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フィア「揉め事処理屋?」 真九郎「禍具?」 -
SS速報VIP 過去ログ倉庫
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1 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(愛知県)
[sage saga]:2011/06/22(水) 01:33:16.17 ID:JiiWwx3D0
C3アニメ化するらしいね。C3と紅のクロスです。
C3は8巻くらい、紅は祭りの後って設定でやります。
ネタバレあり、グロもたぶんありです。
SS書くのは初めてなので、見づらいところがあったら指摘してください。
んじゃ投下します。
1.5 :
荒巻@管理人★
(お知らせ)
[
Twitter
]: ID:???
【 このスレッドはHTML化(過去ログ化)されています 】
ごめんなさい、このSS速報VIP板のスレッドは1000に到達したか、若しくは著しい過疎のため、お役を果たし過去ログ倉庫へご隠居されました。
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もし、探しているスレッドがパートスレッドの場合は次スレが建ってるかもしれないですよ。
■ 萌竜会 ■ @ 2025/04/02(水) 21:48:47.60 ID:N/ZU8bZIo
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1743598126/
旅にでんちう @ 2025/04/02(水) 06:55:19.04 ID:YEmuqsNkO
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1743544519/
■ 萌竜会 ■ @ 2025/04/01(火) 21:19:02.52 ID:eHLSpy5Lo
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1743509941/
(・ω・) @ 2025/04/01(火) 06:02:48.47 ID:9EGjLzPQO
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/gomi/1743454968/
【遊戯王SS】デスガイド「A.うれしいから(使われるとうれしくないあたりまえだろ)」 @ 2025/04/01(火) 02:15:03.50 ID:ao/gLU/u0
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1743441302/
【俺レベ】水篠「S級とS級の子供は最強のハンターになると思うんですよ」 @ 2025/04/01(火) 00:45:51.96 ID:aUIP6KnqO
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1743435951/
〜魔王城〜 男「死にたくない……。せや、命乞いしたろ」 @ 2025/03/31(月) 03:45:31.74 ID:MXp56eHz0
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1743360331/
HTML化依頼スレッド Part56 @ 2025/03/29(土) 04:59:47.67 ID:oC8IgT4HO
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1743191987/
2 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2011/06/22(水) 01:37:25.92 ID:mZsL5JsGo
∩ ∩
| | | |
| |__| |
/ 一 ー \
/ (・) (・) |
| ○ |
\__ ─ __ノ
3 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(愛知県)
[sage saga]:2011/06/22(水) 01:41:36.07 ID:JiiWwx3D0
「はぁ……。」
世界でも有数の安全地帯である五月雨荘。その5号室に住んでいる紅真九郎は、重大な問題を抱えていた。
「お金がないなぁ……。」
彼の貯金は底を尽きかけていた。
4 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(千葉県)
[sage]:2011/06/22(水) 02:14:34.40 ID:D753xuplo
終わり?
おもしろかった!乙
5 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(愛知県)
[sage saga]:2011/06/22(水) 02:18:39.42 ID:JiiWwx3D0
そもそもなぜ彼が金欠になったかというと、彼の最年少の依頼人である瀬川静之が持ち込んだ姉の捜索という依頼が原因だった。
彼女の姉、瀬川早紀はとある事情から裏社会トップの企業の悪宇商会に戦いを挑んで返り討ちにあい、瀕死の重傷を負っていた。
真九郎は早紀を発見し、救出する事が出来たが、そのときに行った星噛絶奈との強奪戦で負った怪我の治療費で、報酬がほとんど無くなってしまったからだ。
6 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(愛知県)
[sage saga]:2011/06/22(水) 02:45:02.98 ID:JiiWwx3D0
それから今に至るまでの依頼はなく、収入はまったく無いまま冬休みに入ってしまった。
「銀子への支払いもしないといけないし、何かバイトでも探さないといけないな…。」
そう言って家計簿を閉じ、エプロン姿に着替え、夕食の用意を始めた。
7 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(神奈川県)
[sage]:2011/06/22(水) 02:46:36.36 ID:Z8xAAMujo
ゼナ戦って十二月のいつごろだっけ?
8 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(愛知県)
[sage saga]:2011/06/22(水) 03:37:18.37 ID:JiiWwx3D0
台所でしばらく作業をしていると
「真九郎くーん、今日の夜ごはんなにー?」
「少年、夕食をいただきに来たよ。」
お隣さんの環と闇絵が入ってきた。
「……また食べに来たんですか?」
「だって真九郎くんが作るご飯おいしーんだもん、ってアレ?」
「どうした環……ん?少年、それだけか?」
真九郎の持っているフライパンには半人前くらいのチャーハンが炒められていた。
「覗かないでください、実は家計が厳しくてふたりのぶんはつくれないんですよ。」
9 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(愛知県)
[sage saga]:2011/06/22(水) 04:03:36.21 ID:JiiWwx3D0
>>7
12月24か25だったと思う。
「えー!」と環が不満の声をあげるが、毎日二人の分まで作ってたら、真九郎は冬休みに餓死してしまうだろう。
「だから悪いですけど今日は自分でなんとしてください。」
と真九郎が言うと
「ふむ、この寒い時期に少年の暖かい手料理を食べられないのは環も私も辛いな………そうだ、すまないが携帯電話を借してくれ。」
と闇絵が言ってきたので、携帯を渡すとすぐにどこかへ電話をかけ始めた。
10 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(愛知県)
[sage]:2011/06/22(水) 04:08:34.05 ID:JiiWwx3D0
今日はここまで。
量少ねー、文章って難しいorz
11 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(神奈川県)
[sage]:2011/06/26(日) 05:50:57.05 ID:Ovco2MvL0
>>7
題目より自明。(聖誕祭→醜悪祭)
難しいクロスに挑戦する
>>1
を応援している。
12 :
◆kKifx89dqc
[sage saga]:2011/06/27(月) 23:57:35.57 ID:aNNAZoAd0
>>1
です
再開します。
13 :
◆kKifx89dqc
[sage saga]:2011/06/28(火) 00:27:04.56 ID:WMZ6JQdU0
「あの、どこにかけてるんですか?」
以前、闇絵に携帯電話を借したらアフリカにまでかけられたこともあったので、真九郎は聞いた。
「ん? そうだな……今の時期なら日本にいるはずだが。」
そう闇絵が答えるのを聞いて不安になった。
しばらくしてつながったようで、闇絵は電話の相手と会話を始めた。
「闇絵だ、もめ事処理屋を雇え。」
14 :
◆kKifx89dqc
[sage saga]:2011/06/28(火) 00:51:37.38 ID:WMZ6JQdU0
「えっ?」
闇絵の口から出てきた思いがけない言葉に真九郎は固まった。
「明日、五月雨荘に迎えをよこせ。……… あぁ、腕なら確かだ、心配するな。」
「ちょ、ちょっと闇絵さん!?」
展開についていけず、とりあえずツッコミを入れた真九郎に、闇絵は微笑みながら携帯電話を返した。
「というわけで、明日から仕事だよ少年。がんばって稼いできなさい。」
15 :
◆kKifx89dqc
[sage saga]:2011/06/28(火) 01:18:58.01 ID:WMZ6JQdU0
「いやいやいや、どういうことですか?ていうか相手の人誰ですか!?」
「日頃少年には世話になっているからね、ちょっとした恩返しさ。」
「え?」
闇絵の口から恩返しという単語が出たので、真九郎は驚いた。
住人のプライベートに基本的に不干渉である五月雨荘で真九郎の知る限り一番謎の生活を送っている彼女から仕事をもらうなんて、思いもよらないことだった。
「あと電話の相手だが、女性の交友関係に詮索を入れるのはよろしくないよ、少年。」
「……すいません。」
16 :
◆kKifx89dqc
[sage saga ]:2011/06/28(火) 02:00:43.61 ID:WMZ6JQdU0
「で、少年。引き受けてくれるか、それとも何か問題でもあるか?」
闇絵の紹介で行くのだから、依頼人になる電話の相手のことが分からないのは正直言って問題だが、この時期に仕事があることはとてもありがたいし、闇絵の気持ちも無駄にしたくないので真九郎は決意した。
「わかりました。この仕事、引き受けます。」
真九郎の返事を聞いて闇絵は満足そうにタバコを取り出して一服した。
「闇絵さん、ありがとうございます。」
真九郎から感謝の言葉を受け取った闇絵は
「ああ、頑張れよ少年。」
「どういたしましてー、お金もらったらおいしーもん作ってねー!」
と言って、環と一緒に部屋を出ていった。
「環さんには言ってないんだけどなぁ…。」
真九郎はそう呟いてから夕食をさっさと仕上げることにした。
17 :
◆kKifx89dqc
[sage saga]:2011/06/28(火) 02:37:42.70 ID:WMZ6JQdU0
ーーーーー
「ったく、理事長のヤツ話ってなんだよ。」
道を歩きながらどこか枯れたような少年、夜知春亮はぼやいた。
「そうですねぇ……またどっかの組織が狙いに来た、とかですかね。」
傍らを歩いている発育の良い少女、村正このはが答える。
「このはくん、それは正直洒落にならないんだが。」
このはとは反対側を歩く真面目な雰囲気のある少女、上野錐霞がその答えにツッコミを入れた。
「そんなんだったらいんちょーさんの言うとおりマジ洒落になんねぇ。フィアー、ホントに理事長は学校に来いとしか言ってねーの?」
春亮は彼らの前を歩く銀髪の少女フィア・キューブリックに訪ねた。
「む、何だ私を疑っているのかこのハレンチ小僧め!」
18 :
◆kKifx89dqc
[sage saga]:2011/06/28(火) 03:09:32.13 ID:WMZ6JQdU0
「いや疑ってるとか言ってねーだろ。」
やれやれ、と春亮がため息を吐くと
「ふぃっちーを疑らんであげて。確かに昨日ニャーニャーパラダイスがやってる時にかかってきた理事長の電話一瞬で切ってたけど、用件はちゃんと聞き取れてたんだから。」
とフィアの隣を歩く黒髪ロングの幼女、人形原黒江は言った。
「確かに早かったですよね。むしろあの一瞬で用件をいえる方もすごいと思うんですけど。」
「な、なにぃウシチチまで疑いおって!貴様はその余分な脂肪が聴覚神経まで侵食して耳が遠くなっているから聞き取れないだけであろう!」
「ツッコミどころがありえないくらいあるんですけど!!」
フィアとこのはのやりとりを遠目に見つつ平和だなぁ、と春亮は思った。
19 :
◆kKifx89dqc
[sage saga]:2011/06/28(火) 03:16:32.94 ID:WMZ6JQdU0
今日はこの辺で
20 :
◆kKifx89dqc
[sage]:2011/08/23(火) 04:38:40.28 ID:qT9Wlbvs0
訂正 黒江→黒絵
再開、少し投下します。
長い間放置してすいませんでした。
21 :
◆kKifx89dqc
[sage]:2011/08/23(火) 04:41:50.47 ID:qT9Wlbvs0
しばらくして学校に到着し、春亮達は西洋の鎧や怪しげな壷の飾ってある理事長室にはいると、ガスマスクを装着したこの学校の理事長である世界橋ガブリエルに出迎えられた。
「やあ、冬休みだというのによくきたね。」
「理事長が呼んだんでしょうが……。で、話って何ですか。」
「そうだね、まあ立ってるのも疲れるし、とりあえず座ろうか。」
22 :
◆kKifx89dqc
[sage]:2011/08/23(火) 04:48:54.19 ID:qT9Wlbvs0
理事長に言われたのでソファーに腰掛けると、真っ先にフィアが質問した。
「なぁ、ゼノンはどうしたのだ?」
言われると、彼の秘書である北条漸音がいないことに春亮は気づいた。
理事長はガスマスクからしゅこーしゅこーと音をたてながら答えた。
「ん?漸音君は今ちょっとお使いに行かせててね……もうすぐ帰ってくると思うよ。」
「お使いって、何か今回の話と関係があるんですか?」
重ねてこのはが質問した。
「そうだよ。だから彼女が帰ってくるまでお茶菓子は我慢してね。」
「何っ!ゼノンよ、寄り道せずに早く帰ってこーい!」
「いやお前じゃないから寄り道なんかしねーよ。」
23 :
◆kKifx89dqc
[sage]:2011/08/23(火) 05:29:29.08 ID:qT9Wlbvs0
「なっ、私だって寄り道せずにお使いぐらいできるわ!」
「いや、あなた絶対小動物に気をとられるでしょう?」
「なにおう!ウシチチ女にそこまで言われて黙っておれん!春亮、今度何か買うものがあったら私をお使いに行かせろ!」
「お前をお使いに行かせると握った金で買えるだけの煎餅買ってきそうだから却下な。」
「ふぃちーなら、それはありうる。」
「クロエまで!?くそう、きりかー!」
「えっ!?わ、私!?」
いきなり巻き込まれて困惑する錐霞
そんな騒がしい彼らを見て理事長が笑いながら言った。
24 :
◆kKifx89dqc
[sage]:2011/08/23(火) 05:59:30.20 ID:qT9Wlbvs0
「ハッハッハ、本題に入る前に君たちの近況でも聞いておこうと思ったのだが、どうやら問題はないみたいだね。」
「近況というか昨日会ったばかりじゃないですか。」
「そういえばそうだったね。
ふむ、まだ帰って来ないかな。なら新しい品の鑑定でも…」
と言って理事長が立ち上がろうとすると、コンコンとドアをノックする音が聞こえ、続いて女性の声が聞こえてきた。
「漸音です。連れて参りました。」
「…また今度見てもらうとしよう。」
少し残念そうな声で言うと、入ってくれたまえと返事をした。
「失礼します。」
ドアを開き、漸音が入ると後に続いて
「えっと、失礼します。」
見たことのない少年が入ってきた。
少ないですがここまでにします。
また明日きます。
25 :
◆kKifx89dqc
[sage]:2011/08/24(水) 23:28:40.78 ID:lSV/iLqy0
投下します。
少年がソファーに座り、漸音が人数分の紅茶とお菓子を出したところで、理事長がガスマスクをごぼごぼ言わせながら話を始めた。
「紹介しよう、彼は揉め事処理屋の紅真九郎君だ。」
「揉め事処理屋?それはいったい何なのだ?」
真っ先にフィアが質問する。
「んー、簡単に言えば何でも屋さんかな。ただし非合法なことにも手を出すけどね。」
26 :
◆kKifx89dqc
[sage]:2011/08/24(水) 23:53:03.16 ID:lSV/iLqy0
「非合法なことって……」
このはが怪訝な顔をすると、真九郎があわてて言った。
「い、いや、そういう仕事もあるけど、迷い猫探しとか、壁の落書き消しとか地味な仕事もするんですよ。」
「そうなんですか。それで、その揉め事処理屋さんが何故ここに?」
錐霞が真九郎に質問するが、真九郎ではなく理事長が答えた。
「彼を呼んだのはね、君たちのボディガードをやってもらうためなんだ。」
27 :
◆kKifx89dqc
[sage]:2011/08/25(木) 00:30:15.90 ID:1reQa61/0
「「えぇっ!」」
意外な答えに春亮とフィアは思わず声をあげた。
「ぼでぃーがーどって、うちらに必要とは思えんけど。」
「同感です。自分の身くらい守れます。」
「そうだな、それに私たちのことに他人を巻き込むのは……。」
黒絵が意義を唱えると錐霞も同意した。
「確かに君たちは強い。しかし先日、竜島/竜頭師団の第四位を倒したよね、そのことは師団はもちろんのことほかの組織にも知られただろう。」
「ふん、どれだけ来ようが全て返り討ちにしてやる!」
理事長の言葉に、フィアが威勢のいい声をあげる。理事長は続けて言った。
「たくましいね。だが四位が敗北したことで師団の団長が君たちを襲うかも知れない。そうなったらまず勝ち目は薄いだろうね。」
28 :
◆kKifx89dqc
[sage]:2011/08/25(木) 00:57:40.51 ID:1reQa61/0
理事長の勝ち目の薄いという一言にフィアがたじろいだ。
「…その人がいれば安全だと言うんですか?」
「ああ、そうだよ。」
このはの質問にあっさりと答えた。
「ほえー。君、そんなに強いんか?」
黒絵に不意に訪ねられ驚いたのか、若干しどろもどろになりながら
「ま、まあまあ強いと思う……よ。」
不安になる返答をした。
29 :
◆kKifx89dqc
[sage]:2011/08/25(木) 01:00:16.74 ID:1reQa61/0
すいません今日はこの辺で終わりにします。
次は来週くらいにきます。
30 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(神奈川県)
[sage]:2011/08/26(金) 06:58:00.90 ID:iBlnmp6F0
>>1
乙
ふむふむ。
続き待っている。
31 :
◆kKifx89dqc
[sage]:2011/09/04(日) 03:17:11.64 ID:OZy0WexQ0
>>30
見てる人いた!ありがとうございます。
再開します。
「………。」
真九郎の中途半端な返答に、春亮達は大丈夫なのかと思った。
「ということで紅君。依頼はさっき言ったとおり、彼らの護衛だ。よろしく頼むよ。」
その話は終わりと言わんばかりに、理事長が真九郎に言う。
「は、はい。わかりました。」
不意討ちだったのか、若干うわずった声で真九郎は依頼を承諾する。
「当面は彼らの家で警護を頼むよ。」
「えっ、ということはまた一人住人が増えるのか?」
自治スレッドでローカルルール変更の話し合い中
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1314546216/
32 :
◆kKifx89dqc
[sage]:2011/09/04(日) 03:19:47.86 ID:OZy0WexQ0
理事長の言葉を聞き、春亮は思わず誰ともなく尋ねる。
夜知家は居候を三人抱えまだ少しの余裕はあるが人が一人増えるとなると少し厳しいからである。。
「大丈夫、彼の生活費はこちらで補助するよ。」
「あぁ、それならよかった。」
ほっ、と安堵する春亮。
するとぐぅ〜と真九郎のお腹から力のない音がした。そして理事長が悲しげな声で言った。
「だから、その…ご馳走してやってくれ。」
「……わかりました。」
「……すいません。」
真九郎が恥ずかしそうにうつむいた。
自治スレッドでローカルルール変更の話し合い中
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1314546216/
33 :
◆kKifx89dqc
[sage]:2011/09/04(日) 03:20:26.29 ID:OZy0WexQ0
話が終わり、春亮達は夜知家に真九郎と一緒に帰宅した。
「すぐ作るから待っててくれ。」
帰宅してすぐに春亮は昼食の準備に取りかかった。
「ありがとう。何か手伝うよ。」
「いや、手は足りてるし大丈夫だ。紅は休んでてくれ。」
そうとは言われても、他人の家に女の子と二人きりで残されて落ち着かない。
どうしたものかと真九郎が考えていると女の子が話しかけてきた。
「紅君といったな。紅というのは名字か、名前か?」
「あ、うん、紅真九郎っていうんだ。えっと、君は……」
「上野錐霞だ。よろしく。」
自治スレッドでローカルルール変更の話し合い中
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1314546216/
34 :
◆kKifx89dqc
[sage]:2011/09/04(日) 03:22:55.77 ID:OZy0WexQ0
エラーになるからちょっとビビる。
少ないですが今日はここで終わります。
自治スレッドでローカルルール変更の話し合い中
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1314546216/
35 :
pipi
:2011/09/27(火) 00:46:10.02 ID:n4606ywi0
とてもナイスでした!(*・ω・)★
http://nn7.biz/oppai/top.html
36 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(神奈川県)
[sage]:2011/10/02(日) 05:30:18.60 ID:O7+4Vp8b0
>>1
乙、そして
>>1
がアップするときは「sage」は不要…
読んでいるから、続きPls.
37 :
◆kKifx89dqc
[saga]:2011/10/08(土) 03:10:22.41 ID:LT38UR8Z0
>>36
ありがとうございます。
投下します。
「よろしく、上野さん。」
「ところで君は見たところ夜知と同じくらいの背格好だが、もしかして高校生か?」
「そうだよ。高校一年生。」
「じゃあ私たちと同学年だな。どこの学校なんだ?」
「星領学園だよ。」
「あー、あそこか。なるほど。」
二人きりで気まずい雰囲気になるかと思ったが、錐霞は話しやすくて、真九郎は安心した。
しばらく世間話をしていると、春亮が昼食を持って入ってきて、全員で食事をした。
38 :
◆kKifx89dqc
[saga]:2011/10/08(土) 03:24:45.43 ID:LT38UR8Z0
春亮の料理は真九郎の姉分である崩月夕乃に匹敵するもので、真九郎は驚き、心に染み渡る味を堪能した。
「飯も食ったし、いんちょーさんはやってたけど、改めて自己紹介といくか。」
「俺は夜知春亮、高校一年だ。」
「村正このはです。同じく高校一年生です。」
「フィア・キューブリックだ。」
「人形原黒絵。こう見えても20歳だよ。」
最後の一人にツッコミを入れたくなったが、こらえて返した。
「揉め事処理屋の紅真九郎です。よろしく。」
39 :
◆kKifx89dqc
[sage saga]:2011/10/08(土) 03:28:01.36 ID:LT38UR8Z0
「お前に言っておかねばならないことがある。」
フィアが急に真剣な表情になった。真九郎も集中する。
「信じられないかもしれないが、私は人間ではない。」
「……え?」
なにを言われても驚かないつもりだったが、想定の斜め上の発言に思わず驚いてしまった。
「お前は呪われた道具というものを信じるか?」
「それは……。」
「まあそうなるでしょうね。」
このはが真九郎の反応をみて頷く。
「道具は恨みや恐怖など、人の負の感情を受けることで呪われた道具となる。」
「それを禍具と呼ぶ。」
「禍具?」
40 :
◆kKifx89dqc
[sage saga]:2011/10/08(土) 03:34:12.88 ID:LT38UR8Z0
だめだ眠いorz
すいませんがここまでにします。
あと質問ですが、原作基準にしてるけど、リン・チェンシンは生きていた方がいいですか?
41 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(九州)
[sage]:2011/10/08(土) 07:45:19.97 ID:coqm4OeAO
>>1
乙
別にいいんでない?
紫絡ませにくいだろうし
42 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(神奈川県)
[sage]:2011/10/08(土) 09:37:26.94 ID:AeI+4Lqg0
>>1
乙
C3は未読、紅は全巻完了、クロスは、好物
リン・チェンシンは真九郎と対極の武士、忠告者としては便利かも。
43 :
◆kKifx89dqc
[sage saga]:2011/11/07(月) 02:20:32.66 ID:CCmxov7F0
>> 41 42そうですね。リンさんはそのうち出すことにします。
更新遅くてすいません。少ないですが投下します。
44 :
◆kKifx89dqc
[sage saga]:2011/11/07(月) 02:22:04.53 ID:CCmxov7F0
「禍具となった後もさらに呪いを受けることでその禍具は人の形となる。」
「それが私だ。」
「私と黒絵さんも禍具ですけどね。」
このはに補足され、ちらりと彼女を睨んだがすぐに視線を戻した。
「で、だ。シンクローよ、それでも私たちの護衛をするか?」
真九郎はフィアの言葉の意味を読みとり、即答した。
「ああ、やるよ。」
45 :
◆kKifx89dqc
[sage saga]:2011/11/07(月) 02:23:47.57 ID:CCmxov7F0
依頼を受けた以上最後までやり抜く。自分は揉め事処理屋として三流と自覚しているが、途中でやめるのは三流以下だ。
それにフィアの話を聞いて彼女は信頼できると思った。
もっとも、そんなことを銀子にいうと説教をされるが…。
真九郎の答えを聞き、フィアは少し驚いたようだったが、すぐに元の表情に戻り「そうか…。」と呟くと、ポケットからルービックキューブを取り出し、かちゃかちゃといじれはじめた。
46 :
◆kKifx89dqc
[sage saga]:2011/11/07(月) 03:22:08.94 ID:CCmxov7F0
(それにしても。)
真九郎は目の前でルービックキューブで遊んでいる少女を見る。
(この子が道具ってなぁ…。)
裏社会に生きるものとして、隠密に長けた巨人や、電車に跳ねられても死なない改造人間を知っているが、人になった道具は見るのも聞くのも初めてだった。
それに目の前の少女は髪の色や背丈など違うが、真九郎が大切にしている女の子に、どこか似ていた。
47 :
◆kKifx89dqc
[sage saga]:2011/11/07(月) 03:23:31.63 ID:CCmxov7F0
「な、なんだ?」
視線に気がついたフィアに声をかけられて我に帰った。
「おお?ふぃっちーに見とれるとは旦那もお目が高いねー。」
「おやおや、もう仲良しさんですか。じゃあ私は春亮君と仲良なりましょうっと。」
「へ?お、俺?」
「な、なにを言うウシチチ!誰がこんなハレンチ小僧と仲がいいだと!というか春亮から離れんかー!」
48 :
◆kKifx89dqc
[sage saga]:2011/11/07(月) 03:24:44.02 ID:CCmxov7F0
がーと吠えて春亮をひっぱる。
「ちょっ、そんなにひっぱったら、きゃ!」
「いい痛い痛い、腕いたい!って、うわ!」
このはが手を離し、春亮とフィアが倒れ込んだ。
「大丈……。」
真九郎が様子を見ると春亮がフィアのスカートの中に頭を突っ込んでいた。
「いたた。って何をしとるかこのハレンチ小僧がーー!!」
「ちょっ、待て事故だって事ぐフゥ!」
フィアの右ストレートが春亮の顔面に炸裂する。
「あー、いつもこんなかんじなんですか?」
「そうですね。」
「そだね。」
「そうだな、馬鹿げている。」
とりあえず春亮を護衛するときはフィアも警戒しようと真九郎は決めた。
49 :
◆kKifx89dqc
:2011/11/07(月) 03:26:45.50 ID:CCmxov7F0
今日はこの辺で終わりにします。
50 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)
(東京都)
[sage]:2011/11/08(火) 08:37:52.88 ID:deC7ngJh0
>>1
乙
楽しく、読んでる。
続きを待っている。
51 :
◆kKifx89dqc
[saga]:2011/12/07(水) 23:57:25.00 ID:0lvScs0a0
>>50
ありがとうございます。
また一ヶ月あけてしまった…。
続きいきます。
_________________
ーーーそこは地獄だった。
体が動かない。息ができない。
気を抜くと窒息死する。嫌な臭いが嗅覚を破壊する。
いたい、くるしい、こわい。
おとうさん、おかあさん、おねえちゃんどこーー
52 :
◆kKifx89dqc
[saga]:2011/12/08(木) 00:36:54.76 ID:Y1vrJtRu0
ーー目がさめた。
真九郎は自分のいる場所を確認する。
(最近は全く見なかったのにな…。)
汗を大量に吸ったであろうシャツを着替え、居間へ向かう。廊下を歩いていると、このはと会った。
「あ、おはようございます村正さん。」
「おはようございます。名字で呼ばれるのは好きではないので、このはでいいですよ。」
「そうなんですか?」
「そうなんです。それでは朝ご飯の準備をしないといけないので。」
「あ、手伝います。」
53 :
◆kKifx89dqc
:2011/12/08(木) 00:48:05.24 ID:Y1vrJtRu0
(春亮君と二人で料理のチャンスが!)「い、いえ大丈夫ですよ。」
「そうですか……何か他に手伝えることはありませんか?」
「そうですねぇ……それじゃあすぐ朝ご飯できるのでフィアさんと黒絵さんを呼んできてください。」
「わかりました。」
「気をつけてくださいね〜」
「へ?ええっと、はい。」
54 :
◆kKifx89dqc
[saga]:2011/12/08(木) 00:50:07.39 ID:Y1vrJtRu0
ーーフィアの部屋の前
「ここだな。」
ノックをして呼びかけるが返事がない。
「あれ、まだ寝てるのかな?……しかたないな。お邪魔します。」
部屋の中にはいるとフィアが熟睡していた。
「ここまで熟睡してると起こすのがかわいそうだよなぁ。」
しかし早く黒絵も呼びに行かなければいけないので、フィアを起こすために肩に手をおこうとすると。
「ん〜〜?」
「あ、起きた?朝ご飯できるから居間に来「なぜ貴様がここにいるー!!」ってうおぁ!!」
いつの間にか巨大なナタを持ったフィアに切られそうになった。
55 :
◆kKifx89dqc
[sage]:2011/12/08(木) 00:52:01.21 ID:Y1vrJtRu0
睡魔に勝てない…
午後にもう一回来ます。
56 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[sage]:2011/12/08(木) 03:51:30.55 ID:Y4kKlaOSO
リンさんの役割ってギャグ以外なら騎馬さんと弥生さんで足りるんだよな
そして切彦にこのは持たせたらやばそう
何はともあれ期待
57 :
◆kKifx89dqc
[saga]:2011/12/09(金) 01:12:52.81 ID:SjJZ7zqU0
>>56
リンさんの方が騎馬さんや弥生さんよりも紫が自由に動けそうだと思うんです。まあなんとなくだけど。
そしてその展開は最初考えてました。
遅れましたが続きいきます。
___________
「大丈夫か?」
居間にはいると、朝食の準備を終えた春亮が心配そうな表情で聞いてきた。
「ああ大丈夫。……ちょっとびっくりしたけどね。」
騒がしくて起きてきた黒絵がフィアをなだめてくれたからなんとかなったが、もし黒絵が起きてこなかったらナタで真っ二つにされていた。
「このはさん、気をつけてってこういうことだったんですか?」
「えっと、ひっかかれるかなー、ぐらいは思いましたけどまさか切られそうになるとは思ってませんでした…。」
「まったく…朝から危ないことすんなよフィア。敵じゃないんだから。」
「うぐぐ…、しかしこの小僧は乙女の部屋に勝手に入ってきたんだぞ!その罪は万死に値する!」
「あはは…、ごめんね。」
58 :
◆kKifx89dqc
[saga]:2011/12/09(金) 01:13:40.55 ID:SjJZ7zqU0
「謝んなくていいんだぞ真九郎。こいつが起きないせいだし。」
「いや、俺も勝手に入ったのは悪かったよ。」
「そうだねー、ハルもちょっとはシンを見習ったらー?」
「へいへい。っていうかシンって何だよ。」
「シンクロウだからシン。」
「そう呼ばれるのは初めてだよ。」
「あの……早く食べませんか?」
このはがそう言うと全員のお腹が景気のよい音をたてた。
59 :
◆kKifx89dqc
[saga]:2011/12/09(金) 01:14:40.13 ID:SjJZ7zqU0
朝食を終えて食後のお茶が出された。
「ところで真九郎、護衛のことなんだけどさ。」
「ん、なに?」
「ああ、やっぱり危ないから家から出るなとかある?」
「それは別にいいよ。」
「へ?いいんですか?てっきり引きこもってろ、と言うかと思いました。」
「うん、外出は別に問題ないよ。ただ動くならなるべく固まって動くようにしてね。」
「ほう、一人にならなければいいのか。」
フィアがうんうんと頷く。
「うん、できるだけ一人にならないでね。他に何か聞きたいことある?」
黒絵がもそもそと手を挙げる。
「は〜い。シンは前に誰かを護衛したことあるの?」
「あるよ。」
「じゃあその中で一番印象に残っているものある?」
「んー、そうだね。」
ここまでにします。
60 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
:2011/12/09(金) 22:13:08.76 ID:N1I7PVpSO
漫画でのリン対切彦はやっぱりなと思いながらもなんだかなぁ…と思う改変だった
61 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[sage]:2011/12/10(土) 05:26:36.41 ID:yurXOBfh0
>>59
乙
真九郎どの、守秘義務があります。言葉は選んで。
62 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[sage]:2011/12/14(水) 19:29:12.71 ID:n8NBeCASO
続きまだー?
ところで護衛で真九郎の印象に残ってるったらやっぱ理津だろうか
63 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[sage saga]:2011/12/18(日) 20:46:49.99 ID:jYwuDmi70
>>60
仕方が無いの一言に尽きる
64 :
◆h8e5KUVeF.
[saga]:2011/12/20(火) 01:46:14.04 ID:kwAseHDM0
昼にふと携帯を見たら金日正が死亡したってニュースがでてきてエェエェェェェェ!ってなった。
こんなことが起こるなんて今年もあと十日だけど、一年を振り返るのはまだ早いかもしれないですね。
少ないけど続きいきます。
____________
「印象に残ってるものか……。」
変わったことを聞くなぁ、と真九郎は思いつつ答える。
その質問だったら答えはもう決まっていたから。
「初めてやった護衛が印象に残ってるよ。」
強くなれなかった、そう思い怖くて震えていた自分を強いと言ってくれた少女。
彼女と過ごした数日間を真九郎は忘れることはない。
「ほうほう、やっぱり初体験は特別だったの?」
「そういう言い方はやめてください。」
65 :
◆kKifx89dqc
[saga]:2011/12/20(火) 01:47:10.03 ID:kwAseHDM0
「なあ真九郎、揉め事処理屋ってそういう護衛とか以外にもなんかやるの?」
「うん、壁の落書き消しとか行方不明のペットを探したりとか。」
「へー、なんか探偵さんみたいですね。」
「肉体労働系の何でも屋みたいなものなのか?」
「まあ俺は駆け出しだからなかなか仕事は来ないけどね。」
「……苦労してるんですね。」
「あはは…。」
66 :
◆kKifx89dqc
[saga]:2011/12/20(火) 01:48:31.76 ID:kwAseHDM0
このはが目元にハンカチを当てながら言ったことを真九郎は苦笑いで受け止める。
するとフィアが突然口を開いた。
「シンクローよ、お前がやっているモメゴト処理屋というのはつまり他人に良いことをするのだな。」
「? まぁ、間違ってはない…かな。」
「そーかそーか、ふふふ……。」
フィアは納得したように頷いている。
「一人でうんうん言って、どうしたんだよフィア?」
「ふふ、決めたぞ春亮。」
「決めたって何を?」
67 :
◆kKifx89dqc
[saga]:2011/12/20(火) 01:50:21.52 ID:kwAseHDM0
「私はモメゴト処理屋になる!」
68 :
◆kKifx89dqc
[sage]:2011/12/20(火) 01:52:19.59 ID:kwAseHDM0
今日は終わりです。
少なくてすいません。
69 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[sage]:2011/12/20(火) 20:36:38.20 ID:v7rSHjeA0
>>68
乙
そして、
>>1
に、良いクリスマスを。
70 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[sage]:2011/12/21(水) 20:34:11.42 ID:xZfDfAneo
祭りの後だと紫と絡まない感じになったの?
71 :
◆iLVfCxzU4s
[sage]:2011/12/31(土) 22:01:37.14 ID:LPqLtETDO
更新できないので申し訳ないですがレス返しだけさせていただきます。
>>69
ありがとうございます。69さんもよいお年を。
>>70
紫はちゃんと出ますよ〜。
72 :
◆kKifx89dqc
[sage]:2012/01/31(火) 23:06:59.02 ID:Zzq+/oDo0
また遅くなりました、すいません。
もう少ししたら続きを投下します。
73 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(神奈川県)
[sage]:2012/02/02(木) 21:07:22.99 ID:63Wmh1eW0
>>72
レス乙
嘘を見抜ける紫がどのように絡むか楽しみにしている。
74 :
◆kKifx89dqc
[sage]:2012/02/29(水) 23:49:21.39 ID:7aZDX9ee0
もう少しって言ったのになんだこの間は…。
本当に遅くてすいません。
少しだけ続きいきます。
75 :
◆kKifx89dqc
[sage saga]:2012/02/29(水) 23:50:21.77 ID:7aZDX9ee0
「おいおい急に何を言いだすんだよフィア。」
フィアの突然の宣言に春亮はあきれた顔で言った。
「だってモメゴト処理屋は人に良いことをするのが仕事なのだろう?だったらモメゴト処理屋になれば、私の呪いも早く解けるんじゃないか?」
春亮の反応にむっとしたのか、フィアは頬を膨らませながら言った。
「なるほどねー、言い考えだよふぃっちー。でも揉め事処理屋さんってどうやったらなれるの?」
「む、それもそうだな。どうやってなるんだ、真九郎。」
76 :
◆kKifx89dqc
[sage saga]:2012/02/29(水) 23:51:48.53 ID:7aZDX9ee0
「どうやってと言われても……。」
正直に言って、揉め事処理屋には何もしなくてもなれる。
「やはりなんかこう……特殊訓練とか試験みたいなのがあるのか!?」
「いや、無いです。」
なのでちょっと不安そうな顔で質問したフィアに答えると、彼女は安心したのかさらにどうやったら揉め事処理屋になれるのか詰めよってきた。
しかし真九郎としては、時には裏社会に触れることもある揉め事処理屋を、表社会の住人にやらせるわけにはいかない。
何とかはぐらかそうとするが、フィアの勢いが止まらないので、春亮に目線で救助信号を出した。
77 :
◆kKifx89dqc
[saga]:2012/03/01(木) 00:51:00.94 ID:KcHQLHga0
「…フィア、そのへんにしとけ。」
「む、しかし春亮まだ聞きたいことがたくさんあってだな……。」
「今日はこれから買い物にいくから、また後にしな。」
「買い物?聞いてないぞ?」
「真九郎がきたから色々足りない物があってな、今日はそれを買いに行くからフィアもついてきてくれ。」
「うー、しかし……。」
「煎餅も買ってやるから。」
「すぐ行こう。春亮何をもたもたしている、早く支度せんか呪うぞ!」
煎餅と聞いて玄関まで瞬間移動したフィアが大きな声を聞きながら春亮は湯呑みにお茶を追加して言った。
「はいはいっと、このお茶飲んでからな。」
78 :
◆kKifx89dqc
[saga]:2012/03/01(木) 00:51:44.80 ID:KcHQLHga0
「ふう……助かったよ、ありがとう。」
うまく(?)フィアを誘導した春亮にお礼を言う。
「どういたしまして。つか外出ることになったけどよかったか?」
「あー、基本的には良くないけどこうなったのは俺のせいだからいいよ。でも分散すると危ないから、全員で行こう。」
「最初からそのつもりだしいいよな二人とも?」
このはも黒絵もこくりと頷いた。
「春亮君とお出かけですかー。何着て行こうかな。」
「じゃ支度してくるから。覗いちゃいやん。」
このはと黒絵がそれぞれの部屋に戻ると、春亮と真九郎も出かける準備を始めた。
79 :
◆kKifx89dqc
[sage]:2012/03/01(木) 00:52:11.61 ID:KcHQLHga0
少なくてホントに申し訳ないですがここまでにします。
80 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
:2012/03/01(木) 07:37:26.39 ID:e6ahzpKSO
おお、完全に止まったかと思ってたから嬉しいよ
続きに期待してる
81 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(神奈川県)
[sage]:2012/03/10(土) 04:39:59.52 ID:L7JlMHP/0
>>1
更新乙
楽しく読んでいる。
82 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(関西地方)
[sage]:2012/03/15(木) 01:49:51.79 ID:nAmffPXio
紅の原作しか読んでないけど面白いな
83 :
◆kKifx89dqc
[sage]:2012/04/14(土) 23:16:40.35 ID:wdBFG4bT0
>>80
>>81
>>82
読んでいただいて本当にありがとうございます。
また遅くなりましたが更新いきます。
84 :
◆kKifx89dqc
[sage]:2012/04/14(土) 23:17:14.18 ID:wdBFG4bT0
「ごめんね、俺なんかのために……。」
「金は理事長からもらってるから気にするなって。」
真九郎の生活用品を買いに、一同は商店街に来ていた。
購入した物は少ないが、フィアが何度か煎餅屋の前で止まったので時刻は正午を過ぎていた。
「ハル、お腹へった。」
「そうだな、ちょうど昼だしこのままどこかの店に入るか。」
「賛成です。でもどの店にしますか?」
「あそこにあるラーメン屋とかどう?」
85 :
◆kKifx89dqc
[sage saga]:2012/04/14(土) 23:17:47.20 ID:wdBFG4bT0
黒絵が指を差した先には一軒のラーメン屋があった。
「おっ、よさそうな店だな。みんなこの店でいいか?。」
「オッケーです。」
「私もここでいいぞ。」
「……俺も、いいよ。」
「よし、それじゃあ入ろうぜ。」
店に入るときにフィアが看板を見上げて春亮に言った。
「なあ春亮、この店の看板なんて読むのだ?」
「ん?えーっと……。」
「【ふうみてい】だよ。」
86 :
◆kKifx89dqc
[sage saga]:2012/04/15(日) 00:16:15.06 ID:ynhpjBR70
「なるほど、そう読むのか。」
「あら、真九郎さんこの店来たことあるんですか?」
フィアがふんふんと頷いていると、このはが真九郎に尋ねた。
「うん、あるよ。」
「へえ〜、うまいのか?」
「そりゃあもちろん。」
「なら安心だな、さあ早く入ろう!」
87 :
◆kKifx89dqc
[sage saga]:2012/04/15(日) 00:17:07.26 ID:ynhpjBR70
「いらっしゃいませ。」
フィアが中にはいると、眼鏡をかけた女性店員が愛想のない顔で出迎えた。
「何名様でしょうか?」
「五名様ですー。」
「わかりました。席を片付けるので少々お待ちください。」
後から入ってきた黒絵が答えると、女性店員は席の片付けに向かった。
「おお、結構混んでるな。」
「あれ、店員さんはどうしたんですか?」
春亮、このは、真九郎も店に入った。真九郎が店内を見回していると店員が戻ってきた。
「お待たせしました。あちらの席へどうぞ。」
88 :
◆kKifx89dqc
[sage saga]:2012/04/15(日) 00:17:41.32 ID:ynhpjBR70
「銀子」
「何でしょうか……。」
真九郎が呼びかけると店員は目を細くして彼を見た。その後春亮たちを見て奥の席を手で差して
「あちらの席になりますので、どうぞ。」
といって、他の客の注文を聞きに言った。
「知り合いなんですか?」
席に座るとこのはが真九郎に尋ねた。
「うん、銀子は俺の幼なじみなんだ。」
「余計なことは言わないでもらえますか?」
89 :
◆kKifx89dqc
[sage saga]:2012/04/15(日) 02:08:40.23 ID:ynhpjBR70
水とおしぼりを持ってきた銀子が全員に配りながら真九郎に言った。
「…………。」
銀子の真九郎に対する威圧感に春亮達も口を閉じてしまう。
「ご注文がお決まりになったら呼んでください。」
そう言っうと、銀子は他のテーブルを片付けに行った。
「な、なんか真九郎にだけキツくないか?」
「そ、そうですね。」
「とりあえず注文決めとこ。シンのオススメはなに?」
「んーと、もやしラーメンかな。」
「ほほう、じゃあうちはそれにしよ。」
「おれもそれで、このはとフィアは何にする?」
「私も春亮君と同じもので。」
「む、私も春亮と同じものだ。」
90 :
◆kKifx89dqc
[sage saga]:2012/04/15(日) 02:09:18.46 ID:ynhpjBR70
「じゃあみんなもやしラーメンでいいね。」
真九郎が銀子を呼んで注文する。
「もやしラーメン五つですね、少々お待ちください。」
そう言って厨房に入っていく銀子を見送っていると、厨房の少し手前で銀子が真九郎を手招きした。
銀子のところへ行くと、彼女は露骨に不機嫌な顔をしていた。
「真九郎、あの人達は?」
「仕事の依頼人達だよ。」
「そう……それで、ちゃんと報酬は貰ってるんでしょうね?」
「うん、今回の仕事が終わったらちゃんと払うから!もう少しだけ待ってください!」
91 :
◆kKifx89dqc
:2012/04/15(日) 02:12:31.68 ID:ynhpjBR70
ごめんなさい待たせてこの量ですが終わります。
92 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(神奈川県)
[sage]:2012/04/15(日) 05:45:44.86 ID:4jJ6dU4S0
>>1
乙そして久しぶり
新作が出ない分、楽しみにしている。
確かに真九郎、原作でも紫がいないと頼りないから…
93 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(関西地方)
[sage]:2012/04/16(月) 23:51:07.47 ID:AKsxTEOOo
乙ー
94 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2012/04/17(火) 03:24:45.99 ID:jzmapIlSO
真九郎の強さって
一般人<<<<通常真九郎<<戦闘屋<<戦鬼真九郎<<<裏十三家≒紫による覚醒真九郎<<〜<<紅香
こんな感じかな?
C3はアニメしか見てないからか強さの度合いがよく分からんな
95 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(神奈川県)
[sage]:2012/04/19(木) 21:05:35.75 ID:vJmVD+gj0
心身の強さは
紫に振られた真九郎<一般人
やくざ+拳銃<紫をかばう真九郎
切彦+日本刀<紫とよりを戻した真九郎
96 :
◆kKifx89dqc
[sage]:2012/05/19(土) 23:20:05.41 ID:dOTVobcV0
>>92
93 94 95
見てくださってありがとうございます。
明日やろうって思い続けるからこんなにギリギリになるんだよね。
もう少ししたら続きいきます。
97 :
◆kKifx89dqc
[sage]:2012/06/18(月) 23:50:55.64 ID:+rl/8Gqd0
もう少しって言ったのどうしてこうなった。
すごく遅くなったけど続き書く。
98 :
sage saga
[sage saga]:2012/06/19(火) 01:04:08.04 ID:HQMmkX+l0
「……仕方ないわね。」
やれやれといった様子で銀子が小さくため息をつきながら言った。
その様子を見て真九郎がほっとしていると、銀子がじとっとした目で睨んだ。
「言っとくけど、割り引いたりしたらだめだからね。報酬はちゃんと貰いなさい。」
「わかってるよ。報酬はしっかり貰う。」
「仕事が終わったらすぐ払いに来なさいよ。」
そういうと銀子は厨房に入っていった。
99 :
sage saga
:2012/06/19(火) 01:05:19.88 ID:HQMmkX+l0
銀子が厨房に入ったのを見届けて、席に戻ろうとすると
「おう!シンちゃん久ぶりぃ!」
と厨房の中から威勢のいい声をかけられた。
「お久しぶりです銀正さん。」
銀子の父であり楓味亭の店主の村上銀正だ。真九郎が軽くお辞儀をして挨拶をすると
「そんな堅い挨拶しなくていいぜ!今日は友達と一緒か!ゆっくりしてけよ!」
と麺をゆでながら言った。
100 :
◆kKifx89dqc
[sage saga]:2012/06/19(火) 01:06:21.74 ID:HQMmkX+l0
「お父さん、真九郎仕事中だから。あともやしラーメン五人前。」
「あれ、そうだったのかい?なんだよ、どの子がシンちゃんのタイプか聞こうと思ったのに。」
「バカなこと言わないで早く仕事して。」
「俺的にはあのメガネの子とかいいと思うけどどうよ?」
「い、いいんじゃないでしょうか……。」
「だってよ!よかったなぁ銀子!シンちゃんメガネっ娘好きだって!」
「お父さん!ふざけてないで早くラーメン作って!」
お盆で頭を叩かれる銀正を見て真九郎は苦笑いをした。
101 :
◆kKifx89dqc
[sage saga]:2012/06/19(火) 02:11:46.53 ID:HQMmkX+l0
「ふう、うまかった。」
フィアがお腹をさすりながら言った
「そうですね、またいきましょうね、春亮君。」
「ああ、今度はいんちょーさんや泰造達も連れてこう行こうな。」
風味亭で食事を終え、一同は帰路についていた。
(友達か……。)
真九郎は店で銀正に言われた言葉を思い出していた。
八年前のテロに巻き込まれてから修行に明け暮れていた真九郎には友人は銀子ぐらいしかいない。
しかし、もしあのテロに巻き込まれていなかったら、この様に一緒に買い物をしたり、ラーメンを食べにいくような友達ができたのか、と真九郎は思った。
102 :
◆kKifx89dqc
[sage saga]:2012/06/19(火) 03:08:32.77 ID:HQMmkX+l0
「ふう、やっと着いたな。」
そう言って春亮が門を開こうとしたとき、異様な気配が家の中から感じられた。
いち早くそれに気づいた真九郎とこのはが春亮をかばうように前に立ち、フィアがポケットからルービックキューブを取り出し、黒絵が髪をざわめかせた。
すると中からローブを着た背の高い人物が出てきた。
(顔はよく見えないが、体格からしておそらく男か……。)
真九郎がそのように観察していると
「…………。」
男の方も真九郎を見ているようだった。
103 :
◆kKifx89dqc
[sage saga]:2012/06/19(火) 03:09:14.14 ID:HQMmkX+l0
「知り合いですか?」
男の視線の先に気づいたこのはが小さな声で尋ねた。
「……ちょっと心当たりが多くて分からないかな。」
つい先日に悪宇商会の最高顧問と強奪戦を行ったので、悪宇商会の人間なら真九郎を知らない者はいないだろう。
「おまえは何者だ?蒐集戦線騎士領の者か?それとも竜島/竜頭師団の者か?」
そう思っているとフィアが警戒しながら男に向かって言った。
104 :
◆kKifx89dqc
[sage saga]:2012/06/19(火) 03:10:03.20 ID:HQMmkX+l0
「………。」
しかし男はなにも答えずじっと真九郎達を見ている。
「ええい、何か言ったらどうだ!」
とフィアが苛立ったように言うと。
「!」
いきなり男がフィアに殴りかかった。
「ぐっ……!」
その拳を真九郎が腕を交差させて受け止める。
「はあっ!」
すかさずこのはが刀の斬撃をのせた手刀を繰り出すが、空いている腕で防御された。
105 :
◆kKifx89dqc
[sage saga]:2012/06/19(火) 04:09:26.92 ID:HQMmkX+l0
(防がれた!?)
甲高い金属音が鳴り響き、このはが連撃を叩き込むが全て片腕で防がれる。
「………。」
「はあっ!」
このはに気をとられている隙に真九郎が蹴りを放つ。
しかしこれも片腕で防がれる。小さく舌打ちして真九郎とこのはは男から距離をとった。
このはの手刀によって切り刻まれたローブから見える腕は、明らかに人の肌の色ではなかった。
106 :
◆kKifx89dqc
[sage saga]:2012/06/19(火) 04:10:45.90 ID:HQMmkX+l0
「なるほど、鉄製の義手ってところですか。」
面倒ですねとこのはが呟く。
「このは、剣殺交叉で切れるか?」
「いけると思いますけど、少し時間がかかりそうです。」
「分かった。フィアと黒絵と真九郎で時間を稼いでくれ。」
そう春亮が言うと、このはが衣服を残して消え、春亮の手に日本刀が握られていた。
このはが刀になったことに驚いた真九郎だったがフィアが言っていたことを思い出した。
(これが、呪われた道具ってことか……。)
107 :
◆kKifx89dqc
[sage saga]:2012/06/19(火) 04:11:11.32 ID:HQMmkX+l0
「おっけー、おまかせあれ。」
「早く決めてしまえよウシチチ女。」
黒絵が髪をいっそうざわめかせ、フィアがなたを構える。
真九郎も構えて男の出方を見る。
男はローブの中から薬夾を取り出し、義手に装填した。
「っ!」
その行動の意味を悟った真九郎は、盾になるために春亮の前に立ち、吹き飛ばされた。
108 :
◆kKifx89dqc
[sage saga]:2012/06/19(火) 04:41:38.97 ID:HQMmkX+l0
「なんだと!?」
男の一瞬のうちの攻撃にフィアが驚愕の声をあげる。
「っ、クッショニング宗盛!」
黒絵が髪の毛で真九郎を受け止める。
「大丈夫か真九郎!」
「ああ、なんとかね。」
ギリギリで防御する事ができたが真九郎はかなり消耗していた。
109 :
◆kKifx89dqc
[sage saga]:2012/06/19(火) 04:42:30.89 ID:HQMmkX+l0
(どうする……!)
真九郎が目の前の敵の対処法を必死で考えていると。
「…………!」
男は何かに気づいたようでどこかへ走り去っていった。
「逃げた……?」
フィアが警戒しつつ武器をルービックキューブに戻しながら言った。
その背後の家の陰に黒いリボンをした人影に真九郎も春亮達も気づかなかった。
110 :
◆kKifx89dqc
:2012/06/19(火) 04:43:39.94 ID:HQMmkX+l0
眠いからここまでにします。
111 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(東京都)
[sage]:2012/06/19(火) 08:35:02.09 ID:LeI2Ped30
>>1
続けてくれて感謝。
原作に準じた、謎からの導入は好みである。
112 :
◆kKifx89dqc
[sage saga]:2012/07/15(日) 12:50:32.87 ID:gexsLkEG0
>>111
見てくださってありがとうございます。
続き書きます
113 :
◆kKifx89dqc
[sage saga]:2012/07/15(日) 12:51:27.13 ID:gexsLkEG0
「くぁ……。」
謎の男の襲撃から一夜明け、普段より少し早く起きた真九郎は欠伸をしながら居間へ向かっていた。
居間に到着すると、すでにこのはと春亮が朝食の用意をしていた。
「おはようございます、真九郎さん。」
「おはよう、真九郎。腕の具合はどうだ?」
「おはようございます。少し痺れるけど大丈夫だよ。」
「それより二人とも起きるの早いね。」
「そりゃあ、昨日襲われてりゃなあ……。」
「いやでも早起きになっちゃいますよね……。」
114 :
◆kKifx89dqc
[sage saga]:2012/07/15(日) 12:52:19.07 ID:gexsLkEG0
はあ、と二人そろってため息を吐いた。
「あんなに早いの初めて見たよ。」
昨日のことを思い出したのか、少し青ざめた顔で春亮が言った。
「不思議な義手ですよね。一体どんな技術を使ってるんでしょうか。」
「……そのことなんだけど、心当たりがあるんだ。」
真九郎がそう言うと、二人は目を丸くして驚いた。
「な、何か知ってるのか?」
「うん。でもみんな揃ってから話すよ。」
「そうですね、そっちの方が効率がいいでしょうし。」
「じゃあさっさとあいつ等起こして飯にしよう。俺は料理並べとくから、このはと真九郎で起こしてきてくれ。」
115 :
◆kKifx89dqc
[sage saga]:2012/07/15(日) 14:20:45.95 ID:gexsLkEG0
全員がそろい朝食を終えると、真九郎は説明を始めた。
「昨日のあの男が着けていた義手のことなんだけど、実は前に同じ義手を着けていた奴と戦ったことがあるんだ。」
薬夾を義手に装填して爆発的な戦闘力を発揮する。見間違えるばずもなく、あれは裏十三家の内の一つである星噛の技術だ。
「それなら、昨日の男は以前真九郎さんが戦った人なんですか?」
このはの質問に首を横に振る。
「いや、違う奴だよ。それだけは断言できる。」
以前戦った星噛の女を思い出して真九郎は背筋が寒くなるのを感じた。
「ふーん、じゃあ、あの義手は何なの?このさんでも切れないのは異常だよ。」
116 :
◆kKifx89dqc
[sage saga]:2012/07/15(日) 14:24:06.80 ID:gexsLkEG0
「えーと、それはね……。」
黒絵が興味津々な目で聞いてくるが、あの義手の説明をするとなると、それは裏十三家に関わることになってしまう。
いくら日本刀に変身できたり、ルービックキューブから凶器を作り出せたり、髪の毛を操ることができようが、彼らは一応、一般人である。
一般人に裏十三家の情報など与えるわけにはいかない。
どう説明するか悩んだあげく真九郎は、
「なんか、こう…すごいテクノロジーで作られた、最新の義手なんだよ。」
適当にぼかして説明した。
117 :
◆kKifx89dqc
[sage saga]:2012/07/15(日) 14:24:35.59 ID:gexsLkEG0
「えーと、それはね……。」
黒絵が興味津々な目で聞いてくるが、あの義手の説明をするとなると、それは裏十三家に関わることになってしまう。
いくら日本刀に変身できたり、ルービックキューブから凶器を作り出せたり、髪の毛を操ることができようが、彼らは一応、一般人である。
一般人に裏十三家の情報など与えるわけにはいかない。
どう説明するか悩んだあげく真九郎は、
「なんか、こう…すごいテクノロジーで作られた、最新の義手なんだよ。」
適当にぼかして説明した。
118 :
◆kKifx89dqc
[sage saga]:2012/07/15(日) 14:25:19.46 ID:gexsLkEG0
「「「「…………。」」」」
しかし、さすがにそんなあやふやな説明で満足する訳もなく、疑惑の目を四人から向けられて、どうしたものかと真九郎が考えていると
ピンポーン
と、来客を告げる音が聞こえてきた。
119 :
◆kKifx89dqc
[sage saga]:2012/07/15(日) 15:10:03.94 ID:gexsLkEG0
「ん?こんな朝から誰だろう?」
春亮が立ち上がって玄関へと向かおうとすると
「待って、俺が出る。」
真九郎が引き止めた。
「え、なんで?」
「春亮君、扉を開けてびっくり昨日の人だったらどうするんですか?」
「あ。」
「みんなはここで待ってて。」
そう言って真九郎は玄関へ向かった。
120 :
◆kKifx89dqc
[sage saga]:2012/07/15(日) 15:11:10.50 ID:gexsLkEG0
(気配は感じるが、殺気は感じないな……。)
警戒しつつ玄関にたどり着いた真九郎は扉の向こうにいる人物の様子を探る。
(殺気を隠せるかなりの使い手?それとも《ビッグ・フット》のように気配を消せるのか?)
しかしいくら考えても答えは出てこず、意を決した真九郎は臨戦体勢のまま扉に手をかけ
(でたとこ勝負か……。)
「ふっ!」
勢いよく扉を開けた。
すると
「ひゃあ!」
121 :
◆kKifx89dqc
[sage saga]:2012/07/15(日) 15:11:57.31 ID:gexsLkEG0
「あれ?」
目に映ったのは予想していたものとは違っていた。
「お、驚かすな、紅!」
「リンさん?何でここに、っていや待てリンさんがいるってことは……。」
「真九郎ー!」
真九郎の予想どうり、彼女はリン・チェンシンの後ろから出てきて、彼に飛びついた。
「何でここにいるんだよ。」
息なりの再会に戸惑いつつも彼女の名を呼ぶ。
「紫!」
122 :
◆kKifx89dqc
:2012/07/15(日) 15:13:42.47 ID:gexsLkEG0
少ないですが、キリがいいので終わります。
123 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(神奈川県)
[sage]:2012/07/15(日) 18:47:11.96 ID:oI3Ei/o80
>>1
乙
>>115
醜悪祭ですね。
>>121
ヒロイン登場! お待ち申し上げておりました。 (「息なり」は脳内変換したので御心配なく。)
124 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2012/07/21(土) 12:53:47.33 ID:ktelaATSO
楽しく読ませていただいつます
続きと切彦の登場をたのしみにしてる
125 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(長屋)
[sage]:2012/08/29(水) 22:33:23.03 ID:QNPmfCfKo
待ってるよー
126 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(関東・甲信越)
[sage]:2012/09/16(日) 11:33:22.74 ID:778D6m1AO
気長に待ってる
127 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(神奈川県)
[sage]:2012/10/11(木) 20:14:24.43 ID:8D06woAl0
未だかな?
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