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一方通行「変われるのかァ?」垣根「待ってるぞ」 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/08(水) 06:48:32.03 ID:/iFixHZx0
先日総合に投稿したSSの続きをこちらで書きたいと思います。

更新は3日以内に1度はある予定。

一方さんとていとくんは仲良し。

延々に9月な気がするけどきっと気のせいです。

拙いところが目立つと思いますが楽しんでくれるとやる気がでます。
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小テスト @ 2024/03/28(木) 19:48:27.38 ID:ptMrOEVy0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/zikken/1711622906/

満身創痍 @ 2024/03/28(木) 18:15:37.00 ID:YDfjckg/o
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aaorz/1711617334/

【GANTZ】俺「安価で星人達と戦う」part8 @ 2024/03/28(木) 10:54:28.17 ID:l/9ZW4Ws0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1711590867/

旅にでんちう @ 2024/03/27(水) 09:07:07.22 ID:y4bABGEzO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1711498027/

にゃんにゃん @ 2024/03/26(火) 22:26:18.81 ID:AZ8P+2+I0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/gomi/1711459578/

にゃんにゃん @ 2024/03/26(火) 22:26:02.91 ID:AZ8P+2+I0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/gomi/1711459562/

にゃんにゃん @ 2024/03/26(火) 22:25:33.60 ID:AZ8P+2+I0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/gomi/1711459533/

にゃんにゃん @ 2024/03/26(火) 22:23:40.62 ID:AZ8P+2+I0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/gomi/1711459420/

2 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸) [sage]:2011/06/08(水) 06:49:47.67 ID:pm595J1AO
期待
3 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸) [sage]:2011/06/08(水) 06:50:21.50 ID:pm595J1AO
期待
4 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸) [sage]:2011/06/08(水) 06:51:13.57 ID:pm595J1AO
連投すまん

もうやだ
5 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/06/08(水) 06:51:30.22 ID:/iFixHZx0


 白髪の少年は問いを重ねる。


 「生きたくねェのか?」

 「死ぬのは嫌なンじゃねェのか?」
 
 「したい事も、されたい事もねェのか?」

 
 実験を承諾しておきながら、何を今更問うているのだろうか。
 もし、彼女が死を恐がってくれたら……
 もし、彼女が生きることに希望を見出してくれたら……
 そうなれば――


 だが、そんな少年の思いも虚しく返ってくるのは、いつも変わらず事務的なものばかり。 
 それでも、少年が問いかけを止めることはなかった。
 この悪魔のような実験が始まり中止に追い込まれるまで一度たりとも。

6 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/06/08(水) 06:52:41.53 ID:/iFixHZx0
8月31日
とあるファミレス

打ち止め「ミサカはミサカは問いかけてみる。
       ミサカ達が、もっと早くにこれ以上戦いたくないって答えてたら――
       あなたはどうしていた?」

一方通行「はッ、今更そンなこと聞かれるとはねェ。
       おせェ、おせェンだよォ。何もかも。何でもっと早くに」

打ち止め「ごめんなさい。でも、大丈夫。今からでも間に合うよってミサカはミサカは満面の笑みであなたに微笑みかけてみる」

一方通行「チッ」
      




             その余りにも無邪気な笑顔を信じてしまいそうだった。
             一万人以上殺しておきながら、殺してきた相手と同じ顔をした小さな少女に縋り付いてしまいそうだった。
             今からでも間に合うのだろうか、今からでも変えられるだろうか。
7 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/06/08(水) 06:53:58.33 ID:/iFixHZx0

少女の笑顔に見惚れていた少年はあることに気が付く。
よく見ないとわからない程度だが先ほどまでの少女とは何処か違っていた。
調整途中で放り出された弊害か……と少年は当たりを付ける。

一方通行「おィ、調子が悪いのか?」

打ち止め「あはは、よく気が付いたね。ほんとはこうなる前に研究者さんと連絡を取りたかったんだけど……」

一方通行「チッ、下手に動かすのはまずいか。そこで待ってろクソガキ。研究者に話を付けてくる」

打ち止め「ありがとう。今度はちゃんと一緒にご飯食べたいな」


少女は弱弱しくも強く願いを言った。


一方通行「あァ、まだ間に合うんだろォ?ガキはガキらしく食ったら寝てやがれ」
       
8 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/06/08(水) 06:55:06.42 ID:/iFixHZx0
そして時は流れ、9月某日

一方通行「打ち止めを守るためとはいえ、天井君ボコボコにしちゃったなァ」

打ち止め「あなたのおかげで元気だよってミサカはミサカはあなたの腕に抱きついてみる」

一方通行「クソガキが無事ならそれでいいかァ」デレデレ

黄泉川「毎朝あの光景を見るのはさすがに辛いじゃん……」

一方通行「おふざけはここまでだ」

打ち止め「そうだね」
9 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/06/08(水) 06:56:22.46 ID:/iFixHZx0
打ち止め「あなたの贖罪方法を考えようの会始まり始まりってミサカはミサカはここに宣言してみる」

一方通行「おォ」

打ち止め「もっと盛り上げてほしいなってミサカはミサカはあなたに要求してみる! やり直すよ!

     『あなたの贖罪方法を考えようの会始まり始まりってミサカはミサカはここに宣言してみる』」

一方通行「アッアァァァァァァァァァイ!イヤッッッハァァーーーーーーーーーーーーーー!」

打ち止め「そこまでは望んでないかもってミサカはミサカは正直に告白してみる」

一方通行「すまン」

打ち止め(きっと今までハメをはずしたことがなかったから加減がわからなかったのねってミサカはミサカは……)ホロリ
10 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/06/08(水) 06:57:16.45 ID:/iFixHZx0
打ち止め「二人っきりじゃ会を開いても寂しいね」

一方通行「そォか? ていとくンを呼ぶわァ」

打ち止め「ていとくん?」

一方通行「ただのメルヘンだ」

ていとくん「呼ばれたから来てやったけどなんの用だ?」

一方通行「一緒に贖罪の方法を考えてほしいンだ」

ていとくん「贖罪だあ?」

一方通行「かくかくしかじか」

ていとくん「なるほどな」

一方通行「え、あれでわかるわけねェだろォ」

ていとくん「俺に常識は通用しねえ」キリッ

打ち止め「どんな人かわかった気がするってミサカはミサカは一人で頷いてみる」
11 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/06/08(水) 06:58:15.02 ID:/iFixHZx0
ていとくん「要は落としゃあいいんだよ。落として一生をかけて守ってやるんだ。一生かけて守ってやっと軽くなるくれえだな」

一方通行「一生かけて守るのはまだわかる。落とす必要はあンのか?」

ていとくん「ある。むしろこっちが大事だ。お前が傷付けた分お前がその心を埋めてやるんだよ」

一方通行「似合わなェセリフだなァ」

ていとくん「心配するな。自覚はある」

一方通行「相手が一人ならまだ良かったんだがなァ」
12 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/06/08(水) 06:59:01.54 ID:/iFixHZx0
ていとくん「安心しろ。お前如きじゃ、誰も落とせねえよ」

一方通行「なンだと」

ていとくん「どう考えても俺のほうがイケメンだろ。なあお嬢ちゃん」

一方通行「そォなのか?打ち止めァ……」

打ち止め「安心して、あなたのほうがかっこいいよ!」

一方通行「打ち止めァ」ウルウル
13 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/06/08(水) 06:59:40.73 ID:/iFixHZx0


ていとくん「既に一人救えてるじゃねえか。先は長いだろうが、頑張れよ」

14 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/06/08(水) 07:03:34.47 ID:/iFixHZx0
続けて2話目?投下します。
15 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/06/08(水) 07:04:09.20 ID:/iFixHZx0
打ち止め「え、え? ていとくん、帰ってなかったの?ってミサカはミサカは率直な疑問を投げかけてみる」

ていとくん「そのつもりだったんだが気が変わってな。手伝ってやるよ。どうせ今は大した仕事も入ってないし」

一方通行「いいのか?」

ていとくん「あぁ」
     
打ち止め「ありがとう。ていとくんは結構いい人なんだねってミサカはミサカは認識を改めたり」

ていとくん「気にするな。ただの暇つぶしだ」

打ち止め「ほら、あなたもお礼言わなきゃ」

一方通行「チッ。あンがとよ」

ていとくん(お譲ちゃんと関わってから少し変わったな。少し寂しい気もするが)
16 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/06/08(水) 07:04:50.58 ID:/iFixHZx0
ていとくん「結局どうするんだ?」

一方通行「落とすのは置いといて、守るってのを採用させてもらう」

ていとくん「お、俺の意見が採用されたのか!」

打ち止め「なんだかすごく嬉しそうだね」

ていとくん「こいつが俺の意見を採用するなんて滅多になかったからな」

一方通行「たまにはていとくンの意見も取り入れてやろォと思っただけだ」

ていとくん「ククッ、そうかいそうかい」

一方通行「うぜェ」
17 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/06/08(水) 07:05:32.41 ID:/iFixHZx0
打ち止め「! 13577号なら近くのクレープ屋さんに居るみたいだよってミサカはミサカはお知らせしてみたり」

一方通行「よし。方向性は決まったンだ。早速行動に移すとするか」

打ち止め「おぉー!」

ていとくん「ああ」
18 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/06/08(水) 07:06:27.73 ID:/iFixHZx0
ていとくん「」バッサバッサ

打ち止め「♪」

ていとくん「なんでお譲ちゃんは俺の背中に乗ってるんだ?」バッサバッサ

打ち止め「羽をもふもふしながらお空を飛んでみたかったの!」モフモフモフ

<クソメルヘンガー

ていとくん「王子様が睨んでるからもふもふは止めてくれ!」

一方通行「あの羽がいいのか……。クソがァ、目から未元物質が溢れてきやがる」プルプル
19 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/06/08(水) 07:07:36.32 ID:/iFixHZx0
ていとくん「俺のとこに来た理由はそれだけじゃないだろ?」

打ち止め「うん。あの人は後悔してるの。
     普段は強がっているけど今から13577号に会いにいくっていうのもとっても不安で逃げ出したいはず。
     だけど救えるって気付いちゃったから。変えられるって知っちゃったから。だから今も逃げ出さずに自分と戦ってるの。
     だから、そんなあの人を支えてあげてほしいなってミサカはミサカはていとくんにお願いしてみる」

ていとくん「当然だろ。俺様を誰だと思ってやがる。学園都市第二位垣根提督、そして第一位の親友だからな」

打ち止め「あ……ありがとう」ギュッ

<クカキクククカケッ−

ていとくん「そろそろマジでやばそうなので控えてください。お願いします!」

打ち止め「えへへ。そんなあの人を見てちょっと嬉しいなってミサカはミサカは大満足」


ていとくん(アイツも変わってきてんだ。俺も変わってみるか……)
20 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/06/08(水) 07:08:43.93 ID:/iFixHZx0
13577号「ふむ、イチゴとホワイトショコラのミニケーキですか。これは食べるしかありませんとミサカは断言します」

打ち止め「13577号が居たよってミサカはミサカは2人にお知らせしてみる」ギュッ

一方通行「わかったわかった。後で買ってやるから押すなァ」

ていとくん「見て見て奥さん、あの子ったら抱きしめられたからってにやけちゃって」オホホ

打ち止め「まぁ、ホント。照れちゃって」オホホ

一方通行「うっぜェ。いつのまにそんな仲良くなったんだよ!」

ていとくん「おい、静かにしろ。気付かれるだろ」

一方通行「……」
21 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/06/08(水) 07:09:29.47 ID:/iFixHZx0
13577号「580円ですか。財布の中には500円」

一方通行「いいねェ! いいねェ! 最っ高だねェ! 早速困ってるみてェじゃねェか!」ウズウズ

ていとくん「静かにしろって!」

打ち止め「あなた。言葉と表情からはまったく想像がつかないけど13577号を助けたいんだねってミサカはミサカは察してみたり」

ていとくん「そりゃ、あんだけウズウズしてりゃあな」
22 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/06/08(水) 07:10:26.09 ID:/iFixHZx0
<ピポポピピ

13577号「500円以内で買えるものとなると、チョコソースだけですか……」

一方通行「よし! あの店の番号は調べた。俺の名前を出せば後払いでもどうにかなるだろ」

打ち止め「あの子のクレープ代を払ってあげるの?」

一方通行「あァ、できることからしていくンだ」

打ち止め「でも、それはホントにあの子のためになるのかな?」

一方通行「なにィ!」

打ち止め「あの子は今500円しか持ってないみたい。
     きっと渡されたお小遣いをほとんど使っちゃったんだと思うの。
     それなら手持ちのお金でやりくりすることも覚えなきゃダメかもってミサカはミサカはあなたに意見してみたり」

ていとくん「お譲ちゃんの言う事に一理あるな」
23 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/06/08(水) 07:12:01.34 ID:/iFixHZx0
一方通行「確かにそォかもしれねェ。だがあのガキは普通のg」

ていとくん「おっと。そこまでだ。お前があの子を特別扱いしてどうするよ。
      確かにお前にとっちゃ特別かもしれねえが、今からしようとしてる行為はあの子の為になるのか?」

一方通行「けど、困ってンだ。あいつらのあンな顔見たくねェンだよォ」

ていとくん「なら話は早い。そこ見てみろよ」

一方通行「ン?」

ていとくん「中学生が仲良くクレープなんて食ってやがる。うらやましくなんてないがな」

一方通行「それがどォした」

ていとくん「おいおい、それでも第一位か?今のお前にも分かりやすく言ってやる。ナンパすりゃいんだよ!」

一方通行「どこがどうしてそォなったンですかァ!」

ていとくん「うまくいけば、あの子を落とした上に食べたがってるクレープも買ってやれるだろ」

一方通行「なンだと……」

ていとくん「しかたねえな。別にナンパじゃなくてもいい。お前が渡す事が重要なんだ」

一方通行「ていとくん……。行ってくる!」
24 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/06/08(水) 07:12:37.51 ID:/iFixHZx0
打ち止め「あの人ってたまに単純だよねってミサカはミサカはそんなところが可愛いって思ってたり」

ていとくん「最初の方法じゃ、あいつが買ってやったことが伝わらねえだろうからな」

打ち止め「うん。それに13577号は賢いからお小遣いをほとんど使っちゃうことなんてないのってミサカはミサカは今更ながらに言ってみる」

ていとくん「悪いお譲ちゃんだ」
25 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/06/08(水) 07:13:28.85 ID:/iFixHZx0
一方通行「あのォ、すいませェン」

一方通行「イチゴとホワイトショコラのミニケーキ1つと、牛肉のクレープ包み1つ」

店員「はい。2つで1260円ね」

<アザーシター
26 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/06/08(水) 07:14:01.42 ID:/iFixHZx0
一方通行「ン」

13577号「ひゃっ、あなたは一方通行! もう実験は終わったので会うことはないとミサカは思っていたのですが」

一方通行「ン」

13577号「もしかしてまた実験を始めるつもりなのでしょうかとミサカは目の前にいる一方通行に警戒心を露にします」

一方通行「ン」

13577号「受け取ればいいのでしょうかとミサカは一方通行の顔をジッと見つめます」

一方通行「」コクコク

13577号「ありがとうございますとミサカはお礼を言います」

一方通行「」プイ

13577号(照れているのでしょうか?)

打ち止め「むー」

ていとくん「おいおい、ヤキモチ焼くなよ。こンなことで反応してたら終いには黒こげになっちまうぞ」
27 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/06/08(水) 07:22:48.35 ID:/iFixHZx0
一方通行「……」モグモグ

13577号「…………………」ハムハム

一方通行「…………」モグモグモグ

13577号「………………………」ハムハムハム

一方通行「なァ」

13577号「はいとミサカは口に食べ物がない状態にしてから返事をします」

一方通行「ちょっと話聞いてくれねェか?」

13577号「モグ…いいですよとミサカは答えます」

一方通行「すまなかった」

13577号「何がでしょうか?とミサカは尋ねます」

一方通行「実験を引き受けちまったこと。実験を止めなかったこと。実験を繰り返す内にオマエらを人と思えなくなっていったこと。
     妹達を一万人以上殺しちまったこと。数えりゃキリがねェ」

13577号「……」

一方通行「生きているお前らには直接謝っておきたかったンだ。
     許してほしいなンて言えねェ。許されるなンて思ってねェ。ただの自己満足かもしれねェが償いたいンだ。
     お前らを守りながら生きたいンだ。俺の償いに付き合ってくれないか?」
28 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/06/08(水) 07:23:47.07 ID:/iFixHZx0
ていとくん「…」

打ち止め「……」

13577号「………ふふっ。このミサカでよければその自己満足にお付き合い致しましょう。ミサ……私はあなたの問いかけに自らの気持ちで答えます」

一方通行「ッ…」

13577号「?」

一方通行「ありがとよォ。俺がオマエらを、オマエをずっと守ってやる」

13577号「」ポー

打ち止め「」ポー

ていとくん「俺の上に居座り続けてんだ。やっぱりこうでなきゃな」グスッ

一方通行「なンかあったら連絡してくれェ」

13577号「何かないと連絡してはいけないのでしょうか?とミサカはあなたに尋ねます」

一方通行「ハッ、こっちは惨めな自己満足に付き合ってもらってンだ。いつでも連絡してこい。どこに居てもすぐに駆けつけて付き合ってやるからよォ」

13577号「ありがとうございますとミサカはあなたに初めて向けた笑顔でお礼をします」ニコッ
29 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/06/08(水) 07:25:33.87 ID:/iFixHZx0
打ち止め「あの人はフラグメーカーなのかもってミサカはミサカはぐぎぎぎぎ」ガジガジ

ていとくん「羽!俺の羽が!」

打ち止め「ふー。でもよかった。
     許されることはないかもしれないけどこれはあの人にとっても私達にとっても大きな一歩だものってミサカはミサカは!」ペッペッ

ていとくん「羽をかじるからだ。ぺーしなさいペー」

打ち止め「あれ?美味しい?」

ていとくん「え、まじで?」モグモグ

<マズイジャネーカ
<テイトクンノバーカ
<コノガキー



一方通行(まずは土地だなァ)
30 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/06/08(水) 07:27:22.50 ID:/iFixHZx0
>>4
お気になさらず!
期待してくださってありがとうございます!

続けて3話?投下します。
31 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/06/08(水) 07:28:48.46 ID:/iFixHZx0
一方通行「ふふ」ニヤニヤ

打ち止め「あの人ってば携帯見ながらずっとにやにやしてるのってミサカはミサカは構ってくれなくて不満が爆発!」

ていとくん「仕方ないだろ。今までは俺としかまともにメールしてなかったんだからな」

打ち止め「むー。もう、あの人ったら」プンプン

ていとくん「ちょっと嬉しいくせに」

打ち止め「確かにあの人と妹達の仲が良くなることは嬉しいけどってミサカはミサカはそれとこれとは別問題だったり!」ムキー

ていとくん「あいつの前じゃ表に出さないだけ偉いさ。それにあいつの中心にはお前がどっしり居座ってるじゃねえか」

打ち止め「そ、そうかなーってミサカはミサカは動揺を隠しきれる女だったり」

ていとくん「いつかお前以外の女が入ってくるかもしれないがな」

打ち止め「ていとくんのいじわる!」ウルッ

一方通行「おィおィ、ていとくン、うちの打ち止めに何してンですかァ?」

ていとくん「よかったな。当分は心配いらないみたいだぜえええええぇぇぇーーーーー」

打ち止め「ていとくんが☆になっちゃった……」

一方通行「心配しなくても気付けばいつの間にか部屋に居るってェの」
32 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/06/08(水) 07:29:37.71 ID:/iFixHZx0
ていとくん「よっ!」

打ち止め「ほんとだ!ってミサカは驚愕してみる」

一方通行「えっ?」

打ち止め「えっ?」

一方通行「さっきのはクソガキを心配させないためにおおげさに言ったんだけどな」

ていとくん「俺様を誰だと思ってやがる」

打ち止め「意外と優しいていとくん!」

ていとくん「そうだ! 俺様が意外と優しいていとくんだ!」

<キャッキャ

一方通行(ちょっと羨ましィ)クスン
33 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/06/08(水) 07:30:22.53 ID:/iFixHZx0
打ち止め「そうだ! 最近あなたは何か調べてたみたいだけど何を調べてたのってミサカはミサカはあなたに聞いてみる」

一方通行「避けちゃ通れねェもンだよ」

ていとくん「……」

一方通行「必要になるのはもう少し先になるだろうな。他にも避けちゃ通れねェモンが多くてよォ」

ていとくん「その割りに嫌そうなツラじゃねえな」

一方通行「当たり前だろォが。嫌じゃないからな」

ていとくん「だろうな、分かりやすいツラしてやがる」

一方通行「ほっとけェ」

ていとくん「ハッ」

一方通行「クカカッ」

打ち止め(この人が居ればきっと。もし辛くなってもあの人は私に相談なんてできないだろうから)
34 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/06/08(水) 07:31:11.45 ID:/iFixHZx0
ていとくん「もう四時か。お嬢ちゃん、ゲームでもしようぜ!」

打ち止め「わーい。するするってミサカはミサカは元気よく返事してみたり」

一方通行「コンビニでも行ってくるかァ」

ていとくん「いってら」

打ち止め「行ってらっしゃいあなたってミサカはミサカは新妻のようにあなたを送り出してみたり」
35 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/06/08(水) 07:32:01.98 ID:/iFixHZx0
<イラッシャーセー

一方通行「まずはコーヒーっと。クソガキはゲコ太グミ、ていとくンにはジャーキーでいィか」

店員「お会計1736円になりまーす」

一方通行「カードで…」

店員「……」

一方通行(財布がねェだと?おィおィ、平和ボケしすぎだろォがよォ)

店員「あのー」

一方通行「……」

「こんにちは、一方通行」

一方通行「オマエ、13577号か」

13577号「そのご様子では財布を忘れたのですか?とミサカは一方通行に質問します」

一方通行「あァ」

13577号「仕方ないですねとミサカは財布から二千円札を取り出し一方通行に差し出します」

一方通行「すまねェ。すぐに返す」

店員「264円のお釣りになりまーす」

<アリガトゴザシター
36 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/06/08(水) 07:33:40.24 ID:/iFixHZx0
13577号「ミサカのおかげで恥をかかずにすみましたね」フンス

一方通行「あァ。助かった。財布を忘れてきたのはバレてたがな」

13577号「なんと!?
     あの店員はできる店員なのですねとミサカは驚いたフリをしてみますが彼ができる店員だということは最初から感づいていました」フンス

一方通行「もォそれでいい。助かったがオマエはなンでここに?」

13577号「病院へ帰るところだったのですがコンビニであなたを見かけお話でもしようかと。

     しかし、あなたでも財布を忘れるなどということがあるのですね」
37 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/06/08(水) 07:34:41.87 ID:/iFixHZx0
一方通行「平和ボケしてンだ。こンなンじゃお前らを守れねェ。少し気を引き締めるか」

13577号「いいえ、きっとあなたは守ってくれます」

一方通行「……」

13577号「ですよね? とミサカは間抜けな顔を晒している一方通行に確認します」

一方通行「当たり前だろォが。俺を誰だと思ってやがる。学園都市第一位一方通行だぞ」

13577号「何故か顔が赤いですよ?」

一方通行「気にするなァ」
38 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/06/08(水) 07:35:22.38 ID:/iFixHZx0
打ち止め「おかえりなさーいってミサカはミサカは新妻みたいにあなたをお出迎えしてみたり」

一方通行「マイブームかァ?」

打ち止め「そうなの。って13577号だー」ダキッ

13577号「実際に会うのは初めてですね上位個体とミサカは抱擁に抵抗することなく話しかけます」

打ち止め「初めまして!でもどうして急におうちに?」

13577号「それはですね「クソガキ、ゲコ太グミだァ」

打ち止め「ホント? やったー! ってミサカはミサカはゲコ太グミを片手に踊ってみたり」

一方通行「もうすぐ夕飯だから食いすぎンなよォ」

打ち止め「はーい!」テッテッテ
39 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/06/08(水) 07:36:15.90 ID:/iFixHZx0
ていとくん「おいおい、隠さなくてもいいだろ」フヘヘ

一方通行「あっ、てめェ!」

ていとくん「こいつのこと黙っててほしいんだろ?俺はグミなんかじゃ納得しねえぞ」

一方通行「クソがっ、こいつでどうだ?」

ていとくん「ジャーキーだと! いいの? やったー!」

一方通行「そいつで満足か?」

ていとくん「おう、今度からは忘れるなよ。財布を忘れる度に俺は蘇る。不死鳥の如くなあ」ポイッ

一方通行「肝に銘じとくわァ」パシッ  ポト

ていとくん「なあ、俺ってジャーキーに似てね?ワイルドなところとか」

一方通行「似てる似てるゥ」

ていとくん「だろう?ひゃっはっは!」ガジガジ
40 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/06/08(水) 07:36:44.98 ID:/iFixHZx0
13577号「変わった友人をお持ちですね」

一方通行「根は良いヤツなんだ……」

13577号「元々ジャーキーはあの方のために購入したのでは?とミサカは尋ねます」

一方通行「あァ。だがあいつが満足したならいい」

13577号「仲がいいのですね」

一方通行「まァな」
41 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/06/08(水) 07:37:33.67 ID:/iFixHZx0
13577号「財布を拾わないのですか?とミサカは尋ねます」

一方通行「……拾う」

13577号(気付かないフリをしたほうがよかったのでしょうか)

一方通行「借りた金返しとくぜェ。ホントに助かった。ついでにこれやるよ」

13577号「レシートですか? ミサカが捨てろということでしょうか?」

一方通行「詳しくはしらねェが、600円一口でゲコ太グッズキャンペーンに応募できるンだとよ。とはいってもこの額じゃ当たらないだろうけどなァ」

13577号「ふむふむ、明日にでも応募してみますとミサカは意気込みます」

一方通行「ついでだ、飯も食ってけ。調理方法はおかしいがまともに食える飯だぜェ」

13577号「ではお言葉に甘えます」

<ヒャッハッハ
<ソレミサカノー
<オレノヲヤルカラサワグンジャネエ
<スイハンキデナゼコノリョウリガ
<ジャンジャンジャン
<パクパクポロポロ
42 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/06/08(水) 07:41:30.66 ID:/iFixHZx0



「あの人はここに住んでるのかぁとミサカは


43 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/06/08(水) 07:48:06.88 ID:/iFixHZx0
次回予告!

悩みながらもようやく辿り着いた安穏の日々に影が差す。

 みぃつけたぁ。

「ひゃっはっは!」

「クソがあああァァ。」

迫り来る刺客
決して逃れられぬ運命
彼らは少女達の日々を守れるのだろうか?


変わろうぜ一緒に
クカカキカッ、遅れンなよ


ミサカはミサカは、ただ、あなたと一緒に居たかった――――――


すいません。魔がさしました。
次の話は一方さんとていとくんしか登場しません。

もうほとんどできているので今日中には投下します。
44 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(熊本県) [sage]:2011/06/08(水) 08:58:51.66 ID:1/mNe1pd0
一方口調は何でもかんでも語尾に、「ァィゥェォ」付ければいいって訳じゃないぞ
付けすぎてアホの子みたいになってる
45 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/06/08(水) 09:08:32.22 ID:/iFixHZx0
調子に乗って付けすぎたようです。
忠告ありがとうございました。
次回投下からは考えて投下したいと思います。
46 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/08(水) 11:21:36.49 ID:/iWiI8xDO
期待!
47 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/08(水) 18:23:18.41 ID:nz1ftFF0o
おお立てたか!ていとくんと打ち止めに何故か癒されるw 期待
48 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/06/08(水) 20:03:36.53 ID:/iFixHZx0
期待がやる気に変わっていくだと…
短いかもしれませんが投下します!
49 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/06/08(水) 20:04:31.30 ID:/iFixHZx0
翌日の午前5時を過ぎた頃、聞き慣れぬ物音に彼は目を覚ました。

一方通行(こンな時間に人影だと?)

「ガジガジ」

一方通行(能力者? どうやって進入した? 打ち止めは無事なのか?)

「もっ」

一方通行「ていとくンかよ!」

ていとくん「わざわざ変装までしたのに、なんで『もっ』でわかるんだよ!」

一方通行「そりゃオマエ、なあ?」

ていとくん「だな」


よく分からないやりとりから九月某日の朝は始まる。
50 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/06/08(水) 20:05:06.05 ID:/iFixHZx0
一方通行「チッ、目が冴えた。なンでこんな時間にこの家に居るンだよ」

ていとくん「もうさ、俺ここに住もうかなって」

一方通行「別にいいンじゃねェの? どうせ昨日の内に黄泉川に許可貰ってンだろ」

ていとくん「よくわかってるな」

一方通行「嬉しくねェよ」

ていとくん「またまた照れちゃってェ」

一方通行「嬉しくねェっつってんだろ! あと真似すンなクソが」
51 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/06/08(水) 20:07:07.72 ID:/iFixHZx0
ていとくん「すまん」

一方通行「こっちこそ言い過ぎた。すまン」
ていとくん「ェ? なンか言った? ねェ? ねェ? なンか言った?」

一方通行「ほンと帰れよォ!」

ていとくん「おふざけはここまでだ。理由は聞かないのか?」

一方通行「打ち止め、黄泉川、芳川を守るためだろ? 先に言っとくが当たっても嬉しくないぞ」

ていとくん「んもお、あっくんったら」

一方通行「……」

ていとくん「半分正解ってところだな。お嬢ちゃんその他2名。あとお前な」
52 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/06/08(水) 20:07:39.12 ID:/iFixHZx0
一方通行「俺まで対象か」

ていとくん「ついでだ。まだまだ守りたいもんが少なくてよ」

一方通行「一位と二位の差だな」

ていとくん「言ってろ」
53 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/06/08(水) 20:08:16.49 ID:/iFixHZx0
ていとくん「引越しついでに言っときたい事があるんだ」

一方通行「なンだよ」

ていとくん「暗部抜けちった」

一方通行「抜けたのか!」イヤッホー

ていとくん「なんで喜んでるんだよ」

一方通行「ていとくンは甘いとこがあるんだ。向いてねェよ。それに、遊べる時間が増えるしな」

ていとくん「お、おお。綺麗に抜けてやったさ。邪魔してくる奴らは歯向かう気がおきないくらい叩き潰したがな」

一方通行「ほンとか? それならいいんだが」
54 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/06/08(水) 20:08:58.24 ID:/iFixHZx0
ていとくん「あ、もう一つあった。俺はいずれお前を殺そうと思ってた」

一方通行「そォかい」

ていとくん「驚かないんだな」

一方通行「驚いてる」

ていとくん「うそくせえ」

一方通行「そりゃ嘘だからな。理由は?」

ていとくん「昔の俺はお前を殺してでもアレイスターと交渉がしたかったらしい。理由は察してくれ」

一方通行「そこは直接言ってほしかったが暗部に居たことと関係あるンだろ?」

ていとくん「ああ」

一方通行「ていとくンが話さないってことはよっぽどのことなンだろうな」

ていとくん「そうかもしれないし、そうじゃないかもしれない。暗部に居る奴らにとっちゃありふれた話だ」

一方通行「暗部ねェ。俺を殺さなくてもいいのか?」

ていとくん「お前を殺せば奴と交渉もできるだろう。けどお前と居るうちに案外二位の座も悪くないんじゃないかと思えてきちまってな」

一方通行「二位の座か…」

ていとくん「お前も二位になればわかるさ。そのときは俺が一位じゃないと意味ないぞ?」

一方通行「遠慮しとく。アイツらの前じゃ誰よりも強くありたいからな」

ていとくん「そォかい」
55 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/06/08(水) 20:10:05.73 ID:/iFixHZx0
一方通行「真似すンなっつってんだろうが!」

ていとくん「ひゃっはっは!」

一方通行「クソがあああァァ」



    
     
     
              (俺は変わったぜ一方通行、先に待ってるからな)
56 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/06/08(水) 20:10:52.85 ID:/iFixHZx0
一方通行「綺麗に締めようとしてんじゃねェよ。結局残りの半分は何だったんだ?」

ていとくん「そりゃ、おもしれえからだよ。修学旅行みたいだろ?」

一方通行「お、おお」

ていとくん「修学旅行は楽しいからな」

一方通行「行ったことねェンだ」

ていとくん「ナメてやがるな。修学旅行を知らないなんて」

一方通行「」ショボン

ていとくん「まあ俺も行ったことないんだけどな」

一方通行「!」

ていとくん「今より楽しいことなんてねえよ。ひゃっはっは!」

一方通行「そこだけは同意してやるから大人しく死ねやあああァァ」
57 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/06/08(水) 20:16:21.06 ID:/iFixHZx0
投下終了です。
この一方さんは天井君を見つけるや否やぼっこぼこにしたので脳に損傷を負っていなかったりします。
オマケで原作どおり損傷を負っていた場合のていとくんとのやりとり投下。
>>51からの派生です
58 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/06/08(水) 20:17:19.65 ID:/iFixHZx0
一方通行「ふざけンなっ! って昔なら言えたんだが、今の俺が言ってもな……」

ていとくん「演算能力の低下だけじゃねえ。使用時間まで限られてるときてる。恐らく今のお前と俺が戦えば俺が勝つぞ」

一方通行「かもな」

ていとくん「なんだよ15分って。15分ってなんだよ!」

一方通行「いい例えが思い浮かばなかったンだな……」

ていとくん「ああ」
59 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/06/08(水) 20:18:41.22 ID:/iFixHZx0
一方通行「ふざけンなっ! って昔なら言えたんだが、今の俺が言ってもな……」

ていとくん「演算能力の低下だけじゃねえ。使用時間まで限られてるときてる。恐らく今のお前と俺が戦えば俺が勝つぞ」

一方通行「かもな」

ていとくん「なんだよ15分って。15分ってなんだよ!」

一方通行「いい例えが思い浮かばなかったンだな……」

ていとくん「ああ」

ていとくん「急に黙りやがって」

一方通行「…」

ていとくん「言いたいことがあるんだろ? そんなツラしてやがる。俺が女だったら惚れちまうほどにいいツラだ」

一方通行「聞いてくれ……」

ていとくん「話せよ。全部聞いてやる」

一方通行「どうしても守りたい奴らが居るンだ」

ていとくん「知ってる」

一方通行「守りたい場所があるンだ」

ていとくん「知ってる」

一方通行「けど今の俺じゃ、守りきれるかわからねェンだ」

ていとくん「知ってる」

一方通行「ほンとに自己満足の贖罪だ。その自己満足に付き合ってくれねェか? 提督」

ていとくん「ああ。任せろよ相棒」








一方通行「ッ…」

ていとくん「ちょ!おい!泣くんじゃねえよ! いや、お嬢ちゃんの前で泣かすわけにもいかねえか。これで最後にしろ」

一方通行「すまン。いや、ありがとよ」
60 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/06/08(水) 20:31:12.83 ID:/iFixHZx0
オマケ終了。
そして投下ミス。
グダグダすぎてすみません。
オマケなので退院日は…などグダグダ含めて細かいことは無視してくださると助かります。
61 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山口県) [sage]:2011/06/08(水) 21:19:20.38 ID:LT3nWIkWo
62 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/08(水) 21:31:21.49 ID:/iWiI8xDO
な、なんだろう…会話のテンポがシュールで笑えるwwwwww
63 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/06/08(水) 21:38:07.18 ID:/iFixHZx0
暗部の辺りとか特になwww
そこらへんは努力するけどそれで笑ってもらえるならいいや!
64 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2011/06/08(水) 21:42:35.13 ID:LHxP0zJ30
確かに独特なノリを感じる
なんというか、互いがわかりあっているから行間を色々略しているっぽいのと、ていとくんの常識は通用しねえっぷりがカオス反応を生み出しているというか

それはともかく、このスレのせいで垣根と打ち止めの組み合わせに目覚めそうだ
65 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/06/08(水) 22:51:56.05 ID:/iFixHZx0
短編投下
>>56と同日の話です
66 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/06/08(水) 22:52:31.39 ID:/iFixHZx0
9月某日8時50分 黄泉川家のリビング

黄泉川「で、なんでこの二人はパンツ一丁でリビングに寝てるじゃんよ!」

芳川「ふふっ。修学旅行よ」

黄泉川「さっぱり分からんじゃん」
67 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/06/08(水) 22:53:24.88 ID:/iFixHZx0
遡ること約2時間

リビングでは学園都市が誇る第一位と第二位がパンツ一丁で睨みあっていた。
事の発端は垣根が、先程の会話の流れで修学旅行に行ってみたいと言い出したことである。
しかし、修学旅行など行ったことのない二人にはイマイチどのようなものかわからない。
そこでどこから仕入れた知識か、垣根が修学旅行では野球拳をやるらしいと言った一言からこの争いは始まる。

一方「後出ししてんじゃねェぞこら」

ていとくん「お前は一位だろ。俺は二位だ。わずかばかり遅れるのはしかたねえよこら」

一方通行「能力切ってンのに順位なンか関係あるかクソが」

ていとくん「このクソもやしが」

一方通行「黙れよクソメルヘン」

ていとくん「メルヘン馬鹿にしてんじゃねえぞ」

一方通行「埒があかねェな。どうせ次で決着が着くんだ。さっさとやるぞ」

ていとくん「ああ、やるぞ」

その瞬間ばらばらだった二人の心は一つになる。
目の前の相手を倒すことに全てを賭けると。

一通とくん「最初はぐうああああァァァァ」

同じタイミングでアゴを狙った右ストレートを放つ。
結果は言うまでもない。体格からして違うのだ。

ていとくん「これが勝利って奴か。虚しいねえ。寝るか」

この争いにより二人の間に亀裂が走る……ことはまずない。
同じような争いが月に一度は起きているからだ。
目が覚めれば全てが元通りの関係になっている。
他者から見れば醜い争いなのかもしれない。
それでもこの二人には必要だった。
本音でぶつかり本気で争える存在が。
68 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/06/08(水) 22:54:05.23 ID:/iFixHZx0
場面は昼へと切り替わる。

打ち止め「あなた起きないのってミサカはミサカはぐっすり寝てるあなたに話しかけてみる」

一方通行「あと少しだけ寝かしてくれェ」グー

打ち止め「むー。ていとくん起きて!」

ていとくん「あぁん? お嬢ちゃんか。そいつは無理な相談だ。男には引けないものがあるからな」グー

打ち止め「うー」グスッ

少女の嗚咽が聞こえた瞬間二人の少年は覚醒する。

一方通行「ていとくン、テメエ、まだ寝る気じゃねェだろうな?」

ていとくん「馬鹿にするな。お前と違ってこっちはとっくに眠気なんてねえよ」

なんだかんだで守るべき少女には弱い二人なのだ。
69 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/06/08(水) 22:54:56.80 ID:/iFixHZx0
打ち止め「すごく眠たそうだったけど二人で何かしてたのってミサカはミサカは聞いてみる」

ていとくん「お嬢ちゃんへの想いを聞いてくれってこいつが寝かしてくれなくてさあ」

打ち止め「そ、そうなの?」ドキドキ

一方通行「ち、ちげェよ。ていとくンが今日からこの家に住むらしいから荷物とか運び込ンでたンだ」シレット

打ち止め「なんだ〜ってミサカはミサカはちょっとがっかりしてみたり」ショボン

ていとくん「俺が住みだしたのががっかりみたいになってない?」

一方通行「いや、がっかりだろ。がっかりイケメンだろ」

ていとくん「分かってるじゃねえか。俺がイケメンだってことをよ」

打ち止め「すごくポジティブなんだね!」

ていとくん「ポジティブ? イケメンで尚且つポジティブ? 財力もあるし俺ってもしかしてパーフェクトイケメンじゃね?」

一方通行「もうやだァ」
70 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/06/08(水) 22:58:12.82 ID:/iFixHZx0
終了
>>42のミサカはいつ出てくるのって話ですよ。
計画性がまったくないからこんなことにぃ〜ん!

次の和解対象とか出してほしい人物がいる場合は書き込んでくれるとありがたいです。
71 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [sage]:2011/06/09(木) 09:02:14.28 ID:+JlMatlQo
無難なところで美琴とか木ィィィ原くゥゥゥゥゥゥゥゥンとかか?
72 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海・関東) [sage]:2011/06/09(木) 23:00:52.50 ID:Mo4HffoAO
KJ
73 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/06/10(金) 16:35:56.81 ID:dn106p7f0
投下します。
木原くんと>>42を今回登場させてみました。
多分、今のとこダントツで木原くんがぶっこわれてる。
もうぶっこわしちゃってもいいかなって。
美琴は予定あり、上条さんは予定が無かったけど上条さんもいずれ出したいと思います。
74 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/06/10(金) 16:38:14.11 ID:dn106p7f0
木原くん「帰ってきたか。あーくんの様子はどうだった?」ドキドキ

12380号「実験時とは違った笑顔が印象的だったかなぁとミサカは報告が待ちきれないあなたに答えます」

木原くん「そいつは良かった。もちろん映像はあるんだろうなぁ?」

12380号「モチロン! 後で渡すねとミサカは焦らしプレイとやらを実行してみます」

木原くん「テメェの焦らしプレイなんてムカつくだけなんだよガキが!」

12380「必死だねとミサカは焦らしプレイに嵌ってしまいなミサカがいることは隠します」フフフ

木原くん「テメェの性癖なんてどうでもいいがその映像には必死にもなるさ。  
     会いたいのを我慢してテメェが撮ってきた映像で勘弁してやってんだ。感謝されてもいいくらいだぜ?」

12380号「そこは感謝してるってあなたも上位個体も一方通行の話ばかりでうるさいから一度直接見ておきたかったんだよぉ。
     最近じゃ13577号も出てきて気にしないほうが難しいの!」

木原くん「あぁん?テメェ話もせずにあーくんを見てきただけかよ」

12380号「だって、私が会ってもいいのかなぁ?とか思っちゃってとミサカは不安と緊張で直接会えなかった事を報告します」

木原くん「いいに決まってんだろ。そのほうがあいつも喜ぶ」

12380号「ほんと? それなら良かったぁとミサカは安心します」エヘ
75 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/06/10(金) 16:39:02.22 ID:dn106p7f0
木原くん「良かっただと。テメェはあーくんを恨んでるんじゃねぇのか?」

12380号「恨んでいないと言えば嘘になるけど、あーくんだけを責めるのは違うんじゃないかなぁとミサカはミサカなりに考えています」

木原くん「珍しいガキだな。」

12380号「かもねぇ。けど最近少しずつあーくんに興味を持つ子達も増えてきたみたいだよ?とミサカはあなたに極秘情報をリークします」

木原くん「そうなのか!? 不安ではあるが上手くいきゃあ追い風になるかもしれねぇな」

12380号「うん。 それにあの二人に守ってもらえるってのはそれはそれで役得だしねぇとミサカはその点は良かったと思っています」

木原くん「二人だと? ってアイツ意外にいねぇか。 まぁいい。 実力的には合格だ」

12380号「なんてったって二位だもんねぇとミサカはていとくんを認めているあなたに少し驚きます」

木原くん「あーくんが認めてんだ。俺が認めねぇわけにはいかねぇだろうがバカ。」

12380号「それで認めてるんだねぇとミサカは納得します」

木原くん「勝手に納得してやがれ」

12380号「うん。あなたは明日暇なの?とミサカは質問します」

木原くん「ん? 明日はちょっと予定があんな」

12380号「そっか。あーくんの所に明日行こうと思ったんだけどなぁとミサカはしょんぼりします」
76 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/06/10(金) 16:39:54.06 ID:dn106p7f0
木原くん「一人で行ってこい。どうせ予定がなくても一緒にはいけねぇよ」

12380号「……ミサカのことが嫌いなの?」ウルッ

木原くん「チッ、うぜぇな。嫌いなら追い出してるしあーくんにも会わせねぇよ」

12380号「よかったぁ。雑誌に書いてたとおり男の人って女の涙に弱いんだねとミサカは学習します」

木原くん「本気でムカつくガキだよなぁテメェは」

12380号「…」ウルッ

木原くん「俺に二度同じ手は通じねぇよ」

12380号「う〜」グスッ

木原くん「冗談だよ。冗談。泣くなよぉ」

12380号「相手によっては何度も通じそうだなぁとミサカは悪女っぷりを発揮します」

木原くん「俺も学習したわ。もう怒らねぇ。あーくんのことを考えて一緒に行かないんだよ。
     俺がお前と一緒にあーくんのとこに行ってみろ。
     あーくんのことだから深読みしすぎちまう。今後の和解にも影響が出るかもしれねぇ。だから一緒にいけねぇんだ」

12380号「……ふざけちゃってごめんなさい」グスッ
77 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/06/10(金) 16:41:07.46 ID:dn106p7f0
木原くん「気にするなよ。だって全部うそだもーん! 
     顔見知り程度ならさっき言ったとおりになるだろうが俺とあーくんの仲だぜ? そんな腹探るような真似されるかよ」
     お前に一人で様子を見に行かせたのもちょいと必要な手続きに時間くってただけだ」

12380号「えっ?えっ!?」

木原くん「お前が最近悪い方に成長してる気がしたからお灸を据えたくてなあ」

12380号「このクソジジィ!とミサカは激しい怒りに燃えます」

木原くん「そこで怒るところがガキだな」

12380号「ムキー!」

木原くん「ガキからチビザルにでも変わっちまったのかあ?」プッ

12380号(冷静になれ。冷静になるんだミサカ。ミサカは今日まで何をしていた?)

木原くん「おいおい、だんまりかよ。これに懲りたら今後俺を怒らせるんじゃねぇぞ」

12380号(そうだ。そうだよ。私のバッグの中にはあれがあるじゃないか!)フヒッ

木原くん「あぁん?」
78 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/06/10(金) 16:43:00.02 ID:dn106p7f0
12380号「ひひっ、ミサカの勝ちだね。ミサカの焦らしプレイが発動した瞬間木原くんの負けは確定していたんだよん」

木原くん「焦らしプレイだとお? チッ、あれかぁ。俺としたことが」

12380号「ねぇ、これ欲しい?」

木原くん「欲しい、今すぐ欲しい」チョーダイチョーダイ

12380号「どうしよっかな。あっ、謝るならデジカメ渡してあげてもいいけどなぁとミサカはこのミサカ様への謝罪を要求します」

木原くん「すまん。俺が悪かった」

12380号「あ、うん。」

木原くん「なんなら土下座でもしてやろうか?」

12380号「しなくていいよ! もー、ツッコムとこあったでしょ!
     もっと抵抗してくれなきゃ面白くなーいとミサカは文句を言いながらも木原くんにデジカメを渡します」ホイ

木原くん「へへッありがとよ。今日は朝まで鑑賞会ってかあ。ガキ、俺は明日あーくんに直接会わねぇが意思は伝えるつもりだ。
     それ以降は空いてるから一緒にあーくんのとこに行けるだろうがどうする?」

12380号「……一人で行ってみるよ」

木原くん「いい子じゃねぇか」

12380号「子供扱いしないでよとミサカはすぐ子供扱いする木原くんに反発します」

木原くん「ダメだ、やっぱりまだまだガキだな。明日あーくんのとこ行くならそろそろ寝ろよ」

12380号「むー。眠たいから寝る。おやすみぃとミサカは一応おやすみの挨拶をします」

木原くん「さて、ガキは寝かしつけたし鑑賞会の後に練習だな」
79 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/06/10(金) 16:44:48.89 ID:dn106p7f0
翌日

ていとくん「おい、お嬢ちゃんと買い物に行ってくるが欲しいもんあるか?」

一方通行「この前コーヒーは補充したから特にねェな」

ていとくん「ジャーキーは?」

一方通行「いらねェよ。どうせ俺の分頼んでも帰ってきた頃には食べつくしてンだろ」

ていとくん「よく分かってらっしゃる」

打ち止め「ていとくん、早く行かないとゲコ太グミ無くなっちゃうってミサカはミサカは急かしてみたり」

ていとくん「あんなもん誰も買わねえよ。妙にリアルで初めて見たとき俺マジひいたから」

打ち止め「ミサカは好きなの! そんなこと言うと、もうゲーム一緒にしてあげないんだから」プンプン

ていとくん「拷問じゃねえか! お前はどう思うよあのグミ」

一方通行「とっても可愛いよ」

打ち止め「だよねーってミサカはミサカは分かってくれるあなたが大好きだったり」

ていとくん「おい、嘘はよくねえぞ! キャラ変わってんじゃねえか!」

一方通行「とっても可愛いよ」

ていとくん「もうこいつは駄目だ。」

打ち止め「あなた! ミサカのことどう思う?ってミサカはミサカは今なら正直に答えてくれるんじゃないかと期待してみる」

一方通行「可愛いな。うるせェがそこもたまに可愛く感じる。
     ワガママなところもあるがそれはそれでいい。年下のガキにいろいろ振り回されンのは、人間なら誰でも通る道だ。
     あと最近ていとくンと仲良すぎだろ。マジで。ちょっとていとくン羨ましいンですけど」

打ち止め「あなた!」ポッ

ていとくん「なんでそこだけ流暢なんだよ! あと後半ただのヤキモチじゃねえか。ほらお嬢ちゃんさっさと行くぞ!」

打ち止め「あなたーーーー!」

一方通行「打ち止めァァァァァァ!」
80 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/06/10(金) 16:45:14.28 ID:dn106p7f0
ていとくん「あそこまで叫んでといて来ないのかよっていうね」

打ち止め「あの人珍しくノリノリだったねってミサカはミサカはさっきのあの人を思い出してみたり」

ていとくん「構ってほしいんじゃね? 急ぐか。お嬢ちゃん、背中に乗れ」

打ち止め「はーいってミサカはミサカはあなたの背中にしがみついてみる」

ていとくん「行くぞお!」

打ち止め「おー!」
81 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/06/10(金) 16:46:36.59 ID:dn106p7f0
一方通行「静かだな。一緒に買い物いきゃよかったぜ」

<デンワダヨッテミサカh

一方通行「電話? 電話ってことは……やっぱり!」

木原くん「あーくん!」

一方通行「木ィィィ原くゥゥゥゥゥゥゥゥン!」

木原くん「ちゃんとご飯食べてるか? コーヒー飲み過ぎてないか?」

一方通行「ちゃんと食べてるよ。コーヒーは見逃してくれ」

木原くん「もう。しかたないなー、あーくんは」

一方通行「へへッ、ありがとよ。」

木原くん「あーくん、今家だろ? あと五分したらテレビ付けてよ。 学園都市チャンネルね」

一方通行「あァ。五分後な、分かった」

木原くん「じゃあねーあーくん!」ピッ

一方通行「五分後と言わずに今付けてやンぜ」ポチッ
82 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/06/10(金) 16:47:51.48 ID:dn106p7f0
リポーター「在、行われております学園都市の仮装大賞。この〜」

一方通行「木原くん……仮装大賞しかやってねェぞ」

リポーター「続いて9番一方通行」

一方通行「」ピッ

TV「ザーーーーーーー」

一方通行「」ピッ

木原くん「木ィィィ原くゥゥゥゥゥゥゥゥン」

一方通行「寝るか」ピッ
83 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/06/10(金) 16:48:49.89 ID:dn106p7f0
ガチャ

一方通行「!」

ていとくん「よお、ただいま。急いで帰ってきてやったぜ」

打ち止め「ただいまーってミサカはミサカはゲコ太グミを見せびらかしてみたり」

一方通行「お…おかェりィ」

ていとくん「あ、お前のジャーキーはねえよ? お前のジャーキーは生贄になっちまった」

打ち止め「このゲコ太グミに免じてていとくんとはゲームしてあげるんだからってミサカはミサカはゲームの電源オン!」

ていとくん「お前もゲームしようぜ? 暇だったろ?」

一方通行「止めろォ。止めてくれェ! テレビが嫌がってるぞォ!」

ていとくん「あぁん?」ポチッ
84 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/06/10(金) 16:49:57.38 ID:dn106p7f0
木原くん「く、は、面白ェ」

一方通行「」

ていとくん「ちょっ! これお前んとこのクソ義父じゃねえ? 1番面白ェのはてめえだよ。ひゃっはっは!」

一方通行「ちげェよ。似てるだけだろ。消してくれェ」

打ち止め「この人があなたのお義父さんなのねってミサカはミサカがわずかばかり動揺してみたり」

ていとくん「クッ、ダメだ。息が」ブフフ

一方通行「似てるだけって言ってンだろがァ」

木原くん「あーくん。見てるー? お義父さんだよお! お義父さんもねあーくんに協力するからねえ!」

ていとくん「確定じゃねえか」ブハア
85 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/06/10(金) 16:51:33.27 ID:dn106p7f0
ピンポーン

ていとくん「こんないい時に誰だよクソが!」ブホッホ

一方通行「打ち止め、違うんだ。あんなことする人じゃないんだ……」

打ち止め「あなたが庇うんだから本当なんだねってミサカはミサカがあなたのことを信じてたり」

一方通行「打ち止めァァァァ!」

打ち止め「あなたーーーーーーー!」

ていとくん「それはもういいだろ。大事な大事なお客さんだ」ヒッヒヒ

一方通行「!」

12380号「初めまして。ミサカは12380号だよぉとミサカは自己紹介します」

一方通行「初めましてになンのかな。一方通行だ」
86 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/06/10(金) 16:52:52.95 ID:dn106p7f0
12380号「生あーくんだぁとミサカは少々興奮します」

<ブホッ

一方通行「チッ。あーくんだァ?」

12380号「ミサカが住んでるとこの変わり者がそう呼んでるからつい。嫌だったらごめんねとミサカは謝ります」

一方通行「あー、すまん。さっきの舌打ちはそこで笑い転げてる馬鹿のせいなンだ。その変わり者って顔に刺青してるか?」

12380号「してるねとミサカは即答します」

一方通行「木原くんのとこに住んでンのか。木原くんか……」

12380号(あれー。なんか木原くん嫌われてない?)

ていとくん「木原くんってこれだろ?」ゲラゲラゲラ

木原くん「離せよ雑魚共がぁ! まだあーくんが見てないかもしれないだろ!」

12380号「ちょっと帰るねぇとミサカは急にヤることができたので帰ります」

一方通行「おい、ちょっと待ってくれェ」
87 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/06/10(金) 16:55:09.44 ID:dn106p7f0
その夜

木原くん「ごめんよ、あーくん。出来心だったんだ。
     どんな気持ちで木ィィィ原くゥゥゥゥゥゥゥゥンって叫んでるのかなって考えると夜も寝れなかったんだ」

一方通行「」

木原くん「ダメだ。電話にゃ出るのに一言も発してくれない…」ピッ

12380号「その出来心のおかげでミサカの出会いはぶっ壊されたけどねぇとミサカは怒りに震えます」プルプル

木原くん「ちゃんと謝っただろうが。あーくんなんかお前追いかけてきてくれたんだろ?」

12380号「それはすっごく嬉しかったんだけど、やっぱり怒りが収まらないなぁとミサカは爆発寸前であることを伝えます」

木原くん「許してくれよ。お前が怒ったままだからあーくんも口聞いてくれないし」グスッ

12380号「自業自得です!」

木原くん「しかたねぇ。これやるよ。宝物なんだぜ? 今のとこ世界に一つだ」

12380号「あーくん人形!?」

木原くん「あーくん人形で許してもらえなかったら俺は一生あーくんと喋ることもできねぇ。頼む!」

12380号「へぇ、よくできてるねとミサカはしかたなく許してあげます」エヘヘ
88 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/06/10(金) 16:57:01.69 ID:dn106p7f0
木原くん「よし、電話じゃあ!」ピッピッ

一方通行「」

木原くん「あーくん! 許してもらえたよ!」

一方通行「」

木原くん「ガキ、お前からも言ってやってくれ…」

12380号「あーくん?」

一方通行「お、12380号か。ていとくんが謝ってたぜ」

12380号「ていとくんが?とミサカはあーくんに尋ねます」

一方通行「あァ、アイツとしてはそこまで悪気があった行為じゃねェンだ。だから許してやってほしい」

12380号「いやー、許すだなんて悪いのは元々アレが原因だからねぇ」

一方通行「そォなんだけどそれでも本人の気が治まらねェみたいでよ。またこンど直接会ったときにでもちゃんと謝るだろ」

12380号「いい友達を持ってるんだね」

一方通行「否定はしねェ。オマエには謝ってたが俺には一切謝る気ナシだぜ? それどころか録画してた奴を探してるみてェだ」

12380号「ふふっ。そんな楽しそうに話されたらミサカはあなたたちのような関係が羨ましくなります」

<ネエマダー
89 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/06/10(金) 17:00:35.30 ID:dn106p7f0
一方通行「オマエも付き合ってくれンだろ。ていとくんやるよ」

12380号「それはていとくんとミサカが友達ってことなのかなぁ?」

一方通行「当たり。アイツ友達少ないから喜ぶぜェ?」

12380号「ミサカに友達…かぁ。エヘヘ」

一方通行「オマエらはそんな風に笑ってりゃいいンだ。時間はかかるかもしれねェけどオマエらが笑って過ごせる環境を作ってやる」

12380号「期待してもいいのかなぁ」

一方通行「俺を誰だと思ってやがる。学園都市第一位一方通行だぜ? 今ならオマケで二位も付いてくるしな」

12380号「ふふっ。期待してるねぇあーくん!」

一方通行「任せろ!」

12380号「うん!」

一方通行「じゃあそろそろ切るわ」

12380号「ありがとねぇ。おやすみなさい」

一方通行「おー。おやすみィ」ブチッ



木原くん「あーくん! ねぇあーくん! あーくーん!」


90 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/06/10(金) 17:03:36.85 ID:dn106p7f0
投下終了です。
あれ?リポーターっておかしくない?と気付いたのは投下し終わってからでした。
91 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [sage]:2011/06/10(金) 18:04:35.79 ID:Zmon45eXo
おつー
なんかいろいろダメ義父だな木原くンww
92 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]:2011/06/10(金) 20:23:05.85 ID:M83UShnk0
ミサカ12380との会話 2828が止まらない。
93 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/06/13(月) 16:25:18.17 ID:JU4cJVBv0
あーくんとか聞いたらちょっと前にあったSSのあわきん思い出すな
94 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/06/13(月) 19:57:53.63 ID:JYjsTVQJ0
感想ありがとうございます。
そしてすいません。
3日以内に1度は投下を予定していたのですが今回の投下は明日の夕方頃になってしまいそうです。

>>93
Aをちょろっと見たことがありますね。
あーくんとあっくんで悩んだのですがあーくんのほうが柔らかい感じでいいかなと。
95 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/06/14(火) 16:57:31.21 ID:glTME2QB0
投下します。
あわきん襲来。
木原くんがあれなのにあわきん登場は普通だと……
96 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/06/14(火) 16:58:16.17 ID:glTME2QB0
受信メール
09/12 10:28 
12380号
お願い
―――――――――――――
近々服を買いに行きたいんだ
けど一人じゃ寂しいから一緒
に行ってくれないかなぁ?
できればその時にミサカに合
う服も選んでくれると嬉しい
な。

一方通行「よし、任せろと」ポチポチ
97 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/06/14(火) 16:59:09.83 ID:glTME2QB0
受信メール
09/12 10:48 
13577号
無題
―――――――――――――
以前もらったレシートを使い
キャンペーンに応募してみた
のですがゲコ太ストラップは
当たりませんでした。
やはり愛が足りなかったので
しょうか?

一方通行「あの金額じゃあな。今度打ち止めと一緒にゲコ太グッズでも買いにいこうぜと」ポチポチ
98 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/06/14(火) 17:00:07.34 ID:glTME2QB0
打ち止め「あの人ってば、返信内容を口に出してる、ってミサカはミサカはそんなあの人がちょっと可愛く思えたり」

ていとくん「可愛いかねえ。ゲコ太グッズ買いにいくときは俺も行くわ」

打ち止め「一緒に行こうね、ってミサカはミサカはていとくんと約束してみる」

ていとくん「おうよ。今のとこメールしてるのは妹達二人か」

打ち止め「うん、あの日以降まだ二人としか会ってないから、ってミサカはミサカは答えてみる」

ていとくん「そうか。他の妹達の反応はどうなんだ?」

打ち止め「三歩進んで二歩下がるって感じだよ、ってミサカはミサカは現状をわかりやすく表現してみる」

ていとくん「下がってやがんのか」

打ち止め「二人のおかげであの人に興味を持つ子が増えたんだけど、そのことをよく思ってない子がいるの」

ていとくん「当然っちゃ当然だな。妹達間で揉め事は起きてないのか?」

打ち止め「起きてないよ、そのことをよく思ってない子達はなかなか表に出さないみたいだから」

ていとくん「なるほどな。ただ、あいつが今後も妹達と接触し続ければどうなるかわかんねえな」
99 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/06/14(火) 17:02:12.39 ID:glTME2QB0
打ち止め「!」

ていとくん「おい、どうした!?」
     
打ち止め「その状況を避けるために、その子達の代表がもうすぐこの家に来るみたい!
     ってミサカはミサカは今知った驚愕の事実をお知らせしてみたり」

ていとくん「おおい、マジかよ! 一応聞いとくがあいつの首が妹達へのみやげになるとかないよな?」

打ち止め「多分……。そこまでしちゃうと来る意味がなくなっちゃうしそんなことはしてほしくないよ、ってミサカはミサカは涙ぐんでみたり」

ていとくん「ないと思って聞いたのに、ないとは言い切れないのかよ。もしそうなったら俺は止めるぞ。他の奴らにどう思われようがな」

打ち止め「ていとくん……」
100 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/06/14(火) 17:03:22.10 ID:glTME2QB0
<ピンポーン

ていとくん「もう来たのかよ」

打ち止め「あわわわわ」ガクガク

一方通行「客か?」

ていとくん「俺が出るから気引き締めとけ」

一方通行「はァ?」

ていとくん(落ち着け。いつもどおり接しろ垣根)

打ち止め「ていとくん頑張って!」

ていとくん「どちらさまでござるか?」

10447号「検体番号10447号で……ござる、とミサカは同居人の低レベルなボケにノってあげます」

ていとくん「ああ…ありがとよ。まあ上がれや」

10447号「では失礼します」

ていとくん(あれー? 意外と普通?)
101 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/06/14(火) 17:05:17.80 ID:glTME2QB0
一方通行「妹達か。初めましてだよな?」

10447号「はい、初めまして、今日はあなたに言いたいことがあってきました、とミサカは目の前のうざいモヤシ野郎に嫌々話しかけます」

ていとくん(ですよねー)

一方通行「」

10447号「アホ面で固まっちゃってどうしたんですか? こんな態度も取りたくなるでしょう」

一方通行「そォだな……。すまン。で、言いたいことってのはなんだ?」

10447号「ミサカ達を守らないでください、とミサカはお願いします」

一方通行「!」

10447号「あなたの自己満足に付き合う程ミサカ達はお人よしではありません、
    何よりあなたに守ってもらっても気分が悪くなるだけですから、とミサカはオブラートに包んで発言します」

ていとくん(包んでこれかよ)

一方通行「そォかい。達ってことはオマエの他にも居るンだよな?」

10447号「もちろん、これがあなたの助けなど必要としていない妹達の検体番号が書かれた書類です、
    ここに書かれた妹達の代表で私が来ただけですので、とミサカは告げます」

一方通行「約2千ってとこか」

10447号「えぇ、それでも少ないくらいです、とミサカは顔色一つ変えないモヤシ野郎に苛立ちを覚えます」

一方通行「そいつは悪いな。ホントに少ねェと思ってよ」

10447号「チッ」

一方通行「そう苛々すンな。可愛い顔が台無しだぜ」

10447号「ッ! 苛つかせてるのはあなたでしょう、そんなに私に殺されたいんですかこのモヤシ野郎!
    とミサカはこんなモヤシ程度ワンパンで倒せることを示すためシャドーボクシングを披露します。シュッシュ」

一方通行「そんなやわなパンチじゃ俺を殺せねェよ。あと、モヤシモヤシうるせェぞ!」

打ち止め(気にしてたんだね)
102 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/06/14(火) 17:06:29.98 ID:glTME2QB0
10447号「わかりませんよ?
    こんなモヤシに守られて喜ぶなんて13577号も12380号もほんとに馬鹿ですね、とミサカはあの二人が憐れでならな…」

その言葉を発してしまった瞬間、彼女は後悔したがもう遅い。

一方通行「チッ。おい、さっさと消えろ。じゃねェと無事に帰られなくなるぞ」

ていとくん「落ち着け馬鹿!」

10447号「さっきのは失言でした、すみません、今日のところはこれで帰ります、とミサカは帰宅の準備をします」

一方通行「帰れ。悪いがていとくン、ソイツを送ってやってくれねェか?」

ていとくん「任せとけ。怒る気持ちもわかるが帰ってくるまでには落ち着いとけよ」

一方通行「迷惑かけるな」

ていとくん「気にすんな。これが迷惑ならいつもの俺は迷惑かけてばっかになるじゃねえか」

一方通行「……おォ」

ていとくん「あれー?冗談のつもりだったのになんで悲しいんだろう」

10447号「送ってくださるなら早くお願いしたいのですが」

一方通行「チッ、頼むわ」
103 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/06/14(火) 17:08:05.96 ID:glTME2QB0
ていとくん「作戦失敗ってとこかあ?」

10447号「なんのことでしょうか? とミサカはとぼけます」

ていとくん「どうせあいつを怒らせて、もう守らねえって言わせる気だったんだろ?」

10447号「バレていましたか、とミサカはていとくんの意外な観察力に驚きます」

ていとくん「あんだけ挑発してりゃあな。俺が気付いてるんだ。あいつも気付いてるさ」

10447号「こんなことでは仲間に怒られてしまいます、とミサカは肩を落としションボリします」

ていとくん「仲間ねえ。流石に2千も居るとは思えないが」

10447号「居ることは居るのですが、憎しみから守ってもらいたくないと思っている妹達はその中でも少数派です、
    とミサカはていとくんに真実を打ち明けます」

ていとくん「というと残りは逆か」

10447号「はい、彼に心配をかけたくない、自分のために傷づいてほしくない、
    なので守ってもらいたくなどないのです、とミサカは残りの妹達の心中を代弁します」

ていとくん「なるほどねえ。お前はどっちなんだ?」

10447号「わかってるくせにその質問は卑怯ですよ、とミサカは意地の悪い質問を回避します」

ていとくん「ははっ、悪かったな」

10447号「いえ、気にしないでください、とミサカは素直に謝るていとくんに驚きます」

ていとくん「いつでも素直なていとくんだぜ?」

10447号「ではその調子で13577号にも謝ってあげてくださいね、とミサカは最近仕入れた情報をフル活用します」

ていとくん「よく知ってるな。お前もちゃんと謝っとけよー」

10447号「ええ、もちろんわかっています、とミサカはこのミサカがそこまで分からず屋ではないことを示します。
    あの人を怒らせるためとはいえ言っていいことではありませんでした、とミサカは現在あの二人に謝る方法を思案しています」
104 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/06/14(火) 17:10:12.52 ID:glTME2QB0
ていとくん「わかってるなら俺から言うことはねえよ。けどよお、この調子ならほんとに案外早く終わるんじゃねえのか?」

10447号「それはどうでしょうか、強い憎しみを抱く個体が興味を持ち出した個体を疎ましく思っているのは事実です
    それに過半数は一方通行に見向きもしていません、とミサカは妹達間の情勢をリークします」

ていとくん「過半数が見向きもしてねえだと?」

10447号「そうです、約六割の妹達が一方通行とは違う男性のことで頭がいっぱいとミサカは妹達の恋愛事情までもリークします」

ていとくん「ヒーローさんに夢中ってか」

10447号「もしそのヒーローとお姉様が、一方通行に再度接触、動きがあった際にはこの情勢も大きく動くかもしれません」

ていとくん「難しいねえ。だが考えてみる価値はあるか」

10447号「あなたならそう言ってくれると思っていました
    とミサカはていとくんが一部のミサカから絶大な支持を得ているという情報をもリークします」

ていとくん「マジで!?」

10447号「マジで! ここまで送ってくだされば十分です、ありがとうございましたとミサカはていとくんに感謝を述べ足早にこの場を去ります」

ていとくん「ちょっと! ここで帰るの!? 詳しく聞かせてくれよお……。チッ行っちまった。帰るか」
105 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/06/14(火) 17:10:50.19 ID:glTME2QB0
一方通行「ハァ…」ウジウジ

打ち止め「あっ、ていとくんおかえりー、あの人をどうにかしてほしいの、ってミサカはミサカはお願いしてみる」

ていとくん「最終的にいじけたか。おい、あんまりお嬢ちゃんを困らせんじゃねえよ」

一方通行「あァ、すまン。アイツに言ったことを思い出してな」

ていとくん「怒ったのはしかたないだろ。お前じゃなくあの子達が馬鹿にされたんだ」

一方通行「そこに関しちゃ悪いと思ってねェ。ただ守るとかぬかしたくせにあンな風にキレてりゃ世話ねェわ」

ていとくん「悪いと思ってんなら謝りゃいいだろ。今後同じことをしなきゃいい」

一方通行「そォだな。打ち止めもすまン」

打ち止め「いいよ、あなたが元気になったみたいでよかった、ってミサカはミサカは元気になったあなたを見て元気になってみたり」

一方通行「よし、今日は寿司でも食いにいくか」

ていとくん「さんせーい!」

打ち止め「同じくさんせーい!」
106 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/06/14(火) 17:11:24.52 ID:glTME2QB0

9月13日

一方通行「」ゴロゴロ

打ち止め「」ゴロゴロ

ていとくん「」ゴロゴーロ
107 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/06/14(火) 17:12:16.82 ID:glTME2QB0
9月14日

事件は起きる。
樹形図の設計者の残骸を狙った外部組織が現れたのだ。
残骸が組織の手に渡り復元されてはまたあの悲劇が切り返されるかもしれない。
彼が実験を拒んだとしてもどうなるかはわからないのだから。

?????号(このままでは実験が再開される恐れがあります、とミサカは困惑します)

?????号(必死に止めてくれた実験を再開させるわけにはいきません、とミサカは彼らの姿を思い返します)

10032号(ミサカは彼に助けを求めることにします、とミサカは痛む体を抑えながら彼の元へ向かいます)

10447号(一方通行にも助けを求めてみてはどうでしょうか? とミサカは提案します)

?????号(一方通行にですか? とミサカは聞き返します)

10447号(はい、彼ならばきっと私達を助けてくれます、とミサカは断言します)

13577号(ミサカも彼を信じます、とミサカは10447号の提案に賛同します)

?????号(しかし彼を頼るにはいささか問題が多すぎますとミサカはその提案には賛同しかねます)

12380号(あーくんならきっと大丈夫だよぉ、とミサカもその提案に賛同します)

?????号(ミっ、ミサカも一度だけなら信じてみてもいいかな、とミサカも賛同します)

?????号(ミサカは署名してしまいました、きっとこんなミサカのことを彼は助けてくれません……)
108 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/06/14(火) 17:12:54.10 ID:glTME2QB0
打ち止め「だってさ?」

一方通行「あンなもん無効だ。誰が認めたんだよ」

ていとくん「だよな。どうせ勝手に守るんだろ?」

一方通行「勝手に守るがやっぱり守ってもらってるって分かるほうが安心すンだろうが」

ていとくん「こだわる理由はそれかよ」

一方通行「何が起きても、アイツらの中で不安な奴がでねェくらいにはしたいね」

ていとくん「過保護だこと」

一方通行「うっせェ。あとは一番に名前が出るようにだな」

ていとくん「ヤキモチってかあ」

一方通行「ちげェよ。二手に分かれて探そうぜ」

ていとくん「見つけたら連絡しろよ」

一方通行「気がむいたらなァ」

打ち止め(だってさ?)
109 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/06/14(火) 17:13:44.02 ID:glTME2QB0
ていとくんサイド

ていとくん「いねえな。もう少し高度を下げるかあ」

ドゴォォ!
飛行しながら残骸を探していた垣根の耳に凄まじい音が響く。
音の発生源がわかった瞬間、垣根は例えがたい笑みを浮かべそこに居た少女に声をかけた。

ていとくん「運がいいねえ、最高だわあ。お前第三位だろ? 俺は垣根提督、第二位だ」
110 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/06/14(火) 17:16:15.79 ID:glTME2QB0
一方サイド

一方通行「見ィつけた。テメエだろ。スクラップにされたい奴は」

淡希「ひ…いやぁ……」

一方通行「おいおい、何怯えちゃってンですかァ。チッ、気合入れて来てみりゃこンな三下とはな」

淡希「ゆ…ゆるして。残骸ならあげるから」

一方通行「じゃあ遠慮なくいただくぜェ」

バキャッ
彼が軽く殴っただけでアタッシュケースは粉々に砕け散る。
彼女が必死に運んでいたものは一瞬にして見るも無残な姿へと変わり果てたのだ。

淡希「は…はは……あはははは」

一方通行「テメエが壊れる前に聞いてやる。なんで樹形図の設計者を復元しようとした」

淡希「はは…恐かったのよ」

一方通行「はァ?」

淡希「自分にこんな力が宿ってることが! 殺そうと思えば一瞬で多くの人を殺せるこの力が!
   こんな力さえなければ普通に暮らせていたかもしれない。あなたは違うの?」

一方通行「そう思ってた頃があった気がする。だからこそ間違ったンだ。やっぱり違うンだよ」

淡希「違う? 何が違うっていうのよ?」

一方通行「テメエの力は人を傷つけることしかできねェのか? 違う違うよなァ?
     俺みたいなクズですら誰かを守れるンだ。テメエみてェな三下に守れないわけがねェよ」
111 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/06/14(火) 17:17:15.08 ID:glTME2QB0
淡希「私に誰かを守ることなンて……。そうよ、あの子達はどうなるの!?」

一方通行「急にうるせェな。誰だよあの子達って」

淡希「私の大切な仲間よ」

一方通行「どォせ捕まってもしかたねえよォな連中なんだろ」

淡希「あなたの足元にも及ばないわ」

一方通行「カカッ、三下が吼えやがる。テメエ一生俺の言いなりになる覚悟はあるか?」

淡希「あの子達を助けられるならなんでもするわ」

一方通行「そいつを聞いて安心した。今回だけだ。助けるのを手伝ってやる」

淡希「いいの? 私なんかのために」

一方通行「ハッ、アイツらのためになると判断しただけだ」プルルルr

淡希「あいつら?」

一方通行「あ、ていとくーン? 今から悪いことすンだけど、どうするー?」

ていとくん「暴れられなかった分そっちで暴れるとすっか」

一方通行「ンじゃ待ってるぜェ」

淡希「もしかして電話のお相手は第二位?」

一方通行「テメエには関係ねェよ」

淡希「あるでしょうが! 手伝ってもらうみたいだし」

一方通行「細けェこたァいいんだよ。サービス残業と洒落込みますか」
112 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/06/14(火) 17:18:16.51 ID:glTME2QB0
打ち止め「で、なんでその人が家に居るの、ってミサカはミサカはまったくわけがわからなかったり」

一方通行「便利そうだったから、つい」

打ち止め「まだ使えそうな家電とかじゃないんだよ、ってミサカはミサカは妹達にどう説明するか困ってたり」

一方通行「一生俺の言うこと聞いてくれるらしいからお前ら守るの手伝ってもらおォかと」

打ち止め「なんでそんなこと勝手に決めちゃうのかな、ってミサカはミサカは、あーやっぱり怒ってる個体もいるよ!」

一方通行「相談したら絶対に反対するじゃンよ」

打ち止め「モノマネで流されないからね、いつか後悔するかもしれないよ、ってミサカはミサカは心配してみる」

一方通行「そンときゃ俺が責任持ってスクラップにするからさァ」

打ち止め「もー、知らない!」プンプン

淡希「ごめんね、打ち止めちゃん。私もまさかこんなことになるなんて思ってなくて」

ていとくん「意外といい奴だぜ。能力も便利だしジャーキー買ってくれるしよお」ガジガジ

打ち止め「むー。あなたが責任持ってちゃんとお世話するんだよ、ってミサカはミサカが渋々ながら承諾してみる」

一方通行「おォ、ありがとよォ!」

淡希「ありがとね、打ち止めちゃん」

ていとくん「よかったじゃねえか」
113 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/06/14(火) 17:20:27.40 ID:glTME2QB0
<ピンポーン

ていとくん「はいはーい。誰ですかあ」

10447号「検体番号10447号です」

ていとくん「お、上がれや」

10447号「お邪魔します」

一方通行「10447号か…」

10447号「はい…」

ていとくん「暗いわ!」

淡希「本当に超電磁砲と瓜二つなのね」

一方通行「アイツらは気にしないでくれ。この前はすまなかった。あの二人を馬鹿にされて我慢できなかったんだ」

<カマッテクレヨー

10447号「いえ、あの二人のことであそこまで怒ってくれて嬉しかったです
    私もあの二人を馬鹿にしてすみませんでした、そしてあなたのことも」

一方通行「俺のことはいい。それにミサカネットワークで俺に助けを求めては?って言ってくれてたんだろ?」

10447号「あなたを信じていましたから」

一方通行「そォかい」

<デレデレシチャッテ
114 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/06/14(火) 17:21:12.93 ID:glTME2QB0
10447号「私達が認めようが認めまいがあなたは勝手に私達を守るのでしょう? とミサカは確認します」

一方通行「あァ。拒否されてもそれはやめねェよ」

10447号「わかりました、それならばこれをどうぞ」

一方通行「またあれかァ?」

10447号「今度は同じようで違います、あなたに守ってほしい個体の検体番号が書かれています、アドレスと電話番号もとミサカは付け加えます」

一方通行「ざっと見たとこ1300人分くらいか。さすがに今回は驚いたぜ」

10447号「1327人です、彼女達はもともとあなたに危険な目にあってほしくないからこそ守られることを拒んでいた個体なので」
115 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/06/14(火) 17:22:26.41 ID:glTME2QB0
一方通行「オマエの検体番号が載ってねェぞ」

10447号「ッ…酷いことを散々言った私のことも守っていただけるのでしょうか?」

一方通行「当然だ。オマエにも考えがあったんだろ」

10477号「困ったことがあればあなたに助けを求めてもいいのでしょうか?」

一方通行「すぐに求めてくれなきゃ困る」

10477号「…怒られた時ほんどは、恐かっだん、です、ミサガも、あの二人ど同じ、なのに」

一方通行「あァ」

彼女に安心してもらえるように。
これからも彼女に頼ってもらえるようにと彼は一人の少女を強く抱きしめた。

10477号「……ぅ、ミサガは、あな、だに、守っで、ほしがったんです」

一方通行「ずっと守ってやる。今みたいにな」


ていとくん「娘が嫁に行く気持ちがすこしわかった気がする」

淡希「守る…ね」



10477号「グスッ…みっともないところを見せてすみませんでした、とミサカは謝罪します」

一方通行「みっともなくなンかねェよ。俺の胸でよけりゃいつでも貸してやる」

10477「ありがとうございます」グスッ
116 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/06/14(火) 17:23:24.93 ID:glTME2QB0
ていとくん「お嬢ちゃんよお、妹達間のバランスは大丈夫なのか?」

打ち止め「う〜ん、前より良くなったんじゃないかな? ってミサカはミサカは曖昧に答えてみる」

ていとくん「でも一気に千人以上ってのはさすがになあ」

打ち止め「今回の件で残った反対派の中にも少し変化があったみたいだしね、ってミサカはミサカは現状を報告してみたり」

ていとくん「ほお、反対派にねえ」

淡希「私が連れてこられたことで影響はないのかしら?」

打ち止め「あの人からの扱いが扱いだから実際はほとんどの子達から相手にされていの」

淡希「それはそれで寂しいような」

打ち止め「あなたもミサカ達を守ってくれるんでしょ?ってミサカはミサカは確認してみる」

淡希「まだ守ることに不慣れだけどそれでよければね」

打ち止め「なら信じてみる、きっと他の子達もいつかわかってくれるからってミサカはミサカは淡希お姉ちゃんを応援してみる」

淡希「打ち止めちゃん! ありがとね」
117 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/06/14(火) 17:24:17.73 ID:glTME2QB0
ていとくん「淡希の歓迎と景気付けに焼肉でも食いに行こうぜ?」

打ち止め「焼肉だー! わーい!」

淡希「歓迎なんてしてもらって悪いわね」

ていとくん「おい、いつまでイチャイチャしてんだよ、焼肉だ焼肉!」

10477号「イ、イチャイチャなんてしていません」

一方通行「肉か。この前は寿司だったしいいかもなァ。おい10477号も行こうぜ」

10477号「しかし手持ちのお金が……」

一方通行「気にすンな! ていとくんのおごりだァ!」

ていとくん「え、俺の?」

一方通行「イケメルヘン! それ、イケメルヘン! ほらオマエも言ってやれ」

10477号「はっ、はい。イケメルヘン! それ、イケメルヘン!」

ていとくん「よっしゃあ! 行くぜえ! 俺のおごりだあああ!」
118 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/06/14(火) 17:30:23.42 ID:glTME2QB0
投下終了です。
相変わらず方向性が定まりませんね。
>>93を見てからあわきんも出そうかなと思い結局一日遅れることに。
そんなぐだぐだなSSですが読んでくださると喜びます。
119 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/06/14(火) 18:48:52.53 ID:bjt26jr+0
この作品のヒロインはていとくんだな
120 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/14(火) 20:40:44.35 ID:tyQ1Cb39o
やはり葛藤する妹達はよいと気付いた
121 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/06/17(金) 18:37:04.21 ID:fiTz2IwU0
投下します。
122 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/06/17(金) 18:37:38.47 ID:fiTz2IwU0

9月15日午後4時過ぎ

一方通行「」ポチポチポチポチ


ていとくん「あんだけアドレス渡されりゃこうなるわな」

打ち止め「何も一気に送らなくてもいいのにね、ってミサカはミサカは淡希お姉ちゃんに同意を求めてみる」

淡希「打ち止めちゃんに同意するわ。朝からずっとあの調子だし」


ていとくん「まあ、あいつなりの考えがあるんだろ。想像はつくが」

淡希「彼なりのね。ほんの少しだけ優しいところもあるみたいだし」

ていとくん「おっ、お嬢ちゃんにライバル登場かあ?」

打ち止め「淡希お姉ちゃんにも渡さないんだから、ってミサカはミサカは闘志を燃やしてみたり」

淡希「そっ、そんなんじゃないわよ! ところで、お姉ちゃんにもって?」

ていとくん「妹達のことだろ」

淡希「あ〜、なるほどね。昨晩の子しか見てないけれど、いつもああなのかしら?」

ていとくん「概ねな」
123 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/06/17(金) 18:38:21.73 ID:fiTz2IwU0


淡希「へ、へ〜」

ていとくん(こいつも確定だな。しかしなぜ俺はモテねえんだ?)
ていとくん(いや、妹達の一部では絶大な信頼を得てるんだ。あせることはない)


打ち止め「――急に静かになったけど、どうしたの? ってミサカはミサカは不安になって尋ねてみたり」

ていとくん「いやあ、どうもしねえさ。俺のモテ力を再確認してただけだ」

淡希「この人はいつもこんな感じなの?」

打ち止め「概ねは」
124 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/06/17(金) 18:39:12.81 ID:fiTz2IwU0

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ていとくん「そろそろ時間だな。一方通行、ちょいと出かけようぜ?」

一方通行「おォ。どこに行くんだ?」

ていとくん「ちょっとした用事だ、ついでに夕飯の材料でも買いに」

一方通行「ン、じゃ行くか」


淡希「打ち止めちゃん、私達は私達で買い物でも行かない?」

打ち止め「行く行くー、ってミサカはミサカはぴょんぴょん跳ねてみたり」

一方通行「目を離すなよ」

淡希「言われなくてもわかってるわよ」

ていとくん「お嬢ちゃんを任されるとは信頼してるねえ」

一方通行「信じてなきゃ一緒に住んですらいねェよ」

淡希「任せといてよ!」ギュッ

打ち止め「お姉ちゃん痛い痛いってミサカはミサカは握られた手がペシャンコになってないか確認してみる」

淡希「ご、ごめんね打ち止めちゃん」
125 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/06/17(金) 18:39:51.05 ID:fiTz2IwU0

一方通行「ほンとに任せて大丈夫なのか?」

淡希「大丈夫よ! 行ってくるわ」

打ち止め「行ってきまーすってミサカはミサカは元気に挨拶してみる」

一方通行「おォ、いってらー」

ていとくん「俺達も行くか」

一方通行「行くか」
126 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/06/17(金) 18:40:28.98 ID:fiTz2IwU0
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ていとくん「二人っきりでブラブラすんのは久しぶりだな」

一方通行「たまにはいいなァ」

ていとくん「おう、淡希に感謝しとこうぜ」

一方通行「だな」


ていとくん「ちょっとした用事ってやつの内容を先に教えとく」

一方通行「ン」

ていとくん「この前、淡希探すとき二手に分かれただろ? あん時第三位見つけたんだわ」

一方通行「オリジナル、御坂美琴ねェ」

ていとくん「見つけたついでに挑発しといた」

一方通行「チッ、どんな風にだ?」



ていとくん「運がいいねえ、最高だわあ。お前第三位だろ? 俺は垣根提督、第二位だ」

一方通行「いきなり再現かよ!」

ていとくん「臨場感って大事だろ? 黙って聞いとけ」
127 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/06/17(金) 18:41:45.28 ID:fiTz2IwU0

美琴「第二位……。で、その第二位がなんの用よ」

ていとくん「ちょっと聞いてみたいことがあってな。第一位の親友として」

美琴「一方通行の!? あいつの親友が何の話よ」」


ていとくん「そう身構えるなよ。一方通行が実験を止められて以降何をしてきたかを知ってるか?」

美琴「そんなこと知らないわよ」



ていとくん「『そんなこと』だと」

美琴「なっ、なによ急に恐い顔して」


ていとくん「チッ、何も知らねえみたいだな。じゃあ、妹達に関係してると分かっても同じことが言えるか?」

美琴「妹達!? ちょっとあいつが今何をしてるのか教えなさいよ!」

ていとくん「や〜だね。知りたきゃ明日の5時、第七学区北の公園にこいよ」


美琴「明日の夕方……。一人じゃないと駄目なの?」

ていとくん「い〜や、一人じゃこえーだろ? ヒーローと一緒でもいいぜ」

美琴「ヒーロー? けどあいつを巻き込むのは……」

ていとくん「そこらへんはてめえの判断に任せるさ。こっちも忙しいんでよ、じゃあな」

美琴「ちょっと! 待ちなさいよ!」
128 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/06/17(金) 18:44:03.74 ID:fiTz2IwU0

ていとくん「というわけだ」


一方通行「――喧嘩売って、会う約束取り付けたことは分かった」

ていとくん「そうでもしないと来ねえかなっと」

一方通行「かもな。けど俺が居ること知らないんじゃねェの?」

ていとくん「俺が話すのはやっぱ違うだろ? それに、ここらで第三位と会っておかなきゃ間延びしそうでよ」


一方通行「確かにな。――御坂美琴か」

ていとくん「来たみたいだぞ?」
129 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/06/17(金) 18:45:20.84 ID:fiTz2IwU0
美琴「もー、ちょっと急いでよ!」

上条「あの…御坂さん? 状況がまだよくわからないのですが」

ていとくん「さっさと来いやこらー。二分遅刻してんだろうが」

上条「今すぐ帰りたい」

美琴「二分ぐらい遅刻に入らないでしょ。細かい男はモテないわよ」



ていとくん「決めた。こいつは殺す」

一方通行「ちょっ、待てよ。話があンのは俺だ」

美琴「一方通行!? このっ!」ビリッ


美琴は一方通行の姿を見つけるや否や軽い電撃を彼目掛けて放つ。


ていとくん「おっと、そいつはさせねえぞ」


しかし学園都市が誇る第二位によりその電撃が彼に届くことはなかった。


上条「まさか、また実験を始める気か!?」

ていとくん「あぁん? てめえ話も聞かずに来てんのかよ。ヒーローらしいなあ。マジでイライラしてきた」

上条「こえー!」

美琴「第二位だかなんだか知らないけど、まずはあんたから沈めてあげるわ」
130 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/06/17(金) 18:46:50.82 ID:fiTz2IwU0

一方通行「もォ人の話聞けよォ! 御坂美琴、テメエに話があるだけだ」

美琴「何よ!」

一方通行「すまなかった」



美琴「――――へ?」

一方通行「実験のことだ。実験を始めちまって、妹達を殺しちまってすまなかった」


ていとくん(黙ってろよ?)

上条(はっ、はい。呼ばれたから来ただけなのに……)


美琴「今更謝って許してもらえるとでも思ってんの?」

ていとくん「許してもらえないからって謝っちゃいけねえのかよ! 後悔してるから謝ってるだけだろうが!」


上条(俺には黙ってろって言ってたのに……)
131 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/06/17(金) 18:48:01.55 ID:fiTz2IwU0

一方通行「そこの馬鹿が言ったとおり許してもらえるなンて思ってねェよ。ただお前には謝っておきたかっただけだ」

美琴「謝ってもらったからって私はどうすればいいってのよ」

一方通行「何もしなくていい。今までどおり俺を憎んでりゃいいンだ」

ていとくん「それじゃ連れてきた意味がねえだろうが。妹達は守るのにこいつは守んねえのかよ」


美琴「――妹達は守る? どういうことよ!」

一方通行「チッ、ホント口が軽い奴だな。妹達は今、俺とこの口が軽い奴、その他二人が守ってる」

美琴「はぁ? 今まで散々あの子達を殺してきたあんたがなんであの子達を守ってるのよ!!」


一方通行「今まで散々殺してきたからってソイツらを守っちゃいけねえ理由にはならねえだろうが」

一方通行「こンな俺でも守れるって気付かせてくれた奴がいるンだ!気付いたからには守るしかねェだろうが!」

ていとくん「そうだ、そうだー!」


上条(今のは黙ってたほうがよかったんじゃないでせうか?)

ていとくん(あっ、やっぱり?)
132 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/06/17(金) 18:49:33.30 ID:fiTz2IwU0

美琴「なんであんたなのよ。――気付かせてくれたってのはさっきからうるさいそこの第二位なの?」

一方通行「いや、違ェ。お前にそっくりなクソガキだ」

ていとくん「打ち止めちゃんって言ってな妹達の上位個体らしいわ。上位個体っつっても外見は幼いが」


上条「そんな子が居たのか」

ていとくん「てめえは黙ってろ」

上条「この人恐い。……不幸だ」


美琴「初めて助けたのがその打ち止めで、そこで助けられると知ったってこと?」


一方通行「あァ」

ていとくん「俺が一方通行に聞いた限りじゃあ、打ち止めちゃんを助けられなきゃ妹達もやばかったみたいだがな」



美琴「そうなんだ……。私何も知らなかったんだ。一方通行の事も打ち止めの事も」
133 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/06/17(金) 18:50:09.58 ID:fiTz2IwU0

一方通行「いらねェ事までべらべら喋りやがって。助けたのも守ってるのも俺が好きでやってることだ」



美琴「好きでやってる事……」

一方通行「そォだ。そこに御坂美琴、オマエを加えさせてくれ」


上条「御坂も妹達も俺が守っ」

ていとくん「黙ってろっつってんだろうが!」

上条「はっ、はひぃ」
134 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/06/17(金) 18:52:13.91 ID:fiTz2IwU0

美琴「私はあんたに守られるほど弱くはないわよ?」

一方通行「弱くねェな。だが強くもねェ」

美琴「私じゃどうにも出来ない状況に陥ってもあんたならどうにか出来るの?」

一方通行「出来る。俺一人じゃ無理でも心強い奴らが傍にいるからな」

美琴「そっか」

一方通行「あァ」



美琴「私、あんたが嫌い、大嫌い」

一方通行「カカッ、知ってる。そォでなくちゃ」

美琴「だけど守るくらいは許してあげなくもないわ」


ていとくん「どっちなんだよ、はっきりしろや!」

上条(御坂にそこまで言えてちょっと羨ましいです、はい)


美琴「ほんとうるさいわね、あんたの親友は! 守ってよ私を! その上で私や妹達に何かあったら覚えときなさいよね!」

一方通行「おォ。任せとけよ。美琴、テメエには誰一人傷つけやさせねェ」


美琴「う、うん。あんた恥ずかしくないの? そんなこと言って」

一方通行「何がだよ。言いたいこと言ってンだ。恥ずかしいわけねェだろ」

ていとくん「よっ! さすが!」


美琴「そうなんだ……」ポー
135 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/06/17(金) 18:54:31.75 ID:fiTz2IwU0

上条「俺もそこに加わっていいか?」


美琴(危ない危ない。そうよ、私にはこいつが!)カッ


ていとくん「どういうこった」

上条「こんな話聞いた以上黙っておくのもあれなので言わせていただきますと、俺も御坂と御坂の周りの世界を守るって約束しちゃってるんで」


一方通行「――ほォ。よし三下、テメエも加われ」

ていとくん「おい、まずはカレーパン買ってこいよ」

上条「一方通行、俺こいつ苦手」


ていとくん「こいつだと? 俺もてめえは苦手どころか嫌いも嫌い大嫌いだ」

上条「それなら言わせていただきますけど上条さんはあんたが大大大っ嫌いですよ」

ていとくん「てめえ、いきなり大大大っ嫌いに上げやがってよお」
ていとくん「決めた、こいつは敵だ。おい一方通行手伝え。こいつを殺そう」

<シネヤー
<イイゼテメエガナ
<オラー
<グアー
<オラオラ
<チャントイワセテー
136 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/06/17(金) 18:55:13.20 ID:fiTz2IwU0

美琴「あんたも大変ね」

一方通行「まァな。けどこういうのも嫌いじゃないらしい」


美琴「嫌いじゃないか」


一方通行「――そうだ、打ち止めに会ってやってくんねェか?」

美琴「良いわよ。門限までまだ時間あるし、一度見てみたいから」
137 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/06/17(金) 18:56:26.97 ID:fiTz2IwU0

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

―――――――――――――――――――――――


黄泉川家へ帰宅


ていとくん「てめえやるじゃねえか」ボロボロ

上条「お前もな」ボロボロ


美琴「へー、いいとこに住んでるのね」

一方通行「俺の家ってわけじゃないけどな」

打ち止め「あなたおかえりーってお姉様!?ってミサカはミサカはびっくりして声が出なかったり」

美琴「おもいっきり出てるわよ。初めまして打ち止め」

打ち止め「はじめましてお姉様、それとあそこのボロボロな人はヒーローさん?ってミサカはミサカは更にビックリしてみる」

一方通行「色々あってな。ボロボロなのはていとくんとじゃれてたからだ」
138 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/06/17(金) 18:57:07.61 ID:fiTz2IwU0

淡希「あら、おかえりって超電磁砲!?」

美琴「あんたはあの時の!」


一方通行「テメエら顔見知りか?」


淡希「えぇ、ちょっとね」

美琴「あんたのせいで黒子はまだ入院してんのよ!」

淡希「あのときは本当にごめんなさい」


美琴「えっ、えぇ」

淡希「白井さんにも謝罪しにいくわ。許してもらえるかはわからないけど」


美琴「う、うん。ここに住むと皆こうなっちゃうの?」

一方通行「関係ねェよ。コイツも妹達を守ってんだ。その他の一人だな」

淡希「その他ってなによ! 今日だって打ち止めちゃんと楽しくお買い物してきたんだから」プンプン

一方通行「悪い悪い、ありがとよ」

淡希「もぉ」



美琴「人って変わるもんね」
139 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/06/17(金) 18:57:35.00 ID:fiTz2IwU0

黄泉川「おぉ? 最近お客が多いじゃんよ? って上条じゃんか?」

上条「黄泉川先生!? 一方通行と同じ家に住んでるんですか?」

黄泉川「知り合いに面倒を頼まれたんだ。その知り合いも一緒に住んでるじゃんよ」

上条「そうなんですか。その知り合いはどこに?」


黄泉川「寝てる」

上条「寝てるんですか?」


黄泉川「寝てる。深く聞かないでほしいじゃんよ」

上条「はい!」
140 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/06/17(金) 18:58:17.99 ID:fiTz2IwU0

一方通行「黄泉川腹へった。なンか作ってくれェ」

黄泉川「仕方ない奴じゃん。すき焼きでも作るから皆待ってるじゃんよ」


打ち止め「はーい、お姉様、淡希お姉ちゃん、お話しよー、ってミサカはミサカは二人を誘ってみる」

美琴「いいわよー。一方通行との話とか聞かせてちょうだい」

淡希「いいわね、私も聞きたいし向こうで話しましょ」


一方通行「こっちはこっちで喋っとくか」

ていとくん「そうだな、上条こっちこいよ」

上条「はいはーい、ちょっと待ってくださいよー」
141 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/06/17(金) 18:59:26.80 ID:fiTz2IwU0

ていとくん「上条は好きな女とかいねえのか?」

上条「今のところは特にいないかな」

ていとくん「つまんねえ野郎だな、俺なんか世界中の女と相思相愛だぜ?」


一方通行「コイツは口だけだ、相手にするな」

上条「この家に着くまでに分かったよ」

ていとくん「おい、俺様のモテ力をナメてやがるな。一部の妹達から絶大な信頼を得てるんだぜ?」

一方通行「ここにいねェだろ。それに一部ってどンくらいなンだ」

ていとくん「詳しくは聞けなかった。だが俺様が一番モテることは間違いない」

上条「ちょっと信じられません!」


ていとくん「ハッ、言ってろ。――そうだ! 彼氏にするなら誰がいいかこの家にいる奴らに聞こうぜ!」


上条「そうなるとちょっと自信が……。御坂に懸けるか」

ていとくん「いくぜえ! まずは黄泉川さんからだ」
142 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/06/17(金) 19:00:11.41 ID:fiTz2IwU0

Aこの三人の中で付き合うとしたら誰がいいですか?


黄泉川の場合

黄泉川「この中だと垣根じゃん。基本的には真面目だし家事も手伝ってくれるいい子じゃん」

垣根「黄泉川さぁぁん! どうせ俺は誰も選ばれないとか思っただろ! そんなことはない!」

一方通行「誰にも選ばれずに最後に暴れて終わりだと思ったぜ」

上条「上条さんもです」
143 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/06/17(金) 19:00:50.26 ID:fiTz2IwU0

打ち止めの場合


打ち止め「あなた!ってミサカはミサカはあなたに抱きつきながら答えてみたり」

一方通行「ハッ、あンがとよ」

ていとくん「はい、つぎつぎー」
144 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/06/17(金) 19:01:29.20 ID:fiTz2IwU0

淡希の場合


淡希「一方通行。別に深い意味はないのよ? 三人の中で選ぶなら一方通行かなって思っただけだから」

一方通行「俺かァ。淡希あンがとよ」

淡希「う、うん!」

上条「はいはい、ラスト!」
145 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/06/17(金) 19:02:07.48 ID:fiTz2IwU0

美琴の場合


美琴「この中から?」チラッ

一方通行「あァん?」


美琴「」チラッ

上条「御坂……」


美琴「この中からなら、あんたかな」

上条「ありがとう!御坂ァ!」ダキッ

美琴「ちょ、やめなさいよ! 皆が見てるでしょ!」

ていとくん「はいはい、ごちそーさん」
146 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/06/17(金) 19:02:44.84 ID:fiTz2IwU0

一方通行「俺が二人からか」


ていとくん「ここでも二位…次こそ一位だな」

一方通行「ほンとポジティブだな。一番モテるって言ってたの誰だよ」

ていとくん「挫折があるからこそ人は成長できるんだ。俺は強くなるぜ。一方通行」


一方通行「――ていとくン!」ガシッ

ていとくん「……一方通行!」ガシッ

黄泉川「すき焼きができたじゃん。馬鹿なことしてないで皆で、すき焼き食べるじゃん!」

一同「おー!」
147 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/06/17(金) 19:03:24.30 ID:fiTz2IwU0





上条「――インデックス忘れてた」



148 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/06/17(金) 19:07:43.73 ID:fiTz2IwU0
投下終了です。
SSの書き方や、他作者様のSSを参考に、自分なりに読みやすくしたつもりなのですがどうでしょうか?
読みやすくなってるといいのですが。
149 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/06/17(金) 19:08:56.20 ID:fiTz2IwU0
最後にあげときます。
150 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/17(金) 19:14:53.73 ID:Yps7lYY/o
SSだけ読んでSS書いたって感じ
原作読んでたらごめん
151 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/17(金) 19:19:52.89 ID:fiTz2IwU0
いえ、感想ありがとうございます。
友人に借りながら一度新約まで読んだだけですのであながち間違っていません。
152 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/17(金) 19:59:22.50 ID:2dW4R0c4o
どことなくゆるい感じが嫌いじゃなかったりします
153 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/17(金) 20:09:57.51 ID:fiTz2IwU0
感想ありがとうございます。
シリアスにしてしまった場合に、地の文がないと締まらない感じがして意図的にゆるくしていたり。
そこが嫌じゃないと言っていただけて嬉しいです。
今度は好きと言っていただけるように頑張ります!
154 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/17(金) 20:12:53.69 ID:fiTz2IwU0
今度というのも、HTML化依頼を出してきます。

まずSSというものを書いたことがなく、その上よく調べもせず書いてきたため本当に拙いこと。
原作が手元になく性格や、口調が掴めていないということ。
最後にもっといいSSを書きたいということ。

この三つが主な理由です。
書いている時もこんな口調でよかったっけ?と何度も考えることなどがありましたし、地の文を挿入したいのにどう挿入していいのかがわからなかったり。
原作を購入後、再度読み直し。
SSの書き方を学び、悪いところを無くせるように、良い所はもっと良くできるように勉強してきます。

短い期間でしたが読んでくださった方、感想をくださった方本当にありがとうございました。
感想があったことで本当にやる気がでました!
SS速報を汚してすいません。
それでは失礼します。
155 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [sage]:2011/06/17(金) 20:15:42.32 ID:+GnPev8zo
べ…別にこーゆーノリも嫌いじゃないんだからね!
156 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/17(金) 20:22:17.65 ID:fiTz2IwU0
HTML化依頼出してきました。
失礼しますとか言ったのにレスするとこが更に駄目なとこなんだろうね!と思いながらも>>155ありがとう!
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