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戦士「勇者が旅の仲間を募集してるだと」 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/06/10(金) 22:40:29.08 ID:uMeuZEe/0
戦士「これで依頼された品は全部だな」

道具屋「いつも悪いね・・・うん、頼んだ薬草と切らしていた調味料だ、数も丁度だね」

俺は4年程前からこの街に道具屋のじいさんや武器屋のオヤジなどの依頼を受けて生活費を稼いで宿屋暮らしをしていたんだ
依頼と言っても内容は隣町から物資調達や薬草をつみに森に入ったりするのがほとんどで4年前の旅と比べればなんの苦労もない
楽なものだったが同じことの繰り返しをしているため依頼を終えると物足りない気持ちになった

道具屋「じゃあこれが今回の分、次は毒消し草がなくなりそうだからまた頼むよ。ああそうそう・・・」

そんなことを考えていた時道具屋のじいさんが依頼の報酬を手に聞き慣れてしまった台詞を聞き小さい溜息を気付かれないように吐く
しかし今までその後に続く言葉を今まで聞いたことのなかった俺は気になって仕方がなかった

道具屋「勇者が酒場で魔王討伐の旅の仲間を募っている」


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諸君、狂いたまえ。 @ 2024/04/26(金) 22:00:04.52 ID:pApquyFx0
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少し暑くて少し寒くて @ 2024/04/25(木) 23:19:25.34 ID:dTqYP2V2O
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1714054765/

渾沌ゴア「それでもボクはアイツを殺す」 @ 2024/04/25(木) 22:46:29.10 ID:7GVnel7qo
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1714052788/

二次小説の面白そうなクロス設定 @ 2024/04/25(木) 21:47:22.48 ID:xRQGcEnv0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1714049241/

佐久間まゆ「犬系彼女を目指しますよぉ」 @ 2024/04/24(水) 22:44:08.58 ID:gulbWFtS0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713966248/

全レスする(´;ω;`)part56 ばばあ化気味 @ 2024/04/24(水) 20:10:08.44 ID:eOA82Cc3o
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1713957007/

君が望む永遠〜Latest Edition〜 @ 2024/04/24(水) 00:17:25.03 ID:IOyaeVgN0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1713885444/

笑えるな 君のせいだ @ 2024/04/23(火) 19:59:42.67 ID:pUs63Qd+0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1713869982/

2 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/10(金) 23:06:57.64 ID:VV5278qSO
ほう
3 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/06/10(金) 23:29:42.98 ID:uMeuZEe/0
戦士「!?それは本当か!」

その時の俺は少しばかり興奮していた。
その様子を見てじいさんは少し戸惑ったが

道具屋「ああ確かだよ、薬草買いに来たときなかなか仲間が見つからないとぼやいていたよ。
・・・そうだ戦士くん君が彼についていってみたらどうだい?」

戦士「いいのか?毒消し草なくなりそうだといっていただろ」

道具屋「旅をしていた君が4年も僕やこの街の人たちを手助けしてくれたんだ。
感謝しているし、はっきし言ってこのままここにいて欲しい・・・だけど、
ここの暮らしはだいぶ退屈になってきただろ、そろそろ旅にでたがってるのがわかる」


4 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/10(金) 23:35:51.58 ID:+COVwoJto
期待
5 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/06/10(金) 23:53:35.81 ID:uMeuZEe/0
戦士「…まあさっきの露骨な反応はしてなくてもそういう雰囲気は出していた気がする。」
戦士「・・・(道具屋のじいさんに看破されていたとは・・・もう少し気を付けるか)」

道具屋「それに腕が立つから勇者の仲間でもやっていけるだろう。
この街の外周に出てくる魔物は群れで襲われても傷一つつかず倒せるようだしね。」

戦士「4年相手していたらそれは普通だろ」

6 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/06/11(土) 00:18:40.78 ID:SDXfzZ3G0
じいさんは何か言おうとしたが言うのをやめてどこか呆れた顔をしていたがすぐ表情を戻し話を続ける

道具屋「まあそれはいいとして、旅を再開する理由としてはこれほどのものはないと思うよ
顔色も体の調子も話し方も雰囲気も初めてあった時とは見違えるほどだし・・・
他の人達に反対されることはないよ」

戦士「(あまり触れられたくないとこを・・・)」



7 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/11(土) 00:22:27.59 ID:SDXfzZ3G0
mhp3で炭鉱夫するんで続きは明日の昼飯食ってる時にやります

8 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) :2011/06/11(土) 01:13:23.48 ID:tjWppLad0
おつ
待ってる
9 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/06/11(土) 06:54:21.45 ID:VLMSPL3DO
無駄に長い文章
10 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]:2011/06/11(土) 10:17:33.80 ID:VqXg+KBAO
>>9
シンプルな会話形式のSSに慣れすぎてないか?

一度 小説(ラノベ以外)や新聞を読んでこい。バカタレ
11 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/11(土) 10:19:45.59 ID:buEid9+Lo
ペースは遅そうだけど、話は面白そうなので


支援
12 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/11(土) 13:53:00.51 ID:F1P7UCoIO
iPhoneから書き込みます。

俺はじいさんがこれ以上余計なことを言う前に話を遮り勇者の元に向かう事にした。

戦士「なら、俺がいなくても大丈夫そうだな。不安はあるが、さっそく勇者の元に向かおう。」

道具屋「そうかい、じゃあこれを持っていきなさい。」

そういうと手に持っていた報酬が入った袋を渡してきた。
・・・いつもより袋の中が膨らんでいるのでじいさんの顔をみると

道具屋「報酬と僕からのお礼だからきにしないで」

戦士「じいさん・・・有難う。」

礼を言い俺は道具屋を後にし勇者のいる酒場に向かう道中

戦士「・・・気になるな今回の報酬、勇者にあう前に見てみるか。」

俺は道の端に寄って袋を開けると中には

戦士「報酬金額の2000Gに各種薬草が5つか・・・5000Gぐらい期待してたんだが。」
13 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/11(土) 14:49:35.85 ID:F1P7UCoIO
酒場に入ると中には筋肉質のマスターの他に常連客数人と見慣れない旅人が4人それぞれが別々の席に座っていた。
だが、4人の誰もが仲間を募集しているという雰囲気はなく、誰かを待っているようだった。

戦士「マスター、勇者がここで仲間を募集していると聞いたんだが。来ているか?」

酒場店主「お、戦士お前さんもか?」

戦士「まあな、それで勇者は?」

そう言いながら俺はカウンター席に座りマスターは水が入ったグラスを俺の前に置きまたかよ、と言わん顔で口を開く

酒場店主「まだ来てねえ。勇者は人が集まり始める頃に来るから外をぶらつくなり、ここで酒飲むなりしてまってな。」

戦士「そうか、ならここでまたせて貰う。」
14 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/11(土) 15:15:49.42 ID:F1P7UCoIO
二時間後

戦士「人が多くなって来たな」

酒場店主「そろそろ来る頃だな、それはそうと注文h

戦士「水」

酒場店主「またか、いい加減水だけで居座るのやめろ。マジで」

呑めない訳じゃないが酒を飲んで勇者との旅・・・いや旅の口実を無くす真似はしたくなかった俺は水しか頼まなかった。

戦士「・・・(流石に二時間水だけは悪いと思いつまみを注文するか)」

ばつが悪い顔をしながら注文する品を選びマスターの顔をみるとマスターの視線は入り口に向けられていた。

酒場店主「戦士、やっと来たぜ」

戦士「」
15 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/11(土) 15:28:45.76 ID:F1P7UCoIO
続きは家に帰ってきてから書き込みます。
16 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/11(土) 18:12:56.53 ID:bOmop1rSO
うむ
17 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/12(日) 00:26:04.20 ID:9+6ZfX8a0
勇者「今日明日までにあと二人集まるか・・・」

マスターの視線の先の勇者がそんなことを口にしているようだった。
勇者の第一印象はどこか頼りなさげで、年齢は十代後半の中性的な顔の青n…
いやどっちだ?体格での性別の判断はマントでよくわからん、ただいい体格しているのは解るが…
俺はマスターの方に向き直し勇者の性別を聞く

戦士「マスター、どっちなんだ?」

酒場店主「どっち・・・?そりゃ今入ってきたやつだろ。」

そんなことは分かっている今一緒に見ただろ
興奮した俺は少し目に力をいれ口調を強め再度聞く

戦士「そうじゃない、どっちとは性別のことを聞いているんだ!どっちなんだマスター!」

マスターはなぜか訳が分からないと言った顔と呆れ顔を1、2度して口を開く

酒場店主「そ・・・そりゃ見たまんま男だろ!いくら女装しようが流し目でわかる!!戦士お前大丈夫か?」

戦士「…?なぜ心配されているか分からんが、マスターはすごいな俺は一目でどちらかわからなかった。」

何故かマスターの目が変わり「女じゃねえよ」と口が動く
何か違うような気がしたが質問には問題はなかったはずだし・・・
少しの間興奮した頭で考えるが問題はなかったという結論に至る


勇者「あの・・・」
18 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/12(日) 02:34:36.83 ID:9+6ZfX8a0
不意に勇者の方から男性にしては高い声で俺たち二人に話しかけてきたので視線を勇者に移す。
正直マスターの視線が痛かったから勇者に話しかけられたのは助かったと思いたかったが
勇者は不満を持った顔で二人を睨めつける。
そういえばなんで俺は勇者に話しかけられてるんだ?

勇者「こちらの顔を見て大声でいろいろ言われましたよね『女装』とか、はっきし言って迷惑です」

どうやら勇者は先程の俺たちのやり取りを全部ではないにせよ聞いていたようで特に「女装」に
腹を立てているようだ。
まあ水知らずの輩に言われていい気はしない
俺が言ったわけではないが謝って誤解を解くほうがいい
そう思って俺は口を開こうとしたときに

酒場店主「・・・え、あっと、こいつが勇者のお前さんの旅に同行したいて言って店に2時間待ってやがるから
お前さんが来たから教えてやったら・・・」

何故かマスターは少し間俺を見て視線を戻す。
なんだ?

酒場店主「いきなりこいつが俺の性別聞きやがるから女装しようがどうしようが男にしか見えねっていったんだ、
なんか勘違いさせて悪かったな。」

俺はマスターが何を言っているのかわからなかった。
19 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2011/06/12(日) 02:51:36.96 ID:5BGuBD0go
がんばれ
20 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/12(日) 03:49:26.75 ID:9+6ZfX8a0
勇者「・・・それでなんで相席されているんですか?戦士さん」

戦士「まだ誤解を解いただけで謝罪はしていないからな。」

数分程前にマスターの勘違いによる反応に腹を立たせた勇者に
マスターは自分の勘違いを俺の言葉足らずのせいにし自分は仕事があるからと
勇者と話をして自分の誤解を解けと俺にだけ聞こえるように言って逃げた。うぜぇ・・・
水しか頼まなかった嫌がらせか?

勇者「それはもう誤解だとわかったんでいいです。こちらも失礼しましたし謝らなくていいです。」

戦士「・・・」

俺は勇者に対して誤解は解けたが、目的の旅に同行の話が切り出せないでいた。
出そうにも勇者の刺すような視線で俺が躊躇してしまう。
21 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/12(日) 05:05:43.07 ID:9+6ZfX8a0
勇者「…あの戦士さん」

先程から指すような視線で見ていた勇者が視線を緩め改まって尋ねる。

勇者「先程から見た感じ、あなたは強いですよね?」

戦士「自惚れるほどの強さはないつもりだが。」

勇者「ですが弱くもなく未熟でもないですよね。」

戦士「・・・」

俺は自分で自分が強いと口にするのは気が引ける…強い訳がない
何が言いたいんだ?

勇者「…まだこの旅を始めて九日しかたってないんですがね。」

戦士「・・・」

勇者「最初の街で一緒に旅をしている僧侶さんとこの街に三日前に来たんですが、この辺に出てくる魔物に…」

戦士「…ちょっと待て」

勇者「なんですか?」

勇者はいきなり話を遮られてこれから言おうとしていたことを言わずに
断られるとでも思ったのか緊張していた。

戦士「そういう身の上話は後でいい。要件だけ言ってくれ。」

勇者は戦士に反論しようとしたが初めて声をかけた時から謝罪している時の戦士の
テンパった感じはどこにもなく雰囲気が変わった戦士に反論するのはやめた。

勇者「ああ、そうですよね。・・・戦士さん私の旅の仲間になってくれませんか?」
22 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/12(日) 05:10:07.17 ID:9+6ZfX8a0
眠いから寝る
23 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします() [sage]:2011/06/12(日) 05:30:33.10 ID:Piorq6ANo
>>22 乙!
24 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/06/13(月) 00:56:28.74 ID:nLsDebH10
・・・ぁっ・・・ィク・・・

戦士「しかし、ほんとに要件だけだったな。意気込みとか聞いてから言ってくると思ったんだが」


・・・パンッ・・・パン・・・

戦士「・・・」


俺は今宿にベッドで横になっている。

勇者のその後に続く言葉を待ったが黙っていたので俺は旅に同行することを伝え
あと一人旅の仲間を募集に付き添ったが仲間になろうとする者は俺の目から見ていなかった。
勇者もそれが分かったのかこの日の募集をやめ、明日酒場前で待ち合わせをし、
仲間の僧侶が休む宿に戻っていき、俺は近くにあった宿に泊まった。

戦士「・・・そういえばマスター勘違いしてたから結局性別わからなかったな、
まあ、今更どっちでもいいか。何気なく聞いて嫌な顔されるのが嫌でマスターに聞いただけだし
既に気まずいし・・・」

・・・パン・・・パン・・・アァッ・・・


戦士「・・・壁薄いなぁ、もう一時間以上も両側から聞こえてる気がする。」ボソ
25 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/13(月) 18:39:17.80 ID:iq4hTqqSO
いきなりエロ展開かと焦った
26 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/14(火) 17:18:23.82 ID:NPy9lgH/0
一方勇者は僧侶が待つ宿にて

勇者「僧侶ねてる?」ガチャ

僧侶♀「あ、勇者おかえり。仲間はどうでしたか?」

勇者「それがね・・・」

僧侶♀「ダメだったんですか。また」

勇者「いや一人男の戦士が仲間になったから、話は最後まで聞こうね。」

僧侶♀「あらぁ…それでその戦士の方は勇者から見てどんな方でした?」

勇者「その人酒場で2時間位仲間募集するのまってて…」

僧侶♀「やる気がおありですね、話を聞く分にはその方。」



戦士以外が視点の時は会話形式にしてみようと思います。
27 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/14(火) 17:43:44.37 ID:NPy9lgH/0
勇者「仲間になって下さいって言おうとしたとき、テンパっちゃって
なんでか挑発してて・・・」

僧侶♀「またですか、今回ダメだったら説教しようかと考えていたんですが。」

勇者「勘弁して、それで戦士の雰囲気が変わって『要件だけ言え』って言われてもう泣こうかなと思ってたけど、
我慢して仲間になってくれませんかっていたの」

僧侶♀「で、『仲間になると言われました』でよろしいですか?何か飽きてきましたよ。外見的特徴を勇者に聞いたつもりなのに」

勇者「ちょ、飽きるのはやいよ僧侶、戦士には明日酒場前で会えるから。」
28 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/14(火) 19:04:01.54 ID:NPy9lgH/0
僧侶♀「そろそろ疲れたので休みます。」

勇者「え…そう。じゃあおやすみ。」

酒場に行く前に二人で街の外の魔物と戦い修行をしていたが途中
僧侶の魔翌力が尽きてしまい、この宿に連れてきたのだった。

勇者「…(今日も無理させたしもうゆっくり休ませよう)」

29 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) :2011/06/14(火) 20:11:53.88 ID:ytRcrVJSo
再開した!
30 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/14(火) 20:39:51.69 ID:NPy9lgH/0
翌朝

窓から差し込む木漏れ日と
水紋に激しく打ち付けるかのような卑猥な音と
その行為に同調するかのようにきしめく天井と
欲望が満ち足りず互いに求め合う言葉
それに呼応するかのように
ベッドに横たわったその身を起こす。

戦士「・・・次は上の階か。 ・・・・・・・・・爆発しろ。








・・・ふぅ」


俺はシャワーを浴び身支度をし待ち合わせ場所に向かうことにした。
31 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/14(火) 20:44:04.33 ID:NPy9lgH/0
ちょっと休憩します
32 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/14(火) 20:51:54.52 ID:40LcB5qSO
うむ





ふう…
33 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2011/06/14(火) 20:52:21.38 ID:ytRcrVJSo
>>31
了解した!
34 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/14(火) 23:21:53.28 ID:NPy9lgH/0
酒場前につくと先についていた勇者と昨日話にチラリと出てきた僧侶が話をしていて
俺に気づいた勇者は俺に向かって手を振り、僧侶がこちらを見る。
俺は寝不足と怠惰感のため歩くペースを変えずふらつかないよう注意し勇者のもとに向かう。
歩くペースを変えない俺に対し、いらついた勇者は文句を言おうと顔を見てギョッと口にした。
リアクション芸人でも目指していたのだろうか?失礼だが顔が面白いと素直に思う。


勇者「ちょっと戦士さん、どうしたんですか!?昨日は寝てないんですか?」


戦士「昨日・・・爆砕しろと思ったな」


勇者「は…はぁ???? あの、なにがあったんですか?」


戦士「…泊まった宿で両方の部屋と上の階から・・・

(途中眠気に襲われ口頭による説明がめんどくさくなった俺は、
自分の手の中指を頭、人差し指と薬指を腕、親指と小指を足に見立て、
両手の中指の先を合わせからほかの指を昨日行われただろう行為を意識し交差させ、
手首を合わせ音を小刻みに鳴らした。
もちろんこの説明は勇者や僧侶にはしていない。)

・・・をされてな。」


勇者の顔は余計に分からないと困惑している。


勇者「意味が分からないですよ、それに別の部屋にいるのにそんな風に手を合わせてるの分かるわけ…のぞきですか?」


説明も無くやられても解らないのは分かる。即興で考えてあれほど直接的な説明はないのに、分かれ。
勇者にその知識がないなら責めないが、隣の僧侶は赤面して笑いをこらえているというのに…あと覗きは断じてしていない。
35 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/15(水) 00:23:50.56 ID:7JnoWo3S0
勇者「それはいいとして、戦士さんこちらが昨日話に少し出てきた僧侶さんです。」

そういうと勇者は僧侶に視線を向け、話を振られた僧侶はこほんと咳をし
気持ちを切り替えるため息を吸う。


僧侶♀「はじめまして戦士さん、私は僧侶♀というものです。」

そう言うと少し顔が緩み含み笑いになった。ツボだったのだろうか?

戦士「俺は昨日から勇者との旅に動向することになった戦士だ。
力になるように尽力するつもりだ。」

自己紹介と旅の意気込みをすると僧侶が表情をそのままに口を開く。

僧侶♀「勇者の話を聞いた限りでは、やる気のあるお方と
聞いていたのですが面白い方ですね。」

面白かったのか?あれが。
そんなことを考えているといきなり僧侶は表情を曇らせる。

僧侶♀「その反面体調管理が疎かですね。回復魔法をかけて差し上げるのでこちらにいらしてください。」

僧侶はそういうと詠唱をし始めようとしていた。

…だめだ、まだバレるわけには


そろそろ寝ます。
36 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/15(水) 07:41:27.04 ID:Fl/GShpSO
37 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2011/06/16(木) 00:29:12.75 ID:sCnAZkVPo
ぬうっ
38 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/16(木) 19:25:26.87 ID:s7rYKp7/0
戦士「いや気持ちだけで結構だ。これくらいなら眠気ざまし飲めばすぐに覚める。」

そういうと昨日じいさんから受け取った薬草を適当につかみ口に放り込む。
僧侶は詠唱をやめ「あ、それは…」と薬草を見て小さくつぶやくが、
もう遅い・・・眠気覚ましとは思えないクソ苦い味と臭いが口いっぱいに広がる。
どうやら毒消し草を飲んでしまったようだが眠気は覚めたがしばしの間、悶絶する。

僧侶♀「眠気は冷めたようで。ただ、なんの薬草か確かめたほうがよろしいですね。」

戦士「…そうだな、気をつける。」
39 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/16(木) 20:02:57.49 ID:s7rYKp7/0
口の中が苦くて仕方がないが眠気が覚めたため
僧侶がこれ以上回復魔法をしようとはしなかった。
とりあえず俺の秘密は守られたといえよう。

僧侶♀「戦士さん。」

俺がそんなことを考えていると僧侶が声をかけてきた。
ん、なんぞ?という表情で僧侶に顔を向ける。

僧侶♀「今は大丈夫でも眠気覚ましと間違えて毒消し草を食べているのですから、
気分が優れなくなりましたらいつでもお声をおかけになってください。」

と言い終えると心配した顔で僧侶に見つめられる俺。
そんなふうに見るな。昔のアイOOの犬のCMの曲が何故か頭に流れた。

勇者「戦士さん、戦士さんが来る前に僧侶さんに相談して決めた今日の予定を言いますね。」

勇者は俺の眠気が覚めたのを見計らい口を開く
まだ僧侶に返事をしていないのでもう少し待ってくれてもいいと思う。
40 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/16(木) 21:27:30.63 ID:s7rYKp7/0
勇者「とりあえず、昼まで街の外で魔物と戦い修行し、
酒場で昼飯を食べつつ仲間を募る。と昨日と同じことをします。」

戦士「昨日とおなじことをするのか?」

あれ?仲間募集していたの6、7時頃だったような気がするがその間何してたんだ?
と聞こうとしたが、僧侶を宿に運んでいたと言っていたのを思い出し口を閉じた。

勇者「ええ、では早速ですが行きましょう。」

戦士「それじゃあ勇者お前の実力を拝見させてもらうとしようか。」

街外周

僧侶♀「そういえば戦士さん槍と剣をお持ちになって要らしゃいますが
どちらをお使いになられるんですか?」

戦士「適材適所使い分けてと言いたいが最近は槍しか振るっていないな。」

勇者「しかし見た感じでは相当手入れが行き届いていますねその剣。思い入れがあるですね。」


4年前旅をやめるまで俺はこの剣を手に振るい続けた。
旅をやめ街に住んでから訪れた虚無感から剣を振るうのをやめた。
しかし手放すこともできず、今日の朝まで手入れしていた。
俺の始点であり、形作った、俺の剣。

戦士「…そんなものはない。」・・・ガサッ

勇者「あ、魔物が来た。みんな集中して!!」

41 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/16(木) 22:35:25.21 ID:s7rYKp7/0
魔物A「グモォッォオオオウゥウ!!」
魔物B「ゲッェアアオォオァン!」

魔物は目の前に3匹、威嚇している2匹の後ろに1匹注意深くこちらを観察している。
威嚇していた内の1匹Aが僧侶に向かってくる。

僧侶♀「キッ…キモ!」

勇者「!させるkッ!!ぐぅっ」ドサァア!!

戦士「勇者!」

僧侶に向かった魔物Aを止めようと走り出そうとした勇者の足に向かって
魔物Bが体当たりをしバランスを崩す。
そして魔物Bは魔物Aと共に僧侶に牙を向け飛び交う。

戦士「僧侶ッ!伏せろォッ!!」言うと同時に俺は僧侶の前に立ち
手にした槍を魔物の首を狙い薙ぎ払う。
42 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/16(木) 23:28:35.39 ID:s7rYKp7/0
魔物A「ギッ…」ボット、魔物B「メゴォッ!?」
1匹首から狙いが外れ体を吹き飛ばすと同時に甲高い鳴き声で
今まで様子を見ていた魔物Cが逃げる。
その後を魔物Bが追う。

勇者「なっ!待て!!」

戦士「待て、あれを追うな」

足がふらつきながらも逃げていく魔物を追うとした勇者を止める。
そのまま飛んでいきそうな雰囲気だったが俺の言葉に困惑したような顔で見返す勇者
話を聞かずに行ったら危ないところだった。

勇者「え・・・でも、ああもう逃げられちゃいましたよ!」

戦士「落ち着け、お前はそんな状態であの魔物の群れを相手にする気か?」

僧侶♀「え・・・群れですか?」

僧侶が地面に伏せた状態で顔を上げ聞いてくる。

戦士「あの魔物は2〜3匹で自分よりでかい獲物を威嚇し自分たちの縄張り近くまで
おびき寄せ獲物を20〜30匹で襲う。
たまにおびき寄せた獲物同士戦わせ疲弊したところを襲う狡猾な奴らだ。」

別に俺一人なら問題ないが今の戦いで勇者たちにはまだ早いと思う。
43 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/16(木) 23:29:39.41 ID:s7rYKp7/0
寝ます
44 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2011/06/16(木) 23:37:40.27 ID:sCnAZkVPo
乙!
45 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/19(日) 19:20:46.54 ID:wNR5i43SO
まだかい
46 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/06/19(日) 19:48:36.41 ID:sPuQVwjIO
pcがフリーズしたんでiPhoneから書き込みます。

僧侶♀「そうなんですか・・・ああ、それで・・・」

座ったままでいる僧侶の口振りから昨日の二人の様を容易に想像できた。
俺は勇者と僧侶の実力が大体分かったので実力がつくまで魔物からの攻撃から守ろうと思った。

ガサ

どうやら話を長くしすぎたようだ。話し声に引き寄せられた用に魔物が寄ってくる。

戦士「とりあえず、そうだな。あの魔物と戦おうか。深追いしないようにな勇者。」

勇者「また同じ魔物!言われなくても追いませんよ!」
47 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/19(日) 20:20:52.36 ID:sPuQVwjIO
昼食頃

勇者「はっ・・・はぁ・・・そろそろ街に戻りましょう・・・か」

戦いで疲労した勇者と回復魔法を普段より使って疲労した僧侶が息を上げていた。
俺?久しぶりの仲間との闘いで慣れている魔物にも手こずったがほぼ無傷。やっと身体が温まって来た所だったのだが・・・
勇者の一声に僧侶が思い出したかのように口を開く

僧侶♀「そう言えば、そろそ・・・いえ、もう昼・・・ですね。
戻りましょうか・・・ね?戦士さん。」
48 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/19(日) 20:47:26.01 ID:sPuQVwjIO
戦士「まあ、このまま続けても危険だしな」

僧侶の今にも吐きそうな顔で聞いてくるのでそう言うしかなかった。
街に戻るまである程度回復しているといいんだが・・・

勇者「・・・大丈夫僧侶?今日は昼食を食べれる?」

僧侶♀「昨日と比べればなんでもないですよ。」

昨日はどんだけひどかったんだ?

勇者「それじゃ、戻って昼飯食べに行きましょうか。」
49 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/19(日) 20:57:01.04 ID:sPuQVwjIO
休憩します
50 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/19(日) 23:59:12.10 ID:sPuQVwjIO
戦士「・・・(さっきまでの戦闘で勇者の戦いをみていて注意力が散漫、さらに勢いに任せてる節がある。僧侶は魔物に距離を詰めらられたら怯える・・・まあ、そんなに接近させてしまった俺の責任はあるが・・・)この2人の欠点を俺と肩を並べるまでに克服するのが今三人の中で一番腕の立つ俺の今後の課題か。」

勇者「い、いきなり考えごとを口に出してどうしたんですかぁ!?」

何時の間にか俺の思い付きと同じ程度の決意を口に出していたらしい。
自分で口に出しておいてなんだが小っ恥ずかしい事を言った気がする。
勇者の吹き出した顔を見ると尚更である。

僧侶♀「・・・一番腕の立つ俺の・・・」ボソ

ある程度回復したが今まで黙っていた僧侶の第一声が声色を真似た俺の先ほどの発言だった。
回復し切れてないのか所々聞こえなかったが・・・

戦士「・・・穴があったら入りたい」
51 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/20(月) 00:00:31.18 ID:1gmm9kUIO
戦士「・・・(さっきまでの戦闘で勇者の戦いをみていて注意力が散漫、さらに勢いに任せてる節がある。僧侶は魔物に距離を詰めらられたら怯える・・・まあ、そんなに接近させてしまった俺の責任はあるが・・・)この2人の欠点を俺と肩を並べるまでに克服するのが今三人の中で一番腕の立つ俺の今後の課題か。」

勇者「い、いきなり考えごとを口に出してどうしたんですかぁ!?」

何時の間にか俺の思い付きと同じ程度の決意を口に出していたらしい。
自分で口に出しておいてなんだが小っ恥ずかしい事を言った気がする。
勇者の吹き出した顔を見ると尚更である。

僧侶♀「・・・一番腕の立つ俺の・・・」ボソ

ある程度回復したが今まで黙っていた僧侶の第一声が声色を真似た俺の先ほどの発言だった。
回復し切れてないのか所々聞こえなかったが・・・

戦士「・・・穴があったら入りたい」
52 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/20(月) 00:00:58.46 ID:1gmm9kUIO
戦士「・・・(さっきまでの戦闘で勇者の戦いをみていて注意力が散漫、さらに勢いに任せてる節がある。僧侶は魔物に距離を詰めらられたら怯える・・・まあ、そんなに接近させてしまった俺の責任はあるが・・・)この2人の欠点を俺と肩を並べるまでに克服するのが今三人の中で一番腕の立つ俺の今後の課題か。」

勇者「い、いきなり考えごとを口に出してどうしたんですかぁ!?」

何時の間にか俺の思い付きと同じ程度の決意を口に出していたらしい。
自分で口に出しておいてなんだが小っ恥ずかしい事を言った気がする。
勇者の吹き出した顔を見ると尚更である。

僧侶♀「・・・一番腕の立つ俺の・・・」ボソ

ある程度回復したが今まで黙っていた僧侶の第一声が声色を真似た俺の先ほどの発言だった。
回復し切れてないのか所々聞こえなかったが・・・

戦士「・・・穴があったら入りたい」
53 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/20(月) 00:15:57.29 ID:1gmm9kUIO
あれ何か重複してる?
54 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/20(月) 01:05:26.59 ID:1gmm9kUIO
酒場に着くまでの間、いや、酒場で昼食を注文するまで
勇者は目が合うたびにニヤつき、僧侶は笑顔で俺をいじろうとする。
俺は旅に出る前に心が折れそうになった。

このままではきついので、仲間募集に話を移すか。


戦士「勇者、今日の募集でどんな奴を仲間にしたいんだ?」


声を掛けつつ俺は目に力をいれ勇者の目をみた。
勇者は目をみても特に反応はせず、右手で顎を掻き何か考えながら上を数秒みてからこちらを見つめ返す。
またニヤつかれると思ったがホッとした。


勇者「それなんですが、ん〜。
魔法使いの方がイイなぁと思ったんですが・・・」

何か言葉を選んでるのか間が空く

勇者「この街の魔法使いの方に
あらかた聞いて断られたんです。」

あまり聞いて欲しく無い内容の様で、
俯き左内頬を僅かに噛んでいた。



⁇?「勇者一行?あんたら?」


寝ます。
55 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします() [sage]:2011/06/20(月) 01:17:18.61 ID:SU9aOX8do
>>54 乙!
56 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/06/20(月) 04:40:41.60 ID:Nmqd+EqSo
乙した
57 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/20(月) 08:58:08.80 ID:DjTDmNoSO

エラーが出ても基本的に書き込まれてるから、一度確認してから書き込むことをオススメする
58 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長野県) [sage]:2011/06/20(月) 15:39:31.20 ID:qqovC59To
戦士はアンデットか何かか?
C
59 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/20(月) 15:48:18.30 ID:DjTDmNoSO
書いてる人はsageよりsagaがいいと思う

sagaを使うことで禁止ワードの変換を防げるから
60 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/06/20(月) 22:43:38.14 ID:UxfSysRL0
死ね

書けてるかな?
61 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/06/20(月) 22:47:01.17 ID:UxfSysRL0
おお書ける。アドバイスありです。
あと重複しないよう気を付けます。
62 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします() [sage]:2011/06/20(月) 23:12:18.51 ID:2/if/xNco
変換機能は色々あるよ

パー速機能覚書・テスト
ttp://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1300351822/
63 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/06/21(火) 01:33:23.44 ID:D2FBGZN60
勇者「ええそうですが…仲間募集でいらした人ですか?」


不意に声をかけられ恐る恐る返事をし様子を見る勇者
振り返ってみると昨日酒場に入ったときにいた普段見慣れない
旅人であろう女性がこちらをふてぶてしく見ていた。


???「その前に依頼を受けて欲しいんだけどぉ、いいかなぁ〜?」


僧侶♀「…なんでしょうか?」


???「あんたじゃなくて勇者に聞いてんだけど、まぁいいや。」


僧侶♀「!?…この…」ボソ


不快感を隠しつつ女性に依頼を聞こうとした僧侶にめんどくさそうに
答え返され口から不満を小さく漏らす。
それを気にも止めず話を進める女性。


魔法使い♀「あたしは最近ここに流れ着いた魔法使いよ。
旅の資金を貯めるために魔物の討伐の依頼を受けたんだけどぉ…
あいつら自分たちでも手に負えない厄介なの連れてきやがって依頼を
中断するはめになったの、それでその厄介なの倒すの手伝って欲しい
いいかなぁ、勇者さん・・・様のがいい?」


戦士「・・・ん?」

何故か俺の方を見て勇者と呼ぶ魔法使い

勇者「・・・」

・・・何故か視線が痛い


戦士のことはそのうち書くつもりです
じゃ寝ます。
64 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/06/21(火) 01:35:57.88 ID:he6M7SQN0
おやすみー
65 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/21(火) 03:54:01.72 ID:W4CDU2LSO
1日1レスなの?
66 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/06/21(火) 04:29:21.71 ID:rlZ2IhWZo
乙した
67 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸) [sage]:2011/06/21(火) 14:03:15.77 ID:xLOY4scAO
僧侶♂を出さないなら僧侶♀の表記は僧侶で良いかもしれない
68 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/22(水) 00:57:30.40 ID:0hUCKx7B0
今帰りました
書こうと思ったけど眠くて昨日のように
1レスだけになると思いやめます。
明日というか今日おきたらyります
69 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/06/22(水) 03:15:52.22 ID:v5DdWkDFo
無理せずに
70 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/06/22(水) 16:52:06.82 ID:0hUCKx7B0
やばい3時まで寝てた。それじゃ書きますね

戦士「勇者はコイツだ」

俺は魔法使いの勘違いか勇者と呼ばれたので本当の勇者を指差して否定した。
魔法使いは、あっそうといった感じの顔で気にもとめてなかった。

勇者「…依頼の手伝いでよろしいんですね。」

魔法使い「そうよ、・・・ああ、報酬の事が気になるのなら」

勇者「報酬はあなたの好きにしてください。」

魔法使い「そう。じゃあ、あんたらの食事が終わり次第行うか。」

勇者「ええ、そうしましょう。」

そう言うと勇者と魔法使いは何事もなかったかのように振舞った。
…俺個人としては披露が抜けてない中で依頼の手伝いは断って欲しかったんだが


71 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/06/22(水) 19:11:03.11 ID:0hUCKx7B0
昼食終了後俺たちは魔法使いに連れられ討伐目的の魔物のもとに向かっていた。
道中は勇者と魔法使いが先行し俺は殿を進んで申し出た。
先程のやり取りで勇者は俺が仲間になる前の雰囲気を出し魔法使いはそれを分かっていて気にしていない
険悪な雰囲気だったんで俺は僧侶に話しかけてみる

戦士「少しいいか僧侶。」

僧侶「あら、なんですの?ケガでもいたしましたか?」

戦士「そうじゃない、あの二人の間の空気なんとかならないか?」

僧侶「無理ですね。魔法使いさん次第です。」

戦士「即答だな」

僧侶「勇者は嫌な方でも認められるところを見つけたら
もう嫌なところを気にせず付き合いをする方ですから。もちろん限度はありますよ。」

そう付け足すと僧侶が俺の隣に並んで歩く
今の僧侶の発言だと俺も仲間になるとき何か認めさせたのだろうか?
何も思い当たらないが・・・

戦士「それでも今のままでは気まずいぞ。」
72 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/06/22(水) 19:38:02.00 ID:0hUCKx7B0
魔法使い「そろそろかな」

気だるそうに応える魔法使い

勇者「その割に警戒してないですね。」

魔法使い「そりゃそうでしょ、ここいらの魔物はあいつに見つかるの恐れて
人を襲うのやめて隠れてんだ。警戒するだけ無駄。まあ、あいつが近づいたら
嫌でも臭いでわかる。」

魔法使いの言うことは納得したくないが納得せざるおえないだろう。
数年この地で生活し、その周辺に現れる魔物のことに詳しく自分より注意力のある
戦士が僧侶と会話できると判断するほど静かなのだ。

勇者「臭い・・・そろそろどんな魔物なのか教えてくれませんか?」

魔法使い「? 言ってなかった?巨大なスライムみたいにドロドロのゾンビよ」

73 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/06/22(水) 19:57:23.16 ID:0hUCKx7B0
戦士「ん?勇者が手招きしている。」

僧侶「着いたんでしょうか。」

勇者がこちらに早く来いと言わんばかりに手を振っているので
足早に近づく俺と僧侶の二人。
俺たちが着くと魔法使いが「きたね、そんじゃ」と言う
何か説明があるのだろうか。


魔法使い「魔物の特徴を教えるの忘れてたぽいんで
今言うねぇ。巨大なスライム状のゾンビ。デカイ、臭い
以上。」

アバウトにも程がある。
74 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage ]:2011/06/22(水) 20:05:35.93 ID:GpBLZdSM0
乙です。
75 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/06/22(水) 20:26:05.57 ID:0hUCKx7B0
スライム状のゾンビか・・・確かこの付近では一、二度だが相手をしたことがある。
体長は150cm程度で倒した敵の亡骸をスライム状の体内に取り込みスライム状になるまで
腐敗させ体の修復または巨大化に使う奴だ。

手こずったが原型を保てないほどの攻撃、また火炎魔法を与えれば倒せるやつだ。

戦士「1、2度相手にしたことがあるなその魔物、そのどちらも巨大ではなかったが」

魔法使い「そう、なら助かったかも。戦士はあいつをあたしが詠唱が終わるまで
近づけさせないで、僧侶は回復魔法を、勇者は私の詠唱が終わるまでの間戦士と
僧侶の補助。」


休憩します
76 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) :2011/06/22(水) 20:32:12.82 ID:TJ2WddsEo
支援乙
77 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/22(水) 21:22:39.53 ID:YM+xOYLSO
うむ
78 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/06/22(水) 23:01:54.06 ID:0hUCKx7B0
魔法使い「で、いいかなぁ?」

一通り魔物の特徴と俺たちの立ち回りを説明し、質問がないか聞いてくる。
魔法使いの説明する様子は会った時と変わらないものだった。

戦士「質問いいか?」

魔法使い「なんだろ?役割に不満があるの戦士?」

戦士「それはない。ただ、お前はどんな魔法を使うんだ。」

魔法使い「ん?」

質問の意味が分からないといった感じで魔法使いは聞き返す。

戦士「ここに来るまで魔物に合わなかったからな。お前がどんな魔法を使うのか知りたい。
火炎魔法や雷魔法ならある程度距離を取らなければ被害が…」

魔法使い「霧だよ。霧と霜」

戦士・僧侶「・・・え」

79 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/22(水) 23:03:28.02 ID:0hUCKx7B0
今日はここまでです
80 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/22(水) 23:21:37.06 ID:YM+xOYLSO
ふむ乙
81 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2011/06/22(水) 23:23:20.10 ID:TJ2WddsEo
いつもいい所で終わるな〜
82 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/23(木) 05:16:38.15 ID:OTULyNBIO
おつ
sage sagaっていれると両方効力あるからね
83 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/06/24(金) 19:59:57.87 ID:y0/HOGog0
魔法使い「ゾンビには炎とかがいいんだけど、あたしには専門外だから使えないし、それ…」

魔法使いが何か言おうとして口を閉じたと同時に腐臭が鼻腔を貫く。
様々の、新しくできたモノや、長時間時間をかけたモノ、元からそうだったモノ
そのどれもが粗雑に混ざった臭いだった。
俺はその臭気を漂わす、元凶の方向に振り返る。

魔法使い「…それに、使えたとしてあんなにデカいと爆発して巻沿い食らうよ
勇者、戦士…来たよ。さっき言ったとおり動いて。」

戦士「・・・?・・・!」

勇者「・・・デカい・・・」

振り返った先にいるであろうスライム状ゾンビの姿を視認し俺はあろうことか
理解が追いつかずあっけにとられ、俺に釣られ振り返った勇者が魔物を見て
口から漏らした一言でようやく理解し、驚愕する。

戦士「目測で全長6・・・いや7mか?高さが2m超えてるな・・・(゜д゜)」

僧侶「の、のの呑気に、そっそ・・・そんなことお、おぉ」

お前は落ち着け僧侶、ビビりすぎてかみすぎで何を言おうとしているのかわからん。

84 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/06/24(金) 21:27:31.11 ID:y0/HOGog0
スライム状のゾンビはまだこちらには気がついてないようで接近してくる様子がない

魔法使い「・・・やめよっか。」


そんな俺たちを見てそんな言葉を言う魔法使い


勇者「!?」

戦士「いきなり何を…!?」

魔法使い「詳しく言わなかったのもあるけど、無理させるわけにもいかないし、
そんな状態なったら足でまといだしね。一度出直してあたし一人でやるから。」


あきれ果てた顔をする魔法使いの口から思ってもないような言葉が出し
あの魔物を一人で相手をするという彼女に勇者が静かに聞く。


勇者「・・・何を言ってるんですか?」

魔法使い「あいつが追って来ないよう霧で目くらましするから早く…」


その勇者の質問をあえて無視し俺たちを逃がそうとする方向には足を進める魔法使い


勇者「何を言ってるんだお前!」ガシィッ

魔法使い「!?」

勇者「戻った間にでにあの魔物が街に向かったらどうする!?
そうじゃなくてもまた見つけるのが困難になり、見つかるまで犠牲者が何人出る!!
勝手なことを言うな!!」

僧侶「勇者!落ち着いてください。その手を離して」


魔法使いの首に掴み掛り魔法使いの勝手な発言に対して声を荒らげ怒りをあらわにする勇者
それを止めようと勇者をなだめる僧侶とその勇者の手を話そうと声を上げず必死にもがく
魔法使い、そんな中俺は魔物の方を向いた。気づかれているようだが様子を見ているのか動きがない。
こんな時に魔物に襲われるのは馬鹿らしいから俺が止めるか。


戦士「そろそろ落ち着けこのバカチンが」ガッ!

勇者「ごッ!!」
85 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/06/24(金) 21:44:05.17 ID:y0/HOGog0
訂正 手を話そうと×⇒手を離そうと
86 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2011/06/24(金) 21:54:00.20 ID:9b3e0f2Bo
来てた!
87 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/06/24(金) 23:18:31.64 ID:y0/HOGog0
魔法使い「か…ッひ!…はぁ…はぁ」

僧侶「魔法使いさん大丈夫ですか?戦士さんと勇者二人とも暴力はやめてください!」


俺に不意に頭を小突かれ魔法使いを離してしまい。不満気にこちらを振り向く勇者


勇者「バカチンって…なにすんですか!?」

戦士「後にしろ、奴はこちらに気づき様子を見ている。
このまま続け、奴に襲われてもいいなら続けろ。嫌なら迎え撃つ準備を急げ!」

勇者「な!!」


そう言うと勇者は魔法使いには目もくれず魔物の方に向き直し剣を抜き、盾を構える。
そして俺は、魔法使いに視線を移す。

魔法使いはその場で座り込み息を整えていてその傍らに僧侶が心配気に背中をさすっていた。


魔法使い「…もういいから。準備してて」

僧侶「ですが・・・。 ・・・わかりました。」


背中をさすっていた僧侶に準備を促す魔法使い
それでも心配した僧侶は寄り添うが魔法使いにもういいと手で押しのけ拒否され
引き下がり、僧侶はその場を立ち上がる。
魔法使いは首に手を当て立ち上がろうとしているときに俺は声をかける。


戦士「魔法使い、お前の判断は間違えていない。敵前であんな状態に落ちいった者は
何もできず殺され仲間の足を引っ張るだけだ。それでは勝ち目などない。」

魔法使い「・・・」


顔を下に表情を見られないようにしているが話は聞いているようだな。


戦士「だがな、勇者が言ったようにあれが街に襲いに来る
可能性がある以上ここで引くわけにはいかない。」

魔法使い「…あたしが一人で食い止めるから、あんたらは街で応援を呼ん…」


魔法使いが目を赤く充血した顔を上げ囮になるから応援読んで来いという
無理だってことを教えてやるか・・・

戦士「あの街は魔王が戦争を仕掛けた時とそれ以降も魔物の被害がない街でな、
ここいらの魔物を倒す出来る奴は数人とたまたま寄った旅人の一部だけで、
その上、街の魔物の襲撃に備えた守りは、いっちゃなんだが粗末なもんだ。
だから、応援に期待はするな。・・・それに」

魔法使い「…?」
88 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/06/24(金) 23:36:46.12 ID:y0/HOGog0
戦士「あの街の人たちには世話になったからな、せめての恩返しにあれを倒す。」


もっともあんな巨大な魔物と一人で対峙した経験はない。全長3mがせいぜいだ。
その上、勇者と僧侶は万全でない上に未熟、いくらなんでも部が悪い。


魔法使い「…そうなんだ。」


そう言うと下を見ている魔法使い


戦士「・・・ん?泣いてんのかお前?」

魔法使い「!?うッうるさい!さっさと準備しろ!」


89 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/06/25(土) 00:20:37.13 ID:wVAfipDGo
ワクワクがとまらない
90 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/06/25(土) 00:30:54.82 ID:kJRTXUsW0
俺は魔法使いに尻を蹴られながら魔物を監視している勇者と僧侶のもとに行く、
そろそろ蹴るのやめてくれその手の趣味に目覚めたらどうする。
・・・いいかもな、それも。


戦士「動きはあったか?二人とも」

勇者「いや、動きはないですよ。ただ、こちらに向かって一部揺らいでいます」


勇者はこちらを見もせずに注意を魔物に向けたまま返事をする。


戦士「そうか、俺たちの作戦は魔法使いが言ったとおりで行く。
が・・・注意を惹きつけるため俺は一人であいつに攻撃しに行く。」

魔法使い「ちょっと、何を・・・」

戦士「見てわかるようにあいつに目はない、いや感覚器自体がないがこちらの位置を
何故か把握している。奴はおそらく魔力でこちらを知覚しているようだ。」

僧侶「言われてみればそうみたいですね、あの一部分揺れているところに
魔力の放出をわずかに感じられます。」

戦士「そんな中、魔法の詠唱をすれば奴はこちらに来る。
妨害する俺や勇者など気にもせずお前の元に詠唱を続けるお前に…」

魔法使い「ッ…」

戦士「それで・・・」

勇者「それで、私とある程度の時間攻撃をし注意を向けてから
魔法使いさんに詠唱を始めてもらうんですね。」


俺が言おうとしたとき割り込みその後に続く言葉を言う勇者。
あれ・・・?このやろう!何か違うことを言いやがった。

戦士「いや、勇者お前は俺が奴を攻撃してる間、奴の間合いを見定めろ。」
91 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/06/25(土) 00:55:51.92 ID:kJRTXUsW0
戦士「お前と僧侶はまだ未熟で万全ではない以上無理はさせる気はない、
俺が攻撃している間、間合いを見定めろ、そして奴の間合いのギリギリの所で
詠唱を始めた魔法使いと僧侶に向かう攻撃を防げ。」

勇者「それでも一人で行くのは…」

納得がいかない勇者は食らいつくが勇者の肩に手を乗せ目を見て

戦士「二人を頼んだ。」勇者「・・・ッ」


それ以上勇者は何も言わなかった。


戦士「それじゃ、行くからな。」

魔法使い「待って。」


かっこつけて魔物の元に行こうとしたところを魔法使いに止められる。


魔法使い「…突きは抜き取れなくなるから、あと詠唱が終わるまでの2分半…気を付けて」

戦士「2分半か・・・、十分だ。
あと、気を使ってくれてありがとな。」


俺は、そう言い残しさっさと待ち続ける魔物に向かう


僧侶「魔法使いさん、少しいいですか?」

魔法使い「・・・なに?」
92 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/06/25(土) 01:43:42.32 ID:kJRTXUsW0
戦士が魔物に向かってる間に魔法使いに話しかける僧侶

僧侶「あちらで戦士さんとお話になられてたこと聞くつもりは無かったのですが
聞こえてしまったもので、私からも一言いいでしょうか魔法使いさん。」

魔法使い「…いいよ、なにかな。」

僧侶「私と勇者はあの方が言うとおり未熟で目も当てられないほど頼りないです。」

魔法使い「そうだね、否定しないよ。」

僧侶「…直で言われるときついですね。」

魔法使い「・・・それで何が言いたいの?」

僧侶「それは出会った時から、魔法使いさんと初めて会った時から、
そんな雰囲気を出されて、はっきし言いますと自分の不甲斐なさで腹が立ちました。」

魔法使い「・・・」

僧侶「それで、あなたにも腹が立っているんですよ。
あなたにとって私たちと仲間として行動するのはこれで最後かもしれないし、
あなたにとって私たちは・・・いや自分のこともどうでもいいのかもしれないから
自分一人で囮をしようなどと言ったんですか?」

魔法使い「違うッ!!」

僧侶「だったら二度と自己犠牲なんて馬鹿みたいなことしないでください!!
あなたが囮になって誰があなたを助けるというんですか!?誰が助かるというんですか!?
そんなのは自己満足ですよ。あなたにとってはそれでいいかもしれない
でも、私には見捨てることはできないんです。」

魔法使い「あたしは…」
93 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/06/25(土) 01:56:46.17 ID:kJRTXUsW0
僧侶「今はまだ頼りないですが、いつか必ず貴方にも戦士さんにも認められるように
勇者と共に精進しますので、この戦いの間だけでも私たちを信じて頼ってください。
・・・長々とすみません一言と言っておきながら。」

魔法使い「…うん、わかった」

僧侶「そうですか、よかったです。」




勇者「・・・」






一方戦士は

戦士「やべぇ・・・2分半とか、マジやべぇ
・・・アアッ!実質それ以上時間稼がないと・・・
うぅッ!その上怪我しないようにしないとバレるぞ!!」

絶望していた。


寝ます
94 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/06/25(土) 02:08:34.37 ID:wVAfipDGo
乙したああああ
95 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/25(土) 12:07:14.61 ID:t4HpHsBIO
今見返したら、勇者が魔物の様子見にその場を離れるとことか、いろいろ抜けてた。
注意してたのにやらかしてしまった。
96 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/06/25(土) 21:17:33.57 ID:kJRTXUsW0
戦士「・・・そんなこと言ってる間に槍の間合いまで
あと大股で3歩のところに来てしまった・・・
仕方がない、もうここまで来た以上、派手な一撃を決める。」

こいつの注意は俺ではなく後方の3人に向けられているのか
揺れ蠢き膨れ上がった一部分の中心点が俺から少し外れている。
今、今だ。攻撃をするなら。


戦士「…スゥ・・・フゥ・・・スゥ・・・ゥゥゥウウウ」ヒュッ…ヒュン…ヒュンヒュン


息を整えつつ手にした槍を徐々に勢いをつけて回す。

戦士「…(まだだ、もっと勢いがいる。)」ブン ブン ブンブンブンブブブブ…

戦士「…ッ!!」ダッ

俺は回転速度が十分な速度に達したと感じたと同時に息を止め、
手にした槍を片手で回しつつ、一歩一歩、反時計回りに身を翻しつつ歩を進める。
そして槍の間合いに入った刹那


戦士「シィィァッ!!!」


回転により得られた推進力をのせられた槍は魔物のその体躯の元に馳せる
97 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/06/25(土) 21:38:52.45 ID:kJRTXUsW0
魔物(ス)「」ボギョォオッ!!!

戦士[!!」

魔法使いの忠告を無視した、渾身の一撃で人の頭1〜3個分の穴が開き
槍が抜き取られなくなることはなかった。
それを見たおれ自身この結果に驚きが隠せない。


・・・が


魔物(ス)「」ポヨォ〜〜〜〜ン…プルンプルン

戦士「おわ!?」ドサ


その体躯が大きな波を打ち開いた穴が塞がると同時に槍がはじかれ
俺の身体ごと後方に吹き飛ばされる。


戦士「・・・っぐう、わかってはいたんだがな。」

魔物(ス)[グボッグボボボ」ボコボコ

戦士[注意がこちらに向いたか・・・]

98 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/06/25(土) 22:21:15.38 ID:kJRTXUsW0
その場を立ち上がると先ほどとはうって違いこちらに注意を向けてくる魔物

戦士「さて、攻撃が無意味といううのは分かった。
次はお前の間合いを教えてもらおうか?」ガシ

手にした槍を握り直し攻撃に身構える。

魔物(ス)「」   


バシュッ


ノーモーションからの体液を砲丸の玉の様に飛ばすが遅い。
反応できない速度ではないし払うか

戦士「フッ・・・っな!!」ドシャァ


体液と思ったそれは奴の体の一部で重く払いきれず直撃し
身体にまとわりつく

戦士「不覚。だがまだだ!」

バシュ

シュバッバッ

そんなことを言ってる間にまた体の一部を三つ飛ばす
一番接近している体液は初弾と同じで払うのは無理だ。
こちらは無視して後弾の2つはなんとか払えるという大きさだ。
この2つを払う

戦士「うらッ!!」バシュシュ

ボォォォン・・・ バチャーン

向かってきた3つの玉の内2つは槍で払い両断
そして残る1つは後方6mの位置で地面に着きバウンドしていた。
…両断した二つの球は液化して元の体のようにスライム状にはなる様子はない。

戦士「これならまd・・・が!!」

99 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/06/25(土) 22:53:41.07 ID:kJRTXUsW0
僧侶「戦士さん!!にg・・あぁあァあ!!」

それは僧侶の悲鳴と同時か若干早く襲われる。
突然後ろから地面に叩きつけられ槍を持つ右腕を固定され
そのまま魔物がいる方向に引きづられる間右腕が焼き付くような激痛に襲われる

戦士「がぁ・・ぁぁああ!!」



魔法使い「後ろに飛ばされた体の一部が戦士を取り込んで体に戻ろうとしているなんて」

その様子を見ていた魔法使いも絶望し、助けに行こうと動こうとしたとき

勇者「詠唱を始めてください!私が行く」

魔法使い「・・・ちょっ・・・ッ」

それを静止し戦士のもとに向かう勇者

勇者「…やっぱり一人でいかせるんじゃなかった」



理解が追いつかない、何が、何が起こっている!
そして徐々に近づく魔物の変化に気づく
さきほど近づいたときには見えなかった
今までに取り込み消化しきれていない魔物の亡骸が
一点に集中して露になっている。


戦士「まずい・・・なんか来る」

100 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/06/25(土) 23:20:07.54 ID:kJRTXUsW0
勇者「戦士さん今行きます!!」

戦士「ッカ野郎今くるな!!」

今まさに何かをしてくるという時に…
今分かっている魔物の攻撃範囲に勇者が足を踏み入れようとしている。

戦士「(俺を助けようとして…、
…落ち着け今俺の身に起きている状況を把握しろ)」

・・・どうやら後方に落ちた玉に右腕を取り込まれ魔物に向かって一直線のようだ。
もがいた程度ではどうしようもない。
このままでは、俺は取り込まれ、勇者は奴の攻撃にさらされる。

打開策を早急に出さなければ・・・


今日はここまでです。
101 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長野県) [sage]:2011/06/25(土) 23:47:09.90 ID:JfnfY/qAo
C
102 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/06/26(日) 02:21:42.69 ID:h1VtFaKJo
ぐぬぬ。いいとこで乙した
103 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/26(日) 11:50:17.54 ID:g5rlC9SSO
個人的に投下時>>1に上げてもらえると嬉しい


104 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/06/28(火) 00:52:43.60 ID:tBMjwM0Z0
勇者が戦士の元に向いその場を離れその後を僧侶が追うが
数歩進んだところでこちらを振り向いた。


僧侶「私は間合いのギリギリ外れる所まで近づいて二人の援護に行きます。
魔法使いさん、魔法…お願いいたしますね。」

魔法使い「・・・にて・・・を仇名す・・・(言われなくても、分かってるって)」コクン


あたしはさっさと行けと言うような感じで1度首を縦にふり詠唱を続け、
それを見た見た僧侶は一言「それでは」と言い残しその場を離れ勇者を追う。


僧侶「あの魔物は魔力を感知しているのなら、
戦士さんが本体に取込まれるのを送らせれるかもしれません・・・」


あたしは詠唱を続けつつも戦況をみる。
戦士は…詠唱が終わるまで持ちそうにない。
…詠唱の途中でも戦士の右腕を取り込んだ分身なら・・・


魔法使い「・・・静かなる・・・(・・・ダメ、戦士もろともになる)」


出来るならとうにやってる、今の中途半端な所でもあの分身を
干上がらす事はできるほど詠唱を進めているが、
当然のことだが、そんな威力の魔法を人が受ければ想像は容易い。
それに、これは本体を倒すために使われる魔法で詠唱を終えるまでの間
囮を申出た戦士の頑張りを無にする。


魔法使い「・・・を戒めん・・・(!? 何?今迄になかったのに屍が一点に…
不味い… 戦士と、アッ、勇者が、 …でも、それでも)」


詠唱を中断し戦士を助けるか悩む中、過去に犯した過ちが脳裏に浮かぶ。
かつて魔物の討伐で錯乱した状態で上級氷魔法を唱え危機を脱しようとしたが
たやすく氷塊は砕かれ退路を断たれ討伐に参加した仲間を全滅に追いやってしまったことを


魔法使い「・・・(あ、あたしは)」
105 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/06/28(火) 01:20:37.62 ID:tBMjwM0Z0


 「私たちを信じて頼ってください。」




魔法使い「・・・(!)」


詠唱をするのを忘れいつの間にか沈黙してしまっていた。
沈黙した時間は息継ぎする程度ほどしかたっていないが感覚的には数十分も浪費していた。
僧侶の言った言葉が出てこなければ本当に時間を浪費していただろう。
集中のするため顔を平手で叩く。


魔法使い「・・・(おちつけあたし)」パシン

魔法使い「・・・濃煙の・・・(もう二度とあんな無様な真似はしない…
戦士は戦士自身か勇者に任せておけばいい、あたしはあれを倒すことだけ考えればいい。
あたしから戦士は、助けない。 同じ過ちを繰り返さないためにも。)」




寝ます
106 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/06/28(火) 02:41:28.81 ID:d3fYhBOXo
乙した!
107 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/28(火) 06:45:16.92 ID:CYzFTv+IO
>>104訂正
僧侶「送らせれるかも」 ×
僧侶「遅らせれるかも」◎
108 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/28(火) 07:53:29.47 ID:dTMwprNSO
そういや地の文は戦士だけって言ってなかったか?
109 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/28(火) 08:40:11.05 ID:CYzFTv+IO
・・・普通に忘れてた。
110 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/06/28(火) 08:45:28.17 ID:d3fYhBOXo
どんまい
111 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/28(火) 17:40:20.61 ID:dTMwprNSO
>>109
ワロタwwwwww

まあやりやすいように
112 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/06/28(火) 23:04:11.82 ID:tBMjwM0Z0
勇者「な!?邪魔をするな!?」ザシュッ


間合いに入った勇者は本体から新たに飛ばされた分身の玉を
相手にし俺のもとに着くにはしばらく時間がかかるだろう。
それまでに脱出し、勇者を間合いから出さなければ、
今まさに何かをしようとしている本体の餌食になりかねん。


戦士「…槍の穂先は……出ている。
…取り外して、いちかばちか……グゥァッ…脱出を」ズゥザァ〜…


引きずられつつも俺は槍の穂先を取り外して右腕を取り込む分身を切り裂こうと
左手を穂先に伸ばす。
しかし


戦士「!!身体が…頭から吸い寄せられる!!」


穂先に左手が触れたとたん今まではなんとも…そんな反応なかったのに…なぜ今になって
…全身に浴び、まとわりつく分身の体液が今になって右腕を固定している分身と飲み込みながら
結合しようとしている。


勇者「戦士さん!…戦士!!」
113 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/06/28(火) 23:15:14.96 ID:tBMjwM0Z0
訂正:()の部分が抜けてました。
固定している分身と(共に俺を)飲み込みながら
114 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/06/28(火) 23:46:35.07 ID:tBMjwM0Z0
ガボッコッポォ  「s…ん! …戦…i…!」 ……シューボコッボコォ


戦士「……! …(飲み込まr…痛ッ……ぅ…うぉえぁあ!!)」ガポォッ


数多もの亡骸から生まれた魔物の身体に頭から飲み込まれ
包み込みながら俺の皮膚が穏やかに時間をかけて腐敗させられていく真下
今まで我慢、いや心の片隅に放り投げた嘔吐感がこみ上げる。

 「…m…助け… aす…  aら!…死  ないで!!」

   「勇…! くし aや…n t u意を  」

戦士「(何か聞こえるけ…ォごおっ…それどころじゃ…息もやばい)」

戦士「(吐き気… と意識が…もう……我慢…)」
115 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/06/29(水) 01:08:06.87 ID:6Eqf1YkQ0



戦士「・・・!(痛・・・・・・・ってぇええェぁあァおお)」

吐き気に負け吐き出そうとしたが圧力が凄まじく逆に押し返され
体液が口内にわずかに入りさらなる嘔吐感とともに激痛が鈍く舌などを貫き
気絶することを許さない。

このままでは、拷問の如き責苦を受け窒息するか、
溺れるか、溺れる前に内から腐敗するかだ。それらに選択肢はない。
もうまもなく俺に訪れる一つの未来だ。


戦士「…ガッ…(俺は強くなどないのだ…それなのにこんな真似を…
せめて今勇者を逃がすことだけでも…できれば)」


この戦いに負ければ俺は当然だが、ほかの3人いや、街の人々も・・・
負けるわけには…


戦士「(…この戦いに誰かが欠ければ最初から勝算などない、
魔法使いの作戦を聞いて彼奴の魔法ではあの本体を倒しきることはできない。
本人がそれを言い淀んだ事から、分かっていたのに…
あの後に続く言葉はどうせ俺と勇者に止めを刺させるように言うつもりだったんだろうな)」

戦士「…」


どのみち、本体を倒すにしろ戦いをやめ逃避するにせよ現状を打開しなければならない
このまま捕われていては勇者は俺を助けるためこの場を動かない。
俺を助けられなければこの勇者は今まで共に戦ってきた経験からすると怒りをぶつけ
自分が死ぬまで攻撃をやめないだろう
その間に僧侶と魔法使いは死んでいるかもな・・・

・・・させるわけにはいかない


戦士「(現状切り開くには…昔の俺は、俺ならどうした!?)」




昔・・・の?


ある・・・ まだある 

未だに手放すことを未練がましく
だが、使うことを躊躇うものが
116 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/29(水) 01:11:01.05 ID:6Eqf1YkQ0
寝ます
117 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/29(水) 01:13:38.03 ID:4RavfFFTo
118 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/29(水) 02:14:02.71 ID:MyN18/3SO
119 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/29(水) 03:52:39.46 ID:p4M/A1OIO
これは期待
120 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/06/30(木) 17:49:08.71 ID:v10hIVOD0
自由が利かない中俺は腰にかけていた剣に手をかけようともがく
残された俺にできる手はこれしかない

戦士「(あと、少し抜くことさえできれば…)」グッグ・・・グ

ググ・・・

戦士「(届いた!!)」
バシャーン

戦士「グ・・・ッハァ!!」

柄に手をかけたと同時に水風船が地面に叩きつけられたような音と共に
俺は空中に身を投げ出されていた。

ドサ

戦士「…ゲェホァ!!(あ…れ、何が…まだ抜いてないぞ)…!?」

地面に叩きつけられた今の状況に理解が追いつかない中
誰かが俺に手を差し出している。


勇者「もうだめかと思いましたよ。戦えるなら立ってください。
まだ、終わってませんから。」


まさか…、まさか勇者が…俺を助けたのか?
121 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/30(木) 18:30:52.69 ID:qqwrUdYIO
来てたー!
いつでも待ってるから頑張ってくだされ
122 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/06/30(木) 19:02:22.56 ID:v10hIVOD0
戦士が飲み込まれた時まで遡る

勇者「戦士さん!…戦士!! クソォ邪魔だぁあ!!」ブンッ!!

魔物(分)A「」ひょい…プルルン

魔物(分)B「」ぽよ〜ん…ドン!!

勇者「ぐ・・・」バシン

勇者「(盾で防いだのに響く…、こんなの相手してる間にも戦士は…)」

勇者「今すぐに助けますから!!死なないでください戦士!!」

魔物(分)A「」ドン!!

勇者「あ!かはぁ(もろに入った、不味い!)」


僧侶「回復魔法(小)!!」

勇者「…!? 僧侶なんで!」

僧侶「わたく・・・私だけ何もしないわけにはいきません」

123 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/06/30(木) 19:33:50.95 ID:v10hIVOD0
魔物(分)A・魔物(分)B「・・・」ぷるぷる

魔物(戦士取込)「」ピタッ・・・プルル

勇者「ハッ!(注意が僧侶に向いた!)バカ!!すぐに離れ…」

僧侶「勇者!!今です!私が注意を引きつけてる間に戦士さんの救出を早く!!
動きを止めてる今しかチャンスはないですよ!!」

勇者「…え(分身2体は僧侶の魔力に惹きつけられるかのように向かっていき
戦士を取り組んだ分身も他の2体と同様に反応しているが…戦士を本体に持っていくか
悩んでるようでその場を動かない)」


勇者「…僧侶、ごめん」ダッ

僧侶「謝らなくて結構ですよ、さてと、これ以上後退すると魔法使いさんの
魔力に反応してしまいますから、風の魔法で適度に押し返さなければいけませんね。」


魔物(ス)「…パキ」メシリ
124 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/06/30(木) 21:45:32.25 ID:v10hIVOD0
勇者「(戦士はまだ大丈夫かな)」チラ

戦士「」ジタバタ

勇者「(よかった、まだ生きてる。)…だけど
あの足のバタツキは急いだほうがいい」ボソ


魔物(ス)「パシ・・・!」メキメキ



勇者「戦士さん今助けます。」カチャ

魔物(戦士取込)「…?」プル・・・

勇者「ハァア!!」ザシュッ

魔物(戦士取込)「」バシュー・・・プルル

勇者「!!浅いかったか、急がないと」




魔物(ス)「」パキパキパキ


僧侶「…!この魔力の流れ…本体かr」チラ

僧侶「!!勇者その場から離れてください!何か来ます!!」
125 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/06/30(木) 22:24:15.53 ID:v10hIVOD0
勇者「…僧侶?今なんて言っ・・・




魔物(ス)「ギギギ…」…ドォッ!!!…ドォッ!!!




僧侶「」ゴォオオ!!

魔物(分)A・B「」バァッシャァ

僧侶「!!…はぁ…はぁ…はぁ…何?」へたり

僧侶「今のをもし…当っていたら」くる

僧侶「声も上げれず、ああなっていたのですかね…」




魔物(戦士取込)「」バシャーン、ビチャビチャ

勇者「うわああぁあ!」ドサァァアアァア

勇者「…い、いきなり爆発するだなんて…戦士!?」


ドサッ

戦士「グ・・・ッハァ!!」
126 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/06/30(木) 23:19:04.65 ID:v10hIVOD0
・・・

勇者「・・・で今に至るわけです。」

戦士「つまり、自分では何が起こったかも分からずに
とりあえず、自分の手で助け出したような雰囲気で手を差し出し
あの台詞か・・・」はぁ・・・

勇者「・・・いやまぁ、そうなんですけどね。・・・手を出さなくていいんですか?」

戦士「今は魔法使いに注意が向かないように時間を稼ぐのが目的だ
俺たちの攻撃じゃ届かないし、それに動きがない以上…無駄なことはしたくない」チラリ


ヒュ・・・ヒュン・・・グモモモ


今ぱっと見して分かったことと勇者の話から奴の攻撃がわかった。
奴はおそらく自らの体内の屍を硬質化しそれをまるでバリスタのように射出した。
威力は人などひとたまりはない。

そして辺り一面にまき散らした体液を吸い取る、それが終わると
屍はスライムに覆われ本体の元に戻っていく。

チラ見したときは僧侶の方向に飛ばされたであろう屍が
本体に取り込まれているところだった。
127 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/07/01(金) 00:17:18.92 ID:P5vM0XlH0
戦士「勇者、魔法使いの詠唱・・・後いくらかかる?」

勇者「あと、そうですね。あと10秒ほどでしょうか。そんなにかかりませんよ」


そういう勇者の話を聞きながら魔物の様子を見ると、
こちらに狙いを定め、また硬質化した屍を射出しようとしている。


戦士「またか、勇者そういえば、僧侶はどうした?」

勇者「あそこで座ってます。…!!すいません戦士さん。僧侶を間合いの外に出しに行くんで…」


どうやら、勇者も魔物の様子に気付いたようで
俺が指示したかったことを言う前に自ら動く


戦士「わかってる、さっさと行け」ダッ


俺は地に放り投げられていた自分の槍を手に取り魔物のもとに再び向かう。
あの攻撃…直接は見てないが命中精度は話を聞くに良くはないが悪くもない。
あと数秒で詠唱が終わるがそれまでに奴の攻撃で邪魔される可能性が一縷でもあるなら
おれはそれを死守しなければならない。

勇者「それじゃ…って、どこに行くんですか!!ただでさえボロボロなのに…ああもう!
無理しないでください!!」


寝ます
128 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/01(金) 00:56:39.53 ID:fkgOw3L4o
129 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします() [sage]:2011/07/01(金) 01:09:10.24 ID:jPQilgYWo
>>127 乙!
130 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2011/07/01(金) 16:32:06.60 ID:LiSdncr5o
ちゅうがくせいがかいてるみたいだね!すごいね!
131 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/07/02(土) 03:23:30.85 ID:ClRBC3t7o
乙した
132 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/02(土) 13:33:32.26 ID:YLY2+pSIO
>>130
何を今更分かり切った事を
133 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2011/07/02(土) 22:25:04.07 ID:3Ej+CkUoo
くっ、今日は来ないみたいね
134 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/03(日) 21:02:23.98 ID:WY7ZHVkL0
中学生が書いてるか・・・
小学生が書く文章よりひどいと言われてた時と比べると
俺もずいぶんと成長したということかな…
135 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/03(日) 21:09:26.40 ID:WY7ZHVkL0
厨二発言もしたし、話の続きは
明日から書きますね。
136 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2011/07/03(日) 21:12:30.49 ID:fDyyZT7po
待ってるぞ
137 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/07/04(月) 03:25:52.38 ID:jd1QFqOyo
ワクワクして待ってます
138 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage ]:2011/07/04(月) 11:23:18.44 ID:o6G9FF7S0
乙です。
139 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/07/04(月) 21:23:23.87 ID:72PNafqo0
勇者「僧侶!大丈夫か?」タッタッタ

僧侶「…」ぼ〜

僧侶「…え? 勇者…どうされました?」

勇者「またあの攻撃が来る!座ってないで早くこの場を離れて!」グィ

僧侶「わぁっ!!一人で立てますから引っ張らないでください!」

勇者「後で謝るから、早く」

僧侶「あら・・・戦士さんはどちらに?」チラ

勇者「…さきに、ケガが酷いから先に避難してもらった。」

僧侶「…! …わかりました。 それでは急ぎましょう勇者。」ジィ…

勇者「…(僧侶ごめん…戦士さんもう十分していますがこれ以上無茶しないでください)」
140 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/07/04(月) 22:26:05.85 ID:72PNafqo0
通常の状態での俺の一撃は奴には効かない。
衝撃を分散、吸収し取り込んだ屍からエネルギーを使い再生し元通り…
しかし、硬質化した身体を射出するこの攻撃の準備段階で硬質化した部分に
攻撃すれば衝撃の分散も吸収も通常と比べれば悪く、再生も時間がかかるはず…
これなら、奴の攻撃を妨げることができる。


戦士「…グッ」ダッダッダッ


だが、余裕はない。
まず1つ、腕・・いや上半身の怪我で最初にやったような一撃はできない。
痛みで槍を回せるほどの力が出せない。体を翻すような動きはまだ出来そうだが…
2つ目は敵の攻撃を知ってるが、自ら見た訳ではない。
だから、奴の攻撃がいつ来るか全く把握出来ていない。
攻撃を防ぐ前に攻撃されれば俺はもちろん、ほかの仲間の誰かが死ぬ。
3つ目、魔法使いの魔法攻撃の攻撃範囲からの退避までの時間。
これは今はいい・・・集中できなくなるから。


魔物(ス)「ググググググ」メシ…メキィイッ!


どうやらもう射出寸前のようだ


戦士「…っせるかぁ!!!」ダッ


俺は踏み込むと反時計周りに一回転し魔物に目掛けて槍を…

1、槍で貫いた
2、槍で払った
3、投合した

どうする?
141 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/04(月) 22:34:56.25 ID:PEY6k1dAo
そういうのって読み手にたいしたメリットないからやりたいようにやるのがいいと思うよ
142 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/04(月) 22:38:38.67 ID:72PNafqo0
そっか、じゃあ1で進めますね
143 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/07/04(月) 23:29:29.15 ID:72PNafqo0
槍で貫いた。

魔物(ス)「」ドッ …メッシ!バキキッ!!


魔物の内側から水分が多く含まれた骨片が砕ける音と振動が槍を通して伝わってくる。


戦士「…ふん!」シャ


突き刺した槍を抜き取ると魔物の体に岩を貫いたかの様な穴が空いたままで
所々にヒビが入りそこから徐々に体液がぽたぽたと流れ落ちている。
どうやら射出しようとしていた身体の一部分が今ので砕けたのだろうか攻撃の余兆がない。
これで、魔法使いへ攻撃は防げた。あとは、魔法使いの魔法を待つだけ・・・ん?


戦士「…待ってる場合か!早く逃げねb」

いきなりだった、俄然で魔物から白い煙が発生しその衝撃で俺の体は上空に吹き飛ばされる。
飛ばされている間にも煙は辺り一面を飲み込み、俺を白銀の闇の中に覆い隠す。
体の感覚から落下しようとし始めた時に・・・ここで俺の意識が途切れた。















魔法使い「(パチリ)…今、誰かいたような」あわあわ
144 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/04(月) 23:34:24.85 ID:72PNafqo0
俄然X 目前O
なんでがぜんに変換されたかわからん
今日は寝ます。
145 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/05(火) 00:21:34.75 ID:Sqv0a4m6o
146 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage ]:2011/07/05(火) 05:07:53.69 ID:IvhqaMpL0
乙です。
147 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/07/05(火) 14:12:50.05 ID:74tjEofro
乙した
148 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/07/06(水) 00:04:03.25 ID:GS4okV9q0
魔法使い「…吹き飛ばされただけならまだ、…直撃してたら…」

魔法使い「原型留めてるか…な、…確認しなくちゃ…うぅ」タッタッタ




僧侶「え!!なんですかあれは!!」

勇者「な…、あれはあの人の魔法…か? まさか戦士さん巻き込まれた!?」

僧侶「・・・今なんて仰りましたか?勇者…?」

勇者「ごめん!!あとで話す!」ダッ




魔法使い「あれは、勇者と僧侶…じゃあ、巻き込まれたのは戦士…
うっ…く、臭い…どこにいるの戦士?」



あ・・・ぅ・・・・っ・・・


魔法使い「ッ!! 戦士どこ!?・・・うっ!
あたしの魔法を直撃してないけど…ひどい怪我・・・
顔の全体が・・・なんで? 所々だけど潤ってる箇所が
・・・やっぱり」

勇者「魔法使い!戦士さんは無事か!?」
149 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/07/06(水) 00:45:56.29 ID:GS4okV9q0

・・・



無意識的に重く閉じた目蓋をうっすらと開く
この怠惰感は長い間眠りについていたのだろうか
目蓋が半分くらい開かれただろうか?
視界がまだ晴れない
身体の調子は・・・何かを覆いかぶされたような重さがある
徐々にだが、視界が晴れてきたようだ
初めに目に写ったモノは、霧のようにモヤがかかってるが天井とカーテンの開かれた窓だ
まだ明るい、まだ?・・・とりあえず明るい、昼過ぎだろうか?
見た感じ個室のようだ、宿の・・・というより診療所か?
ここには来たことがあるような、
俺は首を横にしさらに周りを見ようとした。
すると、モヤが俺の動きに釣られるかのように流れ目前で渦巻く
どうやら比喩ではなくこれは本当に霧のようだ。


魔法使い「あんた目が覚めたの?」


視線の先には目を閉じていた魔法使いがこちらに気づき声をかけてきた。
音は出していなかったのによく気づくなと思ってしまう。
150 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/07/06(水) 01:15:08.44 ID:GS4okV9q0
戦士「…魔法使い、俺はどれくらい気を失っていたんだ?」


俺は起きてそうそう疑問を魔法使いに聞く
質問された魔法使いの顔はどこか申し訳なさそうで
しかし、初めて会った時のような雰囲気を演じそれを隠しながら答える


魔法使い「まる二日寝てた。・・・あたしの魔法の衝撃で飛ばされて気絶したの」

戦士「あぁ…何となくだが、あれがお前の…何をしたんだあれは」

魔法使い「体の水分のほとんどを気化させ周りに霧として停滞させた。
戦士も直撃してたら水蒸気で内側から乾燥した肉が飛び散って原型留めてなかったよ」


悪びれる様子を出すのを抑えつつ言う魔法使いの顔はどこかぎこちないが
それを言われた俺は気が気ではない。
俺は魔法使いに対して畏怖の感情が芽生えつつある。

戦士「」
151 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/06(水) 22:41:47.77 ID:Lsx+708IO
続きは?
152 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/10(日) 21:51:04.79 ID:JyTnTA2P0
こんばんは、久しぶりにここに来ました
今日PCのメモリーを増設しに電気取扱店に行ったところ
俺のPCのHDDが故障していることが判明し修理することを
奨められました。
そんで、今修理に出そうか悩んでまして出すなら出すで
ここに報告しておこうと思い書き込みました。
153 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/07/11(月) 02:03:30.21 ID:CpIYJtJgo
続きをワクワクして待ってます
154 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/11(月) 10:36:42.11 ID:kIyw/qcSO
まっつる
155 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage saga]:2011/07/13(水) 01:53:18.47 ID:GsdKR/840
乙です。
156 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/22(金) 23:41:14.88 ID:cih7C4DIO
待ってる
157 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/05(金) 00:10:43.32 ID:eWd+5O6IO
久しぶりに来ました
PCの方は一応修理したんですが
シュタインズゲートのデータ消えていて
落込み中です
158 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/08/05(金) 08:38:03.91 ID:F1oz9Eiao
ま、まっつる
159 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/08/05(金) 11:32:18.94 ID:4hT+dpHco
待ってます
160 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/07(日) 02:10:11.73 ID:wCT6YqxIO
一度読み直してからまた書こうと思っているのでもう少しだけお待ちを
161 :sgのデータ復旧は諦めた1 [saga]:2011/08/07(日) 21:05:53.16 ID:tkLnsb680
大分間が空いたので以前のように書けるか分かりませんが再開します。


戦士(そう言えば、他の二人はどこだ?)


ふと俺はこの部屋に姿の見えない勇者と僧侶に気づく
その様子を見ていた魔法使いは俺が訊ねる前に口を開く


魔法使い「あの二人はあの魔物の残骸処理に街人数人とあの場所に行った。」

戦士「…気が利くな。でもなんで処理に?」

魔法使い「あの魔物、不定形のアンデッドだったから時間経ったらまた動き出す
可能性あるってことにしておいたから、それはまずいってことで勇者は街の人に
このことを言って処理を手伝ってもらってる。」


…そうだ、あの魔物は確かにスライム状の不定形のアンデッド
魔法使いのあの魔法でもあの巨躯になるほど命を喰らってきた魔物を
あれで倒しきれるとは…ん『ことにしておいた』?

魔法使いの言葉に俺は疑問に思った。なぜ『ことにした』?
162 :sgのデータ復旧は諦めた1 [saga]:2011/08/07(日) 21:32:32.47 ID:tkLnsb680
魔法使いは俺の様子を気にせず続けるので俺は話が終わってから疑問を聞くことにした。


魔法使い「それで僧侶は街の人が怪我しても治療出来るように勇者に付いて行ったわ」

戦士「そうか・・・魔法使い、お前に聞きたいことがあるん・・・」


待てよ、こいつ…まさか気付いているのか?


魔法使い「…? 何かな?言いかけたんなら黙らずに言いなよ。」

戦士「・・・んっとな」


落ち着け、気付いているにせよ、いないにせよここで聞くには迂闊すぎる。
話をそらさなければ・・・何か・・・


戦士「・・・あ、そうだ、鎧!俺の鎧はどこにある。」

きっとこの時の俺の顔は話をそらそうと必死だと誰が見てもそういう表情をしていただろう
163 :sgのデータ復旧は諦めた1 [saga]:2011/08/07(日) 22:11:19.13 ID:tkLnsb680
魔法使い「捨てた」

戦士「・・・ん、なんだと!」

なんの躊躇うこともなく俺の鎧を捨てたと一言告げた魔法使いの言葉に
俺は理解が追いつかない。


魔法使い「…理由は3つ、あんたを街に運ぶ際少しでも軽くするために外した。
二つ目の理由は、あの戦いであの鎧は腐臭や汚れがすごく、
あのまま鎧をつけた状態で街には入れないくらい臭かった。
三つ目・・・破損した。」

164 :sgのデータ復旧は諦めた1 [saga]:2011/08/07(日) 22:53:58.64 ID:tkLnsb680
戦士「は・・・そん」

魔法使い「…溶けていたせいで簡単にヒビが入ってそれから…」

戦士「・・・もういい」ハァ・・・


まあ、確かに溶かされたけどな、そんなに簡単に壊れるものかね?
そう思いながら俺は二日ぶりにベッドから身を起こし話題を変えた。


戦士「お前はなんでここに?」

魔法使い「…誰か一人は残って看病するって決まってあたしがすることになった。」




今日ここまでです。
165 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/08(月) 00:13:41.74 ID:nWw2Pgzfo
おつおつ
166 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/08/08(月) 02:23:52.79 ID:c0cnJKEqo
ついにきた!

乙した
167 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/08(月) 12:26:14.84 ID:Z41Pkkmlo

もしかしてデモンズソウル参考にしてる?
168 :sgのデータ復旧は諦めた1 [sage]:2011/08/08(月) 19:21:56.71 ID:dFMvpEXM0
デモンズソウルは友人にネタバレされて買ってないんだ
晩飯食べてから続き書きます。
169 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/08/08(月) 19:53:15.78 ID:0p+9USqho
oh…
ネタバレしてても充分面白いゲームだよ
170 :sgのデータ復旧は諦めた1 [saga]:2011/08/08(月) 20:40:44.13 ID:dFMvpEXM0
そっか、今度暇なときにでも店で探してみる
それじゃ続き書きますね


そう言うと魔法使いは俺から目を離し羊皮紙に何かを書き綴りながらブツブツと呟いている。
気になって仕方がないので俺は魔法使いに尋ねる。


戦士「行き成り何してんだ?」

魔法使い「……これはあの魔物を倒した魔法の詠唱を書いてるの」ブツブツ

戦士「…いや、なんでだ?」

魔法使い「この魔法…あたしが試行錯誤して編み出した魔法だから、今のままだと
時間かかりすぎて戦闘じゃ使い物にならないから威力をそのままに詠唱短縮をしようと
今、看病しながら考え中…」ブツブツ


こいつ・・・本当に看病してくれたのか?
だがしかし、体には腐臭はもちろん汗臭さはない

171 :sgのデータ復旧は諦めた1 [saga]:2011/08/08(月) 21:00:54.02 ID:dFMvpEXM0
戦士「・・・ん?」


だったら、俺が寝てる間に体を拭いたのは・・・いや、拭いた程度では
二日では取れない汚れと臭いだ・・・俺は体を洗われたと考えたほうがいい


戦士(えっ・・・!じゃあ、俺の裸をこいつか僧侶のどちらか・・・いや同時に…
















ふx・・・って、いかんいかん!?)

そんな俺の様子を肌で感じたのか作業をやめて此方に振り返る魔法使い

魔法使い「どうしたん?」
172 :sgのデータ復旧は諦めた1 [saga]:2011/08/08(月) 21:48:00.83 ID:dFMvpEXM0
戦士「い、いや何でもないぞ」

危うく抜くところを見られるところだった危ない危ない
魔法使いはそんな俺の様子は気にせずに話しかけてきた。


魔法使い「そういえば、あんたに聞きたいことあった・・・
忘れてたけどね。」


まるで…獲物を見つけた狩人の目付きに豹変し
周りを漂っていた霧の流れが変わる
決して逃げることが叶わないと錯覚させる程の
魔力を帯びた霧を室内に巡らせる


魔法使い「あんたは、なにかな?魔物?アンデッド?…違うね?」

戦士「・・・何が言いたいのかわからん。」


こちらを見据える目が質問に答えろと言う・・・
その目を離すことができない、こいつが目を逸すことを許さない。
逸せばあの魔物のようになるだろう
こいつは・・・
秘密を知っている
173 :sgのデータ復旧は諦めた1 [sage]:2011/08/08(月) 21:49:59.94 ID:dFMvpEXM0
だめだ、ROOKIES気になって集中できないので休憩します
174 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/08/08(月) 23:51:53.48 ID:cSygaEfJo

自分のペースで進めてくれ
175 :sgのデータ復旧は諦めた1 [saga]:2011/08/09(火) 01:18:48.19 ID:rZmxkiHB0
魔法使い「あの時あたし戦士の傷見たんだけど跡も残ってなかった」

魔法使い「…それ以外にも僧侶の回復魔法を頑なに受けようとしなかったと聞いたけど
何かまずいのかな?アンデッドのような方法で身体を治してるのかな?ううん、違うよね。」

魔法使い「そんなものじゃない、あなたのそれは比が根本から違う。アンデッドを造る
禁呪でも、ものの数分で治る訳がない。それならなぜ回復魔法を拒む?・・・」


質問はいつの間にか自問自答に変り、なおも続ける魔法使い。
要点をまとめてから聞きに来いと言いたいが、言えるような状況じゃない


戦士「魔法使い、教えてやるから少し黙れ。」




今日ここまでで寝ます。
あ、あとデモンベインの雰囲気てどんな感じですか?
装甲悪鬼みたいな感じですか?
176 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/08/09(火) 10:50:27.30 ID:BPTQIUfWo
乙した
177 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/09(火) 11:08:54.42 ID:+QJ+iUySO
お、再開してる
178 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/08/09(火) 11:16:13.11 ID:CbTIRX7Yo

デモンベインはわからんなぁ
179 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/09(火) 21:12:21.02 ID:YwFGcdbDO
>>143の白銀の闇って表現おかしくね?
180 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/09(火) 22:28:03.18 ID:+QJ+iUySO
>>179
白過ぎて何も見えない、まるで暗闇にいるような感覚じゃねーの?
181 :sgのデータ復旧は諦めた1 [sage]:2011/08/10(水) 22:37:33.24 ID:n0AnbIym0
>>180の解釈でお願いします

今日は明日実家に帰る準備してるんで書けません
182 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/18(木) 02:44:56.34 ID:zDTI5sW/o
明日実家から戻ります
続きは明後日?に書こうと思います
183 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/08/18(木) 03:08:32.85 ID:ztK+P0r+o
ワクテカ
184 : [sage]:2011/08/22(月) 22:29:43.46 ID:vlHdJVtY0
当分かけそうにないです
すいません
185 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/08/23(火) 17:17:52.17 ID:icHeZnjDo
無理せずに書ける時に書いてくりゃれ
186 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/28(水) 10:20:41.15 ID:xYrLUscSO
保守
187 : [saga]:2011/10/02(日) 23:19:07.06 ID:1smH8aGD0
10年前

戦士(若)「おお!初めて自分の金で剣が買える日が来るだなんて思わなだった!」ニカァ〜


俺は当時世界を旅するため資金集めのため傭兵団に所属していた。
入団したときは蒸発した父の剣を持っていたんだが度が過ぎる新人イビリで
刀身だけ抜き取られていた。それで俺は2ヶ月傭兵団の剣を借りながら
稼ぎ続けこの日ようやく自分の金で剣を買ったんだ。
その様子はまるで夢見がちな少年がごっこ遊びで棒切れを剣に見立て
役になりきり、その剣に夢を思い馳せる様そのものだった。


盗賊「おいおい、ガキみたいに…て、ガキか。あんまはしゃいでんじゃねえよぉ」ゲシ


この人は俺より先に入団して要領がよく実力があったんだがサボりぐせがあって
傭兵団での扱いは俺と同じくらいか少しマシ程度のものだった。


戦士「てぇ〜なぁ、ふふん。さてはこの剣の輝きに見とれてこの剣を
奪いたくなったかぁ、下等生物めェ〜」

盗賊「調子のんなボケェ」


こんな感じで軽口が叩ける年上で唯一の相手でよく組まされた人だ
この後俺はケツを蹴られた。
188 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/03(月) 00:23:23.76 ID:/D4xKe5po
おかえり!
189 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/03(月) 08:03:22.20 ID:khrYJJpSO
落ちる間隔とか色々変更になってるから気をつけろよ

190 : [saga]:2011/10/10(月) 22:09:59.34 ID:0H/OJ6Dl0
変わったんですか?あとで確認しときます。



盗賊「剣買ったんだからさっさと帰んぞ」


ケツを蹴り終え帰還を促す盗賊
俺はもう少し鑑賞に浸りたかったがしかたがないので帰ることにした
帰り道俺はある疑問について悩んでいた。


戦士「しかし、ん〜」

盗賊「なんだよ、唸りだして…そこの草むらで出してこい。見えねーから」

戦士「違うわボケ、ただ気になることがあったんだよ。」

盗賊「気になること?言ってみろよ。」

戦士「なんで、あんなどこにでも売っているぼろい剣の刀身だけ抜き取られたのか
いまだに分からねぇ…」


俺の疑問について盗賊はそういえば有りましたねそんなこと
と言わんばかりの顔をして俺の方に顔を向け口を開く


盗賊「ああ、それな、多分俺と同時期に団員になった奴だわ」

戦士「・・・はぁ?」

盗賊「俺こう見えてここの傭兵団に潰された盗賊集団の頭目やってたんだぜ」

戦士「え、マジで…マジですか?と言うよりイキナリなんだそのカミングアウト」
191 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/10(月) 22:24:05.72 ID:uPPezcGIO
おかえり〜
そして乙!
192 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/10(月) 22:40:35.63 ID:ToPGmsdSO
来たか
193 : [saga]:2011/10/10(月) 22:52:16.54 ID:0H/OJ6Dl0
盗賊「プフフフー、あれマジにしちゃった?まあ盗賊は本当だがな
盗賊集団潰されたあと行く宛のねえ奴らがここに入ってんだが
前に一度お前と同じ被害あった団員がいてな、真先に俺が疑われて
ヒデェ目にあったわ。」

戦士「後で犯人が分かって、ていうオチか?」

盗賊「いや、疑いは晴れぬままで犯人が俺の耳元で俺にだけ聞こえる声で
挑発しながら自分がやったといったな。まあ、面倒臭かったんで無視決め込んだが」

戦士「おまっ・・・なんで」


あとから考えるとできない理由が簡単にわかるのにこの時は感情的になって
なんで自分の潔白を証明しなかったんだと腹を立てて問いただそうとして


盗賊「疑いがある奴の言葉を誰が聞く?それ抜きにしても俺は拘束されて
動けやしねえ、流されるしかねえ」

戦士「…それでも、やり返すくらい…」

盗賊「俺喧嘩嫌いなんだよダセェ」
194 : [sage]:2011/10/10(月) 23:09:13.57 ID:0H/OJ6Dl0
寝ます
195 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/10(月) 23:11:55.43 ID:aF2roHVpo
おつー
196 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/10/11(火) 03:40:39.32 ID:Ah4mTrCro
197 :1 [sage]:2011/10/25(火) 01:05:28.22 ID:5/FEg4SIO
もしかしたら今週の水曜日に書き込めるかもしれない
198 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です) [sage]:2011/11/07(月) 22:06:08.37 ID:mw1BuP1SO
来てないのか
199 :1 :2011/11/09(水) 18:38:50.93 ID:KgQDgNPF0
その後盗賊とともに傭兵団が野営地にたどり着き
買ったばかりの剣を手に盗賊に手合わせをしようと
声をかけようとした時に・・・


傭兵団の戦士「お、ちょうどいい時に戻ってきたのかお前たち
盗賊、またなんかやらかしたか?団長が不機嫌でお前を呼べと
怒鳴られたよ。じゃ、ちゃんと伝えたから必ず団長のとこいけよ」

盗賊「いや・・・まだなにも?したといえば…
副長の洗濯物を俺達のと一緒に洗って汚したくらいか?」

傭兵団の戦士「・・・それはそれで注意しろよ、とりあえずいけよ。
お前ただでさえ目つけられているんだから・・・」

盗賊「まあ、なんだ、気をつけておこう。ところで戦士」クル


こちらを振り返り何かを言おうとした盗賊は俺の手を見て沈黙した。


盗賊「お前、他の男の洗濯物と一緒に洗ったことを許せないほど
副長に気があるのか?とりあえず剣から手を放せよ。」

戦士「ちょ・・・違う!俺はてあわ・・・」
200 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(東京都) [sage]:2011/11/09(水) 18:55:56.96 ID:v5l9BsgNo
キテターーーーーーーーーー!!!!
201 :1 [saga]:2011/11/09(水) 19:12:30.29 ID:KgQDgNPF0
魔法使い「…戦士すこしいい?」

話の途中、今まで黙って聞いていた魔法使いが
何か聞きた気に声をかけてきたので昔話を中断し
魔法使いの話を聞くことにした。


戦士「ん、なんだ?まだ序盤だぞ?」

魔法使い「…団長と副長の説明をして、とりあえず性別から」

戦士「ああ、言ってなかったな…団長は男で若い頃に1人で火竜の番を倒した
凄腕で副長に気があった。副長は女で心根が強い人だった…団長とは仲は
良くなかったな、団長があまりにも女としてみて来るから敵視してたなあの人」

魔法使い「…ふーん、あと一つ…あなたがそうなるまであとどれくらい聞けばいいの?」

戦士「…まだ先だけど、一応出さないと気が済まないしな」

魔法使い「長い」

戦士「…続けるぞ」
202 :1 [saga]:2011/11/09(水) 19:37:48.28 ID:KgQDgNPF0
盗賊「俺はこれから団長と話すんだ、買ったばっかりの剣振るいたいなら
他のやつに頼みな。じゃあな。」

そう言うと盗賊はさっさと団長のもとに向かった。
途中「どこに居るか聞くの忘れてた」と小さく聞こえたが聞かなかったことにしよう。
俺は盗賊を見送ってから他の…同期に入った奴に手合わせを願いにその場を離れた。

それから数時間、陽が落ちあたりが暗くなった頃俺は、



剣士「完ステ猫…あらやだ可愛い…とでも言うと思ったか!氏ね!!」

戦士「いや、・・・え?初めてだったし・・・」

武闘家「いやいや…初めてで猫ならCOしようよ。それで霊能だった剣士が
道連れじゃん」

戦士「え・・・CO?」


俺はなぜか、遊んでいた。
203 :1 [saga]:2011/11/09(水) 20:41:12.39 ID:KgQDgNPF0
俺はしばらく遊んでいようと思っていたんだが処刑?されたから
ゲームでの口出しはできないとのことで、ここにいても退屈する
と思い俺は外で素振りをすると言い席を外した。
外に出ると一緒に遊んでいた僧侶(男)と俺を罵倒した剣士が話をしていたらしく
外に出てきた俺に気づいた二人はこちらを振り向き僧侶が俺に話かけてきた。


僧侶「やあ、お疲れ様。散々だったね。」

戦士「ああ、散々だった。ルール真面目に聞いてからやるべきだった。」

剣士「気にすんな、最低限の事しか言ってねえから俺が戦士の立場ならああなってたな。」

戦士「そうか…でも巻き添えが」

僧侶「彼が言ってるように気にするんじゃないよ。霊能は僕で彼は狂言者だったんだから
君は大手柄だよ。まあ、僕達3人以外はこれを知るまで君を罵倒するけど」
204 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です) [sage]:2011/11/09(水) 20:54:46.84 ID:J0x+lexSO
来てたようだな
205 :1 [saga]:2011/11/09(水) 20:57:29.35 ID:KgQDgNPF0
戦士「そろそろ素振りするから…」

そう言ってその場を離れようとして

僧侶「ああ、呼び止めて悪かったね。ああそうだ君。
いつもは無理だけどたまには今日みたいにみんなで遊ばないかい?」

戦士「…ルールが単純なものなら」

僧侶「よかった、君は思ってたより気軽に接せそうだ、
良かったら剣士も誘って二人でしてきたらどうだい?」

剣士「いきなりだな、お前が勝手に決めるな。俺はいいけど」
206 :1 [sage]:2011/11/09(水) 21:05:25.49 ID:KgQDgNPF0
今日ここまでです。
水遁喰らって泣きそうです
207 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です) [sage]:2011/11/09(水) 22:26:42.06 ID:J0x+lexSO
水遁ワロチwwwwww
208 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です) [sage]:2011/11/24(木) 02:50:27.62 ID:wvi9ofqYo
まだかな〜
209 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(不明なsoftbank) [sage]:2011/12/03(土) 09:30:34.48 ID:KMo+Np0Uo
まーだー?
210 :1 [sage]:2011/12/15(木) 00:46:23.58 ID:5aSlmpiIO
年内に書くの無理かもしれない
211 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [sage]:2011/12/15(木) 01:31:18.06 ID:Qh9qFnbto
なあに報告してくれるだけでも有難いさ
212 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [sage]:2011/12/19(月) 14:15:04.49 ID:zR4XsWRSO
把握
213 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/01/07(土) 12:04:55.01 ID:/BxQOnFSO
ほし
214 : [sage]:2012/01/22(日) 00:33:14.29 ID:Y6sCn/Cb0
( `_ゝ´)フォォー
もう少しで暇ができそうです
215 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/01/22(日) 00:38:44.53 ID:Z7MaW9ALo
まちますん
216 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/01/22(日) 15:31:25.13 ID:PCqwp/Gpo
キター
217 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/01/25(水) 14:26:58.92 ID:glYcaEaIO
     ...| ̄ ̄ | < 続きはまだかね?
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218 : [saga]:2012/01/25(水) 21:41:54.11 ID:OUEc1zf+0
久しぶりに書きますね


その後俺は二人と少し会話してからその場を離れて一人で素振りを
しようと適当な場所に移動しようとしていた時にあいつに鉢合わせたんだ。
いや、どちらかと言うと先に気づいてこちらの様子を息を殺してうかがって
俺だとわかって出てきたんだ。


盗賊「よお、…素振りしてたにしちゃ綺麗な顔してんな」ガサガサ

戦士「おあ!どこから出てきてんだ!素振りは訳あって今か…!?」

盗賊「これからか、なら今日はやめとけ、巻いたとは思うが念のためにな。」


いきなり出てきた盗賊を驚きながら見ると彼の服と体に夥しい数の傷があり
その顔は敵の血を何度となく浴び時間が立ち黒く染め上げ呼吸と共に
まだ固まってない流れ落ちる血の朱を強調した。
そんなになっているのに当時の俺にいつも通りに接し注意をする彼に
この時程畏怖を覚えたことはない。


盗賊「だからオメェさん、自分の寝床に戻りな。俺はまだ任務の途中なんだよな…」

戦士「わ、分かった・・・任務って討伐か?」

盗賊「ん〜?ちげぇよ、後は団長に報告するだけだ…言うだろ、あれだあれ、
帰るまでがなんとやらって」

戦士「そうか…俺は戻って寝るから任務がんばってくれ」


そんなぼろぼろになるまでいったいどんな任務だったのか興味本位で聞いてみたが
思った通りの反応で盗賊の姿にビビっていたのでこれ以上は聞かずに寝床に戻った。
219 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/01/25(水) 21:55:02.91 ID:hjnH9VRSO
きたか
220 : [saga]:2012/01/25(水) 22:44:17.29 ID:OUEc1zf+0
トントン

盗賊「団長、いるか?いなくても入るがな。」ガチャ

団長「はいr・・・言い切る前に入ってくるなッ」クワッ

盗賊「落ち着けよ、結果報告するぜ。依頼人は団長や副長ではなく
俺が来たことにはじめは憤慨し、予め他から呼んだ傭兵を雇おうと
したから、時間的猶予考えて現実的じゃないと口車に乗せて
無理やり交渉成立させたぜ。ああ、報酬額とか少し上がってるぜ」

団長「う〜ん…一応でかした、で、なんでそんなになってんだ?」

盗賊「これは、呼ばれてた他の傭兵の中に俺に恨み持ってる奴がいて
襲われたから返り討ちにして振り切ってきた。」

団長「お前がそこまでになるなんてな、もし会えたなら手合わせと行きたい所だな!」

団長「・・・こほん、して依頼内容はなんだ?この依頼人聖職者だろう…
そんな者達が騎士ではなく、こんな血生臭い集団に依頼することは、なんだ?」

盗賊「…」キョロキョロ

団長「…」

盗賊「巫女2人の目的地までの護衛及びここいらの王族と貴族の接触回避」

団長「…接触回避」

盗賊「…副長呼んだほうがいいと思うぜ、交渉成立させといてなんだが
最悪俺が殺られて伝わらなかったってことd・・・」

団長「バカも休み休み言え…副長呼ぶついでに体洗ってこい、いつまで
そんなかっこしているつもりだ…」

盗賊「・・・ああ、呼んでくるぜ」ギィ・・・ガッチャ

カツ…カツ…



団長「…手に負えるか、わからん…ドラゴン2匹相手にした時よりも
嫌な予感しかしないのは…何故だ?」
221 : [sage]:2012/01/25(水) 22:48:03.11 ID:OUEc1zf+0
久しぶり過ぎて書くのに時間かかりすぎて今日ここまでです
すいません。
222 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/01/25(水) 22:57:58.63 ID:hjnH9VRSO
223 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/01/25(水) 23:40:12.76 ID:S/Oa1Lago
乙なんです!
224 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/02/24(金) 13:50:42.18 ID:HzAs9vRSO
まだかね
225 :1 [sage]:2012/02/29(水) 08:10:32.14 ID:p05Y7ibIO
すみません引っ越し準備で手が回りません
226 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/03/11(日) 08:14:04.22 ID:eyTVVirSO
把握した
227 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2012/03/18(日) 00:07:25.65 ID:ZeP6/Atbo
     ...| ̄ ̄ | < 続きはまだかね?
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228 :1 [sage saga]:2012/03/24(土) 01:06:35.93 ID:CX3KfwFs0
引越し終わったんですが荷物の整理がまだできていなくて遅れました。
続き書きますね


ザッザッザッ・・・

盗賊「ん、副長か、あれは・・・まだ洗ってねぇのに面倒だな」

ザッザッザ!

副長「…盗賊か、なんだその血は?」

盗賊「あ〜・・・これは、襲われたのでやむを得ず…」

副長「自業自得の結果だが、その報いで他の者達に害を撒くようなら
黙ってはおかんぞ。」

盗賊「稼業やってた頃のとは別件だ、今回の依頼で他に受けようとした
とこにやられたんだよ。」チッ

副長「そうか、で?いつまで血濡れた姿でいるつもりだ
そんな姿では団長に報告はまだであろう、まさかそのままで報告しに
行くつもりではなかろう?」

盗賊「(行ったよって言いてぇけど常識がないとブチギレだろうな…はぁ
…考えてた言い訳忘れたしそのまま言うか…)内容が内容だけに悪いが
団長には報告を済ませ、団長にあんたを呼ぶように言われたから…」

229 :1 [sage saga]:2012/03/24(土) 01:23:57.94 ID:CX3KfwFs0
副長「団長が…わかったすぐに向かおう」ザッ

盗賊「(アレキレナイゾ)じゃ、おれはこれで」クル

副長「お前…どんな依頼を受けてきた?それから
あたしはお前の常識の無さが日々癪に障る…
稼業を廃業しここに入ったなら自重しろ。」ボソ

盗賊「…(背中見せたけど一瞬で詰められるとは思ってもいなかった)」

副長「ちゃんと洗っておけよ」ぽん・・・ザッザッザ

盗賊「…化物のクソアマ」
230 :1 [sage saga]:2012/03/24(土) 01:59:13.36 ID:CX3KfwFs0
日の出前


・・・
お・・・ろ
盗賊「起きろ戦士、そのままだと俺疲れてるからここで寝るぜ?」


・・・ぉおい?なんて言ったコノヤロウ?
なんか、(性的なry)やばそうなこと言ってたような・・・


盗賊「…やべぇねむ、起きろすぐ起きろ今起きろ早く起きろ…
起きてどけ、ここで寝るから。」


髪を片手で掻き毟り息をするかのよう頻繁に欠伸をしつつ俺を起こそうとする盗賊
薄く開いた目であたりを見るとまだ暗く起こすにはまだ早すぎる時間のようだった
なので俺はこいつが自分の寝床まで行くのが面倒くさくなり、近場の誰の寝床
でもいいから入って寝ようとしているのだと思ったからそのままでやり過ごそうと
思ったんだ。


戦士「(つーか、寝たいだけなら空いてるとこで寝ろよ)」

盗賊「戦士・・・起きろ団長が依頼でお前を…寝るか。」

戦士「…ぇ(依頼?団長が俺を…何だよ!?)
231 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2012/03/24(土) 07:29:55.35 ID:uMEWPOVfo
232 :1 [sage saga]:2012/04/07(土) 02:18:22.72 ID:QLeQn+wS0
戦士「結局あいつ内容言う前に寝やがった。」

魔法使い「それで、どうしたの?」


なかなか俺がどうしてこうなったか言おうとしないので
ダレてきている魔法使いだが、部屋中を漂う霧は相変わらず
俺の僅かな動きで緩やかな流れが乱れ、そのたびに
警戒を強める。こいつ、相当神経質だな・・・
バレている以上言ってしまってもいいのだが
今までは誰にも言わないようにしていただけに
いざ言うとなると自分でも理解していることが少ないため
俺自身の現状を簡潔に言うことが出来ずにいた。





しかし、きっかけ・・・これだけは言える
たとえそれが根拠がなくとも俺は確信している。

戦士(とりあえず、この任務の終わりまで言うか)

233 :1 [sage saga]:2012/04/07(土) 03:03:59.28 ID:QLeQn+wS0
一方その頃

勇者「それではみなさん、今日であらかた片付きましたので今日は解散です。
明日は見落としがないか見回りましょう。」

町人「あー、やっとかぁ」
  「明日はさすがに休むか…」
  「だらしない、もっと頑張りな」


ワイワイガヤガヤ


僧侶「勇者、少しよろしいかしら」

勇者「僧侶?どうかした?」

僧侶「回収したものなんですがとても2日では浄化できませんので」

勇者「もっと人手がいるのはわかってるけどこれ以上町の人の手は
借りれないよ。戦士さんの治癒と解呪で、ただでさえ町の医療と聖職者の
必要常在人数の何人か当ててもらってるんだから。」

僧侶「ええ、重々承知していますので私はもう少し残って浄化しようかと
ですので、勇者は先に帰られてもいいですよ」

勇者「・・・いや、少し見回ろうと思ってたから」

僧侶「そうですか、怪我に気をつけてくださいね」

勇者「・・・うん」ザッザッザッ






勇者「…まだ怒ってるな僧侶、戦士さんの目が覚めたら戦士さんにも謝ろうかな」

勇者「ん…? あれは」
234 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/04/07(土) 09:14:43.64 ID:RggwVSgIO
235 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/04/13(金) 14:13:02.05 ID:lQFEJ6ISO
来てたのか

久しぶり過ぎて忘れてるな
見直すか
236 :1 [sage saga]:2012/04/21(土) 02:34:32.95 ID:GbrPvq9x0
勇者「顔立が違うな、異国の…旅人か?こんな近づいただけでも嫌な気になる
ところに…様子を見てみ…」そ〜…

旅人?「…。おい、そこに隠れている愚者よ、この森のコレはなんだ?」

勇者(速攻でバレた上に愚者って…ハァ)スゥ

勇者「ああ、すみません警戒されましたよね?悪気はなかったんですよ。
ただ、自分は人見知りなたちなんでこの近くの町に数日滞在している間で
あなたの顔を見たことがなくて隠れてしまったんですよ。」

旅人?「聞いていなかったのか?この森のコレは…この【現状】は、
なんだと我はそのように申したのだ…【ワカル】か?」

勇者「・・・」ピキ…ピキ…

勇者「…ええ、現状なら知っているので教えましょうか?」

勇者(面倒で嫌な人だな、最初から上からで…さっさと教えてしまって
離れたほうがいいなこれは・・・)






237 :1 [sage saga]:2012/04/21(土) 03:27:48.57 ID:GbrPvq9x0
勇者「この森は数日前までアンデッドの集合体がいて
それが他の魔物すら寄り付かない程強い奴だったんですが
それを戦士さんが倒しましてね。よかったんですが、
戦士さんは倒れるわ、アンデッドの残骸の処理をするはめになるわで
大変なんですよ、この森は」

旅人?「そうか、…【残念】だ。ここは古き友共と別れた森…
それをこんなにしてしまうとはな」

勇者「そうだったんですか。ここの近くに住んでいたんですか?」

旅人?「ここまでとはな、これほどの使い手に敗れたなら
怨念は薄れ、もう自由に動く程の形にもどることはなかろうて」

勇者「無視…もういいや、ここが大切な場所というのはわかりましたが
まだ危険なので森から出てくださいね。」ザッザッザッ…


・・・


旅人?「そんなにするほどの相手と交えたなら貴様達はもう満足だろうが…
我はそんな貴様達と願わくば再び相まみえ語らい合いたかったぞ。
戦士か…2度ならず3度までも、覚悟するが良いぞ。【この森】では
捨ておいてやるがな」
238 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2012/04/21(土) 07:53:53.43 ID:fIv/asvlo
239 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/04/25(水) 19:43:01.67 ID:5ijY6SgSO
240 : [saga]:2012/05/18(金) 02:37:59.80 ID:enhN3Est0
GW書くつもりだったんですが暇なかったです


勇者「はあ・・・なんだあの人」

僧侶「あら、もうもどってらしたの?」

勇者「うん?あ、僧侶・・・ああ、まだ浄化してたんだっけ」

僧侶「どうしたんですか?まだ10分も経ってないのに
先程いいましたことまでお忘れですか?」

勇者「ごめん、さっき変な人にあって忘れてた」

僧侶「変な人?その方はどちらに?」

勇者「ん…そこをちょっと行って左に行って曲がったとこ」

僧侶「そう言うことではなくですね、なぜ今一緒にいないかと聞いているのですよ。
ここは危険な場所なのですからどうして軽率な…」

勇者「それなら僧侶をここに一人にすることのほうが」

僧侶「でしたら私も行くのでその方のもとに向かいましょう」

勇者「・・・」

241 : [saga]:2012/05/18(金) 03:07:27.21 ID:enhN3Est0
・・・

勇者「…あれ、ここにいたんだけどな?」

僧侶「どういたしましょう。未然に防げたかもしれない遭難事故ですよね」

勇者「…人事じゃないから笑えない」

僧侶「冗談はやめますが、というか冗談にしたかったのですが本当に
どうします?」

勇者「…魔力探れる?」

僧侶「私先程まで浄化してたんですよ」

勇者「…………大丈夫だよ多分、昔ここの近くに住んでたみたいだし」

僧侶「昔の知っている道が浄化できてなかったらまずいですよね」

勇者「……………魔法使い呼んでくる」

僧侶(あの人は確かに探索に優れていらしてるけど戦士さんの看病していただいてますし)

僧侶「(気が引けますが人命がかかってますし、他の案もないですし)しかたがないですよね」
242 : [saga]:2012/05/18(金) 03:40:13.26 ID:enhN3Est0
戦士「団長、いますか?」コンコン

団長「おう、いるぞ入れ」

戦士「入ります、団長お聞きしたいことがあって来ました。」


そういうと団長は顔をしかめた。彼のそれは当然といえば当然だった。
なぜなら目の前に居る俺に対し事前に依頼内容を伝令に向かわせた者に
的確かつ適切で質問が返らないよう伝えここに来るように言ったのだから

手間を減らし依頼に取り掛かろうとしようとしていた時に出鼻を挫かれた
それを自覚してから団長はやや怪訝な顔になり口を開く


団長「聞きたいこと?お前まさか寝ていて聞き漏らしたか。」

戦士「違います。聞きたいことはなんで疲労困憊な奴を伝令でつかったんですか。」

団長「は?疲労困憊?」

戦士「盗賊のやつ、ここに来るようにといってすぐに寝ましたよ。」
243 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2012/05/18(金) 07:42:11.17 ID:1N7J1cPNo
244 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/18(金) 08:56:22.80 ID:jo9YTgDSO
過去と現在が混在して分かりにくいな

245 : [saga]:2012/05/20(日) 02:16:06.25 ID:eyLYxTrm0
団長「あぁ…無理もないが、昔ならまだいけただろうに」


昔を思いふける団長に俺は答えを聞くため口を開く


戦士「…聞きたいことなんですが、何故呼ばれたのでしょうか?」

団長「そうだな、手短に言うと今日、俺と副団長、お前を含む33名の団員で
隣街の教会に行き、そこで俺と団員23名が目的地までの要人警護を行う。」

戦士「え…、33ってほぼ全員じゃないですか。それで残りの10名は」

団長「まだ話の途中だろうが、これから言うからしばし待て。
で、昨日急遽依頼があってなその街に訪れた商団の警護を副団長と
残り10名に受けてもらう。お前は後者に配属だが何か聞くことはあるか?」

戦士「え、…」


そんないきなりと言おうとしたが団長は伝令を出しているので彼の責任ではない
もっとも伝えることが困難な者を送ったのは彼の責任だが
そんな考えを捨て1つ気になったことを聞くことにした。


戦士「要人警護ってあの町にそんなのが必要な人って誰です?」

団長「…言わねえよ、その質問は俺についてくる奴以外必要ないな」

246 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/06/05(火) 18:16:47.24 ID:8ZpjgRqSO
ふむ
247 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/06/05(火) 18:58:21.36 ID:xrv9S13IO
     ...| ̄ ̄ | < 続きはまだかね?
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248 :1 [sage saga]:2012/06/21(木) 01:47:09.30 ID:nsE3vMZC0
団長「でだ、おまえさんには商団の方についてもらうが聞いておくことはないか?
ここ最近この団はこういう依頼は受けてなかったから初めてだろう」


この人とあまり話す機会がなくあまり目をかけられていないと思っていたから
こんなことを言うなんてと胸中で驚いたんだ


戦士「そういえば初めてですね…聞きたいこといろいろとあるんですが、
一つだけにします」

団長「そうしてくれると俺も助かる。何が聞きたい?」

戦士「何故並行して行うのですか?」

団長「ん、目的地が一緒でもしもの時のための保険だ」


保険?なにの保険だ?食料だとしたらここの団だけで33名いて
警護対象と商団の+αで目的地までの日数の何日かは賄える量と考えると・・・
相当な荷を10人で大丈夫か?


戦士「あの…、こちらは10名でいいんですか?」

団長「1つと言ったろが、まったく」

249 :1 [sage saga]:2012/06/21(木) 02:27:44.43 ID:nsE3vMZC0
その後俺は他の団員にも説明があるからこれ以上時間は割けないと言われ
部屋から退室し他の団員の説明が終わるまでに準備を整えつつ寝ている盗賊の
ケツを蹴って起こそうとしたが起きなかったのでほうって置いた

俺への説明が終わってから10分位経って団長の説明が全員終わり
準備が終わった者がぼちぼちあつまっているのでそこに向かうと
副団長がいたので


戦士「おはようございます副団長」


この人は団長と比べ礼儀や規律やらに厳しい
自分から挨拶しないとあとが怖い


副団長「おはよう、もう少し声を張れ戦士」

戦士「は、はいすみませんでしたッ」

副団長「…、まぁいいか、
・・・いつも心掛けるようにしろよ」

副団長は少しだけ冷めた顔で口を開いたがすぐに表情を戻し
自重しろと自分に言い聞かせるかのようにつぶやいた後に
俺に言葉を送った

250 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/06/21(木) 09:38:17.47 ID:zbTNpjIIO
251 :1 [sage saga]:2012/07/03(火) 04:00:35.50 ID:540QHxec0
少しして全員の準備が済み依頼主がいる街に向かった。
道中暇だったから盗賊の奴を探したんだが見当たらなくてそれで
前日に多少打ち解けれたと思う面々がいたのでそいつらと街につく間
今回の依頼で互いにどちらの警護につくか話をしていたんだ。
それからしばらくして街に着き団長と副団長が依頼主が待っている場所に行く
と言われその間はその場で待機と命じられた。


盗賊「ん、よぉ、ここにいたのか」ヒョコッ


いきなり後ろから声をかけてきた盗賊に俺は特に驚くこともなく
顔を向け答え返す。


戦士「いるも何も待機命令出ているのに動きまわるかよ
というより今までどこいたんだお前」

盗賊「先行して索敵していた。まったく人使いが荒い」ハァ


索敵?ああ、警護対象の敵が待ちぶせしているとか。
本職だけにそういうの探すの適任だなコイツ


戦士「それで、なんか見つかった?」


ただの興味本位で聞いてみた。見つかったとしても答えると
思わなかったけども待機命令が出て団長と副団長が戻るまで
の間が退屈なのは容易に想像できるので見つからなけれそれを
話題に会話して時間を潰せると思い口に出した。
しかし・・・


盗賊「見つかったな。報告しに行こうと思うが待機命令が出てるなら
今頃依頼主と会ってる頃だから今行くと二人の顔に泥を塗る事になるな」



252 :1 [sage saga]:2012/07/03(火) 04:32:10.05 ID:540QHxec0
戦士「・・・」


今の発言に絶句してしまった。

言っていることは正しいと思うが
あんた、そんな事気にしても言う奴だったっけ?
確かに索敵していて服装は泥や葉で汚れているが…
そんな戸惑っている俺を見て盗賊は訳がわからないといった
顔で驚いた。


盗賊「いやなんだその顔は」

戦士「・・・服装とか、うん、ぱっと見汚れてるけど
大事な報告なら、行かないと」

盗賊「…ハァッ?」


…どうやら、意味が違うようだった。
253 :1 [sage saga]:2012/07/03(火) 05:08:27.50 ID:540QHxec0
一方、団長と副団長は依頼主の指定した待ち合わせの教会前に来ていた


団長「ここだな、待ち合わせの場所は。」

副団長「ここで間違えがない。少し早いが問題はないだろう。
依頼主はまだ…教会の中か?」


ガチャン・・・ゴゴゴ…


???「……ッざけるなぁッ!!愚かだぞ貴様!!我々ではなく、あのようなの馬の骨
に…殿下の命によりこんな街に馳せ参じたのだというのニィッ!!」ダァァン!!

???「グッ・・・っぅぅ・・・もう話はついているはず。あの時も理由は
申し上げました通り・・・」

???「きっ・・・様ぁああああああああああああああ」


団長「おいぃ!なんだこの騒ぎ?まさか依頼人が襲われているのか!?」ダッ

副団長「ッ!!!」ダッ!!


副団長は叫び声が木霊する聖堂の扉の前に団長を越して叩き破り二人同時に
聖堂に入った。
254 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/03(火) 08:54:17.98 ID:Dkkfr8iIO
255 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/07/15(日) 04:55:24.69 ID:7Fp6Pz5j0
???「あぁ?」

そこには床に倒れながら胸ぐらを掴まれている神父と胸ぐらを掴み
息を荒げ聖堂に乱入した二人に怪訝な声をもらしこちらを見ている騎士風な男と
その周りに部下らしい2人はいきなりの状況に戸惑っている
…そして奥にもう1人、冷静に火槍を向けこちらに狙いを定めている。

副団長(火槍とは珍しい…が、まだ実践で使えるような代物ではないだろう!!)ダッ!


銃士「…。」チャキ

ガッ!!
ドォオン!!!

団長「ラァッア!!」ゴァ!!

???「!あっぶねぇ」スカ

部下らしき2人「ガッ」「ッフぅ!!」

轟音と同時に放たれた横一閃の回し蹴りで部下2人は
吹き飛んだがこの男には難なく躱された。


ガキィン!!

銃士「!!。」ガチガチガチ

副団長「多少はやるようだな、その火槍ごと
腕を叩き斬り落としてやろうと思ったのだが」

256 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県) [sage]:2012/08/04(土) 16:42:40.06 ID:0KpLzVtlo
まだー?
257 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県) [sage]:2012/08/26(日) 17:20:41.75 ID:qUjKkNAKo
まだー?
258 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県) [sage]:2012/08/27(月) 19:50:41.46 ID:LDPgMfy7o

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     y●ァ    y         :|;;::   c{ っ  ::;;|       ヾ    ィ●ゝ
     ノ      く、っ     :|;;::  __  ::;;;|      c >       、
    (、っ     '__      ;ヽ;;::  ー  ::;;/    __      c )
     '__     ヽー     :::;;;;\;;::  ::;;/;;::     ー/:     __
      ー     ::;\     ::;;/   |;;::  ::;;|\;;::    /;::       ー
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        ア       ベ       ン           ジャー       ズ 
259 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/04(火) 16:49:53.58 ID:L7ou4OkIO
そろそろヤバイぞ
260 : :2012/09/08(土) 00:54:36.51 ID:4IM8eorN0
いろいろあって遅れました。すみません
再開します
261 : [sage saga]:2012/09/08(土) 01:42:37.86 ID:4IM8eorN0
???「何だ貴様らッ!!」

団長「それは俺が聞きてえな、何者だテメェ」ブンッ!!

???「ッ甘い!!」

ガシッ!!

???「知りたければ教えてやる…俺の顔を見れば、知る者は」

副団長「言われたことだけを言え」チャキ

???「・・・」(!!!いつの間に…コイツの相手をしていた銃士は…)コツン…

副団長「振り向くな、あの銃士ならそこに無傷でそこで寝かせている。」

???「…」(この女が今俺に当てたのは感覚からして装備していた槍ではなく
おそらく銃士が装備していた火槍…この距離なら精度の低い物でも鎧を
貫通する程度の威力があったな…)

副団長「下手な事は考えるな、火槍の中にはまだ弾が入っている」

団長「・・・ちょ、ちょっと待て、おい手離せッ。貫通して…あ、当たるっ」

???「・・・」ニギィ…ギリギリッ…
262 : [sage saga]:2012/09/08(土) 02:10:01.59 ID:4IM8eorN0
副団長「退かなくていい、そのまま妙な真似をしないよう
コイツの監視を続けてくれ」

団長「いや当たるだろ!!」

???「・・・貴様ら、ただで済むと思うなよ」ボソ

副団長「・・・二度同じ事を言わせる気か」













聖騎士「俺の名は聖騎士!!国王殿下直々の命を承りこの辺境の地に
部下を引き連れ巫女を保護し王都に連れていく為にきたァ!!!!!!」



神父「・・・っ」
263 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/08(土) 14:48:16.56 ID:REbB702r0
よかった
来たか
264 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/16(日) 14:20:27.92 ID:8SIkVUbf0
まだか
265 : [sage saga]:2012/10/22(月) 01:49:24.71 ID:cfGTuwI+0
月1ペースですいません

副団長「・・・で?」

聖騎士「…何?なんだその反応は!」

副団長「聖騎士と証明できるものは見たところ無いようだが」

団長「いやそれは・・・」

副団長「黙れ、あなたに話は聞いていない。
…それ以外にも私一人でこのザマでは仮に国王の使いであろうが
大人しくくれてやる気はない…部下を連れて引け」

団長「いや俺もいたんだけど…なんでもないですはい」


聖騎士「…覚悟しろぉこの俺にたてついたことを」チィッ


…………

………
266 : [sage saga]:2012/10/22(月) 02:10:33.59 ID:cfGTuwI+0
…………

……

団長「引いたか…神父さん怪我はしてるか?」

神父「大丈夫です、掴まれた以外は…物を壊されただけですので」

副団長「すまんな、もう少し早く着ていれば良かったが…さて、
こんなことになった以上、早く依頼内容を聞き取り掛かりたいのだが」

神父「…わかりました、それでは話しましょう
私の依頼は巫女をこの国から脱出するまでの護衛を頼みたいたいのです」

団長「それは何故だ神父さん?」

267 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/23(火) 01:38:50.98 ID:W+gadG0DO
来てたか乙
268 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/08(土) 23:57:36.31 ID:AIvRqK5yo
まだか
269 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/23(日) 02:49:13.82 ID:u4MA2cb60
今日で2カ月
270 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/12(土) 10:30:14.88 ID:mav5XjwIO
はよはよ
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