「マミさん、腕の調子は?」


マミ「お医者さんの話ではちょっと、手にヒビが入ってるみたい」

  「直るまで安静だって」


さやか「じゃあ、しばらくは……」

マミ「しばらくは暁美さんのフォローに回るわ」

ほむら「そうね」
147 : ◆OFwkeQ3eEI :2011/05/23(月) 18:00:23.09 ID:HwIC71Lm0
さやか「それにしても……」

    「まさか、あたし達の担任が魔女と一緒だとは思わなかったよ」

マミ「あれから先生の様子は?」

まどか「魔女と一緒に居たときの記憶は無いみたいで……」


QB「魔女と契約した人間には記憶が残らないからね」

  「無理もないよ」
148 : ◆OFwkeQ3eEI :2011/05/23(月) 18:00:56.26 ID:HwIC71Lm0
まどか「でも、それって悲しいような」

    「先生、あんなに必死だったから」

    「多分、すごく仲のいい友達だったんだと思う……」


ほむら「案外、心のどこかで覚えているかもね」

まどか「えっ?」
149 : ◆OFwkeQ3eEI :2011/05/23(月) 18:01:27.71 ID:HwIC71Lm0
―――――――――――――――――――――――――――
―――――――――――――――――――
――――――――――――
職員室 昼


同僚「あれ?早乙女先生」

   「その携帯ストラップ手作りですか?」


和子「はい、何故か急に作りたくなって」

同僚「何かのキャラクターか何かですか?」


和子「うーん、何のキャラクターなんだろ?」

   「これを作りたいと思うぐらいだから、よっぽど気に入っていた何かなんでしょうが……」

和子の携帯電話には小さなピンクのぬいぐるみがストラップとして付いていた。
150 : ◆OFwkeQ3eEI :2011/05/23(月) 18:01:58.63 ID:HwIC71Lm0
同僚「名前とかってつけてるんですか?」


和子「名前はつけてないけど、」

   「つけるなら……シャルロッテかしらね」
151 : ◆OFwkeQ3eEI :2011/05/23(月) 18:02:30.98 ID:HwIC71Lm0
―――――――――――――――――――――――――――
【暁美ほむら:現在の所持メダル】
―――――――――――――――――――――――――――

                       タカ・コア@            
           
                                      クワガタ・コア@

                                          カマキリ・コア@

                                              バッタ・コア@

                                           ライオン・コア@

                                             トラ・コア@

                                       チーター・コア@
152 : ◆OFwkeQ3eEI :2011/05/23(月) 18:03:14.87 ID:HwIC71Lm0
―――――――――――――――――――――――――――
次回、魔法少女ほむら☆OOOは……
―――――――――――――――――――――――――――

 ―あんた、この町に来たばかりなの?―

                  ―仕事の関係で隣町からこっちに来たんだ―


          ―そろそろ、稼ぎ時かな―

                           ―魔女退治、割といい仕事だからな―

      ―あれは……バース!?―

  第話 『りんごと仕事と赤髪少女』   ―佐倉杏子だ よろしくな!―
153 : ◆OFwkeQ3eEI :2011/05/23(月) 18:06:49.41 ID:HwIC71Lm0
今回の分はここまでです。
よく見ると書き込みミスが目立ってますorz
予告に話数付け忘れてる
―――――――――――――――――――――――――――
次回、魔法少女ほむら☆OOOは……
―――――――――――――――――――――――――――

 ―あんた、この町に来たばかりなの?―

                  ―仕事の関係で隣町からこっちに来たんだ―


          ―そろそろ、稼ぎ時かな―

                           ―魔女退治、割といい仕事だからな―

      ―あれは……バース!?―

  第4話 『りんごと仕事と赤髪少女』   ―佐倉杏子だ よろしくな!―
154 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/05/23(月) 19:09:12.13 ID:iYouuXido
乙、色々言いたい事はあるんだけど、魔女杏子ちゃん=ウ馬鹿さんだってのが一番ショックだった
しかも頭の方もいまいち……こりゃあ受難かしら
155 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/23(月) 20:53:12.25 ID:MlJFT/py0
おい虫頭さんのことウ馬鹿とか言うなよ

タジャドルが楽しみだな
156 : ◆OFwkeQ3eEI [sage]:2011/05/24(火) 01:58:39.24 ID:6NgVpdBO0
自分的には仲間思いという共通点で選んだんですがねww
今週の話とかグリードらしくない仲間思いっぷりだし……。
魔女杏子の扱いについては、ガタキリバを出すシナリオに急遽変更した為に
影響を受けてしまいました。

【シナリオ変更前】
・ラトラーター&トライドベンダーVS恵方巻隊
【シナリオ変更後】
・ガタキリバVS恵方巻隊
・ほむらVS魔女杏子
157 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/24(火) 02:48:39.31 ID:Oi1OKVBv0
ウヴァさんはバッタヤミーのときからなんかおかしい

プトティラで暴走するほむらちゃんに期待
158 : ◆OFwkeQ3eEI [sage]:2011/05/29(日) 17:52:37.16 ID:qVQLB6Md0
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      |::::::::::::/    ヽ、       /::/:::::/  ,|_::::::::::::::::::::ヽ        諸事情によりお休みします。
      |::::::::::/   /::::::::` ー -, ':::/:::::/==' __|::::::::::::::::::::::::ヽ      
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      ヽ::l:::|:::::::::::::::::::/ `.V_/::/  , |/          ヽ::::::ヽ::::::ヽ 
      ,ヘ::::|:::::::::::::::/  //   /   l /        ヽ::::::ヽ:::::ヽ     【魔法少女まどか☆マギカ】
     /::::::V:::::::::::::::|  イ<    /   /          ヽ:::::ヽ:::::ヽ   公式:http://www.madoka-magica.com/ 
   /:::::::::::::::::::::::::::::| /__/,、  /   /      , - ―――ヽ::::ヽ::::ヽ   【仮面ライダーOOO(オーズ)】
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159 : ◆OFwkeQ3eEI [sage]:2011/05/29(日) 18:07:31.93 ID:3NqcZ1Op0
>>158
正確には忙しくて時間があまり取れなかったため、3分の1しか書けてませんorz
申し訳ございません。
次回、6月5日の日曜日までには4話更新したいと思います。

【更新予定】

・6月5日(日) 25時30分予定

に更新できたら、それはとっても嬉しいなって
160 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/29(日) 20:06:16.73 ID:k9NSAcqR0
楽しみにしてるぜ!
161 : ◆OFwkeQ3eEI [saga sage]:2011/06/04(土) 22:22:57.11 ID:HYbz0wP70
【更新日変更のお知らせ】
6月5日(日)25時30分⇒6月9日(木)25時30分変更

申し訳ありません。
シナリオ完全変更の為、更新日を変更します。
162 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/12(日) 21:54:06.33 ID:U8cNHH8/0
全裸待機してたのに…
163 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/06/14(火) 16:01:35.35 ID:K1UVFzMYo
>>1は?」
「ベントされた」
「いつ戻る?」
「戻れない」
164 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/29(水) 20:13:12.04 ID:+pYORVZw0
どうしたっていうんだ…
わりと楽しみにしてたのに
165 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2011/07/22(金) 18:26:24.31 ID:hO8chaEy0
わかった
ウヴァさん=>>1 
もうすぐ復活だな
166 : ◆OFwkeQ3eEI [saga age]:2011/07/27(水) 01:31:55.67 ID:vU/U9bKk0
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      |::::::::::::/    ヽ、       /::/:::::/  ,|_::::::::::::::::::::ヽ       
      |::::::::::/   /::::::::` ー -, ':::/:::::/==' __|::::::::::::::::::::::::ヽ             このあとすぐ
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      |:::l::::| /:::::::::::::::::::::::::__|/:::::,イ/  r '´      ヽ::::::ヽ:::::::ヽ
      ヽ::l:::|:::::::::::::::::::/ `.V_/::/  , |/          ヽ::::::ヽ::::::ヽ 
      ,ヘ::::|:::::::::::::::/  //   /   l /        ヽ::::::ヽ:::::ヽ     【魔法少女まどか☆マギカ】
     /::::::V:::::::::::::::|  イ<    /   /          ヽ:::::ヽ:::::ヽ   公式:http://www.madoka-magica.com/ 
   /:::::::::::::::::::::::::::::| /__/,、  /   /      , - ―――ヽ::::ヽ::::ヽ   【仮面ライダーOOO(オーズ)】
  /:::::::::::::::::::::::::::::/,.ィ ̄// ̄`´    | _ ,-‐ '´      /::::::::ヽ:::ヽ  公式:http://www.tv-asahi.co.jp/ooo/
/::::::::::::::::::::::::::::// | //        ヽ         /:::::::::::::::::ヽ::ヽ
167 : ◆OFwkeQ3eEI [saga age]:2011/07/27(水) 01:32:46.86 ID:vU/U9bKk0
―――――――――――――――――――――――――――
『前回までの3つの出来事』
―――――――――――――――――――――――――――
『一つ ほむら達の担任早乙女和子が結界に閉じ込められる』

和子「シャルちゃん、ただいま」

   「?」

   「シャルちゃん、どうしたの?」

お菓子の魔女「和子……」

和子「なぁに?あ、チーズが欲しいのね」

   「待っててね、今、冷蔵庫から取ってくるわね」

お菓子の魔女「……ごめんなさい」

『二つ 魔女杏子が暁美ほむらとQBのもとに現れる』

―あんたか……あたしのメダルを持っているのは―

ほむら「!?」

ほむら「佐倉杏子……魔女の方ね」

ほむら(魔女の巴マミと同じ、魔法少女の格好をしている)

魔女杏子「マミの奴が苦戦するぐらいだから、期待できそうだな」

まどか声『ライオン!カマキリ!チーター!』

『三つ 暁美ほむらがホムキリバコンボで魔女を撃破する』

まどか声『クワガタ!カマキリ!バッタ!』

     『ホ~ムホムホムキリッバッ!ホムキリバ!』

ほむら「そろそろ、決めるわ」

まどか声『スキャニングチャージ!』            『スキャニングチャージ!』
                       『スキャニングチャージ!』
         『スキャニングチャージ!』                   『スキャニングチャージ!』

ほむら達「「「はぁあああああ!」」」  「「「ほむぅ!」」」
168 : ◆OFwkeQ3eEI [saga age]:2011/07/27(水) 01:42:33.02 ID:vU/U9bKk0
―――――――――――――――――――――――――――
見滝原町近く 夕方



「やっと着いたよ……」

「まさか、歩いて来るのにこんなにかかるとは思わなかった」

「まあ、その苦労に似合うだけの報酬が貰えるなら安いもんだな」


見滝原の町並みをポニーテールの少女が歩く。
ポニーテールの少女の近くを歩く女の子が少女に話しかける。


女の子「キョーコが貧乏だから悪いんだよ?」

   「お金持ってたら、電車でびゅーんっていけたのに……」
169 : ◆OFwkeQ3eEI [saga age]:2011/07/27(水) 01:43:50.53 ID:vU/U9bKk0
杏子「はいはい、そりゃあ悪かったな」

  「だから、こうして見滝原まで仕事に来てるんじゃないか」


女の子「それはわかってるけど……」


杏子「ん?」

ふと、足を止める杏子


女の子「どうしたのキョーコ?」
170 : ◆OFwkeQ3eEI [saga age]:2011/07/27(水) 01:44:37.73 ID:vU/U9bKk0
杏子「ほら」

杏子がゴリラ型のカンドロイドを取り出し、女の子に見せる。
ゴリラカンドロイドは持ち主に何かを訴えるように手をグルグルと回していた。


杏子「近くに魔女が居る」

  「ゆまはここで待ってろ!」

ゆま「う、うん」

  「気をつけてね、キョーコ」

杏子「任せとけっての!」


―――――――――――――――――――――――――――
タッタッタッタッタッタラ
(ユキャンネバスタップ 1、2 アンド3 ライフゴーズオン エニシングゴーズホムラッオーズ!)
チャチャラチャッチャッチャラチャッチャラー
【OPは東映の都合により省略されました】
―――――――――――――――――――――――――――
171 : ◆OFwkeQ3eEI [saga age]:2011/07/27(水) 01:50:28.42 ID:vU/U9bKk0
―――――――――――――――――――――――――――
『カウント ザ メダルズ』
現在、暁美ほむらが使用できるメダルは……
―――――――――――――――――――――――――――
                       タカ・コア@            
           
                                      クワガタ・コア@

                                          カマキリ・コア@

                                              バッタ・コア@

                                           ライオン・コア@

                                             トラ・コア@

                                       チーター・コア@

―――――――――――――――――――――――――――
第4話 『りんごと仕事と赤髪少女』
―――――――――――――――――――――――――――
172 : ◆OFwkeQ3eEI [saga age]:2011/07/27(水) 01:51:17.95 ID:vU/U9bKk0
―――――――――――――――――――――――――――
―――――――――――――――――――
――――――――――――
ほむほーむ 昨夜


ほむら「……で」

さやか「ん?」 まどか「?」 マミ「どうかしたの?暁美さん」

暁美ほむらの家でPSPで遊んでいた3人が暁美ほむらの方を向く

ほむら「なんで、私の家にいるのかしら?」

さやか「そりゃぁ、明日は創立記念日だからかな」

まどか「みんなでお泊り楽しみですね、マミさん!」

マミ「えぇ、そうね!私、お友達とのお泊りって初めてだから緊張するわ」

ほむら「お泊り?」

さやか「あれ?言ってなかったっけ?」

    「明日は創立記念日で学校が休み、次の日は土日で三連休だから」

    「魔女退治のフォローもかねてほむらの家で泊り込むって……」
173 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2011/07/27(水) 01:53:55.44 ID:dINfSqBq0
あきらめ半分で書いたら
本当に帰ってきたーーーーー!!!!

アンク「俺のおかげだ。ちゃんと恩返ししろよ」

>>1「俺の実力だ」
174 : ◆OFwkeQ3eEI [saga age]:2011/07/27(水) 02:01:05.12 ID:vU/U9bKk0
ほむら「そんな話は初耳よ」

さやか「まどかとマミさんに連絡するように言ってたんだけど……」

まどかとマミの方を向くさやか

まどか「準備するのが忙しくて……」

マミ「初めてのお泊りが楽しみで……」

まどか「ほむらちゃんに言うの忘れてたよ、ティヒヒ」 マミ「暁美さんに伝えるの忘れてたわ」

さやか「だって、ほむら」

ほむら「……はぁ」

    「構わないわ、好きにして……」
175 : ◆OFwkeQ3eEI [saga age]:2011/07/27(水) 02:20:33.82 ID:vU/U9bKk0
さやか「よし!ほむらのお許しが出たので蟻退治の続きを始めますか!」

    「まどか!戦車でそっちの蟻の群れに砲撃するから避けてね!」

まどか「うん、今、飛び上がって避けるね!」

マミ「いくわよ!ティロ・フィナーレ!」

さやか「おぉ!マミさんのジェノサイド砲で蟻の群れが吹き飛んだよ……」

ほむら「ちょっと!巴マミ!」

    「私が死んだじゃない!」

「「「「ぎゃー、ぎゃー」」」」

QB「やれやれ、ゲームでそこまで盛り上がれるとは」

  「訳がわからないよ」

こうして夜が更けていく……
176 : ◆OFwkeQ3eEI [saga age]:2011/07/27(水) 02:31:14.55 ID:vU/U9bKk0
―――――――――――――――――――――――――――
―――――――――――――――――――
――――――――――――
ほむほーむ 朝


ほむら「うぅん……」

起き上がると近くでまどか達が寝ている事に気がつく

ほむら「……なんでまとか達が隣で寝てるのかしら?」

QB「昨日、三人が君の家に泊まりに来たのを忘れたのかい?」

ほむら「そういえば、そうだったわね」

QB「それよりも魔女が現れた、すぐに出れるかい?」

ほむら「今、準備するわ」

177 : ◆OFwkeQ3eEI [saga age]:2011/07/27(水) 02:35:07.16 ID:vU/U9bKk0
―――――――――――――――――――――――――――
―――――――――――――――――――
――――――――――――
玩具の魔女 結界内


玩具達に囲まれながら、ほむらはカーペットの上を歩いていた。
その場所はまるで玩具箱のようだった。

ほむら「玩具の魔女……といったところかしら」

玩具の魔女「……」

QB「来るよ、ほむら!」

ほむら「えぇ」

オーズドライバーを装着するとQBから受け取った三枚のメダルを
ドライバーに嵌める。

カチャカチャカチャ ガシャン! キンキンキン!

ほむら「変身!」 

まどか声『タカ!トラ!バッタ!』

      『ホ・ム・ラ! ホムラ ホ・ム・ラ!』シャキーン!
178 : ◆OFwkeQ3eEI [saga age]:2011/07/27(水) 02:42:31.43 ID:vU/U9bKk0
ほむら「はぁああ!」

メダジャリバーを構え、玩具の魔女に斬りかかる。
玩具の魔女はセルメダルを散らばせながら、後方へ飛びほむらから距離を取る。

玩具の魔女「……」

玩具の魔女から小さな黒い蛙が飛び出す。
飛び出した蛙はほむらに向かって跳んでくる。

ほむら「―――っ」

ほむらはそれを切り裂くとQBの方を振り返る。

ほむら「QB!セルメダル三枚!」

QBの投げたセルメダルを受け取るとそれをメダジャリバーに入れていく。
そして、ほむらはメダジャリバーをスキャンした。

チャリチャリチャリン
キン!キン!キン!

まどか声『トリプル!!スキャニングチャージ!!』
179 : ◆OFwkeQ3eEI [saga age]:2011/07/27(水) 02:51:06.59 ID:vU/U9bKk0
ほむら「はぁあああ!ほむぅ!!」


ほむらは掛け声と共にメダジャリバーを振る。
メダジャリバーによって空間と魔女が切り裂かれる。

玩具の魔女「!?」

そして、大きな爆発と共に辺りにセルメダルが散らばる。

QB「今日は大量だね」

  「さて、回収しないと」

玩具の魔女が消失した事により周囲の結界が消えていく。
ほむらが変身を解除する。

?「あれ?おかしいな」

  「この辺に反応があったんだけどなぁ……」

  「あ、そこのアンタ」

  「この辺に変なヤツ居なかったか?」
180 : ◆OFwkeQ3eEI [saga age]:2011/07/27(水) 02:58:54.11 ID:vU/U9bKk0
ほむら「?」

ほむら(変なヤツ?魔女の事かしら?)

    (でも、一般人が魔女に用があるとは思えないわ)

    (なら、普通に言葉通りと考えるべきね)

ほむら「特に見た覚えは無いわね」

    「特徴は?」

?「わかんない」

ほむら「……」

?「……まぁ、知らないならいいや」

  「あ、そうだ!アンタ……」

ほむら「?」

?「この辺でおススメの店とかあるかい?」
181 : ◆OFwkeQ3eEI [saga age]:2011/07/27(水) 02:59:52.91 ID:vU/U9bKk0
―――――――――――――――――――――――――――
―――――――――――――――――――
――――――――――――
見滝原ラーメン店 朝


ゆま「わぁ〜ここのラーメンはなるとが大きいね、キョーコ」

杏子「あぁ、そうだな」

ほむら「……」

店主「いやぁ、このラーメンは俺の師匠が考案したラーメンなんですよ」

   「故郷では街の人気ラーメンとして愛されてるんです」

   「この大きなナルトはクセになるよ、嬢ちゃん!」

杏子「じゃあ、さっそく」

「「「いただきます」」」
182 : ◆OFwkeQ3eEI [saga age]:2011/07/27(水) 03:11:42.99 ID:vU/U9bKk0
―――――――――――――――――――――――――――
―――――――――――――――――――
――――――――――――
見滝原街中 昼


ゆま「おいしかったね、キョーコ!」

杏子「そうだな、まさか見滝原にこんなに美味いラーメン屋が在ったとはな」

   「見滝原に来て良かったぜ」

ほむら「?」

ゆま「ゆま達、この街に今日、仕事で来たばかりなんだぁ!」

ほむら「仕事?」

杏子「そう、仕事!簡単な仕事で一攫千金ってね!」

ゆま「キョーコ!そろそろ……」

杏子「そうだな」

   「そろそろ、行くよ」

   「美味しいラーメンの店、教えてくれてありがとな」

杏子達はほむらに挨拶をするとそのまま走って行った。

ほむら「……何だったの?」
183 : ◆OFwkeQ3eEI [saga age]:2011/07/27(水) 03:12:35.74 ID:vU/U9bKk0
―――――――――――――――――――――――――――
―――――――――――――――――――
――――――――――――
見滝原街中 夕方


あれからまどか達と合流し、魔女探索をしていた。

さやか「……ほほぅ」

    「ほむらはあたし達をほって置いて、一人ラーメンを食べていたと!」

ほむら「悪気はないわ」

    「魔女退治をした後、誘われただけよ」

さやか「くぅ〜、あくまで自分の罪を認めないか!」

    「よし、今日は魔女探索の後、みんなでラーメンね!」

マミ「ラーメンか……太らないかしら?」

まどか「マミさんの場合は全部胸に行きそうですけどね」

マミ「それはそれで困るわ!」

さやか「かぁ〜、胸が大きいという自慢ですか!自慢ですか、マミさん!」
184 : ◆OFwkeQ3eEI [saga age]:2011/07/27(水) 03:13:26.20 ID:vU/U9bKk0
マミ「じ、自慢じゃないわ!」

ほむら「……」

ほむら(これから成長するわ、大丈夫よ……)

『ウヲォォォウヲォォォ』
ゴリラカンドロイドの両腕が回りだす。

マミ「どうやら、魔女を発見したみたいね」

QB「こっちみたいだ、行くよ」

ほむら「ええ!」 マミ「わかったわ!」 まどか「うん!」 さやか「了解!」
185 : ◆OFwkeQ3eEI [saga age]:2011/07/27(水) 03:13:58.39 ID:vU/U9bKk0
―――――――――――――――――――――――――――
―――――――――――――――――――
――――――――――――
見滝原街中 路地裏 夕方


結界の前に到着するほむら達

QB「ここみたいだね」

  「ほむら!」

QBが三枚のメダルを投げて渡す。
オーズドライバーにメダルをはめ込みスキャンする。
カチャカチャカチャ ガシャン! キンキンキン!

ほむら「変身!」 

まどか声『タカ!トラ!バッタ!』

      『ホ・ム・ラ! ホムラ ホ・ム・ラ!』シャキーン!

マミもバースドライバーにセルメダルを入れダイヤルを回す。

マミ「変身!」

ガチャ カリカリ ポコーン! シュイーン!ガチャンガチャン

二人は変身を終えると結界の中へ飛び込んだ。
186 : ◆OFwkeQ3eEI [saga age]:2011/07/27(水) 03:14:39.07 ID:vU/U9bKk0
―――――――――――――――――――――――――――
―――――――――――――――――――
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鎧の魔女結界内 夕方


結界の中は神殿の柱の様なモノが宙を漂っていた。
まどかとさやかは適当な物陰に隠れ、二人を見守る。
そして、その中心に全身に鎧を纏った魔女は居た。

マミ「鎧の魔女……ね」

  「いくわよ!暁美さん!」

ほむら「えぇ!」

武器を構え、鎧の魔女へ向かっていく。
ほむらがメダジャリバーで斬りかかるが―――
ガキーンと甲高い金属音と共に弾かれる。

ほむら「っ!」

鎧の魔女「……」

マミがバースバスターを構え引き金を引く。
銃口から何発もの弾丸が魔女に向かって飛んでいく―――
が、魔女に当たった弾丸は全て弾かれる。

マミ「硬いわね……」
187 : ◆OFwkeQ3eEI [saga age]:2011/07/27(水) 03:15:14.21 ID:vU/U9bKk0
カチャカチャ カポーン

QB声『ドリルアーム』ガチャンガチャン

カチャカチャ カポーン

QB声『キャタピラレッグ』ガチャンガチャン

ドリルアームを構え、キャタピラレッグで加速し敵に近づく

マミ「これなら、どうかしら!」

魔女に近づくとドリルアームで攻撃する。
ドリルに何枚かのセルメダルが張り付くが魔女の装甲は貫けない。

鎧の魔女「……」

魔女が手を振り上げるとマミに向かって殴りかかる。

マミ「!?」

魔女の攻撃をドリルで防ぐ―――

ほむら「たぁあああ!」

トラクローを構えるとそのまま魔女に向かって攻撃を仕掛ける―――
が、魔女の強度に耐えられなかったトラクローが折れる。
その様子を物陰から見ていたさやかが叫ぶ。

さやか「お、折れたぁああ!」

QB「心配いらないよ、また変身すれば修復されるよ」

まどか「そうなんだ」

ほむらとマミが鎧の魔女に攻撃するが全て鎧に弾かれる―――
そんなことを繰り返していると―――
188 : ◆OFwkeQ3eEI [saga age]:2011/07/27(水) 03:16:00.03 ID:vU/U9bKk0
杏子「……ったく、見てられないっーの!」

「「「「?」」」」

QB「君は……」

杏子「ゆま、準備」

ゆま「うん」

杏子は牛乳缶を降ろす。

杏子「そろそろ、稼ぎ時かな」

そして、腰にバースドライバーを装着する。

ほむら「あれは……」

マミ「バースドライバー!?」

QB「もう一つの……バースドライバー……」

杏子がセルメダルを取り出し、指で弾く。
落ちてくるセルメダルを掴み、投入する。

杏子「……変身」

ガチャ カリカリ ポコーン! シュイーン!ガチャンガチャン

杏子の姿がマミと同じ姿に変わる。

さやか「あれって……マミさんと同じバース……」

まどか「バースが二人……」

杏子「さてと、稼がせて貰うよ!」

杏子「ゆま、セルメダル」

ゆま「うん!」

ゆまがセルメダルを杏子に投げる。
投げ渡されたセルメダルを受け取り、投入する。

カチャカチャ カポーン

QB声『ドリルアーム』ガチャンガチャン

武器を構え魔女に向かって走る杏子―――
魔女に近づき、ドリルで殴るように攻撃する。

杏子「突いてダメなら叩いてみろってね!」

だが、当然のように魔女には傷一つつける事ができない。

杏子「っと、これは予想以上に硬いね」

   「そこの二人!あたしが何とかしてやるから」

   「少しの間、足止めお願いできるか?」
189 : ◆OFwkeQ3eEI [saga age]:2011/07/27(水) 03:16:41.48 ID:vU/U9bKk0
ほむら「……え、ええ」

マミ「わ、わかったわ」

ほむら「QB、ライオンとチーター!」

QB「受け取るんだ、暁美ほむら!」

QBからメダルを受け取り、タカとバッタと入れ替える。

カチャカチャ ガシャ キンキンキン!

まどか声『ライオン!トラ!チーター!』

      『ホムホム〜!ホムラ〜タ〜!』シャキーン!

ほむら「はぁああああ!」

熱風を放ちながらほむらの姿がホムラーターコンボへと変わる。

マミ「コンボね……なら、ちょっと勿体無いけど大技行こうかしら」

カチャカチャ カポーン

QB声『クレーンアーム』ガチャンガチャン

カチャカチャ カポーン

QB声『ショベルアーム』ガチャンガチャン

カチャカチャ カポーン

QB声『ブレストキャノン』ガチャンガチャン

カチャカチャ カポーン

QB声『カッターウィング』ガチャンガチャン

QB声『バース・デイ』

ほむら「たぁあああ!」 マミ「はぁ!」

二人が同時に鎧の魔女へ攻撃を仕掛ける。

鎧の魔女「―――ッ」

マミ「どうやら、ある程度の攻撃は防げても、強力な一撃には弱いみたいね」

そのまま二人で攻撃し続ける。
190 : ◆OFwkeQ3eEI [saga age]:2011/07/27(水) 03:17:39.51 ID:vU/U9bKk0
―――――――――――――――――――――――――――
鎧の魔女結界内 夕方

杏子「ゆま、セルメダル入れるの手伝ってくれ」

ゆま「うん、わかった」

ゆまがセルメダルを掴み、どんどんドライバーに投入していく。

カチャカチャ カポーン

QB声『ブレストキャノン』ガチャンガチャン

そしてセルメダルが投入されるたびにダイヤルを回していく。

QB声「セルバースト」 QB声「セルバースト」 QB声「セルバースト」 QB声「セルバースト」

QB声「セルバースト」 QB声「セルバースト」 QB声「セルバースト」 QB声「セルバースト」

QB声「セルバースト」 QB声「セルバースト」 QB声「セルバースト」 QB声「セルバースト」

杏子「ゆま、いい調子だ!」

ゆま「うん!」

杏子「さて、お二人さんもその調子で時間稼ぎしてくれよな」
191 : ◆OFwkeQ3eEI [saga age]:2011/07/27(水) 03:18:22.76 ID:vU/U9bKk0
―――――――――――――――――――――――――――
鎧の魔女結界内 夕方


コンボにより強化されたトラクローにより折れることなく攻撃をし続ける。
マミもカッターウィングの飛行機能により空から攻撃を仕掛ける。

ほむら「まだなの!」

杏子「もう、ちょっと」

QB声「セルバースト」 QB声「セルバースト」 QB声「セルバースト」 QB声「セルバースト」

QB声「セルバースト」 QB声「セルバースト」 QB声「セルバースト」 QB声「セルバースト」

QB声「セルバースト」 QB声「セルバースト」 QB声「セルバースト」 QB声「セルバースト」

杏子「よし、下がってな!」

   「今からデカイのかましてやるからさ!」

マミ「ええ」 ほむら「わかったわ」

二人が下がったのを見て、ブレストキャノンのトリガーを引く
銃口から赤色のビームが魔女に向かって飛んでいく―――

鎧の魔女「!?」

ブレストキャノンを食らった鎧の魔女は大きな音と共に爆発する。
辺り一面にセルメダルをばら撒きながら―――
192 : ◆OFwkeQ3eEI [saga age]:2011/07/27(水) 03:18:59.10 ID:vU/U9bKk0
マミ「なるほど、秘策ってこれの事ね……」

ほむら「……バースは一人だけじゃなかったの?」

QB「さぁ、それは僕にもわからないよ」

カチャカチャ カポーン

QB声『クレーンアーム』ガチャンガチャン

QB「とりあえず、話は後にして先にセルメダルを集めさせて貰―――きゅっぶ!?」

セルメダルを回収しようとしたQBにクレーンアームが直撃する。
そして、クレーンに大量のセルメダルが集まる。

マミ「あなた……」

杏子「悪いね、これも仕事なんだ」

マミ「セルメダルを集める事が仕事なのかしら?」

杏子「そういうことさ」

クレーンアームで集めたセルメダルを全て牛乳缶の中へ投げ込む。
そして、変身を解除するとほむら達に言う。

杏子「あたしの名前は佐倉杏子だ!よろしくな!」
193 : ◆OFwkeQ3eEI [saga age]:2011/07/27(水) 03:19:47.99 ID:vU/U9bKk0
―――――――――――――――――――――――――――
【暁美ほむら:現在の所持メダル】
―――――――――――――――――――――――――――

                       タカ・コア@            
           
                                      クワガタ・コア@

                                          カマキリ・コア@

                                              バッタ・コア@

                                           ライオン・コア@

                                             トラ・コア@

                                       チーター・コア@

194 : ◆OFwkeQ3eEI [saga age]:2011/07/27(水) 03:20:22.38 ID:vU/U9bKk0
―――――――――――――――――――――――――――
次回、魔法少女ほむら☆OOOは……
―――――――――――――――――――――――――――

 ―もう聴きたくないんだよ!―

                  ―QBが……同時に存在している……―


          ―大丈夫だよ……きっと治るよ……―

                                   ―諦めろって言われたのさ―

―へぇ、それがあんたの願いなんだ―

  第5話 『音楽とQBと二人のさやか』   ―その願い、あたしが叶えてあげるよ―
195 : ◆OFwkeQ3eEI [saga age]:2011/07/27(水) 03:27:56.71 ID:vU/U9bKk0
煮詰まってて、中々更新できなかった
別のまどマギSS書いてリフレッシュしたりしてました。
さやかってすごく主役にしやすい性格してるなっと書いてて思いました。
あと、リアルで忙しかったですorz

実際、もう誰も居ないのなら依頼出そうかなっと思ってましたが
未だに待ってくれている人が居るみたいなので頑張って書いていこうと思います。
196 : ◆OFwkeQ3eEI [saga sage]:2011/07/27(水) 03:37:02.74 ID:vU/U9bKk0
>>195
あと、何かしらの報告する場所みたいなのを作った方がいいですか?
ブログ的な何かです。
このスレで度々SS以外を書き込むのはスレ違いな気もしますので……。
197 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2011/07/27(水) 07:06:15.19 ID:dINfSqBq0
乙!

俺としてはもう書かないって時だけスレにそのこと書いてもらえれば
報告の場所は特に必要ないかと

いつまでも待ってるぜ!!!
198 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/07/27(水) 09:52:12.08 ID:1JvCxavUo
乙マミ!
何時の間にか本編急展開、さぁこちらはどうなる?
199 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/27(水) 22:44:37.55 ID:a0bF6cVDO
ゆまちゃんが杏子のベルトに汗を流しながら、一生懸命メダルを入れてるところを想像した。





素晴らしいッッ!!
200 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2011/08/01(月) 02:01:38.88 ID:i/uBA0HE0
カザリが消えたが
まどかの原作どおりこのSSでもマミさんが一番に退場か・・・
201 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2011/08/15(月) 00:16:09.36 ID:cbwJTyMD0
まずいッッッ!
次週でウヴァさんが消えるかもしれない…
そうなると>>1がまた…!
202 : ◆OFwkeQ3eEI [sage saga]:2011/08/26(金) 14:44:41.57 ID:kRaKg1YV0
>>1です。
現状、リアルが忙しくなかなか更新できませんが、
近いうちに更新出来ると思います。

現状報告にスレを使うのは他スレへの書き込み等で3度手間ぐらいになってしまう為、
効率が悪いと思い、簡単なブログを作りそちらで報告する事にします。
長い期間かけて更新をしていき完結させますので、しばらくお付き合いください。
よろしくお願いします。 >>1より。
203 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2011/09/04(日) 17:23:43.64 ID:RcDykCRg0
>>1来てたー!

フォーゼ始まっても楽しみに待ってるぞ!!
自治スレッドでローカルルール変更の話し合い中
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1314546216/
204 : ◆OFwkeQ3eEI [sage]:2011/09/15(木) 19:11:15.07 ID:Mv/7SIbR0
報告用に一時的にツイッターを作りました。
時間がある時にブログに切り替える予定です。
http://twitter.com/#!/atelier_sky
205 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/10/06(木) 22:38:49.27 ID:7EMal8pfo
エターナルがこのスレを監視しているようです
206 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2011/10/24(月) 12:25:58.67 ID:VhvOk4920
ほーむ!ほーむ!ほーむ!ほーむ!カモン!!!!
207 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です) :2011/11/04(金) 22:48:51.30 ID:c51jKO010
タジャドルが楽しみ
208 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [sage]:2011/12/09(金) 21:50:34.93 ID:cjf3LPhe0
嘘だろ…こんな美味しい題材なのにエタるとか…一気読みした俺が馬鹿みたいじゃないか
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