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上条「よう、ラリラリ!」美琴「らりらりらりゅうううううううう!!」 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/05/09(月) 12:09:48.16 ID:bIb3nVZb0
上条「よう、なめなめ」

美琴「っん! ちゅぱっ、なめなめ、じゃない……」ペロペロ

上条「上手だぞ、なめなめ」

美琴「だからなめなめじゃない!」ガリッ

ボトッ

上条「ぐっ」

美琴「ご、ごめん。噛み千切っちゃった」

上条「全く、上条さんの幻想肉棒(イマジンシューター)じゃなかったら、もう生えてこないんだぞ?」

美琴「ごめん……」

上条「まあいいけどな。それ、口の中で転がしてても不味いだろ。吐き出して良いぞ」

美琴「うん」

上条「じゃあな、ビリビリ」
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こんな恋愛がしたい  安部菜々編 @ 2024/04/15(月) 21:12:49.25 ID:HdnryJIo0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713183168/

【安価・コンマ】力と魔法の支配する世界で【ファンタジー】Part2 @ 2024/04/14(日) 19:38:35.87 ID:kch9tJed0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713091115/

アテム「実践レベルのデッキ?」 @ 2024/04/14(日) 19:11:43.81 ID:Ix0pR4FB0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713089503/

エルヴィン「ボーナスを支給する!」 @ 2024/04/14(日) 11:41:07.59 ID:o/ZidldvO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713062467/

さくらみこ「インターネッツのピクルス百科辞典で」大空スバル「ピクシブだろ」 @ 2024/04/13(土) 20:47:58.38 ID:5L1jDbEvo
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暇人の集い @ 2024/04/12(金) 14:35:10.76 ID:lRf80QOL0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1712900110/

ミカオだよ。 @ 2024/04/11(木) 20:08:45.26 ID:E3f+23FY0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1712833724/

アルミン「どうやら僕達は遭難したらしい」ミカサ「そうなんだ」 @ 2024/04/10(水) 07:39:32.62 ID:Xq6cGJEyO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1712702372/

2 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/05/09(月) 12:15:51.75 ID:bIb3nVZb0
上条「おお、ダウダウ」

麦野「誰がダウダウだ。だっせぇ名前付けやがって。お前の粗末な×××引きちぎってやろうか!?」

上条「構わないぞ」

麦野「はっ?」

上条「上条さんの幻想肉棒は引きちぎられたところで、何の問題もありませんことよ」

麦野「じゃあ、遠慮なくやらせてもらうぜ」ブチッ

上条「クッ……」

麦野「そこそこいいモン持ってんじゃねぇか」

上条「じゃあな、ダルダル」
3 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/05/09(月) 12:20:34.65 ID:bIb3nVZb0
上条「よう、アクアク」

一方「三下ァ! なンなンですかァ? その馬鹿みたいな名前は」

上条「いやな、御坂を『ビリビリ』って読んでるからそういうあだ名をレベル5につけてるんだよ」

一方「あだ名ァ?」

上条「そうだ。あだ名ってのは親しいやつにつけるもんだからな」

一方「あだ名、親しい、友達……?」ブツブツ

上条「どうしたんだ?」

一方「なっ、なンでもねェよ。(三下が俺を友達だと……。くっそ嬉しいこと言ってくれるじゃねェか)」

上条「そうか? じゃあな、アクアク」

一方「おオ」
4 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/05/09(月) 12:25:30.54 ID:bIb3nVZb0
上条「よう、ダクダク」

垣根「なんだテメェは! って、幻想殺しじゃねぇか。何してんだ、こんなところで」

上条「そういうダクダクは何してるんだ?」

垣根「俺か? 聞いて驚けよ? 俺は今ケーキの配達してんだ」

上条「おぉ! 似合ってるじゃねーか!」

垣根「自覚はある」

上条「じゃあな、ダクダク」
5 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/05/09(月) 12:27:06.32 ID:qSUexIESO
じゃあ、心理掌握はアウアウなのか……
6 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/05/09(月) 12:28:12.51 ID:bIb3nVZb0
上条「よう、根性根性」

削板「おう! 根性の有るいい声だな!」

上条「根性根性は今日も根性だしてるか?」

削板「もちろんだ! 根性無しでは生きていけないからな! ところでその呼び方はなんだ!?」

上条「レベル5にあだ名をつけてるんだよ、親しいならあだ名くらいあってもいいだろ?」

削板「なんとも根性のある話だな! で、俺は根性根性か! 根性あるな!」

上条「そうだろー? じゃあな、根性根性」
7 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/05/09(月) 12:34:34.73 ID:bIb3nVZb0
上条「よう、タルタル」

心理「どうしたのかしら? そんな奇妙な呼び方をして」

上条「いやな、今レベル5にあだ名をつけてるんだよ。やっぱり親しいもの同士あだ名があったほうがいいだろ?」

心理「そうね。他のレベル5にはあだ名つけたの?」

上条「最後が心理掌握だったな」

心理「そう。ところで、あなたのあだ名は付いてるのかしら?」

上条「一応、学校の友達からは『かみやん』って呼ばれてるけど」

心理「違うわ、レベル5の人たちからのあだ名よ」

上条「一方通行からは『三下』とか『ヒーロー』だし。御坂からは『アンタ』だな」

心理「あんまりあだ名らしいあだ名じゃないわね」! ヒラメイタ

上条「そうか? 俺は嫌じゃないけどな。じゃあな、タルタル」
8 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/05/09(月) 12:41:18.97 ID:bIb3nVZb0
とあるファミレス

垣根「お前らに集まってもらったのは他でもない。あの幻想殺しが俺たちのためにあだ名を考えてくれた」

垣根「それなのにも関わらず、俺たちは幻想殺しをあだ名で呼んじゃいない」

一方「俺は呼んでるぜェ?」

美琴「わっ、私も呼んでるわよ」

心理「『三下』『ヒーロー』『アンタ』とてもじゃないけど、あだ名とは呼べないわ」

削板「そんなんじゃ根性有るあだ名とは言えないな!」

麦野「幻想殺しにあだ名をつけるってのはわかった。先に私たちのあだ名を明らかにするべきじゃない?」

一方「確かになァ。それを参考にして作ったほうがより仲良し感がでるな」

垣根「じゃあ、一位様から順に発表してもらうか」
9 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/05/09(月) 12:44:11.74 ID:4+TVpxYDO
>>3
ワンミスどころか全ミス守ってくれそうなあだ名だな
10 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/05/09(月) 12:51:14.30 ID:bIb3nVZb0
一方「俺はアクアクだ」

垣根「『アクアク』?」

一方「あァ」

麦野「な、何が『アクアク』だにゃーん。そんな、どや顔で、言われても」プルプル

垣根「こりゃ傑作だ! あの一位がそんなあだ名つけられてやがる」

美琴「アイツらしいと言えばアイツらしいけど……」

心理「(みんな自分のあだ名を思い浮かべてるけど、似たようなのばかりじゃない。笑ったらあとで自分に跳ね返るわね)」
11 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/05/09(月) 12:55:25.40 ID:bIb3nVZb0
一方「ちくしょう……。じゃあ、お前は何だよ第二位」

垣根「俺はダクダクだ!」ドヤッ

全員「……」

垣根「いいだろ♪ あの幻想殺しがつけてくれたんだぜ? 俺の未元物質と掛けてるんだろうな。さすが幻想殺し」

麦野「な、なあ。なんとなく読めてきたんだけど……」ヒソヒソ

心理「残念だけど、私は最初からあなたたちの頭を覗いてるからわかってるわよ」ヒソヒソ

麦野「私もう言いたくないんだけど」ヒソヒソ

心理「あら、第三位はいう気満々みたいよ」ヒソヒソ
12 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/05/09(月) 13:04:28.96 ID:bIb3nVZb0
美琴「次は私の番ね!」

麦野「どうせ、レルレルとかでしょ」

美琴「フフフ……。甘いわね、アイツがそんな安直なつけ方するわけないでしょ!」

心理「(全員安直なんだけど)」

美琴「私はビリビリよ!」

麦野「レルレルより安直じゃないの」

美琴「えっ……」エグエグ

麦野「お、おい。泣くなよ」

一方「わかってねェな第四位」

垣根「ああ、全くだ」

一方「能力名であだ名をつけられた俺たちと違って、第三位は放電自体に触れてやがる」

垣根「つまりレベル5の能力にとらわれず、その前から、ただ一人の知り合いとしてあだ名をつけられてるんだ」

麦野「!!」ハッ

一方「わかったか、第四位。第三位は俺たちの中で一番、あのヒーローに近いところにいるんだよ」
13 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/05/09(月) 13:13:18.27 ID:bIb3nVZb0
麦野「ごめんね、第四位」

美琴「いいのよ、わかってくれたなら」

麦野「次は私が行くわね。私はダウダウよ!」

一方「ブッ」

垣根「プハハハ!」

美琴「クスッ」

心理「(我慢我慢)」プルプル

削板「根性!」

麦野「てめぇら!」バシュッ!

一方「反射反射」キュピン

垣根「俺の未元物質に常識は。ってぐわあ!」

一方「未元物質のベクトル解除ォ」

垣根「何しやがる!」

一方「これだから三下は。だから俺に勝てねェんだよ。お前が未元物質ではじいたら他のやつはどうなる?」

一方「根性バカはともかくだ。心理掌握は戦闘要員じゃねェ、単純な破壊力じゃ超電磁砲も防ぎきれない。どういうことかわかるよなァ」

垣根「ちくしょうっ……。俺としたことが」

一方「その反省を生かせばいい。俺たちだってヒーローになれるはずなんだ」
14 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/05/09(月) 13:19:11.69 ID:bIb3nVZb0
垣根「最後は心理掌握だな」

一方「あァ」

心理「私はタルタルよ」

全員「……」プルプル

心理「(全員との心の距離を一番親しい人に、それ以外の人との距離を最大にっと)」

一方「誰だァ? 今心理のこと笑ったのは!」

垣根「テメェだろうが、この白もやし」

美琴「アンタたち最低ね! 心理のこと笑うなんて」

麦野「全員、ぶ・ち・こ・ろ・し・か・く・て・い ・ね」

削板「根性が足りねぇな!!!」
15 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/05/09(月) 13:23:56.89 ID:bIb3nVZb0
ギャース、ワー、ピカッ、ビュー、バッサバッサ、ベクトルゥ、メルヘンッ、コンジョウ

店員「他の客の迷惑になるのである!」

店員2「うるさいだし!」

一方「す、すまねェ」

垣根「自覚はしてた」

美琴「ごめんなさい」

麦野「わ、悪い」

削板「根性が足りなかったらしい」

店員「わかればいいのである」

心理「(心の距離を元の位置にっと)」
16 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/05/09(月) 13:29:15.45 ID:bIb3nVZb0
心理「話を戻しましょう。あの幻想殺しの子のあだ名をどうするか、よ」

一方「今までの流れを考えると、能力から考えるのが妥当だろうなァ」

削板「俺のあだ名は……」

垣根「妥当なラインだな、そうすっと」

麦野「イマイマ、ジンジン、ブレブレ。そこら辺がいい感じか」

美琴「そうね……。ただなんとなく語呂が悪いというか」

垣根「そうだな、俺のダクダクは良かったんだがな」

一方「俺のアクアクも良かったぜェ? さすがヒーローだよなァ」

美琴「わ、私のビリビリも///」

麦野「ダウダウも良かったわ」

心理「自分のあだ名はいいのよ、感謝してるならしっかりあだ名を考えないと」

削板「俺は……」
17 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/05/09(月) 13:35:13.90 ID:bIb3nVZb0
垣根「ただ第三位のような例外もある」

麦野「能力的なところから考えないで、ってことね」

美琴「アイツは不幸体質よね」

一方「そしてヒーローだァ」

心理「何よりも心が折れないわね」

削板「根性あるやつだな」

麦野「難しいわね……」

垣根「そうだな」
18 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/05/09(月) 13:43:56.88 ID:bIb3nVZb0
二時間後

一方「もう思いつかねェ」

垣根「なんだ案外使えないんだな第一位の頭脳ってのは」

一方「それ以下が調子のンな」

垣根「やるか?」

一方「あァ?」

店員「長くいすぎなのである。そろそろ帰るのである」

麦野「!」ビックゥ

美琴「」タラタラ

心理「今日はいったん解散するしかないわね。煮詰まった頭で考えても何もでてこないでしょう」

一方「そォだな。じゃあ、俺は帰るぜ。クソガキも待ってるからなァ」スッ

垣根「あいつさりげなく伝票持って行きやがった」

麦野「これが第一位なのね」

心理「どこかのメルヘンさんとは違うわ」

垣根「」グスン
19 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/05/09(月) 13:52:02.00 ID:bIb3nVZb0
美琴「じゃあ私も帰るわね。そろそろ寮の門限があるし」

心理「私も、と言いたいところだけど。私は別に能力でどうでもなるからまだ帰らないわ」

美琴「便利な能力してるわね」

心理「それなりかしらね」

麦野「このあとすることもないし、アイテムでも呼びだそうかしら」

垣根「俺はこの後バイトだ」

麦野「第二位がバイト?」

垣根「ああ、ケーキ屋さんだ」

削板「……」

垣根「自覚はしてる」
20 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/09(月) 13:59:02.21 ID:6s8nWvcDO
こいつら可愛い杉w
21 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/05/09(月) 14:06:39.38 ID:bIb3nVZb0
垣根「じゃあな、次会うときまでにしっかりあだ名を考えとけよ」フッサァ

削板「俺も帰るぜ! その前に学園都市をランニングしてからだがな!!!」ダッ

麦野「ファミレスを変えるかにゃーん。ここはもういられないだろうし。じゃあね、心理掌握」

心理「それじゃあね」


心理「さてと、私も帰ろうかしら」

モブA「そこの可愛い子、俺たちと遊ばない?」

モブB「へっへっへ、悪いようにはしないからよ」

心理「(決まりきったようなセリフで毎度毎度ご苦労様ね…。たいていの人が同じセリフってのもいただけないわ)」

モブA「黙っちゃって、恐いのかなー?」

モブB「可愛いねえ」

心理「(さてと、どうしようかしら)」

モブA「おとなしくしてれば痛くはしないからな」

22 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/05/09(月) 14:12:49.30 ID:bIb3nVZb0
「何してンだ?」

心理「あら、一方通行」

一方「こンなとこで何してる?」

心理「見てわからない? 散歩よ」

一方「散歩っていうのは、もっと明るいところを歩くもンだぜ?」

心理「そうだったかしら」

打止「その人は誰なのかな? ってミサカはミサカは不思議に思ってみたり」

一方「あァ、ただの知り合いだ。戦闘能力低いからこンなクズに絡まれてたンだろう」

A「誰かクズだ!」

B「ああん?」

一方「めんどくせェな。一瞬で終わらせてやるよ」カチッ

打止「ストップストップ! 殺しちゃだめだよ? ってミサカはミサカは上目使いで言ってみたり」

一方「チッ」ベクトルヨップ控えめver

A&B「ふぎゃっ」
23 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県) [sage]:2011/05/09(月) 14:22:33.72 ID:Xx5UAMLuo
この心理掌握って食蜂さんじゃなくて心理定規なのか
それとも万能だから心理定規も使えるのか
24 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/05/09(月) 14:22:40.98 ID:bIb3nVZb0
心理「助かったわ、ありがとう」

一方「コーヒー買って帰るぞ、クソガキ」

打止「プリンも買って欲しい! ってミサカはミサカはウル目と上目遣いを併せてみる」

一方「打ち止めちゃんはお子様ですねェ」


心理「風のように去って行ったわね。ふふ、幻想殺しをヒーローを呼ぶけど、一方通行もたいがいよね」


その頃ケーキ屋

垣根「じゃあ、ケーキの配達行ってくるぜ!」フッサァ

垣根「はっはっは、ガキたちの喜ぶ顔が目に浮かんでくるぜ!」

垣根「ん? 心理掌握じゃねえか。男たちに囲まれて、ってどうみてもスキルアウトの集まりだな」

垣根「俺の未元物質に常識は通用しねえ。月明かりを髪を禿げさせる明かりに変えて、照射っと」ピッカー

垣根「おお、髪が一瞬でなくなってら。はは、走って逃げてくぜ」

心理「垣根提督、彼もまたわかりやすくヒーローね」
25 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/05/09(月) 14:33:41.38 ID:bIb3nVZb0
>>23
うっわ、恥ずかしい、混同してた。
これは恥ずかしい。
すまん、心理掌握(メンタルハート)っていうレベル5を作者が独自解釈したってことにしてくれ!


心理「わ、私はレベル5よ。少しくらい不思議能力使えてもいいはずよ。うん、そのはずよ」

心理「幸い、まだ見た目の描写はしてないはず。まだ間に合うわ」

モブC「何をブツブツ言ってるんだ」

モブD「これから自分が犯されるってわかっておかしくなったんだろ。ひゃはは」

「そこで何してるのかなー?」

心理「あら原子崩し」

麦野「この粗末なモン持ってそうなやつらは何?」

C&D「粗末とはなんだ! ババァには興味ねーんだよ!!」

麦野「ぶ・ち・こ・ろ・し・か・く・て・い ・ね」キュピーン

心理「どうもありがとう」

麦野「腹が立ったから排除しただけよ。それじゃ、また今度」

心理「あなたも同じようね」
26 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/05/09(月) 14:34:14.86 ID:bIb3nVZb0
メンタルアウトだった、ちょっとあせりすぎてわけわかんないことになってる。
寝てくる。
27 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/09(月) 14:37:25.73 ID:i+vKeYO+o
メンタルアウトは心理系万能だった筈だから心理定規の真似も余裕で出来るんじゃないかな
28 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/05/09(月) 17:31:40.42 ID:bIb3nVZb0
一週間後

心理「一週間経ったけど、どうかしら。いいあだ名は思いついたかしら?」

一方「さっぱりだァ……」

麦野「私の中で『ジンジン』を超えるものが見つからない」

美琴「いっそ『アイツ』でいいんじゃないかしら……」

垣根「俺の未元物質に常識はねぇ! って言いてぇが、今回ばかりはお手上げだぜ」

削板「根性でもどうにもならない!」

心理「そんなところだと思ったわ。私から一つ案があるのだけど」

垣根「ほほぉ」

一方「最高なのじゃなかったら怒るぜェ?」

心理「やっぱり『ヒーロー』でいいんじゃないかしら」

麦野「それは最初に除外したやつじゃねぇか」

美琴「そうよ、なら『アイツ』だっていいじゃない」

一方「どォいうことだ?」
29 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/05/09(月) 17:38:42.12 ID:bIb3nVZb0
心理「私は一週間あなたたちの行動を見てきたわ。口では『だりィ』とか何とか言いながら、人のために動く一方通行」

一方「……」

心理「子どもたちへ夢を与え続けてる垣根提督」

垣根「……」

心理「どこの派閥にも属さず、皆と隔てなく接し、人のために能力を使う超電磁砲」

美琴「……」

心理「チームのリーダーとして、他のメンバーを気遣い、汚い仕事を率先してやる原子崩し」

麦野「……」

心理「熱い魂で学園都市の悪い部分へ、単身臆することなく突っ込んでいく削板軍覇」

削板「……」
30 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/05/09(月) 17:44:11.14 ID:bIb3nVZb0
心理「みんな幻想殺しの行動に憧れてのものじゃない」

心理「昔のあなたたちにそんなことができたとは到底思えない」

心理「彼を見て、彼と関わり、彼に影響されることで今のあなたたちがいる」

心理「一方通行の言うとおり、彼はヒーローなのよ、何の謙遜も無く」

心理「もう彼を呼ぶのに『ヒーロー』以外にふさわしいものがあるとは思えないのよ」

一方「そうだなァ。俺はただの悪党だった、クズだった。今、打ち止めや黄泉川、芳川、番外個体」

一方「そいつらとこンなにも仲良くやれてるのは、ヒーローが諭してくれたからだ。あいつがいなかったら……」

一方「今でも夢にでることがある。実験を最後まで終えて、レベル6になって、独りぼっちの俺をなァ」

一方「ヒーローがいたからこそ、俺がここにいるンだ」
31 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/05/09(月) 17:48:11.10 ID:bIb3nVZb0
垣根「俺も似たようなもんか。一方通行にやられ、学園都市に能力を吐き出すだけにされた」

垣根「復活したときに考えてたのは一方通行への復讐だけだったな」

垣根「そんときにあの幻想殺しに会って、目を覚まされたんだ」

垣根「過去は消せないし、償えねえ。でも、未来なら変えられる。これから天使のように振舞うことだってできる、ってな」

垣根「ガキたちの笑顔を作れてんのは紛れも無くヒーローのおかげだ」

一方「天使か、メルヘンなやろうだな」クケケッ

垣根「心配するな、自覚はある」ニヤッ
32 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/05/09(月) 18:00:13.58 ID:bIb3nVZb0
美琴「アイツは私の多くを救ってくれた。一方通行に挑み、死ぬことで妹達を救おうとしたことに怒ってくれた」

美琴「幻想殺しは持っててもレベルは0。一方通行に挑むなんてありえないことだったのに、戦った。そして救った」

美琴「私と、一万近くの妹達と、この一方通行を。しかも、アイツは昔の記憶が無かったのに……。昔の私を知らないのに」

美琴「自分の命を顧みることなく、真っ直ぐ誰かを助けるためにいつも立ち上がって、ボロボロになっても笑顔で帰ってくる」

美琴「アイツは本当のヒーローよ。だからこんなに好ゴニョゴニョ……」///

麦野「あいつは居場所に戻る勇気を貰ったよ、物事に真正面から戦う勇気も」

麦野「浜面を襲って、それでも仲直りして、ここへ戻ってきた。それでも滝壺と常にいる浜面に怒ったりして」

麦野「復活させたアイテムがばらばらになる寸前だった。自棄になってた私に真正面からぶつかって、本気で叱ってくれた」

麦野「そのおかげで、本当の意味でアイテムは復活したわ。もう昔みたいに暗部の仕事は無い」

麦野「でも、昔みたいにファミレスで仲良く話してる。ふふ、こんなにもあいつのことを考えちゃってるのね」

麦野「超電磁砲。いいえ、美琴。私負けないわよ? 欲しいものは全力で手に入れるタイプなの」

美琴「わ、私だって負けないわ。ずっと思い続けてきたんだもの」



なぜシリアス展開に……。
風呂入ってくるよ。
33 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/09(月) 18:04:57.56 ID:03c22mfDO
御坂はまだラリラリにならんのか
34 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [sage]:2011/05/09(月) 18:07:09.05 ID:M3nRWKAW0
最初のおちんちんフィーバーは忘れることにします
35 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/09(月) 18:08:20.64 ID:FB1NwXgDO
>>13
麦野「ごめんね、第四位」
↑ミスってますお
36 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [saga]:2011/05/09(月) 18:10:58.43 ID:iXvYaijj0
なんというスレタイ詐欺


いいぞもっとやれ
37 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/05/09(月) 18:39:12.51 ID:bIb3nVZb0
>>35
ありがとう!
ミスが多くてすまんな!

削板「あいつは根性があるやつだった」

削板「俺がスキルアウトと戦ってるときに加勢してくれたな」

削板「スキルアウトくらい俺が倒せたが、誰も助けようとはしない、その中であいつは飛び込んできた」

削板「殴られても、蹴られても、護るべき人を護るために身を挺した」

削板「俺があいつと同じように超能力が無かったら、そんな根性あることができたか」

心理「ふふ、私も彼には助けて、というよりも道を正してもらったわ」

心理「私は常盤台で女王として君臨していたわ。能力をフルに使い、人を蹴落とし、騙し、潰して、頂点にい続けたの」

心理「人の心が離れているのもわかってたわ。それでも能力で自分のいいように使ってた。その時点で友達なんてものはいなかった」

心理「彼はそんな私に親しくしてくれたわ。最初は能力だった。でも、彼の右手で触れれば能力は無かったことになる」

心理「彼は私がどんなことをしていたか気が付いていた上で友達でいてくれたの」

心理「友達とはどういうものかがわかった気がしたわ」
38 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/05/09(月) 18:49:43.22 ID:bIb3nVZb0
垣根「なんだなんだ? 全員あの幻想殺しに救われてんのか?」

一方「そォいうこった。あのヒーローのことだ『救った』なんて微塵も思ってねェがな」

麦野「絶対そうね」

美琴「あいつにとってはそれが当然のことなのよ」

削板「根性じゃ勝てないかもな!」

心理「あら、外で歩いてるのはヒーローじゃない?」

削板「おお! そうだな」

垣根「やることはわかってるな?」

一方「あァ。店出ンぞ」デンピョウゲット


上条「今日は小萌先生が出張のおかげで補習がない。ということは、特売に間に合う。幸せだ!」

ジャアイクゾ ヒソヒソ アワセロヨ コンジョウダ セーノッ!



「「「「「「ヒーロー!!!!!!」」」」」」


と、言うことでよくわかんないけど一応完結。
心理掌握についてはやらかしたが、気にしない。
レベル5みんなが上条さんが好きってことで。
この世界観が自分でも妙に気に入っちゃったから、また何か書く。

リクエストあるか?
39 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/09(月) 18:54:54.47 ID:i+vKeYO+o
乙乙
タイトル詐欺過ぎて吹いたww

日頃の感謝を込めてレベル5達が上条さんに色々接待してやるといい
40 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/09(月) 18:56:58.35 ID:03c22mfDO
タイトル回収してくれ
41 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/09(月) 19:06:54.37 ID:/sX50SjDO
乙!
タイトルに惹かれた俺はもれなく変態

書いてくれるなら、レベル5各人をヒーローが口説き落とすエピソードを頼む
42 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/05/09(月) 19:26:13.11 ID:bIb3nVZb0
まず>>41をやることにする
一方さんと御坂さんはほとんど原作通りなお説教なので割愛する。
と、言うことで垣根くんがお説教される物語の始まり始まり。
43 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/09(月) 19:34:42.56 ID:pM1oj804o
乙です
平和でいい話だった
続き楽しみにしてます
44 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/05/09(月) 19:34:57.91 ID:bIb3nVZb0
垣根「ここはどこだ……?」

「気が付いたかい? ここは僕の病院だよ」

垣根「なんだてめぇは」

「僕は冥土返し、君は僕の患者としてここにきたんだ」

垣根「俺は一方通行にやられて……。くそ、思い出せねぇ」

冥土「無理もないよ。君はアレイスターに能力を吐き出す機械として利用されていたんだ」

垣根「どういうことだ」

冥土「一方通行に負けた君は、アレイスターに回収され、脳を三等分され、身体に機械を取り付けられた」

冥土「その未元物質という能力を吐き出すためだけの存在として放置されたんだ」

垣根「だとしたら俺は今病院にいないはずだ」

冥土「もう君の役目は終わったんだよ」

垣根「俺の役目?」

冥土「そう。君の能力はさきの第三次世界大戦で有利に戦いを進めるために使われていたんだ」

冥土「その戦争が終結した今、君は必要なくなった。だからアレイスターは君を外へ出したのさ」

垣根「俺が外へ出ることで、学園都市への反逆がある。ということが予想できないほどアレイスターもバカじゃないだろ」
45 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/09(月) 19:38:16.90 ID:FB1NwXgDO
面白かったよー

と、言うことは次はこれまでの回想というか成り行き?

なんにせよ期待してる
46 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/05/09(月) 19:44:42.74 ID:bIb3nVZb0
冥土「もともと君は処分されるはずだった。だから君は機械を取り付けられたまま外へ放置されたんだ」

垣根「何度も言わせるな。アレイスターがそんなばかげたことをするとは思えない。外でどういう形で利用されるかわからないだろ」

冥土「簡単に言うと、外へ出てどう利用されようと大丈夫だったんだ」

垣根「なんだと?」

冥土「三等分された脳の一部、身体の一部はアレイスターが窓の無いビルの中でまだ持っている」

冥土「かつてのような演算はもう不可能、というより日常生活も不可能な状態にしたんだ」

垣根「その状況で俺を外へ出す意味が理解できない。そこまでするなら殺せばよかったはずだ」

冥土「あくまでも僕の予想なんだけど、そこはただのアレイスターの興味だろうね」

垣根「興味?」

冥土「かつての能力を失ったレベル5がどのように行動するかを見てるんだろう。一方通行と同じようにね」

垣根「かつての能力も何も、脳と身体の一部を取られてればいくら俺でも能力は使えないだろう」

冥土「あの一方通行のチョーカーを作ったのは僕だよ?」

冥土「ミサカネットワークで演算補助をするのは無理だったけど、僕のできることは全てやらせてもらったよ」

冥土「あの一方通行と同じようなチョーカーが首についてる。チョーカーの作成は一方通行も手伝ってくれたよ」



チョーカーの理屈については触れないでね。
ご都合主義だよっ。
47 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/05/09(月) 19:55:57.30 ID:bIb3nVZb0
>>45
レベル5たちが上条さんにお説教されて「ヒーロー」だと思うようになるまで、かな。


垣根「一方通行が……? ふざけやがって! 何の情けのつもりだ。俺に勝ったからっていい気になりやがって!」

垣根「くっそ、潰す。完膚なきまで潰す。打ち止めも破壊して絶望の淵へ叩き落してやる。ちくしょうっ……」カチッ

冥土「一応言っておくが、能力使用の時間制限は彼と同じように30分だからね」

垣根「うるせぇよ、誰に言ってるかわかってんのかよ」フッサァ パリーン

冥土「やれやれ」


スーパー前

打止「久しぶりにスーパーに来た! ってミサカはミサカは嬉しさに小躍りしてみたり」

上条「あんまりはしゃいじゃだめですよ。怪我したら怒られるのは上条さんなんですからね」

打止「はーいってミサカはミサカは思い切り手を上げてお返事してみる」

上条「じゃあ、中入りましょうね」

「待てよ」

上条「ど、どなた様でしょうか?」

「俺は垣根提督、第二位だ」

上条「えっと、第二位さんが何のご用でせうか?」

打止「早く行こうよ! ってミサカはミサカは服のすそを引っ張って猛烈アピール」

垣根「そこの嬢ちゃんを俺に渡してもらおうか」

48 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/05/09(月) 20:01:29.63 ID:bIb3nVZb0
上条「お断りします、って言ったら……?」

垣根「そりゃ決まってんだろ?」フッサァ

上条「白い翼? 一方通行と同じようなものか? ってあぶねぇ」キュピーン

垣根「ああ、お前は幻想殺しか。それでも、俺の未元物質に常識は通用しねぇ!」バッサァ

上条「こんなとこで暴れんじゃねぇ! 人を巻き込むだろうが!」

上条「打ち止め! 一方通行のところまで逃げるんだ!」

打止「でもあなたは、ってミサカはミサカはまさかの展開に驚いてみる」

上条「大丈夫だ、俺が何とかする。早く行くんだ!」

打止「わかった、ってミサカはミサカは素直にうなずいてみる」

垣根「逃がすか」

上条「ッ! させねぇ!」キュピーン
49 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/09(月) 20:17:25.37 ID:qraiyvlc0
今更だけど垣根のセリフに通用って文字がないので
俺の未元物質に常識はねぇになってますよ
50 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/05/09(月) 20:17:55.00 ID:bIb3nVZb0
戦闘シーンだけ地の文いれさせてもらうね。

垣根「めんどくせぇ能力だな。だがなお前じゃ俺には勝てない」

垣根は羽を使い空へ舞い上がった。

垣根「知ってるぜ? お前の能力は超能力を打ち消す。だがそれは右手でのみだ。右手の届かない範囲にいれば」

垣根「お前が俺に攻撃を加えることはできない。それに……」

ホストのような見た目には似合わない真っ白い翼。
彼はそれをスーパーから出てくる女の子へ向けて振る。

垣根「この人通りの多いところで、お前は護りながら戦えるか? なあ? 善人気取りよお!」ニヤァ

上条「やらせるか!」

女の子に当たる寸前に右手が垣根の羽を打ち消す。

上条「どうしてこんなことをするんだ!」

垣根「どうして? 簡単だ。俺は一方通行が憎い。殺してしまいたいほどにな」

垣根「俺はかつて一方通行に負けた。そのせいで学園都市のやつらに能力を吐き出すだけの存在として放置された」

垣根「そして利用価値が無くなった。俺は外へ捨てられた。能力も使えない状態でな。やつらが見て楽しむためだけのために!」

垣根「そこで俺は[ピーーー]ばよかったんだ! 能力を使えない元第二位なんて何の意味がある? 惨めだ、存在価値が無い」

垣根「なぜ俺が生きてると思う? 首に機械をつけて、制限された能力で。無様になぜ生きてると思う」

垣根「一方通行だ、あの偽善者が、あの悪人が俺を生かした! 情けか、哀れみか、嘲笑か!? 勝者の余裕か?」

垣根「ご丁寧にも同じようなチョーカーを頂いたよ。俺は決意したのさ。俺をこんなにもさせた一方通行を潰そうとな」

垣根「この惨めさを味あわせてやるために、打ち止めも同じように潰してなあ!」
51 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/05/09(月) 20:27:34.86 ID:bIb3nVZb0
上条「ふっざけんじゃねぇ! [ピーーー]ばよかった?存在価値が無い? 惨め?」

上条「一方通行の行為が勝者の余裕だと? 嘲笑だと? そして、偽善者、悪人? てめぇにあいつの何がわかるってんだ!」

上条「あいつは確かに一万人以上の妹達を殺した。そしてお前を倒したんだろう。知らない奴から見れば悪かもしれない」

上条「偽善だっていいじゃねえか、悪だっていいじゃねえか。あいつは変わろうとしてたんだ。もがいてたんだ」

上条「常に後悔しながら前を見てきたんだ。『俺が生きてていいのか』『俺が人を救っていいのか』ってな」

上条「それでもあいつは誰かを救うことを決めたんだ! 力を護ることに使おうと、周りを護ろうと!」

垣根「でも俺は叩き潰された! 容赦なく、何の躊躇も無くな!」

上条「それはお前が打ち止めを狙ったからだ、あいつの護りたい世界を壊そうとしたからだ」
52 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/05/09(月) 20:45:16.12 ID:bIb3nVZb0
上条「そしてあいつは考えてた。『倒す以外の選択肢は無かったのか』って。お前が一方通行の破壊だけを目指してたときに」

上条「あいつはそれ以外の選択肢を模索してたんだよ!」

垣根「うるせぇよ! そんなことあとからいくらでも言えることだ!」

上条「そうだ、でもな。じゃあお前はなぜ助けられた」

垣根「それは俺を笑うために!」

上条「それなら能力を使えるようにする必要はなかったはずだ。いくら制限があるとはいえ、力を使えたら復讐されるかもしれない」

上条「あいつがそれを考えないわけ無いだろ。わかった上で、自分が、打ち止めが狙われるとわかった上で」

上条「お前を救ったんだ、力を与えて」

垣根「黙れよ! 何がわかるんだ! お前も潰してやるよ圧倒的な力でな」

垣根「俺に糞みてえな説教ができねぇようにな」

翼を大きくはためかせ、上条当麻へ突っ込んでいく。

垣根「おおおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉ!」

上条「いいぜ、テメェが一方通行のことを理解しようともせず、なぜ生きてるのかを考えようともせず」

上条「善と悪でしか物事をはかれないって言うんなら、まずはそのふざけた幻想をぶち[ピーーー]!」

上条「うおおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉ!!!!」ソゲブッ
53 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) [sage]:2011/05/09(月) 20:47:19.90 ID:YUqxjv5AO
投下中に失礼

メール欄にsagaって入れようぜ
54 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/05/09(月) 20:55:54.87 ID:bIb3nVZb0
「よォ、第二位。無様な姿だなァ」

垣根「てめぇ、は、一方通行……。はっ、俺を笑いに来たか」

一方「くけけ、よくわかってンじゃねェか」

「もーなんでそんな言い方しかできないの! ってミサカはミサカはこの人の恥ずかしがり屋さんっぷりを暗に披露してみる」

一方「このクソガキ! 余計なことを」チョウテカゲンベクトルチョップ

打止「うにゅ!」

一方「三下ァ、迷惑掛けたな」

上条「いいってことですよ。その代わり特売を逃したから、今日の夜はもやしオンリーなんですよ」

一方「じゃあ、うちで飯食うか? 三下」

上条「いいんですか!?」

打止「え、一緒にご飯食べられるの? ってミサカはミサカはすでに幸せ指数アップしてみたり」

一方「第二位、お前も来るよな」

垣根「は? 俺はお前を殺そうとしたんだぞ?」

一方「そんなの関係ねェよ。もうその気もないんだろォ?」

垣根「まあ、な」

一方「それにお前じゃ俺には勝てねェよ」

垣根「くくっ、そうかもな」

一方「やけに素直だな。似合ってねェ」

垣根「心配するな、自覚してる」

一方「ほら、手貸せよ。立たしてやる」スッ

垣根「フン」パシッ


お説教超難しいんだけど、あんなのかけねぇよ。
ノリで書いてる文章だけど、今日はたぶんこれで終わりかな?
気が向けば次麦野編ね。

見てくれる人乙乙!
55 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/09(月) 21:03:39.58 ID:8mlT0VAIO
こちらこそ乙
wktkしてるよ
56 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/09(月) 22:36:36.22 ID:2YcPhkv60
wifiだと連続投稿できないだと……。
ごめんね、それでも書くよ。


麦野「はーまづらぁ」

浜面「な、なんでしょうかっ!」

麦野「メロンソーダ注いできて?」ニコッ

浜面「なんで俺が?」

麦野「つ・い・で・き・て・?」ニコッ

浜面「ちくしょう!」

「大丈夫、結局パシリにされるはまづらも応援してる」

浜面「滝壺……」

「超窒素パーンチ」バキッ

浜面「ぐぼぉ! 何すんだ絹旗!」

絹旗「惚気とか超どうでもいいです。早く私のメロンソーダもついできてくださいよ」
57 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2011/05/09(月) 22:46:29.34 ID:GqUo19Qko
ってことは途中レスした方がいいの?
58 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/09(月) 22:47:07.86 ID:2YcPhkv60
浜面「ロシアから戻っても麦野のわがままっぷりは相変わらずか……。でも前みたいに暴力で訴えることはなくなったな。うんうん、よかった。アイテムも無事復活したしな!」

<ハマズラー チョウオソイデスヨー

浜面「はいはい、今行きますよ」

麦野「浜面遅い」

浜面「麦野様、すみません」

麦野「わかればいいのよ」

滝壺「そんなダメダメなはまづらでも私は応援してる」

浜面「滝壺……」

麦野「」イラッ

絹旗「と、ところで超暇なんですけど、今日は何するんですか(麦野が超イライラしてます)」

麦野「特に決めてないのよね。アイテム再結成って言っても暗部はないわけだから、仕事もないし」

浜面「まあ、いつも通りファミレスでだべってるだけだよな。昔みたいに」
59 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2011/05/09(月) 23:05:07.17 ID:GqUo19Qko
レスしたほうがいいみたいだな
支援
60 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/09(月) 23:05:28.01 ID:2YcPhkv60
>>57
それだとありがたい。
まあ、書き込めなかったら書き込めなかったでどっかに書き留めて、明日とか明後日とかに投稿するけど。


滝壺「私ははまづらと一緒なら何してもいい」

浜面「滝壺さん!」

麦野「」イライラッ

絹旗「滝壺さん超大胆です……」

麦野「そうね、むしろ私たちいたら邪魔かしらね。私帰るわ。お金は置いとくからこれで払っていいわよ」

浜面「むっ、麦野?」

絹旗「ああ、もう……。二人とも超バカップルすぎて空気読めてませんね」

滝壺「?」

絹旗「まあ、滝壺さんには期待してませんが」

絹旗「窒素パンチ!」

浜面「うげえ!!」

絹旗「ばか面はもう少し空気読んでください。私も帰ります」
61 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2011/05/09(月) 23:06:47.17 ID:GqUo19Qko
了解
支援
62 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/09(月) 23:15:19.66 ID:2YcPhkv60
すまんな、感謝してる!


麦野「(なんでこんなにイライラするのかしら。滝壺と浜面が仲良いのを見てるだけで。昔からそうだったじゃない)」

麦野「(私がアイテムを崩壊させた時も、浜面は滝壺のために世界大戦下のロシアで頑張ってたはず)」

麦野「(それこそレベル5の私に挑むほどに滝壺を愛してるはず。わかってる、なのになんで今更こんなにも……)」

麦野「(どうして? どうして? もしかして私浜面のことが。ないわ、あんなパシリのどこが)」ブンブン

デワダヨ デンワダヨ

麦野「あら、絹旗じゃない。何かしら」ピッ

絹旗『もしもし麦野ですか』

麦野「そうよ、どうしたのかしら?」

絹旗『いえ、今日バカ面のせいで麦野が機嫌悪そうに見えたので』

麦野「そんなこと気にしてくれたのかにゃー? ちっさいお子様のくせにー」

絹旗「むっきー! 超中学生です! 心配して超損しました! 麦野の超純情!』ブチッ

ッツーッツーツー

麦野「(絹旗にばれるほど、か……)」 
63 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2011/05/09(月) 23:19:13.18 ID:GqUo19Qko
楽しませてもらってるから気にすんな!
支援
64 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/09(月) 23:22:31.28 ID:2YcPhkv60
別の日

麦野「そういえば、浜面って何してるの? 私たちは少なくとも奨学金あるけど、あんたはないでしょ」

浜面「ああ、俺は一応何でも屋みたいなのやってるぞ。非合法なことはしないし、個人だからできることは限られてるけどな」

絹旗「浜面は手先だけは無駄に超器用でしたからね」

浜面「無駄にって言うな」

滝壺「私を養うためだよね、ありがとう」

浜面「俺はお前といられればそれでいいんだぜ」キリッ

絹旗「(うっわ、超キザなセリフですね。というか麦野が怒ってないといいんですけど)」チラッ

麦野「」プルプル

絹旗「(浜面あああああ! 超空気読んでって言ったじゃないですかあ!)」

麦野「へえ、あんたもなかなか考えてるじゃない」

浜面「まあな。自分で決めたことだしな。といってもまだ稼ぎも少ないし、滝壺の奨学金に頼るところもあるけどさ」

麦野「それなら私にも頼りなさい? 私は一人で暮らしてるし、そんなに金を使うわけじゃないし」

絹旗「(えっ? 麦野超以外です)」

浜面&滝壺「麦野(むぎの)……」

麦野「仮にもアイテムのリーダーよ。部下のために何かするのは当然よ。それに、いっぱい迷惑掛けたしね」
65 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2011/05/09(月) 23:31:26.74 ID:GqUo19Qko
しーえーん
66 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/09(月) 23:32:03.88 ID:2YcPhkv60
浜面「ロシアで俺の言いたかったことを理解してるんだな! ありがとう麦野!」ワッシャワッシャ

麦野「気安くさわるんじゃねぇ!」ピシュン

浜面「うわっ、あぶね。人がせっかく褒めたのに!」

麦野「浜面に褒められたって嬉しくないわよ!」

滝壺「大して役に立ってないはまづらも応援してる」

浜面「滝壺さん?」

麦野「じゃあ私は帰るわね」

絹旗「もう帰るんですか? 超早いですよ」

麦野「あれ、私がいないとさみしいのかにゃーん?」

絹旗「そんなことないです! 私は超強い子ですから!」

麦野「はいはい、じゃあお金はここ置いていくわね」


麦野「はぁ……。うまく話せてたかしら」
67 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2011/05/09(月) 23:33:03.82 ID:GqUo19Qko
っ支援
68 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/09(月) 23:41:05.91 ID:2YcPhkv60
麦野「(滝壺には悪いけど、二人が仲良くしてるところを見るとイライラする。やっぱりそういうことなのかしらね)」

麦野「(滝壺を守るって息巻いて私を説得した。私もそれで納得した。そう思ってたのに……)」

麦野「(駄目ね、私が退かないと。私が我慢すれば昔のままのアイテムでいられるんだから)」

麦野「(私はレベル5よ。自分の感情のコントロールくらいできるわ。いえ、するの)」

麦野「(もう誰も傷つけないために、私が傷つけばいいの)」ツー

麦野「(あれ、涙? なんで私泣いてるの? 違う、泣いてない。泣いてなんかない)」フルフル

麦野「(機械の故障よ。義眼がちょっと異常なだけよ……。泣いてないの)」エッグエッグ

「麦野……? どうしたんだ?」

麦野「浜面? どうして……」
69 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2011/05/09(月) 23:43:38.40 ID:GqUo19Qko
( ゚∀゚)ノ
70 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/09(月) 23:48:59.99 ID:2YcPhkv60
浜面「お前の様子がおかしかったから。前から時々悩みこんで上の空になることあっただろ?」

麦野「そんなことないわ」

浜面「そんなことあるっつーの。今日だって妙に大人しかったし」

麦野「私が大人しかったらいけないのかしら、おかしいのかしら?」

浜面「違うんだ、そういうことじゃないんだけど。あーなんつーかな。俺バカだからあんまりうまくいえないんだけどさ」

浜面「いつもの麦野と違うっていうか。俺がいつも見る麦野らしくないというか……」

麦野「人の気持ちもわからないで……」ボソッ

浜面「えっ?」

麦野「見せつけるように滝壺といちゃいちゃして! 常に甘い雰囲気だしやがって! 見てるこっちが胸糞悪くなんだよ!」

麦野「そんなに二人でいちゃいちゃしたけりゃいつもいろよ! アイテムにいる必要ねーだろうがよ!」

浜面「麦野……?」

麦野「これ見よがしに見せつけやがって。ロシアで宣言したからっていい気になってんのか?」

浜面「麦野っ! お前何を!」

麦野「っ! ああ、そうだ。全部私が悪いんだ。こんなサイボーグみたいな体になって。醜くてよお」

麦野「てめーでやっといて、自分勝手なんだもんな。はは、救えないよな。これでアイテムのリーダー気取りか」

浜面「どうしたんだ麦野!」

麦野「なんでもねぇよ。てめえには関係ねぇよ」ボロボロ

浜面「泣いてんのか……?」

麦野「泣いてねぇよ!」ダッ

浜面「おい!」
71 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2011/05/09(月) 23:51:06.49 ID:GqUo19Qko
支援
72 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/09(月) 23:57:24.96 ID:2YcPhkv60
麦野「(最低の屑やろうだな、私。私が我慢すればいいって決めたばっかりなのに、我慢できないで)」

麦野「(もうアイテムには帰れない。暗部もない。どうやって生きていけばいいの?)」

雑魚1「綺麗なお姉さん、俺たちと遊ばない?」

雑魚2「逆らえば、わかってるよな? 俺はレベル3の発火能力者だぜ?」

麦野「(こんな雑魚、一瞬で始末できる。でも、こいつらについていくのも悪くないのかもしれない)」

麦野「抵抗なんてしないわ、好きにしてちょうだ……」

「あーすまんすまん。遅れちまったよ、またしてごめんなー。あ、すいません、こいつ俺のツレなんで」

麦野「(誰だこいつ?)」

雑魚1「ああん? なんだテメー。いきなりしゃしゃり出てきやがって」

雑魚2「俺が能力者だと知っての割り込みか?」

雑魚1「痛い目に会いたいようだな」

雑魚2「くらえ! 火球!」ボッ

「あぶねっ!」キュピーン

雑魚2「かき消された……?」

「そうやってな、何でも暴力で解決しようとしてんじゃねーよ」

雑魚1「っるせぇんだよ!」スカッ

「もうちょっと人のこと考えたらどうだ! このお姉さん泣いてるだろうが!」ダンジョビョウドウパンチ

雑魚1「お姉さんって……、ツレじゃないってばらしてるじゃないすか……」ガクッ

「そっちは、まだやるか? 能力は効かないけどなあ」ニヤ

雑魚2「今日のところは引き上げるぜ!」
73 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2011/05/10(火) 00:01:59.15 ID:tz07kBFMo
支援
74 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/10(火) 00:09:40.80 ID:CBaPrHIG0
「助かったあ……。いやあ、夜にこんなとこ歩いてたら駄目ですよ。お姉さん綺麗なんですから」

麦野「私はレベル5よ? あんな雑魚くらいどうってことないの。そんなんでヒーロー気取らないでくれる?」

「?? レベル5でも女の子は女の子だろ?」

麦野「左目が義眼で、右腕が義手だとしても?」

「当たり前だろ? 上条さんの周りには同じ顔した女の子とか、露出が激しい女の子とか、やけに影が薄い女の子とか」

上条「いきなり電撃撃ってくる女の子とか、やけに小さい女性とか、いっぱいいるんですよ」

麦野「でも私……」

上条「でもじゃありません! あなたは綺麗な女性なんです。簡単に自分を売るようなことしたらいけませんよ」

上条「何があったかは知らないけど、それが自分を安く売る原因になっていいわけじゃないだろ?」

上条「泣くほど後悔してるなら、自分がどうしたいかわかるはずだ」

麦野「自分がどうしたいか……?」

上条「そうそう。自分がどうすべきか、じゃなくて。自分がどうしたいか。結果としてよくないことが起こるかもしれない」

上条「それでも、悪いことばっかりじゃないはずだ。それは不幸体質の上条さんが保障する」
75 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/10(火) 00:37:37.96 ID:EBwwj/ODO
おお…俺の何気無いレスを具現化してくれるとは
あなたが俺のヒーローだ。しえん
76 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/10(火) 02:17:23.51 ID:FaU2ZklDO
支援は要らないんじゃ…
1乙、期待してます!
77 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/10(火) 05:10:40.95 ID:iQf1VP8SO
落ち着けよww
78 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/10(火) 08:16:05.06 ID:8Vq7IiiM0
麦野「どうすべきか、じゃなくてどうしたいか。私は……これ以上我慢してたくない。思いをぶつけたい」

上条「それでいいんだよ。人との絆ってのはそう簡単に壊れるものじゃない。これも上条さんが保障するよ」

麦野「私行かないといけない」ダッ

上条「あっという間に行っちゃった。さて、今何時でしょうかね」

上条「セールが終わってる時間……。不幸だー!」


別の日

麦野「私ね、浜面が好きだった。滝壺のために必死に私と戦う浜面が好きだった」

麦野「だから、二人が仲良くしてるのが許せなかったの」

滝壺「むぎの……」

麦野「でもわかったの。浜面がかっこいいのはきっと滝壺のために頑張ってるときなんだろうって」

麦野「浜面、私浜面のことが好きだったよ」

浜面「麦野、お前……」

絹旗「でも、『だった』ってことは超過去形ですよね?」

浜面「じゃあ今は他に好きな人いんのか?」

麦野「ふふふ……待ってなさい、かーみじょー」

絹旗「超ハンターの目してます」

滝壺「むぎの、応援してる」


上条「今、背中に寒いものがっ!」

<ハヤクゴハンヨウイスルンダヨー



麦野編終了。
麦野さんには男女平等パンチしてないよ。
大学行ってくるね。

>>76
なんかねモバイルwifiでネットつないでる俺のノートPCは、ここに連続投稿できなくてね……。
リビングのデスクトップならできるんだが。
79 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) [sage]:2011/05/10(火) 15:05:04.20 ID:kSkikSyAO
>>53だけど、もしかして俺のレスで勘違いしてsage進行にしちゃったのかな?

sageじゃなくてsagaですよ。
80 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/05/10(火) 21:50:26.30 ID:pg4y6o3f0
心理掌握編にあたって、1からの注意

垣根「心理掌握の能力や言葉遣い、キャラは1の独自解釈になってる。嫌なら見るな」

一方「もしかしたらヒーローのそげぶも多少の独自解釈があるかもしれねェ」

削板「そこら辺は根性で乗り切ってくれ! 以上だ!」



常盤台中学

「ごきげんよう」

「おはようございます」

心理「みなさん、ごきげんよう。今日も一日楽しく過ごしましょうね」

「「「はい」」」

心理「(何が『楽しく』かしらね。ここにいる人は皆私が能力で連れて歩いているだけなのに)」

心理「(まあ、私の能力を使えば楽しい気持ちにさせるのも簡単だけれど)」

<オネーサマ! ハナレロッテイッテルデショウガ!!

心理「(第三位、常盤台のエース超電磁砲。どの派閥にも属すことなく学園生活を送る常盤台の看板的存在、ね)」

心理「(私にもあれくらい強大な力があれば、女王なんてしないで彼女のように楽しく生活しているのかもしれないわ)」

心理「(ふふ、それはないわね。心を覗き、意のままに操る今でさえ、本当の意味では一人ぼっちなのだから)」

「どうかなさいましたか?」

心理「何でもないわ、心配ありがとう。さあ、食事にでも行きましょうか」
81 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/10(火) 22:02:22.40 ID:VNRkEgLDO
1の携帯どす
82 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/05/10(火) 22:02:37.69 ID:pg4y6o3f0
心理「(人というものは醜く、汚い生き物。心のうちを見せず、他人を騙して生活している)」

心理「(目の前で座るあの子は隣で座る子に『大好き〜』なんて言ってるけど、心では『大嫌い』と言っている)」

心理「心を覗けば誰もがそんなものだ。だから誰も信用できない。私がこれだけの派閥を束ね、圧倒的な女王だとしても)」

心理「(不満を持ち、心の底で毒づいてる人はいる。だから私は能力でそんなこと忘れされるんだけれど)」

心理「(面白いもので、一度はその感情を取り除いても同じ感情が復活する。ものの数か月もしないうちに)」

心理「(私の派閥の全員が一度は私の能力を受けている。つまり、私を慕う人間は誰もいないってこと)」

「いかがなさいましたか? 浮かばれないお顔をしていらっしゃいますけれど」

心理「何でもないのよ。……しいていうなら、朝少し体重が増えていましたの」クスッ

「それで朝も少々上の空でしたのね」

「私も最近太りまして」

「私もですわ」

心理「(嘘、嘘、嘘嘘嘘嘘。みんな嘘。体重が増えた人なんていないわ。ただ合わせてるだけよ、嘘なのよ)」

心理「(嘘つきばかりよ、全員。……私も嘘つき)」
83 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/10(火) 22:11:45.27 ID:VNRkEgLDO
垣根「ていとくん!」
84 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/05/10(火) 22:11:53.12 ID:pg4y6o3f0
放課後

心理「(さて、どうしたものかしらこの状況。いつになってもこういう輩は減らないものね)」

心理「(洗脳でも何でもいいかしらね。少しばかりイライラしているし、多少荒っぽくても文句は言えないわよね)」

カス1「あぁ〜ん? だんまり決めてるんじゃねーぞ? お嬢ちゃん。常盤台なんだろ? お金持ってるよな」

カス2「お金さえ出してくれれば体には手ださないからよ、ちょっとお金貸してくれるだけでいいんだ」

「こんなところにいたのか! 探したぞ! 急にいなくなるんだから……」グイッ

心理「(なんなのこのツンツン頭は、新手のナンパ? それともこいつらの仲間かしら)」

「いやあ、俺のツレが迷惑掛けましたー。ほら、行くぞ」

カス1「勝手に俺の獲物を横取りするんじゃねぇよ」

カス2「自分が何してるのかわかってんのか? あ?」

カス1「何とか言ったらどうだ? っていねぇ! 走って逃げてやがる。まてこら」

「待てと言われて大人しく待つわけないでしょーが!」タタタタ
85 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/10(火) 22:27:54.50 ID:VNRkEgLDO
垣根「メルヘンっ☆」
86 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/05/10(火) 22:28:02.95 ID:pg4y6o3f0
「ハァ……ハァ……。ここまでくれば安心みたいだな」

心理「あなたは何がしたかったのかしら?」

「え、お前を助けたかったからに決まってんだろ? スキルアウトに囲まれてたから」

心理「(嘘じゃない、か)私はレベル5よ、別にあんな雑魚余裕よ」

「レベル5でも女の子だろ? しかもAIMジャマーとかいう機械もあるくらいだし。御坂もあれには苦戦したって」

心理「御坂?」

「そう、お前と同じ中学校じゃないか? 制服同じだしな。中学ではどうなんだ? よく電気撃ってるか?」

心理「質問の意味がわからないのだけれど」

「ああ、あいつはすぐ電気を撃つからな。中学ではどうなのかなって。そうだったら危ないと思ってな」

心理「活動的ではあるけど、能力の多用はないわね」

「そうか、学校はそれなりに大人しいのか」フンフン

心理「(超電磁砲と親しい男、か。うまく使えば私の派閥に超電磁砲が入るかもしれないわね)」

心理「(私の都合よく使えるように洗脳しておこうかしら)」

心理「まあ、助かったわ。名前はなんていうのかしら」

「上条当麻、っていうんだ。そっちは?」

心理「私は能力名で心理掌握(メンタルアウト)とか食蜂とか呼ばれてるわ」

上条「う〜ん、呼び方は難しいな。次会う時までに考えておくよ。気を付けて帰れよ?」

心理「(上条当麻覚えたわ)ええ、そうするわ」
87 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/05/10(火) 22:29:14.98 ID:wYQokrnk0
ぶち[ピーーー]wwwwwwwwwwwwwwwwwwww
88 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/05/10(火) 22:38:26.06 ID:pg4y6o3f0
上条家

上条「ただいま……ってうわあ!」ダキッ

打止「お帰りなさい、ってミサカはミサカはツンツン頭の胸へダイブ!」

上条「なんで打ち止めちゃんがうちにいるんでせうか?」

一方「俺がこの家に来てるからだ」

上条「なんで!?」

一方「それはなァ……」

回想中

打止「銭湯に行きたい! ってミサカはミサカはお風呂だけに熱烈アピール!」

一方「別にうまくねェし。だいたいどォして銭湯なんだ。うちには風呂があンだろ」

打止「さっき見たテレビで銭湯の特集がやってたの、ってミサカはミサカはミーハーっぷりを暴露してみたり」

一方「くっだらねェ」ゴロン

打止「だめ、かな? ってミサカはミサカは小悪魔風うるうる目アタックを敢行してみたり」

一方「チッ」

打止「行ってくれるの? ってミサカはミサカは期待に胸を膨らませてみる」

一方「ただし、三下と一緒な。お前を見ておくやつがいねェからな」

回想終了

一方「というわけだ」

上条「なんていうか、本当打ち止めちゃんには甘いよな」

一方「」カチッ

上条「ごめんなさい!」

一方「まァいいけどよ、行ってくれるだろ?」

上条「お金がなくてですね」

一方「そこには最初から期待してねェよ。シスターに面倒を、ってシスターいねェ」

上条「小萌センセーの家で焼き肉食べるって……」

一方「使えねェな。しょうがねェ、オリジナル呼ぶか」
89 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/10(火) 22:46:25.41 ID:VNRkEgLDO
一方「ロリコンじゃねェ」
90 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/05/10(火) 22:48:29.35 ID:pg4y6o3f0
ゲコゲコッ ゲコゲコッ

美琴「着信、誰かしら? もしもし」

『よォ、オリジナル。お前、今から三下ん家来い、来なかったら本気のベクトルチョップな』

ッツーッツーッツー

美琴「な、なんなのよ。っていうかアイツの家って何……。べべべべ、別に期待してるとかそんなんじゃないんだから」



上条「そんなことしていいんでせうか?」

一方「構わねェ。すぐ来ンだろ」

美琴「ッハァ、ッハァ、何よ一方通行、いきなり呼び出して」

一方「早いご到着ですねェ。三下の家だからですかァ?」

美琴「ばっ、バカ言ってんじゃないわよ! 別にこいつの家だから早くきたなんてゴニョゴニョ」

一方「別にツンデレとかいいですゥ。黙ってついてきてくださァい」

美琴「なんなのよもー!」


銭湯

一方「ってことで、このクソガキの面倒見てやってくれ」

美琴「そういうことだったのね、なんとなくわかってはいたけど。行くわよ、打ち止めちゃん」

打止「お姉さまっとお風呂! ってミサカはミサカは大はしゃぎ!」

一方「俺たちも行くかァ」

上条「おう!」


眠い、今日は寝るよ……。また明日ね。
銭湯はちゃんと考えあってだからねっ!

垣根「お前らもいい夢みろよ」

一方「似合わねェんだよ、糞メルヘン」

垣根「自覚してる」
91 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/05/11(水) 17:43:20.91 ID:RjcBPPUm0
一方「いつ来ても人少ねェな、ここは」

上条「だからこそのんびりできるんですよー。って一方通行もわかってきてるんだろ?」

一方「まァな、面倒なのに絡まれてもプチッってしたくなるだけだからな」

「俺を置いていくとは、いい度胸してんなあ!」

一方「さて、身体洗うか」

上条「そうだな」

「おい、無視すんな!」

上条「ちゃんと洗えよ。マナーだからな」

一方「うるせェ、もうわかってるってンだ」

「ナメてやがるな。 よほど愉快な死体になりてえと見える」

上条「だって、始めてきたときは……」

一方「昔のこと蒸し返して、何がしてェんだ?」カチッ

上条「冗談です! ちょっといじってみただけです!」

一方「フン」

「お、おい。いい加減反応してくれよ。さすがの俺だって悲しいぞ?」

一方「うるせェな第二位」

垣根「何で無視したんだよ!」

一方「三下だからァ」

垣根「はあ?」

一方「弱っちィからァ」

垣根「おいこら、調子乗んなよ」

一方「メルヘンだからァ」

垣根「ぶっ[ピーーー]!!!」カチッ

一方「いい度胸だァ!」カチッ

上条「いい加減にしなさ!」ソゲブッ
92 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/05/11(水) 17:49:32.37 ID:RjcBPPUm0
一方「なんていうかァ、調子に乗りすぎましたァ。すみませェん」フカブカ

垣根「だって、お前らが無視するから」

上条「だって?」

垣根「ごめんなさい!」フカブカ

上条「分かればいいんですことよ。さ、身体洗おうぜ」

一方「こいつ怒らせると怖ェな」ヒソヒソ

垣根「なんたって能力効かないしな」ヒソヒソ

キュピーン ソゲブッ

上条「ん?」

一方「あァ?」

垣根「おいおい」

一方「今の音は……」

上条「幻想殺しの音だな」

垣根「俺達は能力使ってないぞ」

上条「だよなあ」

一方「だったら考えられる可能性は一つだなァ」

垣根「他の能力者による攻撃、か」
93 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/11(水) 18:12:53.39 ID:eqw+3hZDO
スレタイ見て「?」と思ったが…



いいですぅ!頑張って!
94 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/05/11(水) 19:24:54.21 ID:RjcBPPUm0
垣根「風呂に入ってる時は無防備だから襲ってきたか」

一方「もちろん反射も何もしてねェしな」

垣根「俺も通常モードだ」

一方「だが、それで気になるのは……」

垣根「ああ、何で幻想殺しを狙ったか、だ」

一方「アレイスターの差し金ならこんな直接的なやり方はしないはずだ」

垣根「それでもするとしたら俺か、一方通行だしな」

一方「そうだなァ。おい、三下ァ」

上条「なんだ?」

一方「幻想殺しが発動したタイミングはいつだ?」

上条「髪を洗ってるときだから、たぶん頭か髪の辺りを触ったときだな」

垣根「となると、考えられる能力はあんまり多くないな」
95 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/05/11(水) 19:40:47.12 ID:RjcBPPUm0
一方「頭ってことは精神系の能力者だなァ」

垣根「そうだな。そう考えるとここで能力を使われたわけじゃなさそうだ」

一方「どこかで能力使われるような場面あったか」

上条「うーん、特に思いつかないけど」

垣根「お前のことだまた何かトラブルに首突っ込んだんだろ」

上条「スキルアウトに絡まれてる女の子をそこから連れ出したくらいだなあ」

一方「ほォほォ」

上条「お嬢様っぽい常盤台の人だったけど」

垣根「いや、助けた人の特徴聞いてもどうしょうもねえよ」

一方「いいやァ! それだァ!」

上条&垣根「?」

一方「常盤台のお嬢様、精神能力系、この二つから導き出される結論は……」

垣根「心理掌握か!」

一方「その通りだ第二位ィ! やるじゃねェか!」

垣根「ふふん♪」

上条「そういえばそんなこと言ってた気もするな」
96 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage ]:2011/05/11(水) 19:45:36.60 ID:KNAVgGkR0
スレタイ見て?だったけど読んでみたら超俺得スレktkr

つーか上条さん、能力使われても使われなくても対応が同じだ
でも憶えてもらってないのかよこころんwww
97 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/05/11(水) 19:50:26.46 ID:RjcBPPUm0
垣根「でも心理掌握っていえばレベル5だろ? わざわざ幻想殺しを狙う理由が見つからない」

一方「アレイスターの計画だとしても穴が多すぎる。能力が頭を触ることで打ち消されるのがわからないことはないしな」

垣根「俺にもさっぱりだ」

上条「とりあえず、お風呂入ろうぜ? まだ俺が何かされて被害にあってるわけじゃないんだしさ」

垣根「それはそうだが……」

一方「俺たちが考えてもわからねェしな」

上条「風呂は楽しく入るもんだぜ! ゆっくり浸かろう」

垣根「そうすっか!」


十分後

一方「もォだめ、のぼせたァ」

垣根「お前よわっ! 第一位のくせに十分程度でのぼせるとか」クスクス

一方「血流のベクトル操作ァ。よく言ってくれたな第二位! スクラップにされてェみたいだなァ!」

垣根「俺の未元物質に常識は通用しねえよ!」

上条「お二人さん……?」

一方&垣根「は、はい! すみまんした!」
98 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(石川県) [sage]:2011/05/11(水) 19:54:19.43 ID:02P+Y7t90
>>96
待て、こころんは別スレでの名のはず...
99 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/05/11(水) 20:02:03.65 ID:RjcBPPUm0
銭湯前

打止「お姉さまとお風呂はとても楽しかったってミサカはミサカはまた来たいことを主張してみる」

美琴「また今度ね」

打止「やったあ! ってミサカはミサカは幸せ度数アップ!」

一方「帰るぞクソガキ。あァ、オリジナル、ありがとうな」

美琴「え、べ、別にいいわよ。あんたのためじゃないし」

一方「ツンデレはいらねェ」シッシ

美琴「なによ! もー、昔と雰囲気変えまくっちゃってさ……」

垣根「幻想殺し」コソッ

上条「なんだ?」

垣根「現段階では心理掌握の目的は掴めない、だが用心に越したことはない。安易に二人きりになるんじゃねえぞ」ヒソヒソ

上条「別に悪そうな人に見えなかったけどな」ヒソヒソ

垣根「ったく、だからてめえは甘いんだ。まあ、それが良さか。わかった、ただ用心はしとけよ」ヒソヒソ

上条「ありがとうな、垣根」ヒソヒソ

美琴「なーにコソコソ話してんのよ」

垣根「悪い悪い、こいつがお前を可愛いっていうからよ」

美琴「な、なななんてこと話してるのよ! 馬鹿じゃないの!」

上条「何言ってんだよ、そんなこと言ってないじゃねーか」

美琴「言ってない?」ビリビリ

上条「何で怒っていらっしゃるんでせうか?」

垣根「こいつら互いにダメだな」

一方「わかりきったことだろォ」
100 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/05/11(水) 20:07:29.14 ID:agxMAlOb0
六位ィ・・・・・
かまちー早く出してやれよ・・・・仲間ハズレはイケナイ
101 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/05/11(水) 20:07:57.06 ID:RjcBPPUm0
一方「おい、三下ァ」

上条「なんだ?」

一方「あのメルヘンが言ってることも間違いじゃねェ。目的がわからない以上警戒するのは当然のことだ」

一方「ただでさえお前は何でもかんでもを突っ込みたがるンだ。わかったかァ?」

上条「二人とも心配性だな。でも、ありがとうな? 本当に感謝してるぞ」ニコッ

一方「お、おう(やべェ、三下の笑顔やべェ。こいつにこんな顔されると嬉しくなる)」

垣根「と、当然だろ?(こりゃ女がなびくわけだ。いい笑顔してやがるぜ)」

上条「じゃあ、今日ありがとうな」

打止「ミサカもミサカも楽しかったって言ってみる!」

上条「ばいばい、打ち止めちゃん」

打止「ばいばい!」
102 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/05/11(水) 20:21:25.72 ID:RjcBPPUm0
常盤台

心理「(あのツンツン頭、全く嘘をつかなかったわね……。助ける理由も『女の子』だから、か)」

心理「(私に服従するように洗脳したけれど、何をさせようかしらね。ふふ、あれだけ馬鹿正直なのだから、私の護衛でも)」

心理「(いずれにせよ、私に逆らうことはできないのだし。好きに遊ばせていただこうかしら)」

心理「(どうせすぐに私のことを嫌いになるのでしょうけど、そのたびに洗脳してやればいいわ)」

心理「(ふふ、次会うのが楽しみだわ)」
103 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/05/11(水) 20:33:16.54 ID:RjcBPPUm0
数日後

上条「うわっ! ビリビリ中学生!」

美琴「だからビリビリじゃないって言ってるでしょ!」

心理「(あら上条当麻ね、超電磁砲と戯れてるわね。でも……こっちへ来ていただこうかしら)」

心理「上条当麻さん!」

上条「心理掌握か」

心理「あの時はありがとう、助かったわ」

上条「気にしなくていいよ」

美琴「なんでアンタこいつと知り合いなのよ」

心理「こいつとは心外ね。私は上条当麻さんにこの間助けてもらったのよ、だからそのお礼をしただけよ」

上条「それにしても『上条当麻さん』って言い方は何か回りくどいな。もう少し別の言い方ないか?」

心理「あらそう? 私は気にしないのだけれど。まあ、あなたがそういうのなら。そうね……」

心理「普通に『当麻さん』でよろしいかしら?」

上条「ああ、構わないぞ」

心理「(ここまでの会話に一切嘘がない。まさか能力者なのかしら……?)」
104 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/05/11(水) 20:42:08.84 ID:RjcBPPUm0
心理「じゃあ、私にも何か呼び方考えていただこうかしら? 私の心理掌握も長くて言いにくいでしょう?)」

上条「別にそんなことないけどなあ」

心理「呼び方を考えてくださるわよね?」

美琴「勝手に会話続けないでよ!」

心理「あら、超電磁砲は黙ってていただけるかしら?」

心理「(あら、彼に対する恋心がすごいわね。嫉妬、かしらね。私には関係ないけれど)」

上条「上条さんはそういうセンスないんだけど……。何か希望あるの?」

心理「(なんでもいいけど……。そうね、超電磁砲を私の派閥にいれるよりからかう方が楽しそうね)」

心理「じゃあ、『こころ』って読んでもらってもいいかしら? 能力名だとなかなか無粋だし、可愛くないの」

上条「ちょ、ちょっと恥ずかしいと言いますか……」

心理「(心の中でも照れてるのね。ふふ、初心で可愛らしいわ)」
105 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/05/11(水) 20:54:33.85 ID:RjcBPPUm0
心理「では、当麻さん、参りましょうか」

上条「へっ? どこへでせうか?」

心理「お食事ですよ?」

上条「えっとどういうことでせうか?」

心理「この間のお礼ですよ」

上条「いやいや、悪いよ。この間のは別に俺が勝手に首を突っ込んだだけだし」

心理「(すごいわね……。『嫌だ』って気持ちじゃなくて『たかがそんなことのために』って気持ちだけだなんて)」

心理「(まあ、どんなこと言っても食事には来てもらうけど)」

心理「私がお礼をしたいって言ってるのよ? 私の勝手で」

上条「でも上条さんは貧乏学生だからお金がないのですよ」

心理「あら、構いませんわ。私はレベル5よ? お金はいくらでもあるわ」

上条「でも!」

心理「ここで遠慮するのは逆に無粋ってものですよ」

上条「では、お言葉に甘えさせていただきますよ」

心理「ふふ、それでいいんですよ。さ、行きましょ」

美琴「ちょっと待ったぁ! 何勝手に決めてんのよ!」

心理「だって私と当麻さんの問題じゃない、あなたが入り込む余地がないと思うのだけど?」

心理「(邪魔ね……。ただ能力で追い払っても面白くないから、彼に追い払ってもらおうかしら)」

心理「当麻さん、あなたからも言ってくださる?」

上条「悪い、ビリビリ。こういうことだから」

美琴「わかったわよ! 勝手にすれば!」
106 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/05/11(水) 21:01:12.81 ID:RjcBPPUm0
とあるファミレス

上条「じゃあ、ハンバーグセットで」

心理「私はカルボナラーラで。あと、ドリンクバー二つ」

店員「ハンバーグセットとカルボナーラ、ドリンクバー二つであるな」

上条「以外だな」

心理「?」

上条「いや、常盤台のお嬢様はもっといいところに行ってるのかと思ってな」

心理「そうね、いつもはもう少しちゃんとしたお店でお食事をしてるわ」

上条「そうなのか? なら今日はどうして?」

心理「こういうお店の方が当麻さんが遠慮しないでしょう?」

上条「そこまで考えてくれたのか?」

心理「もちろんよ、気づかいの出来る女でしょう?」

上条「それ、自分で言うことか」ニコッ

心理「(うふふ、『なんて出来たお嬢さんなんだ』ね。直接は言わないのかしらね。私には隠し事できないけれど)」

107 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/05/11(水) 21:09:20.13 ID:RjcBPPUm0
店員「待たせたのである」

上条「あっ、飲み物何飲む? 注いでくるぞ」

心理「じゃあ、カルピスをお願いしようかしら」

上条「了解」

心理「(ホント読めない男ね……。洗脳してるとはいえ、一切悪い方に感情が動かないのも珍しいものね)」

上条「お待たせ」

心理「ありがとう」

上条「お嬢様でもそういう庶民的な飲み物飲むんだな」

心理「お嬢様、お嬢様って言ってもまだ中学生なのだし、年相応のもの飲み食いしますわ」

上条「そういや御坂も自動販売機で面白い飲み物飲んでたしな」

心理「今は彼女の話じゃなくて、私たちの話をしましょう? せっかくの機会なのだし」
108 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/05/11(水) 21:17:14.12 ID:RjcBPPUm0
数十分後

上条「お前面白いなあ」

心理「光栄ですわ。でも呼び方は『お前』じゃないでしょう?」

上条「こ、こころ」

心理「わかっていただければよろしいですわ」

上条「門限は大丈夫なのか? 常盤台は厳しいって聞くけど」

心理「私は大丈夫ですわ。色々とごまかす方法があるので」クスッ

上条「お、笑った」

心理「?? 私はよく笑う方だと思うのだけど」

上条「いや、笑ってないわけじゃないんだけどさ。うーん、なんて言うかな。心の底から笑うというか」

上条「心を許したような笑い方は無かった気がしてな。気を悪くしたらごめん」

心理「いえ、いいのよ。自分ではわからないことが人から見るとわかることもあるでしょうし」

心理「今日は楽しかったわ、またご一緒しただけるかしら?」

上条「おう、俺なんかで良ければ」

心理「でわ、失礼します」
109 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/05/11(水) 21:32:05.08 ID:RjcBPPUm0
常盤台

心理「(心を許した笑い方、か。確かに私はそういう笑いはないわね。それはそうよね。誰も味方いないんだもの)」

心理「(誰に心を許せばいいのかわからないし。そんな中で彼にはそういう笑いを……。彼には心を許してる?)」

心理「(そんな馬鹿な、まだ二回しか会ってないわ。それに彼は私の能力で私にしたがってるだけ)」

心理「(彼の本心なんかじゃない。また私が都合よく使ってるだけ、それだけなのよ)」ズキッ

心理「(何? この胸の痛みは。もしかして……。ありえないわ、ありえない)」

心理「(久しぶりに男と話したから心が動揺してるのよ。心理掌握の名を持つ私が、ね。無様ね)」


黄泉川宅

垣根「今日ついに、あいつと心理掌握が会ってたぞ」

一方「で、どうだった」

垣根「とりあえず危害を加えられたり、何かしらの攻撃をされてる様子はなかったな」

一方「そうか、それはいいことだなァ」

打止「二人ともなんだか過保護かも、ってミサカはミサカはこの人の普段の過保護っぷりを思い出しながら言ってみたり」

一方「黙ってろクソガキィ」

垣根「おーおー、かわいそうだな打ち止めちゃん。こんな糞モヤシ捨てて俺と一緒に住むか?」

一方「オーケィ、早死にしてェみたいだな」カチッ

垣根「返り討ちにしてやるよ」カチッ

「二人ともやめるじゃんよー」

一方「チッ」

垣根「フン」
110 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/05/11(水) 21:46:17.23 ID:QngUMqEI0
一方通行はモヤシだからまだマシだよな
中学の時クラスのひ弱な奴のあだ名がかいわれだいこんだったぞ
111 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/05/11(水) 21:51:30.44 ID:RjcBPPUm0
一週間経って

心理「(食事へ行ってから一週間……。彼の心は一度たりとも私に対して嫌悪感を抱かなかったわ)」

心理「(食事へ誘ったり、買い物へつき合わせたり、俗に言うデートのようなものをして、都合よく使ったのにも関わらず)」

心理「(途中で超電磁砲が何度も接触してきたけど、彼は一度も嫌だなんて思わなかった)」

心理「(どうしたらそんな心理状態でいられるのだろう)」

上条「おお、待たせちまったな」

心理「いえ、今来たところよ」

上条「そうか? じゃあ今日はどこへ行くんだ?」

心理「そうね、当麻さんの家に行ってもいいかしら」

上条「上条さんの家ですかっ?」

心理「そうよ」

上条「俺の家に来ても何もないですよ」

心理「いいのよ、あなたの家に行きたいの」

上条「でも……」

心理「やましい気持ちがあるわけじゃないでしょう?」

上条「そんな気持ち上条さんにはありませんことよ」

心理「ならいいじゃない」

上条「本当になんもないぞ?」

心理「いいわ、行きましょう」
112 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/05/11(水) 21:56:06.41 ID:RjcBPPUm0
上条宅近くの家の屋上

一方「おいィ、未元物質。三下にはちゃンと伝えたンだろうな」

垣根「当たり前だ」

一方「じゃあなンであいつは家に心理掌握を入れてるンだ?」

垣根「知るか! 俺だって聞きたいくれえだ」
113 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/05/11(水) 22:16:53.05 ID:hOM+8yGu0
ちょっと遡って三日前

上条「どうしたんだ? 俺を呼び出して」

垣根「もう心理掌握に構うのは止めろ」

上条「どうしてだ?」

垣根「俺と一方通行で調べたんだが、あいつはお前を洗脳しようとしていたらしい」

垣根「幸いにも幻想殺しでそれはなかったことになったが、心理掌握が能力にかかってないのに気が付いたら」

垣根「また何らかの能力を使われるぞ。次は幻想殺しができないようにしてな」

上条「……」

垣根「だから、これ以上関わるな。それはお前のためだ」

上条「それはできない」

垣根「どうして!?」

上条「どうしてもだ」

垣根「お前が危険な目に遭うかもしれないんだぞ?」

上条「そんなのは俺の都合だろ? あいつには関係ないことなんだ。話がそれで終わりなら行くぞ?」

垣根「えっ、あ、おい」


垣根「ってな感じだ」

一方「そうかァ……」

垣根「じゃあ俺たちで心理掌握に言っておくか?

一方「そうだな。三下はそういうのを嫌うかもしれねェが、危険な目に遭わせるわけにもいかねェ」

垣根「一位と二位二人で言えば、あいつも引っ込むだろ。能力だけには気を付けないといけないがな」

一方「あァ、あいつが三下の家から出たら行くか」

垣根「そうだな」



っと、今日の更新はこれくらいで。
心理掌握編割と長いね。
更新遅くてすまんね!

削板「根性で早寝だ!」
114 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage ]:2011/05/11(水) 22:20:11.86 ID:KNAVgGkR0
乙!!
続き待ってるぜ!
115 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/11(水) 22:32:54.96 ID:GEMtqtkDO
乙なんだよ!
こころちゃんは根は優しい子なんだな。というか人に対して臆病か
116 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/11(水) 23:24:26.48 ID:JcMlOX2DO
>店員「待たせたのである」

急にネタ仕込むんじゃねーよ不意打ちすぎて吹いたぞ
117 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]:2011/05/11(水) 23:49:00.09 ID:zA3OU1CAO
スレタイと最初の流れは何だよ
118 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/12(木) 00:12:54.87 ID:Ik0TQgph0
俺様からの乙だ、ありがたく受け取れ(byフィアンマ)
それにしてもまったく出番がないから出ない六位ィ・・・・・・
かまちー早く出さないと禁書ブームが終わっちまうぞ・・・・・・・
119 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/12(木) 01:14:12.57 ID:fgujy2r1o
第六位ってところで察しろよ
実はレベル6と関連があるんだよいやすいませんぼくの妄想です
120 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/12(木) 18:55:49.97 ID:QF7FOP4IO
乙!
みんな仲良しで面白いな
121 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/05/12(木) 19:49:48.71 ID:V/zC/i1N0
上条宅

上条「特に面白いもんはないけど、まあ上がってくれ」

心理「お邪魔します」

上条「インデックスー、インデックスー。あれいないぞ。ん? 置手紙だ」

禁書『小萌とタコヤキパーティーってものをしてくるんだよ!』

上条「また小萌先生のところか……。今度ちゃんと菓子折りとか持っていったほうがいいかな」

心理「インデックス? どなた?」

上条「うちの居候のシスターだな」

心理「居候?」

上条「そうそう。訳あってうちで暮らしてるんだ」

心理「察するに女の子よね?」

上条「まあ、そうだな」

心理「年頃の男と女の子って大丈夫なのかしら?」

上条「上条さんは紳士だから大丈夫です! 寝るときもお風呂だし」

心理「え、ああ、そう。(お風呂?)」

上条「で、うちに上がったけど……。何にもないだろ?」

心理「そうね」

上条「はっきり言われると、それはそれで悲しいものがあるのですが」

心理「ふふ」
122 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/05/12(木) 19:56:05.58 ID:V/zC/i1N0
心理「台所借りてもいいかしら?」

上条「ん? 何するんだ?」

心理「料理に決まってるでしょ」クスッ

上条「残念なことに上条さんのうちには食料というものがほとんど無くてですね……」

心理「なら、買いに行きましょう?」

上条「お金というものもほとんどなくてですね……」

心理「私が出すからいいのよ」

上条「それはさすがに!」

心理「こう考えてくれないかしら? 私が当麻さんに手料理を振舞いたいから、食材を買う。これならいいでしょ?」

上条「そう言われると何も言い返せない」

心理「決まりね! じゃあ買いに行きましょう。どこのお店がいいかわからないから、案内お願いね」

上条「安い店なら任せとけ!」
123 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/05/12(木) 20:03:45.06 ID:V/zC/i1N0
とあるスーパー

上条「上条さんがいつも使ってるところはここだ!」

心理「こういうお店もまだあるのね」

上条「ここのお店の特売が無かったら飢え死にしてましたよ」ウルウル

心理「ふふっ、大げさね」

上条「こころはあの暴飲暴食シスターを知らないからしょうがねぇな……。あれは常識が通用しないんだ」

心理「それは大変だったのね。さあ、今晩は何にしましょうか?」

上条「うーん、何でもいいぞ?」

心理「知ってるかしら? 『なんでもいい』っていうのが一番困るのよ?」

上条「そういうもんなのか」

心理「そうよ」

上条「じゃあ、ハンバーグが食べたいな」

心理「かしこまりました、ハンバーグの材料買いましょうね」
124 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/05/12(木) 20:12:39.34 ID:V/zC/i1N0
上条宅

トントントン ペチッペチッペチッ ジュージュー ズリズリ

心理「当麻さん、できましたよ」

上条「おお! おいしそうだなあ。上に乗ってるのは大根おろしか!」

心理「そうですわ。和風ハンバーグにさせていただきました」

上条「こんな洒落た料理、しかもお肉……。上条さん、感激で涙が出ますよ」ウルウル

心理「またまた、大げさなんですから」

上条「大げさなことあるもんか! ありがとう! こころ」

心理「この程度でよければいつでも作って差し上げますわ」



上条「うめぇ! これはうめぇ! バクバクバク! むしゃむしゃ!」

上条「おいしいな! 本当においしい! ムグッ! ……!」ウーウー

心理「当麻さん? そんな焦って食べるからですよ」サスサス

上条「ゲホッ、ゲホッ。助かったあ……。いやあ、あまりにもこころの料理がうまくてな」

上条「これならいいお嫁さんになれるな!」ニコッ

心理「いいお嫁さん、ね」ズキッ

心理「(私がなれるわけないじゃない。能力で人を好きに使うだけの私が。人を不幸にすることはできる)」

心理「(人を幸せにすることは……できない。この男も私の能力で)」ズキッ

上条「ん? どうかしたか?」

心理「いえ、何でもないわ」

上条「そうか?」
125 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/05/12(木) 20:17:19.23 ID:V/zC/i1N0
数十分後

上条「っふー。ごちそうさまでした」

心理「いえ、お粗末様でした」

上条「こんな充実した晩御飯は久しぶりだったよ」

心理「本当に大げさね」

心理「(嘘をついていないのはわかる。それでも否定しなければ、信じちゃいけない)」

心理「(信じて、嘘だったら。騙されてたら? 受け入れられない。もっとも、私に嘘なんてつけないんだけれど)」

心理「あら、もうこんな時間。そろそろ帰らないと」

上条「門限か、よし送っていくぞ」

心理「大丈夫ですわよ」

上条「いや、送っていく」

心理「私はレベル5よ? 学年に七人しかいない。心配ないわ」

上条「そんなの関係ねぇって。ほら、行くぞ。門限に送れちまう」

心理「あ、待って」
126 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/05/12(木) 20:23:25.36 ID:V/zC/i1N0
常盤台寮前

上条「今日はありがとうな、うまかったぞ」

心理「そんなに褒めていただけると、私も嬉しいですわ」

上条「じゃあな!」ッタッタッタ

心理「ええ、さようなら」

「おっと、中に入るのは少し待ってもらおうかァ?」

「能力使おうなんて考えるなよ? 俺達が誰か分かってるよな?」

心理「あら、第一位様と第二位様がわざわざ何の御用かしら? 私は何も用ないのだけれど」

垣根「上条当麻」

心理「!?」

一方「お前が能力を使った相手だ」

心理「証拠はあるのかしら? 仮にそうだとしても、彼には何の危害も加わってないと思うのだけれど」

心理「何のためにわざわざトップ二人が来たのかしら?」

垣根「証拠なんざどうでもいい。俺達の要求さえ飲んでくれればな」

一方「オマエに拒否権なンかねェぞ?」

心理「あら怖い怖い。それで、その要求っていうのは何かしら? もちろん聞くとは言ってないけれど」

127 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/05/12(木) 20:33:23.80 ID:V/zC/i1N0
垣根「もう上条当麻には近づくな」

心理「どういうことかしら?」

一方「あいつには幻想殺しって言う能力があってなァ」

心理「彼はレベル0だったはずだけれど」

一方「あァ、書庫にはそう載ってるはずだ。だがな、あいつには書庫には乗らない能力がある」

垣根「それが幻想殺しってわけだ。簡単に言えば、超能力であろうとなんだろうと異能の力を何でも打ち消すって代物だ」

一方「ここまで言えば言いたいことわかるよなァ?

垣根「オマエが最初にあいつに使った能力はその日のうちに打ち消されてたんだよ」

心理「嘘でしょ? だって彼はいつも私に従って……」

一方「それは能力でも何でもなかったンだよ。あいつの素の性格だ」

心理「あんなわがままに振舞ってたのに……」

一方「それを受け入れるのがあいつなンだ」

垣根「それにな、あいつはお前が能力を使って何かしらをしようとしてるって知ってた」

垣根「俺が教えたからな。その上で『危険があるから近づくな』って言ってやった」

垣根「それをあいつは拒否しやがった。わかるか? この意味が」

一方「あいつは、オマエが何かしようとしてる可能性、すでに何かした可能性、自分に危険が及ぶ可能性」

一方「全部受け止めて、分かった上でオマエと一緒にいたンだ」

心理「嘘よ……。嘘、嘘よ!」

垣根「嘘かどうかなんて能力で一発だろ?」

128 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/05/12(木) 20:40:08.05 ID:V/zC/i1N0
一方「俺たちがいくら言ったところであいつはお前に会うのをやめない」

垣根「だから俺たちが来た。わかったか? もうあいつには関わるな」

一方「関わるってンなら、容赦はしねェ。本気で潰す」

垣根「おとなしく常盤台の女王やってればいいんだ」

一方「帰るぞ、第二位」

垣根「命令される謂れはねぇよ」

心理「(私に関する記憶を操作。無かったことにさせてもらうわ。トップ二人に目をつけられるなんて冗談じゃない)」

一方「あれ、何で俺たちここにいるンだァ?」

垣根「知るか。コーヒーでも買いに来た途中だろ。さっさとコンビニ寄って帰ろうぜ」

一方「あァ。クソガキにはプリン買って買えるか」

垣根「いい父親だな」

一方「うるせェ」
129 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/05/12(木) 21:00:04.38 ID:V/zC/i1N0
心理「(分かってた……? 知ってた? 私が能力を使ったことを? なのに何で? 何で私と?」

心理「(彼のどこにも嘘は無かった。私に付き合ってるとき嫌そうな顔をしなかった。そんな気持ちも……)」

心理「(わからない、どうして? 私の周りにいるどんな人間も、そんなことは無かった。絶対私を嫌いになった)」

心理「(あの超電磁砲だって、私といるときは心底嫌そうな顔をしてる。彼はどうして、私と)」

心理「(嘘よ……。そうよ! 嘘なのよ。あの第一位と第二位が守ろうとするくらいですもの、本当はすごい能力者なのよ)」

心理「(私を騙してるよ、ええ、そうに違いないわ。ふふ、本当に能力が打ち消されてるならまた使えばいい)」

心理「(また私の能力で私の物にすればいい。消されたら、嫌われたら、また能力で。次もまた、その次も)」ボロボロ

心理「(あれ、おかしいわ。何で涙が出てるのかしら。私は心理掌握、都市に七人しかいないレベル5)」

心理「(その中でも精神系のスペシャリスト。なんで心が制御できないの? 心が、こころが……)」

心理「(『こころ』やめて、その名で呼ばないで。『こころの料理がうまくてな』やめてやめて)」ズキズキッ

心理「(もう、わからない。どうして、なんで。なぜ?)」

コンコン ガチャ

「いかがなさいました? もうじき夕食のお時間ですわよ 皆さん心配していらっしゃいますわ」

心理「(嘘、心配なんてしてない。嘘まみれ。私の周りの人間は皆嘘つきなのよ!)」

心理「(『お前面白いなー』嘘! 『いいお嫁さんになれるな』嘘! ……嘘? じゃない?)」

130 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/05/12(木) 21:19:17.01 ID:V/zC/i1N0
心理「(能力を知って、私が何をしようとしてるのかも知って、知り合いに警告もされて)」ズキッ

心理「(『もうあいつには関わるな』ね。色々潮時なのかしらね。トップに目をつけられた)」

心理「(精神状態もいつもの私じゃない。そうよ、別にあの男のことなんてなんとも思ってないのだから)」ズキッ

心理「(いつも通り女王のトップとして振舞うだけ。嘘と媚に満ちた世界で。彼とも関わらず)」ズキッ

心理「(ただ戻るだけ。いつもの私に戻るだけ。それだけ、なのに何でこんなにも)」ズキッ

心理「(こんなにも胸が痛いの? 苦しいの? わからないよ……)」


131 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/05/12(木) 21:31:15.07 ID:V/zC/i1N0
数日経って

上条「最近こころのやつみねーな」

一方「こころ? 誰だそいつは」

上条「心理掌握っていう常盤台のお嬢様だ。って前話さなかったか?」

一方「そうだったかァ? 三下のことなんかいちいち覚えてねェからな」

上条「そうか。何か事件に巻き込まれてんのかな?」

一方「それはねェだろ。仮にもレベル5だ。たいていのクズはどォにでもなる」

上条「うーん、そうかな」

一方「そォだ」

上条「うーん。やっぱ気になる。ちょっとひとっ走り行ってくる」

一方「おォ! 気をつけろよォ」



たぶん今日はここまで。
こころちゃん編長いお…。
一応こころちゃんは原作で名前と能力だけだから、オリキャラみたいになってるけど、すまんな。
見た目のイメージは各々でしてくれ、あいにく絵の才能ないから書けない。
132 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/05/12(木) 21:40:12.90 ID:ORMg6OUk0
けど実際心理掌握ともなるとこういう苦悩あるだろうな
上条Δ
133 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/12(木) 21:57:37.12 ID:zmPBgcp3o
この二人にも能力効くんだな
134 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2011/05/12(木) 22:24:16.93 ID:BPQwI3GIo
全盛期ならまだしも今はな
135 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/05/13(金) 00:12:43.47 ID:Cy4i2AE80
だめだ・・・・何度やっても心理掌握の見た目が心理定規しかイメージできない・・・・
他のイメージができたとしてもマミさんぽくなる・・・・・ヴァンガードファイター失格だよ・・
だれか予想画像か予想絵を持ってきて・・・・・
136 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/05/13(金) 00:21:23.34 ID:2xHP7Rzf0
>>135
食蜂さんだったら漫画にちょっと出てた希ガス
137 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/13(金) 04:56:44.81 ID:PS0WEP2uP
正直このままこころんエンドにいってしまってもいいくらい、こころん編はいいものだな
138 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/05/13(金) 10:45:00.69 ID:X4qxUdHDO
ども、1だよー。

>>137
こころんじゃなくて、こころなんだぜい。


で、心理掌握についてぐぐってきたよ。
したら、「とある科学の超電磁砲」漫画内で、それらしき自分が写されてるコマがあった。

コマ内に複数の女性がいて「あれが最大派閥の……」的な説明されてた。

真ん中にいる女の子がそれっぽいんだけど、確定してないから、引き続き心理掌握の外見の描写はしないでおくね。

ソースは自分でぐぐってくれ。

以上、1からでした。
139 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/13(金) 12:30:54.51 ID:89AgfFbDO
あんなモブかどうかわかりづらい登場のしかたはないと思うんだがね
140 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/13(金) 17:56:06.33 ID:cceM+vqDO
こころんはゴスロリ云々って聞いたから、勝手に俺妹の黒猫でイメージしてる

ゴスロリはこころんじゃなかったっけ?
141 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/13(金) 19:51:13.60 ID:K/04jC4IO
ツートッブは心理掌握が能力使うのも承知の上だったんだろな。
142 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/05/13(金) 20:12:32.26 ID:BbLSo38Y0
上条「こころのやつ一体どうしたんだ。ついこの間まではよく見てたのに……」

上条「うーん、やっぱり常盤台のお嬢様は忙しいのかな。うーん」ブツブツ

<アンタナニヤッテンノヨ!

<ナニブツブツイイナガラアルイテルノヨ!

上条「うーん。常盤台のお嬢様か……。なら御坂に聞けば何か知ってるかもしれない!」

「だから、さっきから呼んでるでしょーが!!」ビリビリ

上条「うわっ」キュピーン

御坂「さっきからブツブツ言ってどうしたのよ。しかも私の名前まで出して」

上条「聞かれてたのか」

御坂「あれだけ喋りながら歩いてれば聞こえるわよ。で、私に何を聞きたいの?」

上条「いやな、最近こころのやつを見ないから、ちょっと気になってな」

御坂「こっ、こころ?」

上条「ああ、心理掌握ってやつだよ。確かお前も会ってると思うんだけど」

御坂「(会ってるも何もないわよ! 私の目の前で堂々と名前やらあだ名で呼び合って)」

御坂「(最近だっていっつもいっつも一緒にいて……)」ブツブツ

上条「御坂さーん」

御坂「(何なのよもう。くっついてるわけ? そそそんな……)」ブツブツ

上条「おーい、御坂美琴さーん」

御坂「なっ、何よ!」

上条「あの、その心理掌握さんについてご存知ないでしょうか」
143 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/05/13(金) 20:27:40.55 ID:BbLSo38Y0
>>141
本当のこというと、一方さんと垣根さんは話してるうちに能力のことを忘れてたっていう感じ。
お二人さんはめちゃめちゃ強くて頭もいいけど、一周回ってアホの子っていう。


やべぇ、美琴の表記間違えた!

美琴「最近、学校内では見てないわよ。いつもうざったいくらい人引き連れてるから、いれば嫌でも視界にはいるけど」

美琴「そういえば取り巻きたちも何だかいつもと様子が違ったわね」

上条「様子が?」

美琴「そうね。表情が不満気というか、苛立ちというか、嫌悪感というか。あんまりいい表情をしてなかったわね」

上条「それって大丈夫なのか?」

美琴「問題ないでしょ。精神系の最高能力者よ? その気になれば片っ端から洗脳するなりなんなり方法はあるでしょ」

上条「でも周りの人がそういう様子ってことは、やってないんだろ?」

美琴「そういうことになるわね」

上条「だとしたらやっぱり危ない!」ダッ!

美琴「待ちなさいよ! アンタが行っても学園には入れないし、寮にも入れないでしょ!」

美琴「私が行ってやるわよ」

上条「ビリビリ……」

美琴「ビリビリじゃないって言ってんでしょうが!」
144 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/05/13(金) 20:42:01.36 ID:BbLSo38Y0
常盤台

美琴「アンタはここで待ってて、私が中探してくるわ」

上条「恩にきる!」


美琴「っと言っても、学園の園に入ること自体は簡単なんだけどね。あの馬鹿簡単に入れたら、一人で突っ走るし」

美琴「黒子が出てきても色々面倒だし。っし、美琴サマが人肌脱ぎますか」

美琴「(でもよく考えたら私、あいつの居場所知らないわ……。とりあえず聞けばいいわよね)」

美琴「ちょっといいかしら? 心理掌握どこへ行ったか知らないかしら。え、知らない?」

美琴「心理掌握どこ行ったかわかる? ……思い出したくも無い?」

美琴「(派閥の人たちが心理掌握を嫌ってる? やっぱり能力使ってないんだわ。でも何で? あの女王様が)」

「心理掌握を追い詰めたかしら?」

「はい、現在能力測定用のグラウンドへ連れて行っています」

「人員は揃ってるかしら?」

「抜かりないですわ。レベル4も数人行ってますわ」

「そう。でも、用心するに越したことは無いわ。戦闘向きでないにせよ、レベル5なのですから」

「もちろんです」
145 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/05/13(金) 20:52:06.55 ID:BbLSo38Y0
美琴「(十中八九、心理掌握への攻撃の計画。いくらなんでも手のひら返しすぎる)」

美琴「(でも、あの女王様が追い詰められても能力を使わないなんて何かあるわ……。それよりも先にすることがある、か)」


prrr prrr

上条「電話? 御坂からか」

美琴『アンタ、今すぐ中来れる?』

上条「どうした!?」

美琴『詳しい説明はあと! 来れるんでしょ?」

上条「もちろんだ、すぐ行く。場所はどこだ?」

美琴『一度上空に電撃を撃つわ。その方向に走ってきなさい。特に入り組んだ作りしてるわけじゃないから』

上条「わかった。待ってろ」ダダダッ

中にて

上条「どうした!」

美琴「走りながら説明するわ。付いてきて」ダダダッ

上条「分かった!」ダダダッ

上条「それで、何があったんだ」

美琴「理由はわからないけど、心理掌握の襲撃が計画されてるわ」

上条「襲撃!?」

美琴「そう。襲撃と言っても、派手に能力使ったらもちろん罰則ものだから、そんなすごいことはないと思うけど」

美琴「なんかおかしいのよ。かつての心理掌握の派閥の人皆が心理掌握を嫌ってるのよ」

美琴「今までの様子を見てると想像も付かないくらいに」

上条「どうしてだ?」

美琴「それはわからない。とりあえず、襲撃を止めないと」

上条「ああ!」
146 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/05/13(金) 21:05:51.95 ID:BbLSo38Y0
能力測定グラウンド

「何であなたが女王だったのか、私にはわからないわ」

「私もよ。こんなにも嫌いなあなたが私達のトップだっただなんて」

「どうせ能力ででしょう。ふん、でもそれも今日までね」
           ・・・
「みんなあなたのことが大嫌い、なのですから」

心理「(本当、嘘なんてどこにもない。みんな、心の底から私を嫌ってる。嫌悪感ほど正直なものはないわね)」

「もちろん、そんなひどいことはしないわ」

「したいけれど」

「それでは私達が処罰を受けるから」

「処罰に受けない程度に、ね。とりあえずここを辞めたくなるくらいには」

心理「(もう、どうでもいいわ。どうせ能力を使っても最後はこの結末。わかってるわ」

ビリビリ ドカーン

「な、なにが?」

「電撃、まさか……?」

美琴「アンタたちね、一人の人間に集まって、恫喝して、恥ずかしくないの?」

「私達は能力で好きなように遊ばれてたわ」

「その報いを多少なりとも受けてもらうだけですわ」

147 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/05/13(金) 21:15:01.96 ID:BbLSo38Y0
心理「(超電磁砲……? なぜここに)」

「いくら美琴様と言えども、口を挟む余地はなくて?」

美琴「無いわね。でも、そんな理屈じゃ止まらないやつがいるのよねー」

上条「こころ!」

「割り込まないでくれないかしら?」ファイヤーボール

キュピーン

「へっ?」

美琴「あー、言い忘れてたけど。アイツのよくわかんない右手は、私の超電磁砲すら効かないから」

「な、んですって?」

上条「こころ! 大丈夫か? 怪我は無いか?」

「それでも所詮一人ですわ! こっちに何人いるとお思いで?」

美琴「アンタたちの相手は私よ!」ビリビリッ

美琴「心理掌握を連れて行きなさい!」

上条「でもお前が」

美琴「常盤台のエース、美琴サマに任せなさい」

上条「……わかった。でも、無理はするんじゃねぇぞ!」

美琴「無理するほどの相手でもないっつー、のっ!」ドカン

上条「走れるか、こころ」

心理「(何で、この男が? どうしてこの場に……)」

上条「立てっ、走るぞっ!」
148 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/05/13(金) 21:28:58.87 ID:BbLSo38Y0
とある公園

上条「ハァ……ハァ……。ここまでくればさすがに大丈夫だろ。まあ、御坂が相手してるから万が一もなさそうだけど」

心理「どうして?」

上条「ん?」

心理「どうしてあなたがいるの? どうしてあなたがきたの? どうして?」

上条「そりゃあ、最近見ないから心配になってだな」

心理「何で私なんかの心配するの?」

上条「何でって。人を心配するのに理由なんているか?」

心理「私は……、あなたに能力を使ったのよ! そんな私を心配する必要なんてっ!」

上条「っ! どうしてそれを」

心理「学園都市のトップ2に言われたわ。『これ以上関わるな』って。『俺たちが忠告しても聞かない』って」

上条「あの二人……」

心理「ふふ、あの二人のしたことは当然のことよ。自分の友人に能力が使われてるなんて知って、放置しないでしょう?」

上条「でも俺はお前に何もされてない」

心理「何かする前に能力がかき消されただけよ、あなたのその右手で。かき消されてなかったら私の奴隷だったわ」

心理「そうね、私を常に守るボディーガードか何かやらせてたかしらね。いつでも私の身代わりになれるように」

心理「私の好きに使ってたわ。道具として、オモチャとして」

上条「そんなの嘘だ」

心理「嘘じゃないわ。私は精神系最高能力者心理掌握。人の嘘なんて簡単に見抜ける」

心理「だから自分の心のことも良く分かってる。これは嘘じゃないのよ」

上条「だったら。だったらどうして、お前は涙を流してるんだ? 嘘だからじゃないなのか?」

上条「無理をしてるんじゃないか? 自分を偽ってるんじゃないのか?」

心理「泣いてなんか……え? どうして? 嘘嘘、こんなの嘘よ! ありえない!」

上条「嘘なんかじゃないんだ。こころ、その涙も、その気持ちも。全部真実なんだ」

心理「違うわ! 人は、他人は。いえ、私は嘘つきなの! 能力で人を操って自分の都合いいように使ってきた」

心理「嫌われるたびに能力で洗脳してまた、嫌われて。そしてまた洗脳して。私の都合のいいように」
149 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/05/13(金) 21:43:37.82 ID:BbLSo38Y0
心理「他人の人格を嘘で塗り固めて、私も嘘で塗り固めて、何にも本当のことなんてない」

心理「全部嘘なのよ、私は」

上条「じゃあ、俺に料理を作ってくれたこころは? 俺のことを考えてくれてファミレスにしてくれたこころは?」

心理「それはあなたを取り込むための」

上条「嘘だ。あのときの笑顔は本物だった。どこも偽ってなかった」

心理「ふふ、あなたがわからないだけよ。正直者のあなたにはね」

上条「俺は正直者なんかじゃないよ……」

心理「え?」

上条「俺は嘘を付いてる。それも大きな嘘を、多くの人に。あの御坂美琴にもだ」

心理「どういう、こと?」

上条「俺はな、ある日を境に記憶を失ったんだ。その日より前の記憶が全部ないんだ」

上条「そのことを隠してる。クラスメイトにも、担任にも、御坂にも、両親にも」

上条「俺は記憶を失う前の『上条当麻』を演じてるだけなんだ。俺は俺じゃなくて借り物のようなものなんだ」

上条「周りの人間はその『上条当麻』を慕ってる。俺のことを慕ってるわけじゃない」

上条「俺こそ本当の嘘つきなんだ」
150 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/05/13(金) 22:02:03.77 ID:BbLSo38Y0
心理「(嘘じゃない……? 本当にこの男は記憶を失ってる。それを悟られないように嘘を)」

心理「(私と同じ嘘つき? ふふ、違うわ。私とは本質的に嘘が違うわ)」

心理「あなたの嘘は周りを傷つけないための嘘。私の嘘は周りを傷つける嘘。同じ嘘じゃない」

上条「嘘は嘘、同じ嘘だ。俺も、お前も」

心理「違う!」

上条「違わない! 俺は知ってる。こころが優しいってことを。そしてちょっと臆病なことを」

上条「大丈夫だ、俺はお前を信じてる、信じてやる。それが嘘であっても」

心理「嘘よ、そんなの嘘に決まってる。そういって友達はみんないなくなったわ!」

上条「嘘じゃない、俺は裏切らない」

心理「嘘! 嘘嘘! (嘘じゃない……。嘘じゃないけど、怖い)」

上条「俺だけじゃ不安なら他のやつだっている」

心理「さっきのグラウンド見たでしょ? もう私には誰もいないわ」

上条「いや、いるぞ。なあ、御坂?」

美琴「今来たばっかりに私に振るなっつーの!」

美琴「まあ、私は好きじゃないけど、アンタが信じるってなら、私も信じるわ」

上条「助かったぞ、御坂」

美琴「その代わり今度なんか奢んなさいよね」

上条「わかったわかった。こころも連れて行っていいよな?」

美琴「あーはいはい。別にいいわよ」

心理「何で? 何で私に、こんな」

上条「最初に言っただろ? 理由なんてないんだよ」

上条「そうだな、強いて挙げるなら、こころが俺の大事な友達だからな」

心理「友達……?」

上条「ああ、友達だ!」スッ

心理「(彼に嘘はない、あるのは本心だけ。この手を、この手を取っていいのかしら、私は……)」

美琴「あーもう、じれったいわね! ほら、手貸しなさい!」ガシッ

心理「(手が温かい。それに、なんだか心まで……)」ボロボロ

心理「ヒック、ヒック。うわああああん!」ボロボロ

美琴「ほら、泣かない泣かない」ナデナデ
151 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/05/13(金) 22:19:08.06 ID:DB9QCYiR0
とりあえず今日はこれで終了だと思う。
こころちゃん編がほぼ終わりかしら……。

次の方向性は決まってないけど、まあ好きにかくよ。
今後も。
152 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [sage]:2011/05/13(金) 22:23:18.00 ID:unZ1TnfAO
乙!
153 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2011/05/14(土) 00:33:13.93 ID:XbPcpwyHo
上条さんかっけぇな

乙です
154 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(鹿児島県) [sage]:2011/05/14(土) 01:18:28.07 ID:bxWGXnQZo
最初のほうから考えられないちゃんとした展開
155 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/05/14(土) 01:29:28.93 ID:y9jm9O4do
乙乙
上条勢力がガチすぎてアックアかフィアンマあたりが刺客にくるレベル
156 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/14(土) 01:45:35.85 ID:OFzbAweao
ここまでスレタイに裏切られたスレは初めてかもしれん
もちろんいい意味で
157 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]:2011/05/14(土) 02:04:50.99 ID:EwKS93/AO
乙です

美琴は記憶喪失知らない設定なのか
158 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/05/14(土) 05:36:10.13 ID:3Mw69JEK0
原作でも心理掌握はやくでてほしい......
159 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/05/14(土) 11:31:39.15 ID:UUHFcV6q0
ども、1だよー。

>>157
一応知ってる設定。
なんとなく神の右席編終了後のノリだから、知っちゃってる。
ただ、心理掌握に上条さんが記憶喪失を告白した時にはまだその場にいなかったから、その一部始終は聞いてない。

ちょっとした番外編 大学PCから書き込み中でござる。

とある最強二人のお暇つぶし編

<ラッシャイマセー

一方「なんでハンバーガーショップに野郎二人で来てるんだ」

垣根「昨日から、新商品が始まったからな」

一方「それでわざわざ俺を呼び出した、と」

垣根「もちろんだ!」

一方「帰る」

垣根「そんなことを言ってられるのは今のうちだぜ……?」

一方「なんだとォ?」

垣根「見ろ、この新商品を」

『ボリュームあるパティを計四枚挟んだデラックスバーガー。滴る肉汁を味わえ!』デデーン

一方「これは……」

垣根「そうだ、肉好きのお前なら食わざるを得ないだろう」

一方「悔しいが、今回はお前が正しいようだなァ」
160 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/05/14(土) 11:41:42.64 ID:UUHFcV6q0
垣根「このセット二つでいいよな。一緒に来て注文が別々だとめんどくせぇから、俺が頼んじまうぞ」

一方「さっすがァ、第二位太っ腹ァ」

垣根「ちげーよ!」

「第一の質問ですが、決まってますか?」

垣根「ああ。このデラックスバーガーのセットを二つだ」

「第一の回答ですが、かしこまりました」

垣根「で、いくらだ?」

「第二の回答ですが、1940円です」

垣根「ほらよ」ユキチサン

「第三の回答ですが、お返しは8060円になります」

「補足説明しますと、全て1000円札でのお返しになってしまいます」

「私見ですが、申し訳ないです」

垣根「かまわねぇよ」


一方「おせェよ」

垣根「うるせぇ、持ってきてやったんだから感謝しろ」

一方「チッ」

垣根「さて、いただくとするか」

一方「」モグモグモグ

垣根「」ムシャムシャムシャ

一方「最っ高だねェ。いいベクトルしてやがる」

垣根「ああ、これは俺の常識も破りやがったな」

<ママーオニイサンタチコワイカオシテルー

<シッミチャイケマセン

一方「食った」ゲフッ

垣根「食った」グフゥ


とまあ、この二人は仲がいいということで。
本編更新は多分夜かなー。
161 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/05/14(土) 15:49:45.05 ID:dKs83bCt0
いいベクトルしてやがるになぜか吹いた
162 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/14(土) 17:58:24.99 ID:TEo1rKxDO
ええ話や

しかし序盤は序盤で頭痛起こすほどわろた
163 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/14(土) 19:44:01.73 ID:UGSv+icDO
肉の旨味に何のベクトルがあるのか知りてぇ
164 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/05/14(土) 21:07:27.98 ID:geJFMrNC0
美琴「落ち着いた?」

心理「ええ……。ありがとう」

美琴「いいわよ別に。私は私のしたいことをしただけなんだし」

心理「(彼の手温かかった……」ジブンノテ ジー

美琴「なっ! じっと手見てんじゃないわよ!」

上条「っし! 一件落着だな。飯食い行こうぜ!」 ビリビリも来るだろ?」

美琴「当たり前でしょ! もちろんアンタの奢りだからね」

上条「えぇっ!」

美琴「誰が戦ってあげたと思ってるの」

上条「美琴サマです……」

美琴「分かればよろしい」

心理「大丈夫ですよ、当麻さんの分は私が出しますから」

上条「こころ!」

美琴「ちょっと!」

心理「ツンツンするのは勝手だけれど、もたもたしてると私が貰っていくわよ?」コソッ

美琴「なななな、なんで私に言うのよ! 別にアイツがどうなろうと私にはゴニョゴニョ……」

上条「ん? 何話してんだ?」

美琴「アンタには関係ないでしょーが!!」ビリビリ!!

上条「何で怒ってらっしゃるんでせうか?」

美琴「うっさい!」ビリビリ ドカン

上条「不幸だあああああああああ!!

心理「(決めた。もう能力に頼らない、能力なんて使わなくても私を分かってくれる人はいる)」

心理「(当麻さん、ありがとう。そして、大好きっ♪)」

上条「何か言ったか?」

心理「いえ、何でもないわ。さ、行きましょ。いつものファミレスでいいわ」ウデヲ ギュー

上条「こ、こころ?」

美琴「なにいちゃついてんだごらああああああ!」


ということで、こころちゃん編終了。
長くてごめんね。
削板君編は正直、やらなくていいかなーって。
いや、削板君が嫌いじゃないの、むしろ大好きだよ。

今後の展開についてはどうしようか悩み中よ。
希望あるかしら?
無ければ、それなりに適当に書くよ。
165 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/05/14(土) 21:09:16.07 ID:GQSVuqBHo
レベル5+上条でどっか遊びに行く編を見てみたいかも
166 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]:2011/05/14(土) 21:17:55.37 ID:7WvboOpAO
>>165
どいつもこいつも 上条さんが不幸な仕打ちをうける光景しか浮かばないんだがww
167 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/05/14(土) 21:39:46.72 ID:0rQOMd3A0
またかと言われてもいいから六位を青ピで出してあげて・・・・・
こういうレベル5が仲良くする話で六位が省かれると本当に泣く・・・・
かまちーにすごいパーンチをしてもいいよな。
168 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) :2011/05/14(土) 21:50:51.78 ID:wUJmN+cO0
>>167
と同意
青ピをだしてくれ多重能力の青ピが活躍するSSあるし
青ピ好きには溜まらない
169 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/05/14(土) 21:53:43.30 ID:dZHUzO/k0
そしてリビングから自室へ。
自分の携帯でレス入れながら書くね!
>>39>>165を同時にやればいいと思ったんだ。
>>167 すまんな、青ピ好きなキャラではあるが、他の青ピスレに期待しておくれ。

とある英雄と6人の超能力者達

垣根「今日集まってもらったのは他でもない」

一方「ある重大な案件がある」

麦野「もったいぶらずにさっさと言ったら?」

垣根「その理由とは……」

一方「その名も『いつもありがとう! 俺たちのヒーローに感謝しようプロジェクト』だァ!」

美琴「うっわ……」

心理「さすがにちょっとそのネーミングセンスはいただけないわ」

削板「いいじゃないか! 根性のある計画ではないか!!」

一方「そうだそうだ!」

垣根「文句あんのか!」

美琴「こいつらってこんなにめんどくさかったっけ?」ヒソヒソ

麦野「能力が糞面倒なのはわかってたけどさ、性格もこんなんだとはね」ヒソヒソ

心理「でも、これに乗っておけば、彼との距離をグッと縮められるんじゃないかしら?」

麦野&美琴「!!」

心理「(あら、目の色が。単純ね)」

麦野「ひとまずネーミングセンスについては触れないであげるわ」

美琴「具体的には何をするつもりなの?」

一方「それを今から考えるンだろうが」

垣根「馬鹿なのか? これだから第二位以下は」ネー?

一方「あァ」ネー

美琴&麦野「(ウザさも学園都市トップか……)」
170 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/14(土) 22:03:31.30 ID:jTYdLdKko
「以下」か…
171 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/14(土) 22:11:39.86 ID:HrNi4Skw0
「以下」ってことは自分も入ってるのか…
172 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/05/14(土) 22:16:57.33 ID:dZHUzO/k0
一方「だから何かいい案を出せってことだ」

麦野「第一位、第二位様の頭脳じゃ何も思い浮かばないのかしら?」

垣根「よく聞いてくれたな!」

麦野「(あ、これ地雷踏んだわ)」

一方「第一の案はヒーローを世界一周旅行に連れて行く。レベル5の財力で豪華絢爛なものにしてやるぜェ」

垣根「続いての案は、日本国内の有名どころを巡る旅行だ。それも豪華な」

一方「そして、第三が……」

美琴「ちょっとちょっと、勝手に語るんじゃないわよ。私たちの案も聞きなさいよ」

麦野「そうよ、野郎二人だけで語っても意味ねぇだろうが」

削板「ちゃんとおなごの意見も取り入れないとな!」

一方「じゃあ、オリジナル。お前言ってみろ」

美琴「ゲコ太の着ぐるみショーよ」

全員「……」

垣根「原子崩し、お前はなんかあるのか」

麦野「あるに決まってるでしょ。あのヒーローとファミレスでおしゃべり」

一方「ありえねェ!」

垣根「なんなんだよ! お前らの意見は!」

美琴「うっさい! アンタらも大概でしょーが!」

麦野「お前らぶ・ち・こ・ろ・し・か・く・て・い・ね」

<ワーワー ギャースギャース メルヘン ロリコン ツンデレ ヤンデレ コンジョウ

「俺様の店で騒ぐんじゃねえよ」

「他の客の迷惑なのである」

「私が外食の作法というものを教えてもいいのですが」

「何? 『うるさい』って大義名分で科学サイドの奴らを攻撃できんのね?」

心理以外「すみませんでしたっ!」
173 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage ]:2011/05/14(土) 22:21:39.32 ID:ZhQGCNqL0
約一名何で生きてる……

あと一方さんも酷いなwww
垣根が第二位以下って言ってるのを思いっきり肯定してやがるwww
174 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/05/14(土) 22:25:28.81 ID:dZHUzO/k0
心理「落ち着いたかしら?」

一方「あァ、すまねェ。少し取り乱しちまった」

垣根「ちょっと熱くなりすぎた」

美琴「反省はしてるわ」

麦野「あの4人怖すぎだろ」

削板「俺の根性でも少しビビった」

一方「で、俺の案でいいよな? 俺より下の奴の案は馬鹿みてェなのしかないからな」

垣根「おい、俺の案はどうした!」

一方「糞メルヘン、オマエ自分の発言思い出してみろ」

垣根「俺の発言……?」

一方「『馬鹿なのか? これだから第二位以下は』」

垣根「あ……」

一方「馬鹿はテメェ一人だ!」クケケ

垣根「」ズーン

心理「てっぺん二人で漫才かしら? そんなことより、貴方たちは皆、ヒーローのことをわかってないわ」

美琴「だったらアンタはわかってるっていうの?」

心理「ええ、少なくとも貴方たちよりはね」

麦野「大きく出たねえ。そんだけ大口叩いておいて、糞みたいな案だったらどうなるかわかってるのかしら?」

心理「私の案が一番いいのだから、どうもならないわよ」

一方「ほォ?」

垣根「言ってくれるじゃねぇか」

削板「なかなか根性ある発言だな! いいぞ!」
175 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/14(土) 22:35:27.23 ID:gXoj189DO
1の携帯だよー。
あいだにレス挟ませてもらうね。
176 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/05/14(土) 22:35:32.64 ID:dZHUzO/k0
心理「豪華な旅行? 金さえ掛ければいいなんて愚の骨頂よ。そこに人の気持ちは込められてないわ」

一方&垣根「……」

心理「子供じみたショー? 自分が見たいだけなら一人で行きなさい」

美琴「ゲコ太は子供じみてないもん……」

心理「ファミレスでおしゃべり? いつでもできることを、お礼の場でしてどうするのよ」

麦野「だってこれしか思いつかないんだにゃーん」

心理「プロテインのセット? 現実的ではあるけど、別に機会に送るのが無難でしょ」

削板「そうか……」

心理「まずか彼がどんな生活を送ってどんな性格をしてるか考えてみるといいわ」

美琴「女の子より特売が大事で」

麦野「いつも『不幸だ』とか言ってて」

垣根「しょっちゅうトラブルに首突っ込んで」

削板「根性があって」

一方「人のために動くやつ」

心理「そうよ、わかってるじゃない。そこまでわかってて、なんでそういう結論が出るのかしらね」

心理「彼には値段よりも何よりも、気持ちの伝わるものがいいのよ。思い出に残るものとかね」

一方「思い出……?」

垣根「それだったら旅行でいいじゃねーか!」

心理「豪華である必要はないわ」ピシャリ

垣根「」クスン
177 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/14(土) 22:47:22.16 ID:gXoj189DO
レスすまんよ。
178 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/05/14(土) 22:47:26.31 ID:dZHUzO/k0
一方「癪だが、今回は第二位の案に俺は全面的に賛成するぜ。俺たちは実験やらなンやらで、一般人らしいことをした記憶がねェ」

一方「しいて言うなら、超電磁砲と心理掌握が学校に通って、そこそこ人並みの生活してるだけだ」

一方「だから、旅行いいンじゃねェか? 俺たちが普通に振る舞ってる様を見せるのもヒーローへの恩返しになると思う」

一方「その初めての思い出の中にヒーローがいたら最っ高じゃねェか」

垣根「一方通行……」

麦野「第一位……」

一方「ケッ、何もテメェらのためだけに言ってるわけじゃねェよ。俺も味わってみたいンだよ。普通ってやつを」

削板「いいこというじゃねーか! 見直したぜ!!!」

心理「ふふ、じゃあ未元物質の案をとって『国内旅行でヒーローへ恩返し』でいいかしら?」

心理以外「おー!」

美琴「でも、私たち全員レベル5よ? 学園都市の外へ出れるのかしら……」

垣根「そうだ、俺たちレベル5だった」

一方「問題ねェよ」

麦野「でも、アレイスターは許さないだろ」

一方「なら、交渉してやればいい」

垣根「交渉が通じる相手じゃないと思うんだが」

一方「そろいもそろって馬鹿なンですかァ? レベル5が乗り込んでくれば多少なりとも交渉の余地はある」

179 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/14(土) 23:05:26.22 ID:gXoj189DO
今日はコレでおわり
180 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/05/14(土) 23:05:28.09 ID:dZHUzO/k0
一方「ってことで、こいつらと幻想殺しで学園都市外へ出る許可を取りに来た。許可を出せ」

アレイスター「認められるわけないだろう」

麦野「やっぱりね」ヒソヒソ

垣根「何せ一人除いて全員いるもんな」ヒソヒソ

美琴「そりゃそうよね」ヒソヒソ

削板「こいつからは根性で何とかできる雰囲気を感じ取れない」ヒソヒソ

一方「認めろ」

アレイスター「駄目だ」

一方「勘違いしてるンじゃねェぞ。俺たちは許可を『貰いに来た』訳じゃねェ」

垣根「はっ?」

美琴「え?」

アレイスター「どういうことだ」

一方「許可を『取りに来た』ンだ。これはお願いじゃねェ。命令だ、許可を出せクソッタレが」

アレイスター「いくらすごんだところで怖くもなんともない。認められないな。帰りたまえ」

一方「命令だって言ってンだろ? お前に拒否権はない。ここにレベル5が一人を除いて全員いる。この意味がわかるか?」

一方「しかも、俺たちは昔のように敵対関係じゃない。あの幻想殺しのおかげで今は『仲間』と呼べるもンだ」

アレイスター「だからどうした? 束になってかかろうと私に触れることすらできない」

一方「お前のプランに必要なのは幻想殺しや、俺。能力の復活した第二位だって使えるはずだ」

一方「第四位も失った体の一部を直すほど必要だったはずだ」

アレイスター「何が言いたい」

一方「今仲間の俺たちは、お前のプランに全力で抵抗できるってことだ」

アレイスター「君たちの抵抗程度じゃプランは揺るがない」

一方「ここで全員死んでもかァ?」

アレイスター「なんだと?」

一方「俺はチョーカーの電源さえ入れなければ一般人以下だ、第二位も変わらない。そして俺は俺以外を瞬殺できる」

一方「こいつらを瞬殺した後、空へ飛び、チョーカーの電源を切って落ちれば、俺もめでたく死ぬってわけだ」

一方「言ってる意味がわかるな? アレイスター。もォ一度言うぞ、外へ出る許可を出せ」

アレイスター「……わかった。ただし、外へ大事は起こすな」

一方「立場がわかってねェな?」

アレイスター「……」

一方「戻るぞ、テメェら」



今日はもう寝るよ!
ロリコンさんにもかっこいい場面いるよね!
じゃ、また明日。

「おやすみなさいなのである」

181 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) :2011/05/14(土) 23:10:11.69 ID:ZMSKMEOp0
>>1


>>179
お前は、何だ?勝手に終わらせるな屑
182 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/05/14(土) 23:21:09.80 ID:dZHUzO/k0
>>181
すまぬ! それはwifiだと連続投稿できないから、それを解消するための俺の携帯の書き込みだ!
誤解させたようで悪かった。

一方「ったく、ここの>>1はトリも何もつけねェから紛らわしいンだよ」

垣根「全くだ」

上条「でも、SS初投稿の>>1がいきなりトリとかつけていいんでせうか?」

一方「かまわねェだろ」

垣根「外野にとやかく言われる筋合いはねぇよ。文句あるなら見るなって話だ」

上条「そういうものなのか……?」

一方「そうだ」

垣根「ということで、明日からは名前とトリを付けるぞ」

一方「名前は決まってンのか?」

垣根「誰か考えてくれるだろ」

上条「他人任せはよくないような……」

一方「じゃあ、ヒーローが考えてくれよ」

上条「と、特売の時間だー。帰らないとー」

一方「ちっ。しょうがねェ、誰か考えておけよなァ」

垣根「ていとくんとのお約束だぞ♪」

ということで、本当におやすみなさい。
183 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) [sage]:2011/05/14(土) 23:27:41.52 ID:6bIOOWWAO
>>181

>>179は1の携帯だろ、お前もレスぐらい読め
184 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [sage]:2011/05/14(土) 23:28:13.35 ID:zkl8EEpf0
ここの垣根は杖ついてるの?
185 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(鹿児島県) [sage]:2011/05/14(土) 23:47:58.90 ID:LUGSv+ico

186 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) [sage]:2011/05/15(日) 06:06:34.89 ID:X57JQ7HAO
ラリラリ一択だろ
187 :ラリラリ ◆IgJDZoCsoc [saga]:2011/05/15(日) 09:59:42.25 ID:4BTff9VC0
>>184
ていとくんは杖ない設定。
ていとくんのチョーカーについては最初に言ったとおり、ご都合主義で動かしてるから、原理も減ったくれも無いよ!


美琴「アンタやるわねー」

垣根「アレイスターに脅しかけたときはさすがにびびった。冷蔵庫を覚悟したね、俺は」

削板「根性ってだけじゃ形容できない根性だな!」

一方「だから言ったろ『レベル5が乗り込めば交渉の余地がある』ってな」

麦野「交渉じゃなくて脅迫だけど」

心理「そうね、どっからどうみても交渉してるようには見えなかったわ」

一方「うるせェ、これで外出れンだからいいだろ」

心理「外へでる許可は貰ったけれど、どこへ行くかは決めたの?」

垣根「それを今から決めるのさ!」


とあるファミレス

削板「俺は富士山とやらに登ってみたいぞ!」

一方「はい、却下ァ」

垣根「俺はもちろん沖縄だな。女の子を引っ掛ける」

一方「メルヘン野郎が女を連れるわけないだろ、却下ァ」

美琴「私はどこでもいいわ、アイツがいるならゴニョゴニョ」

一方「はいはい、ツンデレ頂きましたァ」

麦野「正直、実験とか殺しばっかりだったから、何があるかあんまり分からないのよね」

一方「そうか、なら今回の旅行で何か思い出作れェ」

心理「外へ出れる立役者が貴方だから却下されても文句は言わないけれど、貴方はどこへ行きたいのかしら?」

一方「もちろン期待の大地北海道だ!」デデーン

垣根「その心は?」

一方「うめェもンがある」

垣根「何よりも肉が好きだろ、第一位。北海道は海産物のほうが有名だが」

美琴「でもジンギスカンとかあるわよ」

削板「北海道いいじゃないか! 熊と戦えるかもしれんな!」

垣根「女の子をナンパできねぇ!」

一方「これだから第二位は……。北海道にはスキー場って言うものがあるンだ」

心理「そこでナンパすればいいじゃない。上手く滑れてれば同じ観光客と仲良くできるかもしれないわね」

垣根「よし、北海道行こう。すぐ行こう、北海道だ」

麦野「単純……」

美琴「うっわぁ」
188 :ラリラリ ◆IgJDZoCsoc [saga]:2011/05/15(日) 10:07:14.34 ID:4BTff9VC0
もっと更新しようと思ったらバイトの時間になってしもうた。
すまんね!
189 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/15(日) 14:06:24.90 ID:cKsKvHq60
>>168、>>169
俺は「青ピを六位という設定で出してくれ」じゃなくて「六位を青ピという設定で出してくれ」といったの
ほかのレベル5は仲良くしているのに、一人だけ仲間はずれはかわいそう。わかるだろ一人だけ仲間はずれにされる気持ちが・・・・・
どれもこれも六位に出番を与えないかまちーのせいだから、かまちーに超電磁砲を撃ってくる。
異論はないな?
190 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/15(日) 15:17:17.66 ID:g8fF63Yq0
まあ別に出さなくていいと思います
191 :ラリラリ ◆IgJDZoCsoc [saga]:2011/05/15(日) 15:51:01.55 ID:psGM+RkK0
一方「期待の大地ってなんだよ……」

一方「まるで俺がアホの子見たいじゃねェか……」ズーン


引き続きファミレス

垣根「旅行先は北海道ってことで異論はねぇな?」

麦野「てめぇが仕切るな」

心理「場所はそこで構わないとして、いつ行くのかしら? 色々準備はいると思うのだけれど」

一方「レベル5の権限を使えば旅客機を貸し出すのも、明日すぐに立つのも難しくはねェ」

一方「だがな、旅行の醍醐味の一つに『準備』ってもンがある。だから出発は一週間後だ」

美琴「その割には出発早いのね」

心理「彼も早く行きたくてうずうずしてるのよ」コソッ

美琴「ふーん、人は変わるもんねー」

垣根「準備ってのは具体的にどういうもんを準備するんだ?」

一方「……?」

美琴「『準備する』って知識はあっても、何をすればいいかの知識はないのね」

一方「しょうがねェだろ。実験しかしてこなかったンだから」

美琴「じゃ、準備に関しては私が軽く説明するわね」

美琴「まずは防寒対策。冬の北海道は氷点下が珍しくとも何ともないから、寒さ対策していないと楽しめないわね」

麦野「それなら問題ないわ。私はロシアに行ってた時期があるから」

一方「俺もロシアに行ってた」

美琴「なら、そういう感じの洋服を数着買い足しておきなさい。日帰りするわけでも、着替えられない状況にも陥るわけじゃないし」

心理「私はそこらへんよくわからないわね、知識としてはあっても実際の物はわからないわ」

美琴「なら私と麦野と一緒に買いに行きましょう」

心理「そうしてもらえると助かるわ」

垣根「俺もよくわからねぇ」

一方「予想はしてた。ま、ヒーローと俺と、オマエで買いにいきゃいいだろ」

垣根「すまねぇな」

削板「俺は根性で何とかする!」

美琴「え、うん、最初からそのつもりよ」
192 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/15(日) 15:53:29.88 ID:jg7cuDTDO
1だよー。
レス挟むー。
193 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長野県) [sage]:2011/05/15(日) 15:58:58.07 ID:3R4KE3Yz0
>>189
>「青ピを六位という設定で出してくれ」じゃなくて「六位を青ピという設定で出してくれ」といったの
前者と後者で何が違うの?
人が書いてるSSに「○○を出せ」とか注文つける考えは全く理解できないし、したくもないな
194 :ラリラリ ◆IgJDZoCsoc [saga]:2011/05/15(日) 16:03:04.73 ID:psGM+RkK0
美琴「あとは、一着くらいでいいから薄いTシャツかなんか持っていくといいわよ」

垣根「それ、矛盾してねぇか?」

美琴「あっちは寒い分、暖房がこっちよりも効いてることが多いのよ。厚手の洋服ばかりだと、室内で汗をかくことになるわ」

麦野「あんた詳しいのね」

美琴「一応ね、家族で」

心理「他に持っていくものはあるのかしら」

美琴「そうね……。雪の上を歩くから、靴も滑りにくいものを買うのがいいとは思うけど」

美琴「今更用意しても、慣れなくて足を痛めることになるわ。慣れた靴で行って、滑るのもまた思い出でしょ」

美琴「ああ、一方通行は杖ついてるけど、そこら辺は自分で何とかしてね」

一方「もともと戦闘時にも使えるように俺が自分で作っただ、問題ねェよ。それにロシアにも行ってるしな」

美琴「とりあえず事前に用意するものはこれくらいね。特に目的地も決めず、好きに遊んだ方が楽しいでしょ」

美琴「余分なものは買わずに、現地で購入しましょう」

麦野「こっちから大荷物抱えていくのも面倒だからな」

一方「じゃあ、チケットやらの手配を俺がしておく。一週間後の朝6時にここに集まってくれ」

垣根「把握した」

麦野「りょーかい」

心理「わかったわ」

美琴「わかった」

削板「おう!」


ということで、バイト行ってくるね。
195 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]:2011/05/15(日) 16:16:22.85 ID:5HYYXGIAO
>>194
乙ッ。行ってらっしゃい ノシ
196 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/15(日) 16:57:55.13 ID:NhRnFB8to


トントン拍子だなw
あれ、インデックスは一諸なんかな?
197 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県) [sage]:2011/05/15(日) 16:59:58.96 ID:bVvnirQp0
誰が一番ヒーローを好きかで戦いだしそうだな
こいつ等なら
198 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/15(日) 17:30:45.97 ID:Sk1jQq8DO
一方さん、セリフ訛ってますよww
199 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/05/15(日) 18:02:55.50 ID:hjZhg1Xgo
>>193
「青ピをだしてほしい。第六位設定」で、ことじゃなくて
「第六位をだしてほしい、使いやすいのは青ピ設定かな、別に青ピじゃなくてもいいが」
って感じじゃね?まあそんなこと知らんが

ここは間を取って妄想創造レベル5第6位『俺』をだしてもらおうか
頭の中でならレベル5の1位をも凌ぐ破壊能力を持つっていう設定な!嘘ですすいません
200 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/15(日) 18:04:22.17 ID:hjZhg1Xgo
やべえあげてしまった自殺します
201 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]:2011/05/15(日) 18:16:28.20 ID:lS/FG/9oo
>>200が死んでしまいました。
ご冥福をお祈りいたします。
202 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/15(日) 20:52:35.73 ID:Ku/ebeiRo
amen
203 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/15(日) 21:50:58.35 ID:4n+PN45a0
誰も上条さんの都合は確認しないんだなw

断られないと信じてるのか、断らせる気が無いのか……
204 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/15(日) 22:25:45.18 ID:Y6cjXURTP
しんでしまうとはなさけない
205 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage ]:2011/05/15(日) 22:46:17.69 ID:AJJtVAc/0
今までの戦役と同じくまた上条さんの都合は……
まあ断らないからな彼は

削板「俺は根性で何とかする!」
駄目だ。何故か笑ってしまったwww
206 :ラリラリ ◆IgJDZoCsoc [saga]:2011/05/15(日) 23:04:00.79 ID:BhvfO+Lb0
>>199を出してみた。
とあるレベル5達の番外編

垣根「つい今しがた、第六位がわかったらしいぞ」

削板「根性あるやつか? それなら今すぐ戦いに行ってくるぞ」

麦野「今まで名前が出てこなかったくらいだから大したことないんじゃないかしら」

美琴「第六位。どんな能力なの?」

垣根「どうやら『妄想創造(ローライター)』って言うらしい」

一方「聞いたことねェ能力名だ」

垣根「とりあえず資料によると、自分の想像したことを現実に創造できる能力らしい」

心理「それ、最強じゃない」

美琴「能力開発とか科学の領域じゃないわよね、それ」

麦野「その字のまま意味をとれば、無から有を作り出せるわけでしょ? 科学なんて無視じゃない」

一方「それが本当なら、俺をも軽く抜き去るだろ」

垣根「どうやら、地球上の理から外れないレベルでの創造らしい。だから、何もせずに相手を殺すとか」

垣根「おもむろに空を飛ぶとか、タイムスリップとか、そういうことはできないらしい」

一方「それなら第六位なのも頷けるなァ」

美琴「そうね、この世の理程度だと、戦闘能力的には大したことないわね」

麦野「正直なところ学園都市は理なんて存在しない気もするけど」

心理「きっとそういうレベルの理じゃないんでしょうね」

一方「便利なことには違いねェな」

垣根「ああ。驚異的なことはできないかもしれねぇが、できる範囲のことは全てできるってことだろ」

美琴「それに、自分の想像したことを作り出せるのは相当「自分だけの現実」がしっかりしてるんでしょうね」

麦野「面白そうなやつだね」

一方「全くだ」


ってな感じで妄想を働かせてみたよ。
ごめんね、本編更新しないでこんなこと書いて。
寝るまで本編行くよー。
例によってノートだから、間に携帯ではさみながらやるよ。
207 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/15(日) 23:19:56.27 ID:k8ITCInQ0
OK、それではどうぞー
208 :ラリラリ ◆IgJDZoCsoc [saga]:2011/05/15(日) 23:27:10.65 ID:BhvfO+Lb0
姦しきレベル5たち編

美琴「あ、もしもし沈利?」

麦野『もしもし。どうしたのかにゃーん?』

美琴「今日ファミレスで話した買い物のことなんだけど」

麦野『ああ、こころの旅行用の洋服やら、私たちの買い出しやらね』

美琴「いつがいいかしら」

麦野『私は別にいつでもいいよ。むしろ美琴たちの方が学校とかで行ける日が限られてるんじゃない?』

美琴「第三次大戦あったじゃない? あれの影響がまだあるから、学校の終わりが早いか、なかったりするのよ」

麦野『まだあるのか、お嬢様学校も大変だなー』

美琴「レベルだけじゃなくてそれなりに有名どころの令嬢とかいるからねー。先生たちも頭抱えてたわ」

麦野『蝶よ花よで育てられた箱入りばっかりなら仕方ないじゃないの。一般人は平和であることに何の疑問も抱かないんだから』

美琴「そればっかりはね、私だって大戦前に母親に学園都市外へ連れ出されそうになったし」

麦野『その娘が飛行機かっぱらって、男のために大戦のど真ん中のロシアに飛ぶんだから。母親聞いたら卒倒するわよ』

美琴「べべべ、別にあのバカのためじゃ……」

麦野『あのファミレスでの宣言はどうしたのよ。そんな弱腰じゃ私が貰っていくわよ』

美琴「し、沈利はどうなのよ」

麦野『は? 私?』

美琴「それだけ大口叩くんだから、何かしらしてるんでしょ?」

麦野『……けてる」

美琴「えっ? 聞こえない」

麦野『偶然を装って話しかけてる、って言ってんの!』

美琴「はああああああ? 昔の私とやってること変わらないじゃない! よくそれで私に大きいこと言えたわね」

麦野『だって、何話したらいいかわからないんだもん』

美琴「ロシアまで男を追って行ったあの大胆さはどうしたのよ。前に好きだった男の時はもっと行動的だったんじゃないの?」

麦野『浜面は一応暗部で私のパシリだったから、何の遠慮もいらなかったけど。上条はそういうんじゃないし……』

美琴「あの大戦のど真ん中で戦って、世界を救ったアイツの方が深いところいるわよ。そんな遠慮する必要ないでしょ」

麦野『でも……』

美琴「でも、じゃない。素の自分を出して、積極的に行きなさいよ」

麦野『……。一つだけ言わせてもらうわ。美琴にだけは言われたくない』

美琴「なんですって!」

麦野『反面教師? 自分をわざわざ反面教師にしてお説教か、生徒思いのいい先生ですね、美琴センセ♪』

美琴「うっさい!」
209 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/15(日) 23:43:24.01 ID:jg7cuDTDO
1だよー。
210 :ラリラリ ◆IgJDZoCsoc [saga]:2011/05/15(日) 23:43:27.78 ID:BhvfO+Lb0
一時間後

麦野『そういえば何の話をしてたんだっけ』

美琴「あ……。そうよ、買い物の日時についての相談よ」

麦野『つい話し込んじゃったにゃーん』

美琴「それで、いつがいい?」

麦野『最初に言った通り、私は予定もないしいつでもいいわ。私よりこころに聞いた方がいいんじゃない?』

麦野『どちらかというとあの子メインの買い物になるんだろうし、あの子の都合いい日の方がやりやすいでしょ』

美琴「わかったわ。じゃあ、詳しいこと決まったらメールするわね」

麦野「りょーかい」


美琴「さて、こころに電話するか」

プルルル プルルル

心理『はい』

美琴「もしもし、こころ? 今大丈夫?」

心理『そうね、大丈夫ではあるけど』

美琴「含みのある言い方ね」

心理『やることがあるから手短に切り上げてほしい、っていうのが本音ね』

美琴「わかったわ。今日、色々ファミレスで話したでしょ? その中で準備について話したじゃない?」

美琴「それで買い物の日時について希望はあるかな、って思って電話したのよ」

心理『私はいつでもいいわよ。それよりも沈利に聞いた方がいいんじゃないかしら? 彼女にも予定があるのかもしれないし』

美琴「全く、二人して同じこと言うんだから」

心理『え?』

美琴「沈利も同じように『こころに聞きなさい』って言ってたのよ。私たちには学校あるから、希望もあるだろうって」

心理『でも、大戦の影響でわりと自由に動けるのでしょ?』

美琴「それも伝えたわ。まあ、こころの買い物に私たちが着いていって、私たちも欲しいもの買うっていう体だしね」

美琴「日時についてはこころに任せようって決まったのよ」

心理『そう。なら、ここで私が遠慮するのも無粋ってものね。じゃあ明後日でいいかしら。今日明日はすることがあるの』

美琴「大変ねー」

心理『大丈夫よ、夕飯を作って、泊まって、朝食を作って、昼食を作って、夕食を作って、帰るだけだから』

<ココロサン イマナンテ オッシャイマシタ?

心理『泊まるって言ったのよ、別にいいでしょう?』ジュワキオサエナガラ

<トシゴロノダンジョ ガ オナジヘヤデヒトバンナノハ

美琴「ちょっとアンタ誰の家にいるのよ」

心理『プライベートなことでしてよ』

<トマルノハマズイッテ!

美琴「あのバカのところかー!」

心理『ふふ、おやすみなさい』

美琴「ちょっとまちなさ」ッツーッツーッツー

美琴「……あの大馬鹿野郎がああああああ!!」
211 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/15(日) 23:57:31.47 ID:jg7cuDTDO
1だよー。
イーモバイルでごめんねー。
212 :ラリラリ ◆IgJDZoCsoc [saga]:2011/05/15(日) 23:58:04.86 ID:BhvfO+Lb0
麦野「(買い物かー。最後にちゃんと買い物したのっていつだろう。ああ、でもアイテム時代にそこそこしてたか)」

麦野「(でもそれとはまた違うのよね。もちろん、滝壺とか絹旗と行く買い物もよかった。楽しみだにゃん)」

ジリリリ ジリリリ

麦野「(電話? 美琴はメールするって言ってたけど。まあ、いいか)」

麦野「もしもし美琴? また電話だなんてどうしたんだにゃーん?」

美琴『沈利、大変よ。こころが今、アイツの家にいるわ』

麦野「は? どういうことよ」

美琴『さっき電話したら、後ろからアイツの声がして。たぶん夕飯を作ってるんだと思う』

麦野「なんだそれ、こころも上条のこと好きなのか?」

美琴『わからないわ。でも、そういう素振りは見たことない』

麦野「ならいいじゃない。どうせ前に助けたお礼か何かで飯作ってんだろ」

美琴『泊まるって言ってたわ』

麦野「わかった、今から上条の家に行く。どこにあるんだ?」

美琴『私が案内するわ。常盤台の前まで来て』

麦野「りょーかい」ピッ

麦野「(泊りだと? さすがにそれは許せないわね)」

プルル プルル

麦野「浜面、私の家まで今すぐ車飛ばしてきなさい。5分以内よ。滝壺? 一緒に連れてきなさい。いいから早く」

麦野「早く来ないとぶ・ち・こ・ろ・し・か・く・て・い・ね」
213 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/16(月) 00:08:39.85 ID:b/fr5B2DO
イーモバイルですまん!
214 :ラリラリ ◆IgJDZoCsoc [saga]:2011/05/16(月) 00:08:47.68 ID:oHtpDt+J0
7分後

浜面「来たぞ!!」

麦野「二分遅刻よ」ニヤッ

浜面「あの距離を5分は無理だ!」

麦野「ま、いいわ。ちょっと常盤台までお願いね」

浜面「俺はタクシーか何かですかっ!」

麦野「お・ね・が・い・ね」

浜面「ちくしょう……」

滝壺「大丈夫、そんな立場の弱いはまづらでも私は大好き」

浜面「滝壺……」

麦野「熱いうえに甘いわねー。さっむいところで辛い物食べたいわ」

滝壺「……」ニヘヘ

浜面「で、急に呼び出してどうしたんだ?」

麦野「理由を詮索するなんていい度胸してるじゃない。ま、大したことじゃないんだけどね」

麦野「ちょっと上条の家まで行くからね」

浜面「俺、そのそいつの家知らないぞ?」

麦野「だから常盤台に向かうんじゃない。超電磁砲に案内してもらうのよ」

浜面「超電磁砲って第三位の?」

麦野「そうよ」

浜面「知り合いだったのか」

麦野「色々あってね。今は第六位を除いたレベル5全員が顔見知りよ。今度旅行行くの」

浜面「えええぇぇぇぇ!!?」

麦野「うるさいわね、驚きすぎ」

浜面「だって、一方通行とかいるんだろ? あと……第二位も」

麦野「もう昔のことは水に流したのよ。過去にこだわってても前に進めないもの」

麦野「みんな上条に救われて、前に進んでるのよ」

浜面「っと、常盤台着いたぞ」
215 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/16(月) 00:15:05.58 ID:hUp1SGaDO
大丈夫だ、しえんするぞ
216 :ラリラリ ◆IgJDZoCsoc [saga]:2011/05/16(月) 00:24:04.10 ID:oHtpDt+J0
美琴「あら、車での登場?」

麦野「ちょうどいいタクシーがあったからね」

浜面「俺はタクシーじゃねぇ!」

美琴「へー、これが浜面さんね」ジロジロ

浜面「な、なんだよ」

美琴「沈利が惚れたって言うから期待したけど、なんかただのチンピラっぽいわね」

浜面「……」ズーン

滝壺「大丈夫、ただのチンピラで稼ぎが少ないはまづらでも私は大好き」

美琴「アンタ……」

滝壺「みことだね。久しぶり」

美琴「久しぶり、って挨拶するのもおかしいわね。前会ったときは敵だったのに」

麦野「いいじゃない、これも上条が繋げてくれた縁でしょ」

美琴「そうよね。これからもよろしくね」スッ

滝壺「よろしく」ガシッ

麦野「さてと……上条の家に乗り込みますか」

美琴「待ってなさいよ、あのバカ」

麦野「ふふ、かーみじょー」

浜面「こえー……」

滝壺「恋する女の子は強いんだよ」ニコッ



絹旗「なんで私だけ出番ないんですか。超寂しいですよ。滝壺さんはいいとして、バカ面まで出たのに」

絹旗「いいですよ、一人で映画見ますから。え、何々? カンペ?」

絹旗「その夜、上条家で何が起こったかは読者の想像にお任せしよう。って、超意味わかんないです」

絹旗「C級映画にでも出てきそうなセリフじゃないですか、超駄作の匂いがしますよ」

絹旗「まだあるんですか? わかりましたよ、言いますよ」

絹旗「続いて、買い物編です。超短い! これで終わりですか? 私の出番終わりですか? 超不幸ですー!」
217 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/16(月) 00:43:15.45 ID:b/fr5B2DO
超眠いです
218 :ラリラリ ◆IgJDZoCsoc [saga]:2011/05/16(月) 00:43:23.94 ID:oHtpDt+J0
恒例のセブンスミスト

心理「まさか家まで乗り込んでくるとは思わなかったのだけれど」

麦野「当たり前でしょ、泊まるなんて言うんだから」

美琴「その話は後できっちり聞かせてもらうわよ」


お買いものシーンに関しては、こころちゃんの外見に触れたくないのでカットするよ!
俺が自発的に触れたくないだけだから、そこら辺はご容赦。
でも、大まかに何をしたかは教えるよ。

少女趣味全開の御坂さんがゲコ太のグッズに目を奪われ
色気ムンムンの麦野さんが防寒を無視したエロティックな洋服を選択しようとして
なんだかんだで心理さんが着せ変え人形のようにされて

それなりにいいお洋服をゲットしたので、外へ出てお食事をしようとしております!

とまあ、こんな感じかしら。

そろそろ眠いんだけど、もうちょっとだけ頑張る。
書きだめしてなくてごめんね、でもする気もないよ!
219 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/16(月) 01:09:08.10 ID:b/fr5B2DO
あいだっ!
220 :ラリラリ ◆IgJDZoCsoc [saga]:2011/05/16(月) 01:09:17.07 ID:oHtpDt+J0
ちょっと洒落たレストラン

「注文はどうするのかしら? お姉さん焦らされるの好きじゃないの」

美琴「私は地中海のボンゴレで」

麦野「んー、私はサーモンのカルパッチョと鮭のホイル焼きで」

心理「オムライス」

「わかったわ。ちゃんと我慢して待ってるのよ?」

美琴「さあ、話を聞かせてもらおうじゃないの」

麦野「泊まるってのはなんだったのかにゃーん?」

心理「泊まるっていうのは冗談よ。彼、からかうと面白いでしょ? だからついついからかいたくなるのよ」

麦野「それだけ?」

心理「それだけよ」

麦野「なら、好きとかっていうのはないのね?」

心理「いいえ、大好きよ」

美琴「そそそそ、それは助けてくれた恩人として?」

心理「いいえ、一人の異性としてよ」

麦野「はあああぁぁぁぁ? ほんとかよ、今までそんな素振り見せなかっただろ」

心理「そうかしら? 私は浮ついたり、そわそわしてるつもりではいたのだけれど」

美琴&麦野「ないないない」

心理「単に二人がわかりやすいっていうのもあると思うのだけれど」

美琴「え?」

心理「削板軍覇にすらばればれよ」

美琴「えええぇぇぇ?」カァッ

麦野「ざまあないわね、第三位!」ゲラゲラ

221 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/16(月) 01:09:48.49 ID:b/fr5B2DO
1だよー。
今日は次で終。
222 :ラリラリ ◆IgJDZoCsoc [saga]:2011/05/16(月) 01:09:53.21 ID:oHtpDt+J0
心理「あなたは……。まあ、一方通行とか垣根提督にはばれてるわね」

麦野「嘘だろ!」

心理「残念ながら」

麦野「……」カオマッカ

麦野「わ、私たちのことはひとまずいいのよ」

美琴「今の議題はこころのこと」

麦野「昨日はなんで料理作りに行ったの?」

心理「前にハンバーグがおいしいって言われたから、また作りに行ったのよ」

麦野「前に?」

美琴「おいしい?」

心理「ええ」

美琴「どうなってんじゃあああ!」

麦野「知るか糞ビッチがあああ!」

心理「お二人には悪いけれど、私が一番進展してると思うわ。私、本気よ。もらっていくわね?」

美琴&麦野「わっ、私だって!」

「だいぶ待たせたから萎えちゃったかしら? 私ので元気になってくれると嬉しいのだけれど」

心理「いただきます」

美琴「話聞けこらあああぁぁ!」

麦野「」ムシャムシャ

美琴「そこはアンタも怒るところでしょーが!!」

うん、終わり。今日は寝るよ。
明日、というか今日、大学の課題やって時間できたらまた書くね!
223 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage ]:2011/05/16(月) 01:34:03.92 ID:uiRNyATM0
乙!!
これは面白いことになってきたぞ
224 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/05/16(月) 03:46:10.86 ID:rq2LsYTJ0
>>1

第6位の能力みてたら
アウレオルスじゃね?って思ったよ
225 :ラリラリ ◆IgJDZoCsoc [saga]:2011/05/16(月) 10:11:58.95 ID:YWOLybOc0
美琴「何なのかしらね、この温度差」

心理「」パクパク

麦野「」モッシャモッシャ

美琴「はぁ……」

心理「まぁ、いくら私が家に上がろうと彼はその意味に気が付かないのだけれど」

麦野「恋愛感情がないのか、ってくらい鈍感よね」

美琴「それにアイツの周りにはしょちゅういろんな女がいるし」

麦野「その手の能力があるのかと疑いたくなるくらいよね。美琴と同じような顔したのもなついてるし」

美琴「あの子はネックレスも貰ってるしね」

麦野「ネックレス?」

美琴「いつもつけてるゴーグルが無かったときに、他の妹達と区別しようって意図らしいわ。それ以外の意味はないのよ」

美琴「それなのに貰った相手は多くを感じるんだから、タチが悪いわよね」

心理「だからこそこの旅行で進展しようって思ってるのだけれど」

麦野「そうね、他の人は旅行なんてしないだろうし」

美琴「私、負けないわよ!」

心理「あら、私貴方だけには負ける気がしてないのだけれど」

美琴「ふ、ふん」

麦野「私も本気を出すわ」

美琴「勝負ね!」

心理「受けてたつわ」

麦野「その前に色々決めておくことはあるんじゃない?」

美琴「??」

麦野「多少のルールよ。上条のことだから誰が誘っても『みんなで』とか言いそうじゃない?」

麦野「そういうのを考えて、旅行中の私達の行動ルールを設けたほうがフェアだとだと思うの」
226 :ラリラリ ◆IgJDZoCsoc [saga]:2011/05/16(月) 10:30:26.61 ID:YWOLybOc0
恋する超能力者戦線 規則

1.二人きりで会いたいときは、各員に伝達してから
2.(1)のときに他員は追跡等の行為を行わない
3.スキンシップは認めるが常識の範囲を超えた強引な強要はしない
4.「配慮無き行動に価値無し」彼のことを考えて行動すべし
5.私達はライバルであり仲間である
6.最終的に決めるのは彼、いかなる結果であろうと受け入れるべし
7.己の気持ちに正直になれ

麦野「こんなもんかしら」

心理「いいんじゃない? 抜け駆けも抑制できるでしょうし」

美琴「追跡とかも禁止してるしね」

麦野「その代わり、結果は受け入れるのよ?」

美琴「も、もちろん」

心理「いかなる結果になろうと私達は友達」

美琴「ええ」

麦野「互いに全力でやりましょう」

ガシッ!

上条「」ゾクッ

上条「何か寒いものを感じたような……。気のせいか?」
227 :ラリラリ ◆IgJDZoCsoc [saga]:2011/05/16(月) 10:54:21.56 ID:YWOLybOc0
男三人の珍道中

上条「で、何でお二人さんが上条さんの家にいるんでせうか?」

垣根「買い物行くぞ」

一方「そういうことだ」

上条「さっぱり状況が理解できない! 分かるように説明して!」

一方「今度俺たちが旅行に行くから、その準備だ」

上条「へぇ、旅行行くのか。どこ行くんだ?」

垣根「北の大地北海道だ!」デデーン

上条「おお! お土産よろしくな」

一方「いや、オマエも行くんだぞ」

上条「はい? 今なんと?」

垣根「一緒に行くんだよ」

上条「レベル0で苦学生、ましてや暴飲暴食シスターを養う上条さんの家には旅行に行くお金なんてない!」

一方「それは問題ねェ。俺たちが出す」

上条「いやいやいや、色々おかしいって!」

垣根「なんもおかしくねぇよ。金ねぇなら、あるやつが出せばいいだけだ」

上条「だいたい、何で俺が旅行に行くんだ? お前たちで行くなら、行けばいいんじゃないか?」

一方「わかってねェな。俺たちは金を出してでもオマエと旅行行きたいンだよ」

垣根「お前は自覚無いだろうし、そういうつもりだったわけじゃないだろうが。俺たちは確実にお前に救われたんだよ」

垣根「こいつもそう、俺もそう。第三位も四位も。五位も。その恩返しがしてぇんだ」

上条「俺は何もしてない。お前たちが強かったから、自分で上がってきただけだ」

一方「そうかい、それなら言い方を変える。オマエと関わることで、俺たちは変わった。もちろンいい方向にだ」

一方「俺や垣根、原子崩しは闇の中から光の当たるところへ出てきた。心理掌握やオリジナルだって似たようなものだ」

一方「あいつらが今みてェな生活できンのはヒーロー、オマエのおかげだ。オマエがなんて言おうとな」

一方「闇しか知らなかった人間が、光のある生活を楽しもうとしてンだ。その姿をオマエに見て欲しい」

一方「変わった俺たちを見て欲しいンだ」

垣根「一緒に遊びてぇのさ、俺たちは」

上条「お前ら……。よし、わかった! 一緒に北海道行こうぜ?」

垣根「そうと決まれば、買い物だ!」

上条「でも、うちのシスターはどうすれば……」

一方「黄泉川ンとこ預ける」
228 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [sage]:2011/05/16(月) 11:35:50.53 ID:uaXPqJNQ0
インデックス、打ち止め達の旅行追跡フラグですね、わかります
229 :ラリラリ ◆IgJDZoCsoc [saga]:2011/05/16(月) 11:54:44.05 ID:YWOLybOc0
とある百貨店

一方「とりあえず寒さ対策を買えばいいって、オリジナルが言ってた」

垣根「こいつはロシア行ってたから、それなりに洋服があるらしいんだ。それでも買い足すらしいが」

上条「俺もロシア行ってたけど、学ランだったからなあ」

一方「それならオマエも一緒に何か買え。金なら出してやる」

上条「そこまでしていただくなんて……」

一方「俺を誰だと思ってる? 学園都市最強の第一位だ。奨学金なんて腐るほどあンだよ」

垣根「で、こっちには第二位がいるわけだ。その二人を前にして小さいことは気にするな」

上条「お二人の優しさに上条さんもう泣きそうですよ」

一方「大げさだ」クケケ

垣根「全くだな」ニヤ

一方「まずは服だな、行くぞ」


IN洋服屋

垣根「どういうの買えばいいんだ?」

一方「それなりに厚手のものを買っとけばいい。あとは上にダウンとかコートとか着ればいいンじゃねェか」

垣根「俺はコートのほうがいいな」

上条「いいんじゃないか。垣根はそういうのが似合うと思うぞ」

一方「あァ、似非ホストみたいでな」

垣根「おいこら」

一方「クケケ」
230 :ラリラリ ◆IgJDZoCsoc [saga]:2011/05/16(月) 12:40:19.01 ID:YWOLybOc0
垣根「いいんだ、俺にはこれが似合うんだ。こういう格好が一番なんだ」

一方「はいはい、そうですねェ」

垣根「適当っ!」

上条「でも、似合ってるのは本当だぞ? 垣根は元がいいからなー。何着ても合うんだよ」

垣根「ヒーロー……」

一方「ところで、オマエは何着るんだ?」

上条「俺か……。いつも学生服しか着てなかったしな、何着たらいいか想像もできないんだ」

一方「ロシアでも学ランだったからなァ。しょうがねェ、俺が見繕ってやろう」

垣根「止めとけ止めとけ。どうせ黒か白のモノトーンしか選択しねぇよ。センスねぇから無難な色で逃げてるだけだ」

一方「血流操作が望みか? あァ?」

垣根「センスないから、俺に任せろって言ってんだよ。第一位」

一方「上っ等じゃねェか。どっちがヒーローに似合う洋服を見繕えるか」

垣根「負ける気がしねぇな」

一方「ほざけ」

上条「……上条さんの意見というものはないんでしょうか」

231 :ラリラリ ◆IgJDZoCsoc [saga]:2011/05/16(月) 13:30:46.14 ID:YWOLybOc0
一方「(啖呵を切ったは良いものの……。チッ、ヒーローが着るような洋服なンざ思いつかねェ)」

一方「(誰かに聞くのが一番手っ取り早い。だが、誰に聞く。女どもはだめだ、自分が着て欲しい洋服を選ぶ可能性がある)」

一方「(そうなると男。それなりに経験豊富で詳しそうなやつに聞くのが得策。クソッ、アイツしかねぇか)」

プルルル プルルル


垣根「(俺のセンスで選ぶのももちろんいい。しかし、ヒーローの外見を考えると俺のファッションはだめだ)」

垣根「俺と同じようにあいつも元はいいがジャンルが違う。すると他のやつの意見を取り入れるのが最も有効)」

垣根「(こういう時男は頼りにならねぇ。女だ、女に聞くのが一番だ。あいつに聞くか……)」

プルル プルル

垣根&一方「(絶対、俺の方がヒーローに似合う洋服を見つける!)」
232 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2011/05/16(月) 13:44:24.09 ID:kTgaDNRVo
土御門と心理定規かな?
233 :ラリラリ ◆IgJDZoCsoc [saga]:2011/05/16(月) 14:33:03.16 ID:YWOLybOc0
『あぁ? 何のようだ』

一方「木ィィィ原くゥゥゥゥゥゥゥゥン!!」

木原『だから何のようだって言ってんだクソガキ』

一方「服、何着たら良いか教えろ」

木原『自分の着たいものを着りゃいいだろうが』

一方「そうじゃねェよ! オマエは馬鹿なんですかァ? 人に似合うやつを探してるんですゥ、人のためのものなんですゥ」プンプン

木原『ちったぁ、口の利き方覚えろクソガキが。誰がテメェの能力上げたと思ってンだ』

木原『(人の為だなんて、ちくしょう。成長しやがったな)』ウルウル

一方「で、どォなンだ。何がいいンだ」

木原『馬鹿はテメェだ。相手の特徴わかんねーと、似合うも何もねぇだろうがよ』

一方「チッ、伊達に研究職やってねェってことか。悔しいがそこは認めてやるよ木原くン」

木原『御託はいいから、さっさと特徴教えやがれ』

一方「髪はツンツンで、背は……そうだな普通くれェか。顔は悪くないと思う。いつも学ラン着てる」

一方「そンで優しくて、人のピンチにはいつも駆けつけて、本気でぶつかってくれて、俺の能力も効かねェ。最っ高のヒーローだ」

木原『ほとんど見た目関係ねぇじゃねぇか! まともに服選ぶ気あんのか!』

木原『(こんなにも人を褒めて……。よっぽど大事な知り合いなんだな、いつの間にかこんなにも大人になって)』

木原『まあ、俺もいっぱしの研究者だ。少ない情報で何とかしてやるよ』

一方「本当か? 感謝するぜェ! 木原くン」

木原『感謝!? 一方通行が感謝!? 今晩は赤飯だ糞野郎!)』

木原『パーカーとかいいんじゃねぇか?』

一方「パーカー?」

木原『ああ。色はそうだな、赤とかでいいんじゃねぇか。インナーはグレーにでもしとけ』

木原『赤とか、オレンジとか。そういうのが似合うと思うぜ』

一方「ズボン忘れんな、クソッタレ」

木原『うるせぇな、上から説明してやってんだろ。少しは待つことを覚えやがれ』

木原『普通にジーンズでも買っとけ。ジーンズで組み合わせ失敗するほうが難しいんだ』

一方「赤とかのパーカーに、グレーのインナー。ズボンはジーンズ。覚えたぞ、木原くン」

木原『一つだけ聞かせてくれ』

一方「なンだ」

木原『今の生活は楽しいか?』

一方「あァ、こンな生ぬるい光の中も悪くねェ。今ではそう思ってンよ」

木原『あーそうかい。もういいか? 俺は研究があるんだ』

一方「おォ」


木原(どんどん遠くに行っちまうな、クソが)」

木原「おい、テメェら! 今日はパーティーだ。え、何の? うるせぇよ! さっさと寿司用意しろ、寿司!」


一方「(さすが木原くンだぜェ……。これで第二位には負けねェな)」
234 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/16(月) 14:54:09.50 ID:mSYkAkfIO
この木原くんはいい木原くんだな
235 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage ]:2011/05/16(月) 15:06:54.99 ID:uiRNyATM0
こういう木原くンなら生きてて欲しかったって思えるんだよな

でも海原かつっちーに聞くのかと思ったら木原くンだったから驚いた
236 :ラリラリ ◆IgJDZoCsoc [saga]:2011/05/16(月) 15:30:27.15 ID:YWOLybOc0
『もしもし?』

垣根「おお、俺だ俺」

『どうしたの? かきね』

垣根「いやあ、知り合いのために洋服を見繕うと思ってるんだが、どんなのが良いか分からなくてな」

『それで私に相談したの?」

垣根「ああ。彼氏のいる女の方が色々詳しいと思ってな。頼むぜ、滝壺」

滝壺『かきねがそういうなら、私も考えてみる。いいよね、はまづら』

<カマワネェゾ

垣根「今度お前んとこに何か美味いもん送ってやるよ」

滝壺『うん、楽しみにしてる』

垣根「それで、だ。とにもかくにもそいつの情報が無いことには始まらないと思うわけだ」

滝壺『うん』

垣根「だから、そいつの画像を送るぞ。今、電話中だから別の携帯からお前の彼氏のところに画像送るな」

滝壺『だって、はまづら』

<リョウカイ

滝壺『この人……』

垣根「お、知ってるのか?」

滝壺『むぎのの好きな人だよね? かみじょうとうま』

垣根「おお! そうそう、そいつだよ。まあ、あいつらの恋愛話はまた今度するとして、とりあえずアドバイスを頼む」

垣根「あとあれだな、行く場所は北海道だから、寒さ対策も織り交ぜてくれ」

滝壺『わかった。ねえ、はまづら。どういうのがいいと思う?』

浜面『そうだなー。そんなに小さいわけでもないしな、ジャケットとか羽織らせても似合うと思うけど』

滝壺『うん、なかなかだと思う』

垣根「俺もジャケットとか着るんだが、俺とそいつじゃなんていうかタイプが違うっていうか」

滝壺『大丈夫。かきねみたいに派手なシャツとかネックレスつけなければ、かみじょうとうまにも合う」』

浜面『あとは北海道寒いだろうからコートとかだな』

滝壺『コートは私達が言うよりも、実際に合わせてみてかきねが決めたほうがいい』

垣根「そうか。じゃあ下には何を履けばいい?」

滝壺『黒い感じのジーンズで良いと思う。ちょっと細めの』

浜面『太ってるわけじゃないからな、少しくらい細いの履いた方がはえるってもんよ』

滝壺『うん、はまづらの言うとおり』

垣根「そうか、参考になったぜ」

滝壺『北海道のお土産、楽しみに待ってる』

垣根「ああ、任せろ」



浜面「なんかすごい縁だな、前は殺しあった仲なのに」

滝壺「うん。きっとかみじょうとうまのおかげなんだね」

浜面「そうだな」
237 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/05/16(月) 15:39:30.21 ID:OiYXArkX0
メジャーハート「・・・・・・・・」

238 :ラリラリ ◆IgJDZoCsoc [saga]:2011/05/16(月) 17:39:47.68 ID:YWOLybOc0
>>237
だってだって、ていとくんとメジャーハートのイチャラブとかそういうのは俺じゃなくても書く人いっぱいいるもの。


上条「微妙に俺の意見が無視されてるのは気のせいなんだろうか……。でも、あの二人があんなに仲いいのは喜ぶべきことか」

一方「買ってきたぞ」

垣根「俺もだ」

上条「買ってきたの? え、すでに購入済みなんですか? まだ俺が見ても無いのに!?」

一方「どォせ俺のが一番なンだ、そこのメルヘンとは比べるまでもねェ」

垣根「はっ、言ってろ。もやしのセンスなんてたかがしれてんだよ」

上条「と、とりあえず落ち着いて。両方とも着てみるから! な?」


試着室なう

上条「(まずは一方通行のから。何々? 下はジーンズか。お、ウエスト合ってるな。いつのまに……)」

上条「(赤いパーカー? 上条さんそんな派手なの着たことないですよ。似合うのか? ああ、中にこのグレーのを)」

上条「(今までにない上条さんだ。っつてもいつも学ランだっただけなんだけど。こういう格好もあるのか、新鮮だなー)」

上条「(てっきり垣根の言うとおり黒とか白を基調にしたものだと思ったけど、いい意味で予想を裏切られたな)」


上条「どうだ? 一方通行の着てみたんだけど」

一方「いいね、いいね! 最っ高だねェ!」

垣根「チッ……。元のポテンシャルが高いから似合うだけだ。その良さを引き出せてねぇな」


再度試着室

上条「(下がジーンズなのは一緒か。やっぱりジーンズって使い勝手いいんだな。で、入ってるものはっと)」

上条「(ストライプスの入ったジャケット? これもなかなか上条さんのイメージとは違う代物ですよ)」

上条「(垣根が着てるのもジャケットだけど、垣根のより派手じゃない。そこら辺は俺のことを考えたか?)」

上条「(中のYシャツも控えめか。で、その下にもう一枚シャツ。あれ、袋の底に硬いのが。ブレスレット? シルバーで派手すぎないなあ)」


上条「どうだ?」

垣根「やっぱりなぁ! いいじゃねぇか、似合うぜ」

一方「メルヘンと同じような格好じゃねェか」

垣根「さあ、中でよかったほうに着替えてでてこい」

一方「選ばれたほうがオマエのだ」

239 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage ]:2011/05/16(月) 18:05:32.28 ID:uiRNyATM0
二人とも気付かないのか……
服は彼女じゃないんだぜ
240 :ラリラリ ◆IgJDZoCsoc [saga]:2011/05/16(月) 18:48:54.22 ID:YWOLybOc0
上条「どちらかを選ぶなんてできない」

一方「はァ?」

垣根「なんだと?」

上条「どっちもお前らが俺のために考えてくれたものじゃねーか。それをどちらか一方を選ぶなんて」

上条「俺にはできない。だってさ、両方ともかっこいいし、いいじゃないか」ニカッ

一方「お、おう(この笑顔には逆らえねェ)」

垣根「わかったよ(またこの笑顔か、罪作りな顔してやがる)」

上条「わかってくれるか!」
241 :ラリラリ ◆IgJDZoCsoc [saga]:2011/05/16(月) 19:06:10.28 ID:YWOLybOc0
ということで旅行当日

垣根「集まったか!?」

美琴「ええ」

心理「そうね」

麦野「大丈夫だにゃーん」

削板「おう!」

上条「俺もいるぞ」

一方「」zzz

垣根「起きやがれ!」ゲシッ

一方「何だ? 何だよ 何なンですかァ!」ガバァ

垣根「いつまで寝てんだ低血圧」

一方「よっぽど愉快で素敵なオブジェにされたいらしいな」カチッ

垣根「ムカツクやろうだ」カチッ

上条「朝っぱらからなにしてんだ!」ソゲブッ


一方「ごめんなさァい」ドゲザ

垣根「すみまんしたぁ」ドゲザ

美琴「全く、行く前からドンパチやるんじゃないわよ」

麦野「外出たら能力使ったらいけないのよ? 分かってるのかしら?」

心理「大丈夫よ。いざとなれば私が洗脳して能力使わせないから」

削板「外で人様に迷惑掛ける根性無い行為は俺が許さないぞ!」
242 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/17(火) 01:25:05.32 ID:c3K4HqPDO
優しい木原×一方通行は何でこんなにいいんだろうか
243 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/17(火) 01:29:05.82 ID:WdaUD6YIO
親子的なほのぼの感が素敵だから×はないわー
244 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/05/17(火) 08:07:36.09 ID:Y67edFS90
個人的には、こころを応援したいけど上条さんがフラグを建てている人間は多いしな・・・・・
特にねーちんは手ごわい(戦闘的な意味で)、そして五和も手ごわい(家庭的な意味で)
245 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/05/17(火) 16:05:49.63 ID:66AiM4t+o
乙乙
ここの心理は、
当日の上条がどっちの服を着てくるかドキドキしてる1,2位をスルーして
自分(心理)が選んだ服をさらっと着せてそうなイメージがある
246 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福島県) [sage]:2011/05/17(火) 19:10:50.29 ID:Yp/8CIAOo
とりあえず上条もげろ
247 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/17(火) 20:41:05.09 ID:rO9Vsr6SO
もげろって思う時期もあったが
上条は上条だからなぁ……
248 :ラリラリ ◆IgJDZoCsoc [saga]:2011/05/17(火) 21:50:29.39 ID:LyLv1Rw50
搭乗口

上条「あれ……? おかしいな」

美琴「どうしたのよ」

上条「飛行機のチケットが見当たらないんだ」

美琴「何? なくしたの?」

上条「いや、さっき一方通行に貰ってちゃんとカバンに入れたはずなんだけど……」

麦野「何してるのかにゃーん。もうすぐ搭乗時間だよ?」

美琴「この馬鹿がチケットを無くしたって」

麦野「なんでさっき渡されたチケットをものの数分で紛失できるのかな?」

上条「上条さんにもわかりません」

美琴「一方通行とかは先行っちゃったし」

麦野「困ったわね」

美琴「!」ピコーン

美琴「私が何とかしてあげるわ!」

上条「本当か!?」

美琴「美琴センセーに任せなさい」

上条「美琴センセーは頼りになるな!」

麦野「(頼りに?)」ピクピク

心理「(なる?)」クスッ

心理「あら、その手法は止めておいた方がいいと思うのだけれど」

美琴「な、なんのことかしらー?」

心理「外の技術でハッキングが楽なんでしょうけど、外でそんなわかりやすい能力使ったらあとあと面倒じゃないのかしら?」

上条「そんな物騒な方法を取ろうとしてたんですか!」

美琴「それ以外ないじゃない!」

上条「そういう犯罪チックなのはちょっと……」
249 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/17(火) 22:05:54.73 ID:jxvGPE/DO
1の携帯だよー。
250 :ラリラリ ◆IgJDZoCsoc [saga]:2011/05/17(火) 22:06:04.56 ID:LyLv1Rw50
麦野「だったら私が何とかするわよ」

上条「おお! どういう風にするんだ?」

麦野「浜面を呼び出して、チケットを偽装させる。無くしたチケットを再発行するってことよ」

上条「あのー、『偽装』って単語がばっちり聞こえたんですけど」

麦野「細かいこと気にしないの」

上条「でも、それって時間掛かるんじゃ」

麦野「浜面に『一瞬で作って持ってこないと塵に変えるわよ』って言えばすぐよ」

上条「やめてええぇぇ! 上条さんのせいで犠牲者を出さないで!」

麦野「だってそれ以外方法ないじゃん」

上条「うっ……」

心理「ちょっと当麻さん、そこに置いてある私の荷物持ってこっち来てもらえるかしら?」

上条「ああ、わかった」

「チケットを確認させるのよな」

心理「どうぞ」

上条「ちょっと、なんでゲートの中へ引っ張ろうとしてるんですか! 上条さんチケットないんですよ!」ヒソヒソ

心理「私に任せて」ヒソヒソ

心理「こっちが彼の分のチケットよ。彼、両手塞がってるから」

「快適な空の旅を楽しんでくるといいのよ」

心理「ねっ?」

上条「こころさん……? 今何を?」

心理「少し洗脳しただけよ。あのままじゃ埒が明かないから」

上条「これは犯罪なんじゃないか? やっちまったああぁぁぁ」

心理「ふふ、元はといえばチケットを無くした当麻さんが原因なのよ」

上条「おっしゃる通りですが……」

心理「今はたまたま私の能力が一番安全だったから使っただけよ。あの二人も当麻さんのために動こうとしてんです」

心理「あとでちゃんとお礼を言ってあげなければなりませんよ」

上条「はい……」


麦野「こころの野郎能力使いやがったな!」

美琴「アイツに荷物持たせて! 油断ならないわ!」
251 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/17(火) 22:21:39.65 ID:jxvGPE/DO
携帯だよー
252 :ラリラリ ◆IgJDZoCsoc [saga]:2011/05/17(火) 22:21:53.72 ID:LyLv1Rw50
IN飛行機

一方「よく考えたら、よくオリジナル飛行機乗れたな」

垣根「常に電磁波かなんか発してるんだっけか?」

一方「だから動物とかには好かれないらしい」

垣根「それはちょっと嫌だな。俺は動物好きだからな」

一方「似合わねェな、メルヘン」

垣根「自覚してる。でも俺はガキの相手することが多いからよ、動物に好かれると楽なんだ」

一方「ほォ」

垣根「ケーキ届けに行った家の番犬とかに好かれれば、自然とその家のガキもなつくしな」

一方「ガキってのは単純だからな」

垣根「時々突拍子もないこととか、やけに的を射たこと言うけどな」

一方「それはわかる。うちのクソガキもたまに鋭いこと言うンだよなァ」

垣根「そういえば、ヒーローと女ども遅くねぇか」

一方「そりゃな、ヒーローのチケットねェもン」

垣根「はぁ? 何してんのお前」

一方「誰がヒーローのピンチを救うか見ようかと思って」

垣根「ああ、あの女三人か」

一方「そォいうことだ。誰がヒーローを助けて中に入れるか賭けようぜ」

垣根「勝ったら何がある?」

一方「オマエに妹達の一人を紹介してやる」

垣根「乗った」

一方「俺が勝ったら?」

垣根「うちの店からケーキを送ってやろう。打ち止めちゃんが好きなの何でもだ」

一方「悪くねェ」


一方「(順当に考えればオリジナルだ。外の機械なンざ、苦労することなくハッキングできるはずだ)」

一方「(心理掌握もゲートで係員を洗脳すれば容易に入れる……。原子崩しだけはねェ)」

一方「(オリジナルだな)」

垣根「(超電磁砲が最有力か。学園都市内でハッキングする実力がありゃ、こっちは余裕なはずだ)」

垣根「(ただそのわかりやすい行為をあのヒーローが受け入れるかってところだ。それを振り切る可能性もあることにはあるが)」

垣根「(原子崩しだけはない。心理掌握なら上条が気が付く間もなく、中に入れる可能性はあるな)」

垣根「(心理掌握だ)」

一方「決まったかァ?」

垣根「もちろんだ」

一方&垣根「せーの! オリジナルだァ(心理掌握だな)」

一方「ふン」

垣根「勝負だな」
253 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/17(火) 22:30:59.53 ID:jxvGPE/DO
携帯ー
254 :ラリラリ ◆IgJDZoCsoc [saga]:2011/05/17(火) 22:32:04.87 ID:LyLv1Rw50
上条「こんな方法で入ってよかったんでせうか……」

一方「(オリジナル、オマエはやればできる)」

垣根「(俺はお前が一番ヒーローに近いと思ってるぞ、心理掌握)」


心理「じゃあ、当麻さんは一人寂しく帰宅したかったのかしら?」

上条「いえ、とんでもございません!」

心理「なら、言うべきことは一つだと思うのだけれど?」

上条「ありがと、こころ」

心理「どういたしまして」

垣根「いっよっしゃああああぁぁ!」

一方「クソ野郎が……」

上条「いきなりなんだ!?」

一方「なンでもねェよ」プンスカ

上条「ご機嫌斜め?」

垣根「女一人……。よっし、さすがだ心理掌握」

心理「あら、そんなことをしてらしたの」

垣根「まぁな、俺が勝ったけどな!」

一方「チッ」

垣根「俺はお前が一番ヒーローに合ってると思うぜ」コソッ

心理「素直に受け取っておくわね」クスッ

上条「なんだなんだ?」

心理「ちょっとした世間話よ」

上条「??」

美琴「ちょっとこころ! アンタやってくれたわね」

麦野「さっさと行っちまいやがって!」



すまん、寝る。
明日朝早いんだ……。

いまだに誰と上条がくっつくか不明。
くっつかないでエンディングもあるけど。


オルソラ「おやすみなさいー、でございますよ」
255 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/17(火) 23:01:24.63 ID:LlSdRMoD0
おやすみオルソラ(^o^)/
256 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/18(水) 00:33:48.63 ID:mcW18a0co
おつおつ
もげろ
257 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県) [sage]:2011/05/18(水) 07:01:23.31 ID:CcdQTuob0
おはようなばら

258 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage ]:2011/05/18(水) 09:09:15.90 ID:W16RRC4o0
おはようみどり

乙乙!!垣根www流石似非ホスト
259 :ラリラリ ◆IgJDZoCsoc [saga]:2011/05/18(水) 19:02:56.33 ID:Pg1cJtqQ0
心理「人聞きの悪い言い方ね、一番安全なやり方を選んだんじゃない」

美琴「私だって安全にできるわよ」

心理「電気でのハッキングがかしら?」

美琴「そ、そうよ! 中でだって痕跡残さずやったんだから」

心理「でも当麻さんが『犯罪チックなのは』って言ってたけれど?」

美琴「っ!」
260 :ラリラリ ◆IgJDZoCsoc [saga]:2011/05/18(水) 19:36:39.24 ID:Pg1cJtqQ0
心理「そういうことだから、今回は仕方ないわよ」

麦野「私だって何とかできたわよ」

心理「さっき誰が当麻さんを機内へ連れてくるか賭けていたトップ2は二人とも『原子崩しはない』って言ってたわよ」

麦野「賭け? どういうことかにゃーん?」

垣根「あ、いや、な」

心理「当麻さんのチケットが無かったのも賭けのためらしいわね」

美琴「フフフ……わかってるんでしょうね」ビリビリ

麦野「ぶ・ち・こ・ろ・し・か・く・て・い・ね」キュイーン

垣根「お、おい」

一方「機内でぶっぱなすのはやべェだろ」

上条「や、やめような? 二人とも。二人も俺のために色々考えてくれたんだろ? ありがとうな」

美琴「い、いきなり何よ! 別にアンタのためじゃないわよ。ただ一緒に旅行にいけないのはゴニョゴニョ」

麦野「分かってくれてるならいいのよ。命拾いしたわね、第一位、二位」

一方「命拾いしたぜェ……」

垣根「ああ、全くだ」

上条「ところで、上条さんが中に入れなかったのは二人のせいなんだよな?」

一方「あ、あァ」

垣根「おう……」

上条「ちょっとばかりデンジャラスな上条さんになりますよ」ソゲブッ

一方&垣根「すみませんでした(ァ)」ドゲザー
261 :ラリラリ ◆IgJDZoCsoc [saga]:2011/05/18(水) 19:54:02.21 ID:Pg1cJtqQ0
上条「分かってくれればいいんですよ」

垣根「お前があんなこと言い出さなければこんな目に逢うこと無かったんだ」

一方「いてェ。喋りたくねェ。もォ寝る」zzz

垣根「協調性ねぇなおい!」

美琴「面倒だから寝かせときなさいよ」

麦野「朝弱そうな顔してるじゃない、ほっときゃいいのよ」

「まもなく離陸です。シートベルトをして座席に座ってください」

削板「よし、座ったぞ! 飛行機なんて初めてだからな! 楽しみだ!」

上条「ははっ、初めてなら窓の外を見るといいよ」

削板「おお、そうさせてもらうぞ!」ワクテカ

美琴「私も飛行機は久しぶりねー」

麦野「私もね」

上条「そういえば、御坂がロシアに来たときどうやってきたんだ?」

美琴「あー、えっと。あはははは」

麦野「ちょっと言いにくいわよね」

美琴「まあ、ね」

上条「無理には聞かないけどさ。麦野もロシア行ってたんだってな。そうやって言ったんだ?」

麦野「ハイジャック的な、アレね」

上条「ハイジャックといいますと、あのハイジャック?」

麦野「そうよ。あの時は浜面を殺すことしか考えてなかったからねー」

上条「バイオレンスな麦野だな」

麦野「まあ、今はそんな考えないけどね」

上条「そりゃ良かった」ナデナデ

麦野「なっ、何するんだにゃーん」アタフタ

上条「んー。特に理由は無かったんだけど、嫌だったか?」

麦野「嫌じゃないわよ、ただいきなりで驚いただけよ」

美琴「人の横でいちゃついてるんじゃないわよ!」

上条「電撃だけは! 飛行機落ちちゃう!}

美琴「ふー!」
262 :ラリラリ ◆IgJDZoCsoc [saga]:2011/05/18(水) 19:59:06.87 ID:Pg1cJtqQ0
上条「どうどうどう」

美琴「人を猛獣みたいに!」

上条「どうしていきなり怒るんだ?」

美琴「そ、そりゃいきなり沈利を撫でるから……。私も撫でて欲しいっていうかごにょごにょ」

上条「ん? 何だ?」

美琴「なんでもない!」フン

麦野「(あー、ライバルながら同情するわ)」

心理「(相当よね、彼は)」


ちなみに飛行機はファーストクラス的な感じで、ソファーとかあったり、バーがあったり。
いろんなものがそろってる設定で。
離着陸時だけ、ちゃんとしたイスに座ってるよー。
263 :ラリラリ ◆IgJDZoCsoc [saga]:2011/05/18(水) 20:32:33.97 ID:Pg1cJtqQ0
「当機は安定高度に入りましたので、シートベルトを外しても大丈夫ですよ」

垣根「ふぅ。堅苦しいな飛行機ってのは」

上条「馬鹿野郎! ここは一番豪華で快適なファーストクラスだぞ? そんなこと言ったらどんな不幸が起こるか……」

美琴「まあ普通の人じゃファーストクラスなんて乗る機会ないからねー」

垣根「そうなのか?」

麦野「そうね、浜面もそんなこと言ってた気がするわ」

垣根「ここ何があんだ?」

美琴「色々あるわね。レストランにバー。えっ? レジャー施設もあるの? 何でもありね」

垣根「ほぉ、じゃあ俺はバーにでも行って来るかな」

麦野「未成年じゃないの?」

垣根「俺に常識は通用しねえ」

麦野「あーはいはい、そりゃ良かったわね」

美琴「ねえ、アンタ」

上条「ん?」

美琴「私とレジャーのほう行ってみない……?」

上条「でも一時間半くらいで着くから、あんまり遊べないぞ?」

美琴「それでもいいわよ。アンタ負けたら罰ゲームよ」

上条「罰ゲーム、なんで上条さんがそんなことを」

美琴「あら? 負けるのが怖いのかしら?」

上条「はっはーん、そんなこと言っていいんですか? 上条さんもやるときはやるんですよ」

美琴「やってみなさいよ」
264 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/18(水) 20:38:59.77 ID:cYgotFKt0
行き先がイギリスじゃなくて良かった・・・・・
イギリスだったら上条さんを上条さんを取り合うため第四次大戦が勃発するところだった・・・・
265 :ラリラリ ◆IgJDZoCsoc [saga]:2011/05/18(水) 20:46:41.23 ID:Pg1cJtqQ0
麦野「私も行くわ!」

心理「沈利、私達はこっち食事でも行こうかしらね」グイッ

麦野「えっ? ちょっ? 何するのよ」

心理「いいじゃない、今回は美琴に譲ってあげましょうよ」

麦野「何でそんなことを」

心理「最初に声掛けたのは美琴じゃない。それに沈利が二人きりになる時間もあっちで作ればいいじゃない」

麦野「まあ、あのツンデレがそうそう動けるとは思わないけどね」

心理「それも含めて、譲ってあげましょう」

麦野「じゃあ私はおいしい鮭弁でも食べようかしらね」

心理「ファーストクラスに鮭弁ってあるのかしら」

「いらっしゃいませ、なのである」


上条「勝負って何するんだ?」

美琴「そうね……。あれなんかどうかしら」

上条「卓球?」

美琴「そうよ」

上条「はっはっは、卓球ですか」

美琴「な、何よ(何でこの馬鹿こんなに自信たっぷりなのよ……)」

上条「学校の授業で卓球をやり、いつも青ピやら土御門やら、吹寄と競ってるんだ」

上条「お嬢様学校に通ってる御坂が俺に勝てるのかな?」

美琴「ふ、ふん。余裕よ、レベル5なめるんじゃないわよ」

上条「勝負と行きますか!」

美琴「負けないわよ!」
266 :ラリラリ ◆IgJDZoCsoc [saga]:2011/05/18(水) 21:00:13.96 ID:Pg1cJtqQ0
上条「ところで罰ゲームっていうのは何だ?」カコーン

美琴「まだ考えてないわよっ」カコン

上条「御坂が負けたら俺が罰ゲーム決めてもいいんだよな」カコン

美琴「アンタが罰ゲームを?」スカッ

上条「おっと、俺のポイントだな。そうそう、俺が罰ゲーム、御坂だけ罰ゲーム決めるなんて不公平だろ?」

美琴「そりゃそうだけど」カコンッ

上条「決まりだな」カコン

美琴「ばば、罰ゲームって言ってもアレとかはだめよ……ごにょごにょ」カコッ

上条「ん? 聞こえないぞ?」カコン

美琴「なんでもないわよっ!」カコッ

上条「じゃあ、北海道で一ついうことを聞いてもらおうかな」カコッ

美琴「いいいい、いうことを!? たた、例えば何よ」スカッ

上条「どうしたんですか? さっきの余裕っぷりが無くなってますよ」コン

美琴「うるさいっ!」パコン

上条「おっと」カコッ

美琴「(言うことをひとつ、何でも言うことを聞く……。何でも? あんなことやこんなことを?)」コン

美琴「(だっ、だめよ。まだ私は中学生だし……。でもアイツになら……。どうしよう、ここで負ければ)」カコ

美琴「(いやいやいや、私が勝てば言うこと聞かせることできるんだし……。ああもう! どうしたらいいってのよ)」カコッ


今日はたぶんここら辺まで、かな?
やらなきゃいけないレポートよりこっちを優先してるせいでレポートががががが。

番外個体「ぎゃはっ、ミサカがおやすみなさいの挨拶だなんて似合わないね」

打ち止め「おやすみなさい! ってミサカはミサカは別れを惜しみながら元気いっぱいに挨拶してみる!」

一方通行「早く寝ろクソガキ共。つゥわけで、おやすみィ」
267 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage ]:2011/05/18(水) 21:11:24.52 ID:W16RRC4o0
乙!!
上条さんが北海道でもフラグを立てないように3人は頑張らないとな……
268 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/19(木) 07:57:41.67 ID:owmFvhF70
>>267
北海道に来ていた新たな光と遭遇して・・・・・
本当にレッサー死ぬばいいのに・・・・
269 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/05/19(木) 17:03:37.17 ID:b6aeJ1OEo
上条さん喋りで気をそらせてる間に美琴さんかなりスカしてるじゃないですか
これが話術サイド
270 :ラリラリ ◆IgJDZoCsoc [saga]:2011/05/19(木) 17:48:40.66 ID:VPRH8Hc60
美琴「(そうよ、勝てばいいのよ。勝てば私の言うことを聞かせることもできるし)」カコッ

美琴「(逆にアイツに『何か好きなお願いをしなさい』っていうこともできるわ! それなら完璧じゃない)」カコン

美琴「(そうと決まれば……勝つ!)」バコン!

上条「えっ?」スカッ

美琴「どうしたの? アンタのサーブよ」

上条「(さっきとピンポン玉の勢いが違いすぎる気が……)」カコン

美琴「ちぇいさー!」ドッカン

上条「ええええぇぇぇ! おかしいって、絶対おかしいって!」

美琴「何がおかしいのかしら? 能力を使ってるわけでもないのよ。単に実力差でしょ」

上条「くっ……!」カコン

美琴「オラァ!」バキッ

上条「ピンポン玉がこっち側で割れちゃってますけど!?」

美琴「返せないなら私のポイントじゃない?」

上条「理不尽なほど強い……」

美琴「アンタの得意な卓球でしょ? もうちょっと頑張りなさいよ」

上条「くっそぉ!」パシュ

美琴「おりゃ」バキャン!

上条「擬音語がおかしなことになってますよ!」

30分後

美琴「そっちは2ポイント、私は142ポイントね」

上条「上条さんは自信喪失ですよ」
271 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/19(木) 20:37:36.84 ID:4qkpESevo
10秒に一回くらいのペースで点を取られた計算になるな
ぱねえ
272 :ラリラリ ◆IgJDZoCsoc [saga]:2011/05/19(木) 21:43:23.02 ID:dtr44L+T0
すまねぇ、レポートをやろうと思って更新してなかったんだが
他スレがあまりにも面白すぎてそっち見てた。
今日は更新できねぇ!


>>1が一番好きなキャラクターは誰でしょーかっ、デデン
当てたらあれね、えっと
そう、お望みのシュチュエーションでなんか書くね。
うん、おやすみなさい。

滝壺「おやすみ、みんな」
273 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/19(木) 22:31:11.00 ID:DJ2k6g4DO
絹旗
274 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2011/05/19(木) 23:58:00.45 ID:k91z9wZKo
建宮
275 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/20(金) 01:38:23.37 ID:MHsyKtjI0
テクパトル
276 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長野県) [sage]:2011/05/20(金) 05:58:40.49 ID:bklzTnHF0
ルチア
277 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/20(金) 08:07:48.27 ID:hTgNN/6oo
木原くン
278 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/20(金) 14:56:19.85 ID:el943sFIO
>>265
>「いらっしゃいませ、なのである」




279 :ラリラリ ◆IgJDZoCsoc [saga]:2011/05/20(金) 20:14:13.97 ID:fwTFa4rt0
レポートを生贄にささげて、駄文投下っと。
正解者はいなかったのだ……。


美琴「ふっふーん、これであっち着いたら何でも言うこと聞いてもらうわね」

上条「はいはい」

美琴「何よ、その気乗りのしない返事は」

上条「どうせ『勝負しろ!』とかなんだろ?」

美琴「外に出てまでそんなこと言わないわよ! ……馬鹿」

上条「ん?」

美琴「なんでもない!」


お食事所 水

麦野「おいしい鮭弁くださいな」

心理「本当に注文するのね」

「了解したのである」

心理「あるのね」

「そちらの婦人はいかがするのであるか?」

心理「そうね、ハンバーグをいただこうかしら」

「かしこまるのである」

麦野「思ったんだけど、こころって意外とお子様的味覚よね」

心理「どういうことかしら? 意味がわからないのだけれど」

麦野「飯食いに行くと、オムライスとか、ミートソーススパゲッティとか、ハンバーグとか、結構お子様メニュー多いわよね」

心理「いいじゃない。おいしいんだから。いくら沈利でもそこに文句つけたら許さないわよ」ゴゴゴ

麦野「文句つけるなんていってないわよ(貫禄あるわね……)」

心理「貫禄かしら、あらそう」ニコッ
280 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/20(金) 20:32:58.22 ID:fxViUnHr0
こころちゃんは普段そういうのが食べられないからそういうのが食べたいんだよ・・・きっと・・
281 :ラリラリ ◆IgJDZoCsoc [saga]:2011/05/20(金) 21:02:37.83 ID:fwTFa4rt0
うぎゃあ、せっかくていとくんのお話書いてたのに消えた。
ぐすん。

ていとくんのお一人様

垣根「(洒落たバーだな。よくもまあこういうのを飛行機の中に作るもんだ。まぁ、高い料金らしいし、当然なのか)」

垣根「(最後に来たのはいつだったか。スクールの仕事を終えて、心理定規と来たっきりか。あいつまだ生きてんのか)」

垣根「(まあいいか、死んでりゃそれはそれだ。俺も一度死んだようなもんだし)」

垣根「さて、何飲むかな」

「何にすんですか?」

垣根「俺はカクテルに詳しくねぇんだ。任せるぜ」

「そうですか、じゃあ」シャカシャカ トプトプ

「どうぞ」スッ

垣根「血みたいな色だな」ゴクッ

垣根「ん? 何だ、不思議なもんだな。甘み、塩味、酸味、感じる味が多いな」

「ブラッディ・マリーって言うんです」

垣根「『ブラッディ』、血ね。なかなか粋だな」

「あんた粋がわかるんですかい?」

垣根「それなりにな」グビッ

「なくなっちまいましたね。次は何にします?」

垣根「任せるよ。あんたはセンスがいい」

「嬉しい限りで」

垣根「いいね、可愛くてセンスもいい」

「口説いんですか?」

垣根「さあな。俺はお世辞なんて言わねぇ、とだけ言っとこうか」ニカッ

「生憎と私はそんな軽い女じゃねぇですよ」ニコッ

垣根「じゃあ、次のやつをお願いするぜ」

「わかりました」
282 :ラリラリ ◆IgJDZoCsoc [saga]:2011/05/20(金) 21:13:48.76 ID:fwTFa4rt0
そぎーちゃんとあくせらちゃん

削板「おお! すげぇ! 学園都市があんなに小さくなってるぜ! 俺たちは小さいな」

削板「雲だ! 雲が横を通ってるぞ。あれ触れるのか!? 食えるのか? 外へ出たらいいのか!?」

削板「飛行機って根性あるな! こんなにでかい金属が浮かぶんだからすげえ!」キラキラ

一方「(うるさくて寝られやしねェ)」

削板「うおおおおお! これが空か! 俺もいつか飛べるか!?」

一方「だああァァァァ! うるせェ! テメェは黙るってことを知らねェのか!」

削板「だってすげぇだろ! 今飛んでるんだぜ!?」

一方「俺だって飛べる」

削板「本当か! お前根性あるな!」

一方「何でも『根性』って言えばいいってもンじゃねェよ。とりあえず黙れ、俺が寝られない」

削板「でも飛べるんだろ?」

一方「あァ」

削板「すげぇ! 根性あるな!」

一方「同じ会話してっからな?」

削板「ん?」

一方「オマエ、脳みそまで筋肉だろ」

削板「さすがの俺でもそんな根性あることはできねえ」

一方「根性の有無が問題じゃねェだろ」

削板「いや、根性があれば何とかなる」

一方「わかった、今わかった。オマエはアホだろ」

削板「?」

一方「あー、だめだこいつ本物だ」

削板「飛行機すげぇ」キラキラ

一方「」
283 :ラリラリ ◆IgJDZoCsoc [saga]:2011/05/20(金) 21:24:57.80 ID:fwTFa4rt0
あっという間に時間は過ぎ、新千歳空港

上条「着いた着いた」

一方「ねむ」

垣根「寝てたんじゃないのかよ」

一方「根性馬鹿がうるさくて寝れなかったンだよ」

削板「」シュン

麦野「飛行機降りたくらいで落ち込むんじゃねぇよ。鬱陶しい」

美琴「それにしても雪あんまり積もってないわね」

心理「最近じゃ『温暖化』ってワードも聞かなくなったのだけれど」

一方「中は風力とかあるが、外はまだ火力とかに頼ってンだろ。多少の温暖化もあるだろ」

上条「で、どこいくんだ?」

垣根「そういえば決めてなかったな。一方通行がチケットとか手配してるから俺は何も気にしてなかったぞ」

一方「まずはうめェもン食うしかないだろ」

美琴「何を食べるの?」

心理「北海道といえばじゃがいも、ジンギスカン、海の幸、いっぱいあるけれど」

麦野「鮭がいい!」

一方「決まってンだろ。……海の幸だァ!」デデーン

垣根「なんでこいついつもこんな高らかに宣言するんだ?」ヒソヒソ

上条「たぶん、一方通行が一番楽しんでるんだ」ヒソヒソ

麦野「鮭♪ 鮭♪ 鮭〜♪」ルンルン

心理「安定してるわね」
284 :ラリラリ ◆IgJDZoCsoc [saga]:2011/05/20(金) 21:36:27.22 ID:fwTFa4rt0
一方「目的地は小樽だ、こっから電車で一時間程度だ」

美琴「詳しいのね」

一方「第一位なめンだよ」

心理「自慢するベクトル間違ってるわよ」

麦野「第一位様は一周回ってアホなのね」

垣根「そればっかりは同意できる」

削板「」

麦野「いい加減戻って来いよ!」ゲシッ

削板「お、おぉ……」

上条「じゃあ、その小樽に行きますか!」

ガタンゴトン ガタンゴトン

美琴「いいわね、こうやってのんびりと電車で行くのも」

麦野「快速だけどねー」

美琴「無粋なこと言わないの」

心理「積もった雪、綺麗ね」

削板「」キラキラ

一方「なンかもう、こいつすげェわ」

垣根「ガキだな」

上条「ロシアのときは戦時中だったし、必死だったからな。雪を楽しむ余裕は無かったから、これはいいな」

美琴「そうよねー、あのときはね」

麦野「私ボロボロだったし、そういえば第二位」

垣根「なんだ?」

麦野「あの対戦、あんたの能力生かされてたわよ」

垣根「は?」
285 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県) [sage]:2011/05/21(土) 06:11:51.92 ID:AfpbluKWo
中途半端!?
286 :ラリラリ ◆IgJDZoCsoc [saga]:2011/05/21(土) 18:51:41.79 ID:PjOS+GLF0
中途半端ですまねぇ、レポートを、はい。
あ、>>1の好きなキャラは皆さん本当はお分かりであったであろうオルソラさんです。


麦野「ダークマターって名前のついてた変なのあった」

垣根「未元物質は変じゃねぇ」

麦野「そこ突っ込むところじゃないわよ。まあ、苦戦したけどボロカスにしてやったわ」

垣根「俺の未元物質……。くっそ、アレイスターの野郎。俺を使いながら糞みたいなできにしやがって」

麦野「やばかったっちゃやばかったけどね。私は体晶でボロボロだったし、浜面も私と戦ったあとだったし」

垣根「お前らも苦労してんな」

麦野「あんたほどじゃないわよ、あんた冷蔵庫だったし」

垣根「は?」

麦野「能力を吐き出す云々は聞いたと思うけど、そのとき冷蔵庫みたいなのに繋がれてたからね」

垣根「冷蔵庫を見るたびに胸糞悪くなるような、懐かしいような気持ちがしてたのはそのせいか」

麦野「そうじゃない?」

美琴「なんだかんだ全員苦労してんのねー」

垣根「レベル5だしな、実験漬けはもちろん暗部やらなんやらあったしな」

心理「そう考えると私はものすごく幸せなほうね」

美琴「削板もじゃない?」

削板「まあな! 俺はこうして生きてるのが幸せだ!」

一方「少しだがヒーローと同じ臭いを感じる」

上条「漢字違うくないですか? なんとなくだけど、悪いほうのイメージな気が!」
287 :ラリラリ ◆IgJDZoCsoc [saga]:2011/05/21(土) 19:00:44.72 ID:PjOS+GLF0
一方「勘違いだろ?」ケラケラ

上条「ほんと、そういう表情もできるようになったな」ジミジミ

一方「何シミジミしちゃってるンですか?」

上条「最初に会ったときはあんなに凶悪だったのに……」ウルウル

一方「言い訳にもならねェかも知れないが、楽しンでたわけじゃねェよ」

上条「分かってるよ、だから打ち止めも救えたし、番外個体も救えた、垣根も救った。そして今ここにいるんだ」

一方「チッ……(おいいいィィィィ! ヒーローがめちゃくちゃ褒めてンですけどォォ! 嬉しすぎてやべェぜ!!)」

心理「次が小樽じゃないかしら? 今アナウンスが聞こえたわよ」

美琴「あっという間だったわね」

麦野「それなりに喋ってたからね」

削板「」シュン

麦野「またか! ガキじゃねぇんだぞ!」ゲシッ

削板「あ、おう……」サスサス

「必然、小樽へ到着」

垣根「降りるぞ、忘れものすんなよ。ヒーロー、わかってるな?」

上条「はっはっは、そこらへんは抜かりありませんのことよ」

垣根「自信たっぷりだなおい」

上条「貴重品は御坂に渡してあるのだ!」デデーン

御坂「こいつの不幸っぷりは幾度と無くみてるからね」

上条「そういうことで、上条さんは問題ないんですよ」

垣根「それならいいが。で、一方通行場所は?」

一方「俺について来い」カツカツ


ご飯食べてくるねっ!
288 :ラリラリ ◆IgJDZoCsoc [saga]:2011/05/21(土) 19:38:27.22 ID:PjOS+GLF0
定期的にビリビリさんの表記を間違えます。

美琴「なんてところに行くの?」

一方「寿司処き○家ってところだ」

麦野「なにそれ」

一方「すし屋の名前だ。俺が事前に調べて、一番うまそォなとこだった」

垣根「期待していいんだな?」

一方「誰にもの言ってンだ?」ニヤァ

垣根「フン」ニヤッ

心理「いつも思うのだけれど、トップ二人のあの怖い笑みは何?」

麦野「楽しそうではあるわね」

美琴「子どもが見たら号泣するわよ」

一方「聞こえてンぞ」

垣根「俺はガキの笑顔作るのは得意だ。ケーキ屋だからな」

上条「その設定忘れてたよ」

垣根「設定言うな」
289 :ラリラリ ◆IgJDZoCsoc [saga]:2011/05/21(土) 19:51:30.51 ID:PjOS+GLF0
一方「着いたぞ、ここだァ!」デデーン

美琴「小さいのね」

一方「オリジナルは馬鹿なんですかァ? こォいう店が一番美味いンだろうが」

美琴「何で来たことあるような言い方するのよ」

一方「俺が調べたものに間違いはない」デデーン

麦野「あのドヤ顔微妙に腹立つわね」

心理「あれに腹が立って攻撃したら一瞬で消されるけれど」

麦野「分かってるから余計よ」

削板「入らないのか!? 入らないのか!?」ワクワク

上条「俺も早く入りたいぞ!」

垣根「入っていいんだろ?」

一方「もちろんだ」

垣根「しっつれいしまーす」

「いらっしゃいませ」

「いらっしゃい、あら若い子たちばっかりね」

美琴「こんにちわ」

麦野「失礼します」

心理「落ち着いたお店ね」

削板「すげぇ! 根性感じるぞ!」

上条「俺じゃ一生入れない店にいるぞ、運を使い果たしてるんじゃ、あ、俺運とかないっけ」キョロキョロ

一方「そこのアホ二人、少しは落ち着けェ! ったく、すいませんねェ、うちのもンが」ペコペコ

「いいんですよ、にぎやかでいいじゃないですか」

「そうだな、ほら。カウンターに座んな」


おすし屋さんの二人は普通の人ってことでオリキャラです。
嫌いな人は……ま、我慢してね。
290 :ラリラリ ◆IgJDZoCsoc [saga]:2011/05/21(土) 20:11:42.40 ID:PjOS+GLF0
削板 一方 上条 垣根 心理 麦野 美琴 の席だったり。

「ささ、注文は何にする?」

上条「えっと、何があるんだ?」

一方「旬鮮おまかせ握りを7つで」

「はいよ!」

上条「旬鮮おまかせ握り……? って4200円もするじゃねーか!」

一方「第一位の財力なめンな」

垣根「値段の心配はいらねぇよ、美味いもん食っとけ」

「あらあら、若いのにお金があるの?」

美琴「色々ありまして……」

「あらそう、すごいのねぇ。今日は観光かしら?」

心理「ええ、北海道は初めてなのだけれど」

「それなら王道の札幌時計台は行くべきね、行ってどう思うかは、ね?」

心理「(そういうことね)」

麦野「鮭が美味いってのは知ってるわ」

「うちのお店でもサーモンの握りだしてるから楽しみにしててね」

削板「根性がありそうなところあるか!?」

「根性、そうねぇ……。根性かどうかはちょっとわからないけど、色々体験できるのがあるわよ」

上条「体験?」

「そうよ。こっちはガラスの工房が多いから、実際にガラスのアクセサリーやコップを作れるのよ」

上条「へぇー、知らなかった」

「北海道は面白いところ多いのよ、特に小樽は食べ物も多いし、そういう体験できるところもあるし」

「あと、坂道が多いのも小樽の特徴だな。ヘイ、お待ち」ドンッ

全員「」オオォ……

「まずは食べる、それから驚いても遅くないんじゃないか?」

全員「」ムシャムシャ パクパク ガツガツ

上条「うめええぇぇ!! こんなもの一生食べられないですよ! やばいやばい! このまま死んでも大丈夫!」

美琴「……すごいわね。中で美味しいものは食べてきたつもりだったけど……」

麦野「鮭♪ 美味しいにゃーん」

心理「(美味しいけど……。わ、わさびが……)」ツーン

垣根「俺の常識を超える美味さだ……」

一方「最っ高だねェ! 美味さのベクトルがハンパじゃねェ」
291 :ラリラリ ◆IgJDZoCsoc [saga]:2011/05/21(土) 20:25:23.35 ID:PjOS+GLF0
「こんなに喜んでもらえるとお寿司屋さん冥利に尽きますね」

「そうだな。若いもんは食いっぷりがいいから、見てて気持ちがいい」

上条「本当においしい!」

美琴「こんなの食べたら戻ってからお寿司食べられないわね」

麦野「あっちのサーモンは一生食べないわ」

「ふふっ、大げさね」

一方「うますぎンぞ! 最高だよ、大将!」

垣根「やべぇぞ! 最高だ! この店はやべぇ」

削板「」キラキラ

心理「彼ってこういうキャラだったのね」

「ホント美味そうに食いやがる、母さんざんぎだ、ざんぎを出そう」

「サービスですか?」

「ああ、北海道に来てざんぎ食わないのもな」

上条「ざんぎ?」

一方「魚か?」

垣根「どんなのだ?」

美琴「どんなのかしら」

麦野「想像つかないわ」

心理「(へぇ、こんなのなのねー)」

削板「」ワクワク
292 :ラリラリ ◆IgJDZoCsoc [saga]:2011/05/21(土) 20:36:13.58 ID:PjOS+GLF0
「これがざんきですよ」

一方「肉ゥ!?」

垣根「予想を超えるな」

削板「肉肉!」

美琴「から揚げ?」

麦野「これから揚げじゃないの?」

上条「から揚げにしてはにんにくの臭いがするな」

「おっ、わかるかい? これが『ざんぎ』から揚げとはちょっと違うんだよ」

一方「そォか」ヒョイパク

一方「!!」

垣根「おいおい、大げさだな」パクッ

垣根「っ!」

一方「なンだ……これは」

垣根「衣にも味がしみこんで、肉はジューシーすぎるほどにジューシーだ」

一方「外の技術はここまで進ンでたってのか。ベクトルが……」

垣根「常識ってレベルじゃねぇ」

心理「ほんと美味しいわね」パクパク

麦野「びっくりね、この美味しさ」モグモグ

美琴「美味しいわね」

「彼ら美味しそうに食べるわねぇ」

「こんな子は久しぶりだ」
293 :ラリラリ ◆IgJDZoCsoc [saga]:2011/05/21(土) 20:59:34.81 ID:PjOS+GLF0
数十分後

一方「そろそろ出るか」

垣根「だいぶ長居したな」

「まだいてくれてもいいのに」

美琴「そのガラス工房ってのも行ってみたいんですよ」

麦野「自分でガラス細工ってのはなかなか気になるわ」

心理「そうね」

一方「じゃあ、失礼すっか」

「じゃあ、会計だな。これだけだ」

一方「こンだけうまいの食ったのに、意外と安いな」

「そういってもらえると嬉しいよ」

「ありがとうございました」

上条「すごく美味しかったです! また来ます!」

美琴「私も来たいです」

削板「ありがとうございました!!! ごちそうさまでした!!!」

麦野「サーモン食べにくるにゃーん」

心理「次くるときはさび抜きで注文するわ」

「またいらっしゃいね」

「うちはいつでも歓迎してるぞ」

全員「ごちそうさまでした!!」


上条「ほんと美味しかったな」

一方「ここまでってのは俺も予想してなかった」

垣根「で、次は?」

美琴「さっきオススメされたガラス工房に行きたいわ」

麦野「私も」

心理「興味あるわね」

一方「じゃ、そこだな」


たぶん今日はここまでかな。
本気でレポートやばいっす。

あと、そろそろお事件起こるでござる。

キャーリサ「軍事を司る私がおやすみを言うんだし、感謝するがいーし」

騎士団長「就寝の挨拶です、って、テメェ! いくら就寝だからってジャージ着てんじゃねぇよ! 仮にも女王だろうが!」

エリザード「わかったわかった、わかったって!」

リメエア「ふふ、おやすみなさいね」

ヴィリアン「お、おやすみなさい……」
294 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/21(土) 21:09:04.34 ID:Nzk1aR2SO
>>1
根性で頑張れ
295 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/21(土) 23:57:07.83 ID:aDRoiS6y0
そういえば修学旅行で北海道に行ったとき、ホテルで2万円盗まれたことがあったな…orz
296 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/22(日) 02:24:46.24 ID:fBZM5hzIo
そういえば修学旅行で北海道行った時ホテルに2万円落ちてたからねこばばしたな……
297 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/22(日) 04:01:04.66 ID:+5Dmbur9o
そういえば修学旅行で北海道行った時ホテルで2万円ねこばばした奴がバレて正座させられてたな……
298 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/05/22(日) 05:06:26.10 ID:WUC2FEp8o
乙乙
次も。期待。
299 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/22(日) 23:43:00.72 ID:WgWd4bNAo
北海道は札幌ビール園が最強だった
また行きたい
300 :ラリラリ ◆IgJDZoCsoc [saga]:2011/05/23(月) 01:11:50.65 ID:SxhRf6bI0
INガラス工房

上条「おお!」

麦野「綺麗なコップとかがいっぱいねー」

美琴「アクセサリーも売ってるわ」

一方「ガキたちにはこれを買って帰ればいいか」

垣根「これ、ケーキ買ってくれたガキのおまけでいいな。期間限定ってわけだ」

心理「どれがいいか迷うわね」

削板「……」キラキラ ソワソワ ワクワク

一方「買うのは後だ、先に作るのをやるぞ」

上条「楽しみだな」

垣根「俺が常識を超えるものを作ってやるぜ」

「コップ作りをやる方たちかしら?」

美琴「そうです」

「じゃあこっちへ来て、工房はこっちだから」


削板「ん、少し暑いな」

上条「確かに、暖房って言うにはちょっと暑すぎる気が」

麦野「当たり前でしょ? ガラス細工ってことは熱で溶かしてやるんだろうから」

「その通りよ。ま、お手本を見せるから、ちょっと見ててね」

ジュー フー フー プクー ジュー フー プクー

一方「溶かしたガラスに空気を吹き入れて、そンで形を作ってくってわけか」

垣根「空気入れすぎると割れるなこれは」

美琴「ちょっと難しそうね」

心理「」キラキラ

「大丈夫よ、小さい子だってみんな上手に作ってるわよ。さ、好きなガラスの色を選んでやってみましょう」

一方:黒
垣根:白
美琴:緑
麦野:黄
心理:青
削板:赤
上条:橙

って感じ。
301 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/23(月) 01:12:55.52 ID:TAa5XzkDO
1の携帯だよー
302 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage ]:2011/05/23(月) 01:45:20.91 ID:NG81BC7y0
ワサビで涙目の心理掌握可愛い
303 :ラリラリ ◆IgJDZoCsoc [saga]:2011/05/23(月) 02:06:55.89 ID:SxhRf6bI0
上条「あ、なんだ、変な方向に膨らんでく。まてまて、そっちじゃない。もっとまっすぐ、そう!」

削板「いいぞ! 根性ある膨らみ方だ! おお!」

美琴「ふーん、一度に膨らまそうと欲張ってもだめなのね」

麦野「あ、違う、そっちじゃないにゃーん!」

垣根「ま、俺の未元物質にかかれば、っと。洒落たカクテルグラスも余裕ってな」

一方「吹き込む空気のベクトル、ガラスが受ける熱のベクトル、まァ、ここらをいじっとけば失敗なンてしねェよな」

心理「(予想以上に難しいわね……。強く吹くと意識しなくても唾液が侵入して綺麗にいかないし。弱いと膨らみすらしない)」フンフン

プルルル プルルル…

削板「なんだ! こんな時に電話なんて! 根性が足りてないんじゃないのか」

垣根「悪い俺だ、あと根性は関係ねぇ。もしもし、俺だ」

『ッハァ……。ッハァ』

垣根「飢えてんのか? 浜面仕上」

浜面『そうじゃねぇ! 違うんだ! 助けてくれ!』

垣根「どういうことだ?」

浜面『暗部の奴らに襲撃を受けた』

垣根「暗部だと?」チョットイドウ

浜面『確定はしてない。でも、前に俺たちが襲われた時と状況が似てるんだ」

垣根「もう少し詳しく話せ」

浜面『俺たち第三次大戦で手に入れたあるものを盾にして学園都市に住んでる。それが無ければ一瞬で殺される』

浜面『それほどに俺が今持ってるものは学園都市にとってうっとおしいんだ』

垣根「だから、暗部をよこしてそれを奪い、お前たちを始末しよう、と」

浜面『ああ』

垣根「まて、暗部なら一方通行が壊滅させたはずだ」

浜面『俺もそうだって聞いた、ただそいつらは「新暗部の新入生をよろしくね」って』

垣根「ちっ、それが嘘だって可能性は」

浜面『だから確証は持てないって言ってるだろ。ただ言えるのは、俺たち程度を襲うには兵力が大きすぎる』

垣根「レベル4が二人いるだろ」

浜面『それでも見たことないパワードスーツが、うわっ!」

ダダダッ ガリガリッ

浜面『ちくしょ……。った……。に……ぞ! 早く……」

ッツーッツーッツー

垣根「お前ら、悪いなー。俺、用事ができちまったよ」

上条「はぁ? 旅行に来て用事も何もないだろ」

垣根「っはっはっは、悪いな。俺はバーで引っ掛けた女の子とこれからデートなんだ」

上条「いつの間に……」

垣根「というわけで、俺はちょっと失礼するぜ」

心理「あら、私の前でそんなわかりやすい嘘をつくなんて、第二位らしいとは思えないのだけれど」
304 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/23(月) 02:08:05.95 ID:TAa5XzkDO
1だよー。
おやすみ。
305 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/05/23(月) 10:03:17.77 ID:1H4abJr40
乙乙
306 :ラリラリ ◆IgJDZoCsoc [saga]:2011/05/23(月) 10:48:42.64 ID:qUcbYxO60
一方「詳しく聞かしてもらォか」

垣根「何でもねぇよ。心理掌握、お前は黙ってろ」ギッ

心理「あら、怖いわね。そんなに睨まなくてもいいじゃない」

上条「どうしたんだ……? 垣根」

削板「俺たちにも話せないことなのか?」

麦野「なーに、遠慮しちゃってんの? このレベル5の軍団にさ」

美琴「そうよ、ちょっとやそっとじゃ何にもならないわよ」

垣根「だめだ」

心理「で、私の知らないワードがいくつもあるんだけれど。『暗部』『駆動鎧』『新入生』 何のことかしら?」

一方「おい、暗部ってどういうことだクソッたれが」

垣根「心理掌握、余計なことを言うんじゃねぇよ」

一方「答えろ、第二位。答えによってはオマエがまた死ぬことになるぞ」カチッ

垣根「言わねぇって言ってんだろうが!」カチッ

上条「二人とも止めろよ!」

心理「一人で背負い込んで解決することがいいとは思わないのだけれど? 第二位さん」

麦野「暗部って言われて私が黙ってままでいると思ってんのかしら?」

307 :ラリラリ ◆IgJDZoCsoc [saga]:2011/05/23(月) 11:05:47.35 ID:qUcbYxO60
垣根「チッ、一方通行には話す。それ以外はだめだ。そこは譲らねぇ。こっちこい」

一方「洗いざらい話せよ」

垣根「今、浜面仕上が『新入生』を名乗る暗部に襲われてる」

一方「暗部は俺があのロシアで潰したはずだ、どうなってやがる。その『新入生』が暗部って確証はねェだろ」

垣根「詳しいことはわからねぇ。ただ、浜面、滝壺、絹旗、あいつらを襲うのに新型の駆動鎧が導入されてるらしい」

一方「仮にもレベル4が二人だ、兵器の導入自体は不自然じゃねェ。だが、いまさらなぜあいつらアイテムを?」

一方「それに浜面はロシアで学園都市との交渉材料を手に入れたはずだ。アイテムが平和に暮らすために」

一方「それがある限り、アイテムには手を出さないンじゃなかったのか?」

垣根「これは俺の勝手な想像だが、今回の旅行が引き金じゃないかと考えてる」

一方「どォいうことだ」

垣根「アイテムには麦野沈利がいる、レベル5だ。それに最近では俺たち別のレベル5とも交友関係がある」

一方「交渉材料プラスレベル5との交友で、余計に手が出せねェってことか」

垣根「だが今回の旅行でレベル5が全員学園都市の外に出た」

一方「チッ、その機を狙ってか」

垣根「俺の想像だがな」
308 :ラリラリ ◆IgJDZoCsoc [saga]:2011/05/23(月) 11:32:20.41 ID:qUcbYxO60
一方「で、オマエは浜面から助けを求められた。って訳だな」

垣根「そうだ」

一方「何で俺にまで黙ろうとしてたンだ」

垣根「もうお前は暗部から足を洗ってんだろ。打ち止め、番外個体、黄泉川、芳川、家族と呼べるやつらと生活してんだろ」

垣根「お前が暗部に首突っ込んで、そいつらが危険に晒される可能性もあるだろうが」

垣根「でもな、俺は誰もいない。俺が解決すりゃそれでいいんだ。何もお前が入る込む必要はねぇんだよ」

一方「ふン、余計なお節介だな。俺は決めたンだよ。俺の守りたいやつを守るのに、闇も光もねェ。守るために力を奮う」

一方「俺が、俺のために守るンだ。全部、まとめてなァ。だから小便臭ェ遠慮するンじゃねェよ」

垣根「……」

一方「戻るぞ、俺の守りたいものに手を出したらどうなるか。骨の髄まで刻みこンでやるよ」

垣根「悪いな」

一方「謝罪なんて似合わねェよ」

垣根「心配するな、自覚してる」


一方「俺と垣根は戻る、テメェらは適当に楽しンで帰って来い」

垣根「戻る頃には終わってるはずだ」

心理「それでかっこつけてるつもりかしら?」

一方「オマエは黙ってろ。さすがにもう口出しはさせねェよ。まだ喋るってンなら、少しの間寝ててもうぞ」カチッ

心理「まだ喋らせてもらうわよ。貴方達は勘違いしてるわ。『こいつらを巻き込めない』『俺たちで解決』」

心理「私達を巻き込めない理由って何かしら? 暗部が何なのかわからないけれど、その『アイテム』には沈利も関わってるんでしょ」

麦野「おい、アイテムっつたな。第一位、二位、どういうことだ、答えろ。誤魔化したら殺すぞ」

一方「……チッ。今浜面仕上らアイテムが暗部に襲われてる、アイツのもつ学園都市への交渉材料が原因だ」

麦野「何でそれを私に黙ってる!! 今すぐにでも助けに行くべきだろうが! アイテムは私の居所だ!」

垣根「暗部で汚れるのは俺たちだけで十分なんだよ」

麦野「そんなのは関係ねぇんだよぉぉおおお! あいつらは私の仲間だ、大事なやつらだ!」

309 :ラリラリ ◆IgJDZoCsoc [saga]:2011/05/23(月) 11:53:24.87 ID:qUcbYxO60
一方「原子崩しは連れて行く、それでいいな」

美琴「いいわけないでしょ? 私達も連れて行きなさいよ」

一方「オリジナル、オマエはこっちの世界に来るな。お前は光の下にいろ」

美琴「なーに言っちゃってんだか。妹達の計画のときにはそのアイテムと戦ってる、あのロシアにも行った」

美琴「そんな中で光の下も何もないでしょ? 友達の沈利の問題は私の問題、それにアンタが言ったんでしょ?」

美琴「『俺たちは仲間だ』って。仲間と一緒に戦うのに何の理由がいるのかしら?」

削板「その通りだ! 仲間が戦おうとしてるのに戦わない、俺はそんな根性無しじゃない!」

心理「そういうことよ。強い二人で背負い込むのもいいけれど、もう少し私達を信頼してもいいんじゃないかしら?」

上条「みんなの言うとおりだ。俺たちは友達で仲間だろ? 仲間の守りたいものを一緒に守るのは当然だ」

上条「行こうぜ? 守るんだろ?」

垣根「わかってたよ、こうなるってことくらい」

一方「反吐が出るほど甘いヤツらしかしねェ」

上条「それが俺たちだろ?」
310 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/23(月) 12:48:04.70 ID:3iablYnV0
さよなら新入生・・・・・シルバークロス、来世ではイケメンでいてほしいね・・・・
311 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/23(月) 13:22:25.62 ID:nFWbqZoso
このメンバーだと一晩のうちに行って終わらして戻ってきて、朝風呂でも楽しんでそうだなw
リーダーがいないうちに・・・って突っつきまわしてたらレベル5が6人と幻想殺しが出てきたとか、
悪夢ってレベルじゃねーぞおい
312 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage ]:2011/05/23(月) 13:38:56.04 ID:NG81BC7y0
>>311
それで済めばいいが、もし幻想殺しを攻撃してそれがイギリスに漏れれば
そこらの暗部じゃ太刀打ちできないやつらが大挙して押し寄せてくるぞwww
313 :ラリラリ ◆IgJDZoCsoc [saga]:2011/05/23(月) 14:59:32.32 ID:qUcbYxO60
美琴「学園都市に戻るのはわかったわ、でもどうするの? ここまで来た時間を考えると……」

麦野「ゆうに三時間は掛かるわ……。その間に……」

心理「想像したくない光景が、ね」

垣根「とりあえずはレベル4が二人、浜面仕上もダメなやつじゃない。しばらくは耐えられる」

垣根「その間に帰るのが一番だが……。少し援軍がいてもいいだろ」

一方「テメェみたいなメルヘンにそんな知り合いいるのか」

垣根「白もやしよりましだろ、お前も知り合いなんていないだろ」

一方「はァ? いるしィ、強い知り合い超いるしィ」プンプン

垣根「じゃあ、参戦させてみろよ。俺だって超強い知り合いだすから」プリプリ

上条「えっ、なんですかこのやり取り。『俺の父さんの友達Jリーガー』みたいな」

心理「トップ2がやる話じゃないわね」

垣根「先に言っとくがグループはナシだぞ? 仕事仲間なんて狡い真似すんなよ?」

一方「しねェし! 正真正銘の友達だしィ」ピポパ

一方「俺だァ。アイテムを救うのに協力しろ」

『アイテムってあれだろ? 原子崩しを抱えてた暗部だろ? 救うも何もねぇだろうが』

一方「話くらいは聞いてンだろ? 頼むよ木原くン」

木原『チッ、それはお前の守りたいものなんだな?』

一方「あァ、だから頼むよ」

木原『うるせぇな、わかったっつーの(頼むなんて! 畜生! いい子になりやがって』

木原『そいつらの居場所くらいはこっちで調べてやる、時間稼ぎくらいしといてやるよ。早く戻ってきやがれクソガキ』

一方「ありがとォ、木原くン」
314 :ラリラリ ◆IgJDZoCsoc [saga]:2011/05/23(月) 15:20:50.01 ID:qUcbYxO60
一方「どォだ? 猟犬部隊を動かせば俺たちが行くまでの時間稼ぎ、いやそれ以上の働きあるぜ」ニヤッ

垣根「いやいや、それお前の身内じゃん。それでドヤ顔されても困るんだけど。俺はそんなんじゃないぜ」ピポパ

垣根「もしもし、俺だ」

『垣根提督、でしたっけ? 何のようですかい?』

垣根「ある人物を救うのに協力して欲しい」

『ある人物ってのが曖昧すぎんですが」

垣根「ああ、悪い。だが名前を言っても分からないと思ってな」

『それでもわかんないよりはマシだと思うんですがね』

垣根「浜面仕上、絹旗最愛、滝壺理后、アイテムと呼ばれる組織の一員だ」

『確かにわからねぇです。ですが、察するに学園都市の内部の人間でしょう?』

垣根「話が分かる女だ、やっぱりお前は最高だよ』

『口説いてる場合じゃねえんでしょ? 詳細をさっさと言っちまってくださいよ』

垣根「そのアイテムの三人が今、学園都市の暗部と呼ばれる人間に襲われている。俺たちがすぐに助けに行きたいが」

垣根「知ってる通り今北海道にいるから、すぐに迎えない」

『で、その時間稼ぎをしろってんですか』

垣根「物分りがいい」

『場所はどこなんです?』

垣根「それに関してはこっちからデータを転送する」

『一つだけ言わせてもらってもいいですか?』

垣根「なんだ?」

『学園都市の人間を魔術師が攻撃するっていうことの重大さをわかってんですか?』

垣根「魔術師? 何だ、それは」

『フッ、食えない男なんですね」

垣根「無事に終わったら、こっちで飯でも行くか」

『また口説いてんですか? まぁ、考えてもいいですけど』

垣根「これでどうだ?」

上条「何で魔術師とお前が繋がってるんだ?」

垣根「まぁ、色々あってよ」

美琴「それよりも、何で口説いてるのよ」

垣根「好みだったからだが」
315 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/23(月) 15:24:12.31 ID:50AaatFDO
いやいや、このスレの上条さんなら
危害が有ろうが無かろうが敵対した時点で相手をぶっ潰しに来るくらいの信頼関係を魔術サイドとも築いてそうだぞ
316 :ラリラリ ◆IgJDZoCsoc [saga]:2011/05/23(月) 15:29:04.99 ID:qUcbYxO60
麦野「くだらない話してないで早く行きましょう」

心理「こんな場面でもあんな話できるのが貴方たちらしいけれど」

上条「はは、それもそうだな」

美琴「笑う場面じゃないわよ」

削板「はっはっは! いいじゃないか!」

垣根「ま、戻ってやるか」

一方「さァて、潰してやるよ」

こうしてレベル5+ヒーローは知り合いを、知り合いの周りを、仲間を守るために学園都市に凱旋する。
317 :ラリラリ ◆IgJDZoCsoc [saga]:2011/05/23(月) 16:28:14.11 ID:qUcbYxO60
とある親馬鹿の木原くン

木原「おい、テメェら準備はまだできねぇのか!」

「は、はい。整いました!」

木原「アイテムの構成員はどこだ!?」

「はい、第十九学区です!」

木原「あの寂れたところか。……やるじゃねぇか。あいつらが助けに行くのを前提に被害の出にくい場所へ逃げたか」

木原「ただ、その代わり相手も戦いやすいってわけだな。おい、すぐに向かうぞ! 少ない構成員じゃ蹂躙されるぞ!」

「わかりました!」

IN十九学区

木原「とはいっても、街はあるからなぁ……。その中に隠れてるんだろうが、なんとも静かだな、おい」

「はい!」

木原「一つの部隊でこの付近を調べさせろ、やけに静かだ」

「はい!」

木原「(戦いやすい場所にいるやつらを襲わずにいるメリットはなんだ。街中でもドンパチしてたのがこの静けさ)」

木原「(きなくせぇ……)」

ドカーン

木原「あぁ?」

「報告します! 第一部隊、半数が負傷!」

木原「怪我したかどうかの報告なんざいらねぇんだよ。原因は!?」

「突如出現した駆動鎧による攻撃だと思われます!」

木原「出てきたってことはここにアイテムがいんのは間違いねえ。第一部隊、負傷兵を安全な場所まで避難」

木原「残り第二、第三部隊は敵を引きつけるために左右に散って、攻撃を加えろ。無理に倒す必要はねぇ!」

木原「どうせ一方通行たちが来るまでの辛抱だ、ここで交戦してればアイテムの連中も出てくるに違いない」

木原「わかったか!?」

「はい! わかりました!」

木原「よし、行け!」
318 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage ]:2011/05/23(月) 16:36:18.98 ID:NG81BC7y0
垣根wwwアニェーゼとケー番交換してたんかい!?
319 :ラリラリ ◆IgJDZoCsoc [saga]:2011/05/23(月) 16:40:53.20 ID:qUcbYxO60
とある修道女の戦闘記

アニェーゼ「(あの男に言われた通りにきちまったのはいいんですが、やけに静かですね)」

アニェーゼ「(こっちの連中が大きく兵力を割いて攻撃するってんのに……妙ですね)」

ドカーン

アニェーゼ「っ!? 戦闘開始ってことすか。分かりやすいおっぱじめ方をするんですね、学園都市ってのは」

アニェーゼ「あの男が来るまで堪えればいいってことですが、その方法は指示されてない……」

アニェーゼ「ってことじゃ殺しちまってもいいってことですよね」ニヤッ

アニェーゼ「とりあえずはその『アイテム』ってのに合流しねぇことには何も始まりませんね」

アニェーゼ「その人たちが先に死んじまったら何の意味がないですからね」

アニェーゼ「兵力が一番注ぎ込まれてるあたりところにいる可能性が一番たけぇんです」
320 :ラリラリ ◆IgJDZoCsoc [saga]:2011/05/23(月) 20:43:32.32 ID:qUcbYxO60
十九学区とある建物内

浜面「ッハァ……。ハァ……」

絹旗「ハァハァハァハァ、超うるさいんですよ。その呼吸音で敵にばれたらどうするんですか。超息止めといてください」

浜面「死ねって言ってるよね! それ死ねって言ってるんだよね?」

滝壺「大丈夫、呼吸音で敵にばれそうなはまづらでも応援してる」

絹旗「ところでこんな人のいないところに逃げてよかったんですか? 人が多いところの方が敵も超やりにくいと思うんですが」

絹旗「まあ、さっき人のいるところでも超攻撃してきましたけど」

浜面「いや、ここの方がいい。さっき垣根提督に連絡を取って助けを求めた。レベル5が暴れるには人が少ないほうが都合がいい」

滝壺「かきねが来るまでここで耐えればいいんだね」

絹旗「滝壺さん、超簡単に言いますけど……。あの見たこと無い駆動鎧相手にいつ来るか分からない人を待って超耐えるんですか?」

浜面「それしか方法は無い。いいぞ、逃げても。その代わり滝壺だけは連れて行ってくれ。俺が一人であいつらを引きつける」

絹旗「何言ってるんですか? これだから浜面は超浜面なんですよ。逃げるわけないじゃないですか、私たちはアイテムですよ」

滝壺「私も戦うよ、はまづら」

浜面「滝壺……」

滝壺「はまづら……」

絹旗「超暑いんですけど、え、敵の攻撃ですか?」

滝壺「ぽっ」

絹旗「それ自分で言う言葉じゃないと思います」

ドガーン

浜面「来たか……」

滝壺「うん」

絹旗「超作戦あるんですか?」
321 :ラリラリ ◆IgJDZoCsoc [saga]:2011/05/23(月) 21:01:59.14 ID:qUcbYxO60
浜面「ひとまずは俺だけが外へでる。絹旗は滝壺と一緒にここにいてくれ」

滝壺「はまづら、それじゃ」

浜面「別に死んで守ろうとか、囮になろうとかそういうんじゃないから安心しろ。むしろ大変なのは絹旗の方だ」

浜面「俺じゃあの駆動鎧を相手にしながら滝壺を守るのはできない。だから外である程度あいつらを引きつける」

浜面「だから、絹旗は滝壺とここにいて、敵が来るようならできるだけ逃げ回って時間を稼いでくれ」

絹旗「そういうことなら超仕方ありませんね。滝壺さんは私に任せてください」

浜面「頼むぞ、絹旗」

絹旗「言われなくても超分かってます」

浜面「よし、行くぞ」

滝壺「はまづら、気をつけてね」

浜面「もちろんだ、無能力者の意地見せてやるよ。アイテムは俺が守る」


木原サイド

木原「見つかったか?」

「いえ、敵兵力は平等に分散。狩猟犬部隊の遊撃担当に対する攻撃にも兵力は割かれています」

「しかしそれ以外の場所に多く兵を動かしている様子は見受けられません」

木原「虱潰しに探してんのか……? なんにせよ、早いとこアイテム見つけないとな。引き続き敵を引き付けながらアイテムを探せ!」

「はい!」


たぶん今日はここまで、ちょっとレポートマジでやばい。
322 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/23(月) 21:45:52.14 ID:SeQh+yqN0
てかアニェーゼはカミヤン病にかかってるから垣根フラグ立てんの無理じゃね?
323 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/23(月) 23:12:14.44 ID:3iablYnV0
>>322
他の女みたいにカミヤン病の重症者じゃないから可能
324 :ラリラリ ◆IgJDZoCsoc [saga]:2011/05/23(月) 23:39:05.69 ID:DWBs4ni20
>>322
別の人に惹かれてもいいじゃない、人間だもの。
>>1の中で、ていとくんと絡ませて楽しそうだったのがアニェーゼだったんだ。

あとあれね、原作で一級建築士がいくらフラグを立ててようと、ここは>>1が適当に、且つ俺得な話を作ってるだけだからねー。
無理も何もないのさ。

って、こんなこと書くくらいなら更新しろ、ですよねー。
いつの間にか300超えちゃってたし、こんな処女作読んでくれるみんなありがとう! 大好き。
でも一番好きなのはオルソラ!

おやすみ。
325 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/24(火) 09:08:53.92 ID:lmWgcbjc0
木原くんたちは浜面の顔知ってるんか?
なんか走り回っているちんぴらがいるって、一緒に攻撃しないだろうなw
326 :ラリラリ ◆IgJDZoCsoc [saga]:2011/05/24(火) 22:28:50.38 ID:d7ebpmYw0
とある修道女の戦闘記、そのに

アニェーゼ「(とりあえず適当な建物に身を隠してはみましたが、敵さんはどうも片っ端から調べてるみてぇですね)」

アニェーゼ「(『アイテム』の人たちの居場所を見つけていねぇのか、単に虱潰しにやっちまってんのか)」

アニェーゼ「(少し観察をした方がいいんでしょうね)」

ガタッ

アニェーゼ「!? (敵さんのお出ましですかい? それとも、アイテムの人たちが逃げてきたって可能性も)」

「あらあら、アニェーゼさんでございますね」

アニェーゼ「オルソラ=アクィナス……? こんなとこで何してるんですか」

オルソラ「ここで何をなさっているんですか?」

アニェーゼ「私はちょっと野暮用でして。って、オルソラはなんでここにいるんですかい」

オルソラ「そうですよ。私はオルソラ=アクィナスでございます」

アニェーゼ「そんなのは知ってるんですよ。 私が聞きてぇのはなんでここにいるかってことなんすよ」

オルソラ「シェリーさんもいるのでございますよ」

アニェーゼ「シェリー?」

シェリー「あら、こんにちは。なんであんたがここにいるんだ?」

アニェーゼ「こっちの方が聞きてぇですよ」

オルソラ「ここはあまり建物がないのでございますね」

アニェーゼ&シェリー「ちょっと黙ってろ(てください!)」

シェリー「そうね、私は野暮用で来ただけなんだけど」

アニェーゼ「その野暮用ってぇのは」

シェリー「この画像の男と女を助けろって野暮用だ」

アニェーゼ「私と同じですね。それならさっさと片付けちまうとしますか」

シェリー「学園都市で暴れられるなんてなかなかできることじゃねぇしな」

アニェーゼ「そうですね」

シェリー「Intimus115我が身の全ては亡き友のために! 暴れてやるよ!」

オルソラ「がんばれー、でございますよ」


ごめん、今日は一個だけ。
寝る、明日は更新できないと思う。
助っ人はまだまだ来る……かもよ?
327 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [!inaba_res]:2011/05/24(火) 23:40:26.69 ID:ioGxlLqF0
ステファニーは来ないのか!?
328 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/25(水) 19:02:15.45 ID:ppHTEyjSO
友達を助ける為なら立場関係なくみんな必死って微笑ましいな
329 :ラリラリ ◆IgJDZoCsoc [saga]:2011/05/25(水) 22:37:06.68 ID:6Iq6+z1f0
今日は更新じゃなくてごめんね!
心理掌握さんの真の姿が表れました!

名前             能力名
食蜂操祈(しょくほうみさき):心理掌握(メンタルアウト)
容姿はhttp://subcultureblog.blog114.fc2.com/blog-entry-2738.html 等で見れるよ。

能力についての詳細はまだそこまで明らかじゃないから、このスレでのこころちゃんは>>1の創作ということで。
姿かたちはだいたいこんな感じで予想してたから、これで脳内変換してね。

ちょっと大学のサークルに出す小説を明日までに仕上げねばならぬのだ。
まだ1ページも書いてないのに……。

じゃ、またな!
330 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/05/26(木) 00:43:55.61 ID:2KExj3G/0
何だこのスレタイ詐欺wwwwみんな可愛いじゃないか
331 :ラリラリ ◆IgJDZoCsoc [saga]:2011/05/26(木) 17:48:53.44 ID:/I4UVwba0
もうチョイ更新できないお詫びに、好きなキャラを助っ人として出すことに決めた。
>>332
>>333
>>334

ごめんね、今日中に小説書かないといけないんだ。
明日は更新するから……。
332 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/26(木) 18:00:24.14 ID:TX1L+xoZ0
オリアナ
333 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/05/26(木) 18:05:23.10 ID:Dji2lDOro
御坂妹
334 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/05/26(木) 18:06:38.98 ID:/9cuF2ico
エツァリ
335 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/27(金) 00:14:32.54 ID:Xt8/smi5o
くやしいです黒子
336 :ラリラリ ◆IgJDZoCsoc [saga]:2011/05/27(金) 20:16:50.30 ID:kMKvtqZK0
ふははは! 5時間で1万文字書いてやったぜコノヤロー!
これでSS書けるんだ!

「あら、お姉さんも混ぜてくれないかしら?」

シェリー「オリアナ=トムソン?」

オリアナ「覚えてくれてお姉さん嬉しいわ、興奮しちゃう」

アニェーゼ「また魔術師が来ましたね、学園都市はどうなっちまってるんですか」

オルソラ「あらあら、私はオルソラ=アクィナスでございますよ」

シェリー「どうしてここにいるのかしら?」

オリアナ「決まってるじゃない、雇われたのよ」

アニェーゼ「そんなこと一体誰が」

オリアナ「あら、お姉さんのことが気になるのかしら?」

アニェーゼ「そういうわけじゃねぇんですが、わざわざ学園都市に送るために雇う物好きってのはどいつかと思いましてね」

シェリー「ま、どいつでもいいよ。私はあいつらを潰すだけだ」

オリアナ「お姉さんそういう乱暴なのも好きよ、濡れちゃいそう」

オルソラ「濡れてるのでございますか? ハンカチでございます」

シェリー「言いたいのはそういうことじゃないと思うんだがな」

オルソラ「今日はどうしてここにいるのでございますか?」

オリアナ「そういえば言ってなかったわね、対象を安全区域に逃がせっていう依頼よ」

アニェーゼ「これは……」

オルソラ「あら、私たちと同じでございますね」

アニェーゼ「ま、私たちは逃がすってよりも、対象を守るためにあの兵器をぶち壊しちまおうってことですが」

オリアナ「じゃあ、あの面倒くさそうなのは任せちゃっていいのね。早くイっちゃわないようにね」

オルソラ「では、のんびり行くことにいたしますね」

アニェーゼ「そういうことでもねぇと思うんですがね」

オリアナ「ま、互いにやることをやれば一緒にイけそうね。Basis104礎を担いし者。さ、早く見つけていいことしましょ」

シェリー「陽動なんて生ぬるいこと言わないでぶっ潰してやるよ」

アニェーゼ「やっちまいますか」

オルソラ「がんばれーでございますよ」
337 :ラリラリ ◆IgJDZoCsoc [saga]:2011/05/27(金) 20:56:28.49 ID:kMKvtqZK0
とある妹達の後方支援

御坂妹「ミサカネットワークから得られた情報によると、お姉様たちは旅行に行ってるらしい、とミサカは誘ってくれたかったことに憤ります」

ミサカ10039号「これはお土産に期待するしかなさそうです、とミサカは白い恋人というものを食べて見たいことを表明してみます」

ミサカ13577号「お姉様だけじゃなくてあの人も一緒なんですよね、とミサカは一緒に行ってみたかったと小さい声で言ってみます」

ミサカ19090号「み、ミサカも北海道言ってみたかったです、と連れて行ってくれなかったお姉様に抗議することを決意します」

ワイワイ ガヤガヤ

冥土返し「楽しそうでいいじゃないか」

御坂妹「上位固体からミサカネットワーク上に情報が載せられています、とミサカは簡潔に報告します」

ミサカ19090号「市内で駆動鎧を上位固体と番外個体目撃したとのことです、とミサカは補足説明を加えます」

ミサカ10039号「その駆動鎧は人を追っているようです、とさらにミサカは情報を付け加えます」

ミサカ13577号「どういうことでしょうか、とミサカは疑問を素直に口に出します」

ミサカ10039号「どうやら上位固体にも番外個体にも被害はないようです、とミサカは安堵の表情を浮かべます」

御坂妹「こういうときに何であの白モヤシがいないのか、とミサカは上位固体には甘い赤目の男を
罵倒します」

ミサカ19090号「しかし、他の固体に影響がないのなら特に問題ないのでは、とミサカは冷徹な表情を浮かべつつ、追われている人間を心配します」

ミサカ13577号「ミサカたちのすべきことを考えればいいのでは、とミサカは提案してみます」

御坂妹「それはいいアイデアです、とミサカは検体番号13577の意見に同調します」

ミサカ10039号「異論はありません、とミサカは賛成の意思を表します」

ミサカ19090号「もちろん問題ありません、とミサカも他のミサカの意見に賛成します」

御坂妹「そうと決まれば、何をするべきでしょうか、とミサカは具体的な案を求めます」

ミサカ19090号「各自外へ出歩いて、ミサカネットワーク上に情報を開示すればいいのではないでしょうか、とミサカは提案します」

ミサカ13577号「それが妥当な案だと思われます、とミサカは迷うことなく賛成します」

ミサカ10039号「それでいいです、とミサカも早い結論に驚きながらもOKを出します」

御坂妹「情報を流せば上位固体を通じて白モヤシが来るだろう、と少しだけ期待したように呟いてみます」




338 :ラリラリ ◆IgJDZoCsoc [saga]:2011/05/27(金) 21:55:38.17 ID:Zugs8a7v0
ちょっと地の文いれるよ。


先の第三次大戦、上条当麻は禁書目録を救うため、自分のため、そして見たこともない誰かのために戦った。
一方通行は打ち止めを救うため、科学とは違う法則を解読し、文字通り己を犠牲にしながらも戦った。
浜面仕上は大切な恋人、滝壺理后を救うためにロシアへ向かい、ロシアや学園都市の軍、そして仲間であった麦野沈利と戦った。

三人のヒーローは三者三様のやり方で大切なものを守った。

けれどヒーローはこの三人だけではない。


プルルル プルルル
「はい、もしもし」

『久しぶりだな、海原光貴。今はこういった方がいいか、エツァリ」

エツァリ「どちらでも構いませんよ、それで今日はどうしたんですか? 仲良くお電話、の仲では無かったと思うのですが」

『新入生を名乗る新しい暗部が活動を始めたらしい』

エツァリ「暗部? 暗部は彼、一方通行が潰したはずでは?」

『確かに暗部は潰れた。だが、今まで暗部だけで生活をしてきた奴らがそれをよしとせずに新しい暗部を作り上げた』

エツァリ「それで、それを自分たちが片付けろとでも?」

『いや、俺たちに直接の関わりはない。その新入生が現在追ってるのはかつてのアイテムメンバー、浜面仕上、絹旗最愛、滝壺理后の三人だ』

エツァリ「自分たちには全く関わりがありませんね。それに、かつての暗部のメンバーがいないのなら、原子崩しというレベル5が倒せるのでは?」

『レべル5は全員北海道にいる」

エツァリ「はい?」

『上条当麻とともに北海道にいる。どうやら一方通行や垣根提督の提案らしい』

エツァリ「(彼女が危険でないならそれでいいのですが……)」

『たぶんお前は御坂美琴の安全について考えているのだろう。今のところは安全だ』

エツァリ「今のところと言いますと?」

『アイテムメンバーの浜面仕上が垣根提督に助けを求め、それを知ったレベル5全員が今学園都市へ向かっている。その新入生と戦うために』

『もちろん御坂美琴も例外ではない』

エツァリ「彼女はそっち側の人間じゃないはず!」

『だが、あの計画でこっち側も見ている。そして御坂美琴の性格はお前も理解しているだろう」

エツァリ「ええ、驚くほど純粋に前を向いて、正義を助け悪をくじく、そんな性格ですよ」

『友人の友人、友人の知り合い、それを助けるために戦うのは不思議じゃない。それに上条当麻もいる。お前がどうするか、聞かなくてもいいな」

エツァリ「貴方はどうするんですか、土御門さん」

土御門『今回の件は俺には全く関係ないにゃー。家でのんびりと舞夏と過ごすぜい」

エツァリ「貴方らしい」

土御門『それじゃあな』


エツァリ「(彼女をこの世界の戦いに巻き込むわけにはいかない。自分が決着をつける)」


一人の惚れた女性を守るため、影になり闇へ落ち、深く深く潜って行った男。

一度学園都市の深くまで潜り、今は光の中で生活しているこの男が、御坂美琴を守るために再度闇へと飛び込んでいく。
確固たる決意を胸に抱き、守るために戦う新たなヒーローとして新たな暗部へ牙をむく。

339 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/27(金) 21:59:39.44 ID:6z8/drpDO
1だよ。
ごめんね、昨日死ぬ気で小説書いたら風邪引いた。
頭痛やらなんやら。

明日、頑張る……。
340 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/05/27(金) 22:14:04.48 ID:ZRG8AQMIo
無理せず、休んでいいんじゃよ…
あと、エツァリ出してくれてありがとう
341 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/27(金) 22:33:32.18 ID:v3/thY2bo
ご自愛しろゴルァ!!

にしても新入生側がドンマイ過ぎるw
342 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/27(金) 22:53:42.26 ID:HeYGUXHIO
新入生ズ終了のお知らせ来るか
343 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage ]:2011/05/28(土) 00:20:06.12 ID:ZkM3PnJw0
幻想殺しとLv5sに否定形は存在しない。
新入生()が倒せるわけがないんだよな……
エツァリやっぱヒーローだぜ

くれぐれもご自愛を
344 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/05/28(土) 00:39:02.08 ID:NqVRJPWg0
エツァリ△
固体じゃなくて個体な
345 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/28(土) 07:36:20.18 ID:2Gqa85pSO
新入生にエイワスくらいのがいないと勝ち目無いなwwwwwwww
346 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/28(土) 15:04:57.81 ID:kluSsYXJ0
エイワスがいても上条さんがやってくれるからどっちにしろ勝ち目は無い
347 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/28(土) 15:06:03.42 ID:kluSsYXJ0
これは上条達がつく前に終わりそうだな
348 :ラリラリ ◆IgJDZoCsoc [saga]:2011/05/28(土) 23:23:01.47 ID:V7laVsE10
頭痛がマッハ、でも頑張る。
>>344 ありがとう、なんの確認もせずに打ってた、風邪のせいにする。

とある浜面の再会 少しまた地の文が

浜面「(どうやら駆動鎧は虱潰しに攻撃してるっぽいな。となると一定のルートを進んでるはず。裏をかいてそのルートから外れるように逃げれば……)」

浜面「(でもどうやって? 敵は兵を三つの隊に分けて動かしてる。互いのルートの穴を補完しあうように動いてると考えるのが妥当だ)」

浜面「(俺が一つの隊を引き付けたとしても残り二つ。いくら絹旗がレベル4でもあのよくわからない、それに糞みたいに破壊力がある駆動鎧)」

浜面「(二つの部隊を相手取るのは難しい。そもそも俺が一つの部隊を引き付けられるかどうか怪しいくらいだ……。どうする?)」

浜面「(あいつらが戻ってくるまでいくら早く見積もってもまだあと二時間はある。誰か味方さえいてくれれば……)」

ガタンッ

浜面「誰だっ!」

浜面仕上は音のした方へピストルを突き付けながら、振り返る。

「誰だ、とは心外であるな」

そこにはかつてロシアで共闘した男が立っていた。
元聖人、元神の右席、後方のアックアと呼ばれていた、ウィリアム=オルウェルだ。

浜面「なんでここに……?」

ウィリアム「噂で貴様が襲撃を受けていると聞いたものでな、僭越ながら助力に参った」

浜面「そ、それは嬉しいんだけどよ。あの大戦でアンタぼろぼろになっただろ? それにあの時の剣も無いみたいだし」

かの第三次大戦でウィリアム=オルウェルは天使の力を削ぐために、自らの体内へその力を取り込んだ。
その結果、聖人としての力も失われ、神の右席として力を振るうこともできなくなった。
今はただの魔術師でしかない。

浜面「だからここに来ても危ないだけだと思うんだ、しかもそこまでして俺を助ける理由もないだろ?」
              トモ   
ウィリアム「愚問であるな、戦友を助けるのに理由などいらないのである。我が魔法名はFlere210その涙の理由を変える者」

ウィリアム「しかし、今は少しだけ変えさせてもらおう。誰も涙を流さない結末を作り上げるのである」

浜面「……。ありがとう」ガシッ

ウィリアム「行くのである!」


うん、だめだね。
頭痛い、さっき緊急地震速報でびびるし。
明日頑張る、ごめんね。

アックアさんは最初から出演予定でした。
349 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage ]:2011/05/29(日) 12:43:16.03 ID:+78ALY9k0
やっべえ。アックアのセリフに痺れた……
350 :ラリラリ ◆IgJDZoCsoc [saga]:2011/05/30(月) 19:19:20.20 ID:7rsaVkyX0
絹旗「いろんなところを超攻撃してますね。見る限り超虱潰しですけど。そろそろこ

こも危ないですね」

滝壺「逃げる?」

絹旗「それが超一番ですけど、下手に出て行っても超的になるだけです。癪ですけど

、浜面が超引きつけるまで信じて待ちますよ」

滝壺「はまづら……」

「はぁい、お姉さんといいことしましょう?」

絹旗「敵さんの超お出ましですか。滝壺さん、私の後ろに!」

「勘違いはいけないわ。お互いに焦っても気持ちよくなれないわよ?」

絹旗「言い方がいちいち超いやらしいですね。窒素パンチ!」

「お姉さんそういう独りよがりなにも嫌いじゃないわ。でも、今はお姉さんが主導権

を握らせて貰うわね」ビリッ

絹旗「超消えた!?」

「こっちよ」ガシッ

絹旗「滝壺さんっ!」

滝壺「きぬはた……」

絹旗「滝壺さんを離してください」

「その前にお姉さんともっと知り合いましょう」

絹旗「滝壺さンを離せって言ってンだろォが!!」

「そんな猪突猛進じゃ、お姉さんを満足させることはできないわ」ビリッ

絹旗「うごけなっ……。超何するンですか!」

「さて、結論から言わせて貰おうかしら。助けに来たわよ」
351 :ラリラリ ◆IgJDZoCsoc [saga]:2011/05/30(月) 19:27:36.22 ID:7rsaVkyX0
絹旗「はい?」

滝壺「??」

「お姉さんの名前はオリアナ=トムソン。オリアナって呼んでね」

滝壺「私の名前は滝壺理后」

絹旗「私は絹旗最愛、もあいって呼んだら……。じゃなくて! どういうことですか

!」

オリアナ「今、変なのに追われているんでしょう? それから逃げる手伝いをお姉さ

んがしてあげるのよ」

滝壺「どうして?」

オリアナ「私はお金さえ貰えれば何でもお仕事するのよ。今回はあなたたちをあの変

なのから逃がす依頼だったのよ」

絹旗「依頼?」

オリアナ「ちゃんとあなたたちの写真も貰ってるのよ?」

絹旗「仮にそうだとして、何で超攻撃されてるんですか」

オリアナ「ちょっと実力を試しただけよ、逃げるのに必要でしょ? なかなかいいテ

クニックでお姉さん……」

絹旗「なんでそんな言い回ししかできないんですか!」ウギー

オリアナ「これがお姉さんなのよ」

滝壺「おりあな、大きい」

オリアナ「あら、あなたも大きいじゃない」

絹旗「滝壺さん! 胸のでかさは今超関係ないです」

オリアナ「あなたは……。でも、お姉さんそういうのも好きよ?」

絹旗「そういうの超いらないです」

オリアナ「さてと、一緒にイきましょう」

絹旗「会って数分で超信用しろというんですか? 私たちはそんなお気楽な人生送っ

てないんですよ」

滝壺「きぬはた、でも」

絹旗「罠だったらどうするんですか? 外に出た浜面が超意味なくなります」

オリアナ「証拠でも出せばいいのかしら?」

バキバキッ

絹旗「駆動鎧! やっぱり罠だったンですか! この妙な能力を解けェ!」

オリアナ「お姉さんのテク見せてあげるわ」
352 :ラリラリ ◆IgJDZoCsoc [saga]:2011/05/30(月) 19:29:41.02 ID:7rsaVkyX0
戦闘するから地の文投入。
極力こういうのでは使いたくないから、できるだけ削るね!

オリアナ「機械でするのも嫌いじゃないけど……。そんな強引なやり方じゃ濡れない

わよ」ビリッ

口で単語帳のような紙を破く。
すると巨大な火の玉が駆動鎧へ向けて飛んでいく。
しかし駆動鎧から射出されたもので打ち消される。

滝壺「超電磁砲……」

絹旗「第三位のですか?」

滝壺「うん、でもみことのじゃない。たぶん、学園都市の技術」

オリアナ「こんな攻撃でへばってくれるとは思ってないけれど、こうもあっさり返さ

れるとお姉さん悲しいわ」

オリアナ「でも、何も攻めることばかりが行為じゃないのよ?」ビリッ

駆動鎧の足元が数メートルの単位で盛り上がる。
片足だけを掬われる形になった駆動鎧はバランスを崩す。
それでも倒れるまでは至らない。

オリアナはまたもや紙を口で引きちぎる。

「お相手は、オリアナ=トムソンでした」

体勢を持ち直し、攻撃へ移行しようとした駆動鎧の目の前にオリアナ、絹旗、滝壺が

消えた。
駆動鎧は各種センサーを駆使し、物陰や建物の屋根、はては地面までを一瞬で探索。
しかし、三人を見つけることはできなかった。
353 :ラリラリ ◆IgJDZoCsoc [saga]:2011/05/30(月) 19:31:03.50 ID:7rsaVkyX0
戦闘するから地の文投入。
極力こういうのでは使いたくないから、できるだけ削るね!

オリアナ「機械でするのも嫌いじゃないけど……。そんな強引なやり方じゃ濡れない

わよ」ビリッ

口で単語帳のような紙を破く。
すると巨大な火の玉が駆動鎧へ向けて飛んでいく。
しかし駆動鎧から射出されたもので打ち消される。

滝壺「超電磁砲……」

絹旗「第三位のですか?」

滝壺「うん、でもみことのじゃない。たぶん、学園都市の技術」

オリアナ「こんな攻撃でへばってくれるとは思ってないけれど、こうもあっさり返さ

れるとお姉さん悲しいわ」

オリアナ「でも、何も攻めることばかりが行為じゃないのよ?」ビリッ

駆動鎧の足元が数メートルの単位で盛り上がる。
片足だけを掬われる形になった駆動鎧はバランスを崩す。
それでも倒れるまでは至らない。

オリアナはまたもや紙を口で引きちぎる。

「お相手は、オリアナ=トムソンでした」

体勢を持ち直し、攻撃へ移行しようとした駆動鎧の目の前にオリアナ、絹旗、滝壺が

消えた。
駆動鎧は各種センサーを駆使し、物陰や建物の屋根、はては地面までを一瞬で探索。
しかし、三人を見つけることはできなかった。
354 :ラリラリ ◆IgJDZoCsoc [saga]:2011/05/30(月) 19:35:14.33 ID:7rsaVkyX0
戦闘するから地の文投入。
極力こういうのでは使いたくないから、できるだけ削るね!

オリアナ「機械でするのも嫌いじゃないけど……。そんな強引なやり方じゃ濡れない

わよ」ビリッ

口で単語帳のような紙を破く。
すると巨大な火の玉が駆動鎧へ向けて飛んでいく。
しかし駆動鎧から射出されたもので打ち消される。

滝壺「超電磁砲……」

絹旗「第三位のですか?」

滝壺「うん、でもみことのじゃない。たぶん、学園都市の技術」

オリアナ「こんな攻撃でへばってくれるとは思ってないけれど、こうもあっさり返さ

れるとお姉さん悲しいわ」

オリアナ「でも、何も攻めることばかりが行為じゃないのよ?」ビリッ

駆動鎧の足元が数メートルの単位で盛り上がる。
片足だけを掬われる形になった駆動鎧はバランスを崩す。
それでも倒れるまでは至らない。

オリアナはまたもや紙を口で引きちぎる。

「お相手は、オリアナ=トムソンでした」

体勢を持ち直し、攻撃へ移行しようとした駆動鎧の目の前にオリアナ、絹旗、滝壺が

消えた。
駆動鎧は各種センサーを駆使し、物陰や建物の屋根、はては地面までを一瞬で探索。
しかし、三人を見つけることはできなかった。
355 :ラリラリ ◆IgJDZoCsoc [saga]:2011/05/30(月) 19:40:49.82 ID:7rsaVkyX0
オリアナ「お姉さんのことを信用してもらえたかしら?」

絹旗「超不本意ですが。それよりも、あの駆動鎧……」

滝壺「うん、みことの超電磁砲と同じ攻撃してた」

絹旗「あんなのが投入されてたら超やっかいですよ」

オリアナ「追われるのもゾクゾクするわね」

絹旗「超黙っててください」

滝壺「おりあなからはAIM拡散力場を感じないの」

絹旗「能力者じゃないんですか? じゃああの能力は」

オリアナ「別の方式の能力ってことかしらね。深く考えてもその慎ましい胸は大きく

ならないわよ?」

絹旗「超余計なお世話です! 今そういうこと言ってる場合じゃないですよね!」ウガ



滝壺「どうやったら大きくなるの?」

オリアナ「そうね、お姉さんみたいになることかしら」

滝壺「おりあなみたいに?」

絹旗「ならなくていいですから! 滝壺さんも今の状況わかってるんですか!?」

戦場に姦しい声が響き渡る。
356 :ラリラリ ◆IgJDZoCsoc [saga]:2011/05/30(月) 19:46:36.89 ID:7rsaVkyX0
海原「(彼からの情報によると部隊が展開されてるのは十九学区。わざわざ広いとこ

ろへ逃げたのは助けを期待してですかね)」

海原「(一般人を巻き込まない代わりに、別の人を巻き込む可能性を視野にしれなか

ったのでしょうか)」

海原「(いえ、そっちを責めるのは筋違いですね。責めるべきは新しい暗部とそれを

黙認してる学園都市)」

海原「(どちらにせよ、急いで十九学区に行かなければ話しになりませんね)」

海原「(遅くなればその分彼女の参戦の確率が高まってしまう)」


その頃の彼ら

上条「落ちる落ちる落ちるうううぅぅぅ!!」

削板「む、根性を出せ! 早く空港に着くんだろ!?」

一方「しっかり掴まってるか?」

心理「大丈夫よ。私としては気遣いのできる人間だったことに驚きなのだけれど」

垣根「言われてらぁ!」

麦野「テメェ! もう少し丁寧に運びやがれ! この距離で撃たれてえか!」

美琴「アンタたち楽そうね、私も乗らせてよ」

垣根「能力でついてこれるから却下」

美琴「くっ……。いちいち狙い定めて手加減して能力使うの面倒なのよ」

一方「オリジナルが誰かに乗るンだったら、その代わり別のやつが走ることになるけ

どな」

上条「か、上条さんはそんなスピードで走れないでございますのことよ」

心理「言わずもがなね」

麦野「能力使ってもいいけど、ここら辺が大惨事になるわよ」

美琴「わかった、わかったわよ! このままで行けばいいんでしょ」


彼らは能力で空港までの道のりを短縮しているのであった。
削板の背中に上条が乗り、一方通行は心理掌握を抱え、垣根提督は麦野沈利を抱えて

いる。
御坂美琴は能力で壁から壁へと疾走している。

超能力者と無能力者は守るために力を振るうべく、スピードを上げて学園都市へ迫っ

て行く。
357 :ラリラリ ◆IgJDZoCsoc [saga]:2011/05/30(月) 20:00:23.64 ID:7rsaVkyX0
メモ帳で書きためて、見直さずに投稿するとこんなになるのか
読みにくくてすまん
358 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage ]:2011/05/30(月) 22:56:51.44 ID:aR24Ri3Q0
3重投稿以外特に何もない気が……

徐々に戦いに加わり始めたな。続き楽しみ
359 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/31(火) 07:47:26.61 ID:8spVyMeSO
北海道の広大な大地を音速で並走する
御坂と削板想像したらワロタwwww
360 :ラリラリ ◆IgJDZoCsoc [saga]:2011/06/01(水) 19:26:38.18 ID:2aW+KPsX0
1だよー。
更新遅れてごめんねー。

ちょっとだけど書くよー。

アニェーゼ「どっか別のとこでもおっぱじめてますね」

シェリー「敵なのか味方なのかはわからないけどね。どっちにしろ攻撃してくるならやってやるが」

オルソラ「アニェーゼさんの後ろに見えるロボットみたいなのは何でございましょうか?」

アニェーゼ「へっ?」

アニェーゼが後ろを向くとそこには青と灰色とという妙な色合いをした駆動鎧が立っていた。
手らしきものには巨大なショットガンが握られていた。

アニェーゼ「なんなんですかね、これは」

シェリー「のんきに考えてる場合じゃねぇだろ! エリス!」

シェリーが召還したゴーレムが駆動鎧へ拳を振り上げる。
そこへショットガンが発射される。
拳がはじき返され、ゴーレムの攻撃が駆動鎧へ当たらない。

シェリー「空砲? エリスを舐めているのかしら。だったら遠慮なく潰させてもらうぜ!」

アニェーゼ「不覚を取っちまいました。私もやらせてもらいますよ」

駆動鎧と蓮の杖を連動させ、杖で思い切り建物の壁を殴る。
壁が崩れると同時に駆動鎧の動きが止まる。

アニェーゼ「あれ、意外と弱っちぃんですね」

シェリー「ちょっとあっけなさすぎじゃないかしら」

駆動鎧自体の装甲は凄まじく頑丈だ。
対戦車ミサイルを正面から受け止めることが可能であったり、30ミリのガトリングを耐えることもできる。
しかし、アニェーゼの霊装「蓮の杖」は座標を指定して空間を直接攻撃できるものだ。
駆動鎧内部の人間へ壁が破壊される程度の攻撃をぶち込んだのである。
アニェーゼ=サンクティス、対駆動鎧へ恐ろしく相性のいい人間であった。
361 :ラリラリ ◆IgJDZoCsoc [saga]:2011/06/01(水) 19:35:23.23 ID:2aW+KPsX0
アニェーゼたちが戦闘を開始したころ、海原光貴は十九学区へ到着していた。

海原「(ところどころで戦闘が始まってますね……。しかし、アイテムの構成員だけでは各所で戦闘が起こるわけない)」

海原「(彼は垣根提督に助けを求めたわけですが、それ以外にもここへ来た人がいるというわけでしょうか)」

海原「(魔力も感じます。魔術師が戦っているわけですね、なんとも妙な感じはしますが)」

「おい、テメェここで何してんだ?」

声のしたほうを見るとたいそう人相の悪い男が海原光貴に銃を突きつけていた。

海原「そうですね、そこらじゅうにいるあの駆動鎧をちょっとお片づけしようと思いまして」ニコッ

「じゃあなんだ、アイテムの知り合いか」

海原「そういうわけじゃないんですが、ちょっとした個人的事情で」

「一方通行に頼まれて、とかか?」

海原「一方通行?」

「ああ、俺はあのクソガキに時間稼ぎを頼まれたってわけだ。ま、時間稼ぎなんて小さいこといわねぇで、殺すつもりではいるけどな」

海原「おおよその方向性は一緒のようですね」

「何か別のとこでも始めてるみてぇだしな、共闘するのも悪くねぇ」

海原「自分もそう考えていたところですよ」

「俺は木原数多ってんだ、よろしくな」ガシッ

海原「自分は海原光貴と申します」ガシッ

第一位の保護者と第三位を一途に思う二人がここで共闘を宣言した。

木原「ま、万が一片付かなくてもあのクソガキが来たら一瞬で片付くんだろうが」

海原「それでも自分は来る前に片付けたいんですがね」

木原「どうしてだ?」

海原「まあ、個人的に思うことがあってです」

木原「それならそれでもいいが。おい、駆動鎧はどうなってる」

『はい、三つの部隊のうち一つは妙な修道女二人と、ゴスロリファッションの女と交戦中。一つの部隊は変わらず建物を巡回しています』

木原「残りの一つは」

『はい、我々が交戦しております。しかし、さすが学園都市の兵器といいましょうか。ダメージはほぼ与えられず、足止めとしても微妙です」

木原「そうか、わかった。今からお前らに合流する。他のやつらが別隊を相手してるなら遊撃はいらねぇ。全部隊をそこへ集めろ」

『はい!』

木原「とりあえず一部隊を叩く、他のやつらが別のところを叩ければいい。できなければ俺たちがそっちにも行く」

海原「妥当ですね」

木原「ぼちぼち片付けるか」

海原「(御坂さん、どうか早く来ることが無いように……)」
362 :ラリラリ ◆IgJDZoCsoc [saga]:2011/06/01(水) 19:37:29.13 ID:2aW+KPsX0
ウィリアム「これからどうするのであるか?」

浜面「そこら辺を歩いてるあれは駆動鎧って言う、こっちの兵器だ。見た感じではルートを巡回する形で攻撃してる」

浜面「つまり、情報を共有して、機械的に行動してるわけだ」

ウィリアム「陽動が意味をなさないということであるな」

浜面「そうだ。あいつらは自分たちが破壊した建物の瓦礫も、あの二本足で悠々と歩いてる」

浜面「いくらこっちが地形を崩そうが、行く手を阻もうが、ただ機械的に通り抜けられるんだ」

ウィリアム「それならばすることは一つである。あの機械を破壊し、活動を止める」

浜面「うん、そうなんだけどさ。問題はどうするかってことだ。俺たちは急な襲撃から逃げてきた形だ」

浜面「俺はもちろんのことながらあれと戦える装備を持ってない。というよりも、暗部が大規模展開させるほどの作戦なんだ」

浜面「ちょっとした装備であの駆動鎧を倒せるとは思えない。アンタも前とは違ってあの剣を使えない」

ウィリアム「あのときのような力を振るうことはできないが、多少の肉体強化の魔術くらいなら使えるのである」

浜面「悪いけど、それじゃあれに太刀打ちできない。たぶんあれは、対戦車の砲弾くらいじゃびくともしない」

ウィリアム「話を聞くだけでは、とても活路が見出せそうにないな」フッ

浜面「その割には楽しそうだな」

ウィリアム「それは貴様が何とかするのであろう?」

浜面「簡単に言いやがって。……そうだな、ルートを巡回するようにプログラミングされてるってことは」

浜面「そのルートを予期せぬ形で外れる。もしくは何かしらのバグが起こるルートを踏ませると、エラーが起こるはずだ」

浜面「いくら科学が進歩しようと、機械は機械だ。プログラムにないことはできない」

ウィリアム「そのプログラムから外させればいいのだな?」

浜面「簡単に言えばだな。問題はそのエラーが起こるルートがどんなもんかを見つけなきゃいけないことだ」
363 :ラリラリ ◆IgJDZoCsoc [saga]:2011/06/01(水) 19:39:10.18 ID:2aW+KPsX0
もともとない頭を必死にフル回転させる。
無能力者としてスキルアウトというグループに入り、色々な機械をいじって来たが、頭が良いわけではない。
持っている知識を総動員させ、応用を利かせ、そこから活路を見出す。
枠に囚われない柔軟な発想と、ギリギリで発揮される度胸こそが浜面仕上の最大の能力である。

かのレベル5麦野沈利を倒したときもそうだった。
数少ない手持ちをフル活用して戦ったのだ。

浜面仕上は考える。
こちらの手持ちは無能力者で特筆すべき力のない俺、それとかつて最強だった男。
もともと一人で何とかするつもりではあった、具体的な案はなくとも。
滝壺理后という恋人を守るため、そしてアイテムを守るために。


そこにかつて共闘した戦友が援護に来た。
これで勝たねばどうする。
考えろ、あの駆動鎧の弱点を考えろ。

浜面「(人為的に機械にエラーを起こさせる手段はいくつかある。簡単なのは衝撃を与えて、行動不能にすること)」

浜面「(でもそれは学園都市製の機械である以上、たいした装備のない俺たちが外部からの衝撃で攻撃するのは不可能だ)」

浜面「(次に考えられるのは電波の妨害。情報を共有して戦ってるなら、一つでも破壊して動きを止めれば全体に影響があるはずだ)」

浜面「(チャフでも携帯してれば話は別だったんだけどな……。あとはそれこそ超電磁砲くらい強力な電気系統の能力者が居れば)」

浜面「(だめだ、ないものを考えても意味がない。俺たちができるのは何だ。動くこと、走ること)」

浜面「(体を使ってエラーを起こさせるんだ。エラー、遂行できない命令を送ることさえできればいいんだ)」

浜面「(何も難しいことはしなくて良い、できないことをやらせようとするだけだ)」

浜面「なあ、やれとやれと言われてできないことは何だ? 矛盾するようなことを機械に命令させたい」

ウィリアム「漠然とした質問であるが、答えは簡単である。しかもそれは貴様が今口にしたものである」

浜面「??」

ウィリアム「矛盾、である」

浜面「っ! そうか!」
364 :ラリラリ ◆IgJDZoCsoc [saga]:2011/06/01(水) 19:40:05.91 ID:2aW+KPsX0
結論に達した。
何も通さない盾、全てを通す矛、相反するもの。
それをぶつけてやればいい。

浜面「俺たちが今できるので一番簡単に起こせそうなのは何だ?」

ウィリアム「すぐに思いつくの『止まるな』という命令と『止まれ』であるな」

浜面「……いや、それは無理だ。あいつら建物も瓦礫もものともしてない。『止まれ』っていう命令はナンセンスだ」

ウィリアム「ふむ……。貴様は我が意見を否定してばかりであるな」ギロッ

浜面「す、すまん! そういうつもりじゃないんだ!」アタフタ

ウィリアム「冗談である」ニコニコ

浜面「わかりにくい冗談いってんじゃねー!」

ウィリアム「そうか、わかりにくかったか」ショボン

浜面「だーっ! 何でそんな落ち込んでるんだ! ロシアのお前はどこ行った!」

ウィリアム「忘れてきたのである」

浜面「……」

ウィリアム「冗談である」

この局面で和気藹々とできるのはロシアで大戦を経験しているからであろうか。
二人のヒーローは打開策を考える。


うふふ、今日はここまで。
>>1と雑談ターイム。
すまない、需要無かった。
365 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage ]:2011/06/01(水) 19:52:30.79 ID:vwnBwlUk0
乙。アックアさんどうしたんですかwww
アニェーゼもシェリーも、そこらのLv4相手だったらやっぱり軽く戦えるんだろうな
木原くンとエツァリの共闘とか胸熱ですよ
366 :ラリラリ ◆IgJDZoCsoc [saga]:2011/06/06(月) 12:59:33.96 ID:U42mFeNU0
黒夜「どうなってんだよ」

黒いフードを被り、黒いパンツを履き、ヘソの出る黒いタンクトップを身にまとった少女は不信感抱いていた。
この少女こそが現在、浜面仕上らアイテムを攻撃している暗部「新入生」の一員であった。
彼女の目的は単純明快、暗部の復活である。

先の第三次大戦が終わり、暗部は消滅した。
それは一方通行が学園都市に対して暗部の解体を命令したからだ。
誰も自分の大切な人を利用されて汚い仕事をしなくていいように、自分たちのような人間が新たにできないように、そう思って。

しかし、それを快く思わない人間もいた。
この黒夜海鳥もその一人であった。

黒夜「(クソが。一方的に暗部を終わらせやがって。文字通り一方通行ってか。プププ……、面白)」プルプル

黒夜海鳥、ちょっとだけアホの子である。

しかし、戦闘スタイルや冷静な判断力は暗部で生き残るのに十分すぎるもので、今回の作戦も暗部を復活させるためのものだった。

学園都市のイレギュラーである浜面仕上を襲い、学園都市が手を出せない理由である「素養格付」を奪い取る。
そして再度アイテムを暗部の形で再発足させる。

あとはそれを人質に取り、一方通行を暗部へ戻す。
それが今回の計画だった。
しかし……。
367 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/06(月) 13:06:33.66 ID:xgZhCu0A0
だれか飛行士のaaを黒夜に変えて

∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵。∴∵
∴∵∴∵:。∴∵∴∵∴: --─- ∴∵∴∵∴∵∴∵
∴∵゜∴∵∴∵∴∵  (___ )(___ ) ∴∵。∴∵∴∵ ゜
∴∵∴∵∴:∵∴∵_ i/ = =ヽi ∴∵∴∵。∴∵∴
∴∵☆彡∴∵∵ //[||    」  ||] ∴:∵∴∵∴∵:∴∵
∴∵∴∵∴∵ / ヘ | |  ____,ヽ | | ∴:∵∴∵∴∵:∴∵
∴゚∴∵∴∵ /ヽ ノ    ヽ__./  ∴∵∴∵:∴∵∴∵
∴∵∴∵  く  /     三三三∠⌒> ∴:∵∴∵:∴∵
∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∵∴∵∴∵
   ∧∧   ∧∧  ∧∧   ∧∧
  (   )ゝ (   )ゝ(   )ゝ(   )ゝ ムチャシヤガッテ・・・
   i⌒ /   i⌒ /  i⌒ /   i⌒ /
   三  |  三  |  三  |  三  |
   ∪ ∪  ∪ ∪  ∪ ∪  ∪ ∪
  三三   三三  三三  三三
368 :ラリラリ ◆IgJDZoCsoc [saga]:2011/06/06(月) 13:07:02.70 ID:U42mFeNU0
黒夜「いつまで経ってもアイテムのやつらが捕まんねぇじゃねぇか。どうなってんだよ」

黒夜「シルバークロースは何してんだ。わざわざ敵さんが戦いやすい十九学区へ逃げたってのに」

プルルル

黒夜「あっ、もしもしー? 何でアイテムのやつらまだ連れてこないのー?」

シルバー『忙しいときに遠いところから暢気に電話か? お前もずいぶんだな」

黒夜「このイルカのお人形と遊ぶ大事な仕事があるんだよ。イルカが軽い」プププ

シルバー『まぁいい。現状の報告をする。下っ端の構成員で駆動鎧を動かしてるのだが、奇妙な集団を相手取っている』

シルバー『俺も同様に妙な露出の激しい女と交戦した』

黒夜「奇妙な集団?」

シルバー『ああ、交戦していたと思ったら突如目の前から消えた。どこかへ身を隠したと考え、調べたが見つからなかった』

黒夜「ミスなんじゃねぇの」

シルバー『それはない。おっと、通信だ。……っ!」

黒夜「どうした?」

シルバー『駆動鎧の一部隊が壊滅的な被害を受けた』

黒夜「はぁ? あれ、アビニョンに送ったやつだろ。一方通行でも来たのか?」

シルバー『違う。中の構成員だけが攻撃を受けて、操作できない状況になった』

黒夜「なんだよそれ、そんな能力あったか。精神能力って機械あっても伝わるものなのか? 心理定規」

定規「さぁ? あくまでも対人向けの能力だからそんなこと試したことないわ」

黒夜「使えねぇな」

定規「言っておくけど、この場で貴方に能力使ってもいいのよ?」

黒夜「構わないが、欲しい情報は手に入らないからな」

定規「ふふ、そうだったわね」
369 :ラリラリ ◆IgJDZoCsoc [saga]:2011/06/06(月) 13:09:12.30 ID:U42mFeNU0
シルバー『また通信だと?』

黒夜「今度は何だ? ナン……? ナンって何なんだ? ナンだな」ギャハハ

定規「(アホな子)」

シルバー『ど、どうなってやがる』

黒夜「いいから詳細を言えよ。驚いてる暇あったら状況を報告しろ、私情なんていらねぇ」

シルバー『すまない。……もう一部隊も潰された、木原数多率いる狩猟犬部隊と妙な男と交戦し』

シルバー『木原数多の凄まじい身体能力に加え、妙な男の攻撃で駆動鎧が分解された』

黒夜「分解? 何の比喩だ」

シルバー『比喩なんかではない。文字通りだ。……また通信か』

黒夜「今度はどんな悲しいお知らせかな?」

シルバー『最後の一部隊がエラーで動かなくなった。アビニョンと同じ原因だ』

黒夜「上のクソ馬鹿ども……。改良してねぇのかよ。ちったぁマシなもんよこせよ。……ちっ、私も出るか」

シルバー『お前が来るまでには逃げられるのではないか? 遠くで高みの見物をしているのなら、なおさらだ』

黒夜「実はすぐ隣の学区にいるんだよね。ま、私が行けばその奇妙なやつらもぶっ殺せるか。心理定規、どうするんだ?」

定規「愚問ね、対人でしょ? 私も戦えるじゃない」

シルバー『来るなら早くしてくれ、もう全部隊が壊滅しているんだ』
370 :ラリラリ ◆IgJDZoCsoc [saga]:2011/06/06(月) 13:12:39.35 ID:U42mFeNU0
以下、ご都合主義だから……ま、我慢してくれ。


目の前で駆動鎧が動きを止める。

浜面「ははっ……。やったぜ、止めてやったぜ。ざまあみろ、学園都市!」

ウィリアム「ふむ、さすがであるな」

浜面「お前の協力があったからだよ」

ウィリアム「ふむ、さすがであるな」

浜面「他で騒がしかったところも、今は落ち着いてる。滝壺たちもあそこにいたままで大丈夫だったのかな」

ウィリアム「ふむ、さすがであるな」

浜面「えっと、聞いてます?」

ウィリアム「ふむ、聞いていないのである」

浜面「しっかり聞いてるじゃねーか! ホントにいつからキャラ変わったんだよ!?」

浜面「ねぇ、あのかっこよかったお前はどこ行ったの? ねぇ!」

ウィリアム「それにしても、あのような作戦でいいとは。学園都市の技術というのもたいしたことないのである」

浜面「そういうわけじゃねーよ。あれは色んな意味で試作品だし。そもそもあれを前にして、戦うやつがいないんだろう」

ウィリアム「どっちにせよ、我々の勝利であるな」スッ

浜面「おう!」ガシッ

浜面仕上たちの作戦はひどく単純であった。
ひとつの駆動鎧を目標にし、目の前へ飛び出す。
狙いを定められた瞬間に同時に左右へ動く。

右と左への命令を一瞬で伝達させることによって、そこに矛盾を生み出す。

一種の賭けでもあった。
他の駆動鎧がこちらを向けば、別々に対応され、蜂の巣になるだけで何の意味もない。
一つの機体に一瞬で行動を仕掛けることが重要であったのだ。

見る人から見れば「なんと簡単な」と思われるかもしれない。
しかし、その簡単なことすら難しくさせるのが学園都市製駆動鎧である。

なんにしても浜面仕上とウィリアム、二人のヒーローは誰も泣かない結末を目の前にすることができそうだ。
371 :ラリラリ ◆IgJDZoCsoc [saga]:2011/06/06(月) 13:13:51.19 ID:U42mFeNU0
戦闘開始から一時間半、第一位一行はすでに学園都市にたどり着いていた。

一方「へくしょン!」

垣根「おいおい、誰かに噂されてるんじゃねぇのか」

一方「心当たりがありすぎるなァ」

美琴「まさか最初の予定の時間の半分で帰ってきちゃうなんてね」

麦野「あの広い大地を能力で疾走するなんて思ってなかった」

美琴「いいでしょ、沈利は自力じゃないんだから。私なんて自力よ。しかも第一位と二位と並走なんて」

削板「なんだ! だらしがないな!」

美琴「走ってあれに追いつくアンタがおかしいのよ……」

上条「」ピクピク

心理「あら、当麻さん大丈夫?」ヌレタオル デ ヒタイヲ フキフキ

上条「はっ! し、死ぬかと思った……。あ、こころ、ありがとう」

心理「いえ、気にしないでいいのよ。当然のことをしているだけよ」

上条「こころは気がきくよなあ」

心理「嬉しいこと言ってくれるのね」クスッ

美琴「何いちゃついてるのかしら……」ビリビリ

麦野「アイテムが大変なときに何してるのかにゃーん?」ギロッ

上条「ちょ、何で怒っていらっしゃるんでせうか?」

美琴&麦野「もう知らない!」

一方「こンなときだってのにな」
372 :ラリラリ ◆IgJDZoCsoc [saga]:2011/06/06(月) 13:22:50.26 ID:U42mFeNU0
垣根「相変わらずだ。で、どうすんだ」

一方「十九学区へ向かう」

垣根「ま、そりゃそうだよな」

麦野「私のアイテムに手出したらどうなるか、身体に教えてやるよ」

美琴「ま、いっちょ派手に暴れてやりますか」

心理「私もそれなりに、ね」

削板「愛と友情と根性にかけて、仲間を守る!」

垣根「せっかくの旅行を台無しにされたんだ、久しぶりにムカついた。ぶっ殺す」

一方「暗部なンてクソッタレ、粉砕してやるよ。凱旋だ」

上条「行きますか!」


ついに六人のレベル5と一人の無能力者が学園都市へ舞い戻った。
大事な仲間を救うため、大事な友人とともに戦うため、大事な人間皆を守るため。

正真正銘最強の集団が全力で暗部を潰しに掛かる。


……もっとも、ほぼ戦いは終わっているのだが。



ってことで更新終わり。
ごめんね、更新できてなくて。
でも許してちょ!
てへぺろ(・ω<)

ご都合主義もあるけど、許してね。
もうすぐ完結……かな。
373 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage ]:2011/06/06(月) 13:56:20.64 ID:opqeZwTD0

みんなちゃんと活躍してくれてうれしい
374 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県) :2011/06/06(月) 16:11:15.67 ID:yFpuJtPs0
上琴 上麦 上心どれにも期待してはいないなぜならハッピーエンドにならないからだからハーレムエンドに期待
375 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(栃木県) [sage]:2011/06/06(月) 18:06:05.61 ID:PD4UprUDo
>>374
お前が真理か
オールスターものはみんなでハッピーだと嬉しいよね
376 :ラリラリ ◆IgJDZoCsoc [saga]:2011/06/06(月) 20:07:33.06 ID:U42mFeNU0
主戦場となった十九学区、ついに彼らは到着した。

上条「何かあんまり騒がしくないというか……」

一方「静か過ぎる」

垣根「ったく、何かあったのか?」

プルルル プルルル

浜面『もしもし、垣根か?』

垣根「お前今どこいんだよ、せっかく来てやったのにどえらく静かだぞ」

浜面『ああ、さっきまで駆動鎧はいっぱいいたんだけど、何か色んなやつらが助けてくれて、みんな片付いたんだ』

垣根「テメェ、レベル5を贅沢に使ってんのわかってるのか?」

浜面『悪ぃ! でも無事だったからよかっただろ? な?」

垣根「……チッ、とんだ無駄足だな。せっかく旅行を止めて来たのにな」

浜面『すまん、埋め合わせは必ずする!』

垣根「聞いたからな」

浜面『あれ、今余計なこと言った?』

ドッガーン

一方「なンだァ、この音は」

心理「あっちからね」

美琴「この感じ……。電気系統の能力に近いものを感じるわ」

垣根『おい、テメェ、何があった。そっちはどうなってる』

浜面『こっちはなんともないけど。……滝壺っ!? 絹旗!?』

垣根「おい、どうなってんだ」

浜面『でけぇ駆動鎧が滝壺と、絹旗と、何か露出激しい女の人を追ってる』

美琴「あっちだわ」

麦野「わかるのか?」

美琴「私と似た感じがするのよ」

麦野「能力者?」

美琴「わかんない、でも。何か感じが似てるの」
377 :ラリラリ ◆IgJDZoCsoc [saga]:2011/06/06(月) 20:08:13.40 ID:U42mFeNU0
一方「まだ終わってねェってわけだ。これで俺たちの出番もあるンだな」

垣根「浜面! テメェはその駆動鎧へ向かえ、まずはそいつらを引き付けてやれ。俺たちもすぐに向かう!」

浜面『わかった!』

上条「案内頼めるか? 御坂」

美琴「任せなさい、こっちよ」

「残念ね、彼たちに合流はさせないわ」

垣根「テ、テメェは……」

「お久しぶり、垣根提督」

垣根「心理定規、テメェなんでここに」

定規「お仕事よ」

垣根「『新入生』か……?」

定規「ええ、そうね」

垣根「通してもらおうか。いくらテメェでも邪魔すんなら容赦はしねぇよ」

定規「そうね、貴方はそういう人だったわね。でもね、会った瞬間から敵なのよ?」

定規「能力を使わずして退治するとでも思ってたのかしら?」

麦野「攻撃できねぇだと?」

定規「そう、それが私の能力よ。相手との心の距離を調節する。原子崩しさん、貴方と私の心の距離はアイテムの構成員と同じよ」

麦野「ぐっ」
378 :ラリラリ ◆IgJDZoCsoc [saga]:2011/06/06(月) 20:09:03.85 ID:U42mFeNU0
定規「全員もれなく親しい人と同じ心の距離を設定してあるの。これで私の言うことに逆らえない」

定規「残念だけど、ここで彼らが潰されるのを見てるといいわ」

垣根「はっ、残念なのはテメェの方だ。用意した下っ端がみんな潰されてるんだ、俺たちが動けなくてもあいつらは助かる」

一方「ふン、違いねェ」


心理「そうは言っても、石橋を叩いて渡りたいのだけれど? さてと、全員あちらへ行ってらっしゃい」

定規「何を言ってるのかしら?」

心理「心の距離を詰められる程度で図に乗られてもね、少しばかり憐憫の感情を抱いてしまうのだけれど」

心理「ほら、第一位、第二位、早く行きなさい。もちろん他の方々も。能力なら解いてあげたから」

麦野「本当だ、あっちへ行ける」ダダッ

一方「感謝してやるよ」フッサァ

垣根「心理定規、これ終わらせたら色々聞かせてもらおうか」バッサァ

美琴「こころ! 感謝するわ、すぐに戻ってくるからね!」ダダダッ

削板「俺は根性で何とかなっていたが、まずはあっちへ行くのが先だろう!」ビュン

上条「こころ……」

心理「当麻さんも、早く。貴方がここにいてもずっと頭に右手を添えることしかできないのよ」

心理「それじゃ役に立てるとは思わないのだけれど」

上条「わかった! すぐ戻る!」

定規「何をしたのっ!?」

心理「敵にネタ晴らしするほどお人よしでもないのだけれど……。特別よ?」

心理「私は心理掌握、精神系能力最高のレベル5。そうね、精神に関することなら何でもできるかしら」

心理「ちょっと『十得ナイフ』とか言われるのは好きじゃないのだけれど」

心理「さあ、ここでのんびりお話でもしましょう? たかだが心の距離の操作くらいで私の友達を足止めしようとして」

心理「友達の大事なものを奪おうとする。残念だけれど、本気でいかせてもらうわよ」

精神系能力最高のレベル5。
かつて常盤台最大派閥をまとめていた最強の能力が仲間を守るために振るわれる。
379 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/07(火) 13:47:49.17 ID:z2YO44ISO
精神系同士とか一見地味だが
えげつない闘いになりそうだな
380 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2011/06/07(火) 16:19:31.30 ID:0hx+eYJRo
>>379
最終的にはビンタの応酬だけどな
381 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/06/07(火) 20:04:59.33 ID:R41QjlnS0
どっちが早く精神崩壊するかみたいな勝負になるのか
382 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/08(水) 01:28:30.93 ID:XD6SJf4Qo
むしろ能力は互いにあまり効果がないから、物理ビンタでペチンペチンやってたら萌える
383 :ラリラリ ◆IgJDZoCsoc [sagesaga]:2011/06/08(水) 23:45:21.64 ID:8SSPzOLA0
更新もうちょっと待ってね
ちなみに今日は>>1の誕生日なんだー。

祝って祝ってー。
384 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/08(水) 23:47:44.87 ID:ZQATRCfIO
おめでとさン
385 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/06/08(水) 23:49:44.54 ID:bR8tqKLmo
おめでとォ
386 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/06/09(木) 00:51:41.03 ID:cr+Jlxbo0
おめでとォございますゥ
387 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/06/09(木) 01:06:01.87 ID:uz55ZyS7o
おめでらりらりらりゅうううううううう!!
388 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2011/06/09(木) 14:31:49.30 ID:xD16JOMl0
あー昨日来ていれば>>1の誕生日だったかとりあえず一日遅れのおめでとう
389 :ラリラリ ◆IgJDZoCsoc [saga]:2011/06/10(金) 20:59:56.97 ID:DN943znE0
心理定規は身構える。
目の前に立つ彼女は言った「レベル5の精神系能力者」だと。
レベル5については資料で与えられた程度の情報は持っている。

本人が「十徳ナイフ」と自虐したように精神に関することならなんでもできる。
すなわち心理定規がやっている「心の距離の操作」もだ。

心理「とは言っても、何か特別なことをするつもりはないのだけれど」

定規「どういうことかしら?」

心理「貴女はここで止まっていてればいいの。貴女ごときの能力じゃ私に太刀打ちできない。それは自覚しているでしょ?」

心理「もちろん読心もできるから隠し事ができるとは思わないほうがいいと思うのだけれど」

心理「そうね、彼。一方通行の言葉を借りるなら貴女は三下。私の足元にも及ばないのよ」

心理「だって、初めて第一位と第二位にあった時、貴女の能力のまねごとを二人にしてあげたのよ。簡単にかかってくれたけれど」

心理「わかるでしょう? 貴女と私の圧倒的な実力差。例えるのなら……いえ、止めましょう。例えるまでもないものね」

心理「だから貴女はここで待っていればいいの。止まっていればいいの。一歩も動かず、何も考えず、全てが終った頃に動けるようになるの」

心理「わかるかしら? 簡単に言っているつもりではあるのだけれど」

心理掌握は発する言葉全てに洗脳の作用を組み込んでいく。
どう足掻いても勝てない、太刀打ちできない。
絶望を心へ植え付け、活動や能力使用、思考すらも放棄させる。

心理「(全くの別人格に変えてあげてもいいのだけれど……。止めてあげましょう。彼女には彼女なりに思うことがあっての行動なのだから)」

心理「(ただ今は私たちの邪魔はさせない。ここでおとなしくしててもらいましょう」
390 :ラリラリ ◆IgJDZoCsoc [saga]:2011/06/10(金) 21:01:16.56 ID:DN943znE0
彼らの前に駆動鎧の集団が立ちふさがった。

一方「あァ? そンなしょっぼい道具で俺たちを止められると思ってンのか?」

垣根「全くだ。甘く見られたもんだ。一瞬で潰してやるよ」

『能力を使っても構わないが自分で自分を殺すことになるぞ』

麦野「はぁ? 何言ってんの」

一方「AIMジャマーか」

『正解だ。レベル3くらいなら演算が妨害される程度だが、お前らは全員レベル5だ』

『暴走させたらどうなるのか、想像できない者はいないと思うんだが』

垣根「俺の未元物質に常識は通用しねぇ!」

垣根提督が翼を広げると、大小ばらばらなものが展開された。
それもすぐに消えてしまう。

垣根「ちっ」

『大人しくここで止まっててもらおうか』

削板「すごいパーンチ!」

一台の駆動鎧がものすごい勢いでそらの彼方へ飛んでいった。

『なっ……』

一方「なンだァ?」

垣根「おいおい……」

麦野「こいつ」

美琴「これが効いてないの?」

削板「よくわからんが、こんなものは根性でどうにでもなる! お前らは能力が使えないんだろう?」

削板「ここは俺に任せてお前らは先に行け!」

「では、自分も参戦させていただきましょうかね」

「ったくよぉ、さっき片付けたと思ったら今度は面倒な機械積んで再登場ってか」
391 :ラリラリ ◆IgJDZoCsoc [saga]:2011/06/10(金) 21:02:18.79 ID:DN943znE0
一方「テメェは……」

上条「海原、光貴……?」

海原「ええ、そうですよ。なぜ彼女がここにいるのか、なぜ彼女がここで戦っているのか」

海原「貴方を問いただしたいところですが、今はそれどころではないのでしょう?」

海原「ここは自分たちに任せて、まずはやることをやってもらいましょう。質問はその後です」

木原「ってことだ、一方通行。ここは俺に任せろ」

一方「木原くン……。感謝するぜクソッタレ!」

「まだ敵さんは残ってたってわけですかい」

「そうみたいね。わらわら沸いてきて面倒くせぇな」

上条「アニェーゼ!? シェリー?」

アニェーゼ「お久しぶりですね。知ってるとは思うんですが、そこの垣根提督ってのに呼ばれてきちまったんですよ」

垣根「感謝してるぞ」

アニェーゼ「終わったらその感謝ってぇのを形で示して欲しいもんですね」

垣根「買い物でも飯でも何でも付き合ってやるよ、だからこの場は任せられるか?」

アニェーゼ「誰に向かって言ってんです?」

垣根「ちげぇねぇ」ニカッ

アニェーゼ「ふふっ」ニコッ

シェリー「ここにいる理由って男だったのかよ!」

美琴「いちゃついてる場合じゃないでしょうが!」

削板「まぁ、いいじゃないか。で、お前らは一緒に戦ってくれるやつらなんだな?」

魔術師+木原「はい(おう)」

削板「ほら、先に行きな。ここは俺が止めてやる。かかってこい根性無し!」

削板「ナンバーセブンの削板軍覇がまとめて相手してやろう!」

392 :ラリラリ ◆IgJDZoCsoc [saga]:2011/06/10(金) 21:02:59.09 ID:DN943znE0
今まで出番の少なかった根性男、削板軍覇。
トレードマークの白ランを風になびかせ、大量の駆動鎧の前で腕を組み、仁王立ちをする。
そして白鉢巻を再度ぎゅっと締める。

削板「妙なものを使わんと戦うことすらできんとはな、根性が足りねえな」

屈伸運動をし、腕を左右へ伸ばす。

削板「俺の大事な友達の邪魔立てをするつもりだったのだろう?」

首を前後左右に鳴らす。

削板「俺はそういう根性無しが大嫌いでな」

指も鳴らす。

削板「まあ、そんな訳だが。……本気で潰すぞ」

削板軍覇は思い切りジャンプした。
通常ジャンプといえば、一メートルも垂直方向へ飛べれば相当なものだ。
だが、削板軍覇のそれは別格であった。

ゆうに十メートルを超える高さ。
日章旗の柄のTシャツがまるで本物の太陽に見える。

削板「すごいパンチ! 連打バージョン!」

轟音とともに地面にクレーターができる。
削板軍覇の能力にあたった駆動鎧は方々へ吹き飛ばされていく。
そのまま空中で向きを変え、地面へ急降下。

削板「すごいキーック!」

削板「すごいキック、回転!」

削板「すごいパンチ!」

地面を飛ぶように走り、そして宙へ舞い、そしてまた地面へ。
次々と駆動鎧を粉砕してゆく。
そのあまりにの凄まじさに魔術師一同と木原数多はただぽかんとして削板軍覇の動きを追うだけであった。
393 :ラリラリ ◆IgJDZoCsoc [saga]:2011/06/10(金) 21:04:52.90 ID:DN943znE0

木原「(レベル5の中に扱いきれない能力を持ってる男がいるとは聞いてたがな)」

木原「(まさかこれほどデタラメだったとは)」

海原「(なんなんですか、この力は。学園都市側の力だというのはわかりますが……)」

シェリー「(恐ろしいほどむちゃくちゃな力だわ。あの機械相手に生身なんて)」

アニェーゼ「(強いってもんじゃねぇですよ、これは)」

削板「ま、こんなもんだろ」パンパン

削板軍覇の周りには粉々に粉砕された駆動鎧や、地面へめり込んだ駆動鎧があった。
中には空へ飛んだまま帰ってこないものもある。

圧倒的な力と根性で削板軍覇は駆動鎧を撃破した。

誰かを守るときや正義のため、そんな戦いで一番進化を発揮するのはもしかしたら削板軍覇なのかも知れない。


ということで今日の更新は終わり、遅くなってごめんね。
あと誕生日のお祝いありがとう! 超嬉しいよ!
やっと削板ちゃん活躍してくれたよ。
大好きだったんだけどね、強すぎるから誰かと絡ませるのが難しかった。
でも、ここで大活躍だよ!

394 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/06/10(金) 21:44:35.56 ID:7CI2yb0D0
乙っす。

まさかお互いのスレ見てるとは。
誕生日もおめでとうです!
395 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/06/10(金) 21:45:14.38 ID:7CI2yb0D0
さげ忘れてた
申し訳ない!
396 :ラリラリ ◆IgJDZoCsoc [sagesaga]:2011/06/10(金) 22:20:31.14 ID:IY1KOZZY0
>>394
うわああああ、フレンダが超可愛くて、姫神も可愛くて、吹寄も可愛くて
登場人物がみんな可愛いうえに面白いあのSSの作者が僕のSSを読んでるなんて感激!!

というか、誤字ってた。
>>393
進化じゃなくて真価でつた。
397 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/06/10(金) 22:31:17.23 ID:QsLWIR8No
別スレ鳥つけたままだなーなんて思ってたら
向こうの>>1もいたことにびっくり
398 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage ]:2011/06/11(土) 00:35:48.85 ID:uIA3YlB90
誕生日おめでとう!!
ソギ―の戦いは見ててスカッとする
399 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(青森県) [sage]:2011/06/11(土) 09:24:45.53 ID:2Im4eyt20
正直ソギーが一番ヒーローやってるよな
馬鹿にしている訳じゃないけど、一昔前の熱血ヒーローだし
400 :ラリラリ ◆IgJDZoCsoc [saga]:2011/06/11(土) 11:59:46.27 ID:0Aew8/h40
無線を通じて飛び込んできたのは、AIMジャマーを搭載した駆動鎧部隊の壊滅を知らせる知らせだった。

シルバー「よくわからない力に邪魔されて、か。あれだけ連れてきた下っ端ももういないというわけか」

シルバー「そこのアイテムじゃないお前、そういう力なんだろう? またさっきみたいにその力で逃げるか?」

絹旗最愛、滝壺理后、オリアナ=トムソンは巨大なカマキリのような駆動鎧に追いつかれていた。
追跡封じの異名持つオリアナ=トムソンだが、圧倒的な破壊力を誇る駆動鎧を相手に、二人の能力者を逃がし続けるのは難しかった。
もちろん速記原典をフルに使い数々の妨害や攻撃はしてきた。

しかし、ガトリングレールガンと称される武器を有しているこの駆動鎧相手に正面から戦うことは不可能で、絹旗最愛の窒素装甲をもってしてもその攻撃は防ぐことができない。
だからこそオリアナ=トムソンは逃げるために全力を注いでいた。

オリアナ「あれだけ逃げ回ったのにまだ追ってくるなんて。お姉さんしつこい男は嫌いなのよね」

滝壺「ごめんね、おりあな、きぬはた。私が遅いせいで」

絹旗「何言ってるんですか、超関係ないですよ。あれ、私の能力でも超防げませんし」

シルバー「俺は別にお前たちを殺すのが目的じゃないんだ。浜面仕上の持つ素養格付が欲しいだけなのだ」

絹旗「つまり私たちを人質にするってのが目的ですか」

シルバー「そういうことになるな。アイテムの人間関係は調べ上げているからな、正直なところ滝壺理后さえいれば十分なのだが」

シルバー「暗部を復活させるとなるとお前の力も必要だろう。それと、黒夜の望みでもある」

絹旗「黒夜? 黒夜海鳥ですか?」

シルバー「そうだ。お前と同じ『暗闇の五月計画』の被験者だ。知ってるだろう?」

絹旗「ええ、そりゃもう。覚えてたくはないですがね」

「そんなつれないこと言うなよ、絹旗ちゃん」
401 :ラリラリ ◆IgJDZoCsoc [saga]:2011/06/11(土) 12:00:26.14 ID:0Aew8/h40
絹旗「黒夜海鳥……」

黒夜「久しぶりだな、絹旗ちゃん。まさか暗部をやめてのうのうと生きてるとはね、あの計画の被験者なのに」ニヤァ

絹旗「暗部でしか生きられない超狭い視界しか持ってない人に言われたくないですね」

黒夜「それも、能力の使えないレベル4のお荷物とかレベル0の屑、まともな体じゃないレベル5と一緒にな」

絹旗「……私たちのアイテムを馬鹿にしてンですか」

黒夜「馬鹿になんかしてねぇよ。屑が屑と群れてるのを憐れんでるだけだ」

絹旗「私に殺されてェみたいですね」

黒夜「おっと、勘違いするなよ? お前が動けばシルバークロース、そこの駆動鎧が滝壺理后を吹き飛ばすぞ」

絹旗「……」

滝壺「きぬはた……」

数の上ではアイテムのほうが有利であるが状況では真逆である。
レールガンの標準は滝壺理后に向けられている。
誰かが動こうものなら一瞬で滝壺理后は粉砕されてしまう。

黒夜「そうだ、お利口さんだ。後は来るべき人間を待つだけだな」

滝壺「(はまづら……来ちゃだめ……)」

「滝壺っ!!」

どんなに不利な状況でもヒーローは駆け付ける、駆け付けてしまう。
それが例え駆け付けてはならない状況だったとしても。

浜面「滝壺無事か!」

浜面仕上は滝壺理后へ駆け寄ろうとする。
目の前の地面がえぐれる。

黒夜「状況を理解してるのかな? レベル0の浜面仕上。お前の愛しの彼女は駆動鎧の標準の中だぞ」

シルバー「動こうものなら彼女がミンチになってしまうな」

浜面「滝壺……」

滝壺「はまづら……」
402 :ラリラリ ◆IgJDZoCsoc [saga]:2011/06/11(土) 12:01:37.54 ID:0Aew8/h40
黒夜「熱い熱い、こんな場面でもそんな顔するなんてなあ。盛りのついた犬か、お前らは。ま、いいか」

黒夜「早速だが取引と行こうじゃないか」

浜面「取引……だと」

黒夜「そうだ、なあに簡単なことだ。素養格付を渡してくれればそれでいい」

浜面「なっ! なぜそれを」

黒夜「それのせいで上がお前らに手を出せないのは知ってるんだよ。だからな、単純で最も効果のある方法をとったわけだ」

黒夜「そう、その女を人質にすることだ。素養格付さえ渡してくれれば全員見逃してやろう。あれだけ破壊した駆動鎧に関しても全部だ」

浜面「(くそっ……、どうしたらいい。もともとこれは滝壺たちを学園都市から守るため、アイテムを守るために手に入れたものだ)」

浜面「(これを渡したら学園都市から狙われることになる。でも、ここで渡さなかったら滝壺は……)」

滝壺「はまづら! 私のことはいいから、それ渡しちゃだめ! それがないときぬはたも、むぎのもここにいられなくなっちゃう」

浜面「でも、渡さなかったらお前が!」

滝壺「……私はいいよ」ニコッ

浜面「な、何言って……」


403 :ラリラリ ◆IgJDZoCsoc [saga]:2011/06/11(土) 12:02:32.06 ID:0Aew8/h40
滝壺「私、はまづらと居られて幸せだったよ。はまづらがいなかったらかきねに殺されてたかもしれない」

滝壺「はまづらがいなかったらむぎのに殺されてたかもしれない。体晶でボロボロになってたかもしれない」

滝壺「でも、私はいまここにいる。はまづらのおかげだよ」

浜面「滝壺っ、何言ってるんだ! 違うだろ? もちろんアイテムは大好きだ、大事だ、俺の大事な仲間だ」

浜面「でも、それでも、俺はお前が一番なんだ、お前のために麦野と戦った、お前のためにロシアまで行った」

浜面「俺はお前と一緒にいるために戦ってたんだよ! 間違ってないよな!?」

黒夜「いちゃいちゃしてるとこ悪いんだけどよ、早く結論だしてくれよ。無駄な意地を張ってここで死ぬのか」

黒夜「それともそれを渡して今までの日常に戻っていくのか」

滝壺「はまづら、渡しちゃだめだよ」

浜面「(ちくしょう……! ちくしょう。せっかくみんなで帰ってきたってのに、殺しあいもいらない世界になったのに)」

浜面「(どうすりゃいいんだ……)」

滝壺「大丈夫だよ、はまづら。私はそんなはまづらが……はまづらが大好きだったよ」ポロッ

そう言うと滝壺理后は駆動鎧へ向かって突っ込んで行った。

黒夜「聞き分けのない女だ、シルバークロース?」

シルバー「ちゃんと忠告したんだがな、粉砕されるぞ、と」

浜面「滝壺っ!」

オレンジ色をしている一筋の閃光が滝壺理后へ向かって射出される。
かすかに耳に届いた浜面仕上の怒号。
彼と過ごした日々が一瞬のうちに頭を駆け巡る。

最初は頼りのないただのチンピラという印象だった。
麦野沈利や絹旗最愛、フレンダに顎で使われる。
時々愚痴のように「スキルアウトのリーダーだったんだ」と呟いていた。

死体を見て吐いたり、初歩的なミスでアンチスキル相手にカーチェイスをしたり。
拳銃を人に向けることをためらったり、殺すことをためらったり。

いつしか目で追うようになっていた。
体晶のことで麦野沈利と戦ったとき、レベル0なのにレベル5相手に退くことをしなかった浜面仕上。
それも自分のために、その行動が気持ちを明らかにさせた。

滝壺「(はまづら……大好きだよ。もっといろんなことしたかったな……)」
404 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/11(土) 17:32:12.22 ID:tyEjPJ2J0
>>1も駆動鎧に突っ込んでやられたのか?
405 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/12(日) 01:50:48.96 ID:/NFbAdtho
うむ、これは駆動鎧の超電磁砲をベクトル操作で防がれて
本家超電磁砲で貫かれて未現物質の羽根で叩きつけられて
窒素爆槍をそげぶされた上で原子崩しでフルぼっこにされていいレベル
406 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(栃木県) [sage]:2011/06/12(日) 10:08:30.84 ID:NZ2UgEqMo
>>405
おいそんなレスすると

マジでそうなるぞ
407 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/12(日) 17:42:10.18 ID:E4LmZ3jIO
いやもうお約束だろ
408 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/12(日) 17:44:48.27 ID:C7uXTuHco
むしろ話術サイド全員による一日説教コースだわ
409 :ラリラリ ◆IgJDZoCsoc [saga]:2011/06/13(月) 12:37:11.56 ID:qy2uB52U0
死というものは意外と温かいものだ、滝壺理后はそう感じた。
真っ白な世界でわずかなぬくもりを感じる。

「……っ! ……つぼっ! 滝壺っっっ!!!」

滝壺「は、まづら……?」

回復してきた視界に飛び込んできたのは世界一好きな男の姿だった。
他の感覚も少しずつ戻ってきた。
思い切り抱きしめられている。

浜面「良かった……。滝壺、本当に良かった」

滝壺「はまづら! 私、怖かったよ……」

浜面「なら、もう、こんなことは。する、な……」

急に抱きしめる力が弱くなる。
ぬくもりもなくなっているような気がした。
何かがおかしい。
抱きしめられていたのは確かだが、彼の腕の感触が一つしかない。

黒夜「泣かせるねぇ! 男が女をかばって怪我ってか。まあ、片腕吹っ飛んでりゃ怪我も何もねーけどな!」ギャハハ

滝壺「片腕……? はまづら! はまづらっ!」

絹旗「っがあああァァァァァ!」

絹旗最愛が弾丸のようなスピードで黒夜海鳥へ突っ込んだ。
防御に特化した能力ではあるが、使い方によっては攻撃に転じることもできる。

黒夜「そンなのは攻撃にもならねェよ!」

一方、黒夜海鳥は攻撃に特化した能力だ。
窒素爆槍、窒素を操り掌から槍のような形で射出する。
さらに無数の義手からも同じように能力を繰り出せる。

絹旗「攻撃しか能のねェ奴が私に勝てるとでも思ってンですか!」

大量に射出される窒素の槍を絹旗最愛は全ていなしていく。

黒夜「まァ、絹旗ちゃンだけを狙うとは限らないンだどな」

攻撃の矛先が倒れている浜面仕上に向かう。
そこへ絹旗最愛が割り込む。
しかし防御よりも移動のために演算の集中を割いてしまったため、攻撃をモロに受けることになった。
そのまま吹き飛ばされ、数メートル先の建物へ激突する。

黒夜「甘いンだよなァ。暗部で生きてきた人間が他人を守ろうなンて」

黒夜「本当は殺す必要はねェけど、ムカつくし。殺しちゃってもいいか」

アイテムの面々へ大量の窒素の槍が降り注ぐ。
しかしそれが届くことはなかった。
410 :ラリラリ ◆IgJDZoCsoc [saga]:2011/06/13(月) 12:38:21.81 ID:qy2uB52U0
絶望的な状況の中に英雄たちが登場する。

一方「クソみてェに派手にやりやがって」

垣根「おい浜面! ……久々にムカついた、殺してやるよ」

美琴「いい加減私も怒ってるのよね」

麦野「浜面? そこのお前、ぶ・ち・こ・ろ・し・か・く・て・い・ね」

英雄たちは力を振るえない。

シルバー「熱く登場してもらったところ悪いんだが、すでにAIMジャマーを使用していてね」

シルバー「お前たちが攻撃するのは不可能だ」

麦野「関係ねぇ! 関係ねぇんだよ! まずはてめぇらを殺す! 能力が暴走しようが関係ねぇんだよ!」

浜面「や、めろ。麦野……」

滝壺「はまづら、喋っちゃだめ!」

浜面「もうお前が傷つく姿は見たくないんだ。せっかくアイテムが復活したのに、お前が傷ついたら意味ないだろ?」

麦野「お前がこんなにされて黙っていられるのはアイテムのリーダーじゃないんだよ!」

黒夜「ぎゃはは! 愉快だねェ! こンだけ強い奴がいてもなンにもできねェ!」

黒夜「女を守るために片腕吹っ飛ばした無能力……。笑いが止まンねェよ 馬鹿だなァ!」

滝壺「……やめて。はまづらの悪口は止めて」

黒夜「あァ? この状況理解してンのか? お前が死なないからそいつは死ぬンだろ」

黒夜「無駄死にするンだろォが」ギャハハ

滝壺「……」
411 :ラリラリ ◆IgJDZoCsoc [saga]:2011/06/13(月) 12:39:41.18 ID:qy2uB52U0
英雄たちは動けない。

一方「(クソが、この機械の妨害込みで演算してェところだが……。バッテリーの残量が少なすぎる)」

一方「(どォする……)」

垣根「(ここまで来ておいて何もできねぇ。レベル5だって人を守れなかったら意味ねぇじゃねぇか)」

垣根「(暗部にいた俺じゃ無理なのか……)」

美琴「(なんなのこの感じ。キャパシティダウンは能力が弱まるだけだったのに、これは能力自体が……)」

美琴「(目の前にわかりやすい相手がいるのに……)」

麦野「(浜面、浜面、浜面! どうすりゃいいんだよ。能力が使えない、どうしたらいいの?)」

麦野「(助けたいよ、浜面)」

黒夜「これだけレベル5がいて、今一番強いのは駆動鎧だなンてな。シルバークロース」

シルバー「なんだ」

黒夜「とりあえず麦野沈利は殺しておけ。後々の暗部でも邪魔になる。ああ、垣根提督も要らないな」

シルバー「ああ、わかった」

二対の標準が第二位と第四位向けられる。

垣根「(誰も守れねぇで終わりか。俺が人を守るなんてとんだメルヘンチックな妄想だったわけだ)」

麦野「(ごめんね、浜面。フレンダ、今そっちに行くよ。そうしたら謝らせて)」

最強であったはずのレベル5たちは死を覚悟した。
機械仕掛けの超電磁砲が発射される瞬間、二人は感じた。

垣根「(妨害がなくなってやがる)」

麦野「(違和感がない……?)」

世界一大好きな男を守るために、今度は自分が守るために。
八人目が新たな英雄として誕生する。


短くてごめんね!
頭がいたいでござる!
412 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage ]:2011/06/13(月) 12:49:25.37 ID:jkOhGA/D0

あれ?上条さんは?
413 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/13(月) 16:38:56.64 ID:Saoz/Gx60

あれ?チンコが無限に生える上条さんは?
414 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(栃木県) [sage]:2011/06/13(月) 20:40:13.58 ID:wjfn/W8so
ジャマーを素手でそげぶしたのか……?
415 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/13(月) 21:05:56.16 ID:HfWxB3OM0
>>413もうその設定忘れろwwwwwwww
八人目は滝壺だろAIM拡散力場に干渉してみんなのAIM拡散力場を制御して使えるようにしたんだろ?
416 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/06/14(火) 02:14:32.79 ID:bDyiaECJo
ジャマーって反射できなかったっけ?
417 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/14(火) 20:35:55.31 ID:DR9mLNt/0
一回聞いてるならその周波数を解析してその周波数だけ反射ぐらいできんじゃね
418 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/15(水) 01:10:52.98 ID:mj12Ck36o
>>416
一方通行の電池残量が低下しています。ACアダプタを接続してください。
419 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/06/16(木) 18:04:39.34 ID:i8695aGro
>>418
ACアダプターを接続が打ち止めもしくは番外個体に接続してくださいに見えた俺は既に末期患者
420 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/16(木) 19:00:51.25 ID:kQX+xJUCo
ちょっと待って、打ち止め、番外個体と一緒にいたら常時バッテリーつけっぱでよくね?
421 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/16(木) 21:49:55.36 ID:TtUof4/10
>>420
打ち止めと番外個体に一緒にいる間ずっと2人に演算させとくきかよ…倒れるだろ
422 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/17(金) 02:21:40.39 ID:Rid+GpS2o
>>421
いや、予備バッテリーの充電
423 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/17(金) 05:00:36.14 ID:m2hgMwUho
そこはまああれだ

こまけぇこたぁ(ry
424 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/06/18(土) 15:39:30.60 ID:l7k/dQ6l0
そうだな
425 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/19(日) 15:01:51.87 ID:WsivLzOE0
まだか?
426 :ラリラリ ◆IgJDZoCsoc [saga]:2011/06/20(月) 13:57:08.73 ID:vXsqx7q60
更新遅れてごめんね! リア充じゃないくせに、用事だけ積もっていくんだ!


一瞬で垣根提督の白い翼を展開させる、麦野沈利は粒機波形高速砲を放った。

黒夜「どうして能力がつかえンだよ!」

滝壺「私がはまづらを守る。無能力者でも、私の大好きな、大事なはまづらを守る。その邪魔はさせない」

滝壺「かきね、むぎの、あくせられーた、みこと、もう大丈夫。私が補助する」

一方「そォいうことか」

垣根「俺に干渉しようとしたときもあったな、あの時は妙なもん使ってたが」

麦野「滝壺……」

美琴「ありがとう、あとは私たちに任せなさい」

一方「おい、垣根」

垣根「なんだ」

一方「テメェは、この浜面ってのを病院へ連れて行け。あの医者なら腕くらい付けられる」

垣根「そこのクズ共を叩き潰したいとこだが。ま、それよりも大事なことがあるわな。任せろ」

麦野「さてと、覚悟はできてんのかしら? 私のアイテムを襲った罪は重いわよ」

麦野「八つ裂きにしてるよ、糞餓鬼が」

一方「俺が潰したはずの暗部を復活させて、関係ねェやつまで巻き込もうってンなら」

一方「そのふざけた考え方のベクトルを変えてやるよ」

垣根「それ、あいつの真似……」クスクス

一方「や、やってみたかったンだよォ!」

垣根「む、無理。笑っちまう。『そのふざけた考え方のベクトルを変えてやるよ』」キリッ

一方「よォし、まずはテメェを殺してやる」

垣根「『ベクトルを変えてやる』」キリッ

垣根「……ブフォ!」ゲラゲラ

一方「コロス」ピキピキ

浜面「状況を理解していらっしゃいますか……?」
427 :ラリラリ ◆IgJDZoCsoc [saga]:2011/06/20(月) 13:58:22.27 ID:vXsqx7q60
美琴「ちょっと、アンタたち! 今がどういう状況かわかってんの?」

麦野「喧嘩より先にすることあるだろぉが!」

一方&垣根「黙ってろ、ババァとチビガキ!」

麦野「ババァだって? あぁん? その貧相な身体に穴増やしてやろうか! 糞が!」

美琴「チビですって?」ビリビリ

黒夜「これってチャンスなnンじゃねェの? とりあえず後ろから麦野沈利と垣根提督だけ殺しとこ」

レベル5(馬鹿たち)が喧嘩してる隙を突いて、黒夜海鳥が能力を発動させる。
矛先は先と同じ二人。
二人は気がつかない。

しかし、能力が二人に達することはなかった。

上条「ああいうやつらなんだよ。あいつらは。わかるだろ? 見てれば」

上条「昔、一万人以上の人間を殺したやつ。暗部にいたやつら、自ら死のうとしたやつ」

上条「人を信じてこなかったやつ。色々って言葉じゃ語れないくらい、色んなことを経験してるやつらだ」

上条「最初にしてたことは間違ってた。それでも今、こうして笑ってるんだ。こういう状況でも」

上条「俺はお前がどういう事情でこういうことをしてるか知らないし、わからない」

上条「きっと俺の想像を超えるほどの出来事があったのかもしれない」

上条「それでもお前のしてることは間違ってるんだ。でも、ちょっとだ」

上条「ちょっと道を、見方を変えれば、あいつらと同じように笑えるはずなんだよ」
428 :ラリラリ ◆IgJDZoCsoc [saga]:2011/06/20(月) 13:59:25.40 ID:vXsqx7q60
黒夜「なァに甘いこと言ってンだ、テメェは。私は自分で、望んでここにいるンだよ」

黒夜「あそこの白いのみたいに『心の底では平和を望んでました』、っていう甘ちゃンじゃない」

黒夜「この黒くてドロドロした場所こそが私の居場所なンだ。お前みたいに光の下で笑ってるやつとは違うンだ」

黒夜「怒ってンだろ? 自分の目的のために人を平気で傷つける私を。殺したいほど怒ってるンだろ」

上条「ああ、怒ってるさ」

黒夜「だったら攻撃してこいよ! 私の住む世界はここだ! 対話なンていらねェ!」

黒夜海鳥の無数の手から、大量の窒素が射出される。
しかし、それは上条当麻の右手でかき消されていく。

そして一歩一歩と黒夜海鳥へ近づいていく。

上条「自分を偽って生きるお前に怒ってるんだよ。お前がそこにいる必要はないだろ」

上条「手を伸ばせよ、それだけでいいんだ。わかってるんだろ? 自分では」

黒夜「うるっせェ! 知ったような口利くな! なンにも、なンにも知らないくせに……」

黒夜「私がどンな気持ちでここにいるか、ここで生きてンのか知らないくせによォ!!!」

上条「誰にも伝えないで分かってもらえるわけないだろ! それを人のせいにすんな!」

上条「いいぜ、俺にぶつけてみろよ。その気持ちを。それが幻想ならぶっ殺してやる」

上条「幻想じゃないなら、全力で守ってやるよ」

黒夜「……一方通行兄ちゃン、大好きだああああああああァァァァァアアアアアアア!」
429 :ラリラリ ◆IgJDZoCsoc [saga]:2011/06/20(月) 14:00:23.75 ID:vXsqx7q60
黒夜海鳥の手から今まで最大規模の窒素の槍が放たれる。
それの凄まじさもさることながら、彼女の告白のほうが凄まじかった。

一方「はァ?」

垣根「なんだそれ」

美琴「あー」

麦野「……」

浜面「そろそろ病院へ行きたいのでせうが」

滝壺「大丈夫、大怪我なのに忘れられてるはまづらでも応援してる」


美琴「つまり、大好きだった一方通行が暗部からいなくなっちゃって、暗部も解体されちゃって」

麦野「暗部を作ればまた一方通行が戻ってきてくれる、と考えたわけね」

黒夜「うん」

罵詈雑言を叫びサディスティックな笑みを浮かべていた彼女はイルカのぬいぐるみを抱え、小さくうなずいた。

御坂妹「ちなみに浜面仕上はサポートに当たっていた妹達でカエル顔の医者のところまで運びました」

御坂「と、ミサカはついに妹属性も手に入れた脅威の白もやしロリコンに驚愕します」

一方「ちげェよ!」

先ほどまでの戦いが嘘だったように周囲は静けさに包まれている。
戦いに参加した人人間は一部を除いてこの場にいる。

木原「妹がいたなんて知らなかったぜぇ(可愛い妹じゃねーか!」)

一方「だから違うって言ってンだろ!」

海原「……」クスクス

一方「オイコラ、ストーカー」

削板「兄妹愛というのはいいものだな!」

一方「この根性馬鹿、どこをどうみたらその結論に達するンだ。いっぺん、整理しよォか」
430 :ラリラリ ◆IgJDZoCsoc [saga]:2011/06/20(月) 14:01:19.20 ID:vXsqx7q60
垣根「その暗闇の五月計画で一方通行の演算データを植えつけられたから、兄みたいなもんになってる」

垣根「ってことだろ? で、その兄が大好きでたまらなかった、と」

小さく、それでいて激しく黒夜海鳥は首を振る。

アニェーゼ「その壮大な兄妹喧嘩のためにわざわざここまで。とんだ無駄足って感じがしねぇでもないですが」

垣根「いいだろ、この後俺と飯が食えると思えば」

アニェーゼ「その自信がどっから出てくるのか知りてぇですよ」

垣根「そんなのあとでいくらでも確かめられるだろ?」

アニェーゼ「夜の食事のチョイスから品定めさせてもらいますがね」

垣根「はん、俺を誰だと思ってるんだ」ニヤッ

アニェーゼ「しらねぇです」ニコッ

一方「だからなンでテメェらはいつもいちゃついてンだ!」

垣根「悔しいの? だったらそこのイルカの餓鬼といちゃついてろよ」

黒夜「!?」ソワソワ

一方「しねェからな!? ソワソワすンな!」

黒夜「……」シュン

一方「なンなンですかァ? このガキは。さっきまでの威勢はどこ行っちゃったンですかねェ!」

黒夜「!!」ビクッ

心理「怖がらなくて大丈夫よ、あの人少しコミュニケーション取るのが苦手で戸惑ってるだけだから」

心理「貴方も妹なら知ってるはずだと思うけれど?」

黒夜「うん」コクコク

一方「違ェから! お前もうなずくな!」
431 :ラリラリ ◆IgJDZoCsoc [saga]:2011/06/20(月) 14:02:13.98 ID:vXsqx7q60
上条「それにしてもまさかこの子が一方通行を大好きだったとは……」

一方「三下ァ! 元はといえばテメェがあンな焚きつけるようなことをいうからだろォが」

上条「暗さというか、凶暴性というか、その中に別の勘定もある気がしたんだよ」

上条「それを俺たちが分かってあげられたらな、って思ってさ」

一方「クソッ……」

美琴「諦めなさい、これがこいつよ」

麦野「それは自分が一番理解してるんじゃないの?」

心理「心の中でも納得してるじゃない」

垣根「すべきことは決まってんだろ」

削板「ああ、わかりきってるな」

海原「自分としてはあまり見たい光景でもないですが」

木原「(頑張れぇ、一方通行!)」

アニェーゼ「(腹が減ってんですが、まだ終わらないんですかね)」

オルソラ「ファイト、お兄ちゃんでございますよー」

シェリー「なあ、帰ってもいいか?」

一方「クソが! やってやるよ! 俺は学園都市最強のレベル5だ! できねェことなんてねェ!」

一方「な、なァ」

黒夜「なっ、なななんだよ!」
432 :ラリラリ ◆IgJDZoCsoc [saga]:2011/06/20(月) 14:03:03.83 ID:vXsqx7q60
一方「一緒に帰るか」

黒夜「えっ?」

一方「オマエ、俺の妹なンだろ? なら一緒に帰ってもなンもおかしくねェ」

黒夜「えっ、でも? 私はみんなを……」

麦野「もういいわよ、浜面は死んでないし」

美琴「そういうの気にしてたらキリないし」

心理「むしろ、私たちを相手にした人たちのほうが心配になるくらいだけれど」

削板「気にするな!」

垣根「ま、そういうこった」

上条「自分の気持ちに正直になればいいんだよ」

黒夜「……お兄ちゃんと帰りたい」

一方「そォかい」ガシガシ

黒夜「うわっ!」

御坂妹「これは上位個体に報告するしかねーわ、とミサカは今の動画をMNWに上げることを決意します」

一方「好きにしやがれ、おら。帰るぞ」

黒夜「うん!」

多くの人間を巻き込んだ、壮大で巨大な兄弟喧嘩はこうして幕を閉じた。
予断ではあるが、この一件でアレイスターが外の勢力に対抗するために用意した装備や、機材。
人員など、大多数がその役から外れざるを得ない状況になった。
魔術師やレベル5と戦えば当然ですよね、とミサカは簡潔に事後報告をします。


ごめんね!
更新してなくて、あと、最近iPhone買ったんだよ!
えへへー。
やっぱりシリアスは苦手、正直この後の展開は決まってない。
一部で確定したフラグがあるね。おつおつ。
433 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/06/20(月) 14:45:16.51 ID:FnMOxPuFo
乙乙超待ってたよ
434 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/20(月) 14:46:30.72 ID:8JVT0Q5w0
絹畑「(θοθ)」
435 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸) [sage]:2011/06/20(月) 16:18:27.67 ID:rvb1kKGAO
乙乙

絹旗ェ・・・
436 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage ]:2011/06/20(月) 16:38:18.75 ID:AmvavYpx0
絹旗は犠牲になったのだ?
437 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/20(月) 16:40:47.04 ID:CZYdeUUV0
最愛ちゃん無視すんなやゴルァアアアアアアアアアアアア
438 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/20(月) 17:33:20.12 ID:0BE/kYKIO
あれ、黒夜以外の敵はどうした

まさかスクラップ?
439 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/20(月) 17:52:54.34 ID:foyOV/1Y0
乙!
まったく予想できなかった上条にそけぶされてフラグ立つと思っていたが…だめだったな
440 :ラリラリ ◆IgJDZoCsoc [saga]:2011/06/20(月) 18:40:42.92 ID:vXsqx7q60
絹旗「別に無視されてたわけじゃありません。超違いますから!」

絹旗「ちゃんと浜面のいる病院に行きましたから! でも超驚きました」

絹旗「同じ顔をした人たちが私を運んでるんですから。一瞬、C級映画の世界へ入ったのかと思いましたよ」

絹旗「滝壺さんから事情は聞きました。私、超役に立ってなかった気がしましたけど、超馬鹿面を守るために身体張ったんですからね」

絹旗「超、褒められるべきなんですよ。超ですよ? 超」フンス

絹旗「そういえば、>>1はこの後どうするかで超悩んでるらしいです。ぶっちゃけ、出落ち感しかないこのSSを超強引に普通の話にして」

絹旗「超無理矢理シリアスにして、超強引に終わらせて。やれることはやった気がするんですよね」

絹旗「グダグダ続けてても、超だれるだけですし。もう一区切りでいいんじゃないですか?」

絹旗「それに、心理掌握のキャラと姿出ちゃいましたし。これじゃ超オリキャラじゃないですか、いい機会だな、って>>1は思ってます」

絹旗「だからここら辺でhtmlの依頼だして、超終わりにしようかなってことです」


オルソラ「もちろん次回作の予定は立ってるのでございますよー。……晩御飯はコロッケでございますよ」

オルソラ「えっと、そうでした。次回作の内容は教えることができないのでございます。ここまで読んでくださった皆さんに感謝しているのでございます」

オルソラ「コロッケは昨晩の肉じゃがの残りでございます。私はオルソラ=アクィナスでございますよー」


番外「ぶっちゃけ、ミサカたちって出番なかったよねー」

打止「情報収集と最後で役に立ったもん、ってミサカはミサカは断固抗議」

番外「ま、そういうことでいいのかもね。そうそう、ミサカ的には誰と誰がくっつくか期待してたんだけど、どうやら>>1はその気が無かったらしいよ」

打止「みんな可愛すぎて選べなかったんだってさ、ってミサカはミサカは>>1の気持ちを代弁してみたり」

番外「もうここで終わりの流れを出してるこの>>1の身勝手さにミサカ色んなところが勃っちゃいそう☆」


白井「身勝手感は否めませんが、グダグダ続けることに疑問を感じる>>1の気持ちも考えて欲しいですの」

白井「もともとネタ臭しかしなかったですし、これがSS処女作なので」


20000号「うわああああセロリたんハァハァ!!! クンカクンカ!!! スーハー!!!」


ラリラリ先生の次回作にご期待ください!
441 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/06/20(月) 18:54:35.10 ID:R07Lh98W0
お疲れさま!

次も期待してるぜ
442 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) [sage]:2011/06/20(月) 19:09:18.19 ID:TyOep9rAO
乙!

次回作もラリラリのコテで行くの?
443 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage ]:2011/06/20(月) 19:34:10.46 ID:AmvavYpx0

面白かったよ!!
ここで終わっちまってちょっと勿体ない気もするけど
444 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/20(月) 19:38:27.87 ID:CZYdeUUV0
確かにこれで終わるのはもったいないかもしれんが、続けた結果ぐだるってなら作者の好きなようにすればいいと思う

なにはともあれ、乙
次回作も期待してる
445 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/06/20(月) 20:24:16.87 ID:YiBygYlso

最初見たらタイトルと全く違う内容だったけど面白かったよ
次回作も期待しちゃうよ
446 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/20(月) 21:54:00.63 ID:M7PYuwuSO
>>1を見て誰がこの結果を予想出来ただろうか
447 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/20(月) 22:13:36.71 ID:foyOV/1Y0
>>446
滝壺の件は当たったけどな
それにしてもおもしろかったよ>>1いままでありがとう
448 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]:2011/06/20(月) 22:25:12.04 ID:AMM5Vm1AO
>>1 超乙
次回作を期待して舞ってるよ
449 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(鹿児島県) [sage]:2011/06/22(水) 01:04:13.62 ID:5P3W0UGvo
>>1

ありがとう
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