このスレッドはSS速報VIPの過去ログ倉庫に格納されています。もう書き込みできません。。
もし、このスレッドをネット上以外の媒体で転載や引用をされる場合は管理人までご一報ください。
またネット上での引用掲載、またはまとめサイトなどでの紹介をされる際はこのページへのリンクを必ず掲載してください。

男「人間の勉強…?」 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

1 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/01(水) 21:37:36.92 ID:dk+owbcAo

初になります

駄文
不定期更新
面白くない
ロリコン

他にもマイナス要素は有りますが、とりあえずウチの前でうんこしたやつちょっと来い
【 このスレッドはHTML化(過去ログ化)されています 】

ごめんなさい、このSS速報VIP板のスレッドは1000に到達したか、若しくは著しい過疎のため、お役を果たし過去ログ倉庫へご隠居されました。
このスレッドを閲覧することはできますが書き込むことはできませんです。
もし、探しているスレッドがパートスレッドの場合は次スレが建ってるかもしれないですよ。

少し暑くて少し寒くて @ 2024/04/25(木) 23:19:25.34 ID:dTqYP2V2O
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1714054765/

渾沌ゴア「それでもボクはアイツを殺す」 @ 2024/04/25(木) 22:46:29.10 ID:7GVnel7qo
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1714052788/

二次小説の面白そうなクロス設定 @ 2024/04/25(木) 21:47:22.48 ID:xRQGcEnv0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1714049241/

佐久間まゆ「犬系彼女を目指しますよぉ」 @ 2024/04/24(水) 22:44:08.58 ID:gulbWFtS0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713966248/

全レスする(´;ω;`)part56 ばばあ化気味 @ 2024/04/24(水) 20:10:08.44 ID:eOA82Cc3o
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1713957007/

君が望む永遠〜Latest Edition〜 @ 2024/04/24(水) 00:17:25.03 ID:IOyaeVgN0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1713885444/

笑えるな 君のせいだ @ 2024/04/23(火) 19:59:42.67 ID:pUs63Qd+0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1713869982/

【GANTZ】俺「安価で星人達と戦う」part10 @ 2024/04/23(火) 17:32:44.44 ID:ScfdjHEC0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713861164/

2 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/01(水) 21:39:32.54 ID:dk+owbcAo
いつもの朝、いつもの時間に起き、いつもと変わらない日常が来ると思っていた。
朝まではそれが当然だと…


       朝



男「…で、あなたは誰なんでしょう」

???「はイ。私は人間型アンドロイド、タイプLD-01。と申します」

男「あ、アンドロイド?」

LD-01「はい。アンドロイドです」

男「へ、へ〜?」

LD-01「理解して頂けましたか。ありがとうございます」

男「いえいえ、こちらこそ。じゃなくてですね!何で俺の部屋で正座してんの!?つかどうやって入った!?鍵かけてあったろ!」

LD-01「どうやって入ったか、と言う質問に返答するならば、鍵を持っていた、と、返答いたします。そして、なぜ私が男さまの部屋で正座しているのか、と言う質問に対してですが、男さまが起床するのを待たせていただきました」

男「えっ?」

LD-01「先程の説明では理解していただけませんでしたか?」

男「い、いやいやそうじゃなくてね?何で俺んちの鍵持ってんの?つか俺に何の用があんの?どこかで知り合った?」

LD-01「なぜ私が男さまの鍵を持っているのか、と言う質問に返答いたします。それは私のマスターから渡されたからです」

男「は?マスター?」

LD-01「はい。マスターd

男「まてまて、そのマスターってのは勝手に人の家の鍵を複製する趣味でもあるんですか」

LD-01「いえ、マスターの仕事は私達アンドロイドの設計、製作、調整になります」

男「いや、そういう事じゃなくて…」

LD-01「では、どういった意味でしょうか」

男「いや…もういいや」ハァ

男「じゃあその不法侵入さんは俺に何の用があんの?」

LD-01「ここに住むからです」

男「は?」

LD-01「男さまの家に私が来た理由は、私もこの部屋に住むからと」

男「…何で?」

LD-01「それは私が人間を学ぶ必要があるからです」

男「いやいや意味が全く理解出来ないんですけど?あなた人間でしょ」

LD-01「最初に申したとおり、私はアンドロイドです」

3 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸) [sage]:2011/06/01(水) 21:39:47.20 ID:SyIQM12AO
そこまで自信無いなら立てんなよって言いたくなるぐらいの謙遜っぷりだな

もうちょっと堂々としろよ
4 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/01(水) 21:40:22.14 ID:dk+owbcAo


男「いや、ギャグはもう良いよ」

LD-01「ギャグ…とはなんでしょう」

男「えー…。」

男「う、嘘つくなよ!どうみたって人間だろ!あれか!ドッキリか!TVは一般人まで寝起きドッキリすんのか!」

LD-01「嘘ではないのですが、信用していただけてない様なので」スッ

男「な、なんだよ」

LD-01「証拠を」スルスル

男「な、何脱いでんすか!?」

LD-01「証拠を見せようと思いまして」キュイ ピッピッ

男「脱ぐなよ脱ぐn…うお!?腹ん中が…機械!?」

LD-01「信じて頂けましたか?」

男「いや、信じるもなにも…これ見せられたら人間と思えない」

LD-01「信じていただけて、何よりです」スッ

男「いまだに現実とは思えないが…」

LD-01「話を進めて良いでしょうか」

男「あ、はい…」


5 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/01(水) 21:41:49.04 ID:dk+owbcAo
>>3
ありがとうございます。自信はありませんが頑張って堂々とします
6 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/01(水) 21:42:36.42 ID:dk+owbcAo

数十分後



男「なるほど、ね…あんたに人間の心を理解させるには人間と暮らせば一番良いと、そのマスターが仰られたと」

LD-01「はい。そういう事になります」

男「そのマスターってのはどっかの研究者とかそんなノリかい」

LD-01「マスターはアンドロイドを人間との共存を考えておられました」

男「共存?」

LD-01「はい。ですので人間の心や気持ちを学ぶべきだと」

LD-01「なのでアンドロイドが実用段階に至るまでに私が試験段階として送られたのです」

男「なるほど?ん?(まてよ…?)」

男「なぁ、そのマスターはアンドロイドの全ての研究に携わってんだよな?」

LD-01「そうです」

男「名前はなんつーの?」

LD-01「マスターの名前は男母といいますが、それが何か?」

男「男母!?本当に?」

LD-01「はい、それが何か?」
7 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/01(水) 21:43:07.79 ID:dk+owbcAo

男(あんのクソババァ!全然連絡寄越さねえと思ったら…)ワナワナ

男「はぁ…」

LD-01「どうかなさいましたか?」

男「いや、いきなり非現実的な事が一気に押し寄せて、いろんな事実を聞かされた事で何て言うか…疲れた」

LD-01「申し訳ありません」

男「何でお前が謝るの?」

LD-01「いえ、申し訳ありません」

男「…」

男「まぁ来ちまったもんは仕方ないしなぁ。俺が嫌だっつったらあんたいく場所ないんだろ?」

LD-01「そうなります」

男「仕方ねぇ。許可するよ。マスターってのも身内だしな」

LD-01「ありがとうございます。これから宜しくお願い致します」

男「あぁ宜しくな」

 
8 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/01(水) 21:46:06.93 ID:dk+owbcAo
とりあえず書き溜めた分を

スマホからなのでまだタッチパネルに慣れず誤字雑字あるかもしれませんが、出来るだけ読みやすくなるように頑張ります
9 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/01(水) 21:57:23.55 ID:dk+owbcAo


男「…で、お前がここで暮らすは良いが、名前何か無いのか?」

LD-01「名前…とは、LD-01では?」

男「いや、そうじゃなくて、まぁそうかも知れんが…ほら俺みたいに男みたいな」

LD-01「いえ、ありません。研究所でもLD-01はLD-01でした」

男「そうか…じゃあ名前つけるか」

LD-01「私に…名前ですか?LD-01ではいけませんか?」

男「いけませんでしょう。外でそんな名前で呼べないし…ん〜…女ってのは?」

LD-01「女…ですか」

男「あ、嫌だったか」

女「いえ、男さまがそう決めてくださったのなら、私もその名前にいたします」

男「そうか。じゃあ今から女だな」

女「はい。男さま」


10 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/01(水) 22:16:24.93 ID:dk+owbcAo


男「よしっ。大体荷物も片付いたな」

女「ありがとうございます。手伝って頂いて」

男「良いって良いって。言う程荷物無かったしな」

男 「いやー腹減ったなー。朝飯まだっだったし、何か食うか?」

女「私は食べなくても平気ですので、男さま一人で召し上がってくたさい」

男「え?飯食わないって、お前腹へらないの?」

女「はい。私は一応半年に一度のメンテナンスさえしていれば半永久的に活動出来ます」

男「マジか…すげぇな…」

男「いや、でも一応飯食うとか出来んだろ?なら一緒に食おうよ」

女「食べても人間の様に栄養を摂取しませんが」

男「自分が機械だからとかそういう事忘れようぜ」

男「じゃあルール決めるか」

女「ルール?」

男「そそ。人間と暮らす以上人間らしくしなさい」

女「人間…らしく」

男「人間の生活習慣はわかるよな?」

女「はい。知識はあります」

男「じゃあそれだ。人間の生活を自分に取り入れて生活だ」

女「食事、睡眠、運動ですか」

男「まぁ日常人間がやってるような事を真似てりゃ習慣が付くよ。だかさ飯も一緒に食う。人間学ぶなら人間真似すりゃ大丈夫なんじゃね?」

女「はい。わかりました。男さまがそう言うなら」

男「あと男さまっての無し」

女「え?」

男「呼び捨てとか、まぁとりあえず君とか」

女「では…男さん…と」

男「まぁそれで良いや。じゃあさっさと食うか」

女「はい。男さん」
11 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/01(水) 22:38:26.76 ID:dk+owbcAo
行き当たりばったりなので展開が…


男「どうだ?」

女「はい。卵がまろやかです」

男「いやいや、そうじゃなくて、旨いとか不味いとか」

女「と、申されましても私はアンd」

男「はいはいストーップ!機械だからとか言い訳わいりません」

女「そうでしたね。ルールでした。はい。美味しいです」

男「そうかそうか。旨いか。嬉しいな」

女「嬉しい?」

男「ん?あぁ、作った料理を旨いって食ってもらったら『また作りたい』とか、『また食べてもらいたい』って思うんだよ」

女「それが…嬉しい…」

男 「まぁ全てがそうじゃないよ」

女「そうなのですか?」

女「人間は難しいのですね」

男「理論じゃ説明出来ない部分があるからな」

女「それは、男さんが教えてくださるのですよね?」ニコッ

男「!?…そうだな!分かる範囲でな」

女「ありがとうございます。嬉しいです」

男「おっ嬉しいの意味が分かったのか」

女「はい。気持ちに高翌揚感が感じられます」

男「つか、さっき笑ったのは」

女「モグモグ…?」

男「いや、何でもないわ」
12 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/06/01(水) 22:58:57.13 ID:kGDvpExOo
期待
13 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/01(水) 23:07:59.67 ID:G6bqtZjDO
女「機械の体ですけど、一緒に過ごします?」-002-
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1306855967/
を開いたのかと思ってしまった
14 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/01(水) 23:38:48.73 ID:dk+owbcAo
>>13
その方に感化された部分は大きいです。
最初はモンハンなんかのSSを書きたいと思っていましたが
15 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/02(木) 00:00:02.04 ID:a33WcsLXo


男「さてと、飯も食ったし行くか」

女「はい。行ってらっしゃいませ」

男「おう、いってきmじゃない!女も行くの!」

女「私も…ですか?」

男「ほれ、行くぞ」

女「でもどこに…」



マーケット


男「着いた〜」

女「あの…男さん…ここは…?」

男「この街自慢のショッピングセンターだ」

女「ショッピング…何か買うのですか?」

男「ああ、お前の服、靴、し…下着を買う」

女「私の…ですか?」

男「そうだ。さっき荷物片付けてて思ったが女は服は今着てるのしかないようだしな」

男 「一緒に暮らすなら何着か必要だろう?」

女「ですが…」

男「あー!もう良いから行くぞ」グイッ

女「あっ…」タタタ




男「ここなんてどうだ?」

女「男さんが良いのならこk…」

男「いやさ、自分の好きな服でいいんだよ?」

女「と言われましても…」

男「じゃあ女が探せ。女が着たい服装が見つかるまで待っててやるよ」

女「ですがそれでは男さんは楽しくないのでは…」

男(楽しい?)「き、今日の目的はお前の身の回りの物を買うのが目的だ」

男「俺が決めても良いけどやっぱり自分が気に入ったのを選ぶべきだと思う」

女「はい…」

男「まぁもしすげぇ奇抜なモン持ってきたらそんときは考えましょうか」

女「はい」

女「何故でしょうか。私の胸の辺りが」

男「ん?」

女「表現が出来ません…」
16 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/02(木) 00:12:51.65 ID:a33WcsLXo


男「多分、わくわくしてんじゃないか?」

女「ワクワク…ですか?」

男「人間は何か楽しみな事があるとワクワクするんだよ」

男「例えば今から女は色々な店に行って買い物をする。お前は多分ほぼ産まれて初めて体験するモンもあるだろうさ」

男「それが何なのか、自分で見たい、体験したい。早く楽しみが来て欲しい。みたいなのかワクワクかなぁ」

女「ワク…ワク…」

男「ほれ、行ってきな。自分で色々見て回ってきな」ニコッ

女 ドキッ

男「どうした?」

女「はい、ワクワク…私もワクワクを体験してきます」

男「はは。おう」

女「では、男さんも一緒にワクワクしましょう」ギュッ

男(!?胸!ムネー!!)

女「男さん?」

男「おおおぅ。い、行くか」

女「はい。ワクワク楽しみです」
17 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/02(木) 00:14:55.27 ID:a33WcsLXo
今日はここまでにしておきます
色々と内容ひどいなこれは…orz

意見やアドバイス、頂けたら幸いです。
ではまた明日
18 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/02(木) 07:12:37.58 ID:cFx0tZ67o
続きを少しだけ



男「…さて、服は大体こんなもんかな。あとは追々追加するとして…次は、どこ見るかー」

女「…」ジー

男「女?どした?」

女「あ、いえ、何でもありません」

男「…。あぁ、アクセサリーショップか。ちょっと見てみるか?」

女「い、いえ、それでは今日の目的から…」

男「さ、行くぞー」グイッ

女「あ、男さん、話を…」



男「へー、色々あるな」

女「これは…」チャラ

男「ネックレスだな。首に付けるんだよ」

女「ねっ…くれす…」チャリ

男「そそ、この留め具を外して…首に…」スッ

女「…!…///」

男「…っよし。うん、良いんじゃないか?似合ってるぞ」

女「…//」キラッ

男「ん?これは気に入らないか?なら他n」

女「い、いえ!これが…」モジモジ

男「?そうか。じゃあ決まりだな」

女「ですが、男さん。よろしいのですか?」

男「まだ言うか」

女「その…申し訳ないのです…」

男「そうだな…じゃあプレゼントって事にしとく」

女「ぷれ…ぜんと…?」

男「ウチの家にきた入居祝いだな」

女「それは少し無理矢理では…」

男「うっさいっ。黙って付ける」デコピン

女「はぅっ…あ、ありがとうござぃms…ゴニョゴニョ」

男「お礼を言うならはっきりと」

女「あ、ありがとうございます。男さん」

男「よろしい」

男「さて、それ買ったら次は下着だな」

女「また一緒に選んで下さいますか?」

男「い、いや、次は女一人で選んでくれ」

女「…?」
19 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/02(木) 07:23:35.55 ID:cFx0tZ67o


下着売り場


男「さ、行ってきな」

女「あの、男さんは一緒には」

男「い、行きません!自分で好きなの適当に買ってきな」

女「ですが、私は男さんに似合っていると思われるのを付けたいのですが…」

男「っ!!そそそそんなアホな事言ってないでっ…え?」ギュッ

女「…ニコッ」

男「あのー。女さん?何故に俺の腕をガッチリ掴んでらっしゃるのでしょう」

女「先ほど男さんは私を無理に引っ張ってあくせさりーショップに行きましたよね?」

男「い、いやね?それはあなたがショップに行きたそうにしてたからであって」

男「それとこれとは別だt…」

女「さぁ、行くぞー。です」ズルズル

男「い、いやだあぁあぁぁぁあ!」
20 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/02(木) 18:04:53.26 ID:cFx0tZ67o

     夕方



男「ハァハァ…い、いろんな意味で死ぬかと思った…」

女「どうしてですか?」

男「どうしてもこうしてもあるかーっ!!」

男「サイズと柄までは許す!実害ゼロだしな!(下半身を除き)だが下着をわざわざ着けてから見せに来る奴がいるかね!?」

女「似合ってるかどうかを確かめたかったのです」

男「そそそそんな常に見せる様な事ないから!下着だから!」

女「ないのですか?」

男「え?ないよね?」

女「いえ、私は見せる為に買ったのかと…」

男「違うから!見ないから!」

女「みて下さらないのですか?」

男「だーっ!そうじゃなくてぇ!」

女「この、ぶらじゃーが必要ありませんか?」

男「なんでそうなったの!?」

女「いえ、男性は胸が好きだとマスターから教わったので」

男「アンノヤロ…」

女「一応人間の女性に限りなく近い弾力、柔らかさを再現してあるt」

男「生々しい!生々しいよ!」


男「…はぁ…まぁ良いよ。帰って飯食うか」

女「はい。あっ…」

男「どうした?」

女「いえ、何でもありません」

男「?…じゃあ夕食はカレーだな」

女「お手伝いいたします」

男「サンキュ。助かる」
21 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/02(木) 20:41:08.48 ID:EseNLu8Co


男「んんっ!んまい!」モグモグ

女「喜んで頂いて、嬉しいです」

男「女って料理上手かったのな。つか良くあんな材料でこんな料理が」

女「ありがとうございます。私のプログラムの中にはお手伝い機能がございますので」

男「お手伝い機能?」モグモグ

女「言わばメイド機能でしょうか」

男「あ〜。なるほどな。だから片付けの時にも手際が良かったのか」

女「元々そういった目的で私達は作られましたから」

男「そういや朝にも『私達』って言ってたな。兄弟みたいな…お前以外にもいるのか?」

女「はい。私を含め、試作品は6体作られています」

男「ほ〜。おふくろも家に帰って来ないで良くやるよ」

女「あの…私からも質問をよろしいでしょうか」

男「ん?何?」

女「あの、マスターの事なんですが、その…そんなに怒らないであげて欲しいのです」

男「…」

女「マスターは良く家族の事を話しておられました。マスターはマスターなりに家族を心配していたんだと」

男「…」ジー

女「あの、えっと、なの…で…」

男「怒ってた風に見えたか?」

女「少なくとも朝話した時点では」

男「ま、まぁ確かに朝はあんだけ衝撃的な事実を聞かされた直後だしな」

女「申し訳ございません」

男「良いって。まぁ確かに朝は怒ってたかもしれないが、今は逆に安心かな」

男「連絡もよこさないで生きてるかどうかも分からなかった奴が、間接的にしろ、生きてる証拠をこうやって送ってきたんだし」

女「…」


22 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/02(木) 20:47:03.81 ID:EseNLu8Co


男「お前だって、マスターの技術が無きゃ産まれて来なかったんだしな」

女「あの…私は本当にここに」

男「人の寝起き見といてまだ言うか」ムニー

女「はひぃー…もうひわけ、あひあひぇん」

男「ま、人間の勉強っつっても、お前表情豊かだし、分からない事があったら教える程度にしておくよ」

女「はい。人間らしい生活も、ですね」

男「そうだな。じゃあ冷める前に食え食え」モグモグ

女「はい。いただきます」スッ
23 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/02(木) 20:49:01.77 ID:EseNLu8Co
書き溜めてきます

見てくださってる方が居るか分かりませんが
24 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/02(木) 23:17:18.94 ID:EseNLu8Co


風呂場にて


男「ふぅ」チャプ

男「なんつーか…色々ありまくったなぁ…」

男(未だに半信半疑なんだよなぁ)

男(女がアンドロイドってのもそうだけど、俺が女の子と同居なんてねぇ…)

男(女…結構可愛いし、胸も結構…って!何考えてんだ!)ザブン

男(それに、お袋が産みの親とは…)

男(ガキん頃に『人間のしくみの研究』だとは聞かされてはいたが…)

男「まさか、ロボットを作っていましたなんてねぇ…」ポツリ

女「男さん?お背中流します」ガラッ

男「!?おおおおんな!?」ザバッ

男「ななな何故に入ってきたのでしょうか!?」

女「ですからお背中を」

男「いえいえいえいえ!!結構ですので!自分で出来ますので!」

女「ご遠慮なさらずに。さぁ」スッ

男「いいいや!それは非常にまずいと申しますか!男さんの理性が…です…ね…?あれ?」

男「バス…タオル?」

女「??どうかなさいましたか?」

男「い、いえいえ!なんでもございませんわ!(なんだよ!バスタオル装備だったとは!)」

女「??では、お背中流します」
25 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/02(木) 23:50:17.93 ID:EseNLu8Co


男「…」ドキムネムネ

女「」ゴシゴシゴシゴシ

女「痛くはありませんか?」

男「あ、あぁ。大丈夫」ドキムネムネ

女「良かったです」ゴシゴシ

男「…(な、何か気まずい…)」ドキムネムネ

女「…」ゴシゴシ

男「あ、あのさぁ」ムネムネムネムネ

女「はい?」ピタッ

男「朝に言っていた『共存』ってどんな意味なんだ?」

女「共存とは私達アンドロイドが人間の環境に適応し、一緒に暮らす。と言う意味では無いですか?」

男「いや、そう言う意味じゃなく、どうして共存しなければいけないのかなぁって」
26 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/02(木) 23:56:12.20 ID:EseNLu8Co

女「男さんは私と暮らすのは、嫌ですか」

男「いや、そう言う意味じゃないんだ。すまん」

男「ただ、お袋がアンドロイドと人間の共存を望んでるってのがちょっと気になってな」

男「お前と暮らすのが嫌だとか、そう言う意味で言ったわけじゃない。すまん。変な誤解させたな」

女「いえ、こちらこそ申し訳ありませんでした。その様な意味だとは」

男「はは。良いよ。勘違いさせたな。そんでそのアンドロイドと人間の共存って?」

女「はい。その質問に対してですが、私達アンドロイドの研究が、今回の試験で結果が出なければ、違法と見なさるからでしょうか」

男「違法…?」

女「今の段階ではまだ違法にはなりませんが結果が出なければ」


女「マスターが初代試作機、私を作られた時この研究は兵器開発だと、学会に攻め立てられたのです」

女「勿論、マスターはそんな事を望んで私を作った訳ではありませんでした」

女「ですがマスターの研究結果は政府の偉い人の耳に入り『これ以上のアンドロイドの研究は違法と見なす。危険性高レベル対象、試作機LD-01は今日をもって破壊及び破棄する事を命ずる』と通達が来たのです」

男「そんな事が…危険な研究だって根拠もないのにか!?」

女「それでもマスターは諦めませんでした」

女「そして交渉の結果、私達アンドロイドが人間の世界で人間の環境で暮らす事が確実であれば、研究は無くならずに済むと言う事になったのです」

男「なるほど…だから試験的にお前が俺の家に送られた訳だ」

女「そう言う事になります」

男「…もし、この試験的な生活で成果が得られないとしたら?」

女「研究は中止、私は機能を停止された上での破棄ですね」
27 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/03(金) 00:13:24.88 ID:IZBZnmr5o


男 チャプ

女 ゴシゴシ

男「だが良くもまぁ…お袋もバカやるもんだ…」ハァ…

女「あの…男さん」

男「ん?」

女「私は、産まれてはいけなかったのでしょうか?」

男「何でだ?」

女「その…私が出来たせいでマスターは学会に責められ、政府からも煙たがられ…男さんにまで…迷惑を…」シュン

男「あのなぁ…」

男「お前が出来た時、お前のマスターは嫌な顔したのか」

女「いえ、跳び跳ねてましたが…」

男(相変わらず年のわりにガキ臭い…)「じゃあそれが答えなんじゃない?」

女「ですが…」コンッ

女「あぅっ」

男「俺もお袋もお前が出来なきゃ良かったーなんて思ってませんよ」

男「つうか、そんな考えが出来るなら、お前立派な人間じゃん」

男「人を思いやって、悩めるなら十分人間だよ」

女「それは、感情学習プログラムの」

男「なんだって良いだろ。結果さえ出りゃ、研究も、お前だって生きられんだから」

女「…」

男「こりゃ勉強しなくても、お前はすぐに人間を分かるようになるよ」

女「男さんは優しいのですね…」

女「マスターが言っていた通りの方で、良かったです」

男「そーかい。って!あいつに何聞いた!?」


28 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/03(金) 00:18:34.23 ID:IZBZnmr5o

マスター「男は顔も性格も良いんだけど、童貞で鈍感なのがたまにキズよねぇ」

マスター「今の年なら女の子の4人や5人。毒牙にかけても良い筈なんだけど♪」

女「…と」

男(あんのクソババァ…)

女「お、男さん?顔がひきつってますよ?」

29 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/03(金) 00:19:37.59 ID:IZBZnmr5o
とりあえずここまで

続きはまた明日にでもありがとうございました
30 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/03(金) 07:03:14.76 ID:/Up0K6JTo
さて、ここから展開をガラリと変えて行きます。
書き溜めはないので書きながら投下
31 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/03(金) 07:14:10.74 ID:/Up0K6JTo


男「ま、まぁいい…」

女「男さん?」

男「あぁ、こっちの話。それより女、俺もう上がるから湯船つかりな」

女「え?一緒に入らないんですか?」

男「なっ!?いやまずいです!それはさすがなゆにちかしら」

女「男さん。落ち着いて下さい」チャプ

男「!?じ、じゃあ俺のぼせそうだし先に上がるわ」ザバッ

女「あっ…男さん」

男 ガラッ タタタタ…

女「…行ってしまいました」


   リビング


男「ハァハァ…し、心臓がつぶれるかと思った…」ドキドキ

男「と、とりあえず、あああああいすでも食うか!!!」


風呂場


女「……」

女(男さん…)キュウ

女(何でしょう…また胸が締め付けられるようです)

女(男さんの事を考えると…)

女(ワクワクなのでしょうか)

女(いえ、これはワクワクとは違う気が…)

女(明日、男さんに…)

32 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/03(金) 07:39:57.76 ID:/Up0K6JTo

-同日-早朝-
    -某研究施設-


研究員1「博士。LD-01、目的地到着」


まだ暗闇が残る午前4時。4人の研究員と博士と呼ばれた女性がモニターを見守っていた。

博士「うん。じゃあLD-01の視点をモニターしてもらえる?」

博士の指示でモニターの一つが機械音が響き、映像が写し出される

ジジ…ジ… ブン…

『むにゃ…う…ん…』スヤスヤ

写し出されたのは1人の青年。気持ち良さそうに寝息を立てて寝ている。

博士「LD-01聞こえる?」

LD-01『はい。マスター』

映像はどうやらLD-01と呼ばれる者の視界の映像のようだ。

博士「この通信は一時的なものだから切れたらもう一切繋がる事はないから気を付けてね」

LD-01『はい。マスター』

博士「よろしい♪さて、じゃあお願い」

博士は研究員に何かを促す

研究員2「博士。本気ですか?感情抑制装置解除及び感情プログラムをいきなりレベル1に落とすなんて」

研究員4「そ、そうですよ!いくら何でもいきなり過ぎますよ。あれは慣らしていきながらレベルを落とすもので…今のLD-01じゃいくら何でも…」

感情抑制装置…その名前の通り、アンドロイドである彼女の感情が抑制されるプログラムである。これには『痛み、熱さ、苦しさ』と言った肌で感じるものも含まれているようだ

感情プログラム…アンドロイドの感情をレベルに比例して抑えるもの。レベルが高ければよりアンドロイドの感情は無になっていくもののようだ。
レベルは1〜9



博士「いーいーからっ。やりなさい。」

研究員2「し、しかし…」

博士「いざとなれば本人で調節するわよ。ね?」

LD-01『はい。構いません』

博士「ほら、本人もああ言ってるんだし♪」
33 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/03(金) 08:03:17.99 ID:/Up0K6JTo

研究員2「わ、分かりました…」

研究員4「感情抑制装置及び感情プログラムを展開。」

研究員1「続けて、感情抑制装置を解除。そして、感情プログラムレベルを7から1に移行」

ジ…ジジ…
『感情よクセいプログラム、を…解ジョいたします』

『つヅいテ、感情プログラム…ヲ、レベル1に…』

キュイ ジジ…ブン ブン…キュイ シュウ

LD-01『ンッ…』

ジジ…ジ…

博士「……どうLD-01?何か変化を感じる?」

LD-01『いえ、今のところは何も…』

博士「そう。とりあえずは安心か」

博士「しかし…良く寝てるわね…」

博士(大きくなったね…男…)

研究員1「は、博士…?」

博士「さて、と…感傷に浸ってる場合じゃないわね」

博士「もう一度確認するわね」

博士「LD-01。今回の目的はあなたが人間の世界で馴染んで生活する」

博士「これだけよ」

博士「これには期限が設けられてないわ。私からまた通信が来た時が目的達成だと思ってくれて良いわね」

LD-01『はい。マスター』

博士「こちらとの通信は一切遮断。データは12時間毎にこちらで回収」

博士「そして解析、プログラム化」

博士「モニターはあなたの方から遮断」

博士「…良い?」

LD-01『再確認。認証。大丈夫です』

博士「うんっ♪良い返事だ♪」

博士「大丈夫…男はイケメンだし、優しいから…」

研究員3「あら?親バカですか?」

博士「あら?私は事実を述べてるだけよ♪?」


34 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/03(金) 08:11:13.14 ID:/Up0K6JTo


博士「LD-01」

LD-01『はい。マスター』

博士「あなたなら大丈夫。だって、私が設計したオリジナルだから」

博士「じゃあ通信を切ると同時に開始しましょう」

LD-01『はい。マスター』

博士「……元気でね」

博士(男もLD-01も…)

『ツうシンを、せつダんいたシます…』

ジ…ジジ…ブン

博士「……」

35 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/03(金) 13:53:17.73 ID:De/MdAsh0
ここでは一つレスがあったら10人が見てると思いましょう
見てる人がいないなんてことはないのです
36 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/03(金) 14:07:31.81 ID:/Up0K6JTo


博士と呼ばれた女性は真っ暗になったモニターを今もなお見つめる

博士(大丈夫…きっと…)

研究員1「うまくやれますかね…」

博士「誰が作ったと思ってるの♪」

研究員2「そうですね。博士の設計なら性格も博士に似そうですしね」

博士「ひどい事言うじゃない?」


はははは…と、一瞬空気が柔らかくなる。だがそれも、博士の一言でまた静粛へと戻る

博士「LD-03〜LD-06の様子は?」

研究員3「完全に機能は停止してますね。やはり、抑制装置を取り払ったからかと…」

博士「そう。じゃあ予定どおりに破壊して」

研究員2「は、博士!」

研究員1「いくら何でも…」

博士「時間がないわ。政府からの危険物対象の確定が通達されてからもう3日たつ。そろそろ動きもあるだろうし」

研究員4「ついこの間まで、人間と暮らせれば〜とか言ってたくせに…」

博士「自分達を守りたいのよ。お偉いさんは」

博士「自分達を脅かす存在になる前に排除ってね♪」

研究員一同「……」

37 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/03(金) 14:08:55.10 ID:/Up0K6JTo
>>35
ありがとうございます
面白いものを提供出来ていたら幸いです
38 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/03(金) 14:12:25.99 ID:/Up0K6JTo
とりあえずここまで
途中寝おちしてました。すません
続きは追々…幼女キャラを入れたいのですが、アンドロイド型を入れるか男の妹として入れるか迷い中でございます
ではまた後程
39 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/03(金) 18:39:01.65 ID:oqB9IVeUo


ビー ビー ビー ビー

『シン入シャ、あリ…繰りカエしまス。侵にゅウシゃ、あリ』

博士「来たわね」

ダダダダダダ


複数人だと思われる足音が近づいてくる

研究員2「データ抹消完了」

研究員3「こちらも完了しました」

博士「残りのアンドロイド達の破壊は…?」

研究員4「あと一体で完了です」

博士「間に合わない…かなぁ」

ダダダダダダ

博士「来ちゃったかぁ」ハァ…
40 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/03(金) 18:45:10.88 ID:oqB9IVeUo



ミリタリースーツに防弾チョッキ、手には重火器を装備した兵士がゾロゾロと博士の前に連なった

??「おっじゃまっしま〜す」

その後ろから恐らくリーダー格であろう、金髪に黒いスーツを着た女性がコツコツとヒールを鳴らして姿を現した

博士「招いた覚えはないんだけどなぁ」

??「どうせインターホン鳴らしても出てくれないくせにぃ♪」

??「私達がきた理由。分かりますよねぇ?」

ニタァ、と不適が笑みを浮かべ博士に質問をする女性

博士「どうせ政府の犬とかそこらでしょ〜?」

ため息混じりに博士は嫌みを吐き出す

金髪「ひどいなぁ〜。犬なんて」

金髪「まぁ良いや。じゃ、ここにあるデータ、機材、アンドロイドは回収してくけど、文句ないよね〜?」

博士「持っていく様なものがあれば良いけど♪」

金髪「もう消去済みってわけね〜。想定はしてたけど〜」

博士「申し訳ないわねぇ。期待に添えれなくて」

博士「大人数で来てもらって申し訳ないけど、片付け残ってるから帰って頂けます?」
41 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/03(金) 18:56:18.51 ID:oqB9IVeUo


金髪「そう言う訳にもいかないのよね〜これが」

金髪「この研究、私が引き継ぐんだしぃ」

ピクリと博士が反応する

博士「引き継ぐ…?」

金髪「あっれ〜?ウチのお偉いさんは詳しく言わなかったのかぁ」

ケラケラと笑いながら金髪は博士を見た

金髪「この研究、私達政府が引き続き続行することになったから」

ニヤリと金髪は嘲笑う
博士は想定内とは言え、少し動揺していた

博士「引き継いで何か得があるのかしら?ただのお手伝いロボットよ?」

少しだけでも聞き出そう。対策ならある

金髪「き・ぎ・ょ・う・ひ・み・つ★」

金髪「何を聞き出そうとしても無駄無駄〜♪お姉さんは秘密は守る主義なの♪」

博士「安っぽいホステスみたいな格好して良く言うわねぇ」
42 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/03(金) 19:13:07.10 ID:oqB9IVeUo


金髪「おばさんには言われたくないわぁ♪」

博士「あら、大人の女性の良さが分からない程にお子ちゃまだったなんて♪」

金髪「ぐ…」

金髪「まぁ、良いわ」


そんなやり取りの中、金髪の無線から機械音が響いた

ガガ…ピー


『隊長。こちら研究施設アンドロイド格納庫。研究員とアンドロイドを一機発見。破壊するものと思われます』

金髪「あらぁ…」

ニタァっと金髪の口がつりあがる

博士(!?やっぱり間に合わなかった!)

ガガ…
『どうしますか?』

吊り上がった金髪の口からは非情な命令が下った

金髪「アンドロイドは回収しておいて♪研究員は、そうねぇ…運ぶのが嫌なら殺しても良いわよ♪」

博士(!?)

『了解。チャッ』

『嫌だ、いやだぁぁああぁぁ!!』

『パンッ パンッ パンッ 』

乾いた音が無線から響き渡る

金髪「あら、運ぶの、嫌だったみたいね♪」

博士「これが政府のやり方か…!」

金髪「勘違いしないでよぉ。あなた達、『犯罪者』なんだからぁ」

金髪「私達はその『犯罪者』から証拠を回収しに来ただけ♪」

金髪「まぁ、あなた達が抵抗した場合は発砲するけど♪」
43 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/03(金) 19:29:43.81 ID:oqB9IVeUo

ザッ カチャ
兵士達が銃を構える

金髪「さて、あなた達はどうする?私的には一緒に来て、研究を手伝ってくれると助かるんだけど〜」

金髪「データが残ってれば、あなた達いらなかったんだけどね」

博士「ぐ…」

研究員1「誰が政府になんか協力するか!!」

博士「!?」

研究員2「そ、そうだ!人使い荒いけど、博士は優しいんだ!」

研究員3「俺達の頭は貸さねぇ!」

博士「あなた達…」

金髪「あらそう。じゃあ皆ここで死んでもらうけど、それで良いかしら?♪」

博士「待ちなさい!!!」

研究員1「は、博士…」

博士「連れて…行きなさい…」

研究員3「何でですか!?」

研究員2「俺らは博士の研究だからこそ…」

博士「安全は保証されるんでしょう?」

金髪「政府の施設だしねぇ〜♪大丈夫なんじゃない?」

博士「行きましょう」

研究員1「いやだ!何で政府になんか」

博士「ここで夢を諦めたら、私達の夢は誰が叶えるの」

研究員3「だ、だからって…」

博士「場所はどこだって良いじゃない。大丈夫よ…大丈夫」

研究員2「行こう。博士の命令だ」
44 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/03(金) 20:03:58.40 ID:oqB9IVeUo

     研究施設入り口

兵士「目星いデータは残されておりませんでした」

金髪「そう。本当に全部消しちゃったんだぁ」

兵士「それ以外は全て回収済みです」

金髪「そ。ありがと♪」

金髪「じゃあ回収したものは私の施設に入れといて。研究員は施設内の部屋に案内しておいて♪あとは適当に上がって良いわよ」

兵士「はっ!!」



金髪「さて、私は残りの仕事を片付けて帰ろ〜」

あ〜あ、お風呂入りたいとぼやきながら金髪は歩きだす



研究施設 内部

博士は1人デスクに座り込んで写真を見ていた



博士(男…こんなお母さんでごめんね…)

もう何年前になるか分からない。小学校の入学式に撮影した写真
息子の大事な写真

博士(寝顔だけでも、見られて良かったかな)

フフフ…と笑いながら写真を撫でる

博士(LD-01と仲良くやっていけると良いんだけど)

博士(男は優しいから大丈夫。あの子が間違ったらちゃんと正せる子…)

45 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/03(金) 20:13:16.87 ID:oqB9IVeUo


コツコツと嫌な音が聞こえる

金髪「あらぁ、まだいたの?ヘリに乗らないの?」

フフフ…と不適に笑いながら喋りかける

博士「……」

聞いてるのか聞いてないのかお構い無しに続ける金髪

金髪「さっきアンドロイドの残骸調べたんだけど、2機足りなくて〜♪」

博士「焼却したんだ…」

金髪「あら、そうなの?焼けるの?鉄って♪」

博士「……」

分かった様な口振り
気に入らない

46 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/03(金) 20:14:11.14 ID:oqB9IVeUo


金髪「あぁ、もうめんどうねぇ」

金髪「逃がしたんでしょ〜?2機」

金髪「それで偉い偉い政府の方からぁ」

博士「さしずめ『危険物を逃がした博士を殺せ』…とでも言われたんでしょう」

言いながら重い腰を上げる
金髪の目を見据える

金髪「あらぁ、分かってたの」チャッ

博士「あの子達なら大丈夫…」ボソッ

大丈夫。きっと…
銃口が目の前に突き付けられる

金髪「ベタだけど、言い残す事とかあるぅ♪?」


博士「……」フゥ…

まだまだやりたい事はあった。
『研究、LD-01、男…』
知らない内にあんなに成長していた息子は、とてもたくましかった。とても格好良かった
男なら大丈夫だ。いざとなればLD-01だって…
息子の成長、LD-01の進歩。見れないのは悔しいけど後悔はしてない
男…母親らしいことしなくてごめんね
LD-01…あなたなら人間にさえ届くと信じてる
わがまま放題した私が言う権利はないかもしれないけど


これだけは言える














『大好き』










パアァァァン…
47 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/03(金) 20:15:36.10 ID:oqB9IVeUo
こんな感じです
仕事に戻りますが、もし投下できればまた来ます
48 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/03(金) 20:17:05.64 ID:oqB9IVeUo
とりあえず仕事に戻りますが、帰って時間があればまた投下するかもです

ありがとうございました
49 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/03(金) 20:17:38.87 ID:oqB9IVeUo
連投すみません
50 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/06/03(金) 22:52:17.47 ID:3RLjju/IO
乙!みてるぜ〜♪

面白いからさっさと書け太郎
51 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/04(土) 00:56:53.28 ID:d45Nf1Wdo
>>50
遅くなりました
ありがとうございます展開に不安が募るばかりですが頑張ります
52 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/04(土) 00:57:25.16 ID:d45Nf1Wdo
帰ってきました

少しですが続けます
53 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/04(土) 01:08:03.24 ID:d45Nf1Wdo


とある朝

ジリリリリリ…

男「んぅ…」モゾモゾ

五月蝿い目覚ましに不機嫌になりながらも、目覚ましを止める為に動く

男「ふぁ…」

ジリリリリリ…
男「ハイハイ分かったよぉ…起きますよ…」

朝。天気は今にも泣き出しそうな空をしていた

男「女はもう起きたのか…」ポリポリ


頭をかきながら辺りを見回す
女の姿はない

男「さぁて、学校の準備だな…」

いつもの日常
始めて彼女と出会ってから2週間が過ぎようとしている

カチャ…
男「おはよー…ふぁ…」

女「あ、おはようございます。男さん」

54 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/04(土) 01:15:00.99 ID:d45Nf1Wdo


男「あぃ、おはようさん…ん…?うまそうな匂いだな」クンクン

女「ご飯の準備、出来ていますので」

男「お、悪いなぁ」

女「いいえ。シャワーは浴びるのですか?」

男「んや、今日は良いよ。顔洗ったら食うわ」

女「はい。ではお待ちしております」


いつもと変わらない日常。最初は戸惑ったけど、なんやかんや結構快適に暮らしている
こう言った意味ではお袋に感謝だなこりゃ…と考えながら男は洗面所へ足を運んだ
55 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/04(土) 01:20:28.08 ID:d45Nf1Wdo



女「コーヒーはブラックでよろしかったでしょうか?」

男「あぁ。悪いな」

女「いえ。お気になさらず」スッ

男「サンキュ。学校は面倒くさいなぁ」グテー

女「フフフ…」

男「んぁ…?なに笑ってんだし」

女「いえ。いつも起きるとそれを言うので」クスクス

男「そうだっけか?」

女「はい。そうです」

いつもと変わらない会話
このやり取りだけを見たら、誰も女がアンドロイドだとは思わないだろう

56 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/04(土) 01:29:03.69 ID:d45Nf1Wdo


女「今日は何時になるのですか?」

男「多分普通に夕方くらいかな?」

男「何でだ?」

女「それが、れいぞうこが何も入っていなかったので…」

男「マジですか…」

女「私がお昼に買いに行ってもよろしいのですが…その」

男「ん?」

女「い、一緒に行きたい…と…思いまして…」

男「良いよ?」

女「ほ、本当ですか?」

男「うん」

女「で、では、まってます」

男「了解ー」ニコ

男「んじゃま、いただきます!」

女「いただきます」ニコ

出会ってからそれほど経たないが、結構上手くやれてると思う
女も人間の世界に溶け込めている気がする
お袋の研究は案外早く目的を達成しそうだな…
なんて、今の俺は勝手に思っていた
57 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/04(土) 01:32:35.00 ID:d45Nf1Wdo
本当に少しで申し訳ない

さすがに眠いので続きは朝か仕事の合間にでも

それでは
58 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/04(土) 06:20:42.35 ID:x6YrP2Ilo
おはようございます
仕事に行く前に少し更新していきます
59 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/04(土) 06:36:21.99 ID:x6YrP2Ilo


男「じゃ、行って来ます」

女「行ってらっしゃいませ。男さん」ニコ

見送られながら男は外に出る
外はまだ少し肌寒い


男「ふぅ」

男「少し雨降ったんだな」スタスタ

濡れている路面を見ながら呟く

スタスタ

見慣れた景色
この街に来て何年たったであろう

男「こんだけ見慣れても…5年しかたってないのか」

1人呟く

男は中学まで祖父母の家で育てられた。父親はまだ男が母親の腹の中にいる時に他界し、2人で生活するのもあれだからと、祖父母は家に引き入れた。
物心つく頃には母親は研究とかに没頭していた事を思い出す

男「昔っから、研究してる姿しか見てなかったもんなぁ」

そんな母親を見ながら祖父に聞いた事があった
『お母さんはなにしてるの?』
『人のしくみについて研究してるんだよ』
あの頃の俺は理解が出来なかったし、凄い事だとも思わなかった




60 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/04(土) 06:44:44.34 ID:x6YrP2Ilo


母『完成まであと少しなの!』

母『完成したら一番にあなたに見せてあげるからね♪』

母の言葉を思い出す

あ〜。あれって女の事だったのかな〜等と思いながら

男「しっかし。本当良くやるよ…」

誰に言うでもなく、ぼやく

男「帰ってきたら。説教だな」

そんな物思いにふけっていたら学校が見えてきた
今日の授業が終われば明日から夏休みだ〜…と、やる気を奮い立たせながら、明日からの予定を頭の中で適当にたてながら学校へと向かった

61 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/04(土) 06:56:00.43 ID:x6YrP2Ilo


女「行ってらっしゃいませ」


小さく『パタン』とドアが閉まる

女「……」

彼を見送った後、部屋を見渡す

女(やはり1人だとこんなに静かなのですね)

ここに来て2週間が過ぎようとしている
まさかマスター以外の人間と行動を共にするとは思っても見なかった

女(何故でしょうか…?)

女は男と暮らしている部屋を見渡し、何故か心地好さを感じていた

女「マスター…私、分かり…ません…」

この気持ちはなんなのでしょう

マスター『大丈夫。男は優しいから』

女(やさ…しい…)

2週間。始めて会ったときから感じているソレが、女にはまだ分からずにいた

女(ワク…ワク……何か当てはまらない)

62 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/04(土) 07:02:58.35 ID:x6YrP2Ilo


女(この感覚は…本当になんなのでしょう…)

女(プログラムを大幅に変更したからでしょうか?)

掃除をしながら考えてみる

女(分かりません…)

女(人間…らしく…)

女「きゃっ」コテッ

女「考え過ぎて、足に足を引っ掛け…」

色々考えて、考えて、それでも分からなかったので、怪我してはいけません。と、掃除に集中した
63 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/04(土) 07:03:34.64 ID:x6YrP2Ilo
ここら辺で、続きはまた後々
64 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/04(土) 08:00:41.02 ID:OH0AjRTIO
ふむ。続けたまえ
65 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/04(土) 12:26:30.51 ID:x6YrP2Ilo
お昼時にこんにちは
少々時間が開きましたが、やっていきます

66 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/04(土) 12:43:19.23 ID:x6YrP2Ilo


      大学

キーンコーンカーンコーン

男「うぁぁ…やっと1限おわったあぁぁ…」グテー

授業と言うものは何でこう詰まらないものかとブツブツ言っていると、目の前に二人の男女が立っていた
…と、来るなり男の頭を掴見ながら

男友「た、隊長!!机に頭を突っ伏してる人間を見付けました!」ブルブル

男友…高校入学から付き合いがある男。弁当を分けてやったら何か馴れ馴れしくなった

女友「なんだって!?それはまずいから、お前が人口呼吸をしてやれ!」

女友…こいつも高校入学からの付き合い。学校からの帰り道に迷子になっていたのを助けたことがあったのがきっかけだ
(…つっても、目とはなの先の距離だが…)


67 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/04(土) 12:49:51.10 ID:x6YrP2Ilo


男友「了解!!!ファーストキスをあげます…////」

男「んなもんいらねぇよ」グィッ

女友「私の事は気にするな!さぁぶちゅぅ〜っと…」サッ カメラ

男「何だよそのカメラ」

女友「いや、キスシーンを撮影して、一枚500円で」 バキィ

男が片手でカメラを払い落とす

女友「あー!!インスタントカメラが…」

男友「うー…うー!!!」ジタバタ

おちょぼ口になりながら迫ってくる男友

男「いい加減にしなさいチョーップ!!!」

68 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/04(土) 13:02:32.57 ID:x6YrP2Ilo


男「…目が覚めたかね」


男友・女友「はい…」

目の前に正座した二人

このやり取りはもう恒例の様で、周りは気にしない様子だ

男「何か言うことは…?」

男友・女友「すみませんで」

男「最後まで言え」

男友「いやー、しっかしあれだな。明日から夏休みだぜ?」

女友「そうだねー今年もバーベキューしようよ♪バーベキュー♪」

男友「おっ♪良いねぇ♪男も女ちゃんと行こうぜ!四人でさ」

男「シカトして…」ハァ

何かを諦めたような溜め息を吐き出す

男「女はナンパ対象外だからな」

男友「えっ!?なんで!?」

男「なんでってする気かよ!」

男友「いや他に女子がいなi…あだ!あだだだ!!!」ギリギリ…

女友「うふふ…女の子ならいるじゃない」ギリギリギリギリ…

ニコニコしながら二の腕をちぎる女友

69 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/04(土) 13:13:12.00 ID:x6YrP2Ilo


無視して会話を続ける

男「しかも。女はそういう対象じゃない」

女友「あら?でもお弁当を作ってくれる関係じゃないのぉ?」ニヤニヤ

男「それ以上は言うな…視線が痛い…」

周りの男からの殺意を感じ取る

リアジュウ…リアジュウ…リアジュウ…リアジュウ…


女と出会ってから1週間たったある日。女は学校へ来た
俺が弁当を忘れたのをわざわざ届けてくれたのだ

綺麗な顔立ち。初日に買ったショートパンツに太もも辺りまでのタイツ(名前が分からない)
上はシャツに薄手のジャケットと、普通の女性がしているような格好なのに、なぜか凄く綺麗に見えた

それがあって男はリア充に認定されてしまった
70 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/04(土) 13:14:57.72 ID:OH0AjRTIO
萌えた
71 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/04(土) 13:15:50.74 ID:OH0AjRTIO
萌えた
72 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/04(土) 13:22:32.60 ID:x6YrP2Ilo


男「い、今は訳があって同居してるだけであっt…」

ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ

男「!?」

男友・女友「ガクガクブルブル」

明らかに隠す気のない殺気が後ろから伝わる
女友も男友もそれを見て顔を青ざめさせている

男(や、殺られる…)

男に手がかりかけた時

ピーンポーンパーンポーン

『二年の男。第三客室で来客です。至急向かうように』

男「お、俺…?」

男友「なんかしたのか?」

男「いや、見に覚えは」

男「とりあえず行ってくる」タッ

女友「いってらっしゃ〜い」フリフリ


チッ…カエッテキタラ…

73 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/04(土) 13:29:12.12 ID:x6YrP2Ilo


廊下を足早に進みながら男は考えた

…来客って誰だ?

彼には身に覚えはない。祖父母は新幹線を使って3時間の距離にいる
身内もお袋しかいない
知り合いは遠いか研究かである
少し考えたが直ぐにその考えもなくなった

…まぁ行きゃ分かるか    タッタッタッ




74 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/04(土) 13:30:31.32 ID:x6YrP2Ilo
ここまでです
仕事に戻ってまた夜にでも投下したいなぁと
75 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/04(土) 17:07:41.65 ID:WfqLhgZfo
昨日の残業のおかげで早く帰ってこれましたので再開します
76 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/04(土) 17:35:05.95 ID:WfqLhgZfo


      男宅

女(雨…)

ソファーに座りながら外を見ていた女は、ポツポツと小降りながら雨が降りだしている事に気付く

女「男さん…傘持っていきませんでしたね」

スッと立ち上がり、洗濯物を室内に干す。戸締まりを確認する
この前お弁当を渡しに行った時は、顔を真っ赤にして困られていましたが…

女「風邪を引くと…いけませんよね」

自分に言い聞かせるかの様にして、自分の傘と男の傘を持って準備する

女(行って参ります)

心の中でそう呟き、ドアに鍵をした
女が家を出た頃には、雨は強さを増していた

―――――――――――……

――――――――……

――――……



部屋を確認する
『第三客室』
間違いない。この部屋で合っている

男は戸惑っていた
来客と言う人物に
余りにも予想外な姿に

自分に用があるとは到底思えない


だって


だって、俺は




この子を知らない



来客があると言われ、今ここにいる



男がドアを開けた先には




ソファに座り




俯く








1人の小さな少女の姿があった



77 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/04(土) 17:39:14.25 ID:WfqLhgZfo
ちょっと構成練ってきます
78 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/04(土) 19:01:18.58 ID:WfqLhgZfo
ちょっとまとまって来たので
79 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/04(土) 19:10:14.66 ID:WfqLhgZfo


男「ど、どうも…」

少女「……」

重苦しい雰囲気

男「え、えーっと…」

男「用事は俺…で間違いないのかなぁ?」

少女「……」

男(気まずい…)

突然の来訪者
男は人違いだと思い込んでいた

何せ面識がない
男は一人っ子である

男「あ、あの…」

少女「……」

男「やっぱ、人違い…じゃないかな」

男「ちょっと先生に確認してみるよ…」スッ

男がそう言って立ち上がり、ドアへと向かった瞬間

ギュ

男「…!?」


少女は男の背中に抱き付いた

80 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/04(土) 19:22:04.74 ID:WfqLhgZfo


男「あの…」

少女は男の背中に抱き付いたまま離れない

男「えぇー…と」

少女「……」

どうすれば良いんだろうか…
そんな事を考えてる内に、少女の重い口が開いて、小さくこう呟いた

少女「…す……けて」


男「……え?」

かすれた声
今にも消えてしまいそうな声


少女「た…すけ…て…」

男「……」

抱き付いていた手が離され、男は少女に向き直る
少女の身長に合わせる様に姿勢を低くする

俯いてはいるが表情はみえる
10歳いかない位だろうか
あどけない顔には幾度も涙を流した後があった

男「どうしたんだ…?」

ただ事じゃない。そう思った男は、出来るだけ優しく、柔らかく言った



81 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/04(土) 19:31:37.49 ID:WfqLhgZfo




ザーッ
女は学校への道を傘をさしながら
テクテクと歩く

女「少々寒くなってまいりました」

独り言を言いながら、男が授業を受けているであろう学校に向かっている

女(また、困らせてしまうでしょうか)

悩みながらも足は進んでしまう

ふいに空を見る
未だ晴れる事がない雨は、女の心を少し寂しくする

女(傘は玄関の傘立てに入れておきましょうか)テクテク

女(あ、連絡していないから分かりませんよね)テクテク

もう目の前である

女「男さんは、ちゃんと勉強していますでしょうか」ポツリ
82 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/04(土) 19:47:34.86 ID:WfqLhgZfo


男「黙ってたら分かんないよ?」

どうしたの?と言う問いに反応がない
だが向き合った時に不意に掴まれた手からは、何かを訴えたい様に小刻みに震えていた

男「用事は俺で合ってるんだよね?」

少女「……」コクン

男「俺…どこかで会ったかな?」

少女「……」フルフル

男「じゃあどうやって俺のこt…」

少女「……」スッ

その言葉を遮る様に、片手に持っていた紙を男の目の前に出す

男「…?」ペラ

くしゃくしゃになっていたそれを男は覗いて見た

男「これ…ここまでの地図…?それに…俺の名前…」

それには学校の住所、学校名、俺の名前、年齢が書かれてあった

男(何でこんな子が…?)

男「俺に用事があることは分かったよ?でも君はどこから…」

少女の体がビクンッと反応する
男はその反応を見逃さなかった

男「まぁ、ずっとこうしてるのもあれだし、座ろうか」

男と少女は隣になるようにソファに腰掛けた


83 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/04(土) 20:00:50.17 ID:WfqLhgZfo

14日前
  某研究所


パァァァン…








私は何も出来ずに隠れてる事しか出来なかった


ママにそう言われたから



違う




怖かったから


けんきゅうじょにたくさん鉄砲を持った人が来た


私はママに言われた


ママはやさしいかおで、おびえてた私をなだめながら


『全部終わるまで、隠れなさい。絶対に出てきちゃだめよ』


何で…?ママ……行かないでママ…




離れて欲しくない


でも怖くて出られない…


もし何かこうどうしていたら、何かが変わってたかも知れないのに





あの時の私を





私は一生





ゆるさない


84 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/04(土) 20:02:30.31 ID:WfqLhgZfo
とりあえずこのくらい

何か過去振り返るしかしてない…orz

次回は少女パートです
85 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/04(土) 21:42:31.84 ID:OH0AjRTIO
乙!ガンバッテ)^o^(
86 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/04(土) 21:44:40.08 ID:WfqLhgZfo


わたしは生まれた時からそこにいた


せいかくには『造られた』らしい




そう私はアンドロイド



LD-02




目を覚ましたら目の前には白い服を着た綺麗な女の人がいた


……おばちゃんだぁれ?

首を傾げてきいてみる

『私は博士。あなたのママだよ』


抱き締められた


何故か暖かくて嬉しかった

87 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/04(土) 21:45:36.83 ID:WfqLhgZfo
>>85応援ありがとうございます
行き当たりばったりですがよろしくです
88 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/04(土) 21:49:14.93 ID:WfqLhgZfo



お姉ちゃんがいるらしい



LD-01だって


私より全然おっきい


身長も胸も…


ちょっとくやしかった


ママは言った


『あなたも大きくなったらお姉ちゃんやママみたいになるよ』


ほんと…?


『ええ。あなたは美人になるわ』


えへへ…


何だかはずかしいな



89 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/04(土) 21:52:04.18 ID:WfqLhgZfo


怒られた



ママのパソコンをはっきんぐっていうのしたらママが怒った



怖くて泣いちゃった


でもママは


『あなたは私より天才になるかも』


って


すぐ抱き締めてくれた
90 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/04(土) 21:53:57.70 ID:WfqLhgZfo



お姉ちゃんが実験にいった


なんか人間との暮らしに慣れるためだって


良くわかんないけど、頑張ってね!





91 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/04(土) 21:56:13.75 ID:WfqLhgZfo




――――――……


怖い人が来た

じゅうをもったひと


女の人がママにひどいこと言ってる



顔が見えない…


見たいけど、見たくない…


こわい


ママ……ママ…


いつまで隠れてればいいの……?







ママ…
92 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/04(土) 22:00:50.98 ID:WfqLhgZfo



こわい人達がいなくなった


ママが机に座ってる



………………もう、いいかな…?



『マ……!』


あのこわい女の人の声が聞こえる



何か言ってる



何だろう



『ベタだけど、言い残す事とかあるぅ♪?』




……へ?




何?なんだろ?なんのはなしをしてる――――…













『大好き』
93 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/04(土) 22:04:17.23 ID:rSHHyaHIO
わくてかわくてか
94 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/04(土) 22:05:25.92 ID:WfqLhgZfo



パァァァン…




え?


何?なんの音?





『あーぁ、スーツにはねちゃったじゃない』


『帰ってお風呂入ろー』



ガガ…
『あ、ごめんね〜♪死体増えちゃったから、回収お願い♪』


コツコツ…

『早くシャワー浴びた〜い』




何?何があったの?





もう、出ても良い……?





95 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/04(土) 22:13:06.55 ID:WfqLhgZfo




LD-02「ママ…?」



物陰から顔を覗かせる少女は、自分の設計者を探していた


………………


静まり返る研究室の中で、目を凝らした少女に映るのは
横たわった母親がいた


LD-02「マ……マ…?」


ペタペタと足音を鳴らして近付く


返事がない

LD-02「ママ…?ママ……?」


反応もなく横たわったままだ

LD-02「ママ…?」ストン

少女は横たわる母の後ろに座った

LD-02「ママ…?ママ…?」ユサユサ

LD-02「ママ…ママ…」ユサユサ ユサユサ

揺すっても反応がない

96 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/04(土) 22:20:03.01 ID:WfqLhgZfo


LD-02「ママ…!ママ…!」ユサユサユサユサ

不安で声が震える



どうして…どうして起きないの……?どうしていつもみたく抱き締めてくれないの……?

LD-02「ママ…!起きて…!ママ!」


多少力を込めて揺すったせいか、顔がこちらに向く

力ない腕が、少女の膝にヘタリと落ちた

LD-02「あ…あぁ…」

眼はこちらをみているが光がない

額には穴が開き、そこから溢れだした真っ赤な液体がドロドロと流れ出してくる

LD-02「マ……マ…?」


愛する母は


もう目を覚ますことは無かった


97 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/04(土) 22:28:52.03 ID:WfqLhgZfo


母を抱き締め叫ぶ



LD-02「あぁあぁぁぁぁぁああぁぁああぁあ!!!!」

LD-02「ママぁ!ママ!」

彼女の真っ白なワンピースは母の血で塗り替えられて行く

LD-02「ママ!ママ!うぁぁぁあぁあぁぁぁぁぁぁ」


絶望


恐怖


後悔



色々な感情に支配され小さな体は張り裂けそうだった

―――――――……

―――――…

――…


どれくらいこうしていただろうか

誰かの足音で気付く



1人…いや、二人…



視界を暗視モードに移行

キュイ…ピッ ピッ


武装した兵士

おそらく母親を回収しに来たのであろう

98 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/04(土) 22:38:28.76 ID:WfqLhgZfo


LD-02「許さない…」

ママを抱えたまま、少女は怒りに震えていた

目を見開き

目の前に迫ってくる兵士を怒りに満ちた目で見つめる




ころシてヤる


コろしテやる


コロシテ…


LD-02「コろっ…!」



ハッとする


母親からの言葉を思い出す


『あなたは美人になるわ…』


『私より天才になるかもね♪』



『あなたの…ママよ…』


少女はママを見た


なんで止めるの…?

ママをいじめたから怒ってるのに

ギュゥと抱き締める
もういっそ一緒にしんじゃいたい
そんな時
白衣のポケットから何かが落ちた


LD-02(写真…)
99 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/04(土) 22:42:25.92 ID:WfqLhgZfo


それは母親の息子であった

少女にはその写真の子はお兄さんだと言われていた


LD-02「お兄ちゃん…」

お兄ちゃんのところにいけば、お姉ちゃんもいるはず…

行くべきか

行かざるべきか



でもここにいても殺されてしまうだけだ…





動こう




少女は決心した





100 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/04(土) 22:49:41.41 ID:WfqLhgZfo


ママとはもう会えない…けど…



じっとしててもしょうがない…!


ママ…大好き…!

最後に強く抱き締め、別れの言葉を伝える

LD-02(まだ何かポケットに…)


―――――――――……

――――――……


―――…






着替えて、靴も履いて、お兄ちゃんの学校の住所も調べた。


戻ったら母はいなくなっていた


床に滴り落ちた血だまりだけを残して


鼻がツンとする


ポロポロと頬をつたう



少女はグッと堪えて、涙を拭い


研究室を後にした



101 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/04(土) 22:51:25.44 ID:WfqLhgZfo
少女過去編終了

やっつけです本当に(ry

次回時間を戻し男と少女の物語
102 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/04(土) 23:46:28.76 ID:Q4er3vuIO
次回はまだか!
早く次回を!
103 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/05(日) 00:04:55.68 ID:uhI2ihs5o


男「どうしたもんか…」

俺は悩んでいた
隣で手を握っている少女にだ

彼女は学校マで来た。俺に用があるらしい

男「な、名前はなんて言うんだ…?」


少女「……」

男「俺の事は何で知っているんだ…?」

少女「……」


さっきから会話のキャッチボールが出来ない

俺は地面を転がす程度にボールを渡してるつもりなんだが…

少女は取りにすら行かずずっとあさっての方向見てる感じだ
104 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/05(日) 00:16:27.09 ID:uhI2ihs5o



まいった…

男「んー…」ポリポリ

少女「……」

男「ジュース飲むか?」

少女「……」

男「近くに自販機あっから買ってきてやるよ」

少女「……」

男「まってt…」ギュ

握らてる手が強く握り返される

行かないで


そう言っている気がした

男「……」

自分からは話そうとしない
だけど手だけは離さなかった

男は少々困りつつ

男「……しゃあない」


先が分からない答えを待ってみる事にした
105 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/05(日) 00:20:04.56 ID:uhI2ihs5o
とりあえずここまでで
明日また来ます

次回は女視点から始まります

106 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/05(日) 06:42:08.17 ID:bxbqUp+eo


女「着きましたね…」

女は学校に到着していた
少しだけ濡れた肩を気にしながら、玄関を見渡す

女(男さんは、どこの教室でしょうか…)

玄関でどうしたものでしょうと悩んでいたら、1人の女性が声をかけてきた

女友「あら?女ちゃん?」

不意に呼ばれて反応する

女「あなたは確か…」



107 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/05(日) 06:56:25.07 ID:bxbqUp+eo



男「どうしてこうなった…」


男はまだ第三客室に少女といた

あれから数分

男「うーむ…」


沈黙が続いたと思ったら


少女は眠っていた

少女「スー…スー…」

寝息だけが聞こえる

男「マジでまいった…」

ソファに隣り合わせで座っている

少女は男によりかかるようにして眠っている

男「……」チラッ

自分に用があると言った少女

消えてしまいそうな声で助けを求めてきた

この子に一体何が起きたのか

男「でも…これじゃ聞けないしなぁ」ポリポリ

はぁ…とため息をする

男(俺となんの関係が……ん…?)

ふいに少女のうなじが視界に入る


男(記号…?いや、アルファベット…)

少女の首筋に何か書いてある


起こさない様に、ソッと髪の毛を避けてみる

男「これって…」

首筋には




【LDー02】



男「アンドロイド…」

108 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/05(日) 07:01:05.50 ID:bxbqUp+eo


男「なるほど…ね」

少しだけ納得

男に用があるのは本当らしい

しかしどういう理由だろうか


男「ま、連れて帰ってからでも遅くはないか」ナデナデ

微笑みながら少女の頭を撫でてやる

少女「んぅ…んん……スー」

少女は少しくすぐったそうにしながら、身をよじらせ寝息を立てた
109 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/05(日) 07:20:55.88 ID:bxbqUp+eo


女「あなたは…」

女友「久しぶりだねぇ。また男はお弁当でも忘れたの?」

女は玄関前で男の友人、女友に呼び止められていた

女「いえ、雨が降ってきたので男さんに傘をと思いまして…」

女友「そうなんだぁ〜。男なら今来客だとかでそっち行ってるよ〜」

フレンドリーな女友
そんなに女とは面識がない
…と言うか、弁当を届けに行った時に少し言葉を交わしたくらいだ

女「そうでしたか。では、傘を渡して頂いてもよろしいでしょうか」

女「先日のお弁当の件で、教室まで届けにあがるのは男さん、嫌な様でしたので」

傘を渡す女

女友「そっかな〜?恥ずかしいだけじゃない?」

反論を述べながら女友は傘を受けとる

女「恥ずかしい…のですか?」

女友「あんなに堂々と愛妻弁当渡しに来られたらね〜」

ニシシと何かを思い出す

女友「しかも…同棲してるんでしょ?」

ニヤニヤとしながら肘でぐりぐりする女友

女「同棲…とは…?」

言葉の意味が良く理解出来ていない女
そんな女を女友はまたまたぁ〜とおちょくり返す

女友「で?マジな話しどこまでしたの?」ニヤニヤ

女「…?」

何を?と言う目で女は女友を見つめ返した


110 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/05(日) 07:25:48.36 ID:bxbqUp+eo


女友「決まってるじゃないですか!ちゅーとかその先とか!」

女「……!」

ようやく理解した矢先に自分の頬が熱を持つのを感じる

女「い、いえ!私はたたただの居候なので、そそそそそのような…///」カァッ

どんどん真っ赤になっていく女の顔を見て、女友は



面白いかも…!

と、思っていた

111 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/05(日) 07:29:36.50 ID:bxbqUp+eo
とりあえず朝はこのくらいで
スマホからだと更新遅れますね…申し訳ない

次回は少女と男と時々女からお送りします
112 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/05(日) 09:27:07.09 ID:bxbqUp+eo
さて続きを
113 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/05(日) 09:40:05.36 ID:bxbqUp+eo


男(いつの間にやら雨か…)

窓の外を見て気付いた
どしゃ降りだ


…とその時であった


ピッピッ…
ケイコク ケイコク

機械的な音を聞いて、男は音のする方向をみた

男(女の子から…?)

ケイコク キノウ イジガ デキマセン
ヨビ デンゲン ノコリ 0.3 パーセント

どうやら電池の残量が少ないらしい

ケイコク ヨビデンゲン ノコリ0.3パーセント
サッキュウニ チャージ シテ クダサイ

男(チャージ?どうやれば良いんだ?)

男(どうすりゃいい…!?)

あわてふためく男。警告は未だに止まない

prrr!!prrr!!

男の携帯が鳴る

発信者は


「女友」

男「なんだよ!こんな時に!」


ピッ
114 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/05(日) 10:01:40.79 ID:bxbqUp+eo

女友「で?実はもう最後までだったり?」ウヘウヘ

女「さ、さささささいご!?そそそんな…私では男さんは迷惑です」カァァ

玄関前ではまだ女友が女をからかっているようだ

女「そ、そういえば先日いらっしゃった男友さんはいらっしゃらないのですか?」

話を反らそうと必死になる女

女友「ん?あぁ、何かお腹の調子が優れないとかでトイレだって」

女友「それはともかく、男とh…」

またも話を戻そうとする女友

女「お、男さんまだですかね?」

女友「あ、そういえば遅いね〜。ちょっと電話してみようか」

カチャ ピッポッ パッ

女(ホッ…)


prrr…prrr…

115 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/05(日) 10:12:50.82 ID:bxbqUp+eo


ピッ

男「何だよ!」

女友『うわっ!?いきなり大声出すな!』

男「わりぃ…ちょっと立て込んでるもんで…」

女友『来客…?』

男「そんなとこ。で?何か用か?」

女友「いやさ?今玄関前にいるんだけど、女ちゃんと会ってね?」

女友『男に傘持ってきてくれてんの』

男「あ、そういや傘持ってきてなかった」

女友に言われて気付いた。傘なかったんだ

だがそれ以上に重要な事に気付く

男「女?今そこに女いんのか!?」

女友『今まで話してたからね〜。変わる?』

男「変わってくれ!」

女友『まっ♪そんなに愛しい奥さんの声が聞きたいんですの?わたくしめではまんz…』

男「黙れ早く変われ」

女友『あ、はい』

ナンダヨナンダヨ…ハイ、オンナチャン
と携帯越しにやり取りが行われる

男は暇が出来たら携帯2つ買ってこようと決意した

116 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/05(日) 10:14:43.16 ID:bxbqUp+eo
用が出来てしまいましたので、一旦中断します
117 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/05(日) 12:55:00.82 ID:JWh0zbKAo

見てるよおもしろい
118 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]:2011/06/05(日) 17:55:19.12 ID:5djWBCqEo
見てますぅっwwっうぇw
119 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/05(日) 18:21:29.69 ID:r3s9aEGIO
みてるぜ(^-^)/

120 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/05(日) 21:00:59.68 ID:4HFZqQ9Xo
>>117->>119

ありがとうございます
少しですが投下します
121 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/05(日) 21:11:47.07 ID:4HFZqQ9Xo



女『はい。変わりました』

男「女か?アンドロイドは今回の実験に何人使われてるか教えてくれ!」

いきなりの質問にキョトンとする

女「…?」

男「女!?」

女「は、はい。私だけですが…それが何か?」

女だけ!?じゃあ何でここにもう1人…

考えに頭をフル回転させるが、今はそんな時じゃない事に気付く

男「説明は後だ!LD-02が今学校に来てる!」

男「どうやら電池の残りが少ないらしいんだけど、俺はどうすれば分からない」

男「今から玄関前に連れて行くから家に戻って対処してくれないか?」

早口に、簡潔に説明する

女は受話器の先の迫力に戸惑いながらも答えた

女「り、了解しました」

考えるのはよそう。今はLD-02の処置を

122 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/05(日) 21:27:11.02 ID:4HFZqQ9Xo


ハァ…ハァ…

大丈夫かこれ?壊れたりしないのか!?

抱き抱えながら玄関まで走る
チャージが必要なだけなら大丈夫そうだが…

まったく…


男「ホント…どうしてこうなった…」

タッタッタッタッタッタ

女「男さん!」

女友「男ー?どしたのその子?」

男「悪い女友!後で説明するから少し黙ってくれ」


チェ- ナンダヨナンダヨ


男は抱き抱えたLD-02を女に抱かせた

男「大丈夫そうか…?」

女「はい。大丈夫です。少々濡れますが、よろしいでしょうか?」

男「頼む。学校終わったら、必要なモン買ってすぐ帰る」

女「了解しました」

女はダッシュ…



早いなおい


女友「はぁー…はぇーな女ちゃん」

男「これで一安心だろうか」ホッ

胸を撫で下ろす男
だが後ろには目をキュピーンと光らせた不吉な影が…


ビクッ
男(はぁ…なんて言い訳すっかな…)

この先されるであろう質問責めに、どう逃げようかと悩みながら男は不吉な影がある方を向いた







123 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/05(日) 21:29:13.44 ID:4HFZqQ9Xo
まだ外出先なので、この辺で一旦切ります
投下速度遅くて申し訳ない
124 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/06(月) 00:43:21.88 ID:E5pKkiOHo
125 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/06(月) 11:01:07.35 ID:RWGvm8xIO
乙!
126 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/06/06(月) 14:51:14.35 ID:v6r8A7kYo
乙した

女友かわええやん
127 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/06(月) 15:59:53.00 ID:nUF5nguao
ずいぶん遅れましたがじゃがりこ食べながら再開します
128 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/06(月) 16:18:28.05 ID:nUF5nguao


ガサガサ
男「ただいまー」


両手に買い物袋をぶら下げて、午後7時を少し回った頃、男は自宅に着いた

女「お帰りなさいませ。男さん」

少々声を抑え気味に女は男を迎え入れた

男「あの子は…?」

キッチンに買い物袋の1つを置きながら男は問いかける

女「大丈夫です」

と言いながら、男の部屋を指差す



少女の機体番号が記されていた場所からコードが伸び、コンセントへと繋がっている
だがぐっすり眠っているようだ
ホッと一息ついて部屋のドアを閉める

男「ふぅ…良かった…」

女「あの…男さん…」

何か言いたそうにしている女を見て、男は察したのか女の頭に手を乗せながら

男「とりあえず飯にしよう…話は食い終わってからだな」

女「はい。そうですね…」

女は気になって仕方がない様子だった
129 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/06(月) 16:46:03.14 ID:nUF5nguao

―――――――――………

―――――――……

―――……


女「なるほど…」

食事を済ませ、コーヒーと紅茶を飲みながら二人はリビングて話していた

男「だからあの子がアンドロイドって事以外には俺は分からないわけなんだが」

男「女の方では何か聞いてないのか?」

女「いえ、他のアンドロイドがこちらに来ると言うのは全く聞いていません」

男「だよなぁ…」

男(そもそも女みたいな目的なら学校が目的地ってのはおかしい)

男(それに、あの震えっぷりは何か重大な事に違いない…んだが)

男「あの子から聞く…しかないんだが」

でもなぁ〜…と男はまたも悩む
だが女の発言によって中断された

女「…その事なのですが」

言いながら持っていた物をテーブルに差し出す女

男「…なんだこれ?」

女がテーブルに置いたのは消しゴム程の大きさの物だった
何やら差し込む穴もある
チップ…いや、チップにしてはでかいな…?

女「それはアンドロイド専用のメモリーカードですね。LD-02が持っていた物です」スッ

と、言いながら服の右脇腹だけをまくり、一部を開く
それは女が初日に見せた光景であった

とは言え、当時は全部脱いだのだが

男「何するんだ?」

展開に訳が分からず質問する男

女「メモリーカードをスキャンします」

男「い、良いのか?それあの子のだろ?」

少々気が引ける

女「ですが、これに真意があるかも知れません」

130 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/06(月) 17:03:11.69 ID:nUF5nguao

一理あるが、どうしたものか…

男「確かにそうだが、少女から言い出すのを待とう」

男「それをスキャンして真意が分かったとしても、本人が言わなきゃなんか意味ない気がするよ。俺」

女「………」

男「それに、ここに来た理由が俺なら、お袋から何か言われて来たのかも知れないしな」

女は複雑そうに男の話をきいていた。

男「何かあればお袋から連絡寄越すだろ」

男は少々無理矢理に理由を付けて、自分と女を納得させようとしていた。表情には少し余裕がないように見える
それは女も感じ取っているようだ

その気持ちを察したのか

男「はい。男さんがそういうなら」

と、やさしく微笑んだ

男も微笑みながら

男「すまんな。多少強引で」ニコ

と、言って今回はLD-02が言い出すまで待とうと言う事になった


―――――――――


男(お袋。あんた一体なに考えてやがる…?)


男は胸に引っ掛かりを感じていた…
131 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/06(月) 17:06:27.90 ID:nUF5nguao
一旦切ります
次回は少し時間が進む予定でございます
132 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/06/06(月) 18:13:12.87 ID:v6r8A7kYo
じゃがりこチーズ味うまうま
さつまりこもすき
133 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/06(月) 18:42:58.55 ID:N7zS8q7Jo
>>132
チーズはやはり最高ですよね
ポテロングでも良いです
134 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/06(月) 18:43:31.03 ID:N7zS8q7Jo
少々時間が空きますがそろそろ再開します
135 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/06(月) 19:25:02.32 ID:N7zS8q7Jo

「ん…」

うっすらと意識が取り戻され、少々寝すぎたためか体がダルさを覚える

「ここは…?」

見覚えのない部屋を見渡しながら記憶を辿る

LD-02は男のベットにいた

LD-02「あ…たしか私…」

学校での出来事を思い出す
更に研究所の事も…

ビクンッ
LD-02「……ッ!!」

だがすぐに現実に戻る

ドアの向こうから光が漏れている

LD-02「……」モゾモゾ

ドアに向かって立ち上がろうとした瞬間、頭が何かに引っ張られた

LD-02「きゃぁっっ!」ガチャン

136 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/06(月) 19:34:07.76 ID:N7zS8q7Jo


キャァッッ  ガチャン!!


男「…起きたみたいだな」

女「そうですね」

自室から騒々しい音がしたのを聞いて二人は目を合わせる

男と女は部屋へ向かった

トントントン ガチャ

男「えー…と」

女「これはこれは」


恐らくコンセントに自分が繋がっているのを知らずに動いたんだろう
派手に転んでたLD-02がいた



LD-02「ぅ…ぅゅ〜…」コテン
137 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/06/06(月) 19:46:12.08 ID:v6r8A7kYo
>>133
チーズ味は正義(キリッ

ポテロングといいじゃがりこは食い出すと止まらん


ということでしえん
138 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/06(月) 19:47:35.93 ID:N7zS8q7Jo


モジモジしながらリビングへ出てきたLD-02は更にモジモジしながら自己紹介をした

LD-02「妹タイプ、LD-02…です…」

女「このタイプは私の基盤をそっくり受け継いだ唯一のアンドロイドになります」

女が補足する

男「じゃあ女の妹みたいなもんか。よろしくな。…えーと…」

LD-02「…?」

LD-02は首を傾げる

何かを考える男に女が意見を出す

女「あの、名前でしたら私が決めてよろしいでしょうか?」

LD-02「???」

二人の会話にはてなが一杯のようだ
だがお構いなしに二人は会話を進める

男「そうか?じゃあ頼もうかな」


女「はい。実はもう決めています。ロリ…でいかがですか?」

男「ロリ…か。うん良いんじゃないか?」

LD-02「あの…?」

話題の中心だけおいてけぼりなのだが本人は分かって居ないようだ

男「ん?あぁ、君の名前だよ。ロリちゃん」

ロリ「私の…?」


139 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/06(月) 19:56:06.99 ID:N7zS8q7Jo


名前…始めて私が名前をもらった
でも名前なんて何の意味があるかなんて分からない

女「この子は恥ずかしがりやでどじッこです」

ロリ「なっ…!?」

男「ほう…」

ロリ「お…お姉ちゃんっ!何言ってるんですかっっ!?」ブンブン

両手を振り回すロリを女は頭を押さえて届かないようにする

幸い小さいので届かない

女「男さんに情報を提供しようと」

ロリ「そんな情報はいらないんですぅ〜!手を離して下さいっ!」ブンブン

きゃあきゃあ騒ぐロリを見て少々安堵した男

男「まぁ、なか良さそうで良かった」

ロリ「ち、ちがいますっ!お姉ちゃんがへんなことを言うからっ」

女「はい。どぅどぅ」

ロリ「むー!!わたしは馬じゃないですぅっ」ブンブン
140 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/06(月) 20:04:58.35 ID:N7zS8q7Jo


何か…平和だなぁ
とか思いながらも全員の自己紹介を済ませ、食事にしようと持ちかける男

男「三日も寝てたんだ。腹減ったろ?」

ロリ「私は…その…アンドロイドなので…その…」モジモジ

男(デジャヴ…)

だが女がロリを見て

女「あなたのタイプは確か食事からも接種可能だったと」

ロリ「!!…」カァァ

男「そうなのか?」

更に付け足す女

女「ええ。お菓子ばかり食べてましたから」

ロリ「お、お姉ちゃん…!」///

男「なら食事は必要だな」ハハハ

ロリ「もぅ…恥ずかしいよ…」モジモジ

男「まぁまぁ。んじゃ、食おうぜ」ナデナデ

ロリ「んぅ…///」

女はこんなことを思っていた

女(やはり、ロリをいじるのは楽しい…)

141 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/06(月) 20:12:34.00 ID:N7zS8q7Jo



prrr prrr prrr

ピッ

「なんだ」

『オリジナル発見。彼女の息子と行動しているようです』

『更にLD-02とも合流した様子です』

「待機して様子見。それとヤツに報告しておけ」

『了解しました』


「それと…」

『?』

「馬鹿馬鹿しい言葉使いをするな。貴様には似合わん」

『…しぃつれぃしましたぁ♪』ピッ


「全く…」



142 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/06(月) 20:13:08.71 ID:N7zS8q7Jo
一旦切ります
今日はもうちょい投下する予定です
143 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/06(月) 20:36:40.39 ID:N7zS8q7Jo
小ネタ的な何か


下着売場店内


男「……」


女「男さん。これなんかどうでしょうか」カチャ

男「あ、ああ。良いんじゃないか?」フッ

女「なぜ目を反らすのですか?」

男「…聞きたいか?」

女「?はい」

男「それはな…」ワナワナ

男「下着売場が俺がいるからだぁぁぁ!」

オキャクサマー サワグノデシタラ デテケー

女「怒られていますが」

男「あ、すみません」

男「お、おんなよ…早く決めてくれ…」

女「では、これは…」

男「似合ってる!似合ってるから!」
144 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/06(月) 20:45:44.33 ID:N7zS8q7Jo

女「ではこれにいたします」

男「おう。試着してサイズ合わせてもらいな」

女「はい。すみません」

ショウショウ オマチー



―――――――――


男「はぁ…まさか俺が下着を選ぶ事になろうとは…」

男「人生初体験…」

男「カップルとかなら当たり前なのかねぇ…」

男(だが…いずれは…俺も…っ!)


チョッ オキャクサマー!?


女「男さん」

男「ん?もう買ったのkあぁぁぁぁ!?」

男(メロンさんが2つ!!メロンさんが2つ!!)

女「どうでしょうか」

男「おおおおんなさん!なぜそんなかかかか格好で!」アタフタ

女「似合いますか?」ユサユサ

男「いいいや!似合ってるから戻れ!さすがにまずい!」

キャー ナニアレー キモッ オトコキモッ

男「もどってくれぇぇぇ!!」
145 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/06(月) 20:46:44.34 ID:N7zS8q7Jo
思いつきでやりました
反省しますが後悔はしていない

続きを書きながら投下
146 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/06(月) 21:00:14.50 ID:N7zS8q7Jo


男「旨いか?」

ロリ「はひ!おいひいれしゅ!!」モグモグ

カレーを口一杯に頬張りながら感想を述べるロリ
よほどお腹が空いていたのか、3杯目にもかかわらずペースはおとろえない

男「ハハハ。良かった良かった。だけどゆっくり食いなよ?カレーは逃げないから」ゴシゴシ

ティッシュでロリの口から溢れ垂れたカレーを拭ってやる
それをされて恥ずかしがるロリ

ロリ「はぅっ!ごめんなさい…です…///」

男「良いよ」ニコ

男「沢山たべなきゃ女みたいな綺麗な大人になれないからな」

女「私は綺麗では…///」モジモジ

ロリ「お姉ちゃんが赤くなったぁ」ニヤニヤ

女「なっ…なっていません!」

先のお返しだと言わんばかりにロリがいじりだす

女「食べ過ぎたら太るかも知れませんよ?」

だが女の反撃で返り討ちに

ロリ「あぅ…だ、大丈夫だもんっ!これで最後にするもん!」

女「確か冷蔵庫にはプリンがありましたが…」

ロリ「プリン…」パァァ

反応を見てニヤリとする女

女「それで最後なら今日は食べれませんね」

ロリ「むー!!お姉ちゃんのいじわる!」ポカポカ


男(あぁ…平和だ)モグモグ

147 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/06(月) 21:15:39.00 ID:N7zS8q7Jo
小ネタ的な何か 2


女友「ぶっちゃけ私達出番少なくない?」

男友「お前は良いじゃねぇかよ!俺なんて教室での会話辺りから空気だぞ!」

女友「仕方ないじゃん。あなた、元々出す予定なかったんだし」

男友「えっ」

女友「書く途中まであそこの描写、私だけでいく予定だったのよ?知らなかった?」

男友「……orz」

女友(哀れね…)

男友「あー!不幸だー!」

男友「こうなったら俺がこのカスSSの主人公乗っ取ってやる」

女友「やめときなさいよ…」

男友「いいや!決めた!おれが女ちゃんやロリちゃんとウハウハな生活送るんだ!」

女友「………」

男友「そして、いずれ好感度が上がったら女ちゃんから告白されて、頬を赤らめて『男友さん…お願い…』てきn…


博士「そげぶ!!!」



男友「」


女「ちょっと理解に苦しみます」

ロリ「きもい…です…」

金髪「諦めなさいよ♪わ・き・や・く・君♪」



男友「ちょっと見投げしてくる」
148 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/06(月) 21:31:20.10 ID:ORgPl3xso
ふざけすぎました
続きを



ロリ「あ、あの…この服…」モジモジ

男「あ、気に入らなかったら悪い。
1人で買いに行ったから女の子ってどういう服着るのか分かんなくてさ」ポリポリ

申し訳なさそうに話す男に対し、ロリは目を輝かせていた

それはスーパーで買い物した時に、服が少々汚れているのを思い出して、急遽買ったものだった

男「気に入らなかったら今から一緒に行くか?」

ロリ「わたしすきですっ!これ!」

着替えてきますねっっ!と張り切りながら部屋へ向かったロリ
そんなロリを見送りながら女は思った

女「メイド服…ですか…?」

そう。その服は最近の服とは違う

スカートはフリフリだらけ
上はなんと言うか…ドレス的な物を連想させる
だが男は否定した

男「いや、なんでも、ゴスロリ…?って言うらしい」

ゴシック・ロリータ
説明出来ないから説明は省く

女「何かアニメとかに出てきそうな服装ですね…」

男「メルヘン的かなやっぱ…まずった?」

苦笑いしながら男は女に問いかける

女「あの反応を見てわかる通り、多分大丈夫でしょう」

男「そ、そうか?良かった…」ホッ
149 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/06(月) 21:39:47.28 ID:ORgPl3xso


きがえが終わったようだ

ガチャ
ロリ「ど、どうでしょうか…?///」モジモジ

恥ずかしがりながらも、見てほしいのであろう

男「……どう思う?」

女に問いかける

女「……これは…良いですね」

ロリ「ふぇ…あ…あの…そんなに見つめられると…その…///」カァァ モジモジ

男「人形みたいだな」

女「はい。メルヘンです」


驚く程に似合っていた
赤を基調にしたそのドレスは、ロリの白い肌とマッチし、更に整った顔を引き立たせる
西洋人形の様だった

ロリ「あうぅ…恥ずかしいです…///」モジモジ



150 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/06(月) 22:03:28.22 ID:ORgPl3xso


夏休みが始まり5日


女・ロリ「海…ですか?(ってなにっ!?)」

人懐っこさもあってか直ぐに慣れたロリも含め、男は海にでも遊びに行こうと誘った

男「そそ。海。最近暑いしな〜。やることもないし、海にでもいって遊ぼうかと」

女「私は構いませんよ。ワクワクは楽しいです」ニコ

ロリ「ロリもっ!」

ハイハーイと手を挙げ賛成する

男「決まりだな」ハハハ

ロリ「海ははじめてですっっ!」

男「そうなのか?海はしょっぱいんだぞ?」

ロリ「ふぇっ!?そうなのですか!?」

男「そうだぞ!だがそれを飲むと凄く綺麗になる!」

ロリ「!なんとっ!」

男「嘘だ!ハハハ」

ロリ「むぅー!いじめないでくださいっ!」ポカポカ

意気揚々と会話する二人。楽しみで仕方ないようだ



…だが1つ問題が


女「水着はあるのですか…?」

男・ロリ「あ」

女「」

男「」

ロリ「」



151 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/06(月) 22:37:22.55 ID:+cm1GwbIO
お、俺のかしてやろうか?
152 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/06(月) 22:44:08.23 ID:/SAFM/8qo


水着がないから海は却下されたが諦めきれない男

男「あづい…」ゴロゴロ

女「そうですね…」

ロリ「あついのはにがてです…」コロコロ


男「なぁ、やっぱ海行こうぜ」

ロリ「でも…」

女「水着が…」


男「だからスーパーで買ってから」

女「いけません。経済的負担が」

ロリ「お出かけはしたいかもです…」


そうだ!…ニヤリと笑う男…

男「海にいけば、かき氷やラムネ、海の家で海を見ながら食事…」

女「海を見ながら食事…」ピクリ

ロリ「かき氷…ラムネ…」ピピクリ

男「しかも二人の水着姿は可愛いだろうから誘ったのに…」ゴロゴロ

女「か、可愛い…」ドキドキ

ロリ「はぅっ…///」

後者は本音である

男「ダメなら仕方ないよなぁ…」

女「さ、男さん準備です」

ロリ「ロリもっ!ロリもおてつだうっ!」

計 画 ど お り

男「じゃあスーパー行って、必要なモン買って行くぞー!」

ロリ「おーっ!」

女(はっ!のせられました!)

だがもう反論は出来ない

女(可愛い水着を選びましょう)

153 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/06(月) 22:45:21.70 ID:/SAFM/8qo
>>151
男友「良いんですか?ありがとうございます///」
154 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/06(月) 22:54:29.27 ID:/SAFM/8qo
小ネタ的な何か 3


ロリ「ロリ子供じゃないもんっ!」

女「ではもう一度」

女「生活必需品」

女「はい」

ロリ「せいかちゅひちゅ…せいかつひちゅじゅひんっ!」

女「……フッ」

ロリ「む〜っ!このこの」ブンブン

女「おっと。させません」ガシッ

ロリ「こ〜ら〜!」ジタバタ

ロリ「は〜な〜せ〜!」ジタバタ

女「からかってすみません。私の分のプリンを」

ロリ「く、くれるのぉ!?」ジタバタ パァァ

女「やっぱり子供ですね」フッ

ロリ「ち、ち〜が〜う〜!」ジダンダ




男「なにこれぇ」
155 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/06(月) 22:58:46.76 ID:/SAFM/8qo
段々女のキャラが分からなくなってきましたねorz

次回は海編です

ロリ「はげちゃえ!はげちゃえ!」


男「やめときなさい」
156 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/06(月) 23:04:58.70 ID:Enp2azpDO
男「はい。男さんがそういうなら」で吹き出してしまった乙
157 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/06(月) 23:08:13.43 ID:+cm1GwbIO
はげちゃえ…

シャナたんみたいだ
158 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/06(月) 23:09:36.00 ID:/SAFM/8qo
>>156
な、なんと…orz
誤字雑字はしないよう善処します
159 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/06(月) 23:11:07.24 ID:/SAFM/8qo
>>157
と言うかつべで丁度見てたので持ってきました
反省します
160 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(京都府) [sage]:2011/06/06(月) 23:11:59.36 ID:L2KKPWCwo
感情プログラムを1に落としたって設定があるんだし、
どんなキャラになっても違和感を感じないから、気にしないでどんどん書いてくださいww

>生活必需品
これに思わず噴いたwレスせざるを得ないとww
161 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/06(月) 23:15:35.14 ID:/SAFM/8qo
>>160
ありがとうございます
人間の勉強という趣旨から遠ざかってきたころから色々まずいとは感じていましたが、もう逃げられないと思い突っ走ってます


生活必需品の下りはロリっぽさを出したいと言うだけで入れました
162 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/06(月) 23:29:26.89 ID:/SAFM/8qo
因みに、小ネタを入れた時は、本編の展開に悩んでいると考えて下さい

小ネタ的な何か 4

男友「でさ、俺らの位置付けって何?」

女友「いや、脇役でしょ。どう考えても」

男友「なん…だと…」

女友「つか、小ネタなきゃ私達多分もう出番ないわよ?」

男友「そんなわけ…っ!」

女友「諦めなさい…私達…その程度なのよ…」

男友「やだやだやだ〜」ジタバタ

女友「気持ち悪い。キモいんじゃなく、き・も・ち・わ・る・い」

男友「そんな事言うなよ。仲間じゃん」

女友「いや…」

オンナトモサーン ソロソロスタンバイオネガイシマース

女友「あ、はーい」

男友「……どういう事だ」

女友「こういう事だ」

男友「あの、俺の出番は…」

ナニキミ ハヤクカエッテヨ ジャマダカラ

男友「ちくしょ〜!」

男友「家に帰ってモンハンしてやる!」

博士(ぼっちプレイ乙)
163 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/06(月) 23:39:38.41 ID:/SAFM/8qo

小ネタ的な何か 5

男友「フッフッフ…」

男友「俺は気付いた!もう1人出番が無いことに!」

男友「そう!それは男の母親でありながらアンドロイドの第一人者!博s…」ゴシャ

博士「そんな悪い子は修正してやるっ!!」


ロリ「あわわわわわ」ガクブル
164 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/07(火) 00:03:25.98 ID:v/BrcSm3o
今回は小ネタで占めます

小ネタ的な何か 6

ロリ「ロリ子供じゃないもんっ!」

男「またか…」

ロリ「ちゃんと大人プログラム入ってるから大人だもんっ!」ジダンダ

男「じゃあ見せてみなさい」

ロリ「ホントに…おと…な…だよ…?」スルスル

男「なんと…」

ロリ「ちゃんと…みて…?」

男「おぉ…」

ロリ「体も…大人に…」

ロリ「あなた…だけだょ…?こんな姿…みせたの…///」

男「………ロリ」

ロリ「こ、こんな感じかな…!後は酔っちゃった振りプログラムt」



男「消せ。今すぐに」

ロリ「あぅあぅ…」

女(マスター…orz)

165 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/07(火) 01:09:16.48 ID:v/BrcSm3o
とりあえず今回はここまで
次回こそ本編頑張って行きます
それではおやすみなさい

女「月に変わって、お仕置きでございま〜す」

ロリ「セー○ームーン?サザ○さん?」

男友「オぉぉぉおトこクゥゥゥゥン!」

博士「ウソダドンドコドーン!!」

女友「ヤッテヤルデス!!」

男「お前らマジでやめとけ」
166 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/07(火) 06:47:27.75 ID:PK+LFFfYo
おはようございます
少し投下いたします


駅を出てから数分。男達三人は目的地を目指し歩いていた   


男「良いじゃねぇかよ…教えてくれたって!」

どうやら話題は買った水着を見せるか見せないかの様だ

ロリ「ダメですっ!ちゃんとうみに着いてからですっ」メッ

女「私の水着は…」

ロリ「あー!言うなぁっ!」ピョンピョン

男「はいはい。待ってますよ…っと…着いたぞ〜」

三人は足を止める

女「凄い…」

ロリ「わぁー!」キラキラ

男「結構人少ないな」

スーパーで海に行くものを買い揃えた男達は念願叶って海へ来ていた

ロリ「すごいすごいっ!ずーっと青が広がってるよっ!」ピョンピョン

女「綺麗…」

ロリは体一杯に凄さを表現し、女は言葉も無いほど驚いてるようだ

それほどの広さでは無いが、彼女達にとっては初体験の海である
果てしなく続く青と太陽が照りつける白い砂浜
砂浜には海の家もある
女とロリにとっては全てが新鮮でならなかった

男「さて、荷物は俺が持ってくからあっちの更衣室で着替えてきな」

男が指差す方向には『女性専用更衣室』と書かれた小さな小屋がある

ロリ「はぁーい!」ピョンピョン

女「いえ、私もはこb」ガシッ

ロリ「お姉ちゃんいこっ!!!」ダダダダ…

女「ああぁぁァァァ…」ピュー

ロリは女の手を引っ張り更衣室へ猛ダッシュ…直ぐに見えなくなった

男「いってら〜」フリフリ

167 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/07(火) 06:50:35.54 ID:PK+LFFfYo
これだけ投下

次回はヤツがでます!

では仕事行ってきます
168 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/06/07(火) 12:12:10.90 ID:wDc4nvKRo
ワクワク
169 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/07(火) 17:24:40.22 ID:WHwGuYbfo
少しだけ投下
170 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/07(火) 17:44:56.19 ID:WHwGuYbfo


男「……」ドキドキ

女「ど、どうでしょうか…?」モジモジ

ロリ「えへへ///」


男(これは…)

着替え終わった二人を見て男は言葉も発せずにいた

女は黒のビキニで、胸の真ん中で結ぶタイプの様だ。下は、頼りない紐が左右に垂れ下がっていた

そんな挑発的な紐に男は色々耐えている

男(まずい。良からぬ妄想が…)

ロリはと言うと、子供ながらにビキニ装備。ピンクと白の水玉と、下のフリフリはロリらしいセンスである。

男(す、素晴らしきかな…)


女「あ、あの…男さん…///」モジモジ

ロリ「見すぎ…ですぅ…」モジモジ

男「はっ!す、すまん!あまりにも似合ってたので、つい…」ドキドキ

ロリ「やったーっ!」ピョンピョン

女「ほ、ホントですか…!?」ギュ

女は胸の辺りで両手を握りしめながら、再確認した
動きに合わせて揺れるソレは反則級である

男「ぐおぉ!!!」プシャー

ロリ「ぉぉぉお…予想以上の結果です…」


男(こうか は ばつぐん だ!)
171 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/07(火) 17:57:18.15 ID:WHwGuYbfo


水着の御披露目が終わった所で時計が12時を回っている事に気付く

男「先に飯でも食うか」サクサク

砂浜を歩きながら指差す方向は海の家

ロリ「かき氷っ!かき氷っ!」ピョンピョン

女「いつの間にかお昼時でしたね」サクサク

男「んじゃ行くか」

海の家

軽快な音楽が流れている店内は少し混んでいる様子である

♪…カミガクーダース ソーノコータエハー…♪

男「うひゃー…座れっかな…」

女「私達で探して参りましょうか?」

男「頼めるか?」

ロリ「おっやすいごようですっ」エッヘン

男「じゃあ頼むよ。俺買ってくるわ」

ロリ「イチゴの練乳ですよっ!?忘れないでくださいよっ!?」ピシッ

男「はいはい。んじゃあ頼むわ」フリフリ

172 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/07(火) 17:59:21.36 ID:WHwGuYbfo
少ないですが中断します
なんと言うか水着の説明の辺りとか酷いですな…
好きな水着で脳内変換してくださいまし

ヤツがでるとこまで書けなかった…orz
173 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/07(火) 19:37:49.30 ID:WHwGuYbfo


男「どこだ…」キョロキョロ

三人分の食べ物を持ちながら二人を探す男

オーイ!! フリフリ

男「お、いたいた」タタタ



ロリ「かっきごおりっ♪かっきごおりっ♪」

女「ありがとうございます。男さん」ニコ

トレイから食べ物が落ちない様に小走りする
テーブルへと着くと女とロリが海を見ながら雑談していた
と、その向かい側には見慣れた姿も

女友「やっほー」

男友「居ちゃった…♪」


男「……さ、食え食え二人とも!」

女友・男友「無視かよ!」

―――――……

女「席を探していたら呼び止められまして、一緒に使わせて頂く事になりました」

女友「感謝しなさいよ男」

男友「席を探したのは俺だがな」

男「ワーアリガトー」

男友「ぐぬぬ…」





174 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/07(火) 23:39:24.73 ID:6Lec7Kjno
戻りましたので書きながら投下します
175 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/07(火) 23:50:30.78 ID:k17TsJYTo




男「所で、お前ら二人で来たのか?」モグモグ

男友「ん?あぁ、そうだけど」

女友「男も誘おうと思ったけど、姪っ子ちゃんのお守り大変そうだと思って」

そう言えばロリの事は姪って事にしてたんだ

男友「しかし可愛いなぁロリちゃんも女ちゃんも…」ウヘヘ

女友「ホントに付き合ってないの〜?」ニヤニヤ

女を見ながら冷やかす女友

女「つ、付き合っ…///」カァァ

ロリ「ふぇ…?」モグモグ

女の頬が紅潮しだす

男「ちげぇよ!第一それは女に失礼だろ。な?」

男が否定の意を述べる
それを聞いた女は少々残念そうである

女「いえ、私は別に…」ゴニョゴニョ

女友「ふーん…?」

女友は女を見ながら何かを悟ったらしい

ロリ「んゅ…?」キョトン シャリシャリ

終始1人蚊帳の外のロリであった
176 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/08(水) 00:14:48.70 ID:nXEKxhJmo


男友「んじゃあ俺ら行くわ」ガタ

男「ん?おう。んじゃな」

女友「ロリちゃんも女ちゃんもまたね〜」フリフリ

女友「はい。ありがとうございました」ペコ

ロリ「まふぁねぇ〜」フリフリ

男は友人二人の後ろ姿を見送りながらふと、疑問になった

男(つか、あいつら付き合えば良いのに)

ロリ「……」ジー

思いながら自分のかき氷に手を着けようとしたら、ロリがこちらを見てる事に気付く

男「ロリどうした?」

ロリ「ふぇっ!?いぇ…別に…」モジモジ

ロリの視線は男のかき氷に行っている。
気付いた男はスプーンで自分のかき氷をロリの口元まで運んでやった

男「はい。ブルーハワイだぞ」

ロリ「あ、ありがとうございます…///あーん…あむっ」シャリシャリ

女「!?」orz

男「うまいか?」

ロリ「……コクン」シャリシャリ

女はその光景をみて、何やら敗北感に苛まれていた
だが

男「おっ。ミカン味も良さそうだな」ヒョイ

女のかき氷へと手を伸ばす
女はすかさず自分のスプーンですくいやる

男「うぉ!?」

あまりの速さに驚く男

女「どどどどぉぞ/////」

男「お、おう…あむっ」パクッ

女(かかかかかんせっ……////)

女の心中など分からない男は気にしてない様子である

男「さっぱりしててうまいな」シャリシャリ

女(かんせっ…かんせつ…///)

ロリ「かんせつきすだーっ!!」

男「なっ…!///」

ロリの発言で男も自覚する

だが

男「いや、ロリも俺から食ったろ」アセ

男の発言で気付くロリ

ロリ「あっ…!はぅぅ…///」

女(かんせつ…きす…///)


全員顔が真っ赤だった

177 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/08(水) 00:41:06.38 ID:nXEKxhJmo


砂浜

男達と別れた後、何をするわけでもなく、二人は砂浜を歩いていた

女友「しっかし、クソ暑いわ…」サクサク

照りつける太陽を睨みながら愚痴る女友

男友「泳げば良いよ」サクサク

正論を述べる男友

女友「私は海に泳ぎに来たんじゃないの」

男友「はぁ?じゃなんで来たの」

女友「…聞きたい?」フッ

不適に笑いながら男友を見る

男友「いや、べつn…」

女友「私はナンパされたいのだっ!」シャキーン

否定の意を述べる間もなくカミングアウト

男友「ナ、ナンダッテー!?」

女友「あっ!あっちの方でドリンク売ってる!行こ行こ!」タッ

男友「なんかもう、突っ込み役いないと辛いな……うぉっ」ドンッ

はぁ…と溜め息を付きながら女友の後を追おうとした時、小さな少女とぶつかってしまった

『きゃっ!』ドテ

男友「わりぃ。大丈夫か?」

『大丈夫です。スミマセン…』ポンポン

男友「俺こそごめんな?」

女友「おーい!男友ー!なにやってんのー!」

遠くから女友の催促の声が聞こえ、少女に気を使いながらも、返事をする

男友「いまいくよー」

男友「ごめんな」

『こちらこそすみませんでした』ペコ

男友「んじゃ」タッタッタッ…

178 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/08(水) 00:44:02.97 ID:nXEKxhJmo
今日はここまでで
また明日来ます
お疲れさまでした
179 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(京都府) [sage]:2011/06/08(水) 03:37:42.70 ID:PvqhowQEo

女のモジモジとロリのピョンピョンに(こうか は ばつぐん だ!)
女友と男友にお前たちが付き合えよwと思ったら男が同じ事思っててワラタ
男女二人で海とかデートだよなww
180 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/08(水) 06:40:59.89 ID:kysYSuwIo
>>179
ありがとうございます
その二人についてですが、自分の中では、ふざけあってる関係が長いのもあり、恋愛と言うより二人でいつまでもバカやれる距離の心地好さ。って感じでしょうか。
説明下手で申し訳ないです

さて、仕事に行く前に少しだけ書いていきます
181 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/08(水) 07:03:14.77 ID:kysYSuwIo


海辺

男「こんくらい喜んで貰えりゃ幸いだな」

食事を済ませ、男達三人は海岸で遊んでいた
とは言えはしゃいでるのは女とロリだけだが
男は持参したシートに座り、二人を眺めている

ロリ「見てくださいっ!星がいましたっ!」ピョンピョン

男「そりゃヒトデっつんだよ。海にしかいない生きもんだ」

ロリ「ふぇ〜」ジー

ロリは海、砂浜、生き物。全てが新鮮の様だ

女「……ゴクゴク」

何故かさっきから海水を飲みまくっている女

男「女…なんで海水飲んでんだ…?」

女「いえ…あの…綺麗に…」

朝の話を聞いて鵜呑みにしていたらしい
そんな健気な女に悲しいお知らせが

男「あれ…嘘だぞ…?」

女「……っ」ピタッ

言われて手を止める女

女「……わかっ…て…いました…
」チャプン

恥ずかしさに耐えきれず海水に女が沈んで行った

罪悪感を覚える男。どうにかフォローしようと恥ずかしながらも


男「だ、大丈夫大丈夫!充分綺麗だからっ」アセアセ

女「ほ、本当ですかっ!?」ザバッ

男「うぉあっ!?」ビクゥッ

いきなり水面から立ち上がる女
濡れた髪の毛が顔を隠して、某ホラー映画の井戸から出てくるあれのようだ
182 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/08(水) 07:19:26.46 ID:kysYSuwIo


ジー…ガガー…

『現地到着したよ』

「結構早かったわねぇ♪偉い偉いっ♪」

『茶番はいいから用件言ってよ』

「…可愛くないなぁ♪じゃあ予定通りに御願い♪」

「一般人の被害はさけてよぉ?掃除するの私達なんだからぁ」

『善処はするよ』

『そっちはどうなのさ?脳の吸いだし終わった?』

「ちょっと時間かかるかもぉ。頭の中にもプロテクトしてるみたいでさぁ」

『ふん。あなたが殺さなきゃ良かった話じゃん。』

「まぁまぁ♪固いこと言わない♪」

『はぁ…』

『まぁいいや。こっちは命令通りに行動するからね』

「ちょっとぉ、ホントに被害はさけてよぉ?」

「それに、''オリジナルシスター''は無傷でが上からの命令だからねぇ!?」

『フッ…だから善処はするって』

ザザ…ガー…ピュン

「あっ!ちょっと…」

「んもうっ…!」
183 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/08(水) 07:20:22.20 ID:kysYSuwIo
朝はこのくらいで
続きは夜にでも

行ってきます
184 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/08(水) 18:22:39.83 ID:Isr4POEco
戻りました
スコーンチーズ味を食べながら投下します
185 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/08(水) 18:44:44.24 ID:Isr4POEco


海岸 自販機前

男が自動販売機で三人分の飲み物を買っていると、海とは不釣り合いな格好をした女性が、何やらキョロキョロと探しているのが目に入った

男(なぜ海で白衣…)

白衣を着た女性がこちらに気付く
男の方へ近寄ってきた

「すまない。これくらいの背で、髪が赤い小さな女の子は見なかったかな?」

自分のへそ辺りに手を当てて男に問いかける

男は動揺しながらも答えた

男「い、いや、分からないですね」

「そう、か。すまないね。急に呼び止めたりして」

白衣の女性は、あまり期待していなかったかの様に礼を言いながら去ろうとした

男「あ、あの、娘さんですか?もし良かったら一緒に探しますけど」

1人で探すのは大変だろうと、男は白衣の女性を呼び止める
だが白衣の女性からは否定の意が述べられた

「気遣いはありがたい。が、後ろにいる子達は君の連れだろう」スタスタ

振り向かずにそれだけ言って歩き出してしまった

男(大丈夫かな…)

こんな浜辺で迷子を探すのは大変なんじゃないか?と思いながらも、あまり気にせず二人の元へ踵を返した

186 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/08(水) 19:08:34.55 ID:Isr4POEco


人を探しているのか、浜の上の駐車場から砂浜を見渡す少年


「うーん」

「これだけ人が多いと、探すの面倒くさいな」

夏の海だし、そりゃ当然かな。などと呟く

「だけど面倒だね」

「あ、そうだ♪」

「これを…使って…」カチカチ

少々探す事に苛立ちを感じ始めた少年は、何か思い立った様で、左腕に付いているボタンを押す

「これでよし…」カチャン キュイィィ

左腕は機械音を発し、手甲から鉄の筒が顔を出す

その筒を堤防の方へと向け、不適に笑いながらポツリとこぼした


「被害は避けなきゃ…ねぇ」ニタァ




187 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/06/08(水) 19:12:44.10 ID:xlmCcdWHo
スコーンチーズは神(キリッ
バーベキューより断然チーズ。バーベキューもうまいけどね


女友も可愛くて好きだなぁ。将来もし男が人間の嫁さんも貰うとしたら、女とロリの事情を知った上でちゃんと付き合ってくれそうなのは女友しかいないと思う。
188 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/08(水) 19:50:04.36 ID:Isr4POEco
>>187
激しく同意です。チーズ味の菓子は基本どれも美味しいですよね

まだ女友と男友は彼女達がアンドロイドとは明かしていませんが、これから先…どうなるんですかね


さて、時間があきましたが投下

189 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/08(水) 20:03:04.99 ID:Isr4POEco


キュインッ………ゴバァッ!!

男(ッ!!なんだ!?)

女「この反応…」キュィ

ロリ「きゃぅっ!?」

轟音と共に、堤防が木っ端微塵になる
それを見ながら少年は自分の左腕を見返しながら

「この弾丸。ちゃんと試射したのかな〜?威力イマイチじゃないか」


打ち出された先の結果を見ながら文句を垂れる
さして気にしてはいない様子でもあるが

「まぁこれで気付くよね。人間も逃げれば一石二鳥かな」


ナンダナンダ!? ウワー バクハツダー!!

少年の思惑通りに事が運び、海岸にいた人間達は我先にと海岸から逃げて行く

「逃げ遅れたら、明日は来ないよ…?」フフフ
190 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/06/08(水) 20:07:33.82 ID:xlmCcdWHo
ごめん、ちょっと先走った…気にせず書いて下さい
191 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/08(水) 20:15:02.93 ID:Isr4POEco


回りの逃げる人達に、男は動揺しながらも自分も逃げる準備をする

男「おいっ!二人とも!俺たちも岸に逃げよう!」

キュイィィン ピッ…ピッ…
女「これは…まさかとは思いますが…ッ」ダッ

男の言葉を無視して、女は走り出してしまった
男がそれに気付いた時にはもう遅い

男「!っおい!女!どこ行くつもりだ!」

男「ロリ!とりあえず来た道戻って駅にいろ!女連れて後で必ず行くから!」ダッ

ロリにそう言うと、男は片付けた荷物を放り、女の後を追う

男「女…」タタタタ


男は何か悪い予感がする胸の鼓動を感じながら女を追いかけた



192 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/08(水) 20:31:09.94 ID:Isr4POEco


ロリ(さっきのお姉ちゃんの反応的に…多分…)

ロリ(1人逃げるなんて嫌ですっ!)タッ

ロリ(それに…私は…もう…)タタタタ…

ロリは、震える足を男と女の向かった先に走らせた




少年は大分人が減った砂浜を適当に歩きながら考えを口に出す

「結構減ったね。これならすぐ見付けられるかな。意外と広くないし」

「被害はあんまり出てないんだし、良しとしようか」

フフフ…と不適に笑いながら砂浜を歩く少年

その時、少年に向かって走ってくる女性がいた
その女性は、少年の前足を止める

「……」ニタァ

少年は女性を見るなり不気味な笑いを作った
女性は少年を目の前にして、少々驚く

女は動揺を隠して少年に話しかけた


女「なぜあなたがここにいるのですか」

「………フフフ」

少々身構えながら続ける女

女「答えなさいっ!!!」ザッ



女「LDー06…!!!」ギロ
193 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/08(水) 20:33:12.44 ID:Isr4POEco
>>190
男友「気にすることはない。質問や意見、アドバイスは大歓迎だっ(キリッ」

女友「無理に出ばってくるんじゃないわよ。脇役が」
194 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/08(水) 20:48:18.50 ID:Isr4POEco

   小ネタ的な何か 7


男友と女友はデパートの屋上で二人並んでアイスを食べていた

男友「なぁなぁ。明日海いかねぇか」モシャモシャ

女友「えっ。ナンパとか無いわ」ペロペロ

男友「じゃあ他当たるわ」モシャモシャ

女友「どうせいないんでしょ?行ってやるわよ」ペロペロ

男友「素直じゃねぇなぁ」モシャモシャ

女友「乙女心は複雑なのよ☆」キラッ

男友「え。乙女っておm」

男友「いたぃいたぃっ!まじでやめてっ!まぶたをつねるのはやめて!」ギリギリギリ…

女友「あっ。水着買わなきゃ」パッ

男友「いつっ…」ヒリヒリ

女友「さ、買いにいくわよー!」スタスタ

男友「どおせ誰も見ねぇy…ウゴァァァ!」ゴチャ

女友「あらぁ♪ごめんあそばせ♪」ピキピキ




195 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/06/08(水) 21:02:30.44 ID:xlmCcdWHo
ありがとーワクワクして更新待ってます!
196 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/08(水) 21:38:52.35 ID:Isr4POEco

ゴバァッ!!
ゴゴゴゴ……

女友「きゃっ!」

男友「うぉっ!?」

自転車置き場にいた二人は、急な轟音で身をその場に縮めた

女友「な、なに…?今の音…」

男友「さ、さぁ…」

何事かと二人で話していると、浜の方から悲鳴が聞こえる

ウワー!! ナンダナンダ!? バクハツダー!!

男友「爆発!?」ダッ

女友「ねぇ!待ってよ!」タッ

男友は海岸へと走る
女友もそれに続く

男友「!?これは…」

女友「どうしたの…?っ!これって…!」ハァハァ

男友が何も言わずに指差す方向には、数分前まではあった堤防が無くなっている

爆発でああなるもんなのか…!?等と考えてる中、誰かの声が聞こえてきた

『結構減ったね。これなら見付けられるかな?意外と広くないし』

男友「誰だ…?」

声の正体を目の当たりにするが、心当たりがない。あれをやったのはこの少年なのか?
左腕には何か…遠くて見えにくい…


女友「男友!あれ、女ちゃんじゃない?」

思考を巡らせた頭を現実に引き戻す
女友が指差す方向を見ると女が少年に向かって来ていた

男友「女ちゃん!逃げ遅れたのか!」

女友「だ、大丈夫なの!?あれ!」

そうじゃない。そんな事男友は分かっていた
逃げるなら駅へ向かうはず
わざわざ帰り道とは反対方向に向かって来るわけがない

男友も女友も訳がわからず様子を見守る

男友(男達は無事なのか!?)

隠れて見守ると女の声が聞こえてきた

女「なぜあなたがここにいるのですか」

いつもとは全然ちがう声に二人とも驚く
少年の表情が伺えない

女友「女ちゃんの知り合いかな…?」

更に女は続けた。身構える様にしている様子だ

女「答えなさいっ!!!」ザッ


女「LDー06ッ!!!」


男友「……は?」

女友「なに…?えるでぃ?」

男友と女友は女が発言した意味が分からなかった
197 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/08(水) 21:55:10.55 ID:Isr4POEco


少年はニタリと不気味に笑いながら女に話しかける

LDー06「ひどいなぁ。姉さん。わざわざ僕が見付け安いように人間まで逃がしたのに」

女「あの反応は…やはりあなたでしたか…」グッ

LDー06と呼ばれた少年はニヤニヤと笑いながら先の行為を自分だと自ら認める
そんなLDー06を見ながら、いつでも動けるように警戒する女

LDー06「でもさ、威力低いと思わない?これ」

LDー06「ロンギヌスって言うらしいんだけどね?名前負けだよね♪」


女「私の質問に答えて下さいLDー06」

女「なぜあなたがここに……っ!」パッ

へらへらと話すLDー06を無視して、同じ問いを投げ掛ける女だったが、後ろからの足音で思わず振り向く

男。その後ろにはロリがこちらに来ていた


198 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/08(水) 22:07:45.10 ID:Isr4POEco


その反応をLDー06は見逃さなかった

LDー06「余所見は、きんしだよッ!」ググッ

ギャッ!!

女「!しま…ッ!」ゴッ

不意を突かれ脇腹に足が食い込む
その馬鹿げたスピードに任せた蹴りは女の体を吹き飛ばした

バンッ…ガッ…ザザザ…

男「おんなぁぁぁ!」ダッダッ

男が遠くから呼び掛ける

女「うっ!がはっ!ゴホッ!」ビチャ

激痛に襲われると同時に、口から白い液体が吐き出される

LDー06「なにそれ?オイル?…あぁ、人工血液か」フフフ…

LDー06「あんまり手を出させないでよ?姉さんは無傷で回収らしいから」

LDー06はその光景を楽しそうに見下ろしながら女に手をかけようとした
その瞬間


199 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/08(水) 22:24:22.55 ID:Isr4POEco


コォォォォ……

ゴァッ!!

男の後ろから何か聞こえる。男が後ろを見た刹那

ギュアァァァァァ!!

何かが男の横を凄まじい勢いで通りすぎる
後ろ姿をみて驚いた

男「ろ…り…?」



LDー06「っ!?」

ギャッ…ギャギャ!!   ズザザザ…

凄まじいスピードで迫ってくる何かを紙一重で避けるLDー06
姿勢を直してまたニヤリと笑う

LDー06「おっと。まさか貴方にそんな機能があったなんてね…」

そのスピードの主は、ロリだった

女「ろ、ロリ…」ヨロ…

キュウゥゥゥゥ…パタパタパタ…カチャン…

ロリは背中から飛び出した二枚の鉄の翼をしまいながらLDー06を睨み付ける


ロリ「なぜあなたがっ!」キッ

ロリ「私達以外は破棄された筈っ!」

女「!?」

その言葉を聞いた女は驚く

男「ハァハァ…なんだってんだ…一体…」

走り疲れ息があがる
訳もわからずその光景を見守る男だった
200 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/08(水) 22:26:33.67 ID:twG7g4PIO
俺は、空高く飛び去ったのであった…
201 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/08(水) 22:27:28.18 ID:Isr4POEco
このくらいで中断します
展開が早すぎた…申し訳ないorz

今日深夜に投下出来なかったら明日の朝に投下します
202 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/08(水) 22:28:24.76 ID:Isr4POEco
>>200
男友「ゃ無茶しやがって…」

203 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/08(水) 22:33:57.20 ID:Isr4POEco
ちなみに人工血液のところは、書いている最中に、紫か白かで悩みました
冷静に考えると、紫とかピッコロじゃないか。アホか
だが白い液体もなかなかエロい…ッ!

ロリが飛行機能がある設定は割と最初から考えていましたが、少々強引すぎでしたね
だが後悔しない!(キリッ
204 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/06/08(水) 22:40:05.74 ID:xlmCcdWHo
お疲れ様

っ旦
205 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/08(水) 22:45:38.56 ID:Isr4POEco
>>204
ありがたく頂きます(´Д`)ホッコリ
206 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/08(水) 22:48:05.52 ID:Isr4POEco
そしてこんなにシリアスな展開なのに「ロリ」でちょっと雰囲気壊れないかが不安です
207 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(京都府) [sage]:2011/06/08(水) 23:38:22.78 ID:PvqhowQEo

メインの部分が進んだようでwktk
白い人工血液と言えばポリスノーツかMGS4の雷電かな?
208 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/08(水) 23:47:24.35 ID:Isr4POEco
>>207
ありがとうございます
鋭いです。MGS4の雷電からヒントを貰いました。と言うかそのままです
209 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/08(水) 23:50:50.09 ID:Isr4POEco
さて、先の展開は練り終わりました
書きながら修正加えて明日の朝と夕方に投下いたします
210 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/09(木) 00:02:57.81 ID:mc2mYvqfo

小ネタ的な何か 8

男友「小ネタ的な何か〜」

ワーー パフパフ

女友「えっ。何このコーナーみたいな始まり方」

男友「俺の唯一輝ける場所(キリッ」

女友「いやいやいや!本編にも出てるでしょあんた」

男友「これを機におれがメインの主人公に…」

金髪「妄想乙」

女「ないわ」

男「断る」

ロリ「貴方とは暮らしたくねーです」

男友「ちょっとロープ買ってくる」
211 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/09(木) 00:14:03.69 ID:mc2mYvqfo

小ネタ的な何か 9


デパート 水着売り場

男「さぁ好きな水着選びな〜」

ロリ「わぁー!!お姉ちゃん〜!早くですーっ」タタタ

女「では行ってきますね」スタスタ

男「あーい」フリフリ

男(こう見ると…ホントに姉妹みたいだな)


店内

女「どれが良いでしょうか?」カチャ

ロリ「お姉ちゃんお姉ちゃんっ」チョンチョン

女「?どうしました?ロリ」

ロリ「どんな水着買ったか、男兄ちゃんには内緒にしましょう」ヒソヒソ

女「なぜです?」

ロリ「着替えた時にびっくりさせてあげましょう!」グッ

女「ですが…私達ではどんなものを選んで良いかなど…」モジモジ

ロリ「大丈夫ですっ!私達のセンスを信じましょうっ!」ググッ

女「わ、分かりました。確かにずっと男さんに頼るばかりではいけませんから…」



212 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/09(木) 00:19:57.93 ID:mc2mYvqfo


男「お、帰ってきたか」スッ

女「お待たせしました」ペコ

ロリ「ただいまですっ」ピョン

男「どんなのにしたんだ?」

女 コクリ

ロリ コクリ

ロリ・女「内緒です」

男「えー。教えてくれたって良いじゃねえかよ」

ロリ「だめでーす」フフフ

女「海に着いてからです」クスッ

男(なんだこの疎外感)


女(男さんは…褒めてくださるでしょうか…///)

ロリ(うみっ♪うみっ♪かき氷♪)
213 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/09(木) 00:22:02.64 ID:mc2mYvqfo
なんとなく海に行くまでの経緯を書きたくなった
そんなこんなでお休みなさいまし
214 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/06/09(木) 01:21:10.75 ID:9ZflzAM9o
乙した
215 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/09(木) 06:36:59.83 ID:PqDK00izo
おはようございます
いつも通りに少し投下
216 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/09(木) 06:53:26.20 ID:PqDK00izo


ロリの発言に少々驚くLDー06と女

女「なに…を…」ヨロ…

LDー06「へぇ…君はなぜそれを知っているのかな?LDー02」ニヤニヤ

ロリ「!?…それは…」フルフル

指摘されてハッとする

LDー06「居たんだね。あの時」

ロリ「!…」

言い返せない

男「なんだ…何の話を…」

女「ロリ…どういう…」

話の内容がさっぱり理解出来ない二人

LDー06「君は確か、アレの息子だったね…えーと、男さんで良かったかな?」

男「…どこかで会ったか?」ギロ

目の前の少年に名前を呼ばれ睨む男
女達の反応を見るに、味方ではないのは想像がつく


LDー06「ホントに何も知らないんだね」

LDー06「仕方ないな。教えてあげるよ」

代弁するようにLDー06が口を開いた

LDー06「僕達アンドロイドは、危険物と認められたんだよ」ニヤ

男「なっ…!?」

女「っ!……嘘です!私が人間の世界に馴染む事が出来れば、その話は無かったことになるはず!」


217 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/09(木) 07:12:50.95 ID:PqDK00izo

否定の意を叫ぶ女。男もそれに同意する

だが

LDー06「それからの事聞いてないのかい?」

全く…おめでたい人達だね…と呆れるLDー06

LDー06「政府直々に通達があった筈だけど」

女「信じられません!マスターに限って…そんな事は…」ギリ

男「女…」

LDー06「なら研究所にでも行って見てきなよ。多分残骸くらいは残ってるよ」

フフフ…と笑うLDー06
まだ信じられない女は反論を試みる

女「なら、研究員の方達は!?マスターはどうなるんです!?」

ロリ「ビクッ!!」

LDー06「?」チラッ

LDー06(成る程…)ニタリ

ロリを見るLDー06
ロリは俯き震えている

そんなロリを見て何かを察したLDー06がロリに話しかけた

LDー06「君は知っているんじゃないの?LDー02…」ニタ

ロリ「!!」ブルブル

女「ロリ…?」

男「どうした?ロリ」

男達が話しかけても反応がない

そんなロリを見て確信したのか、不気味に微笑み、LDー06は追い討ちをかけた

LDー06「このおめでたい人達に言ってやりなよ!」
218 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/09(木) 07:28:36.94 ID:PqDK00izo

LDー06「君たちのマスターは死んじゃいましたって!」

LDー06「脳天撃ち抜かれて死にましたって教えてあげなよ!」

ハハハハハ!と馬鹿みたいに笑い出すLDー06

その光景を見る男と女

あいつが何を言ってるのか分からない。お袋(マスター)が死んだ?

理解が追い付かない

男「は?……」

女「何を……」

唖然とする二人
そんな二人を怯えた様に見るロリ

隠すつもりはなかった。だが言いったらこの関係が壊れる様で言えなかった

ロリ自身認めたくなかった現実


LDー06「ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!!」

LDー06「ホントに笑わせてくれるよ君たち…はっ!」ギャッ!!

動けなかったロリ目掛け飛び出す


何も出来ずに受ける形になったロリは頬を蹴られる

ロリ「ァグッ!!」メキッ…!

鈍い音と共に吹き飛ぶ

ロリ「ギ…ッ…」

起き上がれない

女と男の顔を見たくない

219 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/09(木) 07:35:55.24 ID:PqDK00izo


そんな光景を見ている男と女

現実に思えない

立っている地面すら無くなっていく感覚に陥る

否定したい。だがロリの反応が全てを裏付けた

男「お袋が……しんだ…?」

分かってしまった。ロリがなぜ学校に来たのか。なぜ男に会いに来たのか

男「お袋…が……」

立ち尽くす

女も同様だった



そんな呆然とする二人を見てLDー06は満足げに笑う

LDー06「やっと分かったかい?君たちの母親はもういないんだよ!アハハハハハハハハ!!」

220 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/09(木) 07:46:35.04 ID:PqDK00izo

男友と女友はジッと身を隠しながら浜辺を見守る

男友「なんだ…ロリちゃんが飛んで…」

女友「皆…皆人間じゃない……?」

現実に思えない
人が飛ぶ?アンドロイド?疑問だらけになる二人

女友「ねぇ…男のお母さんって研究員だっけ…」

男友「そいや、そんな話全然したことなかったもんな」

ロリが吹き飛ぶ。男達は動かない



狂った様な笑い声をあげる少年

我慢ならないと言った感じで立ち上がる男友

男友「助けに…ッ!」ギュッ

そんな男友を止める女友

男友「おい!状況わかってんのかよ!このままじゃ男達…」

女友「分かってるよ!!!!!」

男友「ッ!」ピク

少々声を荒げる男友だがそれ以上に女友は声を張る


221 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/09(木) 08:03:14.23 ID:PqDK00izo

女友「分かってるけど…私達が行って何か出来るの?」フルフル

体が震え出す
女友だって気持ちは一緒なのだ
だがあの光景を見せられては体が言うことを聞かない



恐い


男友「だけど…ッ!このまま何もしないで見てるなんて出来るかよ!」グッ

女友「もうちょっと冷静になってよ!!!」ギュウゥ

男友「冷静になんてなれるか!友達が死ぬかも知れねぇんだぞ!」ググッ

尚も離れようとしない女友を引き剥がそうとする


そんなやり取りを見ていた2人が、話しかけてきた

「やれやれ。その娘さんの言う通りだぞ。青年」スタスタ

男友「!?」

女友「え…?」

思わず動きを止め、声のする方向を見る

白衣を着た女性
隣には小さな少女が立っていた

男友「君は…」

『お昼時はドウモ』ペコ

男友に対し礼をする少女
肩口まで伸びた赤い髪の毛がサラリと揺れた


あの時にぶつかった少女だった
222 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/09(木) 08:04:44.98 ID:PqDK00izo
キリが良い所でやめたくて頑張ったらこんな時間に…orz
続きは夕方か夜に

仕事行ってまいる
223 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/09(木) 08:26:19.30 ID:88uHqy1IO
はやくしろ、どうなってもしらんぞー!
224 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/09(木) 08:29:23.37 ID:7nynihBIO
          l      /    ヽ    /   ヽ \
          /     / l    ヽ /      |  \
| し な 間 〉 //  l_ , ‐、   ∨ i l  | |    \      は
| ら っ に |/ l ,-、,/レ‐r、ヽ  |   /`K ,-、 <   し
| ん て あ   / | l``i { ヽヽ l | / , '/',` //`|_/       や
| ぞ も わ    |> ヽl´、i '_   。`、llィ'。´ _/ /,) /\    ろ
| |   な   |`/\ヽ'_i ,.,.,.⌒´)_ `_⌒  /__/l  \       く
っ   |    く    |/ / l´,.-― 、l`ー一'_冫 /l l |   /   っ
!!!! |        \ ', /  /`7-、二´、,.| /// |   /
           lT´ {  /  /  ト、 |::| /// /  /    !!!!!
          l´ ヽ、 > ー    ,/ |ニ.ノ-' / / _
              i``` 、/ }    ',,,..'  |-'´,- '´     ̄/ ヽ∧  ____
           \/ ' \_  `´ノ7l´      /    // ヽ l ヽ
         / ̄ |      ̄ ̄/ ノ L___/      ★  U  |
        /   ヽ      /`ー´     /l                 |
225 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/06/09(木) 12:47:34.10 ID:9ZflzAM9o
ワクワク
226 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(京都府) [sage]:2011/06/09(木) 18:29:30.27 ID:UBJmDmjXo
男友女友が目立ってr…これは主人公になれるチャンs!
…そんな事言ってる場合じゃなかった続きwktk
227 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/09(木) 18:43:08.90 ID:BYYN9Q3yo
ただいまでござる

さて、続きわ書いていきます
228 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/09(木) 19:03:31.22 ID:BYYN9Q3yo

少年の甲高い笑い声が響き渡る
いまだ現実的になれない男と女

倒れたまま動かないロリ

状況は最悪である

LDー06「ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ」

LDー06「ハァー…笑わせて貰ったよ。ホントに…さて、と…」ザッ

ククク…と笑いながら今の状況を楽しむLDー06
笑みを作りながら男に近寄る
だが、女も男もピクリとも動こうとしない

LDー06「自分の身内が知らない内に殺されてるなんて思わなかっただろうね…」ザッ ザッ

LDー06「今の今まで…ホントにおめでたいね」ザッ

男の目の前で止まり、ポツリと呟く

LDー06「確か、息子は生死問わないんだったかな」

ニタリと笑いLDー06は言い放つ


LDー06「安心して良いよ。僕が君を母親の所に運んであげるからさ!」ガシッ ググッ

左腕で胸ぐらを掴み持ち上げるLDー06

されるままになる男

左腕の銃口からロンギヌスとやらをゼロ距離で撃ち込む気の様だ

LDー06「じゃあバイバイ♪」ググッ



パァァァン!!
229 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/09(木) 19:19:05.01 ID:BYYN9Q3yo



男友「………」

女友「…なに?知り合いなの?」

小さな少女と白衣の女性を見つめながら、状況把握に苦しんでいる男友に、女友は問いかける

その問いかけに答えたのは少女だった

『お昼時にその方とぶつかりまして、転んだ所を気遣ってくださいまして』ニコ

女友「そ、そうなんだ…」

そんなやり取りをボーッと見つめていた男友がハッとする

悠長な事を話してる場合ではないと気付き男達の方向へと体を向ける

だが白衣の女性に止められる

「やめたまえ青年。彼女の言う通りだ」

「君が行った所で、ヤツの標的が増えるだけだ」

男友「ッ!!」

男友「だからってただ見てるなんてゴメンだ!」

ムダだとわかっていても何かしたい

親友を助けたい

230 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/09(木) 19:39:39.84 ID:BYYN9Q3yo

少年が男に近付いていくのが見える

男友「クソがっ!!!」ドンッ

怒りを露にする男友

女友は座り込んだまま動けない

何か

何かしたい!


ただ見ていた白衣の女性が動く
タバコに火を着け、一度吐き出すと男達が見える位置まで来て男友に問いかける

白衣「死なない覚悟はあるかね?」

男友「……は?」

白衣「あるのなら手を貸しなさい」チャキ

そう言いながらポケットから取り出したのは拳銃だった

男友「なにを…っ」ポンッ

肩にそっと手を置き、笑顔で呟く

白衣「少しだけ手伝ってあげよう」

男友「!!」

ダッ!!

理解して走り出す

男が少年に捕まる

白衣は男友を見送りながら銃口を少年へと向けポツリと溢す

白衣「あの人の宝はやらせんよ」ククッ

狙いをつけ、少年目掛け引き金を引いた
231 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/09(木) 19:40:33.50 ID:BYYN9Q3yo
ちょっと時間を開けます
232 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/09(木) 20:05:37.22 ID:BYYN9Q3yo
     捕捉的な何か

〈ロンギヌス〉
設定的には政府側が開発した弾薬
有効範囲が広い
着弾から3秒後に爆発。直径10bを吹き飛ばす代物
名前の由来:適当

〈ロリ飛行機能〉
折り畳み式の簡易飛行機能
肩甲骨から軌道調節の翼と噴出口を突出
体内バッテリーを消費して飛行
あくまでもサブの機能の為、飛行時間は45分が限界

それ以上の詳しい設定はしていません
233 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/06/10(金) 01:35:36.56 ID:LmnSbQn6o
ふむふむ
234 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/10(金) 06:16:35.83 ID:Pzu8bMoPo
寝てしまってましたorz
見てくださってた方、申し訳ないorz


続き書いていきます
235 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/10(金) 06:31:28.76 ID:Pzu8bMoPo



バチィ!!

LDー06「!?」バッ

左肩に衝撃が走り、たまらず男を放す
男はその場に力なく倒れ込んだ

LDー06「撃たれた!?どこから…!?」ギシ…

左を見ると、こちらに走ってくる人間の姿が見えた
その奥には白衣を着た人間も見える

LDー06「…この人間の仲間か…馬鹿にしてくれる…!」ギギ…

LDー06「…ッ!なんだ…!?」ギシ…

走る人間に銃口を向けようとするが腕が動かない

LDー06「普通の弾じゃないのか…!?」ギロ

白衣を睨み付ける

人間風情が…
と敵意を露にするLDー06
236 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/10(金) 06:50:22.59 ID:Pzu8bMoPo


白衣「ひとまず、大丈夫か…」

撃ち込んだ先を見ながら呟く。少年はこちらに気づいた様だ
白衣は傍にいた少女に

白衣「最優先は彼らの保護だ。行け」

と、促した


少女「はイ」

短く返事をして、飛行の準備をする

フワッと体が浮き上がり、次の瞬間、衝撃波を残して少女は消えた

女友「な、なに…い…まの…」

目の前で起こる現実に着いていけない女友

そんな彼女に白衣は呟く

白衣「君も、死なない覚悟はあるかね…?」

女友「………」グ

白衣の背中をジッと見つめ、すくむ足を無理矢理動かす
白衣はタバコの煙を吐き出し続けた

白衣「君達が彼らを救うのだよ」

女友「……」タッ

237 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/10(金) 07:03:10.55 ID:Pzu8bMoPo


男友「おとこぉー!!!」ダダッ

男に駆け寄り肩を掴む


男は未だ心ここにあらずと言った感じである

男友「しっかりしやがれアホ!!」ガグガク

そんな光景を見て苛立ちを抑えられないLDー06

LDー06「君達ちょっと鬱陶しいよ…」

LDー06「下等生物は消えな…ヨッ!!」ググッ

ギャッ!!

男友「ッ!」ビクッ

男友に対し突っ込んでくる少年に男友は身を縮める

ガシュッ!!

男友「……?」

目を開けると、少女の後ろ姿が見えた。ギリギリの所でLDー06と対峙する





238 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/10(金) 07:17:08.94 ID:Pzu8bMoPo


LDー06「なんだ君はァ!?邪魔をするなァァ!!」

怒りを露にするLDー06
淡々と答える少女

少女「防衛型アンドロイド、SUー001と言います」

少女「マスターの命により、この方々に触れる事を阻止させて頂きます」バリ

両手から紫電を走らせる

男友「君も…なのか…」

思わず見いってしまう
現実に起こりうるこの状況を未だ飲み込めない
少女はLDー06から目を離さず男友に言った

少女「私は戦闘機能を持ちません」

239 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/10(金) 07:25:46.96 ID:Pzu8bMoPo


少女「この方と一緒としないで欲しいです」バリ

紫電が少女の回りを駆け巡る

LDー06「一緒にするなだって!?」バッ

LDー06「それはこっちの…ッ…!?」ガクン

膝をつくLDー06
それを見て少女は続ける

少女「あなたのトモダチを助けてあげてクダサイ」パリッ バチ

男友「!!」

少女に言われ我に返る

こんな悠長にしてる場合ではない

男友「おい!起きろハゲ!逃げるぞ!」ガグガク

男「……」

反応は未だない


女友も女に駆け寄る

女友「女ちゃんッ!お願い動いて!」

女「……」
240 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/10(金) 07:43:49.39 ID:Pzu8bMoPo

LDー06「き……さま…」ギギ

LDー06「な…にを…した!?」ギギギギ

体が言うことを聞かない様子のLDー06
膝を着いたまま少女を睨み付ける

LDー06の質問に白衣が答えた

白衣「先程腕を撃たれたろう…?」スタスタ

LDー06「!?」バッ

白衣「あれはアンドロイドの運動機能を一時的にショートさせる代物でね」スタスタ

白衣「撃たれた場所がどこでも、弾が体に残っていれば、この子の電磁波で麻痺させる事が出来るんだよ…」

LDー06「ぐぐ…」ガグガク

白衣はLDー06を冷めた目で見て続ける

白衣「退け。LDー06。いくら貴様でも分が悪い」チャキ

拳銃を向ける

またこの弾か…と思っていると、白衣は考えを察した様に煙を吐き出し答える

白衣「次の弾は先程の様な電気ショック等と甘いものではない」

白衣「アンドロイドの特殊な回路を食い[ピーーー]様に出来ている弾だ」

241 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/10(金) 07:46:41.52 ID:Pzu8bMoPo
少々強引過ぎましたね…

では仕事行ってまいる
242 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/06/10(金) 13:00:02.53 ID:LmnSbQn6o
いってら
243 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/11(土) 20:16:11.13 ID:Ysdxtd95o

遅くなりました
仕事から未だ帰れていないため更新はもう少々お待ちくださいまし

ホントに申し訳ない
244 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/06/11(土) 21:17:14.04 ID:fh2EQIrPo
無理せずにー
245 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/13(月) 07:45:40.72 ID:gufQpLWIO
見ているぞ!
246 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/06/15(水) 03:55:39.59 ID:OHXuwbvpo
まってまーす
247 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/15(水) 06:38:10.74 ID:BWX8rflBo

申し訳ありません
お待たせいたしまた
続けます
248 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/15(水) 06:56:26.53 ID:BWX8rflBo


LDー06「…ッ!」ギギ

白衣「無理をするな。うまく機能しない筈だ」チャッ

白衣「逃げておけ」

怒りの眼を向けるLDー06に対し冷たく言い放つ



LDー06「グッ…この借りは返すからね…」チャッ……バシュウ!!

捨て台詞と衝撃波を残して LDー06消えてしまった

白衣「………」スッ


銃を下ろしタバコをふかす
白衣は衝撃波の跡を見ながらタバコを携帯灰皿に入れた

白衣「鋭い…な…」フッ

衝撃波の残った場所を見ながら呟く

白衣「追跡は無理、か…」スタスタ


麻痺弾が撃ち込まれたLDー06の腕をそのままに、白衣は男達の方向へ踵を返した
249 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/15(水) 07:14:05.21 ID:BWX8rflBo


白衣が男達を見る


男は脱け殻の様に

女は電池が切れかかったオモチャの様に

ロリは倒れたままないている

白衣「これは…アンドロイドを作るより骨が折れそうだな」フッ…

皮肉にも似た独り言を言いながら笑う
と、そこに少女も近寄ってくる

少女「マスター。時間は大丈夫なのですか?」パリッ

少々紫電を漏らしながら少女は白衣に問いかける
白衣はそれを苦笑いしながら

白衣「そうだな。取り敢えず全員車に乗せて私の研究所まで連れていこう」

少女「はい。了解しました」スタスタ

短く返事をして、少女は男友達に指示をしに行く




バババババババババ…

どこからかヘリが飛んで来る音がする

白衣は音を頼りに空を見上げ呟く

白衣「やれやれ。向こうも必死だな……急ごうか…」スタスタ

飛んでくる方向から目を離し、白衣も男達を引きずって車へ向かい出した男達の元へと向かった


250 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/15(水) 07:16:50.82 ID:BWX8rflBo
申し訳ありません
体がもうぼろぼろなもので、続きはまた今度。
仕事が忙しくなってきたのは萎えますねホントに
失踪するつもりはございませんので完結までゆっくりお付き合いくださいまし

お休みなサイ
251 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(滋賀県) [sage]:2011/06/15(水) 08:18:10.71 ID:w0mGqkwEo
ごゆっくり〜
252 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/15(水) 16:06:41.94 ID:l0rwjgJIO
見守ってるから、しっかり書きや
253 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(京都府) [sage]:2011/06/15(水) 18:16:01.67 ID:ihJwh4C+o
乙 無理せずゆっくり〜
楽しみに待ってます
254 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/20(月) 22:40:53.45 ID:WsYw9y5Ko
生存報告を

待っていてくれる方がいらっしゃったら申し訳ありません
仕事から抜け出せず、家にも帰れない。なんだこの仕事orz
255 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/22(水) 01:58:34.91 ID:pL0Sorz6o
時間が出来ましたので更新します
256 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/22(水) 02:11:16.28 ID:pL0Sorz6o

        空


ゴオォォォ…

「チッ…」

なくなった左腕を見ながら少年は舌打ちをした


どうにか無理矢理左腕をちぎって逃げて来たが…


みっともない


それに
あの白衣の女性は誰だったのか

あの小さい赤毛のアンドロイドは


なぜ自分達を知っていた?


「許さないよ…次は…」ギリッ


復讐に燃える少年に、通信が入った

ピピ…ガー

『あらぁ?今飛行中かしらぁ?♪』

主人の声
だがその声を聞き余計に腹立たしくなる

「何か用?」

短く要件だけが欲しい

こいつの回りくどい話し方は嫌いだ

『失敗しちゃったみたいね♪』

「……」グッ


257 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/22(水) 02:20:59.72 ID:pL0Sorz6o


「笑うためにかけたの?」

イライラがマックスである

いちいち勘に触る奴だ

『いえいえ♪ただ心配だからぁ♪』

『左腕も引きちぎって大丈夫なのかなぁって?』

「問題ないよ…用がないなら切るよ」

面倒くさい

早く切りたい

が、通信の相手は話をやめない

『あの女性、正体知りたくない?』

「……知ってますみたいな口ぶりだね…」イライラ

『フフッ…帰ってきたら話してあげる♪腕も修理しなきゃね♪』

そこまで言っといて…

ホントにコイツは嫌いだ

「あと2時間くらいだから」

『そ♪りょうかぁい♪』

ピピ…

通信が終わりまた腕を見直す

「……クソッ」ギャッ!!

ゴアァァ…!!

左腕

主人

あの白衣

赤毛のアンドロイド

自分の無能さ

イライラの矛先に悪態をついて速度を上げる少年だった
258 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/22(水) 02:22:45.62 ID:pL0Sorz6o
ここまで
少なくて申し訳ありません
仕事に戻ります
259 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(滋賀県) [sage]:2011/06/22(水) 02:43:50.35 ID:bMzQer2Mo
またねー
260 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/06/22(水) 03:21:45.59 ID:v5DdWkDFo
乙した無理せずに
261 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(京都府) [sage]:2011/06/22(水) 05:10:54.37 ID:KNGVP6wNo

少なくて、とか気にしなくて大丈夫ですよ
262 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/07/07(木) 00:53:50.98 ID:U88jMulVo
待ってます
263 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/07/20(水) 23:59:02.56 ID:xf4g8NC2o
待ってます!
264 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/08/03(水) 01:48:22.61 ID:EYVG7jO8o
まだかなワクワク
265 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/08/19(金) 02:29:18.52 ID:vILy8+ejo
まだかな
266 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/08/21(日) 22:38:39.63 ID:ZE94cS+Io
大変お待たせして申し訳ありませんでした。そして待っていて下った方々感謝です。
遅くなりましたが、生存報告と更新を

267 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/08/21(日) 23:06:27.66 ID:ZE94cS+Io

      某施設


海から白衣の車で施設まで連れられた男達
施設は病院程の大きさで、研究員と見られる人たちがパソコンとにらめっこをしていたり、データがあーだこーだ言っていたりしていた。

男達三人は施設に来た途端に気を失い、ベッドで寝ているようだ
そんな中、女友と男友は、白衣の自室へ案内されていた

ピッ... ピッ...

男友「・・・」

女友「・・・」

コト

白衣「コーヒーだ。飲みたまえ」

男友「いりません・・・」

女友「私も・・・飲みたくないです・・・」

コーヒーカップを見つめながらふたりは呟いた
白衣はそんな二人を見つめながら向かい合う様に座り、優しく話しかける

白衣「・・・砂糖には冷静にさせたり頭の回転を良くさせる働きがある。それにこのコーヒーは自慢じゃないが高いんだ。味わって飲みたまえよ」フフッ

彼女なりの気遣いに少し気を緩ませ、男友が一口飲み、それを見た女友も一口飲む

男友「・・・うまい」

女友「・・・うん。でもちょっと苦いかも」

白衣「クスッ。すまんな。私しか飲まないもので加減が分からなかった」

少し、三人の間の空気が和らいだ



268 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/08/21(日) 23:29:03.06 ID:ZE94cS+Io

男友「・・・」

女友「・・・」

沈黙がまた訪れた
だがすぐに白衣が話し出す

白衣「男君達なら心配はいらない。気を失っただけだから明日には目を覚ますさ」

男友「そう・・・ですか・・・」


女友のコーヒーへ角砂糖を入れながら白衣は話す
だがそれ以上に聞きたい事がたくさんある

男友「・・・」

色々聞きたい事がある
女の事 あの少年 白衣と一緒にいた少女

アンドロイドとは何なのか

なぜ人が飛んだり、腕から銃がでるのか

男友が悩んでいた時、白衣が口を開いた

白衣「人間型自立ロボット。言わば自分の意志で動く機械。かな」

女友「機械・・・女ちゃんもロリちゃんも・・・」

白衣「私のSU-001、名前は赤毛と言う」

白衣は二人の驚きと戸惑いが隠せない表情をよそに、淡々と話し続ける

白衣「アンドロイド。人造人間。テレビや映画にも良く出てくるアレだよ」

男友「いや・・・いきなり・・・」

女友「そうです・・・信じられません」

白衣「先ほど見ただろう。赤毛が飛ぶのを、それにLD-02、いや、ロリ、と言ったか」


反論はするが自分達が目の当たりにした事を思い出す

現実なんだ。これは夢じゃない

男友ら二人は白衣を見つめながら驚きを隠せないでいた
269 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/08/21(日) 23:31:57.13 ID:ZE94cS+Io
とりあえずこの辺で切ります

本当に長い間中断して申し訳ありませんでした
更新速度は落ちてしまいますが、これからまた再開しますので気長にお待ち下さいまし
270 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/08/21(日) 23:45:36.87 ID:ZE94cS+Io

    小ネタ的な何か10

男「いやー皆さん本当に長い間進まず申し訳ありませんでした」

男友「ホントだよ。俺のファンが居なくなったらどうすんだよ」


男「え」

女「え」

女友「え」

ロリ「え」

白衣「え」

赤毛「え」

男友「・・・分かってますー!ファンいないの分かってますからー!」ブワッ

男「あー。ウケ狙いかよ、それならそうと言えよ」

女友「ねー!びっくりしたわホント」

女「そんな人最初から居ませんよって口から出るトコでした」

ロリ「そうですよねっ!ロリもちょっと分かりにくかったですっ」

白衣「君なりの盛り上げだったのだな」

赤毛「意外にホンきかもしレませンよ」

男「まぁ本気ならバカだな!男友にファンとかないわ!」ハハハハハ

女「どのツラが言うんでしょうね」






男友 orz


男友「と…とにかく皆さんお待たせいたしました!これからも…よろ…しく…」バタッ
271 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/08/21(日) 23:46:17.67 ID:ZE94cS+Io
では、おやすみなさいまし
272 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/08/22(月) 00:30:18.51 ID:2EYuBDvTo
キター*・゜゚・*:.。..。.:*・'(*゚▽゚*)'・*:.。. .。.:*・゜゚・*


乙した
273 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/22(月) 00:31:10.88 ID:lDJSe/ibo
乙!
しっかり見てるよ!
274 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/08/22(月) 21:45:51.56 ID:LxpgU0Kso
ただいま戻りました
今日はやたら寒かった
キターや見てるよーなど嬉しい限りで目から汗が出そうです

ではいつもながら書きつつ更新していきます
275 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/08/22(月) 22:19:54.73 ID:LxpgU0Kso

..............

.........

.....


白衣「............と、こんなところだろうか」コト...

一通り話し終えた白衣は、飲み干してしまったコーヒーカップをテーブルに置きながら二人の反応を見る

男友「.......こんな開発が...」

女友「全然知らなかった...」

女友「こんな凄い事、ニュースになってても良いはずなのに...」

白衣の話を一通り聞いても半信半疑の様子な二人
だが、自分達が見て来た事は紛れもない事実
認めざるおえなかった

白衣「ニュースや新聞に出ている事が全てではない、と言うことさ」スッ

白衣はタバコを取り出すが、二人を見てタバコをしまい、続ける

白衣「一般的に公表されていない」

白衣「いや、する必要がない。と言うべきか」

白衣「例えば女友君」

女友「......?」

白衣「君の家族の中では誰が一番に風呂に入るかね?」



女友「え...?」

唐突な質問で面を食らう女友


女友「最初は、朝が早いお父さんからですが...」

白衣「では二番目には?」

女友「私...ですけど...」

白衣「そうか」

男友「あの.....そんな事聞いて何に...」

男友が言い出すが早いか白衣は続けた


白衣「こういった様に、女友君の家庭の中ではルールがある」

白衣「女友君に限らず、それぞれの家庭にはそれぞれの決まった習慣があるものだ」

白衣「夕方5時には帰ること。食事は全員で食べること。ゴミ出し当番」

白衣「それは他人には話す必要がない事。人から聞かれなければ、女友君も話さないし、話題にだす必要もないだろう」


白衣は淡々と話す
だが二人には何が言いたいかさっぱりだった
276 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/08/22(月) 22:46:11.76 ID:LxpgU0Kso

白衣「我々だってそうだ」

白衣「必要ないだろうから一般には話さない」

白衣「話す必要なんてないし、自分達が追求して研究をしていくのが当たり前だと思っているんだよ」

白衣「我々は人の注目を浴びたいから研究を始めたのではない」

白衣「自分達が知りたいからこそ研究し、新たな発見をしていくんだ」

白衣「何かの賞が欲しいわけでも、誰かに認められたいからでもないんだ」

白衣「だから自ら言い出さないだけだ」

二人は黙って聞いていた

白衣は一見だるそうに話してはいたが、目は真剣そのものだった





白衣「...っと、愚痴っぽくなってしまったね。すまない」

女友「...いえ...」

男友「気にしないで下さい」


白衣「ありがとう......っと、もうこんな時間か...」

白衣は腕時計に目をやり、針が11時を刺すところを見て2人に話しかける

白衣「もう夜も遅くなってきた。部屋を用意したから休みたまえ。仮眠室で申し訳ないが、自由に使ってくれていい」


男友「でもまだ聞きたい事が......」

男友はまだ納得がいかないようだ
だが、白衣は3人分のコーヒーカップを片付けながら背を向け話す

白衣「続きは男君が起きてからにしよう。大丈夫。明日には目を覚ますさ」

白衣「私も長時間の運転で疲れてね。今日は休ませてくれ」

白衣は背を向けたまま手を振った

女友「ねぇ…今日は休ませてもらお...」

男友「.......そうだな」スッ

白衣「ゆっくり休みたまえ」

二人は出口に向かって歩き、白衣に礼を言って部屋を後にした
277 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/08/22(月) 22:51:44.53 ID:LxpgU0Kso
こんな感じで今日は切ります

読み返すとなんだか自由にやりすぎて訳ワカメちゃん状態ですね
精進あるのみ



ではおやすみなさいまし


278 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/23(火) 07:34:29.10 ID:lGgZSISIO
来てたなー
楽しみにwktkしてるから男友の活躍をよろしくなwwwwww
279 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/08/23(火) 12:45:40.15 ID:WMhXQ0gbo
>>278
ありがとうございます
これからの展開はもしかしたら男友と女友が空気になる可能性ががが


男友「えっ!?」
280 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/08/23(火) 22:35:11.00 ID:NWc/nI1So
さて、戻りました

これからの展開を複数考え、どれを書いたら良いやら

・男&女

・男&ロリ

・男の夢の中

・男友入浴中に...

と言った具合で、迷っているので少々練りながらまとまり次第投下いたします
281 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/08/23(火) 23:16:39.23 ID:NWc/nI1So

目を覚ますと白い天井が見えた

男「......ん」ムクッ

ベッドから上半身を起こし、辺りを見回す

男「ここは...?」

男「確か、女とロリで海に...?」

思い出せない

見覚えがない部屋に戸惑う男
男がキョロキョロと見回していると、右奥にあるドアが機械音と共に開かれた

シュー 

白衣「目がさめたかね?」スタスタ

男「あなたは...?」

現れたのはまたも見覚えがない女性

戸惑う男に白衣は続けて話す

白衣「ここは私のアンドロイド研究施設だ」

白衣「私は白衣だ。海で会ったね。男君」

男「あぁ.......えっと...」

記憶があいまいで思い出せない男に、白衣は軽く説明する





白衣「――――と、言うわけだ」

男「あれは、夢じゃなかったのか...


白衣の話で飛んでいた部分が引き戻される男

同時に酷い吐き気が襲ってくる

だがそれを飲み込んで男は白衣に問い掛けた

282 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/08/23(火) 23:29:01.75 ID:NWc/nI1So

男「あの、白衣...さん」

だがその質問が分かっていたかの様に、白衣は男の言葉を遮り答えた

白衣「男友君と女友君なら、まだ寝ているよ」

白衣「彼らも相当疲れていたからね」

白衣「それと、LD-01とLD-02はメンテナンス中だよ」

白衣「もう10分もかからないだろう」

男「そう、ですか...」


男はそれでも浮かない顔していた

聞きたかった事は他にある


母親の事


白衣もそれに気がついてはいた


283 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/08/23(火) 23:34:50.31 ID:NWc/nI1So

ここまでで切ります

話が全然進まないですね…
時間と暇が欲しいものです

>>280の展開はここから少し先の話になります
ある夜、男の部屋での出来事です
男友の話は赤毛との絡みにしようかと

どれか一つ、または違った話になる可能性もありますが、お楽しみに
284 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/08/24(水) 20:17:33.35 ID:b2QyZTY2o
帰りました
書きながら投下します
285 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/08/24(水) 20:42:47.55 ID:b2QyZTY2o


白衣「博士の、事かね…?」

白衣は窓から見える景色を見ながら、男に問い掛けた

男「......」

男「やっぱり...お袋は…」

白衣「......」

白衣「残念だが…」

男「そぅ...ですか…」

否定して欲しかった

だが白衣の言葉でもう母親は居ないことを再確認する

白衣「君の事は彼女から良く聞かされていたよ」

男「えっ...?」

男「お袋と知り合いだったんですか...?」


白衣「ああ。大学からの付き合いでね」

白衣「アンドロイドの研究も彼女から誘ってくれた」 

白衣「君の将来が凄い楽しみだと日頃から言っていたよ」

懐かしむ様に話し続ける白衣を見ず、俯く男

男「......」

白衣「愛していたのだ。それほどに」

慰めるように優しい口調で話す白衣

男「そうだったんですか...」

白衣「あぁ。君は違うのかね?」

男「俺が物心ついた時は、お袋は研究ばっかりで、俺を育ててくれたのは、じいちゃんとばあちゃんてました」

男「珍しく帰って来てもパソコンとにらめっこで、俺の相手なんかしてくれなかったし」

男「あの時は、子供ながら相手にしてくれないお袋を嫌っていましたから...」
286 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/08/24(水) 21:03:25.89 ID:b2QyZTY2o

男「卒業式にはじいちゃんが来てくれたし、高校卒業する頃には、もう母親の事はほとんどいない存在に近かったですから」

男「あんまり、そうは思いませんでした」

思い出す様に話す男
少し寂しげに笑いながら話す

男「でも、約束を守ってくれたんです」

白衣「ほう…どんな約束だね?」

男「子供の頃、『完成したら、一番に見せてあげる』って言われて」

男「その時は何の事か分からなかったんですけど」

男「先日、その完成したのって、きっと女の事だったんだなぁって...」

男は目に涙を浮かべ、俯きながら微笑んだ

白衣「女君か...」

白衣「ふふ...綺麗な彼女が出来たじゃないか」

男「ははっ...」グス






白衣「男君」



男「......?」

間を置いて白衣が話し出す
充血した目を白衣に向けた

白衣も男の目を見ながら続ける

白衣「私が言うのも何だが」

白衣「君が思っている以上に、博士は君を想っていたよ」

白衣「それだけは分かってくれ...」

白衣は悲願するように男に言う

男「......」ズズ


男「ありがとう...ございます....」
287 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/08/24(水) 21:15:36.74 ID:b2QyZTY2o

この後

2人は世間話をし、白衣は研究員に呼ばれ男の部屋を後にした

部屋から出る前に白衣は

『この部屋の鍵だ。この部屋は誰も使ってない部屋だったからね。自由に使ってくれて構わんよ。他の子にも用意してある』

『風呂とトイレは部屋に入ってすぐ右手にある。キッチンはないが、地下にスーパーとコンビニとランドリーがあるから利用してくれ。なぁに。金の心配はいらん』

『海にあった荷物はそこのソファの上に置いてある』

『いつまでいてくれても私は構わない。ゆっくりしていってくれたまえよ』

との事だった

男「......」

男「はぁ...」


1人になった部屋でため息をつき、ぼーっと外の景色を眺めた
288 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/08/24(水) 21:42:23.36 ID:b2QyZTY2o



.........................

.................

........


スタスタ…

ーアンショウバンゴウヲ ニュウリョクシテクダサイー


「...........チッ」
ピッ ピッ ピッ ピッ ピッ ピッ

ーアンショウバンゴウ ニンショウー

ーシモン イッチー
シュー ガコン

ーオカエリナサイ LD-06ー
スタスタ...



金髪「あらぁ。派手にやられたわねぇ♪」ニコ


LD-06「.........予想外の邪魔が入ってね」イライラスタスタ

金髪「修理に手こずりそぉ〜」ウナダレ


LD-06「チッ...」イライラ

金髪「ふふ…あの女に赤い髪の女の子。誰だと思う?」ニヤニヤ

LD-06「知ってるんでしょ?だったら早く教えてよ」

金髪「ちゃんとお願いしなきゃ教えなぁ〜い♪」キャイキャイ

LD-06「…チッ」ガンッ!!!

金髪「冗談よぉ。じょぉだんっ♪」キャピ

金髪「大体の素性は調べたけど、居場所が特定出来なくてぇ」ピラッ

スッ
LD-06「...何だ....アレの同期か......ん...?」ペラッ

LD-06「これって…」ペラッ

金髪「結構な情報集まってるでしょ?♪」


金髪「さぁ、とりあえず腕治しちゃおっかぁ♪」

金髪「あなた直さないと色々不便だからぁ♪」キャピ


LD-06「フンッ」

LD-06「そう思うなら早くしてよ」スタスタ…






金髪「そう」



金髪「今のところは...ね...」フフッ
289 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/08/24(水) 21:44:39.14 ID:b2QyZTY2o
今日はここまで
色々矛盾し出す頃...
どこまで意地を張れるか...

ではお休みなさいまし

皆様良い夢を
290 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/08/24(水) 22:37:19.79 ID:b2QyZTY2o

     小ネタ的な何か11


ある日

ロリ「ふっふっふ」ニヤニヤ

男「なんだロリ。そんな満足げに笑って」

女「またお菓子が欲しいんですか?」

ロリ「あっ、ポッキーは冷蔵庫で冷やしてから...て、違いますっ!遂に完成しましたっ!早口言葉っっ!」ブイッ

<デッデデー

男・女「オースゴイスゴーイ」パチパチ

ロリ「もう馬鹿にされないですっ!良く聞くですっ!」

ざわ・・・  
         ざわ・・・

ロリ「スゥ-」

ロリ「隣のきゃきは良く客きゅうきゃっく.......」

ロリ「............だ......」

女「......」

男「......」


ロリ「」

ロリ「.........」グスッ  ズズ...



男「ポッキー...食べるか...」


ロリ「..........はぃ...」ズズ...

291 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/08/25(木) 03:55:35.00 ID:6kIONqF+o
乙した!


ロリかわいい
292 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/08/26(金) 01:27:21.38 ID:PoPOXU8yo
ワクテカ
293 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [age]:2011/08/26(金) 20:50:30.94 ID:owp/qciYo

こんばんは
エヴァンゲリオン見てから更新しますのでお待ち下さいまし
294 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/08/26(金) 22:53:57.05 ID:owp/qciYo
見終わりました
なんだろう。ゼルエルさんが異様にキモくて前半の話が思い出せない

では更新します
295 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/08/26(金) 23:29:57.85 ID:owp/qciYo


その日の夕方  

男は暇を持て余し、地下のスーパーへと来ていた

男「へぇ。結構広いな」

適当な物だけを揃えている簡単な造りのかと思いきや、普通の店と変わらない品揃えで、100円ショップまであり、1つの店として成り立っていた

男「そうか。研究員はここに缶詰めになる事が多いって言ってたっけ」

先程の白衣の言葉を思い出しながら、商品を見て回る
ふと、突き当たりには見慣れた人の姿があった

男「お、女じゃないか」

男「おーい。女ー」

女「男さん。おはようございます」ペコ

男「おはよ。良く俺って分かったな」

女「ここでは私を型番で呼ばれる方が多いですから」

男「あ〜。なる程」

男「ここに居るってことは、メンテナンスとかは終わったのか」

女「はい。損傷はなかったので、簡単に済みました」

男「そっか...」

女「あの…男さん…やはり...マスターは...」



暗い口調で女が何かを言い出そうとした瞬間
男の携帯が振動した

ヴヴヴヴヴ...

男「......悪い...」

女「いえ…」

ピッ
男「もしもしー」

女友『あ、男!?ちょっとロリちゃんが...』

男「ロリが何かあったのか...?」

女友『それが...呼んでも部屋から出て来なくて...』

女友『部屋も鍵が掛かってて開かないの...』

女友『私だと開けてくれないかもしれないから男ならと思って電話したんだけど...』

男「そうか...」

女「男さん行きましょう」

男「分かった...女とすぐ行く」ピッ

電話を切り、女と一緒に男はロリの部屋へ向かった
296 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/08/26(金) 23:47:45.53 ID:owp/qciYo


女友「男っ!こっちこっち」フリフリ

男「どうだ...?」タタタタ

女「やはり...開かないのですか?」タタタタ

女友「うん...全然反応がなくって...」

男「そうか...」

男「俺が話し掛けてみるよ」

女友「お願い...」

女「私もなんとか」

男はロリの部屋をノックした

コンコン


男「おっすロリ。起きたかー?」

男「もう夕方だぞ〜?晩御飯なくなっちまうぞ?」

男「今日は皆でハンバーグ作るからロリも出てきて手伝ってくれよ」コンコン



...............

反応がない
女友は不安な顔で男の後ろ姿を見つめる
男は少し間を置いて、真剣な眼差しで真っ直ぐ前を見た

コンコン

男「ロリ」


男「鍵、開けてくれないか?」

男「皆ロリを心配してここにいるんだ」

男「少しでも良いから話しよう」

男「俺が嫌だったら女もいるぞ?」

男「話すのが嫌なら少しだけ顔みせるだけでも良いからさ」

男「頼む」



男達が固唾を飲んでドアを見つめる

すると







カチリ


鍵が開いた音が聞こえた
297 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/08/26(金) 23:50:54.21 ID:owp/qciYo
今日はこの辺で
もうゼルエルさんの映像しか頭に浮かばない...orz
元のエヴァとは別物と捉えるべきなのか?

ではまた次回
ノシ
298 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/08/28(日) 15:01:55.16 ID:iLzd6YZWo
乙乙した


ああああ、エヴァみんの忘れてた
299 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/08/29(月) 20:23:42.17 ID:cS9by4SMo
どうもこんばんは
投下する前に先日の姪っ子との会話を




姪「あのね、ほいくえんに○○ちゃんっているんだけどね?」

俺「うんうん」

姪「あごがね、長いの」

俺「wwwwwwそれで?」

姪「何で姪はあご長くないのに、○○ちゃんは長いの?」

俺「wwwwww何でかなぁ」

姪「もしかして」






姪「お母さんに引っ張られたからかな?」



俺「ぶほっwwwwwwwwwwww」






その発想はなかった

お目汚しすみません
さて、風呂から上がったら書き出します




300 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/08/30(火) 14:08:06.29 ID:4DMjDEJko
ひどいww




まだかな
自治スレッドでローカルルール変更の話し合い中
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1314546216/
301 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/08/30(火) 19:44:35.76 ID:ugSZexFvo
こんばんは
昨日は風呂上がりに飲んでしまい寝てしまいました
ビール一缶でベロベロになる性分を直したい…
今日はちゃんと更新します

>>300
本当に子供は容赦ないです
自治スレッドでローカルルール変更の話し合い中
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1314546216/
302 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/08/30(火) 20:54:03.69 ID:ugSZexFvo
では投下していきます


ガチャ

ドアを開けると、窓から夕陽が差し込んでいた

男「ロリ…?」

少しずつ部屋の奥へと進む男

ロリ「.........」

ロリは部屋の角で体育座りをして俯いていた

男「……」ストン

ロリの隣に同じように体育座りする男
部屋は物音1つなく、外からの鈴虫の音色だけが聞こえてくる

男「.........」ナデナデ

ゆっくりロリの頭を撫でる


話し出すきっかけが見付からないのか、どちらも口を開かない


自治スレッドでローカルルール変更の話し合い中
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1314546216/
303 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/08/30(火) 21:08:01.48 ID:ugSZexFvo


どれくらいこうしていたのか

口を開いたのはロリからだった

ロリ「怒らないんですか......?」

震える口でやっと絞り出す
顔は俯いたままだ
 
男「何を怒るの?」ナデナデ

ロリ「.........」グス

言葉が続かないのか、ロリは黙ってしまった

そんなロリを横目に、男は天井を見ながら話し出した

男「あーぁバレちゃった。このまま隠しとけばずーっと楽しく暮らして、思い出さなくなったのになー」

男「ってか?」

ロリ「......」

男「......」

男「覚えてるか..…?」

男「お前がウチの学校来た時」

ロリ「......?」

男「かすれた声で、俺に助けてって言ったの」

ロリ「......」グッ

ロリは少々体を強ばらせる

だが頭に乗った男の手で、その強ばりもゆっくり和らいでいった

自治スレッドでローカルルール変更の話し合い中
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1314546216/
304 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/08/30(火) 21:20:06.60 ID:ugSZexFvo


男はロリの頭を撫でながら続けた

男「あの日、俺はお前に何か重大な事が起こったんだろうと思ったよ」

男「何度も泣いた跡、ボロボロになった服」

男「もしかしたら俺達にも関係があるのかも知れない」

ロリ ビクッ

男「直ぐ聞きたかった。そんなに泣いて、ボロボロになって俺達の所へ来た真意を」

ロリ ブルブル ギュ...


ロリは震える体を抑えようと手に力を込めていた

男「でも、女と相談して、ロリから話すのを待つ事にしたんだ」

男「言い出してくれるのをね」ナデナデ





自治スレッドでローカルルール変更の話し合い中
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1314546216/
305 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/08/30(火) 21:41:58.63 ID:ugSZexFvo


しばらくの沈黙

その沈黙を破ったのはまたもロリだった

ロリ「私は...」

ロリ「いないほうが良いです...」

男「何でそう思う?」

ロリ「私があの時話していれば何かが変わってたかもしれない...っ!」

ロリ「起こった事を伝える為にお兄ちゃん達の所へ来たのに...っ!!」

ロリ「私は...私は...!」

段々と声を荒げるロリ
女や女友にも聞こえる声で怒鳴るように続ける

ロリ「真っ先にお兄ちゃん達に伝えなきゃいけなかったのに!!」ブルブル

ロリ「優しさに甘えて、あったかさに甘えて!!」

ロリ「自分が思い出したくないから...!」

ロリ「そんな我侭なんてあっちゃいけないのに...!」ググッ

男「ロリ...もう良い...」ポンポン

落ち着かせようと頭を軽く叩く

だが吐き出すのが止まらないロリ

ロリ「良くありません...っ!」

ロリ「私が見てきた事実を隠して、のうのうと暮らして」

ロリ「こんな毎日が続けば忘れられるなんておもって...」

ロリ「図々しいにも程がありますっ!自分で自分が嫌になるっ!」ギュ

男「ロリ...」

ロリ「うっ...ひっく...」ブルブル




自治スレッドでローカルルール変更の話し合い中
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1314546216/
306 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/08/30(火) 21:44:30.13 ID:ugSZexFvo





怒鳴り散らしたロリは鼻をすすり、少し冷静な口調で男に言った



ロリ「私の全機能を」





ロリ「停止してください」



自治スレッドでローカルルール変更の話し合い中
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1314546216/
307 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/08/30(火) 21:46:49.69 ID:ugSZexFvo
今回はここまでです

毎回投下数が少ないのを気にしてしまう...気にしたら負けかも知れませんが...

ではまた次回
ノシ

自治スレッドでローカルルール変更の話し合い中
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1314546216/
308 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/31(水) 00:01:12.31 ID:IllvPXh1o
ろおおおおおおおりいいいいいいい
自治スレッドでローカルルール変更の話し合い中
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1314546216/
309 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/08/31(水) 01:24:09.45 ID:ebLooEfBo
乙した


ロリらめえええ
自治スレッドでローカルルール変更の話し合い中
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1314546216/
310 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/08/31(水) 22:45:46.43 ID:QgLPer2ao
こんばんは
さて、ロリは一体どうなることやら!?

では投下していきます
自治スレッドでローカルルール変更の話し合い中
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1314546216/
311 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/08/31(水) 22:53:22.21 ID:QgLPer2ao


部屋の外で様子を伺う2人
心配なのか、女友が口を開く


女友「ロリちゃんの怒鳴り声がしたと思ったら、急に静かに...」

女友「大丈夫かな...」


女「......」

女「大丈夫です」ギュ

女「きっと...」

女友へか自分へか、つぶやきながら無意識に手を握り締めてドアを見守った
自治スレッドでローカルルール変更の話し合い中
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1314546216/
312 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/08/31(水) 23:07:36.64 ID:QgLPer2ao




部屋の中

ロリの言葉に、怒りや無力感がこみ上げてくるのをぐっと我慢しながらも、男は返した

男「何言って...」
ロリ「分かりませんでしたか?」

遮るロリ
表情は見えないが、冷たさがある言葉で男に頼む

ロリ「私の電源を切って欲しいと言ったのです」

男「無理だ」

ロリ「ここはアンドロイドの研究施設ですよね」

ロリ「破棄が無理だと言うなら、記憶を抹消して下さい」

ロリ「そのくらい出来ますよね?」

男は怒りが露わになる拳を握り締めて抑えようとしている

男「確かに無理じゃないな」

ロリ「そうですよね」

ロリ「では誰か研究施設の方にお願いs」
男「いやだ」

ロリ「は...?」

キョトンとしたロリ
思わず顔を上げて男を見上げる

ロリ「何を...」

男「確かにお前を破棄するにも、記憶を抹消するにも、ここなら簡単かも知れない」

男「だから、いやだ」

ロリ「ふざけないでくだs」
男「ふざけてねぇよ!!」ドンッ

ロリ ビクッ
自治スレッドでローカルルール変更の話し合い中
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1314546216/
313 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/08/31(水) 23:15:18.54 ID:QgLPer2ao


男が限界を超えたようだった

壁を殴りつけた拳は震えていた

男「ふざけてんのはお前じゃねぇか!!」

ロリ「なっ...わ、私はふざけてません!」バッ

思わず立ち上がり反論する
ロリの口調も段々と荒げていく

ロリ「私がいても何にもならない!!」

ロリ「大切な人が倒れるのをただ見るしか出来ない!」ガクガク

足が震える

ロリ「重大な事を伝える勇気すらない」ブルブル

手が震える

ロリ「こんな役立たずなんて...!!」ギュ!!






ロリ「いないほうが良いんだっっ!!」
自治スレッドでローカルルール変更の話し合い中
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1314546216/
314 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2011/08/31(水) 23:26:46.96 ID:QgLPer2ao



パンッ


先程壁を殴りつけた男の手は、ロリの頬を叩いていた


ロリ「ふぇっ...」ヒリヒリ


叩かれた頬を手で押さえ、男を見るロリ

男は我慢した分を吐き出すように怒鳴った



男「いい加減にしろ!!」


男「自分が役立たずだから?」

男「自分の勇気がないから?」


男「ふざけんな!」

男「お袋が死んだのは誰のせいでもねぇ!」

男「責任感じて、それから逃げようとしてんじゃねぇ!」

男「起こった事をズルズル引っ張ってんじゃねぇ!」


男「後悔するならこれからは俺達に相談しろ!」

男「俺達は...」













男「家族だろうがっ!!!」







自治スレッドでローカルルール変更の話し合い中
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1314546216/
315 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2011/08/31(水) 23:40:02.58 ID:QgLPer2ao


ロリ ツー

ロリ ポロポロ


溜まっていたモノが涙に変わっていく

止まらない



ロリの頭に心地いい暖かさが宿る

ロリ「ふぇっ...ぇっく...」ボロボロ

男「お前だけが辛くて、悲しい訳じゃないんだ...」ナデナデ

男「辛かったら...今度は頼れ…」ナデナデ

男「俺達がいる」

男「悲しかったら分け合え...」ナデナデ

男「それが、家族だから…」ギュ

優しくロリを抱き寄せる
ロリはもう押さえ切れなかった

ロリ「うぇぇぇぇぇええん!」ボロボロ

ロリ「ごめんなさいぃぃ!」ボロボロ

ロリ「ごめんなさいぃぃぃぃ!」ボロボロ

男「よしよし」ナデナデ






男に抱き寄せられながら、ロリは全てを吐き出す様に泣き喚いた







夕陽が傾きつつあった部屋





シルエットは、家族のソレだった





自治スレッドでローカルルール変更の話し合い中
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1314546216/
316 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2011/08/31(水) 23:41:14.04 ID:QgLPer2ao
今回はここまでです
なかなか進まず申し訳ないです

なるべく毎日更新するように頑張ります
自治スレッドでローカルルール変更の話し合い中
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1314546216/
317 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/01(木) 00:07:51.10 ID:F6NGWex7o
家族…なんていい響きだ
自治スレッドでローカルルール変更の話し合い中
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1314546216/
318 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/09/02(金) 18:16:46.31 ID:lo9hcaC5o
乙した‼

ワクテカ
自治スレッドでローカルルール変更の話し合い中
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1314546216/
319 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2011/09/02(金) 21:20:57.18 ID:BHvVBXhIo
こんばんは
サッカーは勝ちましたね
北朝鮮に苦戦するのも何だか複雑だが、良かったですね
自治スレッドでローカルルール変更の話し合い中
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1314546216/
320 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2011/09/04(日) 00:13:40.48 ID:15QFqIK7o
ローカルなんちゃらが邪m(ry

こんばんは私です
さぁ投下していきまふ

自治スレッドでローカルルール変更の話し合い中
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1314546216/
321 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2011/09/04(日) 00:29:51.95 ID:15QFqIK7o


『家族だろうがっ!!』


男の声が女達の所にも届いて来る

しばらくするとロリの泣き声が聞こえてきた

<ウアァァァァァン!!

女「……」


女友「だ、大丈夫なのかな…?」ソワソワ

男友「ま、一安心だろ」ポンッ

女友「そっか…良かったぁ〜」ハァ

胸をなで下ろす





女友「うわぁっ!!あんたいつからいたの!?」ビクッ

男友「ん〜。男が部屋に入る頃」シレッ

女友「最初からか!つーか、いるんだったら…言えっ!!」ゴスッ


鼻にクリティカルヒット

男友「うごぁ!!」ピュー

噴水の様に吹き出た綺麗な鮮血

女友「忍者か!あんたは!」

男友「い、いや、何かシリアスだったから入るタイミングが分からなかったです!!」キリッ プシュー

女友「鼻血垂らしながら言うことか!!あーびっくりした…」ハァ

そんなやり取りをよそに、女はドアを見つめながらも、頭は三文字を巡っていた

















女「か、ぞ、く………」ボソッ

自治スレッドでローカルルール変更の話し合い中
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1314546216/
322 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2011/09/04(日) 00:48:31.80 ID:15QFqIK7o

かぞく
私も、男さんと、かぞく


思考を巡らせていると、男友がそれに答える様に話し出した


男友「そう。家族」

女「……?」

男友「女ちゃんとロリちゃんは男の家族さ」

男友「だから、何か困ったり、悩んだりしたら遠慮なく話して良いんだ」

男友「悲しかったら皆で分けて」

男友「嬉しかったら皆で倍にして」

男友「時々、喧嘩もする」

男友「血が繋がってないからとか関係ない」

男友「勿論、女ちゃんやロリちゃんみたくアンドロイドだからって関係ない」

男友「心が、繋がっているから」

男友「家族」


男友「俺達も、女ちゃん達の友達だから」


女「と、も、だ、ち…」

女友「うん…」ギュ


女を抱き寄せる女友

女友「私達、女ちゃんやロリちゃんの」








女友「友達だから…」ギュゥ



女より低い身長で、女友は一生懸命抱き締めた


2人は思う

女やロリが何者であろうと、自分達の友達だ
機械だろうと、アンドロイドだろうと関係ない
女やロリはどんな形であれ、女やロリなんだ
親友の家族は自分達にとっても家族同様なんだ


女「とも、だち…」

女「か、ぞく…」

男友(簡単だ…こんなもん)


自治スレッドでローカルルール変更の話し合い中
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1314546216/
323 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2011/09/04(日) 01:06:33.27 ID:15QFqIK7o


女友から離れ、女は改めてお礼を言った


女「お二人とも、ありがとうございます」ペコ

深々と頭を下げる女を見て、2人はくすぐったくなった

男友「い、いや〜、でも、さっきのセリフかっこよかったよな〜」ポリポリ

おちゃらける男友

女友「じ〜ぶ〜ん〜で…言うなっ!!」ドゴッ

男友「ウボァ!!」ミシ

みぞおちにクリティカルヒット


男友「み、みぞおちは…止めて…」パタリ

かしこまるのは、苦手の様だ

女友「一言余計なの!あんた」ビシッ

男友「それが、俺様クオリティ!」キリッ

女友「四つん這いでキメようとすんな!」

そんなやり取りを見ていると自然に笑いがこぼれてくる


女「ふふっ…」


釣られる2人

男友「ははっ」

女友「あはっ」



ハハハハハハ






友達

家族


女にとって初めて出来たソレは


ちょっとくすぐったくて

あったかくて


凄く心地良かった

自治スレッドでローカルルール変更の話し合い中
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1314546216/
324 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2011/09/04(日) 01:26:25.87 ID:15QFqIK7o

    小ネタ的な何か12


風呂上がり

男「ふぃ〜さっぱりした〜」フキフキ


女「……」


男「女〜風呂開いたぞ…ん?」



女「スーパーミラクルチェーンジ」クルクル

男「!?」

男「何故にリモコンを持って日曜日朝にやっているような子供向けアニメの真似を…?」


女「魔女っこ女ちゃん」ピシッ

男「……!?」

女「よしっ…」グッ

女「これを毎日続ければ、いずれは私にも魔法とやらの力が…」








男「……」

男「俺は風呂にいた。そうだ。風呂にいたんだ」スタスタ
自治スレッドでローカルルール変更の話し合い中
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1314546216/
325 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2011/09/04(日) 01:27:51.08 ID:15QFqIK7o
今回はここまでです

年のせいか、酒を受け付けなくなってきた…
ではまた次回
ノシ
自治スレッドでローカルルール変更の話し合い中
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1314546216/
326 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2011/09/04(日) 21:51:01.04 ID:oHjfW9NQo
こんばんワニ

今夜もほろ酔いで更新していきます
327 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2011/09/04(日) 22:02:32.92 ID:oHjfW9NQo


食後



一同「ごちそうさまでした」



男「旨かった〜」

男友「いや〜、食ったぁ〜」グテー

女「皆さんのお口に合い、とても嬉しいです」

女友「ホント、こんな美味しいの初めてだよ女ちゃんっ!!」

男友「だよなぁ。どこぞの高級レストランにも負けてないぜ」

男「お前行った事あんのかよ…」

男友「ないっ!」キリッ

女「ふふふ」



女友「あー!女ちゃんお嫁にきてっ!」ダキッ

女「そ、そんな、私など」アセアセ

男友「おい!女ちゃんを嫁にするには男の許可が必要だろ!」

男「えっ」

女友「そうか。お父さん!娘さんを下さい!」ハハー

男友「下さい!」ハハー

男「あのなぁ…」

女 ジー

男(なぜに俺をガン見...)


328 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2011/09/04(日) 22:21:17.30 ID:oHjfW9NQo


食後に少し雑談した後、全員各々の部屋へと退散した

ロリは泣き疲れたのか、男がベッドで寝かせたようだった



男の部屋


男「はぁ……」

見るわけでもないがテレビを付け、そのままソファに座る男

男「何でも言い合える家族…か…」

何かモヤモヤする
考えてみるも答えは出て来なかった

男「お袋…女…ロリ…」

無意識に呼ぶ名前

男「不幸…ねぇ…」


テレビのセリフを無意味に復唱する


テレビでは元気なシスターが、ツンツン頭の男子学生にかじりついていた


329 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2011/09/04(日) 22:29:04.68 ID:oHjfW9NQo


ぼけ〜っとテレビを眺めていると、来訪者が来たことを知らせるベルが鳴った

テーレッテレー


男「?」

男「はーい」スタスタ


ガチャ シュウ

来訪者は女だった


女「男さん。こんばんは」ペコ

男「おぉー。どうしたんだ?」

女「少し、お話しでも、と思いまして。よろしいですか?」

男「あぁ。良いよ」

中へと促す男へ丁寧にお礼を言い、足を運ぶ女

330 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2011/09/04(日) 22:45:28.56 ID:oHjfW9NQo


冷蔵庫から女の分の缶コーヒーを取り出し、テーブルに置きながら向かい合わせで腰掛ける

女「ありがとうございます」

男「あいよっと」カシュ

男「んで、どした?」コク

コーヒーを喉へ通しながら女へ話を振る

女は両手で持った缶コーヒーを見ながら少々恥ずかしそうに話し出した


女「今日は、なぜか嬉しい事が多くて」

男「そうだったのか?」

女「はい。それに、ともだち、とは、嬉しいものなのですね」クス

先の食後のやり取りを思い出し、含み笑う女

男「ははっ。嬉しいか?アイツらがバカなだけだよ」

女「でも、男さんが認めた方達なのでしょう?」

男「ん〜。まぁそうだな」

女「それなら、私もともだちで居たいです」

女「それに、暖かい」クピ

男「そうだな」コク






331 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2011/09/04(日) 22:59:43.17 ID:oHjfW9NQo
ローカルなんちゃらが消えた!



女「あの、男さん…」

男「ん?」

一変して元気が無くなる女の声

女「あの…」

女の表情は少し悲しげで、どこか悲願するような顔になっていた

男「……」

続きを黙って待つ男

女「あ…の…」

切り出せなく、俯いてしまう女

男は女をじっと見やり、呟いた

男「破棄…」

女 ビクッ

女は体を硬直させる
不安が体を支配する

男「ロリが…言ってたよ」

女「え…」

女の目が男を捉える

男「私みたいな役立たずなんて、破棄してくれ〜って」


女「そう…でしたか…」

男「ははっ。バカにしてるよな?」



空笑い

女「……」

女「私達…」

女「私達…アンドロイドは……」

332 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2011/09/04(日) 23:07:04.86 ID:oHjfW9NQo
今回はここまでです

こんなgdgdしてたら完結にいつまでかかるんだか…スレも時間も…
感想や意見、アドバイス等年中無休で募集しております

需要があるのかさっぱりですが僕は負けずに続けます。だから涼宮ハルヒのまともなアニメを作って下さいお願いします
エンドレスエイトはもう嫌だ

ではまた次回ノシ





















長門有希は俺の嫁

異論は認める
333 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/09/06(火) 11:41:24.83 ID:3FsmwAIjo
乙した!


ワクテカが止まらない
334 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/12(月) 17:40:32.01 ID:quTZy3jIO
楽しみにしとるC
335 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2011/09/14(水) 01:57:21.68 ID:Lp3tN+DFo
お待たせして申し訳ない

小ネタだけだけどちょこっと投下
336 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2011/09/14(水) 02:17:01.71 ID:Lp3tN+DFo

   小ネタ的な何か13


ロリ「うぅ〜ん…」ナヤミ

ロリ「んん〜…」カンガエ

ロリ「はふぅ〜…」ネコロビ


男「どうかしたか?ロリ」オチャウマー

ロリ「なにか、こう…今日は調子が出ないです」コマッタ

女「?朝もご飯3杯食べたではないですか」オチャー

ロリ「そう言うのは違うです…」

男「じゃあどうしたんだ?」

ロリ「んん〜…」

ロリ「はっっ!!」キュピーン

ロリ「これは……」

男・女「これは?」



ロリ「トランプですねっっ!!」ビシッ


男「(゚Д゚)?」

女「(・ω・)?」


ロリ「そうなんですか…これがトランプ…」フムフム


ロリ「トランプに…陥るっ!!」バッ

男「は?」

女「え?」


ロリ「なるほど…有名なスポーツ選手が本調子になりきれてない時に使う言葉…」

ロリ「私も今っ!!本調子じゃないのですっっっ!」ガビーン


男「(゚Д゚)!」アァー

男「ロリ」

ロリ「はい?」


男「それ」




男「スランプな」




ロリ「」


ロリ ボンッ ///

ロリ「.........///」カァァ


女「クリーム入りプリン。食べますか?」
337 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2011/09/14(水) 02:30:00.30 ID:Lp3tN+DFo

   小ネタ的な何か14 


女「今日はもう食べたではないですか」アイスタカイタカーイ

ロリ「お風呂上がりは別物なんですーっっ!」ピョンピョン

女「駄目です」ノビー

ロリ「むぅーっ!!くーだーさーいーっっ!」ピョンピョコピョン

女 ガサッ パクッ

ロリ「あーっ!!お姉ちゃんずるいですっ!」ジダンダ

女「ロリが言うほと聞かないかられふ」ペロペロ

ロリ「むぅーっ!!」プー


男「つーか、女もロリと昼に食ったよな。アイス」オチャー



ロリ「あっ」ピタッ

女「」

ロリ ジトー

女「」

ロリ ジトーー

アイスモウイッコー

女「……どうぞ」

ロリ ニマー ペロペロ

男(女もちょいちょい抜けてるよなー)
338 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2011/09/14(水) 02:40:37.08 ID:Lp3tN+DFo
 

   小ネタ的な何か15


男「マンドリル」

ロリ「ルイ14世」

女「異世界の扉」

男「ラマ」

ロリ「マインドコントロール」

女「ルークスの人造人間の定理」

男「り、リス」

ロリ「スロベニア」

女「アインシュタインの開発」

男「つ、つ、つみき」

ロリ「急性アルコール中毒」

女「来るべき時が来たようだ」

男「だ!?だだだ…ダンバイン…」

ロリ「はいー男さんの負けですっ!」ヤッター

女「お風呂掃除。お願いしますね」

ロリ・女 スタスタ



男(なにか、何かがおかしい…)ゴシゴシ
339 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2011/09/14(水) 02:44:40.93 ID:Lp3tN+DFo
本編でなく申し訳ない
先の話は出来上がりそうなんですが、もう一人新キャラを入れようか迷ってたら、リアルでちょこっとした事態が


簡単に言うと事故りました 

遅くなるかも知れませんが、思い出した時にでも、見てやって下さいまし

では、お休みなさいノシ
340 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/09/15(木) 02:27:17.79 ID:OuOBN4Olo
おいいい、大丈夫か…

無理せずに
341 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(岡山県) [sage]:2011/09/15(木) 08:40:23.12 ID:o3ZvzXYwo
内容にもよるが事後処理が落ち着くまで無理するんじゃないぞ?
342 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2011/09/15(木) 10:04:23.13 ID:zwCf7j+co
>>340 >>341
ご心配おかけしました
仕事中足を機械でパックリやっちゃいまして…
仕事の仲間が手を滑らせて、右足内側のふくらはぎへサックリと(゚Д゚)
長門有希かわいい
病院で説明して、労災使ってどうにかなりました
仕事仲間は謝りっぱなしでちょっと面倒くさかったです
今週末に退院で、全治2ヵ月らしいのでそれまで休む事になりました
働きたくても松葉杖しながらは出来ないので…
遅い夏休みを実家で過ごして参ります
できるだけ更新しますんで宜しくお願いします
343 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/15(木) 11:03:03.44 ID:7Cr23ttIO
>>342
ひいいぃぃぃΣ(°Д° )
344 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2011/10/14(金) 07:48:49.13 ID:WaEQmp70o
生存報告を
全く更新しなくてホントにすみません
仕事辞めて実家に戻り、仕事を探したり色々していました
待っていて下さる方々、もうしばらくお待ち下さい

本当に申し訳ないです
345 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(滋賀県) [sage]:2011/10/14(金) 07:56:21.77 ID:Bt11UOGbo
しゃーないなぁww
346 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/14(金) 08:13:19.47 ID:NKxLKIQIO
待ってるしwwwwww
347 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/10/14(金) 14:41:33.98 ID:RQC0mNlEo
落ち着くまで待ってる
348 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(岡山県) [sage]:2011/10/14(金) 15:19:48.08 ID:b5EBxqgHo
ここよりリアルを最優先ってのだけは忘れないでくれよ?
ローカルルールで落ちない範囲なら待ってるぞww
349 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2011/10/20(木) 23:10:53.59 ID:EYpA0cCWo
復帰いたしました
待っていて下さった方々、ありがとうございます(`・ω・´)

>>345->>348
ありがとうございます。励みになります(´・ω・`)

それでは本編を書きながら投下いたします
350 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2011/10/20(木) 23:26:30.91 ID:EYpA0cCWo

.....................

..............

........


ジジ…

ジ…ジ…


『やはり、問題は感情抑制が…』

『どうだろうか…』

『LD-01や、LD-02には見られない問題だな…』

『06は特にひどいな』

『ああ、言語機能にも支障をきたしていたからな』

?50004”1111199992”…

 111722233ャ6666”9999511…

『一応LD-03〜06は機能停止させろと博士から言われてるしな』

『ま、暴れる事はないよな』

『大丈夫だろうさ』

  11111…11…1111199996…



プツン

......


『この子達には申し訳ないです事になるわね…』

『ごめんなさい…皆…』

『私の力不足で…』

73334-…11111999966…

『?』

『…気のせい…よね…』

『博士、LD-01。目的地ニ……

 22222039999…999…555552…?




351 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2011/10/20(木) 23:31:38.23 ID:EYpA0cCWo

……………………

……………

……


-サワン、チョウセイシュウリョウ-

ピーーーー


LD-06「……」ムクッ

LD-06「………」グッ






LD-06「マスター…」

352 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2011/10/20(木) 23:32:18.20 ID:EYpA0cCWo

……………………

……………

……


-サワン、チョウセイシュウリョウ-

ピーーーー


LD-06「……」ムクッ

LD-06「………」グッ






LD-06「マスター…」

353 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2011/10/20(木) 23:42:35.19 ID:EYpA0cCWo

ピーー

シュー 

機械音と共に扉が開かれる
中はブリーフィングルームの様で、そこには数人、見知った人間も居た



LD-06「…チッ」

あからさまに嫌な顔をするLD-06

金髪「あらぁ♪」ニコ

相手は気にしていないようだ

金髪「もう良いのぉ♪?」ニコニコ

LD-06「……」スタスタ… 

金髪の事を無視して自分の席へ腰を下ろす

金髪「あらぁ…嫌われちゃった…シクシク…」


???「ごほんっ…」

???「続けて、良いかね…?」

金髪「あっ♪すみませーん♪」



354 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2011/10/21(金) 00:01:27.60 ID:WID0N6qqo
連投すまん(´・ω・`)


................................

.....................

..........

金髪「資料を見ていただいた通り、私たちの研究の進行はこの程度です」

金髪「回収したアレの脳内がスキャン出来ないと分かった以上、これからの実験は私達のオリジナルでやっていくしか無いわけですが…」

「姉さんよ、そんな事で本当に実現すんのかい?」

珍しく丁寧に喋っている金髪に、迷彩服を着た男が異論を唱える

金髪「実現…と、言いますと?」

「アンドロイドだかアンドロメダだかわかんねぇがよ。そんなもん本当に出来んのかっていいてぇの」

金髪「大佐殿の仰る通りです。皆様もお考えの事でしょう。」

金髪「ですが、彼が現に、そのアンドロイドですもの」スッ


全員が指した方向に視線を向けた

指した方向には腕を組んでつまらなそうにしているLD-06

LD-06「……」



大佐「あのガキがぁ…?」ギロ

大佐「ブァッハハハハ!」


ハハハハハハ

豪快な笑いを引き金に、そこにいる全員が笑い出す

LD-06「………」イラッ

355 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2011/10/21(金) 00:19:46.46 ID:WID0N6qqo



バァァン!!




大佐「っ!?」

轟音で全員が静まる

音のした方向を見ると、その少年の前にあった机が、無くなっていた

大佐「……?」

大佐「なっ!?」

大佐は少年の天井を見て言葉を無くした
他の人間もそれに釣られ上を見て口を開ける

天井には、先程まで少年の前にあった机がめり込んでいた

大佐「なん……」


チャキ

大佐「っ!?」ビクッ

一瞬
銃口が首筋に当てられ我に返る


LD-06「そんなに面白いかい…?」

LD-06「た い さ ど の」クク


大佐「てめぇ…」ギリ

首筋に更に押し付ける少年
全員がそれを固唾を飲んで見守る



たが金髪の声によって収拾された

金髪「はいはい♪LD-06?あんまりいじわるしなーいのっ♪」


LD-06「……チッ」スッ

面白く無さそうに自分の席へ戻る

金髪「彼の左腕を見ていただければ分かると思います」

全員がその言葉に気付き少年の左腕に目をやると、手の甲から銃身が突起していた

 ウィィィ…





大佐「……」

金髪「分かって頂けましたか?大佐」

大佐「へいへい」チッ
356 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2011/10/21(金) 00:45:09.14 ID:WID0N6qqo
 
大佐「そんで?アレを何に使うっつんだ?」シュボ

面白く無さそうにタバコに火を付けながら金髪に問う

金髪「それは…」

???「それは、私から言おう」スッ

金髪の言葉を遮って立ち上がった男
年は50代後半だろうか
スーツ姿、髭、貫禄
いかにも偉そうな面持ち
男は全体を見渡し、続けた

???「我が国の経済的事情は、ここにいる全員が知っての通りだと思う」

???「現実、この国は世界に一生分以上の借りが有り、各国の大統領に頭が上がらない状況である」

???「我が国の各地には、外国からの介入が頻繁であり、ある一国には、ひとつの地域を寄越せとも言われてもいる」

???「借りがある以上、イエスと言う他ないのだが…」

???「外国の人間に、我が国を明け渡すなど、言語道断!」

???「そこでアンドロイドを使用しての、今回の計画を実行する事にした」



???「第2次鎖国大国計画!」
357 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2011/10/21(金) 00:50:20.66 ID:WID0N6qqo
ここで切ります
遅くなり申し訳ありません
仮設住宅って寒くて手がかじかむ…

遡って読むと恥ずかしくなりますね
あの時の自分に噛み終わったガムを付けたい。もちろん頭に

定期更新を目指し頑張りますので、皆さん宜しくお願いします(`・ω・´)
358 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2011/10/21(金) 23:43:50.00 ID:HYDonXtHo
皆さんこんばんは
うちではもうストーブが大活躍しています。本当寒い(´・ω・`
では前回の続きを書きながら投下いたします
359 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2011/10/22(土) 00:01:57.06 ID:tGRTcbCqo

ザワザワ……

サコク……?

サコク…

室内にどよめきが起こる
全員頭に?の状態だろう




代表となり質問を発したのはやはり大佐だった

大佐「鎖国だぁ?」

大佐「なぁ大統領殿、そんな事したら、余計にビンボーになっちまうんじゃねぇのか?」

大統領「最もだ」

大統領「昔のやり方ならば、他国との交流を遮断した時点で、我が国の未来はない」

大統領「この計画に合う名前が見つからなかった為にそう名付けただけであるが、詳細は昔のそれとは違う」クイ

話し終わると同時に金髪に指示を出す

金髪が新しい資料を全員に渡し、大統領に変わり説明を続けた
360 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2011/10/22(土) 00:18:34.04 ID:tGRTcbCqo

金髪「その資料に目を通して頂だければ、筋は分かるかと思います」ペラ

金髪「先程大統領も仰られましたが、鎖国と称するのは簡単に呼称する為です」

大佐(要は適当って事ね…)ハン


金髪「では説明に…」ペラ


金髪「今回の計画は、我々の国の安泰、他国からの援助、更に他国民追放を狙っています」

金髪「簡単な話、世界から各方面の援助をさせながら、自国の土は踏ませない。ということです」


大佐(なぁるほどね…)スパー


金髪「ここにお集まり頂いた皆様は、世界絡みの仕事をなさっている方々です」

金髪「その皆様に、いくつかやって頂きたい事があり、この様な席を設けさせて頂きました」
361 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2011/10/22(土) 00:37:36.14 ID:tGRTcbCqo

金髪「次のページからは、個人で記載が異なります」

金髪「それがやっていただきたい項目となります」

ペラ…
全員がページをめくる
各々が真剣に目を通しているようだ


わずかの沈黙を破ったのはやはり大佐であった


大佐「おいおいなんだこりゃ!」バンッ!!


金髪「何か不明な点が?」シレッ

大佐(陸軍)への希望

1、貨物用ヘリコプター 2,000機

2、対戦車ライフル 100,000丁

3、弾薬 500,000,000発


これを見た大佐は金髪を睨み付け、捨てるように放つ

大佐「不明も不明だぁ!!」バンッ

大佐「なんだこのふざけた数は!!お願いの域を越えてんだろうが!」

大佐「軍人なめてんのか!?あぁ!?」バサッ

資料を金髪へ投げつける
だが金髪は動じずに受け流した

金髪「それでも足りない位なんですが」サラッ


大佐「て、テメェ…」ギリギリ

362 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2011/10/22(土) 00:39:22.82 ID:tGRTcbCqo
中途半端ですがここまでです

鎖国大国計画…
センスの欠片もない…

まだ見ている方がいると良いんですが…(´・ω・`)
363 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国地方) [sage]:2011/10/22(土) 00:46:18.27 ID:F67DFq3ro
乙です
部屋に熱が篭りすぎてクーラー付けるか悩みつついちおー見てます
ただいま28度ちょっとですって・・・( ´・ω・)=3

>>361
こういうの詳しくないけど希望内容って軽く国家予算レベルだったりして?
364 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2011/10/22(土) 00:57:16.41 ID:tGRTcbCqo
>>363
ありがとうございます
凄い暑そうです(´・ω・`)自分はクーラーの風が苦手で扇風機で頑張ってましたね…

どのくらい用意出来るんだろ…とか悩みに悩んだ結果、適当に決めちゃいましたすみませんorz
国の予算で考えたら結構もっと用意出来るんですかね(´д`)
365 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2011/10/22(土) 06:55:02.93 ID:tGRTcbCqo
次回は今日の夜にいたします(`・ω・´)!
まだ見てくれる方がいるようだ…良かった
感謝感激です!
定期更新を心掛けて頑張ります!
366 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/22(土) 10:59:47.30 ID:4eHrRoTDo
ちゃんと見てますよー 乙です!
367 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/22(土) 14:23:51.50 ID:P60LltOso
もちろん見ているぞC
楽しみにしてるから頑張れ!
368 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2011/10/23(日) 00:11:01.31 ID:TXg02Yuoo
>>366->>367

ありがとうございます!
やっぱり応援して下さってる方々がいるとモチベーション上がりますね(`・ω・´)

深夜になってしまいましたが書きながら投下いたします!
369 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2011/10/23(日) 00:28:13.12 ID:TXg02Yuoo

金髪は冷静に更に続ける

金髪「これはあくまで最低ラインのノルマです」

金髪「この程度出来ないのなら話になりませんからね」サラッ

大佐「この…っ!」ギリギリ…

LD-06「ハァ…」ガタ

一人が立ち上がった
無意識に視線が少年へ集まる

LD-06「飽きたから僕は自室に戻ってるよ…」スタスタ


ピーー

シュー… 


大佐「……」

大佐「…チッ!」ガタン










370 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2011/10/23(日) 00:35:24.96 ID:TXg02Yuoo

少年が去り、大佐はバツが悪そうに椅子に腰を戻す


金髪は何事も無かったかのように淡々と話を戻した

金髪「…では、続けます」

金髪「各々のノルマは先の通りです」

金髪「今回の計画は外に漏らさぬようにお願いします」

金髪「続いて、アンドロイドの設計計画について説明致します」

........................

...............

......



371 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2011/10/23(日) 01:11:30.26 ID:TXg02Yuoo

........................

...............

......


金髪「??????この様に、アンドロイドの設計はLD-06を基盤として、改良を加え、量産します」

金髪「この戦闘型量産アンドロイド、通称『BT』は、その数10万を予定しています」

10マン…!?

ソンナニ…

大佐(成程な…ライフルと弾薬はアンドロイドの為か…)スパー

話を聞き流しながら煙を吐き出す
彼の前に置かれた灰皿は、もう溢れそうな位である

金髪「10万ではギリギリのラインですが、計画を進めるには支障はありません」

ザワザワ…

大佐(ヘリで各国の領土までアンドロイドを持って行き、後はこっちから指示を出して制圧…)スパー

大佐(国の命を握るっつーわけね…)ジュッ

タバコを消しながら自分のやるべき事を考える

ザワザワ…

大統領「ゴホンッ」

大統領「静粛に」スッ

大統領「大筋の話は分かって頂けたかと思う」

大統領「時間と資産が大変だろうが、諸君らの協力を願いたい」

大統領「では今回はこれまで」




会議が終わり、一人、また一人と部屋を後にする
金髪は一人。部屋に残っていた

金髪「はぁ〜」

金髪「つかれたぁ〜」グテー

すると大統領も現れた

大統領「例の回収は、まだかね」

金髪「今所在を調査中で〜す」フリフリ

頭を突っ伏したまま手を挙げ答える

金髪「まぁ計画もありますから、それに今すぐ欲しいわけじゃないので〜」

大統領「そうか。何か情報が入り次第連絡を寄越せ」スタスタ

金髪「はぁ〜い」フリフリ

またも一人になる金髪



静かな部屋に一人いた金髪は




不適な笑みこぼした

372 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2011/10/23(日) 01:19:56.42 ID:TXg02Yuoo


男の部屋
女は震えながらも口を開いた


女「私達…アンドロイドは…」

男「…」

女「どうすれば良いのでしょう…」

男「…」

女「こわい…のです…」ギュッ
373 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2011/10/23(日) 01:44:00.81 ID:TXg02Yuoo

女「LD-06の様になってしまったら…」ブルッ

女「私は…私は…」ブルブル

男「女…」

女「男さん…こわい…です」ブルブル

震える声で助けを求める女


わずかの沈黙

ギュッ

一瞬心地よい包容感に包まれた

女「…」ドキッ

男は黙って女を抱き締め
頭を撫でた

女「ぁ……」

小さく息を漏らす
暖かく、優しい
男にされるままに、女は体を預けた

男「なぁ……」ナデナデ

女「……?」

男「家族ってこんな感じか?」ナデナデ

女「多分…違いますね…」クスッ

男「ははっ。だよな」ナデナデ

男「女…」

女「はい…」

男「俺さ、バカだからさ。こうすりゃ良いとか、何も思い付かないからさ」

女「……」

男「ずっと一緒に暮らそうってしか、言えないんだよな」

男「男友と女友と一緒にバカやってな」

男「俺ら、家族だから」

女「……」

男「不安かも知れないけど、こうしか言えないんだよな。結局」

男「あ〜。かっこ悪ぃ」ポリポリ



女「いえ、男さんは、かっこいいです」

男「そりゃど〜も」

女「ありがとう…ございます…」

男「こちらこそ」ナデナデ


どれだけ悩んでいたのか

勇気を出して相談した女への返事が上手く返せなかった男

自分の無力さに苛立ちを感じていた
374 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2011/10/23(日) 01:46:14.49 ID:TXg02Yuoo
ここで区切りです

無理やりですが女達へ話を戻しました。お許しを
次回から男達がメインです

見てくれる方々に感謝感激です!

ではまた次回!
375 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2011/10/24(月) 01:25:05.46 ID:bPlckH77o
こんばんは
次回の更新は明日の深夜になります
待たせてしまって申し訳ありませんが気長にお待ち下さいまし!
376 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/24(月) 05:30:39.31 ID:CPAXx4t6o
お待ちしています!
377 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2011/10/24(月) 23:46:46.59 ID:b9jyD5leo
こんばんは!私です
皆さん風邪など引かないようにして下さいね

>>376
待っていてくれてありがとうございます!

では本編の続きをいつも通り書きながら投下いたします
378 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2011/10/25(火) 00:16:42.74 ID:GCj6fJdZo




男は部屋の呼び出し音で起こされた

ピーー、ピーー

男「んぁ……?」

男「……5時?」

時計に目をやると5時を少し回った頃

定期的に鳴り響く音に嫌な顔をしながらも、訪問者を確認する為に体を起こす

ピーーッ 

男「はぃ……」ゴシゴシ

少女「朝早クに申し訳あリまセン」ペコ

白衣と一緒にいた小さな女の子がドアの前に立っていた

男「ん…何かあったの…?」

まだ眠いのか、意外な訪問者に驚きながらも要件を尋ねる

少女「はイ。白衣博士が、自室に来て欲シい。との事デす」

男「……?分かった。支度するから少し待ってもらえる?」

少女「了解しまシた。ココデ待たせていたダきます」ペコ

男「すぐ戻るよ」

ガシャ

............................

..................

..........

ガシャ シュー

男「失礼します」スッ

白衣「やぁ。すまないね。こんな朝早くに来させてしまって」クルッ

男「いや、俺も一度話したいと思っていたので」ペコ

白衣「うむ。少女。ご苦労だった。戻って良いぞ」

少女「はイ。失礼しまス」ペコ

男「少女ちゃんも、ありがとう」ナデナデ

少女「イ、イえ……失礼しまス!」ペコ



白衣「タバコは、大丈夫かね?」




白衣は男ソファに促し、コーヒーを渡しながら向かい合う様に自分も腰掛けた

白衣「うーむ」シュボッ

タバコに火を付けて煙を吐き出す

白衣「フー。何から聞きたいかね?」

男は真剣な眼差しで白衣を見据え、聞きたい事を吐き出した

379 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2011/10/25(火) 00:38:30.86 ID:GCj6fJdZo

.......................

................

.........

白衣「???と、私の研究ではこの程度だな」

何時間話していたのか、外は車の走が忙しなく行き交っている
男は時間を忘れていた

男「でも分かりません…」

男「女やロリを見る限り、アンドロイドと人間との共存は難しくないと思うんです…」


白衣「君は先の説明で何を聞いていたのかね?」スパー

白衣の前にある灰皿はそろそろ一杯になりかけている

白衣「私達にその気が無くても、政府の人間はそうは思ってくれないさ」

白衣「世界中で開発が進んでいるんだ」

白衣「女君やロリ君のような、生活支援型から戦闘型、はたまた隠密潜入型までね」ジュッ

白衣「だが現実は、世界で開発が進んでいるのは圧倒的に後者の2つが多い」

白衣「そのアンドロイドが完成したらこの国が真っ先に狙われるだろう」スッ

白衣「そうなる前に軍事利用できるアンドロイドを作って先制しよう」カチッ

白衣「粗方そんな所か…」フー



380 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2011/10/25(火) 00:57:47.03 ID:GCj6fJdZo

男「……」

白衣「博士が的に絞られたのもそのせいさ」

白衣「彼らは粗方の研究結果、実験データが欲しかったに過ぎない」

白衣「最初は泳がせ、大体のデータが集まればそれを自分の物にする」

白衣「どういった経緯で政府に知れたかは定かでは無いが、博士は最期まで政府の要求を飲まなかったのだろう」

白衣「軍事利用できるアンドロイドを造れと言う要求を、ね」フー

男「……」グッ

白衣「今となっては、知ることが出来ない事だが…」コト

男「……」ゴク

残り少ないコーヒーを飲み干す
ぬるくなって、少し苦い

白衣「……コーヒーを淹れてこよう」スッ

カップを持ち立ち上がる白衣

その白衣の後ろ姿に男は質問を投げかけた

男「だったら…」

男「だったら何で女やロリが狙われるんです…?」

男「あいつらは普通の…ただのアンドロイドだ…」グッ

白衣「…」

男「……」ギリ

白衣「聞きたいかね?」

白衣は男に背を向けたまま聞き返した

男「……」

男「何か…あるんですか…?」

白衣はコーヒーを淹れ直したカップを持ちながら向き直った





381 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2011/10/25(火) 00:59:58.41 ID:GCj6fJdZo
今回はここまでです
投下数が少なくて申し訳ない
次回はもうちょい投下するように頑張ります

レスしてくれる人に感謝感激です!

ではまた次回!
ノシ
382 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/25(火) 07:58:39.11 ID:d3gBdXUIO
しえんぬC
383 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2011/10/25(火) 16:26:48.96 ID:W/NcddQzo
こんにちは。私です
今日も深夜から更新します!
お待ち下さいまし

>>382
しえんありがとうございます!

ではまた深夜に
384 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2011/10/25(火) 16:26:50.91 ID:W/NcddQzo
こんにちは。私です
今日も深夜から更新します!
お待ち下さいまし

>>382
しえんありがとうございます!

ではまた深夜に
385 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2011/10/25(火) 16:38:29.52 ID:W/NcddQzo
連投すみません!
386 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/25(火) 17:37:39.71 ID:wL4Z0j3IO
ヒント:リロード
387 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2011/10/25(火) 18:19:22.66 ID:J9z7oFnKo
>>386
すみません。スマホの電波状態が悪いのか、リロードしまくっても反映されなかったので再度書き込んじゃいました

auIS04はやはり地雷でした(´・ω・`)
388 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国地方) [sage]:2011/10/25(火) 20:44:19.92 ID:gunnpMDxo
PCからでも書き込んで即「規制されて書けません」とかの
エラーや規制情報が出てリロードしても反映なし
んで少し経ってスレを開くとさっきのもきちんと書けてるというのが重い時間では珍しくないので
後で見て本当にダメなら再度書き込むくらいのほうが良いかもしれませんよ
389 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2011/10/26(水) 00:12:42.88 ID:IrwmGYV2o
こんばんは
続きをいつも通り書きながら投下いたします
風が強くて仮設住宅が吹っ飛びそうで怖い…

>>388
勉強になります
これからは気を付けますね
390 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2011/10/26(水) 00:24:01.85 ID:IrwmGYV2o


男は不安に刈られながらも白衣を見つめ返す

白衣はカップを置き、タバコをくわえながら続けた

白衣「フーッ…」

白衣「オリジナルシスター…」

男「えっ…?」

訳の分からない単語にきょとんとしてしまう男

白衣「政府の人間には、そう言われているそうだ…」コト

そう言いながらポケットから取り出したのは、いつか見た消しゴム程の大きさの物だった

男「これって…」カチャ

手のひらに乗せマジマジと見つめる

ロリが持っていた物だ

白衣は煙を男に当たらない様に吐き出すと、更に続けた

白衣「私自身、このデータを見るまで知らなかったがね」フッ

白衣「あの子達に、こんな機能があるとは」

男「……」

男「どういう意味です…?」

391 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2011/10/26(水) 00:31:42.44 ID:IrwmGYV2o

白衣「このメモリーカードに残されていたのは、LD-01及びLD-02の全てだよ」

男「……」

男「一体…」

白衣「男君…」

男「っ……」

男の発言を遮った白衣の目は、真剣そのものだった
これ以上の事を知りたいのなら覚悟が必要だと言わんばかりの視線

男は心で一歩引くのを自覚していた
だが、二人を守る何かに変わるならばと、しっかりと白衣を見つめ直した

392 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2011/10/26(水) 00:43:51.58 ID:IrwmGYV2o

........................

.................

...........



男「こ、これは…?」

白衣「……」


『LD-01及びLD-02起動実験』


白衣「このデータは二人の設計から全てが記録されている」

白衣「脳波、プログラム、行動パターン、言語機能…」

白衣「二人の機体情報の全てがこれさ」

白衣「そして、特に特徴的なのは…」

白衣「子繁機能」

男「な…ッ!?」ガタッ

男「それって…つまり…!?」

白衣「そう…」フーッ

白衣「あの子達は子を宿す事が出来るのさ…」

393 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2011/10/26(水) 01:06:41.80 ID:IrwmGYV2o


男「な……そんなバカな!?」


白衣「私自身信じられんよ」

白衣「ほぼ機械のアンドロイドが子供を宿すなど」

白衣「科学の域を超えている」


白衣「もうこれはアンドロイドの実験データではない」

白衣「立派な人体研究と言っても良い」

男「オリジナルシスター…」

白衣「その意味が分かったかね?だが、これには続きがあるのだよ」

男「?」

ピー ピッ カタカタカタ

パソコンを操作し、新しい画面が表示される
その画面に記載されているのは、更に驚愕する内容だった

男「こ、これは…?」

画面を指差し説明を求める

白衣はその画面をタバコをくわえ、難しい表情で話し出した

白衣「子孫への記憶伝達…」

男「記憶…伝達…」

嫌な予感が頭を一杯にする
その予感が外れてくれる事を祈って、白衣の言葉を待つ


394 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2011/10/26(水) 01:08:16.46 ID:IrwmGYV2o
白衣「…母体が子を産み落とすその瞬間まで、記憶を共有する」

白衣「言わば生まれてきたその子供は、その名の通り、母親の生き写し」

白衣「全てが母体のそのものなのだよ」

男「え…」

理解に苦しむ
頭が付いていかない

白衣「要するに、クローンを作り上げれるって事かな」

予感は的中した
だがそれだけなら…と思っていた男にとどめと言わんばかりに白衣が言った

白衣「…考えてみたまえ」

白衣「例えば女君が軍事利用されるならば、一度必要の無いプログラムを消去する」

白衣「そして、特殊部隊並のデータを詰め込み、子を宿す」

白衣「…どうなるかね…?」

男は気づいた

男「特殊部隊並の子供に…」

白衣「そう…」

白衣「一生子供を生むだけの道具として動かされ、子供は訓練無しで全てこなせるスーパーレンジャー…」

白衣「5年もすれば、特殊部隊にも引けを取らない精鋭になる…」

395 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2011/10/26(水) 01:20:35.15 ID:IrwmGYV2o

男「そ…そんな…」ガク


あまりのデカ過ぎる現実に、男はうなだれ抜け殻の様になっている



白衣「政府が欲しいのは、恐らくこの為だろう…」

白衣「この世に三体と居ないんだ」

白衣「ロリ君に至ってはあんな子供に造られていると言うのに…」


男「オリジナルシスター」ボソッ


白衣「オリジナルとは良く言ったものだよ…本当に…」

白衣「新しい人類の形だって見いだせる」


白衣「だが恐らく本人達は知らないだろう」

白衣「自分達もLD-06のような、一般的な機械だと…」

男「……」

男は考えた
母親がどういった考えであの二人を造ったのかを

男(お袋……あんた一体…)

396 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2011/10/26(水) 01:23:04.02 ID:IrwmGYV2o
今回はここまでです
矛盾が見え隠れしてきましたね…

読んで下さった方、応援して下さってる方に感謝感激です!

ではまた次回!
ノシ
397 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2011/10/26(水) 15:31:39.37 ID:rXIATKtzo
こんにちは。私です

今夜もいつも通りに深夜に更新致します!
展開を練りながら仕事すると危ない危ない…
398 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2011/10/27(木) 00:32:19.12 ID:7XyVCadNo
こんばんは!
遅くなりましたが、いつも通りに書きながら投下いたします

399 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2011/10/27(木) 00:52:37.23 ID:7XyVCadNo

黙り込んでいた男はハッとなり、白衣に提案を提示した

男「そ、それって消去出来ないんですか!?」

そうだ。プログラムがアンインストール出来るなら…
が、その希望は砕かれる

白衣「無理だろう。これは産まれ持っての機能なんだ。つまり基本に組み込まれている」

白衣「これを消去したら、恐らく女君達の機能破壊と同じだ…」

白衣「打つ手はない…」フーッ

男「そ、そんな…」ガク

またもうなだれる
何か策が無いかと頭をフル回転させるが、何も思い浮かばない

頭を抱え込む男に、白衣は小さく呟いた

白衣「もしくは…二人の破棄…」

男「ッ!?」

男「そんな!?」

白衣「世界の被害を考えれば、二人で済むのだよ?」

き然とした態度で男を見据える

白衣「それか、君はこの先政府から彼女達を守り抜く事が出来るのかね?」

男「ッ…」

情けなくなる
何も言い返せない

更に白衣は追い討ちをかけた

白衣「君も男友君も女友君も、踏み入れてはいけない所まで来ているのだよ」

白衣「いや、男君。君に関しては女君を預かったその時からかも知れない」

白衣「だが、今ならまだ、元の生活に戻る事が出来る」

白衣「アンドロイドを手放せば、いつも通りの日常に戻る事が出来るのだよ」

400 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2011/10/27(木) 01:05:59.91 ID:7XyVCadNo

白衣「わかるかね?」

男「…」

元の生活
いつも通りの日常

男の頭の中はパンク寸前であった

だが絞り出す様に、だけど確実に声を張り出した




男「女とロリがいて……」

白衣「?」

男「男友と女友がいて……」

男「やっといつも通りの日常なんだ…」

白衣「おとk……」

男「朝は女に起こされて…ロリのテンションに圧倒されて…」

男「男友や…女友の馬鹿みたいな夫婦漫才に笑わされて…」

男「1日が終わる…これが俺の日常なんだ!」

言い終わる時には立ち上がって白衣を睨んでいた

白衣「君が背負い込める程のものだと思っているのか!?」バンッ

感情的になってしまう白衣

男「分かりません!」キッ

白衣「なっ!?」

男「でも、失うなんて考えられない!」

男「考えたくない!!」
401 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2011/10/27(木) 01:16:48.76 ID:7XyVCadNo

白衣「……」ジッ

男「……!」キッ

睨み合う二人
譲るまいと二人は黙ったまま意志を視線に込める

先に沈黙を破ったのは男だった

男「この先…」

白衣「……」

男「この先なんて分からないけど、後悔して生活するなら…」

男「失敗して笑った方がマシです!」

白衣「……!」

男「それに…」

男「俺はあいつ等の家族だから…」

覚悟を決めた男
それは目でも白衣に伝わった

白衣「……」

白衣「……ふぅ」

白衣「負けたよ…君には…」

お手上げ状態を体現する白衣
困った表情だが、顔は笑っている

男「!」

白衣「だが、そこまで言ったからには」

白衣「ちゃんと守るのだよ」ニコ


男「は、はい!」ニコ

402 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2011/10/27(木) 01:20:03.34 ID:7XyVCadNo
今回はここまでです

書いてる自分が何じゃこりゃ…って思ったらアウトですか

初のSSでまさか全然終わりが見えなくなるとは…
最後までお付き合い願います

読んで下さった方、応援して下さってる方に感謝感激です!

ではまた次回
ノシ
403 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/27(木) 08:08:49.47 ID:sMFBBgyIO
まさかのエロ展開…か!?
404 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2011/10/27(木) 16:06:11.16 ID:LOdo+Wpyo
こんにちは!私ですヽ(゚Д゚)ノ
今夜も深夜に更新致します

>>403
エロ展開…少し考えてみます

ではまた深夜に!
405 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2011/10/28(金) 00:13:04.32 ID:mvc2dp7Go
こんばんは!
ではいつも通りに書きながら投下します`・ω・´
406 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2011/10/28(金) 00:25:15.00 ID:mvc2dp7Go

........................

................

........


女「私達に…そんな機能が…」

ロリ「信じられませんね…」

午後
全員を集め全てを話した男と白衣
聞いた本人達は半信半疑の様だった

男「根拠はこのメモリーカードの中身だった」カチャ

ロリ「あっ…」ドキッ

男「ごめんなロリ。勝手に見ちまった」ナデナデ

ロリ「いえ…いつかは言うつもりでしたからっ」ニコ

男「そっか」ニコ

女友「でもでも、何でその機能が?」

男友「子供が産めるって事は、普通の人間と一緒だもんな?」

男「それは…」
ガチャ シュー

言いかけたが、ドアを開けた人物が言葉を引き継ぐ

白衣「それは、私から説明しよう」
407 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2011/10/28(金) 00:38:39.13 ID:mvc2dp7Go
>>406
訂正
×全員を集め全てを話した男と白衣
○全員を集めて全てを話した男




白衣「説明の前に」スタスタ

白衣「二人共、子孫繁栄に関しての概念は?」

女「データに組み込まれています」

ロリ「ロ、ロリも…///」モジモジ



白衣「それなら話は早い。女君、ロリ君」スッ

白衣は二人にメモリーカードを渡した


白衣「これはデータをバックアップしたものだ。スキャンすれば口で説明するよりは早いだろう」



女「分かりました」カチャ ピピッ

ロリ「…?」カチャ ピピッ

白衣「君達にはこのパソコンで説明しよう」カタカタカタ

男友「…」ジッ

女友「…」ジッ


ロリ「あ、あやゃ…データが多いのです〜」ピピピピッ 

白衣「少々頑張ってくれ。君達の為なのだ」

ロリ「あうぅ…が、頑張りますっ」ン~ ン~


408 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2011/10/28(金) 00:43:42.27 ID:mvc2dp7Go
.........................

.................

..........

白衣「?????ここまでは理解出来たかね?」

男友「まぁ…」

女友「何となくは…」

白衣「よし。二人は大丈夫だね?」

女「はい。データの解析終了致しました」

ロリ「ロリも…終わりまひた〜」グタ

白衣「良く頑張ったな」ピッ

ロリ「ひゃ…!?」ピ

白衣「充電しておきたまえ」カチャ

ロリ ジュウデンヲ カイシシマシタ

409 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2011/10/28(金) 00:54:21.86 ID:mvc2dp7Go

白衣「さて、本題だが…」

白衣「この機能が破壊できないとなると、政府からの本格的なアプローチが来るモノと思われる」

男友「そうでしょうね…」

女友「また、あんな事が…」

男「…」


白衣「私の意見だけ述べれば」

白衣「二人の破壊が妥当かと思う」


男友「なっ!?」ガタ

女友「そ、それは駄目です!」ギュ

女「女友さん…///」

白衣「…が、男君の意志に負けてね」フフッ

男「ちょ!」

白衣「女君とロリちゃんは僕の家族だから、とね」フフ

男「白衣さん…!?」カァ


男友「…w」ニヤ

女友「…ww」ニヤニヤ

男「ニヤニヤすんな!」カァァ

女「男さん…///」

ロリ「う、嬉しいですっ」モジモジ

男「う…」カァァ

男友「www」

女友「www」

男「このやろう!」カァァ

410 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2011/10/28(金) 01:02:58.97 ID:mvc2dp7Go

白衣「と、話が逸れたなww」

男「白衣さんまで…」orz

白衣「すまんすまん」アセ

白衣「で、だ」

白衣「私が手を貸そう」

男「男と女はここに残って貰う事になる」

女「よ、よろしいのですか?」

男「元々女はメンテナンスにちゃんとした研究所がないと駄目だしな」

白衣「私としても研究の幅が広がる」

白衣「願ってもない事さ」

女「ありがとうございます」ペコ

ロリ「ございますっっ」ペコ 

ロリ「あっ」ピーン

ロリ「きゃあっっ」ステン

白衣「ふふふ。だが手伝いはして貰うよ」

女・ロリ「はいっ」



411 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2011/10/28(金) 01:10:47.82 ID:mvc2dp7Go

白衣「ここは幸いまだ政府の目に付いていない」

白衣「隠れ蓑としても最適だろう」ニコ

男友「でも、俺達は夏休みが終わったら帰らないと…」グタ

女友「あっ…そうか…」グタ

男「まぁ頑張ろうぜ」ポンポン

白衣「あっ、言い忘れたが、男君もここに残ってもらう」



男・男友・女友「えっ」

白衣「政府に狙われてるのだ。当然だろう?」

男「い、いやでも大学が…」

白衣「それに、あの二人をほうって行けるのかい?」

男「え?」チラッ


女 ズーン

ロリ ナキソウ

男「う゛っ…」

男「分かり…ました」ハァ

女 パァ

ロリ パァァ


412 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2011/10/28(金) 01:16:00.48 ID:mvc2dp7Go

女友「そ、それなら…」

男友「俺達も危ないんじゃ…」

白衣「大丈夫だ。政府の目には触れていないだろう」

白衣「それに家族が心配するだろう?」

男友・女友「ですよねー」グタ


男「ま、頑張ってww」ポンポン

男友・女友「このやろう!」

413 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2011/10/28(金) 01:29:25.31 ID:mvc2dp7Go

白衣「では一度君達を送らせる」

白衣「男君の退学手続きはこちらでやっておこう」

白衣「広い部屋も確保しておく」

白衣「荷物運びならウチの研究員を連れて行ってくれ」

男「ありがとうございます」

白衣「礼はいらんさ」ニコ

.......................

............

.....


女「あの…」

白衣「ん?」

女「本当に…ありがとうございます」ペコ

ロリ「ございますっっ」ペコ

白衣「礼なら男君だよ」

白衣「私は一度君達を破棄しようと提案したのだからね」

ロリ「それでも、白衣さんのおかげで…助かったし…」モジモジ

白衣「こちらにも預かるメリットはある。気にしなくていい」

女「それでも、ありがとうございます」ペコ

<オーイ オンナー ロリー イクゾー


白衣「…もう行きなさい。男君達が待っているぞ」

女「それでは、また」ペコ

ロリ「失礼しますっ」ペコ

タタタタ…

白衣「……」

白衣「良い子達だな…」




白衣「博士よ…」ギュ


414 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2011/10/28(金) 01:32:01.45 ID:mvc2dp7Go
ここまでです

第一章的な感じで終わりました
次回から時間が飛びます

読んで下さった方々、応援して下さってる方々に感謝感激です!

ではまた次回
ノシ
415 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/28(金) 12:26:19.22 ID:WAA2Fr8IO
飛びます飛びます
416 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2011/10/28(金) 14:30:29.26 ID:a83qvikVo
こんにちは!私です
早速訂正>>410
× 男「男と女はここに残って貰う事になる」

○白衣「男と女はここに残って貰う事になる」

今夜も深夜に更新致します
今夜から第二章的な何かです
ではまた
417 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2011/10/29(土) 13:19:31.82 ID:a/6CzMMyo
こんにちは私です!
訂正の訂正
>>416

× 男「男と女はここに残って貰う事になる」

○白衣「ロリ君と女君はここに残って貰う事になる」

風邪気味だったからか訂正までも訂正すると言う始末…orz
今夜はちゃんと更新致します!
418 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2011/10/30(日) 00:02:18.55 ID:LvIAqAZFo
こんばんは!
諸事情により、もう2、3日更新遅れます
待っていて下さってる方々申し訳ない!!
更新する日は昼間に報告しますのでお待ち下さい!
419 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/31(月) 21:16:44.04 ID:8LRoZ1YCo
乙!
待ちますとも。
420 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(長屋) [sage saga]:2011/11/02(水) 15:28:07.80 ID:eIlDByoCo
こんにちは!
お待たせしました
今夜更新致します!
421 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です) [sage]:2011/11/02(水) 16:03:16.12 ID:iEULB1Nqo
おっ!待っとります!
422 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(長屋) [sage saga]:2011/11/02(水) 23:55:30.59 ID:wnME7Rxwo
こんばんは!私です

>>419 >>421
待っていて下さってありがとうございます!

これから書きながら投下いたします
423 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(長屋) [sage saga]:2011/11/03(木) 00:08:16.00 ID:KNW3CV+/o


 3年後



男「……」ボー

少女「男さん。また屋上に居たのですか」スタスタ

男「ん…?」

男「あぁ、少女ちゃん」

少女「女さんとロリさんの調整そろそろです」

男「あぃよっ」ノビー

男「少女ちゃん言語機能アップグレードしたね」

少女「何か、変でしょうか?」

男「いや、良いと思うよ」ナデナデ

少女「あ、ありがとうございます…」モジ

男「さ、女達のとこ行こうか」スタスタ

少女「はいっ」タタ

424 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です) [sage]:2011/11/03(木) 00:10:53.68 ID:HD4sqmJso
来おったか!
425 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(長屋) [sage saga]:2011/11/03(木) 00:17:44.11 ID:KNW3CV+/o




チョウセイ シュウリョウ

シュー


白衣「どうかね?」


女「…はい。問題ありません」

ロリ「少し、服がキツいです…」キュウ

白衣「うむ。肉体の成長も順調のようだね」ペタペタ


白衣「ん…?」サワサワ

女「ひゃっ!?」ピクッ

女「は、白衣さん…どこを…///」ピクッ

白衣「女君は、下着のサイズを変えなければな」カキカキ

ロリ「!?」

白衣「ふむ…ここ3年でこれほどにな…」フニフニ

女「あっ…は、白衣さん…」ピクッ

白衣「ん?あぁ、すまんすまん」

ロリ「……」ペタペタ

ロリ orz

白衣「ロリ君も成長過程に入ってきたようだね」カキカキ

ロリ「ほ、本当ですかっっ!?」キラキラ

白衣「あぁ、前回の調整から身長が2センチ伸びているね」ニコ

ロリ「YESッッ!」グッ

女「胸は私が勝っt…」

ロリ「お姉ちゃんのいじわるーっ!」ピョン
426 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(長屋) [sage saga]:2011/11/03(木) 00:31:51.20 ID:KNW3CV+/o

ピー シュー

男「終わったかー?」スタスタ

白衣「男君。丁度今終わった所だ」クル

男「どうでした?」

白衣「異常はない。大丈夫だ」スッ

男「カルテですか…俺は良いです」

白衣「…?」

男「前に見ようとした時に二人に怒られましたからね」ハハッ

白衣「あぁ、成る程な」

男「…で、あれは何を…」


<ロリダッテコレカラオオキクナルモンー!!

<ハイハイ ワカリマシタ

<モー!!チャントヒトノハナシハキキナサーイ!!


白衣「なぁに、女性ならではの悩みと言うものさ」スタスタ

男「はぁ…」キョトン

白衣「そうだ男君。今月の給料。入れておいたよ」スタスタ

男「あの…いつも言いますけど…」

白衣「′′居候の身でお金は受け取れない′′だろう?」

男「…」

白衣「気にしなくて良いと何度も言っているだろう?」

白衣「それに」

白衣「研究の手伝いをして貰ってるんだ。これくらいはさせてくれ」スタスタ

男「ありがとうございます…」ペコ

白衣「」フリフリ

ピー シュー
427 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(長屋) [sage saga]:2011/11/03(木) 00:42:32.21 ID:KNW3CV+/o

男(給料って程働いてないんだけど…)

男(じいちゃんからの仕送りもあるし…)

男(大学辞めたのになぁ…)



女「大体私をライバルになんて比べる相手が…あ…」

女「男さん!」タタタ

ロリ「まだまだ勝負はこれから…」ピョンピョン

ロリ「あっ!お兄ちゃんっっ」タタタタ


男「ん?おぉ、2人ともご苦労様」ニコ

男(ま、考えるのは後だな)

女「男さんは、胸は大きい方が良いですか?」ジッ

ロリ「形ですかっっ?」ジッ

男「え…えぇ!?」タジ

女「大きさですか?」ジッ

ロリ「形ですよねっ!?」ジッ

男「え、えぇーと…」アセアセ

男「わーーーーっっ!」スタタタタ


女「あっ!」

ロリ「逃げたっ!?」
428 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(長屋) [sage saga]:2011/11/03(木) 00:56:20.03 ID:KNW3CV+/o

男「はぁ…はぁ…」

男「なんなんだ…いきなり」ゼェゼェ


???「そんなに慌ててどうしたのよ?」ツカツカ

男「んぁ?」

男「あぁ、ポニーテールか」

ポニテ「なによ!私で悪かったわねっ!」ビシッ

男「あだ!」

ポニテ「んで?どうしたのよ?」

男「いや、女とロリに胸がどうたらこうたらってな…」ハァ

ポニテ「む、胸!?///」

男「うん。形が良いのか大きさが良いのか問いただされてな…」ハァ

ポニテ「ふ、ふーん?///」

男「まいるよなぁ」

ポニテ「そ、そぉよねぇ?///」

ポニテ「ち、ちなみに男はどっちが好みなの…?」モジモジ

男「んぁ?別にどっちでも良いんじゃないの?」

ポニテ「ふ、ふーん?///」

ポニテ(わ、私でも…行けるんじゃ…///)

男「そんなに気になるもんなのかねぇ…」ハァ

ポニテ「お、おお女の子は難しいのよ!///」

男「?何でポニテが動揺してんだ?」

ポニテ「べべべ別に?」
429 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(長屋) [sage saga]:2011/11/03(木) 01:03:41.97 ID:KNW3CV+/o

ポニテ「わ、私の胸とかd」


ピピーー ガガ…ガ…

<オトコクン シキュウワタシノヘヤヘ


男「何かあったのかな…?」

男「ん?」

ポニテ orz

男「どうした?」

ポニテ「何でもないわよ…」ハァ

男「?んじゃあまたな」タタタタ

ポニテ「…ハァ」

男「あ、そうだポニテ」ピタ

ポニテ「……?」

男「今日夕飯部屋に食いに来いよー」フリフリ

ポニテ「!!」スタ

ポニテ「し、仕方ないわねっ!行ってあげるわよっ!」ビシッ

男「おう。じゃ、また後でなー」フリフリ

ポニテ「///」グッ




430 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(長屋) [sage saga]:2011/11/03(木) 01:07:30.33 ID:KNW3CV+/o
今回はここまでです
二章的な何かスタート!でも年月が経ってる様に見えない罠
しかも新キャラ…正直すまんかった

>>424
待っていて下さってありがとうございます!

読んで下さった方々、応援して下さってる方々に感謝感激です!

ではまた次回
ノシ
431 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です) [sage]:2011/11/03(木) 01:13:37.30 ID:HD4sqmJso
乙! 待ってたとも。
新キャラもなかなか。つか男のタラシっぷりがUPしてないか?

しかし女……3年経って一体どれくらいサイズがあがったと……
432 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(長屋) [sage saga]:2011/11/03(木) 02:14:01.92 ID:gK31QRGio
>>431
ありがとうございます!

ポニテ「べ、別に褒められても嬉しくなんかないんだからねっ!///」

男友「男のたらしっぷり…それは主人公補正で…」

男「なぜお前が出てきたし」


女「わ、私の胸のサイズですか?」

白衣「Eだ」

女「ちょ!///」

ロリ「そ、そんな…orz」

白衣「ちなみにロリ君がAA。ポニテ君はBだ」

ロリ「わ〜〜〜ん!」

ポニテ「い、言うなっ!」

少女「私もAAです」
433 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(長屋) [sage saga]:2011/11/03(木) 14:12:56.73 ID:gK31QRGio
こんにちは!
今夜も更新致します!

補足ですが、ポニテもアンドロイドだったりします
434 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です) [sage]:2011/11/03(木) 21:49:38.21 ID:HD4sqmJso
おっしゃ!
待っとります。

>>ポニテもアンドロイド
勿論そのつもりで読んでおりますとも
435 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(長屋) [sage saga]:2011/11/04(金) 00:21:32.65 ID:9U2A7c3Ko
こんばんは!私です
今日も書きながら投下いたします!

>>434
応援ありがとうございます!
補足はいらなかったですね

ポニテの誕生もその内書きます

436 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(長屋) [sage saga]:2011/11/04(金) 00:25:21.60 ID:9U2A7c3Ko


シュー

男「失礼します」スタスタ

白衣「あぁ。すまないね。急に呼び出して」

男「いえ、何か問題でも…?」


白衣「いやなに、少女から話したい事があるそうでな」チラッ

少女「」ペコッ

男「…?」
437 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(長屋) [sage saga]:2011/11/04(金) 00:43:37.89 ID:9U2A7c3Ko

ロリ「お兄ちゃんが?」

ポニテ「うん。今日は夕飯はここで一緒にって」

女「そうでしたか。それでしたら、くつろいでいってください」マネキ

ポニテ「ありがとっ!お邪魔しまーす」トテテ

ロリ「でも、何でお兄ちゃん呼ばれたのかな?」ナゾー

ポニテ「んー…」

女「何でしょうね」


女「長くならなければ良いのですが…」

ロリ「ご飯遅くなっちゃうもんねー」

ポニテ「今日の献立は?」

女「唐揚げとサラダですので、揚げるだけです」

ポニテ「そっか」ヒマー

ロリ「ねぇねぇ。何かしましょうよ〜」ヒマヒマ

女「ゲームで対戦しますか?」

ポニテ「あ、楽しそうね」ワキワキ

ロリ「やだよっ!お姉ちゃんすごい強いんだもん…!」グテ

ポニテ「そんな強いの?」

ロリ「100回以上やって、一回も攻撃当たらないんだもんっ!」ナキ

ポニテ「えっ」

女「ロリが弱いんですよ」ヘッ

ロリ「なにおう!」ピョン

ポニテ「はいはい。ゲームはやめるわよー」

女「そうなるとやること無いですね…」

ロリ「うぅ〜ん…」


ポニテ「あっ!!」ポンッ

ポニテ「少し歌ってみる?」ウインク

女「良いですね!」

ロリ「さんせーい!」

女「ポニテさんの歌声。久しぶりに聞きたいです」

ポニテ「て、照れるからやめなさいよっ!///」

ポニテ「じゃあ少し歌ってあげる」

〜〜♪

438 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(長屋) [sage saga]:2011/11/04(金) 00:51:53.86 ID:9U2A7c3Ko

男「少女ちゃんが?」

少女「はい」

少女「私事なのですが…」モジ

男「うん。ちゃんと聞くよ」シャガミ

少女「あ、あの…」モジ



少女「ちゃん付けを…やめて頂けないでしょうか…?」///

男「……」キョトン

男「え?」

男「そ、それだけ?」

少女「それだけとは…失礼です」キッ

男「うっ…ごめんなさい」

少女「私も、女さんやロリさんやポニテさんの様に呼んで頂きたいのです…」シュン


男「そ、そっか…別に良いよ?」

男「ただの呼び捨てになるけど」

少女「よ、呼び捨てが良いのです!」

男「うん。分かった」

男「今日からそうするよ。少女」ナデナデ

少女「ふぁ…///」

少女「あ、ありがとうございます…」テレッ
439 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(長屋) [sage saga]:2011/11/04(金) 00:58:00.95 ID:9U2A7c3Ko

白衣「うむ。すまないね。これだけの用事だったよ」

男「いえ、全然」ニコ

少女「…///」

白衣「今日はもう用事はない。戻って休みたまえ」カタカタ

男「あ、白衣さん」

白衣「ん?」

男「今日部屋に来ませんか?」

白衣「?夜の誘いなら断るが?」

男「い、いや、そうじゃなくて」アセアセ

男「今日は、ポニテと少女の誕生日なんで、お祝いでもと」チラッ

少女 キラキラ

男「どうですかね?」
440 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(長屋) [sage saga]:2011/11/04(金) 01:05:57.10 ID:9U2A7c3Ko

白衣「…」

白衣「すまないが、今日は仕事が残っているのでな…」キィ

男「そう…ですか…」

少女「マスターの仕事があるなら私もお手伝いを…」

白衣「私一人で十分だ。少女は行って来なさい」カタカタ

少女「ですが…」

白衣「命令だ。楽しんで来い」カタカタカタ

少女「は、はい…」シュン

男「…」

男「じゃあ、失礼しますね」ペコ

白衣「ん」

少女 ペコッ


白衣「そうだ男君」フリフリ

男「はい…?」ピタ

白衣「すまないが、そこにある箱も、持って行ってくれ」

男「?」

男(これは…)


男「分かりました」ニコ

少女 ?

白衣「ん。頼むよ」フリフリ

男「はい。失礼します」ペコ


シュー
441 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(長屋) [sage saga]:2011/11/04(金) 01:09:20.17 ID:9U2A7c3Ko


 廊下

少女「マスター…残念ですね…」シュン

男「ん?」スタスタ

男「まぁ、白衣さんは素直じゃないからな」ニコ

少女「?どういう意味でしょうか?」トテトテ

男「んー?まぁとりあえず部屋に行こうか。腹も減ったし」スタスタ


少女「気になります…」トテトテ
442 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(長屋) [sage saga]:2011/11/04(金) 01:12:13.78 ID:9U2A7c3Ko
今回はここまでです
次回は今の時間から1年遡ります
こんなに平和な描写でシリアスに持っていけるのか…

読んで下さった方々、応援して下さってる方々に感謝感激です!

ではまた次回
ノシ
443 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です) [sage]:2011/11/04(金) 01:12:47.93 ID:pvdUEsico
乙でしたっ!
444 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(長屋) [sage saga]:2011/11/05(土) 14:24:53.29 ID:B4m3BdMxo
こんにちは!私です
昨日は更新出来ずすみませんでした
今夜はいつも通りに更新致します!

>>443
ありがとうございます!

ではまた深夜に
445 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です) [sage]:2011/11/05(土) 20:29:22.62 ID:iqPRI91IO
いつも楽しみにしてるC
446 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(長屋) [sage saga]:2011/11/06(日) 00:36:12.85 ID:mk6cNlE/o
こんばんは!
ではいつも通りに書きながら投下致します!
447 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(長屋) [sage saga]:2011/11/06(日) 00:43:12.99 ID:mk6cNlE/o
>>445ありがとうございます!ホント感謝です



 1年前


ピッ…ピッ…

キドウヲ カイシシマス

ピッ…ピー

シュウゥゥ


???「」パチッ

ここはどこだろう…私は…一体…

白衣「おはよう」コツコツ

???「?」

誰だろう…何か…頭に…
マスター?

白衣「まだプログラムのインストールが終わってないのか」

白衣「少し休みなさい」ナデナデ

???「」

頭に…数字が…
マ、スター…?
声…?
歌…?
歌いたい…?
う…た…いたい…


448 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(長屋) [sage saga]:2011/11/06(日) 00:49:23.14 ID:mk6cNlE/o

......................

...............

.......

白衣「この子が新しいアンドロイド」ポン

白衣「VK-01だ」

VK-01「」ペコ

ロリ「よろしくお願いしますっ」ペコッ

男「よろしくな。あー…と」

女「男さん、また名前の事で?」

男「うん。やっぱ名前付けないとしっくり来ない」ハハハ

白衣「うむ。では今回はロリ君に付けて貰おうかな」

ロリ「えっ!?」

男「おー。良かったなロリ」

ロリ「む、難しいですね…」ムー


449 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(長屋) [sage saga]:2011/11/06(日) 00:58:04.75 ID:mk6cNlE/o

ロリ「ん〜…」

白衣「10分くらいか?」

男「ですね…」ハハハ

女「悩みますね」

ロリ「だ、だってっ!一生残るし…」アセアセ

VK-01「?」

何だろう
な  ま   え  ?


なまえって、何だろう…


ロリ「あっ!ポニテ!ポニテはどうでしょうっ」ピシッ

男「うん。良いんじゃないか?」ニコ

VK-01「?」
何?

女「良いと思います」

VK-01「?」
ぽ に  て
?  ?

ロリ「良かった〜」ホッ

白衣「VK-01」

VK-01「?」
はい。マスター

白衣「今日から君の名前はポニテだよ」

VK-01「?」

白衣「ポニテはお前自身だよ」ニコ

ポニテ「」コク
はい。マスター

450 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(長屋) [sage saga]:2011/11/06(日) 01:04:21.22 ID:mk6cNlE/o


1ヶ月後

ポニテ「……」ジー

ロリ「ポニテさんっ?」ヒョイ

ポニテ「?」

ロリ「ポニテさんは自分の気持ちを歌に変換出来るんですよねっ?」ワクワク

ポニテ「」コク
そう、歌唱変換型だもの

ロリ「わぁぁ!」キラキラ

ロリ「凄いんですねっ!」ブンブン

ポニテ「?」ブンブン
あわわわ。腕が取れるる…

ロリ「あれ?」ピタ

ロリ「でも…」



ロリ「声聞いた事ないです」キョトン
451 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(長屋) [sage saga]:2011/11/06(日) 01:09:58.95 ID:mk6cNlE/o




男「確かに。ポニテちゃん喋らないな…」ウーン

ロリ「ですよねっ?」

女「機能は歌唱変換型ですよね?」

男「白衣さんはそう言ってたよ」



ウーン…


女「ポニテさんの言語プログラムに異常が…?」モシヤ

男「マジか?」

ロリ「あわゎゎ…それは一大事ですよぅっっ!」ワタワタ


男「うーん…」


男「白衣さんにちょっと聞いてくる」スクッ

452 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(長屋) [sage saga]:2011/11/06(日) 01:17:36.31 ID:mk6cNlE/o





男「……という訳でして」

白衣「そうか。それでわざわざ…」




男「言語機能は…」

白衣「いや、ポニテに異常はない」サラッ


男「それなら良いんですが…」ホッ

男「でも、無口だから心配で」



白衣「…きっかけが必要なのだよ」

男「…きっかけ…?」

白衣「あの子は言語機能を使うと言う事を覚えないで起動したみたいなのだ」

男「それで…」

白衣「機能自体は問題ないが…きっかけがあれば…」

453 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(長屋) [sage saga]:2011/11/06(日) 01:19:30.84 ID:mk6cNlE/o

男「白衣さん」

白衣「ん?」シュボ

男「ポニテは感情を歌に変換出来るんですよね?」

白衣「?うむ」

男「俺に考えが…」




454 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(長屋) [sage saga]:2011/11/06(日) 01:23:35.74 ID:mk6cNlE/o





ポニテ「」スタスタ

男「ポ、ポニ、ポニテ」

ポニテ「」ピタ
何でしょうか?

男「ちちちち、ちょっと屋上まで一緒に行かないか?」アタフタ


男「ゆや、ゆゆ夕焼けが綺麗なんだよ」ニコ カチコチ

ポニテ「?」コク
はい。分かりました

男「そっっっか!んじゃじゃじゃ行くか」スタスタ カチコチ

ポニテ「?」スタスタ



455 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(長屋) [sage saga]:2011/11/06(日) 02:13:19.46 ID:mk6cNlE/o


屋上

ガチャ

ポニテ「!」タタタタ

ポニテ「!」キラキラ
綺麗!凄いです!

男「結構綺麗だろ?」スタスタ

ポニテ「」コクコク
空が綺麗なオレンジ!
青いだけじゃないんですね!

ポニテ「」キラキラ
うわぁぁぁ…

男(いけるかな…?)

男「ポニテ」

ポニテ「?」
何でしょうか?

男「お前の歌声で今の気持ちを表してみてくれ」

ポニテ「……」
私の…
歌声…

男「聞いてみたいんだ。ポニテの歌」

ポニテ「……」キュ
歌ってみたい…
けどどうやったら…

男「大丈夫だから」ニコ ナデナデ

ポニテ「!?」///
何で恥ずかしいんだろう…
それに…安心する…

456 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(長屋) [sage saga]:2011/11/06(日) 02:56:41.31 ID:mk6cNlE/o
回線がががが



男(これで決まってくれ...)

ポニテ「」アタフタ
声…
出したい…
どうやったら…



男(えーい!なるようになれ!)







チュッ



ポニテ「ふぁ…」
おでこ…
あつい…
何が…

ポニテ「!?」///
おでこに…
キス…!?

男(うわぁぁぁぁ!すまない!ポニテ!)

ポニテ「あ…」
どうしよう
考えれない…頭が働かない…






ポニテ「ラ〜♪」

男「えっ?」

ポニテ「ラ〜♪ラララ〜♪」
457 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(長屋) [sage saga]:2011/11/06(日) 03:04:36.97 ID:mk6cNlE/o

ポニテ「ララ〜〜♪ラ〜…♪」

男「うた…った…」




ラ〜ララ〜

ラ〜ラ〜ラララララ〜

ラ〜ラ〜ラララ〜ララ〜

ラ〜ラ〜ラララララ〜………










男「………」


ポニテ「えっ?私…」キョドキョド

男「すげぇ…」

ポニテ「あっ…」ボンッ

ポニテ「///」アセアセ アタフタ

男「すげぇ綺麗な声だった!」ガシ

ポニテ「きゃぅ!?」///

男「ポニテすげぇ!歌もすげぇ綺麗だった!」ギュウ

ポニテ「ひゃ!?」ドキドキ







ポニテ「あ…ありがとう…///」ニコ

458 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(長屋) [sage saga]:2011/11/06(日) 03:11:34.17 ID:mk6cNlE/o



白衣「そうか…良かったな…」フゥ

男「はい…まぁ…何と言うか…」ハァ

白衣「ん?浮かない顔だね」

男「…」フゥ


白衣「自分で出した案を…自分がやるなんて…」ウナダレ

白衣「まぁ君以外に適役が居なかったからね」ニヤ

男「考えたら俺以外研究員さんだけですしね…」ハァ

白衣「まぁ良いだろう。ポニテ君は問題なく話すことが出来るのだ」ニコ


白衣「悪い事はしていないさ」フフ


男「はぁ…」









ポニテ「おでこ…///」
459 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(長屋) [sage saga]:2011/11/06(日) 03:17:28.00 ID:mk6cNlE/o
今回はここまでです
スマホの回線が悪いのか…アプリケーションが悪いのか…DAT落ちで表示されてびびった…直りましたが…
少し投下時間ずらすか考えます


読んで下さった方々、応援して下さってる方々に感謝感激です!

ではまた次回
ノシ

※補足?
>>457 ラで歌っているのはラーゼフォンの鼻歌だったりします
460 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です) [sage]:2011/11/06(日) 03:53:42.44 ID:rRt1dNIpo
乙!毎度楽しませてもらってます。

>>白衣「自分で出した案を…自分がやるなんて…」ウナダレ
これは男のせりふ、ということでいいんだよな?
461 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(長屋) [sage saga]:2011/11/06(日) 18:26:34.02 ID:yKXbOjQyo
こんばんは!私です
今夜もいつも通り深夜に更新致します

ではまた深夜に!
462 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(長屋) [sage saga]:2011/11/06(日) 18:29:10.06 ID:yKXbOjQyo
>>460
なんと!?
発見ありがとうございますww

訂正
×白衣「自分で出した案を…自分がやるなんて…」ウナダレ

○男「自分で出した案を…自分がやるなんて…」ウナダレ

463 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です) [sage]:2011/11/06(日) 18:45:57.39 ID:rRt1dNIpo
いや、揚げ足取りみたいですまなかった。

今日も楽しみに待ってる!!
464 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(長屋) [sage saga]:2011/11/06(日) 19:22:17.67 ID:yKXbOjQyo
>>463
訂正や意見、質問はどんどん下さい!自分のレベルアップにもなりますからね
465 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(長屋) [sage saga]:2011/11/07(月) 00:54:19.55 ID:VrtsLxbAo
遅くなりましたが今夜も書きますぞ!
466 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(長屋) [sage saga]:2011/11/07(月) 01:02:47.89 ID:VrtsLxbAo


ガチャ

男「ただいまー」

少女「お邪魔いたします…」ソロ

男「そんなに緊張しなくても」ナデ

少女「知らない男の人の部屋は初めてなので…」ドキドキ

男「いやいや、女やロリもいるから」ヨイショ

少女「そ、そうでした」クツヌギヌギ

男「そいや誰もこっち来ねぇな」

少女「生態反応はありますね」ピピッ

男「リビングか」

少女「?…歌?」ピ

男「歌?」

スタスタスタ トテトテ
ガチャ

女・ポニテ・ロリ


こわれ〜

かけの〜

レディオ〜


男「合唱中か…」

少女「聴覚が気持ちよいです」ンー
467 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(長屋) [sage saga]:2011/11/07(月) 01:08:52.12 ID:VrtsLxbAo

パチパチパチ




ポニテ「…え?」

ポニテ「お、男!?」カァァ

女「帰っていらしたのですか…?」ポッ

ロリ「み、みられたぁぁぁ」キャー


男「皆上手いな〜」パチパチ

少女「いい歌声でした」パチパチ

ポニテ「か、帰ってるなら声くらいかけなさいよっ!」///

男「いやぁ、聞き入ってたよ」スタスタ


ポニテ「そ、そんな事言われたって嬉しくなんかないんだからねっ!///」ビシッ

男「いでっ!」

男「叩くなよ!」ヒリヒリ

ポニテ「うううるさい!ばかっ!」


468 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(長屋) [sage saga]:2011/11/07(月) 01:14:28.81 ID:VrtsLxbAo

女「ところで男さん。白衣さんの呼び出しとは何だったのですか?」


男「あぁ、」チラッ


少女「…///」モジ

男「大した事じゃなかったよ。明日やることの確認だった」

女「そうでしたか。良かったです」

ロリ「あ、皆揃ったし、ご飯も準備しましょうっ!」スクッ

ポニテ「私も手伝うわ」スクッ

女「そうですか?」

男「いや、ポニテと少女には話があるから、すまないけどロリと女で準備頼む」

少女「え?」

ポニテ「話?」
469 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(長屋) [sage saga]:2011/11/07(月) 01:21:34.55 ID:VrtsLxbAo


ジュ~


男「いい匂いがしてきたな」クンクン

ポニテ「ちょっと!男っ!」ポカ

男「あてっ」

ポニテ「何なのよ話って!」

少女「私も気になっています」

男「あぁ、これこれ」コト

少女「? さっきマスターに渡された物ですね」

ポニテ「これ、中身は何?」


男「あけてみな」スッ


ポニテ・少女「?」カチャ


ポニテ「これ…」

少女「ブレスレット?」

男「二人へのプレゼントだって」

ポニテ「私に?」チャラ

少女「名前が掘ってありますね…」

ポニテ「でも、何で?」

470 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(長屋) [sage saga]:2011/11/07(月) 01:30:48.48 ID:VrtsLxbAo

男「今日はな」

男「ポニテと少女の誕生日なんだよ」

ポニテ・少女「えっ…?」

男「俺は皆でご飯食ってお祝いするつもりだったんだけど」

男「白衣さんはブレスレットだったみたいだね」ニコ

ポニテ「……」

男「白衣さんはああ見えて皆の事考えてるんだよ」

男「表にはあまり出さないけどな」

少女「マスター…」ギュ


男「まぁ二人とも…」

ロリ・女「誕生日おめでとうっ」

男「うおっ!?」ビクッ

男「聞いてたのか」ビックリ

ロリ「お兄ちゃんは私達にも言うべきですぅっ」メッ

女「唐揚げ、出来ましたよ」スス

ごっそり

男「こんなに!?」ウワァ

女「追加で作りました」


男「まぁ、何だ…」ポリポリ


男「改めて、おめでとう。二人とも」ニコ


ポニテ「あ、ありがとう…///」

少女「ありがとうございます」ペコッ
471 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(長屋) [sage saga]:2011/11/07(月) 01:34:27.90 ID:VrtsLxbAo


..........................

...............

.........

「順調?」コツコツ

『まだ全体の80パーセントといった所です…』

「…」

「時間がないわ…急いでちょうだい」コツコツ

『り、了解…』

「後は…オリジナルシスター…か…」

472 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(長屋) [sage saga]:2011/11/07(月) 01:36:57.24 ID:VrtsLxbAo
今回はここまでです

少し重いですね…連投してたらすみません!

読んで下さった方々、応援して下さっている方々に感謝感激です!

ではまた次回!
ノシ
473 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です) [sage]:2011/11/07(月) 09:21:16.56 ID:TVUNzsloo
乙!
474 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(長屋) [sage saga]:2011/11/07(月) 18:12:52.41 ID:Y/HiBO3ro
こんばんは!私です
今夜もいつも通りに深夜に更新致します

>>473乙ありがとうございます!
475 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です) [sage]:2011/11/07(月) 18:22:47.83 ID:TVUNzsloo
続きの気になるSSが多くて俺しい限りだ。

期待してる
476 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です) [sage]:2011/11/07(月) 18:23:15.44 ID:TVUNzsloo
俺しくない。 

嬉しい。俺が誤字ってどうする。
477 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です) [sage]:2011/11/07(月) 19:01:34.86 ID:5Nzp0vOIO
ワクテケwwww
478 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(長屋) [sage saga]:2011/11/07(月) 19:13:00.61 ID:Y/HiBO3ro
>>475 >>476
思わず吹きましたwww
応援して下さっている方々がいて私も俺しいです

>>477
ゆっくりワクテケしていって下さい!
479 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(長屋) [sage saga]:2011/11/08(火) 00:28:26.59 ID:/JLFAcouo
こんばんは!
では書きながら投下いたします
480 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(長屋) [sage saga]:2011/11/08(火) 00:56:54.25 ID:/JLFAcouo


白衣 自室

白衣「……ふぅ」パタン

白衣「これだけのデータがあると言うのに、進みが悪いとは」シュボ

白衣(政府側の動きも気になるが…)


白衣(女君とロリ君の子繁機能…)

白衣(政府はこれが目的だろう…)

白衣(だが、男君達がここへ来て3年…何のアクションもないとは…)


白衣「何も進まない…か…」フー


白衣「まてよ…?」カタ


ウーム...


白衣(女君達の確保より、優先すべきものがあるとしたら…)

白衣(考えろ…)

白衣(博士の研究所を襲ってまでデータが欲しかったのは何故だ…)

白衣(女君達以外のアンドロイド…?)

白衣(博士の精巧なデータ…?)



白衣(博士は二人以外に四体作った…)

白衣(造りは8割が
鋼製。二人に比べて簡単な構造…)

白衣(全てプログラムの不具合により完全に機能しなかったと聞いたが…)





博士『ロボットが人間達をサポートする時代はきっとくるわ!』グッ

白衣『そんな映画のような事…』

博士『いいえ来る!私が来させる!』






白衣(簡単な構造……)

白衣(8割が鋼製…)

白衣(!)

白衣(量産するデータか!)ガタッ
481 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(長屋) [sage saga]:2011/11/08(火) 00:59:17.93 ID:/JLFAcouo

PC ヴン


白衣「だとすると…!」カタカタカタ

白衣「この3年、ミスミス政府に猶予を与えただけじゃないか!」

白衣「まずい!」カタカタカタ


482 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(長屋) [sage saga]:2011/11/08(火) 01:14:50.80 ID:/JLFAcouo



シュー

男「おはようございます」スタスタ

白衣「!」

白衣「男君か!良いところに来た!」

男「どうしたんですか?」

白衣「見ろ」スッ

男「?」

男「お袋の実験データですね。前にも見ましたよ?」

白衣「ここだ!」

男「?」

男「アンドロイドLD-03〜06の設計図?」

男「でもこれ、破棄されたんですよね?」

男「あ、LD-06は政府に居ましたね…」

男「でもこれが…?」

白衣「この3年…政府がアクションを起こさない理由が分かったよ…」

男「!?」

白衣「製作が容易で、プログラムを簡単に組み込めるこの4体」

白衣「政府に回収されてもいるデータ…」

男「…?」

白衣「大量のアンドロイドを作っているとみた方が妥当だ…」

男「え…」

白衣「オリジナルシスターと呼ばれる二人は政府の技術でもどうにもならん」

白衣「どうにかなるのであれば、回収など不要だ…」

白衣「ならば何故この3年こちらに何のアクションもない?」

男「それが、大量生産…」

白衣「それだけが理由ではないと思うが…」

白衣「向こうには時間をやりすぎた…」

男「まさか…そんな」

白衣「あくまで憶測さ」

白衣「違っていてくれれば良いが…」カタ
483 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(長屋) [sage saga]:2011/11/08(火) 01:23:33.31 ID:/JLFAcouo

男「でもそんな…」

白衣「平和ボケしたかね……」

男「…っ!」

白衣「君達は狙われているのを再確認したほうが良い」

男「すみません…」

白衣「……」


prrrrrrr! prrrrrrr!

男「?」ゴソ

男「すみません」

白衣「ん…」


着信:drid

男「…?」ピッ

男「はい…?」







???「やぁ。久しぶりだね」フフッ



男「!?」

男「お前…」




???「分かったのかい?ふふ…嬉しいね…」


男「LD-06ッッ!」ギュ

白衣「何だと!」ガタッ
484 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(長屋) [sage saga]:2011/11/08(火) 01:26:54.06 ID:/JLFAcouo
今回はここまでです
どうなることやら…(展開が)

応援や、質問、意見は大歓迎です!
誤字脱字の指摘も受け付けております!

読んで下さった方々、応援して下さっている方々に感謝感激です!

ではまた次回
ノシ
485 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です) [sage]:2011/11/08(火) 09:36:58.43 ID:a+I8MG/IO
俺「これだけの伏線があると言うのに、進みが悪いとは」シュボ
486 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(長屋) [sage saga]:2011/11/08(火) 12:27:38.40 ID:WczC3Gc4o
こんにちは!今夜もいつも通りに深夜更新致します!


>>485
ポニテ「し、仕方ないのよ!スマホって書きためとか凄くやりずらいし、伏線残さないとこのSS終わっちゃうかも知れないし、後は…後は…」アセアセ アタフタ

白衣(485の吸っているタバコの銘柄は…?)

本当にすみません。回収しきれない伏線と進みの悪さはお許しを!orz
少し頑張って量増やします!

ではまた深夜に!
487 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です) [sage]:2011/11/08(火) 14:16:46.43 ID:6J7iDwp5o
応援してる、無理せず頑張って
488 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です) [sage]:2011/11/08(火) 14:54:07.14 ID:VwwxujCgo
乙、待ってる!
489 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(長屋) [sage saga]:2011/11/09(水) 00:25:46.57 ID:werLoVqZo
>>487 >>488
応援ありがとうございます!

では今夜もいつも通り書きながら投下いたします!
490 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(長屋) [sage saga]:2011/11/09(水) 00:37:49.80 ID:werLoVqZo

LD-06『ふふ…驚いたかな?』

男「…何の用だ…っ」ギリッ

白衣「!」カタカタカタカタ

LD-06「別に用って程ではないよ」フフッ


トン
男「?」

PC パソコンと繋いで、場所を割り出そう

男「…」コクン

白衣「…」

LD-06「どうしたんだい?」

男「あ、あぁ。場所を変えるから少し待ってくれ…」スッ

LD-06「……手早く頼むよ?」

カチャ
ピピピ

男「良いぞ」

LD-06「じゃあ始める前に」

LD-06「この回線は僕自身の物だ。政府も関知してないから安心して良いよ」フフッ

白衣(何だと…?)

男「どういう意味だ…?」

LD-06「これから話す事は、僕の善意からと思ってくれていい」

男「…信用する価値は?」

LD-06「君達の気持ち次第だよ…」フフフ
491 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(長屋) [sage saga]:2011/11/09(水) 00:45:49.88 ID:werLoVqZo

........................

..............

.......

白衣(……ほぼ当たりか)

男「10万体!?」

LD-06「分かるかい?君達に手を出さなかった意味が」

LD-06「まぁ正しくはそんな余裕が無かったが正しいね」

白衣(まずいな)ゴソ

カチ

男「それだけの軍事用アンドロイドを何に使う気だ…?」

LD-06「…ふふ」

男「おい…」

LD-06「この先が聞きたいなら料金が発生するよ…?」

男「……」

LD-06「オリジナルシスターとね…」クス

男「そんなもん…」

トン

男「?」

白衣(後少しだけ伸ばしてくれ…)

男「……」

LD-06「どうする?交換するかい?」

男「……」

492 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(長屋) [sage saga]:2011/11/09(水) 00:58:21.57 ID:werLoVqZo

男「…政府はなんでオリジナルシスターにこだわるんだ?」


LD-06「…」

男「何が目的だ?」

LD-06「ん〜…」

LD-06「ちょっと料金オーバーだね」

LD-06「男君。欲張り過ぎは良くない…」

男「…っ!」ゾク

LD-06「今素直に渡しておかないと、大変な事になるよ…?」

男「な、何の…」

LD-06「渡すのかい?」

男「……」ギリッ

LD-06「どうなんだい?」

男「……」チラッ

白衣(大体掴んだ…)クッ






男「断る」


LD-06「……」

LD-06「だろうね」フゥ


LD-06「残念だよ…」

LD-06「まぁ良いよ」

LD-06「僕の話はここまで」

LD-06「頑張って逆探知しても無駄だよ白衣さん?」フフフ

白衣(!?)

白衣(くそっ…)

LD-06「じゃあね。2人とも」フフフ






LD-06「……残念だね」ククッ

プー プー プー
493 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(長屋) [sage saga]:2011/11/09(水) 01:06:56.39 ID:werLoVqZo

男「何だったんだ…」

白衣「……」

男「ふぅ…」



白衣「して、やられた…」

男「?」

白衣「やつめ…」



白衣「男君良く聞け」


男「は、はい」

白衣「今少女に君の部屋から移動出来る範囲の荷物を運ばせている」ゴソ


白衣「それにアンドロイドを全員起こして動く準備をさせている所だ」

白衣「君は地下から私の車で全員を乗せて逃げるんだ」チャラ

男「あの、ちょ…」

白衣「大体のデータはこのPCにある」

白衣「行き先もPCの中だ」

男「白衣さん…何をいきなり」



494 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(長屋) [sage saga]:2011/11/09(水) 01:14:26.62 ID:werLoVqZo


白衣「」キッ

男「っ…」

白衣「平和ボケは直せ!」

白衣「……」

白衣「LD-06に探知された…」


男「なっ!?」







少女「マスター」ドサッ

白衣「少女」

白衣「対アンドロイドの武器と弾薬を出来る限り詰めてこい」

少女「了解」


男「……」


白衣「男っっ!!」

白衣「どれだけ時間があるか分からない!動け!」バチンッ



男「っっ!」ハッ

タタタタタ
495 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(長屋) [sage saga]:2011/11/09(水) 01:17:06.20 ID:werLoVqZo

キューー
ピピピ


チチチチチ…

チャ











キュン












ゴァ




ゴバアァッ!!

496 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(長屋) [sage saga]:2011/11/09(水) 01:18:35.09 ID:werLoVqZo

今回はここまでです
何やかんやで5レス…すみません

読んで下さった方々、応援して下さっている方々に感謝感激です!

ではまた次回!
ノシ
497 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です) [sage]:2011/11/09(水) 07:07:04.49 ID:kwgeI+nIO
続きが楽しみだなあ
498 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(長屋) [sage saga]:2011/11/09(水) 13:24:48.09 ID:werLoVqZo
こんにちは!私です
今夜も深夜に更新致します

>>497
本当ですか?ありがとうございます!

ではまた深夜に
499 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です) [sage]:2011/11/09(水) 16:18:06.28 ID:988l/30Jo
結構本気で楽しみに待ってる。

>>1、がんばっておくれ。
500 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(長屋) [sage saga]:2011/11/10(木) 00:05:35.97 ID:ZzbGehC9o
こんばんは!私です
今夜も書きながら投下いたします!

>>499
本当に嬉しいです!
しかも>>1なんて呼んで頂いて…
一つの目標
>>1って呼んでもらおう」が叶いました
501 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(長屋) [sage saga]:2011/11/10(木) 00:13:57.99 ID:ZzbGehC9o


ゴゴゴゴゴ…

男「な、何だ!?」タタタタ


ピーー

キンキュウヒナンケイホウ ハツレイ
イソイデ タテモノノ ソトヘイドウシテクダサイ
クリカエシマス

男「避難…あいつか…」タタタ


<オトコサーン!

男「女!」タタタタ

男「ロリにポニテも!」ハァ…ハァ…

女「粗方は少女さんから」

ポニテ「さっきの地鳴りは…?」

男「多分…」

女「LD-06ですか?」

男「」コク

ロリ「あわわわ!急いだ方が良いですっ!」アセ

男「そうだな。とりあえず白衣さんのところに戻ろう!」


タタタタ
502 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(長屋) [sage saga]:2011/11/10(木) 00:19:04.08 ID:ZzbGehC9o



白衣「大体は準備出来たな」

少女「はい」



白衣「少女。お前も男達と行け」チャキ

少女「い、嫌です!マスターと一緒に残ります!」

白衣「これはめいr…」
少女「受けません!」キッ

白衣「…まいったな」

白衣「少女。熱源の場所は?」

キュイ
少女「ここから1キロ西方向に5」

少女「他には確認出来ません」ピ

白衣「5か…」

503 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(長屋) [sage saga]:2011/11/10(木) 00:26:13.30 ID:ZzbGehC9o


タタタタ

男「白衣さん!」

白衣「来たか」

白衣「荷物はまとめた」

白衣「それぞれ持って地下へ急ごう」

男「はい!」タタタタ

白衣「男君」ポイ

男「うわっ」カチャ

白衣「アンドロイドの機能を混乱させる弾が入ってる」チャキ

白衣「間違えても女君達に当てるな」ニヤ


白衣「よし。エレベーターは使えん。階段で地下まで走るぞ!」

女「はい!」ガチャ

ロリ「頑張ります!」ガチャ

ポニテ「おもっ!」ズシ

少女「急接近中。急いで下さい」


男「行こう!」タタタ
504 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(長屋) [sage saga]:2011/11/10(木) 00:34:42.49 ID:ZzbGehC9o

ゴォーーー!!

『目標接近』

『弾薬確認』

『確認』

『確認』

『確認』

『確認』



『続いて、作戦を確認』

『弾薬は通常弾』

『アンドロイド研究者、排除』

『全てのデータ、抹消』

『重要人物、白衣の抹殺』

『最優先事項、オリジナルシスター及び男の無傷での確保』

ピピピ
『作戦確認』

『作戦確認』

『作戦確認』

『作戦確認』

ゴォーーー!!

『作戦開始』ピピピピピピ

チュン


キュイ




ゴバァァッ!!!!

505 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(長屋) [sage saga]:2011/11/10(木) 00:42:41.38 ID:ZzbGehC9o

ゴバァァッ!!!!



ズシャッ



男「っ!」キッ

男「急ごう!」

ロリ「はぁっ…はぁっ…」

ポニテ「ロリ…?」

ロリ「だ、大丈夫ですっ!」

女「荷物は持ちましょう」ギシッ

ロリ「ありがとう…お姉ちゃん…」

白衣「もうすぐだ…」ハァハァ


少女「まずい!」ピピピ


少女「ふせて下さい!」パリッ

ゴァッ!!ズズズ……


男「ッッ!」バッ


バリッ
バリバリバリバリ!!


少女「大丈夫ですか?皆さん」

男「あ、ありがとう少女」

少女「急ぎましょう!」

506 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(長屋) [sage saga]:2011/11/10(木) 00:46:20.61 ID:ZzbGehC9o

『電磁波を観測』

『位置修正』ピピ

『突入開始』

『01、02突入』

ギャッ

ゴァッ!!

『03、04、05正面突入開始』

ギャッ

キュン

ゴッッ
507 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(長屋) [sage saga]:2011/11/10(木) 00:54:28.55 ID:ZzbGehC9o

男「はっ…はっ…」ダダダ


白衣「もうすぐだ!」タタタ



ギャン!!!!

ガシャァァァァ!


男「!?」

ロリ「キャァァ!!」

ポニテ「キャッ!!」



シュウウゥ……

男「…?」

少女「ま、まずい!」バリッ


パァン!!!!

白衣「ッッ!」プシュッ

男「白衣さんっ!」バッ

白衣「ぁぐ……っ!」ヨロ 

少女「マスターッッ!」


タン

男「!?」

男「アンドロイド…」ギリ


『重要人物、白衣。抹殺する』スタ
508 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(長屋) [sage saga]:2011/11/10(木) 00:59:34.09 ID:ZzbGehC9o
今回はここまでです
声と効果音だけだと無理ですね…
やっぱり地の文入れましょうか…

量産アンドロイド、名前が思いつきません…一体一体番号で良いんだろうか…ややこしや
10万とか造りすぎだろ。誰だよ書いたの

男友「お前」

orz

読んで下さった方々、応援して下さっている方々に感謝感激です!

ではまた次回
ノシ
509 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(長屋) [sage saga ]:2011/11/10(木) 01:10:39.06 ID:ZzbGehC9o
追伸
と言うか…?

遂にこのスレも半分を超えました。
と言うか、この話いつ終わるんでしょうか…。
凄い不安です。
ですが必ず完結させます。スレがいくら続いても…
皆さんの応援が私のやる気になります。
本当にありがとうございます!
まだまだ未熟ですが、これからもよろしくお願い致します。
510 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です) [sage]:2011/11/10(木) 13:50:44.64 ID:omjBMymPo
1、2、3 でもいいだろうし
A、B、C でもいいだろう。

完結するまでじっくりのんびり読むから、ただひたすら頑張ってくれ

あ、無理はせずに。
511 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(長屋) [sage saga ]:2011/11/10(木) 16:07:27.32 ID:ZzbGehC9o
こんにちは!私です
今夜も深夜に更新致します

>>510
ありがとうございます!
そうですね。数字でいきます

ではまた深夜に
512 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です) [sage]:2011/11/10(木) 18:06:48.13 ID:Vu9beUPIO
数字は4桁とか6桁とかにすればいいんじゃなかろか

1083とか
513 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(長屋) [sage saga ]:2011/11/10(木) 23:34:14.81 ID:fPHV9cwFo
こんばんは!
いつもより早いですが投下していきます!


>>512
ありがとうございます!
6桁でいきますね
514 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(長屋) [sage saga ]:2011/11/10(木) 23:48:07.51 ID:fPHV9cwFo



スタ スタ
000001『作戦』

000002『続行』



白衣「くっ…!」ドクドク

ポニテ「ひっ…」



俺「くそッッ!」チャ


バン!!  バン!!


000002『』スラッ

000001『』スラッ

俺「あたんねぇ!」チャ

バン!!  バン!!


000001『』フッ

000002『』キュ

ギャッ


少女「ッッ!」バリッ

バチィ!!

000002『ッッ』フィ

000001『電磁波観測』

000001『規模を修正』

000002『受信』スッ

ギャッ

少女「早いッ!」バチィ

ガラガラ…

少女「…瓦礫!?」パリパリ

シュ

少女「右からッッ!」ガシュ

ギャッ

少女「ッッ!」ビクッ

ギチ…



515 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(長屋) [sage saga ]:2011/11/10(木) 23:55:05.09 ID:fPHV9cwFo


少女「あっ……」パチ

女「……」キッ…

000002『保護対象』シャッ

スタ


女「戦闘型のようですね」スッ



000001『政府の戦闘型アンドロイド』

000002『名をヴァルキュリアシスターと申します』

000002『政府の指令により』

000001『研究施設破壊及び、白衣の抹殺』

000001『LD-01、LD-02、男を回収させていただきます』
516 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(長屋) [sage saga ]:2011/11/11(金) 00:02:47.72 ID:QfpCtNk+o


ロリ「……」グッ

男「抹殺!?」

男「やらせねぇ!」バッ


000001『無駄です』ギャッ


ドスッ

男「うがっ…ッッ!」ヨロ

タン

白衣「チッ…!」チャ


000002『その弾薬は少々厄介です』チャ




バァン!!


白衣「あが……!!」バタ


少女「マスター!!」


白衣(左脇腹と右うでがやられたか…)

白衣「ま…ずい…な…」ヨロ

キュイィィ…

白衣「ロリ…く…ん…ダメ…ガハッ…」ビシャ


ロリ「……」パタパタ


男「ロリ!ダメだ!!」

キュー…

ヒコウモード オン
517 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(長屋) [sage saga ]:2011/11/11(金) 00:08:56.55 ID:QfpCtNk+o


コオォォ…

ロリ「うああぁぁぁぁぁぁ!!」

ギャッ!!!!

000002『速度観測』スッ


000002『よけきr』ガシャッ

ガシャアァァァァァ!!!!



ギャン!!

ロリ「ああぁぁぁぁ!!」ゴァッ!!


000001『回避不能』

000001『進行阻止』

ガッ

000001『ッッ』

ギャギャギャ!!

ズズズ!!

ロリ「フーッ!フーッ!」ゴァッ!!

000001『熱源拡大』

ロリ「フーッ!!フーッ!!」キュイィィ…

518 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(長屋) [sage saga ]:2011/11/11(金) 00:14:45.56 ID:QfpCtNk+o

白衣「お…とこ…くん…っ!」

男「っ!」チャ

バァン!!




バチィ!!
000001『ぐがが…』

000001『ギギギ』ガクガク


キュン
ギャッ!!
ロリ「ガ…アァァァァァ!!」ガン!!



000001『』

男「ロリ!」バッ

ロリ「アァァァァァァァァァァ!!」ガン!! ガン!!

グシャ ゴシャ

000001『コウドウ不能…こ…ドウ……ノウ』ガガガ

男「ロリッッ!」ダダダ

男「大丈夫!大丈夫だから!」ガシッ

519 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(長屋) [sage saga ]:2011/11/11(金) 00:21:33.19 ID:QfpCtNk+o


ロリ「アァァァァァァァァァァ!!」

男「大丈夫!」ギュ

ロリ「アァァァァァ…ァ…」ガガ

キノウ イジガ…
ジュウデンヲ… 

ロリ「ア…アァァ…」

タイナイ ジュウデン…
ヲ…キリマシタ
ジュウデンヲ…


男「ロリ!」ギュ


ガラガラガラガラ…



女「ッッ!」

少女「なっ…!?」



000002『応援を要請』ピピ

男「応援!?」

白衣「ま…ずいな…」ヨロ

少女「マスター!!」ガシッ

男「よしっ!」ガシッ

ロリ「」ジュウデンヲ…

男「逃げましょう!あと少しだ!」ダッ


白衣「……」スッ


白衣「いけ……」

520 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(長屋) [sage saga ]:2011/11/11(金) 00:32:37.05 ID:QfpCtNk+o

男「そんなッッ!白衣さん!」

白衣「こ…の出血じゃ…ど…の道…助からん…」ハァ…ハァ…

000002『逃がしはしません』

ギャッ

少女「マスターッッ!」バッ

ゴシャ!!



男「少女!!」

女「少女さんッッ!」


バチ…バチバチ…

少女「ギギ…」グラ

ポニテ「か、身体が…ッッ!」




白衣「しょ…うじょ…」

少女「マスターが…ノコるノでシたら…ワタシも…」バチ…

白衣「…すまない…」


少女「」ニコ




白衣「いけッッ!はしれェェッッ…!」ブン


女「そんなッッ!」バッ


男「嫌ですよっ!」ダダ



白衣「男君…」ガシッ


男「ッッ!」








白衣「生きる…覚悟が、あるかね?」ギュ

521 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(長屋) [sage saga ]:2011/11/11(金) 00:36:53.10 ID:QfpCtNk+o

男「ッッ!」

白衣「いい顔…だ…」ニコ


白衣「地下まではしれ…!」

男「行くぞッッ!」スッ


白衣「…」ニコ


女「そんなッ…」

女「…!」

男 ツー ポロ


女「はぃ…」スッ

ポニテ「……」


白衣「ぽ…にて…」

ポニテ「!…はい…」

白衣「大好き…だ」

ポニテ「ッッ!」ジワ

男「走るぞッッ!」ダッ


522 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(長屋) [sage saga ]:2011/11/11(金) 00:47:43.18 ID:QfpCtNk+o


000003 スタ

000004 チャ

000002『回収対象は地下へ』ピピ

000005『了解』ズズ



000002『抹殺対象』スタ

スタ スタ

白衣「集まった…か…」ベタ

少女「マすター…」

白衣「少女…電磁波は…まだ使えるか?」ボソ


スタ スタ


少女「確ニン…ゼン放シュつカノうです」


白衣「よし…やる…ぞ」

少女「マスター…」

白衣「…」


スタ スタ


少女「ツクってクダさっテ」


スタ スタ






少女「アリがとウ、ごザイまス…」ニコ





白衣「」ジワァ

白衣「こちらこそ……」ニコ




000002『電磁波観測』

000002『回避不能 回避不n』


ジジ…

バチッッ!!


バリバリ…



バリバリバリバリ!!!!!!!!
523 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(長屋) [sage saga ]:2011/11/11(金) 00:50:01.58 ID:QfpCtNk+o
今回はここまでです
効果音が7割占めた
なんだこれ…

読んで下さった方々、応援して下さっている方々に感謝感激です!

ではまた次回
ノシ
524 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です) [sage]:2011/11/11(金) 01:06:14.70 ID:V+nIBHMEo
乙!!
525 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(長屋) [sage saga ]:2011/11/11(金) 11:53:14.37 ID:T9YX5+yWo
こんにちは!私です
今夜も深夜に更新致します


>>523
乙ありがとうございます!
526 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(長屋) [sage saga ]:2011/11/11(金) 13:29:56.88 ID:T9YX5+yWo
>>523じゃなくて>>524でした。 
すみません
527 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です) [sage]:2011/11/11(金) 13:59:29.96 ID:V+nIBHMEo
セルフ乙wwww
528 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です) [sage]:2011/11/11(金) 14:20:58.27 ID:lq305Tnpo
効果音だけでわからんwwwwww
情景描写は難易度高いが、頑張って!
529 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(長屋) [sage saga ]:2011/11/11(金) 14:46:14.36 ID:T9YX5+yWo
>>527
すみませんでしたwwもうバカかと

>>528
ですよねーorz
gdgdにやるやも知れませんが次回から背景描写入れていきます


構成練ってますが、なにぶん行き当たりばったりなので頭が爆発しそうです
530 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(長屋) [sage saga ]:2011/11/12(土) 00:06:18.96 ID:ckXKZy0Xo
こんばんは!
それでは今夜も書きながら投下します

それにしても東北は寒い…
531 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(長屋) [sage saga ]:2011/11/12(土) 00:19:37.88 ID:ckXKZy0Xo

階段を駆け下りると地下駐車場に出た

男「あったぞ!あれだ!」ハァハァ

ロリを抱えながら走る男は車に駆け寄る

その時


ジジ…ジ…

ビリ…ビリビリ…バチッ…

蛍光灯を伝って電気が走る


上で何があったのか

女「大きな電磁波…」ピ

ポニテ「」グスッ



白衣達の事を思い出すが、男の叫び声で我に返る

ブルルン…
男「2人とも行くぞ!」ガチャ
 

女「は、はい!」タタタ…

女が乗り込み、ポニテが乗ろうとした瞬間


ガシッ
ふいに掴まれ、動きが止まる

ポニテ「えっ…?」フッ

ブン
ポニテ「キャァァッッ!」ズザザ

抵抗する暇もなく車外へ吹き飛ぶポニテ

後部座席のすぐそばには奴がいた

532 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です) [sage]:2011/11/12(土) 00:30:11.00 ID:vBAsOZ63o
ホント寒いな。
風邪引かんようにがんばれー
533 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(長屋) [sage saga ]:2011/11/12(土) 00:34:34.86 ID:ckXKZy0Xo

男「てめっ…!」


000005『捕獲対象』グッ

バキャ
簡単にドアを破壊し乗り込もうとする量産型

000005『最優先事項』ガシッ

女「離しなさい!」バキ

首を蹴る

ビクともしない

女「ッッ!?」

刹那
聞き覚えがある音が車の外から聞こえた


キュゥゥゥ…

男「!?」バッ



パタパタ

キュゥゥゥィィィ…

ヒコウ…

助手席に寝ていた筈のロリがいない

男「ロリッッ!」ガチャ!!

慌ててドアを開けようとするが一歩遅かった

ロリ「…」コレイジョウノカツドウハ キケンデス

ゴバァッッ!!

000005『!?』ゴッ

女「キャッ!!」バタ

轟音を残し、一瞬で壁に穴が空く
確認するにも煙で姿が見えない

男「ロリイィィィ!」ダッ
534 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(長屋) [sage saga ]:2011/11/12(土) 00:43:08.57 ID:ckXKZy0Xo
>>532
ありがとうございますー
手がかじかんで上手く打てない…


煙の中へ走る男

男「ロリッッ!無事か!?」

視界が悪い中名前を叫ぶ
と、ポニテを抱いたロリが見えた

男「ロリッッ!行こう!逃げるんだ!」ガシッ

バッ

ロリの腕を掴むも振り解かれる
その行動に男は声を荒げた

男「何やってんだ行くぞっ!早く!」

焦りと苛立ちでどんどん声がでかくなる
だがロリは表情を変えず、発した

 


ロリ「逃げて下さい」ピーー ピーー




ロリから出ている警告音が虚しく響き渡っていた

535 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(長屋) [sage saga ]:2011/11/12(土) 00:55:53.11 ID:ckXKZy0Xo

ロリの発言に動揺を隠しきれない男
思わず変な声が出てしまう

男「へっ…?な、何言ってんだよ…」

ロリ「」ピーー ピーー

男「お前…何言ってんだよォッッ!」ガシッ

ロリの肩を掴み、悲しく、怒りに満ちた表情で叫ぶ

男「逃げるんだよ!みんなで逃げるんだよー!!」ブンブン


ロリ「でんち、が、ないんれ…す…」ピーー ピーー

警告音は尚も止まない

男「分かった…充電なら逃げてからしてやるから。な?行こう!」

出来るだけ優しく
出来るだけ笑顔で訴える

ロリ「…ごめんなしゃい……」ピーー ピーー

俯き、舌足らずに呟く

男「違うだろ…謝るとこじゃないだろ…?行こうロリ?な…頼むから…」ガッ

涙をためながらも、必死に笑顔でロリと向き合う

ロリは俯いたままだ

ロリ「ポニテしゃん…連れて行ってあげて、て、くらさい…」スッ

ポニテを抱えさせる
男は涙をこぼし怒鳴る

男「お前も一緒に行くんだろ!?家族だろッッ!なぁ!」

536 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(長屋) [sage saga ]:2011/11/12(土) 01:11:41.51 ID:ckXKZy0Xo


ロリ「……」ピーー ピーー

返事は無かった

男「ろりぃ…」ズズ

崩れる男

白衣。少女も守れなかった

その上家族と約束したロリまでも

男は諦めきれなかった



男「家族を置いてなんか行けねぇ…」グスッ

ロリ「」ピーー ピーー


ガラガラ…
建物が崩壊するのも時間の問題
だがロリを置いて逃げるなど


男「なぁ…」
ロリ「わたひは、かぞくができて幸せでひた…」ニコ
ピーー ピーー ピーー

ロリは言葉を遮り続ける

ロリ「そのかぞくを、守りたい…」ピーー ピーー

ロリ「わたしも、やくにたつんれしゅっ」ニコ ピーー ピーー

ロリ「だから…生きて。く、くくらしゃい」ガシッ ピーー ピーー
 
男「!?」

言い終わると男とポニテを抱えた

ロリ「ちょっと、けがしたら、ごめんなしゃい…」ニコッ ピーー ピーー

男「お、おいロリやめっ…」

ロリ「だいしゅき…おにいひゃん…」ブンッ


小さな体は2人を車の近くまで放り投げた

ザザザ
男「ッッ!」ザザ!!

ポニテ「」ザーッ!!

女「男さんッッ!」バタン

537 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(長屋) [sage saga ]:2011/11/12(土) 01:20:48.84 ID:ckXKZy0Xo

ズズ...

ガラガラガラガラ…

ドシャアァァァァァァァァッ!!



先ほどまで3人がいた場所が瓦礫の山と化す

ゴゴゴゴ…
地響きだけが辺りを支配する


男「ロリ…」グスッ

女「ロリが…あの中に…?」



砂煙が男達の元にも漂う




『だいしゅき…おにいひゃん…』






男「あぁぁぁぁぁぁっっ!!」ガァンッ!!

男「クソっ!クソッッ!」ガン ガン

自分の無力とやり場のない怒りをコンクリートにぶつける

男「何が家族だッッ!何が守るだぁッッ!」ガンッ


女「ロリ…ロリが…」

崩壊した先には
瓦礫しか無かった
538 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(長屋) [sage saga ]:2011/11/12(土) 01:26:26.52 ID:ckXKZy0Xo
今回はここまでです

背景描写下手すぎワロタorz勉強しますホントすみません。結局効果音のオンパレードorz
ごめんなさい


次回ですが、私情の為多分来週の水曜日になると思います。
暇があればちょいちょい覗きに来ます。

読んで下さった方々、応援して下さっている方々に感謝感激です!

ではまた次回
ノシ
539 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です) [sage]:2011/11/12(土) 01:33:28.78 ID:vBAsOZ63o
乙でした!
540 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(沖縄県) [sage]:2011/11/12(土) 07:18:16.89 ID:H3RYoYKEo
ロリは犠牲になったのか
541 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(長屋) [sage saga ]:2011/11/16(水) 12:10:39.65 ID:dx/x0r1eo
お久しぶりです!私です
私情終わりました。疲れた〜
今夜は12時以降に更新致します

>>539
ありがとうございます!

>>540
この先出番はあるのでしょうか…


ではまた深夜に
542 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(沖縄県) [sage]:2011/11/16(水) 21:07:02.71 ID:B46MevEIo
>>541
楽しみに待ってます
543 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です) [sage]:2011/11/17(木) 00:20:27.81 ID:eD0hD73DO
ここまでエロなし

これからに期待しる
544 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(長屋) [sage saga ]:2011/11/17(木) 00:37:06.17 ID:7hAU4RdPo
こんばんは!遅くなりました

>>542
楽しみなんて…嬉しいです!

>>543
男友「私と男の濡れ場をご希望か」

男「誰得」

では書きながら投下する前に姪っ子と私の小話を
545 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(長屋) [sage saga ]:2011/11/17(木) 00:43:08.25 ID:7hAU4RdPo

姪「ねぇねぇ。お兄ちゃん」

俺「ん?」

姪「ママがパパにおっぱいつつかれててね」

俺(パパは私の兄貴です)

姪「ママにやめて!っておこられてたのw」

俺「へぇ…(兄貴…娘に見られてます)」

姪「こっちょがしいのかな?」

俺「んー…どうなんだろうな」

姪「それでね、ママにおこられても、くすぐったりしててね」



姪「おまたくすぐったらママたくさん怒ったっけ」

俺「ちょwwww兄貴wwww」


兄貴…娘が居ないときにしような!
546 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/11/17(木) 00:45:36.33 ID:/igOaiY+o
クッソワロタ
見られてる…
547 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(長屋) [sage saga ]:2011/11/17(木) 00:59:50.44 ID:7hAU4RdPo
子供は見てるんですね。では本編を







無力感や怒りが身体を支配する

男「うぅ…ちくしょうぅ…」グス

男「ロリ…」

殴りつけた拳は皮が剥げ、じわりと血が溢れて来ていた


瓦礫をただ呆然と見ていた女はハッとした様に男に駆け寄る

女「男さんっ!」

女「男さん!行きましょう!」ギュ

傷めた拳を気遣いながら握り締め、車へ促す

だが男は抜け殻の様にへたり込んだままだった

男「ちくしょう…ちくしょう…」ボロボロ



動こうとしない男に怒鳴る様に女が言った

女「男さんは…」フルフル

女「白衣さんや少女さん…」


女「ロリがした事を無駄にするのですかっ!?」バシ!!


思わず頬を叩いた女
表情は哀しげだった


男「!!」ピク

男「白衣さん…」



『生き残る…覚悟は…あるかね…?』



男「少女…」


『呼び捨てで呼んでいただきだい…のです…』モジ




男「ロリ…」



『だいしゅき…』
548 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(長屋) [sage saga ]:2011/11/17(木) 01:06:05.23 ID:tZjccoE6o

女「皆さんがしてくれた事を…」

女「ここで水の泡にしたら…」

男「女…」ギュ

女を抱きしめ、自分が馬鹿だった事を自覚する男

男「ごめんな…」


女「…行きましょう」

男「うん…」


覚悟を決め、車にポニテを寝かせる


男「……」


男「行くぞ!」


女「はい!」




車に乗り込み、最後に瓦礫を見つめ、崩壊しかけた施設を後にした

549 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(長屋) [sage saga ]:2011/11/17(木) 01:12:47.46 ID:tZjccoE6o
>>546
あなたも気を付けてくださいね




.....................

..............

......

ガラガラガラ…

000005『目標逃走』

000005『4機行動不能』

000005『LD-02大破』

000005『破壊対象、破壊完了』

ジジ…

『ご苦労様。LD-02部品回収後…』

『あなたの全てのデータを抹消』




000005『確認』ピピ


000005『了解』ピーー
550 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(長屋) [sage saga ]:2011/11/17(木) 01:14:54.21 ID:tZjccoE6o
すみませんが今回はここまでです
5日空けたら内容すっ飛んだ…

読んで下さった方々、応援して下さっている方々に感謝感激です!

ではまた次回
ノシ
551 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です) [sage]:2011/11/17(木) 01:18:16.29 ID:ZAP66I5Jo
乙!
552 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(千葉県) [sage]:2011/11/17(木) 17:31:40.13 ID:CW3oD7U00
乙!
最近寒いので風邪には気を付けてください
553 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(長屋) [sage saga ]:2011/11/18(金) 13:08:03.27 ID:31qzQBBao
こんばんは!私です
昨夜は更新出来なくて申し訳ありませんでした

>>551
乙ありがとうございます!

>>552
ありがとうございます。本格的に寒くなって来ましたね…
あなたも気を付けてくださいね


今夜は深夜に更新致します!
では夜に
554 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です) [sage]:2011/11/18(金) 23:05:45.33 ID:ox/uSZwIO
がんばりやー
555 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(長屋) [sage saga ]:2011/11/19(土) 00:15:31.82 ID:Nmg0bF8Wo
こんばんは!さぁ書いて行きます!

>>554
ありがとうございます!仕事してても話の展開とか考えてしまってます
これが職業病か…!
556 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(長屋) [sage saga ]:2011/11/19(土) 00:27:18.51 ID:Nmg0bF8Wo


道中

アンドロイド達が追って来ない事を確認し、スピードを緩め進む

あてもなく2時間

気まずい雰囲気の中、車を走らせていた男達
気付けば街中に入った様で、人や車が忙しなく行き交っていた


男も女も一言も言葉を発さない


女「……」


男「………」トントントン…


男が指でハンドルを叩く音だけが車内を支配していた


信号が青に変わり、発進する

男「……」


女「……」

ただひたすら走り続けていた
557 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(長屋) [sage saga ]:2011/11/19(土) 00:41:19.77 ID:Nmg0bF8Wo


その気まずさからか、先に言葉を発したのは女だった


女「ポニテさん、起きませんね…」




男「そうだな…」

前を睨みながら返す男

その返事はボソッと呟く様な声だった



女「………」

会話が続かず、黙ってしまう女

どうすれば良いのか女が考えを巡らせていると、今度は男から話を振ってきた


男「ちょっと、休暇しようか…」カチ

ブゥゥ…

言いながら左へウィンカーを出し、コンビニの前へ車を停めた

女「あの…おt」

男「……」ガチャ
バタン


女の声を聞かず店内へと入って行く男


女「……」

女はついて行けずに、車で待つことにした
558 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(長屋) [sage saga ]:2011/11/19(土) 00:55:08.88 ID:k8L8wGoco

....................

...........

......

政府アンドロイド研究所


現場から回収したパーツを見ながら、金髪や研究員はデータを解析していた

政府で開発したアンドロイドは5機のうち4機が大破していた


研究員A「これだけ損傷が激しいと…修復は…」


金髪「000001〜000004は捨てちゃってぇ」ヒラヒラ

手を振りながら、焼けたモノや顔面がグチャグチャのアンドロイドの処分を促す金髪



金髪「これは〜?」


下腹部からは人工の内臓が飛び出し、顔は半分が無くなっている
そのモノに対し説明を求める金髪



研究員B「それはLD-02ですね」


559 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(長屋) [sage saga]:2011/11/19(土) 01:12:55.66 ID:k8L8wGoco


金髪「あらぁ…これ酷いなぁ」ビチャ

内臓の一部を持ち上げ文句を垂れる

金髪「回収対象なのに〜」ビチャビチャ

手袋をした右手で無造作に内臓を弄ぶ
弄んだせいで右手は真っ白になった

少々機嫌が悪いのか、顔つきが変わる

金髪「000005〜?」


000005『はい』スタ


金髪はLD-02について問うた

金髪「これ、こうなる前にどうにかならなかったかな?」ビチャ

研究員B「うっ…」

内臓を量産型の前に持ち上げ、質問する
研究員の何人かは吐き気を我慢していた


000005『申し訳ありません』

金髪「……」スチャ

000005『LD-02の飛行により、瓦礫へ埋もれ、その間に瓦礫の下敷きに』パァァン!!

ガシュ

000005『下敷きになったものと思われます』

頭部に弾丸がめり込んだ状態で話し続けている量産型


金髪は不機嫌になりながら睨み付けた
が、ため息を吐き銃を下ろした

金髪「はぁ〜あ」スッ

金髪「まぁいいや〜」

金髪「その残骸は研究室にはこんどいて〜」スタスタ

言いながらその場を去った



金髪「はぁ。アレもダメね〜…」スタスタ

ピッ


000005『』キュウゥゥゥ

めり込んだ弾丸から何か聞こえた瞬間


ドンッッ!!!!!



ウワー!!ナンダ!?

ドウシター!?

キュウニ000005がバクハツシタゾー!!!!



金髪「さぁ、どうしよっかな〜」スタスタ
560 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(長屋) [sage saga]:2011/11/19(土) 01:16:12.03 ID:k8L8wGoco
今回はここまでです
最近少ないがご了承下さいませ(´・ω・`)

これから仕事帰って来たら姪っ子の相手
休みでも姪っ子の相手になりそう…

一緒に寝るなんて言われたら更新出来ないこわい…

ではまた次回!
ノシ
561 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です) [sage]:2011/11/19(土) 02:07:37.98 ID:NRgKHq10o
乙!
562 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(長屋) [sage saga]:2011/11/20(日) 13:07:18.85 ID:w+y+a9vlo
こんにちは!私です
姪っ子の本気に打ち勝てそうにない今日この頃
今夜こそは頑張って更新致します!

>>561
乙ありがとうございます!
563 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(千葉県) [sage]:2011/11/20(日) 18:35:57.29 ID:4rNp3+XG0
wktk
564 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(長屋) [sage saga]:2011/11/21(月) 00:17:01.46 ID:VHVsSBCpo
こんばんは!姪っ子振り切って来ました
更新して行きます!

>>563
読みやすい物が提供出来てると良いです!
565 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(長屋) [sage saga]:2011/11/21(月) 00:27:24.54 ID:VHVsSBCpo


コンビニ

店員♂「360円になりまーす」

男は三人分の飲み物をレジへ持っていき、会計を済ませた

男「…」チャリン

店員♂「丁度いただきやーす」ガサ

店員♂「ありがとうござーしたー」

男 テクテク

男「?」ピタ

コンビニを出て、車へと足を動かそうとした時

「あららら…」ゴソゴソ

一人の女の子が地面を這っていた
566 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(長屋) [sage saga]:2011/11/21(月) 00:38:33.71 ID:VHVsSBCpo

男(ゴキブリ?)


男「…」スタスタ

何か関わってはいけない気がする

そう感じた男は素通りしようと女の子を無視して横切った

だが

「あの〜…すみません」


周りには男と女の子しかいない
明らかに男に掛けられた声を無視出来ず、男は女の子へ向き直った


男「……はい?」


向き直った男に女の子は上目遣いで呟いた

「コンタクト…」


男「……は?」


思わず変な声がでてしまった

女の子は少々苛立った声でまた言い直す

「だからぁ!コ ン タ ク ト!」
567 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(長屋) [sage saga]:2011/11/21(月) 00:50:03.01 ID:VHVsSBCpo

意味が理解出来なくて男はキョトンとしてしまう

そんな男を見て女の子は声を荒げて言った

「探して!コンタクト!」キッ


男はイラッとして言い返す

男「頼むならもっと言い方ないのかよ」

「いいから探してよ!」

尚も命令口調で男に当たるように喋る女の子

男「」クルッ

男は頭に来たのか、無視して車へ足を向けた

「無視すんなー!こらー!」バンバン


男「うぜぇ…」スタスタ

「あー!割れたー!」

「お前のせいだー!」

ギャーギャー!


騒ぎ続ける女の子を無視して車へ乗り込む


女「おかえりなさい…?」


女「男さん…?」

男「あ?」

女「怒ってます…?」

568 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(長屋) [sage saga]:2011/11/21(月) 01:07:43.33 ID:Tp2iG9GOo

男「いや…別に…」ブルルン

エンジンをかけ、車を発進させた男

女は心配そうに男を見ていたが、何も言えず、黙ってシートベルトを着けた

....................

.............

......

「あー!片っぽコンタクトないと気持ち悪い!」プンプン

「もー!あの男のせいだわ!今日ツイてない!」イライラ
prrrrrr prrrrrrr

ピッ
「もしもし!?」ムカムカ

『あれ怒ってる?』

「別に!?要件は?!」

『?うん。急で悪いんだけど、明日から南の政府軍基地に行ってくれない?』

「はぁ!?冗談じゃないわ!何で私が!?」

『明日から極秘プロジェクトの件で人が必要みたいなのよ』

「私今日からオフよ!?そんなの他の奴に行かせてよ!」

『こっちもあまり人を出せないの。お願いね』プチッ
プー プー

「ちょ!ちょっと!」

「あー!もー!ツイてないー!」
569 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(長屋) [sage saga]:2011/11/21(月) 01:15:02.60 ID:Tp2iG9GOo

男達は街中を抜けて、南に進路を変えていた

女は男が買ってきてくれていたジュースを一口飲み込むと、疑問を男にぶつけてみた

女「男さん…」

男「ん…?」

女「どこに向かっているのですか?」

男「……」

返事はない

そういえば、自分達はどこに行けばいいのか
男自身分かっていなかった

男「どこだろうな…」

女「…」

向かう先が見えない旅

ガソリンも底を尽きそうだった

男「とりあえず、スタンド探すか」

570 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(長屋) [sage saga]:2011/11/21(月) 01:28:43.99 ID:Tp2iG9GOo

スタンドで給油中
男は白衣からの言葉を思い出した



『行き先もPCの中だ』

男「っ!」ガサ

女「男さん?」

店員「満タン入りましたー!」

店員の元気な声

エンジンをかけながら女に促す

男「女。俺のバッグにPCあるかみてくれ」ブルルン

女「は、はい!」ガサゴソ


車を走らせながらPCを見る

中には今までのアンドロイド4人のデータと、目的地が数カ所並んでいた

女「結構ありますね」


男「今の場所から一番近い場所分かるか?」

女「はい」カタカタカタ

女「ここから南の、今は誰も居ない病院です」

女「でもここへ行っても誰も居ないのでは…」

男「白衣さんの事だ。何かある」

女「そうですね…」

女「行ってみましょう」

目的地が決まり、女のナビの下、車を走らせた
571 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(長屋) [sage saga]:2011/11/21(月) 01:31:10.32 ID:Tp2iG9GOo
今回はここまでです
新キャラの名前はまだ決まってません。行き当たりばったりです

読んで下さった方々、応援して下さっている方々に感謝感激です!

ではまた次回
ノシ
572 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です) [sage]:2011/11/21(月) 11:47:46.26 ID:qXC0Dkvco
乙!
573 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です) [sage]:2011/11/21(月) 12:07:02.17 ID:9Ck9egf0o
うむ!
574 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(千葉県) [sage]:2011/11/22(火) 13:15:40.62 ID:WfYIID6N0
ゴキブリはヒドイ
575 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(長屋) [sage saga]:2011/11/22(火) 23:31:12.21 ID:j64YyneKo
こんばんは!
予告しませんでしたが今夜も書いて行きます!


>>572
乙ありがとうございます!

>>573
うむありがとうございます!

>>574
そうでしたね。やんわりとGにしとけば良かったですよね!
576 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(長屋) [sage saga]:2011/11/22(火) 23:44:01.15 ID:j64YyneKo


車を走らせ約10時間。日が傾きかけた頃

休憩を取りながらもやっと男達は目的地へたどり着いた

男「ここだな…」ガチャ

女「…本当に居るのでしょうか」

外見を見る限り人が残っている気配はない

適当に車を停め、正面玄関と思われる入り口から二人は中に入った


女「中も凄い荒れようですね…」ガチャ


割れたガラスや、散乱する医療器具


男「結構前に無くなったのかもな」ペラ


男が見つけたカルテには、10年前の患者の物だった

男「ハズレか…?」

女「ポニテさんも気になりますし、一度戻りましょうか」

男「そうだな…」

二人が出口へ踵を返したその時だった



「動くな…」チャキ
577 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(千葉県) [sage]:2011/11/22(火) 23:45:57.39 ID:WfYIID6N0
キタか…
ヒドイってのは可愛そうって意味です
578 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(長屋) [sage saga]:2011/11/23(水) 00:00:02.29 ID:j64YyneKo

男「!?」

女「ッ!」
思わず身構えて姿を探る

暗闇から突如聞こえた静止の声
声から年配の男性と判断する




男「誰だ!」チャ

腰から銃を取り出し姿が見えない相手に向ける

「…いい度胸だが、セーフティーロックを外さないと意味がないぞ」

男「ッ!?」チャキ

指摘されて確認してしまう

その瞬間


シュッ

男「ッ!?」バッ

女「男さんッ!」

飛んできたガラスを皮一枚切らせて避ける

「フッ!!」バッ
ガチャン!

その隙を突いて謎の相手は男の銃を蹴りはじき上げ、目の前に銃を突き付けた

男「くっ…!」


「敵の言葉を信じるな。若僧」カチ

男の銃からマガジンを外し、捨てた謎の相手


暗闇から姿を表した男は、見た目40代後半、戦闘服を身に付け、髭を生やしたコワモテな男だった
579 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(長屋) [sage saga]:2011/11/23(水) 00:01:03.80 ID:eyhzSiRAo
>>577
可哀想でしたか…
表現力が無くて申し訳ない(´・ω・`)
580 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(長屋) [sage saga]:2011/11/23(水) 00:08:54.68 ID:eyhzSiRAo

引き金に力を入れようとした時


女「待って下さい!」

「?」

女「私達、白衣さんからここへ来る様に言われたんです!」

「白衣だと…?」ピクッ

「信用に値する証拠は…?」チャ

一瞬白衣に反応したものの、再度男を睨む

女「証拠なら!」バッ
キュイィ キュ

服を捲り、いつか男にしたように脇腹を見せる

「アンド…ロイド…」スッ


年配の男は銃を下ろした
581 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(長屋) [sage saga]:2011/11/23(水) 00:19:52.11 ID:Jy12/axIo


......................

...............

........

今までの経緯を話し、男達は全員建物へ身を隠した

「そうだったか…」ハア


男「すみません…」

「いや、いいんだ。そんな気はしてた」

「それより悪かった。政府の連中かと勘違いしていた」

男「いえ、俺達も名乗りもせずに」


ポニテをベッドに寝かせ、女も合流した


「私は少尉。元軍人だ」

男「男です」

女「女です」

少尉「君達の情報も聞きたい。長くなると思うが、話してくれ」


お互いの紹介を済ませ、お互いの情報を交換した
582 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(長屋) [sage saga]:2011/11/23(水) 00:26:39.99 ID:Jy12/axIo


男「ーーーーと、言う感じです」


少尉「なるほど…」


全てを洗いざらい話し終えた頃には、時間は深夜を回っていた

男「本当に、すみませんでした」ペコ

女「…」ペコ

再度白衣達の事を謝る

少尉は優しい顔をしながら言った

少尉「君達のせいじゃない」

少尉「さっきも言ったが、何となく分かっていた」


男「……」

少尉「見せたいものがある」スッ



そう言って立ち上がると、少尉は地下へ男達を誘導した

583 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(長屋) [sage saga]:2011/11/23(水) 00:28:09.93 ID:Jy12/axIo
今回はここまでです
喉が痛くて体もダルい…
皆さんも気を付けて下さいね

読んで下さった方々、応援して下さっている方々に感謝感激です!

ではまた次回
ノシ
584 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/11/23(水) 03:32:43.81 ID:dW5p8zPoo
おつんつん
585 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(長屋) [sage saga]:2011/11/27(日) 06:15:04.57 ID:C2ul2OY9o
おはようございます!
インフルエンザなうです(´・ω・`)
申し訳ありませんがもうしばらくお待ち下さい!

>>584
おちん(ry乙ありがとうございます!

外は少し雪が積もってます。車のタイヤ交換が面倒くさい…
586 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(千葉県) [sage]:2011/11/27(日) 23:03:55.47 ID:Hv0Fqqu90
インフルエンザなら無理するな
587 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です) [sage]:2011/11/30(水) 16:54:46.28 ID:8auUQgg0o
養生しろよ
588 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(長屋) [sage saga]:2011/12/03(土) 03:23:44.18 ID:ULc7c1WWo
夜遅くにこんばんは。私です
生存報告に来ました

仮設住宅からアパートに移った直後で忙しいのに、7日間ぶっ倒れてました
家族に感謝!

>>586
ありがとうございます。この時期のインフルエンザは怖いですね。飯が3日喉を通りませんでした

>>587
ありがとうございます。久々の東北の寒さに体が着いて来なかったようです。室内温度でもマイナス超えるのに、パンツ一枚で寝てた俺が悪かったです。ごめんなさい

インフルエンザは完治したのですが、今度は何故か喉から熱い何かが這い上がってくる感覚に悩まされてます。
最初は胸焼けだと思っていたのですが、這い上がってくると同時に、痛みがある吐き気や、喉が締められる感じで、酷い時には呼吸もままならない始末…
病院に行きたいのですが、被災の影響でまだ医者不足で病院は混み混み…お年寄りが優先されるので、朝から待っても、おやつの時間に呼ばれます。
何とかしてほしい今日この頃
こんなに病弱になった覚えないっ!

とりあえず万全になるまでお休みします
待っていて下さる方々や、応援して下さる方々、申し訳ありません。

長くなってしまいましたが、報告終わりです
ではまた!


追伸:皆さんも病気には気を付けて下さいね!
589 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(熊本県) [sage]:2011/12/03(土) 03:58:27.54 ID:cg97XoJ0o
無理せんようにな
590 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です) [sage]:2011/12/03(土) 08:48:52.91 ID:05c2jJ8DO
お大事に
591 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です) [sage]:2011/12/03(土) 20:06:10.25 ID:gPmuqx3bo
胃腸炎も流行っているようだから、気をつけてな。
弱ってるときは連鎖するもんだからな。
592 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(千葉県) [sage]:2011/12/03(土) 20:55:08.14 ID:BHxSw5Wg0
マイコプラズマじゃなければいいんだけど…
593 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [sage]:2011/12/22(木) 02:29:09.08 ID:Jh2BmcZb0
大丈夫かなぁ
…ダメだからこないのか
594 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/01/20(金) 07:52:20.53 ID:CwnUZ+QIO
三ヶ月も続く風邪はない
595 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/02/07(火) 08:17:17.15 ID:E30wNVjIO
言い訳はいいから投下して
せめて生存報告を
596 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [sage]:2012/02/09(木) 23:35:44.79 ID:O+E/ldg3o
まさか…
597 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [sage]:2012/02/14(火) 00:35:12.17 ID:ackBdxOao
もおおおおおお
598 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2012/02/26(日) 16:58:19.72 ID:r2EcXKPlo
生存報告を
喉の手術をしてきました

待って下さってる方々すみません
及び待っていて下さりありがとうございます
大変遅くなり申し訳ありません
再開は近い内に致します

599 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2012/02/26(日) 20:48:51.05 ID:rW6AgMk6o
思い出す為に読み返して来ました
黒歴史がまた1ページ増えそうです

ではお待たせ致しました
更新致します
600 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2012/02/26(日) 20:54:59.45 ID:VNc/+uIto
.................

...........

.....

早朝


イライライラ

兵士A「おい…女軍曹何か不機嫌じゃないか…?」ボソ

兵士B「昨日からオフだったんだと…」

兵士A「あぁ…それでか…」

女軍曹「」ギロッ


兵士A・B「」ビクッ


女軍曹 イライラ


「集まってんなー」

601 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2012/02/26(日) 21:09:00.68 ID:6k4R3ewto
南政府軍基地




「「「「敬礼!!」」」」ザッ

大佐「うーし。なおれー」

「「「なおれーっ!!」」」ザッ


大佐「説明始めっから、適当に座れよー」

女軍曹(なんだこのやる気の無い上官は!?)イライラ


ブリーフィングルームへ集まっていた兵士へ、召集の理由を説明した

...........

......


大佐「───って訳だわ。質問は?」


ザワザワ…

説明を受けた兵士は全員がキョトンとしている
現実とは思えないと言った感じであろうか
上官からの発言に戸惑いを隠せない


一人を除いては


女軍曹 スッ

大佐「はいそこの女ー。所属と名前」

女軍曹「北政府軍所属、女軍曹であります」

大佐「はいよろしく」

大佐「質問は?」


女軍曹「意味が分かりません」
602 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2012/02/26(日) 21:25:54.26 ID:gFU0tGxbo

女軍曹はストレートにぶつけた

大佐「あー…説明難しかったか?」

女軍曹「いいえ。説明は理解しました」

女軍曹「だから意味が分からないのです」

────────────

内容はこうだった

戦闘用アンドロイドが500機来るから、試運転も兼ねて3日間の実戦サバイバル訓練するよー

────────────


大佐「んー…めんどくせぇなぁ」ボリボリ

女軍曹「」イラッ

やる気の無い上官に苛立ちが隠せなくなるが、冷静を装い食いかかる

女軍曹「アンドロイドとは何でしょうか」

大佐「ロボットだってさ」プハー

女軍曹「」イラッ

只ならぬ空気
兵士達は黙って二人を見つめる

女軍曹「政府軍はいつからオモチャを買うようになったんでしょうか?」イライラ

大佐「オモチャねぇ…」プハー

興味なさげに返事をする
その態度が余計に女軍曹を苛立たせた

女軍曹「タバコ吸ってねぇで…真面目に答えろ…やっ!!」シュバッ



603 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2012/02/26(日) 21:49:58.29 ID:16KcQzcUo

言うが早いか太ももに手をかけアーミーナイフを大佐目掛けて投げる
ナイフはタバコの火種だけを削ぎ取
り、ホワイトボードに突き刺さった

大佐「…」

微動だにせず女軍曹を見つめる

空気が更に凍りつく
兵士達は息をするのも忘れる程見入っていた

女軍曹「…」

大佐「…」スタ

沈黙の中、女軍曹へと歩を進める


向き合う


にらみ合った瞬間


大佐は二カッと笑い女軍曹の肩を掴んだ

大佐「…...いい腕だなっ!」ガシ

女軍曹「なっ!?」

大佐「ウチの部隊もこんくらい出来る奴が居ればな〜」アーァ


女軍曹「はぁ!?」

大佐「いや〜すげぇな!」スタスタ

ハッハッハッと高笑いしながら元の位置へ戻る

大佐「気に入った!お前は第1部隊で面倒見てやる!」

大佐「あ、あとナイフ返すな」ヒュッ

カッ

女軍曹「?」



大佐は一呼吸置いて兵士達へ

大佐「まぁなんだ…」

大佐「意味が分からんのも分かる!」

大佐「俺も話を聞いた時はバカげてると思った!」

大佐「だから分からんでも良い!」

大佐「政府直々の伝令だ。実弾の使用も許可する!」

大佐「アンドロイドだかアンドロメダだかしらねぇけど政府軍の強さを見せようぜ!」

大佐「開始は2日後、19時からだ!以上!解散!」



女軍曹の机には突き刺さった自分のナイフがあった


女軍曹(速かった…)

604 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2012/02/26(日) 21:53:03.27 ID:RPf8xWNko
今回はここまでです

やっと再開出来た…
お待たせ致しました…そして遅くなり申し訳ありません…

読んで下さった方々、応援して下さっている方々に感謝感激です!

更新速度は遅くなりますがこれからもよろしくお願いします

あと明けましておめでとうございます
605 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/02/27(月) 07:17:25.72 ID:7gTMgMHIO
手術成功おめでとう
もう諦める寸前だったがまた追わせていただく
まずはリハビリに隔日くらいで少量ずつでも投下とかもいいかもな
606 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]:2012/02/27(月) 09:50:17.71 ID:Dd6yf25lo
よかった・・・よかった・・・
607 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2012/02/27(月) 18:07:35.62 ID:A0YF1TbUo
こんばんは。声が出せないのは意外と不便なもんですね〜

>>605
ありがとうございます。待っていてくれる人がいて助かりました。徐々に慣れていくように致します

>>606
心配の声ありがとうございます
これからもよろしくお願いします


調子が良ければ今夜も更新致します
608 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2012/02/27(月) 20:21:20.48 ID:C7Ka7zY1o
こんばんは
少し進めます
609 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2012/02/27(月) 20:45:29.79 ID:gqcGXEtuo

廃墟 病院


少尉の後へ続き階段を降りる

女「うっ…」

男「この臭い…」

思わず手で鼻を覆う
地下へと近付くにつれ、鼻の奥へツンとした何かが流れ込んで来る

少尉「我慢してくれ。もう少しだ」カツンカツン

慣れているのか顔色1つ変えず尚も進んでいく
顔をしかめながらも、後を続く2人

少尉「ここだ」

階段を降りきった所で少尉は止まった
目のには錆びた扉が1つ

男「…」

女「…」


少尉「…開けるぞ…」グッ

ノブを回し手前に引く
ギギギ…と重く、確実に開いていく
開くのと同時に、異臭が男達を包み込む

男「ぐっ…」

女「うっ…」


少尉「これが見てほしいものだ」スッ

懐中電灯で室内を照らす
異臭からの吐き気を堪え、灯りが捉える先を見やる

 




女「なっ…!?」ビクッ

男「!!うぷっ…」


扉の奥は

手術台に乗せられた人間の胴体
あちこちに散らばる内臓
体の一部と思わしきもの

全てが人間のモノだった
610 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2012/02/27(月) 21:02:29.58 ID:nMTR+OVlo

男「うっ…オエェェェ!!」

限界を超えその場に嘔吐する

女「ひどい…」

灯りに照らされたソレを見ながら女は零す

少尉「衣服から察するに、全員ここの患者だろう」


見慣れているのか、ソレを目の前に淡々と続ける

少尉「これは殺しや、単にバラバラにしたって訳ではないようだ」

女「…どういう……」

男「うぷっ……」

灯りを流しながら説明する

少尉「手術台の患者。ここからじゃ良く見えんが、内臓は綺麗に抜き取られていた」

少尉「床に散乱するパーツも、綺麗な切り口だ」

少尉「他の目的で集められた可能性があると言うことだ」


女「そんな…」

少尉「最初は私も驚いた。病院ではこんなマネしていないだろうしな」バタン

扉を閉め、階段を上りながら少尉は続ける

少尉「それ以上に、この病院だ。何故あんな患者がいる」

女「病院とはそう言った施設では…?」


男「っ!そうだ!カルテは10年前のモノだった!」

女「確かに…10年も前に無くなっているなら白骨化していても...」

少尉「なのにあの異臭、新しい血」

少尉「どうみても最近のモノだ」



611 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2012/02/27(月) 21:10:58.91 ID:A0YF1TbUo

階段を上りきり、ポニテを寝かせた部屋へ戻る

少尉「私がこの廃墟に来たのは4日前」

少尉「すでにああいう状態だった」

少尉「政府の連中か…もしくは通りすがりのマッドサイエンティストか…」

男「…」

女「…」

少尉「この地域は南政府軍基地からも近い。何にせよ明日にはここを離れた方が良いだろうな」

一段落付いたのだろうか
少尉はタバコに火を付けた

男「…」

少尉「男君」

男「…はい」

少尉「白衣の事、ありがとう。」
612 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2012/02/27(月) 21:14:02.45 ID:ek3zb6e7o
内容が無いよう状態だった、と言うか訳分かんない
ごめんなさい


読んで下さった方々、応援して下さっている方々に感謝感激です!

ではまた次回
613 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/02/29(水) 17:03:41.84 ID:qnmO3ANjo
俺も喉の手術したよ。最初のうちは大変だからな、お大事にな。

体調に気をつけて頑張ってくれ
614 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]:2012/03/18(日) 02:05:29.60 ID:UbWIeM6do
ぬふー まだリハビリ中なのだろうか
615 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/03/19(月) 22:32:05.45 ID:TbZcUj3Lo
はやくはやくつづきを・・・
616 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2012/03/28(水) 12:35:06.04 ID:LyU0uz0to
こんにちは
声が出ない事にも慣れてきた今日この頃、今夜更新致します

>>613
ありがとうございます。なるべく自分のペースで頑張ってみます

>>614
遅くなり申し訳ありません。リハビリと言うか、手話の勉強させられてました。

>>615
すみません。今夜までお待ち下さい

617 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2012/03/28(水) 19:51:38.24 ID:MZk/ecqbo
こんばんは!
更新致します
618 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2012/03/28(水) 20:04:43.70 ID:nmTz7zHho

深夜



男「寝れないな…」ムク

病室のベッドで休憩をしようと思ったが、寝付けず起きてしまった

二人を起こさない様にソロリと部屋を出る

男「はぁ…」スタスタ

適当に歩き、気付けば入り口へと着いていた

〜♪

男「?」

歌声
聞き覚えのある綺麗な音色

〜♪

男「……」

だが、聞き覚えのない、どこか悲しく、切ない音色

ポニテ「ら〜らら〜…」


〜〜♪


外で1人、ポニテが歌っていた
619 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2012/03/28(水) 20:16:02.07 ID:b64gwSM0o


ポニテ「ら〜〜……」

男からポニテの表情は確認出来ないが、歌声が全て物語った

パチパチパチ…

ポニテ「?」

男「相変わらず綺麗な声だな」ニコ

ポニテ「男…」

男「良く眠れたか?」スタスタ

あくまで明るく接する男

ポニテ「ちょっと寝過ぎたみたい」

明るく返すポニテ

男「ははっ…そりゃ結構」

男「……」

会話が続かない


ポニテ「歌わないと…気持ち爆発しそうだもん…」

男「っ……」


ポニテの一言で、言葉を失った
何日もしない間に、色々無くなった
奪われてしまった

男は罪悪感や嫌悪感で一杯だった
謝っても救われない
祈っても返って来ない
620 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2012/03/28(水) 20:25:29.06 ID:hEnuy7Uto

男「ごめんな……」

謝らずには居られなかった
少女、白衣、ロリ
研究員の皆
助けられる命だったかも知れない
もっと前に何か出来たかも知れない
なのに今は謝る事しか出来ない



ポニテ「……うん」

僅かの沈黙の後、優しく返したポニテの言葉は、男の心を少しまた抉る

男「俺が…もっと…」ギュ

自分がもっと強かったら
無意識に拳を握る

キュ…

男「…?」

強く握る拳に優しく小さな手が優しく触れた

ポニテ「全部抱えるな〜…男は…」

ポニテ「皆を守ろう!って、皆を傷つけないように〜!って」


621 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2012/03/28(水) 20:31:21.74 ID:/+oBlPRio

男「……」

ポニテ「全部抱えるなら、私にも抱えさせて?」ギュ

触れた手が、強く男の手を握った

ポニテ「私だって、男の家族なんだからねっ…」ポロ

気持ちが涙に変わり溢れ出る

ポニテ「私だって、支えたいんだからっ…」ポロポロ

止まらない

男はこう言うしかなかった




男「…ありがとう」
622 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2012/03/28(水) 20:34:41.47 ID:+WSwGxpVo

二人で空を見た

曇っていて星は見えなかったけど
ずっと空を見ていた

ポニテ「頑張ろう…」

男「あぁ…」

男(全員で生き残るんだ…全員で…)

623 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2012/03/28(水) 20:50:38.40 ID:/+oBlPRio

翌朝

荷物を粗方まとめ、車に積み込む

少尉「これで最後だなっ」ドサッ

男「ありがとうございます」ペコ


昨晩の礼をし、女がこれから先の行動を訪ねる

女「少尉さんはこれからどうなさるのですか?」



少尉「まだ政府の動きを追いたい。君達の事もあるからな」

少尉「一度仲間の所へ行ってみる」シュボ

タバコに火を付け、少尉のであろうバイクにエンジンをかける

少尉「君達は?」

男「とにかく白衣さんから貰った目的地を回ってみます」ブルル…

車のエンジンをかけながら答える


少尉「そうか。お互いに気を付けてな」

少尉「そうだ、これをやる」ポイッ

少尉は男に小さな箱を渡した

男「?」パシッ

男「これは…?」カチャ

中から小さなイヤホンマイク
通信用だろうか

少尉「パソコンを使って通信するヘッドセットだ。仲間内ではそれの方が会話しやすい。政府でも傍受は難しいだろうからな」

少尉「基地に戻ったら一度連絡する。…幸運をな」ブルル…

男「」ペコ

去る背中に頭を下げ、車に乗り込んだ

624 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2012/03/28(水) 20:56:27.75 ID:YFSbcbLUo

男「さて…」

女「このまま南へ、目的地まではまだまだあります」

車に乗り込むと、女が既に次の目的地を探してくれていた

男「んじゃまぁ…」


グ~

男「?」

女「?」

後部座席をみる


ポニテ「な、何よっ!?///」


男「どっかで飯食うか〜」ニヤニヤ

女「ふふっ…」

ポニテ「ニ、ニヤニヤするんじゃないわよっ!!///」

ポニテ「女も笑うなっ!!///」

車は更に南へ出発した
625 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2012/03/28(水) 20:58:35.50 ID:YefkZXqro
今回はここまでです
まちまちの更新で本当に申し訳ない…

読んで下さった方々、応援して下さっている方々に感謝感激です!

ではまた次回
626 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/03/28(水) 22:28:04.05 ID:RhZqwyF9o
乙〜!
627 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/03/29(木) 00:51:10.21 ID:evwH/Lkbo
乙なんだな
628 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2012/03/30(金) 12:34:13.30 ID:ZIS+DAtZo
こんにちは。私です

>>626
>>627
乙ありがとうございます

今夜更新致します!
629 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/03/30(金) 19:34:20.50 ID:71ZeQ9GPo
待ち遠しい!
630 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2012/03/30(金) 20:46:57.78 ID:qwOCqA2Lo
こんばんは。更新致します
>>629
ありがとうございます。見ていて下さる方がいて嬉しいです
631 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2012/03/30(金) 21:02:16.03 ID:Tf+092jxo

空腹を満たし、更に南へ車を走らせる


海岸沿い

女「わぁ」

ポニテ「綺麗ね〜」

太陽の光を反射しながらどこまでも続く海を見て、2人は目を光らせる


男「ポニテは海は初めてか?」

ポニテ「ずっと研究所にいたからね〜。こんな綺麗なんだ〜」

そんなやり取りの中、3人を乗せた車は2つ目の目的地へ

女「ここですね」パタン

車から降り、パソコンとの位置を確認

ポニテ「普通の?」

男「家だな」バタン



周りは水田や畑が広がっている
家の数は少ない。

いわゆる田舎
集落だった


632 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2012/03/30(金) 21:05:17.45 ID:AjpnTNAuo

男「とりあえず、人が居るか訪ねてみよう」ザッ

ポニテ「あ、トンボだ」

女「今の時期でも居るんですね」

男(緊張感持てよ…)

633 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2012/03/30(金) 21:24:52.50 ID:AjXxTjBeo

インターホンはない
恐る恐る玄関に手をかける


男「…」

横にスライドさせると、ガラガラガラ、と来訪者を知らせる様に鳴った

男「すみませーん…」

少々身構えながら中を覗く
返事はない。

男「居ないのか…?」

ポニテ「男…?」

男はポニテに振り向き首を横に振る

男「居ないみたいだ…」

玄関を閉め、車へ戻ろうとした時

ポニテ「あー…その…」

男「?」

ポニテは言葉途中で指を指す

その先には女がしゃがんで何かをしている
隣には中年の男性




???「こうやって指を回すんだ…」クルクル

???「そうすると…」クルクル


トンボ<アー、メガァメガァァァァ…

???「回しながら反対の手で…羽根を優しく…」ソー

トンボ<ツカマルワー

???「…っよし。なっ?」ニカッ

女「おぉぉぉぉ!」パチパチパチ



男「…」

男「…何やってんだ?」ヒク


ポニテ「あの人…この家の主さんだって…」
634 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2012/03/30(金) 21:37:58.23 ID:ExFDVrFuo

男・女・ポニテ「お邪魔します」

???「おう!上がれ上がれ!ガッハッハッハッハッ!」

???「いやー、帰ってきたら飛んでるトンボ捕まえようとしてる嬢ちゃんが見えたもんだからな!」

???「いっちょお手本見せたら!ってな!ハッハッハッ!」



訪ねた事情を話し、家に入れて貰った
豪快に笑う中年男性
がたいが良く、背が高い、鼻下の髭が特徴的だ

???「おっと、紹介が遅れたな!俺ぁ狩人!熊とか猪狩ってんだ!よろしくな!」

元気の塊の様な人だ

男「男です…」

ポニテ「ポニテです」

女「女です」

男(に、苦手だ…)

ポニテ(元気過ぎじゃない…?)

女(トンボを捕まえる名人…)キラキラ
635 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2012/03/30(金) 21:51:34.85 ID:dfRxxJCto
狩人「おう!よろしくな!」ハッハッハ

ドカッと座り、男達を促す


狩人「そんで!白衣は元気か?どうせまたあのちっちゃい画面と睨めっこしてんだら!」ガハハハハ

男「それが……」

........................

...............

.......

男「………と、言う事があって…」


狩人「………」

狩人「そうか……」

先程とは打って変わって真剣な表情

狩人「白衣の奴め…」

寂しそうに笑った
男はそれを見てまたどうしようもない罪悪感に苛まれた

男「あのっ…」
狩人「謝るなんてそんな事するなよ!男君!」ガシ

言葉を遮って声を張る

狩人「白衣の奴ぁそれだけ君達が大好きだったのだからな!」ギュ

男の肩に置かれた狩人の手に力が入る

狩人「謝るなんてしたら君達を生かした白衣に失礼だぞ!」ハッハッハッハッ


男「……はいっ!」

ポニテ(男…)

女(男さん…)
636 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2012/03/30(金) 21:59:25.66 ID:VmsQZQNoo
狩人の家で夕飯をご馳走になり、
一晩休ませて貰う事になった

寝室に布団を3つ敷いてもらい、寝る準備をする

狩人「お、そうだ」

狩人「明日はちと一緒に行きたい場所がある!お前らが起きたら出発するけそれまで休むといい!」

それだけ言って狩人は居間に戻った

..........................

.................

........

囲炉裏の焚き火

パチパチと音を立てながら燃えるそれをじっと見つめる

頬を伝う一滴


狩人「白衣………」
637 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2012/03/30(金) 22:02:33.09 ID:dtDhEPWVo
今回はここまでです。
見て下さった方々、応援して下さっている方々に感謝感激です!

文体が安定しませんね…レベルアップしないと!
誰かふしぎなアメください
ではまた次回!
638 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/03/30(金) 23:26:22.72 ID:CZKtgR8Fo

疲れただろうからこれをあげよう

つ きょうせいギブス
639 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/03/31(土) 19:41:06.37 ID:uuU0MyFXo
おつ!

つC
640 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/04/02(月) 07:39:47.73 ID:9fdMWgoIO
つふしぎなマメ
641 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/04/08(日) 16:50:48.53 ID:d08k5DzN0


つ ふっかつそう
642 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/05/05(土) 11:29:27.55 ID:UEJxPXIIo
まだか
643 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2012/05/11(金) 18:08:41.73 ID:KJ9u9ucKo
こんにちは。私です

>>638
それは素早さ(更新速度)が落ちても良いって事ですか?
すみませんちょうしのりました

>>639
しえんありがとうございます!

>>640
仙豆?あの仙豆なの?

>>641
やっとこさ復活致しましたがまだまだこれからです

>>642
すみません。本当にお待たせして(´・ω・`)

生存報告に来ました
手術から日が空き社会復帰を目指してハロワに行っています。
ですが声が出ないと言うのは会社側からすると面倒な様で未だ仕事先が決まりません
日にちがまだ空くかも知れませんがどうかお待ち下さいまし
644 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/12(土) 05:33:09.72 ID:X2PvhRrDO
生存報告乙です。
声はいずれ戻るのかな?

自分の生活、体調が最重要なので気にせず気晴らし程度に書き込んで下さい。

のんびり待ってます。
645 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/12(土) 15:23:33.72 ID:7PcyZAnuo
ゆっくりでいいよー そのためのSS速報だからね 期待しとりますぇ
646 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/12(土) 18:58:29.49 ID:baUDEMxIO
障がい者枠で探すべしだな
あとは、手帳もらって生ポもらいながら作家志望とか
647 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/06/11(月) 16:06:19.46 ID:zlOj47Rro
一か月書き込みがないとHTML化だっけ?

一応支援
648 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/06/11(月) 16:26:47.16 ID:bQ3vMVdIO
二ヶ月
649 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2012/06/11(月) 18:22:28.54 ID:U+q18bv1o
お待たせ致しました!さぁ書きますぞ!


>>644
ありがとうございます。声は残念ながら戻りません。あんまり気にはしてませんけどね
ゆっくり急いで更新しますね

>>645
そう言って貰えると救われます。ありがとうございます

>>646
アドバイスありがとうございます
一応バイトは始めました

>>647
HTML...?このスレ無くなる一歩手前とかそんな感じですか?

>>648
遅くなりました。申し訳ございません

さぁ更新していきますよ!
650 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2012/06/11(月) 18:44:31.69 ID:cl2GDfc9o

~とあるジャングル~

女軍曹「はっ…はっ…」ガサガサ

静まり返るジャングルの中
テンポの良い呼吸と葉を掠める音だけが響く

刹那


ドォォォン!!

女軍曹「!」

突然の轟音で足を止める
…が

大佐「軍曹!足を止めるな!」

先を走る大佐が促す

大佐「2日目でこれはちとマズいな…」

走りながら零す



アンドロイドvs人間
実戦サバイバル訓練2日目

戦況は余りに圧倒的な差である
1部隊10人で編成された部隊はその数20
1日目で約10の部隊が全滅し、残る部隊も逃げる事に必死
勝敗を決める必要があるとするならば完全に人間の「負け」である

女軍曹「大半がやられましたね…」

大佐の率いる第一部隊アルファ1も、大佐と女軍曹以外は残っていない

大佐「どうにかこの状況覆さねぇと」
651 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2012/06/11(月) 18:56:32.36 ID:2gVohwF1o

大佐「とにかく身を隠そう。他の部隊の動きも知りたい」

女軍曹「はい!…!!」チャ

言うが早いか
女軍曹の銃が空にいる標的を捉える

大佐「ッ!」チャ

それに反応し大佐も構える
空にはアンドロイドがいる
見つかれば勝ち目はほぼ皆無

大佐(声は出すな。音を立てずにあそこまで進め)スッ

アイコンタクトとジェスチャーで女軍曹に促す

すぐそこには小さな洞穴が見えた
652 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2012/06/11(月) 19:09:30.75 ID:GlNkDa05o

大佐「ふぃー。一段落か」カチッ

ドカっと座りタバコに火を着ける
どうにか見つからずには済んだ様だ

女軍曹「こんな時にタバコ!?見つかったらどうするんです!?」

大佐「だーいじょーぶだってー」プハー

女軍曹「…」ワナワナ

大佐の危機感の無さに怒りがこみ上げる

大佐「それより、無線貸せ」

女軍曹「…どうぞ」ポイッ

大佐「フー…こちらα1聞こえるか?」

大佐「生きてる奴は至急応答しろ」

ザー
望みは薄いか…大佐はもう一度無線で呼び掛ける

大佐「こちらα1。生存者は至急応答しろ」
ザー

虚しいノイズだけが空間を制する
…とその時


『こ……こちらアルファ7…』


思わず立ち上がる

女軍曹「!」

大佐「!アルファ7か!」

大佐「そっちの状況は!」

653 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2012/06/11(月) 19:17:41.06 ID:60x7KBC+o

『大佐…こちらは…俺以外…ぜ…全員やられました…』

『すみ…ません…』

女軍曹「!」ギリ

大佐「…お前はどこにいる?」

『Gエ…リアの…』

『かはっ…』

女軍曹「助けに行きましょう!Gエリアならここから10分…いや6分で…」

『自分…ももう…駄目で…』

大佐「…」

『み…ぎあ…しと…左…手が…』


654 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2012/06/11(月) 19:23:55.81 ID:5tiFv3l3o

女軍曹「なっ…!」

大佐「…」

女軍曹「大佐!今ならまだ…」

大佐「……」

女軍曹「ッ!…」ビクッ

救援の案は大佐の沈黙で却下された
いや、大佐の体から滲み出る怒りから、自ら却下せざるおえなかった

『大佐…』

『すみ…ま…せん』プッ

ザー

大佐「これで…何部隊だ」

女軍曹「1…8…です」

大佐「…軍曹」

女軍曹「はい」

大佐「お前にだけは、話そう」


655 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2012/06/11(月) 19:31:33.22 ID:KJGuxX8Fo



男「ん…」

素晴らしい目覚め…とはいかない目覚め
左右に居る2人のせいだろうか
寝るときは確か3人別々の布団だった筈だったが…

男「起きれねぇ…」

両サイド男の腕を抱き枕にして良く寝ている
時間はまだ4時

男「早く起きすぎた……つか…色々ヤバいぞこれ」

腕には生々しいマシュマロ感触

2人共薄着な為に妙にリアルです

男「生殺しってこういうのか…」

色々我慢しながらまた目を閉じる

656 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2012/06/11(月) 19:39:47.56 ID:hncTQGuRo

結局眠気眼のまま起床

女「男さん眠れませんでしたか?」

ポニテ「夜更かししたの?」

男(あなた達のせいだ)

3人服を着替え居間に向かうと、何やら美味しそうな匂いが鼻をくすぐる

狩人「おっ!おはようさん!朝飯食え食え!」ガッハッハ

朝から豪快だな〜

グ~

ポニテ「…///」

男「?」

女「?」



狩人「ポニーテールの姉ちゃんは腹虫が悲鳴あげとるが!ハッハッハ!」

男「ww」

女「」クスッ

ポニテ「…///」ビシッ

男「あだっ」
657 :kd182249240089.au-net.ne.jp [sage saga]:2012/06/11(月) 21:54:57.86 ID:7d1rsNuuo


男女ポニテ「「「ごちそうさまでした」」」


狩人「おそまつさん!」

朝食に舌鼓を打ち、雑談がてら男は昨日の狩人の話を持ちかけた

男「狩人さん」

狩人「ん?どうした?」

男「今日は何か見せたいものがとか…それは?」

狩人「あぁ!まぁ見せたいものっつーかな、会わせたい人がいるんだ」

女「会わせたい…ですか」

狩人「あぁ。この先の山の真ん中辺りなんだがな!」

居間から見える山を指差し続ける

狩人「占い師がいんだ!」

ポニテ「占い…?」

男「あの山に…ですか?」

狩人「まぁ行って見りゃ分かる!」

狩人「百聞は一見に何とかってな!!」ガッハッハ

狩人「片付けたら皆で山行くぞ!」

女「お手伝い致します」カチャ
658 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2012/06/11(月) 21:56:36.44 ID:7d1rsNuuo
2chの事詳しくないのですが、なにやら規制されてますね…全然書き込めない
大丈夫でしょうか…
659 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2012/06/11(月) 22:01:44.52 ID:7d1rsNuuo
今日はここまでです

auスマホの全サーバー規制の影響でしょうか…
それとも嫌われている長屋だからでしょうか…
2chの中身はざっくりとしか知らないもので書き込めなくなった時には泣きそうだった…

兎にも角にも戻って参りました!完全復活…?
読んで下さった方々、応援して下さってる方々に感謝感激です!

660 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/06/11(月) 22:16:29.04 ID:qSuPA8BDo
乙、楽しみにしてんだぜ
661 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/06/12(火) 00:37:23.13 ID:HYbfSgFCo
おつ 楽しみにしてた ゆっくりでいいから頑張ってくれ!
662 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2012/06/12(火) 21:01:56.78 ID:NrBRR72po
こんばんは!今日も書いていきます!

>>660
>>661
おぉぉ…まだ見て下さってる方々が居た…良かったorz
663 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2012/06/12(火) 21:12:49.41 ID:o6It35nso

山道

狩人を先頭に、4人は山道をひたすら歩く
40分程歩いたか、それは道の外れにポツンと佇んでいた

狩人「着いたぞ!あれだ」ザッ

見た目は普通の山小屋
ずいぶんと放置されていた様で、所々ボロボロだ

狩人「昔は登山者が休憩したりするのに使ってたんだがな。今じゃだぁれもこんな山登らねぇしな!」


狩人「ま、入るか!」

664 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2012/06/12(火) 21:24:49.83 ID:uPmGiV96o

狩人の後を追い小屋へ近付く
小屋は所々補強したのか、新しい板を打ち付けた場所も見えた

狩人「んじゃ、入るか!」

ギィ…と木の戸が軋む


狩人「おう!占い師!連れてきたぞ!」

狩人「おう!入れ!」

男「おじゃましま〜す…」

女「失礼致します」

ポニテ「ごめんくださ〜い…」

狩人に促されソロ〜っと中へ入る男達
中を見渡したが普通の小屋だった
部屋の真ん中には囲炉裏があり、壁には登山道具に農具、毛布もある
外の見た目とは裏腹に、中は綺麗に整頓されていた


???「いらっしゃい。男君。それに女さんとポニテさんも」ニコ
665 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2012/06/12(火) 21:40:20.66 ID:W11z1kOoo

囲炉裏の前で正座している一人の女の子は、目を閉じたまま3人に優しく笑いかけた。見た目は小学校3年生辺り。綺麗に切りそろえられた前髪に、腰まである黒髪
その黒髪が白いワンピースを目立たせた



男「えっ…?この子…ですか?」

狩人「あぁ!占い師だぞ!」

狩人「あと、占い師は目が見えねえんだ!」ドカ

慣れた様に囲炉裏の近くにあぐらをかく
座るや否や占い師に怒られる

占い師「もぅ。狩人、男さん達が来る前には一言連絡をと言っておきましたのに…」

狩人「いや!すまんすまん!昨日の今日でな!」ガッハッハ

占い師「何も持て成しを用意出来ませんでしたわ…」ハァア

困った顔をする占い師に狩人は豪快な笑いで返した

占い師「すみませんね。お茶もお菓子も用意してませんけど、ゆっくりしていって下さいね?」

男「は、はぁ…」

呆気に取られ空返事になる
どこから突っ込めば…と言った感じである

666 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2012/06/12(火) 21:56:39.01 ID:VTpSkFMko

占い師に促され囲炉裏を囲む様に全員座る
男は占い師にこう切り出した

男「あの、狩人さんから俺達の名前聞いてたんですか…?」

占い師「…?」

キョトン顔をする占い師
本気で「何を言ってるの?」って顔をされた

男「俺、まだ名乗ってないんですが…」

占い師「…クスッ」

占い師「私、占い師ですもの」クスクスッ

上品に笑いながら、当たり前じゃないかと言う感じで返された


占い師「予想通り、面白い方ね」クス

男「はぁ…」ポリポリ

何か馴染めない空気の持ち主


占い師「本当は、もう少し後に会う気がしたのだけど」


占い師「白衣さんの施設が襲撃されるのは、早かった様ですわね」


男 女 ポニテ「!!」

ピタリと言い当てる

狩人「あぁ。その様なんだ」

狩人も真面目モードへ

占い師「白衣さんやロリさん、施設の研究者の方々の事は、本当に…残念に思いますわ…」

男(そんな…)

ポニテ「な…」

動揺も驚きも隠せない
まだ会って数分の女の子に、ここまで言い当てられた


信じるしか無かった
667 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2012/06/12(火) 22:02:10.72 ID:i1ODvg67o

占い師「男さん?」

男「はい…」

占い師「何をそんなに我慢するのですか?」

男「なに…を…」

占い師「…」

男「…」

男の顔から余裕が消えた
空気が変わる

狩人「この人の前で、嘘は通用せんからな」

狩人が釘を刺す



占い師「狩人、あまり怖がらせたらいけませんわ?」

占い師「ね?男さん」ニコ

男「は…?はぁ…」

空気が戻る

占い師「さぁ、何から話しましょう」

668 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2012/06/12(火) 22:25:02.90 ID:ZSoGn7UKo

占い師はうーん…と人差し指を顎に当て傾げる

男は自ら切り出した

男「占い師さん」

占い師「はぃ?何でしょう」

男「目が見えないんですよね…」

占い師「…?はい。目は見えませんが、全ては見えますわ」

男「全て…?」

占い師「いいえ。見えてしまう。と言えば良いかしら」

言いながら寂しそうに笑う


女「私達が施設から逃げた事も見えて…」


占い師「そうです。そして…病院の事も…」

女「!?」

占い師「あのような無惨な…さぞあの方達は苦しかったでしょうね…」


女「そんな…事まで…」

占い師「先程も言いましたが、全てが見えてしまうんです」

男「じゃあ…!この、この先は…俺達の未来を…」

占い師「男さん」

占い師は男の言いたい事を遮り
男を見て言葉を突き付けた

占い師「あなたは、この先も大きい組織を相手に、逃げ切る自信はお有りでしょうか?」

男「っ!」

ズバッと突かれた気分だった

占い師「女さんやポニテさんを守りながら、逃げ切れますか?」


男「……」

黙るしかなかった
男は白衣の施設を出た頃から、何時かは逃げ場が無くなる事は分かりきっていた

占い師は容赦なく尚もえぐる


占い師「男さん?『いざとなったら俺が犠牲になって、2人を助ける』などと考えていませんか?」


女「え!?」


ポニテ「男!?本当なの!?」


男「……」
669 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2012/06/12(火) 22:26:24.78 ID:ZSoGn7UKo
はい今日はここまでです。
これ完結するんですかね…?

読んで下さった方々、応援して下さってる方々に感謝感激です!

ではまた次回!
670 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/06/12(火) 22:38:09.08 ID:E4vlIt0Uo
面白くなってきたじゃないか。

待ってた甲斐もあるというものだ
671 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/06/13(水) 12:37:54.78 ID:G7tGus2IO
のんびり待ってました。

ずっとずっと心待ちに。
見ている、待っている人はいっぱい。

ちなみに、生存報告は「>>1の最新の書き込みから、2ヶ月>>1の書き込みが無い」とスレが落ちるからその防止の意味もある。
だから、生存報告は嬉しいけど、毎日でなくてもいいさ。
672 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/06/13(水) 16:21:05.34 ID:fZxaQq1uo
たのしみにしとる
673 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2012/06/13(水) 19:56:22.00 ID:EnxXIMgio
こんばんわ!PSP探してたらプレステ見つけて、更には聖剣伝説LOMまで見つけて、最初の目的すっかり忘れて熱中してました。結局PSPは妹が使ってました

今日も初めていきます!

>>670
おぉ…ありがたいお言葉!嬉しいです

>>671
成程。勉強になりました。
ありがとうございます!

>>672
ありがとうございます!今夜もお楽しみに!
674 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2012/06/13(水) 20:12:35.72 ID:XLveYsd5o

女「男さん…」

ポニテ「男…?」

2人と視線を合わせずボソッと零した


男「でも、それ以外に思い付かない…」

男「この先、政府相手にずっと逃げ続けるのは無理だと思ったんです」

男「それに、逃げる事だって簡単じゃない」

男「いざとなったら、俺が命に変えても…」

認める形となった男の言葉
男なりに考えて出した結論なのだろうか
その時が来たなら自分が守る。自分がどうなろうと
占い師は男の言葉を最後まで聞き、こう促す

占い師「…男さん」

柔らかに話す

占い師「お二人を見て下さいまし」

男にそう言い、見えない筈の目で2人を見据える

男「…」フイ

言われるがままに女とポニテを見つめる

占い師「お二人は今どんな表情をしてらっしゃいますか?」


男「…」


女とポニテ
2人の表情は
悲しさ、あるいは怒り、無力ささえ感じ取れた

占い師「貴方への怒り」

占い師「貴方への罪悪感」


男「罪悪…感」

予想外だった

占い師「自分達のせいで、男さんが傷付いてしまう」

占い師「自分達のせいで、男さんを追い詰めてしまう」

675 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2012/06/13(水) 20:18:07.13 ID:9jLW99Gno

男「じゃあ…俺は…」

どうしたら

占い師「守るのならば、戦うと言う選択肢は無いのですか?」

男「たた…かう?」

男「そんな…政府相手に…」

占い師「政府相手戦うなんて無謀だ?」

占い師「それならば逃げ続ける事でも同じだと私は考えますわ」

正論だ
結局、同じ相手をするならばどちらも同じ事

占い師「貴方が居なくなっては彼女達も救われませんもの」ニコ

男「…」
676 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2012/06/13(水) 20:32:48.41 ID:yLET+sfSo
占い師「さぁ、少し話題を変えましょう?」

ふぅ、と一呼吸置き、お茶を飲み干してから占い師が質問をした

占い師「男さん達は今この国がどういう状況か把握出来ていますか?」

男「…?」

女「存亡の危機…?」


占い師「そう」

占い師「財、物、水」

占い師「全てのカテゴリに置いて、この国は底を尽き始めています」

ポニテ「でも…」

占い師「政府の考案、世界を独裁する事」

男(そんな事まで…分かるのか…?)

占い師「戦うロボットを各国に送り、脅し、強制的に無償で物資を送らせる…これが成功すれば、確かに国は持ち直すやも知れません」

男「女は…」

占い師「母体の全ての記憶を引き継ぐ機能がある子宮…」

占い師「それならば戦う子供はいくらでも…」


女「…」





677 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2012/06/13(水) 20:47:03.50 ID:GXeJd6fGo
占い師は苦しいような辛い様な表情をしていた


占い師「お国の方々は女さんの存在が必要不可欠」

黙って占い師の言葉に聞き入る

占い師「でも…」

占い師「それが、本当に目的でしょうか?」


男「え?」

占い師「お国の方は…」キュ



占い師「…すみません。私もこの先は見えないのです」テヘヘ

男「…」

真剣な表情で淡々と話す姿から変わり、苦笑いを浮かべる


男は少し違和感を抱く

男「占い師さん…貴方は…」

遮られる

占い師「男さん」

占い師「貴方にこれから起きる全てを話す事は私には出来ません」

占い師「ただ、貴方に覚えていて欲しい事があります」

男は占い師の言葉に緊張する

男「何ですか…」




占い師「詳しくは言えませんが…貴方にはこの先、2つの選択を迫られます」

男「選…択…」

占い師「一つは、辛うじて生」


占い師「もう一つは」








占い師「確実な死です」
678 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2012/06/13(水) 20:53:00.33 ID:QCS4Tmqoo
女「!?」

ポニテ「ちょ……」

男「その…2つ…」

占い師「貴方が決めなくてはいけません」

占い師「辛い事を言って申し訳ありませんが」


占い師「選択を誤らぬ様に…どうか…」





小屋を出て狩人の家まで戻る道中、誰も口を開かなかった

家に着いてから狩人が「飯は食っていてくれ!」と、言ったきり家を出て、帰ってその日は帰って来なかった



男(一つは辛うじて生)


男(もう一つは)














男(確実な……)




男(死…)
679 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2012/06/13(水) 21:00:46.49 ID:s1p1iJufo

占い師と話した翌朝。結局朝になっても狩人は帰って来なかった

だが、置き手紙が居間にあり、こうあった


『占い師からの伝言だ。一度来た道を戻ると吉だそうだ』


男「道を戻る…か」

手紙をじっと見つめ、行き先を考える

ポニテ「…どうするの?」

女「…」

しばらく手紙とにらめっこをし、覚悟した様に男は目的地を言った

男「白衣さんの研究所に行こう」


女「…良いんですか?」


男「あぁ。行こう」


狩人が居ない家を後にし、3人を乗せて車は北へ向かった
680 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2012/06/13(水) 21:10:07.05 ID:GXeJd6fGo

────────────────

───────────

─────


狩人「行ったか…」

占い師「…」


狩人「本当に良かったのか?全部話さず行かせて」

狩人「あんた見たんだろう」








狩人「この国が消える末路を」




狩人「…あいつらが殺される姿を」




占い師「…ええ。でも」

占い師「あの子達ならもしかして…」


占い師「私の見た未来を変えてくれるかもしれませんわ…」



狩人「じゃが、一度も外した事の無いあんたの未来だ」


占い師「未来など先に見てはいけないモノなの」

占い師「今この瞬間を創らなければ、未来は無いのですから」


狩人「何だか難しいのう」



占い師(男さん…貴方が選択を誤る筈がない…私は信じますわ…)
681 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2012/06/13(水) 21:11:40.92 ID:GXeJd6fGo
今日はここまでです。
聖剣伝説面白い


読んで下さった方々、応援して下さっている方々に感謝感激です!

ではまた次回!
682 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/06/13(水) 23:45:02.34 ID:/aNCF2rOo
聖剣伝説も面白いが、あなたの書くSSも面白いぞ。

待ってた甲斐ありありで読んでる方も嬉しい。

続き頑張ってくれ。
683 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/06/15(金) 12:31:47.69 ID:RCcmz/xIO
同じく待ってるぜ
684 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/06/16(土) 01:12:39.35 ID:qOV2mMqio
期待wwktk
685 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2012/06/19(火) 13:00:19.12 ID:Ic27Nzfgo
こんにちは!
…ゲームなんてしてませんよ?
SSの構成練ってただけですよ?
そんな、聖剣伝説なんてしてませんよwwww
真珠姫が可愛すぎて死にたい

>>682
何という嬉しい言葉…
そ、そんな事言われたって、ぜ…全然嬉しくないんだからっっ!

>>683
ありがとうございます!

男友「待っていたお礼に俺の脱ぎたてトランクスを(ry」

男「お前久しぶりだな」

>>684
wktkしてくれるなんて…嬉しいよ!

今夜更新しますのでもうしばらくお待ち下さい
686 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2012/06/19(火) 19:25:32.85 ID:Tw7doDi7o
少し早いですが更新します

※変更のお願い
>>581辺りの登場キャラ名前変更
少尉→老兵
687 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2012/06/19(火) 19:31:12.97 ID:uzyhBtEHo

『もう一つは、確実な…死です』



………


俺はこの先選択を迫られる

その選択は明日なのか…明後日なのか…?
はたまたずっと先の事なのだろうか

その選択の時、女やポニテはどうなる?

俺は、『辛うじて生』を間違えずに選択出来るのか…?



男「わっかんねぇよ…」

688 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2012/06/19(火) 19:42:12.97 ID:3dO86ZvFo

白衣の研究所


女「着きましたね…」バタン



研究所と思われる場所へ到着する

ポニテ「ここ…なの…?」

ポニテの動揺の言葉も無理は無い
自分達が数日前まで暮らした研究所は、瓦礫の山と化していた

男「やっぱり証拠は残さないよな」

予想通りと言った感じで瓦礫の山を見ながら呟く

3人で一通り歩き、手掛かりが無いか探したが、その行動も無駄に終わった


女「まぁ、当然と言えば、当然でしょうか」

男「確かにな」

車に戻り時間を持て余す

男(来た道を戻ると吉…か)

689 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2012/06/19(火) 19:55:28.25 ID:8n0/MSYSo

次の目標も無くなり、どうすれば…と3人悩んでいると

ポニテがこんな事を言い出した

ポニテ「何とか、政府のヤツらに対抗出来ないかな」

男「お前…本気で…」
ポニテ「なんで私達、逃げてばっかりなの?」

ポニテ「占い師さんも言ってたよね。逃げても、戦ってもリスクは同じだって」

ポニテ「こんな事してちゃ…結局いつかは…」

男「…」

反論出来ない
そのやり取りを見て、冷静に返したのは女だった

女「私達のプログラムに、戦闘に適したプログラムはありません」



ポニテ「このまま逃げて、逃げて逃げて逃げ続けて…」

ポニテ「そんな私達を政府のヤツらは追って」

ポニテ「私達、ヤツらを怖がってるみたいじゃない」

690 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2012/06/19(火) 20:01:08.15 ID:MrWGU0Xuo

ポニテ「なんか、そういうの…悔しいじゃない…」


確かにそうだ
政府程のでかい組織
俺達くらいワケなく見つけられる筈
研究所の時と同じ様に、手段は選ばないだろう
そんな状態がこの先起きたら、全員無傷でなんて

男「選択…か?」


女「男さん…」

ポニテ「ごめん…そう言う意味じゃ」

男「いや、良いよ」

男「これは俺自身が決めた事だから」

男「2人にさ、聞きたい事があるんだ」


691 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2012/06/19(火) 20:08:36.48 ID:m/FGigy7o

男「もし、俺が戦うって言ったらどうする?」


女「私は構いません」グッ

ポニテ「私も」グッ

男「即答ありがとう」Σ

男「俺、狩人さんちを出てから考えたんだけど」


男「仲間探そうと思って」


女「でも、アテがあるんですか?」


男「うん。そこなんだけど…」

男「老兵さんに手伝って貰えないか頼んでみようかなって」

女「確かに…仲間が居ると言っていましたね」

ポニテ「老兵さんの仲間なら、希望
はあるかも」

男「うん。でもな…」シュン

女「…?」


ポニテ「?」






男「ヘッドセットは貰ったんだけどさ」




男「連絡手段がないんだ」



692 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2012/06/19(火) 20:11:54.39 ID:Bu7mjh2Yo

ポニテ「け、結局ダメじゃない…」ハァ


女「確かに、連絡するとは言いましたが、こちらからは出来ませんよね」


………

シャラーン シャラーン

男「?」

女「パソコンです」


女「?通話?」


男「まさか!」


ポニテ「タイミング良すぎない?」


女「応答しますか?」


男「頼む」
693 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2012/06/19(火) 20:13:32.17 ID:Bu7mjh2Yo
今回はここまでです。
無理に話しを進展させようとしちゃダメですね。gdgdでごめんなさい

ではまた次回!
694 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/06/19(火) 21:21:42.28 ID:ou8mMRXDo
おつおつ!
台風に気をつけて

続きをひたむきに待ってるから
695 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/06/19(火) 22:04:50.11 ID:YoBSHfYto
俺も待ってる
696 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2012/06/20(水) 13:55:06.71 ID:UJZpuznIo
こんにちは!台風でバイトが休みになったので更新したいと思います!

>>694
昼前には低気圧になったみたいですね!
>>695
ありがとうございます!続き書いて行きますよー
697 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2012/06/20(水) 14:08:07.46 ID:imR7FLhto
パソコンの画面に出ている『応答』の文字をクリックする
一瞬ノイズが走ると、すぐ聞き覚えのある声が聞こえた

老兵「あー。あー。男君聞こえるか?」


男「は、はい!聞こえます!」

噂をすればとはこの事なのか


老兵「すまない。今どこにいる?」

男「えーと…白衣さんの研究所だった所に」

老兵「そうか。こちらは今仲間の所に着いた」

老兵「急で悪いんだが、すぐにこちらに来てくれないか」

願ってもない

…来た道を戻ると吉…占い師さんはこの事を?

と、パソコンがまた着信を知らせる


老兵「地図を送らせた。そこから1日もすれば着く筈だ」

男「ありがとうございます。こっちも今老兵さんと合流しようと思ってたんです」

老兵「そうか。なら話は早い」


老兵「また詳しい話はその時に。では」

ピー

女「ここから北へ結構な距離ですね」

地図を確認しながら距離を測る女

男「もうすぐ夕方だ。コンビニで適当に買い物したらすぐ向かおう」
698 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2012/06/20(水) 14:29:34.25 ID:QOXbYIwJo

翌日 

街中を抜け、民家を抜け、峠道を進む

だんだんと人の気配が消え、道はどんどん険しくなった

男「この道か?」

女「はい。地図はこの先を指しています」

ガタガタと車体を揺らして数時間
道はまた舗装された道路に繋がった

ポニテ「この辺…よね?」


女「はい」

男「この先は何があるんだ?」

女はパソコンを見ながら男の問いに答える


女「炭鉱…ですね」

女「今は機能していない様です」

路肩に車を止め、辺りを見渡すが、霧が濃くて視界が悪い

女「…生態反応があります」

男「!」チャ

霧の先に女は何かを見つけた
男は念のため武器をその方向へ向け、2人に車に乗るよう指示する


霧の中に人影を見付ける
男(1人…)

相手は1人
敵の場合の対処方法を模索しながらジッと構える

だが

「やれやれ…セーフティーを外さないと、弾は出ないぞ?青年」

男「あっ…」


老兵がそこにいた
699 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2012/06/20(水) 14:34:51.35 ID:Ml0y9Z6xo

男「老兵さん!」

老兵「久しぶり…でもないかな。男君」フッ

男「はい」ニコ

老兵「急ですまないな」

男「大丈夫です。俺からもお願いがありましたから」

老兵「そうか。とりあえず、俺達が居る基地まで案内しよう」

老兵「話はそこで」

男「分かりました」

700 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2012/06/20(水) 14:35:17.38 ID:Ml0y9Z6xo
また夜に来ます!
701 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/06/20(水) 15:21:37.99 ID:Hokg04PUo
乙! まっとるぞ
702 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/06/21(木) 03:38:27.88 ID:oD2P+6Rdo
おつんちゅーる
703 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/06/21(木) 06:39:07.02 ID:YugsmAd2o
おつつ!
704 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2012/06/21(木) 19:04:43.94 ID:4dhJdQCSo
こんばんは!昨日はすみません!予定外の用事で遠出してきました
今から更新します!
705 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2012/06/21(木) 19:20:11.06 ID:FYZ/OSaYo

老兵の車の後ろをついて行くこと数分
採石場のような広い場所に出た
適当に車を停め、トンネルの中へ
しばらくして、大きな扉が姿を表した


老兵「さ、入ってくれ」

レバーを下へ
それに反応して扉は開かれた

ポニテ「わぁ…」

女「これは…」

男「すげぇ…」

口が塞がらない

外とは違い、中はしっかりとした造り
新しく造りましたと言うよりは元々造ってありましたと言った感じだろうか

老兵「昔の研究所だった所を根城にしたんだ」スタスタ

老兵が先を行く

「お帰りなさい!隊長!」

「隊長が帰ってきた!」

「お帰りなさい!」

老兵「ただいま。変わりはないか?」

「はい!異常ありません!」ビシッ

男「慕われてるんですね」スタスタ

老兵「有り難い事にな」
706 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2012/06/21(木) 19:47:51.29 ID:JJ+2bDkRo

目的の部屋に着くまでに、老兵は粗方男に説明をする

老兵「ここに居るほとんどは政府軍を抜ける時に付いて来た奴らだ。まぁ例外も居るが…」

老兵「40人。偵察、医療、奇襲。色々な分野の人間が集まってる」

男「政府軍ってそんなに簡単に抜けられるんですか?」

老兵「まぁ、色々あったからな」

男「そうですか…」

他にも、この基地の構造を説明していると、目的の部屋まで着いた
扉の上には『本部』と書かれていた

老兵「ここだ」ピッ

慣れた様に壁のボタンを押す

ガチャリと金属同士が離れる音がした

男「…」

中を見渡す

ノイズを拾うも大きな無線機
機械音を鳴らす幾つものパソコン
人も数人忙しそうに動き回っていた

動き回っていた1人の男が老兵を見付け敬礼をする

「隊長!ご苦労様です!」ビシッ

された老兵は苦笑いをしながらヒラヒラとあしらった

老兵「あ〜、すまないがあの2人を呼んでくれ」

「はっ!!」ビシッ

老兵「あそこで待っていてくれ」

促された部屋には会議室と書かれている
中へ入り用意されたパイプ椅子に3人腰掛け、老兵を待った

待つこと数分
ガチャッと勢い良く開かれた会議室の部屋
反射的に3人扉の方へ視線を移す

扉を開けたまま、その場で立ち尽くす1人の若い女性
その後ろには女性と同じ年程の男性も見える


男と女も言葉を発さない
呆気にとられた

言葉を出したのは









女「女…友さん……?」
707 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2012/06/21(木) 19:51:53.62 ID:7KAUUPSPo
女友と呼ばれた女性はあ然としながら涙を零した

男もやっと把握したのか

男「男友か……?」


男友と呼ばれた男性もハッとしたと同時に涙を流す


懐かしい
4人は今の状態を整理しきれてなかった

ただ1人
蚊帳の外

ポニテ「だ、誰…?」
708 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2012/06/21(木) 20:03:11.48 ID:ig2OSNj1o

女友「おどごぉぉぉぉ!!おんなぢゃあぁぁぁん」ボロボロ

号泣しながら2人に抱き付く

女「女友さん。お久しぶりですね」

男「ははは。元気してたか?」

女友「あんだらごぞぉぉぉ!げんぎだょぉぉぉ!」ボロボロ

男友「まさか驚いた〜。お前達が来るなんて」


男「何言ってっか分かんねえよ〜」

女「驚きました」ニコ


女友「うあ"ぁ"ぁ"ぁ"あ"ん」ボロボロ

女友「じんばいじでだんだよおぉぉ」ビローン

男「うわっ!鼻水きったねーよ!」ビシッ

女友「いだいぃぃ!でもぉ!でもよがったあぁぁぁぁぁぁ!」ウアーン

男友「女友も泣きすぎだっつの!」ハハハ


女「ご心配をおかけしました」ナデナデ


女友「ひっく…ひっく…女ぢゃあぁぁぁん」ボロボロ









男友「あのー…俺は?」
709 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2012/06/21(木) 20:10:48.37 ID:4bTEmLROo

男「あ、男友。おう」

男友「よっす!」

ポニテ(かるーっ!)


男友「ちがくない?何かちがくない!?ねぇ!感動的な男同士の何かがあっても良くない!?」

男「まぁ。お約束だ」

男友「うわぁん!違う意味で泣きそう!俺!」

男「泣くなよ。気持ち悪い」

ポニテ(えー!)


男友「うわぁぁぁぁん!ひどいぃぃ!」orz


男「まぁ、冗談は置いといてだな」

男友「だな」スクッ

ポニテ(えーーーーっ!!)


男友「心配してたんだぞ」

男友「まぁ、無事で良かった」

男「お前達もな」

2人は拳を軽く当てた




ポニテ(凄く…着いていけないわ…)
710 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2012/06/21(木) 20:11:39.26 ID:4bTEmLROo
こんな感じで今日は終わり。
また次回!バイバイ菌
711 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/06/21(木) 22:28:54.78 ID:m6wD44DWo
乙!
712 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/06/22(金) 07:06:29.38 ID:z5x7C3HIO
乙なんだな
713 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2012/06/22(金) 15:20:50.65 ID:Q3JLqJiPo
こんにちは!今日も夜更新しますよ!
予定では>>1000行く前には完結させたいと思っています

714 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/06/22(金) 16:45:37.50 ID:yR2/Ajopo
舞ってる
715 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2012/06/22(金) 21:32:41.16 ID:OxrFgzaRo
さぁ舞ってる方を横目に更新します!
716 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2012/06/22(金) 21:42:51.83 ID:60l2/4Vho

男「あ、そうだ2人共」ガシッ

ポニテ「ひゃっ!?」

おもむろにポニテの手を引っ張り男の前に立たせる

女友「ひっく…ひっく…?」ビローン

男友「か、可愛い!」ワーイ

男「新しい俺の家族。ポニテ」

女友「よろじぐうぅぅぅぅ」ダキッ

ポニテ「よ、よろっ!?///」ワタワタ

男「ポニテ。昔話した俺の親友」

ポニテ「これから、お世話になります…?」ペコ

男友「可愛いっ!…なぜ疑問文?」ハハハ

と、それを見ていた

老兵「あ〜。入ってもいいかな」コンコン

老兵が居心地悪そうに開けっ放しの扉をノックする
存分に感動の再会を済ませた男達

老兵「本題に入って良いかな?」

扉を閉め、パイプ椅子に腰を下ろした
717 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2012/06/22(金) 21:50:51.01 ID:2irp8BFNo

........................

...............

.........

老兵「────と、こんな感じだ」


男「全然知らなかったです…」

男友「俺達も見た時は驚いた」

女友「うん…」

女「『白衣研究所惨殺の容疑者』ですか…」

老兵達から見せられたのは、男達の指名手配の画面
白衣の研究所を襲った事になっているらしい

男「政府もやってくれるよ」
718 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/06/22(金) 21:56:23.18 ID:yR2/Ajopo
キテタ!舞ってた!
719 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2012/06/22(金) 21:58:31.38 ID:DBiU56Nro

老兵「だからこうしてここに匿おうとな」スパー

タバコに火を付ける
煙が宙を舞うのを見る

男(…そういや>>714はまだ舞ってるのかな)


と、ふと思う
男「老兵さんは俺達の持ってたパソコンの連絡先良く分かりましたね」

老兵は煙を吐き出し、女友を見ながら答える

老兵「彼女が逆探知したんだ」

男「マジすか!?」

女友「何で驚く!」ムカッ

老兵「君達と別れた後、すぐ連絡を取って、俺の居場所から半径5キロメートル圏内の周波数を探知して貰ったんだよ」

老兵「あそこならパソコンを使ってるのは君か俺くらいだからね」フー
720 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2012/06/22(金) 22:03:18.94 ID:mqeNlKV4o

老兵「まぁ、君達だとは話してなかったが」ハハハ

女友「びっくりしましたよ」

男友「ホントにな」

老兵「まぁまぁ。男君達が無事だったんだ」

男友「そっすね!」ハハハ

明るい雰囲気が場を占める

ただ、男だけは真剣な表情を変えなかった

男「あの、老兵さん」

老兵「そうだ、男君も俺を探したと言ったな」

男「はい。その事なんですけど─────」
721 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2012/06/22(金) 22:21:53.29 ID:mqeNlKV4o

男「──────お願い、出来ますか?」


老兵「……」

男友「お、おい!何言ってるか分かってんのか!?」ガタッ

女友「マジ!?女ちゃんも、ポニテちゃんも!?」

女 ポニテ「」コクン


男友「い、いや!でもそんな上手く行かないって」

男「どうなるかなんて分かんないだろ?」

女友「危険よ!危険危険!」


男友「そうだよ!そんな…」





男友「政府相手に喧嘩売るってか!?」
722 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2012/06/22(金) 22:22:38.76 ID:mqeNlKV4o
今日はここまでです!
寝ますよ!おやすみなさいまし(´д`)
723 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/06/22(金) 22:50:15.18 ID:yR2/Ajopo
乙! 
いやあ、舞った甲斐があった
724 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/06/23(土) 21:57:44.44 ID:8VCacpKAo
楽しい楽しい!
725 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2012/06/23(土) 23:30:46.53 ID:ILJMpZSzo
唐突に開始

小ネタ


男「そろそろクライマックスだな」

女「そうですね」


女友「えっ」

男友「そうなの?」

ポニテ「予定では800辺りで終わるんだって」

男友「それホント?」

女「>>1がそう言ってました」

男友「そうなんだ」

男「なぁ、それよりさ」

男「あれ、誰か止めてやれよ」

女「えっ」

女友「えっ」

男友「えっ」


>>714  ∧∧_∩ 
    ( ゚∀゚ )ノ ルンタ♪ルンタ♪
⊂  ノ  
  (つノ.  
  (ノ   


男友「あれはないよ。714だけに」

男「叩かれてしまえ」

男友「ウチの業界ではご褒美です」

女「ムチ持って来ました」

男「なぜ持ってるし」

おやすみなさい(゚Д゚)
726 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2012/06/24(日) 03:34:02.00 ID:zoGGZE+2o
>>725
訂正
800辺りで終わる→900辺りで終わる

寝れなクなったから続けます!
727 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2012/06/24(日) 03:45:08.00 ID:kQh9Zizko

親友2人は反対する

老兵は男の気持ちを確認する

老兵「本気なのか?」

男「はい」

男「そりゃ逃げ続けられるならそうしたいですけどね」ハハハ

男「でも、ヤツらの狙いは女です。嫌でも追ってきますから」

男「政府相手に姿をずっと隠すなんて、無理だと思ったんです」

男「こんな指名手配なんて出たなら尚更だろ?」

男友「そ、それは…」

女友「確かに…そうかも知れないけど…」

男「だから、老兵さんにお願いしたいんです」

男「今の俺達だけじゃ、政府になんて適わない」

男「俺達と一緒に政府を潰しに行って貰えませんか」


728 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2012/06/24(日) 03:55:13.37 ID:eA9iNklio
老兵を見据え

男は「お願いします」と頭を下げた

親友2人は困惑している
男だけじゃなく女もポニテも
真剣に老兵を見つめていた

しばらくの沈黙

老兵が口を開いた

老兵「女友君」

女友「は、はいっ」

老兵「アレの準備、頼む」

女友「アレって……っ!ほ、本気ですか!?」

老兵「時間がない。急いで頼むよ」ニコ

女友「は、はいっ」ガチャ

729 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2012/06/24(日) 04:01:31.43 ID:xr/C3HfJo

男友「隊長。本気ですか?」

老兵「何時かはヤツらを叩かないといけないんだ」

老兵「その"いつか"が少し早まっただけだ」

男友「…んー。そっすね!」


男友「んじゃあ全員に話しはしときますんで!」ガチャ タタタ

老兵「頼んだ」

男(…)

老兵「男君」

老兵「時間は余りかけられない」

老兵「3人で付いてきてくれ」スッ

答えを聞かないまま、全員は会議室を後にした
730 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2012/06/24(日) 04:22:50.17 ID:uVHzmsbto

本部を出て今度は『処置室』に案内される
中は人1人が眠れる様なカプセルが5つ。内の3は招く様に蓋が開いていた
入ると女友が既に準備を終えていた



女友「準備は出来てます。何時でも良いです」

老兵「良し、男君」クル

男「はい」

向き直り男と対峙する
これから待つ『何か』についての説明が始まった

老兵「この機材は政府から盗んだモノだ」

老兵「時間が無いから簡単に説明すると、脳に直接情報を詰め込み、寝ながら戦闘を覚える。言わば"睡眠学習装置"ってヤツだな」

老兵「基礎から実戦用まで、時間にして48時間ある」

老兵「君達にこれを一気にやってもらう事になる」

老兵「更にアンドロイドの2人には戦闘プログラムも組み込ませる」

男「!…」

老兵「寝るって言っても、体だけだ。脳は常に情報を詰め込まれる状態になる」

老兵「相当の覚悟が要るぞ…やるか?」

男「…」



女友「隊長…やっぱり…」

老兵「君が決める事じゃない」

女友「ッ…」

731 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2012/06/24(日) 04:37:36.12 ID:zoGGZE+2o

男「……やります。やらせて下さい」ギッ

睨み付ける様に老兵を見やる
その眼から意志を汲み取り頷く
アンドロイド2人にも視線を渡して意志を再確認する

老兵「君達も、良いんだな?」



女「構いません」

ポニテ「やってやろうじゃないっ」

老兵「よく言った。女友君」


女友「は、はい!」

女友「じゃあ、右端から男、女ちゃん、ポニテちゃんの順番でカプセルに寝て」カタカタカタ

老兵の指示で機械を起動させた

蓋が開いたカプセルは中が青く光る

3人各々指定されたカプセルへ仰向けになる
と同時に蓋が閉められた

女友「出来るだけリラックスしてね」

機械音がけたたましく鳴り出す
その音に掻き消される位の声で女友は言った

女友「それじゃ…頑張って…」

カプセルの中が青白い光に満ちていく

3人の意識は遠のいていった




732 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2012/06/24(日) 04:38:16.31 ID:zoGGZE+2o
朝になっちゃった!ではではまた次回!
733 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/06/24(日) 11:33:27.56 ID:dhZXedrio
乙乙!
734 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/06/25(月) 07:51:37.73 ID:3BLBf3zIO
完結WKTK応援しとる
再会してよかった
735 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/06/28(木) 13:37:34.49 ID:ShX6rUxgo
数日パソコンつけないうちにむっちゃ進んどる! おつかれーん
736 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2012/06/30(土) 23:42:21.31 ID:Dyjw8GuCo
皆さん応援の言葉ありがとうございます!
唐突に開始します(・∀・)
737 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2012/06/30(土) 23:47:52.02 ID:R2J6YUz/o

────────────────────

老兵「───どうだ?」

女友「はい。3人とも順調ですね」

女友「特にアンドロイドの2人は… 」

老兵「ん?もうプログラム終了しそうだな」

女友「驚異的ですよ。48時間の訓練を12時間でなんて」

老兵「まぁ彼女達は戦闘用のプログラムも組み込んだからな」

女友「男は…」

女友「今実戦のプログラムに入りました」

老兵「ここからだな…」

女友「はい…その…本当に大丈夫でしょうか?」

老兵「それは男君次第だな」
738 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2012/06/30(土) 23:55:33.46 ID:AyRQn+Zko

───────────────────

──────────────

────────

『──基礎終了。これより実戦のプログラムに移行します──』


男「はあ…はあ…」



眠ってる間に頭に知識を詰め込むのがここまで苦痛なんて…

男「今、何時なんだろうな…」ハァハァ

時間の感覚がおかしくなってきたな…

『これより実戦プログラム、近接戦闘を開始します』

カラン



男「はあ…はあ…ナイフ?」

『ナイフのみで敵を無力化して下さい』

男「なるほど…ね」ギュ


『開始』

739 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2012/07/01(日) 00:10:37.02 ID:l6lvg8+Mo


男「ハッ……!」ガバッ

女「男さん!」

ポニテ「男!」

男「はぁ…はぁ…」

終わった…のか?

男「今…?」

何時だ…。
息をするので精一杯だ…言葉が続かない

女「私達が眠って50時間が経過しています」

2日と少しか…

ポニテ「私と女は戦闘のプログラムのおかげで16時間くらいで終わったの」

マジかい…反則だろそれ…
いや、反則とか言ってる場合じゃないんだけど

男「そっか…」ツー

何だろう
鼻から何か…

女「男さん!」

ポニテ「ちょ!大丈夫!?」アタフタ

男「ん…?」チュピ

鼻血?俺鼻血出してんのか

体と思考回路が追いついてないなー


男「何で…?」ボタボタ

ポニテ「わ、分かんないよ!」オロオロ

女「きっと…」フキフキ

シュー

老兵「脳へ一気に知識を叩き込んだからだ」スタスタ


男「あー…」ボタボタ


なるほどー
だから思考と体が別になってる感覚なのか


老兵「これで止血を」ポン

女「あ、はい」パシッ
740 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2012/07/01(日) 00:21:10.25 ID:eJu50YnQo

老兵「女友君に感謝すべきだな」チラッ

老兵「彼女は、男君の脳波パターンに異常があったら何時でも動ける様に寝ずにいたからね」

女友「スー…スー…」

老兵「流石に限界が来てダウンした様だが…」フフ

男「そう…です…か」フラ

ありがとうな女友
またしっかり礼するよ

女「男さん」ガシッ

男「あれ…?」フラフラ

老兵「無理はしない方が良い」

男 グググ

老兵「48時間もに情報が入りっぱなしだったんだ」

老兵「少し横になると良い」


そんな
時間が勿体無い
次……な……を………れ…ば…?

女「無理なさらないで下さい」

大丈夫…大……丈………
741 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2012/07/01(日) 00:28:07.58 ID:9KqBZh0Jo

コポコポ…

「メンテナンス中、失礼致します」


「2万体の収容は終わりました」


「ただ、訓練のせいで軍隊の人間が大分死にましたが」


「はい」


「はい。了解しました」



「では、そのように」


コポコポコポ…









 ニタァ
742 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2012/07/01(日) 00:37:29.41 ID:MH+H/n3zo



─とあるメールでのやり取り─


友人「なぁ」

俺「はい」

友人「リア充って何で居るんだろうな」

俺「知るか」

友人「マジで絶滅しないかな」

俺「どうでも良いよ」

友人「リア充なんてセックスしかやる事ないだろうが」

俺「他にもあるんじゃない」

友人「いやないね。セックスだけだろ」

俺「まぁどうでも良いけどさ」



俺「お前来月結婚式じゃん」

俺「それはリア充じゃないのか」





友人「俺幸せ」

俺「しね」


今日は終わりです!お休みなさいまし(`・ω・´)
743 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/01(日) 11:33:45.08 ID:jMbcIX26o
乙!
744 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/02(月) 07:33:12.54 ID:OV0xg0AIO
おつん
745 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/04(水) 02:02:40.62 ID:dhfF5jH1o
友人さんおめでとう!そしてしね!
746 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2012/07/04(水) 15:11:08.81 ID:L8t44DnUo
追いついた!!!!!

SSをここまで読むのは久しぶりだ〜
747 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/13(金) 21:11:26.40 ID:f9pcEKNVo
一気に読んでしまった・・・
748 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/18(水) 07:08:27.60 ID:qtZo8QLIO
続きワクテカ!
749 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2012/07/21(土) 22:59:59.33 ID:uYePsnOno
どうも>>1です
先月でこのスレ立てで一年だったんですね…

この一年、もの凄い色々経験しました。
失うものもあれば、得るものもありました。

死を覚悟した事も

ですが私はまだ生きています
そしてこれから、私の目の前に壁が立ちふさがろうとも、私は悩み、進み、生きてゆきます


そして、いつか死を迎える日には、穏やかに、息を引き取りたいのです



私はまだ生きてゆく





>>1の次回作にご期待下さい!

750 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2012/07/21(土) 23:02:17.54 ID:w1XmFlcuo
見てくださってる方々、応援して下さってる方々に感謝感激です!

明日の夜更新します!
751 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/22(日) 08:27:09.27 ID:jsMST3Ujo
待ってます
752 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2012/07/22(日) 20:54:42.56 ID:jXgE87Yso
さぁ投下します!
753 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2012/07/22(日) 21:10:41.24 ID:w2LYCTNzo

「──────と、言う事です。皆さんお疲れ様でした」ペコ

「皆さん帰ってゆっくり休んで下さい」スタスタ

大佐「……」

女軍曹「それだけか…」ワナワナ


ピタ

「と、言いますと」


女軍曹「あんな玩具の為に死んだ人間が大勢居るのに…"お疲れ。帰って良いよ"」

女軍曹「たったそれだけかと聞いているッッ!!」チャ

「…」

「私達の我がままのせいで尊い人達を亡くしてしまい、大変申し訳ありません」ペコ

「これで満足でしょうか」

女軍曹「…ッッ!!この───!」グッ

大佐「軍曹」

大佐「銃を下ろせ」

女軍曹「こんな…こんな玩具のせいで…」

「その玩具は貴方達軍人より遥かに優秀ですが?」

女軍曹「……きっっっさまあぁぁあぁぁ!!」



スッ



パァァァン
754 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2012/07/22(日) 21:20:58.78 ID:IBUoIzu9o

女軍曹「えっ」




「アギ…」


大佐 スッ

パン

パンパン


「か……」


大佐「あーあー」

大佐「やっちまったー」

女軍曹「大佐!」

大佐「つか、こんなんでも人間だったんだな」チャ


パン

大佐「あんまり機械的な応答しかしないもんで気が付かなかったわ」

パン

女軍曹「た、大佐!」

大佐「でもま、あんだけ無表情でペラペラ決められた事ばっか喋られちゃなー」

パンッパンッ
パンパンッ

女軍曹「ま、まずいですよ大佐!」グッ

大佐「俺達軍人より遥かに優秀だぁ?確かになー。あれだけの隊を壊滅まで持ってったもんな」カチッ カチカチ


カチッ


カチッ




大佐「ふッッざけんじゃねぇぞッッ!!」ブン
女軍曹 ビクッ


755 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2012/07/22(日) 21:21:46.67 ID:IBUoIzu9o

大佐「軍曹」

女軍曹「は、はい…」

大佐「俺ぁ決めた」


女軍曹「……」
756 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2012/07/22(日) 21:22:26.93 ID:IBUoIzu9o




大佐「政府を潰す」



757 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2012/07/22(日) 21:23:32.17 ID:IBUoIzu9o
今回は政府回でした
明日夜元気なら来ます!
ではまた次回!
758 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/22(日) 21:56:58.36 ID:dpFaEp8xo
是非元気に現れてくれ!乙だ!
759 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/23(月) 08:28:44.09 ID:+Ea7xwaIO
見てるよー
見てるよー
760 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/23(月) 10:18:25.98 ID:MeAs+m4Mo
おつ 待ってます
761 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2012/07/23(月) 12:43:19.90 ID:Fv3VU6hQo
こんにちは!
昨日は久しぶりにヒーロー戦隊時間に起きてプリキュアまでしっかり見てしまい、いつの時代も敵はちゃんと変身シーンを待ってくれる律儀な紳士だなぁと思いました
フォーゼ?は卵に似てるなー

結構見ていてくださる方が居るみたいで嬉しい限り…
今日も夜に投下します
ではまた後ほど ノシ
762 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2012/07/23(月) 20:46:15.61 ID:t+WbC5two
こんばんは!
投下するます
763 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2012/07/23(月) 20:54:08.81 ID:ROt6nd+9o

コンコン

男「はい」

男友「ヨッス」ガチャ

男「お前か」


男友「お呼びじゃないよて顔やめろ」パタン

男友「凹む」スタスタ

男「…」

764 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2012/07/23(月) 21:01:35.59 ID:PrNbwKpRo
男「なぁ」


男友「んー」

男「…」

男「いや、何でもない」

男友「何だよ気持ちわりぃな」

男「お前に話しても仕方ないからな」フゥ

男友「頼りねぇってか!」バシ

男「って」

男「さぁな」

男友「お前さ」

男友「ロリちゃんや白衣さん達の事気にしてんだろ」

男「…さぁてね」

男友「人が真面目に…」

男友「まぁ…良いか」ハァ


765 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2012/07/23(月) 21:04:57.66 ID:Y4DS9VSPo
男友「今日女ちゃんと模擬訓練だろ」

男友「ケガさせんなよ?」

男「俺がしそうだけどな」ハハハ

男友「ははっ!確かに」

男友「んじゃあちょい仕事片付けてくるぁ」スタスタ

男友「あ、男や」ガチャ

男「?」


男友「迷うなよ」パタン

766 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2012/07/23(月) 21:13:04.54 ID:foSzJ6Ymo

─────────────────────

「ギギ…」

「オ…ネ…チャ…ン」

「アイ……ス」

「マ………マ………………」ガシャ


「……」

「哀れだね」

「破壊されても尚、停止されないなんて」

「オ……トコ……?」

「オ ニ   ィ チ   ャ  ン」 

「……」

「本当に、哀れだよ」

「君、も」メキメキ


「ア     ギ   ィ」

「オ  ァ  ニ    グ 
 ゴ       ィ       チ   ャ   ゥ ン」


グチャ







LD-06「僕も」

767 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2012/07/23(月) 21:15:41.94 ID:Zc30k42eo
コツコツコツ

「少し……足りない…」コツコツ


「足りない…」コツコツ



ピタ



「……」




グチャ



『僕も…』










「これ…足りる……?」ニタァ
768 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2012/07/23(月) 21:18:13.82 ID:Zc30k42eo
ここまでー!
皆さん熱中症には気をつけてお過ごし下さいな

ではまた次回〜 ノシ
769 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/23(月) 21:19:11.10 ID:Q1pCWH55o
乙乙!
770 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/24(火) 06:28:54.39 ID:ypQktTAjo
乙ん
771 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2012/07/25(水) 12:33:02.75 ID:pmOKiqbho



ガタンゴトン…ガタンゴトン…




女「お、男さん」

男「ん?」ゴソゴソ

女「本当に、こんな所で入れてしまうんですか?」

男「何か、我慢出来なくて…」ゴソ

女「で、でも電車の中ですし」

男「大丈夫だよ」

女「入れたら大きくなってしまいますよ?」

男「大丈夫。直ぐだから」

女「そ、そうですか…?それなら……」









女「ビーチボールに空気入れますね」

男「次が降りる駅だからな」ワクワク
772 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2012/07/25(水) 12:34:04.49 ID:pmOKiqbho
こんな事を昼間に思いつきました
ごめんなさい

本編更新はもうしばらくお待ち下さい
773 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/07/25(水) 12:40:50.62 ID:qMqSs5YOo
おいww
774 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/26(木) 14:42:37.31 ID:djMjoMMgo
なんで機械があれになってるだけなのにこんなにグロいんだろうか

待ってます
775 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/27(金) 06:38:34.32 ID:yyzor78eo
エロはまだか?
776 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/11(土) 00:07:44.21 ID:zmkGUJOAo
待ってる
777 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/27(月) 17:35:37.69 ID:DVjIIdmAo
もう来ないのかな
778 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/28(火) 07:03:54.81 ID:Rhfu7e0IO
まだ一ヶ月
のんびり待とうぜ
779 :おVIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/26(水) 17:55:31.10 ID:fwHtQyQro
待ってます
780 :おVIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/20(土) 16:53:02.39 ID:lIVjwZQjo
あと5日か・・・
406.37 KB   
VIP Service SS速報VIP 専用ブラウザ 検索 Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

荒巻@中の人 ★ VIP(Powered By VIP Service) read.cgi ver 2013/10/12 prev 2011/01/08 (Base By http://www.toshinari.net/ @Thanks!)
respop.js ver 01.0.4.0 2010/02/10 (by fla@Thanks!)