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文月瑠衣「……キミは何を言っているの?」 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/06/13(月) 18:33:29.41 ID:T6aeMo/R0
アキバズトリップSS

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少し暑くて少し寒くて @ 2024/04/25(木) 23:19:25.34 ID:dTqYP2V2O
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渾沌ゴア「それでもボクはアイツを殺す」 @ 2024/04/25(木) 22:46:29.10 ID:7GVnel7qo
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1714052788/

二次小説の面白そうなクロス設定 @ 2024/04/25(木) 21:47:22.48 ID:xRQGcEnv0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1714049241/

佐久間まゆ「犬系彼女を目指しますよぉ」 @ 2024/04/24(水) 22:44:08.58 ID:gulbWFtS0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713966248/

全レスする(´;ω;`)part56 ばばあ化気味 @ 2024/04/24(水) 20:10:08.44 ID:eOA82Cc3o
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1713957007/

君が望む永遠〜Latest Edition〜 @ 2024/04/24(水) 00:17:25.03 ID:IOyaeVgN0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1713885444/

笑えるな 君のせいだ @ 2024/04/23(火) 19:59:42.67 ID:pUs63Qd+0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1713869982/

【GANTZ】俺「安価で星人達と戦う」part10 @ 2024/04/23(火) 17:32:44.44 ID:ScfdjHEC0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713861164/

2 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/06/13(月) 18:44:10.47 ID:T6aeMo/R0
「言った通りだ」

瑠衣「……うん、ごめん、意味が分からないや」

「何で?」

瑠衣「……。何でって」

「だから、言った通りだって」

「俺を踏んでくれ」
3 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/06/13(月) 18:46:10.87 ID:T6aeMo/R0
瑠衣「な、何でそんな事……」

「踏んでほしいから」

瑠衣「どういうこと……? 私の事がキライになった……?」

「そんな訳ない」

瑠衣「だったら、どうして……」

「踏んでほしいから」

瑠衣「……」
4 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/06/13(月) 18:48:17.21 ID:T6aeMo/R0
瑠衣「理由を言ってよ」

「え?」

瑠衣「何故踏んでほしいのか」

「……、だって、そりゃあアレだよ」

瑠衣「?」

「瑠衣が好きだからだよ」

瑠衣「……っ」///

「踏んでくれ」

瑠衣「……。いや意味分かんないよ」
5 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/06/13(月) 18:49:41.49 ID:T6aeMo/R0
「何でだよ。瑠衣は俺の事キライか?」

瑠衣「っ!」

瑠衣「そ、そんな訳……ない。キミは……私の事を……守ってくれたし……」

瑠衣「しかも、優しいし……かっこいいし……大好きだよ」///

「なら踏んでくれ」

瑠衣「……何でそうなるのぉ」
6 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/06/13(月) 18:52:17.69 ID:T6aeMo/R0
「罵りながら踏んでくれ」

瑠衣「!? オーダーが追加された……」

瑠衣「ね、ねぇ。何で好きなのに踏むの?」

瑠衣「私に分かるように説明して……ほしい」

「……」

「男は、な」

瑠衣「うん」

「好きな人に踏まれたいんだ」
7 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/06/13(月) 18:54:45.93 ID:T6aeMo/R0
瑠衣「……そうなの?」

「ああ。カゲヤシはどうか知らないけど、少なくとも人間はそうなんだ」

瑠衣「知らなかった……」

瑠衣「……」

瑠衣「でも、踏むって事は……痛いよね」

「だろうな」

瑠衣「気が引けるよ……。いくらでも、抱きしめてあげるよ? キスしてあげるよ?」

瑠衣「それじゃダメなの?」

「踏んでくれ」

瑠衣「……あぅ」
8 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/06/13(月) 19:04:12.74 ID:T6aeMo/R0
瑠衣「仕方ないなぁ。キミがそこまで言うなら……」

「やったあ! やったぁぁあ!!」

瑠衣「ど、どれだけ盛り上がってるの……?}

「股間の話か?」

瑠衣「? え?」

「何でもない」
9 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/06/13(月) 19:41:05.55 ID:T6aeMo/R0
瑠衣「じゃあ、行くよ」

「ああ、頼む」

「もちろん、罵りながらな」

瑠衣「……えぇ? ホントに……?」

「当たり前だ」

瑠衣「……」

瑠衣「えぇぇ」
10 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/06/13(月) 20:30:58.53 ID:T6aeMo/R0
「さぁ、さぁ! 早く!」

瑠衣「そ、そんな事言われても……」

瑠衣「……も、もう」

瑠衣「……」フミフミ

「……」

「瑠衣」

瑠衣「な、なに?」

「何も喋らない上に、踏み方が優しすぎる」
11 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/06/13(月) 20:47:07.51 ID:T6aeMo/R0
瑠衣「だって、それは、その……」

「何?」

瑠衣「……だから、キミを強く蹴る事なんて出来ない……」

「……」

「踏んでくれなきゃ、脱がす」

瑠衣「えッ」

※初見の方へ
文月瑠衣はカゲヤシと呼ばれる種族で、日光を浴びると消滅してしまいます
即ち、 服を脱がす=殺す という事です
12 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大分県) [sage]:2011/06/13(月) 20:48:05.98 ID:24ZK2Yjwo
一体どこで踏まれているんだ・・・
13 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/06/13(月) 20:49:10.03 ID:T6aeMo/R0
「いいのか? 脱がすぞ?」

瑠衣「ちょっと、冗談はやめてよ。どういう事か、分かってるよね」

「ああ」

「それを承知で言っている」

瑠衣「……そこまでして……キミは……」

瑠衣「……」

瑠衣「分かった。頑張るよ」
14 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/06/13(月) 20:53:08.61 ID:T6aeMo/R0
>>12

瑠衣「最後に確認するけど……本当にいいの? ここ、秋葉原の駅前だよ?」

瑠衣「人、いっぱいいるよ?」

「構わない」

瑠衣「警察、来てもいいの?」

「警察を脱がす」

瑠衣「秋葉原の人達の好感度……下がっちゃうよ?」

「瑠衣に好かれていれば、俺は死んだって構わない」

瑠衣「……」////
15 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/06/13(月) 20:55:07.09 ID:T6aeMo/R0
瑠衣「いくよ……」

「どんとこいです」

瑠衣「……」

瑠衣「変態、変態! これがイイの? こんなのがイイの?」グイッ グイッ

「あああああぁ」///

瑠衣「うわっ……気持ちよさそうな顔……気持ち悪いよ」グイグイッ

「いやぁあああぁあ」///
16 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) :2011/06/13(月) 20:57:45.38 ID:1ybqzj5Z0
おい、

















いいぞ、もっとやれ
17 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/06/13(月) 21:12:20.40 ID:T6aeMo/R0
瑠衣「皆見てるよ……? 気味悪いものを見るような目で……」グイグイッ

瑠衣「ねぇ、どんな気分なの……?」

「ハァハァ」

瑠衣「うわっ……頭、大丈夫?」

「うは」
18 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/06/13(月) 21:22:45.07 ID:T6aeMo/R0
「ちょ……待って、瑠衣タンマ!」

瑠衣「?」

「お前、何? そういう店にでも勤めてたの?」

瑠衣「……キミは、本気でそう思うのかな」

「お、思わないって!」

瑠衣「だよね」ニコッ

瑠衣「ふんッ」グキッ

「」バキバキ

「ま、て、今、何か凄い嫌な音が響いた」
19 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/06/13(月) 21:24:20.18 ID:T6aeMo/R0
瑠衣「? 私は聞こえなかったけど」

「お、おい! ちょっと待て限度がある!」

「こういうのはホントに折ったりするんじゃなくて、えっと、その……」

瑠衣「……」グキッ

「」バキッ

「おおおおおおおおおおおッ……!」

瑠衣「あ、はは。何その間抜けな顔。可愛い……」
20 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/06/13(月) 21:25:53.21 ID:T6aeMo/R0
「瑠衣! 瑠衣!」

瑠衣「なぁに?」

「やめて! マジやめて! 俺死んじゃうから!」

瑠衣「そう」

「そうってお前……」

瑠衣「踏んでくれって言ったよね」

「言った……けど……」

瑠衣「問題ないよね」

「ない……です……」

瑠衣「じゃあ続けるよ」ニコッ
21 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/06/13(月) 21:28:28.49 ID:T6aeMo/R0
(まずいまずいまずいこの流れは本気でまずい)

瑠衣「じゃあ次は……頭いっちゃおっかな」

「おぉおおおおおい!!」

瑠衣「どうしたの?」

「頭はシャレになってないから! 俺二度と目ぇ覚まさなくなるから!」

瑠衣「いいよね」

「よくねーよ!」

「目を覚ましてくれぇぇぇぇ!」

瑠衣「えいっ」ゴキゴキッ

「」チーン

22 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/06/13(月) 21:54:46.07 ID:T6aeMo/R0
「……ハッ」

「? ……」

「朝の七時……、夢?」

「まさか夢オチとは……。小説史上最もやってはいけない展開を……」

 ♪ミライハ ボクラノ テノナカー♪

「! 瑠衣から電話……」ポチッ
23 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/06/13(月) 21:56:53.79 ID:T6aeMo/R0
「もしもし……」ブルブル

『……どうしたの? 声が震えているよ』

「何でもない。怖い夢を見てた」

『そっか。どんな夢?』

「え……あ……女の子に頭蓋骨を粉々にされる夢……」

『……怖い』

「だろ……」

「で、何か用か?」
24 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/06/13(月) 21:58:28.82 ID:T6aeMo/R0
『あぁうん。今から会えないかな?』

「ん、別にいいけど」

『じゃあ喫茶店に来てね。待ってるから』

「ああ。切るぞ」ポチッ

「……」

「正夢にならない事を祈ろう」
25 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/06/13(月) 22:07:06.29 ID:T6aeMo/R0
瑠衣「あ、やっほー」

「瑠衣……」

瑠衣「? どうしたの。遠い目してる」

「いや……」

「好きだよ」

瑠衣「ッ!?」///

瑠衣「ど、どうしたの急に……。私も……好きだけど」///
26 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/13(月) 22:18:43.78 ID:9Bd+IxPIO
いいじゃん。昨日全ルートしたばっかりだから楽しみ。
27 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/06/13(月) 22:27:20.40 ID:T6aeMo/R0
>>26
妹ルートの結末を知りたい
ていうか眠いので寝ます 続きは明日の午後1時前後くらいに
28 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県) [sage]:2011/06/14(火) 01:10:39.09 ID:8uaPhzodo
俺得発見
29 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/06/14(火) 17:20:04.13 ID:9m+cPk+50
遅くなってしまった
妹ルートの為に金を稼いでいましたテヘペロ


「よかった」

瑠衣「? うん」

瑠衣「ね、今日はどこ行こうか?」

「……」

瑠衣「? どうしたの」

瑠衣「何か、今日ヘンだよ。悪い夢の事、まだ引きずっているのかな」

「……実は、言っておきたい事があるんだ」

瑠衣「……珍しい、ね。キミがそんなに改まるなんて」
30 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/06/14(火) 17:21:44.24 ID:9m+cPk+50
「茶化さないでくれ。かなり重要なことなんだ」

瑠衣「……」

瑠衣「いいよ。話して」

「ああ」

「俺は――」




「好きな人に踏まれても、嬉しくはない」



31 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/06/14(火) 17:25:18.88 ID:9m+cPk+50
瑠衣「……」

瑠衣「それって、当たり前じゃないの?」

瑠衣「いくら好きな人でも……例えば、キミが私を踏んだとして、痛いだけだよ」

「そう。その通りだ。だから踏まないでくれ」

瑠衣「? 踏む訳ないよ。大切な人を踏む訳ないよ」

「いやマジ踏まないでくださいお願いします頭蓋骨だけは勘弁してください」

瑠衣「人の話聞いて…………ん、頭蓋骨?」

「あッ」
32 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/06/14(火) 17:32:30.71 ID:9m+cPk+50
瑠衣「……まさか、キミがさっき言っていた頭蓋骨を粉々にされる夢って……」

瑠衣「私にされたの……?」

「」ドキーン

「そそそそそんなわけぇぇぇ」ドキドキ

瑠衣「動揺してる……」

「してナッシング」

瑠衣「動揺してる……」

「してます」キリッ
33 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/06/14(火) 17:38:49.62 ID:9m+cPk+50
「でもねあのね、動揺してるのはね、瑠衣の事が好きすぎて、目線合わせられないっていうね」

瑠衣「……」

瑠衣「……ウソツキ」

「!?」ドッキーン

(何だ今の斜め下から上目遣いしながらの呟き攻撃可愛すぎるだろ)

瑠衣「こうすれば、分かるよね」ピトッ

(わあああああああああ)ドキドキドキドキ

瑠衣「物凄くドキドキしてる……。やっぱりウソなんだ」

「違う意味でドキドキしてます」
34 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/06/14(火) 18:41:54.89 ID:9m+cPk+50
瑠衣「え? ……あ……そ、そういう……?」////

「うん」

瑠衣「ご、ごめん……」///

「……お……お……」

瑠衣「え?」

「お持ち帰りしたいぜ!」

瑠衣「……」

瑠衣「え? ……? どういう意味?」
35 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/06/14(火) 18:43:30.36 ID:9m+cPk+50
「人間がよく使う言葉だよ。意味知りたい?」

瑠衣「うん。知りたい」

「……」

「どうしよっかなぁ」

瑠衣「っ!」

瑠衣「……イジワル」

(可愛い可愛いマジお持ち帰りしてペロペロしたいお!)

瑠衣「教えてくれないの……?」
36 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/06/14(火) 18:45:35.32 ID:9m+cPk+50
「お持ち帰りってのは、うん、そうだな……」

「男の人が、可愛くて好きで好きでたまらない女の人を、家に連れて帰る事だよ」

瑠衣「……そうなの?」

「うむ」

瑠衣「……」

瑠衣「……」////
37 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/06/14(火) 18:46:51.15 ID:9m+cPk+50
「どうした?」

瑠衣「何でもないよ……」///

「顔が赤いけど、何でもないの?」

瑠衣「ば、ばかっ……分かってるクセに……」///

「なあ」

瑠衣「……?」///

「お持ち帰りしていい?」

瑠衣「ッッ……」/////
38 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/06/14(火) 18:48:37.42 ID:9m+cPk+50
瑠衣「ご、ごめん……ハズカシ……」///

瑠衣「ゲームセンター……いこ……?」///

「お、いいね。行こうぜ」

瑠衣「ホントに……ごめんね……しばらく、顔……見れないかも……」/////

「瑠衣は可愛いなぁ」

瑠衣「あぁぁ……」//////
39 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/06/14(火) 18:50:49.49 ID:9m+cPk+50
 ゲーセン

「落ち着いたか?」

瑠衣「う、うん。もう平気」

「お持ち帰りしても平気?」

瑠衣「ぁあ、もうやめてよっ」///

「悪い悪い。じゃあ、いつもの格ゲーやろうぜ」

瑠衣「うんっ」

 ピコピコ ギャーギャー オーオー

瑠衣「も、も一回!」

「瑠衣って負けず嫌いなんだな」

瑠衣「キミに負けたくないっ」
40 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/06/14(火) 18:58:34.84 ID:9m+cPk+50
瑠衣「ね……」

「ん」

瑠衣「UFOキャッチャー……やろうよ」

「おう。今日はどれを狙おうか?」

瑠衣「そうだなぁ……」

瑠衣「あれ……あの奥のぬいぐるみ……可愛いな」

「あれか。よし、やってみるか」

「じゃあ、俺はいつもみたいに指示出すからな」

瑠衣「うん、頑張ろう」
41 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/06/14(火) 19:12:05.33 ID:9m+cPk+50
「お……お」

瑠衣「ん、ぁ……」

「イクか……?」

瑠衣「だ、だめだよ……もう……」

「いやイケるだろ! これはイケるって!」

瑠衣「あ、落ち……ぁ……」

「大丈夫だ、信じろ俺を!」

瑠衣「あっ、イクっ、穴にイクっ!」

「おおおおおお」

瑠衣「やったぁぁぁぁ」
42 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/06/14(火) 19:20:40.70 ID:9m+cPk+50
瑠衣「あ、ありがと……」

「何言ってんだ。瑠衣が頑張ったから取れたんだろ」

瑠衣「……」///

「二百円で取れたんだ、もっと誇っていいんだぞ」

瑠衣「へ、へっへーん……」

「無理やり感やべぇけど可愛い」

「お持ち帰りしたい」

瑠衣「……」ジロッ

「ごめんなさい」orz
43 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/06/14(火) 20:08:32.94 ID:9m+cPk+50
瑠衣「楽しかったね」

「そりゃもちろん。瑠衣と一緒ならどこだって楽しいさ」

瑠衣「……口上手だよね。でも、そんなところが好き」

瑠衣「ね、いいよ……」

「え?」

瑠衣「……お持ち帰りしても……いいよ」///

「」ドキッ
44 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/06/14(火) 20:15:18.37 ID:9m+cPk+50
「ごめん……実は……」

瑠衣「え……?」

「冗談なんだよ。家には、妹がいるんだ」

瑠衣「えぇ……」

「い、いや、でも、瑠衣をお持ち帰りしたいってのはホントだよ!」

「今すぐにでも持ち帰ってもペロペロちゅっちゅしたいよ!」

瑠衣「ぺ、ぺろぺろ? ちゅっちゅ?」

「しまった」
45 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/06/14(火) 20:21:40.84 ID:9m+cPk+50
瑠衣「しまったって……何かよくない事なの? ぺろぺろちゅっちゅっていうのは」

「いや、違……」

瑠衣「……ペロペロっていうのは、私達も使うよ。アイスクリーム食べる時とか」

瑠衣「ちゅっちゅって何だろう……?」

「……」

「何だろうね」

瑠衣「……」ジロッ

「ごめんなさい教えます」
46 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/06/14(火) 20:23:48.26 ID:9m+cPk+50
「怒らないでくれよ」

瑠衣「場合による」

瑠衣「服を脱がす事、とか言ったら怒るからね」

「……でも、まぁ怒った瑠衣も可愛いと思うけど」

瑠衣「……馬鹿っ」///

「お前その可愛さどこからくるの?」
47 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/14(火) 20:56:11.79 ID:wEeqCHMIO
なにこの可愛い生物たちは…
48 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/06/14(火) 21:22:15.63 ID:9m+cPk+50
「とにかく、だ……。ペロペロってのは、まあお前らの認識であってる」

「簡潔に言うと、家に連れ帰って、瑠衣の身体をペロペロしたいって事です」

瑠衣「……」///

瑠衣「かなり恥ずかしい事をサラっと言うよね……キミは……」///

瑠衣「……ちゅっちゅの意味は?」

「そのまま。ちゅーしたい。深いちゅーをしたい」

瑠衣「……」

「う、うそだから! 引かないでくれよ!」

瑠衣「引いてない……」////
49 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/15(水) 03:04:30.42 ID:lApTO1Wlo
乙!
このナナシは欲望全開だな
50 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/06/15(水) 17:16:56.38 ID:V1Cppqb10
瑠衣「だいたい……前からキミは……その……そういう事ばかり言う人だったし」

「そうだっけ」

瑠衣「自覚ないの……?」

瑠衣「私がお母さんを説得しに行った時もさ……私達の間に割って入ってきて――」

 『娘さんをください!!』

瑠衣「ビックリしたよ本当……」

「あれは……無意識」

瑠衣「それ聞いて百倍ビックリしたよ」
51 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/15(水) 17:25:03.80 ID:VbhMkVWIO
なんだこのバカップルなやりとりはw
52 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/06/15(水) 17:40:18.68 ID:V1Cppqb10
やべ 転寝してた


瑠衣「しかもその後さ……」

「え?」

 『何でもいい。今すぐ合体したい』

瑠衣「その時は……意味が分からなかったよ」

「ああ、お前のお母さんもキョトンとしてたな。熱戦の開始前だってのに」

「今なら意味分かるだろ?」

瑠衣「……」////

「分かるだろ?」

瑠衣「……う、うるさいなぁ。分かるよ、もう……」/////
53 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/06/15(水) 18:19:43.08 ID:V1Cppqb10
瑠衣「で、でも……相手の親の前で言うのは……どうかと思う」

「それは反省している」

「しかし、我慢できなかった。あの場面で言わずして、いつ言うんだ」

瑠衣「戦いが終わってからでも……よかったんじゃ……」

「それじゃ遅いんだよ!」バンッ

瑠衣「!? えっ……」

「戦いが終わったら、お前の母さんは、死ぬかも知れなかったんだぞ」

「実際、彼女は死のうとしていた! 忘れたのか!?」

瑠衣「ッ……忘れてない……よ」
54 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/06/15(水) 18:23:04.14 ID:V1Cppqb10
「偶然にも、俺がお前の父さんと思わしき人物と接触していたから……彼女は死を思いとどまった」

「もしも、それらのピースが一つでも欠けていたら……死は免れられなかっただろ!」

瑠衣「……」

「だからこそ、あの場面で言った。瑠衣の実の母に。俺の気持ちを」

瑠衣「……」

「……、ごめん」

瑠衣「……ううん、……ありがとう」

瑠衣「キミの……普段とかけ離れた勇気ある行動が……私……大好きだよ……」
55 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/06/15(水) 18:37:36.15 ID:V1Cppqb10
瑠衣「キミがいなかったら……私達は……もう……この世にいなかった……」

瑠衣「う、ぅ……本当に……ありがとう……」グスッ

「瑠衣!」

瑠衣「んぅ……?」

「合体しよう」

瑠衣「……」

瑠衣「最低……」

「え、何で!?」
56 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/06/15(水) 18:44:56.12 ID:V1Cppqb10
瑠衣「何でって言われてもな……最低」

「……」

(瑠衣に罵られた時のドキドキ感は異常)

瑠衣「……何で顔を赤くしてるの」

「へ? あ、いや、ナンデモナイデスヨ?」

瑠衣「棒読みすぎるよ……」
57 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/06/15(水) 18:51:45.33 ID:V1Cppqb10
 ピピピピ ピピピピ

瑠衣「あ……ごめん電話だ。お母さんから……」

「ん、いいよ」

瑠衣「うん。……もしもし」

瑠衣「……え……ぅ、分かった」ピッ

「どした?」

瑠衣「うぅ……今すぐ帰ってこいって言われた……」

「……」

「なら仕方ないな。デートはまた今度しようぜ。今日は、ぬいぐるみも取れたしな」

瑠衣「ごめんね……」
58 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/06/15(水) 18:53:57.27 ID:V1Cppqb10
「ただいま」

妹「あっ……どこ行ってたの?」

「……何でもねぇよ」

妹「は? 何それ。ウザッ」

「きりりんみたいだよな、お前」

妹「何? 何か言った?」

「あ、いえ、何でも」

妹「マジうざいんだけど」

「へいへい、悪かったね」
59 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/06/15(水) 18:56:44.45 ID:V1Cppqb10
「なぁ」

妹「何?」

「これやるよ」

妹「!! え……? いち、にぃ、さん……じゅ、じゅうまんえん……?」

「ああ」

妹「ありがとうお兄ちゃん! 大好きだよっ!」

(俺は嫌いだよ)
60 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/06/15(水) 19:01:52.58 ID:V1Cppqb10
妹「ね、お兄ちゃん……」

「あ?」

妹「何か、お兄ちゃんと一緒にいると楽しいよね」

「そう? 俺は別に」

妹「何ていうかさ……ポケットから何か出してくれる気がするんだ♪」

「あぁ、アメ玉あるぞ?」

妹「いらねーよ」
61 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/06/15(水) 19:10:54.06 ID:V1Cppqb10
「もういいや、寝る。明日の朝まで起きん」

妹「うげっ……風呂入らないのかよ……」

「十万円どうぞ」

妹「お風呂入らないと臭くなっちゃうよ?」

「それで瑠衣の反応を見るのもいいな」

妹「……るい?」

「あ、しまった」
62 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/06/15(水) 19:15:17.98 ID:V1Cppqb10
妹「瑠衣って誰?」

「誰だろう」

妹「……まさか、とは思うけど……彼女?」

「はっはっは、違うよ」ニヤニヤ

妹「気持ち悪っ! うっわ、出来たんだ、こんなキモオタに」

「違うっての」

「ほら、二次元の話だよ」

妹「だよね! こんなキモオタに出来る訳ないもんね!」
63 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) :2011/06/15(水) 20:44:46.40 ID:6aHCiaSy0
瑠衣かわいいよ瑠衣
64 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/06/15(水) 21:37:39.38 ID:V1Cppqb10
>>63
一緒に酒を飲もう


「まあ自覚はしてる」

妹「うんうん、ちょっと見直した」

「泣くよ俺」

妹「泣けば? その弾みでサイフでも落としたらいいよ」

「お前何なの? どんだけ金好きなの? エスポワールでも乗れよこの野郎」

妹「お兄ちゃんっ……! サイフっ……!」ザワザワ

「顔が福本調にっ……!?」
65 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) :2011/06/15(水) 23:00:18.20 ID:152rqP280
(゚∀゚)o彡゜瑠衣LOVE!瑠衣LOVE!
66 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/15(水) 23:10:26.32 ID:+OnXaQ5IO
あれ、ひょっとして瑠衣ルートって母親生存パターンもあるのか?
67 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/15(水) 23:12:05.29 ID:+OnXaQ5IO
あれ、ひょっとして瑠衣ルートって母親生存パターンもあるのか?
68 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/06/15(水) 23:14:37.80 ID:V1Cppqb10
>>66
頑張って探すのじゃ
続きは明日!
69 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) :2011/06/15(水) 23:52:23.03 ID:152rqP280

70 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/16(木) 02:00:31.11 ID:0ulxnJASo
瑠衣ルート以外やる気になれない
71 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/06/16(木) 02:18:20.95 ID:anJXVbr2o
母親生存ルートとかあったのか
選択肢ミスったのかなー
72 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/16(木) 15:15:26.67 ID:rdBAtfqIO
自主規制したい
自主規制したい
自主規制したい
73 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/06/17(金) 17:58:30.90 ID:C5GLUyAy0
遅くなったぁぁ


怜「やっと来たわね」

瑠衣「母さん、私達デート中だったんだけど……」

怜「それどころじゃないの」

怜「実は、とんでもない大発見をしてしまったのよ」

瑠衣「……大発見?」
74 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/06/17(金) 18:06:16.84 ID:C5GLUyAy0
怜「ええ。人間とカゲヤシに関わる大発見だわ」

瑠衣「そ、そんな凄い事が……? 一体、どんな事なの? 共生に一歩近づく事なの?」

怜「矢継ぎ早ね。落ち着きなさい」

瑠衣「はい」

怜「順を追って説明するわ」

怜「まず、事が起きたのは昨夜よ。あなたが寝ている真夜中ね」

怜「その時、私はとある本を読んでいたの」
75 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/06/17(金) 18:11:09.88 ID:C5GLUyAy0
怜「タイトルは『人類の神秘! 〜SとMの世界〜』よ」

瑠衣「母さん、そんな本読むんだ……」

怜「少しでも、人間を理解しようと思ってね。世の中、瀬嶋のような人間ばかりではないのだから」

瑠衣「それは、そうだね。……あの人も、とっても優しい人間だし……」

怜「まったく、熱々ね」

瑠衣「う、うるさいっ」////
76 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/06/17(金) 18:25:21.75 ID:C5GLUyAy0
怜「まあいいわ。その本に、とっても凄い事が書いてあったのよ」

怜「……人間は、踏まれる事で真の姿に目覚め、理解し合える仲になる……とね」

瑠衣「」

瑠衣「そ、それ違……」

怜「え?」

瑠衣「や、やっぱ……何でもない……うん……凄いね……」

怜「でしょう? 大発見よ、これは。秋葉原の人間を、片っ端から踏んづけていきましょう」

瑠衣「やめて母さん……」
77 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/06/17(金) 18:29:43.40 ID:C5GLUyAy0
怜「何を言っているの? あなたを助けたヒーローだって、踏んづければ……」

瑠衣「え……?」

怜「きっと、もっと熱くあなたを求めるはずよ」

瑠衣「……」

 『好きな人に踏まれても、嬉しくはない』

瑠衣(ああ言ってたし……)

瑠衣(でも、彼は私に踏まれる夢を見たんだよね……そして、頭蓋骨を破壊された……)

瑠衣(夢の中で死んじゃったのも事実だけど、踏まれていたっていうのも事実……)

瑠衣(……彼が……私に踏みつけを求めていたのかな……)///
78 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/17(金) 18:30:02.29 ID:UFsv+/vIO
半分は目覚めるか既に覚醒済みだから安心じゃないか
79 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/06/17(金) 18:41:32.19 ID:C5GLUyAy0
怜「さぁ、瑠衣、準備なさい」

瑠衣「へ?」

怜「行くわよ。『踏みつけ計画』は、たった今始動したわ」

瑠衣「ちょっ……え……ええ!? ホントにやるの!?」

怜「至極当然の事。こんな美味しい情報、見過ごす手はないわよ」

怜「来なさい、二人とも!」

瀬那「来たよ」

舞那「ママ、呼んだ?」

瑠衣「! 姉さん達……」
80 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/06/17(金) 18:45:47.94 ID:C5GLUyAy0
舞那「わッ、何でここにいるのよ」

瀬那「舞那。そういう事言わない」

舞那「は、はい」

怜「瑠衣にも協力させるわ。あなた達は中央通、瑠衣は駅前。いいわね?」

瀬那「はい」

舞那「うん、分かったよママ」

瑠衣「何で私までやる事になってるの……?」

舞那「ちょっとあんた! ママの言う事が聞けないの!?」」

瀬那「いちいち大声を上げない。周りの人に迷惑。この距離なら小さい声でも聞こえる」

舞那「ご、ごめん……」
81 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/06/17(金) 18:47:26.19 ID:C5GLUyAy0
瀬嶋「……面白い話をしているじゃないか。どれ、私にも参加させてくれないか」

怜「!?」

瀬那「!?」

舞那「!?」

瑠衣「!?」

怜「な、何故……ここに……!?」

瀬那「……死んだはず……!」

瀬嶋「この通り、ピンピンしているが」
82 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/06/17(金) 18:49:35.66 ID:C5GLUyAy0
瀬嶋「それはいいとして、またもや頭のおかしい計画を企んでいるようだな」

舞那「ッ……お前は……ママの計画を侮辱するなと言ったはずだ!!」

瀬那「……」

舞那「……あ、あれっ? 姉さん、怒らないの?」

瀬那「今は……許す」

瑠衣「っ……」

瑠衣(何故……この人が……)

瑠衣(確かに……死んだはずなのに……)
83 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/06/17(金) 18:58:10.88 ID:C5GLUyAy0
舞那「老いぼれのジジイ……今ここで復讐するわっ!」

怜「やめなさい」

舞那「なっ……何で!? こいつはママの……カゲヤシの天敵じゃない!」

怜「いいから、下がりなさい」

怜「たとえ戦ったとしても、あなたの敵う相手ではないもの」

舞那「ぅ……それは……そうだけど……」

瀬那「優も、この人には一撃も与える事が出来なかった。私達では到底、太刀打ち出来ない」

瀬嶋「はっはっは、賢明な判断だ」

瀬嶋「姉と妹とでは、こうも出来が違うものか」

瀬那「ッ……!」

瑠衣「! 待って、姉さん! 落ち着いて!」

瀬那「……瑠衣」
84 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/06/17(金) 19:07:43.26 ID:C5GLUyAy0
瑠衣「瀬嶋さん、用件を言ってください。こちらは争う気はありません」

瀬嶋「そこのバカが争う気満々だがな。まあいいだろう」

瀬嶋「ある人物を探していてね」

瑠衣「……誰ですか?」

瀬嶋「キミが一番馴染み深いんじゃないかな。文月瑠衣」

瑠衣「え……? ……まさか!」

瀬嶋「そう。キミの恋人だよ」
85 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/06/17(金) 20:45:20.12 ID:C5GLUyAy0
瑠衣「何で……」

瀬嶋「色々と話し合いたい事がある」

怜「……」

怜「分かった。瑠衣、案内しなさい」

瑠衣「えっ!?」

瀬那・舞那「ママ……」

瑠衣「……」

瑠衣「分かった、母さん。行ってくる」

瀬那・舞那「……」
86 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/06/17(金) 20:55:18.70 ID:C5GLUyAy0
瀬嶋「話が早くて助かるよ」

瑠衣「……」

瑠衣(この男の事だ。どうせロクでもない企みがあるに違いない……)

瑠衣(それにしても、本当に謎だ……。目の前で灰になったはずの瀬嶋が……)

瑠衣(……でも、分からない事はいくら考えても分からない)

瑠衣(……。着いた)
87 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/17(金) 21:51:01.04 ID:PdYcigXSO
ヤベェ、クッソおもしれぇ。
早く続きを書いてください。
88 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/06/17(金) 21:56:55.61 ID:C5GLUyAy0
>>87
ありがとうございます
色々な仕事と同時進行なんで遅いんだ ごめんなさい
89 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/06/17(金) 22:06:16.23 ID:C5GLUyAy0
瑠衣「……」

瑠衣(ぴんぽーんってやればいいんだよね……)

瑠衣(ドキドキする……)

瀬嶋「どうした。早く押せ」

瑠衣「っ……」ピンポーン

妹「はーい」

瑠衣「あ」

瀬嶋「え」

妹「へ」
90 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/06/17(金) 22:28:30.26 ID:C5GLUyAy0
妹「え、え? 誰?」

瑠衣「ぅあ、えっと、あの……」

瑠衣「あ、あなたこそ誰?」

妹「あのバカの妹だよ」

瑠衣「あ、そ、そうなんだ」

瀬嶋「……」

瀬嶋「兄を出せ。今すぐだ」

妹「え?」

妹「……今、寝てる」
91 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/06/17(金) 22:29:59.38 ID:C5GLUyAy0
瀬嶋「寝ているだと? なら、叩き起こせ」

妹「えー……アイツに触りたくないな」

妹「!」ピコーン

妹「お金くれるなら、いいよ」

瑠衣「え」

瀬嶋「え」

瀬嶋「……」

瀬嶋「いいだろう。これでどうだ」サッ

妹「ひょあ!」

妹「ひゃっくまんえーん!?」
92 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/06/17(金) 22:34:26.54 ID:C5GLUyAy0
妹「起きろクソ兄貴!」バキッ

「ぐあぁあっ!」

「何しやがる! もうお小遣いやんねぇぞ!」

妹「いらないもん! あんたの施しなんかなくても生きていけるし!」

「何だと!」

妹「こっち来て!」ツカミッ

「うおっ! どこ連れてく気だ!」ズルズル
93 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/06/17(金) 23:07:56.44 ID:C5GLUyAy0
瑠衣「……」

「! 瑠衣……?」

瀬嶋「やぁ、久しぶりだね」

「うわッ! せ、瀬嶋! 何でお前がここに……? いや、何故生きている?」

瀬嶋「瀬嶋は滅びぬ。何度でも蘇るさ」

妹「じゃあ私、ちょっと出かけてくるね」ササッ

「あ、行ってらっしゃい」

「……」

「……で、何の用だよ」
94 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/06/17(金) 23:08:41.98 ID:C5GLUyAy0
明日の朝に思い切り書いてしまおうかと
睡眠とります
95 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/06/18(土) 00:06:44.59 ID:W/Mna75po

瀬嶋ワロタ
96 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/18(土) 08:44:50.43 ID:vgQ7PGxho
乙!
妹は相変わらず現金なやつだな
97 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/18(土) 10:05:34.77 ID:pG8am5ISO
超乙。100万もあったら妹もう言うこと聞いてくれないだろ(笑)。
98 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/06/18(土) 10:47:44.24 ID:VriLA9ZB0
瀬嶋「いやなに、大した用じゃない」

瀬嶋「少しばかり、キミの力を貸してほしいだけだよ」

「……、この期に及んで、まだ俺が力を貸すと思ってるのか」

瀬嶋「ああ。思うよ」

瀬嶋「何せ、キミはお人好しだ。全ての生物――人間だろうがカゲヤシだろうが、平等に見ている」

「もういいよ御託を並べるのは」

瀬嶋「それもそうだな。では、早速協力してもらおう」

瀬嶋「――私を踏んでくれ」

「」

瑠衣「」
99 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/06/18(土) 10:50:58.73 ID:VriLA9ZB0
「……ハイ?」

瀬嶋「踏んでくれ、と言っている」

「いやそれは分かるけど……ハイ?」

瀬嶋「何だ、ふざけているのか?」

「こっちのセリフだよ!」

瑠衣「……」

瑠衣「ちょっと待って、瀬嶋さん。あなたは私達の計画について、盗み聞きしていたのでは……?」

瀬嶋「? ……私が聞いたのは、キミの姉共が中央通、キミが駅前に繰り出す、という部分だけだが」
100 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/06/18(土) 10:54:05.58 ID:VriLA9ZB0
瑠衣「……まさか」

瀬嶋「? 何だ」

瑠衣「あなたも……『人類の神秘! 〜SとMの世界〜』を読んだの……?」

瀬嶋「!! ……貴様、何故それを……、まさか、既に私の復活はカゲヤシに感づかれていたというのか!」

瑠衣「いや全然知らなかったです」

瑠衣(母さんとこの人って……どこか似てるんだよなぁ……)

「……」

「……で、俺はどうすりゃいい」
101 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/06/18(土) 10:55:22.06 ID:VriLA9ZB0
瀬嶋「ふぅ。やれやれ、キミは本当のバカか」

瀬嶋「黙って踏めばいい。いや、黙ってはいけないな。罵りながら踏んでくれ」

「俺にそんな趣味ないよ!」

瑠衣「キミは踏まれる側だもんね……」

「なっ……何言ってんだよ!」

瑠衣「違うの?」

「そうです」キリッ
102 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/06/18(土) 11:01:17.98 ID:VriLA9ZB0
瀬嶋「さぁ、早く!」

「うお、知らん内に仰向けになってる!」

瀬嶋「……思えば、あの本を読む前から気づいていたのかも知れんな」

瀬嶋「キミと戦ったあの時、殴られ、蹴られる度に、私は痛みと共に喜びを感じていた……」

「何か凄く気持ち悪い事語り始めた!」

瑠衣「……あれ、ちょっとおかしいよ」

「ん、何が?」

瑠衣「実は、母さんも同じ本を読んでたんだ。その本には、蹴られる事で互いを分かり合える……
つまり、人間とカゲヤシの共生を示唆する文章が書かれていたって事だよ」

「……じゃあ、瀬嶋は……カゲヤシを滅ぼすという計画を捨てた……のか?」

瑠衣「瀬嶋さん、どうなんですか?」

瀬嶋「……」

瀬嶋「バレるとはな……」
103 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/06/18(土) 11:05:20.55 ID:VriLA9ZB0
瀬嶋「私は、キミに殺される前とは違うココロを持っている」

瀬嶋「言うなれば、きれいな瀬嶋だ」

「ジャイアンかよ」

瀬嶋「あの世で、改心する事を神様に約束し、舞い戻ってきた」

瑠衣「……おかしいよ、そんな展開」

瀬嶋「私はこれから、カゲヤシと親睦を深める為に、とある計画を目論んでいる」

瀬嶋「この『蹴り』も、計画の一部だ」

瑠衣「いやだから……それ間違ってます」

瀬嶋「何だと!」
104 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/06/18(土) 11:14:29.67 ID:VriLA9ZB0
 ♪ミライハ ボクラノ テノナカー♪

「電話だ」ピッ

「もしもし、ヤタベさん?」

『あ、聞こえるかい!? 今、大変な事になっているんだ!』

「え、何がですか」

『中央通北西なんだけど、瀬那ちゃん、舞那ちゃんと思わしき人物が、急に現れたと思ったら――』

『道行く人々を、手当たり次第に踏んづけ始めたんだ!』

「」

「……どういう事だそれ。ていうか、思わしきって事は……本人じゃない可能性があるのか?」

『いや、顔を隠す為か仮面を被っているんだが……服装はいつも通りだから、ね』

「頭隠して尻隠さずってか」

『上手い事言ってる場合じゃないよ。これから、自警団の三人や、マスター達にも連絡をする。
キミも今すぐ、瑠衣ちゃんに連絡をつけてこっちに来てくれないか』

「ああ。今、瑠衣と一緒にいるから、そっちに向かうよ」
105 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/06/18(土) 12:33:50.00 ID:VriLA9ZB0
瑠衣「何があったの?」

「ダブプリが、アキバの人々を踏み続けているらしい」

瑠衣「えぇーっ……あの二人本当にやったんだ……」

瀬嶋「何という事だ。奴らに先手を取られるとは」

「お前は何を言っているんだ」

瀬嶋「時間がない。我々も急ぐぞ」

「何でお前リーダーみたいな立ち位置なの!?」
106 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/06/19(日) 12:39:16.47 ID:2GjMpGmX0
保守 瑠衣がかわいすぎて夜も寝られない
107 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/06/19(日) 14:13:27.51 ID:WC3UX5Li0
 中央通 北西

舞那「姉さん、私達、正体バレてないよね!?」

瀬那「大丈夫。顔は隠している」

舞那「だよね!」

一般人「やめてぇー!」

舞那「ほらほら、これがいいんでしょう?」グリグリ

舞那「ママから教わったこのセリフ、もう言い飽きちゃったよ」

瀬那「文句言わない」
108 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/06/19(日) 14:15:51.25 ID:WC3UX5Li0
瀬那「どう? 一般人さんは女性に踏まれて気持ちよくなるの?」グリグリ

一般人「ならねーよ! やめろおおお!」

瀬那「……何か、さっきから反応してくれる人が少ない気がする」

舞那「だよね。太ったメガネかけてる人は百発百中なんだけど……」

瀬那「もしかして、効果に個人差があるのかも知れない」

舞那「なるほど! 太ってる方が感情が動きやすいとか!」
109 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/06/19(日) 14:20:12.68 ID:WC3UX5Li0
瀬那「じゃあ、これからは太ってる人を狙って」

舞那「オッケー!」

舞那「……お、いい感じの男はっけーん♪」

舞那「とりゃあ!」

ゴン「おふっ」

舞那「どうだ、これでもか! これでもか!」

ゴン「おわぁぁあぁ! ……ん、こ、この感覚は……ダブプリ!?」

舞那「!?」

舞那(なっ、こいつ……! 私の正体を踏まれただけで見破るなんて……何者!?)
110 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/06/19(日) 14:25:27.51 ID:WC3UX5Li0
ゴン「むしろもっと踏んでください……」ハァハァ

舞那(! 気持ち悪っ……)

舞那「ちょっ……姉さん! 姉さーん!」

ゴン「ええぇ? 姉妹で踏んでくれるの……? それなんてご褒美?」

舞那「違うわよ!」

瀬那「舞那、大声出してどうしたの」

舞那「こいつ……ヤバイよ」
111 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/06/19(日) 21:06:03.61 ID:WC3UX5Li0
瀬那「? 何があったの」

舞那「……ちょっと、何て言えばいいのか……とにかくヤバイんだ」

瀬那「ヤバイの?」

舞那「うん、ヤバイ」

ゴン「ハァ……ハァ……」

瀬那「……」

舞那「ヤバイでしょ?」

瀬那「ヤバイね……」
112 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/06/19(日) 21:12:09.13 ID:32hfN7pEo
ktkr!

頑張ってくれ
113 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/06/19(日) 21:16:20.25 ID:WC3UX5Li0
瑠衣「姉さん達……どこにいるんだろう」

「人が踏まれてるんだから、それなりの騒ぎになってるはずだよ」

瀬嶋「……あっちの方が騒がしいぞ」

「ん、どこ?」

瀬嶋「あそこだ」

瑠衣「……ホントだ」

「行ってみよう」
114 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/06/19(日) 21:20:29.71 ID:WC3UX5Li0
ゴン「踏んでくださいっ……ダブプリにもっと踏まれたいです!」

瀬那「! 思い出した……。この人、ナナシと私達が戦った時、乱入してきた人間だ」

舞那「……ああ、アイツか。そう言えば、あの時も踏んでたっけ」

瑠衣「姉さん!」

瀬那「あ」

舞那「瑠衣? アンタ、駅前はどうしたの? もう終わったの?」

瑠衣「いやいや、姉さん達を止めに来たんだよ」

瀬那「え?」

舞那「どういう事?」
115 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/06/19(日) 21:27:25.52 ID:WC3UX5Li0
瑠衣「踏めば理解し合えるなんてウソっぱちだよ!」

舞那「な……瑠衣まで母さんの計画を侮辱するの!?」

瀬那「舞那、黙って。何か事情がありそう」

舞那「え、は、はい」

瀬那「瑠衣、どういう事か説明して」

瑠衣「うん」
116 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/06/19(日) 21:33:30.98 ID:WC3UX5Li0
瑠衣「母さんが何故この計画を企てたか知ってる?」

瀬那・舞那「……」

「……知らなかったんだ」

瀬那「舞那……聞いてた?」

舞那「ううん……」

瀬嶋「やれやれ、一族揃って馬鹿か」

舞那「何だと!」

瀬那「落ち着いて」
117 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/06/19(日) 21:37:30.35 ID:WC3UX5Li0
瀬那「私達は……こういう計画だ、と知らされただけ……」

舞那「こんなセリフを言いながら、一般人を踏みつければ、こういう結果になる……って言われたよ」

「何でその計画に疑問を抱かないんだ」

瀬那「ママの言う事に従うだけ。ママが[ピーーー]と言えば、私達は死ぬ覚悟は出来てる」

舞那「えっ? ……う、うん……そうだよ!」

瀬嶋「違う方向で素晴らしい心がけだ」

瑠衣(私は嫌だなぁ……)
118 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/06/19(日) 21:39:56.97 ID:WC3UX5Li0
saga忘れてた


瑠衣「……それはそれとして、ちょっと言いたい事があるんだけど」

瀬那・舞那「?」

瑠衣「そろそろ……下の人が苦しそうだよ」

ゴン「ハァ……ハァ……」

「ゴンちゃんいたのか!」

瀬嶋「こいつは……自警団の一人か」
119 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/06/19(日) 21:43:39.63 ID:WC3UX5Li0
瑠衣「とにかく、母さんはいかがわしい本に騙されるだけなの!」

瑠衣「踏まれたって、何も感じないんだよ。姉さん達だって、知らない人にいきなり踏まれたら嫌でしょ」

瀬那「……それはそうだ」

舞那「だね……」

舞那「でもコイツは凄い嬉しそうだよ」

ゴン「はい……嬉しいです……」

「こんな奴と友達になりたくねー」

瑠衣「キミが言える事じゃないよ……」
120 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/06/19(日) 21:49:05.62 ID:WC3UX5Li0
瑠衣「それより、姉さん達はすぐ帰った方がいいよ。早くしないと警察が来ちゃうし」

瀬那「確かに、ちょっと暴れすぎたかも」

舞那「ダブプリがやったって知れたら、私達アキバにいられなくなっちゃうしね」

瀬那「顔を隠しているから、それは大丈夫」

舞那「あ、そっか」

瀬嶋「全然大丈夫ではないのだが」
121 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/06/19(日) 21:52:02.54 ID:WC3UX5Li0
舞那「じゃあ、退散しよっか」

瀬那「うん」

舞那「じゃあね」ササッ

瀬那「さようなら」ササッ

「……」

「一件落着だな」

瑠衣「だね」

ゴン「うう……ダブプリぃ……もっとぉ……」

「一人重傷がいるけど……」
122 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/06/19(日) 21:54:40.65 ID:WC3UX5Li0
瀬嶋「さて、と……私は私の目的を達成する事にしよう」

「平和裏にやれよ、お前は」

瀬嶋「無論。死人、怪我人は一人も出さぬつもりではいる」

瀬嶋「またどこかで、会えたら会おう。私は秋葉原にいる」

「……お前悪役だった人?」

瀬嶋「うむ」

「凄い良い人になってるじゃん」

瀬嶋「うむ」
123 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/06/19(日) 22:01:02.06 ID:WC3UX5Li0
瀬嶋「まあ何かあったら呼んでくれ」ササッ

「……」

瑠衣「……」

ゴン「……」

ゴン「あ、えっと、ボク……邪魔かな?」

「え?」

ゴン「ご、ごめんね気が利かなくて。ボク、秘密基地に戻ってるね」ササッ

「あ、うん」
124 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/06/19(日) 22:07:33.85 ID:WC3UX5Li0
「……」

瑠衣「……」

「また最初の状態に戻ったね」

瑠衣「そ、そうだね」

「……」

瑠衣「……」

「瑠衣」

瑠衣「何……?」

「瑠衣って可愛いよね」

瑠衣「……」/////
125 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/06/19(日) 22:17:26.98 ID:WC3UX5Li0
瑠衣「も、もう……キミって二人きりになると、それだよね」////

「周りに人がいたら恥ずかしくて言えない」

瑠衣「……でも、言えって言われたら……」

「もちろん言うよ! 真実だから仕方ない!」

瑠衣「……バカ」////

「瑠衣とのファーストキスが忘れられなくて、NIROに入ったバカです」

瑠衣「だ、だからアレはキスじゃなくって」////

「瑠衣も、アレがファーストキスだ、ってムキになって言ってたよね」

瑠衣「言ってないよ、もうっ……」////

「言ってたけどなぁ……」
126 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/06/19(日) 22:19:33.92 ID:WC3UX5Li0
「それにしても、今日は日差しが強いよね」

瑠衣「そうだね。ちょっと、くたびれちゃったかも」

「……よし、家に行こう」

瑠衣「え?」

「家なら人目を気にする事もないよ」

瑠衣「……」////

瑠衣「うん……行こう」////
127 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/06/19(日) 22:22:47.14 ID:WC3UX5Li0
「さ、入って入って」

瑠衣「誰もいないの……?」ドキドキ

「もちろん」

瑠衣「お、おじゃまします……」ドキドキ

「声が震えてるんだけど」

瑠衣「気のせいだよっ……」ドキドキ

「気のせいなの? じゃあ、そういう事にしておこう」

瑠衣「……本当にヘンなところでイジワルだよね……」ドキドキ
128 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/06/19(日) 22:25:03.27 ID:WC3UX5Li0
「だって瑠衣が可愛くて加減を忘れてしまうんですもの」

瑠衣「……ドキドキしすぎて、寿命が減りそうだよ……」ドキドキ

「深呼吸しなよ」

瑠衣「……スゥー……ハァー……」

「どう?」

瑠衣「……キミのニオイが鼻に入ってきて……余計ドキドキしてきた……」//////

「え、じゃあ俺も深呼吸していい?」

「瑠衣のニオイ補充」

瑠衣「う、うん……」/////
129 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/06/19(日) 22:26:59.59 ID:WC3UX5Li0
「スゥー……ハァー……」

瑠衣「え? ちょ、ちょっと……?」

「スゥー……ハァー……」

瑠衣「な、何で近づいてきて……」

「スゥー……ハァー……」

瑠衣「ひぁあ! くっついて吸わないで!」////

「瑠衣の髪、良いニオイすぎてヤバイ」
130 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/06/19(日) 22:30:46.89 ID:WC3UX5Li0
「瑠衣、顔がいつも以上に真っ赤だね」

瑠衣「キミのせいだよっ」////

瑠衣「ああぁ、今度は上着をっ……」////

「一枚ずつ行ってオッケー?」

瑠衣「オッケーじゃない!」////
131 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/06/19(日) 22:37:47.24 ID:WC3UX5Li0
おやすみなさい
明日も頑張るよ
132 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県) [sage]:2011/06/19(日) 23:20:53.29 ID:guMZkyolo
なんという生殺し
乙!
133 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/20(月) 00:11:20.53 ID:GgAQRYCIO
気分良くニヤニヤできるスレと言うのも珍しい
乙でした
134 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/20(月) 01:48:25.81 ID:xnivE11Jo
乙!
瑠衣はかわええのう
135 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/20(月) 07:10:21.55 ID:TAviAu/SO
超乙。妹戻ってこい!
136 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/06/20(月) 20:27:29.62 ID:EYfRgDVr0
「じゃあ、とりあえず上着を脱がせる事にします」

瑠衣「しますって……。や、やめて……」////

「あっれー? あの時はあんなに積極的だった瑠衣が……」

瑠衣「あの時っていつの事……?」////

「……あ、ごめん。夢の話だった」

「夢の中では、瑠衣はノリノリで俺を踏んでくれたんだよ」

瑠衣「キミの妄想が作り出した私でしょ、それ……」////
137 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/06/20(月) 20:31:46.19 ID:EYfRgDVr0
「てっきり瑠衣の意思が俺の夢に現れたのかと」

瑠衣「何でそんな臆面もなく言えるの、そういうセリフ……」////

「瑠衣の前なら何でも言える」

瑠衣「……納得出来るのが怖いよ」

「そんな俺は嫌い?」

瑠衣「……分かるでしょ?」

「ああ……そっか、嫌われてるんだ俺」

瑠衣「もおぉ! 言わなきゃいけない流れなのかな!」//////
138 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/06/20(月) 20:33:05.63 ID:EYfRgDVr0
「出来れば言ってほしいかもな」

瑠衣「っ……」/////

瑠衣「キミの事が大好きだよっ!」/////

妹「」

「あ」

瑠衣「……へ?」

妹「……何やってんの」
139 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/06/20(月) 20:35:46.32 ID:EYfRgDVr0
瑠衣「え……あ……あ……え……?」//////

瑠衣「あ……う……う……」///////

「こっちのセリフだ。もう帰ってきたのか」

妹「……ちょっとコンビニ行ってきただけだし」

妹「ていうか……え……さっきの子、だよね? ……すっごく綺麗……」

瑠衣「えっ……あ、ありがとう……」////
140 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/06/20(月) 20:39:01.79 ID:EYfRgDVr0
妹「もしかして……瑠衣さん?」

瑠衣「! 何で私の名前を……?」

妹「このバカが瑠衣がどったらこったらって言ってた」

瑠衣「……」ジロッ

「い、いいじゃん! 瑠衣が可愛すぎてうっかり口が滑っただけだよ!」

瑠衣「……」//// ジロッ

「赤面で睨むな! 萌えるだろが!」
141 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/20(月) 20:39:23.87 ID:TAviAu/SO
投下中にコメすいません。
きたー!!更に妹もきたー!!!
142 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/06/20(月) 21:16:41.45 ID:EYfRgDVr0
>>141
いえいえ
応援ありがとうございます
143 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/06/20(月) 21:17:16.30 ID:EYfRgDVr0

妹「……うげぇ」

「どうした」

妹「……こんなキモイ兄に彼女が出来るなんて……」

妹「ていうか本当にヤバくない? 何その四肢……白いし細いし……」

瑠衣「そ、そんな事ないよっ……骨だよ骨」

「何だその例えは」
144 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/06/20(月) 21:21:02.75 ID:EYfRgDVr0
妹「何かの雑誌のモデルさん?」

瑠衣「違うってば。普通の……えっと、普通の……人……? だよ」

「いや、普通の俺の嫁です」

瑠衣「あぅ……」////

「間違った事言った?」

瑠衣「間違ってない……けど……」////

妹「瑠衣さんは可愛いけど、アンタはキモイ」

「もうキモイって聞き飽きたよ」

妹「キモイキモイキモイ」
145 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/06/20(月) 21:30:01.55 ID:EYfRgDVr0
「ほら、もう金やるから友達と遊びにでも行ってろ」

妹「いらね」

「はぁ!? お前さっきからどうしたんだよ! お小遣いはいらないだの何だのって――」

妹「私には、恋人が出来たの」

「」

「……え?」

瑠衣「おめでとう」

妹「ありがとう」

「いやいやいやいやいや」
146 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/06/20(月) 21:36:12.61 ID:EYfRgDVr0
妹「何?」

「凄い初耳なんだけどそれ。え、いつ出来たの」

妹「何でそんな興味津々なの? キモイんだけど」

「いいから教えろ。金払うから」

妹「いらねーって言ってるでしょ」

「ああああああどうしようもうこれじゃ妹は言う事を聞かない!」

「まあでもいっか! 俺には瑠衣がいるし! 瑠衣がいれば後は何もいらないし!」

瑠衣「本人の前で叫ばないで……」////
147 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/06/20(月) 21:39:48.86 ID:EYfRgDVr0
妹「面倒くさいなぁ。……さっきだよ、さっき」

「さっきっていつだ」

妹「アンタも、瑠衣さんも一緒にいたよ?」

「は?」

瑠衣「え?」

「……」

瑠衣「……」

「おい、まさか……とは思うが……まさか、な……」

瑠衣「嫌な予感がしてきた……」
148 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/06/20(月) 21:45:22.70 ID:EYfRgDVr0
「…………瀬嶋……」

瑠衣「あ、ありえないよ……ね?」

妹「へー、あのおじさん瀬嶋さんって名前なんだね。かっこいい♪」

「」

瑠衣「」

「……アイツ、妹に手を出しやがったのかァァー!」

妹「瀬嶋さんは知らないよ、付き合ってる事」

「……何だそれ! それ付き合ってるって言わないだろが!」
149 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/06/20(月) 21:48:40.15 ID:EYfRgDVr0
瑠衣「あ……確か妹さんって、瀬嶋さんに百万円貰ってた……よね」

妹「えぇ? 何のことかな? かな?」

「買収されたの!?」

瑠衣「百万円と引き換えに、キミの事を叩き起こせって……」

「散財だろ瀬嶋……」

「ていうか、愛もクソもないね。やっぱり金かお前」

妹「そんな事ないよ! 心から瀬嶋さんを愛してる!」

「目の奥に$が見えるのは気のせいか」
150 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/06/20(月) 21:54:36.22 ID:EYfRgDVr0
妹「とにかく、瀬嶋さんのメアドと居場所教えて!」

「……あー、瀬嶋のは知らないわ」

妹「えええっ、……使えないなクソ兄」

「バッチリ聞こえてるっていうか、もう少しボソっと喋れよ」

瑠衣「……ね」

「おう、どした」

瑠衣「NIROに知り合いがいたよね。御堂……だっけ?」

「ああ、あの誰得NIROルートのヒロイン的な人か」

「NIROルートは悲しすぎた……。瑠衣、もう二度とあんなルートやらねーからな!」

瑠衣「へ?」

「だって……NIROルート酷い! マジ酷い! 何でマスターや瑠衣がッ……」

瑠衣「? ど、どうしたの……?」
151 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/06/20(月) 22:01:40.44 ID:EYfRgDVr0
「……そこにいるのは……瑠衣?」

瑠衣「えっ、う、うん」

「うわあああああああああああやったああああああああああああああ」

「瑠衣いいいいいいいいいいいいいいいいいい」

瑠衣「えぇぇ……何かもう狂気を感じるんだけど……」

「殺してごめん瑠衣いいいいいいマスターああああああああ」

瑠衣「私……生きてるよ?」

「大好きだぞ瑠衣いいいいいいいいいいい」

瑠衣「えっ……わ、わ……私も好きだよおおおおおおおお……」//////////
152 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/06/20(月) 22:02:41.39 ID:EYfRgDVr0
明日はもっと書ける気がしないでもない打ち止め
153 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/06/21(火) 00:18:31.58 ID:Iy0BY9RSo
NIROルート悲惨なのかww
るいのルートっぽいのしかやってないからわからんww
154 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/21(火) 00:53:35.14 ID:An85FlmKo
あれはもう二度とやりたくない
155 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/06/21(火) 18:15:46.69 ID:ix1RuQg00
妹「家の中で何やってんのよ、こいつらは……」

「愛を確かめ合ってんだよバカ。お前もさっさと瀬嶋と愛し合ってこい」

妹「だからメアドも住所も知らないっての! バカはあんたでしょ!」

「ほら、この御堂ってのに連絡しろ。瀬嶋は御堂の元上司だからな」

妹「サンキュ」

「わああ金渡してないのに感謝されるとかいつぶりだろう」

瑠衣「何その兄妹関係……」
156 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/06/21(火) 18:33:37.79 ID:ix1RuQg00
妹「まあいいや。出かけてくる」

「いってら!」

妹「そのテンションうざい……」ガチャ

「キャッホーイ! 二人きりキター!」

瑠衣「何する気なの……?」

「……」

「俺は紳士だ。決して、瑠衣の心や身体を傷つけるような事はしない」

瑠衣「……これまでの発言からして、それは信用出来ないな……」
157 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/06/21(火) 18:37:46.02 ID:ix1RuQg00
「とにかく、これからある事をしたいと思う」

瑠衣「何?」

「野球拳」

瑠衣「……やきゅう……けん? ……野球は分かるけど、けんって何?」

「えっとね。まあ物凄く簡単に説明するなら、ジャンケンだよ」

瑠衣「……普通だね」

「で、負けた方が一枚ずつ服を脱いでいくっていうルール」

瑠衣「……全然普通じゃないね」
158 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/06/21(火) 18:40:18.97 ID:ix1RuQg00
「やろうぜ」

瑠衣「え、えぇー……む、むりだよ……」////

「何で」

瑠衣「……、察してほしい……」////

「俺の前で脱ぐのが嫌だと言うのか。身体など見せたくないと言うのか」

瑠衣「……そういう訳じゃないけど……さ……」////

瑠衣「で、でも……まだ時期的に早いって言うか……あ……あぅ……」////
159 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/06/21(火) 18:43:22.79 ID:ix1RuQg00
瑠衣「……もしも……もしもの話……服が全部なくなったらどうするの……?」

「そりゃあ……頂いちゃいますよ。瑠衣自身を」

瑠衣「えぇええぇっ……」/////

「嫌ですか」

瑠衣「嫌じゃ……ないよ。ただ……心の準備が……」////

瑠衣「ていうか、その……したいなら普通にしようよ……やきゅうけん……? じゃなくてさ……」////

「キャー瑠衣ヘンターイ」

瑠衣「ああもうっ!」//////
160 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2011/06/21(火) 19:03:09.58 ID:UeWJ1JUNo
屋内なら脱いでも死なないの?
今度買ってやってみようと思ってるんだけど
161 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/06/21(火) 19:19:26.32 ID:ix1RuQg00
>>160
多分、太陽光とか強い光がなければ死なないと思ふ
ゲーム性とかは言うほど大したもんじゃないけど、ストーリーは面白い ていうか瑠衣が可愛い
間違ってもNIROルートには進まない方がいい
162 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/21(火) 19:25:34.91 ID:hXX0TnfDO
お前………風呂どうすんだよ………



たしか入れたよな?
163 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/06/21(火) 19:26:29.97 ID:ix1RuQg00
>>162
瑠衣と風呂だと?
164 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/06/21(火) 19:29:10.57 ID:ix1RuQg00
瑠衣「とにかくっ、やきゅうけんはなし! なしなしっ!」////

「駄々っ子みたい」

瑠衣「うううるさい!」////

「昔のクールな瑠衣はどこへ行ったのやら」

瑠衣「それはキミのせい…………え、クール……だったっけ……?」

「うん。何かさ、淡々と喋るイメージ」

瑠衣「ウソ……。それって……話してて面白くなかったって事……?」

「そんな訳ねぇだろ! その時から好きでした!」

瑠衣「そ、そうなんだ」////
165 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/06/21(火) 19:32:26.35 ID:ix1RuQg00
瑠衣「面白い、じゃなくて……好き、なんだね」

「いやもちろん面白かったよ。瑠衣が鈴をイジってたのを見て、Sッ気もあるんだな、と感じました」

瑠衣「え、あ、私の秘密を鈴がうっかりキミに話しちゃった時の事? ……よく覚えてるね」

「そりゃ瑠衣と話したシーンは全把握済みだよ。つか、お前もよく覚えてんじゃん」

瑠衣「……だって、キミが初めて私達に協力してくれた時だもん。忘れる訳ないよ」

瑠衣「その後も……公園で絡まれてた私を助けてくれたし……」
166 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/06/21(火) 19:48:27.17 ID:ix1RuQg00
「話は変わるが、瑠衣は俺と一緒に動くようになってから、Mッ気になったよな」

瑠衣「え……そ、そう……?」

「うんうん。俺が瑠衣に強気で接すると、顔を赤くして、身体をくねくね動かして、余所見をする」

「そうなると、俺がどんな事を言おうとも、小声で弱気に答えるんだ」

瑠衣「……分析されると、恥ずかしさが増すんだけど……」////

「ほら、また」

瑠衣「えっ……? あっ……」/////
167 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/21(火) 20:00:02.08 ID:/QODFzUIO
糖分の摂取量がヤバすぎるw
168 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2011/06/21(火) 20:03:46.05 ID:UeWJ1JUNo
このスレのおかげで買う気になりました ありがとう!
169 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/06/21(火) 20:10:04.97 ID:ix1RuQg00
>>168
NIROルートだけは(ry


「……いいですか?」

瑠衣「……へ?」

「そろそろ……ベッドに押し倒してもいいですか?」

瑠衣「…………ダダダメだよ! 何言い出すの急に!」/////

「糖尿病になりそう」

瑠衣「何で!?」

「瑠衣を見ているだけで口の中が甘いんだよ」

瑠衣「意味分からないよ!」
170 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/06/21(火) 20:17:28.68 ID:ix1RuQg00
妹「ただいま」ガチャ

「またお前かよ! 早いんだよ帰ってくるのがさっきから!」

瀬嶋「やあ、また会ったね」

「またお前かよ! キャラ変わりすぎなんだよさっきから!」

妹「隆二さぁん。私、お金ほしいなぁ」

瀬嶋「ハッハッハ。ほれ、二百万だ」

妹「もう隆二さん大好きー♪」

「こんな恋愛関係は持ちたくない……。つーか、お前中学生だろが。ヤバイだろこれ」

妹「隆二さんの権力を使えば問題ないよー♪」

「もうダメだこいつ」
171 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/06/21(火) 20:19:04.85 ID:ix1RuQg00
妹「これから熱々タイムなんだから、家から出てってほしいな」

「はぁ? 部屋戻るから、それでいいだろ」

瀬嶋「……キミは何も分かっていないな」

「?」

瀬嶋「行為中の声など、聞かれたくはないだろう? キミだってな」

「お前、実の兄の前でそれ言うのか!」

妹「ほら、さっさと出てけー!」
172 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/06/21(火) 21:54:15.27 ID:lbwoxeVjo
瀬嶋ァァァー!
173 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/06/21(火) 22:05:50.10 ID:ix1RuQg00
瑠衣「……追い出されちゃったね」

「瑠衣と一緒なら、どこだろうが問題ないがな」

瑠衣「……」////

瑠衣「……」ソワソワ

「?」

瑠衣「……」ソワソワ

「どうした」
174 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/06/21(火) 22:15:12.96 ID:ix1RuQg00
瑠衣「……私も……いつかするんだよね?」////

「何を?」

瑠衣「……、分かってるでしょ……?」////

「いや、分からん」

瑠衣「……嫌いになっちゃうよ?」

「はい、分かります!」

「……で、するから何だよ」
175 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/06/21(火) 22:17:42.63 ID:ix1RuQg00
瑠衣「いや、だから……ちょっと聞き耳立ててみたいかなってさ……」///

「なるほど。んじゃあ行こう」

瑠衣「えっ、軽いね……」

「俺も聞いてみたいし」

瑠衣「じゃあ……」
176 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/06/21(火) 22:20:27.51 ID:ix1RuQg00
「よし」ソーッ


瀬嶋「ムフフ」

妹「ちょ、ちょっと隆二さん……ヤバイよ……」

瀬嶋「何を言っているんだね。キミのココは既にゲーマーモードじゃないか」

妹「隆二さんだってカジュアルモードです……」

瀬嶋「ゲーマーをクリアしたその先には……何があるか分かるかね?」

妹「いやぁぁあ、隆二さぁぁあん……」


「……え、何これ、何してんの」
177 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]:2011/06/22(水) 15:58:21.78 ID:EavxFgtAO
つ、つまりどういうことだってばよ?!
178 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]:2011/06/22(水) 21:10:54.10 ID:yWjBptcc0
ナイロルート嫌いな割に瀬島の扱いが良いな
179 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/06/22(水) 21:12:50.94 ID:5UB6OzTy0
>>178
おっさんキャラが好きなんだ
180 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/06/22(水) 21:17:46.94 ID:5UB6OzTy0
「しかし、実の妹があんな奴に……。出来ちゃいました、とか洒落にならないよ」

瑠衣「やっぱり、止めた方がいいのかな……」

「いやいや、待て。俺はもうカゲヤシの力を失っている。瀬嶋と妹相手に、生身じゃ勝てないよ」

瑠衣「……私も戦う」

「ダメだ。瀬嶋は……一回死んだからどうなったか知らんけど、妹はヤバイ」

「最強装備で挑んでも、敵わなかった」

瑠衣「……そう、なんだ」
181 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/06/22(水) 21:49:21.13 ID:5UB6OzTy0
瑠衣「……でも、やっぱり私は行くよ」

「えッ?」

瑠衣「止めなきゃいけない……」

「……そりゃそうだが、相手は妹だぞ」

瑠衣「大丈夫」

「おい……」

瑠衣「大丈夫だから」
182 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/06/22(水) 21:51:39.54 ID:5UB6OzTy0
瑠衣「やめなよ!」ガチャ

妹「ふぇっ?」

瀬嶋「あぁ?」

瑠衣「ッ……」

妹「瑠衣……さん? 何しに来たの」

瀬嶋「もしや、キミの参加したいのかね? 彼氏はどうした?」

瑠衣「うるさいっ!」
183 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/06/22(水) 22:03:32.43 ID:5UB6OzTy0
瑠衣「そういうの……良くないと思ったの!」

瀬嶋「ほう」

瀬嶋「そういうの、とは……どういうのかね」

瑠衣「え、え? どういうって……そういうの!」

瀬嶋「言ってくれなければ分からんな」

瑠衣「うっ……うぅー!!」//////

「おい瑠衣をイジっていいのは俺だけだぞふざけんなジジイ日本海に沈めるぞマジで」
184 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/06/22(水) 22:06:17.03 ID:5UB6OzTy0
瀬嶋「瑠衣君、教えてくれないか? そういうの、という好意の意味を」

瑠衣「も、もうやめてっ……」/////

「瑠衣こっち来い!」ガシッ

瑠衣「ぅう……」////




「だからやめろって言っただろが」

瑠衣「絶対違う理由でしょそれっ」/////
185 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/23(木) 08:06:30.21 ID:ks7EDIYSO
乙。
妹は80レベのえくすかりばー+78で倒せたぜ。
186 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/23(木) 17:17:59.84 ID:lREQYXdzo
まず妹と戦闘できない...
187 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/24(金) 06:54:11.72 ID:QAyKZ4hSO
確か妹の部屋に頭装備以外外して行けば戦闘になる。
188 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/24(金) 18:17:50.33 ID:mW9ug+cdo
>>187
できたわ。ありがと。
にしても妹強ぇぇ
189 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/06/24(金) 18:58:45.49 ID:erchDSLc0
>>184
瀬嶋のセリフミス
好意じゃなくて行為だった


瑠衣「……あ、また電話だ」ピッ

瑠衣「もしもし、瀬那姉さん?」

『瑠衣。すぐ来て』

瑠衣「え、ど、どういう事……?」

『いいから来て。アジトね』

瑠衣「あ、うん……」

『急いで』ガチャ ツーツー
190 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/06/24(金) 19:30:32.04 ID:erchDSLc0
「誰からだ?」

瑠衣「瀬那姉さんだった」

「瀬那か。用件は?」

瑠衣「分からない。けど、随分と慌ててる様子だった」

瑠衣「今すぐアジトに戻ってだって」

「よし分かった。行こう」

瑠衣「え……あ、あの二人は……?」

「もう知らん。妊娠しちゃった時は……まあ、てへぺろって事で」

瑠衣「て、てへぺろ? ……何だろ、初めて聞いたのに使い慣れたこの感じは……」
191 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2011/06/24(金) 19:46:00.87 ID:aCZKTxJZo
たった数分前に瑠衣ルートクリアしたわ 瑠衣かわええ
瑠衣のコートほしいからNIROルートやろうかな…
192 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/06/24(金) 19:51:31.68 ID:erchDSLc0
>>191
や め な さ い
服欲しさに心を痛ませるなんて……出来ないよ

193 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/06/24(金) 19:54:42.08 ID:erchDSLc0
そういえばラジオドラマの瑠衣が可愛すぎて鼻血が出て失血死しそうになった


妹「はぅっはぅっ」

瀬嶋「はははは、ヲタクモードの味はどうかね?」

妹「とってもイイですよぅっ」

妹「三百万追加で」

瀬嶋「まったく仕方のない娘だ、ほれほれ」

妹「ひゃぁあぁ隆二さん大好きぃいぃ」
194 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/06/24(金) 20:13:22.14 ID:erchDSLc0
瑠衣「ね、ねぇ、てへぺろって何?」

「まだ引っ張るのかソレ。てへぺろはてへぺろだよ」

瑠衣「む、むぅ……教えてよっ」

「説明のしようがないんだ」

「……あ、じゃあ、こういう動作しながら、てへぺろって可愛くやってみて」

瑠衣「えっ……は、恥ずかしいかも」

「いいから」

瑠衣「ッ……。て、てへぺろっ♪」

「ぎゃあああああああああああああああ可愛すぎるだろおおおおおおおおおおおおおおおお」
195 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/06/24(金) 20:23:31.72 ID:erchDSLc0
「ちょ、やべえもう一回お願いします!」

瑠衣「うぁ、て、てへぺろっ♪」

「フォオオオオオオオオオオオオオオオ」

「もっかい!」

瑠衣「てへぺろ♪ てへぺろにゃん♪」

「きゃああああああああああああああああああ」

「結婚してくれ!」

瑠衣「う、うんっ? ……え?」

「頼む結婚してくれ!」
196 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]:2011/06/24(金) 20:43:27.08 ID:YtpMGpwN0
ラジドララマのるいってどのるいだ

双子と同人誌読むやつか
エウリアンのやつか
アサコとのやつか

俺はエウリアンの「面白いなぁ・・・ふふっ♪」のシーンが可愛過ぎるとおもた
ダブプリねっと最終回でドラマCDの発売が告知されたがこれらも収録されるんかな

そういえば今日は攻略本の発売日だな
書き下ろしイラストとや設定資料も載ってるから買いに行かねば
197 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/06/24(金) 20:55:51.67 ID:erchDSLc0
>>196
全部だ!
198 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/06/24(金) 20:58:13.02 ID:erchDSLc0
瑠衣「結婚……?」

「うん」

瑠衣「え、えっと、結婚って……子供を作るって事?」

「極端だなお前は。……ようするに、ずっと一緒にいるって事だよ。子供ももちろん作るけどね!」

瑠衣「……」

「? どした」

瑠衣「ずっと……一緒?」

瑠衣「寝る時も、ごはん食べる時も、ずっと一緒?」
199 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/06/24(金) 21:06:44.29 ID:erchDSLc0
「当然だ。ずっと一緒。死ぬまで一緒な」

瑠衣「……」

瑠衣「嬉しい……」////

瑠衣「……でも」

「?」

瑠衣「……おっきいのは……やだよ……?」

「ほぇ?」
200 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/06/24(金) 21:20:10.30 ID:erchDSLc0
「何の話を……?」

瑠衣「あ、いや……」

瑠衣「キミと出会うずっと前にね、姉さん達と同人誌ショップという所に行ったの」

「え」

瑠衣「……人間の繁殖行為についての専門書らしいんだけどね」

「いや……その表現はおかしいと思う」

瑠衣「え? 繁殖行為じゃないの?」

「そこじゃない。専門書ってところ……ああ、もういいや。で、それがどうしたんだ?」
201 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/06/24(金) 21:48:38.19 ID:DntIQKPr0
更新マダー?
202 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/06/24(金) 22:11:33.76 ID:erchDSLc0
>>201
なかなかPCを触る暇を作れない ごめんなさい


瑠衣「見たんだ。その同人誌」

「……何やってんだお前」

瑠衣「でね、「ひぎいいいいい」とか「らめえええええ」とか……色々なセリフがあったんだ」

「お前それヤバイ色々とヤバイ」

瑠衣「ああいうのは……ちょっと怖いかなって……」
203 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/06/24(金) 22:17:02.05 ID:erchDSLc0
「いやしないよ絶対しない」

瑠衣「……ホント?」

「うん、しないから。少なくともその同人誌の内容と同じ事はしないから」

瑠衣「そっか、よかった」

「はい」

瑠衣「うん」

「……」

瑠衣「……」

(気まずい雰囲気に……)
204 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/06/24(金) 22:18:38.43 ID:erchDSLc0
「……」テクテク

瑠衣「……」テクテク

「……」テクテク

瑠衣「……」テクテク

瑠衣「それでね……」

「え?」

瑠衣「同人誌が……」

「まだその話続けるんだ……」
205 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/06/24(金) 22:20:52.59 ID:erchDSLc0
瑠衣「ご、ごめん……。嫌なら、やめるけど……」

「ああいやいや! 嫌とかそんなんじゃないんだけど……」

「ただ、瑠衣みたいな可愛い女の子がそういう話をするのは……ね」

瑠衣「……」

瑠衣「可愛いって……すぐ言う……」

「うぇ?」

瑠衣「何で……すぐに可愛いって言うの……?」
206 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/06/24(金) 22:46:09.17 ID:erchDSLc0
「……可愛いからです」

「可愛いから、可愛いって言うんです。他に何か理由が必要か?」

瑠衣「え……」

瑠衣「……他には……いらない……」/////

「……」

「早く、ダブプリの元へ向かおう」

瑠衣「うん……」////
207 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/06/24(金) 22:47:39.77 ID:erchDSLc0
また明日頑張る!
208 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2011/06/24(金) 22:49:23.16 ID:aCZKTxJZo
NIROルートェ…
単体だとまったく理解出来ないシナリオな上、欝じゃん…
209 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/06/25(土) 00:29:38.73 ID:cpHR7Qfq0
がんばって!
210 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2011/06/25(土) 00:37:26.69 ID:7AbJAjawo
終わったけど、クッソクッソ
他のルートで下がったSAN値回復してくるわ
211 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/06/25(土) 14:16:09.42 ID:ZjxCvgGk0
pixivで瑠衣が踏んでくれるイラスト描いてくれた方、大感謝!
212 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県) [sage]:2011/06/25(土) 15:06:36.25 ID:Ca92LVPMo
あまり似てなくて申し訳ないですが・・・応援してます!
213 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/06/25(土) 15:27:23.74 ID:ZjxCvgGk0
>>212
うぉおうご本人様……
いえいえ、こちらこそ文章下手で申し訳ないです
214 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/06/25(土) 15:29:24.69 ID:ZjxCvgGk0
 カゲヤシのアジト

瀬那「待ってた」

瑠衣「……あれ? 瀬那姉さんだけなの?」

瀬那「うん」

「舞那と妖主はどうした?」

瀬那「……」

瀬那「ちょっと、今は無理……」
215 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/06/25(土) 15:33:11.52 ID:ZjxCvgGk0
「何かあったのかな」

瀬那「……、二人とも出かけている」

瑠衣「どこに?」

瀬那「同人誌ショップ。瑠衣も、行った事あるでしょう?」

瑠衣「あ……あそこか」

瑠衣「でも、何で急に……?」
216 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/06/25(土) 15:44:08.21 ID:ZjxCvgGk0
瀬那「さっき、舞那と一緒にママを説得したの」

「……説得って、『踏みつけ計画』をやめさせる為にか?」

瀬那「そう。何とか分かってもらえたけど……完全に納得はしてくれなかった」

瀬那「新たな計画を練るから手伝えって言って、舞那を連れて行ったみたい」

瑠衣「何故、舞那姉さんだけ?」

瀬那「その時、私はトイレにいた。事の顛末は舞那からメールで聞いたの」
217 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/06/25(土) 15:53:01.71 ID:ZjxCvgGk0
「ていうか何で同人誌ショップなんだよ。『踏みつけ計画』といい、確信犯だろ妖主」

瀬那「ママは純粋。汚らわしい思考はしない」

「そんな馬鹿な……」

瑠衣「それで、何で私達を呼んだの?」

瀬那「そうだった」

瀬那「今すぐ、ママ達を追おうと思う。これ、舞那からのメール、見て」

『ママがペロペロ計画っていうのをやろうとしてる!』

「ペロペロ計画!?」
218 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/06/25(土) 15:59:33.16 ID:ZjxCvgGk0
瑠衣「ペロペロ計画? ……って……?」

瀬那「こっちが聞きたい」

「……何となく分かる気がする」

瑠衣「キミもぺろぺろちゅっちゅしたいって言ってたけど、それに似たものなのかな」

瀬那「? 何の話?」

「何でもない。全然何でもない」

瀬那「気になる」

「何でもないから」

瑠衣「?」
219 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/06/25(土) 16:05:35.18 ID:ZjxCvgGk0
瀬那「舞那にメールしてみる」

「……」

瑠衣「……」

瀬那「返事来た」

『カゲヤシ(女の人だけ)がアキバの人たちをペロペロしていくっていう計画!
あんまりやりたくないけど、母さんのめいれいだし……早くきて! いじょう!』

瀬那「……だって」
220 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/06/25(土) 16:12:00.83 ID:ZjxCvgGk0
「踏みつけよりヤバイ事になりそうだぞこれ」

瑠衣「そうだね。早く止めに行こう」

「……それにしても、瑠衣にペロペロされたい。いや、したい」

瑠衣「え、ちょっ……」/////

瀬那「……変態」

「うわ、しまった、瀬那がいるのにいつものノリで……」

瀬那「……いつも?」

「うわわわわわ」

瑠衣「……」////
221 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/06/25(土) 16:20:18.30 ID:ZjxCvgGk0
瑠衣「あ……あとで、ね……」////

「へ?」

瑠衣「あとで……ペロペロしてあげるから……」/////

「マジで!!?」

「ふぉあああああああああああ!!!」

瀬那「……何で好きになったの? この人」

瑠衣「え、だって優しいし……かっこいいし……いつもはこんなだけど、いざという時は凄いんだよ?」

瑠衣「……あー……瀬那姉さん、ナナシが瀬嶋と戦ったシーン見てなかったんだっけ……」

瀬那「見たかった」

瑠衣「すっごくかっこよかったんだよ!」
222 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/06/25(土) 16:44:33.72 ID:ZjxCvgGk0
瑠衣「――それでね――がね――こうして――瀬嶋が――」

(よくもまぁ語り続けられるな……。ていうか延々と俺の事話されるの恥ずかしいんだけど)

瀬那「凄い。やっぱり強いんだ」

瑠衣「強いなんてもんじゃないよっ。もしかしたら、カゲヤシ化する前から強かったのかも!」

(いやいや俺ただの予備校生だから……。格闘家とかじゃないから……)

瀬那「そういえば、私と舞那が二人がかりで戦っても、負けちゃったんだっけ……」

瑠衣「やっぱりナナシは強いんだよ!」
223 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/06/25(土) 16:48:07.39 ID:ZjxCvgGk0
 同人誌ショップ

怜「まだかしら」

舞那「大丈夫。すぐ来るから、まだ計画を発動しちゃダメだよママ」

怜「ええ。分かってる」

舞那(早く来てよぉ、姉さん……)

舞那「……」

舞那「ところで、ママは何の同人誌を見たの?」
224 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/06/25(土) 16:50:47.39 ID:ZjxCvgGk0
怜「ん、これよ」

舞那「……ペロペロ……だいさくせん?」

怜「そう。『ペロペロ☆だいさくせん』。主に人間の男性に人気の同人誌ね」

怜「優が生前よく薦めてきたのよ。是非読むべきだ、とね」

舞那「……優って、こういうの読むんだね……」

怜「あの子も男の子だもの」
225 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/06/25(土) 17:01:39.84 ID:ZjxCvgGk0
舞那「『いやぁあぁあ、もうペロペロやめてえぇぇえ』」

舞那「『やれやれ、ペロペロでここをこんなにしているのはどこの誰なのやら』」

舞那「『これは違っ……ペロペロされたら誰だってこうなるっ』…………」//////

怜「読まなくていいわ」バサッ

舞那「あっ……」////

舞那「も、もうちょっとだけ……」////

怜「……」
226 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/06/25(土) 17:12:53.19 ID:ZjxCvgGk0
瀬那「ママ、姉さん、来たよ」

怜「あら、瀬那……ナナシと瑠衣も」

舞那「『ここペロペロして……』『ふふふ、いいのかな?』『いいんです! 早くっ……』」////

瀬那「……舞那」

舞那「ふわぁあっ!? ね、ねね姉さん! ……ひょわっ!? 瑠衣!? ナナシ!?」/////

「……うわー」

舞那「か、勘違いしないで! ペロペロ計画をもっと詳しく知る為に読んでただけなんだからッ!」////

瑠衣「……舞那姉さん……」
227 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/06/25(土) 17:26:18.93 ID:ZjxCvgGk0
怜「まあいいわ。瀬那、舞那、瑠衣、今すぐ駅前に向かうわよ」

「え、俺は?」

怜「ペロペロ計画に男性は必要ないわ。あなたは家で大人しくしてなさい」

「ええぇ、妹がおっさんに犯されてる状態の家になんて帰りたくない……」

怜「早くしなさい。人間をペロペロして、虜にするのよ」

(師匠みたいになってきたなこの人……)
228 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/06/25(土) 17:45:51.74 ID:ZjxCvgGk0
瑠衣「ダメだよ母さん。この計画もやめて」

怜「……どうして?」

怜「ペロペロする事によって、人間達との共生をより早く実現出来るのよ?」

(ねーよ)

瑠衣「……母さん、見てて」

怜「え?」

舞那・瀬那「え?」

「え?」

瑠衣「……」

瑠衣「えぃっ」ペロペロ

「!?」
229 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/06/25(土) 18:39:20.86 ID:ZjxCvgGk0
「ちょっ、る、瑠衣っ!?」

瑠衣「さっき、してほしいって言ってたよね……?」ペロペロ

「くぅっ……首筋は……らめえ……」

舞那「姉さん! 凄い! 瑠衣凄い!」ユッサ ユッサ

瀬那「集中出来ない」ジロッ

舞那「ご、ごめん……ていうか姉さんも興味津々……」
230 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/06/25(土) 19:56:35.14 ID:ZjxCvgGk0
瑠衣「……」ペロペロ ペロペロ

怜「……」ゴクリ

瑠衣「ねぇ……どぅ?」ペロペロ

「ッ……やられてばっかじゃ、面白くねぇよなぁ!」ガバッ

瑠衣「ほぇっ!?」

「お前が舐めたのと同じ部分、俺も舐めてやるよ……」ペロペロ ペロペロ

瑠衣「あぁああぁっ」//////

舞那・瀬那「……」ゴクリ
231 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/25(土) 23:25:17.01 ID:uHnyQdgIO
ゴクリッ…!
232 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/06/25(土) 23:38:06.44 ID:ZjxCvgGk0
瑠衣「だ、だめだよぅ……」/////

「おいおい、俺にはしたクセに自分にやられたら拒否するのか?」ペロペロ

瑠衣「う……うー……だってキミは舐めてほしいって……んぁ……」/////

「ああ、言ったな。だが、お前を舐める、とも言ったぞ?」ペロペロ

瑠衣「ず……ずるいっ……ぁ……」//////

舞那「ちょっ……ストップ! ストップ!」
233 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/06/25(土) 23:40:35.28 ID:ZjxCvgGk0
「あ?」

舞那「あ? じゃないわよ! 店の中で何やってんの!?」

「……なら始めた時に止めろよ。ずっと見てたじゃねーかお前」

舞那「ッ……呆気にとられてただけよ!」

「そうかい」

舞那「そうよ!」

「……で、妖主よ」

怜「! 何かしら」

「ペロペロし合った結果、どうなるか……分かるだろ?」
234 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/06/25(土) 23:46:52.51 ID:ZjxCvgGk0
瑠衣「ぁ……ぅ……」/////

「瑠衣、どうした?」

瑠衣「ちょっと……クセになっちゃうかも……」/////

「よしよし」ナデナデ

瑠衣「あぅ……」/////

「……人間とカゲヤシの関係が、こんな従者関係みたいでいいのか?」

怜「くっ……」
235 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/06/25(土) 23:50:08.50 ID:ZjxCvgGk0
瀬那「論破された……完全に……」

舞那「ナナシってやっぱり凄いんだね……」

怜「くぅぅ……!」

「どうした妖主! 降参か!」

怜「……」

怜「…………よ」

「は?」

怜「『ちゅっちゅ計画』を始動するわよ!」
236 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/06/25(土) 23:53:34.14 ID:ZjxCvgGk0
「ちゅっちゅって……ペロペロと変わらんわ!」

怜「あら、甘いわね。全然違うわよ」

怜「いい? ペロペロは舌で肌を撫でる行為。ちゅっちゅは唇で肌に口づけする行為なのよ?」

「……だから何だよ!」

怜「違うじゃない。全然違うじゃない」

「結果は同じだろ!」

怜「はたしてそうかしらね」

「……よォし、その自信に満ち溢れた顔、今すぐ崩壊させてやるぜ」
237 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/06/25(土) 23:57:53.06 ID:ZjxCvgGk0
怜「!? 何をする気……?」

「……」ジッ

瑠衣「? ……」

「いくぞォオオオォォオオ!!」チュッチュ チュッチュ

瑠衣「ひぁッ……あぁああ!」////////

瀬那「!?」////

舞那「な、何をっ!」////

怜「何て激しいちゅっちゅなの……!?」
238 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/06/26(日) 00:02:33.75 ID:fU7nC1xX0
続きはまた明日!
239 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/26(日) 00:07:10.12 ID:V/IiVxkCo
なんて激しい"じらし"なの……!?
おつおつです
240 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/06/26(日) 01:16:26.13 ID:quwyYryoo
おバカな展開の連続だなww
乙ですww
241 :剛士 :2011/06/26(日) 03:00:49.76 ID:97wKOphj0
すげー楽しくて1日で読みましたwwww
242 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/06/26(日) 06:00:59.40 ID:3TrPYd7Bo
そっか……優死んじゃってんだなぁ。そして妹も犯られちゃってんだなぁ。
ダブプリ可愛いです。
243 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/26(日) 09:54:09.53 ID:A1ZVGuLSO
乙。ダブプリは正義!!
244 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/06/26(日) 13:22:50.12 ID:fU7nC1xX0
応援ありがとうなの
245 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/06/26(日) 13:51:56.80 ID:fU7nC1xX0
瑠衣「は、はずかしいよぉっ……!」/////

「見ろ妖主! 店の中ですら恥ずかしい行為を、駅前でやったらどうなるか……!」チュッチュ

妖主「うう……負けたわ……」ガックリ

「……」ホッ

妖主「……好きにしなさい」

「はい?」

妖主「私の身体……あなたの好きにしなさい」

「何でそうなる」
246 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大分県) [sage]:2011/06/26(日) 14:19:52.98 ID:h5hjf2TVo
優サン死んじゃってるのかー
カゲヤシルート限定だけどいいツンデレ兄貴だったのに
247 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/06/26(日) 14:20:03.81 ID:fU7nC1xX0
妖主「あなたには感服したわ。もう、私にはあなたに何一つ敵わない……」

「そんな事ないと思うけど……」

妖主「ほら、その優しさ、気遣い……人間なのに素晴らしいわ」

「いやいやいや」

妖主「謙遜する必要はないわ。さあ、存分に楽しみなさい」

「……え、楽しめって言われても……」
248 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/06/26(日) 14:41:13.57 ID:fU7nC1xX0
うわ怜から妖主に変わっちゃってた
まあいいや

「ていうか、何をすればいいの」

妖主「瑠衣にした事を私にもしていい、と言っているのよ」

瑠衣「だ、ダメだよ母さん!」

妖主「何故?」

瑠衣「何故って……そりゃ……ナナシは私の……」////

妖主「恋人だから?」

瑠衣「……、う……うん……」////
249 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/06/26(日) 14:46:11.04 ID:fU7nC1xX0
妖主「よく考えなさい瑠衣」

瑠衣「え……?」

妖主「ナナシはあなたの恋人。故にあなたはナナシの恋人」

瑠衣「うん」

妖主「私はあなたの母親」

瑠衣「うん」

妖主「なら、ナナシは私をペロペロしてもちゅっちゅしてもいいという事になる」

「逆だろ」
250 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/26(日) 14:50:22.82 ID:WTLfdesIO
その発想はなかったわ
251 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/06/26(日) 14:54:09.81 ID:fU7nC1xX0
舞那「ね、姉さん。私って……馬鹿なのかな。ママの言ってる事が分からないんだけど……」ヒソヒソ

瀬那「私にも理解出来ないから大丈夫」ヒソヒソ

妖主「どっちなの? するの? しないの?」

「……日も暮れるし、そろそろ帰った方がいいと思うよ」

妖主「するのね、さあ早く」

「お前ペロペロちゅっちゅされたいだけだろ」

瑠衣「母さん……」
252 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/06/26(日) 16:07:23.12 ID:fU7nC1xX0
妖主「そそそんな事はないわ。カゲヤシの名が廃るわよ」

妖主「私はただ、ペロペロちゅっちゅなるものを体感してみたかっただけ」

「変わらん!」

舞那「ちょっと混乱してきたかも……」

瀬那「焼きそばパンを買えばいいんだ」

舞那「姉さん大丈夫!?」

「どっちにしても、ペロペロもちゅっちゅもしません!」
253 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/06/26(日) 16:09:15.40 ID:fU7nC1xX0
「大体、恋人の母親をペロペロちゅっちゅするって、常識的に考えてダメだろが」

瑠衣「そ、そうだよ。その間、私はどんな顔をしていればいいの?」

「いやそういう問題じゃ……」

瀬那「カレーパンの美味しさについて語り合おうと思う」

「!?」

舞那「姉さんはとりあえず落ち着いて!」
254 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/06/26(日) 16:33:17.23 ID:fU7nC1xX0
 カゲヤシのアジト

妖主「くッ……」←結局してもらえなかった

瀬那「ママ、気を落とさないで」

舞那「そうそう、あの馬鹿が悪いんだから!」

瀬那「舞那」

舞那「馬鹿にしてごめんなさい!」

瑠衣「……」

妖主「瑠衣……」

瑠衣「? どうしたの、母さん」
255 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県) :2011/06/26(日) 16:33:52.49 ID:YHhKFn270
瀬那の壊れっぷりが可愛いよ
256 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/06/26(日) 16:36:09.57 ID:fU7nC1xX0
妖主「……羨ましいわ、瑠衣」

瑠衣「え?」

妖主「私もペロペロちゅっちゅされたかったの……」

瑠衣「母さん……」

瑠衣(いい歳して何を言っているの……)
257 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/06/26(日) 16:37:53.20 ID:fU7nC1xX0
 家

「……今日は忙しかったなぁ」

 『隆二さぁぁぁあん』

 『妹おぉおおおぉお』

「まだやってんのかよ……」

「はぁ……夢なら覚めてくれ」
258 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/06/26(日) 16:39:01.39 ID:fU7nC1xX0
 ピンポーン

「? 誰だ、こんな時間に」

「はーい」ガチャ

優「……」

「え」

優「……よォ」

「何で、お前が……?」
259 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/06/26(日) 16:43:03.21 ID:fU7nC1xX0
優「色々あったんだよ。変に詮索しなくていい」

「……」

(そう言えば、瀬嶋もよく分からんまま生き返ってきたんだっけ……)

「で、何の用だよ」

優「それは……」

 『おみやげおひとつカレーパンンンンン!!』

 『お腹が空いたらカレーパンンンンンン!!』

優「……!?」
260 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2011/06/26(日) 16:43:22.73 ID:+zbBuEQ1o
イキテター
261 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/06/26(日) 16:44:26.09 ID:fU7nC1xX0
優「お前の家で何が起こってやがる!」

「いやマジ入らない方がいいグロいもの見ると思う」

優「……ここじゃ落ち着かねぇな。外行くぞ外」

「ええー……風呂入っちゃったんだけど」

優「うるせぇ。いいから付き合えっての」

「面倒くさいな、もう。厄日かよ」
262 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/06/26(日) 16:46:58.52 ID:fU7nC1xX0
鈴「あ……こんばんは」

「おわ、やっぱりいたんだ」

鈴「な、何ですかその言い方! 軽くショックなんですけど!」

「夜なのにテンション高いのね」

優「オイオイ、夜ってのはテンション上がるモンだろ?」

優「ダチとかと一緒だと、尚更だろォが」

「あ、俺の事を友達って認識してくれてるのね」

優「う、うるせぇ! 鈴の事言ってんだよ馬鹿!」
263 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/06/26(日) 16:50:44.37 ID:fU7nC1xX0
「……んで、用は何なの」

優「ああ、そうだったな」

優「コイツが頼みがあるってよ」

「頼み? 鈴がか?」

鈴「は、はい……」

「何で優を連れてきたの。ていうか何で優は生きてるの」

鈴「マジックカード死者蘇生です」

「……意味分からないね」
264 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2011/06/26(日) 16:50:50.95 ID:+zbBuEQ1o
外から聞こえたんじゃなくて家からカレーパン聞こえてたのかよww
265 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/06/26(日) 16:52:18.43 ID:fU7nC1xX0
>>264
妹と瀬嶋の、夜の営み
266 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/06/26(日) 16:53:55.64 ID:fU7nC1xX0
鈴「すみません、ちょっと頭が混乱しているんですよぅ」

「何かあったのか?」

優「実にくだらねェ相談だぜ」

鈴「くだらないってヒドイです! 私にとっては死活問題なんですから!」

「随分と元気そうじゃないか……」

鈴「そんな事ありません! 今にも死にそうなんですよ!?」

「とてもそうには見えないよ」
267 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/06/26(日) 16:54:49.21 ID:fU7nC1xX0
「いいから早く言ってみなさい」

鈴「はい。話は、数時間前にさかのぼるんですけど……」
268 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/06/26(日) 16:57:29.57 ID:fU7nC1xX0
 数時間前 喫茶店

鈴「あぅぅー……お腹空きました……」

マスター「ああ、ゆで卵でよかったらあるよ」

鈴「ホントですか!?」

マスター「瑠衣が朝食にって言って作ってたのだが、その余りだね。二個しかないけど」

鈴「いただきます!」パクッ

鈴「おいしーっ!」

マスター「ナナシ君が、瑠衣に丁寧に教えてくれたみたいだからね。詳しくはサブミッション参照」

鈴「? 何の事ですか?」

マスター「舞台の内側の話だ」
269 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/06/26(日) 17:05:28.30 ID:fU7nC1xX0
鈴「……これだけだと足りません……。美味しいから、余計にお腹が空いちゃいました……」

マスター「やれやれ、鈴ちゃんもそろそろガマンを覚えるべきだと思うよ」

マスター「まあいい。これから店の準備があるからね、これで外食でもしてきなさい」コイーン

鈴「わっ! あ、ありがとうございます!」

鈴「何食べよっかな! マック!? サイゼ!? きゃあああああ!!」

マスター「すぐに使い切っちゃうと、またお腹空くからね……」

鈴「大丈夫です! 計画的に食べます!」
270 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/06/26(日) 17:18:51.61 ID:fU7nC1xX0
 中央通

鈴「わはー、何食べよっかなぁ♪」

優「う……くぅ……」

鈴「!?」

鈴「え……ゆ、優さん……!?」

優「ォ……? ぁあ、鈴かぁ」

鈴「いや鈴かぁじゃないですよ!? ぶ、無事だったんですか!?」

優「……死んだはず……だったんだがな……」
271 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/06/26(日) 17:31:41.90 ID:fU7nC1xX0
優「何か知らんけど、目ェ覚ましたら路地裏にいたんだよ」

優「初めてナナシをぶっ飛ばした……あの路地裏だ」

鈴「……」

優「一体何なのかねぇ。この世に未練なんかないはずなのになぁ」

鈴「……そんな訳……ないですよ」

優「あ?」

鈴「優さんは、まだ妖主にお礼をしていないじゃないですか!」
272 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/06/26(日) 20:36:00.08 ID:fU7nC1xX0
優「はぁ? 何の話だよ。お袋に感謝って……」

鈴「優さん、妖主に色々迷惑かけたって事を謝りたいんですよね」

優「……誰がそんな事を……?」

鈴「ナナシさんです」

優「! ……アイツが……」

鈴「ナナシさんも、優さんを自らの手で殺めてしまった事を悔やんでいました」

鈴「とても、とても……」

優「……」
273 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/06/26(日) 20:38:51.48 ID:fU7nC1xX0
優「……そうだな。お袋に謝らないといけねェ」

鈴「じゃあ、すぐ行きましょう!」ギュルルルルル

優「……」

優「腹へってんのか」

鈴「は……はい……」////

優「前、お前に教えてもらった店に行くぞ」

鈴「ありがとうございます……」
274 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/06/26(日) 20:44:36.21 ID:fU7nC1xX0
 食事終了

優「ふぅー、食った食った!」

鈴「す、すみません、お金まで払って頂いて……」

優「あ? 気にすんなって。早くアジト行くぞォ」

鈴「はい!」
275 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/06/26(日) 21:11:04.60 ID:fU7nC1xX0
 カゲヤシのアジト

優「おーっす」

バンドマン「! 優さん!?」

優「おう、久しぶりだな」

女子高生「ゆ、幽霊じゃないよね?」

優「バリバリ生きてるぞ」

バンドマン「うおおおっ! 優さんマジぱねぇ!!」

優「……ところで、お袋はどこだ?」
276 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/06/26(日) 21:16:29.69 ID:KXsIKHqJ0
おお、続き来てた。いつも乙です。
それにしても優は悪いキャラではないと思うんですよね。
折角CVカッキーなんですから、もうちょっと上手く使えばあっちのお姉さん層も釣れt(ry
277 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/06/26(日) 21:18:03.85 ID:fU7nC1xX0
>>276
優の戦闘ボイスかっこよすぎるよね
278 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/06/26(日) 21:29:38.77 ID:fU7nC1xX0
女子高生「さっき、瑠衣さんとナナシさんが来て……」

バンドマン「ああ、瀬嶋も来たな」

優「なにィ!?」

鈴「せ、瀬嶋が……?」

バンドマン「瀬嶋は、瑠衣さんとナナシさんと一緒に外に出て行きました」

女子高生「瀬那さん舞那さんも出て行きましたよ。妖主はさっきまでいたんですけど……」

バンドマン「小腹が空いたと言ってました」
279 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/06/26(日) 23:02:06.25 ID:fU7nC1xX0
鈴「……」グゥゥ

優「オイ」

鈴「……」/////

優「ったくよォ。じゃあお袋探すついでに何か食うか」

鈴「は、はい! 今度こそ私におごらせてください!」

優「いいよ別に」

鈴「いえ! そうしないと私の気が済みません!」
280 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/06/26(日) 23:03:37.89 ID:fU7nC1xX0
鈴「……」グゥゥ

優「オイ」

鈴「……」/////

優「ったくよォ。じゃあお袋探すついでに何か食うか」

鈴「は、はい! 今度こそ私におごらせてください!」

優「いいよ別に」

鈴「いえ! そうしないと私の気が済みません!」
281 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/06/26(日) 23:06:11.21 ID:fU7nC1xX0
きゃあ連投しちゃった><
282 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/06/26(日) 23:13:35.08 ID:fU7nC1xX0
ダメだ重すぎる
次の投下は明日の夕方以降です……
283 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/06/26(日) 23:23:06.17 ID:KXsIKHqJ0
遅くまで乙でした。自分のペースで頑張ってください。
284 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/26(日) 23:26:40.89 ID:A1ZVGuLSO
乙。毎回おもろいなぁ。
285 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/27(月) 01:11:08.38 ID:ngr10Wxz0
乙、これからもガンがれー
286 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]:2011/06/27(月) 02:08:50.10 ID:LTmx9KRX0
>>1のpixivのプロフ画像見たがるいちゃんじゃないのね
中の人は同じだが
287 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/27(月) 14:35:00.39 ID:Ma/IhixIO
瑠衣ちゃんちゅっちゅっ
288 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) :2011/06/27(月) 19:08:49.98 ID:+xsgo9iX0
???(;???)=3??
289 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/06/27(月) 19:33:56.74 ID:edHkOpyo0
>>286
ピンと来るのがないから変えてないの

はりきって投下するよー
290 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/06/27(月) 19:43:33.72 ID:edHkOpyo0
 サイゼ

鈴「エスカルゴって何ですか?」

優「やめとけ。お前が食う事を考えると……オェ、吐きそうだ」

鈴「すみませーん、エスカルゴいっぱいくださーい」

優「聞けよお前は! 注文の仕方もそんなんじゃ、店員が困るっての!」

鈴「えっと、じゃあ……たっくさんくださーい」

優「変わってないだろ!」

店員「かしこまりましたー」

優「いいんだ!?」
291 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/06/27(月) 19:46:35.97 ID:edHkOpyo0
優「知らねーぞ、山盛りみたいにされても。……すげェ油っこいからな」

鈴「上等です!」

優「さっき食ったばっかなのに、その自信はどこから来るんだよ……。胃から来るのか……?」

鈴「優さんは何も食べなくていいんですか?」

優「いや俺さっき食ったじゃねーか……」

鈴「あ、そうでした。ごちそうさまです!」

店員「お待たせしましたー」

鈴「いっただっきまーす!」

優「口が忙しいなお前は」
292 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/06/27(月) 19:55:30.32 ID:edHkOpyo0
鈴「……あぅぅ、おじさんから貰ったお金……足りません……」ゲプッ

優「女の子がゲップすんじゃねぇ。……足りない分は俺が出してやっから」

鈴「そ、そんな悪いですよっ」

優「うるせぇな。気にするなっての」

鈴「優さん……その名の通り優しいです……」

優「うるせぇって!」
293 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/06/27(月) 20:09:02.29 ID:edHkOpyo0
 芳林公園

優「ふぅ……。お袋どこに行ったんだよ」

鈴「もうアジトに戻っているかも知れませんね」

優「人騒がせ……いやカゲヤシ騒がせだなぁ」

鈴「……面白くないですよ?」

優「ほっとけ!」

優「まあいい。さっさとアジトに戻るぞ」

鈴「はい」
294 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/06/27(月) 20:17:23.70 ID:edHkOpyo0
 カゲヤシのアジト

優「……お袋は?」

バンドマン「さっきまでいたんスけど、瀬那さんと舞那さんが来たと思ったら……」

女子高生「何か妖主が説得されてる感じで、その後、また外に行っちゃいました」

鈴「? ……どうなっているんでしょうか?」

優「俺らも行くぞ」

鈴「分かりました」
295 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/06/27(月) 20:25:53.85 ID:edHkOpyo0
優「……」

鈴「……」

優「どこにもいねェよ!」

鈴「秋葉原……もう見てない所がないってくらい見ましたもんね……」

優「何なの? お袋達はかくれんぼでもしてるつもりなの?」

優「アネキ共が考えた遊びじゃねぇだろうなぁ……」

優「うし、瑠衣だ! 瑠衣に連絡しろ!」

鈴「瑠衣ちゃんなら、ナナシさんと一緒にデート中だと思います」

優「なん……だと」
296 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/06/27(月) 20:30:55.35 ID:edHkOpyo0
優「またデートしてんのかよ……。俺がお袋の命令で瑠衣の動きを探っていた時もデートしてたな……」

優「何なんだよチクショウ! デートフェチか!」

鈴「ゆ、優さん怖い……」ブルブル

鈴「……で、でも……ナナシさんは、瑠衣ちゃんの事、すっごく大事にしてるみたいですよ?」

優「あ? ……まあ、大事にしてなかったらぶっ殺すからな」

優「……それにしても、瑠衣を守っていたのも、カゲヤシが生きる道を切り開いたのも、全部ナナシなんだよな……」
297 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/06/27(月) 20:32:08.99 ID:edHkOpyo0
優「……ナナシん家に行くぞ」

鈴「え?」

優「お前、住所くらい知ってるだろ?」

鈴「あ、は、はい!」

優「……」

優「一度くらい、悪態つかずに接してやんねェとな……」

鈴「優さん……」キュン
298 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/06/27(月) 20:34:16.50 ID:edHkOpyo0
鈴「……あ」

優「あ?」

鈴「……」ギュルルルルルルルウウウウウウウ

優「……」

優「断食してたのかってくれェデカい音鳴ったぞ!」

鈴「……」//////

優「お前の胃袋は大宇宙か! どんなスピードで消化してんだよ!」

鈴「ご……ごめんなしゃい……」/////
299 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/06/27(月) 20:38:39.72 ID:edHkOpyo0
 そして時は動き出す

鈴「――――以上です」

「……以上です……って言われても」

鈴「え? 分かってもらえませんでした?」

「分からん!」

優「つまり、俺はお袋の居場所が知りたい。鈴は飯が食いたいって事だよ」

「俺はお前のサイフじゃないよ!」

「ていうか、妖主ならもうアジトに帰ってるし。お前ら、ここに来ようと決めたの何時だよ」

優「六時前だな」

「来るのに三時間もかかったのか!」

鈴「ナナシさんの住所、うろ覚えで……」

「……納得デス」
300 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/06/27(月) 20:45:42.19 ID:edHkOpyo0
「……ほら、これやるから」

鈴「何ですか? これ」

「顔も知らない親戚から大量に送られてきたカステラ。どう考えてもウチの家族じゃ食いきれないし」

鈴「全部貰っていいんですか!?」パァァ

「そうは言ってない! 半分だ半分!」

鈴「あぅ、ありがとうございます……」シュン

「どこまで貪欲なんだよ……」
301 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/06/27(月) 20:51:27.11 ID:edHkOpyo0
 『こ、こ、これはカジュアルモード!?』

 『私のカジュアルモードを受けてみるかねェ?』

優「……オイ、さっきの声、家の外でも聞こえてくるぞ」

「あいつら……」

鈴「えっと、何が起きているんですか?」

「知らない方がいい割とマジで」

鈴「気になります」ワクワク

「見た瞬間に絶望するからやめとけ割とガチで」
302 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/06/27(月) 21:15:26.56 ID:edHkOpyo0
優「……世話かけたな。俺ぁアジトに戻る」

鈴「え、もう帰っちゃうんですか?」

「お前はずっと居座り気か」

鈴「いえいえ! 家に上がらせてもらってカステラ食べたいーなんて思ってないです!」

「思ってるよね」

鈴「はい!」

「元気良いね」

鈴「はい!」

「俺の話聞いてないよね」

鈴「はい!」
303 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/06/27(月) 21:24:34.65 ID:edHkOpyo0
「……優、妖主に伝言頼めるかな」

優「何だよ?」

「……」

「ペロペロちゅっちゅ出来なくてゴメン……って」

優「何の話だ!」

「昼間に色々あったの」

優「一体何が……いや言わなくていい変なトラウマ生まれそう」
304 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/27(月) 21:31:45.63 ID:C9/3HAJIO
このナナシ、自分からフラグと言う名の地雷を仕掛けやがった
305 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/06/27(月) 22:18:45.53 ID:edHkOpyo0
いやあぁ 今日はもう無理だ
明日も頑張ります
306 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/06/27(月) 23:52:13.38 ID:l8bpypkv0
こうして見てみると、本編でももうちょっとキャラについて掘り下げてほしかったなぁ
いやそれでも面白かったですけれど
今日も乙でした
307 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/27(月) 23:56:36.09 ID:ngr10Wxz0
乙。今日も面白かったで。明日もガンガレー
308 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/28(火) 00:08:56.32 ID:prucMXODO
乙やで〜。
この優さんは、自分もデートっぽいことをしていると気付いてないな。
まぁ、手間のかかる妹に付き添ってるような感じではあるが。
309 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大分県) [sage]:2011/06/28(火) 10:18:43.82 ID:X1V+xJ8Uo
優さんいいキャラですのう
310 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/28(火) 12:58:07.81 ID:jGVntq1DO
ラジオドラマ聴いてあらためて
ダブプリルートをもう少し作り込んで欲しかったと思う今日この頃
311 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/06/29(水) 02:12:50.67 ID:KxozZjp7o
>>310
ナナシもカッコいいよね。あのルートだと。モテモテだし。
312 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/29(水) 09:26:39.50 ID:zhBWY2RDO
>>311
だよねぇ
それに妖主の昔話から考えると
ハーレムでもなんら問題ないみたいだし
313 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/06/29(水) 17:52:02.27 ID:iUvq1no20
昨日書けなかった上に今日は熱中症という
今から投下します
314 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/06/29(水) 18:03:49.62 ID:iUvq1no20
「ふぃー……マジで疲れた……」

「……」

「……Zzz」

「Zzzz]

「ん……ぅ……」
315 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/06/29(水) 18:05:36.30 ID:iUvq1no20
瑠衣「ちょ、ちょっと……触らないでよ」

「!?」

「どうしたんだよ急に!」

瑠衣「何ていうか……気持ち悪いの」

「えっ……」ガーン

瑠衣「もう、顔も見たくないっていうか……」

瑠衣「二度と私の前に現れないでほしい」
316 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/06/29(水) 18:07:29.42 ID:iUvq1no20
「お、おい……ウソだろ……?」

瑠衣「喋らないで。耳が腐りそうだ」

「」ガーン

瑠衣「黙ったら黙ったで気持ち悪い。早く消えてほしい」

「」ガーン

瑠衣「ああもう、私が去ってしまった方が手っ取り早いね。さようなら」スタスタ

「」
317 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2011/06/29(水) 18:09:14.27 ID:s3lFl84so
ナナシの心折れるぞww
318 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/06/29(水) 18:10:36.20 ID:iUvq1no20
「る……い……」

「るいィィ――――ッ!!」ガバッ

「! ……?」

(……何だ夢か……マジでビビった……。瑠衣に罵られたら気持ちが良いもんだと思ってたけど――)

(……かなり嫌な気分だな……胸糞わりぃ……)

瀬嶋「おはようナナシ君」

「!?」
319 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/06/29(水) 18:16:42.70 ID:iUvq1no20
「何やってんだお前は!」

瀬嶋「少しばかり疲れてね。……キミの妹は実に激しい」

「……、実兄の前でそういう事言わないでくれ……。つかお前がそこにいるせいで変な夢見ただろが」

瀬嶋「なぬ、私のせいにする気か」

「そもそも何でお前そこにいるんだ」

瀬嶋「小休止だよ」

「走って帰れ!」
320 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/06/29(水) 18:18:56.03 ID:iUvq1no20
瀬嶋「ふふ、一緒に寝てやろうか?」

「何キモイ提案してるの!?」

瀬嶋「兄の味も知りたいのでね」

「もう帰ってください! 初めては瑠衣って決めてるんです!」

瀬嶋「……フン、ここで諦めては、瀬嶋隆二の名が廃るわ」

「もうお前瀬嶋じゃないよ! 瀬嶋じゃなくて……もう何かただの変態親父だよ!」
321 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/06/29(水) 18:20:44.01 ID:iUvq1no20
妹「隆二さぁん、もう一回♪」

瀬嶋「オオゥ、仕方ないなぁ」

妹「もちろん二百万ね♪」

瀬嶋「ハハハハ。お安い御用だ」

瀬嶋「ナナシ君。失礼するよ」コツコツ

「……」

「金払ってないのに、妹に救われるとは……」

「いや、瀬嶋がここに来たのは妹が原因なんだけど……」
322 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/06/29(水) 18:25:02.06 ID:iUvq1no20
(……はぁ、明日もこんな感じだったらどうしよー……身体がもたないわ……)

(……)

(ン、メールだ。……瀬那?)

『明日、UD+に一人で来て。この事は誰にも言ってはダメ』

(……)

(まさか、な)
323 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/06/29(水) 18:26:55.32 ID:iUvq1no20
 朝

「……うげ、身体がダルい。昨日、動き回りすぎたせいか……」

妹「あ」

「あ?」

妹「……」

「……」

妹「隆二さんとデートだから」

「そう」

妹「うん」

「行ってらっしゃい」
324 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/06/29(水) 18:28:43.95 ID:iUvq1no20
 UD+

瀬那「……」

瀬那「……」モジモジ

瀬那「……」

瀬那「……」モジモジ
325 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/06/29(水) 18:32:03.75 ID:iUvq1no20
「瀬那はどこだぁ」

瀬那「……」モジモジ

「あ、いた」

「おーい」

瀬那「!」

瀬那「……」モジモジ

「? おはよう」

瀬那「……ぉ、ぉは、おはよぅ……」モジモジ
326 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/06/29(水) 18:34:30.28 ID:iUvq1no20
(明らかにいつもと違う……)

(フラグか……フラグなのか……)

(でも、俺には瑠衣が……)

瀬那「……」モジモジ

「お、おい?」

瀬那「はいっ!」ビクッ

「え……」

瀬那「……」
327 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/06/29(水) 18:36:38.11 ID:iUvq1no20
「何か用事か?」

瀬那「……うん」

「瑠衣や舞那は?」

瀬那「何も伝えていない。黙ってここに来た」

「……心配されると思うよ」

瀬那「大丈夫。そんなに長居する気はない」

「そっか」

瀬那「……」

「……」
328 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/06/29(水) 18:38:52.63 ID:iUvq1no20
「……で、何を……?」

瀬那「……昨日」

「え?」

瀬那「昨日、優が帰ってきた。凄くビックリした」

「ああ。そういえばアイツ、ウチに来たんだった。昨日は、鈴と一緒にアキバを走り回ってたらしい」

瀬那「うん。聞いた」

瀬那「……それで、その、……お礼を言いたくて」

「え」
329 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/06/29(水) 18:43:06.05 ID:iUvq1no20
瀬那「優を殺したのは、間違いなくナナシ」

「……、ああ」

瀬那「……それは仕方がなかった。優が、自ら望んだ事だから」

瀬那「もしナナシがカゲヤシとして生きる道を選んでいたのなら、優が死ぬ事はなかったかも知れないけど」

瀬那「でも、優が瀬嶋のように生き返ったのは、あなたのお陰」

「……?」

瀬那「優にも、心残りがあったの。……やっぱり、瑠衣や、ママや、仲間のカゲヤシと生きていたいという想い」

瀬那「そして……あなたと友達になりたかったはず」
330 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/06/29(水) 18:48:16.45 ID:iUvq1no20
「友達……」

瀬那「昨夜、あなたの家に優が来たのが証拠。友達になりたいと思わせるような言葉を聞かなかった?」

「……」

『ダチとかと一緒だと、尚更だろォが』

「……言ってたな」

瀬那「やっぱり」

「後、妖主に謝りたいらしい事を聞いたけど、それはどうなんだ?」

瀬那「……初めて見た。優の謝罪」

瀬那「男って、あんなに勇ましくて清々しい謝り方が出来るんだって思った。優の事、見直したよ」
331 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/06/29(水) 18:55:41.33 ID:iUvq1no20
瀬那「優が生き返る事が出来たのは、仲間を置いて消える訳にはいかないという強い想いが、きっと天に届いたからなんだ」

瀬那「でも、やっぱり、あなたの存在が凄く大きいと思う」

瀬那「偉そうだとは思うけど、北田瀬那がカゲヤシの代表として……心から感謝する――」

瀬那「――ありがとう」

「……何て返せばいいのか分からないよ」

瀬那「いいの。これは、私達――カゲヤシからの一方的な気持ち。私の身勝手だけど……」
332 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/06/29(水) 19:02:02.04 ID:iUvq1no20
「俺は……カゲヤシ達を、瑠衣を守る為に、やれる事をやっただけだ」

瀬那「謙遜」

「謙遜じゃない。瀬嶋を倒した力だって、瑠衣の血で得たモノだし……」

瀬那「あなたが、強いか弱いか、どんな力で誰を倒したかなんて、どうでもいいの」

瀬那「カゲヤシを……瑠衣を守ってくれたという事実が、何より大切」

瀬那「……本当に……ありがとう……」

「……」
333 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/06/29(水) 19:03:23.77 ID:iUvq1no20
ちょっと夕食タイム
334 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/06/29(水) 19:27:24.65 ID:iUvq1no20
「瀬那……」ダキッ

瀬那「ッ!?」////

瀬那「な、ななし……?」////

「……」ギュゥゥ

瀬那「ぁ……」/////

瀬那「……瑠衣に隠れてこんな事……ダメ……」////

「浮気的な事じゃないからな、勘違いすんなよ」

「抱きしめるようなムードだったから抱きしめただけだからな」

瀬那「……」キュン
335 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/06/29(水) 19:30:08.17 ID:iUvq1no20
瀬那「ナナシっ……」ギュゥゥ

「! ……」キュン

(いや、ダメだろこれ絶対ダメだろ。こういう時に限って誰かに見られたりする――)

瑠衣「……」

「えっ」

瀬那「……ぇ?」

瑠衣「……」
336 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/06/29(水) 19:41:55.53 ID:iUvq1no20
(やっべこの状況やっべマジやっべどうしようやっべ)

瑠衣「……ナナシ……瀬那姉さん……」

瑠衣「……」

瀬那「瑠衣。違う。やましい事なんてない」

瑠衣「……うん、大丈夫。分かってるから。ナナシも瀬那姉さんも、ウソはつかないもん」

瀬那「瑠衣……」

「もはや女神だろ」
337 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/06/29(水) 19:47:31.91 ID:iUvq1no20
「ちなみに」

瑠衣「?」

「もし抱き合っていたのが、優と舞那だったら」

瑠衣「……ちょっと、引くかも知れない」

瀬那「全力で優の服を脱がす」

「優、やっぱり家族の中では立場がかなり低いのね」
338 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/29(水) 20:09:20.49 ID:TGDgIkvIO
きてたー!
熱中症でつらくなったらいつでも寝てくれ
339 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/06/29(水) 20:31:51.16 ID:iUvq1no20
>>338
ありがとぅ
ちょっと休んでた
340 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/06/29(水) 20:37:20.97 ID:iUvq1no20
瀬那「優はいい子。でも、そういう関係を持つというのなら、容赦なく消してみせる」

「大切にされてるのかされてないのか分からんなそれ」

瀬那「大切」

「そうか」

瑠衣「昨日の夜……本当に驚いたよ。兄さんが急に帰ってきたんだもん……」

瀬那「瑠衣は一晩中泣いてたね」

瑠衣「! 瀬那姉さんやめてっ」////
341 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/06/29(水) 20:44:18.38 ID:iUvq1no20
瀬那「もう優と付き合ってしまえばいいのに」

瑠衣「へっ!?」

瀬那「好きなんでしょう?」

瑠衣「……う、うん」

「」

瑠衣「! い、いやいや! そういう意味の好きじゃなくて!」

瀬那「好きじゃないんだ」

瑠衣「違うよ好きだよ!」

瀬那「ナナシがいるのに……」

瑠衣「あぁあぁあもうっ!」
342 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/06/29(水) 21:03:59.36 ID:iUvq1no20
瑠衣「瀬那姉さん、イジワルしないで!」

「ハァ……ハァ……」

瑠衣「は、鼻血出てるよ!?」

「瑠衣が可愛すぎて……」

瑠衣「は、恥ずかしいって!」/////

瀬那「羨ましい……」

瑠衣「えッ!?」

瀬那「そういう話が出来る関係、羨ましいかも……」
343 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/06/29(水) 21:28:32.74 ID:iUvq1no20
瑠衣「瀬那姉さんもそういうの気にしたりするんだ……」

瀬那「その発言は、ちょっと失礼だと思う」

瑠衣「えっ、ご、ごめんなさい……」

瀬那「気にしてない」

「瀬那は好きな人いないの?」

瀬那「……」

瀬那「いるかも知れないけど……」
344 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/06/29(水) 21:39:44.43 ID:iUvq1no20
瑠衣「え、そ、そうなんだ。知らなかった……」

瀬那「……」///

「顔が赤いネ!」

瀬那「うるさい……」///

「ヤバ可愛い何だよ妖主の娘は皆可愛いのか」

瀬那「……」////

瑠衣「……」ジーッ

「……ごめん調子乗った」
345 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/06/29(水) 22:06:38.65 ID:iUvq1no20
瑠衣「それ聞いてると……文月瑠衣は妖主の娘だから好き、みたいに思えてくる……」

「何その無駄にネガティブな想像力」

「そんな訳ねぇよ。瑠衣が好きなんだ。瑠衣が瑠衣だから好きなんだ」

瑠衣「……」////

瀬那(羨ましい……)

「瑠衣」

瑠衣「何……?」

「てへぺろやって」

瑠衣「て、てへぺろっ♪」

「可愛いすぎる」

瀬那(可愛い……)ポワ
346 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) :2011/06/29(水) 22:09:49.45 ID:05ogng0y0
(*´∀`*)ホワホワ
347 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/06/29(水) 22:15:17.31 ID:iUvq1no20
エージェント「……フフ、遂に見つけたぞ。文月瑠衣、北田瀬那、そしてナナシ!」

「ん?」

瀬那「!」

瑠衣「エージェント……!?」

エージェント「おっと、残党なんて呼ぶんじゃねぇぞ」

エージェント「新たな指導者を得た我々だ。NIROは……ここまで進化した!」

「狩りはここまで進化した! みたいに言っちゃダメ」
348 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/06/29(水) 22:20:31.57 ID:iUvq1no20
エージェント「覚悟しろ」

「何このシリアス展開」

瑠衣「ど、どうしよう……」

瀬那「やるしかない……か?」

「いや、ちょっと待て」

瑠衣・瀬那「?」

「この男一人だけで、俺達に戦いを挑みに来るなんて不自然だ」
349 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/06/29(水) 22:29:14.84 ID:iUvq1no20
エージェント「……」

瑠衣「確かに……」

瀬那「……」

「何かあるんだ。……コイツの顔、見た事ある気もするし、声も聞き覚えあるし」

瑠衣・瀬那「えっ?」

エージェント「……フフフ……」

「まあいいや、めんどくせ。かかってこいよ」

エージェント「いいだろう……」
350 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/06/29(水) 22:33:36.04 ID:iUvq1no20
エージェント「くらえぃ!」スガァ

「遅い……!」シュバァ

エージェント「ぎゃああ!」ビリビリ

瀬那「え……よ、弱い……?」

瑠衣「瀬那姉さん、違う」

瀬那「え……?」

瑠衣「ナナシが強すぎるんだよ」

エージェント「ぐはァっ……!」
351 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/29(水) 22:34:08.95 ID:TGDgIkvIO
瑠衣ちゃんのてへぺろを見てみたいのは俺だけじゃあるまい
352 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/06/29(水) 22:41:00.50 ID:iUvq1no20
「例えるならば、作品に出てくるキャラの強さがインフレしまくった瞬間だ――」

瑠衣「……キミは何を言っているの?」

「ちょっと分かりにくかったかも知れない」

瀬那「分かりにくいというか……全く分からないというか……」

「日本語が不自由なお年頃なの」

「……つか、やっぱりこのエージェント消えなかったな。カゲヤシではないみたい」

「まあ、仮にカゲヤシだったとして、NIROの残党の成りそこないカゲヤシだろうけど」

「妖主側のカゲヤシは、もう争いから手を引いているよな?」

瑠衣「うん、もちろん!」
353 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/06/29(水) 22:49:06.86 ID:iUvq1no20
>>351
見たら萌え死にしそうだ


「……なぁ、起きろよ」

エージェント「……かったんだ」

「あ?」

エージェント「羨ましかったんだ!」

「?」

エージェント「俺だよナナシ! 変装してても気づけよ!」

「あ……ああ、ノブ」

ノブ「何で気づかないんだよ!」

「え……だって、俺、最後までお前の名前覚え切れなかったし」

「サラさん、ゴン、ヤタベさん、ああ……全員集合だ! っていっつも思ってた」

ノブ「え――――」
354 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/06/29(水) 22:50:36.89 ID:iUvq1no20
ちょっと体調の事考えて、今日は終わりにします
皆さん熱中症には気をつけてください ゲロっちゃうから

瑠衣のてへぺろ……ジュルリ
355 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/06/29(水) 22:53:54.74 ID:f8re80C/0
乙 主も気をつけてください
356 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/06/29(水) 22:57:23.52 ID:19vPuHa30
ゲロってまで乙です。
熱中症は厄介だから気をつけれよー
357 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/30(木) 00:31:35.54 ID:zNQD1ATIO
今日も乙です
ゆっくり休んで瑠衣ちゃんのてへぺろに癒されてくだされ
358 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/30(木) 00:54:02.68 ID:FJG/kNGSO
俺は瑠衣より瀬那派だぜ!!
359 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) :2011/06/30(木) 05:56:04.50 ID:Vjw334Y70
主さんゆっくり療養してSSガンバです!!
360 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/30(木) 08:16:34.06 ID:5hbFUH2DO
ぼくは舞那ちゃん!
361 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/30(木) 12:35:55.02 ID:LV3VYqnIO
ノブくんかっこいいのに…

鈴ちゃんは貰っていきますね
362 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/01(金) 17:48:49.13 ID:9fJMJQb+0
「ていうか、羨ましかったって、何の事だ」

ノブ「! ……お前は――」

「へ?」

ノブ「お前は何人もの美少女に囲まれて、罪悪感も何も感じていないというのか――ッ!!」

「何この人……」
363 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/01(金) 17:52:52.05 ID:9fJMJQb+0
「大体、お前が受け付ける美少女ってのは、二次元限定なんじゃ……」

ノブ「ああ、そうだよ、その通りだよ!」

ノブ「だがな……文月瑠衣ちゃん、だっけ? 後、ダブプリか何か知らんが北田瀬那ちゃん!」

瑠衣「うん?」

瀬那「……?」

ノブ「キミ達は、二次元を越えた美しさを持つ三次元なんだ!」

瑠衣「……、ごめん、何が言いたいのか分からない」

瀬那「私も……」
364 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/01(金) 18:04:04.94 ID:9fJMJQb+0
ノブ「分かりやすく言うとだな」

瑠衣「うん」

ノブ「キミ達は三次元だというのに、フィギュアを超えた何かを持っている、という事さ」

瑠衣「……瀬那姉さん、フィギュアって?」

瀬那「聞いた事はあるけど、具体的にはどんな物か、私も知らないの」

「えーっと……ノブが持ってるはず」

ノブ「おう、これだ!」サッ
365 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/01(金) 18:19:42.15 ID:9fJMJQb+0
瀬那「……」

瑠衣「あれ? これって――」

瀬那「……うん。見た事ある」

瑠衣「舞那姉さんが言ってた。……えっと、仏像だっけ?」

「仏像!?」

ノブ「仏像!?」
366 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/01(金) 18:33:11.31 ID:9fJMJQb+0
瑠衣「え、ち、違った? でも、確かに……フィギュア……? を見てる人は頭を何度も下げてたし」

「……あぁ……それ、別にありがたくて頭を下げてるんじゃないよ……」

瑠衣「そうなの!?」

瀬那「それなら、一体何を……?」

ノブ「パンツを見ているに決まっているだろう! ホラ!」チラッ

瑠衣「」

瀬那「」
367 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/01(金) 18:49:41.65 ID:9fJMJQb+0
瀬那「舞那……やっぱりデタラメだったんだ……」

瑠衣「人間って……やっぱり怖い……ある意味怖い……」

瑠衣「……キミは、そんな事しないよね?」ウルウル

「! する訳ないだろ? 俺には瑠衣がいるし、わざわざフィギュアのを見る必要ない」

瑠衣「……」////

ノブ「イチャつきやがって……!」
368 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/01(金) 19:13:02.50 ID:iARJGh5IO
来てたか
熱中症はもう大丈夫そうだな
369 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/01(金) 19:29:27.66 ID:9fJMJQb+0
>>368
完全復帰


「別にイチャついてる訳じゃないぞう」

ノブ「何だと?」

瑠衣「そ、そうだよ。こんな事、日常茶飯事だし……」

ノブ「何だと!?」

瀬那「……これでも、かなり抑えられている方。人前でなければ、もっと激しい」

ノブ「何だとォォ!?」
370 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/01(金) 20:05:12.95 ID:9fJMJQb+0
ノブ「ナァナァシィ!! オメーは俺を怒らせた……!」

「な、何だよ。お前は秘密基地でエロゲでもやってりゃあいいだろが」

ノブ「なッ……。お、同じ自警団として恥ずかしいぞ! ナナシ!」

瑠衣「もういいよ。ナナシ、瀬那姉さん、アジトでトランプでもしよう」

「脱衣トランプするの?」

瑠衣「何ソレ……ちょっとイヤらしい気がする……」////

ノブ「うおぉい!」
371 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/01(金) 20:46:04.62 ID:9fJMJQb+0
瀬那「……」

「俺が勝つ毎に、瑠衣が一枚脱いでいくルール!」

瑠衣「や、やだよ、そんなの」////

瀬那「……」

ノブ「……」グスッ

瀬那「あのぅ……」

ノブ「へ……?」

瀬那「アジトに来る……?」
372 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/01(金) 21:11:20.85 ID:9fJMJQb+0
ノブ「え、え?」

瀬那「中は涼しいし……ジュースとかもあるから」

ノブ「いいのか?」

瀬那「構わない。うん」

瑠衣「……。ナナシ?」

「……」

「まあ、自警団だしな」

瑠衣「優しいなぁ」キュン
373 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/01(金) 21:29:45.77 ID:iARJGh5IO
俺もトランプしたーいorz
374 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/01(金) 21:35:46.98 ID:9fJMJQb+0
「お邪魔します」

舞那「お! その声は……」

「ども」

舞那「わぁ、ナナシだ!」

ノブ「な、何だ何だ……四面楚歌……じゃない……両手に花か!?」

優「……おぅ、お前か」

妖主「あら、いらっしゃい」

バンドマン「ちーっす!」

女子高生「ナナシさん、おはよう!」

ノブ「な、何だこの愛され主人公は!?」

優「……誰コイツ」
375 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/01(金) 21:38:08.40 ID:9fJMJQb+0
「……」

瑠衣「……」

「……」

瑠衣「これっ!」

「ババでーす♪」

瑠衣「ひぁッ」

「じゃあ、俺はこれ」

「アガリー♪」
376 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/01(金) 21:49:36.39 ID:9fJMJQb+0
瀬那「……」

瑠衣「……」ドキドキ

瀬那「これかな……?」ヒョイッ

瑠衣「ああっ!」

瀬那「アガリ♪」

瑠衣「う……うぅぅぅぅ」グスッ

「ルールだぜ、瑠衣。さあ脱いでもらおうか」

瑠衣「ええぇぇえっ」//////
377 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) :2011/07/01(金) 23:04:47.53 ID:P/uOqd+K0
(;゚∀゚)=3ハァハァ
378 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/07/01(金) 23:08:48.29 ID:9fJMJQb+0
非常にアレなんだけど続きは明日の朝くらいに
休日なんでいっぱい書けるはず
379 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) :2011/07/01(金) 23:16:36.17 ID:P/uOqd+K0
了、乙

380 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/01(金) 23:19:30.79 ID:VWFtIlkJo
おつおつ
ここでお預けを食うとは……
明日に楽しみにしてます
381 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/07/01(金) 23:44:49.93 ID:xUF7aBLx0
おふう・・・焦らし上手なんだから・・・
今日も乙でした
382 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/02(土) 00:09:55.34 ID:DnEvmG3SO
乙。元気になって良かったよ。
383 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/02(土) 00:44:42.25 ID:FNcfzSYIO
乙!
明日も朝から待ってるぜ
ゆっくり休んでくだせえ
384 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/02(土) 10:08:43.33 ID:p9R/g2+A0
「さぁ脱げ。さぁ、さぁ!」

瑠衣「さぁって言われてもッ……」/////

瑠衣「瀬那姉さんも何とか言ってよ!」/////

瀬那「……瑠衣」

瀬那「ルールは守らないといけない。人間もカゲヤシも」

瑠衣「瀬那姉さんまでぇぇぇ……」/////

「( ゚∀゚)o彡゜ぬーげ! ぬーげ!」

「地獄先生ぬ〜げ〜!」

瑠衣「ちょっ……うるさいっ……」/////
385 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/02(土) 10:14:46.02 ID:p9R/g2+A0
優「クク……悪ィがオレの組んだパーティに勝つのは無理だぜ!」

ノブ「甘いな。人間を舐めてもらっては困る。俺のブイズの無敗伝説でも聞かせてやろうか?」

優「無敗だと!? ……バンドマンよォ、足引っ張るなよ」

バンドマン「はい、大丈夫です」

ノブ「女子高生……と言ったかな? 頼むよ、補助してくれ」

女子高生「任せてください!」

優「行け、先手はケンタロス!」

ノブ「甘い甘い……角砂糖のように甘いよ。こっちはサンダースだ!」
386 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/02(土) 10:30:38.61 ID:p9R/g2+A0
妖主「ふぅ……皆、朝っぱらから元気なのね」

舞那「そだねー。あたしなんか暑くてバテちゃってるよ」

舞那「ママは大丈夫? アイスとか買ってこようか?」

妖主「ありがと舞那。大丈夫よ」

妖主「……しかし、年々暑くなっていくわね。冬は寒くなっていっているのに」

舞那「暑ければ暑いで夏を堪能出来るよ。寒いなら寒いで冬もアレだし」

妖主「……プラス思考ね。やっぱり父親に似たのかしら」

舞那「へ?」

妖主「何でもないわ」
387 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/02(土) 10:38:23.58 ID:p9R/g2+A0
瑠衣「じゃ、じゃあ……上着だけ……ね?」/////

「キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」

瑠衣「それ以上うるさいと、引いちゃうよ……?」////

「それってむしろご褒美じゃね!?」

瑠衣「う、うう……」/////

瀬那(見ていて楽しい……)ニヤニヤ
388 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/02(土) 10:43:11.54 ID:p9R/g2+A0
瑠衣「……」ヌギヌギ

「うおおおおおお!!」

瑠衣「……」ヌギヌギ

「うおおおおおお!!」

瑠衣「……うるさいと、脱がないよ……?」/////

「……」

瑠衣「何その対応力……」
389 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/02(土) 10:51:43.80 ID:p9R/g2+A0
瑠衣「……はい、脱いだ」////

「上着だけなのに、その赤面は何なの」

瑠衣「普段なら何でもない……けど……脱げって言われて脱ぐと……」////

「脱げって言われて変に意識しちゃったのか? ドMか、ドMなのか、ドMなんですか!?」

瑠衣「え、そ、そうなの、かな?」

「認めちゃったよ!」

瀬那「……」ゴクリ

「お前、よだれヤバイぞ!」

瀬那「えっ……? あ……ぁあ、私とした事が……はしたない……」////
390 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/02(土) 10:58:35.87 ID:p9R/g2+A0
優「ッがー! 何だお前のサンダース強すぎだろ!」

ノブ「俺はエロゲだけでなく、ポケモンも極めてるからな」

バンドマン「大丈夫です優さん! ほら、サイドン出しましょう!」

ノブ「だから甘いんだよ! めざめるパワー(氷)だ!」

優・バンドマン「なッ!」

女子高生「の、ノブ君……強い……」
391 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/02(土) 11:03:01.62 ID:p9R/g2+A0
「……」

瑠衣「……」

瀬那「……」

「これかな?」

瑠衣「あぅっ……」

瀬那「……じゃあ、これ。……あ、アガリ♪」

瑠衣「あぅっ!」

瑠衣「……これ! ……ぁあ……」

「じゃあ俺はこれ。……アガリだ♪」

瑠衣「いやぁぁぁ……」//////
392 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/02(土) 11:09:18.64 ID:p9R/g2+A0
「クックック……来たぞ瑠衣。上服だ。何なら、下服でもいい」

「これを脱げば……下着が露になるぜ?」

瑠衣「何でこんな場面でかっこいい声出すの!?」/////

瀬那「ナナシ、かっこいい……」

瑠衣「やってる事はかっこよくないよ瀬那姉さん!」/////

「いや、かっこいい」

瑠衣「かっこよくないよ!」

「……瑠衣に嫌われた」ショボーン

瑠衣「い、いや……キミはかっこいいよ! かっこいいけど、今はかっこよくないよ!」/////
393 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/02(土) 11:14:32.70 ID:p9R/g2+A0
「ほら、脱げ」

瑠衣「……」/////

瑠衣「ほ、ほんとに……?」/////

「うん」

瀬那「……」ドキドキ

瑠衣「……」//////

「……まあ、冗談ですけどね」

瑠衣「へっ?」

瀬那「へっ?」
394 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/02(土) 11:17:17.22 ID:p9R/g2+A0
瑠衣「……? え……?」

「いやいや、だって瑠衣が脱いでいいのは、俺と二人きりの時だけだし」

瑠衣「……!」///////

瀬那「……」ガックリ

「あからさまにガックリしてんじゃねーよお前は」

瑠衣「ナナシ……」/////

「はい?」

瑠衣「……何でもない」/////
395 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/02(土) 11:30:07.52 ID:p9R/g2+A0
優「……」

ノブ「どうだ、思い知ったか」

優「……」

優「……ククク」

ノブ「!? ……何だ、何がおかしい?」

優「お前は残り6体、こっちは残り1体……」

優「だが、俺の最後のポケモンは……アネキから譲り受けた最強のポケモンだァ!」

ノブ「何だと!」

バンドマン「優さん、ついに……!」

女子高生「アレを……!?」

優「おうよ! 目ェかっぽじってよぉく見やがれ!!」
396 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/02(土) 11:37:58.54 ID:p9R/g2+A0
優「アネキが大事に育てたポケモン……ゆけェ!!」

ノブ「! ……何だ、ラプラスか」

ノブ「かみなりだ」

ノブ「……外しやがった」

優「つのドリル!」

ノブ「……当たりやがった」イチゲキヒッサツ!
397 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/02(土) 12:00:05.23 ID:p9R/g2+A0
優「なぁ、今から新ルール設けようぜ?」

ノブ「?」

優「負けた方のチームは脱ぐんだ」

ノブ「はぁ!?」

女子高生「!?」/////

バンドマン「いいっすね!」

ノブ「ま、待て! 自分が優勢だからって……」

優「何言ってやがる。5対1で何が優勢だよ」

ノブ「! ……分かった」
398 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/02(土) 12:05:07.55 ID:p9R/g2+A0
女子高生「分かっちゃダメだよノブ君!」

ノブ「黙れ。ここでそのルールを拒否する事は、俺のプライドが許さねぇ!」

女子高生「私を巻き込まないで!」

ノブ「何だよ、脱ぐのがイヤなのか?」

女子高生「当たり前だよ!」////

優「ノブっつったか。女子高生は脱ぐだけでいいが、お前は全裸で秋葉原をうろつけ」

ノブ「何で!?」
399 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/02(土) 12:08:52.06 ID:FNcfzSYIO
ポケモンも極めるとすごいんだな…
400 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/02(土) 12:14:52.11 ID:p9R/g2+A0
>>399
ポケモンより奥が深いゲームを 私はまだ 知らない


優「そんで捕まれ」

ノブ「だから何で!?」

優「男だったら、裸を見られても大してアレにはならねーだろ?」

優「お前、アレだぞ。女が裸を見られた日にゃ、辺りが血の海になるぞ」

ノブ「意味分かんねーよ!」
401 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/02(土) 12:30:47.04 ID:p9R/g2+A0
ノブ「……まあ俺のブイズが負けるはずねぇ」

ノブ「ゆけ、シャワーズ!」

優「つのドリル!」

ノブ「えええぇぇぇ、何で先手とられた!? ……せんせいのツメ持ってやがるのか!」

優「使い道がよく分からないから持たせておいたのさ!」

ノブ「ちくしょおおおおシャワーズ逝きやがった!」
402 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/02(土) 12:49:01.13 ID:p9R/g2+A0
ノブ「エーフィ!」

優「つのドリル!」

ノブ「ブラッキー!」

優「つのドリル!」

ノブ「イーブイ!」

優「つのドリル!」

ノブ「ブースタあああああああ!!」

優「ぜったいれいど!」

ノブ「終わったあああああああ!!」
403 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/02(土) 12:54:17.18 ID:p9R/g2+A0
バンドマン「ラプラス強すぎワロタ」

女子高生「何やってんのノブ君!!」

ノブ「すまぬ……すまぬ……」

舞那「こらお前ら! さっきからうるさいぞ!」

優「ゲッ、アネキ……」

舞那「あれ? そのラプラス……名前があたしのと一緒……まさか――」

優「さて、と、俺は買い出しにでも行くかなぁ」

舞那「優、お前あたしのラプラス盗んだだろー!」

優「知らないって!」
404 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/02(土) 13:57:08.08 ID:p9R/g2+A0
優「あばよ!」バッ

舞那「ちょっ……待てーい!」ダダッ

ノブ「……」

ノブ「助かったでござるの巻」

女子高生「私も……」

バンドマン「女子高生の裸が見れなくて残念でござるの巻」

ノブ「お前捕まれよ」
405 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/02(土) 14:46:53.66 ID:FNcfzSYIO
つのドリルすげぇ…ゴクリ
406 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/02(土) 21:37:32.25 ID:p9R/g2+A0
瑠衣「……あ」

「? どうかしたか」

瑠衣「いや、あの、ちょっと買いたい物を思い出して」

「オゥ? じゃ、買いに行こうよ」

瑠衣「うん、ありがと」

瀬那「私もついて行っていいかな……」

瑠衣「もちろん。ね、ナナシ」

「ああ。行こう」
407 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]:2011/07/02(土) 21:44:31.81 ID:BReNj1zi0
俺もるいちゃんにつのドリルしたい
408 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/02(土) 22:05:36.32 ID:p9R/g2+A0
 中央通

「何を買うんだ?」

瑠衣「服とかかな。……キミと一緒に出かける事が増えたからさ」

「この野郎、可愛いなこの野郎、ダンカンこの野郎」

瑠衣「? ……何ソレ」

瀬那「あははは、似てる」

「……歳がバレるぞ、瀬那」

瀬那「あ……」
409 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/02(土) 22:07:01.12 ID:p9R/g2+A0
瀬那「……」ズーン

「いや気を落とすなって。カゲヤシにとっての100年は人間にとっての10年程度だろ」

瀬那「……まぁ……」

「ほら、アメちゃんあげるから」

瀬那「……」

瀬那「……」パクッ

瀬那「甘い……」パァ
410 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/02(土) 22:10:26.13 ID:p9R/g2+A0
「瑠衣」

瑠衣「うん?」

「今夜は俺の……つのドリルをお見舞いしてあげようか」

瑠衣「……どういう意味?」

瀬那「瑠衣がどんどん入ってはいけない領域に入っていってる……ナナシのせいだ」

「瀬那は理解出来たんだね。お姉さんだもんね」

瀬那「……」/////
411 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/02(土) 23:02:27.22 ID:p9R/g2+A0
「『したでなめる』とか『つのでつく』とか、卑猥なわざが多いなポケモンは」

瀬那「……ナナシ、今日ちょっとテンションおかしいかも」

瑠衣「だね。何かイイ事でもあったのかな」

「えー? 俺はただ、美少女カゲヤシ姉妹とアキバを歩ける事にありがたみを感じてるだけよ」

瑠衣「むー。何か誤魔化されてる気がする」

「いやアレだから。俺普段からこういうテンションだから」

瑠衣「そうかな……」
412 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/07/03(日) 00:27:55.80 ID:/WIiwP2+0
俺はむしろつのドリルされたいのだが......
413 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/07/03(日) 10:19:53.41 ID:GkfA8lrb0
いつの間にか寝てしまっていた
目を覚ました時、テレビでトリコを放送していた

今日〜火曜は辛気臭い用事が入ってしまったので投下厳しいです
414 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) :2011/07/03(日) 17:09:38.07 ID:DmXGtlk70
御疲れ様ですぬ〜げ〜マジつぼりましたwwwwww
優のルールがマジ吹きましたわwwww
続き楽しみにしてます>ww<
415 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/03(日) 17:37:15.55 ID:FHmgalaIO
>>413

のんびり待ってるから、頑張って用事済ませてきてくだされ
416 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/07/03(日) 18:22:07.44 ID:OMYwfFx90
るいが可愛すぎて生きるのがつらい…
417 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/07/03(日) 18:35:49.54 ID:cpKTkfmRo
瀬那も可愛いなあ!
418 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2011/07/03(日) 19:03:59.77 ID:WXWmAr2U0
おい
瀬那が可愛いのはいいが
俺の舞那の出番が少なすぎやしないか
おい
419 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]:2011/07/04(月) 01:51:04.63 ID:Wermn8Fh0
双子はいまだに名前と顔が一致しない
420 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/07/04(月) 16:04:48.03 ID:lmZU9vtH0
鬼のいぬ間に>>1が参上
投下は出来ないけどかなり書き溜めてるから期待しててね!
421 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/04(月) 16:47:52.82 ID:QZfMcTvDO
>>420
いツもミテるヨ?
422 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/04(月) 17:27:02.01 ID:kl0X4s8IO
>>420
俺も見てるぞ
423 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県) :2011/07/04(月) 20:11:16.84 ID:zfFr5xq80
>>420
待ってるZE!
424 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(宮崎県) [sage]:2011/07/06(水) 08:48:24.44 ID:YZtmANiXo
肉奴隷希望なんですが何歳から応募可能ですか?
425 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/06(水) 18:46:40.50 ID:Hw0qTgpIO
さて…待望の書き溜めが投下されるのはいつになるか楽しみだ
426 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/07/06(水) 20:13:33.07 ID:BxtgO52T0
「……でな訳で、服売り場までやって来た俺達である」

瀬那「うん」

「最近オープンした店らしいな」

瀬那「私も来たのは初めてだ」

瑠衣「わぁっ、可愛い服がいっぱい!」キラキラ

「お前の方が可愛いわ」
427 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/07/06(水) 20:15:32.01 ID:BxtgO52T0
「どんな服が欲しいんだ?」

瑠衣「えっ、そうだなぁ……。あ、これとかイイかも」

「ん。やっぱり瑠衣はダークな色が似合うな」

瑠衣「そ、そうかな?」///

「うん。可愛さが際立つと思うよ」

瑠衣「ありがと」////
428 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/07/06(水) 20:34:11.58 ID:BxtgO52T0
「あ、これなんかも良いな」

瑠衣「どれ?」

「ほら、これだ。エプロン」

瑠衣「……黒いエプロンだね。うん、確かにこれはイイかも知れない」

瑠衣「私の着てる服の上に被せれば……マッチしそうだな」

「何を言っているんだ」

瑠衣「え?」
429 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/07/06(水) 20:42:32.36 ID:BxtgO52T0
「服の上に着てどうする。……まあ、それでもいいけどさ」

瑠衣「? ……ど、どうすれば……?」

「そりゃもちろん裸エプロンだよ」

瑠衣「は、はだか!?」////

瑠衣「せ、瀬那姉さん、裸エプロンて……?」////

瀬那「え、えっと……」

瀬那「……うん。言葉通りの意味かな……」

瑠衣「ええええ」////
430 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/07/06(水) 20:49:13.62 ID:BxtgO52T0
「瑠衣は今後、裸エプロンで過ごしてもらう」

瑠衣「えええええ!? や、やだよそんなの!」/////

瀬那「いいかも……」

瑠衣「よくないよ!?」////

「まあ、確かに陽に当たりやすくなるな。やめておこう」

瑠衣「もし私が人間だったら、本気で着せようとしてたの……?」
431 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/07/06(水) 20:53:26.66 ID:BxtgO52T0
 数分後

瀬那「ふぅ。色々買ったね」

「だな。支払いは任せろ。闘技場とサブミッションで荒稼ぎしたから、腐るくらい金があるぞ」

「何なら、欲しいもの奢っちゃうぞ」

瀬那「え、ホント……?」

「うん。何でも言いなさい」

瀬那「じゃあ、えっと、ヘッドホンの調子が最近悪くて……」
432 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/06(水) 20:53:54.64 ID:Hw0qTgpIO
おかえりー
楽しみにまってたぜ!
433 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/07/06(水) 21:03:39.18 ID:BxtgO52T0
>>432
ただい舞那
一気に投下するよー


「ヘッドホン?」

瀬那「うん……。どうも片方だけ音が出なくて……」

「んじゃあ俺のあげるよ。はい」

瀬那「えっ? あ、ありがと」

瀬那(買ってくれるって話はどこへ……?)

瀬那「……」

瀬那「ナナシの……髪のニオイだ……」////

「バッチリ聞こえてるよ、おねえちゃん」

瀬那「ッ……」////
434 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/07/06(水) 21:07:57.16 ID:BxtgO52T0
瑠衣「……」モジモジ

「あら?」

瑠衣「……」モジモジ

「瑠衣が何か言いたげな表情でこちらの様子を伺っている」

瀬那「え?」

瑠衣「はぇっ!? い、いや、そんなつもりは……」アセアセ

「お前の目線、気まずそうな表情、自分を意識し始める女の子の年頃……」

「下着売り場に行きたい! ……そうだろ?」キリッ

瑠衣「……、うん……」/////
435 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/07/06(水) 21:11:21.50 ID:BxtgO52T0
「ハハハ可愛いなあもうホント可愛いわ」

「……流石に俺が下着領域(テリトリー)に入るのは気が引けるから、二人で行ってくれ」

瑠衣「えっ。でも、ナナシは……?」

「俺は本屋にでも行ってくるよ」

「じゃあ、瑠衣、瀬那、気をつけてな」

瑠衣「う、うん。気遣いありがとう」

瀬那「ナナシも気をつけて」

「ああ」
436 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/07/06(水) 21:14:01.35 ID:BxtgO52T0
「本屋は……っと、あったあった」

「……ん? あれは――」

舞那「……」ジーッ

「ダブプリのアホの子、北田舞那ちゃんじゃないか」

舞那「……」ジーッ

「変装もなしに立ち読みかよ。ファンに囲まれても知らんぞ……。……ん、アイツの読んでる本……」

「……完全ポケモン攻略? しかもファミ通のかよ」
437 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/07/06(水) 21:17:05.91 ID:BxtgO52T0
「よっし、ちょっと驚かせてやろう」ニヒヒ

舞那「……」ジーッ

(そーっと、そーっと)

舞那「……」ジーッ

(今だ!)

「マ ル マ イ ン ッ !!」

舞那「わひゃっ!!?」ビクッ
438 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/07/06(水) 21:20:04.32 ID:BxtgO52T0
舞那「だだだ誰よ急に!?」ビクビク

(混乱してやがる)

「貴様、立ち読みとは良い度胸だ。その服、脱がしてやる!」

舞那「! まさか、NIROの残党……!? ……って、ナナシ……?」

「ども」

舞那「ども、じゃないわよ! マジでビビったじゃない!」

「ヘェ。割とビビリなんだね」

舞那「ち、ちがっ……全ッ然ビビってない!!」

「ビ リ リ ダ マ ッ !!」

舞那「わひゃあ!!?」ビクビクッ
439 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2011/07/06(水) 21:22:34.43 ID:Pn4MNh1co
どんな驚かせ方だよwwwwww
440 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/07/06(水) 21:23:43.36 ID:BxtgO52T0
舞那「……っ!」///////

「……」

舞那「……」//////

「……プ」

舞那「わーらーうーなー!!」///////

「やっぱりビビってる。ビビリマナか? ビリリダマだけに」ププ

舞那「ちーがーうー!!!」////////
441 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/07/06(水) 21:27:48.84 ID:BxtgO52T0
舞那「や、やっぱりナナシは、アタシの事キライなんだ!」

「え? 急に何を……」

舞那「だって、そうでしょ!? 瑠衣や姉さんには優しく接して、アタシには冷たくして……」

舞那「今だって……アタシの事をバカにして……」

舞那「アタシの事がキライなんでしょ!? だったらもうあんたとは話さないから、それで満足!?」

「黙れ小僧!」

舞那「えっ……」

「……」

「ゴメン。小娘だった」

舞那「謝るところそこ……?」
442 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/07/06(水) 21:30:12.61 ID:BxtgO52T0
「つーかさ、アシタカ……じゃない、舞那。俺、お前の事好きだぞ」

舞那「……え?」

「好きっていうか、大好きっていうか……もう愛しています」

舞那「」

舞那「」/////////

「どした」

舞那「……バ、バカじゃないの!?」//////

「バカはお前だろ……」

舞那「うるさい!」//////
443 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/06(水) 21:32:37.54 ID:Hw0qTgpIO
瑠衣がいるのに、なんてヤローだ…
444 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/07/06(水) 21:33:57.32 ID:BxtgO52T0
舞那「大体、お前には瑠衣がいるだろ!」/////

「当ったり前だろ。瑠衣大好き。俺のケータイの待ち受け瑠衣だからな」

舞那「そ、それもどうかと思うけど……」

「俺が言っているのは、恋愛とかそういうのじゃなくて、そうだな、俺はカゲヤシが好きなんだ」

「もちろん種族的な意味でもあるし、一人が一人が好きってのもある」

「瑠衣も好きで、瀬那も好きで、そして舞那も好きだ」

舞那「……」//////

舞那「……何で……そうペラペラと……心を打つようなセリフが浮かんでくるの……?」/////

「思った事を口にしただけだもん」
445 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/07/06(水) 21:39:47.51 ID:BxtgO52T0
「まあ、そうは言っても瑠衣が一番好きだけどね!」

「ていうか次元が違うわ。愛してるレベル」

舞那「……まあ、瑠衣もお前の事を愛してると思う。瑠衣の一番の理解者だし、救世主だし……」

「ヒーローと呼んでくれて構わないぜ」

舞那「ウザ」

「あーあーウザって言われた。舞那に嫌われた」

舞那「……キライじゃない……」///

「え?」

舞那「うっさい! 何でもないから!」/////
446 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/07/06(水) 21:43:31.63 ID:BxtgO52T0
「ところで、舞那は本と言ったら攻略本とかしか読まないのか」

舞那「そんな事ない。ファッション系の雑誌とか、色々見るよ」

「小説とかは?」

舞那「……あんまり読まないかも」

「読んだ方が、頭が良くなるかもよ」

舞那「バカにすんな!」

「ハイハイ」ナデナデ

舞那「撫でるな!!」/////
447 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/07/06(水) 21:46:10.48 ID:BxtgO52T0
「漫画って、例えば何を?」

舞那「えっ……えっと……」

舞那「今、持ってるよ。こういうの」ハイ

「……」

「賭博黙示録カイジ……最初らへんの奴か……」

「賭博覇王伝零……連載再開するらしいな……」

「アカギ……早く完結しないかな……」

「……」

「お前、福本作品しか読まないのか!?」
448 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/07/06(水) 21:49:22.49 ID:BxtgO52T0
舞那「当たり前だよ」

「……何だろ。似合わなさ過ぎて逆に似合ってる気がする」

舞那「意味分かんない」

「何でこういうの読むようになったんだ……?」

舞那「え……何ていうか……」

舞那「絵が好きだから」

「……」

「そうか」
449 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/06(水) 22:01:08.32 ID:BxtgO52T0
「そろそろ、戻ろうかな」

舞那「え?」

「瑠衣と瀬那と一緒に、買い物しに来てんだ。今は別行動中」

舞那「……」

舞那「アタシだけ仲間はずれ……」

「いやお前さっき優を追っかけて飛び出して行っただろが」

舞那「……そだっけ?」

「忘れたのか!」
450 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/07/06(水) 22:01:59.07 ID:BxtgO52T0
ちょっとお風呂
451 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]:2011/07/06(水) 22:17:58.51 ID:4/ckjT3O0
おれも瑠衣とお風呂
452 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2011/07/06(水) 22:18:34.16 ID:Blg/eBuV0
舞那はアホの子かわいい
>>1さん頑張れ超頑張れ
453 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/07/06(水) 22:40:06.05 ID:jkwEbRYx0
来てター!
瑠衣かわいすぎる
454 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/06(水) 22:53:15.56 ID:BxtgO52T0
「ヒマなら付き合えよ」

舞那「へ!?」

「?」

舞那「……つ、付き合うって……だから……お前には瑠衣が……」/////

「ちょっと意味違うからね」

舞那「え?」

「付き合うって、アレだよ。一緒に来いって事だよ」

舞那「」///////

舞那「お前がどう行動するか試してみたんだ! ほ、本当だからな!」/////

「本当にお前ら可愛いな」
455 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/06(水) 22:55:24.80 ID:BxtgO52T0
舞那「……」

「……」

舞那「……」

「……」

舞那「……何か、喋れ」

「……」

「……」

「……」

舞那「意地でも喋らない気!?」
456 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/06(水) 22:57:56.70 ID:BxtgO52T0
「逆に、お前は何か言わないのか」

舞那「え、えっと……」

舞那「……」

舞那「こうして二人で歩いてると……何だかデートみたいだよね」エヘヘ

「……」

「……」

「……」

舞那「恥ずかしいから何か喋れ!!」/////
457 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/06(水) 23:02:07.91 ID:BxtgO52T0
「聞いてるこっちが恥ずかしい」

舞那「なっ……!?」//////

「でも可愛いから許す」

舞那「何だそれ!」

「デートって言うなら、俺らは恋人?」

舞那「は!?」

「抱き合ってもいいの?」

舞那「な、何言ってんの!?」/////
458 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/07/06(水) 23:05:06.73 ID:BxtgO52T0
かなり重くなってきたから、明日にする……
大量投下を期待してた方、ごめんなさい
459 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/07(木) 00:58:35.18 ID:KIEd0R4IO
乙!
また明日投下すりゃいいんだし、気にしなさんな
460 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/07/07(木) 18:20:39.64 ID:tEFdhE+M0
 合流

瑠衣「あれ、舞那姉さん?」

瀬那「何でナナシと一緒に……」

舞那「本屋でバッタリ会ったの」

「迷子になっちゃったよぅ……って泣きついてきた」

瀬那「舞那……」

瑠衣「舞那姉さん……」

舞那「そんな事してないっ!」/////
461 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/07/07(木) 19:00:18.84 ID:tEFdhE+M0
瀬那「それはそうと、さっきある人にこんなの貰ったよ」スッ

「ん? ……芳林公園にて、夏祭り開催……」

瑠衣「今日の夕方にあるらしいんだ。一緒に行かない?」

「行きますとも!」

舞那「……となると、浴衣が必要だね」

「浴衣……だと?」
462 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/07/07(木) 19:22:40.80 ID:tEFdhE+M0
瀬那「じゃあ、そろそろアジトに戻ろうか。色々準備しなきゃいけないし」

舞那「そだね。行こっ」

瑠衣「うん」

「あ……俺、ケータイ忘れて来たから、一旦取りに戻らなきゃ」

瑠衣「だったら、芳林公園で待ち合わせする?」

「ああ。そうしよう」
463 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/07/07(木) 19:55:06.60 ID:tEFdhE+M0
「ただいまー」

妹「……」

「相変わらずのシカトっぷりだなオイ。……あれ? 瀬嶋は?」

妹「は?」

「いや、だから瀬嶋は……」

妹「誰それ」

「え……え?」
464 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/07/07(木) 21:28:55.59 ID:tEFdhE+M0
「お前……何言ってんだ」

妹「こっちのセリフだよクソ兄貴。せじまって誰」

「……」

「昨日の夜、何してたか覚えてるか?」

妹「? 部屋で一人人生ゲームやってたけど」

「悲しいなお前! ……いや、ていうかウソ言うなよ。瀬嶋と……うん、してただろ」

妹「はあ……?」
465 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/07/07(木) 22:22:35.61 ID:tEFdhE+M0
妹「アンタ、暑さで頭やられた?」

「それはお前だろが」

「いいですか、お前は昨夜瀬嶋と(ピ――――)」

妹「……」

妹「もう二度と話しかけんな! 最低!」

「ええええええ」
466 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/08(金) 00:04:49.28 ID:uQEM8zcIO
すごい嘘のつきかただなwwwwww
467 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/08(金) 13:46:45.10 ID:zCHy1xtDo
瀬嶋さんのカジュアルモードとは何だったのか
468 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/07/08(金) 17:32:55.42 ID:xcmJV0Iq0
 自室

「意味が分からん……。夢か、夢なのか、それともこれが現実なのか、ふぉう」

「あの瀬嶋は幻でしたって事だったら……、……いやでも俺以外の人だって瀬嶋見てるし……」

「妹……よほど嫌な事があったのだな」





妹「くうぅぅぅ! 今までしてた事が途端に恥ずかしく思えてきたよぉ!」ジタバタ ジタバタ

妹「お金欲しさに、あんなジジイに初めてを捧げるなんて……! ……はぁ、死にたい」

妹「……」

妹「……夏祭り行こう」
469 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/07/08(金) 17:36:12.24 ID:xcmJV0Iq0
「……ん」

妹「あ……」

「……」

妹「……」

「どこ行くんだ」

妹「どこだっていいでしょ」

「……」

「夏祭りか?」

妹「! ……」
470 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/07/08(金) 17:38:01.61 ID:xcmJV0Iq0
「……お前さ、瀬嶋からいくら取ったんだ」

妹「……」

妹「一億円……」

「お前、指四本ついてる?」

妹「は?」

「ゴメン何でもない」
471 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/07/08(金) 17:45:37.94 ID:xcmJV0Iq0
「まあ、お前が守銭奴なのは知っているが、今回はちとやり過ぎだ」

「……まあ、アイツ悪人だし、俺としては破産してくれた方がありがたいんだが」

妹「……」

「ところで、アイツはどこに行ったんだ?」

妹「……」

妹「もう、いないよ」

「……あ?」
472 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/07/08(金) 18:06:59.35 ID:xcmJV0Iq0
「どゆこと?」

妹「……」

妹「昨日、アンタが寝た後に、瀬嶋がお酒をたくさん買ってきたの」

妹「私は遠慮したけど、瀬嶋は飲んで飲んで、ベロベロに酔ってた」

妹「そしたら……語り出したの」

「何を?」
473 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/08(金) 18:12:42.08 ID:uQEM8zcIO
wktk
474 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/07/08(金) 18:21:26.31 ID:xcmJV0Iq0
妹「全部聞いたよ。アンタがアキバを救ったって話」

「……」

妹「瑠衣さんも瀬嶋も……そして、一時的だけど、アンタも人間じゃなかったんだね」

「……」

妹「でも、見直したよ。アンタ、瑠衣さんを救う為に、命を懸けて戦ったんでしょ? ヒーローじゃん」
475 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/07/08(金) 18:30:00.54 ID:xcmJV0Iq0
「……瀬嶋の言った事だろ? 易々と信じちゃダメだって」

妹「酔ったお年寄りはウソつかないもん」

妹「それに、さっきアンタの部屋を調べたら……アンタが使ってたっぽい武器も出てきたし」

「……ちゃっかり者なんだね。まさか、そこまで知られるとはな……」

妹「問題はそこじゃないの。その後の事」

「はい?」
476 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/07/08(金) 18:40:16.73 ID:xcmJV0Iq0
妹「その時の事、話すね」

 昨夜

瀬嶋「ウヒー」

妹「隆二さん。飲みすぎだよぅ」

瀬嶋「よいではないか。私の身体はカゲヤシの血によって強化されているのだよ」

妹「? ……かげやし?」

瀬嶋「おっと、忘れていたなヒック。カゲヤシというのは、まあ吸血鬼のようなものヒックだ」

瀬嶋「カゲヤシは太陽光などのヒック強い光を浴びぬ限り、凄まじいスピードで傷を癒す事が出来るヒック」

瀬嶋「人間は……そのカゲヤシの力を飲む事により、そのカゲヤシと同等の力を得られるのだ」
477 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/07/08(金) 18:45:13.00 ID:xcmJV0Iq0
瀬嶋「私はカゲヤシの血を得て、超人となった。そして、NIROという組織を利用し、カゲヤシを滅ぼそうとした」

瀬嶋「しかし、そこに立ち塞がったのは、一人の男……」

瀬嶋「キミの兄、ナナシだよ」

妹「えっ……」

瀬嶋「彼は一度、カゲヤシに襲われてね。その際、文月瑠衣というカゲヤシに命を救われた」

瀬嶋「文月瑠衣は、ナナシに自らの血を飲ませ、カゲヤシ化させたのだよ」

瀬嶋「本来ならば、自分の身体をバケモノにした文月瑠衣を憎むはずなのだが、それは違った」

瀬嶋「ナナシは、文月瑠衣を救おうとした」
478 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/07/08(金) 18:50:47.18 ID:xcmJV0Iq0
瀬嶋「そして、色々あり、カゲヤシとNIROの全面戦争という事になった」

瀬嶋「我々はカゲヤシのボス――妖主を追い詰め、ナナシや文月瑠衣、そして彼女の姉妹である北田瀬那、舞那を殺そうとした」

瀬嶋「まあ、妖主と文月瑠衣の意見も食い違っていたみたいでね、妖主は彼らにやられ、既に虫の息だったよ」

瀬嶋「死にかけの妖主の血を大量に摂取した私は、新たに文月瑠衣の血を得たナナシと、最後の戦いを繰り広げた」

瀬嶋「……私は、負けたがな」
479 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/07/08(金) 19:14:54.13 ID:xcmJV0Iq0
瀬嶋「ナナシに敗北した私は、陽に焼かれて死んだ……が、どういう訳か、私は生き返っていた」

瀬嶋「……この好機を見逃す訳にはいかぬ。ナナシ、妖主、文月瑠衣、北田瀬那、舞那を[ピーーー]」

妹「! こ、ころすって……」

瀬嶋「ククク、クハハ! ナナシは、私が改心したと本気で信じているだろう。全く人間とは愚かよ」

瀬嶋「生き返ってからも、密かにカゲヤシ共の血を得ていた私は……もう何も怖くない!」

瀬嶋「私の計画を潰したナナシとカゲヤシを皆殺しにすれば、それはとってもうれしいなって!」
480 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/07/08(金) 19:28:48.12 ID:xcmJV0Iq0
またsaga忘れてた
舞那を[ピーーー]って、これでは卑猥な表現にも見えてしまう

瀬嶋「……奴らを[ピーーー]算段は既についている。こんなところで遊んでいるヒマはない」

妹「え」

瀬嶋「失礼するよ。行くところがあるのでね」

瀬嶋「金など全てくれてやる」コイーン

妹「ひょわわわ!? な、なにこれ!? 一体いくらあるの!?」

瀬嶋「知らん。自分で数えてくれ」

妹「……ていうか、ダメだよ隆二さん! [ピーーー]とか殺さないとか、そういう事しちゃダメだよ!」
481 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/08(金) 19:30:48.48 ID:xcmJV0Iq0
ぎゃあ
くだらない事言ってたらまたsaga忘れた!

瀬嶋「戯言を」

妹「さっきまであんなに優しかったのに、いきなりどうしたの!?」

瀬嶋「賢者モードだ」

妹「は!?」

瀬嶋「賢者モードでググるんだ」

妹「な、何言ってんの……?」
482 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/08(金) 19:39:59.07 ID:xcmJV0Iq0
 そして時は動き出す

妹「――――で、逃げられたの」

「賢者タイムって恐ろしいね……。まるで一仕事終えた後の俺だよ」

妹「?」

「まあいいや。じゃあ、朝の『瀬嶋とデート』とかいうクソミッションもウソなのね?」

妹「うん」

「瀬嶋……本当に何を考えてんのか分かんねぇ……」
483 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/08(金) 19:44:09.92 ID:xcmJV0Iq0
「てか、このままだとヤバイぞ。弱体化してるとはいえ、またカゲヤシと化している瀬嶋が野放しだからな」

妹「……戦うの?」

「え?」

妹「また、戦うの?」

「……」

「必要とされるなら、俺は戦う」

「また、瑠衣達の力を借りなくちゃいけなくなるがな。俺はもう、カゲヤシの力を失ったし」
484 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/08(金) 19:45:38.18 ID:xcmJV0Iq0
妹「私も」

「……へ」

妹「私も戦いたい」

「お、おい。何言って……」

妹「悪いけど、私は人並み以上の蹴りを持ってるからね」

「……」

「確かに強いけどね、お前」
485 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/08(金) 19:51:02.37 ID:xcmJV0Iq0
「でもな……瀬嶋はガチでやったら本当に強いぞ……?」

妹「水臭いよ。兄妹じゃん。少しは妹に頼ってほしいな」

「……お前、本当に妹?」

妹「当たり前だよ」

「……」

「分かった」

「とりあえず、芳林公園に向かおう。瑠衣達と待ち合わせしてるからな」

妹「うん」
486 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/08(金) 19:53:32.67 ID:xcmJV0Iq0
 中央通

妹「ところで、瑠衣達って……瑠衣さん意外に誰がいるの?」

「ダブプリの二人だ」

妹「えっ! ……あ、そういえば瀬嶋が言ってたね。北田瀬那と舞那がどうたらって……」

「ああ。あいつらもカゲヤシだ。瑠衣は末妹」

妹「どうりで綺麗だと思った……」

「うん」

妹「うん」

「……」

妹「……」
487 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/08(金) 20:02:17.50 ID:xcmJV0Iq0
「……いつぶりだろうな。一緒に外歩くの」

妹「うん……」

「金の亡者と化してからは、何をするにも金、金、金、になったからな」

妹「……」

妹「ごめん……」

「いや、別にいいんだけどね」

妹「でも……」

「いいのよ」
488 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/08(金) 20:44:10.51 ID:xcmJV0Iq0
妹「……おにぃちゃん」

「」

「お、おい、今……何て……」

妹「……」////

妹「何も言ってないもん……」////

「」

「これは妹ですか?」
489 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/08(金) 20:47:20.26 ID:xcmJV0Iq0
 芳林公園

「到着なう」

妹「うん」

妹「ダブプリ生で見た事ないんだよね。早く会いたい」

「そだね。そういえば有名人だもんね」






瑠衣「あ、ナナシ!」

「その声は……」
490 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/08(金) 20:51:45.46 ID:xcmJV0Iq0
瑠衣「やっほー」

妹「瑠衣さん、どーも」

瑠衣「あ、妹ちゃん。一緒に来たんだね」

「る、瑠衣……ぶほぅ! うおぉおあsふぉjsjふぁs」ドバババババ

妹「!?」

瑠衣「ひゃわ! ナナシから物凄い量の鼻血がっ……!」

「slふぁkfgsdls……」ドバババババババ

「…………」

「さおfじゃfじゃしgdさlkfぁsj」ドバババババババ

瑠衣「お、落ち着いて!」
491 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/08(金) 20:51:59.41 ID:uQEM8zcIO
ピーでも伝わったから大丈夫ですぞ
492 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/08(金) 20:54:26.49 ID:xcmJV0Iq0
>>491
よかたー!


妹「ど、どうしたの兄貴……?」

「いやいやいやちょっとねあのねそのね」ドババババババ

妹「鼻から出るとは思えないくらいの量だよ!?」

「だってだって瑠衣の浴衣が可愛すぎてててててて」ドバババババババ

瑠衣「……」//////
493 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/08(金) 20:57:00.19 ID:xcmJV0Iq0
「グ……血が……足りない……」バタリ

妹「うわ倒れた! 顔青っ!」

妹「これリアルに死にそうな状態だよ!?」

瑠衣「た、大変だ……! え、えっと……刃物はないし……また歯で唇を切るしか……」ブチッ

妹「ひぇ。い、痛そう……」アワワ

瑠衣「大丈夫」

瑠衣「……んっ……」

妹「えええええええ!? 何でキスしてんの!?」//////

妹「ていうか周りの人が恨めしそうに見てるよ!?」
494 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/08(金) 20:58:37.63 ID:uQEM8zcIO
瑠衣の浴衣姿見たら鼻血も出るわなwwwwww
495 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/08(金) 21:03:43.42 ID:xcmJV0Iq0
「う……んぅ? ベンチなう……?」

瑠衣「よかった。目を覚ましたね」

「お、俺は……アレ、血の味が……」

瑠衣「うん。……私達が初めて会った時と同じだね」

「え」

「ま、まさか……俺が気を失っている隙に……?」

瑠衣「うん……」///

「ぎゃあああああああ俺の馬鹿野郎!! 何で俺気絶してんだよクソが!!」

「ていうか瑠衣ありがとう!」

瑠衣「いえいえ」
496 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/08(金) 21:07:48.53 ID:xcmJV0Iq0
瑠衣「でも……これでまたキミはカゲヤシになっちゃったね……」

「いや、一向に構わん。むしろそれで良かった」

瑠衣「? どういう事?」

「それについて話したいんだが、まず、瀬那と舞那はどこだ?」

瑠衣「姉さん達なら、焼きそば買いに行っているよ」

妹「ダブプリ……緊張する……」ドキドキ

瑠衣「妹ちゃんは姉さん達に会った事ないんだっけ」

妹「うん」
497 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/08(金) 21:11:02.38 ID:xcmJV0Iq0
舞那「お待たせー」

瀬那「買ってきた」

妹「にゃあ!? だだだだぶぷりりりりり」ガクガク

舞那「? この娘、誰?」

瑠衣「ナナシの妹の、妹ちゃんだよ」

瀬那「妹いたんだ」

妹「はははははい! いいいいい妹です! よよよよろしくお願いします!」ビクビク

「相変わらずのアガリ症だな」
498 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/08(金) 21:13:50.37 ID:xcmJV0Iq0
舞那「あぁぁ、ゴメン。妹ちゃんが来るとは思ってなかったから、焼きそば足りないや……」

瀬那「ナナシのはあるんだけど……」

舞那「また買ってくる?」

妹「え、そ、そんないいですよ! 私なんかがダブプリのお二人に奢ってもらうなんて……」

「ああ。俺の分があるなら、それを半分にすりゃ問題解決だな」

妹「えっ?」

舞那・瀬那「えっ?」
499 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/08(金) 21:17:13.77 ID:xcmJV0Iq0
「何だそのリアクション。兄妹なら普通やるだろ?」

瑠衣「うんうん。私も兄さんとおやつをはんぶんこにしてたし」

舞那・瀬那「……」

「? どうしたダブプリ」

舞那「姉さん……そういうのした事あるっけ?」

瀬那「……多分、ないと思う、うん」

妹「あ、アレですよね。カゲヤシは、人間と『家族』のイメージが全然違うんですよね」

舞那「え」

瀬那「え」

瑠衣「え」
500 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/08(金) 21:19:03.17 ID:xcmJV0Iq0
舞那「な、何でそれを……」

瀬那「……まさか、ナナシは私達の正体を皆に……」

「してないよ!」

瀬那「うん。分かってる。今のはちょっとからかっただけ」

瀬那「……でも、何故妹ちゃんが知っているの?」

「よし、じゃあ説明する」

 説明中

瀬那・舞那「……」

瑠衣「……瀬嶋が……やっぱり……」
501 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/08(金) 21:22:53.09 ID:xcmJV0Iq0
「だが、いくら瀬嶋とはいえ、手駒だったNIROは既に解散している」

瀬嶋「うん。単独なら、まだ恐怖ではない」

妹「……うぅ、私がこの足で仕留めておけば……」

舞那「妹ちゃんは悪くないよ!」

舞那「お金で釣られちゃったのは仕方ない事だし! 人間ってお金大好きだもんね!」

妹「うぅ……」ガクリ

舞那「な、何で落ち込むのっ!?」アセアセ

妹「い、いえ、ごめんなさい……」
502 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/08(金) 21:34:31.21 ID:xcmJV0Iq0
瑠衣「これから、どうしようか……?」

「……」

「まあ、ひとまず祭りを楽しもうか」

舞那「え、いいの?」

「ああ」

妹「でも、瀬嶋が襲ってきたら……」

「狡猾な瀬嶋の事だ。このすし詰め状態の公園での戦闘は望んでいないだろうよ」

「それに、奴の得た血は、恐らく末端のカゲヤシのモノ。瑠衣、瀬那、舞那、妹、お前らが負けるはずがない」
503 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/08(金) 21:37:09.31 ID:xcmJV0Iq0
舞那「カゲヤシであるアタシ達は分かるけど……妹ちゃんも……?」

「ああ。こいつマジ強いから。低レベルで挑むと灰にされる」

舞那「……」ブルッ

「ブルってやんの」

舞那「そんな事ないし!」////

瑠衣「あははは」

瀬那「早くしないと冷めてしまうし、焼きそば食べよっか」

「そうだな」
504 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/08(金) 21:50:54.55 ID:xcmJV0Iq0
舞那「おいしー♪」

瑠衣「紅生姜……ちょっと苦手かも」

「じゃあ俺が食うよ」ヒョイ

瑠衣「あっ……ありがと」////

瀬那「……」パクパク

妹「黙々と食べてて怖いよ瀬那さん」

瀬那「おいしいおいしい」パクパク

妹「……。ていうか兄貴、いいの? 半分貰っちゃって」

「いいから食え。ほら、食え食え」

妹「……ありがとう」
505 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/07/08(金) 21:51:25.61 ID:xcmJV0Iq0
今日はここまでなの
506 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/08(金) 21:54:44.97 ID:wJe5Ae7IO
>>505
おつー
これだけは聞きたいんだけど、瀬那・舞那ももちろん浴衣なんだよね?
507 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/07/08(金) 22:26:21.36 ID:xcmJV0Iq0
>>506
瀬那はきっと青系の浴衣
舞那はきっと赤系の浴衣
瑠衣はきっと黒系の浴衣


妹は私服
508 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/07/09(土) 01:04:48.51 ID:hR3qn94h0
瑠衣はピンクでもいい気がする

509 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2011/07/09(土) 19:06:44.33 ID:d+XBlnFj0
俺は全裸
510 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/07/09(土) 19:53:03.02 ID:G2WV5FOC0
>>509
死んじゃうよ!


「暗くなってきたな。祭りっぽい雰囲気だ」

瑠衣「お祭りって、こんなに賑やかなんだね」

舞那「何だ瑠衣。お前はそんな事も知らないのかー?」フフン

舞那「私達は、もう真夜中まで帰れないんだぞ? そして夜になると、人間達は互いの服を脱がせ始めて……」

瑠衣「ひッ! こ、こわいよ舞那姉さん!」ブルブル

瀬那「舞那ぁ……」

舞那「冗談だって、冗談」
511 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/09(土) 20:06:28.32 ID:G2WV5FOC0
「んじゃあ、食い終わった事だし、回ってみるか」

瀬那「そうだね」

瑠衣「あ。私、射的やってみたいっ」

「いーよォ」

妹「わっ! ちょ、ちょっとアレ! あのヌイグルミ可愛い!」

瑠衣「ホントだ。じゃあ、アレ狙ってみようか」

「某ひぐらしみたいな展開にならんよう気をつけねば」
512 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/09(土) 21:24:55.11 ID:r2sCX4MIO
来てたー!
本当にそうならないように気を付けてくれよ…?
513 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/09(土) 21:47:45.54 ID:G2WV5FOC0
瑠衣「うー……」

「そうそう、よく狙って」

瑠衣「……」

「……」

瑠衣「……」

「……撃たないの?」

瑠衣「……」

瑠衣「キミの顔が……近くて……集中出来ない……」/////
514 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2011/07/09(土) 22:34:40.09 ID:d+XBlnFj0
夜なら全裸でも大丈夫だよな
515 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/09(土) 22:35:28.44 ID:G2WV5FOC0
妹「……」イライラ

瀬那「? 妹ちゃん、青筋が出来てる……」

妹「へ!? い、いや、えっとこれは……さっきから紅生姜の霊がそこら辺をうろついてて……うん、鬱陶しいんだ」

瀬那「……そう」

舞那「それ……私にも見える気がする」イライラ

瀬那「え」
516 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/09(土) 22:39:28.77 ID:G2WV5FOC0
>>514
そういう問題ではないのである


瑠衣「それっ」パン

「お」

店主「おォ! やるねェお嬢ちゃん! 一発で取りやがるなんてな!」

「のび太顔負けの腕だな」

瑠衣「え、えへへ」////
517 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/09(土) 22:47:35.60 ID:G2WV5FOC0
「ヌイグルミと……キャラメル三つ」

瑠衣「姉さん達にはキャラメルね」

舞那「あんがと」

瀬那「ありがとう」

瑠衣「はい、これは妹ちゃん」

妹「えっ?」

瑠衣「ヌイグルミだよ。妹ちゃんにあげるっ」

妹「あ、ありがとう……」

「もちろん残りのキャラメルは、俺と瑠衣で折半だ」
518 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県) :2011/07/09(土) 22:51:22.51 ID:OzBmTYn50
さすが天使
519 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/09(土) 22:56:07.07 ID:G2WV5FOC0
 ピーンポーンパーンポーン

『これより、輪投げ大会を行います』

瑠衣「わなげ……たいかい?」

舞那「あ、そういえばパンフレットに書いてあったね」

「面白そうだし、行ってみよう」

妹「参加するの?」

「場合によっては」
520 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/09(土) 22:58:04.52 ID:G2WV5FOC0
受付「はいはーい、輪投げ大会の受付はこちらですよー」

優「参加します……」

「あ」

舞那・瀬那「あ」

瑠衣「あ」

妹「え?」

優「……」

優「何でお前らがここに……」

瑠衣「兄さん、こっちのセリフ……」
521 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/09(土) 23:04:34.94 ID:G2WV5FOC0
優「……お前らも参加するのか?」

舞那「う、うーん」

瀬那「私はパス」

瑠衣「私もちょっと……」

妹「……」

優「って、誰だソイツ」

舞那「ナナシの妹」

優「ヘェ。……てか、何でお前ら引き気味なんだよ」

舞那「いや、何か……寂しい奴だなって思って」

優「んだとコラァ!」
522 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/09(土) 23:07:33.25 ID:G2WV5FOC0
「俺はやろう」

瀬那「え……?」

舞那「マジ?」

「マジ」

優「ヘッ。面白ェ」

優「ならよ。賭けしようぜ、賭け」

「何を賭けんだ」

優「そうだな……。お前が俺より順位下回ったら、アネキ達と瑠衣、そしてナナシの妹はストリップしろ!」

舞那「はぁ!?」
523 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/09(土) 23:10:28.28 ID:G2WV5FOC0
「……」

優「何だよ、その人を哀れむような目は!」

「いや、何か……お前、賭けで相手を脱がせるの好きだなって」

舞那「そ、そんなにお姉ちゃんの裸が見たいのか!? この変態カゲヤシ!」

瑠衣「兄さん……ちょっと失望したかも……」

瀬那「優……お姉ちゃんは残念だ……」

妹「初対面で何だけど、サイテー」

優「な、何でだよ!?」
524 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/09(土) 23:13:06.57 ID:G2WV5FOC0
「まあいいや」

妹「よくないだろが!」

「いいって。多分負けないし。もし負けても美少女達の裸が見れるから問題ないし」

妹「私達に問題大アリだよ!」

「で、兄貴よ。お前が負けた時は……」

優「脱いでやらぁ!」

「ノーセンキュー!」
525 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/07/09(土) 23:14:47.89 ID:G2WV5FOC0
今日はおしまいなの
皆、応援ありがとう
526 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/10(日) 01:05:51.86 ID:laHcoFBIO
>>525
乙ー!
明日も待ってるぞー!
ゆっくり休んでくだされ
527 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/10(日) 12:58:06.50 ID:BrX4CqXDo
今日は暑くて肌がジリジリする
528 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/10(日) 16:50:55.77 ID:laHcoFBIO
>>527
ひょっとして…
頼むから俺も仲間にしてくれ
529 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/10(日) 18:14:43.88 ID:dJ+b2hW80
>>527
血をくれ血を!


優「さぁ、やろうぜクソ野郎が!」

「お前本当に脱ぐ気かよ!」

優「ったりめーだろが! 男に二言はねェ!」

「俺が勝ったら……逆に損じゃないか……」

優「んだとォ!? お前、俺の裸体を見たくねェってのか!」

「見たい訳ねーだろが!」
530 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/10(日) 18:19:09.58 ID:dJ+b2hW80
瑠衣「お、落ち着きなよ……」オロオロ

「すまん瑠衣。俺はこれから、本気で勝負する」

瑠衣「え……?」

「何が何でも勝つ! 優……いや、露出狂! お前を脱がして、晒し者にしてやんよ!」

瑠衣「か、かっこいい……!」/////

舞那「……かっこいいの? これ」

妹「かっこよくは……ないね」

瀬那「かっこいい……かも」

舞那・妹「え!?」
531 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/10(日) 18:22:54.81 ID:dJ+b2hW80
優「萌えてきたぜっ……! いや燃えてきたぜっ……!!」

「何で言い直したァァ――――!!」

優「字が違う気がしたァァ――――!!」

「すみません俺も参加します!」

受付「はい、ではお名前を」

「ナナシです!」

受付「ナナシさんですね。では、輪をどうぞ!」

「頑張ります!」
532 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/10(日) 18:30:01.91 ID:dJ+b2hW80
司会「輪投げ大会……はっじまっるよー!」

 ワアァアァァ ワアァァァアアァァ

舞那「す、凄い歓声……」

瀬那「その割に……参加する人は少ないね」

妹「お兄ちゃんと……優って人と……あと知らない人」

瑠衣「あれ?」

舞那・瀬那「?」

妹「どうしたの、瑠衣さん」

瑠衣「もう一人の参加者……ヤタベさんだ」
533 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/10(日) 18:35:27.57 ID:dJ+b2hW80
舞那「ヤタベさん?」

瑠衣「うん。秋葉原自警団の矢田部さん。秋葉原防衛戦では、物凄い活躍してくれたんだ」

瀬那「あ、そういえばヤタベって名前聞いた事あるかも……」

妹「そんなに凄い人なの……?」

瑠衣「うん、凄い。凄いよあの人は!」




「……ヤタベさん、何してんだ」

ヤタベ「いやぁ、はは。こう見えても、私はワナゲラーなんだ」

「ワナゲラー!?」

優「オイ、ナナシ。俺もワナゲラーだぜ」

「ワナゲラーって何だ!」
534 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/10(日) 18:42:21.75 ID:dJ+b2hW80
ヤタベ「ワナゲラー……というのはね、まあ輪投げを趣味とする者の総称だよ」

「そのままですね……」

「ていうかヤタベさんはともかく、優って輪投げが趣味だったのか……?」

優「ったりめェだろ!」

「何で当たり前なの!?」

ヤタベ「私はともかくってどういう事だい……」

「いや何かやってそうなイメージがなくもないし」
535 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/10(日) 18:45:09.23 ID:dJ+b2hW80
司会「よろしいですかぁ? では早速始めたいと思いまぁす!」

優「おうよ! ワナゲェ!」

ヤタベ「いいとも! ワナゲェ!」

「え……ワナゲェって言わなきゃいけないの!?」

司会「ナナシさんもワナゲェ?」

「え、は、はいワナゲェ!」

司会「では行きましょう!」
536 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/10(日) 18:50:51.84 ID:dJ+b2hW80
優「俺からだな!」ヒョイッ

司会「フォオオ! 入ったああああ!!」

 ワァアァアァァアァ

「何だこの盛り上がり……」

司会「はいでは次、ナナシさん!」

「あ、はい」ヒョイッ

司会「入ったあああ! 入ったぞおおおお!!」

 ワアァアァァァアア

「何か恥ずかしいからやめて!」
537 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/10(日) 18:55:03.30 ID:dJ+b2hW80
優「くッ……やるなナナシ」

「え、うん、ども」

ヤタベ「次は私だね、はは」

ヤタベ「それっ」ヒョイ

司会「ああああ入りませんでしたあああああ残念!!」

 アァー……

ヤタベ「ぐぅっ……」

司会「ヤタベさん残念でしたぁ! 脱落です!」

「一回でも外しちゃダメなのかよ」
538 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/10(日) 18:59:21.39 ID:dJ+b2hW80
瑠衣「……」

舞那「……」

瀬那「……」

妹「……」

瑠衣「……何だろ、これ」

瀬那「何だろうね……」

瑠衣「あれだよ。雰囲気だけは凄くかっこいい」

瀬那「確かに……」
539 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/10(日) 19:02:26.77 ID:dJ+b2hW80
司会「二週目です!」

優「クク……行くぜ」ヒョイッ

司会「入りましたぁぁあぁあ!!」

 ワアァァァァァアアア

優「さぁ、やれよナナシ!」

「……」

「それっ」ヒョイッ

司会「ああぁあぁぁ残念!! ナナシさん脱落です!」

 アァー……

優「外しやがったなあぁぁ! 俺の勝ちだあぁぁぁ!」

「あーあ」
540 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/10(日) 19:04:14.89 ID:dJ+b2hW80
 ワァァァアァアァァ ワァァァァァアァ

司会「おめでとうございます! 優勝者の優さんには、シャーペン一本が贈呈されます!」

「安いな!」

優「俺の勝ちだぜナナシ」

「あ、うん。そうだね……」

優「約束、覚えてるだろうな?」

「え?」

「……」

「……」

「あ」
541 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/10(日) 19:09:04.55 ID:dJ+b2hW80
「ごめん、負けちゃった」

瑠衣「ナナシ……」

優「さぁ、脱げ。割とマジで」

舞那「そんなにお姉ちゃんのストリップが見たいのか! 変態すぎ!」

優「誰がアネキのストリップなんか見たがるかよ」

舞那「なッ……実際にやれって言ったのはどこの誰!?」

優「バッカだなぁアネキは。俺が見てェのはアネキのストリップじゃねェ」

優「 女 の 子 の ス ト リ ッ プ だ ! ! 」

舞那「」
542 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/10(日) 19:43:27.90 ID:Imkhstz7o
パチスロでのK’ばりの壊れ方をしてきたな優
543 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/10(日) 19:58:52.79 ID:dJ+b2hW80
「まあ確かに見てみたいよね」

優「だろ!?」

瑠衣「ナナシまで何言ってるの……」///

妹「兄貴、アンタ……」

「そんな可哀想なものを見る目で俺を見るんじゃない」

「だってさ、男だよ? 男なんだよ? 女の子の身体を見たいと思うのは当然じゃないか!」

妹「う……まあ……分からなくもないけど……」
544 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2011/07/10(日) 20:32:47.85 ID:Gv//KAW/0
脱いだ
545 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/10(日) 20:42:02.97 ID:ncNgIrVko
クーラー効いてるから寒い早くして
546 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/10(日) 20:57:58.31 ID:dJ+b2hW80
遅くてごめん


「物分りの良い妹だな。お兄ちゃんは嬉しいぞ」

妹「うるさいっ」///

「どうやら妹は決心がついたようだよ」

妹「ちょっ……何勝手に決めて……」

「ダメなの?」ジーッ

妹「うう……」///
547 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/10(日) 20:59:50.67 ID:dJ+b2hW80
「カゲヤシ美少女姉妹はどうなんだ」

瑠衣「……」

舞那「……」

瀬那「……」

「何か喋れよ」

瑠衣「……」

舞那「……」

瀬那「……」

「息ピッタリのスルーだな!」
548 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/10(日) 21:01:40.47 ID:dJ+b2hW80
瑠衣「……私は……うん……構わない」///

舞那「マジ!?」

瑠衣「うん……。ナナシになら……」///

瑠衣「それに兄さんだって身内だし、さ……」

舞那「……」

瑠衣「で、でもここではヤだよ、流石に」///

舞那「だ、だよね」
549 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/10(日) 21:04:28.48 ID:dJ+b2hW80
優「瑠衣!」

瑠衣「な、何?」

優「俺は……兄として悲しいぞ」

瑠衣「……へ……?」

舞那「何言ってんだ優。熱中症か?」

瀬那「私達のセリフを真似し始めたね……」
550 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/10(日) 21:09:12.13 ID:dJ+b2hW80
瑠衣「何で兄さんが悲しくなるの?」

優「……」

優「お前さ、こういう時に脱げないってのは、女としてどうかと思われるぞ」

優「人間の女は、脱ぐ時は脱ぐ。それが例え、公衆の面前であってもだ」

優「脱がない女は、男に嫌われる。それはつまり……ナナシに嫌われるという事だ」

瑠衣「そ、そうなの!?」

優「そうだ」

舞那「そうじゃねーだろ」
551 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/10(日) 21:14:24.22 ID:dJ+b2hW80
瑠衣「……」

「……」

瑠衣「ナナシ……? 今、脱がない私は……嫌い……?」オドオド

「……」

瑠衣「……」

「……」

瑠衣「嫌い……なの……?」ウルッ
552 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/10(日) 21:22:03.66 ID:dJ+b2hW80
「……」

瑠衣「な、何か……言ってよ……」

「……」

瑠衣「ま、まさか本当に……? ……い、いや……ウソだよね……?」

「……」

瑠衣「ナナシ……」グスッ

舞那「ちょっ……ちょっとナナシ? 何でさっきから黙ってるの?」

「……」
553 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/10(日) 21:23:39.44 ID:dJ+b2hW80
舞那「ちょっとナナシ!」

「……あ」

舞那「え?」

「寝てた」

舞那「ウソぉ!?」

「ウソ」

舞那「ウソなんだ!」

「うん、ウソ」
554 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/10(日) 21:26:02.01 ID:dJ+b2hW80
瑠衣「何で私を無視して……」

「だって……」

瑠衣「……?」

「だって瑠衣も舞那も瀬那も、皆さっき俺を無視したじゃん!」

瑠衣「え」

舞那「え」

瀬那「え」

「したじゃん!」

瑠衣「……うん、ごめん」

「だから、やり返してみました」
555 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/10(日) 21:28:33.68 ID:laHcoFBIO
来てたー!
とりあえず脱いだ
556 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/10(日) 21:37:34.91 ID:dJ+b2hW80
瑠衣「……」

「瑠衣」

瑠衣「……?」

「大好きです」

瑠衣「……」

瑠衣「……」//////

「だからこんな事もしちゃうぞー」ギュゥゥゥゥ

瑠衣「!!」//////

妹「なぬっ」
557 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/10(日) 21:41:27.02 ID:dJ+b2hW80
舞那「わぁぁ、目立っちゃってるよ」

瀬那「……羨ましい」

舞那「ん、姉さん何か言った?」

瀬那「何でもない」///

妹「うぐぐぐ……」

優「……」

優「……」

優「何だろう……俺の扱い……酷い気がする……」
558 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/10(日) 21:49:09.14 ID:dJ+b2hW80
瑠衣「脱がなくても……好き……?」

瑠衣「私の事……好き……?」

「今更、何言ってんだ。当たり前だろそんな事」

瑠衣「……」//////

瑠衣「私も好きだから……ね」/////

「一万年と二千年前から知ってる」

瑠衣「……」//////
559 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/10(日) 21:51:12.49 ID:dJ+b2hW80
「ていうか、優の言った事ウソだからね」

「脱がない女は男に嫌われるとか、そんなんないからね。むしろそんなに脱いだらビッチっていう(ry」

瑠衣「そうなの?」

「うん」

瑠衣「……」

瑠衣「……」ギロッ

優「!」

優「ま、待てよ瑠衣。さっきのはカゲヤシジョークだぜ」

瑠衣「……」ジーッ

優「すみませんでした」
560 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/10(日) 22:02:44.95 ID:dJ+b2hW80
「……そろそろ、夏祭りも終わりだな」

瀬那「もうそんな時間?」

舞那「じゃあもう帰ろうか! うんうん!」

優「オイ約束は――」

舞那「そりゃあ!」ズゴォ

優「グバァ!」

瑠衣「ナナシはどうする?」

「……」

「もう少し、ここにいたい」

妹「……」イライラ
561 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/10(日) 22:13:46.67 ID:dJ+b2hW80
優「ケッ、くだらねェ……。さっさと脱げよアネキ」

舞那「黙れ。ほらほら、お前もアジトに戻れ優」

瀬那「空気読む事も大事。妹ちゃんもね」

妹「……」イライラ

瀬那「妹ちゃん?」

妹「へ? あ、ああ、うん! うん!」

妹「じゃあ、先帰ってるね!」

「ああ、悪い」

瑠衣「……」///
562 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/07/10(日) 22:16:06.26 ID:dJ+b2hW80
また明日!
563 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県) [sage]:2011/07/10(日) 22:25:04.66 ID:H+/myZR90
オツカレ
564 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/10(日) 22:45:21.33 ID:L6gg3BIu0
瑠衣が可愛すぎてつらい
565 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2011/07/10(日) 22:53:33.59 ID:Gv//KAW/0
明日まで脱いでる!
566 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/07/10(日) 23:51:38.83 ID:83IseHCO0
ここは素晴らしいssすれだな

続き期待
567 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/11(月) 07:44:38.33 ID:hLIZe3jIO
乙!
楽しみに待ってるぞー!
568 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/11(月) 20:43:16.67 ID:b+N1iKSh0
「……」

瑠衣「……」

「最初に瑠衣と話した場所ってさ、この公園だったよな」

瑠衣「うん。……あの時、戦ったんだよね、私達」

「ああ。懐かしいな」

瑠衣「キミは……あの時から強かった。私の血を得た人間なのに、その血の持ち主である私が敵わないんだもん」
569 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/11(月) 20:49:38.28 ID:b+N1iKSh0
「あの頃は瑠衣の名前を知らなかったのか……よく生きてたな俺」

瑠衣「な、何で……?」

「瑠衣なしに生きていくとか不可能だもん。瑠衣がいなくちゃ生きられない身体になっちゃった」

瑠衣「私は麻薬か何かなの……?」

「俺にとってはそうかも知れない。一日会えないだけで禁断症状が出ると思う」

瑠衣「……」////

瑠衣「私もそうかも……」/////
570 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/11(月) 20:51:29.13 ID:b+N1iKSh0
「嬉しいです」

瑠衣「うん」

「……」

瑠衣「……」

「あのぅ」

瑠衣「?」

「頭を撫でていいですか?」

瑠衣「え」////
571 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/11(月) 21:46:08.01 ID:b+N1iKSh0
「無性に撫でたいのよ」

瑠衣「え……えと……うん」///

「いいの?」

瑠衣「……いい……よ」///

「じゃあ……」ナデナデ

瑠衣「あぅ」/////

「ほれほれ」ナデナデ ナデナデ

瑠衣「……」//////
572 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/07/11(月) 22:24:33.85 ID:b+N1iKSh0
ダメだあああ
今日もうムリですごめんなさいマジごめんなさい
573 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/11(月) 22:42:04.11 ID:hLIZe3jIO
来てたー!
と思ったらどうしたー!?
まぁ無理せずに書いてくれればいいさ
574 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/11(月) 22:42:48.33 ID:hLIZe3jIO
言い忘れたけど書ける時にってことね
575 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/07/12(火) 00:02:44.37 ID:IkbbKCXj0
今思ったけど、瑠衣ってカゲヤシと人間のハーフだよね?
ゲームだと完全にカゲヤシ扱いだから気が引けるな
576 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]:2011/07/12(火) 01:43:14.51 ID:HAH+xTK70
ダブプリもハーフだぜ
577 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/12(火) 02:21:38.50 ID:JvF261SXo
カゲヤシハーフもどっかのバンパイアハーフみたいに日光も平気だったら外で××できたのにな
肌の露出もスク水は大丈夫だけどビキニはどうなんだろうな
578 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/12(火) 02:22:07.52 ID:JvF261SXo
カゲヤシハーフもどっかのバンパイアハーフみたいに日光も平気だったら外で××できたのにな
肌の露出もスク水は大丈夫だけどビキニはどうなんだろうな
579 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/12(火) 18:10:48.98 ID:E9/xW4Jw0
カゲヤシ萌え


「ほーれほれ」ナデナデ

瑠衣「あぅぅ」////

「撫で心地が最高だな、瑠衣は」

瑠衣「恥ずかしい……」////

「撫でられた事ってある?」

瑠衣「う、うん。母さんにはよく撫でられたよ。……キミにも、ね」////

「撫でられると、どう? 嫌な感じ?」

瑠衣「……ドキドキする感じ」////

「こいつめ、可愛いな、こいつめ」ナデナデ

瑠衣「あぅ」/////
580 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/12(火) 18:19:57.32 ID:E9/xW4Jw0
(傍から見たら、うぜぇイチャイチャカップルだよな、これ……)

瑠衣「んむぅ」/////

(めちゃくちゃ身体すり寄せてくる……良い匂い……)

(周りからの視線が痛い……)

「……瑠衣」

瑠衣「……?」

「移動しよう」
581 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/12(火) 18:22:51.71 ID:E9/xW4Jw0
瑠衣「うん。……どこ行こうか?」

「屋上だ」

瑠衣「鈴が不良に絡まれてた所?」

「うん」

瑠衣「分かった。行こ」

「この時間ならほぼ無人だ。なでなで以上に恥ずかしい事してあげられるからね」

瑠衣「ちょ、ちょっと……」/////

「冗談です。いや冗談じゃないかも知れないけど」
582 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/12(火) 18:27:37.55 ID:E9/xW4Jw0
 屋上

「オオウ、暗いな」

瑠衣「だね」

「これならこっそり瑠衣の身体を触ってもバレないな」

瑠衣「もうっ」///

「……お前、本当に出会った時とは比べられないくらいデレたよな」

瑠衣「? ……でれ?」

「あ、えと、デレデレって分かるか?」

瑠衣「うーん……異性に対して……何か……優しくなったりする事? かな?」

「大体あってるね」
583 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/12(火) 18:43:28.91 ID:E9/xW4Jw0
「デレデレの略がデレ」

瑠衣「……つまり、キミと初めて会った時より、私は優しくなった……って事?」

「……何かが違う。優しいってのも、そうなんだけど……えっと……あぁ、何だこの背中が痒い感じは」

瑠衣「?」

「いやだからえっと……エロい! うん、エロくなった!」

瑠衣「……」

「違う違う! ごめん本気で間違えた!」

瑠衣「……」

「その冷たい目線やめて! 新たな快感に目覚めそうだからやめて!」
584 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/12(火) 19:21:31.68 ID:E9/xW4Jw0
瑠衣「……」ムスーッ

「むすっとしないで。可愛いけど」

瑠衣「……」ムスッー////

「むすっとしながら顔赤くしないで。可愛すぎる」

瑠衣「もうどんな顔していればいいのか分かんないよ」////

「どんな顔をしても可愛い事に変わりはない」

瑠衣「うぅぅ」/////
585 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/12(火) 19:40:16.58 ID:E9/xW4Jw0
「ま、とりあえずあっちのベンチ座ろうか」

瑠衣「そうだね」




「……」

瑠衣「……」

瑠衣「も、もっと寄って……」///

「あ、ああ」スッ

瑠衣「……」////

「……」

「……あ、花火だ」

瑠衣「えっ?」
586 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/12(火) 20:31:14.16 ID:E9/xW4Jw0
「ほら」

瑠衣「本当だ! ……綺麗だなぁ♪」

「瑠衣の方が綺麗だけど」

瑠衣「ッ……もうダメっ! 恥ずかしくなるから、そういう事言わないで!」////

「えええ! それじゃ俺、何も喋れなくなるんだけど!」

瑠衣「何で!?」
587 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/12(火) 20:48:47.91 ID:E9/xW4Jw0
「……」

瑠衣「……」

「……」

瑠衣「ちょ、ちょっと……? 何で急に黙り込んでるの……?」

「だって、恥ずかしくなる事言わないでって……」

瑠衣「そ、それはそうだけど……恥ずかしくなる事しか言えないって……」

「口を開くと、瑠衣を口説きたくなる……るいるい病なんだっ……!!」

瑠衣「るいるい病!?」
588 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/12(火) 21:02:37.89 ID:E9/xW4Jw0
「……あ」

瑠衣「へ?」

「ちょっと、向こう向いて」

瑠衣「え、う、うん」クルッ

「……」コソコソ

瑠衣「……?」

「はい、終わった」

瑠衣「? 何をしたの? 頭に違和感が……」

「ほい、鏡」ヒョイ

瑠衣「!」
589 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/07/12(火) 21:18:44.42 ID:a7mv7K9A0
来てたか!!
瑠衣かわいいよお………ふぅ
590 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/12(火) 21:45:30.73 ID:E9/xW4Jw0
瑠衣「あ、えっと……」

「サイドテールっていう髪型だよ。瑠衣ってさ、髪を結ったりしないだろ」

「たまにはこういうのもいいんじゃないかって思ってさ」

瑠衣「あ、ありがとう……」////

「やべえマジ可愛い。サイドテール萌え」

瑠衣「は、恥ずかしいな……」////

「あ、恥ずかしかった? じゃあやめようか」

瑠衣「……イジワル」
591 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/12(火) 21:48:36.87 ID:E9/xW4Jw0
「浴衣も相まって、和風っぽさが大分出てるね。美少女っつーより、美人って言った方がしっくりくる」

瑠衣「そ、そうかな……?」////

「大人っぽいよ。大人の色気」

瑠衣「あ、はは」////

「照れ笑いご馳走様です」

瑠衣「うぅ」////
592 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/12(火) 22:00:11.20 ID:TZv6/B2IO
来てたー!
まったく、見てるこっちが悶えるぜ
593 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/12(火) 22:12:54.38 ID:E9/xW4Jw0
(良い雰囲気だな。何というロマンティック。こういう場面だと、抱きしめみたいな流れになるのかな)

(……思い返してみると、瑠衣を抱きしめた事ってあんまりないぞ)

瑠衣「……」モジモジ

(いきなり抱きしめて、驚かせてやろうかな)ヘヘヘ

瑠衣「……」モジモジ

(よしっ)

「るぅいぃ」ニヤニヤ

「――って、あれ? 何モジモジして……」

瑠衣「ッ……」ダキッ

「!!?」

瑠衣「……」ギュゥゥゥゥ

「ちょっ、瑠衣!?」アワアワ
594 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県) :2011/07/12(火) 22:12:54.58 ID:fU7IetSq0
もっとだ!もっと糖分を…!
595 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/12(火) 22:22:59.29 ID:E9/xW4Jw0
瑠衣「ぅう……」ギュウウウウウウ//////

「わっあわわわ」/////

「ちょッ……瑠衣ッ、いつからそんな大胆に……」//////

瑠衣「ッ……」ギュウウウウウウウ//////

「ぅぉぉ」//////

瑠衣「離さないよ……もう絶対に……」/////

「る、るい……」/////
596 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/07/12(火) 22:28:11.18 ID:M1qafM/mo
ちょっとしょっぱいもん食ってくる
597 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/12(火) 22:29:09.66 ID:E9/xW4Jw0
(ヤバイ……マジでヤバイんじゃないか、この状況……!)

(今までで一番可愛いぞ、この瑠衣っ!)

(恥ずかしいのを必死にガマンして俺の事を抱きしめて、手が震えてるんだけど、でも力強く……)

瑠衣「ぅ……ぅ……」ギュゥゥゥゥゥゥ////////

「瑠衣……こっち見ないのか?」

瑠衣「だだだだめっ! みれるわけないよぉ」//////

「だろうな……俺も直視出来ない……」////
598 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/12(火) 22:42:52.14 ID:E9/xW4Jw0
「でも、こっち見てほしい……」

瑠衣「え……?」////

「頼む。見てくれ」

瑠衣「う、うん……」/////

(上目遣いヤバイ上目遣いヤバイ上目遣いヤバイ)

瑠衣「……?」////

「……ちゃんとしたヤツ、してないだろ?」

瑠衣「えっ……な、なに――ッ……んぅ!?」///////
599 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2011/07/12(火) 22:45:55.98 ID:JKZAntnk0
クッ…これがNIROからの精神攻撃か…
舞那派の俺がるいるい病に感染しそうに…!!
600 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/12(火) 22:46:25.25 ID:TZv6/B2IO
キャー///
601 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/12(火) 22:52:12.49 ID:E9/xW4Jw0
「んっ……んぅ……」/////

瑠衣「んんっ……ぅ……」/////

「……ぷ、はっ……」/////

瑠衣「んぁ……、はぁ……はぁ……」/////

「……」//////

瑠衣「……」//////

「お前も……急に抱きついてきたら……あいこだ」/////

瑠衣「……む、むぅ……」/////
602 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/12(火) 22:55:29.97 ID:E9/xW4Jw0
瑠衣「……やっと、出来たね……血の味がしないキス……」/////

「どうだったよ、味は……」

瑠衣「とっても……甘かった」/////

「瑠衣……」////

瑠衣「ナナシ……」////

「大好きだ」////

瑠衣「私もっ」////
603 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/07/12(火) 22:56:26.72 ID:E9/xW4Jw0
今日はおしまいっ!
604 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/12(火) 23:10:53.86 ID:TZv6/B2IO
>>603
またいいとこで終わりやがって…悶え死んでしまうじゃないかwwwwww
今日も乙ー!!
605 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]:2011/07/12(火) 23:33:14.46 ID:2KVIzVLr0
ナナシがカゲヤシ化してなかったら
るいちゃんのギュウゥーーーで骨ボキボキだったな
606 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/07/13(水) 00:50:33.50 ID:3jeHHsgt0
ぶっちゃけキスって下手なエロスよりもエロいよね
今回も乙でした
607 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/13(水) 01:58:24.79 ID:QlC/dF5e0
誰か瑠衣のサイドテールの画像を...
608 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/14(木) 18:17:08.81 ID:RZo+FJ2IO
昨日は繋がんなくて参ったな

wktkしながら待ってるぜ!
609 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/14(木) 19:49:13.35 ID:/aJDMRDT0
「」ボー

瑠衣「」ボー

「」ボー

瑠衣「」ボー

「……」

瑠衣「……」

瑠衣「何か、こう……もうキミ以外何もいらない……」

「同じ事考えてたよ……」
610 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/14(木) 20:11:39.08 ID:/aJDMRDT0
「……花火、終わった」

瑠衣「うん……」

「……」

瑠衣「……」

「静かだな」

瑠衣「そうだね……」

「……」

瑠衣「……」
611 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/14(木) 20:43:23.33 ID:/aJDMRDT0
「瑠衣」

瑠衣「ん……」

「何でお前はそんなに可愛いんだ」

瑠衣「そ、そんな事言われても……」///

「人間とカゲヤシが生んだ奇跡の結晶、それが文月瑠衣である」

瑠衣「そうなの……かな?」///

「きっとそう」
612 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/14(木) 20:48:48.73 ID:/aJDMRDT0
瑠衣「それだったら……キミだってかっこいいよっ」///

「かっこよくないよ。コスプレ趣味あるし、アニオタだし」

瑠衣「そういうのも含めてかっこいいっ。キミのそういうところ、大好きだもん」///

「……、そんな風に見つめられたら、反論出来ないよ!」

瑠衣「えへへ」///

「だから可愛いなちくしょう!」
613 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/14(木) 20:51:38.41 ID:/aJDMRDT0
「……それにしても、瑠衣の欠点を見つけようにも見つけられない」

瑠衣「へ?」

「人間でもカゲヤシでも、誰しも一つは欠点を持っているものだろう」

瑠衣「そうかな……」

「そうだよ。俺だって、えっと……コスプレ趣味あるし、アニオタだし……」

瑠衣「それさっきも言ってたよ」

「……それ以外にも……えっと……頭悪いし」

瑠衣「そんな事ないのに」

「いや大学受験失敗したからね」
614 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/14(木) 21:01:01.14 ID:/aJDMRDT0
瑠衣「……あ、キミの欠点見つけた」

「え?」

瑠衣「私達……恋人だよね?」

「? 当たり前だろう」

瑠衣「……なのに、キミは姉さん達とか、他の女の子に接しすぎてる……」

「そ、そうか?」

瑠衣「そうだよ。……あんまり度が過ぎると、怒るからね」

「瑠衣に怒られたいんだが」
615 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/14(木) 21:04:05.59 ID:/aJDMRDT0
「試しに怒ってみてくれ」

瑠衣「えっ……えと……」

瑠衣「こ、こらぁ!」プンスカ

「……」

瑠衣「……」

「……」

瑠衣「ど、どう……?」

「可愛いだけだ!」

瑠衣「えぇぇ……」///
616 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/07/14(木) 21:58:35.16 ID:/aJDMRDT0
ちょっと調子悪い明日頑張る……
617 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県) [sage]:2011/07/14(木) 22:15:50.94 ID:9e+Awd4fo
毎日乙です!
しかし七月っていい月だよな・・・
カレンダー見る度文月って書いてあってすごく良い気持ちになる。
618 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/15(金) 00:17:39.05 ID:nspMs3UIO
>>616
乙!
また楽しみに待ってるよ
619 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/15(金) 00:24:53.13 ID:p5/zRJw2o
カレーパン
620 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) :2011/07/15(金) 02:15:44.63 ID:OlpYFgue0
こんな彼女ほしぃ(´;ω;`)ウッ…
621 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/15(金) 17:44:23.20 ID:2DBX7Frm0
華麗に復活


「しっかし、瑠衣は怒っても本当に怖くないな」

「夢の中での言葉攻めには、ある種の才能を感じたんだけど……」

瑠衣「?」

「あ、でも……俺と瑠衣の最初で最後の戦いで、かなり怖い怒り方してたっけか」

瑠衣「……それって、私が中央通の暴動事件を起こした後の話……だよね」
622 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/15(金) 17:53:15.98 ID:2DBX7Frm0
「本気で鈴を脱がしてごめん」

瑠衣「いや、だってあの時はまだ敵同士だったし、鈴も気にしてないよ」

「瑠衣も脱がそうとしてごめん」

瑠衣「私も気にしてないってば」

「実を言うと、脱がそうとしてなかったんだけどね」

瑠衣「……へ? どっち……?」

「割と本気で脱がそうとしてなかった」
623 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/15(金) 17:59:27.48 ID:2DBX7Frm0
瑠衣「何故? キミはエージェントとして、カゲヤシを倒す役目を負わされていたんじゃ……」

「理由は簡単です。俺はその時、既に瑠衣の事が好きだったから」

瑠衣「え……」///

「……俺の友人、覚えてるか? 引きこもりの」

瑠衣「あ……」

瑠衣「……ご、ごめん……」

「いやもう何回も謝られたから、いいんだよ。アイツもそろそろ復帰しそうだし」

「しかも、カゲヤシのトップがそうしろって言ったんだから仕方ない事だろう」

瑠衣「……」
624 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/15(金) 18:03:19.30 ID:lNPHVJpIO
来てたか
瑠衣のような子とお近付きになりたいぜ
625 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/15(金) 18:03:54.67 ID:2DBX7Frm0
「アイツは、俺に連絡してきたんだ。パソコンのデータを消してくれって」

「で、俺はアイツの家に行って、パソコンを起動し、中を覗いてみた」

「……そこに、瑠衣の写真があった」

瑠衣「えっ? 何で、私の写真が……?」

「アイツが密かに撮っていたらしいんだ。……で、それを見て、俺はお前に一目惚れしたという訳よ!」

瑠衣「そ、そうなんだ。……恥ずかしいけど、嬉しい……」////
626 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/15(金) 18:08:44.71 ID:2DBX7Frm0
???「……誰かいるのか」

「あ、ヤベッ。もう出入り禁止の時間か」

瑠衣「ど、どうしよう……。怒られちゃう……」ブルブル

「俺がいるから大丈夫だ。安心して。普段通りの綺麗な呼吸してな」

瑠衣「う、うん。ありがと」///

???「コラ。男女二人きりで何してる」

「すみません。ちょっと話し込んでいて、時間気づきませんでした」

???「む? その声……」
627 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/15(金) 18:12:41.34 ID:2DBX7Frm0
「あっ」

???「おお、ナナシ君じゃないか!」

瑠衣「……知り合い?」

「うん。ある意味、俺の師匠というか……まあ師匠は師匠で他にいるんだけど、この人も師匠」

???「はっはっは。私は下僕。師匠の下僕だ」

瑠衣「下僕さん……?」

「この人、下手したら妖主や瀬嶋より強い」

瑠衣「う、うそ……!?」ガーン
628 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/15(金) 18:18:07.43 ID:2DBX7Frm0
下僕「流石に持ち上げすぎだよ」

瑠衣「で、ですよね……?」

「いやいや弱小装備で挑んだら一撃で服破かれるから」

瑠衣「こわいいいっ!」ガクブル

下僕「ナナシ君に比べれば、私なんか一日中履き回した穴あき靴下レベルだよ」

瑠衣「例えがよく分かりませんよ……」

下僕「ちなみに、私のレベルの遥か上を行く師匠は、ナナシ君に敗北している」

瑠衣「えっ……ええぇぇ! ナナシってどれだけ強いの!?」
629 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/15(金) 20:34:11.27 ID:2DBX7Frm0
一眠りしてた……


下僕「彼の強さを言葉で表す事は難しい」

下僕「まあ、あえて形容するなら、そうだな……綺麗に割れた割り箸、かな」

瑠衣「……いや、分かんないです」

「そんな事ないって。残量が少ない細くなったトイレットペーパーみたいなもんだよ」

瑠衣「何で二人してよく分からない例えを……」
630 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/15(金) 20:42:48.07 ID:lNPHVJpIO
>>629
おはよーさん

それにしても面白い例えかただwwwwww
631 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/15(金) 20:46:36.37 ID:2DBX7Frm0
下僕「って、それより……もうこの時間は立ち入り禁止だぞキミ達」

下僕「確かにここは、夜になると人が来なくなるから、絶好の(※自主規制)場所となる訳だが……」

瑠衣「……」///////

「おいコラ、瑠衣の前でそういう事言うんじゃないよ」

下僕「おや。てっきり既に済ましているものだとばかり」

「時間をかけてゆっくり進展するんだ馬鹿野郎」
632 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/15(金) 20:53:15.03 ID:2DBX7Frm0
下僕「そうなのかい?」

「そうなのです」

下僕「ではいつか、彼女はキミの(※自主規制)を(※自主規制)で(※自主規制)するのかい」

瑠衣「」////////

「瑠衣の顔真っ赤じゃねーか!!」

下僕「(※自主規制)を(※自主規制)に(※自主規制)して(※自主規制)だろ?」

瑠衣「あぁぁあああぁやめて! 聞きたくないよおッ!」//////
633 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/15(金) 21:37:48.24 ID:2DBX7Frm0
「よしよし」ナデナデ

瑠衣「あぅぅ……」////

下僕「微笑ましいな」

「お前もう喋るな」

下僕「手厳しいな。キミは余程、彼女の事が好きなんだね」

「当たり前だろうが」

瑠衣「ぅ……」/////
634 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/15(金) 21:45:18.10 ID:2DBX7Frm0
下僕「キミ達、これ以上イチャつかれると困る。師匠が起きてしまうぞ」

「それは本当に困る」

下僕「特に、キミはまだチェリーなのだろう? 彼女を初めてにしたいなら、早いところ帰るんだな」

瑠衣「……チェリー?」

「ああ何でもない。さくらんぼだよ、うん」

下僕「チェリーってのは、(※自主規制)してない(※自主規制)の事だよ」

瑠衣「!!」///////

「だーかーらーおーまーえーはー!!」
635 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/15(金) 21:50:14.88 ID:2DBX7Frm0
「もういいよ帰るよ!」

下僕「ちなみに(※自――――主――――規――――制――――)だから、頑張れよ」

瑠衣「」///////

瑠衣「」ガクリ

「失神した! 何しやがんだ変態!」

下僕「これはこれは、嬉しい言葉攻めだ」

「おい瑠衣! 大丈夫か!?」

瑠衣「ぅ……あ……な、なんとか……」
636 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/15(金) 21:53:00.00 ID:2DBX7Frm0
「手足がガクガク震えてるぞ!」

瑠衣「う、うん……た、たてない……」

「ほら、手貸せ。背負って行くから」

瑠衣「えっ。で、でも」////

「いいから、ほら」

瑠衣「あ、ありがとぅ」////

下僕「微笑ましいねぇ」

「お前は帰れ」
637 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/15(金) 21:55:24.21 ID:2DBX7Frm0
 裏通り

「もう誰もいないな。流石は夜の秋葉原」

瑠衣「……」////

瑠衣(良い匂い……)スーハー////

「瑠衣さん。鼻息が首に当たって物凄く興奮するんですが」

瑠衣「! ご、ごめんっ」////

「むしろもっと鼻息かけてくれ。いや舐めてくれ」

瑠衣「えぇえっ」////
638 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/15(金) 23:05:12.81 ID:2DBX7Frm0
瑠衣「……あ」

「? 瑠衣、どうした」

瑠衣「誰かが……いる」

「ん……」

瑠衣「……」

「……」

瑠衣「瀬嶋かな……?」

「ああ、ありうる」
639 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/07/15(金) 23:07:46.13 ID:2DBX7Frm0
明日、大量投下予定
640 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]:2011/07/16(土) 01:37:58.65 ID:T2oQ3M+A0
>>639
乙!
るいちゃんの中の人の誕生日記念?
641 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/16(土) 01:49:46.25 ID:alUYRZbIO
>>639
乙!
誰が出てくるのか楽しみで寝れねぇ
642 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/07/16(土) 08:25:54.25 ID:CCfZoqA20
>>640
実はソーナンス
7月16日は日笠陽子ちゃんの誕生日!
643 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/16(土) 08:30:19.61 ID:CCfZoqA20
瑠衣「……!」

瑠衣「気配がどんどん増えていってる……」

「! ヤバイな。数で圧倒する気か。……瑠衣、一旦下ろすぞ」

瑠衣「う、うん」

「……そこに影がひとつ、ふたつ、あっちにも……」

瑠衣「……」
644 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/16(土) 08:35:53.87 ID:CCfZoqA20
「おい、隠れてないで出てこい。どうせまたNIROの残党か、それとも瀬嶋に雇われたならず者だろう」

 『……』

 『……』

 『……』

瑠衣「何も答えないね」

「無感情に、殺す事だけが目的みたいだ」
645 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/16(土) 08:40:56.57 ID:CCfZoqA20
瑠衣「どうしよう……」

「見たところ囲まれてるっぽいな。戦闘は避けられないかも知れない」

瑠衣「むむぅ……」

「何でこんな時にも可愛い声を出すんだお前は」

瑠衣「えっ、あっ、そんなつもりは……」///

「……瑠衣」

瑠衣「は、はいっ!」

「絶対に死ぬなよ。死んだら、その国宝並みに貴重な声も聞けなくなっちまうからな」

瑠衣「あ、う、うん!」///
646 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/16(土) 08:45:35.31 ID:CCfZoqA20
???A「……」ユラッ

???B「……」ユラッ

「やっと姿を見せたか。……ん?」

瑠衣「え?」

???A「ク、クク、クククク」

「……何だ、人間の目じゃないぞ、あれ」

「おい、お前ら誰だよ!」

???C「彼らは感情を持たぬカゲヤシです」
647 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/16(土) 09:01:21.84 ID:CCfZoqA20
「!? お前、は……」

???C「しばらくですね、ナナシさん」

「御堂……聡子」

瑠衣「! な、何で御堂さんが……」

聡子「ふふふ……」

「ヤタベさんから聞いた話だと、NIROはカゲヤシに吸血された人間の治療法を確立したらしい、が……」

聡子「ええ。そうですよ。NIROはその治療法を使い、引きこもりとなった人々を救いました」

瑠衣「じゃあ、何故あなたが……!?」

聡子「実を言いますと……NIROにも、派閥が出来たのです」
648 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/16(土) 09:09:15.46 ID:CCfZoqA20
聡子「瀬嶋や、NIROの創始者である北田亡き後、
NIRO内は、カゲヤシを受け入れる者、カゲヤシを利用しようとする者に分かれました」

聡子「私は、最初はどちら側にも付きませんでしたが……ある人に出会い、考えが変わったのです」

「誰だよ」

聡子「瀬嶋ですよ。死んだはずの瀬嶋が、私の前に現れたのです」

聡子「彼は論じました。そして、私は彼の理想を理解し、高く評価し、一生ついて行く事を決めたのです」

「……何言ってんだよ、お前。あんなに、瀬嶋の裏切りを憎んでいたのに……」
649 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/16(土) 09:15:00.09 ID:CCfZoqA20
聡子「いいえぇ、あんなささいな事は水に流しました。ふふ、ふふふふふふ」

カゲヤシA「ククククク」

カゲヤシB「ウヒョヒョヒョ」

瑠衣「……」

「……」

「瑠衣……様子がおかしいぞ、こいつら」

瑠衣「だね……」

「妹が瀬嶋に惚れた理由が、金だけじゃない気がしてきたぞ」
650 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/16(土) 09:31:00.11 ID:CCfZoqA20
聡子「さて、そろそろ瀬嶋の仇をとらせて頂きましょうか」

「!」

瑠衣「ま、まさかこの大人数でやる気なの!?」

聡子「行きなさい、カゲヤシ共!」

カゲヤシA「クカァァアァ!!」バッ

瑠衣「ナナシっ!」

カゲヤシA「クハアハハアア!!」

「おせぇよ!!」ズカッ

カゲヤシA「ギャアガアイウアア」

聡子「くッ……強い!」
651 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/16(土) 09:35:57.73 ID:CCfZoqA20
瑠衣「私だって――あ、しまった、日傘忘れちゃった!」

「思ったけど、日笠だから武器が日傘なの?」

瑠衣「? ……?」

「いやごめん何でもなかった」

「ていうか、瑠衣レベルなら素手でも十分戦えるだろう」

瑠衣「それもそうか。じゃあ、お互いに援護しようねっ」

「あたぼーよ!」
652 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/16(土) 10:30:42.59 ID:ic8Lc1IGo
悪い聡子は可愛がってあげないとね
653 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/16(土) 10:43:01.20 ID:CCfZoqA20
>>652
師匠こんなところで何を


「右腕がうずくぜ……!」バキッ

瑠衣「とりゃっ!」ボコッ

カゲヤシ達「勝てNEEEEEEEEEE」

聡子「前よりもパワーアップしている……!?」

「ふふふ、こんな事もあろうかと、日夜ベッドの上で瑠衣と激しい特訓を――」

瑠衣「特訓……? してたっけ……」

聡子「こ、この変態共……!!」

瑠衣「変態!? 何で!?」

「何ていうかごめんなさい」
654 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/16(土) 10:47:26.75 ID:CCfZoqA20
瑠衣「ちょっと、ちゃんと説明してよっ」

「アワワワワワ、いつもなら流してくれる瑠衣が追求してきた……」

瑠衣「ベッドの上の激しい特訓って……私、そんな事した覚えないよ」

「え、えっとォ……? 記憶喪失ってヤツじゃないですかね」

瑠衣「えっ……」

瑠衣「そうなのかな……」ドンヨリ

「軽く信じるなよ!」

瑠衣「だ、だって……キミの言う事……信じたいから……」

「心が痛いよ!」
655 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/16(土) 10:52:25.94 ID:CCfZoqA20
「つか、それって俺が言った事は全部信じるって事?」

瑠衣「う、うん」

「ちょちょちょちょっと待って。しんきんぐたいむぷりーず」

「……」

「……」

「……」

「あのさ。俺、実は……瑠衣の全身をペロペロ舐めないと、生きる気力をなくしてしまう病気なんだ!!」

瑠衣「え?」

瑠衣「ええぇぇぇえええ!!?」///////
656 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/16(土) 10:55:54.62 ID:CCfZoqA20
瑠衣「それ初耳だよ!?」

「ああ、実は隠してたんだ。今までは何とか抑えられていたが、最近……限界が近づいてきて……」

瑠衣「え、ど、どうしようっ……」アセアセ

「今すぐ、俺の家に行こう。そして全裸になってくれ。余す事なく舐めるから」

瑠衣「ちょ、ちょっと待って! それ、おかしいって!」//////

「何がだ!」

瑠衣「だって、余す事なくって……こ、こことか、ここもだよね……?」///////

「当たり前だろう! 全部舐める!」

瑠衣「ダダダダメだよ絶対ダメだよ!!」/////////
657 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/16(土) 10:59:03.38 ID:CCfZoqA20
「何がダメなんだ! 俺は生きる気力をなくしてしまうぞ!」

瑠衣「だ、だからって……ダメ! 恥ずかしすぎるもん!」//////

瑠衣「それ以外なら、何でもするから! 一緒のベッドで寝よ!? キスしよ!? だからダメ!」//////

「……」

「申し訳ありません。全部ウソです」

瑠衣「……はい?」

「ウソでしたごめんなさい本気で反省してるので許してください瑠衣様」
658 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/16(土) 11:01:30.54 ID:CCfZoqA20
瑠衣「……」ムスーッ

「またムスーッってしてる。可愛い」

瑠衣「……」ギロッ

「怖いよ! 本当にごめんってば!」

瑠衣「……」

瑠衣「もう……いいよ。キミの事なんか知らない」

「いいぃいやああぁぁぁぁあああ!!! 瑠衣に見捨てられたくなあぁあぁぁああい!!!」

聡子「……」

「御堂ォオオ! 全部お前のせいだぞクソが!!」

聡子「何で!?」
659 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/16(土) 11:05:46.22 ID:CCfZoqA20
「マジで許さねぇ! 後、カゲヤシを悪事に利用するならそれも許さねぇよ!」

瑠衣「!」

聡子「ふん。以前の私とは桁違いの強さですよ? 本当にやる気ですか?」

「知るかそんな事! 以前の私ってお前、以前メチャクチャ弱かったじゃねーか!」

聡子「過去の話です。さあ、かかってきなさい!!」

「俺のフィギュアアァァア――――!!」ズゴゴゴ

聡子「イヤ――――!!」

瑠衣「は、はやい……」
660 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/07/16(土) 11:10:46.26 ID:2VO5KNn7o
どことかどこだよぉぉおおおおお!!!!!!!!!









…ふぅ
661 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/16(土) 13:18:25.77 ID:CCfZoqA20
「ふひー、疲れた」

瑠衣「あ、あの……」

「ほ?」

瑠衣「あ、いや、ごめん……なさい……」

「謝るのはこっちだ。瑠衣が可愛すぎて純粋すぎて全身ペロペロの欲望を抑え切れなかった」

瑠衣「……」/////

瑠衣「何と言うか、キミの欲求は底知れないね……」////

「まあな!」

瑠衣「否定しないんだ……」
662 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/16(土) 13:36:09.36 ID:CCfZoqA20
「にしても、雲行きが怪しくなってきたな」

瑠衣「だね。また秋葉原で争い事が起きてしまうかも……」

「とりあえず御堂を縛って、アジトか秘密基地にでも監禁しとくか」




瀬嶋「ははは、その必要はない」

「……その声は――」

瑠衣「瀬嶋……」

瀬嶋「やあ、お似合いカップルさん」

「えへへ……褒めても何も出ないぜ?」

瑠衣「ちょ、ちょっと……」
663 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/16(土) 13:59:37.35 ID:CCfZoqA20
「よお、お前には色々と言いたい事がある」

瀬嶋「それは私も同様だよナナシ君。キミにどれだけ私の計画を邪魔されたか」

「長生きしたいのなら、勝手にすればいいじゃないか。カゲヤシに献血でも募集して血を貰ってろよ」

瀬嶋「そういう訳にはいかん。私は既に十分の血を得ているからな」

「なら何でここまでして俺達の命を……」

瀬嶋「だから言っただろう。私は、キミのせいで数多くのものを失った」

瀬嶋「命、力、手駒、そして野望をね」

「そんな事よりゲームしようぜ! マリオパーティ2あるからさ」

瀬嶋「黙れ」シュッ ズバァ

「があッ……!?」

瑠衣「な、ナナシっ!?」
664 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/16(土) 14:05:44.37 ID:CCfZoqA20
「くッ……は……」

瀬嶋「私はキミが憎い。憎くて憎くて仕方がない。故に殺す。それが理由だ」

瀬嶋「ついでに、そこの小娘も殺しておこう。恋人同士、仲良くあの世で暮らすといい」

瑠衣「な、ナナシ、大丈夫……?」

「……は、は。平気だよ」

(クソッ、何て重い一撃だ……そう何発も食らってはいられないな……)

(夜だから服を脱がされても問題ないが、普通に死ねるレベルの蹴りだぜ。カゲヤシ化してなかったらヤバかったな)

「……、また瑠衣に救われちまったみたいだ」

瑠衣「えっ……?」

「下がってな。瑠衣には指一本触れさせねぇ」
665 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/16(土) 16:32:14.77 ID:CCfZoqA20
瀬嶋「面白いよ、ナナシ君。私達の最終決戦を思い出すな」

「まさか再戦する事になるとは思わなかったわ」

瀬嶋「最後の最後まで、私はキミを小僧だと甘く見ていた。今度ばかりは本気でいかせてもらおう」

「……その前に、一つ訊きたいんだが」

瀬嶋「……?」

「お前には女性を虜にするフェロモンでも備わっているのか?」

瀬嶋「……何の事やら」
666 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/16(土) 17:08:43.10 ID:alUYRZbIO
まさか朝から来てたとは
どんな時でもフィギュアに釣られる聡子が素敵
667 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/16(土) 19:19:39.13 ID:CCfZoqA20
「妹は一時的とはいえ、お前に心酔していた」

「まあ、お前は財産を持っているようだったし、妹も金の亡者だから、最初は不思議には思わなかった」

「……だが、今朝の事だ。まるで魔法が解かれたように、妹はお前と付き合った事を激しく後悔していたよ」

瀬嶋「……」

「そこにぶっ倒れている御堂も、異常なまでにお前を崇拝している。何故だ?」

瀬嶋「……」

瀬嶋「……ふ、ふふ」

瀬嶋「フハハハハハ!! 面白い、実に面白いよナナシ君!」
668 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/16(土) 19:29:49.84 ID:CCfZoqA20
瀬嶋「その通りだ。私は様々なカゲヤシの血を摂取している内に、人を虜にする術を手に入れた」

瀬嶋「まあ術というよりかは、キミの言うようなフェロモンの類か」

瀬嶋「これを使い、私は新たなエージェントを生み出した。NIROの雑魚とは違う……私の意志で動くエージェントだ!」

「……瀬嶋、お前……」

瑠衣「……」

瀬嶋「私が生き返る事が出来たのもね、生前色々なカゲヤシの血を得すぎたからなのだよ」

「……なら、優は何故生き返ったんだ?」

瀬嶋「阿倍野優の事か? ……ほう、奴も生き返っていたのか。さあ、私には分からんね」
669 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/16(土) 19:36:36.54 ID:CCfZoqA20
「まあいい。謎は解けた」

瀬嶋「……では、私からも一つ訊いていいかね?」

「あ?」

瀬嶋「何故、キミはそこまでして文月瑠衣を守るのだ」

「! ……」

瑠衣「……」

瀬嶋「人間はカゲヤシに遥かに劣る生物。姿形は似ていても、中身はまるで違う」

瀬嶋「カゲヤシを守る事は、キミの命を永遠につなぎとめる事にもなる。私は、それがキミの狙いなのだと踏んでいるのだがね」

瀬嶋「キミが文月瑠衣を、ひいてはカゲヤシを守る本当の理由、それは何だ?」
670 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/16(土) 19:39:44.64 ID:CCfZoqA20
「……お前、馬鹿だろ」

瀬嶋「……?」

「お前は自分の事しか考えてないのか? 他人を守ろうとか思わないのか? 誰かを好きになった事はないのか?」

瀬嶋「必要ない。私は、私が生きていればそれで良い。生を保てるというのなら、何でもしてみせよう」

「……そういう自己中心的な考えだから、俺に勝てねぇんだよ」

瀬嶋「何だと?」

「俺が文月瑠衣を、カゲヤシを守る理由は――」

「――愛しているからだッ!!」
671 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/16(土) 19:45:33.99 ID:CCfZoqA20
瑠衣「……ぁ……ぁ……ぅう……」/////

「瑠衣。泣くのは、この似非カゲヤシを灰にしてからだ」

瑠衣「ぅ……ぅん……で、でも……ぅうっ……!」//////

瀬嶋「とんだ茶番だ。三文の価値すらない」

「黙れ。お前には一文の価値もねぇからな」

瀬嶋「クク、来い! きっとこれが最後になるだろう!」

「お前は終わっても、俺は終わらないがな!」
672 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/16(土) 19:52:36.52 ID:CCfZoqA20
瀬嶋「死ねェ!」ズガァン

「二度目は当たんねぇよ!」シュン

瀬嶋「ほぅ! いいぞいいぞ、これくらい避けてもらわねば、張り合いがない!」

「余裕ぶっこいてるところ悪いけど、俺……実は凄いもの持ってるんだよ」

瀬嶋「何……!?」

「はい、これ。何か知ってる?」

瀬嶋「……赤と白……ボール……? ハッ、モンスターボールか! 馬鹿が、ゲームの世界ではないのだよ!」

「いやゲームの世界だけどね、一応」
673 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/16(土) 19:54:58.27 ID:CCfZoqA20
「まあいいや。これ、モンスターボールじゃないよ?」

瀬嶋「……どう見てもモンスターボール……、……!! まさかッ!?」

「そのまさかだ、くらえ!」









「マ ル マ イ ン 型 手 榴 弾 だ !!」ポーン
674 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/16(土) 19:59:23.60 ID:CCfZoqA20
瑠衣「……」

「……」

瑠衣「……終わった、ね」

「ああ……」

瑠衣「……」

「……」

瑠衣「あの爆弾……どこで手に入れたの……?」

「ヤタベさんが爆弾に興味持ってさ、今のは試作品なんだけど火薬の量をミスったらしくて、処理任されてたんだ」

瑠衣「……助かったから良いけど、夏祭りにそれ持っていってたんだね……」
675 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/16(土) 20:05:26.20 ID:CCfZoqA20
「とりあえず移動しよう。警察と消防来ちゃう」

瑠衣「瀬嶋はどうなったかな……?」

「多分、木っ端微塵になったと思う」

瑠衣「……もう、復活しないよね?」

「ゴキブリでも死ぬ爆発だし、大丈夫だと思うよ」

瑠衣「よく分からないんだけど……」

「瑠衣はゴキブリの生命力を知らないのか? いや、そもそも見た事ないのか?」

瑠衣「出てきた時、私が見る前に瀬那姉さんが手で私の目を遮って、その間に舞那姉さんが退治してくれてるから……」

「何て優しい姉妹愛だ」
676 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/16(土) 20:14:04.49 ID:CCfZoqA20
 UD+

「……あ」

瑠衣「?」

「御堂をほったらかして来てしまった」

瑠衣「あ」

「……」

瑠衣「……」

「その他大勢も気絶したまま放置だ」

瑠衣「……」

「まあ、何とかなるな、うん」
677 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/16(土) 20:16:12.62 ID:CCfZoqA20
 カゲヤシのアジト

瑠衣「ただいま」

舞那「あっ、瑠衣! 遅かったな……あ、ナナシも?」

「ビリリダマ!」

舞那「ビリリダマじゃない!」

瀬那「仲間から聞いたんだけど、さっき近くで爆発が起きたみたいなの。大丈夫だった?」

「あ、うん、犯人は俺」

瀬那「」

舞那「」
678 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/16(土) 20:28:58.40 ID:CCfZoqA20
 ナナシは これまでの 経緯を 皆に 話した !

「――という話だったのサ」

瀬那「そ、そんな大変な事が……」

優「身を犠牲にしてまで、何度も瑠衣を守るたぁやるじゃねぇか」

舞那「お前、どっから出てきた」

優「あ? さっきからいただろ! 視力ゼロかクソアネキ!」

舞那「なっ! なんだとダメカゲヤシ!」

瀬那「こーら、やめなさい」
679 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/16(土) 21:51:43.41 ID:CCfZoqA20
妖主「あら、ナナシ」

「妖主」

妖主「……どうやら、一戦交えてきたようね」

「分かるのか」

妖主「目つきが私と戦った時と同じよ。本気で相手を潰しにかかる目だわ」

妖主「ついさっき爆発が起きたと聞いているけど、それと何か関係があるのかしら」

瑠衣「母さん。実は、アレがコレで――」

 瑠衣は これまでの 経緯を 妖主に 話した !

妖主「……瀬嶋を倒したのね」
680 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/16(土) 22:02:19.09 ID:CCfZoqA20
妖主「やっぱりあなたは凄いわ」

「そ、そうかな?」テレテレ

瑠衣「……可愛い」

「えっ」

瑠衣「あはは、顔赤くなってる」

「う……」///

瀬那「……」ダラァ

舞那「姉さん鼻血!」
681 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/16(土) 23:03:43.08 ID:alUYRZbIO
瀬那かわゆす
682 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/16(土) 23:05:48.88 ID:CCfZoqA20
 駅前

「ふう……今日も疲れた。最近、忙しい日が続いてるな……」

「……」

「妹に土産でも買って行くか……」
683 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/16(土) 23:10:43.19 ID:CCfZoqA20
「ただいま」

妹「あ、おかえり」

「……お前、今朝と顔の輝きが段違いだな」

妹「そ、そうかな?」

「あ、そだ。一応言っておくが、お前が瀬嶋に溺愛していた理由は、奴のフェロモンによるものらしい」

妹「え」

「もう吹っ切れたみたいだけど、黒歴史になりそうだから……救済処置として教えておいた」

妹「……うん、ありがとう」
684 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/16(土) 23:12:53.57 ID:CCfZoqA20
「そうそう、今コンビニで卵買ってきたんだ」

妹「卵?」

「ああ。TKG作ろうぜTKG」

妹「卵かけご飯かー。もう夜中だよー? 太っちゃいそう」

「無礼講だ。お前の吹っ切れ記念に、良いだろ?」

妹「しょうがない。付き合ってあげるよ」
685 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/16(土) 23:16:24.32 ID:CCfZoqA20
 カゲヤシのアジト 妖主の部屋

妖主「よく来たわね、座りなさい」

瑠衣「どうしたの母さん。急に呼び出したりして」

妖主「……」ニヤニヤ

瑠衣「?」

妖主「どうやら、あなたはナナシと一線を越えてしまったようね」

瑠衣「えっ……な、何で……」////

妖主「さっき、あなたが何かを思い出して赤面したりボーっとしたりニヤけたりしてたのを見てたのよ」

瑠衣「!!!」////////
686 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/16(土) 23:18:26.19 ID:CCfZoqA20
妖主「一体、何をしたのかしら?」ニヤニヤ

瑠衣「してない! 何もしてない!」//////

妖主「激しいキスをしたの? 激しく抱きしめ合ったの? それとも……」

瑠衣「してないってばあぁぁ!!」//////

妖主「ふふふっ。ま、今日は疲れただろうから、もう休みなさい」

瑠衣「うぅうぅ……おやすみなさい……」/////

妖主「おやすみ」
687 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/07/16(土) 23:22:54.89 ID:CCfZoqA20

瑠衣「……ご飯、作ってあげたいなぁ」

 今日はここまで!

 もう一度言います
 日笠陽子ちゃん、お誕生日おめでとう!

 明日へ続く
688 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/16(土) 23:34:06.79 ID:alUYRZbIO
乙ー!
明日も楽しみにしてるよ
689 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県) [sage]:2011/07/17(日) 00:16:07.57 ID:RKkeaAWg0
瑠衣だけじゃなくて瀬那も可愛いな、チクショウ!
オツカレー。
690 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]:2011/07/17(日) 10:14:27.41 ID:9Z1CHYUd0

るいちゃんおれにごはんつくって
691 :ルイ :2011/07/17(日) 13:43:02.80 ID:A/XOrHjY0
瑠依ごはん作れるの?
692 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/17(日) 14:32:27.95 ID:1w1IOiOfo
ゆで卵とベーコンエッグとTKGは俺が教えた
693 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/17(日) 15:36:32.51 ID:Ycao8jEIO
例え失敗しても俺が全部食べてあげるからね、瑠衣ちゃん
694 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/18(月) 15:13:21.61 ID:WsyqPOk90
昨日来れなかったごめんなさい!
ていうか瑠衣の抱き枕ヤバすぎテンション上がっちゃう


 翌日

「……」

「……んぁ、もう朝か……」

妹「兄貴ぃ、朝ごはん出来たよー」

「おー、今行く」

「……」

「何この幸せな家庭」
695 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/18(月) 15:24:02.30 ID:WsyqPOk90
「美味い」モグモグ

妹「卵好きだよね」モグモグ

「うん、大好き」モグモグ

「時に妹よ、目玉焼きにはソースか、醤油か、それともコショウか」

妹「……私のお皿見ればいいじゃん」

「いやいやいや、お前の皿の中にある現実を受け入れられないから訊いているんだ」

妹「え? だって、目玉焼きには――」

「焼肉のタレかける奴見た事ねーぞ!」
696 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/18(月) 15:57:03.18 ID:WsyqPOk90
妹「ちょ、ちょっと何言ってんの……? 最近せっかくあんたの事見直してきたのに」

「流石にない。焼肉のタレは流石にない」

妹「あんたこそ、醤油とコショウって、正気?」

「正気だよ!」

「お前、焼肉のタレって……焼肉って書いてあるじゃねーか! 目玉焼きのタレじゃねーから!」

妹「はぁー……何も分かってないな。焼肉のタレの汎用性を知らないの?」

「……確かに焼肉のタレは美味い。焼肉以外の食べ物にもぶっかけられる万能タレだ」

妹「うん」

「だが……目玉焼きはない。ありえない」
697 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/18(月) 16:02:18.48 ID:WsyqPOk90
妹「何も分かってない!!」バンッ

「うおおっ、何だ急に」

妹「あんたとはここで決着つける必要がありそうね。かかってきなさいよ!」

「何で台所で決着つける必要があるんだよ! いやそもそも決着自体つけなくていいから!」

「大体、飯が美味けりゃ何でもいいだろ! これ物凄く美味いし!」

妹「えっ」

妹「……」

妹「……うん、そうだね」////
698 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/18(月) 16:12:15.46 ID:WsyqPOk90
(何だコイツ……)

妹「は、早く食べちゃおっか」///

「あ、うん」

(美味い)モグモグ

妹「……あ、今日友達とカラオケだからさ、遅くなるかも」

「分かった。近頃、物騒だから気をつけろよ」

妹「うん!」
699 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/18(月) 16:19:44.59 ID:WsyqPOk90
「ヒマだー!」

「……」

「予備校生……だよな、俺……。もう何か……頭の中が瑠衣の事でいっぱい」

「……」

「……瑠衣からメールか電話来ないかなー」

 ♪ミライハ ボクラノ テノナカー♪

「来た!!」
700 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/18(月) 16:25:52.21 ID:WsyqPOk90
「もしもし」ピッ

『ナナシ? ……今日、ヒマかな?』

「ヒマすぎて死にそう」

『そ、そっか。えっと、じゃあ、あの、お昼にさ、ご飯食べずにカフェに来てほしいな……』

「分かった待ってろ瑠衣。絶対行く。死んでも行く」

『え、う、うん。待ってるよ』///

「瑠衣」

『ん、何……?』

「好きだぜ!」

『! っ、わ、私も好きだよ……』/////
701 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/18(月) 16:41:59.40 ID:WsyqPOk90
「じゃあ、また後で」

『うん。バイバイ』

「待ってろ!」ピッ

「……」

「きゃあああああああああ瑠衣がご飯作ってくれるような事言ってたああああああああああ」

「こりゃたまんねーぜ! 早く昼になれ! 昼になれ!」

 ♪ミライハ ボクラノ テノナカー♪

「……ん、非通知?」
702 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/18(月) 17:00:38.11 ID:aCQ/+I9IO
来てたー!
昨日のことは気にすんな
そんなことより抱き枕kwsk
703 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/18(月) 17:07:28.84 ID:WsyqPOk90
「はい」ピッ

『ナナシさん?』

「……その声、サラさんだよね?」

『はい』

「何故、非通知で……」

『気分です』

「気分ですか」

『気分です』

「はぁ」
704 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/07/18(月) 17:09:12.15 ID:WsyqPOk90
>>702
ttp://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=20254673
キャー><
705 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/07/18(月) 17:22:24.25 ID:WsyqPOk90
『それにしても、お久しぶりですね』

「うん。最近、顔見てないからね」

『ところで、瑠衣さんとはどうですか? 仲は良好ですか?』

「あ、うん。俺の彼女があんなに可愛いわけがない」

『?』

「気にしないで。……そういえば、何か用ですかい?」

『いえ、特に用がある訳では』

「……なら、何故電話を……?」

『気分です』

「気分ですか」

『気分です』

「はぁ」
706 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/18(月) 17:25:05.48 ID:WsyqPOk90
『実を言うと、用はあります』

「あるんですか」

『はい。至急、自警団アジトへ来て頂けませんか?』

「あ、うん。構わないけど」

『では、お待ちしております』ピッ

「……」

「不思議な人だ……」
707 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/18(月) 17:33:57.72 ID:WsyqPOk90
「戸締まりオッケー」ガチャガチャ

「本日は快晴。雲一つない晴天なり。……暑そうだ。七月だが、夏も本番って感じする」

「……そういえば、七月って文月とも言うんだよな」

「……文月……めでたい月だ。めでたいついでに瑠衣を愛でたい。上手い事言った俺」

「さっきから独り言ばっかりで恥ずかしいな。さっさと自警団アジト行くか」

手相占い「あの、すみませーん」

「ぎゃ、またお前か」

手相占い「ご、ごめんなさい。……手相、見せてもらっていいですか……?」ウルウル

「……」
708 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/18(月) 17:36:52.90 ID:WsyqPOk90
手相占い「……何回も……本当にごめんなさい……でも……」ウルウル

「あーもう分かった! 好きなだけ見ろほら!」バッ

手相占い「!」パァァ

「どれだけ手相見るの好きなんだよ……」

手相占い「えーっとですねぇ」

手相占い「恋愛線が最高です! カゲヤシの少女に、これ以上ないくらいに愛されていると出ています!」

「そいつは……最高にめでたいな……。ついでに瑠衣を愛でたい。ふみふみと愛でたい。文月だけに」
709 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/18(月) 18:34:43.92 ID:aCQ/+I9IO
>>704
ゴクリ…
710 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/18(月) 20:12:27.47 ID:WsyqPOk90
 ジャンク通り

「瑠衣発見」

瑠衣「……」ソワソワ

「そわそわしてる。可愛い」

「そっと近づいてみよう」

瑠衣「……」ソワソワ

瑠衣「早く来ないかなぁ……」ソワソワ

「後ろまで近づいてみた」ニヒヒ
711 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/18(月) 20:15:33.00 ID:WsyqPOk90
「……」

瑠衣「……」

「……」

瑠衣「……」

「耳に……ふぅぅ」

瑠衣「ひゃわわっ!!」ビクン

瑠衣「だ、誰!?」

「こんにちは!」

瑠衣「あっ、な、ナナシ……!」
712 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/18(月) 20:39:45.52 ID:WsyqPOk90
「どうだった? 耳フーは」

瑠衣「く、くすぐったいよぅっ……」

「ビクン! ってなってたもんね!」

瑠衣「ッ……」/////

「でも瑠衣はドMだから、もっとしてほしいとか思っているんじゃないか?」

瑠衣「! そ、そんな事っ……」/////

「ほらほらぁ」ガシッ

瑠衣「うわっ、ちょっ……」

「ふぅぅ……」

瑠衣「んぁあッ!」//////

「何てイヤらしい声を出すんだ、この娘は……!」
713 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/18(月) 20:42:52.80 ID:WsyqPOk90
瑠衣「うっ……んぅ……」////

「顔を赤らめて震える瑠衣可愛い」

瑠衣「むぅぅ!」/////

「だからその敵意を感じる目も可愛いんだよ! 可愛すぎるんだよ!」

瑠衣「……」//////

「ああああもう何しても可愛いじゃねぇかお前は!」グゥゥゥ

「……あ」

瑠衣「……ちゃんとお腹空かせて来てくれたんだ」

「うん」
714 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/18(月) 20:49:05.39 ID:WsyqPOk90
瑠衣「じゃあ、はい、座って」

「あ、どうも」ガタッ

マスター「おお、ナナシ君か。さっき瑠衣が上機嫌で料理を作っていると思ったら、そういう事だったんだな」

瑠衣「ちょっ……言わないでよ」/////

「なあマスター、そろそろ瑠衣に美味しいコーヒーの入れ方教えてやってくれ」

瑠衣「えっ……! ……もしかして……ま、まずい……の?」

「ぶっちゃけ不味い」

瑠衣「えぇぇぇぇ……」ガックリ
715 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/18(月) 20:55:43.45 ID:WsyqPOk90
マスター「ははは。ヤタベさんの評判もよろしくないからな」

瑠衣「な、何で言ってくれなかったの……? 私、ずっと不味いコーヒーを……」

マスター「いやいや、淹れたのが瑠衣だという事に意味があるんだ。ヤタベさんはともかく、ナナシ君はね」

「うん。まあ毎日飲むなら美味しいに越した事はないけど、たまーに飲む程度だ。瑠衣が淹れたものなら、喜んで飲むよ」

瑠衣「……」///

瑠衣「……もし、私が汚水をカップに注いでも……?」

「飲みます。むしろご褒美」

瑠衣「……あ、ありがと……」////
716 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/18(月) 21:00:28.60 ID:WsyqPOk90
「どうせなら、瑠衣は味噌汁を作れるようになってくれ」

瑠衣「味噌汁?」

「味噌汁。毎朝作ってくれ」

瑠衣「……キミは味噌汁が好きなの?」

マスター「違うよ瑠衣。人間はね――」

瑠衣「?」

マスター「妻は毎朝、朝食に味噌汁を作り、夫に出す。毎朝味噌汁を作ってくれという事は……結婚して、一緒に暮らそう、という訳だ」

瑠衣「!!」/////
717 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/18(月) 21:05:26.15 ID:WsyqPOk90
瑠衣「……えっと……」///

「……」ジーッ

瑠衣「……あぅ」////

瑠衣「……毎朝、味噌汁……作るからね」////

「本気でか」

瑠衣「う、うん。……その、作り方教えてほしいかな……」////

「よし分かった。自信作の料理を頂いてからみっちり教えてやろう」

瑠衣「ありがと」////
718 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/07/18(月) 21:07:58.73 ID:WsyqPOk90
今日はここまでだぜ!
明日も頑張ろうぜ!

瑠衣に毎朝味噌汁作ってもらいたいです!
そして「どう……かな」っておどおどしてる瑠衣をなでなでして「美味しいよ」って微笑んであげたいです!
719 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/19(火) 02:07:42.82 ID:hnw2erGIO
おつー!
明日の朝は聡子さんに味噌汁作ってもらうか…
720 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/19(火) 18:02:43.91 ID:dyBM9vtl0
(……あ!! 自警団アジトに行く約束だったじゃん! 裏通りスルーしてきてしまった……)

(仕方ない。食ってから行こう。……出来れば、ここにずっといたいんだが……)

瑠衣「……はい、これなんだけど」コトッ

「お、ゆで卵にベーコンエッグに卵かけご飯か」

瑠衣「う、うん。前にキミから教えてもらったのを作ってみた」

瑠衣「あれから、いっぱい練習したんだ。是非、食べてみて」

「よし、いただきまーす」パクッ

「……」モグモグ

瑠衣「……どう?」

「ウマ――――!!」
721 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/19(火) 18:11:14.18 ID:dyBM9vtl0
「何だこれ美味すぎるぞ! グルメ細胞が進化しそうだ!」パクパク

瑠衣「そ、そうかな?」テレテレ

「マスターも一口食ってみそ!」

マスター「どれどれ」パクッ

マスター「……」モグモグ

マスター「ウマ――――!!」

「冷静なマスターですら目を輝かせる程の美味さだ!」

瑠衣「は、はずかしいな」////

「瑠衣ちゃんマジカゲヤシ! 朝ごはんはこの三品でローテーションだ!」
722 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/19(火) 18:18:49.81 ID:dyBM9vtl0
 数分後

「ふぁー……食った食った……食いすぎたぜ」

マスター「すまん……。少し摘む程度にと思ったのに、たくさん食べてしまった」ゲプッ

瑠衣「いいよ。食べきれないくらい作っちゃったし」

「くッ……俺の為にそんなにしてくれていたなんて……瑠衣ちゃんマジ良い娘!」ウワーン

瑠衣「何で泣いてるの……?」

「まあ気にするでない。……あ、悪いけど、俺はそろそろ行かなくちゃならないのよ」

瑠衣「えっ。味噌汁は?」
723 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/19(火) 18:43:13.27 ID:dyBM9vtl0
「ごめん。さっき急用が入ったんだ。まあすぐ終わるだろうから、また来るよ」

瑠衣「……もしかして、呼び出したの迷惑だった?」

「いやいやいやいやいやいやいやいやいやそんな訳ないマジでそれはない」

瑠衣「そ、そう……?」

「わざわざ呼んでくれてしかも料理まで振舞ってくれて、俺って幸せにも程があると思うんだ」

瑠衣「そこまで言われると、照れる……」///

「いっそ褒め脱がしてやりたい」

瑠衣「いや褒め脱がすって何!?」

「カーテンで陽が遮られた密室にて、瑠衣の綺麗な身体を褒めながら、じわじわと脱がしていく戦法だ」

瑠衣「やだよそんなの!」/////
724 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/19(火) 19:06:50.04 ID:dyBM9vtl0
「いつかやろう」

瑠衣「本当にやるの!?」////

「だって恋人だし」

瑠衣「う、うぅう!!」/////

マスター「瑠衣……女性なら、誰もが通る道だ」

瑠衣「そ、そうなの……?」

マスター「ああ」

「妖主だって、多分やってるはず。お前も頑張れ」

瑠衣「あぅ……」/////

「んじゃあ、また後でな」
725 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/19(火) 19:12:36.22 ID:dyBM9vtl0
 自警団アジト

「ごめんサラさん。今来た」

サラ「あ、ナナシさん。どうぞこちらへ」

「うん。……他の人達は?」

サラ「皆、街へ繰り出しています」

「暑い中ご苦労だな……。ていうか、サラさんもメイド服は暑いんじゃ……」

サラ「メイドたる者、メイド服の常時着用が基本中の基本。いかなる時も脱ぐ訳にはいきません」

「メイドの鑑だな……」
726 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/19(火) 19:23:23.43 ID:dyBM9vtl0
「……んで、どういう用件ですの?」

サラ「はい。実はですね、ある人からの依頼……サブミッションを預かっておりまして」

「サブミッションですか」

サラ「ええ。一刻を争う依頼だそうです。報酬は二百万と聞いています」

「二百万……? そんな金より、全ルートやらずメイドポイントも300貯めずに、メイド喫茶のメイドを瑠衣に変える方法が知りたいです」

サラ「ありません。自力で頑張ってください」

「もうNIROルートやりたくないんだよおおおお!!」

サラ「こちらがミッションの詳細です」

「……ん」
727 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/19(火) 19:35:20.48 ID:dyBM9vtl0
サラ「私もまだ読んではいないのですが……」

「えーっと、何々……」


『文月瑠衣、北田舞那、北田瀬那を僕にくれ。お前に拒否権はない。

 僕は芳林公園にいる。三人の手を縛り、反撃が出来ない状態にしてよこせ。

 報酬は二百万だ。安いか? それくらいお前が彼女らにとって安い存在って事なんだよ。

 もし言う通りにしないなら……お前を殺す』


「ええええええええええ」

サラ「どうされました?」

「……これは……酷すぎると思います……」

サラ「はい?」
728 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/19(火) 20:03:48.10 ID:dyBM9vtl0
「サラさん」

サラ「はい」

「このミッション……必ず失敗してみせる!!」

サラ「……え?」

「じゃあな!」バッ

サラ「ちょっ……ナナシさん!」





「ケータイどこだ……。あ、あった。ジャンク通り向かいながらダブプリに連絡を……」タッタッタ
729 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/19(火) 20:10:28.02 ID:dyBM9vtl0
 カゲヤシのアジト

舞那「むー、退屈だなぁ」ピコピコ

瀬那「舞那。ゲームばっかりやってないで、少しは勉強しなさい」

舞那「人間の母親みたいな事言わないでよぅ。勉強なんて、私には必要ないしさ」

瀬那「……あなたは……した方がいいと思うけど」

舞那「なっ……酷い!」

瀬那「いや、あなたの事を思って……」

舞那「姉さんは私の事を馬鹿だと思ってるの!?」

瀬那「えっ……うーん……まあ、かなり……」

舞那「ぎゃあ!」
730 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/19(火) 20:15:26.93 ID:dyBM9vtl0
舞那「ん? あっ、ナナシからメールだ」ピッ

瀬那「え? ……私もだ」ピッ

『急に悪いが、今すぐジャンク通りのカフェに来てくれ』

舞那・瀬那「?」

瀬那「どういう事だろう……」

舞那「何か、ヤバイ感じがするんだけど。また事件に巻き込まれたのかな?」

瀬那「……とにかく、行ってみようか」

舞那「うん」
731 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/19(火) 21:19:20.70 ID:dyBM9vtl0
優「おうアネキ達、どこ行くんだ?」

舞那「うわっと。ナナシに呼び出されたのよ」

優「何ッ! ……二人共か?」

舞那「そうだよ。何か文句あんの?」

優「……いや、別に」

舞那「あ、まさかナナシに嫉妬してるのかな? メール一通でこんな美少女達を呼び出せるんだもんね」

優「何でそうなるんだよ! アネキ馬鹿なんじゃねーの!?」

舞那「な、何だと!! ちょっと一遍脱がされてみるか!?」

優「上っ等じゃねェか! ほら、かかってこいよ!」

瀬那「……それ以上揉めたら、ご飯抜きにするからね」

舞那・優「えっ!!」
732 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/19(火) 22:53:41.80 ID:dyBM9vtl0
「おーい」ハァハァ

瑠衣「ナナシ? ……わざわざ走ってきてくれたの?」

「ああ」ハァハァ

「……」ハァハァ

「瑠衣っ、瑠衣っ!」ハァハァ ハァハァ

瑠衣「な、何か違う理由で息荒くしてない……?」

「そそそんな事はないっ」ハァハァ

瑠衣「……ちょ、ちょっと怖いよ」
733 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/19(火) 22:58:37.72 ID:dyBM9vtl0
「それより聞いてくれ。もう味噌汁どころじゃなくなっちまった」

瑠衣「? 何かあったの?」

「瑠衣だけでなく、ダブプリも関わっているんだ」

瑠衣「……?」

「ここに二人を呼んでおいたから、来てから話すよ」

瑠衣「うん。……じゃあ私、飲み物持ってくるね。水分欲してるでしょ?」

「……お前、本当に将来良いお嫁さんになるよ。俺の」

瑠衣「えっ……あ、ありがとう……」/////
734 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/19(火) 23:02:20.26 ID:r8sGOcJIO
来てたー!

今日も共存瑠衣ルートを見てちゅっちゅしてこよう
735 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/19(火) 23:11:46.64 ID:dyBM9vtl0
>>734
瑠衣ちゃんちゅっちゅ!


瑠衣「はい、アクエリアス」

「ひゃあああ」ゴクゴクッ

「生き返ったあああ!!」

瑠衣「よ、よかったあああ!!」

「え、何そのノリ……引く」

瑠衣「えぇえぇっ! 酷いよ!」ガーン

「冗談です。メチャクチャ可愛いです」

瑠衣「あぅ。……もう」////
736 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/19(火) 23:16:37.48 ID:dyBM9vtl0
舞那「おぉーい。お、瑠衣も?」

「あ、来た来た」

瀬那「……急に呼び出したりして、どうしたの?」

「……」

「まずは何も言わず、これを見てほしい」

舞那・瀬那・瑠衣「?」

舞那・瀬那・瑠衣「!!」

瑠衣「こ、これ……」

舞那「何だこれ!」

瀬那「……何故、私達の名前を知っているんだろう。しかも、ナナシが関係しているという事まで……」
737 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/19(火) 23:20:17.30 ID:dyBM9vtl0
瑠衣「キミは……どうするの?」

「……」

舞那「まさか引き渡す訳ないよな? ……ないよね?」

「……」

瀬那「ナナシ……?」

「……」

「お前ら、ついて来い。行くぞ、屋上へ」

舞那・瀬那・瑠衣「えッ」
738 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/07/19(火) 23:22:29.05 ID:dyBM9vtl0
今日はここまでなのよ!

ていうか、このスレタイ適当に書いたセリフだったんだけど、実際に瑠衣が喋ったセリフなんだね……
739 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/20(水) 00:40:05.75 ID:8BlYKAKb0
もう700か…
このスレなくなったらしばらく暇になるな…
740 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/20(水) 01:31:53.05 ID:rFgDbBF30
当然次スレあるよね?
741 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/20(水) 02:35:36.44 ID:yTAZzMFIO
おつー!
たしかに言ってたけど、気にするほどじゃないんじゃ…
742 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/20(水) 16:17:59.09 ID:4ptfpU3G0
次スレはあまり考えてないの

>>741
まさか同じ事言うとは思ってなかったからビックリしてしまったの


瑠衣「屋上……? 取引場所は公園じゃ……」

「いや、ちょっとロープを調達しに」

瑠衣「……え?」

舞那「ロープって、まさか私達を縛る気!?」

「その通りです」
743 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/20(水) 16:22:01.61 ID:4ptfpU3G0
瀬那「ナナシ……冗談だよね」

「本気だ」

舞那「み、見損なったぞ! 心から信じてたのに!」

瑠衣「ナナシ……何で……?」

「……」

「……たいんだ」

瑠衣「え?」

舞那「な、何だって?」

「お前らを縛りたいんだァァ――――!!」

舞那・瀬那・瑠衣「」
744 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/20(水) 16:26:21.52 ID:4ptfpU3G0
「縛る事により、さらに自分のものになった気分を味わえるというものだ」

舞那「ちょっと! 瑠衣はともかく、私達はお前のものになっていないぞ!」

瀬那「舞那」

舞那「? 姉さん、どうしたの」

瀬那「私達はもう、ナナシの虜」

舞那「えっ」

瀬那「私はナナシが好き。……あなたは?」

舞那「うっ」

舞那「……」

舞那「……」//////

瀬那「やっぱり」
745 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/20(水) 16:30:34.25 ID:4ptfpU3G0
(何てこった……。いつの間にかフラグを乱立させていたのか、俺は……)

(……)

(確かにダブプリも可愛いが、俺の愛する女性は文月瑠衣だけだ!)

「瑠衣だけなんだ!」

瑠衣「な、何がっ!?」ビクッ

「忘れてくれ。……舞那、瀬那、前も言ったかも知れないが、俺はお前らの事が好きだ」

舞那・瀬那「……」////

「だがな、俺が嫁にしたいと思っているのは、この文月瑠衣! 文月瑠衣なんですゥ!」

瀬那「……分かっている。それでも、私達はあなたが好きだから……。ね? 舞那」

舞那「うん!」

瑠衣「姉さん達……」ウルッ
746 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/20(水) 19:07:23.36 ID:yTAZzMFIO
罪作りな男だな、ナナシ…
747 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/20(水) 19:48:53.47 ID:4ptfpU3G0
「さあ、屋上に行こう」

瑠衣「……ところで、縛るって……どう縛るの?」

「ん。まあ俺にはそういう知識ないから、単純に手を縛って、身動き出来ないようにするだけ」

瀬那「……」

瀬那「……」/////

舞那「姉さん顔赤いって! 何想像してるの!?」

瀬那「え、えへへ……えへへへ……」//////

舞那「身体くねくねさせないで!」
748 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/20(水) 20:15:37.30 ID:4ptfpU3G0
「瀬那って結構スケベな女の子だよね」

瀬那「なっ……」/////

瑠衣「それは……少し思ってたかも……」

瀬那「なっ……!」/////

舞那「そういえばこの前、姉さんの机から『ナナシとワタシ』っていう小説を――」

瀬那「そりゃああ!!」バゴーン

舞那「きゃわっ!!」

「!?」

瑠衣「!?」
749 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/20(水) 20:31:48.56 ID:4ptfpU3G0
舞那「い、いたたたた……」

瀬那「舞那。人の机を勝手に覗くなんて、最低の行為。人間でもカゲヤシでも、だ」

舞那「ご、ごめん。ちょっと紙を一枚貰おうと思って……」

瀬那「……」

瀬那「問題は、読んだかどうか」

舞那「え? ああ、最終章の『ナナシパラダイス』まで読――」

瀬那「ふんりゃあああ!!」ドガーン

舞那「ひゃわわわ!!」
750 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/20(水) 21:05:15.34 ID:4ptfpU3G0
瀬那「悪いけど……小説と今日の記憶が消し飛ぶ程度にダメージを与えさせてもらう」

舞那「本当にごめんなさい!! 反省してますから!!」

瀬那「……」

「瀬那」

瀬那「何……?」

「その小説、俺にも読ませてくれ!」

瀬那「!!」//////

瀬那「絶ッッッ対ダメ!!!!」////////

「び、びっくりした……」
751 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/20(水) 21:30:52.44 ID:4ptfpU3G0
舞那「あ、実は今持ってるよ」

瑠衣「えええええ」

「えええええええ」

瀬那「舞ああぁああ那ああぁあああ!!」

舞那「うわっ、ヤバイ!」

瀬那「りゃあああああ!!!」バゴゴゴゴゴオオオン

「ぐぅッ……!!」バッ

舞那・瀬那・瑠衣「ナナシ!?」

瀬那「な、何で……!?」
752 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/20(水) 22:44:14.64 ID:yTAZzMFIO
自分で小説書いちゃう瀬那ちゃん、ちゅっちゅ
753 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/20(水) 23:06:35.40 ID:4ptfpU3G0
「ふッ……流石、かなりの力だな……」

瑠衣「かっこつける場面なの……?」

舞那「お前、何で私を……」

「決まっているだろう。……あんな蹴り食らったら、お前でも死んでいた」

舞那「ま、まあ確かに……」

瀬那「……」

瀬那「……ごめん……」

舞那「い、いや、こっちこそごめん……」

「一件落着」

瑠衣「ロープの問題は……?」
754 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/07/20(水) 23:07:27.99 ID:4ptfpU3G0
明日から本気出す
755 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/20(水) 23:14:44.30 ID:yTAZzMFIO
おつー!
本気で瀬那の小説を読みたくなったぜ
756 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/20(水) 23:55:13.29 ID:8BlYKAKb0

瑠衣>>>>>越えられない壁>>>>>そこらの二次ヒロイン
だな
757 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県) [sage]:2011/07/21(木) 00:00:35.43 ID:KsqbOEie0
瀬那の小説新聞連載決定したら、定期購読する
758 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県) [sage]:2011/07/21(木) 00:01:32.60 ID:KsqbOEie0
瀬那の小説新聞連載したら定期購読する!
759 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/21(木) 00:10:00.25 ID:p8fcJRKeo
>>756お前は間違っている
瑠衣=瀬那=舞那>>師匠>>>越えられない壁>聡子>>>>その他
760 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/21(木) 15:27:18.30 ID:qzCPdJxI0
 屋上

舞那「結局来ちゃったね」

「安心せい。痛くするつもりはない」

瀬那「そういう問題じゃない気がするけど……」

瑠衣「……ところで、屋上にロープなんてあるの?」

「あるぞ」

「おーい、下僕さーん」

下僕「ははっ、呼んだかい?」

瑠衣「ひぁっ! ……あ、あの人……」ガクガク

下僕「やあナナシ君の彼女さん。(※自主規制)は済ませたかい?」

瑠衣「やめてー!!」//////
761 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/21(木) 15:37:14.23 ID:qzCPdJxI0
舞那・瀬那(何この人……)

「おい、今日は瑠衣を辱めているヒマはないぞ」

下僕「む、どういう事だい?」

「実は――」

 説明チュー

下僕「なるほど。早急に彼女らを縛りたいと」

「はい」

瀬那「……」ダラァ

瑠衣「瀬那姉さんまた鼻血出てる!」
762 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/21(木) 16:15:26.10 ID:qzCPdJxI0
下僕「つまり、依頼人の目の前で、縛られた彼女らとイチャイチャし、依頼人の戦意を喪失させるという事か」

舞那・瀬那「えっ!?」

瑠衣「え、そ、そうだったの……?」

「ちっ、バレたか」

下僕「やれやれ罪な男だ。なら、これを持って行くがいい。かなりソフトだから、キツく縛っても肌が傷つかないぞ」

「助かる」

下僕「ふっ。昔のキミならそんな回りくどい事をせず、依頼人を蹴り殺していたのではないか?」

「何でお前が昔の俺を知っているんだ」
763 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/21(木) 16:28:22.29 ID:qzCPdJxI0
舞那「ていうか、何であの人ロープを持ってたの……?」

瑠衣「常日頃から持ち歩いているんだと思う……」

瀬那「怖いな。秋葉原にあんな人が住んでいるなんて」

下僕「ふっふっふ。聞こえているぞキミ達。お師匠様への献上品として、とっ捕まえてあげようか?」

舞那・瑠衣「いやあああ!!」

瀬那「そんな脅しには屈しない……と思ったけど、この子らは……」

舞那・瑠衣「……」ブルブル

瀬那「まったく……」
764 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/21(木) 16:29:48.22 ID:wh8RxIvIO
来てたか

下僕すげぇwwwwww
765 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/21(木) 16:52:39.54 ID:qzCPdJxI0
下僕「そうだ。キミにこれを渡しておこう」

「……何これ。缶ジュース?」

下僕「彼女に飲ませるといい。光を遮った部屋で、二人きりの時だけだがな」

「お、お前……」

下僕「案ずるな。キミなら絶対に出来る」

「出来るっておい……」

下僕「頑張れ。頑張るんだ。頑張れ!!」

「わ、分かったよ……」
766 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/21(木) 16:55:53.73 ID:qzCPdJxI0
「じゃあ、公園に向かおう」

瑠衣「うん」

舞那「……ところで、このロープはいつ使うの?」

「公園から見えない程度の位置でいいよ。ここから縛って行ったら、確実に俺捕まるし」

瀬那「そうだね」

「よし、とっとと行くぞ。もうすぐ約束の時間だし」

舞那「ドキドキしてきたー……」
767 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/21(木) 17:05:16.23 ID:qzCPdJxI0
 公園の近く

「よぉし、縛っちゃうぞ♪」

瀬那「……」ドキドキ ドキドキ

「瀬那が一番縛られたそうな顔してるから、瀬那からね」

瀬那「!! そ、そんな顔してないっ」/////

「いやしてたけど」

瀬那「うぅ……」/////

「縛るよ」ギュッ

瀬那(ああ……今、私ナナシに縛られてる……縛られてるんだ……!!)/////

舞那(姉さんの顔がみるみる赤くなって……)
768 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/21(木) 17:20:20.82 ID:qzCPdJxI0
「はい次は……」

舞那「……」

瑠衣「……」ウズウズ

「何か瑠衣が焦らされたい顔してるから舞那ね」

瑠衣「ええっ!」ガーン

「ガーンって、早く縛ってほしいの?」

瑠衣「うっ! そ、そんな事ないっ」////

「じゃあ瑠衣は最後ね」

瑠衣「ぅう……」

瑠衣(縛られたい……かも……。や、やだ……何考えてんだろ、私……)////
769 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/21(木) 17:30:27.19 ID:qzCPdJxI0
「とりあえず、全員縛ったけど……。舞那は不満そうな顔だな」

舞那「当たり前だ。手を縛られて喜ぶ奴がどこにいる!」

「そこに二人いる」

瀬那「えへ……えへへ……」////

瑠衣「う、動けない……。……もしこれでナナシと二人きりだったら……何されるんだろ……」////

舞那「もうダメだこの二人」

「ほらほら、さっさと行くぞー」
770 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/21(木) 17:37:16.39 ID:qzCPdJxI0
依頼人「……」

「……来てやったぞ」

依頼人「ふっ……何だ? その余裕な笑顔は」

「だって余裕だもん」

依頼人「ほぅ、面白い事を言う。今日で彼女らともお別れだというのにね」

瑠衣(……何だ、この人……気味が悪い……)

舞那(頭大丈夫か?)

瀬那(おかしい……。何故、私達を自分のもののように語っているんだ……?)
771 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/21(木) 17:54:18.61 ID:qzCPdJxI0
依頼人「さぁ、渡してもらおうか」

「……」

依頼人「どうした? 早く渡せ」

「……」

「瑠衣、舞那、瀬那」

瑠衣・舞那・瀬那「?」

「皆、大好きだァァ――――!!」ギュゥゥゥゥゥゥ

瑠衣・舞那・瀬那「!!!?」//////

依頼人「なっ……!!」
772 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/21(木) 17:59:37.23 ID:qzCPdJxI0
「くッは、三人同時に抱きしめるとヤバイなこれ!」クンカクンカ

瑠衣「うわああ、ちょっとナナシ!?」/////

舞那「ひぁっ! む、胸を触るな馬鹿!」///////

瀬那「あはぁぁ……」/////

瑠衣「瀬那姉さん放心してる!?」

依頼人「ぬっ……ぬぬぬぬぬぬぬぬ!!!」

瑠衣「物凄い睨んでるよ依頼人が……!」

舞那「怖ッ! 般若!?」
773 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/21(木) 19:40:43.71 ID:qzCPdJxI0
依頼人「貴様ッ……許さん……許さんぞ!!」

「何でだよ。お前、こいつらとは初対面だろうが」

依頼人「……ハッ、初対面だって? 本気でそう思っているのかい?」

依頼人「僕はね……その美少女達の婿なんだよ」

「え」

瑠衣「え」

舞那「え」

瀬那「え」
774 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/21(木) 20:43:37.62 ID:qzCPdJxI0
「……えっと、うん……? そうなんだ……?」

依頼人「疑っているな貴様!」

瀬那「当たり前だ」

依頼人「なぬっ?」

「瀬那……?」

瀬那「私達はあなたを知らない。見た事も聞いた事もない存在なのだから」

依頼人「そんな馬鹿な……」

舞那「ば、馬鹿はお前だろ! 初対面で失礼なんだよっ」

瑠衣「……」

依頼人「何でだ! 僕はキミ達の婿だぞ!」
775 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/21(木) 20:48:34.70 ID:qzCPdJxI0
「埒が明かないな。おい、お前の名前を教えろ」

依頼人「……僕の名はナナシ」

「……は?」

瑠衣「え?」

舞那・瀬那「……?」

ナナシ?「文句あるか? ナナシだ!」

「おいおいおいおい、ふざけたらダメだゾ」

ナナシ?「だゾ、じゃない! 僕はナナシだ!」

ナナシ?「瑠衣を……この手で殺めてしまった……ナナシだ!!」
776 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/21(木) 20:54:41.82 ID:qzCPdJxI0
舞那・瀬那「?」

瑠衣「え……え? 殺めてしまったって……私、生きてるんだけど……」

「……!」

(おいおい……こいつ、NIROルートを歩んだ俺なのか……?)

ナナシ?「さあ、今すぐそいつらを渡せ! 今すぐ!」

(……そうだとしても、NIROルートに進んだって事は、瑠衣の事が嫌いなんじゃ……)

ナナシ?「ガマン出来ない! 早く! よこせ!」

(NIROルートは……俺がカゲヤシと完全に敵対し、優と瑠衣を殺し、それで終わりだ……)

(! そうか、こいつの世界には、御堂しかフラグを立てた女性がいないんだ!)
777 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/21(木) 21:00:17.33 ID:qzCPdJxI0
(つまり、女の子に飢えてるって事かな……)

ナナシ?「さあほら早く渡せ渡すんだ渡しやがれ!!」

「……」

「ナナシ、何でお前……NIROルートを選んだんだ?」

ナナシ?「あ?」

瑠衣・舞那・瀬那「?」

「返答次第によっては、瑠衣達と一日デートする権利くらい与えてやってもいいぞ」

瑠衣「な、何言ってるの?」

舞那「やだよ絶対! 顔キモイし!」

瀬那「……待って。何か訳ありみたいだ」

瑠衣・舞那「え……?」
778 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/21(木) 21:09:42.44 ID:qzCPdJxI0
ナナシ?「何で……NIROルートを……選んだかって……?」

ナナシ?「んなもん、鈴が気持ち悪いからに決まってるだろおおおがあああああ!!!」

ナナシ?「散々助けを乞ってたクセによぉぉ、見逃さなかったら『人でなし!!』って罵倒してきたんだぜ?」

ナナシ?「あいつ、最後にはNIROに焼かれて死んだよ! はーはっはっはっは!! ざまああああ!!」

瑠衣「――」

舞那「――」

瀬那「――」

「こいつマジ殺すしかないな」

瑠衣「ナナシっ! 鈴が殺されたって……!!」

「いや安心しろ。こいつの世界の話だ」

瑠衣「? ……こいつの……せかい……?」
779 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/21(木) 21:14:14.05 ID:qzCPdJxI0
ナナシ?「ああ、後はあのクソマスターだな。あいつも俺が殺しておいたよ。存外弱いのな」

瑠衣「――!!」

「動じるな瑠衣。俺達の世界で起きた話じゃないからな」

瑠衣「どういう事……? 一体、キミは何を知っているの……?」

「言えない。主人公の特権だから」

瑠衣「?」

「まずは、目の前にいる最低主人公を脱がさないといけない」

ナナシ?「へぇぇ? 脱がす気? 僕を?」
780 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/21(木) 21:19:33.22 ID:qzCPdJxI0
「ロープ解くぞ」

瑠衣「え? あ、うん」

「……」シュルッ

舞那「ふぅ」

瀬那「……」

舞那(……? ちっとも残念そうじゃない……)

瀬那「舞那。もっと警戒して」

舞那「へっ?」

瀬那「あの男から物凄い殺気が出ている」

ナナシ?「……瀬那は優秀だな」

舞那「あ、あたしだって分かってた!!」
781 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/21(木) 23:07:52.25 ID:qzCPdJxI0
「こいつは俺の片割れだ。俺が決着つける。……多分、お前らじゃ敵わない相手だしな」

瑠衣・舞那・瀬那「えっ!?」

瑠衣「そ、そんな……」

舞那「どういう事だ?」

瀬那「……」

(……こいつは一度、瑠衣を殺している。マスターも……相当強いはず)

ナナシ?「良い判断だ。……まあ、お前も敵わないと思うけどな」

「……」

ナナシ?「見ろ。闘技場を全て勝ち抜き、手に入れた。えくすかりばーだ!」
782 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/21(木) 23:10:42.81 ID:qzCPdJxI0
「……それ俺も持ってるんだけど」

ナナシ?「何ィ!?」

「片手はあまり得意じゃないから、うずく俺の右腕使ってるけどね」

ナナシ?「な、何だそれは!?」

「知らないのかよ! もう一つあるぞ最強武器!」

ナナシ?「何……だと……」

「やべえあんま強くなさそうだこいつ。……いや、でもえくすかりばーだし、油断は出来ないな……」
783 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/07/21(木) 23:11:45.56 ID:qzCPdJxI0
今日はここまでよ
むふふ……そろそろ……むふふなむふふを……
784 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/21(木) 23:14:01.10 ID:wh8RxIvIO
またいいところで!!
お疲れでした

むふふな展開を期待してもいいんだな…?
785 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [sage]:2011/07/22(金) 01:25:31.34 ID:cJB4sb260
まさかエクスカリバー・ガラティーンか?!
786 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/22(金) 01:40:53.07 ID:TvzDEZ7Eo
あくまで平仮名のえくすかりばーなんだな
その辺りは闘技場を勝ち抜くしかないw
787 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/22(金) 17:52:47.12 ID:r31EzbOF0
ナナシ?「行くぞッ! 脱がせて灰にしてやんよっ!」シャキーン

「灰になるのはお前だ!」バッ

瑠衣「……」ゴクリ

「お前の世界の瑠衣だってな……お前の事が好きだったんだぞ! なのに、お前は……」

ナナシ?「黙れ! 黙れ黙れ! 死んでしまえ!!」

舞那・瀬那「……」ゴクリ

ナナシ?「てぃやあああ!!」ズバァ

「遅いッ」スパーン

ナナシ?「がァっ!」
788 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/22(金) 18:10:22.58 ID:r31EzbOF0
ナナシ?「羨ましいっ!」ズバァ

「ッ……?」サッ

ナナシ?「羨ましいんだよっ! 若い女の子を脱がして脱がして、犯し放題だなんて!」ズバァ

「はぁ?」サッ

瑠衣「? ……姉さん、おかしほうだいって……?」

瀬那「……聞かない方がいいと思う」

瑠衣「え、気になる……」

舞那「ダメだぞ瑠衣! 姉さんに恥ずかしい事言わせようとすんな!」

瑠衣「恥ずかしいの?」

舞那「はっ……しまった」
789 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/22(金) 18:37:57.06 ID:r31EzbOF0
「りゃあ!」ズガッ

ナナシ?「遅いッ」サパーン

「ぐぉッ」

瑠衣「おかしほうだい……何か、イヤらしいお菓子って事……かな?」///

舞那「何だそれ!」

瀬那「……えっと……どう説明すれば……」

「らぁ!」ズバッ

ナナシ?「くゥ!」
790 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/22(金) 19:16:37.80 ID:r31EzbOF0
「はぁぁ……くらえぃ!」グバァ

ナナシ?「ぬわぁっ!」

瀬那「えっとね、大分前に……人間の繁殖の手引書を見たでしょう?」

瑠衣「あ、うん。覚えてる」

瀬那「……その……されてた女の子の状態を、犯されているって言うの……かな……?」

瑠衣「そうなんだ。……それって、つまり……犯し放題って事は……」

瀬那「……うん。性交し放題って事……かな……」

瑠衣「……」////

舞那「あの依頼人、サイテーだ!」

ナナシ?「犯し放題で羨ましいぞナナシィ!」

「だから俺はそんな事してないから! 瑠衣をちゅっちゅした事はあるけどな!」

ナナシ?「んだとぉ!? ぶっ殺す!」
791 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/22(金) 19:35:28.04 ID:r31EzbOF0
「そりゃあお前が鈴嫌いするから悪いんだろが!」

ナナシ?「僕はカゲヤシ自体嫌いなんでね。鈴が追われるミッションでは、選択肢はどちらも逃がさないだったよ」

「じゃあお前もう帰れよ! 瑠衣達はカゲヤシだぞ!」

ナナシ?「美少女に変わりはない!」

「サイテーにも程があるだろが!」

「死ねェ!!」ドガァ

ナナシ?「ぐわぁあぁああ!」ビリリリリリ
792 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/22(金) 19:39:05.29 ID:r31EzbOF0
ナナシ?「うッ……ぁああぁあ! 身体がッ……焼けるッ!?」メラメラ

瑠衣「……」

舞那「……」

瀬那「……」

「自業自得だ。お前の世界のカゲヤシ達に謝っておけ」

ナナシ?「ぁぁあああああぁあぁぁぁぁぁぁ……」シュゥゥゥ

瑠衣「……」

舞那「……」

瀬那「……」
793 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/22(金) 19:59:51.31 ID:r31EzbOF0
 自警団アジト

サラ「あ、ナナシさん。お帰りなさいませ」

「依頼人、死んじゃった」

サラ「え!?」

「いや、何かカゲヤシだったみたいでさ。瑠衣達を肉奴隷にするつもりだったっぽい」

サラ「そんな……無事でしたか……?」

「ああ。返り討ちにした」

サラ「申し訳ありません。そんなに危険な人物の依頼だとは……」

「いや、サラさんは悪くないって」
794 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/22(金) 20:07:29.60 ID:r31EzbOF0
 カゲヤシのアジト

舞那「……何だったんだろう」

瀬那「ナナシは何か知っているみたいだったけど……深く詮索しない方がいいかも」

舞那「? どうして?」

瀬那「凄く険しい顔してたから……。何か人には知られたくない事情があるのかも知れない」

舞那「……なるほど」

瀬那「それにしても、あの依頼人……カゲヤシだったなんて」

舞那「あー、だよね! あたしも驚いたよ」

瀬那「……この世界の者とは思えない存在感だったな」

舞那「え?」

瀬那「何でもない。そういえば、お昼ご飯まだだった。今から作る」

舞那「あ、うん。手伝うよ」
795 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/22(金) 20:12:58.47 ID:qMLjkl+IO
来てた

盛り上がる戦闘のはずなのに、カゲヤシ3姉妹の会話のおかげで盛り上がりきれなかったぜwwwwww
796 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/22(金) 20:16:18.59 ID:r31EzbOF0
 喫茶店

鈴「瑠衣ちゃんおかえり」

瑠衣「鈴……よかったぁ」

鈴「え?」

瑠衣「ううん、何でもない。ナナシはああ言ってたけど……やっぱり心配だったんだ……」

瑠衣「……ああでもナナシの言葉を疑っちゃった私……悪い子だ……」

鈴「?」

瑠衣「気にしないで鈴。もう少しでナナシが来るから、お茶の準備しなきゃ」

鈴「え? あ、うん」
797 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/22(金) 20:51:40.97 ID:r31EzbOF0
>>795
むしろそれが狙いで(ry

 ジャンク通り

「……ふぃー。ちょっと疲れちった。久々に本気で戦ったものね」

「それにしても、下僕が渡してきたこのジュース……光を遮った部屋で、二人きりの時に使えと……」

「……」

「……まさか……」
798 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/22(金) 20:54:46.29 ID:r31EzbOF0
マスター「ああ、ナナシ君か」

「どもっす。仇は討ってきました」

マスター「? ……そうか」

「今後も、瑠衣は俺が守る。絶対に誰にも渡しません!」

マスター「お、おお。その心意気は本当に頼もしいよ。私に何かあった時は、よろしく頼む」

「大丈夫です。マスターも危険な状況に晒させやしませんから」

マスター「ありがとうナナシ君。さあ、上がっていきたまえ。瑠衣が待っている」

「はいっ」
799 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/22(金) 21:36:40.13 ID:r31EzbOF0
鈴「あ! ナナシさん、こんにちは」

「鈴、敵は討ったぞ」

鈴「ほぇ?」

「瑠衣は?」

鈴「はい、こっちですー」スタスタ

「……」

「このジュース……使うべきか使わぬべきか……」

「……」

「まあ使うよな」
800 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/22(金) 22:02:14.55 ID:r31EzbOF0
鈴「どうぞ」

「お邪魔します」

瑠衣「あ……来てくれたんだ」

「瑠衣に呼ばれれば地獄にだって行くのさ」

瑠衣「あはは」

鈴「……あ、ごめんなさい。私、出ていきますねっ」

瑠衣「え?」

(鈴が空気読んだ!)
801 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/22(金) 22:07:59.88 ID:r31EzbOF0
「……」

瑠衣「……」

「あの」

瑠衣「へ?」

「カーテン閉めていいですか?」

瑠衣「え……う、うん……?」

「ありがと」シャァァ

瑠衣「……?」
802 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/22(金) 23:05:48.40 ID:r31EzbOF0
「瑠衣、喉渇いてないか?」

瑠衣「え。いや、あんまり」

「ふむぅ……」

瑠衣「? ……何かさっきから様子がおかしい」

「え、そ、そんな事ナッシング」

瑠衣「怪しい。何か隠してる」

「隠してないし!」

瑠衣「隠してる!」
803 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/22(金) 23:16:53.95 ID:r31EzbOF0
瑠衣「絶対何か隠してるよ」

「ちょっ……じわじわと部屋の隅に追い詰めないでくれ。新たな性癖に目覚めそうだ」

瑠衣「何言ってるの?」

「新ジャンル『追い詰められ萌え』」

瑠衣「意味の分からない事を言って誤魔化そうとしてるんだ……」

「いや、いやいや! そんなアレじゃない!」カコン

瑠衣「? 何か落ちた……」

「やべっ!」
804 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/22(金) 23:24:32.69 ID:r31EzbOF0
瑠衣「何これ。……缶ジュース?」

「そ、そだよ。瑠衣に飲んでもらおうと思って」

瑠衣「……」

「ははは」

瑠衣「……」

「ははは……」

瑠衣「……」

「無言で見つめるのやめて!」
805 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) :2011/07/22(金) 23:37:00.78 ID:jN/8hZaf0
(;゚д゚)ゴクリ…
806 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/22(金) 23:42:34.59 ID:r31EzbOF0
「くそぅ……遂に瑠衣に嫌われてしまったか……死ぬしか……」

瑠衣「そんな訳ないよ。私はキミの事が好き。大好き」

瑠衣「……でも……何だろう……その缶ジュースは何か違うと思う」

「何か違うって……?」

瑠衣「本能? って言うのかな……? 飲んじゃいけないって気がする……」

「……」

瑠衣「……ごめん。本気で……」

「……」
807 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/22(金) 23:52:04.66 ID:r31EzbOF0
(……凄い気まずい雰囲気になっちゃった)

瑠衣「……」

(どうしよう……こういう時はどうすればいいんだろう……)

(……あ、そだ)

「瑠衣!」

瑠衣「な、なにっ?」

「ファーストキスの相手は誰ですか?」

瑠衣「!」

瑠衣「……もう」////
808 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/22(金) 23:55:51.90 ID:r31EzbOF0
瑠衣「あ、ずっと立ちっぱなしじゃアレだよね。座って」

「あ、ありがと」

「……瑠衣のベッドふかふかだな」

瑠衣「とっても寝やすいんだよ」

「瑠衣の方が柔らかいけどね」

瑠衣「……柔らかい?」

「うん」

瑠衣「ど、どこが……?」

「唇とか」

瑠衣「……」/////
809 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/07/23(土) 00:03:56.28 ID:XkbjON3X0
眠いから明日にします……
810 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) :2011/07/23(土) 00:05:27.77 ID:/tJm5U9/0
>>809>>1

一先ず乙
811 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/23(土) 01:00:26.37 ID:M/hgr0mIO
今日も乙!

ゆっくり休んでくれい!
812 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/23(土) 01:11:41.21 ID:Kk/WCdWpo
こういうときはあれだよなあれ
813 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/23(土) 19:09:40.54 ID:XkbjON3X0
>>810
ID変わってた


「あッ!!」

瑠衣「!?」ビクッ

「瑠衣!」

瑠衣「は、はいっ!?」

「そういえば、もう一つ持ってきたの忘れてた!」

瑠衣「え、何を?」

「これだ」

瑠衣「……、DVD?」

「うむ」
814 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/23(土) 19:20:46.40 ID:XkbjON3X0
「瑠衣の部屋で見られる?」

瑠衣「うん。大丈夫」

瑠衣「……でも、それって何のDVD?」

「……」

「……ムフフ」

瑠衣「! ま、まさか……イヤらしいヤツじゃ……」////

「違う! 断じて違う!」

瑠衣「そ、そうなんだ。よかった」
815 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/23(土) 19:40:54.61 ID:XkbjON3X0
「瑠衣もそういう想像をするようになったか……」

瑠衣「だ、だってキミがそういう素振りを見せるからっ……」////

「ムフフって言っただけなのに」

瑠衣「あと私を見ながらニヤけてた!」

「必死な瑠衣ちゃん可愛いよおお」ナデナデ

瑠衣「あうう!」////

「……ネタバレすると、このDVDはな――」

瑠衣「……」ゴクリ

「――ホラーだ!」
816 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/23(土) 19:42:52.88 ID:XkbjON3X0
瑠衣「ホラー……?」

「うん、ホラー」

瑠衣「……」

瑠衣「それって、おばけ……とか……?」

「そう」

「ほらー、パッケージ見ろよ。怖いだろ」

瑠衣「ひッ、怖いっ!」

「ほらー、ホラーだったろ?」

瑠衣「う、うん……」

「……」

瑠衣「……」

「突っ込めよ!」
817 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/23(土) 19:45:10.32 ID:XkbjON3X0
瑠衣「え、何が……?」

「い、いや、何でもない! もう終わり! この話は終わり!」

瑠衣「ええ、気になるよ。教えて」

「……」

「だから……さっき『ほらー』って言っただろ? ……ホラーとほらーをかけたダジャレです……」

瑠衣「……ああ、そういう事か」

「うん……」

瑠衣「……」

「……」

瑠衣「……うん」

「恥ずかしいよ!!」
818 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/23(土) 19:48:46.79 ID:XkbjON3X0
「もう許さんぞ! 俺に恥ずかしい思いをさせた瑠衣にはおしおきだ!」

瑠衣「えええ! キミが勝手にダジャレ言ったのに!」

「おしおき内容は……真っ暗な部屋でこのDVDを見る!」

瑠衣「ダメだよ! 危ないよ!」

「何が危ないんだ? 夏だし、霊が寄ってきちゃうとか?」

瑠衣「暗い部屋でテレビ見たら目を悪くしちゃうよ!」

「そっちの心配かよ!」

「大丈夫だよ離れて見れば問題ないから」

瑠衣「そうかなぁ……」

「怖いとかそういう心配はしないの……?」

瑠衣「うーん……。見てみないと、怖いかどうか分からないよ」

「まあ確かに……」
819 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/23(土) 19:59:22.50 ID:XkbjON3X0
瑠衣「じゃあ、セットするよ」

「おうよ、どんとこい」

瑠衣「えいっ。再生ボタンを、ピっと」

「何か……かけ声がいちいち可愛いな」

瑠衣「そ、そう?」///

「パンが焼けたら『チーン』って言うの?」

瑠衣「言わないよっ」///

『あ な た の 知 ら な い 恐 怖 を』

瑠衣「きゃああああああ!!」ビクビクッ

「ビックリした! タイトルで!?」
820 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/23(土) 20:03:51.01 ID:XkbjON3X0
マスター「む、何だ今の叫び声は……」

鈴「瑠衣ちゃんの声ですよね……? 何かあったんでしょうか……」

マスター「……ナナシ君も年頃だからな」

鈴「?」

マスター「いや……あの叫び方は……何かに恐怖している」

鈴「えっ?」

マスター「ビックリ箱か何かで驚かしたのだろう」

鈴「凄い……よく分かりましたね」

マスター「伊達に長い事生きていないからな」
821 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/23(土) 20:07:04.21 ID:M/hgr0mIO
来てたか

読んでるだけで瑠衣の顔が鮮明に浮かぶぜ
ビクついてるのも可愛いよ、ちゅっちゅ
822 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/23(土) 20:20:37.56 ID:XkbjON3X0
瑠衣「ううっ……怖いよぉ……」ビクビク

「ちょお、身体に思い切りしがみつくなこの暗い状況だと俺は何するか分からんぞ」

瑠衣「やだやだっ……助けてっ……」ビクビク

「ゲヘヘヘ助ける訳にはいかねぇなあ」

瑠衣「キミも怖いよぉ!」

「……ていうか、見てないのに怖いの?」

瑠衣「声だけで怖いっ!」

「……」

「大丈夫だよ。ほら、ここに座って」

 よく分かる解説
 二人はソファーに座っていて、たった今ナナシが股を大きく開いた
 その空いたスペースに瑠衣が座り、ナナシは後ろから瑠衣をぎゅぅと抱きしめたのである
823 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/23(土) 20:26:44.77 ID:XkbjON3X0
「どうだ」

瑠衣「……落ち着く……」///

「そりゃよかった」

「これぞナナシホールド。……それにしても、本当に良い匂いだな、お前は」

瑠衣「……自分だと分からないけど……そんなに……?」

「うん。甘い甘い花のような香り」

瑠衣「……」////

『ほ ら 、 あ な た の う し ろ に も』

瑠衣「きゃあああああああ!!」ビクビク

「落ち着け!」
824 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/23(土) 20:32:48.62 ID:XkbjON3X0
瑠衣「こ、これ……どれくらいの長さなの?」

「そうだな。ホラー映画の総集編だから、相当長い」

瑠衣「えっ」

「多分、明日の朝くらいまでは続くと思う」

瑠衣「えええええっ」

「もちろんトイレには行かせないぜ」

瑠衣「ッ!! や、やだ!」

「ウソだよ行きたかったら俺に言ってね」

瑠衣「ほっ……」
825 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/23(土) 20:47:02.85 ID:XkbjON3X0
(……しかし、いくら昼とはいえ、この状況で瑠衣はトイレに行けるのだろうか?)

(もし……もし怖くてここから動けず、瑠衣が……もらしたら……)

(……最高じゃないか)

瑠衣「ナナシっ」

「ん?」

瑠衣「もっと、強く抱きしめて……」

「え」

瑠衣「怖いんだもん……」

「あ、うん」ギュゥゥ

瑠衣「んっ……」///
826 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/23(土) 21:02:38.47 ID:XkbjON3X0
『物語はここから始まる――』

瑠衣「……まだ本編じゃなかったんだね」

「長すぎるオープニングだったな。……あ、でもまだ15時か」

瑠衣「本当に最後まで見る気なの……?」

「もちろん。迷惑でなければ、ここに一泊するつもりだ」

瑠衣「えっ」///

瑠衣「……迷惑じゃないけど……、……ドキドキするな」///

「くぅぅぅ可愛いなああああ!!」
827 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/23(土) 21:12:27.75 ID:XkbjON3X0
『第一話 ポップコーンの逆襲』

「……」

瑠衣「……」

(全然怖そうじゃないんだけど……)

『凛然たる都市、夏とは思えぬ気候、閑散とした中央広場にて、一人の青年がぽつりと呟く』

『……このポップコーン、腐ってやがる』

『青年は、手に持っていたそれを食す事なくその場に捨て、去った』

『静寂に包まれた中央広場には、食物としての役目を果たせずに散ったポップコーンだけが残されていた』

(シュールすぎる……ここからどうやってホラーになるんだ……)

瑠衣(こ、怖い……でも、ナナシの前であまり臆病なところを見せたくないし……)
828 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/23(土) 22:00:45.61 ID:XkbjON3X0
 数十分後

『や、やめろォォ――!! ポップコーン、やめてくれェェ!!」

(怖くねぇ……)

瑠衣「」ガクブル ガクブル

(物凄い怯えてる……可愛い……もっと抱きしめてやろう)

「……」ギュゥゥゥゥ

瑠衣「あっ……」/////

(何だこいつ思わず声出しちゃうとか可愛すぎヤバイ)
829 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/23(土) 22:28:44.59 ID:XkbjON3X0
『イイイヤアアアアアアポップコーンがあああああああ』

瑠衣「ッ……ぃや……!!」ドキドキドキドキドキ

(両手で口押さえて声出さないようにしてるのか……可愛いなあもう何もかも可愛い!)

(ていうか瑠衣にばっか集中してるせいで映画に目がいかない……)

瑠衣「ね、ね! ナナシっ!」

「あ、はいっ?」

瑠衣「これ、実際にあった話じゃないよねっ!? 違うよねっ!?」

「あー……うん、どうだろ……あったかも知れないね……」

瑠衣「……」ウルウル

「ないない! ありえねぇよこんな話!」

瑠衣「だ、だよねっ! よかったぁ……」
830 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/07/23(土) 22:33:46.71 ID:XkbjON3X0
ちょっと早いけど寝ます
明日も頑張るよぅ
831 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2011/07/23(土) 22:49:39.73 ID:cdh3MO01o
どんなホラーだよwwwwww
832 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2011/07/23(土) 23:46:49.62 ID:ib7Evbgg0
死霊の盆踊り並みのB級映画だなwwwwww
833 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/23(土) 23:47:35.89 ID:M/hgr0mIO
こんなホラー考えりゃ眠くもなるわなwwwwww
今日も乙でした
834 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/24(日) 19:22:16.07 ID:/ibhzlc90
瑠衣「……」ドキドキ

『ギリ……ギリ……』

瑠衣「……」ドキドキ

『ポォォォップコォォォン!!』

瑠衣「ひぅっ!」ビクッ

「……」

『がぁああああ許してくれぇぇぇ!!』

瑠衣「ひぃぃ! ごめんなさいごめんなさいっ!」

「お前は謝らなくていいんだよ」
835 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/24(日) 19:33:47.56 ID:/ibhzlc90
『青年は人知れず消えた。彼の部屋に残されていたのは、炭のように黒いポップコーンのカスだけであった……完』

「……終わり?」

瑠衣「うっ……ぅっ……」グスッ

「大丈夫か。ほら、ハンカチ」

瑠衣「あ、ありがとうっ……」

「鼻もかんでいいよ」

瑠衣「えぇっ……悪いよそんなの」

「いいからいいから」

瑠衣「あ、ぅ……じゃあ……」ズズズ

「洗わずに返してくださいね」
836 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/24(日) 19:36:28.76 ID:/ibhzlc90
瑠衣「いやいや洗わないと……」

「いいってば。むしろ洗っちゃダメ」

瑠衣「恥ずかしいよっ……自分の涙と鼻水がついたハンカチ返すなんて……」

「恋人だし、何の問題もない」

瑠衣「……」////

瑠衣「でも、これだけは……。私だって一応、女の子なんだし……」/////

「……分かった。そこを尊重しよう」

瑠衣「ありがとう」
837 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/24(日) 19:45:55.43 ID:/ibhzlc90
『第二話 着信アリ』

(マジで怖いの始まった!)

瑠衣「……これは、怖いの?」

「これはマジ怖い。ポップコーンの話でビビってた瑠衣が見たら失神すると思う」

瑠衣「ビビってないもん!」

「ええええええ否定するのかそこを」

『キャアアアアアアアアアアア』

「うわっ、怖ッ……」

瑠衣「……? キミはこれが怖いの?」

「え」
838 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/24(日) 19:48:55.03 ID:/ibhzlc90
『♪〜』

「うわぁぁお、この音楽も怖いなぁ……」

瑠衣「私は良い音楽だと思うけど……」

「え」

『キュアァァァアアア!!』

「怖!」

瑠衣「あはは、面白い顔♪」

「何なんだお前は!」
839 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/24(日) 20:04:54.57 ID:/ibhzlc90
瑠衣「? どうしたの?」

「いやいやこれ怖いって! さっきのポップコーン何とかよりは千倍怖いって!」

「ポップコーンの怖さを4とすると、これは4000っ……! 人食い沼っ……!」

瑠衣「やだ何も聞こえないポップコーンなんて知らない」ガタガタガタガタ

「どんなトラウマを負ったんだよさっきの話で!」

瑠衣「もう当分ポップコーン食べられない……」ガタガタガタガタ

「映画館に行ったら死にそうだな」

瑠衣「え。な、何で……?」

「映画館にはね……すれ違う人が皆、ポップコーンを手に持っているんだ」

瑠衣「イヤだっ! 絶対行きたくない!」
840 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/24(日) 20:12:45.11 ID:/ibhzlc90
『バキボキッポロッ……』

「うわぁお……グロいな」

瑠衣「……」

「……大丈夫?」

瑠衣「うん」

「グロ耐性あるのにポップコーンは怖いのか」

瑠衣「ポップコーンなんて知らない!!」

「お前は……ていうかポップコーン食べた事ないのか?」

瑠衣「パーンって弾けるところは見た事ある……あんなの食べ物じゃないよ……今の話で余計に怖くなった……」

「可愛い」
841 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/24(日) 20:20:37.71 ID:/ibhzlc90
『第三話 着信ナシ』

「……」

瑠衣「……」

「……もうやめようか」

瑠衣「そうだね」

瑠衣「……喉渇いたかも」

「あー、そういや缶ジュースあったな」ゴソゴソ

「ほい。二人で飲もう」

瑠衣「ありがとー」

(……あれ? このジュース……何で持ってんだっけ)

瑠衣「んっ……美味しい」ゴクッ
842 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/24(日) 20:25:12.99 ID:/ibhzlc90
瑠衣「……あ、れ……?」

「ん?」

瑠衣「? ……?」ゾクゾク

「おい、どうした」

瑠衣「わ、わから……ない……からだが……熱い……?」ゾクゾク

「え。……あ! このジュース……下僕の――」

瑠衣「ナナシっ……」ガバッ

「うわッ」

瑠衣「ナナシ……ナナシぃ……」///////
843 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/24(日) 20:32:17.56 ID:/ibhzlc90
(ヤバイこの状況はこれまでで一番ヤバイ)ドキドキドキドキ

瑠衣「んぅっ……ナナシぃっ……」/////

(理性が残っているなら必死で頼めば……)

「おい瑠衣! 落ち着け!」

瑠衣「落ち着いてるよぉぉ」//////

「落ち着いてねーよ! とりあえず離れろ!」

瑠衣「やだよぉっ離れたくないよぉっ」///////

「離れないと脱がすぞ瑠衣ぃぃ!!」

瑠衣「なら、脱がしてよ……」//////

(もうダメだー!!)
844 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/24(日) 21:38:29.10 ID:/ibhzlc90
瑠衣「何か……蒸し暑いなぁ」////

「そ、そうか?」

瑠衣「うん。脱がせてあげるね」/////

「うおおい!」

瑠衣「ほら……」バサッ

「わ、わ、やめろっておい! これはまずいって!」

(……さっき飲ませておけば……こんな逃げられない状況には……)

(いやでも……力ずくで逃げようと思えば逃げられる……よな)

(それなのに、俺はそうしないって事は……、……俺は受けなのか!?)
845 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/07/24(日) 23:02:06.94 ID:/ibhzlc90
今日は終わりです
更新少なくてごめんなさい
割とガチな瑠衣小説を書いていてこっちがなかなか進まんので……
完成したらピクシブにでもあげます
846 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県) [sage]:2011/07/24(日) 23:20:35.41 ID:Z+UKkyOi0
乙ー
そっち完成したらURL張ってねー、楽しみにしてる。
847 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) :2011/07/24(日) 23:36:42.92 ID:r7Za8J2D0
乙、俺も楽しみ♪

848 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2011/07/24(日) 23:37:22.56 ID:Ik1hWYsyo
そっちも期待しちゃうじゃないか!待ってる!
849 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/25(月) 03:22:39.61 ID:Osp3dHuIO
おつー
ゆっくり更新してくだせぇ
そしてそっちも見てみたいぞ
850 : :2011/07/25(月) 07:45:12.90 ID:KCXi/egj0
これからも更新してくれたらうれしいです(・ω・)b
851 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/25(月) 18:58:49.69 ID:04SVdsvW0
http://www.pixiv.net/novel/show.php?id=407346
完成 ヒマな時に読んでやってくださいぃ


(このまま瑠衣にされちゃうなんて男としての威厳が死んでしまう!)

瑠衣「えへ……顔赤くして可愛いな」/////

(いやお前の方がよっぽど可愛いけどやべええええどうしようどうしよう)

瑠衣「じゃあ、下も脱がせるからね」/////

(そこはダメだ! 男の勲章が!!)

瑠衣「いっくよぉ」/////

 ガチャ

鈴「あ」

「あ」
852 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/25(月) 19:03:37.49 ID:04SVdsvW0
鈴「ぁ、え、えええええっ!? ええええええええええっ!!?」/////

「わああああああああ違う違うからな鈴! これは本当に違うからな!」

鈴「い、いやあの、その、えっと――」//////

瑠衣「……んぅ?」

鈴「ごごごごごめんなさいっ!! 本っ当にごめんなさいぃ!!」ダダダダダダダ

「……」

「……終わった」

瑠衣「……あれ……? ナナシ……何して――」

瑠衣「――な、何でシャツもズボンも脱いでるのッ……!!?」///////

「え」
853 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/25(月) 19:26:29.28 ID:04SVdsvW0
瑠衣「あ、え、え……? 何か記憶が薄っすらとしているんだけど……何があったの……?」/////

「いやいや! これ、お前が脱がせたんだぞ!」

瑠衣「はぇ!? そんな事してないよ!」//////

瑠衣「ッ……! まさかキミ、そのジュース私に飲ませた!?」

「え、うん。瑠衣も飲ませてって言ってたから、ついうっかり」

瑠衣「馬鹿っ! だからあんなに飲ませないでって言ったのに!」

「瑠衣が飲ませてって言ったんだってば!」

瑠衣「最低っ……そんな人だったなんてっ……」

「無視しないでください!」
854 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/25(月) 19:42:38.79 ID:04SVdsvW0
「そもそも、何でいきなり正常に戻ったんだ?」

「さっきまで、私が脱がせてあげるっ……とか、ヤバすぎる発言を連発してたのに」

瑠衣「ウソ!?」//////

「ウソじゃないよ」

瑠衣「うっ……ううううぅうう!!」//////

「聞いてたの俺だけだし、いいだろ」

瑠衣「よくないっ! は、はずかしいっ……」//////

「何度目か分からないけど、瑠衣可愛い」 
855 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/25(月) 19:58:30.52 ID:04SVdsvW0
「あ」

瑠衣「えっ……?」

(下僕は、『光を遮った部屋で、二人きりの時に』って言ってたよな……)

(二人きりってのは、まあアレな意味も含まれているんだろうけど、誰かに見られてはいけないって意味もあったのでは……)

(メルヘンチックだけど、他の人に見られると効果が切れる、とか)

瑠衣「ナナシ……?」

「なら、鈴に助けられんだ俺!」

瑠衣「ほぇっ?」
856 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/25(月) 20:16:54.03 ID:04SVdsvW0
瑠衣「……何だろう。口の中が渇いた感じする」

「ん、じゃあマスターに飲み物貰いに行くか」

瑠衣「うん」

「……怒ってないの?」

瑠衣「え?」

「ジュースの件」

瑠衣「過ぎた事をいちいち気にするほど小さい器じゃないよ」

「……やっぱりカゲヤシって寛容だな」
857 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/25(月) 20:19:28.15 ID:04SVdsvW0
「マスター」

マスター「ナナシ君。おや、瑠衣もか」

鈴「!!!」/////

「あ」

マスター「鈴ちゃん、どうかしたのか」

鈴「何でもないです! 何でもないですからっ!!」//////

瑠衣「……?」

「何でもないですって。気にしちゃいけませんよ」
858 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/25(月) 20:29:03.71 ID:04SVdsvW0
「それよりマスター、何か飲み物がほしいです」

マスター「おお、じゃあ紅茶でも淹れよう」

「ありがと。いただきます」

鈴「うぅ……うぅぅううう!!」/////

瑠衣「鈴、どうしたの?」

鈴「見てないからね! 何も見てないから!」//////

瑠衣「?」

「もうそっとしておいてやれ」
859 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/25(月) 20:39:33.18 ID:04SVdsvW0
マスター「淹れたぞ」コトッ

「どれどれ……」ズズッ

「うおっ、美味い」

マスター「そうかい。ありがとう」

瑠衣「うう、このぐらい上手く淹れられたら……」

マスター「ははは」

「それより卵以外の料理も作れるようになれよ」

瑠衣「え?」

「一緒に暮らすようになったら、瑠衣がご飯作るんだからな」
860 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/25(月) 20:47:32.82 ID:04SVdsvW0
瑠衣「一緒に暮らすって……」////

「……イヤかな……?」

瑠衣「イヤじゃない……けど……勇気がいるかも」

「勇気?」

瑠衣「うん。だって……一緒に寝るって事だよ……?」

「う、うーん……何か極端だけど……」

マスター「二人で暮らしたいのなら、私に言ってくれ。力になろう」

「本当何か色々すみません。世話になりっぱなしだ」

マスター「私が一生をかけて守りたいものを、キミは死ぬ気で守ってくれたからな」
861 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/25(月) 21:20:17.07 ID:Osp3dHuIO
来てたか

わざわざうpしてくれて感謝
時間が出来たら読むぜ!
862 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/25(月) 22:06:01.87 ID:04SVdsvW0
>>861
ありがとぅ


 カランカラーン

マスター「いらっしゃい。……おや、瀬那」

瀬那「こんにちは」

瑠衣「瀬那姉さん……?」

客A「お、おい、あれダブプリの瀬那ちゃんじゃねぇか?」

客B「マジだ、すげぇ! ここの常連なのか?」

瀬那「……やはり目立つか」

「何かあったのか?」

瀬那「ママが、瑠衣とナナシを呼んでいる」

瑠衣「母さんが……?」
863 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/25(月) 22:10:35.56 ID:04SVdsvW0
「それを伝える為にわざわざ来たのか。メールすればよかったんじゃ?」

瀬那「……外には、舞那や優もいる」

「?」

瀬那「真面目な話。メールや手紙で伝えて来てもらうような軽さではないんだ」

マスター「やれやれ、また妙な事になってきたな。内容は教えてくれないのか」

瀬那「私は何も知らされていない。舞那も、優も」

瑠衣「……分かった。行くよ」

鈴「瑠衣ちゃん……」

瑠衣「鈴、大丈夫だから」
864 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/25(月) 22:22:24.86 ID:04SVdsvW0
瀬那「姉小路さんも、鈴ちゃんも、一緒に来て」

マスター「何?」

鈴「私も……ですか?」

瑠衣「……皆、行こう」

「何か凄い緊張するんだが。高校面接を思い出すな」

瀬那「緊張感は持っておいた方がいいかも知れない」

「……お、おう」
865 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/25(月) 22:35:35.95 ID:04SVdsvW0
優「よぉ、おじき。久しぶりだな」

マスター「……優。まさかまた顔を見れるとは思わなかったな」

優「ヘッ。俺は何度でも蘇るからな」

マスター「ふっ……呆れた奴だ」

舞那「全員集合か。さあ、行くよ」

「……今までのように変装していないのを見ると、かなり急ぎの用らしいな」

舞那「まあね。ママが今すぐ呼んできなさいって」

「でもメールを使うほど軽い用件ではない、と」

瀬那「そう」

「どんな重い話が待っているんだ……」
866 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/25(月) 22:39:17.58 ID:04SVdsvW0
 カゲヤシのアジト

妖主「待っていたわ。あなた達、ご苦労様」

優「ふん」

舞那「ママに褒められた!」エヘヘ

瀬那「舞那。嬉しいのは分かるけど、今は黙って」

舞那「あ、うん」

瑠衣「母さん、どういう事? こんな大人数で何を?」

妖主「……」

妖主「やはり、あなたは明るくなったわね」

瑠衣「え?」

妖主「ナナシと出会ってから、本当に瑠衣は明るくなった。物事を前向きに考えるようになったわ」
867 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/25(月) 23:08:12.96 ID:04SVdsvW0
妖主「ナナシと瑠衣が二人で力を合わせれば、何でも出来る気すらしてきたわ」

マスター(! そういう事か……)

瑠衣「母さん……?」

「……?」

妖主「ナナシになら、瑠衣を託してもいい」

瑠衣「!」

「!」

妖主「二人はどう? ……結婚、考えているかしら?」

瑠衣「……」

「……」

瑠衣「前に、ナナシと話した事があるんだ」
868 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/25(月) 23:10:34.03 ID:04SVdsvW0
妖主「そうだったの? ……結果は?」

瑠衣「うん。……おっきくなければいいって事になった」

妖主「?」

マスター「?」

鈴「?」

優「?」

舞那「?」

瀬那「……」////

妖主「どういう……意味?」

「あああああああ何もないから! 互いに結婚しようって意志あるから!」

妖主「そう? ならいいのだけれど」
869 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/07/25(月) 23:12:43.71 ID:04SVdsvW0
今日は終わりだァァ
870 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(和歌山) :2011/07/25(月) 23:19:19.77 ID:KCXi/egj0
おつかれさまでした つぎもたのしみにしています
871 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]:2011/07/26(火) 00:11:09.96 ID:70TkAVVO0
乙!
プロフ画像がるいちゃんに変わっとる
るいちゃんは超高校級の可愛さ
872 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) [sage]:2011/07/26(火) 01:00:53.00 ID:QrUC5gFAO
>>402
優のつのドリルはそりゃ強いよなだってドリルだもんな、そんでかっきーだもんなだからグレンでラガンだもんなそりゃ強いよな
873 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(栃木県) [sage]:2011/07/26(火) 13:36:13.51 ID:A4/lL9Y10
こんな良作の発見が今頃だなんて(ビクンビクン
最初から一気に読んじゃいました、続き楽しみにしています
874 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/07/26(火) 19:08:02.76 ID:ub5CG0BL0
>>870
ありがとうございます!

>>871
違うな
超高校級の俺の嫁だ

>>872
そういえば優の中の人かっきーだったっけ

>>873
良作だなんてそんな
今後も頑張ります
875 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/26(火) 20:08:17.52 ID:ub5CG0BL0
「……呼び出したのは、それが理由なのか?」

妖主「ええ、そうよ」

「まあ、お互いにとってかなり大事な事だし……分からんでもないけど」

「流石にこの人数の前で、しかもこんな改まった場面で結婚しますって、凄い恥ずかしいんだが」

妖主「ふふふ。散々人前で熱い事をしておいて、今更何を言っているのかしら」

「あれはな、えーと、あれだ」

妖主「ナナシ」

「は、はいっ」

妖主「瑠衣を……よろしくね」

「……ああ」
876 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/26(火) 21:04:29.40 ID:ub5CG0BL0
妖主「それじゃあ、その内に瑠衣の『初めて』もあなたのものになるのね」

「……まぁ」

舞那「? どういう事?」

瀬那「食いついてはいけないところに食いつかないの」

鈴「あ、あのぅ……」///

妖主「どうしたの?」

鈴「え、えと……瑠衣ちゃんの初めては……さっき……」////

「だーっ! 違うってば! あれは事故だから!」

瑠衣「?」
877 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/26(火) 21:14:25.95 ID:ub5CG0BL0
妖主「ちなみに、瑠衣は私とあの人の娘だから、とても激しいわよ」

鈴「ちょっ……」////

マスター「……お前は……」

「マジでそういう事言わなくていいです。……いや、待て。……瑠衣が……激しいだと……?」

瑠衣「は、はげしいってどういう事? これでも穏健派を名乗っていた身だけれど……」

瀬那「……多分、その内分かると思うよ」

「ウオオオオオオオオこんな可愛い声で喘いでくれるのかァァ!?」

瀬那「ナナシも落ち着いて」
878 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/26(火) 21:47:05.96 ID:ub5CG0BL0
妖主「ナナシ、もしもあなたが昔の私の前に現れていたら……」

「え、いたら……?」

妖主「……何でもないわ」

「いや、聞かなくても大体分かるんですけど」

妖主「そうね。もし瑠衣があなたとの子だったら、限りなく天使に近い存在になっていたでしょうね」

「自分で言うか」

妖主「実際、瑠衣はあなたにとって天使のような存在でしょう?」

「イエス」
879 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/07/26(火) 22:15:30.97 ID:TMFJ+JMl0
久しぶりに神スレを見た

アキバズトリップのSSとか俺得すぎる
880 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/26(火) 22:47:26.35 ID:ub5CG0BL0
>>879
もっとSS増えてほしいよね


瑠衣「天使って……やめてよ恥ずかしい」/////

「天使というか女神というか恋人というか嫁というか」

瑠衣「やめてってば」/////

「日本一美少女というか世界一美少女というか宇宙一美少女というか」

瑠衣「やーめーてーよー!!」/////

妖主「……」ニヤニヤ

マスター「おい、顔」

妖主「あら、私とした事がはしたないわね。昔を思い出してしまったわ」

瀬那(ママも瑠衣のような女の子だったんだ……)
881 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/26(火) 22:51:41.54 ID:ub5CG0BL0
マスター「それにしても、めでたいな。瑠衣に婚約者が出来るとは……」

優「だよなぁ。瑠衣の何倍も生きてるアネキ達には恋人の一人もいねぇってのに――」

舞那「うりゃあああ!!」ズゴォン

優「ぐおっあああ!! いってえええ何しやがる!!」

舞那「優! 今度お姉ちゃん達の歳の話をしたら……殺すからね」

瀬那「……」

優「ぐおっ……おおぉう……」

妖主「本当、仲が良いわね。この子達は」

優・舞那「よくないから!!」
882 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/07/26(火) 22:57:04.94 ID:ub5CG0BL0
短いけど今日はここまでにします
883 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(和歌山) :2011/07/26(火) 23:08:31.76 ID:fsMkvBtb0
おつかれさまです 次の更新たのしみにしてます <(_ _*)>
884 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(和歌山) :2011/07/26(火) 23:09:07.63 ID:fsMkvBtb0
おつかれさまです 次の更新たのしみにしてます <(_ _*)>
885 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/26(火) 23:23:25.72 ID:mow0iOv80
乙!
アキバズトリップの次作でないかな〜
886 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/27(水) 01:55:49.55 ID:4qw7RSr+o
ダブプリと優も幸せにしてあげてください
愛人枠でも可
887 :!ntchba370200.chba.nt.ftth.ppp.infoweb.ne.jp :2011/07/27(水) 22:07:29.68 ID:rzZW0baD0
>>885
だな〜
888 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/28(木) 15:47:10.56 ID:jl/w8ASI0
舞那「そもそも、私達には恋人なんて必要ない! アイドルだし!」

優「そうかいそうかい。まあ、こんな暴力的な女と付き合おうとする男なんていないだろうしな」

舞那「なんだとォォ!!」

瀬那「舞那、優、もうやめなさい。ママの前でみっともない」

舞那「は、はい。ごめんなさい」

優「チッ……」

マスター「ははは。喧嘩するほど仲が良いと言うからな」

優「おじきまで何言ってやがんだ!」
889 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/28(木) 16:03:59.48 ID:jl/w8ASI0
瑠衣「……」

「……? 瑠衣、どうかしたのか?」

瑠衣「……キミと二人で、話がしたい」

「ん」

妖主「ふふっ。じゃあ後は、若い二人に任せましょうか。皆、行くわよ」

マスター「ああ」

優「けっ」

舞那「待ってママー」

瀬那「どたどた走らないの」

鈴「頑張ってね、瑠衣ちゃん!」
890 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/28(木) 16:06:30.37 ID:jl/w8ASI0
「……」

瑠衣「……」

「あー、えーと……」

瑠衣「緊張してる?」

「え、う、うん。こういう場面だと、何かと緊張する」

瑠衣「私も緊張してる」

「……うん」

瑠衣「……やっと、一つになれるんだね」

「……」

瑠衣「……本当に私でいいの……?」

「え?」
891 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/28(木) 16:08:46.07 ID:P0qUz3uIO
来てたか
瑠衣みたいな女の子とお近づきになりたい
892 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/28(木) 16:09:37.34 ID:jl/w8ASI0
瑠衣「きっと舞那姉さんや瀬那姉さんも、キミの事が大好きだと思う」

瑠衣「私なんか、こんな地味な風体だし……性格も暗いし……」

「何言ってんだよ馬鹿」

瑠衣「えっ……?」

「俺には……瑠衣が必要なんだよ」

瑠衣「……」

「……」

「あの時みたいなセリフは思い浮かばないが……、何だ、その、瑠衣の事大好きだし、愛してるし、素直に結婚したいと思う」

瑠衣「ナナシ……」
893 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/28(木) 16:17:00.70 ID:jl/w8ASI0
「つーか地味な風体とか暗い性格とか言ってたけど、全然そんな事ないと思うよ」

瑠衣「そ、そうかな……。だって、何かこう……全体的に暗いよ、私……」

「いやいやいや、黒い長髪はサラサラで綺麗だし、服のセンスあるし、顔可愛いし、良い匂いするし、優しいし」

瑠衣「自分じゃ分かんない……。でも、キミがそんなに私の良いところを見つけてくれてるのは嬉しい……」////

瑠衣「……逆にキミの良いところ言っていいかな?」

「是非聞きたいな」

瑠衣「かっこよくて、正義感が強くて、誰とも分け隔てなく接して、優しくて、……」

瑠衣「カゲヤシの……いや、私のヒーローだよっ」//////
894 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/28(木) 16:37:40.95 ID:jl/w8ASI0
「瑠……衣……」

瑠衣「……」/////

「るゥゥゥゥいィィィィィィ!!」

瑠衣「!?」

「瑠衣ちゅっちゅ! ペロペロ! もふもふ! ぱふぱふ!」

瑠衣「ひゃわわっ! 恥ずかしいよ!!」/////

「スーハースーハー瑠衣良い匂いだなぁ!!」

瑠衣「おおおおおちついて!!」//////

「かわいい瑠衣! かわるい!!」

瑠衣「略さないで!!」///////
895 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/28(木) 17:15:46.73 ID:jl/w8ASI0
「いけ! 例のアレだ!」

瑠衣「れ、例のアレって?」

「てへぺろだ!」

瑠衣「あ……て、てへぺろ♪」

「かーわーいーいーよーおー!!」

瑠衣「大声で叫ばないで!!」//////

「もっかい! もっかいやって!」

瑠衣「も、もう……。てへぺろ♪」//////

「くぁwせdrftgyhうじこlp;@:「」」
896 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/28(木) 18:00:46.57 ID:jl/w8ASI0
「もう一回! もう一回!」アンコールプリーズ!

瑠衣「て へ ぺ ろ ♪」

「くぁwせdrftgyふじこlp;@:「」」

「アンコール! アンコール!」

瑠衣「てへぺろーん♪」

「くぁwせdrftgyふじこlp;@:「」」

瑠衣「怖いよそれ! さっきから!」

「ごめんそろそろ喉が潰れそう」
897 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/28(木) 20:59:54.45 ID:jl/w8ASI0
「瑠衣! そういえばしたい事あったんだ俺!」

瑠衣「え、何を?」

「一緒にお風呂入ろう!」

瑠衣「……」

瑠衣「ええええええええええええええ!!?」//////

「……ダメ?」

瑠衣「ダダダメじゃないけど! でも! 恥ずかしい!!」//////

「えぇー。いいじゃん裸を見るだけだよ」

瑠衣「それが恥ずかしいのッ!!!」////////
898 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/28(木) 21:32:59.98 ID:jl/w8ASI0
「いいから入ろうゼ」

瑠衣「い、いやっ……でもっ……」////

「ほれほれ」

瑠衣「や、やぁ……」//////

「ついに俺のマグナムをさらけ出す日がきたか」

瑠衣「何言ってるの……?」//////

「瑠衣のやぁらかいお山を拝む日がきたか」

瑠衣「だ、だから何言ってるの……?」//////
899 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/07/28(木) 21:46:30.96 ID:jl/w8ASI0
らめぇ 襲い掛かる眠気には逆らえないのぉ
次回は瑠衣ちゃんとお風呂! お楽しみに!
900 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) :2011/07/28(木) 22:00:25.01 ID:ooiBuYZQ0
乙!
脱いで待ってるわ
901 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(栃木県) [sage]:2011/07/28(木) 22:14:10.33 ID:C8lZgj480
乙です。
糖分摂取もできたことですし裸ネクタイで待機してますね
902 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(和歌山) :2011/07/28(木) 23:00:23.13 ID:J3lLsPMe0
ナナシの性格が・・・・これも瑠依の血がww
903 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/28(木) 23:03:48.90 ID:P0qUz3uIO
乙ー
次回は脱いで待ってるぜ!
904 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]:2011/07/28(木) 23:04:25.53 ID:nwQ1pjdc0

かわるい吹いたww
905 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/29(金) 12:30:06.13 ID:PJEPHHkSO
乙。
かわるい!!
906 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/29(金) 12:50:55.23 ID:0sX0yQMA0
瑠衣「ううっ、何でこんな事に……」///

「夫婦になったら、それなりのアレがあるだろう?」

瑠衣「そ、それは……そうだとは思うけど……」///

「さあさあ、服を脱ぐんだ」

瑠衣「くぅぅ……」/////

瑠衣「……先に脱いで待ってて」/////

「うん。じゃあ全裸待機してる」ヌギヌギ

瑠衣「……」/////

瑠衣(ナナシに……裸見られる……見られちゃう……)//////
907 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/29(金) 13:08:07.56 ID:0sX0yQMA0
 ガラガラ(ポケモンじゃなくてドア開けた音)

「あ、瑠衣。脱ぎ終わっ――」

「!? わああああ! 何だその美しすぎる身体はああああああ!!」

瑠衣「」//////

「頭から湯気出てるし! 気を失いかけてる!?」

瑠衣「だ、だって、これ、ムリ……!! 恥ずかしいってレベルじゃないよ……!!」//////

「両手を上手く使って大事なところをちゃんと隠しながらモジモジする瑠衣可愛いいいいい!!」

瑠衣「丁寧に説明しなくていい!!」///////

「白くて綺麗な肌なのに、顔だけはリンゴみたいに真っ赤だね!」

瑠衣「ぅ……ぅ……恥ずかしすぎて……死にそう……」///////
908 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/29(金) 13:30:21.05 ID:0sX0yQMA0
 関係ないけど妹を瑠衣に変更して「ねぎらってくれ」で十万払ったら
 日笠ボイスで「お兄ちゃん、だぁい好き♪」って悶え死ぬかと(ry


「じゃあまず、身体を洗おうかな。瑠衣、準備はいい?」

瑠衣「自分で洗えるよぉ」/////

「それじゃあ一緒に入った意味がないだろう」

瑠衣「うぅー!」/////

「背中からね」

瑠衣「う、うん……」/////

「じゃあ、向こう向いて」
909 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/29(金) 17:47:40.34 ID:0sX0yQMA0
「いっくよー♪」ゴシゴシッ

瑠衣「……」/////

「……」

「瑠衣さん」

瑠衣「は、はい?」/////

「直接、手で触ってもいいですか?」

瑠衣「……」/////

瑠衣「どう……ぞ……」/////

「では……」
910 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/29(金) 18:10:01.24 ID:0sX0yQMA0
「……」ピトッ

瑠衣「はぅっ」/////

瑠衣「……く、くすぐったいよ……」/////

「……何だ、すげぇ……初めての感触……。スベスベというか、清らかというか……」サワサワ

瑠衣「やぁ……」/////

「……」サワサワ

瑠衣「そ、それより早く洗ってよッ」/////

「そうだった。ごめんごめん」ゴシゴシ
911 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/29(金) 19:12:01.24 ID:0sX0yQMA0
「よーし、背中は大丈夫かな」

瑠衣「じゃあ、前は自分で……」/////

「え?」

瑠衣「え?」/////

「何言ってるのさ。前も俺がやるよ」

瑠衣「」ボシュッ

「うわっ。頭が爆発した」

「おい、瑠衣。しっかりしろ」
912 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/29(金) 19:23:04.43 ID:0sX0yQMA0
瑠衣「」

「……」

瑠衣「」

「ダメだ、気絶してる」

瑠衣「」

「今の内に前をやってしまおう」

「……」

「……おおぅ、エクセレント……」
913 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/29(金) 19:34:04.58 ID:0sX0yQMA0
瑠衣「……ハッ」

「うーっす」

瑠衣「あっ……えっ? な、何で裸……!?」//////

「いや瑠衣もね」

瑠衣「きゃああっ! 何で!?」//////

「記憶喪失かよ。一緒にお風呂入るって事になってただろう」

瑠衣「……あ、そういえば……」//////

「俺も身体洗い終えたよ。ちなみに瑠衣ちゃんが気絶してる隙に、身体全体洗わせて頂きました」

瑠衣「え――――!?」////////
914 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/29(金) 19:52:06.89 ID:0sX0yQMA0
瑠衣「なっ……なっ……」アワワワワ

「そんな慌てる事か」

瑠衣「いいいいいやいや慌ててるっていうかうわわわわわわ」

「落ち着いて深呼吸」

瑠衣「すぅー……はぁー……」

「どうだ!」

瑠衣「……本当に……前も……?」//////

「うん!」
915 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) :2011/07/29(金) 20:25:42.14 ID:5yfGmYQs0
>>908
俺もやった、布団で3分位悶えてた

俺きMEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEE
916 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/07/29(金) 20:42:48.58 ID:0sX0yQMA0
>>916
やるよね! やるよね!!
あとラジオドラマをイヤホンで大音量で聞きながらうおおおおおおおおおおって!!!
917 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/07/29(金) 20:43:34.64 ID:0sX0yQMA0
ミスミス! >>915だ!! 落ち着け!!
918 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/29(金) 21:04:35.55 ID:0sX0yQMA0
「思ってた以上に柔らかくてビックリした!」

瑠衣「やめてっ!」//////

瑠衣「……あっ」

「んあ?」

瑠衣「……私を湯船に入れてくれたの……キミ?」

「うん。風邪ひいたら大変だし」

瑠衣「そ、そうなんだ。……ありがと」////

「」ドキーン

(な……何を今更ドキドキしているんだ俺は……)
919 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) :2011/07/29(金) 21:07:38.82 ID:5yfGmYQs0
>>916
やった、PC見ながらニヤニヤしてたら弟から変な目で見られた・・・

瑠衣の初めての友達がやられた時の話で泣きかけた(´・ω・`)ショボーン
ラジオドラマ最初から見たかった…
920 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/07/29(金) 21:28:59.20 ID:0sX0yQMA0
>>919
あれは泣けるな……
他の人も言ってたけど、エウリアンの話の「面白いなあ、うふふっ」って可愛すぎてヤバイ
921 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) :2011/07/29(金) 21:39:34.31 ID:5yfGmYQs0
>>920
あの回、瑠衣の顔を想像しつつエウリアンのイライラするのを想像して笑ってたw

というか、そろそろ残りやばくないですかね(;・∀・)
922 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/07/29(金) 21:50:16.74 ID:0sX0yQMA0
>>921
もし終わらなかったら次スレで続行するヨ
923 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/29(金) 21:52:45.10 ID:0sX0yQMA0
瑠衣「……ところで、何故手を不自然なところに置いてるの?」

「えっ。……こ、これは、その……」

瑠衣「?」

「男の生理現象が発動しているんだッ! 分かってくれ!」

瑠衣「どういう事?」

「詳しくは瀬那にでも訊いてくれ! アイツ詳しそうだから!」

瑠衣「? うん」

(落ち着けっ……! 萎えろっ……俺の分身よ!!)
924 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) :2011/07/29(金) 21:53:45.52 ID:5yfGmYQs0
>>922
それを聞いて(見て)安心しました!(`・∀・´)
925 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/29(金) 22:02:48.21 ID:0sX0yQMA0
「……ぅあ……」グラッ

瑠衣「どうしたの?」

「あ……のぼせたっぽい……」クラクラ

瑠衣「大変だ。早く上がろう。肩貸すから、ほら」

「……ありがとう」

「ぅお、良い匂い……スベスベ……気持ち良い……」

瑠衣「喋っちゃダメ! 色々な意味で喋っちゃダメ!」/////
926 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/29(金) 23:10:12.77 ID:0sX0yQMA0
「ふぅー……すまん瑠衣。女の子に運ばせるなんて最低だよな俺……」

瑠衣「ううん。そんな事ないよ。……私達、夫婦だもんね」////

「」ドキーン

(何だ……今日はやけに瑠衣の言葉にときめいてしまう……)ドキドキ

舞那「うわぁああ!!? お前ら、何て格好してんのよ!!」

「あ」

瑠衣「あ」
927 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/07/29(金) 23:13:08.04 ID:0sX0yQMA0
今日はここまで
多分このスレで完結しても次スレは立てると思うヨ
928 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(和歌山) :2011/07/29(金) 23:20:25.43 ID:P4PsvzCU0
乙です 今日もおもしろかったです ('∀`*人)
929 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/30(土) 00:02:24.17 ID:vCcphm+n0

相変わらずかわるいwwwwww
930 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/30(土) 00:16:26.10 ID:24okZbDMo
うわぁああ!!?と言いつつ目線は下に
931 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/30(土) 01:55:28.57 ID:lxe39BtIO
乙ー!
ラジオドラマ聴けない環境だから話に入れなかったけど、攻略本という名の資料集で読んで知ってるぜwwwwww

ラジオドラマ、CD化しないかなぁ…
932 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]:2011/07/30(土) 02:29:47.83 ID:dNCnGebh0
るいと一緒にお風呂入って何もしないとか
933 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/30(土) 18:40:41.93 ID:zEm00Yt30
>>931
CD化してなかったっけ


舞那「おっ……おぉおおお!?」

「何だその斬新なリアクション! 目線上げろ!」

瑠衣「舞那姉さん勘違いしないでね! お風呂入ってただけだから!」/////

舞那「お風呂!? 二人で!?」

「夫婦だから問題ない」

舞那「そ、そうか……なるほど」
934 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/30(土) 19:10:40.22 ID:zEm00Yt30
瀬那「舞那、何を騒いで……、……!!?」

瑠衣「瀬那姉さんまで……!」

瀬那「え、えっと……何をしているの?」ジーッ

「だからお前も下を見るな!」

瀬那「あ、あー……早く服を着てきなさい」

「分かってるよ」

瑠衣「うぅ……恥ずかしい……」/////
935 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/30(土) 19:13:42.41 ID:zEm00Yt30
「……さて、着るか」

瑠衣「ナナシっ」///

「どした?」

瑠衣「着替えは……別々にしよう」////

「え、何で?」

瑠衣「下着見られるの恥ずかしいからっ……」/////

「仕方ない。今日だけだぞ」

瑠衣「ありがとっ……。で、でも……今日だけ……?」/////

「もちろん明日以降は見させていただきます」

瑠衣「えぇぇぇ」/////
936 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/30(土) 19:27:07.84 ID:zEm00Yt30
「着替え終了」

瑠衣「私も」

舞那「あっ……」

「あ?」

舞那「……」

舞那「……」/////

「何故顔を赤らめる」

瀬那「あっ……」

「あ?」

瀬那「……」

瀬那「……」/////

「だから何故顔を赤らめる」
937 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/30(土) 21:34:37.29 ID:zEm00Yt30
妖主「ふふふ……」

瑠衣「! 母さんまでっ……」////

妖主「知ってしまったわよ瑠衣。一緒にお風呂とは、大胆な真似をするわね」

瑠衣「違ッ……ナナシが一緒に入りたいって――」

妖主「流石、私の娘ね。大胆だわ、大胆」

瑠衣「違うってば!!」/////

「かわいい瑠衣。かわるい」

瑠衣「またそれ!?」/////
938 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/30(土) 21:43:52.67 ID:zEm00Yt30
 アキバズトリップをアップデートしたら妹に立ち絵が……。
 グラが瑠衣なのに立ち絵が妹ってどういう事だおい!


妖主「ナナシ……あなたもあの人以上にやるわね」

「それ程でもねーっす」

妖主「きっと瑠衣の本能は私と同じ……。もっと激しく、大胆に攻めてもいいのよ?」

瑠衣「母さん何言ってんの」/////

「よし。今度からもっと接近したいと思います。普段から瑠衣との距離はゼロ。密着状態」

瑠衣「ずっとドキドキするよそれ!」/////
939 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/30(土) 23:23:23.47 ID:zEm00Yt30
「あ、それとも縄を使って離れられないようにする? ラピュタみたいに」

瑠衣「ダメだって」////

「じゃあ手錠はどうだ。デスノートっぽい」

瑠衣「くっつく方法が問題じゃないよ」////

「じゃあ何がいけないの……? 俺とくっつきたくないの……?」

瑠衣「……そういう訳じゃ……ないんだけど……」

瑠衣「……近いと……緊張するし……」/////

妖主「……」ニヤリ

瑠衣「何でニヤニヤしてるの……?」

妖主「別に何でもないわ」
940 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/30(土) 23:34:39.88 ID:zEm00Yt30
舞那「何かその内、一緒のベッドで寝たりしそうだよねー」アハハ

瑠衣「……!」/////

「たまには良い事言うね、舞那も」

舞那「たまにはって何だ!」

瀬那「……トイレも二人一緒になったりして」エヘヘ

瑠衣「何言ってるの瀬那姉さん!?」/////

「それはもう最高状態だな」

瑠衣「……ちょっと引いちゃうかも」

「わーごめん! 許して!」
941 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/07/30(土) 23:40:58.53 ID:zEm00Yt30
今日はここまでだよ!
942 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県) [sage]:2011/07/31(日) 00:12:54.74 ID:lwuNwgeO0
いいところでひきやがるな、こいつ・・・
乙なんだよ!
943 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(和歌山) :2011/07/31(日) 09:46:15.12 ID:5sOKsMFh0
乙です またたのしみにしてます
944 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/08/01(月) 14:56:48.41 ID:cX8VWOfy0
俺るいるい病末期だ・・死のう

945 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) :2011/08/01(月) 15:18:22.14 ID:M0dP1Hc70
>>944
死ぬな同士よ、
946 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/08/01(月) 17:32:44.90 ID:cX8VWOfy0
瑠衣の女体盛りが頭に浮かんだんだ・・・もうだめだ俺
947 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2011/08/01(月) 19:49:52.24 ID:9gOKBzZB0
先生!舞那たんに引かれたいです!!
948 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/08/01(月) 20:24:54.36 ID:S6unWyFe0
残念ですが、るいるい病の治療法はありません
一生瑠衣ちゃんについて行くしかないですね

妖主「流石にトイレは一緒じゃなかったわよ。ナナシは変態ね」

瑠衣「……ナナシは変態なんだって。変態なんだって」

「何で二回言ったの! ていうかトイレの話をしたの瀬那だし!」

瀬那「最高状態って言ったのはナナシ」

「いや、そうだけどっ……」

舞那「この変態!」

「便乗してんじゃねーよ! お前も一緒のベッドで全裸で寝るだろうなーとか言ってただろが!」

舞那「全裸なんて言ってないだろう!」
949 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/08/01(月) 20:27:55.70 ID:S6unWyFe0
「そういえば、さっき舞那と瀬那が俺の下半身を凝視してきてヤバかったです妖主さん」

妖主「あら、あなた達もなの?」

舞那「そ、そんなはしたない事してないよママ!」

瀬那「うん。してない」キッパリ

「お前らなあ……」

舞那「こらぁナナシィ! 勝手な事ばっか言ってんじゃない!」ズゴゴォオン

「ぐばァッ!!」

瑠衣「! ……ち、血を吐いた……。大丈夫ッ?」

舞那「あっ……ちょ、ちょっとやりすぎたかな」

「」
950 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/08/01(月) 20:30:28.94 ID:S6unWyFe0
「ぁ……う。いっ……てて……」

瑠衣「……?」

鈴「瑠衣ちゃん。この人、様子がおかしいよ」

「あ、あれ?」

(ここ、公園じゃないか)

鈴「早く瑠衣ちゃん逃げて! ここは私が食い止めるから!」

「!?」

瑠衣「でも、鈴じゃ――」

鈴「いいからっ!」

瑠衣「……分かった。無理はしないで」
951 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/08/01(月) 20:31:53.47 ID:S6unWyFe0
鈴「いくよっ!」

(えッ、何で鈴が俺を……!?)

鈴「はぁあ!」ズサァ

「うわっと!」

鈴「外したっ……もう一度っ!」ズガァ

「うわわ!」

(何だこのデジャヴ感。前にも同じ事があったような……)

(……そうだ。まだ瑠衣と会話すら交わした事のない時――)

鈴「避けてばっかいないで、攻撃してきたらどうですか!」
952 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/08/01(月) 20:32:55.58 ID:S6unWyFe0
(……俺が着ているこのスーツ……)

(確かJKVを倒す為に安物のスーツを買って、それをずっと着続けていたんだよな)

(いや待てよ。だとしたら、俺の今いる状況は……)

(芳林公園……瑠衣……鈴……)

(! まさか、タイムスリップしちゃいましたって話か!?)

鈴「当たってぇ!」ズバァ

「クソッ」ササッ

鈴「ッ……もうっ、避けないでくださいよっ!」
953 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/08/01(月) 20:34:42.93 ID:S6unWyFe0
(でも……それならもう一人の俺はどこにいるんだ……? ただのタイムスリップじゃないのか……?)

(とりあえず、過去の通りに話を進めなければ……)

「ごめん鈴っ!」バキッ

鈴「きゃああっ!」

「心が痛いが……仕方ない!」ビリッ

鈴「ぅあああ!」

(極意がないから、やっぱり服は破れるだけか)

鈴「……う……や……やっぱり私じゃ……勝てない……」

(これで、瑠衣が来るはず)

瑠衣「鈴!」スタッ
954 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/08/01(月) 20:36:16.51 ID:S6unWyFe0
(やっぱり来た)

(……いや、待てよ? ……うわああ!! 瑠衣と戦わなきゃいけないのか!!)

瑠衣「早く服を!」

鈴「う、うんっ。ありがとう」

瑠衣「来いッ!」

「ちっ……」

瑠衣「くらえっ!」ズガァン

「うわわっ」

瑠衣「……動きが速い。これが私の血の力……?」

(ぁぁあああ戦いたくねぇよぉおおお)
955 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/08/01(月) 20:38:08.65 ID:S6unWyFe0
瑠衣「はぁっ!」ズガァァン

「くゥ!」ササッ

瑠衣「……」

瑠衣「避けてばっかり。腕に自信がないの?」ギロッ

(……本気の敵意。やっぱりあの頃の瑠衣なのか)

(でも、敵意はあっても殺意まではなさそうだな。……殺意があったら、あの時俺を助けたりしないか)

瑠衣「何とか言ったらどう?」

「……」
956 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/08/01(月) 20:40:52.40 ID:S6unWyFe0
瑠衣「……」

「……」

瑠衣「キミは何がしたい? 私達を追って、鈴を負かして、急に戦わなくなって……」

「……戦いたくないんだよ」

瑠衣「……それなら何故、キミはエージェントになったの?」

「……」

(言ってしまおうか……。もしかしたら、優を殺さずに違う結末を迎える事が出来るかも知れない)

瑠衣「あくまでこっちの質問には答えない気か」

「……」

「お前の事が……大好きだからだよ」
957 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/08/01(月) 20:48:04.83 ID:S6unWyFe0
瑠衣「!?」

鈴「!?」

瑠衣「……キミは何を言っているの?」

「好きだって言ったんだよ」

瑠衣「……え、えっと……?」

鈴「瑠衣ちゃん。動揺しちゃダメだよ! エージェントの罠に決まってる!」

瑠衣「うっ。た、確かに」

「違う。断じて違う」

瑠衣「……」

鈴「……」
958 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/08/01(月) 21:15:41.11 ID:S6unWyFe0
「分かってくれ。お前を傷つけたくないんだ」

瑠衣「……」

「もしそれでも瑠衣が戦闘をやめないと言うのなら、俺は抵抗しない。今の俺の服なら、誰にでも脱がせられるだろう」

瑠衣「……」

鈴「瑠衣ちゃん……」

瑠衣「分かった。キミを信用する」

鈴「瑠衣ちゃん!」

瑠衣「鈴も私の言う通りにして。この人の目は、ウソをついている目じゃない」
959 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/08/01(月) 22:58:52.64 ID:S6unWyFe0
「瑠衣……ありがとう」

瑠衣「っ……」ドキッ

鈴「どうしたの?」

瑠衣「な、なんでも……」

(新鮮で可愛いな)

「なあ瑠衣」

瑠衣「……何? あんまり馴れ馴れしく呼ばないでほしいんだけど」

(可愛いッ!)

「可愛すぎる!!」

瑠衣「……へ?」
960 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/08/01(月) 23:09:35.28 ID:S6unWyFe0
「今すぐにでも抱きしめたい!」

瑠衣「? ……?」

鈴「瑠衣ちゃんやっぱり危ないよこの人!!」

瑠衣「……一気に信頼性がなくなったね」

「そ、そんな!」

鈴「瑠衣ちゃんにっ……」

「えっ――」

鈴「近づくなぁ!!」バキッ

「ぐぼァ」
961 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/08/01(月) 23:12:58.96 ID:S6unWyFe0
「……んお」

瀬那「目を覚ましたみたいね」

舞那「ナナシっ! ごめん、強く蹴りすぎた!」

「……え、夢オチ?」

瀬那・舞那「?」

瑠衣「ゆめおち?」

「あ、え、えっと……瑠衣……」

瑠衣「何?」

「可愛い。今すぐにでも抱きしめたい」

瑠衣「! な、何言ってんのもう」/////

「あ、いつもの瑠衣だ。良かった」

瑠衣「……?」
962 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/08/01(月) 23:14:27.87 ID:S6unWyFe0
あいあむすりーぴー
という訳で続きは明日にします
963 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/01(月) 23:52:48.97 ID:IYnA+puIO
おつー!
明日も脱いで待っとくぜ!
964 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/08/02(火) 20:59:13.56 ID:l4c2LPIr0
「いやちょっとあまりの衝撃に過去へワープしてしまった」

瑠衣「えええ?」

舞那「ごめんなさい……」

「いや、いい。瑠衣に思い切り敵意を向けられて、何か新たな性癖が目覚めそうだったし」

瑠衣「……私が出てきたの?」

「うん。瑠衣と鈴と戦ったあの場面」

瑠衣「あ……」

舞那「何それ。あたしそんなの知らないんだけど」

瀬那「私も」
965 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/08/02(火) 21:06:56.68 ID:l4c2LPIr0
「俺と瑠衣は……一回だけ戦ったんだ」

瀬那「そんな事が……」

瑠衣「姉さん達との関係が険悪だったから、言ってなかったんだよ」

舞那「ああ、そういう事か」

妖主「……ほんの少し前の事なのに、昔の事のように感じるわね」

舞那「そうだねー」

妖主「瑠衣もあなた達も、顔を見れば喧嘩の繰り返しだった。それが今では……良き姉妹ね」

瀬那「……うん」

瑠衣「全部ナナシのおかげだよねっ」
966 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/08/02(火) 21:20:13.35 ID:l4c2LPIr0
「俺は瀬嶋を倒しただけだ。この結末を迎える事が出来たのは、瑠衣の気持ちがあったからだよ」

妖主「……」

瑠衣「キミが私の気持ちを動かしたんだから……」

妖主「……」

「でも最終的にどうするかは本人次第だ。瑠衣が決定打を出したんだよ」

瑠衣「もうっ。何でキミはそんなに謙るの? 少しは自分の成した事を誇ってもいいのに」

舞那「そうだぞ。瑠衣の言う通りだ。お前はカゲヤシの未来を開いてくれた」

瀬那「うん」

「……」
967 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/08/02(火) 22:56:30.65 ID:l4c2LPIr0
「そんなんじゃないんだよ。えっと、何て言えばいいのか……俺、瑠衣がいなかったら死んでたし……瑠衣がいなければ何も出来なかったんだ」

瑠衣「……うん、まあ、そうだけどさ」

妖主「私の命を救ってくれたのもあなたよね、ナナシ」

「え」

妖主「私の夫……と思わしき人物に出会い、まだ愛している、という気持ちを私に伝えてくれたじゃない」

妖主「もしあなたがそれをしなかったら、私は自ら死を選んでいたわ」

「……」

「……でも、アレじゃん。かっこ悪いじゃん」

妖主・瑠衣「え?」

舞那・瀬那「え?」
968 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/08/02(火) 22:59:14.08 ID:l4c2LPIr0
「いや、だから……謙遜するなって言うけどさ――」

「俺がもし『俺のおかげでお前らカゲヤシは一生ご安泰だ。感謝しろよ』とか言ったら、どう? ウザイだろ?」

舞那「……」

瀬那「……」

瑠衣「……」

妖主「……」

「おい、黙り込むなよ」

瀬那「……まあそうかも」

舞那「だね」
969 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/08/02(火) 23:01:07.24 ID:l4c2LPIr0
妖主「そうね、確かにウザイわね」

「だろ?」

瑠衣「わ、私は……そんな事思ったりしないよ」

「……瑠衣よ」ポンッ

瑠衣「へっ?」

「……」

「……」ギュゥゥゥ

瑠衣「ひぃあ!?」//////

(……ひぃあ?)

瑠衣「なっ……また突然どうしたのっ!?」//////
970 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/08/02(火) 23:03:31.79 ID:l4c2LPIr0
「お前は優しすぎるんだよ」

瑠衣「? えぇ?」

「無理して俺をウザイと思わないようしているのかも知れないけど、それにしたってお前は優しすぎる」

「もっと俺の事を嫌ってくれてもいいんだよ」

瑠衣「えっ」

瑠衣「……やだよ。キミの事を嫌いになんてなれない」

「……るぅいぃ」モフモフ

瑠衣「わっ。む、胸に顔を埋めないで……」/////
971 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/08/02(火) 23:08:27.19 ID:l4c2LPIr0
舞那「あー、イライラするなあこれ」

妖主「ふふっ。恋愛小説のイチャイチャシーンだけを切り貼りして見せられている気分ね」

瀬那「……」

妖主「瀬那、額に青筋が見えているわよ。それでその涼しい顔は賞賛に値するわね……」

瀬那「ごめんママ。これからはポーカーフェイスをもっと頑張る」

妖主「十分凄いけどね」

舞那「瑠衣はママもナナシも独占して……少しは遠慮したらどうなのッ?」

瑠衣「ご、ごめんなさい。……母さんは私達の母さんだけど……ナナシは私だけのナナシだもんっ!」

舞那「ぬぬぅーっ!」
972 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/08/02(火) 23:15:52.25 ID:l4c2LPIr0
今日はここまでよー
973 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(和歌山) :2011/08/02(火) 23:18:54.25 ID:N6XZ714f0
そういえば瑠衣ってシークレットライブにいたな・・ってことはチケットゲッちゅできたってこと?
974 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/02(火) 23:26:01.02 ID:+ghgzPvIO
今日も乙!
975 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県) [sage]:2011/08/02(火) 23:49:28.16 ID:RO+6uz0A0
そろそろ次スレが気になるな・・・
とりま乙
976 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/08/03(水) 18:30:15.36 ID:erzESalF0
やっと追いついた!!

乙です!
977 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/08/03(水) 19:53:14.11 ID:eCObCRLC0
瀬那「舞那、仕方がない。平和裏に事件を解決しようとした瑠衣が正義だったのは間違いない事」

舞那「むぅぅ……」

瀬那「最後には、どちらが正義か目に見えていた。でも、私達はママが歩む道を選んだ。それだけだ」

舞那「……。確かにそうだね。ママが間違っていたなんて認めたくないけど、そう思う」

妖主「あなた達……大人になったわね」

舞那「ママ……?」

妖主「舞那、瀬那。私は間違っていた。私情を挟みすぎたのよ」ナデナデ

舞那「ママっ」////

瀬那「……」////

(もう妖主がこいつらの嫁になればいいんじゃ……)
978 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/08/03(水) 20:02:30.36 ID:eCObCRLC0
「それにしてもアレだな。風呂入ったらサッパリしたな」

瑠衣「そうだね」

「爽やかな気分だな」

瑠衣「そうだね」

「今日は良い天気だな」

瑠衣「そうだね」

「瑠衣は変態だよな」

瑠衣「……酷い」

「あああごめん! 適当に相槌を打っているだけかと……」

瑠衣「キミの問いかけに適当な返答はしない」

「……天使か」
979 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/08/03(水) 20:05:47.61 ID:eCObCRLC0
瑠衣「天使じゃなくてカゲヤシ」

「天使じゃなくてカゲヤシ?」

瑠衣「うん」

「……」

瑠衣「……」

瑠衣「……えっと、面白い事を言ったつもりなんだけど」

「え、ごめん。何が面白いのか分からなかった」

瑠衣「うぅっ!!」/////

(天使じゃなくてカゲヤシって、ギャグなの? 一文字しか合ってないんだが)
980 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/08/03(水) 20:25:16.89 ID:eCObCRLC0
瑠衣「ナナシが私のギャグで笑ってくれない……」ガクッ

(……そういえば、前も瑠衣がギャグ言った時笑わなかったよな俺)

(確か――)

 瑠衣「……むぅ〜」

(――って俺を睨んできて……)

「やばっ! 可愛いな!!」

瑠衣「!?」

「瑠衣やっぱり可愛いなオイ! なあ、可愛いな!!」

瑠衣「へ……へ?」/////
981 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/08/03(水) 20:37:58.51 ID:eCObCRLC0
「瑠衣! いや天使!」

瑠衣「だから天使じゃなくて……」

「デート行こうデート! 秋葉原を駆け巡ろうぜ!」

瑠衣「あ、うん。いいけど」

「じゃあ瑠衣はメイド服に着替えようね」

瑠衣「え、や、やだよっ」////

「何でだよぅ」

瑠衣「恥ずかしいもん」////

「……」

「確かに、道行く人々にナンパされてしまうな……」

瑠衣「そんな事ないと思うけど」
982 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/08/03(水) 20:44:19.57 ID:eCObCRLC0
「仕方ない。このまま行くか」

瑠衣「うん。仕方なくないけどね」

「おいお前ら、いつまでもふもふしてんだ」

舞那「ママぁ」モフモフ

瀬那「……」モフモフ

妖主「……」ナデナデ

「3Pレズにしか見えないからやめれ」

瀬那「そういう事言わない」

「ご、ごめん……」

妖主「デートね。行ってらっしゃい」

「随分と対応が適当になったな」
983 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/08/03(水) 21:32:33.89 ID:eCObCRLC0
瑠衣「どこ行くの?」

「……まずはホテルだな」ボソッ

瑠衣「え?」

「いや何でもない。まずは、えっと、ゲーセンだゲーセン」

瑠衣「いいねっ。アレやろうアレ」

「えっと……サムライ何とか?」

瑠衣「そう、それ!」

瑠衣「ナナシ弱いんだよねー、えへへ」

「うん、最弱だな」
984 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/08/03(水) 21:40:44.19 ID:eCObCRLC0
『サムラーイキッチーン!』

「よーし勝つぞー」

瑠衣「……」ゴゴゴゴゴゴゴ

(凄い気迫……)

「あ、あのぅ、瑠衣?」

瑠衣「話しかけないで!」

(怖ッ!)

瑠衣「……」

(……俺も真剣にやるか)

『せりゃぁぁ』ザクザク
985 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/08/03(水) 21:51:08.91 ID:eCObCRLC0
瑠衣「うっ……ぅうー!」カチャカチャ

「……」カチャカチャ

瑠衣「……、負けた……」

「……」

(女の子相手にムキになってしまった。何て男だ俺は)

瑠衣「……」

「え、えっと――」

瑠衣「もう一回やろ」

「え?」

瑠衣「もう一回やろっ!」
986 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/08/03(水) 22:37:51.40 ID:eCObCRLC0
(ゲームになると熱くなるな。そこがまた可愛い)

瑠衣「むぅっ……ぅうぅ!」

(何だこれ可愛い)

(やっぱりここは負けてあげなきゃだな)

瑠衣「いっけぇ!」

『ふんりゃっ』ザクッ

「あっ……負けちゃった」

瑠衣「へっへーん♪ どうだっ」

(可愛すぎる)
987 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/08/03(水) 23:08:23.73 ID:eCObCRLC0
「次はクレーンゲーでもやりますか」

瑠衣「うん!」

店員「へっへ……そこのお若いカップルさん」

「……ん、俺達の事?」

店員「ええ」

瑠衣「……?」

「何か用?」

店員「こっちに新しいゲームがあるんです。カップル専用ですので、どうぞこちらへ」

「……」

瑠衣「……」
988 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/08/03(水) 23:11:10.92 ID:eCObCRLC0
「……これ、プリクラ?」

店員「遠からず近からずですな。まあ入ってください」

「……」

瑠衣「……」

「入りましたね。では、お二人向かい合ってくださいな」

「?」

瑠衣「?」

店員「すぐに分かります」

店員「向かい合いましたか。では、始めますよ」
989 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/08/03(水) 23:16:00.06 ID:eCObCRLC0
「何を始めるんだよ」

店員「では、私はこれで」

「は?」

瑠衣「え?」

店員「扉には鍵をかけさせて頂きます。三分後に開きますからご安心を」

「?」

瑠衣「何をしようとしているの……?」

店員「……」ガチャッ

「おいっ。……何だこの密室」
990 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/03(水) 23:17:15.61 ID:HctXkrxIO
ktkr
991 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/08/03(水) 23:19:58.80 ID:eCObCRLC0
今日は終わりデス

三日くらい投下が出来ない状況になるので、日曜まで待っててくださいネ
その頃にはこのスレ埋まっちゃってるかも知れないので、その時は次スレ立てますー
992 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/03(水) 23:22:15.65 ID:HctXkrxIO
乙と言わざるおえない
993 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/03(水) 23:31:26.88 ID:tLbAEC9IO
乙ー!
日曜を楽しみにしてるぜ!
994 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) :2011/08/04(木) 02:23:06.84 ID:YRY7rkII0
少し気になるのですがナナシは装備とかどうなってるのですかやっぱ+99ですか?
ちなみに俺は血塗られた系上下とえくすかりばー(うずく俺の右腕)の+99装備です
995 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/04(木) 02:54:11.82 ID:P837PkiIO
伝説の装備つけんなw
996 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/08/04(木) 12:03:26.45 ID:pm79pcNL0
やべ〜!!

面白すぎるwwwwとりあえず乙!!
997 :かけ :2011/08/04(木) 12:21:39.67 ID:O/eCPtQ80
お、面白い!焦らしかたがうますぎるw
早く日曜になれ!!!
998 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(和歌山) :2011/08/04(木) 23:01:14.01 ID:pW/FyJhm0
何とかファンクラブだなww
999 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/08/04(木) 23:51:51.99 ID:LtUhWstZo
何だその密室!
1000 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/05(金) 00:23:01.61 ID:83c+RKLa0
1000なら瑠衣たんとちゅっちゅ!
1001 :1001 :Over 1000 Thread
                  ヽ人人人人人人人人人人人人人人人ノ
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占い・占い練習スレ @ 2011/08/05(金) 00:22:09.45 ID:21ie6YfOo
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日本と韓国のハーフだけど質問ある? @ 2011/08/05(金) 00:03:28.21 ID:ogY4yPiT0
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【健音テイ】すこっていスレ in 製作速報#4【テイの日は10月1日】 @ 2011/08/04(木) 23:56:17.57 ID:Vf1FqjqI0
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ほむほむ「ホビャァァァァァァァァァァ!!!!!!!」 @ 2011/08/04(木) 23:27:03.93 ID:pxy86qsH0
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魔騎士「無茶です!貴方一人で勇者達を討つなんて!!」 @ 2011/08/04(木) 23:10:45.69 ID:PFc+BkCDO
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沖縄の沖縄による沖縄のためのA雑 @ 2011/08/04(木) 23:10:31.63 ID:YoLgtjxMo
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VIPローゼンA雑連絡スレ ◇10 @ 2011/08/04(木) 23:06:22.79 ID:EiTXdl2Ko
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ふぇいと×かのん の大人のドキドキクロスゲーム @ 2011/08/04(木) 23:04:34.78 ID:ImzbdMvVo
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