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ソルジャー「クラン始めようと思うんだけど」 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/26(火) 06:22:59.60 ID:ovwIPv5T0
金夏の月 20日 晴れ

タルゴの森奥の村はいつもと同じように静かにゆっくりと時を刻んでいた。

ソルジャー「クラン始めようと思うんだけど」

―この言葉が発せられるまでは、だが。

シーフ「ぶはっ!!」

目の前に座っている人物の唐突な提案に緑の衣服の少年は盛大に食べかけのシチューを吹き出した。

この村名物のパブで食べる『とれたてキノコシチュー』もこうなってしまっては形無しだ。

ソルジャー「シーフくん汚い……」

そしてその原因を作り出した青色の帽子を被った少女はその様子を見てわずかに眉間に皺を寄せると不満をこぼす。

シーフ「お前が変なこと言い出すからだろうが。で、本気なのか?」

ソルジャー「うん」

釈然としないまま少年は問いかけるが少女は肯定の意を示した。

シーフ「昨日やっと応急処置覚えたばっかなのに?」

ソルジャー「……うん」
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君が望む永遠〜Latest Edition〜 @ 2024/04/24(水) 00:17:25.03 ID:IOyaeVgN0
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笑えるな 君のせいだ @ 2024/04/23(火) 19:59:42.67 ID:pUs63Qd+0
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【GANTZ】俺「安価で星人達と戦う」part10 @ 2024/04/23(火) 17:32:44.44 ID:ScfdjHEC0
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トーチャーさん「超A級スナイパーが魔王様を狙ってる?」〈ゴルゴ13inひめごう〉 @ 2024/04/23(火) 00:13:09.65 ID:NAWvVgn00
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【安価】貴方は女子小学生に転生するようです @ 2024/04/22(月) 21:13:39.04 ID:ghfRO9bho
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ハルヒ「綱島アンカー」梓「2号線」【コンマ判定新鉄・関東】 @ 2024/04/22(月) 06:56:06.00 ID:hV886QI5O
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【安価】少女だらけのゾンビパニック @ 2024/04/20(土) 20:42:14.43 ID:wSnpVNpyo
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ぶらじる @ 2024/04/19(金) 19:24:04.53 ID:SNmmhSOho
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2 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga sage]:2011/07/26(火) 06:25:11.09 ID:ovwIPv5T0
シーフ「一緒に訓練始めた奴はもうスピードブレイク覚えてるのに?」

ソルジャー「…………うん」

質問をされるたびに目の前の少女が一回りずつ小さくなっているような錯覚を覚える。仕舞いには若干涙目気味である。

ソルジャー「やっぱり、ダメ?」

シーフ(そんな風に言われて男が駄目だと言えようか、いや、言えない)

シーフ「はー、んな顔するなっつーの。俺も一緒に行ってやるよ」

ソルジャー「わぁ!」

シーフ「そういえばクランの名前って決めてあるのか」

すっかり勢いを取り戻した少女はうれしそうにうなずくと名前を宣言した。

ソルジャー「ティールクラン!」

かくしてここに構成員二名の超小規模ギルド・ティールクランの旗揚げが決まったのであった。 

つづく
3 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga sage]:2011/07/26(火) 06:31:19.75 ID:ovwIPv5T0
FFTA2の世界観をベースにマイペースにやっていくつもりです
FFTA経験者はちょっとにやりとできる、かも
4 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/07/26(火) 16:10:21.61 ID:5WfcVqvSo

最初ソルジャーを見て女の子だと思ったのは俺だけじゃないはず
5 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga sage]:2011/07/26(火) 17:18:28.49 ID:ovwIPv5T0
ソルジャー「シーフくん」

シーフ「ん、どうした」

ソルジャー「実はもうクエストを受けてあるの」

シーフ「ほう、お前にしては珍しく手際がいいな」

ソルジャー「……別に珍しくないもん! はい、これが詳細」

青の少女は少年の言葉に口をとがらせて反論した後、ポーチから一枚の紙を取り出すとテーブルの上に置いた。

緑の少年は真新しい紙に丁寧な文字で書き上げられた依頼書を手に取るとざっと流し読みをする。

シーフ「んー、薬草とりか。初仕事の定番だな」

シーフ「必要な草はムスクマロイの原にたくさん生えてっからな。楽勝楽勝」

地理的にも村からはそう遠くない。昼過ぎには十分戻ってこられるだろう。


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ムスクマロイの原

 やわらかな草がはえる平地。

 チョコボの放牧が行われている。

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6 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga sage]:2011/07/26(火) 17:20:21.51 ID:ovwIPv5T0
シーフ「おい、薬草見つかったか……」

ソルジャー「……ない。うわあ、またベト〜リ草触っちゃった」

ベト〜リ草は動物に食い荒らされないように葉全体から自衛手段として粘液を放出している植物だ。

シーフ(女の子の両手にあふれる粘液……。けしからんな)

漫然と続く作業と真夏の熱気によって集中力は低下し取り留めもない考えが意識の中に浮上する。

ソルジャー「シーフくんの方はどう?」

しかし少女の声をスイッチにして暑さで沸いた頭を無理やり切り替えた。彼は自身の後方を指さすと手短に返事を返す。

シーフ「あぁ、カイカイ草しかねーよ。間違って触ったら悶絶もんだな」

なぜ普段は大量に自生しているムスクマロイが見当たらないのか。その理由は少し考えれば容易に想像できた。

シーフ(金夏の月はムスクマロイ狩り全盛期なのに加えてチョコボの放牧もある)

シーフ(二つも減少の要因が重なれば絶対数が減っても何ら不思議じゃない)

せめて朝一番であればまだ刈り取るチャンスはあったかもしれない。だが今そんなことを言っても始まらない。

やれやれといった具合で茂みの奥へ分け入る為に一歩を踏み出す。と、その時。
7 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga sage]:2011/07/26(火) 17:22:40.18 ID:ovwIPv5T0
ぐにゃり。

彼の右足がとらえたものはしっかりとした土ではなく柔らかな何かであった。

シーフ「うげえ、ウルフのフンかよ! しかも出来立てホヤホヤ―」

―出来立てホヤホヤ?

シーフ(っ! これはやべーぞ!)

まだ柔らかなフン。それが意味するのは周囲に潜むウルフの存在。脳を駆け巡る考えに血の気が引くのを感じた。

ウルフは賢い。集団で狩りを行うし大人と子供なら子供を、男と女なら女を狙ってその牙を剥く。

シーフ「ソルジャー!」

ソルジャー「なあに、どしたの」

汗を吹き飛ばすかのごとく素早く身をひねらせた先に見えたのは能天気な一人の少女と宙を舞う二体の狼の姿だった。
8 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga sage]:2011/07/26(火) 17:26:49.00 ID:ovwIPv5T0
>>4
あれは数年前の夏の出来事じゃった……

白魔とか金髪ショートカットか、いいな!

戦闘時のやられボイス

( ゚д゚ )
9 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga sage]:2011/07/26(火) 17:32:28.89 ID:ovwIPv5T0
あ、かなり言い遅れてますが基本的にはゲームの設定準拠で行くつもりです。
でも詳しい設定や記述がおそらくないであろうもの(今回でいえばベト〜リ草やウルフの下り)は俺設定で書いていきます。
ご了承ください。
10 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/26(火) 17:50:31.86 ID:4hULeSPK0
FFTA2か懐かしいな
二刀流+マジックバースト+幻術がチート過ぎた記憶が有るなぁ
11 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga sage]:2011/07/26(火) 23:08:41.76 ID:ovwIPv5T0
こうも距離が離れていると携帯する短剣では二頭のウルフを打ち払うことなど到底出来はしない。

数秒もしない間に獣の爪牙は少女へと到達するだろう。

だが決してそれを悲観する必要はない。何故ならばこの世界には存在するのだ。命を守る唯一絶対の法(ロウ)というものが。

シーフ「世を統べる法の番人の名において秩序の遵守を誓う。我等が命を繋ぎ止める楔となれ!」

少年は捲くし立てるように契約の言葉を詠唱すると腰のホルダーから白銀色のカードを一枚抜き出して天に掲げる。

二本の角を持つ兜、大ぶりの大剣を携えた騎士の絵柄が目を引くそれは陽光を受けてより一層白く輝くと人型に姿を変えた。

ジャッジ「あなたの誓いは聞き届けられました。この場におけるすべての命の安全は保障されます」

ジャッジ「尚、本日のロウは“ノックバックの禁止”です」

シーフ(よし、ジャッジの召喚には成功した。ソルジャーは……)

ソルジャー「……」

死角より放たれたウルフの一撃を受けて気絶してはいるが白い光に守られておりどうやら問題はなさそうだ。

ジャッジの作り出す結界の内部にいるということはちゃんと生きている証である。

シーフ(窮地は脱したか。そんじゃ後は―)

シーフ「こいつらを倒すだけだ」
12 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga sage]:2011/07/26(火) 23:09:49.27 ID:ovwIPv5T0
ウルフA「グルル……」

低い唸り声をあげながらジリジリと獣は距離を詰め、少年も油断なくスクラマサクスを構えた。

ウルフB「ガウガウ!」

痺れを切らせた一頭のウルフが大地を蹴り上げ襲いかかる。

ウルフの放つ“ファング”は柔らかな部位ならば易々と切り裂いてしまうため薄手の服を纏う少年には脅威である。

シーフ(ま、それも当たればの話だがな)

獣の攻撃よりもさらに早く彼は行動を開始していた。無駄な力を籠めずに刃を振りぬく。

シーフ「くらえ、ブラックアウト!」

狙い澄まされた目潰しの一閃は頭部を確かに捕えた。結果として一体目のウルフはその視野を完全に失うに至る。

唐突に訪れた暗闇によってバランスを崩し大地へ体を打ち付けられる。この時点で一体目は先頭不能に陥った。

そして一連の流れを見ていたもう一体のウルフは恐怖ゆえにその距離を離そうと後ずさり始めていた。

この隙を少年が見逃すわけがない。多少強引ではあるが前に跳躍して自身の間合いまで持ち込むと腕を後方に大きく引いた。

その動きは弓の弦を引き絞り力を貯める動作とよく似ている。

膨れ上がった力を叩きつけられたウルフがその後どうなったかに関しては説明する必要もないだろう。
13 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga sage]:2011/07/26(火) 23:12:12.64 ID:ovwIPv5T0


……

………


ソルジャー「んむむ」

ベッドに横たわっていた少女はもぞもぞと半身を起こした。

シーフ「お、ようやくお目覚めか。本当によく寝るよ、お前は」

少年の言葉を適当に聞き流しつつ少しの間目をシパシパさせてぼーっとしていた彼女だが急に眼を丸くして慌て始める。

ソルジャー「ねえねえ、クエスト! クエストはどうなったの!」

シーフ「それなら俺が説明するよりこの紙を見たほうが早いだろ」

少年は円筒状に丸められた依頼書を彼女の前で開いて見せる。

ソルジャー「依頼達成の赤判子!」

シーフ「薬草は結局俺だけで見つける羽目になったがな」

ソルジャー「う、運が悪かっただけだもん」

シーフ「ふーん」

ソルジャー「そのニヤニヤ顔するのやめなさい」
14 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga sage]:2011/07/26(火) 23:15:31.94 ID:ovwIPv5T0
―夕日の差し込む医務室からはあたりがすっかり暗くなるまで愉快な話し声が聞こえたそうな。

―クランの夏は始まったばかり。静かな村を通り抜ける慌ただしさはまだまだ収まることはないだろう。

 クエスト・薬草とり編 おしまい

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森の村

 ゆったりと時が流れる小さな村。

 名物のとれたてキノコのシチューは絶品。

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15 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga sage]:2011/07/26(火) 23:19:44.55 ID:ovwIPv5T0
>>10
幻術二刀バーストは病み付きになる強さ
ゲーム自体は3,4年前のものですがドット絵好きの自分にとってはかなりの良作です。音楽もきれいだし
16 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga sage]:2011/07/27(水) 16:59:07.33 ID:MBCOEXdZ0
銀夏の月 2日 くもり

ソルジャー「今回の仕事はこれにした」

差し出された依頼書の文面は女性らしい丸文字で書かれておりその概要をまとめると昼食を忘れた夫に弁当を届けてほしいというものだ。

シーフ「弁当の配達? 薬草採取と比べてもずいぶんハードル下がったな」

一読した依頼書を青の少女へ返すと少年は率直な感想を述べる。

クランは何でも屋としての側面を持つためこういった依頼も何らおかしくはないがクエストレベルはあからさまに下がっている。

ソルジャー「……正直、ちょっと懲りた」

少女は薬草とりも満足にこなせなかった事を割と気にしている様子だった。故にさらに簡単そうな依頼を受けたらしい。

シーフ(うーあー、へこんでんなあ。こいつ)

数日前、そんなこととは露知らずいつもの調子で茶化してしまったことに今更ながら少年は罪悪感を抱いた。

シーフ「うん……、まあ俺もちょっとからかい過ぎた、ごめん」

ソルジャー「ん、なんか今日のシーフくん素直? いいよ、許したげる」

ソルジャー「あ、そろそろ約束の時間みたい。行こ!」

パブの柱時計に目をやるとパタパタと走り出す。少女はすっかりいつもの調子へ復調していた。
17 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga sage]:2011/07/27(水) 17:00:30.50 ID:MBCOEXdZ0

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彼らがパブの指定席にやってくるとそこにはすでに依頼者の女性がやってきていた。

軽く微笑み会釈をすると女性は弁当包みを取り出し改めて依頼に関して話し始める。

女「早速ですがこの愛情たっぷりのお弁当を届けてほしいんです」

シーフ「変わった匂いがしますが……」

女「ああ、それはきっと自家製のタレの香りです。わたしの特製なんですよ」

女「コケダマとモルボルのつるをみじん切りにしたものをじっくりコトコト煮込んだ一品です!」

ソルジャー「ふむふむ」

シーフ(へー。って、モルボル!?)

モルボルといえばこのイヴァリースにおいて臭さで並ぶものは存在しないといわれる程の臭さを誇るモンスターである。

普通に考えてこれを食材として利用しようとはまず考えないだろう。そういった意味では目の前の女性は剛の者で間違いない。

女「夫は朝ごはんも食べずに出かけちゃうので心配です……。よろしくお願いします!」

シーフ「は、はい。任せてください」
18 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga sage]:2011/07/28(木) 02:37:44.31 ID:Lvb0dA+10
>いつもの調子へ復調していた。

馬から落ちて落馬したと同じような表現になっている、そう思いながら書き溜め。

 ところで見ている方がいたら聞きたいことがあるのですがクランに追加人員するとしたら誰がいいとかそういう希望ってりますか?
19 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/28(木) 05:10:24.78 ID:Cq0zjtGDO
そらもうトカ・・・モーニよ
ナッツクランの聖域
20 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/28(木) 20:39:05.77 ID:GKU2j7DN0
敢えてFFTAからルネ・リトルヴィリ・チェイニーとか
特定条件満たせば加入してくるチートユニット
21 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga sage]:2011/07/28(木) 23:14:09.74 ID:Lvb0dA+10


男「わざわざお弁当を届けてくれたんですか? あ〜、余計なことを……」

ソルジャー「え、届けちゃまずいの?」

男「言葉では表現できないほどまずいです」

男「まあ、妻の作るお弁当の味はもっとまずいですがね……」

どこか諦観の念を漂わせながら弁当包みを受け取ると尚も男は語り続ける。

男「残せば妻が泣き、食べれば私のお腹がシクシク痛むでしょう」

男「でも食べなきゃならない。ははは、これが夫の辛いところね」

シーフ「なんというか、ごめんなさい」

男「そちらも仕事ですから仕方ないですよ。ただし今後はこういうことの無いようにお願いします……」

ソルジャー「……むう」
22 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga sage]:2011/07/28(木) 23:17:44.37 ID:Lvb0dA+10
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 時と所変わってここは二時間後のカモアの町にあるパブ。若干のしこりを抱えつつも無事に達成印を受け取った彼女らは日陰の席に腰を掛けていた。

ソルジャー「ねね」

シーフ「んぐんぐ……。プハーッ! なんだ。どうかしたか」

シーフ「先に言っておくがこのボムレッドソーダはやらんからな。欲しいなら自分で買いに行けよ」

ソルジャー「ちがうもん」

シーフ「じゃあなんだよ」

ソルジャー「お弁当ってあんまり喜ばれないのかなって」

シーフ「弁当貰って嬉しくない奴なんていねーだろ」

シーフ「ま、中身がチョコボの皮付き肉モルボル風煮込み以外なら、な……」

一瞬、あの旦那さんの引き攣った笑顔が去来した。彼はあの後職場の同僚に見守られつつ弁当を食べたのだろうか。

ソルジャー「ふーん、じゃあシーフくんもおいしいお弁当は嬉しいんだ?」

シーフ「そりゃもう大歓迎です」

ソルジャー「ふむ」

夏の昼下がり、何の気なしに交わされたこの会話の意味を少年が知るのは数日後のことだった。

クエスト・愛情べんとう 達成

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カモアの町

 冒険者たちが集ま古い町。

 通りはいつも人々でにぎわっている。

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23 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga sage]:2011/07/28(木) 23:26:08.15 ID:Lvb0dA+10
>>19
トカゲっていうンじゃねえ!
FFTAのホワイトモンクは初期職でありながら最後までやっていける実力があると個人的に思う

>>20
序盤からアルテマニストなんか入った日には主役交代じゃないですかー! やだー!
でもいつになるかわかりませんがアルテマ関連の話題を含ませようとは思ってるのでその時まで期待しないでお待ちください。


そういうわけなので追加人員はホワイトモンクの予定でいます。
どちらにしてもモーニさんとかその他固有名を持つキャラは私の実力では生かし切れないし原作レイプしてしまいそうなのでメインメンバーへの追加はなしの方向で……
24 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga sage]:2011/07/28(木) 23:38:06.55 ID:Lvb0dA+10
自分の書き込み見直してみるとこれは誤解を招くなと思ったので一応修正。

×追加人員するとしたら誰がいいとか
○追加人員するとしたらどの種族のどのジョブとか

内容的にはキャラ名をシーフとかソルジャーとかにしてたので最初っから後者をイメージしてたんですけどわかりにくかったですね。ごめんなさい
25 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga sage]:2011/07/28(木) 23:38:56.76 ID:Lvb0dA+10
自分の書き込み見直してみるとこれは誤解を招くなと思ったので一応修正。

×追加人員するとしたら誰がいいとか
○追加人員するとしたらどの種族のどのジョブとか

内容的にはキャラ名をシーフとかソルジャーとかにしてたので最初っから後者をイメージしてたんですけどわかりにくかったですね。ごめんなさい
26 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/29(金) 03:09:28.64 ID:INDDiGbDO
なんだ、それはすまんかった
意図を理解していれば汚い忍・・・じゃなかったメイン盾のぱらでんにしたのに
ぱらでんスピード成長率も移動力も低いけど、騎士剣は強いよね
27 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga sage]:2011/07/29(金) 07:37:48.03 ID:AHyO0are0
銀夏の月 4日 晴れ

ソルジャー「ねえマスター」

マスター「やあソルジャーちゃん、いらっしゃい」

ソルジャー「前に頼んでおいた“あれ”ある?」

マスター「ああ、ちゃーんと探しておいたぞ。まさに君の探し求めていたものだろう」

男性はカウンター裏の戸棚から無骨な字で書き上げられた依頼書を持ち上げると少女に差し出した。

ソルジャー「どれどれ」

手渡されたそれを丁寧にじっくり読み上げると彼女は顔をあげ微笑みながらお礼の言葉を告げた。

ソルジャー「うん、ありがと。じゃあ行ってくる」

マスター「頑張れよー!」


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タルゴの森

 巨木が根をおろすしずかな森。

 たくさんの動物がすみついている。

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28 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga sage]:2011/07/29(金) 07:38:52.44 ID:AHyO0are0
ビショップ「本日は『鉄の胃袋』の食材調達に集まっていただきありがたく思う」

ビショップ「依頼内容に関してはすでに確認済みだとは思うが、改めて言っておくと―」

ビショップ「白くフワッとした毛を持つ。前菜なので1人1人前。食す人数は2名。以上のようになっている」

ビショップ「尚、くれぐれも過不足はないように頼む。では始めてくれ」

ソルジャー(よし、頑張ろう)

ホワイトモンク「そこのお嬢ちゃン!」

ソルジャー「わたし?」

ホワイトモンク「おう、そうだ。その手に持ってる剣と盾から考えて嬢ちゃンもこのクエストの参加者だろ?」

ソルジャー「うん」

ホワイトモンク「ならどうだ、今日は一つ俺と組ンで仕事をちゃっちゃと終わらせないか?」

ホワイトモンク「嬢ちゃンが攻撃を止めている間に俺が獲物のキャピトゥーンを仕留める。カンペキだと思わないか!」

ソルジャー「んー」

少女は少しの間考えるも特に断る理由も思いつかなかった。それに二人で効率的に依頼をこなせば昼前にパブへ帰ることができるかもしれない。

ソルジャー「いいよ。えーと?」

ホワイトモンク「モンクとでも呼んでくれ!」

ソルジャー「わかった。モンクさん、よろしく」

ホワイトモンク「任せとけい! お、調度いいところにキャピトゥーンが現れたな」

彼女らの目の前を一匹のキャピトゥーンが通り過ぎようとしていた。すかさずモンクは少女へ訪ねる。

ホワイトモンク「時に嬢ちゃン、挑発は使えるか?」

ソルジャー「最近覚えた」
29 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga sage]:2011/07/29(金) 07:40:35.25 ID:AHyO0are0
ホワイトモンク「いようし! じゃあこっからあいつを挑発してくれ。俺はあいつの隙を見て後ろから空破斬で倒すからよ」

少女はうなずくとホワイトモンクが茂みに隠れたのを確認してから挑発を開始した。

ソルジャー「へいへい、きゃぴとぅーん! びびってるう!」

ホワイトモンク「」ズコー

ホワイトモンク(こンな挑発にモンスターといえど引っかからねえだろ……)

キャピトゥーン「キキキ!!! キキ!!!!」

ホワイトモンク「って、めっちゃキレてンじゃねーか!」

ソルジャー「モンクさん!」

ホワイトモンク「お、おう! 見てろよ、俺の空気を圧縮した空破斬をくらいな! おらあ!」

見る見る内に闘気は彼の手の中で刃へと姿を変えてモンスターに襲い掛かる。

キャピトゥーン「キェ……」

ソルジャー「おお」

ホワイトモンク「どンなもンだ! さあこの調子でもう一体も倒して引き渡しちまうぞ」



……

………

ビショップ「お疲れ様。君たちのおかげで無事に材料は集まったよ」

ホワイトモンク「がはは! もっと感謝してくれてもいいぜ」

ホワイトモンク「嬢ちゃンのおかげで今日は仕事もはかどったしな」

ソルジャー「こちらこそありがと」
30 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga sage]:2011/07/29(金) 07:41:28.02 ID:AHyO0are0
ホワイトモンク「いいってことよ! ンじゃあまた機会があれば一緒に仕事しようぜ。あばよ!」

ソルジャー「じゃあね」

バイバイと手を振りながらホワイトモンクと別れを告げる。

ソルジャー(なんか近いうちにまた会いそうな気がする)

一つの出会いを経た充足感を感じ終わったところで少女は自身の目的を思い出した。

ソルジャー「あ、そだ。ねえビショップさん」

ビショップ「どうかしたかね?」

ソルジャー「そのこれからつくる料理の作り方って教えてもらえる?」

ビショップ「なんと、若いながらも見上げた志!」

ビショップ「いいだろう、我々鉄の胃袋は来る者を拒まぬ集団。ついてきたまえ。君にも『カリフワキャピトゥーン』の作り方を伝授しようではないか」

ソルジャー「やった!」


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シーフ(ソルジャーの奴、一人で出かけていくとかなーに考えてんだか)

シーフ(マスターに聞いても『まあ座って待っていたまえ!』としかいわねーし)

シーフ「はあ……」

―カランカラン♪

少年がため息をついていたのと時を同じくしてパブの扉をくぐるものがいた。そう、青い帽子をかぶった彼女である。

ソルジャー「シーフくん!」

シーフ「お、ソルジャーか。どこ行ってたんだよ」
31 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga sage]:2011/07/29(金) 07:42:14.93 ID:AHyO0are0
ソルジャー「お弁当作ってたの。シーフくんお昼まだでしょ?」

シーフ「ん、ああ。これから何か食べようと思ってたところだ」

ソルジャー「よかった。じゃあこれ、食べて……?」モジモジ

わずかに頬を赤く染めた少女が大きめの弁当箱をテーブルの上に置く。

シーフ(ソルジャーも可愛いとこあるな……)

シーフ「ではでは、ありがたくいただきます」

食事開始の宣言をしながら弁当箱を開けた少年は早くも自身の目を疑った。

シーフ(なんだ……これは……!?)

―きゃぴとぅ〜ん♪

大きめの弁当箱に詰め込まれたキャピトゥーンの丸焼き。少年の額には汗が浮かびトレードマークたる緑のバンダナは汗拭きタオルと化していた。

ソルジャー「ど、どうかな?」モジモジ

シーフ「ハハハ、オシソーダナー!」

シーフ(食べないわけにはいかないだろっ……! そんな顔されたらっ……! 食うしか、ねーだろーがっ……!)
32 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga sage]:2011/07/29(金) 07:47:03.34 ID:AHyO0are0
>>26
汚い忍者とメイン盾は口げんかしながらも気心の知れた関係でコンビ組んでるイメージ
忍ぱらもおそらく後々出番があると思います

 セクエンスを超強化してラグナロクとの二刀流で暴れまわるのはTAで誰しもが通る道のはず
33 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga sage]:2011/07/29(金) 08:11:33.45 ID:AHyO0are0
一口サイズに切り分けてからキャピトゥーンを口に運ぶ。

シーフ(おお!)

照り焼きソースで焼かれた黄色の肉に歯を立てるとまずは子気味のいいカリカリとした音が彼を出迎える。

そして真に不思議なことながら二口噛めばもちもちとした触感へと変貌を遂げ、口の中を洗わんばかりの肉汁がこぼれ出た。

見た目のキワモノ感に反してかなりの好印象を受けるこのカリフワキャピトゥーンであったが致命的な弱点が存在している。それは―

シーフ(味、やばすぎ……。あぁ、意識が……)

癖の強さからくる味覚破壊級の味そのものであった。

鉄の胃袋団員曰く、「五回も噛めばその味に病みつきとなる。至高の料理」らしいが少年がその領域に達することはなかった。二噛み目半で失神である。

ソルジャー「シーフくん!? あれれ、大丈夫?」


 この日、診療所に運びこまれた緑の少年が目を覚ましたのは日付がようやく変わるそのころだった。

全ての事情を聴いた彼が最初に行った行動はパブのマスターの口にカリフワキャピトゥーンを詰め込んだことだとか、そうじゃないだとか。

どちらにせよ、件の料理はマスターが責任を持って処分しました!

マスター「うぇっぷ」

クエスト・鉄の食材 達成?
34 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/29(金) 08:24:56.09 ID:Bg5QOCeT0
銃使いで二つ目のAアビリティを魔砲にして黒姫ごっこをしたのは俺だけじゃ無い筈
35 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga sage]:2011/07/30(土) 21:24:56.68 ID:0CYgomQ+0
銀夏の月 7日 晴れ

ソルジャー「―ってことがあって」

白魔道士「そりゃあ流石のシーフ君だって無理でしょうね」

ソルジャー「でもお弁当貰ったら嬉しいって言ってた」

白魔道士「ソルちゃんの天然さには呆れを通り越して感服するわ」

ソルジャー「ぐぬぬ」

白魔道士「何がぐぬぬだ。……まあそんなことはさておき運がいいわね」

ソルジャー「?」

白魔道士「今日は埋め合わせにはもってこいの日じゃない。銀夏の月7日といえば?」

ソルジャー「……。あ! カモアの大地祭!!」

カモアの大地祭というのは100年ほど続く伝統行事である。つまるところ夏祭りのようなものだ。

カモアの町の祭りではあるが『門戸を開く』を基本方針としているためそれの準備には部外者の姿も多くみられる。

白魔道士「そういうこと。さっさと誘って遊んでらっしゃい」

ソルジャー「うん、そうする!」


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ソルジャー「シーフくん! シーフくん!」

ソルジャー「あれ、いつもの席にいると思ったのにいない」

マスター「シーフの小僧なら今日は来てないぜ。人手が足りないとかで大地祭の準備に駆り出されたらしい」

ソルジャー「ええ!? マスター、どこにいるのか詳しくわかる?」

マスター「うーん、今頃はサーカス団のテントで荷物の搬入をやってるはずだが」

ソルジャー「よし! じゃあまた来るね」

マスター「おう、気を付けてな」
36 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga sage]:2011/07/30(土) 21:26:50.27 ID:0CYgomQ+0
―ゼドリーサーカス団のテント―

ソルジャー「シーフくん!! シーフくん!!」

魔獣使い「シーフの男の子なら丁度先ほど『次の仕事あっから!』といって出て行きましたねえ」

ソルジャー「どこにいったかわかる?」

魔獣使い「東の通りを走っていきましたからカラーチョコボ屋台、でしょうかあ」

ソルジャー「チョコボ屋台……」

魔獣使い「ところでお嬢さんも私達のサーカスを見て行ってはどうでしょう?」

魔獣使い「おや? もういらっしゃらない。参りましたねえ、ははは」


―チョコボ屋台―

ソルジャー「シーフくん!!! シーフ!!!」

チョコボ士「クポポ? 彼ならゲド卵スープの大鍋をかきまぜに行ったクポ」

ソルジャー「またすれ違い……」

チョコボ士「元気出すクポ。モグのチョコボも元気出せって言ってるクポ」

白チョコボ「クエッ」

チョコボ士「みんなモグの育てた優秀な子たちだクポ。要り様の際は声をかけてほしいクポ」

ソルジャー「……うぅ」
37 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga sage]:2011/07/30(土) 21:28:43.26 ID:0CYgomQ+0


……

………

ソルジャー「どこいっても結局すれ違いになるし」グスッ

ソルジャー「もうお祭り終わっちゃいそうだし」ズズッ

ソルジャー「……シーフくんのばかああああ!!!」

シーフ「誰が馬鹿だって? ん?」

シーフ「それに祭りはまだ終わらないぞ。むしろメインイベントの打ち上げ花火はこれからだ」

ソルジャー「なんか色々と遅すぎ」スン

シーフ「ったく、サボテンキャンディーやるから機嫌治せって。ほら丘からなら花火もきれいに見える。いくぞ」

ソルジャー「ばか。でも……ありがと」

クエスト・まつり実行係、急募! 達成

38 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga sage]:2011/07/30(土) 21:34:37.43 ID:0CYgomQ+0
>>34
一般mobキャラを脳内補完しながらニヨニヨしてアビリティ組むのが楽しいゲームです
近接キャラにあえて狩りをセットして「この距離ならバリアは張れないな」とかいいつつアルテマショットしてたのは俺だけでいい
39 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/31(日) 02:33:23.53 ID:LAr4Mr1DO
バンガ「どいつもこいつもヒュム、ウサギ、たまにその他!なぜこの俺を認めない!」
40 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga sage]:2011/07/31(日) 11:14:48.39 ID:Lr3VrlXv0
特に続きを思いつかないから休憩がてらキャラスペックでも書いてお茶を濁す作戦に出るぜ!

・ソルジャー
A1:戦技(応急処置、挑発)
A2:アイテム
R:
S:盾装備可能

・シーフ
A1:盗む(各種盗み:アイテム、ギル、おたからLV1)
A2:狙う(ためる、ブラックアウト)
R:カウンター
S:

・ホワイトモンク
A1:僧技(裏回し拳、空破斬)
A2:アイテム
R:カウンター
S:


>>39
僕はグリアちゃん!
41 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/01(月) 17:54:25.76 ID:RxCxFuZDO
ソルジャー(43)
42 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/01(月) 17:55:02.68 ID:RxCxFuZDO
ソルジャー(43)
43 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(秋田県) :2011/08/01(月) 17:56:09.11 ID:suwSChoQ0
FFTA2やったことない俺にはマーシュが可愛いという事しか理解できなかった
44 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(富山県) [sage]:2011/08/01(月) 18:31:32.84 ID:/MoFitVfo
なんでや!聖域(43)は関係ないやろ!
45 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga sage]:2011/08/01(月) 22:03:33.82 ID:j/oc6+cU0
シーフ「刺激のある仕事入ってねーか?」

マスター「刺激のある仕事ねえ。急にどうしたよ」

シーフ「いやあ、最近はソルジャーの決めた仕事ばかりだからすこーし退屈でさ」

マスター「なるほどな。でもあのお嬢ちゃんと一緒なら退屈ってことはないんじゃないか?」

シーフ「またキャピトゥーンを口に突っ込むぞ。おい」

マスター「いや、それは遠慮しておくぜ。しっかしそう都合よく仕事が入ってくる訳が―」

パブマスターが白い顎鬚をなでながら顔をしかめたその時、慌ただしい足音をさせたヴィエラの魔道士がやってきた。

緑魔道士「大変です。手配中のロブストウルフを狩りに行ったハンターからSOS信号があげられました!」

緑魔道士「直ちに現地へハンターを派遣していただきたいのですがどなたかいらっしゃらないでしょうか」

あまりのタイミングの良さに男性と少年は顔を見合わせた。少年は愉快そうに口元を僅かにほころばせる。

シーフ「おいおい。御誂え向きの仕事じゃねーか」

シーフ「その仕事、俺が受けた!」


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ディアス平原

 細い小道がつづく草原。

 夏場は木陰であつさをしのぐ。

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46 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga sage]:2011/08/01(月) 22:06:21.55 ID:j/oc6+cU0
>>41,44
ごめんねタカシ、カーチャン野球ネタあんまわかんないからうまく反応できないの

>>43
「欲しい」と「イヤだ」はお前にあげたからっ!!
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