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あの日見た「とある魔術」を僕達はまだ知らない - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 :analyst :2011/05/23(月) 01:02:51.25 ID:j6UzqWm60
とりあえずめんまがインなんとかさんに見えて仕方なかったので…
初めてな上、遅筆・構想不足、基本ノープランかつ駄文でほめられたものではないと思いますが、
よろしくお願いします。下記は設定。

【舞台】
学園都市、第7学区。
あまり魔術的要素は出てこないつもりです。
(学園都市には秩父のような田舎が無いのが残念。)

【メインキャスト】
※全員高1。
めんま=インデックス
じんたん=上条当麻
あなる=御坂美琴(事情によりLEVEL1)
つるこ=麦野沈利+メガネ装備
ゆきあつ=一方通行
ぽっぽ=浜面仕上

【プロローグ】
昔は仲良しだった幼馴染みたち。でも、高校生になった彼らの距離はいつの間にか離れてしまった。
受験に失敗しヒキコモリ気味の主人公、上条当麻。
素直になれず、周りに流される少女、御坂美琴。
進学校に通うLEVEL5、"一方通行"と"麦野沈利"。
高校進学せず、いつもブラブラしているスキルアウト、"浜面仕上"。
そして、仲良しだった小学生の頃から、それぞれが違う道を歩んでいく中、あの頃と変わらない少女、"インデックス"。

ある日、"お願いを叶えて欲しい"と上条にお願いをするインデックス。
困りながらも"インデックス"のお願いを探る上条。
そのお願いがきっかけとなり、それぞれの領域でそれぞれの生活を送っていた
幼馴染み達が交錯する時、物語は幕を開ける…
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男「ブルードラゴンラルグラド?」 @ 2025/08/21(木) 02:17:16.64 ID:qI1gMjwxO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1755710236/

ひさしぶりにA雑来たけど @ 2025/08/20(水) 23:05:18.14 ID:OGWtQL890
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1755698717/

【コードギアス】俺「安価の力を使いブリタニアに反逆する」TURN2 @ 2025/08/20(水) 17:39:49.30 ID:P7oidm6v0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1755679188/

【クリスマス・年末・年始】連休暇ならアニソン聴こうぜ・・・【避難所】 @ 2025/08/17(日) 15:53:05.03 ID:8Hi8e/2Y0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1755413584/

(安価&コンマ)鬼滅の刃 新星の書 二冊目 @ 2025/08/17(日) 00:48:56.69 ID:eO2jd/RL0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1755359335/

おいおいVIP死んでんじゃねーか! @ 2025/08/15(金) 20:47:26.59
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4vip/1755258446/

宗谷「だからウソじゃないですって!」 @ 2025/08/15(金) 10:49:44.81 ID:DWupdAKs0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1755222584/

VIPが落ちた時に上げるスレ @ 2025/08/15(金) 04:15:21.83 ID:Hx3tObUFO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1755198921/

2 :analyst :2011/05/23(月) 01:23:30.43 ID:j6UzqWm60
-学園都市 学生寮-

ミーン、ミーン、ミーン…
蝉が喧しく鳴いている。
夏休みが終わる二日前。

カチカチカチ、カチカチカチ、カチカチカチ、
ドゥーン、ドゥーン、ババババババ

激しく点滅するディスプレイ越しにボサボサ頭のだらしない顔が見える。

上条「はぁ…」

女子生徒「やだぁ。そんなんじゃないわよおー」
男子生徒「ちげえって。お前絶対オッパイ大きくなったって」
女子生徒「あんたがさわりまくるからでしょww」キャピキャピ

上条「不幸だ…氏ね氏ね[ピーーー][ピーーー][ピーーー]!!!」ドババババババ
上条「お前ら劣勢の遺伝子は残すな!夏に浮かれた淫獣どもが」カチカチカチ

イン「あれぇー?あれビルビルダーなんだよ?」
上条「違うっての!ほんとお前は低能だよなあ」
イン「えー、でも似てるよ?唇のあたりとかこんなぶっといもん」

銀髪の少女は上条にぴとっとくっつきゆさゆさ動いてくる。

上条「そんなんだったら算盤塾のじいさんだってとっくにビルbルダーだっ…あ?」
イン「えー、でもとうまー、お?」

銀髪の少女は整った顔を上目づかいに上条の顔を見上げている。
そんな少女の顔を見た上条は照れ隠しに目御そむけ立ち上がった。

イン「とうま?」
3 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]:2011/05/23(月) 01:29:49.60 ID:4XCs+jteo
上条さんの性格が凄いことに…
期待
4 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/05/23(月) 01:31:59.35 ID:gv/m+leB0

とりあえずガンバ
5 :analyst :2011/05/23(月) 01:57:44.92 ID:j6UzqWm60
上条は立ち上がり、台所に向かい塩ラーメンの袋を開けた。

上条「(夏の獣は獰猛ですのことよ…)」
イン「あーずるーい!インデックスも塩ラーメンが食べたいんだよ!」

そういって銀髪の少女は上条の肩にしがみついた。

イン「お、卵なんだよ!インデックスは掻き玉がいいかも!」ユサユサ

上条「(ぇっう)」

上条はうっとおしそうに銀髪の少女を睨みつけたが、天真爛漫な彼女は意に介さない。

イン「お、卵なんだよ!インデックスは掻き玉がいいかも!」

グツグツグツ
鍋の中ではラーメンが美味しそうな音を立てながら煮立っている。

イン「ねえ?卵が固まってしまうかも?」

上条はさらっとスルーし、視線を銀髪の少女から目を背けた。

イン「ねえ!タマゴ!タマゴ!混ぜてー!混ぜて!」ユサユサ

銀髪の少女は上条に申し入れを聞き入れてもらえなかった為、
必死に肩を動かして訴えかけた。

プルルルルルルルルル

不意に上条の携帯電話が鳴り響いた。
…画面を見ると、珍しく上条の父親からだった。

上条「はい、もしもし?」
刀夜「当麻くん?パパだよ。今何してるの?」
上条「…ラーメン作ってるんですよ」
刀夜「お?何ラーメン?当麻、俺のもつくってよー」
上条「親父殿は学園都市の外にいるからどう足掻いてもたべられないでせうが」

イン「あ、おじさんかも!おじゃましてまーす、なんだよ!」

銀髪の少女は電話口に向かって挨拶をする。
その様を上条は訝しげに見ている。

刀夜「当麻?」
上条「ああ、いいよ。今度来た時に作ってやるよ」
刀夜「やったあ☆かわーいいー★」

そう言って電話越しでくるくる回って小躍りするのがわかるようなテンションではしゃいでいる。
そんな年齢を考えない父親の様子に上条は、

上条「ねえ?そろそろ、そのなんにでも「カワイイ」っていうのやめたらどうででせうか?」

と毒を吐く。
しかし当の本人は「だっていい言葉じゃん★」と言って全く意に介していない。
やれやれ。
昔は、こうじゃなかったのにな…と上条は昔の凛々かった父親の姿を思い出していた。

刀夜「まあ、元気でやっているようでなによりなにより。じゃあまたねーん★」プチッ

電話越しの父親はやたらハイテンションで電話を一方的に切った。

…今の俺が高校を殆ど休んでいることを知ったらどう思うだろうか。

そう上条は考え、どんぶり鉢にラーメンをよそいズルズルと嫌な汗をかきながら食べた。

上条「(まずい…)」

引きこもりの自分、変わってしまった父親。そして…
何がターニングポイントだったのか。
上条はそんなことを思いながら、どんぶり鉢を見つめた。
濁ったスープには濁った顔が映っている。

イン「インデックスだけ用意してくれないなんてあんまりなんだよ!とうまのケチ!鬼!ニート!」

…やれやれ。本当にこいつは今も昔も食いもののことしか頭にないんだなあ。
ニートは余計だ。
まだ、辛うじて学生なんだからな…。
まだ、今は。
6 :analyst :2011/05/23(月) 02:11:52.79 ID:j6UzqWm60
こんばんわ、はじめまして。
あなる大好きanalystです。

仕事あるので、今晩はこの辺で。
途中まで基本は「あの花」準拠でやっていこうと思ってます。
今のところはハッピーエンドで終わらせる予定ですが、スレの反応を見て考え直しますww

本当は髪を下ろしたあなるの姿が大好物の麦のんにそっくりだったので、あなる役を麦のんにしようと思ったのですが、

ツンデレと低レベル高通学という要素を考えてLEVEL5になる前の御坂で行こうと考えました。
また、つるこ役がドSなエリートという要素をよく考えたら麦のんしかいないかなあーとww

ゆきあつ役も垣根か一方通行、どちらにするか迷ったんですが主人公補正で一方通行にしましたww
ただ、イケメルヘンも好きなんで、どこかで入れていこうと考えてます。

最後に、「こういうの入れてほしい」ってのがあれば書いてください。
シナリオ的に入れられそうならがんばって盛り込んでみます。
(正直、僕の乏しいオツムじゃアイデアとかプロット結構きついのでww)

それではおやすみなさい。
7 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [!inaba_res]:2011/05/23(月) 07:21:29.15 ID:thMV+W0R0
あの顔でこの「かわーいい」や「××ね〜ん★」は……
8 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [sage]:2011/05/23(月) 07:47:09.57 ID:jQ9tSu2H0
俺も書こうと思ったら既にスレが立っている…だと?
9 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(沖縄県) [sage]:2011/05/23(月) 08:06:33.46 ID:YU/dFH4do

>>7
絵的に似てね?>刀夜とじんたん父
10 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/23(月) 19:21:06.45 ID:kCEkWi2B0

なんかインデックスの一人称が名前なのが違和感を感じてしまう…
11 :analyst :2011/05/23(月) 23:29:49.98 ID:j6UzqWm60
こんばんわ。
analystです。
展開が遅いですが、書き溜め分を投下します。
12 :analyst :2011/05/23(月) 23:31:54.77 ID:j6UzqWm60
-あの頃の夏は…。

〜回想〜
五年前の夏。
いつもと同じ仲間たちは第13学区外れの森に居た。
青々と聳える木々。
この辺りはカブトムシやクワガタが沢山いることで、学園都市の子供たちの間では有名なスポットだ。
中でもここは、穴場中の穴場。
上条達以外に知っている者はいない。

…おっきいのみーつけた!
上条は、我先にと、一番大きいクヌギの木に飛び付き、登り始めた。

イン「とうまー、あぶないんだよー?」
上条「大丈夫ですことよ!上条さんにとっちゃ朝飯前ですよ」

そう言ってまるで猿のようにタカタカと木を駆け上がり、
得意げに黒々と輝く大きなカブトムシを鷲掴みにし、器用に木をスルスル下りて行った。
そして、上条は胸を張って戦利品を仲間たちに差し出した。
13 :analyst :2011/05/23(月) 23:33:19.27 ID:j6UzqWm60
その戦利品を見て素直な声を上げた少女。
御坂「やっぱり、とうまのが一番おっきい!」

その様子を見て、上条が捕まえるまでは一番立派なカブトムシを持っていた真っ白な少年は、
一方「…ケッ」

さも、おもしろくなさげな声を上げた。
この少年はいつも不貞腐れているが、上条と比較されたので余計に不貞腐れてしまっている。
そんな様子もいざ知らず、当の"ヒーロー"は、

上条「だろ?」

と自慢げ。

傍らにいた落ち着いた、大人びた少女も、

麦野「ほんと、すごいすごい!」
とやはり驚きの声を上げた。

スポーツ刈りの純朴な少年も、
浜面「やっぱり、とうまはかっけーなあ!」

と尊敬と憧れの眼差しで上条を見つめた。

自分が輪の中心で、何でも一番だったとき。
そんな五年前の夏だった。

…あ、あのね?
…なんだよ、インデックス?
…とうま、あのね?お願いがあるんだよ?
14 :analyst :2011/05/23(月) 23:35:04.41 ID:j6UzqWm60
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

…うぅん

どうやら俺は食った後いつの間にかベッドで眠っていたらしい、上条は自分の今の状況を認識した。

上条「ん?」

何やら腹周りに重みを感じる。

上条「んぉっ?」
イン「んん…」

銀髪の少女は眠そうに上条の腹の上で蠢いた。

…ああ、俺は病んでる。
…確実に。
…これはきっと抱えまくったストレスと抱えまくったトラウマが、夏の暑さのせいでカタチに......

上条「んんぉっ」

銀髪の少女は上条の腹の上から、上条の下条に向かってズルズルと移動した。
下条がズボン越しに少女の素肌と擦れて、得も言われぬ心地よさ。

…しかも、思春期の性衝動まで絡んできたかっ.....

下条に血が上りすぎたのか、暑さでバテたのか上条はバタンと再びベッドに倒れこんだ。
そんな男のリビドーも素知らぬように、お目覚めの銀髪の少女は、

イン「おはようなんだよ…とうま…」
と眠気のせいか若干舌足らずな言葉で上条に声をかけた。
15 :analyst :2011/05/23(月) 23:36:48.38 ID:j6UzqWm60
上条は天を仰ぎながら、呟いた。
上条「…仮にインデックスさんが上条さんのストレスが具現化した存在として、」
イン「ん?」
銀髪の少女は不思議そうに上条を眺める。

上条「何故、今になって俺の前に現れる?しかも成長した状態で。」

少女は、一瞬首をひねり、明るく笑った。

イン「そんなのわかんないってばよ、なんだよ!」
上条「インデックスさん、あのですねえ…」

上条は呆れるが少女は更に続けた。

イン「でもね、お願いを叶えて欲しいのかも!インデックスは!」
上条「何だよそれ?」
イン「そんなのわかんないってばよ、なんだよ!」

上条は完全に拍子抜けした。
上条「…っ、願いがわかんないと叶えられんでしょうーがぁー!」
イン「うーん、でもそんな気がするかも…」

呑気に少女は顎に指を当てて明後日の方向を向いて唸っている。
そして、真顔で上条を見つめ直し、

イン「でも、本当になんなんだろうね?」
上条「俺が知るかあぁぁっぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

思わず上条は絶叫した。
引きこもって以来、近所迷惑になるため大声を出さないようにしていたが、ついにその禁は破られた。
そのせいか大量のツバが少女に飛散してしまったようだ。

イン「きたないんだよ!歩く教会の結界でも汚さは防げないかも!」

銀髪の少女は昔から"歩く教会"だの"魔術"だの、科学全開の街で聞きなれない単語を発していた。
久々に聞いた不思議ワードと暑さと少女の"お願い"でイライラがピークに来ていた上条は、がっくりと項垂れた。
16 :analyst :2011/05/23(月) 23:38:17.22 ID:j6UzqWm60
…暑さとストレス、俺のトラウマ...

上条「とにかく、その願いってのさっさと思い出してほしいですことよ?」
うんざりした上条はその"お願い"とやらをさっさと思い出すよう銀髪の少女に促す。

少女は一瞬考えて、
イン「あのね、それってみんなで集まって叶えるお願いだったかも!」

上条は戸惑い、
上条「みんなって、…あのなあ…」

ピーンポーン。
不意に呼び鈴が鳴った。
珍しい。こんな時間に、セールスや新聞の勧誘以外で呼び鈴がなることは。

イン「あ、お客さんかも。はーい!」
上条「おいおい、お前が出てどうすんだよお?」
小声で上条は少女を制し、ドアを開けた。

するとそこには、意外な来客が待っていた。
17 :analyst :2011/05/23(月) 23:52:22.55 ID:j6UzqWm60
analystです。
展開が遅くてすいません、
明日早いので今日はこれくらいで。
一応、あの花原作の1話を3日くらいのペースでSSで消化していこうと思っております。
休日はちょっと頑張って書きためておきます。

また、アニメの一コマ一コマを活字で表現しようとするとしんどいですww
こんなにしんどいと思わなかったorz


…ああ、ペース配分がいまだによくわからん。
18 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(三重県) [sage]:2011/05/24(火) 11:17:55.66 ID:uVfbUbb00
一方通行「見せてやろうぜ・・・」
19 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/24(火) 13:56:40.96 ID:M/lPV3t60
この流れだと一方さんが女装すんのか…。

テンション上がってきたぁあぁあああぁあ!!
20 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/26(木) 22:35:11.49 ID:/p6N8WxB0
原作と違う方向でいこうぜ
21 :analyst :2011/05/29(日) 04:25:17.55 ID:kUqYGWI10
analystです。
展開が遅くてすいません、
なんとか頑張って今までの溜めていた積み残しを投下します。(あの花1話終了まで)
仕事でいっぱいいっっぱいでした。
この一週間、反応なくてすいません。
原作と一部設定が違うとこもありますので、ご了承ください。
それではよろしくどうぞ。
22 :analyst :2011/05/29(日) 04:26:25.91 ID:kUqYGWI10
御坂「何を騒いでんの?アンタ?」

目の前にたった少女は開口一番、不機嫌そうに上条を睨みつけた。

イン「あーっ!みことなんだよ!ひさしぶりかも!」
銀髪の少女は御坂の肩にがしっと飛び付いた。

御坂「ーんっと、なんか肩のあたりが重い…」
御坂は怪訝そうに肩の周りを凝視するが、そこには何もいないし何も見えない。

イン「みこと…インデックスのことが見えてないみたいかも…」
銀髪の少女は、そう言って項垂れて御坂から少しずつ後ずさりした。
原因不明の重さから解放された御坂は首をひねって肩を一回回した。
その様子を上条は、何とも言えない表情で見ていた。

上条「で、わざわざこんな時間に何の用でせうか?」
上条はそんな空気を変えようと用件を御坂に訊ねた。
御坂ははっと思い出したように、分厚い茶封筒を取り出した。

御坂「これ。子萌先生に頼まれてた夏休みの課題。」
上条「…ヲイヲイ。今頃?夏休みってもうあと二日しか…」

そんな泣き言を言う上条をよそに御坂は茶封筒を上条の胸元に突き付けた。
御坂「アンタと違って私は色々忙しいの!」ドスッ
上条「…んおっ」

御坂の迫力に上条は圧倒される。
俺だって色々と忙しい、と言いたくなるが引きこもりの上条では悲しいことに説得力が全くない。

上条「だったら捨てればいいじゃん、こんなもん。どうせあんなアホ高もう行く気なんてねーし」
御坂「…っ」

御坂は半分悔しそうな泣きそうな顔になり、目線を上条から逸らし呟いた。
御坂「…アンタが来なくたって、どうでもいいけどさ…」

そしてキッと上条を睨みつけ、
御坂「けど、アンタちょっとみっともないのよ!じゃあね!」バタン
イン「あ、み、み、みこ…」

そんな捨て台詞を残し、御坂はドアを勢いよく閉めてスタスタと歩いていった。
上条は玄関先で、殆ど履いていない新品のスニーカーをじっと見つめているしかなかった。
銀髪の少女はただオロオロするしかなかった。
23 :analyst :2011/05/29(日) 04:27:35.48 ID:kUqYGWI10
〜〜

ミーンミーンミーン
ツクツクボーシツクツクボーシ

外では蝉達が大合唱。
そんな喧しい昼下がり。
今年の学園都市の残暑は樹形図の設計者によると今までで一番酷いものらしい。
そんな暑さを裏腹に、御坂の頭はクールダウンしていた。

…なんであんなこと言っちゃったんだろ。
…なんで素直になれないんだろ。

御坂はそう言ってマニキュアでピカピカになった自分の手をじっと見つめていた。
…中学の頃は引っ込み思案で流されてばかり。
…高校に入ってからもそう。
…本当は、こんな格好好きじゃないのに。
…今の私に上条を、とうまを責める資格なんてないよ。

〜〜
24 :analyst :2011/05/29(日) 04:28:49.76 ID:kUqYGWI10
イン「とうまのあほー!どうしてみことに頼んでくれなかったのかな?」
イン「お願い一緒に叶えてーって」

銀髪の少女はバタバタ手足を動かして駄々を捏ねている。
見た目は15〜16歳なのにも関わらず、精神年齢は小5程度のようだ。

いい加減、そんな態度にうっとおしくなってきた上条は、銀髪の少女に語りかけた。
上条「まず、最初に言っておく。御坂は…、みことはあの頃のみことじゃねえんだよ…」
イン「へ?ゲームとか漫画とかいっぱい持っててやさしかったんだよ?」

銀髪の少女は上条の言葉が理解できていないようだ。
上条はお構いなしに続ける。

上条「とにかく!あの腐れビッチに頼んだって手なんて貸してくれるわけ…」
イン「腐れビッチ?」
上条「馬鹿オンナってこと。とにかく!もうあんなオンナ、友達なんかじゃ…」
イン「いやなんだよ!」

銀髪の少女は叫んだ。
イン「みことの、みことの悪口言うとうまなんて大ッキライなんだよ!」

ついには泣き出してしまった。
この不思議少女は感情が不安定だ。
いつも笑ったり泣いたり忙しい。
そんな泣き顔を見ると上条は悲しくなる。

イン「じゃあ、今から仲直りしよ?それからお願いしにいきたいかも!」
必死に銀髪の少女はそう訴える。
25 :analyst :2011/05/29(日) 04:30:00.74 ID:kUqYGWI10
…とうまーっ!

上条「っ!」
5年前の銀髪の少女が脳裏にフラッシュバックする。

上条「…っ。わかったよ。」
根負けした上条は続けた。

上条「その願いってのを御坂にもしてみればわかるだろ。」
銀髪の少女の顔が綻んだ。

上条「御坂だけじゃない。あの頃と…全部変わっちまったんだよ。」
上条は右手をぎゅっと握りしめた。
そして、かつての、昔の仲間達に会いにいく覚悟を決めた。
もうあたりは、オレンジ色に染まっていた。
26 :analyst :2011/05/29(日) 04:30:45.80 ID:kUqYGWI10
イン「ねえー、まだなのかなとうま?男のお出かけなのに時間がかかりすぎかも!」
銀髪の少女は退屈そうに、上条の方を向いた。

上条「だーっ、もう少しで終わるから少し待て!」
上条は少女に慌てて返答し、ドアへと向かった。

イン「…ん?」
銀髪の少女は上条の格好を見て不思議がった。
ただいまの気温、33℃。
辺りは夕方なのに、とてもそうとは思えぬ暑さ。
上条の格好はそんな状況に対してとても適切とは思えなかった。
度が入っていないセルフレームの黒縁伊達眼鏡。
そして、緑色のニットキャップを深々と被っている。

イン「お帽子に眼鏡?」
上条「おら、気にするな。行くんだろ。」
上条はインデックスを促し、ドアを開けた。
途端に生ぬるい風が上条の体を覆う。
27 :analyst :2011/05/29(日) 04:32:15.54 ID:kUqYGWI10
…眩しい。
久しぶりに見たオレンジ色の太陽は上条を明々と照らす。

土御門「で、今のトレンドは堕天使エロメイドなんだにゃー」
青髪「えーっ!それも捨てがたいけど、僕は大精霊エロメイドの方がええと思うで!」

上条の隣に住む不良とその仲間が何やら良くわからん話で激論している。
そのお隣さんは、金髪グラサンで常に緑のアロハを着ているチャラ男。
にゃーにゃー五月蠅い。
たまに、隣から幼い女の喘ぎ声が聞こえてくる。
そして、メイド服を着た少女が奴の部屋から出ていくのも目撃したことがある。
そのロリメイドは噂では義理の妹で、毎晩連れ込んではよからぬことをしているらしい。

金髪の仲間は、青く染めた髪でピアスをしている。
見た目は優男だがタッパがあるため、何とも言えない威圧感がある。
声も見た目と反して野太い。
そして喋りも関西人が聞いたら卒倒しそうなほどうさんくさい。
こんな貧乏学生寮に集う人種なんて、ろくなもんじゃない。
上条は、自分とは違うと言いたげに彼らを一瞥した。
不良達は、上条をちらっと見たが何事もなかったかのように再びメイド議論を始め出した。
28 :analyst :2011/05/29(日) 04:34:10.67 ID:kUqYGWI10
…眩しい。
久しぶりに見たオレンジ色の太陽は上条を明々と照らす。

土御門「で、今のトレンドは堕天使エロメイドなんだにゃー」
青髪「えーっ!それも捨てがたいけど、僕は大精霊エロメイドの方がええと思うで!」

上条の隣に住む不良とその仲間が何やら良くわからん話で激論している。
そのお隣さんは、金髪グラサンで常に緑のアロハを着ているチャラ男。
にゃーにゃー五月蠅い。
たまに、隣から幼い女の喘ぎ声が聞こえてくる。
そして、メイド服を着た少女が奴の部屋から出ていくのも目撃したことがある。
そのロリメイドは噂では義理の妹で、毎晩連れ込んではよからぬことをしているらしい。

金髪の仲間は、青く染めた髪でピアスをしている。
見た目は優男だがタッパがあるため、何とも言えない威圧感がある。
声も見た目と反して野太い。
そして喋りも関西人が聞いたら卒倒しそうなほどうさんくさい。
こんな貧乏学生寮に集う人種なんて、ろくなもんじゃない。
上条は、自分とは違うと言いたげに彼らを一瞥した。
不良達は、上条をちらっと見たが何事もなかったかのように再びメイド議論を始め出した。
29 :analyst :2011/05/29(日) 04:35:07.77 ID:kUqYGWI10
…眩しい。
久しぶりに見たオレンジ色の太陽は上条を明々と照らす。

土御門「で、今のトレンドは堕天使エロメイドなんだにゃー」
青髪「えーっ!それも捨てがたいけど、僕は大精霊エロメイドの方がええと思うで!」

上条の隣に住む不良とその仲間が何やら良くわからん話で激論している。
そのお隣さんは、金髪グラサンで常に緑のアロハを着ているチャラ男。
にゃーにゃー五月蠅い。
たまに、隣から幼い女の喘ぎ声が聞こえてくる。
そして、メイド服を着た少女が奴の部屋から出ていくのも目撃したことがある。
そのロリメイドは噂では義理の妹で、毎晩連れ込んではよからぬことをしているらしい。

金髪の仲間は、青く染めた髪でピアスをしている。
見た目は優男だがタッパがあるため、何とも言えない威圧感がある。
声も見た目と反して野太い。
そして喋りも関西人が聞いたら卒倒しそうなほどうさんくさい。
こんな貧乏学生寮に集う人種なんて、ろくなもんじゃない。
上条は、自分とは違うと言いたげに彼らを一瞥した。
不良達は、上条をちらっと見たが何事もなかったかのように再びメイド議論を始め出した。
30 :analyst :2011/05/29(日) 04:38:43.60 ID:kUqYGWI10
すいません、間違って連投しちゃいました。
31 :analyst :2011/05/29(日) 04:40:11.34 ID:kUqYGWI10
上条「こ、こんちわ〜」
上条は気まずそうに不良達に挨拶した。
不良達は軽く上条に会釈をし、濃ゆい会話に戻った。

イン「あ、ラーメンのネギが口元についてるんだよ!」
上条「うっさ!…い。」
…しまった。やってしまった。
上条は銀髪の少女に怒鳴ったつもりだが、不良達に怒鳴ったように聞こえてしまったようだ。
不良達には当然、銀髪の少女の姿は見えていない。

土御門・青髪「あぁん?」
不良達は上条を見て凄んできた。

…不幸だ。
上条はそんな彼らの様子を見て一目散に逃げ出した。
…厄介なことになるかもな。

イン「待ってよお〜」
そんな上条の心労も銀髪の少女には分からない。

土御門「アイツ、一体なんなんだにゃ〜?一度シメたほうがいいと思うぜい。」
青髪「そんなことしたら黄泉川センセに絞られてしまうわあ…ああ想像しただけでゾクゾクするわ」
土御門「やれやれ。ドMには敵わんですたい」
青髪「まあ、何でもええけど放っておいたったら?邪気眼発動中の重傷厨二病患者みたいやし」
不良達は逃げ出す上条を呆れた様子で見送った。
32 :analyst :2011/05/29(日) 04:41:23.12 ID:kUqYGWI10
不良達の姿が見えなくなってから、上条は走るのを止めて歩き出した。

イン「ねえねえ、みことの家はこっちじゃあないんだよ?」
上条「…ちっ。ついでに散歩だよ。」
上条は痛いところを突かれ、苦し紛れに切り返した。

イン「あーっ、ここ駄菓子屋だったよね?ワクドナルドになってるんだよ!」
昔と様変わりしている街の景色に銀髪の少女は興奮している。
上条は今更感が漂うワクドナルドを見ても何とも思わなかった。

…街も人も、こうして少しずつ変わっているのに。
…俺もマイナス方向に変わっちまった。

考え込みながら歩いていると、前方から同じ中学の連中が歩いてきた。
上条「同中だったやつらだ…」

上条は彼らから視線を逸らすよう、少し左に顔を傾けた。
そんな上条には目もくれずかつての同級生たちは近づいてくる。

同中A「あの映画見た?」
同中B「あの映画?」
同中A「そうそう。常盤台中学の女子中学生がコイン片手に電撃ぶっぱなして悪の魔術組織と戦うやつ」
同中B「まだ見てねーよ。あれ面白いのか?地雷臭がプンプンすんだけど」
同中A「いやいや、ああいうB級なのがいいわけで、その手のマニアには…」
彼らはどうやら映画の話で夢中なようだ。

…誰も俺のことなんか気にかけないよな。
…御坂だって言ってたじゃねえか。俺なんてどうだっていいって。
上条「…はぁ。」
上条は大きくため息をついた。

イン「おともだちなのかな?」
上条「…。ちがうよ。」
複雑な顔して銀髪の少女の質問から逃げた。
その後、上条は下を向いて駅の方に向かって歩き出した。
33 :analyst :2011/05/29(日) 04:42:27.22 ID:kUqYGWI10
辺りはもう日が暮れそうになっていた。
線路沿いまで来た上条は歩みを止め、眼鏡を外した。

イン「ぱーっちん!」
銀髪の少女は線路沿いに咲いている名もわからない黄色い花を摘み匂いを嗅いでいる。

イン「んーっ、夏のにおーい、かも!」
彼女はご機嫌だ。

上条「…お前は変わらないな。」
彼女に向け、羨ましそうに声をかけた。

イン「え?」
不意に声をかけられた彼女だったが、そんな彼女に対し
上条「なんでもねえ」
ぶっきらぼうに返答した。

…当たり前か。
…ただの幻想なんだし。
…お願い叶えて。かあ。
…やっぱこれは、俺のインデックスに対しての....

上条が考え事をしている間、銀髪の少女は線路沿いの柵の上に片足立ちで遊んでいた。
イン「見て見てとうま!ぐらぐらしておもしろいんだよ!」
上条「なあにやってんだよ!危ねえぞ!」
イン「んへへ!んわっ!」

銀髪の少女は足を滑らせた。
いやな記憶が上条の頭の中で蘇る。

----------------
父親が血相を変えて上条の部屋に入ってきた。
そして、必死の形相で上条に残酷な事実を伝えた。
刀夜「当麻!インデックス、ちゃんが…」
上条「…っ」
上条は目の前が真っ暗になった。
----------------
34 :analyst :2011/05/29(日) 04:43:04.08 ID:kUqYGWI10
今でも思い出したくない悪しき記憶。
上条は無意識に銀髪の少女をキャッチするようにアスファルトにダイブした。

上条「うわああああああああああああああああああああああ!」
叫び声が辺りに響く。
右手を差し出すが彼女には届かない。

バタン。
盛大に上条は転んだ。
その拍子に彼女の持っていた黄色い花がふわりと舞落ちた。
彼女は無事だった。

イン「とうま?だ、だいじょうぶなのかな?」
銀髪の少女は心配そうに上条を見つめた。

上条「べ、べつに…」
上条は全身に痛みを感じながら、強がって見せた。

スタスタスタ。
近づく足音。

一方「三下ァ?…お前いったい、なぁにやってンですかァ?」
そこにはかつての仲間、白い髪の少年と大人びた少女が、成長した姿で立っていた。
35 :analyst :2011/05/29(日) 04:43:59.48 ID:kUqYGWI10
白い髪の少年はの名は一方通行(ひとかたみちゆき)。
学園都市第一位。
通称アクセラレータ。
彼の能力名だ。
熱量、運動量、電気量。
ありとあらゆる事象の力の向き、すなわち「ベクトル」を操る能力者。
高校入試の際、能力検査(システムスキャン)にて判明した強大な力。
5年前から捻くれていた少年は、己の力に溺れますますねじ曲がっている。

もう一人の大人びた少女の名は麦野沈利。
学園都市第四位。
通称メルトダウナー。
彼女の能力は空中に点在する電子を集め、粒子でも波形でもない「曖昧な状態」で固定することである。
これに対し、一定の力を加え、一定の速度を持たせると、何物でも遮ることのできない特殊な電子線を発射することができる。
電子を統べる女王。
彼女もまた、高校入試の際、能力検査にて強大な能力の資質があることが判明した。
5年前は黒髪だったが、今は茶髪でほんのり化粧をしている。
そして、昔からクールだった彼女だが、今はクールというよりは冷たい印象を受ける。

二人とも学園都市で最もレベルの高い進学校、長点上機学園の生徒。
それは上条が受験に失敗し落ちてしまった学校だ。
上条の自己採点では筆記の結果は合格だった。
しかし、ここ学園都市では能力の有無で人間の価値が決まる。
そんな上条に下された能力検査の結果は…。

「無能力者」。

すなわち、学園都市において価値の無い人間と判断されたのだ。
そうした総合的な結果、上条は長点上機学園から「不合格」の烙印を押され現在に至る。


イン「あ!」
変わってしまったかつての仲間の姿を見ても、銀髪の少女は彼らが何者かすぐにわかったようだ。
そして、驚きと感激の声を上げた。

カナカナカナカナ…
あたりではヒグラシが寂しく啼いていた。
36 :analyst :2011/05/29(日) 04:45:17.90 ID:kUqYGWI10
〜〜
とある女子寮の一室。
年頃の女の子の部屋は雑誌やコスメ、下着が散乱していた。

御坂「…んっ」
御坂は寝ぼけた声を出しながら寝返りを打った。

上条が外出をしている頃、御坂は上条の家に行った後、ベッドで昼寝をしていた。
ゲコ太のぬいぐるみに顔をうずめ、ゴロゴロ転がっている。

美鈴「ねえ、美琴ちゃん?」ガチャ
見た目20代前半の美琴の母親は、ノックもせず無断で御坂の聖域に足を踏み入れた。

美鈴「ねえ、あなた当麻くんの家に行ったの?」
御坂「ノック!」
美鈴「れ?しなかったっけ?まあいいじゃん!それより…」

御坂美琴とその母、御坂美鈴は同じ寮を借りて暮らしている。
美鈴は断崖大学の現役大学生で、美琴は第7学区の高校生。
ルームシェアした方が色々と都合がよい、ということで同居しているのだ。
しかし、プライベートは皆無に等しい。

いつも母は娘のプライベートを侵害しからかってくる。
御坂「ちょっと寄っただけ!てゆうか、アンタに関係なくない?」
美鈴「あらあ、あるわよ?」
御坂「ん?」

御坂は怪訝そうに母を睨む。
美鈴「おまんじゅう、持ってってほしかったのにーん☆」
そんな母に対し御坂は半分照れながら、怒鳴りつけた。

御坂「そんなの、自分で持っていけばいいでしょお!」
美鈴「おおぅ〜!思春期、思春期〜」クスクス
ビリビリ漏電しそうな娘を見て、母は娘の部屋からそろそろと逃げ出す。

…んもうぅ!
…あのバカ母わ!
そう嘆きながら御坂はベッドに仰向けになり天井を見つめた。

…みっともないのは、私だ。
〜〜
37 :analyst :2011/05/29(日) 04:46:51.13 ID:kUqYGWI10
麦野「ほら、さっさと手を出して」
上条「あ、ああ。え、えっと」

麦野の差しのべた左手を上条がつかんで起き上った。
なんとも言えない気まずい空気が流れる。

一方「夏期講習の帰りだ。一応進学校なんでなァ」
一方通行はそんな空気も気にしないで上条の抱く疑問に淡々と答える。

…俺が着るはずだった制服。
上条は一方通行の着る制服の胸にある校章に目が行った。
そんな様子を見て、一方通行は上条に呼びかけた。

一方「上条さン?大丈夫ですかァ?」
上条「あ、ああ…」

…惨めだ、俺。
上条「ああ、そんじゃあ…」
惨めさ、悔しさ、恥ずかしさに耐えきれなかった上条は踵を返しその場から立ち去ろうとした。

イン「はぁーん!"あくせら"に"しずり"なんだよ!」
銀髪の少女は感激しうるうる瞳を潤ませている。
その場から一刻も早く立ち去りたい上条は、
「…ちっ。おい、いくぞ!」
と、彼女に顎で帰るのを促した。

しかし、彼女の姿が見えない旧友たちは、

一方「はァン?」
麦野「??」
怪訝な表情で上条を見つめた。
38 :analyst :2011/05/29(日) 04:47:49.11 ID:kUqYGWI10
その表情を見て焦った上条は慌てて彼らに弁解した。
上条「あ、いやインデックスが…」

一方通行が先ほどとは異なる怒気を孕んだ低い声で上条に質問した。
一方「インデックスだァ?どういうことだよォ?」
上条「あ、いや、そ、その…」

…やべえ、超気まずい。不幸だ......

一方「お前、未だにそんなこと言ってんのかァ?」
上条「ほえ?」
イン「あくせら?」
一方通行は続ける。

一方「聞いたところによるとよォ、お前学校いってねェそうじゃねェか。」
麦野「アクセラレータ!」
麦野が一方通行を制する。
しかし、まだ一方通行は黙らない。

一方「受験に失敗して、第7学区じゃ底辺の高校入って、学校も行かずインデックスの名前を出して…」
そしてトドメの一言。
一方「頭に何ンか湧いてンじゃないンですかァ?」

上条「…。くっ。」
上条は言い返せない。
そして、一方通行に背を向け走り出した。

イン「とうま!もう!あくせらのアホーっ!」
見かねた銀髪の少女は、一方通行に対し憎まれ口を叩き上条の後ろ姿を追った。
39 :analyst :2011/05/29(日) 04:48:49.14 ID:kUqYGWI10
上条の後ろ姿を見つめながら、麦野は呟いた。
麦野「あーあ。なーに熱くなんてんだか。インデックスのことになるとさ、人が変わるのってアンタも同じじゃないかにゃーん?一方クぅーン?」
一方「うるせェ…」
反論できない一方通行は歩き出す。

麦野「情けないヤツ」
麦野は一方通行の三歩ほど後ろから、彼の後を付いて行った。

麦野「カオだけはいいのに」
一方「あァ?アタマもいいだろうがァ」
麦野「はいはい」
麦野は取りとめない。
学園第一位も電子の女王の前ではいつもこんな感じだ。
いつのまにか辺りは暗くなっている。
こうして今日が終わり、夏休み最後の日が近づく。
40 :analyst :2011/05/29(日) 04:50:10.63 ID:kUqYGWI10
上条は街を全力疾走している。
いくつか赤信号を突っ切り、いつのまにか公園に来ていた。
スタミナが切れたのか上条はその場でへたり込む。

上条「っ、はぁはぁ…、これで。よく分かっただろ?」
上条は銀髪の少女に問いかける。

上条「みんな…。みんな変わっちまったんだ。でも、一番変わっちまったのは俺」
上条は自嘲気味にぼやいた。

イン「ねえ、とうま?」
上条「俺のストレス、そろそろ勘弁してくれよ…。お前といるとヤなこととか、ヤなこととか思い出してイライラすんだよ」
決定打だった。
銀髪の少女は自分がら遠ざかっていく上条をただただ見つめることしかできなくなっていた。

イン「とうま…とう、ま…」
物憂げな少女の声は夕闇にかき消されていった。
41 :analyst :2011/05/29(日) 04:50:38.43 ID:kUqYGWI10
自宅に帰ってきた上条は、玄関に仰向けに倒れこんだ。
疲れがどっときた。

…ああ、あの頃はこんなんじゃなかった。
42 :analyst :2011/05/29(日) 04:51:21.01 ID:kUqYGWI10
〜回想〜

上条は息を切らしながら、森の中にある小さな小屋へと向かっていた。
そう、ここは6人だけの秘密基地。
そこには既に仲間達が基地内で談笑していた。

上条「なぁなぁ!おい!決まったぞ!」
御坂「決まったって何が?」
上条「俺達、超平和ジャッジメントな!」
御坂「んあ?」
御坂は"ジャッジメント"の意味が分からないのかポカンとしている。

浜面「うわー!かっけー!」
浜面は"ジャッジメント"の意味が分からないのに、言葉の響きがかっこいいのかテンションが上がっている。

一方「ジャッジメントって?」
一方通行は冷静に言葉の意味を尋ねる。

上条「強いやつら、ってことらしい」
上条は一方通行の至極当然な疑問に対応した。

そして、上条は右手を掲げ、
上条「俺たちが平和を守るんだ!」
元気よく叫ぶ。

麦野「どこの平和?」
上条「どこもかしこも!いろんな平和!」

話の途中に銀髪の少女はどこからか現れ、声をかける。
イン「じゃあ、とうまがリーダーだね!」

上条「おう!」
上条は当たり前だ、と言わんばかりに答えた。

〜〜
43 :analyst :2011/05/29(日) 04:52:08.68 ID:kUqYGWI10
…あの頃は、みんな俺のあとを着いて来てた。
…そう。あの日。あの日だって.....
44 :analyst :2011/05/29(日) 04:52:50.79 ID:kUqYGWI10
〜回想〜
御坂「ね、ねえ…。とうまってさ?」
上条「ん?」
御坂「インデックスのこと、す、好きなんでしょ?」
上条「へ?」
浜面「おあ?」
イン「えええ?」
ゲームに熱中していた浜面も思わず手を止めて聞き入る。
銀髪の少女は白い肌を真っ赤に染めて驚いている。
思わず上条と少女の眼が合った。
上条もつられて顔が真っ赤にのぼせてしまった。
しかし、照れ隠しに上条は皆に反論した。

上条「な、何いってんだよ?」
一方「正直に言えよォ。超平和ジャッジメントに隠しごとは無しだぜェ?」
上条「あくせら!」
浜面「いーえ!いーえ!いーえ!」
浜面もそれにつられたのか煽りだす。

麦野「もう。やめなよ」
歳の割に落ち着いた麦野は半分呆れている。

浜面「いーえ!いーえ!いーえ!いーえー!」
麦野の制止も聞かず、浜面は余計に煽っている。
御坂は上条の一挙一動に注目している。
一方通行は横目で上条を観察している。

そんな空気に耐えきれなかった上条は、
上条「だーれが、こんなブス!」
と心にもないことを叫んだ。

泣くと思っていた。
彼女は泣き虫だったから。
でも、銀髪の少女は居心地の悪そうな表情で、
イン「え、えへへ…」
と愛想笑いをするしかなかった。

恥ずかしくなった上条は小屋から逃げ出した。
それが彼女を見た最後だった。

-明日謝ればいいと思っていた。
-でも、その明日は永遠に来なかった。

〜〜
45 :analyst :2011/05/29(日) 04:53:27.97 ID:kUqYGWI10
どこにでもある、幼年時の苦い思い出。
好きだったのに。
素直になれず、今もこのことをずっと引きずっている。
後悔先に立たず。
思いを伝えたくても、謝りたくても。
もうその相手はこの世にはいない。

…ものの見事に平和にジャッジを下した俺達は、何となく離れて行って...
…そして誰もいなくなった....

上条はもう戻らなくなった時間を悔やんでいた。
今からなんとかできないのか。
銀髪の少女はそのきっかけを与えてくれたのかもしれない。
ふと、そんな考えが浮かび上条は今どこにいるのか分からない少女の行く末を案じた。

…あいつ...今どこにいやがるんだ....
…あいつが行きそうなところなんて!

上条は夜の街を走る。
走る。
走る!
全力疾走。
目的地はあの第13学区の秘密基地。
あそこに銀髪の少女がいるはずだ。
それだけを信じて走り続ける。


…ずっと、あの日の明日が....
…謝れる明日が.....欲しかった!

上条「うわあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああっ!」
上条は叫ぶ。
ひたすら叫ぶ。
自分の思いを少女に向けて。
そしてひたすらに走り続ける!
46 :analyst :2011/05/29(日) 04:54:00.24 ID:kUqYGWI10
〜〜
真夜中。
クローゼットを開けて、呟く男が一人。
「インデックス…」

彼もまた、まさに今日、銀髪の少女を思い出さされた。
クローゼットの中を見つめながら、夜は過ぎていく。
〜〜
47 :analyst :2011/05/29(日) 04:54:28.77 ID:kUqYGWI10
〜〜
真夜中。
女は自室で勉強をしていた。
シャーペンを耳に挟みながら数学の問題で悩んでいる。
長点上機の問題は第四位でも、そうやすやすと解けるものではない。
数学の問題集を見つめながら、夜は過ぎていく。
〜〜
48 :analyst :2011/05/29(日) 04:55:03.88 ID:kUqYGWI10
〜〜
真夜中。
ここは学園都市の繁華街。
女はケータイでメールを打ちながら誰かを待っていた。
女は遊び仲間が来るのを待っていた。
女の遊び仲間は手を振り、女を手招きした。
賑やかな街のネオンを見つめながら、夜は過ぎていく。
〜〜
49 :analyst :2011/05/29(日) 04:55:42.91 ID:kUqYGWI10
…そう、俺はインデックスに謝るためにインデックスを作りだした。
…だったら、このままじゃ....

ようやくあの秘密基地が見えてきた。
基地には明かりがついている。
覚悟を決め、上条は秘密基地のドアを開けた!

上条「イン!ッ…?」
そこには誰もいない。
だが、確かに誰かが暮らしている痕跡がある。
カップラーメンの空き容器、マグカップ。
そして、ベッドの近くに置かれたエロ本。

上条はエロ本を手に取り、
上条「何だこりゃ…"世界のバニー大全"。"TIGER & BUNNY GIRL"。"とある科学の超燕尾兎"って…マニアックすぎますのことよ…」
上条もバニーガールは好きだが、流石にこれは常軌を逸していると思った。
50 :analyst :2011/05/29(日) 04:56:57.21 ID:kUqYGWI10
不意に背後から声がした。
浜面「ばっきゃろお!バニーさんは男のロマン。フォーマルな場で水着並みの露出度ってギャップがいいんじゃねえかよ!」
自分の好みにケチをつけた人間の顔を確認した浜面は驚いた。

浜面「あるぇ?とうまじゃん?」
上条「…?しあげ?」
上条は浜面の顔を見て、この基地を作った経緯を思い出す。


…この柱に"超平和ジャッジメント"って刻もうぜ!
…"超"ってどう書くの?
…そんなのも知らねえのかよ?"走る"って左に書いて、右上に"刀"。そんで右下に"口"って書けばいいんだよ。
…走るってどう書くの?

物思いにふける上条に浜面は訊ねる。
浜面「何でここにいるの?」
返答に困った上条は柱に刻んだある名前を見つめる。
51 :analyst :2011/05/29(日) 04:57:41.68 ID:kUqYGWI10
「超平和ジャッジメント」

そこには汚い字でそう刻んであった。

-役者は揃った。
-幼馴染み達が交錯する時、あの日止まった時間が動き出す。
52 :analyst :2011/05/29(日) 04:59:31.81 ID:kUqYGWI10
なんとか原作の1話分書き終えました。
いやーなかなかしんどいもんですww

遅筆かつ駄文ですが読んでもらえると幸いです。
では、おやすみなさい。
53 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/29(日) 10:15:21.62 ID:pYxjebrSO

でも、長点上機って超能力に関係なく、個人の技能を評価する学校だから上条さんが筆記クリアなら落ちる事はなさそうだけどな
54 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(栃木県) [sage]:2011/05/30(月) 01:10:53.81 ID:i6QOdbtho
元ネタ調べてきたけどあなるってあだ名酷いな
高校のときにケツメドってあだ名の奴クラスにいたけどそれくらい酷い
55 :analyst :2011/05/30(月) 02:02:26.71 ID:C2nvP+OL0
こんばんわ。
今日は少しですが投下します。
これからは各登場人物の闇を"ジャッジメント"していきます。
原作準拠もあれば、創作もあります。
最終的にインデックスの願いを叶えてハッピーエンドにしていくつもりです。
上記にあった長点上機の合格基準のように禁書の設定と少し違うところもありますが、まあ勘弁してください。

まずは御坂編から。
56 :analyst :2011/05/30(月) 02:03:27.67 ID:C2nvP+OL0
<御坂編>
8月31日、AM0:30
上条は銀髪の少女を探すため、第13学区の秘密基地にやって来ていた。
そこの主。
最後のメンバー。
浜面仕上。
彼は今、高校に進学せず"スキルアウト"として学園都市内をブラブラしているようだ。
彼もまた、入試の際の能力検査で"無能力者"の判定をされた一人である。
そんな彼は学園都市の人を人と思わぬやり方に疑問を持ち、今の生活を選んだ。
生きるために色々な悪事に手を染めているようだが、彼からは犯罪者特有の陰のある感じはしない。
"やってはならない一線"はまだ越えていないようだ。
57 :analyst :2011/05/30(月) 02:04:07.87 ID:C2nvP+OL0
そんな変わってしまったかつての仲間との思い出話で盛り上がり、
時計を見るともう2時近くになっていた。
本題が離せないまま、だったので上条は急いで口火を切る。

上条「…信じられないと思うけど、インデックスが俺の目の前に現れた。」
浜面「インデックスが?」
浜面は上条をまじまじと見ている。

上条「ああ。みんなで"とあるお願い"を叶えて欲しいんだと。しかも、そのお願いを忘れちまってる」
浜面「お願いが分かんねーと叶えられるもクソもねーじゃーねーかよおー」
浜面はベッドの上で転げまわっている。
変わらない。
ナリは多少厳つくなってもコイツの本質は昔から変わっていない。
長点上機組と違い、あまりの変わらなさに上条はほっと胸を撫で下ろした。
58 :analyst :2011/05/30(月) 02:04:57.35 ID:C2nvP+OL0
上条「…信じてくれるのか?」
浜面「おうよ!とうま今も昔も頼れるリーダーだったじゃねえか!」
上条「…ありがとう」
浜面「そうと決まれば、インデックスでも探すかあ?ここに来てるんだろ?」
浜面はそう言って勢いよく立ちあがって基地内を引っかき回し始めた。

浜面「インデックス〜?」
ベッドの下には居ない。

浜面「インデックス〜ちゃーん?」
風呂場にも居ない。

浜面「インデックス〜せんせー?」
屋根裏にもいない。

浜面「だぁーっ!どこにもいねーじゃねーかよー!」
上条「…ここに来てると思ったんだけどなあ....」
浜面は嘆く。
59 :analyst :2011/05/30(月) 02:07:50.20 ID:C2nvP+OL0
…いけ!ステイル!オーバーヒート!
…何を!アックア!おおつなみだ!

ここでは、よくゲームをやっていた。
のけモン。
通称"のけぞりモンスター"。
赤緑、金銀、オパールアメジスト…
今でも根強い人気を誇るシリーズだ。
学園都市でもそれは例外でない。
それどころか、このゲームの臨場感を味わう為の専用機器まで開発されている。
専用のヘッドギアをつけてゲームをプレイすれば自分がゲームの世界にいるかのように楽しめる。
利益にあざとい学園都市の企業が発売元と提携したものだ。
あの頃は皆ゲームの主人公達になり切って対戦に勤しんでいた。
60 :analyst :2011/05/30(月) 02:08:26.18 ID:C2nvP+OL0
浜面「そういえば、"のけモン"にあの頃はハマってたよな。そんでインデックスは"レアのけモン"をめっちゃ欲しがってた。」
上条「ああ…そういえば…"レアのけもん"はレベル50以上で特定のレアアイテムを持たせて交換しなきゃいけなかった。」
浜面「あれじゃないのか?インデックスのお願いってのは!」
上条「その可能性はあるな。」
浜面「じゃあ善は急げだ!明日からのけモン育成に精出そうぜ!」
上条「…。育成はいいが肝心な条件が満たせてない。」
浜面「どゆこと?」
上条「交換してくれる相手がいない。」
浜面「みことがいるじゃん!あいつならゲーム好きだしきっと協力してくれるよ!ハイ、決まり!おやすみ!じゃあな!」バタン
上条「おい!勝手に決めんなよ!」
浜面は昔と違いかなり強引な性格になっていたようだ。
秘密基地から締め出され、上条はとぼとぼと家路に着く。
61 :analyst :2011/05/30(月) 02:27:21.96 ID:C2nvP+OL0
今日はこれで終わりです。
中途半端ですいません。
ちなみに御坂編はあの花原作+創作でいきます。
御坂編のキーワードは"のけモン"と"LEVEL5"です。
次はいつになるか分かりませんが、よろしくお願いします。
62 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) :2011/06/11(土) 14:53:42.45 ID:q2j2P2R50
これ禁書のキャラでやる意味あるの?
それとものちのち能力とか世界観とか絡んでくるのか?
63 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [sage]:2011/06/11(土) 16:33:58.75 ID:876y2h/K0
ゆきあつは一方さんより垣根の方がイメージ近いよね
64 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(熊本県) :2011/06/11(土) 17:58:48.20 ID:hXZb8v3k0
これ禁書キャラの名前使ってるだけだな
設定どころか性格ごとコピーしてりゃ別キャラじゃん
65 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(栃木県) [sage]:2011/06/21(火) 00:43:56.22 ID:rVpaeBvRo
これクロスにした意味あるの
66 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/07/03(日) 11:31:56.70 ID:AYtC3vLg0
原作ではあなるがラブホのことやってたけど
これだと御坂なんだよな?楽しみだな
67 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(三重県) [sage]:2011/07/03(日) 12:27:46.02 ID:xQ7x2MwD0
名前変えただけじゃね?
68 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(鹿児島県) [sage]:2011/07/09(土) 18:34:45.32 ID:XfMLLjQb0
たしかゆきあつは学年で1位、一方は学園都市で1位

つるこは4位、麦野も4位

重なるところあって驚いたwwww

期待してるぜい!
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