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白子「わたしを食べても美味しくないですよぉ〜!!」 上条「……はぁ!?」 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 : ◆OFwkeQ3eEI [sage]:2011/05/19(木) 01:44:24.35 ID:VF3zGs7y0
               ,.  '  ̄ ̄`¨¨ ヽ、
            , '            \__
           /     /         ヽ }
           /     / -‐‐ ' ̄ ̄ ̄ ̄ ̄〉}
          /     !:. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. : | .|
         ,'      |  _,  --r― r――‐ヘハ
         i      |/: :!: : : ハ:.!.| ヽ」」:_: : :.ト、
         |      |: : 斗ヤT ヽヽ´___VV!从
         |      |:NV  ___    ⌒`i: |  !
     __,ノ      ハ:ハ  ' ̄`   ,   i:.:{  |
   //     /    人 |: |         人:.',  \     このSSは原作のネタバレを含んでいる
   |:::レ    /    /:/Y|:.:ト、    ー ' ,.イハ: ハ   \   可能性があるかも?
  r::::/        /イ:. リ: :!` ミ - rく:| `ヽV:.',    !\  だから、私はネタバレや駄文が嫌な人に
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  /:::|   /: : : : |   {: |     \::::/::\!  ',   !  \\   【とある魔術の禁書目録】
  |:.:::\_/: : : : : |    ヾ      \::Vハ  ',   ',   ヽ::ヽ  Wiki:http://www12.atwiki.jp/index-index/pages/1.html
  ∨:::/: :/: : :|     \      |:::::!::::',  ',  ∧   ノ∨  【武装神姫】
   ∨_/: : /:∧      ヾ、   |::::::!:::::',  |   ∧      公式:http://www.busou.konami.jp/
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少し暑くて少し寒くて @ 2024/04/25(木) 23:19:25.34 ID:dTqYP2V2O
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渾沌ゴア「それでもボクはアイツを殺す」 @ 2024/04/25(木) 22:46:29.10 ID:7GVnel7qo
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二次小説の面白そうなクロス設定 @ 2024/04/25(木) 21:47:22.48 ID:xRQGcEnv0
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佐久間まゆ「犬系彼女を目指しますよぉ」 @ 2024/04/24(水) 22:44:08.58 ID:gulbWFtS0
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全レスする(´;ω;`)part56 ばばあ化気味 @ 2024/04/24(水) 20:10:08.44 ID:eOA82Cc3o
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1713957007/

君が望む永遠〜Latest Edition〜 @ 2024/04/24(水) 00:17:25.03 ID:IOyaeVgN0
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笑えるな 君のせいだ @ 2024/04/23(火) 19:59:42.67 ID:pUs63Qd+0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1713869982/

2 : ◆OFwkeQ3eEI :2011/05/19(木) 01:45:51.40 ID:VF3zGs7y0
上条(7月20日夏休み……)

   (普通の学生なら今頃は、青春を謳歌するべく海や花火やと夏休みを満喫してる頃だろう)

   (実際、上条当麻という学生も昨日までは……)

   (明日から夏休みだぁー!と期待に胸を躍らせていたのだが……)

   (担任からの死刑宣告により炎天下の中、補習へ行かなければならなくなった)

   (と、現実逃避しながら学校へ向かうのであった)

上条「……あづい」


上条は暑さをしのぐ為に裏路地を通りながら学校へ向かっていた。

―こ、こっちに来ないでください〜!―


上条「……」

上条(何か向こうの方から女の子の叫び声のようなモノが聞こえたのですが……)

   (無視とか……出来ないか)

上条「不幸だ……」
3 : ◆OFwkeQ3eEI :2011/05/19(木) 01:49:27.74 ID:VF3zGs7y0
上条は声のした方へ走っていく。
―――――――――――――――――――――――――――
―――――――――――――――――――
――――――――――――
路地裏 朝

―だ、だれか!誰か助けてください!―

目的地についた上条はすぐに声を張り上げる。


上条「お前ら!女の子相手に一体何をやってる……んだ……?」

小人「ひぇ〜っ!わたしを食べたって美味しくないですよぉ〜!」

上条「……はぁ!?」


上条が見たのは一匹の犬に吼えらながら、雨どいにしがみ付く小さな小人だった。
白い服と長い金髪が印象的な小人は必死に雨どいにしがみ付いている。

4 : ◆OFwkeQ3eEI :2011/05/19(木) 01:50:24.10 ID:VF3zGs7y0
小人「あ、あの助けてください!」

上条「えっと、俺?」

小人「そ、そうです!」

犬『ワンワン!!』


小人「ひぃ〜!!」

   「このままじゃあ、私!」

   「この猛獣に食べられちゃいますぅ〜!」


犬『ワン!!』ガサ

小人がしがみ付いた雨どいに犬が飛び掛る。
その衝撃に耐えられなかった小人はそのまま犬の上に落ちていく。


小人「きゃぁあああ!」

上条「ちょっ!?」


上条は雨どいの方へ向かい小人を手でキャッチする。


小人「……た、助かったぁ〜」

上条「ふぅ、何とか無事に……ん?」

犬『ぐるるるる』

上条「これは……もしかします?」

犬『がぅう!』ガブ

上条「ぎゃぁああああ!不幸だぁあああああああ!」


                                〜 とある神姫と幻想殺し 〜
5 : ◆OFwkeQ3eEI :2011/05/19(木) 01:51:46.04 ID:VF3zGs7y0
―――――――――――――――――――――――――――
―――――――――――――――――――
――――――――――――
路地裏 朝

小人「ありがとうございます!」

   「この度はなんとお礼したらいいのか……」


犬から逃げ切れた上条は公園で休んでいた。
小人がお辞儀をしながら上条にお礼を言う。


上条「いや、お礼とか別にいいって」

小人「いえいえ、神姫が人に助けていただいてお礼もしないなって……」

上条「しんき?」


小人「はい、武装神姫です」

   「わたしの正式名称は『天使型MMS アーンヴァルMk-2』といいます」
6 : ◆OFwkeQ3eEI :2011/05/19(木) 02:02:23.00 ID:VF3zGs7y0
上条「天使型?ロボットのモデルのことか?」


Mk-2「そうだ!お礼の話でした!」

   「あなたのお名前を教えていただけますか?」


上条「俺は上条当麻」


Mk-2「上条当麻さんですね」

   「……はい、データベースに該当者が一人確認できました」

   「上条当麻さん、学園都市第7学区の高校2年生で水瓶座、年齢は16歳ですね」

   「えっと、ご両親のお名前は上条刀夜さんと上条詩菜さん」

   「超能力者としてのレベルは0」

   「あとは……」
7 : ◆OFwkeQ3eEI :2011/05/19(木) 02:03:15.27 ID:VF3zGs7y0
上条「ちょっ、ちょっとストップ!」

Mk-2「はい?」

上条「な、なんでわかるの!?」


Mk-2「それはですね」

   「学園都市のデータベースにハッキングして資料を閲覧したからです!えっへん!」


上条「ハッキングって、ちょっ、おま」

Mk-2「大丈夫ですよ?ちゃんと足跡は綺麗に消しましたので」

上条「そういうことじゃなくて!!」
8 : ◆OFwkeQ3eEI :2011/05/19(木) 02:04:09.83 ID:VF3zGs7y0
Mk-2「あ、そうでした」

   「上条さん、携帯電話はお持ちですね」

   「今からメールを送信しますね!」


上条「アドレスまで!?」


その時、上条の携帯が振動する。


上条「……」


Mk-2「あ、メール確認してください」

   「そちらの方にオーナー登録証明書を送信しておきました」


上条「……上条当麻様、あなたは武装神姫オーナーとしての登録を完了しました」

   「今回の登録について―――」


上条はこれ以上メールを読むのをやめ、目の前の白い悪魔について諦めることにした。
9 : ◆OFwkeQ3eEI :2011/05/19(木) 02:38:16.07 ID:erfhYtu60
―――――――――――――――――――――――――――
―――――――――――――――――――
――――――――――――
教室 昼


上条は自分の席で死にそうになっていた。
朝のゴタゴタが原因で当然、補習は遅刻、
担任からは遅刻の罰として課題を追加で提出される。


青ピ「なんや、カミやん」

   「わざわざ、遅刻してくるほど小萌先生に構って欲しかったんか?」


上条「なわけねぇーだろ」


土御門「いやー、カミやんのことだからにゃあ」

     「まぁた、女性絡みのトラブルに巻き込まれて」

     「フラグの一つでも立てたにちがいないぜぇ?」

10 : ◆OFwkeQ3eEI :2011/05/19(木) 02:38:44.95 ID:erfhYtu60
上条「んなわけねーだろ!」

   「つか、フラグって何だ!フラグって!」

   「そんなのが立ってるなら、今頃、俺はリア充街道まっしぐらだっての!」


青ピ「……自覚が無いのが」

土御門「やるかにゃ?」

青ピ「OKやで」


上条「ちょ、てめーら!」

   「2対1は卑怯だろ!」


青ピ「リア充野郎には2対1でちょうどええって」

土御門「そうだにゃあ」
11 : ◆OFwkeQ3eEI :2011/05/19(木) 02:39:27.06 ID:erfhYtu60
上条「ちょっ!」

―大丈夫です!これで2対2です!とう!―

上条たちの前に今朝の小人が現れる。
スチャ!

Mk-2「大丈夫ですか?マスター!」

上条「……」

青ピ「……」

土御門「……」

Mk-2「どうかなさいましたか?」

青ピ「いやぁ、カミやんもオーナーになってたとはビックリやわ」

土御門「誘った時は興味なさげだったのににゃあ」

上条「お前ら知ってるの?」
12 : ◆OFwkeQ3eEI :2011/05/19(木) 02:42:41.95 ID:erfhYtu60
青ピ「知ってるも何も」

   「昨日、誘ったやないの」


土御門「昼から行われる武装神姫先行販売イベントに出ていち早く神姫をゲットするだにゃあ」


青ピ「って誘ったら、カミやんは興味がないから先に帰ったやないの」

   「しかし、まさかカミやんがこっそりイベントで購入してたとは思わんかったわ」


上条(そういえば、小型ロボットの発売がどうのこうの言ってたな)

   (夏休み前に長蛇の列に並びたくないって事で断ったんだった)


土御門「しかし、こんなタイプ販売してたかにゃあ?」

青ピ「リストには載ってなかったんやけど」

13 : ◆OFwkeQ3eEI [sage]:2011/05/19(木) 02:44:01.04 ID:erfhYtu60
すみません。
眠いのでこの辺にしておきます。
続きは今日の夜にします。
14 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(栃木県) [sage]:2011/05/19(木) 03:35:00.84 ID:p+VXmrxpo
武装神姫って元ネタよくわからんがネトゲ?
ググったらなんかフィギア出てきた
15 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/19(木) 05:24:02.61 ID:EuhpxbkAO
上条当麻と白井黒子の娘の

上 条 白 子



はいつ出てくるの
16 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/19(木) 07:42:17.13 ID:yyTW1LvDO
>>14
武装神姫シリーズっていう武装少女フィギアが元ネタ
そのフィギアに戦わせる格ゲーもPSPで出てる
カスタムロボみたいなやつ

ちなみに俺も武装神姫は良くしらんキャラとかわからん
17 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(沖縄県) :2011/05/19(木) 08:15:18.13 ID:7RyLIIUzo

>>16
武装神姫はストーリーとキャラづけはおまけww
18 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/19(木) 08:36:02.87 ID:LhGU8dZh0
スレタイで黒子クローン(黒子・白子・青子・赤子・紫子……)かと思ったのは俺だけでいい
19 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県) [sage]:2011/05/19(木) 12:39:15.41 ID:Ylhg37Ypo
魚の精巣かと思った
20 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸) [sage]:2011/05/19(木) 12:46:59.67 ID:Qhd2pj8AO
ん?と思ったらとある×神姫か……待っていたぞ、歓迎しよう、盛大にな!

……でもあんばる表記の方がわかりやすかったです、はい
21 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(栃木県) [sage]:2011/05/19(木) 13:12:57.13 ID:p+VXmrxpo
姫神「……」
22 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長野県) [sage]:2011/05/19(木) 15:12:02.34 ID:Z4uc4+2Eo
>>19
同じく
23 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2011/05/19(木) 22:34:47.71 ID:DjMtqUEz0
魚の精巣って食えるんだっけ?
あ、しらこか……
24 : ◆OFwkeQ3eEI :2011/05/20(金) 01:55:25.38 ID:yPIbX9FF0
続き

土御門「いやいや、カミやんのことだから社員にフラグを立てて」

     「限定モデルを貰った可能性もあるぜぃ」


青ピ「あー、その可能性は考えて無かったわ……それなら―――」


土御門「まあ、確かにありそうだにゃあ」

    「カミやんなら―――」


上条「ちょっ!ちょっと待て!」

   「お前らなんで神姫に詳しいわけ?」


青ピ「何を言ってますの、カミやん?」

土御門「そんなのは俺もオーナーだからに決まってるぜよ」
25 : ◆OFwkeQ3eEI [sage]:2011/05/20(金) 01:56:16.48 ID:yPIbX9FF0
青ピ「ほら、これがボクの神姫」

   「猫型マオチャオのマオちゃんやで」


土御門「で、これが俺の忍者型ミズキと忍者型フブキだにゃあ」

    「限定忍者セットとして売られていたからお得な気分だぜぇ」

    「で、カミやんはその天使型のモデルはどこで買ったんだにゃあ?」


上条「いや、俺は買ったんじゃなくて―――」

上条、今朝の出来事を説明中

上条「ってことがあったわけで……」


土御門「……」

青ピ「まさかぁ、カミやんのフラグ建築能力がこれほどとか……」

土御門「さすがに何処からともなくロボ子を連れてくるとか、驚きだにゃあ」

上条「いや、だから俺は無理やりだな……」
26 : ◆OFwkeQ3eEI [sage]:2011/05/20(金) 01:56:43.77 ID:yPIbX9FF0
青ピ「まあ、成り行きでもオーナーになったやったら」

   「オーナー生活楽しんだらええのちゃうの?」


土御門「そうそう、世の中楽しんだもの勝ちだぜえ」


上条「……それも、そうだな」

   「で、オーナーとしては何をすればいいんだ?」


青ピ「まずは公式HPにアクセスして―――」
27 : ◆OFwkeQ3eEI [sage]:2011/05/20(金) 01:57:36.35 ID:yPIbX9FF0
―――――――――――――――――――――――――――
―――――――――――――――――――
――――――――――――
上条家 夜


禁書「と、トウマー!トウマー!すごいよこの子!動いてる!しゃべってる!」

   「学園都市にろぼっとはたくさん居るけど、こんなのはじめてみるかも!」


上条「おー、そっか、そっか」

   「でも、上条さんは新人オーナーとしてこれからやらなければいけないことがある」

   「よって、少しインデックスの相手をしててくれ」   Mk-2「了解です、マスター」

   「えっと、土御門たちの話では公式サイトにアクセスして」

   「仮登録から本登録にすればいいんだな……」

   「仮登録なら問題なかったような……まあ、気にしても仕方ないな」

   「1万以上する小型ロボットがタダで手に入ったんだし」

   「ある意味、これが上条さんにとっての初めてのラッキーってやつなのか?」

   「……お、既に神姫持ちの方に神姫用操作ソフト」

   「武装神姫バトルマスターズ無料配布中……」

   「とりあえず、登録っと……」

   「街のゲームセンターでメールを見せればソフトが貰えますか……明日、行ってみるかな」

   「必要なモノは……PSPとオーナー登録証明書か」

   「PSPって土御門から貰ったPSP‐1000だけど対応してるのかな、しかし……」

   「今のところ一銭も使わずに話題のゲームを遊べるとか……」

   「……まさか、これで一生分の運を使い果たしてるとかないよね?」
28 : ◆OFwkeQ3eEI [sage]:2011/05/20(金) 01:58:17.83 ID:yPIbX9FF0
禁書「なんか、トウマの独り言が気持ち悪いかも」

Mk-2「マスターはちょっと病気なのでわたしがマスターに代わって何でも答えますよ」


インデックスとアーンヴァルが話し始める。
―じゃあ、あなたのお名前なんて言うのかな?―

―天使型アーンヴァルMk-2っていいます―

―何か変わった名前かも―

―あくまで総称ですから、わたし自体の名前は無いんですよ―

―じゃあ、私がつけてあげるよ!うーん……―

―じゃあ、今日からあなたの名前は―だね―

―はい!ありがとうございます!―

―では、登録しておきますね―
29 : ◆OFwkeQ3eEI [sage]:2011/05/20(金) 01:59:24.54 ID:yPIbX9FF0
上条「えっと……あとは名前?」

   「あ、総称なんだな」

   「ここ一年、妙な名前の人と会うから感覚が麻痺してたな……」

   「……登録完了しました?」

   「ちょっとまて!!俺はまだ名前決めてないって……」

   「『しろこ』で登録されてる……なんて、ネーミングセンスだ」


禁書「トウマー!トウマー!」

   「この子に名前をつけてあげたの」


上条「……名前?」

禁書「この子、今日から『しろこ』って名前になるんだよ!」

上条「……」
30 : ◆OFwkeQ3eEI [sage]:2011/05/20(金) 02:00:02.51 ID:yPIbX9FF0
―――――――――――――――――――――――――――
―――――――――――――――――――
――――――――――――
ゲームセンター 昼


しろこ「うわぁ……人が一杯ですごいですね」

禁書「ふっふーん、しろこが驚くのも無理はないんだよ」


上条「武装神姫は学園都市全体が全力で取り組んでいる新しい娯楽らしいからな」

   「そういう意味でも注目度が違うんだろ」

   「って何故、インデックスさんが自慢げに?」


禁書「で、トウマ」

   「げーむせんたーに来てどうするの?」


上条「ん?そうだな、とりあえず……」

   「あの店員さんにでも聞いて、神姫の対戦が出来る場所があるか聞く予定だ」

   「あ、そこの店員さん、すみませーん!」


店員「はい、なんでしょうか?」
31 : ◆OFwkeQ3eEI [sage]:2011/05/20(金) 02:00:30.34 ID:yPIbX9FF0
上条「無料配布の武装神姫バトルマスターズの受け取りってやってますかね?」


店員「はい、こちらの店舗でも取り扱っています。」

   「オーナー登録証明書を見せていただけますか?」


上条「あ、はい」

店員「はい、確認が取れましたのでソフトをお持ちしますね」
32 : ◆OFwkeQ3eEI [sage]:2011/05/20(金) 02:01:18.33 ID:yPIbX9FF0
―――――――――――――――――――――――――――
―――――――――――――――――――
――――――――――――

店員「はい、こちらが操作用ソフトになります。」

   「PSPはお持ちでしょうか?」


上条「はい、1000ですけど大丈夫ですかね?」


店員「はい、ロードに関して以外は大丈夫ですよ」

   「あちらの方に神姫ショップと対戦台がありますので、」

   「時間がありましたらのぞいてみて下さい」


しろこ「マスター!わたし、ショップが見てみたいです!」

禁書「私はタイセンダイを見てみたいかも!」


上条「まあ、時間はあるわけだし」

   「ショップからのぞいてみるか」
33 : ◆OFwkeQ3eEI [sage]:2011/05/20(金) 02:01:53.99 ID:yPIbX9FF0
―――――――――――――――――――――――――――
―――――――――――――――――――
――――――――――――
ゲームセンター 神姫ショップ


禁書「しろこの仲間っていろんなデザインがあるんだね」

しろこ「マスター、この武器とかカッコよくないですか?」


上条「……」

上条(武装セット1万円……剣一つで二千円だと!?)
34 : ◆OFwkeQ3eEI [sage]:2011/05/20(金) 02:02:25.03 ID:yPIbX9FF0
―――――――――――――――――――――――――――
―――――――――――――――――――
――――――――――――
ゲームセンター 対戦台


禁書「トウマー!トウマー!あの神姫すごいね!」

   「れーるがんが百発百中で当たってるかも!」


上条「土御門達の話だと」

   「一昨日、先行販売が行われたばかりなのに」

   「すごいやつも居たもんだ」


しろこ「マスター、わたし達もあの方と戦ってみませんか?」


上条「っても、武器なしでレールガンとは戦えないだろ」

   「そして、二千円の出費はかなりでかい訳だし……」

   「しかし、レールガンって聞くだけで泣きそうになるのは何故だろ……」


しろこ「それについては大丈夫です」

    「わたしには既に専用武装セットが付属されてますので」

    「武装を買わなくても対戦は可能ですよ」

    「まあ、わたしてしてはカッコいい武器は欲しいですが」


上条「まあ、そういうことならやってみるか」

   「すいませーん!対戦相手になってもらっていいですか?」

   「って言っても、対戦はしたことないんで初心者なんですが……って!?」


御坂「ちょっ!?何でアンタがここに居るのよ!!」
35 : ◆OFwkeQ3eEI [sage]:2011/05/20(金) 02:03:00.25 ID:yPIbX9FF0
上条「やっぱり、ヤメトキマス……」


御坂「ちょっと、待ちなさいよ!」

   「アンタも神姫持ってるなら丁度いいわ」

   「今日こそ、私のレールガンでギッタンギッタンにしてあげるわ!」


神姫「お姉さまのレールガンではなく、私のレールガンの間違いだと思います」

御坂「細かいことはいいのよ、くろこ」


上条「くろこって白井と同じ名前をつけたのか?」

   「それにお姉さまって……」


御坂「ち、違うわよ!」
36 : ◆OFwkeQ3eEI [sage]:2011/05/20(金) 02:03:46.90 ID:yPIbX9FF0
御坂「ち、違うわよ!」

   「これは名前入力モードのときに黒子が勝手につけたのよ!」

   「変更しようにも一度登録したら変更できないし……」

   「って、そんなことはどうでもいいのよ!」

   「対戦するんだから、早く席に着きなさいよね!」
37 : ◆OFwkeQ3eEI [sage]:2011/05/20(金) 02:04:14.02 ID:yPIbX9FF0
―――――――――――――――――――――――――――
―――――――――――――――――――
――――――――――――
ゲームセンター 対戦台


しろこ「マスター、操作用ソフトとのリンク完了しました」

    「あとはPSPのボタンで簡単な命令をわたしに出していただければ結構です」

    「あとはわたしがその命令に応じた行動をとりますので……」

    「では、準備が出来ましたボタンを押してください」


上条「わかった、ボタンを押して命令すればいいんだな」

上条「じゃあ、スタート」

 = RIDE ON =
しろこの身体に白い武装が装着される。


御坂「あいつをギッタンギッタンにしてやるわよ、くろこ!」

くろこ「了解しました、お姉さま」

 = RIDE ON =

 ―BATTLE START―

  ―Ready GO!―
38 : ◆OFwkeQ3eEI [sage]:2011/05/20(金) 02:04:40.25 ID:yPIbX9FF0
御坂「くろこ!レールガン!」

くろこ「了解しました!お姉さま!」ヒュン!


くろこがレールガンを発射する。

上条「ちょっ!回避回避!」

しろこ「ま、間に合いません!!」

上条「じゃあ、右手を前に出してガードだ!」

しろこ「こ、これでいいですか?」

パキーン!

しろこ「ふ、防げました!」
39 : ◆OFwkeQ3eEI [sage]:2011/05/20(金) 02:05:09.89 ID:yPIbX9FF0
御坂「ちょっと、何よその神姫!」

   「見たことないモデルだとは思っていたけど、なんて硬さよ!」


しろこ「こちらも反撃します!よろしいいですか、マスター?」

上条「おう!」

レーザーライフルを取り出す。

御坂「ちょっ!?何よその武器!」

しろこ「いきます!」

レーザーライフルのチャージを開始する。

しろこ「いっけぇええええ!!」

しろこがレーザーライフルを発射する。
発射されたビームがくろこに向かって飛んでくる。

御坂「くろこ!回避!回避!」

くろこ「りょ、了解です!お姉さま!」

くろこが斜線上から避けるとビームは
対戦台とゲームセンターの壁に大きな穴をつくる。
40 : ◆OFwkeQ3eEI [sage]:2011/05/20(金) 02:05:52.18 ID:yPIbX9FF0
御坂「……」

上条「……」

くろこ「……」

禁書「とうま、何の騒ぎ?」

しろこ「ま、マスター!加減間違えました!」

店員「か、壁に大きな穴が……」

上条「に、逃げるぞ!インデックス、御坂、しろこ!」

しろこ「は、はい!」

禁書「う、うん」

御坂「そ、そうね!くろこ逃げるわよ!」

くろこ「了解しました」

上条たちはゲームセンターから逃げ出す。
この日の出来事はゲームセンター爆発テロとしてアンチスキルに通報される。
テロ事件の犯人としてゲームセンター近くに居た赤髪バーコードの神父を
アンチスキルが逮捕したことにより事件は幕を閉じる。
41 : ◆OFwkeQ3eEI [sage]:2011/05/20(金) 02:11:44.68 ID:yPIbX9FF0
とりあえず、今日はこれで終わっときます。
禁書の方ではいまいち方向性が定まらないので
バトルマスターズに禁書を絡めていく形にします。
続きはバトルマスターズ進めてから進行するので
1週間から2週間後ぐらいになります。
42 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(滋賀県) [sage]:2011/05/20(金) 02:36:16.20 ID:/Ug9WdnXo
ステイルマジバーコード
43 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(栃木県) [sage]:2011/05/20(金) 02:46:40.07 ID:MeoJ34JRo
ステイルならしょうがないな
44 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東) [sage]:2011/05/20(金) 08:00:55.63 ID:nO5E//xAO

久しぶりにバトルマスターズ始めたら、素晴らしいスレがww
あと、ステイルwwwwww
45 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(鹿児島県) [sage]:2011/05/20(金) 08:51:50.39 ID:c2DHg8zZ0
ジャッジメントじゃないんですの?
46 : ◆OFwkeQ3eEI [sage]:2011/05/20(金) 11:41:32.05 ID:m3qIDY9D0
『白子⇒しろこ』に表記変更してます。
理由としてはゲームでは名前に漢字が使用できないからです。

>>45
Wikiの情報によるとジャッジメントは
・子供を危険にさらす訳にはいかない
・危険を蹴散らすだけの力を子供に持たせない
という理由から基本的には重要任務には就かないらしいです。
だから、テロ事件なんかはアンチスキルが担当してるのかなっと、
本編中も黒子達のチームが独断で行動しているだけなのが多いわけですし……。

出典:とある魔術の禁書目録Index
http://www12.atwiki.jp/index-index/pages/94.html
47 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/26(火) 00:55:07.53 ID:mGi0xCKvo
神姫ととある好きな俺にとって超俺得スレだここは
白にーさんが知られてないってことは御坂が使ってるのは初期黒子か? それともbis?
48 : ◆OFwkeQ3eEI [saga sage]:2011/07/27(水) 03:33:58.66 ID:vU/U9bKk0
>>47
御坂の使ってるのは黒アーンヴァルです。
白にーさんが知られてないのは商品カタログに載ってない未確認モデル
って設定になっています。

こちらも近いうちに続きを書きたいと思います。
少しの間待っていてください
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