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1 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2011/07/24(日) 22:20:17.39 ID:h7lT+nmDO

ちょっと書く練習がしたいと思ってたてました
なんか思い付いた言葉とかシチュエーションから超短いストーリーを書きます

アドバイスとか貰えたら嬉しいです(ﾁﾗｯ

1.5 ：荒巻＠管理人★(お知らせ) [Twitter]： ID:???

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2 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2011/07/24(日) 22:21:37.20 ID:h7lT+nmDO

とりあえず二つほど



未来を交換するチケット

ある日、下校中に怪しい人物と出会った。

｢こんにちは｣

男｢こんにちは｣

｢私は神です｣

男｢……は？｣

｢神はあなたにこれを授けましょう｣

いきなりそう言って渡された物を確認すると、何かのチケットだった
まっさきに思いついた言葉は｢詐欺｣

男｢いりませ……｣

突っ返そうと顔をあげると、もうその男はいなかった

男｢え？｣

3 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2011/07/24(日) 22:22:24.69 ID:h7lT+nmDO

とりあえず家に持ち帰りチケットの裏を確認すると、これまた意味不明なことが書いてあった

男｢未来を交換するチケット……？｣

未来を交換するチケット
使用法
�@未来を交換したい人間の直筆のサインを入手してください
�Aそのサインと、このチケットを封筒に入れ、川に流してください
仕様上の注意
チケット１枚につき一回のみ交換が可能です
途中で相手を変えることは出来ません。よく考えてから使用してください
期日
あなたの未来がなくなるまで

男｢なんだこれ……｣

男｢まあ、放っておくか｣

俺は、適当な引き出しに放り込んで放置することにした

4 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2011/07/24(日) 22:23:09.55 ID:h7lT+nmDO

それから２年の月日がたった
俺にも友人が出来、そこそこ楽しい高校生活を送っていた

友｢よう｣

男｢おー｣

友｢お前は進路どうするんだ？｣

男｢まだ決まってない。お前は……どうせＴ大とかか｣

友｢よくわかったな｣

男｢まあ、医者になるんだろ？ その選択肢の中で一番難しいところを言っただけだ｣

友｢ああ、そうだな｣

男｢お前なら余裕だろうな、羨ましいよ。未来が約束されているようなもんだな｣

友｢羨ましいならさ、一緒に行こうぜ｣

男｢馬鹿か｣

友｢天才だ｣

男｢そうだったな｣

5 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2011/07/24(日) 22:23:57.82 ID:h7lT+nmDO

男(未来……か)
男(そういえばあのチケット、結局詐欺じゃなかったのか)

俺はあのチケットのことを思い出していた
隣には運動も勉強も出来、さらにイケメン。まさに才色兼備の友がいる
対して俺は、取り柄も何もない。何かを成したこともないし、成せる気配もない

男(この差はなんなんだ)

友｢どうした？｣

男｢いや……｣

男(使ってみようか……)

２年の間に、俺はあの神を信じて良いかもしれないと思うようになっていた

男｢お前のサインがほしいんだが……｣

だから、やってみようと、思った

友｢は？｣

最初で詰んだ

6 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2011/07/24(日) 22:24:44.24 ID:h7lT+nmDO

その後、何とか言い訳してサインを貰うことができた
あいつに何か誤解されたかもしれないが些細なことだ

男｢母さん、封筒ある？｣

母｢あるよ。そこの棚。どうしたの？｣

男｢ちょっとね｣

そのサインとあのチケットを封筒にいれ、宛先に神と書いた
書いている途中で馬鹿馬鹿しくなってしまったが、あんな思いをしてサインを手に入れたんだ――

数分後
俺は郵便局、ではなく近くの川にいた
勿論、封筒を流すためだ

男｢はあ……何やってんだか……｣

男｢さっさと済ませよ……｣

川へ封筒を投げ、踵をかえす

神｢私は受理します｣

男｢うおっ！｣

神｢未来を交換しました｣

男｢はやっ｣
そして神は消えた

7 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2011/07/24(日) 22:25:54.48 ID:h7lT+nmDO

それからの俺は、人が変わったようだと言われた
そりゃそうだ。死ぬ気で勉強するようになったんだ
か今までの人生で沸いたことがないやる気が、なぜか、今、沸き上がりまくっていた

友は余裕そうで、へらへらしていた
そして俺はさも当然のようにＴ大に受けることにした
友は喜んでいたようだ

そして俺はさも当然のように受かった

友は落ちた
そこら辺の普通の大学に行くらしい

ショックからか、奴も人が変わってしまった
何となく、少しずつ、遠くなっていった

8 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2011/07/24(日) 22:26:44.80 ID:h7lT+nmDO

俺が大学に入学して、さらに数年後

いろいろと苦労はあったが、結論だけいえば俺は医者になった
友とは割と細々と関係が続いている
そこらにいるようなサラリーマンになっていた
そこに昔の影はなかった

友｢おう｣

男｢元気そうだな｣

友｢ほんとにそう見えるか？｣

男｢いや｣

友｢……どうしてこうなったんだろうな｣

男｢……｣

友｢俺の未来は約束されていたんじゃなかったのか……｣

友｢最近、あの頃をよく思い出すよ｣

男｢そうか……｣

友｢幸せだった｣

男｢……すまん｣

友｢なんだよ、いきなり。｣

男｢いや……｣

友｢お前がそうなれたのはお前の努力の成果だよ。俺は天狗になってた｣

男｢……｣

友｢馬鹿だよな……｣

9 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2011/07/24(日) 22:27:29.02 ID:h7lT+nmDO

俺は幸せだった
いい嫁も貰えたし、いい家も買った。仕事も充実していて、それなりの地位になった

そんなある日のことだった
俺は些細なミスを冒してしまった
些細だと思いたかった


……患者を死なせてしまった
頭が真っ白になり、鼓動は速くなる
全く何も考えられない
そんな状態でたどり着いた結論

男｢隠そう……｣

それからの俺は実に冷静だった
患者は最初から助からなかった。そういうことにした
幾人かの口を金で塞いだ

ばれないだろう

10 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2011/07/24(日) 22:28:38.62 ID:h7lT+nmDO

数ヶ月

結果的に言えば、口を塞ぎきることは出来なかった
そりゃそうだ。金って紙だもん
どんだけ詰めても漏れだして来るんだ

実に、すごく、とんでもなく、呆気なかった
俺の手にした物は失くなっていた


これは友の未来だったんだろうか。それともやっぱり、俺の未来だったんだろうか
分からない。確かなことは、俺に残されているのは友だけだということだった。

友｢馬鹿だな。お前も｣

男｢ああ｣

友｢後何年で出られるんだ？｣

男｢さあ……興味がない｣

友｢刑務所は居心地がいいってか？｣

男｢そんなんじゃない｣

友｢まあ、分からんでもない｣

男｢分からんほうが良いぞ｣

友｢そうか……そうだな｣

11 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2011/07/24(日) 22:29:25.10 ID:h7lT+nmDO

刑務所から出た頃には友はそこそこの地位にまで昇進していた
地道に頑張ったんだろう

今思えば、大学入試の時ちょっと天狗になっていたが、元々はそういう奴だったのかもしれない
そう。思うに、あのチケットは本物だった

確かに未来は交換されたんだろう
おかげで友の未来はめちゃくちゃになった
だが、友は変わらなかった
天才だったのも、運動が出来たのも、なにもかも影で必死に努力して手に入れたんだろう
そう思えば、思い当たる節がある。変わったのは俺の見る目だったのかもしれない

そして、俺はチケットの効果とチケットによる暗示であそこまで昇れた
だが、俺も根の部分は変わらなかった。いや、変えられないのかもしれない……

未来は不定だった

友とは二度と会えない。会いたくない。会えない。

12 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2011/07/24(日) 22:32:10.78 ID:h7lT+nmDO

ひとつめ終わりです

次、二つめ行きます

鳴かない猫

私は猫である
名前はまだない
生まれた時から奴(人間というらしい)と暮らしている

奴｢みけ〜ご飯だよ〜｣

奴はまたなにか音を発している
実に不愉快だ

しかし奴の持っているものは確定的に飯
行かざるをえないだろう

猫｢ﾊｸﾞｯﾓｼｬｯｸﾞﾁｭｯ｣

奴｢きったねえ食い方……｣

実に不愉快だ

13 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2011/07/24(日) 22:33:08.69 ID:h7lT+nmDO

｢んにゃあ〜｣

おっと、来てしまったようだ
彼は私の友人。名前はのーという
なんと雄々しく猛々しい名前だろうか
私は常々羨ましくてならない

彼はいろいろなことを教えてくれる
言葉を教えてくれたのも彼だ

｢にゃお〜ん｣
ははは。実に愉快だろう？
彼はこのように、奴の物真似が非常にうまい

奴｢お前はよく鳴くよな〜｣
奴は怒っているのだろうか？　実に器の小さい奴だ

14 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2011/07/24(日) 22:34:10.24 ID:h7lT+nmDO

のーとの楽しい時間は高速で過ぎ去る
名残惜しいが、彼は忙しいのだ
君達も彼のようになるべきだ
私は彼のように生きられない。住む世界が違うのだ

世界はガラスというもので区切られている
ガラスは硬い。そして確かな存在感を発し続けている
だが、のーは言う。あれは区切りなだけで壁ではない。いつかは私も越えられるだろう

事実、のーはあれを越えた者を連れて来てくれたことがある
彼はガラスを部分的に消すことに成功したという

名前を聞くのを忘れていたが、彼が私たちと同じ真っ黒な毛皮を持っていたので私はこう呼んでいる

にあ

おっと、こう呼んでいるのはのーにも秘密だ
もらさないでくれたまえよ？

15 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2011/07/24(日) 22:35:07.76 ID:h7lT+nmDO

奴｢みけちゃ〜ん　あ〜そび〜ましょ〜｣

げっ！ 奴が暴れている！
体格では敵わないので避けるしかあるまい

奴｢つれないの〜｣

怒っている……
なんと自分勝手なのだろうか

奴｢ほら〜みけのために買ってきたんだよ〜｣

はっ！！！あれはっ！！？
奴が振りかざす謎の物体はこれみよがしに音を立て、これみよがしな動きで私を誘う
これだけ挑発されて、私の欲求を止める術はあるだろうか
私は今からあの愚鈍な物体を仕留めなければならない……
少し待っていたまえ…… とうっ！！
くっ避けるな！！
卑怯だぞ！！！
何だその動きは！！！

16 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2011/07/24(日) 22:35:59.14 ID:h7lT+nmDO

体を動かして疲れた
眠る場所を探すとしよう

最近のお気に入りはあの棚の上だ
奴を見下ろせるポイント。しかも奴の魔の手が伸びてこない
実に素晴らしいだろう

今日も空いている。やはり穴場なようだ
……眠るまえにクールダウンに話でもしようか
猫の話だ
以前、のーが私に可笑しそうにこう聞いたことがある

｢三毛猫って知ってるか？｣

勿論私は知らなかった
三毛猫、というのは短毛で雌が多く、独特の毛皮を持っている猫のことらしい
何故のーがこんなことを聞いてきたのか皆目見当がつかないが奴が関係しているのは間違いない

理由が分かったら教えてくれ

17 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2011/07/24(日) 22:36:34.68 ID:h7lT+nmDO

そういえば以前、奴と意志疎通を計ろうとしたことがある

無論奴は分かったような分からんような反応をするだけで返事をしなかったが
奴は実に意志疎通の下手な奴だ
だが、君も試してみてくれないか
私も一緒に行こう


奴｢ん〜？みけ、どうした？｣

奴｢え？……ひっ！ゴキブリ！？｣

奴｢ちょっ！！みけ！！　殺さなくても良いけどせめて鳴いて！！知らせて！！｣ ベシーンベシーン

なっなにをする！ やめろ人間！！
逃げてくれ！！

奴｢手伝ってよ！猫なのに！！｣ ブン
ブチ



……その日、私は物心がついて初めて鳴いた
君のために

18 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [sage]：2011/07/24(日) 22:50:14.25 ID:b95zlP7i0

ABのSSかとおもった

19 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2011/07/25(月) 06:22:27.47 ID:a8P4EFdHo

総合スレ行け

20 ：なすーん [なすーん]：なすーん

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自治スレッドでローカルルール変更の話し合い中
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1314546216/

21 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2011/09/14(水) 20:30:23.42 ID:orfC89VOo

ああたすけて殺される。ボクは死ぬ。もう、恐怖感でいっぱいだ。
お前がしぬ。嫌だしぬのはいやだ。僕殺害嫌警察はたすけてくれない。
！誰かきた。殺される。たすけて！たすけて殺される。
いや嫌だ自殺自殺自殺。こわいたすけて殺害される。
いや自殺！寒いよもう嫌だ。だれか！襲われる。こわいんだ。
あ、襲われ殺されるよ。嫌だ。だれか爆弾爆発爆弾がこわい。
お前は誰、鎖でしばられ殺され、嫌嫌！そんなのは嫌だ。
重い！爆弾しかけられ、僕はもう殺され爆破される。嫌だ。
嫌だ。警察誰？爆弾爆発して、ボクは消え、殺され、消される。
怖い。助けて。僕は、殺害殺される！怖い！僕は、嫌だ。
あ爆発しそうだ。爆発嫌だ死にたくない爆発爆破僕嫌だ。
・・・ボクはしんだ？ボク爆発でしんだ？いや笑顔だ。しんでない。
そうだ、ボクはしぬの死ぬ死ぬの。
お前は一体誰何処何誰、君はだれ？
お前は、笑ってる顔。。君達はボクをころすの？
お前はないている僕をころすの？いやだ。
お前は、爆弾以外僕殺害するの？
!君が、ボクを、[ﾋﾟｰｰｰ]のならば考えがあるよ。
僕がキミを、キミを呪いころすんだ。
勝てるかな。。。。僕はころすといったら[ﾋﾟｰｰｰ]よ。
君には、勝ち目皆無僕はキミを[ﾋﾟｰｰｰ]。
笑って、笑って、笑って爆笑して。
!笑ってよ。僕君[ﾋﾟｰｰｰ]よ。さぁわらって。

22 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2011/09/15(木) 00:20:18.24 ID:szAxEhJFo