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弟「姉様姉様姉様」姉「弟君弟君弟君」 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/07/02(土) 20:59:05.84 ID:M5LbKZMwo
わかりやすいとこに注意書き

注1:主役の姉弟は変態です。なので変態描写に耐性の無い方は、閲覧しないことをお勧めします。

注2:エロあります。なので18歳未満、及びエロ嫌いな方はお帰りください。

注3:更にパロネタも大分仕込みました。純粋に姉スレを楽しみたい方は、見るの止めた方がいいと思います。

注4:一部暴力的なシーンがあります。そう言うの嫌いな人もどうか退いて下さい。

注5:今回、地の文を入れました。これも嫌いと言う方も、お帰りになった方が良いと思います。

注6:誤字脱字多々あると思います。指摘して頂けるのはありがたいのですが、ノミの心臓なので

   キツイ突っ込みは勘弁して頂けないでしょうか。

注7:書き溜め上では完結してますが、まだ骨組み出来たばかりです。肉付け作業に結構時間かかると思うので、

   急かしたりしないで下さい。ほんとお願いします。


姉「上記の注意事項をちゃんと守ってね。お姉ちゃんとの約束だよ♪」


はっきり言って内容は『おふざけ』です。所詮只の自己満スレですから。

出来ればひっそりとやりたいのでageしないでほしいです。(注意書きではなくお願い)

何度かVIPの方で書いたことがあります。しかしこちらで書くのは初めてです。

不慣れですが宜しくお願いします。

では始めます。
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小テスト @ 2024/03/28(木) 19:48:27.38 ID:ptMrOEVy0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/zikken/1711622906/

満身創痍 @ 2024/03/28(木) 18:15:37.00 ID:YDfjckg/o
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aaorz/1711617334/

【GANTZ】俺「安価で星人達と戦う」part8 @ 2024/03/28(木) 10:54:28.17 ID:l/9ZW4Ws0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1711590867/

旅にでんちう @ 2024/03/27(水) 09:07:07.22 ID:y4bABGEzO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1711498027/

にゃんにゃん @ 2024/03/26(火) 22:26:18.81 ID:AZ8P+2+I0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/gomi/1711459578/

にゃんにゃん @ 2024/03/26(火) 22:26:02.91 ID:AZ8P+2+I0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/gomi/1711459562/

にゃんにゃん @ 2024/03/26(火) 22:25:33.60 ID:AZ8P+2+I0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/gomi/1711459533/

にゃんにゃん @ 2024/03/26(火) 22:23:40.62 ID:AZ8P+2+I0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/gomi/1711459420/

2 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/07/02(土) 20:59:45.65 ID:M5LbKZMwo
弟サイド

俺は弟。裕福な家庭に生まれた。父様と母様に暖かく育てられてきた。幸せである。

ただし、ひとつ問題がある。姉様の事である。

俺は実の『姉』に対して、抱いてはいけない感情を持っている。

俺は姉様の事が好きだ。只の『姉』として好きだという事ではない。

一人の女性として……いや、そんな生ぬるいものではない。

姉様以外の『女』など『女』ではない!俺にとって姉様だけが『女』なんだ!

狂おしいほどに愛している。なぜ俺達は『姉弟』として生まれてしまったんだ!

だが、姉様にこの思いは決して届く事は無い。辛いけど仕方がない……

俺達は血を分けた『姉弟』だから。

けど俺の欲望を止めることは難しい。姉様を襲いたい衝動を抑える為に、キモがられる事をしてしまっている。

いつの日からだろう……姉様の下着を盗んでは、自慰行為にふけるようにしまったのは。

姉様御免なさい。ごめんなさい姉様。俺は姉様にとって、出来そこないの気持ち悪い『弟』です。

あぁ姉様、姉様。それでも愛している。愛おしい。あなたの全てがほしい。

だが、そんなことはけっして許されることではない。あぁ、でも……

姉様。あぁ姉様。姉様……姉様…姉様、姉様、姉様姉様、姉様姉様姉様っ!!
3 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/07/02(土) 21:00:19.27 ID:M5LbKZMwo
姉サイド

私は姉。由緒ある一族の娘として生まれた。お父様とお母様に暖かく育てられてきた。幸せである。

しかし、ひとつ問題がある。弟君の事である。

実の『弟』に対して抱いてはいけない感情を持っている。

私は弟君の事が好きだ。只の『弟』として好きだという事ではない。

一人の男性として……いいえ、そんな生易しいものじゃないわ。

弟君以外の『男』など『男』ではない!私にとって弟君だけが『男』なの!

狂おしいほどに愛している。どうして私達は『姉弟』として生まれてしまったの!?

だけど、弟君にこの思いは決して届く事は無い。悲しいけれど仕方がないよね。

……私達は血のつながった『姉弟』なのだから。

でもね。私、弟君に悪い事、いっぱいしてるんだよ。

いつも弟君に作るごはんに、私の愛液を入れて食べさせてるんだよ。知らなかったでしょ。

弟君ごめんね。弟君、最悪だよね。こんなはしたない、気持ち悪い『姉』が本当の私なの。

あぁ弟君、弟君。それでも愛している。愛おしい。君の全てがほしい。

けど、そんなことはけっして許されることではない。でもでも……

弟君。あぁ弟君。弟君……弟君…弟君、弟君、弟君弟君、弟君弟君弟君っ!!
4 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/07/02(土) 21:01:00.61 ID:M5LbKZMwo
弟サイド

だけど絶対に、この事を姉様に知られるわけにはいかない。

俺は姉様の前では、『姉』を慕う、どこにでもいる『弟』を演じているんだ。

もし、姉様に全てを知られてしまったら……姉様に嫌われてしまうなんて死ぬよりも嫌だ。

だから俺は、姉様にこの感情を悟られまいと必死に努力している。……姉様の前ではな。くくくっ


今日が始まる。姉様の作ってくれた、姉様の朝ごはんが食べたい。

姉様を食べたい……いや、ダメだ。切り替えよう。姉様をそんな目で見てはいけない!

急いで仕度をし、姉様の待つリビングへ行こう。姉様……
5 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/07/02(土) 21:01:34.12 ID:M5LbKZMwo
姉サイド


だけど、絶対にこの事を弟君に知られるわけにはいかないわ。

私は弟君の前では、凛とした理想の『姉』としての仮面をつけているんだから。

もし、弟君に全てを知られようものなら……弟君に幻滅されてしまうなんて死ぬよりもつらい。

だから私は、弟君への思いを内に秘めたまま、彼に接していくの。弟君の前はね。ふふふっ


そろそろ弟君が起きてくる。今日も『私』を入れた朝ごはんを、弟君はおいしそうに食べるだろう。

いけない私を許して、弟君。でも、残さず食べて欲しい。

私を食べてほしい……いや、ダメよ。切り替えよう。弟君に悟られてはいけない!

あっ。弟君の足音!落ち着け!私。冷静に、普段通りにさりげなく……
6 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/07/02(土) 21:02:49.86 ID:M5LbKZMwo
と言うことで、キモオト×キモ姉ネタです。

もしかしたらキモ○○と言えるものに仕上がって無いかも知れません。

そこそこ量が多いので、区切りがいいとこで小エピソード毎に分けました。

書き溜めの中では一応は完結はしているのですが、納得のいかない個所が多々ある為、更新は遅めになるかもしれません。

それと登場人物は多めだと思います。

……が、主役のキモ姉弟をはじめ、頭おかしい人しか出て来ません。

比較的まともなのは1〜2人か、ちょい役で出て来る人(通行人とかクラスメイトとか)だけです。

まぁ私が書くネタってみんなそうなんですけど。なぜなら私が頭おかしいから。

再度忠告

注1:主役のキモ姉弟は変態です(主に終盤のエロ展開)。なので変態描写に耐性の無い方は閲覧しないことを

   お勧めします。(本日投下分にはエロ入りません。)

注2:エロあります(現在工事中)。なので18歳未満、及びエロ嫌いな方はお帰りください。

注3:更にパロネタも大分仕込みました。純粋に姉スレを楽しみたい方は、見るの止めた方がいいと思います。

注4:一部暴力的なシーンがあります。そう言うの嫌いな人もどうか退いて下さい。

注5:今回、地の文を入れました。これも嫌いと言う方も、お帰りになった方が良いと思います。

注6:誤字脱字多々あると思います。指摘して頂けるのはありがたいのですが、ノミの心臓なので

   キツイ突っ込みは勘弁して頂けないでしょうか。

注7:書き溜め上は完結はしてますが、まだ骨組み出来たばかりです。肉付け作業に結構時間かかると思うので、

   急かしたりしないで下さい。ほんとお願いします。


姉「注意事項、解ったよね?お姉ちゃんとの約束、忘れないでねっ♪」


はっきり言って内容は『おふざけ』です。所詮只の自己満スレですから。

出来ればひっそりとやりたいのでageしないでほしいです。(注意書きではなくお願い)

では第一話、投下します。
7 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/07/02(土) 21:04:26.16 ID:M5LbKZMwo
第一話 キモ姉弟の一日

リビング

弟「おはようございます。姉様。」

寝ぐせを整え、すっきりした表情で現れた弟。

黒髪短髪で中肉中背(172cm。65kg)。目がパッチリしており童顔。所謂『男の娘』の様な女顔。

ソフトマッチョ(死語?)な体つき。外見はいたって普通(?)の美少年。どこにでもいる男の子だ。

姉「おはよう、弟君。はやく顔を洗ってきて、朝ごはんを食べようね。」

一方の姉は、すでに身支度を済ませており、弟に不甲斐ない姿を一切見せることはない。

姉は腰まで伸びている美しい黒髪を、後頭部で飾り櫛を使ってまとめている。

すらっとした白魚の様な手に、透き通るような瞳、脚線美を体現する様な美しい足腰。

背丈は弟より10cm低く、女性の中では高い方(体重unknown)。そして、誰もが振り返るであろう整った顔立ち。

立てば芍薬、座れば牡丹。歩く姿は百合の花(古い?)。まさに大和撫子。因みに貧乳。
8 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/07/02(土) 21:04:31.41 ID:s1GM3w1qo
いやっほう!俺得期待!
9 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/07/02(土) 21:05:27.78 ID:M5LbKZMwo
弟「姉様はいつも早起きですね。ほんとに感心します。」

そんな彼女は、しわ一つない制服に身を包み、優雅に紅茶を喫していた。

姉「ふふっ。そうね。でもね弟君、もっと早起きしなきゃ。」カチャン

ティーカップをゆっくり置き、眉をひそめる姉。

姉「弟君……君はやがてこの家の当主となる人。いつまでもそんなことじゃダメなのよ。」

凛とした態度で弟をたしなめる姿は、まるで武家屋敷の姫君、と言っても過言ではない風格を持っていた。

弟「はい、姉様。(姉様……ちょっと怒った顔も素敵だなぁ〜姉様姉様姉様♪……はぁはぁ……)」

憧れる様な眼差しで姉の姿を見ている弟だった。…若干興奮しているが。

……ところがその姉は

姉「(はぁはぁ……弟君が私を見てる……弟君弟君弟君♪……はぁはぁ……)」

心の中では弟から見つめられたことにより、秘かに興奮していた。凛とした姿は見せかけだった。
10 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/07/02(土) 21:06:05.46 ID:M5LbKZMwo
洗顔と歯磨きを終え、リビングへと戻る弟。

弟「あぁ〜さっぱりした。姉様、お腹空きました。」

姉「うん。さぁ座って弟君。朝ごはん食べましょう。」

食卓には姉が作った朝食が並んでいた。

両親は会社を経営しており、多忙を極めている。いつの頃からか、朝食を作るのは姉の役割になっていた。

弟「父様達はもう出てるんですね。大変そうだなぁ〜。」ちょこん

そう言って椅子にすわる弟。

両親は早朝から出社するために、弟が起きてくる事にはすでにいないことが多い。

姉「そうよ。お二人が頑張ってらっしゃるから、私達が暮らせているのよ。感謝しなきゃ。」

弟「もちろんです、姉様。ではいただきます。」パクッ

姉「ふふっ。召し上がれ。」

そう言って微笑む彼女は、理想の『姉』に相応しいものだった。


姉「(わーい♪弟君が食べた食べたっ!うへへっ)」

……食事に如何わしいものを入れてさえいなければ。
11 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/07/02(土) 21:06:58.26 ID:M5LbKZMwo
弟「今日も良いお味♪本当に美味しいです。(姉様も美味しそう♪)」

姉「ふふっ。弟君はいつも美味しそうに食べてくれるものだから、作りがいがあるわ。

 (本当は私も食べてほしいけど……)」

食卓を囲み、朝から如何わしいことを考えるキモ姉弟(してい)。

弟・姉「ふふふ(いかんいかん、変な事考えてはいけない!)」

弟・姉「(……悟られてはマズイ!)」ちらっ

弟・姉「(あっ!目が合った。こっちを見てる!怪しんでるかも!?取り合えず笑っとこ!)」

弟・姉「ふふっ」

弟・姉「(あっ、笑った!たぶん大丈夫そう♪)」

アホ姉弟は心の中で、お互いに同じ事を考えていた。いつもの光景である。




弟「ふぅ姉様。美味しかったです。御馳走様でした。(はぁ〜姉様の手料理さいこ〜♪

  なんでこんなに旨いんだろ?やっぱ俺への愛情が籠ってるとか!ぐへへっ♪)」

姉「お粗末さまでした。(うへへっ♪弟君が全部食べてくれた!『私』入りとも知らず。)」

朝食ひとつでこんなになるんだから、あんたら幸せだよな。……実態はグロいけど。
12 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/07/02(土) 21:07:49.60 ID:M5LbKZMwo
姉「じゃ、そろそろ出ましょうか?」

弟「はい、姉様。」

姉「それと、今日はお父様とお母様は出張で帰らないそうよ。」

弟「そうなんですか?本当に忙しそうですね。(ってことは姉様と二人っきり!!)」

姉「そうね。二人とも体を壊さないか心配だわ。(今日は弟君と二人っきり♪)」

弟・姉「…………」ちらっ

弟・姉「(!!姉様(弟君)こっち見てる!取り合えず笑顔笑顔!!)」

キラッ☆

最高の笑顔で見つめ合うアホ二人。……流星にでも跨っているのだろうか?

弟・姉「(!?どういう意味?今の笑顔は!?)」

弟・姉「(もしかして姉様(弟君)喜んでる!?)」

弟・姉「(だとしたら……)」ちらっ

弟・姉「(にへ〜♪夜にはベッド淫っ!!)」

朝から破廉恥なことを考えてるアホ姉弟だった。
13 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/07/02(土) 21:08:53.52 ID:M5LbKZMwo
通学路

学校へと向かうキモ姉弟。傍から見れば仲の良い普通の姉弟にしか見えないのである。……多分

弟・姉「(はぁ、姉様(弟君)と一緒に登校!この時間が一番幸せだなぁ。)」

?「やっぽー♪」

弟・姉「あっ!姉友(さん)、おはよう(ございます)」

注:↑の(さん)と(ございます)は弟だけのセリフです。

姉友はアホ姉弟の共通の友人である。健康的なスタイルで、スポーツ万能。

紅く長い髪を大きなリボンでポニーティルにしている。そして笑顔が素敵な好人物である。因みに美乳。

姉友「相変わらず息ぴったりだね?仲のよろしいことで。」

弟・姉「///(夫婦ですからっ!きりっ!!な〜んちゃって♪)」

頬を染めながらアホな事を考えるアホ姉弟。

姉友「それでさぁ。二人にお願いがあるんだけど。」

姉「えっ?なにかしら?」

姉友「いやね、今日さ、あんたんちに泊めてほしいんだわ。」

弟・姉「はあぁぁぁぁーーーーー!!!?」

……なんだか雲行きが怪しくなって来た。
14 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/07/02(土) 21:10:01.20 ID:M5LbKZMwo
姉友「いやいや、二人してそんなにびっくりすることないじゃん。なんで今日に限って!」

普段なら二つ返事で了承を貰えると思っていた姉友。そら困惑するわ。

姉「いいいいやいやいや、べべべ別におどおど驚いてなんかないわ!」

弟「そそそそうです。そんなことはなななないです!」

明らかに動揺するアホ姉弟。実に滑稽である。


姉友「……で、どうなん?そんなに嫌なの?」

姉「……事情によるわ。話だけでも聞きましょう。」

一応大人の対応をする姉。

姉友「さっすが!実はね、今日両親が出かけて帰ってこないのねん。」

姉「?まさかあなた一人じゃ寂しいから眠れないとでも言うつもりじゃないでしょうね?」

姉友「あんた、あたしの事どーゆーふーに見てんだ!ちゃうわ!!」

姉「?違うの?ごめん。」

姉友「……あたしの家でこの状況を喜ぶ、厄介な奴が一人いるんだよねん。」
15 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/07/02(土) 21:10:45.82 ID:M5LbKZMwo
姉「あぁ、そう言えばお兄さんがいたのよね?すっかり忘れていたわ。」

弟「なるほど。姉友さんのお兄さんですね。何があったんですか?」

姉友「そう!あのバカ、両親がいない事をいいことに、

   『彼女を泊めるから、わりいけど出てってくんない?』

   とかぬかしやがったのよ!!もう最悪!!」

姉「そのウツケ者を始末シロ!!姉友!!!」

姉友「おぉい!どうしてそういう選択肢が出てくる!?」

弟と二人きりで一夜を過ごしたいが為に、とんでもない事を言い出すキモ姉だった。
16 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/07/02(土) 21:11:33.84 ID:M5LbKZMwo
弟「とにかく困ったことになりましたね。姉友さん。」

姉友「そーなのよ!頼めるのはあんた達しかいない!見捨てないでーーオヨヨ」ウルウル

姉「むぅ」

弟「(さて困ったな。姉様と折角二人きりになれると思ってたのに、余計なの……

   いやいや、姉友さんがうちに泊まりに来る事になりそうだ)」

姉「(しかし、無下に断るのも気が咎めるし、かといって弟君と一緒に過ごせる

   チャンスを逃したくない。どうしたものか?)」

あきらかに嫌そうな顔をしているキモ姉弟であった。

姉友「い、いや、そんなに深刻に悩まれると気が引けるなぁ。やっぱり他あたろっか?」

弟「!!(ま、まずい!姉友さんが引いてる!?やっぱり俺達の大事な親友だし、

     ここは涙を飲んで、姉様と二人っきりはあきらめよう)」

姉「(いや、情に流されてはいけない。ここは姉友)…弟「姉友さん!」

弟「姉友さんの事情はわかりました。是非いらしてください。」

姉・姉友「!!!」
17 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/07/02(土) 21:12:30.24 ID:M5LbKZMwo
姉「おとおとおと弟君!!?」

弟「姉友さんは、姉様の大事な友人です。困った時はお互い様です。」

姉友「はぁーありがとう!!助かったよん!」

姉「……(な、なんで、こ、こんなことに……)」がくっ

弟「いえ、いいんです(はぁ姉様との時間よ、さようなら。でも姉様の親友が困ってるんだし

  きっと姉様も喜んでくれてるよね)」ちらっ

姉「もちろんよ。姉友(あぁ〜ねぇ〜とぉ〜もぉ〜ぉぉぉぉぉ)」にこっ

弟「(うわっ!?なぜか目が笑ってない!?)」

姉友「ほんとにごめんね。お世話んなりやーす♪」



弟・姉「あはははは(どおしてこうなった!?)」
18 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/07/02(土) 21:13:32.97 ID:M5LbKZMwo
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学校 放課後 

姉の教室

がやがや

姉「(さて、姉友をどうしよっか?)」

アホ姉は姉友が泊まりに来る事を阻止しようと考えていた。

姉「(いっそのこと、頃し……)」

注:頃……(メ+木)+(几+又)=……もちろんわかりますね。以後、これで代用します。

ガラガラッ

弟「姉様あぁぁーーっ!!」

姉「!!」

騒々しくアホオトがやって来た。

弟「良かったあぁぁーーっ!姉様まだ帰ってなかったんですね♪」スタスタ

姉「弟君?どおしたの?今はまだ授業中って……あら?」

弟「姉様、もう放課後です。一緒に帰りましょう」

姉「え、えぇそうね(いかんいかん、弟君に嫌われてしまう!それだけは避けないと!)」

弟と二人きりで一夜を過ごしたいが為に、物騒なことを考え、反省する姉であった。
19 :ちょっと一度ageます [saga]:2011/07/02(土) 21:14:56.61 ID:M5LbKZMwo
弟「そういえば姉様。(お邪魔虫)姉友さんの姿が見えませんが?」

姉「あらそうね。どうしたのかしら?(まぁこのままでもいいけど♪)」

なんだか不憫な姉友。ほんとにこいつらと友達なのか?

ブーブーブー

姉の携帯が鳴った。

姉「!メール?あら姉友からだわ。……家に荷物を取りに行くって。」

弟「あぁ、なるほど。(お邪魔虫)姉友さんの家って結構遠くにあるんですよね?」

姉「そうそう。だから家に来るのは夕方過ぎになるんじゃないかしら。」

弟「では(お邪魔虫)姉友さんが来るまで、少し掃除した方がいいでしょうか?」

姉友の名を呼ぶ前に、心の中で悪意を込めた枕詞をつけるアホオト。少々しつこかった。

姉「そうね。あとお布団も用意しなくちゃいけないわ。」

弟「ではもう帰りましょう(取り合えず帰りは姉様と二人きりか)」

姉「えぇ。(取り合えず帰りは弟君と二人きりか)」



姉「あっ!そうそう。弟君、今晩のお夕ごはん、何がいいかしら?帰りにスーパーに寄って行きましょう。」

弟「はい、姉様♪そうですねぇ〜(夕食は姉様……いやいやいかん!)ロールキャベツがいいかも。」
20 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/07/02(土) 21:15:55.43 ID:M5LbKZMwo
家の近所の公園

今日の夕食の材料を調達し、帰宅途中の姉弟。

姉「もうすぐ家に着くわ。やっぱり公園を横切った方が近いわね。(うへへっ!ちょっぴりデ〜ト♪)」

弟「あのぉ〜姉様、今朝はごめんなさい。」

姉「?どうしたの?」

弟「姉様の意見も聞かずに、姉友さんを泊めることを承諾してしまって。」

姉「あ…あぁ〜、そのこと?(ほんとに残念だったわ。弟君のば〜か!)」

やっぱりアホ姉は根に持っていた様だ。

弟「あの人は僕達(主に姉様)にとってかけがえのない友人ですし〜。姉様も御心配でしょうと勝手に解釈しました。

  でも差し出がましいことをしちゃいましたね。」シュン

姉「ううん、いいのよ。(そっか、そう言う事だったのか!弟君はやさしいなぁ。ますます惚れちゃうよぉ〜)」キュン

姉の中で弟への好感度は更に上昇した。ところが……
21 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/07/02(土) 21:16:40.56 ID:M5LbKZMwo
弟「そうですか。それを聞いて安心しました。あの時の姉様、目が笑ってなかったので、

  怒ってたんじゃないかなぁと思って。」

姉「そ、そんなことないよ。だ、大丈夫(うわっ!まずい、ば、ばれてる!?)」

弟に図星を突かれ、焦るアホ姉だった。

弟「でも残念だなぁ〜。ほんとなら姉様と二人っきりで過ごせたのに…」ボソッ

姉「えっ!?お、弟君、い、今なんて!!?」

弟「!!!あ、あいや、ななななんでもないです。はい!(うわっ!やべっ思わず本音が出てしまった!)」

姉「そ、そぉ〜(い、今…聞き捨てならない事を言ったような…… )」



弟・姉「あはははは……はぁ……」

22 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/07/02(土) 21:17:30.83 ID:M5LbKZMwo
__________
______
___

夕方 自宅

荷物を持って姉友がアホ姉弟宅を訪れた。

がちゃっ

姉友「やっぽー♪」

姉「いらっしゃい、姉友(来たな、私と弟君の貴重な一日をダメにする災害めっ!!)」

弟「ささ、どうぞ(お邪魔虫)姉友さん。ゆっくりして言って下さい(はい、姉様とのラブラブタイム終了〜)」

姉友「いやぁ、わるいさねぇ〜」

姉「ううん、気にしないで(悪いと思うならそのウツケ者をなんとかしなさいよ!!)」

弟「お茶を用意しましたので、リビングにあがってください(お邪魔虫)姉友さん。」

姉友「おじゃましま〜す。」

弟・姉「どうぞどうぞ(ほんとにお邪魔だけどっ!!)」

心の中では姉友の来訪を、まったく歓迎してないキモ姉弟であった。
23 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/07/02(土) 21:18:23.81 ID:M5LbKZMwo
リビング

姉友「ところでところで、おじ様とおば様は?」

姉「えぇ、今日は二人とも出張で外泊するのよ。(あなたの所為で台無しだわ。)」

姉友「あっ!ってことは本当なら愛しの弟君とふたりっきr……むぐぅ」

姉「ななななにバカなこと言ってるの!へっ変な事いわないでよ(弟君に聞かれたらどーすんのよ!!)」がしっ

姉友の口を塞ぎ、ヘッドロックをかけるキモ姉であった。

姉友「むぐぅ……ギブ……ギブ……」パシパシッ

姉「あ、ごめん……」パッ

姉友「はひぃ……し、死ぬかと思った。あんた意外と力あるのねん。」

姉「お、おほほほ。あああなたが何をおっしゃっているのか、よくわからないわ。」

姉友「……まぁいいけどさ。じゃ、今晩の夕食どおしよっか?」

姉「もちろん私が作ったわ。もう用意してあるから。」
24 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/07/02(土) 21:19:05.69 ID:M5LbKZMwo
リビング

食卓には姉が作った料理が並んでいた。

姉「さぁどうぞ召し上がれ。」

姉友「うわっ!おいしそー♪いっただっきまーす!」パクッ

弟「ではいただきます。」パクッ

姉友「うん、おいし〜。おば様のごはんもおいし〜けど、姉のごはんもさいこー!」パクパク

よくアホ姉弟の家に泊まりに来る姉友だが、姉の料理に舌づつみを打つのはこれが初めての様だ。

姉「そう?ありがとう。」モグモグ

姉友「姉はなんでも出来る子だぁね♪良い嫁さんになるわぁ〜。」モシャモシャ

姉「ふふっ。お嫁さんね。どうかしら?

  (複雑だわ……弟君以外の男に嫁ぐなんて、ありえないことだし……)」パクパク

一瞬姉の表情が曇った。

弟「あれ?確かにおいしいけど……」モグモグ

姉友「?どしたん?弟君。」モシャモシャ

弟「いえ、なんかこう……いつもの姉様の味と少し違う気が……」モグモグ

姉「!!!(し、しまった!『私』を入れ忘れた!)」
25 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/07/02(土) 21:19:48.12 ID:M5LbKZMwo
姉友「?いつもの?」モグモグ

弟「えぇ、姉様が作るごはんは、食べるとこう……ふわん、となるというかぁ〜

  独特の旨みがあるというかぁ〜。」モシャモシャ

姉友「まぁすごくおいしそうっというのは伝わった。で、今日のはそれが無い、と。」パクパク

姉「……(ま、まずい。非常にまずい……)」アセダラダラ

冷や汗をかき、青い顔をしながら気まずそうに二人の会話を聞くアホ姉。

弟「あ、そうだ!今日は3人分だし、少し違う出来になったのかも知れませんね。」モグモグ

なにも知らないアホオトが、助け舟を出した形になった。

姉「!!そ、そうみたいね。ぶ、分量を間違えたかしら。あはは(ナイス弟君!その線で行きましょう!)」

それに便乗し、その場を繕うアホ姉だった。

姉友「そっか。でもこれすごくおいしいよ。いつも食べられる弟君は幸せものだぁね♪」モシャモシャ

弟「はい。とっても(可能ならば一生食べていたいが……)」パクパク

姉「ごめんね。明日はちゃんとしたのを出すから(よし、バレずに済んだ!)」モグモグ

弟「はい。楽しみにしてます(姉様もいつか結婚するんだろうなぁ……)」モシャモシャ



弟「はぁ……」

姉「?」
26 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/07/02(土) 21:20:49.95 ID:M5LbKZMwo
しばらくして  リビング

弟は家事(姉が料理をするので皿洗い等お片づけ)を終えくつろいで(?)いる。

姉と姉友は一緒にお風呂に入っていた。

弟はあることで悩んでいた。

弟「出来れば姉友さんになりたい。と、無駄な事を考えている場合ではない!」

弟「今日のリスクはいつにも増して高いと言える。」

弟「なぜなら、いつもなら姉様一人で入っている時、鼻歌を歌いながら湯船につかっている為、

  『事』を安全に運べる!」

弟「だが!!今日は、姉友さんが一緒にいる!!姉様の下着を安全に拝借するにはどうしたらよいか!!?」

アホオトは変態だった。

弟「問題はそれだけではない!!もし、兆が一、姉友さんの下着を取ってしまえば……」

注:『兆が一』……1兆分の一(普通は『万が一』と言う)

弟「いや、俺が姉様のを見間違えるはずはない!!だが、だが兆が一!ということも考えられる!!」

弟「もしその事が姉様に知られようものなら、姉様に軽蔑の目で見られるに違いない!!」

弟「はぁぁぁぁ。どおしたらいいんだぁぁ!!」

もちろんこのキモ姉弟が、普段お互いに行っている事も十分軽蔑に値する。
27 :さすがにちょっとsagaりすぎかな? [saga]:2011/07/02(土) 21:22:21.64 ID:M5LbKZMwo
浴室

姉友「はぁ……あんたんとこのお風呂はおっきいねぇ。」チャプチャプ

姉「そうかしら?」チャプチャプ

姉友「ふぅ。今頃うちのバカは彼女と宜しくやってるに違いない。」チャプチャプ

姉「(そう……この状況を作り出した張本人……いつか報復してやるわ。)」チャプチャプ

姉友「ほんとにあったま来る!喧嘩して別れろーー」チャプチャプ

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

更衣室

弟「……(多少の無茶は承知の上だ!ミッションスタート!!)」コソッ

弟「……(ふむふむ)」ゴソゴソ

洗濯かごの中を物色し始める変態キモオトであった。
28 :失礼、sage過ぎ [saga]:2011/07/02(土) 21:23:25.96 ID:M5LbKZMwo
浴室

姉友「じゃ、今日はあたしが背中流すね。」ザバ〜

姉「せっかくだからお願いしようかしら。」ザバ〜

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

更衣室

弟「……(お、ターゲット確認!確保!!)」スッ

弟「クンカクンカ……(うむ、間違いない。姉様の香りがする!)」

弟「クンカクンカ……(俺の息子がイグニッション!!)」

訳のわからない事を心の中で呟くアホオト。

弟「クンカクンカ……(はぁ姉様、今日はなんだかいつもより、姉様の香りが少ない気がする。)」

まぁ、夕食に如何わしいもの入れ忘れたらしいからな。
29 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [saga]:2011/07/02(土) 21:24:14.42 ID:M5LbKZMwo
浴室

姉「はぁとってもいい気持ち♪」ゴシゴシ

姉友「いやぁそれにしても姉の背中スベスベだぁね♪」ゴシゴシ

姉「煽ててもなにも出ないわ。」ゴシゴシ

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

更衣室

弟「……(どうやら二人とも気がついてないみたいだ。)」

弟「……(ミッションコンプリート。撤退しよう。)」コソッ

弟「……(それにしても姉様の背中か。いいなぁ姉友さん。)」

弟「……(……妹として生れれば良かったな。)」
30 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [saga]:2011/07/02(土) 21:24:55.78 ID:M5LbKZMwo
浴室

姉友「いやいや御謙遜を♪」ゴシゴシ

姉「ふぅ〜。もういいわ。ありがとう。」ゴシゴシ

姉友「OK。じゃ御褒美もらおっかなん♪わ〜い、ちっぱいちっぱい♪」ムギュッ

姉「ひゃん///なにするの!!ちっぱいゆーな!!」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

更衣室

弟「おふぅ!!!」ガタッ
31 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [saga]:2011/07/02(土) 21:25:56.11 ID:M5LbKZMwo
浴室

姉友「!!なに今の音!?」

姉「えっ!!?もしかして弟君?」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

更衣室

弟「!!!(しまったぁぁぁぁ!!気付かれた!!)」
32 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [saga]:2011/07/02(土) 21:26:44.22 ID:M5LbKZMwo
更衣室

弟「(ま、まずい!言い訳を考えねば……あ、そうだ!)」

弟「すみません姉様。至急連絡したい事がありまして!

  今、姉友さんのお兄さんから電話がかかって来まして、姉友さんの家から火が出たそうです!」

弟「(って何言ってんの俺!!とんでもない嘘吐いちゃったよ!!!)」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

浴室

姉友「嘘ぉ!?あのバカなにやってんの!!?」

姉「えぇっ!!?それは大変!!」
33 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [saga]:2011/07/02(土) 21:27:24.91 ID:M5LbKZMwo
浴室

姉友「とっ兎に角、緊急事態だねっ!急いで行かないと!」

姉「う、うんっ!私も一緒に行くわ。用意しましょう!」

姉友「いや、あたし先に行くっ!姉は後から来て!」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


更衣室

弟「あわわわ……」オロオロ

事の重大さに動揺するアホ。

弟「(やばい!!おおごとになってしまった!!どーしよーー!!!)」

身から出た錆だな。素直に謝ればいいのに……

弟「(どうするどうするどうするどうするどうする!!?)」

頭の中がエラいことになっていた。
34 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/07/02(土) 21:28:18.35 ID:M5LbKZMwo
更衣室

弟「!!」

弟「姉友さんっ!!俺、先行って様子見て来ますっ!!」たったったっ


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

浴室

姉友「わかったっ!宜しく弟君っ!!」」

姉「う、うんっ!弟君、くれぐれも気をつけてね!」


……なんだかとっても嫌な予感がする。
35 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [saga]:2011/07/02(土) 21:29:32.32 ID:M5LbKZMwo
自宅 ガレージ

弟はある事を考えていた。

弟「…………」

その時の弟の目は鈍く光っていた。みるみる表情が変貌する。

ガチャッ

車からある液体の入った容器を取り出した。


弟「仕方がない……こうなったら嘘をほんとにするしかない……」


そう言い放った彼は、もはや先程までの弟とは全くの別人である。

弟「姉友さん……ごめんなさい……でも俺、やらなくちゃ……」

姉に自分の吐いた嘘を知られる事を恐れる余り、恐ろしいことを決意した弟。

狂気に満ちた陰鬱な表情を浮かべながら、弟はリュックに例のものを入れる。

弟「…………」じぃ〜

置いてあるバイクを見る弟。

父の趣味で、いかにも速く走れそうな、チューンナップされたバイク。

弟「行くか……」

ガチャッ ガタガタガタ……

ガレージのシャッターを上げ、外へと出る弟。

そして一路、姉友の家へと向かうのであった。
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36 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [saga]:2011/07/02(土) 21:30:29.14 ID:M5LbKZMwo
姉友の家

フワンフワン 

ざわざわ

姉友の家の周りには消防車と慌ただしく消火活動を行う消防士、そして野次馬が取り囲んでいた。

消防士A「危ないから下がってください!!」

消防士B「こっちは消えたぞ!!」

ジャー

消防士C「けが人はいないか!?これで全員か!!」

ざわざわ ざわざわ

弟「…………」

呆然と姉友宅が燃えているのを見ている弟。と、そこへ……

姉「あっ弟君っ!どどどどうなったの?」

姉がやって来た。

弟「あっ……姉様……そ、それが……」

姉「?」
37 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [saga]:2011/07/02(土) 21:31:29.99 ID:M5LbKZMwo
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弟の回想


フワンフワン 

ざわざわ

弟「…………」

姉友「弟君っ!!どうだった!バカ兄貴は!?」

弟「あっ……姉友さん、見ての通りです。」

消防士B「ほらほらぼぉっとすんなっ!!」

消防士A「はいっ!!」

ざわざわ ざわざわ

姉友「……というかすごい人だかり。そんなに人の不幸が面白いのかっての!!」プンスカ

全くその通り。なんで野次馬ってこういったところに集まるのだろう?

鷲っ鼻「うへへ……死んじゃう……死んじゃう……死んじゃうツモだ……!!」

ざわ……ざわ……

……なんだか訳のわからない爺さんもいるけれど。

弟「……見たところボヤの様ですね。多分大事には至らないとは思うけど。」

姉友「う〜ん。まぁそれはそうなんだけどさぁ〜。」

ざわざわ

?「うわぁ〜。やっべぇ〜なぁ〜。」

?「うぅ〜。どーしよー。」

姉友「あっ!!居たっ!!あのバカっ!!」スタスタ
38 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [saga]:2011/07/02(土) 21:32:36.76 ID:M5LbKZMwo
姉友の兄「おっ?妹!?どうした?」

以下 姉友の兄=兄

姉友「どうしたぢゃないわよ!このスットコドッコイ!!あんた何してくれてんの!!」

兄「いやーすまんすまん。やっちまったぜ。」

姉友「なにをやったか聞いてんの!!」

兄「えーと、言わないとダメ?」

姉友「なんかすごく嫌な予感がするんですけど…」

兄「とっても言いにくいんだけど、なぁ?」

兄カノ「う、うん///」

姉友「…………」




弟「…………」
39 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [saga]:2011/07/02(土) 21:33:14.49 ID:M5LbKZMwo
姉友「はぁぁぁーーっ!!?SMプレイをしてたら、カーテンに引火しちゃったですって!!?」

兄「あ、あぁ。そうなんだよ……」

兄カノ「うぅ、兄君はずかしいよぉ……」

姉友「こっちの方がはずかしいわっ!!消防署の人になんて説明すんのっ!!?」

兄「だから言ったんだよ!俺はベッドでやるのは危険だって!!」

兄カノ「兄君だってノリノリでやってたじゃん!!最後の方なんて

    『気持ちいいか?この変態メスブタ』って言って

    ロウソク振り回してたじゃん!!」

姉友「///!!あぁもう!大声で卑猥な発言をすんな!!」

姉友・兄・兄カノ「わーわー!ぎゃーぎゃー!」

ざわざわ

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弟「……と言う成り行きでした。」

姉「…………」
40 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [saga]:2011/07/02(土) 21:33:58.55 ID:M5LbKZMwo
消防士A「とにかくけが人もいなく、小火で済んで幸いでしたね。」

姉友「ほんとうに御迷惑をおかけしました!!」ぺこっ

消防士A「くれぐれも火の取り扱いにはご注意ください。では」

姉友「ありがとうございました。」


兄・兄カノ「わーわー!ぎゃーぎゃー!」


姉「ね、ねぇ弟君。私たちはどうしたらいいのかしら?」

弟「さ、さぁ……」



火事にあったことないんで、事後処理はわかりません。悪しからず。
41 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [saga]:2011/07/02(土) 21:34:35.99 ID:M5LbKZMwo
兄カノ「もぅ!!兄君なんて大っ嫌い!!」

兄「お、おい!待てよ!!」

兄カノ「知らない!あたし帰る!!」スタスタ

兄「くぅ〜!勝手にしろ!!」

兄との口論の末、愛想をつかせて帰る兄カノであった。

帰る後ろ姿を怒った様子で見送る兄。

……だがその背後には鬼の形相で立ち尽くす一人の女性がいた。

姉友「おい……言い残すことは無いか?」スゥッ

兄「!!あ、あれ?い、妹さん?」

兄はおそるおそる振りかえる。……すると
42 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [saga]:2011/07/02(土) 21:36:22.92 ID:M5LbKZMwo
姉友「おりゃっ!!!」

ガスッ

姉友の繰り出す重い一撃が腹にめり込む。

兄「げふっ!!」

そこから姉友の繰り出す拳の弾幕が兄を襲う。

姉友「おおおぉぉぉぉ!!!」

ボカボカボカボカボカボカボカボカッ

兄「のおぉぉぉぉぉ!!!!」

姉友は右手に力を溜める。

姉友「とどめ!!」

ゴキッ

兄「ぎゃああぁぁぁぁ!!!!」

ドオォォォォーーンッ!!!

兄の体は宙を舞い、煉瓦で出来ていたはずの姉友の家の塀を簡単に砕いてしまった。

姉友「…………」

振り返り、粉塵を背後に姉友が無言で立ち尽くす。そう、勝利の決めポーズである。





姉「まぁ、自業自得ね。私と弟君との時間を奪った罰が当たったのよ。」

弟「ふぅ……(まさかほんとに火事になっていたとは……結果オーライ?なのか……)」
43 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [saga]:2011/07/02(土) 21:37:42.37 ID:M5LbKZMwo
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自宅

姉友「と言うわけで、今日はあたしの家に入れないみたいだから、お世話になるね。

   ……それと、このろくでなしも。」

兄「……ごふっ」

ぼろ雑巾の様になっている姉友の兄だった。

姉「はぁ、仕方がないわ。」

弟「大変でしたね。」

姉友「さすがに見捨てられないしね。まぁ明日になったらこいつ、

   あたしがやったやつより酷い技を、お父さんにお見舞いされるわけだし」

兄「!!ガクガクブルブル」

姉「(姉友の一家って……)」

姉友のバカみたいな戦闘力を目の当たりにし、姉友の兄を少し不憫に思う姉であった。
44 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [saga]:2011/07/02(土) 21:38:32.56 ID:M5LbKZMwo
姉の部屋

姉「さて、今日はもう遅いから寝ましょう」

姉友「うん。おやすみん♪」

姉「(散々な一日だったわ。一体、私が何をしたと言うの?)」

かちっ

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

弟の部屋

弟「さて、今日はもう遅いから寝ましょうか。兄さん、体は大丈夫ですか?」

兄「あぁ。いろいろすまなかったね。」

弟「いえいえ。困った時はお互い様ですよ(あなたのおかげで俺が助かった訳だし)」

かちっ
45 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [saga]:2011/07/02(土) 21:39:16.84 ID:M5LbKZMwo
1時間後

姉の部屋

姉友「……ぐがー……ぐがー……」

姉「うぅ……全然眠れない……」

姉友「……ぐがー……ぐがー……」

姉「……忘れていたわ。姉友ってそうだったのよね。」

姉友「……ぐがー……ぐがー……」

姉「ほんとに散々な一日だわ。一体、私が何をしたと言うの?」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

弟の部屋

兄「……ぐがー……ぐがー……」

弟「うぅ……全然眠れない……」

兄「……ぐがー……ぐがー……」

弟「……ひでぇな、おい。この人って医者に喉、診て貰った方がいいんじゃね?」

兄「……ぐがー……ぐがー……」

弟「困ったな。これじゃ寝れないぞ。」

姉友兄妹の鼾がうるさくて、寝付けないアホ姉弟であった。
46 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [saga]:2011/07/02(土) 21:39:53.12 ID:M5LbKZMwo
姉の部屋

姉友「……ぐがー……ぐがー……」

姉「うぅ……仕方ない……お父様達の寝室を借りましょう。」ゴソゴソ

姉友「……ぐがー……ぐがー……」

姉「静かにぃ〜……静かにぃ〜……」コソォー

姉「ふぅ……あらっ?」カチャ

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

弟の部屋

兄「……ぐがー……ぐがー……」

弟「うぅ……これは無理だな……父様達のベッドに寝よう。」ゴソゴソ

兄「……ぐがー……ぐがー……」

弟「起きんなよ〜……起きんなよ〜……」コソォー

弟「ふぅ……あれっ?」カチャ
47 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [saga]:2011/07/02(土) 21:40:34.21 ID:M5LbKZMwo
廊下

同じタイミングでばったり遭遇する二人だった。

弟・姉「姉様(弟君)!?どうした(の?←)んですか?」

注:「」の中の(弟君)・(の?←)と言う台詞は姉のものです。

   この(の←)の部分で姉は言い終えています。後に続く「んですか」は弟だけの台詞です。

   以後同じ様に表現します。

弟・姉「それが兄さん(姉友)のいびきがうるさくて眠れないの(よ。←)です。」

弟・姉「えっ?姉様(弟君も?←)も?」

弟・姉「あっ!ふふふ、そうな(の?←)んですか?」

弟「では姉様、どうするんです?」

姉「うん。お父様達の寝室を使わせて貰おうかと思ってね。」

弟「!そうですか。僕も同じ事考えてました。(姉様もか!?)」

姉「えっ!?そ、そうなんだ。ど、どっしよっか?(弟君も!?)」
48 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [saga]:2011/07/02(土) 21:41:15.68 ID:M5LbKZMwo
弟・姉「………」

弟・姉「(キタァーー!!来ました千載一遇の大チャンス到来!!

     うまく行けば姉様(弟君)と添い寝出来る!!)」

弟・姉「(でも姉様(弟君)に嫌がられるかも。この年になって普通の姉弟では

    一緒のベッドで寝るなんて考えられないし!!)」ちらっ

弟・姉「(姉様(弟君)なにか考えてるみたい。もしかして俺(私)に譲ろうとしてる!?)」

弟・姉「(ダメダメ!!何としてでも姉様(弟君)と一緒に寝たい!!このチャンス逃しはしない!!)」

弟・姉「(まず相手の出方を探らないと、焦って全てを台無しにするわけにはいかない)」

弟・姉「………」

弟・姉「(どおしよ!?黙ったままだ!姉様(弟君)困ってる!?)」

弟・姉「………」

弟・姉「(むぅ……こうなったらこちらから仕掛けるしかない!)」

弟・姉「(あくまでさりげなく、『昔みたいに一緒に寝(よっか←)ません』って感じで)」

弟・姉「(うぅ、緊張してきた……でもこれだけはどんな事をしてでも成功させないと)」ドキドキ


弟・姉「あ、あの姉様(弟君)……」


弟・姉「!!(おおぅ!?あっちも仕掛けてきた!?どぉする?行くか?行かせるか!?)」ドクンドクン
49 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [saga]:2011/07/02(土) 21:41:59.44 ID:M5LbKZMwo
弟・姉「(……いや、もしも

    『弟君(姉様)が父様の部屋を使って(下さい。←)いいよ。

     私(僕)は他を探(しますから。←)すから。』

    とでも言われたら、その時点で計画は破綻してしまう!!

    ダメだ!こちらから仕掛けよう!!)」


弟・姉「姉様(弟君)、一緒に寝(よっか!←)ましょう!」




弟・姉「!!!?(なにぃーーーーーーーーー!!!!!?)」
50 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [saga]:2011/07/02(土) 21:42:42.21 ID:M5LbKZMwo
弟・姉「(い、今、いまいま、ね、ねね姉様(お、おと弟君)ななななんて言った?)」


姉「お、おとおと弟君?聞き間違えじゃないよね?わたわた私とい、一緒に寝たいののの?」

弟「ははは、はい。むかむか昔みたいに姉様と、いいい一緒にねねね寝たいですすすすす!」

弟「ねねね姉様こそ、ぼぼぼぼ僕と一緒ででいいいんですかかかかか?」

姉「えええええぇ、もももももちろん、そそそそうよ!」

弟・姉「………」

弟・姉「………」

弟・姉「………」

弟・姉「(キタァーー!キタァーー!!キタァーー!!!キタァーー!!!!)」
51 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [saga]:2011/07/02(土) 21:43:25.83 ID:M5LbKZMwo
両親の部屋

弟・姉「(でゅふ!とうとうこの時が来た……まさかこんなにもうまくいくとは……)」ちらっ

弟「(姉様いただきま〜す♪ぐへっぐへへっ。)」

姉「(お姉ちゃんがいろいろ教えてあげる♪うへっうへへっ。)」

弟・姉「(うひひ♪姉様(弟君)、俺(私)に、こんな下心があるとも知らずに

     『一緒に寝よう』なんて言うなんて。くっくっくっ……)」

弟・姉「(あーはっはっ!!……っとまずいまずい。よだれが出てしまう。)」

弟・姉「………」

弟・姉「(とはいえ、冷静に考えてみると、ここで暴走してしまえば、全てが台無しになってしまう)」

弟・姉「(ここは我慢して、普通に寝るだけにしないと。)」

不埒なことを考え、それを考え直し、自分を戒めるキモ姉弟だった。
52 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [saga]:2011/07/02(土) 21:44:20.65 ID:M5LbKZMwo
弟「姉様、なんだか懐かしいですね。昔はこうして一緒に寝てましたよね僕達。」

姉「そうね。なんだか昔を思い出すわ。」ゴソゴソ

そう言いながら姉は両親のベッドに潜り込んだ。

姉「さ、弟君。どうぞ……」ニマァ〜

姉は弟に見えないように妖艶な笑みをうかべた。

弟「はい……」

そして弟も、姉に見えないように、まるで獲物を見る猛獣のような顔付きでベッドに入った。

弟・姉「………」

弟・姉「(いやいや、いかんいかん。何考えてる俺(私)。)」
53 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [saga]:2011/07/02(土) 21:45:08.42 ID:M5LbKZMwo
弟サイド

ベッドの中に入ると、とても芳しい甘い香りがした。

姉の匂い。

いつもは姉の近くに居ると、ほのかに香ってくる程度だった。だが今は姉に密着している。

姉の匂い。

姉の腰まで伸びた、美しい芸術品の様な黒髪からは、シャンプーの香りがした。

姉の匂い。

姉の首から、姉の脇から放たれる魅惑的な匂いは、高濃度のまま弟の鼻を掠める。

弟の中にある『獣の本性』を呼び覚ますには十分であった。

弟「姉様…良い香りがしますね。」

今すぐその黒髪に、その首に、その脇に、むしゃぶりつきたい衝動が弟を襲うのであった。

が……

弟「(いやいや、いかんいかん。それをやったら全てが終わる!)」

すぐに我に返った。基本ヘタレである。
54 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [saga]:2011/07/02(土) 21:45:45.68 ID:M5LbKZMwo
姉サイド

弟がベッドに入ってきた。

後ろを向いているため弟にはわからないが、姉は先程と同じ顔になっていた。

雌の顔。

普段弟の前では見せる事のない、蠱惑的(こわくてき)な貌(かお)。

凛とした、普段の姉からは想像も出来ない、もうひとつの姉の貌がそこにあった。

もともと美しい顔ではあるが今のそれは、月の光に照らされた紫色の芍薬の花の様な

妖艶さを醸し出していた。

弟「姉様…良い香りがしますね。」

ジュンッ

弟の言葉に反応するように、姉の蜜壺から愛液が溢(あふ)れ出す。

今すぐ弟の方を振り向き、己の肉欲を全て曝け出したいと思う姉であった。

が……

姉「(いやいや、いかんいかん。ここで弟君を押し倒せば全てが終わるわ!)」

すぐに我に返った。こちらも基本ヘタレである。
55 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [saga]:2011/07/02(土) 21:46:22.36 ID:M5LbKZMwo
姉「じゃ、寝ましょう。弟君、おやすみ」

弟「はい、姉様。おやすみなさい」

弟・姉「………」

弟・姉「………」

弟・姉「?」

弟・姉「(?はて、なにか忘れてるような?)」

弟・姉「………」

弟・姉「………」

弟・姉「!」

弟・姉「(あっ!添い寝!!どーしよ!!おやすみって言っちゃったし!)」
56 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [saga]:2011/07/02(土) 21:47:22.40 ID:M5LbKZMwo
姉「(しまった!!あの顔を見られるとまずいからってこっちを向いたままだった!!)」

弟「(うーん。困ったな。姉様あっちを向いてるし、強引にこっちを向かせるのは至難の業だぞ。)」

姉「(……寝がえりを打つふりして弟君の方を向こうかしら?)」

弟「(手をすべり込ませてこっちを向かせる?は無理かなぁ?)」ゴソゴソ

姉「(よし、そうしよう!あくまで自然に)……うーん……」ゴロン


弟「(!!っと姉様寝がえり打ってきた!!よっしゃーーー!!……ってこれは!!?)」

姉「(?あれ?違和感がある?ん?弟君の腕?……ってこれ、もしかして!!?)」



弟・姉「(腕枕ってやつですか!!!!!)」

57 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [saga]:2011/07/02(土) 21:48:06.47 ID:M5LbKZMwo
弟・姉「///」

弟・姉「(おぉぉぉぉ。こんな幸せ今まで味わったことが無い!!)」

弟・姉「(神様ありがとう。生きててよかった!!)」

弟・姉「///」

弟・姉「(そう考えると、姉友さんが来てくれて良かったってことになる(わね←)な)」

弟・姉「///」

弟・姉「(うぅ、いい。いいよぉ///今日は最高の一日だ。)」

幸せそうに眠りに就くアホ姉弟だった。

__________
______
___
58 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [saga]:2011/07/02(土) 21:49:09.56 ID:M5LbKZMwo
翌日

両親の部屋

姉友「おぉーい!起っきろ〜二人とも!!」

姉「んふ……」

姉友「そろそろ起きないと遅刻するよん!」バッ

かけ布団を剥ぎ取る姉友。

姉友「あっ……」

姉「へっ?」パチクリ

姉友「///……まったくもう!昨晩はお楽しみだったみたいですねぇ〜。」

どうやら腕枕だけでは飽き足らず、知らぬ間に抱き合って寝ていた様だ。

姉「ふえっ!?(ななななっ!おとおとおとうとくんのかかかか顔が目の前にににっ!?)」ドキッ

姉は弟の首に両腕を回し、あわや弟の唇にキスでもしようとしている様なポーズになっていた。

姉友「仲がいいのはわかるけどさ、ちょぉ〜っとやり過ぎなんじゃないかなぁ?」

姉「うあうぅ///」ぽっ
59 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [saga]:2011/07/02(土) 21:50:04.88 ID:M5LbKZMwo
弟「スピー……スピー……」

一方アホオトは知らぬ間に姉の背中で両腕を交差させ、更に両足で姉を挟んで寝ていた。

よって姉の下腹部に弟のものが接触していた。しかも……

姉「!!!!!(あああっ!おとおと弟君!!あさあさ朝勃ちしてるぅぅーーー!!)」

元気である。男性特有の生理現象だから、こればっかりは仕方がない。

姉「(おとおとおとおとうときゅんのがぁっ!!あしょあしょこにぃぃーーーっ!!!)」ドクンドクンドクン

アホ姉はものすごく興奮してしまった様だ。

姉友「ほらほらぁ〜。いつまでもそぉ〜やってないで!起きる起きるっ♪」

姉「(しまったっ!!姉友が来る前に起きていれば弟君にちゅ〜どころかいろんなイタズラが出来たのにっ!!

   なんで今日に限って寝坊してしまうの!!?)」

その上、恐ろしいことを考え出した。

姉「(いいえ。諦めるのはまだ早いわ!今すぐ姉友を追い払い、弟君にHなイタズラをしよっと♪うへへっ!)」

どうやら弟の貞操の危機(と本人は思わないだろうが)は去っていなかった。

姉「あ、姉友ぉ〜。弟君は私がおこ……」

姉友「さあさ弟君!起きて!!幸せそうな顔していつまでも寝てないの!」バチコーン

弟「はひぃぃぃ!!!?」

姉友の手によって、アホ姉の企みは潰えた。
60 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [saga]:2011/07/02(土) 21:51:06.76 ID:M5LbKZMwo
リビング

憤慨しながら姉友とその兄を問い詰める様子のアホ姉弟。

姉「まったく!姉友、あなたの所為で、昨晩は眠れないところだったわ!」プンスカッ

姉友「いやぁ、めんもくない〜。許してちょ♪」

弟「兄さんもですよ!お二人とも耳鼻咽喉科に通われた方がいいんじゃないですか!」プンスカッ

どうやらアホ姉弟は逆ギレして、抱き合って寝てた事を棚に上げようとしているようだ。

兄「うーん。確かに俺ら兄妹のいびきの所為で二人が寝付けなかったのは悪かったと思うが……」

姉友「なーんか、自分達のラブラブデュフデュフ添い寝の照れ隠しにしか思えないんだよねん。」

だが結局、姉友の兄妹に見破られるのだった。

姉「いやいやいやいや!そそそそそんなことはけけけ決してないわ!!」

弟「そそそそそうです、そうです!断じて違いますよ!えぇえぇ!!」

焦りながら否定する、滑稽な様子のアホ姉弟だった。

姉友・兄「ふーん、じゃまぁそーいうことにしておきますか♪」

弟・姉「くぅ〜///」
61 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [saga]:2011/07/02(土) 21:51:48.05 ID:M5LbKZMwo
姉友「ま、冗談はさて置き。朝ごはんはあたし達が用意したよん♪」

姉「あ、ありがとう。お客様なのにごめんなさいね」

兄「いや、俺たちは二人のお世話になってる身分だ。これくらいは当然だ!」

姉友「100パー、あんたが原因だけどね。」

弟・姉「あ、あははは(兄さん。あなたのお陰で素敵な思いをさせてもらいました!

    お世話になったのは、ほんとはこっちの方なんですけどね♪)」

兄「いや、ほんとに俺に対しては容赦ないよな、おまえは」

姉友「ならひとつでも兄貴らしいことしなよ!バカ兄貴っ!!」



その日の夜、姉友宅からは姉友の兄の断末魔の叫び声が聞こえてきたという。

第一話 キモ姉弟の一日 おわり
62 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) :2011/07/02(土) 21:52:43.98 ID:M5LbKZMwo
と言う事で、一話終了です。

平均すると、一話このくらいの量です。予定ですけど。

まだ納得いかない個所が多々あり、更新は大分遅めになるかも知れません。

見てる人いるかど〜かわかんないけど、細々と続けますわ。自分のオ○ニーの為に。

では今日のところはこれまで。

来週また更新します。……多分。あんま期待しないで下さいね。遅筆な上にあんま自信から。

では皆さん。再現!(なぜツァイツェン?どうでもいいけど、これドイツ語に似てません?)
63 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage]:2011/07/02(土) 21:59:14.17 ID:M5LbKZMwo
やべ!age過ぎた。

sageます。
64 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/07/02(土) 22:03:20.43 ID:s1GM3w1qo
乙!
一度の投下でこの量はGJすぎる
65 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸) [sage]:2011/07/02(土) 22:14:28.96 ID:Psddi3HAO
息ぴったりすぎるwwwww
66 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州) [sage]:2011/07/02(土) 23:16:31.08 ID:oonP7rPAO
姉も弟も最高にキモいな
今後も期待
67 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/02(土) 23:47:42.05 ID:jPIkXgH40
ほとんどが佐賀になってるけど……
色々な意味で最高
>>1
68 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/07/03(日) 12:47:20.58 ID:QsY9YQ3Yo
おぉ!コメント貰えてる!!うわぁ〜嬉しいです。読んでくれてありがとうございます。

えぇーと、ちょっとアナウンスしに来ました。

昨日、小エピソード毎に分けます、と言いました。現在、書き溜め上での想定は6話構成を

考えています。ちょっと説明足りませんでした。

ただこれから増える可能性もあるので、お約束は出来ません。減る事は確実に無いですけどね。

出来ればひっそりとやりたいのでageしないでほしいです。←削除

ageしないでって言っておきながら、ageまくりましたね。すんません。

専ブラ上の勢いが「少なっ」と思ってたんですけど、ただ単に更新してなかっただけでした。失敗です。

なのでこのお願い取り消します。やっぱり適度にageたいです。
69 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/07/03(日) 12:59:14.86 ID:QsY9YQ3Yo
……と、これは自己紹介がてらって言うか、ある意味宣伝(?反省?)なんですけど。

以下のものは、かつてVIPで私が書いたスレです。


汚点その1……兄「好きだ妹」妹「えっ」

初SSっぽいもの。今年のゴールデンウィークに何を思ったか、代行さんに頼んでまでやりました。

ただ、内容はボロクソにコケおろされたくらいなので、はっきり言って面白くないです。


汚点その2……女「今日からあたしがお兄ちゃん♪」男「まてぃ!!」

汚点その1でボコボコにされた悔しさから、反骨心のみで3日かけて書いたSSっぽいもの。

振り返って見ると、支離滅裂で、とんでもなく都合のいい展開。とくにエロ描写が酷い。

なにより最大最悪の汚点は、某大手SSまとめサイトさんに載せられたうれしさから、わざわざ

そこにコメントまで残してしまったこと。内容云々よりこっちが酷い。今思い出しても恥ずかしいですわ。


汚点その3……姉「生徒会長の私に逆らうとはいい度胸だな」

初のっとり。最初に書いてた人が居なくなったので勝手に始めたSSっぽいもの。

展開は無味乾燥で、ありふれた駄SS。


汚点その4……妹「ゲッ!?おかーさーん!ゴミ豚が部屋から出てるよー!!」

のっとり。最初に書いてた人がソープに行くって言ったので、勝手に始めたSSっぽいもの。

実は、その人ただ単に風呂に行っただけで、帰って来てたみたいですけど、全く気が付かなかった……

兄はこうして引き篭もりから脱出しました。おめでとう!って話になってしまった、ある意味失敗作。

最大の汚点は、本編終了後に、あおりに反応して途中で逃げようとしたこと。

言い訳になるかもしれないすけど、そん時徹夜でカキコしてたんで、眠かったんですよ。

その後投下した妹とのイチャ展開も、かなり強引で無茶苦茶。頭回ってないからロクなもんじゃなかったな。



以上ですかな。恥ずかしいけど読んで貰えたらうれしいですね。今どこで見れるか知らないけれど。

そのうちにブログ作って、自分が書いた奴まとめようかな、と思案してます。ぼんやりとですけど。

上記の事由により、今回はあとで恥ずかしくならない様な、ちゃんとしたものを書ければ、と思います。

それでは、左様なら。
70 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/03(日) 17:33:13.71 ID:+Mt1X6cz0
>>1乙ぅ〜
71 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) [sage]:2011/07/07(木) 11:55:50.90 ID:eW6f4IAAO
楽しみにしてます!
72 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/08(金) 22:52:28.73 ID:vq75hzZL0
>>69にあるスレ全て読んできましたよ……
よかったです
73 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/07/09(土) 19:30:49.77 ID:Jg89ELCwo
こんばんわ。そろそろ始めます。……と、その前に。

前回の反省

>>22

弟「ささ、どうぞ(お邪魔虫)姉友さん。ゆっくりして言って下さい(はい、姉様とのラブラブタイム終了〜)」

× ゆっくりして言って下さい

○ ゆっくりしていって下さい。

弟は姉友に何をゆっくり言ってほしいんでしょ?この扱いに対する不満でしょうか?
74 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/07/09(土) 19:32:26.46 ID:Jg89ELCwo
再再度忠告

注1:主役のキモ姉弟は変態です(主に終盤のエロ展開)。なので変態描写に耐性の無い方は閲覧しないことを

   お勧めします。(本日投下分にはちょっとしたエロ入ります。)

注2:エロあります(現在工事中・進捗率35%くらい?)。なので18歳未満、及びエロ嫌いな方はお帰りください。

注3:更にパロネタも大分仕込みました。純粋に姉スレを楽しみたい方は、見るの止めた方がいいと思います。

注4:一部暴力的なシーンがあります。そう言うの嫌いな人もどうか退いて下さい。

注5:地の文を入れました。これも嫌いと言う方も、お帰りになった方が良いと思います。

注6:誤字脱字多々あると思います。指摘して頂けるのはありがたいのですが、ノミの心臓なので

   キツイ突っ込みは勘弁して頂けないでしょうか。

注7:書き溜め上は完結はしてますが、肉付け作業に結構時間かかると思うので、急かしたりしないで下さい。

   ほんとお願いします。


姉「注意事項、解ってるよね?うん、偉いっ!いい子いい子♪」なでなで


はっきり言って内容は『おふざけ』です。忠告の欄でもおふざけします。

出来ればひっそりとやりたいのでageしないでほしいです。←削除

自分に都合のよい嘘つき作者です。このお願い無視して下さい。注意事項の方は宜しくです。

では投下します。
75 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [saga]:2011/07/09(土) 19:33:54.45 ID:Jg89ELCwo
登場人物紹介&前回のあらすじ

相手を愛してやまない……というか、変態の域に達しているキモ姉弟。

だが、どちらも基本ヘタレの為に、大事故に発展することはない。……今のところ。

前回の話の流れ @→A→B


弟………外見は美少年。中身は変態。中肉中背(172cm 65kg)。超弩級のシスコンキモオト。

    A姉の入浴中に下着を拝借する為に忍び込むが、姉友が姉の乳を揉んだことに反応しバレる。とっさに

    吐いた嘘を真に受けられ大騒ぎされる。嘘を真実にするべく、姉友の家に放火することを決意する。

    ……が、姉友の兄の所為で、本当に火事になっていたことで救われる。

    前回の話では明かされなかったが、実はちっぱい星人。シシャモは尻尾から食べる。


姉………外見は大和撫子、中身は変態。背丈は弟より10cm低い。超弩級のブラコンキモ姉。貧乳(重要)。

    @弟を溺愛……というか、度を越した変態的な愛し方をしているキモ姉。それはキモオトも同様。

    滑稽な事に、お互いに相手にばれない様に細心の注意を払っているつもりらしい。

    弟と関わる重要な場面では常にシンクロし、弟と全く同じ事を考える。……たまにズレることもあるけど。

    両親が出張の為、今夜は弟と二人っきりと上機嫌。……が、姉友から家に泊めてほしいと頼まれ、

    渋々承諾させられた。夜の食事に『姉汁』を入れ忘れ、冷や汗をかく。

    前回の話では明かされなかったが、おっぱいがちっちゃい事を気にしている。シシャモは頭から食べる。


姉友……紅い髪が特徴的なアホ姉弟の友人。スポーツ万能。戦闘力は変態の域に達している。美乳。

    B火事の原因を作った姉友の兄を凹った。家に入れないので、兄と一緒にアホ姉弟の家に泊まる。

    姉友兄妹がかく鼾の所為で、アホ姉弟が一緒にベッドで寝る事になった。朝、キモ姉弟を起こしに行くが、

    抱き合って寝ている二人を見て赤面。更に、起きた姉が弟にHなイタズラをしようと姉友を追い出そうとする。

    ……が、アホオトの頭を引っ叩き、起こす。姉の不埒な企みを、知らず知らずの内に一蹴してしまった。

    前回の話では誤解される様な行動を取ったが、決して『百合』ではない。シシャモはお腹から食べる。


姉友の兄…アホでドS、且つ変態。現在、安否不明。シシャモは背中から食べる。

兄カノ……SMプレイを好む変態M女。シシャモは姉友の兄から餌付けされる。

鷲っ鼻……姉友宅の火事の現場に居た、ヘンテコな野次馬。透明な牌を使った麻雀が大好き。単なる出落ち。

     もちろん以後は出て来ない。シシャモはどこから食べるのか不明。
76 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/07/09(土) 19:36:42.20 ID:Jg89ELCwo
第二話 懲りないアホオト

数日後 休日

ちゅん ちゅん

自宅 リビング

アホ姉弟の父と母が、朝からなにやら相談している。

ソファーに座り、思いつめたような表情で母が口を開く。

母「あの子たちにどう言ったらいいのかしら?あなたから説明して下さいます?」

父「もちろんだ母さん。だがおまえもそれでいいのかね?」

母「えぇ。あの子たちには辛い思いをさせてしまうけど、これしか方法がないもの……」

父「大丈夫。私達の子だ。きっと理解してくれる。」

母「……そうでしょうか?わたくし、あの子達に申し訳なくて……」

父「私に任せておきなさい。おまえは何も心配せずとも良い。」とすっ

そう言って母の隣に座る父だった。

彼は旧華族の血筋である、この一家の当主としての風格を漂わせていた。

父の背丈は弟よりも10cm以上高く、威圧感も然ることながら、大人の余裕も持ち合わせている。

眉目秀麗、容姿端麗。つまり姉は父親似。何故か家の中でも常にブランド物のスーツを着用し、一切の隙を見せない。

77 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/07/09(土) 19:37:48.48 ID:Jg89ELCwo
父「我らの会社もそろそろ仕掛けねばな。守り一辺倒ではこの先はやっていけぬ。」

代々継承されて来た、老舗企業の総帥としての顔も持ち合わせていた。

父「私が先頭を切り、プロジェクトを進めて行く。もちろん最優先は市場開拓。忙しくなるぞ。」

経営者としての姿勢も厳格で、一切の妥協も許さない。

母「…………」

父「我らの都合など二の次でいいのだ。母さん、わかるな。」ぎゅっ

そう言って母の肩に腕を回し、やさしく抱き寄せる。

母「あなた……わたくしはどこまでもあなたとともに……」コテッ

そんな父にベタ惚れの母。父の肩に頭を寄りかからせる。

ところが……
78 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/07/09(土) 19:39:35.37 ID:Jg89ELCwo
父「そうだな。しかし、そんな子供みたいな顔で言われてもなぁ〜。」

母の容姿は実年齢よりも大分若く……というかロリロリだった。ほんとに子供を産んだのかってくらいに。

背丈は姉より10cm以上低くロリ顔、つまりアホオトは母親似。そして……何故か常時ゴスロリドレス着用。

そんな格好してるから、より幼く見えるんじゃないの?因みに貧乳。

母「もぅ!!真面目な話してたのにっ!なんでそぉ〜いつもいつも水を刺すんですか!!

  今度と言う今度は許しませんよっ!!」プンスカッ

父「くくく……すまんすまん。おまえも相当思いつめているんじゃないかと思ってな。

  緊張をほぐしてやろう。いやぁ〜かわいいなぁ〜いい子いい子♪」なでなで

父はロリ母の頭を撫でた。

母「うぅ〜///そうやっていつも子供扱いしてっ!!話の腰を折らないで下さい!むき〜!!」プンスカッ

父「はっはっはっ!でもま、おまえも立派にあの二人を産み、育てたんだもんなぁ〜。

  私が悪かった!すまんすまん。はっはっはっ!」なでなで

ロリ母でもあの姉弟の実母であることは間違いない。……でも、あんたら育て方間違えたぞ。

母「悪いと思うなら、わたくしにちゅ〜して下さい。ちゅ〜///」

父「はっはっはっ!また今度、な。」ポンポン

結局アホなやり取りになってしまった夫婦だった。

……と、そこへ
79 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/07/09(土) 19:41:11.06 ID:Jg89ELCwo
姉「おはようございます。お父様、お母様。」パタパタ

姉が起きて来た。

母「!!おおおおはよう姉。いいいいい天気ね。」ドキッ

慌てた様子でその場を繕うロリ母。

姉「はい、お母様。」

父「……弟はまだ起きて来んか。」

一瞬で真剣な顔つきになった父だった。

母「あなた……いえ、お父さん……」

母の表情も一瞬で曇る。

姉「え……どうしたのですか?お父様、お母様……」

父「姉、今日はおまえ達に大事な話がある。後で弟と一緒に私の書斎まで来るように。」



姉「!!は、はい、お父様。(一体何かしら?……もしかしてバレた!!?)」

不吉な予感を覚え恐怖する姉だった。……多分あんたの考えてる事と違うと思うけど。
80 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [saga]:2011/07/09(土) 19:43:15.92 ID:Jg89ELCwo
1時間後…… 

父の書斎

シュポォォーー ジュッ チリチリ ポハァーーー

父は葉巻を吹かしながら、アホ姉弟と向き合っている。

父「……うむ。やはりキューバ産に限るな。」

姉「あのぉ〜それで……」ドキドキ

顔色を窺いながら、父に尋ねる姉。

父「おほん!これからおまえ達に大事な話がある。」

弟「はぁ、なんでしょう?」

姉「…………(はわわ……緊張して来たわ……)」ドキドキ

父「うむ。実はな、わが社の発展のため、海外に支社を設立することにした。」

姉「!!おめでとうございます、お父様。(あっ!なぁ〜んだ。そう言う事かぁ〜。びっくりした!)」

父「そこで、私は事業が安定するまであちらに行こうと思う。」

弟「という事は、僕達もそちらに転校するわけですね。」

姉「う〜ん。海外での生活なんて不安だらけだわ。」

父「いや、それなんだがな。あちらには私と母さん二人だけで行こうと思うんだ。どうだろう?」


弟・姉「はあぁぁぁぁぁーーーー!!!!?」
81 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/07/09(土) 19:44:31.72 ID:Jg89ELCwo
父「あちらでの仕事は、より過酷なものとなると私は考えている。おまえ達の面倒を見ている余裕は全く無い。」

弟・姉「なななな……」

父「特にあの国は治安もよろしくない。誘拐事件など頻繁に起きているようだ。」

弟・姉「7777……」

父「おまえ達には不憫な思いをさせて申し訳ないとは思う。だがわかってほ……

弟・姉「はいわかりましたっ!僕は(私は)お父様を応援しますっ!!(よっしゃーーー!!!!!)」

父が言い終える前に、二つ返事で快諾するアホ姉弟。

父「そうか!応援までくれるか!ありがとう!私もおまえ達にそう言って貰えるとうれしいぞ。」



弟・姉「はい、お父様!(なんと言う幸運でしょう!ふははははは!!!!!!!!)」

……あんたらにとっては願ってもないことだろうからな。
82 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/07/09(土) 19:48:40.99 ID:Jg89ELCwo
__________
______
___

数日後

空港

両親が旅立つその日、キモオトとキモ姉のアホ姉弟は、見送りに空港まで同行するのであった。

父「本当にいいのか?おまえ達の為に家政婦を雇わなくても。」

姉「はいお父様。もう私たちは子供じゃありませんわ(お父様が紹介したメイド全て若い女ばかりじゃないの!!

  弟君に悪い虫が付く可能性は全て潰さなきゃっ!!)」

父の心配を他所に、姉は全く見当違いな心配をしていた。

母「ごめんね。あなた達にはいつも寂しい思いばかりさせてしまって。」

弟「いえ、母様。今でも十分幸せですから(なんと言っても姉様と二人っきり♪

  ぐふふ……こんな美味しいシチューエイション願ってもないです!)」

弟に至っては、母の後悔を他所にこれから始まる姉との生活に思いをめぐらせていた。
83 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/07/09(土) 19:50:08.87 ID:Jg89ELCwo
父「では行って来る。おまえ達も頑張りなさい。」

弟・姉「はい、お父様。(あははっ!いひひっ!うふふっ!えへへっ!おほほっ!!)」

アホ姉弟は、頭の中がすでにパラダイスになっていた。

母「うぅ〜。グスッ……寂しいよぉ〜。ふえぇーーんっ!!」ポロポロ

泣き出してしまった母だった。

父「これこれ。おまえが泣いてどおする?母親だろ。しっかりしなさい!」ぱすっ

母の肩に手を置く父。

母「うぅ〜。だってぇ〜だってぇ〜!うええぇぇーーんっ!!」ポロポロ

全く大人げないロリ母だった。

父「ふむ。どうしたものかな?」

母「ふえぇーーんっ!!おとおさぁーーーんっ!!!

  あねぇ、おとうとぉ!二人も一緒に連れて行きたいよぉーーっ!!びえぇぇーーんっ!!」ポロポロ

弟・姉「お母様……」

神妙な顔をする姉弟。

……ところが



弟・姉「(いやいやいやいや!!我侭言わないで下さいよ!とっとと二人で行って下さい!!)」

実態は母に同情するどころか、寧ろ迷惑そうな顔をしていたオニ姉弟だった。
84 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/07/09(土) 19:51:52.13 ID:Jg89ELCwo
父「では仕方がない。」

母「!ぐすん。いっちょにちゅれて行くのぉ?」キョロキョロ

言葉遣いがおかしい事になっていたロリ母。

父「……あちらには私一人で行く。秘書は現地で調達しよう。」

母「!!!ダメですっ!!行きますっ!!わたくしも絶っ対に行きますわっ!!」くわっ

急に泣きやみ、コロっと態度を改めたロリ母だった。

母「いい二人ともっ!困った事があったら、何時でも連絡するのよ!

  わたくしとお父さん、二人ですぐに駆けつけるから!!」

自分だけで駆けつけるとは言わないんだな。これが。

弟・姉「は、はいぃ〜。」

母「お父さ〜ん……いえ、あなたぁ〜。行きましょっ♪」ぎゅっ

父「はっはっはっ。これこれ。」スタスタ




弟・姉「…………」
85 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage]:2011/07/09(土) 19:53:17.18 ID:Jg89ELCwo
数ヵ月後

時は夏。太陽が燦々と輝きを増す、灼熱の季節となっていた。

弟は暑さに耐えながら授業を受けていた。


弟の教室

弟「(あぁ〜ほんとに暑いなぁ。今年は特にひどい気がする)」

弟「(でもま、おかげで姉様のやわ肌を視姦できるという利点があるな。)」

弟「(その上、姉様の下着の香りも♪ぐへへっ!!)」

授業そっちのけで、如何わしい事を思案するキモオトだった。

弟「(くっくっく!姉様とのラブラブ同棲生活!さいっこーーっ!!!)」

どうやら弟の頭の中では、姉と同棲していることになっているようだ。……まぁ実質そうだけど。

弟「(うへへっ!この分だと近いうちに入籍確定だな!)」

入籍は無理だろう。いろいろと。

弟「(子供は何人がいいかなぁ〜♪……いや待て!その前にやる事がある!!)」

弟「(夫婦の営みが先だっ!姉様とのラブラブ新婚生活♪くっくっく。)」

とうとう夫婦にまで発展してしまった、想像力豊かなキモオトだった。
86 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/07/09(土) 19:55:05.30 ID:Jg89ELCwo
アホオトの妄想はとどまるところを知らない。

弟「(そう……新婚生活……姉様との新婚生活……

   奥様(姉様)『あなた、おかえりなさい。今日も遅くまで御苦労様♪』

   姉様、そこで俺にちゅ〜する!

   俺『ふふっ。君が出迎えてくれると、今日一日の疲れも吹き飛ぶよ。』

   そこで俺、姉様を抱き締める!!

   奥様(姉様)『あなた……抱いて……』
   
   姉様、そこで顔を赤らめる!!!

   俺『あぁ、もちろんだとも……愛してるよ♪』)」

弟「…………」

弟「うん…………うん…………うん…………てか最高だろうっ!!」

弟「ぐへっぐへへっ♪」

本当にアホな事を考えていた。

?「……おと……弟!」

弟「へっ!?」
87 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/07/09(土) 19:57:11.82 ID:Jg89ELCwo
女「もう弟!聞いてる!?」

弟「んあ!?……なんだ女か。どうした?」

女「どうしたじゃないよ!なにが最高なのよ、いきなり大声上げてっ!!それとキモい〜。」

弟「うるせぇーーっ!!おまえには関係ねぇし〜。べろべろべぇ〜!」

舌を出し、変な顔をするアホオト。

女「いらっ!むかつくぅぅーー!」

アホオトの友人その1。ショートヘアの活発な女の子。因みに巨乳。

弟「とにかく話しかけんな!今授業中だろ!?」

女「……もう授業終わってるし。」

弟「おっ?いつの間に。あー終わった終わった!」

?「で、おまえ俺らの話聞いてたか?」

弟「あん?弟友。おまえ居たの?」

弟友「ひっでー!おまえ適当に相槌うってたんかい!!」

弟「えっ?なんだっけ?」
88 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/07/09(土) 19:59:17.15 ID:Jg89ELCwo
?「ふふっ。弟君は正真正銘のアホだから仕方ないわね。」

弟「女友。おまえもいたんか?」

女友「むかっ……」

妄想に耽り、弟の友人3人組の話を全く聞いていなかったアホオト。……そんな事やってると友達なくすぞ。

女友「はぁ〜、もう一度説明するわね。来週の日曜にみんなで海水浴に行くって話をしてたの。」

アホオトの友人その2。三つ編み眼鏡の学級委員長タイプ。因みに普通乳。

弟友「まったくアホ(弟)はほんとにどぉしようもねえな!だからアホって言われんだよ。」ケラケラ

アホオトの友人その3。筋肉質のアホ。オスなので説明略。

弟「てめぇら……言いたい放題だな。」むすっ

へそを曲げる弟。

女友「まぁまぁ。弟君、短気は損気よ。怒らない怒らない♪」

女「そ〜そ〜可愛い顔が台無しだよ。」

再確認。弟は所謂、男の娘の様な女顔。

弟「けっ!今更無理に煽てられても、うれしかねぇよ!!(姉様以外の『女』に言われてもな。)」

弟友「ごほん。では僭越ながらこの俺が……きゃー。弟さん、きゃっわい〜♪これで元気出してねえん///」

弟・女「気持ちわるっ!!」

女友「地獄に落ちろっ!!」

弟友「ひでえっ!!」ガーン
89 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/07/09(土) 20:01:19.62 ID:Jg89ELCwo
女「で、どおすんの海!」

弟「おーいいね!確かにシーズン到来だし、海水浴いいかもな。」

弟友「そう……照りつける太陽……水着姿のおんにゃの子♪……そして始まる一夏の恋……」

筋肉質のアホが語り出した。

弟「うん……うん……(姉様との海水浴……キャハハウフフな展開……そして燃え上がった二人はやがて……)」

そしてアホオトがそれに反応し、妄想を始め出す。

弟友「ホテルに入り、大人の階段を上る事になる。見つめ合う二人……」

弟「うん……うん……(そう……俺と姉様はいけない関係になる……

           姉様『ね、ねぇ弟君?どおしてホテルなんかに来たの?』

           俺『わかってるくせに……無粋な事は言いっこ無しですよ。』

           姉様『なんだか今日の弟君、怖いわ……ね、ねぇ、もう帰ろ?』

           俺『うひひっ!ねえさまぁぁーーーっ!!』

           姉『だめよっ!!なにするの!?服脱がしちゃダメえぇぇーーーっ!!』

           俺『はぁはぁはぁ……姉様姉様姉様っ!!!』

           姉様『いやああーーっ!!やめてっ弟君っ!!』)」

弟友「生まれたままの姿になる二人。小麦色に焼けた肌に、真白いブラのあと……」

弟「うん……うん……(姉様『ぐすん……はずかしいよぉ弟君……

              やっぱりやめよ。姉弟でこんな事するなんておかしいよ。』

           俺『姉様……とっても綺麗ですよ、姉様。』)」

弟の中で姉は正常な理想の姉。本性が変態キモ姉だとは知らない。
90 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/07/09(土) 20:05:10.49 ID:Jg89ELCwo
弟友「そして、二人はベッドで愛し合う……」

弟「うん……うん……(姉様『ひぎぃっ!!やだやだっ!!ダメっ弟君!!いたいっ!いたいよっ!!』

              俺『姉様の中、とってもあったかい♪気持ちいいよ、姉様。』

              姉様『あああっ!!弟君に乙女、奪われちゃった……ひ、酷いよぉ。初めてだったのに///』

              俺『ぐひひっ。じゃ姉様、動かすよ。はぁはぁはぁはぁ……』

              姉様『ああっ!!酷いっ!!やだよっ!!おとおと弟君抜いてっ!!

                  私達姉弟だよっ!!こんな……こんなことってっ!!あんっ!!』

              俺『姉様。もう無理です。姉様がいけないんです。』

              姉様『いやあっ!!お願いっ!!もうやめてっ!!いつもの弟君に戻って!!』

              俺『そんな事言っても感じてるくせに♪あっ……もう出そう……』

              姉様『!!弟君それだけは絶対ダメっ!!ににに妊娠しちゃうっ!!』

              俺『ぐへへっ。姉様、俺の子供孕んで♪うっ!いくぅっ!!』

              姉様『あああっ!!弟君に胤付けされちゃった……うぅ……酷い……酷いよっ!!

                  なんで……なんでこんな酷い事するの!?もうお嫁に行けないわ。ぐすっ。』

              俺『姉様は俺のもの。もう俺と一緒になるしかないんです、姉様。』

              姉様『せ、責任取ってよね……絶対に許さないんだから///』)」

……それは愛し合っているとは言わない。レ○プだ。

弟・弟友「ぐへっぐへへっ。」

それぞれのアホがいやらしい笑い声をあげる。

女・女友「…………」
91 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/07/09(土) 20:06:34.29 ID:Jg89ELCwo
弟友「なぁ兄弟、さいっこうだろ!?」すっ

弟「ああ!!そうだなっ!!」がしっ

そう言って堅い握手を交わすアホども。

女・女友「…………」

そんなさかりのついたオス二人に、冷ややかな視線を向ける女性陣。

弟「……(……ってそんな事出来るかぁっ!!!俺のバカバカっ!!)」

弟のヘタレリミッターが発動した。

弟友「今度こそ決まりな!つうことでこれから行くぜ。」

弟「?これから行く?どこに?」

女「……あたしの水着を選ぶの付き合ってくれるんでしょ?」

弟「はぁ!?今から!!?めんどくせぇ〜。」

弟友「……おい、女、女友。こいつどうする?」

女「……完全犯罪って可能かな?」

女友「この3人なら弟君一人くらいなんとか処理出来るでしょう。」

アホオトを囲み、渋面を浮かべる弟友、無表情で恐ろしい事を言い放つ女、冷笑を浮かべる女友。

弟「!!!い、いやいや行く!行きます!是非お供させてください!!」

女・女友・弟友「よろしい。」
92 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/07/09(土) 20:08:30.96 ID:Jg89ELCwo
校門

アホオトは3人の剣幕にたじろぎ、面倒くさがりながらも同行することにした。

弟「ふあぁぁ〜暑いな。行くなら早いとこ出ようぜ。」

弟友「あぁそうだな〜」

女「よーし♪可愛いのあるかなぁ?」

女友「さぁどうかしら?みんな、行きましょう。」






遠くから弟の様子を窺う姉の存在に気が付かずに。

姉「弟君にメス豚二匹。弟君にメス豚二匹。メス豚二匹。メス豚メス豚メス豚……」

姉は苛立つように4人を見ていた。

普段の姉からは想像も出来ない、暗く陰鬱な表情をしていた。

とくに女と女友をまるで親の仇でも見るような、殺意を込めた目でみていた。
93 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage]:2011/07/09(土) 20:13:08.43 ID:Jg89ELCwo

__________
______
___

自宅

家に帰った姉は台所で、エプロンを羽織り料理をしていた。

姉「…………」

ザクッ ザクッ 

台所に具材を切る音が響き渡る。

だが……

姉「メス豚……」

ダァンッ ダァンッ

気味の悪い怖さがあった。姉は先程と同じく、暗く陰鬱な表情をしていた。

姉「メス豚……メス豚!メス豚っ!!」

ブチョッ ブチョッ ダンッ

まるで憎しみを材料にぶつけるかのように姉は包丁を振り下ろした。

姉「弟君に汚い手で触るなっ!!メス豚めっ!!!」

ザクッ ブチョッ ガシャンッ ピッ



姉「ふぅ……思い知ったかメス豚めっ!弟君に近づいたら頃してやる……」フキフキ

手を止め、頬に付いた返り血を拭う姉だった。





注:頃……(メ+木)+(几+又)=……もちろんわかりますね。これで代用してます。
94 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/07/09(土) 20:15:33.72 ID:Jg89ELCwo
姉「さぁて、今日は弟君の大好きなハンバーグと、ポタージュスープにしましょ♪」

先程とはうって変わり、上機嫌になるアホ姉。

姉「まずはポタージュスープね。さっき切ったカボチャと玉ねぎを茹でま〜す♪」

グツグツ

〜〜〜〜しばらくして〜〜〜〜

姉「うん。いい具合に茹であがったわ。緑色の皮の部分を取り除いて……と。」

サクサク

姉「ミキサーにかけまぁ〜す♪」

注:作者はめんどいから裏漉ししないでミキサー使います。

グオン……グオン……

姉「よし!いい感じ♪これをお鍋に移して……と。」

ドボドボ

姉「火を入れて、グツグツ〜。コンソメぽちゃん。塩コショウフリフリ♪」

〜〜〜〜しばらくして〜〜〜〜

姉「そろそろ牛乳・生クリームを入れます。」

トポトポ

姉「うん!出来あがりっと。じゃあ次は……」
95 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/07/09(土) 20:17:25.34 ID:Jg89ELCwo
姉「ハンバぁ〜グ♪うふふっ。さっき挽肉にしたお肉に卵を入れて……と。」

挽肉にした?あんたどんだけ憎しみ込めたんだ。

姉「レンジでチンした玉ねぎのみじん切りを加えます。繋ぎのパン粉ドバドバ♪」

姉「も〜みもみ♪」

姉「塩コショウフリフリ♪おいしくなぁれ〜♪」

姉「空気を抜いてっと。パタパタ♪」


姉「えへっ。こんなものかしら?さて、と。じゃ焼きますか♪」

ジュー ジャージャージャー

姉「蓋をして弱火でじっくり。ちゃんと中まで火が通るようにっと。」

ジュー ジャージャージャー

〜〜〜〜しばらくして〜〜〜〜

姉「そろそろいいかな?じゃーん!赤ワイン投入っ!」

ジュー ボオォーー

姉「おソースちょろっと。わぁ!美味しく出来そうだわ♪」

注:作者のレシピだとウスターソース入れます。

ジュー ジャージャージャー
96 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/07/09(土) 20:18:52.83 ID:Jg89ELCwo
料理を作り終えた姉。

姉「よし♪こんなものかな。」

姉「さて……と。」

すると姉の顔があの妖艶でいやらしい顔付きに一変する。

姉「ふふふ……弟君。今から最高の隠し味を入れるからね……」

そう言うと姉は制服のスカートの中に両手を入れた。

パンティーに指をかけ、ごそごそと脱ぎ出した。

姉「さてと……計量カップは……と。」ゴソゴソっ

姉「うふふっ……じゃ始めましょうか。」

そして姉はおもむろに陰部に右手を伸ばす。

クチュ

姉「ん……」

姉は手淫を始めた。最初はやさしく、丁寧に撫でる。弟の事を思いながら。
97 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/07/09(土) 20:22:11.00 ID:Jg89ELCwo
クチュ……クチュ……

姉「ん……く……んあっ……はぁんっ……」

大隠唇のまわりを弄る姉。まずは優しく全体をマッサージする様になで始める。

姉「あ……ふ……ン……」

恥毛を掻き分け、すらっとした繊細な指で、閉口した大隠唇をなぞる様に上下する。

ニュプッ……ピチャッ……ピチャッ……クチュクチュ……

卑猥な音が台所中に響く。

姉「弟君……んふっ……ぁあ……はぅぅ……んっ……」

小陰唇(花びら)を指で広げ、内部の入口付近に指を進める。

すると芳醇な香りのする不思議な液体が溢れていた。

トロ〜

姉「ふふっ……いっぱい出て来ちゃった。あははっ。おとうとくん///」

蜜壺の奥からとろりとした愛液が溢れ出てくる。
98 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/07/09(土) 20:23:36.11 ID:Jg89ELCwo
姉「ん……弟君……なにするの?」

そう言ってシャツのボタンを外し始める姉。妄想の中の弟に話しかける。

姉「んくぅ〜……もう弟君ったら!Hなんだからぁ〜」

今度は乳房に右手を伸ばした。

姉「はふん///私のおっぱいって、ちっちゃいでしょ?でもすごく感じるの///」

姉「おっぱい……しゅき……おっぱいしゅきなの///……あんっ……」

姉「だからね……もっと……もっと強く!……ひゃんっ!!」

強くもみしだき妄想の中の弟に話しかける。

姉「はぁ……はぁ……あは……んんっ……くふっ……はぁはぁ……」

今度は乳首を弄り始める。

姉「ぁあん!おとうとくん……おとうとくん……ふ……ふぅ……」
99 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/07/09(土) 20:25:07.18 ID:Jg89ELCwo
尖った乳首を人差し指と中指とで上下させ擦り、しごき出す。

姉「いやん……乳首つまんじゃダメ……感じちゃう!」

更に突起を摘まんだまま、手を上下させる。

姉「んひっ……はぁ……はぁ……おっぱい気持ちいい♪」

先端の部分からは乳白色の液体が、ほんの少しだけだが染み出していた。

姉「あっ……ミルク出ちゃった///弟君、舐めちゃって♪」

姉「ん……おいしいの?弟君赤ちゃんみたい♪私のおっぱいそんなに美味しいんだ///」

姉「え……えへへっ……な、舐めてみよっと♪」

ムニュ ムニュ

姉「……自分じゃ吸えないわね……もっと大きくならないかしら?」

いや、大きくなると困ります。……と、弟が思ってる筈。

姉「もっと大きくならないかしら!?」

……
100 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/07/09(土) 20:28:04.98 ID:Jg89ELCwo
クチュ……チュプ……クチュ……

姉「弟君……いっぱい舐めてね……あぁ……そこ///」

そう言いながら陰核を刺激し始める姉。

クチュ……ピチャッ……クリクリッ……プニプニッ……

姉「ふぁあ……いい……いいよぉ……弟君の舌とっても気持ちいい♪」

ツゥー……ピチャッ……ピチャッ……クチュクチュ……

膣内はさらに湿りを帯び、内股にまで愛液が垂れていた。

姉「私のおつゆ……こんなに出て来ちゃった。こんなになるの弟君の所為なんだから♪」

姉「全部舐めて……私のこれ、弟君専用なの。弟君以外にはあげないんだから///」

姉「んあぁ〜……はふん!いやぁん……あはっ……んんっ……」

背中に電気が走りビクンと動く姉。オルガスムは近そうだ。

姉「ふぁあ……おとうとくん!!」

プシャッ ピュッ ピュッ

絶頂を迎える姉。目は虚ろになり、頬が桜色に染まっていた。

姉「はぁ……はぁ……おとうとくん……愛してるわ……」

秘部をやさしく撫でるキモ姉だった。
101 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/07/09(土) 20:29:23.05 ID:Jg89ELCwo
姉「はぁ……はぁ……弟君のお○んちん……ここに入っちゃうとどうなるんだろ……」

……どうなるんでしょうね。

姉「えへへっ。弟君に犯されたいな///」

さっき頭の中であなたのこと、レ○プしてましたよ。

姉「あっ……すごい……こんなに出ちゃった♪」

左手に持った計量カップには、姉の欲望の果ての成果が満たされていた。姉は濡らしやすい子だった。

姉「はぁはぁ……仕上げはこれよね。『私』入り特製ハンバぁ〜グ♪」

たら〜

姉「こっちも仕上げはこれよね。お鍋に入れてっと。」

とろ〜

姉「おいしくなぁれ〜♪うふふっ……あははっ……あははははっ!」

自分の膣から採取した蜜を料理の中に入れるキモ姉だった。

姉「弟君…………弟君………弟君……弟君…弟君、弟君、弟君弟君、弟君弟君弟君っ!!」

姉「あははっ……あははははっ!あははははははははははーーーっ!!!」

狂気に満ちた笑声(しょうせい)が家中に響き渡る。




姉「よし、完成♪ふふふ、弟君早く帰ってきて『私』を食べて///」
102 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/07/09(土) 20:31:58.12 ID:Jg89ELCwo
夕方 リビング

弟「ただいま帰りました〜」

呑気にアホオトが帰宅した。

姉「お帰りなさい。(愛しの旦那様〜♪)」

案の定、こちらも頭の中では夫婦になっていた。

弟「うわぁ〜今日もとっても美味しそう!(姉様もおいしそう♪)」

姉が作る料理に、あの様な秘密が隠されているとも知らず、食卓に着こうとする。

姉「ダメよ弟君!先に手を洗って来なさい。いつも言ってるでしょ。」

一応、『姉』らしく振舞うキモ姉だった。

弟「はい、姉様。ごめんなさい。」

姉「ふふっ。弟君は素直でいい子ね。(焦っちゃ嫌♪お楽しみはこれからよ///……はぁはぁ……)」

……心の中では全然振舞ってないけど。

弟「今日は僕の大好きなハンバーグとカボチャのポタージュですね。最高!」
103 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/07/09(土) 20:34:00.89 ID:Jg89ELCwo
弟「ではいただきます。」ぱくっ

姉「ふふっ。召し上がれ。(はぁはぁ……弟君が食べてる……『私』を……はぁはぁ……)」

弟「はぁ〜。おいしいなぁ。姉様特製ハンバーグ。これ姉様にしか作れないですよ♪」

姉「そ、そう?ふふふっ。そんなに褒めてもなにも出ないわよ。(私のお汁は出ちゃうけど♪)」

知らないって事はほんとに幸せだよな。……こいつの場合、知ったら知ったで狂喜乱舞しそうだけど。

姉「はい、弟君。作ってる時に一度かけたんだけど、もう一度…ね。味は保証するわ。」

そう言って、ガラスで出来た謎の小瓶を渡す姉。

弟「わあっ!!これこれ♪この透明な絶品ソース!!美味しいんですよね。」

たら〜

弟「すぅ〜。う〜ん、いい香り♪ぱくっ」

姉「ふふっ。どうかしら?(うへっうへへっ。弟君食べちゃった♪)」

弟「ちょっと酸味が効いてて引き立つ甘味、それと絶妙な塩加減。そしてえも言われぬ不思議な……何か。

  素材本来の旨みを引き立てる最高のソースです♪姉様はお料理の達人ですね。一体どんな隠し味を?」

……なんか料理の解説まで始めたアホオト。

姉「ふふっ。内緒よ。(うへっうへへっ。正解は私の愛液で〜す♪絶対に秘密だけど///)」

……と言うかアホオトはなんで気が付かないんだろ?やっぱりアホだからか?

弟「はい、姉様。(はぁはぁ……姉様可愛いな……どうしよ、元気になっちゃった。姉様も食べたい……)」

まぁ、姉フェロモンを摂取させらてる訳だからな。
104 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/07/09(土) 20:35:35.49 ID:Jg89ELCwo
弟「このポタージュも美味しいです。」

姉「ふふっ。弟君はほんとに美味しそうに食べるわね。作りがいがあるわ。(それにもたっぷり入ってるのよ♪)」

弟「はぁ〜幸せ♪」

姉「ところで今日は遅かったのね……どこに行ってたの?」

弟「!い、いや。帰りに弟友と二人でゲーセンに行ってきました

  (女と女友も居たなんて言ったら姉様に誤解される!!)」

姉「!そ、そう。でもあんまり遅くなるまで遊んでちゃダメよ。」

弟「はい。以後気をつけます(よし!上手く行った)」ぱくっ


姉「ワタシニウソ、ツクンダ」ボソッ


普段通りの表情で姉は呟いた。弟に聞こえない程の小さな声で。

弟「はぁ〜やっぱり姉様の作ったごはんは世界一です!」ぱくぱく

姉「そう……弟君に喜んで貰えて良かったわ……ふふふっ……」

弟「(俺はほんとは行きたくなかったんだ。今度はちゃんと話聞いてよっと。)」ぱくぱく

懲りないアホオトだった。前回嘘吐いて、エラいことになったの忘れたのか?









姉「オトウトクンニ、ウソツカレタ」ボソッ
105 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/07/09(土) 20:38:13.05 ID:Jg89ELCwo
夕食後

弟の部屋

先程の買い物で秘かに購入した水着を見ながら、アホオトは上機嫌であった。

弟「ふひひ!買ってしまった買ってしまった♪」

弟「さぁて、この水着を姉様に着せるのはどーしたらいっかな。」

弟「さりげなく、『これ姉様に似合うと思うんですが』って言えばいいかな?」

弟「う〜ん。でもかなり際どいし、姉様に嫌われるという展開もありうる。」

弟「どーしよーかぁなぁ。う〜ん、う〜ん。」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

姉の部屋

一方、姉は無表情で何やら呟いている。

姉「オトウトクンニ、ウソツカレタ」

姉「ワタシニウソ、ツクンダ」

姉「オトウトクンニ、ウソツカレタ。ワタシニウソ、ツクンダ。」

姉「オトウトクンニ、ウソツカレタ。ワタシニウソ、ツクンダ。オトウトクンニ、ウソツカレタ。」

姉「オトウトクンニ、ウソツカレタ。ワタシ……
__________
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___
106 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/07/09(土) 20:39:46.82 ID:Jg89ELCwo
翌日 弟の部屋

弟「ふあぁぁ……。良く寝た。」

いつも通りに弟が起床する。

弟「さぁて、早く起きて姉様の朝ごはん食べよ♪」ゴソゴソ

ガチャ

弟「?あれ?姉様起きてないのかな?」

いつもなら姉の作る朝食の匂いがしてくるはずだが、今日は様子が違うようだ。

弟「姉様でもこんなことがあるんだな。ん、起こしてあげなくちゃ。」

そう言って姉の部屋へと向かう。

弟「姉様、朝ですよ。起きてください。」

姉の部屋をノックするが、反応がない。

弟「?おかしいなぁ?失礼します。……ってえぇ!!!?」
107 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/07/09(土) 20:41:09.76 ID:Jg89ELCwo
姉の部屋

姉「オトウトクンニ、ウソツカレタ」

弟「あえ!!?ねねね姉様!!?」

姉は起きていた。……が、様子がおかしい。ベッドに座りなにかブツブツ喋っている。

姉「ワタシニウソ、ツクンダ」

キモ姉は、アホオトに嘘を吐かれた事がショックだった様で、昨夜からずっとこうしていたのだ。

弟「姉様?」

姉「オトウトクンニ、ウソツカレタ。ワタシニウソ、ツクンダ。」ギロッ

弟「ひいぃ!!!?」ビクッ

見たことも無い様な顔で弟を睨みつける姉。

姉「オトウトクンニ、ウソツカレタ。ワタシニウソ、ツクンダ。オトウトクンニ、ウソツカレタ。

  ワタシニウソ、ツクンダ。」トコトコ

弟にゆっくり近づいて行く姉。目は焦点が定まらず、陰鬱な表情をしている。
108 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/07/09(土) 20:42:52.32 ID:Jg89ELCwo
弟「あ……え……ねぇ……さま?……」ガタガタ

正気を失っている姉を見て戦慄する弟。

姉「オトウトクンニ、ウソツカレタ。ワタシニウソ、ツクンダ。」すぅ

弟「ねえさま……」ドキッ

弟の首に両腕を回す姉。姉の表情は依然狂気を浮かべたままだ。

姉「ネエナンデ、ワタシニウソ、ツイタノ?オトウトクン。」

弟「え……と……そ、それは……」バクンバクンバクン

恐怖と性的な興奮が入り混じり、弟の心臓が高鳴る。

姉「コタエテ!!オトウトクン、ドオシテ?ネエドオシテ!?」

姉の瞳が鈍い輝きを放つ。
109 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/07/09(土) 20:45:49.23 ID:Jg89ELCwo
弟「ねえさま……おr、僕……そ、その……(いつもの姉様じゃない!!でも……)」バクンバクンバクン

姉「ドオシテネエドオシテコタエテオトウトクンネエナンデワタシニウソツイタノオトウトクン!!!」

早口で捲し立てるキモ姉。
110 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/07/09(土) 20:47:07.02 ID:Jg89ELCwo
弟「(よしっ!!ちゅ〜しよう!!ちゅ〜して姉様の口を塞ごうっ!!)」バクンバクンバクン

よくこんな状況でそう言う判断できるな。普通ここは恐怖に慄く場面じゃないの?

姉「ダマッテチャワカラナイデショ!!ネエネエネエドオシテドオシテドオシテドオシテ!!!」

弟「(いざっ!!俺のファーストキス!!ぐへへっ。姉様、いただきまーすっ!!!)」バクンバクンバクン

なんと言う強靭なメンタル。ある意味感心するわ。

弟「(姉様ちゅーーーーーーーっ!!!)」バクンバクンバクン

唇を尖らせ、逆にキモ姉に襲いかかろうとするキモオト。

……ところが

姉「オトウトクンオトウトクンオトウトクンオトウッ……」どさっ

姉は卒倒した。



弟「姉様あぁぁぁぁぁーーーーーーーー!!!!?」
111 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/07/09(土) 20:49:16.03 ID:Jg89ELCwo
弟「姉様!!お気を確かに!!」

倒れた姉を見てアホオトは動揺する。

弟「どどどどどどーしよぉぉぉ!!?救急車!?救急車!!?」

かなり焦っている様子の弟。別に救急車いらんと思うけど。

姉「うーん……うーん……」

衰弱し、苦悶の表情を浮かべる姉。

弟「どどどぉしよ!!?おおおお俺の所為!!?やっぱあれかっ!!!昨日のあれなのかっ!!!」

軽い気持ちでついた嘘で、深刻な事態に陥ったことを後悔するアホオト。

弟「姉様御免なさい!ごめんなさい姉様っ!!俺の……俺の所為でこんな……」ぎゅっ

姉「あっ……///」

……と、いきなり姉を抱き締める弟。

弟「こうなったらあれをやるしかない!!!姉様!失礼します!!」

姉を抱き上げる弟。

姉「おと……うと……くん……///」

頬を真っ赤に染める姉。
112 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/07/09(土) 20:51:40.16 ID:Jg89ELCwo
弟「救急車なんぞ待ってられるかあぁ!!俺が姉様を救う!!!」

そう言いながら弟は、何故か髪をかきあげる。

どこから出したのか、ド派手なサングラスをかける。



弟「ラディ○ル!グッ○、ス○ィィィィィード!

  さあぁぁ、行くぞ!!私は何でも速く走らせることが、できま〜す↑」




姉「弟君!?」

訳のわからない事を言い出し、姉を抱えたまま走り始める弟であった。
113 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/07/09(土) 20:52:35.79 ID:Jg89ELCwo
道路

ドキュュュューーーーーーーーーッンッ

通行人A「うわっ!?なんだっ!!?」

通行人B「きゃっ!?」

弟は姉をお姫様抱っこながら、人間が出せるはずの無い猛スピードで走っていた。

弟「この世の理はすなわち速さだと思いませんか物事を速くなしとげればそのぶん時間が

  有効に使えます遅いことなら誰でも出来る20年かければバカでも傑作小説が書ける!

  有能なのは月刊漫画家より週刊漫画家週刊よりも日刊ですつまり速さこそ有能なのが

  文化の基本法則!そして俺の持論でさぁぁぁぁぁぁぁーーーァああ!!!!」

更に訳のわからない事を早口でまくし立てる弟。

姉「し……しぬぅ……死んでしまう……」

姉は苦悶の表情を浮かべた。
114 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/07/09(土) 20:53:23.91 ID:Jg89ELCwo
ドキュュュューーーーーーーーーッンッ

運転手A「なんだあぁぁっ!!?あれ人間かぁっ!!?」

運転手B「嘘だろ!?俺60キロで走ってるのに!!?なんでぇ!?」

車を平気で追い越し、走り去るアホオトだった。

弟「姉様姉様姉様姉様姉様姉様姉様姉様姉様っ!!!お待ちください、もうすぐ○○病院に到着ですよっ!!!」

姉「はぅ〜……(○○病院って5駅も先の大きな病院じゃない……でも……)」

アホ姉弟の自宅からは大分遠くにある、総合病院目指し猛スピードで走る、極めつけのアホ。

ところがありえないことだが、すでに目の前にはその病院があった。

キキィーーーーーッ

弟「ああ……2分20秒……! また2秒、世界を縮めた…ァ!」

姉「し……しぬぅ……死んでしまう……」

姉は苦悶の表情を浮かべた。

姉「(幸せすぎて♪)」

……苦悶の表情を浮かべた。……んだよな?
115 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/07/09(土) 20:54:28.83 ID:Jg89ELCwo
病院

待合室にて弟は慌てふためいていた。

弟「ねねね姉様姉様姉様!いいいい命にべべべ別状はななないですよねねねね!?」

姉のことが気がかりで、落ち着かないようだ。

弟「ねねね姉様が、もし、兆が一、一億歩譲って天国へ向かわれた場合、俺もお供します!」

どうやら姉が死んだ場合、自分も一緒に逝こうと決意するアホオトであった。

?「おいおい君、ここは病院だぞ。静かにしたまえ!……姉さんの付添の方は君か?」

極めつけのアホがうろたえているところへ、医師がやって来た。

弟「せんせぇーーーーーーー!!!姉様は!姉様は!!姉様は!!!」

医師の肩を掴み、ガクガク揺らしながら問い詰めるアホオト。

医者「落ち着きなさい!ゆっくり息を吸って。」

弟「ずおーーーーーー!!」

ものすごい勢いで空気を吸う弟。まるで掃除機の様であった。

医者「……ゆっくり息をはいて。」

弟「ぶふぉーーーーーー!!」

ものすごい勢いで空気をはく弟。まるで台風の様であった。
116 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/07/09(土) 20:55:16.76 ID:Jg89ELCwo
医者「落ち着いたかね。」

弟「は、はい……」

医者「大変申し上げにくいんだが……」

医師が深刻な表情を浮かべる。

弟「!……ごくっ」



医者「君のお姉さんは健康体そのものだよ。今すぐ帰りたまえ!!」


弟「はいいいいぃぃぃーーーーー!!!?」



その後、仲良く帰宅するアホ姉弟であった。

第二話 懲りないアホオト おわり
117 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/07/09(土) 20:56:52.38 ID:Jg89ELCwo
一応解説しておきます。

第一話で、弟が姉友の家に放火をする決意をするシーンで、バイクを見ている描写を書きました。

……が、あの時弟はただ見ていただけで実際にはバイクには乗ってません。猛ダッシュで向かいました。

それと、

弟「ラディ○ル!グッ○、ス○ィィィィィード!

  さあァァ、行くぞ!!私は何でも速く走らせることが、できま〜す↑」

と言っていますが、速く走らせるのは『自分の足』ということにしてます。

元ネタ知ってる方、許して下さい。脚部限定(足パーツ付けた兄さん)を想像してくさい。

もちろん弟は『ア○ター能力者』じゃありません。

クー○ー兄さん宜しく、家にあったバイクとか車をスーパーカーに変えることなんて出来ませんので。

元ネタ知らない方、ごめんなさい。

なんでこのネタやったかと言えば、7月で10周年だから。

これからも、いろいろやらかすんで元ネタ知らなくてもスルーしてくれるとありがたいです。

それと……なんだこれ!?って思った人。ご愁傷様。正直怒られそうでこわいなぁ。
118 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/07/09(土) 20:58:36.65 ID:Jg89ELCwo
第三話 嘘予告

男がやって来る 少女(姉?)の危機に

男がやって来る 悲しみの際に(そんなのないけど)

男がやって来る 背負う為に(なにを背負うんだろ?)

男がやって来る 己の信念の為に(あんのかなぁ〜そんなの)

弟、一人の男(アホ)がやって来る




すんません。折角なんで、ちょっとやってみたくて。

ノリなんで勘弁してください。元ネタは『あれ』です。

すんませんねぇ。ふざけてばっかりで。

もうしませんので。嘘予告は。

それじゃあ、今日はここまで!

See you next week!……多分ね。多分更新しますよ。
119 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/07/09(土) 20:59:39.74 ID:6o+aut5Jo
乙〜
120 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸) :2011/07/10(日) 19:18:34.24 ID:bR3XUYlAO
乙だぜ
121 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/10(日) 22:15:15.54 ID:2Hq4UoVx0
>>1
最高
122 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/07/16(土) 19:36:13.68 ID:TlWxaR2Zo
こんばんワニ!いつも見てくれてありがとウサギ♪

……って、これほぼトラウマものですね。地震思い出しますわ。

とまぁ、くだらない前置きは終了して、そろそろ始めます。

今日は特に危険なネタ入れてない筈なので、age進行でボチボチやります。
123 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [saga]:2011/07/16(土) 19:37:26.24 ID:TlWxaR2Zo
再再再度忠告

注1:主役のキモ姉弟は変態です(主に終盤のエロ展開)。なので変態描写に耐性の無い方は閲覧しないことを

   お勧めします。(本日投下分にはエロ入りません。)

注2:エロあります(現在工事中・進捗率40%くらい?)。なので18歳未満、及びエロ嫌いな方はお帰りください。

注3:更にパロネタも大分仕込みました。純粋に姉スレを楽しみたい方は、見るの止めた方がいいと思います。

注4:一部暴力的なシーンがあります。そう言うの嫌いな人もどうか退いて下さい。

注5:地の文を入れました。これも嫌いと言う方も、お帰りになった方が良いと思います。

注6:誤字脱字多々あると思います。指摘して頂けるのはありがたいのですが、ノミの心臓なので

   キツイ突っ込みは勘弁して頂けないでしょうか。

注7:書き溜め上は完結はしてますが、肉付け作業に結構時間かかると思うので、急かしたりしないで下さい。

   ほんとお願いします。


ロリ母「注意事項、守って下さいね。わたくしともお約束しましょ。

    指切りゲンマン〜♪嘘吐いたら針千本の〜ます♪指切ったっ♪

    ……あらやだ、わたくしったら///」


はっきり言って内容は『おふざけ』です。注意書きは『おふざけ』やる為にいつも入れます。

出来ればひっそりとやりたいのでageしないで頂ければありがたいです。←削除

では投下します。
124 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage]:2011/07/16(土) 19:39:37.53 ID:TlWxaR2Zo
登場人物紹介&前回のあらすじ

相手を愛してやまない……というか、変態の域に達しているアホ姉弟。

だが、どちらも基本ヘタレの為に、大事故に発展することはない。……なりかけたけど。

前回の話の流れ @→A→B→C

>>75 ←前前回のあらすじはこちらを参考


弟………外見は美少年、中身は変態。中肉中背(172cm 65kg)。超弩級のシスコンキモオト。

    B授業中に姉との同居暮らしを振り返り、妄想に耽る。友人3人組に適当に相槌を打っていたら、水着を買いに

    行くのに付き合う羽目に。更にその場面を姉に見られていたとも露知らず、帰宅した時にまた嘘を吐き

    翌朝エラいことになってしまった。なんかのキャラクター宜しく、とんでもないスピードで走れる事が判明。

    12月生まれの山羊座。誕生石はガーネット(赤)。


姉………外見は大和撫子、中身は変態。背丈は弟より10cm低い。超弩級のブラコンキモ姉。貧乳(重要)。

    C弟一行を見て嫉妬のあまり、帰宅後に具材に八つ当たり。さらにオ○ニーを行い、完成した料理に『姉汁』を混入。

    弟に嘘を吐かれた事により、ヤンデレ化。……ところが、弟を問い詰めている間に倒れる。

    そんな姉を心配した弟から抱っこされ、病院に連れて行かれる最中に幸福感を味わい正気(?)に戻る。

    9月生まれの乙女座。誕生石はサファイア(青)。


姉友……紅い髪が特徴的なアホ姉弟の友人。スポーツ万能。戦闘力は変態の域に達している。美乳。

    前回の話では出番なし。

    5月生まれの牡牛座。誕生石はエメラルド(緑)。


父………アホ姉弟の父親。大人の雰囲気を漂わせるダンディーな紳士。一家の大黒柱として申し分のない

    貫禄を持つ。眉目秀麗・容姿端麗。つまり姉は父親似。何故か常にスーツ着用。

    @海外で生活をすることになったが、姉弟を日本に残すことを決断した。それをキモ姉弟は手放しで喜んだ。

    6月生まれの双子座。誕生石はムーンストーン(白)。


母………アホ姉弟の母親。大人の雰囲気を一切持ち合わせていない、ロリロリな淑女。

    童顔で貧乳。つまり弟は母親似。そして、姉のおっぱいは母親似。何故か常にゴスロリスタイル。

    A空港にて、やっぱりアホ姉弟を一緒に連れて行きたいと駄々をこねた。……が、結局は父と二人で行く事にした。

    10月生まれの天秤座。誕生石はオパール(虹色)。


女………アホ弟の友人その1。巨乳。めんどいので省略。

    4月生まれの牡羊座。誕生石はダイヤモンド(光)。

女友……アホ弟の友人その2。微乳。めんどいので省略。

    12月生まれの射手座。誕生石はラピスラズリ(瑠璃色)。

弟友……アホ弟の友人その3。アホ。めんどいので省略。

    8月生まれの獅子座。誕生石はペリドット(オリーブグリーン)。
125 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [saga]:2011/07/16(土) 19:41:06.99 ID:TlWxaR2Zo
第三話 アホ姉弟、海へ行く

数日後 休日

自宅 リビング

姉「すや……すや……」

姉は洗濯を終え、ソファで昼寝中である。

空調も快適な温度に保たれていており、心地よくなったのだろう。

姉「すや……すや……」

カチャ

そこへ弟がやって来た。

弟「姉様、お掃除終わりましたって……あ、あれ?姉様お休み中?」

姉「すや……すや……」

弟「うーん。ちょっと残念。姉様と一緒にお買い物に行こうかと思ったのに。」

弟は寝ている姉をじっと見ている。

姉「すや……すや……」

まるで天使のような穏やかな表情で眠る姉。

弟「姉様……綺麗……」ドキドキ

そんな姉を見て弟はふと考える。

弟「姉様……寝てるんだよな……ごくっ」

生唾を飲み込む弟。
126 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [saga]:2011/07/16(土) 19:42:13.16 ID:TlWxaR2Zo
弟「寝てるよね?姉様。」ユサユサ

姉の体を揺らし、本当に寝てることを確認する弟。

弟「姉様、起きて下さい。起きないとちゅ〜しちゃいますよ♪」ヒソヒソ

姉の耳元で囁く弟。

姉「すや……すや……」

弟「よし。今なら大丈夫。」ドキドキ

弟「はぁ……綺麗だな姉様……可愛いよ姉様……大好きだよ姉様……」なでなで

姉の頬優しく撫でる弟。

姉「すや……すや……」

そしてゆっくりと姉の寝顔に顔を近づける。
127 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [saga]:2011/07/16(土) 19:43:29.01 ID:TlWxaR2Zo
弟「ぐへへっ。こんなとこで寝てる姉様が悪いんですからね♪」

姉「すや……すや……」

弟「姉様、ごめんなさい。姉様のファーストキス、頂きます。」

チュッ

そう言って、寝ている姉の唇にすっと口づけをした。

姉「ん……」

姉の唇はとても柔らかく、それでいてしなやかな張りがあった。

弟「ふぅ///」

一気に顔全体が紅く染まる弟。姉に申し訳ないと思うと同時に……

弟「姉様の初ちゅ〜、Getだぜ♪くくくっ。」

姉の大事なファーストキスを奪った征服感に酔いしれていた。




弟「……これくらい許してくれるよね姉様。いずれ姉様は誰かのものになっちゃうんだから。」
128 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [saga]:2011/07/16(土) 19:45:12.70 ID:TlWxaR2Zo
弟「今だけ……今だけで良いから俺のものでいて……姉様」ポロポロ

涙をこぼしながら寝ている姉に語りかける。

弟「うぅ……どうして俺たちは姉弟になんて生まれてしまったんだ……」ポロポロ

悲壮感を漂わせる弟。

弟「姉様、大好きだよ。姉様、愛してる。グス……姉様、姉様。姉様……グス……姉様……」ポロポロ

姉の手を握りながらすすり泣く。

弟「うぅ……ねえ……さま……」ポロ

弟「……スピー……スピー……」

泣き疲れてそのまま寝てしまう弟だった。





姉「すや……すや……」

一方、何も知らないアホ姉。

姉「すや……すや……にへぇ〜……」

ニヤニヤしながら幸せそうな夢を見ていた。

姉「いやん……そこはダメだよ弟君♪……」
129 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [saga]:2011/07/16(土) 19:47:46.78 ID:TlWxaR2Zo
1時間後

弟「スピー……スピー……」

姉「ん……んん……」パチクリ

姉「ふわぁ〜……あれ……」キョロキョロ

姉「ん……寝ちゃったみたいね。」

あれからしばらくして姉が起きた。

姉「?あら……弟君?」

姉の手を握りながら、姉にもたれかかる形で寝ている弟に気が付いた。

弟「スピー……スピー……」

姉「どうして弟君がここで寝てるんだろ?」

不思議に思いながら、無邪気な顔で眠る弟を見る姉。

姉「弟君……可愛い……」ドキドキ

そんな姉を見て弟はふと考える。

姉「弟君……寝てるんだよね……ごくっ」

生唾を飲み込む姉。
130 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [saga]:2011/07/16(土) 19:49:23.28 ID:TlWxaR2Zo
姉「おぉ〜い。弟君?起きてますかぁ〜?ちゅ〜しちゃうよぉ〜♪」ヒソヒソ

弟の耳元で囁く姉。

弟「スピー……スピー……」

姉「よし。これなら大丈夫。」ドキドキ

弟が完全に寝てる事を確認した姉。

姉「うふっ……可愛いよぉ弟君……素敵だよぉ弟君……大好きだよぉ弟君……」なでなで

弟の頬を優しく撫でる姉。

弟「スピー……スピー……」

そしてゆっくりと弟の寝顔に顔を近づける。
131 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [saga]:2011/07/16(土) 19:50:50.77 ID:TlWxaR2Zo
姉「うへへっ。こんなとこで寝てる弟君が悪いんだからね♪」

弟「スピー……スピー……」

姉「弟君、ごめんね。弟君のファーストキス、頂きます。」

チュッ

そう言って、寝ている弟の唇にすっと口づけをした。

弟「ん……」

弟の唇はとても柔らかく、それでいて確かな弾力があった。

姉「うふ///」

一気に顔全体が桜色に染まり、姉は弟に申し訳ないと思うと同時に……

姉「弟君の初ちゅ〜、貰っちゃった♪ふふふっ。」

弟の大事なファーストキスを奪った征服感に酔いしれていた。……ファーストキスじゃないけど。




姉「……これくらい許してくれるよね弟君。いずれ弟君は誰かのものになるんだから。」
132 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [saga]:2011/07/16(土) 19:52:11.18 ID:TlWxaR2Zo
姉「今だけ……今だけで良いから私だけの弟君でいて……」ポロポロ

涙をこぼしながら寝ている弟に語りかける。

姉「うぅ……どうして私たちは姉弟になんて生まれたんだろね。」ポロポロ

これまた悲壮感を漂わせる姉。

姉「弟君、大好きだよ。弟君、愛してるの。グス……弟君、弟君。弟君……グス……弟君……」ポロポロ

弟の手を握りながらすすり泣く。

姉「うぅ……おとうとくん……」ポロ

姉「……さ、そろそろ夕食の準備をしないと。」

涙を拭いて、台所へと向かう姉であった。





弟「スピー……スピー……」

一方、何も知らないアホオト。

弟「スピー……スピー……にへぇ〜……」

ニヤニヤしながら幸せそうな夢を見ていた。

姉「あぁ……かわいいよ姉様♪……」
133 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [saga]:2011/07/16(土) 19:55:24.91 ID:TlWxaR2Zo
夕食後

リビング

姉はテレビを見ながら、いつもの様に紅茶を飲んでいた。

姉「ふぅ。この茶葉いいわね。どこの国のかしら?」カチャン

するとそこへ……

カチャ

弟「ねねね姉様……」ドキドキ

弟が緊張した面持ちでやって来た。

姉「?どうしたの?弟君?」

弟「えぇと、あああの、その……」ドキドキ

顔を真っ赤にし、もじもじしながらあるものを握りしめるアホオト。

姉「?弟君?その手に持っているのはなぁに?」

弟「!!えあ、そそそうです。ねねね姉様、この以前、買って来たんですけど、

  もしよかったら姉様、着てくれませんか?」

姉「!!こ、これは!!?」
134 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/07/16(土) 19:56:46.83 ID:TlWxaR2Zo
キモオトが差し出したのは、例の水着である。

姉「えぇ!?これもしかしてわわ、わたわた私に!!?」

思いがけない弟のお願いに動揺するアホ姉。

弟「ややややっぱり嫌ですよね!?どどどどうかしししてましたたた!!!」

動揺する姉を見てうろたえるアホオトであった。

姉「いやいやいやいや、そそそそんな事いってないし!もちろん着るわ!是非着させて!!」

そう言って弟から水着を奪い取る様に受け取る姉であった。

弟「あひゃい!!よよよ宜しくおねおねお願いしますすすす!」





姉「ふんふふ〜ん♪」

ガチャッ

弟「(かかった♪)」ニヤリ
135 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [saga]:2011/07/16(土) 19:58:36.28 ID:TlWxaR2Zo
弟サイド

リビングにて姉が着替えてくるのを待つ弟。

弟「ふひひははは!!まさかこんなに上手くいくとは!!」

どうやら企みが成功して、嬉々とした様子ではしゃいでいるキモオト。

弟「かなり際どいから無理かなぁと思ってたけど姉様嬉しそうに奪い取るんだもん♪

  よく確認もしないで!くっくっくっく!」

弟「すらっとした手足に、ちゃんとクビレた腰回り、そしてなによりも重要なのは……」

弟「ちっぱいっ!!!!!!!!!!!!!」

弟「掌に収まるサイズの小振りなちっぱい……申し訳なさそうにちょこんと盛りあがるちっぱい……

  そう……自己主張が苦手で、奥ゆかしく愛くるしい日本女性の美を象徴するかのようなちっぱい!!」

弟「日本人ならちっぱい萌えだろうがっ!!!ちっぱい最高っ!!!」

弟の口を借り、代弁させる作者だった。巨乳の皆さんすんません。

弟「ぐへっぐへへっ。これで正々堂々、姉様の美しい御姿を堪能できる♪」

弟「姉様の水着、超楽しみだなぁ!!うひょぉぉぉぉぉ!!!」ゴロンゴロンッ

子供のように浮かれながら、床を転げまわるアホオト。

弟「はーやく来ないっかなぁーーー!るんるん♪」

頭の中がかなり残念な弟である。

弟の本性を知ったら、キモ姉は反応するのだろうか。
136 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [saga]:2011/07/16(土) 20:00:01.67 ID:TlWxaR2Zo
姉サイド

姉の部屋にて弟から貰った水着を、ニヤニヤしながら見ていた。

姉「うふふふふふひひひひ!!まさか弟君からこんな物を貰うなんて!!」

どうやら弟からプレゼントされた水着が、余程嬉しかった様子のアホ姉。

姉「こんなに大胆なビキニをくれるなんて…もう!弟君ったら♪」

頬を桜色に染めながら、妖艶な表情を浮かべるエロ姉。

姉「今すぐ私を食べたいって意思表示よね!?よね!!

  『うん!今すぐ私を召し上がっちゃっておとうときゅん♪』

  なーんてなーんて!きゃーー!!きゃーー!!」ゴロンゴロンッ

子供のように浮かれながら、床を転げまわるアホ姉。

姉「こんなことしてられないわ!はやく行かないと!!待っててね弟君♪」

頭の中がかなり残念な姉である。

姉の本性を知ったら、キモオトはどう反応するのだろうか。
137 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [saga]:2011/07/16(土) 20:02:09.78 ID:TlWxaR2Zo
リビング

弟「ふんふふーん♪」

上機嫌で姉を待つ弟。と、そこへ……

カチャ

姉「弟君、おまたせ。」

姉が入っていた。

弟「あっ!姉さ……ま……」

息を呑む弟。

姉「どうかしら?」

頬を赤らめ、しかし凛とした態度で振舞う姉。

美しかった。姉の腰までかかる黒髪と、白いビキニは非常に合っていた。

この世のものとは思えない神々しさを放つ姉。

まるで女神が降臨したといっても過言ではない。

弟「は……え……あ……」

そんな姉を見ながら、弟はただただ呆然と立ち尽くすしかなかった。
138 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [saga]:2011/07/16(土) 20:03:51.56 ID:TlWxaR2Zo
姉「そんなに見つめられるとはずかしいな///

 (うへへ♪弟君見てる見てる!もっと見て!穴が開くほど見て!むしろ穴を掘って♪)」

だがやっぱり頭の中は残念だった。女神が到底考えるはずの無い、下品なことを考えていた。

弟「うあうぅ///」

金縛りにあった様に動けない弟。

興奮するというよりも、まるで神と対峙している感覚に襲われていた。

姉「弟君?(うわーーん!弟君固まっちゃってる!!きゃっわいぃぃーーーー!!

      なにこの可愛い生き物♪食べていい?いいよね!いいよね!!)」

寧ろ興奮していたのはキモ姉の方だった。
139 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [saga]:2011/07/16(土) 20:06:51.09 ID:TlWxaR2Zo
弟「(やばい!!姉様美しすぎる!!こんなに破壊力があるとは思わなかった!!)」

想像を絶する姉の美しさに戸惑う弟。

弟「うあ……そ、その…ととととっても綺麗です。女神様みたいです///

  (だ、だめだ……こ、こんなはずじゃなかったんだ!ニヤニヤ出来ない……)」

恥ずかしがる姉をニヤニヤしながら眺める、と言うアホオトの計画は頓挫した。

姉「そう…そう言って貰えるとうれしいわ。

 (うわぁ〜弟君、照れてる照れてる♪いやぁ〜最高に楽しいわ♪)」にこっ

寧ろ姉の方が、恥ずかしがる弟をニヤニヤしながら眺めていた。

弟「うあうぅ///(のおおぉぉぉ!!!そんな笑顔で見つめないで!!姉様姉様姉様!!)」

弟からは女神の微笑みに見えるが、実態はサキュバスの魅了(チャーム)だった。
140 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage]:2011/07/16(土) 20:08:47.16 ID:TlWxaR2Zo
取り合えず少し落ち着いた様子の弟。

弟「姉様。すみませんが、これを羽織ってください。(俺には刺激が強すぎる!!)」

そう言ってロングパーカーを渡す弟。

姉「えぇ、わかったわ(弟君ったら初心なんだから♪ちょっとやりすぎちゃったかな?)」

少し反省する様子のエロ姉であった。

弟「ところで姉様、急で申し訳ないんですけど明日、海に行きませんか?」

姉「えっ?どうしたの急に?」

弟「実はこの間、姉様に内緒にしてたんですけど、僕のクラスメイトと水着を見に行ったんですよ。」

姉「!ふ、ふーん。そうなの

  (あの時の話ね。すっかり忘れてたけどメス豚共と一緒に水着を買いに行ったのよね)」

姉の表情が一瞬曇る。

弟「その時に、姉様が来ている水着を買ったんです。これ姉様に似合うかなって思って

  (俺の妄想していた姉様の御姿を遥かに上回る破壊力だったけど。)」
141 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [saga]:2011/07/16(土) 20:11:16.44 ID:TlWxaR2Zo
姉「ま、まぁいいわ。なんで私も海に行くって事になるの?」

弟「それは俺の姉様をみんなに自慢した……いやいや!実はその時の為に姉様の水着を用意したんです。

  ですから姉様も一緒に来て遊びましょうよ!僕は姉様と一緒に泳ぎたいなぁ〜♪」

一瞬弟の本音が漏れた。……が

姉「…………」

姉は考え事をしている様だ。

弟「姉様、一緒に行きましょうよぉ〜♪」

姉「(……成程。ここで弟君に言い寄るメス豚(敵)をけん制するためにも、一緒に行ったほうが良さそうね。)」

なにやら不穏なことを考え始めたキモ姉。

姉「(それに……弟君と一緒に海なんて何年ぶりだろう。

   今度こそ一緒に泳いでキャハハウフフな展開もあるかも知れないわね♪)」

今度はニヤニヤしながら、弟との楽しい海水浴を想像し始めるアホ姉であった。
142 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [saga]:2011/07/16(土) 20:13:27.79 ID:TlWxaR2Zo
アホ姉の妄想はとどまるところを知らない。

姉「(弟君と私……まるで恋人の様にイチャつくの♪

   私『それそれ!おとうときゅ〜ん♪』

   弟君『うわっ!やったな姉様〜♪』

   私『うふふ……ここまでお〜いで♪』

   弟君『まてぇ〜ねえさまぁ〜♪』

   弟君『キャハハ♪』

   私『ウフフッ♪』

   )」ぽえ〜

弟「姉様?」

姉「(そして……遊び疲れ、暗くなった浜辺で手と手を握り合う二人……

   弟君『姉様……今日はほんと楽しかったです。』

   私『私もよ。今日は誘ってくれてありがとね。』

   弟君『お礼なんてそんな……寧ろ姉様と一緒に来れた僕の方が感謝してるんです。』

   私『弟君……』

   そこで見つめ合う二人。真っ赤に頬を染める二人♪)」

弟「あ、あのぉ……姉様?」
143 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/07/16(土) 20:14:43.82 ID:TlWxaR2Zo
姉「(どちらからともなく二人は、お顔を近づけるの///

  弟君『姉様……』

  私『弟君……』

  ちゅっ

  口づけを交わす二人っ!!

  やっほーーーっ!!カップル成立おめでとおおぉぉーー!!!)」

弟「?」

姉「(お顔中真っ赤に染める、超お似合いのベストカップル!!!

   弟君『な、なんだか恥ずかしいですね///』

   私『そ、そうね///』

   うわーーーーんっ!!いいっ!!すごくいいわっ!!

   これこそ私が望む展開だわっ!!!)」ぐっ

弟「???」
144 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [saga]:2011/07/16(土) 20:16:21.12 ID:TlWxaR2Zo
姉「(そしてそして……ラブラブウヒヒに盛りあがった二人はホテルへ行くの♪

   弟君『姉様……なんでこんなところに来たんです?』

   私『もう弟君ったら!解ってるくせに♪』

   弟君『え……ななななにをしてるんですか姉様?』

   私『もう!言わせないで!私達恋人同士でしょ?やることと言ったら一つしかないじゃない♪』

   弟君『こここ、恋人同士ししし!!?』

   私『さぁ弟君も脱ぎ脱ぎしましょうねぇ〜♪』

   弟君『待って姉様!ままままだここここ心の準備があぁぁーーっ!!!』)」

姉の中で弟は純情な普通の弟。本性が変態キモオトだとは知らない。

姉「うへへ〜♪」

弟「姉様……?ねねね姉様!?」
145 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [saga]:2011/07/16(土) 20:18:21.40 ID:TlWxaR2Zo
姉「(弟君『姉様……やっぱりやめましょうよ。これ以上はダメな気がします。』

   私『弟君、女の子に恥をかかせちゃダメなんだぞ♪』

   弟君『で、でも……』

   私『ねえ……弟君。……私、綺麗?』

   弟君『……ごくっ』

   私の裸体をじっと見つめる弟君♪

   私『ね、どうかしら?』

   弟君『姉様……』

   私『なあに?弟君?』


   弟君『……おっぱいちっちゃい↓』)」




姉「いやああああああーーーーーーーーーーっ!!!!」

弟「!!ビクッ!!」
146 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [saga]:2011/07/16(土) 20:20:08.90 ID:TlWxaR2Zo
姉「はぅあ……私おっぱいちっちゃいおっぱいちっちゃいおっぱいちっちゃい……」ガクガクブルブル

弟「姉様!お気を確かに!!」

姉「どおしよ……おっぱいちっちゃいおっぱいちっちゃいおっぱいちっちゃい……」ガクガクブルブル

自分の妄想の中の弟にちっぱいを否定され狼狽するアホ姉。……アホオトはちっぱい星人なのに。

弟「姉様っ!!!!」

姉「はっ!!?」

弟「だいじょぶですか姉様?随分と混乱していた様でしたが?」

姉「ううん。だだだ大丈夫よおとおと弟君!!」

現実に引き戻されたちっぱい姉だった。
147 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [saga]:2011/07/16(土) 20:22:38.11 ID:TlWxaR2Zo
弟「えーと、姉様。残念ですけどやめにしましょうか?」シュン

項垂れながらも姉を気遣う弟だった。

姉「!!いやいやいやいや行くっ!行きますっ!!おっぱいちっちゃいけど行きますっ!!」ウルウル

涙を浮かべ弟の腕にしがみつき、必死に懇願するアホ姉。

弟「!!!ねねね姉様!おっぱいちっちゃいは関係ないと思います!!」

姉「ほ、ほんと?」ウルウル

弟「寧ろちっぱい姉さ……いやいや、胸の大きさで女の子の価値が決まるものではないです!」きりっ

すんごい爽やかな顔で答えるアホオト。

姉「そ、そうよねそうよねっ!!」パアァ

そんな弟の返答を聞き、速攻で上機嫌になった単純なアホ姉だった。




弟「だから姉様、一緒に行きましょ♪」

姉「うん!じゃ行きましょっか♪」
148 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [saga]:2011/07/16(土) 20:26:22.02 ID:TlWxaR2Zo
翌日 海水浴場

ザバー シュワシュワー

弟の友人3人が待つところへ、アホ姉弟がやって来た。

女・女友・弟友「…………」

弟「いやぁ〜いい天気ですね♪姉様!」

浮き輪を抱え、ゴーグルを首から提げる弟。

姉「えぇそうね弟君♪」

日傘を差し、パーカー(UVカット仕様)を羽織り、日焼け対策完備の姉。

女・女友・弟友「…………」

弟の友人3人組は、アホ姉弟を見ながら唖然としている。

女友「ね、ねぇ……弟君。これはどう言うこと……」

弟「あん?」



女「なんであんたの姉さんがここに居る!!?」
149 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [saga]:2011/07/16(土) 20:28:06.69 ID:TlWxaR2Zo
弟「えっ?なんで?」

女「なんでじゃなくて!おかしいでしょ!!」

弟「おかしい?なんで?」

女友「そもそも弟君、お姉さんが来るって話したっけ?」

弟「えっ?別にしてねぇけど?なんかまずいの?」

女「あぅ……」

どうやらアホオトは姉が来る事を3人に伝えていなかった様だ。

弟「?ねぇよな。じゃ問題なしっつーことで♪」

女・女友「…………」

困惑する女と女友を、問題無いの一言で片づける弟であった。

姉「よろしくね。みんな」にこっ

女神の笑顔で挨拶をする姉。

女・女友・弟友「よ、よろしくお願いします。」

弟「にやぁ〜♪」

満面の笑みをこぼす弟。自慢の姉を見せびらかすことが出来て大満足の様だ。
150 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/07/16(土) 20:29:41.52 ID:TlWxaR2Zo
女「……うぅ〜。女友ぉ〜。あいつの姉さん来るって聞いてない〜。」ヒソヒソ

女友「……ねぇ弟友、どうするの?」ヒソヒソ

弟友「……まぁ、別にいいんじゃね?それにしてもすごい綺麗だな。弟のお姉さん♪」ヒソヒソ

女友「ムカッ!」ゴスッ

弟友の脇腹に肘を入れる女友であった。

弟友「ぐお!ってぇ!おまえ何すんの!!」

女友「ふん!!」

弟「あははっ。おまえら仲良いなぁ!」


姉「ふふっ。」

そんな4人の様子を微笑みながら見ている姉であった。

……が

姉「(どうやらメス豚(敵)は一人だけだったみたいね。やっぱり私も来て正解だったわ。)」

頭の中では黒い事を考えていた。
151 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [saga]:2011/07/16(土) 20:30:56.80 ID:TlWxaR2Zo
そこへ……

?「やっぽー♪」

女・女友・弟友「!!」

姉「あら、来たわね。姉友。」

何故か姉友がやって来た。

姉友は『世界記録を更新しに来ました』とでも言わんばかりの競泳水着を着てきた。

姉友「あはは!これでみんなかな?この姉弟の友達で姉友って言います!よろしくねん♪」

女・女友・弟友「よ、よろしくです…」

なんだか訳のわからない展開についていけない様子の3人組だった。
152 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [saga]:2011/07/16(土) 20:32:48.18 ID:TlWxaR2Zo
女「……ねぇ女友、どーしよ!なんか増えた!」ヒソヒソ

女友「……むぅ、これはどうしようもないね。今日は諦めた方がいいかも……」ヒソヒソ

女「……嫌!絶対弟を落とす!」ヒソヒソ

弟友「はぁ……姉友さんもいいなぁ。でも一番は弟のお姉さんだな^^」

女・女友「ふん!!」ゴスッ

弟友の両脇腹に肘を入れる女と女友であった。

弟友「ぬおぉ!ってぇ!おまえら何すんの!!」




姉友「よーし♪泳ぐぞぉーー!!とりゃーー!!」ザッブン

準備体操もそこそこに泳ぎ始める姉友だった。



女「あれ?弟たちは?どこ行ったの?」
153 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [saga]:2011/07/16(土) 20:35:06.76 ID:TlWxaR2Zo
一方 そのアホ姉弟は……

弟「姉様、手を掴んでますから、まずバタ足をしてください。」

すでに海に入っていた。

姉「う、うん。ね、ねぇおとおと弟君。こ、こうかしら?」ぱちゃぱちゃ

どうやら姉は泳げない様だ。弟と個人レッスンを始め出した。

弟「うん、もっと足を動かして。」

姉「んしょんしょ」ぱちゃぱちゃ

浮き輪をつけて一生懸命バタ足をする姉。

弟「そうそう、いいですよ。姉様。(ぐひひ♪姉様のお手手スベスベ)」

姉「そ、そう。弟君、ちゃんと掴んでてね(よぉし、頑張るぞ!)」ぱちゃぱちゃ

真面目に練習している姉とは対照的に、不真面目な事を考えているキモオトであった。







女・女友「…………」

弟友「なぁなぁ、俺らも泳ごうぜ!」
154 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [saga]:2011/07/16(土) 20:36:37.81 ID:TlWxaR2Zo
2時間後……

アホ姉弟は、まだ個人レッスンを続けていた。

弟「姉様、こっちまで泳いでみてください(こんな姉様初めて♪かぁ〜い〜なぁ〜)」

姉「う、うん。じゃいくよぉ〜」ぱちゃぱちゃ



姉「あっぷ、ふにゃん!おと、おとうときゅん!見て見て!私泳げてるよ!」ぱちゃぱちゃ

愛くるしく泳ぐ姉だった。

弟「あはは。その調子その調子!(うわぁどうしよ!なにこの姉様!ちゅっちゅしたい♪)」

姉の可愛らしい仕草に、萌え出したキモオトであった。

……とそこへ
155 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/07/16(土) 20:39:37.35 ID:TlWxaR2Zo
姉友「お〜お〜姉ぇ〜、泳げるようになったじゃん♪」すぃ〜すぃ〜

姉友がやって来た。


姉「まだまだ全然だわ。んしょんしょ」ぱちゃぱちゃ

弟「いえ、すごい上達ですよ!姉様(かぁ〜い〜よ姉様♪いやん、お持ち帰りしたい!)」

そもそも一緒に住んでいる筈なのに……訳のわからない事を、心の中で呟くキモオトだった。


姉友「なるほどねん。先生が良いのかもね?弟君♪」

弟「ありがとうございます。姉友さん(ほんとに役得だな。姉様最高!)」


姉「きゃっきゃっ♪」ぱちゃぱちゃ








弟友「ねぇねぇそこのおねえさ〜ん♪俺と一緒に泳がないぃ〜?」

女友「ふんっ!!」がすっ

女「…………」
156 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [saga]:2011/07/16(土) 20:42:51.65 ID:TlWxaR2Zo
姉友「ところでところで弟君!」

弟「はぁ、なんでしょう?」

姉友「あそこまで、あたしと勝負しない?」

と、かなり遠くにある灯台を指さす姉友。

弟「えーー↓」

姉友「いいじゃん!勝負しよっ♪だってつまんないんだも〜ん!!」

どうやら姉友は一人で泳いでるのに飽きた様だ。


姉「ダメよ姉友。今は私が弟君に泳ぎ方を、教えて貰っているんだから!」ぷかぷか

弟を取られまいと浮き輪にしがみつきながら、姉友を諭す姉。

弟「すみませんが、今、姉様のレッスンをしているので無理です。

  (こんなかぁ〜い〜姉様の一面が見れる機会を逃してたまるか!しっしっ!!)」

姉友を追い払おうと、邪念を込めた眼で見るキモオトだった。


姉友「ほほぅ。自信が無いわけだ。弟君、教えるのは上手いけど、泳ぐのは遅いんだぁね♪」
157 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [saga]:2011/07/16(土) 20:44:23.31 ID:TlWxaR2Zo
弟「!!俺が遅い…?俺がSLOWLY……!?」

姉友「ぷくく^^はぁい〜」

弟「じょぉぉーーーーーーだんじゃねえええぇぇぇぇ!!!!」

姉「弟君!?」

簡単に挑発に乗ったアホオトだった。



姉友「じゃーいっくよぉーー!!」バシャバシャバシャバシャバシャバシャッ

弟「うおぉぉぉぉーーーー!!!」バシャバシャバシャバシャバシャバシャッ

猛スピードで泳いで行くアホ二人だった。

姉「あーーん!待ってよぉーー!!」ぱちゃぱちゃ








女・女友「…………」

弟友「……なぁ、なにこの空気?」
158 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [saga]:2011/07/16(土) 20:47:13.19 ID:TlWxaR2Zo
姉「ねえ待ってぇーーー!!待ってぇーーおとうとくーーんっ!!!」ぱちゃぱちゃ

二人を追いかけて一生懸命泳ぐ健気な姉。

姉「うわーーん!!二人とも酷いよぉーー!!!」ぱちゃぱちゃ

だが二人は遥か彼方へ行ってしまった。

姉「ぐすん……頑張るもん。私負けないもん!」ぱちゃぱちゃ

ところが……

パスッ

姉「へっ?」

浮き輪がどんどん縮んでいく。

姉「うわわっ!?どどどうしよ!!助けておとうとくーーーんっ!!」バチャバチャ

姉は溺れ始めた。
159 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [saga]:2011/07/16(土) 20:50:46.23 ID:TlWxaR2Zo
一方 アホオトとそのアホを挑発したアホは……

弟「うおぉぉぉぉーーーー!!!!」バシャバシャバシャバシャッ

姉友「ほらほら。ゴールはすぐそこだよ♪」バシャバシャバシャバシャッ



弟「くぅ〜〜〜!!負けてたまるか!!!」バシャバシャバシャバシャッ

姉友「ほんとに遅いですねぇ〜♪ぷくく^^」バシャバシャバシャバシャッ

弟が劣勢。更に挑発する姉友だった。

弟「じゃあこれならどうだ!!瞬殺のぉ……って!姉様!!?」ぴぴぴーん!

弟は姉の異変に気が付いた。……姉の様子など見えないところに居る筈なのに。

姉友「あれれ!?もう終わり?」

弟が急に止まったので、姉友も様子を窺う。


弟「ねえさまぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!」

ドキューーーーーーーーーーーーーーーンッ

バシャシャシャシャシャシャシャシャシャシャシャシャシャシャシャッ

踵を返し、驚異的なスピードで姉の元へと向かう弟であった。

姉友「嘘ぉ!!?」
160 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [saga]:2011/07/16(土) 20:53:31.67 ID:TlWxaR2Zo
一方 姉は……

姉「うぁっぷ!ごぷっ!いぁあ!」バシャバシャ

姉は完全に溺れていた。

姉「ごぼぼっ!ふぎゅっ!!」バシャバシャ

姉「(もうダメ……弟君……さよなら……)」

姉は死を覚悟した。

姉「…………」ブクブク

なんと姉は気絶してしまった。絶体絶命のピンチ。



……とそこへ


弟「ねえさまぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!」

バシャシャシャシャシャシャシャシャシャシャシャシャシャシャシャッ

猛スピードで弟がやって来た。
161 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/07/16(土) 20:55:40.76 ID:TlWxaR2Zo
弟「姉様!姉様!!姉様!!!ねえさまぁぁぁぁーーー!!!!」

姉を抱きかかえた弟。だが……

姉「…………」

姉は気を失っている。

弟「うわぁぁぁぁ!!?姉様姉様姉様姉様姉様姉様姉様姉様!!!!」

バシャシャシャシャシャシャシャシャシャシャシャシャシャシャシャッ

姉を背負い、ものすごいスピードで陸へ向かう弟。

弟「俺の所為だ!!俺が姉様をほおって置いたから!!!」

姉が自分の所為で死んでしまう。悪い予感が頭を廻る弟であった。


ところが……


姉「(うへっうへへっ。弟君の背中たっくましぃ〜♪)」

……弟に抱えられた途端、意識を取り戻した人騒がせな姉であった。
162 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [saga]:2011/07/16(土) 20:57:17.63 ID:TlWxaR2Zo
ビーチ

姉「…………」

弟「姉様!!しっかりしてください!!姉様!!!」

案の定、寝た振りをするアホ姉であった。

姉「…………」

弟「うわわっ!!姉様っ!!ねえさまっ!!冗談でしょ!!?」

ユサユサ

姉を揺さぶる弟。深刻な表情で姉の安否を確認する。

姉「…………(もぅ弟君ったら!分かってるくせにぃ〜♪)」

それでもアホ姉は、まだタヌキ寝入りを続けるつもりの様だ。

弟「姉様姉様姉様姉様姉様姉様姉様姉様!!!!」

姉「……(もちろん意識を失っている私に対して、やることと言ったら一つしかないよね弟君♪)」

やっぱり案の定、人工呼吸を期待している大アホ姉であった。







女・女友・弟友「…………」
163 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [saga]:2011/07/16(土) 20:58:29.88 ID:TlWxaR2Zo
弟「あ、ああぁっ!!!どどどどどおしたらいいんだあぁぁっ!!」オロオロ

大分混乱して来た様子のアホオト。

姉「……(さぁイザ!マウストゥ〜マウス♪おとうときゅんのくっちびる♪うへっうへへっ)」

対照的に心躍らせながら待つアホ姉。

弟「うぅ……ねえさまぁ……」

真っ青な顔をし、今にも泣き出しそうな弟。

姉「……(まだかな♪まだかな♪)」

この後に及んでもまだ続けるつもりか?あんたの弟ヤバいぞ!

……で、結局
164 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [saga]:2011/07/16(土) 20:59:51.46 ID:TlWxaR2Zo
弟「うおおおおぉぉーーーんっ!!!!!!俺の所為で姉様が死んでしまったぁぁぁ!!!!

  今すぐ姉様の元へ向かいます!!!!待ってて下さい姉様!!!!」

弟は壊れた。



姉「うそぉーーーーーー!!!?どーしてそーなるのっ!?ダメダメ!!!」ガバッ










女・女友・弟友「…………」
165 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [saga]:2011/07/16(土) 21:01:28.53 ID:TlWxaR2Zo
弟「!!ねえさまぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーー!!!!!!!!!!」ぎゅっ

姉に抱きつく弟。

姉「あひゃい///!!」

弟「よかったぁぁぁぁ!!!ねえさまぁぁぁぁぁ!!!!うおおおおぉぉーーーんっ!!!」

号泣するアホオト。

姉「おとおとおと弟君///!!!?」

弟「あぁほんとによかったぁぁぁ!!!ねえさまぁぁぁぁぁ!!」ぎゅっぎゅっ

姉「怖かったよね弟君。ごめんね弟君。よしよし♪(うひひっ!これはこれでアリね♪)」なでなで

弟「うおおおおぉぉーーーんっ!!!!姉様姉様姉様っ!!」ぎゅうぅぅ

姉「もう泣かないで弟君。いい子いい子♪(もう!ほんとに大胆なんだからっ♪えへへへ〜っ)」なでなで







女・女友・弟友「…………」

先程からアホ姉弟達を見ていた3人組だったが……
166 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [saga]:2011/07/16(土) 21:02:48.33 ID:TlWxaR2Zo
女「……帰ろっか。」

女友「えぇ……」

全てを諦めた女だった。

弟友「なぁ……俺達、結局なにしにきたんだ?」

女友「……弟友……もうしゃべるな。」ガスッ

脇腹に肘を入れる女友。

弟友「ごぷっ……なぁ、もしかしておまえらが機嫌わりぃのって、奴の所為か?」

女「……ねぇ、完全犯罪って可能だと思う?」

女友「この3人なら弟君一人くらいなんとか処理出来るでしょう。」

渋面を浮かべる弟友、無表情で恐ろしい事を言い放つ女、冷笑を浮かべる女友。




翌日、怒りに震える3人(主に女)の手によって袋叩きに合うアホオトであった。

第三話 アホ姉弟、海へ行く おわり
167 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [saga]:2011/07/16(土) 21:06:43.10 ID:TlWxaR2Zo
と、前回に引き続き、またク○ガー兄さんネタやった訳ですが……

弟を○ーガー兄さんで再生するとエラいことになりますよ。まぁそれはそれで面白いけど。

設定では男の娘の様なロリフェイスなんで、そこんとこご理解宜しく。

一応、これまでのあらすじ、下に書いときます。なにかと便利だと思うので。

>>75 第一話

>>124 第二話

じゃ、今日はここまで!

来週更新します。……おそらく。

さよなライオン♪
168 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/07/18(月) 06:00:41.35 ID:OCvQYMtIo
乙!
やっとおいついた
169 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) [sage]:2011/07/18(月) 18:33:01.59 ID:Ch1ckiqAO
最高だな
速すぎて知覚できなかったのが悔やまれるぜ兄貴
170 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/07/23(土) 15:50:46.81 ID:asshFoBJo
wwktk
171 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage]:2011/07/23(土) 17:59:02.65 ID:uwr9aZ/co
こんつわ。本日は諸事情により、投下出来ません。すんませんね。

来週投下します。宜しく。

お疲れ様でした。……誰も疲れてないと思うけど。

以上。
172 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage]:2011/07/24(日) 16:04:24.51 ID:5FWQkCkbo
こんちは。昨日お伝えした、諸事情の詳細を報告します。

えーとですね。今日、VIPでスレ立てました。

スレタイは

男「行くんだ……」許嫁「御免なさい……男さん」

URL

http://hibari.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1311490792/

です。

まあ、つまるところ、別ネタを仕込んでいたので、こっちの方進んでなかった訳ですね、はい。

私もね、おんなじネタばかり書いてると飽きるんですよ。

もう書き終えて投下するだけなので、今日中に終了……の筈。

お暇なら読んで下さい。ではでは。
173 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/25(月) 03:06:57.10 ID:qgEd4z6IO
散々だったなw
174 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/25(月) 03:51:10.20 ID:0PATxf+ro
夏休みを実感したw向こうは土足で踏み荒らしていくような不躾な奴らばかりだから好きになれん
でも正直いって話としてはこっちの方が好きだわwNTR嫌いってのもあるけど
つまり早く変態姉弟を書く作業に戻るんだ
175 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage]:2011/07/25(月) 06:24:21.25 ID:E5xqsuqQo
なんかすんません。あそこまで叩かれるとは……本当に散々でした。

大幅なテコ入れが必要……といいますか色々考えさせられました。

もちろん、途中で逃げ出す、なんて事はしませんので。

読んでくれた人、ありがとう。慣れない事はもうしません。
176 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/07/26(火) 18:47:09.37 ID:voNQNUVlo
こんばんは。次の話まで時間がかかると思います。

なので今回は短編を書きました。試験的な要素たっぷりのちょっと異色な話です。

毒気微量、色々試したい事があるのでどうか宜しくお願いします。
177 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/07/26(火) 18:48:24.12 ID:voNQNUVlo
短編 その1 姉の思い出

姉の部屋

ペラペラ

姉「ふふっ。この頃の弟君も可愛いわね……」

姉はアルバムを見ていた。

姉「あはっ!これあの時の……」

姉「ふふっ。あの時は大変だったなぁ……」
178 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/07/26(火) 18:49:39.93 ID:voNQNUVlo
__________
______
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姉の回想

パカッ パカッ パカッ 

馬「ヒヒーーンッ!!」

軽快なリズムで蹄の足音を立て、悠然と走る馬。

チビオト「姉様、見て見て!お馬さんだぁー!!」

チビ姉「わぁほんとだぁー!おっきいねぇー!!」

その姿を見てはしゃぐチビ姉弟。

父「はっはっは!そうだろうそうだろう!」

母「二人とも、お馬さん好き?」

チビオト・チビ姉「だーーい好きっ!!」

一家は家族旅行に来ていた。
179 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/07/26(火) 18:50:40.27 ID:voNQNUVlo
母「それにしてもすごいですわね。こんな広い庭を持ってらっしゃるなんて……」

広い草原を目の前に感嘆する母。

父「ふふふっ。庭と言うより牧場だがな」

母「ええ。とても御趣味でこの様な立派なものを造るとは思えませんわ」

父「いや、私の友人は馬のオーナーなのだよ」

母「成程、そうでしたの……」

母は天然ボケだった。
180 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/07/26(火) 18:51:40.99 ID:voNQNUVlo
チビオト「父様、母様、一緒にお馬さん見ましょうよ!」

母「えっ?ええそうね。お馬さん見ようね」

馬「ヒヒーーンッ!!」

パカッ パカッ パカッ パカッ パカッ パカッ 

チビ姉「うわあーーっ!!速い速いっ!お馬さん速いよーー!!」キャッキャ

目を輝かせながら馬を見るチビ姉。

チビオト「むぅ……姉様は速いものが好き……」ボソッ

妙な事を考え出したチビオト。

チビ姉「すごいね弟君!お馬さん速いねっ!!」キャッキャッ

チビオト「僕には速さが足りない……」ボソッ
181 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/07/26(火) 18:52:55.01 ID:voNQNUVlo
父「どうだ二人とも。お馬さんに乗ってみるかい?」

チビオト「うわあっ!乗れるんですか!?」

チビ姉「すごいね、弟君!お馬さんに乗れるんだぁー!!」キャッキャ

チビオト「はい、姉様!楽しみですね!!」キャッキャ

チビ姉弟ははしゃいだ。

そして……

母「わーいわーい!お馬さんに乗りた〜い!!」キャッキャ

大人げないのも反応した。

父「おいおい、母さん……」

母「はっ!?お、おほほほほっ!!」

チビオト・チビ姉「お馬さん、パカパカ走るよ〜お馬さん♪」

変な歌を歌い出したチビ姉弟。
182 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/07/26(火) 18:53:56.00 ID:voNQNUVlo
父「さて二人とも。どちらから先に乗るかね?」

チビ姉「えっ?どうしてぇ〜?」

チビオト「二人一緒じゃダメなんですか?」

父「うむ。流石に子供達二人で乗馬させる訳にはいかない」

チビ姉「えぇーーーっ!!?」

父「だから、私と一緒じゃないと駄目なんだよ」

チビオト「僕、姉様と一緒がいいっ!!」

チビ姉「私もぉーーーっ!!」

駄々をこね出したチビ姉弟だった。
183 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/07/26(火) 18:55:28.96 ID:voNQNUVlo
父「これこれ、おまえ達。我侭を言うんじゃない!」

チビオト・チビ姉「ヤダーーッ!!姉様(弟君)と一緒じゃなきゃヤダヤダッ!!」

父「ふむ……困ったなぁ」

母「そ、それじゃあ……わ、わたくしとお父さんが……」ドキドキ

更に大人げない事を言い出すロリ母だった。

父「…………」

呆れた顔でロリ母を見る。

母「じょ、冗談ですわ!お、おほほほっ!!お、おほほ……」
184 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/07/26(火) 18:56:25.42 ID:voNQNUVlo
チビオト・チビ姉「姉様(弟君)と一緒に乗るのっ!!姉様(弟君)と一緒に乗るのっ!!」

父「ふむ、仕方がない。少し不安だが……3人で乗ってみるか!」

基本的にチビ姉弟に甘い父だった。

チビオト・チビ姉「わーい!お父様大好きっ!!」だきっ

父に抱きついたチビ姉弟。

父「はっはっはっ!しょうがない子達だ」なでなで

母「うぅ……」

指を咥え、チビ姉弟に嫉妬する本当に大人げないロリ母だった。

父「……母さんは後でな」

母「は、はいっ!!」パアァ

母に対しても大人の対応をする父だった。
185 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/07/26(火) 18:57:20.43 ID:voNQNUVlo
馬「…………」

父「さて、乗るか……姉、まずはおまえからだ」

チビ姉「はい、お父様!」

父「よし、お利口さんにするんだぞ」

チビ姉を持ち上げ、馬に乗せる父。

ちょこん

馬「…………」

チビ姉「うわあっ!!おっきいっ!!すごいすごいっ!!」キャッキャッ

チビオト「むぅ……姉様はおっきいのも好き……」ボソッ

恨めしそうに馬を見るチビオト。馬に嫉妬するなよ。
186 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/07/26(火) 18:58:06.99 ID:voNQNUVlo
チビ姉「お馬さんおっきいなぁーっ!!」ペシペシッ

馬の体を叩き出すチビ姉。

父「これこれ、止めなさい!暴れ出したらどうするっ!!」

チビ姉「大丈夫ですよお父様。お馬さんおっきいもん!」

訳のわからない事を言い出すチビ姉。

チビ姉「お馬さんの髪の毛なっがーいっ!!」クイックイッ

父「いい加減にしなさいっ!!止めないかっ!!!」

この頃の姉はお転婆だった。

チビ姉「きゃっきゃっ!」クイックイッ

父の諌止も聞かず、馬のタテガミを引っ張るチビ姉。

そして……
187 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/07/26(火) 18:59:02.39 ID:voNQNUVlo
馬「ヒヒィーーーーーンッ!!」

チビ姉「きゃあっ!!?」

突然、馬は暴れ出した。

パカッ パカッ パカッ パカッ パカッ パカッ パカッ!!! 

父「し、しまったっ!!!」

チビオト「ねえさまああぁぁーーーーーーーーーっ!!!!」

母「あ、あねええーーーーーーーーっ!!!」
188 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/07/26(火) 19:00:15.45 ID:voNQNUVlo
馬「ヒヒィーーーーーンッ!!」

パカッ パカッ パカッ パカッ パカッ パカッ パカッ!!!

チビ姉「うわああーーんっ!!こわいよおおーーーっ!!」

チビオト「姉様姉様姉様っ!!」タッタッタッタッ

チビ姉を追いかけ、走り出すチビオト。だが……

チビオト「はぁはぁはぁっ!!お、追いつけない……!!」タッタッタッタッ

この頃の弟は当然だが、まだ子供。到底馬にかなう筈などない。
189 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/07/26(火) 19:01:01.71 ID:voNQNUVlo
チビオト「はぁはぁはぁ……ねえさまっ!!ねえさまあぁぁーーっ!!」タッタッタッタッ

ドテッ

チビオト「!!!」

チビオトは転んだ。

チビオト「くっ……ねえさま……姉様が……ぐすっ」

母「大丈夫、弟!?怪我はない?」タッタッタッタッ

父「弟っ!!おまえじゃどうすることも出来ないぞ!」タッタッタッタッ
190 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/07/26(火) 19:01:45.44 ID:voNQNUVlo
チビオト「父様、母様。姉様が……姉様が!……ぐすっ」

父「弟、私に任せなさいっ!母さんっ!!」

母「ええっ!!」

チビオト「父様!!?」

父「行くぞっ!!」

ビューーーーーーーーンッ

暴走した馬を追い、走り出す父だった。

チビオト「は、速いっ!!!」

母「あなたぁーー!頑張って下さいませぇーーっ!!」
191 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/07/26(火) 19:02:28.79 ID:voNQNUVlo
チビオト「母様!僕も行きますっ!!」

母「待ちなさいっ!!」ぎゅっ

チビオト「か、母様!?」

母「大丈夫、心配しないで。大丈夫よ……」

チビオト「で、でも……」

母「お父さんを信じなさい。あの人なら大丈夫」

弟をやさしく抱き締める母。

チビオト「う、うん……」

母「あ、そうですわ!」

プチッ プチッ

花を摘み出した母。
192 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/07/26(火) 19:03:36.66 ID:voNQNUVlo
チビオト「母様?なにしてるの?」

母「ええ。これでね、素敵なものが作れるのよ」

チビオト「えっ!?」

母「ねえ、弟。お姉ちゃんの喜ぶ顔が見たい?」

チビオト「うん!見たいですっ!!」

母「そう。じゃあ、見てて……」

そう言って母は摘んだ花で何やら編み物を始めた。

チビオト「うわぁ……」

母「ふふふ。わたくしが教えるからね」

チビオト「うん!」
193 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/07/26(火) 19:04:18.85 ID:voNQNUVlo
馬「ブルルッ!!!」

パカッ パカッ パカッ パカッ パカッ パカッ パカッ!!!

鼻を鳴らし、土煙を上げながら暴走する馬。

チビ姉「うわああーーんっ!!お馬さんっ!!いい子に戻ってぇぇーーっ!!」

馬「ヒヒィーーーーーンッ!!」

パカッ パカッ パカッ パカッ パカッ パカッ パカッ!!!

チビ姉を無視し、嘶きを上げ疾走する。

……とそこへ
194 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/07/26(火) 19:04:59.27 ID:voNQNUVlo
父「姉っ!!無事かぁーーーっ!!!」

ビューーーーーーーーンッ

父がやって来た。

チビ姉「お、お父様っ!!?」

父「止まれっ!!」バッ

馬の前に両手を広げ、身の危険を顧みず立ち塞がる。

馬「ヒヒーーーーンッ!!?」

チビ姉「きゃああっ!!!」
195 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/07/26(火) 19:05:39.73 ID:voNQNUVlo
父「…………」ギンッ

馬の眼をじっと見る父。

馬「!!!」

父「恐れる事は無い。大丈夫……」

馬「…………」

父「…………」

馬「…………」

やがて馬も落ち着きを取り戻す。

父「よし!いい子だ」なでなで

馬「ブルル……」

馬の鼻を優しく撫でる父。どうやら馬をなだめる事に成功した様だ。
196 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/07/26(火) 19:07:07.00 ID:voNQNUVlo
チビ姉「お、お父様……ぐすっ」

父「まったく、私の言う事を聞かないからだ!」

チビ姉「ごめんなさい、お父様!」

父「私に謝る前にお馬さんに謝らないとな」ニコッ

馬「…………」

チビ姉「ごめんなさい、お馬さん」なでなで

馬「ブルル……」

父「はっはっはっ。では私も乗せて貰おう」スタッ

チビ姉「お、お父様。もうお馬さんに意地悪しないよ」

父「ああ、そうだな」クイッ

手綱を握り、見事に馬を操る父だった。

パカッ パカッ パカッ パカッ 

チビ姉「お馬さん、パカパカ走るよお馬さん〜♪」
197 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/07/26(火) 19:07:52.26 ID:voNQNUVlo
チビオト「姉様、早く帰ってこないかな」

母「そうね、そろそろかしら」

パカッ パカッ パカッ パカッ

馬の軽快な蹄の音が聞こえる。

母「あら?」

父「やあ、戻ったぞ」

チビ姉「ただいまーー!」

父とチビ姉、そして馬がやって来た。
198 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/07/26(火) 19:08:51.78 ID:voNQNUVlo
チビオト「姉様っ!!御無事ですかっ!!」

血相を抱えチビ姉の元に駆け寄る。

チビ姉「うん!大丈夫だよ弟君」

母「お父さん、姉、おかえりなさいませ」

馬「ブルル……」

父「よっと」スタッ

馬から降りる父。

チビ姉「私も降りる〜」

父「よし!」

チビ姉を持ち上げ、降ろす父。

チビ姉「お馬さん、ありがとうね」ニコッ
199 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/07/26(火) 19:09:43.47 ID:voNQNUVlo
馬「ブルル……」

チビオト「おまえ……よくも姉様を……」ギロッ

チビ姉を乗せ暴走した馬を、逆恨みするチビオトだった。

父「これこれ、弟。そんな目で見るものではない!」

チビ姉を降ろし、チビオトを諌める父。

チビオト「だって父様、こいつの所為で姉様が!」

馬「…………」シュン

なんだか悪びれてる様子の可哀想な馬。

父「弟よ、お馬さんは悪くないぞ」

チビ姉「そうだよ弟君。お姉ちゃんが悪い子だったの」

チビオト「姉様……」
200 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/07/26(火) 19:10:29.69 ID:voNQNUVlo
チビ姉「弟君に心配かけちゃったね。ごめんね」なでなで

チビオトの頭を撫でるチビ姉。

チビオト「僕の速さが足りなかったんです。僕がもっと速ければ……」

チビ姉「えっ?」

チビオト「僕には速さが足りない……速さが足りない……!!」

後にアホオトは、これがきっかけとなり、驚異的な『速さ』を身につける事となる。

母「そうそう、姉。弟からプレゼントがあるそうよ」

チビ姉「えっ?なになに!」

チビオト「はい、姉様。一生懸命作りました!」

チビ姉「うわあ!素敵っ!!」

__________
______
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201 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/07/26(火) 19:11:18.54 ID:voNQNUVlo
現在 

姉の部屋

姉「はぁ、懐かしいなぁ……」

しみじみと過去を振り返る姉。

姉「ふふっ。弟君、私の為に花の冠を作ってくれたんだっけ……」

姉「そして……うひひっ。花の指輪まで!」

……なんだか雲行きが怪しくなって来た。

姉「思い出した……あれは弟君からの婚約指輪だったに違いないわ……」

姉「なんと言う事でしょう!私、弟君からプロポーズを受けていたんだったわっ!!」

姉「あははっ!!弟君と私、結婚!弟君と私、結婚っ!!」

姉「弟君忘れてないよね?よねっ!?」

姉「えへっえへへ〜〜」ぽぉ〜

涎を垂らしながら、だらしの無い顔になるアホ姉。
202 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/07/26(火) 19:12:12.31 ID:voNQNUVlo
ピピピピッ

時刻を告げる、時計の電子音が鳴り響く。

姉「あら、いけない!もうこんな時間っ!!」

姉「旦那様の為にお夕ご飯作らないと!」トコトコ

姉「今夜は何にしようかしら?」トコトコ

姉「弟君の大好きなオムライスがいいわね。『私』入りの……」ニコニコ

ガチャッ



大人になるとどうして人は醜くなるんだろう。

このキモ姉弟の場合、その傾向は特に顕著であった。

短編 その1 姉の思い出 おわり
203 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/07/26(火) 19:13:24.35 ID:voNQNUVlo
今回、色々軌道修正したものを試験的に投下してみましたがいかがでしょう?

もちろん、今後投下するキモ姉弟の性格等は一切変えることはありません。

次回の更新予定は来週の土曜日になるかもです。では、左様なら。
204 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(島根県) [sage]:2011/07/26(火) 22:16:35.32 ID:ucsQ2bSho
素晴らしい
乙した
205 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) [sage]:2011/07/26(火) 22:47:16.69 ID:OqpFuxYAO

ずいぶん下がってたなと探してみたらなんとも運がいい
>>1の自慢の投下を待とう
206 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/08/03(水) 23:11:56.41 ID:9DKlmjtx0
乙乙
以前にも似たようなスレをvipで見たような気がする
姉の方が姉×弟ものの小説家って話
207 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage]:2011/08/06(土) 22:59:10.77 ID:aD2eOcYpo
今晩は。ボチボチ投下します。

ちょっとsage過ぎたので、一度ageます。

では行きます。
208 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/06(土) 23:00:55.39 ID:aD2eOcYpo
再再再再度忠告

注1:主役のキモ姉弟は変態です(主に終盤のエロ展開)。なので変態描写に耐性の無い方は閲覧しないことを

   お勧めします。(本日投下分にはエロ入りません。)

注2:エロあります(現在工事中・進捗率40%くらい?)。なので18歳未満、及びエロ嫌いな方はお帰りください。

注3:更にパロネタも大分仕込みました。純粋に姉スレを楽しみたい方は、見るの止めた方がいいと思います。

注4:一部暴力的なシーンがあります。そう言うの嫌いな人もどうか退いて下さい。

注5:地の文を入れました。これも嫌いと言う方も、お帰りになった方が良いと思います。

注6:誤字脱字多々あると思います。指摘して頂けるのはありがたいのですが、ノミの心臓なので

   キツイ突っ込みは勘弁して頂けないでしょうか。

注7:書き溜め上は完結はしてますが、肉付け作業に結構時間かかると思うので、急かしたりしないで下さい。

   ほんとお願いします。


姉友「注意事項、守ってねん。守らないとちっぱいになっちゃうよん♪」

姉「嘘……じゃあ、私の貧乳の原因って……」へなへな〜


はっきり言って内容は『おふざけ』です。な〜んか、注意書きの欄のおふざけも酷くなって来てるなぁ〜。

出来ればひっそりとやりたいのでageしないで頂ければありがたいです。←削除

では投下します。
209 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [saga]:2011/08/06(土) 23:04:47.90 ID:aD2eOcYpo
登場人物紹介&前回のあらすじ

相手を愛してやまない……というか、変態の域に達しているアホ姉弟。

だが、どちらも基本ヘタレの為に、大事故に発展することはない。……今のところ。

前回の話の流れ @→A→B

>>75 第一話あらすじ

>>124 第二話あらすじ


弟………外見は美少年、中身は変態。中肉中背(172cm 65kg)。超弩級のシスコンキモオト。

    @リビングで寝ている姉に口づけをした。その後、姉にも同様の事をされた。(本人達は知らない。)

    その日の夜、以前に買った水着を姉にプレゼントし、恥ずかしがる姉を見て楽しむつもりが、逆に悩殺される。

    友人3人組と海に行く約束をしていたが、無断で姉を同行させた上、3人組を完全に無視してイチャイチャした。

    血液型はB型。


姉………外見は大和撫子、中身は変態。背丈は弟より10cm低い。超弩級のブラコンキモ姉。貧乳(重要)。

    B姉友に挑発され競泳をした弟を、まだ完全に泳げないにもかかわらず追ったが、浮き輪が萎み溺れる。

    死ぬ寸前のところを弟に助けられ、浜辺に運ばれたがタヌキ寝入りし、人工呼吸を強請った(失敗)。

    血液型はB型。


姉友……紅い髪が特徴的なアホ姉弟の友人。スポーツ万能。戦闘力は変態の域に達している。美乳。

    A何故かアホ姉弟と海に同行した。弟が姉に泳ぎのレッスンをしているところに割り込み、

    アホオトを挑発し、からかって遊んだ。

    血液型はO型。


女………アホ弟の友人その1。巨乳。アホオトを色仕掛けで落とそうとしたが、完全に忘れ去られる。

    血液型はA型。

女友……アホ弟の友人その2。微乳。弟友が自分以外に発情すると肘打ちを入れる。

    血液型はB型。

弟友……アホ弟の友人その3。アホ。女性を見つけ次第発情する。

    血液型はO型。
210 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/06(土) 23:05:52.06 ID:aD2eOcYpo
第四話 キモ姉弟、遊園地に行く

ある日……

リビング

姉「ふぅ。これで終わりっと!」パタパタ

姉は洗濯物を干していた。

姉「さて、これをお日様に当てないと……」カチャカチャ

姉「ふぅ、大変だわ。と言うか……」

姉「お母様、どうやって干していたのかしら?あんなにちっちゃいのに?」

随分と失礼な事を言っている姉だった。

と、そこへ……

ピンポーン

姉「あら?誰かしら?」
211 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/06(土) 23:06:46.93 ID:aD2eOcYpo
玄関

姉「はい……」

ガチャッ

姉友「やっぽー♪」

元気良く姉友がやって来た。

姉「あら、姉友。どうしたの?」

姉友「うん、ちょっとねん。姉、悪いんだけどあたし喉乾いちゃった!」

来て早々飲み物を強請る姉友。

姉「そうね。外は暑かったでしょう。ささっ上がって」

姉友「おじゃましま〜す」
212 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/06(土) 23:07:41.66 ID:aD2eOcYpo
リビング

姉「ところで姉友、なにか用事でもあったのかしら?」

姉友「うん!実はね、二人にとってもいいものをあげに来たんだよん」

姉「えっ……なに?凶器とか武術の指南書なら結構よ」

姉友「あんた、あたしの事どーゆーふーに見てんだ!ちゃうわっ!!」

姉「?違うの?ごめん。」

姉友「……いいのかなぁ、そんな事ばっかり言ってて?あげるのやめよっかな〜?」

ちょっとヘソを曲げた姉友だった。

姉「……別にいいわよ」

こちらもちょっとヘソを曲げた。
213 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/06(土) 23:08:58.05 ID:aD2eOcYpo
姉友「じゃ〜ん!これだあぁーーっ!!」ペラッ

姉「そ、それはっ!!?」

姉友「遊園地のチケットだよん。欲しいでしょ〜」

姉「ほ、欲しい……」

姉友の手にあるチケットに目が釘付けになるアホ姉。

姉友「弟君と一緒に行きたいでしょ〜〜」

姉「い、行きたい……!」

涎を垂らしながら、エライ顔付きになっていた。

姉友「…………」にまぁ〜

姉「!」

姉友「姉さん、あたし、肩こっちゃったぁ〜」

イタズラっぽい笑顔を見せながら肩をまわす姉友。

姉「!!う、うん!わかったわ!!是非揉ませて下さい!!」

……すごい掌の返し様。
214 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/06(土) 23:09:57.87 ID:aD2eOcYpo
リビング

ソファーに座り、姉に肩を揉まれる姉友。

姉友「はぁ〜極楽極楽ぅ〜♪」

姉「気持ち良い?姉友?」モミモミ

姉友「うむ。良きかな良きかな〜〜」

姉「……もうそろそろいい?説明して貰えるかしら?」モミモミ

姉友「うん。先日の話なんだけどさ……

215 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/06(土) 23:11:00.21 ID:aD2eOcYpo
__________
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姉友の回想

付近の山

姉友「はあっ!!!」ブンッ

ドンッ

姉友の兄 以下 兄

兄「ぐっ!!?」

姉友「まだまだ!!おりゃっ!!」ガスガス

姉友と兄は、山にこもり修行をしていた。

兄「くっ!!流石だな、妹よ!!」

防戦一方の兄。再確認、姉友の戦闘力は変態の域に達している。

姉友「余裕そうじゃん!だったらこれでどうだっ!!!」すっ

構えを変える姉友。

兄「げっ!!!?まてまてまて!!!」
216 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/06(土) 23:13:03.72 ID:aD2eOcYpo
姉友「砕く……止めても無駄だ!!」

兄「タンマ!!タンマ!!!」アセアセ

姉友「全てを……粉砕するッ!!」

両腕を交差させ、闘気を放つ姉友。

姉友「はあああーーーーっ!!!」

ものすごい闘気を放ち、兄を威圧する姉友。

ガラガラガラ……ドカーーーンッ

闘気により、姉友の周囲の地面が吹き飛ぶ。

姉友「はああっ!!!」スタッ

両腕に闘気を溜め、姉友の拳は輝きを放つ。

兄「ひいっ!!!!?」

姉友「おりゃあっ!!!」

ガスッ

光速で兄に接近し、強烈な一撃を加える姉友。

兄「ぎゃあああーーーーーーっ!!!」
217 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/06(土) 23:14:15.55 ID:aD2eOcYpo
姉友「はあああーーーっ!!」

再度両腕を交差させる姉友。更に闘志を燃やし、兄に対して攻撃を重ねる。

姉友「おおおおおおおおおおおっ!!!」ボカボカボカボカボカボカボカボカボカ

兄「ギブギブギ……ブエッ!!!!」

姉友「でやあーーーっ!!!!」

ドガッ!!!!!

兄に強烈なアッパーをお見舞いし、天空高く打ち上げる。

→          兄「おまえやり過ぎだああーーーーーーーーーっ!!!」ヒューーーーーンッ

姉友「へへっ!!こんなもんで許してやるかなん♪」

姉友は兄に対しては悪魔だった。


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218 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/06(土) 23:15:14.37 ID:aD2eOcYpo
姉友「……と言う訳で、兄貴が山で行方不明になっちゃったんだよね〜」

姉「あ、あの。それでお兄さん無事なの?」

姉友「大丈夫大丈夫。あいつサバイバルスキル高いし〜」

そう言う問題では無いと思うが。

姉「それなら安心ね」

一方アホ姉の方もそれで納得してしまった。

姉「……それで、チケットが手に入った経緯は?」

姉友「うん。兄カノさんが訪ねて来てね。兄貴が行方不明って言ったら……
219 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/06(土) 23:16:52.87 ID:aD2eOcYpo
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姉友の回想

姉友の家

兄カノ「兄君酷いっ!!今日遊ぼって約束してたのにっ!!」

姉友「まあ、兄貴の事だから無事だと思うし、それに……」

兄カノ「それに?」

姉友「兄貴、キャンプ好きだからねん。当分戻ってこないと思うよん」

兄カノ「!!あ、兄君ったら……あたしを放置プレイする気ね……そうなのね……」

姉友「はい?」
220 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/06(土) 23:17:52.69 ID:aD2eOcYpo
兄カノ「いいわっ!!そっちがその気なら放置されてやろうじゃないっ!!」

やっぱりこいつも頭おかしかった。

姉友「はいいっ!!?」

兄カノ「妹ちゃん。これ良かったらアゲる!」ペラッ

姉友「えっ?どしたん!?」

兄カノ「兄君とデートしようと思って落札したんだけどもういいわっ!!」

姉友「えっ!ちょっ……ちょっと待っ……」

兄カノ「じゃあね!あひゃひゃっ!!放置プレイ〜〜♪」タッタッタッタッ


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221 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/06(土) 23:19:18.51 ID:aD2eOcYpo
姉友「と言う訳でさっき貰ったんだよん」

姉「は、はぁ。姉友の周りには変な人しか集まらないのね」

自分達もその中に含まれていると思っての発言だろうか?

姉友「あたしがペアチケット貰ってもしょうがないじゃん!だからね」

姉「うん。有難く頂戴するわ!」

目をキラキラさせながら姉友を見る姉だった。

姉友「おうおう、行って来なさい!お姉ちゃんに色々報告するんだよん!」

姉「誰がお姉ちゃんよっ!!」

姉友「あ・た・し!」

姉「…………」

姉友「なになに?そんな態度を取っていいのかなん?」ペラッ

姉「!!は、はいお姉様!!もちろん報告させていただきますっ!!」

姉友「ほっほっほ!宜しい〜」
222 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/06(土) 23:20:28.29 ID:aD2eOcYpo
そんなやり取りをしていると……

ガチャッ

弟「姉様、ただいま帰りました!」

弟がやって来た。

姉「お帰りなさい弟君。暑かったでしょう」

弟「はい、姉様。お茶を頂いても……」

姉友「お茶ならこっちにあるよん!」

ソファーに座りながら麦茶の入ったコップを見せる姉友。

弟「あっ!姉友さん。いらしてたんですか?」

姉友「うん、そだよ。今日はね、とっても良いものを持って来たんだぁ〜」ペラッ

弟「おおっ!!遊園地のチケット!!貰えるんですか!?」

姉友「うん、あげる〜。だからさ、二人で行って来なよ」

弟「!!ね、姉様とふ、二人で……」

アホオトも喰らいついた。

姉「どうかしら弟君、これから行ってみる?」

弟「!!も、もちろんです姉様!折角なので行きましょうっ!!」

姉友「いってらっしゃ〜い〜」ニコニコ
223 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/06(土) 23:21:29.81 ID:aD2eOcYpo
電車の中……

ガタン……ゴトン……

仲良く臨席するアホ姉弟。

弟・姉「(よくよく考えて見ると、これってデートなのか(しら!?←)!?)」

例によって、シンクロを始める。

弟・姉「(うわああーーーっ!!どどどどうしよっ!!!)」

弟・姉「(なんだか緊張して来たっ!!!)」

弟・姉「(……って姉様(弟君)はどう考えてるんだろ?)」ちらっ

弟・姉「!!!」

弟・姉「(姉様(弟君)こっち見てるっ!!)」ドキドキ

弟・姉「(冷静にならないと……ここでボロが出れば、俺(私)は終わる!!)」

弟「ねねね姉様、きょきょ今日はいいててて天気ですねねねねっ!!」

姉「そそそそうね、おとおと弟君、いいいい天気ねねねねねっ!!」

弟・姉「(やばいっ!!姉様(弟君)超不自然だっ!!)」

弟・姉「(もももしかして身の危険を感じてるっ!!?)」

弟・姉「(ダメダメッ!!安心させないとっ!!)」
224 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/06(土) 23:22:30.27 ID:aD2eOcYpo
弟・姉「(ここは笑顔で決めないと!なんとしても姉様(弟君)に悟られる訳にはいかないっ!!)」

キラッ☆

例によって最高の笑顔で見つめ合うアホ二人。……体ごと透き通るつもりなのだろうか?

弟・姉「(よしっ!!上手くいった(わ!←)ぞ!……何故かあちらも最高の笑顔で返して来たけど)」

弟・姉「(もしかして……そう言うことなの(かな?←)か?)」

弟・姉「(私を(抱きたい!?←)抱いてくれ!?)」

弟・姉「(だとしたら……)」ちらっ

弟・姉「(にへ〜♪夜にはホテル淫っ!!)」

電車の中でも破廉恥なことを考えてるアホ姉弟だった。
225 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/06(土) 23:23:32.62 ID:aD2eOcYpo
遊園地

弟・姉「(……と、そんな都合の良い展開になる訳ないし。でもここで……)」

弟・姉「(姉様(弟君)を振り向かせて見せるっ!!)」グッ

握り拳を作り、決意を新たにするアホ二人。

弟「で、姉様、何から乗りましょうか?」

姉「そうね……何が良いかしら?」

弟・姉「(恋人同士の定番と言えば、観覧車……お化け屋敷等があるが……)」ちらっ

弟・姉「(いきなりそんなところに行ったら下心見え見え……どうしよう……)」ソワソワ

弟・姉「(ここは一つ……)」

弟・姉「まずはゴーカートに乗りましょう!!」

弟・姉「(おおっ!?そ、そう来たかっ!!流石難敵、牙城を崩すのは容易くなさそう(ね←)だ)」

……自分が出した提案は忘れてしまったのか。
226 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/06(土) 23:25:14.91 ID:aD2eOcYpo
サーキット

ブゥーーーンッ

姉「どうしたの?弟君、負けちゃうよ?」

弟「…………」

姉「それそれ!きゃはっ!!」

弟「…………」

ゴーカートに乗り、どうやら競争しているアホ姉弟。

姉「あははっ!!楽しいね弟君!」

弟「…………」ブツブツ

はしゃぐ姉とは対照的に、アホオトはなんだかつまらなそう。

姉「ど、どうしたの?弟君?」

弟「何かが違う……何かが……」ブツブツ

……とっても嫌な予感がする。
227 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/06(土) 23:25:57.43 ID:aD2eOcYpo
姉「お、弟……君?」ソワソワ

弟「ここはさぁ……姉様と二人乗りだろうが……なんでこんな……」ブツブツ

姉「ね、ねえ?お、弟君……?」

弟「……!諦めるにはまだ早い……」ピコーン

何かを閃いた弟。

姉「?」

弟「ん〜〜〜〜ふぅ〜〜〜〜」

姉「えっ?あ、あの、お、おとおと弟君っ!!?」

弟「ん〜〜〜ふふふぅ〜〜〜〜」シュタッ

ゴーカートから立ち上がる。

姉「え゙っ!!?」

弟「ねぇーーーさぁーーーーまぁーーーーーーーっ!!!!」

ビョーーーーーーーーンッ

弟が姉のゴーカート目掛け、飛びかかる。

姉「きゃああーーーーーーーーっ!!?」

注:危険ですので、絶対に真似をしないで下さい。
228 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/06(土) 23:26:56.87 ID:aD2eOcYpo
__________
______
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係員「なんて危ない事をするんですかっ!!」ガミガミ

弟「す、すみません」シュン

案の定、従業員に大目玉を喰らうアホオトだった。

係員「……他のお客様のご迷惑となります!今すぐ御退場下さいっ!!」

弟「は、はい……」トボトボ


姉「…………」


弟・姉「(……一体どうしてこうなったの!?)」トボトボ
229 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/06(土) 23:28:27.88 ID:aD2eOcYpo
遊園地 敷地内

ベンチに仲良く座り、アホ姉弟は考え事をしている。

弟・姉「(う〜ん。さっきは失敗したけど、次はどうしよっかな?)」

弟・姉「(そうだ……今度はお化け屋敷に行ってみよう!)」

弟・姉「(多分、自然に流れを切りだせるに違いない!!)」

弟・姉「あの……姉様(弟君)」

弟・姉「!!(おおう!!?ななななんだろ!!?)」ドキッ

弟「えっと……姉様からどうぞ」ドキドキ

姉「う、うん……あのね、今度はお化け屋敷に行ってみない?」ドキドキ

弟「!!是非!!僕も行きたいなぁ〜って思ってたとこです!!」

姉「!!そそそそそお……じゃじゃじゃいいい行ってみようかしららら」

弟「はい!姉様!」

姉「う、うふふふふふ……たたた楽しみねねねね……(あはは!これで自然に弟君に抱きつけるわ♪)」

不埒な事を考え出したアホ姉。

弟「(まてよ……姉様、超不自然じゃね?もしかして……)」

とうとう気が付いたか?

弟「(ほんとは姉様……お化け屋敷苦手なんじゃないかな?)」
230 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/06(土) 23:30:20.88 ID:aD2eOcYpo
お化け屋敷

ウー……ウー……

観自在菩薩 行深般若波羅蜜多時 照見五蘊皆空 度一切苦厄……

ポクポク ポクポク ポクポク チーン

姉「うう〜、般若心経が聞こえてくる〜。それに木魚の音も。本格的ね、弟君……

  (うひゃひゃ!ついに弟君と一緒にお化け屋敷に入れたわ!!)」ブルブル

内心とは裏腹に恐怖にかられるフリをするアホ姉。

弟「そうですね、姉様……(やっぱり姉様、ほんとは怖いんだ!)」

ところがアホオトはそれを真に受けていた。

姉「おおお弟君。ててててをおておてお手をつないで、ででで〜〜(一気に仕掛けるわ!うへへっ!!)」ビクビク

非常に不自然な怖がり方をする姉。

弟「はい、姉様!(俺が姉様をお守りせねば!!)」がしっ

真剣な表情で姉の手を握るアホオトだった。

姉「きゃっ!!おとおと弟君!!そそそそんな急に!!?(はぅ///弟君ったらーーっ!!)」
231 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/06(土) 23:31:43.61 ID:aD2eOcYpo
姉「おおお弟君。てをておお手手を離さないでででね。(いいわ!来たわ来たわ!!)」ドキドキ

弟「もちろんです、姉様」トコトコ



弟「……ドアですね」

姉「……(うへへっ。多分、ここを開けたらお化けさんが襲ってくるに違いないわ……その時こそ!!)」

そして、弟がドアノブに手をかける。

ガチャ

お化け「わあああーーーーーーーーーっ!!!」

姉「い〜〜〜〜〜〜や〜〜〜〜〜〜あ〜〜〜〜。(今よっ!!!)」

とってもわざとらしい奇声をあげ、弟に襲いかかるアホ姉。

……ところが。

弟「!!貴様あああーーーっ!!姉様に何をする!!」ダッ

姉・お化け「は?」

弟「衝撃のおぉぉ……○ァースト○リッドォォォォーーーーーッ!!!」

ガンッ

お化け「ぎゃああああーーーーーーーっ!!!」

ドッカーーーーーンッ

姉「えええーーーーーーーっ!!!?」

キラーーン★

憐れ……お化けに扮した従業員はアホオトの蹴りをうけ、遥か彼方へと逝ってしまった。
232 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/06(土) 23:32:48.48 ID:aD2eOcYpo
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係員「なんて恐ろしい事をするんですかっ!!」ガミガミ

弟「す、すみません」シュン

案の定、従業員に大目玉を喰らうアホオトだった。

係員「……大した怪我もなかったものの、他のお客様のご迷惑となります!今すぐ御退場下さいっ!!」

弟「は、はい……」トボトボ


姉「…………」


弟・姉「(……一体どうしてこうなったの!?)」トボトボ
233 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/06(土) 23:33:49.06 ID:aD2eOcYpo
遊園地 敷地内

ベンチに仲良く座り、アホ姉弟は再度考え事をしている。

弟・姉「(う〜ん。またまた失敗してしまったけど、次はどうしよっかな?)」

弟・姉「(そうだ……今度は観覧車に乗ってみよう!)」

弟・姉「(多分、自然に流れを切りだせるに違いない!!)」

弟・姉「あの……姉様(弟君)」

弟・姉「!!(おおう!!?ななななんだろ!!?)」ドキッ

姉「えっと……弟君からどうぞ」ドキドキ

弟「は、はい……あのですね、今度は観覧車に乗って見ません?」ドキドキ

姉「!!う、うん!!私も乗りたいなぁ〜って思ってたところなの!!」

弟「!!そうですか!!では行きましょう!!」

姉「うん!」

弟・姉「(えへへっ。姉様(弟君)と観覧車〜♪密閉された空間で二人は……)」ドキドキ

不埒な事を考え始めたキモ姉弟。
234 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/06(土) 23:35:02.39 ID:aD2eOcYpo
観覧車

ガタン……ゴトン……

弟・姉「(あははっ。念願の観覧車を手に入れたぞ!!)」

訳のわからない事を心の中で呟くアホ姉弟。

弟「高いですね、姉様!」ニコニコ

姉「そうね、弟君!いい景色ね!」ニコニコ

弟・姉「(うひひっ。姉様(弟君)ったら無邪気にニコニコしちゃってまぁ〜〜)」ニヤニヤ

弟・姉「(姉様(弟君)の唇を殺してでも奪い取る!!)」

物騒な事を決意するキモ姉弟。

注:元ネタがこう表現されてるので、例の当て字は使いません。

弟・姉「(うへへっ。姉様(弟君)逃が(さないわよ〜←)しませんよ〜)」

弟・姉「(まずは獲物に悟られないように……と)」

弟・姉「姉様!(弟君!)あれ(見て!!←)見て下さい!!!」シュピッ

同時に外を指さすアホ共。

弟・姉「えっ!!!?どれっ!!?」キョロキョロ
235 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/06(土) 23:36:18.00 ID:aD2eOcYpo
弟・姉「(ちっ……上手くかわされちゃった……)」

弟・姉「(もう一度仕切り直して……)」

弟・姉「姉様!(弟君!)今度はこっち!!!」シュピッ

同時に外を指さす学習能力の無いアホ共。

弟・姉「えっ!!!?どれどれっ!!?」キョロキョロ

弟・姉「(うぐぐ……流石難敵、牙城を崩すのは容易くなさそう(ね←)だ)」

……自分が取っている行動と同じ事をしているとは気がつかないのだろうか。

弟・姉「(もう一度仕切り直して……)」

弟・姉「姉様!(弟君!)今度はこっち!!!」シュピッ

弟・姉「えっ!!!?どれどれっ!!?」キョロキョロ

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236 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/06(土) 23:37:22.11 ID:aD2eOcYpo
遊園地 敷地内

ほた〜るのひかぁ〜り♪

弟・姉「…………」トボトボ

案の定、驚異的なシンクロ率が仇となり、お互いが仕掛けた罠に嵌まり事なきを得た大アホ姉弟。

弟・姉「(……こ、こんな筈じゃ……)」ガクッ

姉「ふえっ……ふえええーーーーんっ!!」ポロポロ

ついに泣き出してしまったアホ姉。

弟「!!姉様!どどどどおしたんですか!?」

姉「ひぐっ……ジェット……コースターにも……」ポロポロ

弟「はい……」

姉「メリーゴーランドにも乗ってない……グスン」ポロポロ

弟「そうですね……」シュン

姉「うぅ……お馬さん……乗りたかったよぉーーーっ!!」ポロポロ

弟「!!!(うまあぁぁーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!!!!!!?)」

何故かアホオトが過剰に反応した。
237 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/06(土) 23:38:43.45 ID:aD2eOcYpo
弟「(おのれ馬畜生め……未だ姉様の御心の中には馬畜生が……!!)」イライラ

かつてこのアホは、馬に嫉妬した事がある。

姉「ふええーーーーんっ!!」ポロポロ

弟「姉様!!ちょっといいですか!!」グイッ

姉の腕を掴む弟。

姉「ふえっ!?」

弟「兎に角!園内を出ましょう!!」スタスタ

姉「えっ!?あ、あの、おとおと弟君!!?」トコトコ


弟「(今の俺なら……馬畜生如きに後れを取るか!)」メラメラ

アホな闘志を燃やすアホオトだった。
238 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/06(土) 23:39:59.32 ID:aD2eOcYpo
遊園地 外

人気のないところへと連れて来られた姉。

姉「あの……弟君……?」ソワソワ

弟「姉様……ちょっといいですか」ゴゴゴゴゴ……

姉「う、うん……(やだ……弟君、ちょっと怖い……)」ドキドキ

弟「姉様……」ゴゴゴゴゴ……

姉「(あれ……?これもしかして私、押し倒されちゃうの!?)」ドキッ

弟「…………」

姉「(うへへっ!なんだかわからないけど来たわ!!)」ドキドキ

弟「姉様……目を瞑って……」

姉「う、うん……(うわっ!!これは間違いないわね!やぁーんっ!!大胆♪)」ドクンドクンドクン

ひょこ

姉「?(あれ……おんぶされちゃったよ?何かが違うわね……)」

弟「姉様……今の僕なら馬畜生に……負けないっ!!!」

姉「はあぁぁーーーーっ!!?」


弟「ラディ○ル!グッ○、ス○ィィィィィード!!!」
239 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/06(土) 23:41:14.36 ID:aD2eOcYpo
道路

ドキュュュューーーーーーーーーッンッ

通行人A「うわっ!?なんだっ!!?」

通行人B「きゃっ!?」

弟は姉をおんぶしながら、人間が出せるはずの無い猛スピードで走っていた。

弟「イイーーヤッホォォーーーッ!!」

姉「弟君!?」

弟「俺はこう思うんですよ運転するなら助手席に女性を乗せるべきだと

  密閉された空間物理的に近づく距離美しく流れるBGM

  体だけでなく二人の心の距離まで縮まっていくナイスなドライブ!!

  早く目的地に行きたいでもずっとこうしていたいこの甘美なる矛盾簡単には答えは出てこない

  しかしそれにうもれていたいと思う自分がいるのもまた事実!」

……おんぶして走っている事をドライブとは言わない。
240 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/06(土) 23:42:25.97 ID:aD2eOcYpo
姉「え……え……あ、あの……」ソワソワ

通行人C「ぎゃあああーーーーっ!!!?」

通行人が弟の行く手を遮る形となって出て来た。

弟「とりゃあああーーーーーーーーーーっ!!!!」

ビョーーーーーーーーーンッ

通行人を避けるため、高く跳躍する極めつけのアホ。

そして……

姉「きゃあああーーーーーーっ!!」ぴとっ

お約束通り、姉の頬がアホオトの頬へと接触。

弟「ウヒョーーーッ!!!ファンタスティーーーーック!!!!」
241 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage]:2011/08/06(土) 23:43:27.62 ID:aD2eOcYpo
付近の山

何故か、山へと足を進めたアホオトだった。

キキィーーーーーッ

弟「ああ……2分20秒……! また2秒、世界を縮めた…ァ!」

姉「ふ……ふぅ……つ、着いた……の?」

弟「姉様、見て下さい」

姉「え……あっ!!!」

姉の目の前には最高の夜景が広がっていた。

姉「すごいね!弟君!!綺麗……」ぽおぉ〜

弟「姉様、これでわかったでしょ?……馬畜生なんかよりも俺を見て……」ボソッ

姉「あっ!弟君!!星空も眺められるよ!!素敵ね♪」キャッキャッ

弟「……はい!姉様!!」ニコッ

過程はともかくとして、良い雰囲気の仲良し姉弟。

姉「ふふっ。こう言うのもいいわね……ありがとね、弟君」ニコニコ

……ところが

弟「……(姉様綺麗だな……素敵だな……ちゅっちゅしたいなぁ〜)」ニコニコ

雲行きが怪しくなって来た。
242 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/06(土) 23:44:09.72 ID:aD2eOcYpo
弟「(考えて見れば、ここには俺と姉様の二人きり……)」ドキドキ

姉「ふんふ〜ん♪」キャッキャッ

弟「(姉様を食べちゃうことも可能……)」ドキドキ

恐ろしい事を考え始めたキモオト。

姉「ね?弟君!この夜景と星空、今だけは私達のものよね?」キャッキャッ

弟「(はぁ……はぁ……姉様を食べたい……姉様を食べたい……!)」ドクンドクン

姉「?どうしたの?弟君?」

弟「(決めた!!姉様をここで食べるっ!!!!)」
243 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/06(土) 23:44:57.23 ID:aD2eOcYpo
姉「おぉ〜い。弟君?聞いてますかぁ〜」

弟「…………」キッ

見た事もない眼つきで姉を見つめるキモオト。

姉「ふえっ?」ドキッ

弟「姉様っ!!失礼します!!!」ガシッ

姉に襲いかかる。

姉「きゃっ!!?」

姉を押し倒した弟。

弟「姉様……はぁ……はぁ……はぁ……」

興奮し、正気を失っているキモオト。……ところが

姉「え……おとおと弟君!!?(あれっ!?これもしかして……来たあああーーーーーーーっ!!!)」バクンバクン

一方のキモ姉も我が意を得たり、と言ったところであった。

弟「姉様姉様姉様……はぁはぁはぁ……」

姉「や、や……(やさしくね///……いえ、好きにやっちゃって!!うわあーーーんっ!!いいよいいよ!!!)」

とうとう一線を越えようとしているキモ姉弟。……ところが


ガサゴソ……

弟・姉「!!!!!!!!」
244 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/06(土) 23:45:50.26 ID:aD2eOcYpo
?「ん……?」

レイプ(姉も実質同意している様なものなので正確には青姦)未遂の現場に不審な人物がやって来た。

弟「(やばい!!見つかった!!どおするどおする!!?)」ドクンドクン

姉「(ふえっ!!?誰?誰!?怖いよ!怖いよ!!?)」ドクンドクン

?「おおっ!!姉ちゃんに弟君ではないか!?こんなところでどうした?」

弟・姉「はあ!!!!?」

?「んあ?ああっ!!わからないか!?俺俺!!兄だよ!!」

弟・姉「姉友さん(姉友)のお兄さん!!!!?」

姉友の兄 以下 兄

兄「わっはっはっ!!ここでの生活が長かったからな!!」

弟「えっと……何故兄さんがここに……」ドクンドクン

姉「あっ……」

兄「先日、妹と山で修行してたんだが、ぶっ飛ばされてな!遭難してしまった!!わっはっはっ!!」

自分の身に降りかかった不幸を軽く笑い飛ばすアホ兄だった。
245 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/06(土) 23:46:39.28 ID:aD2eOcYpo
姉「…………(このオス豚(敵)性懲りもなく!!よくも私と弟君との初夜を邪魔したわね!!許さん!!!)」メラメラ

一方の姉は、弟と念願のアイスソ……失礼。念願の性行為におよぶところを邪魔され、かなり不機嫌の様子。

兄「ところで、二人とも……こんなところで何をしてるんだ?」

弟・姉「!!!!」

突然の兄からの質問に動揺するアホ姉弟。

兄「見たところ、お楽しみの様に見えるんだが……俺の気のせいか?」

弟・姉「うあう///」

赤面し、硬直するキモ姉弟。……ところが

弟「……!!!(しめたっ!!!)」

何かを閃いた様子のアホオト。
246 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/06(土) 23:47:48.58 ID:aD2eOcYpo
弟「なななな何言ってんですか!!ちちち違いますよ!!!」

姉「えっ!!?」

兄「ほう〜」

弟「いきなり熊みたいな男がニュッっと現れるんですもん!!姉様をお守りするために決まってるじゃないですか!!」

姉「ええっ!!!?」

どうやらまたもや兄に助け舟を出された形になった様子。アホオトはそれに便乗した。

兄「成程な……確かに今の俺は不審人物以外の何者でもないか!!」

弟「そうですよ。(ふぅ〜。助かったぁ〜。姉様をレイプしようだなんて……俺のバカバカッ!!)」

やっと正気に戻ったアホオト。

姉「うぅ〜///(な、なぁ〜〜んだ……期待して損しちゃった……)」ガクッ

目論見が外れ、うなだれる様子の姉。




その後、微妙な空気になりながらも山を降りる3人だった。

第四話 キモ姉弟、遊園地に行く おわり
247 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage]:2011/08/06(土) 23:50:39.27 ID:aD2eOcYpo
と言う事で、本日の投下終了です。

薄々感じてるかも知れませんが、6話じゃ終わりません。

結局増えました。大体何話くらいになるかは今のところ未定です。

>>75 第一話あらすじ

>>124 第二話あらすじ

>>209 第三
248 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage]:2011/08/06(土) 23:52:04.93 ID:aD2eOcYpo
失敗!

でもま、いっか!今日はこれまで!おやすみなさい!
249 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/08/06(土) 23:52:56.22 ID:IDQhS18F0

兄ェ……
250 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/08/07(日) 12:07:15.38 ID:7IFhUoF/0

非常に歯痒い
251 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) :2011/08/11(木) 15:55:44.80 ID:FIaXDDMQo
こんにちは。また試験的な話を作りました。

つまり、短編を投下しに来たわけですね、はい。
252 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/11(木) 15:56:24.29 ID:FIaXDDMQo
短編 その2 弟の思い出

弟の部屋

ペラッ

弟「はぁ〜。この頃の姉様もかぁ〜いぃ〜なぁ〜〜」

弟はアルバムを見ていた。

弟「あっ!これあの時の……」

姉「うぅ……あの時はほんとに辛かったな……」
253 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/11(木) 15:56:59.83 ID:FIaXDDMQo
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弟の回想

チビオト「ええっ!!?爺様と婆様の家にっ!!?」

チビ姉「私が行くのっ!!?」

父「そうだ。私と弟は家に残る」

母「えっ……ま、まさか……」

父「母さん、それから姉。お前たちは爺様達に同行して貰う」

チビオト・チビ姉・母「えええええーーーーーーーーーーっ!!!!?」

チビ姉弟が悲鳴を上げる。……ついでに大人げないのも。
254 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/11(木) 15:57:42.85 ID:FIaXDDMQo
チビオト「やです父様っ!!僕も姉様と一緒に行きたいっ!!」

チビ姉「わああーーーんっ!!私も弟君と一緒がいいっ!!」

更に駄々をこねるチビ姉弟。

母「やだやだっ!!わたくしも絶対に嫌ですわっ!!!」

……更についでに大人げないロリ母も。

父「いい加減にしなさいっ!!」

チビオト・チビ姉・母「うえええーーーーーんっ!!!」

父「……私の話を聞いて貰おうか」

少々疲れた表情で、父が切り出す。

チビオト・チビ姉・母「うぅ〜」
255 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/11(木) 15:58:20.38 ID:FIaXDDMQo
父「弟よ。今日おまえが仕出かした事を言ってみなさい」

眉をしかめながら父がチビオトを問い詰める。

チビオト「えっ……」

チビ姉「うぅ〜。弟君、一体何をやったの?」

心配そうにチビオトに尋ねる姉。

チビオト「え……あの……その……」

父「……もう一度聞く。おまえは爺様に何をした!?」ギロッ

父は相当御立腹の様子。

チビオト「は、はい……」
256 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/11(木) 15:58:58.89 ID:FIaXDDMQo
…………………………

……………………

………

弟の回想の中のチビオトの回想

チビオト「わーーーいっ!!爺様爺様っ♪」

爺様=父の父 つまりアホ姉弟の祖父

爺「はっはっはっ!!これこれ弟。そんなに走ると転ぶぞ」

どうやら、爺は孫と一緒に遊んでいる様子。

白髪の上品な初老の男性。それがこの姉弟の祖父である。

チビオト「ねえねえ爺様爺様!」

爺「うん?」

チビオト「僕、ヒーローごっこがしたいです〜」

爺「はっはっはっ!!そうかそうか!ではワシが怪人の役を仰せつかろう!」
257 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/11(木) 15:59:51.06 ID:FIaXDDMQo
爺「やあ!ワシは悪の怪人、ドクターGだぞ!!」ニコニコ

怪人の役になりきり、爺は名乗りをあげる。でも、とっても楽しそう。

チビオト「出たな怪人っ!!やっつけてやるぞ!!」

無邪気にヒーローのポーズを取るチビオト。

爺「とおっ!!」がしっ

チビオトを抱きしめる爺。

チビオト「やめろっ!!ドクターGッ!!やめるんだっ!!」

爺「はっはっはっ!!悪の攻撃を受けてみろっ!!こちょこちょこちょっ!!」

そう言いながらチビオトをくすぐり出す。

チビオト「あひゃあひゃあひゃっ!!やめっ!!あははははっ!!!」

ここまではよくある祖父と孫のじゃれ合いである。
258 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/11(木) 16:00:50.58 ID:FIaXDDMQo
チビオト「ぐぅ〜。怪人め……よくもやってくれたな……」

爺「はっはっはっ!!これで終わりか!?」

チビオト「なにおぉぉーーっ!!ならば僕の全力見せてやるっ!!」

……とっても嫌な予感がする。

チビオト「行くぞぉぉっ!!」スタッ

高くジャンプするチビオト。

チビオト「衝撃のぉぉぉ……」

脚に力を込めるチビオト。

爺「ん?」
259 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/11(木) 16:01:27.64 ID:FIaXDDMQo
チビオト「○ァースト○リッドォォォォーーーーーッ!!!」

ガンッ

爺「ぎゃあああああーーーーーーーっ!!!」

ドッカーーーーーンッ

チビオト「見たか!僕だってやる時はやるんだっ!!」スタッ

キラーーン★

憐れ……怪人に扮した爺はチビオトの蹴りをうけ、家の庭園の奥へと飛んで行ってしまった。

…………………………

……………………

………
260 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/11(木) 16:02:05.10 ID:FIaXDDMQo
場面はチビオトが父に怒られているシーンへと戻る。

父「この馬鹿者がああああーーーーーーっ!!!」

父の雷が落ちた。

チビオト「ひいっ!!!」

父「おまえはやっていい事と悪い事がわからないのかっ!!!」

チビオト「ごっごめんなさいっ!!父様っ!!!」

残念なことに、未来でも同じ事をやらかしてしまう。

父「とにかく、父上……いや、爺様の怪我は大したことはなかった」

チビ姉・母「ほっ……」

チビオト「だけど……それでなんで姉様と母様が……」

父「……わからんとでも言うのか?」
261 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/11(木) 16:02:42.75 ID:FIaXDDMQo
チビ姉「もしかして、お爺様の看病のために私達が?」

父「そうだ。頼むぞおまえ達」

母「うぅ〜。ねえ、お父さん達も一緒に……」

父「駄目だ。私は仕事を優先せねばならん」

チビ姉「それじゃ、弟君だけでも一緒に……」

父「それも駄目だ。弟には罰を与えねばならん」

チビオト「ば……罰って……」

父「おまえは当分外出禁止!家で大人しくして貰うっ!!」

チビオト「そ、そんなっ!!父さ……」

父「わかったなっ!!」
262 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/11(木) 16:03:21.96 ID:FIaXDDMQo
アホ姉弟の家

玄関

チビオト「やだやだっ!!姉様っ!!行っちゃダメですっ!!」

チビ姉「わああぁぁーーーんっ!!弟君弟君弟君っ!!」

父「母さん、頼んだぞ」

母「うぅ〜、仕方ないですわね〜」

なんだかんだ言っても結局折れたロリ母だった。

父「父上達は○○病院に居る。一階の待合室で落ち合ってくれ」

母「はい……」
263 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/11(木) 16:04:09.97 ID:FIaXDDMQo
チビオト「うえぇぇーーーーーんっ!!」

チビ姉「行きたくないっ!!お父様!私やっぱり行きたくないよぉぉーーっ!!」

チビ姉弟はまだ駄々をこねている。

父「…………」がしっ

無言でチビ姉の肩を掴み、目をじっと見る。

チビ姉「!!?」

父「本気で言っているのか?」
264 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/11(木) 16:04:53.92 ID:FIaXDDMQo
チビ姉「お、お父様……?」

父「おまえは怪我を負った爺様のことが心配ではないと言うのか?」

チビ姉「そ、それは……(ち、違う……お、お爺様の所には弟君と一緒に行きたい……)」

母「…………」

父「そうか……おまえには失望した」

チビ姉「ち、違うのっ!!違うのお父様っ!!」

母「姉……行きましょう」

チビ姉「!!お、お母様っ!!?」

母「お父さんの仰る通りよ。わたくしはあなたをそんな薄情な子に育てた覚えはないわ」

チビオト・チビ姉「えっ!!?」
265 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/11(木) 16:05:33.34 ID:FIaXDDMQo
父「母さん……」

がしっ

チビ姉「お、お母様っ!?」

チビ姉の右腕を掴む母。

母「あなた、後は宜しくお願いします」

父「ああ、おまえも頼んだぞ」

母「ええ、わかってますわ」

チビオト「そ、そんな……母様まで……!!」

チビ姉「おとおと弟君っ!!私、私はっ!!」

チビオト「わああぁぁーーーんっ!!姉様姉様姉様っ!!」

ガチャッ

父「…………」
266 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/11(木) 16:06:18.47 ID:FIaXDDMQo
弟の部屋

チビオト「うぅ……姉様が……姉様がぁ……グスン」

ベッドに潜り、泣いているチビオト。

チビオト「やだよ……姉様……姉様……」

チビオト「姉様……僕を、僕を一人にしないで……」

弟「ぼくを……おいて……いかないで……」ポロッ

弟「ひと……りに……しちゃ……やだよ……」ポロポロ

__________
______
___
267 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/11(木) 16:07:19.30 ID:FIaXDDMQo
現在 

弟の部屋

弟「はぁ、懐かしいなぁ……」

しみじみと過去を振り返る弟。

弟「爺様に悪いことしちゃったな」

弟「あの後、姉様達が帰って来たのって一週間後だった……?」

弟「けど……姉様がいない間、俺はどう過ごしてたんだっけ?」

弟「う〜ん。思い出せん……」

コンコンコン

弟「!!は、はいっ!!」

姉『弟君、ちょっといいかしら?』

部屋の外から、姉が尋ねる。

弟「ちょっ……ちょっと待って!!」

姉『う、うん……』
268 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/11(木) 16:08:07.75 ID:FIaXDDMQo
弟「まずいまずい……」ガサゴソ

大急ぎでアルバムをしまう弟。

弟「(うぅ……これには姉様が写っている写真が多く入り過ぎてる!!)」

弟「(もし見られちゃったら姉様に変な目で見られるに違いないっ!!)」

姉『弟君、まだかな?』

弟「は、はいっ!!ど、どうぞっ!!」

ガチャッ

姉「これからお買い物に行こうと思うんだけど、弟君、一緒に行こっ!」

弟「はい、姉様。えへへ〜、今日のお夕ごはんはなんですか?」

姉「うふふっ。そうね……何がいいかしら?お買い物しながら決めましょう」

弟「はいっ姉様!」


幼い頃の記憶が曖昧なのはよくある事。只、空白の時間に何があったのだろう……

短編 その2 弟の思い出 おわり
269 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage]:2011/08/11(木) 16:08:34.86 ID:FIaXDDMQo
以上で本日の投下終了。

次回は通常通り、土曜日に投下出来る筈です。
270 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage]:2011/08/11(木) 16:18:19.93 ID:FIaXDDMQo
あれ?ageてしまった!?
また失敗。
271 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2011/08/11(木) 19:53:40.84 ID:BWllESwwo
272 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage]:2011/08/13(土) 21:27:48.80 ID:OwEMP7g0o
こんばんは。そろそろ投下します。
但し、まだオチ書ききれていないので、途中までの投下となります。
時間不足ですね。色々と今週忙しかったので。すみません。
只、明日中にはこの話、完結させます。
273 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/13(土) 21:28:56.89 ID:OwEMP7g0o
再再再再再度忠告

注1:主役のキモ姉弟は変態です。なので変態描写に耐性の無い方は閲覧しないことをお勧めします。

注2:エロあります(現在工事中・進捗率60%くらい?)。なので18歳未満、及びエロ嫌いな方はお帰りください。

注3:更にパロネタも大分仕込みました。現状、クー○ー兄さんネタ仕込みすぎてヤバイと思い始めてます。

注4:一部暴力的なシーンがあります。そう言うの嫌いな人もどうか退いて下さい。

注5:地の文を入れました。これも嫌いと言う方も、お帰りになった方が良いと思います。

注6:誤字脱字多々あると思います。なんだか指摘して貰った方が良い気がして来ました。

注7:書き溜め上は完結はしていた筈ですが、最近いろいろ追加の話を書き始めました。

   でも毎週土曜日には投下する様にします。


姉友の兄「注意事項、守れよ。さもないと……」ニヤニヤ

兄カノ「うひゃひゃ……なにされるのかな……」ワクワク


はっきり言って内容は『おふざけ』です。すまない、変態以外は帰ってくれないか!

では投下します。
274 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/13(土) 21:30:07.83 ID:OwEMP7g0o
登場人物紹介&前回のあらすじ

相手を愛してやまない……というか、変態の域に達しているアホ姉弟。

だが、どちらも基本ヘタレの為に、大事故に発展することはない。……前回、非常に危うかったけど。

前回の話の流れ @→A→B

>>75 第一話あらすじ

>>124 第二話あらすじ

>>209 第三話あらすじ


弟………外見は美少年、中身は変態。中肉中背(172cm 65kg)。超弩級のシスコンキモオト。

    B遊園地で遊び足りなく泣き出してしまった姉を気遣った。ところが姉にメリーゴーランドの馬に

    乗りたかったと言われ、馬との一件を思い出しブチ切れる。何故か姉をおんぶし、付近の山を目指し疾走。

    見渡しの良い場所を訪れ街全体を一望。姉は感動し、二人は良い雰囲気になる。……ところが

    アホオトは姉に欲情し襲う。しかし遭難した筈の姉友の兄が現われ、結局未遂で終わった。


姉………外見は大和撫子、中身は変態。背丈は弟より10cm低い。超弩級のブラコンキモ姉。貧乳(重要)。

    A姉友に遊園地のチケットを渡され、弟と遊びに行く事にした。いつものパターンで、シンクロし

    お互いに如何わしいことを企み、実行。……ところがアホオトが暴走し、良からぬ方向に行く為

    結局失敗。観覧車の中でお互いにキスしようとするが、ニアミスを繰り返し、閉園の時刻を迎えてしまった。


姉友……紅い髪が特徴的なアホ姉弟の友人。スポーツ万能。戦闘力は変態の域に達している。美乳。

    @姉が洗濯物を干していると家にやって来た。数日前に山に籠り兄と修行。ところが調子に乗り

    兄をぶっ飛ばした。結局兄を遭難させた上、放置して帰ったらしい。兄と遊ぶ約束をしていた

    兄カノに彼が行方不明であることを告げると、彼女に遊園地のチケットを渡された。



兄………姉友の兄。アホでドS、且つ変態。現在、生存している事が判明。

兄カノ…SMプレイを好む変態M女。とうとう放置プレイにも目覚めた。
275 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/13(土) 21:30:54.95 ID:OwEMP7g0o
第五話 暴走するキモ姉


時は8月。アホ姉弟は思う存分夏休みを楽しんでいた。


姉の部屋

姉「はぁ〜、現在の報告は以上です。アドバイスお願い致しますっと」カタカタッ

最近姉はパソコンを購入し、インターネットに興じる様になった。

姉「ふはぁ〜。みんな大変なのね。うんうん、わかるわ!私もそうなんだもん!」カタカタッ

なにやらモニターに向かって語りかける姉。

姉「でも負けちゃダメ!!オス豚(敵)は排除するのよ。そうすれば妹さんはあなたのもの。Fight!!」カタカタッ

どうやら、近親恋愛相談の板に書き込みをしている様だ。

姉「でもね、私の王子様はとっても素敵なのぉ〜♪この間も海で溺れかけた私を

  死に物狂いで助けてくれたの///」カタカタッ

その王子様に対してあんたが取った行動は、最低だったけどな。

姉「それに……つい最近、山で押し倒されちゃったのっ!!あはぁーーーんっ!!弟君ったらHなんだから〜〜」

その上、随分と都合のいい解釈までしていた。……ほんとはそのつもりだったけど。
276 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/13(土) 21:31:54.68 ID:OwEMP7g0o
姉「そんな彼に私はメロメロ♪あぁ〜んっ!!おとうときゅんっだ〜いしゅきっ♪」ぎゅっ

弟そっくりなぬいぐるみを抱き締めるアホ姉。おそらく自分で作ったのだろう。暑くないのだろうか?

姉「クンカクンカクンカ……う〜ん、良い香り♪やっぱり弟君パンツで作った弟君人形は最高だわ」

再確認。姉は変態だった。

弟人形「姉様、愛してます(低音)」

姉「私もよ弟君///私もあいしてるのぉ〜」

どうやら人形を使い一人芝居を始めたアホ。

弟人形「姉様、僕と結婚して下さい(低音)」

姉「きゃっ!プロポーズ?うれしいなぁ〜〜もちろんOKよ///」

弟人形「姉様、好き好き好き好き好き好き好き(低音)」

そう言って、弟人形の口を自分のほっぺに何度も押し当てるアホ姉。

姉「あぁ〜んっ!弟君ったら大胆なんだから〜私もしちゃおっと!ちゅっちゅっちゅ」

そう言って、弟人形の口に自分の唇を何度も押し当てるアホ姉。
277 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/13(土) 21:33:05.51 ID:OwEMP7g0o
姉「弟君の唇……今でもあの感触が忘れられないわ。はぁ〜、ちゅ〜しちゃったのよね///」ぽっ

第3話の冒頭で寝ているアホオトにやりましたもんね。

姉「私のファーストキス……弟君に捧げられて良かったわ」

あなた達ほんとに行動パターン一緒ですよね。

姉「はぁ〜、またちゅ〜したいなぁ〜」

姉「……ちゅ〜だけじゃなくて、もっとHなイタズラが出来たわね……」ボソッ

なにやら恐ろしい事を考え出したキモ姉。

姉「寝ている弟君のお顔ペロペロしたり……弟君のお○んちんさわさわしたり……」ボソボソ

姉「弟君のお手手使って、私のおっぱいむにゅむにゅしたり……

  あそこくちゅくちゅしたり……。うへっうへへっ」

ほんとにキモいことを考え始めた。
278 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/13(土) 21:33:48.21 ID:OwEMP7g0o
姉「……ってそんなことして弟君が起きちゃったらどおするの!?

  多分こうなる筈だわ……

  弟君『な……なにを……なにをしているんですか姉様……!!』

  私『あっ……えっと……そ、その……』

  弟君『ねねね姉様……僕達は姉弟ですよ……こ、こんな恐ろしい事……』

  私『ちっ……違うの……こ、これは違うんだってっ!!』

  弟君『……僕、姉様の事、誤解してました。姉様、ほんとはこう言う事する人だったんですね』

  私『ごめんなさい弟君!!もうしないからっ!!お願い許して!!』

  弟君『さわらないでっ!!……もうそんな気持ちの悪い人と一緒には住めません』

  私『待って!お願い!!私の話を聞いてっ!!』

  弟君『さよなら姉様』

  」

姉「…………」

姉「ふえっ……ふえええぇぇーーーんっ!!!やだよおおぉぉぉーーーっ!!!行っちゃやだよおおぉーーっ!!」

……それは絶対にない。寧ろ狂喜乱舞する筈。
279 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/13(土) 21:34:34.18 ID:OwEMP7g0o
姉「ぐすん。危うく間違いを犯すところだったわ。もっと慎重にいかないと……」

再確認。姉は基本ヘタレである。

姉「そろそろレス付いてる頃かしら?」カタカタッ

姉「えっ?釣り宣言は何時ですかぁ〜?ですって!?ひっどぉいっ!!ほんとの事なのにっ!!」

姉「妄想(笑)……むぅ……バカにされてるわ」

姉「ふぅ〜ん!いいも〜んだっ!釣りだと思う人は思ってればいいじゃない!私の幸せを

  あなた達にとやかく言われる筋合いはないわ」

……だったらそんなところに書くなよ。
280 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/13(土) 21:35:12.88 ID:OwEMP7g0o
姉「あっ?応援してます?うわっ!ありがとおぉ〜↑」カタカタッ

姉「えっ?私はこの方法で兄を落としました?……うわぁ〜」

姉「ちょぉ〜っとやり過ぎなんじゃないかしら?」カタカタッ

姉「……えっ?ここまでやらないと幸せは掴めませんよ?」

姉「う〜ん……」

姉「にへぇ〜。うへっ……うへへっ……」じゅるりっ

……なにやらまたロクでもない事を考えてるんじゃないだろうな?

姉「!!ってぇダメダメっ!!何考えてるの私っ!!」アセアセッ

姉のヘタレリミッターが発動した。

姉「あっ。そろそろ弟君がお風呂からあがる時間ね」すたっ

ゴソゴソ

箪笥の中を探す姉。

姉「じゃ〜ん!!新品の弟君用おパンツ。さぁ〜弟君、明日も良い香りをい〜っぱいつけてね♪」

アホオトより性質が悪かった。

姉「うひひっ。お風呂上りの私の王子様〜〜うへっうへへっ!」

ガチャッ
281 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/13(土) 21:35:51.14 ID:OwEMP7g0o
リビング

ガチャ

弟「あぁ〜さっぱりした。姉様、お風呂お先に頂きました」ホカホカ

弟がやって来た。

姉「うん。お疲れ様。やっぱりお風呂の方が疲れが取れるでしょ?」カチャン

姉は優雅に紅茶を喫していた。

弟「はい、姉様。やっぱり幾ら真夏とは言え、シャワーだけだと爽快感がないですもんね」

姉「ふふっ。そうよね」コクコクッ

そう言って紅茶に口をつける姉。

姉「それに弟君の出し汁を定期的に摂取しないと、私の体調が悪くなるもの」カチャン

気色の悪い本音が出てしまったキモ姉だった。

弟「へっ?弟君の出し汁?ねねねね姉様?なななななんのことです!!?」

姉「!!!いいいやいや、おおお一昨日の出した印を定期券に設定しないと、私の体調が悪くなるの!!」

無茶苦茶で支離滅裂な事を言い出したアホ姉。
282 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/13(土) 21:36:38.28 ID:OwEMP7g0o
弟「は、はぁ……。姉様、なんの事かよく解りませんが、今は夏休み中なので定期券を買う必要は

  ないと思いますが……」

姉「うぅ〜///弟君のいじわるぅ〜。ぐすん」ジワッ

顔を真っ赤にし、口の前で両手で握り拳を作り、涙を浮かべるアホ姉。

弟「!!!すすすすすみません姉様っ!!ねねね姉様が正しいですすすす!!」ドキッ

姉「うぅ〜。解ればいいのよ、弟君。(ほっ……なんとか誤魔化せたわ)」ウルウル

弟「は、はい、ねね姉様。(やべっ!!姉様ちょーーーー可愛いっ!!!)」バクンバクンバクン

泣き顔で萌えポーズを作る姉にときめく弟。……というか、興奮?

姉「ふぅ〜。弟君は素直でいい子ね」コクコク

そう言って何事もなかったかの様に、再度紅茶に口をつけるアホ姉だった。

弟「そう言えば、僕のパンツがまた新しくなってましたね」

姉「うん。弟君にはいつも清潔な物を召して貰わなくっちゃ。なぜなら君は、やがてこの家の当主になる人だから」

当主になるのに清潔なものを着用するとか関係あるのか?

弟「姉様……(そこまで俺の事を……)」じぃ〜ん

何故か感動してしまったアホオト。
283 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/13(土) 21:37:20.87 ID:OwEMP7g0o
姉「?どうしたの弟君?」カチャン

ティーカップを置く姉。

弟「いえ、なんでもないです。ところで姉様、お風呂入らないんですか?」

姉「そうね。それじゃ頂こうかしら」スタッ

立ち上がる姉。

弟「はい、姉様。どうぞごゆっくり」

姉「ふんふふ〜ん♪」スタスタ

カチャ

弟「…………」

弟「…………」

弟「くくく……本当にごゆっくり姉様。ぐひひっ」

……やるんですね。いつもの変態行為を。
284 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/13(土) 21:38:01.40 ID:OwEMP7g0o
浴室

姉「にへぇ〜。弟君の出し汁……最高の入浴剤だわ」チャプチャプ

なんだかキモいことを考えているキモ姉だった。

姉「ちょぉ〜っと飲んじゃお!ずずずぅーーっ。こくこくっ」チャプチャプ

姉「うん、おいち〜♪」チャプチャプ

……そんな筈ないんだけどなぁ。

姉「生きの〜こりたい♪ふふんふ〜ふふふん〜ふんふふ〜ん〜ららら〜♪」チャプチャプ

そう言うの口ずさむのヤバくないか?いろいろと。

姉「ほんとにほんとにほんとにほんとにライオンだ〜♪」チャプチャプ

……それなんか違う。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

更衣室

弟「クンカクンカ……(俺の息子がイグニッション!!)」

こちらでもキモいことが繰り広げられていた。

弟「……(さて、昨日の姉様のおパンティーお返しします)」ゴソゴソ

弟「……(姉様、御馳走様でした。大変美味しゅうございました)」スリスリ

姉のパンティーに向かい、手を擦り合わせ拝むアホオト。

弟「……(ミッションコンプリート!撤収!!)」コソッ

無事目的を遂げたキモオトだった。
285 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/13(土) 21:38:40.81 ID:OwEMP7g0o
弟の部屋

ゴソゴソ

なにやら押入れの中を物色し始める弟。

ガチャッ

弟「さぁて、姉様のお風呂は長い……お楽しみはこれからだぜ」ゴソゴソ

実は弟の押入れの中には隠し扉が付いている。

弟「じゃーーんっ!!姉様ぁ〜お待たせしましたっ!!本日もいっぱいHしましょうねぇ〜」

姉そっくりなダッチワイフを隠し持っていたキモオト。

弟「ぐへへっ。ネットで見た時は驚いたぜ。まさか姉様が売られているなんて……」
286 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/13(土) 21:39:11.54 ID:OwEMP7g0o
弟「ただし、その製作会社はもう存在しないけどな。くくく……」

おそらく父の力を使ったのだろう。えげつない事この上ない。

弟「姉様を売り物にするなんてとんでもないことだ!」

とんでもないのはあんたの方だ。

弟「正義の力、思い知ったか!!」

あんたは悪党だ。

弟「ふぅ〜。そんな悪の巣窟も、今では健全な大人のおもちゃを造る会社になったからな」しみじみ〜

真っ当な会社がそんな卑猥なものを製造するのか?
287 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/13(土) 21:39:47.25 ID:OwEMP7g0o
弟「よしよし、姉様は俺が救い出しましたからね。ご安心ください。ぐへへっ」ゴソゴソ

そう言って、姉人形に姉パンティーを穿かせるキモオト。

弟「うわぁ〜。姉様エロいぃ〜。どうしてこんなにHな子になったんでしょ?」

姉人形「いやぁ、そんなこと言わないで弟君///(高音)」

どうやら人形を使い一人芝居を始めたアホ。

弟「クンカクンカクンカ……こうしてると本当に姉様のおまん○嗅いでるみたい!」

どんどん人の道を外れて行くキモオト。あ〜あ。

弟「さぁ、ぬぎぬぎしましょうねぇ〜。姉様ぁ〜〜」ゴソゴソ

姉人形「恥ずかしいよ弟君///(高音)」
288 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/13(土) 21:40:25.40 ID:OwEMP7g0o
ズボッ パンパンッ

弟「おぉっ!!Oh、YESっ!!Oh、YESっ!!!姉様姉様姉様っ!!」カクカク

パンパンッ パンパンッ

弟「ぐひひっ!!俺のお姫様はHな子だなぁっ!!」」カクカク

パンパンッ パンパンッ

弟「姉様のパンティー……クンカクンカクンカ……スゥーハァースゥーハァー。ぐへっぐへへっ!!」カクカク

パンパンッ パンパンッ

弟「あへあはあへあはっ!!」カクカク

姉よ……これがあんたの王子様の本性だぞ。
289 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/13(土) 21:41:04.30 ID:OwEMP7g0o
浴室

姉「You Get ふんふ〜ん〜ららら〜♪」チャプチャプ

……だからいろいろマズくね?そう言うの口ずさむの。

姉「ジャカジャカジャン!ジャカジャカ、ジャカジャカジャン!ジャカジャカジャカ〜♪」チャプチャプ

それはどうだろう?……痛快娯楽な復讐劇でも始めるつもりか。

姉「す〜は〜す〜は〜。う〜ん、いい匂いぃ〜。うへっうへへっ」チャプチャプ

弟よ……これがあんたのお姫様の本性だぞ。

姉「い〜や〜満足だわ。やっぱ最高ね。お風呂は♪」

あんたにとってはその『入浴剤』とやらがだろうけど。

姉「はぁ〜。まるで弟君に抱き締められてるみたい……えへへへへっ〜」チャプチャプ

実に想像力豊かなことである。
290 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage]:2011/08/13(土) 21:41:42.31 ID:OwEMP7g0o
弟の部屋

弟「きゅ〜ん。姉様ぁ〜大好き!」ちゅっちゅっ

姉人形「うん、私も弟君の事大好き///(高音)」

キモオトはベッドに寝転がり、姉人形とピロートークごっこをしていた。

弟「あへあは。あ〜幸せ!」

弟「……さて、そろそろ姉様がお風呂からあがる頃……見つからないうちにしまわないと」ゴソゴソ

弟「さぁて、姉様、きれいきれいしましょうね」フキフキ



ギィー ガシャン カチャカチャ

弟「姉様……おやすみなさい。また明日……ね」

姉人形をしまう弟だった。
291 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/13(土) 21:42:38.18 ID:OwEMP7g0o
弟はベッドに転がり何かを考えている。

弟「現実では姉様を抱くなんてあり得ないからな。まぁこんなことでしか慰められない、か……」

弟「はぁ〜、姉様……」

弟「……兄さんめ……」

兄さん = 姉友の兄のこと

弟「あそこであの人が現われなかったら俺は姉様と……」

弟「…………」
292 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/13(土) 21:43:18.43 ID:OwEMP7g0o
弟「!!ダメだダメだっ!!多分あの後こうなった筈……

  姉様『うぅ……酷い……酷いよ弟君……!!』

  俺『はぁはぁはぁ……』

  姉様『こんな……こんな酷い事……』

  俺『姉様……愛してるんだ……』

  姉様『……!!こんな事決して許される事じゃないわっ!!』

  俺『で、でもっ!!でも俺はっ!!!』

  姉様『……気持ち悪い!ほんとに気持ち悪い子!!』

  俺『!!姉様っ!?一体何処へ!!?』

  姉様『弟君……私はもうおしまい……』

  俺『何を……姉様何をしようとして……!!まさかっ!!?』

  姉様『さよなら弟君……君の事死んでも許さない……!』

  俺『ねえさまぁぁぁーーーーーーーーーーーーっ!!!!』

  」

弟「うわああああああーーーーーーーーーっ!!!」

それは絶対にない。寧ろもっともっとと強請る筈。……と言うか、二人とも基本ネガティブだな。
293 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/13(土) 21:44:15.28 ID:OwEMP7g0o
弟「姉様が死んでしまう……俺の所為で……嫌だ!!俺は……俺は!!」

どうやら弟は真剣に悩んでいる。

弟「どうして……どうして俺達は姉弟なんかに生まれてしまったんだっ!!!」ジワッ

弟「こんなに愛しているのに……姉様の全てが欲しいのに……!!!」ポロポロ

自分と姉とは血のつながりがある……その事が2人にとって大きな障害となっている。

弟「愛しているんだ姉様!!俺はあなたじゃなきゃダメなんだっ!!」ポロポロ

弟「なんでなんだ!!なんで……なんで……俺はこんなにも貴方の事を愛していると言うのに……!!」ポロポロ

弟「血が繋がっている……!!そんなことだけで俺の思いは遂げられないと言うのか……!!!」ポロポロ

弟「愛しいよ姉様……愛してる……愛してるんだ!!」ポロポロ

弟「俺は……!俺は!!」ポロポロ




弟「あなた無しじゃ……俺は生きていけない!!」
294 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/13(土) 21:45:04.84 ID:OwEMP7g0o
本心だろう。この二人は血のつながりのある、と言う大きな障害があるが為にこれ程苦しんでいるのである。

弟「うぅ……姉様……愛してる……俺の……俺の命より大切な姉様……!!」

何故、血の繋がりがあるからと言う事だけで思いを遂げる事が出来ないのだろう……

弟「叶うことならば……この刻(とき)が永遠に続きますように……」ポロポロ

弟「姉様……愛してます……俺の……俺だけの愛しい姉様……」ポロポロ

弟「俺は……俺は……!!」ポロポロ



弟「俺は……本当にあなたのことだけを……」

__________
______
___
295 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/13(土) 21:45:46.34 ID:OwEMP7g0o
翌日……

チュン……チュン……

台所

姉「ふんふふ〜ん♪」

鼻歌交じりに上機嫌で朝食の支度をする姉。

姉「うふふ……今日は弟君とどうやって過ごそうかしら?」

姉「えへへっ。『私』入りのごはんを食べて今日も一日元気に過ごしましょうね♪」

他者にしてみれば気持ち悪い事この上無い……しかし、アホオトにとってはこれが元気の秘訣になっているのだろう。

姉「……それにしても遅いわね弟君……」

通常ならばこの時間帯には必ず起床する筈の弟であるが今日は違うようだ。

姉「あらら……お寝坊さんね、弟君ったら!!」

姉「……つまり、これはチャンスと捕らえていいのかしら?」

……雲行きが怪しくなってきた。
296 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/13(土) 21:46:18.46 ID:OwEMP7g0o
姉「うふふひひひひっ!!しょうがないなぁ〜〜〜」ニヤニヤ

姉「弟君を起こしてあげるのは”姉”である私の務めよね〜〜♪」

姉「うへっうへへっ!お寝坊さんのおとうときゅんにはHな罰を与えないとねぇ〜」

どうやら弟の寝込みを襲おうと企むキモ姉だった。

姉「うへへっ……まずちゅ〜して……お○んちんさわさわして……」じゅるりっ

……と言うか昨日そう言うのしないって決めたんじゃないの??
297 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/13(土) 21:46:59.23 ID:OwEMP7g0o
弟の部屋の前

コンコンコン

シーン

姉「おかしいわね……いつもの弟君なら間髪入れずに返事を返してくれる筈なのに……」

間髪入れずにって時点で弟が異常だとは思わないのだろうか?

姉「う〜ん……」

姉「いやいや……」

姉「でも……」

決意した割には随分と優柔不断だな。

姉「よし……弟君、入るわね!」

ガチャ
298 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/13(土) 21:47:30.83 ID:OwEMP7g0o
弟の部屋

弟「う……う〜ん……」

まだベッドで深い眠りに就いている弟。

姉「あらあら……まぁまぁ……」ニタニタ

そんな弟を見て、妖艶な笑みをこぼすキモ姉。

弟「ぐ……うぅ……」

ところが弟の様子がおかしい。

姉「あ……あれ?お、弟君?」

弟「う……が……」

苦しんで喘いでる。

姉「ええぇっ!!?おとおとおと……弟君!!!?」

弟「はぁ……はぁ……」

ぴとっ

弟の額に手を当てる姉。

姉「!!すごい熱っ!!あわわ……大変!!」アセアセ

姉「おおおお医者様ぁーーーっ!!!」タッタッタッタ

__________
______
___
299 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/13(土) 21:48:13.02 ID:OwEMP7g0o
数時間後……

弟の部屋

医師「酷いですな。エアコン付けっぱなしで毛布もかけずに寝ればこうなるでしょ?」

医師を呼び出した姉。

姉「ひぐっ……弟君が死んじゃ……」ポロポロ

医師「いません!風邪だね。だから落ち着きなさい!!」

姉「そ、そうですか……」ほっ

弟「スピー……スピー……」

医師「全く……君たち姉弟は大げさ過ぎるぞ!!」

姉「す、すみません……」シュン

医師「感冒薬を出しておきます。それと……」

薬を差し出す医師。
300 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/13(土) 21:48:47.75 ID:OwEMP7g0o
姉「ええっ!!?これこれこれもももももしかして……」カアァ

医師「熱が一向に下がらない場合、使ってください」

どうやら座薬も一緒に渡された様だ。

姉「あわわ……わわわ私がでででですか!!?」アセアセ

医師「……他に誰がやるんです?まさか寝込んでいる彼にやらせるつもりかね?」

弟「スピー……スピー……」

姉「いや……あの……その……でも……」カアァ

純情な女の子の様な反応をする姉だった。

医師「医療行為と割り切って……頑張れ!」

姉「は、はい……」モジモジ

医師「それでは私はこれで……」

姉「ありがとうございました」ぺこっ

ガチャ

医師が弟の診察を終え、出て行った。


姉「これを弟君のお尻に……」ドキドキ

ただし、このキモ姉の本性が変態だと言う事を忘れてはならない。
301 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/13(土) 21:49:32.75 ID:OwEMP7g0o
チャプチャプ……ギュー……チョロロ……

姉「うぅ……弟君、元気になってね」

寝込んでいる弟を献身に世話する姉。

ぴたっ

搾ったタオルを弟の額に乗せる。

弟「う……ねえ……さま……」

姉「!おとおとおと弟君!」ドキッ
302 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/13(土) 21:50:02.03 ID:OwEMP7g0o
姉「大丈夫っ!?私がわかる?」

弟「ねえさま……きもちわるい……」

開口一番に出たセリフがこれである。

姉「ふえっ!?私、気持ち悪い!!?」ジワッ

弟「いや……そうぢゃなくて……あせで……びしょびしょ……」

姉「な、なあんだ!そそそそう言うことかぁ〜!(びっくりしたあ〜〜)」ほっ

早合点したアホ姉だった。

弟「ねえさま……ぼくのきがえを……」

姉「う、うん!待ってて!!」トコトコ



姉「えっと……弟君のパジャマは……と」ゴソゴソ
303 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/13(土) 21:50:34.90 ID:OwEMP7g0o
姉「弟君、持ってきたわ」

弟「ありがとう……ございます……」

姉「う〜ん……どうしようかしら?」

弟「ねえさま……すみませんが……」

姉「うん?」

弟「きがえさえて……もらえませんか……」

姉「えっ!!?」ドキッ

弟「うぅ……いやですよね……でも……」

姉「ううん!!全然そんなことないよ!!(はわわ……どどどどうしよ……!!)」ドキドキ

弟「おねがい……ねえさま……」

姉「うん!わかったわ!!じゃ……」


姉「脱ぎ脱ぎしましょうね……(うひゃひゃ……弟君の肉体が……私の目の前に……!!)」

……雲行きが怪しくなってきた。
304 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/13(土) 21:51:21.84 ID:OwEMP7g0o
弟「う……は……」

姉に服を脱がせて貰う弟。

姉「うぅ///……(わあーーんっ!!おとうときゅんの裸体!!いいよいいよっ!!)」カアァ

興奮し出したキモ姉。

弟「ねえさま……きもちわるい……」

姉「ふえっ!!?やっぱり私、気持ち悪……」ジワッ

弟「いや……だからそうぢゃなくて……ぼくのからだ……」

姉「え……」

弟「あせくさいでしょ……ごめんなさい……」

姉「ううん!いいのよいいのよっ!!寧ろ私にとっては最上級の……」

弟「え……ねえさ……」

姉「!!いやいや私にとってこのくらいなんともないわ!」

弟「よかった……」ほっ

姉「(あっ!そうだっ!!)ねえ……弟君……良かったら……その……」モジモジ

弟「はい……」


姉「体……拭いてもいいかしら?」
305 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/13(土) 21:51:57.19 ID:OwEMP7g0o
弟「え……そんな……わるいですよ……」

姉「なに言ってるのっ!!こんな時なんだから私に甘えなさいっ!!!」

弟「はい……すみません……」

やはり具合が悪い所為なのか、いつもの変態キモオトとは別人の様にしおらしくなっていた。

チャプチャプ……ギュー……チョロロ……

氷の入ったバケツにタオルを入れ、それを搾る姉。

姉「行くわね、弟君」

弟「はい……おねがいします……」

ゴシゴシ……ゴシゴシ……

姉はやさしく弟の身体をタオルで拭く。

弟「あ……ひんやりしてて……」

姉「あ……冷たかった?……ごめん」ナデナデ

弟を気遣い、拭いた箇所を手の平で撫でる姉。

弟「きもちいい……」

姉「ふふっ……(うへうへへっ……どうしましょこの弟君……食べちゃいたい♪)」

やっぱり姉はキモかった。
306 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/13(土) 21:52:33.49 ID:OwEMP7g0o
ゴシゴシ……ゴシゴシ……

弟の首周りを濡れたタオルで拭く。

弟「ふ……!くぅ……」

姉「大丈夫?弟君……」

弟「ねえさま……」

姉「うん?」

弟「ありがとう……」ニコッ

振り絞るような、か細い声で弟は姉に告げる。

姉「ふふっ。いいのよ……だから早く」ナデナデ

弟の頬を左手でやさしく撫でる姉。

弟「はい……げんきに……」

姉「うん!」ニコッ

ゴシゴシ……ゴシゴシ……
307 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/13(土) 21:53:04.67 ID:OwEMP7g0o
台所

弟の身体を拭き終え、降りて来た姉。

姉「うへへへへへへへへへ〜〜〜〜〜」ニヤニヤ

……ところが様子がおかしい。

姉「うきゃんっ!!弟君の汗が染み付いたタオルゥゥゥゥーーーッ!!!」

チュー……チュー……チュー……

なんとキモ姉はタオルを吸い始めた。

姉「おいしい……なんて美味しいのかしら!!」

チュー……チュー……チュー……

姉「ああんっ!!どおしましょ!!?弟君が苦しんでいるのに私ったら〜〜」

姉「うへへっ。また弟君コレクションが増えちゃったわ!!困ったわぁ〜〜」ニコニコ

とても困っているようには見えないのだが。

姉「このバケツの中に入っている濃縮された弟君の出し汁……秘密の冷凍庫で保管しましょっと♪」

やっぱり姉は物凄くキモかった。
308 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/13(土) 21:53:42.67 ID:OwEMP7g0o
数時間後……

弟の部屋

ガチャ

姉「入るわね」

弟「はい……」

姉「具合はどうかしら?」

弟「ええ……すこし……よくなってきました」

姉「そう……良かった」

弟「ねえさま……いいにおいがします……」

姉「うん。お粥作ってきたの。食べられる?」

弟「はい……そのまえに……」

姉「うん。お水ね。さっ……」

水差しの飲み口を弟の口にあてる。

弟「ん……」コクコク
309 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/13(土) 21:54:13.55 ID:OwEMP7g0o
弟「はぁ……ありがとうねえさま……」

姉「いいのよ。じゃ……次は……」

弟「ねえさま……」

姉「なあに?」

弟「たべさせてもらっても……いいですか」カアァ

熱で火照っている顔を更に赤くし、姉にお願いする弟。

姉「うんうんうんっ!!!勿論よ弟君っ!!当然のことだわっ!!!(きゃっほぉぉーーーーーーっ!!!!)」

病人を目の前に大声で返答し、心の中ではしゃいでしまう残念な姉だった。
310 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/13(土) 21:55:02.89 ID:OwEMP7g0o
弟「(なんだかな……病気を理由にして、こんなに姉様に甘えるなんて……ダメだな俺……)」

やはりいつもの変態キモオトとは様子が全然違う。

姉「ふぅーふぅーふぅー……弟君、あ〜んしてぇ〜(あ〜ん!!しあわせぇ〜〜〜!!)」

こちらはいつも通りの変態キモ姉だった。

弟「あ〜〜ん……(やばい……幸せすぎる……)」ジワッ

涙を浮かべて感動する弟。

姉「!!おとおと弟君っ!!!?ややややっぱりまだ熱かったかしら!!?」

モグモグ……コクン……

弟「いえ……ちょっとめにゴミが……(うぅ……幸せ……)」

姉「そ、そう……じゃ、もう一口……ふぅーふぅーふぅー……あ〜ん……」

弟「あ〜ん……」パクッ

姉「無理しなくても良いからね……食べられるだけでいいから」

弟「はい……ねえさま」

姉「ふぅーふぅーふぅー……弟君、あ〜ん……」

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311 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/13(土) 21:55:36.25 ID:OwEMP7g0o
更に数時間後……

弟の部屋

弟「スピー……スピー……」

弟は深い眠りについていた。

姉「すや……すや……」

一方の姉も弟が心配なのだろう……弟のベッドの下に布団を敷き、眠っている。

……ところが

弟「ぐ……あ……」

寝ている弟が突如として苦しみ始める。

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312 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/13(土) 21:56:15.53 ID:OwEMP7g0o
弟の夢の中……

弟は、姉ともう一人、素行の悪そうな怪しい男性と対峙している。

姉「弟君……紹介するわね。この人が私の……」

DQN「へへっ!宜しくぅ〜〜弟君」ニヤニヤ

怪しい男は姉の肩に手を回し、不敵な笑みを浮かべる。

弟「えっ……そんな……」ガクガク

絶望のために真っ青になる。

姉「ふふっ。彼、とっても素敵でしょ?」ニコニコ

そんな弟を気にかける事もなく、姉は微笑する。只、弟の知っている姉の笑顔とはかけ離れているが。

弟「ねえ……さま……!?」

DQN「姉、いいか?」

弟「!!な、なにを……!!」ブルブル
313 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/13(土) 21:56:43.65 ID:OwEMP7g0o
姉「あぁん///ダメよ……弟君が見てるわ……」

DQN「いいだろ……な、な……」

ちゅっ

弟「!!!」

ビチャ……ビチャ……レロレロ……

弟の前で、ディープキスを始める姉とDQN。

姉「うふっ……ああ、いいわ……」

涎を垂らし、陰鬱な笑みを浮かべる。

弟「あ……あ……」ガクガク

クチュクチュ……

姉の陰部に指を入れるDQN。

姉「うふふっ……しょうがないわね……はぁんっ///」

弟「やめろ……やめてくれ……!!」ガクガクブルブル
314 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/13(土) 21:57:12.80 ID:OwEMP7g0o
姉「ねえ見て……弟君……」

はらり……

弟の前で裸体を晒す姉。ところが……

弟「!!な、なんですか……そ、その身体は……!!?」ガクガク

姉「うふふ……彼の肉奴隷の証……ね、とっても素敵でしょ?」ニコニコ

姉の両乳首には、卑猥なピアスが付いていた。

更に下腹部には、『肉便器』とタトゥーが彫られてある。

DQN「へへへ……この肉便器は、こうやるとすげえ喜ぶんだぜ!」くいっ

姉の両乳首のピアスを引っ張るDQN。

姉「ひぎいっ///い、いた……痛いよあなた……」

DQN「あなたぁ?ちげえだろっ!!この肉便器っ!!」ぐいっ

姉「ひいっ!!ごめ……申し訳ございません。ご主人様……」

下品で淫乱な雌奴隷に変貌してしまった姉。見る影もない。
315 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/13(土) 21:57:46.76 ID:OwEMP7g0o
弟「頼む……お願いだからもう……」ポロポロ

愛してやまない姉の、最も見たくない光景を見せつけられ、弟は悔し涙を流す。

DQN「今日もたくさん胤付けしてやるからなっ!!ぎゃはははっ!!!」

ぴとっ

姉の蜜壺に陰茎をあてがうDQN。

弟「やめろ……やめるんだ……頼む……!!」ポロポロ

姉「あっ……ん……どうかこの肉便器の……あな……ひぎいっ!!!!」

ニュプッ ジュプッ!!

無理やり姉の膣に挿入するDQN。
316 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/13(土) 21:58:17.93 ID:OwEMP7g0o
姉「はあんっ!!ひぎいっ!!……しゅご……しゅごいよおっ!!」

ニュプ……ジュプッ……

弟「あ……あ……あ……」ガクガクブルブル

目の前で行われる姉達の性行為を、指を咥えて見ているしかない弟。

DQN「そらよっ!!」

バシッ バシッ

そんな弟をあざ笑うかのように姉を激しく責めるDQN。

姉「ぎゃあああっ!!お、お尻いいっ!!ただがないでええーーーっ!!!」ポロポロ

弟「姉様っ!!!」

ニュプ……ジュプッ……ジュポッ……

激しく腰を動かすDQN。卑猥な音が大きくなる。

DQN「へへへっ!!やっぱダメだな。このガバガバマ○コは!!」

弟「!!なにっ!!?」

姉「ああんっ!!そんなこと言わないでっ!!」
317 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/13(土) 21:58:50.24 ID:OwEMP7g0o
DQN「弟君、こいつはな……もう何十人もの男とやっちまってるんだぜ」ニヤニヤ

弟「!!!!」

姉「うへへっ!!しょうなの弟君……わらひ、おちん○がだいしゅきなの!!」

涎を垂らし下品な顔で答える姉。そこにいつも見知っている姉の顔など存在しない。

弟「そんな……嘘でしょ姉様……!!」ガクガクブルブル

姉「あはははっ!!ちん○っ!!ちん○っ!!わらひにもっと頂戴いぃーーっ!!」

卑猥な言葉を叫びながらヨガリ狂う堕ちた姉。

弟「う……うぅ……そんな……姉様が……あの姉様が!!」ポロポロ

DQN「おい姉。この弟君ともやって見るか?」

姉「……嫌よ。こんな気持ちの悪い奴なんかとは……」

DQNと繋がりながら、弟に冷たい視線を浴びせる姉。

弟「わああああぁぁぁあああああーーーーーーーーーーーーーっ!!!!!!!」

__________
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318 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage]:2011/08/13(土) 21:59:37.46 ID:OwEMP7g0o
と言う事で、きりがいいので本日の投下終了。

因みに……上記のNTR描写はあくまで弟の夢の中の出来事なのであしからず。

更に因みに……これ以降、変態描写が続くのでご了承下さい。明日中には第五話、完結させます。

ではでは。
319 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2011/08/13(土) 22:31:28.04 ID:4IuM47sgo
320 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [saga]:2011/08/14(日) 16:33:45.93 ID:WXqyOMXho
弟の部屋

弟「わああああーーーーーーーっ!!!」

姉「ふえっ!!?なになになにっ!!?」ガバッ

大声を上げた弟の所為で、現実の姉が飛び起きた。

弟「はぁ……はぁ……ぐあっ……」

姉「おとおとおと弟君っ!!!だだだ大丈夫!!?」

弟「ぐ……ぐぎ……」

悪夢にうなされ苦しそうにのた打ち回る弟。心配して姉が額に手を当てる。

姉「!!熱いっ!!ダメだわっ!!これをほおって置けば大変なことになっちゃう!!」
321 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/14(日) 16:34:36.73 ID:WXqyOMXho
弟「はぁ……はぁ……」

熱で顔中が赤く染まる弟。

姉「弟君っ!!ねえ弟君ったら!!」ユサユサ

寝ている弟を起こしにかかる。

弟「はぁ……はぁ……はぁ……」

ところが一向に目覚める様子は無い。

姉「……寝てるんだ……よね。寝てるんだよね弟君……」ドキドキ

弟が寝ていることを再度確認する。

姉「……こうなったら仕方が無いわ。最後の手段を使いましょう!」ドキドキ

覚悟を決めた姉。
322 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/14(日) 16:36:22.88 ID:WXqyOMXho
弟「う……が……」

姉「弟君……ごめんね。ちょっと脱がさせて貰うわ……」ドキドキ

ズルッ

勢い良く弟のズボンを下ろす。

姉「きゃうっ///こ、これが……これが弟君のお○んちん……」ドクンドクンドクン

姉「小さい頃に見た時と違って立派……ううん。とっても素敵……」ドキドキ

サワサワ……

どさくさに紛れて弟のぺ○スを触るアホ姉。

弟「ぐ……はぁ……はぁ……」

姉「はうっ///こ、こんな事してる場合じゃないわ!!弟君のお尻……」ドキドキ

ぐいっ

弟の肛門を見る為に所謂ちんぐり返し(まんぐり返しの男Ver)にする。

姉「ちょっと苦しいかもしれないけど……我慢してね」ドキドキ

弟「ぐ……う……」

姉「はぁはぁはぁ……おとおと弟君の菊の花が……私の目の前に……」ドクンドクン

……なにやら、またもや雲行きが怪しくなって来た。今回は嵐になりそう。
323 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/14(日) 16:37:34.72 ID:WXqyOMXho
姉「どどどおしよ……な、舐めてもいいのかしら……」ドキドキ

とんでもない事を考え始めた変態キモ姉。

姉「ちょっとだけ……ちょっとだけ……」ドキドキ

とうとう一線を越えようとしているキモ姉。前回とは違い、もはやこの変態キモ姉の暴走を止める者は存在しない。

弟「はぁ……はぁ……か……は……」

姉「はぁはぁはぁ……いただきますっ!!」ドキドキ

ペロッ……チロチロ……

躊躇する事無く、不浄の穴を舐め始めた変態。あ〜あ、やっちゃった!

注:これはフィクションです。変態以外は絶対に真似をしないで下さい。やるならちゃんとお風呂に入ってから。

姉「医療行為よ。大丈夫大丈夫……」ドキドキ

そんな医療行為など聞いたことが無い。

チロチロ……レロレロ……チロチロ……ピチャピチャ

唾をたくさん付け、弟の肛門を舐め回す変態。

姉「うひひっ。役得よね……今は私が弟君の看護婦さん。お尻を綺麗にするのも私の役目!」ドキドキ

そんなことまでする看護師などこの世に存在しない。
324 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/14(日) 16:38:38.51 ID:WXqyOMXho
姉「うへへっ。弟君のお尻ぃ〜〜〜♪クンカクンカクンカ……」

弟の尻に顔をうずめる変態。

ピチャピチャ……ペロペロ……

更に菊門の筋の一本一本を丁寧に舐める。

姉「はぁ…はぁ…うへへっ……うへへへへぇ〜。おとうときゅんのおちりぃ〜〜ちょっと臭うけどおいちぃ〜〜」

弟のお尻を舐めると言う行為に興奮し、次第に壊れ始める。

弟「は……う……」

こんな状況でも全く起きる気配の無い弟。今回は本当にダメそうだ。

ピチャピチャ……グチュッ……グチュッ……ベロベロベロッ……

姉「あははははっ!!しゅごいっ!!しゅごいよっ!!えへへっ!!えへへへへっ!!!」

姉の頭の中では、脳内麻薬がドクドク溢れている様だ。完全に正気を失っている。

弟「く……う……」

弟の尻は姉の唾液の所為で、ビチャビチャに濡れている。

姉「うふっ。綺麗になったわね弟君……あひゃひゃひゃひゃっ!!!」

子供の様にはしゃぎながら、淫乱な雌豚の貌になる。
325 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/14(日) 16:39:46.90 ID:WXqyOMXho
姉「座薬を入れる前に……はぁ…はぁ…はぁ…」ドキドキ

ニュプリ……ニュルニュル……

舌を尖らせ、肛門内に進入するキモ姉。

レロレロ……ニュルニュル……グチュ……ピチュッ……

弟「う……うぅ……」

ベロベロ……ニュルニュル……ビチャビチャ……

姉「(はぁはぁはぁはぁはぁ……舌が締めつけられりゅうぅぅーーっ!!でもでも……)」ドキドキ

弟「はぁ……はぁ……」クネックネッ

弟は体を捻らせモゾモゾ動く。だが……

がしっ

ニュルニュル……ビチャビチャ……グジュッ……グジュッ……

姉「(逃がさない……!お姉ちゃん弟君を絶対逃がさないわっ!!えへへへへへへ〜〜〜〜♪)」ドキドキ

キモ姉の本領発揮。弟の体を強く抱き締め、むりゃぶりつく。

まるで草食動物に喰らいつく肉食獣の様だった。
326 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/14(日) 16:40:58.58 ID:WXqyOMXho
姉「はぁはぁはぁ……こんなものかしら……うへっうへへっ!!」ドキドキ

彼女の暴走はとどまるところを知らない。

姉「弟君のア○ルを開発……弟君の菊の花、広げちゃいましょうね〜」ニヤニヤ

妖艶な笑みを浮かべ、弟の肛門に話しかけるエロ姉。目的が完全にすり替わっていた。

ニュプッ……グリグリッ……

弟「はう……あ……が……」

弟の肛門に指を侵入させるキモ姉。

姉「確か……ここが前立腺……なのかな?」

ムクムクッ

姉「!!!!」
327 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/14(日) 16:41:56.88 ID:WXqyOMXho
姉「うわっ!!?おとおとおとうときゅんのお○んちんがああぁぁーーーーっ!!!?」バクンバクン

前立腺を刺激された事により、弟のぺ○スが膨張した。

弟「はぁ……はぁ……はぁ……」

姉「弟君……ちょっと見ない間にこんなに立派になっちゃって……」ドキドキ

そう言いながら左手で弟の体を抱きかかえ、右手でぺ○スを握る姉。

弟「はう……!」

シコシコ……シコシコ……

弟のぺ○スを掴み、上下させる変態。

姉「はぁはぁはぁ……これはそう言うことよね……そうに違いないわ……」ドキドキ

……とっても嫌な予感がする。

姉「私に食べろってことよねっ!!!」くわっ

とんでもない解釈をしたキモ姉。……でもま、据え膳食わぬは女の恥ですから。
328 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/14(日) 16:43:47.75 ID:WXqyOMXho
姉「うひひっ!このままじゃ食べ辛いわね」

ぐいっ

弟の体をベッドに降ろし、股を広げさせる。

姉「それじゃあ……弟君……」ドキドキ

ちょこん

そう言いながら、弟の股間の前で正座する。

姉「不束者ですが、宜しくお願いします♪」ぺこっ

更に三つ指ついて頭を下げるアホ姉。……夫婦の契りのつもりなのだろうか?

弟「はぁ……はぁ……」

姉「弟君のファーストキスも貰い、あまつさえファーストおフェラまで……」ドキドキ
329 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/14(日) 16:45:49.89 ID:WXqyOMXho
弟「はぁ……はぁ……はぁ……」

クンカクンカクンカクンカ……

姉「あはぁ〜〜ん。いい匂いぃ〜〜。こんな……こんなぁ〜〜〜」

ぺ○スと睾丸に顔を近づけ、嗅ぎまわるキモ姉。

ニギニギ……スリスリ……スリスリ……

姉「わあぁぁーーんっ!!弟君のお○んちんっ!!ついに私のものにっ!!」

今度はぺ○スを持ち頬擦りする。

姉「私のお口の処女……弟君に捧げますっ!!」ドキドキ

肛門まで舐めておきながら、今更お口の処女も何もあったものではない様な……
330 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/14(日) 16:47:43.76 ID:WXqyOMXho
チロチロ……レローーーー

弟のぺ○スを舐め始めたキモ姉。

姉「うへへっ///弟君が悪いんだからね……病気になって死ぬほど私に心配かける弟君が……」

チロチロ……チュッチュッ……ピチャ……ピチャ……

小動物のように、ぎこちなく舌をチロチロ動かす姉。

姉「気持ち良い?弟君……はぁ……はぁ……」

チロチロ……レロレロ……ピチャ……ピチャ……

鬼頭を丁寧に舐め回し、カリの部分を舌先を尖らせ上下させる。
331 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/14(日) 16:48:47.32 ID:WXqyOMXho
ニチャー

姉「あっ。なんか出て来た!ももももしかして先走りエキスかな?」

弟「ふ……はぁ……はぁ……」

姉「んむ……はむ……ひゅう……はぁ……はぁ……」ドキドキ

一心不乱に弟の陰茎にムシャぶりつく。

チュプ……チュプ……チュルルル……

ぺ○スにキスし、吸い付く。

ペロリッ……レロレロ……チロチロ……ハムハム……チュウゥゥ…… 

ぺ○スを舌を使って弄りたり、更に唇で甘噛みしたり、キスしたりといろいろ試し出した。

姉「ちゅうぅぅ〜〜。ちょっと生臭いけど……おいしい……ほんとに美味しいわ弟君っ!!!」

チロチロ……チュッチュッ……ピチャ……ピチャ……ベロンベロン……

更に弟のものを舌で責める姉。

弟「あ……あ……」

弟のぺ○スは、姉の唾液でビチョビチョに濡れていた。
332 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/14(日) 16:50:01.44 ID:WXqyOMXho
姉「もう我慢出来ない……!あ〜〜〜〜〜ん……」

ぴとっ

口を大きく開け、弟のぺ○スに舌をつける姉。

姉「はぁはぁはぁはぁはぁはぁ……(はうっ///夢にまで見たおとうときゅんのお○んちんがぁぁぁーーっ!!!)」

デロデロ……タラ〜

唾液がこぼれる。この時のアホ姉の顔はエライことになっていた。

そして……

姉「はむっ……」

一気にほお張った。

姉「んんんっ!!!(わあああああーーーーーーんっ!!!!じあ゙わ゙ぜぇぇぇーーっ!!!!)」
333 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/14(日) 16:51:02.42 ID:WXqyOMXho
姉「ん……んん……」カアァ

ズリュッ……ジュプッ……ジュルッ……ビチャッ……ズズズッ……

卑猥な音が部屋中に響き渡る。

弟「あ……あ……ああっ!!」

姉「んむ……ひもひひひ?ほほほほふん(気持ち良い?弟君)」

弟のぺ○スを咥えながら話しかけるキモ姉。

弟「はぁはぁはぁ……!あっ!!」

チュッ……ニギニギ……シコシコ……チュプッ……レロッレロッ…… 

今度はぺ○スの先端を口に含み、右手でしごき出した。

姉「ん……んふ……んふ……んふぅ……」

ピチャッピチャッ……ニギニギ……ペロペロ……シコシコ……コクン……

姉「ぷはっ!……うへへっ……医療行為……そう、これは医療行為だから仕方が無いの!」

自分に言い聞かせるように繰り返す。

姉「全ては弟君の為……苦しんでいる弟君のお○んちんを助けてあげなくちゃ!!」

当然それが免罪符になどなりはしない。
334 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/14(日) 16:52:04.41 ID:WXqyOMXho
ジュプッ……ジュポッ……ジュポッ……ズリュッ……

姉「んんっ……んふっ……んんんっ!!(ダメ……止まらない!おかしくなっちゃう……!!)」

罪悪感を覚えながらも、弟のぺ○スに喰らいつき、激しく頭を上下させる姉。

……ところが

弟「う……」パチクリ

ついに目覚めてしまった。

ジュプッ……ジュポッ……グジュッ……ビジュッ……

弟「え?」

姉「ん……ン……んんっ……んふっ(おいしいよおっ!!弟君っ!!おいしいよおぉぉぉっ!!)」

目に映ったのは、姉が自分の一物を咥え乱れている姿だった。

弟「はぁ……はぁ……(なんだこれは!?……姉様が……俺の……!?)」

朦朧とする意識の中、目の前で繰り広げられている信じられない光景に困惑する。

グポッ……グポッ……グポッ……

姉「んんっ……んっ……(弟君弟君弟君!大好き大好き大好きっ!!)」

そんな事とはつゆ知らず、一心不乱にフェラチオを続けるエロ姉。
335 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/14(日) 16:53:13.80 ID:WXqyOMXho
弟「はぁはぁはぁ……あがっ……!!(そんな馬鹿な……!姉様が……あの姉様が……!!)」バクンバクン

ジュプッ……ジュルルッ……ゴブッ……グジュッ……

姉「(あは……弟君感じちゃってる……!!)」ドクンドクン

更に弟を激しく責める姉。卑猥な夜の宴は最高潮の盛り上がりを見せている。

弟「(なにが起こっている!?でも……これは……)」

弟「はぁはぁはぁ……きもち……いい……!きもちいいよ……」

姉「!!!!!(弟君っ!!?ももももしかして起きちゃったっ!!?)」ドキッ

驚いた姉は一瞬硬直する。

姉「(どうしよどうしよどうしよどうしよ……でもでもでも……)」バクンバクン




姉「(止まらないっ!!!ごめん弟君……!!)」バクンバクン
336 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/14(日) 16:54:07.58 ID:WXqyOMXho
ジュポッ……ジュポッ……ズリュッ……ズリュッ……ジュルルッ……

姉「(ごめんね弟君。こんな、はしたないお姉ちゃんで……でももうダメなの……)」

弟「はぁはぁはぁ……はっ!!(夢だ!これは夢に違いないっ!!俺はなんて夢を見ているんだっ!!)」

ズリュッ……ズリュッ……ジュルルッ……ゴブッ……グジュッ……

姉「(弟君弟君弟君!愛してるの……愛してるの弟君!君を……君の全てを……!!)」

ジュルルッ……チュプッ……ジュルルッ……ズリュッ……ジュポッ……ジュポッ……

弟「うう……出る……!」

姉「んんっ!!んんんっ!!!(出して!私の中に全部出してっ!!)」

ズリュッズリュッ……ジュポッジュポッ……ジュルルッ

更に激しく、弟のぺ○スを責める。

弟「ああっ!!!」

ドピュッドピュッ……ビュルルルルッ

姉の口内を熱い白濁色の精液が暴れまわる。

姉「んんっ!!んっ……んむぅぅ……!(キターー!!弟君エキスっ!!なんて熱いの……)」
337 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/14(日) 16:55:52.61 ID:WXqyOMXho
姉「むちゅっ……んんっ……(はぁはぁはぁ……弟君エキスが……私のお口の中を!!)」

弟「あ……くぅ……!(姉様の口の中に俺の……俺の汚いザーメンが……!?)」

チュウ……チュウ……チュルルッ……チュポンッ

尿道に残った精液を吸いつくし、口から離す姉。

姉「ふへへ……ひははひはふ♪(いただきます)」

弟「はぁ……はぁ……(あり得ない!こんな事絶対にあり得る筈がないっ!!だけど……)」

混乱して現実に起こっている事態を受け止められない弟。

姉「んくっ……コクン……(うくっ……の、飲んじゃった!!お、美味しいよぉぉぉ)」ぽぉ〜

一方、元凶の姉はとっても幸せそう。

弟「はぁ……はぁ……(だけど……なんて……)」

姉「はぁ……はぁ……弟君……愛してるわ……」

弟「はぁ……はぁ……(なんて幸せな……夢……)」

姉「弟君……弟君……弟君……」

弟「スピー……スピー……」

再び眠りに就く弟。
338 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/14(日) 16:57:17.19 ID:WXqyOMXho
姉「(はっ!!?しまったああぁぁっ!!私ったらなんてことをおおおおっ!!!)」

ようやく我に返った姉。

姉「(どおしよ……夢中になって最後までやっちゃった!!起きてるんだったよね弟君!?)」ドクンドクン

弟「スピー……スピー……」

姉「あああああの……おとうと……くん……」バクンバクン

恐る恐る弟に話しかける姉。

弟「スピー……スピー……」

姉「あ……あれ?」ドクンドクン

だが、弟は既に深い眠りに就いていた。

姉「はひゅうううぅぅぅーーーーーっ!!(びっくりしたああぁぁぁーーーーーーっ!!)」

アホ姉は大声でため息をつく。

姉「うぅ……もし弟君にこんな事がバレたら……怖いよぉ〜怖いよぉ〜〜」ブルブルブル

昨日の弟が自分を気持ち悪がり家を出て行く、と言う妄想を思い出し、戦慄するアホ。
339 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/14(日) 16:58:08.09 ID:WXqyOMXho
姉「あーーーーーっ!!ここここんな事している場合じゃないわっ!!」

本来の目的を思い出し、取り乱すアホ姉。

姉「えっと……座薬座薬っ!!」アセアセ

姉「あったっ!!こ、これを……」

ニュプッ ズブズブッ

弟の肛門に挿入した。

弟「スピー……スピー……」

姉「ふぅ〜。これでもう安心ね……気のせいかしら?なんだか……」

弟「スピー……スピー……」

姉「ふふっ。顔色も良いみたい……」
340 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/14(日) 16:58:54.14 ID:WXqyOMXho
ズルズルッ ゴソゴソッ

弟のズボンを元に戻す姉。

弟「スピー……スピー……」

姉「ごめんね弟君。お姉ちゃん、君に酷いイタズラしちゃった……」ナデナデ

弟のほおをやさしく撫でる姉。

弟「スピー……スピー……」

姉「気持ち悪いよね……最悪だよね……」ジワッ

姉「ごめんね……ごめんね弟君……」ポロポロ

涙を流しながら撫で続ける。

姉「もう…しないから……こんな事、絶対にしないから……」ポロポロ

弟「スピー……スピー……」

姉「だから許して……最初で最後にするから……うぅ……」ポロポロ

お互いこんなに愛し合っているといるのに、血縁と言う重い枷(かせ)が2人を苦しめている。
341 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/14(日) 16:59:45.82 ID:WXqyOMXho
弟「う……う〜ん……」

姉「!!」

弟「むにゃむにゃ……」

姉「ほっ……ね、寝言かあぁ〜」

弟「ねえさま……」

姉「弟君っ!?」

弟「ぼくを……おいて……いかないで……」ポロッ

姉「!!!」

弟「ひと……りに……しちゃ……やだよ……」ポロポロ

__________
______
___
342 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/14(日) 17:01:04.10 ID:WXqyOMXho
姉の回想

アホ姉弟の自宅

玄関

ガチャッ

チビ姉「ただいまああーーーーーーっ!!!」

元気良く玄関を開けて叫ぶチビ姉。

アホ姉弟の祖父の看病を終え、チビ姉と母が帰って来た。

チビ姉「弟君っ!!私は帰って来たああーーーーーーっ!!」

靴を大慌てで脱ぎ、急いでチビオトの元へと直行しようとするチビ姉。

母「こらっ!!弟に会いたいのはわかるけど……なんですか!お行儀の悪い!」

チビ姉「弟君弟君弟君っ!!」タッタッタッ

母の注意を無視し、大急ぎで弟の部屋へと向かう。
343 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/14(日) 17:02:15.30 ID:WXqyOMXho
母「も……もお〜、姉ったら……」

流石の母も、チビ姉の行動に呆れた様子。

……ところが

父「お帰り。良くやったな」ニコッ

父が出迎えた。

母「!!!ただいまああーーーーーーっ!!!」ぴょんっ

父の姿を見た途端、靴も脱がずに飛びついた。

父「おっとっ!!これこれ……」

母「わあぁぁーーんっ!!寂しかったよおおぉぉっ!!」スリスリ

父に抱きつき、胸に顔をうずめるロリ母。

父「ふむ……困ったな……それと……」

母「うん?」

父「弟の事だ……。少々厳しすぎたか……」

母「えっ……?」
344 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/14(日) 17:03:08.89 ID:WXqyOMXho
弟の部屋

ガチャッ

チビ姉「弟君っ!!ただいまああーーーーーーっ!!!」

ノックもせずに弟の部屋へと入るチビ姉。

チビオト「…………」

チビ姉「弟君っ!!ただいまってばあぁぁーーーっ!!」

ところがチビオトの様子がおかしい。

チビオト「ひとり……なんだ」

チビ姉「えっ!?」

チビオト「ぼくは……もう……」

チビ姉「弟君?」
345 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/14(日) 17:04:25.69 ID:WXqyOMXho
チビオト「…………」

チビ姉「弟君!?ねえ大丈夫!?」

チビオト「ねえさまは……ぼくをおいて……」

チビ姉「?」

チビオト「死にたい……」

チビ姉「!!!」

チビオト「死にたい死にたい死にたい死にたい……」

チビ姉「バカッ!!!!」バシッ

チビオト「!!!!!」

チビ姉がチビオトの頬を平手打ちした。
346 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/14(日) 17:05:39.87 ID:WXqyOMXho
チビオト「ねえ……さ……」

チビ姉「弟君のバカバカッ!!なんでそんな事ゆーのっ!!なんでそんな悲しい事言っちゃうのっ!!」ポロポロ

チビオトの胸倉を掴みチビ姉は泣き叫ぶ。

チビ姉「なによっ!!人の気も知らないでっ!!弟君はどうしてそんなにバカなのっ!!」ポロポロ

チビオト「ふぐっ……ごめんなさい。御免なさい姉様……僕……僕……」ポロポロ

チビ姉「わああぁぁーーーんっ!!弟君のバーーーーーーカッ!!バカバカバーーカッ!!!」ポロポロ

チビオト「わああぁぁーーーんっ!!御免なさい姉様っ!!わああぁぁーーーーーんっ!!!」ポロポロ

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347 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/14(日) 17:06:29.38 ID:WXqyOMXho
現在

弟の部屋

姉「そう……あれが私達にとって最初で最後の姉弟喧嘩だったのよね」

過去を振り返り、姉がそう呟く。

弟「うぅ……さびしかったよねえさま……なかないでねえさま……」ポロポロ

姉「そっか……弟君はあの時のことを……」

弟「ひとりにしないで……ぼくをおいていかないで……」ポロポロ

姉「うんっ!私、弟君をおいて行かないっ!!いつまでも……いつまでも一緒に居るからねっ!!」ぎゅううぅ

弟を力いっぱい抱き締める。
348 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/14(日) 17:07:14.30 ID:WXqyOMXho
かちっ

部屋の電気を消す姉。

姉「今日は一緒に……今日だけは一緒に……一緒に寝ても良いよね?弟君……」

弟「ぐすっ……」

姉「じゃ……おやすみ、弟君」

__________
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349 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/14(日) 17:08:00.11 ID:WXqyOMXho
翌朝

弟の部屋

チュン チュン

弟「う……う〜ん……」

弟が目を覚ました。

姉「すや……すや……」

弟「あれ?俺何して……って姉様っ!!?」

弟に抱きつき、幸せそうに姉が寝ている。

姉「すや……すや……」

弟「確か……俺は具合が悪くなって……姉様に看病して貰って……」

姉「すや……すや……」

弟「ずっと寝ていた……?」
350 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/14(日) 17:08:52.68 ID:WXqyOMXho
弟「なんだか凄く怖い夢と、凄く幸せな夢……」

エロ姉からフェラされた事は夢だと思っている様だ。

弟「それと昔の頃の夢を見た気がする」

姉「すや……すや……」

弟「で……何この幸せ過ぎるシチューエイションは?」

姉「すや……すや……」

弟「そっか。姉様、俺の為に添い寝してくれたんだ」じ〜ん

姉「すや……すや……」

弟「でもこれは……抱いて下さい……と言う意思表示も含まれているに違いない」ドキドキ

……雲行きが怪しくなって来た。
351 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/14(日) 17:09:48.42 ID:WXqyOMXho
姉「すや……すや……」

弟「ぐへっぐへへっ……姉様ったらもう〜大胆なんだから〜〜♪」

弟「ぐへへへへ〜〜〜。ちゅっちゅしちゃおっかなぁ〜〜。ぐへっぐへへっ!!」

いつもの変態キモオトが帰って来た。

姉「う……う〜ん……」

弟「!!!!」

そんなアホなことを企んでいるうちに、姉が起きてしまった。

姉「お、おはよ……弟君///」カアァ

清純な乙女の様な反応をする変態キモ姉。

弟「おおおおおおおはようございますっ!!ねねねね姉様っ!!!」バクンバクン

姉「ね、ねえ弟君?熱は下がった?」

ぴとっ

弟の額に手を当てる姉。

弟「へっ?あ、ああああああーーーーっ!!熱ですかっ!!?だいじょぶなんじゃないっすかぁぁ!!?」
352 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/14(日) 17:10:59.22 ID:WXqyOMXho
姉「そ、そお……良かった良かった……」ほっ

弟「姉様……昨日はありがとうございました」

姉「う、うん!」

弟「おかげで体調がすこぶる良いみたいです!」

姉「ふふっ。やっぱり弟君は元気なのが一番ね」ニコッ

弟「はい、姉様!」

姉「でもね……」

弟「はい?」



姉「たまには具合悪くなってもいいのよ♪(うへへっ!そしたら弟君にHな事が出来るじゃない!)」

弟を看病(?)することにすっかり味を占めてしまった、全く反省していないキモ姉だった。

第五話 暴走するキモ姉 おわり
353 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage]:2011/08/14(日) 17:15:17.02 ID:WXqyOMXho
と言う事で本日の投下終了。
前回焦らしに焦らし、肩すかしを喰らわせてしまいましたが、
今回ドギツイエロをぶち込みました。
如何でしたでしょうか?

今日はここまで!お疲れでした。
354 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage]:2011/08/14(日) 17:29:36.59 ID:WXqyOMXho
>>353 訂正

ドギツイエロ = 私なりにってことです。
傲慢ですね、このコメントは。
355 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) [sage]:2011/08/14(日) 19:23:48.52 ID:JRGtzOLAO

これだけ濃くて口淫だけとは……
356 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage]:2011/08/15(月) 20:26:13.50 ID:Du3HWZ5Wo
今晩は。

ちょっと今日はアンケしに来ました。
そろそろネタが尽きて来ました。なので、読者様の御力をお貸し下さい。

1.今週から終盤に入る。

2.夏祭りの話書く(ぼんやり浮かんでるだけでまだ何も出来ていない)。

3.その他(リクエストがあればネタ振って下さい)。

特に何も無い様であれば今週から終盤に入ります。

以上。
357 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福島県) [sage]:2011/08/15(月) 20:28:31.81 ID:4DvTHk8M0
2
358 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長野県) [sage]:2011/08/15(月) 21:10:02.87 ID:RQTw7wjho
2
359 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/15(月) 21:13:50.79 ID:o3xbZS4do
2
360 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage]:2011/08/16(火) 14:09:46.42 ID:M1yfSQzlo
こんにちは。アホな>>1です。

先程のアンケの内容一部訂正。

1.今週から終盤に入る。

2.夏祭りの話書く(ぼんやり浮かんでるだけでまだ何も出来ていない)。

3.その他(リクエストがあればネタ振って下さい)。

4.ネタ尽きて来たので、なんかお題を頂戴。(出来る範囲でやります)

今のところ夏祭りなんですね。了解です。


あと、これはお願いなのですが、なんか数字だけだとかなり寂しいので一言米頂けると有難いです。

最初から自己満の為にやってるとは言い続けてますが、米頂けるとやっぱり嬉しいものですから。

それと、他のところでロム専の読者様を蔑ろにする様な発言をしてしまい本当に申し訳ございませんでした。

深く反省しております。お詫びに出来る事って面白い夏祭りの話書く事しか出来ませんが、一生懸命書くつもりです。

そんなガキでアホな>>1ですが、これからも宜しくですm(__)m
361 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/08/16(火) 17:16:50.96 ID:MaeQRHCwo
3
アホ姉弟の父母が出会った頃の話とか見てみたい
362 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福島県) [sage]:2011/08/16(火) 19:35:36.98 ID:u8/INTDW0
2
姉欲しいwwww
男三人兄弟なんだぜ・・・
363 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage]:2011/08/17(水) 21:12:26.86 ID:NtcKABUXo
こんばんは。

アンケご協力ありがとうございます。

>>361

了解です。只、アホ姉弟がメインの話なので、一度完結されてから番外編と言うことで書いてもいいでしょうか?

>>362

私もお姉ちゃん欲しかったですね。只、弟は居るんですが生意気と言いますか……だけどアホオトみたいな弟もヤダ。

兎に角夏祭りの話、土曜日の投下を目指し書いてます。

以上
364 :>>361 [sage]:2011/08/17(水) 21:40:56.74 ID:WyPN8Xx/o
>>363
全然おkよ
>>1が書くのダルいなら無理に書かなくても良いしww

周りから美少女と呼ばれる姉が二人も居る俺は勝ち組www
恋愛対象には間違ってもならないけどね
365 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage saga]:2011/08/18(木) 17:46:26.89 ID:egHtc+jn0
3
旅行というのはどうでしょうかね?

自分には妹と姉がいますよ〜
弟が欲しかった、と思ってますが…
366 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage]:2011/08/18(木) 20:14:13.41 ID:xHa/qz82o
こんばんは。

アンケご協力ありがとうございます。

>>364

ダルくないっす!折角頂いたネタですので、書かせていただきます。

>>365

了解です。旅行先は札幌でいいですかね?……と言うか私が行った事のある所しか書けない……

地元山形は……なんだか自画自賛&宣伝になっちゃいそうなので止めときます。

札幌のいいとこも宣伝するつもりですけどね。よそ様のお国なら嫌みにならずに済む筈……


うぅ……凄くうれしいです。かまってちゃんと怒られちゃうかも知れないけど。感謝です!皆さんありがとう

そして、月曜日と火曜日の私を本気でぶん殴りたい……

と、言う事で引き続き夏祭りのお話を書かせて貰ってます。

以後もしアンケ頂ける様でしても、返答&お礼は土曜日にまとめて出させていただきたいと思います。

では左様なら。
367 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/08/20(土) 08:12:09.18 ID:EkaqaV0r0
>>366
どうぞ札幌で^^
368 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage]:2011/08/20(土) 17:13:33.67 ID:6IHFVJmBo
こんにちは。

そろそろ始めます。

と、その前に。

>>367

アンケでいただいた旅行ネタは短編でやろうと思います。通常形式だとちょっと難しい気がして来ました。

ありがとうございました^^(良くわからないけど^^で返した方がいいのかな?)
369 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [saga]:2011/08/20(土) 17:14:23.25 ID:6IHFVJmBo
登場人物紹介&前回のあらすじ

相手を愛してやまない……というか、変態の域に達しているアホ姉弟。

どちらも基本ヘタレの為に……の筈だったのだが。前回、とうとうキモ姉がやらかした。

前回の話の流れ @→A

>>75 第一話あらすじ

>>124 第二話あらすじ

>>209 第三話あらすじ

>>274 第四話あらすじ


弟………外見は美少年、中身は変態。中肉中背(172cm 65kg)。超弩級のシスコンキモオト。

    @姉が入浴している隙にパンティーを盗み出した。そして姉に秘密で姉そっくりのダッチワイフを

    所持していたことが判明。パンティーを穿かせ、変態プレイを行った。

    前前回の山で姉を襲おうとした事を振り返り、実行に移していたら姉に嫌われてしまうと自己嫌悪。

    それがきっかけとなり、翌日熱にうなされ苦しむ羽目になった。


姉………外見は大和撫子、中身は変態。背丈は弟より10cm低い。超弩級のブラコンキモ姉。貧乳(重要)。

    A冒頭で弟のパンツを秘かに盗んでいる事が判明。更にそれを原料にし、弟そっくりの人形を作っていた。

    倒れた弟を必死に看病する。心配で弟の部屋に布団を敷き、隣で就寝。悪夢にうなされ大声を出した

    弟の所為で飛び起き、更に熱を出している事に気が付き彼に座薬を入れる事を決意。……そこまでは

    良かったのだが、弟の尻穴を舐めるわ、フェラするわでついに一線を越える行動を取ってしまった。


姉友……紅い髪が特徴的なアホ姉弟の友人。スポーツ万能。戦闘力は変態の域に達している。美乳。

    前回出番なし。
370 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/20(土) 17:15:13.04 ID:6IHFVJmBo
第六話 アホ姉弟、夏祭りに行く

ジィー ジィー ミーンミン チュン チュン

夏休みも中盤。アホ姉弟は何時もの様に、アホな朝の光景を繰り広げていた。

アホ姉弟の自宅

リビング

姉「ふぅ〜、今日は雨が降らなくて良かったわね、弟君」カチャン

弟「そうですね、姉様」モグモグ

姉はいつもの様に紅茶を喫し、弟は慌ただしく朝食を食べていた。

姉「……あの、弟君?」

弟「ふぁい?なんでふか?」モグモグ

姉「いつも言ってるでしょ。そんな慌てて食べちゃダメだってっ!!お行儀が悪いでしょ!!」

凛とした態度で、弟を窘める。
371 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/20(土) 17:16:14.18 ID:6IHFVJmBo
弟「モグモグ……ゴクン。すみません、姉様」シュン

姉「まったく弟君ったら……君はいずれこの家の当主になる人。そんな事ではダメなのよ」

弟「はい……肝に銘じます」

姉「ふふっ。弟君は素直な良い子ね。分かればいいのよ」ニコッ

ここまでは良くある姉弟の朝の光景。

……ところが

弟「(はぁはぁはぁ……やっぱり姉様は怒った顔も素敵だなぁ〜。笑った顔も超可愛いっ!!)」

姉「(そんなにがっついちゃ……いやぁんっ♪うへへっまるで私が乱暴されてるみたいじゃなぁ〜〜いっ!!)」

実情はこれである。
372 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/20(土) 17:17:57.41 ID:6IHFVJmBo
弟「ところで姉様」

姉「うん?」

弟「僕……最近ちょっと変なんです」

姉「!!へ、へぇ〜。そうなんだぁ〜」ドキッ

……

弟「なんだか夕食後、すぐに眠たくなる日がありまして〜」

姉「へ、へぇ〜……」ドキドキ

弟「朝起きると凄くすっきりしていると言うかぁ〜でも疲れていると言うかぁ〜」

姉「そ、そうなの……」バクンバクン

何故か激しく動揺している……様な姉。

弟「僕、病気なんですかね?」

姉「ちちちち違うわっ!!それは違うわっ弟君っ!!!」ガタン
373 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/20(土) 17:19:50.45 ID:6IHFVJmBo
弟「へっ?ねねね姉様っ!!?」

姉「違うのっ!!それは絶対に違うと思うのっ!!」

何故か思いっきり弟の疑問を否定し詰め寄るアホ姉。

弟「いや……でもぉ〜」

姉「なっ夏バテじゃないかしらっ!!きっとそうよっ!!そうに違いないわっ!!」

弟「……?ね、姉様がそう仰るのなら〜」

姉「うんっ!!私が弟君に間違った事を教えると思うううう!!?」ニコニコニコ

不自然な笑顔を作り弟の顔に接近する。

弟「!!そそそそそうですねっ!!そうに違いありませんっ!!(ワアアォォオッ!!姉様のお顔近い近いっ!!)」ドキドキ

姉「……分かれば良いのよ。弟君は素直でほんとに良い子ね(ふふっ。なんとか誤魔化せたわ)」

弟「は、はい……姉様(ドサクサに紛れて、ちゅ〜しとけば良かったか?)」ドキドキ

姉「ふふっ……ふふふっ……」ドキドキ

さて、アホ姉が弟に何を隠しているかと言うと……
374 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/20(土) 17:21:19.16 ID:6IHFVJmBo
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姉の回想

深夜 

弟の部屋

弟「スピー……スピー……」

カチャッ

姉「…………」コソォー

姉が気配を殺し、弟の部屋に忍び込んで来た。

弟「スピー……スピー……」

姉「うふふっ。弟君、良く眠ってるわ……」ニヤニヤ

妖艶な笑みを浮かべ、月明かりに照らされている弟の顔を見る。
375 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/20(土) 17:22:06.25 ID:6IHFVJmBo
姉「ごめんね弟君。弟君の食事にお薬、盛っちゃった♪てへっ!」

ニッコリ笑いながら恐ろしい事を言い出したキモ姉。

弟「スピー……スピー……」

姉「うひひっ。朝までぐっすり寝ててねぇ〜。起きちゃダメよぉ〜」モゾモゾ

そう言いながら弟の布団の中に頭を突っ込んだ。

ジィー ポロッ

弟のチャックを開け、ぺ○スを取り出したエロ姉。

姉「あはぁ〜んっ!!おとうときゅんのお○んちんっ!!今日もいっぱい可愛がりますからねぇ〜」

つまりキモ姉は、弟の食事に睡眠薬を盛り、夜這いに来たのである。
376 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/20(土) 17:22:58.63 ID:6IHFVJmBo
姉「うひひっ!私専用のお○んちんっ!!えへへへへ〜///」スリスリ

弟のぺ○スに顔を擦りつける。

弟「スピー……スピー……」

姉「それじゃ、いっただっきま〜すっ!!」パクッ

ジュプリッ……ジュプ……ジュプッ……

姉「ん……んむ……(ああんっ!!幸せだわっ!!しゃいこおぉぉーーーっ!!!)」


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377 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/20(土) 17:24:08.15 ID:6IHFVJmBo
リビング

姉「(あんな事がバレたら弟君に嫌われてしまうわ!)」ドキドキ

一度一線を越えたからであろう。キモ姉のエロ行為は、よりエスカレートしていた。

弟「気のせいですかね?なんだか最近の姉様……」

姉「!!」

弟「凄く綺麗になった様な気がします」ドキドキ

姉「そりゃあもちろんよっ!!なんたって弟君エキスを摂取し……」

弟「えっ!!?弟君エキス!!?ねねね姉様っいいい一体なんの話ですかっ!!?」

姉「おおおお得なエキスを摂取しているのっ!!!」

弟「お得なエキ……」

姉「そうそうそうっ!!この間通販でお得な美容液を手に入れたのよっ!!」

美容液の事をエキスとは言わない。
378 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/20(土) 17:24:57.98 ID:6IHFVJmBo
弟「は、はぁ……。でも姉様がお化粧をする必要はまった……」

姉「あのね弟君……お化粧をするのとお肌のケアは全然違う事なのよ」

弟「へっ?そうなんですか?」

姉「ふぅ〜。男の子にはわからないかも知れないけど、女の子のお肌はデリケートなのよ」

弟「は、はぁ〜」

姉「毎日お手入れしなくちゃ!スキンケアは基本よ」

弟「へ、へぇ〜」

姉「美容と健康は一日にして成らず!日々の弛まぬ努力があってこそなのよ」

弟「なるほど〜」

姉「最近手に入れた美容液は、地球上で最高のものと言っても過言ではないわっ!!」

……嫌な予感がする。

姉「(そう……弟君から手に入れた弟君エキス……食べても良し、塗っても良し!)」

注:これはフィクションです。精液をお肌に塗っても美容効果は得られません。
379 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/20(土) 17:26:08.75 ID:6IHFVJmBo
ピンポーン

そんなアホなやり取りをしていると玄関からチャイムの音が聞こえて来た。

姉「あら、姉友かしら?」

弟「えっ?」

姉「今日は夏祭りよ。姉友がお神輿を担ぐらしいから見に来てって誘われてるの」

弟「!!!(なんだってえぇぇぇーーーーーーーーっ!!?)」

何故か弟が……

姉「?どうしたの弟君?」

弟「(まずい……これじゃ俺の計画が……!)」

動揺し始めた。

姉「じゃ、姉友を迎えに行ってくるね」スタスタ

弟「(くっそ〜!またしてもお邪魔虫姉友さんめぇ〜)」メラメラ

またもや姉友に対して怒りを露わにするアホオトだった。
380 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/20(土) 17:26:53.45 ID:6IHFVJmBo
ガチャッ

姉友「やっぽー♪」

弟「ああ、どうも姉友さん……ってすんごい格好っ!!」

姉友は胸にサラシを巻き、その上に紅いド派手な法被を羽織り、更に下は白い褌を締めていた。

姉友「なぁに弟君?あたしのかっこにムラムラきちゃったん?」

弟「いや、別に……(あんたには”女”としての自覚は無いのかっ!!)」

多分……無いっ!!

姉「あぁ〜ねぇ〜とぉ〜もぉ〜……!!」ギロッ

嫉妬心を剥き出しにして、キモ姉が姉友を睨みつける。

姉友「冗談だよん!えへへ〜」ニヤニヤ

姉友はアホ姉弟をからかって遊ぶ事が趣味になっていた。だから性質が悪い。
381 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/20(土) 17:27:45.80 ID:6IHFVJmBo
姉友「さて姉!さっそくだけど、あんたの部屋に行こっか!」

姉「うん」

弟「えっ……なにしに行くんです?」

姉友「にひひ〜。姉に浴衣を着せるんだよん」

弟「!!!(ねねね姉様のののゆゆゆゆ浴衣ああぁぁぁぁーーーーーーっ!!!?)」

姉「浴衣って一人で着るの大変でしょ。だから……」

姉友「着付け手伝ったげよっと思ってねん」

弟「お、おふぅ〜(ヤバいっ!!超楽しみだあぁぁーーーーっ!!!)」

姉友「にしし〜。弟君も楽しみにしててねん」

弟「はっはいいぃーーーーっ!!!(もちろんです姉友さんっ!!あんた最高やーーーっ!!!)」

……すんごい手の平返し。
382 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/20(土) 17:28:41.65 ID:6IHFVJmBo
姉の部屋

姉友「さて、姉ちゃん!服も下着も全部脱いで貰おっか!」

姉「ええっ!!?ななななんでえぇぇーーーっ!!?」

姉友「あのね……もしかして、ブラとパンティーつけたままで着るつもりだったん?」

姉「う、うん……」ドキドキ

姉友「へへ〜。それだと、下着のラインが見えちゃってみっともないよん!」

姉「ええぇーーっ!!?そそそそおなの???」

姉友「それに……姉のはちっぱいからブラ付けなくてもいいと思うよん」ニィー

随分と失礼なことを言ってしまう姉友だった。

姉「ちっぱいゆーなっ!!!」ムカッ

姉友「じゃ……[ゴソゴソ]……これで」ペラッ

どこに持っていたのか、サラシを取り出した姉友。

姉「……?姉友とおんなじ……?」

姉友「これなら浴衣が着崩れする心配も無いし、いいんじゃない?」
383 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/20(土) 17:29:28.88 ID:6IHFVJmBo
姉「下はどうしよう……」

姉友「穿かなくてもいいんじゃない?」

姉「嫌よっ!!そんなはしたないっ!!!」

姉友「それじゃ……[ゴソゴソ]……これでどおだっ!!」ペラッ

またもや、どこに持っていたのか、褌を取り出した姉友。

姉「却下っ!!」カアァ

……先程から純情な女の子の様な素振りを見せる本性変態。

姉友「我侭だなぁ〜。だったら普通にショーツ穿けばいいんじゃないん?」ゴソゴソ

そう言いながら褌を何処かにしまう姉友だった。

姉「そうするわ……」




姉友「さて……じゃ、浴衣を着ましょっか!」
384 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/20(土) 17:30:50.95 ID:6IHFVJmBo
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リビング

弟「姉様の浴衣、超楽しみっ!!うひょおおぉぉぉぉーーーーーーーっ!!!!」ごろんごろん

以前(第三話)と同じく、床を転げまわりながらはしゃぐアホオト。

トントントン

階段を降りてくる二人の足音が聞こえて来た。

弟「!!ヤバいっ!!来たああぁぁーーーーーーーーっ!!!!」ビタッ

弟「来たよ着たよ!姉様が着ちゃったよっ!!」ちょこん

ソファーに腰掛け、姉達を待つ。

カチャッ
385 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/20(土) 17:33:03.36 ID:6IHFVJmBo
姉友「弟君、おまた〜」

弟「いえ……全然……!」キリッ

すんごいイケメンの顔になるアホオト。

姉「…………」トコトコ

姉友の後ろから姉が現れた。

姉「ど、どうかしら……」モジモジ

花びらの刺繍の入った涼しげな青い色の浴衣を着て姉が現れた。

弟「!!!!!(キタアアーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!)」
386 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/20(土) 17:34:00.15 ID:6IHFVJmBo
弟「えと……あの……すすすすごくにあにあにあ……」ドキドキ

姉「?」

弟「すごく似合ってますよよよよ!!」

姉友「ぷっ!!」

姉「あぁ〜ねぇ〜とぉ〜もぉ〜……」ギロッ

姉友「にしし……」

弟「(なんと言うことでしょう……うなじが……姉様のうなじが……!!)」

姉は普段から飾り櫛で髪を纏めているので、うなじなど見放題な筈。

とは言え、浴衣の襟からチラリと見えるうなじは至高である。
387 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/20(土) 17:35:19.51 ID:6IHFVJmBo
姉友「さて、弟君……君はなにをぼぉっとしているんだい?」

弟「へっ?」

姉友「まさか……普段着でお祭りに行くつもりなのかい?」

弟「……確かに。じゃ、僕は甚平でも着て来ますかね」

姉友「ならとっと着てらっしゃいっ!!!」ポカっ

弟「はっ!はひぃーーーーーーっ!!!」たったったっ

姉友の方が”姉”らしかった。
388 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/20(土) 17:36:43.19 ID:6IHFVJmBo
夕方

大通り

ワッショイ!!ワッショイ!!

ガヤガヤ……

大勢の観客で賑わいを見せる、夏祭り。

ところが……

ソイヤッ!!ソイヤッ!!

ドンドコドンドコドンドンドンッ!!

嵐の様な太鼓の音とともに、荒くれ者共の威勢の良い掛け声が轟く。

姉友「おらああぁぁーーーーーっ!!!」

ドンッ!!

敵男衆「どっせええぇぇーーーーいっ!!!」

ドカッ!!

ワーーー!!わーーー!! きゃーーー!!きゃーーー!!

このお祭りのメインイベントは喧嘩神輿だった。

弟・姉「…………」
389 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/20(土) 17:38:24.33 ID:6IHFVJmBo
姉友「うぎぃぃーーーっ!!野郎共っ!!負けたら許さないからねんっ!!気合い入れてけええーーっ!!」

男衆「おうよっ!!いくぞおぉぉーーーーーーっ!!!」

姉友「おらああぁぁーーーーーっ!!!」

ドンッ!!

敵男衆「どっせええぇぇーーーーいっ!!!」

ドカッ!!

ワーーー!!わーーー!! きゃーーー!!きゃーーー!!

競り合う神輿と神輿。両者一歩も引かずに激しくぶつかり合う。

弟「姉様、なんだか見てるだけで……」

姉「疲れて来たわね……」パタパタ

姉友「おらああぁぁーーーーーーっ!!!」
390 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/20(土) 17:40:45.02 ID:6IHFVJmBo
弟「姉様、暴れん坊の姉友さんはほうっておいて……」トコトコ

姉「私達だけで、屋台を見て回りましょう」カランカラン

姉友を置き去りにし、大通りを後にするアホ姉弟だった。


弟・姉「…………」トコトコ

弟・姉「(これで邪魔者は居なくなった……)」ニヤリ

……計画通り、とか言う人みたいな顔になるアホ姉弟だった。
391 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/20(土) 17:42:55.74 ID:6IHFVJmBo
近所の神社 境内

ピーヒョロロ〜 ドンドコドン

祭囃子の楽しげなメロディーが聞こえて来る。

弟「わぁ!賑やかですね、姉様!」トコトコ

姉「そうね、弟君!」カランカラン

境内の参道には出店がズラリと並んでいた。

姉「ところで弟君?」

弟「はい、なんでしょう?」

姉「……前から気になっていたんだけど、ここの神社ってどの神様を祀っているのかしら?」

弟「姉様、知らなかったんですか?」

姉「えっ?」



弟「クー○ー兄さんに決まってるじゃないですか?」

……ネタです。クー○ー兄さん、神道関係者様、御免なさい。
392 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/20(土) 17:44:32.38 ID:6IHFVJmBo
姉「あっ!リンゴ飴だっ!弟君、リンゴ飴食べよっ♪」

弟「いいですね〜」

的屋A「らっしゃい〜」

姉「リンゴ飴、一つ下さい」

的屋A「ありがとございます〜」ニカッ

弟「あ、あれ……」

姉「どうしたの?弟君?」ペロペロ

弟「う〜ん。お財布家に忘れて来ちゃいました」

姉「!(あはっ!良い事考えたっ!!)」

弟「えっと……姉様、僕もリンゴ飴食べたいです……」

姉「♪〜」ペロペロ

何故か弟を無視し、リンゴ飴を舐めるアホ姉。
393 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/20(土) 17:45:26.11 ID:6IHFVJmBo
弟「姉様ぁ〜」

姉「うふっ。弟君、とっても甘いよぉ〜」ペロペロ

弟「ぶ〜。姉様のイジワルゥ〜」

姉「ふふっ。ごめんねぇ〜。じゃ、弟君、どおぞぉ〜」ニヤニヤ

弟「なっ……!!」ドキッ

そう言いながら弟に自分の舐めていたリンゴ飴を差し出した。

姉「とっても甘いよぉ〜(うひゃひゃっ!!私の涎の吐いたリンゴ飴を召し上がれっ!!)」ドキドキ

案の定キモい事を考えていた。

弟「……い、いただきます(キタアアーーーーっ!!姉様が舐めてたリンゴ飴ぇぇーーーーっ!!)」ペロペロ

案の定、こちらもキモい事を考えていた。

姉「ど、どぉ〜?おいし?(舐ーめた舐めた♪弟君が舐ーーめたっ!!)」ニコッ

弟「とってもおいしいです(舐ーめた舐めた♪姉様の舐ーーめたっ!!)」ニコッ
394 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/20(土) 17:46:34.75 ID:6IHFVJmBo
弟「あはは♪」

姉「うふふ♪」

……と、そんな感じでアホ姉弟がイチャイチャしていると……

?「おい……弟……」イライラ

弟「うん?」

?「えっと……どう言うことかな?」

?「まぁ、別にいいんじゃね?」

弟「おぉ!おまえら!!奇遇だな^^」

女・女友・弟友「奇遇じゃねえよっ!!!!」

弟の友人3人組が現れた。

姉「むっ……」
395 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/20(土) 17:48:53.48 ID:6IHFVJmBo
女「あんた……今日は家の用事があるって言ってたよね」イライラ

弟「えっ……そんな事言ったっけ?」しれっ

女友「ねぇ、弟友……」ヒソヒソ

弟友「ああ……なんかそんな気はしてた」ヒソヒソ

姉「こんばんは、みんな」ニコッ

女・女友・弟友「こんばんは〜」

一応挨拶はしたのだが……

姉「(ちっ……邪魔が入りそうね……)」イラッ

本心では不愉快に感じていた。
396 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/20(土) 17:50:03.80 ID:6IHFVJmBo
弟友「なあ、弟」

弟「あん?」

弟友「あれ……やってみねえか?」

と射的屋を指差す弟友。

女「いいね!あたしもアレやりた〜い」ぐいっ

女が弟の腕を掴み、射的屋を目指し歩き始めた。

弟「お、おい……」

姉「ちょ……ちょっ……」

女友「……ご愁傷様。姉先輩」ボソッ

姉「!!」
397 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/20(土) 17:51:31.76 ID:6IHFVJmBo
射的屋

弟友「おっちゃん!チャレンジするぜ!」チャリン

的屋B「あいよっ!!」ニカッ

女「へへ〜。あたしもぉ〜」チャリン

弟「それじゃ、俺も!」チャリン

姉「わ、私も〜」チャリン

女友「ふふっ。みんな、頑張ってね」

的屋B「まいどっ!!」ニカッ
398 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/20(土) 17:52:39.37 ID:6IHFVJmBo
弟友「へへっ。行くぜっ!!」パンッ

カーン

弟友「よしっ!当たったっ!!」

的屋B「ほぉ〜。兄ちゃん上手いじゃねえか!」

女「えいっ!」パンッ

カーン

的屋B「おお、こっちの嬢ちゃんもなかなかだな」

姉「当たってっ!!」パンッ

スカッ

的屋B「あちゃ〜、残念だったな姉ちゃん」

姉「うぅ〜」
399 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/20(土) 17:53:19.17 ID:6IHFVJmBo
弟「姉様、ちょっといいですか?」

姉「う、うん……」

弟「えっとですね、こうやって銃口を……っと」ぐいっ

姉の背後にまわり、彼女に銃を持たせ指導する弟。

姉「う、うん///……こ、こうかしら?」ドキドキ

的屋B「おっ!いいねえ!!」

女「むっ……」イラッ

弟「よぉ〜く狙って……」

姉「えいっ!!」パンッ

カーン

的屋B「おっ!大当たり〜」

姉「やった!やったよっ弟君っ!!」キャッキャッ

女「むぅ〜……」イライラ
400 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/20(土) 17:54:53.98 ID:6IHFVJmBo
弟「へへっ。姉様、お手柄です!」

姉「ふふっ。じゃあ弟君にこれあげちゃう♪」

弟「ありがと〜姉様!このクー○ー兄さんフィギュア欲しかったんですよ」キャッキャッ

女「くぅ〜……」イライラ

女友「……ドンマイ」ポンポン

女「うるさ〜いっ!!」

女性客「あ〜ん!また外れちゃった↓」

弟友「あっ!お嬢さん、こうじゃなく……」ニコニコ

女友「おらあっ!!」ガスッ

弟友の脇腹に肘打ちを入れる女友だった。

弟友「げふっ!!」
401 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/20(土) 17:57:45.58 ID:6IHFVJmBo
姉「あっ!かき氷!!弟君、一緒に食べよ♪」

弟「はい姉様!」

女「あ、あたしもかき氷もらおっかな!」アセアセ

そう言って、かき氷を販売している出店へと向かうアホ姉弟と女だった。

女友「…………」ぐいっ

弟友の袖をひっぱる女友。

弟友「?」

女友「……買って///」ニコッ

弟友「!!お、おう……」ドキッ

女友「♪〜」

弟友と女友もかき氷屋へ向かう。
402 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/20(土) 17:58:52.20 ID:6IHFVJmBo
ベンチに腰掛ける5人。……だが

姉「弟君、あ〜ん///」

弟「あ〜ん///」

女「お、弟。あ、あたしのもい、いらない?」ドキドキ

弟「シャリシャリ……ん?別にいらね」

女「うぅ〜……」ショボン

まったく報われない女だった。

姉「…………(メス豚(敵)に勝ったわ!!)」ニヤッ

キモ姉は腹黒かった。

女友「ん……///」シャリシャリ

弟友「な、なぁ〜。な、なんで俺がおまえに食べさせてんの?」

女友「いいからいいから///あ〜ん……」ドキドキ

弟「お、おう……」ドキドキ
403 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/20(土) 18:00:06.82 ID:6IHFVJmBo
弟友「さて、次はどうすっかな?」

姉「うぅ〜(この子達……まだついて来るのかな?)」

女「あっ!金魚すくい!!ねえねえ弟!金魚すくいしようよ!!」

弟「ええぇー?別にいいや〜」

女「!!」ムカッ

女友「ね、ねえおん……」

女「ほうほう〜。弟は自信がないんだぁ〜」

弟「……なに?」

女「そうだよねぇ〜。とってもスローリーな弟だったらあっという間にポイが破けちゃうもんね〜^^」

弟「!!俺が遅い……!俺がSLOWLY……!?」

弟友「おいおい……弟、おまえも挑は……」

弟「じょーーーーーーーだんじゃねええーーーーーーっ!!!」

姉「弟君!?」
404 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/20(土) 18:00:59.24 ID:6IHFVJmBo
女「じゃ!金魚すくいで勝負だあっ!!(かかった♪)」スタスタ

弟「やってやる……やってやるぜっ!!」スタスタ

闘志をむき出しにする弟。

姉「ちょっ……ちょっと待ってよ弟君っ!!」カランカランカラン

女友「姉先輩!浴衣で走ったら……」

ブチッ

姉「きゃっ!!」

ズッテンッ

弟・女・女友・弟友「!!!」
405 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/20(土) 18:01:45.81 ID:6IHFVJmBo
姉「ふえっ……」ジワッ

弟「姉様っ!!大丈夫ですかっ!!?」

女友「あ〜あ……」

女「うぅ〜」

姉「いたっ……は、鼻緒、切れちゃった……」

弟「姉様、じゃ来て下さい」

そう言ってしゃがむ弟。

女「!!!」

そして、弟の背中におぶさった姉だった。

姉「えへへ〜///ごめんね弟君……」

弟「いえ……もう帰りましょう」

姉「うんっ!!」

女「えっ……あ、あの……」

弟「じゃあな、おまえらっ!!」ニカッ

406 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/20(土) 18:02:31.57 ID:6IHFVJmBo
弟「姉様、今日も楽しかったですね」スタスタ

姉「うん、そうね弟君♪」

3人を置き去りにし、帰路につくアホ姉弟だった。






弟友「あ〜あ。いっちまったぜ」

女友「女……もう諦めなさい」ポンポン

女「くぅ〜……弟のバ――ーーーーーーーカッ!!!」

その後、女は弟の事を完全に諦めたと言う。


第六話 アホ姉弟、夏祭りに行く 終わり
407 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/20(土) 18:03:15.36 ID:6IHFVJmBo
今日はここまで。

おもろい夏祭りの話を書くとか意気込んでやったんですが……こんなもんです。

そろそろオチをつけて終わりにしたいと思うので、来週から終盤へ向かう作業に入る事にします。

お疲れでした。
408 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/20(土) 18:07:22.82 ID:6IHFVJmBo
>>407

× 終盤へ向かう作業

○ 終盤へ向かう話を作る作業

相変わらず日本語なってないですね、この<<1は。
409 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2011/08/20(土) 18:12:16.61 ID:+6u+63sro
乙した
410 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/21(日) 02:26:21.04 ID:daSNEboeo
当然終盤へ向かうにつれて、今以上に濃厚なエロが増えていくんだよな・・・?
411 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/27(土) 19:27:01.42 ID:5SjQwuTpo
こんばんは。前回宣告した通り、今日から最終話に向かう話に突入します。と、その前に

前回の反省

>>402

×

女友「いいからいいから///あ〜ん……」ドキドキ

弟「お、おう……」ドキドキ



女友「いいからいいから///あ〜ん……」ドキドキ

弟友「お、おう……」ドキドキ

なんで弟が女友相手に照れているんでしょ?お姉ちゃんに怒られちゃいますね。
412 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [saga]:2011/08/27(土) 19:28:02.11 ID:5SjQwuTpo
登場人物紹介

相手を愛してやまない……というか、変態の域に達しているアホ姉弟。

弟の知らぬところで、キモ姉のエロ行為はよりエスカレートしている。ただし未通。

前回の話の流れ @→A→B

>>75 第一話あらすじ

>>124 第二話あらすじ

>>209 第三話あらすじ

>>274 第四話あらすじ

>>369 第五話あらすじ


弟………外見は美少年、中身は変態。中肉中背(172cm 65kg)。姉大好きなキモオト。

    A姉友が暴れまわっている光景を見て、これ幸いと思い、彼女を置き去りにし姉と屋台を回った。

    姉とイチャイチャしているところへ、友人3人組がやって来て姉と供に強引に仲間に加えられた。


姉………外見は大和撫子、中身は変態。背丈は弟より10cm低い。弟大好きなキモ姉。貧乳(重要)。

    B女の前で弟とのイチャイチャっぷりを見せつけ、勝利を確信。だが、アホオトの素っ気ない態度に

    キレた女が彼を挑発。金魚すくいに行こうとする二人を追いかけるが、転んでしまい挙句、鼻緒が切れて

    しまった。姉を心配した弟におんぶされ、唖然とする友人3人組を尻目にスタスタと帰って行った。


姉友……紅い髪が特徴的なアホ姉弟の友人。スポーツ万能。戦闘力は変態の域に達している。美乳。

    @アホ姉弟が家でアホなやり取りをしているところにやって来た。夏祭りに行く姉の着替えを手伝った。

    夏祭りでは喧嘩神輿に参加し、暴れまわった。



女………アホ弟の友人その1。巨乳。めんどいので省略。

    弟にまたもやアピールするが、全て不発に終わり完全にアホのことを諦めた様子。

女友……アホ弟の友人その2。微乳。めんどいので省略。

    姉と女、二人のアホオトをめぐるバトルを脇目に、弟友に猛烈なアピールをしていた。

弟友……アホ弟の友人その3。アホ。めんどいので省略。

    色々な女の子にアピールするが、女友の所為で全て不発。蜘蛛の糸に絡み捕られた憐れな羽虫である。
413 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [saga]:2011/08/27(土) 19:30:29.61 ID:5SjQwuTpo
第七話 キモ姉弟の受難


月日は流れ、実りの秋となっていた。

アホ姉弟が二人暮らしを始めてから随分たったある日……

自宅 リビング

ガチャッ

父「ただいま」

海外に行っていた父が帰って来た。

姉「お父様!おかえりなさいませっ!!」

父「ああ……」

姉「どうなさったの?」

父「うむ。おまえ達に頼みたい事があってな。弟を呼んできなさい」

姉「は、はい……(どうしたんだろ?)」
414 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [saga]:2011/08/27(土) 19:32:01.09 ID:5SjQwuTpo
父の書斎

父「随分と留守にしてしまった。すまなかった」

アホ姉弟と対面する父。

姉「いえ……(寧ろ私にとっては好都合だったわ)」

弟「で、父様。頼みたい事ってなんです?」

父「うむ、じつはな、私の親戚の子で従妹さんという子を我が家で預かることになった」


弟・姉「はああああぁぁぁぁーーーーーーーーーーーーーー!!!!?」


父「そんなに驚く事はなかろう。兎に角これは決定事項だ。よろしく頼む」

弟・姉「そ、そんな決定事項って!(姉様(弟君)との二人暮らしが終わってしまう!!)」

父「実は今日一緒に来ているんだ」

弟・姉「はああああぁぁぁぁーーーーーーーーーーーーーー!!!!?」

父「従妹さん、入りなさい」

従妹「はぁーーい、おじ様♪」


弟・姉「!!!」
415 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [saga]:2011/08/27(土) 19:33:13.74 ID:5SjQwuTpo
従妹「えへへ〜」

淡い紫色の髪を両脇でゴムで縛り、更に前髪をヘアピンで留めているヘアスタイル。因みに普通乳。

あどけなさが残る無邪気な笑顔を浮かべ、彼女は書斎へと入って来た。

父「従妹さんだ。おまえ達、御挨拶なさい」

弟・姉「ど、どうも……(俺(弟君)と同い年くらいかな?)」

従妹「えへへ。ボクは従妹っていいます。よろしくお願いしまーーす♪」

弟・姉「むぅ〜……(よろしくじゃ(ないわよっ!!←)ねえよっ!!)」

そんな従妹に対して、明らかに不快感を漂わせるアホ姉弟。

父「従妹さん。自分の家だと思って寛ぎなさい。私達は歓迎するよ」

従妹「はぁ〜い、おじ様〜♪」

弟・姉「(俺(私)は歓迎して(ないわよ!!!!←)ねえよ!!!!)」

顔には出さないが、心の中では思っきり従妹の事を拒否しているアホ姉弟だった。
416 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/27(土) 19:33:56.26 ID:5SjQwuTpo
父「そうそう……当分の間、私は日本に滞在する」

弟「えっ?母様も来てらっしゃるのですか?」

父「いや……母さんはあちらで私の代理を務めて貰っている」

姉「えっ……?よくあのお母様がお父様と離れ離れになる事を承諾なさいましたね?」

弟「確かに……明日は槍が降って来ますね」

もはやアホ姉弟の中でのロリ母の人物像は、父の金魚のフンになっていた。

父「……いや、ちょっとひと悶着はあったのだが……」

__________
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417 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [saga]:2011/08/27(土) 19:34:49.28 ID:5SjQwuTpo
父の回想

アホ姉弟の父達の会社 海外支部

社長室

母「いぃーーーやぁーーーでぇ-ーーすぅーーーっ!!!!」

父「…………」

母「やだやだやだやだっ!!!わたくしも絶対に行きますわっ!!!!」

父「…………」

母「連れて行ってくれなきゃ死んじゃうっ!!わたくし寂しくて死んでしまいますわっ!!!!」

父「おい……いいかげ……」

母「あなたはわたくしと会社、どちらが大切だと言うんですっ!!!!!」

父「!!あのなぁ〜……」

母「やぁだぁーーーっ!!連れてってよぉぉぉぉーーーーーっ!!うえぇぇーーーんっ!!!」ポロポロ

ロリ母の本領発揮。大声をあげ駄々をこねるその様は、子供そのものだった。……いい年こいて。
418 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/27(土) 19:35:42.52 ID:5SjQwuTpo
父「ふむ……一体どうしたものか」

母「びえええぇぇぇーーーーーーんっ!!うええぇぇぇぇーーーんっ!!!」ポロポロ

父「仕方がない……こうなったら……」

母「…………」ニヤリ

急に泣きやみ、ほくそ笑むロリ母。

父「私が帰還したら、二人で休暇を取ろう!」

母「!!!」

父「おまえには随分と苦労をかけてしまったし、バカンスをいただこうではないか!」

母「バ……バカンス……ですか?」

父「ああ!良い事を考えたっ!!プライベートアイランド!!そうだ、それが良い!!」

母「プププ……プライベートアイランドドドドッ!!!?」

父「私達二人だけのリゾートだ!一週間ばかりレンタルしよう!!」

母「えっ……あ、あなたと私だけの……」ぽぉ〜
419 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/27(土) 19:36:48.43 ID:5SjQwuTpo
父「どうだね、母さん?」ニヤニヤ

母「……やります」ボソッ

父「んん?聞こえないなぁ?」ニヤニヤ

母「わたくし、やり遂げてみせますわ……」ボソボソ

父「んん〜?一体何をやり遂げると言うのかね?」ニヤニヤ

母「あなたの代理として、このプロジェクトを成功させてみせますわっ!!」くわっ

まんまと父の策略に嵌まったロリ母だった。

420 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/27(土) 19:37:33.68 ID:5SjQwuTpo
父「はっはっはっ!!そうかそうかっ!!やってくれるか!」だきっ

母「あっ!!」ドキッ

母を抱き締めた、かと思ったら……

父「ほ〜らほら!たかいたか〜いっ♪」

そのまま両手で持ち上げ、子供をあやす様に振舞う父だった。

母「!!も、もぉ〜!!そうやっていつも子供扱いしてえっ!!今度と言う今度は許しませんよっ!!」カアァ

そう言ってむくれるロリ母だった。……が、如何せん子供染みた行動を取り続けているので母の論理は通らない。

__________
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421 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/27(土) 19:39:13.38 ID:5SjQwuTpo
父「……と言う訳で、母さんは残って私の代理を務めてくれると言ってくれたのだ」

従妹「えへへ〜。おじ様やるぅ〜」

弟「餌で釣ったんですね……(きたねぇ〜)」

姉「なんてあくどい手口を……(きたないわねぇ〜)」

父に対して更に不信感を募らせるアホ姉弟だった。

弟「あ〜あ!母様可哀想!」

姉「そうよねぇ〜。家族が離れ離れで暮らすなんて辛いわよねぇ〜」ちらっ

従妹「?」

弟「姉様の仰る通りです。か・ぞ・く・が離れ離れで暮らすのは良くありませんよねぇ〜」ちらっ

従妹「???」

どうやらドサクサに紛れて従妹を追い出そうとしている様子のアホ姉弟だった。

父「おほんっ!今は母さんの事などどうでも良いっ!!」

弟・姉「(ちっ!その手には乗らないか)」
422 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/27(土) 19:39:59.05 ID:5SjQwuTpo
父「ということで早速だが私は仕事に戻る」

弟・姉「え゙っ?」

父「それと……私はここには戻らん」

弟・姉「え゙え゙っ!?」

父「地方で大きな取引があるからな。あとは頼む」

弟・姉「ままままま待って下さいお父様!!!」

父「話は以上だ!いいなっ!!」

弟・姉「ええぇぇぇぇーーーー!!?(そんな無茶苦茶なぁ!!!?)」

取り付く島がない父だった。

父「では宜しく頼む」

バタンッ
423 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/27(土) 19:40:48.06 ID:5SjQwuTpo
弟・姉「(な、なんでこんなことに……)」ガクッ

肩を落とすアホ姉弟。

従妹「……二人ともそんなにボクがここに居るの、嫌なんだ?」

二人のあからさまな態度に表情を曇らせる従妹。

弟・姉「!!い、いや、そそそそそんなことないよ!俺(私)は歓迎するよ!」

従妹「そう♪」パアァ

ニッコリ笑う従妹。ところがアホ姉弟は……

弟・姉「!!!(姉様(弟君)従妹さんを歓迎するの!!?俺(私)と二人っきりに飽きた!!?)」

本心ではないお互いの発言に、ショックを受けるアホ姉弟だった。
424 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/27(土) 19:41:58.95 ID:5SjQwuTpo
夕方 台所

軽快なリズムで包丁を扱い、姉は夕食の仕度をしていた。

トントントン

姉「(うーん、困ったことになったわ。あのメス豚(敵)をどう始末しようか?)」

姉「(突然の事故を装い、確実に始末するしかないわね)」

姉「(でも一体どうやって……)」

なにやら恐ろしい事を考えながら料理を作るキモ姉だった。

姉「(それに始末した後、お父様に追及された場合、逃げ道が無いわ)」

姉「(いや、最も恐ろしいのは、弟君が私に疑いの目を向けると言うこと!

   弟君『姉様……なんと言う……なんと言うことをしてしまったんです……』

   私『違うの……そうじゃないのっ!私は……私は……!』

   弟君『自首しましょう、姉様。悲しいですけど僕も一緒に行きますから』

   私『そ、そんな……弟君』

   弟君『姉様が犯罪者……か。ふっふっふっ……』

   私『弟君?』

   弟君『僕はこんな危険な人と、今まで一緒に暮らしていたのか』 )」

姉「(そうなった場合、私もう生きていけない!!死んでも弟君に嫌われるなんて嫌……!!)」ブルブル

弟が失望する姿を思い描き、恐怖する姉だった。
425 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/27(土) 19:42:52.04 ID:5SjQwuTpo
弟サイド

弟の部屋

弟「(ちぃぃーー!ほんと面倒なことになったな。従妹さんだっけ?なんで最高に幸せな

   姉様とのラブラブ同棲生活に水を刺すような真似をするんだ父様は!!)」

弟「(くそぉぉ。こんなことなら無理やり姉様を襲っちゃって既成事実を作っておけば良かった!!)」

弟「(『愛し合う二人のラブラブ同棲生活を邪魔しないで下さい』なーんっつって突っぱねることも

   可能だったろうに!!)」

なにやら恐ろしい事を考え始めたキモオトだった。


弟「(……ってそんな都合のいい展開になるわけないか。姉様をレイプするなんて鬼畜外道過ぎる!!)」

案の定、ヘタレリミッターが発動した。

弟「(俺の命より大事な姉様を傷つけることなんて……あぁ!バカバカッ!!俺のバカッ!!)」ポカポカ

大切な姉を凌辱する事を想像し、罪悪感に浸る弟だった。……自分がキモ姉にイタズラされているとも知らずに
426 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/27(土) 19:44:05.22 ID:5SjQwuTpo
そんなアホオトのところへ……

コンコン

弟「!!は、はいどうぞ!(うわっ?誰だ!?)」

ガチャ

従妹「失礼します。弟さん」

弟「あっ。従妹さん(なんだお邪魔虫か。なんの用だ?)」

従妹「うん、ちょっと弟さんとお話したくて。いいかな?」

弟「あ、あぁどうぞ(俺はあんたと話す事なんて別にないけど)」

心の中で従妹を邪見にする弟だった。
427 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/27(土) 19:45:11.68 ID:5SjQwuTpo
弟「そのソファーにかけて」

従妹「うん。ありがとう」ちょこん

弟「で、なにを話す?(まぁ聞くだけ聞いとくか)」

従妹「うん、弟さんと姉さんのことを教えて欲しいの」

弟「えっ?俺達の事を?」

従妹「ボク達って一緒に住むことになるんだからさ、二人の事もっと知りたくて」

弟「うん、確かにそうだね。なにから話そっか?」

従妹「えっとねぇ〜……」

弟「(……確かに。姉様も歓迎するって言ってたし、俺だけ嫌そうな顔をする訳にはいかないな。

   ここは姉様の為にも、こいつと仲良くする『フリ』をしなければ!)」

なにやら腹黒い事を考え始める弟であった。
428 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/27(土) 19:46:31.19 ID:5SjQwuTpo
一通り自分達の事を話した弟。もちろん、姉への思いは伏せておいた。

弟「……で、俺と姉様は2つ違いの姉弟って訳だ。ちなみに姉様は9月生まれの乙女座な!

 (ぐふふっ。実に姉様にピッタリな星座だとは思わんかね?お邪魔虫よ!)」

生まれた月で性格が決まるものではない。……たぶん。

従妹「じゃ弟さんってボクと同じ学年なのよね?どっちが早生まれかな?」

弟「ん。俺は12月生まれのギリギリ山羊座。(そう……俺と姉様は相性が最高なのだ!わははっ!)」

だから星占いを当てにすんなって。……まぁ〜その姉様はあんたにゾッコンだけどさ。

従妹「ボクは2月生まれの水瓶座ね」

弟「そうなのか。へぇ〜(なるほど……水瓶座か。俺らと相性ワルっ!)」

2月生まれの水瓶座の皆さんすんません。ネタなんで勘弁して下さい。
429 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/27(土) 19:47:33.48 ID:5SjQwuTpo
従妹「ってことは弟さんがお兄さんだね♪」

弟「そうなるのか。まぁ別に大した違いはないけどね。それに……」

従妹「それにぃ〜?」

弟「一月ちょっとしか違わねぇじゃん!」

従妹「そこは重要だよ。お兄ちゃん♪」

弟「はいぃーーー!!!?(うぉぉにゅぃぃちゅぁぁんだとぉぉぉーーー!!!?)」

なんだか妙な雲行きになって来た弟と従妹だった。
430 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/27(土) 19:48:52.73 ID:5SjQwuTpo
弟「ああああ、あのいいいい従妹さん!??おおおにおにおに鬼いちゃんといい言うのはなんすかっ!?」

従妹「えぇ〜ダメェ〜?」

弟「い、いやいやいや!!ダメというか意味がわからんっ!!(なに言ってんのこいつ!!)」

従妹「いいじゃん♪これからはボクの事を”妹”と思って接してよぉ〜」

弟「いいいいいもいもいも芋っと!!!?(いやほんとに何言ってんのっ!!?)」

従妹「ボクも早く二人とは家族になりたいしぃ〜」

弟「かかか家族ででですか!!?(うわぁーーー思った以上にめんどくせぇーーー!!)」

すごく嫌そうな顔をするアホオトだった。

従妹「じゃそーゆーことだから!よろしくね、お兄ちゃん♪」ぎゅっ

そう言って弟の腕に抱きつく従妹だった。

弟「ななななな……(なんだこれは!!?いいいい一体なにが起きてるーーー!!?)」ゾワゾワッ

従妹「お兄ちゃん♪」にこっ
431 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/27(土) 19:49:59.24 ID:5SjQwuTpo
……そんな事になってるともつゆ知らず姉は

台所

姉「ふんふふーん♪」

姉「とにかく弟君の為にも表面上は仲良くしないと」

やっぱり姉も腹黒い結論に至っていた。

姉「今日は弟君が大好きなカレー『私』増量中をいっぱい食べてもらお♪」

姉「ふんふふーん♪」

呑気に『姉』入りカレーをせっせと作るキモ姉だった。
432 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/27(土) 19:51:39.32 ID:5SjQwuTpo
数時間後……

リビング

夕食を食べている3人だが……

従妹「お兄ちゃん、あ〜んやって♪」

弟「いやです。自分で食べてください」モグモグ

姉「…………」プルプル

食卓を囲み、3人の間に不穏な空気が流れる。

姉「(い、一体何が起きているの!?)」

信じられない光景を目にし、状況を把握出来ない姉であった。

従妹「はぁ、お姉ちゃんもなんか言って!お兄ちゃん酷くない?」

姉「お、お姉ちゃん!?」

弟「はぁ、姉様。従妹さんは(ウザいことに)僕達と早く家族になりたいそうなので、

  そう呼ぶことにしたそうです」

姉「な、なるほどね(それにしては弟君にベッタリなのは私の気のせいかしら?)」

従妹に対して疑惑を持ち始める姉だった。
433 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/27(土) 19:53:48.38 ID:5SjQwuTpo
従妹「も〜しょうがないな。じゃ、あ〜ん…」

弟・姉「!!」

弟の口にカレーの載ったスプーンを差し出す従妹。

弟「はへぇ!!?」ぽか〜ん

あっけに囚われるアホオト。……そして従妹が

従妹「隙アリ!!」

グイッ ズボッ

弟「ふごっ!!?」

弟が間抜けそうに口をポカンと空けた瞬間、勢い良くスプーンを突っ込む。

姉「はぶぁっ!!!」

あまりの事態に奇声を発する姉であった。
434 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/27(土) 19:54:30.12 ID:5SjQwuTpo
姉「なななななんてことするの従妹さん!!(こ、このメス豚っ!弟君の口の中になんて汚いものを!!)」

従妹「ふえっ?なにが?」

姉「なにがじゃなくて!!弟君困ってるでしょ!(いらつくっ!!頃す!絶対頃す!!)」

注:頃……(メ+木)+(几+又)=……なんだか久しぶり。これで代用してます。

従妹「ふふん。そんなことないよ。家族のスキンシップだよお姉ちゃん♪」

弟「ふごふご(うわぁ〜最悪!!でも姉様の作ったカレーを吐き出す訳にはいかない)」モグモグ

仕方なく従妹に押し込まれたカレーを咀嚼する弟だった。

姉「!!!そ、そう、家族のスキンシップね。そうなんだ……(そっちがその気なら……)」すくっ

そう言って椅子から立ち上がる姉。

弟「ごくん。どうしたんです?姉様?」

姉「お、おとおと弟君。あ、あ〜ん///」

頬を染め、もじもじしながらスプーンを差し出す姉だった。

弟「!!!!(なにぃーーーーーーーーー!!!!?)」
435 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/27(土) 19:55:31.02 ID:5SjQwuTpo
弟「あ〜ん///(うおぉぉぉ!なんだこれはっ!!姉様がデレ出したっ!!!キタコレッ!!!!)」

先程とはうって変わり夏祭りの時と同様に、嬉しそうに口を空けるアホオトであった。

姉「あ、お、おいしい弟君?(うひひひ!弟君の口の中に私の唾液付きスプーンが!!)」

姉はキモいことを考えていた。

弟「おいひいれす///(姉様の唾液付きスプーン!!!姉様と間接キス!間接キス!!)」ペロペロ

弟もキモいことを考えていた。

姉「そう///それは良かったわ。ぱくっ(弟君の唾液付きスプーン!!うひゃひゃ!!)」ペロペロ

カレーをすくい、弟の口に入ったスプーンを舐めるキモ姉。

従妹「ねっ?家族は仲良く食べた方が美味しいでしょ?」にこっ

弟・姉「そうだね(ふふふひひひひひ!!!ドサクサにまぎれて姉様(弟君)の唾液付きスプーンを

    堪能する事が出来た!!!ラッキィーーーー!!!)」

従妹の言う家族仲良くと大幅にズレてるキモ姉弟であった。
436 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/27(土) 19:56:58.31 ID:5SjQwuTpo
食後

リビング

弟「姉様、お風呂沸かしました!」

姉「ありがとう、弟君」

従妹「えへへ〜、お兄ちゃんお疲れ様ぁ〜」

弟「(くそぉ〜、こいつが居る所為で……)」チラッ

従妹「?」

弟「(姉様のおパンティーを拝借する難易度が上がってしまった!)」ムラムラ

姉「?」

この期に及んでも姉への変態行為を続けようとしているキモオトだった。……そして

姉「……(まずいわね……)」チラッ

従妹「?」

姉「(今日は弟君のお○んちん……お預けかしら……)」ムラムラ

この期に及んでも弟へのエロ行為を続けようとしているキモ姉だった。
437 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/27(土) 19:57:34.67 ID:5SjQwuTpo
従妹「ところでお姉ちゃん♪」

姉「なにかしら?」

従妹「提案がありま〜す!家族のスキンシップとして一緒にお風呂に入りたいで〜す♪」

姉「えぇ、もちろんいいわよ(事故を装って……いや、完全に足が付くわね)」

恐ろしい考えが一瞬よぎるキモ姉だった。

従妹「じゃ、入りましょ〜」

弟「じゃ、二人とも先に入って下さい(いいなぁ〜従妹さん。俺も入りてぇ〜なぁ〜)」

従妹「なに言ってるのお兄ちゃん。もちろんお兄ちゃんも一緒に入るんだよ♪」



弟・姉「はあああぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーー!!!!!!!?」
438 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/27(土) 19:58:27.86 ID:5SjQwuTpo
弟・姉「いやいやいやいや従妹さん!!なななななにいってるの!!ダメに決まってるでしょ!!!」

従妹「えっ?なんで?」

弟・姉「なんでもっ!!!!」

従妹「家族のスキンシップ♪」

弟・姉「度を超えてるわっ!!!!」

従妹「…………」

弟・姉「?」


従妹「……嫌なの?ほんとに?」


急に語気を変え、二人を問い詰める従妹。

弟・姉「うっ……」

従妹「ほんとにぃぃ〜?」

弟・姉「ううっ……」ジリッ
439 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/27(土) 19:59:25.12 ID:5SjQwuTpo
3人の間に一気に緊張が走る。

弟「(なんだこいつ!?いったい何を企んでるっ!!?)」ドクンドクン

従妹「…………」

弟「(まさか俺の事を見透かしているっ!!?バカなっ!!)」ドクンドクン

従妹を凝視しながらも、恐怖にかられる弟。

姉「(そんなはずないわ!私の演技は完璧だったはずっ!!)」ドクンドクン

従妹「…………」

姉「今日会ったばかりのこの子に何がわかるのっ!!)」ドクンドクン

自分の行動を振り返り、彼女を問い詰める様な目で睨みつける姉。




従妹「ねぇ〜二人とも……なにか言ってよ」

弟・姉「!!!」ゾクッ
440 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/27(土) 20:00:08.29 ID:5SjQwuTpo
従妹「…………」ニコォー

弟「(やばい!俺のなにかがこいつには警戒すべきだと告げているっ!!危険だっ!!)」バクンバクン

姉「(なんなのこの子!怖いっ!!今まで会った誰よりもっ!!!)」バクンバクン

顔を真っ青にし、戦慄する姉弟だった。

従妹「……変なの。ま、いっか!じゃボク、先入るね〜」トコトコ

浴室に向かう従妹だった。

弟「あ、あぁ……(な、なんだ……なんなんだ一体!何が起ころうとしているっ!!?)」ドクンドクン

姉「う、うん……(胸騒ぎがする……近いうちに何かが起こりそう……怖いっ!!)」ドクンドクン

従妹の謎の言動と行動に危機感を抱く姉弟だった。



カチャッ

従妹「…………」ニタァ〜
441 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/27(土) 20:01:01.86 ID:5SjQwuTpo
弟サイド

弟の部屋

弟は先程の従妹の気迫に押され、全身に疲労感を覚えるのだった。

疲れ果て、ベッドに横たわっている。

弟「くそっ!!なんなんだあいつはっ!!」

弟は従妹の事を考えていた。

弟「……!!まさか父様の差し金か!?」

姉へ対する思いを父が疑い始めていると考える弟。

弟「どう考えても不自然だ!あんな奴をを家に住まわすなんてっ!!」

弟「くそっ!!何時ばれた!?どこでばれたっ!!?」

疑心暗鬼に囚われる弟だった。
442 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/27(土) 20:01:45.93 ID:5SjQwuTpo
姉サイド

姉の部屋

姉は先程の従妹の気迫に押され、全身に疲労感を覚えるのだった。

疲れ果て、ベッドに横たわっている。

姉「なんなの……なんなのあの子……」

姉は従妹の事を考えていた。

弟「……!!まさかお父様!?私を疑っている!」

弟へ対する思いを父が疑い始めていると考える姉。

姉「どう考えても不自然よ!やっぱり何か腑に落ちないっ!!」

弟「そんな……何時……?どこで……!!?」

疑心暗鬼に囚われる姉だった。

__________
______
___
443 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/27(土) 20:03:04.50 ID:5SjQwuTpo
翌日

弟の部屋

弟「あぎゃあぁぁぁーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!!!!!?」

朝から大声を上げる弟。

そこへ……

ガチャ

姉「弟君!!どおし……うきゃあぁぁぁーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!!!!!?」

姉も同様に大声を上げる。


弟・姉「なななななななんでおまえ(あなた)がここにいるっ!!!!?」

従妹「う〜……どしたの?」むくっ

従妹が弟のベッドで寝ていた。
444 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/27(土) 20:04:18.32 ID:5SjQwuTpo
弟「ふざけんなっ!!!何時の間にきやがったっ!!?」

従妹「ん?昨日の夜だけど?」

姉「あああなたの部屋は用意したでしょっ!!なんで弟君のところで寝てるのよっ!!!」プルプルプル

従妹「家族のスキンシ……」

弟・姉「なんでもそれで済むと思(って!!!←)うなっ!!!」

従妹「ちぇ〜ケチ〜」

弟「!!いらっ(こ、このやろう……ふざけやがって……やっぱおかしいぞこいつっ!!)」イライラ

姉「むぅ〜(頃す……このメス豚絶対に頃す……)」メラメラ

従妹に本気でいらつく弟と殺意を抱く姉だった。


従妹「だったらさ、今日はお姉ちゃんも一緒に寝ようよ♪」


弟・姉「!!!」
445 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/27(土) 20:05:02.98 ID:5SjQwuTpo
従妹「それならいいんでしょ?」

姉「そ、それは……(弟君と一緒に寝たい……だけど、それは……)」

弟「(姉様、俺も姉様と一緒に寝たい……だけど……姉様は……?)」

従妹「…………」ニコニコ

悩む姉弟を目の前にして、笑みを浮かべる。

姉「!!!(くっ!)」

従妹「ねぇねぇ〜お姉ちゃ〜〜ん?」ニコニコ

姉「だめよ……そ……んなことは出来ない……」

弟「!!!」

苦渋の決断だった。
446 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/27(土) 20:06:03.92 ID:5SjQwuTpo
従妹「え〜ほんとにぃぃ〜?」ニコォー

昨日の様に無邪気だが何処となく影を感じさせる顔で姉を問い詰める従妹。

姉「え、……えぇ……そ、そうよ(また昨日と同じ顔!こ、怖い!!見透かされるっ!!)」

絞り出すような声で肯定する姉。

弟「……(そ、そんな……姉様……。!!確かに普通の姉弟じゃ仕方ない……か……)」

姉に突き放された様な気がしてショックを受ける弟だった。

従妹「ふ〜ん……ま、いっか。さ、はやく用意して学校に行こ♪」


弟「あ、あぁ……(くそっ!!)」

姉「え、えぇ……(ごめんね、弟君……)」



従妹「…………」ニタァ〜
447 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/27(土) 20:07:58.90 ID:5SjQwuTpo
通学路

いつもの光景、しかし今日は……

弟・姉「…………」トボトボ

アホ姉弟にいつもの陽気さは存在しない。

従妹「あはは。どんなとこかな二人の学校って♪」トコトコ

上機嫌の従妹。だが……

弟・姉「…………」トボトボ

朝の事がショックな上に、いつもの楽しい二人の登校時間に水を刺す異分子が居るため

姉弟は暗い気持ちになっていた。

従妹「も〜元気無いなぁ〜どうしたの二人とも?」ニヤニヤ

弟「いや……別に(ちっ!!てめぇの所為だろうがっ!!)」

姉「そんなことないわ(私をからかってるの!?分かってて聞いてるんじゃないかしらっ!!)」

従妹の問いは二人にとって、自分を挑発している様に感じられた。
448 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/27(土) 20:08:30.20 ID:5SjQwuTpo
そこへ……

?「やっぽー♪」

姉「姉友!」

姉友「ん?あれれ、その子は?」

従妹「二人の遠い親戚で従妹っていいま〜す♪よろしくお願いしま〜す!」ニパー

姉友「ほほぅ、そなんだ。あたしは姉友、よろしくね〜」

互いに挨拶を交わす二人だった。

姉友「…………」

3人の様子をじっと見る姉友。

弟「姉友さん?どうしたんです」

姉友「!!あ、いや。うん、なんでもない!ちょっとぼおっとしてたよん!」

弟「?」

姉友「…………」
449 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/27(土) 20:09:15.79 ID:5SjQwuTpo
弟の教室

従妹は弟の教室に編入することになった。

担任「……ということで今日転校していた、従妹さんだ。みんな宜しく」

従妹「よろしく〜♪」

弟「けっ!!」

女「なぁに?弟、どおしたの?あの子あんたの家に住んでんでしょ?仲悪いの?」

弟「べっつに〜」

不貞腐れる弟。

弟友「はぁ〜従妹ちゃん、か。かわええなぁ〜」ぽぉ〜

女友「おりゃあっ」ガスッ

弟友「おいっつぅ〜〜!なぁ〜いっつもなんなんだおまえ!?」

女友「知らない!ふんっだ!」プィ

__________
______
___
450 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/27(土) 20:10:05.93 ID:5SjQwuTpo


弟の部屋

弟「おまえなぁ。いい加減にしろよ!!なんで俺の部屋に来んだよっ!!」

従妹「いいじゃん。ボクと仲良くしよ〜よ」クスクス

弟「けっ!仲良くしてぇなら他に方法があるだろうがっ!!」

従妹「…………」ニタァ〜

従妹は怒っている弟を挑発するような笑みを浮かべた。

弟「……なんだその顔は……」

従妹「別にぃ〜」ニヤニヤ

弟「……てめぇ。俺に喧嘩売ってんのか!?」

従妹に殴りかかろうとする弟。

従妹「いいのかなぁ〜?女の子に暴力振るったりしてぇ〜」ニヤニヤ

弟「!?」

従妹「お姉ちゃん、お兄ちゃんが女の子に暴力を振るう子だって知ったら悲しむと思うなぁ〜」ニヤニヤ

弟「くっ!」
451 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/27(土) 20:10:50.44 ID:5SjQwuTpo
従妹「クスクス……どうしたのぉ〜お兄ちゃん?」ニヤニヤ

弟「……ちっ。もう寝る!」ゴソゴソ

そう言ってベッドに潜りこむ弟。

従妹「じゃ、おやすみお兄ちゃん♪」ゴソゴソ

従妹も潜りこむ。

弟「!!だから来んじゃねえよっ!!」ドカッ

従妹を突き飛ばす弟。

従妹「きゃっ!!?」

弟「あっ……」

ドスン

弾みで従妹がベッドから落ちてしまった。

弟「だっ大丈夫か!?(やべっ!やり過ぎた!!)」

……ところが

従妹「…………」ニタァ〜

弟「!!!」ゾクッ
452 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/27(土) 20:11:37.92 ID:5SjQwuTpo
従妹「意地悪だなぁ〜お兄ちゃんは〜。お姉ちゃんに相談しよっかな〜♪」ニタニタ

弟「!!おっ俺が悪かった!すまん!い、一緒に寝ていいから、それだけは勘弁してくれっ!!」

姉の名前を出された途端、うろたえ承諾する弟。

従妹「クスクス……最初からそ〜してればいいんだよ♪お兄ちゃん」ニヤニヤ

弟「くっ!(こ、このやろう……)」

従妹「それじゃ、おやすみ♪お兄ちゃん」ニヤニヤ

もう一度ベッドに潜りこむ従妹だった。

弟「(くそっ!一体なんでこんなことに……悔しい……悔しいよ姉様……姉様ぁ……)」ポロポロ

従妹に背を向け、悔しさのあまり涙をこぼす弟だった。




従妹「…………」ニタニタ
453 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/27(土) 20:12:20.15 ID:5SjQwuTpo
深夜

姉の部屋

姉「あの子……今日も弟君のベッドで寝てるみたいね……」

姉はベッドに潜りながら、弟と従妹の事を考えながら寝付けないでいた。

姉「なんで弟君はあの子を拒まないの……」

姉「妹が出来て弟君うれしいのかな……」

姉「やっぱり好きになっちゃったのかな……」ジワッ

姉「……なんであの子ばっかり……」ポロッ

姉「……ほんとは私の……私だけの弟君なのに……」ポロポロ

姉「うぅ……なんれ……ヒグッ……あのこ……グスッ……らの……かな……」ポロポロ

姉「ヒグッ……わら……ヒグッ……しじゃ……らめ……なの……かな……グスッ……」ポロポロ

従妹を自分のベッドに寝せる弟に困惑し、号泣する姉。

突如現れた従妹の存在によって、弟と姉の幸せだった暮らしは終わりを迎えたのであった。


第七話 キモ姉弟の受難 おわり
454 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/08/27(土) 20:13:00.37 ID:5SjQwuTpo
と言う事で今日はこれまで。初のボクッ娘参戦!……ボクッ娘ですよ……

お疲れでした。
455 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/08/27(土) 22:11:14.94 ID:KP0jfQPR0
乙ー

憎いボクっ娘だこと・・・
456 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/08/27(土) 22:18:24.73 ID:eW21rtEVo
乙〜
ボクッ娘と聞いて、すっ飛んできました
457 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/08/29(月) 12:03:28.24 ID:FL3V4GhI0
乙〜
ボクっ娘なのに腹が立つ
458 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/03(土) 22:38:56.10 ID:z36N4D29o
諸事情により本日更新できません。明日中には必ず……出来る……筈?

以上
自治スレッドでローカルルール変更の話し合い中
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1314546216/
459 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]:2011/09/04(日) 18:05:52.56 ID:FhHMt6eFo
亀おつー
期待
自治スレッドでローカルルール変更の話し合い中
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1314546216/
460 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/04(日) 20:02:09.12 ID:ls7qzbmjo
こんばんは。そろそろ投下します。

今回から暴走します。>>1に書いていた注意書きの部分で示した通り、アホみたいにパロネタを詰め込んだ話です。

普通の姉スレでは到底やらない展開になります。……ですが予定通りです。




自治スレッドでローカルルール変更の話し合い中
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461 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [saga]:2011/09/04(日) 20:02:56.29 ID:ls7qzbmjo
登場人物紹介

相手を愛してやまない……というか、変態の域に達しているアホ姉弟。

ところが前回、二人にとって厄介な人物が同居することになった。

前回の話の流れ @→A→B→C→D→E

>>75 第一話あらすじ

>>124 第二話あらすじ

>>209 第三話あらすじ

>>274 第四話あらすじ

>>369 第五話あらすじ

>>412 第六話あらすじ


弟………外見は美少年、中身は変態。中肉中背(172cm 65kg)。姉大好きなキモオト。

    B従妹を家で預かることになり、面倒な事になったと思っている。さらに不可解な従妹の

    言動や行動に悩まされる。従妹がベッドに潜りこんで来たが、姉に言うと脅され抵抗出来ないでいる。


姉………外見は大和撫子、中身は変態。背丈は弟より10cm低い。弟大好きなキモ姉。貧乳(重要)。

    D弟同様。従妹が弟と一緒に就寝する事を思い困惑し、涙で枕を濡らす日々が続く。


姉友……紅い髪が特徴的なアホ姉弟の友人。スポーツ万能。戦闘力は変態の域に達している。美乳。

    E姉弟と一緒にいる従妹を見て、微妙な反応をする。


父………アホ姉弟の父親。大人の雰囲気を漂わせるダンディーな紳士。

    A突如アホ姉弟の家にやって来て従妹を同居させることを決断し、問答無用で2人に押しつけた。

    血液型はO型。


母………アホ姉弟の母親。大人の雰囲気を一切持ち合わせていない、ロリロリな淑女。貧乳。

    @父が日本へ行くのでついて行きたいと駄々をこねたが、餌で釣られて結局置いて行かれる事に……

    血液型はB型。


従妹……アホ姉弟の家に同居する事になったツインテールの遠い親戚。ボクッ娘。普通乳。

    C弟に積極的に接近したり、姉弟の秘められた思いを見破るような素振りを見せたり、と謎の行動を行う。

    血液型はAB型。2月生まれの水瓶座。誕生石はアメジスト(紫)。



女………アホ弟の友人その1。巨乳。めんどいので省略。

女友……アホ弟の友人その2。微乳。めんどいので省略。

弟友……アホ弟の友人その3。アホ。めんどいので省略。





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462 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/04(日) 20:03:40.39 ID:ls7qzbmjo
第八話 恐怖の従妹

数日後

体育館

姉は体育の授業でバレーボールをしていた。

姉は従妹が毎晩、弟のベッドで寝ていることが気になり、まともに寝付けないでいた。

結局、疲労が蓄積され心身が限界に近付いていた。

姉「えいっ(あの子、やっぱりふつうじゃないわ)」

ふらふらしながらレシーブをする。

姉「姉友!お願い!!(特に私を問い詰める時の目……ほんとに怖い)」

姉「(まるで私に『ほんとの事を言え!!』って言ってるみたい……)」

姉「(いったいあの子の目的は何?私に何をさせるつもりなの!!?)」

従妹への疑惑は募るばかりだった。






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463 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/04(日) 20:04:08.84 ID:ls7qzbmjo
そんな状態で考え事をしながらバレーをしていた為に……


姉友「姉!!あぶない!!!!」




姉「えっ……」




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464 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/04(日) 20:04:49.46 ID:ls7qzbmjo
弟の教室

弟は数学の授業を受けていた。

女教師「10人の集団で傘をもっていたのが6人……」

弟「……なんだこれ?算数?」ヒソヒソ

女教師「雨合羽をもっていたのが5人……」

女「……いやいや普通に数学だよ。集合だって。ねぇ弟友?」ヒソヒソ

女教師「両方忘れた生徒が1人……」

弟友「はぁ〜かわえぇなぁ〜先生〜」ぽぉ〜

女教師「では傘と雨合羽を両方持っている生徒は何人?」

女友「ふん!!」ゴスッ

弟友「うごっ!!……もう好きにしてくれ……」シクシク……

そんなアホなやり取りをしているアホオトとその友人3人組。

……ちなみになんで秋に数Aの最初の方をやっているのって突っ込みは勘弁して下さい。





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465 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/04(日) 20:05:34.54 ID:ls7qzbmjo
更に……

幼馴染「男ぉ〜。気持ち良いぃ〜?」ヒソヒソ

サワサワ……

ある女子生徒がある男子生徒の太腿を摩っている。

男「よ、幼……い、今は授業中だよ〜」ヒソヒソ

幼馴染「えへへ〜///気にしない気にしない〜」ヒソヒソ

サワサワ……

男「だ、ダメだってば。あ……そ、そこさわっちゃあ〜///」ヒソヒソ

股間に手を伸ばし、執拗に弄る。

幼馴染「男ぉ〜!可愛いぞこの野郎ぉ♪」ヒソヒソ

サワサワ……

どうやらバカップルの様だ。……授業中に何をやっているのだろう。

クラスメイト数名「…………」ブツブツ

そんなバカップルを遠くからじっと注視する怪しげなクラスメイト達。

なにやら一波乱ありそうだが……それは別のお話。




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466 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/04(日) 20:06:03.70 ID:ls7qzbmjo
宣伝!

幼馴染と男と言うキャラについて

詳しくはこちらを見てくだちゃい♪

幼馴染「気持ち良いよぉ」

http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1314370002/




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http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1314546216/
467 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/04(日) 20:06:50.78 ID:ls7qzbmjo
女教師「さて……ここまでで何か質問は?」

弟「はいっ!!」シュピッ

女教師「弟君!」

弟「先生はバカなんですか?」キリッ

真剣な表情でとんでもない質問をしたアホオトだった。

女教師「ちょ!ちがっ!!バカじゃないもん!!」

弟「いやいや、自分をバカじゃないと言う人に限ってバカなものですよ」

自分の事を棚にあげ、更に無茶苦茶なことを言い始める極めつけのアホ。

女「ちょっ……ちょっと弟っ!!?」

生徒一同「……(あ〜あ、アホがまたアホな事を始めた……)」

クラスメイト全員が呆れ果てる。

弟友・女友「…………」

ドンカンとツンデレもアホオトの突拍子の無い質問に、流石に呆れた様子。

女教師「うるさいうるさいうるさーーーーいっ!!!」

そんな更にアホなやり取りをしていると……





自治スレッドでローカルルール変更の話し合い中
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468 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/04(日) 20:07:33.08 ID:ls7qzbmjo
ガラガラッ

?「弟君大変っ!!姉が倒れたっ!!」

一瞬にして教室に緊張が走る。

弟「ええっ!!?姉友さんほんとですかっ!!!」

女友「うん!あたし達、体育でバレーやってたんだけど、姉がぼおっとしてて顔に……」

女教師「今は授業中よ!なにを考えているのっ!!」

姉友「すみませんっ!!でも緊急の用なんですっ!!」

弟「な、なんで姉様がバレーで……」

女友「でもそれだけじゃないみたい!」

弟「!それだけじゃない!?一体姉様になにが……」

姉友「弟君っ!!考え事は後でいいからっ!!!」

弟「はいっ!!」

従妹「ボクも行くっ!!」



弟・姉友「!!!」





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469 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/04(日) 20:08:09.18 ID:ls7qzbmjo
弟「!!おまえは来んなっ!!授業をうけてろよっ!!(邪魔だ!てめぇなんかいらねっ!!)」

従妹「やだよ!ボクも家族でしょ!?」

弟「いいからっ!!姉様の事は俺にまかせとけっ!!(おまえなんか家族じゃねぇよ!!!)」

従妹「…………」

弟「わかったか!!?」

従妹「…………」ニタァ〜

不敵な笑みを浮かべる従妹。

弟「!!!」ゾクッ

従妹「家族だよねぇ〜♪いいでしょ?」

弟「お、おまえ……」プルプルプル

筆舌に尽くしがたい怒りがこみ上げ、小刻みに震えだす。

姉友「…………」





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470 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/04(日) 20:09:02.31 ID:ls7qzbmjo
姉友「とにかく弟君は先に行って!!従妹ちゃんはあたしが案内するから!!」パチッ

そう言って片目を瞑る姉友。

弟「!!は、はい!!(姉友さん!ありがとう!!)」タッタッタッ

姉友の意図を汲み大慌てで走り出した。

従妹「えっ!お兄ちゃん!?」

女教師「こらぁーーー!!廊下を走るなぁーーー!!!」

弟「うるせえぇーーー!!!バーカバーカ!!!」

ドキューーーーーーーーーーーーンッ

教師に暴言を吐きながら猛スピードで走っていくアホオトだった。






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471 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/04(日) 20:09:48.64 ID:ls7qzbmjo
女教師「ちょ!ちがっ!!バカじゃないもん!!」

すでに視界から消えている弟に向けて叫ぶ女教師だった。

姉友「すみません!あとであいつには注意しときますんで(バーカバーカ)」

女「弟の奴ぅ〜……あの人の事となるとすぐ目の色変えるんだからっ!!」

弟友「(バーカバーカ)」

女友「(バーカバーカ)」

生徒一同「(HHHHHHHHHHHH)」

女教師「もうバカでいいわよっ!!しらないっ!!!」ジワッ

反ベソで逆ギレする女教師だった。……というか何故こいつら女教師をバカにした?





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472 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/04(日) 20:10:20.53 ID:ls7qzbmjo
姉友「でさ、弟君の速さに、従妹ちゃんついてけないでしょ?」

従妹「…………」

姉友「転校して来たばかりだから迷ったら困るじゃん」

従妹「…………」

姉友「この学校広いしさ〜」

従妹「…………」

先程から姉友が話をしていると言うのに、目を合わせずに不貞腐れている様子の従妹……だったのだが

ガシッ

姉友「だからあたしが案内するね♪」ニコッ

姉友が彼女の肩を掴み、有無を言わさぬと言う顔でそう告げた。

従妹「……はい」





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473 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/04(日) 20:10:53.03 ID:ls7qzbmjo
姉友「……先生、いいですね?」

女教師「……もういいわよ」

ガラッ

そう言って従妹と一緒に教室を出る姉友だった。

姉友「さぁて、従妹ちゃんを速く保健室に連れて行かなくちゃね!」スタスタ

従妹「…………」トコトコ

姉友「えへへ〜。きっとビックリすると思うなぁ〜」スタスタ

従妹「…………」トコトコ

姉友「うちの学校の保健室ってすんごく広いから〜」スタスタ

従妹「…………」トコトコ




姉友「…………」





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474 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/04(日) 20:12:30.92 ID:ls7qzbmjo
保健室

弟「姉様ぁーーー!!!」

養護教諭(保健室の先生) 以下 保先

保先「静かにしなさい!けが人が寝てるのよ!」

弟「!すっすみません……」

姉を目の前にした弟は冷静ではいられなかった。……いつもの事だけど。

弟「ところで姉様は?」

保先「……そこのベッドに寝てるわ」

シャー 

カーテンを開ける弟。

姉「……すや……すや……」

弟「姉様……ふぅ……」

姉の寝顔を見て安心する弟だった。





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475 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/04(日) 20:13:01.67 ID:ls7qzbmjo
保先「相当疲れてるみたい。全然起きる様子が無いの」

弟「そ、そんな……姉様……」

姉「すや……すや……」

弟「(姉様……一体どうしたんです……)」

弟「(……!!まさか!あいつが来た所為で!?)」

従妹『…………』ニタァ〜

従妹の顔が一瞬よぎる。

弟「(くそっ!俺だけならまだしも……姉様まで辛い思いをしてるってのか!!)」ギリッ

強く拳を握り、顔を歪ませる。





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476 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/04(日) 20:13:39.67 ID:ls7qzbmjo
姉「すや……すや……」

弟「(あいつが姉様を……あいつの所為で姉様が……!)」

姉を見ながら従妹への怒りが湧いてくる弟。

ちょこん

弟「姉様……」ギュッ

椅子にすわり、姉の右手を握る弟。

弟「……先生、しばらくここに居てもいいですか?」

保先「いいわ。好きになさい」

弟「(姉様……姉様……姉様……)」





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477 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/04(日) 20:14:36.43 ID:ls7qzbmjo
旧体育館

一方その頃、姉友と従妹は対峙していた。

従妹「……どういうことですか?姉友さん……」

姉友「…………」

なぜか保健室ではなく、今は使われていない旧校舎の体育館に従妹を連れてきた姉友だった。

従妹「へぇ〜姉友さんにとってはここが保健室なんだ?」

姉友「そだよ〜だからここに案内したの♪てへっ!」


二人の間に不穏な空気が流れる。


従妹「散々学校中を連れ回した挙句、こんなところに連れて来るなんて……貴方の事見損ないました」

姉友「にしし〜。あたし見損なわれちゃった♪」ニコッ

従妹「……ボクの邪魔をしないでくれるかな?姉友さん」

姉友「はん!邪魔なのはどっちかな?」

飄々としていた姉友の態度が一変する。

従妹「……!なんですって……?」

姉友「あんたの所為であの二人が落ち込んでるのを『はいそうですか』って見逃すことなんか出来ないんだよね!」





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478 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/04(日) 20:15:25.44 ID:ls7qzbmjo
従妹「とにかくボクにとってここは保健室じゃないの。行くね」

そう言って帰ろうとする従妹。……ところが

姉友「…………」すっ

それを遮る様に入口に立ちふさがる姉友。

従妹「……どいて下さい」

姉友「あたしの話聞いてた!?邪魔なのはどっちかなって言ったよねっ!!」ギロッ

普段は温厚な姉友であるが、ひとたび怒り出せば手が付けられない。

従妹「…………」

姉友「今は二人っきりにしてあげて!」ジッ

そんな彼女が従妹に対して牙を剥いた。

従妹「……ちっ」

姉友「あたしとお話しましょ♪ここなら誰もいないし、あんたのこと良く知りたいな〜」ニコニコ

そう言って表情を緩める姉友であったが、従妹を威圧する様な凄みのある笑みだった。





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479 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/04(日) 20:16:06.27 ID:ls7qzbmjo
従妹「…………」

沈黙する従妹。しかし、彼女の表情からは何も窺えない。

姉友「ねえ〜聞いてるかなん〜」すっ

痺れを切らした姉友が従妹の肩に手を伸ばす。だが……

従妹「…………」ブンッ

無言で姉友に殴りかかる。

姉友「うわっ!!」スカッ

従妹「!!」

簡単に従妹の拳をかわす。

姉友「へへっ、あたしとやるつもり?やめといた方がいいよん♪」ニィー




480 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/04(日) 20:16:55.75 ID:ls7qzbmjo
従妹「…………」

姉友「ねぇねぇ〜黙ってないでさぁ〜、あたしとガールズトークってのやろおよぉ〜」ニコニコ

従妹に対して接触を図ろうとする姉友だったが……

従妹「…………」ブンッ

                  スタッ

姉友「はっ!だっからさ!無駄だってっ!!」スタッ

再度無言で殴りかかった従妹の拳を避け、一定の距離を取った。

姉友「あたしと対等にやれんのって弟君くらいだから、あんたじゃ勝ち目無いよん♪」

従妹「…………」ニタァ〜

突如従妹が気味の悪い陰湿な笑みを浮かべる。




481 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/04(日) 20:17:43.06 ID:ls7qzbmjo
姉友「!!なぁにあんた……そんなに殴られたいの?」

従妹「…………」ニタニタ

今度はニヤつく。明らかに姉友を挑発している。

姉友「!!じゃお望み通りに!手加減するからさっ!!」フッ

そう言って、従妹の正面に一瞬で移動する姉友。

スタッ

従妹「!」

姉友「せいっ!!」ブンッ

裏拳を放つ姉友。だが……

バシッ

姉友「!!防がれた!?嘘!!」

従妹「いひひっ!!」ブンッ

ドカッ

姉友「かはっ!!?」

左腕で姉友の裏拳を受けた従妹が、気味の悪い笑い声をあげながら右手でみぞおちに一撃を入れた。





482 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/04(日) 20:18:20.01 ID:ls7qzbmjo
ヒュンッ            
              ヒュンッ

姉友「くっ!!少しは出来るみたいね!」スタッ

一旦従妹との距離を取る姉友。ところが……

フッ

姉友「!!!」

従妹「いひひっ!!」ブンッ

ドカッ

姉友「きゃっ!!?」

同じく一瞬で移動した従妹は、姉友に追撃をかけた。


姉友「嘘っ!?こんなことって!!」

意外な強さを見せる従妹に困惑する姉友だった。


従妹「クスクス……これで分かったでしょ?ボクの邪魔をしないでくれるかな、姉友さん♪」ニタァ〜

姉友「!!!」ゾクッ





483 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/04(日) 20:19:05.08 ID:ls7qzbmjo
姉友「……うん。良くわかったよ」シュルシュルッ

青い大きなリボンを外す姉友。

従妹「…………」ニタニタ

姉友「あんたがすごくヤバい奴だってこと!!」ゴオォォォーーーッ

そう言って構えを変える姉友。闘気を放つ姉友はそれまで見せた事もない真剣な顔つきになった。

姉友「…………」フサァ〜

リボンの戒めから解放された紅い髪が、闘気によってマントの様にヒラヒラ動く。

従妹「…………」ニタァ〜

姉友「(やっぱり最初に会った時の違和感は間違いなかったみたいだね)」

従妹「…………」ニタニタ

姉友「(しっかし、あの姉弟もやっかいなのに関わったもんだぁね〜)」

危険人物を目の前にしてもアホ姉弟を気にかけるお人好しだった。




484 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/04(日) 20:19:47.38 ID:ls7qzbmjo
従妹「どうしたの?ボクから行ってもいいよぉ〜」ニタニタ

姉友「いいよぉ〜〜ん♪……かかって来なっ!!」ギロッ

臨戦態勢に入り、構えを変える姉友。

従妹「いひひっ!!」ヒュンッ

姉友「はああーーーーーーっ!!!」ヒュンッ

バキッドカッ バキッドカッ バキッドカッ

目にも止まらぬ速さで二人は拳を交え始めた。

従妹「あははっ!!楽しいね姉友さんっ!!」

姉友「くっ!!(このあたしが押されてる!?)」

バキッドカッ バキッドカッ バキッドカッ

従妹「いひひっ!!ボク、姉友さんのこと好きになりそうだよ♪」

姉友「冗談っ!!あたしはあんたの事大っ嫌いだっ!!」

バキッドカッ バキッドカッ バキッドカッ

__________
______
___




485 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/04(日) 20:20:32.74 ID:ls7qzbmjo
保健室

姉「すや……すや……」

弟「姉様……」ぐっ

先程より姉の手を強く握りしめ、この場を動こうとしない弟であった。

保先「弟君……いい加減、教室に戻ったら?」

弟「大丈夫です、先生。俺はやれば出来る子ですから」

保先「あの弟君……意味がわからないわ」

弟「先生……お昼ごはんは何を食べましたか?」

保先「弟君……先生と言葉のキャッチボールをしようね」

弟「先生……姉様の作るお弁当は天下一品なんですよ」

保先「弟君……それは言葉のキャッチボールとは言わないわ」


そんなアホなやり取りをしていると……




486 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/04(日) 20:21:23.50 ID:ls7qzbmjo
ガラガラッ

?「弟君!」

弟「あ、バ……いや、数学の先生!」

女教師「今、バカって言おうとしなかった?」

弟「はい、先生。言おうとしました!」

アホは素直にそう答えた。

女教師「バカじゃないもんっ!!」

弟「それで、先生……なんの御用ですか?」

女教師「ひどっ!心配して来たのになんですかその言い草は!」

弟「すみません、先生……。バカに心配して貰う必要はないです」

もはや、アホオトの中では女教師=バカが定着していた。

女教師「うきぃぃーーーーーっ!!」




487 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/04(日) 20:21:58.99 ID:ls7qzbmjo
弟「冗談はさておき……先生、すみませんでした」

女教師「えっ?」

弟「俺……姉様の事となると、周りが見えなくなっちまうんです」

姉「すや……すや……」

女教師「弟君……」

弟「バカみたいかも知れないけれど……俺……姉様が……」

女教師「…………」

胸の内を語り出す弟を静かに見守る女教師。

弟「姉様……姉様ぁ……」

女教師「もう良いわ、気が済むまでここに居なさい」




488 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/04(日) 20:22:34.04 ID:ls7qzbmjo
弟「えっ!?」

保先「先生っ!!」

女教師「責任は私が取ります。だから、弟君をここに……」ペコッ

保先「……わかりました。弟君は体調が悪くなった……そうよね?」

弟「……!!は、はい!」

女教師「それでは、私はこれで……」

ガラッ

弟「先生っ!!」

女教師「なあに?」ニコッ

満面の笑みを浮かべ、振り向く。

弟「先生ってバカだけど、良い人だったんですね」ニコッ

女教師「バ、バカじゃないもんっ!!!」くわっ

__________
______
___





489 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/04(日) 20:23:09.50 ID:ls7qzbmjo
旧体育館

一方その頃、姉友と従妹は激しい戦闘を繰り広げていた。

従妹「いひひっ!!もうおしまいかな?」

姉友「はぁ…はぁ…そんな……はぁ…はぁ…」

劣勢になり追い詰められている姉友だった。

姉友「はぁ…はぁ…はぁ…(くぅ……まさかこのあたしがこんな奴に)」

従妹「あははははっ!!面白かったよ姉友さん!」ニタニタ

姉友「(よし!あれで行くか!)」

従妹「飽きちゃった……もういっか」ニタァ〜

姉友「そのきしょい笑みを何時まで浮かべられてるかなん!」すっ

顔の前で両手を交差させる姉友。

従妹「へえ〜まだやるつもりなんだっ!!」ニタァ〜




490 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/04(日) 20:24:00.51 ID:ls7qzbmjo
姉友「真○…極奥義(ごくおうぎ)っ!!」

従妹「!!」

姉友「うおぉぉぉぉーーーーっ!!!」ゴオォォォーーーッ

ものすごい闘気を帯びながら姉友が叫ぶ。

従妹「へぇ〜」ニタニタ

従妹はまだ不敵な態度をとっていた。

姉友「いでよ双○龍っ!!」バッ シュルシュルッ バッ シュルシュルッ 

そう叫び、どこにそんなものを隠し持っていたのか、両腕からサラシの様な白い布を勢いよく出す。

従妹「きゃははっ!!なにそれーーっ!!姉友さん手品上手ねっ!!」ゲラゲラ

姉友「へへんっ!!お姉ちゃんの秘密道具だよん!……あんたを捕縛するためのっ!!」ギロッ

シュルシュルッ シュルシュルッ

2枚の白い布は姉友の手元を離れ、二人の周囲をまるで生き物の様にぐにゃぐにゃしながら回り出した。

さながら天空を舞う、龍の様であった。





491 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/04(日) 20:26:31.36 ID:ls7qzbmjo
姉友「(ほんとならここで猛撃○破を叩きこんでやるとこだけど、流石に女の子相手じゃ、ね……)」

従妹「…………」ニタニタ

従妹は姉友を侮る様にニヤついていた。

姉友「いけ!!○覇龍!!!」シュバッ

シュルシュルッ グルングルンッ

姉友の言葉を合図に2枚の白い布は従妹に襲いかかる。

              シュルシュルッ
ヒュンッ
       シュルシュルッ
                                   ヒュンッ
                     シュルシュルッ
              ヒュンッ
     シュルシュルッ
                                                       ヒュンッ
                            シュルシュルッ
       ヒュンッ

従妹「おぉ!すごいすごい♪」ヒュンッ

ひらりとかわす従妹。だが……

姉友「何時まで避けてられるかな!?疾っ!!転身(まわれっ)!宝貝(パオペエ)!!」シュバッ

ギャアアァァァーーーーッ ギャアアァァァーーーーッ

なんと白い布は真白な双龍へと変化(へんげ)した。

従妹「なっ!?」




492 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/04(日) 20:28:49.04 ID:ls7qzbmjo
白い双龍へと布が従妹に襲いかかる。

姉友「これが奥の手っ!!さぁ大人しくして貰うよんっ!!」スッ クルクルッ シュバッ 

両腕を円を描く様に動かしながら巧みに双龍を操る姉友。

   ギャアアァァァーーーーッ
       ヒュンッ
                               ギャアアァァァーーーーッ
                                   ヒュンッ
         ギャアアァァァーーーーッ
              ヒュンッ
                                                    ギャアアァァァーーーーッ
                                                        ヒュンッ
                 ギャアアァァァーーーーッ
                     ヒュンッ

 ギャアアァァァーーーーッ
ヒュンッ

先程とはうってかわり、今度は従妹の逃げるところに先回りし襲いかかる。

そしてついに……

従妹「!!くっ!?」スタッ

姉友「チェックメイトだねっ!!いっけぇー!!双○龍ぅーー!!」シュバッ

ギャアアァァァーーーーッ グルグルッ グルグルッ

従妹「し、しまったっ!?」

従妹は双龍に捕えられた。





493 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/04(日) 20:29:18.85 ID:ls7qzbmjo
姉友「ふぅ……やれやれ。こんな奴と居て、あいつらだいじょぶかな?」

立ち去ろうとする姉友。

だが……

従妹「…………」ニタァ〜

__________
______
___





494 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/04(日) 20:29:48.70 ID:ls7qzbmjo
保健室

一方その頃、アホ姉弟は……

姉「すや……すや……」

弟「(姉様……姉様……姉様……)」

寝ている姉をずっとそばで看ている弟。

以前、ソファーで寝ていた時は天使の様な穏やかな寝顔を見せていた。だが今の彼女は想像もできない。

弟「姉様……」ナデナデ

そんな姉の額を愛おしそうに撫でる。

姉「すや……すや……」

弟「(……こんな事考えちゃダメなんだけど、今の姉様も凄く綺麗……)」ドキドキ

やつれている為か、今の姉からは儚い美しさが感じられた。

ガラガラッ

弟「!!」

養護教諭が出て行った様だ。





495 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/04(日) 20:30:19.08 ID:ls7qzbmjo
弟「今……ここには姉様と俺の二人だけ……」ドキドキ

寝ている姉を見ながら、徐々に怪しい気持ちになって来る弟。


弟「(……最近あいつの所為で『あれ』が御無沙汰だったからな……)」ドキドキ


姉「……すや……すや……」

弟「(姉様はぐっすり寝てる……)」ドキドキ

弟「……ごくっ」ちらっ

生唾を飲み込む弟。弟の両手に握られた姉の右手をじっと見る。

弟「姉様の手……やわらかいスベスベの手……」

弟「はぁ……姉様……」ピトッ

自分の頬に姉の手を当てた。

姉「……すや……すや……」

弟「ハァ…ハァ…姉様……」スリスリ

__________
______
___




496 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/04(日) 20:31:03.52 ID:ls7qzbmjo
一方その頃……

旧校舎内

弟友「やれやれ……危機一髪とはまさにこの事だったな」

女「あいつは”女”の敵だよ!」

女友「そうね……あのクズ野郎には、しかるべき制裁を受けてもらうわ」

弟の友人3人組がなにか話をしているのだが……一体何があった?

女友「さて……姉友先輩と従妹さんを探しましょ」

女「う〜ん、でもどうしてこっちに行ったのかな?」

弟友「さぁ?取り合えずこっちに行ったってのを見た人がいるってんだからそーなんじゃねえの?」

どうやら従妹と姉友を探している様子の弟の友人3人組。

女友「……なんだか嫌な予感がするわ」

女「?どおしたの、女友?」

女友「普通、弟君を追って旧校舎なんかに行くかしら?」

弟友「……行かねえな」





497 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/04(日) 20:31:42.53 ID:ls7qzbmjo
女友・弟友「…………」

女「二人とも!なんか怖い顔になってるよ」


ドオォォーーーーンッ

女・女友・弟友「!!!」


弟友「おいっ!!今は使われてない筈の体育館の方から聞こえたぞっ!!」ダッ

女友「えぇ!!とにかく急ぎましょうっ!!」タッタッタッ

女「えっ!!待ってよ二人ともっ!!」タッタッタッ

旧体育館を目指して走り出す3人だった。





498 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/04(日) 20:32:33.08 ID:ls7qzbmjo
旧体育館

ドオォォーーーーンッ

姉友「うわあぁぁぁーーーー!!!?」

姉友は従妹に突き飛ばされ、壁に激突した。

姉友「かはっ!!油断した!!どうやって抜け出したの!!?」

従妹の攻撃を受け、かなりの深手を負った姉友。

従妹「クスクス……ねぇ〜もぉ〜お終い?」ニヤニヤ

倒れた姉友を見下ろしながら挑発する従妹。

姉友「!!じょーだん!!舐めんなっ!!(まずい!今ので左腕をやられた!!)」スタッ

起き上がり左腕を庇いながら従妹に突進する姉友。

従妹「あはは!鬼さんこちら〜♪」

スタッ                                ヒュンッ

高く舞い上がる従妹。




499 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/04(日) 20:33:26.40 ID:ls7qzbmjo
姉友「くっ!!今度はこれでどお!!」スタッ

そう叫び、空中に居る従妹めがけジャンプし、回し蹴りを放つ姉友。

姉友「空○脚!!」

                                          ブンッ

従妹「あは♪お返し!!」

                                          ドカッ

姉友「嘘っ!!?」

ドォォーーンッ

従妹に同じ技をかけられ、地面に激突する姉友だった。

姉友「かはっ!!そんな……あたしの拳が通じない!?」

従妹「そろそろ飽きちゃった。終わりにしよっかな?クスクス……」スタッ

姉友「くっ!?」




?「まちなさいっ!!」

姉友・従妹「!!」




500 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/04(日) 20:34:00.53 ID:ls7qzbmjo
女「こんなとこでなにやってんの!!」

友人3人組が駆けつけた。

弟友「!!姉友さん無事っすか!!」

姉友「お、弟君の友達!?危ないから来ちゃダメ!!」

従妹「…………」ニタァ〜

女・女友・弟友「!!!」ゾクッ

従妹の狂気じみたニヤけ顔に恐怖を抱く3人。

女「なにこの子……怖い!!」ブルブルブル

弟友「嘘だろ……まさか姉友さんをやったのは従妹ちゃんなのか!?」

女友「……やっぱり私の悪い予感は当たったみたいね」

姉友「いいから!ここはあたしに任せてみんなは逃げてっ!!」

女「そ、そんな……」





501 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/04(日) 20:34:40.55 ID:ls7qzbmjo
女友「……ちっ。おい映○っ!!」ピィーン

そう言って赤・黄色・緑、3つのコインを弟友に向かって投げる女友。

弟友「!!って誰が○司だーー!!っまいいけどさ!」パシッ

そう言って、ベルトに受け取ったコインを装着し腕を交差させる弟友。

弟友「変身!!」ピンピンピ〜ン ←例の効果音

タカ! トラ! バッタ! タ○バ♪ タト○♪ ○トバ♪ ←あの人の歌声

そう言って、特撮もののヒーローと思しきポーズを取る弟友であった。(もちろん変身などしてない)


弟「さぁて〜お仕事お仕事♪」ペキペキッ


寧ろ伊達さんだった。その上、ちょっとイタかった。

従妹「すばらしいっ!!!」

訳のわからない事を大声で言い出す従妹であった。





502 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/04(日) 20:35:16.60 ID:ls7qzbmjo
弟友「いくぜっ!!」

従妹「!!」

弟友「おりゃ!!」ドンッ

従妹を殴り飛ばす。

姉友「!!やるね!弟友君だっけ?」

弟友「ここは俺達に任せて一旦引いて下さいっす!!」

姉友「ごめん!!ちょっとお願い!(助かった。流石にまずかった)」

姉友は無理をしていた様だ。

離れたところで従妹が立ち上がる。

従妹「にたぁ〜」ムクッ

弟友「へへっ。可愛い顔しておっかない子だな」

従妹「クスクス……」

弟友「女の子に手え上げるのは好きじゃねぇけど……そぉも言ってらんねぇよな!」スッ

そう言って構える弟友。





503 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/04(日) 20:35:51.60 ID:ls7qzbmjo
従妹「へぇ〜」

またも不敵な態度を取る従妹。

弟友「はあっ!!!」タッタッタッ

従妹に接近する弟友。

どこから出したのか、かぎ爪を両腕に装着し、従妹に切りかかる。

弟友「おらあっ!!」ブンッ

従妹「にたぁ〜」

キンッ

それを足で受け止める従妹。

弟友「なにっ!!?」

従妹「あはは!こっちだよ♪」フッ

姉友「!!弟友君!!後ろ!!?」

弟友の背後に回った従妹。蹴りを繰り出す。

従妹「あははっ!!」

ドカッ

弟友「ぐあっ!!?」

吹っ飛ばされる弟友だった。




504 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/04(日) 20:36:29.64 ID:ls7qzbmjo
弟友「くっ!!?強い!!」

従妹「クスクス…弟友君……君面白いね♪」

弟友「(このまんまじゃやべぇ!!)」ちらっ

女友「!」

弟友「おいっ!!サ○ーゾコンボで行くぞっ!!」

女友「!!どおなっても知らねぇぞっ!!」ピィーン

そう言って、3枚の銀色のメダルを投げる女友。

女「……ねぇ、女友。キャラ変わってない?」

女友「!!おほほほ!いいからいいから♪」




505 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/04(日) 20:37:02.53 ID:ls7qzbmjo
弟友「よしっ!!」ピンピンピ〜ン ←例の効果音

サイ! ゴリラ! ゾウ! サッ○ーゾ〜♪ サ○ーゾ!! ←あの人の歌声

またどこから出したのか、今度は大きめのガントレットを両腕に装着する弟友。

弟友「おおぉぉぉぉ!!!」ドンドンドンドンドンドンッ

ドラミング(ゴリラが自分の胸を叩く行動)を始める弟友。

弟友「おおぉぉぉぉ!!!」ドンドンドンドンドンドンッ

従妹「!!へぇ〜」

ドラミングの衝撃によって吹っ飛ぶ従妹。





506 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/04(日) 20:37:40.31 ID:ls7qzbmjo
女友「映○!!一気にカタをつけろっ!!」

弟友「おうよ!!」スタッ

そう言って高くジャンプする弟友。


女「(なにこいつら!?)」

弟友と女友のやり取りについていけない女だった。


ズドンッ

弟友の着地と同時に地面が割れ、なぜか従妹が弟友の方に吸い寄せられる様に近づいて行く。

……旧体育館の床なのに。

弟友「おおぉぉぉーーーっ!!でぇいやぁぁぁぁーーーーっ!!」

ドオォォォーーンッ

頭突きと両腕のフックパンチを同時に叩き込む。





507 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/04(日) 20:38:13.80 ID:ls7qzbmjo
従妹「…………」ニヤニヤ

不敵な笑みを浮かべる従妹。攻撃を受けたにもかかわらず、けろっとしている。

弟友「あん?」

女「!!弟友!!後ろ!!」

弟友「なっ!!?」

弟友の背後に従妹は居た。

従妹「ばいば〜い♪」

ボオォーーンッ

弟友のガラ空きの背中に強力な蹴りを入れる従妹。

弟友「ぐあぁぁーーー!!!」

ズシャアァァーーーッ

女達の居る方に、吹っ飛ばされる弟友。

女友「分身した!!?」

従妹「ひひひ……」ニタニタ

__________
______
___





508 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/04(日) 20:38:46.42 ID:ls7qzbmjo
保健室

一方その頃、キモオトは……

ピチャピチャ……ペロペロ……

姉友と3人組が従妹と戦っているとも知らず、姉の右手を舐めていた。

弟「はぁはぁ……姉様の手。少ししょっぱい……」ドキドキ

体育の後なので姉は汗をかいていた。

ツゥー レロレロッ

人差し指の指先から付け根まで舌の先を使って舐める弟。

姉「はぁ///……」

弟「!!」ドクン


姉「……すや……すや……」

弟「……姉様?」ドクンドクンドクン

姉は起きた様子が無い。

姉「……すや……すや……」




509 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/04(日) 20:39:25.65 ID:ls7qzbmjo
弟「はぁはぁ……びっくりした……でもおさまらない」トクンドクントクン

姉「……すや……すや……」

弟「もっと……もっと舐めたい。姉様を味わいたい……」トクントクン

姉の手。細く繊細ですらっとした美しい手だった。

そしてキモオトはそんな姉の指先をほうばる。

パクッ……チュピッ……チュパ……

弟「はぁはぁ……姉様、おいしい……気持ちいい?姉様……」

チュパ……チュウゥゥー……ペロペロ……

姉「んふ……すや……すや……」

弟「はぁはぁ……姉様……いったいどんな夢みてるんだろ……ハァ…ハァ…」

キモオトは興奮している様だ。

弟「はぁはぁ……もう、我慢できない…!姉様、御免なさい」

カチャカチャ……ジィーー……ゴソゴソ……ポロッ

ズボンを下ろすキモオトだった。

__________
______
___




510 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/04(日) 20:40:01.40 ID:ls7qzbmjo
一方……

旧体育館

弟友「ぐはっ!!」

女「弟友!!」

うずくまる弟友。

女友「あぁっ!!弟友ぉ!!」タッタッタッ

弟友に駆け寄る女友。

女友「弟友っ!!」ぎゅっ

弟友を抱き締める女友。

弟友「くっ。すまねぇ……やられちまった……」

女友「ううん!ごめん!弟友は頑張ったよ!」

従妹「くすくす……もう終わり〜?つまんな〜い」にたぁ〜

女「!!」びくっ

女友「!!」きっ

従妹の顔に恐怖する女と、涙を浮かべながら睨みつける女友だった。




511 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/04(日) 20:40:48.88 ID:ls7qzbmjo
弟友「ちっ!おまえら下がれ!!あいつの相手は俺だ!!」だっ

残りの力を振り絞り、従妹めがけて突撃する弟友。

従妹「ぷっ!かぁ〜こいぃ〜♪すばらしいっ!!」

そんな必死で立ち上がる弟友をバカにする従妹だった。

弟友「うるせぇーーー!!」

ブンッ

従妹に殴りかかる弟友。

従妹「あはっ♪遅い遅いっ!」スカッ

弟友の攻撃を簡単に避ける従妹。

弟友「くそぉっ!!くそくそっ!!」

ブンッブンッブンッ

やけになり、何度も拳を突き出す弟友。しかし従妹にはかすりもしない。

従妹「……飽きちゃった。さいならーー!」

ボオォォーーーンッ

渾身の一撃を弟友の腹に入れる従妹。

弟友「く……そ……」ガクッ

その場に倒れてしまった弟友だった。





512 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/04(日) 20:41:16.16 ID:ls7qzbmjo
従妹「さぁて残りは……」

姉友「…………」フッ

従妹が振り返った瞬間、姉友が正面に現れる。

従妹「!!!」

姉友「おりゃあっ!!!」

ドンッツ

従妹「かはっ!!?」

重い一撃を受け、仰け反る従妹。

姉友「おおおおおおおおおっ!!!」

ガスッ バキッ

更に追撃をかける姉友。その衝撃で吹っ飛ばされる従妹。

従妹「しまっ!!?」

そこから姉友の繰り出す拳の弾幕が従妹を襲う。

姉友「おおおぉぉぉぉっ!!!」

ボカボカボカボカボカボカボカボカッ




513 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/04(日) 20:42:35.31 ID:ls7qzbmjo
姉友の両手から繰り出される凄まじい拳の嵐と、両足まで使って繰り出される重い蹴りの連打が従妹を襲う。

姉友「おおおおおおおおおっ!!!」

ボカボカバキボカバキボカバキボカバキッ

姉友の乱舞を受け、体育館の天井付近まで飛ばされる従妹。

→                                                       従妹「かはっ!?」

姉友「これで決めるっ!!」ギュオオォーーンッ

姉友の右手が輝き出す。全身の気を集めている。

←              従妹「くひっ!!」ヒューーーンッ

従妹が落ちてきた。

姉友「真○!剛掌閃!!!」

ドオオォォオオォーーンッ

従妹「ああああぁぁぁぁぁーーーーーーっ!!!!」

従妹の体はものすごい速さで飛んでいき、コンクリートで出来ていたはずの体育館の壁を簡単に砕いてしまった。

パラパラッ

姉友「…………」タンッタンッ

振り返り、飛んで来る破片と粉塵を背後に姉友が無言で立ち尽くす。そう、勝利の決めポーズである。






514 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/04(日) 20:43:08.14 ID:ls7qzbmjo
姉友「ふぅ〜。危ないとこだった……(まさか分身するなんて、どんなチートキャラだよ)」

十分こいつらもチートである。

女「先輩!!」

女友「体は大丈夫なんですか!?」

姉友「いや〜あたしのHP、1ターンに10%回復するから♪」

訳のわからない事を言う姉友だった。

姉友「……(今度こそ手ごたえはあった)」じぃっ

そう心の中で呟き、従妹の飛ばされた方を凝視する姉友。

姉友「ところで弟友君はだいじょぶかな?」

弟友「は、はい〜なんとか……」ボロボロ

姉友「良くやったわ。君が隙を作ってくれたおかげであの子を倒せた様なもんだからさ♪」

女友「……あの子、いったいなんだったのかしら?」

弟友「あぁ、あんなに強い奴がいるなんてな……」

女「とにかく、これで一件落着って訳にはいきそうにないね」





515 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/04(日) 20:43:39.51 ID:ls7qzbmjo
女「そういえば、あの子って弟の家に住んでるんだっけ?あいつに知らせた方がいいのかな?」

姉友「……微妙だね。みんな、この事はあいつらには黙っててね」

女・女友・弟友「!!?」

姉友「ちょっと複雑なんだ。みんなはこれ以上深入りしない方が良い」

弟友「…………」

女友「とにかくあの子を確認しましょう!」

女「まさか……死んでるって事は無いよね?」

姉友「いやぁ〜確かに。全力で撃ち込んじゃったからねぇ〜。あはは」

女「ねぇ!あそこ!!瓦礫の下敷きになってる!!」

弟友「取り合えず行こうぜ」

そう言って、従妹を確保しに向かう姉友と3人組だった。





516 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/04(日) 20:44:08.85 ID:ls7qzbmjo
一方その頃、弟は……

保健室

弟「はぁはぁ……姉様の手で……」

ピトッ

弟「あう……触ってる……姉様が俺のちん○を……」

キモオトは姉の手に自分のペ○スを握らせた。

シコシコッ 

なんとキモオトは寝ている姉の右手を使って自慰を始め出した。

弟「はぁはぁ……姉様……俺のは大きいでしょ……はぁはぁ……」

姉「……すや……すや……」

シコシコッ……シュッシュッ……

姉の右手に自分のペ○スを握らせ、その上から右手で押さえて上下させているようだ。

弟「すごい……これすごいよ!姉様、上手だよ、そのままコスって」

小声で、姉が起きないように、しかし興奮しながら自慰をするキモオト。





517 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/04(日) 20:44:38.71 ID:ls7qzbmjo
弟「はぁはぁ……もういきそう……姉様……」

シコシコッ……シュッシュッ……

弟「姉様……姉様姉様姉様……」

シコシコッ……シュッシュッ……

姉「……すや……すや……」

姉の顔をじっと見つめるキモオト。

弟「姉様を汚したい……姉様の綺麗な顔を、俺の汚いザー○ンで汚したい……」

恐ろしい事を考え出したキモオト。

弟「くくく……そうすれば姉様は俺のもの……俺のものに姉様はなる……」

シコシコッ シュッシュッ

弟「姉様は誰にも渡さない……俺だけの姉様だ!そうだ。姉様を汚していいは俺だけなんだ!」

姉「……すや……すや……」

姉の手を離すキモオト。そして……




518 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/04(日) 20:45:10.47 ID:ls7qzbmjo
ピトッ

姉「ん……」

寝ている姉の顔にペ○スをこすり付けるキモオト。

弟「はぁはぁ……姉様の綺麗な顔……ここに俺だけの所有物ってマーキングをしてやる!」

シコシコシコシコシコシコッ 

手を早く動かし出すキモオト。

姉「すや……すや……」

弟「はぁはぁ!姉様!姉様っ!!」

ドピュッ!! ピュルルッ ピュッ ピュッ!

姉に顔射したキモオトだった。姉の美しい顔が弟の白い液体で汚されてしまった。

姉「すや……すや……」

何も知らず寝ている姉。





519 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/04(日) 20:45:53.82 ID:ls7qzbmjo
弟「はぁはぁ……うひ…うひひ……やった。やった!これで姉様は俺のもの。俺のものだ!」

姉「すや……すや……」

弟「俺が汚した!姉様を初めて汚したのが俺なんだ!はははっ!」

キモオトは満足し、興奮しながら喋り出した。

弟「姉様!あの美しい姉様が俺に汚された!ははっ!あの姉様が!あの姉様が!!」

憧れの愛してやまない姉を自分が初めて汚した。その征服感に酔いしれていた。

姉「すや……すや……」

弟「姉様!姉様!!姉様!!!姉様!!姉様!姉様……姉様……ああぁぁぁ!」

姉「すや……すや……」

弟「俺はなんて事をしてしまったんだっ!!」

正気に戻った。





520 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/04(日) 20:46:24.55 ID:ls7qzbmjo
あわててハンカチを取り出し、丁寧に拭き取る。

弟「お、俺はなんてバカなことを……俺の命より大事な姉様になんてことを!」

罪悪感にかられるキモオトだった。

姉「すや……すや……」

弟「姉様、ごめんなさい。ごめんなさい!」ポロポロ

フキフキ ゴシゴシッ

涙を流しながら、丁寧に姉の顔を拭きとる。自分の罪まで消えるようにと願いを込めて。




?「…………」ニタァ〜


弟「!!!」




521 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/04(日) 20:47:07.98 ID:ls7qzbmjo
なんとそこにはボロボロの格好をした従妹が居た。

弟「あ……あ……あ……」ガタガタ

顔を真っ青にして恐怖に脅える弟。

従妹「お兄ちゃん♪」ニヤニヤ

弟「い、いつから……何時からそこに居た!?」ガタガタ

従妹「お兄ちゃんがお姉ちゃんの手を使って、おち○ちんをシゴいてたとこからかな♪」

弟「あ……あ……あ……(バカな!?気配なんてしなかったのに!?)」ガタガタ

困惑する弟。

従妹「あはは♪家族のスキンシップ♪だよね〜」ニタァ〜

弟「あぅ……」ガチガチ……ガタガタ……

歯を鳴らしながら震えあがる弟。

従妹「いつまで……」

突如として無表情になり従妹が口を開く。

弟「!!」ガチガチ……ガタガタ……



従妹「二人は『家族』で居られるかな?」




522 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/04(日) 20:47:42.13 ID:ls7qzbmjo
弟「うわぁぁぁぁあああぁあぁぁああーーーーーーーーーーっ!!!!」

絶叫し、保健室を飛び出す弟だった。



従妹「くすくす……あ〜楽し♪ほんとお兄ちゃんは面白〜い!」

上機嫌の従妹であった。

姉「……すや……すや……」

従妹「にたぁ〜」さっ

弟が落として行ったハンカチを拾う従妹。

従妹「くすくす……お兄ちゃんたら、拭き残しがいっぱいあるよ♪」

ゴシゴシ ゴシゴシ

そのハンカチで姉を拭く従妹。

姉「ん……」

従妹「あは♪綺麗になったね。お姉ちゃん」





523 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/04(日) 20:48:25.89 ID:ls7qzbmjo
従妹「クスクス……もうそろそろいいかな?」にたぁ〜

そう言って姉をゆすり出す従妹。

従妹「ねぇねぇお姉ちゃん。そろそろ起きようよ〜もう放課後だよ」ユサユサ

姉「……すや……すや……」

全く起きる気配のない姉。

従妹「ありゃりゃ。全然ダメだ。やっぱ待つしかないか」

姉「……すや……すや……」

従妹「寝ぼすけお姉ちゃん〜^^。くすくす……はやく起きないかなぁ〜♪」

心底楽しそうな従妹であった。



姉を汚し錯乱して出て行ってしまった弟のその後は?従妹の真意は?

そして従妹を倒した筈の姉友・3人組達は?

第八話 恐怖の従妹 終わり




524 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/04(日) 20:49:22.58 ID:ls7qzbmjo
じゃあ今日はここまで。

ちなみにこの展開はこのスレ立てる前から出来てたものです。(骨組みが……)

前回の最後に『ボクッ娘参戦!』と言ったのはこう言う意味です。

別に>>1がヤケになってやった訳ではないです。あえて言うのなら最初からこの>>1は狂ってます。

後編となる第九話では更にやらかしまくるのであしからず。

次回 仮面クーガー (アホ)オー○ 後編 宜しくです。

おふざ〜けしたい♪おふざ〜けしたい♪またふざけたく〜なるぅ〜♪星座の導きでぇ〜今、ふざけ〜あ〜あう♪

……お疲れでした。
525 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2011/09/04(日) 20:50:19.27 ID:RzmJhL1Yo

パロネタってそういう感じのだったのか…
526 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/09/04(日) 20:57:30.08 ID:ZhIgfyWOo
乙〜
527 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/04(日) 21:11:12.59 ID:qlLG1NwDO
乙 戦闘シーンは全て"イメージ"ですよね?ww
528 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チリ) [sage]:2011/09/05(月) 18:36:25.97 ID:c90pryvio
乙です
楽しみに待っときます!

529 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/10(土) 20:07:28.19 ID:74ecbaFno
こんばんは。そろそろ始めます。

今回の、『前回のあらすじ』はいつものと少し違います。と言いますか、『あれ』のパロネタです。

今回の投下量、凄く多いのであしからず。
530 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [saga]:2011/09/10(土) 20:08:38.25 ID:74ecbaFno
例の人の低音美声ヴォイスで再生して下さい。

仮面クーガー (アホ)オー○ 前回の3つの出来事。 ←CV 例の人

一つ!従妹がやって来た事によって、心労がたたり倒れた姉。 ←CV 例の人

そんな姉を心配し、一目散に駆けつける弟。 ←CV 例の人

姉友「弟君大変!!姉が倒れた!!」

弟「えぇ!!!!姉友さんほんとですか!!!」

従妹「ボクも行く!!」

弟「!!おまえは来んな!!授業を受けてろ!!(邪魔だ!!てめぇなんかいらねっ!!)」

女教師「こらぁーーー!!廊下を走るなぁーーー!!!」

弟「うるせえぇーーー!!!バーカバーカ!!!」



二つ!同行しようとする従妹を引き留め、対決する姉友と弟の友人3人組。 ←CV 例の人

姉友「……でさ、弟君の速さには従妹ちゃんついてけないでしょ?転校して来たばかりだから

   迷ったら困るじゃん。この学校広いしさ。だからあたしが案内するね♪」

従妹「……ボクの邪魔をしないでくれるかな?姉友さん」

姉友「……うん。良くわかったよ」シュルシュル

姉友「あんたがすごくヤバい奴だってこと!!」ゴオォォォーーーッ

従妹「…………」ニタァ〜

女「こんなとこでなにやってんの!!」

女友「……ちっ。おい映○っ!!」ピィーン

弟友「変身!!」ピンピンピ〜ン ←例の効果音

タカ! トラ! バッタ! タ○バ♪ タト○♪ ○トバ♪ ←あの人の歌声

姉友「真○!剛掌閃!!!」

ドオオォォオオォーーンッ

従妹「ああああぁぁぁぁぁーーーーーーっ!!!!」



三つ!寝ている姉にイタズラするキモオト。 ←CV 例の人

姉「……すや……すや……」

弟「(……こんな事考えちゃダメなんだけど、今の姉様も凄く綺麗……)」

弟「あう……触ってる……姉様が俺のちん○を……」

弟「はぁはぁ……うひ…うひひ……やった。やった!これで姉様は俺のもの。俺のものだ!」

弟「俺はなんて事をしてしまったんだっ!!」

従妹「いつまで……二人は『家族』で居られるかな?」

弟「うわぁぁぁぁあああぁあぁぁああ!!!!」

従妹「寝ぼすけお姉ちゃん〜^^。くすくす……はやく起きないかなぁ〜♪」
531 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [saga]:2011/09/10(土) 20:09:37.31 ID:74ecbaFno
第九話 追い詰められるアホ姉弟


弟の教室

ガラガラッ

弟「はぁはぁっ!!(くそっくそっ!!)」

真っ青な顔で自分の机へと向かう弟。

弟「(よ、よりにもよってあいつにあんなとこ見られるなんて!!)」

弟「(くそっ!!姉様に知られたらどうしよう!!俺はもう死んだ方がいいのか!!?)」

ネガティブな考えに至る弟。

A男「弟!どうした!?すんげえ顔して!」

弟「……なんでもねぇ」

A子「ねぇねぇ、弟君。女達見なかった?従妹さんを探しに行ってまだ帰ってないの」

弟「!!なんだと!?あいつらどこ行った!?」

B子「だからわかんないから弟君に聞いてるの!見てないの?」

弟「(ま、まさか……従妹に!?)」だっ

B男「お、おいっ!!弟!!」

急いで教室を出る弟だった。

532 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/10(土) 20:10:43.90 ID:74ecbaFno
弟「(くそっ!一体なにがどうなってる!!)」

弟「(あいつは姉友さんが案内するって言ってた筈。それがなんであいつらが出てくる!?)」

弟「!!(まさか姉友さんがやられた!?そんなバカな!!?)」

弟「(兎に角あいつをとっちめてやる!!)」

一目散に保健室へと向かう弟。だが……

弟「!!(だ、ダメだ!今は行けない!どんな顔して姉様に会えって言うんだ!?)」


弟「こうなったら誰かに聞きまくってあいつらを探すしかないか」

533 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/10(土) 20:11:38.84 ID:74ecbaFno
……しばらく現校舎内を探索し、姉友と3人組が旧校舎に行ったことを突き止めた弟だった。

旧校舎

弟「聞いた話だと、姉友さんとあいつらはこっちに来たって話だったけど」タッタッタッ

弟「どこだ!?どこに居る!?」タッタッタッ


弟「姉友さんっ!!女っ!!女友っ!!万年発情期っ!!!どこにいるっ!!!?」タッタッタッ

4人(約1名おかしいのがいるが…)の名前を呼びながら走りまわる弟だった。



弟「!!な、なんだこれは!!!?」



534 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/10(土) 20:12:30.43 ID:74ecbaFno
旧体育館

コンクリートの破片が飛び散り、大惨事になっている体育館に入った弟。

弟「い、一体ここで何があった!?」

弟「なんだか凄まじい戦闘の痕跡がある……!!まさかここで!?」

旧体育館の中を手掛かりが無いか探す弟。


弟「ん?あれは!!?」


何かを発見した弟。

弟「これは姉友さんが付けてたリボン……それにこれは従妹の髪留め……

  間違いない……二人はここで戦っていたんだ。まさか姉友さんと戦える程強かったなんて……」



弟「……いや、あいつならあり得る。あの時従妹には警戒すべきだと直感した事は間違いじゃなかった」


535 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/10(土) 20:13:56.40 ID:74ecbaFno
弟「それに弟友達もその場にいた。多分あいつらも加勢したんだろう」

弟「でも勝てなかった。でなければ従妹が保健室に来たのに、あいつらが行方不明ってのが繋がらない」

弟「くそっ!!一体どこに行った!!?」ガンッツ

壁に八つ当たりする弟。

弟「従妹め……よくも俺の仲間に手を出しやがったな!ぶん殴ってやるっ!!」

従妹に対して激怒する弟。

弟「……っ!!!姉様が危ないっ!!!」たっ

姉にも危機が及ぶと悟り、猛スピードで走り出す弟。



弟「もし姉様に手ぇ出してみろっ!!百万回生まれ変わっても恨み晴らすからなぁぁぁーー!!!」



そう言って大急ぎで本館の保健室へと向かう弟だった。

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536 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/10(土) 20:14:40.58 ID:74ecbaFno
一方 姉は……

保健室

姉「う〜ん……」

ようやく起きた姉だった。

従妹「おはよ〜お姉ちゃん♪」

姉「!!お、おは……よう(なんでこの子が居るの!?)」

姉「?あれっ?ここは?」

従妹「保健室だよお姉ちゃん。お姉ちゃん倒れちゃったんだって」

姉「そ、そうなの。心配かけたわね。ありがとう、もう大丈夫よ」

姉「(……どうせなら弟君に居て貰いたかったな。メス豚(従妹)の顔なんて見たくないもの!)」

不満の姉だった。

従妹「そ〜そ〜。お兄ちゃんもさっきまで居たんだよ」

姉「!そ、そう……(なんでわかったの!?私、顔に出てた!?)」

537 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/10(土) 20:15:26.01 ID:74ecbaFno
従妹「あ、そうだ♪お兄ちゃんね。忘れ物したみたい。お姉ちゃん渡しといてよ^^」

そう言って、弟のハンカチを姉に差し出す従妹。

姉「そう……でも従妹さんが渡せばいいじゃないの。なんで私に頼むの?」

従妹「ボクはこれから『用事』があるから今日は遅くなるの。だからお願い」

姉「わ、わかったわ。じゃ……」

そう言ってハンカチを受け取る姉。

姉「(弟君のハンカチ!今日かいた汗がいっぱい染み付いてる弟君のハンカチ♪)」

その上、なにやらキモい事まで考えていた。

従妹「…………」ニタァ〜

姉「!!!」ゾクッ

従妹「じゃお姉ちゃんばいば〜い♪」

ガラガラッ

538 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/10(土) 20:16:33.12 ID:74ecbaFno
従妹の居なくなった保健室で何やら考え込む姉。

姉「い、今のニヤけ面はなに!?一体なんだったのかしら?」ドキドキ

姉「お、弟君のハンカチ……」ドキドキ

クンクンッ

姉「!!こ、この匂いは!?お、弟君エキス!!?なんでハンカチからこの匂いがするの!?」

弟の精液が染み込んでる事に気が付いた姉だった。

姉「!!ま、まさか……」ドクン

姉「お、弟君がさっきまでここに居た……」ドクン

姉「弟君エキスの付いたハンカチ……」ドクンドクンドクン

姉「最後のあのニヤけ面……」ドクンドクンドクン

姉「あの二人が……まさか、そんなことって……」ドクンドクンドクンッ



姉「いやあぁぁぁぁーー!!!」


539 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/10(土) 20:17:48.57 ID:74ecbaFno
姉「そんなあぁぁーーっ!!弟君があんな子に取られるなんてっ!!厭あぁぁぁーーっ!!」ポロポロ

姉「うぅ……弟君!弟君!!弟君!!嘘だよね弟君っ!!」ポロポロ

そう言って弟のハンカチを握りしめる姉。

クンクン

姉「うぅ……弟君弟君弟君!!」ポロポロ

クンクンクン

姉「うぅ……弟君はあんな子の事が好きなの……」ポロポロ

クンカクンカクンカクンカクンカクンカ

姉「うぅ……弟君の匂いだ……私の弟君エキスの匂いだ……」ポロポロ

540 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/10(土) 20:20:40.50 ID:74ecbaFno
ペロッ

姉「弟君の味だ……私の大好きな弟君エキスの味がする……」ポロポロ

ハンカチを舐め出したキモ姉。

姉「弟君……弟君……うぅ……」ポロポロ

チュウチュウッ

姉「はぁはぁ……弟君……おいしい……弟君……」ポロポロ

精液のかかった部分を口に含み、それを吸い取る姉。

チュウチュウッ……クチュッ……クチュッ……

キモ姉は右手でハンカチを持ち、左手で性器を弄(まさぐ)り始めた。

姉「ふふふ……もう弟君ったらいっぱい出しちゃって…グスッ…そんなに私のお口がよかったの?」ポロポロ

チュウチュウッ……クチュクチュッ……クチュクチュ

今度はキモ姉が弟のハンカチの、精液のかかった部分を口に含みながら妄想を始める。

姉「弟君のもので汚いものなんて無いんだよ……グスッ……あははっ……ふふっ……」ポロポロ

クチュクチュッ……ビチャッ……ビチャッ……

涙を流しながら、自慰行為を続ける姉。

541 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/10(土) 20:21:25.52 ID:74ecbaFno
姉「はぁはぁ……まだ弟君のお○んちん元気だよ。ふふっ…グスッ…逃がさないわ……」ポロポロ

ビチャッ……ビチャッ……ペロペロ……

そう言いながら先程、弟がペ○スを握らせていた右手を舐め始める姉。

姉「……なんだろこの味?私の手に弟君エキスが染み付いたのかしら?」

クンクンッ

姉「?弟君のお○んちんの匂いがする……ような」

クチュクチュッ……クチュクチュッ……カミカミ

姉「弟君のお○んちん、ビクビクいってるよ。はぁはぁ……えへっ……えへへへっ……」ポロポロ

クチュクチュッ クチュクチュッ ピチュピチュ チュパッ カミカミ

そう言いながら右手の指をしゃぶり始め甘噛みする姉。

姉「ほんとに弟君のお○んちんの味がするみたい……どうしたんだろ今日の私……」

クチュクチュッ……グチュグチュッ……ピチュピチュ……チュパッ……

姉「はぁはぁ……すごい……今日の私、凄く敏感になってる……」

542 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/10(土) 20:23:15.43 ID:74ecbaFno
姉「あぁ……弟君のお○んちん……すごくいい……」

そう言って今度は右手の指で膣内の入口を弄り、更に親指で陰核を刺激し始めるキモ姉。

グチョ……ピチャッ……グチュッ……クニュッ……クリクリッ……

姉「あぁ……もうダメ……弟君、一緒にいこ……」

クチュクチュッ……ビチャッ……グチュッ……クニュッ……

姉「ああ!!弟君弟君弟君!!」

プシャァァ……ビクンビクン

姉「はぁはぁ……うぅ……なにやってるんだろ私」ポロポロ

姉「こんな残りものみたいなので自分を慰めるなんて……」ポロポロ

弟のハンカチを見ながらそう呟く姉。

姉「せつないよぉ……せつないよぉ弟君。う、うぐっ……ヒクッ……ヒクッ……」ポロポロ

姉「うえぇぇぇーーん!!おとうとくぅーーんっ!!せつないよぉぉーー!!」ボロボロ

悲しみに暮れる姉が嗚咽を上げる。

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543 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/10(土) 20:23:59.80 ID:74ecbaFno
時は遡り、姉友と3人組がどうなったと言うと……

旧体育館

従妹「…………」

倒れている従妹の様子を見る姉友と3人組。

女「……ねぇ、これほんとに大丈夫?死んでない?」

従妹は、ピクリとも動かない。

姉友「う〜ん。そーなるとあたしはくさいメシを喰う事になるのかっ!」

女・女友・弟友「!!!」

姉友「いやぁ〜いつかはやると思ってたけどねん。あははっ!」

とんでもない事を笑いながら言い出すアホ修羅だった。

女「冗談でも笑えませんよ先輩っ!!」

弟友「でも俺らも共犯者ってことになるぜ。あ〜あ、短い学生時代だった」

女友「……女、あなたいつも聞いてるよね?『完全犯罪って可能かな』って」

女「なにバカなこと言ってんのっ!!あんなの冗談に決まってるでしょ!!怖い事言わないでよっ!!」

怪しい目つきになっている女友をたしなめる女だった。


そんなアホなやり取りをしている4人だったが……


544 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/10(土) 20:24:54.75 ID:74ecbaFno
従妹「にたぁ〜」ムクッ


姉友・女・女友・弟友「!!!」


女「きゃっ!!?」


姉友「女ちゃん!!?」

女友・弟友「女っ!!?」

従妹に捕まる女だった。

女「は、はなして!!」

従妹「姉友さん……最後のは凄かったね。ボクもやられるかと思ったよ」ニタァ〜

姉友「そ、そんな……あたしの全力で打った剛掌閃を喰らってまだ動けるなんて……」

従妹「あははっ。そろそろ飽きたし、あなた達には大人しくしてもらおうと思ってね」ニヤニヤ

そう言って短剣を女の首筋にあてがう従妹。

女「ひっ!?」ガクガクッ

弟友「いったいなんなんだこいつ!?おいっ!!女を離せ!!」

545 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/10(土) 20:28:16.99 ID:74ecbaFno
従妹「あははっ♪弟友君、持ってる武器を全部出して。女友さんのメダルもね」

弟友「仕方がねぇ。ほらよっ」ガサゴソ

女友「くっ!!」ジャラジャラ

弟友は、かぎ爪・鎌・ガントレット・剣・盾・斧……そしてトンファーを従妹に渡した。

女友も全てのメダル(セ○メダル含む)とヘンテコな缶詰を渡した。

従妹「これだけの武器……一体どこに隠したのかな〜?」クスクス



弟友・女友「仕様です。そこは深く追求しないで下さい」



姉友「……で、女ちゃんを返してくれるの?」

従妹「ううん、まだまだ〜」

姉友「…………(よし!女ちゃんを受け取る隙に……)」グッ

従妹に見えない様に、拳に力を込める姉友。

従妹「姉友さん、こっち来て。……妙な事をすれば女さんは無事じゃすまないから♪」

姉友「うん、わかった(ちっ、ばれたか)」

546 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/10(土) 20:30:14.00 ID:74ecbaFno
従妹「じゃいくね。痛みは一瞬だから」ズンッ

姉友「かはっ!!?」

従妹が姉友の丹田(腹部の中央)に親指を押し込む。

女「先輩っ!!?」

姉友「!!?なにっ!?力が出ない!?」

従妹「秘孔を突いて姉友さんの力を封印したから。しばらくは大人しくしててね」

姉友「くっ……一体なにするつもり!?」

従妹「あはは♪さすがにここまで知られたんだから、みんなをこのまま帰す訳にはいかないんだよね」

女「い、いやあっ!!」ガクガクブルブル

姉友「やっぱりそうなるのねん!どこまでも気に食わない奴!」ギロッ

弟友「せめて俺と姉友さんだけにしてくんないか?こいつらは戦える訳じゃねえし」

従妹「…………」ニタァ〜

547 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/10(土) 20:31:10.28 ID:74ecbaFno
女友「ううん。私も一緒でいい。弟友にだけ辛い思いをさせたくないから」

従妹「あはは♪選択肢はみんなには無いんだよ。大人しくこれをつけて」

そう言って手錠を渡す従妹。

姉友「……こんなものまで持ち歩いてるなんて、やっぱりあんたおかしいよ!」


女友・弟友「…………」カチャ


もっとヤバいものを持ち歩いている二人が、無言で手錠を嵌める。

従妹「あはは♪人間凶器の姉友さんには言われたくないなぁ〜」

姉友「まっ。それもそっか(あんたも人間凶器でしょうが!)」カチャ


従妹「じゃ、こっちに来て〜」ニタニタ

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548 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/10(土) 20:32:38.82 ID:74ecbaFno
そして時は、弟が従妹を追い、保健室へと向かう場面まで戻る。

保健室

ガラガラッ

弟「姉様ぁぁぁぁーーーーーー!!!!!」

養護教諭(保健室の先生) 以下 保先

保先「弟君!またっ!!なんでそんなに大声出すの!!」

弟「!!あっす、すみません!」

保先「まったく……もう放課後よ。弟君、帰りなさい」

弟「先生、姉様は!!?」

保先「私が来た時には誰もいなかったわ」

弟「誰もいない……従妹もですか……」

保先「ほら、用事は済んだでしょ?そろそろ帰りなさい」

弟「……失礼しました」

がらっ

保健室を後にする弟だった。
549 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/10(土) 20:33:18.56 ID:74ecbaFno
姉の教室

ガラガラッ

弟「姉様ぁぁぁぁーーーーーー!!!!!」

弟「……誰もいない……姉様帰ったのか……?」

姉のクラスには誰もいなかった。

……ところが

弟「!?姉様の鞄!ってことは姉様はまだ学校に……」

そう言って、携帯を取り出す弟。

ピッ プルルルル

プルルルル

ブー ブー ブー


弟「!!姉様っ!!鞄の中に携帯を入れてたのか!!」

550 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/10(土) 20:34:29.96 ID:74ecbaFno
弟「あれ程いつも持ち歩いててくださいって言ってたのに……」

弟「これじゃあ姉様が危険に晒された時に駆けつけられないじゃないか!?」

現在の状況がそうである。

弟「むぅ……GPS機能で把握している姉様の行動パターンと言えば、この後スーパーにお買い物に行って、

  自宅に帰る、と言うのが姉様の日常だけど……」

ストーカーの発想だった。

弟「ヒクヒク……う〜ん。俺の姉様レーダーも反応しない……おかしいなぁ?付近にはいないのか?」

姉様レーダー?

弟「とにかく校舎内をくまなく探すしかないっ!!」



弟「見つけ次第ちゅっちゅしてやるっ!!!」



目的が完全にすり替わっていた。……姉に対して保健室であんな事したにも関わらず。

弟「うへへっ!!姉様ぁぁぁーーー!!!」たっ

……と言うか、姉友と3人組のことは?従妹のことは!?

551 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/10(土) 20:36:46.01 ID:74ecbaFno
一方 姉は……

ガタン……ゴトン……

姉は電車の中に居た。

姉「…………」

無表情で電車の外を見ている姉。

姉「ふっ……」

姉「ふっ……ふふっ……」

笑い始めた。

姉「うふ……うふふふ……」

笑声をあげてはいるが、顔は無表情のままだった。

姉「くすくす……(そう……そうなのよ……)」

なにやら心の中で呟き始めた姉。

姉「くすくす……(そうすればいいんだわ……)」



552 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/10(土) 20:37:37.74 ID:74ecbaFno
ガタン……ゴトン……

姉「(メス豚(従妹)がそのつもりなら、私にも考えがあるわ……)」

姉「(弟君を寝取られたのなら…………)」



姉「(私が寝取り返せば良いのよっ!!)」クワッ



姉「(そう……弟君を私の虜(とりこ)にしてしまえば良いんだわっ!!!)」

姉「(うひひっ。今日の弟君の夕ご飯に媚薬を入れる。そして弟君は私を襲う!!これで行きましょ!!)」

姉「(あははっ!ついに今日、私と弟君は結ばれるんだわ!きゃはっ♪)」

姉「(はぁ……なんでもっと早く気が付かなかったんだろう。最初から弟君に私を襲わせれば良かったのよ)」

恐ろしい結論を導き出したキモ姉だった。

553 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/10(土) 20:38:34.71 ID:74ecbaFno
姉「(作戦としてはこうよ。まず、弟君が媚薬入り夕ご飯を食べる。その間に私、お風呂に入る。

   弟君食べ終わる。ムラムラする。私登場!バスローブを羽織って弟君を誘惑っ!!」

姉「(次にソファーに横になる。私、寝た振りする。弟君さらにムラムラするっ!!

   寝ている私に弟君、イタズラするっ!!弟君、私のお顔に弟君エキスをかけるっ!!!)


まるでさっき起きてたんじゃないかってくらい正確に、自分の身に実際に起きた事を

弟に再度実行させようと思案するキモ姉。


姉「(弟君エキスを放出し終えた瞬間、私起きるっ!!

   私『きゃーっ!!弟君なにしてるのっ!!』

   弟君焦る!私、弟君を問い詰めるっ!!

   私『弟君がこんな破廉恥なことをする子だとは思わなかったわ!』

   弟君青い顔しながらオロオロする!そこで一言っ!

   私『Hな弟君にはお仕置きが必要よね?』

   弟君ガクガクしながら頷く!!そこで私、弟君のお○んちん食べるっ!!)」


554 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/10(土) 20:40:06.15 ID:74ecbaFno
姉「(弟君ビックリする!私構わずハムハムするっ!!

   弟君気持ち良くなる!でも戸惑う!

   弟君『ね、姉様ダメですよ。こ、こんなことしちゃ……』

   私、上目づかいで弟君見るっ!!そこで一言っ!

   私『ダメ!いけない弟君にお仕置きしなきゃいけないの♪……逃がさないわ』

   弟君そんなこと言いながらも私のお口の中で元気になる!日頃の成果が試されるわっ!!

   )」

注:日頃の成果……弟に睡眠薬を盛り、夜這いフェラをしている事。


姉「(弟君『はぁはぁ……姉様、僕もう我慢出来ない……』

   弟君、お○んちん私の中に入れたくなる!!そこで一言っ!

   私『いらっしゃい、弟君。お姉ちゃんが教えてあげる♪』

   そして私と弟君、結ばれるっ!!!

   弟君『す、すごいっ!姉様の中、気持ちいい!それにすごい腰振りだっ!!』

   と、こうなるっ!!!

   )」

555 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/10(土) 20:41:21.86 ID:74ecbaFno
姉「(そんな私のテクニックに弟君メロメロっ!!

   弟君『はぁ〜いいっ!!姉様いいよっ!!従妹なんかより全然気持ちいいっ!!』

   そこで私が止めの一言っ!!!

   私『どぉ〜?私の方がいいでしょ?これで弟君は私のものだからね♪』

   弟君『はいっ!!もちろんですっ!!姉様のものになりますっ!!』

   弟君、メス豚(従妹)を捨てて、私のものになるっ!!!)」

姉「…………」

姉「(完璧だわっ!!これ以上ない最高の作戦だわっ!!うへっうへへっ!!寝取ってやるわっ!!)」

要約すると、基本ヘタレなキモ姉は弟に自分を襲わせ、弟が逃げられない状況を作り出し、

弱みを握った上で事に及ぶ、という結論に至った訳である。アホである。


姉「(弟君が一体誰のものなのか、あのメス豚(従妹)に思い知られてやるわ!)」メラメラ


従妹に対し、闘志を燃やすキモ姉だった。

……そもそもアホオトは従妹と肉体関係があるどころか憎悪していると言うのに。

556 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/10(土) 20:42:36.74 ID:74ecbaFno
アホ姉の妄想はとどまるところを知らない。

姉「(いやん♪そうなったら弟君と私は晴れて夫婦になれるわっ!

   新婚生活かぁ〜

    私『あなたっお帰りなさいっ♪

      私(に盛り付けたごはん)にする?それとも私(と一緒にお風呂)にする?

      それともわ・た・し(と子作りする)?』

    旦那様(弟君)『おまえを食べたい♪』

   )」

姉「…………」

姉「(最高だわっ!!バラ色の未来が待ってるわっ!!!うへへへへっ!!!)」ニヤニヤニヤ

本当にアホな事を考えていた。

557 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チリ) [sage]:2011/09/10(土) 20:42:56.73 ID:/TkJ0AIUo
遭遇キターーーー
558 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/10(土) 20:43:46.51 ID:74ecbaFno
姉「(待っててね弟君。今から私がメス豚(従妹)の魔の手から、君を救ってあげるから!)」

どちらかと言えば、弟を助けると言うより、嵌めると言ったところである。

姉「(今日メス豚(従妹)は『用事』があって遅くなると言ってたわね。

   という事は、今夜が勝負ね)」

姉「(目指すは終点の池袋……あの東口方面から少し行った先にある怪しげな薬屋……

   そこに前から目を付けていた媚薬が売ってある)」

姉「(そして、○武百貨店のデパ地下には弟君の大好きなお惣菜が売ってある。

   それも購入しましょう)」

姉「(あと、お洋服売り場で弟君に似合うお洋服やジーンズも見て来ましょう)」

姉「(そこまで行ったならクレープも食べましょう。今日はなんだか無性に食べたいわ)」

姉「(ついでにジュ○ク堂で参考書と小説も買っておこうかしら?)」

もはや只のショッピングが目的になっていたアホ姉だった。

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559 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/10(土) 20:44:31.08 ID:74ecbaFno
一方 アホオトに忘れられた可哀想な姉友と3人組は……

ゴトンゴトン

トラックの中に幽閉され、移動中であった。

姉友「やられた……あいつらの一族ってことはこれくらいの財力はあるもんだと気付くべきだった」

女「うぅ…………」

女友「いた……」

弟友「大丈夫か女友?」


あの後どうなったかと言うと……

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560 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/10(土) 20:45:09.31 ID:74ecbaFno
学園から離れた駐車場……


従妹「くすくす……それにしてもみんな、楽しかったよ♪」

弟友「ちっ、楽しい、か……」

姉友「あんた……一体どういう神経してんの?」

女「…………」



?「お嬢様、お待ちしておりました」

姉友・女・女友・弟友「!!」


561 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/10(土) 20:46:03.65 ID:74ecbaFno
大きなトラックと、執事風の男が出迎えた。

従妹「執事、お願いね♪」

執事「はっ」

姉友「どういう事……」

従妹「くすくす……」

執事「さて、では大人しく来て頂きましょう」がしっ

女友の腕を掴む執事。

女友「!!触らないでっ!!」がしっ

執事の足を蹴る女友。

執事「!!」

パアーーンッ

女友「!!」

乾いた音が辺りに響く。執事は女友の頬を掌で叩いた。

弟友「てめえっ!!」

執事「…………」

562 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/10(土) 20:46:58.31 ID:74ecbaFno
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女「あの子……あたし達をどうするつもりかな?」

女友「最悪の場合、口封じも兼ねて頃されるかも知れないわね」

姉友「う〜ん。やっぱあたしの覇気も戻りそうにないわ。こりゃお手上げだわ」

弟友「……なぁ、ア○ク。おまえ分離して俺達の手錠外してくれないか?」

女友「そんなこと出来る訳ないでしょ……やれるならやってるわよ」

弟友「くそぉ〜。武器は全部取られちまったし……万事休す、だな」

女「はぁ、やだなぁ。あたしの人生、これでおしまいかぁ〜」

女友「そうね。これはどうしようもないわね」

563 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/10(土) 20:47:48.51 ID:74ecbaFno
弟友「ま、おまえと一緒に最期を迎えるってぇのもわるくはないな」ニカッ

女友「ちょっ///なんでそーゆーことゆうのよっ!!バカッ!!」

こんな状況にも関わらずイチャつき出すアホップルだった。

姉友「お〜お〜熱いねぇ〜。青春だぁね〜♪」

更にそれをはやし立てるアホがいた。

女「はいはい、御馳走様。幸せそーでよござんしたね!!」ムッ

不貞腐れるお一人様もいた。

女友「うぅ〜もぉ〜///」

弟友「まぁ、なるようにしかならぁ〜ね」

ゴトンゴトン

564 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/10(土) 20:48:37.19 ID:74ecbaFno
ゴトンゴトン

女「はぁ〜弟の奴助けに来てくれないかなぁ。元はと言えばあいつの親戚の所為でこうなったんだし」

姉友「あ〜無理無理。弟君に期待するだけ無駄無駄」

女「え〜なんでですか先輩?」

姉友「だってあいつは姉の事以外気にかける奴じゃないもん」

女友「あぁ〜、なるほど……」

姉友「仮にあたし達の事に気が付いたとしてもなんやかんやで、すぐに姉の事に目が向くから」

その通りだった。

女「で、でもっ!!」

女友「あなた……これまでの弟君の行動を覚えてないの?姉先輩にベッタリで私達のことなんて

   気にも留めてなかったじゃない?」

女「う〜。そうだったけど〜」

姉友「昔っからそうだったよん。あいつらとは長い付き合いだしね。まぁ許してやってちょ♪」

女「っていうか!先輩はなんでこんな事になってまでもあの姉弟の肩を持つんですかっ!!

  理解できないですよっ!!」

565 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/10(土) 20:49:23.65 ID:74ecbaFno
姉友「う〜ん、そだね。あの姉弟はあたしにとって『妹』と『弟』みたいなもんなんよ」

女友「『妹』と『弟』ですか?」

姉友「まぁ、仲良くなったきっかけってって言うのが凄くバカバカしいんだけど。

   初等部の時のあたしの友達ってのがあいつらだけだったからかな?」

女「えっ?」

姉友「あたしさ。昔、乱暴者だったから友達が出来なかった訳よ」

女「(今は乱暴者で済ませられるレベルじゃない気がするけど……)」

姉友「最初にあいつらと会った時、まぁいつもの様に、喧嘩をふっかけた訳なのねん。

   でも、弟君もすんごく強くっててこずった訳ですよ。でもま、あたしが勝ったけどね♪」

弟友「あっはっは。アホ(弟)でも姉友さんにはかなわないんすね」

姉友「そしたらすんごい形相して姉の奴があたしに飛びかかって来て。

   いや〜まいったね♪そん時の姉のヤバさと言ったら」

女友「ふふっ。その話だけでも今の弟君達を物語ってるわね」

566 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/10(土) 20:50:20.85 ID:74ecbaFno
姉友「結局その時は、引き分けになって終了したんだけど、今度は姉の方が何度もあたしに

   喧嘩売って来てね。『あの時はよくも弟君をっ』って感じで」

女「うぅ〜あのお姉さんらしい……」ゾクッ

姉友「でも姉って基本的に弱っちいから、全然あたしの相手にならなかったんだけどね」

弟友「それで今度はアホが姉友さんにかかって行くわけか」

姉友「その通りっ。なんどもそれを繰り返してるうちに何時の間にか仲良くなっててね。

   まぁ拳を交えた友情が生まれたって奴かな。あははっ♪」

女友「ふふっ。可愛いわね3人共」

姉友「まぁあの姉弟も昔っから二人でベッタリだったもんで友達がいなかった訳さ。

   そうなると、なんとかみんなの輪に入れる様にしてやらないとって親心が出来てきてね」

女「まぁいかにもって感じね。今となって考えてみると」

姉友「まっあたしも人の事言えた義理じゃなかったんだけど、なんかね、守りたくなっちゃったんだよね」

弟友「へぇ、姉友さんいい『お姉さん』っすね」

姉友「まっ。そのおかげなのかな。あたしが今みたいな社交的な性格になったのは。

   だからある意味ではあいつらに感謝してるんだよねん〜」

567 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/10(土) 20:51:08.63 ID:74ecbaFno
女「でもそれじゃ姉友さんが一方的にあの姉弟にしてあげてるだけじゃないですか!」

姉友「う〜んにゃ。別に見返りを求めて『お姉ちゃん』やってるわけじゃないんだよねん。

   なんだかんだであいつらと一緒に居ると楽しいんだわ。それが一番の理由かな?」

弟友「くっくっく。違いねぇ!俺もアホといると面白れぇからな。なんたってあいつアホだし♪」

女友「ふふっ……そうね。弟君、正真正銘のアホだものね。あれだけのアホはそうそういないわ」

女「あ〜あ。なんであんなアホの事一時期いいなって思ってたんだろ。アホなのに」

姉友「ほおって置くと何仕出かすかわからないアホな『妹』と『弟』。お姉ちゃんは大変なのさ〜」

女・女友・弟友「あはははははっ」

4人の結論は弟(+姉)=アホだからしょうがない で決まった。

ゴトンゴトン

女友「……それにしても何処へ向かってるのかしら?」

姉友「あたしも気になってた。でも、まだそんなに遠くへは行ってない筈」

女「近くても遠くてもおんなじですよ先輩。どうせなにも出来ないんだから」

568 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/10(土) 20:53:18.02 ID:74ecbaFno
姉友「……いや、まだ目的地について無ければなんとかなる筈」

女友「?どう言う事ですか?」

姉友「う〜ん、そろそろ来る頃なんだけどなぁ?……あいつ何やってんだろ」

女「あいつ?」

弟友「アホ(弟)のことですか?」

姉友「うんにゃ、違う。もっとバカ!しかも頼り無い奴っ!!」

女友「?」


ドカンッ ガラガラガラッ



女・女友「きゃっ!!!?」

弟友「うわっ!!?なんだっ!!!?」

姉友「!!来たっ!!!」

ギィー ガタンッ

女・女友・弟友「!!?」

?「はっはっは!助けに来てやったぞ!!妹よっ!!」


569 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/10(土) 20:54:00.20 ID:74ecbaFno
姉友「兄貴っ!!遅いっ!!しかも手荒過ぎっ!!!」

姉友の兄 以下 兄

兄「へっへ。そーゆーな!俺だって全力で来たんだぞっ!感謝しろよ」

そう言って姉友に近づく兄。

兄「破っ!!!」ズンッ

姉友「かはっ!!ったぁぁ〜」

兄は姉友の秘孔を突いた。

姉友「よしっ!!力が出せる!これで暴れられるっ!!」ニヤッ

女「先輩のお兄さん!!?一体どうやって!!?」

兄「あぁ、妹の覇気をたどってここまで来たんだ。急に小さくなったからびっくりしたぞ」

ほんとにチートな兄妹だった。


570 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/10(土) 20:54:47.01 ID:74ecbaFno
弟友「っと、俺の武器が全部あるぜ!!」

女友「メダルも無事ね。一緒に乗せるなんて不用心だわ」

女「でもおかげで探す手間が省けたじゃん。良かったね」

姉友「ねぇ兄貴?瞬○刀は持ってきてないの?」

兄「いや、そんな余裕はなかった。確かにあれがあれば一気にひとっ飛びだわな」

姉友「そっか……」

女「ね、ねえ兎に角、逃げようよっ!!」

弟友「まてっ!!」

女・女友・兄「!!?」

姉友「囲まれてるね……完全に」

兄「まあ……派手にやっちまったからなぁ〜」ポリポリ

弟友「ええ……それとヤバい奴が一人、乗ってる筈っす」

女友「弟友……」

弟友「借りを……返してやらあね」ギリッ

571 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/10(土) 20:55:35.14 ID:74ecbaFno
道路

監禁されていたトラックから抜け出し、外へと出て来た一行。……案の定

執事「まったく……やってくれたな、小僧共……」

執事が待ち構えていた。

弟友「へへっ。わりぃさね」

姉友「弟友君、こんな奴らに謝る必要なんてないよん」

兄「おまえがこの集団のリーダーか……」

執事「ああ、そうだ。君達を保護する様にと、お嬢様から仰せつかっているからな」

女「保護ですって……こんな手荒なまねを取ったくせに良く言うわよっ!!」

女友「貴方達が……何が目的でこんな事をしているのかは知らない。……けれども……」

弟友「おまえら、すんげえムカつく!!」

兄「だから……」

姉友「ぶっ飛ばすことにしたよんっ!!」

姉友、弟友、兄の3人が構える。

572 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/10(土) 20:56:13.65 ID:74ecbaFno
執事「……ちっ。身の程知らずのガキ共がっ!!」パチン

指を鳴らす執事。そして……

戦闘員一同「はっ……」

ガタイの良い男達が姉友達を取り囲んだ。

戦闘員A「さて……やるか……」

戦闘員B「覚悟しろよ小僧共。うひひっ」

姉友「さぁて……どいつからぶっ飛ばそうかな?」

弟友「姉友さん」

姉友「なあに?」

弟友「あいつは俺にやらせて下さい」

女友「弟友……」

姉友「にししっ。わかった!じゃ、兄貴っ!!」

兄「俺達は雑魚共を蹴散らすかっ!!」

573 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/10(土) 20:56:59.92 ID:74ecbaFno
戦闘員C「誰が……」

戦闘員D「雑魚共だっ!!」

姉友「おりゃっ!!」ズガーーーンッ

戦闘員A「があっ!!?」

姉友の蹴りが戦闘員Aの腹に入った。更に……

戦闘員B「ぐえっ!!」

戦闘員C「ぎゃあっ!!」

戦闘員D「ぐおぉぉっ!!!」

戦闘員数名を道連れにし、姉友はそのまま飛んで行った。

戦闘員E「きっ……貴様らっ!!」

兄「残りものには福があるといいんだけどな」ニヤニヤ

戦闘員F「舐めるなああぁぁーーーーーーっ!!!」ダッ

兄「さて……俺も格好良いとこみせないと……只のエロキャラで終わるのもなんだしな〜」

戦闘員G「おらああぁぁーーーーーーーっ!!!」ブンッ

兄「甘いっ!!」バキッ ドカッ

戦闘員F・G「がああっ!!!」

574 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/10(土) 20:58:12.05 ID:74ecbaFno
執事「……!一体ガキ共相手になにをしているっ!!」

不甲斐ない戦闘員達に加勢しようとする執事。

……だが

弟友「おっと!あんたの相手はこの俺だ」すっ

弟友が立ち塞がった。

執事「身の程をわきまえろよ小僧……」イラッ

弟友「女友……全力で行く!あれをくれっ!!」

女友「!!わかった!!」ブンッ

そして、なにやら弾丸の込められているベルトを弟友に投げる女友。

執事「!?なんだそのベルトは……」

弟友「全力で行くって言っただろ?」スチャッ

そう言って右腕にガントレットを填めた弟友。

執事「ふっ……ガキが」

575 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/10(土) 20:58:57.44 ID:74ecbaFno
弟友「さあて……このガントレットには秘密があります。なんでしょう?」

執事「知るか……ガキのヒーローごっこに付き合っている暇はない!」

女「(……そこだけは同意するわ)」

弟友「へへっ。そう言うなよ……今から面白いものを見せてやるからよ!」

女友「頑張れ!弟友!!」

ピカアーーー

弟友の装着したガントレットが輝き出す。←例のBGMが流れ出す。

弟友「……動いた」

執事「なんだ……?」

弟友「ソ○ル……我が力っ!!」

掛け声とともに、ガントレットが分解され、変形していく。

執事・女「!!?」

なぜか、巨大な銃に変形してしまった。

弟友「魔銃(マガ○)……解凍!」キラーンッ

……なんだか更に無茶苦茶な展開になって来た。

576 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/10(土) 20:59:44.01 ID:74ecbaFno
弟友「おまえに相応(ふさわ)しいソ○ルは決まったっ!!」シュビッ ←例のBGMが流れ出す。

執事に対し、鋭い視線を浴びせ、指差す。

執事「なに?」

弟友「悠久の刻(とき)告げる光……ブリッドシルバー!」ピィーン

なんだか訳のわからない事を言いながら、銀色の弾丸を指で弾く弟友。

カチャンッ カチャカチャッ

シリンダーが自動で開き、弾丸が装填される。

女友「いっけぇーーーーっ!!」

カチッ

ベルトから弾丸を人差し指と中指で掴み、勢い良く取り出す。

弟友「沸き上がる血の滾(たぎ)り……」

キラーンッ

紅い弾丸が、空中で旋回しながら光を放つ。

弟友「ヒートクリムゾン!」

カチャンッ カチャカチャッ

女「なにこの厨二病っぽいセリフ……」

577 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/10(土) 21:00:36.11 ID:74ecbaFno
弟友「そして、永遠(とこしえ)なる生命の活力……エバーグリーン!」

キラーンッ

カチャンッ カチャカチャッ

執事「くっ……」ジリッ

ドクドクドク ギュイーーーンッ

何故か、巨大な銃に付いている心臓(…と思しきもの)とドリル(…何故付いている?)が激しく作動する。

女友「すさまじい気の流れ……」

弟友「唸れ!……召喚獣!!……麒麟っ!!!」ドオォォーーンッ

銃の引き金を引く弟友。

注:元ネタにこの召喚獣は出て来ません。>>1が勝手に組み合わせました。
(麒麟はFFYでちょろっと出てましたし……アリかな?)

執事「?」

弟友「コード麒麟っ!!!」クワッ

いつの間にか、トンファーを装備し臨戦態勢に入っていた弟友だった。

執事「!!!?」

女「いやいや……今のくだり、なんだったの?」

578 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/10(土) 21:01:27.87 ID:74ecbaFno
両腕から青い闘気が放たれる。

弟友「リミット解除!」

執事「!」

弟友「とおっ!!」スタッ

勢い良く、上空に昇る弟友。そして……

弟友「行けいっ!!」

ズガガガガガーーーーーンッ

両腕から青い流星の様な、エネルギーの弾丸を連射する。

執事「ぐぬっ!?」

ドカドカドカドカーーーーーーーーーーーンッ

執事に直撃。大量の土煙をあげ、執事の姿は見えなくなってしまった。

弟友「でやあっ!!」

執事を追い、弟友が猛スピードで突撃する。

ドカドカドカッ ガキンッ ガキガキガキンッ

爆煙渦巻く戦場の中から、激しい殴り合いの音が聞こえる。

ズガーーンッ

執事「ぐあっ!!?」

執事が飛び出して来た。

579 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/10(土) 21:02:29.83 ID:74ecbaFno
弟友「はっ!!」バキッ

執事「があっ!!?」

執事目掛けて飛び出して来た弟友。更に一撃を加える。

弟友「せえいっ!!」バキッ

弟友「でええいっ!!」ドカッ

肘と拳を使い、目にも止まらぬ速さで連打を叩きこむ弟友。

弟友「うおおおおっ!!!」

バキッ ドカッ ドカドカドカッ ガキンッ ガキガキガキンッ

執事「バカなっ!!……こんなバカな事が……!」

上空に打ち上げられる執事。弟友の猛撃に手も足も出ない。

580 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/10(土) 21:03:14.65 ID:74ecbaFno
弟友「コード麒麟っ!!!」ギュオオーーーーンッ

トンファーに付いている緑色の宝石が輝き出し、電撃が放たれる。

弟友「この一撃で極めるっ!!」スタッ

執事目掛け、高くジャンプする弟友。

弟友「でぃぃぃ……やっ!!」

ジャキーーーーーーーーーンッ

トンファーの柄から長い刃が伸び、執事を切り伏せた。

執事「なっ……」

弟友「……っと!」スタッ

執事に背を向け、決めポーズを取る弟友。

執事「ぎゃああああーーーーーーーーーーーーっ!!!」

ドッカーーーーーーーーーンッ!!!

581 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/10(土) 21:03:57.60 ID:74ecbaFno
執事「がはっ!!」ダンッ

上空から執事が落ちて来た。

弟友「へへっ。こんなもんだろ!」クルクル シャキーンッ

トンファーをクルクル回し、何処かにしまった弟友だった。

女友「弟友っ!!」タッタッタッ

ダキッ

弟友「っと!へへっ。すっきりしたぜ!」ニカッ

女「はいはい、お疲れ様。よござんしたねっ」パチパチ

呆れた顔で、心のこもっていない拍手を送る女だった。

姉友「おぉっ!!弟友君、随分と派手にやったのねん!」スタスタ

兄「俺達も人の事は言えんがな!わっはっはっはっ!!」スタスタ

アホ兄妹がやって来た。

582 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/10(土) 21:04:36.56 ID:74ecbaFno
女「……で、この人死んでないよね?」

執事「…………」ピクピク

弟友「大丈夫なんじゃね。急所は外してあるから」

女友「もしもの場合は証拠隠滅も兼ねて……」

執事「ぐぅ……」ピクピク

女「ストップストップ!!だだだ大丈夫!生きてる、生きてるからっ!!」アセアセ

女友の恐ろしい提案を言い終える前に、執事の生死を確認した女だった。

姉友「みんな……帰ろうよん」

弟友「そおっすね〜」


こうして一行は無事に家路につく事が出来たのである。……随分無茶苦茶な展開だったけど。

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583 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/10(土) 21:05:23.96 ID:74ecbaFno
一方、姉は……

某クレープ菓子店

姉「はむはむ……」モグモグ

呑気にクレープを食べていた。

姉「はぁ〜……おいし〜なぁ〜」

姉「はむはむ……やっぱりチョコバナナは至高だわ」モグモグ

姉友一行がエラい目に遭ったと言うのに、呑気にチョコバナナクレープを頬張っていた。



女性客A「ねえねえ、あの子凄く綺麗……」ヒソヒソ

女性客B「ほんとだ。可愛い……」ヒソヒソ


男性客A「声かけてみるか?」ニヤニヤ

男性客B「おう……行ってみるか?」ニヤニヤ

微妙に雲行きが怪しくなって来た。……姉に危機が迫る。

584 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [saga]:2011/09/10(土) 21:06:35.38 ID:74ecbaFno
姉「さて……弟君へのプレゼントだけど……」ゴソゴソ

姉「じゃ〜〜んっ!!お洋服!この秋モデルのカットソー!弟君に良く似合うと思うわ!」

姉「このジーンズと、お帽子を合わせて見ても素敵よねぇ〜」ぽぉ〜

洋服屋で購入した服を取り出し妄想に耽る。

姉「あはは〜。旦那様のお洋服を選ぶのは女房である私の務めっ!!」

アホ姉の中では既に、弟は旦那様になっていた。

姉「そして……」ゴソゴソ

姉「ふふっ。ふふふっ……これで……弟君は私のもの……」ニヤニヤ

妖艶な笑みを浮かべ、如何わしい薬品を手に取るキモ姉だった。

姉「うへっうへへっ!!」ニタァ〜



女性客A「やだ……なんか気持ち悪い」ヒソヒソ

女性客B「ほんと……残念な美人だったね」ヒソヒソ


男性客A「……なんかヤバくね?」ヒソヒソ

男性客B「おう……あれは関わらない方が良い気がする……」ゾクッ

……と思われたが、姉の知らぬ間に危機は去った。

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585 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/10(土) 21:07:24.66 ID:74ecbaFno
一方、姉友達は……

姉友の家

姉友「いやぁ〜流石のあたしもキモを冷やした冷やした」

女「散々な一日でしたね」

弟友「それにしてもほんとヤバい子ですね。従妹ちゃんって」

女友「えぇ。あんな子がこの世にいるなんて……」

兄「……おまえをやったのはそいつか……」ピクッ

姉友の兄の顔が一変する。

姉友「……やめときなよ。真○の拳のあたしが勝てなかったんだから、

   轟○の拳のあんたじゃ敵わないって……」

兄「そうか……俺も精進しないとな。いずれ俺も真○の拳を体得して見せる」

姉友「へぇ〜。やっとやる気になったんだ!」

兄「あぁ!!兄カノを双○龍を使って拘束しながら触手プレイをするっていう

  俺の目的を果たすためにも!!!」

動機が不純だった。

586 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/10(土) 21:08:19.86 ID:74ecbaFno
姉友「くぅ〜///あんたって奴はぁぁ!!……でも今日は助かった。ほんとありがと!」ニコッ

兄「なぁに。当たり前のことだ!」ニカッ

姉友「じゃ早速組手しよっか♪」

兄「よしっ!やるかっ!!じゃあ道場に行こう」

女「道場?」

姉友「うん。あたしの家って武術の道場を開いてるんだよん!」

女「えっ?そうだったんですか?」

兄「ちなみに、親父が師範、妹が師範代。俺は……門下生ってとこか」

女友「なるほど……お二人の異常な強さの理由がわかりました」

姉友「武術を教えて貰う時あたしらは父ちゃんの事、修○王様って呼んでるんだよん」

女「また訳のわからないキーワードが出て来ましたね」

弟友「…………」

587 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/10(土) 21:09:17.10 ID:74ecbaFno
姉友「じゃ、みんなゆっくりしててねん」

女「えっ?」

兄「もう時間も時間だ。今日は泊まってけ!」ニカッ

女友「そうね……ではお言葉に甘えまして」

女「わーい!お泊りお泊りぃ〜♪」

姉友「兄貴!行こうか」

兄「おうっ!」

弟友「俺もいいっすか?」

姉友「もちろん!じゃ二人でかかって来なさい!!あたしはもっと強くならなきゃ!!」

弟友「女友っ!!」

女友「うんっ!!どっちにする?」


女「(なにこれ?……なにこれ!?)」


帰って来て早々に修行を始め出した姉友とその兄+弟友。そして困惑する女だった。

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588 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/10(土) 21:10:31.77 ID:74ecbaFno
一方 弟は……

すでに辺りは暗くなっていた。

弟「くそぉ!!姉様一体どこにいるっ!!?」タッタッタッ

姉が池袋に弟を嵌める目的で如何わしいものを入手しに行ったとも知らず、学校と自宅付近を

駆けずり回っていた。

弟「従妹の野郎っ!!絶対に許せねぇ!!」タッタッタッ

従妹は直接は手を下していない。直接は。

弟「……頃してやる……あいつを頃してやる……」タッタッタッ

弟の貌は見たこともない陰鬱な表情になっていた。

姉が池袋でショッピングをし終え、あまつさえ呑気にクレープを頬張っているとも知らず。

弟「!!あっ!あれはっ!!」

589 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/10(土) 21:11:28.00 ID:74ecbaFno
従妹「クスクス……お兄ちゃん♪」

従妹がいた。

弟「従妹……てめぇ……」

従妹「どおしたの?お兄ちゃん?そんな怖い顔して。クスクス……」

弟「とぼけんな……てめぇ、姉様をどうした?返答次第ではタダじゃ済まさんぞ……」ギロッ

殺意に満ちた眼で従妹を睨みつける。

従妹「クスクス……お姉ちゃんなら知らないよ。今頃お家にいるんじゃないかな?」

弟「……そうか、姉様は無事か……」ほっ

従妹「お兄ちゃんは薄情だね。お兄ちゃんのお友達のことは心配じゃないのぉ〜?」にたぁ〜

弟「!!(あ……忘れてた)」

今になって思い出したアホオトだった。

弟「も、もちろんし、心配してたさ。ああそうだ!!てめぇ!よくも俺の仲間に手ぇ出しやがったな!!

  ぜってぇ許さねぇっ!!!!」

なんだか白々しかった。

590 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/10(土) 21:12:28.02 ID:74ecbaFno
従妹「クスクス……まぁいいや♪それにしても姉友さんにはしてやられたよ」

弟「なに?」

従妹「まさかあんな奥の手を残してあるなんて。ちょっと面倒なことになりそうだよ」

弟「……なんの話だ?」

従妹「ううん。こっちの話♪じゃ帰ろっか?」

早々に話を切り上げ自宅に帰る事を提案する従妹だった。

……ところが

弟「…………」ニヤァ〜

弟が笑った。陰険な笑みだった。

従妹「!……なぁに?お兄ちゃん……」

弟「ここまで仕出かして『家族ごっこ』を続けられると思ってるのか……くくく……」

591 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/10(土) 21:13:29.57 ID:74ecbaFno
従妹「ふぅん……折角面白くなって来たところなのに……」フッ

弟「!!」

従妹「残念だねっ!!!」ドカッ

高速移動し、弟に蹴りを入れた従妹。

弟「ぐっ!!!」

従妹「にたぁ〜」ブンッ

更に追い打ちをかける従妹。……だが

弟「……な〜んてな!!」

ガスッ

従妹「かっ!!!」

蹲(うずくま)るフリをした弟が逆に従妹の腹に強烈な蹴りを入れる。


弟「おまえのヤバさなんてとっくにお見通しだ!アホっ!!」

592 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/10(土) 21:14:49.03 ID:74ecbaFno
従妹「か……は……」

吹っ飛ばされた先で蹲る従妹。


弟「さぁ、お仕置きの時間だ。ボコボコにぶん殴って実家にノシつけて送り返してやるっ!!」


従妹「ごほっごほっ。さ、さすがお兄ちゃん。やるね♪」

弟「くくく……どおした?もうお仕舞いか?」

従妹「クスクス……こっちだよ。お兄ちゃん」フッ

従妹が消えた。

弟「ちっ!逃がすかっ!!」フッ

従妹を追い、高速移動する弟だった。

593 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/10(土) 21:15:57.91 ID:74ecbaFno
公園……

人気のない公園へと移動した従妹と弟だった。

従妹「ここでいいかな?」

弟「なるほど……ここなら暴れまわれるってことか」

従妹「クスクス……それじゃ遊びましょ♪お兄ちゃん!!!」

弟の正面に移動し、肘打ちを繰り出す従妹。

従妹「はっ!!」

ゴスッ

弟「くがっ!!」

従妹「あははっ!!たのしいねっ♪お兄ちゃん!!」

ガスッ

さらに蹴りを入れ、弟に追い打ちをかける従妹。

594 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/10(土) 21:17:37.45 ID:74ecbaFno
スタッ

             スタッ

弟「くっ!!さすがに姉友さんを倒すだけはあるか!!」スタッ

一旦距離を置く弟。

従妹「無駄だよっ!!」フッ

ブンッ

弟「げっ!!?」

吹っ飛ばされる弟だった。

ズシャアァァァーーーッ

弟「げほっ!な、なるほどな」ムクッ

595 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/10(土) 21:19:13.31 ID:74ecbaFno
従妹「あはははははーーー!!もっとボクを楽しませてよお兄ちゃん!!」

弟「…………」

従妹「あれぇ〜?もぉ終わりぃ〜?つまんないなぁ〜クスクス……」

弟「…………」ニヤァ〜

弟が再び笑った。陰湿な笑みを浮かべる。

従妹「!!なぁに?おかしくなっちゃったかな?……あはは♪」


弟「大体わかった!……おまえ、ズルしてるな?」ニヤリ


従妹「!!な、なんのことっ!!?」ギクッ

弟「とぼけんなって。これなぁ〜んだ?」シュピッ

そう言って赤い飴玉の様なものを取り出す弟。

従妹「!!!」

596 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/10(土) 21:20:22.96 ID:74ecbaFno
弟「へへっ。確かこれって『仙丹』だよな?驚異的な身体能力を一時的に引き出すって噂の」

従妹「か、返してっ!」フッ

弟に盗られた『仙丹』を取り返そうと弟の前に一瞬で移動する従妹。

ヒュンッ

       ヒュンッ

弟「へへへっ!こっちこっち!!」スタッ

だが、従妹が移動する前にすでに逃げていた弟。

弟「こんない〜もん持ち歩いてるなんて。バカだなぁこれじゃ俺に盗ってくださいって言ってる様なもんじゃん」

従妹「くっ!?」

弟「んじゃ、も〜らいっと!!」パクッ

従妹「あっ!!」

弟の体の周りに白い靄(もや)の様なものが立ち上がる。

弟「おぉ!!すげぇすげぇ!!力が溢れてくるぜっ!!」

従妹「し、しまった!!」

明らかに動揺し出す従妹。

597 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/10(土) 21:21:10.49 ID:74ecbaFno
従妹「こうなったらっ!!」フッ

一瞬で弟の正面に移動し、蹴りを繰り出す従妹。だが……

弟「甘ぇよっ!!」

ガシッツ

蹴りで弾く弟。さらに……

弟「おりゃっ!!」

ドカッ

残った方の足でジャンプし、回し蹴りを放つ弟。

→              従妹「きゃっ!!」

吹っ飛ばされる従妹。上空へ打ち上げられた従妹に弟はジャンプし、更に追い打ちをかける。

→                弟「衝撃のぉ……○ァースト○リッドぉぉぉっ!!!」

                 ガァーーンッ

従妹「かはっ!!」

ドォーンッ

弟の強烈なキックを受けて、地面に叩きつけられる従妹。

弟「これは姉様の恨みだっ!!」スタッ

598 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/10(土) 21:22:25.19 ID:74ecbaFno
従妹「くっ!!」スタッ

その場でしゃがむ従妹。

従妹「それっ!!」ヒュンヒュンッ

制服の両袖から、両足のニーソの中から短剣を取り出し弟に投げる従妹。

弟「っとっ!!」

スカッ スカッ

それを避ける弟。

弟「じゃ、あれ行くか。姉友さん直伝っ!!」ギンッ!!

弟の眼が紅くなり、更に金色の光を放つ。いわゆる『火眼金睛の術』である。

注:パクリ元 講談社 安能 務 封神演義 1巻 2巻

(ちなみに本来の効果は全く別物で、曹宝散人(仙人)が使用する『点断の術(相手を指差すと痺れされる術)』

 に近いのですが……なんかこっちの方がカッコイイので!)

従妹「!!」

従妹、弟の術を受け、体の自由が利かなくなる。

ヒュンッ

弟「ぬうん!!」

ガスッツ

従妹の正面に瞬間移動し、裏拳を放つ弟。

従妹「くっ!?」

従妹よろける。その従妹を弟の繰り出す拳の弾幕が襲う。

599 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/10(土) 21:23:22.80 ID:74ecbaFno
弟「さぁ逃れられるものなら逃れて見ろっ!!」テクテク

ボカボカボカボカッ

弟の拳は光速の速さに達していた。弟は歩きながら従妹を凹殴りにする。

従妹「きゃはっ!!?」

弟「これは姉様の分……」スタスタ

ボカボカボカボカッ

……そこは女の分じゃないの?

弟「これも姉様の分……」テクテク

ボカボカボカボカッ

……だからそこは女友の分……

弟「もちろんこれも姉様の分……」スタスタ

ボカボカボカボカッ

……いやだからそこは弟友の分……

弟「そしてっ!!これがっ!!!」スタッ

打ち上げられた従妹。それに向け弟がジャンプする。

→                     弟「衝撃のぉ……○ァースト○リッドぉぉぉっ!!!」

ガァーーンッ

→                    従妹「あああぁぁぁーーーーっ!!?」

蹴っ飛ばされた従妹。

弟「姉様の分だぁぁぁぁぁぁーーーー!!!!」スタッツ

……姉友の分……

600 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/10(土) 21:24:25.20 ID:74ecbaFno
従妹「ああああああぁぁぁぁぁーーー!!!」

バキッ ドオオォォォーーンッ

蹴り飛ばされた勢いで従妹が木にぶつかる。

従妹「かはっ!!うげえぇぇぇーー!!」ゲロゲロォーーッ

弟の繰り出したあまりにも酷過ぎる攻撃を受け、吐いてしまう従妹。

弟「どうだっ!!姉様の怒りを思い知ったかっ!!」

確かに従妹は酷い奴だが、少しやり過ぎなアホオトだった。

従妹「ごほっごほっ。ぺっぺっ。な、なんなの……お兄ちゃんのこの強さは!?」

弟「はっはっはっ!!姉様への愛の為せる力だ!!」

従妹「こ、こんなはずじゃ……」オロオロ

初めて困惑する従妹。

弟「さぁて……今まで随分好き放題やってくれたな」

従妹「!!?」ビクッ


弟「これから俺がおまえを調教してやる。ぐへっぐへへっ」


とても邪悪な顔でいやらしい笑い方をするアホオト。

従妹「!!!」ゾクッ

弟「さぁ覚悟は良いか?」ニヤァ〜

601 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/10(土) 21:25:12.41 ID:74ecbaFno
従妹「いやぁぁーーー!!!誰かたすけてぇぇーーーーーー!!!」

弟「あってめっ!!!」

従妹が周囲に助けを求めた。

従妹「いやぁぁぁーーーーーー!!!」

ドキューーーーーーーーーンッ

従妹が光速で走って逃げた。

弟「……ま、いっか。取り合えず悪は滅びたぜッ!!」キリッ!!

どちらかと言えば、アホオトの方がより悪者っぽかった。

弟「さて、帰ろっと……」バタッ

弟は倒れてしまった。

弟「あ、あれ……くらくらする……ぞ……」ガクッ

__________
______
___

602 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/10(土) 21:25:54.50 ID:74ecbaFno
一方 アホ姉は……

姉「し、しまった。こんなに遅くなっちゃった。ど、どうしよう……」スタスタ

買い物を終え、帰宅途中だった。

姉「うぅ……これじゃ弟君の方が先に帰ってるわね。私の計画が実行出来ないかも」スタスタ

余計な買い物さえしなければここまで遅くならなかった筈である。

姉「弟君、待ってるかな?あぁ弟君弟君弟君……」スタスタ

クレープ菓子店で呑気に飲食しなければここまで遅くならなかった筈である。

姉「とにかく早く帰らなくちゃ。あそこの公園を通れば近道が出来るわ」スタスタ

そう言って公園内に入る姉。

603 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/10(土) 21:26:49.62 ID:74ecbaFno
公園

姉「うぅ〜暗いよぉ〜。怖いよぉ〜」トコトコ

姉「ぐすん……弟君、こわいよぉ〜」トコトコ

泣きべそをかきながら歩く姉。

姉「弟君、こわいよぉ〜弟君……」トコトコ

姉「おとうとく……あれ?」ピタッ

何かに気が付いた姉。



?「スピー……スピー……」



姉「ってぇ!!!弟君っ!!!!?」

公園の真ん中で、グッタリ倒れている弟を発見した。

604 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/10(土) 21:28:25.18 ID:74ecbaFno
姉「いやぁぁぁぁ!!!?弟君!?なななななんでこんなとこで倒れてるのーーっ!!!?」

混乱する姉。そして弟に駆け寄る。

姉「弟君弟君弟君っ!!しっかりしてっ!!」

弟「う、う〜ん……」

姉「だ、だめだわ。すごく苦しそう……なななななにがあったの???」キョロキョロ

そう言って周囲を見るアホ姉。

姉「ととととにかく弟君をお家に連れて行かなくちゃ!!」グッ

そう言って弟をおんぶする姉。

姉「!!お、重い……でも弟君が苦しんでるのをほおっては置けないわっ!!」

弟「あ、あぅぅ〜」

姉「弟君!大丈夫だからねっ!!お姉ちゃんが弟君のこと絶対に守るから!」ズルズル


姉「よいしょよいしょっと」ズルズル


605 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/10(土) 21:29:13.71 ID:74ecbaFno
姉「うぅ〜ん。が、頑張るのよ私。負けるな私」ズルズル

一生懸命、弟を背負いながら自宅へと向かう姉。

姉「はぁはぁ……で、でも昔を思い出すわね」ズルズル

姉「弟君が姉友にボコボコにされた時、私がいつもこうやっておんぶして家まで帰っていたわね」ズルズル

姉「懐かしいわ……今でも覚えてる。あの時、私すごく幸せだった」ズルズル

姉「ちゃんと、弟君の『お姉ちゃん』やれてるんだって実感出来たわ」ズルズル

姉「…………」


姉「そう……私は弟君の『お姉ちゃん』……」


姉「バカなこと考えてしまったわ。私、弟君を嵌めようとしたんだよね……」

姉「…………」

606 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/10(土) 21:30:01.27 ID:74ecbaFno
姉「…………」ポロポロ

姉「ごめんね。弟君。もう少しで私、悪い『お姉ちゃん』になってしまうところだったわ」ポロポロ

姉「ウグッ……ヒグッ……ごべんで……わだじ……」ポロポロ

姉「ウグッ……ヒグッ……ぼうずごじで……どりがえじの……エグッ……」ポロポロ

姉「うわぁぁーーーーーんっ!!おとうとくんっ!!ごめんなさーーーいっ!!!」ポロポロ

弟をおんぶしながらまたもや泣き出してしまった姉。



姉「いつも弟君のお○んちんペロペロしちゃってごめんなさーーーーいっ!!!」ポロポロ


更にドサクサに紛れ、とんでもない行為を謝罪するアホ姉だった。

弟「ね…えさ……ま……?」

姉「!!お、おとうとくん!!?」

弟「だれが……ねえさまを……なかせた……んですか……」

姉「きっ気が付いた!?弟君大丈夫!!?」

607 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/10(土) 21:30:43.46 ID:74ecbaFno
よろけながら姉から下りる弟。

弟「?ここは……」

姉「弟君、公園で倒れてたの。い、一体何があったの?」

弟「あ、あぁ……そ、それは……(まずいな。奴の事を姉様に言うわけにはいかないよな)」アセアセ

姉「うぅ〜」

弟「い、いやぁ〜ちょっとマラソン大会の練習をしていたら疲れて寝ちゃったみたいですね」

姉「そ、そう。でもほんとに大丈夫?フラフラしてるわ」

弟「は、はい。大丈夫です。姉様こそ、一体何があったんです?なんで泣いてたんですか?」

姉「!!い、いや、そ、その……(うぅ〜、まさか弟君を嵌めようとしたなんて言えないし)」アセアセ

弟「姉様?」

姉「そ、そう!弟君が倒れてて死んじゃったんじゃないかと思って!ししし心配したんだからねっ!!」アセアセ

姉弟そろって苦しい言い訳をし合うのであった。

608 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/10(土) 21:32:26.68 ID:74ecbaFno
弟「なんだか昔を思い出しました」

姉「えっ?」

弟「姉友さんと喧嘩した後、こうやって姉様が僕のことおんぶしてくれて帰ってましたよね」

姉「う、うん!!懐かしいわね……(そっか弟君、覚えててくれたんだっ!!)」

弟「(そうだ……姉様は何時だって俺の味方だった……)」

姉「弟君、こんなに大きくなったんだよね」クスッ

弟「(そんな姉様に…俺はなんて事をしてしまったんだ……)」

保健室での事を思い出し、罪悪感でいっぱいになる弟。


弟「///(ま、まずいっ!!あの事思い出したら姉様の顔なんて見れない!)」カアァ


609 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/10(土) 21:33:34.28 ID:74ecbaFno
姉「弟君?」

弟「はっ!!はひっ!!」ビクッ

姉「お顔真っ赤よ?どうしたのぉ〜」

弟の顔を覗き込む姉。

弟「!!い、いえっ!あだだだ大丈夫です姉様!!」カアァ

姉「?変な弟君……」

弟「うぅ〜///」ドキドキ

どちらかと言えば、姉よりも弟の方が初心(ウブ)だった。

姉「あっそうだ!!荷物!公園に置いて来ちゃったわ!」

弟「!じゃ姉様!僕が取って来ます!!うおぉぉぉぉーーー!!!」

猛ダッシュで公園に向かうアホオトだった。

610 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/10(土) 21:34:31.62 ID:74ecbaFno
???……

従妹「…………」

従妹「………ちっ」

そんなアホ姉弟を遠くからひそかに見ていた従妹。

ピッ プルルルルッ

?『……私だ。どうした、なにかあったか?』

従妹「すみません、おじ様……失敗しました」

アホ姉弟の父 以下 父

父『そうか……わかってはいたのだが……』

従妹「はい……」

父『やはり……あの二人だけにしたのがそもそもの間違いだった……』

従妹「で、どうします。おじ様?」

父『そうだな……許嫁さんは引き上げてくれ』



父『……いや、今は従妹さんだったかな?』


611 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/10(土) 21:35:12.60 ID:74ecbaFno
従妹「うふふっ。そうですわ。おじ様」ニタァ〜

父『ふむ。では弟には私が明日、直に説明しよう』

父『では従妹さ…もういいか。許嫁さん、お疲れ様。そのうち改めて伺おう』

従妹「はい、おじ様」ピッ

従妹「…………」ニタァ〜

従妹「ふふっ。弟さんがどう動くのか楽しみね」

従妹「それじゃあ、引き上げましょう」トコトコ



従妹「あははははははははっ!!」トコトコ



高笑いをあげ、実家への帰路に着く従妹、改め許嫁だった。


第九話 追い詰められるアホ姉弟 おわり

612 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/10(土) 21:35:48.52 ID:74ecbaFno
と言う事で、今日はこれまで。

長かったこのスレもとうとうクライマックス寸前。次回が最終話になります。

あとは、後日談書いて終了ですね。おそらく今月中には〆られる筈。

お疲れでした。

613 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/10(土) 23:05:15.97 ID:pitKFNRqo

仙丹…
614 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チリ) [sage]:2011/09/11(日) 00:22:39.61 ID:Ia/Xbl88o
615 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [sage]:2011/09/11(日) 09:19:13.03 ID:Sws055bfo
おつおつ
616 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/09/11(日) 09:21:08.93 ID:oWjp6Mmvo
乙〜
617 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/12(月) 13:15:28.45 ID:ULxufxu8o
変態の方向が初め思ってた方向と
なんか違う方向にwwwwww(^o^)
618 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/17(土) 20:07:14.04 ID:H+8z5vr8o
こんばんは。そろそろ始めます。

今回も量が多いです。ですが……
619 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [saga]:2011/09/17(土) 20:08:36.45 ID:H+8z5vr8o
前回のあらすじ&登場人物

相手を愛してやまない……というか、変態の域に達しているアホ姉弟。

ところが前回、従妹の正体が明らかになる。二人の行く末に暗雲が立ち込める。

>>75 第一話あらすじ

>>124 第二話あらすじ

>>209 第三話あらすじ

>>274 第四話あらすじ

>>369 第五話あらすじ

>>412 第六話あらすじ

>>461 第七話あらすじ

>>530 第八話あらすじ


前回のあらすじ

姉にイタズラしているところを従妹に見られてしまった弟。恐怖に震えながら、保健室を飛び出した。

その従妹は姉を挑発し、立ち去る。それにより、姉は弟と従妹の関係を誤解し、嗚咽を上げながら自慰行為をした。

弟は教室に戻り、友人3人組が行方不明だと知らされる。そして、旧校舎へと行った事を突き止め体育館に

行くが、瓦礫が散らばった無残な戦場の後を目にし戦慄する。そして、姉の身を案じ保健室へと足を進める。

そこから姉の捜索が始まる。(但し、主目的が姉にちゅっちゅする事にすり替わった。)

一方のアホ姉は、従妹の挑発を受け、弟に媚薬を盛り嵌める事を決意。……ところがいろいろ脱線した。

一方姉友達は、トラックへと幽閉され護送中であった。和やかな雰囲気になったところに、兄が颯爽登場。

……が、執事が待ち構えており、戦闘開始。ところが姉友達は圧倒的な強さでこれらを撃退した。

一方の弟は姉を捜索し、街中を疾走。突如現れた従妹と対話し、彼女を家から追い出す事を告げる。

公園にて決闘。当初従妹は圧倒的な戦闘力で弟を追い詰めたが、『仙丹』と言う謎の薬を奪われ形勢逆転。

無様に逃走した。弟は再度姉探索に向かおうとするが、丸薬の副作用によりその場に倒れる。

一方、買い物を終えたアホ姉が帰路を急ぐため、公園に侵入。そこで倒れている弟を発見。

弟を背負い家路につく中で、『姉』としての自覚を取り戻してしまう。

敗走したと思われていた従妹であったが、アホ姉弟の様子を遠くで窺っていた。父と電話で謎の会話を行い、

上機嫌で実家に帰宅して行った。

620 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/17(土) 20:09:27.43 ID:H+8z5vr8o
登場人物紹介

[アホ姉弟の一族]

弟………外見は美少年、中身は変態。中肉中背(172cm 65kg)。姉大好きなキモオト。

    姉の事となると豹変するストーカー気質な男の子。そして極めつけのアホ。このスレの主役。


姉………外見は大和撫子、中身は変態。背丈は弟より10cm低い。弟大好きなキモ姉。貧乳(重要)。

    弟の事となると豹変するヤンデレ気質な女の子。但し、戦闘力は『よわっちい』且つアホ。

    このスレのヒロイン兼主役。

父………アホ姉弟の父親。大人の雰囲気を漂わせるダンディーな紳士。

母………アホ姉弟の母親。大人の雰囲気を一切持ち合わせていない、ロリロリな淑女。貧乳。

爺………アホ姉弟の祖父。白髪の上品な初老の男性。


[姉友一家]

姉友……紅い髪が特徴的なアホ姉弟の友人。スポーツ万能。戦闘力は変態の域に達している。美乳。

    アホ姉弟の事を『弟妹』として可愛がり、あれこれ世話を焼く姉御肌。このスレの準主役。

兄………姉友の兄。アホでドS、且つ変態。前回ちょろっと男らしいところを見せた。

    職業は鍼灸師、兼整体師(別スレを参照)。更に姉友一家の道場では門下生扱い。

兄カノ…SMプレイを好む変態M女。大人の女性の雰囲気を醸し出す、華の女子大生(別スレを参照)。

    但し、兄の前では、まごうことなき変態。行く行くは兄と結婚するのでこちらで紹介。

621 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/17(土) 20:10:13.16 ID:H+8z5vr8o
登場人物紹介

[従妹一族]

従妹……アホ姉弟の家に同居する事になったツインテールの遠い親戚?。ボクッ娘。普通乳。

    予測のつかない行動を取るが、目的が不明。圧倒的な戦闘力を誇る。このスレの悪役。

執事……従妹の世話役。命令とあれば、非道な事もやってのける冷血漢。このスレの悪役。


[弟の友人達]

女………アホ弟の友人その1。巨乳。主に解説や突っ込み役にまわる事が多い、このスレでは貴重な常識人。

    但し悲しいかな、現在お一人様。

女友……アホ弟の友人その2。微乳。弟友にベタ惚れのツンデレ&ヤンデレ。

    何故か、弟友にメダルを渡したり、ベルトを投げたりと戦闘のサポートもする。

弟友……アホ弟の友人その3。アホ。女友のツンデレ行為(主に暴力)の被害を受ける可哀想な人。

    某特撮ヒーローものの真似をしたり、某肘と拳でのみ闘うヒゲのスーパーロボットになりきり戦闘を

    行う、かなりイタい人物。但し、戦闘力は本物で、執事を圧倒。叩きのめした。

幼馴染…ストレートヘアで、スタイル抜群の美少女。別スレの登場人物。つまりゲスト。

    因みに兄カノの妹で変態S女。

男………弟よりもロリフェイスで、ちょっと気弱な男の子。別スレの登場人物。つまりゲスト。

    因みに変態M男。


[その他]

医師……アホ姉弟同士の大袈裟な心配により、迷惑を被った主治医。因みにジェネラリスト(全身医)

馬………馬。ウマ目(奇蹄目) ウマ科に属する動物の総称。アホオトの永遠のライバル(と勝手に認定)

女教師…実年齢よりも相当若く見えるロリロリな数学教師。おバカとして有名らしい。悪ふざけ。

保先……養護教諭。アホオトの姉に対する過保護っぷりで、迷惑を被った被害者。

クー○ー兄さん……このスレで神格化された人物。彼の神社まで存在する。悪ふざけの極み。

622 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/17(土) 20:11:16.17 ID:H+8z5vr8o
最終話 アホ姉弟の出した答え


従妹が姉弟の家から出て行った翌日……

リビング

姉「あれから従妹さんは帰ってこなかったわ。一体どうしたのかしら?」

弟「……さぁ。あんな奴ほおって置けばいいんですよ、姉様」ムスッ

姉「弟君……従妹さんのこと心配じゃないの?」

弟「だれがあんな奴っ!!こっちは清々してますよっ!!」

姉「う〜ん。ダメよ弟君、そんなこと言っちゃ!」

弟「……(言えない……俺が奴をコテンパンにしたなんて)」

姉「……(確かにいなくなればいい、とは思ったけど…なんだか心配だわ。どおしよ……)」

姉「とにかく御実家へ連絡した方がいいわね」

弟「僕、ちょっと部屋に戻ります(やべっ!!なんか聞かれると気まずいぞこれっ!!)」たたっ

姉「あっ!!ちょっ!弟君!?」

ガチャ

623 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/17(土) 20:11:51.32 ID:H+8z5vr8o
姉「う〜ん、電話番号はどれかしら?」ピッピッピッ

登録されている番号を調べている姉。

……とそこへ

?「ただいま」

姉「あっ!お父様っ!?」

父が再度訪れた。

姉「お父様、今日はどうしたんですの?」

父「あぁ、今日は大事な話があって来た。弟を呼んできなさい」

姉「は、はい……(胸騒ぎがする……とても……とても嫌な予感がする)」

突然の父の来訪に、言い知れぬ不安を覚える姉だった。

624 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/17(土) 20:12:33.50 ID:H+8z5vr8o
父の書斎にて、弟と父が対面している。

弟「……で、お話というのは?」

父「うむ。弟、おまえはゆくゆくは私の後継者とならねばならん。わかるな?」

弟「は、はい……」

父「そこでだ。我が社の経営基盤を万全のものとするため、私はある企業と接触することに成功した」

弟「はぁ…(どうしよう……なんだか胸騒ぎがする……)」



父「おまえにはその企業の創業者一族の御令嬢と婚約してもらうことになった」



弟「はあぁぁぁぁぁーーーーーーっ!!!!!?」


625 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/17(土) 20:13:15.69 ID:H+8z5vr8o
降って湧いた様な話に激しく動揺する弟。

弟「いやいやいやいやいやいや!!!どどどどどどーしてそーなるんですか!!

  嫌に決まってるじゃないですかっ!!!(じょーだんじゃねーぞこれっ!!!!!)」

父「もちろん拒否することは許さん。すでに決定事項だ!」

弟「ふざけないで下さい!!僕の意思は無視ですか!!!」

父「ふざけているのはおまえの方だ!我らの代で会社を潰すつもりか!!」

ものすごい剣幕でぶつかり合う二人。

弟「……どう言う事ですか。そんなにうちの会社が追い詰められているんですか?」

父「おまえも知っての事だろうが、数年前のリー○ンショックの影響で、

  どの企業も追い詰められている。我が社もしかり、だ。

  よって各企業は生き残りを賭け、経営統合を推し進めているのが今の風潮だ」

弟「…………」

626 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/17(土) 20:14:11.69 ID:H+8z5vr8o
父「我が社も今期の決済は芳しくない。負債総額も許容範囲ぎりぎりだ。

  次期の株主総会でこの点を指摘されれば、私達、経営陣の責任を追及する声が上がるだろう」

弟「…………」

父「そこで、件(くだん)の会社と経営統合、いや実質吸収合併だな。そう言う案が挙がっている」

弟「…それでなんで僕に婚約の話が上がるんですか?普通に合併でもなんでもすれば良いじゃないですか?」

怒りを押し殺しながら父に問う弟。

父「わからないのか……つまり、統合するにあたって、経営者同士の鉄の結束が必要になるのだ。

  そのためには、血のつながりを作る、と言うことがもっとも有効とはおもわんか?」

弟「(つまり、俺が人身御供というわけか……いや、相手方の御令嬢とやらが人質になるのか)」

父に対して不信感を募らせる弟であった。

父「そう……おまえは私の後継者だ。ゆくゆくは我が社はおまえの指揮下に入る。この意味がわかるな」

弟「……くっ」

627 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/17(土) 20:15:06.66 ID:H+8z5vr8o
父「さて、そろそろ種明かしをしなければならないな」

弟「……種明かし?」

父「あぁ。もうすでに気付いてるかもしれんが、その御令嬢とは従妹さんのことだ」

弟「なっ!!!!」

父「いきなり婚約者として紹介するよりワンクッションあった方が良いと思ってな」

弟「そ、そんな……」

父「そこで、おまえ達を騙すことになってしまったが、許してほしい。

  本当の彼女の名は許嫁さんと言う。弟よ、彼女とはうまくやりなさい」

弟「くっ……やっぱり……やっぱりそう言う事だったのか……!」

父「話は以上だ。わかっているな?拒否することは決して許さん!!」

弟「なっ!!待って下さいっ!!!」

父「話は以上だ!いいなっ!!」

バタンッ

取り付く島も無く、父は家から出て行った。

628 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/17(土) 20:15:51.32 ID:H+8z5vr8o
父の書斎

突きつけられた現実があまりにも重いものだった為、真っ青になる弟であった。

弟「そ、そんな……な、なんでこんなことに……」


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

廊下

そんな二人の会話を盗み聞きしていた姉。

姉「そ、そんな……お、弟君に……こ、婚約者?……従妹さんが……」

絶望の淵に立たされたのは弟だけではなかった。

姉「いや……いやああぁぁーーーーーっ!!!」タッタッタッ

629 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/17(土) 20:16:53.05 ID:H+8z5vr8o
姉の部屋

ガチャッ

姉「はぁ…はぁ…はぁ……弟君……弟君が……!」ジワッ

バタンッ

顔面蒼白となり、ベッドに倒れ込む。

姉「うぅ……いつか……いつかこんな日が来るんじゃないかと思ってた」ポロポロ

姉「……弟君が本当にあの子のものになってしまう……」ポロポロ

姉「いやぁ……そんなの厭ぁ!!!うわぁぁぁぁーーーーっ!!!」ボロボロ

弟が奪われる。そんな現実から目をそむけたくて……

姉「うぅ……でも……弟君の幸せを考えると……」ポロポロ

姉「私じゃ……私とじゃ絶対に幸せになれないわ……」ポロポロ

姉「私は弟君の『お姉ちゃん』……もうあんなバカな真似はできない……」ポロポロ

『姉』としての自覚を取り戻してしまったことが、足かせになっていた。

姉「でも弟君があの子に取られるのだけは絶対厭っ!!!」ポロポロ

姉「うわあぁぁーーーんっ!!おとうとくぅーーんっ!!」ポロポロ

姉「そんなのヤダよぉーーーーっ!!いやああぁぁぁーーーーーーっ!!」ポロポロ



姉「うぅ……どうしたらいいの……ねぇ……どうしたらいいんだろね弟君……」ポロポロ


630 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/17(土) 20:17:38.61 ID:H+8z5vr8o
父の書斎

弟「くそ……くそくそっ!!なんでだっ!!なんでこんな事になるっ!!!」

弟は声を荒らげ、怒りをあらわにする。

弟「俺はもっと姉様と居たかった!!あんな奴となんて死んでも御免だっ!!」

悲鳴にも似た叫び声をあげ、従妹との将来を真っ向から否定する。

弟「チクショウ!!何が会社の将来だっ!!!俺の意思はどうなるっ!!?」

弟「父様は俺の何を見てるんだ……ふざけるなっ!!!」

ガンッ

先程まで父が腰かけていた椅子に怒りと憎しみを込めて蹴飛ばす弟。すると……

ガシャアーーンッ

弟「!!」

631 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/17(土) 20:18:26.69 ID:H+8z5vr8o
父の書斎机に置いてあった写真立てが落下した。

弟「…………」カチャッ

写真立てを手に取る弟。そこには……

弟「……!」

家族4人で仲良く写っている写真が飾られてあった。

弟「…………」

弟「ふっ……」

弟「ふっふっふっ……」

弟「ふひひひひはははっ!!!あーーーーはっはっはっはっ!!!!」

弟は高笑いをあげる。

632 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/17(土) 20:19:05.37 ID:H+8z5vr8o
弟「そうだそうだそうだっ!!なにもかも壊れてしまえばいいのさっ!!」

弟「会社!?家!!?家族!!!?俺の知ったことかぁぁぁぁーーーーっ!!!」ガンッツ

弟「俺は俺の生きたいように生きるっ!!」

弟「愛してる姉様っ!!!例え……例え姉様にこの思いが届くことが無くとも……」ぎゅっ

写真立てを愛おしそうに抱き締める。

弟「例え姉様を傷つけても……嫌われたとしても……!」



弟「俺にはあなたしかいないっ!!」


633 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/17(土) 20:19:52.08 ID:H+8z5vr8o
弟「姉様……姉様!姉様!!姉様!!!姉様姉様姉様っ!!!」

狂気を孕んだ弟が、幾度も姉の名前を連呼する。

弟「要らない……もう何も要らない……!」

弟「姉様さえ……姉様さえ居てくれれば俺は何もいらない……!」

弟「だから俺はっ!!」バキッ

写真立てを握り潰し、弟が吠える。





弟「ねえさまを手にいれるっ!!俺の……俺だけの姉様にっ!!!」

弟「ふひっ……ふひひ……ふひひひひひ……!」

弟「ひひひ……ひひひ……ははは……あはははは……」

弟「あははははははっ!!!あーーーーはっはっはっはっ!!!!」

弟は高笑いをあげる。高らかに……狂気に満ち溢れたその貌で……




弟「あーーーーはっはっはっはっ!!ははははははははははははっ!!!!!」


634 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/17(土) 20:21:06.35 ID:H+8z5vr8o


姉の部屋

カチャッ

弟「…………」

弟が姉の部屋に忍び込んで来た。

姉「うぅ……グス……グス……」ポロポロ

姉は布団をかぶり、泣いていた。そして……

ガバッ

姉「きゃっ!!」

布団を強引にひっぺ返し、姉の姿を確認する。

姉「おとうt……ふぐっ!!?」ビクッ

姉が言い終える前に口を左手で塞いだ。

弟「…………」

姉「ふぐっ!!?(な、なに!?お、弟君!?)」

弟「姉様、すみません」

姉「ほほうほふ……!(おとうとく……!)」フガフガ

弟「静かにしてください……」

狂気に満ちた恐ろしい表情で口を開く弟。

姉「ふんふん!(弟君、なの?なにか雰囲気が……違う!?)」コクコク

635 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/17(土) 20:21:47.58 ID:H+8z5vr8o
弟「姉様……俺はこの家を出ることにしました」

姉「ふぐっ!?(な、何を言ってるの弟君!?)」

弟「姉様……姉様はこれから俺と一緒に来てもらいます」

姉「ふっ!!?(弟君!!!?)」

弟「拒否する事は許しません。……いいですね」

チャキッ

姉「ひっ!!?」ビクッ

ナイフを姉の首に突き付ける弟。姉は生まれて初めて弟に恐怖を抱いた。

姉「ふんふんっ!(こ、怖い!!これは現実なの!?い、一体何が起きてるの!?)」コクコクッ

涙を浮かべ、何度も肯いた。

恐怖に引き攣った姉の顔。姉が弟に対して初めて見せる顔だった。

弟「…………!」

636 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/17(土) 20:22:33.39 ID:H+8z5vr8o
弟「姉様…………くそっ!!」ブンッ

カランッ

姉「!!」ビクッ

弟「お、俺はなんて事を……!」ガクッ

ナイフを遠くへ抛り投げ、力無く項垂れてしまう。

姉「ぷはっ!!……はぁ……はぁ……はぁ……」ドキドキ

弟「やっぱり俺にはこんな事出来ないっ!!!」

正気を取り戻した弟は、頭を抱え床に蹲る。


姉「弟君……どう言うこと!?どうしてこんなことをっ!!?」




弟「愛してるんだっ!!!」

姉「!!!!!!」

637 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/17(土) 20:23:55.17 ID:H+8z5vr8o
弟「姉様!俺はあなたを愛してるっ!!」

姉「なっ!!!?」

弟「ずっと好きだった!いけない事だとはわかってるっ!!」

姉「うそ……」

弟「嘘じゃないっ!!俺はあなたじゃなきゃ厭なんだッ!!!」

姉「従妹さんのことは……」

弟「あんな奴と婚約だなんて死んだ方がましだっ!!」

姉「そんな……!」

弟「例え姉様に嫌われたとしても、俺はあなたの事を愛し続けるっ!!!」

姉「!!!」

638 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/17(土) 20:24:49.55 ID:H+8z5vr8o
姉「そ、それじゃあ今のは……」

弟「俺は姉様を連れて逃げるつもりだった!!例え姉様が嫌がっても強引に連れ出すつもりだった!!」

姉「弟君……」

弟「だけど出来ない!出来る筈がないんだ!!姉様を苦しめることなんて出来やしない!!」

姉「私は……」

弟「俺の命より大事な姉様を傷つけるなんて度台無理だったんだっ!!!」

床に何度も拳を打ち付け、己の愚かさを振り返る。

姉「ああ……」

弟「姉様!怖い思いをさせて御免なさい!!俺は最低な事をしてしまった!!」

姉に頭(こうべ)を垂れ許しを乞う。

弟「うわあぁぁぁぁーーー!!姉様御免なさい!御免なさい姉様!!ねえさまーーー!!」

号泣しながら姉に謝り続ける弟。

そして姉は……

姉「弟君っ!!!」

639 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/17(土) 20:25:42.17 ID:H+8z5vr8o
弟「あ……」

泣きじゃくる弟をきつく抱きしめた。

姉「ああっ!私の可愛い弟君っ!!」

号泣する弟と同じ様に涙をながす姉。

弟「姉様、御免なさいっ!!本当に怖い思いをさせてしまってっ!!」

姉「ううん!平気よ、平気よ弟君っ!!大丈夫だからっ!!」

弟「姉様は許して下さるんですか!?こんな酷い俺を……こんなに気持ちの悪い俺の事をっ!!」

姉「気持ち悪くなんかないっ!!」

弟「うぐっ!ねえさ……」

姉「弟君、聞いて!私もなの!私も君とおんなじっ!!」

弟「えっ……!」



姉「私も愛してるのっ!!!」

弟「!!!!!!」

640 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/17(土) 20:27:13.41 ID:H+8z5vr8o
弟「えっ!!」

姉「私も君が好き!!ずっと君の事が好きだったっ!!」

弟「そんなっ!!?」

姉「愛してる!弟君を愛してるの!!この気持ち嘘じゃないわ!」

弟「それじゃあ……俺と姉様は……!」

姉「一緒だったんだね弟君!!私達両想いだったのよっ!!」

涙を流しながらそう訴える姉。

弟「姉様……あぁ姉様っ!!俺の愛しい姉様っ!!」

姉「ああ……なんて事でしょう!こんな事が……!」


弟「姉様……!姉様姉様姉様!!!!」

姉「弟君……!弟君弟君弟君!!!!」




弟・姉「うわあぁぁぁぁぁーーーーーっ!!!!」

号泣しながら互いをきつく抱き締める二人。そして……

641 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/17(土) 20:28:29.40 ID:H+8z5vr8o
弟「ねえさま……」

姉「おとうとくん……」

二人同時に顔を近づける。



弟・姉「ん……」

チュッ



接吻を交わす二人。永遠に叶う筈のないと思われていた瞬間が二人に訪れた。

弟「…………」

姉「…………」

642 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/17(土) 20:29:08.39 ID:H+8z5vr8o
顔を真っ赤にし、姉が口を開く。

姉「弟君のセカンドキスまで貰っちゃった♪」

弟「姉様ぁ!!?あの時起きてたんですかっ!!」

姉「あの時?」

弟「えと……その……姉様に水着をプレゼントした日、ソファーで寝ている姉様の唇を奪った時のことですよ」

姉「えっ!?弟君も!!?」

弟「ってことは姉様も!!?」


弟・姉「ぷっ」


同時に噴き出す二人。

弟・姉「あははははは!!」

とても愉快そうに笑い出す。

643 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/17(土) 20:30:03.03 ID:H+8z5vr8o
弟と姉は手を握り合い、指を絡ませる。

姉「弟君、もう一度キスして……」

弟「はい……」

チュッ

姉「ねぇ……弟君」

弟「はい、姉様」




姉「逃げましょう……弟君と一緒ならどこへだって行けるわ」





最終話 アホ姉弟の出した答え おらり


644 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/17(土) 20:31:57.08 ID:H+8z5vr8o
……って終わったらそれなりに綺麗な〆だったんですけどね。

『おらり』なんて単語はこの世に存在しません。

姉弟の家 庭園

弟「でもどこへ行きましょ?姉様♪」

姉「そおねぇ〜どこがいいかしら♪」

危機的状況にも関わらず楽しそうなアホ姉弟だった。

弟「いやぁ〜姉様とついに結ばれたんですよね♪信じられないです」

姉「私もそうよ。まさかこんなことになるとは思わなかったわ♪」

弟「あははっ♪」

姉「でもね、弟君!」

弟「はい?」

姉「正確には、まだ結ばれたとは言えないわ!」びしっ

弟「!!そ、そうですよねそうですよねっ!!」ドキドキ

姉「今夜は弟君の事……その、ね、寝かせないんだから……!」ドキドキ

弟「は、はい!」ドキドキ

姉「そう……今夜こそ……」ドキドキ

弟「念願の……」ドキドキ

弟・姉「姉様(弟君)とベッド淫っ!!!」ぐっ

当然ながら破廉恥な事まで考えていた。

645 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/17(土) 20:33:37.53 ID:H+8z5vr8o
姉「兎に角、一刻も早くこの場を立ち去りましょう!」

弟「ぐひひっ!!姉様と駆け落ち……!」ドキドキ

姉「!!か、駆け落ち……?なんて甘美な響きでしょう!」ドキドキ

弟「そうです姉様!俺達は駆け落ちするんです!」

姉「お、弟君と愛の逃避行……素敵だわっ!!」キュン

弟「さあ行きましょう、姉様!あの向こうに俺達の幸せな未来が待っています!」シュビッ

姉の肩に手をまわし、遥か彼方を指差すアホ。

姉「ああ……弟君と一緒なら何処までもぉ〜」とろ〜ん

そして、指差された方角を恍惚とした表情を浮かべながら見つめるアホ。

弟「あははぁ〜♪」キラッ☆

姉「うふふぅ〜♪」キラッ☆

手と手を取り合い、メルヘンチックに駆け出すアホ姉弟だった。……ところが




?「そこまでだっ!!」すっ

弟・姉「!!!」


646 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/17(土) 20:34:44.25 ID:H+8z5vr8o
?「はっはっはっ!!バカ者めっ!!」

弟「父様っ!!(くそっ!!なんでこんな時に!?)」

屋敷の門の前で父が待ち構えていた。

父「おまえ達のやる事など全てお見通しだっ!!」

弟・姉「!!!」ギクッ

父「駆け落ちなど許さん……」ギロッ

二人を睨みつけ、行く手に立ち塞がる父だった。

姉「うぅ…やっぱりお父様、私達のこと疑ってたんだ」

弟「姉様、心配要りません。姉様は俺が守りますから」

父「ほぅ……ならば私を倒して行くがいい」

弟「えっ!?」

父「出来るものならな。はっはっはっ!!」

弟「くそっ!!じゃあんたを無視して行くまでだ!!」

姉「あっ!待っておと……」

姉を抱っこし、高速移動で逃げようとする弟。

父「ほお……」ニヤッ

弟「行くぜ!!ラディ○ル!グッ○、ス○ィィィィィード!!」

だが……

647 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/17(土) 20:35:45.34 ID:H+8z5vr8o
父「舐めるなぁーーー!!!衝撃のぉぉぉぉぉ……」

父は右手で構える。

弟「その技は知りつくしてるぜ!!逃げるが勝ちだっ!!」

父「ア○ベルトぉぉぉぉーーーー!!!」

ズシャアアァァーーーーーーーーッ!!!

父は二人に向けて赤い衝撃波を放った。

弟・姉「うわっ(きゃっ)!!!?」

父にふっ飛ばされる二人だった。

弟「なんだそりゃあぁぁぁーーー!!?人の名前じゃねぇかっ!!」

父「細かいことは気にするな」

父の方が一枚上手だった。葉巻を咥え、つかつかと弟に近づいていくダンディーな父だった。


648 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/17(土) 20:36:37.06 ID:H+8z5vr8o
父「このバカ弟子がぁぁ!その技をおまえに教えたのは誰だと思っている!?」

葉巻を吹かしながら弟に詰め寄る。……なんか違う人のセリフっぽいだけど。

弟「!!あんたじゃねぇーーー!!!クー○ー兄さんからパクったんだっ!!!」

注:クー○ー兄さん……このスレの中では神格化されている最速最強のCoolな兄貴。


父「!!ほぉ……確かに私より遅いんだもんな!私の『それ』ではないか!」カチン

弟「!!俺が遅い……?俺がSLOWLY……!?」


その下り割愛します。何度もやったし、無駄だから

649 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/17(土) 20:37:31.02 ID:H+8z5vr8o
結局父に凹られる弟だった。

父「ふん!」

弟「痛たたた……」ボロボロ

父「お前に足りないもの、それは、情熱思想理念頭脳気品優雅さ勤勉さ、

  そしてなによりも速さが足りない!」

弟「くそぉぉぉ……」

訳のわからない説教を始める父だった。

姉「お父様、やり過ぎです!!弟君が可哀想!!」ぎゅっ

そう言って弟を抱き締める姉だった。

弟「ふご〜〜///(あぁ〜幸せぇぇぇ〜♪)」

父「ふっふっふっ。どうやら上手くいったようだな」

弟・姉「はいぃぃーーーー!!!?」

650 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/17(土) 20:38:12.91 ID:H+8z5vr8o
弟「とっ父様?いっ一体何の話ですか!?」

父「もちろんおまえ達の仲が進展したと思ってな。まったく世話をかけさせおって!」

姉「いっ……意味がわからないわ。どういうことなの?」

父「折角おまえ達が接近すると思って二人暮らしをさせたというのに一向に進展しないんだもん。

  私も痺れを切らしたぞ」ニヤニヤ

弟・姉「俺(私)達が接近する?進展!?」

アホ姉弟は混乱した。

父「だから『当て馬』まで用意してやってやったんだ」

弟・姉「は?」ピクッ

父「追い詰められて、ようやくおまえ達はその気になった訳だ。おめでとう!祝福するよ♪」



弟・姉「はあああああぁぁぁぁーーーーーーーーーーーーーっ!!!!?」

なんだか雲行きが怪しくなってきた。


651 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/17(土) 20:38:58.47 ID:H+8z5vr8o
弟・姉「どう言うことですかッ!!!」

父「えっ?どう言う事もなにもそのままの意味だが?」

弟・姉「そのままの意味だじゃなくて!!!」

父「ふむ。では説明しよう!我が一族は先祖代々、唯一血統主義(造語)だ!」

弟・姉「はあぁぁぁーーーー!!!!?」

父「よって我が一族は、兄妹・姉弟間でのみ子孫を残して来た」

弟・姉「うそぉぉぉーーーー!!!!?」

一族全てがキモかった。

弟・姉「そんなバカなッ!!!」アセアセ

父「だってほんとのことなんだもん。おまえ達も私と母さん、いや私の妹との子供だぞ」

弟・姉「うそぉぉぉーーーーーーーーーーーーーーんっ!!!!?」

恐ろしい事を淡々と告白し出す父だった。


652 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/17(土) 20:39:39.29 ID:H+8z5vr8o
弟「いやいやいやいやいや!!!そんなの法律が許しませんよ!!何言ってるんですかっ!!」

父「法律?そんなもの我々にとって些細なものだ」

姉「いやいやいやいやいや!!!ぜんぜん些細じゃありませんわっ!!!」

父「まぁ聞きなさい。それにはカラクリがあるんだよ」

弟・姉「……カラクリ?」ピクッ

父「ふむ。いずれおまえ達も我が家を背負って立つ人間だ。裏事情を知っておく必要があるな」

弟「はぁ……」

父「おまえ達も私達が旧華族の家系の人間であることは知ってるな?」

姉「はい……」

父「古い家にはな、それなりに汚い事に手を染めた過去がある。例えば、これだ」

そう言って父がブリーフケースから何かを取り出す。どうやら外付けHDDの様だ。

弟「そ、それは……?」

父「『黒のノート』と言う。これには戦前から現代にかけてまでの国家の裏帳簿が記されてある」

弟・姉「裏帳簿……」ごくっ

とてもヤバそうな響きの単語に息を飲み込む姉弟。

653 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/17(土) 20:40:33.47 ID:H+8z5vr8o
父「これにはな、世の中に出ると社会の根底を覆すほどの社会の闇の歴史が収まっている」

姉「社会の闇、ですか?」

父「一つの例でいえば、プライベートバンク。個人所有の表に出せない匿名口座のリストが、

  ここに記されてある」

注:プライベートバンク……個人所有の銀行。オーナー一族が無限責任によって運営する。

弟「うげっ!!?匿名口座!?そんなものまであるんですか?」

父「さらに各都市銀行や地銀などから行われた、不正送金の証拠まで脈々と綴られているのだ」

姉「不正送金?い、一体誰に……?」カタカタカタ

父「送金先は大物政治家や官僚、更に大企業の幹部などなど……」

弟「つまりどう言う事ですか?俺には良くわかりません」

父「簡単に言うと、重要人物の黒い金の出入りが証拠として収まってるって訳だ」

想像を絶するドス黒さだった。


654 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/17(土) 20:41:09.29 ID:H+8z5vr8o
父「これなんかもおもしろいぞ。東○一部に上場している老舗企業の粉飾決済の記録だ」

弟「犯罪じゃないですかっ!!」

父「そして、その犯罪を取り締まる立場の役人に対して渡された賄賂の記録もあるぞ!」

姉「ええぇぇーーーーっ!!?」

父「それだけではない。官僚との癒着の上で行われたとみられる入札の記録なんかも入ってるぞ!」ニコニコ

嬉々として恐ろしい事を姉弟にベラベラしゃべるアホ父だった。

姉「なんというか……大人の世界って汚いわね」

父「はっはっは。わからんでもないがそう言うな。これがあるおかげで我々にはとても都合が良いのだ」


655 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/17(土) 20:41:56.78 ID:H+8z5vr8o
姉「都合が良い?」

弟「うわぁ……とっても嫌な予感がするんですけど」

父「ざっくり説明すると、これをネタに政官財を脅し、我ら血族間の婚姻を例外として認めさせている。

  つまりそう言う事だ!」

姉「ざっくりしすぎです!!って言っても恐くてそれ以上聞きたくありませんけどっ!!」

本当に恐ろしい事をさらっと言う父だった。

弟「って言うか!!そんなもん持って圧力かけて、よく今まで無事に済みましたよねっ!!

  かなりヤバいじゃないですか!!」

父「はっはっはっ!!もちろんそうさ!私達が単独でそれを扱うには危なっかしくて仕様がない」

姉「……単独でって、どう言う意味ですか?」



父「我々に同情を寄せる者達も居るから心配ないってことさ」


656 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/17(土) 20:42:45.16 ID:H+8z5vr8o
姉「同情を寄せる者?なんだか更に嫌な予感がするわ……」

弟「えぇ。俺もそう思います……」

父「まぁそう言うな。おまえ達も知っておきなさい」

そう言いながら、ブリーフケースからある書類の束を取り出し姉弟に渡す父だった。

弟・姉「これは……」

父「そこに書いている人達が、私達の味方だよ」

弟「えっ!?この政治家知ってる!!総理大臣経験者の有名な人だ!」

姉「こっちは大手都市銀行の頭取よ!」

弟「大企業の創業者一族……財務省・建設省の事務次官…ete…ま、まさかこの人たちは!」

父「そ、私達と同じ穴の狢ってことだよ」ニヤッ

弟・姉「はあぁぁぁーーーーーー!!!!!?」

国のトップもキモかった。

657 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/17(土) 20:43:42.33 ID:H+8z5vr8o
父「はぁーーはっはっはっ!!どうだね?これでお前たちは心置きなく愛し合うことが

  出来るのだぞっ!!うれしいだろうっ!!」

弟・姉「…………」

父「どうした?感動のあまり、口も聞けないかね?ん?」

姉「……お父様、ひとつ宜しいですか?」ゴゴゴゴゴ……

父「ん?なんだね?言ってみなさい」

弟「……なぜその事を最初から俺たちに話してくれなかったんですか?」ゴゴゴゴゴ……

アホ姉弟の背後に黒い炎の様なものが浮かび上がった。

父「えっ?だってさぁ〜その方がいろいろと面白いと思わない?」

弟・姉「は?」ピクッ


父「お前たちも、背徳感たっぷりの恋愛を楽しめただろう?ん?」


弟・姉「」ぴきっ


658 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/17(土) 20:46:12.10 ID:H+8z5vr8o
姉「ふぅふぅ……ではもうひとつお訊ねします。従妹さん……

  いいえ、許嫁さんのことはどういうつもりですか」

父「ん?さっきも言ったではないか。お前たちが接近しないから『当て馬』として送りこんだって」

弟「……いえ、俺たちが聞いてるのは、奴の所業についてです」

父「?」

弟「あのアホの所為で姉様が苦しんだ上に、俺達の仲間が危険に晒されました。

  父様、あれは一体どう言う意図があったのですか」

父「ふむ……許嫁さんの事についてか。一応説明せねばならんな」

弟・姉「…………(実はあんまり興味がない)」

父「彼女の正体は○○製薬の創業者一族の御令嬢だ」

弟「はああぁぁーーーーーーーっ!!?父様の会社よりも大きい企業じゃないですかっ!!?」

姉「なぜそんな人が私達の家に……」

父「ふむ。許嫁さんのご両親とは旧知の仲でね」

弟・姉「はぁ……」

父「実は彼女の一族も私達と同じ血族婚主義者だ!」キッパリ

弟・姉「うそおおおおぉぉぉーーーーーーーーーーーーーーーーんっ!!!!?」

父「おまえ達の関係が一向に進展しないものだから、あいつらに相談したのだが……」

659 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/17(土) 20:47:01.49 ID:H+8z5vr8o
__________
______
___


父の回想

従妹(許嫁)の実家

リビング

父「と言う事で、私の子供達が中々くっついてくれない……」ショボン

?「…………」

父はソファーに腰を降ろし、眼鏡をかけた壮年で学者風の男と対話している。

父「父友よ、どうしたものか」

ソファーに背を深々と預け、父友と呼ばれる男に尋ねた。

父友「いや……おまえから全て説明すれば済む話ではないのか?」

父友と呼ばれた男が頬杖をつき、呆れた様な表情を浮かべる。

父「えー、だってさぁ〜それでは面白くないではないか!」プンプン

普段の凛々しい父からは考えられない態度で駄々を捏ね始めた。

父友「おまえなぁ……昔と同じ事をするつもりか?」

父「うむ!」ニヤッ

父友「…………」

?「良いではありませんか、お兄様」

660 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/17(土) 20:48:10.64 ID:H+8z5vr8o
父友「おまえか……なんだ突然」

嫁母「ようこそ、父先輩」

父「おお!久しぶりだね、嫁母君」

嫁母と呼ばれた淑女は、トレイの上に3人分のコーヒーを持ちやって来た。

父友「いまだに彼の事を先輩と呼んでいるのか。いい加減学生気分はやめたらどうだ」コクコク

コーヒーに口を付け、呆れた様子で嫁母に告げる。

嫁母「あらお兄様、父先輩は父先輩ですわ」

父「懐かしいなぁ〜。私と君とで妹をからかって遊んだ事、未だに覚えているぞ」ニヤニヤ

どうやらロリ母の事を言っていると思われる。かつてこのアホは一体何をしでかしたのだろう。


嫁母「父先輩のお悩みを解決するにあたり、打って付けの人物が居りますわ」ニヤニヤ

父友「打って付けの人物って……まさか……」ガクガクブルブル

何故か、冷や汗をかきながら小刻みに震えだす父友だった。すると……

ガチャッ

?「こんにちは、おじ様」

父友「!!?」ビクッ

661 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/17(土) 20:49:07.20 ID:H+8z5vr8o
従妹、改め許嫁が入って来た。

父「おお!我が友人の御令嬢か!大きくなったな」ニカッ

許嫁「ふふっ。おじ様もご健勝で何よりですわ」ペコッ

嫁母「ねえ父先輩。この子を父先輩の家に住まわせて見る、と言うのはどうかしら?」ニヤッ

許嫁「お母様、なんの話ですか?」ニタニタ

父友「おいおいおいっ!!何を考えている!?」

父「あっ!いいねえ!君達の娘さんならば、さぞや面白い事をしてくれるに違いないっ!!」ニヤリ

父友「バカな事を言うなっ!!おまえはこの子の恐ろしさを知らんからそんな……ぐぼあっ!!?」

父友のみぞおちに許嫁の拳が深々と刺さった。

許嫁「ふふっ。お父様、ボクの事をそんな風に言っても良いのかな?」ニタニタ

父友「……ぐっ」

嫁母「では父先輩。お兄様は異存は無いようなので、この子を宜しくお願いしますわ」ニタニタ

父友「ま、まてっ!!私は認め……」ふらっ

嫁母「あら、お兄様。どうなさったの?」ニヤニヤ

父友「ま、まさか……私のコーヒーに睡眠や……」ガクッ

662 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/17(土) 20:49:50.62 ID:H+8z5vr8o
嫁母「ふふっ。お兄様ったら、何度この手に引っ掛かれば気が済むのでしょう」

父「はっはっはっ!!相変わらずだな嫁母君。だが、実に頼もしい!」ニヤッ

許嫁「それではおじ様、ボク頑張りますね。とっても面白そうだし^^」ニヤニヤ

父「はっはっはっ!!では許嫁さん、だったかな。宜しく頼む」

許嫁「はい、おじ様……あ、そうだ!良い考えがありますわ。おじ様ちょっと……」

父「ふむふむ……」

嫁母「あらあら……」

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663 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/17(土) 20:50:34.16 ID:H+8z5vr8o
父「と言う訳で許嫁さんを我が家に招き、おまえ達の事をいろいろ引っ掻きまわして貰う事にした!」ニコニコ

満面の笑みを浮かべながら、恐ろしい計画を淡々と説明する。

弟・姉「…………」

父「いやぁ〜。許嫁さんに日々おまえ達のことを報告させていたんだが、とっても面白かったぞ♪」

弟・姉「……なに?」ピクッ


父「やはり、おまえ達に我が家の秘密を内緒にしておいて良かった♪わっはっはっはっ!!」


ついに本音を漏らしたクズ父だった。

姉「ふぅ〜ん……そうなんだぁ〜」

弟「へぇ〜……面白いですね、姉様」

姉「うん、とっても……とっても面白いわね弟君」

664 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/17(土) 20:51:45.27 ID:H+8z5vr8o
父「はっはっはっは!!お前たちもそう思うかね?傑作だろうっ!!」

弟・姉「…………」

父「ん?どうした?二人とも?」


弟「姉様……こいつ頃してもいいですか?」

姉「うん。なるべく苦しませてから頃すのよ」


弟「もちろんです、姉様。俺たちの苦しんだ分の一兆倍苦しい思いをして氏んで貰いましょう♪」

父「……なに?」

姉「ふふふ……この恨み、晴らさで置くべきか……」ゴゴゴゴゴ……

弟「姉様の恨み……思い知るがいい……」ゴゴゴゴゴ……

殺意の充満した眼でアホ父を見るオニ姉弟。

父「はっはっはっはっ!!おまえ達が私に勝てるとでも思っているのか!」すっ

そう言って構えるアホ父。余裕の態度を崩さない。

弟「姉様、実はいいもの持ってるの忘れてました♪」にやぁ〜

そう言って赤い飴玉の様なものを取り出す弟。

姉「あら?それはなに?弟君」ニコニコ

父「!!!!」

665 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/17(土) 20:52:33.53 ID:H+8z5vr8o
父「(バカなっ!!あれは『仙丹』!?)」ギクッ

弟「いやぁ〜。ちょっとしたズルが出来る薬です。……くくくっ……」

父「い、一体どこでそれをっ!!?」

明らかに動揺する父だった。

姉「まぁ!そんなもの飲んでだいじょぶなの?弟君」

父「(確かあいつらに聞いた話だと、伝説の仙人が調合した秘伝の薬丹だとか……)」

実はこの丸薬、父友の家(許嫁の実家)に伝わる秘伝の薬であった。

弟「う〜ん。前使った時は気を失っちゃいましたけど、今日は姉様もいますし〜♪」

父「(以前、あの貧弱な父友がブチ切れた際に飲み込んで、私がボコボコにされた事があった!!)」アセアセ

姉「うん♪いっぱい弟君のお世話してあげちゃう♪」

父「(弟は父友と比べ遥かに強いっ!!そんな奴があの丸薬を飲めば……)」ガクガク

弟「ぐへっぐへへっ!姉様ぁ〜、だいしゅきっ!!」ブチュッ

姉「私もぉ〜!おとうときゅ〜ん、だいしゅきっ!!」チュッ


父「(今のうちに……ここは退散するか……)」こそ〜




弟・姉「どこへ行くんですか?お父様っ!!!」ギロッ

父「!!!」ビクッ

666 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/17(土) 20:53:38.64 ID:H+8z5vr8o
父「いいい、いやなに。ししし、仕事に戻ろうかと思ってな……」ガクガク

弟「ほぅ〜。こんな真夜中にぃ〜?」

父「ではさらばだっ!!」

ドキューーーーーーーーーーーーンッ

猛スピードで逃走する父。……だが

姉「ピィィィーーー!!」

犬「ガルルルルルゥゥゥゥーーー!!!バウッワウッ!!」

父「ひぃーーーーっ!!!!」ビクッ

父の正面に突如として、獰猛な黒い犬が現われた。

姉「絶○っ!!そのオス豚(父)を逃がさないでっ!!!」

父「ぬぬぬっ!私が大の犬ぎらいなのを知っておきながら……」ナワナワ

姉「ふふっ……うふふふふ……」

弟「ひひっ……うひひひひ……」

能面の様な顔で笑い声を上げ始めた、恐怖のアホ姉弟だった。

父「!!」ゾクッ

667 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/17(土) 20:54:32.81 ID:H+8z5vr8o
父「(なんとかして逃げねばならん……)」キョロキョロ

周囲を見渡す。だが状況としては……

弟・姉「…………」ゴゴゴゴゴ……

前門の虎……

犬「グルルルルルゥゥゥゥ……」

後門の狼である。

父「くっ!退路を絶たれたか……」

到底逃げ遂せる事など出来る筈が無い。

姉「あらあら……お父様、どうなさったの?」クスクス……

弟「先程までの威勢はどうしたんでしょうね?」ニヤニヤ……

冷笑を浮かべながら腕を組む姉と、陰険な笑みを浮かべながら父を見下す弟だった。

父「お、おまえ達……!」アセダラダラ

父は恐怖により、全身から滝の様な汗が噴き出した。

668 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/17(土) 20:55:22.55 ID:H+8z5vr8o
姉「ねえ、弟君」ニコニコ

弟「はい、姉様」ニヤニヤ


姉「明日の朝ごはん、ステーキがいいかしら?」

弟「いえ、多分ステーキは無理だと思います」


父「な、なんだ?」

姉「あらどうして?」

弟「ハンバーグしか出来ないと思います」

姉「あらそうなの?ふふっ。弟君、ハンバーグ大好きよね?」ニマァ〜

弟「はい、とっても!朝ごはん楽しみだなぁ〜」ニヤァ〜

父「ま、まさか……」ガクガクブルブル

なぜか朝食のメニューについて議論を交わすアホ姉弟だった。

669 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/17(土) 20:56:15.45 ID:H+8z5vr8o
弟「さぁ〜覚悟は宜しいですね?クソ親父っ!!」パクッ

弟は例の丸薬を飲み込んだ。

父「ま、まてっ!!は、話せば……」

姉「分かりませんわ。このオス豚(父)!」ニコッ

姉は氷の微笑みを浮かべた。

弟「頃す……頃す……頃す……頃す……。挽肉にしてやんぜっ!!!」ナワナワ……

血走った目で、父を睨みつけながら構える弟。まるで殺人鬼の様な恐ろしい貌になっていた。

父「ひいぃぃーーーーーーっ!!」ガクガクブルブルッ

弟「行くぜっ!!瞬殺のおぉぉぉぉ……○ァイナル○リッドォォォォーーーーーーッ!!!」

そう叫び独楽の様に猛スピードで回転する弟。

父「いやあぁぁぁぁぁぁぁーーーーー!!!!」

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670 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/17(土) 20:56:51.23 ID:H+8z5vr8o
数十分後……

父「ごふっ!!」バタンッ

徹底的に弟に叩きのめされたアホ父だった。

弟「悪は滅びたッ!!」キリッ!!

どちらかと言えば弟の方がより悪者っぽかった。

父「もももぅ勘弁じでぐでっ!何度も謝るからっ!!」ガバッ

そう言って土下座する情けないアホ父だった。

弟「はぁ〜。父様に土下座される日が来るなんて。実に無常なものだ……」

姉「お父様には矜持(プライド)は無いのですか?」

父「うぐっ!本当にすまないと思っているっ!!」土下座ッ!!

ダンディーな声で謝罪する父。……威厳も何も有ったものではない。

671 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/17(土) 20:58:27.47 ID:H+8z5vr8o
姉「クスクス……今のお父様にはこれがお似合いですわ」ゴソゴソ

父「かぷっ。なにをする!」

そう言って禁煙パ○ポらしきものを取り出し父に咥えさせるアホ姉。

姉「そうそう。髪型もこんな感じだったかしら?」くしゃくしゃ

そう言って父の髪をオールバックにするアホ姉。

父「や、やめなさい!」

弟「姉様、これを忘れちゃダメですよ!」カチャカチャッ

今度はアホオトが緑色のヘンテコなサングラスをかけされる。

父「お、おまえ達……」ギロッ


姉「……なんですか、その反抗的な態度は!」ポカポカッ

弟「くぅ〜実に憎たらしい顔。この蛇野郎がっ!!」ポカポカッ


更に父の事を袋叩きにするオニ姉弟だった。

父「うぐっ!これが向こう側の世界を見た力か……」

なんだか訳のわからないやり取りをするアホ親子だった。

672 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/17(土) 21:00:01.19 ID:H+8z5vr8o
……とそこへ

?「お兄様っ!!!」

弟・姉・父「!!!」

?「これは一体どう言うことですのっ!!」

父「かかか母さんっ!!?」

怒りに満ちた形相で母が現れた。明らかに普段のロリ母とは様子が違う。

姉「お、お母様っ!?い、一体どうしてここにっ!?」

弟「確か母様はまだ海外に居た筈!?」

母「この子に全てきかせて貰ったわ。あなた達、本当に大変な思いをしたのね」

弟・姉「あっ!!!」




?「…………」ニタァ〜

673 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/17(土) 21:00:56.70 ID:H+8z5vr8o
姉「メスぶ……じゃなかった。従妹さん。いえこれも違うわね、許嫁さん」

従妹 改め 許嫁

許嫁「くすくす……御二人ともうまくいったようですのね」

弟「くぅ〜!!あれは演技だったとは言えこいつはほんとにムカつくぜっ!!

  やいっ!!てめぇなにしに来やがったっ!!」

許嫁「御二人にお詫びに参りました。数々の御無礼、平にご容赦くださいませ」しれっ

姉「うぅ〜。そんな簡単に許せるとでも思って!あなたの所為でほんとに悲しい思いをしたわっ!」

母「二人ともっ!許嫁さんを責めないであげて!ほんとに悪いのはお兄様なんだからっ!!」グイッ

そう言って父の首根っこをつかんだ。

父「ひぃぃ!!」ビクッ

母「よくもまぁ、こんな時にフザけた格好をしてられますわねっ!!恥を知りなさいっ!!」

それは父の意思でやったことではない。

弟・姉「くぅ〜(この女がお父様に面白そうだから自分がやりたいって言ったのに!!)」

許嫁「くひっ!!」ニタニタ

弟・姉「(腹立つこいつっ!!)」ムカッ

674 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/17(土) 21:01:55.35 ID:H+8z5vr8o
許嫁「冗談はさておき。弟さん、姉さん。お二人には本当につらい思いをさせてしまいました」

姉「そうね!ほんとにその通りだわっ!!」

許嫁「私も随分悪ふざけをしてしまったのは事実です」

弟「ふん!」

許嫁「謝って済む事だとは思いません。ですが、是非御二人とは仲良くしたいのです」

姉「いまさらだとは思わない?確かに、許嫁さんは私と弟君を結ばせる目的で来たという

  事情は聞いたわ。でも他に方法があったんじゃないのかしら?」

許嫁「もちろんそうだったと思います。ですが、事情を説明したとして、あなた達は

   素直に御自分達の境遇を受け入れることが出来たと言えますか?」

弟・姉「もちろんっ!!だってこんなに愛してるんだもんっ!!」

許嫁「ほんとにぃ〜?」

弟・姉「ほんとにぃ〜♪ねぇ〜姉様!(弟君!)」

許嫁「……ちっ」

弟・姉「!!?」


675 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/17(土) 21:03:16.49 ID:H+8z5vr8o
弟「一応聞いて置くが……姉友さんとアホ3人組の事はどうするつもりだった」ギロッ

許嫁「もちろんどうするつもりもありませんでしたわ」

弟「……ホントか?」

許嫁「お二人に近づかれると不都合だったもので、拉致という非常手段を取らせて頂いたまでですわ」

自分の目的達成のために恐ろしいことを平気でする許嫁だった。

弟「う〜ん。どうも納得がいかねぇな」

姉「そうよね。どうしよっか弟君?」

許嫁「やはり許しては頂けませんか?」シュン……


弟「まぁ……一昨日の夜、タコ殴りにしてやったからな。やったことについてはチャラにしてやるよ」

許嫁「本当ですか!」パァ〜


676 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/17(土) 21:04:07.31 ID:H+8z5vr8o
弟「だが俺達はあんたのことを素直には受け入れられない!」

許嫁「はい、わかっています」

姉「でも時間をかけて受け入れる努力はしてみるわ」

弟「姉様……」

姉「ただあなたとの思い出って不愉快なことしかないのよね」

許嫁「…………」

姉「でもいつか……そんなことがあったって笑い合える日が来るといいわね」


許嫁「こんな感じにですか?ぷぷっ」ニタニタ


弟・姉「!!」イラッ

やっぱり許嫁は性質が悪かった。

677 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/17(土) 21:04:59.10 ID:H+8z5vr8o
弟「それと姉様」

姉「えっ?なにかしら?」

弟「あれどうします?」シュピッ

そう言って、アホ父とロリ母を指で指す弟。

母「今度と言う今度は許しませんっ!!」

ボロボロの父に対して、キャメルクラッチをかけるロリ母。

父「いぎゃあああぁぁぁ!!」

ボキボキボキッ

父の体が悲鳴を上げ始めた。

姉「いいんじゃないかしら。お父様にはそれ相応の地獄を見て貰う必要があるわ」

弟「それもそうですね。……いっそ……」


母「お兄様っ!!覚悟おぉぉーーーっ!!」

父「のおおおおぉぉぉぉーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!!」

ボキボキボキボキッ


弟・姉「氏ねばいいのに」

許嫁「くひっ!!」ニタニタ

678 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/17(土) 21:06:06.71 ID:H+8z5vr8o
母「二人とも、お父さんに事情は聞いたわね」

父にキャメルクラッチを決めながら、ロリ母が2人に尋ねる。

弟「はい、母様」

姉「まさか、お母様とお父様が兄妹だったなんて……」

母「時期を見て二人には話そうと思ってはいたのだけれど……」

弟「俺達が大人になってから、と言うことですか?」

母「その事をお兄様に一任していた、わたくしがバカだったわ!!」ムカムカ

父「はっはっはっ!!私の楽しみをおまえに邪魔されては堪らんからな!!」

母「おりゃあっ!!」ゴキッ

父「うぎゃあああぁぁぁーーーーーーーーーーーーっ!!」

弟「姉様っ!!」がしっ

姉「うんっ!!」がしっ

父の右足を弟が、左足を姉が掴んだ。

父「な、なにをするっ!!?」

弟「キン○マ……」

姉「潰しっ!!」

ゲスゲスゲスッ!!

父「いぎゃあああぁぁぁぁーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!!」

嘗て笑顔の絶えなかった仲良し家族による、凄惨な地獄絵図が展開され始めた。


679 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/17(土) 21:07:25.16 ID:H+8z5vr8o
許嫁「じゃあ皆さん、ボクはこれで……」

弟・姉「(二度と来るなっ!!)」

全く蟠りの消えていないアホ姉弟だった。

許嫁「またねぇ〜♪」ニタァ〜

それを見透かした様に、許嫁は不気味な笑みを浮かべた。

弟・姉「!!」ゾクッ


父「おお!許嫁さん、世話になった!また何か面白そうな事があった時は宜しくなっ!!」ニヤッ

キャメルクラッチ&ダブル電気按摩を喰らいながら、許嫁に挨拶をする父だった。

……余計なひと言を添えて。


弟・姉・母「おらおらぁっ!!!」ガスガスガスッ

父「いぎゃあああぁぁぁぁーーーーーーーーーーーっ!!」

許嫁「御機嫌よう、おじ様、おば様」ペコッ



従妹「あははははははははっ!!」トコトコ

3匹の鬼によるドメスティック・バイオレンスを横目に、高笑いをあげながら許嫁(アホ)は帰って行った。


680 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/17(土) 21:08:24.62 ID:H+8z5vr8o
母「さて、お兄様……いえ、あなたぁ〜行きますわよ」ニコッ

父「……行くって何処へだ?」

母「もちろん、バカンスへですわ!」

父「な……私はまだこちらで仕事が……!」

母「お・に・い・さ・ま!!」ギロッ

父「……わかった。今日から休暇に入ろう……」

姉「(なにかしら……お母様がお父様の事、『お兄様』って呼ぶ時……)」ゾクッ

弟「(いつもの母様じゃない威圧感が……)」ゾクッ

どうやら『妹モード』のロリ母に対しては頭が上がらない父だった。

父「では、そう言うことだから。おまえ達も仲良くやりなさい!」

弟・姉「は、はいぃ〜」

母「あなたぁ〜、行きましょっ♪」ぎゅっ

父「はっはっはっ。これこれ」スタスタ

こうしてアホ夫婦(アホ兄妹)は何事も無かったかのようにバカンスへと向かうのだった。


弟・姉「…………」

__________
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681 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/17(土) 21:10:08.29 ID:H+8z5vr8o
すみませんが、一旦中断します。

と言うことでエロシーン明日に持ち越し!つまり、まだ完成してないっ!!

蛇足になるかも知れませんが、ちょっと解説します。


アホ姉弟の父と母が実は兄妹だった事について。

このスレ立てる前から決めていたオチです。以前アンケで提案して貰った『アホ姉弟の父と母の馴れ初め』

>>361

こんなもんオチの前に書ける訳ないですよ!提案された時ビックリしましたわっ!!

後日談でやります〜とか言ってお茶を濁しましたが……こう言う事情があったからなんです。

血液型の件ですが、弟と姉、母は正しくはBO型です。よって、父の血液型がO型と書きましたが、

祖父と祖母がBO型の場合、O型とBO型が生まれる可能性があります。なので辻褄は合ってると思います。

一応重要なとこは伏せてきたつもりなんですけどね……(爺とロリ母との会話シーンを入れなかったりとか……)

そして『黒のノート』のくだり……あれは某大ヒット経済小説のパロネタです。

(知ってる人の為に。『太陽製菓』と『ベルボックス』のくだり、ほぼマルパクしてます)

では今日はこれまで。お疲れでした。

682 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/18(日) 19:50:37.72 ID:f20JQq7lo
本日中更新不可

以上。
683 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [saga]:2011/09/19(月) 14:01:48.39 ID:v3z6JNIjo
姉の部屋

アホ夫婦が去った後、弟はアホ父との戦闘で流した汗をシャワーで流し終えた。

現在パジャマに着替え、楽しそうに談笑している。

姉「それにしても酷い一日だったわw」ギシギシ

姉はベッドに腰掛けながら体を揺すっている。

弟「すみません、姉様。俺の所為で姉様に怖い思いをさせてしまいましたね」シュン

姉「弟君の事ぢゃないのっ!!あの人でなしの事よっ!!」プンスカ

弟「そうですね!あのアホの所為ですよねっ!!」プンスカ

父の威厳は失墜した。

姉「それにしても……あのお母様に責められるお父様は見物だったわね」クスクス……

弟「あははっ!!傑作でしたねっ!!」ゲラゲラ

父の身から出た錆である。

弟・姉「あはははははっ!!!」

684 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/19(月) 14:02:32.75 ID:v3z6JNIjo
笑い終えたあとしばらく沈黙が続く。

弟・姉「…………」

姉「ねぇ……弟君」

弟「はい、姉様」

姉「来て……」

弟「……ほんとにいいんですか姉様?」

姉「うん///」

弟「愛してます、姉様」

姉「私もよ、弟君」

弟「じゃ……脱がすね」さっ

そう言って、姉の衣服に手をかける。


姉「あっ……で、電気消して……///」カアァ

弟「はっ!はいっ!!」ドキッ

カチッ

姉「(あれっ……結構明るいよ?)」ドキドキ

今宵は満月。窓から月の光が差し込んでいた。

685 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/19(月) 14:03:12.92 ID:v3z6JNIjo
弟「はぁ……はぁ……姉様……!」ドキドキ

姉「あぅ///お、弟君に剥かれちゃうぅぅ〜///」ドキドキ

緊張した手つきで姉の服を脱がし始める弟。そして……

弟「(ヤバいっ!!すごく興奮するっ!!)」バクンバクン

心臓の高鳴りが一気に急上昇する。

姉「や…ヤダ……ちょっ…ちょっと弟君、手つきが、え、Hだよぉ〜///」バクンバクン

姉も自分の服を脱がされる行為に興奮していた。

弟「す、すみません姉様!ききき緊張してしまってっ!!」アセアセ

姉「わっ!か、可愛いよおとうときゅんっ!!」ドキッ

確かに弟は変態ではあるが、姉と比べると初心(ウブ)だった。そして……

姉「あっ……」

パジャマのボタンを全て外され、姉の胸が露出した。

686 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/19(月) 14:03:51.04 ID:v3z6JNIjo
姉「(うわ……お、弟君にブラみられてりゅうぅぅ///)」トクントクン

弟「じゃ、姉様……バンザイして♪」ドキドキ

姉「バンザーイ!」すっ

勢い良く両腕を天井目掛け上げた。

弟「ヌギヌギしましょうねぇ〜」ニコニコ

姉「あっ……おとおと弟君っ!!まだ心の準備があぁぁーーーっ!!」ドキッ

弟「えいっ!!」ゴソゴソ

姉の忠告を無視し、多少強引に上着を脱がせてしまった。

姉「うぅ〜///はじゅかしいよぉ〜」トクントクン

弟「は…恥かしがる姉様もす、素敵です……!」ドキドキ

とは言え、姉の本性は弟の尻穴まで舐める変態である。まだ猫を被っているだけだった。


687 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/19(月) 14:04:34.44 ID:v3z6JNIjo
弟「では姉様、ここもいい?」すっ

そう言って姉の背中へと両腕をまわし、ブラジャーのホックへと手をかける。

姉「あっ!おおお弟君っ!!ちょっと待ってっ!!」アセアセ

弟「えっ?どうしたんです?」ドキドキ

プチッ グイッ

すでに弟はホックを外し終えていた。

姉「あうっ!待ってって言ったのに!!お姉ちゃんのゆう事聞かなきゃメッでしょっ!!」アセアセ

そう言って、ブラジャーが落ちないように、両胸に手を当てる姉。

弟「ごめん、姉様。つ、つい……(ねねね姉様のち、ちっぱい……!はぁはぁはぁ……)」ドクンドクン

念願のちっぱいを目にし、弟は冷静ではいられなくなっていた。

姉「はぁ……はぁ……はぁ……!お、落ち着こう弟君!ねっ!」ニコッ

弟「あっ……隙アリッ!!」さっ

今度はパジャマのズボンに手をかけた。

姉「やあっ!!?だだだだからあっ!!」アセアセ

弟「はぁはぁはぁ……!姉様、俺もう我慢できないっ!!」バクンバクン

ズルズル……

手荒くズボンを剥ぎ取ろうとする弟。

姉「あーーーーーんっ!!弟君の鬼畜ぅぅぅぅーーーーーーーっ!!」アセアセ


688 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/19(月) 14:05:24.51 ID:v3z6JNIjo
弟「はぁはぁはぁ……姉様のおパンティーだ……!姉様の……!!」ドクンドクン

今度はパンティーに手を伸ばす弟。

姉「弟君っ!!そこはまだダメぇぇぇーーーっ!!」バクンバクン

弟「え……で、でも……」

姉「あっ!!そそそそうだ弟君っ!!お、弟君も脱いだらどうかしらっ!!」アセアセ

弟「あ……そそそうですね!姉様を脱がせる事に必死でつい忘れてました!」

姉「じゃ、じゃあ弟君は回れ右っ!!早く弟君の裸体(からだ)見たいよぉ〜」

弟「は、はい姉様!」クルッ

素直に後ろを向き、服を脱ぎ始めた弟だった。

姉「(い、今のうちに……)」ヌギヌギ

弟が背を向けた瞬間、姉は下着を脱ぎ始めた。

姉「(うわ……やっぱりビチョビチョ……こんな恥かしい物、弟君に見せられないわ///)」ドキドキ

残念ながらそれは、普段弟のオカズになっている。

姉「(よ、よし……ブラと下着は弟君に見つからない様に……!)」ドキドキ

弟「姉様、脱ぎ終わ……!!!!」ドキッ


689 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/19(月) 14:06:13.42 ID:v3z6JNIjo
弟「あっ……」

振り向いた弟の目に飛び込んで来たのは、一糸纏わぬ姿となっていた姉だった。

透き通るような姉の肌。まるで生きた彫刻の様な完成された美しさを誇っていた。

弟「う、美しい……」ドキドキ

美神の裸体を目の前に、弟は呆然としてしまっていた。

姉「うぅ……はずかしいよぉ……弟君///」

顔を真っ赤に染め、乳房を右腕、陰部を左手で必死に隠す姉。

弟「とっても綺麗です。姉様……」ドキドキ

姉「そ、そお?だだだ大丈夫……かなかなかな?(特におっぱいとか……↓)」ドキドキ

ところがその美神は、ちっぱいコンプレックスを罹っていた。

弟「あぁ……夢みたいだ。今まで思い描いていた姉様の生まれたままの姿を見てるんですね」

姉「うぅ……私もこうなることをずっと望んでいたけれど、やっぱりはずかしいよぉ///」

今宵は満月。姉の裸体は部屋の窓から差し込む月光に照らされていた。

弟「失礼します」ギシギシッ

姉の寝転がっている隣に弟も横たわる。

姉「あう///(おとおとおと弟君がキタァァーーーーーーーーーーーーッ!!)」バクンバクン

690 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/19(月) 14:06:55.21 ID:v3z6JNIjo
弟「姉様……」ドキドキ

姉「弟君……」ドキドキ

チュッ

見つめ合う二人。再度唇を重ね合わせる。

弟・姉「ん……んふっ……」

姉「んっ!!(えっ!?おとおとおと弟君!?)」

弟の舌は姉の口内を暴れ出した。姉の歯茎を、舌を、頬の内側をむさぼる様に舐め取り出した。

弟「んっ!ちゅうっ!ちゅるちゅるっ。こくっ。んんっ!れっ……」

今度は姉の口内の唾液を吸いつくす。いとおしむ様にゆっくり味わい、飲み込んだ。

姉「ん……んんっ!!(わわっ!!弟君、すす吸い取ってるうぅぅーーーーーっ!!)」

更に、姉へと自分の唾液を流し込む。

姉「ん……んぷっ……ふ……ふんっ……」ピスピス

目を潤ませ、姉も舌を動かし出す。弟の舌とまるで口内でセッ○スをする様に絡み合わせる。

姉「んんっ!!(き、気持ちいいっ!!)ぷはっ!!」ツゥー

弟と姉の唾液が絡まり、口を離すと糸を引いた。

姉「はぁはぁはぁ……」

弟「ちゅっ♪」

姉「ひゃん///」

すぐさま弟は姉の首筋にキスをした。

姉「ふわん///おとおと弟君!いきなり始めるなんてずるいよぉ!やぁん!だめぇぇ///」

691 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/19(月) 14:07:36.31 ID:v3z6JNIjo
弟「姉様の首筋に俺専用だって印を付けます」

チュウゥゥゥゥ

姉「あああぁあぁ!!だめだめだめぇ!!感じすぎるっ!あぁぁん///」

弟は姉の首筋をきつく吸い始めた。

姉「やだやだっ!だめぇ!ああぁぁ!」

弟「姉様に俺のキスマークつけちゃいました♪」

姉の首筋には弟の唇とおんなじ形の内出血の跡が出来た。

姉「も、もぅ!弟君のいじわるっ///え、えへへっ」ドキドキ

弟「はい、姉様。これで姉様は俺専用です」

姉「ふえっ!!わ、私、弟君専用……!」ドキッ

弟「これ以降、姉様は永遠に他の畜生(敵)に体を許す事は出来なくなりました」

姉「うん///私は弟君専用♪私は弟君だけのもの……だから今度は弟君を私専用にするねっ!」

チュウゥゥゥゥ

そう言って姉は弟の首筋に吸いついた。

弟「あっ!!ねねね姉様っ!いき、いきなりなんて!あぁ!!」

姉「ちゅうぅぅぅ。さっきのおかえしっ♪」

チュウゥゥゥゥ

弟にも同様、姉の唇とおんなじ形の内出血の跡が出来た。

692 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/19(月) 14:08:31.23 ID:v3z6JNIjo
弟「姉様、姉様を食べたいです♪」

姉「う、うんっ///食べてくだちゃい♪(来たわっ!!ついに念願のこの時がっ!!)」

思わずかんでしまった姉だった。

弟「姉様とっても美味しそう♪どこから食べていいですか?」

姉「う、うん///どどど、どうぞ」

そう言って乳房を差し出す姉だった。

姉の乳房は小振りで、手の平に収まるサイズだった。乳首は鮮やかな桃色で乳輪は小さかった。

弟「うわぁ〜。ねねね姉様のおっぱい……ちっちゃくてかわいい姉様のおっぱい……!」ごくっ

姉「いやん///そんなこと言わないでぇ!気にしてるんだからっ!!」

弟「はぁ…はぁ…はぁ…お、俺はちっぱい星人です!デカ乳などに興味ないです!」

巨乳のみなさん御免なさい!

姉「そそそそっか!私、弟君の理想のおっぱいなんだぁ〜。うれしいなぁ〜♪」

693 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/19(月) 14:09:23.62 ID:v3z6JNIjo
弟「ではいただきます」パンッ

姉の乳房を前に両手を合わせるアホオト。

姉「うぅ〜。緊張してきたわ。あ、あい召し上がれ♪」

パクッ……チュウゥゥゥゥ……

姉「うひゃっ///(あああ、わたわた私のおっぱいを弟君がたべてりゅっ!!)」バクンバクン

弟「(こ、これが姉様のおっぱい……!なんて可愛いんだろ……それにほんのりと甘い味がする)」

痺れる様な、えも言われぬ不思議な味。姉の乳首からは姉フェロモンがほんのりと分泌されていた。

チュッ……チュッ……ピチャン……レロレロ……カミカミ……

姉「あひっ!!やあんっ!!く、くすぐったいよぉ〜弟君っ!!」

姉の乳首を頬張り、舌で転がしたり、甘噛みしたりと色々弄んだ。

弟「うひゃっ!!姉様の乳首コリコリしてる!」

ムクムク

弟が舐め回した姉の乳首はぷっくりと勃起していた。


694 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/19(月) 14:11:35.64 ID:v3z6JNIjo
姉「や、ダメだよ弟君。もっと優しくしてくれなきゃ!おっぱいの先っちょ敏感なのっ!」

弟「そんな事言っちゃって!ほんとは感じてるくせにぃ〜」ニヤニヤ

パクッ……チュパッ……チュプ……カミカミ……チュチュチューーーーーー……

再度姉の乳首を執拗に責める。

姉「やあん///弟君のイジワル!……で、でもそれしゅきっ!!」

モニュッ……モニュッ……

弟「うわぁ!姉様のおっぱいマシュマロみたいに柔らかいっ!!」

姉「あひゃん///おとおとうとくんがぁ〜。おっぱい揉み揉みしてりゅっ!」

弟「でもしっかりした弾力があるっ!!」

姉「あ、あぁ……あん……ンン!……き、気持ちいい……いいよぉ弟君!もっと!もっとぉ!」ぎゅっ

乳房を愛でる弟の頭を抱き締める姉。

チュッ……チュッ……ピチャン……チュウチュウ……チュッチュッ……モニュッ……ムニュッ……

姉「(はぁ……気持ちいいなぁ〜。お母様もこんな気分だったのかしら)」

弟「姉様ぁ〜、大好き!」

姉「ふふっ……弟君、本当に可愛いわ……」トクントクン

微笑みを浮かべる姉は、まるで子供に授乳する母親の様だった。

695 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/19(月) 14:13:06.60 ID:v3z6JNIjo
弟「うへっうへへっ。姉様のおっぱい……俺だけのちっぱい……!」

モニュッ……ムニュッ……

姉「うわあぁぁーーんっ!!おとうとくんがっ!お顔をうずめてるぅぅ!!」

弟「し、しあわせぇ〜」ぽわ〜ん

姉「も、もうっ///弟君ったらっ!そんなに私のおっぱいがいいの?」

弟「うんっ。俺、姉様のおっぱい大好きっ!生まれ変わったら姉様の子供になりたいれす///」

姉「いやん///弟君のおこちゃま♪赤ちゃんみたい!」

弟「えへへ〜。幸せですぅ〜」

姉「(……あれっ!?こ、これは私の妄想通りの展開っ!来たわっ!)」

姉「おとうときゅ〜ん♪おっぱいの時間でちゅよ〜♪」

弟「!?」ドキッ

姉「おっぱいちゅ〜ちゅ〜ちまちょうねぇ〜」にへぇ〜

子供をあやす様な口調になるアホ姉だった。

弟「はい、姉様。頂きます」パクッ

姉「あ、あれ?」

なぜか弟はスルーした。

696 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/19(月) 14:14:08.21 ID:v3z6JNIjo
姉「う、うあう///(や、やだっ!は、はずしちゃったかしら?)」カアァ

弟「……どうしたんです、姉様?」

姉「うぅ〜。なななんでもないわ。弟君///(うわーんっ。はずかしいよぉ!)」

弟「ふひっ!ほんとかなぁ〜?おっぱいちゅ〜ちゅ〜した方がいいでちゅかぁ〜」ニヤニヤ

弟「(困った顔してる姉様、最高っ!どうしよっ。なんだか楽しいぞこれっ!)」

弟は姉を虐め出した。

姉「うぅ〜。弟君のいじわるっ!(どどどどうしよ?すごくドキドキしてる?なにこれっ!?)」トクントクン

姉は微妙に変なことになっていた。

弟「うそうそっ。姉様、かっわいい〜♪」ぎゅっ

姉「も、もぅ〜///弟君ったらぁ〜(は、はぁ〜びっくりしたぁ〜)」

弟「姉様の脇っ!すぅ〜……はぁ〜……」

クンカクンカクンカクンカクンカクンカ……

姉「あっあっ!おとおと弟君っ!くすぐったいよぉぉ!だ、だめだって!」

弟「はぁ〜。姉様の脇ぃ……ぐひひひっ!」

ペロペロペロペロペロペロ……

姉「いやぁぁーーんっ!!そんなとこ舐めないでぇぇっ!!」

697 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/19(月) 14:15:28.03 ID:v3z6JNIjo
弟「はぁはぁ……ねねね姉様っ!!」

姉の脇を直に嗅いだり舐めたりしたことにより、姉フェロモンを摂取した弟はおかしくなった。

姉「あひゃっ!?」

クンカクンカクンカ……

弟「すんすん……あぁ…姉様の香りだぁ!俺、この匂い好きっ♪」

今度は首回りを嗅ぎまわる。

姉「!!いやん!嗅がないでぇ!!恥ずかしいよぉ!!」

弟「クンカクンカクンカ……あぁ!最高だっ!!姉様っ!!」

弟の荒い息が姉の耳に……首筋に……鎖骨に……かかる。

姉「どうしてこんなに気持ちいいの!?おとおと弟君の息が、か、体にああっ!!」

クンカクンカクンカ……

姉「だ、ダメっ!!おとおと弟君っそんなに嗅いじゃダメぇぇ!!」

698 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/19(月) 14:16:02.33 ID:v3z6JNIjo
チュッ……チュッ……チュッチュッ……チュッチュッ……

弟は姉の全身を愛撫し始めた。

姉「はぁぁ///弟君……あぁ……ああっ!!」

耳の裏、頬と顔全体を愛撫し、首筋、鎖骨へとどんどん降りて行く。

弟「ここも……ここも……全部俺のもの!姉様は俺のもの!」

チュッ……チュッ……チュッチュッ……チュッチュッ……ペロペロ……

指先から、脇まで汲まなく愛撫する。

姉「そうだ…あぁん!よぉ…全部弟君の…ひゃあ!!ものだよぉ……」とろ〜ん

そして姉は幸せそうに、恍惚とした表情を浮かべる。

弟「はぁはぁ……姉様……大好き、大好きだあ……ぐへっぐへへっ!!」

弟は愛撫を続ける。今度はヘソ周りを執拗に責める。

チュッ……チュッ……チュッチュッ……チュッチュッ……ペロペロ……

姉「あ……ンンッ……ひっ……弟君、くすぐったいよぉ〜///」

699 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/19(月) 14:17:26.45 ID:v3z6JNIjo
姉「ハァ…ハァ…ハァ…ハァ…ハァ…ハァ…」とろ〜ん

弟の愛撫を受け、放心状態になった姉だった。

姉「ハァ…ハァ…ハァ……やだ嘘……こ、こんなに気持ちいいなんて……」

弟「はぁはぁはぁはぁ……姉様の匂い、姉様の体、姉様の体、はぁはぁ♪」

姉「も、もぅ///弟君のHっ!」

弟「姉様がイケないんですよ……姉様が魅力的過ぎるのが……!」

そう言って、姉の太腿へと顔を近づける。

姉「きゃっ///」

ツゥー……ペロペロペロ……

弟は姉の内腿を舐め始めた。

姉「うわっ///ダメそこっ!!ほんと弱いのっ!お願いだからやめてぇぇ!!」

ツゥー……レロレロ……

舌先を尖らせ、下から上へと執拗に責める弟。

弟「嫌です……姉様は俺のものです。拒否権ありません!」

700 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/19(月) 14:18:52.29 ID:v3z6JNIjo
姉「やだやだっ!おとおと弟君の虐めっ子!お姉ちゃんそんな風に育てた覚えはありませんよっ!!」

顔だけでなく、首まで真っ赤に染め、必死にやめる様に懇願する姉。

弟「うひゃひゃっ!!こ〜ゆ〜ふ〜に育っちゃいました♪」

クンカクンカクンカクンカ

姉「!!また匂い嗅いでる〜!ひゃん///うぅ〜弟君の鬼畜っ///」

弟「あひゃえひゃ……姉様の太腿……姉様の太腿……!」

ベロベロ……ビチャビチャ……ツゥー……レロレロレロ……

涎を大量に出し、まるで獣が喰らいつく様に姉を貪る弟だった。

姉「ああっ!!そ、そん……ああっ!!!」ビクビクッ

弟の愛撫を受け、悶える姉だった。
701 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/19(月) 14:20:04.66 ID:v3z6JNIjo
姉「ハァ…ハァ…ハァ…(うぅ〜こんな筈じゃなかったのにぃ〜。私が弟君をリードする筈だったのにぃ///)」

弟の責めを受け、感じすぎて思うように行かずヤキモキする姉だった。

姉「はぁはぁはぁ……(ううん。ダメだわ!今度は私が責めないと!!)」

弟「ぐへへっ。今度はどこを食べよぉかな♪」

姉「隙ありっ!!」ニヤリ

がしっ

弟「えっ!!?ねねねね姉様っ!?」ドキッ

弟の腰に手をかけ、ぺ○スに顔を近づける。

姉「いっただっきま〜す♪あ〜〜〜〜ん……」ピトッ

口を大きく開け、弟のぺ○スに舌をつける姉。

弟「う、うわっ!?ねねね姉様がお、俺のちん○をぉぉぉ!!?」

姉「はむっ!!」

一気にほお張った。

姉「んん……(よしっ!!後はいつもの調子で!)」

702 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/19(月) 14:20:47.04 ID:v3z6JNIjo
弟「ふわぁぁ〜。ねねね姉様のお口の中、とっても暖かいです///」

姉「ほ、ほぉ?ほはっは(うひゃひゃ!弟君、お顔真っ赤!これはいいものね)」ちらっ

弟を上目使いで仰ぎ見る姉。

弟「はう///(ねねね姉様、超可愛いっ!!!)」ドキッ

ズリュッ……ジュプッ……ジュルッ……ビチャッ……ズズズッ……

姉「んくっ……んんっ……(わーーんっ!!ずっとご無沙汰だったから興奮するよぉ〜)」

卑猥な音が部屋中に響き渡る。

姉「んむ……ひもひひひ?ほほほほふん(気持ち良い?弟君)」

弟のぺ○スを咥えながら話しかけるキモ姉。

弟「き、気持ち良い……です……!」

姉「ぷはあぁ〜……うふふっ。じゃ、こう言うのはどうかしら?」

703 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/19(月) 14:21:17.06 ID:v3z6JNIjo
チロチロ……チロチロ……チロチロ……ペロペロ……

小動物の様に舌を動かす姉。鬼頭を丁寧に舐め回し、カリの部分を舌先を尖らせ上下させる。

弟「あっ……そうそう。先っぽから下に行くように……あっ……いいっ」

ペロリッ……レロレロ……チロチロ……ハムハム……チュウゥゥ……

ぺ○スを舌を使って弄りたり、更に唇で甘噛みしたり、キスしたりといつもの様に弄ぶ。

姉「どぉかしら弟君?きもちいい?」ウルウル

目を潤ませながら上目使いで弟を見上げる姉。

弟「あ、あぁ……とってもいいです(うわぁ〜姉様エロいぃ〜)」ドキドキ

チュッ……ニギニギ……シコシコ……チュプッ……レロッレロッ……

今度はぺ○スの先端を口に含み、右手でしごき出した。

姉「ん……んふ……んふ……んふぅ……」

ピチャッピチャッ……ニギニギ……ペロペロ……シコシコ……コクン……

……ところが

弟「はぁはぁはぁ……(あれ?……おかしいぞ……)」

弟が疑問を持ち始めた。

704 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/19(月) 14:22:10.02 ID:v3z6JNIjo
ジュプッ……ジュポッ……ジュポッ……ズリュッ……

姉「んんっ……んふっ……ンンンッ!!(弟君が起きるかもってスリルはもう味わえないけど……)」

弟のぺ○スに喰らいつき、激しく頭を上下させる姉。

弟「はぁはぁはぁ……んんっ!!(……なんで姉様こんなに手慣れてるの?)」

ジュプッ……ジュポッ……ジュポッ……ズリュッ……

姉「んくっ……ぐぷっ……んんんっ!!(弟君が喜んでくれるのなら幸せだわ!)

ジュプッ……ジュポッ……ジュポッ……ズリュッ……

弟「はぁはぁ……うくっ!!(どおしよう……嫌な予感がする……!)」ドクンドクン

姉「んくっ……ぐぷっ……んんんっ!!(弟君が喜んでくれるのなら幸せだわ!)

ジュプッ……ジュポッ……ジュポッ……ズリュッ……

弟「あの……姉様、ちょっといいですか?」

姉「ふん?」

705 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/19(月) 14:22:49.79 ID:v3z6JNIjo
姉「ぷはぁ〜!……なにかしら?」

弟「ちょっと……気になってる事がありまして……」ドクンドクン

姉「気になってる事?」

弟「姉様……なんだか凄く慣れてる気がするんだけど……」ドクンドクン

姉「え゙っ!!?」ドキッ


弟「……ひょっとして、経験があるんですか?」ドキドキ


弟が核心を突く。

姉「!!!!」ギクッ

弟「姉様……どう言う事でしょうか?」ドキドキ

姉「え……あの、そそそそのぉ……(どどどおしよ……弟君が私を疑ってる!)」アセダラダラ

……雲行きが怪しくなって来た。

706 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/19(月) 14:23:49.01 ID:v3z6JNIjo
弟「ほんとの事を言って下さいっ!!」

姉「(仕方がないわ……正直に全部話して謝ろう!)」

姉「……うん……実は経験があるの……」ドキドキ

重い口を開く姉。……ところが

弟「……!や、やっぱり……!」ジワッ

姉「へっ?」

涙を浮かべる弟。



弟「やっぱり姉様……他の畜生(敵)と関係を持った事があるんですねっ!!」ポロポロ


姉「はああぁぁぁーーーーーーーーーーーっ!!!?」

アホオトは誤解をし始めた。

707 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/19(月) 14:25:17.07 ID:v3z6JNIjo
弟「うわああぁぁーーーーんっ!!姉様が寝取られたぁーーーーっ!!」ポロポロ

姉「ななななんでそーなるのっ!!?」アセアセ

弟「幾らなんでも酷すぎますっ!!俺と言うものがありながら、姉様は他の畜生(敵)を

  摘まみ食いしてたんですねっ!!」ポロポロ


姉「そんな事する訳無いでしょっ!!オス豚(敵)のものなんて……

  考えただけでもおぞましいっ!!」ブルブル


どちらかと言えば、血が繋がっているのに性行為をしているキモ姉弟の方がおぞましい。

弟「嘘だっ!!明らかに男慣れしてるじゃんっ!!」ポロポロ

姉「ち、違うの……これは違うんだってっ!!」オロオロ


弟「姉様の阿婆擦れっ!!」

姉「ああああ……あばずれええぇぇぇーーーーーーーーーっ!!!?」ドキッ


弟「俺の知らない間に姉様はヤリ○ンになっていたっ!!」ポロポロ


姉「誰がヤリ○ンですってっ!!!」くわっ

しょうもない姉弟喧嘩が始まった。

708 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/19(月) 14:28:26.07 ID:v3z6JNIjo
弟「だってそうじゃないですかっ!!姉様、俺の事を『愛してる』とか言っておきながら

  やる事やってんじゃないすかっ!!」

姉「弟君っ!!いい加減にしないとお姉ちゃん怒るよっ!!」プンスカ

弟「だってえぇぇーーーっ!!」

姉「弟君!よく聞きなさいっ!!」ギューーーーーーッ

弟の睾丸を強く握り締めた。

弟「いぎゃああぁぁーーーーーーっ!!!」

姉「弟君以外のお○んちんを食べたことなんてないわ!」ギューーーッ

弟「い、痛いっ!!姉様痛いよっ!!あ……あ……!(やべっ!!何かに目覚めそう……!)」

姉「今から本当のこと言うねっ!!」ギューーーッ

弟「あふん///ハァ…ハァ…ハァ…(だんだん気持ち良くなって来た♪)」

姉「実は弟君が寝ている時にイタズラしてるのっ!!」

弟「あ……あ……い、いたイタ気持ちい……え゙っ!?」



姉「弟君が私のおフェラ上手って感じるのは当然よっ!!

  だって弟君のお○んちん、毎日ペロペロしてたんだもんっ!!」


弟「ええぇぇーーーーっ!!?」

709 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/19(月) 14:29:46.39 ID:v3z6JNIjo
姉「これでわかったでしょっ!!弟君はとんでもない誤解をしているわっ!!」

弟「ちょっと待って下さいよっ!!なんで起こしてくれないんですかっ!!」

姉「起こせるわけ無いでしょっ!!」

弟「なんでですかっ!!」

姉「あのねぇ……その時の私は、弟君の本心なんてわからなかったの」

弟「は、はぁ……(姉様に悟られない様に必死だったからな)」

姉「だから、弟君にバレない様にしなきゃいけなかったのよ!」

弟「確かに……俺も姉様にイタズラした時、バレないか冷や冷やしましたもんね」

姉「わかってるじゃない!つまりそう言う事よ!」びしっ

弟「納得しました。姉様、疑って御免なさい」シュン

姉「分かればいいのよ。弟君は素直でいい子ね」ニコッ

弟「ありがとう、姉様」ニコッ

姉「そっかぁ〜弟君も私にイタズラした時……?」

弟「はい、姉様。スリルがあって、かなり興奮しちゃいましたけど♪」



姉「ちょっと待ってぇぇーーーっ!!私にイタズラした時って何っ!!?」

710 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/19(月) 14:30:46.84 ID:v3z6JNIjo
弟「あっ……やべっ!!?」ドキッ

姉「どう言うことかしら?」ニコニコ

満更でもない様子で弟を問い詰めるアホ姉。

弟「えと……その……!」アセアセ

姉「詳しく聞きたいわね」ニコニコ

弟「えっと……怒らないで聞いて下さいね」

姉「うん!」ニコニコ

弟「一昨日、姉様が保健室で寝ている時なんですけど……」

姉「一昨日っ!!?」ドキッ

弟「はい……」

姉「(それって……メス豚(許嫁)に弟君のハンカチを渡された時だわ)」

711 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/19(月) 14:31:27.98 ID:v3z6JNIjo
弟「姉様の寝顔があまりにも綺麗だったもので、つい……」

姉「へぇ〜……具体的にはどんなイタズラをしたのかしら?」ニコニコ

弟「えと……姉様の手をペロペロして、俺のちん○を握らせました」

姉「!!?(あれ?これひょっとして……)」ドキドキ

弟「そして、挙句の果てに姉様の顔に顔射まで……!」

姉「!!(『弟君に私を襲わせよう計画』の通り?……)」ドキドキ

弟「あっ!!ちゃんとハンカチで拭きましたよっ!!姉様のお顔を汚したままなんて

  滅相もありませんからっ!!」アセアセ

姉「そっかぁ〜、あの時の弟君エキスは私のお顔に付いたものだったのね」

弟「はい?」

姉「いいい、いやいや!なんでもないのっ!!」

弟「ふふっ。姉様、俺達ってほんとに似た者同士ですね」

姉「そうね。やっぱり私達は結ばれるべくして結ばれたんだわっ!!」

弟「姉様、続き……しよっ!!」ニコッ

姉「うん!」ニコッ


712 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/19(月) 14:32:36.93 ID:v3z6JNIjo
姉「はむっ」

チュッ……ニギニギ……シコシコ……チュプッ……レロッ……レロレロッ……

姉「ん……んくぅ……んふ……」コクン

今度は先端を口に含み、右手でぺ○スをしごき出した。

弟「ああぁ!!ねねね姉様っ!!いきなりだなんてそんなっ!」

ズリュッ……ズリュッ……チュプチュパ……ジュポッ……ジュポッ……

唾液を大量に出し、卑猥な音を立て始めた姉。自らの頭を左右に動かし、加速していく。

弟「あ、あ……!姉様っ!す、すごいよ!!」

ズリュッ……ズリュッ……ジュプッ……ジュルッ……ビチャッ……ズズズッ……

姉「ちゅううぅぅぅぅぅ!!(弟君のお○んちん!弟君のお○んちん!!おいし〜♪)」

弟のぺ○スを激しく責める姉だった。

713 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/19(月) 14:34:00.39 ID:v3z6JNIjo
弟「はぁはぁはぁ……ね、姉様っ最高だっ!!」

ズリュッ……ズリュッ……チュプチュパ……ジュポッ……ジュポッ……

姉「(弟君興奮してるっ!やった!)」

……ところが

弟「も、もう我慢できないっ!!姉様っ御免なさいっ!!」ガシッ

弟が姉の頭を鷲掴みにした。

姉「ふごっ!!?(きゃっ!?なに?なにするのっ!?)」

弟「はああぁぁぁぁ!!!姉様のおくちマ○コさいこおぉぉぉ!!」

ジュブッ……ジュブッ……ジュブッ……ジュブッ……

姉「んんっ!!んんんっ!!?(なななななにこれぇぇ!!?おとおと弟君!?)」

弟はイマラ○オを始めた。

弟「ああっ!!姉様っ!!気持ち良いよっ!!!」

ジュポジュポジュポジュポジュポッ!!

姉「ふむむっ!?(あああ!!おとおと弟君が乱暴になっちゃった!?どどどおしよ!!?)」

714 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/19(月) 14:34:36.34 ID:v3z6JNIjo
弟「はぁはぁはぁ!!俺の命より大事な姉様を虐めてるっ!!ごめんなさいっ!でもとまんねぇぇ!!」

理性と本能が攻め合い、それでも本能が勝ってしまうアホオトだった。

ジュポジュポジュポジュポジュポッ!!

姉「おぼぉぉぉーーーっ!!(弟君!?混乱してるっ!?やだ!?私の所為なんだ!どどどおしよ!?)」

ジュポジュポジュポジュポジュポッ!!

弟「あはははっ!!姉様のお口犯してるっ!!はぁ!この背徳感がたまらねぇぇぇ!!」

弟は微妙にSに目覚めかけていた。

姉「ふぐぅぅっ!!ごぷっ!!(どおしよ。こんなことされてるのに気持ちいい♪

  どうしたのかしら私……やだ!このままじゃすごくHな子になっちゃう!!)」

姉は微妙にMに目覚めかけていた。

弟「はぁはぁはぁ!!もういくっ!!姉様っ!出すよっ!!」

姉「ふむむっ!!!(弟君エキスっ!!うへへっ!弟君エキスがもうすぐ!!)」

弟「ああぁぁぁぁ!!!ねえさまぁぁぁーーー!!!」

ドピュッ!!ビュルルルルルッ!!

姉の口内を熱い白濁色の精液が暴れまわる。


715 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/19(月) 14:35:20.75 ID:v3z6JNIjo
姉「んんっ!!んっ……んあぁぁ……(キターー!!弟君エキス!!)」

弟は姉の口からぺ○スを抜いた。

ツゥー

姉の唾液と精液とが混ざって糸を引いた。

弟「はぁはぁはぁ!!姉様!ごめんなさい!こんなことするつもりじゃなかったのに!!」

姉「んんっ」とろ〜ん

クチュクチュッ……クチュクチュッ……

弟「いいいい今すぐ吐き出してくださいっ!!それ汚いですっ!!」

我に返った弟が姉にティッシュを差し出す。

……ところが姉は

姉「べぇぇ〜。ほれほふてろへふっへ?ひやほ(これを捨てろですって?いやよ)」

口の中に精液を溜めながら、口を空け、喋り出す姉。

にちゃ…にちゃ…れろれろっ…くちゅくちゅ…

姉「んはぁ〜……はひほうはわ♪(さいこうだわ)」 

弟の精液を口に溜め、舌を使って弄り回す姉だった。

弟「うぅ〜なんてエロいんだ……姉様がこんなにもHな子だったなんて……!」ドキドキ

716 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/19(月) 14:35:57.39 ID:v3z6JNIjo
姉「んぐっ……こくん……ああ……やっぱりこれが無いと生きていけないわ」

弟の忠告を聞かず、精液を飲み込んでしまった姉だった。

弟「もしかして……姉様、いつも飲んでらしたんですか?」

姉「もちろんそうよ!吐き出すなんてあり得ないわっ!!」

弟「ああ……姉様、そこまで俺の事を……!」ドキドキ

姉「はぁはぁはぁ……弟君エキス……もっとほしい……弟君エキス……」

姉は血走った目で、弟のぺ○スを見ていた。

弟「姉様?」

姉「いやん///もったいない!弟君、お○んちんからまだ出てるわ!」ペロッ

弟「はぁん///姉様っ!ダメですって!」

姉「ダメ♪いけない弟君にお仕置きしなきゃいけないの///はむっ!!」グチュグチュ

弟「ああっ!!ま、待ってっ!!」

717 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/19(月) 14:36:42.65 ID:v3z6JNIjo
姉「弟君のお○んちん♪私専用のお○んちん♪はぁはぁ……今から綺麗にするわね」

つぅ〜……チロチロ……

姉は舌先を尖らせて、尿道の中、カリの部分から付け根の部分まで丁寧に舐めまわした。

弟「あ、あぁ〜姉様の舌先が、俺のちん○をなぞってるっ!!」

姉「違うわ弟君。このお○んちんは私のもの♪そしてここも///」はむっ

今度は睾丸を口に入れた姉。

ピチャピチャ……チロチロ……

弟「姉様っ!!そこは汚いです!!姉様のお口をこれ以上すなんて耐えられませんっ!!」

姉「だぁめ♪ここも私のもの。弟君の全ては私に所有権があるの♪口答えは許さないわ」

弟「くぅ〜。姉様のわからず屋っ。そんなことされたら姉様をもっと好きになっちゃうじゃ

  ないですか!これ以上、俺をメロメロにする気ですかっ!!」

姉「もっともっと好きになって♪弟君だ〜いしゅき!!」

718 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/19(月) 14:37:42.75 ID:v3z6JNIjo
ピチャッ……ピチャッ……

姉「うへへっ!今度はこっちの番ね」グイッ

弟「ねねね姉様っ!?なにすんすかっ!!」

姉は弟の両足を掴み、いわゆるチ○グリ返しにした。

姉「うへへっ。弟君の菊のお花、ピクピクしてるよ♪」

アホ姉は目をキラキラ輝かせながら、弟のもっとも汚い箇所を見ていた。

弟「姉様っ!!それだけは絶対ダメぇぇぇぇ!!!」

姉「聞こえませ〜ん♪」

チロチロ……ピチャッ……

姉は舌先を尖らせ、弟の肛門を舐め始めた。

弟「うわぁぁ!ねねね姉様っ!!そこはほんとに汚いですっ!!姉様の舌が穢(けが)れるぅぅ!!」

チロチロ……ピチャッ……

姉「弟君の体で汚いところなんて無いわ」

弟「で、でもぉ……」

姉「安心して……お姉ちゃんが気持ち良くしてあげるから♪」

ビチャビチャ……レロレロ……

弟「はぁぁ!!き、気持ちいいっ!姉様がこんなにドスケベな子だったなんて!!」バクンバクン

719 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/19(月) 14:39:11.29 ID:v3z6JNIjo
姉「おとうときゅんの菊の花っ♪えへへっ」

チロチロ……ピチャッ……ペロペロ……

弟「うわぁ!そんなに舐めないでぇぇ!はずかしいっ///」

姉「いやんっ♪弟君が恥ずかしがってるぅぅ!きゃわい〜!」

チロチロ……ピチャッ……ペロペロ……レロレロレロ……

姉「うひひっ。中の具合はどぉかにゃ〜♪」

グリグリッ ニュルルッ

弟「!!!うわっ!ねねね姉様のししし舌がっ!俺の中に入ってくるっ!」

ニチュッ……ピチャッ……ニュルルッ……

姉「うへっうへへっ!おとうときゅんのお尻すんごい締め付けりゅ」

弟「いやぁぁぁーーっ!姉様やりすぎですっ!(やべっ!なんだこの感情は!?)」

姉「おとうときゅんは私だけのお婿さん♪これから毎日折檻してあげる!」

姉はSに目覚めかけていた。

弟「はぁ…はぁ…はぁ…(悪くないっ!悪くないぞっ!姉様の折檻!!望むところだっ!!)」

弟はMに目覚めかけていた。

720 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/19(月) 14:40:07.97 ID:v3z6JNIjo
弟「(ま、まずい……完全に主導権を握られてるっ!?確かに悪くないけど……)」チラッ

姉「弟君、だぁ〜い好き♪」

弟「(俺も姉様をペロペロしたい!姉様、自分ばっかズルい!!)」ムラムラ

姉「うへへっ。もっと唾つけちゃおっと♪」てろ〜

まるで肉食動物が獲物をむさぼる様に、弟の体を堪能するキモ姉だった。

弟「ねねね姉様!提案があります!!俺ばっかり気持ち良くなって、姉様が可哀想じゃないですか!」

姉「へっ?十分気持ちいいけど?どうしたの?弟君?」


弟「姉様ばっかりズルい!!俺も姉様を食べたいのにっ!!」


とうとう本音を漏らした弟だった。

姉「えぇっ!?わたわた私をたべたべ食べたいぃぃ!!?そそそそうなんだ!!

  (しまった!!弟君を食べることに必死で私を食べさせるのを忘れてたっ!!)」

721 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/19(月) 14:40:57.68 ID:v3z6JNIjo
姉「ん……はいどうぞ///」

乳首を弟の口に差し出す姉。

弟「そこはさっき堪能しました。今度はちがうとこ食べたいです♪」

姉「でもでもどどどどうしたらいいのかしら?」

弟「ふふふっ。姉様のお尻を俺の顔に向けてください」

姉「!!わたわた私のおしおしおしりぃぃ!!やだやだっ!!はずかしいよぉ!!」

弟「わがまま言わないっ!!ほらっ!こっちにお尻を向けなさいっ!!」

姉「やだぁぁぁ!!弟君のいじわるっ!!はずかしいから絶対いやよっ!!」

弟「ふぅ〜ん。そう言うことゆうんだ。じゃ姉様、今日はこれでおしまいっ!」

弟はSに目覚めつつあった、

姉「やだやだっ!!弟君といっぱいHしたいっ!!」

弟「じゃお尻をこっちに向けなさい!なんども言わせないのっ!!」

姉「うぅ〜はずかしいよぉ///」

722 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/19(月) 14:41:48.77 ID:v3z6JNIjo
姉「(こ、困ったわ。やっぱり恥かしい///)」

弟「は〜や〜く〜」

姉「(しょうがないわ。恥ずかしいけど、ここは弟君のためにっ///)」

しぶしぶ弟の顔上に跨る姉だった。

……ただし

弟「……姉様、その手を除けてください」

姉「やだやだっ!!恥かしいよぉ!!ここは絶対だめっ!!

  (妄想では何度も舐めてもらったけどやっぱり無理だわっ!)」

姉は陰部を左手で隠していた。

弟「ほぉ〜。姉様がそのつもりなら俺にも考えがあります♪指に唾つけてぇ〜」

にゅぷぷっ

姉「はうっ///おとおと弟君っ!!?どどどどこに指を入れてるののののっ!いたいよぉ!!」

弟「ぐふふっ♪どこでしょう〜」ぐりぐりっ

723 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/19(月) 14:42:23.26 ID:v3z6JNIjo
姉「うわぁぁーーんっ!!そこはお尻の穴だよぉっ!!おとうとくんいじわるしないでぇぇ!!」

弟「我侭な姉様におしおきです♪さぁ〜姉様のお尻の奥にはな〜にが入ってるのかなぁ〜♪」グリグリッ

姉「いやあぁぁぁぁ!!弄らないでぇぇ!弟君の鬼畜っ!!お姉ちゃん許しませんよっ!!」

……さっきは弟の尻穴を責めてたのに。

弟「う〜ん。こっちもいい感じ♪とっても締め付けられていいですよ、姉様」ぐりぐりっ

姉「うぅ〜///はずかしいよぉ〜。そこ、うんちの出るとこだよぉ〜。やめてよぉ〜///

  (うぅ〜///でも気持ちいい♪どぉしよ!私、おしりで気持ちよくなっちゃってるわ)」

言葉とは裏腹に内心まんざらでもなかった姉だった。

弟「さぁてどぉ〜しよ〜?」グリグリッ

姉「あっ…あっ…ああぁっ!」

弟「姉様がいつまでも手を除けてくれないなら、ずっとこうしてようかな?」グリグリッ

キモオトは鬼畜モードになった。

姉「いやあぁぁーーっ!!捏ね繰り回さないでぇぇ!!」

724 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/19(月) 14:42:55.84 ID:v3z6JNIjo
姉「うぅ〜。弟君が変態さんになっちゃった。どどどどおしよぉ///」

……元から変態である。

弟「くっくっく。それとも姉様はお尻の穴が好きなのかな?」ぐりぐりっ

姉「もおやめてよっ!弟君の変態っ!!(どうしよっ!虐められてるのにすごく気持ちいい……)」

姉はMに目覚めつつあった。

弟「ぐひひっ♪さぁどうする姉様?アナルにちん○入れちゃう?」ぐりぐりっ

姉「うぅ〜。こうなったのも私の所為……わわわかったわ。あんまり見ちゃやぁよ///」

弟「はい、姉様。やっと素直になってくれましたね♪」にゅぽっ

ぱっ

姉「うぅ〜。はずかしいよぉ///」

弟「姉様のおま○こ……誰にも見せたことの無い、姉様のおま○こ♪」

姉「かあぁぁ///」

弟「ビラビラは薄くて、中は綺麗なピンク色〜クリちゃんはちょっと皮を被ってますね♪」

姉「いやあぁぁ///解説しないでえぇぇ!!はずかしいよぉぉぉ!!!」

725 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/19(月) 14:43:36.67 ID:v3z6JNIjo
弟「クンカクンカ……それに姉様のおま○こから香るちょっと酸っぱくて甘〜いとってもいい匂い♪」

姉「!!嗅いじゃだめぇぇぇ!!」

ペロペロ

今度は姉の蜜壺を舐め出した。

姉「あ、ああ……ン……んんっ……くぅ……う、くっ……くひ……ッ!」

弟の舌は優しく小動物の様にチロチロ

姉「あ、あ……んひっ……はぁん……うぅ……くふぅぅぅーーっ!」

弟「はぁぁ!旨いっ!!なんて旨いんだっ!!まるでいつも姉様が作るごはんの隠し味に

  とっても似てる気がするっ!!」

姉「!!!ききききき気のせせせ所為よよよよっ!!!」

……なんでばれないんだろう。やっぱりアホだからだろうか?

ビチャビチャッ!!ジュルルルゥゥゥゥゥーーーーーッ!!

姉「いやぁぁ!!だめだめ弟君っ!!そんな音立てないでぇぇ!!」

ジュプチュルチュル!!レロレロップチュプチュッ!!ジュルルルゥゥゥゥゥーーーーーッ!!

血走った目で姉の陰部を舐め、愛液をむさぼる弟だった。

姉「おとおとおと弟君!!あっあっあ!!ね、ねぇ?ききき聞いてる!!あっア゙ーーーーー!!!」

がく がくっ

弟の容赦ない責めに腰をガクガク揺らして悶える姉だった。

726 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/19(月) 14:44:33.35 ID:v3z6JNIjo
ジュルルルゥゥゥゥゥーーーーーッ!!

弟「ほらっ姉様!感じてばっかいないで俺のちん○を気持ち良ください!」

姉「ひぃぃぃ///おとっアン!!うとっヒッ!!くんのいじわるっ!!こんっアヒャッ!!

  なにっアァン!!されてるのっきゃっ!!出来る訳っかはっ!!ないでしょっ///」

ジュプチュルチュル!!レロレロップチュプチュッ!!

弟「頑張ってくださいよ姉様っ!!姉様専用のちん○が待ってますよ♪」

姉「ア゙ァ゙!!いぐっ!!いっちゃう!!!も、もうだめぇぇぇぇぇ!!!」

プシャーー シィーーーーー ジョロロロロローーーーーーーッ!!

弟「あっ!」

姉「いやあぁぁぁ!!おしっこ出てるぅぅ!!!」ジワッ

弟「姉様……!」ニヤリ

姉「やだやだっ!!見ないでぇぇ!!」ポロポロ

ジョロロロロローーーーーーーッ!!

弟「あーーーー!!」ゴクゴクッ

姉「っておとおとおと弟君っ!!!なにやってるのっ!!そんなの飲んじゃだめぇぇぇ!!」

ジョロロロロローーーーーーーッ!!

弟「ぷはぁ〜。姉様のおしっこ飲んじゃった♪ぐへへっ」

姉「いやあぁぁぁぁーーー!!弟君の変態っ!!!」ポロポロ

727 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/19(月) 14:46:10.07 ID:v3z6JNIjo
姉が小水を漏らしてしまったため、ベッドはぐっしょりと濡れてしまった。

弟「あ〜あ、これはマズイなぁ……」

姉「ぐすん……酷いよぉ弟君……」

弟「すみません姉様。ちょっと調子に乗っちゃいました」

姉「弟君の変態///……こんなにしたんだから最後まで責任取ってよね」

弟「だれが逃がすかっ!!姉様は俺のものだっ!!」

姉「うへっ、うへへっ」

弟「……姉様、ほんとに後悔しませんか……」

姉「うん……弟君に貰ってほしいの……愛してるわ、弟君///」

弟「俺もです、姉様」

チュッ

弟「今度は俺の部屋でしましょう」

姉「う、うん……今度はやさしくしてね///」

728 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/19(月) 14:47:12.25 ID:v3z6JNIjo
弟の部屋

姉「とぉーーーーーーっ!!」どすんっ

弟「姉様っ!ダメでしょ!!そんなことしちゃっ!!」

弟の部屋に入るなり、ベッドにダイブするアホ姉だった。

姉「えへへっ。ごめ〜ん♪(弟君のベッド♪クンカクンカクンカクンカ)」

弟「はぁ〜。でもなんだかこ〜ゆ〜姉様もかぁ〜いくて俺は好きです♪」

姉「うきゃん///そんなことゆう弟君にはお姉ちゃん、ちゅっちゅしちゃう♪」

ちゅっちゅ

弟「うひゃっ!!姉様っいきなりなにすんすか!」

姉「弟君だぁ〜いすき♪」スリスリ

弟「ぐおぉ!!姉様がデレ出したっ!!キタコレっ!!!」

姉「おとうときゅ〜ん、いい子いい子してぇ〜♪」スリスリ

猫なで声で弟に甘える姉だった。

弟「は、はい……姉様、いい子いい子♪かぁ〜い〜よぉ〜姉様♪」ナデナデ

姉「きゃっきゃっ♪」

729 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/19(月) 14:47:52.65 ID:v3z6JNIjo
弟「姉様、行くよ」

姉「う、うん///」

弟「姉様の……さわるね?」

クチュッ……クチュッ……

姉の蜜壺の周辺をさわる弟。愛でる様に優しく、ソフトに。

姉「うきゃっ///す、すごい……」

クチュッ……クチュッ……プニプニ……

今度は花びらを軽く摘まむ。

姉「はぁんっ!!……うくっ……」

ニュプリッ

弟の人差し指が姉の蜜壺に吸い込まれる。

姉「はふっ!!」

弟「ご、ごめん!痛かった?」

姉「はぁはぁはぁ……弟君の指が、私の中に……!」とろ〜ん

弟「そっか……そんなに気持ち良いんだ」

クチュッ……クチュッ……

730 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/19(月) 14:48:36.69 ID:v3z6JNIjo
姉「あ……ん……ンン……ふぅ……」

クチュッ……クチュッ……ピチャ……クチュッ……ピチャ……

弟「ああ……姉様の中、あったかい」

姉の蜜壺に指を出し入れする弟。

姉「やあン……ンひっ!!……アアッ!!」

クチュッ……クチュッ……ピチャ……クチュッ……ピチャ……

弟「そんなに気持ち良いんですか?」

姉「うん……自分でやってる時とぜんぜん違うの///」

弟「そっか……じゃ、もっと激しくするね!」

グチュグチュ!!ピチャッピチャッピチャッ!!

姉「アアーーーーッ!!待って弟君っ!!いやぁぁーーーーっ!!!」

激しく手淫を始める弟。

グチュグチュ!!ピチャッピチャッピチャッ!!

姉「そんなに激しくしちゃらめえぇぇぇーーーーっ!!!」

731 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/19(月) 14:50:39.75 ID:v3z6JNIjo
弟「ふふっ。気持ち良くなっていいんだよ」

グチュグチュ!!ピチャッピチャッピチャッ!!

姉「ヒャンッ!!ハァ…ハァ…ハァ…ハ!………あんっ!!!」

グチュグチュ!!ピチャッピチャッピチャッ!!

姉「待ってっ!!ほんとに待って弟君っ!!」がしっ

弟の腕を掴み、必死で止めに入る姉。

弟「あっ!ごめん、また調子にのっちゃった」

姉「ハァ…ハァ…ハァ…お、弟君のHっ!!ハァ…ハァ…ハァ…」ドキドキ

弟「でも……姉様のおまん○グチョグチョ……」すっ

そう言って、姉の蜜で濡れた指を、姉の口元に近づける弟。

姉「やぁん///恥かしいよぉ〜」ぽっ

弟「姉様、舐めて」

姉「はぁん……」ぱくっ

ピチャ……ピチャ……

弟「姉様、美味しい?姉様のおまん○汁、美味しい?」ニヤニヤ

姉「お、美味しいです……///」カアァ

弟「うひひっ!!」ニンマリ

姉「ハァ…ハァ…ハァ…弟君……もうそろそろ///」

クチュッ……クチュッ……

弟「はい、姉様///」

732 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/19(月) 14:51:15.31 ID:v3z6JNIjo
弟「姉様、覚悟はいいですね?」

姉「う、うん///やさしくしてね……」

弟と姉は正常位で抱き合っていた。

弟「それじゃ行きます」ぷにっ

姉「あっ……弟君のお○んちんが、私のにキスしちゃった///」

クチュ……クリッ……クリッ……

弟のぺ○スが姉の膣の入り口付近をつんつんし出す。

弟「ん……滑ってなかなか入らない。よっとっ」

ギュポッ……

姉「うくっ!弟君のお○んちんのさきっぽが入ってくるっ!いっいたいっ!!」

姉の膣内は弟のぺ○スによってどんどん広げられていく。

メリメリッ!!

姉「あああぁぁぁーーー!!痛い痛いっ!!いたいよぉぉーーおとうとくんっ!!」

メリメリッ!!

初めて入る異物に姉の膣は悲鳴を上げ始めた。

733 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/19(月) 14:52:21.74 ID:v3z6JNIjo
弟「ん……姉様のきつい……!」

メリメリッ!!

姉「うわぁぁーーん!!いたいよぉぉぉ!!こわいよぉぉぉ!!」ポロポロ

泣きながら弟にしがみつく姉だった。

弟「姉様、力抜いてっ!!力んでると余計痛くなりますっ!!」

姉「ふえぇ?……あっほんとだ♪ちょっと痛くなくなって来た///」

弟「姉様、緊張しすぎです。あれだけの時間、舐めたり弄ったりしたんすから結構だいじょぶな筈です」

姉「う〜、で、でもぉ〜」

弟「姉様、俺を信じて。ゆっくり行きますからねぇ〜」

ゆっくりやさしくぺ○スを奥に挿入する弟だった。

みちみちっ

姉「うあん///はいってくるぅぅ〜〜。あっあぁぁぁ!!!奥までとどいたぁぁ!!」

弟「ハァ…ハァ…ハァ…ついに姉様の処女貰いましたっ!やったぁーー!!」

734 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/19(月) 14:53:55.35 ID:v3z6JNIjo
弟「少しこのままにしましょう」

姉「ハァ…ハァ…ハァ…でも、やっぱりちょっと痛いわ…グスンッ…」

弟「頑張ったね、姉様……」チュッ

姉「うん///……弟君とやっとひとつになれたのね……うれしいなぁ〜」ぽぉ〜

弟「俺もです。姉様を俺が『女』にしたことになるんですね。うぅ〜生きてて良かった〜」

姉「お姉ちゃん……今が一番幸せだわ。ありがとう、弟君!」

弟「はい、姉様!」

弟「はぁ〜姉様の中、とってもあったか〜い♪」

姉「弟君のおち○んちん、とっても熱い♪まるで熱した鉄パイプを入れられてるみたいだわ」

弟「……そろそろ動きますか。姉様、覚悟はいいですね」

735 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/19(月) 14:55:04.72 ID:v3z6JNIjo
弟「じゃ、ゆっくり動くね」

姉「う、うん///」

ニュプッ……ニュプッ……

姉「はぅっ!!」ビクッ

弟「ひっ!?」

姉「なにこれっ!!背中に電気がびりって走ったっ!」

弟「ん……すごい!姉様のおま○こ、にゅるにゅる動いてるっ!」

姉の膣壁は弟のぺ○スを包み込むように蠕動する。

姉「ふぅ……ふぅ……」

弟「あ……姉様、大丈夫?」

姉「はひっ!?……あ、うん……大丈夫だよ!」にへぇ〜

口元を緩め、締まりの無い顔になっている姉。

弟「はぁはぁはぁ……(ダメだ……こんな姉様の顔なんかみたら……俺っ!!)」

ニュプッ……ニュプッ……グチュッ

姉「やぁん///これすごっ!き、気持ちいいっ!!」

ニュプッ……ニュプッ……ズンッ……ズンッ……

姉「ふにゃっ!!だめえぇぇ!!そ、そんないきなりっ!!あうん///」

弟は激しく腰を動かし出した。

弟「すみません姉様っ!!ゆっくりやろうと思ったんですけど……止まりませんっ!!」

姉「ああああああぁぁーーー!!頭にひぎぃぃぃ!!響くううぅぅ!!!」

736 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/19(月) 14:56:13.85 ID:v3z6JNIjo
姉「うわぁぁぁーーんっ!!!おとおとっおとうとくーーんっ!!」ぎゅっ

弟の体にしがみつく。

弟「はっ!!はっ!!姉様っ!!気持ち良いっ!!」

パツンパツン!!……グチュッ!!……グチュッグチュッ!!

姉「!!あがあがっ!!ひぎぃぃぃ!!おとくんっ!!だめっだめだってっ!!!」

弟「はっ!!はっ!!悶えるねえさまもいいっ!!」ニヤリッ!

グポッ!!……グチュッ!!……グチュッ!!……グチュッ!!……プジュッ!!

姉「うわあぁぁーーーんっ!!おとくんのいじめっこっ!!」

弟はSに目覚めた。

ニチャッ!!……グチュッ!!……ヌプッ!!……グチュッ!!……プジュッ!!


姉「ああああぁぁーー!!乱暴にされてるのにどーして気持ちいいのっ!!?」


弟「処女のくせにこんなに乱れるなんて……淫乱姉様っ!!!」

ニチャッ!!……グチュッ!!……ヌプッ!!……グチュッ!!……プジュッ!!

姉「いやぁんっ!!もっとっ!!もっといじめてぇぇーーー!!」

姉はMに目覚めた。

737 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/19(月) 14:56:54.68 ID:v3z6JNIjo
姉「だめぇぇぇーー!!おとおとおとうとくんっ!!まま、まってぇぇぇ!!」

弟「はっ!!はっ!!待ちませんっ!!」ニヤリッ!

ニチャッ!!……グチュッ!!……ヌプッ!!……グチュッ!!……

姉「うわぁぁぁーーーんっ!!来るよっ!!来ちゃうよぉ!!!」

弟「お、俺ももうそろそろっ!!う、うわぁぁぁ!!」

ニチャッ!!……グチュッ!!……ヌプッ!!……グチュッ!!……グチュッグチュッ!!

姉「はぁんっ///一緒にっねっ!!一緒にいこっ!!」

弟「ねえさまぁぁぁぁ!!あいしてるぅぅぅ!!」

姉「おとうとくーーーんっ!!あいしてるわぁぁぁ!!」

ドピュッ!!ビュルルルル!!



姉「ああああぁぁぁぁぁーーーーーー!!!!」ビクビクビクッ!!

738 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/19(月) 14:57:54.05 ID:v3z6JNIjo
弟と姉は手を握り合い、指を絡ませる。

姉「はぁ……はぁ……はぁ……おとおと弟君っ!!ちゅ〜してっ///」

弟「ん……」

チュッ

姉「ねぇ……弟君」

弟「はい、姉様」




姉「幸せになろうね……いえ、私が弟君を幸せにして見せるわ」





最終話 アホ姉弟の出した答え おわり


739 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/19(月) 14:58:53.69 ID:v3z6JNIjo
以上で最終話終了です。

お疲れでした。
740 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) :2011/09/19(月) 15:00:11.02 ID:zTHnmMeco
イチャイチャ
741 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [sage]:2011/09/19(月) 16:01:21.92 ID:xyQ2g0Rvo
いゃっふうううう!乙乙!
742 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/19(月) 16:17:20.79 ID:5yHtcnrLo
743 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2011/09/19(月) 18:05:13.34 ID:9sPyNipVo
 (*゚Д゚) 乙です
 (ヽノ)   ムホムホ
  >ω>
744 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/09/19(月) 18:23:23.82 ID:zj4HWNJwo
乙〜
745 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/20(火) 08:07:59.91 ID:X8fcHlexo
乙乙〜
746 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/20(火) 23:26:20.59 ID:bNbmloPF0
おつおつ
747 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海・関東) [sage]:2011/09/22(木) 14:14:05.45 ID:LInqrHaAO
……ふぅ。>>1乙。
748 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/24(土) 19:54:25.93 ID:DgTFiZebo
本日更新不可。
明日中にはなんとか……

以上。
749 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/25(日) 19:35:26.30 ID:k+BEQHado
こんばんは。今日から後日談に入ります。
750 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/25(日) 19:37:47.90 ID:k+BEQHado
前回のあらすじ&登場人物

相手を愛してやまない……というか、変態の域に達しているアホ姉弟。

前回とうとう二人は結ばれた。

>>75 第一話あらすじ

>>124 第二話あらすじ

>>209 第三話あらすじ

>>274 第四話あらすじ

>>369 第五話あらすじ

>>412 第六話あらすじ

>>461 第七話あらすじ

>>530 第八話あらすじ

>>619 第九話あらすじ >>620 >>621登場人物紹介


突如父がアホ姉弟の家を訪れ、従妹が実は弟の婚約者である事を告げた。

喰い下がる弟を無視し、強引に政略結婚をさせようとするが……

その弟は絶望の淵に立たされる。そして、壊れた。姉を手に入れる事を決意し、夜、姉の部屋に忍び込み彼女を襲う。

ところが、恐怖に震える姉を見て我を取り戻す。号泣しながら姉に自分の思いを告げる。そしてそれを受けた姉は

歓喜の涙を流し、自分も告白する。きつく抱きあった後口づけを交わし、二人で駆け落ちする事を決意する。

……が、家の門の前で父が待ち構えていた。

逃げようとする弟をボコボコにした後、父は恐ろしい真実を告白し始める。


[アホ姉弟の一族]

弟………外見は美少年、中身は変態。中肉中背(172cm 65kg)。姉大好きなキモオト。


姉………外見は大和撫子、中身は変態。背丈は弟より10cm低い。弟大好きなキモ姉。貧乳(重要)。


父………アホ姉弟の父親。大人の雰囲気を漂わせるダンディーな紳士。……が、本性はクズだった。

母………アホ姉弟の母親。大人の雰囲気を一切持ち合わせていない、ロリロリな淑女。貧乳。実は父の妹だった。


[許嫁の一族]

許嫁……父のお願いを聞き入れ、アホ姉弟をからかって遊んだツインテールの悪女。ボクッ娘。普通乳。

父友……許嫁の実父であり、アホ父の友人。娘と妻(妹)に頭が上がらない。

嫁母……父友の実妹であり、妻。更に許嫁の母である。彼女の性悪さは許嫁(娘)に引き継がれた。


[その他]

絶○……なんの脈略も無く突如現れた黒い獰猛な犬。以後の登場は未定。

751 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [saga]:2011/09/25(日) 19:38:24.84 ID:k+BEQHado
最終話+1 姉友と許嫁 ……とアホ二人


アホ姉弟の自宅

リビング

二人が結ばれた翌日、姉友と弟の友人3人組を家に招待し事情を説明した。

弟「……と、言う訳だ。おまえらには迷惑かけた。すまなかった!」ペコリ

女「う〜ん。無事に済んだからいいものの……」

女は腕を組み難しい顔をしている。

弟友「そう言うなって!アホも頭を下げてるだからさっ!」

女友「今回は大目に見てあげるわ」

女「しゃ〜ないっ!今回だけだよ!」ニコッ


弟「ありがとう、アホ共っ!!」ニカッ


女・女友・弟友「おまえ反省しとんのかっ!!!」ポカッ ポカッ バキッ

弟「いてっ!!」

アホなやり取りをするアホ共だった。

752 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/25(日) 19:39:30.12 ID:k+BEQHado
姉友「にゅふふっ……君達ついに結ばれたんだぁね♪」

姉友がニンマリと笑みを浮かべる。

弟「はいっ!!」ニコッ

姉友「おめでとさんっ!お姉ちゃん嬉しいぞぉ〜」ニカッ

弟友「良かったな、アホッ!!」ニカッ

女友「ふふっ。おめでとう、弟君」ニコッ

満面の笑みを浮かべ、3人が祝福した。


女「ってゆうかっ!!なんでみんな納得してんのっ!!」


……只一人の常識人が異論を唱える。

弟・姉友・弟友・女友「えっ?なんで?」

女「なんでじゃなくてっ!!おかしいでしょっ!!」

弟・姉・姉友・弟友・女友「おかしい?なんで?」

女「あぁっもうっ!!なんなのこの人達っ!!」

頭おかしい人達です。

753 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/25(日) 19:40:48.87 ID:k+BEQHado
弟友「まぁな、おまえが理解出来ないってのもわからないでもない……」

弟「…………」

弟友「でもさ!俺にはこの二人が悩みぬいて出した決断を簡単には否定出来ねぇ……」

女「うっ」

弟友「第一アホの事、お姉さん以外に幸せに出来るとは思えねえんだよな」

女「うぅ……」

弟「エロガッパ……ありがとう!」がしっ

エロガッパ「おうっ!!……って誰がエロガッパだっ!!」

女友「女……人にはそれぞれ幸せの形ってあると思うの」

女「えっ?」
754 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/25(日) 19:41:40.95 ID:k+BEQHado
女友「例えそれが……道徳や倫理を踏み外すものだととしても……」

女「女友?」

弟友「ふっ……」

女友「だってその人の事、好きで好きで仕様が無くて、どんな手段を使ってもその人を手に入れたい!

   ……そう思うことって間違ってるかしら?」

女「あれ?」

弟友「別にいいんじゃね?だって俺関係ねぇし〜♪」

女友「ふふっ。そうね……そうだといいわね……」サスサス

弟友「ん?どうした女友?」

女友「ふふっ……もうすぐ私は……ふふっ……ふふふっ……」サスサス

弟「おまえ、腹でも痛いのか?」

うっすらと狂気を覗かせる女友だった。

弟友「おやおや……女友さんともあろうお方が……体調管理はしっかりとな!」ニカッ

女友「ふふっ……大丈夫よ。私も今……幸せだもの」ニヤリ

意味ありげな笑みを浮かべるツンヤンデレだった。

女「(あたしなんでこんな奴らと友達なんだろ……)」

755 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/25(日) 19:42:32.11 ID:k+BEQHado
カチャッ

弟「あっ!姉様!」

姉「お茶とお菓子を用意したわ。皆さん、召し上がって」

一同「いっただきま〜す♪」

女「あっ!このクッキーおいし〜。焼き立てなんですね、お姉さん♪」

姉「えぇ。みんなには大変な思いをさせてしまったから……

  せめてものお詫びと思って焼いたの。どうかしら?」

弟友「うんめぇ〜♪俺もこんなん作れる嫁さんほしいわ!」

弟「もぐもぐ……やらんぞ。姉様は俺のものだから」

女友「甘さもちょうど良く、焼き加減もしっとりとしていて上品な味です。

   それにこの紅茶にも良く合います。姉先輩、是非今度教えて頂けますか?」

姉「もちろんよ。女友さん」ニコッ

弟友「はぁ〜姉さん。やっぱ綺麗だなぁ〜♪」

女友「ふんっ」がすっ

弟「この万年発情期がっ!姉様に手ぇ出してみろっ!ぶっ頃してやるっ!!」がすっ

弟友「ってぇっ!!……てめぇら」

756 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/25(日) 19:43:29.58 ID:k+BEQHado
姉友「…………」

姉友が複雑な表情を浮かべる。

姉「どうしたの?姉友?」

姉友「いやぁ〜ちょっとねん♪あたしのお願い事聞いてくれるかなん?」

弟「なんです?姉友さん。俺達にお願いって?」

姉友「とっても個人的なことなんだけどねん」

姉「個人的な事?」


姉友「……従妹ちゃん、いや許嫁さんの居場所教えて」


姉友が真剣な表情で口を開く。

一同「…………」

先程まで和やかだったムードが一変、張りつめた空気になる。

弟友「……姉友さん。やるんすね」

姉友「うん。あたし自身のケジメ……だぁね。やっぱあのまんまじゃ納得いかない」

弟「でも、奴はこの……」ゴソゴソ

ポケットから例の薬丹を取り出す。

弟「『仙丹』でズルしてたんですよ?姉友さんの方が強い筈です」

757 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/25(日) 19:44:14.99 ID:k+BEQHado
姉友「……弟君さ、ほんとにそう思う?」

弟「えっ!?」

姉友「確かにその話は聞いた。でも……」

女「ねね!ちょっと疑問に思った事があるんだけどさ!」

弟「なんだ?」

女友「確かその薬って……副作用があるのよね?」

女「そ〜そ〜」

姉「弟君、お母様達が帰った後にバタンって倒れちゃったでしょ?」

弟「そうです。姉様からお風呂に連れて行って貰って……」

姉「そこで、弟君を裸にして……うへへっ!!」ジュルリ

弟「やあん///姉様のエッチッ!!」カアァ

姉「うへっうへへっ!!」

女・女友・弟友「…………」

友人3人組がアホ姉弟を白い目で見る。

姉友「おバカッ!!」コツン

姉「痛っ!!」

758 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/25(日) 19:45:06.46 ID:k+BEQHado
姉友「……話を戻すねん」

弟・姉「すみません……」シュン

女友「許嫁さん……本当にその薬を使ってたのかしら?」

弟「はあぁ!?何言い出すんだよっ!!」

弟友「アホは姉友さんと従妹ちゃんの闘いを見てないから分からんと思うが……」

弟「えっ?」

弟友「従妹ちゃんはずっとあの調子だったぜ」

弟「!!ま、まさかっ!?」

姉友「つまり、その丸薬使ってないって事じゃねん?」

弟「そんなバカなっ!!?じゃ、なんの為にそんな物を持ち歩いてたんですかっ!!」

女友「……弟君にわざと盗らせたって事も考えられるわね」

弟「はあぁーーーーっ!!?」ガタンッ

驚いた弟が身を乗り出す。

759 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/25(日) 19:46:16.35 ID:k+BEQHado
弟友「俺も女友と同意見だな」

弟「お、おまえまで何言ってんだよ!」

弟友「ありゃ、正真正銘の化け物だ。何考えてんのかさっぱりわからん」

弟「おまえら奴の事、買い被り過ぎだっ!!」

弟友「アホ、おまえ手ぇ〜抜かれたんじゃねえか?」

弟「あり得ないっ!!だったらなんで奴は逃げたっ!?」

姉「ねえ、弟君」

弟「は、はい?」

姉「もしかしたらなんだけど……許嫁さんの策略だったんじゃないのかしら?」

弟「えっ?」

姉「だって、オス豚(父)が言ってたでしょ。許嫁さんは私達を引っ掻き回す為に来たって」

弟「あ……」

姉友「あの子の力はあんなもんじゃない……」

弟・姉・女・女友・弟友「…………」

__________
______
___

760 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/25(日) 19:47:12.18 ID:k+BEQHado
数日後

従妹改め 許嫁の実家

広大な敷地の中に、中世の貴族邸を思わせる洋館がある。

姉友「うひゃ〜!広いさねぇ〜。あんたらんとこも凄いけど、あたしビックリしたよん」

弟「入口の門を潜ってから何分たちましたかね?」

姉「10分と言ったところかしら。さすがあの大企業の創業者一族……すごいわね」

弟「そんな連中が近親婚で子孫を残してきたなんて。この国おかしくね?」

自分達のことは棚に上げ、国の未来を憂うアホオトだった。

弟「それにしても姉様……」

姉「うん……」

複雑な表情を浮かべる姉弟。

姉友「なになに?二人で自己完結?あたしにも教えなさいよ!」

761 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/25(日) 19:48:20.77 ID:k+BEQHado
弟「いや……許嫁のことですよ。正直言って……」

姉「私達、出来ればあの子とは会いたくないの」

姉友「まぁまぁ……二人には感謝してるよん。機会を作ってくれてありがとねん」ニコッ

姉「だけど……まさか迎えの車まで用意してくれるとは思わなかったわ」、

アホ姉弟と姉友は、許嫁に招待され車で移動中。

弟「当然でしょうねっ!あいつにはその程度の事はして貰う必要があるってもんだっ!!」

未だ弟の中では許嫁に対する蟠りがあった。

姉友「あれれっ?家の前に誰か立ってるよん」

姉「あら?許嫁さんかしら?まぁ、私達を出迎えてくれるなんて」

弟「ちっ……あの野郎」



姉友「……(これだけ広い敷地なら全力出してもだいじょぶそうね)」

762 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/25(日) 19:49:27.94 ID:k+BEQHado
許嫁「ようこそおいで下さいました」ペコッ

別人の様に清楚な姿となった許嫁が出迎えた。紫色のワンピースに身を包み、黒のロングブーツ、

更にアホ姉弟の家に居た時にはツインテールにしていた髪を降ろしていた。

日傘を刺し微笑みを浮かべる彼女は、まごう事無く資産家の御令嬢に相応しいものであった。


姉「お久しぶり……と言うほど時間は立ってないわね」

弟「あぁ、ここがあんたんちか?やっぱ御令嬢ってのはほんとなんだな」

許嫁「はい。皆さんと再開する事が出来、嬉しく思いますわ」

姉「ふふっ……そうね。衣装も素敵だわ(っと言っておこう。沈まれ私の怒り……)」ピクピク

弟「姉様、顔が引き攣ってます」ヒソヒソ

姉友「やっぽー♪げんきぃ〜?」

許嫁「はい。姉友さんもご健勝でなによりですわ」ニコッ

姉友「あれれ?キャラ違ってない?それがあんたの素なわけぇ?」

許嫁「そうですわ。あの時の私は演技ですもの。ほほほっ」


姉友「……ほんとにそかな?あたしにはこっちがあんたの演技に見えてしょうがないんだけど」

許嫁「…………」ニタァ〜


姉友と許嫁の間に不穏な空気が流れる。


弟「姉様、こいつら怖い」

姉「うん。私もそう思うわ」

763 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/25(日) 19:50:23.77 ID:k+BEQHado
敷地内 闘技場……

舞台は代わり、中世のコロシアムを彷彿とさせる巨大な施設の中で4人は会話している。

弟「てかなんでこんなもん造ってんのっ!?」

許嫁「そんなこと気にしちゃダメだよお兄ちゃん♪」

弟・姉「!!」

先程まで降ろしていた髪をツインテールに戻した許嫁。

許嫁「どしたの二人とも……クスクス……」ニヤニヤ

以前のふてぶてしい『従妹』の雰囲気になっていた。

姉友「へぇ〜。そっちじゃないと力出せないんだ?」

許嫁「クスクス……」ニタァ〜

姉友「!!やっぱあんたむかつくよっ!!」だっ

許嫁と距離を取る姉友。

許嫁「あははっ!!私を楽しませてね。姉友さんっ♪」

姉友「さぁて、修業の成果……みせてやろうじゃないのっ!」しゅるるっ

そう言ってリボンを外す姉友。



弟「うわぁ〜……姉友さん、本気で暴れるつもりみたいですね」

姉「なんだか私達おいてけぼりよね」

弟「姉様、ここは危険ですから俺達は観覧席に移動しましょう」

764 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/25(日) 19:51:03.54 ID:k+BEQHado
姉友「はあぁぁぁ……」

両腕を円を描くようにゆっくり交差させる姉友。

許嫁「…………」ニタニタ

姉友「真っ!○光拳っ!!」

両手の掌が赤い光を発する。どうやら気が集まっている様だ。

姉友「はあっ!!」

ズガガガガガーーーーーーーーーーーーーーンッ!!!

姉友の掌から光の玉が発射される。

許嫁「!!」

姉友「はあぁぁぁっ!!」

すばやい速さで両腕を何度も突き出す姉友。その度光の玉は発射される。

許嫁「くっ!!」




……観覧席にて

弟「うわぁ……姉友さん、なんかやっちゃダメなことしてる……」

姉「おとうときゅ〜ん♪私達もいろいろやっちゃお///」ちゅっ

765 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/25(日) 19:51:49.89 ID:k+BEQHado
姉友「遅いっ!!」

許嫁「きゃっ!?」

被弾しバランスを崩した許嫁目掛け、姉友が光速で接近する。

姉友「いっくよぉーーー!!はあぁっ!!」

ドカッ

許嫁「くっ!やるねぇ〜!じゃこっちもっ!!」

ドカッ

ドカドカドカドカッ!! バキバキズガーーーーンッ!!

接近戦で激しくやり合う二人。

姉友「はっ!!あんたもなかなかっ!」

許嫁「くひっ!楽しいなぁーー!!」

ドカドカドカドカッ!!




……観覧席にて

弟「姉様、スカートめくって♪」

姉「う、うん///……」ぴらっ

弟「わぁ〜やらしいぃ〜。姉様のエッチィ〜」ニヤニヤ

姉「は、はずかしいよぉ///」カアァ

弟「ほら、俺達あの二人に見られちゃうかもよ?」ニヤニヤ

姉「うぅ〜///」

弟「あれっ?姉様、濡れちゃった?」

766 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/25(日) 19:52:41.67 ID:k+BEQHado
許嫁「はぁはぁっ……くっ。ボクが押され始めてるっ!?」

姉友「うおおぉぉーー!!」

ドカドカドカドカッ!!

許嫁「くっ!はあぁっ!!」ドカッ

姉友「うわっ!!?」

ズドォォォーーーーーーーンッ!!

許嫁の渾身の力を込めた掌底を受け、吹っ飛ばされた姉友。

姉友「ゆ、油断したっ!!やっぱ一筋縄じゃいかないかぁ〜!」

許嫁「はぁはぁ……くひっ。もっと私を楽しませてよ姉友さん♪」




……観覧席にて

弟「あれれぇ〜。姉様のパンティー濡れてきたよ〜♪どうしたのかなぁ?」

姉「いやぁ〜///あんまり見ちゃやぁよ〜。おとうときゅんのいじわる〜///」

弟「興奮しちゃったんだね♪姉様かわいっ!」

姉「あぅ〜///はずかしいよぉ〜……ハァ……ハァ……ハァ……」ドキドキ

弟「ぐふふっ。いいよ姉様〜俺をもっと楽しませてね♪」

767 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/25(日) 19:53:29.94 ID:k+BEQHado
姉友「よぉし。こっちで行くか!はあぁぁ……」

構えを変え、青い闘気を放つ姉友。

姉友「はあぁっ!!」

許嫁「!!」

ものすごい闘気を放ち、許嫁を威圧する。

姉友「機○拳の力……その身を持って知れっ!」スタスタ

ゆっくり許嫁に近づいて行く。

許嫁「くっ!?なにっ?この闘気はっ!?」

姉友「…………」

姉友が放つ、青い闘気が許嫁を捕えた。

許嫁「きゃっ!?私に絡みついたっ!?嘘っ!動けな……」




……観覧席にて

弟「さぁて、姉様のおま○こはどうなってるかなぁ〜」くいっ

姉「はぁはぁ……どぉなってるのぉ……」

ピチャッ……ピチャッ……ペロペロ……

姉「ひゃん///おとおとおときゅんっ!いきなり舐めないでぇ///」

弟「姉様のお汁、舌に絡みつく♪今日はねばっこいお」ぺろぺろ

姉「いやんっ///そんなこと言わないでぇぇ!!はずかしいよぉ!!(もっと舐めてぇ〜♪)」

768 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/25(日) 19:54:25.27 ID:k+BEQHado
姉友「はあぁっ!!」バキッ

許嫁「くあっ!?」

姉友の強力な拳が許嫁を襲う。

姉友「はっ!!はあっ!!」バキッドカッ

許嫁「ぐはっ!逃れられな……」

姉友「ぬおおぉぉっ」バキッドカッ

拳だけでなく、両足から繰り出される重い蹴りも許嫁を襲う。

姉友「でええぇぇいっ!!!」

ズガァァァーーーーーーーーーーンッ!!

更に強力な拳の一撃で、許嫁を打ち上げた姉友。




……観覧席にて

弟「姉様、おいで♪」

姉「うん♪なにするの?」チョコン

弟「姉様、御開帳!!」ぐいっ

姉「きゃっ///おとおとおとうとくんっ!?やめてよっ!こんなカッコで持ち上げないでぇ///」

弟「姉様のM字開脚♪はぁはぁ……ぐへっぐへへっ♪」

姉「うわぁぁーーんっ!!やだやだっ!!はじゅかしいよぉぉぉーー!!」カアァ

769 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/25(日) 19:55:40.91 ID:k+BEQHado
姉友「ぬおおぉぉっ!!!」

許嫁めがけ飛び上がる姉友。右足に渾身の気を溜める。

許嫁「!!!」

姉友「機○!!猛撃拳っ!!!」

姉友の強力な飛び蹴りが許嫁にヒットした。

許嫁「かはっ!!」




……観覧席にて

弟「ぐへへっ。姉様のエッチな姿、二人に見せよっか♪」

姉「やあんっ!やだやだっ!!ほんとに見えちゃうっ!(はぁはぁ……どぉしよ凄くドキドキする)」ドクンドクン

弟「うひひっ!姉様、ほら。あの二人こっち見てるよ♪」

姉「!!嘘っ!?だめぇ!!弟君もうやめよっ!!こんなところ見られたくないわっ!!」

弟「うへへっ!だぁめ♪姉様は見られて興奮するドスケベな子なんだから♪」

姉「うぅ〜///どぉしてそんないじわるするのぉ……グスッ(もっといじめてぇ〜///)」

770 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/25(日) 19:56:22.29 ID:k+BEQHado
姉友「よしっ!!いけるっ!!」スタッ

許嫁「くっ!?」スタッ

姉友「覚悟はいいかなん?」

倒れた姉友にゆっくり近づく姉友。

……だが





……観覧席にて

弟「姉様♪ここからシィ〜シィ〜しまちょうねぇ〜♪」

姉「やだやだっ!!恥かしいよぉぉぉっ!!やめてっ弟君っ!!」ジタバタ

弟「いやで〜す♪」クチュッ……クチュッ……

姉「あひゃんっ///やだやだっ!!おしっこ出ちゃうっ!!やだよぉぉぉっ!!」

弟「ぐひひっ!!さぁさぁっ!!姉様、いってみようっ♪」

姉「いやあぁぁぁーーーーっ!!!!」

シィー  ジョロロロロローーーーーーーッ!!

姉「でてりゅっ!!いやあぁぁぁーーーーっ!!とまんないよぉぉぉーーっ!!!」

771 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/25(日) 19:57:09.68 ID:k+BEQHado
しゃ〜

姉友「ん?雨?……[ヒクヒク]……あれ……これまさか……!?」

上を見上げる姉友。

姉友「ってごらあぁぁぁーーーー!!!なにやってんのぉぉぉーーー!!!」




……観覧席にて

弟「うわっ!!?やべっ!!!」

姉「うわあぁぁぁーーーんっ!!!おとうとくんのバカバカっ!!!!」ポロポロ


772 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/25(日) 19:58:02.12 ID:k+BEQHado
闘技場……

姉友「くぅ〜///何処で間違ったんだろ……バカ兄貴達を思い出すんだけど」

エロ姉弟の破廉恥な行為に、流石に呆れた様子。

姉「ううん!ダメダメ!!あたしがあの子達を躾なきゃっ!!」パシッ

姉「お姉ちゃんが今すぐ行くから待ってなさいっ!!」

どうやらアホ姉弟にお灸を据えるつもりの姉友。観覧席を目指し振り返るが……

姉友「!!?」ドキッ

許嫁「…………」ニタァ〜

背後に許嫁が立っていた。

ドカッ

姉「がっ!!?しまっ……」




……観覧席にて

姉「うえぇぇーーーんっ!!見られちゃったよぉぉーーー!!」ポロポロ

弟「姉様、御免なさい!!泣かないでっ!!」ぎゅっ

姉「やり過ぎだよぉぉーー弟君!!うわあぁぁーーんっ!!」ポロポロ

773 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/25(日) 19:59:38.16 ID:k+BEQHado
許嫁「随分と余裕そうだね、姉友さん……」ニタニタ

姉友「くっ!!?(あいつらぁ〜。あとでゲンコだからねっ!!)」

許嫁「うひっ、うひひひひっ!!」

姉友「……何がそんな面白いの?」イラッ

許嫁「あはは………はははははっ!!!」

姉友「てへっ!壊れちゃったかなん?にししし……」

許嫁「あははははっ!!!…………舐めるなッ!!!」ギロッ

姉友「……なんなんこの子……」ポリポリ




……観覧席にて

弟「ごめんね。大丈夫だよ!」ナデナデ

姉「うえぇぇーーーーーーーんっ!!」ポロポロ

弟「姉様、ちゅ〜!」

チュッ……

姉「ふむっ……んんっ……くちゅっ……ン……///」カアァ

弟「ぷは……ねっ?だからもう泣かないでぇ〜」ナデナデ

姉「……バカ///」
774 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/25(日) 20:00:48.95 ID:k+BEQHado
許嫁「許さない……もう絶対に許さないよ姉友さん……」

姉友「許さないのはこっちだアホッ!!」

許嫁「くひっ、くひひっ!!切り札はこっちにもあるんだよ!」すっ

構えを変える許嫁。

許嫁「全力で行くねっ!」






……観覧席にて

姉「グスン……おとうとくんのバカ……バカバカバカ///」

弟「うん。ごめんなさい、姉様」ナデナデ

姉「……帰ったらお仕置きだからね///(でも気持ちよかった♪)」

弟「はい、姉様の思うがままに!(お仕置き!楽しみだなぁ〜)いい子いい子♪」ナデナデ

775 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/25(日) 20:01:28.18 ID:k+BEQHado
許嫁は両腕を交差させ、力を溜め始めた。

姉友「!!?」ジリッ

許嫁「ボクの全力……見せてあげる……くひっくひひっ!!」

姉友「……!(あれ……これヤバくねん?)」

許嫁「イグニッションッ!!!」

赤と青の闘気を放ち、紫色に輝く。

姉友「うわっ!!やばっ!!」すっ

防御の体勢を取る。




……観覧席にて

姉「はぁはぁ……弟君……私もう……」

弟「ハァハァハァ……お、俺も……」ポロッ

姉「あっ……弟君のお○んちん、立派になってるよぉ〜♪」

776 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/25(日) 20:02:11.11 ID:k+BEQHado
許嫁「とあっ!!」バキッ

姉友「ぐっ!!」

許嫁の一撃を受け、上空に飛ばされる姉友。

許嫁「あははっ!!」バキッ

姉友「くっ!!(これがこの子の本気っ!!)」

ガキンッ バキッ ドカッ ガスッ

光速で移動し、執拗に姉友に攻撃を加える。

許嫁「堕ちろッ!地獄の業火の中へっ!!」

ギュイーーーーーーーーーンッ!!

許嫁の周囲に黒い重力場の様なフィールドが出来、姉友を吸い寄せる。

姉友「ぐっ!?原理はどうなってんのよっ!!!」

許嫁「捕まえたっ!!」ダキッ

姉友「くっ!離してっ!!」ジタバタッ

許嫁「姉友さん……覚悟っ!!!」




……観覧席にて

弟「えへへ。姉様の所為でこうなったんすよ。……さぁおいで姉様♪」

姉「うん♪」ちょこん

弟「はぁはぁ……姉様……ゆっくり腰をおろして♪」

777 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/25(日) 20:02:52.71 ID:k+BEQHado
許嫁「あははっ!!このまま落ちれば姉友さん、死んじゃうかもね♪」

姉友「かはっ!!」バキバキッ

空中でベアハッグをかける許嫁。強力な絞め技に姉友の体が悲鳴をあげる。

許嫁「あははっ!!たのしいなぁ♪」バキバキッ

姉友「なめるなぁーーー!!はぁっ!!」ドオォォーーーーーンッ!!

覇気を解放する姉友。

許嫁「はっ!?」ぱっ

その勢いで技を解いてしまう。

姉友「調子に乗るなっ!!やっぱあんた性格悪いわっ!!」スタッ




……観覧席にて

ニュプッ……ズブブブ……

姉「あはんっ///おとうとくんのお○んちん入ってる///」

弟「くふぅ……んん……姉様……ああっ!!」

姉「ハァ……ハァ……ハァ……うふっ……///はぁん……し、しあわせぇ〜」ぽぉ〜

弟「くぅ……やっぱり姉様の最高!俺、姉様なしじゃ生きていけない///」

姉「えへっえへへっ♪そうなのっ///弟君は私なしじゃ生きてけないにょ♪」

778 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/25(日) 20:03:38.30 ID:k+BEQHado
姉友「真○っ!極奥義(ごくおうぎ)!!」

許嫁「!!ま、まずいっ!?」

姉友「うおおおおぉぉぉーーーっ!!!」

ものすごい闘気を帯びながら姉友が叫ぶ。

許嫁「させないっ!!」

姉友「いでよっ!双○龍っ!!」

そう叫び、両腕から例のサラシの様な白い布を勢い良く放つ姉友。今度は最初から白龍になっていた。

許嫁「きゃっ!?」

姉友は腕を交差させ白龍を使い許嫁を吹き飛ばした。

ギャアアァァオオォォォーーーーーッ

二人の周囲を暴れまわりながら旋回する双龍。




……観覧席にて

弟「姉様、ゆっくり動いて」

姉「うん……はぁん……ンン……あ……はっ!!」

グチュッ……グチュッ……ニュプッ……ニュプッ……

弟「そうそう……くあっ!!」

グチュッ……グチュッ……ニュプッ……ニュプッ……

779 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/25(日) 20:04:14.45 ID:k+BEQHado
姉友「あの時とは違う、あたしの全力受けてみよっ!!!」

許嫁「くっ!?」

身構える許嫁。

姉友「でぇりゃあっ!!」どかっ

許嫁「!!!」

ドカドカドカドカドカドカッ!!!

両手足を使っての激しい乱舞を放つ姉友。

姉友「つおおおおおぉぉぉぉっ!!!」

ドカドカドカドカドカドカッ!!!




……観覧席にて

弟「はぁはぁっ!!姉様っ!いつもに増して凄い締め付けっ!くぅ!!」

グチュッ……グチュッ……ニュプッ……ニュプッ……

姉「あはんっ///気持ちいいっ!もっと!もっと激しくっ!!」ぎゅっ

グチュッグチュッ!!ヌプッ!!ヌプッ!!パンパンパン!!パチュンパチュン!!

780 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/25(日) 20:04:57.02 ID:k+BEQHado
姉友「うおぉりゃっ!!!」ドオォォォーーーンッ!!

強力な波動砲の様なものを撃ち込み、許嫁を上空に吹き飛ばす姉友。

許嫁「かはっ!?えっ!!?」

ギャアアァァァーーーーッ

許嫁「うわああぁぁーーーっ!!?」

許嫁を双龍が襲う。

ドカッ ドカッ ギャアアァァァーーーーッ

許嫁「くっ!?こ、これほどまでとはっ!?」

荒ぶる双龍の猛攻撃に手も足も出ない許嫁。と、そこに……

姉友「いっくよーー!!とどめっ!!」

白龍の口の中から姉友が現れた。




……観覧席にて

弟「ねえさまぁぁぁぁ!!俺もうそろそろっ!!」

グチュッグチュッ!!ヌプッ!!ヌプッ!!パンパンパン!!パチュンパチュン!!

姉「ああっんっ!!!気持ちいいよぉっ!おとうとくんっ!!いっぱいっ!いっぱい出してぇ!!!」

グチュッグチュッ!!ヌプッ!!ヌプッ!!パンパンパン!!パチュンパチュン!!

781 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/25(日) 20:06:43.55 ID:k+BEQHado
姉友「真○っ!!猛撃○破っ!!!」

真(ダンッ)
       覇(ダンッ)
              猛(ダンッ)
                     撃(ダンッ)
                            烈(ダンッ)
                                   破(ダンッ)!!!

姉友になぜか効果音を付けて文字が浮かび上がる。その上もはや伏せ字の意味がなかった。

許嫁「ああああぁぁぁぁぁーーーーーーっ!!!!」

許嫁に最大威力の一撃を入れる姉友。そのまま上空高く飛んで行った。




……観覧席にて

グチュッグチュッ!!ヌプッ!!ヌプッ!!パンパンパン!!パチュンパチュン!!

弟「ねえさまぁぁぁぁ!!あいしてるぅぅぅ!!」

姉「おとうとくーーーんっ!!あいしてるわぁぁぁ!!」

ドピュッ!!ビュルルルル!!

姉「ああああぁぁぁぁぁーーーーーーっ!!!!」ビクビクビクッ!!

782 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/25(日) 20:07:52.46 ID:k+BEQHado
弟「はぁはぁ……ねえさまっ!ちゅ〜♪」

姉「ちゅ〜♪」

チュッ

弟「あはは。さいっこ〜♪姉様っ!お外でやるのもいいですね♪」

姉「うう〜///弟君のエッチィ〜。でも気持ちよかったぁ〜♪」

繋がったまま、イチャイチャしだすアホ姉弟。……だが


?「そおぉぉーーーいっ!!!」ドカッ!!


弟「ぐぎゃあぁぁぁーーーーっ!!!?」

姉「きゃっ!?おとうとくんっ!!?」

姉友が許嫁を脇に抱えたまま弟の顔面めがけ降って来た。


姉友「このアホんだらがあぁっ!!!あたしが闘ってる間、随分とお楽しみだったみたいだぁね!!」

弟「きゅ〜」ばたんっ

姉友による天罰(?)を受けたアホオトだった。



最終話+1 姉友と許嫁 ……とアホ二人 おわり
783 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/25(日) 20:09:10.00 ID:k+BEQHado
こんな感じで後日談やって行きます。

そして……今月中に〆るの無理です。すんません!

お疲れでした。
784 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/25(日) 20:12:21.08 ID:nb66J+cSo
785 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/09/25(日) 20:17:46.28 ID:bwXJtw5Qo
乙〜
786 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/29(木) 22:40:49.15 ID:38lWXOXio
姉と姉友がごっちゃにww

乙!楽しみにしてる
787 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/09/30(金) 20:52:12.33 ID:uaNPjzWho
こんばんは。また読者殿のお知恵を拝借に来ました。

現在、ここで投下する番外編を書いてる最中なんですが……登場人物の名前をどうしようかと。


番外編 妹「お兄様!今度と言う今度は許しませんっ!!」

若い頃のロリ母とクズ父達の話です。


番外編での登場人物(現時点)

妹…………アホ姉弟のロリ母

兄…………アホ姉弟のクズ父

兄友………クズ父(兄)の友人(父友)。許嫁の父。

妹友………ロリ母(妹)の友人で兄友の妹(嫁母)

これでわかりますかね?

それとも本編の通り……


番外編 母「お兄様!今度と言う今度は許しませんっ!!」

番外編での登場人物(現時点)

母………ロリ母

父………クズ父

父友……父の友人で許嫁の父

嫁母……父友の妹で許嫁の母

のままの方がいいんすかね?宜しくです。

ちなみに明日の投下は無理っす。最近飛ばし気味でしたが……正直に言うと息切れして来ました。

ごめんなさい。来週まで時間くだちゃい!
788 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/10/01(土) 11:44:33.45 ID:zvG+Jgyoo
ちなみに別スレを立てる訳じゃなく、あくまでもこのスレ内でのサブタイ(第○話 アホ姉弟、なんかする みたいなもの)なのですが……

只でさえ登場人物多いので読者さんが混乱しないかどうか気になったので。

アンケ

1.妹・兄・兄友・妹友で書く

2.本編通りの名前で書く


以上>>1からのお願いでした。宜しくです。
789 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/10/01(土) 13:46:32.00 ID:ifAZgiMto
1
790 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/01(土) 15:03:16.30 ID:Q/k1yPFjo
1かなぁ
791 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/10/01(土) 15:30:31.39 ID:zvG+Jgyoo
>>789

>>790

了承でござる!では特に問題無いっつ〜事で。

ご協力感謝です。お疲れでした〜
792 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) :2011/10/06(木) 23:32:05.90 ID:Df8arW+fo
待つよ
793 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/10/08(土) 20:47:56.87 ID:TlLvf6oQo
こんばんは。そろそろ始めたいところですが……

ロリ母達の話がまだ出来てません。すんません。

なので今日はアホ姉弟達の短編を用意しました。

内容は二人が只イチャイチャするだけの話です。
794 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [saga]:2011/10/08(土) 20:48:46.98 ID:TlLvf6oQo
短編 その3 イチャイチャ姉弟

ある日の夜……

姉の部屋

弟「あっ!見て見て、姉様!これあの時の写真ですよ」ペラペラ

姉「うふふっ。そうね弟君♪」ペラペラ

アホ姉弟はアルバムを眺めていた。

姉「可愛いなぁ〜、この頃の私達〜」ぽぉ〜

弟「そうですね、姉様」ニコニコ

姉「この頃の弟君、とっても可愛いでしょ〜」にへぇ〜

弟「いえ、俺よりも姉様の方が可愛いです!」ぽぉ〜

姉「いやいや、弟君の方が絶対可愛いわ」ムッ

弟「これだけは譲れませんっ!!姉様の方が一兆倍も可愛いですっ!!」クワッ

姉「何言ってるのっ!!弟君の方が可愛いじゃないっ!!」クワッ

しょうもない姉弟喧嘩を始めたアホ共。

795 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/10/08(土) 20:50:00.77 ID:TlLvf6oQo
姉「弟君のわからず屋っ!!お姉ちゃん許しませんよっ!!」プンスカ

弟「姉様の方がわかってませんよ!こんなにかぁ〜いいんですよっ!!」プンスカ

寧ろ思いが通じた後の方が、喧嘩する頻度は上がっていた。

弟・姉「ぐぬぬ……」

顔を近づけ、一歩も引かないアホ共。

弟・姉「ぐぬぬ……(うぅ〜、なんて強情な子(←なのっ)なんだっ!!)」ムカムカ

弟・姉「(あれ……顔近くない?)」ドキッ

弟・姉「(ちゅ〜してもいいのかな?)」ドキドキ

弟・姉「(よしっ!!ちゅ〜しよっ!!そうしようっ!!)」ドキドキ

チュッ

弟・姉「(あーーーっ!!姉様(弟君)ちゅ〜して来た///)」ドキドキ

チュッ チュッ チュッ

何度も唇を重ねる。

弟・姉「///」

796 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/10/08(土) 20:50:56.69 ID:TlLvf6oQo
弟「姉様、御免なさい……俺も可愛いかったと思います///」

姉「うん……私も可愛かった……と思うわ///」

弟・姉「うひひっ!」

弟「俺だけの姉様ぁ〜♪」キラキラ

姉「私だけのおとうときゅ〜ん♪」キラキラ

少女マンガの登場人物の様な顔になり、見つめ合うアホ二人。

弟「姉様姉様姉様!」ガバッ

姉「弟君弟君弟君!」ギュッ

そして抱き合う。

弟「姉様、好き好き好きっ!!」

チュッ チュッ チュッ

姉「私もぉ〜!おとうときゅん、だいしゅきっ!!」

チュッ チュッ チュッ

弟・姉「あ〜しあわせぇ〜♪」ぽぉ〜

夫婦喧嘩は犬も喰わないと言うが……

797 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/10/08(土) 20:51:56.86 ID:TlLvf6oQo
姉「あっ、そうだ!弟君、お姉ちゃんとゲームしよっ♪」ゴソゴソ

そう言って机の中から飴玉の入った瓶を取り出す姉。

弟「?……飴ですか?」

姉「弟君はね、お姉ちゃんから飴を奪い盗るの///」

弟「はぁ?」

姉「そ……見てて、弟君……ぱくっ」

姉が飴を自分の口の中に放り込んだ。

弟「?」

姉「ぺろっ……ほへえはんはらほっへへ♪(お姉ちゃんから盗ってね♪)」

弟「!!……はぁはぁ……ごくっ……」ドキドキ

姉「はあふぅ〜(はやくぅ〜)」ドキドキ

弟「い、いただきます……むちゅっ……」ドキドキ

姉「むちゅっ……んちゅっ……[ピスピス]……んん……///」

弟「ちゅうぅぅ……ころころ……[スースー]……ぷちゅっ……」

798 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/10/08(土) 20:52:57.72 ID:TlLvf6oQo
姉「れろ……はあぁ……盗られちゃった///」

弟「へへ……ころころ……やあほんほはほえはらほっへふははい(じゃ今度は俺から盗って下さい)」

姉「うんっ!……はむっ……むちゅっ……ちゅっ……ちゅっ……」



数分後……



姉「むちゅっ……ぴちゅっ……[ピスピス]……んん……///」

弟「ちゅうぅぅ……れろれろ……[スースー]……ぷちゅっ……」

飴が溶けてもディープキスを続けるエロ姉弟だった。

弟・姉「んぷっ……れろれろ……んあぁっ……んふぅっ……///」ピスピス

クチュッ……クチュッ……レロレロッ……プチュッ……

弟・姉「ぷはぁ〜……てへっ///」カアァ

799 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/10/08(土) 20:53:50.30 ID:TlLvf6oQo
弟「はぁ〜、俺達こんなに幸せで良いんでしょうか?」

姉「もちろんよ、弟君。幸せになって良いんだよぉ〜」

弟「姉様……俺、怖い……」

姉「えっ?」

弟「なんだか夢でも見てるみたいで……」

姉「ううん、弟君。これは決して夢なんかじゃないのよ!」ぎゅっ

そう言って、弟を抱き締める姉。

弟「でも……」

姉「ねえ弟君……」

弟「はい、姉様」

姉「もしもこれが弟君の夢で、現実の私が何も覚えていない時はね……」

弟「えっ?」

姉「私をぎゅっと抱き締めて」

800 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/10/08(土) 20:57:30.94 ID:TlLvf6oQo
弟「そんな事しても大丈夫なんでしょうか?」

姉「大丈夫!お姉ちゃん、今まで弟君に嘘吐いた事あるかしら?」

弟「でも……」

姉「だって君のお姉ちゃんはね……君の事大好きだけど、勇気が無くて告白できない恥かしがり屋さんなのよ!」

弟「ほえっ!?」

姉「だからね……弟君から告白して貰った時、最高に幸せだったの」

弟「姉様……」

姉「もし現実の私が弟君の気持ちを知らないとしたら……可哀想じゃない?」

弟「はい……」

姉「だから……弟君、もしお姉ちゃんが覚えてなかったとしたら、好きって言ってあげて♪」

弟「わかりました、姉様!」

姉「そして、唇を奪って……押し倒して……それからそれから……はぁはぁはぁ……///」

妄想に耽る変態姉。

弟「姉様……はぁはぁはぁ……」

そしてアホオトにエロ姉のエロ妄想が感染する。

801 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/10/08(土) 20:58:19.00 ID:TlLvf6oQo
姉「ふふっ……弟君とずっと一緒♪」ルンルン

弟「姉様……死んでも俺と一緒に居てくれる?」

姉「もちろんよ……弟君の事、絶対に逃がさないわ……」ニヤリ

狂気に満ちた笑みを浮かべるキモ姉。

弟「俺もです……例え姉様が俺から逃げようとしても……絶対逃がしません」ニヤリ

一方のアホオトも同様。

弟・姉「ふふっ……ふふふっ……死んでも逃がさない……姉様(弟君)……」ギュウゥゥ

ストーカーとヤンデレ……お互いの需要と供給がマッチした場合、こうなるのであろうか?

802 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/10/08(土) 20:59:12.28 ID:TlLvf6oQo
姉「あら、もうこんな時間……」チラッ

時計の長針と短針がてっぺんで重なる。

弟「よしっ!!」ガバッ

椅子から立ち上がる弟。

姉「?どうしたの弟君?」

弟「[タッタッタッタッ]とおおぉぉーーーーーーーっ!!!」ドスンッ

アホが姉のベッドにダイブした。

姉「なにやってるの弟君っ!!?」アセアセ

弟「姉様姉様姉様っ!!」バンバンバンッ!!

ベッドを叩き、姉を手招きするアホオト。

姉「……ごめん、弟君。今日はちょっとダメ……」

弟「えっ?」

姉「アレの日……」

弟「あぁ……↓」

姉「うん……ごめんね……」シュン

803 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/10/08(土) 21:00:23.45 ID:TlLvf6oQo
弟「そうですか……残念です」シュン

姉「うぅ……そんなに落ち込まないでよぉ〜」

弟「ぢゃ、今日は姉様に俺の抱き枕になって貰いましょう♪」

姉「えっ///」

弟「ささっ!!カムオンッ!!カモンッ!!」バンバンバンッ!!

姉「うん……///」トコトコ

ギシッ

弟「わぁ〜、姉様あったかあぁ〜いっ!!」ぎゅ〜

姉「うひっ///」

弟「クンカクンカクンカクンカ……」

姉「あーーんっ!!匂い嗅ぐの反則っ!!」アセアセ

弟「ペロペロペロペロ……」

姉「んあぁぁっ!!首筋舐めるのも禁止っ!!!」アセアセ

弟「我侭だなぁ〜」

姉「はぁはぁ……もうっ弟君のバカッ///」カアァ

804 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/10/08(土) 21:03:34.78 ID:TlLvf6oQo
弟「仕方ないですね……」

姉「やっとわかって貰えたかしら?」

弟「おっぱい触らせて♪」ニコッ

姉「え゙っ///」ドキッ


弟「おっぱいおっぱいおっぱいっ!!」

ムニュムニュムニュッ!!

姉の乳を血走った目で『おっぱい』と連呼しながら揉みしだくアホ。明らかに様子がおかしい。

姉「えっ!?ちょっ……おとおと弟君っ!?」アセアセ


弟「おっぱいおっぱいおっぱいっ!!」

ムニュムニュムニュッ!!

姉「やだ……お、おとうときゅんっ///」


弟「おっぱいおっぱいおっぱいっ!!」

ムニュムニュムニュッ!!

姉「はふんっ///も、もお〜おとうときゅんったらぁ〜」ドキドキ

805 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/10/08(土) 21:05:22.03 ID:TlLvf6oQo
弟「はぁはぁ……ね、姉様……姉様のちっぱい見せて……」

ムニュッモニュッムニュッ!!

姉「だっだめえぇぇーーーーーーっ!!」


弟「ええぇーーっ!?いいじゃんいいじゃん♪」

ムニュッムニュッモニュッ!!

姉「お、弟君……きょ、今日はホントにダメだってばっ!!」アセアセ


弟「おっぱいおっぱいおっぱいっ!!」

ムニュッムニュッモニュッ!!

姉「うくっ……お姉ちゃん本気で怒るよっ!!」ビシッ

弟「ゔっ!」ピタッ

姉「はぁ……はぁ……はぁ……」ドキドキ

弟「ちぇ〜。姉様のケチッ!」

姉「お姉ちゃん我慢出来なくなるでしょっ!!メッ!!」

弟「……ちっ」

油断も隙もないエロオトだった。

806 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/10/08(土) 21:06:05.92 ID:TlLvf6oQo
姉「ねえ弟君……」

弟「はい?」


姉「電気……消して……///」

弟「はぁ〜い♪」

カチッ

姉「おやすみ、おとうときゅん♪」チュッ

弟「おやすみ〜姉様ぁ〜♪」チュッ


こうしてアホ姉弟は幸せそうに眠りに就くのだった。


短編 その3 イチャイチャ姉弟 おわり

807 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/10/08(土) 21:07:43.07 ID:TlLvf6oQo
と言う事で今日はここまで。

ロリ母達の話は連休中になんとか出来たら……と思います。

気長に待って貰えると嬉しいなぁ〜♪
808 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海・関東) [sage]:2011/10/08(土) 22:10:45.26 ID:W7wjDe6AO
全然待ってられるよ〜
いつも楽しみにしてるぜっ
809 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/10/08(土) 23:44:39.84 ID:m310nVs5o
乙〜
810 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/09(日) 02:05:13.73 ID:0Je5Nxdlo
弟「おっぱいおっぱいおっぱいっ!!」

なんだろう・・・向こうと違ってすんなり受け入れることができた
やっぱアホオトだからか
811 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/10/10(月) 21:09:37.83 ID:lw15ixc6o
>>1です。

連休中になんとか……出来ませんでした。

土曜までお待ち下さい。申し訳ないっす!申し訳ないっす!
812 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [saga]:2011/10/16(日) 17:31:34.40 ID:pSxXot7Oo
短編その3 イチャイチャ姉弟 補足

朝……

チュン チュン チュン

姉「弟君……」

弟「スピー……スピー……」

姉「早く起きないと遅刻しちゃうわよ!」

弟「スピー……スピー……」

姉「もうっ!!弟君、いい加減に起きなさいっ!!」

弟「はいーーーーっ!!?」ガバッ

弟「あ……あれ?お、俺の部屋……?」

姉「?……寝ぼけてるの弟君?」

弟「えっ!?確か、俺は姉様と……」

姉「!!?」ドキッ

弟「姉様?」

姉「ふえっ!?わ、私おおお弟君になにかしたっ!!?」ドキッ

弟「は?」

姉「いいいいいいやいやっ!!なななななんでもないのよ弟君っ!!」アセアセ

弟「…………(なんか様子が変だぞ……)」

813 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [saga]:2011/10/16(日) 17:32:07.80 ID:pSxXot7Oo
リビング……

姉「もうっ!!いつも言ってるじゃないっ!!早く起きる様にしなきゃダメだってっ!!」

弟「あ……は、はい……」

姉「ふぅ……君はこの家の当主に云々……」

凛とした態度で弟を窘める姉。だが……

弟「…………(どうしたんだ姉様……)」

姉「もうっ!!聞いてるのっ!?」

弟「あ……すみません」

姉「変な弟君……」

弟「…………(やっぱりなんかおかしいぞ)」じぃ〜

姉「?」キョトン

弟「姉様……あの……」

姉「えっ?」

弟「いつもの……」

姉「いつものぉ〜?」

弟「…………(まさか……!)」ドクンドクン

814 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/10/16(日) 17:32:48.60 ID:pSxXot7Oo
弟「(い、今までの出来事は……お、俺の夢……!)」

全てを悟り、青ざめる弟。

姉「ね、ねえ……」

弟「(バカなっ!……そんな……そんな……!)」

姉「お、弟君……?」

弟「(な、なんと言う事だ……やっぱりあれは夢だったんだっ!!)」

姉「だだだ大丈夫っ!?ねえ、なんだかすごく辛そうだよっ!!」

弟「い、いえ……おr……いや、僕は大丈夫……です」

姉「そ、そお……」

弟「(はは……ははは……そうだよな……あんな事、あり得る筈がないじゃないか……)」

意気消沈する弟。それを見た姉は……

姉「…………(どうしたんだろ弟君……ま、まさか……)」

弟「…………」


姉「(病気っ!?いいいい一大事だわっ!!)」ソワソワ

盛大に勘違いし始めた。

815 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/10/16(日) 17:33:48.98 ID:pSxXot7Oo
姉「おとおと弟君っ!!おおおおおおとおと弟君っ!!」アセアセ

弟「えっ!?」

姉「ほほほほほんとにだだだ大丈夫なのっ!?」アセアセ

弟「え、えぇ……」

姉「嘘はいけないわっ!!」

弟「姉様……」

姉「具合悪いんでしょっ!!おおおお医者様ぁぁーーーーーーーーっ!!」

弟「!!ままま待って下さいっ!!僕はほんとにっ!!」

姉「わああぁぁーーーーんっ!!弟君が死んじゃうぅぅーーーーーーっ!!!」タッタッタッ

勘違いの果てに、アホが騒ぎ出した。

弟「姉様っ!!ホントに待っ……」ギュッ

姉「!!!」ドキッ

弟「あっ……!」

姉「えあっ!うあっ!!(わあぁあぁーーーーーっ!!おとうときゅんにぎゅっとさりぇたぁーーーっ!!)」バクンバクン

816 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/10/16(日) 17:34:19.14 ID:pSxXot7Oo
弟「……!!」


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

姉『ねえ弟君……』

姉『もしもこれが弟君の夢で、現実の私が何も覚えていない時はね……』

姉『私をぎゅっと抱き締めて』

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


姉「はぅ///(や、ヤダどどどどおしましょっ!!)」ドキドキ

弟「(そうだ……姉様は俺に言った……)」

817 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/10/16(日) 17:34:58.29 ID:pSxXot7Oo
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

姉『だって君のお姉ちゃんはね……君の事大好きだけど、勇気が無くて告白できない恥かしがり屋さんなのよ!』

姉『だからね……弟君から告白して貰った時、最高に幸せだったの』

姉『もし現実の私が弟君の気持ちを知らないとしたら……可哀想じゃない?』

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

姉「ああああの、おとおと弟君……///」ドキドキ

弟「(姉様が俺のこと好きなのかどうかはわからない……だけど……)」ギュッ

姉「うぁう///」ドキドキ

弟「(俺は姉様が好き……この気持ちは偽れない……!)」

818 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/10/16(日) 17:35:31.54 ID:pSxXot7Oo

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

姉『だから……弟君、もしお姉ちゃんが覚えてなかったとしたら、好きって言ってあげて♪』

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

弟「姉様!」ギュッ

姉「は、はひっ!!」ビクッ

弟「俺……姉様が好きです!」ギュッ

姉「!!!」ドキッ

弟「姉様の事、愛してます!」ギュッ

姉「え……えええぇぇーーーーーーーーっ!!?」

819 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/10/16(日) 17:36:04.21 ID:pSxXot7Oo

弟「だから……俺といつまでも居て下さいっ!!」

姉「ふえっ!ふええぇぇーーーーーーーーーんっ!!!」ポロポロ

弟「姉様……」

姉「うえええぇぇーーーんっ!!うれしいよぉぉーーーーーーーっ!!」ポロポロ

弟「うん……俺もです……!」

姉「だいしゅきっ!!おとうときゅんだいしゅきっ!!」ポロポロ

弟「姉様……キス……しましょう」

姉「グスッ……うん///」

チュッ

姉「し、しあわせぇ〜///」

弟「姉様……(やっぱり姉様の言った事はホントだったんだ……!)」

820 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/10/16(日) 17:36:54.44 ID:pSxXot7Oo

姉「うふふ……まさか弟君と両思いだったなんて……///」ドキドキ

弟「(えと……確かこの後……)」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

姉「そして、唇を奪って……押し倒して……それからそれから……はぁはぁはぁ……///」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

姉「うれしいなぁ〜素敵だなぁ〜///」ルンルン

弟「押し倒して……」ガバッ

姉「えっ!?おおおお弟君っ!?」ドキッ

弟「ね、姉様……い、いただきます……///」

姉「!!!(キ、キタアァァーーーーーーーーーーーーーーッ!!!)」バクンバクン

チュッ チュッ チュッ チュッ チュッ チュッ 

姉「ああーーーーーーーーんっ!!もっと、もっとおぉぉーーーーーっ!!!」

__________
______
___

821 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/10/16(日) 17:37:47.98 ID:pSxXot7Oo

姉の部屋……

チュン チュン チュン

弟「う〜ん……ムニャムニャ……」

姉「おとうときゅ〜ん!そろそろ起きよ♪」

弟「姉様……はぁはぁはぁ……」

姉「あれ?」

弟「ぐひひっ……姉様のHぃ〜……ムニャムニャ……」ニヤニヤ

姉「あーーっ!Hな夢見てるぅぅーーーーーっ!!」

弟「姉様、ちゅ〜〜〜///」

姉「うへへぇ〜……私の夢見てるんだぁ〜///」

弟「可愛いよ姉様ぁ〜……ムニャムニャ……」

姉「むむ……でも、なんだか複雑だわ……!」ムカムカ

弟「ぐへっ……ぐへへっ……」

姉「私が隣に居るのに(夢の中の)私に浮気っ!!?」ムカッ

どうやらアホオトの夢の中の自分に嫉妬し始めたアホ。

姉「弟君っ!!いい加減に起きなさいっ!!!」バシッ!!

弟「は、はひぃぃーーーーーーーーっ!!?」

822 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/10/16(日) 17:38:44.24 ID:pSxXot7Oo

リビング……

姉「もぉっ!!弟君のバカッ!!」プンスカ

弟「す、すみません、姉様……」シュン

何故か正座されられてる弟。

姉「お姉ちゃん隣で寝てるんだよっ!!なんで夢の中の私に浮気するのっ!!」プンスカ

弟「あの……それって浮気になるのかな?」

姉「兎に角、弟君は夢見るの禁止っ!!」

弟「ええぇぇ……(そんな無茶苦茶だよぉ……)」

姉「と、ところで弟君……」ドキドキ

弟「なんですか?」

姉「弟君は夢の中の、お、お姉ちゃんにどんな事してたのかしら?」ドキドキ

弟「あ……」

823 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/10/16(日) 17:40:22.84 ID:pSxXot7Oo

弟「姉様……気になります?」ニヤニヤ

姉「べっ……別にぃ〜」

弟「ほんとかなぁ〜?」ニヤニヤ

姉「と、兎に角!お、お姉ちゃんは怒ってるんだからねっ///」

弟「あれぇ〜、聞きたくないの?」ニヤニヤ

姉「むぅ〜……どどどうしても弟君が話したいって言うのなら……!」

弟「(姉様がそのつもりなら……)」

姉「は、早く教えなさい、弟君っ!!」

弟「はぁ……今の姉様は可愛くないです↓」

姉「!!!」ビクッ

824 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/10/16(日) 17:40:59.08 ID:pSxXot7Oo

弟「夢の中の姉様はホントに可愛かったなぁ〜///」

姉「ふえっ……そ、そんな事言っちゃヤダよぉ〜!」ジワッ

弟「夢の中の姉様と一緒になりたかったなぁ〜」

姉「ヤダヤダッ!!捨てないでっ!!私、何でもするからっ!!」ポロポロ

弟「姉様、ちゅ〜」

姉「う、うん……[トコトコ]ちゅ〜……」

チュッ

弟「姉様、もう意地悪なこと言わない?」

姉「うん///……弟君もお姉ちゃんに意地悪しちゃダメだよ」

弟「うん!ごめんね、姉様」ナデナデ

姉「うへへぇ〜///」

825 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/10/16(日) 17:41:56.16 ID:pSxXot7Oo

弟「……と言う訳で、夢の中の『姉様』は俺が姉様の事愛してるって知らなかったみたいです」

姉「そっかぁ〜」

弟「だから俺、姉様をギュッとした後、好きだって言いました」

姉「えらい!エライよ弟君っ!!」ナデナデ

弟「そして、姉様の仰ったとおり、姉様を押し倒して……」

姉「はぁはぁ……そ、それで……」ドキドキ

弟「それから……いろいろHな事を……」ドキドキ

姉「はぁ……はぁ……はぁ……!」ぽぉ〜

弟「姉様……俺、なんだかムラムラして来ました」ドキドキ

姉「お、お姉ちゃんも……!」ドキドキ

弟「姉様……しよっ///」

姉「うんっ///」

そんな感じで、アホ共は学校をサボった。

翌日、鬼の様な形相をした姉友から雷を落とされたのは言うまでもない。

短編その3 イチャイチャ姉弟 補足 おわり

826 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/10/16(日) 17:42:43.89 ID:pSxXot7Oo

こそぉ〜

こんばんは。土曜日まで待ってくださいと言っておきながら約束破った>>1です……

大変申し上げにくいのですが……ロリ母達の話で苦戦してます。

そんでもって……脱線して落書きしてました。しかもシャーペンで!

最近超スローペースになってるので、せめてものお詫びとして書いてたお絵描きをうpします。

注:あくまで私の中のイメージなんで、参考程度のもの、と思って下さい。

(読者さんの姉のイメージを壊しちゃいそうで怖いんですが……)

アホ姉のイメージ……

http://wktk.vip2ch.com/dl.php?f=vipper21611.jpg

どうか一つ、これでご勘弁をm(..)m……

あれっすよ、ロリ母達の話が進まないからってお絵描きに逃げた訳じゃないっすよ……ないっすよ……

お疲れでした。
827 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/16(日) 18:31:49.01 ID:s28/OLDjo
お疲れ様でした。
828 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [saga]:2011/10/22(土) 20:46:20.68 ID:7tI3rOQRo
こんばんは。そろそろ始めます。

ようやくロリ母達の話が……途中まで出来ました。

舞台は遥か昔……96〜7年頃です。なのでよくわからないキーワード等が出てくるかも知れませんが

スルーして下さい。(……実は私もようわからん)




番外編 妹「お兄様!今度と言う今度は許しませんっ!!」

若い頃のロリ母とクズ父達の話です。


番外編での登場人物

妹…………アホ姉弟のロリ母

兄…………アホ姉弟のクズ父

兄友………クズ父(兄)の友人(父友)。許嫁の父。

妹友………ロリ母(妹)の友人で兄友の妹(嫁母)

爺…………アホ兄妹の父。めんどいから本編通り爺のまま固定。

829 :妹「お兄様!今度と言う今度は許しませんっ!!」 [sage saga]:2011/10/22(土) 20:47:32.94 ID:7tI3rOQRo
妹サイド

わたくしは妹。由緒正しい家柄の娘です。

お父様とお母様の元で健やかに育ちました。とっても幸せです。ですが……

わたくしにはある悩みがございますの。有る殿方の事を思うと夜も眠れませんわ。

お兄様……わたくしと血を分けた実の兄。

いつでも、どんな時でもわたくしの神経を逆撫でする最悪の御方。

チビだのチビだのチビだのと……うぅ……ムカつきますわ……イライラしますわ……

なんでわたくしはあんな下郎と血が繋がってございますのでしょう!

顔を合わせるだけでも吐き気がしますわ!あぁ汚らわしいっ!!

今日もあのアホと顔を合わせなければならないと思うと憂鬱になりますわ……

はぁ……↓



兄サイド

私は兄。歴史ある家柄の跡継ぎとしてこの世に生を受けた。

……だが、つまらん。はっきり言って退屈だ。日常を引っ繰り返せる程の面白い事はないのであろうか?

仕方がない。暇つぶしに妹をおちょくって遊ぼう……


830 :妹「お兄様!今度と言う今度は許しませんっ!!」 [sage saga]:2011/10/22(土) 20:48:20.26 ID:7tI3rOQRo

アホ姉弟が生まれる十数年前……

リビング

兄「おはよう、妹」ニコッ

妹「…………」

この頃の妹(ロリ母)と兄(クズ父)も大変仲睦まじく……

兄「おい……聞こえんのか」

妹「…………」ツーン

……なかった。

兄「父上達はもう出かけたのか?」

妹「…………」ツーン

寧ろ険悪な仲の様だ。

兄「……チビ」ボソッ

妹「誰がチビですかっ!!」クワッ

831 :妹「お兄様!今度と言う今度は許しませんっ!!」 [sage saga]:2011/10/22(土) 20:49:39.23 ID:7tI3rOQRo

兄「はっはっはっ!やはり聞こえているではないか!」ナデナデ

そう言いながらロリイモの頭を撫でる兄。……ところが

妹「触らないで下さいませっ!!」メキッ

兄の指をあり得ない方向に曲げるロリイモ。


兄「いぎゃああぁぁーーーーーーーーーーっ!!」


妹「ふんっ!!」ガタン

兄「ふぅ……ふぅ……」

妹「……御機嫌よう、お兄様」ペコッ

兄「くぅ……あいたたた……!」

妹「…………」トコトコ

ガチャッ

蹲る兄を無視し、ロリイモは出て行った。

兄「くっくっくっ……」

832 :妹「お兄様!今度と言う今度は許しませんっ!!」 [sage saga]:2011/10/22(土) 20:50:18.27 ID:7tI3rOQRo

妹の部屋

妹「あ〜最悪ですわ!なんであんな人がわたくしのお兄様なのかしら!」ムカムカ

妹「確かに外見だけは素敵な殿方ですわ……でも……」ムカムカ

妹「…………」ムカムカ

妹「あの時も……」ムカムカ


__________
______
___

833 :妹「お兄様!今度と言う今度は許しませんっ!!」 [sage saga]:2011/10/22(土) 20:51:54.12 ID:7tI3rOQRo

妹の回想

リビング

兄「はっはっはっはっ!!」

妹「お兄様っ!!返して下さいませっ!!」アセアセ

なにやらアホ兄妹が揉めている。

兄「これが初潮と言うものか。……認めたくないものだな……」

ロリイモのパンティーを手に取り、じっくりと鑑賞するキモ兄。

妹「いやああぁぁーーーーっ!!」カアァ

兄「それにしても、遅かったな。 早い子だと中学生で迎えると言うのに」

妹「お兄様に関係があって!? でもこれで、わたくしも淑女(レディ)の仲間入りですわ!」

兄「ふ〜ん。 まぁいいや、大人の淑女とやらの匂いを堪能して見るか」ニヤリ

妹「え゙っ!!?」ドキッ

兄「クンカクンカクンカ……」

妹「いやああぁぁーーっ!! お兄様の変態っ!!」

兄「ふむ……クンカクンカクンカ……」

妹「匂いを嗅がないで下さいっ!!」アセアセ

兄「そんな決定権がお前にあるのか?クンカクンカクンカ……」

本人を目の前に威風堂々とパンティーの匂いを嗅ぐ変態だった。

834 :妹「お兄様!今度と言う今度は許しませんっ!!」 [sage saga]:2011/10/22(土) 20:52:40.18 ID:7tI3rOQRo

妹「最低……お兄様は最低ですわっ!!」ギロッ

顔を真っ赤にし、兄を睨みつける。……ところが

兄「はっはっはっ!!ションベン臭い小娘が私を罵るつもりか?」ニコッ

意も返さず、大笑いする変態。そして……


妹「お・に・い・さ・ま……!」ブチッ

兄「!!!」ゾクッ

案の定ロリイモが切れた。


妹「今度と言う今度は許しませんっ!!」クワッ


兄「なんだこのプレッシャーはっ!!?」ピピピーンッ!!  ←例の効果音


妹「覚悟おぉぉーーーーーーーーっ!!!」ドカッ

兄「げふぅぅぅーーーーーーーーーーーーーっ!!!」

キモ兄の腹に重いボディブローが入った。

835 :妹「お兄様!今度と言う今度は許しませんっ!!」 [sage saga]:2011/10/22(土) 20:53:50.57 ID:7tI3rOQRo

兄「ぐっ……まだだ、まだ終わらんよ!」

ロリイモの一撃を受け、床に這い蹲りながらもパンティーを手放さないアホ。

妹「お兄様あぁぁーーーーーっ!!いい加減にして下さいっ!!」チョコン

そのアホに馬乗りになるロリイモ。

兄「何をするっ!?」

妹「お兄様……素直に返して下されば、乱暴な事は致しませんわ」ゴゴゴゴゴ……

兄「ふっ……私がそれに応じるとでも?」キラーン

妹「返して下さるつもりはございませんのね?」ムカッ

兄「むろ……[ゴキッ]んがああぁぁーーーーーーーーーーーっ!!!!」

兄の頸椎から鈍い音がした。

妹「お兄様っ!!覚悟おぉぉーーーーーーーーーーーっ!!!!」ボキボキボキッ!!


兄「いぎゃああぁぁーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!!!」


__________
______
___

836 :妹「お兄様!今度と言う今度は許しませんっ!!」 [sage saga]:2011/10/22(土) 20:55:44.76 ID:7tI3rOQRo

現在

妹の部屋

妹「……最悪ですわ……」ムカムカ

妹「あぁ気持ち悪いっ!!!」ガンッ

机を思い切り蹴飛ばすロリイモ。

妹「……っつぅ〜。痛いですわっ!」ジワッ

妹「これもすべてあのアホの所為ですわ……」イライラ

更にアホ兄を逆恨みするアホイモ。

妹「お兄様なんて大っ嫌いっ!!」ガンッ

再度、机を思い切り蹴飛ばすアホイモ。

妹「……っつぅ〜。ほんとに痛いですわ……」スリスリ

確認するまでもないが、ロリイモもアホだった。

妹「ううん。ダメですわ……家の中に居ると気分が悪くなりますわ……」ガサゴソ

妹「気晴らしに外へ出ましょう」ガサゴソ

837 :妹「お兄様!今度と言う今度は許しませんっ!!」 [sage saga]:2011/10/22(土) 20:57:41.42 ID:7tI3rOQRo

玄関

兄「はぁ……はぁ……はぁ……」プルプル

妹「お兄様……」トコトコ

兄「おぉ!どうした?」プルプル

妹「あなたには関係ありませんわ……」

兄「ほぉ〜、そうかそうか……」プルプル

妹「……それで、お兄様は何をやってらっしゃるのですか?」

兄「ふむ……見てわからんかね?」

妹「えぇ……わたくしには理解出来ませんもの……!」じとぉ〜

兄「むぅ……ならば気が散る。 話しかけるな……」プルプル

妹「お兄様……ひとつお伺いしても宜しいですか」

兄「なんだ?今いそが……」プルプル


妹「あなたは玄関で何をやっているのですかっ!!?」クワッ

兄「トランプタワーを作っておるのだ。 静かにしてくれ」プルプル








注:トランプタワー……トランプを三角に重ねて積んで行く遊び。

838 :妹「お兄様!今度と言う今度は許しませんっ!!」 [sage saga]:2011/10/22(土) 21:01:23.62 ID:7tI3rOQRo

妹「すぅ〜〜〜〜〜〜〜………」

妹「ぅ〜〜〜〜〜………」

妹「ぅ〜〜〜………」

妹「ぅ〜………」

妹「…………」トコトコ

兄「ん?」

妹「ふぅーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!!!」

パラパラパラッ!!


兄「あああああぁぁぁーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!!」

839 :妹「お兄様!今度と言う今度は許しませんっ!!」 [sage saga]:2011/10/22(土) 21:08:02.45 ID:7tI3rOQRo

兄「なにをするっ!!?」

妹「意味がわかりませんわっ!!」

兄「バカ者っ!!自分が何をやったのかわかっているのかっ!!?」

妹「お兄様の方がバカですわっ!!何故、そんな事を玄関でなさっているのですっ!!」

兄「なんと言う事だ……苦労してここまで積み上げて来たというのに……!」オロオロ

妹「あぁ……」クラクラ

頭を抱えるロリイモ。

兄「仕方がない……一からやり直そう……」プルプル

妹「……お兄様の相手をしていると疲れますわ……」トコトコ

兄「ふむ……」プルプル

妹「…………」トコトコ

ガチャッ

妹「…………」スタスタ

バタンッ

兄「…………」

兄「くっくっくっ……」ニヤリ

840 :妹「お兄様!今度と言う今度は許しませんっ!!」 [sage saga]:2011/10/22(土) 21:11:07.68 ID:7tI3rOQRo

都内某所……

妹「うぅ……イライラしますわ」トコトコ

何故か勢いで繁華街に来てしまったロリイモだった。

妹「どうしてお兄様はあんなにアホなんでしょう?」トコトコ

苦虫を噛み潰した様な表情を浮かべながら、ウロウロするロリイモ。

妹「…………」トコトコ

妹「(……疲れましたわ。一息つきたいですわ……)」ピタッ

妹「(何所か休めるところはないかしら?)」キョロキョロ

妹「あっ……あそこが良いですわ」

目の前のコーヒーショップに目が留まる。

ガヤガヤ……

妹「あれが噂の……」ドキドキ

某有名コーヒーショップだった。

妹「……入った事はないけれど、なんとかなる筈ですわ」ドキドキ


妹「よしっ!!ス○バデビューですわ!」グッ

841 :妹「お兄様!今度と言う今度は許しませんっ!!」 [sage saga]:2011/10/22(土) 21:12:07.29 ID:7tI3rOQRo

某コーヒーショップ店内……

カランカラン

店員「いらっしゃいませぇ〜」

妹「コーヒーを一杯、お願いしますわ」

店員「えと……こちらからお選び下さい」

妹「えっ……ええ、勿論わかっておりますわ」アセアセ

メニューを見る。だが……

妹「(うぅ……よくわかりませんわ……)」オロオロ

いきなり躓いた。

客A「はやくしろよっ!!」

妹「はひっ!!?」アセアセ

妹「(どうしましょ……困りましたわ……)」オロオロ

?「おや、妹さんじゃないか?」

知的な男性が妹に声をかける。

842 :妹「お兄様!今度と言う今度は許しませんっ!!」 [sage saga]:2011/10/22(土) 21:13:12.47 ID:7tI3rOQRo

妹「あっ!!兄友さん……」ドキッ

客A「おい……こっちは待ってるんだぞっ!!」イライラ

店員「申し訳ございませんっ!!」ペコッ

妹「あう……あうぅ〜」アセアセ

兄友「……なるほど。じゃ、私が適当に決めても良いかい?」ニコッ

妹「あっ……はいっ!」

兄友「では、私はエスプレッソ、彼女はカプチーノ。 両方トールでお願いする」

店員「畏まりました!」

妹「はぁ〜、助かりましたわ」

兄友「ふふっ。私も初めて来た時は焦ったものだよ」ニコッ

妹「っ!!」ドキッ

843 :妹「お兄様!今度と言う今度は許しませんっ!!」 [sage saga]:2011/10/22(土) 21:14:09.90 ID:7tI3rOQRo

そして席に着く。

妹「……と言う訳で、気分転換に外へ出ましたら、何時の間にかこんな所まで来てしまっていたのですわ」

兄友「なるほどね。 あいつは偶に訳がわからない事をするからね」

妹「たまにではございませんわ!」

兄友「まぁまぁ……兎に角落ち着いて」

妹「お兄様はですね……あれこれ……云々……」

兄友「ふぅ〜、なるほどね。妹さんも大変だな」

妹「イラつきますわ……あんな人、大っ嫌いですわ!」イライラ

兄友「ふふっ。そんな事言わないでさ。 君のお兄さんじゃないか」

妹「兄友さんがわたくしのお兄様でしたら良かったのに……」

兄友「えっ!?」

妹「あっ……いや、そそのっ!!」アセアセ

兄友「ありがとう、妹さん」ニコッ

妹「はぅ///」ドキッ

844 :妹「お兄様!今度と言う今度は許しませんっ!!」 [sage saga]:2011/10/22(土) 21:16:22.02 ID:7tI3rOQRo

兄友「それじゃ、私はこれで……」

妹「あっ!はいっ!今日は助かりましたわ」

兄友「あぁ……ところで一人で帰れるかい?」

妹「えぇ……大丈夫ですわ」ニコッ

兄友「そういえば……これ、持っている?」

何かを取り出す兄友。

妹「持ってますわ」

所謂、昔流行したポケペルだった。

兄友「あ、そうだ。私の連絡先……」カキカキ

そう言いながら、メモ用紙に何かを書き記す。

妹「えっ……もしかして」

兄友「なにか用事が会った時、いつでも連絡して頂戴」ニコッ

妹「わかりましたわ!」ルンルン

上機嫌でメモを受け取る妹だった。

__________
______
___

845 :妹「お兄様!今度と言う今度は許しませんっ!!」 [sage saga]:2011/10/22(土) 21:17:56.45 ID:7tI3rOQRo

そして数時間後……

アホ兄妹の自宅

ガチャッ

妹「ただいま帰りまs……」

ドアを開け、妹が玄関に入って来た。と同時に……

ゴロゴロ……ガチャンッ!!

妹「きゃっ!!?」ビクッ

大きな衝撃音が彼女を出迎える。

兄「よしっつ!!」グッ

そして、遠くでアホがガッツポーズをしている。

妹「…………」

兄「おぉ、遅かったな」ニコッ

妹「……なんですの、この有様は」

兄「すまんすまん。 散らかしてしまったな」スタスタ

何故か、廊下にはビール瓶が散乱している。

兄「うむ……もう一度、行くか」

アホが廊下にビール瓶を並べ始めた。

846 :妹「お兄様!今度と言う今度は許しませんっ!!」 [sage saga]:2011/10/22(土) 21:18:42.07 ID:7tI3rOQRo

妹「……お兄様、今度は何をなさっているんですか?」

唖然としながら兄を見る。

兄「ふむ……見てわからんかね?」カチャカチャッ

妹「えぇ……わたくしには理解出来ませんもの……!」じとぉ〜

兄「むぅ……ならば気が散る。話しかけるな……」カチャカチャッ

妹「お兄様……ひとつお伺いしても宜しいですか」

兄「なんだ?今いそが……」カチャカチャッ


妹「あなたは何をやっているのですかっ!!?」クワッ

兄「ボーリングだ! しつこいぞっ!!」カチャカチャッ

847 :妹「お兄様!今度と言う今度は許しませんっ!!」 [sage saga]:2011/10/22(土) 21:19:37.98 ID:7tI3rOQRo

妹「…………」

兄「はは〜ん わかったぞ。 おまえもやりたいんだな?ん?」

どうやらこのアホは、ビール瓶をピンに見立ててボーリングをしていた様だ。そして……

妹「…………」カチャッ

無言でビール瓶を手に取るロリイモ。

兄「おお、手伝ってくれるか!」

妹「………………………………」トコトコ

兄「黒い目印があるから、そこに立ててくれ」

妹「…………………………」トコトコ

兄「楽しいなぁ〜」カチャッ

妹「……………………」トコトコ

兄「ふんふ〜ん♪〜」カチャカチャッ

妹「………………」トコトコ

兄「♪〜」カチャカチャッ

妹「…………」ピタッ

兄「ん?」


妹「おらあぁっ!!!!」ガチャンッ!!

兄「ぎゃあああああぁぁぁーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!!」

848 :妹「お兄様!今度と言う今度は許しませんっ!!」 [sage saga]:2011/10/22(土) 21:20:19.46 ID:7tI3rOQRo

兄「なにをするっ!!?」

妹「意味がわかりませんわっ!!」

兄「バカ者っ!! 自分が何をやったのかわかっているのかっ!!?」

妹「お兄様の方がバカですわっ!!」

兄「なんと言う事だ……妹が不良になってしまった……!」

妹「あぁ……」クラクラ

頭を抱えるロリイモ。

兄「いや待て……私の育て方が悪かったのだろうか……」

妹「……お兄様の相手をしていると本当に疲れますわ……」トコトコ

兄「ふむ……」

妹「…………」トコトコ

妹「…………」トントントン

気だるそうに階段を登って行く妹だった。

兄「…………」

兄「くっくっくっ……」ニヤリ

849 :妹「お兄様!今度と言う今度は許しませんっ!!」 [sage saga]:2011/10/22(土) 21:21:40.29 ID:7tI3rOQRo

翌日……

リビング

兄「ふむ……やはり旨いな」プカプカ

アホがリビングで葉巻を吹かしている。

兄「…………」ジュー チリチリ……ポハァ〜

ガチャッ

妹「…………」トコトコ

そして、妹が入って来た。

兄「おぉ!おはよう!」ニコッ

笑顔で彼女に声をかける。が……

妹「…………」トコトコ

兄「お・は・よ・う」

妹「…………」ツーン

案の定、ロリイモは聞こえぬフリをする。

兄「ふむ……[ジュー チリチリ……]……ふううぅぅーーーーーーーっつ!!」

妹「!!けほっけほっ!!なにするんですのっ!!」クワッ

兄「はっはっはっ!! 私を無視するからだっ!!」

850 :妹「お兄様!今度と言う今度は許しませんっ!!」 [sage saga]:2011/10/22(土) 21:22:13.23 ID:7tI3rOQRo

妹「最低……お兄様は本当に最低ですわ!」

兄「はっはっはっ!! 褒め言葉として取らせて貰おう」

妹「…………」

兄「どうした? ん?」

妹「もう……知りませんっ!」トコトコ

ガチャッ

イラつきながら妹が立ち去った。

兄「ふむ……少しやり過ぎたか……」

兄「まぁいい……」

851 :妹「お兄様!今度と言う今度は許しませんっ!!」 [sage saga]:2011/10/22(土) 21:23:34.83 ID:7tI3rOQRo

学校……

妹のクラス

ワイワイ……ガヤガヤ……

妹「おはようございます、妹友」ムスー

不機嫌な様子で教室に入ってきた妹。

妹友「おはよう……あら、どうしたの?」

妹「なんでもありませんわ」

妹友「あら……お兄さんと何かあったの?」

妹「うぅ〜妹友、聞いてくださいませ! あのアホときたら……」

妹友「あらあら……」クスクス

妹「今朝も……いろいろ……云々……」

妹友「うんうん……」

妹「……と言う訳で、妹友のお兄さんとあのアホを交換して下さいませ!」クワッ

妹友「……え゙っ?」

__________
______
___

852 :妹「お兄様!今度と言う今度は許しませんっ!!」 [sage saga]:2011/10/22(土) 21:24:31.68 ID:7tI3rOQRo

そして場面は変わり、妹友&兄友の家の前……

妹「ふふっ……ついにここまで来ましたわ」

妹友「ついにって……何度も来てるじゃない」

妹「いざ! 兄友さん、待ってて下さいませぇ〜///」

ガチャッ

妹友「あらあら……」

妹「お邪魔しますわっ!」トコトコ

853 :妹「お兄様!今度と言う今度は許しませんっ!!」 [sage saga]:2011/10/22(土) 21:25:08.52 ID:7tI3rOQRo

玄関

?「みゃ〜 みゃ〜」

妹「あっ!みぃちゃん♪」

一匹の猫が彼女達を出迎えた。

妹友「みぃちゃん、お兄様は?」

猫「みゃ〜?」カクッ

愛らしく首をかしげる猫。

妹「か、可愛いですわ///」ぽぉ〜


?「があぁぁーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!!」

妹・妹友「!!?」ビクッ


妹「い、今の悲鳴はっ!?」

妹友「お兄様かしら? ともかく、中へあがりましょう!」

妹「はいっ!」

854 :妹「お兄様!今度と言う今度は許しませんっ!!」 [sage saga]:2011/10/22(土) 21:27:01.74 ID:7tI3rOQRo

リビング……

妹「…………」

兄「フォーカード」ニヤリ

兄友「くっ……」

兄「はっはっはっ!! 私の勝ちだな!」

アホ兄と兄友がトランプで遊んでいた。

猫「みゃ〜 みゃ〜」

妹「(何故、お兄様がここにっ!?)」ガクッ

妹友「あら兄先輩、いらしてたんですか?」

兄「ふむ……最近こいつとは疎遠になっていたからな」

兄友「おのれ……もう一勝負!」

兄「くっくっくっ……いいだろう」

妹「兄友さん……この人をまともに相手なさってはいけませんわ!」

兄友「ダメだっ! ここで引いたら……!」クワッ

妹友「クスクス……」ニタァ〜

855 :妹「お兄様!今度と言う今度は許しませんっ!!」 [sage saga]:2011/10/22(土) 21:30:01.68 ID:7tI3rOQRo

1時間後……

兄「ストレートフラッシュ♪」ペラッ

兄友「……ツーペア……」ペラッ

妹「…………」

兄「はっはっはっ!! 私の勝ちだ!」

兄友「く、何故だ……何故なんだ……!?」

兄「これで通算20試合、私の全勝。 情けないぞ、兄友!」

妹「……(嗚呼、おいたわしや兄友さん……)」

妹友「ふふっ。 お兄様(兄友)は何をやっても兄先輩に勝てませんわ」ニタァ〜

兄「と言う訳で、みぃちゃんは貰ってゆく!」ヒョイ

猫「みゃ〜♪」

兄友「あっ!!」ドキッ

妹「へっ?」

856 :妹「お兄様!今度と言う今度は許しませんっ!!」 [sage saga]:2011/10/22(土) 21:31:05.82 ID:7tI3rOQRo

妹「あ、兄友さん? ま、まさかお兄様との勝負にみぃちゃんを賭けていたんですか!?」

兄友「こ、これには事情があるんだ……!」オロオロ

妹友「あらあら、お兄様ったら……何時からみぃちゃんがお兄様の所有物になっていたのでしょう」ニタァ〜

兄友「!!」ゾクッ

兄「さぁ、みぃちゃん! 家に帰るぞ♪」ニヘェ〜

猫「みゃ〜♪」

妹「お、お兄様! みぃちゃんを返してあげてください!」

兄友「い、妹さん……」

兄「なに?」

妹「兄友さんにとって、みぃちゃんは大切な家族ですわ!」

猫「みゃ〜」

兄友「妹さん……」じぃ〜ん

妹友「あらあら……」

857 :妹「お兄様!今度と言う今度は許しませんっ!!」 [sage saga]:2011/10/22(土) 21:33:14.45 ID:7tI3rOQRo

兄「ふむ……気持ちはわからんでもないが、これは男同士の真剣勝負だ」

兄友「!」

猫「みゃ〜♪」

妹「で、でもぉ〜」

兄「ここで情けをかければ、兄友を侮辱することになる。 そうは思わんかね」

兄友「い、いや……私はそうは思っt……」

妹「だってわたくし、”男”じゃございませんもの!」

兄「む?」

妹「殿方(特に貴方)の考えている事なんて、ちっともさっぱりわかりませんわ」

兄友「あ、兄……すまないが、みぃちゃんを返しt……」

兄「……’男’が一度口にしたことを曲げるつもりか?」ギロッ

兄友「!!」ビクッ

858 :妹「お兄様!今度と言う今度は許しませんっ!!」 [sage saga]:2011/10/22(土) 21:35:26.91 ID:7tI3rOQRo

兄「見損なったぞ、兄友」ジロリ

兄友に対し、冷ややかな視線を浴びせる。

兄友「うぐっ……」ジリッ

猫「みゃ〜?」

妹友「クスクス……お兄様がどう出るのか見ものだわ……」ニタニタ

兄「…………」ナデナデ

猫「みゃ〜♪」

兄友「み、みぃちゃんは……私の大事な……大事な……!」オロオロ

兄「……それで」

腕を組み、険しい表情で兄友を睨みつける。

兄友「う、うぐ……」

妹「……(これはもうダメですわ。 完全にお兄様のペースですもの)」

兄友「だから……あの話はなかった事に」ボソボソ

妹友「クスクス……」ニタァ〜

859 :妹「お兄様!今度と言う今度は許しませんっ!!」 [sage saga]:2011/10/22(土) 21:36:58.33 ID:7tI3rOQRo

妹「(何故でしょう……兄友さんが小さく見えますわ……)」

兄友「兄……一生のお願いだ……!」

兄「…………」

兄友「どうか……どうか……!!」ウルウル

挙句の果てに涙まで浮かべて懇願する。

妹「(うぅ……なんですの……この感情は……↓)」

兄「……帰る」

兄友「!!! ま、待ってくれっ!!」

兄「くどいっ!!」ギロッ

縋り付く兄友を一喝する。やはり取り付く島が無い兄だった。

ガチャッ

兄友「あ……あぁ!み、みぃちゃんが……私のみぃちゃんがぁ〜〜〜!」ポロポロ

妹友「…………」ニタニタ

失意のどん底に居る兄友を前に、意味深な笑みを浮かべる妹友。そして……

妹「(さようなら……兄友さん)」

妹の初恋(?)に終止符が打たれた。

前編 終わり

860 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/10/22(土) 21:37:44.65 ID:7tI3rOQRo
今日はここまで!

お疲れでした。
861 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/10/23(日) 00:25:19.38 ID:0BfEIeiHo
許嫁の笑い方はこの母からきてたか
862 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/10/29(土) 23:00:39.31 ID:c2tt/NKgo
こんばんは。そろそろ始めます。

今日は中編です。
863 :番外編 妹「お兄様!今度と言う今度は許しませんっ!!」 [saga]:2011/10/29(土) 23:01:32.79 ID:c2tt/NKgo
中編

数日後……

アホ兄妹の家

廊下

兄「ふむ……ここはこうして……」ガサゴソ

猫「にゃ〜にゃ〜♪」

兄「待ってなさい。 あと少しで完成だ!」トントントン

アホ兄が何かを作っている。

猫「ふにゃ〜♪」スリスリ

兄「おほぉ〜、可愛いなぁ〜///」ナデナデ

……と、そこへ

妹「…………」

兄「おぉ! おはよう!」ニコッ

妹「あの……一体なにをしてるんですの?」

兄「ふむ……”猫小屋”を作っている」

妹「は?」

兄「世の中には、”犬小屋”が存在するのに、”猫小屋”が無いと言うのは不公平だとは思わんか?」

864 :番外編 妹「お兄様!今度と言う今度は許しませんっ!!」 [sage saga]:2011/10/29(土) 23:02:26.48 ID:c2tt/NKgo

猫「みゃ〜」

妹「…………」

兄「と言う訳で、みぃちゃんの”猫小屋”を作ってみることにした♪」

妹「はぁ〜↓」

呆れた顔でアホ兄を見るロリイモ。

兄「なんだ?」

妹「お好きな様になさって下さい……」

兄「ふむ……」トントントン

猫「にゃ〜♪」スリスリ


妹「バーーーーカ……」ボソッ

865 :番外編 妹「お兄様!今度と言う今度は許しませんっ!!」 [sage saga]:2011/10/29(土) 23:03:13.28 ID:c2tt/NKgo

通学路……

妹「くぅ〜、どうしてお兄様はあんなにアホなんでしょう」トボトボ

妹「憂鬱ですわ……」トボトボ

……とゲンナリしながら歩いていると……

?「…………」ガシッ

妹「きゃっ!?」

?「大人しくしろっ!」

突如現われた、黒尽くめの男が妹を羽交い絞めにする。

妹「ふぐっ」

?「○○家の娘だな?」

妹「ふんふん!」ガタガタ

?「貴様らの所為で俺は……!」

妹「(ひっ!?こ、怖い! いいい一体何なんですのっ!?)」ガクガクブルブル

?「来いっ!!」

なんとロリイモは連れ去られてしまった。
866 :番外編 妹「お兄様!今度と言う今度は許しませんっ!!」 [sage saga]:2011/10/29(土) 23:03:54.44 ID:c2tt/NKgo

アホ兄妹の家

廊下

兄「よしっ!! 出来たぁーーーーーっ!!」

猫「にゃ〜にゃ〜♪」

兄「そうかそうか! みぃちゃんも嬉しいか」ニコニコ

猫「ふにゃ〜♪」スリスリ

兄「おほぉ〜、ほんとに可愛いなぁ〜///」ナデナデ

……と、そこへ

ジリリリリリ……

風雲急を告げるベルが鳴る。

兄「ん?…… ちょっと待っててね」

猫「にゃあ〜?」

ガチャッ


兄「……私だ」

867 :番外編 妹「お兄様!今度と言う今度は許しませんっ!!」 [sage saga]:2011/10/29(土) 23:06:17.00 ID:c2tt/NKgo

?『○○だな……』

兄「ふむ、相違ない。 ……ところでおまえは誰だ?」

?『今から言うことを良く聞け……』

兄「…………」

何かを察した兄。眉間にしわを寄せ、怪訝な表情を浮かべる。

?『おまえの家の娘を拉致した』

兄「!」

?『ふぐっ!!』

兄「!!!」

?『無事、開放してほしければ、3億用意しろ!』

兄「ほぅ……」

?『いいか……もし、警察に駆け込んでみろ。 命の保障はしないぞ」

兄「……それで、具体的にはどうすれば良いのだ?」

?『東京湾の近くにある○×倉庫……そこにおまえが持って来い』

兄「いいだろう。 だが、もしも妹の身に何かあった場合は……」

?『ガチャッ……ツー……ツー……』

868 :番外編 妹「お兄様!今度と言う今度は許しませんっ!!」 [sage saga]:2011/10/29(土) 23:07:32.34 ID:c2tt/NKgo

兄「…………」

受話器を握り締めたまま、みるみる表情が険しくなる。

兄「…………」

猫「にゃ〜?」

そんな兄を心配そうに見つめる猫。

兄「おぉ! 済まないみぃちゃん。 私は用事が出来てしまった」ナデナデ

猫「にゃ〜」

兄「悪いが留守番を頼めるかね?」

猫「にゃ〜!」

兄「はっはっはっ!! 頼もしいなぁ〜みぃちゃんは♪」ナデナデ

猫「にゃ〜♪」

兄「さて……夕食までには戻れるかな?」

兄「…………」ギロッ


__________
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869 :番外編 妹「お兄様!今度と言う今度は許しませんっ!!」 [sage saga]:2011/10/29(土) 23:08:29.88 ID:c2tt/NKgo

○△工場跡地……

妹「ふぐっ……」ジタバタ

ロープで縛られ身動き出来ない妹。

?「ふん……良い様だな、○○家のっ!!」

そう言いながら黒ずくめの男は、妹の口を塞いでいた猿轡をはずす。

妹「ぷはっ……一体貴方はなんですのっ!? どうしてこんな事を!」

?「俺は貴様らの所為で、会社も家族も失ったんだっ!!」

妹「!?」

?「そうか……お嬢様は何も知らんか……」

妹「な、なにを……」

?「俺は○△製紙の御曹司……貴様らに会社を乗っ取られた哀れな跡継ぎさっ!!」

妹「!!」

御曹司「貴様らの所為で……俺は……俺達は……!」グッ

妹の胸倉を掴む御曹司。

妹「ひっ!」ガクガクブルブル

御曹司「許せねぇ……絶対に許せねぇ……!!」

870 :番外編 妹「お兄様!今度と言う今度は許しませんっ!!」 [sage saga]:2011/10/29(土) 23:09:58.67 ID:c2tt/NKgo

妹「い……いや……! は、離して!」ガクガクブルブル

御曹司「……よく見て見ると、かなりの上玉だな、おい」ニヤッ

突如として、いやらしい目つきになる御曹司。

妹「!!」ゾクッ

御曹司「ひひひ……殺す前に一発ヤッとくか!」ムニュッ

妹「ひっ!?」ビクッ

御曹司「おぉ……良いねぇ。 もっと怯えて見せろよ!!」

妹「こ、殺す……殺すって仰ったの!?」ガクガクブルブル

御曹司「……生かして返す訳ねえだろ? 馬鹿がっ!!」

妹「い、いや……いやあぁぁーーーーーーーーーーーーっ!!」

御曹司「へっへっへっ……いいぞ……いいぞ!」ニヤニヤ

妹「離してっ!! 離して下さいっ!!」

御曹司「けっけっけっ!! ○○家の娘も大した事ねえなっ!!」


妹「!!!」ピクッ

871 :番外編 妹「お兄様!今度と言う今度は許しませんっ!!」 [sage saga]:2011/10/29(土) 23:10:37.69 ID:c2tt/NKgo

妹「(だ、ダメですわ……! このままではこの下郎の思う壺ですわ!)」

御曹司「ひひひ……さあて、いただくとしますか♪」ニヤッ

妹「(わたくしは○○家の人間……見苦しい真似は出来ませんわ!)」キッ

御曹司「……! なんだそのツラは?」ピクッ

妹「犯したいのなら犯せば良いわ」ギロッ

御曹司「なんだと!!」

妹「貴方は弱い人……」

御曹司「き、貴様っ!!」

妹「わたくしは○○家の娘。 その矜持を決して捨てはしない!」

凛とした態度で、そう言い放つ妹。

御曹司「ぐっ……」

妹「例えわたくしが貴方に殺されようとも、貴方は決してわたくしに勝てませんわ」

御曹司「な……そんなに死にたいかっ!?」



妹「どうぞ、お好きな様に」


872 :番外編 妹「お兄様!今度と言う今度は許しませんっ!!」 [sage saga]:2011/10/29(土) 23:14:23.29 ID:c2tt/NKgo

妹「…………」

氷のように冷たい眼で、御曹司を見る。

御曹司「そうか……そ、そんなに、し、死にたいのか……!」

圧倒的に有利な立場に立っている筈の御曹司が、逆に追い詰められていた。

御曹司「ならば……死ねっ!!」ぐっ

妹「くっ……は……!」

妹の首に手をかける御曹司。だが……

妹「…………」

御曹司「!!そ、その目をやめろっ!!!」ギリギリ

妹「(く、苦しい……でも……!)」

御曹司「お、おまえ……!」


妹「(負けない……!死んでもこんな人に負けない!!)」


御曹司「うわああぁぁあーーーーーーーーーーーーーーっ!!!」ギリギリ

873 :番外編 妹「お兄様!今度と言う今度は許しませんっ!!」 [sage saga]:2011/10/29(土) 23:14:58.62 ID:c2tt/NKgo

御曹司「死ね……死ね……死ね!!」

妹「(……ぜった……負け……)」

御曹司「死ね……死ね……死ね……死ね……死ね……!」

妹「(……な……い……!)」

だが、妹の意識は限界に達していた。


妹「(あ……記憶が……!)」

妹の頭の中で走馬灯が駆け巡る。


__________
______
___

874 :番外編 妹「お兄様!今度と言う今度は許しませんっ!!」 [sage saga]:2011/10/29(土) 23:15:26.39 ID:c2tt/NKgo

妹の回想

チビイモ「びえぇぇーーーーんっ!!」ポロポロ

チビイモ「なんでこんな意地悪しゅるのっ!!」ポロポロ

悪ガキ達に囲まれ、虐められているチビイモ。

男の子A「うるせえチビッ!!」

チビイモ「わああぁぁーーーんっ!!酷いよぉぉーーーっ!!」ポロポロ

男の子B「生意気なんだよ!チビッ!!」

男の子C「良いとこのお嬢様だかなんだか知らねえけど、おまえムカつくんだよ!」

チビイモ「わああぁぁーーーんっ!! ・・・様っ!! ・・・様っ!!」




?「…………」すっ

一同「!!?」

875 :番外編 妹「お兄様!今度と言う今度は許しませんっ!!」 [sage saga]:2011/10/29(土) 23:15:54.95 ID:c2tt/NKgo

チビイモ「お、・・・様っ!!」

?「…………」ギロッ

体格の良い少年が悪ガキ達を睨み付ける。

男の子A・B・C「!!!」ゾクッ

?「…………」

男の子A「な、なんなんだ……お、おまえ……!」ブルブル

?「…………」

男の子B「お、おい! こ、こいつやべえぞっ!!」ブルブル

?「……私の・・・・に手を出したのはおまえ達か?」ギロッ

妹「あっ……」

男の子C「ひっ……!」ゾクッ

?「……今すぐ消えろ……」

男の子A・B・C「わ、わああぁぁぁーーーーーーーーーーっ!!!」タッタッタッ

蜘蛛の子を散らすように、悪ガキ達は逃げ去った。

__________
______
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876 :番外編 妹「お兄様!今度と言う今度は許しませんっ!!」 [sage saga]:2011/10/29(土) 23:16:34.58 ID:c2tt/NKgo

妹「(……苦し……い……)」

御曹司「死ね……死んでしまえ……!」ギリギリ

妹「(助けて……助けて……!)」

妹「(助けて…………!)」



妹「(おに……い……さま……)」




ガタンッ!!!

妹・御曹司「!!!」

?「…………」


877 :番外編 妹「お兄様!今度と言う今度は許しませんっ!!」 [sage saga]:2011/10/29(土) 23:17:10.44 ID:c2tt/NKgo

御曹司「き、貴様は……!」パッ

妹「げほっ!! げほっ!! かはっ!! お、おにぃ……!!」

颯爽と現われた兄。だが……

兄「…………」

不気味な程静かに……只、じっと御曹司を見ている。

御曹司「馬鹿なっ!? ここは指定した場所と違うぞっ!!」

妹「はぁ……はぁ……はぁ……!」

御曹司「そ、それに……外には大勢の用心棒達が……」

兄「…………」

御曹司「お、おい……なんとか言えよっ!!」

兄「…………」ギロッ

射殺すような眼で御曹司を睨み付ける。

御曹司「ひっ!?」

兄「…………」

妹「お、お兄様! う、うし……!」


ボカッ!!

兄「!!」

?「へっへっへっ!! お兄様、後ろがガラ空きですぜ!」

兄の背後から鉄パイプを持った男が、思い切り彼の頭を殴る。

妹「お兄様っ!!」

878 :番外編 妹「お兄様!今度と言う今度は許しませんっ!!」 [sage saga]:2011/10/29(土) 23:17:39.82 ID:c2tt/NKgo

御曹司「へっ! へっへっへっ…… 馬鹿めっ!!」

兄「…………」

兄の後頭部から、血が流れ落ちる。

用心棒「おらあっ!!」ボカッ

兄「…………」バタッ

もう一度殴られ、倒れる兄。

妹「も、もうやめて下さいっ!!」

御曹司「 はっはっはっ!! 良い様だなおい!」

妹「えっ!?」

兄「…………」

御曹司「こいつが……こいつの所為で俺は……俺はっ!!」スタスタ

879 :番外編 妹「お兄様!今度と言う今度は許しませんっ!!」 [sage saga]:2011/10/29(土) 23:18:14.97 ID:c2tt/NKgo

用心棒「坊ちゃん! こいつ殺していいですか?」

御曹司「お、俺にも殴らせろっ!!」バッ

男から鉄パイプを奪い取る。

妹「や、やめてっ!! それだけは本当にやめてっ!!」

兄「…………」

鉄パイプを握り締め、構える。

妹「いやあぁぁーーーーーーーーーーーーっ!!お兄様ああぁぁーーーーっ!!!」

御曹司「おらああっ!! 死ねえぇぇーーーーーーっ!!!」

勢い良く振り下ろしたその瞬間……

兄「…………」ガシッ

御曹司「!!?」ビクッ


兄「私の妹に手を出したのはおまえか?」

880 :番外編 妹「お兄様!今度と言う今度は許しませんっ!!」 [sage saga]:2011/10/29(土) 23:18:53.00 ID:c2tt/NKgo

御曹司「ひっ……は、離せ……!」

兄「答えろ……」

能面の様な表情で口を開く兄。

御曹司「お、おいっ!! 黙って見てないで俺を助けろ!!」

用心棒「あ……ひっ!」ガクガクブルブル

不気味な雰囲気を放つ兄を前に、男は金縛りに遭ったように動けない。

兄「…………」メキメキ

御曹司の腕を物凄い力で握り締める。

御曹司「ぎゃあああぁぁーーーーーーっ!!?」

妹「!!」

用心棒「あ……あ……!」ガクガクブルブル

男は兄の剣幕に圧され動けない。

兄「どうした? この程度で悲鳴をあげるのか……」メキメキ

ボキッ

御曹司「がああぁぁーーーーっ!! う、腕がっ!! 腕がああぁぁーーっ!!?」

妹「!!(お、お兄様!?)」ゾクッ

881 :番外編 妹「お兄様!今度と言う今度は許しませんっ!!」 [sage saga]:2011/10/29(土) 23:28:39.81 ID:c2tt/NKgo

兄「……情けない。 それでも”男”か?」ガシッ

御曹司「!!?」

兄はもう一方の手で御曹司の顔を鷲掴みにする。

兄「…………」

御曹司「あがああぁぁぁーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!?」

御曹司の顔から骨の軋む音が聞こえて来る。

妹「あ……あ……!」

兄「さて……妹を殺すつもりだったな」

御曹司「があっ!?」

御曹司の頭を壁に打ち付ける。

兄「……私が全力の力を込めておまえの頭を殴ったらどうなると思う?」

御曹司「ひっ……ひぃっ!!」ガクガクブルブル

兄「頭蓋骨陥没……脳挫傷……この程度で済む訳がないよな」ニヤッ

恐ろしく陰険な笑みを浮かべる兄。
882 :番外編 妹「お兄様!今度と言う今度は許しませんっ!!」 [sage saga]:2011/10/29(土) 23:32:37.57 ID:c2tt/NKgo

兄「頭蓋骨を砕く!」

御曹司「ひ、ひいいぃぃーーーっ!?」

用心棒「あ……あ……!」ガクガク

兄「今、この瞬間が、おまえの見る最後の記憶だ!」

御曹司「やめろ……やめてください……!」ガクガク

妹「お、お兄様……!」

見た事のない兄の姿に妹も動揺を隠せない。

兄「無論、貴様らも殺される覚悟があってのことだろう……」ギロッ

御曹司「ふがっ……ふぐあぁっ!!?」ジョロロロローーーー

恐怖のあまり、小水を漏らしてしまう。

兄「いくぞ……!」スッ

拳を構える兄。

御曹司「や、やめ……」


妹「止めて下さいっ!! お兄様ぁぁーーーーーーっ!!」

兄「!!」

883 :番外編 妹「お兄様!今度と言う今度は許しませんっ!!」 [sage saga]:2011/10/29(土) 23:33:22.70 ID:c2tt/NKgo

妹「もういい! もういいからっ!! お兄様の手をこんな人の血で汚さないで!」

兄「……そうか」パッ

御曹司を解放した兄。

御曹司「ひっ……」

兄「ふむ……これで勘弁してやろう」

御曹司「あ、が……」ガクガク

用心棒「ば、化け物……!!」

兄「…………」ギロッ

用心棒「ひっ!!」ビクッ

兄「消えろ……!」

用心棒「ひええぇぇーーーーっ!!」タッタッタッ

御曹司「くそっ!! くそおおぉぉーーーーーっ!!!」タッタッタッ

男達は一目散に逃走した。

884 :番外編 妹「お兄様!今度と言う今度は許しませんっ!!」 [sage saga]:2011/10/29(土) 23:34:24.12 ID:c2tt/NKgo

妹「お、お兄様……」

兄「……無事か?」

妹「え……えぇ…… お兄様こそ、頭から、ち、血が……!」

兄「なに、これしき。 大した事ではない……」

妹「そ、そうですか……」

兄「さて……帰るか」

妹「え……えぇ……」ポロッ

兄「ん?」

妹「あ……あれ……」ポロポロ

妹の瞳から大粒の涙が毀れる。

兄「…………」

妹「お、おかしい……ですわ…… も、もうだ、大丈夫……なのに……!」ポロポロ

兄「……かまわん。 無理をする必要はないぞ」ニコッ

妹「!!」ポロポロ

885 :番外編 妹「お兄様!今度と言う今度は許しませんっ!!」 [sage saga]:2011/10/29(土) 23:35:43.78 ID:c2tt/NKgo

兄「…………」

優しい表情で妹を見つめる兄。

妹「ご、ごわがっ……うええぇぇーーーーーーんっ!!!」ポロポロ

兄「お〜 よしよし♪」ギュッ

妹「おにいざまぁーーーーーーーーーーーーっ!!! わああぁぁーーーーんっ!!」ポロポロ

兄の胸で子供の様に泣きじゃくる妹だった。

__________
______
___

886 :番外編 妹「お兄様!今度と言う今度は許しませんっ!!」 [sage saga]:2011/10/29(土) 23:36:50.42 ID:c2tt/NKgo

そして……帰路

妹「お、お兄様……ちょっと、は、恥ずかしいですわ///」

兄「なに、腰が抜けて立てなかったではないか」スタスタ

兄におんぶされてる妹。

妹「そ、それは、そ、そうですけど!」

兄「それに……おまえが気にするほどの事でもなさそうだぞ」

通行人A「あら……可愛い」

通行人B「可愛らしいお嬢さんですね」

兄「あぁ、これはどうも」ニコッ

妹「えっ?」

兄「はっはっはっ!! つまり、そう言うことだ!」

妹「!! ば、馬鹿にしてっ!! 今度と言う今度は許しませんよ!」カアァ

兄「別に馬鹿になんてしてないさ。 私は只、おまえが可愛いって事を言いたいだけだ」

妹「なっ///」ドキッ

兄「はっはっはっ!! みぃちゃんが気がかりだ。急ごう」

妹「(な……なんですの……! お、お兄様のくせに! お兄様のくせに!)」ドキドキ

887 :番外編 妹「お兄様!今度と言う今度は許しませんっ!!」 [sage saga]:2011/10/29(土) 23:37:18.90 ID:c2tt/NKgo

アホ兄妹の家

玄関

兄「ただいま〜」

猫「みゃ〜」

兄「おぉ、みぃちゃん! お留守番ご苦労様」ゴロゴロ

猫「ふにゃ〜ん♪」

妹「むっ……」イラッ

兄「ん? どうした、妹?」

妹「!! べ、別に、な、なんでもないですわ!」

兄「そうか……では、そろそろ降りるかい?」

妹「え、えぇ……ありがとうございました」チョコン


兄「みぃちゃ〜〜ん♪」ナデナデ

猫「にゃ〜」


妹「……(あれ……なんですの?)」ムカムカ


兄「はっはっはっ!! みぃちゃんは可愛いなぁ〜///」ナデナデ

猫「なぁ〜お///」


妹「……(いや、だから……なんですの、これ?)」ムカムカ

888 :番外編 妹「お兄様!今度と言う今度は許しませんっ!!」 [sage saga]:2011/10/29(土) 23:37:53.84 ID:c2tt/NKgo

リビング

ロリイモと兄が食卓を囲む。

妹「それで……お兄様」

兄「ん?」

妹「あの方達は一体……」

兄「あぁ……彼らは以前私が買収した会社の創業者一族だ」

妹「それは聞きました。 お兄様、一体何故そんな事をなさったんです?」

兄「あれは、父上の会社と取引のあった企業でな。、父上に黙って買収した」

妹「と言うか……お兄様、お父様の会社に入社なさってたの?」

兄「いや……父上はまだ私に譲ってくれてないぞ」

妹「どう言うことですの?」

兄「うん。 表立って動くことは出来んので、役員達を動かした」キラーン

妹「えー」

兄「はっはっはっ!! 幹部達はすでに私が懐柔しているからな!」

妹「お、お父様はこの事を知っているのですか?」

兄「知らん。 いずれあのアホから椅子を奪い取ってやる!」

恐ろしい事にクーデターまで企んでいた。

889 :番外編 妹「お兄様!今度と言う今度は許しませんっ!!」 [sage saga]:2011/10/29(土) 23:38:48.78 ID:c2tt/NKgo

兄「話が脱線したな。件の企業とは非常に良好な関係にあった。 だが、創業者一族が曲者でな」

妹「曲者?」

兄「彼らの所為で、あの会社は倒産の危機を迎えていたのさ」

妹「へぇ〜」

兄「眼に余るものがあったのでな。 つまり、例の会社は創業者一族を追い出せば再生可能だった」

妹「は、はぁ〜。でもどうやって……」

兄「従業員と彼らとの間で、一悶着があったのさ。 そこに私が介入した」

妹「なんだかよくわかりませんわ」

兄「つまり、例の会社の従業員を味方につけ、TOBをかけた」

妹「ますますよくわかりませんわ」

兄「実際、あの一族を追い出して、不要な部門を売り払ったらうまく行ったみたいだし〜」

妹「では……お兄様は間違ったことをしてない。 そう仰りたいのですか?」

兄「はっはっはっ!! 何が正解なのかはわからん。 だが私の信念を貫かせてもらっただけだ」

妹「信念?」

兄「会社を食い物にする経営者……私はそれを許すことは出来ない」

妹「えっ?」

890 :番外編 妹「お兄様!今度と言う今度は許しませんっ!!」 [sage saga]:2011/10/29(土) 23:39:16.36 ID:c2tt/NKgo

兄「……いずれ、おまえにもわかる時が来るさ」

妹「……そうでしょうか」

兄「この話はこれでおしまい」

妹「えっ?」

兄「…………」じぃ〜

妹「な……なんですの///」ドキドキ

兄「私の所為で、おまえを危険な目に遭わせてしまった……」

妹「え……あ」

兄「私の不徳の致すところだ。 本当に申し訳ない」ペコッ

妹「う……はい……」

兄「だがな……私は嬉しくも思う」

妹「え?」

891 :番外編 妹「お兄様!今度と言う今度は許しませんっ!!」 [sage saga]:2011/10/29(土) 23:39:47.76 ID:c2tt/NKgo

兄「おまえはあの男に屈する事無く立ち向かった」

妹「お、お兄様っ! 見てらしたんですかっ!?」

兄「いや、そうではない。 外に居た雑魚共を蹴散らしている間、おまえ達の会話が聞こえてきてな」

妹「!!」

兄「成長したな、妹よ」ニコッ

妹「っ///」カアァ

兄「ん? どうした?」

妹「な、なんでもないですわ!」クワッ

兄「……そうか。 兎も角、この話は終わりだ」

妹「は……はい」

兄「夕食を食べよう。 運動したから腹が減った」

妹「う、運動って……」

兄「はっはっはっ!!」

__________
______
___

892 :番外編 妹「お兄様!今度と言う今度は許しませんっ!!」 [sage saga]:2011/10/29(土) 23:40:29.64 ID:c2tt/NKgo

翌日

リビング……

兄「みぃちゃん、お手!」

猫「にゃ〜?」

兄「ふむ……もう一度。 お手!」

猫「ペロペロ」

兄「違うぞ……そうではない……くぅ〜」

どうやらこのアホは、猫に芸を仕込もうとしている様だ。……とそこに

ガチャッ

妹「おはようございます」

兄「おう、おはよう!」

猫「にゃ〜」

妹「むっ……またみぃちゃんですか?」

兄「ふむ……みぃちゃんにお手を覚えさせようとしているのだが……上手くいかん」

猫「にゃ〜///」スリスリ

兄「みぃちゃんは可愛いなぁ〜 よしよし!」ナデナデ

妹「…………」ムカムカ

兄「?」

893 :番外編 妹「お兄様!今度と言う今度は許しませんっ!!」 [sage saga]:2011/10/29(土) 23:41:25.71 ID:c2tt/NKgo

兄「そうだ……妹よ、身体の具合はどうだ?」

妹「えっ?」

兄「昨日は酷い目に遭っただろう。 大丈夫か?」

妹「あ……え、えぇ……なんともない……ですわ」

兄「そうかそうか。 もしも不調ならば遠慮無く言うが良い」ニコッ

妹「っ///」

兄「……どうした?」

妹「な、なんでも無いですわ! そ、それよりも学校に行きませんと!」

兄「ふむ……ならば行っておいで」

妹「い、行って来ます……」

猫「にゃ〜」

兄「おぉ! みぃちゃんも行ってらっしゃい、と行っておるぞ」

妹「は、はい……行って来ますわ、みぃちゃん」

猫「ふにゃ〜」

兄「みぃちゃんはホントに可愛いなぁ〜」ナデナデ

妹「…………」トコトコ

ガチャッ


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

廊下……

妹「……にゃ〜」

894 :番外編 妹「お兄様!今度と言う今度は許しませんっ!!」 [sage saga]:2011/10/29(土) 23:42:00.14 ID:c2tt/NKgo

学校……

妹のクラス

妹「うぅ〜、昨日からおかしいですわ……」ソワソワ

妹「一体なんですの……」ドキドキ

?「おはよう、妹」

妹「あっ……おはようございます、妹友」

妹友「……事情は聞いたわ。 大変な目にあったみたいね」

妹「え、えぇ……まぁ……」

妹友「兄先輩も無茶するわね……」

妹「えっ?」

妹友「全く、後先考えない所は貴方達そっくりね」

妹「あの……妹友?」

妹友「ん?」

妹「わ、わたくしの事……お兄様から聞いたの?」

妹友「えっ? そうだけど……」

895 :番外編 妹「お兄様!今度と言う今度は許しませんっ!!」 [sage saga]:2011/10/29(土) 23:43:03.45 ID:c2tt/NKgo

妹「(れ、連絡を取り合う間柄なんだ……)」チクチク

妹友「どうしたの?」

妹「あ……いや、お、お兄様と貴方って仲が良かったのかなぁ〜って」

妹友「そうね。 兄先輩とは去年の生徒会で一緒だったからね」

妹「あ……あぁ……」

妹友「兄先輩は本当にすごい人だったわ」

妹「すごい?」

妹友「えぇ……『困った時の兄』先輩と言う通り名まであったのよ」

妹「へぇ〜。 お兄様、生徒会の人達を困らせていた訳ですわね」

妹友「違う違う! その逆!」

妹「へっ?」

妹友「面倒事が起きた時は兄先輩に任せれば全て解決したの」

妹「……へ、へえ……(あのお兄様が……俄かには信じ……)」

妹友「兄先輩は人気者だったのよ」

妹「えぇ……(……いえ、もしかしたら……わたくしが知らないお兄様の一面があるんじゃないかしら)」

妹友「ねぇ、妹?」

妹「えぇ……(お兄様……あなたのこと、益々わからなくなりましたわ)」

896 :番外編 妹「お兄様!今度と言う今度は許しませんっ!!」 [sage saga]:2011/10/29(土) 23:43:37.54 ID:c2tt/NKgo

妹「えぇ……」

妹友「…………」

何かを考え、上の空の妹。 そして、そんな彼女を見て話を中断した妹友。が……

妹「…………」

妹友「!」

妹「?」


妹友「…………」ニタァ〜


妹「!」

897 :番外編 妹「お兄様!今度と言う今度は許しませんっ!!」 [sage saga]:2011/10/29(土) 23:44:06.59 ID:c2tt/NKgo

妹友「へぇ〜」ニタニタ

妹「な、なんですのっ!?」

妹友「いやぁ〜 べっつにぃ〜」ニタニタ

妹「も、もう! そ、そんなんじゃありませんわ!」

妹友「そんなんじゃないって……なにがぁ〜?」ニタニタ

妹「あう///」

妹友「ふふ……貴方可愛いわね……」

妹「な……!」カアァ

妹友「そんな貴方だから……」ニタァ〜



妹友「……虐めたくなっちゃうじゃない」ボソッ


898 :番外編 妹「お兄様!今度と言う今度は許しませんっ!!」 [sage saga]:2011/10/29(土) 23:45:12.99 ID:c2tt/NKgo

妹「えっ?」

妹友「クスクス……なんでもないわ」

妹「そ、そう……」

妹友「そう言えば……今日は数学の小テストがあるそうよ」

妹「えっ? そうなんですの?」

妹友「自信は?」ニヤッ

妹「……ないですわ。 ど〜しましょう!」

妹友「ふふ……テストに出そうな個所をまとめたノートがあるんだけど」ニタニタ

妹「!!」

妹友「特別に見せてあげる♪」

妹「うわぁ〜 恩にきりますわ!」ニコッ

妹友「さて……」

妹「妹友のノートは本当に良くまとめられてますわ」カキカキ


妹友「(私が貴方を壊してあげる……)」ニタァ〜


妹の態度を見て、意味深な笑みを浮かべる妹友。

果たして彼女は一体何を考えているのだろう。


中編 おわり

899 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/10/29(土) 23:45:58.42 ID:c2tt/NKgo
今日はここまで!

お疲れでした〜
900 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/30(日) 10:36:19.85 ID:dxHhMoxBo
この母にしてあの子あり、か
901 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/30(日) 11:39:36.32 ID:H0oG0QiKo
どーなるのかなー……
902 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(山形県) [sage saga]:2011/11/05(土) 12:36:20.98 ID:wKqvSdIwo
すみません……

来週まで待って下さいm(__)m

ごめんのぉ〜(T.T)
903 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(チベット自治区) [sage]:2011/11/07(月) 03:08:00.46 ID:wDcFBrbmo
待ってやろうではないか
904 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(山形県) [sage saga]:2011/11/11(金) 11:11:10.66 ID:2y18x6eNo
今日は2011年11月11日♪〜

11時11分に記念カキコ!

さてと、妹達の話の続き書かなきゃ……
905 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(山形県) [sage saga]:2011/11/11(金) 11:12:54.92 ID:2y18x6eNo
短編その4 鍋姉弟(湯豆腐編)

―――[アホ姉弟の家]―――

グツグツ……

姉「はふはふ……」

弟「はふはふ……」

アホ姉弟が炬燵に入って湯豆腐をつついている。

弟「美味しいですね、姉様」

姉「そうね、弟君♪」

弟「はふはふ……」

姉「もぐもぐ……」

アホ姉弟の家にはリビングの他に和室も存在する。

本日の舞台はいつものリビングではなく、和室である。

弟「姉様、そこのユズポンとって下さい」

姉「ヤダ!」

弟「えっ?」

姉「ユズポンは邪道だと思うの」

弟「は?」
906 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(山形県) [sage saga]:2011/11/11(金) 11:13:33.89 ID:2y18x6eNo

姉「お豆腐にはね、ポン酢が至高だわ」

弟「いやいや、ユズポンの方が美味しいですよ」

姉「ダメよ。 これだけは譲れないわ」

弟「むぅ〜、そうですか。 でも俺はユズポンの方が好きです」

姉「弟君……私は君を味音痴に育てた覚えはないわよ!」

弟「あ……味音痴って……! なんでユズポンで食べると味音痴になるんすか!」

姉「わたしはユズポンが嫌いなの!!」

弟「えぇ……」ガビーン

アホオトがなんとも言えない表情で姉を見る。

姉「とにかく、ポン酢で食べなさい! ポン酢は体に良いのよ」クワッ

弟「そんな事言ったら、ユズポンにだって良い成分が入ってます!」クワッ

姉「弟君……お姉ちゃんのゆ〜事聞かなきゃダメなんだよ!」

弟「姉様……俺は俺の食べたい様に食べたいです!」

弟・姉「むぅ〜〜〜」

またしょうもないアホな姉弟喧嘩を始めた。
907 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(山形県) [sage saga]:2011/11/11(金) 11:14:09.73 ID:2y18x6eNo

弟・姉「(なんて強情な子(なのっ!!←)なんだっ!!)」

弟「(どうしたら姉様にユズポンの美味しさを伝える事が出来るんだろ?)」
姉「(どうしたら弟君にポン酢の美味しさを伝える事が出来るんだろ?)」


弟「(そうだ! 姉様にあ〜〜〜んして、食べさせちゃお♪)」
姉「(そうよ! 弟君にあ〜〜〜んして、食べさせればいいんだわ♪)」


弟「(見てろ、姉様……『弟君の言う通りね、お姉ちゃんが間違ってたわ!』って言わせてやる!)」ニヤッ
姉「(見てなさい、弟君……『姉様の言う通りです! 俺が間違ってました!』って言わせて見せるわ!)」ニヤッ

アホな事を同時に思いついたアホ共だった。

弟・姉「姉様(弟君)あ〜〜〜〜〜〜ん……」


弟・姉「!!!(なにぃぃーーーーーーーーーーっ!!?)」ドキッ
908 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(山形県) [sage saga]:2011/11/11(金) 11:14:45.07 ID:2y18x6eNo

弟「(むぅ……そう来たか……流石、姉様……俺の男心を鷲掴みにしやがるぜ……!)」ドキドキ
姉「(むぅ……そう来たか……流石、弟君……私の乙女心をがっちり掴んじゃうのね……!)」ドキドキ

弟・姉「あ〜〜〜〜ん……」

弟・姉「パクッ……モグモグ……」

弟・姉「…………」

弟・姉「……」

弟・姉「(くぅ〜〜〜、やられたぁ〜〜〜〜!)」


弟「姉様……ぽ、ポン酢も、お、美味しいですね……」

姉「弟君……ユズポンの事、馬鹿にしてごめんね……」

弟「姉様、一緒に食べましょ♪」

姉「うん! じゃ、弟君、あ〜〜〜〜〜ん……」

弟「あ〜〜〜〜ん……パクッ……モグモグ……」

弟「おいちぃ♪」

姉「うへっうへへっ!」

こうして本日の晩餐は幕を閉じた。

短編その4 鍋姉弟(湯豆腐編)おわり
909 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(山形県) [saga]:2011/11/11(金) 11:26:46.25 ID:2y18x6eNo
しくしく……あとちょっとだったのにぃ〜

ちっぱいしました(T.T)
910 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(山形県) [saga]:2011/11/12(土) 19:45:24.04 ID:LDOAJRgLo

短編その4 鍋姉弟(すき焼き)

―――[アホ姉弟の家・和室]―――

アホ姉弟が炬燵に入り、鍋を囲んでいる。

姉「弟君、今日はすき焼きよ!」

弟「わーい! すっき焼きすっき焼き♪」ルンルン

ジュー……

弟「姉様、お鍋が熱くなりました」

姉「うん、そうね。 それじゃ、牛脂を入れましょう!」

ジュー……

弟「wkwk」

姉「お肉を入れるわね」

ジュー

弟「姉様、早く砂糖を振って!」

姉「うん! じゃ、パラパラァ〜」

弟「お醤油、ジャー! 日本酒ドバァ〜!!」

ジュー……

姉「うわぁ〜、良い匂いぃ〜」

弟「今です、姉様! お肉を取りましょう!」

姉「いやいや、弟君。 まだ火が通って無いわ!」

弟「何言ってるんですか、姉様! 今が最高の食べ頃なんすよ!」

姉「ダメよ! お腹壊したらど〜するのっ!!」

弟「わっ!! これ以上火が通ったらお肉がダメになるっ!!」パッ

姉「あーーーーーーーっ!! だ、ダメぇぇーーーーーーっ!!」

チョン

弟は卵にお肉を潜らせた。

弟「くっくっくっ…… 旨そう……」ジュルリ

姉「い、いやあああぁぁーーーーーーーーーーーーーっ!!!」

911 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(山形県) [sage saga]:2011/11/12(土) 19:46:19.57 ID:LDOAJRgLo

弟「ぱくっ……ムシャムシャ……ゴクン……んまいっ!!」

姉「お、弟君が……お姉ちゃんの言う事聞かないで……グスッ……」ジワッ

弟「ね、姉様っ!?」

姉「生のお肉たべちゃったああぁぁーーーーーーーっ!!」ポロポロ

弟「は?」

姉「わああぁぁーーーっ!! 弟君がグレたああぁぁーーーーーっ!!」ポロポロ

弟「ええぇぇーーっ!?」ドキッ

姉「うええぇぇーーーんっ!! 弟君がお腹壊しちゃうよぉぉーーーっ!!」ポロポロ

弟「あわわ……」オロオロ

姉「なんで私を心配させる事ばかりするのっ!!弟君のバーーーカッ!!」ポロポロ

弟「(じょ、上等な霜降りのお肉なのに……でも仕方が無い)」チラッ

姉「お、弟君……ヒクッ……お姉ちゃんの……ゆ〜事聞かなきゃダメ……グスッ……なんだよ!」ポロポロ

弟「姉様ぁ〜! 落ち着いて下さい! 姉様の言う通りにしますから!」

姉「ほ、ほんと?」

弟「ご、ごめんね、姉様。 俺が間違ってました」

姉「うん……弟君、あんまりお姉ちゃんを心配させちゃダメだからね……グスッ……」

弟「じゃ、姉様。 すき焼き作りましょ」

姉「うん! すき焼きすき焼きぃ〜」

912 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(山形県) [sage saga]:2011/11/12(土) 19:47:21.22 ID:LDOAJRgLo

姉「はふはふ……」

弟「はふはふ……」

気を取り直したアホ姉弟が、炬燵に入って仲良くすき焼きをつついている。

弟「ふぅ〜、姉様。 すき焼きは美味しいですね」

姉「そうね、弟君。 すき焼きは至高だわ」

弟・姉「はふはふ……」

弟「あ〜、美味しかった! ご馳走様でした、姉様」

姉「ねえ、弟君。 春菊残ってるよ」

弟「えっ……これって食べ物なんですか?」しれっ

姉「は?」

弟「……ご馳走様でした」

姉「ちょっと待って! もしかして、春菊残そうとしてる!?」

弟「えっ……なんの事ですか?」しれっ

姉「お・と・う・と・く・ん?」ギロッ


弟「……ごめんなさい」

913 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(山形県) [sage saga]:2011/11/12(土) 19:48:55.49 ID:LDOAJRgLo

姉「まったく……お姉ちゃんいつも言ってるじゃない。 好き嫌いはダメだって!」

弟「でも……これはホントに無理です」

姉「しょうがないなぁ〜 弟君、それ頂戴!」

弟「あっ……すみません。 姉様が食べてくれるんですね」

姉「ふふふっ…… 弟君弟君弟君……」チョイチョイ

弟を手招きする。

弟「は、はい」チョコン

そしてアホオトは姉の隣に座る。

姉「はむっ……ムシャムシャ……」

弟「?」

姉「モシャモシャ……」ニヤリ

弟「!」

姉「むちゅっ!」

弟「!!!?」

姉「みちゅ…… ぷちゅっ ……ぷはっ! うへへっ!」

弟「もぐもぐ……ごくん…… ぐっ……卑怯だよ、姉様ぁ〜」ブー ブー

姉「うへっうへへっ!」

こうして本日の晩餐は幕を閉じた。

短編その4 鍋姉弟(すき焼き) おわり

914 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(山形県) [sage saga]:2011/11/12(土) 19:50:41.04 ID:LDOAJRgLo

しゅき焼き食べたひ……

ロリイモ達の事は来週で……

お疲れでした〜




はて……このスレ内で終われるかしら?
915 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です) [sage]:2011/11/12(土) 20:56:01.17 ID:WaHiTT4uo
916 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(鹿児島県) [sage]:2011/11/12(土) 23:05:24.36 ID:IqeCvRtR0
おいついたー

一日で全部読んでしまった……

まあ後悔はぜんっぜんしてないけどね
917 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(チベット自治区) [sage]:2011/11/13(日) 01:46:14.67 ID:27ZD9ld0o
うん、あいかわらずの変態っぷりで安心した
918 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(山形県) [sage saga]:2011/11/19(土) 15:33:46.32 ID:23LG+kw3o
すんません! 更新は明日で……
919 :妹「お兄様!今度と言う今度は許しませんっ!!」 [saga]:2011/11/20(日) 19:25:30.03 ID:4rSAA+Ujo

翌日……

―――台所―――

妹「薄力粉が100g……と、ベーキングパウダー少々……」

ロリイモが何かを作っている。

妹「えぇ……っと。 これをふるいにかけて……」フルフルフル

妹「よし! ダマが無くなりましたわ」

どうやら、クッキーの生地の下ごしらえをしている様だ。

妹「次に、溶かしバターをクリーム状になるまでかき混ぜて……」

泡立て器がボールに当たる軽快な金属音が台所に響き渡る。

妹「はぁ……疲れますわ。 でも……頑張りますわ!」

〜〜〜〜しばらく時間経過〜〜〜〜

妹「出来ましたわ!」

妹「……と、ここで砂糖をドバァ〜」ザラザラ

妹「そしてさっくりと混ぜた後、卵を投入してぇ〜」チョロチョロ……

妹「ここで、バニラエッセンスをちょいちょい……」

妹「おいしくなぁ〜れぇ〜♪」

920 :妹「お兄様!今度と言う今度は許しませんっ!!」 [sage saga]:2011/11/20(日) 19:26:17.31 ID:4rSAA+Ujo

一方の兄は……

――アホ兄の部屋―――

兄「ふむ……」

何かの資料を手に取り、難しい顔をしている兄。

兄「やはり私の思った通りだ。 これでは採算が獲れんぞ……」

どうやら勝手に会社の決算書を見ている様だ。

兄「くっくっくっ…… ついに私が表舞台に立つ時が来たようだ……」ニヤリ

猫「にゃ〜?」

そして、またもや良からぬ事を企んでいるらしい。

……とそこへ

コンコン

兄「?」

妹『お兄様、今宜しいですか?』

兄「ああ」

ガチャッ

921 :妹「お兄様!今度と言う今度は許しませんっ!!」 [sage saga]:2011/11/20(日) 19:26:58.72 ID:4rSAA+Ujo

妹「失礼しますわ」

妹がお盆の上に先程作っていたクッキーと紅茶を乗せてやって来た。

兄「…………」

ところが兄は怪訝な顔をする。

妹「な、なんですの?」

兄「いや……どうした?」

妹「はい?」

兄「おまえが私の部屋に来るなんて」

妹「別に……」プィッ

兄「ふむ……」

妹「な、なんですの!」

兄「いやなに……なんでもないさ」

922 :妹「お兄様!今度と言う今度は許しませんっ!!」 [sage saga]:2011/11/20(日) 19:27:35.51 ID:4rSAA+Ujo

兄「…………」

妹「…………」

兄は椅子に座り、妹は兄のベッドに腰掛けクッキーを食べている。

兄「ふむ……」

妹「…………(ど、どうかな?)」ドキドキ

妹は兄をちらちら見ながら様子を窺っている。

兄「旨いな……」

妹「ふふっ……」

二人の間に和やかな空気が流れる。

兄「…………」

妹「(こうして黙っていると素敵な殿方なのに……)」チラッ

無言で妹お手製のクッキーを食べる兄をじっと見つめるロリイモ。

妹「(はぁ〜 なんでしょう、この気持ち……)」ドキドキ

兄「…………」

妹「(って、ダメですわ! この方はお兄様ですのよ!)」フルフル

923 :妹「お兄様!今度と言う今度は許しませんっ!!」 [sage saga]:2011/11/20(日) 19:28:15.89 ID:4rSAA+Ujo

兄「……? どうした?」

妹「!! ななななんでも無いですわっ!!」アセアセ

兄「! ……」ニヤリ

妹「!?」

兄「私に惚れたか? ん?」ニヤニヤ

妹「!!!」ギクッ

924 :妹「お兄様!今度と言う今度は許しませんっ!!」 [sage saga]:2011/11/20(日) 19:29:03.09 ID:4rSAA+Ujo

妹「そそそそんな事は、けけけ決して断じてありえませんわっ!!」

兄「はっはっはっ! 嘘はいかんぞ嘘は」ニヤニヤ

妹「で、ですからっ!!」

兄「妹は本当にわかりやすいなぁ〜」ナデナデ

妹「っ!! あ、頭を撫でないで下さいっ!!」ドキドキ

兄「ふむ…… では仕方がない」すっ

妹「あっ……」

兄「なんだ?」

妹「べ、別に……」プィッ

兄「そうか……」

そんな感じで言い争いをしていると……

カチャッ

妹・兄「!」

猫「にゃ〜」トコトコ

猫がドアを押しのけやって来た。

925 :妹「お兄様!今度と言う今度は許しませんっ!!」 [sage saga]:2011/11/20(日) 19:29:39.00 ID:4rSAA+Ujo

兄「おぉ! みぃちゃん♪」

妹「むっ!」イラッ

猫「むみゃ〜」ピョンッ

兄「おっ! これこれ!」

猫は兄の膝の上に飛び乗った。

妹「むぅ〜……」イライラ

猫「なおぉ〜ん……」スリスリ

兄「いやぁ〜 みぃちゃんはホントに可愛いなぁ〜」ナデナデ

妹「むむむ……」イライライラ

猫を可愛がっている兄を見ながら指を咥えるロリイモ。

兄「何処かの誰かさんと違って」チラッ

妹「!」

926 :妹「お兄様!今度と言う今度は許しませんっ!!」 [sage saga]:2011/11/20(日) 19:30:18.74 ID:4rSAA+Ujo

兄「みぃちゃんは素直で可愛いなぁ〜」ナデナデ

猫「なおぉ〜ん///」

妹「お、お兄様のバカァァーーーーーーーッ!!!」ジワッ

兄「あっ……!」

妹「わあぁぁーーーんっ!! バーーーカ! バカバカバーーーーカッ!!!」タッタッタッ

兄「し、しまった!」

妹が駆け足で兄の部屋を出て行った。

兄「やり過ぎた……か……」

猫「みにゃ〜?」

兄「ま、いっか。 みぃちゃん、散歩に行くぞ♪」カチャカチャ

猫「ふにゃ?」

アホがまたアホな事をし始めた。

ガチャッ

兄「おしゃんぽ、おしゃんぽぉ〜♪」スタスタ

猫「ふにゃあぁぁ?」カリカリカリ

猫にリードをつけ颯爽と部屋を後にした。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

―――[妹の部屋]―――

妹「にゃ〜……」

927 :妹「お兄様!今度と言う今度は許しませんっ!!」 [sage saga]:2011/11/20(日) 19:31:32.58 ID:4rSAA+Ujo

翌日……

―――[学校・妹のクラス]―――

ガヤガヤ……

妹「…………」

妹「あぁ……本当に嫌になりますわ」

昨夜の件でロリイモは苛立っていた。

妹友「おはよう……」

妹「あっ……”都合の良い友達A”……」

妹友「……なに?」ピクッ

妹「! な、なんでもないですわ!」

妹友「それよりもあなた、公民のレポートどのテーマで書いたの?」

妹「公民のレポート?」キョトン

妹友「…………」

妹「えっ……なにそれ?」

どうやらアホイモは失念……と言うか、すっかり忘れていた様子。

妹「……どうしましょ〜(゚ー゚;)」

928 :妹「お兄様!今度と言う今度は許しませんっ!!」 [sage saga]:2011/11/20(日) 19:32:20.78 ID:4rSAA+Ujo

妹友「いいわ…… 特別に見せてあげる」ニヤッ

妹「良いんですの? うわぁ〜ありがとぉ〜♪」

妹友「ちゃんと先生の話は聞いてないと……ね」

妹「流石が”都合の良い友達A”ですわ!」カキカキ

妹友「ね、ねぇ、さっきからなんなの?」

妹「うふふっ! 楽勝ですわ!」カキカキ

妹友「良いのよ…… 今はそれでも……」ニタッ

妹「妹友?」

妹友「ふふっ…… 何時まで……」

妹「えっ?」


妹友「何時まで私達、友達でいられるかしら?」ボソッ

929 :妹「お兄様!今度と言う今度は許しませんっ!!」 [sage saga]:2011/11/20(日) 19:33:00.51 ID:4rSAA+Ujo

妹「? な、何を言ってるの……」

妹友「ふふっ……さあね……」ニタニタ

妹「ねぇ……妹友……」

ガラッ

教師「おはよう〜」

妹友「あら……先生が来たわね」トコトコ

妹「ちょっ……まだ話は終わって……!」

教師「こらっ!! 席に着きなさい!」

妹「は、はい……」

妹友「…………」ニタァ〜

930 :妹「お兄様!今度と言う今度は許しませんっ!!」 [sage saga]:2011/11/20(日) 19:33:49.76 ID:4rSAA+Ujo

放課後……

―――[校門]―――

妹「ねぇ……妹友……」

妹友「なぁに?」

妹「あ、朝の話なんだけど……」

妹友「あら……朝の話って?」

妹「あ……い、いや……そ、そのぉ〜」

妹友「ふふっ……」

妹「…………」

妹友の朝の言動が気になり彼女に尋ねるが、はぐらかされる妹。

と、そこに……

?「やぁ!」

妹「!」

妹友「こんにちは、兄先輩」

931 :妹「お兄様!今度と言う今度は許しませんっ!!」 [sage saga]:2011/11/20(日) 19:34:31.77 ID:4rSAA+Ujo

妹「お、お兄様?」

兄「ふむ……妹も一緒かね」

妹友「あら……その様子だと待たせてしまったみたいですわね」

兄「いや、私も今しがた来たところだ」

妹「えっと……お兄様、妹友と待ち合わせを?」

兄「ふむ!」

妹友「では行きましょう」

妹「!!」

兄「では、妹よ。 おそらく帰りは遅くなるかも知れんので夕飯は適当に済ませてくれ」

妹「えっ……えっ……!?」」

兄「みぃちゃんのごはんも宜しく頼む」

妹「あ、あの……!」

困惑する妹を気にせず、話を捲し立てる兄。

妹友「妹……また明日……」ニタァ〜

妹「!!!」ゾクッ


兄「さて、これからどうしようか?」スタスタ

妹友「そうですね……」スタスタ


妹「えっ……なに……それ……」

去りゆく兄と妹友の後ろ姿を、只呆然と眺めている事しか出来ない妹であった。

__________
______
___

932 :妹「お兄様!今度と言う今度は許しませんっ!!」 [sage saga]:2011/11/20(日) 19:35:15.99 ID:4rSAA+Ujo

―――[アホ兄妹の家・妹の部屋]―――

妹「…………」

机に座り、呆然としている妹。

妹「(い、一体どう言う事ですの…… どうしてお兄様とあの子が……!)」

別れ際の楽しげな様子だった兄達を振り返り、疑惑を募らせる。

妹「(ま、まさか……お、お兄様とあの子……!)」ドクンドクン


妹「…………」


妹「……と言うか、なんでわたくしこんな事で悩んでますの?」

妹「い、良いじゃない! お、お兄様と妹友がおおお……お付き合いし、したって……!」ズキッ

妹「な、なのに……  なんですの……この気持ちは……!」ドキドキ

妹「わ、わたくしは……お、お兄様のこ、ことなんて……」

妹「そ、それに…… わ、わたくしと、お、お兄様は、け、決してむ、結ばれない……訳ですし……!」


妹「えっ……な、何言ってるの…… ヤダ…… な、なんなの……」


妹「わたくし……一体どうしてしまったと言うの……!?」

兄へ対して募る感情を否定する。

933 :妹「お兄様!今度と言う今度は許しませんっ!!」 [sage saga]:2011/11/20(日) 19:36:05.21 ID:4rSAA+Ujo

夜……

―――[アホ兄妹の家・リビング]―――

妹「…………」ペラペラ

ソファーに座り、読書をしている妹。……とそこに

ガチャッ

兄「ただいまぁ〜」

妹「あっ! おかえりなさいませ」

兄「みぃちゃんへごはんはやってくれたかな?」

妹「あ……はい……(えぇ……↓ 第一声がみぃちゃんの心配なのぉ〜)」シュン

兄「みぃちゃん、ただいまぁ〜」スタスタ

猫「にゃあぁ〜♪」

妹「(こいつ……速攻でみぃちゃんを抱きに行きやがりましたわ!)」イラッ

またもや猫に嫉妬するアホイモだった。

兄「ん? どうした妹?」

妹「べ、別に!」プィッ

兄「! ははぁ〜ん」ニヤッ

妹「な、なんですのっ!?」

兄「おまえも抱っこして欲しいんだな。 ん?」ニヤニヤ

妹「!!!」ドキッ

934 :妹「お兄様!今度と言う今度は許しませんっ!!」 [sage saga]:2011/11/20(日) 19:36:48.41 ID:4rSAA+Ujo

妹「どどど、どうしてそうなるんですのっ!!?」

兄「またまたぁ〜 しらばっくれおって!」スタスタ

妹「なな、なんですのっ!」

兄「くっくっくっ……」ガシッ

含み笑いを浮かべながら妹の腰に手を当てるアホ兄。

妹「きゃっ!?」

兄「ほぉ〜ら、たかいたかぁ〜〜い♪」

妹「!! ま、また子供扱いしてっ!! こ、今度と言う今度は許しませんよっ!!」アセアセ

兄「はっはっはっ!! その割には顔が綻んでるぞ!」ニヤニヤ

妹「えっ!? そ、そんな筈はっ!?」

兄「そうかそうか……」ウンウン

妹「な、なんなんですか貴方は///」

そう言いながらも満更でもないロリイモだった。

935 :妹「お兄様!今度と言う今度は許しませんっ!!」 [sage saga]:2011/11/20(日) 19:37:20.34 ID:4rSAA+Ujo

兄「いやぁ〜 妹は可愛いなぁ〜」

妹「っ///」ドキッ

そんな感じでアホ兄妹達がジャレていると……

猫「なぁ〜お……」カリカリ

妹「!」

猫が寂しそうな様子で兄の右足を引っ掻きだした。

兄「おぉ! すまんすまん」シュタッ

妹「えっ!?」

兄「みぃちゃんも抱っこして欲しいか!」

猫「にゃあ〜♪」

そして妹を降ろし、猫を抱いた。

妹「…………(こ、この泥棒猫があぁぁーーーっ!!)」イライライラ


936 :妹「お兄様!今度と言う今度は許しませんっ!!」 [sage saga]:2011/11/20(日) 19:38:32.27 ID:4rSAA+Ujo

翌日

―――[学校・妹のクラス]―――

ガヤガヤ……

妹「…………」

席に着き、本を読んでいる妹。……と、そこに

妹友「おはよう、妹」

妹「…………」

挨拶する妹友を無視する。

妹友「あら……今日は御機嫌斜めなのかしら?」クスクス……

妹「……なにがおかしいんですの?」

妹友「ふふっ。 気に障ったらごめんなさい。 悪気は無いつもりよ」ニタニタ

白々しいセリフを並べる妹友だった。

妹「……それで、昨日はお兄様とどうしたの?」

妹友「そうね。 そろそろ冬物が欲しいから兄先輩に付き合って貰っただけよ」

妹「!! な、なんで貴方の服を選ぶのに、お兄様を付き合わせるの!?」

妹友「ふふっ。 兄先輩はセンスが良いからね」ニタニタ

妹「センスが良いって……あの人は家の中でもスーツ着てる変人ですわよ!」

注:>>76 参照

妹友「あら……貴方だって人の事言えないでしょ」ニヤリ

妹「ゔっ!」ギクッ

注:>>78 参照

937 :妹「お兄様!今度と言う今度は許しませんっ!!」 [sage saga]:2011/11/20(日) 19:39:35.52 ID:4rSAA+Ujo

妹「そ、そうですわ! で、その後はどうしたのかしら?」

妹友「そうね。 私の家に行って少しお話をしたわ」

妹「へ、へぇ〜」

妹友「それから、夕食を振舞ったわ」

妹「!!(い、妹友の手料理!)」

妹友「兄先輩、よっぽどお腹が空いてらしたのね。 私が作ったごはんを沢山召し上がったわ」

妹「…………」

妹友「そうそう……知ってる? 兄先輩はロールキャベツが好きなのよ」

妹「…………」

妹友「あんなに美味しそうに食べて下さるんだから、私も作りがいがあるわ」ニタァ〜

なにやら勝ち誇った態度で愉快そうに話す妹友。

妹「そう……」ガタンッ

妹友「あら……どうしたの妹?」ニタニタ

妹「体調がすぐれませんわ…… 帰らせて貰います」

妹友「あら、お大事に」ニタニタ

妹「先生にはそう言ってくれます?」

妹友「えぇ……そう伝えておくわ」

938 :妹「お兄様!今度と言う今度は許しませんっ!!」 [sage saga]:2011/11/20(日) 19:40:31.28 ID:4rSAA+Ujo

―――[アホ兄妹の家・リビング]―――

ガチャッ

妹「…………」

妹「い、一体なんなの……!」

妹友に挑発され、何故か帰宅したロリイモ。

妹「お兄様……妹友……」

妹「ムカつきましたわ。 あれはわたくしに対する宣戦布告に違いありませんわ!」

妹「お兄様は……ロールキャベツ……」

妹「ロールキャベツか……  …………!」フルフル

妹「べ、別にお兄様の好物だから作るんじゃありませんわ」

妹「そうですわ! 今日はわたくしがロールキャベツ食べたいから作るんですわ!」

誰も居ないリビングで言い訳をするアホイモ。

妹「えっと……お買い物に行かなくちゃ。 ロールキャベツは挽肉とぉ……」

__________
______
___

939 :妹「お兄様!今度と言う今度は許しませんっ!!」 [sage saga]:2011/11/20(日) 19:42:08.39 ID:4rSAA+Ujo

お昼……

―――[アホ兄妹の家・リビング]―――

妹「ふふっ。 やっと出来ましたわ」

テーブルにはロールキャベツ、更に……

妹「残念でしたわね。 お兄様はロールキャベツの他にミートパイも好きですのよ!」

何故か勝ち誇った様子のロリイモ。

妹「さて、今日はお兄様、お昼に帰って来る筈ですわ」

妹「お兄様驚くに違いありませんわ……

  お兄様『おぉ! どうしたんだ?』

  わたくし『あら、お帰りなさいませお兄様』

  お兄様『ふむ……良い香りだな。 ところで学校はどうした?』

  わたくし『そんな事はどうでも良いですわ。 お昼御飯を食べましょう』

  お兄様『そうだな。 では頂くとするか』

  と、こうなりますわ」

随分と都合の良い展開を妄想するアホイモだった。

940 :妹「お兄様!今度と言う今度は許しませんっ!!」 [sage saga]:2011/11/20(日) 19:42:57.72 ID:4rSAA+Ujo

妹「そしてお兄様はわたくしの手料理を食べてこう仰る!

  お兄様『ふむ…… 旨いな』

  わたくし『ふふっ』

  お兄様『妹友君よりもおまえの方が上だな』

  わたくし『当然ですわ』

  お兄様『いずれ嫁に出さねばならんと思うと惜しいものだな』

  わたくし『お兄様さえ宜しければ、わたくしはずっと残っても良くってよ』

  お兄様『! 今言った事に嘘偽りは無いな?』パアァ

  わたくし『えぇ…… 女に二言はございませんわ』

  お兄様『そうかそうか! いやぁ〜良かった良かった!』

  わたくし『はぁ〜 困ったお兄様ですわね』

  と、こうなりますわ!!」

本当に都合の良い展開を妄想する極めつけのアホだった。


941 :妹「お兄様!今度と言う今度は許しませんっ!!」 [sage saga]:2011/11/20(日) 19:44:56.17 ID:4rSAA+Ujo

ロリイモの妄想は留まるところを知らない。

妹「そして、お兄様は欲情し、わたくしを襲うに違いありませんわ。

  お兄様『ならば、私達は本当の意味で夫婦にならねばならんな』

  わたくし『お兄様、何を仰っているんですか?』

  お兄様『くっくっくっ……』

  わたくし『お兄様?』

  お兄様『幸いここに居るのは私とおまえの二人だけ……』

  わたくし『あ、あのぉ〜』

  お兄様『覚悟は良いな?』

  わたくし『か、覚悟ってなんですの?』

  お兄様『いただきま〜す』

  わたくし『いやあぁぁーーーっ!! お兄様、や、やめてっ!!』

  お兄様『良いではないか! 良いではないか!』

  わたくし『あーーーっ!! そんなとこ触っちゃダメえぇぇーーーっ!!』

  」

妹「…………」

妹「ジュルリ……」

妹「し、仕方の無いお兄様ですわね///」

妹「うへっうへへっ!」

その上、あの”気持ちの悪い”笑い声まで上げ始めた。


妹「さて! お兄様が帰って来るのを待ちましょう」ルンルン

上機嫌で食卓に着くアホイモだった。

妹「はぁ〜やく帰って来ないかなぁ〜♪」

942 :妹「お兄様!今度と言う今度は許しませんっ!!」 [sage saga]:2011/11/20(日) 19:45:51.89 ID:4rSAA+Ujo

〜〜〜〜〜1時間後〜〜〜〜〜

チクタク……チクタク……

妹「まだかな まだかなぁ〜♪」




〜〜〜〜〜2時間後〜〜〜〜〜

チクタク……チクタク……

妹「まだかな……まだかなぁ……」




〜〜〜〜〜3時間後〜〜〜〜〜

チクタク……チクタク……

妹「まだ……かなぁ……」




〜〜〜〜〜4時間後〜〜〜〜〜

チクタク……チクタク……

妹「お、遅いなぁ……」




〜〜〜〜〜5時間後〜〜〜〜〜

チクタク……チクタク……

妹「…………」

943 :妹「お兄様!今度と言う今度は許しませんっ!!」 [sage saga]:2011/11/20(日) 19:46:40.01 ID:4rSAA+Ujo

〜〜〜〜〜6時間後〜〜〜〜〜

チクタク……チクタク……

妹「…………」

ピピピッ

妹「!」

例のポケベルが鳴った。

妹「えっと……お兄様から?」


ポケベル『オソクナル メシクッテロ』

妹「…………」

944 :妹「お兄様!今度と言う今度は許しませんっ!!」 [sage saga]:2011/11/20(日) 19:47:32.46 ID:4rSAA+Ujo

夜……

―――[アホ兄妹の家・リビング]―――

ガチャッ

兄「ただいまぁ〜」

妹「…………」

兄「? お、おい……」

妹「おかえりなさいませ……」

兄「あ、あぁ……」

妹「…………」

食卓にはすっかり冷めてしまった料理が並んでいた。

兄「おや……?」

妹「…………」

そして、妹は無言で料理を見つめている。

兄「まだ食べてなかったのか……」

妹「わたくしがどうしようとお兄様に関係がございまして?」

兄と目を合わせず口を開く。

兄「……どうした?」

妹「別に……」

不機嫌な様子で素っ気ない返答を返す。

945 :妹「お兄様!今度と言う今度は許しませんっ!!」 [sage saga]:2011/11/20(日) 19:48:21.34 ID:4rSAA+Ujo

妹「それで、お兄様。 今日はどちらに?」

兄「うむ。 兄友の家にお邪魔していた」

妹「そうですか……それで、 夕食はどうなさったの?」

兄「ふむ。 妹友君に御馳走になった」

妹「へぇ〜 そうなんだ……」

兄「いや、だから言ったではないか。 夕飯は……

妹「さぞかしあの子の手料理は美味しかったのでしょうね……」ボソッ

兄「……棘のある言い方だな」

妹「気のせいですわ……」

なにやら険悪な雰囲気が漂う。

946 :妹「お兄様!今度と言う今度は許しませんっ!!」 [sage saga]:2011/11/20(日) 19:49:10.04 ID:4rSAA+Ujo

兄「……今日はなにもやっておらん筈だが」

注:なにもやってない……いつも妹をからかって遊ぶ事。

妹「ご自分の胸に手を当てて考えたらいかが」

兄「! ……なにに対して怒っているのか知らんが……もうよい!」

妹「……どちらへ?」

兄「寝る!」スタスタ

妹「おやすみなさい。 お兄様……」

ガチャッ

兄は自室へと帰って行った。

妹「…………」

妹「……いただきます」

妹「…………」モシャモシャ



妹「……グスン……」

947 :妹「お兄様!今度と言う今度は許しませんっ!!」 [sage saga]:2011/11/20(日) 19:50:34.45 ID:4rSAA+Ujo

翌朝……

―――[リビング]―――

兄「ふむ……」コポコポ

部屋中に焙煎されたコーヒーの香りが漂う。

兄「やはり朝はこれだな」

と、そこに……

ガチャッ

妹「…………」トコトコ

兄「おぉ! おはよう」ニコッ

妹「……おはようございます」

兄「元気が無いな…… 」

妹「お兄様には関係ございませんわ」

兄「ふむ…… 昨日は済まなかったな」スッ

そう言ってコーヒーを差し出す兄。

妹「……わたくし、紅茶の方が好きですわ」

兄「むぅ……」

ちょっと悲しそうな顔をする兄だった。

妹「……い、いただきます」

ロリイモも空気を読んでコーヒーに口を付けた。

948 :妹「お兄様!今度と言う今度は許しませんっ!!」 [sage saga]:2011/11/20(日) 19:51:31.93 ID:4rSAA+Ujo

兄「ふむ。 旨いな……」

妹「…………」

兄「そう言えば…… 昨日は早退したそうだな」

妹「えぇ……」

兄「今日は大丈夫、なのか?」

妹「えぇ……」

兄「おい……」

妹「えぇ……」

気の無い返答を繰り返すロリイモだった。

兄「ふむ……」コトッ

妹「…………」

兄「えいっ!」ピシッ

妹「いたっ!!?」

949 :妹「お兄様!今度と言う今度は許しませんっ!!」 [sage saga]:2011/11/20(日) 19:53:09.91 ID:4rSAA+Ujo

妹「なな、何をするんですか貴方はっ!?」

兄「いや……だっておまえ私の話聞いてなかったしぃ〜」

妹「だからってデコピンする意味がわかりませんわ!」

兄「ふむ……ではこうしよう」スッ

妹「!!」

兄「」チュッ

妹「!!!!!」ドキッ

兄「はっはっはっ!! どうした妹よ!」

妹「なななな……なんて事をするんですか貴方はっ!!!」

兄「えっ? だってデコピンじゃなきゃ良いんだろ?」ニコッ

妹「っ/// ……あぁもぉっ!! お兄様のバーーーーーーーカッ!!」ガタンッ!!

兄「お、おい……」

妹「バーーーーーーーーーカッ!! 行って来ますわっ!!」タッタッタッ

ガチャッ

兄「…………」

兄「くっくっくっ……本当に面白い奴だな」

950 :妹「お兄様!今度と言う今度は許しませんっ!!」 [sage saga]:2011/11/20(日) 19:53:51.86 ID:4rSAA+Ujo

妹「くぅ〜/// どうしてあの人はいつもいつも……」

顔を真っ赤にし、玄関へと向かう妹。

とそこに……

ガチャッ

妹「!!」

?「おっ!」

白髪交じりの上品な男性が入って来た。

妹「お、お父様っ!?」ドキッ

951 :妹「お兄様!今度と言う今度は許しませんっ!!」 [sage saga]:2011/11/20(日) 19:54:30.02 ID:4rSAA+Ujo

爺「今から登校か?」

妹「お、お父様。 こんな時間にどうされたの?」

爺「あぁ、ちょっと兄に話があっての……」

妹「お兄様でしたらリビングに居ますわ」

爺「そうかそうか! じゃ行ってらっしゃい」ニコッ

妹「御機嫌よう」ペコッ

爺「さて……あのバカ息子になんと説明すれば良いじゃろうか……」ブツブツ

妹「…………」チラッ



妹「…………」ピョコピョコ

952 :妹「お兄様!今度と言う今度は許しませんっ!!」 [sage saga]:2011/11/20(日) 19:55:46.77 ID:4rSAA+Ujo

―――[リビング]―――

兄「はっはっはっ! やはりあいつをからかって遊ぶのは面白いな」

葉巻を手に取り、火を付ける。

兄「ふむ……」チリチリ……ポハァ〜

とそこへ……

ガチャッ

兄「!」

?「なにをやっている?」

兄「父上?」

爺「ワシの葉巻を勝手に吹かしおって! 良い身分だな……」イライラ

兄「あれ? おまえ会社に行ったんじゃないの?」

爺「バカもんっ!! 親に向かっておまえとはなんだっ!!」

兄「ふむ……では言い直そう。 老いぼれ、会社はサボリか?」

爺「ばっかもーーーーーーーーーーんっ!!!」クワッ

兄「!!? なんだこのプレッシャーはっ!?」ゾクッ

953 :妹「お兄様!今度と言う今度は許しませんっ!!」 [sage saga]:2011/11/20(日) 19:56:38.79 ID:4rSAA+Ujo

爺「……おまえと会話してると非常に疲れる……」

兄「奇遇だな。私もだ」ニコッ

爺「……まあいい……後でワシの部屋に来なさい」

真剣な表情に変わる。

兄「なに?」

爺「大事な話がある」

兄「……もしや会社の話かっ!?」

爺「んん?」

兄「だったら早い方が良い! ジジイ、今すぐ引退しろっ!!」

爺「!!」カチン

954 :妹「お兄様!今度と言う今度は許しませんっ!!」 [sage saga]:2011/11/20(日) 19:57:35.69 ID:4rSAA+Ujo

兄「だってさ、おまえトップとして全然ダメだもん」

爺「…………」ムカムカ

兄「悪い事言わんからさっさと経営権を私に渡せ」

爺「き、貴様……」ムカムカ

兄「私さぁ〜おまえの会社が乗っ取られるんじゃないかといつも心配しておるのだ」

爺「!!」プチプチプチ

兄「ジジイ、頭がパァーだから、案外役員共にコロッと騙され……」

爺「かあぁーーーーーーーーーーーーーつっ!!!!」ブスッ

アホ兄が何かを言い終える前に、サミングを喰らわす

兄「ぎゃああぁあぁーーーーーっ!!! 目がっ!!目がああぁぁーーーっ!!!?」ゴロンゴロン

床を転がりまわるアホ兄。

爺「なんでこんなアホがワシの後継者なんじゃろう……」

頭を抱える爺だった。

955 :妹「お兄様!今度と言う今度は許しませんっ!!」 [sage saga]:2011/11/20(日) 19:58:46.04 ID:4rSAA+Ujo

―――[爺の書斎]―――

兄「それで……用件はなにかね?」プカプカ

葉巻を吹かし、あろうことか爺の椅子に腰かけるアホ兄。

爺「貴様…… なんじゃその態度はっ!!」ムカッ

兄「この私、兄がおまえの話を聞いてやろうと言うのだぞ!」

机に足を投げ出し、偉そうに尋ねるアホ兄。

爺「……! もうよいっ!!そのままで聞けいっ!」ドカッ

爺の方が先に折れてしまった。渋々来客用のアームチェアに腰掛ける。

兄「ふむ……(つまらん……ま、いっか)」チリチリ……ポハァ〜

爺「結論から先に言う。ワシと母さん(婆)は血が繋がっている」

兄「ん?」

爺「おまえ達には秘密にして来たのじゃが、色々事情云々……」

注:最終話でやったので端折ります。

兄「……なんだ、その事なら知っているぞ」

爺「なんじゃとっ!!!?」ガタンッ!!

仰け反らんばかりに驚く爺。

956 :妹「お兄様!今度と言う今度は許しませんっ!!」 [sage saga]:2011/11/20(日) 20:00:49.29 ID:4rSAA+Ujo

一方……

―――[爺の書斎の前]―――

妹「…………」コソコソ

爺の様子が気になり書斎の前をウロウロするロリイモ。

妹「な、なに話してるんだろ……」

壁に耳を近づけるロリイモ。

妹「べ、別にこれは盗み聞きじゃございませんわ……」

妹「ただ、ちょぉ〜〜〜っと耳を冷やそうと思ってるだけですわ」

妹「あ〜 気持ち良いですわ」ピトッ



爺『なんじゃとっ!!!?』ガタンッ!!


妹「!!?」ドキッ

957 :妹「お兄様!今度と言う今度は許しませんっ!!」 [sage saga]:2011/11/20(日) 20:02:25.65 ID:4rSAA+Ujo

―――[爺の書斎の前]―――

妹「えっ……ど、どうしたのかしら……」ドキドキ


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

―――[爺の書斎]―――

兄「はっはっはっはっ!! ジジイ、私を舐めるなッ!!」

爺「……何時からじゃ……」カタカタカタ

小刻みに震えだす。

兄「ん〜、初等部(小学生)の頃かな?」

爺「なっ!!?」ギクッ

兄「ヒマだったからおまえの秘密の部屋に忍び込んで色々見た♪」

そう言って何かの鍵を見せる。

958 :妹「お兄様!今度と言う今度は許しませんっ!!」 [sage saga]:2011/11/20(日) 20:03:03.73 ID:4rSAA+Ujo

―――[爺の書斎の前]―――

妹「??? 秘密の部屋? な、何を仰ってるの……!」ドキドキ


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

―――[爺の書斎]―――

爺「なにっ!?そ、それは……」オロオロ

兄「これで最後だ! インディグネ……」

爺「何を言っておるっ!?」

訳のわからない事を言おうとしたアホ兄だった。

兄「はっはっはっ!! ゲームのワンシーンの真似だ!」

爺「(疲れる……)」ガクッ

再度、頭を抱える爺だった。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

―――[爺の書斎の前]―――

妹「……ほんとに疲れますわ……」ガクッ

そして、外のデバガメ(?)も肩を落とした。

959 :妹「お兄様!今度と言う今度は許しませんっ!!」 [sage saga]:2011/11/20(日) 20:03:40.23 ID:4rSAA+Ujo

―――[爺の書斎]―――

兄「はっはっはっ!! 我が家も色々と如何わしい事に手を染めているなジジイ!!」

爺「くっ……!」

兄「それで……話は以上かね? ん?」ニヤニヤ

爺「い、妹はこの事を知っておるのか?」

兄「いや……まだ秘密にしてるぞ」

爺「どうするつもりじゃ……?」

兄「無論……このまま秘密にするつもりだ」

爺「なにっ!?」ガタッ

驚き立ち上がる。



兄「私は妹と一緒になるつもりはない。 つまりそう言うことだ」


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

―――[爺の書斎の前]―――

妹「!どう言う事!? わ、わたくしとい、一緒になるっ!?」ドキッ

960 :妹「お兄様!今度と言う今度は許しませんっ!!」 [sage saga]:2011/11/20(日) 20:04:35.87 ID:4rSAA+Ujo

―――[爺の書斎]―――


爺「なんじゃとっ!? 貴様、ワシに逆らう積もりかっ!!?」

兄「…………」

爺「ふ、ふざけるのもいい加減にしろ……!」プルプル

兄「私はふざけてなどおらん」

爺「バカ者がっ!!」

兄「ふん。 罵りたくば罵れば良い」

爺「良いか! 貴様は妹と子を成さねばならんのじゃぞっ!!」


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

―――[爺の書斎の前]―――

妹「お、お兄様とわたくしが……な、なんですって……!」ドキドキ

妹「えっ……嘘…… そ、そんな……そんな事って……!」ドクンドクン

961 :妹「お兄様!今度と言う今度は許しませんっ!!」 [sage saga]:2011/11/20(日) 20:06:17.89 ID:4rSAA+Ujo

―――[爺の書斎]―――

兄「それがどうした? ジジイ、貴方は分かってない」

爺「なにがじゃっ!!」

兄「そんな体たらくだから貴方はダメなのだ」

爺「……! 良いじゃろう。 貴様の言い分を聞いてやる」

兄「貴方はいつもそうだ…… 勝手に決め付け、私達の知らぬ間に物事を決断する」

爺「なに?」

兄「今回の件にしてもそうだ。 私とあの子を結婚させる……さも当然の事の様に言うつもりだったのであろう」

爺「ああ、そうじゃ」

兄「私としては異存などない」

爺「なに……?」


兄「私はあの子を愛しているからな」


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

―――[爺の書斎の前]―――

妹「お、お兄様……!」ドキッ

962 :妹「お兄様!今度と言う今度は許しませんっ!!」 [sage saga]:2011/11/20(日) 20:06:52.00 ID:4rSAA+Ujo

―――[爺の書斎]―――

爺「? ならば結構な事じゃないか! 何が不満なのじゃ?」

兄「だが……」

爺「だが?」

兄「それは妹の気持ちを無視してでも……となれば話は別だ」

爺「なに?」

兄「……私はあの子に嫌われているかな……」

突如、表情を曇らせる兄。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

―――[爺の書斎の前]―――

妹「へっ?」

963 :妹「お兄様!今度と言う今度は許しませんっ!!」 [sage saga]:2011/11/20(日) 20:07:39.75 ID:4rSAA+Ujo

―――[爺の書斎]―――

兄「あの子の幸せを考えると……私となぞ一緒にならん方が良いのかもしれん……」

爺「本気で言っとるのか?」

兄「ああ……」

爺「じゃが、ワシら一族は……!」

兄「だまれっ!!!」

爺「!!?」ビクッ

兄「いいか!この際だから言っておく!」

爺「なにっ!?」



兄「あの子に貴方の敷いたレールの上を歩かせるわけにはいかんっ!!」


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

―――[爺の書斎の前]―――

妹「あれっ? ちょっ……ちょっと待って……」

妹「おかしいですわ……なんだかおかしい方向に行こうとしてますわ……!」ソワソワ

964 :妹「お兄様!今度と言う今度は許しませんっ!!」 [sage saga]:2011/11/20(日) 20:08:14.06 ID:4rSAA+Ujo

―――[爺の書斎]―――

爺「わ、ワシが敷いたレールじゃと……!」

兄「あぁ……我等の代で下らん血族婚など止めにするべきだっ!!」

爺「き、貴様ぁ……!」

兄「話は以上だっ!!」

爺「ま、待てっ!!ワシの話はまだ……」

兄「くどいっ!!」カッ!!

目を見開き、爺を威嚇する。

兄「失礼する……」スタスタ

取り付く島のない兄だった。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

―――[爺の書斎の前]―――

妹「わわっ!? ま、まずいですわっ!!」ササッ

965 :妹「お兄様!今度と言う今度は許しませんっ!!」 [sage saga]:2011/11/20(日) 20:09:27.40 ID:4rSAA+Ujo

―――[爺の書斎]―――

兄「…………」

ガチャッ

爺「な、なんと言う事じゃ……!」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


―――[爺の書斎の前]―――

ガチャッ

兄「…………」

兄「…………」スタスタ



妹「…………」チラチラ

妹「…………」コソォ〜

妹「…………」ピョコッ

966 :妹「お兄様!今度と言う今度は許しませんっ!!」 [sage saga]:2011/11/20(日) 20:10:17.16 ID:4rSAA+Ujo

―――[爺の書斎]―――

爺「まさか……あいつがあんな事まで考えて居たとはのぉ……」ブツブツ

爺「…………」

爺「そうじゃな……ワシが間違っておったのかも知れん……」ブツブツ

兄の言動を振り返り、心中複雑な様子の爺。と、そこに……

ガチャッ

妹「し、失礼しますわ……」トコトコ

爺「!!! い、妹っ!!?」ビクッ

妹「お、お父様……あ、あのぉ〜……」ドキドキ

爺「なっ……! ま、まさか……き、聞いておったのかっ!?」

妹「え、えへへぇ〜///」ポリポリ

爺「な、なんと言う事じゃ……!」ガクッ

力無く項垂れる爺だった。

967 :妹「お兄様!今度と言う今度は許しませんっ!!」 [sage saga]:2011/11/20(日) 20:11:03.31 ID:4rSAA+Ujo

爺「いや……その……済まなかった」ペコッ

妹「えっ?」

爺「ワシはもう少しで取り返しのつかん事をするところじゃった……」

妹「あ、あの……」

爺「あいや! 皆まで言うな! ワシは全てわかっておる!」

妹「い、いや……で、ですからっ!!」

爺「もはや無理強いはせぬ!」

妹「お父様っ! わたくしの話を聞い……」

爺「じゃから妹よ。 おまえは本当に好きな人と結婚するがええ!」

妹「なんなの、この人っ!!?」

爺はめんどくさかった。

968 :妹「お兄様!今度と言う今度は許しませんっ!!」 [sage saga]:2011/11/20(日) 20:11:50.37 ID:4rSAA+Ujo

妹「あのぉ〜 お父様……」

爺「ん? なんじゃ?」

妹「あの……その…… お、お兄様との事なんですけどぉ〜……」モジモジ

爺「あぁ、わかっておる。 おまえは嫌なんじゃろ?」

妹「いや……そ〜ぢゃなくてぇ〜……」モジモジ

爺「?」

妹「えぇ〜と、わたくしもぉ〜……お兄様となら〜……そのぉ〜……」モジモジ

爺「???」

妹「べ、別に……い、嫌じゃないと言うかぁ〜……」モジモジ

爺「!」

妹「一緒になっても良いって言うかぁ〜……なんと言うかぁ〜///」モジモジ

爺「!!!」

969 :妹「お兄様!今度と言う今度は許しませんっ!!」 [sage saga]:2011/11/20(日) 20:12:28.84 ID:4rSAA+Ujo

爺「そ、それは……ほ、本気で言っているのか?」

妹「え、えぇまぁ〜」

爺「おお……おおぉ……!」プルプル

妹「お、お父様?」

爺「ワシは今、猛烈に感動しておるっ!!」ブワッ

爺は号泣し出した。

妹「え、ええぇぇーーっ!?」ドキッ

爺「そうかっ!! あいつと一緒になってくれるか!」ポロポロ

妹「はい……ですわ///」カアァ

爺「あいや! これはメデタイのぉ〜! これで安心して瞑目する事が出来る!」ルンルン

妹「瞑目って……縁起でもない事言わないで下さい!」

爺「じゃ、早速バカ息子を呼んでこようぉ〜」

妹「しょ、しょうでしゅわね///」ドキドキ

970 :妹「お兄様!今度と言う今度は許しませんっ!!」 [sage saga]:2011/11/20(日) 20:13:25.70 ID:4rSAA+Ujo

―――[リビング]―――

爺「おい、バカ息子!」

妹「あれ?」

?「ふふっ……」

そこには兄と見知った顔の清楚な女性が一緒に居た。

妹「!!」

兄「ん?」

爺「ん? き、君は……?」

妹「あ……あ……貴方がどうして……!」

兄「あぁ、そうだ。 ついでだから紹介しておこう」

爺「なに……? しょ、紹介じゃと……!」

兄「私とお付き合いしている妹友君だ」

妹友「ふふっ……」


妹・爺「はああぁぁぁぁーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!!?」


971 :妹「お兄様!今度と言う今度は許しませんっ!!」 [sage saga]:2011/11/20(日) 20:14:58.15 ID:4rSAA+Ujo

―――[リビング]―――

爺「き、貴様…… い、一体どう言うつもりじゃ……!」

兄「ん? どう言うつもりもなにも……今言ったばかりではないか?」

妹「あ…… え?」

妹友「ふふっ……」ニタァ〜


爺「ふ、ふざけるなっ!! き、貴様はいも……ふぐっ!!」

爺が言い終える前に兄が口を塞いだ。

兄「ジジイ……彼女に恥を掻かせるつもりか?」ヒソヒソ

爺「ふっ!?」

兄「正直に言えば、私は妹を諦めるためにあの子と付き合い始めた……」ヒソヒソ

爺「なん……じゃと……」

兄「だがそれだけは口が裂けても言うつもりはない」ヒソヒソ

爺「じゃが、状況が変わった。 貴様は勘違いをしていたのじゃ」ヒソヒソ

兄「なに?」

爺「妹は貴様を嫌ってなどおらん。 おまえとの婚約を快諾してくれたのじゃぞ」ヒソヒソ

兄「…………」

爺「彼女には申し訳ないが、こう言う事態ならば仕方あるまい! 別れなさい!」ヒソヒソ

兄「それは出来ん」



妹「あ……あ……」ガクガクブルブル

妹友「クスクス…… どうしたの、妹?」ニタニタ

972 :妹「お兄様!今度と言う今度は許しませんっ!!」 [sage saga]:2011/11/20(日) 20:16:06.93 ID:4rSAA+Ujo

爺「なっ……き、貴様……!」

兄「思いが遂げられそうだから、彼女を捨てる…… そんなことが出来るか!!」

爺「バカ者があぁぁっ!! それでは妹はどうなるっ!?」

兄「……妹にはいずれ良い人が見つかるさ」

爺「! ど、どうあってもワシに逆らうつもりか……!」

兄「…………」

爺「ならば貴様は勘当じゃ! どこへなりとも好きにするがええっ!!」

兄「くっくっくっ…… 勘当ならばそれでも結構。 だがその前に……」チラッ

そう言って何かの書類を見せる兄。

爺「き、貴様……そ、それは……?」ガクガクブルブル


兄「悪いが貴方の代表取締役の任を解く」

973 :妹「お兄様!今度と言う今度は許しませんっ!!」 [sage saga]:2011/11/20(日) 20:16:45.27 ID:4rSAA+Ujo

爺「なぜ……貴様がそんなものを……?」ガクガクブルブル

兄「そうそう、言い忘れていたが……先週あなたの会社の筆頭株主になった♪」ニヤリ

爺「なんじゃとっ!!!?」

兄「信じられぬのなら、確認してみると良い。 くっくっくっ……」

爺「ど、どうやってそんな……!」

兄「言ったではないか…… 私を舐めるな、と」

爺の知らないところでクーデターは成功していた。



妹「な……んで……」ガクガクブルブル

妹友「ふふっ…… 面白い事を言うのね」ニタァ〜

974 :妹「お兄様!今度と言う今度は許しませんっ!!」 [sage saga]:2011/11/20(日) 20:17:38.62 ID:4rSAA+Ujo

兄「それで、勘当だったかな?」

爺「ぐっ……!」

兄「父上……母上と一緒に余生を楽しめ」

爺「ワシは……ワシは……!」フラフラ

ガチャッ

覚束ない足取りで部屋を後にする爺だった。

兄「さて、それと……」チラッ

妹「!!」

兄「済まないな、妹よ。 私は妹友君と将来を誓い合ったのだ……」

妹「嘘……!」

妹友「ふふっ…… 兄先輩……」ニタニタ

兄「いずれおまえにも素敵な人が見つかると信じておる。 だから……」

妹「っ!!」

部屋を飛び出して行く妹。

兄「…………」

妹友「ふふふっ……」ニタニタ

975 :妹「お兄様!今度と言う今度は許しませんっ!!」 [sage saga]:2011/11/20(日) 20:18:39.07 ID:4rSAA+Ujo

―――[妹の部屋]―――

ガチャッ

妹「はぁ……はぁ……はぁ……」

青白い顔で自室に戻って来た妹。

妹「なんで……どおして……」

妹「わたくしは……お兄様と……」

妹「でも、お兄様は妹友と……」ガクガクブルブル

妹「なのに……お兄様はわたくしの事が好きで……」

妹「そして、わたくしはお兄様の事が……好きで……」

妹「えっ……それでも妹友とお兄様は結婚する……?」

妹「おかしいですわ……そんなの間違ってるわ……」

妹「…………」

妹「…………」

妹「……ふっ」

妹「ふふっ……あは……あははは……!」

妹「あはははは……あはははは……!」

976 :妹「お兄様!今度と言う今度は許しませんっ!!」 [sage saga]:2011/11/20(日) 20:19:21.22 ID:4rSAA+Ujo

妹「そうですわ……わたくしとお兄様が一緒になれば良いのですわ」

妹「わたくしはお兄様の事が好きで、お兄様はわたくしの事を好き……いえ、愛している……」

妹「だったら愛する者同士が結ばれるのになんら問題は無い筈ですわ……」

妹「ふふっ……お兄様……」

妹「お兄様……お兄様……お兄様……」

妹「お兄様。 あぁお兄様。 お兄様……お兄様…お兄様、お兄様、お兄様お兄様、お兄様お兄様お兄様っ!!」

妹「お兄様お兄様お兄様!」

妹「あははっ!!」

妹「あははははははははははははははははははははーーーーーーーーーーーーっ!!!!」

妹「お兄様あぁぁーーーーーっ!!!」


……妹は壊れた。



__________
______
___

977 :妹「お兄様!今度と言う今度は許しませんっ!!」 [sage saga]:2011/11/20(日) 20:20:39.89 ID:4rSAA+Ujo

現代……

―――[某国・プライベートアイランド]―――

母「……なんだか昔の事を思い出してしまいましたわ……」

父「ん?」

ロリ母と父はバカンスの真っ最中。

母「確か、お兄様は……」

父「……過ぎた話だ」

母「でも……」

父「……おまえは今幸せか?」

母「……! は、はい……///」ポッ

父「ならば良いではないか。 それとも私と一緒になったのは間違いだった……と?」

母「そんな事は決して断じてあり得ませんわっ!!」クワッ

父「なら、忘れろ。 私達は一緒になった……それで充分ではないか……」

母「そ、そうですわね…… わたくしとお兄様はこうして夫婦になれたわけですしぃ〜♪」

父「くっくっくっ…… 」ニヤリ

978 :妹「お兄様!今度と言う今度は許しませんっ!!」 [sage saga]:2011/11/20(日) 20:23:28.14 ID:4rSAA+Ujo

過去……

―――[アホ兄妹の家・リビング]―――

妹友「ふふっ。 あの子、大分混乱してましたわね」

兄「あぁ……」

妹友「さて、これからどうなると思います?」ニヤニヤ

兄「さぁな…… だが、後ひと押しと言っただろう……」

妹友「ふふっ。 貴方は最低な人ですね」

兄「くっくっくっ…… 褒め言葉として受け取ろう」

なにやら妙な会話をしている兄と妹友。と、そこへ……

ガチャッ

妹「お兄様っ!!!!」

兄・妹友「!!」



妹「ふふふ……お兄様ぁ……」ユラァ〜

兄「なにかね?」

妹「お兄様……お兄様……お兄様……!」

兄「…………」

妹友「(……面白くなって来たわ)」ニタァ〜

979 :妹「お兄様!今度と言う今度は許しませんっ!!」 [sage saga]:2011/11/20(日) 20:24:11.39 ID:4rSAA+Ujo

妹「お兄様…… お兄様はわたくしの……」トコトコ

兄「わたくしの……?」

妹「お兄様っ!!」ダッ

そして、猛獣の様に兄に飛びかかる。

兄「ぐっ!!?」

妹「お兄様ぁ〜 お兄様ぁ〜! ごろにゃ〜〜ん!」

兄を押し倒し、猫撫で声で甘えるロリイモ。

妹友「あら…… ホントに壊れちゃったみたいね」クスクス……

妹「お兄様はわたくしのもの…… お兄様はわたくしのもの……!」

そんな妹を見て、兄は……

兄「…………(かかった♪)」ニヤリ

ほくそ笑んだ。

980 :妹「お兄様!今度と言う今度は許しませんっ!!」 [sage saga]:2011/11/20(日) 20:25:23.97 ID:4rSAA+Ujo

妹「お兄様はわたくしのもの…… お兄様はわたくしのもの……!」

兄「くっくっくっ…… どうやら上手く行ったようだな」

妹友「クスクス……」

妹「お兄様ぁ〜 お兄様ぁ〜///」スリスリ

兄「計画通り……」ニヤリ

再確認。 アホ兄はクズだった。

妹友「なかなか面白かったわ、兄先輩……」

兄「はっはっはっ! 私もだ」

妹「ふにゃ〜ん、ふにゃ〜ん///」スリスリ

兄「可愛いなぁ〜 良い子良い子♪」ナデナデ

妹「お兄しゃま…… だいちゅき///」

妹友「ところで、気になっていたんだけれど…… 妹を襲わせたのは貴方の差し金?」

兄「ん?」
981 :妹「お兄様!今度と言う今度は許しませんっ!!」 [sage saga]:2011/11/20(日) 20:26:15.76 ID:4rSAA+Ujo

兄「ふむ…… その件については私は預かり知らぬ事だ」

妹友「ホントにぃ〜?」

妹「お兄様ぁ〜///」スリスリ

兄「愛しの妹の命を危険に晒すなど、私に出来る筈がない」

ロリイモを狂わせておいて、一体どの口が聞くのであろうか?

妹友「そう…… それを聞いて安心したわ」

妹「もっとぉ、もっとナデナデしてぇ〜///」

兄「この子を守るのは私の役目だからな」ナデナデ

妹「ふにゃ〜ん///」カアァ

……なんだかもっともらしい事を言ってるが、やってる事はクズだった。

982 :妹「お兄様!今度と言う今度は許しませんっ!!」 [sage saga]:2011/11/20(日) 20:26:58.66 ID:4rSAA+Ujo

妹友「じゃ、兄先輩」

兄「ん?」

妹友「末長くお幸せに」ニタァ〜

妹「お兄ちゃ〜〜んっ///」ぎゅうぅぅ〜〜

兄「くっくっくっ…… 君の方こそ検討を祈る」ニヤッ


憐れ…… 二人の悪魔の手によって、ロリイモはキモウト……もとい……

妹「あはぁ〜! お兄しゃまぁ〜! クンカクンカクンカ……」

兄「はっはっはっ! これこれ!」

妹「ふにゃ〜ん、ふにゃ〜ん! ペロペロペロッ!!」

変態になり下がってしまった。


__________
______
___


983 :妹「お兄様!今度と言う今度は許しませんっ!!」 [sage saga]:2011/11/20(日) 20:29:28.52 ID:4rSAA+Ujo

現代……

―――[某国・プライベートアイランド]―――

父「(ま、それ以来、この子は随分と私に甘える様になった訳だ……)」ナデナデ

母「あふっ///」

父「やっぱりツンデレよりも、デレデレの方が可愛いよね♪」

再々確認。 父はクズだった。

母「ねぇねぇ……お兄……いえ、あなたぁ〜♪」

父「なにかね?」

母「一緒に泳ぎましょ♪」

父「ふむ…… では行くか!」

母「はい!」パアァ

父「さぁ、今日は一人で泳いでみようか!」

母「えぇ〜!? ヤダヤダ! お兄様と一緒がいいのっ!!」

父「あのなぁ〜、私はおまえの為を思って……」

母「やぁ〜だ! お兄ちゃんといっちょがいいのぉぉーーーっ!!」ギュッ

父「……仕方の無い奴だなぁ〜」ナデナデ

母「わぁ〜い♪ お兄ちゃんだいちゅき///」スリスリ

父「はっはっはっ! これこれ!」

こうして、変態の遺伝子は変態姉弟へと受け継がれていくのであった。

後編 おわり

984 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(山形県) [sage saga]:2011/11/20(日) 20:33:55.97 ID:4rSAA+Ujo

と言う事でロリ母達の話はこれでおしまいです。

さて、この次なんすけど……

大変申し上げにくいんですが、2スレ目やるつもりです。

一応ネタとしては以前アンケで貰った旅行に行く話やら温泉に行くやら……

ですが、骨組み作って書き溜めしてからスレ立てます。

少なくとも私が満足出来る程度には仕上げてから……でないとエタりそ〜だもん。

長い間お付き合い下さりありがとござんした。

また見かけたら読んでやってくだちゃいm(..)m

皆さんお疲れでした〜
985 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(不明なsoftbank) [sage]:2011/11/21(月) 01:25:17.27 ID:voTTqi1fo

期待してるぞ
986 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(チベット自治区) [sage]:2011/11/22(火) 03:45:18.54 ID:8cl/tq5mo
楽しみにしてる
987 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です) [sage]:2011/11/23(水) 16:05:37.70 ID:L0tRiJ6no
やんややんや
次スレ舞ってる
988 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(鹿児島県) :2011/11/23(水) 23:35:27.12 ID:6arZljnv0
おもろいな〜

末永く支援
989 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(山形県) [sage saga]:2011/11/26(土) 10:28:14.08 ID:cu1716Rfo
みんな、ありがとぉ〜

……と言う訳で、あとちょっとで1000行きそうなんでウメネタやりましゅ。
990 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(山形県) [sage saga]:2011/11/26(土) 10:28:42.24 ID:cu1716Rfo

短編その4 鍋姉弟(しゃぶしゃぶ編)

―――[アホ姉弟の家・茶の間]―――

アホ姉弟が例によって炬燵に入り鍋を囲んでいる。

姉「しゃぶしゃぶぅ〜」

弟「しゃぶしゃぶぅ〜」

姉「おとうときゅん♪ あ〜〜ん……」

弟「あ〜〜ん…… パクッ…… モシャモシャ……お、おいしいれすぅ〜///」にへぇ〜

姉「あぅ///(か、可愛い!)」ドキドキ

弟「さ、姉様もあ〜〜ん……」

姉「あ〜〜〜ん……パクッ…… モグモグ……おいちぃ///」にへぇ〜

弟「おふぅ///(やっべ! 超可愛いっ!!)」ドキドキ

991 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(山形県) [sage saga]:2011/11/26(土) 10:29:18.20 ID:cu1716Rfo

弟「さて、今度はゴマダレで食べて見ましょう♪」

姉「ヤダ!」

弟「姉様…… もうポン酢は飽きましたよ〜」

姉「あのねぇ〜 ポン酢には体に良い成分……」

弟「いや、あの…… この前聞いたじゃないですか……」

姉「とにかく! ポン酢がいいのぉ〜!」ジタバタ

弟「なんでそんなにポン酢に拘るんですか!」

姉「姉友に『ポン酢で食べるとおっぱいデカくなるよん!』って言われたからよ!」

弟「あの人だって大してデカくないじゃないですか」

姉「ゔっ!」

弟「それに……[チラッ]…… おっきくなってないしぃ〜」ボソッ

姉「!!!」

992 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(山形県) [sage saga]:2011/11/26(土) 10:29:56.06 ID:cu1716Rfo

姉「な、なによっ!! 弟君のバーーーカッ!!」ペチンッ

弟「はぶあっ!?」

姉「おおお弟君におっぱいちっちゃい子の気持ちなんてわかんないんだわっ!!」

弟「何言ってんすか!」

姉「いいもん! 絶対おっきくなってやるんだからっ!!」

弟「あの……何度も言ってるじゃないですか。 俺は姉様のちっぱいが大好きだって……」

姉「……でも、この前きょぬ〜の子のおっぱいチラ見してたぢゃない」

弟「そんな事してませんって!」

姉「ほんとかなぁ〜……」

アホ姉は嫉妬深かった。

993 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(山形県) [sage saga]:2011/11/26(土) 10:30:30.26 ID:cu1716Rfo

弟「仕方がない。 じゃ、姉様!」ゴソゴソ

姉「!」

弟「はい、どうぞ///」チラッ

何故か上半身裸になったアホ。

姉「えっ……ええぇぇーーーーっ!?」ドキッ

弟「さぁ、俺のちっぱいを堪能して下さい!」

どうやらこのアホは自分の乳を姉に吸わせようとしているようだ。 

そもそも男の胸板の事をちっぱいとは言わない。……だが

姉「はぅ/// ……ジュルリ……!」ドキドキ

キモ姉は涎を垂らしながらアホオトの胸を凝視し始めた。

弟「おいで、姉様」チョイチョイ

姉「う、うん……///」



弟「じゃ、ど、どうぞ///」ポッ

頬を染めながら胸を差し出す。

姉「はぅわ…… い、いただきましゅっ……///」パクッ

弟「あっ/// んふんっ!」ビクン

アホオトは艶めかしい声を漏らした。

姉「くぷっ…… んちゅっ…… 」ペロペロ

994 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(山形県) [sage saga]:2011/11/26(土) 10:30:57.90 ID:cu1716Rfo

姉「チュパッ…… ふふっ。 これはいいものね〜///」

弟「姉様に乳首ペロペロさせながら喰うしゃぶしゃぶは最高だぜ」

確認するまでもないがアホオトは変態だった。



しばらくして――――


姉「ちゅ〜 ちゅ〜」

弟「ふぅ…… お腹一杯……」

姉「ちゅぷっ…… ぷはぁ〜 」

弟「姉様、交替します?」

姉「あ! うん///」

995 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(山形県) [sage saga]:2011/11/26(土) 10:33:00.89 ID:cu1716Rfo

姉「もぉ〜、弟君はHなんだから〜///」ゴソゴソ

徐に服を脱ぎ始める姉。

弟「そんな事言っちゃってぇ〜 姉様も期待してるくせにぃ〜」ニヤニヤ

姉「えへへぇ〜」

弟「wkwk……」

姉「はい、どうぞ///」ペロッ

恥かしがりながら片乳を出す変態。

弟「はぁ……はぁ……い、いただきます」

姉の可愛らしい乳首を頬張った。

姉「うきゃんっ///」ビクビクッ

弟「ぷちゅっ…… むちゅっ……レロレロ……」

姉「うはぁ〜 き、気持ち良いよぉ〜///」ぽぉ〜

グツグツ……

弟「ちゅぷっ…… 姉様、ちゃんと食べて下さい」

姉「あ…… うん……」

何故かアホオトは普通のテンションでそう告げた。

996 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(山形県) [sage saga]:2011/11/26(土) 10:33:33.17 ID:cu1716Rfo

姉「しゃぶ…… しゃぷうぅ〜……」プルプル

弟に乳首を吸われ、悶絶しながら箸を動かすアホ姉。

弟「ちゅぷっ…… ちゅうぅぅぅ……!」

そしてキモオトは容赦なく姉の胸を責める。

姉「あふん/// そんなに強く吸っちゃダメぇぇ!」

弟「ぐへへ…… 可愛いよ姉様」

姉「はぁ……はぁ……もぐもぐ……んくぅ…… お、おとうときゅんのHぃ〜///」カアァ

弟「ぐへっぐへへっ! 頑張れ〜 んちゅぅぅ……!」

姉「あ…… あ…… ああっ!!」ゾクゾク

弟「姉様、すきぃ〜……んべぇ〜……」

口を開け、舌を出す。

姉「あうんっ…… ぷちゅっ…… んちゅっ…… んはぁ……」

弟「はぁ……はぁ…… 姉様、俺……もぅ……」

姉「うん…… し、しよっか!」

弟「うん!」

こうして本日の晩餐は幕を閉じた。

短編その4 鍋姉弟(しゃぶしゃぶ編)おわ……

997 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(山形県) [sage saga]:2011/11/26(土) 10:33:59.26 ID:cu1716Rfo

らない!



弟「姉様、おぱんちゅ脱いで」

姉「うん……///」ゴソゴソ

弟「うわぁ〜 姉様、ぐっちょりしてる〜!」

姉「やぁん/// 見ちゃダメぇぇぇぇっ!!」カアァ

弟「あ、そうだ! 今日はバックでやってみよっか!」

姉「えっ!? ヤダ!」

弟「どうしてですか?」

姉「だって……あれ恥じゅかしいんだもん///」

弟「水臭いなぁ〜 俺と姉様の仲じゃないですかぁ〜」

姉「だ、だってぇ〜……」

弟「いいからいいからぁ〜」

姉「ゔぅ〜……」

渋々四つん這いになり、アホオトに尻を向けるエロ姉。

弟「さぁて…… 姉様のお○んこで俺のち○こをしゃぶしゃぶしますか!」

ニュプッ…… ニュププッ……

姉「うぁ…… んんっ…… は……ア……!」

弟「しゃぶしゃぶ〜♪」カクカク

ジュブッ…… ニュプッ…… 

姉の蜜壺を容赦なく責める。

姉「しゃ……うふっ! しゃ……んああっ!!」

998 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(山形県) [sage saga]:2011/11/26(土) 10:34:26.77 ID:cu1716Rfo

弟「姉様…… はぁはぁ…… 姉様ぁ〜」

姉の口元に指を運び唇を弄ぶ。

ジュブッ…… ブチュッ…… 

姉「ン…… はあぁっ! んちゅっ…… ぷちゅっ……!」

甘い吐息を洩らしながら指を咥える。

弟「あっ! いいよぉ……はぁはぁ……良いよ姉様!」

姉「うぷっ…… んはぁ…… あぅ…… んんっ!!」

弟「姉様の…… おっぱいおっぱいおっぱい!」

姉に覆いかぶさる様に抱きつき、左手で乳房を揉みしだく。

姉「あんっ!! ふぁんっ! や、やだ…… お、おとうときゅ……ああぁぁっ!!」

弟「あぅっ! 姉様の中がっ! 中があぁぁっ!!」

姉の蜜壺は弟のぺ○スを咥え、蠕動運動を始める。

弟「ふぐあっ!! やばいっ! やばいっ!! これ気持ち良いっ!!」

そして弟も、姉の秘部を激しくえぐり出す。

姉「ああんっ!! 激しすぎるよぉっ!!」

弟「だっ……だって、姉様のすごいんだもん!」

姉「あうっ/// いっちゃう…… いっちゃうぅぅっ!!!」

弟「お、俺もっ! 俺もいっちゃうっ!!」

姉「あはぁあはぁあはぁっ!! ンンッ!! あああぁぁっ!!」

弟「ねえさまあぁぁぁーーーーーっ!!!」ビクッ

ビュルルルッ!!

姉「おとうときゅーーーーーーーっ!!!」ビクビクビクッ

999 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(山形県) [sage saga]:2011/11/26(土) 10:35:00.15 ID:cu1716Rfo

弟「はぁはぁ…… ね、姉様ちゅ〜」

姉「ちゅ〜♪」

チュッ

弟「はぁ…… やっぱりしゃぶしゃぶは最高ですね」ニュプッ

蜜壺からぺ○スを取り出す。

姉「はぁはぁ…… そ、そうね……///」トロォ〜

先程まで弟と結合していた箇所から、白濁色のドロリとした液体が滴り落ちる。

弟「姉様…… 俺幸せぇ〜」

姉「うん…… 私もぉ〜」

弟「姉様、愛してます///」

姉「弟君、愛してるわ///」


こうして本日の晩餐(?)は幕を閉じた。

短編その4 鍋姉弟(姉しゃぶしゃぶ編)おわり

1000 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(山形県) [saga]:2011/11/26(土) 10:35:24.57 ID:cu1716Rfo

2スレ目、予告!

―――[第1話 キモ姉弟のキモい日常]―――


姉「うきゃんっ!! お、おとうときゅんっ! そんなとこ摘まんじゃダメぇ〜///」

弟「姉様、動いちゃダメでしょっ!」

姉「しょっ……しょんなぁ〜/// あふんっ!!」



―――[第2話 アホ姉弟、旅行に行く]―――


姉友「二人ともっ! お出かけするよん!」

姉「えっ?」

弟「ど、どうしたんすか、姉友さん?」

姉友「りょ・こ・おぉ〜♪」




―――[第3話 キモ姉弟、温泉に行く]―――


弟「このエロガッパがぁぁぁぁーーーっ!! それだけは断じて許さんぞ!」

弟友「へへっ…… アホぉ……どうやら決着を付ける時が来たようだな……!」

男「ちょっ! ふ、二人とも……止めようよぉ〜!」



その他、数エピソードを書く予定……(現段階でぼやんと浮かんでるのが上記のみ)

お疲れでした〜
1001 :1001 :Over 1000 Thread
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