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王様「魔王を倒してくれ、勇者よ!」女「・・・」 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/07/11(月) 00:27:52.39 ID:H9cPt44w0
王様「つい2年前まで魔界で魔王の後見人争いがあり、人間界に多少の被害が出ていたものの
その間は平和と呼ぶには十分なのもだったのだが・・・2年前に魔王の座についた者が出てから
状況は一返したのじゃ。この人間界では見られんかった種の好戦的な魔族が頻繁に現れ
襲われている町や村が出てついに今朝1つの町が壊滅させられた。」

勇者と呼ばれた女(以降女)「…なんて酷い。」



きゃっきゃ



王様「もはやこれ以上見過ごすわけにはいかん。そこで勇者よ、今より仲間を募り
被害が出ている町村をめぐり民を救い、力を蓄え必要とあれば魔王を打ち倒してくれぬか?」

女「今すぐ…無理です」

王様「なぜだ勇者?今こうしている間にも助けを求め苦しめられている民がいるというのに…
旅の支援ならワシは惜しまずにしよう。この国はもちろん同盟国にも・・・」


ヒャァア!きゃハハハ!!


大臣「…あの王さま、無理かと思います。」

王様「黙っておれ大臣!!・・・なぜなのだ勇者!!
・・・ところでその腕に抱いておるその赤子は・・・
その赤子はそなたの子か?それでか!?そうなのであろう!!」

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小テスト @ 2024/03/28(木) 19:48:27.38 ID:ptMrOEVy0
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満身創痍 @ 2024/03/28(木) 18:15:37.00 ID:YDfjckg/o
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【GANTZ】俺「安価で星人達と戦う」part8 @ 2024/03/28(木) 10:54:28.17 ID:l/9ZW4Ws0
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旅にでんちう @ 2024/03/27(水) 09:07:07.22 ID:y4bABGEzO
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にゃんにゃん @ 2024/03/26(火) 22:26:18.81 ID:AZ8P+2+I0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/gomi/1711459578/

にゃんにゃん @ 2024/03/26(火) 22:26:02.91 ID:AZ8P+2+I0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/gomi/1711459562/

にゃんにゃん @ 2024/03/26(火) 22:25:33.60 ID:AZ8P+2+I0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/gomi/1711459533/

2 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/07/11(月) 00:55:25.78 ID:H9cPt44w0
女「違います」

王様「ええい!やかましい!だったら旅にでている間その赤子をこちらで預かろう。
それならよかろう!この城が落ちることやそなたの裏切りでもない限り命の危機などない!!」

女「…少し落ち着いていただけますか。この子が怯えてしまいます。」

大臣「そうです、この者が言うとおり、勇者は・・・」

王様「黙れと言っておるのだ大臣!!魔王を倒すと命じたことに恐れているのか!?
だったらそのことについてはそなたの采配に任す。倒せなくとも魔王とその配下の
驚異がなくなればこの際文句は言わぬ。」

女「無理です。」

王様「・・・即答か、ならば致しかねんな」ピキ

大臣「わたしも無理かと」

王様「・・・それ相応の理由を申してみよ大臣、なければ…わかるな?」

大臣「ありますとも、なぜなら」

女「王は先程から私が勇者と思われていらっしゃるようですが勇者はこの子です。」

女「証拠はこの左肩に浮き出し紋章のようなアザ…歴代の勇者にも体の一部分に現れるアザです」

王様「なんと・・・頭が、痛い・・・」


勇者と呼ばれた赤子(以降勇者)「ダぁ?」

3 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国地方) [sage]:2011/07/11(月) 00:55:53.30 ID:Db+1AzWW0
まさかの子持ちww
これは新しいな
4 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国地方) [sage]:2011/07/11(月) 00:58:12.70 ID:Db+1AzWW0
早とちりした、赤ん坊が勇者か
どっちにしろ斬新過ぎるが
5 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/11(月) 01:03:13.85 ID:Y+3b6vhp0
面白そうじゃないか
6 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/07/11(月) 01:11:35.43 ID:H9cPt44w0
王様「・・・このような赤子が、これでは、このままでは我が兵達総出でも手が回らないというのに
民が、兵が・・・なんと嘆かわしい事か!」ダァアン!!

大臣「落ち着いてください王!!」

女「それでは私はこれで」スゥ

王様「・・・またれよ、そなたに頼みがある。」

女「なんでしょうか?この子の親元に帰さなければならないので手短にお願いします。」

勇者「ひゃうぅ!」

王様「勇者の代理で旅にでてくれぬか?」

女「お断りいたします」

王様「・・・即答するのをやめよ。泣くぞ」


今日はここまでです
この話は長編予定ですが書き溜めをあんまりしてないのと
こっちの都合でペースが遅いですが見てくれると有難いです。
7 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) :2011/07/11(月) 01:23:52.41 ID:U9hrqNpQ0
期待
8 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/07/11(月) 02:06:02.46 ID:CpIYJtJgo
頑張れ
9 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/11(月) 07:55:54.33 ID:ANRlaBZC0
魔王も勇者も幼いのは新しいな
10 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/07/11(月) 14:09:39.84 ID:EwnxaGYA0
期待してるぞ
11 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/07/11(月) 22:08:53.18 ID:H9cPt44w0
王様「それにだな、この命令でそなたにとっては損で益の無き話にしか聞こえぬのだろうが
ちゃんと益があるぞ。」

女「残念ですがモノで釣るような真似で私は…」

王様「ならば、ソナタをこの城から出すわけにはいかぬ。この者を取り押さえよ!!」

兵「はっ」ガシ

女「な!?離してください!」

勇者「ウゥウ・・・ァアああ!!」

王様「大臣よ、あの者から勇者を取り上げよ。怪我をされては困る。」

大臣「・・・は」ひょい

勇者「きゃあぅう!!」

女「何を…するんですか!勇者を返してください!!」

王様「ならぬ、先程の話だが、今朝町が1つ壊滅させられたことは民には伏せている。
いずれは知れ渡ることだが今そなたに話を広められてはいたずらに不安を煽らせるだけだ。」

女「私が言うわけ…」

王様「信用などできるか。当分牢の中で暮らすが良い」
12 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/07/11(月) 22:44:37.17 ID:H9cPt44w0
女「お待ちを…私が王の命令を受ければ?」

王様「まぁ、考えんでもない。」

女「わかりました・・・ただし条件があります」

王様「なんだ?申してみよ。しかしだ、支援についてなどはあれほど拒否したのだから
あまり期待す・・・」

女「私などに必要以上の支援はいりません、私が要求する条件は2つ・・・
まず勇者の身の安全、これは勇者の年が成人する年まで守っていただきたい」

王様「長いな・・・それを守るにはそなたの働き次第だろうな」

女「そうですか・・・次ですが」
13 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/07/11(月) 23:05:43.53 ID:H9cPt44w0
女「あの子の住む村の税などを緩和していただけませんか?」

王様「よかろう、大臣」

勇者「やぁ!だぁっ!」ペチンペチン

大臣「あいったた、やめなさい…て、はっはい!ただいま」

王様「・・・はぁ、では今日にも動いてもらえるかな?」

女「心底嫌なんですが、いきますよ。」


兵士(いい匂いだな・・・)

女「・・・そろそろ離してもらえないかしら?」

兵士「・・・」パッ

女「それでは私は勇者を親元に戻しますのでこれで」ヒョイ

大臣「あ」
14 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/07/11(月) 23:48:55.76 ID:H9cPt44w0
ダダダダ・・・

大臣「なんという身のこなしだ」キョトン

王様「大臣よ、早速だが準備をせよ」

大臣「・・・あの王」

王様「あの者を本気で牢に入れる気はない、こうしている間にも民が不安で眠れぬ夜を過ごすというのに
あの者一人に時間を割く真似など出来るものか。」

大臣「では何故あのような・・・」

王様「即答で断るんだもん!」

大臣「・・・落ち着いてくださいよ、ご自分の年齢考えてください(器小っせぇなぁ)」
15 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/07/12(火) 00:21:18.94 ID:BeAeUm3K0
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城から西方にある勇者が生まれた村

女「ただいま」ガチャ

勇者「・・・zz」

勇者の母親(以降勇母)「あ、おかえり。どうだった女?あら、
この子疲れちゃったのかしらね。」

女「とりあえず、勇者がまだ旅が出れないことを伝えて置きました。」

勇母「あの王様がねぇ・・・納得するとは思えないんだけど
あんた何か言われなかった?」

女「・・・私が代理で行くことになりました。」

勇母「・・・んっと、なんて?」


16 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/12(火) 00:31:09.04 ID:BeAeUm3K0
今日はここまでです
17 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) :2011/07/12(火) 02:52:43.46 ID:kDoij2n60
おつー
18 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国地方) [sage]:2011/07/12(火) 18:23:03.64 ID:tsBKmNo60
兵士コラww
19 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/12(火) 23:32:42.72 ID:BeAeUm3K0



勇母「・・・とりあえず理由はわかった。でもあんた何か出来たっけ?
奴隷として捕まってたあんたを助け出してから今あたしの家で居候している間、
元女盗賊のあたしが教えてやったナイフの扱いもろくにできないしね。」

女「それでも身のこなしは様になってきたかと・・・」

勇母「自惚れるようじゃ全然ダメだ、魔法は・・・使ってるところ見たことないし、
魔法使用後の魔翌力の乱れもないし・・・何か職就けば?」

女「失礼ですね、これでも奴隷になる前は騎士団に所属していたのですよ。」

勇母「昔はだろ?今はただの無職で人の家に寄生するのプーさ。」

女「ひどい・・・勇者を身ごもった時あんなにお世話させていただいた相手に向かって・・・」
20 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国地方) [sage]:2011/07/12(火) 23:41:57.99 ID:tsBKmNo60
……?
騎士団にいたなら、そこそこの腕前はあるんじゃね?

というか、奴隷になった経緯を詳し(ry
21 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/07/12(火) 23:46:42.53 ID:BeAeUm3K0
あ、魔翌力てなんだ
翌を抜いてください
22 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/07/12(火) 23:59:02.03 ID:BeAeUm3K0
勇母「それに、騎士団入ってすぐ実力もないのに魔界遠征する部隊に志願したのが悪い!
・・・(それを受け入れる程切羽詰まってたんだろうけど・・・)」

女「・・・スルーですかそうですか」

勇者「ぅ・・・ぅうあぎゃあぁあん!!」

勇母「あ、起こしちゃったかい!」だき

勇母「・・・ごめんねおこしちゃって」

勇者「ぎゃああああん!」

女「・・・どいてください」
23 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/07/13(水) 00:16:23.49 ID:LGkuFzw40
勇者「う・・・ぅぅ・・・z・・・」

勇母「女助かったよ、ドン引きするほどに・・・」

女「ドン引きって・・・つくづく失礼な」

勇母「我が子を一度もうまくあやせないからね・・・嫉妬さ」

女「嫉妬するよりもう少し優しく抱いて上げてください。痛がってましたよ」

勇母「・・・それは当てつけかい」ジー

女「意味が分かりませんが私が勇者を抱いているときの力加減とか
今のようにちゃんと見てください。」

勇母「女・・・」
24 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/07/13(水) 00:34:41.56 ID:LGkuFzw40
ゾクッ

女「な・・・なんですか怖い声で・・・わ、私は屈しませんよ!」

勇母「何にだい?・・・はぁ、あんた明日からいなくなると思うとこの子の世話
苦労すると思ってね。何か想像できないね。」


女「・・・私はそんな言葉が出るとは思いませんでしたよ。」

勇母「これから家事はあたしが一人でやるのか・・・やりたくねぇー」

女「そんなことだろうと思いましたよ・・・あとその発言だけ聞くとあなたのほうがプーです。」

勇母「とりあえず今日が最後だし泊まって行きな女。」
25 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/07/13(水) 00:58:28.36 ID:LGkuFzw40
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
早朝



兵士(餡蜜食べてぇ・・・ああここだな)



ダンダンダン!!!

兵士「ここは勇者の家だな、中にいる者は出てこい!私は・・・」


勇母「っるせえぇえっ!!!!!」ドォオオン!!!!!!

兵士「うっはああああ!!」ドサッドサゴロゴロゴロ・・・

勇母「やっとだ、やっと寝かしつkしたところなのによおおおtめえhy」ガシ

兵士「ヒッ!っちょっと待って落ち着いて呂律回ってないでしょ!!悪かった王様からのめいれ・・・」

勇母「敬語使えぇ!!」

兵士「こちらに女さんはいらっしゃらないでしょうか?」

勇母「女はもう出たよ、それより謝罪しろよぉぉおお!?」

兵士「だkっからおちつ・・・ひぃ!」



勇者「きゃきゃきゃ!」
26 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/07/13(水) 01:22:00.91 ID:LGkuFzw40
女「あの時はあの場に留まるのは不味いと思って勇者を連れて逃げ帰ったけど、
引き受ける以上はどこの町から回るか聞きに行かないといけないので城に行くしかないですね。」

ざっざっざ・・・

女「聞いたあとは…仲間探して被害が出ている村や町に向かう準備してから・・・ん」

ざっざっざ・・・

女「そうだ、勇母が言っていたように自分の職も考えておかないと・・・」

ざっざっざ・・・

女「・・・」


女「・・・思い出しますね、あの時はこんな風ではなかったんですが。」

ざっざっざ・・・

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番外編:女の過去




今日はここまでです
27 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) :2011/07/13(水) 01:29:28.06 ID:aEV6BYKX0
おつー
28 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/07/13(水) 01:44:22.73 ID:Q61bo6/E0

期待してるぜ
29 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/07/14(木) 20:47:02.49 ID:X+fHF5950
女(当時13才)「お願いします。どうか私も連れていってください!」

騎士団長「だめだ、何度訪ねても連れていくわけにはいかない。」

女「どうしてですか!魔界の扉が開かれたときに私の故郷が飲み込まれてしまったんです。
私はそのとき故郷を離れていたので事なきを得ましたが、その時故郷に残ってた家族が…」

騎士団長「悪いがそんなよくある事を聞かされてもこちらの、もう決めたことを変える気はない。」

女「そんな・・・ひどい、なんでもいたしますから、戦うことはできなくとも雑用や食事のお手伝い
・・・ですから、故郷の人々を助けるために日々尽力してくださる皆様の近くで何か力に…」

騎士団長「・・・魔法は使えるか?」

女「え・・・すいません、私魔法は使えなくて・・・で、でも薬草なら」

騎士団長「悪いが俺は君のような年端のいかない子供を連れていくことはできない。」
30 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/07/14(木) 21:30:42.76 ID:X+fHF5950
女「・・・どうして、魔法が使えないからですか?確かに薬草より回復魔法が使えれば・・・」

騎士団長「勘違いするな、回復魔法が使えようが自衛することが出来ない者を連れていくことなどできるか。」

女「そ、そんな。でもここには、私と同じ歳の人が・・・」

騎士団長「彼らはあの歳で自分の身ぐらい守れる。俺が君に魔法が使えるかと聞いたのは
魔物に襲われた際に魔物を退けられる最低限の術があるかを知りたかったからだ。」

女「私には・・・、魔法の才がないです。でも、それなりに体を鍛えては・・・」

騎士団長「なら今ここで、そうだな・・・腹筋してもらおうか。」

女「え、なんでですか?」

騎士団長「・・・見た感じでは君と、君と同じくらいの歳の団員の体格を比べると華奢過ぎる。
(着痩せしているだけか?)」

女「・・・何回すればいいでしょうか?」

騎士団長「・・・(無理難題をいってしまえばいいがそれで納得するような娘ではないな、なら・・・)
とりあえず、40秒以内に30回した後20秒休憩をしてこれで1セット。体力の限界が来るまで何セットでも続けてもらう。」

女「…!?」
31 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/07/14(木) 22:16:28.71 ID:X+fHF5950


弓兵「団長!!どこですかぁ!!団長ぅ!!」

騎士団長「ん、なんだ?おーい!ここだ!」ぶんぶん

弓兵「あ、いたいた!団長!実は先ほど捉えた捕・・・ってこの子何してんですかこんなとこで」

騎士団長「腹筋。・・・今3分くらいかな。」

弓兵「当たり前みたいに言わないでくださいよ〜」

女「・・・ぅ・・・ぅぅ」

騎士団長「で、なんのようだ?」

弓兵「あ、耳貸して貰えます?一応これ機密なんで」チラ




騎士団長「・・・わかった、俺があっちに行ってる間、代わりに見てやってくれ」スタスタ

弓兵「あ〜、わかりました。」

女「・・・は…ぁっあ!・・・」

弓兵「…あ〜、なんで腹筋?」

女「・・・この騎士団に入りたいのに・・・華奢だからと・・・言われました・・・ので。」

弓兵「ん〜?   ・・・うん、意味がわからん。」
32 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/07/14(木) 22:38:05.41 ID:X+fHF5950
・・・


弓兵「・・・へーそれで、なるほど。」

女「あの…話しかけるのも、・・・これ以上喋らせないでくれ・・・ませんか?」ヒュー・・・ヒュー・・・

弓兵「今7分かな、もうやめたら?限界でしょ」

女「せめて・・・10分位はしないと・・・みとm・・ぅ!」ごぇ!

弓兵「……ん〜吐くなよ。だからやめろと・・・(認めないと思うけどな〜あの脳筋団長、言うべき?)」
33 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/07/14(木) 23:11:31.45 ID:X+fHF5950
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


かつ・・・かつ・・・かつ・・・


副長「団長、来たか。」

騎士団長「すまない、待たせたか?」

副長「いや、どういう風に切り出そうかと考えていたからな。大して待ってなどいない」

騎士団長「他の部隊長達は?」

副長「この件はワシとそこにいる二人と捕虜から情報を得た際に立ち会った者しか知らない。」

騎士団長「そうか、この情報・・・、慎重に調べろ。」

副長「・・・もちろん、それで団長あの娘はどうする気だ?」

騎士団長「・・・この話を聞いてなおさら連れていくのは・・・、だが、このままでは危険だ。」
34 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/07/17(日) 16:07:28.55 ID:w5ZxaPru0
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女「・・・それから、えーっと・・・戻られた団長に弓兵さんが私が何分腹筋をやったか報告して
それで団長が同じ要領で腕立てやらなんやらさせようとして、私は今の状態ではもう無理と思い
出直したんです。・・・一人でいるとあの日のことと、その帰り道を思い出しますね。」

小悪魔「へ〜、で?おまいさんその当時は体をどの程度鍛えていたんだ?」

女「・・・ん?そうですね、私は当時騎士団のストーキングする前は出稼で貴族の家で
メイドをしていまして魔法が使えない分朝と夜に腕立てや腹筋などを30回2セットずつ
していましたよ。」スチャリ

小悪魔「ほ〜、・・・なんでナイフ抜いてんだ?」

女「ナイフは抜かせてもらいましたがあなたがいつでも襲えたのに
それをしなかったので、こちらから手を出すわけにはいけません。まったく・・・
独り言を聞かれた上、まるで当然のように質問されるまで気付きませんでしたよ。」
35 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/07/17(日) 16:36:53.09 ID:w5ZxaPru0
小悪魔「お前が襲わないのは理由が知りたいからか?
俺が襲わなかったのは、お前が何者か知りたかったからだ。」

女「・・・なんですかその理由?」

小悪魔「におうからだ・・・、臭うぞ!この忘れられぬ許し難し臭い!」

女「・・・!・・・石鹸の臭いだとおもうのですが・・・お風呂嫌いなんですか?」クンクン

小悪魔「・・・この魔力の臭い、魔王様に怪我を負わせ失墜させたものと似通った魔力・・・」

女「魔王に怪我と・・・失墜(先代勇者の事?その赤ちゃんを昨日まで抱いていましたし
魔力が服に染み付いたのなら・・・まあ)」

小悪魔「独り言で自分を語り始めたから少しはわかると思ったが全くわからん
痛い女の独り言を聞かされて腹が立って仕方がない、率直に聞くぞ、何者だ?」

女「い・・・痛い女」
36 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/07/17(日) 16:58:16.77 ID:w5ZxaPru0
小悪魔「奴に会いにこの地に訪れたときにあの者の魔力を感じさせるおまえにあった
ならば、やつは近くにいるのだな。」

女(この魔物どうやら先代魔王の配下で先代勇者に復讐しに人間界に来たみたいね
ほっといて逃げたら魔力をたどって勇者のもとにたどり着くかもしれないですね、だったら)

小悪魔「許さん、あの勇者などという者を!一族はもちろん意思を継ぐ者は八つ裂きに・・・」

女「なら、まず私を八つ裂きにしなければいけませんね。あの御方の意思を継ぐ私を」


37 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/07/17(日) 23:12:30.26 ID:w5ZxaPru0
小悪魔「それじゃあ、お前が…今の勇者ということか」

女「どうかしましたか?あれほど息巻いておいて来ないのなら、こちらからいきます!」ビシュ

小悪魔「うげぁ!くっ首!ねらいやがったな!」

女「先代に恨みを抱き、私や先代と親しい方達に手を出そうとすると
分かった以上見過ごすわけにはいけません!!」ヒュッ シュパッ

小悪魔「・・っち、幻影風!!」ムボォァン

女「しまっ!! 視界から魔物が…ぐっ、歪んで消える。」グナァ〜ン

小悪魔「はぁはぁ、よくもやったな今度はこっちの番だ。そんな状態で何時までもつかな!?」ベシッ!

女「キャッ!!…っぅ」ドサ

小悪魔「ヒャァアアアアアッ!!!どうだ俺の魔法は!!この魔法にかかった者の視覚は
動くもの全てこの風に覆い隠されるぅ!!見えるならこれ避けてみろ!?」バチッ

女「ぐぁ・・・退いて!」ブンブン スカ

女(あれ、今・・・攻撃された方向の空気の歪み方が・・・)

小悪魔「どこに攻撃してんだ?そういえば首やられそうになったんだっけな?」ニカッ

女「・・・見えませんが嫌というほど和かに笑っていらっしゃるのは分かります。」
38 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/07/17(日) 23:59:12.13 ID:w5ZxaPru0
女「(もしかしたら空気の歪みを見極めればいけるかもしれないけど、
それは賭け・・・いまは無難にこの魔法の効力が弱まるまで時間を稼ぐ)
ところで、この最近貴方達が町を襲っていらっしゃるようですが、
それは魔王の命令で行われていらっしゃるのですか?」ヨロ

小悪魔「あぁああ?残念だがそれは俺と俺の仲間は関係ねぇ!
”現”魔王には忠誠を尽くしてない」

女「…?では、先代へ腹いせのためだけにこの地に?
逆恨みもいいところですね。(声が右から…2m辺にいる)」

小悪魔「腹いせ?逆恨みだと・・・!ふざけるな、魔王様が勇者に半身の自由を失うほどの
怪我を受けてからどれだけ荒れたことか!貴様ら奴隷共のせいで・・・」

女「・・・今なんといいました?」ピキ
39 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/07/18(月) 00:40:42.99 ID:Wf5bfqai0
小悪魔「ん!?(なんだ、こっちを向いた…もう魔法が切れそうなのか!クソあと1回使ったら
もう使えないし、完全に切れるまで待たないと効果が弱くなるのに…まずい、クソぉ
俺より弱そうにみえたのに・・・魔法なしじゃあとてもまともによけれねぇ)」ダラダラ

女「・・・そろそろ効果が無くなりそうですがいいんですか、何もしなくて?」

小悪魔「な、何もしなくてだと・・・」

女「私、貴方がたに奴隷と呼ばれるのだけは…どうしてでしょうかね?
こんなに許せないのは・・・何かして見てはどうです?戦うなり逃げるなり足掻くなり
命乞いをするなり…どれを選択しようがどのみち結末は等しく同じですが」チャキ

小悪魔「こ、この…効果がなくなる前に首を噛みちぎってやる!」バッ

女(大口を叩いておいてなんですが・・・姿はまだ見えてないですね
…空気の歪みが・・・あった、ここに渾身の一撃を…!)






ドオォン!




女「」
40 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/07/18(月) 01:10:27.24 ID:Wf5bfqai0
小悪魔「ご・・・ぅぶっ」ドシャァ

小悪魔「・・・めぇ、…ぁんでナイフで止めをさs………った」びくびく

女「…できましたけど、あなたは魔王のことを知ってそうですね」

女「いま、この国の王は貴方がた魔物の襲撃に対抗しようとしているのですが、
魔王はもちろん人間界じゃ見られない魔物などの情報があれば少しは助けになると思いまして」

小悪魔「生け捕りにし…て俺に、・・・は、同胞をうれというのか」

女「笑わせないでくださいよ、あなたはその頂点にいる魔王に忠誠を誓わないと
言っていたじゃないですか、今更売ろうが関係ないですよ。」シュルリ

小悪魔「なにを・・んぐ!」ぐるぐるキュキュガシッ!!

女「これでよし、予想以上に時間くっちゃいましたね。さっさと王都に向かって差し出して
予定通り仲間探しと職探しですね。」ヒョイ

小悪魔「〜〜〜〜〜〜!!!」

女「…ゆるしていませんからね、あまり動かないでください
そうしてくださっていれば、悪いようにはしませんから」がっし
41 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/18(月) 01:12:02.02 ID:Wf5bfqai0
寝ます
42 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) :2011/07/18(月) 01:29:40.52 ID:Zo+SGr4a0

騒がしくなりそうだ
43 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/07/18(月) 13:53:22.85 ID:Wf5bfqai0
----------------------------------------------------------------------------------------
王都 城の門前

小悪魔「むぅ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!」ズルズル

女「・・・ちょっと静かにしてもらえませんか?遠目からだとあなた人の子供に見えるようで、
先程から私が子供を裸にして縄で縛って引きずり歩いてると道行く人たちに後ろ指刺されながら
言われてるんですよ。」

小悪魔「〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!」


門番「ッ!!と、止まれそこの女!!!」ギョ!!

女「…はぁ、またですか・・・」
44 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/07/18(月) 14:29:19.78 ID:Wf5bfqai0
女「でも、ちょうど良かったです。」ポ〜イ

門番「な、何するかぁー!こんな幼気な幼女を…って!!」サァ〜

小悪魔「〜〜〜〜!!!!!!!!!!!」

女「その方、今の魔王に忠誠を誓ってないようでこの国に情報を売りたいと申してまして、
しかし自分は魔物でこの場所に近づけないと嘆いていましたので、私も城に用があり
もののついででこのような手段で連れて参りました。」

小悪魔「…!〜〜〜〜(言ってねぇ、んなこと!!)」

門番「はぁ…しかしもう少し手段を考えて行動するべきだな。」

女「すみません以後は気を付けます。それで、私の用なんですが・・・」
45 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/07/18(月) 14:55:10.13 ID:Wf5bfqai0
女「村や町を魔物に襲撃される件で大臣にお目通りを…」

門番「…そういえばあんた、昨日赤ん坊を連れて城に入っていったよな、
昨日はその件で新たな勇者を招いて会議するため、民の出入りは禁止されてたのに…
まさか、あんたが勇者・・・!!」

女(違うんですけどね、私が勇者と名乗った相手がいる手前即答で否定できませんね)

女「そうです私が勇者(代理)です。しかし、貴方がたにこの情報が行き届いてないなら
王さまはこのことをまだ内密にしておきたいのではないでしょうか?」

門番「…!すみません声が大きかったです。今大臣にお目通りできるように手配しますので
城内でお待ちを・・・」
46 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/07/18(月) 15:19:37.46 ID:Wf5bfqai0
城内

かつ・・・かつ・・・かつ

大臣「おまたせしましたかな、代行勇者?」

女「いえさほど待っておりませんよ」

大臣「今日はどういった要件で参られました?手紙で向かって欲しい場所は
一応地図と共に記したんですがどこか分からないところでも・・・」

女「手紙?なんのことですか?」

大臣「今朝あなたと勇者が住む村に昨日あなたを押さえつけていた兵士を向かわせたのですが
どうやら入れ違いのようでしょうか。」

女「そうですか、では私は城下町で仲間集めをし、宿を取りますのでその兵士さんが戻ったら
私のもとに向かわせてください、それでは・・・」クル

大臣「あ、お待ちを代行勇者、今あなたはなんの職についておりますかな?」



女「・・・無職です」ボソリ
47 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/18(月) 15:21:55.91 ID:Wf5bfqai0
休憩します
夜に再開するとおもいます
48 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/18(月) 15:31:15.00 ID:ahWd6dO8o

無職だったのかwwwwww
49 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/18(月) 18:02:34.22 ID:MezLtU+IO

>>1戻った時でいいからそろそろ
女のスペック教えてくれ
50 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/18(月) 19:52:18.81 ID:Wf5bfqai0
>>49
女スペック 
21才女性
職:(過去)メイド、騎士、奴隷。(現在)勇母家にてベビーシッター(自称)として
寄生する無職
髪型、髪色、髪質:セミロング、黒に近い茶、柔らかめ
身長:162cm
体格:痩せてみられるがそうでもない
バスト:D
体重:・・・おや、誰か来たみたいだ行ってくる
51 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/18(月) 21:17:46.02 ID:MezLtU+IO
>>1
女の顔を二分で描いてみた
絵なんて高校の授業以来描くの久しぶりな気がする。
http://beebee2see.appspot.com/i/azuYka-hBAw.jpg
52 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/07/18(月) 21:17:49.60 ID:Wf5bfqai0
再開します。


大臣「なんと!それはなりませんね、代行とはいえ勇者なのですから
職に就き武器などの扱いはもちろん何か属性魔法を覚え使えなければ
代行勇者として務まりませんな。(無職であの体さばき…)」

女「((((;゚Д゚))))ま・・・まほ・・・うですか」

大臣「そう、魔法です。かつての勇者は魔法が苦手な者もいましたが
全く使えない者などいないのですから代行勇者も使うようにしていただきたい。
できれば雷の魔法を覚えていただきたいですが、こればかりは相性がありますしね
代行はどの属性魔法が使えますかな?」チラリ



女「・・・なにも」
53 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/18(月) 21:21:11.12 ID:Wf5bfqai0
>>51
描いてもらって嬉しいが首が折れる。
54 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国地方) [sage]:2011/07/18(月) 21:41:11.84 ID:i6TgY8j+0
>魔法が苦手な

2の事かww
55 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/07/18(月) 21:50:48.61 ID:Wf5bfqai0
女「・・・(もう出ようこれ以上はなぜか耐えられない気がします)」クル

大臣「おや、どちらに行かれるのかな、まだ終わってませんよ。
先程の質問の答えを聞いてませんよ代行勇者。」

女「・・・使えないといったんですよ」イラ

大臣「でしたら・・・」

女「仲間になっていただいた方に教えをこいますので、それでは私はこれで」

大臣「・・・ああそれと、魔物を捉えてきたようですね。」

女「ええ、丁重に扱ってくださいね貴重な情報提供者なので…」

大臣「・・・はぁ、とてもそのようには見えないのですがね。無理やりに連れてきたような感z…」

女「丁重にお願いいたしますね」ギリ


大臣「ッ!!」ギョ

女「では今度こそ本当に私はこれで失礼しますね。」クル、カツカツカツ


女(たとえ魔物でも奴隷のような扱いをされていると気分が悪いですしね。)
56 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/07/18(月) 22:04:59.74 ID:Wf5bfqai0
-----------------------------------------------------------------------------------
城下町 大通り酒場前

ひそひそ

女「仲間を求めてここまで来たのですが・・・」

ひそひそ     ミテ、アノヒトコドモヲ…

  マア、ハダカニシテヒキズルダナンテ

ナンテオンナダ
        ひそひそ

オレモシバッテ(゚д゚)ホスィ…
     ツカマエテヤルジドウギャクタイシャ!!

女「どうやら、インパクトが強すぎたようで…仲間になってくれそうな方が
見つかりそうにないです。」
57 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/18(月) 22:06:32.26 ID:Wf5bfqai0
今日はここまでです。
58 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国地方) [sage]:2011/07/18(月) 22:15:23.65 ID:i6TgY8j+0
乙!
女が色々と不憫すぎるww
59 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/18(月) 23:45:26.89 ID:MezLtU+IO

画像は正直すまんかった次は気をつける
60 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage saga]:2011/07/19(火) 10:52:15.98 ID:xYOhKn5w0
乙です。
61 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/07/20(水) 00:29:43.50 ID:e+G9buLl0
             ヒソヒソ

チカヅイチャダメヨ…     
                 ウン、ワカッタ。

  (・∀・)カエレ!!カエレ!!

ヒソヒソ

      ウェエエン!!シバラナイデェ!!

女「………」カツカツ

コノヒトデナシ!!

コワイヨゥ、オジサンアノヒトコワイ…ガタガタ

   チカヅイチャダメダヨ。サァアッチデオジサントトテモイイコトヲシヨウ…(;´Д`)ハァハァ

ウン、デモイイコトッテナニ?

女「…!」くるり






女「…まぁ、いいか」カツカツ
62 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/07/20(水) 00:43:36.42 ID:e+G9buLl0
女「この状態、流石に泣きたくなってきました…、宿を取ってから出直しましょうかね。」カツカツ

???「そこの変態!!止まれ!」ドォン!!

女「もう少しほとぼりが覚めるまで待ったほうがいいですねこれ以上出歩くと危険な気がしますし…」カツカツ

???「ちょっ…そこの変態!止まれって!?止まってこっち向けよ、お前!」

女「この調子だと一人で向かうことになりかねないですね…困りました。」カツカツ
63 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/07/20(水) 01:03:27.66 ID:e+G9buLl0
???「おおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉい」プルプル

女「!なに?」ビク クルリ

ゴロツキ「さっきから呼び止めてんだろうが!舐めてんのか!?」クワッ

女(感じ悪いですね、こんな方に付き纏わられている方がいただなんて全く気付きませんでした…
…この方に付き纏わられてる方を助ければ少しは評判がマシになるかもしれませんね…
何処にいらっしゃるんでしょうか?)キョロキョロ

ゴロツキ「おまえだ!!おまえにいっているぅ!!」
64 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/20(水) 01:05:52.01 ID:ajqFypgDO
女のスルースキルに憧れる
65 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/07/20(水) 01:27:31.79 ID:e+G9buLl0
女「…私に言っていたんですか?期待はずれですよ、まったく…」ハァ・・・

ゴロツキ「こ…ぉのお、このアマァ…ガキを虐待したっていうから叩きのめしてやろうと
俺が直々に出てやったのに俺じゃあ物足りねえってかぁあ!!」

女「そういう意味じゃないですが…どうでもいいですね。あなたが誰でも。」

ゴロツキ「いったなぁ・・・ならお前はどうやって俺を倒すか見せてもらおうか!?」

女「…?なんで唐突に戦う方向に話が進んだのかわかりませんが、どうでもいいと言ったんですけど」

(町中ではナイフは抜きたくないですし、素手で倒せるとも思えませんし、ここはやはり…)

女「」ダッ

ゴロツキ「!?……まぁぁぁあああああああああてぇえええ!!!!!」



今日は寝ます
66 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国地方) [sage]:2011/07/20(水) 01:32:18.10 ID:uhMVRARe0
あれ、このゴロツキ意外と良い奴じゃね
67 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/20(水) 08:33:17.14 ID:PmJOtDRMo
ゴロツキって名前だけどやろうとしてることまともだよなww
68 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/07/20(水) 17:18:30.82 ID:e+G9buLl0
路地裏


マアテエ!!オォオオッォォォィ…!


女「ハァッ…ァ…ハッ…!」ダダダダダ

女「想像以上にしつこいです…」ダダダダダ


…ォォィ!!…


女「声が小さく…ようやくまいたようd…」クル


…タッ!タッ!ダッ!

ゴロツキ「…」ギラリ

ダッ!ダッ!ダッ!

女「ひっ!!サイボーグみたいな走りで追い上げてきてます。」

女(道を蛇行しないとあの速さすぐに捕まる…
せめてあそこに着くまでは捕まるわけには)
69 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/07/20(水) 17:48:44.45 ID:e+G9buLl0
女(城門に着けば、もう安心なはず…)ダダダ

ゴロツキ「…いい加減、往生しやがれェ!!」バァッ

女「!? キャア!!」スク

ゴロツキ「!!」スカッ ドザッゴロゴロ…

ゴロツキが女を捕まえようと飛びつき取り押さえようとした時
予想外にも女が突然しゃがみこみゴロツキは女の上を飛び越えてしまった。
それに動揺してしまった為か着地に失敗し2転3転いきおいよく転がった

女「…だ、だいじょうぶですか?」

ゴロツキ「」
70 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/07/20(水) 18:41:52.47 ID:e+G9buLl0
女「返事がない、ただn(ry」

ゴロツキ「ぅ・・・ぅ」ぴくり

女「しぶといことで・・・ん?」


……ァンダ?イマノオトハ……ィ…ゥ

 …コッチニクルンダ、コエハダサズニネ、フフ

オジョウチャン…オジサントイイコトシヨウネ(;゚∀゚)=3ハァハァ


女「あれは、さっきの…でも何か様子が…」
71 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/07/20(水) 21:01:46.49 ID:e+G9buLl0
幼女(虚ろな目)「…」コクン

女(あの子に服装に乱れや怪我はない・・・ですが、魔力の流れは…
乱れはない整っている…あの年頃の子供ではありえないほどに整っている…
長年魔力の扱いに精通した者のような流れ方…隣にいる方と同質のようですね、
あんな子供に…心操の魔法でしたっけ、そんなものをかけるだなんて)

ゴロツキ「こんなところで隠れて何してやがるこのアマ!覚悟しr…」ガシ

女「あれを見てくださいゴロツキさん、今私とやり合うのとあの子を
助けることが叶わなくなります。」

ゴロツキ「誰がゴロツキか!!第一そんな手に…」

ロリコン「!!」

女「黙って、気づかれた。」ぱし グイィ!

ゴロツキ「ふッぐ・・・!?」もごもご

ロリコン「!?なんだだれかいるのか!!」クル!
72 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/07/20(水) 22:35:37.71 ID:e+G9buLl0
女「ゴロツキさん、あの子を助けるの手伝っていただけないでしょうか?」ヒソヒソ

ゴロツキ「…」ポンポン

女「すみません、何か言いたいのは分かりますが急を要すことなのでこのままで」ヒソヒソ

ゴロツキ「…」


幼女「・・・ぅぇ・・・けほ・・・」

ロリコン「ん、いかんこのままだと…じっくりとしないとな、心操魔法解除。
少しの間いい夢を見てよねぇお嬢ちゃん・・・火煙に包まれ眠りに誘え…
煙妖火…」もぁ・・・

幼女「・・・ぅ」こて


女「あそこのローブを着た男性の隣のあの子見えますね。」ヒソヒソ

ゴロツキ「」コクり

女「あの子は今あの男性に心操の魔法で操られていました。あの魔法はかけた相手を
短時間簡易的に操る程度の在り来たりの催眠魔法ですが、子供や衰弱している者、
魔力の損失した者に対しての使用は禁忌です。」

ゴロツキ「?」

女「理由の一つがその魔法をかけられた者は術者と強制的に7〜8割の体の状態を同調させる。
例えばあの人が息を吸うとあの子も同調しての空気を吸うんです。」

ゴロツキ「?」

女「なんでそんなことでって顔ですね、いいですかあの子が息を吐こうとするとき
大人のあの人が息を吸ったら強制的に7〜8割ですが大人の吸う量の空気を子供の
小さい肺に無理やり吸わされるんです。肺が破裂してしまいますね。」
73 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/07/20(水) 22:54:28.21 ID:e+G9buLl0
女「それからもう一つ、この魔法は・・・」

ゴロツキ「…離せ」ぐい

女「!?」

ゴロツキ「あいつがそんな魔法でガキに何しようとしているかわからんが
お前の説明でだいたい分かった。今はお前に協力してやる・・・」

女「ゴロツキさん・・・」

ゴロツキ「俺が奴を引きつけている間にあのガキを奴から奪え…あと
俺は戦士だ。」

74 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/07/20(水) 23:50:06.57 ID:e+G9buLl0
ゴロツキもとい戦士(以降戦士)「おい」ズイ

ロリコン「!!な、なんだお前」

戦士「こんなところで、お前がその腕に抱いているガキはどうした!?
とてもじゃないが・・・いや、そんなになるまでつれまわしたのかぁ!?」

ロリコン「この子は自分の娘で…熱、そう熱がでてそれで・・・」

戦士「黙れぇ!!俺はそのガキの親を知っているぅっ!!お前のような輩ではないわ!!
それにお前が魔法で眠らすところをこの目で見ていた!?答えろぉ、そのガキに
何をしでかすつもりだァ!!!!」クワァ

ロリコン「!? …なら仕方ねぇな、灼熱の炎に抱かれ・・・しね。」カッ

戦士「!(無詠唱だと)」

75 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/20(水) 23:51:35.27 ID:e+G9buLl0
今日はここまでです。
76 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/20(水) 23:53:55.47 ID:9+GM2a5ho
うぉぉいいところで
77 :1 [sage]:2011/07/21(木) 22:40:22.60 ID:rvKqjaym0
私用で来週の木曜日まで投下できません
そこでこのスレを見てくれている方にその間
改善したほうが良いという所があったら
書き込みしていただけると嬉しいです。
78 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/22(金) 00:35:34.57 ID:TUQnC87IO
書き溜めてくれ
79 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/22(金) 00:45:06.78 ID:dKKwec0IO
書き溜め希望
80 :1 [sage]:2011/07/23(土) 02:19:41.93 ID:V9cj8aRIO
その日の投下分だけでも書き溜めする様にします。
81 :1 [sage]:2011/07/25(月) 17:44:14.18 ID:Ezt639GIO
なんか今日時間に余裕があるので、
少し書き溜めたのを7、8時頃に書き込みますね
82 :1 [sage]:2011/07/25(月) 18:26:26.62 ID:NMqaiVEb0
帰宅しましたので晩飯食べてからPCで書き込みます
83 :1 [sage]:2011/07/25(月) 18:27:12.42 ID:NMqaiVEb0
帰宅しましたので晩飯食べてからPCで書き込みます
84 :1 [sage]:2011/07/25(月) 18:28:21.99 ID:NMqaiVEb0
帰宅しましたので晩飯食べてからPCで書き込みます。
85 :1 [sage]:2011/07/25(月) 18:33:15.55 ID:NMqaiVEb0
すいませんエラーが出たので何回かやり直したら
なぜか連投してました。
86 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/25(月) 18:35:38.69 ID:7TT+bHevo
エラー出たら大体書き込めてるからしばらく待ってリロードするべし
何十も同じ投稿なんてこともある
87 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟県) [sage]:2011/07/25(月) 18:35:57.03 ID:74d0Aam8o
エラーが出てもなぜか書き込めているのはよくあること
88 :1 [saga]:2011/07/25(月) 19:11:29.59 ID:NMqaiVEb0
今度から気を付けますね、じゃあ少しだけ書き溜めた続きを
書きます。


ドォオンン!!!



ぱらぱら・・・

女「ぇ…!まさか今の音は攻撃魔法の…人通りがない路地裏でも
こんな城に近い場所でこんな注目を浴びるような威力の高い魔法を使うだなんて
ゴロツキさん…無事でしょうか。早く回り込まないと・・・」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

パチ…パチパチ

ロリコン「既の所で躱したか…」(・д・)チッ

戦士「…お前、何を考えてやがる。」はぁ…はぁ…

ロリコン「何を…?言っただろ。あんたをこの炎に包み死なせる…
見られた上知られ…阻まれた以上…」

戦士「違ぇ、そっちじゃない。路地裏とはいえ、そんな目立つもん
ぶっぱなしやがって、自分の首を…」

ロリコン「絞めるとでも?ん?…クッハァハハッハハァッ!!
火竜の息吹の如く全てをなぎ払えぇ!!」ボォオッ!!

戦士「ぐ…っう、おお!!」ゴァアア!!

ロリコン「盾で直撃は防いでいるようだが、いつまでもつかね?」ボオォオ!!
89 :1 [saga]:2011/07/25(月) 19:15:00.46 ID:NMqaiVEb0

戦士「…め…なぁ(確か…もう少しだったな)」ジリ…ジリ…

ロリコン「あぁ?なんて?なんて言った。」ボォオオ!!

戦士「舐めるなッ!!」ダッ!!

ロリコン「ッ!!体当たりか、褒めてやる、この火力を物ともせずに…」ヒョイ

戦士「ッルォッオァガァア!!!」ジャキッ ブォォオッ!!

ロリコン「うっおぁ!!ぁッ…っしまっ…!!」|彡サッ …スルリ

戦士「なっ…(ぐっ!!今のでガキが投げ出された!?不味い壁にッ!!)クソ!!」ダッ


ヒューン・・・


戦士(間に合わねぇええ!!!)

90 :1 [saga]:2011/07/25(月) 19:22:19.54 ID:NMqaiVEb0
ロリコン「…んてことだァ!アアアアアア!!」

ヒューン・・・


戦士(ダメだ!壁にぶち当たる!!)


ガッシ!!


戦士・ロリ「!?」

戦士「お前!!そのガキは無事か!?」

幼女「…ぅぅ」

女「ええ、なんとか・・・」

ロリコン「・・・ε-(´∀`*)ホッ」


女「…様子を見ようとして顔を出したら、この子が飛んでくるとは
思いませんでしたよ。怪我は見たところないですが…」キッ!!

ロリコン「あの時の変態か、今度はその子にも…」((´∀`))ケラケラ

女「黙りなさい!私は今、その程度の軽口でも聞き流す気は毛頭も無い、
直ちにこの子にかけている魔法を解け外道ッ!」チャキッ!!

ロリコン「ぁあ?何切れてんの?切れるのはこっちの方なんだけどぉ
邪魔ばかりしやがってクズどもがぁ!!」
91 :1 [saga]:2011/07/25(月) 19:28:57.96 ID:NMqaiVEb0

キャー…

ウワァァア…

ロリコン(クズども…、さっきの感じだとこいつらグルだな。
そろそろ離れねぇといけないのだが…挟撃か…)ニヤ

戦士「逃げれると思うなっ!!!」クワッ

ロリコン「q(゚д゚ )ウルセェ、逃げるだと?逃げるものか…
そのお嬢ちゃんを置いてそのような愚行をしでかすものかよ。」…カツ…カツ

女「させません。これ以上この子に近づくなッ!!」ザッ

ロリコン「…」イラッ

戦士「ここでお前を捕まえて引導を渡し、
じきに来るだろう兵士に身柄を引き渡してやる。」

ロリコン(ん?・・・! クククハァアああああ!!)

ロリコン「残念だったなぁ・・・引導も身柄も引き渡せなんだ」ニッカリ



すいません書きためここまでです。
92 :1 [sage]:2011/07/25(月) 19:46:55.78 ID:NMqaiVEb0
書き溜めして11時ごろまた来ます。
93 :1 [sage]:2011/07/25(月) 19:48:11.52 ID:NMqaiVEb0
書き溜めして11時ごろまた来ます。
94 :1 [sage]:2011/07/25(月) 19:49:27.23 ID:NMqaiVEb0
注意するといってすぐまたやってしまった・・・
95 :1 [sage]:2011/07/25(月) 22:54:36.82 ID:Ezt639GIO
PCフリーズした・・・
すみません今日は無理ぽいです
96 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/26(火) 01:00:23.53 ID:XXKNwifUo
待ってる
97 :1 [sage saga]:2011/07/29(金) 23:40:49.38 ID:wbMbYQOD0
PCがフリーズしてその時書きためてた分が消えてしまったので
気分転換で番外書きます。

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番外編:女が旅立って三日後の勇者宅

勇者「ぅぅうぉっ」だあ、だあ

勇母「…きっ・・・ついなぁ、もう…女ぁ、さっさと帰ってこないかね?」

勇母「…えー、えっとそろそろ、…何すんだっけ?あぁ〜家事女に任せっきり
だからよくわかんねぇ〜」

勇者「ぁ・・・うあぁあん!!」

勇母「!? 今度はどうしたの? うっ、オムツ替えないと・・・
ああもう帰ってこ…来てください女!!」

勇者「びぃぇああああ!!!!!!」



こん、こん

「すみませんどなたかいらしゃられませんか」


勇母「こんな時に、…(あの兵士と比べたらマシだし殴るのはよすか)」ツカツカ

98 :1 [sage saga]:2011/07/30(土) 00:05:32.20 ID:0B0HUTi20
勇母「どなた?」ガチャ

扉を開けるとそこに老人とその隣には自分より若そうな女性が立っていた。

老人「お忙しいところ失礼いたします御婦人、私供は王より今日から
身の回りの世話をするようにと仰せ遣わされまして・・・」

勇母「えっと、なんのこと(そういえば兵士がそんなこと言ってたような気が…)」

あたしがこの老人の話に困惑しているときに隣に立つ女性と目があい女性は軽く会釈をし
こちらに視線を送る、それを気にも止めず話を続ける老人

隣の女性「…」ペコリ

老人「おや困りましたね、事前に知らせが行き届いていると伺ったのですが…」

勇者「ぁあああああ!!!!!!!」

老人の話を遮ったのはあたしの子の鳴き声でその鳴き声が今まで何をしようとしていたのか
この二人の訪問で困惑し、すっかり忘れていたことを思い出させる。

99 :1 [saga]:2011/07/30(土) 00:26:47.08 ID:0B0HUTi20
勇母「ああ、それどころじゃなかった!悪いけど出直してくれない!」タッタッ

隣の女性「あの奥様…」

勇母「何?まだなにか?出直して欲しいんだけど?」

隣の女性「今奥様がおやりになさろうとしていることを私供になんなりと
お申し付けください」

勇者「あぅぅうう!!!」

勇母「あんた今の話聞いてたの?」イライラ

この申し出はさっきまでのあたしなら甘んじて快諾しただろうが、
この二人があの王の命できたというのが気に食わない…
あの王が女を旅立たせなければそもそもこんなことにはならなかったのに
それにあの子が勇者と知って近づく者の手の者を先代勇者とあたしの家に
あげたくはない…



100 :1 [sage]:2011/07/30(土) 00:31:08.47 ID:0B0HUTi20
すいません眠いので寝ます。
番外編今日中に終わらすつもりだったんですが
101 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [sage]:2011/07/30(土) 13:14:27.00 ID:FG6YcJKKo
顔文字を止めてくれると嬉しい
102 :1 [sage]:2011/07/31(日) 02:23:40.42 ID:KCJ+aLCIO
>>101
ロリの印象をウザくしようと安易に顔文字使ったけど、
ただ不快感を与えてしまったのなら、ごめんよ
103 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/31(日) 18:47:15.32 ID:KdhtjNMho
>>102
俺は別に構わない
104 :1 [saga]:2011/07/31(日) 22:16:57.86 ID:Xhr3NV0R0
とりあえず顔文字の使用は控えます。
番外編はこれで終わりです。


勇者「ええ〜ん!!」

隣の女性「あの奥様、このままでは可哀想でございます。」

勇母「」ピキ

老人「落ち着いてください御婦人、私供も門前払いをされたとあっては
私供を遣わした王に合わす顔がなくなってしまいます。」

老人「そこでどうか一度私供に御婦人の身の回りの世話を…」

勇母「ああっ!分かったから!じゃあ、あなた子供の世話をしてっ!!」

隣の女性「わかりました奥様」ぺこ

勇母「食事はそっちのあなたね」

老人「承りました御婦人」

勇母(家あげるのでも嫌なのに…少しでもミスしたらすぐに追い出してやる…)




………

……




老人「如何でしょうか、お口に御合いになられましたかな?」

勇母「…うん、うまい。女の料理よりも…」もぐ・・・もぐ・・・

勇者「ぅぅ・・・うー」…パチ

女性「・・・」

勇母(・・・勇者の世話を卆なくこなしてるこの子…この二人粗がない…)ちら

女性「…?どうかされました奥様」パチ

勇母「いやその子初対面の人にはあまり懐かないんだけど…」チラ

女性「慣れていますので」パチ

勇母「そう、慣れてるの…(…勇者の体帯電してるからこの子の髪が
ベジータ並みに逆立ってるの言うべきか?)」


勇母(女・・・今何やってんのかな)



番外編:終
105 :1 [sage]:2011/07/31(日) 23:12:25.92 ID:Xhr3NV0R0
番外はここまでで本編は来週からやります
106 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [sage]:2011/08/01(月) 03:01:36.49 ID:TvFfEdLq0
ベジータwwwwww
107 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/20(土) 14:44:47.90 ID:XdMKkuiDO
めひ
108 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/20(土) 14:45:32.13 ID:XdMKkuiDO
相老
109 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/29(月) 00:25:45.38 ID:AwOgRyRSO
どれくらいで落ちるんだ?
110 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/02(金) 01:04:01.32 ID:NPnl1VyIO
ゴタゴタしてて書けなかった
日曜日に出来たら書く
自治スレッドでローカルルール変更の話し合い中
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1314546216/
111 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/05(月) 00:38:36.63 ID:ZNyYggMIO
自宅に帰れない・・・
112 :sage :2011/09/05(月) 15:37:19.95 ID:Rxl0dn/20
台風の影響?
けっこう楽しみにしている
113 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/06(火) 19:25:21.48 ID:LNF3zDmso
まつ
114 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/09/11(日) 14:52:11.47 ID:TUach+bH0
遅くなったけど再開します


ロリコン「これで道を切り開くッ!…火煙の塵が舞い留まりし地に…」

戦士「させるかぁあ!」ゴォッ!!

ロリコン「…炎神は汝らを…」ヒョイ!

女(この子を眠らせた魔法と同じ類の魔法!?詠唱が終わる前に…)
「ゴロツキさん避けてください! シッ!!」ブン!

戦士「ちょこまかと・・・ん?」ブン!

ロリコン「そのかい…!(くっ)…なに抱き安らぎを…」バッ

戦士「おあ!ダガーを投げるな!」キィッン

女「今です!奴が着地する前に仕留めてください!」

ロリコン「与えたまえ…!!」(しまった、避けられない!!)

戦士「!! ・・・覚悟しろぉオォォおおオオ!!!」ブォオッ

ロリコン(間に合え!!)「炎神の包y…がぁッ」ザシュッ!! 
115 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/09/11(日) 15:19:54.97 ID:TUach+bH0
ロリコン「…炎神の…ほぅよぉ…ぅ」 ドッ…サァ・・・

戦士に斬られた魔術師は切り札であった魔法を口にするが
今の攻撃により集中が乱れ不発、力なく地に膝を着き後ろに倒れた。

女「ゴロツキさん!怪我は大…」

戦士「俺は戦士だぁあああ!」クワッ

女「…大丈夫ですか?戦士さん」ビクゥ

戦士「火傷が少しあるが…まあ気になるようなもんじゃねえな、そんなことより」

幼女「……」

女「あの子は魔法の扱いができない私ではどうすることもできません。
あの男が使った心操の魔法に詳しい魔法使いに委ねるしか…」

戦士「…そうか」


兵士「お前たち何をしている!!」
116 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/11(日) 15:29:55.35 ID:EgCFhnsIO

  (  ゚д゚)
_(__つ/ ̄ ̄ ̄/_
  \/    /

  ( ゚д゚ )  きたか・・・!!
_(__つ/ ̄ ̄ ̄/_
  \/    /

  ( ゚д゚ ) ガタッ
  .r   ヾ
__|_| / ̄ ̄ ̄/_
  \/    /

 ⊂( ゚д゚ )
   ヽ ⊂ )
   (⌒)| ダッ
   三 `J
117 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/09/11(日) 15:52:56.72 ID:TUach+bH0
駆けつけた兵士達にその場で取り押さえられこの騒動の犯人として女、戦士、ロリの
3人は牢屋にいれられ女児1名が保護された。

数時間後、看守が大臣に自分は勇者代理と名乗る女が王にあわせろと騒ぐと
相談に来たので大臣は牢屋に嫌な汗をかきながら向かい、
そして、今なるべく見たくなかった人物と再開した。



王様「…で、今に至るということか勇者代理」ふるふる・・・

女「ええ…、はい・・・そうです。確か同じことを申したと思うのですが」

王様「嘆かわしいわ…もう少し自分の立場に自覚を持たぬか愚か者が!」だぁーん!

女「…」

王様「貴様は勇者代理なのだぞ!この前の魔物の時もそうだ、例え魔物であっても
あのような、子供にしか見えぬ者に非人道的な行いをすれば…あーだこーだ…etc」

女(また同じことを…時間の感覚がなくなってきた…)
118 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/09/11(日) 16:11:15.81 ID:TUach+bH0
王様「今回の件は前の件がなければだな、聞いておるのかァ!!」ズダァーン!!

大臣「王様、もうそのくらいでよろしいかと、王座が壊れてしまいます。」

女「・・・」(大臣が気を使ってくれたと思ったら玉座の心配だった・・・)

王様「チィッ!!・・・代理よ」ギラリ

女「なんですか?」

王様「明日までに仲間を集い指示した地に立て、仲間が二人以上いなければ
こちらが手配する、覚悟しろ」

女「・・・わかりました」(…嫌な予感しかしない)
119 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/11(日) 16:12:23.17 ID:TUach+bH0
休憩します
120 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/09/11(日) 21:41:13.83 ID:TUach+bH0
再開


城下町、酒場前

女「…気が進みませんが、今日中に仲間を集めますか…」ギィ…チャリンチャリン

ガイガイ

  ガヤガヤ

女「結構人がいますね、これなら…」

マスター「いらっしゃ…うっ!」

女「…(この反応…噂って怖いですね、こんな酒場のマスターでも
もう知っているなんて)」


マスター「…」
121 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/09/11(日) 22:04:48.01 ID:TUach+bH0
女(だけど…ここで仲間を集められなかったら王が集めた人達とか…)

女「…極力避けたいですね気分が悪い」

マスター「気分が悪いならこんなとこから帰りな」

女「え、いえ違いますよ。いまのは、この酒場のことでは・・・」

マスター「要件がすんだら帰れ」

女「…いますぐ仲間になっていただける方おられませんか?」わなわな・・・

マスター「…すぐなら、あんたの後ろにいる二人だな」

女「えっ・・・」くるり
122 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/09/11(日) 22:43:01.50 ID:TUach+bH0
遊び人「君〜キャッワいいねぇ〜、どう?俺と一緒に飲まない〜?」

武闘家「あっ…あのっ!ひっ昼間の方デスよ・・・ね?ぼぼ・・・僕も
あの場所に…ぃ…いて、」

女「…(うわ)」

遊び人「ちょっとお前あっち行ってくんなぁい?どもりすぎでマジきめぇ」ゲシ

武闘家「あっ…はぁ!も・・・っもっと」

女「」

マスター「で、どうすんだい。その二人でいいかい?」

女「え・・・え?」


遊び人はこちらを仲間になりたそうな目で見ている。
武闘家はこちらを仲間になりたそうな目で見ている。
顔面に怪我を負った兵士がその様子をただ眺めている。


女「別の人で…おねがいします。」
123 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/11(日) 22:48:08.94 ID:TUach+bH0
今日ここまでです

あと書き込みの頻度は週1前後になります
124 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) [sage]:2011/09/12(月) 01:44:24.33 ID:bmJ6mp5AO
125 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/10/02(日) 19:56:29.31 ID:1smH8aGD0
再開しますね


一方城では

王様「まったく、先が思いやられる」はぁ・・・

大臣[ですね、代理は勇者としてやることはやっているのですが、なんというか…」

王様「これ以上は馬鹿な真似はさせぬような者を手配せよ」

大臣「ええ、すぐにでも手配します。それでは」カツカツ

王様「…誘拐か、おおよそあの者の手先の者の仕業か」


ダダダダダ

大臣「お、王様!伯爵が来られました!」

王様「・・・フッ、噂をすればなんとやらだな・・・通せ」

大臣「よ、よろしいのですか?あまり言いたくはないのですが…」

伯爵「ならば言う必要はないと思うのだがね大臣」ぽん

大臣「ヒッ!」ブル

伯爵「こんばんは王様、通せと言っていただけましたのではいらせていただきました。
夜分遅くですが我が飼い犬がこの城に保護されていると耳に入り足に鞭打ち馳せてきました。
我が飼い犬がご迷惑をしてないか気が気でなかったものですから・・・」

王様「相変わらずだな伯爵、神出鬼没でよく喋る。」
126 : [saga]:2011/10/02(日) 19:57:05.89 ID:1smH8aGD0
再開しますね


一方城では

王様「まったく、先が思いやられる」はぁ・・・

大臣[ですね、代理は勇者としてやることはやっているのですが、なんというか…」

王様「これ以上は馬鹿な真似はさせぬような者を手配せよ」

大臣「ええ、すぐにでも手配します。それでは」カツカツ

王様「…誘拐か、おおよそあの者の手先の者の仕業か」


ダダダダダ

大臣「お、王様!伯爵が来られました!」

王様「・・・フッ、噂をすればなんとやらだな・・・通せ」

大臣「よ、よろしいのですか?あまり言いたくはないのですが…」

伯爵「ならば言う必要はないと思うのだがね大臣」ぽん

大臣「ヒッ!」ブル

伯爵「こんばんは王様、通せと言っていただけましたのではいらせていただきました。
夜分遅くですが我が飼い犬がこの城に保護されていると耳に入り足に鞭打ち馳せてきました。
我が飼い犬がご迷惑をしてないか気が気でなかったものですから・・・」

王様「相変わらずだな伯爵、神出鬼没でよく喋る。」
127 : [saga]:2011/10/02(日) 20:43:02.22 ID:1smH8aGD0
伯爵「いえいえ、この程度では喋ったうちに入らないですね。それで要件なんですがね
我が飼い犬に会わせていただけないでしょうか王様?躾をしなければなりませんので
このようなことは2度と起こらぬように徹底的にね。」

王様「…よかろう、連れてゆけ」

伯爵「ん?いいんですか?残念ながら連れて帰る気など最初からなかったもので
会わせていただけたら何もせずおとなしく帰らせていただくつもりでしたので…」

王はこの伯爵が苦手である
本来王の性格なら切り捨てているような優男だがこの国の国家予算の1割ほどの金を毎年
寄付し隣国に交易での条約を結ばせるなど功績がありそれなりの発言力がある大貴族
しかし、5年ほど前から禁術に手を出して以降はこの城下町はもちろん、この国では
未知の魔物の出現であまり目立たないが伯爵による誘拐殺人…他にも多々ある事件が
伯爵の手によって起きている。

王様「かまわぬ、だが連れて行く前にそなたの犬に噛まれた者達に謝罪せよ」

伯爵「おやそれはそれは、ええもちろんですよ。飼い犬の犯した罪は飼い主のもの
もっとも、今できることなど大して無いのですが怪我の治療はしておきましょう。」
128 : [saga]:2011/10/02(日) 21:49:46.19 ID:1smH8aGD0
王はこの心にもないことを口にし民を食い物にするこの伯爵が心底嫌いだ。
だがしかし、魔物と魔王の脅威によりこの国の融資者であった貴族の何人かは
もう消息不明であり、この国にとって癌になりつつある伯爵を
最早切り捨てることはできなかった。

伯爵「それでは、もう行きますね。数々のご無礼お許し下さい。では」

そう言い終わると伯爵は現れた時と同様にふと目前から消えてしまっていた

大臣「王様…伯爵は危険です」

王様「わかっておる、しかしまだ癌ではない」

大臣「ですが、このままでは」

王様「早々にというならば3年前までに切り取れなかったのは痛手だ」

大臣「・・・」

王様「今、最早この国にそれを切り取るのに耐えうる体力はない…
今は力を少しでも付けなければならん、大臣勇者代理の仲間は
奴の手が付いておらず尚且つ奴に対し疑念を抱く者を手配せよ」

大臣「はい」

王様(・・・だめもとだが何もしないよりはマシか)
129 : [sage]:2011/10/02(日) 21:54:47.95 ID:1smH8aGD0
今日はここまでです
130 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) [sage]:2011/10/08(土) 05:30:50.58 ID:wwf2J8KAO
うおきてた乙、しかしこの国だめだなw
131 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/25(火) 01:03:26.90 ID:5/FEg4SIO
132 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県) [sage]:2011/10/27(木) 06:28:40.88 ID:vCIHMyNNo
Aっっqっっwくぁっわっwくぁあくぁくぁああwqっっっwqっっっwああっwっわwくぁqあっわwっくぁあっqっqあqwくぁああっwq[121-2-2-12_][--[_[1[_ア『qっわあわあああわqwqっwっwあwsqあああああwあああwあああわっっっっwwっqわqっわqwああwっqくぁっっwあわあああqわwあwwwわくぁあああqっっっwくぁ-1]1]1あ
133 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です) [sage]:2011/11/02(水) 02:26:06.90 ID:7snlBZNIO
落ち着け
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