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魔王「誰だお前」女騎士「貴方様の騎士です」 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 : ◆ackVh57YJ. [saga]:2011/05/12(木) 22:14:29.37 ID:r5bpBEOz0

魔王「は?」

女騎士「……わたしはこれより貴方様の騎士」

魔王「はぁ」

女騎士「貴方様に全てをささげる所存です」

魔王「なるほど」

女騎士「身も心も、いつも貴方様のお傍に」

魔王「わかった、お前の気持ちは十分に理解できたぞ」

女騎士「……そう言っていただけて、嬉しいです」

魔王「出口はあちらになっている、怪我しないように帰れよ」

女騎士「はい、わたしは常に貴方様のお傍におります」

魔王「帰れって言ってるだろ!?」

女騎士「……? 何故ですか」

魔王「そこで首を傾げられてもな……」
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諸君、狂いたまえ。 @ 2024/04/26(金) 22:00:04.52 ID:pApquyFx0
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少し暑くて少し寒くて @ 2024/04/25(木) 23:19:25.34 ID:dTqYP2V2O
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1714054765/

渾沌ゴア「それでもボクはアイツを殺す」 @ 2024/04/25(木) 22:46:29.10 ID:7GVnel7qo
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1714052788/

二次小説の面白そうなクロス設定 @ 2024/04/25(木) 21:47:22.48 ID:xRQGcEnv0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1714049241/

佐久間まゆ「犬系彼女を目指しますよぉ」 @ 2024/04/24(水) 22:44:08.58 ID:gulbWFtS0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713966248/

全レスする(´;ω;`)part56 ばばあ化気味 @ 2024/04/24(水) 20:10:08.44 ID:eOA82Cc3o
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1713957007/

君が望む永遠〜Latest Edition〜 @ 2024/04/24(水) 00:17:25.03 ID:IOyaeVgN0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1713885444/

笑えるな 君のせいだ @ 2024/04/23(火) 19:59:42.67 ID:pUs63Qd+0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1713869982/

2 : ◆ackVh57YJ. [saga sage]:2011/05/12(木) 22:15:30.50 ID:r5bpBEOz0
何番煎じかはわかりませんが、書いていきます
3 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/12(木) 22:16:32.37 ID:c/CkehQSO
期待
4 : ◆ackVh57YJ. [saga sage]:2011/05/12(木) 22:17:02.33 ID:r5bpBEOz0
魔王「おれが誰だか知ってる?」

女騎士「勿論です、わたしの主」

女騎士「魔族の頂点に君臨するお方、魔王様であると存じ上げております」

魔王「ああそうだ、おれは魔王だ、とっても強いしとっても怖い」

女騎士「ええ、その通りです。常人であれば近づくだけでその気に圧倒されるでしょう」

魔王「試したことはないが、そうなるかも知れないな」

魔王「おっけー、おれは魔王。何度でも言うがおれは魔王だ」

女騎士「はい、魔王様」

魔王「ところでお前は誰か知っているか?」

女騎士「……聡明な魔王様にしては少々理解に苦しむ質問ですね」

女騎士「わたしは女騎士、魔王様に使える下僕の一人です」

魔王「そうだな、その通りだ、一片の隙も誤りも見つからないな」

魔王「だがどうだ、お前が騎士である以前にもっと重要な何かが見えてこないか」

女騎士「……? わたしが騎士である以前に……わたしが何者であるか」
5 : ◆ackVh57YJ. [saga sage]:2011/05/12(木) 22:18:13.62 ID:r5bpBEOz0

女騎士「そう、ですね。考えられるとすればわたしは女です」

魔王「……、そうだそうだよその通りだよ畜生」

女騎士「……あの、その……わたしは魔王様に全てを捧げる所存でありますが」

魔王「あん?」

女騎士「大変、申し上げにくいのですが……いきなり初夜を過ごすというのは……」

女騎士「そのですね……些か機を急きすぎているのではないかと……」

魔王「なっ!? なにを言っているっ!?」

女騎士「初夜、というのは愛し合う男女が、初めて生まれたままの姿で交じり合う」

女騎士「極めて神聖な夜であるとわたしは存じておりますが」

魔王「そうじゃないっ!! なんでおれがっ!! このおれがっ!」

魔王「『ニンゲン』なぞと交わらねばならないと言っている!! いいからさっさと出て行け!」

女騎士「…………」ビクッ

魔王「あ……わ、悪い……」

女騎士「……いえ、いいのです。貴方様がそう望まれるのであらば」

女騎士「わたしに存在する理由など、どこにもありません」シャキン
6 : ◆ackVh57YJ. [saga sage]:2011/05/12(木) 22:18:59.39 ID:r5bpBEOz0
魔王「お、おい? 何をするつもり……」

女騎士「父上、母上……先立つ不幸をお許しください」チャキ

魔王「ばっ、ちょっおまっ!」

女騎士「……!」グッ

魔王「は、早まるな!」ガキンッ

女騎士「っ! な、何をなさるのです?」

女騎士「貴方様にさえ拒絶されたわたしに……何が残っているというのですか!」

魔王「……ちっ、五月蝿い奴だな」

女騎士「……」

魔王「いらないものはいらない、だが、おれはいらないものでも」

魔王「命の消える瞬間を見て何も感じぬわけではない」

魔王「死にたいのならいつでも死ね、ただしおれの知らぬところで」

魔王「おれに関係しないところで、一人でひっそりと幸せに死ね」

魔王「……それが出来ないなら、しばらくは手元に置いてやる」
7 : ◆ackVh57YJ. [saga sage]:2011/05/12(木) 22:20:27.57 ID:r5bpBEOz0

女騎士「魔王、様」

魔王「な、なんだよその目は! 文句でもあんのか!? 言っとくけどこれ以上の譲歩はできんからな!」

女騎士「……いえ、十分です」

魔王「ふ、ふん……わかったなら、ほら」バッ

女騎士「? なんですか、この手は」

魔王「お前は、忠誠の誓い方すらわからんか?」

女騎士「いえ、存じておりますが」

魔王「なら、はやくしろ。おれの腕が震えんうちにな」

女騎士「はい、では……」サッ

魔王「……女騎士よ、お前は魔族の王たるおれに、永遠の忠誠を誓うか?」

女騎士「誓います、もとよりそのつもりでありますから」

魔王「……人の子よ、お前は魔の子であり王であるおれに、それを誓えるか?」

女騎士「誓えます、わたしの主は後にも先にも、貴方様だけですから」

魔王「……愚かな娘よ、平伏せ、敬え、存分に崇めるがいい」プルプル

魔王「今よりお前はおれの物だ。背徳は許さん」
8 : ◆ackVh57YJ. [saga sage]:2011/05/12(木) 22:21:33.48 ID:r5bpBEOz0

女騎士「わたしは今より貴方様の物」

女騎士「剣となり盾となり、貴方様を守り抜いてみせましょう」

魔王「―――」

女騎士「―――」チュッ

パァァァァッ―――

女騎士「う……くぁっ……!?」

女騎士「手の甲に、紋章が……」

魔王「……魔族の紋章だ、晴れてお前はおれの下僕となったわけだ」

女騎士「……」

魔王「ふん、後悔したか?」

女騎士「いえ―――とても、嬉しいです」ニコッ

魔王「〜〜〜ッ! は、はんっ! いいかっ! 絶対おれに仕えたことを後悔させてやるっ!!」

魔王「絶対にだっ! 脅しじゃないぞっ!?」タタタッ!

女騎士「あっ、魔王様」

女騎士「行ってしまわれた」

女騎士「……魔王様……か」
9 : ◆ackVh57YJ. [saga sage]:2011/05/12(木) 22:35:00.62 ID:r5bpBEOz0


魔王「ったくふんとにまったく! 何なんだあいつは!」

魔王「……このおれが、ニンゲン如きに」

魔王「い、いや! それはない! 断じて! 悪魔に誓ってない!」

魔王「あああああああくそ! くそくそくそ!」

?「まおーさま? どうかなさったんですっ?」

魔王「う……メ、メイドか、なんでもない、なんでもないぞ、うん」

メイド「??? 随分と殺気だってたようでしたけどっ」

魔王「なんでもないと言ったらなんでもないっ!」

メイド「う……うぅー、まおーさま、ひどいですっ」

魔王「な、なにがだ……」

メイド「ボクだって、まおーさまのお役に立ちたいのにっ」

メイド「まおーさまのお心に済むイライラを、ボクに解消させることはできないんですかっ?」

魔王「ふんっ! 小娘にできることなど何もない!」
10 : ◆ackVh57YJ. [saga sage]:2011/05/12(木) 22:35:36.66 ID:r5bpBEOz0
メイド「そ、そんなっ! そんなことありませんっ!! それにまおーさまも子供じゃないですかっ!」

魔王「な、なぬっ! 聞き捨てならんぞメイド! 主君にはむかう気か!」

魔王「……いいだろう、そこまで言うのなら、チャンスをやろうではないか」

魔王「小娘であるメイドが、魔王であるこのおれを満足させられるのか」

メイド「ふ、ふふっ! 言いましたねまおーさまっ!」

メイド「男に二言はありませんからねっ!」

魔王「ふん、当たり前だ! おれは嘘をついたことがないのを誇りにしている!」

メイド「ではさっそくっ!」シュルッ

魔王「待て」

メイド「はいっ?」シュルル

魔王「脱ぐのを止めろ」

メイド「ではどうやって脱げばいいんですかっ?」

魔王「いいから脱ぐな」

メイド「はいっ!」

魔王「よしよし、いい子だな」

メイド「えへへっ!」

魔王「よしじゃあ、次は服を着てみようか」
11 : ◆ackVh57YJ. [saga sage]:2011/05/12(木) 22:36:52.08 ID:r5bpBEOz0

メイド「嫌ですっ!」

魔王「何でだっ!?」

メイド「服を着用したあと再度服を脱ぐという行為は誰がどうみても非効率的であることは明確ですっ!」

魔王「早口で捲くし立てたって誤魔化されないからな!?」

魔王「てか何で服を脱ぐことを前提にしてるんだよ!」

メイド「えとっ! それはですねっ、まおーさまの溜まった鬱憤をボクの肉体にぶつけてもらおうとっ!」

魔王「わけがわからない」

メイド「縄でボクの体を縛ったり、鞭で叩いたりっ! いろいろやってもいいんですよっ!?」

魔王「だっ、誰がそんなことをするかっ!」

メイド「まおーさまがお望みであらば、本番だってしちゃうんですからっ! ふふっ!」

魔王「ああもう! なんで最近の奴等は冗談でそういうことばっかり言う……」

メイド「あっ、まおーさまどこいくんですかっ!」

魔王「こんなところにいてられるか! おれは部屋に戻る!」

メイド「ああんっ! つれないですねっ! まおーさまはっ!」

メイド「……あはっ、ボク、結構本気だったんですけどねっ!」キュッ
12 : ◆ackVh57YJ. [saga sage]:2011/05/12(木) 22:37:49.17 ID:r5bpBEOz0
尾張
ボクっ子は元気ハツラツであるべきだとぼくは思うんだ
13 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/13(金) 00:22:22.93 ID:66ktfq/DO
期待
14 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(富山県) [sage]:2011/05/13(金) 00:51:51.55 ID:mp9UITxOo
女騎士ちゃんちゅっちゅ
機体
15 : ◆ackVh57YJ. [saga]:2011/05/13(金) 19:32:11.50 ID:OSBhLLz90


――まおーのおへや。勝手に入るなよなっ!――


魔王「ったくふんとにまったく! 何なんだあいつ等はっ!!」

魔王「この城に、おれの心休まる場所はここにしかないのかっ!」ムニュッ

魔王「ああ、やはりふかふかのベッドこそが至高にして最高……」ムニムニ

魔王「うん……?」ムニッ

?「……おい」

魔王「うおっ」

?「何を触っている」

魔王「い、許嫁っ!?」

許嫁「何を触っているかと聞いている」

魔王「わっ、悪い! いるとは思わなくて」

許嫁「……面白いことをいうな、私はお前の許嫁だぞ」

許嫁「大変不本意ながらな」

魔王「そんならおれの部屋に来ることないだろ?」

魔王「城は広いんだ、許嫁が泊る部屋ならいくらでもあるぞ」

許嫁「……やはりお前は馬鹿だな」

魔王「何が馬鹿なんだよっ!」

許嫁「親が勝手に決めたとはいえ、仮にも私たちは許嫁だ」

許嫁「同じ部屋で寝るのは当たり前だろう」

魔王「はぁ、どういうわけだかさっぱりだが」

許嫁「お前がどれほど気持ち悪かろうが私がお前に嫌悪を抱いていようが、それは変えられない」
16 : ◆ackVh57YJ. [saga sage]:2011/05/13(金) 19:33:55.86 ID:OSBhLLz90

魔王「そ、そこまで言うことないだろっ!」

許嫁「すぐムキになる、そういう子供っぽいところが私は気に食わない」

魔王「……なら、無理やりにでも婚約を解消すればいい」

魔王「前にも言ったけど、許嫁が嫌ならおれは結婚したくない」

魔王「それに、許嫁だってほかに好きな男がいるだろうし」

許嫁「だ、駄目だっ!! それは認められない!」

魔王「なんでだよっ!」

許嫁「この婚約は絶対だ、誰がなんと言おうとな」

許嫁「魔族の未来がかかっているんだ」

許嫁「そこに、私たちの私情を挟むことはできない」

魔王「……そうかよ、ならおれが出て行く」

許嫁「ま、待て! どこに行く!」

魔王「許嫁はおれと一緒に居たくはないんだろ? 周囲の目が気になるんなら」

魔王「おれがこの部屋を出て行くさ」バタンッ

許嫁「なっ…………」

許嫁「……ふんっ、馬鹿」ガバッ
17 : ◆ackVh57YJ. [saga sage]:2011/05/13(金) 19:34:57.05 ID:OSBhLLz90


――使用中だぞっ★

メイド「あわわっ! どうしましょっ、どうしましょっ〜〜〜!」

女騎士「……ん、どうかしましたか」

メイド「あれっ? あなたは誰ですかっ? 見かけない顔ですけどっ」

女騎士「わたしは女騎士と言うものです。貴方は?」

メイド「ボクっ? ボクはねっ、メイドっ!!このお城のメイドさんですっ!えへんっ」

メイド「ねえねえっ!女騎士さんって人間ですよねっ」

女騎士「はい、わたしは正真正銘の人間です」

メイド「へぇっ! ここのお城、すっごい険しいとこにあるのにっ、すごいんですねっ!」

女騎士「いえ、確かに険しくも厳しい道中でしたが、魔王様に会うためです」

女騎士「苦にも感じませんでした」

メイド「わぁっ! 愛の力ってやつですねっ! 憧れちゃいますっ」

メイド「って、実はまおーさまを倒しに……とかだったりしちゃいますっ?」
18 : ◆ackVh57YJ. [saga sage]:2011/05/13(金) 19:35:31.12 ID:OSBhLLz90
女騎士「……それはありえません」

女騎士「わたしはすでに魔王様に忠誠を誓いし物です、魔王様はわたしの全てですから」

メイド「ふうんっ! じゃっ、女騎士さんにも手伝ってもらおっかなっ!」

女騎士「?」

メイド「じ、実はですねっ……まおーさまが先ほどからおトイレでなにやら」

魔王『おいっ!? 聞こえてるぞっ!!』

メイド「あちゃっ! 聞かれちゃってましたかっ」

女騎士「? 魔王様はこちらに?」

メイド「はいっ!何をなさっているかはわかりませんがっ!」

メイド「くふふっ、決して人様の前では言うことも憚られるようなことをっ……」

女騎士「……何をなさっているのですか?」

メイド「女騎士さんはわからないんですかっ!?年頃の男の子がトイレに篭って没頭することと言ったらっ!」

メイド「おなn『おおおおおおわああああっ!?」

魔王「何言ってやがる!!!」

メイド「あっ、まおーさま!やっと出てきてくれたんですねっ!」

女騎士「魔王様、オナニーというのは自ら性器を弄り、快感を得る行為のことです」

魔王「うっ、うるせぇ!んなこと聞いてないっ!!」
19 : ◆ackVh57YJ. [saga sage]:2011/05/13(金) 19:36:16.40 ID:OSBhLLz90

女騎士「それは、失礼しました」

メイド「まおーさまっ、照れちゃってかーわいーっ!」

魔王「もういいっ!おれは風呂に行く!メイド、着替え容易しろ」タタタッ

メイド「あいあいさっ!」ビシッ

女騎士「……魔王様、怒っていらっしゃいました」

メイド「あはっ、いつものことですよっ」

女騎士「そうなのですか?」

メイド「はいっ!皆、まおーさまのこと大好きですからっ」

メイド「必要以上にからかっちゃったりするんですっ、てへっ!」

女騎士「……でも、わたしは」

メイド「あはっ!気にしなくてもいいんですよっ?」

メイド「まおーさまも、ちょっとあなたとどう付き合えばいいかわかんないだけですからっ」

女騎士「……はい」

メイド「うーんっ……じゃっ!まおーさまの着替え、もってってくださいっ!」ポンッ

女騎士「これは」

メイド「お風呂はっ、この通路を真っ直ぐいってっ右側にありますからっ!ではではっ!」ササッ

女騎士「……わたしの、服……だろうか?」
20 : ◆ackVh57YJ. [saga sage]:2011/05/13(金) 19:37:56.29 ID:OSBhLLz90
尾張
デレないツンデレなど価値があるのだろうか? 否、勿論あるに決まっている
21 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/05/13(金) 20:13:28.34 ID:aHPgOycUo
22 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸) :2011/05/13(金) 21:32:48.98 ID:SsZ4gioAO
乙乙

中々好みな展開だわ
23 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/05/13(金) 21:46:29.04 ID:MBZWswKh0
>>1は二番煎じって言ったけどさ、言い方かえると王道だよね
24 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/13(金) 21:53:50.27 ID:21Z1AsRSO

25 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国地方) [sage]:2011/05/13(金) 22:54:27.54 ID:P0943Nnq0

>>23は真理だな、一つの
26 : ◆ackVh57YJ. [saga]:2011/05/14(土) 14:09:01.55 ID:ryBGbEiy0



――大浴場・使用中!!――

魔王「はーっ! いつもは平和なとこだってのに」

魔王「今日に限って……」ザパッ

魔王「ああ、やはり風呂はいいねぇ〜リリンが生み出した文化の極みだよ」

魔王「はん……こういうのもお約束って言うんだろうか」

魔王「使い古されたネタだよなぁ」

魔王「……」ブクブク

女騎士『魔王様』

魔王「……ん? その声は女騎士か」

女騎士『はい、お着替えをご用意させていただきました』

魔王「おーおー、ごくろーさん……下がっていいぞー」

女騎士『いえ、そういうわけには』

魔王「は?」

魔王「ま、待て! これまた古典的で使い古されたようなシチュエーション!!」

魔王「早まるな! いいか? 今脱ごうと手に掛けたものを、そっと手放すんだ」
27 : ◆ackVh57YJ. [saga sage]:2011/05/14(土) 14:09:28.41 ID:ryBGbEiy0

女騎士『……? 何故お分かりになられたのですか?』

女騎士『ふふ、やはり魔王様は凄いお方ですね、気配だけで相手の動作がわかってしまうとは』ガチャッ

魔王「待てよ! さりげなく命令無視して鎧脱いでんじゃねぇっ!!」

女騎士『それは、絶対ですか』ピタッ

魔王「絶対だ! 決まってるだろ!」

女騎士『そうですか……では残念ではありますが』カチャカチャ

魔王「……ふぅ、わかってくれたか」

女騎士『はい、わたしは貴方様の騎士』

ガララッ

女騎士「魔王様のお背中は、誰に止められようともこのわたしが流します」バーン

魔王「んなっ」クラッ

魔王「……あぅ」バチャン

女騎士「っ! 魔王様!!」
28 : ◆ackVh57YJ. [saga sage]:2011/05/14(土) 14:10:39.96 ID:ryBGbEiy0



――脱衣所 in 膝枕

魔王「……すぅ、すぅ」

女騎士「……魔王様」パタパタ

女騎士「…………」チラッ

魔王「ん……すぅ」

女騎士「………………」ツンッ

魔王「ふぁっ!……ん」ビクンッ

女騎士「……………………」ツンツンッ

魔王「んっ……んぅ……ん?」ビクッ

女騎士「……ふふっ」

魔王「こ、こは……?」

魔王「……って何やってんだお前っ!?」バッ

女騎士「これは、俗に言う膝枕なるものです」
29 : ◆ackVh57YJ. [saga sage]:2011/05/14(土) 14:11:39.94 ID:ryBGbEiy0

女騎士「魔王様はご存知ないので?」

魔王「いやいやいや、ご存知だけどさっ!!

魔王「それよりなんだお前のその格好!」

女騎士「……?」

魔王「タオル一枚巻いただけじゃねえか!」

女騎士「申し訳ありません、タオルなど不要でしたね」パサッ

魔王「うおわわわわわわっ! ばっ! やめろ、ちゃんと隠せ!!」

女騎士「何故でしょう」

魔王「な、何でってそりゃ……目のやり場に困るだろ」

女騎士「目を逸らす必要などありませんが……?」

魔王「あるんだよっ!!」

女騎士「そうですか……ですがわたしは、魔王様にもっとよく見てもらいたいのです」トッ

魔王「は?」
30 : ◆ackVh57YJ. [saga sage]:2011/05/14(土) 14:12:47.31 ID:ryBGbEiy0

女騎士「わたしをもっと知ってもらいたいのです」ズイッ

魔王「ば……ちょ、体っ! む、胸当たって……」

女騎士「当てているのです、駄目……ですか?」グイッ

魔王「だ、駄目とは言っていないが……い、いやっ……駄目だろ馬鹿……」

女騎士「? どうかしたのですか、魔王様」グニュ

魔王「ひぅっ!? ふ、ふとももっ」

女騎士「これは」

魔王「…………」

女騎士「…………」

女騎士「……魔王様が、元気そうでなによりです。下のほうも」ニコッ

魔王「〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!!」

魔王「うおおおおおおおおお!!!! おれの馬鹿やろおおおおおおおおおお!!!!!!!」ダッ

女騎士「あ、魔王様」

女騎士「……魔王様、暖かかった、な」

女騎士「もっと、一緒に……」
31 : ◆ackVh57YJ. [saga sage]:2011/05/14(土) 14:14:39.15 ID:ryBGbEiy0
尾張
レスが多くてびっくり仰天の輔
ぼくは裸Yシャツ、バスタオル一枚、裸エプロンの中で言えば……全て最高だと思うんだ
32 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸) :2011/05/14(土) 15:00:13.77 ID:9jvDzWaAO
乙乙


おれは裸Yシャツが至高だわ…
33 :訂正 [sage]:2011/05/14(土) 15:00:56.31 ID:9niKXxas0
乙!
この女騎士は天然可愛すぎる
34 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国地方) [sage]:2011/05/14(土) 15:03:48.16 ID:9niKXxas0
名前欄……スマン

あと、裸Yシャツは俺も好きだ
身体に比べやや大きめの奴を着ていればもう言うこと無し
35 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/14(土) 16:12:07.01 ID:XwquImhDO
乙。
許嫁の出番を増やしてくれ。
36 : ◆ackVh57YJ. [saga]:2011/05/14(土) 23:08:34.38 ID:ryBGbEiy0


――まおーのおへや。勝手に入るなよなっ!――

魔王「……ぐすっ」

許嫁「……」

魔王「…………」

許嫁「何故戻ってきた?」

魔王「…………」

許嫁「……言いたくないなら、聞かないがな」モゾモゾ

許嫁「そんなところに居ては湯冷めするだろう、早く布団に入れ」

魔王「…………」モゾモゾ

許嫁「……ふん、魔王ともあろうものが何を泣きべそ掻いているのか」

魔王「ないてねーよ」

許嫁「どちらであろうと、構わないが」

許嫁「あまり近寄るな、もっと向こうへ寄れ」モゾモゾ

魔王「うぐっ……仕方ないだろ? もとはシングルベッドなんだから」モゾモゾ

許嫁「……知らん、お、おいっ! やめろ、近づくな!」
37 : ◆ackVh57YJ. [saga]:2011/05/14(土) 23:09:06.92 ID:ryBGbEiy0

魔王「なっ! 近づいてきてるのは許嫁だろっ!?」

許嫁「そんなわけあるかっ! もっと寄れ! 私が落ちてしまう!」

魔王「これ以上は無理だって!」

許嫁「ぐぬぬ……」ピトッ

魔王「うぅ……(うおおっ! 許嫁! お尻当たってる!)」

許嫁(く……魔王の奴……)

許嫁「魔王の癖に、いつまでもこんな小さいベッドを使ってるのがいけないんだ」

魔王「い、いいだろ別に! 小さい頃からのお気に入りなんだから!」

許嫁「ふん、そういうところがお子様だと言っている」

魔王「何だよ!」

許嫁「もういい、お前と話していても時間の無駄だ、私はもう寝る」

魔王「……勝手にしろよ」

許嫁「そうさせてもらう」

魔王「…………」

許嫁「……すぅ」
38 : ◆ackVh57YJ. [saga]:2011/05/14(土) 23:09:45.53 ID:ryBGbEiy0

魔王(寝たか……ほんと、おれを嫌ってる癖に、どうしてこうも絡んでくるんだ? 許嫁は)

魔王(おれは……嫌いじゃないけど、許嫁が無理しておれと結婚しようとしてるなら)

魔王(やっぱり、婚約は取り消してやりたい)

魔王(……それが出来れば、一番なんだけどな)

許嫁「すぅ……すぅ」

魔王(それにしても)

魔王(女騎士、あいつは何者なんだ)

魔王(以前からおれのことを知っていたような口ぶり……)

魔王(引き締まった体、すべすべの太もも……)

魔王(ハッ! いかんいかん、何を考えているんだおれは!)モゾモゾ

許嫁「……魔王、今ほかの女のことを考えていたな?」

魔王「へっ!? ななななに言ってるんだ!」

魔王「てか寝たんじゃなかったのかよ」

許嫁「どうでもいいだろう、そ、その、そうお前に引っ付かれては気持ち悪すぎて眠れないんだ」

魔王「……やっぱり、おれ出て行ったほうがいいか?」

許嫁「な、何もそこまで言っている訳じゃない! 今日は我慢してやるからお前も早く寝ろ」

魔王「……おう」

魔王(今考えても仕方ない、とりあえず……寝るか)
39 : ◆ackVh57YJ. [saga sage]:2011/05/14(土) 23:10:29.91 ID:ryBGbEiy0



――そして朝

魔王「……ん」モゾ

魔王「もう朝か……ふあっ……」グイッ

魔王「ん?……体が、動かん」

許嫁「んん〜! ……むにゃ」グイグイ

魔王「い、許嫁っ!? ちょ」

許嫁「んふふ……まおくん……」ダキッ

魔王「おいぃ!? ま、まじやめろって!」

許嫁「……んん、あはっ……おっきい」グニグニ

魔王「や、めっ! やめてください!!」

許嫁「ん……んん?」パチ

魔王「……おはよう」

許嫁「ん……おはよう」グニッ

魔王「あのさ」

許嫁「なんだ?」グニグニ

魔王「手、離してくれないか?」
40 : ◆ackVh57YJ. [saga sage]:2011/05/14(土) 23:11:15.38 ID:ryBGbEiy0

許嫁「……! 〜〜〜〜〜〜ッ!!!!」///

許嫁「な、なななななっ!! 私に何を触らせているっ!!!」

魔王「何ってナニだけど、勘違いするなよ! 許嫁が勝手に!!!」

許嫁「いい訳は不要だ!! この変態変態変態ッ!!!!!」ブンッ

魔王「い、いてっ! ば、馬鹿! 物を投げるな!」

許嫁「うるさいうるさいうるさいっ!」

許嫁「気持ち悪い! さいっあくの目覚めだ! 出て行け!」

ガチャッ

女騎士「魔王様、どうかなさいましたか」

魔王「う、おっ!?」

許嫁「いい、から! 出て行け! この!!」ポイッ

女騎士「魔王様!」スパッ

女騎士「大丈夫ですか」チャキンッ

許嫁「な、何だお前は」

女騎士「わたしは、魔王様の騎士であります」

女騎士「魔王様に害をなすものは、誰であろうとこのわたしが」
41 : ◆ackVh57YJ. [saga sage]:2011/05/14(土) 23:11:56.68 ID:ryBGbEiy0

魔王「やめいっ!」ビシッ

女騎士「あぅっ……」ヒリヒリ

女騎士「何をするのですか、魔王様」

魔王「あいつは……おれの許嫁だ」

女騎士「っ……! それは、とんだご無礼を」

許嫁「ふん……構わん、いいからさっさと出て行け」

女騎士「はっ、では行きましょう。魔王様」

魔王「お、おう」

ガチャンッ

許嫁「くそ……魔王の奴……」

許嫁「…………」グニグニ

許嫁「……男は皆、あんなものをぶら下げているのか?」
42 : ◆ackVh57YJ. [saga sage]:2011/05/14(土) 23:12:55.25 ID:ryBGbEiy0



――廊下

魔王「まったく、ひどい目にあったぞ」

女騎士「とんだ災難でしたね」

魔王「…………」チラッ

女騎士「? どうかなさいましたか、魔王様」

魔王「いや……いい」

女騎士「そうですか」プルンッ

魔王「いや、よくねーよ!!!」

女騎士「」ビクッ

魔王「何でっ!! Yシャツ一枚なんだよ!!」

女騎士「……? ああ、わたしの格好ですか」

魔王「Yシャツ一枚に帯剣なんて……どっから突っ込めばいいのか……」

女騎士「朝から下ネタとは、魔王様は元気ですね」

魔王「おれのどこに下要素があった!? むしろお前のほうだろ!!」
43 : ◆ackVh57YJ. [saga sage]:2011/05/14(土) 23:14:23.58 ID:ryBGbEiy0

女騎士「いえ、大丈夫です。下着はちゃんと穿いてますから」

魔王「よくねぇ……主に上の下着をつけてないのがよくねぇ」

女騎士「…………」サッ

魔王「隠すんなら最初からつけてこいよ! いやでも隠してくれたほうがいいけどさ!」

女騎士「乳首、勃ってました?」

魔王「そこかよ! しらねーよみてねえし!」

女騎士「……それなら大丈夫です」

魔王「手ぇのけるな、ちゃんと隠せ、ていうか服着て来い」

女騎士「申し訳ありません、わたしに与えられた服がこれだけであったもので」

魔王「メイドの奴……っていうかお前、どこで寝てたんだよ」

女騎士「……わたしは貴方様の騎士であります」

魔王「あ、ああ……まぁそうだな」

女騎士「騎士であるわたしは、常に魔王様のお傍におらねばなりません」

魔王「いや、そこまでしなくていいだろ」
44 : ◆ackVh57YJ. [saga sage]:2011/05/14(土) 23:15:30.86 ID:ryBGbEiy0

女騎士「無礼かと思いましたが、魔王様のお部屋の前で、一晩待機させていただきました」

魔王「……その格好でか?」

女騎士「この格好で、です」ピラッ

魔王「……さりげなく裾を捲るな」

魔王「寒くなかったのか?」

女騎士「寒さなど、大した問題ではありまくちゅんっ」

女騎士「失礼しましくちゅんっ」

魔王「なんかわざとらしいな」

女騎士「……そうですか?」

魔王「どれ……冷たっ!」ピトッ

女騎士「魔王様が暖かすぎるのです」ギュッ

魔王「手を握るな手を」

女騎士「申し訳ありません、もう少しだけ余韻に浸りたいのです」

魔王「……っ、ま、まぁいいけどよ」
45 : ◆ackVh57YJ. [saga sage]:2011/05/14(土) 23:16:05.09 ID:ryBGbEiy0

女騎士「ふふ……魔王様はお優しいですね」

魔王「うっせ! ……うっせ!!」

女騎士「……」ダキッ

魔王「……おい、さりげなく腕に抱きつくな」

女騎士「……魔王様がお優しいので、チャンスかと」

魔王「何がだよ!! 手ぇ繋いだだけでそこまで許されると思うな!」

女騎士「ですが振りほどかないのですね?」

魔王「……少し、お前に対して諦めている節があるだけだが」

女騎士「それは残念です」ギュッ

魔王「何言ってるかわかってないだろ……はぁ」

メイド「まおーっさまーっ!! おはよーございますっ!」パタパタ

魔王「メイド……おはよう」

女騎士「おはようございます」

メイド「わおっ! 女騎士さんもおはようございますっ!」

メイド「うふふふっ、仲良く腕を組んでどこへお行きになさるんですかっ?」ニヤニヤ

魔王「……朝食に決まっているだろう」

メイド「そうでございましたっ! メイド長がすでに準備しておりますのですっ!」
46 : ◆ackVh57YJ. [saga sage]:2011/05/14(土) 23:17:04.33 ID:ryBGbEiy0

女騎士「メイド長……?」

魔王「この城には、メイドが2人いてな、一つはこいつともう一人、こいつの上司であるメイド長だ」

女騎士「なるほど、わざわざご説明、痛み入ります」

メイド「そのとおりですっ! それでそれでっ女騎士さんっ!!」

女騎士「はい、なんでしょうか」

メイド「こそこそ……まおーさまの反応、どうでしたかっ」

女騎士「……あまり芳しくありませんでした」

メイド「あっちゃあっ! 駄目でしたか〜っ、まおーさまヘタレですからねっ!」

魔王「おい、本人の目の前で陰口とはいい度胸してるじゃないか」グリグリ

メイド「あいたっ! いたたたたっ! やめてくださいよぅっ!」

魔王「ふんっ!」

メイド「いたたっ……もうっ! これ以上お馬鹿さんになったらどうしてくれるんですかっ?」

魔王「お前にもう下がりしろはないと思うがな」

メイド「ひどいですっ! もうっボク、ぷんぷんですよっ!」

魔王「……無理をするな、メイド……見ていて痛々しいぞ」
47 : ◆ackVh57YJ. [saga sage]:2011/05/14(土) 23:18:17.97 ID:ryBGbEiy0
メイド「うっ……! だ、大丈夫ですっ、まだ見た目はぴちぴちのJKですしっ」

魔王「…………あぁ、そうだな」

メイド「うぅぅっ! もうっ! まおーさまなんて嫌いですっ! はいっ女騎士さんっ! 着替えですっ!」

女騎士「ありがとうございます」

魔王「はやく仕事しろ」

メイド「いーっ!」パタパタ

魔王「ふん……」

女騎士「魔王様は、いぢわるですね」

魔王「何とでも言え、それより、だ」

女騎士「? どうなさいましたか」

魔王「どさくさに紛れて恋人繋ぎをするな」

女騎士「……ばれてしまいましたか」

魔王「ばれるだろ! そりゃ!」

女騎士「魔王様は、とっても暖かいので、つい」

魔王「……おれ、そんなに暖かいのか?」

女騎士「はい、魔王様に触れていると、体の内側から温まっていくような、そんな気がします」

女騎士「何故だかわかりませんが、魔王様だと特別なようです」

魔王「はぁ? わけわからんな……」
48 : ◆ackVh57YJ. [saga sage]:2011/05/14(土) 23:19:09.26 ID:ryBGbEiy0

女騎士「そうですね」

魔王「ま、さっさと着替えて飯食いに行こうぜ」

女騎士「はい、では……そこの部屋をお借りします」

魔王「……そこは空き部屋だったな、わかった。はやくしろよ」

女騎士「はい」

魔王「……?」

女騎士「……」

魔王「どうした?」

女騎士「いえ、離れたくないな、と」

魔王「〜〜〜ッ! い、いいから早く行けっ!」

女騎士「……はい」シュン

魔王「そ、そこまで残念そうな顔するなよ……」

女騎士「……申し訳ありません」ニッ

魔王「指で口角あげても、目が笑ってないから不気味だ」

女騎士「では、行ってまいります」ガチャッ

魔王「おう」

女騎士「……」

魔王「……? なんだ、まだ何かあるのか」

女騎士「魔王様は、わたしの着替えを覗いてくれますか?」

魔王「誰が覗くか、誰が」

女騎士「……そうですか」シュンッ

魔王「……おれにはお前の扱い方がわからん」
49 : ◆ackVh57YJ. [saga]:2011/05/14(土) 23:21:48.63 ID:ryBGbEiy0
今度こそ尾張
さっきのは女騎士をどんな寝巻きにさせるかの伏線だったのだよ、ふふふ、まんまと引っかかりおってからに
ボクっ子メイドはぼくが得するので人気がなくても構わないのです
50 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸) [sage]:2011/05/15(日) 00:27:28.24 ID:x/77EJUAO
乙乙


まさか伏線だったとは…サイコーだわこの>>1と女騎士
(;´д`)ハァハァ
51 : ◆ackVh57YJ. [saga]:2011/05/15(日) 16:43:02.57 ID:47t6jaij0
メイド長のキャラどんなんにしましょ
>>54くらいで決めちゃってくれませんか?
眼鏡な天然お姉さんかクールビューティ知的眼鏡のお姉さんか幼女
ほかに何かあればそれで
52 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北陸地方) [sage]:2011/05/15(日) 17:20:04.38 ID:dpLP0BCAO
クールビューティ知的眼鏡だけど少し天然入ってる幼女でよくね?
53 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) :2011/05/15(日) 18:03:29.12 ID:87p6hd4AO
わくわく
54 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/15(日) 18:13:55.07 ID:njNZ/dtDO
クールビューティー巨乳お姉さん(ドM)
55 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸) :2011/05/15(日) 18:37:52.39 ID:x/77EJUAO
>>54

GJだ
56 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/05/15(日) 18:57:57.60 ID:5MiK1k5t0
>>54
お前ら何を求めてるんだwwwwwww
57 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/05/15(日) 19:05:03.65 ID:JC0/hAIIO
メイドが揃いも揃ってドMか…
色々熱くなるな
58 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/05/15(日) 19:52:45.54 ID:lLDTuoRCo
>>54
パーフェクトだ、ウォルター
59 : ◆ackVh57YJ. [saga]:2011/05/15(日) 22:41:01.05 ID:47t6jaij0


――食堂

魔王「うんうん、やっぱメイド長の飯は美味いな」

メイド長「そうですか」

魔王「女騎士も席について食えよ」

女騎士「いえ、魔王様と食事の席を共にするとは恐れ多いことです」

魔王「んなこと言うなって……じゃあこうだ」

魔王「おれと一緒に飯を食え、め・い・れ・い・だ!」

女騎士「そ、それは」

メイド長「魔王様がそう仰っているのですよ」グイッ

メイド長「はやく席に着きなさい」

女騎士「は、はい……」ガタッ

女騎士(この方がメイド長……落ち着いた物腰、有無を言わさぬ圧倒的な威圧感)

女騎士(それよりも、そんなことよりも……絶対的な存在感を示す、"胸")

女騎士(魔族の女性は化物なのか)ジロッ

メイド長「……そんな目で見られては、少々感じてしまいますわ」

女騎士「……っ! 失礼しました(勘付かれた!?)」
60 : ◆ackVh57YJ. [saga sage]:2011/05/15(日) 22:41:29.10 ID:47t6jaij0

魔王「なあメイド長? そういう特殊性癖はちゃんと隠せっておれ言ったよな」

メイド長「あぁっ……いいお顔ですわ、魔王様。もっと……お願いします」

魔王「くねくねするな気持ち悪い、Mっけさえなけりゃ最高の召使いなのに」

メイド長「はうっ……」ハァハァ

魔王「おれは人選を間違ったのかもしれん、お前のせいでメイドもあれな感じになってるんだぞ?」

メイド長「はい……私は意地汚い雌豚です」

女騎士「魔王様は、そこまで言っていないと思いますが」

魔王「この意地汚い雌豚がっ!!」

女騎士「ああ、言ってしまうのですね」

メイド長「はぁんっ……んふぅ……あ」ビクッ

魔王「このド変態がっ!!」

女騎士「魔王様も逞しいですね、というかノリノリですけど」

メイド長「……はぁはぁ」
61 : ◆ackVh57YJ. [saga sage]:2011/05/15(日) 22:42:22.22 ID:47t6jaij0

ガチャッ

許嫁「これは……一体どういう状況なんだ?」

魔王「いつもの通りだ……はぁ」

メイド長「……こほん、おはようございます、許嫁様」

許嫁「おはよう」ガタッ

メイド長「どうかなさったんですか? 許嫁様、気分があまり優れないようですわ」

許嫁「……ちょっと……いろいろ」ジロッ

魔王「……」プイッ

許嫁「ふんっ」

女騎士「魔王様は、何にお怒りなのです?」

魔王「怒っているのは、あっちのほうだろ」

メイド長「だ、そうですが?」

許嫁「知らん」

ギスギス

魔王(……場の空気がギスギス言っている)モグモグ

女騎士(……あ、魔王様の口もとにご飯粒が)ポケー

メイド長(ああんっ、ちょっと気持ちよくなりそう)クネクネ

許嫁(頼んだら、見せてくれるかな、許嫁だし)グニグニ
62 : ◆ackVh57YJ. [saga sage]:2011/05/15(日) 22:45:28.94 ID:47t6jaij0

――数分後

メイド「ただいま戻りましたっ! ……って、あれっ? 皆さんどうしたんですっ?」

魔王「……別に、なんでもない」

女騎士「何でもないようです」モグモグ

メイド長「こほん、メイド?魔王様の シーツを取り替えるのに随分時間がかかったのですね?」

メイド「あ、あぅっ、そ、そのぉ〜いろいろ野暮用がありましてっ!」

魔王「何か嫌な予感がするが、お前、まさかおれのベッドに悪戯したんじゃないだろうな?」

メイド「それはっ! ないですよっ! ボクを信じてくださいっ!」

メイド「……ちょっと朝の営みをしただけですしっ」

魔王「うん? なにかいったか」

メイド「い、いえぇっ〜」

メイド長「メイド?」

メイド「は、はいぃっ!」

メイド長「わかっていますわね?」グイッ

メイド「ひぃぃっ!」ジタバタ

マオーサマータスケテー!

魔王「……惜しい人材をなくした」

女騎士「そうですね」

許嫁「お前たち、もう少しやる気を出せ」

魔王「なんのだよ……女騎士、行くぞ」

女騎士「はい、魔王様」

ガチャッ

許嫁「ふん……………………」

許嫁「一人は、寂しいものだなー………………」
63 : ◆ackVh57YJ. [saga sage]:2011/05/15(日) 22:52:29.60 ID:47t6jaij0
尾張
何なのだろう、このメイド長は……
マゾっぽさが足りませんね、エプロンドレスの下は常時亀甲縛りにしておこうかしら
64 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/15(日) 22:53:47.71 ID:njNZ/dtDO
メイド長ハァハァ
65 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage saga]:2011/05/15(日) 22:59:57.52 ID:KuRxksZI0
魔王はメイド長をいじめるのが大好きという設定でおながいします
66 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(富山県) [sage]:2011/05/16(月) 00:05:26.13 ID:cGmVNexBo
でもいじめられて喜ぶ人をいじめても楽しくないと思いますまる
67 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国地方) [sage]:2011/05/16(月) 04:20:08.96 ID:FE59QvSg0
むしろ放置しておいていじめてほしいと向こうから言ってくるのを待つとか
68 : ◆ackVh57YJ. [saga]:2011/05/16(月) 08:54:57.02 ID:2jdkGNts0


――まおーのおへや。勝手に入るなよなっ!!

魔王「…………」カチカチ

女騎士「…………」ポーッ

魔王「……ち、クソっ」カチカチ

女騎士「……こんなところにも、蝶々はいるのですね」ポーッ

魔王「……メイド長は造園が好きなんだよ、だからそういうのが寄ってくる」カチカチ

女騎士「そうなのですか」ポーッ

魔王「そうなのだ」

魔王「何を眺めていたんだ?」カチ

女騎士「庭を眺めていました」ポーッ

魔王「そうか」

女騎士「はい、ところで魔王様」

魔王「何だ?」

女騎士「魔王様は何をなさっているんですか?」

魔王「んー……ゲーム」

女騎士「ゲーム、ですか」トコトコ
69 : ◆ackVh57YJ. [saga sage]:2011/05/16(月) 08:56:04.70 ID:2jdkGNts0

女騎士「それは一体、どのようなものなので?」ポスン

魔王「……近い」

女騎士「失礼しました」

魔王「DSなるものをやっていたんだ、暇だからな」

女騎士「暇ですからね、如何様なゲームをなさっていたので?」

魔王「……最良固体を出すために、数多の卵を割り続ける育成対戦ゲームだ」

女騎士「それはまた……残酷なものですね」

魔王「ああ、だがこれくらいのことを平然とやってのけねば、魔王を名乗ることはできん」

女騎士「魔王様……わたしは、そんな魔王様だからこそ仕えたいと思えたのです」

魔王「ふっ……寄せよ、照れるだろう」

女騎士「ふふ」

魔王「ははは」

魔王「近い」

女騎士「失礼しました」
70 : ◆ackVh57YJ. [saga sage]:2011/05/16(月) 08:56:31.57 ID:2jdkGNts0

バァーンッ!

メイド長「魔王様っ!」

魔王「な、なんだ、メイド長か、何か大変態なことでも起こったのか変態」

メイド長「も、もっとお願いしますわ! ……こほん、失礼、つい取り乱してしまいました」

女騎士「いえ、構いませんが。どうなさいました?」

魔王「お前、順応はやいなぁ」

メイド長「はい、わたくし、魔王様にお話があってここまできたのです」

魔王「おれに?」

メイド長「朝から夜まで延々とゲームゲームゲーム……魔族の王がこれではほかのものに示しがつきませんわ」

魔王「そうかな」

女騎士「そうだと思います」

メイド長「そこで、魔王様がゲーム離れしてもらえるよう、秘策を持ってまいりました」

魔王「……ふん、退屈しのぎにはなりそうだな、よくやった」

メイド長「………………駄目ですわ魔王様、貶していただかないと」

魔王「ほめてやったのに、嫌そうな顔をするのはお前くらいだぞ? この変態が」

メイド長「っ……はぁん、甘美な響きですわ……お褒めに預かり、光栄ですわ」

魔王「今度はほめてねぇっ!!」
71 : ◆ackVh57YJ. [saga sage]:2011/05/16(月) 08:57:28.89 ID:2jdkGNts0

女騎士「魔王様、メイド長さん、話が脱線しています」

メイド長「こほん、そうですわ。わたくし、こんなものを持ってまいりました」

?「ピギー」

魔王「……これは?」

女騎士「スライム、ですね。よく触手系や陵辱などに扱われるポピュラーな種族です」

魔王「んなこと聞いてねぇっ!!」

女騎士「それは、失礼しました」

メイド長「ええ、その通りですわ」

魔王「お前のことだ、ひょっとして使用済みだなんて言わないよな?」

メイド長「……スライムも捨てがたいのですが、やはりわたくしは魔王様に……」

魔王「やっぱやってんのかよ!! 期待してるとこ悪いけど、おれはそんなんしねえからなっ!?」

女騎士「そういいながら、ちょっと嬉しそうにする魔王様も素敵です」

魔王「うっせ!……うっせ!」
72 : ◆ackVh57YJ. [saga sage]:2011/05/16(月) 08:58:09.83 ID:2jdkGNts0

スライム「ピギピギ」

魔王「うおっ、何だこいつ、引っ付いてくんな」

女騎士「懐かれてしまったようですね、流石魔王様」

魔王「んで、こいつをどうすりゃいいんだ?」

メイド長「魔王様には、そのスライムを育成していただきますわ」

魔王「育成……?」

メイド長「はい、所謂ペットですわ」

メイド長「その子スライムを、立派な魔物に育てあげてください」

魔王「ふぅん……そりゃ、面白そうだな」

女騎士「わたしには、いやな予感がしてなりません」

魔王「よかろう! このおれが直々に、最強の魔物として育てあげてやろうじゃないか!!!」

スライム「ピギー!」

女騎士「魔王様の輝いたお顔も素敵です」

メイド長「……うふふ、期待しておりますわ」
73 : ◆ackVh57YJ. [saga sage]:2011/05/16(月) 09:01:57.15 ID:2jdkGNts0
尾張
メイド長のキャラはレスをみて考えつつ扱い易いように塗り替えつつ思案中
エロイムエッサイムと唱えると、微エロが増えるとかなんとか
……展開がばれそうです、あと呪文に意味はないです
74 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/16(月) 11:10:00.03 ID:bNOt7gQn0
エロエロエッサイム
75 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage ]:2011/05/16(月) 18:43:15.17 ID:v8Fmnffh0
乙です。
76 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/16(月) 19:23:19.30 ID:QhI/eLoIO
エロイロエッサイム
77 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国地方) [sage]:2011/05/16(月) 20:35:13.47 ID:FE59QvSg0
スライムエッサイム・エロイロエッサイム、われらは求め訴えたり

触手や陵辱ということは、ドラクエではなくショゴスのようなどろどろの不定形か
78 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/16(月) 20:55:10.36 ID:vzB/3VQIO
でも鳴き声がピギーだよな
DQスライムで変形するタイプと脳内変換
79 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/16(月) 21:36:33.04 ID:rWFMuRFDO
エロエロエロエロエロ
80 : ◆ackVh57YJ. [saga]:2011/05/17(火) 20:55:34.16 ID:fQ/oO2Xn0



――廊下

メイド「あーいそがしいそがしですっ!」タッタッ

メイド「おやっ! これはわれらがメイド長さまっ!」

メイド長「あら、掃除は終わったんですか?」

メイド「いえっ! 現在進行中でありますっ!」ピシッ

メイド長「……なら早くしてください、いつまでたっても終わりませんよ」

メイド「はうぅっ……! ボクが不器用なのがいけないのですっ……申し訳ありませんっ」

許嫁「……会話文が非常にややこしいことになっているな、分別がつかないぞ」

メイド長「これは許嫁様、いかがなさいましたか?」

許嫁「いや、なにやら見えざる力によってな……」

メイド「見えざる力っ! すなわちそれは人と人を繋ぐ世界の引力っ! 素敵ですねっ!」

メイド長「わたくしたちは人ではないですけれど」

メイド「なら女騎士さんには働きますねっ! 女騎士さんを求めてやってきた男とまおーさまとの決闘っ!」

メイド「想像するだけでボクは興奮してきますよっ!」

許嫁「……うん? あの女騎士とやらは人なのか」

メイド「はいっ! そのようですよっ! ていうか気づいてなかったんですかっ?」
81 : ◆ackVh57YJ. [saga sage]:2011/05/17(火) 20:56:27.60 ID:fQ/oO2Xn0

許嫁「む、むっ、気づいていた、あ、当たり前だろう?」

許嫁「この私が気づかないなど、ありえないのだからな」

メイド「またまたっ、取り繕ったって無駄ですよんっ? にひひっ」

許嫁「な、何を! いいかメイド、魔王の許嫁であるところの私がそんな無能なわけがない」

許嫁「なんとなく、なんとなくは気づいてはいたが確証に至るまでの証拠がだな……」

許嫁「……? どうした、メイド」

メイド「い、いえ〜っ」

許嫁「それにしても人……か、それは珍しい……な…………」

メイド長「? どうかなさったんですか、許嫁様、メイド?」

許嫁「い、いや。気疲れでもしているのだろう、きっと」

メイド「だといいんですけどねっ……」

スライムA「ぴぎぴぎ」

スライムB「ぴぎー」

スライムC「ぷるぷる」

スライムD「ぷぎゃー」

メイド「スライムちゃんがいっぱいですっ!」
82 : ◆ackVh57YJ. [saga sage]:2011/05/17(火) 20:57:19.22 ID:fQ/oO2Xn0

許嫁「これは一体、どういうことなんだ、仮にもここは魔王城だぞ?」

許嫁「低級魔族が入れる場所ではないんだが」

メイド長「うふふ、あの子たちはわたくしと魔王様の愛の結晶ですわ……ぽ」///

許嫁「なっ!?」

メイド「いつの間にっ!? ぬっ、抜け駆けは禁止ですよっ!」

許嫁「……魔王の奴私というものがありながら…………」

許嫁「許さんっ! とっ捕まえて説教してやる!」

許嫁は逃げ出した!

しかし囲まれてしまった!

スライムA「ぴぎぎー」ポヨンッ

許嫁「きゃあっ!? な、何をする、こいつっ」

スライムAの攻撃! 許嫁の服に5のダメージ

メイド「おおっ! 服だけが溶けていきますよっ?」

メイド長「わたくしが生み出したスライムなのですよ? そのくらいできて当然ですわ」

許嫁「み、見てないで助けろ!」
83 : ◆ackVh57YJ. [saga sage]:2011/05/17(火) 20:57:48.03 ID:fQ/oO2Xn0

スライムB「ぴぎっ」ポヨンッ

スライムBの攻撃! 許嫁の服に6のダメージ

許嫁「も、もう、いやぁっ!」

メイド「これはっ! なかなか官能的な感じになってきましたねっ!」

メイド長「メイド? 盛り上がるのは構いませんけど」

メイド「はいっ?」

メイド長「わたくしたちも、同じ状況下にいることを忘れないでほしいですわ」

スライムたちに囲まれている!

メイド「あ、あわわっ! どーしましょっ」

メイド長「仕方ありませんわ……許嫁様っ!」

許嫁「な、何だっ!」

メイド長「ここはわたくしたちが食い止めますわ、許嫁様は魔王様を止めてください」

メイド「え、えぇっ!? ボクもですかっ!?」

許嫁「わかった、この騒動の原因はあの馬鹿だな?」

許嫁「私が必ず止めて見せよう」グッ

許嫁は逃げ出した!
84 : ◆ackVh57YJ. [saga sage]:2011/05/17(火) 20:58:21.40 ID:fQ/oO2Xn0

スライム達「「「「ピギーッ!」」」」

メイド「なーんて言ったはいいもののっ!」

メイド「何か策でもあるんですかっ!?」

メイド長「ないですわ」

メイド「やっぱりですかっ!!」

スライムC「ぷるっ」

スライムCの攻撃!

かいしんの一撃! メイドの服に36のダメージ!

メイド「わぁ〜っ!? ボクのメイド服がっ!」

メイド長「まぁ、あるにはあるのですけど」

メイド「そ、それは一体なんなんですかっ!?」

メイド長「うふふ……スライム達の気が済むまで、好きにさせることですわ」

メイド「……へっ?」

スライムD「でゅふふ」

スライムDは、メイドに絡みついた!

こうかはばつぐんだ!

メイド「ひゃっ!? ひぃっ、いやぁっ! ぬ、ぬるぬるしますっ」ニュルニュル
85 : ◆ackVh57YJ. [saga sage]:2011/05/17(火) 20:59:41.36 ID:fQ/oO2Xn0

メイド長「もともとわたくしが生み出したものですから……あまり過激なプレイはしないと思いますけど」

メイド長「しばらく弄くりまわせば気が済んでどっかいきますわ」

メイド「やらっ! んむっ!? むぅ〜〜〜!」

スライムA「ぴぎ」

スライムAはメイドに絡みついた!

メイド「んむぅっ!? ごほっ! だ、だめですっ! お尻はっ、めぇっ!?」ズボッ

メイド「うごけなっ……んくっ、はぁっ……だめだめっ! だめですっ!!」ニュルン

メイド長「わたくしの初めては魔王様のものですから、そのスライム達は後ろの穴にしか挿入しませんわ」

メイド「そ、そういう問題じゃないですっ! ひんっ!」ヌブッ

メイド長「それがまたいい感じに焦らしプレイになりますから……余計ムラムラしますけどね」

スライムBDは仲間になりたそうにこちらをみている!

メイド長「あらあら、うふふ、ほら……気が済むまでしていいんですよ?」

メイド「ひぃんっ!」
86 : ◆ackVh57YJ. [saga sage]:2011/05/17(火) 21:02:22.22 ID:fQ/oO2Xn0
尾張
節子!これ微エロちゃう!エロや!
台本形式でエロ書くのは難しい、地の文大量にいれたいですお
あと>>85のスライムはBCですねん
87 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(島根県) [sage]:2011/05/17(火) 21:41:58.22 ID:uR6rznFX0
乙!メイド可愛いよメイド
そして彼女を生贄に無傷でやり過ごそうとしてるメイド長ww
88 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/05/17(火) 23:35:32.34 ID:c/mK6T4b0

イイねェイイねェ、最高だねェ!!
89 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/18(水) 00:28:09.07 ID:S/SSC7IDO
スライムイラね

とっとと絶滅しろ
90 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage ]:2011/05/18(水) 23:37:33.78 ID:2h2trvfY0
乙です。
91 : ◆ackVh57YJ. [saga]:2011/05/19(木) 21:46:16.37 ID:R/Fvk+4B0



――廊下

許嫁「はぁっ! はぁっ!」タッタッタッ

スライム「ピギーッ!」ニュルッ

許嫁「きゃあっ!? も、もうっ! なんなんだ!」ビリッ

許嫁「せっかく新しい服だしたのに、台無しだ! あの糞魔王!!」

許嫁「ほめてもくれないし、気づきもしない! さいっあくだ!」タッタッ

許嫁「ばかぁっ!!!」

スライム「ピギッ!」ニュルンッ

許嫁「ひっ、きゃっ!?」ニュルッ

スライム「ハァハァ」

許嫁「やめろ馬鹿っ! や、やめてよっ!」グニュッ

許嫁「ひゃんっ!? やっ、だ、駄目! そこは駄目だ! 駄目駄目駄目っ絶対だめぇっ!!」ジワッ

スライム「グフフ」

許嫁「も、もおっ!! いい加減にしろ!」ビリッ

スライム「ピギー……」

許嫁「服なんかくれてやるっ!」ポイッ

許嫁「魔王のバカーッ!!」

タッタッタッ……

スライム「クンカクンカスーハースーハー」
92 : ◆ackVh57YJ. [saga sage]:2011/05/19(木) 21:46:48.05 ID:R/Fvk+4B0



――まおーのおへや。勝手に入るなよなっ!!


魔王「……ん」ピクッ

魔王「女騎士、呼んだか?」

女騎士「いえ」ガキンッ

スライム「ぴぎーっ」ベチャッ

魔王「そうか、呼ばれた気がしたんだが」

女騎士「少々疲れてらっしゃるのでは?」バシュッ

スライム「ぴぴぴぴぴぎ」ビクンビクン

魔王「……そうかもしれん、だがメイド長の挑戦に打ち勝つためにも」

魔王「厳選という過程は避けては通れぬ道だからな」

女騎士「ですが育成とはあまり関係がない気も」

魔王「甘いな、種族が同じならば同種族内で優劣を決めるのは何だと思う?」

女騎士「育て方、かと」パシュッ

スライム「ぴぎぴぎ……」グタッ

魔王「そう、なら同じ魔物が同じように最高の育て方をされたとしよう」

魔王「ならば最終的には、個体の潜在能力に全てがかかっているのだ」

女騎士「なるほど、その通りですね」

魔王「……ん? お」パキパキッ

魔王「また生まれるぞ!」

女騎士「またですか」
93 : ◆ackVh57YJ. [saga sage]:2011/05/19(木) 21:47:42.98 ID:R/Fvk+4B0

パキィンッ

子スライム「ピギ、ピギー!」

おめでとう!たまごがかえってスライムがうまれた!

魔王「ふむ……ふむふむ」

女騎士「どうですか、魔王様」

魔王「駄目だ、採用個体には遠く及ばん」

女騎士「……そうですか」

魔王「仕方ない、また親スライムに卵を産んでもらって……」

ガシッ!

許嫁「そこまでだ! 魔王!!」

魔王「なっ……!? う、動けない、どういうつもりだ、許嫁」

許嫁「悪逆非道の数々……これ以上の非行を許すわけにはいかない」

許嫁「犠牲になったもののために……魔王、お前にはしばらく眠ってもらうっ!」グイッ

魔王「させるかっ!!」スゥッ

許嫁「なにっ!?」ガシッ

許嫁「きゃっ!」ボスン

魔王は、許嫁を押し倒した!

魔王「形勢逆転だな! 許嫁っ!………………」
94 : ◆ackVh57YJ. [saga sage]:2011/05/19(木) 21:48:55.42 ID:R/Fvk+4B0

許嫁「んなっ……み、みるなぁっ!!」///ゲシッ

魔王「うごぉっ!?」キーン

女騎士「魔王様っ!」

魔王「ぐぅ……女騎士……いい、か、よく聞け……おれは……そう長くは持たん」

女騎士「喋っては駄目です……魔王様……」

魔王「許嫁の動きを、封じろ……あと」

女騎士「はい……」

魔王「さりげなくおれの股間に手を伸ばすな」

女騎士「はい」

魔王「はいじゃないが」

女騎士「さすれば痛みが引くかと」

魔王「触るな」

女騎士「……はい」ショボン

許嫁「……くっ」ギチッ

女騎士「申し訳ありません、魔王様の命令ですので」

女騎士は、許嫁の腕を縄で縛った!

魔王「おー……痛い……」トントン

女騎士「やはりさすったほうが」グッ

魔王「さすらんでいい」

女騎士「はい」ショボン
95 : ◆ackVh57YJ. [saga sage]:2011/05/19(木) 21:49:34.17 ID:R/Fvk+4B0

許嫁「……私は、お前を止めなければならないんだこのバカ」

魔王「バカ言うな。しかし、なぜ許嫁はおれを止めようとするんだ?」

魔王「そ、それに……なんで下着姿で……」

許嫁「うぐっ……わからないのか?」

女騎士「まさか、この城に強姦魔が」

許嫁「あながち、間違いではないだろうがな」

魔王「なん……だと……?」

許嫁「お前が生み出しているスライムのことだ」

魔王「……おれの子供たちを悪く言うなっ!」

女騎士「その子供たちをわたしに処分させてましたよね」

魔王「こんないたいけなスライムが、何をするって言うんだ!」

子スライム「ぴぎっ、ぴぎっ!」ポヨンッ

許嫁「や、やめろ! そいつを私に近づけさせるな!」

魔王「そうは言っても……おれは許嫁のほうは見れないし……」

許嫁「ああ見るなっ! そしてそいつを近づけるな!」
96 : ◆ackVh57YJ. [saga sage]:2011/05/19(木) 21:52:32.60 ID:R/Fvk+4B0

魔王「仕方ない、女騎士」

女騎士「はい」ガキンッ

スライム「ぴぎぎっ!」ポヨンッ

魔王「無理そうだな」

子スライム「ピギピギ♪」ジリジリ

許嫁「は、はやく縄を解け、もうみてもいいからこいつを何とかしろっ!」

魔王「うっ……し、仕方ないな……ほらスラリン、こっちにおいで……って、あ」

スラリン「ピギッ!」ポヨンッ

許嫁「ひっ!?」ジョワ

女騎士「下着が溶けています……このスライムは衣服だけを溶かす能力があるようですね」

魔王「oh……」

スラリン「ピギィー!」ニュルン

許嫁「ひゃっ……くすぐった……あっ、んぅ!?」ヌリュッ

許嫁「やぁっ!? ばかばかっ! おひりぃっいやぁああっ! やめろぉっ!!」ズブッ

許嫁「……いっ!? ひぎぃっ! お、おいっ……み、みてないで、助けてよっ!」

魔王「そ、そうは言ってもだな……」

許嫁「ば……ばかぁっ! はやくぅ、とってぇ……! ひゃあんっ!?」クリュッ

女騎士「くっ……魔王様! はやく」バシュッ

スライム「ピギギッ」ビチャッ
97 : ◆ackVh57YJ. [saga sage]:2011/05/19(木) 21:53:16.72 ID:R/Fvk+4B0

魔王「し、仕方ないなぁっ!!」グニッ

許嫁「ひゃああああっ!?」ズブッ

魔王「おわっ!? な、なんだよ」

スラリン「ピギー……」

許嫁「うぅ……ば、かぁ……ぐすっ」

魔王「ああもうくそっ! 抜くぞっ!」ズボォッ

許嫁「んぐぅっ!?」ニュルンッ

許嫁「あ……はぁっ……うっ、えぐ……」

スラリン「ピギ!」

魔王「こら、こ、こんなこと、二度としちゃ駄目だからな!!」

スラリン「ピギー」

女騎士「魔王様、あらかた片付きました」

魔王「お、おう……女騎士、縄解いてやってくれ」

女騎士「はい……はっ!」パシュッ

許嫁「…………」パサッ

魔王「大丈夫か、許嫁? そ、その……おれが言うのもなんだけど……悪かった……」

魔王「新しい服、溶かされちゃったんだよな? すげー似合ってたのに、ほんと、ごめん……」

許嫁「…………!」コクッ

魔王「っと、体冷えるよな!? その、おれのローブで悪いけど」バサッ

許嫁「…………」ギュッ
98 : ◆ackVh57YJ. [saga sage]:2011/05/19(木) 21:58:41.43 ID:R/Fvk+4B0

女騎士「それで魔王様、スライムたちはどうされるのですか」

魔王「……こうなったのもおれの責任だし、死骸も復活させてメイド長に返すわ」

女騎士「そうですか」

女騎士「それは少し残念ですが」

魔王「……お前、もしかして自分もそ、その……スライムにしてもらいたかったとか」

女騎士「いえ、魔王様が襲われるところをみたかったな、と」

魔王「ゾッとするわっ!?」

魔王「ま、まぁいい……とりあえず、全部集めるぞ」

ピィィイイイイ!

魔王の指笛が、あたりに響き渡った!

スライム「「「「「「「「「「ピギー」」」」」」」」」

許嫁「ひっ……」

魔王「よし、お前等、合体だ!」

スライムたちが一つに集まって……

キングスライムになった!

魔王「うっし……んじゃ、圧縮!」グググッ

キンスラ「うひょひょ」ブニブニ

キングスライムは見る見るうちに縮み、スライムとなった!

スライム「ピギー♪」

魔王「悪さできないようにこの特殊な籠に入れて……」

女騎士「特殊な、というのはなかなか便利な言葉ですね」

魔王「……説明しなくていいからな、おれもそう思う」

魔王「じゃ、おれはこいつを返してくるから」

女騎士「わたしはどうすればよいのでしょうか」

魔王「許嫁に、ついていてやってくれ」

女騎士「わかりました」

魔王「悪いな、頼んだぞ」
99 : ◆ackVh57YJ. [saga sage]:2011/05/19(木) 22:10:15.87 ID:R/Fvk+4B0


――廊下

魔王「ん……あれは」

魔王「おーい、メイド長!」

メイド長「あら、魔王様。いかがなさいました」

魔王「いや……このスライムさ、やっぱ返すわ」

メイド長「それはまた、どうしてですか?」

魔王「許嫁がさ……すげー怖がっちゃって」

メイド長「なるほど、それはひどいことをしてしまいましたわね」

魔王「……? なんかそのスライム、特殊な奴だよな?」

メイド長「ええ、わたくし特性のセルフレイプ用……もとい自慰用のスライムですから」

魔王「やっぱりお前のせいかっ!?」

魔王「おれにそいつを育てさせてどうするつもりだったんだよ!?」

メイド長「それは……魔王様に育てられたスライムを使って……うふっ」

魔王「……また何か、末恐ろしいものを感じたよ」

魔王「まぁ……いつものことだしな、今回は大目に見てやる」

メイド長「あら、そういわずにおしおきしてくださっても……」

魔王「残念そうな目でみんな」

魔王「んじゃおれ、もう行くから」

メイド長「あ、お待ちください」

魔王「ん?」

メイド長「あとで、メイドを労ってあげて欲しいのですわ」

魔王「んー……なんでだ」

メイド長「それはメイドに聞いてみればわかりますわ、では」

魔王「…………気になるな」
100 : ◆ackVh57YJ. [saga]:2011/05/19(木) 22:16:02.66 ID:R/Fvk+4B0

―――

魔王「さて、どうすっかな」

1.自分の部屋に戻る

2.メイドが気になる、探してみよう

3.やはりメイド長にはおしおきが必要だな……

4.糞して寝る

>>100>>105くらいの範囲アンカーッ!!
で、尾張
裸ローブというのもありかもしれませんね……それはただの露出狂かもしれんが……


101 : ◆ackVh57YJ. [saga sage]:2011/05/19(木) 22:16:54.02 ID:R/Fvk+4B0
あ、ミス、このレス+5でおねがいしま
102 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/19(木) 22:22:07.29 ID:V8833GzIO
うんこする
103 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/05/19(木) 22:25:31.23 ID:JwDg+uzo0
ksk
104 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/19(木) 22:28:26.30 ID:Cnjr6icZP
>>103 範囲安価なのに加速してんじゃねえよ
105 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/05/19(木) 22:39:58.77 ID:JwDg+uzo0
>>104
>>101
106 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国地方) [sage]:2011/05/19(木) 22:52:29.18 ID:7l8GQ7IQ0
107 : ◆ackVh57YJ. [saga sage]:2011/05/19(木) 23:05:08.49 ID:R/Fvk+4B0
あー、ややこしかったすね
まぁ範囲にしろ安価にしろ2のメイド捜索ってことで
ごきょうりょくあじゅじゅしたー
108 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国地方) [sage]:2011/05/19(木) 23:11:28.21 ID:7l8GQ7IQ0
そういや散々スライム達に弄ばれた挙句放置されてたな……
貞操無事とはいえきついだろうな、精神的にも(後ろには侵入されたっぽいし)
109 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/05/19(木) 23:27:32.29 ID:JwDg+uzo0
てか安価進行じゃない方がよくね
110 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/20(金) 00:09:27.32 ID:Ne5vyIwIO
5は、微妙な遠さがある
111 : ◆ackVh57YJ. [saga]:2011/05/21(土) 12:31:07.32 ID:DBo7BKOE0



――廊下

魔王「うん、メイドだな」

魔王「メイド長が言ってた言葉、気になるし」

魔王「探してみるか」



――厨房

魔王「……んー、いないようだなぁ」

――庭

魔王「いねぇ……」

魔王「と、なるとだ」

魔王「あとはメイドの部屋か」
112 : ◆ackVh57YJ. [saga sage]:2011/05/21(土) 12:31:46.84 ID:DBo7BKOE0



――メイドの部屋、の前

魔王「……うん?」

魔王「メイドの気配がするな」コンコンッ

魔王「…………」

魔王「反応なし」

魔王「しょうがねぇ、はいるぞ? メイドー」ガチャッ

布団「……」

魔王「……」

魔王「えーっと、メイド?」

布団「ふぁいっ……ぐすっ」

魔王「怪奇! 魔王城に巣くう妖怪! スマキンッ!……ってまあパクリだけどさ」

魔王「なぁ…………泣いてるのか?」

メイド「……ないてませんっ」

魔王「昔っから、いじけたり怒られたら布団にもぐりこんでたよなぁ」

メイド「……しりませんっ」
113 : ◆ackVh57YJ. [saga sage]:2011/05/21(土) 12:32:21.75 ID:DBo7BKOE0

メイド「…………何しにきたんですかっ……」

魔王「メイド長にさ、お前を労ってやれって言われたんだよ」

魔王「お前も……まあおれの予想だけどさ、スライムに襲われたんだろ?」

メイド「……」

魔王「あのさ、ほんと……ごめん」ポスンッ

魔王「いい訳にしかなんねえけど。おれ、知らなくてさ」

魔王「だから……ほんとに、ごめん」

メイド「……許しませんっ」

魔王「……」

メイド「ボクが泣いてる理由、わかりますかっ?」

魔王「その、スライムに襲われたから……?」

メイド「それもありますけどっ……自分が嫌になったんですっ……」

魔王「え?」

メイド「スライムに襲われてるとき、ボクっ……すっごい気持ちよかったんですっ」

魔王「……なっ」
114 : ◆ackVh57YJ. [saga sage]:2011/05/21(土) 12:33:07.57 ID:DBo7BKOE0

メイド「変……ですよねっ? ボクもそう思いますっ……」

メイド「冷たくて、ぬるぬるしててっ……気持ち悪いのにっ……」

メイド「どこかっ……快感を感じてる自分が嫌でっ……うくっ……ひっく」

魔王「……」ナデナデ

メイド「うぅっ……うわぁぁぁんっ!! まおーさまぁぁあっ!!」

メイドは、布団を脱ぎ捨て飛び掛った!

魔王「ぬおぉっ!?」ドスンッ

メイド「気持ち悪いですよねっ!? ボクのこと、嫌いになっちゃいますよねっ!?」グリグリ

魔王「な、ならないからっ! 頼むから服きろぉぉぉぉ!!」

メイド「ぐすんっ……だって、まおーさまにもらったメイド服、溶かされちゃったんですもんっ!」

魔王「ほかにもあるだろうがっ!」

メイド「やですやですっ! あれじゃないと……ボク、嫌ですっ!」

魔王「わ、わがまま言うなよ……」

魔王(これは非常にマズイ)
115 : ◆ackVh57YJ. [saga sage]:2011/05/21(土) 12:33:58.44 ID:DBo7BKOE0

魔王(座った状態で抱き疲れているから、メイドは膝立ちでお尻をむこうに突き出している)

魔王(くびれた腰、程よく肉のついた太股……可愛らしい形をしやがったお尻!)ドキドキ

魔王(気を抜けば気絶してしまいそうだ)クラッ

メイド「……ぶーっ、まおーさまっ。なに考えてるんですかっ?」

魔王(上目遣いは禁止だろっ!?)

魔王「な、なにも考えてねーよ」

メイド「嘘ですっ……ボク、泣いてるのにまおーさまは慰めてくれませんっ」

魔王「は、はぁっ!? おれにどうしろっていうんだよ」

メイド「ぎゅーって……」

魔王「……へ?」

メイド「ぎゅーってしてくださいっ!」

魔王「ま、まぁ……それくらいなら……?」ギューッ

メイド「……っ」

魔王「おいっ! ひ、膝のうえに乗るなよっ……」

メイド「やーですーっ! ボクが落ち着くまで、まおーさまに抱きしめててもらいますっ!」

魔王「一体いつまでなんだよ……」
116 : ◆ackVh57YJ. [saga sage]:2011/05/21(土) 12:34:45.35 ID:DBo7BKOE0

メイド「……ずーっとでも、ボクは構いませんよっ?」

魔王「勘弁してくれ……おれがもたん」

メイド「ふぅんっ? 何が持たないんですかー?」グニュッ

魔王(っ!? メ、メイドの奴……股間に押し付けて……)

メイド「んっ……ふぅっ……あはっ、どうしたんですかまおーさまっ! 鼓動がボクにまで伝わってますよっ?」

魔王「くぁっ……わ、わざとだろ……? お前」

メイド「なにがですかっ? それより、もっと強く抱きしめてくださいよっ」

魔王「くそ……ええい、ままよ!」ギュウウウッ!

メイド「……っ、あんっ……んっ、く、くるしいですよっ……まおーさまっ」

魔王「……メイドも、すげぇどきどき言ってるぞ?」

メイド「あたりまえっ……じゃ、ないですかぁっ……」ドキドキ

魔王「……」ギュー

メイド「んっ……ふぅっ」

魔王「……よし、終わり」パッ

メイド「ふぇっ?」トサッ

魔王「も、もう十分だろ? おお、おれは戻るからな」プイッ

メイド「だめですっ!」グイッ

魔王「うおっ!?」ポスンッ
117 : ◆ackVh57YJ. [saga sage]:2011/05/21(土) 12:35:33.28 ID:DBo7BKOE0

魔王「なんだよ? まだ何かあるのか?」

メイド「あのっ……そのぉっ……ま、まだ気になることがあってですねっ……」

魔王「気になること……?」

メイド「あのスライムたち、おおお、お尻の穴にはいってきたんですっ……」

魔王「いっ!?」

メイド「そのっ……で、ですからっ、ボ、ボクのがおかしいことになってないかっ」

メイド「みて……もらえませんかっ?」

メイドはお尻を高く突き出した!

魔王「うぇぇぇぇえ!? お、おれがかっ!?」

メイド「おねがいしますっ……こんなこと頼めるの、まおーさましかっ……」

魔王「メ、メイド長がいるだろ……」

メイド「まおーさまじゃないとっ……やなんですっ」

魔王「ああ! も、もうっ! わかったよ、やればいいんだろっ!?」グイッ

メイド「ひゃんっ!?」

魔王「へへ、変な声、出すなよ……」

メイド「む、無茶言わないでくださいっ」
118 : ◆ackVh57YJ. [saga sage]:2011/05/21(土) 12:36:07.13 ID:DBo7BKOE0

魔王(……メイドの、お尻の穴。綺麗なピンクで……ヒクついてる」

メイド「にゃっ!? にゃにいってるんですかっ! は、恥ずかしいですよっ」

メイド(うぅっ……ボクが頼んだとはいえ、予想以上に恥ずかしいですっ……)

魔王「あ、こら……動かすな」

メイド「は、はいぃっ! (か、顔近づけすぎですよぉっ〜〜〜!)」グッ

魔王「お、絞まった」

メイド「ふぁ……あ、あのっ……中も、確かめてくださいっ」

メイド「スライムに、何かされたかもしれませんからっ!」

魔王「う、うぇっ!? な、中って……お前」

メイド「お願いしますっ」

魔王「しゃ、しゃーなし、だからな」ズッ

メイド「んんっ!? ゆ、指……はいってますぅっ」ヌブブ

魔王「……うぅ……な、なんともないぞっ!」

メイド「はぁっ、はぁっ……指で広げて、中を……見てくださいっ……」

魔王「〜〜〜〜っ! ああもう! やりゃあいいんだろっ!?」グニュッ

メイド「ひぅんっ!? ど、どうですかぁっ……?」

魔王「なんとも……ない……」
119 : ◆ackVh57YJ. [saga sage]:2011/05/21(土) 12:36:44.55 ID:DBo7BKOE0

魔王(なんだか、頭がくらくらしてきた……)

魔王(メイドの……匂いのせいかな)

メイド「んっ……はぁん、あっ……」トロン

魔王「……っ、メイド……あそこ、濡れてる」

メイド「そ、そこはあんまりみちゃっ、だめですっ!」

魔王「どうして?」

メイド「だ、だってっ……もう大人なのにっ、け、毛が生えてこないんですっ……」

メイド「変じゃっ……ないですかぁっ……」

魔王「変じゃない、とっても……綺麗だ」

メイド「も、もうっ! そういうこと言っちゃ……だめですよっ」

魔王「……メイドはお尻に指を入れられて、感じちゃってるんだよな?」

メイド「えっ……あのっ、い、いきなりなんなんですかっ」

魔王「あそこからもっと汁が出てくるように、弄ってやる」

メイド「へ、へっ!?」

魔王「ぺろっ」ズッ

メイド「ひゃあぁぁあっ!?」

魔王「ちゅっ……ぺろ、ちゅむ……」
120 : ◆ackVh57YJ. [saga sage]:2011/05/21(土) 12:37:30.90 ID:DBo7BKOE0

メイド「やあっ!? お尻、舐めちゃだめですっ!」

魔王「れろ、ちゅぷっ……ん、気持ちいいか?」ヌプッ

メイド「はあんっ……はぁ……はいぃっ!」

魔王「ふん……尻を舐められて感じるなんて、な」トロッ

メイド「はひっ……んぁっ!」

メイド「まおーさまの指っ、あったかくて、きもちいですっ!」

魔王「……」ヌチュッ

メイド「はぁっ……はぁっ……ま、まおーさまっ?」

魔王「ふむ、何も異常はないようだ」

メイド「えっ……あ、あのっ」

魔王「大丈夫なようだぞ、よかったなメイド」

メイド「まおーさまっ……?」

魔王「どうしたメイド? もう用がないなら、おれは戻るぞ」

メイド「あ、あぅっ……」

メイド「そのっ! も、もう……我慢できませんっ!」

魔王「うん……? 何がだ」ズイッ

メイド「ボ、ボクの……えとっ、あのっ……」

メイド「ボクのあそこっ! い、弄ってくださいっ!!」///
121 : ◆ackVh57YJ. [saga sage]:2011/05/21(土) 12:38:16.15 ID:DBo7BKOE0

魔王「……ふん、顔が茹蛸のようだぞ? メイド」

メイド「そ、それはっ! まおーさまがっ……んむっ!?」

メイド「ちゅぶっ、んっ、あっ……ちゅっ」

メイド「ぷはっ! い、いきなり何をするんですかぁっ……」

魔王「なぁ、メイド」

メイド「ふぁい……」

魔王「おれは魔王で、お前はおれに仕えるメイドだ」

魔王「お願いを聞いてもらいたいなら、ちゃんと奉仕しないとな?」

メイド「……えっ、あっ、の……いい、んですかっ?」」

魔王「皆まで言わせるなよ」

メイド「はっ、はいっ」カチャッ

メイド「わっ……おっきいですっ」ポロン

メイド「こっ、これを……」ギュッ

メイド「ちゅっ……ぺろ、ちゅうっ」

メイド「じゅぶっ、ぢゅぽっ、じゅるるる」

メイド「ほうれふか? きもひいでふかぁっ?」

魔王「……っ、ああいいぞ、メイド」
122 : ◆ackVh57YJ. [saga sage]:2011/05/21(土) 12:38:44.65 ID:DBo7BKOE0

メイド「んふふ〜っ、あむ、ちゅっ……れろ」

魔王「さきっぽ舐めながら、手でしごいてくれ」

メイド「んぅ、ふぁ、ふぁいっ」グニュッ

メイド「ちゅぅっ、ぷはっ、ぺろぺろ」シコシコ

メイド「んっんっむぅ、ちゅっ……つぷぷ」

魔王「うっ……そ、そろそろ」グイッ

メイド「むぅぅっ!? ぐぼっ、んぐうぅ!」

魔王「メイドの喉、ぬるぬるしてて気持ちいいぞっ」

メイド「ぢゅぅっ、げほっ、んむっ!?」

魔王「くぁっ……!」ビュッ

メイド「むぐぅっっ!?」ドクッビュルルル

メイド「ぢゅぅぅぅ……ぬぼっ、けほっ、こほっ!」

メイド「も、もうっ……出しすぎですよぉっ……」トロッ…

メイド「んっ……ごくっ」

魔王「……」グイッ

メイド「ひゃぁっ!? い、いきなりどうしたんですかっ」

魔王「メイド、汁が太股まで流れてるじゃないか」
123 : ◆ackVh57YJ. [saga sage]:2011/05/21(土) 12:39:11.16 ID:DBo7BKOE0

メイド「そ、それはっ……」

魔王「喉を犯されて、気持ちよくなってたんだな」

メイド「あぅぅっ……」

魔王「違うのか?」

メイド「い、いえっ……ボク、まおーさまのおちんぽしゃぶりながら、感じてましたっ!」

魔王「ふん……メイドはえっちだな」

メイド「はいぃっ! ボクはえっちなメイドさんなんですっ!」

メイド「だからっ……まおーさまぁっ! ボ、ボクのおまんこ、おちんぽで犯してくださいっ!」

魔王「しょうがないな、そこまで言われちゃ、断れない」

メイド「はうんっ……」ツプッ

メイド「あっん……やぁっ、じ、焦らさないでくださいよぅっ!」

メイド「そこはお尻の穴ですよぅっ!?」

魔王「ふ……悪い、メイドの反応が面白くて、ついな」

メイド「まおーさまはいぢわるですっ……」

魔王「……でも、メイドはいじめて欲しいんだろ?」

メイド「は、はいっ……」

メイド「でもっ……ボク、初めてですからっ……そのっ」

メイド「優しく……いぢめてくださいっ……」

魔王「……っ!」
124 : ◆ackVh57YJ. [saga sage]:2011/05/21(土) 12:39:48.77 ID:DBo7BKOE0

メイド「あはっ……ちょっと、びくってしましたねっ。まおーさまのっ」

魔王「う、うっせっ! ……いれるぞ」

メイド「はいっ……んっ、ひぁっ……」ズププ

メイド「いっ……たぁっ」

魔王「大丈夫か……?」

メイド「え、えへっ、だい……じょーぶですっ」ニコッ

魔王「っ!」ズンッ

メイド「はぁぅ、んっ……あっ、あっん!」

メイド「いっ……ふぁ、いきなりうごくっ、なんてっ……ひどいですよっ」

魔王「はっ……はぁっ!」

メイド「あはっ……だんだん気持ちよくなってきましたよぅ……」

メイド「やんっ、んっ、あぁっ! また、おおきくなってますっ」

メイド「ひぁっ!? やらっ、は、はやいですよっ! だ、だめですっ! イッちゃいますからっ!」

メイド「も、もうっ! きいてるんですかぁっ! やぁっ、あんっ……」

メイド「んぁあっ!? だめですっ、お、奥はっ……気持ちよすぎるんですぅっ!」

メイド「ひくぅ……! あ、だめぇっ、イッてますぅ! イッてますからぁっ!」

メイド「あっ、あっ……! お、おかしくなっちゃいますっ!」

魔王「ぐっ……あ、だ、出すぞっ! メイドっ!」
125 : ◆ackVh57YJ. [saga sage]:2011/05/21(土) 12:40:46.57 ID:DBo7BKOE0

メイド「外にだしちゃっ、やですよっ! ボクの、ボクの中にくださいっ!」ギュッ

魔王「くぅっ……!」ビュルルルッドクッドクッ

メイド「イッてますぅっ! な、中にだされてっ……ボクぅ……ふぁあぁんっ!?」

魔王「はぁっ……はぁっ……」ヌルッ

メイド「ひぁ……はぁ、ん……」ドロォ

魔王(出し尽くして初めて冷静になる)

魔王(おれは……とんでもないことをしたのではないだろうか)

魔王(よく考えてもみてくれ、幼い頃から仕えていた自分の従者に)

魔王(自分の初めてを与え、初めてを奪ってしまった)

魔王(なんたる愚行ッ……! 魔王の風上にもおけん!)

メイド「んん、くちゅっ……ちゅぱっ」

魔王「うっ……お、メ、メイド……」

メイド「んっ……ごくっ、えへっ……まおーさまぁっ、だいすきですっ……」

メイド「あれっ? また、大きくなってきましたねっ……」

魔王「こ、これ以上は……」

メイド「あのっ……そのっ……」

メイド「まおーさまっ……? ボクをもっと、いぢめてくださいっ……」
126 : ◆ackVh57YJ. [saga]:2011/05/21(土) 12:42:28.37 ID:DBo7BKOE0
尾張
……ふぅ、せっかくの休日に何を書いてるんだろうか……まったく
安価は楽しいので、誰との絡みを書くか迷ったときにだけ使わせてもらいます
127 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸) [sage]:2011/05/22(日) 05:20:52.86 ID:cAN2PWkAO
乙乙だ
128 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2011/05/22(日) 05:30:04.32 ID:qC9gDKXH0
…ふぅ

やっぱりメイドより許嫁だな
129 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage ]:2011/05/22(日) 23:48:45.74 ID:24IFLO8H0
乙です。
130 : ◆ackVh57YJ. [saga]:2011/05/25(水) 22:41:57.70 ID:wyHQ08si0



――風呂

カポーン

魔王「……」

魔王「……絶賛賢者タイムだよ畜生」

魔王「やらかしちまったなぁ……おれ」

ザブンッ

ブクブクブク……

魔王(自己嫌悪でどうにかなっちまいそうだ)

魔王(このまま死ねりゃ、楽だろうな)

魔王「ぷはっ!!」

魔王「……情けねえ、溺死と焼死とコンクリ詰めだけは嫌なんだよぉ……」

魔王「はぁ、よりによってメイドを……」

魔王「どんな顔して話せばいいか、わかんねえよ――ぶくぶくぶく」

ガラッ

魔王「っ!?」

メイド「……あのっ、まおーさまっ?」

魔王「め、メイドか、一体全体どうしたってんだ!」

メイド「お、落ち着いてくださいよっ」

魔王「あ、あぁ……すまん」

メイド「えへへっ……おせなか流しますよっ!」
131 : ◆ackVh57YJ. [saga sage]:2011/05/25(水) 22:42:53.43 ID:wyHQ08si0

魔王「へっ!? い、いいよ! おれ一人で出来るし」

メイド「そーゆー硬いこといっちゃやーですよっ! ほらほらっ」

魔王「わっ、ばっ、お、押すなって」

メイド「えへへーっ! 今更恥ずかしがるなんてっ、可愛いですねっ」

魔王「うっせぇ! ったく……こういうのには積極的だよな」

メイド「文句垂れながらもお願い聞いてくれるまおーさまが、ボクは好きですよっ?」

魔王「〜〜〜っ! ああもう、やるんならさっさとやれよな!?」

メイド「…………」ギュッ

魔王「なっ……ちょ、おま」ドキドキ

魔王「さっきあれだけやっといて、ま、まだやるってのかよ??」

メイド「それは、とってもとーってもいい提案ですけどね」ギュゥゥゥ

魔王「ち、力強すぎ……苦しいって」

メイド「……好きです、大好きですよ、まおーさま」

魔王「あああああ! お、おれも好き! 大好きだから!」

メイド「えへっ……うれしーですよー」ギュ

メイド「でもだめです」
132 : ◆ackVh57YJ. [saga sage]:2011/05/25(水) 22:43:21.57 ID:wyHQ08si0

魔王「へ、へっ?」

メイド「ボクは、まおーさまのメイドさんですからっ! えへんっ」

魔王「いきなり、どーしたんだよ?」

メイド「メイドさんとまおーさまはらぶらぶちゅっちゅは出来ても」

魔王「う、うぅ……」

メイド「……そこまで、ですから」

魔王「……メイド」

メイド「まおーさまは優しいですよ」

魔王「んなこと、ねぇって」

メイド「あんなこと……されちゃっても怒らないまおーさまはやっぱり優しいんです」

魔王「べ、別に……お前のこと、嫌いなわけじゃないし」

魔王「その、恥ずかしかったけど、嬉しかったりもしたしな」

メイド「そ、そうですかっ……そういっていただけると、ボクも嬉しいです」

メイド「でも……わかってるですよ、まおーさまには許嫁様だっていますし」

メイド「ボクと、まおーさまは……」

魔王「……」
133 : ◆ackVh57YJ. [saga sage]:2011/05/25(水) 22:43:51.43 ID:wyHQ08si0

メイド「悔しいですけど、辛いですけど。ボクはこれまでのボクでいたい、です」

メイド「ずっと、まおーさまのお世話していたいんですっ」

メイド「だって、だってっ!……ボクはまおーさまのメイドさんですからっ!」

魔王「ああ、これまでも……これからもな」

メイド「……はいっ!」ニコッ

魔王「……」

メイド「で、ですけど……ね?」

メイド「今日くらい、はっ! あとちょっとだけ甘えさせてくださいっ」

魔王「んなっ……!?」

メイド「だめ〜、ですかねっ?」

魔王「……はぁ、ちょっと、ちょっとだけな」

メイド「それじゃっ! んっ!」

魔王「え、あ……き、きすでいいのか?」

メイド「んふふっ、なに期待してたんですかぁっ?」

メイド「ほらっ! はやくお願いしますっ!」
134 : ◆ackVh57YJ. [saga sage]:2011/05/25(水) 22:44:26.99 ID:wyHQ08si0

メイド「ん〜っ!」ギュッ

メイド「んーっ……」

メイド「んー……?」

メイド「ん……あ、あのっ、まおーさ……んむっ!?」

メイド「ちゅっ……ちゅるるっ、くちゅ」

メイド「……ぷあっ、も、もうっ! 反則ですよっ?」

メイド「罰としてもう一回ですっ! 拒否権はありませんよっ!」

メイド「んっ……ちゅう、れろ」

メイド「えへへっ……もう一回ですっ……」

メイド「ちゅっ、ちゅぷっ……んむぅ」

メイド「もーいっかいっ! もーいっかいっ!」

魔王「い、いつまでやるんだよぉ」

メイド「ボクの気が済むまでですっ! ほーらぁっ!」
135 : ◆ackVh57YJ. [saga]:2011/05/25(水) 22:47:10.07 ID:wyHQ08si0
尾張
誰かキス魔な女の子とちゅっちゅするSS書いてください
有無を言わさずちゅっちゅするけど、したあとで罵倒するような女の子がいいです
136 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国地方) [sage]:2011/05/25(水) 23:04:32.30 ID:S8iafgK40
乙!メイドが凄い可愛かった
メイドが最初か……ばれた時の周りの反応が
137 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県) [sage]:2011/05/26(木) 22:27:54.36 ID:9h9VzGrW0
>>136バレたら4p…げふん。なんでもないぞ。つい願望が))
138 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/05/26(木) 22:43:27.75 ID:LdZcwcnqo


>>135
なにそれ妄想が広がる
139 : ◆ackVh57YJ. [saga sage]:2011/05/27(金) 21:04:32.39 ID:podluVZo0

女「……ふむ? ああ、あの子はいいね」

男「あの子……? えと、何がさ」

女「何が? きみの目は節穴かい?」

男「ひどい言われようだ」

女「そりゃあそうさ、きみのその眼孔には、木で作られた義眼でもはいっているんじゃないかな?」

男「なるほど、木の伏目だ、とでもいいたいんだ?」

女「へぇ、やるじゃないか。だけど、ぼくはそんなしょうもない駄洒落を言いたいわけではなかったんだが」

男「そりゃ、失礼」

女「おっと……話が逸れてしまったようだね」

男「そのようだ、じゃ、ちょっとだけ戻そうか」

男「いい加減、昼食を取る場所くらい、決めてもらえないか?」

女「……それは難しい問題だね」

女「まずは目前の問題から手をつけてるほうが、効率がいいとは思わないかい?」

男「お前がいう問題は、僕にとっては細事であり小事だ」

女「きみはとことんひねくれた奴だね? 人の話を聞かない男は嫌われるよ」

男「そっくりそのまま、その言葉をお前に返してあげよう」

女「それは失礼だね、ぼくは男ではなく女だよ?」

男「……そうだな、その通りだ」

女「ふふ、ぼくの勝ち、ということでいいかな?」

男「勝手にしてくれ」
140 : ◆ackVh57YJ. [saga sage]:2011/05/27(金) 21:05:08.22 ID:podluVZo0

女「きみのそういう諦めの早いところは、嫌いじゃないね」

男「ありがとう、お前の慰めは五臓六腑に染み渡る」

女「どういたしまして、だ。じゃ、ぼくの話に戻らせていただくよ」

男「却下しても続けるんだろ?」

女「ま、その通りだけどね、ふふっ」

女「こほん、あの子……立ち止まって携帯を弄っている子だけどね」

女「どこがすばらしいかというと、きみ、わかるかい?」

男「お前が他人の部位でほめることがあるとすれば、その問題は二択にすらならない」

男「ずばりは唇、だ」

女「そう、その通りだ。なんだ、わかっているじゃないか」

男「……いつものことだからな」

女「その言葉には語弊があるね、ぼくがいつも誰かの唇を見つめているみたいじゃないか」

女「一種のフェティシズムを持っているように勘違いされてしまうよ」

男「ふうん、じゃあ違うんだ?」

女「持っていないといえば嘘になる」

男「持っているといえば?」

女「真になる」

男「なら僕は間違っていないことになるけど?」

女「そうだ、きみはいつも正しいよ」

男「それは驚いた、お前は変人の領域を素で進んでいるとばかり」

女「限りなく中心に近い部分を歩いていると自負しているよ」

男「駄目じゃないか」
141 : ◆ackVh57YJ. [saga sage]:2011/05/27(金) 21:05:44.13 ID:podluVZo0

女「さて、そんなぼくの唯一無二の親友であり、よき理解者であるところのきみには」

女「ぼくが何をしたいかは容易に想像がつくんじゃないかな」

男「ひどい言い草だな」

女「ふふ、きみのほうがひどいと思うな、ぼくは」

男「……そうだね、例によっていつものごとく」

男「軽く言えばキス、重く言えばディープキスだろうか」

女「そう、その通り、満点はなまるをあげようじゃないか」

男「そりゃどうも」

女「あのぷっくらと柔らかそうな唇、あの色は口紅をつけていない証拠だね」

女「自然体こそが最高にして至高だというのに! 最近の奴はまったく!」

女「こほん……それに、はりも弾力も十二分にあるだろうね、ぼくの見立てに間違いはない」

男「すごい自信だ、僕は末恐ろしいものを感じている、毎度のことながら」

女「ああ……さぞかし気持ちがいいだろうね、さぞかしいい味がするんだろうね」

男「目が軽くトリップしかけているぜ? あと、いまは赤信号だ、死にたくなければ止まることをお勧めする」

女「はっ! ぼくとしたことが」

男「正気に戻ってくれてよかった」

女「赤信号は皆で渡れば怖くない、さあ行こうじゃないか、男」

男「戻ってないようだ、僕は遠慮しておくし、お前をあの子に近寄らせるわけにもいかない」

女「……付き合い悪いね」
142 : ◆ackVh57YJ. [saga sage]:2011/05/27(金) 21:06:13.22 ID:podluVZo0

男「お前は僕にもあのことキスをしろというのか?」

女「勿論だとも、きみにもきっとあのすばらしさが伝わる」

男「……僕は十分に伝わっているよ、嫌というほどね」

女「うん? なにか言ったかい?」

男「いや、何も。ともかくあの子は駄目だ、誰も通報しなくても僕が通報してみせる」

女「そうか……仕方ないね、ならばあの男性はどうだろう」

女「ほどよく厚い唇、熱すぎるほど情熱的だろうね」

女「腰に手を回して、強く抱きしめるようにキスをしてもらいたいね、きみもそう思うだろう?」

男「おもわねーよ、なんにせよ、男は駄目だ、絶対に」

女「……きみは文句が多いね」

男「多くもなるさ」

女「ああっ! キスがしたい! 2人の唾液で口の周りがドロドロになるまで貪りあいたい!」

男「うるさいよ、周囲の人に聞こえちまう」

女「大丈夫、誰もぼくたちなんかみちゃいないよ」

男「無意識過剰もこれ極まれリ、だな」

女「……くう、はやく、誰かぼくに熱い口付けを」

男「見知らぬ他人は駄目だぜ? 我慢することだ」

男「ところで飯を食べにいかないか? 僕はもう限界に近い」

女「仕方ない……」

男「そうだ、最近駅前あたりに新しい定食屋が……むぐ」

突然、突如、ノーモーションで女は僕の唇を奪った
少し背伸びをして、ついばむように
143 : ◆ackVh57YJ. [saga sage]:2011/05/27(金) 21:09:04.28 ID:podluVZo0

女「んっ……ちゅう」

肩に両手を回されている、逃げようもない

男「…………」

僕は黙ってそれを見守るしかなかった
彼女は頬を朱に染めて、まぶたを軽く閉じて
尚も僕と唇を触れ合わせている

女「くちゅっ、あむ」

蹂躙、まさにと言った蹂躙だ
ぷちゅ、と音がした瞬間には上下に分かれたふくらみの隙間から
ひどく熱い、ひどく濡れた舌が僕の口内へ侵入していた
今まさに、彼女によって僕の舌は絡め取られ、唾液を奪われ、蹂躙されているのであった

女「じゅるっ……ちゅぷ」

つぷ、小さく弾けるような音がして、ゆっくりと僕らの顔は離れていく
ついでにだらしなく垂れた唾液が、細い線を引いて……ぷつりと途絶えた

女「……」

……情熱的すぎるぜ、喰われるかと思った、割とガチで

男「いきなりだな、人通りのある通路でやるにゃ、ちょっと大胆すぎだと思わないか」

女「はあ、きみは駄目だね。何の足しにもならないよ」

周囲の目を気にしないか、ま、実際誰も見ちゃいなかったが
この際それはどうでもいい

男「僕の唇を奪っておいてダメ押しか」

女「何の味もしない、何の感触もしない、ゴムでも舐めてるような気分だね」

男「おいおい、そりゃ言い過ぎってもんだ。感触がしないってのは流石に冗談だろう?」

女「言いすぎでもなんでもないね、妥当だよ」

女「きみの唇からは何の感触も感情も伝わらない、いつものことだけどね」

男「……さいで」

ぺろりと舌で唇を舐めてみる
柑橘系の味がした、恐らくは女のリップだろう

女「…………まったく、きみって奴は」

女「ちょっとくらい嬉しそうにしたらどうだい……?」

男「ん、何か言ったか?」

女「何も言っていないよ、このゴミクズ虫の軟体単細胞蛆虫野朗」

男「笑顔でわけのわからない悪口を言うのはやめような」

女「ああもう、すっかりすっきり萎えてしまったよ」

男「そうか正気に戻ってくれたなら、それでよしとしよう」

女「ふう、ぼくもおなかが空いたよ、はやく行かないかい」

男「しょうがないな、じゃ、この僕が」

男「ほどほどにおいしいそこそこの飲食店へ、エスコートしてさしあげよう」
144 : ◆ackVh57YJ. [saga]:2011/05/27(金) 21:13:57.34 ID:podluVZo0
女「続きだと思ったかい? ぼくだよ!!」

書いてる途中で思い至ったが駄目だこれは、もえない。いろんな意味で
ちなみに即興で思いついた設定↓

女―――――キス依存症(依存しよう)

男―――――無感症(無感情)

145 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/28(土) 09:04:08.53 ID:c+aO+XoIO
だれ?
146 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/28(土) 10:12:20.77 ID:KFPefceEo
書きたかったのはわかるけど違う話は別にすれたてようよ
147 : ◆ackVh57YJ. [saga sage]:2011/05/28(土) 10:18:02.18 ID:dI6QLkT60
すわせん……立てるほどのものでもなかったですから
148 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/28(土) 11:17:06.14 ID:dWSQ6tyE0
俺は結構好きだから、また思いついたらスレ立てして書いてくれよ
149 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長崎県) [sage]:2011/05/28(土) 18:44:51.07 ID:mkBpei7eo
メイドが書いたってことにすれば大丈夫
150 : ◆ackVh57YJ. [saga sage]:2011/05/29(日) 13:43:00.67 ID:KxOGIHVA0



――まおーのおへや。勝手に入るなよなっ! +女騎士――

魔王(あの後、全部吸い取られるかのように好き放題にされてしまったが)

魔王(我ながら、絶倫すぎると思う……が今はそんなことより)

魔王「なぜだろう、部屋名に余分なものが付け加えられているような」

魔王「……女騎士? どこだ」

女騎士「……くぅ……ん」

魔王「おい、ソファなんかで寝てちゃ体に悪い」

女騎士「まおう……さま」

魔王「ほっぽりだしといて悪かったな」

女騎士「……魔王様? いまのいままで何をなさっていたんですか?」

魔王「っあ、あぁ! ちょっとな!」

女騎士「そうですか」

魔王(ほっ)

魔王「ところで、許嫁は?」

女騎士「はい、いまはぐっすりと眠られておいでです」

魔王「……そっか」

女騎士「うわ言のように魔王様の名前を呼んでいましたよ」
151 : ◆ackVh57YJ. [saga sage]:2011/05/29(日) 13:43:51.13 ID:KxOGIHVA0

魔王「許嫁が?」

女騎士「はい、まおくん、まおくん、と」

魔王(小さい頃、許嫁がおれを呼ぶときの名前だ)

魔王「相当、辛い目にあわせちゃったからな」

女騎士「そのようでしたね、わたしも慰めもののように使われてしまいました」

魔王「……あまり語弊を招くような言い方はやめような?」

女騎士「あながち間違いではありませんが」

魔王「……お前等は何をやっていたんだ」

女騎士「…………」ニコッ

魔王「無言で笑うなよっ!?」

女騎士「ふふ、いえ、何もしていませんよ」

女騎士「寝付いてくれるまで、時間はかかりましたが」

魔王「ああ……押し付けちゃって、悪かったな」ナデナデ

女騎士「……ん、なんだか、くすぐったいです」

魔王「お前も疲れただろ? ゆっくり休んでくれ」

女騎士「はい、では……お言葉に甘えて」

魔王「……」ナデナデ

女騎士「……くぅ」

魔王「……ったく、魔王が何をやってんだか」
152 : ◆ackVh57YJ. [saga sage]:2011/05/29(日) 13:44:27.76 ID:KxOGIHVA0

魔王「幸せそうな顔しやがって……」パサッ

魔王「おーい……許嫁ー?」

魔王「寝てる、よな」

許嫁「すぅ……すぅ」

許嫁(……くそ、女騎士の奴。余計なことを……)

許嫁(人間などについうっかり言い漏らしてしまったのは)

許嫁(まおくんが……私を置いていってしまったから、寂しかったから、だろうか)

魔王「……にしても困った、どこで寝ようか」

許嫁(い、いやっ! 違う、断じてそれはない!)

許嫁(寂しくなど……あるものか)

魔王「このベッドじゃないと眠れないしな」

許嫁(そうだ、このいつまでも子供のような奴に何を頼ろうというのか)

許嫁(でも……自分の許嫁が辛い目にあったんだぞ?)

許嫁(普通は傍にいてやるのが普通じゃないのか!?)

許嫁(べ、別に私がいてほしいとかそんなんじゃなくてだなぁ!)

魔王「許嫁を起すわけにもいかないし」

許嫁「ああああああもう!」グイッ

魔王「うおぁわっ!?」ドスッ

許嫁「これでいいだろうっ!? いつまでもごちゃごちゃ言っていないで早く寝ろ!」

魔王「おおおお起きてたのか」ドキドキドキ
153 : ◆ackVh57YJ. [saga sage]:2011/05/29(日) 13:45:15.43 ID:KxOGIHVA0

許嫁「悪いか……」

魔王「いや、起しちゃったかなって」

許嫁「……お前のせいだ」

魔王「わ、悪い」

許嫁「お前が……馬鹿なのがいけないんだ……」

魔王「許嫁?」

許嫁「うるさいっ! 馬鹿は馬鹿らしく馬鹿みたいに黙ってろ!」

魔王「っ!? な、なにいってんだ、よ……」

許嫁「ぐすっ……」

魔王「許嫁……泣いて……?」

許嫁「な、泣いてないし、寂しくなんかもなかった!」

許嫁「お前なんか要らないし、だいっきらいだし、ほんと、さいっあくだっ」

魔王「ああ……そうだな」ギュッ

許嫁「まったくお前は……もがもが……」

許嫁「むぐー! むー! むぅうー!」

魔王「……おれも、疲れたよ。罵倒ならいつでもされてやる」

魔王「ああ、許嫁はいいにおいがするよな」

魔王(昔っからずっと……、あの時みたいに)

許嫁「むー……」

魔王「すぅ……すぅ……」

許嫁(……私より、先に寝るなんて)

許嫁「ふぉんと……ふぁかはひゃふふぁ」
154 : ◆ackVh57YJ. [saga]:2011/05/29(日) 13:48:38.69 ID:KxOGIHVA0
尾張
こう、頭を抱きしめて、女の子のつむじに鼻を押し付けてくんかくんかしたいですよね
まあ相手いないんですけどっ!ははははは!
ぼくは一度、両親に孫の顔を見せてあげられないから、ごめんなさいしないといけないね
155 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県) [sage]:2011/05/29(日) 22:49:23.20 ID:8vuBO2rl0
>>154全米が泣いた
156 : ◆ackVh57YJ. [saga]:2011/06/04(土) 15:25:39.47 ID:qkRN9PaI0



――???

許嫁「うぐっ……ひっく……」

?「どうしたぁっ! 許嫁ぇ!」

許嫁「ま、まおくん……」

魔王「なにがあったんだ! おれに言ってみろ!」

許嫁「みんな、私をのけ者にするんだ……えく」

魔王「……また、か」

許嫁「私が王族だからって、生意気だからって」

許嫁「だから……だからぁ……うぅ……」

魔王「んなの気にすんなよ」

許嫁「だって……ともだち、が、いないと……私は、一人ぼっちだ……ひぐっ」

魔王「だってじゃねえよ! あんな奴等友達でもなんでもねえだろ!」

許嫁「ふ……ぁ、だってぇ……ぐすっ」

魔王「いつまでも泣くなよ……お前にはおれがいる、それじゃ駄目か?」

許嫁「……ぅぐ、ん」ブンブン

魔王「よっし、じゃあそれでいいだろ?」

許嫁「……うん」コクリ

魔王「んー……しょうがないなぁ」ギュッ

許嫁「あぅ」

魔王「ちゃんと泣き止むまで、だからな!」

許嫁「ふも」ギュッ
157 : ◆ackVh57YJ. [saga sage]:2011/06/04(土) 15:26:10.32 ID:qkRN9PaI0



――玉座

許嫁(そんな、懐かしい夢を見た)

許嫁(あの頃はまだ良かった……)

許嫁(まあ、しばらくして私は実家へ戻らざるを得なくなったのだが)

許嫁(許嫁として、再びあいつとであったとき)

許嫁(まったく変わらないあいつに対して)

許嫁(まったく変わってしまった自分が、ひどく嫌に見えて……)

許嫁(……駄目だな、こんなんじゃ)

魔王「よしっ!!」

女騎士「どうかなさいましたか? 魔王様」

魔王「よく聞け! 女騎士!」

女騎士「はい、わたしは耳をそばだてて貴方様のお話を聞きます」

魔王「うむ、殊勝な心がけだ」

魔王「こほん……何度も再三に渡って言うが! おれは魔王だ!」

女騎士「焦らしますね、さっさと言ってください」

魔王「えっ、えぇっ!? 何でいきなり冷たいんだよぉ」
158 : ◆ackVh57YJ. [saga sage]:2011/06/04(土) 15:26:41.28 ID:qkRN9PaI0

女騎士「はい、魔王様は魔王であられます」

魔王「う……うむ、その通りだろう?」

魔王「そしていまのおれは最高に魔王らしいことを何一つやっていない!!!」

女騎士「その通りですね」

魔王「そこはちょっと反論してくれよ……」

魔王「ま、まあそういうわけで、魔王らしいことをやってみようと思う!」

女騎士「例えば」

魔王「歴史を紐解けばありとあらゆる目的を持った魔王がいた」

魔王「世界征服、世界の滅亡を望むもの、人類の淘汰」

女騎士「大魔王バーンには魔界に太陽光を降り注がせる、という目的がありましたね」

魔王「そう、故に魔王である者は世界レベルで何かをしなくてはならんのだ!」

女騎士「魔王らしく、立ち向かう勇者を迎え撃つ、というのではいけないのですか?」

魔王「できればそうしたい、が」

魔王「おれってば何もしてないから、勇者が倒しに来ることがないのだ!」

女騎士「それほどにまでですか……」
159 : ◆ackVh57YJ. [saga sage]:2011/06/04(土) 15:27:11.02 ID:qkRN9PaI0

許嫁(唯一変わったところといえば、魔王になったところか)

許嫁(いや、この言い方には少し語弊がある)

許嫁(本来魔王になる予定だった魔王が魔王になっただけのこと)

魔王「さて……問題は何をするかってことだな」

女騎士「決めていなかったのですか」

魔王「ああ、さっき思いついたからな」

魔王「なー許嫁ー、お前も何か考えてくれよー」

許嫁「……ん、どうして私がそんなこと」

魔王「いいじゃん、お前のほうが頭良いんだしさ」

許嫁「お前が馬鹿すぎるだけのことだ」

魔王「ふん、おれはやれば出来る子なんだよ」

女騎士「そう思っていた時期がわたしにもありました」

魔王「何でお前にあんの!? おれと出会ってまだ数日だよなぁ!?」

女騎士「ですが安心してください、魔王様がやっても出来ない子であっても」

女騎士「わたしは貴方様の騎士ですから」ニコッ

魔王「やめろ! 慰めにならねえよ!」
160 : ◆ackVh57YJ. [saga sage]:2011/06/04(土) 15:28:37.84 ID:qkRN9PaI0

許嫁「……しかし、一体どうした?」

許嫁「お前がいつもと違うことをしようとするときは」

許嫁「自分に嫌気がさしたときばかりだ」

魔王「へっ? い、いやそんなことはねえぜ?」

許嫁「子供の頃だったか、まあいまでも子供だが」

魔王「いちいちトゲがあるなぁ」

許嫁「うっかりメイドの着替えを覗いてしまって、罪悪から急に城の掃除をしていた」

魔王「そ、それは……罪滅ぼしというか……」

許嫁「大魔王様の大切にしていた皿を割ったときも、肩たたきをしにいったな」

魔王「そ、それは……怒られないよう、媚を売りに……」

許嫁「王妃様に八つ当たりしたときも、王妃様のベッドにもぐりこんで謝っていたな?」

魔王「な、なんで許嫁がそれをっ!?」

許嫁「さあ言ってみろ、今度は何をした」

魔王「うー、ううううううううー!!」

許嫁「そのうーうー言うのをやめろ」

魔王「くそー! 許嫁のばーかばーか! なにもしてねえよーっ!」ダッダッ

女騎士「魔王様、お待ちください」タタッ

許嫁「……あ」

許嫁「はあ、どうしてあんな風に言ってしまうのだろう」

許嫁「自分に嫌気がさしているのは、私のほうなのにな……」
161 : ◆ackVh57YJ. [saga sage]:2011/06/04(土) 15:29:49.18 ID:qkRN9PaI0
尾張
162 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東日本) :2011/06/04(土) 15:31:23.62 ID:AWR6aD/Bo
乙んぽ
163 : ◆ackVh57YJ. [sage]:2011/06/06(月) 14:56:11.77 ID:ekU4mCmC0
飽きてきた小町
164 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2011/06/06(月) 19:06:54.31 ID:4lkTHBAdo
おい
165 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県) [sage]:2011/06/07(火) 00:53:24.06 ID:5pjqkfSF0
とっとと(イチャラブ)書け太郎
166 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage ]:2011/06/18(土) 08:52:08.07 ID:h8xigWSgo
まだか
167 : ◆ackVh57YJ. [sage saga]:2011/07/04(月) 21:11:13.71 ID:LOOha8Cp0



女騎士「……ック! やるなら、一思いにやれ!!」ギリ

魔王「お前に死に方を選ぶ自由があるのか?」

魔王「この我に敗れたお前に」

女騎士「貴様ッ……!」ギチッ

魔王「っふふふ、ははははははっ!!」

魔王「いやはや絶景かな絶景かな、小生意気な人の騎士も剣を振れねばただの小娘」

女騎士「貴様なぞに……!!」

魔王「ふん、まだ威勢のよさは失っておらぬか」

魔王「勇者は死に絶え、その仲間共もいまや散り散り」

魔王「人類に残された希望は失われたのだよ?」

女騎士「私たちは……人類は負けないッ……! 必ずや貴様らを!!」

魔王「【根絶やし】にする? ふん、その台詞は聞き飽きたぞ」

女騎士「そうだ! 私たち人類に害をなす魔族は、根絶やしにしなければならない!」

魔王「ほう、小娘が……ぬかしおる」ギロッ

女騎士「……っ」

魔王「ふん、すでにぐうの音も出ぬか。つまらぬな、しばらくは持ってくれよ?」

女騎士「な、なにを」

魔王「悠久の時を生きる魔族には、些か娯楽が少なすぎてな」
168 : ◆ackVh57YJ. [sage saga]:2011/07/04(月) 21:11:53.72 ID:LOOha8Cp0

女騎士「やめろっ!! さ、触るなぁ! っひゃあぁ!?」

魔王「うん? どこを触って欲しくないのだ、言ってみせろ」

グニグニ

女騎士「っくあ、は、ん……この、下種が……!」

魔王「聞こえぬなぁ、む? ……ほう、小娘よ」

女騎士「や、め……い、言うなぁ」

魔王「ふははっ!! これは驚いた、威勢がいいだけの小娘はお漏らししてしまっていたようだな?」

女騎士「やめろ……! やめろ……あ、んっ」

魔王「ふん、どうした? なるほど、ここが気持ちいいのか? 気持ちいいんだな」

女騎士「ちがぁっ!? やぁあっ!」

魔王「腰が浮いているぞ、くくっ……イきそうか? イきそうなんだな」

女騎士「いぁ、くぅ、クる……うあっ」

女騎士「はぁ……はぁ……?」

魔王「ふふ、どうした、鳩が豆鉄砲を食らったような顔をして」

魔王「滑稽だな、惨めだな? さきほどまでの威勢はどうした?」

女騎士「き、さまぁ!」

魔王「ふん、もうそれしかいえぬか? どうだ言ってみろ、『魔王様の指はとても気持ちよかったです』と」

魔王「我の気が変わればもっと気持ちよくしてやることだって出来るがな?」

女騎士「はっ……はっ……く、誰、がそんなこと……!」

魔王「顔が赤いな? 目が少し蕩けているぞ? おまけに股から汁を垂れ流しているときた」

女騎士「そんな……こと!」キッ

魔王「ふん、いいぞいいぞ、その目だ。精々抗ってくれよ」

女騎士「……? 縄が」
169 : ◆ackVh57YJ. [sage saga]:2011/07/04(月) 21:12:53.07 ID:LOOha8Cp0

魔王「ふ、どうだ。動けるようにしてやったぞ?」

魔王「体が火照ってしかたあるまい、特別に自慰をする自由をくれてやる」

女騎士「き、さま! これ以上わたしを愚弄する気か!」ガバッ

魔王「ふん」

女騎士「なっ……く、体が……!」

魔王「愚考だな、せっかく我が自由を与えてやったというのに」

女騎士「くそっ! 離せ、離せぇ!」

魔王「最後の生存のチャンスを棒に振ったか、大人しく従えばよかったものを」

女騎士「離せ! 離せよっ!! ん!? むがぁっ!」

魔王「安心しろ、軽い魔法さ。思い通りに口も動かせぬだろう」

女騎士「……ぁ、う」

魔王「ふふ、いい顔するじゃないか。いいぞ、その顔が絶望に歪むのを」

魔王「……とくと見届けてやる」ニタァ

女騎士「〜〜〜!?」ゾクッ

魔王「まずはM字開脚かな? ほれ」

女騎士「!?」グイッ

女騎士「えへへ、魔王様。どうぞじっくり見てください(か、体が勝手に!?)」

女騎士(な……!?)

魔王「ほう? そこまで言われては仕方あるまいな。どれ……」

魔王「ふむ、人間の癖に綺麗なものだな? 毛は前から生えていないのか」

女騎士「は、はい……そうなんです(やめろ! やめてくれ!!)」

魔王「肌が赤く染まっているな、興奮しているのか、しているんだろう?」
170 : ◆ackVh57YJ. [sage saga]:2011/07/04(月) 21:13:37.95 ID:LOOha8Cp0

女騎士「はいっ、このえっちなわたしに、どうか罰を与えてください!(違う! わたしは、そんなこと!!)」

魔王「ふふっ、そう睨むな。涙を浮かべながらそんな台詞言われても興奮せぬ」

女騎士「ふーっ……ふーっ!!」

魔王「我は愛のあるセックスというものに憧れておってな」

女騎士「……に、を」

魔王「おっと、すまんすまん。忘れておった……」パチン

女騎士「っぐ! かはっ、誰が……貴様のような奴と!!」

女騎士「はやく、殺せっ!! 貴様に汚されるようなら死んだほうがマシだ!」

魔王「ふん、そういいつつも本当は恐れているのだろう? 死を」

女騎士「そんなこと!」

魔王「ならば何故自害しない? 騎士の誇りはどこへ行った? 捕虜になろうともみじめったらしく希望を抱くのか?」

魔王「結局は自分のことしか考えていなんだろう? だから快楽に溺れそうになる」

女騎士「うるさいっ!! うるさいぃっ!!!」

魔王「ふん、すでに精神が壊れ始めているな……この程度か……つまらぬ」

女騎士「う、ああ……う」

魔王「もうよい、そろそろ始めるとするか」

女騎士「……ぐ、なんだ、それは……やめろ!」

魔王「人間的にこのサイズはどうなのだろうな? ふむ、まあ実際に試してみるとするか」
171 : ◆ackVh57YJ. [sage saga]:2011/07/04(月) 21:14:03.99 ID:LOOha8Cp0

女騎士「や、やめ、そんなの……はいらな……いぎっ!?」

魔王「ぬ……、ほう、初めてだったか」

女騎士「いたい……いたい……」

魔王「なかなかのしまり具合だな、ふふ、こういうのはご無沙汰だったからなぁ」

魔王「お前に気遣いをしてやる余裕はなさそう……だ!」

女騎士「いぁっ!? ひっ、ああぁっ!?」

魔王「ぬっ……ふっ、どうした、初めてにしては感度がいいな? もう絶頂が近いか?」

女騎士「ふーっ……や、こ、こんなことをして、な、何にな、んっ」

魔王「……ほう?」

女騎士「こ、これでわたしを、絶望させ、れると、やぁ、お、思うなよ……!」

魔王「ふん、まだ余裕がありそうだな……!」

女騎士「ひぎっ!? く、あんっ、は、はん、いくら、必死に腰を振ろうが……いっ」

女騎士「わ、わたしは……んっ! まけな……いぐっ!?」

女騎士「や、やぁ! やめ、奥ばっか、だめっ、だぁ!」

女騎士「はや、すぎ……る、あんっ、きもち、い」

女騎士「違う! ひっ、きもちよく、なんかぁ!」

女騎士「殺す、殺してやる! 絶対、貴様、なんかぁあああああ!?」

女騎士「やめて、あ、だめっ!! いって、るから!」

魔王「……殺す、殺すか、そうだな、我等を根絶やしにするといっていたな?」

女騎士「ああっ! わたしは、貴様等を、みな殺し、にぃ!」

魔王「ならば」ニヤァッ

女騎士「いやっ、いやっ!」

魔王「お前に我の子を生んでもらおうか」

女騎士「ぃっ!? やめろ! やめてくれ! お願いしますから、やめてくださぃ!?!?」

魔王「……っく」

女騎士「いやあああああぁああ!?」

魔王「ふぅ……」

女騎士「ぁ……ぃ、や……赤ちゃん、できちゃう……あんな、奴の……」

女騎士「いやだよぉ……パパ、ママ、勇者ぁ……」
172 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [sage]:2011/07/05(火) 05:41:30.03 ID:DkIu/Vcxo
ふぅ………
あれ、何が起きた
173 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/07/05(火) 09:42:53.50 ID:kz2VNIUpo
あれ?こんなキャラだったっけ…
174 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/07/07(木) 10:51:54.86 ID:LrOvBTgT0
これ本当に>>1か?
175 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/08(金) 15:19:58.33 ID:aTJIVbJDO
みんな!
落ち着いて>>5を読み直すんだ!
きっとこれは魔王様がしているエロゲなんだ!
176 : ◆ackVh57YJ. [sage]:2011/07/09(土) 00:02:42.35 ID:SzRwM/pao
挿入されたぐらいじゃまだまだ強情な女騎士ちゃんだけど
射精されそうになった瞬間に泣き喚く女騎士ちゃんちゅっちゅ
177 : ◆ackVh57YJ. [sage saga]:2011/07/09(土) 00:24:18.14 ID:SzRwM/pao

……



――メイドの部屋

メイド「……はぁはぁ」クチュクチュ

メイド「え、えへへっ、こういうシチュもいいかもしれないですっ、んぁ」

コンコン

メイド「っ!?」ビクッ

魔王『メイドー? いるかー』

女騎士『はぁ……魔王様、また他力本願ですか』

メイド「ふぇっ!? あ、まおーさまっ!? ちょ、ちょっと待ってくださいっ!」ハキハキ

メイド「ど、どーぞっ!」

魔王「邪魔するぜ」

女騎士「邪魔するんなら帰ってください」

魔王「お前の部屋じゃねえから!!」

女騎士「……魔王様は乗りが悪いです」

魔王「なんか、ごめん……」

メイド「あ、あのっ……なんのご用ですかっ?」モジモジ

魔王「そうだ! メイド! おれ、魔王らしいことやってみたいんだ!」

メイド「ま、まおーさまらしいことですかっ……?」

魔王「ああ!」ニコッ

メイド「は、はぅっ……」
178 : ◆ackVh57YJ. [sage saga]:2011/07/09(土) 00:24:44.63 ID:SzRwM/pao

魔王「? どうかしたか、メイド」

メイド「い、いえっ……なんだか急に背徳感がっ」

魔王「はいとくかん……?」

メイド「なっ、なんでもありませんっ!」

魔王「??? それならいいんだけど」

女騎士「……? 魔王様、何だかこの部屋、雌の匂いがします」

メイド「っ!?」

魔王「はぁ? いきなり何言ってんだよお前、別に何の匂いもしねえけど」

女騎士「そう、ですか?」クンクン

メイド「あ、あはは〜っ、さっきメイド長がいらしてましたからっ! その匂いじゃありませんかっ?」

女騎士「メイド長さんが……それなら納得ですが……」

魔王「お前にとってメイド長とは一体なんなのか」

女騎士「魔王様と同格の変態ですね」

魔王「何故だっ!! そこでおれの名前が出てくるのが納得いかないっ!!」

メイド(はぅっ……この感覚っ! きゅんきゅんしちゃいますっ……)パタッ

魔王「へ、へ? どうかしたかメイド? 具合でも悪いのか!?」

女騎士「顔が赤いですね、熱でしょうか。わたし、氷嚢を持ってまいります」

魔王「おう、そうしてくれ」

メイド「あっ、いえっ、べ、別にボクはっ!」

魔王「いいからいいから、具合悪いんなら大人しくしてろって」グイッ
179 : ◆ackVh57YJ. [sage saga]:2011/07/09(土) 00:25:12.26 ID:SzRwM/pao

メイド「あうっ……」ポスン

メイド(も、もうっ、どうしてこういうときに限って優しくするんですかっ!)

魔王「んー、ああ、そうだ」ズイッ

メイド「へっ!? ど、どうしたんですかっ、まおーさま!?」

魔王「ほら、じっとしろって、熱測るんだよ」

メイド「べべべべ、別に手をあてるだけででもっ!!」

魔王「? いやだって、メイドもよくしてくれただろ?」

メイド(それはそーですがぁっ!! いまはタイミングがっ……)

魔王「ん、何だいきなり大人しくなって。ま、さっさと済ませるぞ? おれも結構恥ずかしいからな」ピトッ

メイド「ひゃうんっ!」ドキドキドキ

魔王「ほら、やっぱ熱あるな。や、やっぱさ……風呂場で、ああああんなこと、したのが……まずかったんじゃ」

メイド「ふ、ふえ? えっ!? あ、やっ、そのっ……ですね」

メイド(ここでその話盛り返してきますかーっ!?)

魔王「そうだとしたら、やっぱおれの責任だし……看病してやりたいってゆうか」

メイド「いえっ! ま、まおーさまのせいではないですよっ!?」

魔王「でもよー…………その」

メイド「あーもうっ! そーゆーの反則ですっ!」ギュッ

魔王「お、おわっ!? メ、メイド!? 抱きつかれたら起き上がれないんだけど!」

メイド「ふふふっ、ダメです逃がしませんっ! しっかり看病してもらいますからっ」

魔王「か、看病するって言ったって……この体勢じゃん、むぐぅっ!?」

メイド「ん、ぢゅっ……ちゅ、ぺろ」

魔王「ぷあっ! メ、メイド!? い、いきなり何を……!」
180 : ◆ackVh57YJ. [sage saga]:2011/07/09(土) 00:25:41.09 ID:SzRwM/pao

メイド「うふっ……ボク、今からオナニーしますからっ」

魔王「へ!?」

メイド「ボクがイクまでちゅーしてくださいっ」

魔王「な、ななな!? も、もし女騎士が戻ってきたらっ……! んぐっ!?」

メイド「あむ……はむ、んちゅ、ほらっ、はやくっ」グニュッ

魔王「あ、あぁ……ちゅっ」

メイド「はぁっ……はぁっ、あ、ん……ちゅぅっ……」

魔王(ほんとに、オナニーしてる)

メイド「あ、ひゃあっ。だ、だめです……ボクがオナニーしてる顔、あんまり見ないで欲しいですっ」

魔王「そん、なこと言ったって……ん」

メイド「くちゅ、はん、あっ……も、もっと、舌だしてくださいよぅっ」

魔王「ん……」

メイド「ぢゅっ! ぷ、ちゅるっ、んっ……はっ、はぁっ」グニグニ

魔王(必死におれの舌を吸って、指であそこを擦ってるんだ)

メイド「はぁっ……んぁっ! え、えへっ……も、もうすぐイキますからねっ」

魔王(腰が浮いてる、そんなに気持ちいいのか)

メイド「あんっ、い、いいですっ……すごっ、きもちい……ん!? むむぅ!」
181 : ◆ackVh57YJ. [sage saga]:2011/07/09(土) 00:26:13.42 ID:SzRwM/pao

魔王「ぢゅる、ぢゅるるるっ! ちゅううっ!!」

メイド「んん〜っ!? む、んぐむむむむむむっ!?」

メイド「ふむっ、んっ、んんっ! ん〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!!!」ビクッビクッ

メイド「んっ……はぁっ……あっ」

魔王「気持ちよかったか?」

メイド「は、はぃっ……こんな、きもちいーおなにー、はじめてですっ……」

魔王「それなら、よかった」

メイド「え、えへへっ……」ギュウッ

タッタッタッ

魔王「っ!?」

ガチャッ

女騎士「ただ今戻りました……? 魔王様?」

魔王「お、おうっ、お疲れ」

女騎士「魔王様の労いの言葉は五臓六腑に染み渡ります」ニコ

魔王「う、うむ、苦しゅうない」

女騎士「ちこうよっても構わないのですね」ジリッ

魔王「そそそそれはダメだ!」

メイド「……! ……! わたわたっ」

女騎士「……どうしてですか? たまには褒美をくださってもよろしいのではありませんか?」

魔王「ああああ、後でな! ちょ、ちょっと今はその……もう抑制が効かなくなるっつうか……その」
182 : ◆ackVh57YJ. [sage saga]:2011/07/09(土) 00:27:18.67 ID:SzRwM/pao

女騎士「……!」キラーン

女騎士「ふ、ふふふ……後で、ですか。わかりました」

魔王(あ……しくった? おれ)

女騎士「そんなことより、扉の前からどいていただかないと、氷が融けてしまいます」

魔王「お、おぅっ! そうだな!」

女騎士「……あの」

魔王「ちょ、ちょっとまってくれ。メイド、いま着替えてる途中だからさ!」

女騎士「魔王様がいるのに、ですか、メイドさんとはいえ不埒な真似は……」

魔王「そ、そうじゃないって! 着替えるっていうから、部屋を出ようとしたときにお前が……」

女騎士「そう、ですか。ならばわたしが着替えを手伝っても……」

メイド「だ、大丈夫ですっ! も、もう着替え終わりましたからっ!」

女騎士「……なんだか、お2人とも怪しいですね」

魔王「そ、そうか? 別にそんなことはないと思うぞ!」

メイド「そうですよっ! あ、氷嚢ありがとうございますねっ! 女騎士さんっ」

女騎士「お役に立てて、嬉しいです」ニコ

魔王「じゃ、じゃあ、お大事にしやがれよ!」

ガチャッ

メイド「は、はいっ」

女騎士「それではわたしもこれで、お大事に」

メイド「はいっ、ありがとうございますっ」

バタンッ

………。

メイド「はれっ? まおーさま、結局なんのようなんでしたっけっ?」
183 : ◆ackVh57YJ. [saga sage]:2011/07/09(土) 00:30:10.64 ID:SzRwM/pao
あいうえおっぱい
メイドばっかやね、そろそろ空気なメイド長を、といいたいですけど扱いづれーよあいつ
184 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [sage]:2011/07/09(土) 00:43:40.12 ID:gy8ZUUv+o

やっぱこのSS好きだわ

まったく>>54はとんでもないものを生み出したようだな
まあ今思うとドMが過ぎたかもな
185 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/30(土) 13:30:56.66 ID:DLeDBIBSo
待つ
186 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/25(日) 14:02:25.94 ID:F5voU8CDO
まだー?
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