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姉 女 妹 「三姉妹っ!」 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga]:2011/05/25(水) 23:21:05.44 ID:ww5cjE7z0
注意事項

オリジナル

不定期更新

下ネタ多め

百合……っぽい

ほのぼの(目指す)

ふたなり物 ← すごく大事

気分が向いたら、エロ書く(かもね)

以上でよければ見ていってください

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少し暑くて少し寒くて @ 2024/04/25(木) 23:19:25.34 ID:dTqYP2V2O
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1714054765/

渾沌ゴア「それでもボクはアイツを殺す」 @ 2024/04/25(木) 22:46:29.10 ID:7GVnel7qo
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1714052788/

二次小説の面白そうなクロス設定 @ 2024/04/25(木) 21:47:22.48 ID:xRQGcEnv0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1714049241/

佐久間まゆ「犬系彼女を目指しますよぉ」 @ 2024/04/24(水) 22:44:08.58 ID:gulbWFtS0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713966248/

全レスする(´;ω;`)part56 ばばあ化気味 @ 2024/04/24(水) 20:10:08.44 ID:eOA82Cc3o
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1713957007/

君が望む永遠〜Latest Edition〜 @ 2024/04/24(水) 00:17:25.03 ID:IOyaeVgN0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1713885444/

笑えるな 君のせいだ @ 2024/04/23(火) 19:59:42.67 ID:pUs63Qd+0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1713869982/

【GANTZ】俺「安価で星人達と戦う」part10 @ 2024/04/23(火) 17:32:44.44 ID:ScfdjHEC0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713861164/

2 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/05/25(水) 23:23:04.89 ID:ww5cjE7z0
ある日、私に起きた、変化

それは何の前触れもなく、私の身に起きた

その変化は私の身体的特徴だけではなく

価値観

環境

周囲の人までをも変えていった

この物語はその変化に

抗い

挑み

もがき

悩み

苦しみ

助けられ

笑い

乗り越えていく物語である

3 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]:2011/05/25(水) 23:23:32.63 ID:noNg3iiAO
スレタイが封神演義の[らめぇぇっ!]で再生された
4 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/05/25(水) 23:24:28.30 ID:ww5cjE7z0













女「うし。モノローグは完ぺきだな」

女「壮大な物語だぜぇ……へっへっへ……」

女「……ん?なんでこんなモノローグを考えたかって?」

女「それはな……」







女「私にちんこが生えたからだよ」キリッ!






5 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/05/25(水) 23:26:07.85 ID:ww5cjE7z0
女「しかもなぜか勃起してるし」

女「……」

女「ふざけたけど……ホントにどうすんだ……これ」

女「……」

女「はっ!そうだっ!」

女「妹に見せに行こう!」
6 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/05/25(水) 23:28:09.84 ID:ww5cjE7z0
妹の部屋 前

コンコン

妹「はーい」

女「私だ」

妹「お前だったのか」

女「そうだ」

妹「全く気付かなかった」

女「また騙されたな」

妹「また騙された」

女「隙を持て余した」

妹「姉妹の」

女・妹「遊び」

女・妹「……」

女・妹「フヘッヘッヘッヘッwwww」
7 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/25(水) 23:28:26.51 ID:l06AHZ3jo
期待
8 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/05/25(水) 23:29:40.23 ID:cVLpTEiUo
期待
9 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/05/25(水) 23:31:05.59 ID:ww5cjE7z0
妹「で、何のようなの?」

女「ああ、お前に見せたいものがあるんだ」

妹「見せたいもの?」

女「おう。だから扉開けてくれ」

妹「うん。いいよっ!」

ガチャ

妹「どうぞ……っ!」

女「よう」ビーン

妹「ひにゃあああああっ!」

女「ぎょわあああああっ!」
10 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/05/25(水) 23:32:57.32 ID:ww5cjE7z0
女(つられて叫んでしまった)

妹「な、な、なんでそんなものついてるのぉっ!?」

女「わからん」

妹「し、しまってよぉっ!はやくうっ!」

女「なんもはいてないんだから隠せる訳なかろう」
11 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/05/25(水) 23:35:06.69 ID:ww5cjE7z0
妹「だったらなんかはいてきてよぉっ!」

女「嫌だ!」

妹「意味わかんないよぉっ!あっ、あっちいってぇっ!」ググッ

女「扉閉めようとするなよ……見てけよ……なぁ……私のちんこ見てけよ……ふひひ」ググッ

妹「こじ開けようとしないで……きゃっ!」

バタン

女「貴様が私に力で勝てる訳がなかろう。まぁゆっくり見ていけ」ドーン
12 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/25(水) 23:37:03.97 ID:k5C/1kGIO
wktk
13 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/05/25(水) 23:37:47.90 ID:ww5cjE7z0
妹「ひぃっ!」サッ

女「ふっふっふっ……怖かろう、恥ずかしかろう」

女「どんなに顔を隠そうとも、心の弱さは隠せないのだ」

妹「いやぁっ!あっちいってぇっ!」

女「そんなに尻を突き出して……頭隠して尻隠さずとはまさにこのことか……」


女(あれ?なんかムラムラしてきたぞ?)
14 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/05/25(水) 23:39:21.68 ID:ww5cjE7z0
女(おかしい……今までこんな気持ちになった事は……)

女「はぁ……はぁ……」

妹「いやぁ……いやぁ……っ」

女(いじめたいっ……!性的に……っ!)

女「うおおっ!いもうとぉぉぉっ!」



姉「なにしてんのよ」

女「あひっ」バシッ
15 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/05/25(水) 23:42:03.26 ID:ww5cjE7z0
妹「大姉ちゃんっ!」ギュッ

姉「よしよし……もう大丈夫だからね」ナデナデ

姉「で?あんたはなんで、下半身全裸で妹を苛めてるわけ?」

女「……」

姉「うつ伏せになってないで、なんか言ったらどうなの」

女「……」むくり

女「抜き討ちか……笑止」

姉「何言ってんの」
16 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/05/25(水) 23:45:51.13 ID:ww5cjE7z0
姉「もうわけわかんない事はいいから説明しなさい」

女「わかったよ……」

女「これが、全てだ」ビンビン

姉「な……っ!」

妹「ひゃっ……」

女「……フフ」

姉「なにしたり顔してんのよ」

女「いひぃっ!」バシッ
17 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/05/25(水) 23:49:02.71 ID:ww5cjE7z0
姉「で、なんでそんな……その……生えてんのよ」

女「ちんこ?」

姉「言うなっ!」

姉「いいから、理由っ!」

女「理由はわからん。なんか朝起きたら元気におはようございますしてた」

姉「……本物なの?」

女「ぽいね。触る?」

姉「触るかっ!」

妹「……」チラチラ

女「……!」

女 ニタァ

姉「キモイ」

女「どぅふっ!」バシッ
18 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/25(水) 23:49:48.34 ID:LSmpnZ7Io
女姉ちゃんにすると便利かも?
19 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/05/25(水) 23:53:13.95 ID:ww5cjE7z0
姉「……とりあえずなんか着なさい」

女「嫌だっ!」

姉「ぶつよ」スッ

女「それも嫌だっ!」サッ

姉「あんた、その……そんなもの出してて恥ずかしくないの?」

女「ちんこ?」

姉「……」スッ

女「……」サッ

姉「……そうよ。ち……んこよ」

女「パンツはいてないから恥ずかしくないもんっ!」

姉「恥ずかしいわ」

女「えひぃっ!」バシッ
20 :>>18 なるほど ありがとう! [saga sage]:2011/05/25(水) 23:56:19.27 ID:ww5cjE7z0
女「いや、姉妹の前で恥ずかしいも糞もないでしょ?」

姉「わた……妹が恥ずかしがってんのよっ!」

女「そうなのぉ?妹ちぃゃぁん」ニタァ

妹「ひえっ」チラチラ

女「なぁ……おいちゃんのチンポさわってや……ええやろぉ?」

妹「あ、ああ……」ブルブル チラチラ

女「さきっちょだけ、さきっちょだけだからあぁ」

姉「……」

女「見えるっ!」スカッ

姉「よけた……?」
21 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/05/25(水) 23:57:50.82 ID:ww5cjE7z0
姉「はぁ……学校もあるんだからはやく制服着てきなさい」

女「でも、これで履いたらパンツからチンポはみ出しちゃうよう、スカートが浮いちゃうよう、恥ずかしいようっ!」

姉「丸出しだったあんたがなに言ってんの」

女「えへっ!」テヘペロ

姉「……」イラッ
22 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/05/26(木) 00:00:18.82 ID:Dgat6d8/0
姉「いいから出てけっ!」

女「わっわっ」

バタン

女「ちくしょう……」

女「ちくしょぉぉおおおお!!!」

ガチャ

姉「うるさいっ!」

女「うひいっ!」ダダダダ

23 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/05/26(木) 00:02:22.64 ID:Dgat6d8/0
女の部屋

女「いやぁ、やっぱり姉貴はこえーなぁ」

女「……さて」

女「どうすっかなぁ……これ」

女「とれないんかな、これ」グイ

女「いぢぢぢぢぢっ!」

女「ホントにくっついてら」

女「……これじゃ制服着れないぞ、本当に」
24 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/05/26(木) 00:04:40.50 ID:Dgat6d8/0
女「男ってこんなデカいのどうやって隠してんだよ……」

女「……そうだっ!」

女「チンポを斜めにズラして……」

女「そこでパンツを履くっ!」バチン

女「あうっ」

女「そ、そうすればチンポがパンツの足のとこから出て固定されるっ!」

女「かなりパンツからはみ出るが、スカートは浮かないっ!完璧だっ!」

25 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/05/26(木) 00:07:10.99 ID:Dgat6d8/0
女「しかし……」

女「……女のパンツからチンポがはみ出るこの光景……」ゴクリ

女「まさに 卑猥 っ!」

女「スケベぇ……えろすぅ……」

コンコン

妹「……女姉ちゃん?」

女「んー?」

妹「……朝ご飯出来たって」

女「おー」

妹「じゃ、じゃあね」

女「ちょいまち」

妹「っ!」ビク
26 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/05/26(木) 00:08:38.99 ID:Dgat6d8/0
女「ねーちゃん服着たからさー変じゃないか見てほしいんだー」

妹「や、やだよっ!」

女「大丈夫。もうチンポはしまったから」ヌギヌギ

妹「……ほ、ホント?」

女「本当だよ」パオーン

妹「ホントにホント?」

女「本当に本当」ブンッブンッ

妹「わかったっ!」

女(ピッチャー振りかぶって……)

ガチャ

女「なげたっ!」
27 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/05/26(木) 00:17:14.10 ID:Dgat6d8/0
その時の私は扉の向こうに天国があって

そこの愛らしい天使が、私のバッティングを見て

羞恥に顔を赤く染めてくれると

信じて疑わなかったのです

ですが現実は非情でした

扉の向こうには天使ではなく

鬼が腕を組んで

私を見下ろしていたのです



姉「……」

女「……」

姉「……」ニコッ

女「ふぁ……」

女「ファールっ!」

姉「アウトだよ」

女「たっちあっぷぅぅぅぅっ!」バチーン
28 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/05/26(木) 00:18:15.44 ID:Dgat6d8/0
姉「こんなアホほっといて行くよ。妹っ!」

妹「う、うん」チラ

女「……スリーアウト……チェンジ……」ビンビン

妹「……」カァァ
29 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/05/26(木) 00:19:37.89 ID:Dgat6d8/0
食卓

女「おはよーっす」

姉「……」モクモク

妹「……」チラ

母「あら、おはよう〜。遅かったわね。どうしたの?」

女「いやぁ……息子が暴走しちゃっ……いぎっ!」グリィ

姉「……」

母「?」

姉「寝坊したのよ。女は」

母「そうなの?駄目よぉ寝坊は」

女「あははぁは……」

女(姉貴ィ……)
30 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/05/26(木) 00:21:18.32 ID:Dgat6d8/0
女「それより……今日も可愛いよ。お袋」

母「あら。うふふふっ誉めてもなにも出ないわよ〜?」

女「事実を言っているだけさ……とても40代には見えない。10代に見えるよ」

母「あらぁ嬉しいわぁ。それで、何がお望みなの?」

女「はっはっはっバレたか。うん実はね私の息子を……ぎょえっ!」

母「?」

姉「そろそろ学校行くね。ほらあんたも行くよ」

女「あい……よ……」

31 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/05/26(木) 00:22:43.17 ID:Dgat6d8/0
玄関

姉「あんたは母さんにまで何言ってんのっ!」

女「お袋の可愛さについ……ね」キリ

姉「……」スッ

女「ひいっ!姉貴がイジメるようっ!助けて妹っ!」ギュッ

妹「ひゃっ!お、女姉ちゃんっ!」

姉「こいつ……」

女「ああ妹助けてぇ〜怖いよぉ〜」ギュウウ

妹「や、離れてよぉっ」
32 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/26(木) 00:22:52.61 ID:a71WAHAIO
いいんじゃないかな。
33 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/05/26(木) 00:24:23.20 ID:Dgat6d8/0
女「妹〜妹〜」スーハースーハー

妹「ひやっ!」

女「いい匂いだなぁっ!んはぁっ!妹たんの黒髪さらさらっ!黒髪さらさらっ!きゅんきゅ」

姉「ふんぬっ!」

女「あべしっ!」ボゴッ

妹「あ……」

姉「変態がっ!」
34 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/05/26(木) 00:26:05.17 ID:Dgat6d8/0
母「あらあら大丈夫?女ちゃん」

女「……お袋は……優しいな……私は……もう……」

母「あら。大丈夫そうね」

女「あるうぇ〜?」

姉「行ってきます」

妹「行ってきまーす」

母「あ、はーい。行ってらっしゃい」

女「ちょっ!まって!」

女「あ、行って来ますっ!」

母「はーい」

女「まってぇえええっ!」

母「うふふ」
35 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/05/26(木) 00:27:43.90 ID:Dgat6d8/0
通学路

女「とうっ!」ピョイ〜ン

妹「きゃっ!」

女「妹〜置いてくなんて酷いじゃないか〜」スリスリ

姉「やめれ」

女「ふっ……」ヒュッ

姉「二度目がないなんて思うなっ!」

女「いにっ!」ベコッ
36 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/05/26(木) 00:29:01.74 ID:Dgat6d8/0
女「いちち……」

姉「それよりあんた、その……股についてる……それ、どうすんのよ?」

女「ちんこ?」

姉「あんたっ……いいわ、もう……それよ。それ」

女「あー……まあどうにかなるって」

女「そのうちポロリと取れるってっ!」

姉「……だといいけど」

女「……はっ」

女「ポロリもあるよ!」

姉「……」

妹「……」
37 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/05/26(木) 00:31:22.01 ID:Dgat6d8/0
女「反応しろよーっ。てやっ!」ガバッ

姉「わっ」

妹「ひやっ」

女「ああっ二人ともいい匂いだよぉっ!くんかくんか」

妹「く、くすぐったい!」

姉「や、やめなさいってっ!」

女「ほぼイきかけてます」キリ

姉「んっ……へ、変なとこ触んなっ!このっ!」

女「ふっ……この距離ではいつもの攻撃は無理だなっ!姉貴っ!」

姉「それはどうか……なっ!」

女「うぐっ!」

女「肘討ち……だと……ぐふぅ……」ドサ
38 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/05/26(木) 00:33:16.81 ID:Dgat6d8/0
姉「はーっ……はーっ……」

女「ぬおおお……」

姉「妹?妹は変なところ触られてない?」

女「うぬぅぅぅ……」

妹「だ、大丈夫……」カァァ

女「ぬほぉぉお……」

姉「そう、良かった」

女「はぎぃぃぃ……」

妹「でも姉ちゃんが……」

女「ぬべぇええ……」

姉「こいつは大丈夫……ってうるさいっ!」グリ

女「スタンピングッ!」
39 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/05/26(木) 00:35:33.70 ID:Dgat6d8/0
妹「大丈夫?女姉ちゃん」

女「……」

妹「お、女姉ちゃん?」

女「……」グルン

女「だぁいじぉうぶだよぉぉっ」ニタァ

姉「キモイ」

女「second time !」グシャ
40 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/05/26(木) 00:38:33.92 ID:Dgat6d8/0
姉「はぁ……おいで。妹」

妹「う、うん」

姉「コイツに構ってたら時間が幾らあっても足りないわ」

妹「女姉ちゃん……先行くね」



女(ふへへぇ……そんな冷たい事言って待ってくれてるんだよな?)

女(わかってる……わかってるよ……)

女(ホントは二人は私のこと大好きだもんな)

女(妹……今すぐ抱きしめてくんかくんかしてやるからな)

女(姉貴……姉貴の愛の鞭は大好きだよ。性的に)

女(さぁ……飛び込んでおいで……私の胸に……)

女「さぁ!!」ガバッ

おっさん「!?」ビク

女「……」

女「あり?」
41 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/05/26(木) 00:42:05.01 ID:Dgat6d8/0


女「おーいっおーい!」

妹「あ、姉ちゃん」

女「はぁひどはぁいはぁじゃはぁせっかくはぁはぁふたはぁちんこ」

姉「息落ち着けてから喋りなさいよ」

女「うん……はぁ、はぁ、……はーっ……ふー……」

女「酷いじゃないかっ!せっかく二人を愛でてやろうと思ったのにっ!」

姉「何言ってんのあんたは……」

女「ふんっ!二人なんかもう知らないっ!ばかっ!ばかっ!ちんこっ!」

姉「……」

女「おふぅっ!」バシッ
42 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/05/26(木) 00:43:50.65 ID:Dgat6d8/0
姉「電車来たわね。行くよ」

妹「あ、うん」

女「ぶったね……何度もぶった……」

女「親父にはぶたれたことないのにっ!」

姉「置いてくよ」

女「あ、はい。今行きます」
43 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/05/26(木) 00:45:26.33 ID:Dgat6d8/0
電車内

姉「うわ、混んでるなー」

姉「二人とも、大丈夫?」

姉「……」

姉「ってあれ?」

姉「いない……」
44 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/05/26(木) 00:47:09.41 ID:Dgat6d8/0
妹(お姉ちゃん達とはぐれちゃった……)

妹(しかたないよね……この人の多さなら)

妹(……狭い……人が近い……)

妹「はぁ……」

妹「……っ!」

妹(……お尻……触られてるっ!?)
45 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/05/26(木) 00:54:03.85 ID:Dgat6d8/0
妹(いや……やだ……やめて……)

妹(ど、どうしよう……たすけ……助け呼ばなきゃ……)

妹「ひんっ」

妹「うう……」カァァ

妹(声……出ちゃった……)

妹(恥ずかしいよぉ……怖いよぉ……)

妹(お姉ちゃん……女姉ちゃん……助けてぇ……)

妹「……っ!」

妹(か、固い……これ……これって……)

妹(あ、あ、あれ、あれが、あたってるのっ?) ガタガタ

妹(いやあっ……!)
46 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/05/26(木) 00:55:35.26 ID:Dgat6d8/0









女「当ててんのよ」














47 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/05/26(木) 00:57:20.50 ID:Dgat6d8/0
妹「へっ?」

女「やっほい」

妹「お、女姉ちゃん……」

女「びっくりした?ね、びっくりした?」

妹「……」プルプル

女「あ……」

女(やっべやりすぎたか)

妹「怖かった……」

女「へっ?」

妹「怖かったよぉっ!」ギュッ

女「……」

女(キタアアアアアっ!)

48 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/05/26(木) 01:00:00.83 ID:Dgat6d8/0
妹「ひっく……ひっく……」

女(確変キタコレっ!ドル箱じゃんじゃんっ!激アツぅ!!)

女(これ合意くんかくんかじゃね?合意ペロペロじゃね?)

女(合意と見てよろしいですね!?)

女(ロボトルーーーっ!)

女「ファイッ!!」

姉「すんな」

女「頭部に40ダメージっ!」バキッ
49 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/05/26(木) 01:02:13.74 ID:Dgat6d8/0
姉「なんか騒がしいと思ってきてみれば……何やってんの、あんた」

妹「お姉ちゃんっ!」ギュッ

女「げえっ!姉貴ィっ!」

姉「よしよし……あんた妹にまたなんかやらかしたんでしょ」

女「な、なんもしてねぇでげすっ!ほんとでげすよぉっ!えっへへぇ」

姉「……妹?」

妹「……」チラ

女 ←死を覚悟した目

妹「女姉ちゃんは……何もしてないよ」
50 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/05/26(木) 01:04:29.86 ID:Dgat6d8/0
女←ツヤツヤ顔

姉「……ホントに?」

妹「うん」

姉「ふーん……まぁ妹がそう言うならそうなんでしょうね」

女「私ってそんなに信用無い?」

姉「普段の行動思い出してみなさいよ」

女「……」

女「……」

女「……?」

姉「もういいわ」

女「えへっ!」テヘペロ

姉「……」

女「アギッ」パシーン

51 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga]:2011/05/26(木) 01:09:38.04 ID:Dgat6d8/0
今日はここまで……というか、VIPに投下した分は終わりです

ここからはほんとに不定期更新になります

まあこんな感じで話は進んでいきますが

よければ今後も見てやってください

それではお休みなさい
52 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(京都府) [sage]:2011/05/26(木) 01:11:56.41 ID:hDVq9vHEo
下品だけどそれがいい
乙、楽しみにしてます
53 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/05/26(木) 01:29:22.51 ID:zLFGS9BWo
素晴らしい

乙した
54 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [sage]:2011/05/26(木) 01:48:03.95 ID:FIE+AsjN0
ふたなり百合姉妹とか なかなか良いものだな乙 
55 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/26(木) 06:37:26.08 ID:PDuqcqwIO
これは新ジャンル
56 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga]:2011/05/26(木) 12:28:36.97 ID:Dgat6d8/0
学園前

女「あー酷い目にあった」

姉「誰のせいだと思ってんの」

女「私の罪……かな」キリ

妹「お姉ちゃん。今日も帰るの遅くなるの?」

姉「うーん……そうね。今日も生徒会の仕事があるから」

女「……」

妹「そっかぁ……」

姉「先にご飯は食べてていいから。お母さんにそう伝えといて」

女「かっこいいポーズ!!」ジャキーン

妹「うん。わかったよ」

姉「お願いね」ナデナデ

女「ショルダースパイク!!」ダッ!

姉「あ、私、朝の会議あるから先行くから」ヒュッ

妹「いってらしゃーい」

妹「私も園芸部の集まりに行かなきゃ」

妹「じゃあね!女姉ちゃん」タッタッタ

女「……」ポツーン

女「うぐうっ!」ブワッ





57 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga]:2011/05/26(木) 12:57:39.99 ID:Dgat6d8/0
女「いいよいいよ!もう知らん!一人で教室行ってやる!」

女「くそぅ……二人とも無視しやがってぇ……」

女「この怨み如何にして晴らしてくれようか……」

女「妹には会ったら首筋ぺろぺろしてくれるぅ」

女(あわよくばまたちんこ押しつけたろ)

女「姉貴には後ろからスライディングタックルかましたる」

女(姉貴にちんこは……やめとこ。引きちぎられるかもしれん)

女「ふっふっふっ……覚悟しとけよぉ……」



女友「女ちゃん?何ぶつぶつ言ってるの?」

女「おお友!おはよう!」

女友「おはよう」ニコ

女「うほっ……」

女友「うほ?」ぎゅっ

女「いや、なんでもない」

女(手握られた……毎回だな)

女友「……」じー

女(かわええなぁ……あそこがギンギンやでぇ……)

女友「……」じー

女(おっぱい触らしてくれんかな……)

女友「はあ……教室いこっ!」

女「お、おうよ」

女(なしてため息つくし)



58 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga]:2011/05/26(木) 13:24:16.70 ID:UJQ+LgcAO
女の教室

女「なぁ友」

女友「なに、女ちゃん?」

女「もしさぁ女にぞうさんが生えてきたらどう思う?」

女友「……え?どういうこと?」

女「だからぞうさんが……」

女友「ぞ、ぞうさんってなに?」

女「ちんぽ」

女友「ふぐっ!」

女「だ、大丈夫か?勢い良く鼻血出したけど」

女友「だ、大丈夫……」

女友(あの可愛い女ちゃんのくちからち、ちんぽ……?)

女友(こ、興奮する……っ!)

59 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga]:2011/05/26(木) 14:11:18.30 ID:UJQ+LgcAO
女(ふひひ……隠語に耐性の無い友……ふひひ……」

女「ほれ。ティッシュ」

女友「ありがとう……」

女「で、ちんぽ、どう思う?」

女友「え、えーと……」

女友(はぁはぁ……隠語連発女ちゃんはぁはぁ……)

女友(あ、質問返さなきゃっ)ブンブン

女友(質問は……大アりだけど、アリって言って引かれたらやだしなぁ……無難に答えとこう……)

女友「い、いや……かなぁ」

女「そうか……」シュン

女友(あ、あれ、間違えた?)

女(やっぱりちんぽ付いた娘はだめかぁ……)

女(ん……?)

女(ちんぽこ、と娘……これはっ!)ニヤァ

女友(急に笑った?)




女「ちんぽ娘(こ)!!」




女友「えっ」


60 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga]:2011/05/26(木) 15:27:33.92 ID:UJQ+LgcAO
女「これ、斬新じゃね?すごくね?」

女友「……う、うん」

女(あれ……イマイチ……?)

女友「あ、授業始まるから席戻るね」

女「お、おうよ」

女友「またねー」ヒラヒラ

女「だめ……だったか……」

女「自信あったのに」ショボーン
61 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/05/26(木) 15:39:06.79 ID:zLFGS9BWo
ハァハァ
62 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga]:2011/05/26(木) 15:52:16.52 ID:UJQ+LgcAO
昼休み

女「くあー」ノビーン

女友「お疲れ様ー」

女「疲れたよー友ー」ギュッ

女友「おふぅっ」

女「ふへへぇ……良い匂いやぁ……柔らけぇー」

女友(女ちゃんっ……今日は積極的ぃっ……素敵だよぉ……)ハァハァ

女「すりすりーすりすりー」スリスリ

女友「も、もうっお、女ちゃ、んたらぁ」ハァハァ

女友(ああ……女ちゃんのにおいがぁ……しゅごいよぉ……)ハァハァ

女「ぎゅうううっ」ギュウウ

女友「いや、ま、まっ、まっておんっ、なちゃんっ!」

女友(おほぉおおおっ!!)
63 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) :2011/05/26(木) 16:06:30.07 ID:FIE+AsjN0
女友は隠れ変態キャラか・・・よい
64 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga]:2011/05/26(木) 16:16:59.94 ID:UJQ+LgcAO
妹 キョロキョロ

女「あ」パッ

女友「も、もう我慢できないっ!女ちゃんっ!」スカッ

女友「……あれ?」

女「いもにゃ〜ん」タタタ

女友「お、女ちゃーん」



妹「あ、女姉ちゃんっ」

女「いもうとぉおお〜」ダキッ

妹「ひゃっ!」

女「会いたかったよぉおお」ギュウウ

妹「お、女姉ちゃんっ恥ずかしいよっ!」

女「ふひひひ……」

女「朝はよくも無視してくれたなぁ……」ニヤァ

妹「え?」

女「べろーん」ペロペロ

妹「ひにゃああああっ!」

65 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/26(木) 16:18:21.79 ID:0bJ+xbDt0
ふぅ
66 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga]:2011/05/26(木) 16:29:06.34 ID:UJQ+LgcAO
女「ひはははっ!」ペロペロ

妹「ひにゃ、ひにゃああああっ!」ジタバタ

女友「お、女ちゃん何してるのっ!」グイイッ

女「放せっ!はなせぇぇっ!ペロペロさせろぉぉおっ!」

女友「逃げてっ!妹さん逃げてぇっ!」

女「うがああああっ!」

妹「あ、あ……」

女「いもうとぉおおっ!ペロペロおおおっ!!」

妹「え、えいっ!」

女「へぎぃっ!」ガンッ

女友「教科書の縁で……痛そう……」
67 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga]:2011/05/26(木) 16:59:03.16 ID:UJQ+LgcAO
女「すまんかった」

妹「いいよ。それより大丈夫?」

女「おうっ!姉貴と比べたら気持ちいい位だったぞっ」

妹「そ、そう……」

女友「ふふふ……それで妹さん。今日はどうしたの?」

妹「あ、そうだっ」

妹「女姉ちゃん、お弁当持つの忘れると思ってたから、私持ってってたの」

女「あ、忘れてた」

妹「だから、はい」

女「おおー!サンキューっ!妹ー!」

妹「えへへ」

女「ちゅっちゅしてやろう」ダキッ

妹「や、やめてっ」ジタバタ

女「んんーっ」チュッチュッ

女友(いいなぁ……私もちゅっちゅされたいよぉ……)
68 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [sage]:2011/05/26(木) 17:05:59.78 ID:vF07wXvAO
これはいい
応援してるよ
69 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga]:2011/05/26(木) 17:20:58.29 ID:UJQ+LgcAO
妹「それじゃあ私、教室戻るね」

女「ええー……もっといろよーもっとちゅっちゅさせろよー」

妹「嫌」

女「酷っ!」

妹「女友先輩。女姉ちゃんの事お願いしますね」ペコッ

女友「うん。任されて」ニッコリ

女「ああー……いもうとぉお……」

妹 ペコッ タッタッタ

女「友ちゃんー……妹が行っちゃったよぉ……」ギュッ

女友(あはぁっ!)

女友「し、しか、仕方な、いよっこ、こうはいなんだしっ!」

女「寂しいよー辛いよー」スリスリ

女友(んほっ!んほぉぉおおっ!)フーッフーッ

70 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga]:2011/05/26(木) 17:41:17.60 ID:UJQ+LgcAO
その後友ちゃんはピクリとも動かなくなってしまいました

どうして彼女が動かなくなってしまったのか……
私には見当もつきませんでした

でも一つだけ解る事があります彼女は幸せだった……ということです

何故彼女が幸せだったか……
それは彼女が
白目を剥き、
口をだらしなく開き、
よだれを垂らして
笑顔を見せていたからです

私はふ、と笑みを浮かべ、彼女をそのままにしておきました

それが彼女の一番の幸せであろうと思ったからです

そうして彼女はその笑みを見せたまま、授業開始までたち続けていたのです


ーーfine
71 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) :2011/05/26(木) 17:42:53.01 ID:UJQ+LgcAO





女「いや、終わらないけどね」




72 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/26(木) 18:11:28.71 ID:upnXkc8no
マジで焦った
73 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) :2011/05/26(木) 18:34:07.58 ID:FIE+AsjN0
ちょwwwwあせった
74 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga]:2011/05/26(木) 19:46:19.40 ID:UJQ+LgcAO
放課後

女友「酷いよ!女ちゃんっ!」

女「いやなんか幸せそうだったから、動かせなかった」

女友「叩いてでも動かしてくれても……」ハッ

女友(女ちゃんに叩かれる……)

女友(……イイッ!)ニヘラ

女「……友?どうした?」

女友「……っ!い、いや何でもないよっ!」

女「そう?……というか何で友はああなってたんだ?」

女友「えっ!?」

女友(女ちゃんに興奮してああなってたなんて……言えないっ!」

女友「わっ……私にも解んないかなっ!あはっあはははっ!」

女「ほーん……」
75 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga]:2011/05/26(木) 21:36:34.41 ID:UJQ+LgcAO
女「不思議なこともあるもんだねぇ」

女友「そ、そうだねっ!あはっあはははっ!」

女友(バレずにすんだ……)ホッ

女「ところで友、今日は部活あんの?」

女友「あ、な、無いよ」

女「一緒に帰ろー」

女友「うん。いいよ」

女「やほーうっ!」ベタッ

女友「も、もう。くっつかないでよっ」ニヤニヤ

女友(今日は女ちゃんいつも以上にくっついてくるなぁ)

女友(最高だけど)キリ

女(ああー興奮するわー)スリスリ

76 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/26(木) 21:39:28.49 ID:oJUyZbPDO
エロシーンを見るまで僕は読むのをやめないッッッ
77 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga]:2011/05/26(木) 21:45:37.89 ID:UJQ+LgcAO
廊下

女「んーっ……今日も疲れたー」ノビーン

女友「ふふっそうだね……っ!」ハッ

女友(女ちゃんの背伸びしたときにへそチラがっ!)

女友(がんぷく……)ウットリ

女「ん?友、どした?」

女友「な、何でもないよ」

女友「そ、それより女ちゃんこれから暇?」

女「帰宅部だから暇だよーん」

女友「あのね……これから」ドキドキ

姉 スタスタ

女「おっ」ニヤリ

女友「甘いもの食べに……って」

女友「……」

女友「……いない?」
78 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [Saga]:2011/05/26(木) 21:57:17.79 ID:UJQ+LgcAO
「アネキィィィッ!!」

そう叫び女は駆け出した
周りの視線も気にせず、ただがむしゃらに

何故、女が今姉の元へ駆けているのか。それは、朝受けた仕打ちへの復讐である

「うおおおおっ!」

女はこの時の為に復讐の炎を爛々と燃やし続けていた

途中幾つもの誘惑(女友の香り、妹ペロペロ)に、復讐の炎はくすぶり、消えかけそうになった

だが、女は誘惑という鎮火の風に負けず、炎を消えさせることはなかった

心の中で暖め続け、復讐の炎は今、怨敵を見つけ、再び激しく燃え上がったのだ
79 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga]:2011/05/26(木) 22:18:57.75 ID:UJQ+LgcAO
女は駆け、やがて姉を射程圏に捉える

「ふっ……」

女が一息漏らし、体勢を低くし、姉に肉迫する

姉は女の名指しにも、咆哮にもに振り返らず、ただ前を向いて歩いていた

舐めているのか……
女は姉の行動に歯噛みする
だが、それならそれでいい。その油断。利用してやろう

女は速度、距離が最適だと判断した時、体を横に倒し、慣性を利用して体を滑らせる

同時に制服の左側の布とリノリウムの床がこすれる不快な音が響く
それに意を介せず女右足を伸ばし叫ぶ

怨敵を倒すが為の

奥義の名を


「くらえ……獅子咆哮弾!!!」









後のスライディングタックルである
80 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga]:2011/05/26(木) 22:35:53.75 ID:UJQ+LgcAO
―――直撃だ

そう女が確信し、瞬きをしようと目を閉じる

「なっ……」

だが、目を開けた時、姉の姿は無かった

まさか、と女は視線を上に上げる。
そこには口の端をつり上げ、女を嘲笑い、空中に跳躍する姉の姿があった

――やられた
女がそう悟った時には既に何もかもが手遅れだった

そう、全ては姉の手の平の上だったのだ

姉が重量の法則に従いゆっくりと女に速度を合わせ、落ちてくる

「速度も計算済みかよ……」

そう心で毒づく
諦観の念を抱き目を閉じる

「ああ……最後に、パフェ……食べたかったなぁ……」

そうして、廊下に女の断末魔が響き渡ったのであった

「ふぎゅっ!!」


81 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/05/27(金) 00:30:17.62 ID:i69txN5jo
百合ってホントいいですね


乙した
82 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga]:2011/05/27(金) 08:19:19.19 ID:Bk/qKa6AO
女友視点

女友「お、女ちゃん?どこ行ったの?」キョロキョロ

<アネキィィィッ!

女友「女ちゃん?な、何で走って……あ」

女友「あれは……生徒会長?」

女「うおおおおっ!」ダダダダ

女「くらえ……獅子咆哮弾!」ズサー キュキュキュ

女友「か、会長っあぶな……」

姉「……」ピョイーン

女友「あ」

女「ふぎゅっ!」グシャ

女友「……」ポカーン

女友「……はっ!」

女友「お、女ちゃん!?」タッタッタ
83 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga]:2011/05/27(金) 08:53:29.43 ID:Bk/qKa6AO
姉「あんた……何してんの」グリグリ

女「やるようになったな……姉貴っ!」

姉「アホ」グリィッ!

女「おごぉっ!」ビクン

女友「女ちゃん!?大丈夫!?」タッタッタ

姉「あら、友さん。こんにちは」グリグリ

女「あふぅっ!」

女友「あ、会長。こんにちは……じゃなくてっ!」

女友「女ちゃん、踏んじゃって大丈夫なんですか!?」

姉「ん、大丈夫よ」ブミッ

女「あおっ!」

女友「本当ですか……?」アセアセ

姉「うん。顔、見てみて」グリィッ!

女「あおっ!アオオオっ!」ビクン

女友「は、はい……」

女 ←恍惚の表情

姉「ね?」

女友「……」コクリ

女友(女ちゃん……)ジーッ


女友(かわいいっ!)ハァハァ

姉(女も変な子だけどこの子も大概よね……)
84 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/05/27(金) 09:00:50.13 ID:i69txN5jo
ハァハァ
85 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga]:2011/05/27(金) 13:20:32.75 ID:Bk/qKa6AO
姉「ん……そろそろ時間か」

姉「ごめんなさい。友さん。そろそろ生徒会があるからもう行くわね」スッ

女友(かわいいよぉ……私もこんな顔させたいよぉ。させてほしいよぉ……)ヘラヘラ

姉「友さん?」

女友(あああっ……女ちゃんを抱きしめたい……チューしたい……めちゃくちゃにしたいよぉ……)ハァハァ

姉「……」

女友(女ちゃん女ちゃん女ちゃん女ちゃんおん(ry )ハァハァハァハァ

姉(類はなんとやら……ってやつね)

姉「それじゃあね。女をよろしく」

女友「はいよろこんでっ!」

姉「おおう」ビクッ

姉「よ、よろしくね」

姉(びっくりした……)
86 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga]:2011/05/27(金) 14:29:32.86 ID:Bk/qKa6AO
女友(会長は行っちゃったし……)キョロキョロ

女友(誰もいない……ふっ、ふふっ、ふふふっ!)ニタニタ

女友(い、いまなら……)ハァハァ

女友(おっ、おっ、おっぱ、いさわ、さわれ)フーッフーッ

女「んぐあ……」ムクリ

女友「ひょわっ!」ビクッ

女「あー……よかっ……酷い目にあった」

女「……って友?どしたの?」

女友「な、なんでもっ!」

女「?」

女友「それより女ちゃん、結構強く踏まれてたみたいだけど大丈夫なの?」

女「大丈夫っ!」グッ

女「寧ろご褒美でした……」ポッ

女友「そ、そっか」

女友(会長……嫉妬しちゃいます……)
87 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga]:2011/05/27(金) 15:17:59.01 ID:Bk/qKa6AO
女「さぁ〜てっ!気も済んだし帰ろっ!友ちんっ!」ベタッ

女友「うっううううんっ!」

女友(ほへぇ……良い匂いだよぉ……)

女友「おっ女ちゃんっ?」

女「ん、なぁに?友ちんっ!」

女友「こ、これから暇だったよねっ!」

女「そだよ〜」スリスリ

女友(ああっ……!そんなとこっ……!)

女友「な、なら、ひゃっ、あま、甘いもの食べに行かないっ?」ビクン

女「ん〜いいよぉ〜」スー

女友(に、臭い嗅がれてるぅっ)

女友「はひっ!じゃ、あ行こっ!」ビクビク

女「おうっ!」

女(あーちんこ押し付けてぇー)
88 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga]:2011/05/27(金) 16:53:47.60 ID:Bk/qKa6AO
生徒会室

姉「んっ……」ノビーン

会長補佐(以下、 補佐)「お疲れ様です。会長」スッ

姉「あら、いつもありがとね」ニコッ

補佐「いえ」サッ

姉「……」

姉(どーしてこの子は目を合わしてくれないのかしらねぇ……)

姉(……まぁいいわ)

姉「……補佐のおかげで今回の会議もスムーズだったわ。ありがとうね」

補佐「いえ、自分は何も……」

姉「自分」

補佐「あ……」

姉「もう。女の子なのに自分って言うの止めなさいっていつも言ってるでしょ?」

補佐「で、でも自分はっ……」

姉「ん?」

補佐「……あ、あう……」

89 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga]:2011/05/27(金) 17:03:41.06 ID:Bk/qKa6AO
姉「折角かわいい顔してるんだから……勿体ないよ?」

補佐「……っ!」カァァ

補佐「じ、自分はそんなもの興味ありませんからっ!」

姉「……」ジーッ

補佐「あ、あの……」

姉「……」ジーッ

補佐「……えっ、えっと……」
姉「わ」

補佐「わ?」

姉「た」

補佐「た?」

姉「し」

補佐「し?」

姉「わたし」

補佐「わたし……はっ」

姉「ふふっ自分よりよっぽどいいよ」

姉「可愛い」

補佐「うううっ」カァァ

90 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga]:2011/05/27(金) 17:24:13.75 ID:Bk/qKa6AO
姉「というか、どうして補佐は、私って言うのが嫌なの?」

姉「自分よりはずっと良いと思うんだけど」

補佐「ええと……その、は、恥ずかしいのです……」

姉「恥ずかしい?」

補佐「は、はい……自分、その、か、可愛くありませんし……それに……」

姉「……」

補佐「い、いえ……」

姉(言いたく無さそう……これは聞かない方が良さそうね)

姉「うーん。さっきも言ったけど、補佐は可愛いわよ?」

補佐「か、からかわないでくださいっ!」

姉「からかってないわ。本当に補佐は可愛いわよ」

補佐「あー……あ……」カァァ

91 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/27(金) 17:30:43.71 ID:HeYGUXHIO
補佐が百合抜きにしても可愛い

百合有りでも可愛い
92 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga]:2011/05/27(金) 17:35:00.78 ID:Bk/qKa6AO
姉「だから、自信もって。ね?」

補佐「は、はい……」

姉「あ、そうだ」ポン

補佐「はい?」

姉「補佐は私って自分の事を言うのは嫌なの?」

補佐「い、いえ……そういう訳では……」

姉「恥ずかしいのが嫌なの?」

補佐「ええと……はい」

姉「なら私で、自分の事を私って言う練習したらいいのよっ」

補佐「へ?」

姉「つまり、私と二人だけの時だけ、自分の事を『私』って言って、慣れていけばいいってこと」

補佐「えっ、ええっ!?」

姉「聞くのは私だけだし、あんまり恥ずかしくないでしょ?」
姉「慣れたら、普段の会話で使っていけばいいのよ」

姉「どう?やってみない?」

93 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga]:2011/05/27(金) 17:55:50.01 ID:Bk/qKa6AO
補佐「え、えと……」

姉「強制はしないわ。嫌がる事はやらせたくないもの」

姉「どう?」

補佐「や……」

姉「……うん?」

補佐「やりますっ!」

姉「決まりね」ニコッ

姉「そしたら今から開始っ!」

補佐「も、もうですかっ?」

姉「そうよ。思い立ったが吉日って言うでしょ?」

補佐「で、でもっ自分っ心の準備がっ!」

姉「ん?」

補佐「あっ、……あう……」

姉「うーん……今度から自分って言ったらペナルティーを与えなくちゃダメね」

補佐「そ、そんなっ」

94 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga]:2011/05/27(金) 18:12:22.41 ID:Bk/qKa6AO
姉「そうね……どうしようかしら」ワクワク

補佐「……」ドキドキ

姉「……うん。これなんかどうかしら」スクッ

補佐「な、なんですか?」ドキドキ

姉「ふふふ……」

姉「こちょこちょー」

補佐「ひゃっ、あはっあはははっ!会長っやめっあはははっ!」

姉「うりうり」

補佐「やめっやめっあはっあははははっ!」


――――


姉「ふう」

補佐「はぁー……はぁー……」

姉「うん。これに決定ね」ニッコリ
補佐「かっ……かんべんしてください……」

姉「補佐が自分って言わなければいいのよ。言わなければ」

補佐「はぁ……はぁ……はい……」

姉「よし。そろそろ帰りましょう」

補佐「は、はい……」

姉「補佐、途中まで一緒に帰りましょ?」

補佐「……自分と……ですか……?あっ!」

姉 ニヤリ

補佐「あっ会長やめっやめ……あーーーっ!」

95 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga]:2011/05/27(金) 18:13:04.38 ID:Bk/qKa6AO
姉「そうね……どうしようかしら」ワクワク

補佐「……」ドキドキ

姉「……うん。これなんかどうかしら」スクッ

補佐「な、なんですか?」ドキドキ

姉「ふふふ……」

姉「こちょこちょー」

補佐「ひゃっ、あはっあはははっ!会長っやめっあはははっ!」

姉「うりうり」

補佐「やめっやめっあはっあははははっ!」


――――


姉「ふう」

補佐「はぁー……はぁー……」

姉「うん。これに決定ね」ニッコリ
補佐「かっ……かんべんしてください……」

姉「補佐が自分って言わなければいいのよ。言わなければ」

補佐「はぁ……はぁ……はい……」

姉「よし。そろそろ帰りましょう」

補佐「は、はい……」

姉「補佐、途中まで一緒に帰りましょ?」

補佐「……自分と……ですか……?あっ!」

姉 ニヤリ

補佐「あっ会長やめっやめ……あーーーっ!」

96 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) :2011/05/27(金) 18:14:35.56 ID:Bk/qKa6AO
二重投稿すまん

今日はここまで。お疲れ様です
97 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(京都府) [saga sage]:2011/05/27(金) 18:20:35.20 ID:FxcKtW8qo

最初の頃の下品さが無かったかのようなほのぼのラブコメw
このギャップたまらんww
98 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/05/27(金) 18:33:31.31 ID:p2cxGfMu0


女友の本能に期待
99 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/05/27(金) 21:42:58.02 ID:i69txN5jo
ハァハァハァハァハァハァハァハァ


乙した


ハァハァハァハァハァハァハァハァ
100 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/27(金) 22:01:42.82 ID:HeYGUXHIO
やべぇ全キャラ可愛いwwwww
101 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(岐阜県) :2011/05/28(土) 19:38:36.09 ID:1+SEO7zn0
わくてかわくてか
102 :ながら再開 [saga]:2011/05/28(土) 19:52:44.90 ID:GFnFfM8AO
女が獅子咆哮弾(笑)を放っている頃

花壇

妹「んっ……んーっ!」グイッ

妹「はぁ……土……重たいなぁ……」

妹友「……大丈夫?」

妹「あっ、妹友ちゃん。うん。大丈夫だよっ」

妹友「……」

妹「んーっ!」……

妹「はぁはぁ……動かない……」

妹友「……手伝う」ヒョイッ

妹「あっ」

妹友「……」スタスタ

妹「あっ、あっ……」オロオロ

妹友「……ここ?」

妹「あっ、う、うん」

妹友「……」ドサッ

妹友「……これで……いい?」
妹「う、うんっ!」

妹「妹友ちゃん。いつもありがとう」ニコッ

妹友「……」ニコッ

103 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga]:2011/05/28(土) 20:10:47.03 ID:GFnFfM8AO
妹「ふー……えへへ、何もしてないけど疲れちゃった」

妹友「……」コクリ

妹「やっと花壇。整ってきたね」

妹友「……」コクリ

妹「整えるだけで結構時間かかっちゃった」

妹「……私の力がなくて、ほとんど妹友ちゃんに任せちゃったせいだけど。あはは……」

妹「……ごめんね」ショボン

妹友「……いや……」フルフル

妹友「……妹は……色々やってくれた……」

妹友「花の種の準備……とか。部活の申請……とか」

妹友「……あたし……じゃ、出来なかった……」

妹友「……感謝……してる」

妹友「だから……こういうのは……代わりに……頑張る」

妹「で、でも……」

妹友「……気にしない」ニコッ

104 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga]:2011/05/28(土) 20:23:01.73 ID:GFnFfM8AO
妹「う、うん……」

妹友「……」

妹友「……明日……種、植えよう」

妹友「……花……咲かせよう」
妹友「……春には春の花を……」

妹友「……夏には夏の花を……」

妹友「……秋には秋の花を……」

妹友「……ね?」

妹「……うんっ!」

妹友「……」ニコッ

105 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga]:2011/05/28(土) 20:43:50.11 ID:GFnFfM8AO
「楽しみっ!」

妹友「……」コクリ

妹「ね、妹友ちゃん。何の花咲かせよっか!」

妹「色々あるよね。チューリップとか、ラベンダーとかっ!」

妹友「パンジー……とか……

妹「うんうんっ!」

妹「楽しみだなぁっ!」ニコニコ

妹友「……うん」コクリ

妹「ね、今度また花、見に行こう?」

妹「色々見て、植えたい花を見つけて、種とか、買ってこよう?」

妹友「……うん」コクリ

妹「えへへ、決まりっ!」

妹友「……」ニコリ
106 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/05/28(土) 22:09:08.64 ID:cavEqx6Xo
かわええの
107 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga]:2011/05/28(土) 22:45:54.77 ID:GFnFfM8AO
キーンコーンカーンコーン

妹「あ、もうこんな時間」

妹友「……ん」

妹「話に夢中になっちゃった」エヘヘ

妹「荷物片付けないと」

妹友「……」コクリ

―――

妹「よいしょ……っと」ガシャン

妹友「……」ガシャン

妹「これでいいねっ」

妹「帰ろっ妹友ちゃんっ!」

妹友「……」コクリ

妹「……あっ、その前にあそこ、寄ってっていい?」

妹友「……うん」

妹「ありがとうっ!」

妹友 ニコリ
108 :寝落ちしてた。すまん [saga]:2011/05/28(土) 23:19:40.96 ID:GFnFfM8AO
妹友がコクリと頷くと、二人は花壇のある場所から続く細い小道を進んだ

小道は土が剥き出しており、若木に囲まれ、弧を描くように丸く続いていた

時折聞こえる鳥のさえずり、風で木々が揺れる音に耳を澄ませながらは二人はゆっくりと進んで行く

やがて、二人は大きな開けた場所に出る

妹「わぁ……」

そこには季節に応じた、様々な花。そしてその中心に大きな、大きな桜の木が立っていた

桜の木は、鮮やかなピンク色の花を優雅に咲き誇らせ、その存在を主張していた

妹達はその光景の美しさに思わず感嘆の溜め息を漏らす

妹「いつ来ても凄いねぇ……」

妹友「……うん」
109 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga]:2011/05/28(土) 23:35:02.71 ID:GFnFfM8AO
妹「ね、あそこまで行こう?」

妹が桜の木の下に指をさす

妹友「……うん」

妹友が頷くと妹は喜びの笑みを見せ、妹友の手を引き、歩き始める

足を進める度、草を踏みしめる音と、青い匂いが鼻孔をくすぐる

二人はそれを楽しみながら桜の根元まで向かった

妹「大きいねぇ……」

根元まで辿り着き、上を見上げ、そう漏らした

妹「こんなに大きくなるのに何年位掛かるんだろうね?」

妹友「……百年くらい……?」

妹の顔をあげたまま言った質問に首を傾げ妹友は答える

110 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga]:2011/05/28(土) 23:47:38.43 ID:GFnFfM8AO
妹「やっぱりそれくらいかなぁ……」

ぼんやりと桜の木の誕生に思いを馳せ、呟く

妹「んっ」

そう短く声を漏らすと妹は根元まで走って行った

妹「届かないっ!」

妹は木に抱きつき、手を伸ばす
桜の木の大きさから当然手同士は届く事なく、妹は木に張り付くような格好になる

妹友は妹に続き走っていき、妹友も妹のように木に手を回す

妹友「……届かない」

妹よりも一回り大きい妹友だったがそれでも桜の木に手を回し、手同士を届かせる事は事は出来なかった

111 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga]:2011/05/29(日) 00:02:54.14 ID:SVhDHP4AO
妹「妹友ちゃんっ」

手を伸ばし、妹友に手のひらを向ける

妹友「……」

妹友はその手を取り、繋ぐ

妹「んーっ!」

妹友「……んっ」

そうして手をつないだまま、また木に手を伸ばし、手を回そうとする
だが、手をつないでも木の幹に手を回しきる事が出来なかった
妹「ふふっ、やっぱりだめかぁ」

手をつなぎ、木を抱き締めたまま妹は妹友に笑みを浮かべる

妹友「……」

妹の笑みにつられ妹友も笑みを浮かべる

そうして二人は木から体を離し、木に背中を預け、座る

妹「んうー」

妹友「……んうー」

112 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga]:2011/05/29(日) 00:18:12.73 ID:SVhDHP4AO
時折、優しい風が吹く、それに木がざわめき、爽やかな音を立てる

二人は目を閉じ、それらを楽しんだ

妹「……妹友ちゃん」

妹友「……?」

妹「……気持ちいいね……」

妹友「……うん」

妹「……ずーっとこうしていたいよ」

妹友「……うん」

妹「……妹友ちゃんは?」

妹友「……あたしも」

妹「……おんなじだね」

妹友「……うん」

妹「くぁ……」

大きなあくび、一つ

妹「……眠くなってきちゃった……」

だんだんと風の音が遠のく

妹「んん……」

体の力が抜けていく

妹「……」

自分が曖昧になっていく

妹 スー

眠りに、落ちた
113 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga]:2011/05/29(日) 00:29:13.17 ID:SVhDHP4AO
妹「んぅ……?」

妹友「……起きた?」

妹「おねえ……ちゃん……?」

妹友「……違うよ」

妹「ん……」ゴシゴシ

妹「あれ……私……?」

妹友「……妹……あのまま寝ちゃったんだよ」

妹「そっかぁ……」

妹「……っ!わっ!私っ何でおぶられてっ」

妹友「……起こしても起きなかったから……」

妹「そ、そうなの?」

妹「あ、も、もう大丈夫っ!おろして良いよっ!」

妹友「……大丈夫?」

妹「う、うんっ!」

114 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga]:2011/05/29(日) 00:38:32.35 ID:SVhDHP4AO
妹友「……よいしょ」

妹「ご、ごめんねっ重かったでしょ?」

妹友「……全然」

妹友「……軽すぎ」

妹「そ、そう?」

妹友「……もう少し太った方がいいかも」

妹「えっ……うーん……太るのはいやだなぁ……」

妹友「……」ニッ

妹「……ふふっ」

妹「あっ、ここまで運んでくれてありがとね」

妹友「……いい」フルフル

妹「……なんか今日は妹友ちゃんに助けてもらってばっかりだなぁ……」

妹友「……気にしない」

妹「うん……ありがとね」

妹友「……ん」

115 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga]:2011/05/29(日) 00:43:29.98 ID:SVhDHP4AO
妹「あっ、私こっち」

妹友「……ん」

妹「……今日は本当にありがとね」

妹友「……気にしない」

妹「うん……ありがと」ニコ


妹「じゃあねっ!また明日っ!」

妹友「……また明日」

116 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) :2011/05/29(日) 00:49:26.62 ID:SVhDHP4AO
今日はここまで


今日の反省

作風変えすぎた感

やりたいことやり過ぎ

寝落ちしてもうた


明日は皆さんお待ちかね(?)、女の登場です

お疲れ様です。おやすみなさい

117 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/29(日) 00:53:54.39 ID:ARS7/t9Uo
おつです
118 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/29(日) 00:55:47.23 ID:dq0uX3pIO
乙!
とうとう女が・・・wktk
119 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(京都府) [sage]:2011/05/29(日) 00:56:55.05 ID:6eXTJQr4o
乙 女友の脳内に期待
しかし妹友が可愛過ぎてお待ちかねてないかもしれないww
120 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) :2011/05/29(日) 13:16:11.73 ID:SVhDHP4AO
ぼちぼち再開

感想、支援。とてもありがたいです。励みになります

良ければ今回も見ていって下さいね
121 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga]:2011/05/29(日) 13:45:52.49 ID:SVhDHP4AO
姉が生徒会で会議している頃

甘味処

女「到着っ!」

女友「……」チラチラ

女友(ああっ……!女ちゃんと、で、で、デートだよぉっ!)
女「いつ来てもいい雰囲気だねぇ、ね、友ちんっ!」

女友「う、うんっ!そうだねっ!」

女「……んー?」

女「友、どした?顔赤いよー?」ズイッ

女友「ひゃっ!」

女友(か、顔近いっ!近いよっ女ちゃんっ!)

女友「な、何でも無いよっ!何でもっ!」

女「ほんとかぁ?」マジマジ

女友「……う」

女友(長いまつげ……大きな瞳……柔らかそうな唇……優しい匂い……)フーフー

女「……友?」

女友(……ああ……可愛いなぁ……)

女「おーい」ヒラヒラ

女友(女ちゃん、かわいいよぉ……)ガシッ

女「えっ、何で肩つかむ?」

女友「女ちゃん……」ハァハァ

女「な、なに?てか、何で顔寄せてくるの?」

女友「女ちゃん……っ!」
122 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga]:2011/05/29(日) 13:56:34.35 ID:SVhDHP4AO
店員「あのぅ……」

女友「ひゃいっ!」

店員「お二人様……ですよね……?」

女「はい。そうです」キリ

店員「でしたら、こちらへどうぞ……」

女「はい。ありがとうございます」キリ

女友「……うう……」

女友(暴走しちゃいそうになっちゃった……)

女友(気をつけないと……)

123 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga]:2011/05/29(日) 14:09:32.61 ID:SVhDHP4AO
店員「ではこちらの席になります……」

女「ああ、ありがとうございます」キリ

店員「ごゆっくり……」

女「……」

女「ふへぇ……」フニャ

女友「相変わらず凄い変わりようだね……」

女「人はね……仮面を付けて生きなきゃならない時があるんだよ」キリ

女友「そ、そう……」

女「そんな事より甘いもの食べよーぜっ!」

女友「……ふふっそうだね」
124 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga]:2011/05/29(日) 14:29:53.68 ID:SVhDHP4AO
女友「何にしようかな……」

女「私、いちごパフェなっ!」

女友「女ちゃんいっつもそれだね」

女「うん。好きだから」ニヘー

妹友「……」ビクッ

女「?、どうしたの?」

妹友「な、何でもないよ……」

女「いちごパフェはいいね……心を潤しくれる。リリンが生み出したデザートの極みだよ」

女友「リリンってなに?」

女「わからん」

女「それより、友ちんは決まった?」

女友「あ、もうちょっと待って」

女「ういー」
125 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) :2011/05/29(日) 14:42:36.82 ID:SVhDHP4AO
女「まだぁー?」

女友「うーん……もうちょっと待って」

女「うー」

女 o0((・∀・ )っ/凵⌒☆チンチン)

女(チンチン……)

女(……はっ!)サッ

女「……ほっ」

妹友「……?」

126 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) :2011/05/29(日) 14:45:13.13 ID:SVhDHP4AO
>>125

ミスった

妹友 ×

女友 ○
127 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) :2011/05/29(日) 14:46:30.93 ID:SVhDHP4AO
>>124
128 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) :2011/05/29(日) 14:47:07.83 ID:SVhDHP4AO
>>124
もだ。すまんです
129 :pcに移動 [saga]:2011/05/29(日) 15:03:19.06 ID:VcTmfoNx0
女友「うん、じゃこれにする」

女「おっ決まった?なんにしたの?」

女友「チョコレートパフェだよ」

女「おおー友ちんもパフェかぁ!わかってるね!」

女友「えへへ」

女友(女ちゃんが好きなものの一つだから、女ちゃんはきっとこれを欲しがるはず)

女「すいませーん!」

女友(これであわよくばか、か、間接キスが……)

店員「はい。御注文ですか」

女友(ふふふ、よく考え付いたわ……えらいぞ私)

女「はいっいちごパフェとチョコレートパフェ一つ」

店員「かしこまりました。少々お待ちくださいませ」

女「やー早く来ないかなぁ」

女友「ふふふ……そうだね」

女「……?」
130 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/05/29(日) 15:30:14.97 ID:VcTmfoNx0
店員「お待たせしました。ごゆっくり」

女「きたきたっ!」

女友(はしゃぐ女ちゃん……かわいいっ!)

女「いただきまーすっ!」

女「んっ」パクッ

女「……」

女「ほふぅ……」

女友「おいしい?」

女「うん……」ウットリ

女友「私も食べよっと……んっ」

女友「おいしいよ。こっちも」ニコ

女「……」←食べるのに夢中で聞いてない

女友(……かわいい)
131 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/05/29(日) 15:43:10.56 ID:VcTmfoNx0
女「ふう……ごちそうさま」

女友「早っ」

女「いやあおいしかったよー。やっぱここのパフェは最高だっ」

女友「ふふふっ」

女友「あ、お、お女ちゃん?」

女「んー?」

女友「私のパフェも、た、食べる?」

女「いいのっ?」

女友「う、うん」

女「ありがとう友ちんっ!愛してるよー!」

女友「おふうっ!」

女友(きょ、強烈……っ!愛してる……強烈……っ!)

女「あーん」

女友「なっ……」

女友(こ、ここまでは想定外っ!でも……)

女友(イイっ!!)
132 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/05/29(日) 15:53:46.30 ID:VcTmfoNx0
用事でいったんここまで。22時くらいから再開
133 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/29(日) 16:33:18.04 ID:BhOwpLhMo
女友可愛い
134 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/05/29(日) 22:52:50.45 ID:VcTmfoNx0
女友「あ、あああーんっ」ガクガク

女「あーん」

女友(ああ……入ってく……私のが……女ちゃんの中にっ!!)ドキドキ

女「むんっ」パク

女友(入ったよぉっ女ちゃんんっ私のっ!私のがぁっ!!)フーフー

女「んんっ……んっ」

女友(なか……すごいよぉっ!ぐにゅぐにゅ蠢いてるよぉ!!しゅごいいいいいっ!!!!)ハアハア

女「んちゅ……ん……」

女友(んほっ!!んほおおおおおおおおおおおっ!!!)ハアハアハアハア

女「んあっ……あは……」ウットリ

女友(んいいいいいいっ!!んあああああああああああああ!……あっ!)ビクっ!

女「うんっ!チョコパフェもおいしいわぁ」

女友「……うん」グッタリ

女「?」


135 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/05/29(日) 23:18:54.70 ID:VcTmfoNx0
女「……友ちん食べないの?」チラ

女友「えっ!」はっ

女友「あ、た、食べるよっ!」

女友(こ、これからがメインディッシュなんだから……ふふふふ……)

女「そっか。でも早く食べないとアイス溶けちゃうぞ?」チラ

女友「う、うん」

女「……」ちらちら

女友(欲しがってる……あの目は欲しがってる目だ……)

女友(あげたいけど……この女ちゃんの口づけスプーンを堂々と舐めれる免罪符を手放すわけには、いかない……)

女「……」ジー

女友(まっすぐ見つめてきた……でも……ごめんね)

女友(これだけは……これだけは譲ることはできないのっ!)

女友(許して……女ちゃんっ!)

女(くれないかなぁ……)ジー

136 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/05/29(日) 23:38:11.50 ID:VcTmfoNx0
女友(ついに……ついに女ちゃん(の舐めたスプーン)が入ってくるよぉっ)

女友(はあ……はあ……興奮で……頭がふっとーしそうだよぉっ)ハアハア

女友(パフェを……スプーンで……すくって……)ハアハア

女(なんでハアハアしてんだ……?)ジー

女友「……っ!」

女友(今気付いたけど……これ女ちゃんの唾液スプーンを舐めるところ……女ちゃんに見られちゃう!?)

女友(は。はずかしいよぉ……)カアア

女(今度は顔赤くなったな)ジー

女(おもすれー)ジー

女友(でも……いいよ……女ちゃんになら恥ずかしいところ……見られてもいいよっ!)

女友(……むしろ……むしろ見てぇっ!)

女友(私の……私の恥ずかしいところ……見てぇ!!女ちゃん!!!)ハアハア

女(またはあはあし始めたな)

女友(みてええええええっ!!!おんなちゃあああああんっ!!!)パク



137 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/05/29(日) 23:55:17.61 ID:VcTmfoNx0
女友(んいっ!!んいいいいいいいいいっ!!!!)ピタ

女(あ、なんかいきなり仏頂面になったな)

女友(しゅごいのぉ!!おんなちゃん(の舐めたスプーン)があばれてりゅよぉおおお!!!)

女友(あひぃ!!そ、そんあおくまえええええっ!!!)

女(スプーンしか動いてないな……)

女友(かきまわせてりゅおお……おんなひゃん(の舐めたスプ−ン)にひいいい!!)

女友(おごおおおっ!!!あぐううううううううぅっ!!!えあああああああああっ!!)

女「……友ー?」

女友「……」

女友(もうあえなおおおおっ!!おんあやんああひゃだえなぉおお!!)

女「おーいー」ヒラヒラ

女友(あえっえああああああああああああああああっ!!)ビクンっ!

女「うわっ」

138 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/05/30(月) 00:17:07.27 ID:85ODhzaO0
女「びっくりした……」

女「……友?大丈夫か?」

女友「」シーン……

女「わ、昼休みと同じ顔してるよ」

女「……」

女「パフェちょーだいねー」

女友「」

女「うまー」





女友が正気に戻ったのは、それから小一時間後だった

正気に戻った時には目の前に女の姿はもう無く

空になったパフェの容器と、その代金。そして置手紙があった

女がいなくなった喪失感と寂寥感にうめきながら

置手紙に女友は手を伸ばす



139 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/05/30(月) 00:45:12.52 ID:85ODhzaO0
親愛なる女友へ

この手紙を読んでいる……ということは、もう私は貴女の目の前にいないでしょう

貴女には酷なことしてしまいましたね……ごめんなさい

貴女をここに残していくこと。それは私にとってとても心苦しく、身が引きさかれるほどの痛みでした

でも私は。それらを受け入れてでも行かねばならなかったのです

私を待つあの人たちのため、私が愛する人たちのために

許してくれ……とは言いません。怨んでくれてもかまいません

ただ……謝らせてほしかったのです

……この手紙一つで謝罪になるとは私自身、露とも思っていません

この手紙は、自分の罪を自分で赦す為の物でしかないのです

それをわかっていてこの手紙を残す卑怯な私のことをお笑いください、お怨みください

本当に……ごめんなさい

貴女の友人で、裏切り者の女より






最後にこれだけ……書き残しておきます






家族に呼ばれたから先帰るよーん。食べちゃったパフェの代金置いておくから許してっ!

また明日ねーん  女より

140 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/05/30(月) 00:51:25.23 ID:85ODhzaO0
女友「ふふっ、なに書いてるんだか」

女友「代金まで置いてってくれたんだ……」

女友「普段は変だけど……」

女友「こういうところが素敵なんだよね……」

女友「……ふふっ」

女友「あ、すいませーん。お勘定お願いします」

141 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/05/30(月) 00:56:14.72 ID:85ODhzaO0
今日はここまで。お疲れさまでした


今日の反省

前半いまいち、後半まあまあ

誤字あり

眠い


お休みなさい
142 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(京都府) [sage]:2011/05/30(月) 05:31:32.73 ID:+Csz878Eo

女がまとも…だと…?いや女友が酷いだけかww
143 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/05/30(月) 05:32:28.64 ID:CHFxy+l9o
女友ハァハァ


乙した


どの女の子もかわええ
144 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga]:2011/05/31(火) 08:26:33.77 ID:4PFgXamAO
女友に手紙を残し、別れた後

ガチャ

女「ただいまんこっ!」

母「あら、うふふ。おかえりんこっ」

女「おーお袋ーただいまんこーっ!」

女「姉貴ーっ!妹ーっ!ただいまんこーっ!」

女「まんこーっ!」ニヤッ

母「二人はまだ帰ってきてないわよ〜」

女「え、そうなん?」

女「ふーん……姉貴はともかく、いもにゃんがこんなに遅くなるなんて珍しいなぁ」

母「そうよねぇ……ちょっと心配なのよねぇ……」

女「……ま、 その内帰ってくるでしょ」

母「だといいけど……」

女「大丈夫大丈夫っ!それよりお袋……」

母「なぁに?」

145 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga]:2011/05/31(火) 08:47:06.85 ID:4PFgXamAO
女「二人きりだね……」ポッ

母「うふふ……そうね」

女「いつものあれ……してほしいな……」モジモジ

母「あら、またなの?いい加減自分でやらなきゃだめよぉ?」

女「おかぁさんがいちばんいいんだもん……」

母「もう……女ちゃんは甘えん坊なんだから」

女「だめ?」チラ

母「うふふ。いいわよ〜おいで?」

女「やったぁっ!おかぁさんだいすきっ!」ギュッ

母「あらあら」

女(おなごやっ!おなごの体やっ!ふへっ!ふへへへっ!)ニタァ
146 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga]:2011/05/31(火) 10:12:46.16 ID:4PFgXamAO
自宅前

姉「あ、妹」

妹「お姉ちゃんっ!今帰り?」ギュッ

姉「うん。というか今日は妹も随分帰り遅いね。どうかしたの?」ナデナデ

妹「ちょっ、ちょっとね……えへへ……」ソワソワ

姉「ふーん……」ジー

姉「……何か危ないことに巻き込まれた訳じゃないよね?」

妹「そ、そうじゃないよっ!」
妹(ただ部活終わって居眠りしてただけなんて恥ずかしくていえないよ……)

姉「……」

姉「……まぁいいか」

姉「家はいろっか。母さんが待ってる」

妹「う、うんっ!」

妹(ほっ)

姉「ただいま」 妹「ただいまっ!」

ガチャ

「ほひぃぃぃっ!」

姉 妹「!?」
147 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県) [sage]:2011/05/31(火) 11:54:59.45 ID:bLgbGesZo
!?
148 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/05/31(火) 12:46:22.43 ID:3ndWFvSNo
すげぇ気になる
149 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga]:2011/05/31(火) 13:01:22.38 ID:4PFgXamAO
妹「女姉ちゃんの声!?」

妹「な、何が……」

姉「……あー」

妹「……お姉ちゃん?」

姉「行くよ。 妹」スタスタ

妹「あっ待ってっ!お姉ちゃんっ!」

姉「ただいま」

ガチャ

150 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga]:2011/05/31(火) 13:19:39.46 ID:4PFgXamAO
女「ああーおかぁさんいいよぅっ!気持ちいいよぅっ!」

母「うふふ。女ちゃん。ここが弱いもんね」

女「ひゃあああっ……」ゾクゾク

母「うふふ……ほらほら♪」

ガチャ

姉「ただいま」

妹「おっ、女姉ちゃんっ?」

女「……っ!」

母「あら」

女「あ、姉貴……いもにゃん……っ!」

女「こっこれはっ……誤解だ……誤解なんだっ……!」

女「わ、私は……私はっ!」

姉「……」ツカツカ

女「あねきぃっ!」






姉「耳掃除されてるの見られたぐらいでギャーギャーうるさいっ!」

女「ふぎぃっ!」バチン

151 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga]:2011/05/31(火) 14:31:40.35 ID:4PFgXamAO
女「……」

姉「全くもう……」

母「二人とも、お帰りなさい」ニコッ

姉「ただいま、母さん」

妹「ただいまっ! お母さんっ!」

女「おかえりんこっ!」ムクッ

姉「……」

妹「ただいまん……っ」

女「……」ニヤッ

女「おかえりんこっ!いもにゃんっ!」

妹「た……ただいま……」(小声

女「ん〜?きこえんなぁ〜」

女「わんもあせっ!おかえりん」パシーン

姉「アホ」

152 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga]:2011/05/31(火) 14:48:02.69 ID:4PFgXamAO
母「もう、ご飯出来てるわよ〜頂きましょ」ニコニコ

姉「うん」

妹「はーいっ!」

女「ういっ!」

女「今日のご飯はなんだろな〜っと」

母「今日はコロッケよ〜」

女「おお〜コロッケなりかっ!我が輩大好物なりよっ」

女「ねっ奇天烈っ!」

姉「私かよ」

妹「ふふっ」

母「はいはい。皆席についた事だし。それじゃあ……」



母 姉 女 妹「いただきまーすっ!」

153 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga]:2011/05/31(火) 15:07:40.22 ID:4PFgXamAO
女「うまいっ!」

姉「うん。おいしい」

妹「やっぱりお母さんのコロッケはおいしいねっ」

母「あらあら。嬉しいわ」ニコニコ

母「それにしても皆遅かったわね。どうしたの?」

姉「私は生徒会」

妹「私は部活だった……よ?」

女「妹、部活の割には遅かったね?長引いたん?」

妹「う、うんっまぁそんなとこっ」

女「ふん……」モグッ

女「この味はっ……この味は嘘をついてる味だぜっ……いもにゃんっ!」

姉「コロッケで何が解るのよ」

154 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga]:2011/05/31(火) 15:19:01.63 ID:4PFgXamAO
母「あらっ!嘘はいけないわよ?妹ちゃん」

姉(母さん真に受けちゃったよ……)

妹「えっ、えっと……」

女「ま、まさか……男かっ!?」

妹「えっ!」

母「あら♪」

姉 「……」ピクッ

女「男かっ!男なんだなっ!?」

妹「ちがっ違うよっ!」カァァ

女「許さんっ!許さんぞっ!私のいもにゃんをどこの馬の骨とも知らん奴には渡せんっ!」

母「あらあら♪どんな人なの?」

姉「本当なの?妹?」

妹「違うってばぁっ!」


155 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/31(火) 15:21:40.62 ID:tMspoyA3o
しえん
156 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga]:2011/05/31(火) 15:33:35.21 ID:4PFgXamAO
―――

女「……疲れて居眠りしてただけ?」

妹「そ、そうだよ……恥ずかしいから話したくなかったのに……」

女「つまらんのぅ」ブー

母「あらぁ……残念だわぁ……」

姉(そんなとこだろうと思った)ホッ

女「おやぁ?姉貴ぃ……」ニタァ

女「随分ホッとしているようですなぁ……」

女「愛しのいもにゃんが離れるのがそんなに寂しかったのですかなぁ?」ニタニタァ

女「お気持ちはわかりますぞぉ?あてくしだっていもにゃ」

姉「うるさい」

女「ベェッ!」ペーン

157 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga]:2011/05/31(火) 15:53:49.64 ID:4PFgXamAO
妹「あはは……そういう事だから、ねっ」

女「うーい」ヒリヒリ

姉「うん」

母「はーいっ」

母「あ、女ちゃんが遅くなった理由、聞いてなかったわね」

女「私の……理由?」

女「ふっふっふ……聞きたいかね?」チラ

姉「……」サッ

女「……」チラ

母「……」サッ

女「……」チラ

妹「……っ」キョロキョロ……サッ

女「……」

女「……」ブワッ

158 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga]:2011/05/31(火) 16:15:55.09 ID:4PFgXamAO
母「うふふ。冗談よっ」

母「教えてっ女ちゃんっ」

女 パァァ

女「ふっふっふ……そこまで言うなら教えてやろうっ!」

姉(単純……)

女「私はね……怨敵こと姉貴に獅子咆哮弾を放った後、それに見惚れた友達から」

女「『女さんっ!素敵っ!ワンダフォーっ!私とロマンティックなナイトにカムウィズミー』ってお誘いを受けたんだ」

姉「あ、ご馳走様」

母「はーいっ」

女「私は迷った。私には私を愛する人が待っている、その人を裏切れないってね」

妹「私もご馳走様っ」

母「はいっ♪お粗末様でした」

女「でもその時気付いたんだ。目の前にいる人も『私を愛する人』だってね 」キリ

母「さて、片付けなきゃっ!」

女「真実に気付いた私はその友達にホイホイ付いていって仲良くパッフェッィを食べて来たって訳さっ!はっはっはっ!」

シーン……

女「……」

女「……」キョロキョロ

女「……」

女「しどいっ!」ブワッ

159 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) :2011/05/31(火) 16:19:51.53 ID:4PFgXamAO
今日はここまで。お疲れ様でした
160 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/31(火) 16:23:14.20 ID:fYELTPbDO

女は放置安定カワイイ
161 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/31(火) 16:31:51.96 ID:QilXSoIK0


獅子咆哮弾って何か聞いたことがあると思ったら
らんまのやつかwwなつかしいwwそして女が使う技じゃないなww
162 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(京都府) [sage]:2011/05/31(火) 17:42:26.18 ID:o9LV65O5o

すごいほのぼのするw女のちんこ設定どこ行ったww
163 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/05/31(火) 17:49:26.19 ID:3ndWFvSNo
ニヤニヤがとまらん


乙した
164 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/31(火) 22:50:45.45 ID:trxxfl/IO
>>162
俺も忘れてた
165 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/31(火) 22:55:55.79 ID:+5pBOxwVo
ある日突然生えたんだ、ある日突然無くなったって不思議じゃあない
166 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/01(水) 01:18:19.85 ID:ac84jJ6SO
こんなほのぼのものになるとはwwwwww
どんな設定も百合ならどんとこいだ乙
167 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) :2011/06/01(水) 11:22:38.91 ID:wxNENeHAO
女「私のちんこか……?」

女「見たけりゃ見せてやる」

女「拝め!」

女「男の全てをそこにぶら下げたっ!」


女「チャーラッチャーッチャーチャラッ!」

女「チャッチャーチャラッチャー」

女「有っ田家のー夢をーかき集めー」

女「探しモノを拝みにいくのっさぁ〜」

女「[ピーーー]っ!」




母(女ちゃんどうしちゃったのかしら……)

168 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [sage]:2011/06/01(水) 11:25:52.03 ID:wxNENeHAO
女「ふぅ……」

女「……」

女「ちくしょう……ちくしょうっ!」

女「皆してバカにしやがってよぉっ!」

女「おだれられてっ……!はやし立てられてっ……!」

女「調子に乗ったらこれだよっ……!」

女「……」ゴクゴク

女「ぷはぁ……」

女「……」

女「……復讐だ……」

女「このクソみてぇな気持ちを精算するには……復讐するしかねぇっ!」ドン

女「英語で言うとリベンジっ!」ドヤ

女「ふっふっふ……覚悟しろよ……」

女「はっはっはっ!はぁーっはっはっはっ!」グワラグワラ

母「もう皿と麦茶片づけて良い?」

女「あ、はい」

169 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga]:2011/06/01(水) 11:48:56.85 ID:wxNENeHAO
女の部屋

女「最初の復讐は誰にするとしようか……」

女「そうだな……ふふ……我が邪神―キエラル・ウゴルーガ―の信託を招くとしよう」

女「……」スッ



女(だ、れ、に、し、よ、う、か、な、か、み、さ、ま、の、い、う、と、お、りっ!)



女「ふふふ……今、決定した」

女「最初の犠牲者は私の最大の宿敵でもあり……怨敵でもある……」

女「姉貴だっ!」

女「覚悟しろよぉっ姉貴ぃっ」

女「ふっふっふ……ふーっふっふっふっふっふ……」

170 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga]:2011/06/01(水) 12:59:21.40 ID:wxNENeHAO
女「復讐内容は……おっぱいもみもみだっ!」

女「これで姉貴の顔を羞恥に赤く染めてやろう……ふひっ!」

女「……さて……復讐内容は決めたは良いけど……どうやって実行しようか……」

女「姉貴に正面からは……無理だな。実力差がありすぎる」

女「かといって小細工は通用しない……」

女「……なれば」

女「一縷の望みを掛け、正面突破しかあるまいっ!」

女「女は度胸っ!やってやれない事はないっ!」スクッ

女「お覚悟ぉーーっ!」ダダダ

171 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga]:2011/06/01(水) 13:30:10.82 ID:wxNENeHAO
姉の部屋

姉 ← 読書中

姉「……っ!」テキィン

姉「奴が……来るっ!」

「お覚悟ぉーーっ!」

姉「……」←枕を持つ

ガチャッ!

姉「ふんっ!」ブンッ

女「姉貴ぃっ!決闘をも……わふっ」

姉「……うるさい」

172 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga]:2011/06/01(水) 14:18:33.75 ID:wxNENeHAO
女「私の接近に気付くとは……流石、我が宿敵」

姉「はいどうもね」

姉「で?何の用なのよ?」

女「そうそうっ!姉貴っ!」

女「決闘を……あれ?」

姉「何よ?」

女「あれ?あれ?」

女「……忘れた……」

姉「もういい?」

女「ちょっ、ちょっと待ってっ!」

女「無いなら仕方ねぇ……代用品だ!」ダッ

女「うおおっ!」

姉「あんたなに人のタンス探ってんのっ!」

女「これだっ!……あねきぃぃぃっ!!」
173 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) :2011/06/01(水) 14:22:06.88 ID:wxNENeHAO
     /⌒ヽ
\ ⊂[(_ ^ω^) 決闘を申し込むっ!
  \/ (⌒マ´ 
  (⌒ヽrヘJつ
    > _)、
    し' \_) ヽヾ\
         ____
         (\ ∞ ノ 
         ヽ)_ノ ( 
             (⌒
          ⌒Y⌒ 


姉「……」

女「オアーッ!」ゴンッ

174 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga]:2011/06/01(水) 14:29:02.74 ID:wxNENeHAO
姉「いい加減にしなさいっ!この変態っ!」

女「うわぁーん!お姉ちゃんがぶったぁああっ!」

姉「誰のせいだと思ってんのっ!」

女「私」

姉「こなくそっ!」

女「ギエーッ!」パーンッ

175 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga]:2011/06/01(水) 14:47:52.99 ID:wxNENeHAO
女「いてぇ……いてぇよぉ……」

姉「自業自得でしょうがっ!」

姉「……はぁ……」

姉「もう用事終わった?私疲れたんだけど」

女「いや、まだある」スタスタ

姉「……まだあるの」

女「姉貴……いや……お姉ちゃん……」ジッ

姉「な、何よ」

女「私ね……お願いがあるの……」ウルウル

姉「だ、だから何よっ!」

女「私……っ……わたしいっ……おっおねえちゃんの……」

姉「……っ」
176 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga]:2011/06/01(水) 15:10:07.70 ID:wxNENeHAO
女「おっぱいもみもみしたーいっ!」モミッ

姉「ひ……ゃぁっ」ピクッ

女「おほっ……」

女「もっ……もっと……あ」ガシッ

女「……」ソ−ッ

姉「……」

女「……あはっ☆」

姉「……」ニコッ

女「おねえちゃんだぁいすきぇえええっ!うっ!腕がぁああああっ!」ギリギリギリギリ

姉「死ね」





ああ……何だか解らないけど、世界がスローだなぁ……

音も、動きも、何もかも……

ん……?……何だろう……前から誰かの頭が……

これって……なんだったっけなぁ……名前が出て来ないなぁ……何だったかなぁ……

えーと……えーと……

ああ、思い出したぞ

これは確か、ヘッドバッ




ゴシャッ!



177 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga]:2011/06/01(水) 15:29:31.32 ID:wxNENeHAO
女「」

姉「馬鹿っ!阿呆っ!変態っ!」カァァ

女「」ピクッ

姉「死んでろっ!」タッ

ガチャッ バタン

女「……」

女「……」ムクリ

女「ご馳走様でしたぁ」ホッコリ

女「……さて、次は誰にしようかな」

<お風呂わいたわよ〜っ

妹「はーいっ!」

ガチャ

妹「お姉ちゃん先入っていい……ってあれ?女姉ちゃん?」

女「……」

女「いいよっ!先行っておいでっ!姉貴には妹が先入るって言っておくからっ!」

妹「いいの?ありがとうっ!女姉ちゃんっ!」

妹「じゃあ、先入るねっ!」タッタッタッ

女「どうぞぉ……ごゆっくりぃ……ひひっ!」ニタァ

178 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) :2011/06/01(水) 16:03:20.94 ID:wxNENeHAO
今日はここまで。お疲れ様でした

ちょっと今日は文がひどい気がした
179 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/01(水) 16:14:57.65 ID:xjt5WEJWo

三姉妹みんな可愛いぜ
180 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]:2011/06/01(水) 18:58:30.95 ID:dcp5+k8AO


女はブレないなwwwwwwwwww
181 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(京都府) [sage]:2011/06/01(水) 19:13:17.96 ID:tseZYDGPo

女のニタァが結構好きだ
三日月の様な口角が上がったわる〜い笑顔をしてるんだろうかww
182 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/01(水) 19:14:18.43 ID:2aZliGNIO
>>167でさえ笑ってしまったのに・・・

家族に怪しまれたじゃないかwwwwwww
183 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/06/01(水) 20:36:11.70 ID:D+GDrXFpo
決闘で笑ってしまった

乙した
184 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga]:2011/06/02(木) 12:10:47.20 ID:raXZSSwAO
女「ふひひ……」

女「さぁ始めるぞっ!いもにゃんへの復讐……」

女「『突撃っ!風呂場の晩御飯っ!(オカズ的な意味で)』をっ!」

女「そういう訳で、風呂場へ乗り込めー^^」

女「おー^^」

女「わぁい^^」

185 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga]:2011/06/02(木) 12:35:50.09 ID:raXZSSwAO
リビング

女「突撃ぃぃぃっ!!」

女「あ、あね……」

姉「……」←汚物を見るような目

女 ゾクゾクッ

姉「何よ」

女「いっ妹様が、先にお風呂に入られるそうですっ!」

姉「もう聞いた」

女「は、はっ!申し訳御座いませんっ!」

姉「……他に用は?」

女「あ、ありましぇんっ!」ハァハァ

姉「そう、なら」

姉「失せろ」

女「は、はひぃっ!しちゅれいしましたぁっ!」ダッ




女(……たまらんっ!)


186 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga]:2011/06/02(木) 13:12:07.25 ID:raXZSSwAO
脱衣所

女「あーえがった……じゃなくて怖かった……」

女「……さて、服脱ぐかぁ」

女はそう呟くと、学校指定のブラウスのボタンに手をかけ、上から外していく
一つ、二つ、三つ……全てのボタンを外し、女はブラウスに手をかけ、脱ぐ

白く柔らかい素肌と、ブラに隠された胸が外気に晒され、その軽い肌寒さにふる、と震える

女「暖かくなってきたとはいえ、まだちょっと寒いなぁ」

女「はやくセクハラしよっと」

続けて、スカートのボタンに手をかけ、外し、床にスカートを落とす

ぱさ、という音と共にショーツが晒される

女「……」

いつもならここでブラ、ショーツと脱ぎ捨てる所だが、女はショーツを注視していた

何故女がそうしたか、それは、女性にはあるはずのない『モノ』があるからだった

187 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga]:2011/06/02(木) 13:34:34.07 ID:raXZSSwAO
女「結局今日ずっと生えたままだったなぁ……」

女はモノを注視したままそう呟く

女「……まぁそのうち無くなるさ。うん」

このままコレが無くならなかったらどうしよう。女はそんな一抹の不安を感じていた

それを打ち消すため、自分にどうにかなると言い聞かせ、思考をモノからこれからの行動に移す

女「それより、今はいもにゃんへの復讐だっ!」

女はブラのホックに手をかけ、外し、妹より大きく、姉より小さい胸を晒す

肌寒さに乳首は勃起しており、ツンと上を向いていた

女「おおっ!勃 起 し た」

ニヤニヤと言葉の関連性とそれを笑う
そしてそのままショーツに手をかけ、脱ぐ

ついに、女の恥部とポロリ、とあるはずのない男根が晒された
188 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga]:2011/06/02(木) 13:49:17.61 ID:raXZSSwAO
女「……」

女はそれに思わず絶句してしまう

朝は自分への異常事態による気分の高揚により大したショックは感じなかったが、冷静になり改めて見ると、なかなかに大きい衝撃だった

女「は、はは。戻るって、絶対」

ショックを紛らわせるためもう一度言い聞かせ、強がりを吐く

女「戻るまで精々お前を利用してやるぜっ!」

女「さて……全て服脱いだ事だし……」

女「女、素っ裸っ!行きまーすっ!」

そうして女は復讐心と、スケベ心というカタパルトに足を乗せ、出撃した






抑えつけた不安という、しこりと共に
189 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/06/02(木) 16:04:32.28 ID:Yi1VUw7wo
ハァハァハァハァハァハァ
190 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga]:2011/06/02(木) 16:33:30.18 ID:raXZSSwAO
風呂場

妹「〜〜♪」

「女、素っ裸っ!行きまーすっ!」

妹「えっ?」

ガチャ

女 「いもにゃ〜んっ!一緒にお風呂入ろ〜!」タッ

妹「お、女姉ちゃんっ!?」

女「わは〜」ギュッ

妹「ひゃっ!まっ、待ってぇっ」ジタバタ

女「ああーいもにゃんやわらか〜いっ!」フニフニ

妹「やっ、おっ、おっぱいも、揉まないでぇっ!」

女「いもにゃんかわいいよぉぉおおっ!ペロペロぉおお」ハァハァ

妹「ひやっ、や、やだぁっ!くび、やあっ!」ピクッ

191 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga]:2011/06/02(木) 17:00:50.76 ID:raXZSSwAO
女「妹……可愛いよ……」ボソ

妹「……ぁっ、みみ……ちか……」ピクッ

妹「はぁ……はぁ……女ねぇちゃ……やめ……て……」ハァハァ

女(ふひっ!か、可愛すぎる……そ、そろそろやらないと……こ、こっちがやられるっ)

女(やるぞっ!)

女「いもにゃぁああんっ!ぎゅうううっ!」ギュッ グリッ

妹「んっ……っ!ひっ!」

女「どや……わいのちんぽは……」

妹「ひっ!ひっ!ひっ!」

女「ひ?」





妹「ひにゃああああああああっ!!!!!」





192 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga]:2011/06/02(木) 17:11:35.57 ID:raXZSSwAO
女「やべぇ……」

ダダダ……

女「あ、姉貴だ……」

ダダダダ

女「ルウム戦役で瞬く間に5隻のかん」

ガチャッ!

姉「……」

妹「お姉ちゃんっ!」

女「……」

女「にげろぉ……」





バチーン






193 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga]:2011/06/02(木) 17:24:06.70 ID:raXZSSwAO
姉の部屋

女「……」←正座中

姉「……」

妹 アセアセキョロキョロ

姉「……何か言うことは?」

女「下着以外の服を……」

姉「……」ジロッ

女「なんでもないです……」

姉「はぁ……」

姉「あんたねぇ……今回は本当にシャレになんないわよ」

女「はい……」

姉「さすがに、その、そ、それをくっつけるのは」

女「ちんこ?」パーンッ

姉「マズいわよ。妹、滅茶苦茶嫌がってたじゃない」

女「はい……」ヒリヒリ

194 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga]:2011/06/02(木) 17:53:11.03 ID:raXZSSwAO
妹「わ、私はもういいよ?ちょっとビックリしただけだから」

姉「ダメ。これくらいしないとこいつは解らないから」

妹「……う、うん」

姉「……全くもう……女、さっきの私の件といい、今日のあんたはやり過ぎよ?」

女「……だもん……」

姉「え?」

女「……寂しかったんだもん……」イジイジ

姉「……は?」

女「皆かまってくんないし、無視するし、話し聞いてくんないし」

姉「……だからこんな事したって?」

女「……」コクリ

姉「…………はぁー…………」

姉「馬鹿」

女「……だって」

姉「構わないのあんたのせいだってわかってる?」

女「……だって」

195 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga]:2011/06/02(木) 18:04:04.39 ID:raXZSSwAO
姉「はぁ……」

姉「……ごめんね。私も無視しすぎたのは、悪かった」

女「……」チラ

姉「でも原因はあんたにあるんだからね?そこら辺勘違いしないでよ?」

女「……」コクリ

姉「……ならもう良い。解散」

姉「ほら、パジャマ」

女「あっ……」

姉「ほらさっさと出てく。私はもう寝るから」

女「うん……」

妹「うん」

姉「おやすみ」

女「おやすみ……姉貴」

妹「おやすみなさい」

ガチャ バタン

姉「ほんっとにアホなんだから……」

姉「……でも今日のあの子、おかしいくらいだったな」

姉「朝からのあれ、が原因かしらね」

姉「……しばらく気にかけとくか……」

姉「はぁ……全く手の掛かる」

196 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga]:2011/06/02(木) 18:12:49.16 ID:raXZSSwAO
二階 廊下

女「妹、ごめんな」

妹「いいよっ気にしてないからっ!」

女「うん」

女「いもにゃん?」

妹「何?」

女「抱っこしていい?」

妹「いいよ」ニコ

女「……ありがと」ギュ

妹「……ん」

女「……」

女「もういいや、あんがと。いもにゃん」スッ

妹「もういいの?」

女「うん。そしたらおやすみ。いもにゃん」

妹「おやすみなさい。女姉ちゃん」





妹「やっぱり今日は女姉ちゃんちょっとおかしかったなぁ……」

妹「大丈夫かな?女姉ちゃん……」
197 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga]:2011/06/02(木) 18:19:41.90 ID:raXZSSwAO
女の部屋

女「……」

女「ふっ!」

女「チョロいぜぇ……私の演技に皆騙されたようだなぁ!」

女「今度からはこうなったらこの手を使うかっ!」

女「ふっふっふっ……」

女「……」

女「……寝よ」

女「パジャマ着て……あ」

女「デカいよ……パジャマ」

女「ふふふっ……」

女「……」ギュッ

女「……おやすみ……」

198 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) :2011/06/02(木) 18:23:36.74 ID:raXZSSwAO
今日はここまで。お疲れ様でした

今日はちょっとエロ、シリアスあり
でもこれからしばらくは通常運行です

199 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/02(木) 18:26:19.04 ID:V/pZzqBDO

んふふふふ
200 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(京都府) [sage]:2011/06/02(木) 18:35:20.89 ID:spU9vv3Go

最後ww相変わらずの女ww・・・では無いようだな
続き楽しみにしてます
201 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/02(木) 21:52:52.00 ID:wba4UHLIO

シリアスにも期待
202 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/06/03(金) 00:57:09.08 ID:1B22EZiho
乙した

女パネェっす
203 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga]:2011/06/03(金) 13:37:25.98 ID:GmwpY5VAO
ボツネタ

夜 深夜

女「ふう……今日は楽しかったよ。ファビ太郎」

「アー」

女「今日はね。いもにゃんペロペロ沢山出来たし姉貴のおっぱいも揉めたよ」

「ナデナデシテー」

女「友ちんとパフェも食べたしね」

「オーアオー」

女「それでね、今日一番びっくりしたことがね」

「アアアーーーオ」

女「おちんちんが生えたことなのっ!これはすっごくビックリしたよっ!」

「ティヒヒヒ」

女「今日もすっごく面白かったけど、明日はもっと面白くなるよね?ファビ太郎っ!」

「……」

女「……」

「……」

女「……」

「……」

女「なんかしゃべらんかいっ!」

「モルスァッ!!」ガン

204 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga]:2011/06/03(金) 14:36:40.07 ID:GmwpY5VAO
翌日 朝

女「ん……」

女「んん……」ムクリ

女「……」ボー

女「……起きなきゃ……よいしょっいぢぃっ!」

女「何だっ……て、ちんぽか」ビンビン

女「……これが……」

女「……これが……噂のASADACHI……」

女「壮観なり」

女「……」

女「……取れてないか、やっぱ」

女「……まぁ気にしないっ!行くぞっ!」スクッ

女「……ってえっ!」ステーン

女「くそぉ……姉貴のパジャマに足がぁ……」

女「ちくしょう、姉貴めぇぇ!」

ガチャ

姉「朝からうるさいっ……って何やってんの、あんた」

女「こけちゃった☆」テヘッ

姉「……アホ」

バタン

女「ま、待ってえっ!」
205 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga]:2011/06/03(金) 15:08:58.38 ID:GmwpY5VAO
二階廊下

女「朝からえらい目にあった」

妹「あ、女姉ちゃんおはようっ!」

女「おーっいもにゃんっ!」ギュッ

妹「ひゃっ」

女「おはよーっ!今日も可愛いねぇいもにゃーんっ!」スリスリ

妹「あ、朝からやめてってばぁっ!」

女「ふふふ……こんなに可愛いいもにゃんにはペロペロ……」トントン

女「へへ、い、今良いところなんだから邪魔すんなよ」ガシッ

女「うるせぇなぁ、お前も混ざりたいのか?良いぜっ一緒に……」

姉「……」

女「……」

姉「来いよ」

女「い、嫌だ、行かねえ、俺は行かねえぞ、誰が行くもんか」
女「ちょっ首根っこ掴まないで……」

女「い、嫌だぁっ!助けてぇっ!行きたくないっ!行きたく」
女「助けてぇっ!あああああっ!」




妹「さようなら……女姉ちゃん……」

206 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga]:2011/06/03(金) 15:33:45.53 ID:GmwpY5VAO
一階 食卓

母「あら、皆、おはよう」ニコ

姉「おはよう、母さん」

妹「おはようっ!お母さんっ!」

女「前が見えねぇ」

母「あら、女ちゃんどうしたの酷い顔よ?」

女「ちょっとね……あ、おはよう、お袋」

母「おはようっ」

姉「今日はトーストなんだね。母さん」

母「うふふ、たまには良いと思ってね〜」

女「トーストにはマーガリンっ!異論は認めないっ!」ヌリヌリ

妹「私はジャムだなぁ」ヌリヌリ

姉「私はあれにしようっと」

女「げっ!またあれ?好きだね〜」

姉「あれがいいのよ。なんで解らないかな?」

女「私にゃ解らん」フルフル

207 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/06/03(金) 15:40:11.00 ID:PgW5clLD0
味噌か小倉か
208 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga]:2011/06/03(金) 15:53:08.69 ID:GmwpY5VAO
姉「良さが解らないなんて勿体ないわね……冷蔵庫から……あった」

姉「納豆〜♪」

妹「お姉ちゃん……朝から納豆はどうなの……」

姉「朝だからいいのよ。あ、母さん醤油取って」

母「はーいっ」

姉「ありがと」

姉「〜〜♪」グリグリ

姉「だばー」

女「oh......」

姉「いただきまーす」

姉「んむっ」

姉「んーっおいしーっ!」

姉「やっぱりトーストには納豆が一番ねっ!」

妹「お姉ちゃん……私それだけはわかんないよ……」

姉「食べる?」

妹「いい……」

209 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) :2011/06/03(金) 16:07:59.93 ID:GmwpY5VAO
姉「なーによう。食わず嫌いしないで食べてみればいいのに……」

姉「女っ!食べてみなさいよ!」

女「お断りします」

姉「騙されたと思って、ね?」

女( ゚ω゚ )

姉「食べてみれば良いのに……」

女「トーストはマーガリンっ!それだけは譲れませんっ!」

母「私はケチャップよっ!」

女「ないわ」

姉「ないね」

妹「ないよ」

母「良いじゃないの……ケチャップ……」


210 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) :2011/06/03(金) 16:09:35.09 ID:GmwpY5VAO
一旦ここまで。11時頃再開
211 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/03(金) 16:42:36.00 ID:t9P2s47Q0
俺納豆もケチャップも普通にイケるけど?
212 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(京都府) [sage]:2011/06/03(金) 16:45:02.27 ID:w49E/7kao

納豆って普通にありだよね。+チーズや+マヨネーズで焼くと美味しい
と言う事は、この一家は目玉焼きのトッピング・焼き方もバラバラなんだろうかww

味噌と小倉は名古屋かw味噌は普通においしそうだな
213 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/06/03(金) 23:52:35.57 ID:1B22EZiho
まえがみえねぇ…臼井さん(T ^ T)
214 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga]:2011/06/04(土) 00:41:16.99 ID:xrOltTEAO
姉 女 妹「ご馳走でしたっ」

母「はい♪お粗末様でした」

母「今日は皆遅くなるの?」

姉「私は生徒会があるから遅くなるよ」

妹「私も部活あるから……でも昨日よりは早いと思うよ」

女「そんなこと言ってもまた居眠りしちゃうんじゃないの〜いもにゃん?」ギュッ

妹「し、しないよっ!」

女「ほんとかぁ〜?うりうり」スリスリ

妹「ほっぺすりよせないでよぉ」

母「うふふ」

母「女ちゃんは?どうなの?」

女「秘密……よ」キリ

姉「なんで内緒にすんのよ」

女「ふふ……A secret makes a woman woman.」

姉「あんたに綺麗も糞もないわよ」

女「おふ」ポコ

215 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) :2011/06/04(土) 01:15:03.57 ID:xrOltTEAO
女「今日はすぐ帰ってくると思う」

女「でも、もしかしたら友達とまた遊びに行くかもしれないから遅くなるかも」

母「……わかったわ〜」

女「……寂しいのかい?」

母「えっ?」

女「その心の隙間、私が埋めてやろうか?」

母「遠慮しとくわ〜」

女「はやっ!」
216 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) :2011/06/04(土) 01:15:53.88 ID:xrOltTEAO
すんません。眠たくて続行不可です

おやすみなさい
217 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/06/04(土) 01:40:22.11 ID:UxMTEvjbo
ああん

乙した
218 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/04(土) 02:34:00.73 ID:8yq0KALSO
乙!

ファビ太郎wwwwww
219 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga]:2011/06/05(日) 00:23:44.80 ID:HzPc1fUAO
姉「馬鹿やってないで、ほら、行くわよ」

女「ままん……」

妹「それじゃあお母さんっ!行ってきますっ!」

姉「行ってきます」

女「嫌だい嫌だーいっ!」

女「ままんと離れたくないよぉわあーっ!」

母「皆。行ってらっしゃい」

姉「うん」

妹「はーいっ」

女「ちょっ」

ガチャ バタン

母「さて皆行ったことだし掃除しましょうっ!」スタスタ




女「……」ポツーン

女「まってぇっ!」
220 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga]:2011/06/05(日) 00:28:05.63 ID:HzPc1fUAO
姉「馬鹿やってないで、ほら、行くわよ」

女「ままん……」

妹「それじゃあお母さんっ!行ってきますっ!」

姉「行ってきます」

女「嫌だい嫌だーいっ!」

女「ままんと離れたくないよぉわあーっ!」

母「皆。行ってらっしゃい」

姉「うん」

妹「はーいっ」

女「ちょっ」

ガチャ バタン

母「さて皆行ったことだし掃除しましょうっ!」スタスタ




女「……」ポツーン

女「まってぇっ!」
221 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) :2011/06/05(日) 00:29:11.69 ID:HzPc1fUAO
二重投稿すまん
222 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/06/05(日) 00:50:40.72 ID:NajI/QgI0
許す
続け給え
223 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga]:2011/06/05(日) 01:25:50.40 ID:HzPc1fUAO
通学路

女「ちくしょう……昨日無視しないって言ったくせにぃっ!」タッタッタ

女「あ、いたっ!」

女「食らわせてやる、私の怒り、悲しみ、苦しみをっ!」

女「必ぃぅ殺っ!シャあああイニングゥ!!」

女「タックルゥゥゥッ!!」




女「あっ」コケッ

女「あべっ!」ベシーン

姉「何してんの……」

224 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga]:2011/06/05(日) 01:45:33.70 ID:HzPc1fUAO
女「……」

妹「だ、大丈夫?」

女「いもにゃん……こっち……来て……」

妹「う、うん……?」

女「それで……私の頭の上にしゃがんで……?」

妹「な、なんで?」

女「いいから……おねがい……げふっ……死にそうな……私のおねがい……きいて……」

妹「わ、わかったよ」

妹「こ、こう……?」スッ

女「ありがと……いもにゃん……」ニタァ グルン

妹「えっ」

女「おほっ……おぱんつみーえたっ!」

妹「やっ!」サッ

女「白……」

女「良いセンスだ」キリ

姉「……」グリッ

女「靴でっ!靴で踏まないでぇぇっ!」
225 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga]:2011/06/05(日) 03:36:04.27 ID:HzPc1fUAO
女「あたし……汚されちゃった……およよ……」

姉「あんたは懲りるって言葉を知らないの?」

女「知りませんっ!」

姉「ああ、 そう……」

女「いや〜走ってきたから疲れた〜」

女「いもにゃんおんぶしてーっ」ガバッ

妹「わっ危ないってば女姉ちゃんっ!」

女「うひひひーっ!ええ匂いじゃーっ!」スリスリ

妹「わっわっわっ」ヨロヨロ

姉「ちょ、こっち来たら」

女「お?おおおっ!」

妹「ひゃっあっ!」

姉「きゃっ!」

女「ぬわーっ!」


ドーン
226 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) :2011/06/05(日) 03:48:00.03 ID:HzPc1fUAO
昨日はここまでやりたかった
そして今日も短いですが、ここまでとします。
お疲れ様でした

進行についてのアンケート

1、女と女友

2、妹と妹友

3、姉と補佐

どの話がみたいですか?

多かった順から書いていこうと思います

アンケートにご協力願えるととても嬉しいです

それではおやすみなさい
227 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(京都府) [sage]:2011/06/05(日) 04:10:35.60 ID:M+bJejMho

全部書いてもらえるようだし何も気にせず選べるな

2!
228 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) :2011/06/05(日) 04:10:48.66 ID:DIoQ7Mui0
悩むけど2番かな
229 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/05(日) 04:21:27.17 ID:BY7qF/BJo

3かなー
230 :!ninja :2011/06/05(日) 04:22:17.92 ID:IkN5ONESO
乙!

ふむ2!
231 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/06/05(日) 05:07:03.54 ID:dlBke8oEo
乙した

1
232 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2011/06/05(日) 05:50:44.16 ID:6x96J4neo
233 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/06/05(日) 09:03:36.11 ID:PkKGb3QEo
変態な1をプッシュ
234 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]:2011/06/05(日) 09:09:12.03 ID:TTDMzsEvo
1は最後のお楽しみ
3→2→1
235 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/06/05(日) 09:32:26.31 ID:fyVVmNci0
1が見たいが
>>234方向がいいので
236 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) :2011/06/05(日) 13:51:16.38 ID:HzPc1fUAO
同率っ……!圧倒的同率っ……!

俺はっ……!どうすればっ……!

ちくしょうっ……!こんなっ……!くそっ……!



アンケートご協力ありがとうございます

同率なのでこれ以上アンケートが増えなかったら、勝手ながら俺の好きな順で進めていこうと思います
237 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県) [sage]:2011/06/05(日) 13:56:34.00 ID:Mb0QNl5oo
3
238 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/06/05(日) 14:07:41.15 ID:dlBke8oEo
も、もろちん、女×姉、女×いもにゃん、姉×いもにゃんの濃厚な話しもまだまだ読めるよね⁉
239 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2011/06/05(日) 14:18:09.66 ID:6x96J4neo
そろそろちゃんとしたちんぽの出番が欲しいな
240 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/06/05(日) 14:30:05.66 ID:a/mJeMyNo
百合百合するのも悪くない。まったく歓迎だ

3
241 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/05(日) 15:05:24.84 ID:PS7knmpIO
ちんぽの出番も欲しいが

3
242 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga]:2011/06/05(日) 18:05:23.34 ID:HzPc1fUAO
アンケートご協力ありがとうございました

順番は3→2→1の順でいこうと思います

姉妹同士の掛け合いは上記の話が終わったら


>>239
ちんこ「出番と聞いてっ!」ボロン
243 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga]:2011/06/05(日) 18:26:27.57 ID:HzPc1fUAO
校門

姉「馬鹿っ!」

女「ううっ」

姉「あんたのせいで皆転んじゃたじゃないのっ!」

女「だっていもにゃんが可愛いからっ!」

姉「可愛いからって一々抱きつくなっ!」

女「可愛いものには抱きつきたい。その気持ちが解らんのかっ!」

姉「解るけど時と場合があるでしょっ!」

妹「ふっ二人ともっ」

女「いもにゃんペロペロは時も場面も超越するっ!」

姉「しないっ!」

妹「ちょ、ちょっと……」

女「ペロペロはペロペロを呼ぶだけだって、わかれっ!」

姉「意味わかんないわよっ!」
妹「……」スー
244 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga]:2011/06/05(日) 18:45:01.78 ID:HzPc1fUAO
妹「お姉ちゃんっ!!!」

姉「っ!」 女「っ!」


生徒A「大きい声……」

生徒B「あの子あんな声出せたんだ……」

生徒C「大きな声出す妹ちゃんもかわいいっ!」

生徒D「(^ω^)ペロペロ」


妹「あ……」キョロキョロ カアア

妹「も、もう止めよ?ね?」

妹「み、皆も見てるし……」

姉「う……」

女「むぅ……」

妹「ほ、ほら、いこ?遅れちゃう」

姉「わかったわよ……」スタスタ

女「……」

245 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga]:2011/06/05(日) 19:00:57.73 ID:HzPc1fUAO
妹「女姉ちゃん?行かないの?」

女「……」ワナワナ

妹「……女姉ちゃん?」

女「……イイ」

妹「へ?」

女「いもにゃんに怒られるのいいよぉおっ!」ガバッ

妹「ひあっ!」

女「新感覚っ!新快感っ!気弱ないもにゃんに怒られるのもアリだっ!」ギュッ

妹「ちょ、ちょっとぉっ!」

女「あ、もちろん姉貴が一番だよ?」

姉「何言ってんのよ……」

246 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga]:2011/06/05(日) 19:44:24.01 ID:HzPc1fUAO
女「さて……新たな世界を見せてくれた妹には……礼をしなければな」ニヤ

妹「え?え?」

女はそう言うと妹に後ろから抱きついたまま舌をチロリと口内から出し、そのまま妹の首もとに近づけていく

近づける際、女の熱い吐息が妹の首に掛かり、ぞくぞくといった、奇妙な感覚が妹の体を走る

妹「やだっ!やめてえっ!」

妹は体を左右に揺らし女から逃れようとするが、妹の非力な力では逃れることは出来なかった
妹「皆見てるっ……見てるからぁ……あっ」

妹は他人にこれから自分の痴態を見られると思うと、いつもより羞恥感が煽られ、顔を朱に染めた

妹「やだっやだっやだっやだあっ!」

247 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga]:2011/06/05(日) 19:56:37.65 ID:HzPc1fUAO
女の行為による羞恥から逃れるため先程より激しく体を動かし逃れようとする

女「逃げないで……いもにゃん……」

妹「……ぁっ」

が、女は妹を逃すまいと更に強く抱きしめた
妹は抱きしめられると同時に小さく声を漏らし、力の強さから動きを止める

女「どうして逃げるの?私はいもにゃんを気持ちよくしたいだけだよ?」

動きを止めた妹に女は耳元で小さく囁く

妹「はぁ……あ」

囁きの吐息が耳に掛かる。それに妹は軽い快感を覚えピクリと体を震わせた

女「可愛い……いもにゃん」

妹「や……だぁ……っ」

女の行為に妹はだんだんと抵抗を薄くしていった

248 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/06/05(日) 20:00:50.51 ID:dlBke8oEo
いもにゃんハァハァ
249 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga]:2011/06/05(日) 20:04:33.35 ID:HzPc1fUAO
女「今……お礼してあげる」

妹にそう囁くと女は首もとに顔を移動させる

妹「や……あ……っ……」

女に拒絶の言葉を吐くが、その言葉と裏腹に妹は抵抗をやめていた

女はそれに満足そうに微笑み再び口から舌を伸ばす

女「いもひゃん………」

そうして女はそろそろと唾液で濡れた舌を近づけ、うなじに舌をつ




姉「いい加減にしなさい」

女「ギエピーっ!」
250 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga]:2011/06/05(日) 20:20:30.71 ID:HzPc1fUAO
姉「何回やれば気が済むのっ!」

女「何度だってっ!」

姉「馬鹿っ!」

女「ひぎぃっ!」パシーン

妹「はぁ……はぁ……」


生徒A「いつもと違うと思ったらやっぱりこのパターンかぁ」

生徒B「飽きないねぇ……」

生徒C「顔真っ赤妹ちゃん可愛かったよぉっ!」

生徒D「(^ω^)ペロペロ」

生徒E「解散かいさーん」

ゾロゾロ

251 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga]:2011/06/05(日) 20:53:30.32 ID:HzPc1fUAO
校内

姉「あんたねぇ……いい加減にしないと妹に嫌われるわよ」

女「それはないな」キリ

姉「……なんでよ」

女「私といもにゃんはオーシャンよりディープな絆で繋がっているからさ」

女「ねっ!いもにゃんっ!」

妹「あ、うん」

女(反応薄っ!)

姉「ほどほどにしなさいよ……じゃあ私こっちだから」

妹「うんっ!またねっ!お姉ちゃんっ!」ギュッ

姉「はいはい」ナデナデ

姉「じゃあね」スタスタ

女「うーい」

妹「じゃあねーっ!」


252 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga]:2011/06/05(日) 21:00:22.06 ID:HzPc1fUAO
女「じゃあ私こっちだから」チラ

妹「あ、うん」

女「……」

妹「?、行かないの?」

女「い、行くよ?」チラ

妹「ど、どうぞ」

女「行くよ!?行っちゃうからね!?」

妹「う、うん」

女「……」ジー

妹「?」

女「……」

女「……」ブワッ

女「くうぅっ!ちくしょーーっ!いもにゃんなんか大好きだあああああっ!」ダダダダ


妹「走ってっちゃった……」

妹「……変な女お姉ちゃん」

妹「あ、私も教室行かなきゃ」テクテク
253 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) :2011/06/05(日) 21:09:39.77 ID:HzPc1fUAO
今日はここまで。お疲れ様でした

明日は個別ルート 姉 です

おやすみなさい
254 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(京都府) [sage]:2011/06/05(日) 21:11:15.33 ID:M+bJejMho

姉が止めなければ妹は・・・わっふるわっふる!
255 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) :2011/06/05(日) 21:21:05.26 ID:DIoQ7Mui0
乙かれさん。ついに姉キタ
256 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/06/06(月) 00:38:15.69 ID:v6r8A7kYo
女ああああああああ


乙した
257 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga]:2011/06/06(月) 22:30:38.95 ID:hC44xMXAO
時は流れ放課後 生徒会室

ガラッ

姉「あれ、もう来てたんだ」

補佐「会長。お疲れ様です」ペコリ

姉「ありがと」←椅子に座る

姉「ん……他の皆は?」

補佐「まだ来ておりません」

姉「そ。……ということは、私と補佐、二人きりだね」ニコ

補佐「は、はい。そ、そうなります」サッ

姉(また目反らされた……)

姉(……なんかくやしいなぁ)

姉「……ね、補佐」

補佐「は、はい?何でしょう?」

姉「補佐はトーストに何付けて食べる?」

補佐「……はい?」

姉「だから、トーストには何付ける?」

補佐「え、えと……自分はバターです」

姉(一回目)ニヤッ

姉「そう。バターしか付けないの?」

258 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga]:2011/06/06(月) 22:32:21.81 ID:hC44xMXAO
補佐「いえ、気分で色々と変えますが……」

姉「そうっ!ならオススメの味付けがあるんだけど、どう?」

補佐「えっ、は、はあ……どんなものですか?」

姉「納豆よっ!」

補佐「……納豆……ですか?」ヒク

姉「そう、納豆っ!どう?」

補佐「え……と……納豆とトーストは美味しいと聞きますが……その……自分は……」

姉(二回目)ニヤッ

姉「ホントに美味しいわよ?一回騙されたと思って食べてみて」ニコ

補佐「……は、はい……会長がそこまでおっしゃるのなら……」

姉「じゃあ決まりね。明日までに食べて来て、感想聞かせてね」
259 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga]:2011/06/06(月) 22:34:17.53 ID:hC44xMXAO
補佐「あ、明日までですか?」

姉「そうよ。善は急げ、よ」

補佐「……わかりました」

姉「そう来なくっちゃね。あ、補佐。こっち来て」

補佐「はい?何ですか?」テクテク

姉「約束しましょう。小指、出して?」

補佐「そ、そこまでしなくても、自分、食べてきますよっ!」アセアセ

姉(三回目)ニヤッ

姉「私と約束するの、嫌なの?」

補佐「そ、そう言うわけではっ!」

姉「なら、しましょう?」スッ

260 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga]:2011/06/06(月) 22:35:50.93 ID:hC44xMXAO
補佐「は、はい……」

姉の言葉に了承すると補佐は躊躇いがちに小指を伸ばす

そして補佐は落ち着きなく目をソワソワと動かしながら、姉の小指に自分の指をゆっくりと近付けていった

姉はそれを微笑みながら見、待っていた

ようやく姉の小指に補佐の指がたどり着き、触れる

補佐「……あっ」

姉「……」

その時補佐の指はぴくりと震え、姉の小指から離れようとする
が、姉は離れようとする小指に自分の小指を絡め、しっかりと繋げる

それに驚きの表情を浮かべ、補佐は恐る恐る姉の顔を見る
その顔は、笑顔だった

261 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [sage]:2011/06/06(月) 22:38:06.55 ID:hC44xMXAO
姉「……指切りげんまん嘘吐いたら針千本飲ーます」

姉は指を繋ぐとにっこりと笑い約束の歌を歌う
補佐はただ、ぼう、とその姿を見ていた

姉「指切った」

そう言って姉は絡めた指を離し、笑みを浮かべる

姉「これで、約束したからね」

補佐「は……い」

どことなく恥ずかしさを感じ、補佐は再び落ち着きなく、目をさまよわせ、顔を紅潮させる

姉「補佐?どうしたの?顔赤いよ?」

顔が赤くなっている事を指摘され、補佐は更に顔を赤らめる

補佐「な、何でもっ!何でもありませんっ!」

ぶんぶんと顔を振り、誤魔化そうとする

262 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [sage]:2011/06/06(月) 22:39:55.14 ID:hC44xMXAO
それに姉は首を傾げる

姉「そ、そう?」

補佐「はいっ!何でもないですっ!」

姉「……そっか」

姉がそう言って微笑む
補佐はその笑みと、姉が納得したと思った事で落ち着きを取り戻す

姉「ところで……補佐?」

姉は先程までの笑みとは違う、意地悪い笑みを浮かべ補佐の名を呼ぶ
それにキョトンとした顔で補佐は答える

補佐「はい?」

補佐の前に3つ指を立て

姉「三回」

そう言った
補佐はその意図が解らず首を傾げる

姉「自分」

補佐「自分……あっ!」

自分と言う言葉で、ようやく姉の意図を理解し、はっ、と声を上げる

263 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [sage]:2011/06/06(月) 22:42:16.65 ID:hC44xMXAO
姉「今ので四回目ね」

補佐が気付いた事と、言葉の揚げ足を取れた事に意地悪い笑みを深め、ゆっくりと立ち上がる

補佐「むっ無効ですっ!最後のは無効ですっ!」

首をいやいやと振り、補佐は姉から距離を取ろうとする

姉「ダーメ」

そんな補佐に嬉々として近づき指をわさわさと動かす

姉「覚悟しなさい♪」

補佐「か、会長ぉっ!」

補佐が壁まで姉に後一歩とまで追い詰められ、補佐が諦めの念を抱くと

264 :生徒会役員A↓ [sage]:2011/06/06(月) 22:44:20.95 ID:hC44xMXAO
           / ̄ ̄ ̄\
          /  ⌒  ⌒ ヽ 
         /  ( ●)(●) |  
         |    (__人__) }   うーっす
        /、.    ` ⌒´  ヽ  
       /            |   
       |           | /            ヽ_|  ┌──┐ |丿     
         |  ├──┤ |      
         |  ├──┤ |
265 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [sage]:2011/06/06(月) 22:47:07.40 ID:hC44xMXAO
役員達がゾロゾロと生徒会室に入ってくる

役員A「あれ?会長たち何してるんすか?」

役員B「ま、まさか……」

役員C「なになにーみえなーい」

生徒C「妹ちゃんいないけどかわいいっ!」

生徒D「(^ω^)ペロペロ」

役員D「あなた達誰ですか……」

補佐「みっ皆っ」 オロオロ

姉「……」チラ

姉「さて、皆揃った事だし、始めましょう」

役員B「で、でも……」

姉「始めましょう」ニコ

役員共「はいっ!」

生徒C「妹ちゃんどこかわいいっ!」

生徒D「(^ω^)ペロペロ」

役員D「もう帰って下さいっ!」

266 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [sage]:2011/06/06(月) 22:49:24.19 ID:hC44xMXAO
会議終了後

役員A「お疲れーっす、うーっす」

役員B「会長っ!お疲れ様でしたっ!」

役員C「おつですー」

役員D「お疲れ様です」

姉「皆、お疲れ様」

役員A「あれ?会長と補佐帰らないんすか?」

役員B「一緒に帰りましょうよっ!」

姉「ごめんね。ちょっと私達仕事が残ってるの」

役員B「手伝いますよっ!」

姉「いいのいいの。すぐ終わる仕事だから。ね?」

役員B「はぁい……」

役員共「お先に失礼しまーす」
姉「はーい」

補佐「お疲れ様です」

267 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [sage]:2011/06/06(月) 22:55:17.47 ID:hC44xMXAO
姉「……」

姉「今日も仕事お疲れ様。補佐」

補佐「……えっ?仕事は?」

姉「無いわよ?」

補佐「無いんですか?」

姉「うん」

補佐「えっと……それならどうして……?」

姉「わからない?」

補佐「ええと……ええと……」

補佐「うん……?」

姉「……補佐、仕事できる癖にこういう事は鈍いね」

補佐「へ?」

姉「教えてあげる」

姉は口元をつい、と上げ補佐にゆっくりと近付いていく

補佐「か、会長っ?な、何をっ?」

姉のいつもとは違う雰囲気に落ち着かなくなり、後ずさって姉から逃げる

268 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [sage]:2011/06/06(月) 22:57:06.29 ID:hC44xMXAO
姉はそれに構わずそのまま補佐を追い詰めていく
そうして大きな机に補佐はぶつかって逃げられなくなってしまう

補佐「……っ……あっ」

姉「捕まえた」

補佐は横に逃げようとするが、姉に肩を掴まれ、それを防がれる

姉「ふふふ……」

姉は腹の底から絞り出すような笑い声をたて、顔に黒い笑みを浮かべる

補佐「か、会長……きゃっ!」

269 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [sage]:2011/06/06(月) 23:01:20.15 ID:hC44xMXAO
補佐はこれから自分にされる何か、を止めて貰おうと声をあげようとするが、姉に肩を押されて机に体を仰向けにされ、それが途中で止められる

補佐「か、かいちょお……」

姉はそのまま補佐の体の両横に手を置き補佐に覆い被さるよいな体勢にになり逃げられないようにする

補佐はこれから何をされるかわからないという恐怖に体をカタカタと震わせ、怯えた目で姉を見た

それを見た瞬間姉はゾクゾクとした快感が体を走り
黒い笑みを更に深くする

姉「ふふふっ」

笑みを漏らし、姉は補佐のブレザーの裾の隙間にゆっくりと手を入れた
それに最後の抵抗とばかりに補佐は必死な声をあげる

補佐「かいちょおっ!だめですっ!」

270 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [sage]:2011/06/06(月) 23:04:10.58 ID:hC44xMXAO
姉「……覚悟っ!」

そう言うと姉は裾に入れた手をわさわさと動かし補佐をくすぐり始めた

補佐「えっ?やっ!あはっあはははっ!あはははっ!」

姉「うりうり」

補佐「やめってくだっあははははっあははははっ!」

姉「四回分たっぷりどうぞっ」

補佐「やっ、やっ、やっ!」

補佐「あーっ!」


271 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [sage]:2011/06/06(月) 23:06:07.90 ID:hC44xMXAO
校門

姉「あー面白かったっ」

補佐「酷いですよ会長……」

姉「ふふふっごめんごめん」

姉「でも補佐が悪いのよ?自分の事自分って言うから」

補佐「無茶苦茶です……」

姉「ふふっ」

姉「あ、補佐?」

補佐「何ですか……?」

姉「私って言ってみて」

補佐「えっ!あー……あー……」

姉「……」

補佐「はっ、恥ずかしいですっ」

姉「……」

補佐「あう……」

補佐「……」ソワソワ

補佐「わ、わた、わ……」

補佐「わたし……」(小声

姉「うんっ!かわいいっ!」

補佐「なっ……な……」カアア

補佐「かっ帰りますっ!お先しちゅ」

補佐「失礼しますっ!」ダダダダ



姉「ふふっ可愛いなぁ……本当」

姉「さて、私も帰るかな」

姉「〜〜♪」
272 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/06(月) 23:08:38.36 ID:xDSXtHmIO
お先しちゅ

可愛いなぁ( *´Д`)
273 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) :2011/06/06(月) 23:08:52.78 ID:hC44xMXAO
今日はここまで。お疲れ様でした

今回地の文多くてごめんなさい
やりたい事やったらこうなった

それではおやすみなさい
274 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(京都府) [sage]:2011/06/06(月) 23:31:00.07 ID:L2KKPWCwo

説明台詞になるよりも字の文で書いてもらう方がエロ…ゲフンゲフン、読み易いんでどんどんどうぞ!
275 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/06/06(月) 23:53:16.51 ID:v6r8A7kYo
好きなように書いてくりゃれハァハァ

乙した
276 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/06/06(月) 23:55:04.47 ID:7HxHBtfvo
乙〜
277 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/06/07(火) 04:56:27.19 ID:Or6lqdHSO
ハアハア
やばいな……やばいいいな
乙!
278 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/06/07(火) 04:57:19.80 ID:Or6lqdHSO
ハアハア
やばいな……やばいいいな
乙!
279 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) :2011/06/07(火) 12:59:51.51 ID:HoG6yn+AO
今日は忙しくなりそうなので更新は無いです

書き忘れてたんですが、次は個別ルート 妹 です

良かったら次も見ていって下さいな

280 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/06/07(火) 13:06:24.78 ID:JD99qiWCo
ワッフルワッフル
281 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga]:2011/06/08(水) 18:00:49.97 ID:GGyqW0oAO
放課後 妹のクラス

役員A「うー疲れたぞーっと」

妹「お疲れ様、Aちゃん」

役員A「うー」

妹「これから生徒会?」

役員A「おうよーしんどいぞー」

妹「あはは、頑張ってね」

役員A「ありー」

役員A「いもは部活か?」

妹「うんっそうだよー」

役員A「いもも頑張れよー」

妹「ありがと。Aちゃん」

役員A「ういうい」

282 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga]:2011/06/08(水) 20:01:24.20 ID:GGyqW0oAO
役員A「お」


妹友 キョロキョロ


役員A「王子様が迎えにきたぞ。いも」

妹「王子様?」

役員A「あれ」

妹「うん?……あ、妹友ちゃんっ!」

妹「おーいっ!」タッタッタ

役員A「……」

役員A「行っちまった」

役員A「犬みたいだな。いも」


妹「妹友ちゃんっ!」ニコニコ

妹友「……妹」ニコ

妹「行こっかっ!」

妹友 コクリ

妹「あ」

妹「じゃあねー!Aちゃんっ!」


役員A「おうよー」

役員A「……」

役員A「俺も生徒会行くかねー」
283 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga]:2011/06/08(水) 21:20:14.64 ID:GGyqW0oAO
廊下

妹「今日はね、女姉ちゃんがね昼休みに私の教室に来たんだよっ」コ

妹友「……ん」

妹「それでまた騒いでってね……」

妹友「……ん?」

妹「『妹。朝のは許してやるからちゅっちゅさせてくれぇっ』って言ってまたくっ付いて来たんだよっ」

妹友「……ふふ」

妹「あ、笑わないでよっ。私すっごく恥ずかしかったんだからっ」

妹友「……ふふふ」

妹「もーっ」

284 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/08(水) 21:24:45.68 ID:ZQATRCfIO
ほのぼのするなぁ
285 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/06/08(水) 21:53:44.28 ID:xlmCcdWHo
周りがこんな子ばかりだったらよかったなぁ
286 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga]:2011/06/08(水) 21:56:42.25 ID:GGyqW0oAO
妹友「……今日は、どうする?」

妹「今日はね……花の種を買いに行こうと思うのっ!」

妹友「……種?」

妹「うんっ。この前用意したのだけじゃちょっと足りなかったし、種類も少なかったからね」

妹「妹友ちゃんが言ってくれたみたいに、沢山の季節にあった花の種を植えたいのっ!」

妹友「……うん」ニコ

妹「えへへ」ニコニコ

妹「それじゃあ先生にお金貰って、行こっ!」

妹友「……おー」

287 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [sage]:2011/06/08(水) 22:42:42.96 ID:GGyqW0oAO


妹「お金も貰ったし、何買おっか?妹友ちゃん!」

妹友「……色々」

妹「ふふふっ。そうだねっ」

妹「何にしようかなぁ……アイリス、デルフィニウム、バラ……」

妹友「……春の花は……沢山」

妹「うんっ!だから迷っちゃうよっ!」

妹友「……ん」

妹「でも育て難い花とかあるから、ちゃんと選ばなきゃねっ!」

妹友 コクリ

妹「楽しみだなぁ!早くみたいなぁ!」

妹友 ニコ
288 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga]:2011/06/08(水) 23:01:30.42 ID:GGyqW0oAO
花屋

店員「いらっしゃいませ」

妹「あっは、はいっ!」ペコ

妹友 ペコリ

店員「ゆっくり選んでいって下さいね」

妹「あ、ど、どうもっ」ペコ

妹友 ペコリ

妹「……」

妹「……じゃあ見よっ妹友ちゃんっ!」

妹友「……ん」コクリ

妹「色々あるなぁ……本当に迷っちゃうよ……」

妹友「……多い」

妹「うーん……ベゴニア、カトレア……」

妹友「……」キョロキョロ

289 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga]:2011/06/08(水) 23:09:18.06 ID:GGyqW0oAO
妹「ねえ、妹友ちゃん」

妹友「……?」

妹「妹友ちゃんは春の花でどんな花が好き?」

妹友「……パンジー」

妹「じゃあそれにしよっ!」

妹友「……いいの?」

妹「うんっ!好きな花植えた方が楽しいしっ、いいでしょ?」
妹友「……ん」ニコ

妹友「……じゃあ妹は……何好き?」

妹「私はねっ!雛菊が好きだよっ!」

妹友「……じゃあ雛菊」

妹「えへへっありがとっ」

妹友 ニコ

290 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga]:2011/06/08(水) 23:24:11.62 ID:GGyqW0oAO
妹友「……妹……雛菊の花言葉……知ってる?」

妹「えっと……えへへ、わかんないや」

妹友「……純粋、無邪気」

妹友「……ぴったり」

妹「うーん……誉められてる?」

妹友「……ん」コクリ

妹「えへへ……ありがとっ」

妹「あっ」

妹「じゃあ、パンジーの花言葉はなんて言うの?」

妹友「……私を想って下さい」

妹「うーん……ロマンチックだねっ」

妹友「……ん」コクリ

291 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga]:2011/06/08(水) 23:44:28.77 ID:GGyqW0oAO
妹「じゃあアイリスは?」

妹友「……愛、優しい心」

妹「カンパニュラは?」

妹友「……誠実、不変」

妹「桔梗は?」

妹友「……変わらぬ愛、変わらぬ心」

妹「すごいっ!花言葉沢山知ってるんだねっ!」

妹友「……昔……好きで調べてた」

妹「すごいなぁっ!もっと色々教えてっ!」

妹友「……ん」コクリ

妹「ありがとうっ!じゃあ、これは?」

妹友「……これは……」

292 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga]:2011/06/09(木) 00:01:00.14 ID:92WViGoAO
――――

妹「これは……って、あれ?」

妹友「……暗くなってきた」

妹「うん……もう帰んなきゃね」

妹友「……ん」コクリ

妹「……もうちょっと聞きたかったなぁ」

妹友「……」

妹友「……今度……部室で教える」

妹「いいの?」

妹友「……いい」コクリ

妹「ありがとうっ。妹友ちゃんっ!」

妹友「……ん」ニコ

妹「ふふふっ……あっ!」

妹友「……どうしたの」

妹「花言葉に夢中だったからまだパンジーと雛菊しか選んでないよっ!」ワタワタ

妹友「……早く選ぶ」

妹「うんっ!」

293 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga]:2011/06/09(木) 00:09:56.00 ID:92WViGoAO
帰り道

妹「なんとか色々買えたねっ!」

妹友「……かなり買った」

妹「あはは……ちょっと買いすぎちゃったかな?」

妹友「……多分、大丈夫」

妹「だといいなぁ……」

妹「あ、今日は花言葉、勉強になったよっ。ありがとね、妹友ちゃんっ!」

妹友「……ん」コクリ

妹「明日……は種植えるから、明後日、また教えてっ!」

妹友「……わかった」

妹「ありがとうっ!……うーんっ明日も明後日も楽しみっ!」
妹友「……私も」

妹「えへへっ」

妹友 ニコ
294 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga]:2011/06/09(木) 00:18:19.33 ID:92WViGoAO
妹「じゃあ私こっちだからっ」

妹友「……ん」

妹「花屋、また行けたら行こうねっ!」

妹友「……ん」コクリ

妹「じゃあねっ!また明日っ!」

妹友「……明日」

295 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) :2011/06/09(木) 00:21:18.16 ID:92WViGoAO
今日はここまで。お疲れ様でした

今日はGoogle先生大活躍でした

明日、か明後日は個別ルート 女 です

おやすみなさい
296 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2011/06/09(木) 00:23:36.89 ID:/NdZ840uo
おつかれ
297 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(京都府) [sage]:2011/06/09(木) 00:23:41.19 ID:UBJmDmjXo

この組み合わせ好きだな〜妹友可愛い
純粋、無邪気な妹にペロペロする女、実にけしからん!

博学だな〜と思ったら、博学なのはGoogle先生でしたかw
298 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/06/09(木) 01:18:55.86 ID:9ZflzAM9o
何この癒しコンビ、タマランのー

ちんこちんこ言ってた最初とはかなりのギャップがあって、違うSS読んでんのかと勘違いしそうになったぜww

下ネタもほのぼのも最高
299 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/10(金) 03:22:58.32 ID:z3UNPO3IO
無口っ娘はいいね
300 :久々PCから [saga]:2011/06/11(土) 01:35:51.97 ID:HZQM1nL40
朝、妹と別れた後 女の教室前

女「…………」

女「どうして……っ」

女「どうして私にはしてくれないの……っ」

女「どうしてあの子は私を抱き締めてくれないのっ……」

女「こんなにっ……!こんなに愛してるのにっ!」

女「どうしてあの人にはして……私にはっ!!」

女「…………」

女「…………許さない……」

女「許さないっ!!!!」

女「妹をたぶらかすあの女をっ!妹を愛するあの女をっ!妹が抱きしめるあの女をっ!」

女「絶対にィっ絶対に絶対に絶対に許さないィっ!!」

女「……」

女「……ふふ……」

女「思い知らせてあげなくちゃぁ……」

女「あの女に……私の妹に手を出したつみをぉおお……」

女「うふっ!うふふふふふふっふっ!」カタカタ

女「…………」

女「……ああぁ……」

女「そぉうだあ……私を抱きしめなかったぁ……妹にもお仕置きしなきゃあぁ……」ニタニタ

女「妹が悪いんだからぁ……私を見てくれない妹が悪いんだからぁ……私を抱きしめなかった妹が悪いんだからぁ……私を解ってくれなかった妹が悪いんだからぁ……妹……が……妹……妹が」

女「妹が妹が妹が妹が妹が妹が妹が妹が妹が」

女「………………」
301 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/06/11(土) 01:37:14.49 ID:HZQM1nL40













「愛してるよ……妹?」

「愛してるんだから……」









302 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/06/11(土) 01:38:10.40 ID:HZQM1nL40









「ね?」








303 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) :2011/06/11(土) 01:38:46.52 ID:XVxNH9dL0
ちょwww危ない
304 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/06/11(土) 01:39:45.58 ID:HZQM1nL40
廊下 女から少し離れた場所

女友 テクテク

女友(ちょっと遅れちゃった)

女友(女ちゃんに一刻も早く会いたいのに……)

女友(ああ……早く会いたいよぉ……)

女友(会って、女ちゃんに朝の挨拶をして……)

女友(二人で笑いあって……)

女友(その時に女ちゃんの手を握って、ちょっとしたアピールして……)

女友(女ちゃんの手の感覚を楽しんで……)

女友(女ちゃんの匂いも感じて……)

女友(ああ……何か……興奮してきたよおっ!!)

女友(早く……女ちゃんに会って、においかぎたいよぉっ!!)ハアハア スタスタ

女友(はやくはやくはやくはやくっう!!)ハアハア タッタッタッタ

女友(女ちゃん!女ちゃん!女ちゃん!女ちゃん!女ちゃぁあああああああ!!!)ダダダダダダ ふーっ!ふーっ!


「許さないっ!!!!」


女友「この声は……女ちゃん!!」ギラッ

女友「こっちねええええええっ!!」ダダダダダダ
305 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/06/11(土) 01:41:19.07 ID:HZQM1nL40
女友「はあはあ……お、女ちゃん?」

女「おお、友ちんっ!おいすーっ」

女友「あ、おはよう……じゃなくてっ何してたの?」

女「ヤンデレごっこ」ニヘー

女友「やんでれ?」

女「好きな人が好きすぎて、おかしくなっちゃった人の事」

女友 ビクッ

女「ん?どしたー?友?」

女友「な、なんでもないよっ!あは、ははは」

女友「で。なんでその、ヤンデレごっこってやつをしたの?」

女「いやぁよく聞いてくれたね友ちんっ!」

女「あれは……今日の朝のことだった……

―――
306 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/06/11(土) 01:44:00.54 ID:HZQM1nL40
登校途中……私と姉貴があることで言い争いになったんだ。

下らないことだったんだけどな……でも私にとっても、そして姉貴にとっても引くことのできない内容だったんだ

あるだろ?そういう……なんて言うか、みんなにとって大切な事じゃないんだけど……自分には大切だってこと

例えば……愛してる人の性癖だったりとかさ。……まぁそれはいいや

それでさ、……二人とも意地になって……引けなくなって……どんどん言い争いは勢いを増しちゃったんだ

二人とも無駄だって解ってたんだけどな……そんな言い争いに人も集まって来ちゃって、止めることが余計に出来なくなっちゃって……

でもそこで妹が止めてくれたんだ。あの妹が、だよ。あの引っ込み思案で、恥ずかしがり屋で、ペロペロしたくなるような……ね

慣れてない大声を上げて、二人を止めてくれて……その場は収まったんだ。……妹には感謝してるよ

でも

でもな

私達がそれぞれ別れる時

妹は姉貴にだけ

姉貴にだけ






別れの抱擁をしたんだ



307 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/06/11(土) 01:46:39.70 ID:HZQM1nL40
私はそれを見たとき、私の心は羨望と……嫉妬の感情に包まれてしまったんだ

私は妹に姉と同じ事をしてほしい、そんな願望が心に生まれ、妹にそれを頼みたくなってしまったんだ

でも私はプライドが邪魔して、素直にそれ頼む事が出来なかったんだ

だから私は暗にそれを匂わせた……何度となく、わかりやすく

でも

妹は解ってくれなかったんだ


どうして解ってくれないんだ

私の気持ちを

溢れるこの気持ちを

あなたを愛する気持ちを

それから生まれる抱きしめてほしいって気持ちを

そう思うと悔しくて、悲しくて……

私は逃げ出してしまったんだ

その悲しさから

その苦しみから

その情けなさから

逃げて、逃げて、逃げて……

そして此処に辿り着いて

叫びたくなったんだ
308 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/06/11(土) 01:48:36.21 ID:HZQM1nL40






愛をね





309 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/06/11(土) 01:49:51.22 ID:HZQM1nL40
女友「そ、そう……」

女「ああ……」ドヤァ……

女友「……だからヤンデレごっこ?」

女「おうっ!」

女友「……ふふっ」

女友「そっか」ニコ

女友「楽しかった?」

女「おうっ!」ニッコリ

女友(かわいいっ!!)デレ

女「お、ホームルーム始まるな。友ちんっ!教室はいろっ!」ギュっ

女友「う、うんっ!」

女友(女ちゃんに手、握られちゃったよぉ……)

女友(幸せぇ……)ホッコリ

310 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/06/11(土) 01:51:52.18 ID:HZQM1nL40
授業中

女(さぁてぇ……)

女(ヤンデレごっこして気を紛らわせようとしたが……駄目だったな)

女(やはり……報復に……出るしかないか)

女(妹には常套手段で十分だろう)

女(だぁがぁ……)

女(それでは面白くない)

女(……ふむ)

女(……)

女(強襲だ)

女(強襲に出る)

女(昼休みに気が抜けてる所に突撃、一気に目標に近づき)

女(接近戦(ちゅっちゅ)を仕掛ける)

女(これにより妹は混乱、慌てふためき醜態をさらすだろう)

女(強襲が完了したのち、速やかに撤収、離脱)

女(んうっふっふっふっふっふ……完ぺき(perfect)だ)ニヤニヤ

女(…………)

女(姉貴にもちょっかい掛けたろ)

女(ハブられるのは……寂しいもんな)

女(いいぜ……一緒にしてやるよ)

女(姉貴ーーーーーーーっ!!!)ニヤニヤ
311 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/06/11(土) 01:53:12.89 ID:HZQM1nL40

女友 ジー

女友(あ、笑った)

女友(この授業だけで7回もニヤニヤしてる……)

女友(可愛いなあ……素敵だなぁ……)

女友(あの笑顔をこっちに向けてくれないかなぁ……)

女友(それにしても何考えてるんだろう)

女友(……多分、妹さんへの悪戯でも考えてるんだろうなぁ)

女友(いいなぁ……妹さん。女ちゃんに構ってもらえて……)

女友(私も女ちゃんに悪戯されたいよぉ……)

女友(性的な)キリ
312 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/06/11(土) 01:54:23.50 ID:HZQM1nL40

女友(あ、あの細くて柔らかい指でう、後ろから胸掴まれて)

女友(それで耳元であ、あ、あ、愛、してるよとかさ、さ囁いてもらって!!)

女友(んほおおおおおおおおおおおっ!!!!興奮してきたああああああああああ!!!)ハアハア

女友(そ、そのままおっおっおっ押し倒されてッ!!!いろんなとこ触られてっ!!)ハアハア

女友(だ、だめっそこはだめええ女ちゃんそこ大事なああああ!!!)

女友(はっはげしすぎうううううっ!!!だめだめだめぇえええええ!!!)

女友(そ、そんなかっこぉおおや、やだああああっ!!恥ずかしいいいいい!!!)

女友(んひいいいっ!!んひいいいいいいいいいいいいっ!!)

女友(おんあひゃ、おんなひゃん!!おあっ!!あああああああああああああああああああああ!!)

女友「……っ!!」ビクンッ!!

女友(……よかったよぉ……おんなひゃん……)はあはあ 
313 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/06/11(土) 01:55:30.21 ID:HZQM1nL40




女 ニヤニヤ

女友 ハアハア



先生(何だこいつら)


314 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga]:2011/06/11(土) 01:58:43.08 ID:HZQM1nL40
今日はここまで。お疲れさまでした

宣言したのに投稿が少し遅れてごめんなさい

明日も個別ルート 女 の続きです

お休みなさい
315 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/06/11(土) 02:01:08.77 ID:fh2EQIrPo
どいつもこいつもww
316 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/06/11(土) 02:44:59.71 ID:/akt7WuG0

友ちんそこだ押し倒せ
317 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(京都府) [sage]:2011/06/11(土) 05:44:29.76 ID:hSxlZMb7o
乙 ヤンデレごっこ・・・ごっこですよねーww…ですよね?
女友一人で完結しちゃダメだろww
そうそう押し倒したら結構コロッと行けそうな気がするww
318 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga]:2011/06/12(日) 15:13:43.94 ID:yQCD/qxv0
昼休み

女「我々は……三年待った!」

女「デデーン!!」

女友「え?」

女「これより星の屑作戦を開始する!!」

女友「え?え?」

女「女友」

女友「な、なに?」

女「これから妹の所に乗り込もうと思う」

女友「ど、どうして?」

女「私の目的を果たすためだ」

女友「……目的?」

女「ああ……」
319 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga]:2011/06/12(日) 15:14:56.94 ID:yQCD/qxv0
女「これからは死地だ。君はここに残れ」チラ

女友「え、あ、う、うん」

女「…………」

女「これからは死地だ……君はここに残れ」チラチラ

女友「う……ん」

女「…………うう」

女「…………ここに残れ」じー 

女友「……」

女友 クス

女友(素直について来てって言えばいいのに……ふふ)

女友「……女ちやん一人だけに行かせるわけにはいかないよ」

女 ぱあああ

女「女友……」キリ

女「……駄目だ」チラ

女友「一緒に行かせて」

女「……危険だぞ?」

女友「いいの」

女友「あなたと一緒なら」ニコ

女「…………っ!」

女「…………」

女「……勝手にしろ」

女友「うん」

女「よーし行くぞーっ!」ニコニコ

女友「うんっ!」
320 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/06/12(日) 15:16:31.24 ID:yQCD/qxv0
廊下

女「友ちんっ!」

女友「なに?」

女「ぎゅーっ」ギュッ

女友「おほっ!?」ビクッ

女友(いっいきなりだきつぃっ!?)

女友「どっどどどどどどどうしたの女ちゃんっ!」

女「んー?なんとなくー」ニコニコ

女友「そっそそそそうっ!」

女友(やわらかぁい……いいにおぉい……いいっ!!)

女「んー」スリスリ

女友「うふぅっ!」

女友(最近せっ積極的すぎるよぉ、おぉ!)ハアハア
321 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/06/12(日) 15:17:55.45 ID:yQCD/qxv0

女 スンスン

女友(あ゛ーっあ゛ーっあ゛ーっやばいやばいやばいやばい(ry)

女友「おんあひゃ、いも、いおうおさんおおこおにいは、らくへいひっ!お?」アヘアへ

女「へ?」

女友「いも、うと、さんは?」

女「ん?行くよー」

女「よしっ!行くかっ!」ぎゅっうう!

女友「おおおおおおおお」

女友(いっ!)ビクっ

女(へへへへっ友ちーん♪)
322 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/06/12(日) 15:19:09.50 ID:yQCD/qxv0
妹教室前 1210

作戦を伝える

今回の作戦の目的は対象を恐慌状態に陥らせることだ

遂行方法だが内容はとてもシンプル。このまま教室に突入。そして対象に接近し

一気に攻撃を仕掛ける

小手先も、小細工も必要ない

ただ対象を

叩く(ちゅっちゅ)

以上だ

何の問題もない。簡単な作戦だ







行くぞ

323 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/06/12(日) 15:20:23.13 ID:yQCD/qxv0
その言葉とともに女は妹の教室の扉を勢いよく開け放ち、教室に侵入する

女友「あ、失礼します」

遅れて女友もゆっくりと入ってくる

開け放たれた扉は大きな音をたて、教室の中のクラスメート達の注意を集めた

その中には当然妹も含まれており、驚きに目を丸くし、女を見つめていた

それを見た女は口端を悦びに釣り上げ、走り出す

女「ショータイムだ」

遮る机を

避け、

飛び越え、

くぐり

妹に接近する

女が妹まであと一歩とまで迫った時、ようやく妹が驚きから立ち直り、女から逃げようとする

女「遅い」

だがそれは遅かった。遅すぎた
324 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/06/12(日) 15:21:44.71 ID:yQCD/qxv0
女から逃げようと背を向けた時にはもう妹の背後まで接近していた

妹「やあっ!」

そのまま女は後ろから妹の体に手をまわし、抱きしめる形で拘束する

周囲のクラスメートはそんな二人に視線を集める

それに妹は羞恥を感じ顔を赤く染め抵抗の声を漏らす

その声を無視し耳元で

女「遅すぎる」

そう囁いた

妹「おねえちゃ……」

耳にかかる息にゾクゾクとした感覚を覚える

妹は吐息と拘束から逃れようと、体を激しくよじり逃れようとする

女「んっ……」

妹「ひゃっ」

だがそれを女は許さない、より強く妹を抱きしめ拘束する

それに女と妹の体は更に密着し、制服と制服が擦れる音がした
325 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/06/12(日) 15:23:08.89 ID:yQCD/qxv0
女「妹?」

女は妹の耳に色を込めた声で囁く

それに妹は落ち着かない気持ちになり、視線を左右に彷徨わせる

妹「な……なに?」

女「朝の事……許してあげるから……」

女は体の線をそう様に妹の体にまわした手をゆっくりと上げていく

妹「ひぁっ」

それに妹は思わず声を上げてしまい、声をクラスメートに聞かれたと思うと更に羞恥に顔を染めた

やがて女の手は妹の顎まで辿り着き、顎と、頬を包むように艶めかしく撫でまわす

妹「くすぐった……ぁっ」

いやいやと顔を振り妹はそれから逃げようとするが、女は少し力を込め、妹の頬を掴み固定する

そのままの体勢で女は俯き、沈黙する

そんな女の突然の沈黙に妹は緊張感をおぼえ、体を固くした

これから女に何をされてしまうんだろうという軽い恐怖に生唾を飲み込み足をカクカクとゆらしてしまう

妹にとって長い時間の沈黙の後、女がばっと顔を上げ、いやらしい笑みで顔をゆがめ
326 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/06/12(日) 15:23:59.37 ID:yQCD/qxv0
女「妹。朝のは許してやるからちゅっちゅさせてくれぇっ!」

そう言って女は唇を尖らせ近付けてきた

妹「やだっ!やだああああああああ!」

女「ん〜〜ちゅっちゅっ!!」

女友(いいなぁ……)

327 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/06/12(日) 15:25:03.34 ID:yQCD/qxv0
女「ふう……」

妹「うう……酷いよ……こんなのってないよ……」

女「首筋にちゅっちゅっしただけじゃないか……」

妹 ←非難の目

女「うっ……」

妹 じー

女「ううっ……」

妹「……ひどい」

女「…………」

女「いもにゃん」

妹「……なに?」

女「拗ねたいもにゃんもいいっ!」ギュッ!

妹「えええっ!?」

女「ん〜〜ちゅっちゅっ」

妹「ま、またあああっ!」

女友 ムラムラ

役員A「なにしてんすか……」
328 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/06/12(日) 15:27:32.23 ID:yQCD/qxv0

女「おおえーくんっ!」

妹「あ、Aちゃん……」グッタリ

役員A「うーす。女ねーさん。……だいじょーぶか、いも」

妹「うん……」ぼー

女友「女ちゃん。こちらの方は?」

女「ああ、初対面だっけ。この子は役員A。妹の幼馴染」

役員A「うす」

女「で、こっちが女友。私の親友っ!」

女友 ビクっ

女友(親友……私……親友っ!えへへえへへへ)ニヤニヤ

女友(で、でもっ!いつかはそれ以上にっ!うふうふふふうふふっ)ニヤニヤ
329 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/06/12(日) 15:28:28.04 ID:yQCD/qxv0
女「友ちん?」

女友「え?あ、あっ」

女友「コホン……女友です。よろしくね」ニコ

役員A「うす」

役員A(常人ぶってるけど……女ねーさんと同類だな、こりゃ)

女「友ちんっ!役員Aの事はえーくんって呼んでやってくれっ!」

役員A「その呼び方嫌っつってるじゃないすか……」

女「似合ってるじゃないか、えーくん男っぽいから」

役員A「だから嫌なんじゃないすか……」

女友「嫌なの?えーくん」

役員A「もうすか……」

女「気にすんなよっ!」

役員A「気にしますよ……」
330 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/06/12(日) 15:30:14.51 ID:yQCD/qxv0
妹「で、女姉ちゃん、他になんか用はあるの?」

女「ないっ!」

妹「あ、そう……」

妹「あっ」

妹「女姉ちゃん、これ、お弁当っ」

女「お、今日も忘れてたかっサンキューなっいもにゃん!」

妹「うん」ニコ

女「お礼のちゅっちゅっを……」

妹 ←役員Aの後ろに隠れる

女「ちっ」

女「くそぉ……撤退だっ!」

女「あばよっ!!」

女友「それじゃあ、またね」ひらひら

妹「はーい」

役員A「うす」
331 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/06/12(日) 15:31:07.44 ID:yQCD/qxv0

役員A「……」

役員A「お疲れ」ポン

妹「うん……」
332 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga]:2011/06/12(日) 15:38:19.92 ID:yQCD/qxv0
今日はここまで

翌日更新するとか言ってその次の日になってしまった……ごめんなさい

次も引き続き個別ルート 女 〜ばいばい女!やっぱり最強はお前だ。姉!〜

をお送りします

お疲れ様でした








ちんこの使いどころわからなくなってきたお……
333 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/06/12(日) 15:52:23.50 ID:E6ORwqqXo
??????????


????????т??????????[

334 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/06/12(日) 15:54:23.34 ID:E6ORwqqXo
なんだと…


乙した。女、女友はぶっ飛んでてええの

ちんこはのんびり使っていこ
335 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/06/12(日) 16:42:31.57 ID:Rt/N1mdQ0

女×友ちんで存分に生かしてくれれば…
336 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(鳥取県) [sage]:2011/06/12(日) 16:49:26.44 ID:rcPhmeTq0
女子校なのかー?
337 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) :2011/06/12(日) 22:49:55.38 ID:fbYC52cAO
>>336
一応女子校の設定です

登場人物のスペックとか、設定とか書いた方が良いですかね?
338 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/12(日) 22:53:49.21 ID:E4LmZ3jIO
出来れば
339 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(京都府) [sage]:2011/06/12(日) 23:47:24.88 ID:+MJq6lvao
乙 なんとなく抱き着いちゃった辺りの女がすごく可愛かった
妹友との前に妹はこんな事されてたなんて…全然関係ないのにNTRな気分w
ちんこはいつの間にか消滅してたり、またいつの間にか生えてればいいんじゃね?ww
340 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga]:2011/06/13(月) 00:21:29.21 ID:G9wIdSwF0
登場人物

女 ヒロイン(笑) SとMどっちもおいしいです 変人 帰宅部 ふたなり 高校二年 身長 158cm 体重 軽い Bカップ 

姉 女の姉 S 常識人 生徒会長 変食家 身長 高校三年 165cm 体重 ふつ……軽い Cカップ

妹 女の妹 M 温厚 花好き ペロペロ 園芸部 高校一年 身長 150cm 体重 とても軽い Aカップ

母 かーちゃん S あらあらまあまあ 家族大好き 外見17歳 身長 154cm 体重 軽い Cカップ

父「いますよ!いますからね!!」 

女友 女の友達で変態 M 常識人の皮を被った変態 女大好き 変態 高校二年 身長 160cm 体重 普通 Cカップ 変態

補佐 生徒会長の補佐 M 自分っ子 仕事はできるが、それ以外はからきし 自信無子ちゃん 高校二年 身長 155cm 体重 軽い Dカップ

妹友 園芸部 ……よくわからない 無口っ子 花言葉を良く知る 力持ち 高校一年 身長170cm 体重 普通 Bカップ

役員A 妹の幼馴染 残りの姉妹とは面識あり 生徒会の時は姉を会長とよぶ、それ以外の時はねーさん S 俺っ子 ダルデレ 身長163cm 体重 ちょっと重い(筋肉で) Bカップ

役員B 生徒会役員 M 会長好き 

役員C 生徒会役員 S 腹黒 

役員D 生徒会役員 M 苦労人

生徒C 生徒 妹ちゃん○○かわいいっ!

生徒D 生徒 (^ω^)ペロペロ 物語のカギを握る女             (嘘)

舞台

三姉妹が通う高校は女子高

三姉妹の家からは少し遠く、校舎の裏に大きな桜の木がある



こんなところでしょうか。他に何かあったらどうぞ

   
341 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(京都府) [sage]:2011/06/13(月) 00:35:28.80 ID:eS1rBkTlo
乙これは分かりやすい
役員BCDのS,Mは必要だったのか?w後々の伏線か!
妹の項のペロペロってなんだよww妹はされる方だろww
342 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/06/13(月) 05:29:13.83 ID:zzsx7aRqo
素晴らしい


乙した
343 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/13(月) 21:49:00.90 ID:+i33BUAU0
妹と妹友の身長差に萌えた
344 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/13(月) 21:50:09.02 ID:FSYxAVhIO
乙!

補佐のおっぱいハァハァ
345 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/15(水) 00:23:24.88 ID:BCb5VFtSO
処 女 妹に見えた俺はもうダメか……
346 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga]:2011/06/15(水) 02:03:24.11 ID:wnH9ShXW0
廊下

女「いやぁ〜いもにゃんの肌は最高でした……」ホッコリ

女「帰ったらまたちゅっちゅしよっと」

女友「……そっか」

女友「……」

女友(羨ましいなぁ……妹さん)

女友(見せつけるから……嫉妬しちゃうよ)

女「……どした?友ちん」

女友「……え?な、何っ?」

女「ん……なんか元気なさそうだからどうしたのかなって」

女「……付き合わせてつかれちった?」

女友(女ちゃん……)

女友「ううんっ。そんなこと無いよ。大丈夫」ニコ

女「……そっか。よかった」ホッ ニコ

女友「っ!?」ビクッ

女友(かっ!可愛いっ!)

女友(そしてなんか……嬉しいっ!)

女友(この笑顔だけでご飯三杯はいけるっ!)ハァハァ

女「?」
347 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/06/15(水) 02:04:28.58 ID:wnH9ShXW0
女「……っ!」ピク

女友「……女ちゃん?」

女「この気配……奴かっ!」

女友「奴って……?」

女「……」

女「宿敵、さ」

女「これ……持っててくれないか」

女友「これって……!女ちゃん!」

女「……もし無事に帰ってこれたら……君にあの時言えなかった言葉を言うよ」

女友「……え……?」

女「女友……真実は君と共にある。迷わず進んでくれ」

女友「それってどういう……」

女「うおおおおっ!!」ダッ

女友「女ちゃんっ!!」

女友「……」

女友「お弁当……」

女「あっ追わなくちゃ」タッ
348 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/06/15(水) 02:05:57.22 ID:wnH9ShXW0
女は駆けていた。何故か

それは宿敵であり。肉親でもある

姉を討つため

そして以前の屈辱を晴らすためでもあった

女「前のようにはいかない……っ!」

気負いと共に駆ける足にも力が入る

女は目標を達する為ならば、自分の体を犠牲にしてもいいと考えていた

女「……いたぁ!!」

やがて、女は宿敵の後ろ姿をとらえる

感情が昂ぶる。その高ぶりが抑えきれず、何故か笑みがこぼれた

それは、雪辱を晴らせる喜びだったのか、それともただこれから始まる闘争への悦びだったのか

女には分からなかった

だがそんなことは女には興味がなかった

女の頭には、姉を討つ。それだけしかなかった
349 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/06/15(水) 02:07:16.32 ID:wnH9ShXW0
女「あぁあああねきいいいいいいいいっ!」

女が吼える

だが姉はそれを無視し、まっすぐ前を見て歩いていた

どこまで私を舐める気だ。そう心で憤慨し、怒りを駆ける速度に変換する

女「ふっ」

一息漏らし、体勢を低くする

速度、姉への距離が最適だと判断したとき、女は体を左に倒し、右足を姉に向け伸ばす

女「くらえ……!」

それは

女「獅子咆哮弾零式!!!」

名前は違えど獅子咆哮弾の構えだった

体は慣性の法則に則り、床を滑らせる

床と体が擦れる不快な音が響く

だが姉は、その音にも、女の叫びにも反応しない

獅子咆哮弾が姉に迫る
350 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/06/15(水) 02:08:55.09 ID:wnH9ShXW0
後、数瞬で姉に直撃する。その時だった

以前と同じように姉が女の速度に合わせ跳躍する

馬鹿の一つ覚え。同じ結果を繰り返す気か

姉はこのまま以前のように女を押しつぶすものだと思っていた

姉は呆れと嘲りを込めた笑みを女に送ろうと視線を向ける

するとそこには姉に向け、不敵な笑みを送る女の姿があった

何かがおかしい……そう姉が感付いた時、女が急に体の向きを変えた

床に対してうつ伏せの格好になり、すぐさま両手を床につける

まさかーーーーそう姉が思った瞬間、女は腕に力を込め、進行方向に大きく跳躍する

「パンツ見えたあああああああああああっ!!」

女友の声が聞こえたような気がしたが、二人ともにそれを聞いてる余裕はなかった

腕による跳躍により女の位置がが大きくずれ、姉は跳躍を利用しての踏み潰しが出来なくなる
351 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/06/15(水) 02:10:40.26 ID:wnH9ShXW0
姉は思わず舌打ちをする
あの女に裏をかかれる。姉にとって屈辱の極みだった

やがて二人は同時に着地する

姉は膝を着地に合わせ曲げ、衝撃を緩和し、音もなく着地

女は進行方向に背を向け、頭を床に向け、屈む格好で両手両足を地につけ着地

着地のみで殺しきれなかった運動エネルギーが女の体に作用し、体を進行方向に引っ張り、体勢を崩そうとする

が、それを着地に使用した両手両足を使い耐える。

大きな摩擦音をたて、女は廊下を運動エネルギーを殺しきるまで滑り続けた

女「あああああっ!」

体の滑りが止まると同時に女は吼え、姉に駆け出す

姉はそんな女に対し、着地した格好のままで視線だけを向けた
その視線は常人が見ただけで震え上がる程の眼光を放っていたが、女はそれを意に介せず姉に駆け続けた

女が姉まで後数歩とまで迫った時、女は突然跳躍する

そして体を丸め、空中で前転する様に回転させた

そして体がちょうど一回転するとき姉に向かって足を延ばし回転を利用して足を振り下ろす

女「これで終いだっ!必殺……」
352 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/06/15(水) 02:11:54.34 ID:wnH9ShXW0






「月天降崩弾ッ!!」

「ピンクうううううううううううううううう!!!」






353 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/06/15(水) 02:14:03.82 ID:wnH9ShXW0
女の叫びと女友の叫びと共に空中の回転で勢い増した足が振り下ろされる

女の振り下ろした足が迫る。だが、姉は動ずる事はなかった

それどころか、不敵な笑みを浮かべていた

嫌な感覚が女を襲う


姉はそのまま両手を眼前に交錯させ防御の体勢を取り、振り下ろされる足に備えた

その程度の防御で抑えられるものか―――女はその防御ごと姉を砕いてやろうと構わず足を振り下ろす



女「なっ……」

眼前には女が予想した、奥義が防御を打ち崩し、姉が地面に転がっているという光景ではなく

姉「温い」

防御が崩れるどころか、姉が何も無かったかのように足を受け止める光景だった
354 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/06/15(水) 02:15:02.35 ID:wnH9ShXW0
姉は口端を吊り上げ、足を受け止めたまま立ち上がり、腕を広げて女を弾き飛ばす

女は今までの逆再生のように空中で後転しながらで弾き飛ばされた

女「くっ」

女は焦りながらも、何とか空中で体勢を直し、足から着地する

着地したところで姉の動きを見ようとふと、顔を上げると
355 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/06/15(水) 02:16:06.98 ID:wnH9ShXW0



姉の顔が眼前に迫っていた



356 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/06/15(水) 02:17:51.54 ID:wnH9ShXW0
女は危険を感じとっさに顔を右によける

よけた瞬間、姉の右の硬拳が鋭い風切り音と共に顔が元あった場所に通り抜けていった

これが当たっていたら……
女の頬に冷や汗が流れる

女がよけた事に安堵したのも束の間、続けて先程の鋭い風切り音ではなく、何か大きなものが通り過ぎるような音を立て、左の膝が飛んできた

女(避けなければ……死ぬっ!)

気が抜けたところに足の迫る恐怖が迫り、体を硬直させてしまいそうになるが、それを振り払い、何とか体を右によじり、床に倒れる事で膝を避ける

女「っああああああっ!」

膝が通り過ぎる轟音が響く
女はちんこが小さくなるのを感じた

姉は膝を避けられたが、体勢を崩した女を見逃す程甘くはなかった

振り上げた足で転がった女を踏み潰そうと、打ち下ろす

女「……っ!」

女はそれに気づき、転がって回避する
姉の足の接地と同時に大きな鈍い音が響き、姉の足の触れた周囲が揺れたように女には感じられた

女はそのまま転がりながら距離を取り、立ち上がる

姉はそれ以上距離を縮める事はなく無表情で女を見つめていた
357 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/06/15(水) 02:19:14.24 ID:wnH9ShXW0
女「はぁ……はぁ……」

姉の度重なる重い攻撃に、女の息は上がり、心臓は早鐘を打つ

女「くそっ」

敵わない……そんな思いが頭をよぎる。だが女は逃げるわけにはいかなかった

自分のプライドの為。そして何より

構ってちゃん精神を満たすために

女「うああああっ!」

女は再び駆け、拳を固く握る

敵わなくとも、届かなくとも、一矢報いる為に
358 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/06/15(水) 02:20:35.62 ID:wnH9ShXW0
そうして女は姉の元まで駆け、右の拳を突き出す

だがいとも容易く避けられ、左の手に掴まれる

女「くそおおおおっ!!」

次に自由のきく左の拳を突き出す

だがそれを姉は避ける動作もせず、女の手が届く前に、右の手でそれを止める

女「あああああっ!!!」

姉の手から逃れようと、体を激しく動かす

それを煩わしく思った姉は、腕を掴んだまま女を壁に打ち付ける

両手を大きく広げ女を張り付けの格好にし額を女の額に付ける
359 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/06/15(水) 02:21:49.37 ID:wnH9ShXW0
女「……っ!?」

それにより姉と女の顔の距離がほぼゼロになり姉の吐息が女にかかる

女はさっきまでとは違う理由で、心臓の早鐘を鳴らす

そこで姉の口が音なく動いていき、音のない言葉を作っていった

それが終わると姉の顔がゆっくりと離れていき、ある程度の距離を作ると姉の動きが止まる

そう認識した次の瞬間、固いものが額に直撃し女の意識はブラックアウトしていった

ブラックアウトしていく間、女は姉の音のない言葉を思い返していた
360 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/06/15(水) 02:22:40.37 ID:wnH9ShXW0









「くたばれ」




だったな、と





361 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/06/15(水) 02:25:52.78 ID:wnH9ShXW0
女 スタっ キュキュキュ!

姉 スタ

女友「一瞬で色まで見えなった……も、も一回っ!もう一回チャンスをっ!!!」

女「あああああっ!」ダッ

女 ピョーン クルクル

女友「あれはっ……あれはぁあああ!!!」ぷっ

女「これで終いだっ!必殺……


女「月天降崩弾ッ!!」

女友「ピンクうううううううううううううううう!!!」
362 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/06/15(水) 02:28:06.90 ID:wnH9ShXW0
女友「しかもレースっ!!!」

女友「えっち!!いいっっ!!」

女友「すごいっいいっ!女ちゃんのパンツが見られるなんてええっ!!」

女友「興奮で鼻血がっ!鼻血があああっ!!」

女友「こんなっこんな奇跡がっ!!」

<ワー ギャー

女友「今日は最高の日だよっ人生、さいっ!こうっ!」

<アアアアアア ヒュン ブゥオン ズーン 

女友「お、女ちゃんあんなパンツ穿いてたんだねっ」

<ビターン

女友「いつも妄想してたけど……もっと子供っぽいもの穿いてると思ってたよおっ!!」

<……

女友「ああ……これからどんな顔して女ちゃんに会えばいいのっ!」

<ゴシャッ!!

女友「女ちゃん見るたびパンツの事考えてニヤニヤしちゃうよぉっ」

女友「ま、また興奮してきたぁあっ!!」ハアハア

女友「はっ!!」

女友「今ならまたパンツ見れるかもっ!!」

女友「……間に合ってっ!」

女友「女ちゃんっ!!」クル
363 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/06/15(水) 02:29:19.54 ID:wnH9ShXW0


女「」シーン……


女友「…………」

女友「女ちゃんっ!!!?」タッ
364 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga]:2011/06/15(水) 02:34:05.27 ID:wnH9ShXW0
今日はここまで。お疲れさまでした

地の文ありあり、やりたい放題 ごめんねっ!

バトルはもうやらないと思います。次回は個別ルート 女の最終回(やっと)

お休みなさい

365 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/06/15(水) 02:35:22.98 ID:OHXuwbvpo
面白かったよ乙した
366 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) :2011/06/15(水) 04:33:36.92 ID:4luzIQqF0
乙www
367 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(京都府) [sage]:2011/06/15(水) 05:26:56.69 ID:ihJwh4C+o

バトルシーンが頭の中でしっかり映像化できてすごい読み易かった
女友は相変わらずでwwレースのピンクでちんこはしまえるんだろうかww
368 :文抜けてた [sage]:2011/06/15(水) 08:52:26.01 ID:H0zq0vlAO
>>361の一つ前

女友視点

女友「はぁ……はぁ……女ちゃん……どこに……」

女友「あっいたっ……!?」

女友「女ちゃん……また会長と!?」

女「くらえ……」

女友「あの構えは……獅子……何とか弾っ!」

女友「駄目っ!女ちゃんっ同じ技じゃっ!」

女「獅子咆哮弾零式!!!」ズサー キュキュキュ

姉 ピョーン

女友「駄目っ!……えっ!?」
女 ピョーン

女友「よけ……パンツ見えたあああああああああああっ!!」
369 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/15(水) 18:31:44.04 ID:BCb5VFtSO
おつ
おっき
370 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/15(水) 23:26:28.14 ID:l5VxeAQIO
さらりと女の男根縮み上がったな
371 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga]:2011/06/16(木) 22:31:39.97 ID:Ua+unWw00
保健室

保険医「気絶してるだけですね」

女友「気絶って……女ちゃん、大丈夫なんですかっ!」

保険医「大丈夫でしょう」

女友「へっ?」

保険医「あ、先生用事ありますから、この子の事見ててくれません?」

女友「えっ?」

保険医「おお快く受けてくれるなんて先生嬉しいですーじゃあ頼みますー」

女友「ええっ!」

保険医「バイビーですー」ヒラヒラ バタン

女友「まっ……」

女友「……」

女友「行っちゃった……」
372 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/06/16(木) 22:33:51.14 ID:Ua+unWw00
保険医「あ、そうそう言い忘れてました」ガチャ

女友「わっ」

保険医「汚さないで下さいね?」

女友「は、はいいっ?!」カアア

保険医 ニヤッ バタン

女友「あっ……もうっ!」
373 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/06/16(木) 22:34:52.32 ID:Ua+unWw00
女友「…………」

女友「…………」チラ

女←ベッドの上で気絶中

女友「女ちゃんと……二人きり……」

女友(しかも……女ちゃんは無防備……) ゴクリ

女友(いまっいいまならっ女ちゃんいいいろんなこと……)ハアハア

女友「はっ!」

女友(だっだめよっ女友っ!そんな卑怯な真似……)

女友(無にするの。心を。無に……)

女友「……」

女友「……ふう」

女友「これで大丈夫。今の私は……賢者よ」

女友「さあっ」チラ

女「」

女友 ハアハア

374 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/06/16(木) 22:35:47.16 ID:Ua+unWw00
女友「はっ!」

女友(駄目だってばっ!駄目っ!)

女友(バレたら女ちゃんに嫌われちゃうってっ!)

女友(バレたら……バレたら……)

女友「……」
375 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/06/16(木) 22:37:06.46 ID:Ua+unWw00

妄想

女『ん……っとっ友っ!何をっ!』

女友『こっこれはっ……そのっ……』

女『……友。こんなことする人だったんだね』

女友『ち、ちがっ……』

女『最低。変態』

女友『っ!』

女友『ああっ……』

女『……なに顔弛ませてんの?気持ち悪い』

女友『あっああっ……』

女『馬鹿にされて興奮して……本当の変態なんだね』

女友『こっ興奮っしてっ、してないよぉっ!』

女『じゃあ何で……』
376 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/06/16(木) 22:37:58.61 ID:Ua+unWw00
女は突然、女友の目と鼻の先まで顔を近づけ、右手を左の太ももに這わせる

女友『ひあっ!』

突然の太ももへの感触に女友は色の混じる驚きの声を上げる

女友『あっ……』カアア

そんな声を出したことに驚きと羞恥を感じ、顔を朱に染めた

その変化を見逃さず、女はそれを責める

女『変な声出すの?……感じてるの?女の子なのに女の子に触られて?……変態』

女友『……っ』

女の責めに女友は羞恥心を煽られ、恥ずかしさの余り女から顔を逸らし、更に顔を朱に染める

それを見た女は、くすんだ笑みを浮かべ、太ももに当てた手をゆっくりと上に這わせていく

女友『んうっ……んっや……だぁ……っ』
377 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/06/16(木) 22:38:53.04 ID:Ua+unWw00
女友はその太ももに手が這わせれていく感覚にピクピクと体を震わせ、悩ましげな声を漏らす

女友『だめ……だめ……だめっそれい、じょうはぁあっ』

女に制止の声を掛ける女友だったが、その声には快感と期待の色しかなかった

女友『んんっ!』

そうして女はついに、女友の太ももからショーツに手を掛ける。
そこは既に湿り気を帯びており、女の手に粘着質な汁をつけた

女はそれを確認すると、女友の耳に顔を寄せ

女『変態』

と囁いた
その囁きにより女友にぞくぞくとした快感が走り、体を震わせる

女は女友の反応に満足そうに笑みを作り、そのままショーツに掛けた手を―――
378 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/06/16(木) 22:39:42.92 ID:Ua+unWw00
女友「はっ!」

女友「あ、危ない危ない……またトリップしちゃうところだった……」ジュルリ

女友「女ちゃんは……」チラ

女「」

女友「まだ寝てる……よしっ!」

女友「じゃ、じゃなくて……女ちゃんを見ていないと……」

女友「……」

女友「……見てるって言っても何すればいいんだろう?」

女友「うーん……」

女友「……」

女友「あっ」ポン
379 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/06/16(木) 22:41:02.74 ID:Ua+unWw00
数分後

女「んっ……んん……」

女友「あ……起きた?」

女「うん……?友……ちん?」

女友「おはよ。女ちゃん」

女「……おはよ……ん……?何で……友ちん……が上に……?」

女友「ふふ、何ででしょう」

女「うんん……?これ……膝……?」

女友「うん。膝枕」

女「んん……」

女「やわらかい……すべすべ……」スリスリ

女友「ひゃっ!だ、だめだよ女ちゃんっ!。あんまり触っちゃ……」

女「わかったー……」
380 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/06/16(木) 22:41:47.52 ID:Ua+unWw00
女友「う、うん……」

女「……」

女友「……」

女「……いーにおい」

女友「……そ、そう?」

女「……」

女「…………」

女 スー

女友「……女ちゃん?」

女 スー

女友「寝ちゃった……?」

女友「ふふっ」

女「可愛いなぁ……」ナデナデ
381 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/06/16(木) 22:42:59.33 ID:Ua+unWw00
数十分後

女友「可愛いぃぃぃはぁはぁなぁあーはぁはぁ」ナデナデ

女友「ふーっ!ふーっ!」

女友「こんなあぁっ穏やかなぁあああっ!」

女友「気持ちぃぃぃっ!はじめてだよおおおおっ!!」

女友「ふーっ!ふーっ!」

女友「でもっでもそろそろおこっ、起こさなきゃあっ!」

女友「体ゆらっ揺らしてっおこっこここ……」

女友「…………」

女友「お っ ぱ い」

女友「ふーっ!ふーっ!」

女友「おっぱおおぱあぱおおぱあおおっぱ」カタカタ スー

女友「おっぱ」モミっ

女「んっ」

女友「」
382 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/06/16(木) 22:44:23.60 ID:Ua+unWw00
女「ん……んん……?」

女「んー……」ムクり

女「くああ……よく寝たー」ノビーン

女「あり?ここどこ?友ち……」キョロキョロ

女友「」

女「ってうわっ!」

女友「」

女「またあの顔を……と、友ちん?友ちーん」

女友「」ビクンっ!

女「うわおっ!」

女友「……おんあひゃん……?」

女「だ、大丈夫か?友」

女友「え……何が……?」

女「や、なんでもない……」

女友「……?」
383 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/06/16(木) 22:46:33.42 ID:Ua+unWw00
女「ここ……保健室?」

女友「……うん……?」

女友「……」

女友「はっ」

女「……大丈夫?」

女友「う、うんっ!大丈夫っ!」

女友「こ、ここは保健室だよっ!あの後女ちゃん気をうしなっちゃったから……」

女「そっか……迷惑掛けたね」

女友「ううんっそんなことないよっ」

女「……ごめん」

女友「いいってば。……それより女ちゃんは大丈夫なの?」

女「うん。私は大丈夫」

女友「……そっか。よかった」ニコ
384 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/06/16(木) 22:48:10.27 ID:Ua+unWw00
女「……っ!?」カアア

女友「……?女ちゃん?どうしたの?」

女「あ、熱いなっこの部屋っはははは」

女友「……そうかな?」

女(どどうしたどうした私ななななっなんで顔熱いっ!なんだっなんだっなんだっ?)

女「きょっきょ教室戻るかっ!授業が……」

女友「……もう授業は終わったよ。女ちゃん」

女「え?(時計を見て)……ホントだ」

女友「うん」

女「ありゃー……寝すぎちゃったかあ……」

女「……あれ?もしかして友ちんずっと授業中もここにいた?」

女友「うん」

女「うそ……戻ってくれててもよかったのに」

女友「心配だったから……」

女「む……」ぷい

女友「……?」
385 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/06/16(木) 22:49:18.32 ID:Ua+unWw00
女「な、なんかごめんなっ!授業まで……」

女友「いいよっ一回くらい」ニコ

女友「だから気にしないで。ね?」

女「……友ちん……」

女「……へへ」

女「うん。……ありがと」ニコ

女友「……っ!」ピク

女友「うっうんっ!」

女「……」

女友「……」

女「……」チラ

女友「……」チラ

女「……っ」サッ

女友「……っ」サッ

女「……」

女友「……」
386 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/06/16(木) 22:50:38.36 ID:Ua+unWw00
女「……か、帰るか?」

女友「う、うんっ」

女「よしっ!そうと決まれば……」グー

女「あ」

女友「ふふっなにも食べてないもんね」

女「ははっ腹減った」

女友「女ちゃんのお弁当、食べて帰る?」スッ

女「……でも友ちんの分が」

女友「私はいいよ。はい」

女「うん……あ」

女「半分こしようっ!」

女友「えっ」
387 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/06/16(木) 22:51:30.62 ID:Ua+unWw00
女「フォークと箸があるから……箸友ちんなっ。はいっ」

女友「あっう、うん」

女「それでは……いただきまーすっ!」

女「んむっ……んまいっ!!」

女友「……ふふ」

女友「いただきます」

女友「ん……おいしっ」

女「だろっ!お袋の弁当はうまいんだっ!」

女友「本当。おいしいっ」

女「へへへっ!」
388 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/06/16(木) 22:52:11.64 ID:Ua+unWw00
その後二人は、弁当を食べた後、教室まで荷物を取りに行った後、ゆっくりと学校を出、家路についた

二人がそれぞれの家路につくとき、女は今まで感じたことのない寂しさを感じていた

理由のわからない寂しさ……それに首を捻りながら、女は女友に別れを告げ、自分の家路に就く

自分の家に着くまでそれの理由を考えていたが、考え付く前に家に着いてしまい、結局はその理由に辿り着くことは無かった

始まりの、理由へと
389 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga]:2011/06/16(木) 22:54:44.74 ID:Ua+unWw00
今日はここまで。お疲れさまでした

さ わ や か 青 春 回

……お休みなさい
390 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/06/16(木) 23:02:50.43 ID:zT1DOexQ0

…友ちんの覚醒までもう少し
391 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(京都府) [sage]:2011/06/16(木) 23:36:58.89 ID:24ZPKUdjo

もうこいつら付き合っちゃえよwwずっとニヤニヤするはこれww
そして新しい伏線、楽しみだ
392 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/06/17(金) 05:15:13.61 ID:Bi01wWvao
乙した

友ちんが1番やばえな
393 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2011/06/17(金) 08:35:24.20 ID:tdMiLearo
やべえな
394 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/18(土) 03:44:16.70 ID:/SdnxeUSO


良すぎるぜwwww
395 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga]:2011/06/19(日) 03:30:30.03 ID:6Nndh7uS0
自宅前

女「おっ」

妹「あっ」

女「いもにゃーーーーーんっ!!!」ダッ

妹「お、女姉ちゃ……」

女「会いたかったよぉぉぉぉっ!」ギュッ

妹「ひゃっ!」

女「ん〜いい匂いだなぁっ!クンカクンカっ!」

妹「は、離してぇっ!」ジタバタ

女「お前だけは……お前だけは離さないっ!!」

妹「何言ってるのぉっ!」

女「ふへへへぇ……暴れれば暴れるほどお前の香りが広がるってわかんねぇのかよォ」スンスン

妹「ええっ!」ピタッ

女「……かかったなアホがっ!」ニタァ

女「ペロペロペロペロペロペロペロペロ……」

妹「ひにゃああああああああああっ!!!!!」
396 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/06/19(日) 03:32:09.81 ID:6Nndh7uS0
自宅

女「……ふう」ツヤツヤ

妹「……うう」グッタリ

母「あら、おかえりなさい」

女「おおっお袋!ただいまんこっ!!」

妹「た、ただいま……」

女「んん?いもにゃん……帰ってきたらただいまん」

母「帰ってきたところ悪いんだけど……ちょっとスーパーまでおつかいに行って来てくれないかしら?」

妹「え?うんっ!いいよっ!」

女「ちょっ」

母「ありがとう。じゃあちょっと醤油買って来てくれないかしら?ちょうど切らしちゃったの〜」

妹「うん。わかった」

女「まんこっ!!」

母「お願いね〜。あ、はいお金。お釣りは好きにしていいからね?」

妹「うん。それじゃ行ってきまーすっ!」ガチャ

女「……」

母「はーいっ」

女「……」

女「……」ブワッ

母「……あら?女ちゃんは行かないの?」

女「い、行くよっ!行ってきまーすっ!」

ガチャ

女「まってぇええ!いもにゃあああん!」タッタッタッタ

母「うふふ。いってらっしゃい」
397 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/06/19(日) 03:32:50.71 ID:6Nndh7uS0


女「いもにゃああーーーんっ!!」

妹「あ、女お姉ちゃんも……っひゃぁっ!」

女「わはー」ギュッ

妹「ま、またぁっ!」ジタバタ

女「ん〜いもにゃ〜ん一緒にいこ〜」

妹「わかったからっ!わかったから離してぇえっ!」

女「ん〜ちゅっちゅっ!」

妹「ひにゃああああああっ!」
398 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/06/19(日) 03:33:48.62 ID:6Nndh7uS0
女「ふう……ふう……」

妹「うう……」

女「で、何買ってくればいいんだっけ?」

妹「き、聞いてなかったの?」

女「おうよっ!」

妹「もう……醤油だよっ」

女「あーそうだったなー」

女「醤油かぁ……晩御飯は何かな?」

妹「うーん……焼きじゃけ?」

女「いや、煮物だな」

妹「どっちにしても楽しみだなぁ」

女「同意しよう」キリ
399 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/06/19(日) 03:36:27.48 ID:6Nndh7uS0
スーパー前

女「スーパーに、ついたぞっ!」

妹「……そ、そうだね」

女「さて明日のおやつを買うかなっ」

妹「や、しょ、醤油でしょっ!」

女「お釣りは好きに使っていいって言ったもーん」

妹「そうだけど……というかそういう所はよく聞いてるんだね……」

女「もちよっ!」

妹「そういうとこは抜け目ないね……まあいいや、いこ?女姉ちゃん」

女「おうよーっ!」

女「あ」

女「妹。おやつは300円までだぞ」キリ

妹「……おやつは醤油選んでからね」

女「はーいっ!」
400 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/06/19(日) 03:37:18.29 ID:6Nndh7uS0
女「おんや?あれは……」

妹「あっ!」

女「姉貴っ!?」

妹「お姉ちゃんっ」タッタッタッタ

姉「!」

妹「んっ」ギュッ

姉「あ、こら、妹……もう」ナデナデ

妹「えへへ」ニコニコ

女「はっ!」

女「あねきいいいっ!」タッタッタッタ

女「んんんん〜会いたかったよォォぉ〜」ぴょーん

姉「……」

女「ひぎっ!」パシーン ドサッ

姉「キモい」

女「あひっ」びくっ
401 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/06/19(日) 03:39:01.93 ID:6Nndh7uS0
姉「で、どうしたのあんたたち?買い物?」

妹「うんっ!お母さんが醤油切らしたから買って来てって、お金もらったの。それでお釣りは好きに使っていいってっ!」

姉「ふーん、そっか。なら私も行くわ」

妹「うんっ!」

女「ふふふ……私たちのデートを邪魔するとは……いい度胸だな姉貴っ!」ガバッ

姉「あ、うん」

女「……」

女「もっと反応してよおっおおおっ!」

姉「あ、うん」

女「……」ブワッ

姉「それにしても醤油かあ……じゃ今日はシチューね」

妹「えっ」

女「えっ」

姉「えっ」
402 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/06/19(日) 03:40:15.59 ID:6Nndh7uS0
スーパー内

女「じゃ、醤油お願いなっ。私おやつ選んでくるから」

姉「ちょいまち」ガシ

女「もーわかってるよっおやつは500円まででしょっ!」

姉「違うわ」

妹(増えてる……)

女「いいじゃーん醤油買うのにそんな人いらないでしょー」

姉「あんたに任せたらあんたの好きなもんしか持ってこないでしょ。皆で行くわよ」

妹「うん……皆でいこ?」

女「ちっ……いもにゃんがそう言うなら仕方ねーな」

姉「はいはい。じゃあ行くわよ」

女「うーい」

妹「はーいっ」
403 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/06/19(日) 03:41:21.12 ID:6Nndh7uS0
醤油売り場

女「で、我が家の醤油はなんだったっけ?」

妹「キッコー○ンじゃなかった?」

姉「そうだったっけ?」

女「あー……そうだった様な……ヤ○サだったような……」

妹「醤油、あんまりよく見ないからわかんないね」

姉「うーん……まあ醤油なら何でも同じよね」ヒョイ

女「何選んだの姉貴?」

姉「※ト○エ」

女「まあそれでいっかー」

妹「うん」

その後、母がにこにこ笑いながらちょっといらいらしていたのは内緒だ


※○モエは北海道の生産会社が作る醤油だよっ!どうでもいいねっ!
404 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/06/19(日) 03:46:21.10 ID:6Nndh7uS0
お菓子売り場

女「やってきましたお菓子売り場っ!」

姉「……あんまり騒がないでよ。恥ずかしい」

女「お菓子の前では人は童心にかえるものさ……」キリ

姉「はいはい。じゃあ予算内で好きなもの、ね」

女 妹「はーいっ」

女「ビックカツ一択っ!」

妹「私はグミ〜」

女「アンパンマンの?」

妹「ち、違うよっ!」

姉「さて……わたしは……と」

女「姉貴……頼むからなんか二つを同時に食べるのはやめてくれよ」

姉「いいじゃないの別に。美味しいわよ?ビックカツに酢昆布挟めて食べるのとか」

女「私のビックカツを汚すなッ!」

姉「う……そ、そこまで言うことないじゃないの……ね、妹?」

妹「……」サッ

姉「……」

姉「……そこまでおかしいかな……」

結局姉は、グミと酢昆布を買い、それを見た妹は少し嫌そうな顔していた
405 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga]:2011/06/19(日) 03:48:46.84 ID:6Nndh7uS0
ちょっと短いけど今日はここまで。お疲れさまでした

今回はほのぼの回 でも次回ちょっとシリアス入るかも

お休みなさい

406 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(京都府) [sage]:2011/06/19(日) 04:17:37.92 ID:U8moku3zo

女のかまってちゃんがどんどん可愛く思えてくる不思議
そして母のスルースキル最強と…本当キャラがいいな

シリアス期待
407 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/19(日) 13:14:55.76 ID:r8bFJbUIO
女可愛いな
408 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2011/06/19(日) 18:22:31.01 ID:ZxFoMUtUo
トモエとかみたこねえ
おつ
409 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/06/19(日) 20:45:55.84 ID:XIgwuyN90
えっ
トモエって北海道のみだったんだ…
410 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga]:2011/06/21(火) 01:06:24.37 ID:mdjazIcv0
自宅

姉「ただいま」

妹「ただいまーっ!」

女「ただいまんこっ!」

母「あら、お姉ちゃんも一緒なのね。おかえりなさい」

女「……」

姉「うん。スーパー前で偶然会ってね」

母「そうなの。珍しい事もあるのね〜」

母「あ、おつかいお疲れ様。ありがとね〜」

女「いいさ、お袋の為なら……ね。」キリ

母「あら、うれしいわ〜」

女「ふふふ……あ、はい醤油っ」

母「はいご苦労さ……」

母「……ト○エ……?」

母「……」

女「お、お袋?」

母「ん?どうしたの?」ニコニコ

女「い、いや……なんでもない」

母「さーって、料理の続きしなきゃ〜」スタスタ

姉「……」

姉「ミスったわね……」

女「ああ……笑いながら怒ってる……」

妹「次はちゃんと種類聞かなきゃね……」

女「うん……」
411 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga]:2011/06/21(火) 01:07:49.85 ID:mdjazIcv0
女の部屋

女「ん〜ちかれた〜」

食事の時間までの時間を潰すため、自分の部屋へ戻り、女は制服のままベッドに倒れ込む

女「…………」

何も考えずしばらくベッドに身をゆだねていると、心地良いまどろみがが女に染み込んでくる

――このまま眠ってしまおうか
女はまどろみで遠くなる意識の中、ぼう、と考えた

女は睡眠の誘惑に勝てず、そのまま襲い来る睡魔に身を委ねようと、瞳を閉じる

もうすぐ意識を手放す、その寸前にふと女の頭に女友の保健室での笑顔が浮かんできた

女(……っ)

それに女の睡魔は吹き飛び、心臓が穏やかに高鳴り始める

頭の中に移る女友の笑顔を見ていると心臓の鼓動が段々と高鳴り、頬が紅潮するのも感じた。

その心の乱れは心地の良いもので、それに女は更に困惑し、軽い混乱に陥る

女(な、なんだ?変だぞ?お、おかしいな)

目を閉じ、胸に手を当てて、心臓の高鳴りを抑えようとするが、しばらくしても心臓の高鳴りは収まることはなかった

女(友……ちん……)

心の中で女友の名前を呼ぶ。すると心が暖かいものに包まれる様な感覚を覚え、それに顔を弛ませる

女はその感覚が何なのか、何故その感覚に包まれるのか解らず、ただ心地が良いということしか解らなかった
412 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/06/21(火) 01:08:41.02 ID:mdjazIcv0

妹「女姉ちゃんっご飯できたってっ!」

女「のわっ!」

心地良さに身を委ねていると、妹が夕食を知らせるために忙しく部屋に入ってきた

心地良さに気が抜けていた女は突然の妹の来室に驚き、間抜けな声を漏らしてしまう

妹「ご、ごめんねっ驚かせちゃった?」

女「い、いや、だ、大丈夫だよいもにゃん」

女の言葉に妹はほっ、と顔を弛ませる

妹「よかった。……あれ?女姉ちゃん、具合悪い?」

女「えっ?な、なんで?」

妹「顔赤いから……風邪?」

妹の指摘に、女は顔をブンブンと横に振る

女「い、いやっ!元気だよっ!うんっ!」

妹「そう……?なら良いけど……」

そこで女はニタァと汚い笑顔を作る

女「元気元気……今いもにゃんをペロペロしたおすくらい元気だよぉ」

妹「えっ、あっ、さっ先行くねっ!」

女の不穏な空気を察知した妹は、脱兎のごとく女から逃げ出した

女「待ってぇぇっ!いもにゃああんっ!」

それを女は汚い笑顔で追いかけた
頭の隅で、女友を思いながら
413 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/06/21(火) 01:09:41.85 ID:mdjazIcv0
リビング

妹「ひゃあああああっ!」ダダダダ

女「うおおおおっ!いもにゃあああんっ!うおおおっ!」ダダダダ

姉「うるさい」

女「ほぎっ!」ゴッ

姉「ご飯時ぐらい静かにしなさいこの変態」

女「わっ、私は変態じゃないっ!」

姉「あんたを変態と呼ばないでなんと呼ぶのよ」

女「 淑 女 」

姉「やかましい」

女「ひぎいっ!」パシーン
414 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/06/21(火) 01:10:40.04 ID:mdjazIcv0
母「ご飯よ〜席付きなさ〜い」

姉「うん」

女「うーい」

妹「はーいっ」

母「はい、それじゃあいただきます♪」

姉 女 妹「いただきまーすっ!」

女「おっ今日は肉じゃがかぁ!」

妹「おいしそうっ!」

姉「シチューじゃなかったのね……」

妹「そりゃそうだよ……」

姉「シチューに醤油入れると美味しくなるのよ?」

妹「えー……」

女「ハフッ!ハフッ!ハムっ!」

母「そうよ〜ちょっとだけならアクセントになって美味しいのよ〜」

妹「そうなの……?」

姉「ちょっと……?」

母「えっ」
415 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/06/21(火) 01:11:29.79 ID:mdjazIcv0
女「ハフッ!ハフッ!ハムっ!」

姉「あっちょっと女っ!食いすぎよっ」

女「ハムっ?」

妹「あーもう半分近くなくなってるっ!」

女「だって美味しいんだもんっ☆」キラッ

姉「…………」イラッ

母「女ちゃん、あんまり食べるとお父さんの分無くなっちゃうから、ね?」

女「はーい」

妹「もー……女お姉ちゃん……」

姉「もうあんたは食べちゃだめよ」

女「ハムっ!」

姉「言ってるそばからっ!」

妹「あーっ!」

母「あらあら」

結局肉じゃがは残らず、父は野菜炒めを母に作ってもらったそうな
416 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/06/21(火) 01:12:13.84 ID:mdjazIcv0
妹「あ、そうそうっ。ねえ、雛菊の花ことばって知ってる?」

女「知らぬ」

姉「んん、知らない」

母「知らないわ〜」

妹「うーんとね、純粋、無邪気なんだよっ」

姉「へぇ。よく知ってるね」

母「物知りね〜妹ちゃん」

妹「えへへ、今日部活で教えて貰ったの」

女「私は花言葉よりいもにゃんの花びゃっ!」

姉「…………変態」グリグリ

女「足っあしふまっ踏まなっ」

妹「……?」
417 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/06/21(火) 01:13:45.56 ID:mdjazIcv0
母「じゃあチューリップの花言葉って知ってる?」

女「知らぬ」

姉「知らないなぁ……」

妹「えーと……思いやり?」

母「そうね。それもあるわ。でも、まだあるの」

妹「えっなに?」

母「それはね……永遠の愛」

女「へえ……あのチューリップがね」

妹「そうなんだ……知らなかった。お母さんも花言葉詳しいのっ?」

母「いーえ、これとあと、薔薇しか知らないわ」

姉「ふーん……薔薇は解るとして、どうしてチューリップの花言葉知ってるの?」

母「ふふ、お父さんに教えてもらったの」

女「親父から?」

母「そ。うふふ。懐かしいわ〜」

妹「そういえばお父さんって花とかに詳しいもんね。忘れてたけど」

姉「そうだったわね……忘れてたけど」

女「言われてみれば……忘れてたなぁ」

母「酷いわね、皆。うふふ。私も忘れてたけど」
418 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/06/21(火) 01:14:11.34 ID:mdjazIcv0

父「イーッキシッ!」

部下「風邪ですか?」

父「そうであって欲しいな……」

部下「……?」
419 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/06/21(火) 01:15:12.89 ID:mdjazIcv0
妹「でも、何で知ってるのチューリップだけなの?」

母「ふふ。内緒」

妹「えー教えてよー」

母「だーめ。お父さんに内緒って言われてるから」

姉「私も興味あるなぁ」

女「私はそれよりいもにゃ……いたいいたいいたいいたいっ!」

姉「……黙ってなさい」グリグリ

母「ふふ。いつかお父さんがいいって言ってくれたら話すわね」

妹「ちぇー……」

姉「残念」

女「べっ別にお袋の話なんか聞きたくなかったんだからねっ!勘違いしないでよねっ!」

母「うふふ。さ、皆食べ終わったことだしご馳走さましましょう?」

姉 女 妹「ご馳走様っ!」

母「はいっ♪お粗末さまでしたっ♪」

420 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/06/21(火) 01:17:03.67 ID:mdjazIcv0

女の部屋

女「ふう……」

夕食の後片付けの後、母があらかじめ沸かしていた風呂に入ろうと、女は自分の部屋に着替えを取りに戻ってきていた

女「いやぁお腹がペコちゃんじゃなくなるっていいもんだ」

箪笥から着替えを出しながら一人でグルメを楽しんでいるような中年のように満足気にそう一人ごちる

そこでふと、先程の母の言っていた、花言葉を思い出す

女「……永遠の愛……ね」

女「私もいつか……永遠の愛ってやつを交わすのかねぇ」

愛、という言葉。その言葉が意味する内容に女はぼう、と思いをはせる

するとふと女の脳裏に女友の笑顔が浮かんできた

女「や、や、友ちんは女の子だから」

女の子が女の子に恋するなんておかしい。あり得ない。そう女は思ったが、
何故かもやもやとした気持ちが流れ込んできた

女「……さっ風呂はいろっと」

女はその正体の解らない気持ちを振り払うように顔を振り、着替えを持って浴室に向かった
421 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/06/21(火) 01:18:43.68 ID:mdjazIcv0

脱衣所についた女は風呂に入るため、ゆっくりと服脱いでいく

ブラウス、スカートと脱いでいくと女の目に、あれ、が映る

女「……結局今日もついたままか」

ぼそ、と忌々しげに言葉を漏らす

女は自分ついた男根に目を向けないように、ショーツ、ブラと脱ぎ捨て、風呂場に入る

そしてお湯にゆっくりと、全身を浸し気持ちのよさから、ふ、と息を吐く

そのまましばらく女は何も考えずに虚空を見つめた

女「……とれ……ないのかな」

ふと視線を落とし、自分の股間についた男根を見つめながら、不安げにそうぽつり、と呟いた

これを姉妹たち以外の人が見たらどう思うだろうか。気持ち悪られるだろうか。そんな後ろ向きな思いが女の頭を巡る

そう考えている内に、女友がこれを見て気持ち悪がり、自分の元から離れていくかもしれない。そんな考えが頭の中に湧いてきた

それに女は大きな恐怖を感じ、身を震わせる

女友だけにはこれを知られたくない。女はそう強く思った

何故そう思うのか、女は解らなかったが

女「…………」

強い不安を抱えながら、髪、体と洗い、風呂場を後にした
422 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/06/21(火) 01:21:17.35 ID:mdjazIcv0
髪を乾かし、着替えた後、女は姉に風呂が開いたことを知らせる為に姉の部屋に向かった

扉をあけ、読書している姉に声をかける

女「姉貴、風呂開いたよ」

姉「解った。今行くわ」

女「うん」

女に返事を返し、着替えを用意し始める。女はそれをぼうと見ていた
その視線に気付いた姉が優しく声をかける

姉「……どうしたの?」

女「い、いやなんでもない。眠いから私もう寝るわ!お休みー!」

そう言って女は部屋を出て行く

―――しょうがない奴
そう思いながら姉は女を見送った
423 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/06/21(火) 01:22:21.42 ID:mdjazIcv0

そして時は流れ深夜。女は姉の部屋の前に来ていた

音を立てずゆっくりと扉をあけ、電気の消えた姉の部屋に入る

そろりそろりと姉のベッドに近づき、潜り込む

女「ねえちゃん……」

姉が寝ていることを確認し、ゆっくりと姉に抱きつき、目を閉じ、ぽつり、と

不安のこもった声音で姉を呼んだ
424 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/06/21(火) 01:26:58.60 ID:mdjazIcv0
姉「なーによ」

その呼び声に姉は目をぱちりと開け、女を見つめる

女「ね……姉貴っ!?こここれはっ」

自分の行動がばれたことと、姉が起きていたことに驚き女はあわあわとうろたえた

姉「うっさい」

姉はそれを黙らせるように女を抱きしめる

女「姉……き……?」

それに女はぽかんとした顔を浮かべた

姉「明日も早いんだから……早く寝るよ」

優しく声をかける。女はそれに黙って頷き、姉を強く抱きしめた

女の抱擁に、姉は優しく女の頭を撫でる事で返す

それに女は自分の中に安心感が広がっていくのが解った

頭を撫でられている内に女に睡魔が降りてくる

姉「……まったく世話の掛かる……」

遠くなる意識の中、女は姉の面倒ながらも、愛しさのこもる声を聞き、眠りについた
425 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga]:2011/06/21(火) 01:29:20.57 ID:mdjazIcv0
今日はここまで。お疲れさまでした

今日はシリアス回でしたがまたしばらく通常運転です

お疲れさまでした
426 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) :2011/06/21(火) 03:14:58.59 ID:sizf3ron0
乙。久しぶりにちんぽ出てきた気がするな
427 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/06/21(火) 04:27:00.82 ID:rlZ2IhWZo
乙した

姉の優しさに濡れた
428 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(京都府) [sage]:2011/06/21(火) 05:08:04.72 ID:/SaZfVYbo

今回はお話の部分が進んだな。今回もニヤニヤかと思ったらキュンキュンしてたわ
429 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/21(火) 06:07:09.53 ID:s7H2u6RIO
いい、うん、いい!
430 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/21(火) 08:47:59.29 ID:shONNR6IO
噂をするとくきゃみって、回数で褒められたりしてるんだよな
431 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(群馬県) :2011/06/21(火) 10:01:40.17 ID:BNy1z1Wx0
縺上″繧縺ソwww
432 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸) [sage]:2011/06/21(火) 10:53:28.78 ID:HFOu2N3AO
友ちんが報われますように……
433 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/21(火) 15:21:40.73 ID:eKbNcpuDO
これは・・・どちらかが理性崩壊して押し倒せば・・・
434 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga]:2011/06/22(水) 22:12:38.08 ID:broW9mKa0

目覚まし時計の音がけたたましく鳴り響き、朝が来たことを告げる

姉「……ん」

姉はその音に目を覚まし、目をつぶったまま目覚まし時計に手を伸ばす

目覚まし時計の上部につくスイッチを押し、けたたましい音を止め、姉はゆっくりと瞳を開けた

女「くー……」

するとそこには口から涎を垂らし、安心しきった顔で寝息をたてる女の姿があった

姉「あー……女来てたんだっけ……。……全く、良い年こいて涎垂らしてんじゃないわよ……」

昨夜の事を思い出しながら、口元に垂れる涎をタオルケットで拭き取る

女「んぐ……」

タオルケットが顔にあたると女は眉をひそめ、くぐもった声をあげたが、姉はそれを無視した

姉「これでよし……ほら、朝よ。起きなさい」

口についた涎を全て拭き取ると姉は女の肩を掴み、ゆさゆさと揺らして起こそうとする

女「ん〜……」

だがそれに女は抗議するように不満気な声を漏らし、腕を姉の体に伸ばして姉の胸に顔を埋めた
435 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/06/22(水) 22:14:10.98 ID:broW9mKa0
姉「あ、こらっ」

そしてそのまま、顔をスリスリと姉の胸に擦り付け、再び寝息を立て始めた

女「くー……」

姉「コイツは……ほらっ!起きなさいっ!」

そんな女に対して姉は先程より強く女の体を揺らす

女「んんうー!」

しかしそれでも女は起きず、更に不満気な声を漏らし、姉の足に自分の足を絡ませてより強く姉を抱きしめた

姉「ちょっとおん……っ!ひんっ!」

その時、姉の腹に朝の生理現象で固く、大きくなった女の『モノ』が押しつけられる

それに姉は見る見る顔を赤くし、いつもでは想像できないような可愛らしい声を上げた

姉「お、女ぁ!!」

女「ふぎっ!!」

姉が悲鳴を上げた次の瞬間、姉の部屋に、姉の焦った声と、女の悲鳴、そして固いもの同士がぶつかる鈍い音が響いた

436 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/06/22(水) 22:15:34.53 ID:broW9mKa0
女「いてぇよぉ……」サスサス

姉「……っ」カァ

女「んんあー私なんかしたぁ?」

姉「な、なにもしてないわよっ!」

女「じゃあなんで怒ってるんだよー」

姉「おっ怒ってないわよっ!」

女「怒ってるじゃん……酷いよ姉貴……」

姉「う……」

姉(く……こいつだってワザとじゃないのよね……)

姉「…………ごめん」(小声

女 ニヤ

女「えっ?」

姉「ご、ごめんって言ったのよ……」(小声

女「ああ〜聞こえんなぁ〜?謝る時はもっと大きなぐえっ!!」ゴンっ
437 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/06/22(水) 22:16:57.31 ID:broW9mKa0
姉「聞こえてんじゃないのよ」

女「く、くそ……久々に姉貴を責めれると思ったのに」

姉「あんたねぇ……」

姉「……はあ……殴ったのは謝る、ごめん。」

姉「……というか起きたんならさっさと用意しなさい。学校遅れるわよ」

女「うーい」

姉に間延びした返事をし、朝の準備をするため女は廊下へ向かう

女「あ、……姉貴」

扉まで辿り着いた時、女は顔だけを姉に向けた

姉「何よ」

女「昨日は……ありがと」

そして女は照れ臭そうにしながら姉に礼を言った

それに姉はふ、と笑みを漏らしうざったそうに手を振る

姉「はいはい。いいから早く用意する」

女「へへ……うんっ」

嬉しさを込めて笑い、女は姉の部屋を出て行った

それを姉は見送ると、姉も朝の準備を始めた
438 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/06/22(水) 22:17:43.41 ID:broW9mKa0
女の部屋

女は自分の部屋に着くとすぐに朝の準備を始めた

女「へへ〜」

妙にご機嫌な笑みを浮かべながら準備を進める

女「ふふー……ん……」

だが、パジャマ下を脱いだ時にそのご機嫌な笑顔が消える

しばし無表情で自分の下半身を見つめた後、壁に掛けてあるスカートに目を移す

女「ふんふーん」

そして女は何もなかったかのようにスカートに手を伸ばし、着替えを続けた

女「さーてっ今日も頑張ろうっ!」

着替えと、身の整えを終わらせると女は明るい声を出して部屋を出ていった

顔に笑顔を張り付けて
439 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/06/22(水) 22:18:49.91 ID:broW9mKa0
廊下

女「おっ」

妹「あっおはようっ!女ね……」

女「朝ぺロっ!!」ダッ

妹「ひえっ!」ダッ

妹「きゃっ!」ドンっ

女「……」

妹「えっ!今、後ろに……いないっ!?」

女「残像だ」

妹「ええええええっ!」

女「ふふふ……それでは……朝ぺロの時間だ……」

妹「ま、待って……ひゃっ!」

女「わはー」ギュッ!

妹「やっ!待ってえええっ!」ジタバタ

女「いやーええ匂いやぁ……これだから朝ぺロは止められへんわぁ……へぇっへぇっへぇっ」
440 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/06/22(水) 22:20:19.55 ID:broW9mKa0

女「……はっ!殺気!」

妹を抱きしめ、舌をチロチロ出して下卑た笑みを浮かべていると、女は背後から来る姉の殺気を感じ取る

女「甘いな……姉貴。こんなに殺気を出していては、居場所を私に教えて様なものだぞ?」

目を閉じくつくつと笑い、余裕の笑みを見せる

女「本来戦いというものは、いかに相手を確実に倒すかが重要なのだ。そんな居場所が分かるほどの殺気を出していては、相手に発見され、戦闘態勢を取られ、確実に倒すことはできなくなるのだよ。倒すときは相手に気取られず、一瞬で。それが戦闘での要、なのだよ。解るかね?いや、解るだろう。君ほどの実力者なら。そもそも……ってあれ?」

女「いもにゃんいない……姉貴も……」

女「…………」

女「せめて叩いて行ってよぉ!!」ブワッ
441 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/06/22(水) 22:22:45.74 ID:broW9mKa0
食卓

女「うわあああああんっ!!」どたどた

姉「うるさいわね……なんなの?」

母「あら、おはよう女ちゃん」

女「おはようお袋っ!」

女「お袋聞いてよっ!姉貴たち酷いんだよぉお!」

母「今日の朝ごはんはご飯と卵焼きとふりかけよ〜」

女「おっ今日はご飯かぁ。やっぱり日本人は白米だよなっ!」

女「……じゃなくてっ!姉貴たちがひどいんだよぉおお!」

姉「あ、母さんソースとって」

母「はーいっ」

妹「お姉ちゃん……あれやるの?」

女「あ、あのぅ……」
442 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/06/22(水) 22:24:03.40 ID:broW9mKa0
姉「そうよ〜。妹もやる?」

妹「いい……」

女「そのぅ……」

姉「だばー、さらさらー」

妹「……やっぱり美味しそうには見えないよ……ご飯にソースにふりかけかけるのは……」

女「……」さらさら

姉「これ結構いけるのよ?食べてみなさいって」

妹「いい……」

女「しゃけふりかけ美味しいよ……おいしいよ……」もくもく

姉「女、あんたはどう?」

女「えっな、なにがっ!」ぱぁぁ

姉「これ」ぬーん

女「いいわ」
443 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/06/22(水) 22:25:00.85 ID:broW9mKa0
姉「食べてみればいいのに……」

姉「あ、母さんはっ?」

母「んー今日は買い物に行かなくちゃね。何か無くなってる物はある?」

妹「私は無いよっ」

女「あ、ボディソープがもう切れそうだわ」

母「じゃあ買っておくわね〜」

女「ありがとお袋っ」

姉「…………」

女「プ―っクスクス」

姉「…………」イラッ
444 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/06/22(水) 22:26:17.58 ID:broW9mKa0

母「はいっそれじゃあ……」

母 姉 女 妹「ご馳走様でしたっ!」

母「お粗末さまでしたっ♪」

姉「それじゃあ母さん。行ってくるね」

母「はいっ行ってらっしゃい」

母「今日もみんな遅いの?」

姉「私はいつも通り」

女「帰宅部を舐めてもらっては困る」

姉「どっちなのよ……」

女「わからん!」

姉「……あ、そう」
445 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/06/22(水) 22:27:42.19 ID:broW9mKa0
妹「私は今日は遅くなる、かも」

女「部活?」

妹「うんっ!今日は花の種を植えるのっ」

姉「そっか。あんまり夢中になって遅くなっちゃ駄目よ?」

妹「わかってるよっ!」

母「わかったわ。みんな頑張ってきてね」

姉「うん」

女「うーい」

妹「はーいっ!」

母「それじゃあ行ってらっしゃい♪」

姉 女 妹「行ってきまーすっ!」
446 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga]:2011/06/22(水) 22:37:13.85 ID:broW9mKa0
今日はここまで。お疲れさまでした

次回からまた分岐するんですがお話の順は前回のアンケートの

1、女と女友

2、妹と妹友

3、姉と補佐

で3→2→1の順でいいでしょうか?

ですが希望があれば順番変えますので、気軽に言ってくださいね

それでは、お休みなさい

447 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/22(水) 22:40:41.28 ID:hYogLSVIO
そのままでいいや
448 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/22(水) 22:41:36.97 ID:hYogLSVIO
忘れてた

>>1乙おやすみ
449 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2011/06/23(木) 00:25:41.72 ID:gPb1iTJto
全部やるんなら順番は気にしない
450 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/06/23(木) 04:30:57.79 ID:7YXfBIJAo
うむ

乙した
451 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(京都府) [sage]:2011/06/23(木) 05:33:15.36 ID:e4UQBgzdo
乙 3→2→1で文句無しです
ご飯にソースってカツ丼の底の方を想像したらギリギリ行ける…か?
452 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga]:2011/06/25(土) 01:45:25.59 ID:6CShn72x0
>>1です

すんません。ちょっと筆が進まないので、今日は投下なしです

不定期とか言いながら二日に一度目標にしてたんだけどなぁ……くそう

明日か、あさってには投下しますので良かったら見ていってくださいね

後もう一つ。いつも感想、支援、とてもうれしいです。励みになってます

それではお休みなさい

453 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2011/06/25(土) 02:04:50.79 ID:rrJdIuZBo
おつ
454 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/25(土) 02:05:55.00 ID:JihjCALIO
待ってる
455 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/06/25(土) 02:09:50.70 ID:wVAfipDGo
無理せずにー乙した
456 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(京都府) [sage]:2011/06/25(土) 05:18:50.37 ID:cUMxPeR/o
そんな気にせずにねw楽しみに待ってます
457 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(岐阜県) [sage]:2011/06/25(土) 22:32:01.59 ID:DrlFj01i0
楽しみにしてる
いつも乙
458 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/26(日) 05:12:30.06 ID:lXjc91BSO
待つぜ
乙だ
459 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga]:2011/06/27(月) 00:58:34.43 ID:HWkFNyki0
通学路

女「んー朝日が気持ちいいー」

妹「ホントだねー」

女「こんな気持ちいい朝は深呼吸に限るなっ」

女「いもにゃん深呼吸しようぜっ!」

妹「うんっいいよっ」

女「いい返事だっ!よしやるぞっ!」ニヤッ

女「せーの……」

妹「せーの……」

女「とりゃっ!」ガバッ

妹「すー……って、ええっ!」
460 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/06/27(月) 00:59:38.83 ID:HWkFNyki0
女「よーしパパ頑張っちゃうぞぉ〜」ぎゅっ

妹「え、ええっ!し、深呼吸じゃないのっ!」

女「深呼吸?……するさ」

女「君を抱いて……ね」キリ

女「んんんんんんんっ!スーハースーハースーハー!」

妹「や、やああっ!」ジタバタ

女「ああああ!いいよ!いもにゃんの首元の匂いすごくいいよ!あー!すーっ!すーっ!はぁー!すごいっ!すごいっ!あーっ!」

女「い、いもにゃん!?いもにゃんペロペロするよ!?このままペロペロするからね?いもにゃん!?ああっー!すーっ!すーっ!ああっあああっ!」

妹「だ、だめっ!それだけはダメぇ!」

女「あああぁああぁぁあ!いもにゃああああん!」

姉「やめなさい」

女「おごっ!」ガン
461 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/06/27(月) 01:00:54.19 ID:HWkFNyki0
女「な、なにするんだよぉ姉貴っ!」

姉「あんたがキモいことやってるからでしょうが」

女「これは私の愛情表現であってだな……」

姉「そんな愛情表現聞いたことないわよ」

女「愛はのカタチは百人十色なんだぜ?」キリ

姉「はいはい」

女「……ちーくしょう」

女「あ」

女「……冷たいのね」

女「昨日は……あんなに優しかったのに」

姉「……」

妹「昨日?」

女「そう……昨日はあんなに優しく私を抱いてくれたのに……」

女「酷いわっ!一回寝たらおしまいなのっ?あんまりだわっ!」
462 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/06/27(月) 01:01:54.82 ID:HWkFNyki0
姉「……あんたそれ言っていいの?」

女「へっ?」

姉「妹に知られてもいいのね?昨日の事」

女「……あ、あ、ちょっ」

姉「自分から言い出したんだもんねー知られたいのよねー」ニヤニヤ

女「いや姉貴ま、まっ」

姉「『ねえちゃん……』」

女「!?!?」カア

妹「?」

姉「妹ー聞いて?昨日女ね、夜に私の部屋に来て……」

女「姉貴っ!ストップっ!ストーーーーップ!!」

姉「それで」

女「わーーーーーーーーっ!わーーーーーーーっ!!!」

463 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/06/27(月) 01:02:49.11 ID:HWkFNyki0

女「はあはあ……」

姉「ふふっ馬ー鹿」

妹「? 女姉ちゃんがどうかしたの?」

女「なんでもないっ!なんでもないからっ!いもにゃんっ!」

妹「そ、そうなの?」

姉「そうらしいわよ?」

妹「?、う、うん」

女「もっ!もうこの話はいいから、い、行こう!」

女「さあーっ!今日も勉強頑張るぞーっ!」タタタタ

妹「あ、女姉ちゃん待ってよっ!」タタタタ

姉「ふふ、さ、私もいこう」
464 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/06/27(月) 01:04:13.70 ID:HWkFNyki0
校門

女「学校に 着いたぞっ!」

妹「はぁっ……はぁっ……なんで……ずっと……はしっ……んん」

姉「大丈夫?妹?」

妹「だい……はぁ……じょう……ぶ……んく」

女「……エロいな……ひぎっ!」パシッ

姉「無理して走らなくてもよかったのに……」←妹の背中をさすっている

妹「おいてかれ……ちゃう の……やだ……から……はぁ……はぁ……」

妹「はぁ……はぁ……。……ふー」

姉「落ち着いた?」

妹「うん……ありがと、お姉ちゃん……背中、もういいよ」

姉「ん」
465 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/06/27(月) 01:05:23.77 ID:HWkFNyki0
女「だらしないなぁいもにゃんは……もっと体力つけなきゃだめだゾ☆?」

姉 イラっ

妹「お姉ちゃん達が体力ありすぎなんだよ……結構ここまで距離あるのに息も切れてないってどういうことなの?」

女「若さの秘訣かいっ!?」

姉「ちょこちょこ運動してるから……かな?」

妹「運動?お姉ちゃん運動なんかしてたっけ?」

女「……ちくしょうまた無視か。まいったねー。どうも」

姉「ほら、女とよくやってるでしょ?あれよ」

妹「あー……なるほどあの戦いかぁ……」

女「そうそうっいもにゃんもやるかいっ?」

妹「私はいいよ……」

女「そうかぁ……残念だよ……」

妹「あははは……」
466 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/06/27(月) 01:05:58.20 ID:HWkFNyki0
姉「……ん。私生徒会室に用事あったんだ。先行ってるわね」

女「うーい」

妹「うんっじゃあねっお姉ちゃんっ」ギュッ

女「!!」

姉「はいはい」ナデナデ

姉「じゃあ、行ってくるわね」ヒラヒラ

妹「はーいっ」

女 ジーっ

姉(あいつはなんで妹を物欲しそうに見つめてんのよ……)

姉(まぁいいか)スタスタ
467 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/06/27(月) 01:07:06.06 ID:HWkFNyki0
生徒会室

姉「あら?補佐?」

補佐「おはようございます。会長」スク

姉「おはよう。……補佐?私が来たからって立たなくったっていいのよ?」

補佐「いえ。会長が立っているのにじぶ」

姉 キラッ

補佐「あっえっ、あ」オロオロ

補佐「……」チラ

姉 ジー

補佐「……」サッ

補佐「……」ソワソワ

補佐「ゎ、……ゎた、し、だけ座っているわけには……その、いきませんから」

姉「……ふふっ」
468 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/06/27(月) 01:09:12.35 ID:HWkFNyki0
姉「いいのよ。そんなこと気にしなくても」

補佐「いえっ!会長にそんな無礼な態度はとれませんっ!」

姉(ふむ……あ)

姉「……そう。残念だわ」

補佐「え、えっ?」

姉「私、補佐とは補佐がそんなこと気にしないくらいには仲良いと思ってたんだけどなぁ……」

補佐「え、あ、あの」

姉「私だけかぁ……補佐と仲良いと思ってたのは」

補佐「い、いえっ!じっ自分はっ!自分は会長の事お慕いしておりますっ!」

補佐「あっ!」カァ

補佐「あ、あのっお慕いっていうのはそういうことじゃなくてっ!そのっあのっ!」ワタワタ
469 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/06/27(月) 01:10:09.19 ID:HWkFNyki0
姉「……ふふふっ」

補佐「か、会長?」

姉「いえ。……嬉しいわ。補佐も私とは仲良いって思ってくれてて」

補佐「は、はい……」カァァ

姉「じゃあ今度からここに私が来ても、座ってていいからね」

補佐「で、でも……」

姉「ん?」

補佐「あ、あう……」

補佐「……」ソワソワ

補佐「わ、わかりました」

姉「うんっ!」ニコッ

補佐「っ!?」カァァ サッ

姉(んー……また顔反らされた……)
470 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/06/27(月) 01:11:10.90 ID:HWkFNyki0
姉「……それで補佐はこんな朝早くからどうしたの?」

補佐「あ、はい。少し気になることがありまして」

姉「気になること?」

補佐「はい。例の部費の件なんですが……」

姉「ああ、あのしつこく妙に部費を高く要求してくる部ね……手を打つの?」

補佐「はい。用途も大体掴めていますから。それを突き付ければ大人しくなる筈です」

姉「そう。流石ね」スタスタ

補佐「い、いえ……これくらいは……」ソワソワ

姉「よしよし」ナデナデ

補佐「っ!?」ビクっ
471 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/06/27(月) 01:12:25.96 ID:HWkFNyki0
姉「……ねぇ補佐?」

姉は補佐の頭を撫でたあと、後ろから耳元に補佐の名前を囁いた

補佐「はっはいっ!」

それに補佐は体を緊張で固まらせ、上擦った声で返事をする

姉はそんな補佐に構わずそのまま補佐の肩に顎を乗せ、ゆっくりと補佐のブレザー越しの両わき腹に手をかけた

補佐はそれに体をぴくりと震わせる

姉「ね、さっき……」

姉の吐息が耳にかかり、手がブレザーとブラウスの間に侵入する。補佐はそれにゾクゾクとした感覚を覚え、心臓が高鳴り始めた

補佐はこれからの姉の行動を、不安と期待を感じながら待った。そうして姉が言葉を発する

姉「自分って言ったでしょ?」

補佐「へっ」

姉の意外な言葉に補佐は思わず振り返る。そこには姉が悪戯っぽい笑顔をを浮かべていた

姉「ペナルティね♪」

補佐「まっまってくだあはっ!あははははははっ!!」

姉は言葉を終えるや否や、補佐にくすぐりを開始する

補佐「かいっかいちょ、あーーーっ!」

そうして朝の生徒会室に、補佐の悲鳴のような笑い声が響き渡ったのであった
472 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga]:2011/06/27(月) 01:19:16.59 ID:HWkFNyki0
今日はここまで。お疲れさまでした

長らくお待たせしてこの短さ……精進が足りませんね

これからはまた二日に一度……と言いたいのですが。最近リアルのほうが忙しくなってきたので難しいかもしれません

でもとりあえずは二日に一度更新を目標に、という事で

次は 個別ルート 姉 後編 です

それではお休みなさい

473 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りしま [sage]:2011/06/27(月) 01:54:00.18 ID:RLckscIro
おつおつ
474 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(京都府) [sage]:2011/06/27(月) 04:51:15.50 ID:MjwTsqtBo

愛のカタチは百人十色…十人に一人は女と同じ色がいるんですn・・・あ〜居たな女友がww
475 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/27(月) 07:18:08.78 ID:G4KrGV6IO
乙です
補佐可愛いよ補佐
476 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(鳥取県) [sage]:2011/06/27(月) 07:31:18.08 ID:yocQv1KE0

女ちゃんはもっと赤面すべき
477 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/06/27(月) 13:42:19.91 ID:5eGaRZpTo
乙した

破壊力抜群すぎる
478 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga]:2011/06/29(水) 11:33:55.82 ID:L/yR+RkAO
>>1です

今回は投下ではなくお知らせです

やはり、と言いますか。リアルが非常に忙しいことと、体調が優れないということで、全く筆が進んでおりません

金曜日には一段落つく予定ではあるので、出来れば金曜日に投下したいと思っています

最近お待たせしてばかりで申し訳ないのですが、しばしお待ち頂ければ幸いです

それでは、お休みなさい

479 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/06/29(水) 12:02:59.83 ID:v6fbPIqx0
暑くなってきたから
気を付けてね
480 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(京都府) [sage]:2011/06/29(水) 18:07:58.35 ID:xa7apu28o
リアル優先で体調治してくださいね。お大事に〜
481 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/06/30(木) 00:32:34.45 ID:/614vh9no
無理せずに
482 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga]:2011/07/02(土) 04:13:45.30 ID:O6mdAzfV0
時は流れ放課後 生徒会室

ガラッ

姉「やっほ。皆……ってなんだAだけか」

役員A「なんだとはなんすか……」

役員A「……皆は少し遅れるそうっすよ」

姉「ふーん……よいしょ」トサ

役員A「……」

姉「……」

役員A「……」

姉「……」

姉「あ、妹」

役員A ガタっ
483 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/07/02(土) 04:14:29.83 ID:O6mdAzfV0
役員A「……」

姉 ニヤッ

役員A「……ねーさん」ブスッ

姉「なーによ?」ニヤニヤ

役員A「妹なんかいないじゃないすか……」

姉「ふふ。いたよーな気がしたんだけどなー」

役員A「はぁ……」

姉「それにしても……」

役員A「……んあ?」

姉「あんた妹の事大好きよねぇ」

役員A ガタンッ! ガタガタッ!
484 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/07/02(土) 04:15:19.31 ID:O6mdAzfV0
役員A「何言ってんだよ……ねーさんつまんねーよ。その冗談」

姉「そう?ふふふっ!受けると思ったのになぁ」

役員A「つまんねーっての……たく……大体なんで俺が妹を好きだって発想がでてくんだよ」

姉「ふふ、なんとなく」

役員A「なんとなくって……わけわかんねーよ。ねーさん」

役員A「ありえねーっての。たっく……」

姉「ふーん……」

姉「じゃあ妹の事はどう思ってるの?」

役員A「は?んなのただの幼馴染に決まってるじゃん」

姉「ふーん……じゃあ妹があんたに顔赤らめて涙目で『Aちゃんの事……ずっと好きだったの……』とか言ってきたらどうすんの?」

役員A「……………………………………………………………断るよ。当たり前だろ」

姉「ふーん」ニヤニヤ
485 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/07/02(土) 04:16:13.35 ID:O6mdAzfV0
姉「そっかーそっかー。Aは妹の事好きじゃないのかー」

役員A「ありえないって言ってるでしょうが」

姉「なんで?」

役員A「は?」

姉「だからなんで妹があり得ないの?」

役員A「なんでって……第一あいつは女だし。鈍臭くさいし、怖がりで、人見知りで、体力なくて、ボーッとしてて、自分の事二の次にして他人助けて、そんで結局自分損して、それでもヘラヘラ笑ってるようなバカな奴が好きになるわけないでしょうが……」

姉「ふーん……なるほどねー」

姉「本当に妹の事好きじゃないんだねー」

役員A「当然。誰があんな」

姉「あっ妹」

役員A ガタっ

役員A「……」

役員A「ねーさ……」

姉 ニヤニヤ

役員A「あ……!……か……くぅ……」
486 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/07/02(土) 04:17:02.05 ID:O6mdAzfV0
ガラッ

補佐「失礼します」

姉「あら、補佐。朝ぶりね」ニコ

補佐「は、はい。そうですね」サッ

姉(……)

役員A「うす」

補佐「あ、Aさん。こんにちは」

補佐「お二人とも早いですね」

役員A「早めに授業終わって特に何もなかったっすからね」

姉「会長だからね。早く来なくちゃ」

姉「あ、そうだ。補佐。私、妹居ること話してたっけ?」

補佐「ええ……以前聞きましたけど」

姉「今、Aと話してたんだけどね。Aが妹の事大好きらしくてね」

役員A「は!?」
487 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/07/02(土) 04:18:03.96 ID:O6mdAzfV0
姉「ずーっと妹の魅力について語るのよーどうにかしてくれない?」

役員A「いや、俺語ってねえよ!?話捏造しようとすんなっ!」

補佐「そうなんですか?」

役員「違いますよっ!?」

姉「え?語っててたじゃない」

役員A「俺がいつ語ったよ!?」

姉「さっき。『あいつは鈍臭くさいし、怖がりで、人見知りで、体力ない。でもそこがいいんだ。守ってやりたくなる』って」

役員「んなこと言ってねえよ!?」

姉「それでそのあと『それにあいつは優しい。この前だって自分が損するってわかってるのにそれでも優しくしたしな』」

役員A「いや、ちょ、ねー……会長っ!」

姉「『優しいのはいい。でもその優しさであいつ自身が悲しむところは見たくない。だから俺が守ってやりたいんだ』とも言ってたわね」

役員A「んな気持ち悪いセリフ誰が言うかっ!」

姉「ふふふっ」
488 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/07/02(土) 04:18:33.14 ID:O6mdAzfV0
補佐「はー……Aさんは会長の妹さん大好きなんですね」

役員A「違いますよっ!」

補佐「え?違うんですか?」ポカン

役員A「本気にしないでください……会長の悪ふざけっすよ……」

補佐「そうなんですか……?」

役員A「そうですよ……」

姉「いえ、本当の事よ」

役員A「会長っ!」

補佐「本当なんですか?」

役員A「あああっ!!ちがいますよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!」
489 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/07/02(土) 04:19:15.74 ID:O6mdAzfV0

役員A グッタリ

補佐「だ、大丈夫ですか?」

役員A「ほっといてください……」

補佐「は、はい……」

姉「その子は大丈夫よ。体は丈夫だから」

補佐「そうなんですか?」

役員A「くそ……」

姉「うん。だからこっちおいで」

補佐「は、はい」テクテク

姉「はいどうぞ。椅子」

補佐「あ、えと……」

姉「ん?」

補佐「あの、ありがとう、ございます」

補佐「んしょ」トサ
490 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/07/02(土) 04:19:58.28 ID:O6mdAzfV0
姉「ふふ。……それで補佐に大事な話があるんだけど」

補佐「大事な……仕事の話ですか?」キリ

姉「ふふ。違うわ」

姉「もっと……大事なことよ」ジッ

補佐「だ、大事なこと?」

姉「うん。私、今どうしても補佐に聞きたいことがあるの」

補佐「え……とあ、あの、な……んでしょうか」ソワソワ

姉「あのね……」

補佐「は、はい」ソワソワ

姉「補佐は……」ジー

補佐「は、はいっ!」ビクッ
491 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/07/02(土) 04:20:42.08 ID:O6mdAzfV0

姉「トーストに納豆つけて食べた?」

補佐「はいぃっ!……へっ?」

姉「食べてくれたんだ。よかった」ニコ

補佐「えっあっは、はい……」

姉「ん?どうかした?」

補佐「いえ……なんでも……ないです」

姉「そう……?それで、おいしかった?」

補佐「はい。見た目は結構あれでしたけど、すごくおいしかったです」

姉「でしょー?案外いけるのよね。あれ」

姉「でも、あんなに美味しいのに家族の皆に勧めても誰も食べてくれないのよ。酷いと思わない?」

補佐「見た目が悪いですからね……」

姉「うーん……そうね。確かにあれは見た目がね……」

姉「でも、重要なのは中身なの。いくら見た目がよかろうと中身がよくないと駄目なのよっ」

補佐「はいっ」
492 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/07/02(土) 04:21:21.10 ID:O6mdAzfV0
姉「でもホントに食べてくれるなんてね。……無理させちゃったかな?」

補佐「いえっそんなことないですっ!」

補佐「食べる前はちょっと躊躇いましたけど……無理はしてないです」ニコ

姉「……そっか」クス

姉「ありがとね。補佐」ナデナデ

補佐「あっ、はっ、はいっ!」

役員A「……」ムクっ

姉「ん、起きたわね」

補佐「あ、Aさん、おはようございます」

役員A「寝てはいないっすよ……」
493 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/07/02(土) 04:22:31.27 ID:O6mdAzfV0
役員A「つか、お二人さんずいぶん仲良いっすね」

姉「そうよ〜私たち仲良いのよ」

補佐「ええっとその……えへへ」

役員A「へー……」ニヤ

役員A「会長は補佐さんのことだ―い好きなんすねー」

姉「そうよ?」

役員A「ほー……お?」

補佐「!!??」カアア
494 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/07/02(土) 04:23:31.17 ID:O6mdAzfV0
姉「好きよー補佐の事は。可愛いし。性格もいいしね」

補佐「か、かいちょ……!」

役員A「そ、そう、すか」

姉「優しいし、気も配れるし、仕事もできるし、かといってそれを鼻にかけるでもない」

姉「たまに抜けてる所があるけど、そこがまた可愛いしね」

補佐「あ、あううっ!」カアア

姉「私は補佐の事大好きよ」ギュッ

補佐「んぐ!!!???」ビクッ

補佐「あ、あの、あのあのあのあのああっ!?」

姉「ん?」

補佐「じぶじぶ自分もじぶんっ!」

姉「うん?」ニコ

補佐 ボッ

補佐「わ」

姉「わ?」
495 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/07/02(土) 04:24:12.35 ID:O6mdAzfV0
補佐「わあああああああああああああああああああああっ!!」ダッ

姉「あっ補佐っ?」

ガラッ ピシャッ ダダダ

役員A「……いっちゃったすよ。ねーさん」

姉「そうねー……」

役員A「からかい過ぎっすよ?後で謝った方がいいんじゃないすか?」

姉「嫌よ」

役員A「意地はってんすか?だったら……」

姉「からかってないもの」

役員A「……は?」
496 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/07/02(土) 04:24:44.88 ID:O6mdAzfV0
ガラッ

役員B「会長〜っ!こんにちはーっ!」

役員C「こんちはです〜」

役員D「こんにちは……って今補佐先輩が走って行ったんですけど……どうしたんですか?」

姉「ちょっとね。……すぐ戻ってくるんじゃないかしら?」

役員A「それでいいのか。会長……」

姉「いいのよ。……それじゃ皆来たし、始めましょう」

役員A「うっす」

役員B「はーいっ!」

役員C「はいですっ」

役員D「はいっ……っていいのかなぁ……」
497 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/07/02(土) 04:25:31.17 ID:O6mdAzfV0
10分後。補佐は申し訳なさそうに戻ってきて、会議に参加した

その会議の間、補佐はチラチラと姉の顔を盗み見ていた

姉はそれに気付いていたがあえてそれを無視し、会議をしていた

今日やるべき事が全て終わり、生徒会がお開きにになる

役員たちは会長である姉に、別れのあいさつをかけそれぞれ部屋を出ていった

結果、姉とその補佐だけが残される

姉と補佐二人だけになった時、姉は補佐にニコリと笑いかけた

姉「お疲れ様。補佐」

補佐「はっはいお疲れ様です」

補佐はどこか緊張した面持ちで、姉のねぎらいにこたえる

姉「さて、私たちも帰ろっか」

補佐「は、はい」
498 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/07/02(土) 04:26:18.24 ID:O6mdAzfV0
姉はいつもと同じ様子で補佐に声をかけ、歩き出す

補佐は姉があれだけの事を自分に言ったというのに全く様子の変わらない姉に違和感をを感じていた

――やはりからかいか。補佐はそう自分の中で結論付け、落胆と、安心をしていた

誰もいない校舎の中いつものように軽い会話をしながら玄関まで二人は歩く。補佐はこのままいつものように帰りの道に着くものだと思っていた

しかし、玄関まで二人が歩いた時、いきなり姉は補佐に向き直り

姉「さっきのからかいじゃないからね」

そう言った。補佐は一瞬何を言っているのか分からなかったが、すぐにそれの意味を理解し、顔を赤らめた

補佐「は、い……」
499 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/07/02(土) 04:27:02.41 ID:O6mdAzfV0
姉が自分を気にかけていてくれたことと、さっきの事がからかいでないとわかり、補佐の心は喜びに満たされ、顔に笑みが零れる

それに姉も笑みをこぼし、続ける

姉「だから、そんな顔しないで」

優しく姉は補佐の頭をなでる。

補佐は感情が顔に出ていたことを恥ずかしく思ったが、姉の撫でにそんなことはどうでもよくなっていった

姉「帰りましょ」

補佐「はいっ!」

靴を履き替え外に出て、二人は並んで帰り道に着く

その距離はいつもより近かった
500 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga]:2011/07/02(土) 04:35:52.28 ID:O6mdAzfV0
今日はここまで。お疲れさまでした

お久しぶりです。やっと仕事が一段落つきましての投稿です

体調不良のことでご心配かけてしまったようで……申し訳ないです。

おかげさまで体調不良のほうも一段落つきました。これからは安定して投下できるかと思います

これからも良ければ見ていってくださいね

次回は 個別ルート 妹 です

それでは、お休みなさい
501 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(京都府) [sage]:2011/07/02(土) 04:40:39.70 ID:nmYAFg1ho

そんな形で好きと伝えるとは…ずるい人だなw
補佐はいつまでも振り回されそうだが、またそんな関係が良いんだろうな

そして妹友にライバルが!
502 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/02(土) 06:37:43.35 ID:m6tiiV9IO
お疲れ様
503 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/07/02(土) 10:18:59.35 ID:ClRBC3t7o
乙した!
504 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/03(日) 01:45:46.44 ID:uFgiWRKSO
おつおつ

素晴らしい展開だな
505 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga]:2011/07/04(月) 01:52:03.12 ID:K1MFtJxQ0
朝 妹の教室

妹「きゃああああっ!」ダダダダ ピシャッ

役員A(以下、A)「おっいも、おはよう……ってどうした?そんな慌てて」

妹「え、Aちゃんっ!助けてぇっ!」

A「だからどうしたって……」

「いもにゃああああああああああああああああああああんっ!!わああああああああああああっ!!」

A「あー……」

Aは今の妹をあ呼ぶ必死な声を聞き、妹が何故こんなに慌てているのか理解する

その理解した数瞬後、ドアを大きな音を立ててあけ、妹を呼ぶ声の主の姿がAの目に入ってきた

「……いもにゃぁぁあん……逃げるなんて酷いじゃないかぁあ……ひひっ」

その声の主は、なんと女だった

A(女ねーさんしかありえねーけどな)
506 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/07/04(月) 01:53:12.06 ID:K1MFtJxQ0
女は血走らせた目を見開き、ドアに頭を寄りかからせ、その格好でこちらを見ていた

妹「ひっ!」

その尋常でない様子に妹は恐怖から悲鳴を漏らしてしまう

女「僕ちんはただいもにゃんに別れのハグして貰いたいだけだよォ……ひひ」

女は妹を見るだけで嬉しいのか、不気味な笑いを断続的に口から漏らしていた

女「今……そっち行くからねぇ……ひゃは……っ」

しばらく妹をその場で舐めまわす様に見つめた後、女は足を引きずるように妹へ近づき始めた

妹「いや……来ないでっ!」

女「ひひゃはっ!……いもにゃぁあん……」

女の接近に妹は嫌悪の声を上げるが、女はそれを無視しゆっくりと、一歩ずつ近づいて行く
507 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/07/04(月) 01:53:58.31 ID:K1MFtJxQ0
妹「ううっ」

A「妹?」

女が段々近づいてくるのに強い恐怖を感じ、妹はAにぴったりとくっつき、Aの後ろに隠れてしまった

女「ぎゃふうふひいひひひっ!隠れたって無駄だよおオオおオオ!!」

妹が隠れた姿を見た瞬間、女は狂ったように頭を前後左右にまわして笑い始め、そのまま妹に近づいて行く

A「……」

妹「あ、ああ……」

妹そんな女の姿におびえの表情を深め、Aは呆れたように女を見ていた

女「ぎゅふふいひひっ!ひ……」

やがて女は妹たちの目の前まで辿り着き、足を止めて俯き、いきなり先までの笑いを止める

その様子を怪訝に思った妹はAの肩から少し顔を出し様子をうかがおうとした
508 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/07/04(月) 01:54:38.33 ID:K1MFtJxQ0










女「 や  あ  」










509 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/07/04(月) 01:55:26.28 ID:K1MFtJxQ0

その瞬間女が当然顔を上げて、妹の眼前まで血走らした目を近づけた

妹「いひゃああああああああああああああああああああっ!!」

女「あはっあはははははがっ!」ゴッ!

そうして妹の悲鳴に楽しそうに笑っていた女に、Aは迷わず女に教科書を振りおろし、呆れた溜息をついた

A「……はあ」
510 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/07/04(月) 01:56:30.35 ID:K1MFtJxQ0
女「おーいちち……殴ることないじゃん……」

A「……殴りでもしないと女ねーさん止まらないじゃないすか」

女「まぁな」ドヤ

A「それしたり顔でいうことじゃないっすからね」

女「ふへへ〜」

A「はあ……」

A「で?なんで女ねーさんはいもにキモ顔で迫ってたんすか?」

女「ふふふ・・・・・説明しようっ!」

A「うい。お願いします」

女「うん”ん”よく聞きたまえーっ」
511 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/07/04(月) 01:57:08.81 ID:K1MFtJxQ0
女「あれはなー朝の事だったんだなーっ校庭でなー私たちがそれぞれの教室に行く時になーっいも」

A「長いっす」

女「……たまにえーくんひどいよね」

A「早く」

女「う、うぐぅっ!」

女「わかった、わかったよう……言えばいいんでしょう言えば、酷いなえーくんはっ。そうやっていっつも私に意地悪していつk」

A「……」

女「わ、わかったよ……くそう……」

――――
512 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/07/04(月) 01:58:00.49 ID:K1MFtJxQ0
A「はぁ、いもがただ別れの抱擁してくれないからやってくれるように迫ってそれがエスカレートしてああなったと」

女「いやぁ……照れるなぁ」テレテレ

A「災難だったな、いも」

妹「あはは……慣れてるから」

女(まさかのスルー……!?)

A「……でもちゃんと嫌だったら嫌って言わないとだめだぞ?言わないと女ねーさん調子乗り続けるんだから」

妹「う、うん。でも」

女(いや、聞こえなかっただけに違いない。そうに決まってる)

A「今度は言えよ?もし言えなかったら俺から言うからな?」

妹「いや、いいってばっ」

女(そうと決まれば……もう一度っ!)
513 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/07/04(月) 01:58:47.48 ID:K1MFtJxQ0
妹「たまにすごくすごく嫌な時あるけど……いや、そればっかりだけど。それが……その、嬉しい時があるから」

A「……やっぱお前、Mだよな」

女(聞こえさえすればえーくんは嫌々でも突っ込んでくれる……っ!)

妹「ち、ちがうよっ!そういうことじゃなくてっ!」

A「変態いも。へんたーい」

妹「ち、違うってばぁっ!」

女(今だっ!)

女「いやぁああーてれぇるなぁあー」チラ

A「は?」

妹「女ねーちゃんどうしたの?」

女「無かったことにされてるぅッ!」
514 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/07/04(月) 01:59:42.55 ID:K1MFtJxQ0
女「ち、ちくしょおおおおおおっ!」ダッ

A「あ」

妹「あ、女ねーちゃんっ!待ってっ!」

女「なにかなっ!?」ズイっ

妹「ひゃっ」

A(ドアまで走ってったのに一瞬で戻ってきたよ……)

女「どうしたのかなっ!?このおねーちゃんに何かやり忘れたことがあるのかなっ!?」

妹「う、うん。そう」

女「何かな!?早くした方がいいよっ!?この私は忙しい身だからねっ!?」キラキラ

妹「あ、急いでるなら後でも……」

女「あー暇になったわーたった今暇になったわーでも私に用事なら早くした方がいいよ―?」チラチラ

妹「あ、じゃあ……」

女(キタあああああああああっ!!」
515 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/07/04(月) 02:00:50.65 ID:K1MFtJxQ0
妹「はい、お弁当っ」

女「……」

女 ショボーン

妹「お、女ねーちゃん?」

A「くふっ……くっ……くくくく」

女「ありがとう……いもにゃん……」

女「じゃあ私……教室……行くよ……」

妹「う、うん」

女 トボトボ

女 チラ

妹「?」

女「……はぁ……」

女 トボトボ

ガラッ

A「はあー面白い……けど、な」

A「いも、来い」

妹「え?何?」

A「あのな……」
516 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/07/04(月) 02:01:33.95 ID:K1MFtJxQ0
廊下

妹「女姉ちゃんっ!」

女「んー……?」

妹「また後でねっ」ギュッ

女「へっ……」

妹「んー」ギュウ

女「いもにゃ……いもにゃあああああああんっ」ギュッ

妹「ひゃっ!」

女「離さへんっ!お前だけははなさへんでええええええええええええ」

妹「ちょっおっおねえちゃっ」

女「あームラムラしてきたペロペロしよぺロぺロっ」

妹「まっ待ってぇっ!」

女「ぺロペロペロぺロ……」

妹「ひにゃあああああああああああああああああっ!」


A「やっぱこうなるよなぁ」

Aが妹たちの所に走って行ったすぐ後に、廊下に鈍い打撃音が響き渡ったとか渡ってないとか


517 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga]:2011/07/04(月) 02:07:19.89 ID:K1MFtJxQ0
今日はここまで。お疲れさまでした

妹ルートのくせに妹友が出てこないとな?

と思ったあなたっ!



次回は個別ルート 妹の続きです

それでは
518 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga]:2011/07/04(月) 02:09:00.71 ID:K1MFtJxQ0
途中送信してしまった……

と思ったあなた。次回は出てきます

それではお休みなさい
519 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) :2011/07/04(月) 02:30:40.18 ID:2dzgHWxR0
乙。いい展開になってきてるな
無理はするなよ
520 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(京都府) [sage]:2011/07/04(月) 03:07:21.93 ID:EiWGkd2/o

最後の妹に抱き着かれて固まる瞬間とその後の豹変の間が好きw
妹友期待!
521 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/04(月) 03:09:10.84 ID:nsVVborIO
女絡みの話が最高だなぁ
522 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2011/07/04(月) 03:15:30.81 ID:AlhQAKu1o
女の奇行に萌える様になってきたwwww
523 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/07/04(月) 03:25:01.74 ID:jd1QFqOyo
いもにゃんは女がいたずらするからお別れのギュッをやらないんだよね。けっして女より姉が好きだからじゃないよね
524 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2011/07/04(月) 18:01:45.54 ID:glpuwTL8o
女かわええ
525 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga]:2011/07/06(水) 01:51:58.33 ID:ZX8wVzvM0
放課後 妹の教室

A「んあー……疲れた」

妹「お疲れ様。Aちゃん」

A「おー」

妹「Aちゃんは今日も生徒会?」

A「ん。たりーけどなー」

妹「あはは。頑張ってね」

A「おー……てか、いもも部活か?」

妹「うんっそうだよっ!」

妹「今日はねっ、この前妹友ちゃんと買ってきた花の種とかを植えるんだ―♪」

A「ほー……王子様、とね」
526 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/07/06(水) 01:52:53.19 ID:ZX8wVzvM0
妹「うんっ!……あの、前から気になってたんだけど、なんでAちゃんは妹友ちゃんの事王子様って呼ぶの?妹友ちゃんは女の子だよ?」

A「あー?なんでって……そりゃだってあいつ王子様っぽいだろ?」

妹「えー……ぜんぜんそんなことないよー」

A「いや、俺には王子様に見えるなー」

妹「……そうなの?」

A「おー。……まっ、迎えに来てるのはお姫様じゃなくて変態だけどな」

妹「わっ、私変態じゃないってばっ!」

A「あー?誰もその変態がいもだって言ってないだろ?」

妹「あっううっ……」

A「んーそうかそうか。いもは自分が変態だって自覚があったんだな?」

妹「ちっ違うよっ!」
527 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/07/06(水) 01:53:21.83 ID:ZX8wVzvM0
ガラ

妹友「……妹……?」キョロキョロ

妹友「あっ……妹……と……」

妹友「……友達……?」
528 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/07/06(水) 01:54:00.83 ID:ZX8wVzvM0
A「だって自覚がなかったら変態って言葉で反応しないだろ?」

妹「だっだって、朝、Aちゃん私の事変態ってっ」

A「言ったっけ?そんなこと」

妹「言ったよっ!」

A「記憶にないなぁ……いもの勘違いじゃないのか?」

妹「い、言ったもんっ!確かにAちゃん言ったもんっ!」

A「しらねーよー。……もしかして、いもが変態って言われる妄想しててそれが現実とごちゃごちゃになってんじゃねーのか?」

妹「そんなのしてないよっ!」

A「こりゃ大変だ。はやく救急車を……」

妹「えっAちゃんっ!」

A「はははっ!」

妹「もー……意地悪」

A「すまんすまん」ナデナデ

A「……おっ、いも。王子様が来てるぞ」

妹「えっ?あっ!」タタタ
529 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/07/06(水) 01:54:36.96 ID:ZX8wVzvM0



妹友「……」

A「……」


530 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/07/06(水) 01:55:22.26 ID:ZX8wVzvM0
妹「妹友ちゃんっ!」

妹友「……」

妹「? どうしたの?」

妹友「……ん……なんでもない」

妹「そう?」

妹友「……ん。いこ。妹」

妹「うんっ!」




A「行ったか……」

A「……」

A「……チッ」

A「……」

A「……俺も行くかな」
531 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/07/06(水) 01:56:13.03 ID:ZX8wVzvM0
廊下

妹「聞いてよっまた朝、女お姉ちゃんくっついてきたんだよっ」

妹友「……」

妹「? 妹友ちゃ」

妹友「妹」

妹「な、なに?」

妹友「……苛められてる?」

妹「えっ?」

妹友「……さっきの女の子」

妹「さっきの?……ああ!Aちゃんの事?」

妹「苛められてないよ?……というかさっきのって……見てたの?」

妹友 コクリ
532 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/07/06(水) 01:56:58.24 ID:ZX8wVzvM0
「ありゃ、見られてたんだ……なんか恥ずかしいなぁ」

妹「あっ!わ、私変態じゃないからねっ?」

妹友「?」

妹「あっ、わっわからないならいいのっ!えへへ……」

妹「えと、あの子はね、私の幼馴染なのっ」

妹友「……幼馴染?」

妹「うんっ幼稚園からずーっと一緒でね。ずっと仲良いんだっ」

妹「だから苛めとかそういうのは絶対ないよ」ニコ

妹友「……そっか」ホッ

妹「さっきのあれは……Aちゃんの遊びだと思う……よ?」

妹「あんまり嬉しくないけどね。えへへ」

妹友「……ん」ニコ

妹「それじゃいこっ!早くしないと時間無くなっちゃうっ」

妹友 コクリ
533 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/07/06(水) 01:57:40.84 ID:ZX8wVzvM0
花壇

妹「それじゃ、種とか球根とか、植えちゃおうっ!」

妹友「……おー」

妹「配置どうしよっか?」

妹友「……いろどり考えて、やろう」

妹「うんっじゃまずはチューリップの球根からやってこうっ!」

妹友「……おー」
534 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/07/06(水) 01:59:01.09 ID:ZX8wVzvM0
――――

妹友「……む」

妹「ん?どうしたの?」

妹友「……うまく植えれない」

妹「え?ほんと?」

妹友「……ん」

妹「えーと、ちょっとやらせて?」

そう言って妹は妹友の隣までいき、しゃがみ込んで妹友の植えようとした球根を植えていく

妹友「……細かいの……苦手」

妹「やり方さえわかれば簡単だよっ」

妹友は困ったような表情を浮かべぽつりと呟いた。それに妹は優しく微笑む

妹「んーと、ちゃんと目が出る方を上にして……向きも揃えて……」

そして妹は妹友にわかりやすいようにゆっくりとチューリップの球根を植えていく。だが妹友はピンとこないようで首を傾げていた
535 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/07/06(水) 01:59:59.30 ID:ZX8wVzvM0
妹友「……?……あっ……??」

時折わかったような声を漏らすのだが、すぐその後に首を傾げてしまう

妹「んと、ちょっといい?」

それを見かねた妹は妹友と花壇との間に入り込み、妹友に後ろから抱きつかれるような格好になる。そして妹はそのまま妹友の両手の甲を優しくつかみ
一緒にやって見せた

妹「ここをね、こうやって……こうっ」

妹友「……すごい」

すんなりと妹友の植えようとしていた球根が植え終わり、その速さに妹友は目を丸くして驚き、感嘆の言葉を漏らす

それに妹は照れたように頬を掻いた

妹「えへへっ」

妹友「……あ」

その直後、妹友はなにか気付いたようで、ぽつりと声を漏らした。そして妹の頬に手を伸ばす

妹「え?なに?」

妹はそれにきょとんとした表情を浮かべ、妹友の手を待った

やがて妹友の手が妹の頬に辿り着き、妹がさっき掻いていた部分を親指の腹で拭った

妹友「……土……付いてた」

妹「えへへ、ありがとう」

妹は照れたように笑み浮かべ、妹友も、笑顔でそれに答えた
536 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/07/06(水) 02:01:18.34 ID:ZX8wVzvM0
妹「さてっ続き続き……ひゃっ!」

妹友「……わっ」

作業の続きをしようと妹が立ちあがろうとした時、突然目の前に小さな白い蝶が現れ、妹はそれに驚いて体勢を崩してしまう

そして妹の体勢の崩れに巻き込まれ、妹友も体勢を崩し、とさ、と音をたて妹が妹友に仰向けで重なるような形で倒れてしまった

妹「あっあっごっ、ごめんねっ大丈夫?」

妹は急いで妹友の上からどき、しゃがんで妹友と向き合う

妹がどいてから妹友はゆっくりと起きあがり、妹に優しく笑いかけた

妹友「……大丈夫……妹、軽いから」

妹友「……妹は……大丈夫?」

妹「うんっ大丈夫っ」

妹友「……そっか」

妹の言葉に妹友は心底安心したように笑みを漏らす。それにつられるように妹も笑みを漏らした

そして先に妹が立ちあがり、妹友に手を貸して立ち上がらせる

妹「よしっ!続きやろっ!」

妹友「……おー」

そうして二人は種と、球根植えを再開した

ちなみに妹友の球根植えは全くうまくなっていなかったとか
537 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/07/06(水) 02:02:03.53 ID:ZX8wVzvM0
その後しばらく作業をつづけ、二人は全ての種、球根を植え終えると、作業の為着ていたジャージを脱ぎ、制服に着替え妹と妹友の二人は花壇の縁に並んで座っていた

妹「ふー……終わったね」

妹友「……ん」

妹「花咲くのが楽しみだねっ」

妹友「……うん。早く見たい」

妹「うんうんっ!あー待ち遠しいなぁっ!」

妹「これからいっぱいお世話しようねっ!それで綺麗な花をいっぱい咲かせるのっ!」

妹「私の雛菊もっ妹友ちゃんのパンジーもっ!」

妹友「……うん」ニコ

妹「楽しみっ!」
538 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/07/06(水) 02:02:55.36 ID:ZX8wVzvM0
ひとしきり話し終えると妹はふと時計を見る。時計は生徒の帰る時間を示していた

妹「あっもう帰らなくちゃ」

妹友「……帰る?」

妹「うんっ」

妹は元気良くうなずき、荷物を持って妹友と一緒に歩き出した

途中、花の話や、これからの世話の事や、学校の桜の話など色々な事を話しながら家路についた

妹はこのままこんなふうに楽しく、妹友とずっと話していければいいな。と、そんなことを思い妹友と話していた

妹は、妹友といる時間が何よりも楽しく、心満たされるという時間だということにまだ

気付いていない
539 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga]:2011/07/06(水) 02:06:28.64 ID:ZX8wVzvM0
今日はここまで。お疲れさまでした

いちゃいちゃ回……ちくしょう……

次回は 個別ルート 女 です

それでは、お休みなさい
540 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/06(水) 03:32:24.09 ID:4EntfqSSO
乙!
ちくしょうってwwwwww

ほのぼのするわ〜
541 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(京都府) [sage]:2011/07/06(水) 05:34:43.55 ID:pWNLH3E+o

球根の向きで葉の向き決まってるんだよな。
チューリップ咲いた時、葉の向きがバラバラでヘコんでる妹友と、それを慰めてる妹想像してニヤニヤしてしまったww

この組み合わせが好きなだけに役員Aのチッをどう見たらいいか困る…w
542 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/06(水) 07:26:45.37 ID:xtEuCefIO
Aは女か、よかった;
543 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2011/07/06(水) 08:21:41.70 ID:kW6LydZqo
女回楽しみだ
544 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/07/06(水) 12:33:11.30 ID:vT4RiHmDo
乙した。ちくしょう

A頑張れ

女キター*・゜゚・*:.。..。.:*・'(*゚▽゚*)'・*:.。. .。.:*・゜゚・*
545 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/07/07(木) 23:11:20.60 ID:RvOhqY/F0
追いついた!すげえ先が読みたくなるいいss
続き楽しみにしてるよ!
あと設定で妹が高等部と知って少し驚いた

妹友が妹に好きな花は?って聞かれてパンジーて答えたじゃん
んで花言葉が私を想って下さいだろ?
これは……妹友の精一杯の告白ではなかろうかと妄想したのは自分だけだろうか
546 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga]:2011/07/08(金) 01:20:51.30 ID:tQeVNhzD0
朝 妹にセクハラを働いた後 女の教室前

女「んふふ〜♪」

女「いもにゃんの抱きつき……えがったなぁ」

女「ごはん三杯はいけちゃうねっ!こりゃっ!」

女「今日は一日頑張っちゃいますよお〜くふふふっ!」

女「ん〜ふふ〜♪」

女「……はっ!」

女「今回抱きついてくれたってことは……」

女「これからも抱きついてくれるっ!?」

女「ふっふふっふ……これは私の……私の時代が来たようだな……」

女「くっ……くくく……!」

女「イイィィヤッホオオォォウウッ!!」ガッツポーズ
547 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/07/08(金) 01:22:30.76 ID:tQeVNhzD0
女の教室内

クラスメート「でね〜先生がね〜」

女友「うん……」ソワソワ

女友(はぁ……遅いなぁ……女ちゃん)

女友(せっかく今日は早く女ちゃんと会うために早く来たのにな……)

クラスメ「……だったんだよ〜」

女友「へぇ〜……」チラ 

女友(はあぁぁ……早く女ちゃんの顔を見たいよ……)

女友(女ちゃん……)

クラ「それでね〜」

女友「……うん?」ソワソワソワソワ
548 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/07/08(金) 01:23:14.49 ID:tQeVNhzD0

女友(女ちゃん………女ちゃん……女ちゃん……)

女友(ああぁ……顔見たい……触りたい……匂い嗅ぎたい……)

女友(女ちゃん……女ちゃん……女ちゃん女ちゃん女ちゃん女ちゃん女ちゃん女ちゃ女ちゃ女女女女女んううううううううっ!!!)

女友「……」ソワソワ キョロキョロ カタカタ

ク「……お、女友ちゃん?」


「イイィィヤッホオオォォウウッ!!」


女友 ガタッ ダッ

k「あっお、女友ちゃんっ!」
549 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/07/08(金) 01:24:02.33 ID:tQeVNhzD0
教室前

ガラッ

女「ウウウウウッ!……う?」

女友「おはようっ女ちゃんっ!」

女 ボッ

女「あいっ!?」アセアセ

女友「……女ちゃん?」

女(熱いっかおっ熱っ!?しんぞっ、がっ!?)ドキドキ

女友「だ、大丈夫?顔真っ赤……」

女「だっだいじょっ、大丈夫だかりゃっ」

女友「本当に?辛くないっ?」

女「うううんんんっ!大丈夫っだよっ!だからさっささ先きょうしつはいるよっ!」タッ

女友「あっ……」

女友「女ちゃん……」

キーンコーンカーンコーン

女友「……」タッ
550 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/07/08(金) 01:24:53.60 ID:tQeVNhzD0
ホームルーム中

女(どうしたっ!私っ!)

女(友ちん……見たら……胸が……)

女(うううっ!)カアア

女(まだ……どきどき……する)

女(おかしいっこんなの絶対おかしいっ!)

女(今まで……今までこんなの無かったっ!)

女(なんなんだ……なんなんだこれっ!)

女(くうう……)

女 チラ

女友「……」ジー

女「!!」サッ

女(見てるっ!こっち見てるっ!)ドキドキ

女(どうしようどうしようどうしようっどうしようっ!)

女(なっなんか……なんか恥ずかしいよっ!)

女(なんなんだっなんなんだよぉぉぉっ)
551 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/08(金) 01:25:16.37 ID:nDj8FfVCo
みてるぞい
552 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/07/08(金) 01:25:46.46 ID:tQeVNhzD0
女友(顔真っ赤女ちゃん可愛かったなぁ)ニヤニヤ

女友(じゃなくてっ!)

女友(どうしたのかな……女ちゃん……)

女友(具合悪いのかな……)

女友(でも、さっきは嬉しそうな声上げてたから……それはない……のかな)

女友(どうしたんだろう……)

女友(女ちゃん……)ジー

女 チラ

女友(あっ!こっち見てくれ……)

女 サッ

女友(た……)

女友(………………………)

女友(……え……なんで……?)

女友(いつもなら……ニッコリ笑ってくれるのに……)
553 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/07/08(金) 01:26:33.27 ID:tQeVNhzD0

女友(もしかして私……)

女友(避け……られてる……?)

女友(……)

女友(いや、待ってっあはははっそんなわけっそんなわけないよねっ)

女友(だっだって昨日あんなにあんなに仲良くしてたんだしっ)

女友(まだっまだっ避けられてるとは限られたわけじゃないよねっ)

女友(うんっそうっうんっ!)

女友(そうだよっあははははーあははー)

女友(……)

女友(でも……もし……避けられてるんだとしたら……)

女友(……)

女友(生きていけない……)ズーン……
554 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/07/08(金) 01:27:26.21 ID:tQeVNhzD0
ホームルーム後

女友「女ちゃんっ!」

女「ひゃいっ!」ビクッ

女友「おはようっ!」

女「お、おはよう……」(小声 目そらし

女友「今日は元気ないね……大丈夫?」

女「う、うん。大丈夫だよ……」(小声

女友「本当?」

女「うん……」(小声

女友「……」

女「……」ちら

女友「ん?」じっ

女「っ!」サッ

女友 ガーンッ!

女「とっトイレ行ってくるっ!!」ダッ

女友「ああっ……」

女友「女ちゃん……」
555 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/07/08(金) 01:28:02.79 ID:tQeVNhzD0
授業中

女(あああなんで私逃げたんだよぉぉぉぉぉっ!)

女(逃げなくてもっ逃げなくてもよかったのにっ!)

女(変だっ!変だよっ!変過ぎるっ!」

女(声もうまく出ないしっ!友ちんと目合わせられないしっ!)

女(なんなんだよぉおおおっ!)




女友(ホントに私……避けられてる……?)

女友(……いやっ!)

女友(そんなことないよっ!たまたまったまたまだよっ!)

女友(女ちゃんは調子が悪いんだよっ!うんっ!)

女友(だから声に力も無いしっ!目も真っすぐ向けられないんだよっ!)

女友(そうそうっ!そうそうっ!そうそ……)

女友(……)

女友 ズーン……
556 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/07/08(金) 01:29:43.07 ID:tQeVNhzD0
休憩時間

女友「女ちゃ……」

女「おーいクラちゃーんっ!」

女友「あ……」

女「昨日のテレビ見たーっ!?」

クラスメイト「うん見たよ〜」

女友「あ……」

女「面白かったよなっ!」

クラスメ「うん〜特にあそこが笑えたよね〜」

女友「……」

女「うんうん。あの、芸人がバケツに頭突っ込む所なんか最高だったよなっ!」チラ

女友「!」

女「……!」サッ

ク「そんなところあったっけ〜?」

女「あ、あり?なっなかったっけ?あはっあはははー」

k「変な女ちゃん〜」

女友 ズーン……

557 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/07/08(金) 01:32:13.10 ID:tQeVNhzD0
授業時間

女(ああああっ最悪だあああああ!)

女(よりにもよって話しかけて来てくれてる時逃げちゃったぁぁぁあっ)

女(ああ……最悪だぁ)

女(誤解してないよな……嫌ってるって)

女(……嫌っ……てる?)

女(嫌う……?なんか……違うような……)




女友(……)

女友(……ンうっ!……だっ駄目だよぉ女ちゃん……そんなとこ触っちゃあぁ……)

女友(……でも……いいよぉ……きもちいい……)

女友(ンギッモヂイイィィィィ!!!)

女友(……はっ!)

女友(あれ?私何考えてったけ?記憶が……)

女友(あ)

女友(女ちゃん……これホントに避けられて……)

女友(……)

女友(……んあっ……だめ……だよぉっ……こん……なぁっ)

女友(ンギッモヂイイィィィィ!!!)
558 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/07/08(金) 01:34:08.02 ID:tQeVNhzD0
放課後

女(あの後……何度も友ちん話しかけて来てくれたけど……結局……放課後まで友ちん避け続けちゃった……)

女(怒ってるかな……友ちん)

女(……)

女(……謝ろう)

女(謝ったら……許してくれるかな?)


女友(……)

女友(あ……)

女友(う……)

女友(……)

女友(う……)

女友(……)
559 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/07/08(金) 01:35:35.04 ID:tQeVNhzD0




女友(女……ちゃん……)



女(友……ちん……)





こうして女は女友へ歩き始めた。
何故、自分が女友を避けているのかわからずに、
何故、女友の顔を見るだけで、心臓が早鐘を打つのかわからぬまま
560 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga]:2011/07/08(金) 01:39:14.28 ID:tQeVNhzD0
今日はここまで。お疲れ様でした

次回は 個別ルート 女 後篇 です

次回は青春回(確定)です あおーいぃはるぅうっ!

それではお休みなさい
561 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2011/07/08(金) 02:15:33.99 ID:22kiaQdQo
おつ ニヤニヤがとまらない
562 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(京都府) [sage]:2011/07/08(金) 04:45:07.47 ID:4t4yihm9o

続きが楽しみ過ぎる
こう言う擦れ違いって本当ニヤニヤしちゃうねw
563 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/07/08(金) 10:20:26.88 ID:mw5fROfPo
564 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/09(土) 02:57:05.75 ID:Z/YaMwUSO

次回が楽しみすぎるwwww
565 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga]:2011/07/11(月) 02:22:55.53 ID:y1miZjC70
女友 ←うつ伏せでグッタリしている

女「……」

女「よ、よしっ行くぞっ行くんだっ」

女友 モゾ

女「……」ビクッ!

女「ふ、ふう……まだ慌てるような時間じゃないな」

女「……」ジー

女友 グッタリ

女「よ、よしっ今だっ!」

女友 ピク

女 ビクッ

女「い、いやぁ……靴ひもがほどけちゃったよーあははー」
566 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/07/11(月) 02:23:57.25 ID:y1miZjC70
女「……」

女「……」ソロリソロリ

女「……」ソワソワ

女「とっ!友ちん……」(超小声

女友「……」

女(あ、あり?聞こえてない?)

女「とっ友ちん?友ちん?」(超小声

女友「……」

女(ね、寝てるのか?)

女 キョロキョロ

女「……」ジー

女(ええいっ!ままよっ!やってやれないことは無いっ!女は度胸っ!いくぞぉおおおおおっ!)

女 ソー……

女 ピタ

女友 ユサユサ

女「……」

女友 ユサユサ

女「起きない……」
567 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/07/11(月) 02:25:11.22 ID:y1miZjC70
女友 ガバッ

女「いっ!」ビクッ

女友 ボー

女「ううっ」ソワソワ カア

女(ほ、ほらっ起きたぞっ!いけっいけっ!)

女(……行くぞっ!) クワっ

女友 ジー

女「あ……のご……ご……」

女「ご……」

女友 ジー

女「……」カアア

女(ああああああ……へたれ……私のへたれ……)
568 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/07/11(月) 02:25:38.33 ID:y1miZjC70
女(……いや、行くんだっ!いけっ!ここで行かなきゃも)ガシッ

女「へっ?」

女友「……」グイッ

女「えっ?どっどこっ?どこ行くのっ!?」

女友「……」スタスタ

女「とっ友ちんっ!友ちんっ!?」

女「ま、待ってえええええっ」
569 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/07/11(月) 02:26:22.81 ID:y1miZjC70
その後、なにも言わない女友に手を引かれ、女は校舎裏に来ていた。

校舎裏は人はおらず、そこにいるのは女と、女友だけだった

女友は校舎裏についても無言のまま、女に背を向け手をつなぎ、俯いていた

いつもと様子の違う女友に女は、大きな心臓の高鳴りととともに軽いおびえの感情を抱いていた

重い沈黙が続く

そんな状況に耐えられなくなった女、おどおどと口を開く

女「と、友……ちん?」

だが女友は女の呼びかけにも答えず、俯いたままだった

女はそんな女友にどうしたらいいかわからず、口を閉じてしまう

また、重い沈黙が訪れる
570 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/07/11(月) 02:28:03.87 ID:y1miZjC70
このままこの沈黙が続き続けるのかと、女が強い不安を感じていると、ゆっくりと女友が振りかえる

女の瞳に、女友の瞳の色が映る

その色は強い怒りと悲しみの色だった

女友「……女ちゃん」

女「……っ」

女友が感情の混じらない声を出す。女はその声と、女友の雰囲気に、体をビク、と震わせた

女友はそれに構わず、続ける

女友「……私、なにかした?」

女友は真っすぐ女の瞳を見つめる。女はそれに落ち着かない気持ちになり目を反らす

女「なにも……」

女友「なら、どうして避けるの?」

女「そ、れは……」
571 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/07/11(月) 02:29:32.59 ID:y1miZjC70
問い詰められたものの、女はなぜ自分が女友を避けているのかよくわかっておらず、口を閉じてしまう

女友は女が口を閉じたことを、自分には理由を言わないつもりなのだと取り、さらに怒りと悲しみの感情を昂ぶらせる

女友「何かしたなら謝るよ。だから教えて。避けた理由」

女「だから……なにもないよっ」

女友「じゃあなんでっ!!」

女「っ!」

どうしても理由を話そうとしないように見える女に、ついに女友の抑えていた怒りと悲しみが溢れだす

女の両肩を両腕で掴み、目を真っすぐ見据え、疑問と怒りをぶつける

女友「じゃあなんで避けるのっ!?なんで!?なんで!?私悪いことしたのっ!?」

溢れだした怒りと悲しみは止まらない

女友「悪いことしたなら謝るよっ!謝るからっ!」

女友「教えてよぉッ!ねえっ!!」

女友の瞳から感情が零れる

ぽろ、ぽろ、と止めどなく零れていく

その感情を拭うことなく女友は、問いかける

女友「それとも……ただ、嫌いになったのっ!?」
572 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/07/11(月) 02:30:34.84 ID:y1miZjC70

女「違うっ!!」

その問いかけに女の感情が困惑から怒りと悲しみに変わる

女友に嫌われたと思われてしまった。そう思ってしまう女友の自分への信用のなさに

女はその問いかけに反らしていた目を合わせ、叫ぶ

女「そんわけないでしょうがっ!!」

女友も負けじと叫ぶ

女に避けられたこと、その.理由を明かさない女の行動の怒りと悲しみから

女友「じゃあなんで!!」
573 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/07/11(月) 02:31:26.14 ID:y1miZjC70
女「わっ、かんないよっ!!」

女友「わかんないってなにっ!!」

女「わかんないもんはわかんないのっ!!」

女友「わけわかんないよ!!」

女「私だってわかんないっていってるでしょおおっ!!」

女友「そんなの知らないよっ!!」

女「私だって知らないっ!!」

女「大体なんで私が嫌いなんて思うのっ!!」

段々と二人のぶつかり合いはエスカレートしていく
574 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/07/11(月) 02:32:16.23 ID:y1miZjC70
女友「女ちゃんが避けるからでしょお!?」

女「避けてなぁいっ!!」

女友「避けたっ!!」

女「避けてないっ!!」

女友「避けたぁっ!!!」

女「あああっ!!避けたよっ!!避けましたよっ!!」

女友「避けたんじゃんっ!!!」

女「避けたよっ!!」

女友「なんで避けたのさぁっ!!」

女「どうしていいかわかんなかったんだよぉっ!!!」

女友「はあっ!?意味わかんないよっ!!友達なのにどうしてそうなるのっ!?」

女「わかんないって言ってるでしょぉ!!?」

女友「意味わかんないっ!!やっぱり嫌いになったんでしょ私の事!!」

女「違ううっ!!!」
575 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/07/11(月) 02:33:08.00 ID:y1miZjC70





女「私は友のことが好きなのっ!!嫌うわけないでしょおおおおおっ!!!!」




576 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/07/11(月) 02:33:53.09 ID:y1miZjC70
女友「……え……」

女の今までで最も大きい叫びに、女友の体の動きがピタリと止まり、間抜けた声を出す

女「私は友が好きなのっ!!大好きなのっ!!大大大好きなのっ!!」

女友「え……え……」

女の言葉に女友は今まで昂ぶっていた感情が静まっていき、その代わりに他の感情が昂ぶっていく

見る見る顔を紅潮させ、茹でダコのようにになる

女友「ほん……と……?」

女「好きっ!!!」

好き、という二文字に女友は喜びを顔に溢れさせる

その言葉に答えようと口を開こうとした瞬間
577 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/07/11(月) 02:34:33.81 ID:y1miZjC70





女「親友だもんっ!!!!」




578 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/07/11(月) 02:35:04.53 ID:y1miZjC70
女の口から親友という言葉が放たれる

女友はその言葉に全身の力が抜け、地面に膝を付き絶句した

女「……あり?」

女はその姿に首を傾げ、しゃがんで目線を女友に合わせた

女「……大丈夫?」

女友「……ですよねー」

女友はぼそりと呟いたが、女にそれがよく聞きとれず、首を傾げた

579 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/07/11(月) 02:35:50.42 ID:y1miZjC70
その間抜けたやり取りに冷静になった二人は、校舎を背に並んで腰を掛けた

女友「えーと……結局……なんで避けてたの?」

女「うーん……」

首を捻りながら女は質問に答える

女「なんかね、友ちんを見たら……なんか落ち着かなくなってね」

女「それが嫌で、ちょっと避けてたんだ」

女友「落ち着かない?」

女友の質問に女はコクリと頷き、続ける

女「でも、理由もわかったしもう大丈夫っ!」

女友「わかったの?」

自慢げに女は頷く

女「おうっ!それはね……」

女友「それは?」
580 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/07/11(月) 02:36:31.74 ID:y1miZjC70
女「友ちんが本当の親友になったからさ」

女友「……そっか」

女のしたり顔での答えに、女友は諦めと落胆のこもった返事を返す

女は自信のあった答えにいまいちな反応をされ、頬を膨らませる

女「なんだよー自信あんだよー?」

女友「うん。わかったよ」

女「あーてきとーだー」

女友「ふふ。そんなことないよ」

女「へへっ」

嬉しそうに笑みを浮かべたあと女は急に真面目な顔をし、女友に向き直る
581 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) :2011/07/11(月) 02:37:02.14 ID:U9hrqNpQ0
女ぇ・・・・
582 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/07/11(月) 02:37:37.01 ID:y1miZjC70
そして女友の目を真っすぐ見つめたあと、頭を下げた

女「……ごめんね。避けちゃってて」

女友はそれにふ、と頬笑み、頭を下げた

女友「……いいよ。それよりこっちこそごめんね。怒鳴っちゃったりして」

女「ううん。これは私の所為だから。ごめん」

女は首をふるふると横に振り、女は不安げ表情を見せる

女「……これからも友達でいてくれる?」

女友「もちろんっ!」

女友は女の不安を吹き飛ばすために満面の笑みを浮かべる

女はその笑顔と、言葉に自分の心に覆っていた不安が吹き飛んでいくのが感じられた

女「ありがと……」

女友「う……うん」
583 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/07/11(月) 02:39:29.75 ID:y1miZjC70


女の表情が安堵と薄い朱に染まり、女はそれをのせ笑みを浮かべる

女友はその表情に心臓が高鳴るのを感じた

そこで女友は再認識させられる

やっぱり、私はこの子が好きだ。と


584 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/07/11(月) 02:41:26.17 ID:y1miZjC70
女「帰ろう?友ちん」

女がさきに立ちあがり、女友に笑顔で手を差し伸べた

女友はその笑顔に自分の中に愛しさが溢れ、幸せな気持ちになっていくのがわかった

その愛しい人の手を優しく掴み立ち上がる

女友「うんっ」

女友も女に笑顔を返す

その笑顔は女の気持ちを、女がまだ理解できない幸せな気持ちで一杯にした

そこでふと頭に思い浮かんだ言葉を女は口にする

女「友ちん。大好きっ!!」

女友「……私もだよ」

女友の返事に女は言葉にできないような喜びに包まれ、笑みを漏らす

そして二人は自然と手を繋ぎ合い歩き始める

その後二人は、それぞれの家への道が二人を分かつまで、手をつなぎ合っていた
585 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga]:2011/07/11(月) 02:46:29.16 ID:y1miZjC70
今日はここまで。お疲れさまでした

少し投下遅れて申し訳ない

ちょっとリアルが忙しかったんです……

次回は家族の団らん回です

それではお休みなさい














青春すぎて死ぬかと思った
586 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) :2011/07/11(月) 02:48:06.19 ID:U9hrqNpQ0
乙。
587 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/11(月) 02:51:53.10 ID:JL87zbEro
おつ
588 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(京都府) [sage]:2011/07/11(月) 03:42:59.10 ID:5298dEZGo
乙 姉:3歩進む 妹:現状維持 女:3歩進んで2歩下がる と言う感じかなw
女らしいと言えばらしいが…ww

短編でも良いのでサブキャラクター達の日常なんかできないでしょうか?
補佐、妹友、女友の家での表情なんか見てみたいなと思って
589 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/07/11(月) 04:22:11.05 ID:CpIYJtJgo
乙した
590 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/11(月) 04:40:27.51 ID:ulzE7pWIO
おつ
591 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2011/07/11(月) 04:53:59.37 ID:9FZAUf+xo
友ちんがんばれ
592 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/11(月) 14:46:59.05 ID:+f8PVGqIO
母また出て来るのかwktkだな
593 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga]:2011/07/12(火) 01:05:57.68 ID:lwQWMA3Q0
>>1です

今回は業務連絡のようなものです

>>588
短編ですかー面白そうですね
次回の投下が終わったら入れてみようと思います

他にも「こういうお話を見たい」という方がいたら気軽に言ってくださいね
ネタが増えるのは嬉しいですから
あんまり無茶なものは書けないですけど、出来るだけ応えようと思います

最後に、毎回の支援、感想、乙、感謝です。本当に励みになってます

それでは、お休みなさい
594 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/12(火) 01:12:15.29 ID:d+W59Kigo
おやすみなさい
誰でもいいから三角関係とかやってほしいかも
595 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(京都府) [sage]:2011/07/12(火) 05:21:26.19 ID:nFYsbu4bo
>>593
ありがとうございます!楽しみにしてます!

>>594
妹組がそうなりつつ…?Aのイライラの正体次第かなw
596 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/12(火) 06:23:31.10 ID:jPJavz1IO
いつかはゴールイン後のほのぼのいちゃいちゃが見たいな
あとはちんぽの出番とか
597 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2011/07/12(火) 08:43:35.45 ID:t1HC5oaxo
ちんぽ・・・
598 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga]:2011/07/13(水) 02:35:57.75 ID:t6ZQXoD20
自宅

女「ただいまんこぉっ!!」

母「あら、女ちゃん。お帰りなさい♪」

女「あ、お袋。ただいまんこっ!」

母「あら?なんかご機嫌ね。良いことでもあったの?」

女「へへーちょっとねー♪」

母「なになに?教えて?」

女「んふふー秘密っ!」

母「あらあら、お母さんには内緒なの?」

女「これは内緒っ!」

母「あらら……お母さん寂しいわ……」

女「ふふふ……どうしてもって言うなら教えてあげてもいいぜよ?」チラ

母「別にいいわ」

女 ショボーン
599 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/07/13(水) 02:36:44.75 ID:t6ZQXoD20
女「そういやお袋。まだみんな帰ってきてないの?」

母「まだよ〜。でもそろそろ妹ちゃんは帰ってくるんじゃないかしら?」

女「そっかぁ……」

女「……」

女 ニヤ

女「それじゃあいもにゃんがいつ帰ってくるかメールしてみるかなっ」

母「あら、連絡してくれるの?」

女「うん。いもにゃんが帰ってくる時間知りたいしね〜」

母「どうして?」

女「ちょっちね〜♪」

母「?」
600 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/07/13(水) 02:38:10.92 ID:t6ZQXoD20
駅前

妹「あれ?メール?」

妹「女お姉ちゃんから?なになに……」

―――――――

from 女お姉ちゃん

前略

中略

後略


(●^o^●)<あんぱんまん です

―――――――

妹「……」

妹「……なにこれ?」

妹「あ、もう一通来た」

―――――――

from 女お姉ちゃん

今いもにゃんは何これって言ったでしょ?

お姉ちゃんにはなんでもお見通しなんだからね?

とぅふふふ……

―――――――

妹「なんか当てられたの嫌だなぁ……」

妹「……まぁいいか。返信しよっと」
601 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/07/13(水) 02:39:00.70 ID:t6ZQXoD20
自宅 リビング

女「ふふふ……これを見たいもにゃんの顔が手にとるようにわかる……」

女「見えるっ!私にも敵が……ん?返信来たっ」

女「えーと……」

―――――――

from いもにゃん

よくわかったね(@_@;)

いきなり変なメール来てビックリしたよ(;一_一)

ところでどうかしたの?(?_?)

―――――――

女「ぬふふ……さすがいもにゃん……メールまでかわゆいのう……」ジュルリ

女「さて、セクハラ返信でもするか」
602 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/07/13(水) 02:39:35.11 ID:t6ZQXoD20
家路

妹「あ、返事来た」

―――――――

from 女お姉ちゃん

ん?いもにゃんのパンツの色が知りたいなーと思って

ねぇ何色?お嬢ちゃんのパンツ何色?

教えてよぉ……ぐへへぇ

あ、私のパンツは黄色っ!

きゃっ言っちゃたっ!恥ずかしいっ!

(#^.^#)

―――――――

妹「なにメールしてるの……女姉ちゃん……」

妹「……返信っと」
603 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/07/13(水) 02:40:28.94 ID:t6ZQXoD20
自宅 リビング

女「これをどう返すか……見ものだな」ドヤァ

女「あ、これ姉貴にも送ってみよ」

女「……ちょっと変えて……よし、送信っ!」

女「ふふっふ……これも楽しみだな」

女「お、いもにゃんの来た」

―――――――

from いもにゃん

パンツの色なんかどうでもいいでしょ<(`^´)>

それに女姉ちゃんのパンツの色なんか聞いてないよ(-_-;)

ホントに用事ってそれだけ(?_?)

―――――――

女「いかん。このままだと返事来なくなる」

女「くくく……本題に入るか」
604 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/07/13(水) 02:41:35.49 ID:t6ZQXoD20
スーパー前

妹「あ、返事来た」

―――――――

from 女お姉ちゃん

違うよ?ホントはね。いもにゃんにね……愛を囁こうと思ってね
























んふっ(#^.^#)
―――――――
605 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/07/13(水) 02:42:30.70 ID:t6ZQXoD20
妹「……これ返したら、もう返事止めよっと」

妹「あ、もう一通きた」

―――――――

from 女お姉ちゃん

うそうそっ!

いや……いもにゃんに向ける愛は本物だけど……ね(キリ


ただいもにゃんが何時に帰ってくるか知りたかっただけだよっ!

何時くらいになりそう?

―――――――

妹「そうならそうとはやく言えばいいのに」クス

妹「ええと……」
606 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/07/13(水) 02:45:15.20 ID:t6ZQXoD20
自宅 

女「下手したらこりゃだめかもわからんね」

女「……まぁ、訂正送ったし大丈夫でしょっ」

女「おっ、来たっ!」


―――――――

from 宿敵

帰ったらその黄色いパンツを真っ赤に染めてあげる

―――――――


女「ひいっ!あ、姉貴……」

女「大体予想通り返事とはいえ……姉貴が言うと洒落にならんわ……」
607 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/07/13(水) 02:47:47.80 ID:t6ZQXoD20
女「……おっ今度こそいもにゃんからだっ!」

女「ええと……」

―――――――

from いもにゃん

今スーパーの前だから、あと10分くらいだと思うよ(^.^)

なにかあるの?(?_?)

―――――――

女「ふふふ……それは、な」
608 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/07/13(水) 02:48:39.32 ID:t6ZQXoD20
女「あ、お袋ーダンボールないー?」

自宅前

妹「あ、返事。ちょっと遅かったな」

妹「なになに……」

―――――――

from 女お姉ちゃん

surprise だよ


―――――――

妹「サプライズ?」

妹は女の謎のメールに首をかしげつつも、姉のいつものおふざけだろうとあまり気に留めなかった

それが、大きな間違えだったと気付かずに
609 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga]:2011/07/13(水) 02:56:48.95 ID:t6ZQXoD20
今日は短いですけどここまでです。お疲れさまでした

色々なご意見ありがとうございます。おかげさまで色々とネタや、課題(ちんぽ)が出来ました。ありがとうございます

他にも何かあったらお気軽にどうぞ

後、短編ですが、次々回の投下となりそうです、ちょっと遅れて申し訳ない

それでは、お休みなさい

610 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/13(水) 05:12:20.87 ID:txqQhacIO
おつ
611 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(京都府) [sage]:2011/07/13(水) 05:39:24.87 ID:8HRNmGj/o

んふっ(#^.^#) じゃねぇよwwwwあ〜くそーかわいいなー
ダンボール…surprise…何が来るだろうかw
612 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2011/07/13(水) 06:21:07.47 ID:jqkIrb6Eo
おつ
613 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/07/14(木) 14:30:30.70 ID:5dfnIN5/o
乙した

宿敵ワロタ
614 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/14(木) 15:30:27.97 ID:Q0YqO3ZIO
復活っ!
615 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/14(木) 16:04:16.03 ID:JRp/ENAPo
課題(ちんぽ)が出来ました


そういえばそういう設定あったな
忘れてたわ
616 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/14(木) 16:49:34.00 ID:7KzcOV0Go
復活か

ふたなり物 ← すごく大事
気分が向いたら、エロ書く(かもね)

この辺完全に忘れられてるな おもしろいからいいんだけど
617 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/16(土) 00:58:00.10 ID:CDmdoggSO
いいねー
618 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga]:2011/07/16(土) 02:08:10.01 ID:bWn68PE/0
自宅 玄関

妹「ただいまーっ!」

妹「ああお腹すい……」

妹「……ダンボール?」

妹「しかも二段重ねて……」

ダンボール「……」

妹「朝こんなのあったかな?」

妹「うーん……」

妹「……あ!もしかして女姉ちゃんの言ってたサプライズってこれかな?」

ダンボール「……」

妹「女姉ちゃんに聞いてみよっとっ」

妹 トコトコ

ダンボール ズリズリ

妹「ん?」クルッ

ダンボール ピタッ

妹「動いた……?」

ダンボール「……」

妹「……?」
619 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/07/16(土) 02:09:37.63 ID:bWn68PE/0
廊下

妹 トコトコ

ダンボール ズリズリ

妹 クルッ

ダンボール ピタッ

妹「……」ジー

ダンボール「……」

妹「……」クルッ

妹 トコトコ

ダンボール ズリズリ

妹 クルッ

ダンボール ピタッ

妹 「……」ジー

ダンボール「……」ドキドキ

妹 クルッ

ダンボール ズリ

妹 クルッ

ダンボール「!」ガタッ
620 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/07/16(土) 02:10:33.84 ID:bWn68PE/0
妹「女姉ちゃん入ってるでしょ」

ダンボール「……」

妹「もー……何してるの」

そうして妹は自分に付いて来るダンボールに近づいた

中身を見て女を確認するために

妹が重ねてある上のダンボールに手をかける

妹「女姉ちゃんっ!」

掛け声と共に勢い良く持ち上げ、その中身が暴かれる。そこには

女 ニタァ

下の大きなダンボールから首だけ出す、女の汚い笑顔があった
621 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/07/16(土) 02:12:06.51 ID:bWn68PE/0
妹「ひえっ!」

その余りにも汚い笑顔に妹は驚き、悲鳴をあげてしまう

それを確認した女は汚い笑顔を止めて真面目な顔を作り、こう叫んだ

女「トランスフォームッ!!!」

その叫びと共にダンボールから首を出したまま女は立ち上がり、予めダンボールの両側に開けておいた穴から腕を出す

そうして上半身にダンボールを着ているという奇抜なトランスフォーマーが完成した

女 ドヤァ……

妹「……」

完成と同時に女はしたり顔と荒ぶる鷹のポーズを作り、妹にそれを向ける

妹は驚きと呆れに身動きが出来ず、ただその一連の動きを見つめることしか出来なかった
622 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/07/16(土) 02:12:55.51 ID:bWn68PE/0
しばらく二人が見つめ合った後、ようやく立ち直った妹が声を出す

妹「こ、これが……サプライズ?」

女「そうっ!」

女は作戦の第一段階が成功した事に満面の笑みを作る

女「でも、まだ続きがあるんだ」

妹「つ、続き?まだあるの?」

女「そう……それはね」ニタァ

妹「っ!」

女が作った汚い笑顔に嫌な予感を感じた妹はその場から逃げ出そうと女に背を向け、走り出そうとする
623 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/07/16(土) 02:14:17.80 ID:bWn68PE/0
女「逃がすかぁっ!」

だがそれは遅かった。女は着ていたダンボールの余った部分を妹が逃げ出す前に被せ捕獲する

妹「やっ!なっ、何!?」

妹は突然視界が真っ暗になった事と、ダンボールに顔をぶつけた事に驚き、動きを止めてしまう

女はそれに口角ををニタ、と上げると、顔と手をダンボールの中に引っ込めて妹に抱きつき、後ろから妹を抱く格好になる

妹「ひゃっ!」

女「捕獲成功っ!任務完了っ!」

妹「は、離してぇっ!」

妹は女から逃れようとジタバタと手足を動かす。だが例によって、逃れることが出来ない

妹の手がダンボールにぶつかりタガタと音を立て揺れる

それは端から見るとダンボールから足が4本生え、ガタガタ揺れるという奇妙な光景だった
624 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/07/16(土) 02:15:38.33 ID:bWn68PE/0
女「ひゅふふふ……離せと言って離す馬鹿がどこにいる」

女「こうなったからには……貴様がどうなるか、解っているな?」

妹「や、やっ……」

女は妹を抱きしめていた右手を上に移動させ、制服のリボンに掛けてするすると解いていく

妹「あっ!おっ女姉ちゃっ」

妹はそれに焦り、ジタバタと動かしていた手を女の右手に移し、止めさせようとする

が、女の左手に左手を捕まれる。

妹の右手だけの力では女の右手を振り払えず、結果女のなすがままになってしまう

妹「やっ……だぁっ!」

妹は少しでも女から逃れようと体をくの字に折る。が、すぐに女に上からのし掛かるような格好になり、妹を逃がさない
625 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/07/16(土) 02:16:21.74 ID:bWn68PE/0
女「ふ……無駄なことを……んー」

妹「女ねぇ……ひゃっ!

女は妹のうなじに顔を寄せ、すんすんと匂いを嗅ぐ

妹はそれに体をピクリと震わせ、暴れるのを止めた

女「くふふ……いもにゃん汗臭ーい」

妹「だっだってっ!」

狭いダンボールの中で妹が暴れたことによって、熱がこもり、体を動かしたこともプラスして妹は汗をかいていた

女はそれを意地悪く笑いながら指摘する

妹はそれを恥ずかしく感じ、体を動かした事によって火照らせた顔を更に火照らせた
626 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/07/16(土) 02:17:21.28 ID:bWn68PE/0
女「でもいい匂い……いもにゃん……」

妹「や、だぁ……」

女は抵抗しなくなった妹を今までよりも強く抱きしめ、耳元に囁く

その強い抱きしめと囁きに妹は、あ、と声を漏らす

女はそれに嬉しげに笑い、女は右手で妹のブラウスのボタンを外し始めた

妹「あっ!やめ……」

女「いいのかな?また動くと余計に汗かくよ?」

女の言葉に、逃れようと暴れようとした妹は、その動きを止める

妹「う……」

女「すきありぃっ!」

女はそう言うと妹のブラウスのボタンを胸のあたりまで一気に外し素肌を晒させる
627 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/07/16(土) 02:18:06.57 ID:bWn68PE/0
妹「ひゃっ!」

女「くふふふふ……じゅるり」

妹ははだけたブラウスを直そうと焦って両手で隠そうとするが、女に抑えつけられうまく隠せない

そんな妹に女は舌舐めずりし、ニタニタと笑う

女「それじゃあ……いただきまーすっ!」

妹「女姉ちゃんやm」

女「ペロペロペロペロ……」

妹「ひにゃあああああああああああああ!!!!」

ペロペロという音と妹の叫び声と共にだんだんと二人の被っていたダンボールが下がっていき

遂には二人をすっぽりと覆い隠す

そうして廊下に残るのは、ペロペロという奇妙な音と、妹の鳴き声と、時折ガタガタと揺れる大きなダンボールのみとなった
628 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/07/16(土) 02:19:26.55 ID:bWn68PE/0
――――――――――――

女「ふう……しょっぱかった……」

妹「うう……」

さんざん妹を味わい、満足した女は妙にすっきりした顔でダンボールをよけて外に出てきた

妹はグッタリと廊下の床に仰向けに倒れ、女の唾液臭くなっていた

女「いやぁよかったよいもにゃ」

女「お」

女が妹に視線を移すと、
はぁはぁと息をつき、顔を上気させ、ブラウスが汗でぴったりくっ付いて赤く上気した肌をすけさせ
、更にはそのブラウスが乱れに乱れているという妹の姿があった

女「えろす……」

妹「?」

妹は女の呟きに、首を怪訝に傾けた
629 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/07/16(土) 02:20:17.44 ID:bWn68PE/0
女「いもにゃん……」

妹「っ!」

そんな妹の姿に興奮を覚えた女はじりじりと近づく

だが、すぐに危険を察知した妹はさっとたち上がり、逃げ出した

女「あっ……くそっ逃がしたっ!」

女「……まあいい」

女(というか、あれ以上やったら間違いが起きそうだったからよかったな。うん)

女「それより、第二波に備えなくてはな。ぬふふふ……」

そう不敵に笑うと、再びダンボールを被り、妹を待ち構えていた場所に戻る

女「さあこい……」

女「宿敵っ!」

そうして女は来るべき決戦に備え、英気を養うのだった
630 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/07/16(土) 02:20:59.87 ID:bWn68PE/0
――――――――

姉「ただいま」

ダンボールIN女(きたっ)

姉「〜〜♪」

姉「ん?」

ダンボール(ふふふ……このまま取り過ぎた時に立ちあがって驚かしてやる)ワクワク

姉 ジー

ダンボール(さあ早く行けっ!)

姉 ジー

ダンボール(……あれ?行かないぞ?)

姉 ジー

ダンボール(……まさか、ばれた?)

姉 ジー

ダンボール(いやそんな馬鹿な……)

姉 スタスタ

ダンボール(こっこっち来たっ!)
631 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/07/16(土) 02:21:53.10 ID:bWn68PE/0
姉 ジー

ダンボール(ゴクリ……)

姉「ふんっ」

ダンボール「あっ」ガッ!

姉「……」

ダンボール「……」

姉「……あんたのパンツを真っ赤に染めてやるって言ったわよね」

ダンボール「^^;」

姉「あれは嘘よ」

ダンボール「えっ?」

姉「ダンボールに変更」ニコリ

女「うわああああああああああああ」ぐしゃ
632 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/07/16(土) 02:23:53.30 ID:bWn68PE/0

リビング

母「あら、お帰りなさい♪」

姉「ただいま」

母「あら?女ちゃんは?ダンボールで遊んでなかった?」

姉「リサイクルしやすくしてあげたよ」

母「?」



女「」
633 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/07/16(土) 02:24:45.18 ID:bWn68PE/0
姉「ん、妹は?まだ帰ってきてないの?」

母「妹ちゃんならお風呂入ってるわよ〜」

姉「こんな早くに?珍しいね」

母「そうね〜でもなんか女ちゃんに汚された〜とか言ってたわよ〜?」

姉「……なるほどね」

母「なるほど?」

姉「ん、なんでもないよ」

姉(潰しといてよかったわね)

母「内緒なの?お母さん皆に内緒されて寂しいわぁ……」

姉「ホントにこれはどうでもいいことだから。母さんは気にしなくていいよ」ニコ

母「そう?それでもなんか寂しいわぁ……およよ」

姉「あはは……」
634 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/07/16(土) 02:25:52.46 ID:bWn68PE/0
姉「それで今日のご飯は?」

母「……今日?今日はビーフシチューよ〜」

姉「ビーフシチュー?ホント!?」

母「そうよ〜」

姉「やったっ!」

母「うふふ、お姉ちゃん。好きだもんね」

姉「うんっ!えへへっ」

女 ジー

姉「はっ」

姉「あ、あんたいつからそこに!?」

女「ビーフシチューあたりから」
635 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/07/16(土) 02:26:43.96 ID:bWn68PE/0
姉「いっ、いたんなら……」

女「姉貴の貴重な『えへへ』シーン」ニヤ

姉「うっ……」カァ

女「姉貴も可愛いとこあるんだね〜くふふふっ」

姉「くっ……くう……」

母「うふふっ

妹「ふー……気持ちよかった……」ホコホコ

妹「あ、お姉ちゃんっお帰りっ!ってなんでみんな笑ってるの?」

姉「た、ただいま。ちょ、ちょっとね」

妹「ちょっと?」

女「それは私が教えてあげようっいもにゃんっ!実はね……」

姉「い、言わなくていいっ!」
636 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/07/16(土) 02:28:29.00 ID:bWn68PE/0
母「はいはい。いいからまずはご飯にしましょう?席について?」

女「ちぃ……うーい」

妹「はーいっ」

姉「……」ホッ

母「はい。それじゃあ……」

母 姉 女 妹「いただきまーすっ!」

妹「それで、何かあったの?」

女「おーそれはね……」

姉「いっ言わなくていいからっ!」
637 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/07/16(土) 02:29:16.22 ID:bWn68PE/0
女「えーいいじゃん。姉貴の可愛さ()をいもにゃんに知ってもらうチャンスだよ?」ニヤニヤ

姉「こいつは……」

母「お姉ちゃんの可愛さって?」

姉「か、母さんっ!」

女「もーお袋もさっき見てたでしょ?さっきのだよさっきのっ」

母「……うん?」

姉「もういいでしょっ!妹もそんなの聞きたくないでしょ?」

妹「ええと……聞いて、みたいかな。えへへ」

姉「妹ぉ……」
638 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/07/16(土) 02:30:15.92 ID:bWn68PE/0
姉「く……却下よ却下!こんな」

女「『ビーフシチュー!?ホント!?』」

姉「んぐっ!?」

女「『やった!』」

姉「お、女っ!やめ」

女「『えへへっ!』」

姉「ううっ……」

女「いやぁ可愛かったよォ姉貴ぃ……」ニヤニヤ

妹「ホントにお姉ちゃんが言ったの?なんか意外……」

姉「女……後で覚えてなさいよ……」
639 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/07/16(土) 02:31:35.59 ID:bWn68PE/0
母「なんだ、いつものお姉ちゃんね」

女「へ?」

妹「え?」

姉「!?」

母「え?二人がいないときはお姉ちゃん、いつもこんな感じよ?」

姉「か、母さんっ!!?」カァ

姉「ち、違うのよ!?これは」

妹「お姉ちゃん可愛いっ!」

姉「あっ……く……!」

女 スクっ スタスタ ポンっ

姉「な、何よ……肩さわんない」

女 ホッコリ
640 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/07/16(土) 02:32:12.11 ID:bWn68PE/0
姉「ふんっ!」

女「おごっ!?」ゴッ 

女「な、なして……」ヨロヨロ

姉「あんたには後で話があるわ。顔貸しなさい」

女「うう……姉貴がぶったよぉ……おかあさぁん……」

母「こらっダメでしょっ!」

女 ニヤッ

母「食事中立ち歩いちゃっ!」

女「ええー……」

母「ほら、早く座って。ご飯冷めちゃうわよ?」

女「はい……」
641 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/07/16(土) 02:33:02.78 ID:bWn68PE/0
深夜 女の部屋

女「とうっ」

食事を終えたあと、女は姉に折檻を受け、アレに目をそむけながら風呂に入った後、

パジャマに着替え、寝る支度をし、自分の部屋に戻ってきていた

自分の部屋に戻ると女はすぐさま勢いよくベッドに飛び込む

女の体はベッドの上で跳ね、ベッドをギシギシと弾ませた

女「んー……」

体の弾みが収まった後、女はごろりと仰向けになり、ぼう、と天井を見つめた

そうしている内に昼間の女友とのやり取りが思い出される

今思えば相当恥ずかしいやり取りだった。女は今更になってそれを思う

だが、後悔は全く無かった。それどころか笑みが零れる
642 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/07/16(土) 02:34:07.98 ID:bWn68PE/0
女「……友ちん」

女友の名を口にする。するとやはり女の心に温かい気持ちが流れ込む

女「……友ちん」

もう一度呼ぶ

女「……友」

もう一度

女「……女友」

その名前を口にすればするほど心が温かくなる

だが、同時に一抹の寂しさも入り込んでくる

女「……ふふっ」

女はその昨日は原因が解らなかった温かい気持ちも、今感じている寂しさの原因も、わかっていた

女「……私の、親友」

女の中、では
643 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/07/16(土) 02:34:58.16 ID:bWn68PE/0
その原因がわかったつもりになっている女には、それら気持ちは不安の材料にはなり得なかった

その原因の答えは全く違うものなのだが、女はまだ、それに気付いていない

そうして、女は眠りに着く

女友に会える明日を待ち遠しく思いながら
644 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga]:2011/07/16(土) 02:38:23.04 ID:bWn68PE/0
今日はここまで。お疲れさまでした

書きたいもの書いてたら少し遅くなってしまった……すんません

次回は、短編回です

それではお休みなさい
645 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/16(土) 02:42:09.93 ID:k82VFj4IO
646 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) :2011/07/16(土) 03:39:54.52 ID:tLV/R0Jp0
647 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(京都府) [sage]:2011/07/16(土) 05:39:51.46 ID:GNAl39gFo

母の前ではまだまだ娘な姉可愛いww
そして最後、女友の名前呟くシーン…すごく良かった可愛過ぎ

ダンボールのあれ「トランスフォーム」言ってるが、胴体にGUNDAMと書かれたあれが真っ先に浮かんだww
648 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/07/16(土) 10:46:52.74 ID:PLPsPCpzo
乙した

いもにゃんの汗ペロペロしたいです

トランスフォーマーの映画が待ち遠しいです
649 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/16(土) 11:48:53.58 ID:qSrE2ULIO
おつつ

650 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/16(土) 12:51:44.41 ID:Bv03SyK2o
いもにゃんいじってるあいだに暴発して賢者になっちゃう女ちゃんとかないかな

おつかれ女友とうまくいきますように
651 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga]:2011/07/18(月) 03:10:57.91 ID:FRJZSegb0
>>1です

今回は投下はなしで、連絡のみです

またリアルが忙しくなってきてしまい、しばらく投下が難しくなってしまいました。

一週間ほどでこの忙しさは終わると思うのですが、ちょっとわからない状況です

暇を見つけることができたら投下したいと思いますので、何卒よろしくお願いします

最後に。いつも感想、乙、ありがとうございます。とても嬉しく思っています

これからもお付き合いいただけると幸いです

それでは、お休みなさい





652 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(京都府) [sage]:2011/07/18(月) 03:24:29.20 ID:o3RsXwXAo

これからも楽しみにしてます!
653 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2011/07/18(月) 03:25:03.77 ID:go5KCEIYo
気長にまってますよー
654 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/07/18(月) 13:16:32.13 ID:D+vGX+Cdo
乙した
ワクワクして待ってます無理せずにー
655 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(岐阜県) [sage]:2011/07/24(日) 12:41:47.64 ID:exjBrk2i0
そろそろかなぁ wktkwktk
656 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) :2011/07/26(火) 03:42:58.18 ID:WAK+5Z0Ao
>>606
宿敵ワロタwwwwwwww

まだ忙しいか・・・気長に待つぜ
657 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/07/30(土) 14:57:50.86 ID:TFncgA8Xo
待ってます
658 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga]:2011/07/30(土) 22:22:32.60 ID:nAN3yX/m0
お久しぶりです。>>1です

一週間で終わると思いきや二週間……ようやく忙しさが収まりました。

大変お待たせてしまって本当に申し訳ない

これからはしばらく安定して投下できると思います

と、いいながら今日は投下はないのですが……ですが明日には投下する予定です

最後に、二週間も空けたのに「待ってる」などのコメント。これにはとてもありがたく思いました

待ってくれてるんだなぁ……と、本当にありがとうございます

完結まではちゃんと書ききりまので、それまでお付き合いしていただければとても嬉しいです

それではお休みなさい
659 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/30(土) 22:23:46.53 ID:AbzsOUlIO
お疲れ様
660 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/07/30(土) 22:51:53.31 ID:TFncgA8Xo
おおおついに


乙した



完結ってきくと何となく寂しくなるな
661 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(京都府) [sage]:2011/07/30(土) 22:57:03.25 ID:Fscitr1qo
待ってました!楽しみにしてます!
662 :!ninja [sage]:2011/07/30(土) 23:01:04.94 ID://tIns1jo
やった
再開待ってた
663 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(岐阜県) [sage]:2011/07/31(日) 13:12:49.91 ID:cw9wszNR0
キターーーーーーーーーーーーー
664 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2011/07/31(日) 20:18:08.13 ID:+1talv+ko
一人称が'私'と変態は相性が素晴らしく良い。
665 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2011/07/31(日) 20:19:00.12 ID:+1talv+ko
一人称が'私'と変態は相性が素晴らしく良い。
666 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2011/07/31(日) 20:19:56.35 ID:+1talv+ko
一人称が'私'と変態は相性が素晴らしく良い。
667 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2011/07/31(日) 20:20:30.22 ID:+1talv+ko
一人称が'私'と変態は相性が素晴らしく良い。
668 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga]:2011/07/31(日) 20:29:06.52 ID:IQVEOgYc0
女が段ボールで妹を舐め回している頃 女友の家

女友「……」

女友←女の手を握っていた手を見つめている

女友 ジー

女友「……」

女友 スンスン

女友「……」

女友 ニマァ
669 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/07/31(日) 20:30:18.90 ID:IQVEOgYc0
女友「ぬふっ!ぬふふふふふっ!」

女友「ああっ!お、女ちゃんのか、香りがするようっ!」

女友「すーはすーは……ああ……いいっ!」

女友「やっぱり女ちゃんの香りは最高だよぉっ!」

女友「な、舐めちゃおうかな……」

女友「……いや、やっぱりダメよ。そんなはしたないこと……」ペロペロ

女友「……がはんひなふひゃ……がはん……」ペロペロ

女友「……」ペロペロ

女友「あっ!」

670 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/07/31(日) 20:31:17.04 ID:IQVEOgYc0
女友「しまった……私としたことが……」

女友「後々楽しみに取っておこうと思ったのに」

女友「失敗したなぁ……」

女友「……」

女友「さーご飯つくろっと」
671 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/07/31(日) 20:32:46.07 ID:IQVEOgYc0
女友の家 台所

女友「今日は何にしようかなぁ」

女友「うーん……」ゴソゴソ

女友「スパゲティ残ってたよね。確か」

女友「基もあるし、カルボナーラにしよっと」

女友「よし。それじゃ冷蔵庫チェック〜」

女友「あ、卵切れそう。買わなくちゃ」

女友「牛乳も切れそう……これも買わなくちゃ」メモメモ

女友「これでよしと。さ、作ろうっと」

女友「まずスパゲティ茹でてっと……」

女友「ふんふーん♪」

女友「ふ……」

女友「……」

女友「……いい加減独り言言う癖直さないとね」
672 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/07/31(日) 20:33:31.57 ID:IQVEOgYc0
―――

女友「さ、完成っ!美味しそうっ」

女友「それでは頂きますっ!」

女友 バクッ

女友「ん、美味しいっ」

女友 モクモク

女友「女ちゃんにも食べさせてあげたいなぁ」

女友 モグモグ
673 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/07/31(日) 20:34:09.42 ID:IQVEOgYc0
女友 モグモグ

女友「ん、ごちそうさま」

女友「ふー……食べた食べた」

女友「さて、さっさと食器洗っとかなきゃね。また忘れちゃう」

女友「洗ったら、お風呂入って、宿題して……」

女友「あ」

女友「また独り言。……駄目だなぁ」

女友「気を付けないと」
674 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/07/31(日) 20:35:12.18 ID:IQVEOgYc0
――――

風呂から出た女友は髪を乾かし、リビングの大きなソファに一人座ってくつろいでいた

電源の入ったテレビからはバラエティ番組の笑い声が流れ、リビングをその音だけが埋める

女友はテレビをぼんやりと眺めながら、この番組が終わった後の事を考えていた

女友(これが終わったら、勉強して、ええと……)

そんなことを考えている内に番組は進んでいった

番組が進むうちにときたま芸人が視聴者を笑わせようと、ネタを披露する場面があった

だが女友はそれにクスリとも笑うこともなく、テレビから流れる情報をただ消化していった

やがてバラエティ番組が終わりに近づき、エンドロールが流れ始める

女友はそれに合わせ、ソファから立ち上がりテレビの電源を落とした

それと同時にリビングを埋めていたテレビの音が消え、静寂に包まれる

女友「……さてと」
675 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/07/31(日) 20:38:04.95 ID:IQVEOgYc0
女友は一息漏らし、移動し始める

そのまま女友の部屋がある二階に向かうと思いきや、女友は一階の和室に向かっていた

その歩いている時の女友の表情はどこか影のある表情を浮かべていた

そうして女友は閉め切ってある和室の前まで足を運ぶと、ゆっくりとふすまに手を掛ける

躊躇いがちにゆっくりとふすまを開け、暗い和室に足を踏み入れる

和室は一日閉め切っていたせいかどこか埃っぽい感じがしていた

女友は電気をつけるスイッチに手を伸ばし、明りをつける
676 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/07/31(日) 20:39:09.82 ID:IQVEOgYc0
女友「……」

そこには大きめの仏壇が置いてあり、その大きさでその存在を主張していた

女友はその存在感に一度目を反らし、ゆっくりと仏壇に向かっていく

仏壇前まで移動すると、腰をおろして反らしていた目を戻し、仏壇に向き直る

そこには優しそうに笑う二人の男女の写真があった

女友はその写真に手を合わせ、目を閉じる
677 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/07/31(日) 20:39:49.50 ID:IQVEOgYc0
しばらくそれをつづけた後、女友は目を開け立ち上がった

そして和室の入り口まで移動し、スイッチに手を掛け電気を落とした

和室に廊下の光が入り込み、仏壇を照らす

光に照らされた仏壇に女友は顔だけ向け、小さな声で呟いた

女友「お休みなさい。お母さん。お父さん」

それだけ言うと女友はすぐに和室をでて、ふすまを閉める

そうして和室には誰もいなくなり、暗闇だけが残された
678 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/07/31(日) 20:40:44.74 ID:IQVEOgYc0
―――――――――――

女友「ん〜……んっ」

その後自分の部屋に戻り、宿題をこなした女友は椅子の上で体を伸ばし、凝りをほぐしていた

そして今日1日で溜まった疲労による倦怠感に身を委ね、ぐったりと腕を枕に机に身を伏せる

女友はそのまま顔を横に向け、虚空を見つめた

女友「……寒い」

心の中にふと浮かんだ言葉が女友の口から漏れる
目を、開けた窓に移すと、窓からカーテンを揺らす暖かい風が流れ込んで来ていた
679 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/07/31(日) 20:43:55.72 ID:IQVEOgYc0
女友はそれを目の端に写しながら、携帯電話に手を伸ばす。

カチカチと携帯電話を操作し、ロックしてあるデータフォルダのロックを解除し、開く

そこには女と女友との写真のデータが詰まっていた

女友はそれを一つづつ開いていく

女友「……ふふっ」

写真のデータを開いていく度に女友は懐かしさに愛おしさに笑みが零れる

休日に初めて一緒に遊びに行った時の二人。二人で勉強会をしたときの女のだらけている時の姿。居眠りをしている時にこっそり撮ったものなど

やがて女友は女の満面の笑顔の写真のファイルを開く

そして女友はそれをじっと見つめた

ただ愛おしさを込めた表情で
680 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/07/31(日) 20:44:59.50 ID:IQVEOgYc0
女友がそれを見ている内に、昼間の女とのやり取りが思い出されてきた

女の戸惑っている顔。本気で怒った顔。朱に染まる笑顔

そして繋ぎ合った手

それらを思い出し、安堵と、喜びと、愛おしさが心に流れこみ、女友の頬を緩ませる

女友「……色々あったけど、これでもっと仲良くなれた……よね?」

だが、その時突然女友の頭に、「もしあの時すれ違ったままだったら」という可能性が頭をよぎる
681 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/07/31(日) 20:45:57.18 ID:IQVEOgYc0
それを思うと女友を包んでいた幸せな気持ちが吹き飛び、代わりにどうしようもない不安と、恐怖が女友を包んだ

昼間のような虚脱感。そして冷静になった頭で考えたことによる現実感が女友を襲う

女友はそれに体がカタカタと震わせた

女友「……何も無くてよかった」

自分に言い聞かせるようにそう呟やく

だがなかなかに体の震えは止まらない

女友「……良かった」

もう一度呟く

それでも体の震えは止まらない
682 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/07/31(日) 20:47:37.62 ID:IQVEOgYc0
女友は急いで明日の準備を済ませ、部屋の電気をつけたまま、逃げるようにしてベッドに潜り込む

そして女友はベッド脇にあるぬいぐるみを強く抱きしめ、目を閉じた

女友「女ちゃん」

自分に襲いかかる不安と恐怖から、女の名前を口にする

女友「女ちゃん……っ」

もう一度

女友「女ちゃん……っ!」

縋り付くように

女友「女ちゃ……ん……」
683 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/07/31(日) 20:48:05.00 ID:IQVEOgYc0
そうして女友は眠りに着くまで、女の名前を呼び続けた

人形を抱き、体を震わせたままに
684 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga]:2011/07/31(日) 20:53:30.82 ID:IQVEOgYc0
今日はここまで。お疲れさまでした

まさかのシリアス回。これは自分でも予想していなかった

でも次回はちゃんとほのぼのです。ご安心を

次回は 短編、補佐 です

それではお休みなさい
685 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/07/31(日) 21:10:18.27 ID:iaXoUnqa0
友ちゃん…
686 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/31(日) 23:57:43.72 ID:mHgrGskSO
おお友ちゃん………


687 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/31(日) 23:58:31.85 ID:mHgrGskSO
おお友ちゃん………


688 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/01(月) 00:13:24.88 ID:6+zT0mhIO


女友ちゃん・・・。・゜・(ノД`)・゜・。
689 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(京都府) [sage]:2011/08/01(月) 01:37:53.75 ID:c+3qxdZ+o

再開一発目におぉ…女友…
皆幸せになってほしいな
690 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/08/01(月) 02:04:21.46 ID:TgqGwd9bo
友ちん…

乙した
691 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) :2011/08/01(月) 02:59:25.89 ID:TvFfEdLq0
女友いい子や・・・
692 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga]:2011/08/04(木) 21:30:44.69 ID:1F44236+0
補佐の家

補佐「……ただいまー」

補佐妹「あっ!ねーたんおかぁりーっ!」トタタタ

補佐妹「わぁーっ」ギュッ

補佐 ポー

補佐妹「……?ねーたん?」

補佐「あっあ、ただいまー」

補佐妹「にひーっ」

補佐「いい子にしてた?」

補佐妹「してたぁっ!」

補佐「ふふっよしよし」ナデナデ

補佐妹「にひひー」
693 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/08/04(木) 21:31:36.49 ID:1F44236+0
補佐妹「ねーたんだっこっ!」

補佐「えぇっまたなの?」

補佐妹「だっこだっこだっこっ!」

補佐「もー……もう年長さんなんだから我慢しなくちゃ駄目なんだよ?」

補佐妹「やだー!」

補佐「もう、仕方ないなぁ。よいしょっ……と」

補佐妹「やったぁー!」

補佐妹「ねーたんすきーっ!」ギュッ

補佐「わ、わ、ま、前見えないってばっ!」

補佐妹「ねーたんっ!ねーたんっ!すきーっ」スリスリ

補佐「わっわかったからっ!ねっ?いっ一回、離してぇっ!」
694 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/08/04(木) 21:32:53.15 ID:1F44236+0
―――

補佐の家 リビング

補佐「ただいま」

補佐妹「たあいまーっ!」

補佐母「お帰りなさい」

補佐「……ただいま戻りました」

補佐母「遅かったのね」

補佐「……生徒会です」

補佐母「そう」

補佐「はい」

補佐母「……」

補佐「……」

補佐妹「……?」
695 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/04(木) 21:33:42.30 ID:Ygjlmr63o
うおおおお
696 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/08/04(木) 21:33:45.09 ID:1F44236+0
補佐母「……妹。お姉ちゃんから降りなさい」

補佐妹「やだーっ!」

補佐母「言うこと聞きなさい」

補佐妹「やだーっ!」

補佐母「……はぁ」

補佐母「補佐。妹降ろしておきなさい。ご飯にするから」

補佐「……はい」

補佐「ほら、降りよ?お母さん言ってるよ?」

補佐妹「やぁーっ♪」スリスリ

補佐「あ、お姉ちゃんにだっこされたままじゃご飯食べれないよー?それでもいいのー?」

補佐妹「やだっ!」

補佐「じゃあ降りなきゃねー」

補佐妹「やー♪」スリスリ
697 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/08/04(木) 21:35:03.20 ID:1F44236+0
補佐「もー……仕方ないなぁ。もうちょっとだけだよ?」

補佐妹「ねーたんー♪」

補佐「ふふっ」

補佐(ソファに座ってと……)

補佐妹「ねーたんっねーたんっ」

補佐「んー?なぁに?」

補佐妹「きょーねっおえかきしてきたのっ」

補佐「幼稚園で?何描いてきたの?」

補佐妹「くるまかいてきたぁ!」

補佐「車?ふふっそうなんだーうまく出来た?」

補佐妹「できたぁっ!」

補佐「そっかぁ。すごいねー妹は」ナデナデ

補佐妹「にひひー♪」
698 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/08/04(木) 21:35:58.29 ID:1F44236+0
補佐(あ、このままその絵取りに行ってくれればどいてくれるかな?)

補佐「おねーちゃんにその絵見せてくれる?」

補佐妹「いいよっ!ねーたんにみせてあげるーっ!」

補佐「ふふ。ありがとー。それじゃあ取ってきてくれる?」

補佐妹「うんっ!とってくるーっ!」トテトテ

補佐(ふう、どいてくれた。これでこのままでいけば……)

補佐妹「とってきたぁー!」トテトテ

補佐「うんっみせてみせてー」

補佐妹 じー

補佐「うん?どうしたの?」

補佐妹「にひひーっだっこっ!」

補佐「ええー……」
699 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/08/04(木) 21:37:04.29 ID:1F44236+0
補佐妹「してくれないとみせてあーげないっ!」

補佐「うーん……」

補佐妹 キラキラ

補佐(……仕方ないなぁ)

補佐「わかったよ。おいで?」

補佐妹「にひひーっ!」ギュッ

補佐「もー……じゃあ見せてくれる?」

補佐妹「うんっ!これーっ!」

補佐「どれどれ……?」
700 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/08/04(木) 21:38:23.11 ID:1F44236+0
補佐が見た絵は、草原を模したものと思われる緑色の背景の上に四角い黄色い箱の下の辺に黒い点が二つ付く妹の言う車の絵が書いてあった

その車の中からは四つの人らしきものが満面の笑みでこちらに手を振っている

補佐の妹が描いた絵は、お世辞にもうまいとは言えなかったが

自分の妹の絵を見慣れている補佐は、期待のまなざしを向けている妹にニッコリと笑みを返す

補佐「うん。上手だねー」

補佐妹「にひひーっ!」

補佐妹「これっ!これがねーたんっ!」

笑顔で妹が指差したのが、つぶれた饅頭みたいな顔した人だった

補佐「……これがおねーちゃん?」

補佐妹「うんっ!それでねっこれがあたしでねっ!これがままっ!それでこれがぱぱっ!」

補佐「そっかぁ。うんうん。みんな似てるねー」

補佐妹「にひひー♪」
701 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/08/04(木) 21:39:24.02 ID:1F44236+0
補佐妹「あっ!ねっねっ!ねーたんのおえかきしてあげるっ!」

補佐「ホント?いいの?」

補佐妹「うんっ!」

補佐母「二人ともご飯できたわよ」

補佐「……はい」

補佐妹「はーいっ!」

補佐妹「あっ!ねーたんのおえかきっ!」

補佐「うーん。それはご飯食べてからにしようね」

補佐「それからゆっくりやろう?」

補佐妹「うんっ!」
702 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/08/04(木) 21:40:25.74 ID:1F44236+0
―――――

食卓

補佐母「遅いわ」

補佐「……ごめんなさい」

補佐妹「あっハンバーグっ!」

補佐妹「ハンバーグっ!ハンバーグっ!」

補佐母「妹。静かにしなさい」

補佐妹「えーっ!」

補佐母「妹!」

補佐「妹?ご飯のときは静かにしなきゃだめだって言ってるでしょ?」

補佐「それにおねーちゃんと約束したでしょ?静かにするって」

補佐妹「むー……はーい」

補佐「良い子だね」ナデナデ

補佐妹「にひひひー♪」
703 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/08/04(木) 21:42:05.65 ID:1F44236+0
補佐母「……いただきましょう」

補佐「はい……いただきます」

補佐妹「はーいっ!いただきまーすっ!」

補佐母「……」

補佐 モグモグ

補佐妹「おいしー♪」モグモグ

補佐母「……最近生徒会忙しいの?」

補佐「……はい。予算会議が近いので」

補佐母「勉強はおろそかになってないでしょうね」

補佐「……問題ありません」

補佐母「あなたの将来が掛かっているんだからね」

補佐「……はい。わかっています」

補佐母「……」

補佐母「ならいいわ」

補佐「……はい」
704 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/08/04(木) 21:44:22.22 ID:1F44236+0
補佐妹「……ねーたんとまま、ケンカしてるの?」

補佐母「……」

補佐「ううん。してないよーだから妹は心配しなくていいんだよ?」

補佐妹「ほんと?」

補佐「うん。あ、妹ー。口の周りにソースついてる」

補佐「ほらこっち向いて?拭いてあげるから」

補佐妹「やー!」

補佐「ほらほら。動かないで」

補佐妹「んー……」フキフキ

補佐「はい。できた。今度はつけちゃ駄目だよ?」

補佐妹「うんっ!」

補佐母「……」
705 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/08/04(木) 21:49:53.78 ID:1F44236+0
―――――

脱衣所

夕食を済ませたあと、補佐は妹とのお絵かきに付き合い(完成した絵はとても人には見えなかった)

自室に戻って寝巻であるパジャマに着替え、汗を流すために浴室に向かっていた

脱衣所まで到着すると補佐は、ゆっくりと服を脱ぎ始めた

まず補佐は上のパジャマから脱ぎ始める。ひとつ、ふたつと上からボタンを外していき、柔らかい女の素肌を露出させる

全てのボタンを外しきると補佐は、外しきったことで羽織るようになっていた上のパジャマを衣擦れの音を立てながら脱ぐ

それによって、彼女の年頃にしてはひと際大きいブラジャー越しの、形のよい乳房が、白く、絹のような素肌と共に晒される

補佐は少しの間自分の乳房を見つめたあと、優しく両の乳房を、両の手で触れた

そして何かを確かめるように軽くもみ始める。補佐が胸を揉むたびに大きく柔らかい乳房は形を変えた

しばらく自分の胸を揉んだ後、はぁ、と補佐は落胆の溜息をつく

補佐「……また大きくなってる……」
706 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/08/04(木) 21:51:31.63 ID:1F44236+0
補佐はこの大きな胸がコンプレックスだった。

目立つことを嫌う彼女はこの異性や、同性からにも視線を集められるこの胸が疎ましくてしょうがなかった

このコンプレックスを隠すため彼女は、多めに服を着たり、小さめのブラを使用したりして何とか隠そうとはしているのだが、それらは全て徒労に終わっている

はぁ、と今度は諦めの溜息を吐くと、補佐は胸から手を離し、パジャマの下に手を掛ける

そしてスルスルと衣擦れの音を立てながら、張りがあり白く美しい足を晒すと、自分のショーツに手を掛ける

そのまま一気に下までショーツを降ろすと、補佐の形のよく程よい大きさの尻と、薄らと陰毛の生える性器が晒された

補佐はどこか恥ずかしさを感じ、意味もなくきょろきょろと周りを見渡した。同然誰もいない

それを確認すると補佐は、ブラのホックに手を掛ける。

そしてそれを器用に外し、大きく、柔らかい、形のよい乳房の全てを外の空気にさらした

それにより大きな乳房の真ん中にある、小さな二つの突起もさらされる。

その二つの突起は、乳房の大きさに対して少々小さく、上をつんと向いていた

これにも補佐は恥ずかしさを感じ、眼鏡を外し、長い髪を結った後、左の手で乳房を、右の手で性器を隠しながら浴室へとむかった


707 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/08/04(木) 21:54:31.73 ID:1F44236+0
浴室に入ると補佐は急いで沸かしておいた風呂に足を投げ出し、仰向けに座るような状態でつかる

そこでようやくふう、と息を吐いた

補佐「きもち……いい……」

補佐は温かいお湯の気持ちよさに、ぼそ、声をもらし、目を閉じた

「私は補佐の事大好きよ」

補佐「っ!」

そこで姉の言葉が突然、補佐の頭にリフレインされる

途端補佐の顔はお湯の暑さとは別の理由で火照らせ、顔を朱に染めた

そして姉の言葉の嬉しさと恥ずかしさに心臓の大きく高鳴らせ、身を悶えさせる
708 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/08/04(木) 21:56:26.61 ID:1F44236+0
補佐「は、あ、うう……」

補佐は高ぶる気持ちと胸の高鳴りを抑えようと深呼吸をしようとするが、収まらせるべき心臓の高鳴りがそれを邪魔し、上手く出来ずにいた

補佐「……会長……」

姉に抱いてきた憧れと共にあるほのかなな想い。それが姉の言葉に大きく膨らみ、補佐の心臓を高鳴らせた

どうやっても収まることのない胸の高鳴りに、補佐は収まらせることを諦め、目を閉じ、姉を想う

そして想い浮かぶのは姉の笑顔ばかり。

姉の意地悪な笑顔。嬉しそうな笑顔。そして

補佐と二人きりの時だけに浮かべる優しい笑顔

それら全てが補佐の心臓を高鳴らせる

この高鳴る想いを伝えたい。補佐は姉を想う内に、心のうちにそうふつふつと湧き上がらせた

だが
709 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/08/04(木) 21:57:54.58 ID:1F44236+0
補佐「あ……」

姉が愛を囁く意味で「大好き」と言ったのではなく、ただ人としての好意で言ったのではないのかという、疑念の想いも同時に湧いてきた

さらにそれに加え、もし、姉の「大好き」という言葉が、愛によるものだったとしても、自分が、自分「なんか」が姉の愛に応えていいものかという思いも浮かぶ

それらを思うと補佐の高揚していた気持ちは一気に薄れていった

補佐「はあ……」

思わずため息をつく。先程まで自分の心を高ぶらせていたものは今では姿形もなく、代わりに自分の心を貶める、ジクジクとした陰鬱なものが心に広がっていった

補佐「……会長がこんな私を好きになってくれるなんて……ありえないよ」

補佐「こんな……ドンくさくて、何のとりえもない……」

そう言って補佐は膝を抱くように丸めてお湯に顔を半分浸け

空気を吐き出しプクプクと気泡を作る
710 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/08/04(木) 21:59:00.51 ID:1F44236+0
そうしている内に補佐はの心はどんどんと鬱々としたものに飲み込まれていく

遂には

補佐「……こんな気持ち……迷惑かな……」

そんな自虐的で、独りよがりな考えさえ浮かんできた

目頭が熱くなる

補佐はこんな自分が、こんな考えしか持てない自分が、こんな考えを持ってしまうような、能力のない自分が、大嫌いだった

一度お湯から顔を出し、もう一度溜息をつく

これ以上考えても意味がない。補佐は結論づけると、体を洗うため湯船から出ようとした。その時
711 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/08/04(木) 21:59:54.72 ID:1F44236+0




「ねえぇーたぁぁぁーーーん!!」



712 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/08/04(木) 22:01:02.76 ID:1F44236+0
浴室の外から騒がしい足音と、元気な声が聞こえきた

補佐妹「やぁーっ!」

補佐「い、妹っ!?」

補佐妹「あたしもねーたんとおふろはいるーっ!」

その音に気付き補佐が扉の方を見ると、同時に補佐の妹が身に何もつけず掛け声とともに浴室に入ってきた

そしてそのまま補佐の入っている湯船に大きな音を立て飛び込む

補佐「え、あ、あ、まっ」

補佐妹「りゃーーっ!」

補佐の妹が飛び込んだ事で、湯船に入っていたお湯は大量に零れてしまった

だがそんなことはお構いなしに補佐の妹は、補佐に抱きつく

補佐妹「ねーたんー♪」
713 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/08/04(木) 22:02:38.13 ID:1F44236+0

補佐は突然の出来事に驚いて目を丸くしている事しかできなかったが、自分の妹が抱きついてきたことで放心状態から戻る

補佐「い、妹っ!お風呂に飛び込んじゃダメって……」

補佐妹「にひひひー♪」

補佐「こ……」

妹を諌めようと声を上げようとしたが、そこで自分を覆っていた陰鬱な気持ちが晴れていることに気付く

それに気付くと、諌める事がどうでもいいことに思えて、声を上げるのを止めた

補佐「……ふふっ……もう」

補佐妹「にひひっ♪」

呆れと、少しの感謝を乗せて、自分の妹の頭をなでる

妹は撫でられた嬉しさから満面の笑顔を補佐に向けた

補佐「さ、十数えたらお風呂でて、体洗うよー」

補佐妹「うんっ!」

補佐「ふふっ」

補佐「……」

補佐(明日会長には……いつも通りの態度でいた方がいいよね)
714 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/08/04(木) 22:03:52.00 ID:1F44236+0
そう判断付け、補佐は自分と妹の体を洗った後、浴室を後にした

その判断がこれから補佐と姉、二人の関係にどんな影響を与えるかも知らずに
715 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/08/04(木) 22:09:01.96 ID:1F44236+0
今日はここまで。お疲れさまでした

思ったように筆が進まずちょっと遅れてしまいました。申し訳ない

次回は早めに……できるといいなぁ

次回は 短編 妹友(もしかしたら+役員A)です

それではお休みなさい
716 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/04(木) 22:12:02.86 ID:OxWdfAnro
おつ
717 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/04(木) 22:20:45.70 ID:Ct4MA6RSO


補佐妹は貰っていきますね
718 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(京都府) [sage]:2011/08/04(木) 23:27:19.68 ID:oNtBPFSGo

補佐も悩んじゃって…最後の引き…気になるな

女の時も思ったが、服脱ぐシーン日常風景なだけなのに…エロいw
719 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/05(金) 14:57:17.20 ID:raCjdGKSO


補佐どうなるんだ………
そして補佐母……

脱衣シーン最高や
720 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/08/05(金) 15:52:38.32 ID:4hT+dpHco
乙した

周りの人たちは何かしらあるのね
721 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga]:2011/08/08(月) 02:12:18.55 ID:U/dLuWfY0
妹友の家

妹友「……ただいま」

妹友姉「やぁ、お帰り。我が妹よ」

妹友「……姉さん」

妹友姉「ん?ああ。今日は早くに大学が終わってね。バイトも無かったから早く帰ってきたんだ」

妹友「……そう」

妹友姉「妹は学校、楽しかったかい?」

妹友「……」コクリ

妹友姉「それはよかった。さ、まずはご飯にしよう。手を洗っておいで」

妹友「……母さんは?」

妹友姉「仕事で出掛けているよ」

妹友「……父さんは?」

妹友姉「父さんも」

妹友「……そう」

妹友姉「わかったら早く手を洗っておいで?僕はもうお腹ペコペコなんだ」

妹「……ん」トコトコ

妹友姉「さ、それじゃあ僕は用意しようかな
722 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/08/08(月) 02:13:47.08 ID:U/dLuWfY0
――――

食卓

妹友姉「はいっそれじゃあ…」

妹友姉「いただきまーす」

妹友「……いただきます」

妹友姉「んーやっぱり母さんの酢豚は美味しいね」

妹友「……」コクリ

妹友姉「ところで妹友」

妹友「……?」

妹友姉「彼女は出来たかい?」

妹友「……」
723 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/08/08(月) 02:14:50.85 ID:U/dLuWfY0
妹友姉「そんな何言ってんだコイツみたいな顔しないでくれよ」

妹友「……彼氏、じゃないの?」

妹友姉「……」←何言ってんだコイツの顔

妹友「……」

妹友姉「妹友、君の通っている高校は何高だい?」

妹友「……女子高」

妹友姉「だったら作るのは彼女なのは当然だろう?」

妹友「……」
724 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/08/08(月) 02:15:48.96 ID:U/dLuWfY0
妹友姉「だから何言ってんだコイツの顔はしないでくれよ」

妹友「……だって姉さんが……変な事言うから」

妹友姉「変な事じゃない。僕は至極真面目だよ?」(キリっ

妹友「……」←何言ってんだこいつの顔

妹友姉「……」

妹友姉「はぁ……どうして妹友は女の子に興味がないんだい?」

妹友「……ある」

妹友姉「友達とかの興味じゃないよ?」

妹友「……」
725 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/08/08(月) 02:16:47.91 ID:U/dLuWfY0
妹友姉「全く……たまに僕と妹友は姉妹じゃないんじゃないかって思ってしまうね」

妹友姉「僕はこんなにも女の子が好きだっていうのに」

妹友「……姉さんは……何で女の子好きなの?」

妹友姉「可愛く、美しいからに決まってるだろう?あれは男には出せない魅力だよ」

妹友「……そう」

妹友姉「僕の女の子大好き論聞くかい?これを聞けば妹友も女の子の魅力を……」

妹友「……いい」

妹友姉「……くぅ……残念だよ」
726 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/08/08(月) 02:18:49.67 ID:U/dLuWfY0
妹友姉「妹友には気になる女の子……と言うか、仲のいい女の子はいないのかい?」

妹友「……」

妹友「……仲のいい子なら」

妹友姉「そうか。それじゃあその女の子はかわいいと思うかい?」

妹友「……思うけど……」

妹友姉「うん。それじゃあその女の子は妹友にとって大事?」

妹友「……大事」

妹友姉「なら……もう答えは出てるだろう?」ニコ

妹友「……!」

妹友「……」

妹友「……?」

妹友姉「……」
727 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/08/08(月) 02:21:05.94 ID:c0cnJKEqo
キター*・゜゚・*:.。..。.:*・'(*゚▽゚*)'・*:.。. .。.:*・゜゚・*
728 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/08/08(月) 02:21:49.14 ID:U/dLuWfY0
妹友姉「はぁ……ところで、その子はどんな子なんだい?」

妹友「……小さくて、人見知りだけど……優しいし、可愛い」ニコ

妹友姉(ふーん……)

妹友姉(……ちょっと石でも投げてみるかな……無駄だろうけど)

妹友姉「ふーん……気弱ちゃんでかわいい……ね。うん。私のどストライクだね」

妹友「……」ピク

妹友姉 (……お?……うん。もう一発だ)

妹友姉「それじゃあ妹友。僕にその子紹介してくれないかな?僕、今彼女いないんだ」

妹友「……だめ」

妹友姉「ん?どうして?」

妹友「…………」

妹友「……妹は……そういう趣味じゃない」

妹友姉(不自然な間、目反らし……これは咄嗟に考えた嘘をついてるね)
729 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/08/08(月) 02:24:16.47 ID:U/dLuWfY0
妹友姉「ふーん。妹ちゃんって言うんだ?可愛い名前だね」

妹友「……」

妹友姉(目を一瞬反らして、鼻に触れた……不安がっている……)

妹友姉(これは……間違いないかな?)

妹友姉「僕は構わないよ。昔、そういう子も彼女にしたことあるしね」

妹友姉「ね?頼むよ。紹介して?」

妹友「……だめ」

妹友姉(……もうひと押し)ニヤ

妹友姉「良いじゃないか?妹ちゃんは妹友のただの、友達なんだろう?だったら……」

妹友「だめったらだめっ!」ガタッ
730 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/08/08(月) 02:26:59.78 ID:U/dLuWfY0
妹友姉(ほー……)

妹友「……っ」

妹友「……ご、ご馳走様」スタスタ

妹友姉「……」

妹友姉「くくくっ……ちょっとやりすぎたかな?」

妹友姉「それにしても……あそこまで反応するとは思わなかったねー」

妹友姉「……これはあの子が無意識に妹ちゃんを女として意識している、ということで間違いなさそうだね」

妹友姉「あの朴念仁の我が妹が、恋……しかも女の子に」

妹友姉「……くくくっ!面白くなってきたじゃないか」









妹友姉「……やっぱり僕たちは姉妹だね。妹友?」










妹友姉「……」

妹友姉「あ、後片付けしなきゃ」
731 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/08/08(月) 02:28:16.71 ID:U/dLuWfY0
―――

妹友の部屋

妹友「……私……どうした?」

妹友「……なんで……あんなに……不安に……」

妹友「……」

妹友「………」

妹友「…………」

妹友「……?」←首傾げ

妹友「……まあ……いいや」
732 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/08/08(月) 02:29:38.88 ID:U/dLuWfY0
妹友は机の近くの椅子に座り、先程感じた不安について考えたが、結局答えに辿り着くことが出来ず、考えるのをやめた

そして机の引き出しに手を掛け、中から使い古された一冊の本を取り出し、タイトルを指でなぞる

花ことばの全て

その本は妹友が小さいころから読んできた、大事な本だった

パラパラとページをめくり、雛菊の欄のページを開く。そこには大きな雛菊の写真とその花にまつわる小話、そして

花言葉 純粋、無邪気 の文字とが書かれていた

妹友「……妹」

その花言葉を目に移すと、心が優しい気持ちに満たされ、妹友はニコリとほほ笑む
733 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/08/08(月) 02:30:32.08 ID:U/dLuWfY0
――――早く会いたい。あって、花の話をして、笑顔が見たい

そう心で呟き、ページをめくる。知識を深め、妹の笑顔を見る為に

自分の一番大切な『人』。一番大切な『友人』の為に

そうして、妹友の夜は更けていった

734 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga]:2011/08/08(月) 02:36:07.79 ID:U/dLuWfY0
今日は短いですけどここまで。お疲れさまでした

ビッチ(女の子に対して)……需要はあるのか……



ないな。うん

次回は、短編。役員Aです

それではお休みなさい

735 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(京都府) [sage]:2011/08/08(月) 02:52:26.01 ID:BSmvl+Pmo

妹友かわいいな〜妹の事すこし意識しだし…どうだろうな〜w

ビッチ…ネタにできるレベルならwリアル過ぎると引いてしまうかも
と言うか女がビッ…あれは妹に対してだけかww
736 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県) [sage]:2011/08/08(月) 02:53:31.22 ID:j8hDQ+IQo
乙 楽しみに待ってます
737 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/08/08(月) 20:13:53.15 ID:0yqLR01c0
妹友姉のおかげでここが百合スレだと思いだした
738 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/08(月) 23:28:01.70 ID:0CP7DnFMo
百合ビッチとか素敵だと思います
739 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/08(月) 23:30:29.45 ID:0CP7DnFMo
百合ビッチとか素敵だと思います
740 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga]:2011/08/09(火) 02:11:08.26 ID:XJH63ejX0
役員Aの家 自室

『私は補佐の事大好きよ』

『からかいじゃないもの』

Aは自室のベッドに仰向けで横になりながら、生徒会前の姉の言葉を思い出していた

その言葉はAの心につかえを残し、もやもやとした気持ちをもたらしていた

A「……マジで言ってんのか?……ねーさん」

A「補佐先輩に……女に……」

A「はっ……なわけねーよな。ねーさんが俺の反応を見て面白がりたいだけだっつの」

A「……女になんか好きなんて……言うわけねーよ」

A「……」

A「……メールしてみっか」
741 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/08/09(火) 02:12:23.31 ID:XJH63ejX0

携帯電話に手を伸ばして姉のアドレスを選び、メールを作成し始めようとする。

が、メールの内容に悩み、手が止まる

A「……なんてメールしたらいいんだ?」

A「いきなり女の子が好きかって聞くわけにはいかねーよな……」

A「……補佐先輩の事好きなんですか……も同じか」

A「あ゛ー……どうする……」

そうしてAはメールの内容を書いては消し、書いては消しを繰り返す

20分程それを繰り返した後、なかなか決まらない内容にA自身、イライラし始め、半ばやけで内容が決まった

742 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/08/09(火) 02:14:49.28 ID:XJH63ejX0

―――――――
To 姉さん

補佐先輩が好きなんですか

―――――――


散々悩んだ挙げ句、結局ストレートな内容だった

内容が決まったところで、送信ボタンを押そうとする。

A「……」

が、迷う

こんなメール送って良いのだろうか、変に取られないだろうか、と

A「あ゛ー……送るっ送るぞっ!」

が、押さない。とんでもないチキンである
743 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/08/09(火) 02:16:07.63 ID:XJH63ejX0
そしてまた迷う事10分。ようやくAは意志を固めた

A「送るっ!」

送信ボタンを押す。すると画面がメール送信画面に移り変わり、送信完了と表示される

Aはその一連をじぃ、と見守っていた

A「よし……うん。よし」

送信完了と出た後、そう呟き、携帯を自分のポケットに入れ、返信を待った。

その間、Aは部屋の中を意味もなく動き回ったり、携帯を開けたり閉めたりを繰り返す

A「うわっ」

そんな奇妙な行動を繰り返している内に、メールの着信音が鳴り響く。

それに驚くと同時にAは急いでメールを開いた
744 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/08/09(火) 02:20:10.97 ID:XJH63ejX0
―――――――
from 姉さん

好きよ。もちろん愛してる方

と言うか、どうしたのいきなり?

―――――――


A「やっぱそうなのか……」

メールからの事実に驚きと納得と、嬉しさを覚えながらも、Aは急いでメールの返信をする
745 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/08/09(火) 02:20:53.94 ID:XJH63ejX0
―――――――
To 姉さん

いや、ただ気になってだけだ。
別にその事になんか言うつもりはない

―――――――

送信、そして姉からの返信

―――――――
from 姉さん

あんたも大概わかりやすいわよね

なんか他に聞きたいことは?

―――――――
746 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/08/09(火) 02:21:51.92 ID:XJH63ejX0
A「な、何がわかりやすいんだよ……」

急いで送信


―――――――
To 姉さん

何がわかるやすんだよ。ばかにしつんのか?

―――――――

―――――――
from 姉さん

そういうメールとかよ(笑)

で?他に聞きたい事はないの?

―――――――
747 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/08/09(火) 02:23:06.36 ID:XJH63ejX0
A「……メール?やべ、誤字が……これか」

A「動揺してんのバレバレじゃねーか……くそ」

A「……まぁいい。気を取りなおして……」


―――――――
To 姉さん

うっせぇ

つか、姉さんは自分が女の子好きってどう思ってんだよ?

―――――――

―――――――
from 姉さん

異常だとは思ってる。でも好きなんだからしょうがないじゃない?

それにもう後悔はしたくないの

だからあんたも素直になりなさい?(笑)

―――――――
748 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/08/09(火) 02:24:16.79 ID:XJH63ejX0
A「素直って……俺は十分素直だっつうの」

A「つか、後悔って……なんだよ」


―――――――
To 姉さん

後悔って何だよ?

―――――――

―――――――
from 姉さん

秘密。
あんたが素直になれたら、教えてあげてもいいわよ?

ところで最近妹、部活の子と仲良いみたいじゃない?
いいの?妹取られちゃうよ?

―――――――
749 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/08/09(火) 02:26:34.24 ID:XJH63ejX0
A「な、なんで妹の話になんだよっ」

A「……かっ関係ねーだろっ今は」


―――――――
To 姉さん

あいつがどうなろうと知ったこっちゃ無い

つか、アイツも俺もそういう趣味じゃねえっての。何言ってんだ

―――――――

―――――――
from 姉さん

あんたに秘密を教えるのは当分先になりそうね(笑)

あんたなら知ってるでしょうけど、妹、部活の事ばっかり話してるわよ?部員の事を中心にね

―――――――
750 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/08/09(火) 02:27:59.72 ID:XJH63ejX0
A「……知ってるっての」

A「……くそ」


―――――――

To 姉さん

知らなかった。てかそれってただ仲が良いだけじゃねーのか?

ま、妹がそういう趣味だったとしても俺には関係ないけどな

―――――――

―――――――

from 姉さん

あんたがそれでいいなら良いけどね

それじゃあもういい?お風呂入りたいの

―――――――
751 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/08/09(火) 02:30:14.68 ID:XJH63ejX0
A「……なんだよ……くそ」

A「……」


―――――――
To 姉さん

ああ、もういいよ。サンキューな

おやすみ

―――――――

―――――――
from 姉さん

おやすみ

後悔しないようにね

―――――――


A「……余計なお世話だよ」

A「……」

A「……はぁ」

752 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/08/09(火) 02:31:16.27 ID:XJH63ejX0
女の家 姉の部屋

姉「素直じゃないわねー」

姉「……わからないこともないけど」

コンコン ガチャ

妹「お姉ちゃん!お風呂開いたよ!」

姉「……」ジー

妹「え?なに?」

姉「んー?手のかからない妹はあんただけだなーって思って」

妹「?」
753 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/08/09(火) 02:32:32.49 ID:XJH63ejX0
Aの家 自室

A「後悔しないように……か」

A「良いのか?俺が……あいつに」

A「……でも」

A「……」

A「でも……後悔は……したくない」

A「妹……」
754 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/08/09(火) 02:33:17.35 ID:XJH63ejX0
A「……」

A「……もし、俺が、妹と、その……あれだ。そういう……関係になったとしたら」 

A「……」
755 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/08/09(火) 02:34:20.61 ID:XJH63ejX0
妄想

妹『Aちゃん……』

A『ん?どうした?』

妹『あのね……えと……』

A『ん?』

妹『……好き』

A『知ってる』

妹『……えへ』

A『妹』ギュッ

妹『えっえええAちゃんっ!』ビク
756 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/08/09(火) 02:35:25.29 ID:XJH63ejX0
A『目、瞑れ』

妹『で、でででもっ!』

A『目、開けたままされてーのか?』

妹『っ!』

妹『……』ソワソワ

妹 ←恐る恐る目を瞑る

そうして妄想の中のAは腕の中の妹に優しく口づけをする

A『……ん』

妹『ンう……ちゅ……ん』
757 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/08/09(火) 02:37:06.63 ID:XJH63ejX0
妄想の中の妹の唇はとても柔らかく、甘い香りがした

Aが唇に吸いつく度、体をピクピクと震わせ、鼻から息を漏らす

最後に軽く唇を吸いつかせ、Aは唇を離す。妹はゆっくりと瞳を開け、トロンとする名残惜しそうな目でAの唇を見つめた

A『ちゅ……ん……』

妹『はぁ……A……ちゃん……』

A『妹……しよう』

妹『……だめ、だめだよ……まだ……ひるだよ』

妹は弱々しく首をふり、Aのセックスを拒む

だが、妹の目は既に物欲しそう目をしており、それが口だけだと理解していたAは強引に妹の唇を奪う
758 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/08/09(火) 02:38:44.88 ID:XJH63ejX0
A『……んっ』

妹『んんっ……ちゅ、んっん』

唇を強引に奪い、何度か啄ばむように吸いついた後、Aは舌で妹の唇を割り、滑り込ませる

妹『んん!?んぐっ……んんぅんう』

A『んふ……んぐ……ふー……んん』

Aの舌が、妹の口の中を這いずり回り、ぐちゅぐちゅと二人の唾液を混ぜ合わせながら、味わっていく

妹は初めは驚き、戸惑っていたが、しばらくすると恐る恐るAの舌に絡ませてきた

Aはそれに喜んで応え、激しく絡ませる

舌の絡ませ合いに行き場の失った唾液が、二人の口の端から垂れる、だが、二人はそれに構わず舌を絡ませ続けた

妹『んううっ……!んんっ……じゅっ!A……ひゃ、んううう』

A『いもう……んんっんっ……はあぁ!……んんんんっ』
759 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/08/09(火) 02:39:35.24 ID:XJH63ejX0
立っていることが煩わしくなったAは、都合よく現れたベッドに妹を押し倒す

妹はそれに驚き、無意識に体を動かそうとするが

妹に覆いかぶさるような体勢になったAは、自分の体重を掛け、妹の動きを封じる

妹『んはあっ……だめ……だめ……ぇっ』

動きを封じたAは、一度妹の口から舌を引きぬき、乱暴に服を脱がし始める

妹は虚ろな快楽に満ちた目で、顔をイヤイヤと振ったが、Aには、そして妹にもそれは意味の無い行為だった
760 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/08/09(火) 02:40:23.81 ID:XJH63ejX0
やがて、しっかりと制服を着ていた妹は、スカートを脱がされて、下半身は下着だけの姿になり、上半身は着ていたブラウスのボタンが全て外され、

発達途上の小さな胸を包むブラが露出させられるという、あられもない姿にされてしまう

妹『だめ……だめ……やめて……Aちゃ……ん』

妹はAを拒絶する。その顔は、期待に満ちていた

Aにはその妹の拒絶が、ただ妹が自身を昂ぶらせる為に行っているということを解っていた

そしてAはついに妹のショーツに手を掛け、一気に引き下ろし――――――――
761 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/08/09(火) 02:41:05.75 ID:XJH63ejX0
現実

A「……はっ!」

A「ち、ちがうだろ……こういう事したいんじゃなくて……」

A「……あ」

A「ふ、風呂入ってこよ……」

そうしてAは風呂の中で悶々とした時間を過ごしたとか、過ごしてないとか
762 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga]:2011/08/09(火) 02:45:50.32 ID:XJH63ejX0
ふう……

今日はここまで。お疲れさまでした

久々の連日投稿。そしてエロ

……妹がエロ担当になっている気がする

……気のせいだね!きっと!うん!

次回からは、本編 です

それではお休みなさい

763 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(京都府) [sage]:2011/08/09(火) 03:34:34.59 ID:9gqy7r1wo

今回のはガチでエロにw…そしてエロいww
妹モテモテでw次の日の反応が楽しみだ

サブキャラの件、我が儘聞いてもらってありがとうございました
より一層キャラクターが好きになりました
764 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/08/09(火) 10:37:14.82 ID:BPTQIUfWo
乙したハァハァ
765 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/08/09(火) 20:51:43.28 ID:I278uv5Y0
AwwwwA……
766 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga]:2011/08/11(木) 21:05:32.67 ID:uED9I+tF0
様々な思いが動いた日の翌日 女の部屋

女「私だ」

女「随分待たせてしまったようだな」

女「だがもう安心してほしい」

女「これからは……」

女「私の時代だ」

女「クックックッ……」

女「ぬわぁーはっはっはっ!!」
767 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/08/11(木) 21:06:57.72 ID:uED9I+tF0
コンコン ガチャ

妹「女姉ちゃん朝ご飯出来たってー……って、何してるの?」

女「いもにゃんか……」

女「私が何をやっているか……知りたいのか?」

妹「う、うん」

女「ウォーミングアップさ」

妹「な、なんの?」

女「それはな……」

女「いもぺr」

妹 ダッ

女 ダッ
768 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/08/11(木) 21:08:12.94 ID:uED9I+tF0
廊下

妹「こ、来ないでぇ!」ダダダ

女「へひひィっ!そんなケツ振ってぇ……誘ってんのかぁ?誘ってんだろぉっ!?」ダダダ

妹「ち、違うよぉっ!」

ガチャ バタン

女「ひゃっはぁ!んなとこに逃げ込んでも無駄だよぉっ!袋のネズミだぜぇっ!」ガチャ

ドン

女「のわっ」

女「いてて……な、なん」

姉「……」

女「……」

女 ダッ

姉 ダッ








ギニャアアアア……
769 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/08/11(木) 21:12:29.47 ID:uED9I+tF0
食卓

母「あら、皆おはよう♪」

姉「おはよう。母さん」

妹「お母さんおはよう!」

女「おひゃひょう……おふふろ……」ボロ……

母「お風呂?」

女「……」フルフル

母「? それにその顔どうしたの?」

女「お、おねえひゃんが」

姉「女の事は気にしなくていいよ」

母「でも……」

母「……そうね」ニコ

女「!!」ガーン
770 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/08/11(木) 21:13:59.59 ID:uED9I+tF0
母「今日の朝ごはんは焼きじゃけとご飯よ〜」

妹「しゃけ?やったぁ!」

姉「妹、ホントしゃけ好きよね」

妹「うんっ!魚の中で一番おいしいと思う!」

女「いひゃ、しゃかなのにゃんばーわんはしゃんまはな!」

妹「え?」

姉「ん?」

母「シャンマハナ?」

女「……」

女 スクっ

スタスタ ザバー フキフキ スタスタ

女 ストン

女「いや、魚のナンバーワンはサンマだな!」

姉「私はサバが好きよ」

母「私はタラが好きよ〜」

妹「しゃけ!」

女(あれ?私のボロボロ顔からの一瞬の復帰に総スルー……?)
771 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/08/11(木) 21:15:09.19 ID:uED9I+tF0
姉「しゃけといえば、ソース掛けて食べるのがイケるのよねー」

妹「ええー……しゃけは醤油だよー……」

姉「醤油も良いけどね。私はやっぱりソースね」ダバー

姉「んーおいしっ」

妹「わかんないよ……」

母「あ、しゃけといえば、崩してマヨネーズにあえてブラックペッパーを掛けると美味しいのよ〜?」

妹「ほんと?なんか合わなそうだけど……」

母「合うのよ〜?それをおにぎりに入れて食べるともっと美味しいんだから」

母「今度作ってあげるわね〜」

妹「う―ん……うん」
772 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/08/11(木) 21:16:10.37 ID:uED9I+tF0
女「しゃけはちょっと崩して、アツアツのご飯に入れる!そしてバターと醤油を入れて食べる!これが至高!」

女「ハフッハフッハムっ!」

妹「あ、それは美味しいよねっ!私も好き!」

女「ん?ふふ……やっぱり僕といもにゃんには通じるものがあるんだね……」

女「どうだい?僕と一緒にあっちで……パンツの見せあいっこしないかい?」キラッ

妹「しゃけおいしー♪」

母「今日の晩御飯は何にしようかしらね〜?」

女「……」

姉「……アホ」
773 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/08/11(木) 21:17:14.52 ID:uED9I+tF0
朝食の後、それぞれ準備し、 玄関

母「今日も皆遅くなるの?」

妹「うん。今日も部活っ!」

姉「私も生徒会」

女「私は……デートだよ」キリ

母「うん。わかったわ〜」

女「……」

女「ちくしょうこれもスル―か……」

母「だってほんとにデートなの?」

女「いんやぁ……」

母「でしょ?」
774 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/08/11(木) 21:18:11.09 ID:uED9I+tF0
女「そうだけどさっ嘘だけどさっもうちょっとさっ……」ブツブツ

姉「ぶつぶつ言ってないで、ほら行くわよ」

女「……うーい」

妹「それじゃあいってき……」

ピンポーン

妹「あれ?お客さん?こんな早くから?」

妹「はーい」

ガチャ
775 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/08/11(木) 21:19:06.62 ID:uED9I+tF0
A「よ、よぉ……」

妹「あ、Aちゃんっ!」

姉(お)

女「ん?えーくん?」

母「あらあら」

A「お、おはよっす」

妹「おはよう!どうしたの?こんな早くからっ」

A「ん、あー……たまにはいも……」

A「……」ソワソワ

姉(……頑張んなさいよ)

妹「?」

A「み、皆で行きたいなって思ってなっ!ははっははははっ!」

姉(……コイツは……)
776 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/08/11(木) 21:20:42.07 ID:uED9I+tF0
女「うんうん……えーくん寂しかったんだね?」

女「解るよ……その寂しい気持ち……」

女「おねーちゃんがその寂しさを受け止めてあげる……さぁ……私の胸に飛び込んでこいっ!」

A「あ、いいっす」

女「やっぱりぃっ!」ブワッ

女「ふんっ!もう良いよっ!皆して私の事イジメてっ!」

女「先行ってやるんだからぁっ!」

ガチャ ダダダ

妹「あ、ホントに行っちゃった」

母「行ってらっしゃーい」ヒラヒラ

姉「それじゃあ私たちも行くわね」

妹「行ってきまーす!」

A「行って……きます」

母「はい♪行ってらっしゃい♪」
777 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/08/11(木) 21:21:33.91 ID:uED9I+tF0


妹「んー……!いい天気っ!」

姉「ホントね」

A「えっと……」

妹「ん?なに?」

A「流れで俺ついて来ちゃったけど、良いのか?」

妹「良いに決まってるよっ!大歓迎だよっ!」

A「そ、そうか。よかった。あは、あははは」

姉「……ふふっ」

A「……ところで」
778 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/08/11(木) 21:24:32.84 ID:uED9I+tF0
壁|女 ) ジー

A「後ろからずーっと女姉さんが付けてきてるんすけどいいんすか?」

妹「えっ?」

姉「いいのよ。あれ気付かれてるの解ってやってるから」

A「あー……ならほっといて良いっすね」

妹「……いいのかなぁ」
779 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/08/11(木) 21:25:54.09 ID:uED9I+tF0
少し離れた所

女(……む?何で気づいている筈なのにリアクションなしなんだ?)

女(もしかして気付いてない?)

女(いや、そんなはずは……)

女(いもにゃんとえーくんはともかく、姉貴が気付かない訳がない……)

女(……)

女(そうか)

女(またまたスルーか)

女(……)

女(いいぜ)バッ

女(お前らがそこまで私をスルーするっていうなら)バッ

女(そのふざけたスルースキルをぶち壊す!)バッ

女「そすぶっ!」ダッ



妹「女姉ちゃんが変なポーズ取った後どっか走ってちゃったけど……いいの?」

姉「ほっときなさい」
780 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/08/11(木) 21:28:14.39 ID:uED9I+tF0
女のそすぶ宣言から少し後

A(会話が浮かばない……)

A(みょ、妙に妹の事意識しちまって……くそぉ)

A(いつもはこんなんじゃ無いのに……昨日の妄想のせいかっ)

A(ああーもやもやするっ!)

妹「Aちゃん?」

A「んなっ!?なんだっ?」

妹「あっ……えと、さっきから黙ったままだからどうしたのかなって」

妹「具合、悪いの?」

A「い、いやっ!俺は元気っ元気だぞっ!」

妹「そう……?」

A「お、おうっ!」

姉(……全くもう)

姉「そういえば明日……」

「待たせたなっ!!」

姉「……」
781 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/08/11(木) 21:30:24.65 ID:uED9I+tF0
天が呼ぶ。地が呼ぶ。人が呼ぶ!

助けを求めて俺を呼ぶ!

世の為、人の為、仁の為!

悪を裁き、強きを挫くっ!

誰が呼んだか、救世如来っ!

その救世如来とは……私の

あっ、ま、まだ途中っ台詞途中っ!

来い

や、止めてっ姉貴っ腕引っ張らないで、痛い痛い痛いっ!

なんでにやついてんの?このアホ

に、にやついてなんかいないんだからねっ!って顔は顔はっ!


ぎょわぁああああっ!
782 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/08/11(木) 21:31:16.42 ID:uED9I+tF0
妹「……」

A「……」

姉「あ、二人は先行っててくれる?もうちょっと時間かかるから」

女「あいるびーばっくっ!」

女「ふぎっ!」メコッ

A「……」

A「……行くか」

妹「……うん」
783 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/08/11(木) 21:32:26.91 ID:uED9I+tF0
A「……変わんねぇな女ねーさんは」

A「昔っからああやってふざけて、ねーさんに怒られてな」

妹「えへへ……うん。変わんないね」

A「でもま、あれが女ねーさんの良いところだよな」

妹「うん。ふふふっ」

妹「あ、変わんないと言えば、Aちゃんも変わらないよね」

A「俺が?俺は大分変わっただろ……」

妹「ううん。変わってないよ」
784 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/08/11(木) 21:33:41.92 ID:uED9I+tF0
妹「口調も昔のままだし、私をイジメるとこも変わってないし」

A「そら悪かったな」

妹「なんだかんだで優しいとこも変わってないよ」ニコ

A「っ!?」カア

A「や、優しい!?俺が!?」

妹「きゃっ」

A「あ、わ、悪い。声大きすぎた」

妹「……ふふふっそういうとこっ」

A「あ、あ?」
785 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/08/11(木) 21:34:34.33 ID:uED9I+tF0
妹「そうやって気遣ってくれるし、人がやってほしい事とか解ってくれるから、Aちゃんは優しいの」

妹「私、Aちゃんのそういうとこ、大好きだよ」

A「!?!」カアア

A「あ、アホかっ!何恥ずかしい事言ってんだ!?馬鹿かっ!」

妹「だ、だってどこが優しいかって聞かれたから……」

A「お、お前が変な事言うからだっ!」

妹「……そんなに変なこと言ったかなぁ……?」

A「言ったっ!」

妹「……うぅ」シュン

A「……」
786 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/08/11(木) 21:35:06.36 ID:uED9I+tF0
A「ま、まぁ……」プイ

妹「?」

A「そう言われるとその、嬉し……い。ありがと……な」

妹「……うんっ!」ニコッ

妹「やっぱりAちゃんは優しいねっ」

A「う、うっせ、もういいつーの」

A「ほらとっとと学校行くぞ!」

妹「あ、ま、待ってよっ!」
787 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga]:2011/08/11(木) 21:40:46.65 ID:uED9I+tF0
今日はここまで。お疲れさまでした

久々の地の文なし。楽ちん

次回も ちょっとだけ共通ルート(もしかしたら+姉) です

それではお休みなさい




妹組をドロドロにしそうで怖い
788 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/11(木) 21:42:42.81 ID:JyusIaS5o
おつ
789 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/08/12(金) 02:17:16.60 ID:TwYXPGUWo
女の息子は使うときは来るのか…
まて次回!
790 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(京都府) [sage]:2011/08/12(金) 02:57:40.37 ID:OcDW6PETo

基本であり最高の塩派がいないなんて…
だがマヨネーズにブラックペッパーは美味しそう

女の口上、ストロンガーしかわからなかった…w
791 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/12(金) 07:31:36.91 ID:DvpvWBqIO
おつ
女はやっぱりかわええ
792 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/08/15(月) 19:43:29.40 ID:FUs+Ys60o
乙した

女いいよぉー
793 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) :2011/08/16(火) 02:38:28.91 ID:ALfe46L0o
乙でしたー

>>790
おにぎりにいれるとほんとに旨いよ!
794 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga]:2011/08/16(火) 23:44:03.36 ID:BAsylwhf0
学校付近 妹たちから少し離れたところ

A 妹 <アハハ ウフフ……

女「……」

姉「……」

姉「……上手くやってるじゃない」

女「……ふむ、やっぱりあの二人は仲良いなぁ。妬けちゃうぜぇ……」

姉「そうね。このまま上手くいくといいけど」

女「……ん?なにが?上手くいってるじゃん」

姉「は?」

女「え?」

女「……」

姉「……」
795 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/08/16(火) 23:46:47.12 ID:BAsylwhf0
女「えーと……上手くいくってのは……友達とでってことでしょ?」

姉「いや、違うわよ?」

女「えっ?」

姉「恋人としてよ?」

女「えっ?」

姉「えっ?」

女「……」

姉「……」
796 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/08/16(火) 23:49:11.95 ID:BAsylwhf0
女「な、何言ってんのさぁ……女の子同士だよ?幼馴染だよ?二人がそんな事になるなんてあり得ないってぇ……あはは」

姉「……」

姉「あんた……もしかして、Aが妹を好きって気付いてないの?」

女「……はい?」

姉「ホントに気付いてなかったの?あんなに解りやすいのに?」

女「……」ポカーン

姉「信じらんない……何年あの子と付き合って来てるのよ……」

女「えっ?……えっ……えっ?」

姉「いい?Aは、妹の事が、好きなの」

女「と、友達じゃなくて?」

姉 コクリ

女「……」ポカーン
797 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/08/16(火) 23:53:32.07 ID:BAsylwhf0
女「は、はは……た、たとえ、えーくんがいもにゃんの事を好きだとしても、いもにゃんががそうだとは……」

姉「そうね。でも可能性はゼロ、じゃない」

姉「……一緒に過ごしていくうちにその気に……なんてね」

姉「もしかしたら、があるかもしれないわよ?」

女「……」

姉「……女?」

女「……しの」

姉「え?」

女「……私のいもにゃんがぁ……」

姉「……」
798 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/08/16(火) 23:55:15.07 ID:BAsylwhf0
女「……許せん……許せんっ!たとえ……えーくんでもっ!」

女「由々しき事態……寝取られ、寝取られだっ!」

女「くそぉおおおおおおおおおおお!!」

女「私のいもにゃんを返せぇえええええ!!」

女「うおお!!」

姉「……」

女「おお”っ!?」グイッ

姉「あんたね……空気ぐらい読みなさいよ」

女「だっ、だっでざぁ……」グズグズ

姉「……あ、あんた泣いてんの?」
799 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/08/16(火) 23:58:13.69 ID:BAsylwhf0
女「だっで私のっ!わだじのいもにゃんがぁああ!!」ズイ

姉「鼻水たらした顔近付けるんじゃないわよ……」

女「あねぎはざびじぐないのがよぉおお!!いもにゃんがわだじたくぁswせdrftgtgy」

姉「何言ってるかわかんないって……ほら」

女 ぢーんっ!!

女「んあ……い、妹が取られッて姉貴はざびっざびじぐっないのかよおっ!?」

姉「……寂しいったら寂しいけど」

女「だったらいもうどっどりがえそうおっ!ねぇ!」

姉「……あんた前に妹が彼氏ができたとか騒いでた時、楽しそうにしてたじゃないの」

女「だっでっ!あの時はっ妹がづぐれるわけないっでズビッ!おもっでたからぁ!それでズビッ妹ズビッいじれるとおもったからぁ!」

姉「あーそう……」
800 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/08/17(水) 00:01:17.60 ID:0TcNcnLG0
女「どりかえそうよぉ!ズビビッ!ねぇ!?」

姉「……ほら」

女 ぢーんっ!!

姉「取り返さない」

女「んあ……なんでぇ!?」

姉「Aなら良いと思うから。あの子優しいし、なんだかんだで真面目だから。ヘタレだけど」

女「私はいやだよぉおおお!ざびじいよおおおおおおおおおお!!」

姉「あーうるさい……」

姉「たまにはあの子の事見守ってやんなさいよ?お姉ちゃんでしょ?」

女「うぐううううう!!!」

女「認めないんだからぁああ!!!」ダッ

姉「あ、女っ!どこ行くのよっ!」

姉「……はぁ……」ダッ
801 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/08/17(水) 00:04:59.05 ID:0TcNcnLG0
20分程後 学校近くの公園

姉「はぁはぁ……いない」

姉「もう……どこ行ったのよ……」

姉(全く……妹がAとどうにかなって、女から離れるってわけでもないでしょうに……)

姉(あんなに大騒ぎする事じゃないでしょうが)

姉(ああもう遅刻しちゃう……ん?)

姉(あれは……)

女<ズビズビ

姉(いた……はぁ……)

姉(ホントに手ばっかり掛かるんだから……)

姉「女……あ」
802 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/08/17(水) 00:07:32.89 ID:0TcNcnLG0
を掛けようと女に少し近づいたところで、姉は視界から隠れていた女友の姿を見つける

女友は女を慰めているようだった

女<グズグズ 女友<ヨーシヨーシ

姉「……あれは……女友ちゃん?」

姉「……」

姉「なるほど……女、あんたの気持ちちょっと解ったわ」

いつも自分がいる場所。泣いている女の隣に自分以外の誰かがいる

それは姉に、言いようのない不快感と、嫉妬をもたらした

姉「……嫌なもんね」

姉「……ちょっとだけ」

姉「……」

姉「……後は任せますか。頼んだわよ?女友ちゃん?」

姉は、二人に背を向け歩き出す

姉「あーあ……生徒会に用事あったのに……無駄になっちゃたわねー」
803 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/08/17(水) 00:09:21.93 ID:0TcNcnLG0
放課後 生徒会

姉「やっほ」

補佐「会長、お疲れ様です」ペコ

姉「補佐もね」ストン

補佐「ありがとうございます」

姉「……」

補佐「……」

姉「……皆はまだ来てないのね」

補佐「はい。まだ、自分たちだけ……あっ」

姉「そっか……」

補佐「は、はい」

補佐(自分って言った事……気付いてないのかな……?)
804 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/08/17(水) 00:10:41.17 ID:0TcNcnLG0
姉「……」

補佐「……」

補佐「……えと……なにかありました?」

姉「……え?」

補佐「い、いえ、その……いつもと何か……違うようでしたので」

補佐「あ、ち、違うんなら良いんですっ」

姉「んー……」

姉「ちょっとね。補佐が気にする事じゃないわ」

補佐「す、すいません……」

姉「……謝らなくたっていいのよ?」

補佐「は、はい……」

姉「……」
805 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/08/17(水) 00:11:41.03 ID:0TcNcnLG0
姉「ねぇ」

補佐「っ!は、はいっ」

補佐(ぺ、ペナルティかな……)

姉「補佐は兄妹とかいるの?」

補佐「え、あ、はい。妹が一人います」

補佐(良かった……ペナルティじゃない)ホッ

補佐(でも、この前はすぐに気付いたのに……やっぱりなんか変)

姉「へーいるんだ。私とおんなじ」

補佐「会長も妹が……あ、女さんと、妹さんですね」

姉「あら、よく知ってるわね?」

補佐「はい。会長たち御姉妹は有名ですから」
806 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/08/17(水) 00:12:17.57 ID:0TcNcnLG0
姉「有名なの……ってあんだけ毎日騒いでれば有名にもなるわね」

補佐「ふふふっ。それもありますけど、有名な理由は他にもありますよ」

姉「他にも?」

補佐「はい。妹さんは、今まで廃部だった園芸部を復活させて、真面目に活動していることで」

補佐「そしてその容姿もありますね、可愛い。と評判です」

姉「へー……結構有名なのね」

補佐「し、知らなかったんですか?」

姉「うん。あんまり噂とかに興味なくてね」

補佐「ふふ。会長らしいです」
807 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/08/17(水) 00:13:07.97 ID:0TcNcnLG0
姉「ふふっどうも。で女……は大体分かるわ」

補佐「あはは……」

補佐「ええと……女さんは会長のご察しの通り、ちょっと騒がしい事で有名です」

姉「ちょっと、ね」クス

補佐「あはは、で、でも結構人気あるんですよ?」

姉「そうなの?」

補佐「はい。騒いでる姿が面白い、とか可愛い、とかで」

姉「へー、意外ね。もっと鬱陶しがられてると思ったけど」

補佐「女さんは基本的に他人に迷惑をかけませんから。それで、じゃないでしょうか?」

姉「私と妹にはとことん迷惑掛けてるけどね」

補佐「う、うーん……それはやっぱりご家族だから、ではないでしょうか……」

姉「良い迷惑ね」クス
808 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/08/17(水) 00:14:13.07 ID:0TcNcnLG0
補佐「あはは……そ、それで会長ですが」

姉「私かぁ……あんまり聞きたくないわね」

補佐「……やめておきますか?」

姉「うーん……一応聞いておくわ、気になるし」

補佐「は、はいっ!」

姉(なんだか嬉しそうね……)

補佐「会長はですね、生徒会長であることもながら、スポーツも勉強もできる文武両道、更に容姿端麗なこと、そしてそんなに優秀でありながら、それを鼻に掛けず、誰にでも優しい性格の良さでとても人気がありますっ!」

姉「そ、そう……そんな評判なの……」

補佐「はいっ会長御姉妹の中でも断トツの人気を誇っていますっ!これはとても凄い事ですよっ!」

姉「……そっか、うーん」

補佐「あ、あれ?あんまり嬉しくない……ですか?」

姉「うーん……まぁね……噂、だからね」

補佐「そ、そうですか……」シュン
809 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/08/17(水) 00:15:37.58 ID:0TcNcnLG0
姉「……」

姉「やっぱり私は、そんな誰か解らない人の評判より、好きな人の評判を聞いた方が嬉しいかな」

補佐「は、はい……」

姉「……ね、補佐は私の事どう思ってる?」

補佐「じ、自分ですか?自分は……その……」

姉「……」

補佐「……」ソワソワ

補佐「そ、尊敬していますっその、ずっと前から……」

補佐「その、会長みたいになれたらなって……な、なれるわけないですけどね、えへへ……」

姉「……」

補佐「……会長?」
810 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/08/17(水) 00:16:27.95 ID:0TcNcnLG0
姉「ねえ」

補佐「は、はいっ」

姉「私の事、嫌い?」

補佐「いいえっそんなっ!自分はさっきも言いましたけど会長の事……」

姉「だったら、私の事、姉って呼んでくれない?」

補佐「ええっ!?」

姉「二人っきりの時だけでいいの。敬語もいいわ」

補佐「そ、そんな……自分なんかが会長を名前で……それにため口なんかで……」

姉「嫌?」

補佐「嫌ではっ!ない、ですけど……」
811 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/08/17(水) 00:19:00.14 ID:0TcNcnLG0
姉「だったら、ね?私、好きな人には名前で呼んでもらいたいの」スクっ スタスタ

補佐「す、好きっ!?じ、自分は……」

姉「お願い。補佐……」ガシ

補佐「ち、近……じ、自分なんかが駄目ですよっ!駄目っ!駄目ですっ!」

姉「……」はっ

姉「ごめん。……無理言ったわ」

補佐「……いえ、こちら……こそ……」

姉「私、どうかしてた……ごめんね」

補佐「っ!!」ズキ

補佐「いっ良いんですよっ自分なんかは……けっ敬語でい、良いんです」

姉「っ!」

姉「ち、違うのっそういう事じゃ……」
812 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/08/17(水) 00:19:58.68 ID:0TcNcnLG0
ガラッ

A「こんちわーっす」

B「会長っ昨日ぶりですっ!」

C「今日も来ましたですよー」

D「……あれ?どうかしたんですか?」

姉「あ……」

補佐「な、なにもありませんよっ!さ、か、会長、始めましょう」

姉「え、あ……」

A「会長?」

姉「そう、ね……始めましょう。皆、席について」

役員共「はーいっ」
813 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/08/17(水) 00:21:19.91 ID:0TcNcnLG0
姉「……」

姉(どうかしてる、なんて……あんなタイミングで言ったら……補佐を否定しているみたいじゃない……)

姉(ホントに今日はどうかしてるわ……私)

A「会長?皆席ついたっすよ?」

姉「あ、そ、そうね。それじゃあ今日の議題は……」ペラ

姉「『裏山の桜の木の切り倒しについて』」

姉「……」

姉「……え?」
814 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga]:2011/08/17(水) 00:25:39.08 ID:0TcNcnLG0
今日はここまで。お疲れさまでした

お盆+展開を悩んだことで少々遅れました。申し訳ない

次回は個別ルート、姉 の続きです

それでは、おやすみなさい

815 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(京都府) [sage]:2011/08/17(水) 00:58:09.23 ID:UDDTnri/o

相変わらずの女かわいいww
しかし、姉の女へ放った何気ない(?)一言、これすごく動いたんじゃ…

そして最後の…えっ!?どうなるんだ〜
816 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2011/08/17(水) 04:02:26.18 ID:/Nv0zb/Io
おつおつ
817 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/08/18(木) 02:47:10.85 ID:ztK+P0r+o
乙した

女、姉のそれぞれの嫉妬がすごくよかった!
818 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga]:2011/08/19(金) 16:03:46.73 ID:PEdcTX6B0
生徒会室

A「は?」

B「え?」

C「あ?」

D「へ?」

補佐「……え?」

A「それ、マジなんすか?」

B「じょ、冗談ですよねっ会長?」

姉「残念ながら……本当よ。ほら」

そう言い、姉は手に持っていた資料を役員たちに見せ付ける

役員たちはそれぞれ席を立ち、食い入るように資料を見、信じられないといった表情を更に深めた
819 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/08/19(金) 16:04:40.42 ID:PEdcTX6B0
D「ホント……みたいですね……」

C「頭沸いてんじゃねーですか?その議題よこした奴」

A「……あの学校の顔をねぇ……生徒だって愛着あるやついるだろーに」

B「嘘……だ、だって今までそんな話一度も無かったじゃないですかっ!」

補佐「いえ、この話は耳にした事はあります」

姉「……そうね。切られると思ってはいなかったけどね」

D「そうなんですか?」

姉「ええ。職員会議で何度か桜の木の扱いをどうするか、という議題が開かれていたわ」

姉「一番最近のこの議題について、切ることについて否定的な意見が多数だったから、切られることは無いとは思っていたけど……」
820 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/08/19(金) 16:05:41.35 ID:PEdcTX6B0
B「そ、それなのになんで切っちゃうんですか?」

姉「……それはまだわからないわ」

補佐「急に職員たちの意見が変わったか、変えさせられたか……でしょうか」

姉「うーん……急に変わる……はあり得ないわね。桜の木関連で何か問題を起こしたわけではないし、あの木があることで学校に関するデメリットが出来たわけでもない」

補佐「となると」

姉「ええ……変えさせられた。のがしっくりくるわね」

A「変えさせられたって……誰に?資料には何もかいてなかったっすよ?」

姉「……大方建築業者でしょうね」

補佐「……ええ」

姉「この資料には周囲の林も含む。と書かれてるわ」

姉「裏山は結構な面積もあって、比較的なだらか。交通もある。……住宅を立てるには最適よね」
821 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [ sage]:2011/08/19(金) 16:06:41.09 ID:PEdcTX6B0
D「なるほど……」

C「ちっ、くそ業者が……です」

B「でも、そうだったとしても……どうしていきなりなんですかっ?今までにもそんな要望があった筈ですよねっ?」

姉「……今年になって校長が変わったわ」

C「ああ、あのうすらハゲですか」

姉「そうね。……あの校長、かなり金に汚いそうよ」

A「ああ……賄賂って奴っすか」

姉「恐らくはね。そして、その金で発言力のある先生に……そんなとこかしら」

C「クズ野郎ですね。最低ですね。[ピーーー]。」
822 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/08/19(金) 16:08:08.03 ID:PEdcTX6B0
A「はは……で、俺達はその資料には何をしろと?」

補佐「全校生徒に同封されているアンケートを配れ、だそうです」

D「そ、それだけですか?」

補佐「はい……恐らく、生徒たちに無断ではない、という形だけは作っておきたい、ということなのでしょうが……」

姉「そしてこれが、そのアンケート用紙」

A「……どうでも良いアンケートの中に、ひょっこり入ってるっすね」

B「こんなの、いい加減にやっちゃうとそのまま○つけちゃいますよっ!?」

姉「そうね。これは卑怯者のやることだわ」
823 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/08/19(金) 16:09:03.26 ID:PEdcTX6B0
姉「……」

姉「こんな卑怯な真似、許せるかしら?」

A「無しっすね」

B「許せませんっ!!」

C「殺す」

D「いいえっ!」

姉「そうよね。卑怯者には制裁を、ね」

役員共「はいっ!」

姉「さあ、やりましょうか」

役員共「はいっ!」

姉「皆はこの情報を拡散して。なるべく大げさに、重たい雰囲気で」

役員共「はいっ!」
824 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/08/19(金) 16:09:34.31 ID:PEdcTX6B0
姉「特に、噂好きの子、桜の木の近くでお昼ご飯を食べている子が良いわ」

姉「それとPTAの親がいる子」

姉「PTAの親。特にここの高校のOB、OGだとグッドよ」

姉「年のおかげで、桜に対する思い入れも美化されて強くなっている筈だから、必ず力を貸してくれるわ」

役員共「はいっ!」

姉「親がPTAかどうかの情報はこちらで調べておくわ。解り次第こちらから教えるから。安心して」

役員共「はいっ!」

姉「それじゃ、お願いね」

役員共「はいっ!」

姉「解散」ニコ

役員共「はいっ!」ガタッ
825 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/08/19(金) 16:10:03.12 ID:PEdcTX6B0
姉「……」

姉「……補佐」

補佐 ビクッ

補佐「は、はい……」

姉「ちょっと、残ってくれる?」

補佐「はい……」
826 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/08/19(金) 16:11:47.01 ID:PEdcTX6B0
役員達が帰った後

姉「……」

姉「補佐には、情報収集お願いしたいの」

補佐「はい」

姉「まずは先生達への聞き込み。この計画に反対している先生は必ずいるはずよ」

補佐「そこから気を倒されることになった推測ではない経緯を調べる……ですね」

姉「ええ。それで、この計画が理由が判明して、私たちの推測どおりだったしたら」

補佐「その証拠を確保する」

姉「うん……私も調べを回したり、聞き込みもするけど……」

姉「……補佐。やっぱり証拠の確保は私が」

補佐「私がやります」
827 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/08/19(金) 16:12:50.99 ID:PEdcTX6B0
補佐「……」

姉「……だから」

補佐「やります」

姉「……でも」

補佐「自分は……」
828 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/08/19(金) 16:13:20.92 ID:PEdcTX6B0





補佐「これぐらいでしか役に立てませんから」





829 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/08/19(金) 16:14:47.16 ID:PEdcTX6B0
姉「……」

補佐「それに会長はもうすぐ受験です。ここで何か問題を起こしては後に響きます」

補佐「……ですから、会長は、締めをお願いします」

姉「でもあなたが」

補佐「良いんです」

姉「……でも」

補佐「仕事はしっかりやります」

姉「……」

補佐「やらせてください」

姉「……駄目よ」

補佐「やります」

姉「補佐っ!」

補佐「……」クルっ

姉「補佐待ってっ!」
830 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/08/19(金) 16:16:16.05 ID:PEdcTX6B0
ガラッ ピシャ

姉「……あ……」

姉「……」

姉「……最悪」

姉「……我が身可愛さからあの子の善意に甘えようとしてる……それにあの子になにも……」

姉「……」

姉「……最悪よ……」

そうして姉は一人取り残された。

取り残された姉に残るのは、途方もない寂寞感と、焦燥感だけだった
831 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga]:2011/08/19(金) 16:20:37.36 ID:PEdcTX6B0
今日はここまで。お疲れさまでした

シリアス回。注意書きのほのぼのは何処へ……

でも次回はほのぼの。個別ルート 妹 です

それではまた次回

それとまた東北で地震があったみたいですね……大丈夫なんでしょうか

無事を祈ります 
832 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/08/19(金) 19:01:36.01 ID:vILy8+ejo
乙した
833 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(京都府) [sage]:2011/08/20(土) 02:06:15.17 ID:ZkdiPdW7o

生徒会がんばれ!しかしC、お前は口悪いの治せwwww
姉と補佐は裏目裏目に行ってるな…
834 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga]:2011/08/23(火) 02:39:24.76 ID:jYjEaHh00
登校途中 電車内 

A「やっぱ混んでるな……」

妹「うん……」

A「大丈夫か?いも?」

妹「う、うん。大丈夫だよ」

ドン

妹「きゃっ」

A「お、おい。大丈夫かっ」

妹「だ、大丈夫……あ、す、すいませんでした」

チッ

妹「あ……」ビクッ

A「……」

A「こっち来い」
835 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/08/23(火) 02:40:15.43 ID:jYjEaHh00
そう言ってAは妹の手を引き、体を引き寄せ妹を庇うような体勢になる

妹は急な事でキョトンとした表情をしていた

妹「あ……」

A「ったく……どんくせぇんだから」

妹「Aちゃん」

A「んあ?」

妹「……ありがと」

そう言って妹は嬉しさを込めた笑みを浮かべた

Aはそれに気恥ずかしくなり顔を背ける

A「い……いいから、黙ってろ」

妹「う、うん」
836 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/08/23(火) 02:41:10.97 ID:jYjEaHh00
A「……」

A「……」チラ

人|姉)ジー(女|人

A(やっぱいた……)

A(さっきからなんか視線感じると思ったら……)

人|姉)!(女|人

人|≡3 サッ 煤゚|人

A(もうバレてるっつうの……)

A「はぁ……」

妹「?、どうかした?」

A「いや、混んでるなって思ってさ」

妹「うん。今日は一段と混んでる気がするよ……」

A「面倒だよな……ホント」

妹「うん……」
837 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/08/23(火) 02:42:04.60 ID:jYjEaHh00
A「……」

妹「……」

A(今更だけど……近けぇ)

A(あーなんかドキドキしてきた……)

A(顔赤くなってねぇだろうな……)

妹 ジー

A「っ!なっなんだよ……」

妹「えへへ……Aちゃんおっきくなったなって思って」

妹「昔は私と同じ位だったのになぁ」

A「……そうだったっけか?」

A(覚えてるけど)

妹「そうだよっ。でも小学生位でもう抜かされちゃって」

A「で、今の身長差か」

妹「うん……私ももうちょっと大きくなれたら良かったのになぁ……」

A「女はそれぐらいが丁度良いんだよ」

妹「そうかなぁ……」
838 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/08/23(火) 02:43:54.91 ID:jYjEaHh00
A「おう。……でもお前ホントに小さかったよなぁ」

A「そのせいでチビいもとか呼ばれてたよな」ニヤニヤ

妹「あ、それ止めてよっ嫌だったんだからっ」

A「チビいも」

妹「もーっ!」

A「くくくっ」

「次は○○駅、○○駅です。開く扉は左側です」

アナウンスとともに電車がゆっくりと速度を落としていく

Aはアナウンスを聞くと、ふと窓から駅のホームに視線を移し、げんなりと溜息をついた

窓から見える駅のホームにはたくさんの人が電車を待っていた
839 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/08/23(火) 02:46:44.28 ID:jYjEaHh00
電車が駅のホームに着き、扉が開く。

そこから人が電車の隙間を無くさんとばかりに入ってきた

A「うわ」

妹「わっ」

「ぬわーーーーーっ!!」 「お、女?どこ行く……って私もっ!?」

Aと妹は人の波に電車の隅に追いやられ、その他二人はどこかに流される。Aは妹が苦しくならないようにと腕に力をいれ空間を作ろうとしたが、徒労に終わった

Aの体が小さく柔らかい妹の体に押しつけられ、正面から抱きあうような格好になる

同時に妹の香りがAの鼻腔をくすぐり、Aを緊張させた

好きな人がこんなに近くにいる。それだけでAの心臓はドクン、ドクンと高鳴った
840 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga]:2011/08/23(火) 02:48:31.66 ID:jYjEaHh00
A「だ、大丈夫か、いも」

妹「うん……Aちゃんは大丈夫?」

妹が心配そうにAを見上げる。その仕草にAは更に心臓を高鳴らせる

その心音の激しさは妹に聞こえてしまうんではないかと思うほどだった

A(それやめろって……)

妹「Aちゃん?」

A「……あ、ああ大丈夫だ」

妹「そっか。よかった」

ニコリと顔を緩める。Aはそれにそわそわと目を彷徨わせた

妹「……それにしても、ホントに今日は人が多いね……なにかあるのかな?」

A「さ、さぁな……」

緊張から言葉が続かず、会話が途切れてしまい、沈黙が訪れる
841 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/08/23(火) 02:50:00.55 ID:jYjEaHh00
それに焦りを感じAは何か話題を探そうと頭であれやこれやと考えていると

妹「ふふっ」

妹がクスリ、と笑みをこぼす

A「ん、ど、どうした?」

妹「ん……昔もこんなことあったなって」

A「……昔?」

Aの疑問に懐かしそうに笑い、妹は言葉を返す

妹「うん。小学生くらいの時。家族みんなと、Aちゃんとで電車に乗って遊びに出掛けようとした時に」

A「……」

妹「あの時もこのぐらい人が一杯いて、それで私とAちゃんが皆とはぐれちゃって……」

妹「その後も人がどんどん電車の中に入ってきて、今みたいに端っこに追いやられて」

妹「このまま人に押し潰されちゃうんじゃないかなって、もうこのままお姉ちゃん達と会えないじゃないかって、不安で、泣きそうになっちゃって……」

妹「そんなことないのにね。えへへ……」

妹「でもそんな時にAちゃんが今みたいに庇ってくれて、もう大丈夫だって言ってくれてたんだよ」

妹「……覚えてる?Aちゃん」
842 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/08/23(火) 02:51:05.44 ID:jYjEaHh00
A「覚えてね……」

A「……」

『素直になりなさい?』

A「……」

A「……覚えてるよ」

妹「ホント?そっか……懐かしいよね」

A「おお……」

妹「あの時はAちゃんの言葉ですごく安心したなぁ……ありがとね。Aちゃん」

妹「今も、昔も」ニコッ

A「……」
843 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/08/23(火) 02:52:06.86 ID:jYjEaHh00
A「ま、今も昔も変わってないってことはお前はまだチビいもって事だな」ニヤニヤ

妹「だ、だからそれはやだってばっ!」

A「くく……」

妹「もー……あ、遊びに行ったといえばあの後の事も覚えてる?」

A「あー降りた駅で女姉さんが鼻水で顔ぐちゃぐちゃにして、いもにゃんどこーっいもにゃんどこーっって言ってた奴だろ?」

妹「うんうんっ!あれは嬉しかったけど、ちょっと面白かったよね」

A「俺は確かめちゃくちゃ笑ってたっけな」

妹「そうそう。それと……」

そうして二人の昔を懐かしむ会話は、二人が電車を降りたあとも続き、会話が絶えることは無かった

Aは先程までの緊張と、沈黙が嘘のように心を、会話を弾ませる

それはAが妹へ昔から抱く淡い想いを、より濃く、確かなものにした事の表れでもあった
844 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/08/23(火) 02:53:11.81 ID:jYjEaHh00
女、逃げ出した後 学校付近

<ミトメナインダカラァァァァァ!

妹「……ん?今、女姉ちゃんの声がしたような……?」

A「……気のせいだろ」

A(何騒いでんだよ……)

妹「そうだよねっ!それであの時……あっ!」

妹友「……」

妹「妹友ちゃんっ!」タタタ

A「……あ」

妹友に走り出す妹に、Aは無意識に手を伸ばす

だが手は空を掴んだだけだった

A「……」

妹友「……妹」

妹友「……と……」
845 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/08/23(火) 02:54:19.27 ID:jYjEaHh00



A「……」

妹友「……」


846 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/08/23(火) 02:55:35.77 ID:jYjEaHh00
妹「おはようっ!妹友ちゃんっ!」

妹友「……おはよう。妹」

妹「うんっ!」ニコニコ

妹友「……」

妹「?……あっ!Aちゃんもこっちおいでよーっ!」

A「……おう」

妹友「……」

A「……」

妹「あ、二人初対面みたいなものだよねっ」

妹「こっちが役員Aちゃん。前話した私の幼馴染だよっ!」

A「……ども」

妹「それでこっちが妹友ちゃん。私と一緒の部活の人だよっ!」

妹友「……」ペコ
847 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/08/23(火) 02:56:45.19 ID:jYjEaHh00
A「……」

妹友「……」

妹(あ、あれ……?なんか、空気が……)

A「……妹がお世話になってるみたいっすね。これからも仲良くしてあげて欲しい」

妹友「……」コクリ

A「……あ、俺、生徒会に用事あったんだった」

妹「そうなの?」

A「おお。悪いけど先教室行っててくれ」

妹「そっかぁ……うん。解ったよ」

A「じゃーな。俺、こっちだから」

妹「うん。後でねっ」

妹友「……また」

A「……ああ。また」

A「……」
848 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/08/23(火) 02:57:37.92 ID:jYjEaHh00
妹「……!…………!」

妹友 コクリ

そうしてAは仲良く笑い合う二人の姿が廊下の角で消えるまで見送った

A「……」

その心の中は、嫉妬と羨望と、見送る事しかできない自分の不甲斐なさに荒れ切っていた

行き場のない狂おしい感情がAの中を駆け巡る

Aは舌打ちを一つ残し、その場を去った

自分がたった今作り出した用事を果たしに行くために
849 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga]:2011/08/23(火) 02:59:58.33 ID:jYjEaHh00
今日はここまで。お疲れさまでした

次回も 個別ルート 妹 です

それではお休みなさい
850 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [sage]:2011/08/23(火) 03:17:00.47 ID:L2DoctXO0
ドロドロしてきたで
851 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(京都府) [sage]:2011/08/23(火) 03:34:23.70 ID:FeX/4ErFo

う〜ん続き気になるな〜
852 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/08/23(火) 13:54:22.03 ID:icHeZnjDo
乙した
853 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga]:2011/08/25(木) 02:14:16.23 ID:Dxg4q/Yu0
妹は妹友とホームルームの少し前まで廊下で色々と話した後、自分の教室に向かった

教室に着くと中の良いクラスメートと挨拶を交わし自分の席に着く

Aがもう席に着いているかと視線をAの席に移したが、そこは空席のままだった

生徒会はやっぱり大変なんだな、と心で呟き、授業に備える為自分の鞄に手を伸ばす

荷物を揃えていると、ホームルームの開始のチャイムが鳴った

担任が教室へ入ってきて、朝の挨拶をした後、淡々と連絡事項を読み上げていく

妹はいまだに戻ってこないAを心配し、教室の後ろの方のトビラに目を向ける
854 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga]:2011/08/25(木) 02:15:14.87 ID:Dxg4q/Yu0
するとちょうどAが静かに扉を開け入ってきて、妹と目が合う

妹にはAの瞳に、寂しさのような感情を写しているように見えた

妹はそれが気になってAの目を見つめようとしたが、Aにすぐ目を反らされてしまう

担任は遅れて入ってきたAに注意をしようとしたが、Aは一言「生徒会でした」と告げ、窓際の自分の席に戻る

担任は生徒会という言葉に自分の言葉が出なくなり、教台をコツコツと指で叩いたあと連絡事項の続きを読み上げていった

妹はいつもと少し違うAに心配になって目を向けたが、Aは窓の外を見ていてその表情は窺えなかった
855 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/08/25(木) 02:15:59.92 ID:Dxg4q/Yu0

ホームルームのあと妹はAにどうしたのかと聞いてみようとしたが、Aの瞳にはもう寂しさの影は無く、いつもの様子に戻っていた

何事もなかったような態度に自分の勘違いだったのかと妹は首を傾げる

Aはそんな妹に、「そんなに俺が好きか」とからかう様に弄った

妹はAに引っかかりを覚えつつも、焦りながらそれを否定する

Aはそれにけらけらと笑い、妹は困った顔をする

そうしていつもの様に一日を過ごしていく


Aが妹の見えないところで寂しそうな顔をしていること以外は
856 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/08/25(木) 02:16:52.05 ID:Dxg4q/Yu0
放課後

A「うあー……」グデ―

妹「疲れた?Aちゃん」

A「おー……今日はいつもより疲れた気がするな」

妹「そうなの?」

A「おー……」

A「……いも、今日も部活だろ?」

妹「うんっそうだよっ!」

A「そうか。頑張れよ」

妹「Aちゃんもねっ」

A「おう」
857 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/08/25(木) 02:19:12.01 ID:Dxg4q/Yu0
A「……」

A「なあ、いも」

妹「うん?」

A「あの……な、その……帰り……」

妹「?」

A「……」

A「や、やっぱいい……はは」

妹「……どうしたの?」

A「や、なんでもないって。気にすんな」

妹「……そう?」
858 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/08/25(木) 02:20:42.97 ID:Dxg4q/Yu0
妹「……」

妹「……Aちゃん朝教室入ってくる前に何かあった?」

A「なんもねーよ。……どうしてそう思った?」

妹「んと……なんとなくだけど……」

A「なんとなくかよ。つかいきなりんなこと言われても困るぞ」

妹「……う、うーん」

妹「……なにかあったら言ってね?」

A「はいはい。ありがとな」

A「いいからほら、部活行ってこいよ」

妹「うん……」
859 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/08/25(木) 02:21:27.11 ID:Dxg4q/Yu0
A「お、丁度よく王子様が来たぞ」

妹「えっ……あっ」

妹が妹友の姿を見た瞬間、ぱっと表情が華やぐ

Aはそれを横目で見ていた

A「ほら」

ポンと妹の背中を押す、妹はよろけながらもAに振りかえり、その表情を心配から曇らせる

Aは妹の顔から一瞬目を反らしたあと、すぐに笑顔を作った

A「行ってこいよ」

妹「……うんっ」

妹は笑顔で妹友の元へ駆けていく

Aはその後ろ姿を笑顔を作りながら見送った

妹の背を押した手を痛みを感じる程、強く握り閉めながら
860 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/08/25(木) 02:23:09.90 ID:Dxg4q/Yu0
廊下

妹友「……今日は……何する?」

妹「うん。花も植え終わったし、今日はこの前約束した花言葉の事、妹友ちゃんに教えてもらいたいなーって思ってるんだけど……いい?」

妹友「……うん。いいよ」ニコ

妹「やったっ!じゃあ早く部室いこっ!」

妹友 コクリ
861 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/08/25(木) 02:24:27.80 ID:Dxg4q/Yu0
空き教室 兼 園芸部部室

妹「よいしょー!」

妹は部室に着くなり、教室の中心に向かい合わせで置いてある机に走りこみ勢いよく走りこみ、飛び込むように席に着く

妹「妹友ちゃんっ早く早くっ!」

教室はいらない机や椅子を置く倉庫として使われていた為、その名残が妹の座る席を取り囲むように置かれていた

教室の入り口にいた妹友は妹の呼びかけに柔らかく微笑むとゆっくりと教室の中心の席に向かい、席に着く

妹友が席に着くなり妹は、我慢できないとばかりに身をい妹友に乗りだし、顔を綻ばせる

妹「えへへっそれじゃ聞かせてねっ!」

妹友 コクリ

妹「今日の為に聞きたい花言葉いっぱい考えてきたんだっ」

妹友「……そうなの?」

妹「うんっ!最初は何にしようかな……」

妹「うーん……迷うなぁ……」
862 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/08/25(木) 02:25:51.63 ID:Dxg4q/Yu0
妹友「……」クス

妹友「妹……雛菊のこと……詳しく知ってる?」

妹「ん、……へへ、よく解らない」

妹友「……雛菊は……デイジーとも呼ばれてて……イタリアの国花でもある」

妹「へーっデイジーって呼ばれるのは知ってたけど、国の花なのは知らなかったよ」

妹友「……うん。それでデイジーは英語で書くと『day's eye』……」

妹友「……雛菊は花の真ん中が黄色い……そこから太陽の目ってついたんだって」

妹「太陽の目……なんだか凄いなぁ」

妹友「……それでね。雛菊は恋占いに使われることが多いから……」

妹「好き、嫌い……っていうやつ?」

妹友「うん。……それで昔イギリスで……メジャー・オブ・ラブ……愛のものさしって言われたこともあるんだって」

妹「愛のものさし……そうなんだぁ……凄いなぁ!よく知ってるねっ!」

妹友「……」テレ
863 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/08/25(木) 02:27:09.20 ID:Dxg4q/Yu0
妹「それじゃあパンジーは何か由来とかあるの?」

妹友「パンジーは……ポーランドの国花」

妹友「それで名前の由来は……フランス語のパンセ(pensée)っていう言葉からきてて……」

妹友「パンセの意味は『考える』……人が頭を垂れて考える姿に似ているところから来ているんだって」

妹「そうなんだぁ……なんか知的な感じだねっ」

妹友「うん……それで……パンジーの花言葉は……私を想ってください……でしょ?」

妹「うん。この前教えてもらったから覚えてるよ」

妹友「そういう花言葉だから……いろんなエピソードががあったりする」

妹「どういうのがあるの?」

妹友「えと……ホントかわからないけど……」
864 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/08/25(木) 02:28:28.74 ID:Dxg4q/Yu0
昔 二人の男と女がいた

二人は愛し合っていて、毎日幸せな日々を過ごしていた

でもある日、男に戦争に参加しろという通達が来る

たった一通の手紙で二人の幸せは粉々に砕け散った

男はこの戦争に行けば自分は死ぬだろう。そんなを諦観の念を持っていた

女を自分のそばにいて悲しませるわけにはいかない。そんな思いから男は女を突き放す

女は愛する人と別れたくなかった。どんな結末が待っていようと

女は男にそう告げた。だが男は頑なだった

女と会うことをも止め、新しい男を紹介し、女を突き放していく

もう愛していないとも言った
865 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/08/25(木) 02:30:58.69 ID:Dxg4q/Yu0
だが、女は男の突き放しを全て拒絶し、愛していないと言われた時、こう言い返した

「もう、私を想っていないのなら、これから私を想ってください」

それから女は毎日、男の家の前にパンジーの花を一輪置いて行っていった

それを見て家の前に置いて行くパンジーを拾う度、女への愛おしい気持ちが溢れ、すぐにでも飛んで行って抱きしめてしまいたかった

だが、それをしてしまえば、女が不幸になる

男は毎日パンジーを抱き、その気持ちをこらえ続けた

そして戦争に行く日、男は女に何も言わずに家を出た

自分がいなくなれば、女も諦めがつくだろう。そう考え、男は戦場に向かう
866 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/08/25(木) 02:32:35.95 ID:Dxg4q/Yu0
そして数年後

戦場で片腕を無くし、退役を余儀なくされた男は自分の街に戻ってきた

腕も、職も、最愛の女すら失くした男は途方に暮れていた

ふらふらと自分の家に戻る。戻ることしかできなかった

家に戻ってすべきことなどないのに

自分の家の通りにさしかかる。すると芳しい花の香りが漂ってきた

数年前、毎日嗅いでいた、あの香りが
867 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/08/25(木) 02:33:43.64 ID:Dxg4q/Yu0
男は無意識に走り出していた。ふらふらな体を引きずって

もしかして、もしかしたらと

やがて男は自分の家に辿り着く。するとそこには

数年前には無かった花壇にいっぱいに咲くパンジーの花と、

一輪のパンジーを植える

最愛の女の姿があった

女が男に気付くと、一輪のパンジーを持ちゆっくりと男に近づくと

そのパンジーを差し出して、言った
868 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/08/25(木) 02:34:18.54 ID:Dxg4q/Yu0



「私を想ってください」



869 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/08/25(木) 02:35:06.06 ID:Dxg4q/Yu0
妹友「……そんな話」

妹「……」

妹友「……妹?」

妹友「……大丈夫?」

妹「だっ大丈夫……うん」

妹「……そんな話……あったんだね……」

妹友「……ホントかは……解らないけど」

妹「うん……それでも……その二人は幸せになれたのかな?」

妹友「多分……いや……」

妹友「絶対」

妹「そうだよねっうんっ!」

妹「他にも知ってる?知ってたら教えてほしいなっ!」

妹友「ええと……」
870 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/08/25(木) 02:35:59.55 ID:Dxg4q/Yu0

そうして妹は妹友から様々な花言葉、花の名前の由来、花についてのエピソードを教えて貰っていく

色々な事を教えてもらえて貰う度に妹は驚いた顔、感心した顔、嬉しそうな顔と、コロコロと表情を変えた

妹友はそれが嬉しくて、どんどんと妹に教えていく

二人のそんな幸せな時間は、教室の色を西日が赤く染めるまで続いた
871 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga]:2011/08/25(木) 02:39:06.22 ID:Dxg4q/Yu0
今日はここまで。お疲れさまでした

グーグル先生がいなきゃ……私……もう駄目なんです……

はい。次回も 妹 ルートです

それではお休みなさい

872 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/25(木) 02:39:24.27 ID:qTv9DNEIO
どうなるんだ・・・乙
873 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(京都府) [sage]:2011/08/25(木) 02:46:03.13 ID:HhwxhWhVo

続きが気になり過ぎて1エピソードや一言を深読みしてしまうな…
本当妹ルートはどうなるんだろう
874 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) :2011/08/29(月) 09:09:44.26 ID:DcWrFeAlo
そろそろかね?
875 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga]:2011/08/30(火) 01:46:36.86 ID:WZARh0uG0

西日が二人の教室を赤く染めると、まだまだ語り合いたいという思いに後ろ髪を引かれつつも、妹は妹友を誘い、教室を出た

その理由は花壇の花達に水をあげる為

廊下を並んで歩き、他愛もない会話をしながら花壇へと向かう

その間の二人の表情は幸せのこもる笑顔だった

花壇に着くと会話もそこそこに妹は倉庫から二本のじょうろを引っ張り出し、それぞれに水を入れる

水が一杯になると片方を妹友に笑顔で渡し、二人一緒に水を撒き始めた

撒かれていく水は西日をキラキラと反射させ、花壇へと降り注ぐ

二人は並んでそれを見ながら水が花壇へと満遍なく降り注ぐまで続けていった
876 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/08/30(火) 01:47:58.55 ID:WZARh0uG0
妹「……ねぇ、妹友ちゃん」

そんな中、妹は遠慮がちに口を開く

その口から零れる言葉は、どこか不安げだった

妹友「……なに?」

それに首を傾げ、妹友は一言答える

妹「……妹友ちゃんは……Aちゃんの事……その……嫌い?」

遠慮がちに絞り出される言葉

それに妹友は一度目を逸らし、すぐ視線を妹に戻す

妹友「……どうして?」
877 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/08/30(火) 01:49:05.24 ID:WZARh0uG0
妹「ええと……朝、二人……話したでしょ?その時に……なんか……えと」

妹友「……嫌いじゃない」

妹がまごつきながら話す事を妹友はいつもの調子で否定した

妹「そう……?それなら……良かった」

そんな妹友の様子に妹は安堵の笑みを浮かべる

妹「妹友ちゃんあの時、いつもとちょっと違ったから……」

妹「それでAちゃんの事、嫌いなんじゃないかなって思ったんだけど……」

妹「私の早とちりだったみたい……えへへ」

照れくさそうに笑い、頬を掻く。それに妹友は顔を花壇に向け、微笑んだ
878 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/08/30(火) 01:50:13.28 ID:WZARh0uG0
妹「……あのね、私、妹友ちゃんとAちゃんとが仲良くなってくれたらって思ってるの」

妹友「……どうして?」

花壇に顔を向けたまま妹友はそう聞き返す

妹「ええとね……皆で仲良くなって……三人でお昼食たり、遊んだりしたいなって思ったの」

妹「それにAちゃんと妹友ちゃんって似てるところあるから、きっと仲良くなれると思うから」

妹友「……私と……あの人が……似てる?」

花壇から妹へ顔を向け、表情を驚きへと変える

妹はニッコリと笑って頷いた

妹「うんっ!顔とか、雰囲気とかは全然似てないけど、優しい所は凄く似てるの」
879 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/08/30(火) 01:51:35.00 ID:WZARh0uG0
妹友「……優しい……私が……?」

心底不思議といったように妹友は首を傾げる

妹「うんっ妹友ちゃんも凄く優しいよ」

『も』

妹「私が困ってるってことすぐわかってくれるし……それにすぐに助けてくれるし」

そう言うと妹は視線を何かを思い出すように空中に視線をさまよわせると、申しわけなさそうに頬を掻いた

妹「……なんか助けて貰ってばっかりだけどね。……えへへ」

妹の言葉に妹友は首をゆっくりと振る

妹友「……そんなことない……私も……妹に助けて貰ってる」

妹友「……むしろ……その方が……多い気がする」

妹友「……妹の方が……優しいと……思う」

そう言って言葉を切ると妹友は妹に微笑んだ
880 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/08/30(火) 01:52:36.13 ID:WZARh0uG0
妹友の言葉と笑顔に妹は嬉しさと恥ずかしさを感じ、顔をほんの少し紅くさせた

妹「や、やっぱり妹友ちゃんは優しいねっそんなこと言ってくれるんだもん」

妹友「……ほんとだから……妹は凄く……優しいこと」

妹友はまっすぐに妹を見詰めながら真剣な表情でそう言った

妹は顔を真っ赤に染め、視線を落ち着きなく動かして俯いた

妹「っう、うん……あ、ありがと……」

妹「いっ今までそ、そんなに優しいなんて言われたこと無かったから、その……」

妹友「…………ん」

妹友も妹に釣られたように顔を赤く染め、視線をさまよわせた

そして訪れる気まずい沈黙
881 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/08/30(火) 01:54:06.61 ID:WZARh0uG0
妹はそれに焦り口を開く

妹「え、えと……そ、そうだっ!Aちゃんも凄く優しいんだっ」

『Aちゃん』

妹「今日も電車で助けてもらったしねっ!それから―――」

それから妹は早口で朝の事を語っていく

語っていく時の妹の表情は、焦りを含みながらも話の人の事を心底信頼している。そんな表情だった

妹友は黙ってその話を聞いていた
882 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/08/30(火) 01:55:10.89 ID:WZARh0uG0
妹「―――だから、Aちゃんは優しいんだよ……って……妹友ちゃん?」

妹友「…………え?」

いつしか反らしていた視線を妹友は妹に戻す

妹は不安げな表情を浮かべ、妹友を伏し目がちに見上げていた

妹「……えと、興味無かった?」

妹友「……そんなことない」

妹友「……役員Aさんは……良い人だって知れて……良かった」

妹友は笑顔を作り、妹にそれを向ける

だが、妹はその不安な表情を先程のように崩すことはなかった

妹「そう……?」

妹友「……そう」

再び沈黙が訪れる

先程とはまた違う、気まずい沈黙
883 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/08/30(火) 01:56:31.45 ID:WZARh0uG0
今度先に口を開いたのは、妹友だった

妹友「…………妹」

妹「な、なに?」

妹友「……桜……見に、行かない?」

妹「……桜?」

コクリと妹友は頷く

妹も笑みを見せ、頷いた

妹「……うんっ」

二人で共にじょうろを片づけ、荷物をまとめ、花壇から続く弧を描く細い小道を進む

その間二人は、他愛もない話をしながら進んだ、

だがその他愛もない話は、先程とは違い途切れがちで、妹の笑顔もどこか固かった
884 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/08/30(火) 01:57:41.06 ID:WZARh0uG0
やがて二人は大きな桜の元へと辿り着く

桜は相変わらず美しく花を咲き誇らせていたが、少しづつその花を散らし始めていた

赤い西日の中ひらひらと桜の花が舞い、地面に落ちた花びらが西日をその身に移し、地面を温かな赤で染める

その光景はあまりにも幻想的で、二人は自然と感嘆の溜息を漏らしていた

妹「すごいね……」

妹友「…………うん」

妹友がその光景に見とれている内に、妹はその幻想的な光景に足を踏み出し、桜の雨の中、西日の絨毯を歩いて行った

そして桜の根元まで歩くと妹は妹友に振り返るとゆっくりと腰をおろし桜に背を預け、笑顔で手を振った

それに妹友も笑みを零し、妹の元へ歩いて行き、その隣に腰を下ろす
885 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/08/30(火) 01:59:56.45 ID:WZARh0uG0
妹「綺麗……」

妹友「……うん……」

桜の作り出す光景に二人の気まずさは嘘のように消え去り、二人の心に穏やかな気持ちを訪れさせた

そんな温かな気持ちの中、二人は何も言わず、ただ桜の花が降り積もっていくの見ていた

妹友「……妹?」

しばらくその光景を見ていると妹が、妹友の肩に頭を預けてきた

妹友はそれに驚き、妹の方を見る

妹「すー……すー……」

するとそこには幸せそうに寝息を立てる、妹の姿があった
886 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/08/30(火) 02:02:00.69 ID:WZARh0uG0
妹友はクスリそ笑みを漏らし、妹の預けた頭に自分も頭を預ける

妹友「……妹」

この大切な『友人』を一人占めしたい

妹の無防備な姿に、妹友は漠然とそう願った

妹友「……A」

だが、そう願った時、その頭の片隅にAの姿がちらつき、もやもやとした感情が妹友の中に流れ込み始めた

そしてどんどんと浮かんでくる、いままで見てきた妹とAがじゃれ合っている姿。

そして花壇で聞いた、電車での話

大切な『友人』をAが独占する

それは妹友の心をどうしようもなく乱させた
887 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/08/30(火) 02:03:49.45 ID:WZARh0uG0
妹友「……っ」

妹が体を少し動かした時、そんなドロドロとした感情に妹友は気を奪われている事に気付く

こんな美しい光景の前でこんなことを思うのは無粋だ。

そう思い、そのドロドロとした思いを振り切る

そして瞳を閉じ、桜の香りと大切な『友人』といれるこの時間を楽しむ事にした
888 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/08/30(火) 02:05:07.35 ID:WZARh0uG0
妹友「くあ……」

そうしている内に妹友も睡魔に襲われ始め、大きな欠伸をひとつ漏らす

このまま意識を手放すのはまずい。

そうは思ったが桜の香りと、妹の温かさによる眠りへの誘惑に打ち勝てるはずもなく

妹と体を肩と頭とで預け合いながら、妹友は幸せな気分のなか意識を手放した











A「……」
889 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga]:2011/08/30(火) 02:10:11.01 ID:WZARh0uG0
今日はここまで。お疲れさまでした

お久しぶりです。ちょっとリアルが立て込んでいて、投下が遅れてしまいました。申し訳ない

次回は今回より早く投下できると思います

次回は個別ルート 女 です

それでは、お休みなさい
890 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/30(火) 02:11:41.37 ID:IwphawKgo
おつ
891 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(京都府) [sage]:2011/08/30(火) 02:29:38.00 ID:rsh9pfQao

妹と妹友の空気感好きだな〜

最後のA・・。いつから見てたんだろう…
892 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [sage]:2011/08/30(火) 03:00:28.57 ID:3cvSxw8E0
病んできた?
893 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/08/30(火) 13:33:38.92 ID:4DMjDEJko
乙した
自治スレッドでローカルルール変更の話し合い中
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1314546216/
894 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga]:2011/09/03(土) 01:01:10.60 ID:Ngi0Thxr0
朝 女 学校近くの公園付近

女「おおおおーーーんっ!!」ダダダ

女「みとめないっ認めないんだがらぁぁぁぁああ!!」グズグズ

女「いもにゃんはわだじのwせdrftgyふじこl」ズビズビ

女「うおおーーーんっ!!……おっ!」ズルッ

女「へぶっ!」コケッ

女「……」

女「いだい……」

女「……」

女「ふぐうううう……」


自治スレッドでローカルルール変更の話し合い中
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1314546216/
895 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/09/03(土) 01:01:54.51 ID:Ngi0Thxr0
そこから少し離れた場所

女友「……」

女友「結局あんまり眠れなかったなぁ……」

女友「……体が重い」

女友「……」

女友「……もう慣れたはずなんだけどなぁ……」

女友「……はぁ」

<ヤダヤダ……

女友「この声は……女ちゃんっ!?」クルっ

自治スレッドでローカルルール変更の話し合い中
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896 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/09/03(土) 01:02:44.42 ID:Ngi0Thxr0

    〃〃∩  _, ,_
     ⊂⌒( つД´) < イモニャントラレルノヤダヤダ
       `ヽ_ ノ ⊂ノ
              ジタバタ

       ∩
     ⊂⌒(  _, ,_) < ヤダヤダ…
       `ヽ_つ ⊂ノ
              ヒック...ヒック

女友「……」

女友「……道端で寝転がって何やってるんだろう……」

女友「……」

女友「あっ」ハッ

女友「道端であんなことしてるんだもん……きっと何か大変な事があったんだよね……」

女友「行かなきゃっ!」タタタ
自治スレッドでローカルルール変更の話し合い中
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897 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/09/03(土) 01:04:34.45 ID:Ngi0Thxr0
女「おぐううう……あおぉぉぉ……」グズグズ

女友「女ちゃんっ!どうしたの!?」

女「っと、どもぢん……」

女友「大丈夫!?どっか痛いの!?」

女「ともっどもぢいいんんっ!!」ギュッ

女友「!!??」

女友(んほぉっ!!きっきたぁぁぁあああ!!)

女友(おんあしゃんっおんあしゃんきたよほおおおおっ!!!)

女友(さいこうれしゅうううううう!!おんあちゃんすごひほおおおおおおおおっ!!!)

女友(んほおおおおおおおおおおおおおっ!)


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898 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/09/03(土) 01:05:33.45 ID:Ngi0Thxr0
女<オ―ンオ―ン

女友 アヘアへ


通行人(どういう状況だよ)

ヌッ

生徒D「( ^ω^)……」

通行人「おわっ」

生徒D「( ^ω^)……」

通行人「……」

生徒D「(^ω^ )貴様らに興味はない」ザッ

通行人「……」

通行人「……なんなんだ……」

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899 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/09/03(土) 01:06:39.15 ID:Ngi0Thxr0
学校付近の公園 ベンチ

女友(な、なんとかここまで来たけど……)

女「あうぐぅ……ばぁああ……」グズグズ

女友(ほんとにどうしたのかな……こんなに泣くなんて……)

女友(……聞いてみない事には始まらないよね)

女友「……どうしたの?何かあったの?」

女「ずびっ!あのっあどねっずびっいもっいもにゃんが」

女友「……はい」

女 チーン

女友「大丈夫?」

女「うん……」

自治スレッドでローカルルール変更の話し合い中
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900 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/09/03(土) 01:08:21.85 ID:Ngi0Thxr0
女友「それで、妹さんがどうかしたの?」

女「う、うん。あのね、いもにゃんが……」

そうして女は顔を涙と鼻水でドロドロにしながら話していく

妹が役員Aとイチャコラしていたこと、それを見て姉が二人が恋人になるんじゃないかと言った事

女友は時折ティッシュを差し出し、真剣な表情でそれを聞いた

女友「そっか……それで妹さんが自分から離れちゃうって思っちゃたんだね」

女「うん``……ずびっ」

女友「……」

女友「……それはないと思うよ」

女「ズビッ……なんで?」

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901 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/09/03(土) 01:10:30.76 ID:Ngi0Thxr0
女友「だって妹ちゃんとえーくんが仲良くなったって、それで女ちゃんと妹さんとが仲が悪くなる事なんてあり得ないでしょ?」

女「……ズビッ」

女友「今まであれだけ二人は仲良かったんだもん、離れることなんてないよ」ヨシヨシ

女友「死んじゃうわけじゃないんだし、それに……」

女友「家族なんだしね」ニコッ

女友は女を安心させるためにニコリと笑顔を作る

女は安心した表情を浮かべた直後、すぐに申し訳なさそうな表情を浮かべた

女友「ん?……どうしたの?」

女「……ごめん」

女友「いいよ。このくらいなんとも……」

女はじっと女友の目を見つめていた。女の瞳に映る色は後悔と、心配と、何かに対する恐怖の色だった

女友はその目を見て、女が何故自分に謝っていたのかを悟る

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902 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/09/03(土) 01:12:05.23 ID:Ngi0Thxr0
女友「……ああ」

女友「いいんだよ。もう過ぎた事だから」

ニコリと笑う

女友「それに女ちゃんのおかげでこうして居られるんだから。ね」

そう言って女友は青空を仰ぎみる

女「……私は何も」

女友「ううん。あの時女ちゃんがいてくれてなかったら、私はこうやって笑えなかったと思うの」

女「……」

女友「もう私は大丈夫。一人でも大丈夫」

女友「だからもう気にしなくていいんだよ?」

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903 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/09/03(土) 01:13:46.95 ID:Ngi0Thxr0
青空から顔を女に移し、また笑みを作る

女はその笑顔を何か言いたげな表情でジッと見つめた

女友「それで、もう落ち着いた?」

女「う、うん……」

女の言葉を遮るように女友は話を変える

女は鼻をずず、と吸いながら頷き、女友はそれに安堵の笑みを浮かべた

女「うん。うん……よしっ」

女はどんよりとした感情を振り切るため何度かコクコクと頷き、座っていたベンチから立ち上がる

感情を振り切った女は女友に振り返り満面の笑みを浮かべた

女「もう大丈夫っ!心配掛けたなっ!」

女友「うん。よかった」
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904 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/09/03(土) 01:15:24.33 ID:Ngi0Thxr0
ニッコリと女友が笑う。女はそれに顔を薄く朱に染め、もじもじと視線を斜めに反らす

女「あ、あと……ありがとう。女友のおかげで、落ち着け、た」

女友「ふふっお安い御用だよ」

そこで学校から朝のホームルームを告げるチャイムが鳴り響く

女「あ」

女友「あ」

女「ご、ごめん、また……」

女友「いいよ。女ちゃんの役に立てたんだもん。このくらい全然」ニコ

女「……ありがと。友ちん」

女「よっしゃっ!急ごうっ!」

女友「うんっ!」

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905 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/09/03(土) 01:16:23.70 ID:Ngi0Thxr0
そうして女は女友の手を取り、二人は学校へと駆けだす

手のつながりに二人は心臓を息切れではない理由で高鳴らせ、足を運ぶ

女友は幸せな気持ちに包まれ、自然と表情を緩ませていた

女はその笑顔を横目でちらりと見る

その笑顔は本当に幸せそうで、輝いていた

女はこの笑顔をずっと見ていたいと、そう思った

先程のような、無理して作り出したような笑顔ではなく

この、幸せに満ちた笑顔を
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906 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga sage]:2011/09/03(土) 01:17:27.80 ID:Ngi0Thxr0
女はそう密かに心で呟き、駆けた

女(親友だもんなっ!)


相変わらずである
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907 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga]:2011/09/03(土) 01:21:39.69 ID:Ngi0Thxr0
今日はここまで。お疲れさまでした

もう900いったんですね……このスレで終わらせるはずだったのにどうしてこうなった

次スレで多分終わる……よね?

次回も 個別ルート 女 です

それではお休みなさい


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908 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/03(土) 01:27:28.27 ID:oTltEHDYo
おつ

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909 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(京都府) [sage]:2011/09/03(土) 01:38:53.33 ID:4kOfkyrPo

こけた瞬間手足バタバタ想像してただけに、そっくりのAA出てきてびっくりしたww
早く気付いてほしいのにまだ「親友」なんだな

物語のカギを握る女が出てきましたね!超期待してますよ!!!             (嘘)
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910 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2011/09/03(土) 02:17:55.21 ID:AGzV8ISN0
乙です
とうとう900越えたのか…はたしてふたなり設定は活躍するのか
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911 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/03(土) 02:24:49.93 ID:kcHcqGsIO
親友かー・・・
スレ残りは気にしないで書きたいことを書ききってください

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912 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [sage]:2011/09/03(土) 05:56:36.24 ID:EztHF5zN0
女は相変わらずだなwwwwww
ふたなりはどうすんだ?
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913 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2011/09/03(土) 07:04:04.66 ID:OWH04oAHo
結ばれたあとにきっと使われるはずっ
がんばれ女と女友

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914 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/09/09(金) 13:32:02.71 ID:qIDoYaU1o
乙した

女といもにゃんの絡みがもっとみたいよおお
915 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/09/13(火) 06:54:57.24 ID:scsj4W1bo
バンバンバンバンバンバンバンバンバンバン
バン       バンバンバン゙ン バンバン
バン(∩`・ω・)  バンバンバンバン゙ン
 _/_ミつ/ ̄ ̄ ̄/
    \/___/ ̄
916 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga]:2011/09/14(水) 02:31:19.34 ID:pUL5pY+00
お久しぶりの>>1です

更新、遅くなっていて申し訳ない

久しぶりに書き込んでいてなんですが今日はただの連絡のみです

ただ今筆が全く進まず、ちょっとほかの短編SSに浮気していました+います

今書いている短編を書き上げて、ここか、VIPに投下したら戻ってこようと思っています

なので今しばらくお待ちいただければ幸いです

連絡は以上です

それではお休みなさい
917 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/14(水) 03:48:48.68 ID:nXIQ3o4IO
待ってます
918 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/14(水) 15:58:51.24 ID:wkkBebiy0
待ってるよー
919 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/09/14(水) 18:25:08.71 ID:IkWv+W1Oo
このスレはスネイプ先生に監視されています
                _,. rァァュュ 、
              ,ィ彡彡彡彡j延マ、
             /ノノノノノノj"  `、込
              /ノノノノノ川 ||    '込
            iリノノノノノ,ソリj! i|_ リ__マハ
             iソノノリノノ川リくヒヤ {(ヤi川 
           i|川リソン!ノソ.  ̄" |  |!リ
           |!巛ソリソミ   ノ-、_〉 .i川
            |ヽソリiリ!ヾ  /´_i_i_ヽ!川
             川>ミミ゙` 、  r'` ー .ソソノ _____________
           jリ‐- 、   `弋 _,.ノ彡 | |             |
        ___/           \ | |             |
        | | /    ,                | |             |
        | | /   ./             | |             |
        | | | ⌒ ーnnn          |_|___________|
         ̄ \__、("二) ̄ ̄ ̄l二二l二二  _|_|__|_
                | |             |
待ってるぞ
920 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(京都府) [sage]:2011/09/15(木) 00:54:51.26 ID:Rz20oVk/o
待ってますわっふるわっふる
921 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]:2011/09/20(火) 09:58:53.29 ID:I/l5VM9AO
待っていますよ〜
922 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/09/24(土) 23:27:29.82 ID:pm6ht1VR0
いつまでもまってるぜ〜
923 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/09/29(木) 06:33:09.28 ID:YVcy0qtdo
        ヾ  /    < 仮面ライダー555が>
       ,. -ヤ'''カー、   /Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Yヾ
 ー―ァ  /r⌒|:::|⌒ヾ
   _ノ オ{(  |0|  )} オオオォォォォ!!!!!
     __,ヽ,ヾ,_|V|,_ノ、/ ,r-,,=
    ,゛==ゝ_ViV_ノ~i/ 〃 `ー―-、
    /  /⌒`//´⌒c/^^^ ))))))))))
 ,,―イ  {ー''"~{ {~゛`ー`/'`'~/ー--―'
))   ,./ゝ_/∧ゝ_ノ  ノ
 ー''"  |ロ  ロ    |
 人,_,人,_,人,_,人,_,
< >>923ゲットだ>
924 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/10/04(火) 02:55:23.13 ID:VnZQPmGRo
待ってます
925 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/04(火) 06:53:56.57 ID:1+vvniLRo
ちんこつけたことを後悔しているのか
926 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/04(火) 06:54:56.84 ID:1+vvniLRo
ちんこつけたことを後悔しているのか
927 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/06(木) 17:24:15.12 ID:yMb1rLYIO
他の書いたときは宣伝して行ってくれ
928 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/10/08(土) 11:08:25.00 ID:+ITaeAh5o
バンバンバンバンバンバンバンバンバンバン
バン       バンバンバン゙ン バンバン
バン(∩#・ω・)  バンバンバンバン゙ン
 _/_ミつ/ ̄ ̄ ̄/
    \/___/ ̄
929 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) :2011/10/13(木) 11:52:36.34 ID:eupev32AO
もしもしからお久しぶりの>>1です

ようやく投下……と、言いたい所なのですが、今日も違います。その替わりに宣伝です


まどか「さやかちゃん」


VIPで書ききれなかったのでSS速報で書くこととしました

版権物でもよければ、見ていってくれると嬉しいです

それでは、また合いましょう
930 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/13(木) 12:15:13.54 ID:6zQDMxWt0
いつまでも待ってる
931 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/13(木) 15:04:27.43 ID:EcED/0RIO
見て来るか
932 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/13(木) 17:54:15.31 ID:KLAjbG9Ao
版権物はわからないから読めないんだよなあ
933 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(京都府) [sage]:2011/10/13(木) 23:51:52.61 ID:L/AF4Fhlo
まどさやですか。読んでくる!
934 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/29(土) 09:48:00.31 ID:IHur7aQ5o
やっと追い付いたと思ったら>>1が他のSSに浮気してるなんて・・・
935 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/29(土) 13:15:04.56 ID:piTJ8v/Zo
放置長すぎワロエナイ
936 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/29(土) 15:14:45.95 ID:meOgv0GIO
終われば帰ってくるみたいだし
そのころにはレベルアップした女が見れると期待
937 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です) [sage]:2011/11/11(金) 18:00:30.02 ID:h5Z0w00e0
まだー?
938 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(富山県) [sage]:2011/11/17(木) 16:55:16.31 ID:FBOsSVnfo
まだー?
939 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(大阪府) [sage]:2011/11/17(木) 19:04:16.44 ID:Hc6CyZ9jo
レス読み返してこい
940 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です) [sage]:2011/12/02(金) 14:35:37.43 ID:+5e6xIs/0
姉妹百合もいいものだな
941 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [sage]:2011/12/08(木) 09:55:47.65 ID:atXQUKbXo
これチンコいらんやん
942 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [sage]:2011/12/08(木) 10:46:44.11 ID:eCebtM0Po
ちんこは要らないけど、女性の変態はこのスレの女が一番
943 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [sage]:2011/12/08(木) 11:27:55.80 ID:ESeGXl1IO
無いよりあった方がいざって時に使えるぜ
944 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [sage]:2011/12/18(日) 18:18:35.20 ID:XG0o2ksIO
夢で新着10レスぐらいあってテンション上がった…
945 :気まぐれ短編 [sage]:2011/12/24(土) 12:46:55.00 ID:+gWI63zAO
女「ク・リ・スマスっ!クリスマスっ!HO!!」

姉「母さん、ここで良い?」

女「ク・リ・スマスっ!クリスマスっ!YO!!」

母「ええ。オッケーよ〜」

女「ク・リ・スマスっ!クリスマスっ!HA!!」

妹「ツリー出来たよー!」

女「ク、リ、スマスっ!クリスマスっ!YA!!」

母「あら、ありがとね。妹ちゃん」

女「ク・リ・スマスっ!クリスマスっ!……」

女「FOOO!!!!!!!!」モミッ

妹「いひゃあっ!」

姉「働け」

女「イギッ!」ボグッ
946 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [sage]:2011/12/24(土) 16:10:12.25 ID:3O68Vp34o
え…?
1なのか…?
947 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [sage]:2011/12/24(土) 16:11:15.56 ID:8cxr78BIO
きた!
948 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [sage]:2011/12/24(土) 16:49:29.95 ID:+gWI63zAO
はい。>>1です

クリスマスなんで、短編も良いかなーと。クリスマスなんでね。辛気臭い話ばっかり書いてますし。クリスマスなんで、ね


クリスマス……


……と言っても、一レスだけなんですけどね。

明日、この短編の続きを投下しようかなと思ってますー

今日中にまどかの方を投下できれば、ですが

それではまた会いましょう
949 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [sage]:2011/12/24(土) 17:03:54.16 ID:3O68Vp34o
やったー1きたー!
待ってるぞー
950 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [sage]:2011/12/24(土) 17:04:55.56 ID:wzfKlPyGo
待ってました!そして待ってます!
951 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [sage]:2011/12/25(日) 22:31:32.28 ID:ZA997NG80
クリスマス終わるぞゴルァ
952 : ◆tsGpSwX8mo [saga sage]:2011/12/26(月) 01:43:30.41 ID:Z3t2ykWl0

女「なんだよー殴ることないじゃんかよー」ブー

姉「……じゃあどうして欲しかった?」

女「んー「もう!悪戯っ子なんだからん!女ちゃんは!」って言って頭を優しく撫でて」

女「その張りのあるパイオツに私を埋め」

姉「もう!悪戯っ子なんだからん!女ちゃんは!」

女「へぎぃ!」ゴン!

姉「……満足でしょ?」

女「こんなの違わい!私が望んだのはもっとソフトにライトにパイタッチな」

姉「満足したでしょ?」

女「……」

女「…………はい」
953 : ◆tsGpSwX8mo [saga sage]:2011/12/26(月) 01:44:19.78 ID:Z3t2ykWl0

姉「というかもうアンタ来年二年生なんだからしっかりしなさいよ……妹も入ってくるし、後輩も出来んのよ?」

女「な、なにを失礼な!私はシッカリしておりますわ!」

女「ほら!このしっかりした顔をご覧遊ばせ?」

姉「……」

女 キリッ

姉「冗談は顔だけにしなさいよ」

女「しどい!!」
954 : ◆tsGpSwX8mo [saga sage]:2011/12/26(月) 01:45:15.75 ID:Z3t2ykWl0

女「ふええ……!いもにゃーん!!お姉ちゃんがいぢめるよぉおお!!」ギュッ

妹「きゃっ、お、女姉ちゃん?」

女「ふええ……!ふええ……!!」ギュウウ

妹「は、離れてよぉ」ジタバタ

女「ふえぇ……ふへへ……!ふへへへ!!」モミモミ

妹「や、やぁっ!、何してるのっ」

女「いやぁ!やっぱいもにゃんはくぁわいいなぁ!」

妹「や、止め、止めてってばぁっ!」ジタバタ

女「口はそう言っても体は正直だぜ……?いいから素直に慣れよ……」

女「良い夢、見させてやるぜ?」

妹「な、なに言って」

女「べろーん」ペロペロ

妹「ひにゃああああああ!!!」

姉「やめろ」

女「ほぐッ!!」ボゴッ

955 : ◆tsGpSwX8mo [saga sage]:2011/12/26(月) 01:46:19.77 ID:Z3t2ykWl0


母「ほらほら、そろそろ皆席に着いて?ご飯にしましょ?」

姉「うん」

妹「は、はーい」

女「い、いもにゃん……お、おいて……おいていかないで……」

妹「……」

妹 タッ

女「ほぁ!?」
956 : ◆tsGpSwX8mo [saga sage]:2011/12/26(月) 01:47:28.81 ID:Z3t2ykWl0

女「……」ぽつーん

女「しどいよ……みんなしどい……」

女「ちょっとお茶目な悪戯しただけなのに……」

女「それだけなのに、こんな……こんな仕打ち……」

女「もう知らないから!私もう知らないから!」

女「おのれぇ……」

「女ちゃん」

女「! この声は……!」

母 ニコ

女「おふくろ……!」

女(ああ……やっぱりお袋は私の事を見てくれる……)

女(これが……親の愛!)

女(姉妹なんかいらんかったんや!おっかあだけで十分やったんや!)

女(さぁ!お袋!私に癒しの抱擁を……!)

女「……」

女「……」

女「……?」
957 : ◆tsGpSwX8mo [saga sage]:2011/12/26(月) 01:48:53.06 ID:Z3t2ykWl0

母「あ、そうだ。妹ちゃん、お皿用意してくれる?」

妹「うん!これでしょ?」

母「そう。ありがとね。妹ちゃん」

妹「えへへ……うん!」

姉「これで全部?」

母「ええ、全部よ。お姉ちゃんも色々手伝ってくれてありがとね」

姉「ん。今日くらいはね」

母「ふふっ」


女 ぽつーん

女「……」

女「笑いに来ただけかい!!!」ブワッ

958 : ◆tsGpSwX8mo [saga sage]:2011/12/26(月) 01:49:30.20 ID:Z3t2ykWl0


女 イジイジ


妹「……」

妹「女姉ちゃん、部屋の隅っこで体育座りしてるけど……大丈夫かな」

姉「……大丈夫でしょ」

妹「でも……」

姉「……」

母「ちょっと意地悪し過ぎちゃったかしらね」

姉「はぁ……こんな扱いされるの嫌なら、ふざけなきゃいいのに」

姉「……世話の焼ける」

959 : ◆tsGpSwX8mo [saga sage]:2011/12/26(月) 01:51:10.98 ID:Z3t2ykWl0


女「もう知らん。もう知らん。本気で拗ねてやる」

女「今年のクリスマスは一人ぼっちだよ!!」

女「ちくしょう……ちきしょう……!」

女 ぐぅ

女「……」

女「おなか減った……」

姉「女」

女 ビク

女「……なにさ」

姉「ご飯食べるってさ」

女「知らん」

姉「女」

女「知らんもん」ツーン

960 : ◆tsGpSwX8mo [saga sage]:2011/12/26(月) 01:51:58.53 ID:Z3t2ykWl0


姉「はぁ……」

ギュッ

女「へ?」

姉「行くわよ」

女「……い、行かんもん」

「お姉ちゃんっ」

ギュッ

女「い、いもにゃん?」

「女ちゃんっ」

ギュッ

女「おふくろ……」

姉「……」

姉「行くわよ?」

961 : ◆tsGpSwX8mo [saga sage]:2011/12/26(月) 01:53:15.08 ID:Z3t2ykWl0


女「……」

女 グス

女「しょぉおがねぇええなぁあああ!」

女「皆が呼んでるなら行くしかないよなぁっ!」

女「ふ、ふふ!皆ツンデレなんだから!もう!」ニヤニヤ

女「仕方ないなぁ!ふふ!ふふふふ!」ニヤニヤ

姉「嫌なら来なくていいわよ」

女「行きます」

姉「……ふふ」

妹「あははっ」

母「うふふっ」
962 : ◆tsGpSwX8mo [saga sage]:2011/12/26(月) 01:54:15.32 ID:Z3t2ykWl0

母「皆席に着いた事だし……それじゃあ」

姉「うん」

妹「うん!」

女「おうさ!」

母「せーの……」



「「「「メリークリスマース!!!」」」」



母「今年もちゃんと皆にクリスマスプレゼント用意してきたわよ〜」

妹「ホント!?ありがとうお母さん!!」

姉「いっつもありがとう。母さん」

女「お母様愛してるーー!!」

母「あらあら、うふふ」


こうして三姉妹家族のクリスマスの夜は更けていった

963 : ◆tsGpSwX8mo [saga sage]:2011/12/26(月) 01:55:47.88 ID:Z3t2ykWl0
姉「あ!あんたそれ私の!」

女「ふひひ!」

姉「ふひひじゃない!」

妹「お姉ちゃん私のあげるから……」

女「お、サンキュー!いもにゃん!」

姉「あんたにじゃない!」

母「あらあら」


それはとっても楽しい夜で誰の笑顔も絶える事のない夜だった

来年もこんな夜を過ごせるかな。と女は家族の輪の中で思う

―――いや、過ごせる

女はそんな確信めいたものを胸に抱いていた


姉「女?」

女「なんでもないよん!それよりケーキ!ケーキ!」

妹「ケーキ!?」

母「はいはい」


そんな楽しいクリスマスの夜でした
964 : ◆tsGpSwX8mo [saga sage]:2011/12/26(月) 01:57:01.37 ID:Z3t2ykWl0

女「……なんか忘れてない?」

妹「なんか?」

姉「なにもないんじゃない?」

女「うーむ……」

母「……」


父「イィッキシ!!」


終わり
965 : ◆tsGpSwX8mo [saga]:2011/12/26(月) 02:03:09.05 ID:Z3t2ykWl0
という事で、クリスマスの短編でしたー

……クリスマス過ぎちゃいましたけど。申し訳ない

このクリスマスは本編の始まる少し前のお話です。もちろん生えてません

楽しい話を書くと、気分が滅入らなくていいです。本当に!

……はやくまどかの方終わらせないとなー

それではまどかを読んでる人はまどかの最終回で会いましょう!それでは!
966 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [sage]:2011/12/26(月) 02:41:11.90 ID:Hz7tLle9o

良いクリスマス回だ。女かわいい
まどかの方も楽しみだがこっちの続きも楽しみにしてますよ
967 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [sage]:2011/12/26(月) 08:08:14.39 ID:0aeLSMrTo
乙!
素敵家族だな
968 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [sage]:2011/12/26(月) 12:03:10.25 ID:gP8rRz1IO
おつ!
969 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) :2012/01/06(金) 10:49:06.96 ID:d+J9MU2D0
あけおめ!
970 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/01/06(金) 13:31:00.87 ID:6QTdD8MIO
向こうは一スレ消化したか…
971 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(鹿児島県) [sage]:2012/01/27(金) 19:31:15.09 ID:yY1NPQik0
そーろーそーろー次スレをー
972 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/02/13(月) 22:52:00.62 ID:kTNAUj4IO
まだかなー
973 : ◆tsGpSwX8mo [saga sage]:2012/02/20(月) 16:55:06.61 ID:Pp/cAgxC0
本当にお久しぶりの>>1です
……今日は皆さんに謝らなくてはなりません。
散々濁してきましたが本業、就職活動の方が本格化してきてしまいまして、SSを書く時間が全く取れない状況になってしまいました
今はまどかの方もいっぱいいっぱいな状況で、こちらの方には全く手が回りません。
……ネタ切れというのもありますが……

なので、散々お待たせしておいて本当に申し訳ないのですが、姉 女 妹「三姉妹!」の方は更新を終了させて頂きます

いままで応援、感想レスをくださっ方々、待っていてくださった方を裏切るような形になってしまって本当に申し訳ありません。

更新ごとにくださった感想レスには本当に感謝しています

今まで本当にありがとうございました
974 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/02/20(月) 17:18:11.21 ID:GqHC67Bdo
そんなっ…
975 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/02/20(月) 17:18:38.74 ID:gn4K4Lupo
すごく、すごく残念だ
976 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/02/20(月) 17:21:10.17 ID:a8RxPwCIO
なん…だと…
ついにちんこは使われなかったか……
977 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [sage]:2012/02/20(月) 17:39:05.05 ID:vNCabJeTo
残念だ
978 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/02/20(月) 18:17:36.18 ID:jGndI/DIO
ここまできてっ・・・・・!
979 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/02/20(月) 20:04:31.86 ID:kdl+u0Fko
なん・・・だと・・・?

就活終えてからの復活を待ってるぞ
980 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(京都府) [sage]:2012/02/20(月) 22:42:10.60 ID:Hl3o4j5wo
なっ・・・乙…
終わってしまうのは残念だけど、毎回読んでて楽しかったです!
リアルの方がんばってください
981 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/02/20(月) 23:59:41.41 ID:j10Jn8IDO

書きたくなったらまた書いてくれよ

リアル大事にな
982 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2012/02/21(火) 00:51:27.20 ID:NcESMstMo
もう女が悶えるとこが見れないのか……
983 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/02/22(水) 12:42:55.00 ID:jK3Eibmgo
ゆっくりでも続けるっていう選択肢は無いのか…
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