グラハム「極めて近く、限りなく遠い世界で」 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 ： ◆/oAS1KZo5E ：2011/07/26(火) 00:02:38.33 ID:4B079noSO

グラハム・エーカーの敢えて言おう注意事項であると！

本作を見るに当たってのグラハムとの約束だ

１.当作品はガンダム００×スーパーロボット大戦ＯＧのクロス作品である

２.作品の性質上、設定や性格がまるで違う人物も多々出る

３.稀に多作のパロディやクロス外の機体参加があるかも知れない

しかし諸君ならば理解してくれるだろう

では物語を始めようか

1.5 ：荒巻＠管理人★(お知らせ) [Twitter]： ID:???

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少し暑くて少し寒くて ＠ 2024/04/25(木) 23:19:25.34 ID:dTqYP2V2O
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渾沌ゴア「それでもボクはアイツを殺す」 ＠ 2024/04/25(木) 22:46:29.10 ID:7GVnel7qo
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二次小説の面白そうなクロス設定 ＠ 2024/04/25(木) 21:47:22.48 ID:xRQGcEnv0
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佐久間まゆ「犬系彼女を目指しますよぉ」 ＠ 2024/04/24(水) 22:44:08.58 ID:gulbWFtS0
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全レスする（´；ω；｀）part56 ばばあ化気味 ＠ 2024/04/24(水) 20:10:08.44 ID:eOA82Cc3o
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君が望む永遠〜Latest Edition〜 ＠ 2024/04/24(水) 00:17:25.03 ID:IOyaeVgN0
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笑えるな 君のせいだ ＠ 2024/04/23(火) 19:59:42.67 ID:pUs63Qd+0
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【GANTZ】俺「安価で星人達と戦う」part10 ＠ 2024/04/23(火) 17:32:44.44 ID:ScfdjHEC0
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2 ： ◆/oAS1KZo5E ：2011/07/26(火) 00:04:39.30 ID:4B079noSO

〜プロローグ〜

グラハム「この気持ち、まさしく愛だ！」

刹那「愛！？」

グラハム「だが、愛を超越すれば、それは憎しみとなる。行き過ぎた信仰が内紛を誘発するように」

刹那「それが分かっていながらなぜ戦う！？」

グラハム「軍人に戦いの意味を説くとはナンセンスだな！」

刹那「貴様は歪んでいる！」

グラハム「そうしたのは君だ！ガンダムという存在だ！だから私は君を倒す。世界などどうでもいい。己の意志で！！」

刹那「貴様だって世界の一部だろうに！」

グラハム「ならばこれは世界の声だ！」

刹那「違う！貴様は自分のエゴを押し通しているだけだ！貴様のその歪み、この俺が断ち切る！」

グラハム「よく言った！ガンダムゥゥゥゥゥ！！」

ズガァァァァン！！

グラハム「ハワード、ダリル……仇は……」

ブワッ

3 ： ◆/oAS1KZo5E ：2011/07/26(火) 00:06:31.72 ID:4B079noSO

-？？？-

グラハム「……ッ」

グラハム「ここは……」

？「目が覚めたようだな」

グラハム「……君は？」

？「俺はギリアム……ギリアム・イェーガーだ」

グラハム「ギリアム？ここは……ッ」ｽﾞｷｯ

ギリアム「まだ安静にしなければいかんぞ。それとここは地球連邦軍の施設だ」

グラハム「地球連邦軍だと？どう言う事だ……地球連邦構想、それは卓上のみの物では？」

ギリアム「地球連邦軍を知らぬ。やはりそうか」

グラハム「どう言う意味だ？」

ギリアム「簡潔に言おう。君からすれば信じられん話かも知れんが……君は『この世界』に転移して来た可能性が高い」

グラハム「この世界？転移？どう言う事だ？」

ギリアム「ここに来る前の記憶は？」

グラハム「私はガンダムと戦いの後、爆発に呑まれて……」

ギリアム「ガンダムだと？」

グラハム「ガンダムを知っているのか？」

ギリアム「いや……聞き違いだ」

ギリアム（……）

4 ： ◆/oAS1KZo5E ：2011/07/26(火) 00:12:03.66 ID:4B079noSO

グラハム「続きはいいだろうか？」

ギリアム「話の腰を折って済まないな。頼む」

グラハム「それで、その直後に光に似たような物に包まれたような……そのような感じがする」

ギリアム「成る程。どう言った形でゲートが開かれたかは分からんが、どうやらその光によって『こちら側』に来たと推測するべきだな」

グラハム「では私は……」

ギリアム「君はここでは無い違う世界から来たと言う事になる。この宇宙は様々な平行世界がある。その内の一つから呼ばれた」

グラハム「何故そこまで言い切れる？」

ギリアム「私もそうだからさ」

グラハム「なに！？」

ギリアム「しかし、これは他の者には内密にしている事だ。無論、君にもその必要がある」

グラハム「……」

ギリアム「気持ちは分かる。しかし、ここに来た以上はここで生きなければならない」

グラハム「……ああ」

ギリアム「君は軍に属していたと推測するが、間違いはないか？」

グラハム「そうだが」

ギリアム「ならば俺達と働く気はないか？」

グラハム「なに？」

ギリアム「俺と君は同じ身の上。共にいれば何かと都合が良いはずだ」

グラハム「……そうだな。何もしないのは私の性に合わない。お願いしよう」

ギリアム「了解した。では手続きの方は俺がやっておく」

グラハム「済まんな」

ギリアム「フッ、気にするな。それからまだ君の名前を聞いていなかったな」

グラハム「私はグラハム・エーカーだ。よろしく頼む」

ギリアム「ああこちらこそな」

5 ： ◆/oAS1KZo5E ：2011/07/26(火) 00:14:22.06 ID:4B079noSO

それから私はギリアムのツテでカーウァイ・ラウ大佐率いる特殊戦技教導隊に所属する事となり、そこでギリアムを初めとするゼンガー、エルザム、カイ、テンペストと言った面々と交流を深める事となる。

何より驚いた事は『こちら』の世界でも私が元いた世界と同一人物がいた事だろう。
ギリアム曰く、平行世界ではこの様な事は珍しくないらしい。

そんな中、私はこの世界を受け入れ徐々にだが確実に順応して行くのを実感していた。
そう、新たな火種が蒔かれようとしている事も知らずに……


グラハム転移から約２年後

-地球連邦軍 極東方面軍伊豆基地-

グラハム「お久しぶりですレイカー司令」

レイカー「グラハム少佐か。あの時以来だな。で、今回はどうした？」

グラハム「ええ、実はビルトラプターの件で来たのですが」

レイカー「そうか。しかし一足遅かったな」

グラハム「では……」

レイカー「ビルトラプターは可変試験中で空中分解。幸いな事にパイロットは一命は無事だったが」

グラハム「そうでしたか。やはり、ラプターの強度問題は解消されていませんでしたか……」

レイカー「それもあるが、私が不在中にハンス中佐の独断で行ったらしくてな」

グラハム「ハンス・ウィーバー中佐……彼ならやりかねませんな」

ハンス「私がなにをやりかねんと？あっ？」ｶﾂｶﾂ

グラハム「これはハンス中佐。お久しぶりです」

ハンス「フンッ、相変わらず不遜な奴だ。教導隊出身だからと言ってあまり調子に乗るなよ」

グラハム「心得ております」

ハンス「で、何の用で来た？貴様が開発に携わったビルトラプターなら空中分解したぞ」

6 ： ◆/oAS1KZo5E ：2011/07/26(火) 00:15:40.69 ID:4B079noSO

グラハム「先程司令からお聞きしました」

ハンス「だから私は可変機の開発には反対だったのだ。おかげで優秀なパイロットが怪我をしたぞ。あっ？」

レイカー「ハンス中佐。それは君の無謀な命令もあると聞いているが、それはどう釈明するつもりだ？」

ハンス「そ、それは……」

レイカー「答えられんのならこれ以上の追及は認められんな」

ハンス「……ッ」

レイカー「異論はないな？」

ハンス「ありません」

レイカー「ではこの議論は終わりとする」

ハンス「了解しました。失礼します」ｶﾂｶﾂ

グラハム「相変わらずですな」

レイカー「ああ、つまらん物を見せてしまった」

グラハム「いえ。して、ラプターのパイロットは？あの機体について幾つか聞きたい事があるのですが……」

レイカー「キョウスケ曹長か。残念ながらもう伊豆にはおらんよ」

グラハム「何故ですか？」

レイカー「ラプターの件で異動になってな。今は北米のラングレー基地に赴任している」

グラハム「行き違いか……」

レイカー「ラングレーにいたのか？」

グラハム「ええ。近々ゼンガーが部隊長を務める新設部隊の事で少し」

レイカー「グレッグ少将が推し進めているＡＴＸ計画だな」

グラハム「ええ。人選に付いての参考意見を」

レイカー「これからの時代。人型機動兵器がより重要となる。その足掛かりとなればとな」

グラハム「同意見です。ですが政府はそれを余りにも軽視しています。何かあってからでは遅いと言うのに……」

私の予感は最悪の形で現実になろうとはまだ知る所も無かった

7 ： ◆/oAS1KZo5E ：2011/07/26(火) 00:21:23.07 ID:4B079noSO

EPISODE1 Divine Wars

数週間後

-地球連邦軍 北米イリノイ基地-

グラハム「未確認の機体と接触しただと？」

ダリル「はい。遭遇したハワードからの話を聞くにその機体は飛行機に似た機動兵器で単独飛行を行っていたと」

グラハム「ハワードはどうした？」

ダリル「基地司令のアーサー・グッドマン准将に報告をしています」

グラハム「そうか。しかし、その未確認機は新型の試験機と言う可能性は無いのか？」

ダリル「それは無いかと。その時間に他の部隊で演習が行われたと言う報告はありません。それに……」

グラハム「それになんだ？」

ダリル「これを……」ｽｯ

グラハム「これは？」

ダリル「ハワードが記録した物の一枚です」

グラハム「この機体。ＰＴの類とはまるで違うな。何処の企業が開発した物なんだ？」

ダリル「どうしますか？」

グラハム「次の哨戒任務。私も出よう」

ダリル「隊長がですか？」

グラハム「また現れる可能性は低いかも知れんが確かめたいのでな」

ダリル「了解しました。では私もお供します」

グラハム「当てにしてるぞダリル中尉」

ダリル「ハッ！」

8 ： ◆/oAS1KZo5E ：2011/07/26(火) 00:24:14.05 ID:4B079noSO

-研究ラボ-

グラハム「カタギリはいるか？」

研究員「カタギリ博士ならカーマイン博士と会ってるんじゃないですか？」

グラハム「またか……」

グラハム（こちら側のカタギリはどうにも女癖が悪い。基本的な所は私が居た世界と同じだが、その点だけは逆だ。もっとも、あの二人は幼馴染みらしく色々あるのだが……）

研究員「お呼びしましょうか？」

グラハム「ああ。よろしく頼む」

研究員「分かりました」

-数十分後-

ビリー「お待たせグラハム」

グラハム「わざわざ済まんな」

ビリー「大丈夫だよ。まあ、ミーナを説得するのに手間取ったけどね」

グラハム「そうか……」

ビリー「で、僕に用件ってなにかな？」

グラハム「少し見て欲しい物があってな。これなんだが……」ｽｯ

ビリー「どれどれ」

グラハム「何か分かるか？」

ビリー「これは……」

ビリー（この機体、昔フィリオが見せてくれた設計図に似ている……まさか？）

グラハム「カタギリ？」

ビリー「あ、ああ。謎の新型に連邦ではまだ制式採用されていない戦闘機。これはＥＯＴＩ機関が関与している可能性が高いね」

グラハム「ＥＯＴＩ機関と言えばビアン博士が中心となって異星人を研究している組織だったな」

ビリー「そうだよ。それにビアン博士は異星人に対して徹底抗戦を掲げている。独自に兵器を開発していてもおかしくはないよ」

グラハム「……ふむ」

ビリー「気になるかい？」

グラハム「十分過ぎる程にな」

ビリー「君ならそう言うと思ったよ。僕の方でも調べておくからまた何か分かったら連絡するよ」

グラハム「頼んだぞ」

ビリー「任せておいてくれよ」

9 ： ◆/oAS1KZo5E ：2011/07/26(火) 00:27:46.35 ID:4B079noSO

-翌日 所属不明機 出現区域-

グラハム「この辺りで遭遇したのだな」

ハワード「はい」

ダリル「今日は何もいませんね」

グラハム「当然と言えば当然か。最も、そう簡単には尻尾は出さないだろうが……」

-数十分後-

グラハム「やはり無駄足だったか。出来ればこの目で確かめたかったがな……」

ダリル「そうですね」

グラハム「ん？基地から通信？」ﾋﾟﾋﾟｯ

ハワード「どうしましたか？」

グラハム「探索任務を中止して帰投せよとの命令が来ている」

ハワード「帰投命令ですか？」

ダリル「何かあったんでしょうか」

グラハム「分からん。とにかく帰還するぞ」

ダリル「了解」

ハワード「了解」

10 ： ◆/oAS1KZo5E ：2011/07/26(火) 00:31:14.38 ID:4B079noSO

-イリノイ基地 司令部-

グラハム「失礼します。グラハム・エーカー帰投しました」

良男「うむ」

グラハム「して、用件は？」

良男「数日後に南極のコーツランド基地でスペースノア級壱番艦シロガネの竣工式行われる事となった」

グラハム「シロガネの？では例の会談が行われるれのですか？」

良男「そうだ」

グラハム「それで任務内容は？」

良男「会談の護衛だ」

グラハム「万が一に備えてですか？」

良男「そう言う事だ」

グラハム「了解しました」

良男「……では明日０５００時よりグラハム少佐以下、特務隊フラッグ・ウルブズは南極コーツランド基地へ向かえ」

グラハム「ハッ！」ｽﾀｽﾀ

良男「フッ……」

-グラハムの個室-

グラハム「ん？私当てＶＤメール。誰からだ？」ﾋﾟｯ

エルザム『我が共よ。暫くぶりにだな』

グラハム「エルザム！」

エルザム『我々は直に行動を起こす。今こそ世界は来るべき日に備えて一つにならねばならん。しかし、その為には劇的な変化必要としている。そう、世界全体を揺るがす程の変化を……もし、君が私と志しを同じとするならば返事を貰いたい。良い返事を期待している』ﾋﾟｯ

グラハム「劇的な変化だと？」

グラハム「……エルザム、何を考えている？」

11 ： ◆/oAS1KZo5E ：2011/07/26(火) 00:36:38.44 ID:4B079noSO

取り敢えず本日はここまでだ

次回「南極事件」

安価では無いＳＳはまだ慣れないが次も宜しく頼むぞ

12 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2011/07/26(火) 00:40:34.55 ID:w8Q9YF3F0

>>1乙
これは実に俺得

13 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]：2011/07/26(火) 00:43:47.10 ID:I5Ul6CUAO

早くフラッグ対ゲシュちゃんが見たいぜ！

14 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[ [sage]：2011/07/26(火) 01:44:49.35 ID:faKi2x/vo

乙です。OG1より前からスタートとは先が長いな。是非完走してくれたまへ。期待している！！

15 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]：2011/07/26(火) 04:10:56.03 ID:xjV4v0OAO

期待するぞﾌﾗｯｸﾞﾌｧｲﾀｰ、まさに私得

16 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟・東北) [sage]：2011/07/26(火) 07:10:20.13 ID:22HPQtwAO

乙
グラハム達のゲシュカラーなんだろ

17 ： ◆/oAS1KZo5E ：2011/07/27(水) 00:02:05.36 ID:areik6vSO

皆、調子はどうだろうか？
少しだが再開するぞ。その前に本作品における私達の設定だ

簡単な設定

キャラ説明編

グラハム・エーカー

ご存知我らが主人公
時系列は1stが終わった直後のグラハムが転移している。
それから２年経過しているので現在２９歳。
ギリアムの計らいで特殊戦技教導隊に所属した経緯がありギリアムは勿論の事ゼンガー、エルザムとの親交も深い。

２年間この世界で過ごした事もあり、ガンダムに対する執着心は消えつつある。
現在の階級は少佐で特務隊フラッグ・ウルブズの隊長を務めており、こらら側でもハワード、ダリルと言った面々を部下と共に活動している。


ハワード・メイスン＆ダリル・ダッジ

こちら側のハワードとダリルでフラッグ・ウルブズでのグラハムの部下。
性格はグラハムが元いた世界と特に変わりなくグラハムに信頼を寄せている。
階級は共に中尉


ビリー・カタギリ

こちら側でもグラハムの良き理解者。
科学者だけではなく戦術士としても優秀。
かなりの女性好きで付き合って来た女性も数多い。
年下の幼馴染みであるミーナ・カーマインに好かれており、最近ようやく付き合い出した経緯を持つ


アーサー・グッドマン

通称良男
メタボである


機体説明編

量産型ゲシュペンストＭｋ−�U（フラッグ・ウルブズ仕様）

型式 ＲＰＴ−００７ＦＷ

全高 ２１.２ｍ
重量 ７３.５ｔ

フラッグ・ウルブズで運用されている量産型ゲシュペンストＭｋ−�U
機体色は濃い水色（フラッグカラー）
簡易ながら増加装甲を付けている。
またセンサー類も従来機より範囲が広い。
ただし武装は汎用の物を使用している。


用語説明編

フラッグ・ウルブズ

地球連邦軍の第４特殊作戦ＰＴ部隊
本来の世界では特殊隊は３つしか存在していないのだが、グラハムがこの世界に介入した事により設立された部隊である

隊長はグラハム・エーカー少佐以下、メンバーはグラハムがいた世界でオーバーフラッグスに所属していた人物が参加している。

主な構成員

隊長
グラハム・エーカー少佐

副長
ジョシュア・エドワーズ大尉

隊員
ハワード・メイスン中尉
ダリル・ダッジ中尉
アキラ・タケイ少尉
ステュワート少尉
ランディ少尉
他十数名

では次から本編だ

18 ： ◆/oAS1KZo5E ：2011/07/27(水) 00:05:57.50 ID:areik6vSO

-翌日 輸送機内-

ダリル「しかし、まさか南極くんだりまで行く事になるとはな」

ハワード「これも任務だ。だが、南極には滅多な事では行く事はないからな」

ビリー「やあ、二人共元気かな？」

ハワード「カタギリ顧問」

ビリー「僕も同行するから宜しく」

グラハム「しかし、カタギリ。君まで付いて来る必要はあるのか？」

ビリー「ＥＯＴＩ機関が開発しグランゾンってアーマードモジュールが気になってね」

グラハム「シロガネ竣工式と同時にお披露目すると言うＡＭか……」

ビリー「怪しいかい？」

グラハム「あの新型の件もある。ＥＯＴＩ機関が何かを企てているのは間違いないだろう。その何かまでは分からんが……」

グラハム（昨日のエルザムのメールもある。警戒した方がいいな）

ダリル「そう言えば隊長」

グラハム「なんだ？」

ダリル「隊長用のゲシュペンストが搬入されてませんでしたが」

グラハム「私のゲシュペンストはオーバーホール中でな。間が悪いにも程がある。よって今回は予備機のＭｋ−�Uだ」

ダリル「そうでしたか。隊長のゲシュペンスは特殊ですからね」

ハワード「しかし、こんな日に部隊の半分が別任務とは……」

グラハム「急遽司令が決定した事だ。仕方あるまい……」

グラハム（……）

ジョシュア「それで機体の性能差で撃墜でもされたら、たまったもんじゃないですなぁ隊長殿」ｽﾀｽﾀ

19 ： ◆/oAS1KZo5E ：2011/07/27(水) 00:08:49.32 ID:areik6vSO

ハワード「ジョシュア大尉！」

ダリル「大尉！いくら副官とは言え隊長の無事は許さんぞ！」

グラハム「止せ。しかし、ジョシュア大尉。君もこちら側の任務だったとはな」

ジョシュア「俺はアンタも気に食わないが、金髪ブタ野郎の命令を聞くのはもっと気に入らないんでな」

グラハム「フッ、君らしいな」

ジョシュア「そう言う事だ。精々部下の手前、下手な事をしないで下さいよ隊長」ｽﾀｽﾀ

ハワード「ジョシュア大尉は隊長をなんだと思っているんだ！」

ダリル「大体、何故ジョシュアはあんなに隊長に突っ掛かるですか？」

グラハム「さなあ。だが、彼が口だけの男ではないのは君達も知っているだろう。それに隊に一人くらいはああ言った男が居た方が張り合いがあっていい」

ハワード「隊長がそうおっしゃるなら……」

ダリル「分かりました……」

ビリー「で、任務はシロガネの竣工式の護衛だったね」

グラハム「そうだ」

グラハム（もっともそれは会談のカモフラージュだが……）

ダリル「ですが、何故あんな場所でシロガネの竣工式を行うのでしょうか？」

ハワード「確かにそれは気になります。シロガネ程の戦艦ならばもっと別の場所で式典をしてもいいかと思いますが」

グラハム「上の決定だからな。詳しくは分からんよ」

ビリー「うーん」

グラハム「さて、南極に到着するまでまだ日がある。その間に休息を取っておけよ」

ダリル「了解です」

20 ： ◆/oAS1KZo5E ：2011/07/27(水) 00:11:19.17 ID:areik6vSO

-数日後 南極コーツランド基地-

基地司令部

グラハム「グラハム・エーカー少佐以下、フラッグ・ウルブズ。シロガネ竣工式の護衛任務着任の挨拶に参りました」

司令「君がグラハム少佐か。兼ねてから噂は聞いている」

グラハム「光栄です」

司令「では本日の会談の護衛、よろしく頼むぞ」

グラハム「了解しました」

-基地 待機所-

ダリル「隊長、ＰＴ部隊の準備整いました」

グラハム「では命令があるまで待機だ」

ダリル「はっ！」

ハワード「ですがこの竣工式。とても式典とは思えない物々しさですね」

ビリー「まるで、なにかが起きるのを想定している見たいだね。グラハム」

グラハム「……」

ビリー「君は何かを知っているんじゃないかな？」

ダリル「本当ですか隊長？」

グラハム「……済まんが詳細を教える事は出来ん」

ハワード「どう言う事です？」

グラハム「直に分かる。いま言えるのはそれだけだ」

ビリー「成る程。箝口令でも敷かれてるのかな？」

グラハム「そこは察してくれ。では時間だ、出撃するぞ」

ハワード「ハッ！」
ダリル「ハッ！」

21 ： ◆/oAS1KZo5E ：2011/07/27(水) 00:14:35.59 ID:areik6vSO

-コーツランド基地 周辺-

シロガネ「」

グラハム「あれがスペースノア級壱番艦シロガネか。あの船の艦長は確かダイテツ・ミナセ大佐……今は中佐だったか。乗っておられるのだな」

ダリル「隊長はダイテツ中佐ともお知り合いでしたね」

グラハム「ああ。あの方にはお世話になった。何時かは恩返しをと思うがな」

ハワード「ならば今回の竣工式より一層気を引き締めなければなりませんね」

グラハム「そうだな」

グランゾン「」ｳｨｨｨﾝ ｶﾞﾁｬﾝ

ジョシュア「あれが例の何とか機関のロボットか？」

グラハム「グランゾンだ」

ビリー『グランゾンはＥＯＴＩ機関の技術の結晶だからね。技術者の僕としては興味深いよ。何でも搭乗者次第では一日で世界を滅ぼせるらしいよ』

ハワード「そんな事が可能なのですか？」

ビリー『可能性の問題じゃないかな？誇大広告っぽいけど』

ジョシュア「だったら、そのグランゾンが敵になったら俺が叩いてやるよ」

グラハム（しかし、あのグランゾン。どうにも形容しがたい不気味さはなんだ？テストパイロットのシュウ・シラカワと言う男も気になる。ＥＯＴＩ機関……動くのか？）

テツヤ『シロガネより各機へ。間もなく式典が始まる。周辺の警戒を怠るな。ただし、命令があるまで一切の戦闘行為は禁止する』

22 ： ◆/oAS1KZo5E ：2011/07/27(水) 00:17:37.66 ID:areik6vSO

グラハム「いよいよか……」

ダリル「どう言う事だ？やはり隊長が説明出来なかった事と関係があるのか」

ジョシュア「なんだよ。俺がいない間に隊長からなんか聞いてるのか？」

ダリル「それはだな……」

ハワード「反応です！！しかしこれは！！」ﾋﾟﾋﾟｯ

ダリル「こ、こいつは！！」

ブォォォォン

フーレ「」

グラハム「来たか」

ハワード「あ、あれは！資料で見た事がある。確かエアロゲイターの戦艦でコードネームはＡＧＸ−４フラワー」

ダリル「じゃあ、あれは宇宙人の母艦なのかよ！」

ジョシュア「何でこんな所に連中の母艦が来るんだよ！ブッ潰してやる！」

グラハム「先程、攻撃するなと言われただろう！」

ジョシュア「だが！」

グラハム「奴らはＥＯＴＩ特別審議会の連中曰く『ゲスト』なのだからな」

ハワード「ゲスト？」

グラハム「そうだ。もう隠しても仕方ないが、シロガネの竣工式は偽装であって本来の目的はゲストと呼ばれる異星人との会談なのだ」

ジョシュア「文字通り『客』って事かよ。気にいらねえな」

ダリル「宇宙人との会談って……可能なんですか？」

グラハム「そう言う時の為に我々がいる。我々の本分を思い出せ」

ダリル「は、はい。済みません。取り乱しました」

グラハム（だが、ダリルの言う事はもっともか。これは会談と名乗るのもおこがましい、事実上の降伏宣言と変わらんからな……それが分かっていながら手出し出来んとは。歯痒いとはまさにこの事だ）

23 ： ◆/oAS1KZo5E ：2011/07/27(水) 00:19:37.98 ID:areik6vSO

ハワード「見て下さい！異星人の母艦から人が！」

ゼゼーナン「」ﾂｶﾂｶ

ダリル「宇宙人って言っても俺らと変わらないぞ」

ジョシュア「見た目だけって可能性もあるぜ」

グラハム「警戒は怠るなよ」

ダリル「は、はい」

グラハム「……ん？」

グラハム「シラカワ博士がいない？」

ハワード「隊長？」

グラハム「……嫌な予感がする。各機、即時対応出来るようにしておけ！」

ダリル「了解です」

ジョシュア「チッ、了解だ」

ハワード「隊長！グランゾンが！」

グランゾン「」ﾌﾞｩｩｩﾝ

シュウ「フッ……役者は揃ったようですね。では、そろそろこの茶番劇の幕を閉じることにしましょうか……」

ジョシュア「おい！あのデカブツが動き出したぞ！」

ダリル「いつの間に乗り込んだんだ！」

グラハム「しまった！グランゾンを止めろ！！」

シュウ「そんな戦艦で私達の目をごまかそうとしても無駄ですよ！」ﾌﾞｫｫｫﾝ

フーレ「」ﾄﾞｺﾞｰﾝ

ハワード「フラワーに砲撃した！？」

グラハム「クッ……遅かったか」

24 ： ◆/oAS1KZo5E ：2011/07/27(水) 00:23:29.51 ID:areik6vSO

ブーン ブーン

ガロイカ「」ｽﾞｷﾞｭｰﾝ

ハワード「機動兵器が出て来た！」

ダリル「なんだよありゃ！」

ジョシュア「あれもエアロゲイターの機体なのかよ！」

グラハム「分からん。なんにせよ向こうはこちらを狙って来るぞ。他の部隊と協力して迎撃行動に移る。シロガネと司令部の護衛をしつつ迎え撃て！」

隊員達「了解！」

グラハム（クッ、恐れていた事態が……しかもこんなに早く。いや、連中からすればこれは想定内か？だとすれば私の認識不足だったと言う事になる！）

ダリル「このハリネズミが！」ﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞｯ

ガロイカ「」ﾄﾞｰﾝ

ハワード「当たれ！」ﾋﾞｼｭｨｰﾝ

ガロイカ「」ｽﾞｶﾞｰﾝ

リュウセイ「な、なんなんだよコイツら！」

ガロイカ「」ﾊﾞﾊﾞﾊﾊﾞｯ

リュウセイ「うあっ！？」ﾄﾞｰﾝ

リュウセイ「クソッ……当たれ！！」ﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞｯ

ガロイカ「」ｽｯ ﾊﾞﾊﾞﾊﾊﾞｯ

リュウセイ「うわぁぁ……」ｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞﾝ

グラハム「沈め！」ﾌﾞｩﾝ ｽﾞﾊﾞｧ

ガロイカ「」ﾁｭﾄﾞｰﾝ

グラハム「無事か？」

リュウセイ「な、なんとか……」

グラハム「機体はまだ大丈夫そうだが……実戦は初めてか？」

リュウセイ「な、何度かは……」

グラハム「そうか。ならば無理をせず生き残る事を考えろ。無駄に命を捨てるなよ」ﾄﾞｼｭｰﾝ

リュウセイ「り、了解」

リュウセイ「……」

アヤ「リュウ！大丈夫？」

リュウセイ「あ、ああ……」

リュウセイ（にしてもスゲェ動かだったな。いや、今はあの人が言った様に生きる事を考えねぇと）

25 ： ◆/oAS1KZo5E ：2011/07/27(水) 00:27:46.22 ID:areik6vSO

-司令部周辺-

ジョシュア「クソッ！予感的中なんてグラハムの奴、疫病神じゃないのか！」ﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞｯ

ガロイカ「」ﾄﾞｰﾝ

ジョシュア「ステュワートとランディは？」

ダリル「二人はシロガネを防衛している」ﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞｯ

グラハム「無事か？」ｽﾞｷﾞｭｨﾝ

ハワード「隊長！」

ジョシュア「アンタの悪い予感のおかげでこの有様だ！」ﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞｯ

グラハム「私とて望んだ訳ではない。だが、自身の甘さは認めねばならん」ﾋﾞｼｭｨｰﾝ ﾋﾞｼｭｨｰﾝ

ガロイカ群「」ﾄﾞｶﾞｰﾝ

フーレ「」ﾌﾞｫﾝ

ダリル「撤退した！？」

ハワード「終わったのか？」

グラハム「気を抜くな。各機に引き続き警戒を……」

ジョシュア「待て！あの機体から反応だ！」

グラハム「なに！？」

シュウ「さて、そろそろ終わりにしましょうか。グラビトロンカノン、発射！！」

グラハム「回避しろーー！！」

ズガズガスガァァァン！！

ハワード「くぅ……」

ダリル「な、なんだ！？」

ジョシュア「あの野郎。こっちを狙って来ただと？」

グラハム「状況は！？」

ハワード「基地守備隊はほぼ壊滅です！生き残ったのは我々と伊豆から来た部隊だけです」

ダリル「俺達の仲間はどうした！」

ハワード「ステュワートとランディの隊はまだ無事だ」

ジョシュア「だったらさっさと合流させろ！」

グラハム「分かって……ん！？」

シュウ「では、最後の仕上げをさせてもらいましょうか」ｸﾞｯ

26 ： ◆/oAS1KZo5E ：2011/07/27(水) 00:30:00.82 ID:areik6vSO

グラハム「グランゾンはシロガネに攻撃するつもりか！」

シュウ「この一撃が新たな戦いの幕開けとなるのです！」ﾌﾞｩｩｩﾝ ｽﾞﾄﾞｫｫｫﾝ

ダイテツ「！！」

シロガネ「」ﾄﾞｶﾞｰﾝ

グラハム「ステュワート！ランディ！ダイテツ中佐！！」

ハワード「そ、そんな……」

ダリル「お、おい……シロガネの護衛してた奴らはどうなったんだ？」

ジョシュア「み、見りゃ分かるだろ……一緒に吹き飛んじまったんだよ……」

ジョシュア「ク、クソッタレェェェェ！！」ｸﾞｯ

グラハム「早まるな！」ﾊﾞｯ

ジョシュア「仲間がやられたんだぞ！」

グラハム「分かっている！だからこそ、此処で無駄に死ぬ事は許さん！」

ジョシュア「クッ……」

グラハム「今は生き残る事を考えろ！」

シュウ「こんなものですか。では……ん？」

ズギュゥゥゥン

マサキ「な、なんだよこれは！？」

ダリル「新手か！？」

グラハム「いや……動きがおかしい」

ダリル「何をしているんだ？」

ハワード「敵に動きが！」

シュウ「私はビアン博士にお会いしないといけませんので」

マサキ「ビアン？」

シュウ「ではごきげんよう」ｽﾞｷﾞｭｰﾝ

マサキ「待ちやがれ！」

ハワード「撤退した」

ダリル「助かったのか……」

グラハム「クッ……」

ビリー『……ラハム』

グラハム「カタギリ！？」

ビリー『……無事かいグラハム』

グラハム「私はな。だが、部下を多く失ってしまった……」

ビリー『……グラハム』

グラハム「これからそちらに行く」

グラハム（私はなんと無力なのだ……）

27 ： ◆/oAS1KZo5E ：2011/07/27(水) 00:32:35.33 ID:areik6vSO

本日はここまでだ

次回「ディバイン・クルセイダーズ」

では次もサイフラッシュだ！！

28 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage]：2011/07/27(水) 00:53:43.46 ID:eRDZjdmM0

お疲れ様です。

また注目のレスが増えました。

29 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[ [sage]：2011/07/27(水) 01:24:58.70 ID:WGbPf9lxo

乙です。グラハムがOG世界に違和感なく溶け込んでるのがすごいな。次回も期待してます。

30 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟・東北) [sage]：2011/07/27(水) 03:15:23.17 ID:BKQE2NDAO

乙
アキラ・タケイてオーバー・フラッグスで唯一国連軍出向からあぶれてソルブレイヴズに参加した人だっけ？

31 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海・関東) [sage]：2011/07/27(水) 07:31:27.59 ID:ZjfSPXfAO

いわれてみれば、特戦隊メンバーに凄い馴染むな。
問題はアクセルがどうなるかだ…いや、まだOG１だけど。

32 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage]：2011/07/27(水) 13:33:28.15 ID:eRDZjdmM0

都合上仕方が無いことだが
やっぱりハムさんはＰＴよりＡＭの方が似合うと思うんだ。
でも、可変機はもっと似合うと思うんだ。

33 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]：2011/07/27(水) 13:39:51.95 ID:aK8EcO5AO

乙

可変機体で強いのがあまり無いからな……自分達でﾌﾗｯｸﾞ開発しちゃえばよくね？

34 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2011/07/27(水) 13:42:06.22 ID:IHhf2mBpo

可変型ガーリオン…ってあんま意味無いな

35 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2011/07/27(水) 14:20:48.31 ID:wHVMumlIO

普段は巡航形態、そして人型に変形……アルテリオン？

36 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海・関東) [sage]：2011/07/27(水) 15:08:09.60 ID:ZjfSPXfAO

ダイフラッグだろ

37 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage]：2011/07/27(水) 18:08:08.56 ID:eRDZjdmM0

特機という発想はなかった

38 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage]：2011/07/27(水) 19:01:30.51 ID:zi5Tf2GMo

なんと言う私得スレを見つけてしまったんだ……
応援し、祝福します！もちろん期待も。

39 ： ◆/oAS1KZo5E [saga]：2011/07/27(水) 22:02:49.41 ID:areik6vSO

諸君、支援感謝する！
少し話題にあった特機の件だが残念ながら現在の所は予定はない
しかし君達の要望があれば投入も検討しよう
では再開だ


-ウルブズ輸送機内-

グラハム「……」

ハワード「……」

ビリー「……」

グラハム（私は……また同じ部下を、仲間を失ってしまった。これでは指揮官失格だ）

ジョシュア「クソッ！」ｶﾞﾝｯ

グラハム「ジョシュア」

ジョシュア「なんなんだよアイツは！アイツのせいでステュワートもランディも！皆やられちまった！」

グラハム「……」

ジョシュア「おい、なんとか言えよ！」ｸﾞｯ

グラハム「ッ……」

ジョシュア「テメェの指揮がしっかりしてたらこうはならなかったんだぞ！」ｸﾞｸﾞｸﾞｯ

グラハム「……返す言葉もない。これも全て私の認識の甘さが招いた結果だ」

ジョシュア「だから許せって言うのか？ふざけるな！」ｸﾞｨ

ダリル「止めろ！」

ハワード「あの状況で我々が助かったのは隊長のおかげだ！それを大尉、貴方は！」ｸﾞｯ

ジョシュア「テメエら！」

ビリー「こんな時に仲間割れは止めなよ」

ジョシュア「アンタは黙っててくれ！」

ビリー「こんな時だからこそ仲間内で争ってる場合じゃないはずだ。それに辛いのが君だけだと思わない事だ」

ハワード「顧問の言う通りだ。我々は死んだ仲間の分まで戦わなければならない」

ジョシュア「チッ……」ﾊﾞｯ

40 ： ◆/oAS1KZo5E ：2011/07/27(水) 22:05:33.48 ID:areik6vSO

グラハム「……」

ビリー「グラハム。君もらしくないね。どうしたんだい？」

グラハム「……そうだな。私がこのザマでは隊の者にも迷惑を掛ける。ジョシュア、この失態。私の命を懸けて挽回する事を誓おう」

ジョシュア「出来なかったらどうする？」

グラハム「好きにしろ」

ジョシュア「だったら、確かめさせて貰うぜ」

グラハム「ああ」

ビリー「先ずはこの事を司令達に報告しないとね。対策はそれからだ」

機長「ん？」ｻﾞ､ｻﾞｻﾞ

ビリー「どうしたんだい？」

機長「電波干渉が……」

ビリー「これは……何者かが割り込んでいる？」

ビアン『……もはや、人類は逃げ場を失った！』

グラハム「ビアン博士だと！？ハワード、全てのチャンネルをオープンにしろ」

ハワード「は、はい」

-アイドネウス島-

ビアン「……もはや、人類は逃げ場を失った！」

ビアン「我々に必要な物は、方舟ではなく……異星人に対抗する為の剣なのだ」

ビアン「本日ここで、我々ＥＯＴＩ機関は『ディバイン・クルセイダーズ』として新生し、地球圏の真の守護者となる事を宣言する」

ビアン「今後の地球圏に必要なものは、強大な軍事力を即時かつ的確に行使できる政権である」

ビアン「だが、それは人民を恐怖や独裁で支配するためのものではない」

ビアン「我々は守るべき対象である人民に対して刃を向けるようなことはせん」

ビアン「ディバイン・クルセイダーズの意志を理解し、地球圏と人類の存続を望む者は、沈黙を以てその意味を示せ！」

ビアン「異議ある者は力を以てその意を示し、我らＤＣに立ち向かうがいい！」

41 ： ◆/oAS1KZo5E ：2011/07/27(水) 22:35:06.10 ID:areik6vSO

-ウルブズ輸送機-

ダリル「こ、これは！！」

ビリー「文字通りの宣戦布告だね。あの新型やグランゾン……全てはこの為だったのか」

グラハム（遂に来た言うべきなのか？……いや、今は考えても仕方がない。）

ジョシュア「何が聖十字軍だ！ふざけんなよ！こんな奴らに仲間はやられたのかよ！」

グラハム「一刻も早く基地に戻る必要があるな。機長、頼む」

機長「了解しました」

数日後

地球連邦軍 北米方面軍イリノイ基地

-司令部-

良男「コーツランド基地では大変な目に会ったようだな」

グラハム「私の大切な部下を大勢失いました」

良男「しかし、よく無事だったな。悪運が強いと言うべきか？」

グラハム「……」

良男「まあいい。部隊の補充要員はこちらで選定しておく」

グラハム「……了解しました。それとＤＣの件ですが」

良男「状況は連邦に不利のようだな。コロニー統合軍がまるまるＤＣに付いたお陰で頭は潰されたも同義。それに連邦側もＤＣに同調する者達が現れ出したと聞く」

グラハム「対策は？」

良男「対策案は考案中だ。それと君達フラッグ･ウルブズは暫く待機して貰う事になった」

グラハム「何故です！？いつＤＣが攻めて来るか分からない状況で！」

良男「戦力温存だよ」

グラハム「しかし！」

良男「これは命令だ」

グラハム「ッ……了解」

良男「では退室してよい」

グラハム「……失礼します」ﾂｶﾂｶ

良男「フンッ、しぶとい奴だ。しかし頃合いだな」

42 ： ◆/oAS1KZo5E ：2011/07/27(水) 22:41:02.67 ID:areik6vSO

-イリノイ基地 研究棟-

グラハム「カタギリいるか……ん？」

グラハム「何をしている？」

ビリー「何って……」

ミーナ「ビリー……って、えっ！？」

グラハム「済まん。邪魔したな」

ビリー「いや、用件があって来たんだろ？」

グラハム「そうか」

ミーナ「もう！良い所だったのに！」

グラハム「間が悪かったと諦めろ」

ミーナ「ブー！！」

ビリー「で、どうしたんだい？」

グラハム「ああ、少し話がある」

ビリー「取り入った話見たいだね。僕だけかい？」

グラハム「いや、ミーナも聞いてくれ」

ミーナ「え？うん」

グラハム「その前に何処か人気の無い所は無いか？」

ビリー「だったら僕の部屋がいいかな」

-ビリーの私室-

ビリー「それで話とは？」

グラハム「他でも無い。この基地についてだ」

ビリー「ん？」

グラハム「ミーナ。ＤＣ戦争が開戦してからこの基地が襲撃された事は？」

ミーナ「無いわね。もっともＤＣはハワイのヒッカム基地を制圧して、そこを足掛かりに西側から攻めて来てるからってのもあるけど」

ビリー「東の橋頭堡が出来次第攻めるだろうけどね」

43 ： ◆/oAS1KZo5E ：2011/07/27(水) 22:46:12.92 ID:areik6vSO

グラハム「では次にこの基地から支援に部隊を派遣した事は？」

ミーナ「無いわね。軍事力温存だって」

グラハム「……やはりな」

ビリー「どう言う意味だい？」

グラハム「これは初めから仕組まれていた可能性がある」

ミーナ「仕組まれたって誰に？」

グラハム「グッドマン准将にだ」

ミーナ「良男に？確かにアイツはねちっこいしグラハム少佐の事嫌ってたけど……」

ビリー「じゃあ。グラハムはこう言いたい訳だね。南極の派遣とその直前になっての戦力分散。それに待機命令。これは全て僕達を陥れる為だと」

グラハム「そうだ。准将の計画では私達は南極で全滅するはずだった。しかしその思惑は外れた私達は生き残った。だから准将は我々に待機命令を出し、その間に次の手を考えているはずだ」

ビリー「次の手か。それはもしかして……」

ブーン ブーン

ミーナ「警報！？」

ビリー「ＤＣが攻めて来たのか？」

良男『この基地に駐留する全部隊に宣言する。我々はビアン総帥の志に同調し、これよりディバイン･クルセイダーズとして活動する！』

グラハム「なんだと！？」

44 ： ◆/oAS1KZo5E ：2011/07/27(水) 22:50:42.67 ID:areik6vSO

-司令部-

良男「もはや今の腐敗した連邦では来るべき脅威に対抗は出来ない！ビアン総帥の元に集い戦う事こそ我等人類の生き延びる唯一の手段である！」

良男「我等に賛同する者は共に旗を掲げよ。刃向かう者は始末せよ！！」

-研究棟-

グラハム「まさかとは思っていたが、ＤＣにくら替えするとはな」

ビリー「グラハム！大変だ！」

グラハム「どうした？」

ビリー「ラングレーがＤＣに襲撃されてるらしい」

グラハム「クッ、タイミングが良すぎる！」

ミーナ「ア、アタシ達はどうすんの？」

グラハム「それは自分で決めろ」

ミーナ「じ、自分で？」

グラハム「そうだ」

ビリー「君ははどうするつもりだい？」

グラハム「愚問だなカタギリ」

ビリー「そう言うと思ったよ。格納庫に量産型Ｍｋ−�Uを準備している」

グラハム「タイプＦは出せないのか？」

ビリー「残念だけどまだオーバーホール中だ。多分、君にタイプＦを使わせないつもりだったんだろう」

グラハム「そうか。ならば一刻も早くこの基地から脱出するぞ。一連が全て仕組まれたものならば、准将はこれに乗じて我々を始末するはずだからな」

ビリー「分かった。ミーナはどうする？君は関係無いはずだから危害を加える事はないと思うよ」

ミーナ「アタシは……ビリー達と行くわ！」

ビリー「いいのかい？」

ミーナ「もう、決めたから」

ビリー「分かった」

グラハム「よし、脱出するぞ」

45 ： ◆/oAS1KZo5E ：2011/07/27(水) 22:54:15.14 ID:areik6vSO

-ウルブズ宿舎-

ハワード「抵抗が激しい！」

良男兵「大人しく投降しろ！」ﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞｯ

ダリル「貴様らは連邦軍のプライドは無いのかよ！」ﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞｯ

良男兵「司令は我々に今より良い地位を与えてくれるとおっしゃった！」

ダリル「チッ、欲に目が眩むなんて軍人の恥だぜ！」ﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞｯ

ダリル「ハワード、他の仲間は？」

ハワード「駄目だ。通信が取れない」

ダリル「チッ！洒落にならねぇな！」ﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞｯ

アキラ「しかし、これではここも長くは持ちません！」

ダリル「こう言うのは根負けしたら終わりって隊長が言ってただろ！」ﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞｯ

ハワード「そうだ。必ずここを突破して隊長達と合流せねば！」

？「だったら手伝ってやるよ！」ﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞｯ

良男兵達「ぐわぁぁぁぁぁ」ﾊﾞﾀｯ

ハワード「ジョシュア大尉！」

アキラ「副長！」

ダリル「アンタの事だから良男側に付いたと思ったんだがな」

ジョシュア「前にも言っただろ。グラハムも気に食わないが、良男は更に気にいらないってな！」

46 ： ◆/oAS1KZo5E ：2011/07/27(水) 23:09:35.56 ID:areik6vSO

ダリル「なんにせよ助かったぜ」

ジョシュア「だったらさっさと行け！グラハム達は格納庫に向かってるはずだ」

アキラ「了解です」

ハワード「大尉は？」

ジョシュア「俺はまだやる事があるんでな。後から合流する」

ダリル「そうか。気をつけろよ」

ジョシュア「ハッ！お前からそんな台詞が聞けるとはな。さあ、早く行け！」

ダリル「ああ。行くぞ」ﾀｯﾀｯﾀ

ジョシュア「……」

-格納庫-

グラハム「はぁ！！」ｽﾞｶﾞｧﾝ

兵士「うわぁぁぁぁぁ！」

グラハム「よし格納庫は制圧した。カタギリとミーナは輸送機の準備を。私はそれまで時間を稼ぐ」

ビリー「ああ。頼むよ」

グラハム「フッ、では行くぞ」ﾊﾞｯ

-基地滑走路-

グラハム「同胞を討つのは気が退けるが、私とて倒れる訳にはいかん。覚悟をして貰うぞ」

ＰＴ兵Ａ「な、なんだ！？」

ＰＴ兵Ｂ「裏切り者か！」

グラハム「斬り捨て、ごめぇぇぇぇん！！」ｽﾞﾊﾞｧ

ＰＴ兵Ａ「うわぁぁぁぁぁ……あ、あれ！」ﾊﾞﾁﾊﾞﾁ

グラハム「早く脱出しろ」

ＰＴ兵Ａ「は、はい！」ｽｯ

ＰＴ兵Ｂ「その声はグラハム少佐！やはり司令が言った通り裏切ったのですか！」

グラハム「私は裏切ったのではない。君も討たれたくなければここを立ち去れ！」ﾌﾞｩﾝ

ＰＴ兵Ｂ「ひぃ！？は、はい！！」ｽﾞｯ

？「誰が逃げろって命令した？」ﾋﾞｼｭｨｰﾝ

ＰＴ兵Ｂ「がぁぁぁぁぁ！！」ﾁｭﾄﾞｰﾝ

グラハム「そのカラーのゲシュペンストはまさか！」

47 ： ◆/oAS1KZo5E [saga]：2011/07/27(水) 23:14:21.41 ID:areik6vSO

サーシェス「よぉ！裏切り者グラハムさんよ！！」

グラハム「やはりサーシェスか！傭兵に義理は無いはずだが？」

サーシェス「俺はよぉ、戦争がしたくてしたくてたまらねえんだ。そんな時にコイツだぜ？やらねえ訳ねえよな！」

グラハム「根からの戦争屋だな君は！」

サーシェス「テメエもそうだろ！」

グラハム「否定はせんさ。だが、私はここで死ぬ訳にはいかんからな！墜とさせて貰う」

サーシェス「そう来ないとよ！俺はアンタと一回マジの殺し合いしたかったんだよ。精々楽しませてくれよな！！」ﾊﾞｯ ｻﾞﾝｯ

グラハム「ッ……さすがに向こうもカスタムゲシュペンストか。速い」ｽｯ

サーシェス「やるねぇ！さすがは元教導隊は伊達じゃねえって事か！ますます殺し甲斐があるぜ！」

グラハム「ならば！グラハムマグナム！！」ｽﾞｷﾞｭｩｩｩﾝ

サーシェス「そいつはお見通しだってんだ！」ｶﾞｼｯ

グラハム「なに！？」ｸﾞｸﾞｯ

サーシェス「こうされたら身動き取れねえよな！おらよ！」ﾄﾞｶﾞｧ

グラハム「ぐはっ……」ﾐｼｯ

サーシェス「ハッハ！こいつで逝っちまいな！！」ｼﾞｬｷ ｽﾞｯ

グラハム「ッ……」

ジョシュア「うぉぉぉぉぉ！！」ｶﾞｷﾞｨｨｨﾝ

48 ： ◆/oAS1KZo5E [saga]：2011/07/27(水) 23:18:41.93 ID:areik6vSO

サーシェス「な、なんだ！？」ﾄﾞｶﾞｧ

グラハム「ジョシュア！」

ジョシュア「輸送機はもう出るぞ。ダリル達も合流した。お前も早く行け！」

グラハム「しかし！」

ジョシュア「俺の事は気にするな！」

サーシェス「チッ、コイツ離しやがれ！！」ｸﾞｸﾞｯ

グラハム「だが、私は君に誓った！それを君は見届ける義務がある」

ジョシュア「誰がここでくたばるって言った！見届けてやるさ。だから今は行け！」

グラハム「グッ……死ぬなよ！」ｽﾞｷﾞｭｰｰﾝ

サーシェス「テメエ！！」

ジョシュア「ヘッ、良男の子飼いはここで俺と道連れだ！」

サーシェス「クソが！！だったらこうだ！」ﾊﾞｯ

ジョシュア「なに！？」

サーシェス「心配すんなよ。後で奴らも送ってやるからさ。だから安心してあの世に行きな！」ｽﾞｯ ｸﾞｻｯ

ジョシュア「ガハッ……グ、グラハム……死ぬんじゃねえぞーー！！」

ズドォォォォン！！

グラハム「なっ！？ジ、ジョシュアァァァァァ！！」

グラハム「クッ……」ﾄﾞｼｭｰﾝ

49 ： ◆/oAS1KZo5E ：2011/07/27(水) 23:22:34.71 ID:areik6vSO

本日はここまでた

次回「退路の先にある希望」

次も撃ち貫くのみだ！

50 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟・東北) [sage]：2011/07/27(水) 23:23:04.37 ID:BKQE2NDAO

ジョシュア、惜しい男亡くした



まぁ破界篇じゃ攻略本が出るまで隠し敵で登場すんの誰にも気付かれなかったのが

51 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2011/07/27(水) 23:28:02.82 ID:c/jzDxlq0

だって攻撃してくるもの…反撃で落としてしまうもの…

52 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage]：2011/07/27(水) 23:32:06.26 ID:eRDZjdmM0

お疲れ様でした。

そして↑の話マジ？

53 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[ [sage]：2011/07/27(水) 23:34:04.66 ID:WGbPf9lxo

乙です。ジョシュア、原作じゃ噛ませ犬だったのに、いい仕事をしたな。

54 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟・東北) [sage]：2011/07/27(水) 23:41:31.51 ID:BKQE2NDAO

>>52
砂漠決戦で落とさずにターン経過でマップ終了で00最終決戦にGN-Xで出て来る
ロボゲー板でも最初嘘吐き扱いされてた

55 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海・関東) [sage]：2011/07/27(水) 23:59:32.04 ID:ZjfSPXfAO

>>1 乙

ダイフラッグは冗談だから忘れてくれｗｗ
運動性もなくなるし、なによりダブルＧがトリプルＧになってＧＧＧになって勝利の鍵だぁああっ！！

56 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage]：2011/07/28(木) 00:41:48.62 ID:0Xs1waHq0

Ｚのステータスで比べると、ハムさんはリアル寄りの性能でなかなか強い。精神コマンドも素敵
でもひろしの方が何かと強いのは納得遺憾、能力値はどっこいで極みってなんだよｗｗ

まあ基本どっちもふるぼっこだったが……

57 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage]：2011/07/28(木) 00:47:16.84 ID:0Xs1waHq0

連続すみません。
アニメ見てたら普通にひろし無双だったｗｗすまん納得しました。

58 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]：2011/07/28(木) 11:05:41.20 ID:Mrg8m8zfo

ハムさんにはぜひシシオウブレードをプレゼントしてあげてほしいな

59 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]：2011/07/28(木) 19:31:59.30 ID:qD1vH4ENo

裸身装甲ダイブシドー

60 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2011/07/28(木) 19:32:45.13 ID:r/G9qBLIO

裸身なのに装甲とはこれいかに

61 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海・関東) [sage]：2011/07/28(木) 22:02:48.14 ID:ExQ4Zd+AO

竜巻斬艦刀が完成しすぎて割り込めないから、ギリアムかカイさんと合体技あるといいよね。
そうなるとやっぱり特機はキツイよ、うん

62 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]：2011/07/30(土) 23:02:50.84 ID:upZPNDCAO

援護するぞ、フラッグファイター！

63 ： ◆/oAS1KZo5E ：2011/07/31(日) 13:19:14.01 ID:UDW+XWvSO

二日振りだな。作品の加筆修正やその他諸々をしてたら投稿が遅れてしまった

今の所バンプレキャラとはＤＣ戦争編では余り絡む予定はないが宜しく頼むぞ

では開始前の設定だ

キャラクター編

ジョシュア・エドワーズ

フラッグ・ウルブズの副官で階級は大尉
何かとグラハムに突っ掛かるがこれは信頼の裏返しでありグラハムもその事を理解している
しかし、グラハムを敬愛するハワードやダリルとはその性格上口論が絶えない

イリノイ基地が反乱を起こした時、サーシェスからグラハムを逃がす為の囮になりサーシェスに乗機を破壊され戦死する


ミーナ・カーマイン

連邦軍所属の科学者
ビリーとは幼馴染みで彼が好きでこの道を進んだと言う経緯を持つ。
彼の女性好きには散々泣きを見たが近年になって努力が身を結んだようである


アーサー・グッドマン

イリノイ基地司令官で階級は准将
かなり好戦的な人物で他人を見下す傾向が強い
自分のやり方に疑問を抱いているグラハムの事を気にいらず敵視している
また、現在の連邦軍の体制にも非常に強い不満を持っておりＤＣが武装蜂起後、その考えに賛同してイリノイ基地ごと連邦軍に叛旗を翻す


アリー・アル・サーシェス

通称ひろし
万年係長である
最近は木原クンだったり悪の超能力者だったりしたが、セロリやウサギさんにやられた


用語編

イリノイ基地

地球連邦軍北米方面軍の重要拠点の一つ
最高責任者はアーサー・グッドマン准将
正式名称はスコット基地であるが兵達からはイリノイ基地の愛称で呼ばれている
地球連邦軍第４特殊作戦ＰＴ部隊フラッグ・ウルブズの拠点としても有名である
しかしＤＣ戦争勃発後、同基地は叛旗を翻しその戦力の大半が味方であった連邦軍に向けられる事となった

では次から再開だ

64 ： ◆/oAS1KZo5E ：2011/07/31(日) 13:22:48.56 ID:UDW+XWvSO

-ウルブズ輸送機-

グラハム「直ぐに輸送機を発進させろ」

ビリー「グラハム！」

ハワード「隊長！ご無事でしたか！」

ダリル「心配しました」

グラハム「ああ。だが話は後だ。急いで離陸するんだ」

アキラ「了解です！」ｸﾞｯ

輸送機「」ｷｨｨｨｨﾝ ﾄﾞｼｭｰｰﾝ

-イリノイ基地司令部-

高官「報告します。我々に反抗する勢力の鎮圧はほぼ完了しました。ですが……」

良男「奴らを逃がしたか」

高官「申し訳ありません」

良男「構わん。どうせ奴らが逃げる先は限られている。直ちに部隊を編成して追撃させろ」

高官「ハッ！」

良男「フンッ、何時までも逃げられると思うなよ」

65 ： ◆/oAS1KZo5E ：2011/07/31(日) 13:24:56.60 ID:UDW+XWvSO

-ウルブズ輸送機-

ビリー「イリノイ基地が制圧されたらしい」ﾋﾟｯ

グラハム「そうか……」

ハワード「しかし、隊長がご無事で何よりです」

グラハム「無事なものか。私は……また仲間の犠牲の上に生きながらえた情けない男だ」

ビリー「グラハム？」

ダリル「まさか……ジョシュア！」

グラハム「ああ、ジョシュアはその身を呈して私の退路を開いた。彼に誓ったと言うのに……」

ハワード「ジョシュア大尉……」

ダリル「ジョシュア、アンタって奴は……クソッ！！」

ミーナ「……」

グラハム「しかし、だからこそ私達は倒れる訳にはいかない。今は耐え忍ぶ時だ。好機は必ず来る」

ビリー「そうだね。それであれから調べたんだけど、どうやら連邦軍の残存艦隊はマンハッタン隕石孔に集結しているらしい」

ミーナ「マンハッタン隕石孔って言ったらメテオ１が落下した場所ね。あそこは隕石が落下して以来封鎖されているから集結場所にはいいかも」

グラハム「ならば、マンハッタン……ん？」ﾋﾟﾋﾟﾋﾟｯ

グラハム「済まん、メールだ」ﾋﾟｯ

グラハム「……オハイオに行けだと？贈り主は……ＧＪ」

グラハム「これは！！」

ビリー「どうしたんだい？」

グラハム「進路上にオハイオの基地があったな」

ビリー「ああ。だけど、あそこは基地移転でもう随分前に閉鎖しているはずだよ」

グラハム「進路をそこに向けてくれないか？」

ビリー「グラハム？」

グラハム「頼む」

ビリー「分かったよ。アキラ少尉よろしく」

アキラ「了解です」

66 ： ◆/oAS1KZo5E ：2011/07/31(日) 13:29:34.18 ID:UDW+XWvSO

-オハイオ州 上空-

アキラ「間もなく旧空軍基地です」

ブーン ブーン

ダリル「敵襲！？」

グラハム「イリノイからの追撃部隊か！」

ビリー「後少しだと言うのに……」

グラハム「お前達は先に行け。私が足止めをする」

ハワード「ですが隊長！」

グラハム「今出せるのは私のゲシュペンストだけだ。それに、ここまで来て全滅では話にならん」

ビリー「頼みの綱であるかも知れない基地に向かうには時間稼ぎは必要か。グラハム頼むよ」

グラハム「任せたまえ」

ハワード「隊長ご武運を」

グラハム「了解だ。基地で落ち合おう」

-基地近辺-

グラハム「上手く脱出しろよ！」ﾊﾞｼｭｰﾝ ﾊﾞｼｭｰﾝ

追撃部隊「だ、脱出する！」ﾄﾞｶﾞｰﾝ

グラハム「これで全部か……いや！」ﾋﾟﾋﾟｯ

サーシェス「ヘッ、見付けたぜぇ！グラハムさんよぉ！！」ﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞｯ

グラハム「やはり来たか。君もしつこい男だ。もっとも私が言える立場ではないがな！！」ﾋﾞｼｭｰﾝ ﾋﾞｼｭｰﾝ

67 ： ◆/oAS1KZo5E [saga]：2011/07/31(日) 13:32:36.35 ID:UDW+XWvSO

サーシェス「マンハッタンのクレーターに行こうって算段だろうがソイツはお見通しなんだよ！」ﾌﾞｩﾝ ﾄﾞｼｭｰﾝ

グラハム「あいにく私は急ぎなのでな。手短に終わらせて貰うぞ」ﾌﾞｩﾝ ﾄﾞｼｭｰﾝ

サーシェス「ハッ！そう簡単にやれるかよ！！」ﾊﾞﾁﾊﾞﾁｯ

グラハム「そこを押し通すのが私の信条だ！！」ﾊﾞﾁﾊﾞﾁｯ

サーシェス「言ってくれるな！だがよ！」ﾌﾞｩﾝ ﾌﾞﾝｯ

グラハム「チッ……かすめたか」ｻﾞｼｭ

サーシェス「やっぱいいねぇ！こう言う生の殺し合いって奴はよ！」ﾌﾞﾝｯ

グラハム「それは同意出来んな！」ｽｯ ﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞｯ

サーシェス「連れねぇな！もっと楽しもうじゃねえか！」ｸﾞｯ ｶﾞｶﾞｶﾞﾝｯ

グラハム「言ったはずだ私は急ぎの……」ﾊﾞﾁｯ

グラハム「なにっ？パワーダウンだと！？」ﾌﾞｩｩﾝ

サーシェス「あん？ははぁ、どうやらイリノイん時の一撃が思ったより効いてた見たいだな」

グラハム「ッ、このままでは……」

サーシェス「アンタとの殺り合いは惜しいが俺にも仕事は山積みなんでな。トドメを刺させて貰うぜ！」ｼﾞｬｷ

グラハム「クゥ……ここまでか……」

サーシェス「逝っちまいな！！」ﾌﾞﾝｯ

バシュゥゥン

サーシェス「なにぃ！？」ｽｯ

グラハム「なんだ！？」

68 ： ◆/oAS1KZo5E ：2011/07/31(日) 13:36:26.97 ID:UDW+XWvSO

？「ご無事ですか少佐」ﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞｯ

サーシェス「援軍だと！？聞いてねぇぞ！」

グラハム「君は？」

アンドレイ「私は連邦軍諜報部所属、アンドレイ・スミルノフ中尉です。ギリアム・イェーガー少佐の命により援護に来ました」

マリー「同じくマリー・Ｐ・スミルノフ少尉です」

グラハム「やはりあのメールはギリアムか！それにスミルノフとは……」

アンドレイ「詳しい話は後です。少佐はすぐに基地へ向かって下さい。少佐用の機体を用意しています」

グラハム「なんと！」

マリー「ここは私達が抑えます！お急ぎ下さい」

グラハム「……承知した。時間稼ぎ頼む」ﾄﾞｼｭｰﾝ

サーシェス「行かすかよ！」

マリー「貴様の相手は私達だ！」ﾊﾞｯ

サーシェス「チッ、まあいい。テメエらで遊んでやるよ！」

-旧空軍基地-

グラハム「新型は！？」ｳｨｨﾝ ﾀｯ
ミーナ「グラハム少佐。無事だったのね」

グラハム「ああ。ギリアムが部下を寄越してくれた。……カタギリ達は？

ミーナ「ビリーならダリル中尉達と格納庫に向かったわ」

グラハム「そうか。それで新型があると聞いたのだが」

ミーナ「ええ、これよ」

コンテナ「」

グラハム「このコンテナの中身が……」

？「そう！それが貴方の新たなる力だ！」

69 ： ◆/oAS1KZo5E ：2011/07/31(日) 13:39:56.99 ID:UDW+XWvSO

グラハム「なにっ……少年！？いや、それにしては年齢が違う……」

グラハム（まさかこちら側の少年なのか？）

ミーナ「勿体振らなくていいわよソラン博士」

ソラン「ソランでは無いと言っているだろーが！私は刹那・Ｆ・セイエイと何度言えば分かる！このツンデミーナが！」

ミーナ「誰がツンデミーナよ！！アンタいい加減にその呼び方止めなさい！」

グラハム「……彼はと尋ねていいだろうか？」

ミーナ「え？うん。あの電波はソラン・イブラヒム博士よ。かなりの変わり者で有名でね。でも、残念な事に腕は確かなのよねぇ」

ソラン「だからソランと呼ぶな！私の真名は刹那だと何度言わせれば……」

ミーナ「分かったからコンテナの中身を見せなさい！さっさとしないと風穴空けるわよ！」

ソラン「グッ……では見て驚くが良い！！」ﾋﾟｯ

コンテナ「」ｳｨｨｨﾝ

グラハム「こ、これは！！」

フラッグ「」

グラハム「フラッグ！！」

ミーナ「フラッグってタイプＦの事じゃないの？」

ソラン「説明は後ではないのか？ツンデミーナ」

ミーナ「ツンデミーナ言うな！でも確かにそうね」

ソラン「グラハム少佐。これはユニオンフラッグ・カスタム�Vだ。ギリアム少佐の依頼で極秘にフラッグを修理、改修していたのだよ」

70 ： ◆/oAS1KZo5E ：2011/07/31(日) 13:42:06.90 ID:UDW+XWvSO

グラハム「行方不明になっていた私のフラッグをギリアムが回収していたとはな……しかし、よく修理出来たものだな」

ソラン「フフフッ、実に面白い技術だったよ。いや、このマッドサイエンティィィィストである私の胸を踊らせる程のな。改修は完璧だよ」

ミーナ「アンタらしいわね……」

ソラン「ファァッハッハッハッ！！この俺に不可能はないのだよ！」

グラハム（しかし、これでは私の中の少年のイメージがまる潰れだ……）

グラハム「ともあれ私のフラッグを修復してくれて感謝する」

ソラン「うむ。俺の改修したフラッグで敵を薙ぎ払ってくれたまえよ」

グラハム「承知した。フラッグを修理してくれた恩、勝利で答えよう」

-フラッグ コクピット-

グラハム「やはりフラッグに乗ると一体感を感じるな……」ﾋﾟｯﾋﾟｯ ｶﾁ

グラハム「整備は完璧だな。腕が立つのは本当らしい。性格はアレだが……」

グラハム「……さて、久しぶりに空を駆けるとしようか。グラハム・エーカー、ユニオンフラッグ・カスタム�V出陣する！！」ｸﾞｯ

フラッグ「」ｼｭｨﾝ ｽﾞｼｭｩｩﾝ

-フラッグ コクピット-

グラハム「ベストな仕上がりになっている。しかし、このフラッグに搭載されているＧＮドライヴは……」

グラハム「いや、今は彼等を助けるのが先だな」

フラッグ「」ｽﾞｼｭｩｩｩﾝ

71 ： ◆/oAS1KZo5E ：2011/07/31(日) 13:45:06.07 ID:UDW+XWvSO

-基地周辺-

マリー「強い……」

アンドレイ「クッ……」

サーシェス「オイオイ、もうギブアップか？もうちょい楽しませてくれてもいいんじゃねーのか？」

アンドレイ「マリー、お前は退け！」

マリー「義兄さん！何を！？」

アンドレイ「このまま戦っても二人共やられる。お前だけでも逃げろ！」

マリー「嫌よ！私も残るわ！義兄さんだけを残す訳にはいかない！」

アンドレイ「マリー……」

サーシェス「逃げる算段でもしてるのかよ？だったら残念だったな！テメエらの行き場所はあの世だ！」ｽﾞｷﾞｭｩｩﾝ

マリー「えっ……」

アンドレイ「マリー！！」

バシューン バシューン

サーシェス「チッ！またかよ！！」ｶﾞﾝｯ

グラハム「無事か！」ｽﾞｷﾞｭｩｩﾝ

アンドレイ「少佐！」

マリー「新型を博士から受け取ったのですね」

グラハム「ああ。その損傷でよく持ちこたえてくれた。後は私に任せて基地へ退避してくれ」

マリー「ですが！」

グラハム「心配なら無用。このフラッグは私の手足の様なものだ。遅れは取らんよ」

アンドレイ「行こうマリー」

マリー「義兄さん……分かりました。少佐、お気を付けて！」ﾄﾞｼｭｰﾝ

アンドレイ「私達は基地で博士達と脱出の準備を整えますので宜しくお願いします」ﾄﾞｼｭｰﾝ

サーシェス「今度は新型でリベンジって奴か？面白れえじゃねえか！」

72 ： ◆/oAS1KZo5E [saga]：2011/07/31(日) 13:46:55.60 ID:UDW+XWvSO

グラハム「これをただの新型と思わん事だ！」ｽﾞｷﾞｭｩｩﾝ ｶﾞｷﾞｭｲﾝ

サーシェス「変形しただと！？」

グラハム「必殺！グラハム・スペシャル！！」ｽﾞｷﾞｭｩｩﾝ

サーシェス「なにぃ！？」

グラハム「はぁ！！」ﾌﾞｩﾝ ｽﾞﾊﾞｧｧ

サーシェス「クソッタレ！！なんだよコイツはぁ！！」ﾊﾞｺﾞｰﾝ

グラハム「まだだ！！」ﾊﾞｼｭｰﾝ
ﾊﾞｼｭｰﾝ

サーシェス「ぐぉぉ！？反応速度が違い過ぎるぞ！」

サーシェス「だが俺も死ぬ気はないんでな！」ﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞｯ

グラハム「弾幕だと！」

サーシェス「次に会う時を楽しみにしてるぜ！！」ﾄﾞｼｭｰﾝ

グラハム「撤退したか……」

グラハム「追いたい気持ちはあるが、今はその時ではない」

ビリー『グラハム、無事かい？』ﾋﾟﾋﾟｯ

グラハム「カタギリか。ああ、おかげさまでな」

ビリー『すぐに基地に戻ってくれ。イリノイの追撃部隊の増援が迫って来ている』

グラハム「突破する手段はあるのか？」

ビリー『戻れば分かるさ』

グラハム「……了解した」

73 ： ◆/oAS1KZo5E ：2011/07/31(日) 13:55:24.28 ID:UDW+XWvSO

毎度短いが取り敢えずここまでだ

次回「希望の方舟」

次も艦首バスターキャノン、撃てぇ！！だ

74 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2011/07/31(日) 14:09:39.54 ID:/HTYkNFuo

乙

75 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海・関東) [sage]：2011/07/31(日) 14:56:33.08 ID:+I8E2IQAO

乙。
流石ＧＪ、俺達に出来ないことを平然とやってのける…

76 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [sage]：2011/07/31(日) 16:01:45.87 ID:7+KMRiSj0

GNフラッグって変形すんの？

77 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟・東北) [sage]：2011/07/31(日) 16:09:07.43 ID:+RDfBEWAO

乙

78 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州) [sage]：2011/07/31(日) 16:47:01.49 ID:9ILQoBkAO

乙
せっちゃんテラ岡部ｗｗｗｗ

79 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2011/07/31(日) 17:52:10.71 ID:sCAuVsik0

>>76
GNフラッグは変形できない
たぶんおかｒ…刹那が改修時に変形できるよう構造にあった変形できないという道理を
おかｒ…刹那の無理でこじ開けたんだろう

80 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]：2011/07/31(日) 18:53:26.42 ID:a+vtmd+E0

なんかこのソランは、ガイを思い出せる……

81 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]：2011/07/31(日) 20:17:20.74 ID:fsQNq6AAO

この少年はそのうち如意棒を使ったり火を出すかもしれん

82 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage]：2011/07/31(日) 23:34:58.65 ID:vutjIrlf0

乙

ある意味極めて近く、限りなく遠い世界に一番似合う男が……

83 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage]：2011/07/31(日) 23:36:04.93 ID:vutjIrlf0

乙

ある意味極めて近く、限りなく遠い世界が一番似合う男が……

84 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage]：2011/07/31(日) 23:37:15.46 ID:vutjIrlf0

乙

ある意味極めて近く、限りなく遠い世界が一番似合う男が……

85 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]：2011/08/01(月) 13:33:32.11 ID:Kc6u+oh3o

現状バンプレキャラ出てこないのか…

ロックオン「その役目、私に任せて貰おう！」
リボンズ「フフフ…デッドエンドシュート！」

こうですかわかりまｓ

86 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海・関東) [sage]：2011/08/01(月) 17:32:30.90 ID:35vAVpdAO

>>85

「ヒーロー戦記もよろしく！」

87 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(四国) [sage]：2011/08/01(月) 21:15:03.90 ID:BckljPCAO

このフラッグ�Vはどんな感じなんだろう？

88 ： ◆/oAS1KZo5E ：2011/08/02(火) 20:40:47.58 ID:hdJIRaVSO

皆、元気にしているだろうか？
つい先日トランスフォーマー/ダークサイド・ムーンを観賞したぞ
中々良かったのでトランスフォーマー好きな者は是非どうだろうか？
それからフラッグカスタム�Vは次の更新に設定を載せる予定なのでよろしく頼むぞ

それでは毎度です島のＯＧ世界においてのキャラクター設定だ


マリー・Ｐ（ピーリス）・スミルノフ

地球連邦軍諜報部所属の少尉でかつて連邦軍特殊教育機関スクールに在籍していた
スクール解散後、身寄りのない彼女をセルゲイ・スミルノフ中佐（当時）が保護し養女とした経緯を持つ
当初はスクール時代の影響からか機械的な人間だったが、義父セルゲイや義兄のアンドレイの人間性に触れ、徐々に感情を持ち現在は喜怒哀楽もはっきりとしている



アンドレイ・スミルノフ

「お前のそのＰＴの扱い方、ＹＥＳだね」

地球連邦軍諜報部所属の中尉
諜報部大佐セルゲイ・スミルノフの実の息子
父を尊敬しており、自身も父の様になりたいと思い軍に入隊した経歴を持つ
父が軍でも有名な人物である為、親の七光り等と揶揄されているが全て自分の実力で上がって来た物である
義妹のマリーの事は溺愛して非常に過保護である
そのせいか彼女が軍に復帰する事は猛反対していたが、彼女の強い説得に折れ、現在は義妹であると同時に部下としても接している……が過保護な部分は相変わらずである


ソラン・イブラヒム（刹那・Ｆ・セイエイ）

「それが運命石の扉-シュタインズゲート-の選択だ！！」

今だに厨二病を患っている自称マッドサイエンティスト
変な愛称を付ける癖がある
好きな物はドクターペッパーとジューシーからあげナンバーワン

では再開だ

89 ： ◆/oAS1KZo5E ：2011/08/02(火) 20:43:51.44 ID:hdJIRaVSO

-旧空軍基地 秘密ドック-

グラハム「これは……スペースノア級！？」

ビリー『そう、テスト艦のスペースノアさ。話は後だ、早く中へ』

グラハム「ああ、分かった」

-スペースノア ブリッジ-

グラハム「テスト艦スペースノア。所在不明だった物が何故こんな場所に？しかも艤装まで済ませているとは……」

ビリー「それは分からない。僕達はソラン博士の指示でここに来た訳だからね」

ソラン「刹那だ！」

ダリル「隊長！追撃部隊がこの基地を補足します！」

アンドレイ「この船の責任者は少佐に託されています。ご命令を」

グラハム「……了解した。では、テスラ・ドライブを始動！ＳＬＶホーミングミサイル発射用意！」

リヒティ「了解ッス！テスラ・ドライブ始動！」

ラッセ「了解！ミサイル、発射準備」

グラハム「無理に当てる必要は無い。敵の不意を付くだけでいい」

ラッセ「ミサイル、装填完了！行けるぜ！」

グラハム「よし、ミサイル、一発射！！」

ズ┣¨┣¨┣¨┣¨ドーン

90 ： ◆/oAS1KZo5E ：2011/08/02(火) 20:47:48.66 ID:hdJIRaVSO

-基地上空-

追撃隊「な、なんだ！？回避しろーー！！」

ズガスガスガァァァン

-スペースノア ブリッジ-

グラハム「今だ！テスラ・ドライブ最大出力！この全速力で離脱する！！」

スペースノア「」ｺﾞｫｫｫｫ

-数十分後 スペースノア ブリッジ-

グラハム「追撃部隊は振り切ったか」

ビリー「一先ずは助かったね」

グラハム「ああ。一重に君達が来てくれたおかげだ。礼を言おう」

アンドレイ「いえ。お礼ならギリアム少佐に言ってあげて下さい」

マリー「先程も申しましたが私達はギリアム少佐の命で新型機運搬と、この船のスタッフを護衛して来ました」

グラハム「ギリアムの先読みに助けられたと言う訳か。時々思うよ。彼には予知能力があるのではないかとな」

ビリー「予知能力ねぇ」

グラハム「そう言えば君達はスミルノフと名乗っていたな。もしや、あのスミルノフ大佐の？

アンドレイ「はい。父は連邦軍諜報部のセルゲイ・スミルノフ大佐です」

グラハム「やはりそうか」

マリー「義父をご存知で？」

グラハム「ああ。ギリアム少佐を通してな。ご子息とご令嬢がいるとは聞いていたが、まさか君達だったとは。これは君達に何かあればお父上に顔向け出来んな」

アンドレイ「その事ですが、父から特命を受けております」

91 ： ◆/oAS1KZo5E ：2011/08/02(火) 20:49:42.63 ID:hdJIRaVSO

グラハム「特命とは？」

アンドレイ「アンドレイ・スミルノフ中尉、マリー・Ｐ・スミルノフ少尉両名は本日付けでフラッグ・ウルブズの転属となりました」ﾋﾞｼｯ

グラハム「それは本当か？」

アンドレイ「はい。父から少佐からは学ぶ事が多いので下で働いて来いと」

グラハム「大佐が？」

マリー「ですので私達の事は一部下と扱って下さい！」

グラハム「……フッ、大佐らしいな。了解した。では、本日付けで君達は我がフラッグ・ウルブズの一員だ。厳しく行くぞ」

アンドレイ「ハッ！」
マリー「ハッ！」

グラハム「では次にソラン博士に２つ質問がある。先ず初めの質問だが、何故スペースノアがあの旧空軍基地にあったのかを説明して頂きたい」

ソラン「……」

グラハム「ソラン博士」

ソラン「ソランとは誰だ？」

グラハム「刹那博士」

ソラン「どうした？」

ミーナ「さっさと説明しなさい！」ｹﾞｼｯ

ソラン「グホッ！？ぼ、暴力は反対だ！！これは万が一の為に俺とギリアム少佐が上に掛け合って極秘にスペースノアを改修していたのだ。人目が付かぬように使われていないこの基地を利用してな」

グラハム「それが今と言う訳か。随分と用意が良いものだ」

92 ： ◆/oAS1KZo5E ：2011/08/02(火) 20:52:23.62 ID:hdJIRaVSO

グラハム「それが今と言う訳か。随分と用意が良いものだ」

ソラン「先見の明と言って貰おうか。因みに改修に辺り、艦名も変えさせて貰った」

ミーナ「どんな名前よ？」

ソラン「スペースノア級ミスリルだ」

グラハム「ミスリルと言えば架空の魔法金属だな」

刹那「そうだ。本来この船は存在してはいない。その意味合いもあって付けさせて貰った」

ビリー「成る程ね」

ミーナ「アンタにしてはセンス良いじゃない」

グラハム「成る程。スペースノアの事は分かった。では、次の質問をしてもよろしいかな？ソラン博士」

ソラン「……」

グラハム「ソラン博士」

ソラン「……」

グラハム「刹那・Ｆ・セイエイ」

ソラン「なんだろうか？」

グラハム「この男を一度殴っていいだろうか？」

ミーナ「いいわよ。一度と言わず百度でもオッケーよ」

ソラン「うぐっ……もしもし、連中が俺の力を恐れ、実力行使をしようとしている！」

クリス「博士、いい加減電話ごっこは止めたらどうですか？」

刹那「クリスティーナよ！これは電話ごっこなどでは無い！」

クリス「私はクリスティナです！！変な所を伸ばさないでって言ってるでしょ！そんな事言ってたらグレイス博士に言い付けますからね！」

ソラン「なっ！？もしもし、俺だ！クリスティーナは機関の手先だった！至急救援を求む！」

クリス「もう！！またやってるし！」

93 ： ◆/oAS1KZo5E ：2011/08/02(火) 20:54:23.04 ID:hdJIRaVSO

グラハム「君は？」

クリス「あっ、私はこのミスリルオペレーターのクリスティナ・シエラです。クリスって呼んで下さいね」

ソラン「何度言えば分かる！お前はクリスティーナだ」

クリス「だから違います！！この人の事は気にしないで下さいね」

グラハム「あ、ああ。了解だ、よろしく頼む」

リヒティ「俺はリヒテンダール・ツエーリ。この艦の操舵士をしてるッスよ。俺の事はリヒテ……」

ソラン「彼はリヒティーナだ」

グラハム「よろしくリヒティーナ」

リヒティ「ちょっと変なあだ名付けないで下さいよ！俺の事はリヒティでお願いッスよ」

グラハム「そ、そうか」

ラッセ「最後に俺だな。俺はラッセ・アイオン、傭兵だ。ＰＴ操縦から砲撃手、白兵戦とか戦闘の事なら任せてくれ」

グラハム「頼もしいな。宜しく頼むぞ」

グラハム「……因みに彼に愛称はあるのか？」

ソラン「ウホッ！ラッセ良い男だ！」

ラッセ「フンッ！」ﾄﾞｺﾞｯ

ソラン「ふぐぅ……」ﾒﾘﾒﾘｯ

ミーナ「自業自得ね」

グラハム「……」

グラハム（正直、私は悲しいぞ！！）

グラハム「して、質問の続きは良いだろうか？」

ソラン「……あ、ああ」

グラハム「では……」

グラハム（待て……フラッグの話を皆の前でするのは危険かも知れん）

グラハム「……」

ビリー「どうしたんだい？」

グラハム「……博士、急で悪いが二人で話したいのだが」

刹那「あいにく私はゲイではないのだが」

グラハム「そう言う意味ではない！」

刹那「冗談だ。いいだろう。では私達は少し席を外す。終わるまで大人しくしていろよ！」

グラハム（調子が狂って仕方がないな……）

94 ： ◆/oAS1KZo5E ：2011/08/02(火) 20:59:47.05 ID:hdJIRaVSO

-個室-

ソラン「話とはフラッグの事だな」

グラハム「察しがいいな。あのフラッグは何処で入手した。いや、何故あの機体が私のだと分かる？」

ソラン「簡単な話だ。あのフラッグはギリアム少佐が持ち込んだ物だからな。その時聞いたのだよ」

グラハム「ギリアムが？」

グラハム（何故、彼に私の素性を……）

ソラン「何故？と言う表情だな。では、俺が少佐に詳しく、優しく、コンパクトに説明しよう」

グラハム「どう言う事だ？」

ソラン「俺もギリアム少佐や貴方と同じく『転移者』だからだ」

グラハム「なっ……ソラン博士もか！？」

ソラン「刹那やっちゅーに！！」

グラハム「……」

ソラン「ゴホンッ、俺は元の世界でも科学者をやっていてな。次元転移の研究を行っていた。しかし、ある日実験中に事故が起き、俺はこの世界に飛ばされたと言う訳だ」

ソラン「因みににフラッグは俺の世界にも存在していたからな。修理は簡単だったよ」

グラハム「そうだったのか。しかし、疑問はまだある。あのフラッグに搭載してあるのはオリジナルの太陽炉だ。あれは何処で手にいれたのだ？」

ソラン「……それはだな。結論だけ言わせて貰うが、転移したフラッグは少佐の『だけ』ではないのだ」

グラハム「なに？」

ソラン「『転移したフラッグは少佐の機体を含めて２機あったのだよ」

グラハム「なっ……フラッグが２機？」

95 ： ◆/oAS1KZo5E ：2011/08/02(火) 21:06:13.54 ID:hdJIRaVSO

ソラン「そうだ。その２機のフラッグは便宜上、少佐のフラッグをアナザー・フラッグ。もう一つをフリッケライ・フラッグと呼ばせて貰っている」

グラハム「継ぎ接ぎ？どんなフラッグなんだ？」

刹那「そのままだ。本来とは企画外の物が強引に装備されている。まあ、ラドム博士辺りは好みだろうが……」

ソラン「太陽炉そのフラッグに搭載されていたのを移植した。因みに現在カスタム�Vに装備されている武装はフリッケライ・フラッの兵器を参考に開発した物だ」

グラハム「成る程。要するに今のフラッグはフリッケライ・フラッグとのハイブリットと言う訳だな」

刹那「そうだ。それにベースになっている機体が同じだったので移植は簡単だったよ」

グラハム「同じ？では、そのフラッグもカスタム�Uがベースだったのか？」

ソラン「そう言う事だ」

グラハム「違う世界に同じフラッグ……カタギリやハワード達が居るのと同じように同じ機体が存在してもおかしくはないか……」

ソラン「うむ。世界線は無数に存在するからな。私がいる世界、居ない世界。例えば、少佐が二股サイコー！キラッ☆な戦闘機乗りのパイロットだったり、高慢な妹の理不尽な命令を、あーだこーだ文句言いながらも聞き、黒猫たんマジ天使！とか豪語する兄貴だったりする世界線も存在する可能性もあると言う事だ。同じフラッグがあってもおかしくは無いだろう」

グラハム「その表現はいかがなものかと思うが言いたい事は理解した。では、あのフラッグはこれからも運用するには全く問題はないのだな」

ソラン「ノープロブレム！！当然だ！！この世紀のマッドサイエンティィィィストである刹那・Ｆ・セイエイが改修したのだがらな！！」

グラハム「……」

96 ： ◆/oAS1KZo5E ：2011/08/02(火) 21:10:46.38 ID:hdJIRaVSO

ソラン「まあ、こんな所だな。まだ疑問があればその都度説明するので用件があれば『なぜなにフラッグ』やってくれと言えばよい」

グラハム「……分かった」

ソラン「それでは……っと、一つ聞きそびれた事があったな」

グラハム「なんだろうか？」

ソラン「少佐と会った時に妙な視線を感じたが、それは少佐の世界でも俺が居たと言う事だな？」

グラハム「……ああ。顔を合わせたのは一度。手合わせしたのは何度かあったがな」

ソラン「敵同士だったか……」

グラハム「……」

ソラン「詰まらん事を聞いたな。忘れてくれ」

グラハム「いや、私も２年ここにいる。割り切っているさ」

ソラン「ならば良いが。では、皆が待っている。戻るとしよう」

グラハム「うむ」

97 ： ◆/oAS1KZo5E ：2011/08/02(火) 21:12:57.25 ID:hdJIRaVSO

-ミスリル ブリッジ-

グラハム「待たせたな」

ビリー「何の話をしていたんだい？」

ソラン「少佐が私とやらないか？としつこくせまってぶろわぁぁぁぁ！！」ﾊﾞｺﾞｰﾝ

ソラン「ぐふっ」ﾍﾞﾁｰﾝ

クリス「あーあ」

グラハム「冗談は止せ」ｼｭｩｩ

ミーナ「で、何の話？」

グラハム「禁則事項だ」

ミーナ「ケチー！」

グラハム「ケチで結構だ。それで、進路はどうする？マンハッタン隕石孔に向かい残存戦力と合流するか？」

アンドレイ「その事ですが、このまま東を抜けて北アイルランドにあるベルファスト基地に向かいたいのですが」

グラハム「ベルファストに何かあるのか？」

アンドレイ「はい。ベルファストでフラッグの先行量産機が開発されていまして、それを受領しようと思っているのです」

グラハム「フラッグの先行量産機があるのか？」

ビリー「地球圏防衛計画の一つだね。確かＦＧＸ計画だったかな」

グラハム「知っていたのか？」

ビリー「噂程度にはね。でもグラハムがフラッグのテストパイロットをしてたのは知らなかったけど」

グラハム「いや、私は……」

ソラン「少佐のテストが良好だったこその量産化と言う訳だよ」

98 ： ◆/oAS1KZo5E ：2011/08/02(火) 21:16:48.90 ID:hdJIRaVSO

ソラン「少佐のテストが良好だったこその量産化と言う訳だよ」

グラハム「博士？」

ソラン（そう言う事にしておけ）ﾎﾞｿｯ

グラハム「ああ。そうだな。しかしフラッグの量産化か……」

ソラン「複雑な気分かね？」

グラハム「確かに複雑な気持ちはある。しかし、フラッグ達が再び第一線で戦えると思うと嬉しい気持ちの方が大きいな」

ビリー「随分とフラッグに思い入れがあるようだね」

グラハム「フラッグは私の分身と言っても過言ではないのでな」

ハワード「隊長が部隊名にフラッグと付けた理由、やっと分かりました。私もその誇りと共に戦いたく思います」

ダリル「自分もです」

グラハム「ハワード、ダリル……」

ソラン「その為には先ずは東海岸を抜けねばな。だがラングレーも既にＤＣにやられている。抜けるのは厳しいかも知れんな」

グラハム「……」

ビリー「ゼンガー少佐の事を考えてるのかい？」

グラハム「ああ。奴がそう簡単にやられる男ではないとは思うが……」

ソラン「心配は無欲だ。少佐率いるＡＴＸチームはヒリュウ改で基地を脱出したと聞いている」

グラハム「ならばゼンガーは無事なのだな」

ソラン「知りうる情報ではな」

ビリー「でもラングレーにはラドム博士達もいたはずだ。無事ならいいけど……」

ミーナ「ラングレーならまだ近いわよ。助けに行くならまだ間に合うかも」

グラハム「いや、ミスリルはこのままベルファストへ向かう。戦況はこちら側が圧倒的に不利だ。今は少しでも対抗手段が欲しい」

ソラン「少佐の言う通りだな。感情に任せて行動するのは得策とは言えん」

ミーナ「アンタにしてはまともじゃない」

ソラン「何を言うツンデレクイーン？私は何時でも大真面目だぞ」

ミーナ「誰がツンデレクイーンよ！」

グラハム「何にせよ手早く北米は抜けたい。海上に出れば潜水しながら航行出来るからな。このまま敵が来ない事を祈るか」

99 ： ◆/oAS1KZo5E ：2011/08/02(火) 21:21:28.33 ID:hdJIRaVSO

今回はここまでだ

次回「東海岸を抜けて」

次もオクスタンは槍って意味なのよ 勉強になるでしょ？だ！

100 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(四国) [sage]：2011/08/02(火) 21:23:09.53 ID:HlgEJ5sAO

乙、つまりこのフラッグは太陽炉を積んでるオーバーフラッグってこと？

101 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟・東北) [sage]：2011/08/02(火) 21:23:29.36 ID:zAgY5cWAO

乙、フラッグ疑似じゃなくてオリジナル搭載なのか

102 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2011/08/02(火) 22:08:57.42 ID:Y0u2VUEDO

乙、スペックはこんな感じですか？


HP 3800

EN 150

運動 125（135）

装甲 1100（1000）

移動 空陸7（空9）

地形　空S陸A(C)水C宇A

Wゲージ　???(???)

特殊　EN回復（小） ？？？？？（トランザム）

武器

P 20ミリバルカン砲 射程1〜2 1200 弾数12

GNビームライフル 射程2〜6 3000 弾数8

P GNビームサーベル 射程1〜2 3200 EN消費10

P グラハム☆スペシャル 射程 3〜5 4600 消費70 気力120

カッコ内の数値は変形中の物、武装は今回の戦闘シーンから妄想、機体や武装のスペックはOGs1と二次Zをベースにしてます。

Wゲージが不明なのはフリッケライフラッグが我々の間で伝説になったあのフラッグと推測した自分のささやかな暴走です。

103 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2011/08/02(火) 22:12:43.12 ID:gnH7Sfyoo

乙
もう一機のフラッグってもしかして魔フラッグ・・・

104 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(宮崎県) [sage]：2011/08/03(水) 12:01:17.97 ID:vlzWpTGSo

そうなるとEXAMやらファンネルミサイルやらハングを付け足していける・・・？

105 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2011/08/03(水) 12:58:57.66 ID:5mAknwafo

Vターンフラッグだとお！？

106 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]：2011/08/03(水) 13:00:57.43 ID:7qOwfA1AO

このソランは「ちょりーす！」とかいいそうないわなそうな……

107 ： ◆/oAS1KZo5E ：2011/08/04(木) 21:18:47.61 ID:S0L4BGuSO

今晩は。毎度少なめだが再開するぞ

その前に恒例の設定からだ

キャラ設定

ソラン・イブラヒム（刹那・Ｆ・セイエイ）

地球連邦軍の科学者であり技術者
言動の節々に子供じみた所が見られるが立派な成人男性であり、これでも年齢は２４歳

ソラン・イブラヒムと言う名前を嫌っており、その呼び方をされるとキレる
その為、自身を刹那・Ｆ・セイエイと名乗り、それを魂の名前、真実の名前としている
ただし、悲しい事にその呼び方をする者はごく一部であり、酷い場合はソラリン呼ばわりされる始末

また、知り合いに妙なあだ名を付ける癖と下らないダジャレを言うのが好きだが（例:罰金バッキンガム、安心アンコールワットなど）一部を除き周囲からは概ね不評である
他に自分に不都合な事が起きると電話で独り言をブツクサ言う癖もある

よって、上記の逸脱した行動からから異端児扱いされてしまう事も多いが科学者としては非常に優秀であるのもまた事実
フラッグをカスタムしたのも彼である
実は彼も転移者の一人で時空跳躍の実験中、暴走事故に巻き込まれこの世界に転移した経緯を持つ

ミーナ・カーマイン博士とはよく喧嘩をする光景が見られ頻繁に暴力を振るわれているが別段仲が悪い訳ではなく、ミーナ博士曰くしつけらしい


機体設定

ユニオンフラッグカスタム�V

型式 ＦＧＸ−００３Ｃ

全長 １８.３ｍ
重量 ７６.５ｔ

グラハムがこちら側に転移した時に搭乗していたフラッグで２機転移したオリジナルフラッグの内の１機

便宜上こちらはアナザー・フラッグとも呼称されている
カスタム�Uはエクシアとの戦闘で大破していたがギリアム・イェーガー少佐の指示で密かに回収されて修復作業が行われていた

本来は機体の修復のみだったが、新たにソラン・イブラヒム博士がこの世界に転移した事によりフラッグは大幅な改修を受ける事となる

改修の際フリッケライ・フラッグの基礎設計を参考に再設計を行い、太陽炉を搭載しても変形の妨げにならないように工夫されている
装甲面はコクピット周辺にフリッケライ・フラッグの装甲材に使われているＰＳ（フェイズシフト）装甲の試作品が試験的に採用されておりマシンガンやＰＴのミサイル程度なら防ぐ事が可能である

また、フリッケライ・フラッグに搭載されてあった２基あるオリジナル太陽炉の内、１基をカスタム�Vに移植してある

武装は汎用武器の他、フラッグ用に新たに開発されたビーム剣であるハイパーＧＮビームサーベルが２本。実態剣のフラッグソードが１本。実弾の試作型リニアライフルと高出力ビーム砲フラッグランチャーがそれぞれ１丁づつ試験的に装備されている

なお、この機体の武装も左利きのグラハム用に通常機とは配置が逆となっている


フリッケライ・フラッグ

型式 ＦＧＸ−００１

全長 −−
重量 −−

２機転移して来たフラッグの１機
ベースになっている機体はユニオンフラッグカスタム�Uだが、その異様な形状からフリッケライ・フラッグと呼称されている
この世界では使われていない技術の塊であり秘密裏に解析が行われて来た

グラハムの乗るフラッグカスタム�Vはフリッケライ・フラッグの技術が応用または移植されている為、技術評価試験機とも言える


スペースノア級零番艦ミスリル

分類 万能戦闘母艦

全長 ５５５ｍ
重量 −−−


テスト艦スペースノアをソラン博士率いる技術班が艤装を施して戦闘母艦とした船
性能は後続艦であるスペースノア級３艦と変わりないが、艦首モジュールは新たにソラン博士が設計した物が装着されている
艦名もソラン博士が命名したもので本来存在しない物と言う意味合いを込めて名付けられている
船体色はコバルトブルーにホワイトである

では再開するぞ

108 ： ◆/oAS1KZo5E ：2011/08/04(木) 21:22:37.57 ID:S0L4BGuSO

-数時間後 東海岸沿岸-

リヒティ「そろそろ東海岸を抜けるッスよ」

グラハム「ここまで追撃は無しか」

ビリー「だけど、地上はコロニー統合軍が衛星を押さえてるから常に監視されてるも同義。何時、追撃部隊が来てもおかしくはないよ」

グラハム「こちらの戦力は私のフラッグとゲシュペンストが６機か」

ソラン「心許ないと言えばそうだな」

アンドレイ「ここに来るまでに私達も仲間を大勢失いましたか……」

マリー「義兄さん」

アンドレイ「囮になった仲間達も無事ならいいが……」

マリー「義兄さんの判断は間違っていなかったわ。彼等もそう思ったから囮になるって……」

グラハム「……辛いな」

ビリー「うん。今の連邦はこんな状況が当たり前になっている」

ダリル「心半ばで散った仲間達の為にも必ず勝ちましょう」

グラハム「もちろんだ」

ブーン ブーン

ミーナ「なに？」

クリス「レンジ５！６時の方向に敵部隊！」

ソラン「やはり簡単には行かせてはくれんようだな」

クリス「方向からしてバハマ諸島の駐留軍だと思われます」

アンドレイ「バハマの部隊だと！」

マリー「義兄さん！」

アンドレイ「出撃します！！」

グラハム「君達のゲシュペンストはまだ修理中だ。許可は出来ん」

マリー「ですが！！」

グラハム「これは隊長命令だ」

アンドレイ「……ッ」

グラハム「心配せずともチャンスは必ず来る。今は耐えろ」

アンドレイ「……了解しました」

109 ： ◆/oAS1KZo5E ：2011/08/04(木) 21:30:16.23 ID:S0L4BGuSO

グラハム「私がフラッグで迎撃する。カタギリ、艦の指揮は頼むぞ」

ビリー「任せてくれよ」

ダリル「自分もお供します」

ハワード「私も戦わせて下さい」

グラハム「しかしだ。相手は空戦機だ。ゲシュペンストでは分が悪い」

ソラン「フフフッ、こんな事もあろうかと予備のゲシュペンストにはテスラ・ドライブを搭載してある」

グラハム「全く準備が良いな。よし、連中に一泡吹かせてやるぞ！」

ハワード「了解です！」
ダリル「了解です！」

-海上 上空-

グラハム「フラッグリーダーより２機へ通達。本時刻を持ってハワードはフラッグ２、ダリルはフラッグ３へとコールサインを変更する」

ハワード「自分がフラッグ２ですか？」

グラハム「そうだ。頼りにしているぞ新副隊長」

ハワード「しかし……」

ダリル「俺の事は気にするな。補佐するから頼むぜ副隊長」

ハワード「……ダリル。ハワード・メイスン。フラッグ２了解しました」

ダリル「フラッグ３も了解です」

グラハム「よし、敵が来たぞ！！」

ハレルヤ「来やがったな！このＤＣのエース、ハレルヤ様が全員ブチのめしてやんよ！！」

ＤＣ兵「期待しています大尉」

ハレルヤ「おうよ！」

グラハム「新型がいる。あれが指揮官機と見るべきだな」

ハワード「隊長、どうします？」

グラハム「２人はミスリルへ接近する部隊の対処を頼む。私は指揮官機をやる」

ダリル「了解です！」
ハワード「了解です！」

グラハム「散開！！」

110 ： ◆/oAS1KZo5E ：2011/08/04(木) 21:33:05.37 ID:S0L4BGuSO

ハレルヤ「おいおい、連邦には単独飛行の機体は無かったんじゃないのかよ？まあ、いいぜ。ソイツを叩き落とせばいなくなるんだからよぉぉ！！」ﾊﾞｼｭｰﾝ ﾊﾞｼｭｰﾝ

グラハム「速い。しかし、対処出来ん程度ではない」ｽｯ

ハレルヤ「避けただとぉ！？」

グラハム「調度いい。このフラッグソード、試して見るか」ｶﾞｼｬﾝ

ハレルヤ「接近戦か！いいぜぇ！バラバラにしてやる！」ﾊﾞｯ

ハレルヤ「撃墜スコアは貰いだぁ！！」ｽﾞｼｭｰﾝ

グラハム「甘いぞ！」ｶﾞｷｯ

ハレルヤ「なにぃぃ！？」ｶﾞｷｶﾞｷ

グラハム「はぁ！！」ｽﾞﾊﾞｧ

ハレルヤ「ウソだろ！？おい！！」ｽﾞｶﾞｰﾝ

グラハム「この切れ味は、ならば！グラハムソード！！斬！！」ｸﾞｯ ｽﾞｼｬｧｧ

ハレルヤ「だぁぁぁぁ！！この俺がぁぁぁぁぁ！？」ﾁｭﾄﾞｰﾝ

ＤＣ兵「大尉！」

ダリル「落ちろ！」ﾋﾞｼｭｰﾝ

ＤＣ兵「う、うわぁぁぁぁぁ！！」ﾁｭﾄﾞｰﾝ

ハワード「くらえ！」ﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞｯ

ＤＣ兵「がぁぁぁぁぁ！」ﾁｭﾄﾞｰﾝ

グラハム「案外弱かったな……だが、これで船を海上に出せる」

111 ： ◆/oAS1KZo5E ：2011/08/04(木) 21:36:40.01 ID:S0L4BGuSO

-ミスリル ブリッジ-

グラハム「ミスリル潜水用意」

リヒティ「了解！喫水線上の全区、水密閉鎖、これよりミスリルは海底へ潜行するッスよ」ｺﾞｫｫｫ ﾊﾞｼｬｧｧｧﾝ

ビリー「これで暫く安心かな」

グラハム「深度は５００を保ち潜行。艦職員に半減休息を出せ」

クリス「了解しました」

グラハム「……艦の指揮は慣れんな」

ビリー「これからはやらないと行けないんだ。僕も補佐するからさ」

グラハム「頼りにしてるぞ」

ミーナ「じゃあ、アタシはビリーの補佐をするね」

ビリー「ありがとうミーナ」

ソラン「私は新兵器開発に勤しむとしよう。それとスペースノアにはまだ艤装が終わってない箇所もあるのでな。それも完成させないとならない」

グラハム「よろしく頼むぞ、ソラン博士」

ソラン「だからソランと呼ぶな！！」

ミーナ「じゃあ、ソラリンって呼べばいいのね〜」

ソラン「ッ……その呼び方は止めろ！！」

ミーナ「いいじゃない。可愛いわよソラリン♪」

ソラン「ぐぉぉぉぉ！その呼び方は禁止だ！禁止！もし言った奴は罰金だぞ！罰金バッキンガムだ！！」ﾋﾞｼｯ

一同「…………」

マリー「アハハッ、面白い！」

アンドレイ「マリー！？」

ソラン「……フフッ、今のは受けただろう？」

ミーナ「あんまり寒いダジャレばっかり言ったらサメのエサにするわよ」

ソラン「……」

ミーナ「……」

ソラン「さて、私は機体のメンテをせんとな」ｽﾀｽﾀ

グラハム「……逃げたな。しかし変わった男だな彼は」

ミーナ「以前よりはマシになった方よ。初めて会った時なんかシュタインズなんちゃらがどうたらこうたらとか、訳が分からないよって！感じの台詞を連発してたし」

グラハム「そうか……」

グラハム（彼は彼でこの世界に戸惑いがあった訳か。当然と言えばそうだな。私とてそうだった……）

グラハム「……私もフラッグの調子を見るとしよう」ｽﾀｽﾀ

112 ： ◆/oAS1KZo5E ：2011/08/04(木) 21:40:32.30 ID:S0L4BGuSO

-ＰＴ格納庫-

グラハム「ハワード、何をしている？」

ハワード「隊長。フラッグを見ていました」

グラハム「フラッグを？」

ハワード「はい。何故でしょうか。この機体には何か引き付けられる物を感じます」

グラハム「それはハワード。君がこの機体に魅入られたからだよ」

ハワード「自分がですか？」

グラハム「フラッグに魅入られた私が言うのだ。間違いはない」

ハワード「隊長……」

グラハム「フラッグもハワードに乗って貰う事を心待ちにしているかも知れないぞ」

ハワード「でしたら、自分はそのフラッグに応えてやらなければなりませんね」

グラハム「ああ」

グラハム「……」

-ミスリル ブリーフィングルーム-

ビリー「さて、これから大西洋を抜けてイギリスまで行く訳だけど、いきなりバハマ諸島が待ち構えてるんだよね」

アンドレイ「はい。こちらに来る時もＤＣ駐留軍にかなりの攻撃を受けました」

ビリー「だとすればこのまま北上するべきかな」

ミーナ「補給は大丈夫かしら？」

ビリー「大西洋を抜けるだけだから補給は必要無いよ。もっとも、それは敵が大人しく行かせてくれる事が前提だけどね」

マリー「多分無理でしょう。話によるとＤＣはスペースノア級に匹敵する耐深性能を誇る潜水艦を保有してると聞きます」

ビリー「それは厄介だ。こんな深度でやられたら皆ぺしゃんこだからね」

113 ： ◆/oAS1KZo5E [saga]：2011/08/04(木) 21:45:20.70 ID:S0L4BGuSO

アンドレイ「ですから索敵状況次第では浮上する必要もあるかと」

ビリー「成る程。そこはグラハムにも相談して見よう。それから、ミスリルの艦首モジュール。あれは何かな？ハガネのバスターキャノンやクロガネのエクスカリバードリル衝角とも違う見たいだけど」

マリー「あのモジュールはミスリル用にソラン博士のチームが開発した物らしいのですが詳しくは……」

ミーナ「じゃあ、後で締め上げて聞くからいいわ」

ビリー「程々にね」

ミーナ「大丈夫だよ、少しボコるだけアルよ！殺しはしないアル！」

アンドレイ「カーマイン博士も結構意味不明な事を言うよな」

マリー「ええ……」

-バハマ諸島 ニュープロビデンス島 ＤＣ基地司令部-

アレルヤ「済みませんでした大佐！」

スメラギ「貴方には初めから期待してなんか無かったわよ、ヒック」

アレルヤ「そ、そんな……」

スメラギ「まあいいわ。次の作戦指揮はリント少佐が行うから貴方は休んでなさい」

アレルヤ「え？」

スメラギ「分かったわね」

アレルヤ「は、はい！」

114 ： ◆/oAS1KZo5E ：2011/08/04(木) 21:50:35.98 ID:S0L4BGuSO

-ミスリル ブリッジ-

ブーン ブーン

グラハム「何事だ？」

クリス「本艦へ接近する原潜多数！」

ビリー「数は？」

クリス「キラーホエール級５隻です」

グラハム「行動が思いの外早い」

アンドレイ「迎撃に出ますか？」

グラハム「艦主砲で道を開ける！」

クリス「待って下さい！上空に大型空母１！こちらに迫ってきます！」

グラハム「頭を抑えるつもりか？」

ビリー「グラハム、頭を抑えられたら浮上が困難になるばかりか原潜からの集中砲火を受ける事になる」

グラハム「やむを得ん。ミスリル浮上！その後ＰＴ部隊で敵空母を叩く！」

ビリー「グラハム。ゲシュペンストにはスクリューモジュールを装備させた。だから空戦だけじゃなく水中でもある程度自由な行動が出来るはずだ」

グラハム「助かる。カタギリ、艦の指揮は頼むぞ」

-バハマ諸島 近海-

グラハム「フラッグリーダーより各機へ。フラッグ４とフラッグ５はミスリルを護衛しつつ原潜の対処を頼む」

アンドレイ「了解です」

マリー「了解です」

グラハム「ハワードとダリルは私と共に大型空母を叩くぞ！」

ハワード「了解！」

ダリル「了解！」

リント「フッフッフ、まんまと出て来ましたね。それこそが私の狙いだと言う事も知らずに。キラーホエール、大型アンカーを射出なさい」

キラーホエール「」ﾊﾞｼｭ

ミスリル「」ｶﾞｷｯ

グラハム「なに！？」

115 ： ◆/oAS1KZo5E ：2011/08/04(木) 21:58:56.09 ID:S0L4BGuSO

-ミスリル ブリッジ-

ビリー「状況は！？」

クリス「キ、キラーホエールからアンカーが射出され本艦を拘束しています！」

ミーナ「なんですって！？」

ビリー「対空機銃で破壊するんだ」

クリス「ですがそれではブレードセイルを傷付ける事になります！」

ビリー「ッ……アンドレイ中尉、マリー少尉。アンカーを破壊するんだ」

アンドレイ『了解です。ですが、こちらもＡＭに阻まれていて……クッ！』

ビリー「マズイな。グラハム達は？」

クリス「グラハム少佐達も大型空母の部隊に囲まれています！」

リヒティ「原潜からミサイル多数！！」

ビリー「Ｅフィールド全開！グラハム達が戻るまで耐えるんだ！」

-上空-

グラハム「私の邪魔をするな！」ｽﾞｷﾞｭｩｩｩﾝ

ドゴドゴドゴォォォォン

グラハム「ハワードとダリルはミスリルへ戻れ！」

ダリル「ですが隊長！」

グラハム「船がやられたら終わりだぞ！空母の一隻、私一人で十分だ！」

ハワード「了解です！行くぞダリル」ｽﾞｷﾞｭｰﾝ

ダリル「あ、ああ。隊長！頼みます！」ｽﾞｷﾞｭｰﾝ

グラハム「さて、あの指揮を出している空母を叩けばなんとかなるはずだが……それまでミスリルが持つか？」

116 ： ◆/oAS1KZo5E ：2011/08/04(木) 22:02:29.30 ID:S0L4BGuSO

リント「ＡＭ部隊はあの黒いのをさっさと始末なさい！ストークもあの戦艦を叩きますよ！主砲発射用意！」

グラハム「させるか！！」ｽﾞｷﾞｭｰﾝ

ビシュィィン

グラハム「ッ……狙撃だと！？」ｽｯ

ライル「俺の狙撃を避けるたぁ、中々の腕前じゃないか」

グラハム「狙撃翌用の指揮機か！」

リント「ライル大尉。あの黒いのは任せますよ」

ライル「了解だ。アンタに恨みはないが、これも仕事なんでね！」

グラハム「今はそれ所ではないのでな！」ﾌﾞｩﾝ

グラハム「叩き落とさせて貰う！」ｽﾞｷﾞｭｰﾝ

-ミスリル ブリッジ-

ビリー「被害状況は！」

クリス「Ｅフィールドでなんとかしのいでいますがこれ以上は持ちません！」

ビリー「アンドレイ中尉達は？」

リヒティ「まだＡＭと交戦中です！！」

ビリー「クッ……」

ソラン「随分と困った展開になったな」ｼｭｲﾝ

ミーナ「アンタ！一体今まで何をしてたのよ！」

ソラン「艦首モジュールの最終調整を行っていた」

ミーナ「こんな時に呑気ね！」

ソラン「こんな時だからこそだ。ビリー、艦首モジュールを使うぞ」

ビリー「一発逆転の秘策でも？」

ソラン「その為のモジュールだ。これより、本艦はオペレーションドラゴンを発動する！艦首モジュール展開！！」

艦首「」ｸﾞｫｫﾝ

117 ： ◆/oAS1KZo5E ：2011/08/04(木) 22:05:03.17 ID:S0L4BGuSO

本日はここまでだ

次回「ドラゴンハング」

次も貴様に正義はあるのか！？だ！

118 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2011/08/04(木) 22:08:26.72 ID:lebIJpSMo

乙
どこでもハングは大活躍やな

119 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]：2011/08/04(木) 22:09:53.87 ID:5Jtgwxpco

乙
ハング来たな

120 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]：2011/08/05(金) 02:20:56.03 ID:ElN+642AO

ミスリルとアンドレイと言われると白髪の素敵な少佐を思い出してしまうな

121 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2011/08/05(金) 02:47:25.19 ID:a0uRlryHo

マジに魔フラッグなのか？ｗｗｗｗ

122 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟・東北) [sage]：2011/08/05(金) 04:44:01.77 ID:GF0sqXDAO

乙、モジュールに期待

123 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2011/08/05(金) 08:49:49.76 ID:XnVc5HuDO

ドラゴンハングといえば勿論、明らかに設定以上に伸びまくるんですよね？

124 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]：2011/08/05(金) 12:18:04.63 ID:mqo9nUv/o

フラッグが二機転移してきただけでも予想外だったのに艦首にハングだとｗｗ

125 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2011/08/05(金) 17:40:10.61 ID:TsGvQn4DO

今はこんな感じかな?

カスタムフラッグ�V（一型）

HP 3800

EN 150

運動 125 （135）

装甲1100（1000）

空陸7 （空9）

地形 空S陸A(B)水C宇A

特殊 EN回復(小)　?????(トランザム)　TP装甲

武装

20ミリバルカン砲　弾数12 1200 1〜2

GNビームライフル 弾数8 2900 2〜4

試作型リニアライフル 弾数6　3000 2〜6

フラッグソード EN消費10　3400 1
フラッグランチャー EN30 3500 2〜7

ハイパーGNビームサーベルEN30　3700 1〜2 気力110以上

グラハム☆スペシャル EN70　4600 3〜5 気力120以上

126 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]：2011/08/05(金) 21:09:02.38 ID:ElN+642AO

P武器なし……だと
前回はライフルを非Pにしてたからよかったけど、それじゃまるっきりブラスタじゃん

127 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2011/08/05(金) 22:24:16.01 ID:TsGvQn4DO

>>126　しまったあぁぁぁぁぁ!!P入れ忘れてた……orz

>>125 リニアとランチャー以外はP入れるつもりが忘れてた、危うくフルチューンM950が固定装備になるところだったぜ……。

128 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]：2011/08/06(土) 07:27:56.75 ID:78LWDcsAO

乙
ﾌﾙﾁｭｰﾝM950とか最強のｺｽﾊﾟ兵器じゃないですかやだー

129 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(四国) [sage]：2011/08/06(土) 09:52:39.27 ID:/UnXsIhAO

武器はまだだけどこんな感じでいい？
ttp://imefix.info/20110806/451229/

130 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]：2011/08/06(土) 12:07:38.73 ID:CH06xY2Oo

>>129
おーカッコいいな
腰を明るい色にするか太ももの色を濃いのにした方が
重心下がって見えてよさげ？

131 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(四国) [sage]：2011/08/06(土) 13:06:30.49 ID:/UnXsIhAO

>>130
コメありがとう、色はフラッグカラーにしようかと

それよりも武器なに持たせたらいいかわかんねえｗｗ

132 ：Gファルコン [sage　saga]：2011/08/06(土) 15:46:21.27 ID:SvPLhGhm0

魔フラッグとやらが出てくる作品を教えて下さい。

133 ： ◆/oAS1KZo5E ：2011/08/06(土) 18:32:47.02 ID:/VD9MYtSO

模型班の方、開発感謝するぞ！
ブレイヴは太陽炉搭載で可変も出来るので正に条件に合っている！さすがと言わせて貰おう！

カラーはフラッグカスタムのカラーで是非お願いする！
それと、まだヒゲは付けてないので外しても構わないぞ

武器だがカスタム�Vで新規の物は

フラッグソード エクシアのＧＮソード

フラッグランチャー Ζのハイパー・メガ・ランチャー

新型リニアライフル ユニオンフラッグカスタムのリニアライフル

ハイパーＧＮビームサーベル ＺＺのハイパービームサーベル

を意識しているので参考にしてくれると有り難い

魔フラッグが出る作品は

グラハム｢安価で各世界のガンダムを打ち倒す！｣

と検索してくれれば閲覧出来る場所があるので宜しく頼む

それと一つ質問だが、私が書き綴っている設定集は参考になっているだろうか？
もし不要ならば今後は無しの方向で進める事にするので参考意見を求める

では次から再開しよう

134 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2011/08/06(土) 18:35:07.56 ID:5Yhw7E5Lo

お前はまずコテ半はずせ
話はそれからだ

135 ： ◆/oAS1KZo5E ：2011/08/06(土) 18:37:15.73 ID:/VD9MYtSO

ソラン「艦首ドラゴンハング作動！」

ハング「」ｸﾞｸﾞｸﾞｯ

ソラン「ハングよ！原潜を噛み砕け！！」

ハング「キシャァァァァァ！！」ｽﾞｷﾞｭｩｩｩﾝ

ＤＣ艦長「な、なんだ！？うわぁぁぁぁぁ！！」

ホエール「」ﾒｷﾒｷ ﾄﾞｶﾞｰﾝ

-上空-

ダリル「なんだ！？」

ハワード「ミスリルから腕が伸びて原潜を破壊している？」

リント「なんですかアレは！？」

ライル「触手かよ……」

グラハム「よそ見はいかんな！」ｽﾞﾊﾞｧ

ライル「なっ！？」ﾄﾞｰﾝ

ライル「チッ、ライフルをやられた。撤退する」ｽﾞｷﾞｭｰﾝ

リント「な、何をしているんですか！我々も撤退です！」

ストーク「」ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｯ

グラハム「撤退したか」ﾋﾟﾋﾟｯ

ソラン『どうだ！我がハングの力は！』

グラハム「助かった。しかし、もう少し早ければこうはならなかったと思うが」

ソラン『フフフッ、真打ちは最後に出る物だよ』

グラハム「なんにせよ、原潜５隻と多数のＡＭを失えば暫く追撃は出来んだろう」

ソラン『そうだな。少佐も帰投してくれ』

グラハム「了解だ」ﾋﾟﾋﾟｯ

グラハム「むっ！？」

ビリー『グラハム！そっちに急速に接近している機体がいる！』

グラハム「こちらでも視認した。数は１……何者だ？」

？「久しぶりだな。我が友よ」

136 ： ◆/oAS1KZo5E ：2011/08/06(土) 18:39:33.60 ID:/VD9MYtSO

グラハム「その声……そして、その機体のマーキング！エルザムか！」

エルザム「私が送ったメールは見てくれたか？」

グラハム「やはりあれはＤＣ蜂起の事だったのだな」

エルザム「そうだ。この世界は今、劇的な変化を必要としている。その為にはグラハム、お前の力が必要だ」

グラハム「私一人の力など知れている」

エルザム「グラハム。力とは己で評価するものではない。誰が必要としているかだ。我々はお前の能力を必要としている。そう、来る日の為に。だからこそゼンガーも我等に賛同した」

グラハム「ゼンガーが！？」

エルザム「今一度言う。私と共に来い」

グラハム「……」

グラハム「エルザム。君は来るべき日と言ったな」

エルザム「そうだ」

グラハム「ＤＣの真意。それが何かを問うつもりはない。しかし、来るべき日の為に力を付けるの場所はＤＣでなくてもいい！」ｼﾞｬｷ

エルザム「それが答えか」

137 ： ◆/oAS1KZo5E ：2011/08/06(土) 18:41:55.39 ID:/VD9MYtSO

グラハム「私は、いや私達は己が信じる道を進む。それがどのような苦難であってもだ。例え辿り着く場所が同じとて進むべく道は違う。故に私はエルザム、君が相手でも容赦はせんぞ！」ﾌﾞｩﾝ

エルザム「やはり説得は無理か。では！」ｽﾞｯ

エルザム「排除させて頂く！」ﾊﾞｼｭｰﾝ

グラハム「やはり来るか！しかし！」ﾊﾞｼｭｰﾝ ﾊﾞｼｭｰﾝ

エルザム「ッ……さすがだな。私のクセを良く見ている」ｽｯ

グラハム「それはエルザムも同じだろう」ﾊﾞｼｭｰﾝ ﾊﾞｼｭｰﾝ

エルザム「無論だ！この場合、お前は必ずそう出る！」ﾊﾞｼｭｰﾝ

グラハム「やるな！だが、私とて無駄に２年間を過ごした訳ではない！！」ｽｯ

グラハム「受けろ！グラハム・スペシャル突撃！！」ｶﾞｷﾞｭｨﾝ ｽﾞｷﾞｭｩｩｩﾝ

エルザム「ならば！フィールド収束！シュツルム・アングリフ！突撃ぃぃ！！」ﾌﾞｩﾝ ｽﾞｷﾞｭｩｩｩﾝ
ズガァァァァァン

グラハム「グッ……左ウイングがやられたか……」ﾊﾞﾁﾊﾞﾁ

エルザム「こちらは右腕を持って行かれたか。それでこそ我が友だ」ﾊﾞﾁﾊﾞﾁ

エルザム「グラハム。お前の進む道は険しいぞ。だが、その先に見える物を楽しみにしている。さらばだ」ｽﾞｷﾞｭｩｩｩﾝ

グラハム「エルザム！」

グラハム「……クッ」

138 ： ◆/oAS1KZo5E ：2011/08/06(土) 18:44:26.61 ID:/VD9MYtSO

ビリー『グラハム、無事かい？』

グラハム「ああ。私はな。機体を少しやられたが」

ソラン『全く、俺の機体を傷付けるとは……』

ミーナ『アンタはイチイチは一言多いのよ！』ｸﾞｯ

ソラン『ぐぇぇぇ！！』

グラハム「……これより帰投する」

-ミスリル ＰＴハンガー-

グラハム「……」ｽﾀｯ

ハワード「隊長！」

グラハム「二人も無事だったか」

ダリル「はい。ですが隊長、あの方は……」

グラハム「ああ。エルザム・Ｖ・ブランシュタイン。教導隊時代、友だった人物だ。コロニー統合軍がＤＣ側に付いた時に予想されていた事だ。気にするな」

ハワード「ですが……」

グラハム「気にするなと言ったぞ。次に奴が前に現れた時は遠慮するな。いや、遠慮をして倒せる相手ではない。覚悟しておけ」

ダリル「了解です」

ソラン「ふむ、損傷は大した事はないか……」ﾂｶﾂｶ

グラハム「ソラン博士。済まんな」

ソラン「戦争で無傷でいろと言う方が酷だからな。しかも相手がエルザム・Ｖ・ブランシュタインならば尚更だ。それと！私は刹那・Ｆ・セイエイだと言っているだろーが！！」

ダリル「忙しい人だな……」

ソラン「まあいい。整備はやっておく。しかし、今はいいかも知れんが資材も有限。何処かで調達せんとな」

グラハム「承知している。それに付いてはブリーフィングで検討しよう」

139 ： ◆/oAS1KZo5E ：2011/08/06(土) 18:47:29.82 ID:/VD9MYtSO

-バハマ諸島 ニュープロビデンス島ＤＣ司令部-

スメラギ「原潜５隻も潰されておめおめ帰ってくるとは良い度胸ね！」ﾋﾞｼｯ ﾋﾞｼｯ

リント「ひぇぇ〜！お、お許し下さい！」

スメラギ「死神リントの異名が聞いて呆れるわ！アンタなんてヨキの名前で十分よ！」ﾋﾞｼｯ ﾋﾞｼｯ

リント「痛い！痛い〜」

ライル「そこまでにしといたらどうだい？ミス、スメラギ」

スメラギ「ライル大尉。貴方も貴方よ。ライフルがやられただけで逃げて来てから！」

ライル「そうは言っても俺のガーリオンはそのライフルが命なんでね」

スメラギ「どうやら貴方達だけじゃ無理見たいね。次の作戦、私が指揮をしましょう」

スメラギ（確かめたい事もあるしね）

140 ： ◆/oAS1KZo5E ：2011/08/06(土) 18:48:54.67 ID:/VD9MYtSO

-ミスリル ブリーフィングルーム-

アンドレイ「ですが、ミスリルの艦首モジュールが巨大な腕だったとは」

マリー「ビックリです」

ビリー「驚きだよねぇ」

ミーナ「アイツらしくて気持ち悪いけどね！」

ソラン「気持ち悪いで結構だ。なんなら、俺が作ったレンジでゲルミーナにしてもいいぞ？」

ミーナ「黙りなさい！」ﾄﾞｺﾞｯ

ソラン「ぐふゅ……」ﾒﾘｯ ﾊﾞﾀｯ

グラハム「待たせて済まない。ではブリーフィングを開始する」ﾂｶﾂｶ

ソラン「」ﾋﾟｸﾋﾟｸ

グラハム「何があった？」

ミーナ「何でもないわよ」

グラハム「そうか。では、今後の進路だが……」ﾋﾟｯ

グラハム「現在ミスリルはこのバハマ諸島北部数十キロに位置している」ﾋﾟｯﾋﾟｯ

グラハム「本来ならばここを急ぎ突破せねばならんのだが、これよりイギリスまでの道のりはこれと言った基地や施設がない」

ビリー「そこで僕達はバハマに駐留しているＤＣ部隊を襲撃、物資を補給しようと考えている」

アンドレイ「しかし単艦で、しかもこれだけの戦力でＤＣ基地を襲撃するのは無謀過ぎます！」

マリー「私も義兄に同意見です」

141 ： ◆/oAS1KZo5E ：2011/08/06(土) 18:52:14.42 ID:/VD9MYtSO

グラハム「これが普通の艦艇ならば私も無謀な策には出ん」

ハワード「何かを秘策でも？」

グラハム「無論だ。ソラン博士説明を」

ソラン「刹那やっちゅーに！！」ﾑｸﾘｯ

グラハム「『刹那』博士説明を頼む」

ソラン「ゴホンッ、基地攻略にはミスリルの艦首モジュールのオプションの一つを使う」

ダリル「オプションなんてもんがあるんですか？」

ソラン「そうだ。ハングはただの触手ではないのでな。火器を装備する事も可能だ」ﾋﾟｯ

マリー「それは？」

ソラン「バスターユニットだ。ハングに装備する事で強力なドラゴン・バスターライフルを発射する事が可能になる。もっとも、トロニウム搭載のバスターキャノンとまではいかんが、あの程度の基地には十分だ。まあ、今回は施設を破壊する訳ではないがな」

ハワード「長距離からの砲撃で敵部隊の出鼻をくじく。これならやれそうですね」

グラハム「では、作戦説明をする。これより本艦はバハマ諸島ニュープロビデンス島に進路向ける。ミスリルが射程距離まで達した後にバスターライフルを発射。その後ＰＴ部隊で基地を制圧、物資を補給する」

ハワード「了解です」

ダリル「よし、反攻作戦と行くか！」ﾊﾟｼｯ

-バハマ諸島空域-

ＤＣ基地司令部

アレルヤ「スメラギ大佐！！」ﾊﾞﾀﾊﾞﾀ

スメラギ「騒々しいわよ。どうしたの」

アレルヤ「例の戦艦がこっちに来てますよ！」

スメラギ「知ってるわ。私の予測では物資を狙っての事でしょうね。そう簡単には行かないわよ。総員に第一種戦闘配備を出しなさい」

士官「了解です」

アレルヤ「僕は？」

スメラギ「チャンスはあげるわよ」

アレルヤ「ありがとうございます。全力で汚名挽回します！」

スメラギ「……本当に挽回しない事ね」

スメラギ「さあ、来るといいわ」

142 ： ◆/oAS1KZo5E ：2011/08/06(土) 18:57:32.43 ID:/VD9MYtSO

今回は今までより更に短いがここまでだ

次回「バハマ諸島攻略作戦」

次もガンガンジガンだ！

143 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2011/08/06(土) 18:58:36.84 ID:NUuUlrBWo

アレルヤ・メサ中尉乙

144 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]：2011/08/06(土) 19:31:07.38 ID:5gh3jBbgo

乙
ハング付き艦首を想像すると大空魔翌竜のヴォーグアイ装着モードに似てる気がする

145 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]：2011/08/06(土) 19:33:01.43 ID:5gh3jBbgo

送信しちまった
設定は有りな方向を希望。

146 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(四国) [sage]：2011/08/06(土) 19:33:22.13 ID:/UnXsIhAO

>>133
武器はこれでいいのかな？
ttp://imefix.info/20110806/251257/

それと普通のフラッグの頭が見つからないからこの髭つきヘッドでもいい？

147 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟・東北) [sage]：2011/08/07(日) 10:33:05.36 ID:m5d37KhAO

>>1
saga入れたほうがいい

148 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(高知県) [sage]：2011/08/07(日) 16:11:13.55 ID:0Mn4N2Qio

なんで？

149 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県) [sage]：2011/08/07(日) 16:27:48.98 ID:K2KFbp+6o

[ﾋﾟｰｰｰ]

150 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟・東北) [sage]：2011/08/07(日) 19:30:28.83 ID:m5d37KhAO

[ﾋﾟｰｰｰ] [ピザ] 魔翌力

151 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟・東北) [sage]：2011/08/07(日) 19:30:58.80 ID:m5d37KhAO

[ﾋﾟｰｰｰ] [ピザ] 魔翌力

152 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟・東北) [sage]：2011/08/07(日) 19:32:00.79 ID:m5d37KhAO

[ﾋﾟｰｰｰ] [ピザ] 魔翌力

153 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟・東北) [sage]：2011/08/07(日) 21:57:12.93 ID:m5d37KhAO

うわあ変なもの連投してごめんなさい

154 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(高知県) [sage]：2011/08/07(日) 22:37:10.10 ID:0Mn4N2Qio

テストスレ　第弐章
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1306937759/

155 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟・東北) [sage]：2011/08/17(水) 00:13:30.67 ID:qaI0JHSAO

まだー？

156 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2011/08/19(金) 18:20:24.15 ID:EAECv4YDO

ミスリルのスペックはこんな感じかな？

HP 12000

EN 220

運動 75

装甲 1300

移動 空水7

地形 空S陸B水A宇A

特殊 Eフィールド

武装 P対空機関砲　2400 1〜2 弾40

チャフグレネード　2400 1〜6 弾2

対空ミサイル　2900 1〜5 弾20

P艦首魚雷 2900 2〜7 弾20

連装副砲 3300 2〜7 弾10

連装衝撃砲　4000 3〜8 消費40

ドラゴン・バスターライフル　4400 3〜9 消費60 気力130

P艦首ドラゴンハング　バリア貫通　5500 3〜6 消費80 気力140


グラハム艦なのでバガネに対し移動力運動性アップ、装甲ダウン、対空兵装強化に対し魚雷弱体化、ハングは射程アップで威力ダウン。

157 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟・東北) [sage]：2011/08/20(土) 00:04:14.82 ID:Y7O08GDAO

>>156
スペースノア級って移動7もあったっけ？

158 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2011/08/20(土) 06:12:46.78 ID:fgsRTU6DO

>>157 OGs1のクロガネは8だからいいんじゃね、その分装甲落ちてるし。

159 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(四国) [sage]：2011/08/21(日) 20:16:45.52 ID:fXqdRB4AO

ちょっと頭を変えてみた
ttp://imefix.info/20110821/541277/

160 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2011/08/21(日) 20:19:29.79 ID:CJdhpzKRo

>>159
おおカッコイイ

161 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]：2011/08/23(火) 02:11:32.05 ID:HIwWUxoAO

ｽｻﾉｵ系って完全に変形出来ないのかな？
機能を排除しただけでしようと思えば出来るのだろうか……パーツ干渉的な意味で

162 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(四国) [sage]：2011/08/23(火) 19:39:21.04 ID:JwXqCkIAO

変形させてみた
ttp://imefix.info/20110823/91123/

163 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(四国) [sage]：2011/08/23(火) 19:39:59.71 ID:JwXqCkIAO

変形させてみた
ttp://imefix.info/20110823/91123/

164 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(四国) [sage]：2011/08/23(火) 19:41:11.21 ID:JwXqCkIAO

ごめん…連投してもた…

165 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]：2011/08/25(木) 18:58:54.53 ID:yHGS621AO

>>162
ありがとう
変形可能ではあるがやらなかったのか……頭の鍬形が露出しすぎだがﾋﾞｰﾑﾁｬｸﾗﾑを考えたら問題ないな

166 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(四国) [sage]：2011/08/26(金) 17:07:55.56 ID:mjEx9utAO

やっと完成したよ
ttp://imefix.info/20110826/561250/

167 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(四国) [sage]：2011/08/26(金) 17:18:59.76 ID:mjEx9utAO

>>165
ﾋﾞｰﾑﾁｬｸﾗﾑのことまでは考えてなかった…
ttp://imefix.info/20110826/221251/

168 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]：2011/08/26(金) 20:17:02.35 ID:cwCCTBEYo

おー　かっこいいな。おつ

169 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]：2011/08/28(日) 02:42:05.48 ID:Ukw2+9Vf0

まだ来ないのかな

170 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [sage]：2011/09/04(日) 17:03:29.78 ID:mXm4IaXAO

待ってるよー

---

自治スレッドでローカルルール変更の話し合い中
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1314546216/

171 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(宮城県) ：2011/10/06(木) 21:22:27.29 ID:Nih0IwGGo

浮上

172 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2011/10/06(木) 21:44:17.04 ID:izuwberKo

ageるなよ……期待したのに

もう２ヶ月か……

173 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]：2011/10/06(木) 21:45:50.71 ID:EMwrCKa9o

わたしまーつーわ

174 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟・東北) [sage]：2011/10/10(月) 02:56:58.91 ID:eByeyRFAO

age見たのかな作者は

175 ： ◆/oAS1KZo5E ：2011/10/23(日) 18:26:46.43 ID:LuBCOEjSO

このスレを覗いてくれている諸君、２ヶ月と１７日振りだな
暫く放置していて済まない。
プラモ班の方もわざわざ作ってくれたと言うのに申し訳無い。
と言うのもこの間、色々あってな。暫くは暇な時間が増える。

正直このまま放置とも考えた。しかし果してそれで良いのか？そんな結末で以前から私のスレを見てくれている方々が納得するのか？と思い本日ここに書き込む事を決意した。
言い訳がましく、女々しい発言とは百も承知しているが今一度よろしくお願いしたい

再開の目処だが数日待って頂きたい
その内にいくらか書き溜めておきたいので待って頂けると幸いだ

では

176 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]：2011/10/23(日) 18:28:25.91 ID:Fua37pGCo

ｷﾀ━━━━━━(ﾟ∀ﾟ)━━━━━━ !!!!!

177 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]：2011/10/23(日) 20:13:22.13 ID:z6pggzri0

完結してくれるならそれだけでいいよ
がんばれ

178 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2011/10/23(日) 22:56:26.80 ID:x27M6Kt/o

会いたかったぞ！>>1ィィィィィ！！

179 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage]：2011/10/24(月) 10:58:39.19 ID:EjqksHq8o

愛しいなァ！>>1ィイ！！！
無理はしなくていいが楽しみに待ってる

180 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage ]：2011/10/24(月) 11:05:02.07 ID:do/AL03s0

なんだか……1の投下がくると、ぽかぽかな気持ちになりません？

181 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟・東北) [sage]：2011/10/25(火) 23:29:56.01 ID:2An1yR6AO

もう来ないかと… よかった

182 ： ◆/oAS1KZo5E ：2011/10/29(土) 18:43:18.82 ID:S5aDXUGSO

済まない待たせてしまったな。
久しぶりに書こうと思ったらデータが無かったり云々で手間取ってしまった。
それでは次から少しだけだが再開するぞ

183 ： ◆/oAS1KZo5E ：2011/10/29(土) 18:45:04.07 ID:S5aDXUGSO

-バハマ諸島 ＤＣ基地付近-

ミスリル ブリッジ

ビリー「艦首砲用意！」

ハング「」ｸﾞｸﾞｸﾞｯ

ラッセ「エネルギー充填１２０％！発射まで５秒！４・３・２・１」

ビリー「艦首バスターライフル発射！」

ラッセ「発射ぁぁぁぁ！！」ｶﾁｯ

ズドォォォォン！！

基地施設「」ﾄﾞｺﾞｫｫｫﾝ

ビリー「ウルブズ全機出撃。グラハム。後は宜しく」

-ＰＴハンガー-

グラハム「了解だ。グラハム・エーカー。フラッグカスタム、出撃する！」ﾄﾞｼｭｰﾝ

-ＤＣ基地-

アレルヤ「マ、マズイですよ！」

スメラギ「うろたえないで。これは牽制よ。相手も本気で基地を潰すつもりはないわ。それが命取りになる事も知らずに……

スメラギ「さあ、貴方達には時間稼ぎをして貰いましょうか」

サーシェス「おうよ。あん時の借りを返さねえといけねえしな」

テンザン「アイドネウスに戻る前に撃墜スコア稼ぎもしとかねとな」ｸﾁｬｸﾁｬ

ライル「俺はどうするんだい？」

スメラギ「貴方は私の艦の護衛をお願いするわ」

ライル「オーライ。任せときな」

サーシェス「さて、やってやろうじゃねえか」

184 ： ◆/oAS1KZo5E ：2011/10/29(土) 18:49:11.77 ID:S5aDXUGSO

-ＤＣ基地近海-

グラハム「出来るだけ施設は無傷で敵戦力のみを叩け」

ハワード「了解！」
ダリル「了解！」

マリー「少佐！来ました！」

リオン部隊「」ﾄﾞｼｭｰﾝ

グラハム「対応が早いな。ここの指揮官は優秀と見た。各機散会。手間取るなよ」

アンドレイ「了解です！行くぞ」ﾄﾞｼｭｰﾝ

-ＤＣ基地上空-

ハレルヤ「オラオラァ！このハレルヤ様のお通りだぁ！」ｽﾞｷﾞｭｰﾝ

ハワード「邪魔だ」ﾊﾞｼｭｰﾝ

ハレルヤ「この俺がぁぁぁぁぁ！！」ﾄﾞｶﾞｰﾝ

ハワード「こちらフラッグ２。敵部隊を突破。施設の制圧に掛かる」

アキラ「フラッグ６ハワード中尉を援護します」

ダリル「了解。フラッグ３こちらも施設に接近する」

-備蓄庫-

ダリル「よし……」

ダリル「ん？」ﾋﾟﾋﾟ

ズギュゥゥゥン

施設「」ﾄﾞｺﾞｰﾝ

ダリル「なんだ！？」ｽｯ

テンザン「ホッ！中々のパイロットじゃねえかよ！コイツはやりがいがありそうだぜぇ」

ダリル「確かガーリオンとか言ったか？指揮官機か！」

185 ： ◆/oAS1KZo5E ：2011/10/29(土) 18:53:54.63 ID:S5aDXUGSO

テンザン「物資を狙ってんのは分かってんだよ。これが欲しかったらゲームで勝つ事だな！」

ダリル「ゲームだと？コイツ！」

テンザン「撃墜スコアは貰ったっての！！」ﾊﾞｼｭｰﾝ ﾊﾞｼｭｰﾝ

ダリル「クッ……早い！」ｽｯ

テンザン「空を飛んでも所詮間に合わじゃあ俺のカスタムガーリオンには勝てないっての！」ﾌﾞﾝｯ

ダリル「俺とて伊達にフラッグ・ウルブズの一員じゃない！」ﾌﾞｩﾝ ﾊﾞﾁﾊﾞﾁｯ

ＤＣ兵「大尉！援護します！」ﾊﾞｼｭｰﾝ ﾊﾞｼｭｰﾝ

ダリル「チッ……」ｽｯ

テンザン「援護はいいが邪魔はすんなよ！こいつぁ俺の獲物だからな！」

ダリル「ゲーム感覚で戦うような奴に！！」ﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞｯ

テンザン「ヘッ……当たらないっての！」

ＤＣ兵「ぎゃぁぁ！！」ﾁｭﾄﾞｰﾝ

テンザン「ん？」

アンドレイ「中尉！」ﾊﾞｼｭｰﾝ ﾊﾞｼｭｰﾝ

ダリル「アンドレイ中尉！」

テンザン「ケッ、敵の増援かよ！まっ、シミュレーションじゃお約束だけどな！」

アンドレイ「ご無事ですか？」

ダリル「助かった。気をつけろよ。コイツ、言動はふざけてやがるがかなりやるぞ！」

アンドレイ「了解です」

テンザン「２対１かよ。でも、状況がヤバイ程燃えるってな！」

テンザン「ザコが何匹束になっても勝てねぇっての教えてやるよ！！」

186 ： ◆/oAS1KZo5E ：2011/10/29(土) 18:59:51.84 ID:S5aDXUGSO

-同時刻 ＡＭ格納庫前-

グラハム「しかし抵抗がこれ程までに少ないとは……一体どう言う事だ？」

マリー「変ですね」

グラハム「ああ。ここは一度……」ﾋﾟﾋﾟﾋﾟｯ

グラハム「反応！？少尉！回避運動を取れ！」

マリー「えっ？」

ビシュィーン

マリー「きゃあぁぁぁぁ！！」ﾊﾞｺﾞｰﾝ

グラハム「少尉！」

サーシェス「ヘヘッ死んだか？」

マリー「……」

グラハム「少尉！返事をしろ！」

サーシェス「悪りいな。また仲間を減らしちまってよ！」

グラハム「サーシェス！貴様と言う男は！！」

サーシェス「あん時は下手こいたが今度はそうは行かねえぜ！」

グラハム「ならばここで貴様を始末する！！グラハム・スペシャル！！」ｶﾞｷﾞｭｨﾝ ｽﾞｷﾞｭｩｩｩﾝﾝ

サーシェス「そうそう何度も同じ手を喰らうかよ！！」ﾊﾞｯ

サーシェス「行けよ！ファング・リッパー！！」

ファング「」ﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞｯ

グラハム「スラッシュ・リッパー？いや、これは！」

サーシェス「大人しく斬り裂かれな！」

187 ： ◆/oAS1KZo5E ：2011/10/29(土) 19:04:23.84 ID:S5aDXUGSO

グラハム「ならば撃ち落とすまで！」ﾊﾞｼｭｰﾝ ﾊﾞｼｭｰﾝ

ファング「」ｷﾞｭｫｫｫﾝ ｽｶｯ

グラハム「なっ！？この機動力……ただのリッパーではない！」

サーシェス「そりゃそうだ！そいつはイーオーなんたらの技術で作られてるからな！そんでコイツもだぁ！」ｶﾞｼｯ ﾄﾞｼｭｰﾝ

グラハム「なに！？」

サーシェス「バスターソードのサビになっちまいな！」ｸﾞﾜｯ

グラハム「くぅ……」ｷﾞｭｫｫﾝ

サーシェス「避けやがっただと！」

グラハム「フラッグでなければやられていたか……助かったぞフラッグ！」

サーシェス「チッ！あの機体、やっぱり相当の代物みてえだな。面白れぇ」

グラハム「奴の機体も以前より性能が格段に上がっている。しかしここで手間を取る訳にはいかん」

グラハム「ならば！」ｽﾞｷﾞｭｩｩｩﾝ

サーシェス「また突っ込んで来るか？馬鹿の一つ覚えかよ」

サーシェス「だったら叩き斬ってやるよ！！」ｸﾞｯ

188 ： ◆/oAS1KZo5E ：2011/10/29(土) 19:09:22.62 ID:S5aDXUGSO

グラハム「タイミングは一瞬……」

サーシェス「ちょいさぁぁぁ！！」ﾌﾞﾝｯ

グラハム「今だ！」ｶﾞｷﾞｭｨﾝ ｽｯ

サーシェス「なっ……変形して反転しやが……」

ファング「」ｷﾞｭｫｫｫﾝ

サーシェス「なんだと！？」

ゲシュペンスト「」ｽﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞｯ

サーシェス「クソッ……あの野郎、初めからこれが狙いか！」ﾊﾞﾁﾊﾞﾁ

グラハム「落ちろ！」ﾊﾞｼｭｰﾝ ﾊﾞｼｭｰﾝ

サーシェス「チッ、だが時間稼ぎは済んだ。あばよ！！」ﾄﾞｼｭｰﾝ

グラハム「サーシェス！！」ｸﾞｯ

グラハム「いや、それよりマリー少尉の安否を確認せねば」

グラハム「マリー少尉」

マリー「……うっ」

グラハム「無事か？」

マリー「……」

グラハム「いかんな。直ぐに安全な場所に移さねば……」

189 ： ◆/oAS1KZo5E ：2011/10/29(土) 19:12:12.78 ID:S5aDXUGSO

本日はここまでだ

次回「再開」

ユリンの姿は山田に似ている

190 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2011/10/29(土) 23:14:28.61 ID:Gw0LGE4bo

乙
マジで山田とそっくりだよねユリンｗｗ

191 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]：2011/10/30(日) 01:24:42.74 ID:+twarQ15o

乙
君の〜す〜がたは〜♪

192 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(新潟・東北) [sage]：2011/11/02(水) 01:21:00.61 ID:81Ki496AO

乙

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サーバを移転しました＠荒巻 旧サーバ：http://vs302.vip2ch.com/

193 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(関東・甲信越) [sage]：2011/11/15(火) 07:43:20.00 ID:Px+Y6WDAO

ハｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗレｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗルｗｗｗｗｗｗｗｗヤｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ

194 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]：2012/01/06(金) 15:50:47.23 ID:DoTD4u070

まだかな？

195 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) ：2012/01/16(月) 00:03:19.42 ID:HHLzy9qo0

まだなのか…