先生「突然だが、今日は転校生を紹介する」 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) ：2011/06/21(火) 23:50:32.74 ID:4HdaJ3YW0

性別的には濃厚なホモスレ

1.5 ：荒巻＠管理人★(お知らせ) [Twitter]： ID:???

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ぶらじる ＠ 2024/04/19(金) 19:24:04.53 ID:SNmmhSOho
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旅にでんちう ＠ 2024/04/17(水) 20:27:26.83 ID:/EdK+WCRO
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木曜の夜には誰もダイブせず ＠ 2024/04/17(水) 20:05:45.21 ID:iuZC4QbfO
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いろは「先輩、カフェがありますよ」【俺ガイル】 ＠ 2024/04/16(火) 23:54:11.88 ID:aOh6YfjJ0
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【MHW】古代樹の森で人間を拾ったんだが【SS】 ＠ 2024/04/16(火) 23:28:13.15 ID:dNS54ToO0
　　http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713277692/

こんな恋愛がしたい　　安部菜々編 ＠ 2024/04/15(月) 21:12:49.25 ID:HdnryJIo0
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【安価・コンマ】力と魔法の支配する世界で【ファンタジー】Part2 ＠ 2024/04/14(日) 19:38:35.87 ID:kch9tJed0
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アテム「実践レベルのデッキ？」 ＠ 2024/04/14(日) 19:11:43.81 ID:Ix0pR4FB0
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2 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) ：2011/06/22(水) 00:01:04.07 ID:twS0dBDY0

モブ「何…だと！？」

モブ７「どういう事なの…」

モブ４「フゥハハハハハーーーー！我が世の春が来たー！」

先生「期待を裏切るようで済まんが男だぞ」

モブ２「F○CK!!」

モブ５「BI○CH」

モブ４「オノーレェー！！」

女「転校生って…この時期に？」

男「あれだろ、複雑な家庭の事情的な」

先生「うるさいぞモブども、それじゃ転校生入ってこーい」

男の娘「ど、どうも…」

モブ「女…だと！？」

モブ３「アチャー、先生（の脳細胞）とうとう死んじゃったかー」

女「わっ、可愛い子だね」

男「全く持ってその通りだな」

先生「はいはい静粛に、こいつはこう見えても男だ、とりあえず仲良くしとけ」

モブ「男…だと！？」

男「あの人何言ってんだ？」

女「さあ、アルコールが脳にまで回ったんじゃない？」　

3 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2011/06/22(水) 03:03:28.24 ID:dhe4pw+Go

男の娘とか俺得期待

4 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]：2011/06/22(水) 09:02:37.14 ID:v5DdWkDFo

ワクワク

5 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) ：2011/06/22(水) 20:57:24.19 ID:twS0dBDY0

先生「それじゃ席は…どこにしよう」

男「無計画なティーチャーだぜ」

女「夏休みの宿題を最終日に片付けようとして失敗するタイプね」

先生「聞えてるぞそこ、個人授業設けてほしいのか？」

男「先生は私が出会った中で最高の教師ですよ」

女「いえ、教師なんて限定する必要はないわ。全人類の中で最高よ！」

先生「おまえら土曜日登校な」

男＆女「「クソガァァァァ！！！！！！」」

先生「それじゃあ男の娘は男の隣な、今あほな事言ってた奴の片割れだ」

男の娘「え…？男？」

モブ３「男の周りに着々とハーレムが築かれてやがる…」

モブ４「オ・ノーレ！インド王を渡してやる！」

男の娘「あの、先生…あの人の名前は男って言うんですか？」

先生「そうだが…どうかしたのか？」

男の娘「男…男…」

女「ねえ男、あの子知り合い？キラキラした目でこっち見てるわよ」

男「全く面識ないけどいたく興奮するな」

男の娘「男ー！」ﾀﾞｷｯ

女「涙ながらに抱き疲れるなんてやっぱ知り合いなの？」

男「記憶にないけど鼻孔を擽る良い匂いのせいで股間のノイズがヘクトパスカルしそう」

6 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) ：2011/06/22(水) 21:08:47.05 ID:twS0dBDY0

男の娘「男…男…会いたかったよう…」ｸﾞｽ

女「まるでピロートークみたいね」

男「経験無いから分からないけど雰囲気のせいでシモネタが言えないな」

先生「何だお前ら知り合いか？なら丁度いい、不純同性交遊しようがどうでもいいから学校の内部案内してやってくれ」

男「先生、それは教師としてどうかと思います」

女「そうだそうだ〜、このロリコンホモの鬼畜野郎〜」

先生「お前らだけ課題倍な」

男「そんな殺生な！？」

女「これは明らかに不当な判決です！被告側は控訴を要求します！」

先生「却下、じゃあ先生は眠いから後は適当にやっててくれ」ｶﾞﾗｶﾞﾗ

男「おい待ちやがれ両刀使い！…本当に行っちゃったよ」

女「ちくしょー、今度警察に通報して家宅捜索させてやる」

男の娘「あ、あの、男？無視しないでよ…」

男「ああごめん、意識すると隆起現象が起きちゃうんだ、股間で」

女「あんたのセクハラって躊躇いないわよね…」

7 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) ：2011/06/22(水) 21:27:22.60 ID:twS0dBDY0

モブ10「女子に抱きつかれつつ他の女子と会話か…何だこの気持ちは、まさかコレが…恋なのか？」

モブ9「お前男じゃん」

男「つかぬことお伺いいたしますがどこのどいつだコンチクショー」

女「質問するか喧嘩売るかどっちかにしなさいよ」

男の娘「あ、ごめん…やっぱ僕のことわかんない？」

男「強いて言うなら地元の友達に似てるな、男の」

女「それって結構な侮辱じゃない？」

男「それもそうだな、平にご容赦を」ﾍﾟｺﾘ

男の娘「あ、頭下げないでいいよ。正解してるんだし」

男「ん？どゆこと？」

女「あんたの地元の友達が女装してるってことじゃない？」

男「なるほど、しかしそれじゃこの子が男ってことになっちゃうぞ？」

女「そういえばそうね、失言だったわ」

男の娘「だから男なんだよ、学生証見る？」

男「是非」

女「どうよ？」

男「俺が似てるって思った友達と名前と誕生日と性別が一致してる」

女「奇妙ね、それじゃこの子が男になっちゃうわよ」

男「だよなぁ、これは今世紀最大の謎だぜ」

男の娘「だから男なんだってば！」

男「ほうほう、お前は男なのか…つまりどういうことなんだ女」

女「つまりあんたの地元の友達の女装姿がこの子なんじゃない？」

男「ほう、興味深いな…でもそれじゃこいつが男ということになってしまうぞ？」

女「確かにそうね、謎は深まるばかりだわ…」

男の娘「だからぁ！」

モブ3「ダメだこりゃ」

8 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) ：2011/06/22(水) 21:39:51.77 ID:twS0dBDY0

男「つまりお前は俺の地元の男友達なのか」

女「男は東京にいっちゃったけど、男の事が好きすぎて女装して追ってきたというわけね」

男の娘「うん…そういう事…」ｾﾞｪｾﾞｪ

男「何でそんなに疲れてるんだ？日射病？」

女「コルセットでも締めてるんじゃない？」

男「成る程、凝り性だな」

男の娘「そうじゃなくて…まあいいや」

男「それで、何でわざわざ追ってきたんだ？」

男の娘「好きだからだよ、恋愛的な意味で」

モブ４「な、なんだってー！」

男「マジで？いつごろから？」

男の娘「男がいじめっ子から助けてくれてからずっと」

女「あんたそんな事してたの？」

男「ああ、あの時は若かったからなあ…」

男の娘「若かったって、中学卒業するまで続けてたよね」

女「ドップリ嵌ってたみたいね」

男「今となってはいい思い出だよ」

男の娘「ともかく、男が助けてくれたおかげで友達が出来てさ、凄く感謝してるんだよ。男がいなかったらどうなっていたか…」

女「今頃肉便器かもね、ハハハハハ」

男「ハハハハハ」

モブ３「ひでえ言い様だなあいつら…」

9 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) ：2011/06/22(水) 21:54:24.31 ID:twS0dBDY0

女「でもそれって感謝の気持ちでしょ？恋愛感情とは少し違うんじゃない？」

男の娘「ごめん、説明不足だね。あれが全ての始まりってことなんだ。あれから積もり積もってさ、気付いたら好きになってたんだ」

男「ああ、だから一緒の布団で寝たときあんな顔真っ赤にしてたのか」

女「凄いじゃない男、あんたまるでギャルゲ主人公よ！」

男「ｍｊｄ！？やっべえ、取り急ぎ前髪伸ばしまくって目元隠さねえと」

男の娘「…あのさ、男」

男「何か用か、俺は前髪を伸ばすのに全神経集中させてるから手短に頼む」

男の娘「あのね、こんな事言われて気持ち悪くない？」

男「何で？」

男の娘「だ、だってさ、こんな格好してても僕は男だよ？」

男「そうだな、で？」

男の娘「え？って…」

男「お前が男でも女でもふたなりでも無性でも、人に好かれるってのは嬉しい事なんだぜ？」

男の娘「で、でも！恋愛感情なんだよ？」

男「昔の人は言いました、『ぶっちゃけ可愛ければ何でもよくね？』と」

男「お前は可愛いんだし、こっちとしては全然構わねえ、っていうか有難い」

男の娘「男…うん、やっぱり僕は男の事大好きだよ！」

女「私の空気っぷりといったらないわね」

10 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) ：2011/06/22(水) 21:56:06.67 ID:twS0dBDY0

疲れた、続きは明日にしよう

11 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2011/06/22(水) 21:59:35.72 ID:zPJbIVDL0

明日が早くこないかなーっと

12 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2011/06/22(水) 22:11:40.47 ID:hYogLSVIO

男の娘とか俺得

13 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]：2011/06/23(木) 04:19:22.46 ID:7YXfBIJAo

乙した

14 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2011/06/23(木) 04:40:31.66 ID:OTULyNBIO

おつ、がんばれ

15 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2011/06/23(木) 07:45:32.63 ID:3+ehqeWIO

俺得スレ発見
お気に入りにシュート

16 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [sage]：2011/06/23(木) 13:38:08.40 ID:yo+hEnEAO

期待してるんだよっ！
乙っ！

17 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) ：2011/06/23(木) 19:19:23.81 ID:+2r2MMyb0

8時まで更新する

男の娘「ところでさ、男と、えっと…女さん、でいいのかな？二人って、その…付き合ってるの？」

女「何でそう思うの？」

男の娘「だって、二人が凄い仲良く見えたから、何となく」

男「そういや俺たち仲良かったな」

女「びっくりよねー、去年の私たちに見せたいわよ」

男の娘「え、二人って仲悪かったの？」

男「いや別に？単純に別々のクラスだったんだよ」

男の娘「ああ、そういう意味か」

女「ま、分かるとおり付き合ってるわけじゃないから安心していいわよ」

男「ていうか女はレズだからな」

男の娘「そ、そうなの！？」

女「その通りだよ、表には出さなかったけど君が男の子だって分かった瞬間心の中で放送禁止用語言っちゃったもん」

男「相変わらず腹黒いよなー、ソウルジェム真っ黒なの？」

女「まさか、何せこちとら合法的に女の子を視姦できる夢のような水泳部に所属してるんだから」

男「なるほど、スポーツ特待の足がかりにもなるし一石二鳥だな」

男の子「発想が完全におっさんのそれだよ…」

18 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) ：2011/06/23(木) 19:32:44.74 ID:+2r2MMyb0

ﾊﾝﾏﾊﾞｷﾌｯｶﾂｯ!ﾊﾝﾏﾊﾞｷﾌｯｶﾂｯ！

女「予鈴だわ。今のうちに教科書取り出して起きましょう」

男の娘「チャ…イ、ム？」

男「そうだぞ、どっからどう聞いても完全なチャイムだろ？」

男の娘「ああ…うん、そうだね」

女「やばい、カバン間違えちゃった」

男「え？あ、本当だ。コレでもかとばかりにぎっしりとエロ本が詰め込まれてる」

男の娘「な、何て物持ってきてるんですか！」

女「なんだなんだそんな目くじらを立てて、読むか？」

男の娘「結構です！」

男「俺は読むぞ」

女「だめ、この前返ってきたのカッピカピだったし」

男「ちぃ、一回や二回でｸﾞﾁｸﾞﾁ言いやがってこのアマ」

男の娘「そ、そもそも何をどう間違ったらこんな物持ってくるハメになるんですか？」

女「キニスンナ」

19 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2011/06/23(木) 22:36:42.38 ID:0EbPDiuXo

ktkr

20 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) ：2011/06/23(木) 23:31:52.61 ID:+2r2MMyb0

男「だが実際問題どうするつもりだ？先生の性格は知ってるだろ」

女「うん…忘れたなんてばれたら伊達女になっちゃうわ…」

男の娘「あの、良かったら僕の教科書使って」

女「え、貴方まさか一流の剣豪でも目指してるの？」

男の娘「何の事かわかんないけど、僕は転校生だし、まだ教科書買ってないって誤魔化せると思ってさ」

男「成る程、知将だな」

女「感謝…ッ！圧倒的感謝…ッ!」

数学教師「いくぅ…」ｶﾞﾗｶﾞﾗｯ

男「あ、数学てぃいちゃあがお出でなすったぞ」

男の娘「きょう…し…？」

女「ええ、360度全方位完全無欠の教師でしょ？」

21 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) ：2011/06/23(木) 23:45:53.43 ID:+2r2MMyb0

〜放課後〜
男の娘「凄くまともな授業だった…」

男「お前って結構酷いよなー」

女「まあ仕方ないんじゃない？この前なんて教育実習生の人が泣いて帰っちゃったし」

男の娘「何でそんな環境で平然と勉強できるのさ」

男「人を生かすのは武力ではない、適応力だ！」ｷﾘｯ

女「ところで男の娘ちゃんはこれからどうするの？」

男「そういえばお前も寮暮らしだよな、荷解きは終わったのか？」

男の娘「うん、っていうかダンボール一箱に収まるくらいしか持ってきてないから」

女「それだけ急いでたって事か…くぅ、泣かせるじゃないの」

男の娘「うん…一刻も早く男に会いたかったからさ、ちょっと焦っちゃった」

男「その…何だ、そんなにストレートに言われると…言われると…」

男の娘「ボケる暇がない？」

女「せいか〜い」

男「クソ…先回りされた…!」

22 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) ：2011/06/23(木) 23:56:17.96 ID:+2r2MMyb0

女「まあそれは置いといて、持ってきたものが少ないんなら買いに行けば？」

男の娘「うん、一応そのつもり」

男「付き合おう」

女「どっちの意味で？」

男「そ、そんな恥ずかしいこと…言えるわけないじゃない！」

男の娘「真顔でその台詞言うのやめてよ…」

女「まあ買いに行くんならさ、この店に行ってみたら？」

男の娘「何コレ？」

女「こんな事もあろうかと用意しておいたショップリストよ」

男「授業中シコシコ作業してると思ったらこんなもん作ってたのか」

女「ちょっとぉ！私の何でも持ってるキャラを崩さないでくれますぅ？」

男「ﾁｯ、うるせーな。反省してまーす」

男の娘「アハハ、ありがとう。早速行って見るよ」

女「うん、それじゃーねー」

女「…」

女「…おっぱいカーニバル」ﾎﾞｿｯ

女「おっぱいカーニバル！おっぱいカーニバル！」

女「はぁ…一日五回はシモネタ言わないと体がもたないわ」

23 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) ：2011/06/23(木) 23:57:28.57 ID:+2r2MMyb0

8時まで更新するとかほざいておきながらこの体たらく。やっぱりこの時間帯以外は更新しないようにしようと思います

24 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]：2011/06/24(金) 01:30:23.95 ID:zj6DvTP8o

乙した無理せずにー

25 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2011/06/24(金) 07:23:41.86 ID:NQN19NQIO

なんか引き込まれる魅力があるな

26 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) ：2011/06/24(金) 22:58:44.05 ID:KlK3ZVXQ0

男「それで、まずはどこに行くんだ？」

男の娘「えと……え？」

男「どうかしたのか？」

男の娘「メモにデパート以外の字が書いてないんだけど…」

男「ははは何を馬鹿な…マジじゃん」

男の娘「えーっと…近くに大型デパートってある？」

男「そこかしこにちらほらあるぜ。ほーら見てみなさいあの建物。あれはラブホテルっていってデパートとは何ら関係ないんだよー」

男の娘「らぶほてる？そこって何するところなの？」

男「え！？…その…アクロバティックなスポーツ施設かな？」

男の娘「へー、それじゃあ今度行ってみる？」

男「そ、それはまだ早い！そういうのはもっとだな、こう、ムードというか何と言うか…」ｺﾞﾆｮｺﾞﾆｮ

男の娘「？まあいいや、とりあえずここから一番近いところ行こう」

男「え？あ、はい」

27 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) ：2011/06/24(金) 23:09:03.23 ID:KlK3ZVXQ0

〜デパート　2階　化粧品売り場〜
男「おおう…見渡す限り女だらけだな、ちょっと深呼吸するか」ｽｰﾊｰｽｰﾊｰ

男の娘「あ、男の人だ、デート中かな？」

男「ﾊﾊｯ、電車に轢かれればいいのに」

男の娘「気付いてないみたいだけどさ、コレも立派なデートだよ？」

男「そういやそうだな、よし気分良くなったついでにカップル破局させてくるわ」

男の娘「ちょ、何しようとしてるのさ！」

男「ええい話せ！俺の目の前でいちゃつくカップルはこの世から撃滅してやるんだ！」

男の娘「駄目だってば！ああもう、アグレッシブな僻み屋って何でこんなにメンドクサイのさ！」

？「どうかなさりましたかお客様？」ﾂﾂｰ

男「ひゃん！」ﾋﾞｸﾋﾞｸｯ

男の娘「お、男！？」

？「店内でのデートはお止めやがってくださーい」

男「あれ、姉ちゃん、何やってんの？」

姉「何って、ここ私の仕事先なんだけど」

男「ｍｊｄ？初耳なのでございますよ」

姉「あんた少しはその癖どうにかしなさいよ…」

28 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) ：2011/06/24(金) 23:10:09.65 ID:KlK3ZVXQ0

見ていてくれてる人がいるかわかんないけど今日はここで終わりとします
遅い上に短くてごめんなさい、次回からはもっと何とかするので許していただけると幸いです

29 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2011/06/24(金) 23:37:56.32 ID:0IbfnMDho

乙

30 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]：2011/06/25(土) 00:23:09.90 ID:wVAfipDGo

乙した

31 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2011/06/25(土) 00:26:24.18 ID:JihjCALIO

見てるぜ乙

32 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]：2011/06/28(火) 00:07:31.54 ID:DGhf928to

男の娘「もしかしてお姉さんですか？お久しぶりです」ﾍﾟｺﾘ

姉「え？…ごめん、誰だっけ？」

男「まだ私が若かりし頃、邪知暴虐の限りを尽くす者どもからお救いいたした親友です」

姉「ああ、あの子、どうりで面影が…ええ！？」

男「如何したの言うのだ姉上よ、更年期障害か？」

姉「ぶっ[ﾋﾟｰｰｰ]わよ、ってそうじゃなくて、あの子って男の子でしょ！？」

男「そうだけど？」

姉「なに『このババアとうとう耄碌したかぁ…』見たいな顔してんのよ！この子どう見ても女の子じゃない！」

男の娘「あ、あの…生徒手帳見ます？」

姉「無論よ！」

男「どうよ？」

姉「どういう事なの…」ｸﾗｯ…

男の娘「お、お姉さん！？」

姉「どうして…どうして…どうしてこんな可愛い子が男の子なのよぉー！」

男「だがそれがいいっ！」ﾄﾞﾔｧ！

通行人「お前は良く分かってる」

男「うわっ！誰だテメエ！」

33 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]：2011/06/28(火) 00:16:17.66 ID:DGhf928to

姉「うんOK、この子が男で、あんたの親友って事は理解したわ」

男「さすがは俺の姉、理解力が高いぜ」

姉「黙ってろ愚弟。それで、男の娘くん。えーと…何でこんな事してるか、差し支えなければ教えてくれない？」

男の娘「あ、はい。実は…」

〜十数分後〜

姉「なんて…なんて純愛なの…」

店員「クソ…涙で霞んでレジがうてねえ…」

客「畜生…感動巨編は映画だけで充分だってのに…」

通行人「ｲｲﾊﾅｼﾀﾞﾅｰ」

カップル（男）「俺たちもあいつらに負けないくらいイチャつこうぜ！」

カップル（男）「ダ、ダメ！みんな見てるから！」

モブ3「リア充爆発し…ｵｪｪｪｪｪｪｪｪｪ！」

姉「男の娘くん！」ｶﾞｼﾝﾇ

男の娘「ひゃっ！は、はい！」

姉「絶対、絶対に幸せになるのよ！」

男の娘「え、は、はい！頑張ります！」

男「俺が相手って時点で幸せなのは確定してるだろ？」

姉「あんたが相手って言うのが最大の障害なのよ」

男「あれれ〜？」

34 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]：2011/06/28(火) 00:38:12.52 ID:DGhf928to

姉「それじゃあ私は帰るから、好きなだけ買い物して行ってね！」

男「姉ちゃんの名前で領収書貰ったら経費で降りるかな？」

姉「やってもいいけど一円に付きあんたの寿命一年ずつ減らすから」

男「明らかに割りにあわねえ…」

姉「やるなって事よ、それじゃあまたね」ﾌﾘﾌﾘ

男の娘「は、はい！」

男「チェー、けちんぼ。いいもん、自腹で買うもん」

男の娘「常識的にはそれが普通なんだけどね…」

男「常識っていうのはな、自分を縛る鎖でしかねえのよ」ｷﾘｯ

男の娘「状況が状況ならかっこいい台詞なんだろうなあ…」

男「ところでこんな化粧品くせえところで何買うんだ？」

男の娘「クサイも何もここ化粧品売り場なんだけど…」

男「なんだってー！？初耳だぞ！」

男の娘「案内板くらい見なよ…」

男「まあそれはそれとして、何買うつもりなんだ？」

男の娘「とりあえずはファンデーションかなぁ、ちょうど切れそうだったから」

男「OK、本時刻より目標をファンデーションに変更、オペレーションを開始する！」

男の娘「ところでファンデーションの売り場って分かってる？」

男「知らん」

男の娘「…じゃあどうやって目標にたどり着くつもりだったの？ここ結構広いよ」

男「そりゃもちろん店員さん…」

男の娘「ホッ…まともだった」

男「を組み伏せて情報を聞き出す」

男の娘「だと思ったよ！なんでその方法にたどり着くのさ！？」

男「む、俺の白兵戦の腕を侮っているな。安心しろ、何を隠そう俺はゼロレンジコンバットの達人（自称）だ！」

男の娘「そういう意味じゃないよ！ていうか自称じゃ意味ないじゃん！」

男「夢を追っている人間ってのはな、時として夢を叶えた人間以上の力を発揮するのさ」ｷﾘｯ

男の娘「仮にそれが本当だとしてもその時は絶対に今じゃないよ！」

男「ふっ、流石だ。この俺のボケにここまで対応するとは…」

男の娘「全然嬉しくないけどとりあえずありがとう」

35 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]：2011/06/28(火) 00:40:27.63 ID:DGhf928to

本日はこの辺りまでにしようと思います。
金土は更新できない旨を前回の投下終了時に言っておくべきでしたね、本当に申し訳ありませんでした。

36 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [sage]：2011/06/28(火) 00:48:42.82 ID:C5sdtRtUo

乙

何だろう、姉が普通なのが逆に変に思えるスレ

37 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]：2011/06/28(火) 02:48:01.70 ID:d3fYhBOXo

乙した

38 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]：2011/06/28(火) 23:52:16.20 ID:DGhf928to

男の娘「こんな感じでいいかな」

男「思ったより少ないな、化粧品って大量に買うもんじゃないのか？」

男の娘「人によりけりだと思うけど…僕はそんなに買わないかな、必要ないし」

店員（クソがぁ…）ﾋﾞｷﾋﾞｷｯ

男「よし、それじゃあ次はどこに行く？」

男の娘「そうだなぁ…じゃあ4階行こう、あそこ丸々レディース売り場だし」

男「レ、レディース…だと…！？」

男の娘「一応言っておくけどチェーンも剃刀も木刀も売ってないからね」

男「そそそそそそそそれ位しっとるわ！」

男の娘「説得力って知ってる？」

男「クソ…段々ペースを乗っ取られていく…」

男の娘「馬鹿なこと言ってないで、早くいこう」

39 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]：2011/06/29(水) 00:04:51.28 ID:2H99iBqRo

〜デパート　4階　レディース売り場〜
男「来たはいいけど何買うんだ？自慢じゃないが俺のファッションセンスは絶望的だぞ」

男の娘「大丈夫だよ、男には何の期待もしてないから」

男「ヤダこの子…ナチュラルに毒舌披露してくる…」

男の娘「とりあえず一通り見て周ろうよ。下見もしたいしね」

男「下見かぁ…そういえば俺も下見したいところがあったんだ。今度付き合ってくれ」

男の娘「どこ？」

男「森のくまさん販売店っていう個人経営の店なんだ」

男の娘「可愛い名前だね、何売ってるの、インテリアとか？」

男「惜しいな、正解は侵入者撃退用の猛獣を売ってるんだ」

男の娘「惜しいどころかかすりもしてないんだけど！？」

男「だって有能な警察がいるこの日本でいつ来るか分からない犯罪者用の猛獣なんて無用の長物、まさにインテイアだろ？」

男の娘「それじゃあ下見する必要ないじゃん！」

男「何を言ってるんだ！いくらいつ来るか分からない犯罪者が相手であろうと、準備を怠る理由にはならないんだぞ！」

男の娘「あれ、何この違和感、僕が悪いのコレ…」

40 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]：2011/06/29(水) 00:35:30.14 ID:2H99iBqRo

男「もう一度聞くけど何買うんだ？漠然とでも欲しい物はあるだろ？」

男の娘「うーん…とりあえずはシュシュとワンピースかなぁ、向こうじゃ買えなかったし」

男「え？向こうのジャ○コに売ってなかったっけ？」

男の娘「○スコは同級生と出くわしちゃうかも知れない、っていうか確実にエンカウントするから女物買いにいけなかったんだよ」

男「ああ〜、基本的には暇だったらみんなジャス○コ行ってたもんな…」

男の娘「だから変装して商店街の適度に寂れかけたブティックいって買ってたんだ」

男「ああ、あそこか、確かにあそこにはワンピースどころかキャミソールすら売ってなかったな」

男の娘「考えてみるとすごいよね、ブランド物なんて一切置いてなかったし」

男「需要なかったんだろ、あんな田舎でシャネルだのドルガバだの持ってても周りからボロクソに扱下ろされるだけだろうしな」

男の娘「まあそんな理由で、今手元にあんまり私服とか無いんだよ。今度でいいからまた買い物付き合ってくれないかな？」

男「今でも構わねえぞ？」

男の娘「いやいいよ、まだ買う物あるんだし、服とかアクセサリーとかで両手塞がっちゃったりしたら馬鹿らしいからね」

男「まだ買うって…何買うんだ？」

男の娘「食材だよ、食堂いくより自分で作った方が安上がりだしね。…それでさ、男」

男「何だ何だよ何ですか？」

男の娘「そのさ、迷惑じゃなければでいいんだけどさ、えっと…今日から夕ご飯食べに来てくれないかな？」

男「お前が作ってくれんのか？」

男の娘「うん！…男の役に立ちたくてさ、ここに来る前に料理の勉強もしてきたんだ。だから、その…良ければ僕の手料理食べてほしいなって」

男「そりゃあ有難えな、是非頂かせて貰うぜ」

男の娘「ホ、ホント！？よかったぁ…」

男「それじゃ、帰りに薬局寄らないとな」

男の娘「え、何で？」

男「え？だって料理に媚薬盛るんだろ？そしてめくるめく官能の世界へアイキャンフライするんだろ？」

男の娘「病気なの！？ボケなかったら死ぬ病気に罹ってるの！？」

41 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]：2011/06/29(水) 00:36:26.09 ID:2H99iBqRo

いつも通りの少なさで今日も終了です。
やっぱアレですね、書き溜めするべきですね

42 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]：2011/06/29(水) 02:06:44.39 ID:t8onqExto

別に少なくないと思うの。まだ読みたいとは思うけど
乙した

43 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]：2011/06/30(木) 19:59:08.90 ID:reB9BD4Vo

〜帰り道〜
男「い、いや〜…買ったな〜」ｽﾞﾘｽﾞﾘ

男の娘「そうだね、殆ど食品だけどね」

男「そ、そんだけありゃあ、2、3週間は、持つんじゃないか？」ｾﾞｪｾﾞｪ

男の娘「アハハ、ちょっと買いすぎちゃったかな？ごめんね、荷物もちなんてさせちゃって」

男「それだけ、俺のこと、考えてくれたんだろ？だったらこんな荷物、へ、屁でもねえぜ」ﾊｧﾊｧ

男の娘「そう言ってくれると嬉しいな。それじゃあ今日は腕によりをかけるからね！」

男「き、今日以外は、手、抜くのか？」ﾀﾞﾗﾀﾞﾗ

男の娘「そ、そういう事じゃなくてね、今日はいつもより張り切っちゃうって事でね、あ、違うよ！勿論毎日頑張るけど今日は特別頑張るって意味で…」

男「わ、分かってるよ、そんな焦んなよ」ｾﾞｪﾊｧ

男の娘「もう、男の意地悪…」

男「…」ﾋｨﾋｨ

男の娘「…」

男「…」ｾﾞﾋｾﾞﾋ

男の娘「ねえ男、僕が何にでも突っ込むと思ったら大間違いだよ？さっさと背負ってる冷蔵庫捨てなよ」

男「この根性無しがぁ…」ｾﾞﾋｭｰｾﾞﾋｭｰ

44 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]：2011/06/30(木) 20:00:14.03 ID:reB9BD4Vo

昨日は更新できなくてすいません。クーラーぶっ壊れたせいでゲロっちゃったんです。
とりあえず今日はちゃんと更新しますので平にご容赦を

45 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]：2011/06/30(木) 23:57:34.52 ID:reB9BD4Vo

〜寮　1階　ラウンジ〜
男の娘「あんまり人いないね」

男「みんな遊びに行ってるか、部屋に引き篭ってるんだよ」

男の娘「まだ6時前だしね」

男「とりあえず今のうちに部屋に戻っておいたらどうだ？色々面倒なこと聞かれなくて済むぞ」

男の娘「うん、そうするよ。それじゃあまた後でね」ﾀﾀﾀﾀｯ

男「おう…行ったか」

友「帰ってたのか、男」

男「ハッ、分かりきってる癖に」

友「ああ…これ、約束のものだ」ｺｿｯ

男「確かに」

46 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]：2011/06/30(木) 23:58:20.42 ID:reB9BD4Vo

すいません、仕事が忙しくなってきたので一日一レスしか出来そうになくなってきました

47 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]：2011/07/01(金) 00:56:20.05 ID:TW05Jq1Ro

乙した無理せずに

48 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]：2011/07/02(土) 03:56:10.80 ID:7+f+m3Heo

男「ほう…これは中々…」

友「だろう？苦労したんだぜ、手に入れるの」

男「感謝してるぜ、割とマジで」

友「良いって事よ親友…ところであの件はどうなってる？」

男「ああ、あの件なら既に寮長に打診済みだ。そろそろじき返答があると思うぜ。オオオ、すげえ！」

友「気に入ってくれて何よりだ…ところで男、それとは何の関係もない話なんだが、聞いても良いか？」

男「知ってる事の範囲内ならな。ほほう、こういうのもあるのか」
　　　・　・　・　・　・　・　・　　
友「何故あの子を除いた？」

男「…言ってる意味がわからねえな」

友「おいおい、新入生とお前の関係は既に学校中に響き渡ってるんだぜ？隠せると思うなよ」

男「ﾁｯ、恐れてた事に…！」

友「恐れてた…？何か理由でもあるってのか？」

男「ああ…あいつは…犬派なんだ！」

友「な…！犬派だとぉ…！」

男「ああその通りさ、確かにアイツは猫が嫌いなわけじゃない。だけど好きなわけでもないという、マザーテレサ的な行為の対極点に存在しているのさ！」

49 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]：2011/07/07(木) 05:47:01.74 ID:U88jMulVo

ﾜｸﾜｸ

50 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]：2011/07/07(木) 23:15:35.85 ID:MM/BoM0Eo

なぜ男なのに可愛いのか
なぜ私服まで女装なのか

そんな疑問は男の娘の可愛さのあまり吹き飛んでいった