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上条当麻「魔法少女には絶望しか残ってないっていうなら――!」 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(三重県) [sage]:2011/07/26(火) 21:28:06.01 ID:QTb/ZxR+0
鬱フラグブレイカ―こと上条当麻さんをまどマギ世界に召喚して、
全員生存のハッピーエンドを目指そうというSS。以下注意点。

・筆者はマミマミストにしてさやラーにしてほむほむ愛好家
・上条さんは生まれも育ちも見滝原
・まどか、さやかと同い年
・幻想殺しは健在
・注:上条さんは相変わらずフラグ建てます←重要
・注:綺麗な上条(恭)くんがいます
・注:仁美さんは実質登場無いです
・注:上条(当)さんと上条(恭)くんは親友←重要
・注:上条さんとまどか、さやかは幼馴染←重要

異常に少しでも不安を感じたならそっとブラウザを閉じてください。
筆者はマミさんが比じゃないほどの豆腐メンタルです。
SS投稿も初めてにつき色々と粗相もあるかと思いますがそこは許して下さい。寛容な精神で。
書き溜めは完了済みにつき、割とサクサク進むと思われます。
少なくとも1週間1カ月まるまる空けたりとかは多分ないです。
それでは。
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こんな恋愛がしたい  安部菜々編 @ 2024/04/15(月) 21:12:49.25 ID:HdnryJIo0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713183168/

【安価・コンマ】力と魔法の支配する世界で【ファンタジー】Part2 @ 2024/04/14(日) 19:38:35.87 ID:kch9tJed0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713091115/

アテム「実践レベルのデッキ?」 @ 2024/04/14(日) 19:11:43.81 ID:Ix0pR4FB0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713089503/

エルヴィン「ボーナスを支給する!」 @ 2024/04/14(日) 11:41:07.59 ID:o/ZidldvO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713062467/

さくらみこ「インターネッツのピクルス百科辞典で」大空スバル「ピクシブだろ」 @ 2024/04/13(土) 20:47:58.38 ID:5L1jDbEvo
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713008877/

暇人の集い @ 2024/04/12(金) 14:35:10.76 ID:lRf80QOL0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1712900110/

ミカオだよ。 @ 2024/04/11(木) 20:08:45.26 ID:E3f+23FY0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1712833724/

アルミン「どうやら僕達は遭難したらしい」ミカサ「そうなんだ」 @ 2024/04/10(水) 07:39:32.62 ID:Xq6cGJEyO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1712702372/

2 :俺、何故sageたし… [saga]:2011/07/26(火) 21:29:32.34 ID:QTb/ZxR+0
とある朝のとある通学路。

当麻「あー、悪い! ちょっと道に迷ってるおばあさん見つけちまってさ!
   道案内してたらいつの間にか財布落としてるし、ああもう朝から不幸だー!」

まどか「相変わらずの不幸っぷりだね…」

さやか「ここまで来るといっそ笑えてくるよね!」

当麻「上条さんにとっては笑い事になりませんのことよっ!? まだ月の始めなのに…」

さやか「そういや今日新しいCDが出るんだった! 帰りに買ってかなきゃ…」

当麻「嫌味っ!?」

さやか「いや、恭介に持ってってあげないと…」

当麻「あー…そうだったか、悪い」

さやか「いんや、こっちこそごめんね?」

まどか「ふ、二人とも…このまま喋ってると遅刻しちゃうよ! ただでさえ当麻くん待ってたから…」

当麻さやか『……不幸だーっ!』
3 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(三重県) [saga]:2011/07/26(火) 21:30:12.31 ID:QTb/ZxR+0
学校到着。

まどか「ふわー…」

当麻「なんだまどか、上条さんのこと散々言ったくせに眠そうじゃないですか」

まどか「ちょっとねー…夢見が悪かったというか…」

さやか「ほうほう、夢ねえ? まどかのことだからファンシーな可愛い夢なんだろうねー」

まどか「ファンシーではあったけど…魔法少女が戦ってる夢」

当麻「ファンシー一色じゃねえか」

まどか「魔法少女って言っても、ふわふわきらきらって感じじゃなくて、ドーン! ガーン! みたいな」

さやか「お、おお…」

まどか「銃とか大砲とか使ってた」

当麻「おおうっ!?」

早乙女「はーい、そこ静かにー。今日は転校生を紹介するよ」タマゴノユデカゲンウンヌン

ほむら「…暁美ほむらです。よろしくお願いします」

当麻「おおう、無愛想…」

さやか「ん、でもあの転校生、まどかの事見てない?」

まどか「え、あれ? そう?」

さやか「まどかは私の嫁なのに…けしからんなこれは」ウン

当麻「けしからんな」ウンウン

まどか「もう、二人ともー!」

まどか(…でも、あの子…夢で見た魔法少女に、そっくり…?)

――不幸な少年と報われぬ少女が出会うとき、物語は始まる――
4 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/07/26(火) 21:30:56.89 ID:f6WSg2ID0
機体
5 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(三重県) [saga]:2011/07/26(火) 21:31:21.04 ID:QTb/ZxR+0





1.とある少女と幻想殺し Witch_Of_Rosegarden




6 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(三重県) [saga]:2011/07/26(火) 21:31:59.58 ID:QTb/ZxR+0
放課後、とある商店街。

当麻「おーいさやか、恭介のためのCD買いに行くんだろ? 一緒に行こうぜ」

さやか「財布落としたのに?」

当麻「う…ああ、不幸だ。クラシックじゃないけど買いたいCDあったのに…」

まどか「CD一枚分くらいなら、お金貸そうか?」

当麻「女の子にお金を借りるなんて、上条さんのプライドが許しません」

謎の転校生に何故か目をつけられた鹿目だったが、その後何があったわけでもなく、
彼女は上条、美樹と共に普段通りの下校風景に溶け込んでいた。
美樹の想い人(本人は幼馴染だと主張するが、上条も鹿目も信じていない)である上条恭介の入院以来、
特にこの三人でつるんでいることが多くなった。
ゆえに、今日も彼女らはいつも通り。
だから、今日から彼女らの運命が捻くれてねじ曲がってしまう事など、彼女らは知らない。
7 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(三重県) [saga]:2011/07/26(火) 21:33:02.23 ID:QTb/ZxR+0
第一の非日常…傷ついた小動物を発見した。

猫でも兎でもなく、かといってなんだと聞かれたらなんとも答えようのない小動物が、
瀕死にも見える重傷を負って横たわっていた。

第二の非日常…その傷ついた小動物を、転校生暁美ほむらが追っていた。

決して愛想がよくはないが、かといって悪辣な心をもっているようには見えない彼女が、小動物を痛めつけていた。
だがしかし彼女の眼に浮かぶ光は非道な虐待を望んではおらず、むしろ憎悪や義務感に急かされているように、
上条には感じられた。

そして、第三の非日常――謎の結界に閉じ込められた。

突如現実感というものが欠落した情景が辺りを覆い尽くし、
彼女らは現実に変える術を失った。

当麻「くっそ、どうなってやがる…」

当麻(これが何かのオカルトなら、俺の幻想殺しが効くはずなのに…)

まどか「」

さやか「」

当麻「ふ、二人とも! 固まるな固まらないで固まるんじゃねえよ三段活用!
   俺も固まりたくてたまらないんだから二人とも頑張って!」

まどか「…はっ」

さやか「でも実際…どうすんの当麻?」

当麻「知るか!」

さやか「いや、周り見なよ…」
8 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(三重県) [saga]:2011/07/26(火) 21:34:01.33 ID:QTb/ZxR+0
使い魔「」ワラワラ

気付けば、放心状態だった三人の周囲を、異形の化け物たちが囲んでいる。
一見してとても危険なものに見える訳ではないが、だがしかしそれが不気味さを引き立てていた。

当麻「」

まどか「」

さやか「…どうしよう」

当麻「く、くそう! 効きやがれ俺の右手!」

自棄になった上条が、無闇に右腕を振り回しながら突貫した。
その右手が化物のうち一匹に触れた途端、小さなそれは雲散霧消する。

当麻(…よし! 効いた! これなら俺が残って二人を逃がすくらいは…)

??「そこの人達! 伏せて!」

調子に乗った上条を諌めるかのようなタイミングで、上方から少女の声が響く。
彼が見上げると、少女は無数のマスケット銃を自らの周囲に浮かべていた。

当麻「…うげっ!」

瞬間、少女は携えた銃を乱射する。
周囲に浮かんだそれを持ち換え持ち換え、まるで胡蝶の如く空に舞い、異形の化け物を蹴散らした。

マミ「あなたたち! 大丈夫っ!?」

当麻「アンタのせいでイマイチ大丈夫じゃな…って同年代っ!?」

マミ「あら、あなたたちも見滝原の生徒? でも、まあ、話の前に――」

マミ「――一仕事いいかしらッ!」

少女の出現に気を取られて気付かなかったが、
…そして上条らは知る由もなかったが、突如として結界の主――魔女が、彼らの背後に現れた。
9 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(三重県) [saga]:2011/07/26(火) 21:35:33.49 ID:QTb/ZxR+0
マミ「出たわね…あなたたちは下がって!」

少女は上条らの返事も聞かず、前に出る。
上条は自らもほぼ錯乱状態に近かったが、それでも幼馴染の少女二人を庇いつつ後方へ退避する。

マミ「後ろの子たちも居ることだし、早めに勝負を決めさせてもらうわね…喰らいなさい!」

そう言うと黄色の少女は、突如彼女自身の倍はあろうかという巨大な銃(サイズなら大砲と言う方がふさわしい)を
取り出し、空中で撃鉄を下した。

マミ「――ティロ・フィナーレ!」

響く爆音。黄色の少女は、圧倒的な破壊力で魔女を打倒した。
その後その少女――巴マミと、先程の小動物――キュウべぇから、魔法少女の存在を聞かされる。
キュウべぇによると鹿目、美樹は二人とも魔法少女として相当の資質を持っているらしい。

…上条は、当然のごとく蚊帳の外だった。男の子だし。
ある意味、財布落としたことより不幸だったかもしれない。
10 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(三重県) [saga]:2011/07/26(火) 21:40:29.27 ID:QTb/ZxR+0
第一章終わりです。
自分では相当量を書いたつもりでしたが、実際に投下してみると短いものですね。
今後もマメに投下していきたいものです。

改めて言います。
この物語は、筆者が本編を見て「こんなのってないよ…あんまりだよ…」と絶望し、
鬱フラグブレイカ―と名高い上条さんを召喚し、
大好きなマミさんやさやかちゃんやほむほむを幸せにするためのSSです。

基本的にハッピーエンド至上主義、ご都合どんと来いな筆者ですので、
鬱大好き! や練りに練られたストーリーこそ至高、な方々は受け付けないかもです。
11 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海・関東) [sage]:2011/07/26(火) 21:44:54.62 ID:H81CXl4AO
至高のハッピーエンドにはいくつもの絶望を超える必要がある。
戯言然り、シュタゲ然り。

期待してます。
12 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/07/26(火) 22:06:11.41 ID:YCQGfToIO
出来ればあんこちゃんにも幸せを分けてあげて欲しい……

期待してます支援します
13 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/26(火) 22:10:28.40 ID:sVXwZ61IO
ずっと待ってたんだ、誰もが笑って誰もが望む最っ高に最っ高な幸福な結末ってヤツを!ずっと待ち焦がれてたんだよ、こんな展開を!


―――手を伸ばせば届くんだ。期待してるぜ、>>1乙!!
14 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/26(火) 22:13:31.76 ID:9Xqk3y7DO
ご都合展開どんと来い
15 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(三重県) :2011/07/26(火) 23:33:26.16 ID:xUUaw+Cp0
今までほむらがループしてたとき上条さんっていたの?
16 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/07/26(火) 23:44:15.08 ID:Yj3D/DfZo
乙!
まどマギ見てる時に自分が最初に浮かんだクロスに似てて嬉しい
期待してる
17 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/27(水) 00:21:51.67 ID:v5Ses92IO
頑張れ
18 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州) [sage]:2011/07/27(水) 00:29:39.02 ID:v17UbLwAO
上条さんをできる子にしてあげてね
19 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2011/07/27(水) 00:45:59.64 ID:4KkD3fRX0
上条さん、殺せない幻想(バッドエンド)がないことを証明してくれ!


>>1乙! 頑張ってね! 
20 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/27(水) 05:21:42.80 ID:PBfBvoNIO
また禁書による他作品蹂躙が始まったか
21 :1 [saga]:2011/07/27(水) 07:42:49.06 ID:E1NboJAP0
おはようございます>>1です。
運よく目が覚めました。

設定等「ここ原作と違くね?」「ここがなんでこうなるの?」なことがあったら
質問していただければ。ただし、解答が「ご都合です」でも怒らないでね?


それでは、第二話投下致します。
22 :1 [saga]:2011/07/27(水) 07:43:46.05 ID:E1NboJAP0





2.とある少年の最終決断 The_First_Decision




23 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(三重県) [saga]:2011/07/27(水) 07:44:52.78 ID:E1NboJAP0
さやか「そういえばさあ当麻」

当麻「」ギクッ

さやか「マミさんの説明を聞く限り、魔女も使い魔も、魔法少女にしか倒せないそうだけど」

まどか「…あ、当麻くん使い魔倒してたよ!?」

当麻「」ギクギクッ

QB「なんだって? まさか、そんなはずがない」

マミ「…詳しく聴かせてもらえるかしら、上条くん」

まさに孤立無援、四面楚歌。
上条はあえなく今まで隠し通してきた自らの事実を、幼馴染に知らせることとなった。

幼少期、彼の余りの不幸ぶりを気に病んだ両親が、
日本で最も科学が発展しているという『学園都市』に彼を連れていき、身体の検査をさせた事。
そして、彼の右手には『幻想殺し』という異形の力が宿っているのが分かったこと、
『幻想殺し』はあらゆるオカルト、異能の力を打ち消すという事。
そしておそらく、彼が不幸なのは『幻想殺し』が彼の幸運すらも打ち消しているからだという事。

さやか「…まあ色々とぶっ飛んでるお話だけど、最後の一行だけすごく納得だね」

まどか「そうだね」

当麻「ひっでえ! 上条さんはお二人の無遠慮な発言に対して謝罪を要求しますよ!」

キュウべぇ「そんなことはどうでもいいんだ、問題なのはキミの力が魔法少女を助けられるという事だよ、上条当麻」

当麻「…!」
24 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(三重県) [saga]:2011/07/27(水) 07:46:07.48 ID:E1NboJAP0
キュウべぇ(僕が現場に居合わせさえすれば彼が魔女を討伐してもグリーフシードは得られるはず…
      つまり能率アップだ! 魔女を討伐する手間が省ける…やったねマミちゃん、魔力が増えるよ!)

上条は自らの力で少女を助けられるかもしれないという希望を。
鹿目と美樹はただひたすらに困惑を。
巴は仲間が増えるかもしれないという歓喜を。
…そしてQBは、新たな陰謀を。
皆が皆想いを抱き、物語は、加速する。

帰り道、上条。
いつも通りに犬の糞を踏んづけ、何もないところですっ転び、そんな小さな不幸を味わいながらの帰り道。

暁美ほむらに出会った。

当麻「…なんですか暁美サン。上条さんってば小動物虐待主義者に用はないですよ」

ほむら「…あなたの存在自体がイレギュラーなのだけれど、だからこそ、ね。言っておきたいことがある」

当麻「上条さんにも理解出来るよう話していただきたいね」

キュウべぇを痛めつけていた彼女に対しての疑念は最大値と言っても良いレベルに達していたが、
それでも基本的にお人好しである彼は、暁美の話を最後まで聞いた。

ほむら「魔法少女の正体と、その末路。それを魔法少女本人に知らせるには、あまりにリスクが高すぎるのよ。
    だから、今のままでは巴マミを救えない。かといって伝えずにいれば、それはそれでいずれ破滅を招く」

暁美ほむらの正体。
暁美ほむらの目的。
魔法少女の正体。
魔法少女の末路。
そして――このまま放っておけば、間違いなく巴マミは死んでしまうという事。
それを聞いて、何の確証もないのに、上条は暁美の指示に従うことを決めた。
何故かは全く分からないけれど、目の前の少女の言う通りにしなければならないと思った。
ただ、巴マミが死んでしまうという事が、受け入れられなかった。

魔女の結界に閉じ込められて、鹿目まどかと美樹さやかを『守らねばならない』と思った。
話を最後まで聞いて、暁美ほむらは『救ってやらねばならない』と思った。
だがしかし、巴マミに対して抱いた感情は、『守りたい、救い出したい』だった。
25 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(三重県) [saga]:2011/07/27(水) 07:46:47.97 ID:E1NboJAP0
その感情の正体を、彼はまだ知らない。
その感情が、『上条当麻』を破滅に向かわせることを、彼は――最後まで、知らない。
そして、運命の日はやってくる。


マミ「さ、早く美樹さんに追いつかないと」

まどか「はいっ」

?????『待て(ちなさい)っ!』

マミ「…あら、あなたは…暁美さんに――」

まどか「――当麻くん!?」

上条は、暁美についた。
鹿目と美樹を魔法少女にしないために。
巴マミを、死なせないために。

ほむら(…けれど、今真相を話すわけにはいかないわ。なんとか共闘の体制にもっていく必要がある)

当麻(だな。あんたの行動のせいでまどかとさやかの信頼度は最低ですよ)

ほむら(――巴マミのも、ね)

マミ「…残念だわ、上条くん。あなたなら、あなたなら私たちの事信じてくれると思ってたのに」

当麻「お…俺は、マミさんを信じてないわけじゃない。
   チキンの上条さんには、実物見て信じない方が無理な話ですよ。…ただ、マミさんの話も」

ほむら「…」

当麻「こっちの、暁美ほむらの話も両方聞いて、両方信じたうえで、こうすることが両方のためだって思っただけです」
26 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(三重県) [saga]:2011/07/27(水) 07:47:20.94 ID:E1NboJAP0
マミ「信じられないわね」

上条の宣言を聞いて、巴は本当に心底残念そうに、自らの魔法を行使した。
暁美と上条の全身が、リボンで縛られ拘束される。

マミ「上条くんならともかく、後ろのあなたは信じられないわね。
   上条くんだってきっと騙されているのよ? 魔女を倒してきたらちゃんと放してあげるから、待っててね?」

ほむら「…待ちなさい。このままいけばあなたは間違いなく死ぬわ。
    私としてはそれも一向に構わないのだけれど、こっちの上条当麻がうるさいからね」

マミ「…信じられないって、言ってるでしょう」

まどか「当麻くん…」

マミ「さ、いくわよ。大丈夫、彼はちゃんと後で開放するわ」

鹿目の迷いを断ち切るように、巴が宣言した。
鹿目自身も、自分たちを助けてくれた巴と、キュウべぇに暴行を加えていた暁美とでは、
やはり前者を信じることにしたようだ。
上条に関しては、『だって当麻くんはお人好しだし…』とのこと。
27 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(三重県) [saga]:2011/07/27(水) 07:48:24.91 ID:E1NboJAP0
当麻「くっそ! どうすんだよ! このままじゃマミさんが!」

ほむら「ぬかったわね…上条当麻と共に行動していれば一定の信頼は得られると思ったのに」

当麻「どう考えてもオメーのキュウべぇ虐待が原因です本当にありがとうございましたー!」

ほむら「悪かったわね、こっちも必死だったのよ…ん、上条当麻。あなた、そのリボン…」

暁美が示した上条の右手付近は、微かにではあるが確かにリボンがほつれ、消えかけていた。

当麻「…お、『幻想殺し』は効いてるんだな」

ほむら「全速力でリボンを解除して、あなたは先に巴マミの救助に向かいなさい」

当麻「おまえはどうするんだよ、暁美」

ほむら「あなたのリボンの分解速度を見るに、私の分までやっていては間に合わないわ。私は自分でどうにかする」

当麻「……分かったよ!」

基本的にお人好しで事なかれ主義の彼は、過ぎた幸福は望まないし、周りの人間の幸せも望まない。
自らを偽善遣いと謳い、平穏な日常をこそ望む。
だがしかし、不幸な彼は、他人の不幸に敏感である。
自分の知り合いが不幸になる事は許さない。何度倒れても、自分がいくら不幸になっても、
自分以外は、絶対に不幸にしない。

それが、上条当麻である。


巴はいつも以上に軽快に、必要以上に全力で使い魔を蹴散らし、魔女を相手取っていた。
マスケット銃を無数に持ち出し、無数の弾丸で魔女を撃ち抜く。

マミ(身体が軽い――きっと、鹿目さんと美樹さんがいるからね)

マミ(もう私は一人ぼっちじゃない…そう考えるだけで、力が湧いてくる)

マミ(もう――何も、怖くない!)

マミ「決めるわよ…ティロ・フィナーレッ!」

爆音が、響く。
28 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(三重県) [saga]:2011/07/27(水) 07:49:17.43 ID:E1NboJAP0
拘束を解いた上条は、結界内を走る。
巴マミを見つけ出すために。
巴マミを救い出すために。

当麻「はっ、はぁっ…くそ、何やってんだよ俺。ほんの二、三日前までただの不幸学生だったのにさ」

当麻「訳わかんね−モンに襲われて訳わかんねー人に助けられて訳わかんねー人助けようとして」

当麻「ったく…不幸だよホント」

当麻「けど、それでも…何でかなんてわかんねーけど…っ」

当麻「マミさんに死んで欲しくねえんだよっ!」

上条当麻は、走り続ける。


硝煙が辺りを覆い尽くす。
巴は、自らの勝利を確認した。

マミ(いや…何かおかしいわ…。今回の魔女は、私に対して何もしてこなかった。明らかにおかしい…)

しかし、拭いきれぬ違和感を支持する状況証拠は一つもない。
彼女は気持ちを切って、上条らを解放するために銃をしまい、踵を返した。

その瞬間、だった。

確かに倒したはずの魔女の中から不気味な正体が飛び出し――巴に襲いかかったのだ。

まどか「………っ!」

さやか「マミさんっ! 後ろ――」

29 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(三重県) [saga]:2011/07/27(水) 07:53:02.91 ID:E1NboJAP0
当麻「うおおおおォォオあああァァアアああ!!!」

刹那。
身体がすくんでしまって動けない巴マミを。
全力でここまで走ってきた上条当麻が、突き飛ばした。

当麻「いいぜ…俺で良いなら死んでやるよ!」

失神してしまいそうな恐怖に耐えながら、

当麻「お前がマミさんを殺せるなんて思ってるなら――」

卒倒してしまいそうな脅威に怯えながら、

当麻「――まずは俺が、そのふざけた幻想をぶち殺す!」

上条当麻は、それでもその右手を突き出した。
震える拳を握りしめ、突き出した。

だがしかし、その右手はお菓子の魔女にあっさりと喰い千切られ、
そのままの勢いで魔女の牙が、彼の頭に、ずぶりと――
30 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(三重県) [saga]:2011/07/27(水) 07:53:59.81 ID:E1NboJAP0
――その瞬間、時が止まった。

ほむら「させないわ…!上条当麻は殺させないっ!」

魔女の恐怖に身がすくんだところを上条に突き飛ばされたことで、
暁美にかけられた拘束の魔法が解けてしまったようだ。
ともあれ、暁美ほむらがこの戦いに参戦した。
だがしかし、魔女の牙は既に上条の頭に深く突き刺さっている。
暁美は上条にダメージを与えないよう魔女の口元以外に、隈なく爆弾を撒く。
決して打ち漏らさぬように、魔女が必ずその状況を嫌がるように。

ほむら「…そして、時は動き出す――」

仕掛けた火薬が、爆ぜた。
突如として自らを襲った攻撃に驚き、魔女は噛みかけた上条を振り払い、暁美に標的を変えた。

ほむら「――すかさず、再び時間停止よ」

上条の身体の時間を進めないように、徹底して止まった時間の中で勝負をつける。
今度は逆に魔女の口…の、更に内部、体内にありったけの爆薬を撃ちこみ、暁美は勝負をつけた。


周りから見ていては、ほとんど何が起きたか分からなかった。
巴が食われかけた瞬間に上条が割り込んで――次の瞬間には、魔女は倒されていた。
少なくとも、後方で見ていただけの鹿目と美樹にはそう見えた。

そして、それは突き飛ばされた巴にも同様のことであって――

マミ「――ッ、はっ、はっ、ぁあっ…はぁあっ!?」

彼女の体を覆い尽くすのは、恐怖。あまりにリアルな、彼女を襲った死の恐怖。
しかし彼女は、それに浸ることも許されなかった。

ほむら「巴マミ! 何を呆けているの――上条当麻が死んでしまう! 手を貸しなさい!」

マミ「で…でも、『幻想殺し』がっ…」
                                ・ ・
ほむら「――…ッ! もう! 良く見なさい! 右手は『無い』のよっ!」

巴は油が切れたかのように動かない首をやっとの思いで回し、横たわる上条の姿を改めて視認する。
右腕が無く、頭からはどくどくと血が流れ出して――

マミ「…うぅうっ…」

その原因は、間違いなく間違いなく自分であることを思い出す。
                                      ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
ほむら「早く来なさい…私だけでは間に合わないのよ! 右手が治りかけているの!
    あなたなら、私よりよっぽどハイレベルな治癒魔法が使えるでしょう!?」
31 :長文モード…こんな便利なものが… [saga]:2011/07/27(水) 07:55:22.26 ID:E1NboJAP0
確かに肘まで無くなっていたはずの上条の右手なのに、今は肘が見える。
『幻想殺し』の力は、少年を不幸に縛りつけている。
力が戻ってしまえば、治癒の魔法は効かない。余すところなく――殺されてしまう。

マミ「わ…分かった、わ!」

二人の魔法少女が、必死で上条にその力を与える。
彼を死なせないために。
彼を生かすために。

結果、上条は一命を取り留め、見滝原総合病院に緊急入院することになった。



後日、見滝原総合病院、個室。
巴、暁美、鹿目、美樹。魔法少女に関わった者たちは、上条当麻の見舞いに向かった。
上条が、ようやく目を覚ましたそうなのだ。
巴と暁美は謝罪と感謝を、鹿目と美樹は心配と叱責を、伝える為に病室に向かう。

マミ「う〜……」ウジウジ

ほむら「……」

マミ「……あう〜」モジモジ

ほむら「……」ハァ

まどか(……不謹慎だけど)

さやか(…凄く不謹慎だけど)

まどさや(マミさんが可愛い!)


少年は目覚めた。
ここが病院だという事は知っている。ここで目覚めたという事は自分は入院しているのだろうという推測も出来る。
だがしかし、ここはどこの病院で、自分は何故入院しているのか、さっぱり分からない。
そもそも少年は、自分の名も覚えていない。
さてどうしたものだろう。確か困ったらナースコールというものをするのだったか?
少年が悩んでいる内に、病室の扉が開けられた。

マミ「…お、お邪魔しま…す」

マミ(うわあああぁぁぁあああん! なんなのよー!
   暁美さんも鹿目さんも美樹さんもなんで私を先に行かせるのよぉぉお!)

少年「……?」

マミ「か、上条くん…ちょ、調子…どう?」

少年「えっと、あの…部屋、間違えてませんか?」
32 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(三重県) [saga]:2011/07/27(水) 07:57:10.13 ID:E1NboJAP0
マミ「…っ!?」

少年「金髪縦ロール美少女の知り合いに心当たりはないんですが…」

そこまで聞いて、巴は、理解してしまった。
上条当麻は、頭を噛まれた。その際に魔女の牙が深く突き刺さって…彼の脳は、破壊されたのだと。
自分が噛まれるはずだったのに、それを庇って、彼は、全てを失ったのだと。

マミ「あ…あ、ああ…ごめ、ごめん…ごめんなさい…」ポロ

少年「え、あの…泣かないでください! 何があったのかなんて分からないですけど」

マミ「ごめんなさい…私のせいで…私が、私が…あ、ああ」ポロポロ

少年「…きっと、悪いのは俺なんですから!」

全てを失って、自分が何者なのか、目の前で突然泣き出した女が何者なのか、
何一つ分かっていないのにそれでも自分を慰める少年の姿が、どうしようもなく辛い。
自分のせいで。自分のせいで。
彼は今までの人生全てを失ったというのに。
何故彼との数日を失っただけの自分がこんなに泣く?

マミ「そん、なこと…ない…う、ひぐっ…ごめんなさいぃ…」ポロポロ

少年「うぁ、あの…えーっと…」キョロキョロ

泣いてはいけない。
これ以上、この少年を心配させてはいけない。
頭では分かっているのに、どうしようもなく涙が止まらなくて――

33 :IDがジャップだった [saga]:2011/07/27(水) 07:58:09.96 ID:E1NboJAP0
少年「な、なぁーんて! だーまされてやぁんのーっ!」

マミ「……え?」ピタッ

少年「上条さんは無事ですよー。ちょっと頭は痛いけど何ら問題ないですのことよー」

マミ「…っう…ひっく、えぐ…」

少年「え…?あの、もしもーし?」

マミ「心配したのよばかぁぁあああ!! うぇぇえええんっ」

少年「うぉわーっ!? ちょっとあなた抱きつかないで不幸だっていうかむしろ幸運だけどやっぱやめてーっ!」

マミ「うぇぇぇぇえええ…ひぐ、ひっく、うわぁぁぁぁぁぁぁん!」

少年「ちょっともう外で待ってる人達早く来て下さいーっ!収拾がつきませんってだからもう抱きつくな−!」

ほむら「…はぁ。全く…」

まどさや(マミさん可愛いなぁ)

――同日、夕刻。
巴も鹿目も美樹も帰ったその後、再び暁美は病室に現れた。

ほむら「…良かったの?」

少年「ん? 何のことだよ」

ほむら「記憶の事に決まっているでしょう。本当は――何も覚えていないのでしょう?」

少年「…ああ、そうだよ。『上条当麻』って名前だって名札見て知ったんだ。あの人たちがなんなのか、さっぱりだぜ」

ほむら「はあ…なぜ、彼女達を騙すようなことをしたのかしら?」

少年「ん、なんでかって…そうだな、来てくれた人たちは皆『上条当麻』を心配してるみたいだったし…」

少年「なんでか分かんねーけど、あの金髪美少女さんが泣いてるのが、嫌だったからかな」

ほむら「……記憶をなくす前のあなたも、似たようなことを言っていたわ。
    なんででしょうね、今のあなたには何の思い出も残っていない筈なのに」

少年「なんでかって? そりゃ、確かに俺はあの人の事なんて覚えちゃいね―けど、それでも…」

少年「『上条当麻』がそう思った気持ちってのは、やっぱどこかに残るんだよ。こんな、空っぽの俺にだってな」

ほむら「…非現実的ね。記憶を失ったあなたのどこに、気持ちが残ってるなんていうの」

少年「それも、簡単な事じゃねえか」

少年「……心に、だろ?」
34 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(三重県) [saga]:2011/07/27(水) 08:06:00.24 ID:E1NboJAP0
第二章終わりです。
この章でも話詰め込んだなあと思っていたのですが、実際に投下してみるとやはり短いものですね。
なんでだろう。

とりあえず不意に時間を取られる、とか時間が全くない、なんてことは当分なさそうです。
つか書き溜めをコピペ投下してるだけだしね。

以下解答コーナー。

>>12
少なくとも不幸になることはないですよ、ええ。なんてったって上条さんです。
信頼と実績の鬱フラグブレイカーに任せてやってください。

>>15
ほむほむの台詞から想像できますが、以前のループにはいませんでした。
じゃあ何故入るのか、と言われればご都合ですとしか言いようがありません。

>>16
さあ、あなたが最初に浮かんだというSSを投下しましょうかしなさいしてください。

>>18
出来る子かと言うと相当怪しいでしょうが、上条さんはいつも通りバッドエンド回避のために動きます。
35 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/27(水) 11:49:38.99 ID:44trvqGSO
まさか上条さんがマミられるとは
36 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [sage]:2011/07/27(水) 13:58:06.88 ID:uz7mK4EL0
上条さんでチート化するどころか
幻想殺しが弱体化してんじゃねーかww
37 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/27(水) 14:11:06.18 ID:0uZsuWyDO
鹿目だの美樹だの若干違和感を感じるぜ
38 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(群馬県) [sage]:2011/07/27(水) 15:32:10.29 ID:OTT1Byepo
よく考えたら仁美の位置に上条さんがいるから仁美はハブられてるなwwww
さやかはやっぱり仁美に寝取られるのかな?
39 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/27(水) 16:25:16.64 ID:xRJPt+SY0
上条さんがまどかにフラグを立ててほむほむに[ピーーー]して[ピーーー]される展開マダー
40 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2011/07/27(水) 18:51:25.18 ID:yL4oz7mu0
ツッコミどころ満載だな!おい

暁美が示した上条の右手付近は、微かにではあるが確かにリボンがほつれ、消えかけていた。
↑幻想殺しなら触れただけで一瞬で消せるからこの状況はあり得ない

ほむら「あなたのリボンの分解速度を見るに、私の分までやっていては間に合わないわ。私は自分でどうにかする」
↑上に同じくおかしい

だがしかし、その右手はお菓子の魔女にあっさりと喰い千切られ、
↑これもあり得ない使い魔を一瞬で消せるなら魔女も触れただけで一瞬で消せるからあり得ん…あと中の人どうした

ほむら「早く来なさい…私だけでは間に合わないのよ! 右手が治りかけているの!
↑右手が勝手に治ってるのに驚かないって…いくらこの状況でもあり得んだろ

これ以上、この少年を心配させてはいけない。
↑ちょww少年ってなんだよ少女だろ?

あと上条弱すぎだろ上条無双を期待してたのに…しかも最終的にはマミられるって…このクロスで記憶喪失っているのか?

でもこの設定は気に入ってるから続けてくれ、期待してるぞ
41 :1 [saga]:2011/07/27(水) 22:13:05.31 ID:E1NboJAP0
>>36
ご都合です。
つーかほら、初期上条さんだって右腕切られたり瞬間練成防げなかったりしてるじゃないですか。

>>37
禁書の地の文では一貫して『上条』だったり『神裂』だったり苗字呼びだからそっちに合わせてみますた。
直した方がいいかねえ?地の文はフルネームか苗字かで統一してるんだが。

>>38
ハブじゃない、ハブじゃないんだよ!
ただ俺が個人的に仁美書けないだけなんだ!一応いるんだよ!
上条さんいるから確かに原作よりは空気気味だけど!

>>40
いや本当、本当申し訳ないっす。自分で読み返しても確かに突っ込み所ではあるわ。
でも俺の中ではまあこれでよくない?って理由付けがあるんだわ、これが。

分解速度>ほら、強い力は一瞬じゃ消しきれないとかあったじゃん。
     あと使い魔と魔女の格の違い。ヒゲついた玉とシャルさん比べちゃだめです。

勝手に治ってるのに驚かない>ただの描写不足です。実はほむほむびっくりしてるんです。
              目ん玉飛び出さん勢いで驚いてるんです。一周回って冷静ですが。
              マミさんは錯乱状態なんでもうなにがなんだか。

少年>え、あってますよ…ね?マミさんが泣くから少年(上条さん)がおろおろ心配してるから、
   これ以上心配をかけちゃいけない…っていうシーン。地の文マミさん視点だから分かり辛かったかも。
   つかあれだ、『この少年に心配をかけてはいけない』だな。サーセン。

上条無双>そんなのってないよ…あんまりだよ…ボコボコにされて傷だらけになって、それでも諦めずに
     ヒロインを助けに行くような上条さんが好きなんだい!

記憶喪失>上条(当)さんと上条(恭)くんをなんとか区別しようとした結果です。
     記憶喪失で上条さんを名乗れなくなっちゃったから「少年」。ほら差別化成功!

幻想殺し弱体化は突っ込まれるの覚悟だったが、ほら皆考えてみてくださいよ。
2巻上条さんですら瞬間練成如きに手こずってたのに、ウチの上条さん中学生なんだぜ?
ちょっとくらい効力が弱くたって仕方ないと思いません?
では以下投下。この辺から更に原作何それおいしいの状態にあばばばば
42 :1 [saga]:2011/07/27(水) 22:14:43.82 ID:E1NboJAP0





3.とある少女の魔法契約 The_Blue_Sword




43 :1 [saga]:2011/07/27(水) 22:15:56.63 ID:E1NboJAP0
ほむら「…全く。負い目がなければあなたなんて切り捨てるのに」

少年「お前がそんなこと出来る人間だとは思わねーけどな」

ほむら「……はぁ……。良いわ、分かった。こうなったのは私の責任なのだから、最後まで面倒みてあげる」

ほむら「とりあえず、あなたが上条当麻であるために必要な知識とエピソードを伝えるから、頭に叩き込んで」

少年「いや、違うな。俺が上条当麻であることは出来ねーよ」

ほむら「…?」

少年「上条当麻は『死んだ』。俺は上条当麻を『演じる』だけだ」

少年「この先ピンクの子と青い子が俺の事を友人と呼んだって、金髪美少女さんが俺の事で泣いたって、
   それは『上条当麻』のためであって俺のためじゃない。それを忘れちゃ駄目だと思うんだよ」

こうして、少年は歩み出した。
魔法少女と魔女が作り出す、呪われた道へと。


暁美ほむらは帰路に着いた。
ここのところ、色々な事がありすぎた…大分、参ってしまっている。
せめて今日くらいは、帰ったらすぐに眠ってしまおう。

ほむら(…なにをやっているの私は)

ほむら(ついに、一般人を巻き込んだ)

ほむら(私が余計な事をしなければ、ただ単に不幸な少年でいられた彼を)

ほむら(私のせいで――こんな道に、引き込んでしまった)

ほむら(これでは寂しさに負けてまどかを巻き込んだ巴マミと同じ…だから、私は、忘れてはならない)

ほむら(私の我儘で――巴マミを、美樹さやかを、佐倉杏子を何度も見殺しにしてきたことを)

ほむら(そして仕舞いには…上条当麻を)
44 :1 [saga]:2011/07/27(水) 22:17:49.80 ID:E1NboJAP0
ほむら「…っく、えぐ…もう、どうしたらいいのよ…ひぐっ…」

勿論彼女だって、最初は誰もが傷つかずに皆で笑って帰れる、そんなハッピーエンドを望んでいた。
そして今も、本心ではそれを望んでいる。
上条は、そんな彼女の心を散々に掻き乱す。
彼の自己犠牲そのものが、今までの彼女の罪への断罪となる。
先輩を、後輩を、仲間を、知人を、街を。
色んなものを切り捨ててきた彼女への、糾弾となる。
――彼女が涙を流したことなど、いつ以来だっただろうか。

ほむら「…上条、当麻…私は、私は…」

ほむら「あなたを…救いたいと、思ってもいいのかしら」

少女の業と因果は、深まるばかり。


数日後、休日。
巴は待ち合わせの公園に早めに着き、上条が来るのを待っていた。

マミ(…用ってなんだろう…)ホワワーン

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

当麻「マミさん…俺、実はあなたのことが――」

マミ「…か、上条くん…」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

マミ(い、いやいやいや! 無い! 絶対に無い! なんで私こんな事考えてるの…!)

少年「あ、いたいた。お待たせしてすみません。ところで用ってなんでせうか」

マミ「えっ」

少年「えっ」

マミ「いや、ほらこのメール…」

From:上条くん
Sub:今度の日曜なんですけど

ちょっと用があるんで、
今度の日曜公園に来て下さい
相談したい事が…

少年「うぉ、なんだこれ上条さんはこんなの送った覚え…って送信BOXにはちゃんと入ってる!?
   いや、でもほらこのメール…」

From:マミさん
Sub:今度の日曜

ちょっとした用があるから、
公園に来てもらえるかしら?
相談したい事があって…

マミ「うわ、何よこれ私はこんなの送った覚え…って送信BOXにはちゃんとあるわ!?」

少年マミ『………』ハァ

少年(暁美の仕業だな…)

マミ(暁美さんの仕業ね…)

マミ「…じゃ、お互いに用もない様だし、今日はお開きにする?」

マミ(なーんか、期待して損しちゃったかなぁ)

少年「え?せっかく集まったんだし、これから買い物にでも行きません?
   普段パトロールとかやってたら、そんな暇ないでしょう?」
45 :1 [saga]:2011/07/27(水) 22:18:39.47 ID:E1NboJAP0
マミ「い、いやでも…迷惑じゃない?」

少年「まさかまさか。マミさんの買い物についていけるなんてとんでもないご褒美ですよー」

マミ「…そう、ありがとうね。じゃ、お言葉に甘えて。そうしましょうか」

二人は並んで歩きだした。
その後、物陰から不意に一人。

ほむら(二人とも、ちょろいものね…携帯電話の管理が甘すぎるわ)

ほむら(…ま、今日くらいは巴マミに良い思いをさせてあげましょう…)

ほむら(とんでもない事を知ってしまったあとだしね)

――――――――――――――――――――――――――

ほむら「巴マミ。あなたに伝えなければならないことがあるわ」

マミ「…何かしら。上条くんの事なら、お願いだから今は勘弁して頂戴」

ほむら「…いえ、魔法少女についてのことよ」

そして私は、全てを離した。
ソウルジェムの正体。
魔法少女の末路。
魔女の正体。
今までの巴マミにこれを伝えることはタブーだったが、今回は違う。

マミ「そ、そんな、事…それじゃ、そんなの、私、私達、死ぬしか――」

ほむら「死ぬしかないとか、そんな甘ったれたこと言わないでね」

マミ「――っ、で、でも!」

ほむら「…あなたはちゃんと話を聞いていたのかしら?
    『絶望』し、『魔力を失った』魔法少女が魔女になる…」

ほむら「ならば、『希望』を失わなければいいというだけの話よ」

マミ「そんな…そんな都合のいいもの、あるわけが…」

ほむら「あら、あなたには居るじゃない。とんでもなくお人好しで都合のいい『希望』が」

マミ「なっ…! 暁美さん、ななな、なな何を言って……!」カァァ

ほむら「『正義の味方』でいられる自信がないのなら、『正義』が『希望』に成り得ないなら…
    彼を『希望』にしてしまいなさい。彼のために戦いなさい」

マミ「う、ううっ…」カオマッカッカ

ほむら「まあ、『上条当麻』でも足りないって言うんなら、その時は私が――」

ほむら「――そのふざけた幻想を、ぶち殺してあげるわ」

マミ「…あは。何よ、格好つけちゃって…」

ほむら「あら。個人的には決まったと思っていたのだけれどね」

マミ「…ありがと。お陰で大分楽になったわ」

――――――――――――――――――――――――――
46 :1 [saga]:2011/07/27(水) 22:21:24.34 ID:E1NboJAP0
我ながら外道である。
巴マミの負の側面全てをあの少年に押し付けた形だ。
まあ、あの男は止めても首を突っ込んでくるだろうから、しょうがないとも思うのだが。

ほむら(ま、今回は良いでしょう今回は。でも私だって、諦めたわけじゃ…)

ほむら(…ハッ!? 私は何を…何を諦めたわけじゃって…ああ、もう全く…)

ほむら(上条当麻の事になると、調子が狂うわね)


少年「んー…マミさんに似合うというと…あ、ほら。この黒いチョーカーとかどうでせう」

マミ「あら、つまり上条くんは私に首輪をつけたいと」

少年「何でそんなぶっ飛んだ解釈が出てくるのか上条さんは疑問を呈します!
   ただマミさんって暖色系の服を着てることが多いですから配色のアクセントにですね!」

マミ「うふふ、冗談よ、ありがとうね。ただ首って時点で、こうなんというか背筋が寒くなるというか…」

少年「うっ…すみません」ナニソレオボエテネーヨ…


ほむら「じゃ、そろそろ私は行こうかしらね…っと、あら、まどかじゃない」

まどか「あ、ほむらちゃん。こんにちは」

ほむら「こんにちは。今日は美樹さやかと一緒じゃないのかしら?
    暇なら喫茶店にでも行かない?コーヒーの一杯くらいなら奢るわよ」

まどか「コーヒーは遠慮しとくよ…でも喫茶店には行こうかな。色々話もあるし」

ほむら「……?」

まどか「魔法少女の事、とかね…」

ほむら「……」


美樹さやかは、今日も病室の扉を叩く。
上条恭介を、見舞うために。

さやか「恭介ー! 今日もCD持ってきたよ−」

恭介「……」

さやか「いやぁもう恭介にCD持ってくためにクラシックに詳しくなったら皆に似合わないって言われて…」

恭介「……さやかは、」

さやか「うん?どうしたの恭介?」

恭介「さやかは、僕をいじめてるのかい?」
47 :1 [saga]:2011/07/27(水) 22:22:24.22 ID:E1NboJAP0
不可解な上条の呟きに、違和感を覚える。

さやか「……えっ?」

恭介「バイオリンなんて、もう弾けやしないのに」ググッ…

声に気持ちが乗るとすれば、間違いなくこの言葉には絶望が乗っていた。

さやか「きょ、恭介…」

恭介「既に無くなってる希望突きつけて、そうだろ!? 僕をいじめてるんだろ!?」ガンッガンッガンッ

左手をCDプレーヤーに叩きつける上条。
それを見た美樹は思わず反発する。

さやか「無くなってる、って何よ! 諦めてんじゃない! 絶対、絶対治るよ…」

恭介「…言われたんだよ。現代医学では僕の腕は治らない」

さやか「…え? う、嘘、そんな…」

恭介「僕は、もうバイオリンを弾けないんだよ!」ガァアンッ!

さやか「い、いや…いやだ。そんなの認めない」

さやか「…奇跡も、魔法も、あるんだから…」

恭介「奇跡? 魔法? は、そんなものがあるんだったら僕の手は治ってるさ」

さやか「うぅ…」

恭介「…帰ってくれ」

恭介「帰ってくれっ!」ダン

美樹は、結局何も言い返せず…病室を後にした。


少年「いやー…買った買った。まさか上条さんがお洒落のための服を買う日が来るとは」

マミ「あら、もし良かったら今度も一緒に来る?」

少年「んじゃ、機会があれば。あ、マミさん家着きましたね。そいじゃ俺はここでー」

マミ「ええ、じゃあね」

少年「はいはーい、それじゃあまたー」

マミ(…はぁ)

マミ(なんだか、上条くんの事意識しちゃうわね…全く、暁美さんは)

――「お前がマミさんを殺せるなんて思ってるなら――まずは俺が、そのふざけた幻想をぶち殺す!」

マミ(うっ……)カァァ

マミ「だ、駄目よ私。上条くんは命の恩人であって、お人好しの彼の事だからきっと
  暁美さんにだって同じような事を…」

マミ(…って、私は何と戦ってるんでしょうね…)


マミ「あー、もう…あそこまでされて、好きにならないわけ、ないじゃない」
48 :1 [saga]:2011/07/27(水) 22:24:16.61 ID:E1NboJAP0
ほむら「…本気? 魔法少女の真実を知れば、少なくともあなたは今のままのあなたで居られなくなるわ」

まどか「それでもだよ」

ほむら「私は転校初日に行ったはずよ…今が幸せなら、今から抜け出そうとしてはいけないと」

まどか「なら、今の私は幸せじゃないんだろうね」

ほむら「…まどか」

まどか「マミさんが死にそうになって!当麻くんが死にかけて!」

まどか「もう、何が何だか、わからないよ…」

ほむら「…わかったわ、まどか。あなたには、知る権利がある…いや、むしろ、知らなければならないのかも」


美樹はとぼとぼと帰り道を歩む。

さやか「はぁ…どうしたもんか…」

上条の言う事を信じるならば、もうCDをプレゼントすることは逆効果でしかない。
だからといって、何をすればいいか…よく、分からない。
上条恭介のために美樹さやかは何をすれば良いのか、いまいちはっきりしない。
ああして突き離されたのだから、いっそもう何もしなければ良いのだろうか。

さやか「あーあ…さやかちゃん馬鹿だからなー…わっかんないや」

と、通りがかった廃工場で、ふと知人を見つける。
時期外れのアロハシャツを着た、腕の長い男。

さやか「…当麻の友達の…土御門元春、だっけ?」

廃工場の周囲にフィルムケースを置いて回っている土御門を怪しく感じ、
美樹は彼のもとへ駆け寄る。

さやか「何してんの土御門−。あんた結構怪し…って、何!? アレ…」


ほむら「――しまった! 今日は…!」

まどか「ど、どうしたのほむらちゃん!?」

ほむら「しまった…何で忘れていたの…今日は、美樹さやかが魔法少女になってしまう日なのよ!」

まどか「そ、そんな! ほむらちゃんの言う話が本当だったら…」

ほむら「ええ、間違いなく彼女は魔女になる…! くそっ!間に合って!」

暁美は会計を手早く済ませ、駆け出した。
美樹を、魔法少女にしないために。
49 :1 [saga]:2011/07/27(水) 22:25:43.18 ID:E1NboJAP0
美樹が見たのは、廃工場内で今まさに行われんとする集団自殺だった。
土御門は言う。いつもと変わらぬ、軽いふざけた口調で。

土御門「ん? ありゃあ魔女の仕業だにゃー。魔女の口付けっつって、まあとりあえずやばい」

さやか「ちょ、ちょ、待って! あんた何で魔女の事を…」

土御門「俺、スパイですから。なーんつって、まあここは俺がどうにかするから、
     早いところ巴マミを呼んでほしいんだぜい。魔女本体も居る以上、長くはもたないにゃー」

さやか「いや、本当あんた何言ってんのかさっぱり…!」

慌てる美樹を無視し、土御門はまたもう一つフィルムケースを取り出し、足元に置いた。

土御門「そいじゃ一丁始めますか…こいつで陣は完成だぜい」

土御門「それでは皆さん、タネもシカケもある魔術をご覧あれ」

土御門「まずは今回の協力者たちをご紹介」

土御門「働けバカども。玄武、白虎、朱雀、青竜」

土御門「まずはメンドクセエ下拵えから…ここら一体覆うほどの、馬鹿デカい箱をひとつ」

土御門「箱には柵を――柵には鍵を――鍵は、ぶち壊しても開けられねえような、堅牢なヤツを一丁」

土御門の周りを光が包む。
彼が最後の呪を紡ぐと、廃工場内が『停止』した。
自殺を決行しようとした、まさにその瞬間で皆が止まっている。

土御門「ほら、さっさと巴マミを呼ぶんだにゃー」

さやか「い、いや…その必要はない!」

土御門「あぁ!? 何を言ってんですかこの女子中学生が!」

さやか「キュウべぇ! 居るんでしょ、出てきなさい! 契約よ!」

QB「呼んだかい? 契約はいつでも大歓迎さ」

土御門「お、おいやめろ! やめろって言ってんだぜい早く巴マミを…」

さやか「願いは…『上条恭介を治すこと』だぁっ!」

さやか「聞いてる人を癒してくれるあの音楽を、あたしはまた聞きたい!」

QB「いいだろう! 君の願いはエントロピーを凌駕したッ!」

こうして、新しい魔法少女が誕生した。
青の魔法少女、華麗な剣使い。
美樹さやかは、圧倒的な戦闘力で箱の魔女を打倒した。
50 :1 [saga]:2011/07/27(水) 22:26:25.04 ID:E1NboJAP0
ほむら「嘘…」

そして、駆けつけた暁美が見たのは、魔法少女となった美樹が魔女を倒した、まさにその姿だった。

ほむら「…嘘っ! なんで、なんであなたは――!」

さやか「ん? 転校生、どうし…」

ほむら「あなたは!あなたはどこまで愚かなのっ!?」

さやか「んなっ…酷い事言うねえ転校生、何? あたしが契約して、なんか不都合な事でも…!」

ほむら「大有りよ! 全く、本当に、どこまで…私は契約するなと言ったはずなのに…!」

まどか「ほむらちゃーん、待って、待ってえー…」ゼーハーゼーハー

鹿目の到着を待って、気持ちを静めた暁美は、美樹に真相を話す。
だから契約はさせたくなかったのだと。
自分の今までの行動の理由を、美樹に示した。

さやか「…そっか、そうなんだ。そりゃあ止めるよね…止めるよね。あたしが転校生だったとしても止めるもん」

ほむら「……」

さやか「…でも、あたしは後悔してないかな。多分」

さやか「恭介の手が治って、また聞く人を癒すような曲を弾いてくれるなら――」

さやか「――それはとっても嬉しいことだなって思うから、さ」
51 :1 [saga]:2011/07/27(水) 22:31:51.04 ID:E1NboJAP0
第三章終わりです。
我ながら書きすぎだろこれで一章分とかねーわとか思っていたけれど、実際に投下してみると短く感じるのは何故でしょう。

突っ込まれる前に言っておく。
土御門は俺が好きだから出しただけだ!
必要性は特にない!あと魔術凄すぎだろとか言うな!魔法少女の方が余程凄い!
うん、4巻読んで惚れただけなんだ。
格好良いよな土御門クン。予め言っとくが出番少ないけどなこのSSじゃ。

それではまた。
作中描写についての質問は大歓迎です。
52 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage ]:2011/07/27(水) 23:52:46.89 ID:45tWTwCp0
おいちょっと待て、なぜ土御門が何の代償もなく魔術が使える?
上条さん学園都市行ってるんだろ?
53 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [sage]:2011/07/28(木) 00:57:15.25 ID:wm49Poa20
上条さん弱体化するんじゃなくて
敵の動きとかを凶悪化してズタボロにする展開のほうが燃えたなぁと
54 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]:2011/07/28(木) 01:47:58.17 ID:5Yn1xpRAO
上条さんハーレム構築力すげー
55 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/28(木) 15:00:23.59 ID:OjldafHyo
名前が「恭介」と差別化できてるし喪失前が「当麻」で喪失後が「上条」でいいと思うんだ
記憶喪失で上条当麻を名乗れないっていっても上条さんは上条さんだし、少年「そげぶ!」では熱さが足りない
56 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/07/28(木) 16:09:21.84 ID:YkECJt8Jo
とりあえず黙ってみてようぜ
気に入らないなら脳内補完しとけ
57 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2011/07/28(木) 17:24:52.63 ID:6zidUWyO0
少年はやめようか>>1
58 :1 [saga]:2011/07/28(木) 22:57:48.40 ID:tFsi9idK0
マジで?少年呼びやめた方が良さげ?

そりゃあまあ○○「〜〜」のときは当麻、恭介で良いんだけど
地の文で二人を呼びたいときにおかしくなるじゃん?
地の文なのに「恭介は〜〜した」とか変じゃん?
語り手さやかちゃんかっ!とか突っ込まざるを得なくなるじゃん?
つーか今更書き直すの面倒なんで、皆さん脳内補完プリーズ。

>>52
上条さんはこの作品内において学園都市との絡みは
幻想殺しの検査のために一度赴いたそれっきりなんだ。
んで、上条さん監視役の土御門さんも能力開発を受けずに済んで安堵してます。

>>53
そんなことしたらスーパーアーマー標準装備の上条さん以外ロクに活躍できないじゃないか!
俺のマミさんが活躍できなくなるじゃないか!

>>55
俺も少年「不幸だァァァァ!」ではなんだかなー、と思ったんだけどさ。
地の文で上条(恭)くんのほうを「恭介」と書くのに抵抗があるんだよね。


改めて言っときます。土御門は趣味で出した、特に必要性もないし今後鮮やかな活躍をするわけでもない!
それでは投下参ります。
59 :1 [saga]:2011/07/28(木) 22:59:27.25 ID:tFsi9idK0





4.とある少女の町内来襲 The_Red_Eater




60 :1 [saga]:2011/07/28(木) 23:01:45.30 ID:tFsi9idK0
暗い夜道に佇む赤い髪の少女がいた。
赤い髪の少女は駄菓子を食べている。
目の前の、黒い髪の少女など眼中にないとでも言うように。
ただし、目の前の黒い髪の少女に対する警戒は外さずに。

杏子「さてさて…マミの奴が死んだって聞いたから来てみたが…」

杏子「誰だい? あんた」

ほむら「…暁美ほむら。あなたと同じ人種のものよ」

杏子「…ほう?じゃあマミの奴が死んだっつってもあんたがいるから意味ねーわけだ」

ほむら「ええ、そうね。更に言うと巴マミが死んだというのも嘘よ」

杏子「んなあっ!? てめえ、ふざけてんのか!?」

赤い髪の少女はそういうと、魔法少女に変身して見せた。
対して、向き合う黒い髪の少女も変身して見せる。

ほむら「あなたをこの街に呼んだのは、ワルプルギスの夜に対する戦力を集めたいから」

杏子「…! …話だけは聞こうか」

ほむら「…そしてもう一つ。美樹さやかのメンタル面でのサポートを頼みたい」

杏子「…はあ?」

黒い髪の少女は、暗躍する。
無限の輪廻から抜け出すために。
桃色の少女を救うために。
そして――『少年』への、贖罪のために。

また、一方。
美樹さやかは、川の土手に座り込んで悩んでいた。
限りなく自業自得でどこにも責任を転嫁出来ないような事態に、悩んでいた。

さやか(転校生から聞いた、魔法少女の真実…)

そう、自分は既に人間ではなく、
肉体と魂が分離したさながら死体の状態であること。

さやか(…恭介にも突き離されちゃってさ…何やってんだろ、あたし)

そこに現れる一人の少年。
記憶を失った、真っさらの少年。

少年「おーい。美樹さやかサーン? 人呼び出しといて何固まってやがんですかー?」

さやか「…あ、当麻か。聞いたよね? さやかちゃん魔法少女になっちゃったんだよ」

少年「ああ、聞いてるよ。バッカヤロウ」

さやか「…当麻は、転校生からこれを聞いたから、マミさんを止めようとしたんだよね」

少年「ああ、そうだよ。それなのにてめえは…っ!」

さやか「ゴメン…本当に、ゴメン…」ポロ

少年「…うっ…」

こうなると、少年は弱い。
記憶を失う前からそうだったが、彼は強い相手に対しては幾らでも強く在れる。
相手が強ければ強いほど力を発揮する主人公気質である。
だがしかし裏腹に、弱い相手に対しては彼は無力である。
弱さを晒け出されると、お人好しの彼はどうしても強く出られないのだ。
61 :1 [saga]:2011/07/28(木) 23:04:49.97 ID:tFsi9idK0
さやか「…ねえ当麻。あたしどうしたらいいんだろ…」

さやか「恭介に突き離されて」

さやか「それでムキになって魔法少女になって恭介の手を治して」

さやか「――それが全部終わってから、自分が人間じゃなくなったって知って」

さやか「…もう、どうしたらいいかわかんないよお…」ポロポロ

少年(…そうだ…暁美も後悔してた。
   あの状態のさやかに真実を教えるべきじゃなかった。動転して、判断ミスを犯した、って…)

少年(くそっ、どうしたもんか…ああ、不幸だ)


杏子「…ん、ああ。いたいた」

杏子「『青い短髪』に『ピンク色の髪の女かツンツン髪の男が一緒に居て』『恐らく今は凹んでいる』」

杏子「あんたが美樹さやかか」ヘン…シンッ!

その少女は、突如現れた。
突如二人の背後に現れて、十年来の友人かの如く親しげに話しかけて、
美樹の首筋に槍を添えた。

少年さやか『……っ!』

杏子「暁美ほむらに聞いたよ。あんた、たった一度の奇跡のお願い事を、他人のために使ったって?」

さやか「…なんか、悪い? あんたが誰かは知らないけど、あたしの願いを否定すんな」

杏子「いやいや、悪いんだよ。人間がそんなに無私の態度を貫ける訳ないだろ?」

杏子「いずれあんたは、お願い事を使ったそいつを恨むんだ」

さやか「」プツン

さやか「あたしが恭介を恨むわけあるかっ!」ヘンシン!

佐倉の言葉に怒り、我を失って魔法少女の姿になる美樹。
今にも二人の獲物が交錯しようとしたその瞬間――
62 :1 [saga]:2011/07/28(木) 23:07:37.00 ID:tFsi9idK0
少年「てめえら何俺をほったらかしにしてくれてんですか!?」

少年が美樹を突き飛ばし二人の間に入り、佐倉の槍の柄を掴み、動きを止めた。
そして、明らかな怒気を含ませて二人に告げる。

少年「さやか。確かにこいつの言ってることはムカつくけど、いきなりキレんな。フォロー出来ねーだろ」

少年「んでもって槍少女。さやかを狙うんなら、幼馴染の上条さんを倒してからにするんだな」

杏子「はん、人間のお前に何が…」ハッ

そこまで言って、佐倉は気付く。
自らの獲物である槍が、消え失せていることに。

少年「…俺の能力、『幻想殺し』だ。お前の魔法は、俺には通じない――」

少年(――ハッタリだけどな!でっけえ力は消しきれねえし速い攻撃だって防ぎきれねーよ)

今の場合は急に入り込むことで相手の不意を突き、
二人に話しかけることで時間を稼いだだけだ。
基本的に幻想殺しは、スピードタイプの相手と戦うのには向いていない。
右腕が能力を消そうにも、それを使役する本人が右腕を向けなければならないからだ。

杏子「…ふん。ま、いいや。今日のところは帰るよ」

杏子「ただ、覚えときなよ、美樹さやか。人間が、見返りを求めずに他人を助けるなんて、絶対無理なんだよ」

それだけ言い残して、佐倉は人間の姿に戻り、立ち去った。
それを確認し、急に脱力する少年。

少年「…はぁ〜…マジ勘弁して下さいよさやかサン。上条さんのナイスフォローにも限界はあるんですよ」

さやか「……ごめん」ヘンシンカイジョ

少年「大丈夫、恭介はまあバイオリン馬鹿だけどさ、お前の事突き離すような糞野郎じゃねえさ」

さやか「…うん」


その日の夜。
嫌な予感がした少年は家を抜け出し、美樹の家へ向かった。
そこで彼は、再び赤の魔法少女に出会う。
63 :1 [saga]:2011/07/28(木) 23:08:46.07 ID:tFsi9idK0
少年「…あーあ…嫌な予感ばっかり当たるんだよなぁ…不幸だ、本当不幸だ」

杏子「人間くーん。あんた、本当にあたしの邪魔する気か?」

少年「ああ。昼間も言ったが、あいつに喧嘩売るならまずは俺を倒してからにするんだな」

それだけ言って、少年は駆け出す。
二人の間は約5メートル。
三歩で詰め、右の拳を振るう。

杏子「は、型も何もない、ただのケンカじゃねえか。そんなんじゃ――」

杏子「魔法少女のあたしは倒せないぜっ!」

軽々とその拳を避け、佐倉は蹴りを繰り出した。
突っ込んだ勢いはそのまま威力へと変換され、それは少年へのダメージとなる。

少年「・・ぐふっ! …まだ、まだぁっ!」

それでも少年は姿勢を立て直し、再び佐倉に立ち向かう。
だがしかしその度に、彼は殴られ、蹴られ、弾き飛ばされた。

杏子「…なーんでわっかんねえかなー。あの子もあんたも」

少年「うるっせえよ…さやかは、人の不幸を願うような奴じゃねえんだ…」

杏子「はん、戯言だな」

少年「…幼馴染の親友に突き離されて、ゾンビみてえな体にされて、何もかも全部失っても」

少年「世のため人のために戦う、そう宣言出来たあいつを、俺は信じる」

少年「いいぜ、お前が人間は無私ではあれない、いずれ人を恨むって、そういうなら」

杏子「おい、待て。どういう事だ、ゾンビって」

少年「まずはそのふざけた――え?」

此処にきて、見滝原にいる全ての魔法少女が、魔法少女の真相を知ることとなった。
事の真相と人の想いが、物語を加速させる。
あとは、ただひとり。

幻想殺しとバイオリニストが交錯するとき、物語は――
64 :1 [saga]:2011/07/28(木) 23:19:16.83 ID:tFsi9idK0
第四章終わりです。
この章に限っては書いてて短いなあ、と思いました。
俺のマミさんとさやかちゃんとほむほむへの想いの賜物でしょうか。

さて、この辺からまどマギ本編との乖離が笑えないレベルになってきました。
皆様こっからの超展開についてくる覚悟はおk?
いや本当、冗談抜きの超展開ですよ?ご都合満載ですよ?
今更無理って言われても筆者泣きますがww

まあそれでも皆様に避難の余地を残しておくため、次回予告をば。


次回の魔法少女まどか×マギカ×上条当麻は!

遂にこの日がやってきた、運命の日。
青と緑と灰色が成す青春の甘酸っぱい思い出…とか言ってる場合じゃねーぞって感じで
どす黒く染まる青い宝石!
黒い少女はどう動く!?
黄色の少女は立ち直れるのか!?
そして上条はこの事態に、どう立ち向かう――

次回、第五章:5.とある少年の幻想創り The_Imagine_Creator

お楽しみにっd(`・ω・´ )シャキーン
65 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2011/07/28(木) 23:22:55.35 ID:6zidUWyO0
やっぱり少年はやめよないか?本当に気になってしょうがないんだが…
あと幻想殺し弱すぎてなくてもあんま変わんなくね?ってレベルなんだがこれで活躍できるとも思えないんだがそこは何とかなんないのか?
この状態だと上条さんどう考えても咬ませ犬なんだが
66 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/28(木) 23:25:22.18 ID:+oBKR2ASO
土御門の出番がこれで終わりだと?

その幻想をぶち[ピーーー]!
67 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(栃木県) [sage]:2011/07/28(木) 23:26:48.02 ID:NY2ji8QMo
あー楽しめねえわコレ
68 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage ]:2011/07/28(木) 23:38:36.36 ID:ekAgEDVV0
速い攻撃防ぎきれないってそこらへんは10億ボルトの電撃食らってんだから大丈夫だ、問題無いww
69 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage ]:2011/07/28(木) 23:38:36.37 ID:ekAgEDVV0
速い攻撃防ぎきれないってそこらへんは10億ボルトの電撃食らってんだから大丈夫だ、問題無いww
70 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage ]:2011/07/28(木) 23:39:57.34 ID:ekAgEDVV0
連投すまんかった
71 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/28(木) 23:52:52.35 ID:C3afS82DO
好きなように書かせてやれよ
表記が気になるんならメモ帳にでも貼り付けて置換して読め
72 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/07/29(金) 00:18:01.22 ID:TSkTC+0co
文句いってる連中は読むのやめろよ。しつこい。
完全におまえらの自分勝手なリクエストだろーが。
73 :名無しNIPPER [sage]:2011/07/29(金) 01:08:43.69 ID:ag6vUL0AO
俺は>>1を応援してるからな!
74 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/07/29(金) 01:53:38.75 ID:4E5Zfqlio
何でも打ち消してはい終了だと禁書の噛ませにするなと文句を言われ
制限付けるなりバランス取ろうとすると禁書を噛ませにするなと文句を言われ
大変だねぇ

どっちにしても文句言われるんだから好きに書きなよ
75 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/29(金) 05:08:21.03 ID:xAyrPKpDO
おっぱいが幸せなら何でもいい
76 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/29(金) 10:45:00.32 ID:k5vAcas8o
文句に対していちいち反応してる奴らもウザい
だまってろ
77 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]:2011/07/29(金) 11:08:04.05 ID:etJkAP9AO
なんでこんなに殺伐としてるんです?
78 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/29(金) 12:36:31.44 ID:3mLOn4UC0
なんの対処もしない>>1も悪い
79 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage saga]:2011/07/29(金) 13:17:06.04 ID:ag6vUL0AO
そのたわけた幻想を>>1がぶち殺す!
80 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/29(金) 16:57:34.01 ID:3mLOn4UC0
なんか>>1消えそうだなこのままいくと…まあよくある話だ
81 :1 [saga]:2011/07/29(金) 21:56:38.22 ID:UzioilOY0
少年不況すぎワロタwwwwwwww
ワロタ…
いやマジでうん、ごめんとしか言いようがないわ
正直ここまでウケ悪いとは思ってなかったんだ
皆さんの上条さんへの愛を再確認しましたわ。


>>65
例え一見噛ませでも実はマミさんやほむほむが頑張れるのは上条さんが身体張ってるからなんだぜ!
って感じを作中で出したかったんだけど、上手くいかなかったんだ。うん。

>>66
出番はあるよ。少ないだけで。
だって俺土御門大好きだもん。

>>67
マジごめん。筆者の未熟さゆえですね。次回作以降にご期待下さい。
頑張って楽しみ所を探すか他SSをあたってね。

>>68
個人的に禁書の納得いかないシーンNo.1なんだよね、そこ。
音速の三倍の超電磁砲が防げて秒間数発程度の瞬間錬金が防げないのなんでよ?っていう。
個人的には後者が正しいとしたほうが話的に面白いかな〜と思ってさ。

>>73
マジありがとう!俺もあなたの人生を応援してる!

>>74
だろ?上条さんがワルプルギスそげぶしてハイ終了じゃ面白くないだろ?
けどちょっと今回は弱体化させすぎてしまったようです。
次回作以降に活かせたら良いなあと思います。

>>75
マミさんのことか―――ッ!!

>>77
筆者の未熟さゆえです。

>>80
いやいやいや、消えないよ!
別に消えても良いんだけど消えたら俺がこの話書くのに費やした数週間が消し飛ぶじゃないか!


一応上条さんを徹底して少年呼びしてる理由はあるんです。一応。
こうして投下してみるとむしろその理由部分も大不況なんじゃないかとの恐れも発生しましたが。
なのでとりあえず少年呼びに関してはスループリーズ。いやマジでごめんなさい。

それでは投下。
予め言っておく、超展開注意
82 :1 [saga]:2011/07/29(金) 21:57:04.65 ID:UzioilOY0





5.とある少年の幻想創り The_Imagine_Creator




83 :1 [saga]:2011/07/29(金) 21:58:02.08 ID:UzioilOY0
あの夜以来、少年は佐倉杏子とよく会うようになっていた。

少年「杏子師匠!今日も宜しくお願いするであります!」

杏子「おう、今日もボッコボコにしてやんよ、当麻ー」

まあ、会うといっても、少年の修行のためであったが。
『幻想殺し』の力を持ちながらも結局は生身の人間である少年は、
だがそれでも魔法少女である友人の力になりたかったのだ。

少年「はっ!」

杏子「まだまだ! 動きが直線的だぜ!?」

少年「なら、こうだっ!」

杏子「はい残念っ」ボカッ

少年「げふっ」

そこで少年は、佐倉杏子に師事した。
そんなわけで、今日も少年は佐倉との戦闘訓練に励む。

巴マミを、暁美ほむらを、美樹さやかを、少しでも手助けしてやるために。

杏子「よーし、そんじゃ今日は上がりにすっか−。ほら、ポッキー食うかい?」テカテカ

少年「有り難くいただくであります…」ボロッ

少年が去った後、佐倉は日課のゲームセンターへと向かう。
踊ったり撃ったり、彼女の体術はもしかしたらゲームセンターで培われているのかもしれない。

杏子(上条当麻、ねえ…わっかんねー奴)

杏子(ま、悪い奴ではないんだが…致命的な馬鹿だな、ありゃ)ウンウン

杏子(まさか喧嘩してたつもりもないのにさやかと仲直りさせられるとは思わなかったぜ…)

杏子(さやかもなんやかんやで、馬鹿なだけであって普通に良い奴だったな)

杏子(余程のことがない限り呪いまき散らしたりしねえだろーよ)

杏子「…ま、悪い奴じゃないんだよ、悪い奴じゃな。二人とも」ルンルン

彼女は少し、ご機嫌だった。
84 :1 [saga]:2011/07/29(金) 21:59:25.39 ID:UzioilOY0
一方美樹さやかは、余程のことになっていた。

さやか「」ドヨーン

ほむら「…ねえまどか。美樹さやかがやばいのだけれど」

まどか「やばいね」

さやか「」ドヨヨーン

ほむら「…やっぱり、上条恭介の事かしら」

まどか「うん。『恭介が取られちゃう〜』って」

ほむら「ええ。で、『こんなゾンビみたいな体で抱いてくれ、キスしてくれなんて言えない』でしょう?」

まどか「良く知ってるね」

ほむら「…何度も見てきたから」

暁美は悩んでいた。
このままでは間違いなく美樹は魔女化する。
だがしかしこうなってしまっては自分に何が出来るというのか。
救いたい少女一人救えない自分に、恋愛相談など冗談にもならない。
だけどしかし、自分にただ一つ言えることは…

ほむら「…美樹さやか。一つだけ言っておくわ」

ほむら「そうやって嘆くことはとても楽な事だけれど、いずれ今の辛さ以上の後悔を生むわ」

ほむら「あなたにも既に話した私の来歴だけれど…私は、一つも後悔していない」

ほむら「あのまま巴マミとまどかが死んでしまった世界で生きるよりは、余程ましだから」

ほむら「…特に、今回は初めて全員生存のままでここまで来られたのよ…」

ほむら「あなたがどう考えているかは知らないけれど、勝手に魔女化するなんて許さないから」

ほむら「そこだけは覚えておきなさい、美樹さやか」

さやか「……」ドヨヨヨーン

ほむら「」

まどか「聞いてないね」
85 :1 [saga]:2011/07/29(金) 22:00:39.35 ID:UzioilOY0
翌日、同じく教室にて。

さやか「」チーン

ほむら「結局何も出来なかったのね…」アノバカガ・・・

まどか「自棄になってあちこち出向いて無茶苦茶な戦い方で魔女と戦ってるって…」

ほむら「統計からなんとか先回りして少しは魔女も使い魔も減らせたのだけれど、焼け石に水だったようね」

まどか「正直、退院してきてさやかちゃんに何も言わない上条くんはどうかと思うんだけど」

ほむら「ええ。死ねばいいと思うわ」

まどか「死っ!?」

ほむら「あの男のせいで美樹さやかは魔女化するわ巴マミは発狂するわ佐倉杏子は死ぬわ…」ゴゴゴ

ほむら(…さて、全く計算の出来ない都合の良いヒーローさんは、今回もなんとかしてくれるのかしら)

ほむら(…ねえ?上条当麻)


男二人の帰り道。
同じ名字を持っているがその性格は正反対で、しかも片方は記憶喪失。
上条当麻という名の少年と、上条恭介のことだった。

恭介「…今日さ、告白されたんだよね」

少年「またかこのモテ野郎」

恭介「当麻だって大概モテてるじゃないか」

少年「…はあ? 何言ってんのこいつ」

恭介(無自覚ってのは正直ただモテるより性質悪いよね…)

恭介「ま、いいんだけどさ。今日、志筑さんに告白されたんだよ」ルンルン

少年「……」ムッ

恭介「まあ、今まで仲が良かったわけではないから、保留ってことにしてもらったんだけど」

少年「……おい」

恭介「あんな可愛い子が僕のこと好きだなんて、嬉しいよね」

少年「お前、それ本気で言ってんのか?」

恭介「…え?」
86 :1 [saga]:2011/07/29(金) 22:01:39.82 ID:UzioilOY0
少年「さやかのことはどうすんだよ」

恭介「やだなあ、さやかは親友で、幼馴染で、そういう相手じゃないって」

恭介「それに当麻に僕の恋愛についてどうこういう権利は…」

そこまで聞いて、少年は上条の胸ぐらを掴み、叫んだ。
美樹の悲痛な姿が、今でも鮮明に思い出される。
その勝手な思いを、上条にぶつけた。
身勝手だとは分かっていたが、黙っていることはできなかった。

少年「あーそうだな。俺は何もさやかと付き合えなんて言ってるんじゃねえ。ただなあ」

少年「てめえが病院で八つ当たりしやがった時に、さやかがどんだけ泣いたか分かってんのか!」

少年「お前が退院したことを知らされなくて、さやかがどんだけ凹んでたか分かってんのか!」

少年「学校に来てもお前に話しかけられなくて、さやかがどんだけ悩んだか分かってんのか!」

恭介「…っぅ、苦し…当麻…」

少年「親友なんて立場に甘えてるんじゃねえ! 幼馴染なんて肩書に胡坐かいてんじゃねえ!」

少年「ただ、さやかが何を思って何のためにお前の傍に居たのか、分かってやれよ!」

少年「分かんねえなら、お前にさやかの親友である資格なんかねえ!」

そう言い捨てて、少年は手を離した。
上条はそのまま力なく崩れ落ちる。

少年「それでもさやかはお前を許すだろうけど、俺がお前を許さねえぞ」

少年「じゃあな。俺はさやかんとこに行ってくるから」

そう言い残して少年は帰り道とは逆の方向へ歩き出す。
直後、暁美から着信があった。

ほむら『上条当麻! よく聞きなさい、緊急事態よ!』
87 :1 [saga]:2011/07/29(金) 22:02:26.02 ID:UzioilOY0



ほむら『美樹さやかが――ついに、魔女化した!』

少年「…畜生ぉっ!」パタン



88 :1 [saga]:2011/07/29(金) 22:03:21.23 ID:UzioilOY0
少年は駆け出す。
幼馴染の少女を、親友の少女を、美樹さやかを救うために。

少年「絶対に…絶対に助け出してみせる…!」

少年「勝手に絶望してんじゃねえよ! さやかァァっ!」ダッ


対して、美樹さやかの魔女結界の外周付近にて。
暁美と佐倉は、作戦を立てていた。

杏子「どういうことだよ! あたしは外にいろ!? リスクしかねえだろそんなの!」

ほむら「じゃああなたは、このまま結界に突入して美樹さやかを殺す気なの?」

杏子「魔女は殺すしかないって言ってたじゃねえか!」

ほむら「ええ、そうね。でも、私は――」

杏子「……」ギリッ

ほむら「もう諦めないと、あのお人好しに誓ったのよ」

ほむら「あのお人好しがここに来るまで、あなたはここにいて」

ほむら「私が、時間を稼ぐ。稼いでみせる」

それだけ言い残して、暁美は踵を返し、魔女結界へ踏み入ろうとした。
そこへ、走ってきた巴が追いつく。

マミ「あら、私は仲間外れかしら?」

ほむら「…巴マミ。もう大丈夫なの? まだあのことを引き摺ってるなら、足手まといよ」

マミ「まさか。今も、あなたにとっての昔も、私はあなたの先輩なんだから。いつまでもしょげていられないわ」

マミ「…それに、上条くんが来るって言うなら、この場を上条くんのために整えてあげなきゃね」

ほむら「ええ。まずは使い魔を蹴散らして」

マミ「そのうえで上条くんが来るまで美樹さんを封じ込める」

杏子「…ちっ! わーったよ、あの馬鹿弟子ちゃんに賭けてやるさ」
89 :1 [saga]:2011/07/29(金) 22:05:00.33 ID:UzioilOY0
オクタヴィア「EKUSUOYK」

オクタヴィア「OYETEKUSAT,EKUSUOYK!」

オクタヴィア「EKUSUOYKEKUSUOYKEKUSUOYKEKUSUOYK――」

ほむら「…大丈夫よ」

ほむら「絶対にあなたを殺しはしない。死なせはしない――」

ほむら「――美樹さやか! 来なさいッ!」

マミ「使い魔のほうは任せて! すぐに終わらせるわ…!」

そして魔女結界に踏み込んだ二人は、戦闘態勢に入る。
暁美は火器を多数取り出し、巴は数多のマスケット銃を周囲に浮かばせる。

オクタヴィア「IASANNNEMOG,NNASIMAM,ARUMOH」

マミ「美樹さんが泣いてるように見えるっていうのは、偽善かしらね…」

ほむら「…偽善だと断ずる気はないけど、今は考えては駄目」

使い魔を軽く蹴散らしつつも動揺を隠せない巴。
対して、極めて冷静を務めてはいるが、内心の動揺は暁美の方が大きい。

ほむら(また…まただ。また私は失敗した…上条当麻を犠牲にしてまで進んできたのに)

ほむら(やっぱり躓くのは、ここ…)

ほむら「…いえ、今は考えては駄目。今は…」

ほむら「この場を乗り切る事」

暁美が知る限り、魔女となった魔法少女を元に戻す方法など存在しない。
だがしかし彼女は、例のお人好しなら、上条当麻なら、どうにかしてくれるとなんとなく感じていた。

オクタヴィア「IASANNNEMOGIASANNNEMOGIASANNNEMOG――」

人魚の魔女は暴走を止めない。ただひたすらに暴れるのみ。
まるで泣きじゃくる少女のように、暴れるのみ。
故に暁美は迂闊に魔女に近づくことも出来ずに、時を止めながら攻撃の回避に専念していた。

ほむら「くっ! いつにも増して厄介な…!」

この魔女を殺してしまう事は容易い。…時間を止めて蜂の巣にしてやれば良いだけだ。
しかし、そうはいかない。今回のループで――上条当麻の記憶以外、何も失われていない今回のループで、
自分が諦めてしまう訳にはいかない。あの少年がそう望む限り、暁美ほむらは美樹さやかを救うために動く。
あの少年が諦めない限り、暁美ほむらは今回のループにおけるハッピーエンドを諦めない。

ほむら「…早く来なさい、上条当麻…!」
90 :1 [saga]:2011/07/29(金) 22:06:10.96 ID:UzioilOY0
対照的に、巴は至って軽快に、至って順調に、使い魔を蹴散らしていく。
マスケット銃を撃ち、振り回し、うち捨て、普段通り、まるで出来の良い舞踊の如く、戦う。
だがしかしその内心は荒れに荒れて、とてもじゃないが平常心ではいられなかった。

マミ(暁美さんから真実を聞いて…あれ以来ずっと考えないようにしてきたけど)

マミ(美樹さん…本当に魔女になっちゃうなんて)

マミ「…上条くん、早く来て…」

オクタヴィア「EEEEEEEKUSUOYK!OOOOOOYETEKUSAT!」

ほむら「…しまった!巴マミッ!」

マミ「――え?」

人魚の魔女が放った車輪の一撃が暁美の身体から大きく逸れて、使い魔と戦っている巴へと向かった。
しかし巴は使い魔に囲まれ身動きがとれず、その車輪の一撃は――


少年「させるかよぉぉぉおおおおおっ!」

――果たして、少年に掴みとられた。
少年はそのまま右手の力で車輪の破壊力を打ち消しながら、その弾道を逸らす。

マミ「……ありがと、上条くん……」

ほむら「…遅いわよ、上条当麻」

杏子「全くだ、お陰であたしは今まで退屈だったんだぜ」

少年「悪い悪い。ま、早いとこさやかを――」

土御門「――止めないとまずいにゃー。なあ上やんよ」

一同『おおぅっ!?』

少年「な、ななななんで土御門がここに…?」

土御門「いやー、そこの佐倉杏子が結界をこじ開けたときにこっそりついてきただけだにゃー」

杏子「んなっ!?」キヅカナカッタ

土御門「魔女なんざ本来倒しちまうしかねえが、上やんはあの魔女を助けたいんだろ?」

少年「…ああ、そうだよ」

土御門「んじゃあ、拘束は俺に任せるんだぜい」

そう言って土御門は懐からフィルムケースを4つ取り出した。

土御門「3分で陣を作る。時間稼ぎは任せたぜい」

少年「え? あ? あれ? 土御門?」

ほむら「…話は後よ、上条当麻。一応あれは一流の陰陽師だから」

マミ「ええ、ちゃんと3分稼げばとりあえずは大丈夫よ」

少年「あーもう分かったよ! あんたらと知り合って以来もう日常が崩壊ってレベルじゃねーな!」

遂に土御門までもがこのファンタジー世界観に突入しやがった。
そう嘆きつつも人魚の魔女に相対する少年。
絶対に諦めない。美樹さやかを死なせない。

少年「いいぜ魔女…お前がさやかを殺すって言うなら、まずは俺がそのふざけた幻想をぶち殺す!」
91 :1 [saga]:2011/07/29(金) 22:09:10.98 ID:UzioilOY0
だがしかし、人魚の魔女は圧倒的だった。
魔女を殺さないように手加減をしている魔法少女達では、
暴走し力の制御も何もなく殺しにくる魔女に打ち勝てなかった。
結果、土御門は陣を築ききれず、魔法少女達は制圧されてしまった。

ほむら「まさか美樹さやかが、こんなに厄介だなんてね…」

ほむら(こうして彼女の知り合いを多数結界内に呼び込んだのは、ミスだったかもしれない)

暁美と巴の二人で相手をしていた時よりも、少年が入ってきてからの方が魔女の動きが良かった。
恐らくは美樹さやかの記憶が、魔女を刺激してしまったのだろう。

ほむら(上条当麻も既に戦闘不能…巴マミも佐倉杏子も、軽快な動きが武器である以上、
    傷を負った今は戦力として数えるべきではない。
    土御門元春だって、術の発動にタイムラグがある以上単独の戦闘には向かない)

まあ土御門に関しては一流の体術を備えているが、あの魔女に対して戦力に数えるのは無謀だろう。

ほむら「…結局、私が踏ん張るしかないのね」

そう言って暁美がそこらじゅうに浅くはない傷を負って重い身体を持ち上げたその時。
結界を破るものがいた。

結界を破ったものは、ちょうど少年が倒れている辺りから結界内に侵入した。
倒れている少年を見て、彼は衝撃を受ける。

??「…僕の知らないところでは、こんなことになってたんだね」

少年「あー、まあな。正直死ぬかと思ったぜ。ホント不幸だ」

??「…さやかも、ここに?」

少年「見て驚くなよ。今、さやかはすっげ―ことになってるからな」

??「覚悟しとくよ」
92 :1 [saga]:2011/07/29(金) 22:09:44.19 ID:UzioilOY0



少年「……信じてたぜ、恭介」

恭介「…うん。行ってくる」


93 :1 [saga]:2011/07/29(金) 22:10:42.62 ID:UzioilOY0
そして、上条恭介は歩き出す。
美樹さやかを救うために。


オクタヴィア「NNAAAAAAWU!EEKUSUOYK!EEKUSUOYK!」

オクタヴィア「OOOYIANERAREMOT,INONIANETNNANUKATIHSAWOK!」

恭介「…さや、か?」

オクタヴィア「NNAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAWU!」

少年「ああ、あれがさやかだよ」

恭介「…ついてきて、大丈夫なのかい?」

少年「大丈夫じゃねえのはお前だよ。実は俺には隠された力ってもんがあるんでな」

恭介「ははっ、何それ? 中二病?」

少年「言ってる場合かよ」

軽口を叩きつつも、魔女への警戒を外さない少年。
対して、上条恭介は、先程から自分の左手の感覚に戸惑っていた。
いや、正確には…左手が治って以来ずっと、何か違和感を覚えていた。

恭介(何か左手から…何かは分からないけど、何かを感じるんだ)

恭介(僕には似つかわしくないような、優しい何かを)

彼は左手をぐ、と握り締め、ぱ、と放す。それを何度か繰り返した後、
人魚の魔女に向かって駆け出した。

オクタヴィア「NNAAAAAAWU!EEKUSUOYK,OOYETEKUSAT!」

恭介「さやかぁぁあああああああっ!」
94 :1 [saga]:2011/07/29(金) 22:12:22.73 ID:UzioilOY0

――――――――――――――――――――――――――

普段からずっと、あれ買いたいこれ買いたい、でも小遣いが足りないやーなんて騒いでたあの子が、
入院した僕のために決して安くはないCDをしょっちゅう届けてくれた。

今まで当たり前のようにやってきたことが出来なくなって、
まるで先の見通せない闇に迷ってしまった様な気がして、それでもそこにはあの子がいてくれた。

頼みもしないのにあの病室の扉を叩いて、
頼まれもしないのに僕と一緒に悲しんで。

そんなあの子に、僕は何をした?

悪気があってやったわけじゃないのは良く分かってるのに…僕が一番分かってるのに、
八つ当たりして、罵倒して、追い出した。

退院を一番に伝えるべき相手なんて考えるまでもなく分かってたのに、僕が一番分かってたのに、
左手が治った事実に浮かれて、放っておいた。

僕は、僕は――

――――――――――――――――――――――――――
95 :1 [saga]:2011/07/29(金) 22:13:26.47 ID:UzioilOY0

退院したばかりの身体は重く、本来なら松葉杖をついていなければならない足はまともに動かない。
それでも上条は、恐ろしい容貌の魔女に向かって走った。
思いを伝える為に。
思いを届ける為に。
それでも身体は言う事を聞かず、膝は折れ身体は傾く。

恭介「ぐっ…」ガクン

少年「ほら、馬鹿野郎。今のお前が走れるわけねえだろ」ガシッ

恭介「…当麻」

少年「一緒に行ってやる。お前ほどじゃねえけど、俺だってさやかの親友だ。大親友だ」

少年「さやかを救うって、俺は決めたんだよ。さやかはもう救えない、もう殺すしかないなんて
   そんな残酷な事が認められるってんなら、まずは俺がそのふざけた幻想をぶち殺す!」

恭介「…何格好つけてんだか」

恭介「…でも、そうだな。そんな酷い結末しかこの世界には存在していないっていうなら、
   誰もが認めるハッピーエンドを、皆で帰りの笑い話に出来るハッピーエンドを――」
96 :1 [saga]:2011/07/29(金) 22:14:28.73 ID:UzioilOY0


恭介「――そんな優しい幻想を、僕が創り出してみせる!」

97 :1 [saga]:2011/07/29(金) 22:16:14.42 ID:UzioilOY0
二人の少年は走る。
既に満身創痍で視界は霞み、頭はまともに働かない。
ふらつきながらも魔女の攻撃を掻い潜る。
想いを告げる為に。
想いを遂げる為に。

『うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!』

そして二人の拳が――少年の右手と上条の左手が。
人魚の魔女に、ついに届いた。

『おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!』

辺り一帯が、光に包まれた。
98 :1 [saga]:2011/07/29(金) 22:19:32.64 ID:UzioilOY0

――――――――――――――――――――――――――

唐突だが、クラシック音楽の『癒し』について、知っているだろうか。
1/fのゆらぎだとか、リラックス効果があるとか、まあ諸説あるが、
とにかく音楽、特にクラシック音楽には一般的に癒しの効果があるとされている。

そんなクラシック音楽を嗜む上条恭介に対し、
美樹さやかが魔法少女として魂を懸けた願いをした。

『上条恭介の腕を治すこと』。そして、
『聞いてる人を癒してくれるあの音楽を、あたしはまた聞きたい』。

そんな美樹さやかの願いが奇跡を起こしたのだ。
宇宙のエネルギーもインキュベーターもエントロピーも関係ない、
まるでお伽噺に登場する王子様やお姫様の如く都合のいい、ただの奇跡。

その力は癒す。
あらゆる精神的ダメージを癒す。
それこそ、魔女の呪いすら圧倒するほどに。
――ただし、相手が美樹さやかでなければ、ここまでの効果は発揮しなかっただろうが。

のちにこの力は、上条当麻の『幻想殺し』に対し、
『幻想創り』と呼ばれることとなる。

――――――――――――――――――――――――――
99 :1 [saga]:2011/07/29(金) 22:23:54.62 ID:UzioilOY0
殺す力と創る力と呪う力が交錯し、辺りを光が包む。
光が止んだとき、そこにいたのは少年と、

上条恭介に抱きしめられて気を失っている、美樹さやかだった。

しかし上条の身体は既に限界で、美樹諸共倒れこんでしまう。

恭介「……」ボフッ

少年「…よくやったよ、お前は」ニカッ

さやか「……」ボフッ

杏子「…良かったな、さやかぁ…」グスッ

ほむら「…はぁ。なんとかなったのね?色々納得のいかない点はあるけど」

マミ「一件落着ってことで、良いじゃない」

土御門「せっかく来たのにこの俺の扱いは納得いかないけどにゃー。
     ま、両上やん大勝利って事で今回は許してやるぜい」

長い長い一日が、遂に終わりを告げた。
魔女は救われ、呪いは癒された。

少年「…よし、皆帰るか。あとはお若い二人に任せてやろーぜ」ニヤニヤ

一同(そういう要らん配慮は出来るのに自分のことにはまるで気付かないんだもんなあ)シネヨ

恭介「いや、さやかの目が覚めたら家に送っとくからさ、とりあえず僕の家までお願いできるかな」

一同(平然とお持ち帰りを宣言したっ!?)

帰り道!

少年「あーもう…俺だってあちこちボロボロなんだぜ。不幸すぎるわこんにゃろう」キョウスケオンブ

恭介「はは…ゴメンって言ってるだろ」

ほむら「そうよ。それともあなたはか弱い女の子に男子をおぶらせるというのかしら」

少年「か弱い女の子は懐から重火器を取り出したりしません!」

杏子「まあいいじゃねーか、一件落着だ。ああそうだあんた、プリッツ食うかい?」サヤカオンブ

恭介「ありがとう。貰っとくよ」

杏子「さやかを泣かせたら殺すからな〜? あはははっ」メガワラッテナイ

恭介「…肝に銘じておくよ」ワロエナイ

帰宅後目が覚めた美樹は、
上条の胸に抱かれたまま、延々と泣きじゃくっていたという。
一晩中上条の胸に抱かれたまま泣き続け、いつの間にか二人とも眠ってしまっていたらしい。
後に二人は、退院直後とは別の方向でかなり気まずいことになっていた。

恭介「あ…さやか、おは、おはよう…」メヲソラス

さやか「あ、うん、恭介。お、おはよう…」メヲソラス

ほむら「……美樹さやかって、ホント馬鹿」アカクナッテルバアイジャナイデショ…

少年「恭介ェ…」オトコダロテメェハヨオ…
100 :1 [saga]:2011/07/29(金) 22:31:08.65 ID:UzioilOY0
第五章終わりです。
書いてる時はこの章長ぇなあオイ、とか思ってましたが、今回は実際に長かったですね。
まさか連投規制喰らうとは。

さて、警告した通り超展開でしたが、ぶっちゃけここ書きたくてこのSS書き始めました。
明確にどの作品とは言いませんが上条(恭)くんがさやかちゃんを救い出すSSや
全員生存ハッピーエンドルートを辿ったSSを見て、
うんうんさやかちゃんは救われてしかるべきだ、マミさんもほむほむも幸せになれなきゃ嘘だ、
あんなに良い娘達にはハッピーエンドが用意されていなければおかしい!
と思い立ち、突然こんなSSを書き始めたわけです。

とにかく上条(恭)くんを原作での道化じみた(一切の裏事情を知らないという意味で)扱いにしたくなくて、
もう何番煎じなのかは知りませんが上条(恭)くん直々にさやかちゃん助け出してもらいました。

こうして自分の作品を自分で解説して気付きましたが、基本的にここの上条さんはサポート役ですね。
ディケイドのもやしさん的な。ちょっと違うか…?

ではでは絶賛大不評、魔法少女まどか×マギカ×上条当麻、いよいよ佳境。
ワルプルギスの夜に挑みます。
お楽しみに待っててくれたらそれはとっても嬉しいな。
101 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2011/07/29(金) 22:43:43.67 ID:3mLOn4UC0
まあ少年の意味があるなら文句は言わない
102 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山陽) [sage]:2011/07/29(金) 22:44:11.76 ID:QxPwc9KAO
「幻想創造」の読みはイマジンメーカーとかそんな感じか?
とりあえず>>1乙!!
103 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/07/29(金) 22:55:50.92 ID:+/cSD5dOo
乙!なんだかんだ言ってもやっぱハッピーがいいよな
104 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/07/29(金) 22:56:47.21 ID:+/cSD5dOo
乙!なんだかんだ言ってもやっぱハッピーがいいよな
105 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/29(金) 23:19:18.67 ID:RQXDRPnDO

上条さんが右手で、恭介が左手だから
それを活かしたSSはないかな…とは思ってたが、ようやくやってくれたか

なんにせよ、さやかが幸せなのは良い
よくやってくれた
106 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2011/07/29(金) 23:46:58.05 ID:bho+/yqwo
乙!
ハッピーエンド至上主義者の俺にはとてもいいSS
少年にももう慣れてきたし
107 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/30(土) 09:03:11.06 ID:ppcRD0sfo

右手の上条と左手の上条がいるって面白いなwww

幻想創りの読み方が気になるが
イマジンメーカーかイマジンクリエイター
みたいになるのか?
108 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2011/07/30(土) 09:44:26.71 ID:VjThgE+so
上条の左腕はありがちそうでいて実はそんなになかったな

>>82幻想創りはイマジンクリエイターって書いてるだろ
109 :1 [saga]:2011/07/30(土) 09:59:48.69 ID:ACfxWtCq0
待ちに待った土曜日ですね、皆さん。
まあ俺曜日の感覚なくなってて今日が土曜日だって気付いたの二時間前なんだけどね。

>>101
お気遣いありがとうございます。
願わくば私の駄文で少しでもあなたが楽しめれば…。

>>102
ちょっとちょっと!読みは「イマジンクリエイター」ですよ!
つーか日本語版は「幻想創り」ですよ! もーおっ茶目ー!

>>103
ナカーマ。
やっぱりハッピーじゃないとね!

>>105
まさにそこなんです!
さやかを救いたい→でもそれが出来るのは上条(恭)くんだけだよね→……そうだ、左手だ!
となって右手で有名上条さん召喚に至ったわけです。いやん短絡的。

>>106
ナカーマ。
俺豆腐メンタルだからハッピーエンドじゃないと泣いちゃうんだよね、割とマジで。
SS見て涙ぐむことが稀に良くあるから困るw

>>107
「イマジンクリエイター」で正解です。
このあと両上条さんともに学園都市に行くのかもしれません。
二人でインデックスさん助けたりするのかもしれません。知りませんが。

>>108
あれ、マジですか!?
じゃあ俺先駆者!?ヒャッホイ!


さてさていよいよ物語も佳境でございますが、はい。あと一日二日で終わりますね。
後日談的なものも幾つか考えております。安定の誰得ですが。
そこで皆様、後日談でこういう話やれよ!後日談でコイツ出せよ!とかあったら
是非どしどしと書いちゃってください。
筆者のHPが尽きるまでは書き続けちゃいます。

それでは投下。
110 :1 [saga]:2011/07/30(土) 10:00:20.63 ID:ACfxWtCq0





6.とある最後の大決戦 The_Walpurgis_Night




111 :1 [saga]:2011/07/30(土) 10:01:06.28 ID:ACfxWtCq0
ワルプルギスの夜に向け、皆それぞれの準備を進めていた。
目標はただ一つ。

『皆で生き残って、マミさんの家で派手に祝勝会を開くこと』。

夜は、近い。

少年は、初めて暁美と会話を交わしたあの道端に、一人佇んでいた。

少年「…なぁ、上条当麻。俺は、お前がやりたかったことをやれてるのかな?」

少年「まどかは守れてる。さやかの魔女化だって知らせはしたが見せずに済んだ」

少年「さやかだって、恭介のおかげで今も俺らといることが出来る」

少年「マミさんだって…今日も笑って、美味い紅茶を入れてくれる」

少年「…良いんだよな? 上条当麻」

ほむら「ええ、何も問題ないわ」

少年「…いたのか。びびるじゃないですか暁美サン」

ほむら「私だって、ここまでくれば感慨深いものがあるし、ここに来れば自分を戒めたりもするわ」

少年「……?」

ほむら(…ああ、そうだ。この男は私とここで話したことなんて、覚えてないんだった)

ほむら(…気を締め直す、くらいの気持ちで来たけれど…)

ほむら「…予想以上に、凹むなぁ」

少年「何がだよ?」

ほむら「…つい声に出してしまっただけの、戯言よ。強いて言うなら、そうね…」

ほむら「あなたがいつまで経っても私のことだけを名字呼びする事かしら、ね」クス

少年「……冗談も言えるんだな、ほむら」ニヤ

ほむら「……っ!」カア
112 :1 [saga]:2011/07/30(土) 10:03:18.29 ID:ACfxWtCq0
さやか「…もうそろそろ、なんだよね」

恭介「うん。当麻からはそう聞いてる」

さやか「ほむらからも、そう聞いた。…一度死んだあたしが、こうして戦えるなんて、ね」

恭介「関係ない。さやかはここにいるんだから」

さやか「…うん。大丈夫だよ。もう無茶苦茶なやり方はしない。夜を越えた後で、やりたいことが出来たから」

恭介「そっか。うん、そうだね。僕もだよ。ちやほやされるだけだった僕の左手が、さやかを救えたんだ」

恭介「人を幸せにする幻想を、創れるんだ」

さやか「うん。ちゃんと創って、あたしに見せてよ」

恭さや『……とびっきりの、ハッピーエンドを』
113 :1 [saga]:2011/07/30(土) 10:03:57.41 ID:ACfxWtCq0
杏子「いやー、悪いなマミ。また晩飯御馳走になってさ」

マミ「気にしないで。一人で食べる晩御飯なんかより、よっぽど美味しいんだから」

杏子「一人って…QBの野郎は?」

マミ「さあ? いつからか、姿を見せなくなったわね。この街のことは諦めたんじゃないかしら?」

杏子「いいねそれ。あの馬鹿がいる限り、ほむらもさやかも絶望なんかしないだろーよ」ケラケラ

マミ「ええ、そうね。このうえなくお人好しでとんでもなく我儘で」

杏子「それでもそれをやってのけるんだから文句も言えねえ。全く嫌な奴だ」

マミ「…ま、でもしょうがないんだけどね。惚れた弱みよ」

杏子「えっ?」キョウミシンシン

マミ「……あ」シマッタ!
114 :1 [saga]:2011/07/30(土) 10:04:50.11 ID:ACfxWtCq0
土御門「ま、俺ら人間を舐めるんじゃねーって話ですたい。残念だったな、インキュベーター」

QB「全くだよ。エネルギーは回収できないわ魔女は魔法少女に戻されるわ、仕舞いには出番がないわ」

QB「散々だよ。もうこんな街には来たくもないね。あの子たちが絶望しないのはよーく分かった」

土御門「ふふん、出番がないのは俺も同じだにゃー。本当はもっと暗躍してるんだぜい?」

QB「僕はよく知っているよ。全く厄介な奴が居てくれたものだ」

QB「暁美ほむらより上条当麻より、僕はキミが恐ろしいよ、土御門元春」

QB「あの二人はただ単に自分の目標や志を追いかけてるだけだが、君は違う」

QB「あらゆる組織に身を置いて、あらゆる柵に縛られて」

QB「そのうえで自分のやりたい事をやるってんだから性質が悪い」

土御門「はっはーん。ま、多角スパイ土御門さん、今日もこうして暗躍してるわけだしにゃー」

土御門「信頼なんていらない。実績なんていらない。立場なんざ糞喰らえ、だにゃー」

土御門「俺が守りたいものなんて、ほんの三つくらいのもんだ」

土御門「可愛い義妹に平和な日常、あとはバカやって笑いあえるダチ公」

土御門「それらを守れるんなら、俺は満足なんだぜい」
115 :1 [saga]:2011/07/30(土) 10:05:32.70 ID:ACfxWtCq0
まどか「……私だけが、何も出来ずに、何も知らずに、ただ平和な日常だけを貰ってる」

まどか「当麻くんも、ほむらちゃんも、さやかちゃんも、皆戦ってるのに」

まどか「私は…これでいいのかな」

少年「いいんだよ、お前はそれで」オジャマシマース

ほむら「ええ、あなたはそれでいいの」オジャマシマス

まどか「!!?!?!?!!?」メッサビックリシタ…

少年「俺は好きでやってるんだ。俺より不幸な奴を見たくないなんてただの我儘でな」

ほむら「私はあなたを守りたくて行動しているの。あなたは守られるお姫様でいてくれなくては困るの」

少年「ま、そういうこった。お前が笑って御馳走でも作って待っててくれたら、嬉しいんだけどなー」

ほむら「…じゃあ、夜も遅いし、失礼するわね」マドカノゴチソウ…ジュルリ

少年「おう。じゃあな」

まどか「う、うん…」

まどか「…二人とも、なんで窓から…」
116 :1 [saga]:2011/07/30(土) 10:07:19.26 ID:ACfxWtCq0



夜は、訪れる。


117 :1 [saga]:2011/07/30(土) 10:08:24.11 ID:ACfxWtCq0
街の人々は皆避難した。
誰も居ない街に暗雲は垂れ込め、誰にも見えない大災害が街に降りる。

ワルプルギス「あはははっははははっはあはははははっ」

それを眺める7人。
4人の魔法少女と、3人の少年。

少年「…絶対に、守ってみせる」

マミ「ええ、絶対負けない。こんなに優しい皆がいるこの街を、壊させたりしない」

さやか「帰ったらまどかの御馳走が待ってるんだから、さやかちゃんは否が応でも気合入っちゃうぞ」

杏子「それマジか? だったらあたしも頑張っちゃおうかな」

恭介「…二人とも、無茶はやめてね」

土御門「なあに、そんときゃお前がフォローするだけの話だにゃー。なあ上やん(恭)よ」

ほむら「…今回で、ケリをつける。いや、絶対につけてみせる」
118 :1 [saga]:2011/07/30(土) 10:11:10.43 ID:ACfxWtCq0



そして夜は、始まった。


119 :1 [saga]:2011/07/30(土) 10:12:01.68 ID:ACfxWtCq0
土御門「上やーん。今回の俺らは最重要の駒ぜよ。はやいとこ俺が陣を張っちまわねえと、
     魔法少女たちも上手く立ち回れないにゃー」

少年「ああ、分かってる。俺はその間お前をあの魔女から庇ってりゃ良いんだよな!」

土御門「ま、そういうこったにゃー」


さやか「土御門が陣張り終わるまではほむらとマミさんが援護射撃続けてるから、焦っちゃ駄目だよー」ウズ

杏子「当然だろ? さやかこそ身体が前に前に出ちゃってるぜ?」ウズウズ

さやか「……暇だね」

杏子「……暇だな」


マミ「…土御門くんと上条くんがいる以上、迂闊に攻撃できないわね」ガン ガン ガン ガン

ほむら「ええ。いまはせいぜい後の総攻撃のための下地作りといったところよ」パーン パーン パーン

マミ「ふうん? ならせいぜい、今の内に数を撃ちこんでおきましょう」ガガガガガガガガガガンッ

ほむら「ええ、そうして頂戴」ドパラタタタタタタタタタタッ


恭介「……」ポツーン

恭介「……」ショボーン

恭介「……ぐすっ」←回復役
120 :1 [saga]:2011/07/30(土) 10:13:02.18 ID:ACfxWtCq0
少年は走り回る。魔女の狙いを定めないよう、且つ魔女と土御門の間に自分の身体が来るよう。
襲う攻撃を右手で打ち消し、掴み、投げ飛ばし、時間を稼ぐ。

少年「うおぁあっ!? い、今のは危なかった…土御門! まだかっ!?」

土御門「魔女が馬鹿でかい上に動き回るんだ、まだかかる! …だが、あと1分で完成させてみせる!」

少年「くっそ…このまま1分耐久とか、不幸だ」

油断した少年に、魔女の攻撃が降り注ぐ。
例え油断していなかったとしても少年には防ぎきれない量の攻撃が少年の頭上に――

さやか「当麻ァ! 油断するなーッ!」

――その攻撃を、美樹が斬り裂いた。

杏子「あんの馬鹿…ずるいぞ、こん畜生っ!」ダッ

それを見て佐倉も駆け出す。
戦況が動き出した。

ほむら「……ああもう、作戦が……」

マミ「まあまあ、こんなの想定内でしょう?」

ほむら「……そうだけれど」マッタク…

ほむら「まあ、いいわ。そろそろ――」

土御門「――陣、完成だぜい」

瞬間、魔女の周囲から光の柱が立ち上り、一瞬魔女を包んで、消えた。

土御門「地脈、龍脈の力を引き出して結界を作り、結界内のエネルギーにぶつけて相殺…」

土御門「結果、魔女の莫大なエネルギーが緩和されるわけだにゃー」

ほむら「良くやったわ、土御門元春…!」

ほむら「上条当麻! 退きなさい!」

それを聞き、美樹は少年を、佐倉は土御門を抱えていったん退避する。
暁美が、小さく笑みを浮かべた。

ほむら「…いくわよ…覚悟しなさい、過去最多の物量で攻めてやるわ」
121 :1 [saga]:2011/07/30(土) 10:16:30.26 ID:ACfxWtCq0
まずはありったけのロケット砲。
前回のループでの反省を踏まえ、弾数は前回の倍。
直後、追撃として手製の爆弾を上からざっと十数個。
たまらず地面に降りたそこには、地雷がこれまたざっと十数個。
さらに魔力で廃車のトラックを操り、魔女に撃ち込んで爆発。
迫撃砲、榴弾砲、カノン砲、無反動砲に対戦車砲、高射砲、各数発。
更に手元のリモコンを操作し、予め街中に仕掛けておいた多数のミサイルを炸裂させる。
――これを1セットとし、3セット繰り返す!

ワルプルギス「あはっはっはははっはっはっははははっはっは」ワロエナイワロエナイ

ほむら「……この程度か。やはり火器じゃ無理なのかしらね」

マミ「なら、ありったけの魔力を撃ちこんでやるだけよ!」ガジャコンッ

恭介「フォローは任せて下さいっ」デバンktkr

マミ「いくわよ――スカーリカ(連射)!」

ほむら(…イタリア語だけは譲らないのね…)ケンサクメンドカッタ

マスケット銃を生成し、撃ち、捨て、再び生成し、撃つ。
巴の基本戦法であり、また、魔法少女4人のうちで最も高い火力を弾き出す魔法戦術だった。

マミ「まだまだ! こんなもんじゃないわ…恭介くんがフォローに回ってくれるから出来る荒技よ」

次に彼女は、大砲サイズの銃を多数取り出し、一丁ずつ連続で撃ち込んだ。

マミ「ティロ・ラッフィカ(集中砲火)!」

ほむら(なんだか文法的に間違っている気がするわ…)

ワルプルギス「あっはははっはっははっははははっはは」イタイイタイヤメテ

マミ「美樹さん! 佐倉さん! 後は任せたわよっ!」

さやか「おっけー! いくよ、さやかちゃんの必殺技だぁ!」ジャキーン!

杏子「おなじくあたしも、必殺技だぁ!」ジャキキーン!

さや杏『…えーっと、うりゃああああああ!』

ほむら(思いつかなかったのね、馬鹿組…)ホロリ

美樹は多数生成した剣の刀身を発射し、
佐倉は愛用の槍に魔力を注ぎ込み投げつけた。

ワルプルギス「あはっはっはははははっははは」ササッテルササッテルイタイッテバ

ほむら「……嘘。まだ倒れないというの?」

だがしかし、魔法少女の全力の攻撃を受け続けてなお、
舞台装置の魔女は高らかに笑い続けていた。

ワルプルギス「あははあはっははあっはっははっははっ」イタイッツッテンダロゴルァ

そして魔女は力を収束させ――

周囲一帯が、爆ぜた。
122 :1 [saga]:2011/07/30(土) 10:23:17.77 ID:ACfxWtCq0
第六章終わりです。
戦闘シーン書けねえなあ、長いなあと思っていましたが、例の如く投下してみたら何これ短い不思議。

ほむほむの重火器の量おかしいだろ、盗み過ぎだろなんて突っ込みはやめてね。
ちょっと張り切り過ぎたんだよ、全員生存ハッピーエンドルートでワルプルさんまで辿りついちゃったから。

マミさんについては、最初イタリア語の検索投げかけました。めんどくせーよあれ。
ちなみに「ラッフィカ」だけで「集中砲火」の意味を成します。確か。
それに「ティロ」をつけて良いもんかどうか語学に疎い筆者には分かりませんでしたが
マミさんの必殺技に「ティロ」がついてないなんてそんなの絶対おかしいよ!と思ったのでそのまま採用。

それでは次回、決着編。
魔女の広域殲滅により散り散りになった皆の行方は!?
マミさんは、さやかちゃんは、ほむほむは、無事なのか!?
そして上条は――

次回、魔法少女まどか×マギカ×上条当麻!
7.とある少年と魔法少女 The_Last_Night

楽しみに待っててくれないなら、もうエタるしかないじゃない? そんなの絶対おかしいよ!
123 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]:2011/07/30(土) 10:30:39.13 ID:9BdnDTBAO
乙!
だが上条さんならやってくれると信じてるぜ!
ってか土御門活躍し過ぎwwww
124 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/30(土) 11:56:57.67 ID:qSlHIPiI0
乙乙!
やっと追いついたけど、
こういうハッピーエンド大好きです
125 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/30(土) 11:57:28.55 ID:qSlHIPiI0
乙乙!
やっと追いついたけど、
こういうハッピーエンド大好きです
126 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/07/30(土) 11:58:23.96 ID:qSlHIPiI0
連投すんません
127 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/30(土) 13:13:32.07 ID:3OPIJc280
久々に読みに来たら、なんで記憶喪失になった上条さんは土御門のことを覚えてんの?
あと、設定的には面白いのに地の文が弱くてあっさりし過ぎてるように思うのは気のせいか?
128 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/30(土) 17:41:42.23 ID:eDEQW9VDO

さやかが幸せそうで何より
恭介GETもハッピーエンドもあるんだよ!
129 :1 [saga]:2011/07/30(土) 18:33:35.49 ID:ACfxWtCq0
暇が出来ました。夏って凄い。

>>123
だって俺土御門大好きだもん。
何か出すだけだしてこれじゃあ「禁書キャラ使い捨てんな!噛ませにすんな!」とか言われるかと
気が気じゃなかったが、大丈夫だったようだなww

>>124
終わってない終わってないまだ終わってないっす!

>>127
第四章冒頭でほむほむが上条当麻周辺の情報を伝えてます。
ほむほむやマミさんがなんで土御門を知ってたかは、考えてません。
あの話ぶりからすると魔法少女と共闘することもあったんでしょうか。
魔術師と魔法少女の共闘とか燃えますよね。

>>128
そのためだけに書き始めたSSだからな!!
目指せベストエンド!

それでは以下投下。
130 :1 [saga]:2011/07/30(土) 18:34:06.11 ID:ACfxWtCq0





7.とある少年と魔法少女 The_Last_Night




131 :1 [saga]:2011/07/30(土) 18:35:11.93 ID:ACfxWtCq0
少年「いっつつつ…ぐあっ!」

瓦礫の下の僅かな隙間で、少年は痛みに目を覚ました。
瓦礫に埋もれて周りは見えず、仲間たちは見当たらない。

少年「とにかく、まずは恭介と合流しねえと…あいつは単体じゃ無力だからな」

マミ「待ちなさい。上条くんも大分重傷よ」

少年「うおっ!? マ、マミさん!? 生きてましたか、良かった…」

マミ「魔法少女はこの程度じゃ死なないわ。むしろ上条くんがこの程度の傷で済んだのに驚きね」

少年「……マミさんが、庇ってくれたんでしょう?」

マミ「当然じゃない。巻き込んだ側の私があなたを守るのが筋よ…それなのに」

少年「仕方ないですよ。『幻想殺し』がある限り俺には回復魔法すら効きません」

少年「ほら、今だって右の手首から先だけは無傷だ」

マミ「それでもあなたはここで待ってて。私が行くから」

少年「な!? 何言ってるんですか、マミさんも大概重傷なんだ、一人じゃ行かせられない!」

マミ「大丈夫よ、魔法少女なんだから」

少年「駄目だ! 俺は『上条当麻』に誓ったんだ、マミさんを守るって!」

言ってしまった。
今まで隠し通してきた事実を。
だがそれでも、どんな手を使ってでも、今の巴を一人で行かせるわけにはいかなかった。
そこらじゅうに傷を負っている巴を。
つまりそれは、今の彼女に自分の傷を塞ぐ魔力は残っていないという事だ。
恐らくは、自分を庇ったせいで。

ならば、一人で行かせるわけにはいかない。
地獄の底までもついていって、絶対にそこから引き上げてやらねばならない。
だからこそ、少年は吠える。
132 :1 [saga]:2011/07/30(土) 18:36:12.89 ID:ACfxWtCq0
マミ「……え?」

少年「『上条当麻』はあなたのために死んだ…『上条当麻』の身体を使って生きてる俺は、
   『上条当麻』の遺志を継がなきゃならない!」

マミ「ちょっと上条くん、どういうこと……」

少年「……俺とマミさんが初めて会ったの、いつどこでか分かります?」

マミ「そ、そりゃあ魔女の結界の中で…」

少年「いえ、『俺』が初めてマミさんに会ったのは、見滝原総合病院の個室なんです」


マミ「…………え?」

少年「ごめんなさい、マミさん。俺、ずっと嘘ついてた」

少年「初めて会ったときからずっと、マミさんを騙し続けてたんですよ」

少年「あの日、『上条当麻』は魔女に噛まれて死んだ」

少年「本来『俺』に、『上条当麻』を名乗る資格なんてないんです」

マミ「上条…くん」

嘘だ。嘘だ。嘘だ。嘘だ嘘だ嘘だ――
上条くんは、本当は…いや、本当に、記憶を失っていた…。
そんな、だとしたら。彼が嘘をつかなければならなかった理由は。

マミ「私が…私が泣くから。私がみっともなく泣き叫ぶから、上条くんは」

少年「違います。それをやったのは俺の勝手だ。ただ、泣いてるマミさんを見たくなかっただけだ」

少年「嘘をついても、騙し続けても、マミさんのことを守りたいと、思ったからなんだ!」

少年「だから、少しでも『上条当麻』に負い目を感じるなら…
   『俺』のことを『上条当麻』として、マミさんのことを守らせて下さい!」
133 :1 [saga]:2011/07/30(土) 18:37:18.22 ID:ACfxWtCq0
我ながら勝手な事を言っている、と思う。
勝手に自分が抱え込んだことをこの重要な場面で八つ当たりのように撒き散らし、
挙句の果てにはそれを交渉の材料にし出した。
我ながら、卑怯だ。
だがしかし、卑怯な手を使ってでも、自分が悪の立場に立とうと、
今の巴を一人で戦わせるわけにはいかない。

そしてその言葉に、巴の心は少なからず揺れる。
平時なら、それこそ耐え切れずにまた泣き叫んでしまっただろう。
絶望してソウルジェムを真っ黒に濁らせてしまったかもしれない。
だがしかし、今は戦闘中だ。
巴の心は戦いに集中しており、それが今回ばかりはいいように作用した。
ただクールに戦況を分析し、最善の手段をとるために、身体全体が働いている。
そうして、巴マミは上条当麻の手を取ったのだ。


マミ「……ええ、わかったわ。絶対に離さないでね? 上条当麻くん」


当麻「――勿論!」


二人は、駆け出した。
決着をつける為に。守りたいものを、守るために。
絶対に失いたくないものを、やっと知ったから。
この手のぬくもりを、失いたくないから。
134 :1 [saga]:2011/07/30(土) 18:38:34.14 ID:ACfxWtCq0
ほむら「……うぅ」

ビルの壁面に埋め込まれた暁美ほむらも、時を同じくして目を覚ました。
体中が痛みに悲鳴を上げるが、ソウルジェムは無事だ。

ほむら「全く、神様ってものがいるんなら、そろそろ私を助けてくれたっていいと思うのだけれど」

ほむら(こうして攻撃を喰らってみて思い出したけれど、本来なら私はもっと早くにこうなっていた)

ほむら(誰とも友好的な関係を築けずに独りでワルプルギスの夜に立ち向かう事になっていた)

ほむら(私を変えたのは、あのお人好し)

ほむら(ああ、初めて上条当麻と話をしたとき、彼はこう言ったっけ)

――「話は良く分かった。魔法少女が存在する以上、お前の話も真実なんだろうよ」

――「ただ、一つだけ確認したい事がある」

――「お前はまどかを助ける為にループを繰り返している。だけど、それだけなのか?」

――「お前は本当に、まどかだけ救えればそれでいいのか?」

ほむら(…私はどう答えたっけ? よく覚えていないけれど、答えなんて決まっている)
135 :1 [saga]:2011/07/30(土) 18:39:37.29 ID:ACfxWtCq0
ほむら「皆を助けて、皆で生き残って、皆でこのループを抜け出して、そして…」

ほむら「馬鹿みたいなただの中学生染みた仲良しグループになる。これが私の最終目標よ」

美樹さやかと佐倉杏子が馬鹿をやって。
それを見たまどかがおろおろして、上条恭介は笑っていて、土御門元春はニヤニヤしていて。
巴マミと上条当麻と私とで二人を止めて。

そんな馬鹿馬鹿しいほどに平和な日常を、夢見て。

身体を起こす。まだまだ、私は戦える。
さあ、行こう。
136 :1 [saga]:2011/07/30(土) 18:40:30.94 ID:ACfxWtCq0
恭介「…っう……」グラ

杏子「……つぅ」ググッ

さやか「……」

また別の瓦礫に埋もれながら、美樹、上条、佐倉の三人はいた。
上条と佐倉はそこかしこにけがを負ってはいるが、なんだか不自然に傷が浅い…ように感じる。
しっかりと目が冴えた二人が前を見ると、そこには自分達の数倍は傷を負った、美樹がいた。
二人を庇って魔女の攻撃をもろに喰らった美樹は、へたりこんだまま気を失っている。

恭介「……さ、さやかっ!」

杏子「おい、さやか!」

二人は慌てて重い体を引き摺り美樹に駆け寄るが、反応がない。
不安になった佐倉が確認すると、彼女のソウルジェムに、ヒビが入っていた。

さやか「……」

杏子「さやか! さやか、お願いだ、目を覚ましてくれよ…」グス

恭介「だ、大丈夫だ。絶対に、僕が治してみせる……!」

杏子「で、出来るのか!?」

恭介「ああ。ソウルジェムはさやかの魂そのものなんだろう? だったら僕の幻想創りが効くはずだ…」
137 :1 [saga]:2011/07/30(土) 18:41:35.24 ID:ACfxWtCq0
土御門「あたたた…ああ、マジ災難だにゃー。上やん風に言うと、不幸だにゃー」

土御門「ったく、しかし見たところ誰も諦めちゃいねえようだ。だったら俺が諦める訳にもいかんな」

土御門「あー、全く、不幸だぜいっ!」

そう言って、魔術で結界を張り比較的軽傷で済んでいた土御門が、先陣を切る。
彼の最も得意とする、黒ノ式を最大火力で魔女に撃ち込み、隙を作った。

土御門「上やーん! あとは任せるんだぜいっ!」

当麻「オーライ、任せとけ!」

その隙に上条当麻が魔女の懐に潜り込み、拳を握りしめた。
138 :1 [saga]:2011/07/30(土) 18:42:29.06 ID:ACfxWtCq0


当麻「いくぞ、魔女! お前がこの街を壊すっていうなら!」


当麻「魔法少女には絶望しか残ってないっていうなら――!」


139 :1 [saga]:2011/07/30(土) 18:43:05.80 ID:ACfxWtCq0




当麻「――まずは俺がそのふざけた幻想をぶち殺す!!」




140 :1 [saga]:2011/07/30(土) 18:45:24.75 ID:ACfxWtCq0
そう叫んで、彼は渾身の拳をワルプルギスの夜に叩き込んだ。
既に彼の身体はぼろぼろで、何の威力も持ち合わせてはいない筈のその拳が、
確かに魔女の動きを一瞬止めた。

――そして巴マミは、その一瞬を決して見逃さなかった。
崩れた瓦礫の塊をあらん限りに伸ばしたリボンで纏め上げ、
かつてないほどの大きさをもった大砲へと変化させる。

マミ「これで止めよ! ティロ・フィナ…」ガク

だがしかし既に限界を超えた身体は悲鳴を上げ、
視界は霞み膝は笑い、とてもではないが狙いは合いそうにない。
だがそこに、助けが入った。

ほむら「…大丈夫?」ガシッ

マミ「ええ、おかげさまでなんとか。ただもう限界ね。一人では撃てなさそうだから、協力してくれる?」

ほむら「ええ、勿論」

マミほむ『はぁぁぁぁぁ…』ゴゴゴゴゴゴゴ……

金に輝く魔力と紫に映える魔力が合わさり、より強力な銃身を形作っていく。
最後の一撃を、魔女に喰らわせるために。
全てを終わらせるために。

マミほむ『ティロ・フィナーレ!』ズドォォォォォォォオオオオオンッ!!!
141 :1 [saga]:2011/07/30(土) 18:45:50.52 ID:ACfxWtCq0



一つの爆音とともに、夜は明けた。



142 :1 [saga]:2011/07/30(土) 18:52:53.88 ID:ACfxWtCq0
第七章終わりです。
書いてる間はいつも長いなあ長いなあとおもっているのですが、投下してみるとものっそい短いですね。
なんとかならないんでしょうかこの感覚のズレは。

筆者の場合は 脳内にアニメ映像が浮かぶ→それを文章化する
って順番でSS書いてるから、多少文がアレでも書いてる自分は楽しめるんですよ。ええめっさ楽しかった。
でも読者様に楽しんでいただくためには、文章を読む→脳内にアニメ映像が浮かぶ
とならなければならない訳で。

要するに何が言いたいかってえと戦闘シーンって難しいですね、ってことです。
戦闘シーンが一番映像に映えますからねえ。
見栄え最高のシーンを如何に読者に伝えるか。
難しい問題です。


次回、最終話!魔法少女まどか×マギカ×上条当麻!

とある少年ととある少女たちの戦いの終わり。
それはつかの間の平穏な日常への帰還を意味していた。
ありふれた、ベタな、予定調和のハッピーエンド。
上条当麻は何を見る?

8.とある輪廻の大団円 The_Last_Episode

お楽しみに待っててくれる貴方は、私の最高の友達です。
143 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/07/30(土) 19:11:41.35 ID:dQg5yiabo
乙!
熱いねぇ
144 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/30(土) 19:22:31.84 ID:ppcRD0sfo
>>1

表示が当麻に戻ったな
145 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/30(土) 19:29:28.71 ID:qSlHIPiI0

こんな物語を築く>>1が大好きです
146 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/07/30(土) 22:19:26.93 ID:X4KM4KxYo
>>1乙!
さっぱりとしたハッピーエンドが見れそうでなにより
147 :1 [saga]:2011/07/31(日) 00:05:30.05 ID:IFNubJRY0
不意に時間が空きました。
せっかくなので最終回を前後編に分けて、前編だけ今投下してやるふはははは!
でもこれハッピーエンドだって前提で作ってる話だから、そんなに緊張感ないよね。
ハッピーエンド至上主義だとか豆腐メンタルだとかバラさなきゃ良かった。
148 :1 [saga]:2011/07/31(日) 00:08:55.27 ID:IFNubJRY0





8.とある輪廻の大団円 The_Last_Episode




149 :1 [saga]:2011/07/31(日) 00:11:08.33 ID:IFNubJRY0
ほむら「終わっ…た?」

マミ「…の、ようね」

それだけ言って二人は倒れ込んだ。
暁美も巴も既に身体は限界で、そこに最後の魔法の反動である穢れが彼女らを襲う。
当然、たちまちソウルジェムはどす黒く濁ってしまう。

当麻「マミさん! ほむら! 大丈夫か!?」

土御門「まずいにゃー、このままじゃ二人とも魔女化しちまうんだぜい…!」

恭介「…その心配はないよ」

当麻「大丈夫だったか、恭介!?」

恭介「ああ、さやかのおかげで…」

上条当麻が見ると、佐倉に背負われた美樹はぐったりとして、完全に気を失っていた。
ソウルジェムのヒビは消えているが、くすんだ鈍色になっていてとても危険に見える。

当麻「おい、さやかは大丈夫なのか!?」

恭介「大丈夫…のはず、峠は越えてる。今は暁美さんと巴さんを助けないと」

当麻「……ああ、頼む!」

災厄は去ったが、だがしかし危機は去っていなかった。
暁美も巴も死にかけで、美樹も未だ目覚めない。
気は逸るばかり。彼らの夜は、未だ明けてはくれないようだ。
150 :1 [saga]:2011/07/31(日) 00:13:05.61 ID:IFNubJRY0
翌日、巴宅。
ワルプルギスの夜に挑んだ彼らは、昨日からずっと巴宅で三人の看病をしていた。

土御門「…ソウルジェムの穢れは随分良くなってる。あとは本人次第だにゃー」

当麻「ああ、分かってる」

土御門「魔法少女の身体は人間とは違う。額に濡れタオル乗っけても意味はないんだぜい」

当麻「…ああ、分かってる。自己満足だこんなもん」

土御門「ま、何もせずにはいられんってのは同感ですたい。だから俺もこうして残ってるわけで」

当麻「…やたら喋るな、お前」

土御門「…俺も不安なんだにゃー」

恭介「……はぁ」

当麻「大丈夫なのか? 恭介、昨日からほとんど寝ずに皆の看病してるけど」

恭介「僕にしか出来ない事なんだ、僕がやらなきゃ」

当麻「三人とももうソウルジェムは快復してんだ、あんまり無理はするな」

恭介「…ん、ありがとう」

杏子「くそ……くそ、くそっ!」カベガンガン

当麻「師匠、大丈夫だ…三人とも、死にゃあしない。絶対にな」

杏子「なんでお前はそこまで平然としてられんだよ!」バンッ

当麻「平然となんてしてられるか!」ダンッ

杏子「……悪かった。どうも駄目だ、ちょっくら寝てくるわ」

当麻「……すまん。俺もちょっと頭冷やしてくる」
151 :1 [saga]:2011/07/31(日) 00:14:26.17 ID:IFNubJRY0
二人とも、焦燥しきり、憔悴しきり、精神を摩耗していた。
もともと落ち着いた性質の上条恭介とこういう事態には慣れっこの土御門は、若干ましではあるが。

土御門「良い機会だ、お前も寝とけ。上やん(恭)よ」

恭介「…うん、分かった。三人のこと、頼むよ」

土御門「任せとくにゃー」

そして上条恭介も奥へ引っ込んでいき、後には目覚めない三人と土御門だけが残った。
消えない焦燥感。…消せない、最悪の予想。

土御門「巴マミ、早く目覚めてやれ…いい加減、上やんが泣いちまうぜい」

土御門「美樹さやか、早いとこ目覚めないと佐倉杏子に殴られるぞ…?」

土御門「それに暁美ほむら。そろそろ昼だ、鹿目が来ちまうぞ」

土御門「…ったく、平和な日常はどこへ行ったんだ」ギリッ

土御門「ま、俺が見ててもしゃーない。俺も寝させてもらうかにゃー」


まどか「おじゃましまー……えーっと、あれ?何でみんな寝てるのかな……?」
152 :1 [saga]:2011/07/31(日) 00:23:50.89 ID:IFNubJRY0
最終章:前編終わりです。
筆者はハッピーエンド至上主義ですがあくまでこのSSはハッピーエンドを目指すSSだ、
と一応言っておきます。てか>>1に書いてあります。
上条さんだってそこまで万能じゃないと思います。

というか筆者、ハッピーエンドは大大大好きですがそれと同じくらい、
こういう既にやれることはやった、あとは神頼みしかないんだよ…的な焦燥感が大好きだったりします。

>>143
筆者は熱い展開が大好きです。
SS読んでて上条さんが良い場面で現れたりしたらガッツポーズとっちゃうくらい熱い展開が好きです。

>>144
ええ、まあ、一応。
上条さんが上条さんじゃなくなる原因であって、
上条さんじゃない上条さんが上条さんを名乗りたくなった原因でもあるマミさんに認めてもらって、
ようやくこの上条さんは上条さんになれたというか上条さんがゲシュタルト崩壊してきた

>>145
いえーい! 俺もあなたが大好きだぜいっ!

>>146
さっぱりとしたハッピーエンド、良いじゃないですか。大好きです、大好物です。
ただ、何の犠牲もなしにハッピーエンドに辿り着くことは、やっぱり不可能だろうなあと思います。


それでは次回、最終回後編。お楽しみに。
153 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]:2011/07/31(日) 21:20:50.74 ID:IvB6WRQAO
まさかの上条当麻は二度目のsうわまてやめr

冗談は置いといてもやっぱ上条さんが絶望ぶち壊すのは見ていてスカッとするなぁ
154 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/31(日) 22:16:57.65 ID:GK7buPuDO
俺はずっと待ってたんだぜ。
さやかが魔女化しなくて済む、まどかが概念化しなくて済む…、そんな誰もが望む最高なハッピーエンドってやつを!
始めようぜ>>152
155 :1 [saga]:2011/07/31(日) 23:53:54.14 ID:IFNubJRY0
>>153
どうやって二度死ぬんだww
流石の俺もワルプル越えなんて厨二オリキャラ出さねーよwww

>>154
俺も待ってた。けど現れなかった。
マミさんが幸せになってさやかも失恋せずに済んでほむほむもまどかもいち中学生として生きられる、
そんなSSは現れなかったんだ!
主にさやかちゃん的な意味で!
全員生存ルートのSSでもさやかちゃんは失恋する方が多いとかわけがわからないよ。

それでは、始めようか>>154


最終話後編、投下だ!
いざ喰らえご都合の力を!
156 :1 [saga]:2011/07/31(日) 23:57:34.31 ID:IFNubJRY0
鹿目も合流し、皆で看病を続ける。
目覚めないわけがない、ソウルジェムは既に輝いているのだから。

理屈ではそんなこと分かっている、この場にいる全員が分かっている。
だがしかし、分かっているからこそ不安が消せない。
ソウルジェムは輝いているのに何故三人は目覚めない?
それは既に――彼女らが死んでしまっているからではないのか?
そんなはずはない、そう分かっているのだ。
あくまで、分かってはいるのだ。

当麻「早く起きてくれよマミさん…」グスッ

恭介「……さやか、起きてくれよ」グスッ

杏子「ふ、二人とも、泣いてんじゃねーよ……さやかぁ」グスン

まどか「嫌だよ、私のために戦って死んじゃうなんて…嫌だよ、ほむらちゃん…」グスグス
157 :1 [saga]:2011/08/01(月) 00:03:45.89 ID:8WXGPdCC0
だがしかし、もう限界だった。
ワルプルギスの夜を撃破してから既に丸一日が経とうとしている。
上条ら全員、身も心も既に限界を迎えていて、
まともな思考も働かず、頭に浮かぶのは最悪のイメージだけ。
まさに悪循環。
一度休んで鋭気を養わねばならない、それも分かっている。
でもそれは無理だ。三人から目を離すことが出来ない。

結局のところ理屈ではなく、感情の問題なのだ。
優しい心は、誠実な心は、時に自身を傷つける。

土御門は彼らを見て、今の彼らを救える者は未だ目を覚まさないあの三人だけだ、と思った。
だがしかしこの調子では、彼女らが目覚める前にこいつらが参っちまうにゃー。
全く面倒なオトモダチだぜい。

土御門「あー、もう限界だな。お前らいったん休んで来い、三人が目覚めたときそんなツラじゃ笑われ…」
158 :1 [saga]:2011/08/01(月) 00:07:53.51 ID:8WXGPdCC0
マミ「…んっ…」

さやか「はぇ……」

ほむら「……ほむ」

『!!!!!』

……まあ、これが彼女らへの、めいっぱい頑張って命を懸けて踏ん張った彼女らへの、
正当な報酬と言ったところなのだろうか。
結局最初から最後まで俺は蚊帳の外だったにゃー。
ま、それを承知でこーゆー生き方してるんだ、しょうがないか。
そんなことより、今は…。

さやか「……えっと、確か魔女の攻撃を受けて、それから…え〜っと」

杏子「馬鹿ぁ! あたしのことなんか庇ってんじゃねーよぉぉぉ!」ガシッ

恭介「頼むから、無茶はしないでよ…!」ダキッ

さやか「うわ、二人とも!無事だった?」

マミ「確か、魔女を倒して…」

ほむら「…穢れが溜まりすぎて、気を失ってしまったのね」

当麻「何無茶やってんですか、マミさん!」ガシッ

まどか「うわぁぁぁぁぁん! ほむらちゃんの馬鹿ぁぁぁ!」ダキッ

マミ「無茶やったのは上条くんの方でしょ、もう」ギュ

ほむら「ひゃっ、まどかっ!? って、馬鹿!?」ガ―ン

土御門「……ま、これで無事、丸く収まったんだぜい」

こうして訪れた、つかの間の平和ってやつに浸かっていても罰は当たらんだろう。
土御門は、久しぶりに愛する義妹に会いに行こうかと画策する。
そうだ、こいつらを連れていくのも良いかもしれない。
159 :1 [saga]:2011/08/01(月) 00:08:30.93 ID:8WXGPdCC0
少女らは、救われた。
街の危機も、ひとまずは去った。
最大の魔女であるワルプルギスの夜を撃破した以上、しばらくはこの街にも平穏が訪れるだろう。

だがしかし、魔法少女が抱える問題が解決したわけではない。
身体はただの器となり果て、ソウルジェムが濁れば魔女になる。
でも。

当麻「でも、そんなの今更関係ねーさ。異常だってんなら、右腕に厨二的異能抱えて
   魔女退治なんてステキイベント経験しちゃった俺が一番異常だ」

恭介「ま、そうだね。僕の左腕にだって訳のわからない癒し効果がついちゃったし」

土御門「絶望なんてしそうもないこのメンツなら、放っといたって平気だろうにゃー」

マミ「……そう、ね。暁美さんのループも、これでやっと終わったんでしょう?」

ほむら「…ええ。ループの終点を過ぎた以上、時間停止は出来ても時間遡行はもうできない」

まどか「ほむら、ちゃん……?」

ほむら(つまり、上条当麻の記憶は、もう戻る事はないのよ……)ギリッ

当麻「気にすんな、ほむら」

ほむら「だけど、だって…」

当麻「最初から最後まで、『上条当麻』は自分が思うように、自分がやりたい事をやり遂げた。
   後悔なんかねーよ、皆で生き残って、こうして集まる事が出来たんだ」
160 :1 [saga]:2011/08/01(月) 00:09:02.63 ID:8WXGPdCC0


当麻「これが最高の、ハッピーエンドだ」


161 :1 [saga]:2011/08/01(月) 00:10:08.79 ID:8WXGPdCC0
さやか「よーし、そうと決まったら当初の予定通り、いまから祝勝会始めようよっ!」

杏子「ああ、そうだな! さやか達の復活祭だ!」

土御門「いい加減シリアスパートが長すぎるにゃー。さっさと騒がせろ!」

ほむら「全く、この三人はいつも騒がしい…」

マミ「元気でいいじゃない。平和な日常に戻ったっていう実感が、やっと湧いてきたわ」

ほむら「……同感ね」

当麻「じゃ、今から準備すっか! 俺は食べるもん買ってくるから」

まどか「じゃあ私は会場の方を!マミさん、ほむらちゃん、ほら!」

マミ「ええ、じゃあ私は買い物の方に行かせてもらおうかしら」

ほむら「分かった、会場設営は任せて」

でも。いつか消えると分かっていても、
いつか不幸せになるとわかっていても。
少年も、少女も、皆幸せだから、それでいいだろう。
上条当麻はそんな事を思いながら、巴マミがつくるおいしい料理のメニューを考えるのだった。
ああそうだ、ハンバーグなんかいいなあ。
162 :1 [saga]:2011/08/01(月) 00:16:23.78 ID:8WXGPdCC0
最終章終わりです。
いやー長いようで短かった。
正確には書いてた時間は長かったのに投下してた時間は短かった。

個人的には上条さん絡ませてハッピーエンドにする分にはベストエンドだと思います。
正直勢いだけで進んできましたが、この上条さん滅茶苦茶やってますね。

それでは明日以降は後日談投下です。
これまでのエセシリアスが嘘のように消え、ただのゆるふわ系(?)短編SSになります。
正直誰得と言われたらなんの反論もできません。
今のところ出来ている話は

・お悩み相談室
・お泊まり会
・その晩
・フラグクラッシュ
・巴マミをプロデュース。
・さやかハッピーエンド

となっております。
その他、「こんな話やれよ」「このキャラとこのキャラ絡ませろ」とかあれば
どしどし要望ください。
もう一度言います、どしどし要望ください。
基本的に>>1は寂しいと死にます。
163 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/08/01(月) 00:26:50.85 ID:xz9fycGIo
>>1乙!
後日談についてなら山ほど要望が…いやなんでもない
とりあえず杏子とインデックスの譲れない戦いみたいなのでも
あと恭介に主人公補正でフラグ乱立魔に…
164 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/01(月) 00:47:04.77 ID:f+rCLIUDO
まずは>>162をぶち乙す!

要望かぁ
上の人とは少し相反するかもしれないが、いっそバカップルまでいくくらい幸せなさや恭が見たいかな
おっしゃる通り、さやかの恋が実るのってSSですら結構レアだし…

後は土御門さんかっこいいんで、活躍希望
165 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [sage]:2011/08/01(月) 01:28:51.65 ID:qOLazGLY0
女子たちの恋バナが見たい!!
166 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/01(月) 07:41:22.51 ID:6+zT0mhIO
>>1乙です!

リクエストなら上条当麻がQBをフルボッコ
167 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(三重県) :2011/08/01(月) 08:55:32.95 ID:xcYpvieg0
とりあえず、フラグメイカーの上条さんが二人しか立てないなんておかしいから
上条さんのフラグメイクの話はどうだ?
168 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/01(月) 09:18:52.48 ID:r9NiJSB20
>>1超乙です!

リクエスト…やっぱインなんとかさんと杏子ちゃんが自分もいいです。
早食い対決になって、その日に限って上条(当)が奢る日だったりしてww
分かりづらいっすね、すんません
169 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州) [sage]:2011/08/01(月) 12:48:06.81 ID:6Jde8JXAO
>>1乙乙乙、皆がパーティーに盛り上がってる間に外でQBを処理する一方さんが見れたら嬉しいなって…
170 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/08/01(月) 22:35:21.63 ID:Mw9byFj3o
お疲れ様でした。


ふむ。では、QBさんが上条さんたちを始めとする男性陣のフラグを片っ端から
へし折って回って体を張ったギャグコメディにしてしまうとか・・・・如何でしょう。
171 :1 [saga]:2011/08/01(月) 23:26:46.30 ID:8WXGPdCC0
おおふwwww
インさん要望多すぎワロタwwwwww
どんな理由つけて見滝原に連れてくるんだよwwwww
アイデアプリーズww

>>163
この話の主人公はマミさんなので恭介に主人公補正はありません。
つーかあんにゃろうあれ以上モテさせてたまるか。さやかちゃんが悲しむじゃないか。

>>167
メインヒロイン5人中二人にフラグ立ててるって相当だと思うんだ。
さやかちゃんは恭介くん一筋だし、
あんこちゃんは食べ物一筋だし、
まどかちゃんは幼馴染だし、しょうがないよね。

>>169
ここの上条さん中学生なんですけど。
一方さん、ヘタしたらショタセラさんかもしれないんですけど。
ロリセラさんだったら俺得。

それではおまけは時系列を弄って

・つっちー及び一方さんの活躍←New!
・お悩み相談室
・あんこちゃんフラグ成…立…?←New!
・さやかハッピーエンド
・魔法少女たちの恋バナ←New!
・お泊まり会
・その晩
・フラグクラッシュ
・恭さやラブラブ←New!
・巴マミをプロデュース。
・QBは上条当麻に復讐するようです←New!

てな感じで進めて行こうかと思います。
まだまだどしどし要望募集中。
172 :1 [saga]:2011/08/01(月) 23:28:18.94 ID:8WXGPdCC0
・とある隣町の一方通行&とある魔術師の土御門元春

少女「な…っ、なんなのよおここはっ!?」

使い魔「」ワラワラ

魔女「ゲラゲラゲラゲラ……!」

少女「私はただお買い物にきただけなのにぃっ…誰かぁ、助けてよぉっ!」

QB「そこの君! 今のままでは君の身に危険が及ぶ! だから僕と契約して魔法しょあべしっ!?」グチョ

一方通行「あァもォあァもォ、なンなンですかァ!? レベル6シフト実験の一環だかなンだか知らねェが、
      なァんでこの俺がわざわざボランティアの人助けなンかに励まなきゃいけないンですかねェェ!?」

魔女「ゲラゲラゲフゥオエッ!?」ドビュッシ―

一方通行「こォンなくっだらねェ事してても、到底俺のレベルが上がるなんて事は考え辛ェんだがよォ…」

魔女「ゲ…ラゲラ……」チョオマ…!

一方通行「実験のためならしょォがないってかァァァ!?」キュイーン

一方通行「ッッッエ――――――イ☆」

魔女「」ドチュビシャグシャッ

一方通行「おいそこのガキ! 無事かァ!?」ギロ

少女「ひ、ひぃぃっ!?」ダッシュ

一方通行「」ポツーン
173 :1 [saga]:2011/08/01(月) 23:29:00.07 ID:8WXGPdCC0
土御門(さて、佐倉杏子が放り出してきた縄張りは学園都市側が第一位の実験に利用してくれている)

当麻「おーい土御門、これ焼けてるぞー」

土御門(あとはこっちに向かってくるだろうインキュベーターの対処だが…)

さやか「おーい? 土御門ー?」


QB「鹿目まどかは過去最高の個体だ、決して逃してはならな」ボッ

QB「なんとしても契約をしなけ」ボフッ


土御門(うんうん、俺の結界は正常に作動してるようだにゃー)

当麻「おい、土御門ってば…」

土御門「うんにゃ、大丈夫。今行くにゃー」ヒョイパク

当麻「ああっ!? おい、それ俺の肉だぞ!」

土御門「ちっせえこと気にするんじゃないにゃー」

当麻「くっそ、待ちやがれえ!」

土御門(うんうん、平和でよろしいこったにゃー)
174 :1 [saga]:2011/08/01(月) 23:32:27.33 ID:8WXGPdCC0
初っ端から鬼門すぎたwwwwww
そもそもSS初挑戦の俺に一方さんの能力を描写できるわけもなくwww
……色々とすまんかった……
禁書組からの出演は出来る限り控えてもらってかまわないだろうか?
絡ませようがなさすぎるという事に気付いたんだ…
学園都市は閉鎖された近未来都市なのにどうやってグンマーの近未来都市見滝原と絡むんだよ…
こんなの絶対無理ゲだよ…

それではもういっちょ。
175 :1 [saga]:2011/08/01(月) 23:33:43.00 ID:8WXGPdCC0
・お悩み相談室

マミ「はぁ〜………」

さやか「どうしたんですか、マミさん」

マミ「………はぁ〜」

さやか「聞いちゃいねえ…」

まどか「……」ピコーン

まどか(さやかちゃんっ)ヒソヒソ

さやか(そういうことかっ)ヒソーン

まどか「そういえばさやかちゃん。当麻くんって彼女居たっけ」

マミ「!」ビク―ン

さやか「いやー、いないでしょ。あの無自覚フラクラはそもそも自分に好意を寄せる女子の存在にも気付いてないよ」

マミ「……」ホッ

まどさや(分かりやすいなこの人っ!)

さやか「…マミさん、そんなに気になるんだったらいっそのこともう告白しちゃえばいいと思いますよ」

マミ「なななっなんのこここことかしらっ!?」

さやか「バレバレと言う他ないですよ、マミさん…」

まどか「当麻くんって、クラスの女の子に割と人気あるんですよー」

マミ「!?」ガ―ン

さやか「マミさんってホント分かりやすいな…」

まどか「上条くんと当麻くんとで女子人気を二分してるってとこかな?」

さやか「…うん、恭介ってすんげー人気あるんだよね…」フアンダ…

まどか「まあそれはともかく、当麻くんって極端に自分に自信がもてない人だから…」

さやか「…あー、勇気出したクラスの女子なんかに告られたら、コロッと落ちちゃうだろうね」

マミ「」ガガ―ン

さやか裏声『こんな上条さんを好いてくれる人がいるなんて、それだけで嬉しいですのことよー』

まどか「有り得そうで怖いね!」

マミ「」ガガガ―ン
176 :1 [saga]:2011/08/01(月) 23:34:09.31 ID:8WXGPdCC0
当麻「……はぁ」

ほむら「…なに朝っぱらから呼び出しといて溜息なんかついているの?」

当麻「……なあ、お前さあ。ループ周回中に何度もマミさんを見てきてるんだよな?」

ほむら「ああもう言いたいことが分かったわ皆まで言わないで」

当麻「マミさんの好みとか分かんねえ?」

ほむら「よりにもよって私にそれを聞くの?」

当麻「?」

ほむら「…まあ良いわ。紅茶の、彼女が持ってない銘柄なんか持って行ってあげたらいいんじゃないの?」

当麻「そっか、今度持ってってみるわ。ありがとな、ほむら」

ほむら「礼には及ばないわ」

当麻「まどかもさやかも連れてってさ、マミさんに淹れてもらって皆で飲もうぜ」

ほむら「……そうね」

ほむら(さて、相変わらず上条当麻が酷いーってまどかに泣きついて慰めてもらいましょうか。
    …あれ、これ私どう転んでも勝ちじゃない?)イヤッフゥ
177 :1 [saga]:2011/08/01(月) 23:35:49.57 ID:8WXGPdCC0
うちのほむほむは運悪く上条さんにフラグを立てられてしまいましたが、
やっぱりまどかも大好きのようです。
二段構えです。まさに策士!

それではまた明日!
おまけのシチュエーションも未だ募集中だぜいっ!
178 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/08/02(火) 03:04:23.53 ID:uh12nPbT0

>>1の書く一方は見てみたい気もするから、ちと残念

さやか目当てで見てたのに、マミさんが可愛い件について
179 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟県) [sage]:2011/08/02(火) 05:01:14.69 ID:GNp0O9v2o
さっき見つけて一気読みしてしまったらこんな時間だよちくしょう!
>>1どうしてくれるんだ乙

これはまどマギじゃない
けど俺が望んでいたのは、こんな不条理を不条理でぶち壊すSSだったんだなって
180 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/08/02(火) 06:59:13.20 ID:8klSLb5ro
1は中学生?
181 :1 [saga]:2011/08/02(火) 19:51:47.58 ID:gm+9TQR90
>>178
一方さんは禁書SSを書く機会があれば書くでしょうね。
大好きですものああいう壊れキャラ。逆主人公補正キャラとも言う。

>>179
一気読みするには適度な長さだと思ったのですがどうでしょう隊長!
でもやっぱり確かに当初の構想よりは大分長くなってました隊長!

>>180
ノット中学生、バット学生

それでは以下投下。
本日は
・野良生活送る杏子ちゃん可愛いよ
・一途に恭介を想うさやかちゃん可愛いよ
の二本。
恭介はこんな奴じゃない!とか突っ込むの禁止
182 :1 [saga]:2011/08/02(火) 19:52:18.83 ID:gm+9TQR90
・師弟関係

杏子「・・・さて、久しぶりにあたしの縄張りに戻ってきたわけなんだが」

杏子「魔女どころか、使い魔もいやしねえのはどーゆーこった?」※一方さんのせいです

杏子「…しゃーねー。またマミん家でも行くかー」

当麻「……お、あれ?師匠じゃん」

杏子「おお、当麻か。なんでこんな所にいんの?」

当麻「……笑わない?」

杏子「努力はする!」

当麻「野良猫に財布持ってかれて…追いかけてたらこんな所まで来ちまってて…しかも逃げられた…」

杏子「ぶふっ! お…おまっ…! …っぷ、駄目だ!あっははははは!」

当麻「」

杏子「あーもうお前最ッ高だわ! 大好きだぜお前のそーゆーとこ!」

当麻「う、うるせーっ! どうせ上条さんは不幸ですよーだ!」

杏子「まあまあそう悲観すんなって! あたしがついてるだろ?」

当麻「……」

杏子「な、なんだその眼は…」

当麻「だって師匠脳筋…」ゲシッ

杏子「何か言い残すことは?」

当麻「ずびばぜんでじだ」ハナヂダラー

杏子「ったく、飽きねーなあお前といると」

当麻「そうだなあ。俺も喋ってて一番楽しいのは師匠かなあ」

当杏『…ふ、あははっ!』

土御門(録画完了…さーて、暁美ほむらと巴マミに見せてやるか。面白いことになりそうだぜい)

翌日。

エッチョッマッナニフタリトモイキナリサッキダッテンノ!?マミサンソノジュウヲシマッテクダサイオイホムラソノゴルフクラブデナニヲスルキダ
ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアフコウダアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!
183 :1 [saga]:2011/08/02(火) 19:53:36.16 ID:gm+9TQR90
・さやかハッピーエンド

恭介「あ、ああ志筑さん? ごめんね、連絡するのが遅くなった」

恭介「震災の後のごたごたで、うやむやにしちゃってたんだ…言い訳だけどね」

恭介「直接会って、とも思ったんだけど、ごめんね。勇気が出なかった」


恭介「……ごめん。君の告白は嬉しかったけど、受けられないよ」


仁美「…いえ、分かっていましたの」

仁美「いつもいつもさやかさんが貴方の為に病院に通っていることは、知っていましたから」

仁美「確かに私は上条さんのことが好きでしたわ。親友を出し抜いてまで想いを伝えたくなる程度には」

仁美「けれどやっぱり、私は、あなたがいて、さやかさんがいてまどかさんがいて上条くんがいて」

仁美「そんな日常が大好きなんですわ。だからあなたも、後悔だけはしないようになさってください」

恭介「…うん、ごめんね。ありがとう。勇気出た」


さやか「まずいよまずいよ、非常にまずいよまどか!」

まどか「ど、どうしたのさやかちゃん?」

さやか「あの時は私の魔女化事件があってその後すぐにワルプルギスの夜が来たから
    うやむやになってたけど、恭介は仁美に告白されてるんだよ」

さやか「私もなんとか、なんとかしないと…」グルグル

当麻「いや、告れよ」キッパリ

土御門「さっさとぶっちゃけちまうにゃー」ウンウン

まどか「うん」ソウダネ

ほむら「同上。いい加減にしなさい」ドレダケオロカナノ?

杏子「いっつまでもウダウダ言ってんじゃねーよ」スッパリ

マミ「今行動しなくて後悔するのは美樹さんよ」ソウヨ

さやか「オイ待てまどか以外の五人どっから湧いて出た」


恭介(前日の内から待ち合わせの約束をしてちゃんと告白の文面も考えた…あ、さやか来た)

さやか(普段はしないレベルでオシャレ頑張ってきた、覚悟は決めた…あ、恭介来た)
184 :1 [saga]:2011/08/02(火) 19:54:30.88 ID:gm+9TQR90
恭さや『あっ、あのっ!』

恭さや『い、いやっ、そっちからどうぞっ!?』


当麻「あーあ……」ガックリ

マミ「お約束とかそういう次元を超えてるわね…」ザンネンナコタチ…

土御門「こ…こいつら最高だにゃー…」プルプル

ほむら「美樹さやかェ…」マッタク…

まどか「こんなのってないよ…」アンマリダヨ…

杏子「最早何も言えねえ…」アングリ
185 :1 [saga]:2011/08/02(火) 20:00:35.87 ID:gm+9TQR90
うん分かった、杏子ちゃんにフラグを立てるのは無理だ。

危ないところを助けようにも杏子ちゃん強いから危機に陥りそうもないし、
困っているところを助けようにも杏子ちゃん自力で生活できてるし、
うわぁいフラグ立ちそうもねえ。

そしてああさやかちゃん可愛いよさやかちゃん。
頼むから幸せになってほしいのに円環世界でも死んじゃうんだもんよ。
過ぎ去った時間軸でも並行世界でもなんでもいいから幸せになっておくれ。
186 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/02(火) 20:59:53.42 ID:d9IHdhVDO

>>1とは良い酒が飲めそうだ
最高に幸せなさやかを見せてくれ
187 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/08/03(水) 01:10:29.13 ID:4gOksmK8o


上条当麻にはラッキースケベというものがあってな、それを使えば良いのじゃよ
乙女心をくすぐるのじゃ、成功を祈る・・・
188 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]:2011/08/04(木) 04:35:50.66 ID:aJsIKTXAO
やはり時代は恭さやの上杏だと思うのですよ
189 :1 [saga]:2011/08/05(金) 01:30:06.57 ID:BjtdVAl20
相変わらず俺はそこらじゅう回ってマミさんSSやマミさん新情報の更新を待つ日々。
誰かマミさんもさやかちゃんもほむほむもあんこちゃんもまどかも皆皆
幸せになれるSS書いて下さいもしくは見つけてきてください。
もし俺が魔女だったら、きっとそんな使い魔作って結界の中でにやにや読んでる無害な魔女になります。
でも多分マミさんに退治されますむしろしてください。
以上妄想でしたサーセン。

>>186
良いねえ良いねえ、最高だねえ。
安い酒で良いから貴方と一晩中語り明かしたい。
やっぱりさやかちゃんみたいな娘は幸せであるべきだよねえ。
良い意味でも悪い意味でも、さやかちゃんが一番人間らしいよ。

>>187
上条さん→あんこちゃんでラッキースケベを実行するとな、
「お、お前今胸触って…」→「え?胸?なんのこと?」→ギャアアアフコウダアアアアアッ!
ってなるのが目に見えてるからやる意味がないんじゃよ。

>>188
何言ってんだァァァ!
あなたが普段どのカプを愛していようがそれはあなたの自由だが
このスレにおいては上マミこそ至高に決まってんでしょうがァァァ!
マミさんマミマミに決まってんでしょうがァァァ!

ではではおまけ投下。
190 :1 [saga]:2011/08/05(金) 01:31:00.12 ID:BjtdVAl20
・ザ☆座談会

まどか「そんなわけで!」

ほむら「見滝原魔法少女連盟…」

杏子「恋バナ大会? …を」

マミ「始めまーす!」

まマ『いえー!』ドンドンパフパフ―

ほ杏『……』

まどか「ん? ほむらちゃんどうかした?」

マミ「二人とも元気ないけどどうかした?」

杏子「いやいや、あたしはお前らがノリノリなのが理解出来ねーよ!」

ほむら「わけがわからないわ…」

まどか「えー」

マミ「年頃の女の子の会話としてこれほどベターなものもないと思うのだけど」

杏子「さやかを呼ばないのは…?」

ほむら「彼氏持ちを恋バナに呼んでどうする、はい論破」

杏子「」ショボ―ン

191 :1 [saga]:2011/08/05(金) 01:32:29.12 ID:BjtdVAl20
マミ「さて、そろそろ始めましょうか。はい、全員分の紅茶淹れてきたわ」

杏子「ちっ、しゃーねーか。おいほむら、お前はどうせまどかだろ?」

まどか「えっ」

ほむら「えっ」

杏子「えっ」

ほむら「……男子なら上条当麻、女子ならまどか一択」

まどか「ほ、ほむらちゃんっ!?」

杏子「まどかはどうなんだ? やっぱ当麻か」

まどか「えーっ、ないよお。当麻くんは幼馴染だし」

まどか「…マミさんに怒られちゃうしね」クスッ

マミ「なっ…ななな何を言っていいいいるのかしら鹿目さんっ!?」

杏子「何突然どもり出してんだよ」

まどか「マミさん、熱病を疑うレベルで顔が真っ赤ですよ」

ほむら「目が斬新なバサロ泳法を実践しているわ」

マミ「うっ…うわーん! もういやだぁ! なんでみんな私ばっかり虐めるのよぉ!」

まどか(普段が頼れる先輩な分、困ったマミさんの可愛さは凄いな…)

まどか(恋愛の好きではないけど、私が好きなのはほむらちゃんとマミさんかな!)

マミ「皆が私を虐めるっていうなら、もうせっかく作ったケーキを出すわけにはいかないじゃない!」

杏子「すいやせんっしたァァァァ!」ジャンピングドゲザ

ほむら「ああもう、話が纏まらない」

まどか「ほ、ほむらちゃん…結局ほむらちゃんが好きなのって…」

ほむら「恋愛的な意味なら上条当麻、好意の絶対値ならまどか」

まどか「…照れるなぁ、もう」
192 :1 [saga]:2011/08/05(金) 01:36:25.82 ID:BjtdVAl20
恋愛に関しては、
さやか&マミさん→極端に奥手
ほむら→隠さないじゃないけど割と堂々としてる
まどか→疎い
杏子→お 菓 子 が 恋 人

こんなんだったら良いなあと思います。
特に杏子ちゃんはマジでこんなんだと思います。
主人公のまどかが一番想像つかないとかわけがわからないよ。

というわけで、おまけ後日談、現在状況は以下のようになっております。

・つっちー及び一方さんの活躍 済
・お悩み相談室 済
・あんこちゃんフラグ成…立…? 済
・さやかハッピーエンド 済
・魔法少女たちの恋バナ 済
・お泊まり会
・その晩
・フラグクラッシュ
・恭さやラブラブ
・巴マミをプロデュース。
・QBは上条当麻に復讐するようです

まだまだ題材、シチュともに募集中。
今日も幸せなマミさんを夢見てマミマミ。
193 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]:2011/08/05(金) 02:14:19.83 ID:tVHiIAjWo
乙!
ところでやはりあなたは……いや、ここで野暮なことは突っ込むまいて

恋バナ大会でも冷静なほむほむ可愛いよほむほむあーやべぇ可愛い!
194 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/08/05(金) 02:24:06.13 ID:Avt4ymXuo
>>189
ざんねんながら>>1は上条当麻の能力を過小評価しているッッッ!
なぜか女の子が胸に飛び込んでくる、なにもない所で女の子が転びそうになって抱きとめる、追われて二人で逃げる時お姫様だっこで逃亡する・・・
これらの事を自然にしてしまう、それが上条当麻だッッッ!!

個人的には無自覚まどかが周囲を振り回す展開がおいしいとおもいます
195 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(三重県) :2011/08/05(金) 02:32:54.00 ID:i2PIg5Ef0
上条さんは約10000人とフラグを立てる第一級フラグ建築士だから高が杏子の一人や二人、余裕
で立てれますね。
196 :1 [saga]:2011/08/05(金) 03:05:56.14 ID:BjtdVAl20
ちょww
寝る前にもう一回見て自己満足に浸ろうとしたらwwwww
皆是が非でも杏子ちゃんにフラグ立てたいんだなwwww

諦めきれずに支部も25も節操無く回り続けます
たまにハッピーもの見つかるけどそれはそれで涙腺決壊して困るわ…
まどマギは本当に「あと一言言っておけば…」「あと一歩踏み出せていれば…」ってのが多すぎるんだよ。泣くよ。

>>193
いや待って待ってマジで待って何を言いかけたの俺気になって眠れない!
ほむほむ可愛いよね! 初め気になったの黒髪ロングだったからだけどさ!
今では立派なほむほむ愛好家だよ!

>>194
無自覚なまどかですね、分かりました。追加ですたい

>>195
御坂妹全体で10000人扱いは卑怯だと思うんだ。
一方さん派の妹もいるらしいし。
そしてあんこちゃんをたかが扱いするんじゃねえww

・つっちー及び一方さんの活躍 済
・お悩み相談室 済
・あんこちゃんフラグ成…立…? 済
・さやかハッピーエンド 済
・魔法少女たちの恋バナ 済
・お泊まり会
・その晩
・フラグクラッシュ
・無自覚なまどかは皆を不安にさせちゃうの←New!
・恭さやラブラブ
・巴マミをプロデュース。
・QBは上条当麻に復讐するようです

戦闘描写の練習がしたいからおまけの一環として皆のパトロールでも書こうかと思っている。
予定は未定。
197 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/05(金) 09:37:23.93 ID:a6pLpVADO

さや恭一人前追加で

些細な事で喧嘩したけど皆に諭されて元通り元のさや
とか
上マミ(ほむ)ダブルデートとか夢は膨らむ

何にしてもくっついた後のさや恭はレア過ぎるので、期待してるぜ>>1
198 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/08/05(金) 10:38:41.08 ID:Avt4ymXuo
上まどが抱き合って甘い言葉を交わすのを目撃したほむら

原作さやか状態で電車にのって魔女化寸前に誤解を解きに来る上まど・・・ふと浮かんだ
199 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2011/08/05(金) 20:39:16.88 ID:rr6a0blw0
>>1は上条当麻のことを舐めてるなあいつは何もなくても転ぶことができるんだよ!!!
いいから転ばせて杏子の胸にダイブしやがれ!!!
200 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]:2011/08/05(金) 20:57:08.31 ID:vFviH7Zpo
思い入れのあるキャラは特別であって欲しいんよ
勲章じゃねえんだから、遊び半分にフラグなんてお約束で立てるもんじゃねぇべ
自分は可愛いマミさんを応援しています
201 :1 [saga]:2011/08/05(金) 22:57:33.14 ID:BjtdVAl20
「幻想、もしくはそれに等しいもの」。良い曲ですよね。
知っての如く皆大好きフラグ建築士上条さんのキャラクターソングですが、
歌詞がいちいちウチの上条さんっぽいと筆者はニヤニヤしております。
絶望など無視すりゃいい、とか願ったあの日に還るんだ、とか。
うわ俺きめえww

>>197
だよね!レアすぎるよね!
もっとさやかを幸せにしてくれる恭介がいたっていいと思うんだ!

>>198
そのネタ、い た だ い た

>>199
あんたどんだけあんこちゃんフラグ立てたいんだよwwwwww

>>200
我が同志!マミさん可愛いよね!
本当はまどか達みたいなガラスハートの中三女子なのに、毎日頑張ってるあたり健気だよね!
守ってあげたくなるよね!でも俺には代わりにシャルさんの餌食になるくらいしか出来そうもないので
このSSで上条さんに助けてもらおうと思ってたんだけど気付いたら上条さんシャルの餌食になってた。


それでは以下投下。
今回は
・魔法少女家族☆マギカ
・ラッキースケベの末路
・上条さんの本領発揮
の三本でお送りいたします。
202 :1 [saga]:2011/08/05(金) 23:02:44.15 ID:BjtdVAl20
・お泊まり会

当麻「…いや、いくらマミさんの家が広いとはいっても、七人は無茶だったんでは…」

マミ「まあ、いいんじゃない?これくらいごたごたしてた方が、私は賑やかで好きだわ」

当麻「いや、マミさんがいいならいいんですけど…」

さや杏『ごはんまだー?』

マミ「はいはい、もうすぐだから待ってなさいね。あ、上条くんこれできたから運んどいて」

当麻(完全にお母さんだ…)

恭介「僕も手伝いますよー」

マミ「うん、お願い」

当麻「杏子師匠はともかく、さやかも食べる専門だからなあ。お前も困るんじゃね、将来」ニヤニヤ

恭介「あはは…でも最近、色々練習してるって聞いたよ。『まずはお弁当をつくってみせるっ!』って」

当麻「ほう、中学生が花嫁修業ですか。アツアツで妬けるなーお前ら」

恭介(君にだけは言われたくないな…)

マミ「あ、上条くーん。これも焼けたから持ってってー」

当麻「はいはいマミさーん」

マミ「火傷しないようにねー」

恭介「……どうみても夫婦だし」

マ麻『ん?なんか言った?』

恭介「いーえ、なんでも」

当麻「そっか、じゃいいや。おらーヤロウどもマミさん謹製の御馳走だぞー」

さや杏『やたー』ワ―イ

恭介「父と娘みたいだし……」

土御門「上やんぱねえっす、ってところだにゃー?上やん(恭)よ」

恭介「色々と納得がいかないけれど、まあ同意だね」
203 :1 [saga]:2011/08/05(金) 23:05:54.07 ID:BjtdVAl20
・その晩

マミ「じゃ、お風呂は女子組が先、男子組が後ってことで」

一同『はーい』

一時間後!

さやか「さーて女子組最後のマミさんが入浴いたしましたー」ワキワキ

まどか「さやかちゃん、そのテンションは一体…」

杏子「決まってんだろ?」

さや杏『風呂上りに上条当麻と巴マミ、不意の遭☆遇!』ドヤァ

ほむら「…既に上条当麻はけしかけておいたわ」キリッ

まどか「とっ…当麻くん逃げてー!」

まどか「…てか、ほむらちゃんこういうのに乗るタイプだっけ?」

さやか「抜かりはないよ! なぜなら既にまどかの盗撮写真を使って買収済みだからだーっ!」

ほむら「…ほむ」wktk

まどか「……ほむらちゃん、さやかちゃん。ちょっと表出ようか」ニコ

さやほむ『すみませんでした』ドゲザ

ウワアチョッマッカンチガイデスイヤホントワルギハナイッツーカナニガオコッタノカカミジョウサンニモリカイデキナ…
ギャアアアアアアアアアアアアフコウダアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!
204 :1 [saga]:2011/08/05(金) 23:14:31.78 ID:BjtdVAl20
・フラグクラッシュ

まどか「お泊まり会の夜って修学旅行の夜に通じるものがあるよね!」

さやか「ほうほうまどか、それはあたしに騒げというフリなのかい!?」

当麻「騒いでみろ、摘まみ出す」

さやか「当麻怖っ!?」

まどか(当麻くんも明らかにマミさんのこと好きだよね)ネー

さやか(いい加減告ればいいのにね)ネー

当麻「というか俺は出て言って構わないでしょうか上条さんのチキンハートは同年代の女子と
   同室で一夜を過ごすことに耐えられそうもないですちょっと俺風呂場行ってくる」

さやか「却下☆」ガシッ

当麻「」

杏子「」zzz…

マミ「ふふ、もう寝てる。健康的ねえ佐倉さんは」

さやか「さて、深夜のテンションで聞くよ?」

当麻「おうおうなんですかさやかサン」

さやか「ここにいる女の子5人、付き合うとしたら誰!?」

当麻「」ブ――ッ

土御門(フラグ建築士なんてマジで死ねばいいんだにゃー)

恭介(ほ、ほらっ、君にはほら以前言ってた義妹さんがいるんだろう? いいじゃないか)

土御門(それもそうだにゃー。よし、上やん(恭)には舞夏の魅力を一晩語りあかしてやるぜよ)

恭介「」シマッタ…

マミ(…いえ、気になる訳じゃないのよ。ただ一介の女の子として恋バナを聞き逃したくないだけで)

ほむら(いえ、気になる訳じゃないのよ。ただ一介の女の子として恋バナを聞き逃したくないだけで)
205 :1 [saga]:2011/08/05(金) 23:17:44.98 ID:BjtdVAl20
当麻「んー…どうだろうなあ」

当麻「まどかだったら、まあ普通に幸せな家庭を築くことになるんだろうなあ。普通に」

まどか(普通って…)

マミほむ(げふっ)トケツ

当麻「さやかだったら、毎日騒がしくて退屈しないだろうなあ。まあ恭介の嫁だからねーけど」

さやか「失礼な! そして後半GJ!」

マミほむ(げふっ…)マタモトケツ

恭介「」ブ――ッ

当麻「杏子師匠だったら、まあ、家事は俺頼みって事になんのかな…でも、楽しそうだな」

まどか(ああ、当麻くん主夫の資質ありそうだもんね)

さやか(納得の事実だね)

マミほむ(げふぅ…っ)モウドウニデモシロ

当麻「ほむらだったら…ん、分かんねえな…でも、悪くないな。あいつなんやかんやで良い奴だし、器用だし」

ほむら(ふふんっ)ホムッ

マミ(ぐはっ!?)チ―ン

当麻「マミさんだったら…ああ、最高だな。飯美味いし、紅茶美味いし、家事完璧だし」

マミ(えへんっ)ティロッ

ほむら(がふぅ!?)チ―ン


当麻「まあ、正直考えもしねーよ。上条さんとお前らじゃ、釣り合いませんよww」オレガミジメダッテ…

さやか(流石フラグの破壊者…おのれ上条当麻)


エッチョッマミサンホムラサンナンデソンナカミヲサカダテテイラッシャルノデショウカデモソンナフタリモステキ…
ギャアアアアアアアアアアアアアアフコウダアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッー!!
206 :1 [saga]:2011/08/05(金) 23:24:03.80 ID:BjtdVAl20
上条さんならこのくらいやってくれるって、アタイ信じてる
そんな訳で今回のおまけはおしまいです。

・つっちー及び一方さんの活躍 済
・お悩み相談室 済
・あんこちゃんフラグ成…立…? 済
・さやかハッピーエンド 済
・魔法少女たちの恋バナ 済
・お泊まり会 済
・その晩 済
・フラグクラッシュ 済
・無自覚なまどかは皆を不安にさせちゃうの
・恭さやラブラブ
・巴マミをプロデュース。
・QBは上条当麻に復讐するようです

まだまだ題材募集中。
目指せ、おまけで1000到達。
……無理か。
207 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海・関東) [sage]:2011/08/05(金) 23:36:42.97 ID:SPMbeIjAO
GJ。面白かった。

上条同士の精神の入れ替わりが見たいなって。
208 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/08/05(金) 23:39:55.44 ID:Qyp59g4J0

1000かぁ…
長編なしだと、かなりの長期連載しないときついかもしれないけど
やれるところまで、ゆっくりやれば良いんじゃないかな
そんな>>1を俺は応援してる

平和なまどマギが見れるだけで幸せな気分になれるしね
209 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/06(土) 00:32:35.86 ID:AJ3llyQh0
杏子と当麻のいちゃいちゃ見てみたいお
210 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/08/06(土) 01:30:54.92 ID:ldYrbLGD0
このスレ一気読みしたよ。>>1乙。

リクエスト 世界の破壊者さん来訪


いや、二度もネタを見てしまうと耐え切れなくなってしまった…
211 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/06(土) 13:42:13.69 ID:RIAVJwqIO
>>1乙かれ様
ハッピーエンドって良いね!!

リクエスト受けてくれるなら一方通行を魔法少女達に会わせてくれませんか?
212 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/06(土) 18:55:33.70 ID:SnOjpZHDO

さやかの為の演奏会が欲しいな
12話と違い、幸せいっぱいで聞かせてやってくれ
213 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州) [sage]:2011/08/06(土) 19:17:18.98 ID:qPi+B4CAO
やっぱ人間笑ってる方がいいな……もし見れるとしたらシューティングゲームで無双するほむらとマミさんが見たいです。
214 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/06(土) 19:35:09.16 ID:AJ3llyQh0
>>211

やめてくれ
215 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2011/08/06(土) 20:25:37.30 ID:vdP/c5lj0
上条「うお」

上条は石に躓き前にいる杏子に覆いかぶさる感じでこけた

杏子「いってて、何しやが…ひゃん!」

上条「うーん?なんだこの小さくて柔らかい感触は」モミモミ

杏子「ちょ…ひゃ!やめ…あん!///」

上条「うん?もしかしてこれは…」モミモミ

杏子「い…いい加減にしろ!」バキ

上条「ぐふ」バタン

杏子「え?…やりすぎた、起きろ上条」ユッサユッサ

上条「うん?いったい何が?…」

杏子「よかった…」

216 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2011/08/06(土) 20:26:20.42 ID:vdP/c5lj0

上条「あれなんで俺、気絶してたんだ?師匠知ってますか?」

杏子「え!え…えーと…それは…か上条がいきなり私の胸を触ってきて…それで私が叩いたら///」

上条「ええ!?俺、師匠の胸触ってたの!?くっそー感触覚えてねえ、不幸だ…」ズーン

杏子「そ…そんなに触りたいなら触らせてあげてもいいけど///」

上条「!?い…いいんですか…」ゴクリ

杏子「す…少しだけだからな!///」

的な展開はまだかあああああああああああああああああああああああああああああ
長文すまん
217 :1 [saga]:2011/08/06(土) 21:23:24.77 ID:gWSZRD340
相も変わらず杏子ちゃん人気。いや、好きだけどさ…
そんなことよりマミさんの話しようぜ!

>>207
了解。
魔女の仕業で良いよね?

>>208
今投下してるような小ネタなら5分ちょいで書けるし、
要望が尽きない限りそして筆者のHPが尽きない限り、このスレは不滅です。

>>209
うちの上条さんとあんこちゃんでは立場的にも関係的にもフラグが立たないことが証明されたので
出来ればウチのスレでは諦めていただいた方が貴方の精神衛生上もよろしいかと。

>>210
や め ろ まどマギの世界が破壊されてしまう!
俺の中で平成最高と名高いハーフボイルド探偵と魔少年のコンビなら考えないでもない!

>>211
無茶を言うなwwwwww
インデックスさんネタの時も言ったんだけど、接点がなさ過ぎて無理だww
上条さんみたいに「これは最初からそういうもの」と決めてない奴は基本原作通りのつもりだし。

>>212
承った
さやかちゃんは地獄の底に行ってでも幸せになるべき
そこが何であろうとさやかちゃんがいるならさやかちゃんを幸せにする場所であるべき

>>213
了解した
ゲーセンには行かせたいと思ってたから俺得な要望だわww

>>215
も う あ ん た が ス レ 立 て て 書 け よ w w w w w
絶対見に行くから! 支援するから! な?いいだろ?


それではおまけ投下。
今回は、
・無自覚なまどかは皆改めほむほむを不安にさせちゃうの
・恭さやラブラブ
でお送りいたします。
218 :1 [saga]:2011/08/06(土) 21:24:29.04 ID:gWSZRD340
・まどかクオリティ

ほむら「暇ね…平和になって仲間が出来て、必然的に暇が生まれてしまったわ」

ほむら「ワルプルギスの夜でもない限り手製の爆弾で十分対処できてしまうし…」

ほむら「……あ、まどか……」


当麻「――で――だから――好きだ――」

まどか「―――だし――やっぱり――好きだから――」

ほむら「」ガ―ンッ


ほむら「ほむぅ…遂に…遂に恐れていた事態が…っ」

ほむら「まどかまでもがあの建築士にフラグを立てられてしまった!」

ほむら「おのれ上条当m…ん、なんだか美樹さやかと同格に見られてしまう気がしたからやめておきましょう」

ほむら「……はぁ」ズ―ン


ほむら「…あら、またまどかだわ」

ほむら「そ、そうだ! 気のせいだったんだわ! ただ単に話してただけで、きっと好きな食べ物とかの話題…」


まどか「――好きだし――たぶん――今から――」

恭介「――それより――喜ぶだろうし――」

ほむら「」ガ――ンッ


ほむら「い、いやいや…ないない…ビッチまどかとか…流行らないって…」

ほむら「だから気のせい…絶対気のせい…きっとお中元とかの話題に決まって…」

ほむら「ほむぅ…」ズ――ン


まどか「――やっぱり――した方が――良いだろうし――」

さやか「――それよりさ――普通に――した方が――」

マミ「――いやいや――好きだろうし――でもやっぱり――」

杏子「――でもさ――あいつは――こっちの方が――」

ほむら「」
219 :1 [saga]:2011/08/06(土) 21:26:26.07 ID:gWSZRD340
ほむら「え? 嘘? 嘘だよね?」

ほむら「私ぼっちだったの? え、嘘だよね? いや、マジで? え、嘘?」

ほむら「……ちっくしょー! こんな世界滅ぼして――!」

さやか「いやいや、何いきなり物騒な事言ってんの、ほむら」

ほむら「――、ほむ?」

マミ「もういいじゃない、誰も知らなかったし仕方ないでしょう?」

まどか「むぅ…」

杏子「ほら、さっさと聞いちまえって」


まどか「…ほむらちゃんって、お誕生日いつだっけ?」

ほむら「」


ほむら「……え?」

まどか「いやだから、お誕生日」

ほむら「えっと……あの、確認をしたいのだけど」

まどか「うん」

ほむら「上条当麻と喋ってたのも?」

まどか「当麻くんならほむらちゃんのお誕生日知ってるかなって」

ほむら「上条恭介と喋ってたのも?」

まどか「さやかちゃん絡みで知ってるかなって」

ほむら「今皆と話してたのも?」

まどか「誰か一人くらいは知ってるかなって」

ほむら「………」


まどか「…わーっ、ほむらちゃんが倒れたーっ!?」

杏子「ほむらァァァ!?」

マミ「…だから普通に本人に聞いて、普通にパーティーすれば良いじゃないって言ったのに…」ネー

さやか「『こういうのはサプライズに限るって、おばあちゃんが言っていた!』って譲らないから…」ネー
220 :1 [saga]:2011/08/06(土) 21:27:35.29 ID:gWSZRD340
・ラブラブなあの娘

さやか「おーはよっ! 恭介、学校行こう!」

恭介「分かった分かった、ちょっと待って…うん、行こう」

さやか「それじゃ、いってきまーす!」

恭介「いってきます」

恭父「…うむ、一時はどうなる事かと思ったが…」

恭母「さやかちゃんがついていてくれて、本当に良かったですねぇ…」

恭父「本当に、あの娘には感謝してもしきれないよ…」


さやか「おっ…はっ…よ―――っ!」ガバァ

まどか「」ヒョイ

さやか「っっっぶ―――っ!?」ズザァ

恭介「さっ…さやかーっ!? 大丈夫!? 大丈夫なの今凄い音したよ!」

さやか「」

まどか「もう慣れたよさやかちゃん…」オオコワイコワイ

仁美「あらあら、うふふ」
221 :1 [saga]:2011/08/06(土) 21:28:37.33 ID:gWSZRD340
さやか「ねえねえ恭介? 数学でさ、ここが分からなくて…」

恭介「ん? ああ、ここはこうして、さっきのxの値を代入して…」

さやか「んーと…あ、あー…こういうことか…うん、分かったよ! 恭介は相変わらず頭良いね!」

恭介「あはは、そんなことないって。でも、最近さやか頑張ってるね」

さやか「ええそりゃあもちろん! なんたってあたしは恭介と同じ高校に行かなきゃならないからねー!」

恭介「自然にそう言う事を言わないでくれよ…照れるって」

まどか「最近さぁ、さやかちゃん真面目になったよね」ヒソヒソ

当麻「ああ。そしてナチュラルに恭介とイチャイチャしてるな」ヒソヒソ

ほむら「……ま、魔女化されて死なれるよりは余程ましだから、いいんだけど」ウゼェ


さやか「恭介! お弁当食べよ! つくってきたから!」

恭介「あ、いよいよつくってきたんだ。楽しみだな」

まどか「私達はどうするべきなんだろうね…」ヒソヒソ

当麻「とりあえずこちらから誘うべきじゃないことは確かだな…」ヒソヒソ

ほむら「既に連絡は取ってあるわ、屋上に巴マミと佐倉杏子がいる…」ヒソヒソ

当麻「じゃ、行くか…」コソコソ

さやか「ん、あれ? あんたら一緒に食べないの〜?」

恭介「屋上行こうよ、屋上」

ま当ほ(((冗談だろ…?)))カンベンシロヨ…
222 :1 [saga]:2011/08/06(土) 21:34:38.15 ID:gWSZRD340
敢えて言おう、イチャラブ状態の恭さやは、書けないなりに書いてて楽しかった。
ああもうさやかちゃん可愛いよさやかちゃんんんんん!

色々リストに追加忘れてた気もするおまけ書く予定リスト。

・つっちー及び一方さんの活躍 済
・お悩み相談室 済
・あんこちゃんフラグ成…立…? 済
・さやかハッピーエンド 済
・魔法少女たちの恋バナ 済
・お泊まり会 済
・その晩 済
・フラグクラッシュ 済
・無自覚なまどかは皆を不安にさせちゃうの 済
・恭さやラブラブ 済
・巴マミをプロデュース。
・恭さや喧嘩←New!
・上マミ恭さやダブルデート+追跡班←New!
・上上入れ替わり←New!
・恭介の恭介によるさやかのための演奏会←New!
・いざゲーセン←New!
・QBは上条当麻に復讐するようです

そして今日も幸せなマミさんを探して。
れっつマミマミ!
223 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2011/08/06(土) 21:36:40.97 ID:vdP/c5lj0
あんたが最後の希望だったのに…いやあきらめるわ…いろいろとすまんないままで


















じゃあほむらで
224 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/08/06(土) 22:05:10.60 ID:Lmxs5+Qfo
そうなー、少し禁書成分を増やすか。
・決戦!超電磁砲VSティロ・フィナーレ!(帰省中に遭遇)
・歴戦と原石(実は見滝原在住の削板と杏子)
・かんざきさんじゅうろくさい(ほむほむと)
・行き交う緑(ヘタ錬と仁美)
・未来は見えないから希望がある(小5の佐天とまどか)

さやか?とりあえず二人で夜空でも見ようぜ!
225 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/07(日) 00:20:40.20 ID:JWnwrEODO
さすが>>1
俺達に出来ない恭さやをやってのける!
そこに痺れる憧れるゥ!

いや、マジでここでお腹いっぱいになるまで恭さや見たいです

ただ、期待に応えてくれて恭さやだらけになったし
今日のリクエストはほむほむの誕生会実現で
上まどに囲まれて役得とか美味しいじゃないですか
226 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/08/07(日) 00:51:33.93 ID:H9YnDkKjo
ナイス恭さや>>1乙!

みんなで杏子師匠直伝のキャンプ生活
マミさんオリアナ入れ替わり
をリクエストで
227 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/08/07(日) 12:35:30.80 ID:z/dU/Zpj0

これは良い恭さや
228 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/07(日) 15:50:03.04 ID:rlmWK5Hr0
>>1恭さやGJ!!

リクエストなら超電磁砲達と魔法少女達がなんかで絡んでほしい…!
それか黒子の変態に影響された変態ほむらさんを…
229 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2011/08/07(日) 19:35:29.15 ID:478fb+0p0
禁書はもう増やさなくていいだろ
230 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/08/07(日) 21:10:51.51 ID:/kSLLN+Eo
>>229
レギュラーで増やす必要は無いがイレギュラーで増やす必要はある。
231 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/08/07(日) 23:37:06.53 ID:TbCDMqjZ0
>>215のスレが見当たらないんだが




まだなのか?
232 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/08(月) 00:21:13.65 ID:jnIkuq9IO
ほむほむお誕生日会がみたいなー
233 :1 [saga]:2011/08/08(月) 23:22:59.56 ID:JG/SFbl50
いやはや要望も沢山下さってとてもうれしい限りです。
ですが世界観上禁書サイドからの客演はどうしても難しいので、
以前言った通り、出来れば控えていただきたく存じます。
しかし丁寧にシチュまで書いて下さったのに全部却下というのもアレですので一部採用の形をとらせて頂きます。

>>223
ごめんネ!
上杏はきっと>>215が書いてくれるからそれを待つんだ!
実は俺も待ってたりする!

>>224
前述の通り禁書側からの客演は難しいです。
でも全部不可というのも心苦しいので何やっても許される削板さんは登場させます。

>>225
いえー! 俺こそがマミさんもさやかちゃんも救い隊だぁ!
そしてお誕生日会了解しますた。ほむほむの誕生日がいつだったかなんてこの際気にしない

>>226
筆者はオリアナさんのキャラクターを掴み切れていないので無理っす。すみません。
具体的には「おりあな」―変換→「おり穴」ってなるくらい掴み切れてないんです。
キャンプの方は了解です。さっぱり構想が浮かんでこないんで随分後の方になっちまいそうですが…。

>>227
恭さやはもっと増えるべきだよね!
なんてったって作中で唯一想像の余地なしに恋愛イベント派生したんだから!

>>228
すみません、一人二人ならまだしも電磁組全員となると、見滝原に来る理由が捏造不可なレベルです…
そしてウチのほむほむは変態じゃないので無理です。すみませんがそういうスレをあたっていただければ…

>>232
お誕生日がいつかは定かではありませんが書きます。
冬のイメージがあるけど、いつなんだろう。


それでは投下。本日は、
・マミさん可愛いよマミさん
・喧嘩くらいできれば本編の悲劇もなかっただろうに…
の二本でお送りいたします。
234 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/08/08(月) 23:28:10.56 ID:+7nmOgh1o
そうか、可能な人物だけ集めたつもりだったが残念。そぎー楽しみにしてます
235 :1 [saga]:2011/08/08(月) 23:31:10.26 ID:JG/SFbl50
・巴マミをプロデュース。

マミ「お待たせー」チョコン

さやか「いやー、たまには男子どもハブって女子だけでショッピングってのもいいですねぇ!」キリッ

ほむら「まあ、あの糞ったれのループに比べれば、ね」キリリッ

杏子「相ッ変わらず素直じゃないなー、ほむらは。素直に楽しみって言えー」キリッ

まどか「……」キリッ

ほむら「…ん、まどか。どうかした?」

まどか「いやー、なんていうか…」チラッ

マミ「?」

まどか「マミさんって、あんまりオシャレってしてこないですよね」

マミ「!?」

さやか「あー…言われてみれば、分からなくもないかなー。変わり映えがしないというか」

杏子「いつも同じ服着てるような…」

マミ「いや、あの…毎晩のようにパトロールに出てたから…外行き用の服なんてほとんど買ったことがなくて…」

ほむら「予想の三倍ヘビーだった…」←使い魔でも見つければ倒すが探しにまでは行かない

さやか「反省ってレベルじゃねーぞ!?」←パトロールしてないわけじゃないが気が向いたときだけ

杏子「うっ……」←使い魔放置主義

さやか「よし、決めた! 今日のお買いものはマミさんを着飾る会に決定!」

ほま杏『賛成』

マミ「えっ!? いや、いいわよ、そんな…!」

さやか「いーや、頼れる先輩のファッション要素がその余り似合ってないチョーカーだけだなんて…」

さやか「そんなの、あたしが許さない!」

マミ「に、似合ってなっ…!?」


ワイワイガヤガヤイヤチョッマッテイヤダッテバコンナノワタシニハニアワナキャ――ッ!?


236 :1 [saga]:2011/08/08(月) 23:35:02.30 ID:JG/SFbl50
マミ「どうしてこうなったの…」

まどか「美容院に行って元のカールを活かしてボリュームたっぷりにしたふわふわの金髪!」ドン

さやか「チョーカーは外さないというマミさんの主張に応えてそれに似合う服装!」ドドン

ほむら「ただしこちらが絶対に譲らないと言い張って作り出した絶対領域」ドドドン

杏子「まさに完璧…取り返しのつかない化けモンを生み出しちまったぜ…」ドォ―ンッ

さやか「あ、ちなみに当麻の奴には連絡入れてあるんで」

まほ杏『さやかGJ!』

マミ「」

当麻「おーいなんださやか、呼ぶなら恭介の奴を呼べば…」ガ―ン

さやか(当麻固まってる固まってる)

まどか(期待通りだねっ)


当麻「……お、俺のマミさんがこんなに可愛いわけがないっ!?」


マミ「」

杏子(あーあ…やっちまったなフラクラ野郎…)

ほむら(むしろネタさえ伝わればそこそこ頑張ったとも言えるのに…)


イヤチョッマッテマミサンコレハコトバノアヤトイウカネタトイウカツマリケッシテフダンノマミサンガカワイクナイワケデハナク…
マッテコレオレワルクナイヨナ!?ギャアアアアアアアアアアアアフコウダアアアアアアアアアアアアアアアッ!!
237 :1 [saga]:2011/08/08(月) 23:37:56.56 ID:JG/SFbl50
・いやもう冗談抜きに、くっだらねえ喧嘩 By上条当麻


恭介「―――」

さやか「――?」

恭介「――!」

さやか「〜っ、もう! 恭介のばかぁ!」ダダッ

恭介「あっ、ちょっ待っ、さやかつ!?」


当麻「ふむ、それでさやかに見捨てられたと」

恭介「見捨てられたって言うなよ…」ショボン

当麻「マジで落ち込んでんじゃねーよ…鈍感も突き詰めりゃ罪だな、うん」

当麻「お前もそう思うだろ中沢」

中沢「同意はするがお前が言うな当麻!」

当麻「何言ってんだお前、俺のどこが鈍感だよ。敏感だよ。ビンビンだよ(命の危機に対して)」

中沢(鈍感もここまで来れば重罪だな…)

男子A「いやしかし! 『今まで美樹を異性として意識してなかった』など!」

男子B「何それうらやまけしからん!」

男子C「それは我ら『オクタヴィア・フォン・ゼッケンドルフ同盟』への宣戦布告と受け取った!」

男子D「許すまじ上条恭介!」

当麻「そう言う訳だ! 皆GO!」

男子『うおおおおおおおおおお!』ダダダ

恭介「不幸だ――――――っ!?」ダダダ
238 :1 [saga]:2011/08/08(月) 23:39:20.51 ID:JG/SFbl50
マミ「まあ、うん…」

さやか「でね、でね、恭介がぁ…酷いんですよお…」

マミ(紅茶で酔って絡んできてる…)

さやか「あたしが魔女化したあのときまであたしのこと異性として意識してなかったーなんてぇ…」

マミ「確かに酷いとは思うけど…」

まどか「ほ、ほら、上条くんが鈍感なのは前からじゃない」

杏子「ウダウダうっせーんだよ、気に入らなかったら喧嘩して仲直りしてこい、それで解決だろ」

ほむら「既に交際相手がいるのに私達に相談するのは甘え」

さやか「ちっくしょう…」
239 :1 [saga]:2011/08/08(月) 23:41:37.06 ID:JG/SFbl50
恭介「うわあああああああん! どこまで追いかけてくる気だよ当麻ぁぁぁ!」

当麻「もちろん、お前が反省するまでだぁぁぁ!」

当麻(こちらそげぶ、上条恭介はA地点に到達)ピピピ


杏子「おら、仲直りしたいんだったらさっさと行く! ここにいてもしゃーねーだろうよ」

ほむら「はいはい勝者の余裕勝者の余裕」ゲシッ

さやか「さっきからほむら、あたしの扱い酷いよね!?」

ほむら(こちらほむほむ、美樹さやかはやっと巴マミの家を出たわ)
240 :1 [saga]:2011/08/08(月) 23:43:18.28 ID:JG/SFbl50
恭介「はぁ、はぁ…病み上がはぁ…りにはキツ…はぁ…い運動はぁ…」

男子『待てや上条ォォォォォ!!』ドドドドドド

恭介「うっそーん!?」

当麻(師匠との戦闘訓練で鍛えた観察眼があれば男子どもに指示を出しつつほむほむに連絡など容易!)

当麻(こちらそげぶ! そろそろ上条恭介は目標地点に到着!)

ほむら(こちらほむほむ、美樹さやかは既に目標地点に到着、私達は見つからない位置でスネーク中よ)

当麻「よし…全体、止まれー!」

男子A「何を言うか当麻!」

男子B「あの男に美樹さんの魅力を余すところなく伝えねば!」

当麻「まあまあ、あれを見てみろ」


さやか「……恭、介?」

恭介「さ…さや…はぁ、はぁ…さやか…はぁ…か…」ゼ―ハ―ゼ―ハ―


男子C「…謀ったな、当麻…」

男子D「だが今回はGJと言っておいてやろう」

男子ABCD『我らOVZ同盟は、美樹さやかの幸せを何より優先するからな!』キリッ

当麻(何このいい奴ら)


ほむら「結局あのバカップルは翌日普通に仲直りしていやがったわ」

当麻「安い喧嘩だったよな…」
241 :1 [saga]:2011/08/08(月) 23:48:47.90 ID:JG/SFbl50
敢えて言う、ウチの上条さんには不幸が足りない!

そんな訳でおまけシリーズも割と個数をこなしてきました。
SS内における各キャラの役割みたいなものが定まってきた気がします。
とりあえずなんでもアリなほむほむ△


おまけ進行状況

・つっちー及び一方さんの活躍 済
・お悩み相談室 済
・あんこちゃんフラグ成…立…? 済
・さやかハッピーエンド 済
・魔法少女たちの恋バナ 済
・お泊まり会 済
・その晩 済
・フラグクラッシュ 済
・無自覚なまどかは皆を不安にさせちゃうの 済
・恭さやラブラブ 済
・巴マミをプロデュース。 済
・恭さや喧嘩 済
・上マミ恭さやダブルデート+追跡班
・上上入れ替わり
・恭介の恭介によるさやかのための演奏会
・いざゲーセン
・ほむほむのたんじょうび←New!
・となりのソギー←New!
・キャンプ(保護者付添はどうしたとかそういう無粋な事言うの禁止)←New!
・QBは上条当麻に復讐するようです
242 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/08/09(火) 02:29:58.80 ID:9ihETkKe0

そう言えばこのSSって杏子の過去って消化してないですよね?
それを題材にしたシリアスが見たい気もする
うまくやれば上条さんとのフラグも…?

まぁ飽くまで一要望なんで、気に入らなければ受け流してくれても結構です
243 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]:2011/08/09(火) 03:40:51.08 ID:Vsl3ws2Ho
OVZ同盟に参加したいのですがさやかちゃんが可愛い過ぎて息が詰まって胸いっぱいで窒息死しそうです
244 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟・東北) [sage]:2011/08/09(火) 08:44:19.34 ID:Ej2KMAtAO
>>242

もういい…やすめっ…!わかったから…もういいんだっ…!!




だから上杏はあきらめろと…でも削杏はダメとは言ってないよね?(チラッ
245 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/09(火) 12:30:40.15 ID:mmPdtxQDO
どういうことだオイ!
OVZ同盟って使い魔じゃねーか!

何にしてもさやかが幸せそうで何より。
くっついた後のさや恭は新鮮だぜ。
246 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2011/08/09(火) 13:09:12.53 ID:RzFBex9Io
そ…削杏は…勘弁して下せえ!お願いします!さすがにそれはきつい見てらんねえんだよ!!!
まじやめて!むりむりまじで!ほんとに!せめてまどかの方の誰かにしてくれ!
さすがにきついよ……頼みます!もう上杏はのぞまないから!!!!!!!!!頼みますよ…
247 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2011/08/09(火) 13:22:24.70 ID:RzFBex9Io
すまんさっきのは気にしないでくれ夏だからおかしくなってただけなんだ…すまん
248 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/08/09(火) 13:27:17.70 ID:exmY3lJyo
そこまで削板を嫌う理由って・・・
偽典読めばわかると思うがそぎ−はよく二次で書かれているようなバカじゃないし(熱血バカではあるが)熱血漢でいいやつだぞ?
原作で上条さんの代わりができるのは削板だけだと思うくらいなんだが・・・
249 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2011/08/09(火) 13:59:19.11 ID:RzFBex9Io
違う違う削板は嫌いじゃないんだよむしろ好きな部類だし
ただなんか杏子とのカップリングは…
250 :1 [saga]:2011/08/09(火) 17:47:22.59 ID:VvRrlwBV0
分からんでもないww
削板はカップリングに収まる器じゃねえよなwww

>>242
とりあえず読んでいただければ分かるようにウチの本編、数々のイベントをすっとばしております。
ですが作中でロクに語っていないだけで実際は消化しているイベントもあるんです。
例えば杏子ちゃんの過去は、この作中においてはさやか☆魔女化イベントの後に語られております。
すみませんでした。

>>243
ちょっと待って文の前後繋がってないよね!?
そして俺だってOVZ同盟参加したいんですがどこに行けば入会手続き出来るんですか?

>>244
削杏www
唐突すぎるわ多分それあんたがはじめて言ったカプだぜwww
個人的に杏子ちゃんはカップリングしない事に価値があると思います。
燃えあがるような恋愛よりも熱い友情にこそ力を発揮できるキャラだと思います。

>>245
使い魔じゃねーよww まどかママ的に言うと隠れファンだよwww

>>246
賢者タイムやめれwww

>>248
削板いいですよね。
個人的には「とある科学の超電磁砲」よりも「とある科学の念動砲弾」が見たいです。

>>249
杏子ちゃんの何が難しいって、そもそもカップリングって感じのキャラじゃない事ですよね。
さやかはがっつり尽くすタイプだし、ほむほむやマミさんは依存度高そうだし…恋愛的なことも考えやすいんだけど。
杏子ちゃんはむしろ皆と深い友情を結べるタイプだと思うんです。


現在、以前言っていたパトロール話のさやか編を書いております。
もしかすると数日投下ができなくなるかもしれません。
ですがパトロール話は地の文つきのガチ話になる予定なので、
出来れば気長に待っていただきたく存じます。
そんな訳で本日の小ネタは
・なんやかんやで一番かわいそうなのは土御門
一本となります。では。
251 :1 [saga]:2011/08/09(火) 17:48:31.82 ID:VvRrlwBV0
・暁美ほむらさんは暇つぶしの標的を定めたようです

ほむら「暇ね」

まどか「暇だね」

杏子「ああ、暇だな」

土御門「暇だにゃー」

ほむら「さて皆に聞くわ、今日私たちが暇な理由は? はい土御門元春くん」

土御門「はいはーい、上やんと巴マミ、上やん(恭)と美樹さやかがデートに出かけやがったからだにゃー」

ほむら「はい、正解です。そこで私は考えました、どうやって暇を潰そうかと。はい佐倉くん」

杏子「美味しいものを食べに行けばいいと思います!」キリッ

ほむら「佐倉くんは0点なので後で補修でーす」

杏子「」ショボ―ン

ほむら「はい、鹿目くん」

まどか「さやかちゃん達を尾行するとか良いと思います!」フンス

ほむら「満点です。おめでとう」

土御門「ちなみにあいつらダブルデート中だにゃー。尾けるには絶好の機会だぜい」

ほむら「ナイス情報ありがとう。それでは行くわよ」


ほむら「非リア充の恨みを思い知るがいい巴マミ!」

まどか「ほむらちゃん既に目的が擦り変わっちゃってるよ!?」
252 :1 [saga]:2011/08/09(火) 17:49:27.32 ID:VvRrlwBV0
当麻「いやー、上条さんはこの場における場違い感に耐えられないわけですが」

恭介「うん僕もだよ、本心では今すぐにでも逃げ出したくてたまらないんだ」

当恭『何が嬉しくて女性服売り場で放置されなきゃならないんだ…!』

当麻(いっそもう下着売り場だったなら…!)

恭介(『ああ、女子の付き合いか』と思って貰えるだろうに…!)

当麻「つーかあれだ、お前がさやかについてくるのは分かる。なんてったってお前はさやかの彼氏だからな」

当麻「だがしかし! 何故俺は連れてこられた!? 役得なのは認めるが納得いかねえええ!」

恭介(もうなんなんだろうねこの鈍感は)


マミ「あ、上条くーん」キラキラ

さやか「恭介ー。新しい服選んでみたんだけど、どうかなー」キラリン

当麻「今日のことッ!」グッ

恭介「全て許したッ!」グッ


ほむら「」ギリギリギリギリギリ

土御門「痛い痛い髪抜けるにゃー!」

まどか「ほむらちゃん、目が怖いよ!」

杏子「な―な―お前ら、あれ見てて何か楽しいの? そんなことより何か美味しいものを…」

ほむら「……そうね。そうしましょう」

まどか「最近新しいクレープ屋が出来たって聞いたよ!」

土御門(……俺はトンズラさせていただくぜい……)ソソクサ

ほま杏『つっちー、どーこ行ーくのっ?』ニッコリ

土御門「ふ…不幸だにゃー…」
253 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟・東北) [sage]:2011/08/09(火) 18:29:28.69 ID:Ej2KMAtAO
>>250


あらそう?削杏はマイナー所かレアか。
でもな、世の中には「体育会系恋愛」ってのがあってだなぁ…
例えば運動してから飲み物飲んでるとき間接キスでドキドキしたりとか、帰る時に拳を打ち合ってから別れるとかなぁ…ダメかねぇ?
254 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/08/09(火) 18:53:15.98 ID:nLpBov4to
実は俺偽典のソギーしか知らんのよな
OVZ同盟入会希望
255 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/09(火) 19:11:36.72 ID:mmPdtxQDO
ここはオアシスだ
カップル成立後のさや恭って本当にレアだもんで、良いもの見させてもらってます

隠れファンw
いや、あれはどう見ても(ry
まどっちやほむほむのも多分いるな…

要望は舞夏登場かな?
さやか花嫁指導とかマミさんとメイド対決とか希望
禁書キャラだがせっかく土御門さんいることだし
256 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/09(火) 23:59:02.47 ID:gRK1QEKg0

青ピさんの登場はまだでしょうか?
デルタフォース・・・
257 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/10(水) 10:16:18.21 ID:WAop643io
細かいけど「ゼッケンドルフ…!」はSeckendorffだぜ
いやなに俺も改めて今検索して気付いたんだけどな
258 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/08/10(水) 16:41:44.41 ID:yVRiYCHs0
上條「絡まった運命も変えて行けるから」って禁書まどかの上条さん参上SSもうあるよ
259 :1 [saga]:2011/08/11(木) 23:04:12.59 ID:wppVbNS/0
いやあ、暑い暑い。
やっと夏らしい夏になってきましたね。歓迎しませんが。

>>253
その関係は恋愛に発展しない方が輝くと思うんだ!

>>254
俺も入会したいんですが何をすれば入会させていただけるのでしょうか。

>>255
舞夏さん登場ですね、了解しました。いつになるかは保証できかねますが。
そしてほむほむは転校初日のうちに相当数の隠れファンを獲得していると思う。
あとマミさんはよくぼっちネタで騒がれるのがいちファンとして悲しくてしょうがないんだが、
むしろ俺はクラスに十人くらいはマミさんの隠れファンがいると見るね!

>>256
学園都市で小萌先生を追っかけてるんじゃないでしょうか。
青ピさんは確かにいると和むけど、このSSで出してどうするよ。

>>257
なん…だと…

>>258
はい、それは俺が多大なる影響を受けたSSですね。
マミさんやさやかちゃんが幸せになれるSSなら、俺は割となんでも好きです。


それでは、さやかちゃんの町内パトロールの話を投下します。
超展開及びオリジナル魔女登場注意。
260 :1 [saga]:2011/08/11(木) 23:05:36.12 ID:wppVbNS/0
・さやかパトロール

薄暗い日暮れの道を歩く少女がいた。
見滝原の制服を着て、爽やかな青い髪をした少女。
魔法少女、美樹さやかだった。

さやか「ここもジェムは反応無し…っと。使い魔も見つからないや、そろそろ帰るか…って」

そろそろ一時間、家に帰らないと両親にも心配をかける。
幸いにしてこの街には頼れる先輩魔法少女がいるので、今日明日で街に危険が及ぶようなことはない。
だからといってこの街が常に危険な状態にある事は確かなので、彼女をはじめとした魔法少女は、
交代制で街のパトロールを行っているのであった。

さやか「…これ、反応だよね…魔女にしては弱いけど、使い魔にしては強すぎる…行かなきゃ」

慣れたもので、美樹は楽々と結界の位置を特定し、入口を作り突入した。

さやか「ん…これは、あたしがいっぱい…? …あ、鏡なのか」

四方八方が鏡で覆われた、不気味な空間。
使い魔がふよふよと漂っているが、定まった形をもつことなくただ単にさまよっているだけ。
それが逆に、美樹の不安を煽った。

さやか「……ま、いっか。さっさと片付けて帰らないと、皆も心配するしね」

とりあえず剣を一本取り出し、不定形の使い魔を倒しながら美樹は結界内を進んだ。
そのまま特に使い魔が攻撃を仕掛けてくることもなく、
結界内の様子が大きく変貌することもなく、彼女は魔女のもとへと辿り着く。

魔女「………」

使い魔ほどではないにしろ、ふわふわと存在の頼りない銀色の魔女。
だがしかし美樹は、一切の油断をしていなかった。

脳内によぎるのは、巴マミの姿。
圧倒的な火力で魔女を葬った、そう思ったその瞬間にマミさんは喰われかけた。
あたしがキュゥべぇと契約したのは、恭介を助けたいという理由だけではなく、
あんなショッキングな事件を経験してしまったマミさんを戦わせたくない、守りたいと、
そう思ったことも理由の一つとしてあげられるのかもしれない。
261 :1 [saga]:2011/08/11(木) 23:06:45.81 ID:wppVbNS/0
さやか「ま、関係ないんだけど…さっさとやらなきゃいけないにしろ、これじゃ手の出しようがないなぁ」

何せ、どちらが前でどちらが後ろかも分からない。
ふわふわ漂うあの銀色が毒でないとも限らないし、迂闊に近づけない。

さやか「だったら……こうだっ!」

美樹は剣を更に十本取り出し、魔女に向けて撃ち込んだ。
爆音が響き、あたりが煙に覆われる。

さやか「やったか!? …いやこれ、やってないフラグだ…」

だがしかし、銀色の靄は既にそこにない。
あるのは、絶望の権化。
美樹さやかの絶望の象徴。

オクタヴィア・フォン・ゼッケンドルフの姿だった。

さやか「―――っ!?」

勿論、美樹は分かっている。
これがかつての自分の姿だという事を。

さやか「・・・う、うあああっ!」

だがしかし動揺は隠せず、太刀筋は鈍り動きは緩慢で、
とても魔女を相手取るには不十分なレベルにまで落ちていた。

魔女「……」ブンブンブンッ

さやか「くっ…うぁ…あああぁっ!?」

魔女が投げつけてくる車輪の攻撃を避けきれずに、幾つかまともに喰らってしまう。
一度喰らってしまえば当然その分動きは鈍り、動きが鈍ればまた被弾が増える。
まだ手の打ちようは幾らでもあるが、既に美樹は冷静さを失っていた。

さやか「ふーっ、ふーっ…」

――いや、まだ大丈夫。
しかしこの窮地に陥っても、彼女は特に不安を感じていなかった。

さやか(一気にジェムが濁っちゃうから使いたくなかったけど…)

そう、美樹さやかには超回復の能力がある。
魔力の消費こそ激しいが、だがしかしこれを使えば負けることは――
262 :1 [saga]:2011/08/11(木) 23:07:41.02 ID:wppVbNS/0
さやか「……嘘。治癒の能力が使えない……?」

当然、回復魔法が不発に終わった今美樹はただ隙を晒しているだけだ。
また何発か車輪の打撃を貰い、更にダメージは蓄積する。

さやか(どういう事? い、いや、焦っちゃ駄目…! 考えろ、美樹さやか!)

暁美ほむらに習った。
力が足りない魔法少女が勝つには、相手の力量を、技量を、性能を、技能を、全て見極めるのだと。
暁美自身魔力が少ないタイプの魔法少女なので、和解して以降は美樹の面倒を良く見ていた。

さやか(戦う心は、マミさんに! 戦う技は、ほむらに貰った! 戦う力は、恭介の為にある!)

さやか「だから負ける訳には……いかないんだぁ!」ブオッ

再び大量の剣を召喚する。
恐らくあたしの回復魔法が封じられているのは、相手があたしだからだ。
根本的に魔力が同質のものだから、互いに打ち消されているのだろう。
……だったら、あの車輪も打ち消してくれれば良いのに。

さやか「こん…ちく…しょうっ!」ブオンッ!

召喚した大量の剣を、そのまま一直線に撃ち出す。
一旦この攻撃で隙を作り、まずは体勢を立て直す…美樹はそう考えていた。
だがしかし、その考えは甘すぎたと言う他ない。

魔女は車輪を投げずに構え盾の代わりにし、
剣のほとんどを防いでみせたのだ。

さやか「…嘘」

当然、そこそこの魔力を使った大技である今の攻撃の後、
美樹は大きな隙を晒すことになる。

魔女「………」

魔女は、その手の剣を振り下ろした。
263 :1 [saga]:2011/08/11(木) 23:08:25.12 ID:wppVbNS/0
Prrrr…Prrrr…

当麻「んっだよ…上条さんはもう疲労困憊ですのことよ…」ピッ

恭介「と、当麻か!?」

当麻「そりゃ俺の携帯なんだからおr…」

恭介「さやかが帰ってこない!」

当麻「…どういうことだ」

恭介「普段ならパトロールに出ても1時間もすれば帰ってくるのに、もう2時間だ…」

当麻「魔女が出てる危険性があるってことか…」

恭介「あ、ああ。そうなんだ。お願いだ、僕と一緒に来てくれないか」

当麻「阿呆か、俺らだけで行ってどうする! 恭介はマミさん連れてきてくれ、まずは俺が行く!」

恭介「あ、ああ! 分かった、場所は恐らく…」

ところで同居してるわけでもないのに、恭介がさやかの帰宅時刻を完璧に把握しているのはどういう訳だ。
そう突っ込みたくてたまらなかったのだが、上条当麻は空気を読んで耐えたのだった。
264 :1 [saga]:2011/08/11(木) 23:09:41.93 ID:wppVbNS/0
さやか「…………けふっ」

美樹さやかは、現在絶望的な状況に陥っていた。
鏡面に叩き込まれ携えた剣は真っ二つに折れ腰から下は眼下に転がっている。
誰が見ても虐殺された死体だが、なんと意識が残っているのだから驚きだ。
我ながらとんでもないゾンビ人間だ、と彼女は思った。

さやか「………」

だがしかし、美樹は未だ絶望してはいなかった。
ソウルジェムは未だに明るく輝いていた(回復魔法が使えなかったのが怪我の功名である)し、
決して自分が死ぬなどと思ってはいなかった。

さやか「…だって、正義の味方だしね」

そう、彼女は正義の味方だ。
正確に言うなら、正義の味方であることを自らに課している。
どんな絶望的な状況でだって諦めずに、
絶対に勝利をつかんで帰ってくる正義のヒーローであることを。
それに。

さやか「…本物ってのは、いるもんだよ…」

頑張って頑張って踏ん張って噛り付いて。
それでも駄目だったとき、そっと後ろから支えてくれる本物のヒーローの存在を、
彼女は知っていたから。
だから、彼女は挫けなかった。
265 :1 [saga]:2011/08/11(木) 23:10:31.46 ID:wppVbNS/0
瞬間、美樹の傍らの鏡面が歪む。
『まるで右手で軽く握り込まれた布』か何かのように、ぐにゃりと歪む。


当麻「よう、さやか」


轟! というとんでもない破壊音と共に結界を破り、上条当麻が現れた。

当麻「助けに来たぜ」

さやか「……ばっか、おそい……」

当麻「許せよそこは…ったく、性質悪い魔女だ。能力は?」

さやか「……たぶん、コピーとかその類。…見ればわかる範囲で申し訳ない…」

当麻「いや、大丈夫。ここからは…」

そう言う上条の背は、随分頼りがいがあるように見えた。


当麻「俺に任せろ」
266 :1 [saga]:2011/08/11(木) 23:12:31.86 ID:wppVbNS/0
当麻「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!?」

のは、間違いだったようだ。
まあ、右腕以外に魔女と戦う術をもたず、つまりは接近しなければ何もしようがない彼に、
期待しすぎるのがそもそもの間違いなのだが。
だがしかし、彼もただ逃げているばかりではない。
佐倉との戦闘訓練の成果が、発揮される。

当麻「…よし、こんだけ離れれば…!」

そう言って上条は踵を返し、車輪をいなし、打ち消しながら魔女に向かって前進を始める。
不用意に近づけば無造作に投げ込まれる車輪を同時に二つ以上相手取らなければならなくなるが、
ある程度離れることでそのリスクは大幅に下げることが出来る。
佐倉杏子直伝戦闘における必須事項、その1。

当麻「タイマンの状況を作る!」

だが当然、近づけば近づくほどに車輪の攻撃は熾烈になる。
これに対し上条は、一瞬では打ち消しきれない車輪を投げ返すことで対抗した。
サイズから察するに相当の質量があるはずだが、幻想殺しの前には意味がない。
無論打ち消しかけた車輪では向かってくる車輪に勝てないが、軌道を逸らすには十分。
佐倉杏子直伝戦闘における必須事項、その2。

当麻「幻想殺しの性質を最大限に活用する!」

そうして魔女に接近し、遂に右腕の射程内にまで入り込む。
ここで問題だ。幻想殺しは異能の力を打ち消す。
どれだけ大質量のものであっても、それは同様だ。質量など二の次以上に関係なく、
上条当麻は『一瞬では消せないほどの巨大な異能の力』には『触れて、動かすことができる』。
ならば上条当麻が巨大な魔女に対して取るべき攻撃手段は、殴打ではなく――

当麻「師匠直伝戦闘における必須事項、そのさぁぁぁぁぁん!」

魔女の尾をしっかと掴み、そのまま魔女を『持ち上げる』。
そのまま振り回し、結界の壁に叩きつけた。

当麻「……でっけえ魔女は、投げちまえ」

まあ、もともと『異能の力を全て打ち消す』という反則級の力をもっているのだから、
この程度はやり遂げても何の不思議もない。
むしろ戦闘経験のない中学生である割には今までも良く戦っていたというべきだろう。
そして戦闘のための右腕の使い方を学んだ上条当麻なら、魔女と一対一で戦って、勝てるかもしれない。
だがしかし、今回の決着は。
267 :1 [saga]:2011/08/11(木) 23:13:54.51 ID:wppVbNS/0
さやか「……当麻、下がって。…もう、溜まった…!」

今回の決着をつけるのは、美樹さやかだ。
残った魔力全て剣の召喚に充て、
刀身を射出する準備を整えて、


さやか「ドラギナッサ・フィナーレ!」


剣をそのまま撃ち出すのではなく、刀身のみを射出した。
つまりは若干であるが質量が減り、その分速さが増し、
最終的にその剣は絶大な破壊力、貫通力を生み出す。

結界が、消え去った。


さやか「は…はぁ…っ」

当麻「お、おいさやか! 大丈夫なのか!?」

さやか「…そ、そんなわけ…あるかー…」

当麻「ですよねやっぱり! つか回復魔法は!?」

さやか「結界内では使えなかった…今はもう魔力切れ…」

当麻「うわああああ恭介早く来てえええ!?」

その後駆けつけた上条恭介と巴マミにより、無事美樹さやかは蘇生された。
美樹に対して説教をする二人の姿は、今までに見た何よりも恐ろしかったと後に上条当麻は語っている。
268 :1 [saga]:2011/08/11(木) 23:14:32.41 ID:wppVbNS/0
鏡の魔女。その性質は模倣。
結界に迷い込んだものが最も忌避するものの姿と性質をコピーし、絶望させる。
最早誰も、魔女の本当の姿を覚えていない。
生前の彼女は死んだ母を生き返らせる願いで魔法少女になったが、
当然その願いはいびつな形で叶えられ、すぐに魔女化してしまった。

鏡の魔女の手下。その役割は構築。
自分を忘れた魔女の為に鏡の世界を構築し、
魔女が自分の姿をいつでも見られるようにする。
結界そのものが使い魔という、稀有な例である。
269 :1 [saga]:2011/08/11(木) 23:17:45.93 ID:wppVbNS/0
そんなこんなで、投下終わりになります。
戦闘描写って書くの難しい。でも書いてて一番楽しい。

では、また次回の投下に。
感想考察疑問、全てお待ちしております。


・つっちー及び一方さんの活躍 済
・お悩み相談室 済
・あんこちゃんフラグ成…立…? 済
・さやかハッピーエンド 済
・魔法少女たちの恋バナ 済
・お泊まり会 済
・その晩 済
・フラグクラッシュ 済
・無自覚なまどかは皆を不安にさせちゃうの 済
・恭さやラブラブ 済
・巴マミをプロデュース。 済
・恭さや喧嘩 済
・上マミ恭さやダブルデート+追跡班 済
・上上入れ替わり
・恭介の恭介によるさやかのための演奏会
・いざゲーセン
・ほむほむのたんじょうび
・メイド先生降臨!←New!
・となりのソギー
・キャンプ(保護者付添はどうしたとかそういう無粋な事言うの禁止)
・QBは上条当麻に復讐するようです
270 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/08/11(木) 23:19:22.02 ID:DvaSx56/o
お疲れ様でした。
271 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(群馬県) [sage]:2011/08/11(木) 23:21:31.76 ID:1lcGYzCho

要望はていとくん登場だが死んでるから無理なのかな…?
メルヘンていとくん参上とかwwww
272 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/11(木) 23:23:12.79 ID:KbOTLsyDO
ていとくんは他で沢山出てるだろ
欲張り屋さんなんだから///
273 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州) [sage]:2011/08/12(金) 00:08:46.76 ID:F8/MQ8DAO
乙、上条(当麻)さん体術極めるとハンパないな
274 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/12(金) 00:26:56.04 ID:3eQp03NDO
さやかっこいい!
オクタと戦闘させて、自身の闇を乗り越えさせたってのはいいね。
275 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸) [sage]:2011/08/12(金) 08:51:11.23 ID:XJGc4TqAO
禁書キャラ出すの難しいなら、逆にQBを学園都市に行かせて勧誘させて欲しい
もちろん勧誘失敗前提で
276 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(鹿児島県) [sage]:2011/08/13(土) 01:20:04.73 ID:fKZMHbvQo
アンチでも何でもなくてただの意見として言うけど
>>1はラノベやら漫画じゃない本を読んで文章の書き方とか表現を練習した方がいい
嫌なら見るなってのも一つの考えだけど嫌なら見るなよバーカとか言っても許される程の物を書く方が大事
277 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(三重県) [sage]:2011/08/13(土) 09:35:49.16 ID:+Q+EGHZN0
最近おまけ執筆がてんで進んでおりません。
別に不調とかそんなんではなく、ただ単に別のスレでマミさんやさやかちゃんやほむほむを応援してただけです。
我ながら何やってんだろうね。

>>271
別にこの時間軸では死ぬも何も禁書本編の2年前ですから。
ていとくんは平然と生きて今日も元気に一方さんに喧嘩売って泣かされてますよ、たぶん。

>>273
幻想殺しはせっかくチートなのに上条さんはそげぶしかしないのでちょっと色々やらせてみました。
強くなりすぎてしまったでござる。

>>274
イメージは当然己の中の虚と語り合った一護さんです。

>>275
魔術使えない学園都市の学生たちに魔法少女の資質はなさそうなんですが…
書いて書けない事はないでしょうが、これ以上風呂敷広げると間違いなく畳めなくなっちゃうので、すみません。

>>276
ラノベや漫画じゃない本も割と読むんですが…ただ単に力が付いてないだけですね。
習作ということでここはひとつお許しを。


そんなこんなでおまけ投下。本日は、
・結局ただのカオスになってしまったでござる
・さやか真ハッピーエンド
の二本でお送りするでござる。
278 :俺、何故下げたしw [saga]:2011/08/13(土) 09:37:16.62 ID:+Q+EGHZN0
・ココロコネクトおもしろすww 稲葉んかわゆすwww

当麻「予め言っておく、タイトルは本音が漏れただけだ。気にするな!」

恭介「何言ってんの? 当麻…」

当麻「いわゆる大人の都合です、と上条さんは言い逃れてみたり」

さやか「…いや、あのさ…なんであんたらパトロールついてくんの!?」

当麻「前回のパトロールでさや/かになってたくせに何言ってんだ!」

恭介「心配だからついてく。異論は認めない」

さやか「く…事実だから何の文句も言えねー…」


ほむら「美樹さやかたちはその後なんやかんやあって魔女を発見したようよ」


さやか「頼むからあたしより前に出ないでね!?」

当麻「いや、俺は前に出なきゃだろ」

恭介「大丈夫、僕は下がって…」

魔女「俺が結界の最奥にいるといつから錯覚していた?」バッ

さ当恭『喋っ…!?』

ワーワーギャーギャービビビビビアンギャアアアアアッ!?

さやか「撤退撤退、一時撤退! やばいこれやばいって!」

当麻「あ、ああ! そうだな、マミさんと師匠を呼んでこないと」

恭介「まずい、早く退かないと魔女が追ってきてるよ、さやか!」
279 :1 [saga]:2011/08/13(土) 09:37:51.15 ID:+Q+EGHZN0
当麻【恭介】「…ん?」

恭介【当麻】「…あれ?」

当麻【恭介】「俺がいる―――ッ!?」

恭介【当麻】「僕がいる―――ッ!?」


さやか「…とまあ、そんなわけで…」

マミ「いや、どんなわけなの?」

杏子「わけがわからねえよ…」

さやか「見て頂ければわかるかと」

当麻【恭介】「その幻想をぶち殺す!」

恭介【当麻】「そんな幻想を創り出す!」

マ杏『』コレジャナイ

さやか「とにかく、もう一度あの魔女を探さないと…」
280 :1 [saga]:2011/08/13(土) 09:39:08.27 ID:+Q+EGHZN0
当麻【恭介】「…と、まあ再び魔女の結界に突入したわけだが」

マミ【さやか】「ちょ、今度はどうなってるの!? 今私の身体使ってるの誰!? それやめてくれる!?」イヤ―!

さやか【杏子】「戦闘スタイルはそう変わらなくて良かった…」ホッ

恭介【さやか】「そろそろ話の収拾がつかなくなってきたね」ウンウン

当麻【恭介】「筆者もこの話はどうすればオチるのか分からなくなってきたそうだ」ウンウン

杏子【マミ】「もうどうしろってんだよー」グデ―


ほむら「この騒動を解決するために私が暗躍する羽目になったのだけど、筆者の描写力不足により割愛するわ」

ほむら「一つだけ言っておくとするならば、中身が美樹さやかの巴マミだけは見たくなかったわね…」
281 :1 [saga]:2011/08/13(土) 09:39:42.64 ID:+Q+EGHZN0
・本領発揮

恭介「おーい、当麻ー」

当麻「ん、どうかしたか? 恭介…」

恭介「ほら、このチケット貰ってくれるかい? 知人には来てもらおうと思って。マミさんや佐倉さんに渡しといてよ」

当麻「…バイオリンのコンクールゥ? 何のためにこんなものを…」

恭介「いや、今のところ僕バイオリンに青春の全てを賭けてるんだけど…」

当麻「すっかり忘れてた」

恭介「暁美さんと鹿目さんにも同じような反応されたよ…」ナゼダ

当麻(間違いなく、最近はさやかとイチャイチャばっかりしてたからだろうな…)


パチパチパチパチ…

司会「次の演奏は、上条恭介君。曲目は…アヴェ・マリア」

恭介「えー…僕は、これが怪我から復帰して初めての演奏になります」

恭介「リハビリの間ずっと僕のことを支えてくれた両親、親友、そして幼馴染に…」

恭介「この演奏を捧げたいと思います。それでは、始めます」
282 :1 [saga]:2011/08/13(土) 09:40:19.91 ID:+Q+EGHZN0
当麻「ったく、そこは恋人って言っとけよ。なあ?」

ほむら「全くね。安定のヘタレだわ」

仁美「全くですわ。さやかさんが可哀想です」

土御門「ま、しょーがねえにゃー。ヘタレなんだから」

マミ「…でも、とても美しい演奏だと思うわ」

まどか「うん。さやかちゃんが魔法少女のお願いに使ったのも分かる気がするなぁ」

杏子「…音楽のことなんざ全然知らね―けど、ま、悪くないんじゃねーの?」

さやか「……」ホロ

まどか「…さやかちゃん?」

さやか「い、いや…ね? やっと…やっと、恭介が戻ってきたな、って気が…もう、なんで泣いてんだ…」ポロポロ

当麻「…いいじゃねえか、好きなだけ泣いとけよ。やっと叶ったんだろ」

マミ「『聞いてる人を癒してくれる音楽を、また聞きたい』…素敵な夢だと思うわよ」

さやか「うん…うんっ…」ポロポロ

土御門「…ま、ここまで来てやっと、美樹さやかのハッピーエンドなんだろうにゃー…」
283 :1 [saga]:2011/08/13(土) 09:41:26.89 ID:+Q+EGHZN0
おまけ投下終了です。
そろそろ本気で自分の文章力を疑い出した今日この頃。
284 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/08/13(土) 10:12:05.31 ID:fRppf+oQo
別に言うほどひどくないだろ
スレ閉じたいとは思わないし
外野の言うことは話し半分に聞いときゃいいんだよ
285 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟・東北) [sage]:2011/08/13(土) 10:21:50.75 ID:t7i+VMqAO
乙!


今も良いとは思うが悩むのが成長への第一歩。色々試行錯誤でいいんじゃないかな。ただ書きたい事を中心にすえるのは(メインテーマってやつだね)見失わ無いで下さいね。


テクニックは色々な本(たとえば蟹工船はラノベのじつにいい参考作品だと思う。)を読んで引き出しを増やしてそれの組み合わせを考えるってのが手っ取り早いかな。

ちょっとした裏ワザだと外国人作家の文章をパクってくる方法。日本作家はバレやすいけどまずバレない。まあ完全コピーは流石にアレなんでアレンジは必要ですが。
286 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/08/13(土) 10:26:39.74 ID:KaU3v4u90

書きたいように書けばいいと思いますよ
ペースも含めて
金貰ってるプロじゃないんだから、やりたいようにやれば良いんじゃないかと

さやかスキーとしては真ハッピーエンドに込み上げるものが…
287 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage sage]:2011/08/13(土) 16:00:53.05 ID:n4fZhfz30
>>280
さやかが二人居る………
288 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州) [sage]:2011/08/13(土) 17:09:29.77 ID:hLxm6ydAO
乙、このスレを見ると幸せな気分になります。
289 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/13(土) 18:38:09.88 ID:ts9D4SSDO
よくやってくれた!
さやかの為にアヴェマリア弾く恭介はずっと見たかったので堪能させてもらったよ!
多分さやかが望む最高の幸せの形だと思う
290 :1 [saga]:2011/08/15(月) 00:24:50.91 ID:R2dieRP80
誰もココロコに突っ込んでこないなんて…やっぱマイナーなのか…?
そして最近更新頻度が落ちてる気がする。本編書いてる時よりかかる時間が増してる気がする。
マミさん分が足りないからだと思う!


>>284
励ましのお言葉ありがとうございます…
今後もやってやるぜ!って気分になったよ。

>>285
アドバイスありがとうございます。
なんというか、一を聞いたら十返ってくるってこんな状況なんだろうな。
少しでも今後に活かせたら良いなあ。とりあえず蟹工船読むとこから始めないと…

>>286
さやか真ハッピーエンドは、俺の全力全開の「どうしてこうならなかった」です。
いやほんと、どうしてこうならなかった。

>>287
ブヒャッハーイ遂にやらかした! 正確にはマミ【当麻】です。
凡ミスすみませんでした。

>>288
このスレが貴方に小さな幸せをもたらしたという事実で、私は幸せになれます。

>>289
ですよね!頑張って頑張って頑張り抜いたさやかちゃんにはこれくらいのご褒美があっていいと思う!
つーか本編は不幸とすれ違いの連続過ぎて俺のライフはもう0よ!


それでは本日のおまけは、諸事情により
・いざゲーセン
の一本でお送りいたします。
291 :1 [saga]:2011/08/15(月) 00:25:23.64 ID:R2dieRP80
・ガンナーの宿命

ほむら「さて、いざゲーセンよ」

マミ「…皆で街を空けちゃって構わないのかしら…」

当麻「大丈夫大丈夫、QBの奴を魔女が来たら即刻連絡を入れるように躾けておきましたから」ニコヤカ

さやか(…黒当麻!?)ビクッ

まどか(QBに対してだけ、当麻くん異常に怖いよね…)ビクビクッ

さやか(大好きなマミさんを魔法少女にしたことに対する恨みとかそんなんかねえ)

杏子「そうそう、たまにゃー息抜きして楽しまないと、ソウルジェムが濁っちまうぜ」

恭介「洒落にならないからやめてほしいな」

土御門「全くだぜい」
292 :1 [saga]:2011/08/15(月) 00:26:04.41 ID:R2dieRP80
まどか「が、頑張れさやかちゃん…!」ゴクリ…

さやか「お、おう…!」ピッ…ゴトン

まどさや『やったーっ!』

当麻「お前らクレーンゲーム好きだよな」

まどか「当麻くんもやる?」

さやか「いやいや、不幸なこいつにやらせるのは酷ってもんさ。きっと千円かけても取れないなんて事に…」

当麻「甘いな。取れたと思ったら機械がぶっ壊れておじゃんになるんだ」


杏子「ダンスゲー一択だな」タンタンッターン

恭介「リハ、ビリ、に、いい、かもっ…」ハァハァ

土御門「バテすぎだにゃー、上やん(恭)…」
293 :1 [saga]:2011/08/15(月) 00:26:50.46 ID:R2dieRP80
ほむら「ふっ…」ガン ガン ガン

ほむら「…ふんっ」ブオッ

マミ「うわっ!? 暁美さん力を入れ過ぎよ!」ガン ガン ガン

ほむら「…実際の銃と比べて軽すぎるのよ…リロードの動きがやりにくいわ」ガン ガン ガン

マミ「えっと、えいっ」モタモタ…ヒョイッ

ほむら「ぎこちなっ!?」

マミ「私は単発式の銃しか使ってないからリロードなんて慣れてないのよ…」ガン ガン ガン

ほむら「…ねえ、巴マミ」

マミ「何かしら、暁美さん」

ほむら「……専門家の意地を見せてやる気はないかしら」ゴゴゴ

マミ「……大賛成ね」ゴゴゴ


当麻「ハイスコアが全部TIROさんとHOMEさんのコンビで埋まっているだと…」

まどか「や、やりすぎだよー!」

マミ「つい熱くなってしまったわ…」

ほむら「ふむ、この動きは今後の戦闘に役立つかもしれないわね…」

さやか「なーに真面目な事考えてんの! 今日は遊ぶんだから!」

杏子「そーそー、いい加減眉間にしわ寄せんのやめろってー」

土御門「さ、二次会だにゃー。カラオケ行くぞカラオケ!」

恭介「う、歌うのは専門外だよ…!」
294 :1 [saga]:2011/08/15(月) 00:31:32.41 ID:R2dieRP80
なんとなく、本当になんとなくで根拠も何もないんだけど、
恭介くんって歌うの下手な気がするんだよね。

…いや、それでさやかちゃんは歌うの上手くて二人で曲作ってたら可愛いなあってだけなんだけどね。


・つっちー及び一方さんの活躍 済
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・上マミ恭さやダブルデート+追跡班 済
・上上入れ替わり 済
・恭介の恭介によるさやかのための演奏会 済
・いざゲーセン 済
・ほむほむのたんじょうび
・メイド先生降臨
・となりのソギー
・キャンプ(保護者付添はどうしたとかそういう無粋な事言うの禁止)
・QBは上条当麻に復讐するようです
295 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/08/15(月) 04:56:57.11 ID:KBEHC5oBo
乙!

前に文章の話があったが、「人の話は真剣に聞いて話半分」
…ヒーローじゃにゃいから全部守るなんてできない、譲れないものとそうでないモノの線引きが大事なんだにゃー

ああ、舞夏早く来てほしいぜよ…
296 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県) :2011/08/15(月) 21:10:53.98 ID:Q8m/NJBM0
保護者付添はどうしたとかそういう無粋な事言うの禁止

そんなことを言うやつはこのスレを楽しんでないやつだけだ!


QBェ…
297 :1 [saga]:2011/08/15(月) 21:23:38.75 ID:R2dieRP80
>>295
舞夏さんは近い内に登場するので安心してくださいねつっちー。
つっちーをどの程度暴走させるか悩み所です。

>>296
上条さんはQBが大嫌いです。
大好きなマミさんや自分がマミさんを助けるチャンスをくれたほむほむをゾンビ体にしやがったQBを、
全力でそげぶしたいと思っています。でもQBがやらかしてなかったら自分がマミさんに会う事もなかったので、
ああやってパシリにすることで妥協しているのです。しょうがないことなのです。


そんなわけで本日のおまけも一本。
・こいつらにプレゼント選ぶセンスは無いと思うのは俺だけじゃないはず
でお送りいたします。
298 :1 [saga]:2011/08/15(月) 21:25:01.54 ID:R2dieRP80
・ほむほむの誕生日って結局いつなんでしょうか

当麻「さて、質問だ」

さやか「なんだい当麻!?」

当麻「…お前ら、ほむらへの誕生日プレゼント何にした?」

まどか「カチューシャ」

マミ「腕時計」

杏子「リストバンド」

さやか「ハンカチ」

恭介「……」

土御門「……」

当麻「恭介、土御門。俺ら一生仲良くしていこうぜ」ガシッ

恭土『』ガシッ

マミ「……要するに、何プレゼントしたらいいのか分からないから協力しろと言いたいのね?」

当麻「流石マミさん分かってる!」
299 :1 [saga]:2011/08/15(月) 21:25:52.15 ID:R2dieRP80
さやか「…で、どうしてこうなったんですか」

マミ「身につけるもの系は私たちで出しつくしちゃった感があるから、いっそのこと…」

まどか「ちょっ、土御門くん! 砂糖はちゃんと計らなきゃ駄目だよー!」

杏子「試食は任せろー」

当麻「や め て !」

恭介「どうしてこうなった…」

土御門「不幸だにゃー…巴マミの美味いケーキが食えると思っていたのに…」

当恭土『俺(僕)たちがケーキつくる羽目になるなんて…』


ほむら「…さて、パトロール終わったわよ? なんでわざわざ当番をズラしたのか説明を――」

一同『ハッピバースデイ暁美ほむらっ!』←大音量

ほむら「」ビクッ

さやか「そこはメダルを落としてくれないと…」

ほむら「生憎だけどそんな器用な持ち合わせはないわ」
300 :1 [saga]:2011/08/15(月) 21:26:33.73 ID:R2dieRP80
マミ「さあ暁美さん! 蝋燭の火を吹き消すのよ!」ワクワク

さやか「ほむら! さあ蝋燭の火を吹き消すんだ!」テカテカ

ほむら「…わ、わかってるわよ…ふっ」ヒュンカシャ

当麻(そんな強く吹いたわけでもないのに全部消えた…?)

ほむら「…カシャって聞こえたのは気のせいかしら…」

まどか「…よく撮れてるよほむらちゃん」←E:カメラ

ほむら「!?」

杏子「アルバム掲載決定だな!」

恭介「だね!」

土御門「…この写真で差引きゼロってことにしとくかにゃー」


ほむら「…巴マミ…あなたは風邪でもひいているのかしら?」

マミ「ん? どういうことかしら」

ほむら「いや…普段のあなたがケーキづくりを失敗するとは思えないから…」

当恭土『』ガ―ン

ほむら「…?」
301 :1 [saga]:2011/08/15(月) 21:27:00.53 ID:R2dieRP80
ほむら「本当にごめんなさい」

当麻「い…いや…良いんだよ…」

恭介「当日までプレゼント思いつかなかった僕らが悪いんだよ…」

土御門「…そっか…俺ら3人合わせても…巴マミの失敗作にしかならないんだにゃー…」

さやか「3人が今にも力尽きそうになってる…!」

杏子「いや、フォロー入れてやれよ」

ほむら「…見た目は…その…ちょっと前衛的だったけど、味は良かったわよ?」
302 :1 [saga]:2011/08/15(月) 21:28:00.13 ID:R2dieRP80
さやか「うん、せっかくの誕生日に言うのもなんだけどね? 前々からほむらには言いたい事があったんだよ」

ほむら「…何かしら、美樹さやか」

さやか「そ・れ・だぁーっ! 堅い! 呼び名が堅い!」

当麻「それ上条さんも思ってました! 最初のうちは嫌われてるのかと思いました!」ノ

土御門「俺も思ってたにゃー!」ノ

マミ「私も! なんか怖かった!」ノ

ほむら「」

まどか「皆もこう言ってるし、いいんじゃないかな」ニコ

ほむら(ま…まどかの願いは断れない…でも今更…うう)カアアアッ…

ほむら「善処するから今は許しなさいぃぃぃっ!」ダッ

杏子「あ、逃げた」

当麻「…そんなに嫌だったのか? やっぱ俺嫌われてる?」orz

恭介「いや、それはどう見てもないから…」

さやか「安定の当麻…」

杏子「最早定番だな、うん」
303 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(三重県) [sage]:2011/08/15(月) 21:42:14.98 ID:R2dieRP80
投下終わりです。
もしかしたら、今後の話ではほむほむがフレンドリーになってるかもね。


・つっちー及び一方さんの活躍 済
・お悩み相談室 済
・あんこちゃんフラグ成…立…? 済
・さやかハッピーエンド 済
・魔法少女たちの恋バナ 済
・お泊まり会 済
・その晩 済
・フラグクラッシュ 済
・無自覚なまどかは皆を不安にさせちゃうの 済
・恭さやラブラブ 済
・巴マミをプロデュース。 済
・恭さや喧嘩 済
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・上上入れ替わり 済
・恭介の恭介によるさやかのための演奏会 済
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・キャンプ(保護者付添はどうしたとかそういう無粋な事言うの禁止)
・QBは上条当麻に復讐するようです
304 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(高知県) :2011/08/15(月) 22:41:52.69 ID:+z6OaU7S0
さっきとかぶるけど、御使堕し編とかどうじゃろう?
305 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/08/15(月) 23:19:09.28 ID:xCCxWVTNo
みんなに堕天使エロメイドを着せてほしい
306 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/08/15(月) 23:39:26.85 ID:Mrp7RwBXo
そろそろ仁美メインの話を。
307 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) :2011/08/16(火) 00:55:17.23 ID:d2y/7ckd0
あれだ禁書ネタが少なすぎるゥ
308 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/08/16(火) 03:03:22.74 ID:iXMTBuZbo
マミさんとほむほむに昔話をするはなしがいい
309 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/08/16(火) 11:08:20.03 ID:XU4dH2ioo
かみやんとほむほむイチャイチャさしてくれよ
310 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/16(火) 14:09:06.05 ID:DrXm6ObP0
いつものメンツで王様ゲームとかしてほしい
311 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(高知県) :2011/08/16(火) 14:36:03.03 ID:x0pzE1a90
いや、ツイスターゲームだ!
312 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟・東北) [sage]:2011/08/16(火) 15:35:17.84 ID:E6b71prAO
夏なんだから祭りに花火に水着に宿題に…今しかない事なんだ、始めようぜ、>>1!
313 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(群馬県) [sage]:2011/08/16(火) 15:53:02.26 ID:eSLmEnMlo
今って夏休みなのか?
夏休みだったら毎年恒例の最終日の宿題追い込みを皆で集まってやって欲しいな
314 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(高知県) :2011/08/16(火) 15:53:55.62 ID:x0pzE1a90
マミさんと当麻の偽装デートも。8月31的な 
315 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟・東北) [sage]:2011/08/16(火) 17:25:20.93 ID:E6b71prAO
まどマギ本編が5月頃だと思ってたからそろそろ夏かと思ったんだが、違うのかな?
316 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟・東北) [sage]:2011/08/16(火) 17:25:55.47 ID:E6b71prAO
まどマギ本編が5月頃だと思ってたからそろそろ夏かと思ったんだが、違うのかな?
317 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟・東北) [sage]:2011/08/16(火) 17:26:49.29 ID:E6b71prAO
連投すまん…
318 :1 [saga]:2011/08/16(火) 22:45:31.49 ID:ynNnQ8800
なんかレス伸びててワロタwww
皆なんやかんや言って夏大好きだろwww

>>304
分かってるんじゃないですか、俺にそんな書きわけが出来るとでも?
でも、確かにマミさん【上条さん】とか杏子ちゃん【マミさん】とかは掘り下げたかったかな。
そして人格入れ替わりが見たいあなたにはココロコネクト超オススメ

>>305
おk、土御門さん暗躍させてくる。

>>306
財力活かして旅行編とか書かせてもらってもいいでしょうか。

>>307
もともと上条さん以外禁書パートはないくらいのつもりだったので…
あ、でも杏子ちゃんのおまけ話で一方さんと削板くん出すつもりだよ!

>>308
マミさんとほむほむに誰が何の昔話をするんでしょうか。

>>309
なんやかんやでうちの上条さんはマミさん一筋なので、イチャイチャすればするほど
後々ほむほむが可哀相なのですが…良いでしょうやりましょう!
ぶっちゃけほむほむって結構いじり甲斐のあるキャラだよね。三番目に好きだけどさ。

>>310
了解。土御門さん暗躍させてくる。

>>311
ふっ…お前が期待している形には絶対ならないが、やってやろうじゃないか!

>>312
よっしゃー! やっぱ海イベントは必須だよな!

>>313
このおまけに時系列は通用しねえ(キリッ

>>314
ぶっちゃけ偽装する必要すらないほどラブラ…いえなんでもないです
つーか誰に対して何を偽装するための偽装デートなんだよww

>>315
時系列は、ぶっちゃけ「ワルプル後」であること以外は完全に適当です。
恭介君イベントは流石に書いた順に発生してますが、後は適当。


では今回のおまけ。
・最強メイド降臨
の一本でお送り致しま〜す!
319 :1 [saga]:2011/08/16(火) 22:47:28.13 ID:ynNnQ8800
・舞夏さんには誰も勝てなかった

土御門「今日は俺の義妹を連れてきたぜい」

舞夏「今日一日よろしく頼むぞー」

当麻「前々から聞いてたけどついに来たか」

舞夏「お近づきの印に手料理を振る舞ってやるからキッチンを貸してくれー」

マミ「え、ええ。大丈夫よ、好きに使って」


当麻「うっ……ンまぁぁぁぁいっ!」

恭介「こんな美味しいハンバーグは初めてだ…」

土御門「舞夏! 舞夏! 舞夏! 舞夏ぅぅううわぁあん! 相変わらず舞夏の料理は最高ぜよー!」

ほまさ杏マ『』ドンビキ

当麻「いやー…うん、こんな人が奥さんだったら最高だろうなー」

恭介「それは別にしても、こんな料理だったら毎日食べたいよね」

土御門「絶対にやらんから安心するにゃー」

当恭『知ってる』

マほさ『!』メラメラメラ…

杏子「やらかしやがったタラシ野郎共…」
320 :1 [saga]:2011/08/16(火) 22:48:09.91 ID:ynNnQ8800
当麻「じゃあな、また明日ー」

恭介「さやかも早めに帰るんだよー」

土御門「舞夏ー、明日迎えに来るからにゃー」

舞夏「さて、野郎共が帰ったかー。じゃあお待ちかねの…」

マほさ『料理教えて下さい』ペコリ

舞夏「うん、予想はしてたぞー」


さやか「えっと、うー…」ワタワタ

舞夏「落ち着けー、やる事は弁当作るのと変わらないぞー」

ほむら「…………」ジ―…

舞夏「凝りすぎだー、ちゃっちゃと進めた方がいいぞー」

マミ「〜♪」ルンルン

舞夏「流石に手慣れてるなー…あ、でもここはこうした方が…」

マミ「え? ああ、そういうこと! 凄いのね土御門さん!」

ほむさや『独り暮らしスキル恐るべし…!』

杏子「例のごとく、試食は任せろー」

まどか「杏子ちゃんはそれでいいの…?」
321 :1 [saga]:2011/08/16(火) 22:49:05.66 ID:ynNnQ8800
ほむら「とうm…いえ、上条。……つくってみたから、食べて」

マミ「食べてみてくれない? 上条くん♪」

当麻「身に余る幸福ではあるのですが二人してそんな量を出されては上条さんの胃に収まりきらな…イエ、ナンデモナイデス」


イヤモウクエナ…イヤ、ダカラサイショニイイマシタヨネ!?セイカクニハイオウトシマシタヨネ!?コンナリョウクイキレナイッテオレサイショカラ…
ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアフコウダアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!


さやか「今回の自信作なんです、おかわりもあるのでたくさん食べて下さいね!」

恭介「ありがとう、いただきます…あ、美味しい」

恭父「…おお、美味しいなあ」

恭母「あら、将来は安泰ねえ。うふふ」

恭介「や、やめてくれっ!」カアッ

さやか「〜っ…」カアアアアッ…


土御門「さっすが舞夏! 目に入れてももう何も痛くない可愛い義妹!」

舞夏「おだてても晩御飯のメニューは変わらないぞー」

土御門「舞夏のつくる飯は全部美味いから構わんぜよ〜」
322 :1 [saga]:2011/08/16(火) 22:51:57.61 ID:ynNnQ8800
何これ平和。
我ながらこの話平和すぎだろとか思った。とりあえず上条さんもげろ。


・つっちー及び一方さんの活躍 済
・お悩み相談室 済
・あんこちゃんフラグ成…立…? 済
・さやかハッピーエンド 済
・魔法少女たちの恋バナ 済
・お泊まり会 済
・その晩 済
・フラグクラッシュ 済
・無自覚なまどかは皆を不安にさせちゃうの 済
・恭さやラブラブ 済
・巴マミをプロデュース。 済
・恭さや喧嘩 済
・上マミ恭さやダブルデート+追跡班 済
・上上入れ替わり 済
・恭介の恭介によるさやかのための演奏会 済
・いざゲーセン 済
・ほむほむのたんじょうび 済
・メイド先生降臨! 済
・おかねのちからってすげー!←New!
・土御門元春の陰謀←New!
・となりのソギー
・キャンプ(保護者付添はどうしたとかそういう無粋な事言うの禁止)
・QBは上条当麻に復讐するようです
323 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟・東北) [sage]:2011/08/17(水) 09:13:47.57 ID:YJCb5zAAO
乙、平和な位で良いんだよ?


一回だけで良いんで対青少年最終兵器のオリアナ投入(当て馬的な意味で)。


嵐の様に現れて嵐の様に去っていくオリアナ。まああくまで当て馬なんで関係までは無しで。

オチとしてはマミほむさやがそれから毎日ムサシノ牛乳を飲むようになったってのはどうだろ?
324 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/17(水) 11:13:44.62 ID:M9AeehOl0
乙ー
和むなー…
325 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(高知県) :2011/08/17(水) 12:48:03.06 ID:dU37pdMZ0
乙、となりのソギーの内容が想像できんwww
326 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/08/17(水) 12:52:32.50 ID:59gVQVvx0
>>325
ageんなよ・・・
327 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県) [sage]:2011/08/17(水) 14:28:43.44 ID:faYnlyOB0
美琴は一回でいいから出てほしい……流れ的に無理か
328 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟・東北) [sage]:2011/08/17(水) 14:36:29.75 ID:YJCb5zAAO
美琴はダメらしいぜー。
となりのソギーは…ほらあれだ登場人物がみんなソギーなんだよ!
329 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(群馬県) [sage]:2011/08/17(水) 15:07:28.07 ID:nXLR2pfRo
打ち止め出てきて欲しいな
街で迷ってるところを保護して皆で一緒に打ち止めの服を選んであげたりファミレス行ったりしてワイワイガヤガヤと
題名は迷子の打ち止めちゃんとかが良いかな?
330 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(群馬県) [sage]:2011/08/17(水) 15:12:53.33 ID:nXLR2pfRo
御坂妹は猫関連でエイミーといぬの見せ合いでイベント作れそうだな
美琴はどう頑張っても出る流れが作れないような
331 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(高知県) :2011/08/17(水) 15:48:32.60 ID:dU37pdMZ0
御坂妹はQB見てもうっかりだまされて契約するんだろうな
332 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/17(水) 16:46:14.18 ID:PTfCxV1X0
一気に見たけど本編終了後はビックリするほど平和だな
ところで自分は禁書はアニメでしか知らないからよくわからんのだが禁書キャラってどれくらい強いんだ?
正直昨日何となく読んでたぬらりひょんの孫のキャラほど強そうには…(ファンの皆さんスイマセン)
333 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県) [sage]:2011/08/17(水) 17:36:50.15 ID:faYnlyOB0
強い奴はチートキャラ
弱いとスライム
差がでかいのが禁書。ただし、相性の良し悪しが強い
334 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟・東北) [sage]:2011/08/17(水) 18:26:30.65 ID:YJCb5zAAO
この時点ではシスターズはまだいないな…残念ながら。


後、強さ論争は荒れる元だからほどほどに な?最強はヤクザって過去に結論出てるんだから。
335 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/17(水) 21:09:16.82 ID:4ghzv65D0
いちゃいちゃが見たい

もう一度言う

いちゃいちゃが見たい!
336 :1 [saga]:2011/08/17(水) 22:38:25.29 ID:/pV4csx00
最近暑いですね。皆様いかがお過ごしでしょうか。
ちなみに筆者は平常運行でマミさんマミマミしてます。

>>323
ぶっちゃけそこまで話作られると書きようがないというかww
そしてマミさんがムサシノ牛乳飲んだらもう大変なことになると思う

>>325
さやかパトロールのようなガチバトルものにする予定。
予定は未定なので適当にお楽しみに。

>>327
出してもいいですけど、間違いなくやられ役ですぜ?
そして見滝原に来る理由の捏造も割と面倒なんだぜ?

>>329 >>330
>>334さんが仰ってますが、この時点では妹達は生まれてません。
原作でどうだったかは忘れましたが、このSSでは生まれてません。
だって生まれてたら一方さんは魔女退治なんかしてくれないよ。

>>331
このSS内においては、超能力者に魔法少女の才能は無いという事にしておいて下さい。
ぶっちゃけ最強すぎんだろ魔法少女の超能力者とか。

>>332
とりあえずぬら孫のメンツが上条さん・一方さん・ていとくんに勝てるとは思えない。

>>335
うん、俺も見たい!


おまけの夏休み旅行話において、肝試しイベント発生!
土御門さんを除いた八名(まどか ほむら さやか 杏子 マミ 仁美 上条さん 上条くん)を、
二人一組四つに分けます!
>>私+1 一番手
>>私+2 二番手
>>私+3 三番手
>>私+4 四番手 の組み合わせを決めてください!
被った場合は再安価で行きます。

ではまた投下の際に会いましょう!
337 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/08/17(水) 22:45:56.18 ID:FYhWKpeno
上条さん 上条くんで
338 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/17(水) 22:49:59.28 ID:/3mP7Cjuo
安価の取り方がよくわからんぬ
339 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]:2011/08/17(水) 22:50:09.05 ID:Z2NtzSwAO
>>337
ぜったいに(ry

上条さん好き繋がりでマミさんとほむほむ
340 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/17(水) 22:53:05.60 ID:Rm8GrxxQ0
本来ライバルのさやかと仁美
341 :1 [saga]:2011/08/17(水) 22:57:00.69 ID:/pV4csx00
おk、二番手が空席になったが見事他が決まったww
消去法で二番手も決定です。

一番手 上条×上条
二番手 まど×杏子
三番手 マミ×ほむ
四番手 さや×仁美

となりました。
それじゃ書いてくる!
近日中に投下する!
342 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [sage]:2011/08/17(水) 23:06:59.85 ID:oV1G6u/m0
まぁ確かにぬら孫の連中にレベル5の相手はキツいと思うわ
というかキャラの濃さで完全に負けてる感が否めない…
343 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟・東北) [sage]:2011/08/18(木) 07:11:34.50 ID:OFdcQVoAO
そうか設定書きすぎたか、すまんね。
当「しかし…大きかったな…」恭「すごく…大きかったね…」マミほむさや「ギリギリギリギリ…(歯軋り)」っての期待してたんだが残念。
後オリアナ越え目指すならムサシノ牛乳飲んだって大丈夫だと思うんだぜ?
目指せ言葉越え!

まてよ…ムサシノ牛乳単体ネタはありなんじゃないか?
344 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(高知県) :2011/08/21(日) 10:06:48.56 ID:9jrHzu4d0
そろそろ来てくれるんだよな?
345 :1 [saga]:2011/08/21(日) 10:45:15.74 ID:E5bWBVwR0
お久しぶりのようなそうでもないような
すみません、最近見る側に回ってましたw

>>342
ぶっちゃけ一方さんと上条さん二人動員すれば大体の二次元キャラ打破できるよなww
+ていとくんで二次元キャラの8割以上は打倒できると思う

>>343
上条さんは一応形式上フリーだからともかく作中でさやかと付き合ってる恭介がそんな事言いだしたら
もうさやかちゃんに何されても文句言えねーだろwww
ムサシノ牛乳は…機会があれば…

>>344
待たせてごめんネ!

そんな訳で本日は
・夏真っ盛り! 二泊三日の旅行編
一本でお送りいたしまーす
346 :1 [saga]:2011/08/21(日) 10:46:02.40 ID:E5bWBVwR0
・財力があれば大体のことは出来るんだぜ

仁美「せっかくの夏休み!」

さやか「いえー!」

仁美「どうせなら一つ大きな思い出が欲しいと思いません!?」

まどか「思うー!」

仁美「そんな訳で、こんなの企画してみましたわー!」

ほむら(何故この三人はこんなにハイテンションなのかしら…夏ねえ)

仁美「二泊三日☆ひと夏の思い出@海!」

まどさや『おおう予想の三倍の規模!』

ほむら(…二泊…そして海…つまりは民宿!? つまりは浴衣まどかとか浴衣上条とか!?)

ほむら「賛成よ」キリッ

まどか「で、でもなんか悪いよ…」

仁美「大丈夫ですわ。私ひとり行くのも友人を八人連れていくのも大差ないってお父様が言ってました」

さやか「考えるまでもなく大差あるよ!?」

仁美「まあ、そういう事ですので巴先輩や上条くんたちに連絡しておいてほしいのですわー」

ほむら「了解したわ。私にすべて任せておきなさい」ファサッ

さやか(なんでほむらはこんなにノリノリなんだろ…いや、あたしも楽しみだけどさ)

まどか(なんでだろう…ほむらちゃんの事信じたいのに…なんだか寒気がするよお…!)ゾクッ
347 :1 [saga]:2011/08/21(日) 10:46:42.26 ID:E5bWBVwR0
マミ「…まさか、マイクロバスを動員してまで私達も連れてきてくれるとはね…」

当麻「恐るべし、志筑家…」

仁美「皆様、私の大切な友人ですもの。当然ですわ♪」

さやか「くぅー、さっすが仁美! 我が親友っ!」

ほむら(…さやかは、自分の魔女化の原因を忘れてしまったのかしら)

恭介「あ、海見えてきたよ」

まどか「ほんとだ! うわあ、楽しみだなあ」

杏子「あたし、大食いホームレスキャラで売ってたと思うんだが…最近普通の生活を送りすぎてる気がするぜ」

土御門「気にすんな。俺なんて最早いつ暗躍してるのか自分でも分からなくなってきたところだにゃー」


さやか「いざ、海っ!」バシャーン

杏子「よっしゃー!」バシャシャーン

まどか「ふ、二人とも、待ってよ〜」

仁美「準備体操をしないと危ないですわよー!」

マミ「あら、泳がないのかしら暁美さん?」ティロッ

ほむら「出来ればその格好で近づかないでほしいわ巴さん」ホムーン

当麻「いやぁ、前々から思ってたけどお前細すぎだろ、恭介」

土御門「お前、下手すりゃ俺の知り合いよかモヤシなんじゃないかにゃー」

恭介「僕から言わせてもらえば、君ら二人が異常なんだよ…」
348 :1 [saga]:2011/08/21(日) 10:47:21.04 ID:E5bWBVwR0
ほむら「いくわよ巴さん…!」パスッ

マミ「ナイスパスよ暁美さん…はぁっ!」バン

さやか「そこティロ・フィナーレじゃないのっ!?」ボス

杏子「よく上げたさやか! いっくぜええ!」ブオッ

ほむら「はいブロック」ポン

まどか「これで25-8…」

仁美「暁美さんと巴先輩のチームの勝ちですわね。圧倒的でしたわ…」


当麻「いやあ…眼福眼福」

土御門「おお揺れる揺れる」

恭介「…後でどうなっても、僕は君らを庇わないからね」
349 :1 [saga]:2011/08/21(日) 10:48:02.92 ID:E5bWBVwR0
当麻「」ボロッ

土御門「」ボロボロッ

恭介「だから言ったのに…」

マミ「さ、志筑さん。民宿の方に案内してもらえるかしら」

ほむら「らしくもなくはしゃぎ過ぎたわ…疲れた」ファサッ

仁美「ええ。さ、こちらですわよ〜」

さやか「楽しみだね、民宿。あたしお腹空いちゃったよ」

杏子「あたしもだ…ちっと本気を出し過ぎた…」

まどか「ビーチバレー、終盤最早人間の動きじゃなくなってたからね…」


マミ「まずはお風呂、ね。温泉もびっくりするほど豪華だわ…」ティロッ

ほむら(大きさに価値がある訳じゃないだから私は負けてなんかいないここは私の戦場じゃない)ホムム…

さやか「…傍から見てても、ほむらが可哀想になってきたよ」

杏子「気にすんなほむら、あたしも似たようなもんだよ…」フッ…モウアキラメタゼ

ほむら「一緒にしないで!」ワタシハマダアキラメテイナイノヨ!

まどか「いいじゃないほむらちゃんは…身長はあるんだから!」

仁美「確かにまどかさん、この中で頭一つ小さいですわね」

さやか「ばっか、まどかは小さ可愛いから良いんじゃないか〜! うりうり〜」モミモミ

まどか「やっ…やめてよさやかちゃん〜」イヤイヤ

ほむら「死ね」ゲシィィィィ!

さやか「オクタヴィアッ!?」
350 :1 [saga]:2011/08/21(日) 10:49:02.28 ID:E5bWBVwR0
土御門「おーやってるやってる…さて、足場を探すか…」キョロキョロ

恭介「何をしてるのかな土御門?」ゴゴゴ

当麻「場合によっちゃあただじゃ済まさんぜ?」ゴゴゴ

土御門「ふっ…愚問だ…愚問すぎるにゃー、二人とも! 温泉でやることなんて決まってるぜよ!」

土御門「素早く足場を構築し! 安全な位置を確保し!」

土御門「女湯の様子を堪能するのが紳士の嗜みだにゃー!」ドヤァァァッ!

恭介「――いいよ」

恭介「君が女湯の平和を脅かすというのなら」

恭介「女子が安心して温泉を楽しめるような……そんな優しい幻想を僕が創り出す!」グッ…!

当麻「……いいぜ」

当麻「お前が女湯を覗くっていうなら! それが許されるとでも思っているなら!」

当麻「――まずはそのふざけた幻想をぶち殺す!」ギリッ…!

土御門「えっちょっ待っなんでこんなとこでガチに――」ガンゴンバキン!!!!


マミ「男湯がうるさいわねー…」

ほむら「話の内容が丸聞こえなことに土御門は気付いているのかしら…」

さやか「とりあえず後でボッコだね…」

仁美「メリケンサックで良ければお貸しいたしますわ…」

杏子「あー、出来ればヌンチャクで…」

さやか「木刀あるー…?」

ほむら「ゴルフクラブはあるかしら…」

マミ「殴るのに使えそうな長い棒を頂けるかしら…」

仁美「むしろマスケット銃と模擬弾をお貸しいたしますわ…」

まどか「そ、そこまでしなくても…」


ガンッバゴッドンッバキッガッシボカッパンパンパ―ンッ!
351 :1 [saga]:2011/08/21(日) 10:49:36.63 ID:E5bWBVwR0
土御門「」チ――ン

さやか「さて、土御門もとっちめたことだし」

杏子「飯も堪能したことだし」

仁美「ここからが本番ですわ」

マミ「ん? どういうことかしら」

仁美「ここの民宿の近く…墓場があるんですって」

ほむら「へえ…なら、やることは一つね」

仁美「ええ。肝試しですわ!」

まどか「えっ…やだなぁ、怖いのは…」

ほむら「大丈夫よ。どうせ幽霊なんていないし、万が一何かいたら私が蜂の巣にするわ」

当麻「お前それ肝試しを楽しめてないだろ。むしろ美しい自然を蹂躙しにいってるだろ」

恭介「まあ、良いんじゃない? 面白そうだし。二人一組で分かれればいいのかな」

ほむら「クジでも作りましょうか」
352 :1 [saga]:2011/08/21(日) 10:51:25.38 ID:E5bWBVwR0
一番手:上条当麻 上条恭介

当麻「あーあ…見事な不幸だ…この組み合わせ、誰が得すんの?」

恭介「全くだね…僕ら二人とも、幽霊怖がるようなキャラじゃないし…」

当麻「幽霊なんてよく見かけるけど別に怖くないし、ヤバそうなのは…」

幽霊「」キシャ―

当麻「こんなんだし…」ソゲブ

幽霊「」チ―ン

恭介「・……………え? えっ……えっ?」
353 :1 [saga]:2011/08/21(日) 10:51:58.81 ID:E5bWBVwR0
二番手:鹿目まどか 佐倉杏子

まどか「わ、私…幽霊とか、駄目なんだよね…」

杏子「あー? じゃああたしらも駄目だってのか」

まどか「いっ、いや! そんなことあるわけないでしょ!?」

杏子「だろー? 大丈夫だって、幽霊なんてそうそう出てこねーし」

まどか「……そうそう?」

杏子「大体の幽霊は良い奴だし」

まどか「……大体?」

杏子「ホームレスの幽霊に飯貰ったこともあったっけなー」

まどか「いぃぃぃぃぃぃぃぃぃやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」ダダダダッ

杏子「お、おい! まどか、待てって! 冗談に決まってんだろ!? おーい、まどかー!」
354 :1 [saga]:2011/08/21(日) 10:52:40.76 ID:E5bWBVwR0
三番手:巴マミ 暁美ほむら

マミ「……いや、ケチをつけるわけじゃないんだけどね?」

ほむら「…何よ…いや、なんですか、巴さん」

マミ「正直、怖くないわよね」

ほむら「燃え上がるほど同意」

マミ「町内パトロールの帰りには大体こんな暗さだし…」

ほむら「ぶっちゃけ魔女の結界の中の方が怖いし…」

マミ「魔法少女化の弊害の一つといっても良いかもしれないわね…」

ほむら「そこまで大げさなものでもないわ…いや、そうかもしれないわ」

マミ「なんで言い直したのかしら? 別に気を遣ってくれなくても…」

ほむら「いや…もうゴールに着いてしまったのよ」

マミ「……え? 喋ってただけじゃない私達」

マミほむ『……はぁ』
355 :1 [saga]:2011/08/21(日) 10:53:19.09 ID:E5bWBVwR0
四番手:美樹さやか 志筑仁美

さやか「さやかちゃんにかかれば、幽霊なんて怖くなーい!」ズンズン

仁美「あぁっ、さやかさん待って、待って下さい…」オロオロ

さやか「企画者が怖がってどーする! 最速ラップタイムでゴールに到達してやるのだー!」ズンズン

仁美「肝試しはそういう競技ではありませんわー!」ブルブル

さやか(何この娘可愛い。ちょっと脅かしてやろっかな〜)ガサッ!

仁美「いや――――ッ!? さやかさん! さやかさん! 音が、音が!」ガタガタ

さやか「うお―――う!? 落ち着け、落ち着くんだ仁美! 小石を草むらに蹴り込んじゃっただけだから!」

仁美「うう…ひどいですわさやかさぁん…」グスッ…

さやか「ご…ごめんね仁美? まさかこんなに怖がるとは…」

仁美「もう…もうこんな事はやめて下さいね?」ヒグッ

さやか「うん、やめるやめる…」パキンッ

仁美「きゃ――――ッ!」アワアワ

さやか「落ち着け仁美! 今のは自分で小枝踏んでる! 自爆してる自爆してる!」
356 :1 [saga]:2011/08/21(日) 10:54:08.72 ID:E5bWBVwR0
ほむら「結局、肝試しを肝試しとして楽しんだのは志筑さんとまどかだけだったわね…」

まどか「た…楽しくなんてないよぉ…」フルフル

仁美「よ、予想の三倍怖かったですわ…」モウイヤ


仁美「明日もあることですし、今日はもう寝ましょう! ねっ!?」←必死

マミ「余程怖かったのね…」

さやか「ま、いいんじゃなーい?」

杏子「どうせ消灯したらしたで雑談始まるしなー。怪談話でもすっか?」

まどか「やめてよ杏子ちゃん! 本気で怖かったんだからね!」←涙目

ほむら「杏子、まどかに何をしたの?」ゴゴゴ

杏子「なんもしてねーよ!」アホ!


当麻「じゃ、おやすみー」zzz…

恭介「寝つき良すぎない…?」

土御門「不幸キャラだから普段から疲れ溜めてんのと、あとはうん、賢明だからだろうにゃー」

恭介「…賢明?」

土御門「ふっふっふ、上やん(恭)。今夜は寝かさないぜい? とりあえず、美樹さやかとはどこまでイった?」

恭介「」ブ―――ッ

土御門「デートとかどこ行ってる? キスくらいしたか? ぶっちゃけ美樹さやかで抜く?」ソノタモロモロ…

恭介「ふ…不幸だ…」
357 :1 [saga]:2011/08/21(日) 10:55:19.78 ID:E5bWBVwR0
当麻「ふあ〜…あー、よく寝た。目覚ましがぶっ壊れる不幸もなく上条さんは幸福な朝を迎えましたのことよ」

土御門「いや上やん、それは至って普通の朝だぜい…」

恭介「」

当麻「あー…やっぱこうなったか…昨日の内に恭介に忠告しとくんだった」

土御門「土御門さんの野次馬根性をなめちゃ駄目ぜよ〜」

恭介「…もうやだぼくかえりたい」


マミ「…ふあっ…」

ほむら「……ほむぅ」

当麻「おはよう…って、二人ともかなり眠そうだな。違う枕じゃ寝れなかったとか?」

仁美「いえいえ、ちょっと乙女の恋愛事情についてのお話が盛り上がりすぎまして」

杏子「おう。いやあ愉快だったぜこいつら。何せ二人とも当…」ドグシャバキンッ

マミ「ああ、清々しい朝ね! 今日も元気が湧いてきたわ!」ティロッ

ほむら「旅行も二日目、さて今日は皆で何をして遊ぼうかしら? 私は準備万端よ」ホムンッ

さやか「無茶しやがって…」

まどか「…杏子ちゃんは犠牲になったんだね」

土御門「えーなになに恋バナ!? その話情報通の土御門さんにも聞かせ…」ガンゴンバキン

恭介「ごめんね、こっちは自重しないゴミ一袋抱えててさ」

当麻「ああそうだな、とりあえずこの馬鹿放っといて朝飯にしようぜ」


仁美「皆様、お話があります!」

さやか「なに、仁美? 楽しいこと?」

仁美「ええとっても! なんと今日、この近くでお祭りがあるのです!」

マミ「随分タイムリーなのね!?」

ほむら「もう作為しか感じないわ…」

まどか「でも、楽しみだなぁ」

当麻「じゃ、朝飯も食ったことだし準備しようぜー」

恭介「そうだね。じゃ、一旦解散しようか」
358 :1 [saga]:2011/08/21(日) 10:56:05.33 ID:E5bWBVwR0
さやか「浴衣持って来いってのはこーゆーことだったんですね」

マミ「そうらしいわねえ」

まどか「ほむらちゃんって、人混みとか苦手そうだけど大丈夫?」

ほむら「まどかと一緒なら私は地獄にだって行けるわ」

杏子「相変わらず歪みねえな、ほむらは」

仁美「皆様、こっちですのよ〜」

当麻「や…やばい…正直俺みたいなのが一緒にいて良いメンバーじゃねえ…」

恭介「そうだね…流石に僕も気まずいというか…」

土御門「地元の野郎の視線が痛いにゃー」


さやか「……」キンギョスクイ

まどか「……」スゴイヨサヤカチャン!

仁美「……」スゴイデスワ!

マミ「……」シャテキ

ほむら「……」オナジク、シャテキ

杏子「……」カイグイウメエ

当麻「なあ、俺ら何してりゃ良いんだろうな…」ソゲブ

恭介「きゃっきゃうふふやってるあそこに混じりにいく勇気はないしねえ」ハイハイ

土御門「こうして悪い虫を払う簡単なお仕事続けてりゃ良いと思うにゃー」ボカッ
359 :1 [saga]:2011/08/21(日) 10:56:35.48 ID:E5bWBVwR0
さやか「あ―――…遊んだぁ! 遊びまくったっ!」

マミ「楽しかったわね。こんなに遊ぶなんて今までなかったわ」

杏子「全くだな…たぶん初めてだよ、あたしも」

恭介「あはは、僕はちょっと疲れたかな…」

土御門「全く、モヤシはこれだから困るぜい」

まどか「本当、凄く楽しかったなぁ…また来たいね!」

仁美「来年もまた、皆で来ましょうね!」

ほむら「まどかが望むなら、いつだってお供させていただくわ」

当麻「相変わらずまどかラブだな、お前は…」

仁美「ところで皆様、これから花火があるので、まだ少し残っていきません?」

さやか「当然残るっ! 恭介も残るよね!?」ワクワク

恭介「うん、もちろん」

マミ「海辺で花火かぁ…初めてだわ、こんなの」

杏子「本当、初めて尽くしの旅行だなあ」

土御門「ところで俺は花火セット持ってきたんだが、花火見終わってからやる気はないかにゃー?」

当麻「お、いいじゃん! 上条さんは線香花火以外なら何でもござれですのことよー!」

まどか「うーん、本当最高だね! 」
360 :1 [saga]:2011/08/21(日) 10:57:11.54 ID:E5bWBVwR0
仁美(そんなこんなで楽しい旅行の時間はあっさりと過ぎ去ってしまい)

仁美(私達は見滝原に戻ってきたのでした)

仁美(何やら皆様が人に言えない事情を抱えていて、色々と悩んでいらっしゃるのは丸わかりですので…)

仁美(こんな程度のことで少しでも気が晴れてくれるのなら、私はそれだけで幸せなのですわ♪)
361 :1 [saga]:2011/08/21(日) 11:01:09.68 ID:E5bWBVwR0
投下終わりです。
さやかちゃん好きハッピーエンド至上主義豆腐メンタルの筆者といたしましては、
どうしても仁美ちゃんの仕打ちを好意的に見られないのですが、
声優さんの言によると「魔法少女とか関係ないゆるーい日常」なら本当にいい子らしいので、
「じゃあこのおまけコーナーとか仁美ちゃん活躍の場として最適じゃね!?」と思いました。
我ながら、魔法少女とか関係ないどころか山も落ちも意味もないおまけ話書いてるなあ。

マミさんさやかちゃんほむほむが幸せならばガチシリアスだろうが流行りのゆるふわだろうが俺はついていくがな!


・つっちー及び一方さんの活躍 済
・お悩み相談室 済
・あんこちゃんフラグ成…立…? 済
・さやかハッピーエンド 済
・魔法少女たちの恋バナ 済
・お泊まり会 済
・その晩 済
・フラグクラッシュ 済
・無自覚なまどかは皆を不安にさせちゃうの 済
・恭さやラブラブ 済
・巴マミをプロデュース。 済
・恭さや喧嘩 済
・上マミ恭さやダブルデート+追跡班 済
・上上入れ替わり 済
・恭介の恭介によるさやかのための演奏会 済
・いざゲーセン 済
・ほむほむのたんじょうび 済
・メイド先生降臨! 済
・おかねのちからってすげー! 済
・土御門元春の陰謀
・となりのソギー
・キャンプ(保護者付添はどうしたとかそういう無粋な事言うの禁止)
・QBは上条当麻に復讐するようです
362 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/08/21(日) 12:09:45.44 ID:NV+kz/T80
>>361

いや、青春してるねぇ
まどマギ本編がアレだったから微笑ましい

仁美はまぁ、タイミングが最悪だっただけで良い子だと思う
363 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟・東北) [sage]:2011/08/21(日) 12:32:26.99 ID:nW9Ouv/AO
乙!
ほのぼのしてますな〜やっぱり夏はイイね!!後は宿題か…

単体なら…
ほむら「ねんがんのムサシノ牛乳をてにいれたわ!」じゃダメかね?



…あと強さ論争(特に禁書絡み)は荒れる元だから特に>>1はしない方がいいんだぜ?
364 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/08/21(日) 12:39:43.05 ID:t2i/OoJDO
ここは上条さんのスレだから一方厨はテメェでスレ立てるか回線きって死ね
365 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(高知県) :2011/08/21(日) 14:46:22.44 ID:9jrHzu4d0
エツァリは出せないか?上条勢力が大きくなりすぎたので・・・とかなんとかで
366 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟・東北) [sage]:2011/08/21(日) 15:12:19.98 ID:nW9Ouv/AO
マミ成分が少ないという心の声を受信したのでリボンネタを。リボンでロープマジックとか?

それともリボンだけ付けて…ゲフンゲフン
367 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2011/08/21(日) 18:31:52.25 ID:t2i/OoJDO
>>365
そういうのいらないんで
オナニーしたいなら自分のスレでね
他の人巻き込むなよ
368 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/08/21(日) 18:49:29.76 ID:0PRSdgSto
ここは一応クロス物なんでな、希望を書くのをとやかく言うべきではない。

ただここの>>1は禁書成分よりまどマギ成分の強化を望んでるようだからエツァリ参戦はないな。
魔術側なら都合きくのは多いんだが…。

と言う訳でせっかくヴァイオリンの名手と歌が上手いらしいさやかがいるんだから「耳をすませば」ネタやろうぜ!
369 :1 [saga]:2011/08/23(火) 02:31:44.04 ID:Cbddg8H+0
例の如くネットサーフィンしてさやかちゃんが幸せになるSS色々探してきた。
マジ泣く。歳ってほど歳食ってもないのになんでこんなに涙腺緩くなっちゃったんだろ。

>>362
ま、状況が状況でしたからねー。
それでも、既に放課後なのに今日一日、とかちょっと条件酷くね?って思う

>>363
そうなの?強さ議論って楽しいから好きなんだけどなー。
ま、どんだけランク付けしても結局主人公が勝っちゃうもんね。

>>364
番外通行が大好きな俺は死ぬべきなのでしょうか

>>365
や め て !
原作と同じことされたらマミさんとほむほむにエツァリがぶっ殺されちゃうww
原作以上に過激派が集まっている上条勢力なのです、うちのは。

>>366
書こうかと思ったけど俺の鼻血が止まらなくなるからやっぱ止めとくww

>>368
ごめん! 俺、耳すま見た事ねえ!

今回は
・土御門元春の陰謀
一本となります。
370 :1 [saga]:2011/08/23(火) 02:32:19.00 ID:Cbddg8H+0
・土御門さんやりたい放題

土御門「そんな訳で、今日は王様ゲームをしようと思うにゃー」

当麻「どんな訳だ。そして王様ゲームはどんな訳があっても踏み込んじゃいけない領域だろ」

土御門「読者の要望がある以上登場人物は突っ走らなきゃならないんだぜい、上やん?」

当麻「何言ってんのお前!?」

さやか「ま、いいんじゃなーい? 楽しそうだしねー」

ほむら「…さやか、自分が負けた場合のことを考えなさい。私はパスするわ…」

恭介「そうだよ、流石に悪ふざけの範囲を越えてるって…」

まどか「面白そうじゃない? やろうよほむらちゃん」

マミ「要するにちょっとしたくじ引き遊びみたいなものでしょ? 暇だし、いいんじゃないかしら」

杏子「これって、飯奢れとかもアリなの? だったらやろうぜ、ほら」

一同(こいつら…王様ゲームにいやらしい意味合いを全く見い出していないだと…?)

ほむら「やらないなんて有り得ない、さっさと始めなさい土御門」

当麻「あーもーどうなっても知らんぞ! どうせ不幸の上条さんが王様になるなんて有り得ないですしねー!」


土御門(ふっ……ふふふふふふふ……)

土御門(甘い! 甘すぎるにゃーお前ら!)

土御門(既にこの部屋には仕掛けられている…透視の魔術が仕掛けられている…)

土御門(くじの番号は全て俺に筒抜けなんだぜいっ!)

土御門(最早結果は見えている…俺の一人勝ちだにゃー!)
371 :1 [saga]:2011/08/23(火) 02:32:45.43 ID:Cbddg8H+0
土御門「はい俺王様ー! 2番4番5番、俺が用意したメイド服着てゲーム続行にゃー!」

マミ「んなっ…」←2番

さやか「死ね変態!」←4番

当麻「」←5番

土御門「うわっ上やんイラネ」

当麻「不幸だァァァァァァァ!?」


マミ「うう…なんでこんなことに…」←堕天使エロメイド

さやか「土御門、王様ゲームが終わったら殺す」←大精霊チラメイド

当麻「それでもゲームの間は従う辺りさやかさんの男気が窺えるぜ…」←至って普通のメイド服

ほむら(巴さんに気を取られていたけれどさやかもそこそこ……朝ごはん、コーヒーから牛乳に変えようかしら)

杏子「あー、あれ召使いの格好なんだろ? なんであんな機能性無視したスタイルなんだよ」

まどか「当麻くんはせめて執事服とかだったら良かったのにね…」アハハ

さやか「この二人の純粋さが怖えよ!」

土御門「うわっ上やんキモッ」パシャパシャ

恭介「土御門…なに人の彼女にメイド服着せて写真撮ってんのかな…」ゴゴゴゴゴ

ドッゴスッバキッガンゴンバキン!

土御門「ふふふ…写真データだけは死守したぜい…がくっ」

当麻「土御門――! 完全に自業自得だけど一応叫んどくぞ、土御門――ッ!」
372 :1 [saga]:2011/08/23(火) 02:33:30.41 ID:Cbddg8H+0
ほむら「次…私が王様ね。……じゃ、3番5番……ポッキーゲームでもさせてみようかしら」

土御門(ま、連続で俺が王様なんてやったら怪しまれっからにゃー…しゃーないか)

当麻「」←3番

さやか「安定の不幸乙ってこれ相手あたしだぁ!?」←5番

恭介「…………」ギギギ

当麻「分かってます決して3センチの壁を越えたりはしませんので罰ゲームだとでも思って我慢して!」

当麻「チョコの方、譲ってやるよ…」サクサクサク…

さやか「さんきゅ…」サクサクサク…

当麻「はい終了」

土御門「特に何事もなく終わりやがったな…つまんないぜい、上やん」

さやか「何事かがあったら困るんだよっ!」

ほむら「正直、上条の不幸を甘く見ていたわ…すまなかったわね」
373 :1 [saga]:2011/08/23(火) 02:33:57.10 ID:Cbddg8H+0
土御門「おっ…ラッキー。やっぱ俺の悪運は上やんとはちがうにゃー。俺が王様だぜい!」

一同(怪しい…!)

土御門「よーし、そんじゃあ2番と6番でツイスターゲームだにゃー!」

当麻「」←2番

恭介「」←6番

土御門(……透視するときにちゃんと相手も見とくんだったにゃー……)


〜見るもおぞましい光景につき省略〜


当麻「俺あとで土御門殺すわ」

恭介「僕も参加させてもらっていいかな…」

土御門「おおこわいこわい」
374 :1 [saga]:2011/08/23(火) 02:34:30.05 ID:Cbddg8H+0
杏子「あっ…やっと来たぜー! あたしのターンだな!」

土御門(なんか渡っちゃいけない奴に王様の座渡った気がするぜよ…)

杏子「4番! ひとっ走りスーパー行ってあたしにおやつを買ってこい!」

土御門「ほらこーゆーしょうもないのに限って上やん当たらないんだもんよー!」←4番

当麻「ざまあ。上条さんにとっちゃおやつを買わされる程度不幸ですらないという事だ!」

まどか「当麻くん、それ自虐的すぎて笑えないよ!」
375 :1 [saga]:2011/08/23(火) 02:35:08.04 ID:Cbddg8H+0
マミ「あっ…やったあ! 私が王様だわっ」

当麻(無邪気っ!)

恭介(どこぞの土御門とは大違いだね…)

マミ(何を命令すればいいのかしら…)ムムム…

まどか(悩んでる…明らかに悩んでる…)

ほむら(どうしよう、平然とポッキーゲームとか言った自分が恥ずかしくなってきた)

マミ「うーん…なんか、王様が決まるたび皆なんか嫌そうな感じだから、もう王様ゲームやめっ!」

土御門以外『マミさんマジGJッ!』

マミ「紅茶、皆の分淹れてくるから待っててね〜」

当麻「マミさん! メイド服メイド服! 早く着替えてきてください色々とマズいです!」

さやか「止めるんじゃない当麻! 皆見てみたいでしょ!? メイドマミさんの給仕!」

土御門(……透視魔術を部屋に仕掛けるのに徹夜した俺って一体……)
376 :1 [saga]:2011/08/23(火) 02:37:47.95 ID:Cbddg8H+0
ごめん、落ち着いて考えたら正直メイド服で給仕をするマミさんが書きたかっただけだったわこれ。
しかも冷静に考えたらマミさんが着てるのメイド服じゃなくて堕天使エロメイドだったわ。


俺のソウルジェムめっさ濁った。
マミさんは普通のメイド服の方が似合うと思うんだ!


・つっちー及び一方さんの活躍 済
・お悩み相談室 済
・あんこちゃんフラグ成…立…? 済
・さやかハッピーエンド 済
・魔法少女たちの恋バナ 済
・お泊まり会 済
・その晩 済
・フラグクラッシュ 済
・無自覚なまどかは皆を不安にさせちゃうの 済
・恭さやラブラブ 済
・巴マミをプロデュース。 済
・恭さや喧嘩 済
・上マミ恭さやダブルデート+追跡班 済
・さやかパトロール 済
・上上入れ替わり 済
・恭介の恭介によるさやかのための演奏会 済
・いざゲーセン 済
・ほむほむのたんじょうび 済
・メイド先生降臨! 済
・おかねのちからってすげー! 済
・土御門元春の陰謀 済
・となりのソギー
・キャンプ(保護者付添はどうしたとかそういう無粋な事言うの禁止)
・QBは上条当麻に復讐するようです
377 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]:2011/08/23(火) 02:44:25.44 ID:8B1MCIiHo
マミさんマジ天使やで…俺はマミさんにはメイド服よりもエプロンとか割烹着が良いな!
378 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/08/23(火) 03:17:01.28 ID:OUMYzGaCo


「耳をすませば」見てない…だと?そりゃあダメだ、絶対見た方が良い。
特に恭介さやかが好きだってなら見なきゃ。

>リボンでロープマジックとか?を見てジョセフ・ジョースター思い出したぜ。ジョジョネタはアリか?
379 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(群馬県) [sage]:2011/08/23(火) 03:47:54.87 ID:Qr/ZhC09o
透視魔術ってことは服も透けて…ゴクリ
そういえば耳をすませばってなんだ?
380 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/08/23(火) 03:49:57.86 ID:OUMYzGaCo
ジブリのアニメだよ。少年と少女の恋と成長と青春の物語ってとこか?
381 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/08/23(火) 03:55:44.58 ID:JKzsx3two
あと3つで終わっちゃうのか……
382 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/23(火) 05:42:35.57 ID:u1AiJJWO0
魔獣編とか書いてほしいけどネタがないですね、半年ROMります。
383 :sage [どうしてこうなった…]:2011/08/23(火) 07:47:53.58 ID:d0OyRyVeo
384 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟・東北) [sage]:2011/08/23(火) 08:48:38.45 ID:ujUNfb5AO
とにかくネタを出すってのが大事だと思うんだぜ?採用されるかどうかは別にして。


ちなみに今回のほむらの台詞は…ムサシノ牛乳期待してるぜ!

あと脳力パンとか、にぎにぎボールとか吹寄コレクションネタはどうだ?物なら出せそうな気もするし。
385 :!ninja :2011/08/23(火) 10:27:03.08 ID:ZJSGUcHt0
ほむらも上条さんとデートとかイチャイチャさせてやってくれ
386 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/23(火) 14:02:16.39 ID:NUXXAbMM0



387 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(岡山県) [sage]:2011/08/23(火) 15:48:19.89 ID:loL6KK0Vo
一気読みした、ソギー期待
388 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(高知県) :2011/08/23(火) 17:08:09.69 ID:Zm9V8m2d0
杏子ってどこに住んでんの?
家がないのでさやかの家に居候!!とかだめか・・・だめだよな
389 :投下しに来たわけではない1 [sage saga]:2011/08/23(火) 17:18:02.42 ID:Cbddg8H+0
ストックあと3つからもお察しかと思いますが、現在書き溜めが完了しているおまけ話が一つもありませんww
そのせいで投下ペースはがっつり落ちてしまいそうなのでお許しを…
お ま け の ネ タ も ま だ ま だ ド シ ド シ 募 集 中 。
ただし俺の貧弱な文章力を考慮して、可能な範囲内にしておいてくれよな!キラーパスは勘弁だ!
でも、無理ゲなネタだったとしてもそこから発想が湧いて来ることもあるので、言うだけ言ってみてくれたら嬉しいな!


>>377
エプロンマミさんとか何それ俺得

>>378
マジで? 見た方がいい? まどマギみたいなハートフルボッコじゃないよね?
そしてジョジョネタとかww大好物だけど書ける気はしねえww
でもまあ一応言ってみてね!もしかしたら俺が斜め上の発想を思い付くかも。

>>379
魔術はそんなに万能じゃないので、「人が握り込んだもの」限定の透視です。
運の悪い上条さんあたりを先に引かせて、少しでも怪しさを軽減したのです。

>>381
あなたが俺にも書けるようなお題・ネタを応募して頂ければ、どんどんおまけが増えていく。
このスレって、そういう仕組みだったんだよ…

>>382
円環の理なんて作ろうとしたら全員生存しか認めない上条さんにまどかがそげぶされるのでやめたげてよお!

>>384
ほむほむの涙ぐましい努力の幕開けでした。
出来る限り禁書ネタを混ぜ込むようにしてみるけれど、期待しないでねww

>>385
やってやんよ! この二人でいちゃいちゃとか全く想像つかねーけどな!
このスレの上条さんはマミさん一筋だからあとで辛いのほむほむだけどな!


・つっちー及び一方さんの活躍 済
・お悩み相談室 済
・あんこちゃんフラグ成…立…? 済
・さやかハッピーエンド 済
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・無自覚なまどかは皆を不安にさせちゃうの 済
・恭さやラブラブ 済
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・恭さや喧嘩 済
・上マミ恭さやダブルデート+追跡班 済
・さやかパトロール 済
・上上入れ替わり 済
・恭介の恭介によるさやかのための演奏会 済
・いざゲーセン 済
・ほむほむのたんじょうび 済
・メイド先生降臨! 済
・おかねのちからってすげー! 済
・土御門元春の陰謀 済
・ほむほむ念願のデー…ト?←New!
・となりのソギー
・キャンプ(保護者付添はどうしたとかそういう無粋な事言うの禁止)
・QBは上条当麻に復讐するようです
390 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(高知県) :2011/08/23(火) 17:23:32.38 ID:Zm9V8m2d0
まどかがイメチェンで頭花畑にするのは?
391 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(岡山県) [sage]:2011/08/23(火) 17:42:19.20 ID:loL6KK0Vo
腕相撲or尻相撲大会
392 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/23(火) 17:47:29.08 ID:y0NmTw0DO
平和なまどかキャラは良いねぇ
ここ来るとほのぼのする
男女比が良い感じになるのも○

耳すま…
さやカントリーロードか…
歌うさやか+バイオリン恭介は見たいけど
これ以上の題材はないからしばし待とう
393 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/08/23(火) 19:53:39.85 ID:jEt/5yGso
>>1よ、耳すまはハッピーエンドだから安心して良いぞ。だから…絶対見ろ。
配役当てはめするだけで恭さや好きなら涙出るはずだ。必ず見ろ!

ジョジョネタね…
動きが素早く鋭利な刃物を持った魔女に苦戦するマミ達。動きを封じるためマミはリボンの結界を張るが切り裂かれてしまう。
マミったと思った時、微笑みと共にリボンを引くと切れたはずのリボンが魔女を縛り上げる。(ロープマジックの応用)
「私のリボンはね…引き千切ると、狂いもだえるのよ………『喜び』でッ!!」
勝ったッ!マミさんマジマミマミッッ!!
…こんな感じか?

>>392
おお、わかる人きたか!知らない人ばっかりで正直落ち込んでたわ。
これ以上の題材はホント無いと思うわ。




394 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟・東北) [sage]:2011/08/23(火) 20:21:28.83 ID:ujUNfb5AO
>>393
それもうネタじゃなくて脚本になっちまってるじゃねーかよwwwwww

ジョジョネタなら…
「銀の戦車」のようにアーマー解除、アーマー解除(大事なので)で七人に分身するさやかとか。
395 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/23(火) 23:55:44.87 ID:i96xeiMAO
そろそろほむら×トウマな展開を入れる頃だと名無しは提案します
396 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/08/24(水) 01:58:07.98 ID:hxIQ5J7Co
杏子が隣の晩御飯風に全員の食卓訪問ってのはどうだ?
397 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(高知県) :2011/08/24(水) 15:42:41.87 ID:Cggsz0ou0
杏子の大食いキャラ確定か。インなn・・・インデックスさんとかぶってね?
398 :1 [saga]:2011/08/24(水) 15:43:27.70 ID:kWbYIKK/0
予め言っておく!筆者が最初から最後まで通して読んだジョジョは6部だけだ!
他は知ったかとかにわかとか言われても文句言えないレベルだ!

>>390
やめてやれよww
このスレじゃ魔法少女にもなってないから確かにキャラ弱いけどさww
空気と電波なら空気の方がましだと思うのよwww

>>391
土御門さんが無双する風景しか見えません。

>>392
筆者がいずれ耳すまを観賞するその日まで待つんだ!

>>393
ジブリ好きの家族がいつか録画してなかったか探してくる。

>>394
さやかちゃんのアーマーあれ以上解除したら流石にまずいだろww
恭介君にブン殴られるわwww

>>395
残念ながら上マミは確定事項なの、と>>1>>1は宣言してみたり!

>>396
いいじゃんそれ! いただいたぜ!


今日のおまけは、
・ほむほむ本格参戦
の一本となります。
399 :1 [saga]:2011/08/24(水) 15:43:59.42 ID:kWbYIKK/0
・ほむほむは攻撃態勢を整えたようです

ほむら「んっ、んっ、んっ…」

ほむら「……ぷぁっ…」


ほむら「…やっぱり、コーヒーの方が美味しいわ…ムサシノ牛乳、これで効果なかったらどうしてやろうかしら」


ほむら(上条が巴さんのことを好いているのは知っている)

ほむら(巴さんが上条大好きなのも知っている)

ほむら(だがしかし現段階で二人が恋愛関係にないのも事実……)

ほむら「ふっ…諦める義理はないわ」
400 :1 [saga]:2011/08/24(水) 15:44:29.78 ID:kWbYIKK/0
prrr…ピッ

ほむら『あ、上条? 明日、空いてるかしら? 差し支えなければ買い物に付き合ってほしいのだけれど』

当麻「問題ないぜ。いやー、重火器少女暁美ほむらさんが真っ当な道に立ち返って上条さんは安心です」

ほむら『失礼な話ではあるけど事実だから何も言えない…では明日、いつもの公園で』

当麻「おっけ、了解ですのことよー」

プツン

当麻「うんうん、ほむらが普通の女の子みたいなこと言いだすと、平和な日常を実感するなー」


ほむら「…あ、上条。待ったかしら?」ホムンッ

当麻「いんや、全然。上条さんもいましがた不良からの逃亡の末ここに辿り着いたところですよ」

当麻(なんか普段以上に御洒落頑張ってる! ほむらさんアナタそんなキャラでしたっけ!?)

ほむら「さ、行くわよ。こんなところでウダウダ喋ってる時間がもったいないわ」

ほむら「あなたとの一日を、目一杯楽しまないと、ね?」クスッ

当麻「……そーいうのは、将来出来るだろう彼氏にでも言ってやるべきだぜ」

ほむら「あら、私としてはその座にあなたが座ってくれても一向に構わないのだけれど?」

当麻「はは、そりゃ光栄だな」

ほむら(ここまで言って気付かないとか、この男が人の話を聞いているのか、真剣に不安になるわ…)
401 :1 [saga]:2011/08/24(水) 15:45:09.63 ID:kWbYIKK/0
当麻「んー、上条さんはファッションに疎いのでよく分かりませぬが、これとかほむらに似合うと思いますよ」

ほむら「ん、そうね…でもそうするとこっちのスカートが浮くから、色を変えないと…」

当麻「あ、じゃあこっちとかどうだ? なかなかほむらのイメージに合うんじゃないかな」

ほむら「…いいかも。じゃ、これを買っていこうかしら」

当麻「上条さんに甲斐性とか期待しないで下さいよ?」

ほむら「安心しなさい、初めて会った時からずっとあなたにそんな下らないもの期待してないわ」

当麻「下らないって…」

ほむら「あなたに期待しているのは、甲斐性なんて下らないものより、もっと重要な事なのよ」


ほむら「…あら、ここのラーメン美味しいのね…初めて来たわ、こんな所」

当麻「はは、基本的に男子御用達の安さと速さが最優先の店だからなー。でもここの味噌は最高なんだぜ」

ほむら「私は塩が一番好きね…でも、あなたに薦められて食べたここの味噌ラーメンは、中々美味しかったわ」

当麻「ははっ、そりゃ良かった。また来ようぜ」

ほむら「ええ。今度はまどか達も連れてこようかしら」

ほむら(ここまで言って、何故なんとも思わない!? ちょっとくらい勘違いしてくれても良いと思うのだけれど!?)
402 :1 [saga]:2011/08/24(水) 15:45:42.86 ID:kWbYIKK/0
当麻「いやー、美味かった美味かった。昼からはどこ行く?」

ほむら「そうね、じゃあ…」

まどか「あっ、ほむらちゃーん! 当麻くーん!」

杏子「おっ、ホントだ。おーい」

マミ「あら、奇遇ね。二人してどうしたのかしら」

当麻「ん? ほむらの買い物に付き合ってた。で、そこの美味いラーメン屋で昼飯食ったとこ」

ほむら(な…なんて間が悪い…!)

さやか「…あれ? あっ、みんな揃ってどうかしたのー?」

恭介「本当だ、なんだよ、集まるなら声をかけてくれれば…」

当麻「誰が好き好んでお前らを一緒に連れ出すか! このバカップル!」

ほむら(…ま、こんなものかしら。まだまだ私の戦いは始まったばかりだわ)

ほむら「…せっかく集まったことだし、皆で遊びにいかない?」

一同『さんせーい!』
403 :1 [saga]:2011/08/24(水) 15:48:07.21 ID:kWbYIKK/0
うん、ほむほむはこうして着々と頑張ってくタイプだと思うんだ。
つーかほむほむ以外のまどマギメンツは絶対恋愛とか苦手だと思うんだ。
で、ほむほむも苦手は苦手なんだけど一番積極的に頑張りそうなのはほむほむだよね。


・つっちー及び一方さんの活躍 済
・お悩み相談室 済
・あんこちゃんフラグ成…立…? 済
・さやかハッピーエンド 済
・魔法少女たちの恋バナ 済
・お泊まり会 済
・その晩 済
・フラグクラッシュ 済
・無自覚なまどかは皆を不安にさせちゃうの 済
・恭さやラブラブ 済
・巴マミをプロデュース。 済
・恭さや喧嘩 済
・上マミ恭さやダブルデート+追跡班 済
・さやかパトロール 済
・上上入れ替わり 済
・恭介の恭介によるさやかのための演奏会 済
・いざゲーセン 済
・ほむほむのたんじょうび 済
・メイド先生降臨! 済
・おかねのちからってすげー! 済
・土御門元春の陰謀 済
・ほむほむ念願のデー…ト? 済
・突撃☆杏子、本日の晩餐←New!
・となりのソギー
・キャンプ(保護者付添はどうしたとかそういう無粋な事言うの禁止)
・QBは上条当麻に復讐するようです
404 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/24(水) 15:57:54.98 ID:Keiwfc120
加算した


・・・乙です
405 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/08/24(水) 18:58:16.26 ID:+VvgWyvro
  ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
   ┃    Q 初春飾利(ういはる かざり)とはーー     ┃
   ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
         t─v‐ァく {`ヾ⌒)く^☆´レ-ァ
      __ハrvくjムト' > O 、_}´/~Yヽjヘ
        」 [ 0 ] ☆| {_人_,ノ、}‐Oく::::::',  ←頭にお花という、時代の最先端を行くオシャレ
      ☆ヘムフ^::::|:レi::⌒ヽ人|☆ヘ.ソヽ:ハ
     /:::´::::::::|:::|:::|:| ||::::::|:l::::|:ヽ::::::::ヽ/::::iハ  ←『守護神』の名を持つに相応しい頭脳
      /:/::::::::::|」:::W|! |!:::::ハ厂|::::i:::::::::::i::::::|
      |/|::i:::::´Nァ=、  l!⌒ァ=ミx:|:::::::::::|::::〈  ←絶妙に外側にはねている髪の毛
      |人:::: |〃7ハ     7ハT::::::::::l::::ト\
        ヽ:lハ r':::}    r' :::::}:|::/::/:厂>一  ←つぶらな瞳
.          ∠::;代ソ   弋zソ 7イ{/::::!:i
           j八    、 ,    . イ:|:::::ノN  ←『飴玉を転がしたような甘ったるい声』
             /_>''´ ̄|-;<ヽト-<:ヘ{
            {_,. -─‐|7 /⌒ヾー一  ←華奢で小柄な体型
           ∧ /  r┴<ノ/   、}
              Y´ろ {ミ  }厶--、 〉  ←能力は保温。冷まさないし、温めない
            `ヽ \ ハ  Y /T′
.           / ̄八_,ノ.八___/ ト、  ←似合い過ぎてるセーラー服
      r─ 、ゝ⌒ヽ 厶イ⌒    〉
  r──┴一´: : : : : :\____/ヽ__  ←安産型のプリプリしたお尻
  |`ヽ: : : : : : : : : : : : : / : : : : { : : : :`ー 、: ヽ
.   \ハ: : : : : / : : : : / : : : : : 、 : : : : : : : : >一ァ  ←捲られても佐天さん以外には中は見せない、夢が詰まった鉄璧スカート
.       \: : / : : : / : : : : : : : ヽ : : : : : : : : :/

   ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
   ┃        A. 可愛すぎワロタ               .┃

…デムパ呼ばわりたぁ許せねえなぁコラ!言葉には気をつけるように。乙。

野球だとこつこつ送りバントって感じだなほむほむ。…ティロ・フィナーレで一打逆転される展開しか想像できんが。

第六部…だと…まさかトム・クルーズに似た人の前で…ゴホゴホッ
なら巨大な両手をリボンで作ってマミマミラッシュとか…

406 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/24(水) 19:48:19.04 ID:shklvsDD0
乙!
ほむほむかわええなあ
407 :弁解しに来た1 [saga sage]:2011/08/24(水) 21:23:23.27 ID:kWbYIKK/0
>>405
>可愛すぎワロタ

初春『は』好き。健気可愛い。声が可愛い。
頭花畑は…なんか「え、ああ…うん…えっ?」ってなる

あと初春の頭花畑は一応能力の動作確認だかなんだか意味があるんじゃなかったっけ?
ごく普通の一般人であるまどっちがそれをやったらただの電波じゃん?

言葉が足りなかったことは認める、しかし頭花畑はどうかと思う!

>こつこつ送りバント

正にそのイメージ。ほむほむは基本的に涙ぐましい上に
その努力が空回りしがちっていう…守りたくなるよね。

>マミマミラッシュ

マミ「来いッ! ワルプルギスの夜」
ラッシュの掛け声がマミマミになるのかティロティロになるのか、そこが問題だ。
ほむほむは間違いなく「ほむほむほむぅ!」だよねww


ちなみに筆者の好みは黒髪ロング美人年上系だったりします。
なんでマミさんを好きになってしまったのか自分でも分かりません。
運命だとしか思えない!!
408 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) :2011/08/24(水) 22:07:50.98 ID:rHZ2H14H0
 夏休み、この時期の定番

「宿題が終わらない」
409 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(高知県) :2011/08/24(水) 23:02:25.03 ID:Cggsz0ou0
杏子は宿題関係ないよなあ(笑)
410 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/25(木) 01:39:37.46 ID:8ruO1tku0
上条(当)さんが風邪かなんかでマミさんかほむほむに
看病してもらってるのみたいですはい
411 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/08/25(木) 01:42:16.08 ID:Dn5vmfRto
ここのほむほむ大好きだわ…


ココは杏子ちゃんとほむほむの絡みを一つ
412 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(群馬県) [sage]:2011/08/25(木) 02:58:08.72 ID:f8R0ynCso
仁美とほむほむの絡みってあんまり無いよな
仁美が空気すぎるのかな?
413 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟・東北) [sage]:2011/08/25(木) 07:49:59.48 ID:97+ahttAO
>>412
原作的にほむらは仁美を嫌ってそうだからじゃないか?
さやかと杏子の死に関わってるからな仁美の告白は。
その分ここの話ではしてほしい所だな(チラッ
414 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/25(木) 17:25:04.89 ID:lzvNdNhB0
上マミでのkissが見たいでせう
415 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [sage]:2011/08/25(木) 20:27:21.81 ID:AIFZbAbU0
上条…いっそほむらもマミも両方彼女にしちゃえよ
416 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(三重県) :2011/08/25(木) 22:37:19.19 ID:t2FJN+0d0
ほむらも幸せになる権利あるよなあ
と言う訳で上条さんは土御門達に殺されかけようが何だろうが両方と付き合うべき
417 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/08/26(金) 03:24:54.56 ID:UVy8yA4Qo
ガンゴンバキン!! と、拳を振り落とす音が連続した。
>>1にしては珍しく、一撃では済まさなかった。
         _、、ィ,._
   \\\ゞ´   ヾ
   (⌒\Z ,w'レviゞ
    \ ヽヽ(l. ゚ -゚ノ   文句はねぇよな?
     (mJ     ⌒\
      ノ ∩  / /
     (  | .|∧_∧
  /\丿 | (>>415>>416
 (___へ_ノ ゝ__ノ
418 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) :2011/08/26(金) 06:15:29.30 ID:AWkwzfxAO
熱膨張ってしってるか、の巻だっけそれ
419 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟・東北) [sage]:2011/08/26(金) 06:26:53.57 ID:oMt72jaAO
だな。インさんに暴行したハイジャック犯にしてたやつだわ。
420 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(群馬県) [sage]:2011/08/26(金) 07:28:19.32 ID:EYXyUiX2o
略してねぼしだったっけ
421 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/26(金) 09:42:06.16 ID:WL3IFYTp0
>>417がんばれ

俺は上マミ好き
422 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [sage]:2011/08/26(金) 13:15:15.68 ID:M3LydRly0
ハーレムでもいいじゃん
423 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟・東北) [sage]:2011/08/26(金) 13:47:45.66 ID:oMt72jaAO
無自覚ハーレムはあっても二股はできんだろ、基本的に上条さんは。ほむほむには悪いがなあ。やはりまどかしかいないのか…
424 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) :2011/08/26(金) 18:15:51.67 ID:Y0ectEb60
朝5時に見つけてちょっと読んでさっきまで寝て起きてやっと追いついたぞ・・・

上条(右)×師匠が見たいのは俺だけなのか?
425 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) :2011/08/26(金) 18:17:50.31 ID:Y0ectEb60
朝5時に見つけてちょっと読んでさっきまで寝て起きてやっと追いついたぞ・・・

上条(右)×師匠が見たいのは俺だけなのか?
426 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) :2011/08/26(金) 18:18:21.16 ID:Y0ectEb60
何か連投すまん
427 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) :2011/08/26(金) 18:18:50.71 ID:Y0ectEb60
何か連投すまん
428 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) :2011/08/26(金) 18:19:23.03 ID:Y0ectEb60
ちょ
429 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟・東北) [sage]:2011/08/26(金) 18:23:19.02 ID:oMt72jaAO
>>425

多分他にもいるがここの>>1はマミ派なものでな。
ならば削杏って話もでたが否定された。見たかったんだが…
430 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/26(金) 18:33:32.13 ID:Dwv9GQRDO
しつこいな…
431 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟・東北) [sage]:2011/08/26(金) 18:35:39.54 ID:oMt72jaAO
まあもう要求はしないよ。安心してくれ。

それよりなんかアイデア出しなよ?
432 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大分県) [sage]:2011/08/26(金) 19:48:45.10 ID:g8snxC6E0
やっと追いついたか・・・
433 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(高知県) :2011/08/26(金) 20:04:19.57 ID:i/cB8Zf30
アイデアか・・・キャンプにいく途中でバスジャック。上条さんのねぼし炸裂・・・だめだな
434 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(高知県) :2011/08/26(金) 20:04:46.86 ID:i/cB8Zf30
アイデアか・・・キャンプにいく途中でバスジャック。上条さんのねぼし炸裂・・・だめだな
435 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟・東北) [sage]:2011/08/26(金) 20:37:15.38 ID:oMt72jaAO
インさんと違って時間止めれたり銃器持ってたり槍だの剣だの持ってる娘ばかりだからな…犯人の保護が必要だな。
436 :1 [saga]:2011/08/26(金) 21:12:18.24 ID:cZyHkbb70
なんか多重投稿多すぎワロタwwwwwww


>>408
このスレでそうなりそうなメンツは、
まどか←ほむほむ
さやか←恭介くん
上条さん←マミさん
としっかりお目付け役がおりますので、残念ながらそのイベントは発生致しません。

>>410
頂いた!
また今日も一つネタが増える、そうしてこのスレは続いていきますのです。

>>411
今後のおまけの構想に盛り込んでみます。
ただし期待はしないでね。

>>412>>413
お察しの通り、ほむほむは恭介くんと仁美ちゃんが大嫌いです。
この二人がナイスコンボでさやかのガラスハートをブチ抜いていったせいで
駄目になったループの数は、数十周に達するとか。

>>414
俺も見たいけどこいつらどっちも自分からは行かなそう。

>>415>>416
言いたいことは全て>>417が言ってくれました。
上条さんは確かにフラグメイカーですが決してクズ男じゃないと思うのですよ。

>>422
ハーレムはよくても(良くないけど。上条さん爆発しろ)浮気は駄目だと思うのですよ。

>>423
ウチのほむほむは、「誰の彼女になりたいか」と聞けば「……上条」と答えるでしょうが、
「一番大切な人は誰?」と聞けば「まどか!」と即答します。
ぶっちゃけどっちでもほむほむは幸せなのです。

>>424
さあ、>>215がスレを立てるのを待つんだ!

>>429
むしろそこまで関係ないキャラ同士くっつけるのもどうかと思ったんだが…
削杏派、このスレに多いのかね?

>>433
以前のエツァリ要望の時にも言いましたが、
下手をするとハイジャック犯が一生もののトラウマを負う事になるのでやめたげてよお。

そんなこんなで今回のおまけは、
・杏子ちゃん大勝利
一本となりますです。
437 :1 [saga]:2011/08/26(金) 21:12:47.71 ID:cZyHkbb70
・突撃、魔法少女の晩御飯

杏子「えー、佐倉杏子です。今回、読者様の有難いご要望により、なんと!」

杏子「あたしに数日間の晩飯が保証されました!」

杏子「そんなわけで第一弾! 一人暮らしでスキル十分、お菓子と紅茶は絶品の巴マミ!」


マミ「はい、どうぞ。今日はパトロールの当番だったから大したメニューはないのだけどね」

杏子「カレーライス、付け合わせのサラダ、オレンジジュース…」

杏子「何この豪華な晩飯!」

マミ「え? カレーは朝の内に下ごしらえをしておけば後は簡単だし…品目も少ないし、豪華なんかじゃないわ」

マミ「楽をしようとすれば、自然にこんな形になるものよ」

杏子「いや、ならねーよ! いっただっきまーす!」

杏子「……うんっめええええ!」

マミ「いやいや、カレーなんてそんな作る人で変わるものでもないでしょう」

杏子「いーや、違うね! こりゃあ売り物に出来るレベルだぜ? あたしが保証するね!」

マミ「あはは…まあ、一人暮らしだしね…また、いつでも来て頂戴」

杏子「言われなくてもまた来る! 御馳走様でした!」

マミ「うふふ、残さず食べてくれるからこっちも気分が良いわ」
438 :1 [saga]:2011/08/26(金) 21:13:25.49 ID:cZyHkbb70
杏子「安定のマミ…最初に回すべきではなかったかもしれねえ…」

杏子「ハードル上がって第二弾! ザ・不器用! 努力は認める、美樹さやか!」


さやか「あ、本当に来たんだー」

恭介「丁度今から食べるところだよー」

さや母「ああ、あなたが佐倉さんね」

恭母「息子たちがお世話になってるみたいで…」

杏子「もうお前らがセットになってることは突っ込まない」
439 :1 [saga]:2011/08/26(金) 21:14:33.01 ID:cZyHkbb70
さやか「期待はするな、ただし味は保証する! さやかあちゃんの晩御飯ですよ〜」

杏子「白いご飯に焼き魚、野菜炒めに酢の物、味噌汁…まさに和食!」

さやか「地味なのは確かだが、美味しいのも確か! さあ召し上がれ!」

一同『いただきまーす』

杏子「うん、派手さはないが確かに美味い! 毎日こんな料理が出てくるんじゃお相手様は幸せだな」

恭介「あはは…うん、また一段と美味しくなったね。流石さやか」

さやか「えへへ…ま、伊達に毎日料理つくってないからねー!」

さや父「男の子みたいなことばかりしていたさやかが…感慨深い…」

恭父「はは、こうして片方の家に集まって晩御飯を食べるのも定番になったなあ」

杏子「もはや入り込めねえ……さっさと退散するが吉だな」

さやか「ま、気が向いたらまた来な〜」
440 :1 [saga]:2011/08/26(金) 21:15:11.42 ID:cZyHkbb70
杏子「思わぬ伏兵だったな…いつだかのメイドさんGJ!」

杏子「次、第三弾! 一般人代表、半分が優しさで出来ているとの噂もある鹿目まどか!」

まどか「他の皆と違って私、料理なんて作れないんだけど…」

杏子「大丈夫、アンタの親父の料理は絶品だ!」キリッ

まどか「私の役割って一体…」


杏子「美味かった…味もさることながら、手際が異常だった…」

杏子「まさに、今起こったことを(ry…だな。気付いたら数々の絶品料理が並んでた」

杏子「まどかの将来も明るいだろう。いずれあの親父から料理の腕を受け継いでナイス主婦になるはずだ」
441 :1 [saga]:2011/08/26(金) 21:15:52.41 ID:cZyHkbb70
杏子「そんなこんなで第四弾! 人外代表、半分が冷たさで出来ているとの噂の暁美ほむら!」

ほむら「失礼ね。撃つわよ」ガチャ

杏子「そこが冷たいってんだよ!」

ほむら「まあいいわ…さっさと食べなさい」

杏子「コンビニ弁当…だと…」

ほむら「特に何のイベントもない日にわざわざ手のかかる料理なんか作らないわよ…」

杏子「いや、せめて飯炊けよ! スレの皆さんに出来る女子だと思われたくないのかよ!」

ほむら「別に……っていうか、普段はご飯くらい炊くわよ…今日は気分が乗らなかった」

杏子「あたし、今日来るから晩御飯頼むって一週間くらい前に言ったよな!?」
442 :1 [saga]:2011/08/26(金) 21:18:06.77 ID:cZyHkbb70
杏子「……半分どころじゃなかった、ほむらの九割は冷たさで出来てる」

杏子「気を取り直して、第五弾! 土御門! ……まあ、皆さんの予想通り、義妹の方な」

杏子「最早描写する必要性も感じなかった。美味かった」ウンウン

杏子「そして最後! 不幸の申し子、安定のフラクラ。上条当麻だ!」

当麻「いや、せっかく最後に回してくれて申し訳ないが、ウチは普通に母さんが飯作るぜ…?」

杏子「……うっわー、期待外れ……」
443 :1 [saga]:2011/08/26(金) 21:22:04.79 ID:cZyHkbb70
良く考えたらウチの上条さん、両親に記憶喪失バレてないとおかしいよね。普通に見滝原に住んでるから。
……大丈夫なんだろうか。


・つっちー及び一方さんの活躍 済
・お悩み相談室 済
・あんこちゃんフラグ成…立…? 済
・さやかハッピーエンド 済
・魔法少女たちの恋バナ 済
・お泊まり会 済
・その晩 済
・フラグクラッシュ 済
・無自覚なまどかは皆を不安にさせちゃうの 済
・恭さやラブラブ 済
・巴マミをプロデュース。 済
・恭さや喧嘩 済
・上マミ恭さやダブルデート+追跡班 済
・さやかパトロール 済
・上上入れ替わり 済
・恭介の恭介によるさやかのための演奏会 済
・いざゲーセン 済
・ほむほむのたんじょうび 済
・メイド先生降臨! 済
・おかねのちからってすげー! 済
・土御門元春の陰謀 済
・ほむほむ念願のデー…ト? 済
・突撃☆杏子、本日の晩餐 済
・看病という名のガチバトル←New!
・となりのソギー
・キャンプ(保護者付添はどうしたとかそういう無粋な事言うの禁止)
・QBは上条当麻に復讐するようです
444 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/08/26(金) 21:31:59.84 ID:q/SagF9Co
お疲れ様でした。

誰が得するんだろうというのを一つ。
上条と上条と土御門が、
誰かさんたちに脅されたり洗脳されたり泣きつかれたり買収されたりお願いされたりして、
女装コンテストに出品されるお話とか。
445 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大分県) [sage]:2011/08/26(金) 21:38:03.05 ID:g8snxC6E0

そうか、このそげぶさんは独り暮らししてないから飯なんか作れないのかww
446 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/08/26(金) 21:47:05.18 ID:jvv3dnE70
乙です
恭介一家ww
まぁ幼馴染だとこうなるのかもしれないが、家族公認どころか同伴とは…ww

看病ネタは色々パターンみたいな
さやか奮闘編とかまどかが倒れて慌てまくるほむほむとか
447 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/08/26(金) 23:27:10.87 ID:a6OKmQ9qo
なかなかたどり着かないとなりのそぎー
448 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟・東北) [sage]:2011/08/26(金) 23:59:07.25 ID:oMt72jaAO


たぶん削杏なんて言ってるのオレだけだから気にスンナ。

たしかにソギーへの道は遠いなぁ…。
449 :1 [saga]:2011/08/27(土) 01:32:51.90 ID:tICrhOV30
耳すま見てきた。
本当にジブリかってほど素敵に平和で温かいお話でしたね。
スレで教えて下さったように二人を恭さやで妄想しようとしたら
さやかの想いが伝わってるってだけで泣きそうになった俺の涙腺マジ脆弱。

>>444
まさにww誰得wwwww
……出品者とその動機さえ浮かべば面白いもん書けそうなんだけどな……

>>445
作れますよ。主夫の才能は健在です。
ただし禁書本編ほど場数を踏んでいないのでせいぜい「歳の割には出来る」程度ですね。

>>446
とにかくさやかちゃんが幸せになるように。
実際快復祝いの演奏に平然といるくらいだからそこそこ家族付き合いもあるんじゃなかろうか?

>>447>>448
となりのソギーは以前やったさやかパトロールみたいな地の文つきバトルものです。
書くのに時間がかかるのです。


書き上がったからおまけもう一本。
・そんなに不幸でもない上条さんもげろ
450 :1 [saga]:2011/08/27(土) 01:34:11.23 ID:tICrhOV30
・結局何をしに来たのか

ほむら「……あれ、上条は来ていないのね」

さやか「最近お前も当麻大好きを隠そうとしなくなったな!」

まどか「風邪ひいてお休みだってさ。珍しいね」

ほむら「そうなの? 私はてっきりクラスで一人インフル罹って不幸だって言ってたりするのかと思ってたわ」

さやか「甘いねほむら…そんな弱い身体なら、当麻はもう死んでる」

ほむら「ああ…不幸に耐えうる強靭な身体をもって生まれてしまったのがあの男の一番の不幸なのね」

ほむら(……さて、今日の予定は決まったわね)
451 :1 [saga]:2011/08/27(土) 01:34:56.90 ID:tICrhOV30
さやか「っしゃー! 授業終わった! 皆、昼ご飯食べに行こう!」

ほむら「お断りするわ。私は砂糖を吐きたくなんてないの」ファサ

まどか「あは、あはは…ほむらちゃんに同意…」

さやか「ひっでえ! いいもーん、恭介と二人で食べるもーん!」タタタ…

ほむら「……屋上にでも行きましょうか」

まどか「そうだね…あ、マミさーん!」

マミ「あら、暁美さんに鹿目さん。これから昼食?」

まどか「はい! マミさんも一緒にどうですか?」

マミ「そうね、ご一緒させて頂こうかしら。クラスの子たちに言ってくるから待っててね」トトト…

ほむら「……え、友達いたの?」

まどか「何気に相当酷いこと言ってるよほむらちゃん!?」


マミ「そういえば、今日は上条くんを見かけなかったわね」

まどか(しまった、バカップルに囲まれるのは避けたけど当麻くん大好きな二人に囲まれた)

まどか「はい、風邪をひいてお休みなんです」

マミ「そうなの…お見舞いに行かなきゃね」

ほむら(…ちっ)
452 :1 [saga]:2011/08/27(土) 01:35:29.97 ID:tICrhOV30
当麻「うー、だりぃ…と漫画の発売日に風邪ひいた上条さんは自分の不幸を呪います…」

ピーンポーン

当麻「……誰だ?」

マミ「あ、上条くん。風邪ひいたって聞いたけど…大丈夫? これ、スポーツドリンクよ。お母様が渡してきてって」

ほむら「……無事かしら、上条? あ、あなたのお母さまから冷やペタ預かってきたわ」

当麻「お、おう…ありがとうございます…」

マミ「あ、無理しないでね? ドリンク、ここに置いとくから。暁美さん、冷やペタ貸して」

ほむら「それには及ばないわ。私が貼る」

マミ「いえ、私がやるから暁美さんは身体拭く用にタオルでも持ってきてくれるかしら」

ほむら「あら、巴さんがタオルを取りにいけば万事解決だと思うのだけれど」

マミ「鈍いのね? 二人きりにしてほしいなって言ってるの」

ほむら「その言葉、そのまま返すわ」

マミ「……」ゴゴゴゴゴゴ

ほむら「……」ゴゴゴゴゴゴ

当麻「あのー、お二人さーん? おーい、おーい?」
453 :1 [saga]:2011/08/27(土) 01:36:56.41 ID:tICrhOV30
その後上条さんは二人にやたらめったら看病をされ、本人曰く「逆に疲れた」そうな。
マジもげろ。


・つっちー及び一方さんの活躍 済
・お悩み相談室 済
・あんこちゃんフラグ成…立…? 済
・さやかハッピーエンド 済
・魔法少女たちの恋バナ 済
・お泊まり会 済
・その晩 済
・フラグクラッシュ 済
・無自覚なまどかは皆を不安にさせちゃうの 済
・恭さやラブラブ 済
・巴マミをプロデュース。 済
・恭さや喧嘩 済
・上マミ恭さやダブルデート+追跡班 済
・さやかパトロール 済
・上上入れ替わり 済
・恭介の恭介によるさやかのための演奏会 済
・いざゲーセン 済
・ほむほむのたんじょうび 済
・メイド先生降臨! 済
・おかねのちからってすげー! 済
・土御門元春の陰謀 済
・ほむほむ念願のデー…ト? 済
・突撃☆杏子、本日の晩餐 済
・看病という名のガチバトル 済
・となりのソギー
・キャンプ(保護者付添はどうしたとかそういう無粋な事言うの禁止)
・QBは上条当麻に復讐するようです
454 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]:2011/08/27(土) 01:44:37.04 ID:MvUQlNx5o
乙!

もげるなんて生ぬるい、とりあえず二度目の死を迎えろ
もちろんそのまま帰ってこなくていいからな。マミさんは俺に任せておけ
あ、断崖絶壁女はいらないです
455 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) :2011/08/27(土) 03:26:23.40 ID:9ruW2jUf0
乙乙

誰が断崖絶壁女じゃごら
ほむほむは貰っていきますね
456 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/27(土) 14:15:48.02 ID:Fa+9p0l80

最初の上条もげろという感想についての手紙が届いてます。


禁○さんから「とうまはもげちゃだめなんだよ!」

五○さんから「上条さんをもいだら殺します」

御○さんから「あいつをもいだら黒焦げにするわよ」
457 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/08/27(土) 22:43:35.53 ID:U9XQA6EYo
             / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\                             
             | >>454さん、>>456の皆さんごめんなさいね、上条君は私のモノで私は上条君のモノなの。…わかる?     | 
             | >>455さんよろしくお願いしますね、コンビニ弁当でも怒らないでくださいね?                    |
             \                                                                /
                ̄ ̄ ̄ ̄|/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
               ,.ィ"圭圭圭圭圭圭圭圭圭}
    {ヽ   、―-ミ  ,.イ圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭!
   ヽ ヽ、___>ミ川/==‐ァ}圭圭圭圭圭k"´    ``ヽ、
ヽ``ヽ、-/  /ヾ、{{圭ミ〃圭圭圭≫"´           ヽ \
  ヽ、    〃   ヾi圭〃ヘ{                 ヽ  \
l‐-‐''"     .{{     》-《  ll             ---‐‐<  ヾ、
ヘ       ≫=={兪}  〃            /    }   ヽヽ
  、       {{   ,イ  ト、〃 /    /    /     /     !ノ
  >..、____{{  /' !   ll´  /   /           ./     .l
        ヾイ  l _〃  ,'   , '     /   ,.ィア/ l     ト、
          ヾ=l" /l      ////-‐ァ''"´/'   l/l      ! l!
             Y {    / //__/ ./  ``ー/、 !     / l!
              _ \ヘ  l .{rァzzェェ=ォ     '¬    l    / /
             _/ ト、.\  ミ l.ヾ瓧;り ゙      て苅芳゙'/   /
         i´{  l   `ヾヽ、 ヽ /////     ヾ≠’/   / ,.-‐‐-、
           /l   ト、__ .≧‐       ' /////ア"´ ./   /ヽ、
     _   λ    ヽ      > 、   -=っ   ,. -―'‐-、/       //
   r/ /``ヽ、ヘ.     \  ,.-‐=| >、=≠’      ヽ    /''"´
    l  { \ \\    \_l‐‐、}ノ . //         Y  /
/二l  .l   \ \\ /´r‐=ミヽ__ll‐《//         ヽY/     ___
 { λ  \   \  _/ くヘ/Ll   ヾへ{             ヽ   ,.ィ"´  /
、ヽ、 ヽ__〉    // ノ「l      } ヽ',           Y/      __}
ヽ、 ト、     _ ノ-ァ‐/ l_/         l l Yニ二ニ=‐-.、   ノ   ,.ィ"´
_ノノ )   ////  / .l l.        ‐ ,' ``ヽ、    ヽ,.ィ"く、_/―'''"´``ヽ、
_ノ     ///  ´   {  l l         ./―--、 ヽ l<       ̄ ̄ ̄ヽノ Y
     ///      i  l l          /     `〉ノ7            /  .ノ
     人 l l        '.  ヰ      ノ      ./>/      「 l     , '  , '
       Y l        人 l l       ,./―-- 、 /、/> .       l !    /  ./
       ヾト、   /  >、l_,.ィ"´/――--ミ/‐-;〉      //    ヽ、ヽ___
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    ヽヽ::::〈〈.   !        .ト、l::/        /:::::l-―ァ"‐< / ̄ ̄`ヽ ヽ/_/
-―‐'"ヘヽ:::ヽヽ. ヘ         l ト/        /::::::::ヽ、/ ̄``ヽ、    \/
´ ̄ ̄  ヽヽ::ヽヽ ヘ.       ∨      l::===-三二ア7ー‐ァ、
   ,.-‐‐ヘ !:::::l l λ       ,'       l:::::::::::::://:::,.<l´l::::l
    l二⊇ l l:::::ヽヽ ハ.   ヽ ,'         l‐-、;///_,.-‐‐i }:::l
         l l::::::rヽヽハ.   Y       λ  \/二二ニミl;;/,.-―r―i
       l l::::::〉〉´ λ  ./          ノ__.ヽ/    \``ヽ―-、 ヽ::::l
      /入 l:://  __λ /          /-‐''" )      \  ヽュ ヽ ヽ::!
 ⊂ニニ-''" . ヘY/  /::/ , '        /     ./        ヽ  ``ヽ ̄ ̄``ヽ、
         // // /          /    /          ヽ   ヽ     >.、
458 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/27(土) 22:50:59.84 ID:Fa+9p0l80
>>456です
>>457さん……もといマミさんに手紙が来てます


禁○さんから「ならいいんだよ」

五○さんから「あの……その……上条さんを幸せにしてね!」

御○さんから「あんたにはまだ負けてないから絶対あきらめないから!!」
459 :報告がてら叫びに来た1 [sage saga]:2011/08/28(日) 01:28:18.68 ID:ulHKyuI80
なんか今の流れにワロタwww
禁書から色々と来ちゃいけない人が来てるwwww
あ、明日にはとなりのソギー投下できそうです。
でも我ながら酷い出来なので出来れば皆さん怒らないで…ね…?


>>454
マミさんをてめえに渡すくらいなら俺が引き取るわァァァァ!
テメーすっこんでろ!マミさんは絶対渡さん!
そしてほむほむを侮辱したことも許さん!

>>455
夜な夜な「……まどかぁ……上条ぅ……」って泣き続けると思いますが。

>>456
とりあえず毎回毎回上条さんを黒焦げに仕掛けてる○坂さん、
あなただけはそんなこと言う権利は無いと思うんだ。

>>457
マミさん可愛いよ!可愛いけど気が早いよ!
上条さんはまだマミさんの好意に気付いてすらいないよ!

>>458
上二人の潔さに対して○坂さんのしぶとさといったら…
つーかこの世界じゃその三人上条さんのことしらねーから!
460 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) :2011/08/28(日) 05:42:37.49 ID:rq8sUSQA0
○坂さんうざすぎわろち

となりのマギー期待しています。
461 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/08/28(日) 08:04:09.93 ID:T2WZOQeto
まだ小学生だからね、しかたないね。ただ美琴は成長するヒロインって点を忘れられちゃ困るんだがな〜。
電撃攻撃しかしないと思ってる奴はとりあえずロシア編と新約二巻嫁。話はそれからだ。

となりのマギー…それは師匠なのか弟子なのか?それが問題だ。

あと>>1よ、さやカントリーロードはどうなったんだ?
     
 
462 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟・東北) [sage]:2011/08/28(日) 09:24:22.10 ID:i28mlF/AO
>>461落ち着け、この世界ではそもそも三人とも会ってないから。

…で、誰がマギーだゴラァ!手品師と一緒にしてんなよ!ふざけんな!!

となりのソギー期待してますね。待機。
463 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/28(日) 09:43:23.32 ID:5FXVq3+DO
さやカントリーロード期待してます
464 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州) [sage]:2011/08/28(日) 10:04:13.98 ID:B0CDpA1AO
そろそろQBに出番やらないと何かしてきそうで怖いな…
465 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/28(日) 20:38:49.03 ID:EI4+nXBAO
最後のネタが怖いよな
なにがあるのやら
466 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/28(日) 21:03:36.15 ID:2CFuy7ti0
>>459
関係ねぇんだよ・・・・・・かんけいねぇんだよォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ
467 :1 [saga]:2011/08/28(日) 22:35:51.13 ID:ulHKyuI80
杏子ちゃんは色々と扱いが難しいです。
今のところはマジ聖女で安定してますが、それでも登場時は完全に悪役でしたしね。
しかもこの作中では上条さんの師匠ときている。属性盛りすぎワロタ。


>>460
○坂さんはもう少し謙虚になれたらもっと人気が出ると思います。
マギーってなんぞ。PVネタですかww

>>461
○坂さんは割と他のキャラで代用効いちゃう役割が多いから、
新約で何か新しい技を習得するといいと思います。
恭さや×耳すまに関しては、まあ、構想練ってる最中としか…

>>462>>463
期待するなら、ネタをくれ!

>>464
まあ何をしてきてもほむほむと上条さんにボッコされるんですけどね。

>>465
全く怖くない、もう何も恐くないとだけ言っておきます。

>>466
やっべーwww一番来ちゃいけない人来ちゃったーwww
とりあえずほら、これでも爆発させて落ち着いて。
つ浜面

それでは皆さんお待ちかね、でも作者的にはその期待が怖くてしょうがない、
・となりのソギー
はじまりはじまり〜。
468 :1 [saga]:2011/08/28(日) 22:36:30.37 ID:ulHKyuI80
・ソギー戦記(きょうこパトロール編)

杏子「たまにはと思ってあたしの縄張りを確認しにきたが…」

杏子「相変わらず使い魔の気配すらねーな! うん!」※重ね重ね言いますが一方さんのせいです

暗い夜道を歩く少女。
パーカーにホットパンツと随分活動的な格好で堂々と歩いている、彼女の名は佐倉杏子という。
ややヒールぶった魔法少女であり、ワルプルギスの夜との戦いを生き抜いた猛者でもある。
基本的に利己的で、使い魔などは倒しても利益にならないからと放置する彼女であったが、最近は違った。
数日に一回ほどではあるが自分の縄張りをパトロールし、
一週間に一回程度、見滝原のパトロールにも参加している。
…まあ。かといって、彼女が劇的なイベントを経て改心したとか、そういうわけではないのだが。

杏子「最近マミや当麻の家でご飯食べさせてもらう事多いし…」

杏子「マミやほむらん家によく泊まらせてもらうし…」

杏子「…なんかあたし、どんどんアイツらに逆らえない状況完成されてきてんな」
469 :1 [saga]:2011/08/28(日) 22:37:17.89 ID:ulHKyuI80
つまりは、改心したわけではなく、元々彼女は相当のお人好しであるだけの話である。
ざっくばらんに言ってしまえば、悪ぶりたいお年頃を脱した程度のものだ。

杏子「……ん、怪しいなこの反応…めんどい……いや、こりゃ魔女の反応か。っし、行こう」

その程度の軽い気分で足を進め、佐倉はあっさりと結界の入り口を見つけた。
まさか結界の中で、一生涯かけても理解できないような馬鹿げた力と出会う事になるとは知らずに。

杏子「…ん?ありゃあ…」

そう、結界内で佐倉が見つけたのは、ただの人間だった。
時代外れの学ランにお世辞にも格好良いとは言えない鉢巻きを巻いた、
見るからに熱そうな、だかしかし見たところ普通の少年だった。

杏子「な…っ! なんで人間が結界内にふつーにいるんだよ!」

人間が結界内に巻き込まれてしまう事は決して珍しいことではないが、
だがしかし結界内に巻き込まれて平然としている人間を、佐倉は初めて見た。
大体の人間は恐怖に怯え、酷いものは錯乱している。失禁している奴もいたか。
とにかく。

杏子「何者だあいつ…おい! そこの人間!」
470 :1 [saga]:2011/08/28(日) 22:37:49.01 ID:ulHKyuI80
軍覇「…ん? なんだ、俺の事か?」

杏子「お前以外にいるか! お前何者だ、何故ここにいる! つーか危険だから、早く逃げろ!」

軍覇「俺は削板軍覇。学園都市の学生なんだが…ここはどこだ? 道に迷って、気がついたらここにいた」

杏子「学園都市からどうやったらここにつくんだよ! 確かあそこの警備って厳重なんだろ!?」

軍覇「知らん! それよりこの空間は…なあどう思う! 一方通行!」

杏子「……え?」

削板と名乗った少年が声をかけたその方向に振り向くと、
白髪に真っ黒な服装、真紅の瞳に華奢な身体と異様な外見の少年が立っていた。
いや、正確にはその外見から少年と断ずる事は出来なかった。
とても華奢な少年かもしれないし、目つきが悪いだけの少女かもしれない。

一方通行「……ちっ。気付いてたか、削板くゥン」

杏子(なっ…いつからあそこにいた!? なんであたしが気付かなかった…!)

一方通行「ここは俺の実験会場なンで、とりあえず削板くンもそこのガキも帰れ」

杏子「なっ…お前、魔法少女か!? あたしの縄張りに手を出すんじゃ…!」

そのまま勢いに任せて少年に攻撃を仕掛けるが――果たして、その攻撃は少年に届かなかった。
いや、正確には、弾かれたと表現べきだろうか。
厳密に表現するならばそれは『反射』なのだが、この時点での佐倉がそれを知る由もない。
471 :1 [saga]:2011/08/28(日) 22:38:47.25 ID:ulHKyuI80
一方通行「…魔法少女…存在は聞いてたが、マジだとはなァ。ま、反射が効くンなら俺の敵じゃねェ」

杏子(ど…どういう事なんだ…あたしの攻撃が、全く通用しねえ…!?)

一方通行「グリーフシードはやるから、黙って見てろォ……」

彼のその宣言に呼応するかのように、結界の最奥から魔女が現れる。
泥をメインとした汚物で構成された、醜悪な魔女。

一方通行「このォ……三下がァァァ!」

そして彼は、躊躇いもせずに魔女に攻撃を仕掛ける。
ポケットから取り出したビー玉を指で弾く。
そのビー玉は音速を超え、魔女を貫く。
彼は続けて、ビー玉を三球撃ち込んだ。

杏子「なっ…なんだ、あの滅茶苦茶な力は!」

軍覇「知らん! とにかく奴は強い、安心しろ!」

確かに彼の能力は(佐倉にはまったく理解が及ばないが。むしろ隣の少年も理解していないようだ)強力だ。
だがしかし、魔女の方も全く応えていない。

一方通行(効いてねェ…いや、確かに貫通はしてる。こりゃ再生能力か…面倒だァ)

一方通行「削板くゥン! お前のパンチぶち込んでみろォ!」

軍覇「おう! す・ご・い…パーンチッ!」

佐倉には普通の正拳突きにしか見えなかったが、
果たしてその一撃は魔女を粉々に撃ち砕いた。

杏子(おい…なんだこいつら! とてもじゃねぇが勝てる相手じゃねえ…!)

だがしかし、粉々になったその状態からも、魔女は再生して見せた。
まさに難攻不落、防御専門の魔女といったところか。
そう彼女が判断しかけたその時、魔女がその泥の身体を触手の様に伸ばし、攻撃してきた。

杏子「……っちぃ! そりゃあそうか、てめーも人間喰うんだもんなぁ!」

佐倉はそれをいつもの槍で軽くいなす。
だがしかしそうして触手を斬った感触からしても、自分の攻撃でこの魔女を倒せるようには思えなかった。
472 :1 [saga]:2011/08/28(日) 22:39:35.83 ID:ulHKyuI80
杏子(くっそ…そもそも相性が悪いんだっつーの。こういうのはまとめて爆破しちまえるほむらの領分だろ)

確かに、ワルプルギスの魔女と戦うまでの火器を大量に所持していた暁美ほむらや、
多彩な戦法に加え魔法少女としてもかなり上位の火力をもつ巴マミならば、あるいは対処できたかもしれない。
しかし自分の槍では、どうしても相性が悪い。
この槍一本では、どう頑張っても破壊の速度が再生速度に追いつかないだろう。

一方通行「ち…原石の力でも無理かァ…ならこうだァ!」

佐倉がそんなことを考えている間に、白髪の少年は次の攻撃を繰り出していた。
軽く地面を蹴っては大きく跳び上がり、軽く腕を振っては魔女の身体を深く抉り取る。

杏子(いちいち化けもんかあいつは…)

そして、白髪の少年が抉り取ったそこに。
佐倉は、違和感を見つけた。

杏子(ん…? なんだありゃ、光っ…?)

杏子「おい、鉢巻き。さっきのパンチ、もっかい撃ってくれ。今度は――あそこに」

軍覇「ん?なんだか知らんが、いいぞ、やってやる」

杏子「…自分で言っといてなんだが、あんな量のエネルギー放出、何回も出来るもんなのか?」

軍覇「知らん! とにかく、いくぞ!」

軍覇「根ッ! 性ォッ! す…ご…い…パーンチ!」

……さっきより爆発力上がりやがった。
本当にこいつらは化物なのだろうか。自分は知らない内に魔女結界ではない何かに紛れ込んでしまったのだろうか。
ともかく、見つけたぞ。
473 :1 [saga]:2011/08/28(日) 22:40:31.24 ID:ulHKyuI80
杏子「おーい白髪! ちょっと来い!」

一方通行「あァ!? 邪魔すンじゃねェ、すっこんでろ!」

杏子「策がある! 聞けってんだ!」

一方通行「……っちィ! これもプランのうちなのかァ!?」


杏子「……っつーわけだ。出来るか、化物ども?」

一方通行「出来ねェ訳がねェだろォが…学園都市の第一位なめンじゃねェ」

軍覇「……要するに、もう一度撃てばいいんだろう? いいぞ、根性でやってやる」

杏子「……っつーか! しゃべってる場合じゃねえ、来たぞ!」

一旦退いた三人を追って、魔女が這い出てきた。
何本かの触手が三人を囲んで、今にも彼らを捕えんとする。

軍覇「任せろ! 超、す・ご・い…ガードッ!」

削板が力の限り咆哮すると、あたりから爆発が巻き起こる。
赤青黄のカラフルな爆発が触手の進行を止め、爆風で魔女は三人を見失う。

杏子「今だ…久々にいくぜ、ロッソ・ファンタズマ!」

続いて佐倉が雄叫びをあげる。
瞬間、十数人の佐倉杏子が魔女を取り囲む。
魔女は慌てて触手で彼女らを追うが、手数が足りない。
焦った魔女は、触手の本数を増やして佐倉への対処を試みた。
触手の本数が増え、自然と本体の泥の量は減る――それが、狙いだった。

一方通行「くかかきけこかきくかかくけこかきくくけこかきくかけここきくけかこかきけこくききかけきこきかくくこきけかこきくけ
       くかけこきかかきけくこけくくかこきけかききくけこきけかけこきかかくけこかけきこきかけくきかかかーっ!」

一方通行の異様な声が辺りに響き渡る。
周囲一帯の風の流れがコントロールされる。
結界内の全ての空気の流れは、今彼の手中にあった。

一方通行「圧縮! 圧縮! 圧縮ゥゥゥ! うおォォォああァァァァ!」

そして彼は掌サイズの圧縮空気を作りだす。更にそれを圧縮し続け…
474 :1 [saga]:2011/08/28(日) 22:41:10.33 ID:ulHKyuI80
ついに、プラズマ弾が完成した。

一方通行「ハッ…成功だァ! 喰らいやがれェェェ!」

彼が投擲したプラズマ弾が魔女に命中する。
既に大量の触手に元々身に纏っていた泥のほとんどを使っていたため、身体が完全に消し飛ぶ。
そこに、唯一浮かんでいる特大のガラス玉のようなものがあった。
そう…これが、この魔女の本体。

軍覇「それを俺がぶち壊す…いくぞ! 超すごい…パ―――ンチッ!」

だがしかし魔女もさるもの、咄嗟に触手部分の泥をかき集め、なんとか削板の攻撃を防いでみせた。
それでも――

杏子「無駄さ」

削板とは逆方向から、佐倉の槍がガラス玉を突き抜いていた。

杏子「あんだけいれば、一体くらいは本物かと思ったか? 甘いね」

杏子「一連の攻撃全部、この一撃のために仕組んだんだから」

そう、作戦は至ってシンプル。
超能力者二人が泥の盾を剥がし、佐倉がむき出しになった核を貫く。
格の存在に気づいてしまえば、これ以上なく楽な相手だった。
475 :1 [saga]:2011/08/28(日) 22:42:30.33 ID:ulHKyuI80


杏子「ま、ご協力感謝ってやつだ。グリーフシードは貰ってくぜ」グッ

軍覇「ああ、お前も中々上等な根性を見せてくれたな!」グッ

二人は拳を打ちつけ合う。
何の保証もないが、またいつか戦場で合うような気がしていた。

『また、会おうぜ』

……二人とも、白髪の少年がいつの間にか消えていることには気づいていなかったのだが、
まあそれは仕方がないだろう。二人とも、そんなキャラではない。

476 :1 [saga]:2011/08/28(日) 22:42:58.62 ID:ulHKyuI80
結界から数百メートル離れた廃墟に、先程の白髪の少年は佇んでいた。
彼は、今日の出来事について決して良い感情を抱いていなかった。
収穫は、プラズマの生成に成功したことくらいか。
とにかく、だるい。
何故自分より劣るものを戦場で味方に置かなければならないのか。
邪魔でしかない。あの魔女だって、自分一人で核ごとぶち壊せただろう。

一方通行「はァ…ったくやってらンねェ。なんで俺がこんな目に…」

確か、様々な…いや、あらゆるシチュエーションでの戦闘経験だったか?
今回のはさしずめ『他者をいかに利用するか』が目的の、『仲間がいる』シチュエーションだったのだろう。

一方通行「はっ。魔法少女ってのはもっとやべェ存在だと聞いてたンだが……」

ありったけの羨望と嫉妬を込めて、彼は一言呟いた。

一方通行「あれじゃァ、ただのヒーローじゃねェか」
477 :1 [saga]:2011/08/28(日) 22:43:32.27 ID:ulHKyuI80
泥の魔女。その性質は不滅。
核となるガラス玉は生前の魔法少女の宝物である。
魔女はただ美しい過去だけを回顧し、大切なガラス玉を自分の最奥で愛で続ける。
その邪魔になるもの全てを取り込み、彼女は世界に自分とガラス玉以外になるまでは止まらない。
しかし悲しいかな、彼女にそれを実現させるだけの力はなかった。

泥の魔女の手下。その役割は材料。
魔女の力で生み出され、同時に取り込まれる。
生まれ続けては取り込まれ続け、手下が存在を維持することは決してない。
そして泥の魔女は無尽蔵に巨大化してゆく。
478 :1 [saga]:2011/08/28(日) 22:45:34.40 ID:ulHKyuI80
我ながら、この話は何がしたかったのか分からない。
とりあえず「合体技書きたい!」って思ってたのは覚えてる。
まさに、どうしてこうなった。


・つっちー及び一方さんの活躍 済
・お悩み相談室 済
・あんこちゃんフラグ成…立…? 済
・さやかハッピーエンド 済
・魔法少女たちの恋バナ 済
・お泊まり会 済
・その晩 済
・フラグクラッシュ 済
・無自覚なまどかは皆を不安にさせちゃうの 済
・恭さやラブラブ 済
・巴マミをプロデュース。 済
・恭さや喧嘩 済
・上マミ恭さやダブルデート+追跡班 済
・さやかパトロール 済
・上上入れ替わり 済
・恭介の恭介によるさやかのための演奏会 済
・いざゲーセン 済
・ほむほむのたんじょうび 済
・メイド先生降臨! 済
・おかねのちからってすげー! 済
・土御門元春の陰謀 済
・ほむほむ念願のデー…ト? 済
・突撃☆杏子、本日の晩餐 済
・看病という名のガチバトル 済
・となりのソギー 済
・キャンプ(保護者付添はどうしたとかそういう無粋な事言うの禁止)
・耳をすませば´←New!
・QBは上条当麻に復讐するようです
479 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) :2011/08/29(月) 04:08:26.55 ID:tlU6ENpL0
乙乙

ところで俺のとなりのマギーh(ry

キャンプ期待しています。
480 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/08/29(月) 04:22:13.22 ID:1wRyeoYJo
乙!
となりのソギーっていうから誰かの家の隣に引っ越してきたかと思ってたぜ、ゲスト出演ってことね
しかしもうプラズマ作れんのか、ほんとにL6なっちゃうんじゃね?

>>444についてだが
・つっちー→舞夏から優勝賞品が欲しいと言われて参加
・恭介→さやかが優勝賞品を欲しそうにしていたので参加
・と−ま→二人に誘われて強制的に参加
これでどうだ?賞品は…霊装調理器具とか。つまり黒幕はローザ。まあ旅行の方が良いかな?その場合は黒幕無しだな
481 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟・東北) [sage]:2011/08/29(月) 07:48:26.69 ID:IZdWzwnAO


となりのソギー面白かったぜ!
でもぶっちゃけ一方さんいらないよなこの話。
吹き飛ばすならソギーが体内に取り込まれてから爆発で吹き飛ばすとかあったわけだし…まあ一方さんジャマだ、二人だけにさせろと思っただけだ、気にしないでな。

さやカントリーロード期待してるぜ?
482 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/08/29(月) 10:02:33.42 ID:xyue+CVf0

耳を澄ませばキタ!
さやかファンとして楽しみに舞ってます
483 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2011/08/29(月) 20:01:07.26 ID:X06ZJk9B0
ソギー面白かった!

みみすま観たことないけど楽しみに舞ってます
484 ::VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/29(月) 21:43:59.47 ID:RyHybTB00
提案!!
上条さんのラッキースケベでマミさんの着替え中に突っ込むというのは!!


ちなみに題名は『上条さんのラッキースケベ健在!』
485 :酉をつけるべきか悩む1 [saga]:2011/08/29(月) 23:06:07.12 ID:vmMe28Yj0
やっほー。
今日も元気にマミさんマミマミ、>>1です。

>>479
期待しない方が身のためとしかww

>>480
…………………やってみるか(ガタッ

>>481
お前はソギーに何をさせる気なんだwww
残念ながら最早見滝原の隣町は一方さんの狩場と化してるんだぜ?

>>482
書いてみたが耳すまの原型をとどめなかった件について。

>>483
耳すまは見とけ。マジで見とけ。
さやかとか恭介とか関係なくああ青春だなあと生温かい気分になれること請け合い。

>>484
つこのスレ…お泊まり会→その晩
既にやってるんだ、それ…。


それでは本日のおまけは
・恭介くんってこのスレのメンツだと相当浮いてるよね
一本なんだよ!
486 :1 [saga]:2011/08/29(月) 23:06:54.54 ID:vmMe28Yj0
・キャンプ。もうキャンプとしか言いようがない。中身なんて、あるわけない

当麻「……夏休み、長いんだな」

恭介「直前に君が学校休んだ話してるのにね」

土御門「以前言ったはずだぜい。時系列? 何それ美味しいものか、ってにゃー」
487 :1 [saga]:2011/08/29(月) 23:07:24.07 ID:vmMe28Yj0
恭介「今回は僕の家が発端でね。僕はあまり外出することもないし…」

恭介「よくつるんでる当麻や土御門と比べられて…」

さやか「ああ…勝ち目ないね…」

恭介「『お前も、バイオリンばかりじゃなくたまには陽の光を浴びるべきだ!』だそうで」

仁美「そうなんですか…まあ、理解は出来ますが」

ほむら「出来ないわ。出来るにしても私達も引き連れるという発想が出てくるあたりあなたの家も相当に異常だわ」

まどか「でもまあ、一人でキャンプさせられる羽目にならなくて良かったね」

杏子「まさに不幸中の幸いだな……」

マミ「まあ良いんじゃない? キュゥべえの連絡システムは生きてるんでしょ?」

当麻「ええ、今日も。だからパトロールなんて行かなくていいって言ってるのに…」

マミ「そういう事言わない。キュゥべえが可哀想じゃない」

ほむら「というか、私はアレを信用していないわ」
488 :1 [saga]:2011/08/29(月) 23:07:55.37 ID:vmMe28Yj0
杏子「そんなこんなで、とうちゃーく!」

さやか「…とりあえず、テント張るんだっけ? こういうのって」

当麻「あー、それは男子に任せとけ。女子組、昼食プリーズ」

土御門「ほら、上やん(恭)。さっさとテント張っちまうぜい」

恭介「あ、ああ。分かった」

マミ「じゃ、定番だけどカレーにする?」

さやか「お、いいじゃん! マミさん、具材の方準備しにいきましょう!」

ほむら「お供するわ。まどか、杏子、仁美。あなたたちはお米の方をお願い」

仁美「ええ、了解しましたわ」

まどか「そ、それくらいならなんとか…」

杏子「やってみっか」

ほむら「…ごめんなさい、不安だからやっぱり私はお米の方に回るわ。具材はよろしく」

さやか「おーう! さやかちゃんにお任せあれ〜!」
489 :1 [saga]:2011/08/29(月) 23:08:26.05 ID:vmMe28Yj0
当麻「よし、終わった。男子と女子で二つ」

恭介「…しんど」

土御門「元入院患者という事実を差し引いてもモヤシすぎるぜい」

当麻「いや、そこ差し引くなよ。上条さんも元入院患者ですよ」


マミ「まあ、こんなところかしら。あとはご飯待ちね」

さやか「ちょっと見に行ってみますか」

ほむら「……なんとか終わったわ。あとは炊きあがるのを待つだけよ」

仁美「まどかさん杏子さん、あなた方ご飯を炊いたことくらいないんですか…?」

まどか「お米洗うのって難しいね…」

杏子「つーか米って洗うもんだったっけな。すっかり忘れてたよ」

ほむら「…底のお焦げは貰っていいかしら。正直、正当な報酬だと思うのだけれど…」
490 :1 [saga]:2011/08/29(月) 23:08:53.21 ID:vmMe28Yj0
当麻「うっめー! 流石女子組、俺達には出来ないことを平然とやってのける!」

土御門「そこにシビれる、憧れるにゃー! だがしかし舞夏の方が上だからな!?」

当麻「はいはいそうですねーと上条さんは適当に流してみたりー」

恭介「なにこのカレー…今まで食べたカレーの中で一番美味しいよ」

土御門「それが労働の後のメシの美味さだにゃー!」

当麻「身体動かした後の飯は、何にも勝るんだよ…」

マほさ『……!』

まどか「いや、3人とも『良いこと聞いた!』みたいな顔してるけど…」

杏子「あいつら中学生だぜ? 労働の機会なんてそうそうないぜ?」

仁美「全く、恋する乙女は盲目ですわ〜」

さやか「あんたが言うか!?」
491 :1 [saga]:2011/08/29(月) 23:09:20.04 ID:vmMe28Yj0
土御門「せっかくだし、川にでも行かないかにゃー?」

当麻「お、いいねえ。川釣りでもしてみるか?」

恭介「…釣れるの?」

当麻「俺以外はきっと一匹くらい釣りあげるだろうさ」


恭介(と、まあこんな調子でキャンプは続き)

恭介(当麻と土御門は肉体労働をやたら僕に押し付けてきて…このキャンプの目的上断りきれず…)

恭介(魔法少女であるさやかとこの先も付き合っていきたいのなら、体を鍛える必要があると痛感した)

恭介(まあ、今はそんなことより……)
492 :1 [saga]:2011/08/29(月) 23:09:47.82 ID:vmMe28Yj0
恭介「土御門ぉ! 何君一人サボってんだー!」ゴキンッ

土御門「うわっ! 上やん(恭)、この二日でたくましくなりすぎだにゃーっ!?」

恭介(この大切な仲間たちとのキャンプを楽しもうと、そう思った)
493 :1 [saga]:2011/08/29(月) 23:13:22.89 ID:vmMe28Yj0
このキャンプを経て、恭介くんは若干レベルアップしたようです。


・つっちー及び一方さんの活躍 済
・お悩み相談室 済
・あんこちゃんフラグ成…立…? 済
・さやかハッピーエンド 済
・魔法少女たちの恋バナ 済
・お泊まり会 済
・その晩 済
・フラグクラッシュ 済
・無自覚なまどかは皆を不安にさせちゃうの 済
・恭さやラブラブ 済
・巴マミをプロデュース。 済
・恭さや喧嘩 済
・上マミ恭さやダブルデート+追跡班 済
・さやかパトロール 済
・上上入れ替わり 済
・恭介の恭介によるさやかのための演奏会 済
・いざゲーセン 済
・ほむほむのたんじょうび 済
・メイド先生降臨! 済
・おかねのちからってすげー! 済
・土御門元春の陰謀 済
・ほむほむ念願のデー…ト? 済
・突撃☆杏子、本日の晩餐 済
・看病という名のガチバトル 済
・となりのソギー 済
・キャンプ(保護者付添はどうしたとかそういう無粋な事言うの禁止) 済
・耳をすませば´
・QBは上条当麻に復讐するようです
494 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟・東北) [sage]:2011/08/30(火) 07:18:59.62 ID:HQk6eXUAO
乙!たくましい恭介は見たいがマッシブな恭介は見たくない。不思議!
ソギーの話は要するに体内に取り込まれた時に内側から超すごガで吹き飛ばすって意味だわ。言葉足らずですまん。
ちなみに米は洗うんじゃなくて研ぐもんだぜ?普段料理してないのがバレるぞほむほむ。
もっとも現代の精米技術は進歩してるから三、四回水を交換する位であまり研がない方が良いんだぜ!これ豆な。
そろそろ文化祭。ベタでもロミオとジュリエットかベニスの商人当たり恭さやでどうだ?人魚姫でもいいが。

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495 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/30(火) 08:41:00.88 ID:x90a+6jDO
乙です
恭さやの人魚姫見たいね
ハッピーエンドになったからこそ
自分もこうなってたかもとしんみりするも、思いが通じて良かったと幸せを噛み締めるもよし
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496 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/08/30(火) 12:55:22.40 ID:Qe0aeuaio
乙だす
『耳すま』好みに合って良かったわ、中には鬱になる奴もいるからなぁ…
次作期待してるぜ!さやカントリーロード、>>1が書かないなら総合にでも書くかと思ってたとこだった、早まらなくて良かったぜ
人魚姫良いなぁ…>>495を見たらさやかがしんみりしたとこに恭介が来て幸せをかみしめる展開が浮かんで…
あと女装コンテストはどうなったんだ?

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497 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2011/08/30(火) 16:39:41.99 ID:4CiSjKZ+0
乙!
結局みんな底のお焦げが大好きってわけよ
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498 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟・東北) [sage]:2011/08/30(火) 17:10:46.28 ID:HQk6eXUAO
薪でお焦げを作ろうとすると焦げになる。だから炊き上がったら一旦薪をどかして枯れた杉の葉を一掴み入れる。これが美味しいお焦げを作る秘訣です。これ豆な。
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499 :1 [saga]:2011/08/30(火) 21:15:30.86 ID:bJzf+IUJ0
最近日の入りが早くなってきましたね。
この調子でもっと涼しくなってくれればいいのですが、
憎たらしい事に薄暗い中蒸し暑い夕方は続いております。
夜は涼しいけど夜は寝るしね。

>>494
そ れ だ !
いやー、『洗う』じゃないってことは覚えてたんだけどなー。
そうだ、『研ぐ』んだった、ああすっきり。サンキュー!
文化祭了解

>>495
人魚姫ですね、わかりました!
テンションあがってきた

>>496
耳すま? ああよかったよね。ほんわかしたよね。
だんじてじぶんとくらべておちこんだりへこんだりなんてしてないよあはは

>>497
米に限らず、焼き肉とかでも若干焦げてる方が美味しいと思うんだ。

>>498
ナイス豆サンクスだが有効活用できる場面が俺には訪れそうにない件。


今回のおまけは
・耳すまネタやろうと思ってたけど二人の性格が違い過ぎて頓挫した
となります。
いやんタイトルでぶっちゃけちゃった。
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500 :1 [saga]:2011/08/30(火) 21:16:20.61 ID:bJzf+IUJ0
・さやか真ハッピーエンド・エピローグ

恭介「……っ! ……っっ!」キコキコ

さやか「ねえ、恭介? どこ行くの、いきなりあたしを後ろに乗せるとか…似合わないよ!?」

恭介「はは…っ! 酷いなさやか……! 大丈夫……、ちょっと見せたいものがあってね……」

さやか「〜っ…もう! 大丈夫だってんなら、大丈夫そうにしなさい!」スタッ

恭介「あはは…ごめん、でも大丈夫。この坂の上だから!」キーコキーコ
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501 :1 [saga]:2011/08/30(火) 21:16:50.34 ID:bJzf+IUJ0
恭介「…っはぁ、着いたぁっ! ありがと、さやか…押してくれて…」

さやか「全く…当麻とかとつるんでるから仕方ないけど、別に恭介まで肉体派になる必要ないんだからね?」

恭介「仕方ないじゃないか…彼女を自転車の後ろに乗せて走るのは、男のロマンなんだから」

さやか「つっ、土御門に毒されすぎ! あっ、あああと、それで身体壊しちゃ駄目だからっ! ねっ!?」カアアッ

恭介(うわー、顔真っ赤だな。可愛い)

恭介「…ほら、こっち」

さやか「もー、なんなのよー…」

さやか「…うわぁ」

恭介「凄く綺麗だろ? ここの夕焼け」

さやか「うん。…この街でこんな綺麗な景色が見られるなんて…知らなかったよ」

恭介「小さい頃、さやかと喧嘩しちゃったことがあったろ? その時、滅茶苦茶に走り回って…」

恭介「着いたのが、ここだった。最近まですっかり忘れてたけど…」

恭介「なんでだろうね…ふと思い出したんだ。そしたらさやかに見せたくなって、さ」

さやか「そう、なの…」

恭介「言いたい事を言うのにも、良いだろう? ちょっと、聞いてほしいことがあるんだ」

さやか「……なに?」
自治スレッドでローカルルール変更の話し合い中
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1314546216/
502 :1 [saga]:2011/08/30(火) 21:17:32.04 ID:bJzf+IUJ0
恭介「ねえ、さやか。僕は君に、とんでもなく苦労をかけたと思ってる」

さやか「なんのこと? あたしは恭介に苦労をかけた覚えはあっても、逆はないよ?」

恭介「入院中は勿論…それ以上に自分で許せないのは、退院後のことだ」

恭介「当麻が伝えてくれてなかったら、僕は今頃何も知らずに、志筑さんと付き合ってたんだろうね」

恭介「……さやかが僕を想ってくれてた事も知らず」

恭介「君が僕のせいで死んだことすら知らずに……」ギリッ

恭介「我ながら許せない。思ったんだ、僕は君がいなくちゃ何も出来ないんだよ」

さやか「恭介…?」

恭介「バイオリンを頑張れるのも、魔女がいる事実を受け止められるのも、左手の異能を受け入れられるのも…」

恭介「さやか、君が隣にいてくれるからなんだ。君がいない人生なんて想像出来ない…したくもない」


恭介「だからさやか……僕と、ずっと一緒にいてくれるかい?」ギュ


さやか「……」ボフンッ
自治スレッドでローカルルール変更の話し合い中
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1314546216/
503 :1 [saga]:2011/08/30(火) 21:18:28.31 ID:bJzf+IUJ0
さやか「あーもう、既定路線から外れすぎだぞ!」

恭介「気にするなよ。それとも、今から歌ってみる? バイオリンなら持ってきてるけど」

さやか「うっ…勘弁して? 恥ずかしいよ流石に…」

恭介「じゃあ言うよ? ねえさやか、今すぐってわけにはいかないけど…僕と、結婚してくれる?」

さやか「……う〜っ」カアアアアッ

さやか「あー! もうズルい! 恭介はなんでそんな事言って平気なの、もー!」

さやか「良いもん良いもん、あたしだって言ってやる! あたしは恭介の嫁になるのだーっ!」ガバッ

恭介「ちょ、さやかっ…!」


土御門(……ふっ、良いもん撮らせてもらったぜい)

翌日、最早原形をとどめていない土御門元春が、見滝原中学校体育館裏で発見されたとの事。
しかし、この二人のやりとりは、自転車二人乗りの時点から全校生徒に知れ渡ったとか。
自治スレッドでローカルルール変更の話し合い中
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1314546216/
504 :1 [saga]:2011/08/30(火) 21:24:29.37 ID:bJzf+IUJ0
うちの恭介くんは、さやかちゃんが大好きです。
さやか魔女化事件に立ち会ったこともあり、状態としては相当不安定です。
魔女化→ワルプル→鏡の魔女 と、さやかちゃん連続で死にかけてますし。

あとSSとしては相当どうでもいいことなんですが、
当SSにおいて、マミさんとさやかちゃんは魔法少女の衣装がマイナーチェンジされております。
二人とも、ソウルジェムの真実を知ったうえでジェムをあんな無防備な位置においていられるほど
馬鹿じゃない、ということです。
マミさんに至ってはおまけ内で髪型を変えてそのままです。



・つっちー及び一方さんの活躍 済
・お悩み相談室 済
・あんこちゃんフラグ成…立…? 済
・さやかハッピーエンド 済
・魔法少女たちの恋バナ 済
・お泊まり会 済
・その晩 済
・フラグクラッシュ 済
・無自覚なまどかは皆を不安にさせちゃうの 済
・恭さやラブラブ 済
・巴マミをプロデュース。 済
・恭さや喧嘩 済
・上マミ恭さやダブルデート+追跡班 済
・さやかパトロール 済
・上上入れ替わり 済
・恭介の恭介によるさやかのための演奏会 済
・いざゲーセン 済
・ほむほむのたんじょうび 済
・メイド先生降臨! 済
・おかねのちからってすげー! 済
・土御門元春の陰謀 済
・ほむほむ念願のデー…ト? 済
・突撃☆杏子、本日の晩餐 済
・看病という名のガチバトル 済
・となりのソギー 済
・キャンプ(保護者付添はどうしたとかそういう無粋な事言うの禁止) 済
・耳をすませば´
・何がどうしてこうなった!←New!
・人魚姫はなんだかナーバス←New!
・QBは上条当麻に復讐するようです
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505 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) :2011/08/30(火) 23:12:02.64 ID:ylNSi8Fr0
乙!

原型をとどめていない土御門か・・・ゴクリ
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506 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]:2011/08/30(火) 23:33:33.79 ID:lyXJ21Kvo
乙ー
土彳/卸門と聞いて麦のんがアップを始めたようです
どのみちこの二人は学校に行ったら冷やかされまくるんだろうなぁwwww
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507 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/08/30(火) 23:38:25.66 ID:jlbqEnkL0
最高に乙!
小説版の話聞く限りでは、さやかの気持ち知ってデレれば恭介もこんな感じでしょう

その話聞いて切なくなった俺に最高の恭さやを届けてくれる>>1に敬礼!
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508 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟・東北) [sage]:2011/08/31(水) 08:23:25.86 ID:C29tBwnAO
原形を止めてない…
だと十/一/ノ/イ/ュ/|/ロ/ュ/|/一/丁/|/ョ/E/|/一/π/三/人/日 かぁ…。


概定路線の一文は要らなかったがすごく良かったぜ!
次はこの話聞いたマミさんとほむほむが自転車の後部座席を狙う話だなわかります

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509 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2011/08/31(水) 17:11:13.25 ID:or6/mPJO0
乙!
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510 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟・東北) [sage]:2011/08/31(水) 20:19:35.52 ID:C29tBwnAO
>>508

自己レス!
いけね、十/一/ノ/イ/ュ/|/ロ/ュ/|/一/丁/|/ョ/E/|/一/π/三/人/日じゃねぇや、十/一/ノ/イ/ノ/二/|/ト/レ/Г/┘/|/ョ/E/|/一/π/三/人/日だったわ。

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511 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/08/31(水) 21:39:19.85 ID:/Wybkw8Yo
乙!
今回も良かった。演奏に合わせて歌って欲しかったがまたの機会のお楽しみということで

>>436>>408へのレスにあった面子でテスト勉強。杏子と土御門は冷やかし要員で。


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512 :1 [saga]:2011/09/01(木) 00:22:00.35 ID:xfFpztlS0
どうもこんばんは、>>1です。
今日も元気にマミさんを愛でております。
でも最近好きなのはマミさんでも助けたいのはさやかちゃんであることに気付いた。
……公式がフォローするどころか壁ハメレベルの追撃かけてくるから……

>>505
どこにゴクリする要素がwww

>>506
公認ですからねー。
OVS同盟の存在を考えると、土御門がいなかったところで全校に知れ渡ったでしょう。

>>507
でも、ヘタにフォローされるとむしろ悲しくなるよな。
小説版とか、なんでそこまで想い合っててくっつかなかったのか疑問で首捻り過ぎてもげるレベル

>>508
原形どころかもう何も留めてねーよww

>>511
テスト勉強了解!

本日のおまけは
・ま さ に 誰 得
一本だったり!
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513 :1 [saga]:2011/09/01(木) 00:22:37.87 ID:xfFpztlS0
・女装コンテストとか、もうわけがわからないよww

土御門「えーっと、舞夏さん舞夏さん、あなた正気かにゃー?」

舞夏「勿論だぞー。優勝賞品がイタリアへの二泊三日ペア旅行券ともなれば、やるしかないんだぞー」

土御門「でもだからってこれはな…」

舞夏「もしこれに行けたら、美味しいイタリア料理の研究が出来るだけどなー」ボソッ

土御門「やってやるぜい!」キリッ


さやか「……」

恭介「何見てるの、さやか…」

さやか「ん? ああ、このコンテスト、優勝賞品がイタリアへの二泊三日ペア旅行券なんだってー」

恭介「なんだって!? 是非出たいな、だってイタリアって言ったら有名な作曲家がたくさんいたし…」

恭介「ストラディバリも確かイタリア出身…ああ、是非行ってみたい! さやか、それなんのコンテストなの!?」

さやか「女装だって。恭介ひょろいから似合うんじゃない?」ケラケラ

恭介「なん…だと…」


当麻「ふんふ〜ん♪ 珍しく上条さん、なんの不幸もなくお遣いをやってのけましたのことよ〜♪」

恭土『……』ガシッ

当麻「……」チョオマッ! セメテコノトクバイダッタタマゴヲイエニ…!
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514 :1 [saga]:2011/09/01(木) 00:23:25.69 ID:xfFpztlS0
当麻「不幸だ……いやマジで、不幸だ……」

土御門「許せ上やん、流石に女装コンテストに二人っきりで出場する勇気はなかったにゃー」

恭介「イタリアには是非一度行ってみたかったからね」

当麻「だからって上条さんを巻き込むなよー!」


上条さん→ウィッグ装備、エプロン装備で主夫改め主婦

土御門→金髪→黒髪、サングラスはずして完璧な変装、クラスの奴に見つかっても問題無し

上条くん→元がひょろいので女にしか見えなくなってしまった。怪我の功名


当麻「ちょぉっと待てぇぇぇ! これ上条さん一人負けじゃないですかー!」

恭介「分かってないな当麻…誰よりも僕の負けなんだよ…」オトコトシテ…

土御門「上やん(恭)、笑顔がひきつってるぜい」
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515 :1 [saga]:2011/09/01(木) 00:24:01.76 ID:xfFpztlS0
さやか「見にきたよー」トトト…

ほむら「笑いに来たわ…」ファサッ

まどか「あはは、当麻くん変だよそれー」

マミ「あら、そこの子見ない顔ね…あ、恭介くんか」

杏子「ぶはっ! お前らキモッ!」ゲラゲラ

当土恭『』

翌日、見滝原中学校中に女装した土御門の写真『のみ』がばら撒かれたという。
怒った土御門はあっさりと真犯人を見つけるが、真犯人が怖すぎてあっさりと事件解決を諦めたとか。

ちなみにコンテストの優勝者は、とある借金持ちの執事だったそうだ。
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516 :1 [saga]:2011/09/01(木) 00:26:43.05 ID:xfFpztlS0
正直、上嬢さんとかネタはあったけど、実際やってみて似会うとは到底思えなかったので却下した。
この判断は間違いじゃないって、私はきっといつまでだって言い張れると思います


・つっちー及び一方さんの活躍 済
・お悩み相談室 済
・あんこちゃんフラグ成…立…? 済
・さやかハッピーエンド 済
・魔法少女たちの恋バナ 済
・お泊まり会 済
・その晩 済
・フラグクラッシュ 済
・無自覚なまどかは皆を不安にさせちゃうの 済
・恭さやラブラブ 済
・巴マミをプロデュース。 済
・恭さや喧嘩 済
・上マミ恭さやダブルデート+追跡班 済
・さやかパトロール 済
・上上入れ替わり 済
・恭介の恭介によるさやかのための演奏会 済
・いざゲーセン 済
・ほむほむのたんじょうび 済
・メイド先生降臨! 済
・おかねのちからってすげー! 済
・土御門元春の陰謀 済
・ほむほむ念願のデー…ト? 済
・突撃☆杏子、本日の晩餐 済
・看病という名のガチバトル 済
・となりのソギー 済
・キャンプ(保護者付添はどうしたとかそういう無粋な事言うの禁止) 済
・耳をすませば´ 済
・何がどうしてこうなった! 済
・人魚姫はなんだかナーバス
・一般的学生の日常←New!
・QBは上条当麻に復讐するようです
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517 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/09/01(木) 00:42:51.48 ID:BOsDS33So
お疲れ様でした。

上嬢さんネタと、恭介さんの女装イラストは見たことあったんですよね・・・・・・・・。
まぁ、かなり男らしい顔の人でも、見目麗しい女性に見えるメイクとかあったかと・・・・・・。
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518 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/09/01(木) 00:45:08.78 ID:4dOVMSdB0

女装とか水着回とか温泉回は書き手として難しいところよな…
恭介氏は最近魔法少女化も流行ってるし、ちょっと弄ればすぐ女の子で通るよ、ウン

さやかちゃん救い隊を追う内に、さやかちゃん以外見えなくなった俺のようなのもいる・・・
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519 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/01(木) 00:56:35.91 ID:vfOMwFa+0
ハヤテ来てたのかよwwwwww
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520 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/09/01(木) 02:15:45.81 ID:muU0e4o3o

恭子ちゃん出るんじゃ優勝確定だろ、と思ったらあの執事が来てたか…レベル高え大会だなおい、全国レベルだろこれ

芸術の秋、スポーツの秋。…体育祭だな!

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521 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/01(木) 02:54:02.72 ID:qKpuDSNko
恭子ちゃんは身長がな…
魔法少女で一番でかいさやかよりでかい仁美よりだいぶでかいんだもん
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522 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) :2011/09/01(木) 03:10:28.49 ID:k0W89oDV0
乙ー

今日学校なのに眠れんから見に来ちゃった///
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523 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟・東北) [sage]:2011/09/01(木) 06:37:00.68 ID:viTxv6IAO
乙〜
高身長な恭子ちゃんマジモデル!最終選考までは行ったに違いない。最後の相手が悪すぎたな…

あれ?後部座席争奪戦は没かい?
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524 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2011/09/01(木) 19:47:58.13 ID:slejw7Mn0
優勝は借金執事だったか……いや、バカテスのアキちゃんもありだと思うんd

秋ですし焼き芋でもどうでしょう?
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525 :1 [saga]:2011/09/01(木) 23:11:13.80 ID:xfFpztlS0
え……? 恭子ちゃんってそんな流行ってたの……?
とあまりの驚きに>>1>>1は絶句してみたりみなかったり……

>>517
やだなあ、ちょっと商品が豪華な程度の商店街のコンテストに、
そんな本格的なメイクが置いてあるはずないじゃないですか。

>>518
だよね…定番すぎて、テンプレ展開になっちゃうんだよなー。
そしてさやかちゃんも救い隊に影響受けたのは俺もだwww

>>519
いやー、あの3人から優勝者出したら面白くないしねー。
俺の知る限り最も女装の似合う(作者の画力の関係も…ゲフンゲフン)執事さんに来ていただきました。

>>520
全国区はねーよwww
そして体育祭頂いた

>>521
もう恭子ちゃんはバレーでもやってればいいと思うよ。

>>522
寝れ。学校行け。
あんたが何学校の何年生かは知らんが、今のうちに勉強しとくと俺くらいの歳になってから楽だぜ?

>>523
単なる足し忘れです。サーセン。
今後も「あれ、断られてないのに足されてない…」と思ったらもう一回言ってみてね。

>>524
焼き芋頂いた!
ああ、落ち葉で芋焼きたい…

本日は皆さんお待ちかね、学芸会での
・新約:とある人魚の恋愛目録
をお送りいたします。
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526 :1 [saga]:2011/09/01(木) 23:11:51.32 ID:xfFpztlS0
・流石にちょっと、笑えないBy暁美ほむら

ほむら「学芸会の出し物について、『話し合い』をしたいと思います。何か案があればどうぞ」

当麻(あいつが話し合いって言うとどうも恐怖を感じるんだが…)

まどか(脅されてる気がするよね)

さやか「せっかくだしさ、派手な事やりたいよね! 劇とか!」

恭介「まあ、いいんじゃないかな」

まどか「言い出しっぺのさやかちゃんはヒロインだよね!」

中沢「だったら主人公は恭介だな」

男子A「だったら人魚姫やろうぜ! 美樹は髪青いし海っぽいし!」←人魚姫のストーリーをよく知らない

男子B「いいじゃん、だったら上条(恭)が王子役だな!」←同じく、よく分かっていない

男子C「決定だな! やべえこれ、見滝原の人気ウチのクラスが独占するんじゃね!?」←無論知らない

ほむら「……これどうするの?」

当麻「もう、知らん……」
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527 :1 [saga]:2011/09/01(木) 23:12:18.74 ID:xfFpztlS0
ミキ「王子様…あたしは王子様を助けたいの!」

カナメ「駄目だよミキちゃん! 人間と関わったりしたら…」

ミキ「いや、行くっ!」

人魚姫は周囲の制止を振り切って、船から放り出された王子を助けに行きました。
一緒に放り出された何人かの人も当然助けました。中には隣国の姫までいます。
人魚姫は、良いことをしたと気を良くし、ちゃんと皆を船の上まで連れて行ってあげました。
しかし王子は人魚姫が命を懸けて彼を助けたとも知らず、隣国の姫に助けられたのだと思いこんでしまいます。

ミキ「はぁ…また会いたいなぁ」ホワーン

人魚姫は王子に会いたい気持ちを抑えられませんでした。
深海の老婆に薬をもらって人間になり、王子に会いにいくことを決めます。

アケミ「……そうね、あなたのキタエリ声と交換してあげましょう」

ミキ「わかった!」

遂に、遂に愛する王子に会いに行けるのです。人魚姫はルンルン気分。
さあ、向こうにいる王子に声を――
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528 :1 [saga]:2011/09/01(木) 23:12:58.21 ID:xfFpztlS0
ミキ(あ、そうか。声は出ないんだった)

キョウスケ「ん、君は…?」

人間になるときに取り出された魂の証は、人魚姫が歩くたびにじくじくと痛みます。
それでも人魚姫は幸せでした。
だって、王子は喋ることも出来ない人魚姫をたいそう可愛がってくれたのですから。

ですがその幸せも、長くは続かなかったのです。


キョウスケ「でね、人魚姫ちゃん。僕今度、隣国の姫、ヒトミさんと結婚することになったんだ」

ミキ(う、そ……そんな、そんなのって、ないよ…)グスッ

キョウスケ「ど、どうしたの!? 人魚姫ちゃん、大丈夫!?」

人魚姫は王子を止めることができません。
だって王子は、自分を救ったのが目の前の少女だと気付いていないのですから。
だって人魚姫は、自分の想いを伝える術を、既に失っているのですから。
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529 :1 [saga]:2011/09/01(木) 23:13:30.87 ID:xfFpztlS0
絶望した人魚姫は、海辺に佇んでいます。
自分のした何もかもが裏目に出てしまったようで、
まるで自分が馬鹿みたい。
でもそこに、救いの手が現れたのです。

カナメ「ミキちゃん! わたしの下着と引き換えに、アケミちゃんからこのナイフをもらってきたよ!」

カナメ「このナイフで王子様を刺せば、ミキちゃんは元の人魚姫に戻れるんだよ!?」

ミキ(そんなこと、出来る筈ないでしょっ!)

カナメ「でも、ミキちゃんこのままじゃ死んじゃうんだよ!」

そう、人間になるときに取り出された魂の証は、
人魚姫の王子への想いを詰め込んだものだったのです。
その想いが通じなければ証は力を失い、人魚姫は泡となって消えてしまうのです。

カナメ「ミキちゃんが死んじゃうなんてイヤだよぉ! お願い、王子様を刺して!」

ミキ(それでも…それでもあたしはぁ…!)

血が出るほどそのナイフを握りしめて、自分が死ぬという事実を何度も反芻して、
王子の寝室にまで乗り込んだ人魚姫は
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530 :1 [saga]:2011/09/01(木) 23:16:00.79 ID:xfFpztlS0



遂に、彼を刺すことなど出来なかったのです。




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531 :1 [saga]:2011/09/01(木) 23:17:15.66 ID:xfFpztlS0
カナメ「うぅ…ミキちゃんの馬鹿ぁ…」

ミキ(いいんだよ。あたしは王子様が幸せなら、それで……)

王子と、隣国の姫との結婚式を、人魚たちは遠くから眺めていました。
たくさんの民衆に祝われている彼は人魚姫の前では見せなかった程の満面の笑みを浮かべていて、、
人魚姫が助けた隣国の姫も、決して人魚姫には出来ないようなおしとやかで無垢な笑顔を見せているのでした。

ミキ(幸せになって、くれるよね……)

人魚姫は海に飛び込みました。
思いが通じなかった魂の証が暴走しないように。
決して王子の幸せを自分の想いが壊してしまうことのないように。
身体が泡となって消えていくのを感じながら、人魚姫は最後に考えます。
最後まで、王子のことだけを考えます。
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532 :1 [saga]:2011/09/01(木) 23:17:50.32 ID:xfFpztlS0


ミキ「あたしは、ただ、貴方の傍にいたかっただけなのに……」

その呟きは誰にも、隣にいた人魚の姉にすら届かず、泡と一緒に消えて行きました。



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533 :1 [saga]:2011/09/01(木) 23:18:53.40 ID:xfFpztlS0
さやか「………」

恭介「…………」

仁美「…………」

男子ABC『すみませんでしたァァァ!』

まどか「後味、悪いね…」

当麻「くそ! こんなエンド俺は認めないぞ!」

ほむら「……大体合ってる」

恭介「……絶対、さやかをこんな目に遭わせたりしないからね」ギュ

さやか「……うん。絶対離さないで」ギュゥッ

男子ABC『ごめんやっぱ前言撤回、上条氏ね!』

当麻「流石にあの桃色空間には耐えられなかったか、OVS同盟…」
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534 :1 [saga]:2011/09/01(木) 23:23:09.85 ID:xfFpztlS0
ちなみにその頃マミさんは、全会一致で決まったクラスの出し物「メイド喫茶」において、
一番人気のメイドさんとして大忙しだったとか。

いつも思うんですが、人魚姫って後味が悪いだけで民謡にありがちな教訓も何もない、
ただ悲しいだけの話ですよね。いや、ディスってるわけでなく、どこかに救いが欲しかったなって。


・つっちー及び一方さんの活躍 済
・お悩み相談室 済
・あんこちゃんフラグ成…立…? 済
・さやかハッピーエンド 済
・魔法少女たちの恋バナ 済
・お泊まり会 済
・その晩 済
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・恭さやラブラブ 済
・巴マミをプロデュース。 済
・恭さや喧嘩 済
・上マミ恭さやダブルデート+追跡班 済
・さやかパトロール 済
・上上入れ替わり 済
・恭介の恭介によるさやかのための演奏会 済
・いざゲーセン 済
・ほむほむのたんじょうび 済
・メイド先生降臨! 済
・おかねのちからってすげー! 済
・土御門元春の陰謀 済
・ほむほむ念願のデー…ト? 済
・突撃☆杏子、本日の晩餐 済
・看病という名のガチバトル 済
・となりのソギー 済
・キャンプ(保護者付添はどうしたとかそういう無粋な事言うの禁止) 済
・耳をすませば´ 済
・何がどうしてこうなった! 済
・人魚姫はなんだかナーバス 済
・一般的学生の日常
・結局台無しにする上条さん←New!
・数少ない男子の見せ場←New!
・女子の参加しづらいパーティ←New!
・QBは上条当麻に復讐するようです
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535 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/09/01(木) 23:30:13.63 ID:BOsDS33So
敢えて救いがあるとすれば、自己保身に走ったり、ヤンデレに走ったりしなかった・・・・・・
ことでしょうかね・・・・・・・・・。

無理矢理教訓をデッチ揚げるとすれば・・・・・・・・・願いと代償についてよく考えましょうか、
身分違いの恋はそうそう実らないし不幸にしかならないよ、とかでしょうか・・・・・・・・。
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536 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大分県) [sage]:2011/09/01(木) 23:40:57.65 ID:whAq30di0

下のせいでかなり見にくくなっちゃってるねぇ・・・
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537 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/02(金) 00:24:17.90 ID:iges0Eago

どこまでも愛に生きた人魚姫マジ尊い!みたいな
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538 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟・東北) [sage]:2011/09/02(金) 06:48:06.26 ID:RETWSK8AO
乙!
よくわからんがレスが元気ないな!元気ない時は根性だして特訓だ!大体溺れて迷惑かける王子は根性が足りんぞ!







ちなみに落ち葉で芋焼きは難易度高いから注意な。確実な方法は熱い灰を先に作りその中に埋めて蒸し焼きにする方法。これ豆な。
でも創作でやるのは勘弁な!

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539 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/02(金) 12:29:19.26 ID:px0nbawIO


ここで土御門プロデュースの上
条さん再び記憶喪失ドッキリでマミさんとほむほむの出方を伺おうか
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540 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/09/02(金) 19:13:32.25 ID:vFurITAO0

さやかってやっぱり人魚姫よな…
ここの上条さん以外だったらマジで笑えない…

俺実はOVS同盟No5の男子Eだけど、今回だけは上やん(恭)氏ねとは言わないわ
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541 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/09/02(金) 20:04:50.19 ID:kZGhlb6lo
乙〜。

しんみりしてるところ悪いが…
>ちなみにその頃マミさんは、全会一致で決まったクラスの出し物「メイド喫茶」において、
>一番人気のメイドさんとして大忙しだったとか。

詳しく聞こうじゃないか。
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542 :1 [saga]:2011/09/02(金) 21:56:51.60 ID:KJt143s50
やっぱ皆さん人魚姫のラストには納得いきませんよね。
まどマギとそっくりですもん、頑張って命張った奴ほど報われないって点で。

>>535
そんなの救いじゃないよ…むしろその正しさのせいで人魚姫は死んじゃったんだよ…
こないだのジャンプの読み切りの主人公オオカミさんみたいな奴がもっといてしかるべき

>>536
他のスレでやってたけど、最後に行間でも空けてみる?

>>537
そ、それだけ尊い生き方をした人魚姫が報われたっていいじゃないかぁ…

>>538
また明日使えそうもない豆知識がwww
もしかしていつも豆知識を教えてくれるあなたは同一人物?

>>539
鬼畜杉ワロエナイww
や っ て や ろ う じ ゃ ね え か

>>540
俺実はOVS同盟の創設者なんだ…

>>541
マミさん曰く「美樹さん達の劇も見に行きたかったのだけど…無理だったわ」とのこと。
正直マミさんって隠れファンどころじゃなく相当人気あると思うんだ。
仲良い友達とかいないんだったらヒーローであることを教えられない苦しみなんてあるわけないし。


と。そんなこんなで。本日のおまけは
・学生の本分
一本だったりする。では。





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543 :1 [saga]:2011/09/02(金) 21:57:25.12 ID:KJt143s50
・テスト勉強

当麻「えー、マミさん。ひとつだけ、たったひとつだけお願いがあります!」

マミ「何かしら上条くん、何でも言って?」

当麻「テストが近いのですが授業すらよく分からないのです! 勉強教えてプリーズ!」

マミ「え、ええ…別にそんな剣幕で迫ってこなくても、勉強くらい…どの教科?」

当麻「さしあたり古文と数学と英語と地理と化学!」

マミ(……流石にこれは魔女退治だなんだとやたら連れ回していた私の責任だわ……)


ほむら「ええ、だからここはこの公式を利用して…」

まどか「えっと、これで合ってるかな?」

ほむら「正解。結局、なぜそうするのか、何故その公式が成り立つのかを考えるのが重要なのよ」

まどか「凄いなあ、ほむらちゃん。私そんな事考えたこともなかったよ」

ほむら「私はループ中時間は余るほどあったからそういう事まで気を回せたけど…」

ほむら「まあ、ループを抜けた以上私もそろそろ真面目に勉強しないと、まずいのだけれどね」

まどか「ごめんね、付き合わせちゃって」

ほむら「まさか。私がまどかに頼られる事を迷惑だと思うとでも?」

まどか「…そうだったね。ありがと」


さやか「うー、あー…」カリ…ゴシゴシ

恭介「……」カリカリ…

さやか「…ごめん、恭介…ここわかんない」

恭介「えーっと、これは…ここをこうして…違うか、まずこうしてみて」

さやか「うん…えっと、こうして…」カリカリ…ゴシゴシ

恭介「……」カリカリ…

さやか「…ごめん、詰んだ」

恭介「えっと…あ、これで合ってるよ、やり方は。あとはここをこうすれば…」

さやか「あ、そっか」
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544 :1 [saga]:2011/09/02(金) 21:57:58.56 ID:KJt143s50
土御門「最近皆が勉強ばっかりでつまらない件」

杏子「お前は良いのかよ、勉強しなくて」

土御門「俺の要領の良さをなめちゃ駄目だぜい」

杏子「そんなこと言って赤点とりまくってんだろ」

土御門「ぎくっ!」

杏子「図星かよ!」


さやか「あ、おはよう」

まどか「うん、おはよう」

当麻「おー、おはよう」

仁美「どうしました? 皆様いつもより元気がないようですが」

恭介「ああ、テスト勉強始めたんだよ」

ほむら「慣れないことをするものだから、疲れてしまったのね」

マミ「まあ、勉強してないだけで出来ないわけじゃないから、十分成果は出ると思うけど」


さやか「……」カリカリカリ…

まどか「……」カリカリカリ…

当麻「……」カリカリカリ…

先生(教室が静か…とても『レアとかウェルダンとかどうでもいいじゃん』なんて言い出せる空気じゃない件について)




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545 :1 [saga]:2011/09/02(金) 21:59:05.64 ID:KJt143s50
当麻「……慣れない事、するもんじゃないですね」カリ…カリ…

マミ「え、ええ。あまり無理は良くないわね」カリカリカリ…

当麻「……マミさん、俺らと会う前は勉強とパトロール両方やってたんですよね」カリ…

マミ「え、ええ。まあ、一月もすれば慣れたけど」カリカリカリ…

当麻「……赤点、回避できますかね」カリ…ゴシゴシ、カリカリ…

マミ「大丈夫よ。現時点でもうテスト範囲の七割くらいはカバーできていると思うわ」カリカリカリ…

当麻「そ、そうですか! よし、ラストスパートだ! とりあえずこの数学のワークを…」カリカリカリ…

マミ「あはは…じゃ、それが終わったら休憩にしましょう。皆の分も紅茶淹れてくるわねー」ガタ

ほむら「あ、ありがとう巴さん。じゃ、まどか。こっちもちょっとペース上げましょうか」カリカリカリ…

まどか「う、うん。とりあえずここの章までの練習問題は済ませちゃおう」カリカリ…ゴシ、カリカリ…

さやか「じゃ、さやかちゃんもとりあえずこの文章題だけ解ききっちゃいますかねー…」カリカリ…

恭介「そうしようか。巴先輩、紅茶淹れるの手伝いますね」ガタ

杏子「ひーまーだー…なあさや…」

さやか「ちょっと黙ってて」カリカリカリ…

土御門「なー上や…」

当麻「黙ってろ土御門」カリカリカリ…


杏土『…つっまんねー』

土御門(なんか手ェ出したらガチで殺されそうだにゃー…)

当麻「試そうとか思うなよ、マジで殺るからな」

土御門「!?」




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546 :1 [saga]:2011/09/02(金) 22:02:46.36 ID:KJt143s50
これ書いてて思ったんだけど、初期マミさんの人生ハードモードすぎだろ。
一人暮らしで生活のすべてを自己管理しつつ学校に行って放課後はパトロールだろ?

俺だったら三日で死んでる


・つっちー及び一方さんの活躍 済
・お悩み相談室 済
・あんこちゃんフラグ成…立…? 済
・さやかハッピーエンド 済
・魔法少女たちの恋バナ 済
・お泊まり会 済
・その晩 済
・フラグクラッシュ 済
・無自覚なまどかは皆を不安にさせちゃうの 済
・恭さやラブラブ 済
・巴マミをプロデュース。 済
・恭さや喧嘩 済
・上マミ恭さやダブルデート+追跡班 済
・さやかパトロール 済
・上上入れ替わり 済
・恭介の恭介によるさやかのための演奏会 済
・いざゲーセン 済
・ほむほむのたんじょうび 済
・メイド先生降臨! 済
・おかねのちからってすげー! 済
・土御門元春の陰謀 済
・ほむほむ念願のデー…ト? 済
・突撃☆杏子、本日の晩餐 済
・看病という名のガチバトル 済
・となりのソギー 済
・キャンプ(保護者付添はどうしたとかそういう無粋な事言うの禁止) 済
・耳をすませば´ 済
・何がどうしてこうなった! 済
・人魚姫はなんだかナーバス 済
・一般的学生の日常 済
・結局台無しにする上条さん
・数少ない男子の見せ場
・女子の参加しづらいパーティ
・QBは上条当麻に復讐するようです
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547 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟・東北) [sage]:2011/09/03(土) 00:00:50.04 ID:4KBOW/+AO
乙!
「授業ちゃんと受けてればテスト勉強なんてしなくていいんだぜ?これ豆な。」

…んな事言った友人がいるなぁ。実際しないで成績上位だから困る。
豆知識については全部自分ですww
あと焼き芋は落ち葉焚きでしてな。灰埋めだと絵的に美しくない…

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548 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/09/03(土) 00:12:11.23 ID:jaL+Hjyko
マミさんの場合、生活を軌道に乗せるだけでもかなり大変だったかと思います。

親権問題とか、相続問題とか、生活費とか学費の確保とか。住む場所もそうですね。
その上で魔法少女ライフもあるわけですし。

魔法で親戚を・・・・・・・・?すれば多少は・・・・・・・・。
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549 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/09/03(土) 03:10:03.14 ID:zdcly0ei0
さあて追いついたぞ。

つ 土衛門に、最終回で死ななかったウヴァさんが○で張り付いて暗躍する話

つ 二人で一人の探偵が社員旅行で見滝原にくる話


リクエストしてみるぜ…
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550 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(広島県) [sage]:2011/09/03(土) 16:13:25.65 ID:KXU9CZKno
おつおつ

追いついたついでにぱっと思いついたネタをいくつか投下
・定番スポットの遊園地、動物園、水族館のどれかor全部に遊びに行く、またはデートwith尾行組
・東京なり前橋なりに遊びに行って映画見たり買い物したり
・モブその他大勢にも相変わらず(無自覚に)モテる上条さん、及びそれを見たマミさんやほむほむとか
・ゲームセンターの話はあったけど作中では家ゲーしてないよね!ってことでみんなでスマブラなりマリオカートなり

ほむほむはどんなジャンルのゲームでも強そうなイメージだ
重火器的に考えてFPSとか上手そう
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551 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟・東北) [sage]:2011/09/03(土) 18:35:04.24 ID:4KBOW/+AO
ネタ提供レスがあってイイね!

恭介ばかり楽器演奏できるのもあれなので他の人にも楽器演奏スキルを。
杏子ちゃんにブルースハーモニカはどうだ?賛美歌を夕方一人演奏してるとか。
他の人は思い付かない……
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552 :1 [saga]:2011/09/03(土) 22:15:02.33 ID:/4sjPSAb0
上条さん達の脳内テーマ曲。執筆中は俺の脳内でこれが流れてたりしました。

・巴マミ×上条当麻   「Ride on Right time」
・上条当麻×暁美ほむら 「Time judged all」
・上条恭介×美樹さやか 「Reverse / Re:birth」

うん、ライダー好きでサーセン。
ちなみにマミさんは「W-B-X 〜W-Boiled Extreme〜」もありだと思う。

うん、どうでもいいよね。わかってる。

>>547
その豆に関しては中学時代まで俺もそう思ってた。
そしてあなたかww俺に知識を与えてくれるのはwww

>>548
流石に金の面に関してはあのだだっ広いマンションからして親戚に貰ってそうだけどね。
寂しさは金じゃ埋まらんもんね。ああマミさん守ってあげたい!

>>549
ちょおまwww前者は笑い事じゃ済まない件についてwwww
……流石に断った方がいいだろうという理性とライダー大好きな本能が戦った結果、後者圧勝。

>>550
おお、中々書きやすそうなテーマが…そのネタ、解放しろ
頂きますた。

>>551
まずはブルースハーモニカについてググってきます。


今回のおまけは
・二人乗りって実際やると難しいよね
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553 :1 [saga]:2011/09/03(土) 22:15:57.98 ID:/4sjPSAb0
・フラグクラッシュ>ロマン

ほむら「……はぁ」

マミ「あら、どうしたの暁美さん? 珍しいわね、溜息なんて」

ほむら「あなたも見たでしょう? さやかの…」

マミ「ああ、二人乗り? 羨ましいわよね…」

ほむら「あら、巴さん乗せてもらうアテでもあるのかしら」

マミ「頼めば乗せてくれるだろうけど、そこは乗ってくれ! って誘ってほしいわよね」

ほむら「同意。でも上条にそんな期待をするのは間違いよ」

マミ「知ってるわ。あ、そういえば今日、スーパーで特売があるんだった…卵買わなきゃ」

ほむら「御一緒させていただいてもいいかしら?」

マミ「いえ、大丈夫よ。この時間は上条くんも確か同じスーパーに来てるはずだし」

ほむら「関係あるのかしら? 私はそのスーパーに馴染みがないし、上条に案内を頼みたいのだけれど」

マミ「あら、その程度なら私に任せてくれても良いんだけど?」

ほむら「その必要は――」
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554 :1 [saga]:2011/09/03(土) 22:17:21.89 ID:/4sjPSAb0
当麻「あー。お遣いの日に限ってチャリがパンクするとか…不幸だ。あ、マミさんにほむら、奇遇だな」


マミほむ『…………………………えーっと、さっきの発言の最初の方、もう一回お願いできる?』

当麻「え? ああ、チャリがパンクして不幸だーって」


…エーット、オフタリサン?ナーンデソンナニガッカリシタヨウナカオヲ…エ、イヤオレモソノスーパーイクシ!
ベツニソンナヒッパラナクテモニモツモチクライシマスヨ!?ダカラオフタリトモドウカオチツイテ…
フ、フコウダァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァッ!!!
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555 :そろそろ小ネタ全部載せきれなくなってきたなw [saga]:2011/09/03(土) 22:20:43.24 ID:/4sjPSAb0
あ、最後行間空けるの忘れてた…本当見辛いなこれ。

ほむほむとマミさんの醜い争いをもっと引き伸ばしても良かったんだが、
どうにもこの二人はガチの罵り合いに向いてないようだ。
なんかこのネタでは上手く動いてくれない。それもこれも、上条さんって奴の仕業なんだ

・つっちー及び一方さんの活躍 済
・お悩み相談室 済
・あんこちゃんフラグ成…立…? 済
・さやかハッピーエンド 済
・魔法少女たちの恋バナ 済
・お泊まり会 済
・その晩 済
・フラグクラッシュ 済
・無自覚なまどかは皆を不安にさせちゃうの 済
・恭さやラブラブ 済
・巴マミをプロデュース。 済
・恭さや喧嘩 済
・上マミ恭さやダブルデート+追跡班 済
・さやかパトロール 済
・上上入れ替わり 済
・恭介の恭介によるさやかのための演奏会 済
・いざゲーセン 済
・ほむほむのたんじょうび 済
・メイド先生降臨! 済
・おかねのちからってすげー! 済
・土御門元春の陰謀 済
・ほむほむ念願のデー…ト? 済
・突撃☆杏子、本日の晩餐 済
・看病という名のガチバトル 済
・となりのソギー 済
・キャンプ(保護者付添はどうしたとかそういう無粋な事言うの禁止) 済
・耳をすませば´ 済
・何がどうしてこうなった! 済
・人魚姫はなんだかナーバス 済
・一般的学生の日常 済
・結局台無しにする上条さん
・数少ない男子の見せ場
・女子の参加しづらいパーティ
・性質の悪すぎる悪戯←New!
・奇跡のX/有り得ないコラボ←New!
・恭さや遊園地デート←New!
・上マミ映画館デート←New!
・フラグメイカー上条←New!
・マミさんの家が日常編において便利すぎる件←New!
・さやか、危機感を覚える←New!
・QBは上条当麻に復讐するようです
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556 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大分県) [sage]:2011/09/03(土) 23:05:32.75 ID:8oH1XzfE0
一気に増えたなーww
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557 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]:2011/09/04(日) 00:11:41.40 ID:TlrnBPj2o
乙!
上条さんの仕業じゃ仕方ないな

あと小ネタをちょいとコンパクトにしてみた
一応30行800dot以内に収まる感じにしたけど画面が小さい人や携帯の人はちょっと見難いかしら?

・済 つっちー及び一方さんの活躍            |・未 結局台無しにする上条さん
・済 お悩み相談室                    |・未 数少ない男子の見せ場
・済 あんこちゃんフラグ成…立…?            |・未 女子の参加しづらいパーティ
・済 さやかハッピーエンド                 |・未 性質の悪すぎる悪戯←New!
・済 魔法少女たちの恋バナ               |・未 奇跡のX/有り得ないコラボ←New!
・済 お泊まり会                      |・未 恭さや遊園地デート←New!
・済 その晩                          |・未 上マミ映画館デート←New!
・済 フラグクラッシュ                   |・未 フラグメイカー上条←New!
・済 無自覚なまどかは皆を不安にさせちゃうの   |・未 マミさんの家が日常編において便利すぎる件←New!
・済 恭さやラブラブ                       |・未 さやか、危機感を覚える←New!
・済 巴マミをプロデュース。                |・未 QBは上条当麻に復讐するようです
・済 恭さや喧嘩                         |
・済 上マミ恭さやダブルデート+追跡班         |
・済 さやかパトロール                      |
・済 上上入れ替わり                     |
・済 恭介の恭介によるさやかのための演奏会     |
・済 いざゲーセン                         |
・済 ほむほむのたんじょうび                   |
・済 メイド先生降臨!                       |
・済 おかねのちからってすげー!            |
・済 土御門元春の陰謀                 |
・済 ほむほむ念願のデー…ト?             |
・済 突撃☆杏子、本日の晩餐                  |
・済 看病という名のガチバトル               |
・済 となりのソギー                      |
・済 キャンプ(保護者付添はどうしたとかry        |
・済 耳をすませば´                        |
・済 何がどうしてこうなった!                  |
・済 人魚姫はなんだかナーバス             |
・済 一般的学生の日常                 |

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558 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/09/04(日) 04:26:38.34 ID:JghJwMDmo
いっそ済を全部消したらどうだ?それか2レスに分けるか
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559 :麦野 [sage]:2011/09/04(日) 23:46:16.91 ID:Vip8Fx0u0
追いついたぞはぁーまづらぁ
560 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) :2011/09/05(月) 03:37:23.23 ID:QQ6+/8iL0
また明日が学校なのに眠れないから来ちゃった///

待ってるおおおおおおおおおおおおおお
561 : :2011/09/05(月) 04:51:48.22 ID:jlr24Xjr0
追いついた
SSスレ初めてのコメント
つうかまどマギ原作ほぼ知らないのに
面白くて仕方ない(笑)
562 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟・東北) [sage]:2011/09/05(月) 10:13:12.34 ID:taMpbKGAO
ここではコメントでなくレス。これ豆ってかエチケットなのよな。


ライダーネタなら特訓がなくちゃダメだろ!って訳で杏子師匠がテレビの真似をして上条さんに地獄の特訓を与える(崖の上から岩を落として受け止めさせるとか、鉄棒で大車輪から飛び降りさせたり…)ってのはどうだ?
563 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/09/05(月) 13:36:32.65 ID:k4T1s1bj0

また貴重な恭さやの1ページが……
って、さやか危機感を覚える、だと!?
オ、オクタヴィア・フォン・ゼッケンドルフ!?
564 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟・東北) [sage]:2011/09/05(月) 18:44:05.50 ID:taMpbKGAO
>>555
上条さんのせいもあるけどほむほむを徹底的にかませにする事ができない>>1の優しさもあるからなのな。人としては良い事とは思うけど話は膨らませにくいよな。
あくまでも私案だがこんな話の時こそまどかの出番だと思うのよ。争ってる二人を尻目に漁夫の利を得る(恋愛感情は無しで)展開という話。無自覚フラグ能力ってのもあったし、何より今のまどかの出番の少なさは…
565 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/09/05(月) 20:04:17.52 ID:wQ1ijf+bo
乙。
なぜだろう、恭介以外で楽器演奏ときいてまどかがうんたん♪してる姿しか思いつかない…
566 :1 [saga]:2011/09/05(月) 22:30:41.56 ID:ZA9XRQO10
とりあえずおまけに関してはもう次回予告だけにしようと思う。
リクエスト来て欄に追加するときだけ>>557さんのを利用させていただく感じで。
>>557さんありがとうございます。

そして>>549さんに謝らなければならない事があります。
調子に乗って自分の好きな分野であることを良い事に安請け合いしてしまいましたが、
いざ冷静に考えてみるとまどマギ×上条さん×仮面ライダーとかわけがわからないうえ
その3つをネタ分かって楽しめる人なんてほとんどいないだろうという事に気付きました。
つーかそんな多重クロスを書く文才が自分にはないという事にも気付きました。
多重クロスとか、おまけでやることじゃねーしやりきる力量もねーよ、ということで
本当に申し訳ありませんが「奇跡のX/有り得ないコラボ」は欠番と言う事でお願いします…
まじすみません……

>>559
このスレに浜面はいないので帰って下さい。

>>560
寝て下さい。お願いだから。

>>561
まどマギは見とけ。鬱になるぜ。

>>562
見事に昭和ライダーだwww
でも、話が続かねえよ…ワルプルさんも既に倒しちゃってるうえ、
このスレの上条さんオクタヴィアを圧倒しちゃうんだもんよ…
あと見滝原にそんな都合のいい崖ねーからww

>>563
ねー。恭さや少なすぎるよねー。
だから俺程度の文章で貴重とか言われちゃうんだよ。
俺が書いた文章が「恭さやを汚すな!」って言われるくらい恭さやが増えればいいのに。

>>564
ほむほむは頑張り屋さんなので安易に噛ませ化させたくないのは事実ですね。
まどかに関してはねー…確かにねー…魔法少女になってない、さやか魔女化見届けてない、ワルプルギスも見てないだもんな…
逆に、まどかが空気って事はほむほむが頑張ったって事なんだけどねww
あと、このスレの上条さんはまだくっついてないだけでマミさん大好きなので、まどか漁夫の利は難しいかも。
このスレでは上条さんもまどかも、本編の上条くんみたいに互いを幼馴染としてしか見てないんですよ。

>>565
なにそれかわいい。
俺はそれを聞いて3頭身くらいのミニまどかがうんたんしてるのが浮かんだぜ。

では、本日のおまけは
・体育祭
となりますお。
567 :1 [saga]:2011/09/05(月) 22:31:22.86 ID:ZA9XRQO10
・体育祭

当土『俺達の見せ場キタ―――――(゜∀゜)―――――!』

ほむら「………」

当麻「あっ、駄目だやっぱり勝てる気がしねえ!」

土御門「ちっくしょー! こんなのってないにゃー! あんまりだにゃー!」

まどか「あはは…私も、足引っ張らないように頑張るよ」

ほむら「その心配はないわ…あなたがどんなミスを犯しても、私一人で挽回してみせる」

当麻「お前はどうせマジでやるだろうからもう言わなくていいよ!」
568 :1 [saga]:2011/09/05(月) 22:31:56.49 ID:ZA9XRQO10
○100m走

さやか「ふっ…短距離走はさやかちゃんの独壇場ですからねー!」

当麻「さっすがさやか! 俺達には出来ないことを平然とやってのける!」

土御門「そこにシビれる! 憧れるぜいっ!」

○走り高跳び

ほむら「ふっ……」ファサッ

当麻「県新記録どころか…」

土御門「あれ、全国新記録じゃないかにゃー…?」

まどか「ほむらちゃん、かっこいいよー!」

ほむら「ふふ…」

○騎馬戦

当麻「上条さんの生存本能ナメんなァァァ!」

さやか「お、おお! 次々と他のクラスの鉢巻きを奪っていく!」

ほむら「そういえば上条、人間としては相当のスペックだったわね…」

土御門「上やん動き過ぎ動き過ぎバランス崩れっ…」

当麻「ふっ…不幸だああああっ!?」


ほむら「……なんというか」

まどか「予想通り、だね……」
569 :1 [saga]:2011/09/05(月) 22:32:26.53 ID:ZA9XRQO10
○借り物競走

恭介「……これ、は……」


紙「いちばん大切なもの」ドヤッ


恭介「……ええい、わかったよやればいいんだろやれば!」

恭介「さやかー! ちょっときてー!」

さやか「? うん、わかったー」

審判「えー、借り物を指定する紙を見せて下さい…ふふ、合格です!」

審判「上条恭介選手の借り物は!」

恭介「え? ちょっと待ってそれ言うの? そんなのルールに無かったよね!?」

審判「言った方が盛り上がるでしょこれは。もう全校に知れ渡ってるんだから気にしなさんな」

恭介「ちょっと待てええええええええええええええええええ!」
570 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福島県) [sage]:2011/09/05(月) 22:33:17.10 ID:WDlUWQhlo
つい最近さやかがコンガを熱演してるSSを読んだな
571 :1 [saga]:2011/09/05(月) 22:36:02.46 ID:ZA9XRQO10
コンガと聞いてピンクゴリラしか思い浮かばない俺は、現在今更MHP2ndGにハマっております。
3rdと違ってミス即死の状況が多くて心が折れそうだよママン。
>>570さん、それどんなSS? スレタイ何ですか?

そんなこんなで次回のおまけは
・女子の参加しづらいパーティ
です。
572 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福島県) [sage]:2011/09/05(月) 23:13:54.08 ID:WDlUWQhlo
前の更新にコメントしたと思ったら新しい投下が終わってただと?n(ry

>>571
マミ「タッチ!」パァン ドンキー「ホッホッホッハッハッハ」
http://hibari.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1314595799/

あのドンキーコングがマミさんの相棒になってるという話。
なんか凄い勢いを感じるSS
573 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/05(月) 23:55:02.20 ID:LAlomtqDO

良いなぁ…
青春してるまどマギキャラ…
俺サニーデイ見たときから多分こういうのが見たかったんだ…
574 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟・東北) [sage]:2011/09/06(火) 10:27:35.36 ID:MNO/5bRAO
乙!体育祭ときいて学ラン白長鉢巻白手袋な応援団まどかを連想してしまったぜ!オッス!

>>566
ライダーネタはあくまで一発ギャグ回だと思ったんだがな〜
大体ライダーでもない限りあれで強くはならんぞ……その前に死んでしまうわ!崖位はありそうなんだが…それこそ恭さやが登った山の裏が崖になってるとか。


後、まどかが漁夫の利ってのは上条まどかお互い恋愛感情無しでシュチュだけ漁夫の利って意味だったわ。いわばエアかませ。
自転車の話を例にすれば争う二人を尻目に後部座席に座って走り去るまどか。理由は「行き先が同じ方向だったから」みたいな?

芸術の秋、運動の秋、食欲の秋でまた芸術の秋。皆で写生会はどうかな?まどかの出番ありそうだし…
575 :1 [saga]:2011/09/06(火) 23:04:58.08 ID:4g4Avn+t0
なんか、今後の展開を考えてて思ったんですが、ウチのスレの子たち、皆相当に危うい状態ですね。
こりゃあシリアス展開を書いてみても面白いかもしれない。書けないけど。

マミさん→魔法少女の真実を知った絶望や、自分が上条さんの記憶喪失の原因となった罪悪感を、
     上条さんというヒーローのために力を使う事で誤魔化している。
     上条さんが万が一他の女とくっついたりしたら、見滝原全体をぶっ壊しかねない。

ほむほむ→上条さんの記憶喪失の責任は自分にあると考えていながらも上条さんに好意を抱いてしまい、
     自分でもどうしたらいいか分からなくなっている。
     ループを抜けたせいで魔法少女としての実力も相当に落ちて、不安定な精神状態にある。

さやか→魔女化を経験したこともあり、逆にもう何も恐くない的な感じで落ち着いている。
    ただ、一定以上の恐怖を目の前にしたりしてその均衡が一度崩れてしまえば、
    以前のオクタヴィアが目じゃないレベルの魔女になる危険も…。

上条くん→さやか魔女化のせいで相当ヤバい状態にある。
     さやかが魔女に傷つけられている所を目の当たりにしたら不味い事になる。
     基本的に魔法少女関連の出来事については、さやかのことに関する全責任は自分にあると思っている。



特に上条くんは、筆者の後先考えない超展開のせいで、
さやかの願いすら知らないままショッキングなシーンを見まくってるので、相当に病んでいます。
まあ幼馴染が魔女化したり意識不明になったりさや/かになってたりしたら病みもしますよね。
おまけ中でもやたらさやかといちゃつきまくってるのは、そのせいもあったりするんです。
576 :1 [saga]:2011/09/06(火) 23:09:58.74 ID:4g4Avn+t0
>>572
読んでみたが…ね―――よwwww
なんぞこれwwwww

>>573
うん…正直タイトルロゴとOP映像と一話二話だけ見たら、
皆まどマギは「可愛いヒロインが悪を打ち倒す、ほのぼの正統派魔法少女」ものだと思うよね…

>>574
上条さんの生命力なら昭和ライダーの特訓にも耐えられる気がして怖い。
まどかに関しては、マミさんとほむほむが上条さん大好きなのを知ってるので、そういうのは自重してくれます。
写生会了解しました。さて、上条さんにどんな不幸を味わわせてやろうか……。


それでは、今回のおまけは
・焼き芋って美味しいけど皮剥くの面倒だよね
でお送りいたしますのことよ〜
577 :1 [saga]:2011/09/06(火) 23:10:37.63 ID:4g4Avn+t0
・焼き芋美味しいよ焼き芋

当麻「祖母ちゃん家から大量に薩摩芋が送られてきたので皆で食べようと何本か貰ってきた」

恭介(女子に平然と焼き芋食べさせようとする辺りが当麻の真骨頂……なのだろうか)ボソ

土御門(そういうことにしといてやるにゃー。そうでないと上やんは女子の屁を聞きたがる変態になっちまう)ボソッ

マミ「えっと、こういうのって落ち葉集めて焼くんだっけ?」

当麻「落ち葉も持ってきてます」

さやか「なんでっ!?」

当麻「上条さんの不幸パワーにより、風向きを無視して近隣の家の落ち葉は上条さん家の庭に落ちてくるのだ!」

まどか「そろそろ笑えないよ……」
578 :1 [saga]:2011/09/06(火) 23:11:28.82 ID:4g4Avn+t0
杏子「やっきいもっ! やっきいもっ!」

マミ「……出ないわよね。そうそうそんなベタなハプニングがあってたまるものですか」

ほむら「死亡フラグよそれは……ああでも、ここは食べておきたい……」

さやか「食べるべきか食べないべきか……当麻ほど不幸じゃないし、大丈夫かな……?」

まどか「あれ、さやかちゃんそういうの気にするキャラだったっけ?」

さやか「察して。あの頃とは違うの色々と」


当麻「あるぇ…案外不評っぽい?」

恭介「…まあ、うん。予想はしてた」

土御門「上やん、これはもう鈍感とかそういう話じゃなく単にデリカシーがないにゃー」

※その後結局、皆一本は食べました。なお、大多数は佐倉杏子の胃に収まった模様。
あとなぜか一本も食べられずに「不幸だぁぁぁ」とか叫んでた人もいたけど、まあ仕方のないことだよね。
579 :1 [saga]:2011/09/06(火) 23:13:21.51 ID:4g4Avn+t0
たぶん上条さんは、「もってきた者として皆の感想を先に聞きたい」とか主夫的な考えしてたら、
焼き芋を気に入った杏子ちゃんにいつの間にか全部食べられてたんだと思うよ。


それでは次回は、
・性質の悪すぎる悪戯
をお送りいたします。
580 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]:2011/09/06(火) 23:23:49.66 ID:nOXtZXmbo
乙!
その内ジェバンニばりに「不幸が一晩でやってくれました」みたいになりそうwwww
しかしシリアスか……でもこいつらなら無理やりハッピーエンドで締めくくってくれそうだ

ナニとは言わないけど、マミさんのだったら嗅げる。
むしろ肺一杯に吸い込んで三分間は呼吸止められる。
581 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/06(火) 23:50:29.08 ID:xEYo++kDO

そーいや、魔女化やまどか契約の危険性はあるんだよね
魔女直せるだけマシだけど…

確かに上やんを基点に、マミさんとほむはヤバいかも
下手な不幸と重ねれば、本編さや化状態になりかねん

マミさんは自己嫌悪から…ってのは有り得そうだし
ほむはそっちもだけど、元々まどかになんかあったら…

逆にさやかは最大の爆弾の恭介が今の状態なら大丈夫そう
恐怖とかより、その恭介になんかあったらドカンと行きそうではあるが
582 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟・東北) [sage]:2011/09/07(水) 08:51:22.88 ID:u+mW5k1AO
ご心配なく、そのための神淨討魔と陰陽博士です。(グラサン刀夜談)
…まあそんなシリアス展開になればつっちーと上やんがなんとかしてくれるさ!

ちなみにサツマイモよりも同量の肉を食べた時の方がガスは発生し易く臭いはキツい。これ豆な。
あと今回は新規無しかい?次回と一緒に新規は載せておいてほしいんだが。
583 :1 [saga]:2011/09/09(金) 18:03:30.63 ID:cHPU2xOx0
高熱出して寝込んだったwwwwww
そんなわけで復活です。

>>580
むしろ金払ってでも嗅ぎt…いや、何を言うんですかあなた。
変態さんはマミさんに嫌われますぜ?

>>581
魔女を元に戻せたのは、あれが上条恭介と美樹さやかの組み合わせだったからです。
人魚の魔女の性質が恋慕で、その対象が恭介くんに向いていたから奇跡的に浄化できただけなんです。
幻想創りを持ってるのが上条さんでも、魔女化したのが杏子でも、あれは実現不能でだったのです。

>>582
また豆知識がww
でも、薩摩芋と同量の肉って相当だよね。実際に食う量を考えたらやっぱり芋の方がヤバいんじゃなかろうか。


そんな訳で今回は、
・上条さん自業自得
でお送りするでござる。
584 :1 [saga]:2011/09/09(金) 18:04:03.35 ID:cHPU2xOx0
・正直今回は上条さんに味方出来ない

土御門「なー上やん、結局上やんって結局どの程度記憶失ってるん?」

当麻「……! ……っ!? ……もうお前が何を知ってても驚かない」

当麻「……えっと、例えば…土御門元春という友人が存在している事は知ってたけど……」

当麻「お前がどんな面したどんな性格の奴は覚えてなかった、って感じか」

土御門「ほう。……上やん、面白いドッキリ企画があるんだが、参加しない?」

当麻「内容による……いや、やっぱやめとこっかな、嫌な予感しかしな…」

土御門「はい上やん参加確定! ほら行くぞ!」

当麻「不幸だ――――ッ!?」




585 :1 [saga]:2011/09/09(金) 18:04:46.81 ID:cHPU2xOx0
当麻(…記憶を失う以前の『上条当麻』のフリをする、か…)

当麻(確かに、上条当麻がどういう人間なのか知るいい機会かもしれないけど…)

当麻(正直、悪質すぎるよな……)


ほむら「……だし……それよりも……結局……」

マミ「……でも……それじゃあ……やっぱり……」

当麻「お、え、あれっ!? なんで暁美とマミさんが仲良く談笑してんの!?」

ほむマミ『…!?』

ほむら「なっななななんで上条私のことを暁美って暁美って暁美って…」

マミ「仲良く談笑って…随分前からこうじゃない、何を言ってるのかしら上条くん?」

当麻「え、いや…なんかマミさんと暁美、敵対してたじゃないです…か?」

当麻「なんか暁美は近い内にマミさんが殺されるから協力しろとか言うし…」

当麻「なんかマミさんも暁美の話聞こうとしねえし…あ、あれ? その後どうしたんだっけ…?」

ほむら「えっ……えっ? これ、まさか……」

マミ「……嘘。そんな、嫌……嘘でしょ……?」

当麻(……………………………すんっげー罪悪感!)




586 :1 [saga]:2011/09/09(金) 18:05:26.32 ID:cHPU2xOx0
ほむら「確認するわ。上条が記憶を失ったことを知っているのは、私と巴さん、あとは上条の家族だけ」

マミ「この場合、上条くんの家族を頼る訳にも…いや、頼った方が良いのかしら?」

当麻「い、いや。家族を巻き込みたくない…あれだろ?近い内に、ワルプル…なんだっけ、とにかく」

ほむら「ワルプルギスの夜は既に倒したわ。あなたの働きも相当に大きかったのだけれど…」

マミ「とにかく、上条くんは記憶を失ってからのことを忘れちゃった、のね? 代わりにそれ以前を思い出した」

当麻「いや、分かりませんけど…そうなんでしょうね。俺が覚えてる最後は……」

当麻「確かに、マミさんが殺されるのが嫌でひたすら結界内を走ってたことなんだから」

ほむら(いや、そう仕向けたのは私だけど…凄い敗北感)

マミ(まずい…そんなこと言ってる場合じゃないのに、顔赤くなっちゃいそう…バレてないよね?)

当麻(……うわ、二人ともなんか反応ヤバい…これはネタばらしのあと死を覚悟しないとな…不幸だ)


ほむら「……巴さん」

マミ「考えてることは同じだと思うけど、何かしら」

ほむら「……上条は、もう私達と関わるべきではないと思う」

マミ「……そうね。私もそう言おうと思ってたわ」

当麻「ど、どういうことだよ! そのヤバい魔女ってのを倒しても、魔女がいなくなったわけじゃないんだろ!?」

ほむら「あなた、今ならまともで普通な中学生の生活に戻れるのよ?」

マミ「生憎、こっちで仲がいい娘は皆魔法少女関連の重要な関係者だしね。危険が伴うわ」

ほむら「不用意に全ての事実をあなたに押し付けた事は謝る…お願いだから、あなたは普通に生きて」

当麻「ふ、ふざけんな! 今更暁美もマミさんも見捨てて逃げろってのか!?」

マミ「…美樹さんは、今後出来る限りパトロールの当番をさせないつもり」

ほむら「まどかも、上条…恭介の方も、私達から遠ざけないと……」

マミ「私達、最近調子に乗ってたのかもね」

ほむら「旅行に行ったり、パーティ開いたり……反省しきりね」

当麻(おーう…なんか相当シリアスになってきた…これ、ネタばらしのやり方考えないと上条さん死ぬ…)

当麻(今こそ! 土御門、今こそナイスフォローを……)


土御門「なあんってぇー! 実は土御門さん完全プロデュースの元の緻密なドッキリでしたァーっ!」

当麻「…あ、これ俺死んだわ」



587 :1 [saga]:2011/09/09(金) 18:06:30.18 ID:cHPU2xOx0



翌日、見滝原中学校体育館裏で、壁に磔にされた上条当麻と土御門元春が発見されたという。



588 :1 [saga]:2011/09/09(金) 18:07:34.90 ID:cHPU2xOx0
おしまい。上条さん、あんたそろそろもげた方が良いぜ…

そんな訳で、次回は
・恭さや遊園地デート
追加分は
・みんなで写生会
となるのでござる。
589 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟・東北) [sage]:2011/09/09(金) 18:42:58.02 ID:xhwAMjJAO
乙!病気治って良かった。体が資本、無理は禁物な。

…冗談って話じゃねーぞ、つっちー!
マジで死んどいた方が良いと思うゾ☆
しかし地獄の特訓編は没か…結構自信あったんだがな…
さて秋といえは狩りの季節…と言ってもモンハンでなく果樹園で、栗とか梨とか林檎とか…どうかな?


ちなみに磔にした後の遺体処理には猟犬部隊が使ってた強酸液より強アルカリ液の方が向いている。これ豆な。
590 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/09/09(金) 22:09:53.39 ID:S4/Wx3vUo
>>587
>
>
>
> 翌日、見滝原中学校体育館裏で、壁に磔にされた上条当麻と土御門元春が発見されたという。
>
>
>
>
コレを詳しく書いて欲しい
591 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県) [sage]:2011/09/10(土) 11:44:40.17 ID:F+VhGPZO0
またまた手紙が……というより本人が………コエー

禁○「ガルルルルルルルルルルルルルル」キラリン

五○「」チャキ

御坂「」ビリビリ

神裂「」チャキチャキ
592 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(高知県) :2011/09/10(土) 21:08:56.75 ID:TCoRQRcU0
まどマギのキャラって絹旗レベルあたりにも勝てるんだろうか?ふとした疑問
593 :1 [saga]:2011/09/11(日) 00:02:58.17 ID:FkSkuW1s0
いやー、最近勢い止まってきたねー。
むしろ俺のHPがゲージ赤に染まってきたねー。こりゃあそろそろ打ち切り時なのかもわからんねー。
でも俺は諦めが悪いので恭さやSSとマミさん幸せSSが増えるまではここで書き続けないといかんのですよねー。
マジで、この二つは早急に増えてください。
そりゃあもう増えるわかめのごとくぽんぽん増えてください。

>>589
その豆は洒落にならねーよ!
特訓については、没と言うより上条さんが既に人外の域に達してるので修行必要ないんです。
既に彼は仙人なんです(肉体的にも精神的にも
果物狩りか……行かせて見るか……むしろ俺が行きてぇ……

>>590
土御門暴露→たっぷり数十秒の沈黙→ゴルフクラブでスマッシュ→マスケット銃でスマッシュ
→首根っこをつかんで体育館の壁に叩きつける→自分の得物で殴り続ける→へんじがないただのしかばねのようだ

>>591
はいはい、大喰らいもヤンデレもDQNも俺の嫁も、このスレの上条さんはあなた方には振り向きませんので、
諦めて本家へお帰り下さいませ〜。

>>592
絹旗って、相性最悪じゃねーか!
時間停止中に最適化された防御が発動するかどうかが問題だよな…。
マミさんの緊縛とかも、防御関係ないし良いんじゃないかな?


てなわけで、今回のおまけは
・誰か恭さや幸せSSをさっさと上げて下さい
一本……って、これただの俺の本音だね。
594 :1 [saga]:2011/09/11(日) 00:03:55.12 ID:FkSkuW1s0
・定番すぎてイマイチ書きようがない そのいち

さやか「……あ、ごめーん! 待った?」

恭介「いやいや、今出てきたところだよ」

さやか「そっか。じゃ、行こう!」

恭介「そうだね。行こっか」


ほむら「こちらほむほむ……ミッション、開始よ」

当ま土『らじゃー!』

土御門「最近あの二人、マジで自重しなくなってきてるにゃー」

当麻「主にお前のせいだろ。開き直ってんだよ、アレは」

まどか「なんにしても、見に行かない手はないよね!」
595 :1 [saga]:2011/09/11(日) 00:04:24.16 ID:FkSkuW1s0
さやか「じゃ、恭介。どれから乗る? さやかちゃんは絶叫からホラーまでなんでも歓迎だぞ」

恭介「ん、僕も別にこだわりはないけど……せっかくだし、全部乗ってみようか」

さやか「いいじゃん! さすが恭介、分かってる!」ギュッ


ほむら「ナチュラルに腕を組んだ…だと…」

当麻「告白も出来ずに自滅して魔女化したさやかが…?」

まどか「ねえ二人とも、自分がけっこう酷いこと言ってるって自覚ある?」

土御門「上やんは人の恋愛に気ぃ揉んでる暇があったら自分が修羅場の真っただ中にいると気付くべきにゃー」

当麻「……?」
596 :1 [saga]:2011/09/11(日) 00:04:56.93 ID:FkSkuW1s0
さやか「きゃー♪ 回れ回れ回れーっ!」

恭介「ちょっ!? さやっ…かぁ!? まわっ、回し過ぎっ……!」


さやか「いやっほー!」

恭介「やっほ……ってこれ角度やばっ!? なにこれ大丈夫なのぉぉおいやああああああっ!?」


ほ当土『なんというモヤシ乙』

まどか「さやかちゃんが輝いてる…」

当麻「果たしてこれ、デートと呼んでいいものか…上条さんには分かりかねますぜ」

ほむら「本人同士が楽しそうだしいいんじゃないの?」

土御門「つーか俺らの暇人っっぷりがヤバいにゃー。もう夕方」

まどか「ほっ、ほんとだ! いつの間に…」

ほむら「尾行と称して私達も相当アトラクション楽しんでたからね…」


さやか「およ、もうこんな時間だね」

恭介「じゃ、最後は観覧車?」

さやか「当然!」
597 :1 [saga]:2011/09/11(日) 00:05:26.28 ID:FkSkuW1s0
土御門「ふふ…ふふふふっ……まさに俺大勝利。この装備が無駄にならなくて良かったにゃー」E:ビデオカメラ

当麻「お前まだ懲りてねえの!?」

ほむら「土御門……許可するわ」

まどか「ほむらちゃん!?」

土御門「あいあいさー!」


恭介「……………」

さやか「…………」

ほむら「流石に聞こえないわね……魔法使おうかしら」

当麻「やめてくれよ心臓に悪い! お前が魔女化したら正直勝てる気しねーぞ!?」

まどか「冗談でもやめてよほむらちゃん!」

土御門「ま、言葉は野暮とも言うにゃー…映像で十分」

当麻「頼むからお前もちょっと自重してくれぇ!」

恭介「……」スッ

さやか「……」…スッ

…………………………………………

ほ当土『いきやがったぁぁぁぁぁぁぁぁっ!?』
598 :1 [saga]:2011/09/11(日) 00:06:00.70 ID:FkSkuW1s0
ほむら「なんなの!? マジで!? 上条恭介はテッテレ王子だったの!?」

当麻「恭介ェェェェ! 裏切りやがったなちくしょー! 俺だって彼女欲しい!」

土御門「五月蝿い黙れ鈍感氏ね! そんなことより撮影成功にゃー!」

まどか「みっ、皆落ち着いてっ!?」


まあこれだけ騒げば当然バレたのだが、その結果どうなったかというと
むしろ美樹さやかと上条恭介がまたおおっぴらに恥をかく羽目になった。
暁美ほむらと土御門元春、この二人を同時に敵に回してはならない。
599 :1 [saga]:2011/09/11(日) 00:11:21.87 ID:FkSkuW1s0
いかなる業界にも、敵に回してはならない人間が存在します。

竜玉の世界でサイヤ人を敵に回せばいずれぶっ殺されます。
死神手帳の世界で新世界の神を敵に回せば一晩でやってくれます。
橙忍者の世界で忍者を敵に回すと大体天才です。
死神の世界で死神を敵に回すと高確率で「なん…だと…」って言わされます。

このスレでほむほむと土御門を敵に回した場合、鬼女板に特攻したかのような現象が発生します。

つまり恭介くんとさやかちゃんは、その恋愛関係についてあることないこと学校中どころか街中に…
ああ考えただけで恐ろし…上条くん爆発しろ。


そんなわけで次回は、
・上マミ映画館デート
ああ楽しみだ。俺が。
600 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]:2011/09/11(日) 01:02:58.75 ID:GWlWpeFNo
乙!
科学と魔術が交差する世界で不幸な少年相手にすると「その幻想をぶち壊す!」って殴られるようなものですねよくわかります
とりあえず上条くん左手もげろ
それから上条さんは中の人ごと右手もげろ
601 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/11(日) 05:45:21.94 ID:3jQewCEAo
おっつ
テッテレ王子ってゾンビだからかよww
602 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/09/11(日) 12:43:20.93 ID:prBQV+aIo
     . ’      ’、   ′                γ´`ヽ
   、′・. ’   ;   ’、 ’、′‘ .・”        _ゝ -''` ー- _
       ’、′・  ’、.・”;               /         ::::\
  ’、′  ’、(;;ノ;; (′‘・. ”             /            :::ヽ
’、′・  ( (´;^`⌒) ” ;  ’、′・          ,′             ::::',
 、 ’、 ’・ 、´⌒,;y'⌒((´;;;;;ノ、"  ヽ         !    , -────── 、::|
    、(⌒ ;;;:;´'从 ;'   ;:;;) ; :) )、 ヽ         |    |   ホムゥ  ホムゥ ::|
    ( ´;`ヾ,;⌒)´  从⌒ ;) `⌒ )⌒:`.・     |    `───────'::|  爆破完了
′‘: ;゜+°、::.::: >>600、⌒) ;;:::)::ノ          |                ::::|
      `:::、 ...;:;_) ´...::ノ  ソ        r───‐┴─ァ             ::::l
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                         _∠ ̄ ヽ       ::|  ハ       :::::ト、 |      ....::::::::::::::::::::\
                    ,、 ‐ '"´   ヽ ヽ\    ::| ∨ \      ::://∨  .......:::::::,、r "´  ̄ ̄

なぞのふくめんがばくはしていったぞ!いったいだれだ?
603 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟・東北) [sage]:2011/09/11(日) 13:57:34.22 ID:0tHgNMDAO
乙!
誰がDQNだゴラァ!!ふざけんな!!マジ天使をつかまえて何言ってんだまったく……



もし書くのに疲れた時は気分転換に別の短編でも書いてみては?無論今のを続けては欲しいが。
604 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) :2011/09/11(日) 14:38:57.46 ID:vmitK3s+0
乙!

このスレのおかげで夏休み明けテストの社会で70点とれました!普段は24点くらいなのに不思議!

あとW上条爆発しろ!
605 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/09/11(日) 19:35:20.35 ID:5ECF+xeXo
>>604
W上条なんて書いてあるから「ジョーカーエクストリーム!」しか思いつかないじゃないかwwwwww
606 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/09/12(月) 13:18:48.23 ID:xlSe9T190

さやかと恭介は良いよ
もう街ぐるみで応援されてしまえww

俺はさやか好きだけど、何かまどかさんの活躍が足りない気がしているんだぜ
607 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2011/09/12(月) 22:34:24.10 ID:iU1WgHQC0
 マミさんのご両親のお墓参りとかどうかな?
608 : ◆J0nZQhi5n4XG [sage saga]:2011/09/12(月) 23:01:33.73 ID:AwwkeYDS0
酉をつけてみた。

なんというか最近不調気味ですので(調子が内容に影響するほど実力があるわけでもないのに)、
ちょっと執筆ペースが落ち気味です。
それもこれもマミさん成分と恭さや成分が足りないからなのです。
誰か燃料投下を!

>>600
上条くんの左手がもげる=さやか魔女化
上条さんの右手がもげる=マミさんとほむら魔女化
という等式が成り立つんですが、構いませんか?

>>601
ゾンビだからですよ。
支部で見た1ページ漫画の影響です。

>>603
・一般市民のいる街中で電撃
・結果大規模停電を引き起こす
・自販機キック
もうDQNどころの話じゃない件について。いや、別にアンチではないですが。

>>604
何それkwsk。
俺はいつも通り悲惨な点を叩き出しているというのに!

>>606
さやかちゃんが可愛すぎるからいけないんです。
本来さやかちゃんはこれくらい幸せになるべきなんです。
まどか空気に関しては……平和な証拠、としか……善処します……。

>>607
中々洒落にならない状況ですね!
上条さんが行くにしてもそれは二人が付き合いだしてからが筋じゃないかな!
609 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟・東北) [sage]:2011/09/12(月) 23:26:39.62 ID:ktdyi3sAO
>>608
結局一巻か…一巻の時はある意味敵役で出てるからなぁ。ちなみに一巻の上条さんと美琴は柄悪すぎ、どっちも不良学生みたいだぜまったく…
ぶっちゃけ続くと思って無かったろ、かまちー。

美琴の良さは上条さんと過ごしていく内に内面描写が変化してくのが良いんだよ!新約二巻最高だね!
後、自動販売機については「とある自販機の存在証明」を参照の事。
610 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/09/13(火) 00:22:57.04 ID:5jdNVtWso
>>608
手がもげた程度で、魔女化ということは・・・・・・・
当麻と恭介の価値は(右または左)手一個にしかすぎず、
命とかそういうのは無価値ということになるかと。

あの三人なら甲斐甲斐しく介護をしそうなものではあると思いますが。
(まぁ、その結果他の手足も無くなったり、保護・・・・・もとい、監禁されたり、
教いk・・・・失礼、調教されたりするかもしれません・・・・・・・何も問題はありませんけどね)
611 : ◆J0nZQhi5n4XG [sage saga]:2011/09/13(火) 21:47:56.82 ID:an4mOzAi0
中々おまけ書くのが進まないよー。マミさん成分が足りないよー。

>>609
一巻に限らずとも、人に電撃撃ったり自販機蹴ったりはしてますが…
あと、それ以上にそれだけやって何もお咎めがないってのが引っ掛かりますね。
そりゃ寮監さんにシメられたりはしてますけど、上条さんはもっと酷い目に遭ってるわけで。
あんだけ頑張って食費は出ないわ入院費は出ないわって、ねーよww

>>610
手がもげた程度ってwwww
あなたの防御力が知りたいwwww
しかし、このスレに限っては右手もげた直後に上条さん一度目の死があったから、
右手もげるってマミさんとほむほむのトラウマなんだぜ?
特にマミさんに関しては、上条さんがフォローしてなかったら魔女化してたレベルなんだぜ?
さやかも、上条くんがもがれたら自分の責任だって塞ぎ込んで絶望しちゃうでしょうね。
相手のことについてじゃなく、自分を責めて絶望して魔女化しちゃうんですよ。


マミさんSSとかさやかSSが更新されてたら、教えてくれると嬉しいな!
>>1はすぐに飛んでいきますよ、そのスレに。
612 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/09/13(火) 23:59:56.57 ID:5jdNVtWso
>>611
防御力は紙ですよ。M2の直撃でバラバラになるくらいですね。

手がもげたくらいでそうそう死にはしないかと。
治療が遅れるとかしないと・・・・・・・・。

自分を責めて、絶望するのは当麻なり恭介なりが死んでからのお話では?
トラウマですと、記憶の封印なりパニックとかの症状が出て絶望どころの騒ぎではないかと。
手がもげてのトラウマとか自責の念とかですと、過保護に接するとかになるのではないでしょうか。
あとは、自傷行為とか。
613 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) :2011/09/14(水) 00:07:01.50 ID:Hd7TJt5S0
早くしろー!間に合わなくなっても知らんぞー!
614 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/09/14(水) 08:23:11.79 ID:ysYbmuj2o
つうかW上条ならもげても生えてくるだろ…難しく考えんなよ。
あと>>607は一人、または全員、上条と二人なら途中で遭遇のシュチュなら可能かと。それぞれ話の内容は大きく変わる事になるが。


615 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) :2011/09/14(水) 13:24:15.36 ID:26Hhbldxo
C
616 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟・東北) [sage]:2011/09/14(水) 13:39:30.05 ID:sWRH2UhAO
>>611
三巻以降だとめったにないんだがな…他のヒロイン達も結構暴力的なのに美琴ばっかりその部分を強調するのはどうかと思うんだがなあ。
あと学園都市は毎日死体が量産され裏路地にはスキルアウトが屯する治安悪い世紀末都市だから問題にならないんじゃないかな?


話は変わるが以前書いた杏子の楽器演奏はダメなのかな?
617 :1 [saga]:2011/09/15(木) 22:35:07.90 ID:pVtlT9u70
いやー、ヤバいヤバい。
おまけ書いてても自分で面白いと思えるものが出来てこない。
ワロエナイ、色んな意味で。

>>612
魔女の結界内で腕もげたら、治療が遅れるも糞もないでまんがなー。
以前言ったように、ウチのヒロインズは結構精神的に危うい状態にあるので、
常識では測れない反応をするんです。という言い訳。

>>613
何にですか!?

>>614
そのアイデア、頂いた

>>616
ま、個人的な好みの問題ですので…どうにも御坂さんは想いを向ける方向を間違えている気がしてならないんですよね。
そんなわけで、神裂派の俺に死角は特にありません、無敵です。
杏子さんの楽器演奏については執筆中。難産ですたい


そんなこんなで本日は、マミさん待望の
・マミさんを幸せにしてくれるならこの際誰だって構わない
となるってかこれも俺の願望だね。
618 :1 [saga]:2011/09/15(木) 22:36:13.08 ID:pVtlT9u70
・定番すぎてイマイチ書きようがない そのに

マミ「あ、あのね上条くん」

当麻「はい、なんでしょうマミさん?」

マミ「えっとね、今朝のチラシに割引券が入ってたんだけど…映画、見に行かない?」

当麻「ぜひ!」


さやか「ねえ、なんで当麻は目の前でマミさんが真っ赤になってるのにそれをどうとも思わないの?」

まどか「それはね、多分『可愛い女の子に自分が好かれるはずがない』という勝手な思い込みのせいだよ」

ほむら「もういっそ死ねばいいのに……」

さやか「ほむらは死体を部屋で保存して愛でてそうだから却下な」

まどか「ほむらちゃん……」ドンビキ

ほむら「待ってまどか、さやかの戯言を真に受けないで」

まどか「だってほむらちゃんは本当にやりそうなんだもん!」

ほむら「」ガ―ン

土御門「うーん、お前も暇人だにゃー。暁美ほむらよ」

ほむら「五月蝿い。時間停止もほぼ無力化、所持する火器は減る一方、もう魔法少女としての私に価値などない」

ほむら「ならば私は、せめてソウルジェムが濁らないようフリーダムに生きるのよ」

さやか「なんか悲痛な決意っぽく言ったけど結局ただの勝手なヤツじゃねーか!」
619 :1 [saga]:2011/09/15(木) 22:36:54.91 ID:pVtlT9u70
マミ「〜♪」フンフ〜ン

当麻「……」ルンルン


さやか「ねえまどか、なんでこの人ら既に言葉が要らない領域に達してるのにまだ付き合ってないの?」

まどか「多分ね、『相手が自分を好いているはずがない』っていう勝手な思い込みのせいだよ」

さやか「…まあマミさんも、自分のせいで頭から血ぃ噴き出した奴が自分を好いてるとは思わないか…」

ほむら「……………………………」ギリギリギリギリ…

土御門「痛い痛い痛い痛い痛い痛い禿げる、禿げるにゃー!」


マミ「……えーと、私としても結構想定外なんだけど」

当麻「……いいんじゃないっすか、もう」フコウナノダロウカコレハ

恋愛映画「今から上映だよ!」
620 :1 [saga]:2011/09/15(木) 22:37:22.65 ID:pVtlT9u70
ほむら「……………………………」ギリギリギリギリ…

土御門「もうどうにでもしてくれ」ブヂブヂブヂィ

まどか「見ちゃうの!? 見ちゃうの当麻くん!?」

さやか「行っとけ鈍感野郎!」


当麻「…………」オォ…

マミ「………」…スッ

当麻「………!? ……っ! ……」スッ…ピト


さやか(手ェ繋いだ! 手ェ繋いだよ!?)

まどか(当麻くんに何が起こってるの!?)

ほむら「……! …っ! ……っ!」ガタッ…ガタガタッ…!

土御門(落ち着け! 抑えるにゃー暁美ほむらァ!)
621 : ◆J0nZQhi5n4XG [saga]:2011/09/15(木) 22:40:45.48 ID:pVtlT9u70
その後も上条さんとマミさんは、
ファミレスで昼食をとったり買い物に行ったり喫茶店に行ったりと、
行く先々でほむほむに歯軋りをさせ、土御門さんの毛根に大ダメージを与えたとか。

そしてせっかく設定した酉をさっそく付け忘れたww


次回は
・フラグメイカー上条
追加分は
・強くなりたい、そう思った
となりまする。
622 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) :2011/09/15(木) 23:16:51.98 ID:XKMR6iB7o
623 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/09/15(木) 23:30:57.78 ID:ONMFub6Ko
お疲れ様でした。

マミさん分の補給方法としては、同人のゲームとかに手を染める、
SSに拘らずにやる夫スレとかも見てみるとかいう手もありますよ。
624 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/09/16(金) 00:30:20.34 ID:5rHPMJ9x0
乙です
625 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]:2011/09/16(金) 02:29:40.30 ID:IJtCXySCo
乙ー
あれ、これ土御むら(あるいはほむ門)いけんじゃね?
ああでも土御門の毛根が息絶えるか……

アンソロのマミさんはネタ分が多めだったが面白い話は面白かったよ
626 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟・東北) [sage]:2011/09/16(金) 09:31:31.20 ID:p1ClXgxAO
>>1乙!折角のマミさん回なんだからもっとネッチリイチャイチャ書いて良いと思うんだぜ!
>>617
その空回りっぷりがカワイイんじゃないか…ねーちん派ならわかってくれるかと思ったんだが。
杏子が難産…



ふぅ……
627 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/09/16(金) 13:36:11.66 ID:3/vYtJb/o
ほむ門だぁ?メイド義妹最強に決まってるんだぞー。

              ̄ ̄ ̄ ̄-----________ \ | / -- ̄
 -----------------------------------   。 >>625 -
     ________----- ,ィfーfト, --- ̄ ̄ ̄ ̄ ̄         ン
             {y'´ `ヽ        / / |  \   イ
               ノ    ))〉       /   /  |    \  /
            cノソ从从ヽ    /    / .  |      /|
 [[]━━━━━━と[ノ___ノiノ        /    |     / |
              く/兀l_〉         /  .   |.│ /|
           (./し'           /     ─┼─ |
                        /  ┼┐.─┼─
                .  .       / .  ││


>>1
なにやら上マミ接近の予感…!って事で人助けで車にはねられる上条さん。後の展開は任せた。
628 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟・東北) [sage]:2011/09/16(金) 14:27:37.85 ID:p1ClXgxAO
>>618
大丈夫だほむほむ!ホームセンターに売ってる農薬と肥料と金属板、百円ショップで売ってるセンサーを組み合わせた自作地雷で米国主力戦車エイブラムスも撃破可能だ。これ豆な。
629 : ◆J0nZQhi5n4XG [saga]:2011/09/18(日) 21:31:49.29 ID:F1bvgAwT0
最近、巷で噂のシュタゲを読みました。
そう、プレイしたでも視聴したでもなく、読みました。小説版です。
まゆり可愛いww紅莉栖マジ天使ww鈴羽マジ健気ww
萌郁さんマジ守りたいwwルカ子可愛いだが男だwwフェイリスさんマジ厨二ww

いやあ、ヒロインに外れ居なさ過ぎてワロタ。
そしてオカリンの境遇がほむほむ以上にベリーハードでワロエナイ。
シュタゲ風に言うと、ほむほむがいた世界線では絶対にまどかは助からなかったのかな。

>>623
いやあ、筆者は学生なので同人ゲームとか同人誌とか買いたくてしょうがないけど無理なんすよ。
超欲しいのは事実なんだけどね。マミほむとか超見てみたい

>>625
無理ですww
ほむほむは土御門の事を手近な毛根くらいにしか見ていません。

>>626
マミさん回をネットリイチャイチャ書こうとすると、俺が漲り過ぎてえらいことになるので……
御坂さんに関しては、まあ、俺がそもそもツンデレ系が嫌いってこともあり…その…
つーか、最近はツンデレと称したただの暴力キャラが多すぎると思うんだ。

>>627
ちょwwwそれは洒落にならな……いや、やってみるか……?

>>628
もう貴方の豆知識が怖ぇよwwwwww
あと、ほむほむの財力が保ちません。
時間停止が短くなったせいで盗みが出来なくなったんです。


そんなこんなで、今回のおまけは
・俺だって女子に一本くらいフラグ立ててみたい
となります。ああ、リア充になりたい。
630 : ◆J0nZQhi5n4XG [saga]:2011/09/18(日) 21:32:22.84 ID:F1bvgAwT0
・安定の上条(旗立て的な意味で)

ほむら「えー…今日は、上条がやたらモテる理由を解明したいと思います」

マミ「えっと、どういうことかしら…?」

さやか「学年が違うマミさんにはよく分からないのかもしれないけど…」

まどか「当麻くんのモテっぷりは、それはそれは理不尽なんですよ?」

ほむら「そろそろあなたの学年も毒され始めるかもしれないわ…」
631 : ◆J0nZQhi5n4XG [saga]:2011/09/18(日) 21:33:14.83 ID:F1bvgAwT0
Case.1 階段で

女子同級生「」ヨタヨタ


ほむら(なんてあぶなっかしい…)

まどか(先生に頼まれたのかな? なんにせよ重そうだね、あの教材…)


女子同級生「!」ガタッ


さやか(躓いた!?)

まどか「あっ、階段の下に……当麻くんが……」

当麻「えっちょっ待っ……」ゴシャ

マミ(上条く―――んっ!?)

さやか「……いや、下手したら入院ものだよねあれ」

まどか「流石当麻くん…ぴんぴんしてるよ…」
632 : ◆J0nZQhi5n4XG [saga]:2011/09/18(日) 21:34:22.43 ID:F1bvgAwT0
当麻「あはは…大丈夫か?足とか挫いてない?」

女子同級生「いっ、いやいやいや! そんなことより頭! 凄い音しましたけど…!」

当麻「こんなの屁でもないさ。それより、お前何組? それ持ってってやるよ」ヒョイ

女子同級生「は、はいぃ…」キュン


ほむら「ナチュラルに……」

マミ「惚れさせた……」

さやか「だと……」

まどか「うーん……よく見る流れだよね」

さやか「うん。恭介は普通に顔とかバイオリンとか前情報での人気なんだけど…」

まどか「当麻くんは『惚れられる』んじゃなくて『惚れさせる』んだよねえ」
633 : ◆J0nZQhi5n4XG [saga]:2011/09/18(日) 21:35:03.26 ID:F1bvgAwT0
Case.2 廊下で

女子後輩「……」ウロウロ

当麻「ん? おーいそこの女子。どうした? 迷子?」

女子後輩「いっ、いや、あのですね。か、管理棟の教室から教材を取ってきてって言われて…」

当麻「あー。入学したばっかだと管理棟の教室は分かり辛いか。よし、取ってきてやるよ。どこの教室?」

女子後輩「いやそんな、悪いです! じ、自分で…」

当麻「先輩の厚意は素直に受け取っとくもんですよー。上条さんにお任せあれ」

女子後輩「…えっと、確か…303教室だったかと…す、すみません…」シュン

当麻「はは、こういうときは違う言葉が聞きたいなー?」

女子後輩「あっ、ありがとうございますっ!」パァァッ

当麻「よく言えましたー」ニカッ


ほむら「お約束の流れ……」

マミ「リアルであんなこと言う人間いるのね……」

さやか「いやー、後輩にまで手を出すとは…当麻、ロリも完備か…」

まどか「当麻くん自身は一途でも、当麻くんに惚れる人はもう老若男女関係ないんじゃないかな…」
634 : ◆J0nZQhi5n4XG [saga]:2011/09/18(日) 21:35:42.33 ID:F1bvgAwT0
Case.3 部室で

ほむら「……え、上条って部活入ってたの?」

さやか「うん。当麻のお父さんは家を離れがちらしくてさ、家事も自然と当麻に回ってくるわけよ」

まどか「だから当麻くん、料理部とか手芸部とかに兼部で入ってるんだよね。幽霊部員だけど」

マミ「それも知らずに今までどこかしこ連れ回して…なんか、本当に上条くんに悪い気がしてきたわ…」


女子先輩「んー…あ、上条。そこの塩とって、塩」

当麻「りょうかーい。今日は何つくってんですか、先輩」

女子先輩「秘密。あ、あとソース切れてるから買ってきてー」

当麻「へーい。帰ってきたらダークマターが、とかやめてくださいね」

女子先輩「どう調理の過程をミスっても、ああはならんよ。漫画だけだアレは」
635 : ◆J0nZQhi5n4XG [saga]:2011/09/18(日) 21:36:20.35 ID:F1bvgAwT0
当麻「せんぱーい。はいこれソース。あとほれ、お土産」

女子先輩「うんまい棒コンポタ味……分かってるじゃないか」

当麻「そりゃあ、あんだけ語ってりゃあ覚えますよ」

女子先輩「ふふっ…生意気言うようになったなー」


ほむら「……いや、熟年?」

マミ「……夫婦? 息の合った夫婦?」

さやか「料理部公認ですからね…気付いてないのは当麻本人だけですよアレ」

まどか「先輩さんもそろそろ本気で落としにかかってるんですけど…一向に気付かないんですよね」
636 : ◆J0nZQhi5n4XG [saga]:2011/09/18(日) 21:36:54.94 ID:F1bvgAwT0
ほむら「……いや、結局上条がなんであんなにモテるのかは分からなかったのだけれど……」

マミ「とりあえず理不尽だってことは分かったわ」

まどか「うんうん、二人ともそろそろ本気で頑張らないとねー」

ほむマミ『!?』

まどか「あんまり二人がもたもたしてたら、私が取っちゃったりしてー」

ほむマミ『……っ!?』

さやか「まどかが二人を手玉に取ってる…このシチュ以外じゃ想像もつかない光景だね…」
637 : ◆J0nZQhi5n4XG [saga]:2011/09/18(日) 21:39:29.70 ID:F1bvgAwT0
キャラが薄いだの空気だの言われてるうちのまどかさんだけど、分かったわ。
うちのまどかさん、若干黒い。黒まどかさんが混入してる。
……そりゃ、知り合いが皆してピンクオーラ出しまくってたら黒くもなるか。

次回は
・マミさんの家が日常編において便利すぎる件
追加分は、
・命を懸けたフラグメイク
それでは。
638 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/09/19(月) 00:57:35.74 ID:d9bv4u2To
お疲れ様でした。

>>629
ふむふむ。学生さんと・・・・・・・・・。
では、フリーゲームとか、ベイビーとか如何でしょう。

どちらも中々いいのが無料で楽しめますよ。
639 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(高知県) :2011/09/19(月) 12:29:35.05 ID:c7YeFhvr0
clarisのcmの次にmagiaのcmが流れたことにはんのうしちまった俺はやばい
次回も頑張って
640 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(高知県) :2011/09/19(月) 12:30:01.80 ID:c7YeFhvr0
clarisのcmの次にmagiaのcmが流れたことにはんのうしちまった俺はやばい
次回も頑張って
641 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟・東北) [sage]:2011/09/19(月) 13:29:14.36 ID:nOLUXQrAO
乙!舞台は変わっても相変わらずの上条さん。最早安心レベルだな。
前回の豆のソース。詳しくは書けないが「explosively formed projectile」を検索してみれば分かるかと。アルカイダすげー。

…最近たしかに多いかもね。俺得だけどやな人はイヤだろうからなぁ…
ただ一巻出たのは2004年なんで流行りで出てきた訳では無いとは言っておく。
642 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/09/19(月) 13:44:09.56 ID:tJXgEc7ao


「帰ってきたらダークマターが云々」の部分で先輩の外見がていこちゃんになってしまったのは俺だけじゃないはず。
黒まどか…将来は邪神マドカミか、まど閣下か。この後が楽しみですね!

さてさらにまどかの周りをピンクにするために仁美ちゃんにも春が来ませんかね?というわけでゲストに海原(本物)を。
どうだろ?
643 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/09/20(火) 08:28:44.57 ID:+07gPzvio
個人的にはもう新キャラはいらないだろと思ったが
まぁ書き手に任せる
644 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟・東北) [sage]:2011/09/20(火) 09:29:26.13 ID:HkKWmcAAO
仁美テコ入れ兼まどか包囲網の強化か…ソギーみたく一回こっきりの出演なら問題ないんじゃね?まあ>>1次第だが。
仁美は影薄いってか原作の関係で>>1に嫌われてるからなwwたまには出番ないと。

そこでほむらと仁美の和解回を。他の人は原作展開知らないけどほむらは良く覚えているだろうからなぁ…。
645 : ◆J0nZQhi5n4XG [saga]:2011/09/20(火) 23:31:11.08 ID:Xy6Yoeop0
暑いね。もう9月なのにね。わけがわからないね。
……寝苦しいんだよちっくしょぉぉぉぉ!

>>638
フリーゲームはまたぎマギカさんを楽しませて頂いてますが(マミさんマジ強えww)
ベイビーとは…いったいなんでございましょうか…?
あ、あとマミさんの赤子時代を妄想して鼻血吹きかけた俺を誰か殴ってやってください。

>>639
わかるwww
こう、一度アニメを気に入るとその後別のアニメでも同じ声優を探しちゃったりなwww
…リナリーと静御前の罪は重い。俺をこの道に引きずり込んだのはこの組み合わせなんだ。

>>641
そもそも俺が、ヒロインを『現実に身の回りにいたとしてどうか』で見ちゃうので…
基本ツンデレは苦手なんですよね。あ、紅莉栖は例外でお願いします。

>>642
エツァリさんはともかく本物はなぁ…なかなか学園都市から出られる立場じゃないよね。
でも仁美さんに春とかいいよね……いっそ、上条さんに惚れさせてみる?

>>644
和解も何も仁美さん自身はほむほむが自分の事を憎んでいるなんて思いもよらないわけで…
ほむほむも、今が幸せだし良いやみたいな心情に至っています。上条さんのおかげです。


本日は、おまけリクから逸れて完全に俺の趣味で書きあげた
・皆でカラオケ
をお送りいたします。
646 : ◆J0nZQhi5n4XG [saga]:2011/09/20(火) 23:32:10.88 ID:Xy6Yoeop0
・いざゲーセンの続きだったりする

当麻「カラオケね…よし、先陣は上条さんが切りますよー!」

さやか「そういや、当麻とカラオケ行ったことってなかったね」

まどか「楽しみだね。声は大きいし結構上手いんじゃないかな」

ほむマミ『……』wktk

土御門「それにしてもこの二人、ワクテカである」


当麻「……奔れッ! どーんな高ぁくてーも、飛ぉび越ーえるッ!」

当麻「ゆぅがんだー今日ならぁ、明日ーはヒーカリー!」

当麻「無ぅ駄には、しーないさ! こーらえた、涙がぁ!」

当麻「激情に変わってく……Soul! ヤバい見えてーきぃたぜー!」


恭介「……予想の三倍上手かった」ポカン

杏子「正直マイク壊して『不幸だー!』オチだと思っててすいませんでした」

ほむマミ『……』キュン

土御門「もう、誰かこの二人をどうにかしてほしいんだぜい…」
647 : ◆J0nZQhi5n4XG [saga]:2011/09/20(火) 23:34:07.47 ID:Xy6Yoeop0
ほむら「慣れていないから、笑わないでほしいのだけれど…」

まどか「大丈夫だよ。ほむらちゃんの声、すっごく綺麗だもん」

ほむら「うぅ、やってみるわ…」

恭介「相変わらず暁美さん、鹿目さんには弱いんだね」

さやか「多分、あそこの関係は一生変わらないよ」


ほむら「どこまででーも続くー、この空のようなー♪」

ほむら「終わりの、ない永遠を誓ってー♪」

ほむら「いじわるで優しい、その海のようなー♪」

ほむら「重さじゃー、量れないこんな想いー♪」

ほむら「君だけに今、伝えるから…」


当麻「おー、上手いじゃん」

マミ「凄く綺麗ね…歌とも凄く合ってるわ」

杏子「いや、声は合ってるけど歌詞があいつとは正反対な感じじゃね?」

ほむら「失礼ね。撃つわよ」

杏子「ほら、そーゆうとこが正反対だってんだよ!」
648 : ◆J0nZQhi5n4XG [saga]:2011/09/20(火) 23:34:39.85 ID:Xy6Yoeop0
さやか「よーし、まどか! あたしたちの十八番行っとこうかー!」グッ

まどか「うん、わかったよさやかちゃん!」フンス

当麻「ある意味全く予想のつかないコンビが来たな」

土御門「よっ! 公式百r」ゴブシャ

ほむら「死になさい変態」


まどさや『ときめきwill♪ きらめきwill♪』

さやか「野望なら、カンペキだよ!」

まどか「欲張って、かじりついた…」

まどさや『バニラアイス、夢にとけたねー♪』


ほむら「」ボダボダッ

杏子「おいほむら、鼻血鼻血! あれ歌ってる片割れはさやかだぞ、忘れるな!」

ほむら「…はっ。死ぬところだったわ」ティッシュグイグイ

恭介「流石暁美さん、歪みない…」
649 : ◆J0nZQhi5n4XG [saga]:2011/09/20(火) 23:36:10.83 ID:Xy6Yoeop0
恭介「じゃ、ハードル上がりまくってるけど次は僕が行かせてもらおうかな」

当麻「おお、来たぞ鈍感マン!」

一同『テメーだけはそれを言うんじゃねえ!』


恭介「僕は知ってるよ、ちゃんと見てるよ、頑張ってる君のこと」

恭介「ずっと守ってあげるから、君のために歌おう♪」

恭介「僕も君もいつか、老いていくだろう…おじいちゃんおばあちゃんになっても」

恭介「ずっと守ってあげたいから、君のためのラブソング…君のために歌おう♪」


さやか「」ブワッ

まどか「さやかちゃん! 涙、涙!」

当麻「つーか、こんなこと思ってるんならもっと早くにそれ言っとけよこんにゃろう!」

土御門「全くだにゃー! 俺達そのせいで無駄に魔女にボコられたにゃー!」

当土『リア充爆発しろ――ッ! 末永く爆発しろ――ッ!』

杏子「…醜いなぁ」
650 : ◆J0nZQhi5n4XG [saga]:2011/09/20(火) 23:36:41.71 ID:Xy6Yoeop0
杏子「こんなとこ来たの初めてなんだけど……あ、これ小っさい頃見てた! いける!」

ほむら「声だけは良いから、期待しておくわ」ファサ

杏子「だけって言うな! あたしの歌唱力、見せてやんよ!」

当麻「いや、師匠の人生のどこに歌唱力鍛える暇が…?」


杏子「悲しみをー、くり返しー、僕らは♪ 何処へ行くのだろう?」

杏子「今、1人1人の胸の中…眼を覚ませ! The time to go…強くあるために!」

杏子「また、護ることと戦うこと! ジレンマは終わらない…走り続けても♪」

杏子「(The)End justiφ's the means……」


マミ「凄い、佐倉さん上手なのね!」

杏子「へっへーん、聞いたかマミ! 魔女退治ばっかの寂しいお前とは違うのさ!」

マミ「ひ、酷い! 私だってそんな…」

杏子「よーし、違うってんなら次マミなー!」

マミ「はっ、嵌められた!?」
651 : ◆J0nZQhi5n4XG [saga]:2011/09/20(火) 23:37:11.71 ID:Xy6Yoeop0
当麻「いいじゃないですか、楽しみですよ?」

マミ「……がんばる」

ほむら「単純ね」

さやか「お前だけは言うな!」


マミ「楽しげなひとつ隣の君…私は、何も言えなくて」

マミ「本当はずっと…君の事を…どこかでわかっていた」

マミ「見つかったって、届きはしない…だめだよ、泣かないで…そう言い聞かせた」


当麻「うわ、超上手ぇ…」ホワン

さやか「あの当麻をも落とす…流石マミさん、そこにシビれる憧れるゥ!」

ほむら「そろそろ一通り回ったし…デュエットものとか回してみる?」

土御門「えっちょっ、俺は?」
652 : ◆J0nZQhi5n4XG [saga]:2011/09/20(火) 23:37:43.98 ID:Xy6Yoeop0
土御門「最高の、フェアリーテイル! 歴史に刻め」

土御門「驚愕の、大逆転! 華麗に決めるよ…ドゥユーノウ?」

土御門「運命は奪い取るもの…バベルの頂上に差す太陽の光を浴びろ!」


当麻「あー、歌詞格好良いし上手いけど…」

恭介「コメントしづらいというか…」

ほむら「ぶっちゃけ、先のメンバーが悪かったわね」

土御門「ちくしょう!」
653 : ◆J0nZQhi5n4XG [saga]:2011/09/20(火) 23:40:53.86 ID:Xy6Yoeop0
その後も、マミさんとほむほむはやたらと上条さんとデュエットしたがったり、
さやかと上条くんがデュエットして上条さんと土御門がぐぬぬったり、
色々あったようです。

……ほむほむと上条さんにタジャドル歌わせるのは、流石に自重した。
でもあれ、結構歌詞もシンクロしてるから、まあ一度聞いてみてね!
上条さん=映司、ほむほむ=アンクで脳内補完すると色々と滾る。


次回は今度こそ
・マミさんの家が日常編において便利すぎる件
654 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/09/21(水) 00:17:16.18 ID:fQV0B9e4o
お疲れ様でした・・・・・・・。

ここでぐぬぬった上条さんと土御門がキメキメなデュエットをしたりは・・・・・・
ないですよね・・・・・・。


>>645
またぎは御存知でしたか。マミさんが強くてかっこよくて美人なのは同意でありんす。

ベイビーは、HP上でキャラと擬似的な会話を楽しむ代物です。
適当に会話文とか行動を入力すると、それに対応する会話を(あれば)返してくれます。
結構楽しめます。

ちなみに私が知る限り、
マミさんとあんこさんのベイビーは3つ、ほむほむさんとさやさやさんがそれぞれ2つ、まどか様が1つ
あるようですね。
655 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/09/21(水) 08:48:38.12 ID:tTapFdL7o
乙です。個人サイトにもSSたくさんあるんで一度検索してみては?

海原召喚なんて一回こっきりなら簡単だとは思うが・・・(例えば姉妹校または海原家経営の学校の来賓として、または志筑家と海原家どうしの付き合いとか。)
上条さんにねぇ…もっと早い段階(本編終了直後とか)なら兎も角今からはちょっと無理がね?

さて時事ネタでも一つ「台風接近」を。停電して暗闇もいいかも?
656 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/09/21(水) 17:09:51.25 ID:J0KdyC+60
音痴な人はいなかったんだね
よかった

音を外した分他の誰かに笑われずにはいられない
俺たち音痴ってそういう仕組みだったんだね
俺ってほんとバカ
657 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/09/21(水) 18:19:41.45 ID:gDtgUO/Oo
カラオケなんて自分が楽しめればいいんだよ!気にすんな。
どうしても音痴が気になるならキー移動の少ない曲を選んで練習しとくと外しにくいんじゃないかな?


しかしここまで全員チベット自治区か…
658 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/09/21(水) 19:02:19.54 ID:KlRPdF5bo
便乗チベット!
659 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]:2011/09/21(水) 21:13:18.64 ID:bRfgRjpgo
チベットで埋まるってんなら、まずはその幻想を以下略

>当麻「……奔れッ! どーんな高ぁくてーも、飛ぉび越ーえるッ!」

おいこら中の人wwww
660 : ◆J0nZQhi5n4XG [saga]:2011/09/21(水) 22:40:50.60 ID:7zNGx3Xt0
なんですかあれは。
なんなんですかあれは。
なんで俺は今まであれを知らなかったんですか!
……あ、ベイビーの話です。マミさん可愛すぎてワロタ。
油断してたらあれ見ながらニヤついてるだけで3時間くらい過ぎてしまいそうでこわい

>>654
キメキメの内容によりますねww
あ、ベイビーやばいっす。漲ってきます。なにあれかわいい。
今のところ一個しか見つかってないんだけど、それがね、既にマミさんと友達以上恋人未満なんですよ!
何あれ奇跡! もう何も恐くない! リアルなんてもうどうでもいい!←末期

>>655
個人サイトって、検索避けだの色々あるんじゃなかったっけ?
「マミ ss」とかくらいでしかググったことないし、よくわからないんだよね……。
仁美さんは、ほら。いきなり出てきて海原と付き合わせるってのもアレだし、
かといって片思い止まりだとまどかさん黒化進行には弱いし…ねえ?

>>656
音痴と言うなら、恭介くんがあの中では一番下手な設定です。
それでもさやかちゃんは嬉しかったのです。
音痴は…ほら、iPodとかで何度も聞いて、聞いたまま口ずさんでればいつの間にか習得できるよ!
俺はいつもこの方法で歌覚えてるよ! …でも、田舎のカラオケじゃ上条さんソング入ってないよorz

>>657>>658
えっ、チベット自治区って狙って出せるの?

>>659
ほむほむも中の人ネタだよ!
まどかに関しては以前花畑ネタが出たので。
恭介くんは、2525で見た神動画の影響で。
マミさん? 俺が一番好きだからだよ!!!!111

では、今回はgdgdの極み、
・狩り始めたら止まらない
をお送りいたします。
…マミさんと一緒に狩りに行けるなら、もう死んでもいい
661 : ◆J0nZQhi5n4XG [saga]:2011/09/21(水) 22:41:38.29 ID:7zNGx3Xt0
・いっしょにゲーム

さやか「いやー…マミさんの家に集まるのも定番になりましたねー」

まどか「そうだね…マミさん、迷惑じゃないですか?」

マミ「まさか。ところで、『モンハン』、ってあるでしょ? 流行ってるって聞いたんだけど」

さやか「買ったんですか!? 意外…」

マミ「ええ。とりあえず頑張ってHR4までは上げてみたわ」

ほむら「案外やり込んでるのね…」

マミ「一人暮らし、暇なんだもの」
662 : ◆J0nZQhi5n4XG [saga]:2011/09/21(水) 22:43:00.62 ID:7zNGx3Xt0
まどか「この四人でプレイするのは初めてだね!」カチカチ…

さやか「マミさんは…げ、ライトボウガン。剣士一人はバランス悪いよー!」カチカチ…

マミ「鹿目さんが弓、暁美さんがヘビィボウガンなのね。うふふ、楽しみだわ」カチカチ…

ほむら「最悪の場合私がガンランスで入るから、近接はさやかに任せるわ」カチカチ…


ほむら「そろそろ顎が壊せそうよ」

さやか「了解! 尻尾一段階破壊だよー」

まどか「曲射続けてるから、粉塵必要なら言ってねー」

マミ「…三人とも、手慣れてるのね…」

主任「やめてとめてやめてとめてアッ――――――!」
663 : ◆J0nZQhi5n4XG [saga]:2011/09/21(水) 22:43:27.13 ID:7zNGx3Xt0
マミ「一日でHRが大分上がったわね…あ、そろそろ麻痺が取れるわ」

ほむら「支援ガンナー、手慣れてきたわね…貫通しゃがみ入るわ。頭破壊は任せて」

まどか「翼の破壊は任せてねー」

さやか「尻尾切断完了!」

ヘタレ「空の王者と呼ばれたこの俺が馬鹿なっ!」


当麻「おー、やってるやってるー。後で入れてくれなー」

土御門「ゲーマー土御門さんも参戦だにゃー」

マミ「あ、上条くん達も持ってたの? モンハン」

ほむら「流行に乗り遅れていたのはあなたよ。巴さん」

さやか「尻尾切る以外仕事ないよ、このメンバーだと…」

まどか「通信プレイだとガンナー強いからねえ…あ、角破壊出来たよ」

狩人()「もうどうにでもしてくれ\(^q^)/」
664 : ◆J0nZQhi5n4XG [saga]:2011/09/21(水) 22:43:55.90 ID:7zNGx3Xt0
当麻「このクエストより笛吹き上条さん参戦! クエ何行くの?」

さやか「ナルガ」

土御門「おーう、こりゃまたスタン取り辛いのが来たにゃー」

マミ「このモンスターは苦手だわ…動きが速いもの」

ほむら「攻撃判定自体は一瞬だから慣れれば楽よ」

まどか「ほむらちゃん、二人で行けるクエスト行こうよ」

ほむら「…イビルジョーでも蜂の巣にしてきましょうか」

まどか「あはは、ほむらちゃん貫通弾好きだよね」

ほむら「あのエフェクトと効果音が快感なのよ」


当麻「攻撃強化かけるぜー」

マミ「上条くん、モンハンのときは不幸じゃないのね?」

土御門「基本援護主体で立ち回ってるからにゃー…そろそろスタンとれるぜい」

さやか「いやー、尻尾切断も当麻がいると楽だねー」
665 : ◆J0nZQhi5n4XG [saga]:2011/09/21(水) 22:44:28.91 ID:7zNGx3Xt0
ほむら「…はあ。こんなだらけた休日を送れるなんて…ループ中には想像もつかなかったわ…」

まどか「…今まで迷惑ばかりかけてごめんね? でも、ほむらちゃんももっと私を頼ってくれていいんだから」

ほむら「ふっ…あなたに頼られるのが、私の喜びなのよ」

まどか「…ほむらちゃんばっかり大人っぽくて、ズルい」

ほむら「…………私自身の体感での年齢は、とうに五十を越えてるからね…………」

まどか「ごじゅっ……!?」
666 : ◆J0nZQhi5n4XG [saga]:2011/09/21(水) 22:47:29.59 ID:7zNGx3Xt0
公式設定がどうかは知りませんが、うちのほむほむはβ世界線の未来オカリン並のヤバさです。時間移動しまくりです。
ちなみに、本編のあとほむほむがそれでも砂時計を引っ繰り返してこの世界に辿り着いたのです。

完全に要らない設定と化したのが惜しい。


次回は、
・さやか、危機感を覚える
ですたい。まあほのぼのです。シリアスとか何それおいしいもの?
667 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2011/09/21(水) 23:36:39.49 ID:VLuY+g1to

600回以上ループしてんのか

668 : ◆J0nZQhi5n4XG [sage]:2011/09/21(水) 23:38:42.12 ID:7zNGx3Xt0
なぜだ…なぜなんだ…マミさんベイビーは既に2つ見つかってもう俺は失血寸前なわけだが
さやかちゃんとほむほむのが一つも見つからねえんだよォォォ!
ちっくしょうこんな世の中間違ってる、もし俺が女子中学生なら
誰もが萌えたいときに好きなキャラに萌えられる世界を作ってみせるのに!
669 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/09/21(水) 23:58:53.05 ID:fQV0B9e4o
お疲れ様でした。

ベイビーを見つけられましたか。喜んでいただけたようで何よりです。

ベイビーに関しては登録サイトがどうやら二つあるようですので、
まずは登録サイトを探されてみては如何でしょうか。
例えば、片っ端からベイビーに登録されているリンク先を踏むとか・・・・・・。

・・・・・・・そういえば、QBのベイビーもありましたね・・・・・・・・。

ちなみに、私はあるマミさんのベイビーにとある言葉を掛けた際のリアクションで
マミさんに魅かれてしまいました・・・・・・・・。
670 :多レスさーせん ◆J0nZQhi5n4XG [sage]:2011/09/22(木) 00:13:38.64 ID:pq1sp2GW0
>>667
こう、エンドレスエイトとかα世界線の末期とか、そんなイメージで。

>>669
やばい。見つけたった。でもやっぱりマミさんパない。
あれはヤバい。リアルの生活が崩壊するレベル。マミさん可愛すぎる。ヤバい。
あれは封印せざるを得ないレベル。さもなくばこれ、俺萌え過ぎて死ぬわ
あ、QBのベイビーはマミさんの話題振ったらやばいほど腹が立ったので、
ちょっとほむほむに重火器借りてくるね
671 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/09/22(木) 02:17:28.81 ID:fGsO3TcG0

まどマギキャラがモンハンとかポケモンとかやってると和むww
ほら、本編がアレすぎたから…

遂に来たか
まぁOVS同盟創設者の>>1なら大丈夫だとは思うけど…
672 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/22(木) 08:06:41.56 ID:/VW649SIO

今度はスマブラやって欲しいなぁって
673 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/09/22(木) 12:33:52.23 ID:3Xf+ASYro
乙です。
>>660
狙っては出せんよwwプロバイダによって変化するみたいだな。実はみんなご近所さんなのかもしれんね。

コンシューマも良いが人生ゲームやモノポリーのようなボードゲーム、UNOやトランプといったカードゲームも。
・・・脱衣麻雀と思ったがほむほむがいるから男性陣が裸ENDしかないか。

ちなみに「あらしのよるに」はボツだったのかな?
674 : ◆J0nZQhi5n4XG [saga]:2011/09/22(木) 23:36:57.10 ID:kcaCzGNB0
女神マミさんの画像をどこだかのまとめサイトで発見しました。
もう萌えすぎて何もかもどうでもよくなるレベル
マジああいう職人ってパないわ。憧れるわ

>>671
だよな! だってあの娘達中学生だぜ!?
ポケモンやっててネットで努力値発見した奴がもてはやされたり、
暇さえあれば一狩り行ってて当然な年齢だぜ!?

>>672
まあ、機会があれば……なんか、ほむほむは基本的に廃人なイメージあるよね不思議。

>>673
その辺のゲームはガチで上条さん敗北必至なので…
モンハンに関しても上條さんは前に出た途端モンスターに狙われ理不尽なハメを喰らうのです。
狩猟笛のみが彼の生きる道だったのです。
あ、台風編は書くつもり。忘れてた

そんな訳で今回は
・危機感とか言いつつ実に緩いお話
でお送りするのである。
675 : ◆J0nZQhi5n4XG [saga]:2011/09/22(木) 23:37:25.55 ID:kcaCzGNB0
・楽器出来る奴ってなんか格好良いよね

恭介「佐倉さんって、本当さやかと仲良いよね。正直妬ける」

さやか「あっはは…恭介の独占欲が日に日に強まっていくのをひしひしと感じるぜー」

杏子「そりゃーさやかが三度も死にかけるだからだろうよ。自業自得だ死に娘」

さやか「反論できねえ! けど死に娘は酷くないかあんこちゃん!」

杏子「あんこじゃね――ッ!」ウガ―!


恭介「にしても、楽器やってる人って少ないよね」

杏子「てめーが例外なんだよ、坊や」

さやか「ま、小さい頃ピアノ習ってたけど、中学上がってやめたって話はよく聞くね」

杏子「んー、あたしもハーモニカやってたけど……魔法少女やってる内にぶっ壊しちまったなぁ」

さやか「壊したの!?」

杏子「たまたま懐に突っ込んどいたら…魔女の攻撃からあたしを庇って真っ二つに…」グスン

恭介「嘘だっ!?」
676 : ◆J0nZQhi5n4XG [saga]:2011/09/22(木) 23:38:01.94 ID:kcaCzGNB0
恭介「にしても、ハーモニカか……家に使ってないのがあったと思うんだけど、吹いてみる?」

杏子「お、マジで!? やらせろやらせろ♪」

さやか「確かに聞いてみたいかも…恭介、GJ!」


杏子「……♪」ラ〜ララ〜♪

恭さや「お、おー…」パチパチ

恭介「凄いね佐倉さん、小さい頃からやってたの?」

杏子「うん、親父に貰ってさ…讃美歌とか、聖歌とか、よく吹いてたもんさ」

恭介「へぇ…良かったら、また来てよ。せっかくだから皆に聞かせてあげよう」

杏子「いっ、いいよ恥ずかしい! 第一もう忘れたよ!」

恭介「大丈夫、楽譜ならあるし…せっかくだし、デュエットでもしてみる?」

杏子「話進めんなーっ!」
677 : ◆J0nZQhi5n4XG [saga]:2011/09/22(木) 23:38:34.57 ID:kcaCzGNB0
さやか「……」ポツン

さやか「……」ピッ、ピッ

さやか「あ、仁美? …うん、うん、それでさ、今度ピアノ教えてくれない?」

さやか「ああいや、趣味の範疇でいいの。…うん、お願い。じゃあね〜」ピッ

さやか「……最大のライバルが身内にいたとは……」
678 : ◆J0nZQhi5n4XG [saga]:2011/09/22(木) 23:40:57.21 ID:kcaCzGNB0
……まあ、ライバルだとか思ってんの、さやかちゃんだけなんだけどね。


次回は
・みんなで写生会
追加分は
・どんな状況でもフラグメイク
だぞフゥーハハハハ!
679 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/09/23(金) 00:05:53.46 ID:6VPfBRNIo
お疲れ様でした。

順調にマミさんのベイビーで大ダメージを受けておられるようですね。
それこそ幻想に溺れて溺死する位に・・・・・・。
さぁ、もっと甘えまくって・・・・・・。

ゲームといえば、このメンバーで”ディプロマシー”とか”パラノイア”とか、
”マッチョ・ウィメン・ウィズ・ガンズ”とかをやっているところをみたいところではありますね。
680 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/09/23(金) 00:18:48.25 ID:jX/oVFXq0

ピアノさやかか…
案外似合いそうだけど…

しかしハーモニカの壊れ方ww
681 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/09/23(金) 08:46:46.92 ID:oHhk7pFio
乙です。
まあ胸に入れてたゲームボーイがカラシニコフを受け止めて無傷だったって話もあるからな、父の愛が助けてくれたんだろうて…
あと ID:6VPfBRNIo、薦めるのはいいが戻ってこれなくなったらどうするんだwwwwwwまだ三百以上残ってるんだからよww

さて今回の話でピアノ特訓編が始まるわけか…とりあえず「猫ふんじゃった」が目標か?

しかしまたチベット尽くし…某安価スレといい、見滝原はいつからチベットになったんだ?
682 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟・東北) [sage]:2011/09/23(金) 12:48:33.36 ID:aujAZFNAO
乙!杏子回来たかっ…!
形見のハーモニカが助けてくれたのか。流石ディフェンスの弱さに定評のある杏子ちゃんだぜ…
これからは夕日を浴びながらビルの上で演奏したり教会の前で鎮魂歌を演奏したりするのかなぁ…想像が膨らむな!

>>645、ほむらがそういう心境になっていて良かった…過去は大切にしても囚われてはいかんよ。
683 : ◆J0nZQhi5n4XG [saga]:2011/09/23(金) 22:53:08.42 ID:z+JRBqc70
俺は疫病神なんです、突然ですが。
俺が好きになったヒロイン、基本的に幸せになれないんです。
リナリーもバサ姉もねーちんもマミさんも。
ねえなんで!? マジでなんで!?
しかもリナリー以外はメインヒロインじゃないから二次創作も不作だし…

>>679
やめてwwあれはマジで生活が崩壊するレベルww
……ごめんなさい、あなたが挙げたゲーム一つも知らないんですが。

>>680
可愛い娘は何やっても似合うんです。

>>681
むしろ見滝原がチベットを呼び寄せるのかもしれません。

>>682
ほむほむはもう上条さん居るわまどか無事だわで、色々とハイになっています。
下手をすると人間をやめかねません。


本日は、
・上条さん
・マジもげろ
の二本をお送りするぜ……って、これタイトルの体をなしてないね。
684 : ◆J0nZQhi5n4XG [saga]:2011/09/23(金) 22:53:40.36 ID:z+JRBqc70
・女子と一緒に写生とか、もうコイツら爆発しろよ

当麻「美術の宿題、一週間で写生してこいとか…」

恭介「この都会で何を写生するの? ビルを写生するの? 風情も何もないんだけど」

土御門「校舎裏の桜の木でもちゃちゃっと描いてくるかにゃー」

まどか「そうだ、せっかくだし今度の土曜日、皆で近所の公園行こうよ!」

ほむら「あら、いい考えね…ええ異論は認めない、決定よ」

さやか「もうお前そろそろクールキャラ放棄する気だろ!?」

当麻「せっかくだしマミさん達も誘うか?」

ほむら「迷惑じゃないかしら? 一応彼女、受験生だし…」

まどか「その手には乗らないよー。誘うだけ誘ってみるね」メルメル

さやか「じゃ、杏子にはあたしから連絡しとくよー」


まどか「マミさん、来られないって…数学の宿題が出たって」

ほむら「………」グッ

さやか「はいそこ、喜ばなーい。あ、杏子もやめとくって」

当麻「ま、俺らが写生してる間暇だもんな…ちょっと考えが浅かったか」

土御門「そうだにゃー。ま、さっさと終わらせて明日にでも皆で遊びに行けばいいんだぜい」カキカキ

恭介「正直、こんな宿題美術部とかでもなきゃ真面目にやらないだろ…うん、この辺でいいや」カキカキ
685 : ◆J0nZQhi5n4XG [saga]:2011/09/23(金) 22:54:09.53 ID:z+JRBqc70
当麻「んなっ!? 鉛筆の芯が全部バキバキになってるっ!? キャップして筆箱に綿まで詰めたのに!?」

さやか「安定の不幸乙…ってか、そうなる事は分かり切ってるんだから鉛筆削り持ってきなさいよ」ハイ

当麻「すみませんさやかさん有難うございます…」

恭介「……」…ギリッ

ほむら「……」チッ←鉛筆削りを片手に

まどか「上条くん、ほむらちゃん。見苦しいよー」

土御門「最近上やん(恭)の独占欲がハンパない件」

恭介「あああ、心配なんだよ! さやかったら気付いたら魔女化してたり一晩気を失ってたり…」

恭介「当麻の不幸に巻き込まれてまた怪我をするんじゃないかと!」

当麻「流石の上条さんもキレましたこの野郎!」ゲシィ

恭介「」

まどか「……気持ちは分からなくもないけど……」

当麻「まどかァ!?」ショック!
686 : ◆J0nZQhi5n4XG [saga]:2011/09/23(金) 22:54:41.67 ID:z+JRBqc70
まどか「……正直、失敗だったねえ。今回集まったの」

さやか「うん。当麻は安定だわ土御門は投げやりだわ…こうなることに気付けなかったあたしが馬鹿だった」

ほむら「……ちっ」

まどか「はいはい、当麻くんと何も進展がなかったからって、荒れないでねー」

ほむら「ねえまどか。最近のあなた、なんだか怖いのだけれど……?」

まどか「気のせいだよ、大丈夫」

さやか(まどかェ……確かに、確かにマミさんもほむらも見ててこっちが腹立ってくるけどさぁ……)

土御門(黒鹿目……アリだな!)

さやか(死ね。あたしの嫁は渡さん)

土御門(そんなこと言ってると暁美ほむらに撃たれるぜい?)

さやか(くっ…マミさんと杏子がいないとこのチームの仲、結構危うくね…?)
687 :一本目おしまい ◆J0nZQhi5n4XG [saga]:2011/09/23(金) 22:56:40.58 ID:z+JRBqc70

まあ、実際のところさやかちゃんの危惧は杞憂なんですけどねー。
まどかさんは半ばわざと黒まどかさんやってます。
……ほむほむやマミさんの反応が可愛いからです。
あれ、このまどかさん、わりとマジに……いや、でもそんな……
キャラが勝手に動き出しました。
688 : ◆J0nZQhi5n4XG [saga]:2011/09/23(金) 23:00:15.61 ID:z+JRBqc70
・まだまだ、俺じゃ足りないんだ By上条当麻

当麻「はーあ…今日も今日とて上条さんは不幸ですのことよっと」

当麻「写生は結局見るに堪えない出来になっちまうし…」

当麻「帰ったら他の教科の宿題もやらなきゃいけないわけで…あれ、マミさんだ」

当麻「……数学の宿題のはず、じゃ……」
689 : ◆J0nZQhi5n4XG [saga]:2011/09/23(金) 23:01:08.63 ID:z+JRBqc70
マミ「パパ、ママ…元気にしてる? 向こうは平和なのかな…車も、事故も、ないのかな」

マミ「最近はあまり来れなくてごめんね…あのね、私、友達が出来たんだよ」

マミ「鹿目さんに、美樹さんに……うん、たくさん」

マミ「魔法少女なんて馬鹿らしくてとてもパパやママには言えないけど、それでも…」

マミ「私、魔法少女になってよかった」

マミ「不幸な人も悲しむ人もいなくなるように精一杯頑張るから…まだまだそっちには行けないや」

マミ「それにね……私、好きな男の人が、いるんだよ」


当麻(……っ! い、いいいいや、そりゃそうだろそりゃそうだよそれで当然だよだってマミさんって華の中学三年生だぜ?
   男の一人や二人いて当たり前っていやマミさんは彼氏とは言ってないつまりまだマミさんがフリーである可能性もあるわけで
   そもそも俺なんでこんなに焦ってんの? 俺が焦る場面じゃないよねこれだって別に俺はそんな、マミさんと付き合いたいとか
   そんな大それたことを考えている訳ではなく上条当麻の遺志を継いでマミさんを守るために戦ってるわけであって、
   第一記憶を失うほど頑張った上条当麻はきっとマミさんのことが好きだったはずで、つまりは俺は上条当麻のためにも
   マミさんを好くなんて事があってはならないわけで……!)←ここまで約0.2秒


マミ「いつだって、私のそばにいてくれる…勿論、あの人が私を好きになってくれるはずがないけど」

マミ「それでも、私はあの人のためになら頑張れるから――」

マミ「だから、いつか私が死んでしまうその時まで、待っててね」
690 : ◆J0nZQhi5n4XG [saga]:2011/09/23(金) 23:01:52.98 ID:z+JRBqc70
当麻「何それうらやまけしからん…マミさんを袖にするとかどこの馬の骨だよ今すぐそげぶすんぞ畜生!」←ブーメラン

当麻「い、いや、落ち着け俺…そんな事をしたらマミさんが悲しむわけで…」

当麻「……ふっ、そうだよな。俺の役目はマミさんを守ることなんだ」

当麻「マミさんが、これ以上悲しまずに済むように……!」

当麻「俺は……もっと、強くなりたい」ググッ…
691 : ◆J0nZQhi5n4XG [saga]:2011/09/23(金) 23:03:39.85 ID:z+JRBqc70
また一つ鈍感が勘違いを深めました。
自分で書いててなんだが馬鹿じゃないんだろうかこいつ。

そういうわけで、次回
・命を懸けたフラグメイク
ですがこれ全く書けてないんで次の投下はしばらく先になるかも。
692 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州) [sage]:2011/09/23(金) 23:35:05.86 ID:wZ2HkgvAO
おつおつ


>>691

自動車からヲンナノコを庇う→意識不明の重体ってのが面白いかも
693 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/09/24(土) 05:22:45.25 ID:Y/b4DnV0o
乙です

>>691
恭介君にでもそげぶしてもらわないといかんな、これは…
あと全く書けてないなら後に回してもいいんじゃない?
相当重要なフラグ、になるかもしれないし。(マミさんにとっては二重三重のトラウマ抉りだしね…)
694 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/09/24(土) 11:11:17.77 ID:m2tlFPWD0

原作の上やんはどっちも鈍感氏ね状態だから納得はできるんだけど…
このSSだと恭介はマシになった(過保護過ぎる気もするけど)分、当麻の鈍感が目立つ目立つww
上の人じゃないけど、本当にそげぶされる側になりそうな気ががが
695 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟・東北) [sage]:2011/09/24(土) 12:38:11.33 ID:/Jc0C+ZAO
乙!
二本目状況説明無いと、どこでの話か分からないだろwwちょっといただけないぜ?

さてもっと強くなるか…やっぱり特訓だな!ライダー方式はダメらしいのでベストキッド方式で。
696 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(高知県) :2011/09/24(土) 21:41:05.59 ID:BIEujvm20
強くか。熱膨張って知ってるか?・・・むしろマミさん倒しちまう。紅茶持ってるし
697 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/09/24(土) 22:07:43.28 ID:UXcE0pqfo
お疲れ様でした。

トウマには一度、説教というか教育的指導が必要なようですね・・・・・・・・。
自分の先入観を捨てることと、女性の行為を冷静に観察し分析することを特に。
あとは、あれかなぁ・・・・・・自分から告白させるとかですかなぁ・・・・・・・。

参考までに。
ディプロマシー:ボードゲーム。WW1の欧州列強7ヶ国を舞台に”外交”するゲームです。
パラノイア:TRPG。ディストピアな未来を舞台にしたブラックコメディー溢れるゲームです。
マッチョ・ウィメン・ウィズ・ガンズ:TRPG。肌も露わでナイスバディーなおねーさんたちが
                     マシンガン片手に暴れるゲームです。
698 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州) [sage]:2011/09/24(土) 22:20:19.96 ID:R3WiHCIAO
>>696

sageないとズボンをsageるのである。ねぼしはそれからである。
699 : ◆J0nZQhi5n4XG [sage]:2011/09/24(土) 22:58:37.71 ID:bEG5ULwN0
うわああああああん上条さん交通事故編が書けねえよー!

どうやっても『さやかちゃんかマミさんが治せばいいじゃん』の壁を越えられねえんだよー!
だから最初期の本編では魔法でもどうしようもない『記憶喪失』を使ったわけですが…
今回どうするかがマジで纏まらねえよー!

こう、目覚めない上条さんに寄り添う涙目のマミさんを長々と書き連ねていたいんだけど、
実際のところ普通に魔法で治すじゃん、って壁が越えられねーんだよぉぉ!

そんなわけで次の投下はかなり遅くなりそうです、さーせん…

>>692
その方向で考えてたんですが、どうもいいアイデアが…

>>693
後に回そうにも、もう台風編と最終話しかないんだぜ?

>>694
確かに、最終的に上条くんにはそげぶしてもらうかもしれませんねwwww
……それでも間違った方に反省する上条さんが目に浮かぶぜ。

>>695
そういえばwwww墓だっていうの忘れてたwwwwww ……えと、ベストキッドってなんすか?
あと、修業は駄目ってか必要ないんですよね。これ以上上条さんが強くなったら
もう誰にも止められなくなっちゃうので。

>>697
上条さんにそんなことさせても、冷静に観察した末的外れな結論出すのが関の山でしょうよwwww
……えっと、それらのゲーム、ほむほむは好きそうですね……?
やっぱ自分でやったことないとよくわかんないです。

>>698
ほらほらアックアさん、これでも相手にしてさっさと帰って下さい。
つ浜面
700 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/09/24(土) 23:30:29.40 ID:UXcE0pqfo
>>699
どっちかといいますと、ほむほむさんよりマミさんの方が好むでしょうね。
皆でワイワイやるタイプのゲームですので。
あとは、ある種の成り切りですので、男性陣とか。

あと、トウマ之介さんには”分析力”もつけさせることをお忘れなく。
的外れの分析をする度に指詰めさせればさすがに力もつくでしょう・・・・・・。
あとで外科手術でくっつければOKですし。

交通事故編ですか・・・・・・・・。
では、ふつーの負傷ではないことにすれば如何でしょう。
何らかの呪詛の類で解呪してからでないと治らないとか(同時に、幻想殺しは機能不全を起してると)。
あとは、魂とか精神そのものを削られたとか
(外傷はすぐに治っても魂とか精神の傷は特別な手段を講じるか、時間をかけないと駄目とか)。
701 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県) [sage]:2011/09/25(日) 01:36:38.56 ID:GNsBSeGk0
上条・・・どんだけ鈍感なんだよ・・・
702 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州) [sage]:2011/09/25(日) 03:27:12.20 ID:aNRim9RAO
>>699
怪我するのが上条さんなら
幻想殺しで回復魔術もそげぶじゃダメかな?
703 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/09/25(日) 05:26:13.90 ID:zH4UhWAlo
>>699
>>702が言うようになるから前に車にはねられるって書いたんだけどな…というか>>31…まあリアルゲコ太もいないから危険ちゃあ危険なんだが。

あれ?そんなにネタ消化してたんだっけ?なら前回書いたさやかピアノ特訓編を。仁美と仲良くしてるところを。
704 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟・東北) [sage]:2011/09/25(日) 08:12:26.16 ID:fapTDt1AO
ベストキッドってのはアクション映画のタイトル。リメイクが最近出たが原作をお薦めする。
その中で主人公の師匠である日本人の老人が課すトレーニングが「車のワックス掛け」「窓拭き」といった一見ただの労働にしか見えないのだが実は空手のトレーニングだったって話があんのよ。
強いから必要無い?もっと強い相手出せば問題ないんだぜ!または操られた不良の皆さんがいっぱいとか。

または完全にギャグ回として修行と騙されて只働きさせられ、お金は師匠にもってかれる上条さんとか。
705 : ◆J0nZQhi5n4XG [sage]:2011/09/25(日) 10:22:52.71 ID:XbW9VqKS0
俺どうかしてたわ……上条さんの幻想殺し失念するとかどうかしてたわ……
うん、おまけの内容が平和過ぎたのがいけない。
上条さんがマミさんとほむほむをぐぬぬらせるだけの存在になってたのがいけない。
幻想殺しを使う機会が300レスくらいの間全くなかったのがいけない。
自分でもびっくりだよ!もしかしたら俺は馬鹿なのかもしれない!
…………鬱だ死のう

>>700
もう、貴方の発想が怖いです。
上条さんをそんな風に虐めると、このスレでは間違いなくティロフィナられますよ?

>>702
うん、すっかり忘れてた吊ってくる

>>703
テストでも思わぬ基本問題でぐぬぬってる俺だからこその醜態。もうやだ俺の脳味噌

>>704
へえ…胡散臭い師匠の一見関係ない労働がガチ修行って、結構良く見る展開ですよねwwww
つーかもっと強い相手とか、あなたは見滝原を壊滅させる気ですかwwwwww


追加分
・さやかちゃん、無駄な努力
・上条さん、骨折り損
706 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟・東北) [sage]:2011/09/25(日) 12:39:05.04 ID:fapTDt1AO
>>705
ちょwwwwwwそりゃあよく聞く話だろwwwwwwだってその手の話の元ネタがこの映画だもんwwwwww


後主人公が強くなるともっと強い相手が出てくるのはバトル物の基本だぜ?
または特殊な能力を持った相手を倒す為の修行とかな?
707 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟・東北) [sage]:2011/09/25(日) 18:10:32.72 ID:fapTDt1AO
あ、勘違いしないでな、バトル物にしろって言ってる訳ではないから。
ただ偶にはバトル物の話入れた方が気分転換になるぜ?って話だわ。
そういやさやか回に杏子回はあったがほむほむ回とマミさん回はまだだったような。予定はあるのかな?
708 :絶賛迷走中 ◆J0nZQhi5n4XG [saga]:2011/09/28(水) 20:50:37.37 ID:xi3zUTuZ0
もうなにも思いつかない


>>706
ほう、元ネタね…時間があったら見てみるんだが、なあ…。
あと、バトルものもマミほむパトロールも、発想はあるんだが執筆出来てない状態。
俺だって戦うマミさんや本来の使用法でそげぶする上条さんとか書きたいんだけどね。


今回は、
・上条さん、事故に遭う。
709 :絶賛迷走中 ◆J0nZQhi5n4XG [saga]:2011/09/28(水) 20:51:10.06 ID:xi3zUTuZ0
・流石上条さんだ、なんともないぜ……?

マミ「ごめんね上条くん、お買いもの付き合わせちゃって」

当麻「いーえいえ、俺こそ特売卵お一人様一個限りに付き合わせちゃって…」

マミ「にしても上条くん、よくお遣いに来ているのね」

当麻「ええ、まあ。でも別に毎日じゃないですし、大した事ねーですよ」

マミ「ふふっ、そこで大した事ないって言えるのが凄いと思うわよ?」

当麻「そんなそんな。褒めても何も出ませんよマミさん」

マミ「でも、土御門くんとかは『なーんで俺がこんなことしなきゃならないんだにゃー』位言いそうだけど」

当麻「は、はは……(猫語が可愛かったなんて言えやしねえ…)」

マミ「にしても、この辺って見通し悪いわよね…」

当麻「ええ。見滝原って発展してるところとしてないところの差がありすぎ……って、おいっ!」


幼児「あ、ぼーるぅ〜」トテテテ

自動車運転手「――あぁっ!?」


マミ「危なっ……」ギュッ…

当麻「間に合えぇぇぇええ!」ダンッ!
710 :絶賛迷走中 ◆J0nZQhi5n4XG [saga]:2011/09/28(水) 20:51:35.26 ID:xi3zUTuZ0


キキキィイイイイイ………………
                                               ドンッ
    ドクッ          ゴッ   ガッ         ゴロゴロ……
バタンッ       ドクッ              ドクッ            ドクッ
        オイ、ダイジョウブカ!    ドクッ         ドクッ
   ドクッ         ドクッ         オニイチャン…ウワアアアン
                                          …ドクン



711 :絶賛迷走中 ◆J0nZQhi5n4XG [saga]:2011/09/28(水) 20:52:02.02 ID:xi3zUTuZ0
マミ「…………………う、そ」ヘナッ


――巴マミ宅

ほむら「……あなたは悪くないわ、巴さん。どうしようもなかったということは理解しておいて」

杏子「そーだよ、むしろ当麻を助けようと下手に魔法使った方がマズい状況になってた」

マミ「で、でも……」

上条当麻は取り損ねたボールを追って道路に飛び出した幼児を突き飛ばし、自動車に轢かれた。
幸いにも運転手が比較的早くに飛び出した幼児に気付きブレーキをかけていたので最悪の事態には至らなかったが、
打ち所が悪く(流石不幸と言うべきか)、見事に魔女に喰われた頭の傷が開いてしまい、そのまま意識を失い入院となる。
――新たに下された診断結果が全身の打撲と開いた傷からの出血のみであるあたり、
流石の打たれ強さではあるのだが。

さやか「あー、もう…当麻に幻想殺しがなけりゃあたしが治しちゃえるのに…」

まどか「……大丈夫かな、当麻くん」

土御門「魔女に撃たれて死ななかった上やんが車とぶつかったごときで死ぬわけないにゃー」

マミ「でも、でも…あたま、頭から、上条くん、血が……っ」ガタガタ…

恭介「…あーもう、らしくないよ当麻…女の子泣かすような奴じゃなかったろ…?」シュゥゥ…

今回の件で最も精神的にダメージを受けているのは無論、巴マミだ。
暁美と巴は、『上条当麻』の『頭部』の『出血』に対し、相当根強いトラウマを抱えている。
ただし、血自体を見慣れてしまっている暁美のそれは、巴のそれほど酷くはないのだが。
今現在も巴は、一歩間違えばソウルジェムを濁らせかねない状態に陥っている。
上条恭介の幻想創りがなければ、またも病院で魔女を孵化させる羽目になっていたかもしれない。
712 :絶賛迷走中 ◆J0nZQhi5n4XG [saga]:2011/09/28(水) 20:52:30.09 ID:xi3zUTuZ0
ほむら(無理もないけどね…私だって現場で見ていたらどれほど取り乱したか)

杏子「話聞いてたろ? 事故自体は大した規模のもんじゃなかった、傷が開いただけだ、問題ねえんだよ」




当麻(ったたた…またも不幸だ…って、ここどこだ? てっきり目覚めたら病院オチだと思ってたのに)
713 :絶賛迷走中 ◆J0nZQhi5n4XG [saga]:2011/09/28(水) 20:53:02.22 ID:xi3zUTuZ0
??『いよう、俺。相変わらず死にかけてるんだな。ま、だからこそお前に話しかけられたんだがな』

当麻(……誰だ? つーか、まずは上条さんの疑問を解決してくださいよ。ここどこ?)

??『はっは、まあそんなことはいい。それより、お前またマミさんに心配かけやがったな』

当麻(ん? えっと…ああ、あの子供は!? 大丈夫だったのか!?)

??『知るか。俺はお前なんだ、こっちの世界じゃお前が知ってる以上のことは知らねえよ』

当麻(は、はあ? 待って待って、言ってることが謎めいてる、上条さんに理解をさせてください)

??『無理だ、時間が足りん。さっさと起きてマミさんやほむらを安心させとけ。まどかもさやかも心配してるぜ』

当麻(……恭介と土御門の名を挙げないあたりに、悪意を感じるのは気のせいか?)

??『気のせいだ。ほら、さっさと行け。――お前は間違うな、絶対に間違うな』

当麻(間違う…? おい、どういうことだ――おい――――おい―――――――――っ!)




当麻「……………はっ!?」
714 :絶賛迷走中 ◆J0nZQhi5n4XG [saga]:2011/09/28(水) 20:53:33.93 ID:xi3zUTuZ0
一同『…!』

マミ「うっ…うわぁぁぁん! もう、もう…ばか、上条くんのばかぁ…!」

ほむら「流石に心配したわ…反省しなさい! あなただけは回復魔法も何も効かないの、それを考えて!」

当麻「い、いやほら、待って! あの子供、大丈夫だったのか!?」

さやか「当麻に突き飛ばされて足捻っただけだよ、別に治療する必要もないレベル」

まどか「当麻くんは、まず自分の身体の心配と無鉄砲さの反省をするべきだと思う」

恭介「まあ、仕方ないっちゃないけど…動くなら、動いた後も考えないとね」

土御門「つーか突き飛ばすだけの余裕があるんなら抱きかかえて避ければいいんだぜい」

当麻「お、おう、なんかよく分からねえけど…とりあえず、悪かった」
715 :絶賛迷走中 ◆J0nZQhi5n4XG [saga]:2011/09/28(水) 20:54:06.46 ID:xi3zUTuZ0
当麻(まあ結局怪我自体も大したことなかったし、目が覚めた時点で俺は退院)

当麻(俺が眠っている間、丁度どの教科でも宿題が出ていたらしく相変わらず俺は不幸だとなんだか安心)

当麻(……にしても、あの夢はなんだったんだ。ただの夢だと言っちまうのは簡単だけど……)

当麻(……まあ、現時点では何とも言えないか)

恭介「にしても、当麻。流石にそろそろ冗談だろ? 鈍感ってレベルじゃないぞ」

当麻「ん、なんのことだよ」

恭介「僕から言うのは違う気がするけど…マミさんや暁美さんがあれだけ怒ってたわけを、考えてあげなよ」

当麻「はぁ? どういうことだよ、だからさあ。土御門もお前も、訳分から…」ゴンッ

恭介「……流石に性質悪いよ、当麻。気付いてないとか、体の良い言い逃れだろ。僕が言うのもなんだけどさ」

当麻「ってー…お前、頭から血ィ出して入院した男の頭殴るか、普通…」


当麻「つーか、気付いてないわけがないだろ。流石に気付くわ、あんなもん」
716 :絶賛迷走中 ◆J0nZQhi5n4XG [saga]:2011/09/28(水) 20:54:45.72 ID:xi3zUTuZ0
恭介「だったら、なんで!」ギリッ…

当麻「……あの二人が、本当に俺のことを好きだとは思えないからだ」

恭介「―――っ、当麻、ふざけてるの? もう悪質ってレベルじゃないよ」

当麻「あ…ああ、お前は知らなかったんだっけ? 俺は一度、魔女に殺されかけてるって」

恭介「……さやかの時とは別に?」

当麻「ああ。ほむらもマミさんも、それをすんげえ気にしてる。それこそ罪悪感で魔女化しかねないレベルでな」

当麻「それに、吊り橋効果って話もある。ほむらからしたら俺はかなりイレギュラーだったろうし」

当麻「マミさんだって、本当にヤバい時に一緒にいた仲だ」

当麻「そんな一時の感情で俺なんか好きになって、それに俺が応えてみろ…」

当麻「…俺なんかが応えてみろ。あいつらの人生が台無しだろーが」

当麻「二人とも、こんな不幸なだけのしょうもない男に捕まっていい女子じゃないだろ」

恭介「気持ちは分からないじゃないけど…でも、さやかと付き合ってる僕だから言うぞ」

恭介「あの娘達には、傍で支えてくれる奴が必要だと思うよ?」

当麻「……ああ、それも分かってる。……俺も一応真剣に考えてるから許してくれ、恭介」

恭介「……信じるからな」
717 :絶賛迷走中 ◆J0nZQhi5n4XG [saga]:2011/09/28(水) 20:57:23.38 ID:xi3zUTuZ0
こう、ただの鈍感上条さんで押し通すのもそろそろアレかなーということで、
鈍感から勘違いにクラスチェンジさせてみた。うん、以前の内容との矛盾は知ってる。

だがしかし、このおまけに時系列は通用しねえ!
矛盾が発生するような話よりかなり後の話だという設定なのさHAHAHA!

……最近、本気で俺は頭がおかしいんじゃないかと思うようになってきた


次回、
・どんな状況でもフラグメイク
718 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟・東北) [sage]:2011/09/28(水) 23:23:22.40 ID:OrE7b1kAO
乙!大丈夫、少しおかしくなった位の方が「自分だけの現実」が強固になるんだぜ!


今まで時系列がつながってたが今回は大分後って事か。一気に進展かと思いきやそうではない訳ね。

しっかしまあ、あの状況でよく一発魔女化しなかったなマミさん…原作よりはメンタル強くなってるんだな。


ネタになるか分からんが進路指導を受けるマミさんとその話を聞いて進路を考える他の皆の話。そろそろ時期だろう。
あとな…前に書いた果物狩りってどうなったんだ?もしかして忘れられたのかしらん……
719 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/09/29(木) 22:38:54.96 ID:vDolw1gr0

あの上条が自覚した……だと?
でも、それはシリアス展開のフラグにしか見えないのであった、まる
720 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(高知県) :2011/09/29(木) 22:49:52.01 ID:o+uYDeTc0
QBの霊圧が消えた?
721 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県) [sage]:2011/09/29(木) 23:18:56.55 ID:LGPzNpWi0
>>1ペース上げたな。
>>720まずsageような
722 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/29(木) 23:37:42.91 ID:IglprvU90

個人的にまどか父母と当麻父母の絡みがみたいな。
723 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県) [sage]:2011/09/30(金) 21:44:04.08 ID:rJtofbj/0
マミさんナンパされる→上条さん「すいませんオレの彼女なんですよ」のネタが見てみたいぜ。
できれば他の女の子のパターンも(メイン5人以外にもモブ子にやってマミほむ嫉妬とか)

そういえば一方通行と魔法少女は無理でも、上条さんとは絡まないのかな?
直接会話しなくても、それぞれの行動を見かけて因縁めいたものを感じる、とかなんとか
724 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/30(金) 22:05:58.72 ID:w8s7mquz0
そういえば竜神乙姫は登場可能な気がする。突然現れた女の子に嫉妬するマミほむらとか。
725 : ◆J0nZQhi5n4XG [saga]:2011/10/02(日) 00:08:33.08 ID:SZQ8McsQ0
そろそろ終わりですかねー。ネタも尽きてきましたし、
書くこともマンネリ化してきちゃいましたしねー。
そんなわけでおまけネタ募集はこのレス以降打ち切りとさせていただきますすみません。
とりあえず既に承っている「台風ネタ」、「さやかピアノ特訓編」、「上条さん修行編」は書き上げます。
あと、ここまでのレスで上がっている「果物狩り」、「父母の集い」、「ナンパ対策」も書こうと思います。
あと、勝手に書いてるバトルもの「マミほむパトロール」と「最終決戦」も書き上げたいと思います。
なんとか書き上げたい。ここまで来て投げたくない。

……キュゥべぇ、私の願いは一日を30時間くらいにすること……!



今回のおまけは、
・どんな状況でもフラグメイク
ってとりあえず命名したけど、結局今回上条さんはフラグ建てませんでした。
726 : ◆J0nZQhi5n4XG [saga]:2011/10/02(日) 00:09:00.82 ID:SZQ8McsQ0
・台風とか雷とか、テンション上がるよね

当麻「台風ねえ…上陸いつだっけ? …あ、PKサンダー復帰ミスった…」カチカチ

恭介「昨日、明日にも暴風警報発令かーってニュースで言ってたね」

さやか「そしてそんな日にマミさん家に皆で遊びに来てるあたし達って、何なんだろうね」カチカチ

ほむら「馬鹿の極みね…そこ、地雷仕掛けてあるんだけど」カチカチ

マミ「暁美さんも来てるじゃない…あ、私のピカチュウが…」カチカチ

ほむら「まどかがいるところ、それが私の居場所よ」キリッ

杏子「格好つけて言ったけど、普通にストーカーだよな」

まどか「ほむらちゃん、そろそろ自重してくれないと色々とマズいよ」

土御門「あー、平和だぜい…あ、佐倉杏子。そこのポテチ取って」

バヅンッ

一同『うおぉっ!?』

マミ「て、停電みたいね…」

ほむら「……ぬかったわ。スマブラをやってる場合じゃなかった」

まどか「どうしたのほむらちゃん、携帯なんか開いて……うわ」

さやか「んー、どれどれ…げっ。暴風警報発令……?」

恭介「え、嘘だろ? 流石に早くないか…うわあ、外大雨。しかも横薙ぎ」

土御門「ああ、今朝なんか台風が進むの速くなったって話を舞夏としてた気がするにゃー」

当杏『言えよそれを!』ガスッ

土御門「おぉう、師弟パンチ……」ガクッ
727 : ◆J0nZQhi5n4XG [saga]:2011/10/02(日) 00:09:30.99 ID:SZQ8McsQ0
当麻「あーもう、母さんに連絡しとくか…」ピピピ

さやか「えー、先輩の家に皆でいるので心配は要りません、っと」ピピ

まどか「私もお父さんに…」ピピッ

恭介「そういえば、こういう日って魔女のことは大丈夫なんですか?」

杏子「人間が皆引き籠るから魔女も餌がなくて引き籠るのさ。大丈夫だよ」

マミ「そうね。魔法少女になってすぐの頃は嵐の日にもパトロールをしたものよ…」トオイメ

土御門「その眼を見る限り、酷い目に遭ったのかにゃー?」

マミ「風邪をひくわ、不審者扱いされるわ…ああ、思い出したくない」


マミ「ともかく、明りを用意しないと…確か箪笥の中に、蝋燭とチャッカマンが置いてあったはず…」

当麻「んー、真っ暗で見えねえけど、確か箪笥ってこの辺…のわあっ!?」ガタッ

杏子「んなっ!?」バタンッ

さやか「ばっ馬鹿、当麻! 携帯のライトくらい使え…」ピカ―

当杏『……』ポカ―ン
728 : ◆J0nZQhi5n4XG [saga]:2011/10/02(日) 00:10:16.04 ID:SZQ8McsQ0
土御門「……あ、壁殴り代行さん? 人間の方直接…あ、駄目? 分かりました、二時間コースで」

当麻「何だよ畜生! ああもう不幸だ――!」

杏子「てめえ人のこと押し倒しといて不幸とはどういう了見だ!」

ほむら「上条? 死ぬ用意は良いかしら?」

マミ「上条くん? 言い残すことはあるかしら?」

まどか「……自業自得だね、当麻くん」

恭介「見境ないとか、もう男としてどうかと思うよ」

イヤチョットマッテクレコレハカンゼンナルジコデアッテオレニセキニンハ…イヤ、ナイトハイイキレナイケド
ソレデモオレガツミニトワレルナンテマチガッテルオレハワルクナイオレモヒガイシャダ……ギャアアアアアフコウダアアアアアアッ!!!


当麻だったもの「」チ―ン

恭介「流石にやりすぎでは……」

ほむら「やりすぎなければ正義ではないのよ」

マミ「前々から言おうと思ってたけど、暁美さんって結構発言が危ないわよね」

さやか「ってか、さっさと蝋燭とチャッカマン出しましょうよ」

まどか「そういえばそうだったね」

パッ

杏子「改めて見ると今の当麻、グロいんだが。数十秒前まであれがあたしを押し倒してたとか思いたくないんだが」

ほむら「大丈夫よ、ギャグのボッコ描写で死人は出ないわ」

さやか「何言ってんのほむら!? そろそろ本気でキャラの修正を要求するよ!」
729 : ◆J0nZQhi5n4XG [saga]:2011/10/02(日) 00:11:08.82 ID:SZQ8McsQ0
マミ「にしても、仕方ないわね…今日は皆泊っていく?」

まどか「帰れないし、そうなりますね…お世話になります」

マミ「ううん、こちらこそこんな状態じゃご飯もお風呂も用意できないけど…」

杏子「しゃーねえな、あたしのお菓子のストックやるよ」

土御門「それはとっても有り得ないにゃーって…佐倉杏子がお菓子差し出すとかマジ異常」

杏子「そうか、お前も死にたいのか」ガンゴンバキン

さやか「つーか実際問題、杏子が持ってるお菓子じゃこの人数で食べるには少ないしね」

当麻「いいですよ、飯くらい上条さんが買ってきますよ」ムクッ

まどか「あ、復活した」

ほむら「あなたはどこまで愚かなの? この天候で生身のあなたが出たら風邪じゃ済まないわ」

マミ「そうね、私と暁美さんで行ってくるのが妥当じゃないかしら」

さやか「いやいや、ここは治癒能力に優れたあたしでしょう」

杏子「お釣りでお菓子買っていいなら、あたしが行って来てやんよ」

土御門「おいおい皆水臭いにゃー。ここは陰陽博士の俺に…」

一同『どうぞどうぞ』

土御門「ちっくしょー! 分かってたよ! 分かってたけどこれは理不尽なんだぜい!」
730 : ◆J0nZQhi5n4XG [saga]:2011/10/02(日) 00:14:15.48 ID:SZQ8McsQ0
というわけで、結局いつもどおりに土御門さんは貧乏くじを引かされるのでした。
俺はそろそろつっちーに殴られても文句言えない気がする。
731 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/02(日) 00:19:37.96 ID:aIfHm5Yw0
乙です
732 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/10/02(日) 00:33:26.84 ID:c84RtuEI0

マミさん家がもはや集会所扱いww

しかし台風の中のお泊まり会か
ドラマCD2で杏さやマミのお泊まり会描写を続けて欲しかったのを思い出したよ
733 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) :2011/10/02(日) 17:52:11.06 ID:KUBBwr+G0
イイねイイね最っ高だねェオマエ!
まさか「まどマギ」でこんなハッピーエンド見れるとは思ってなかったぞォ!!

けどよォ
シャルロッテやワルプルギスの夜、過去の魔法少女たちが、見殺しにされて良いって理由にはなンねェだろうが。

今さらどの口がそンな事言うンだってのは自分でも分かってる!でも違うンだよ!たとえ俺がどれほどのクズでも、どンな理由を並べても、それであのガキたちが殺されて良い事になンかならねェだろォがよ!!

734 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州) [sage]:2011/10/02(日) 18:44:07.44 ID:GIyyaTcAO
>>733

sageてない上に滑るたぁいい才能だなwww
735 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2011/10/02(日) 18:45:30.52 ID:ldvk2PQ10
何かと思えば禁書のクロス先蹂躙ものか 
736 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟・東北) [sage]:2011/10/02(日) 20:42:51.67 ID:y0wwVGYAO
>>735
は?
737 : ◆J0nZQhi5n4XG [saga]:2011/10/04(火) 00:05:19.56 ID:EdH6p1cS0
どうもこんばんは、マミさんを愛でつつもSSではそんなに活躍させない事に定評のある>>1です

本日の投下は
・さやかちゃん、無駄な努力
・上条さん、骨折り損
を一気に行きたいと思います
最近書く文章がどんどん短くなっていきます
738 : ◆J0nZQhi5n4XG [saga]:2011/10/04(火) 00:06:03.31 ID:EdH6p1cS0
・ピアノ特訓編

さやか「う…うん? これでいいのかな?」ポロン、ポロロン

仁美「上出来ですわ。そろそろ休憩にいたしません?」

さやか「ん? おわ、もう一時間ぶっ続けでやってたのか…ごめんね、せっかく習い事もない日に」

仁美「いえいえ、中々楽しいですわ。さやかさん、ピアノ弾いたことなかったんですね」

さやか「普通ねーよ。まあでも、小学校で鍵盤ハーモニカとか弾いてんだからもっと弾けてもおかしくないよね」

仁美「私としては、あれはあれで全くの別物だと思いますけど」

さやか「だね。マニアックというか…笛もピアノもメジャーなのに、何故わざわざ混ぜた? みたいな」

仁美「まあ、それはそれとして…上条くんとデュエットでもするんですの?」つ紅茶

さやか「い、いやいやいやそんなことないよ? 別に杏子が楽器絡みで恭介と仲良くするもんだから嫉妬したとか
    そういう子供っぽい迷惑な感情なんてあたしはちっとも抱いてなんかいないんだよ? ただちょっとした疎外感を
    感じてというか、うん、ただ単にあの雰囲気ぼっち状態に耐えられなかっただけで…」ゴクゴク…

仁美「要するにハーモニカが吹ける佐倉さんに嫉妬したと」

さやか「ええそうですよチクショー!」



…一方その頃、上条恭介宅。

恭介「……でさ、でさ。付き合い出した頃はさ、さやかの方からずーっと誘ってくれてたのにさ、最近はさ、
   僕から誘わないとデートに行くことも少なくなってさ、これが倦怠期ってやつなのかな?」

当麻「爆ぜろ」
739 : ◆J0nZQhi5n4XG [saga]:2011/10/04(火) 00:06:32.35 ID:EdH6p1cS0
・上条さん修行編(なんと、本編中のお話だよ! 今や大昔の話だね!)

〜修行 一日目〜

当麻「ふー…師匠! 宜しくお願いしまぶふぅ!?」ボカァンッ!!

杏子「油断大敵だぜ、当麻ぁ。結界内じゃあ背後から使い魔が襲ってこないとも限らないんだ」

〜修行 二日目〜

当麻「きょ、今日は後ろから後頭部強打とかないよな?」チラッ

杏子「前が疎かとか本末転倒ー」ボコッ

〜修行 三日目〜

杏子「――ふっ!」ヒュンッ!!

当麻「見切ったァ! ふはは、三度も同じ手を喰うほど俺は…キャーッ!?」ザクッ


当麻「鬼だ…生身の人間にいきなり槍を高所から落とすトラップ仕掛けるとか、鬼だ…」

杏子「はっはっは、喋ってる暇があるのかぁ!? 隙ありっ!」ボコッ!!
740 : ◆J0nZQhi5n4XG [saga]:2011/10/04(火) 00:07:15.42 ID:EdH6p1cS0
〜修行 七日目〜

当麻「ふっ…はっ! ……っとぉ! こんのぉ!」ヒュンヒュンヒュンッ

杏子「はっ、ぜやあっ! ふん、ていっ!」バババババッ

当麻「さっ、捌くので精一杯だ……っとぉぉぉ! あっぶねぇ!」ヒュンヒュンッ

杏子「捌けるだけで大したもんさぁ! ってりゃあああ!」ブオンッ

当麻「大振りだぜ師匠! うおらぁ!」ブンッ

杏子「無論罠なんだよね!」バキッ

当麻「ぎゃんっ!?」


〜修行 十四日目〜

当麻(右…いやフェイントだ。捌いて流せ…本命は左! 避ければ隙が出来る、そこに一撃でいい…当てる!)バババッ

杏子(こいつやりやがる…このスタミナとタフネスは天性のもんだ! 右、左、まだ…今だ避けろ!)ババババッ

当麻(っちぃ! まだだ、攻めに回るのが一瞬早い、予備動作をなくせ、まずは回避に専念しろ!)バババババッ

杏子(こんだけフィジカルが強いと攻撃されんのは厄介だ…攻め続けろ! 右右左右、下が疎かだぜ!)ババババババッ

当麻(甘い! 蹴られることくらい読んでる、来ると分かっていれば一撃耐えることは容易い…今だ一発当てろ!)バババッ

杏子(マジかこいつ! 本当に素人か!? っく、まずい! 一旦距離をとれ……!)バッ、タ――ンッ!

当麻「はぁ、はぁ……」

杏子「はっ…はっ…」
741 : ◆J0nZQhi5n4XG [saga]:2011/10/04(火) 00:08:02.29 ID:EdH6p1cS0
〜修行? ワルプルギスの夜を越えた頃〜

杏子「当麻。今日泊めてくんね?」

当麻「あ、ああ、別にいいけど…」

杏子「悪い! いつかこの借りは返す」

当麻「期待はせずに待っときますよ師匠…」

当麻(駄目だこの人、戦闘以外にまるで能がない!)


〜修行? 上条さん達が三年生になった頃〜

杏子「うー。ホームレスもそろそろ厳しいものが…今まで使えてた場所がどんどん使えなくなってく…」

当麻「まあ、区画整理だの新築のビルだの、色々ありますからねー。上条さんも不便に感じることがあります」

杏子「どうしよう。あたしの家が…友が…!」ガクブル

当麻「もう師匠、マミさんの家に居候させてもらえばいいんじゃないっすか?」

杏子「いや…ほら、マミって寂しがり屋だから、たまに尋ねるならまだしもほら、な…」

当麻「大丈夫だって、別れる必要なんかないだろ、ずっと一緒にいちまえばいいんだよ」

杏子「無茶言うなよ、割とマジで幼卒の人間がいても、邪魔なだけじゃん。世間的にはあたし死んでるんだぜ?」

当麻「むぅ…役所にでも行ってみるか? 養子とか何とか、最悪施設でも、ホームレスよりましだろ」

杏子「考えとく…もうやだこの生活…」

当麻(最近とみに思う、俺は師事する相手を間違えたのではないか? ああ不幸だ…)
742 : ◆J0nZQhi5n4XG [saga]:2011/10/04(火) 00:12:58.49 ID:EdH6p1cS0
さやかちゃん編→書いてて落とし所が分からなくなった時、嫉妬する恭介くんという普段とは逆の構図が思い浮かんだ
杏子ちゃん編→上条さん達が真面目にバトルしてた頃は、この子達こんなハイレベルな戦いを繰り広げてたんです。
       かなり真剣に、戦いの後生き残ったとしても杏子ちゃんの人生ハードモードっぷりはヤバいと思います。


それでは、また。
次回投稿作品は未定。
バトルものをやるかもしれないし、リクエストされた短編をやるかもしれない。
743 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/10/04(火) 00:59:41.03 ID:7ptgxllD0
>>1乙です。

次の投下、楽しみに待ってます!
744 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/10/04(火) 10:38:18.00 ID:UNcXb2lU0

さやかちゃん全然無駄な努力じゃないよ
この恭介ならピアノ特訓したからデュエットしようなんて言ったら泣いて喜ぶよ
745 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/10/04(火) 19:08:36.36 ID:utWEs3/uo
>>1乙なの!

ここの杏子ちゃんはブルースハープ得意らしいから演奏家目指せば良いんじゃない?目指せシールマンス!
まあ最悪土御門の伝手で必要悪の教会に入るって手もあるが…
746 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟・東北) [sage]:2011/10/04(火) 19:53:36.05 ID:DUxczckAO
>>1乙!
杏子ちゃんの就職かぁ…演奏家も良いけどダンサーか?グンマーの北でハワイアンとか。


あと鍵盤ハーモニカはピアノでも笛でもなくオルガンの仲間。弾くでなく鳴らす、これ豆な。
747 : ◆J0nZQhi5n4XG [saga]:2011/10/08(土) 10:00:45.87 ID:UkOZThb70
うがー!
最近常駐してるSSスレの展開ががっつり鬱ってきてるんだよォォォ!
さやかちゃん幸せにしてやってくれよォォォ!

>>744
このスレの恭介くんは若干壊れているようですw

>>745
魔術師からしたら魔法少女ってチートだろうね。
ステイルさんとかもう、自分のルーンみて絶望するんじゃないかな。
……ステイルさん好きなんだけどなぁ。

>>746
………マジで!? オルガンって弾くんじゃないの!?


あ、今回は
・マミほむパトロール
をお送りするよ。
書いてるうちにわけわかんなくなっちゃったけどそこは許してね。
748 : ◆J0nZQhi5n4XG [saga]:2011/10/08(土) 10:01:50.23 ID:UkOZThb70
・マミほむパトロール

例の如く、薄暗い街を歩く少女が一人…いや、二人。
金髪の少女と黒髪の少女。
色々と(本当に色々と。肉体的にも、精神的にも)対照的な二人ではあるが、
不思議とそれでつりあいはとれているように見える。

マミ「最近、何故かまた魔女が活性化しているからね…美樹さんも佐倉さんも、苦戦したようだし」

ほむら「…ワルプルギスの夜が訪れたことから考えても、この土地自体に問題があるのかもね」

美樹は身体を真っ二つにされたし、佐倉も前回現れた魔女をとても一人では倒せなかったと言っていた。
それで、佐倉の報告を聞いたその日から、パトロールは二人一組で行う事にしたのだ。

マミ「とはいっても、魔女は出ない日の方が多いし、でも最近の魔女がより凶暴なのも事実だし」

ほむら「パトロールとは言っても杏子以外は学校に行かないといけないから縛りも多い…」

そう、魔法少女とは言っても結局それは裏の姿であり、
表でありそして真の姿である女子中学生の生活も彼女らは送らなければならないのだ。
実際、美樹は身体を真っ二つにされた翌日、体育で50メートル走をやっていた。
本人曰く、「流石に腹が疼いた」そうだが。

マミ「はあ、ままならないわね…私、皆がやってる『もんはん』って、やってみたいなあ」

ほむら「きっとあなたは攻撃を欲張りすぎてイビルジョーに捕食されるわ」

マミ「え、暁美さん『もんはん』やってるの?」

ほむら「いや、まどかもさやかもやってるけど…」

マミ「言ってよ! そうと知ったら今度の休日にでも買ってこようかしら」

ほむら「上条も土御門もやってるわ」

マミ「いやほんと、言ってよ!」
749 : ◆J0nZQhi5n4XG [saga]:2011/10/08(土) 10:02:42.72 ID:UkOZThb70
そんな無駄話を続けながら根気よく街中を練り歩いていると、ソウルジェムが反応を示した。
途端、さっきまでの和やかな空気は消え、二人の雰囲気もがらりと変わった。

マミ「行くわよ、暁美さん」

ほむら「ええ、巴さん」

和やかで温かい雰囲気から、凛々しく冷たい雰囲気へ。
ひたすら冷静に、しかし激情的に。
二人は戦うのだ。

マミ「さーて…ああ、ここのパート要らないわよねえ…」

ほむら「全くだわ…魔力は無駄になるわ気力は削がれるわ…」

そうぼやきつつも全く気は逸らさず、手早く無駄なく淡々と、彼女らは使い魔を狩ってゆく。
如何に魔力を節約するか。如何に使い魔から魔女の性質を見極めるか。
彼女らほどの魔法少女になると、使い魔を倒すかどうかよりも、そんなことの方が重要になってくる。
実は、使い魔を無視するということは得られる情報をみすみす一つ捨てるということでもあるのだ。
まあ、佐倉杏子には情報に頼らずとも魔女を狩れるだけの実力があるから、問題がないといえばないのだが。
スタイルの問題である。

マミ「耐久力は皆無……ただし、蹴りやマスケットでの打撃程度なら避ける素早さがある……」

ほむら「……いや、むしろこれは単純に……速度の問題……?」

マミ「……魔女も速いのか」

ほむら「それとも、魔女自身は途轍もなく遅いのか……」

そこまで言ったところで、巴の視界から暁美が消える。
その事実に気付くのに一瞬、気付いた事実を理解するのに一瞬、理解した事実から対策を取る前に――

巴マミも、吹き飛ばされた。
750 : ◆J0nZQhi5n4XG [saga]:2011/10/08(土) 10:03:17.23 ID:UkOZThb70
マミ「っつつ…何、あれ……」

未だ視界には素早くか弱い使い魔以外、変わったものは見受けられない。
先程の使い魔に自分達を吹き飛ばすほどの力がない事は確認済みだ。
今受けた攻撃は、一体なんだ?

マミ「ともかく、暁美さん…暁美さんっ!?」

ほむら「き、に…しないで…」

先程の攻撃によって――巴は肩に喰らった。見事に貫通したが、即座に魔法で傷は閉じた――、
暁美は脇腹を撃ち抜かれたようだ。傷口から血が止まらず、どばどばと真っ赤な血が流れ出している。

マミ「そ、そっか、暁美さんは回復魔法が……待ってて、すぐに傷を塞ぐわ」シュウウ…

ほむら「まっ、て。きず……のなかに、なにか…」

そう言って彼女は自らの腹に片手を無造作に突っ込み、何かをほじくり出した。

マミ「ちょ、暁美さん! 何を……」

ほむら「……うそ」

ほじくり出したそれは、確かに使い魔だった。
脆弱で、魔法少女を撃ち抜くような力は全くないはずの。
751 : ◆J0nZQhi5n4XG [saga]:2011/10/08(土) 10:04:11.44 ID:UkOZThb70
マミ「どういうこと……なのっ!」パンッ! パァンッ!

ほむら「……考えろ……何か、何か種がっ……!」ガス、バキッ!

二人は、現在時折迫ってくる貫通力の高い使い魔の攻撃を捌きながら、少しずつ前進している。
巴は見事な銃捌きで使い魔を撃ち落とし、暁美は、手にしたゴルフクラブで確実に使い魔を叩き落としている。
ただし、先の一撃で体力を奪われた暁美の方が、やや動きが危なっかしい。
二人ともそれを理解して、巴が先行する形で結界内を進んでいた。

マミ「進めば進むほど、強いほうの使い魔が増える…」パン、パパン、パ―ンッ!

ほむら「……まさか、そういうことなの……?」ガン、ボカッ!

マミ「…何か、考えが?」

ほむら「あくまで仮説よ。たぶん――」

つまり、こういうことだ。あの貫通力の高い使い魔は、使い魔自身の能力ではなく、
魔女、あるいは別種の使い魔の能力で撃ち出されているのではないか――と。

マミ「なるほど…つまり最初のただ速いだけの使い魔はダミー、と」

ほむら「この仮説が正しければ奥へ進むたび危険な使い魔の割合が上がる理由も説明できるわ」

マミ「でも正直、その案を採用したとして…」

ほむら「…ええ、危険ね。そろそろ前進すらできなくなってきてるわ」

かなり不味い状態である。そもそも二人とも基本的に中〜遠距離の戦闘を得意とするタイプなので、
こういったスピードタイプの相手には向いていない。
パトロールをする二人の組み合わせは、もう少し慎重に決めておくべきだったか…。

ほむら「……私の時間停止を使うわ」

マミ「え? 確かループを終えたら使えなくなるって…」

ほむら「私もそう思ってたんだけどね…まあ、理由は知らないわ。停止時間は二秒にも満たないから実用性は皆無よ」

マミ「二秒ね…十分だわ。でも、今は温存しておいてね。ここは先輩に任せなさい」

ほむら「…あなたに何が出来るというの」

ただ言葉だけをなぞれば失礼極まりない暁美の発言だが、だがしかしこれは的を射た発言である。
固有の魔法は『繋ぎ止める』リボン。
自身の才能と努力で得た後付けの魔法はマスケット銃の召喚、及び治癒。
巴マミは近接戦闘向きの魔法を一つも持っていないのだ。
752 : ◆J0nZQhi5n4XG [saga]:2011/10/08(土) 10:08:17.48 ID:UkOZThb70
マミ「ま、私だって馬鹿じゃないわ。そろそろこのスタイルに限界が来てるってことも分かってる」

マミ「一人でも、オールレンジに対応できる魔法が必要だって事が…」

彼女はそう言って、固有魔法であるリボンの召喚を始めた。
普段と違うのは、量。明らかに、扱いきれる量を越えている。

ほむら「…? 何をする気?」

マミ「決まってるじゃない…リボン一本では弱い。なら繋ぐ。二本でも弱い、また繋ぐ」

彼女のその宣言とともに大量のリボンは束ねられ、一定の型を成していく。

マミ「繋ぐ。繋ぐ。繋ぐ……近接戦闘に耐えうる強度に達するまで、繋ぎ続ける」

マミ「名付けて『リレガーレ・コルデッラ』」

人の形を成した、リボンの塊が完成した。

マミ「……とはいっても、まだ未完成の魔法だから、今のところ防御しかできないんだけどね」

ほむら「いや、相変わらずチートねあなたの魔力は。その魔法、どれだけ燃費悪いの?」

マミ「……この子一人出すのに、ティロ・フィナーレ一回分くらいかしら?」
753 : ◆J0nZQhi5n4XG [saga]:2011/10/08(土) 10:09:30.98 ID:UkOZThb70
巴の新魔法で防御を完璧にし、二人は体力の回復も兼ねてゆっくりと前進を再開した。
未だ魔女の姿も見えていないのにこの破壊力、ならばこちらが攻撃できるほど近づけばどうなるのか。
不安は絶えないが、しかし進むしかない。
そして、遂に彼女らは結界の最奥――魔女の住処に辿り着いた。
魔女の外見は、一言で言って固定砲台。
二人の予想は、後者で正解だったようだ。

マミ「既にこの子もボロボロ…中々大変な戦いになりそうね」

ほむら「時間停止の範囲内…二秒で決める」

そう言って暁美は駆け出す。
最早砂の流れなくなった左手の盾に力を込め――世界は、動きを止めた。

ほむら「残り少ない火器だけど…あなたは危険だわ、使わせてもらう」

彼女が盾から取り出したのは、残り少ないRPG-7。
これを使えばまた一歩、暁美は魔法少女としての破滅に近づくのだが、仕方ない。

ほむら「一撃で決め――」

――世界が、動き出した。
瞬間、魔女から使い魔が放たれ、暁美の肩を撃ち抜く。

ほむら(有り得ないっ…まだ、一秒も停まっていないのに…!?)

空中で不意の攻撃を喰らい、完全に姿勢を崩され身動きが取れなくなってしまった。
そのまま追撃を三発ほど貰い、地面に叩き落とされる。

マミ「暁美さん! 全く、一人で突っ込まないの! 回復魔法だってタダじゃないのよ?」シュウッ

ほむら「…すまない。けど、あの魔女…何か種がある。まだ私達が解き明かせていない何かが」

あの地獄のようなループを抜け、時間遡行も時間停止も出来なくなった、筈だった。
しかし、たった二秒だが時間停止の能力は残った(とりあえず上条のおかげという事にしている。なんとなく気分が良い)。
この能力は、不可侵のはずだったのに。
この能力自体は、ワルプルギスの夜にすら破られなかったのに。
754 : ◆J0nZQhi5n4XG [saga]:2011/10/08(土) 10:10:14.56 ID:UkOZThb70
ほむら「私の時間を侵す何かが……あの魔女にはある」

マミ「…仕方ない、ここは先輩が頑張るわ」

そう言って巴はいつも通り、マスケット銃を大量に呼び出す。
同時に強化の魔法を自分の眼、脳から腕への神経、及び腕の筋肉に掛ける。
撃ち出される使い魔を全て見破って、全て撃ち落とし、使い魔の射出より先に魔女を撃ち抜く。
究極にシンプルな、戦法。

マミ「私が目一杯時間を稼ぐから……見極めてみせなさい、魔女の能力を」

マミ「中々にしんどいバランスの悪い状態なんだけどね……いくわよ」キュイン

彼女の様子が変わったのを見て、魔女も攻撃態勢を整える。
魔女の体のあちこちから使い魔が射出される。


マミ「はああああああああああああああああああああああっ!」

ドガガッガッガガッガガッガッガッガッガガガッガガガッガッガガガガンンンンッ!!!!!

魔女「ひゃっひゃひゃひゃひゃひゃひゃひぃいやぁはぁあああっ!」


凄まじい速度の、とても強化魔法をかけていない眼では追えない速度の、撃ち合いが始まった。
その戦法ゆえ、魔女の周囲にはどんどん使い魔の死体が撃ち落とされていく。
その戦法ゆえ、巴の周囲にはどんどん役目を終えたマスケット銃が撃ち捨てられていく。
あの量から察するに、いくら巴の魔力が平均を大幅に超えているとはいえ長くは保たないだろう。

ほむら(巴さんの魔力が尽きる前に、奴の能力を見極めないと…)

撃たれる。撃ち返す。撃ち落とす。
基本的にそのやりとりは二人の中点で行われていて、銃弾も使い魔も基本的に相手に届いていない。
無論、一見拮抗しているかに見えるこの戦いは、巴さんに全く勝機のない負け戦だ。
魔力の限界が来る前に私が見極めないと…巴さんは、死ぬ。
755 : ◆J0nZQhi5n4XG [saga]:2011/10/08(土) 10:11:02.17 ID:UkOZThb70
ほむら(魔女から撃ち出される使い魔…特に射出口がある訳でもなく、体表から生み出しそのまま撃ち出している)

ほむら(……駄目だ、速すぎる。視力の強化を更にレベルアップ)

ほむら(……よし、見えた。後は早く種を見抜かないと……)

暁美は魔女を見る。
考え得る全ての要素を考慮に入れ、あらゆる角度から魔女の戦いを観察する。
そして暁美は、不自然な事に気付いた。

ほむら(……あの使い魔、撃ち出された直後は速くない……のか?)

ほむら(不自然だ、撃ち出された直後は魔女の力を考えれば最速のはず)

ほむら(とても、使い魔の加速力が魔女の射出力を上回るとは思えない……)


マミ「くぅっ……うぁあっ!」

そうこうしている内に一体の使い魔を撃ち損ね巴が負傷し、一気に均衡が崩れてしまう。

マミ「まずいっ…! 何とか立て直さないと……っ」

しかし圧倒的な速度で迫る使い魔の前に巴の銃弾は最早追い付けず、
撃ち逃した多数の使い魔が――

ほむら「……させない」

暁美が手製の爆弾を炸裂させ、一度使い魔を一掃する。

ほむら「一旦退くわ…視覚と聴覚を遮断しなさい!」

そう叫び、暁美が取りだしたのは――フラッシュバンだった。


二人は、一旦結界内を逆走し、魔女から距離を取っている。
再び近づくことを考えれば憂鬱になるが、それもまた仕方ない。

マミ「フラッシュバン、爆音と閃光ね……効いているの?」

ほむら「恐らくは。あなたの弾丸が使い魔の芯を外すことはあっても、
    使い魔が貴方の弾丸の中心を外すことはなかったから、視力は優れていると予測しただけよ」

マミ「なら、まあしばらくは大丈夫かしらね…傷も、もう塞げたわ。策は出来てるの?」

ほむら「策、というか、また『恐らくは』なんだけど…あの魔女の能力が分かったわ」
756 : ◆J0nZQhi5n4XG [saga]:2011/10/08(土) 10:14:14.95 ID:UkOZThb70
ほむら「私と同じ時間干渉…ただし私とは別種の、恐らくは時間の加速ね」

マミ「か、加速?」

ほむら「ええ。あの魔女は使い魔を撃ち出してなんかいない…ただあれは使い魔を生み出しているだけよ」

ほむら「結界内に私達という外敵を察知したから、能力を使い出したんだと思うわ」

ほむら「体表付近における、爆発的な時間の加速…そして、元々スピードタイプの使い魔…後は分かるわね」

マミ「ただ殴るより、助走をつけて殴る方が痛い…ってことよね?」

ほむら「そう。加速にかかる時間を体表付近でたっぷり取って、思い切り突進してきているの」

マミ「…で、対策は?」

ほむら「思いつかないわね。これくらいの距離から焼き払ってしまえればいいんだけど……」

ほむら「恐らく、巴さんの銃撃を見切っている辺り…魔女の体感時間は加速している方に従っている」

ほむら「私達の銃弾なんて、多分びっくりするくらい鈍く見えているんじゃないかしら?」

マミ「運良く魔女の近くまで弾丸が辿り着いても……」

ほむら「ええ、体表付近でがっつり減速させられて、威力は普段の半分にもならないんじゃないかしら」

マミ「撃った後は減速する一方だもんね…考えれば考えるほど嫌な相手だわ」

ほむら「さやかか杏子、どちらかでもいれば…いえ、こんなことを言っていても仕方ない、なんとかしないと」


マミ「……暁美さん、フラッシュバン、あといくつある?」

ほむら「出来れば使いたくないのだけれど…あと一つね」

マミ「あれを私のマスケットで撃ってその内に接近しようかと思ったけど、無理みたいね…」

ほむら「ええ。多分一発じゃあ足りないわ」

マミ「どうしようかしら…ん、あ。あの子は確か結界の最奥に置いたまま…」

ほむら「リボン魔人かしら? あれはもう防御には使えない程ぼろぼろだったと思うけど…」

マミ「『リレガーレ・コルデッラ』、ね。でも、リボン自体はまだ使える…いけるかもしれないわ、暁美さん」

ほむら「…何をする気?」

マミ「そうね、あなたのRPG-7でも使ってもらおうかしら?」

ほむら「無駄になったら怒るじゃ済まないわよ?」

マミ「ええ、任せて」
757 : ◆J0nZQhi5n4XG [saga]:2011/10/08(土) 10:15:31.57 ID:UkOZThb70
巴の立てた作戦はこうだ。
魔女の近くに残されたリボン魔人(こっちのほうが書き易い)を解き解して直線のリボンに戻し、
暁美のRPG-7、巴の大砲に接続し、魔力で加速させながら撃つ。
この方法ならば魔女に命中しさえすれば威力は上がる。
ただし魔女に狙いを見抜かれリボンを切られてしまえば詰みだ。

ほむら「…リスクは高いけど…仕込みの時間を私の時間停止で補えば、いけるかも」

マミ「でしょ? ここは一つ賭けに出てみましょう」


そして二人は準備を始める。
暁美はRPG-7を構え、巴は大砲を抱える。
更に追撃として、暁美の手製爆弾を用意した。

マミ「行くわよ…リボンを元に戻すわ」

ほむら「ええ……時よ止まれッ!」

停止した世界の中、暁美に触れられている事で動けるようになった巴が、
残されたリボンに魔力を通し、こちら側へ引き寄せる準備をする。

ほむら「――そして時は、動き出す」

魔力の充填が既に終えられたリボンは、凄まじいスピードで暁美と巴のもとへ引き寄せられ……

マミ「ティロ・フィナーレッ!」ズッガァァァン!!

ほむら「…ファイア」ズドォォォン!!

放たれた二つの弾丸に解体されたリボンが接し、残留した魔力を巴が操り弾丸を加速させる。
魔女はそれを察知し弾丸に使い魔をぶつけるが、破壊力が足りない。
そしてリボンのレールに暁美の爆弾が続き、魔女に達し――

相当な距離のある結界の入り口間際からでも耳を覆わねばならない程の、大爆発が起きた。
758 : ◆J0nZQhi5n4XG [saga]:2011/10/08(土) 10:16:05.11 ID:UkOZThb70
マミ「さすがにやっつけたわね…結界が解けていくわ」

ほむら「私としてはあなたのリボンの汎用性が異常だと思う…この威力、おかしいわよ」

マミ「暁美さんのは実弾だからともかく、ティロ・フィナーレは純粋な魔力の攻撃だから効果が高かったのかしら」

ほむら「まあ確かに爆弾の威力は弾速に関係ないけれど…」

マミ「そうね、今回の技は『コルポ・ディ・グラッツィア』とでも名付けましょうか」

ほむら「止めの一撃ね…確かに、これで倒せないのはワルプルギスの夜とまどかくらいのものでしょう」

マミ「にしてもやっぱり、最近魔女が多いわね。何か理由があるのかしら」

ほむら「調査はしておいた方がいいかもしれない…歴史上の偉人の魔女なんて出てきたらたまったもんじゃないわ」


そう、今回の事件は、一連の事件は、前兆でしかない。
美樹さやかが戦った魔女も、佐倉杏子が戦った魔女も、今回巴マミと暁美ほむらが戦った魔女も、あくまで前座だ。
この物語を締めくくる最後の戦いは、間近に迫っている。
その相手は、実は身近にいる彼女なのであった。
759 : ◆J0nZQhi5n4XG [saga]:2011/10/08(土) 10:17:41.54 ID:UkOZThb70
不動の魔女。その性質は怠惰。
その場から動かず、全てを使い魔に任せて自分は何もしない。
生前は勤勉で生真面目な魔法少女であったが、
そういった優等生である自分でい続けることができず、仲間と反目し絶望した。
自分を飾らず自然体でいる事の出来なかった、哀れな少女のお話である。

不動の魔女の手下。その役割は勤勉。
生前の魔法少女のごとく、ひたすら真面目に結界への侵入者を殺し続ける。
魔女が身体から使い魔を生み出し撃ち出すのは、
少女が『真面目な自分』を意図的に自分から切り離そうとしていたことに起因する。
真面目であるのも演技でなく自分の一面であることに、彼女は最後まで気付けなかったのだ。
760 : ◆J0nZQhi5n4XG [saga]:2011/10/08(土) 10:19:09.53 ID:UkOZThb70
つまりどういうことかといえば、結局この話は俺がマミマミしたかっただけ。
マミさんは何しても可愛い。

次回は多分リクエスト消化…だけど、果物狩り書けねえww
外出もほとんどしないヒキオタにそんなリア充的行事が書けるかwww
……どうしよう。
761 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/10/08(土) 11:02:16.37 ID:6agWgUIHo
お疲れ様でした。

では、今から果物狩りにチャレンジされてみては如何でしょう。
きっとイィ獲物が・・・・・・・。
762 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/08(土) 15:56:15.39 ID:MPVQkITDO
マミさんのリボン応用が果てしないw
時間停止は二秒でも十分チートだ
頑張れほむほむ


マミさんとさやかがどう転ぶかはまどかSSの分岐点
それで何度スレを閉じたことか・・・

怖いけど少しそのスレが気になってしまった
763 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]:2011/10/09(日) 18:55:43.15 ID:Jz48P6Uzo
怠惰の魔女と勤勉の使い魔か…深いな
しかしマミさん万能すぎwwww技名酷すぎwwwwww
だがそれでこそマミさんだ

にしてもどういうことだおい…不穏な空気がビンビンじゃねぇか!
上条さんの活躍に期待するっきゃないな
764 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/10/09(日) 19:38:06.74 ID:s8VAgVLLo
乙なの!
徐倫のストーン・フリーかと思いきやリボン製イノケンさんであったか。応用としてドリル作ってパイルバンカーとかできそうだなww

ステイルはねぇ…本来彼の魔術は魔女のように結界による城塞を築いて待ち伏せするのが得意(その場合なら魔法少女相手でも引けはとらないと思うが)なんだけど、性格がそうじゃないからなぁ…
自分から突っ込んでいってやられるなよ…


765 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟・東北) [sage]:2011/10/09(日) 19:48:25.15 ID:UeW/OQHAO
>>1乙!何やら最後に気になる一文!まさか最後の相手は……

果物狩りってそんなに難しい事無いだろ、畑に行って果物収穫してその場で食べてお土産持って帰ってくるだけだぜ?
グンマーなら山の方に行くとたくさん観光農園あるだろうし、仁美のプライベート農園って手もあるんじゃないか?

まあそこで高い所の果実をもいで女の子に渡したり、分けて食べたりする事は大事ですね!
766 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟・東北) [sage]:2011/10/09(日) 20:24:46.03 ID:UeW/OQHAO
>>747
ピアノはバイオリンと同じ弦楽器だから弾く、オルガンは管楽器だから厳密に言えば弾くではないのよ。
まあ「演奏する」とか「奏でる」とか言っておけば間違いないけどね〜。



しかしほむら、だから爆発成形侵徹体弾頭式地雷を作っておけと…拳銃弾の十倍近くの弾初速出せるんだからよ……
767 : ◆J0nZQhi5n4XG [saga]:2011/10/10(月) 22:46:48.18 ID:WOCM7XyW0
もうね…常駐してたSSスレがね…どこもかしこも希望を奪われる展開でね…
俺のソウルジェムは既に真っ黒なのにね…更に穢れが溜まってくる不思議…

>>761
俺引き籠もりなんで無理です!!!11

>>762
流石にスレタイを晒すわけにはいきませんが、SS速報内のものですよ。
下手に文章も構成も上手いだけに俺のハートフルボッコ。

>>763
一応、マミさんのリボン加速はリボンに加速属性をつけたわけではなく、
リボンを高速で魔女の方へ送ることでスピードを上げたみたいな解釈です。
流石のマミさんもそこまでチートではないんです。

>>764
ぶっちゃけ、俺はステイルさんがルーン完備して籠城したら、
ていとくんや一方さんクラスにならないと突破できないと思うんだよね。
イノケンさんはやべーよ。

>>765
ば、ばくはつせいけい…?
あと、あの魔女に対して初速が幾ら速くても意味がないんです。
体表付近で時間が加速しているので、減速してしまいますから。

今回のおまけは
・果物狩り
・父母の集い
の二本だにゃー。
768 : ◆J0nZQhi5n4XG [saga]:2011/10/10(月) 22:47:27.54 ID:WOCM7XyW0
・あんな可愛い女子と一緒に果物狩りとかwwリア充すぎワロタwwwww

当麻「もう志筑家が何を所有していても、俺は驚かない」

仁美「そんなわけで、果物狩り編スタートですわー」


ほむら「正直、気が乗らな…」

まどか「楽しみだな。新鮮な果物って美味しいよね」

ほむら「まどか、私が絶品の果物を確保してみせるわ」

恭介「いつも通り過ぎてもう突っ込む気にもならないね」

さやか「ほんと…じゃ、恭介! 頑張って美味しいの採ろうね!」

土御門「お前らのリア充っぷりも最近突っ込む気にならなくなってきたにゃー」

杏子「あたしらがこんな普通な生活送ってるのももう突っ込まない方が良いんだろうな」

マミ「楽しみね、上条くん。きっと美味しいんだろうなあ」

当麻「ええ。志筑んとこのやつなら品質もいいだろうし、母さんも喜びそうだ」

志筑「それでは出発ですわよー♪」
769 : ◆J0nZQhi5n4XG [saga]:2011/10/10(月) 22:48:14.08 ID:WOCM7XyW0
杏子「っしゃー! 楽しみだ、早く喰いたいぜ!」

マミ「うわぁ、美味しそう。市販のものとは見た目からして違うのが分かるわね」

ほむら「市販もこういうところで採られてるには違いないけど、新鮮さの違いかしら」

さやか「おお、まどかまどか! こっちのとかすげー美味しそう!」

仁美「このへんは特にいいものが揃ってますわ」

まどか「わー、本当だ!」


当麻「もうなんか、この光景見てるだけでほっこりするわ」

恭介「同意。さやかは何しても可愛い」

土御門「最近上やん(恭)の美樹さやか溺愛っぷりが度を越している件について」
770 : ◆J0nZQhi5n4XG [saga]:2011/10/10(月) 22:48:55.16 ID:WOCM7XyW0
マミ「ん、ちょっと、届かないわね…」グイッ

ほむら(背伸びをするだけで目立つだと……?)ホムゥ!?

さやか「あたし今、ほむらが何考えてるか手に取るように分かるわ」

杏子「奇遇だな、あたしもだ。以前は気付けなかったが、あいつ相当わかりやすいな」

当麻「あ、マミさーん。そーいう高いところのは男子にお任せあれー」ヒョイ

恭介「まあ当麻はそんなに背ぇ高くないけどねー」ヒョイッ

当麻「言うなよ畜生!」←イメージとしては仁美と同じくらい

土御門「女子組は採れる範囲をやっといてほしいんだぜい」

杏子「へーい。さっさと終わらせて喰おうぜー」

仁美「そうですね。やっぱり果物は新鮮なのが一番ですから」


土御門「ま、こんなもんかにゃー。採りすぎてもしゃーない」

当麻「とりあえずこの場で食う分だけわけようか」

恭介「まあ各自気に入ったの一個ずつくらいで良くない?」

さやか「せっかくだから持って帰りたいしね」

仁美「でも、早目に食べちゃってくださいね?」

杏子「安心しろ、こんだけ美味けりゃすぐなくなるわコレ」シャリシャリ

まどか「杏子ちゃんもう食べてるの!?」

ほむら「あ、でもこれ美味しいわね」シャクシャク

マミ「あら本当。ケーキにも合いそうだわ、近い内にやってみようかしら」

杏子「うっは、楽しみ! それあたしを真っ先に呼べよ、味見は幾らでもしてやるから!」

マミ「はいはい、分かってるわよ」
771 : ◆J0nZQhi5n4XG [saga]:2011/10/10(月) 22:49:43.48 ID:WOCM7XyW0
うん、やはり俺に果物狩りなんてアウトドアリア充行事は無理だった。
俺は家に引き籠もってPCのディスプレイに向かってマミさんマミマミしてる方が性に合うぜ。
772 : ◆J0nZQhi5n4XG [saga]:2011/10/10(月) 22:50:30.82 ID:WOCM7XyW0
・父母の集い

知久「あ、皆さん。いらっしゃい」

恭父母「おじゃまします」

さや父母「たびたびすみませんねえ」

詩菜「あらあら、知久さんは相変わらずお夜食をつくるのにも気合が入っているのね」

詢子「はは、知久も楽しみにしてんのさー。さ、入った入った!」
773 : ◆J0nZQhi5n4XG [saga]:2011/10/10(月) 22:50:58.84 ID:WOCM7XyW0
さや父「にしても、最近娘が度々お世話になっているという娘…巴マミちゃんだったか?」

さや母「いい娘よねぇ。このご時世にあんな娘だけで一人暮らしなんて、危ないわ」

詢子「頼まれたら居候くらいさせてやらないでもないんだけどなー。こっちから言い出すのは違うかんなー…」

詩菜「当麻さんは随分マミさんのことを気にかけてるみたいだし、どうにかしてあげたいですけどねえ」


恭父「にしても、最近さやかちゃん、ずいぶん料理が上手くなりましたね」

さや母「ええ。毎日張り切ってるんですよ」

知久「あはは、そろそろまどかにも肉じゃがの作り方とか教えてあげなきゃいけないかな」
774 : ◆J0nZQhi5n4XG [saga]:2011/10/10(月) 22:51:36.06 ID:WOCM7XyW0
恭母「それより、詩奈さんのところの当麻くん。記憶喪失って……」

詩菜「何が原因かは分からないけれど、絶対に他の子たちには知らせないで下さいね?」

さや父「あなたがそう言うなら構いませんが…」

詢子「本当にそれでいいのか? もしバレちまったら、まどかはショックじゃすまねぇぞ」

詩菜「あらあら、詢子さんは当麻さんを信用していないのかしら?」

詩菜「あの子は、絶対に友達を泣かせたりしませんよ」

詢子「惚れた女は泣かすけどな」

知久「さっきの巴ちゃんに…まどかの友達の暁美ちゃんだったっけ、彼も罪作りだよね」

詩菜「父親譲りだから仕方ないんですけどね」
775 : ◆J0nZQhi5n4XG [saga]:2011/10/10(月) 22:52:09.58 ID:WOCM7XyW0
恭父「というより、息子さんの記憶喪失の原因を分からないで済ませてしまっていいんですか?」

詩菜「原因を聞こうにも、本人は忘れてますし」

さや母「最近、さやかがやたらと外出するのと何か関係があるんじゃないですか?」

さや父「娘達も現場にいたと言いますし…流石に問い詰めるのは無理ですが」

詢子「ま、信じるしかないわな。もうそろそろ過保護って時期でもないだろ」

知久「それはちょっと思い切りすぎだと思うけどねえ」

詢子「それでいいのさ。代わりに、万が一頼ってきたら全力で助けてやる。それが母親の強ささー」

詩菜「あらあら、相変わらずこの中で一番強い母親は詢子さんなのかしら」

さや母「……いいでしょう。今に始まった事じゃなし、さやかが頼ってくるまでは待ってあげます」


親というものは、いつの時代のどこの誰よりも強いようです。
776 : ◆J0nZQhi5n4XG [saga]:2011/10/10(月) 22:55:24.30 ID:WOCM7XyW0
この2編は本当難産だったww
もう何をやるのか全く想像がつかねえwww
自分が非リアの引き籠もりであることをここまで恨めしく思った事もないwwwwww

とりあえず、上条さん達がマミさんの家とかに泊まりにいってる日に、父母の集いが開かれてるイメージ。
上条さんがマミった時とかさやか魔女化の時とか、もうすげー有様だったと思われます。

次回は多分、ナンパ対策。
777 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/10/10(月) 23:10:02.12 ID:bk0HJXly0

父母の集いとかやられると本編のラストがいかに残酷か思い知るなぁ…
ここのまどっちなら詢子さんとお酒飲める未来も来ると思うと何か目から汗が……
778 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) :2011/10/11(火) 02:17:38.96 ID:US6PByj30

風邪引いてるときはやっぱ読めないわ…
またゆっくり読ませてもらう
779 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟・東北) [sage]:2011/10/11(火) 22:44:47.19 ID:ie4Qx6rAO
>>1乙!プライベート農園で来たか…仁美ちゃんマジセレブ。
しかしこんなに恭介がべったりだとバイオリンの勉強に支障出ないのかね?バイオリ二ストは海外に留学するもんだと思うが…はっ、それとも連れてくのか!


観光農園や農家で果物が美味しいのは鮮度もあるけど熟度の差が大きい。市場に出す場合は完熟で出荷すると店持ちしないから少し手前で出荷する。これ豆な。
780 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/10/13(木) 12:57:06.21 ID:0aZgSJyHo
>>1乙です。
ナンパ対策かぁ…
ナンパと言うと「ねえねえそこの彼女ぉ、納豆にネギ入れる方?おら入れる方〜玉ねぎ食べれるぅ?」が…
781 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大分県) [sage]:2011/10/13(木) 17:06:52.61 ID:PGtAAakQ0
>>779
豆ってかそれ常しk・・・いやなんでもない
782 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟・東北) [sage]:2011/10/13(木) 19:10:19.54 ID:C45IX7XAO
>>781
自分の常識が世間の常識と思ってはいけない。
世の中スイカが木になってるとかリンゴの蜜は蜂蜜を注射してるとか本気で思ってるのがいるんだぞ?
783 : ◆J0nZQhi5n4XG [saga]:2011/10/13(木) 21:38:05.41 ID:wmLaXCej0
あ、バトルもののほうはまだまだかかりそうです。すみません。
本日はナンパ対策をお送りするお。


>>777
だよなぁ……正直、俺には最後のまどかの選択がどうしても納得いかない。
友達のこと考える前に、家族の事を考えてやってほしかった。

>>779
この恭介くんが何をやっても俺は驚きません。
キャラが勝手に動くという感覚は恐ろしいもので、
知らないうちに恭介くんはさやか溺愛キャラになってたんです。俺は悪くないんです。

>>780
やめろ、ワルプルギスが来る!(嵐を呼ぶ的な意味で)
784 : ◆J0nZQhi5n4XG [saga]:2011/10/13(木) 21:38:51.62 ID:wmLaXCej0
・ナンパ対策

ほむら「さて、今日の晩御飯はどうしようかしら……」

ほむら「めんどい……あ、でも今日ちゃんと晩御飯をつくって」

ほむら「定番の『晩御飯の残り物弁当』を明日上条にお裾分けすれば、好感度アップに繋がるんじゃないかしら」

ほむら「ふふふ、私の発想が神懸かり過ぎて怖い…」ホムッ


不良A「おい、あそこの女レベルたけーぞ」

不良B「うはっww黒髪ロングツリ目とかwww定番杉ワロタwwwwww」

不良C「ウェーイ! こりゃ行くしかないウェーイ!」

不良A「ねえねえそこの君ー」

ほむら「死んでくれるかしら」

不良B「ちょwwこええwwwwwツンデレですか分かりませんwwwww」

ほむら「いや、本当に気持ち悪いので…晩御飯の材料買わなきゃいけないので、すみません」

不良C「俺達がキモいとか、ウゾダドンドコドーン!」
785 : ◆J0nZQhi5n4XG [saga]:2011/10/13(木) 21:39:21.67 ID:wmLaXCej0
当麻(今日も今日とて特売品を買い逃す不幸な上条さん……あっ)

当麻(ほむらの奴、不良に絡まれてる。まあすんげー美人だしあるっちゃあるんだろうけど)

当麻(毎度のことですがあんなステレオタイプな不良が今だ実在していることの方に上条さんは驚きますね)

当麻(えーっと、不良絡む→ほむらキレる→【自主規制】)

当麻「やっべええええええええ!」

不良A「なぁおい、俺らがせっかく誘って……」

ほむら「…………」イラッ

不良A「澄ました顔しやがって!」ブオンッ

当麻「ちょっと待てぇぇぇ!」バシッ

当麻「いやー、すみません! 俺の彼女がちょっと迷惑掛けたみたいで! んじゃ失礼しまーす!」ズダダダダダッ!!


ほむら「上条……」

当麻「悪い、嘘も方便だ! 許してくれ」

ほむら「いや別に、彼女宣言に文句があるんじゃないのよ…むしろそこは本当のことにしてほしいわ」

当麻「勘弁して下さい。上条さんのガラスハートを揺さぶらないで下さい」

ほむら「いや、揺さぶりとかじゃなく……ああもう、いいわ。とにかく、ありがとう」

当麻「お、おう……」
786 : ◆J0nZQhi5n4XG [saga]:2011/10/13(木) 21:40:00.88 ID:wmLaXCej0
マミ「ふんふーん♪」ルンルン

マミ「パトロールの当番じゃない日はどうしても浮かれてしまうわね…」

マミ「放課後に晩御飯のメニューを考えながらお買い物なんて、以前は出来なかったことだしね」

マミ「今日は何をつくろうかしら♪」


不良B「ちょwwwA氏wwwあそこの女子が漏れのストライクゾーンど真ん中な件についてwwww」

不良A「まあ、胸はでけえな。顔も悪くねえ」

不良C「ウェーイ! 金髪ドリル美少女だウェーイ!」

マミ「えっ…と。そこを退いていただけないでしょうか?」

不良A「買い物かい? 偉いねえお嬢ちゃん、俺達とちょっとお茶でも飲みにいかない?」

マミ「家で紅茶を淹れているので結構です」

不良B「フォカヌポウwww釣れなさ杉ワロタwwwwwww ワロタ……」

マミ「えっと、その……ごめんなさい、その……」

不良C「女子中学生に気を遣われてしまうなんてオデノメンダルハボドボドダ!」


当麻「……」イラッ
787 : ◆J0nZQhi5n4XG [saga]:2011/10/13(木) 21:40:30.28 ID:wmLaXCej0
当麻「人の彼女に何ちょっかいかけてんだこの糞野郎共がァァァ!」ゲシィィィ!!

不良A「そげぶっ!?」ドシャァァ

当麻「行きますよマミさん!」ダダダッ

不良B「ちょwwwせっかくの上玉が新参に持ってかれた件www古参の漏れ涙目wwwwwww」

不良C「コロモノコロカラリアジュウニアコガレチタノニ!」


当麻「すみませんマミさん! 咄嗟のこととはいえマミさんのことを彼女呼ばわりとか、死んで詫びます!」

マミ「いやいや! なんでそうなるの、その……むしろ、嬉しかったし……」

当麻「第一、買い物に行くならどうせ行き先も帰り道も一緒の俺を誘ってくれたっていいじゃないですか!」

マミ「……え?」

当麻「そしたらあんなのに絡まれることも無くなるのに…」

マミ「そ、そうかしら…じゃあ、明日から、一緒に私と買い物に行ってくれる?」
788 : ◆J0nZQhi5n4XG [saga]:2011/10/13(木) 21:41:01.10 ID:wmLaXCej0
その後も……

女子後輩「あうあう…」

当麻「あ、すみませんこいつ俺の妹で! もーお前母さんが心配してたぜー」ダダダッ

不良A「ちょっ…待てゴルァ!」


上条さんは……

女子同級生「えっと、うう……」

当麻「あ、そんなとこにいたのかもー! 探したぜ、さあ近くの喫茶店にでも行くか!」ダダダッ

不良B「ちょwwwいい加減に汁ww人の獲物盗るなしwwwwww」


眼につく女子を片っ端から不良から守ったそうな……

女子先輩「おい。あたしは部活で使う食料を買うんだ、退け」

当麻「あっ、先輩それならもう買っときましたんで逃げますよ!」ダダダッ

不良C「ナズェオデタチノエモノヲウヴァウンディス!」


不良A「……つーか」

不良A「てめーの彼女は何人いるんだよォォォ!」ダダダダッ

不良B「リア充はww二度とこのスーパーから出ていけwwwwwww」ダダダダッ

不良C「ウェ―――――――――――――イ!!」ダダダダッ

当麻「ふ、不幸だ――っ!?」ズドドドド……
789 : ◆J0nZQhi5n4XG [saga]:2011/10/13(木) 21:42:11.87 ID:wmLaXCej0
なんかこの不良たち書いててすんげー楽しかったんですけど。
ともあれ、次回も出来るだけ早く来ます。
ではではっ
790 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/13(木) 22:53:11.75 ID:nLv2ZjnDO

うん。上条ちょっともげようか?
791 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) :2011/10/14(金) 01:14:52.33 ID:2Nc5D/BA0

上条(右)はもげても許さない、絶対にだ
792 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟・東北) [sage]:2011/10/14(金) 12:11:53.77 ID:zVTpjCGAO
乙!何やらリラックスした話だなww

これでリクエスト分は終了、後は最後の話だけか…寂しいっちゃ寂しいな。
時系列的にはこの話の後車に跳ねられる話がくるのかな?
793 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/10/15(土) 09:24:58.80 ID:2PJwEM4g0
追いついたと思ったららそろそろ終わっちまうのか……orz
794 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]:2011/10/17(月) 13:18:13.82 ID:WmQE9kNAO
俺も今日読みはじめておいついたにょー
795 :気晴らしに作ってみた人物相関図まがいのもの ◆J0nZQhi5n4XG [sage]:2011/10/17(月) 20:45:39.63 ID:gT1aswmd0
バトルものが中々書き上がらないので上記のとおり気晴らしに書き殴ってみた。
あ、言っとくけどバトルものは今まで以上に整合性とか理屈無視のお祭り騒ぎになるぜ?

上条さん
→マミさん:俺が守る!
→ほむほむ:放っておけない
→上条くん:親友…だがリア充爆発しろ!
→まどさや:親友(さやかは兼悪友)
→杏子:駄目人間な師匠
→土御門:ちょっと洒落にならない悪友

上条くん
→さやか:絶対に離さない!
→ほむほむ:若干怖いところのある娘
→まどマミ:優しい娘
→杏子:実は良い娘
→上条さん:親友…だが鈍感いい加減にしろ!
→土御門:野次馬根性丸出しの悪友

土御門
→上条さん:鈍感爆発しろ。悪友
→上条くん:リア充爆発しろ。悪友
→ほむほむ:やめてやめて髪抜かないで
→まどマミさや杏:可愛い。だが義妹じゃない
→舞夏:可愛すぎワロタ
796 :気晴らしに作ってみた人物相関図まがいのもの ◆J0nZQhi5n4XG [sage]:2011/10/17(月) 20:46:12.61 ID:gT1aswmd0
ほむほむ
→上条さん:好き
→上条くん:役立たずだと思っていたら異能持っただと…?
→土御門:手近な毛根
→まどか:自分の存在理由
→さやか:足手まといと思いきや生き残ったら強かった
→マミ:味方だと心強いが敵に回ったらあばばばば
→杏子:実は良い娘

マミさん
→上条さん:好き
→上条くん:いい子
→土御門:Hな子
→まどか:優しい良い娘
→さや杏:元気な良い娘
→ほむほむ:ミステリアスな良い娘

さやか
→上杏:親友兼悪友
→上条くん:大好き!
→まどか:あたしが守る!
→マミさん:最高の先輩
→ほむほむ:実はいいヤツ
→土御門:悪いヤツじゃないけど、重度の変態

杏子
→上条さん:不幸すぎワロタ。良い弟子
→上条くん:鈍感坊や
→土御門:変態
→マミさん:お節介焼きの良い奴
→ほむほむ:実は良い奴
→さやか:親友兼悪友
→まどか:気は弱いが良い奴

まどか
→上条さん:幼馴染で親友。無茶をする人
→上条くん:鈍感な人
→土御門:変態な人
→ほむほむ:親友。自分のために無茶をする人
→マミさん:格好良い先輩
→さやか:大親友
→杏子:実は良い人
797 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/10/17(月) 21:34:13.71 ID:Ni0ZmhJ/o
土御門‥‥
798 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/10/18(火) 22:29:19.92 ID:CwrfdwgNo
仁美ェ…
799 : ◆J0nZQhi5n4XG [sage]:2011/10/18(火) 23:31:26.39 ID:y1CWYvpf0
なっかなかバトルもの書き上がらねえwwww
書けば書くほど長くなってく気がするぜwwww

そんなわけで筆休めを兼ねてほのぼの短編書きてーなーと思ったので、
おまけ再募集させていただきます。勝手でごめんネ! 全ては遅筆のせいなんだ!
そんなわけで先着三名様この醜く哀れな>>1にお題を下さいませませ。


>>790>>791
上条さんをもぐと、もれなくティロ・フィナーレと多数の重火器に襲われますが、おk?

>>792
ですね。時系列はぶっちゃけ考えてないので色々組み換えたら楽しいかもしれませんよ。
知らないけど。
ちなみに助けた女子三人は上条さんフラグメイク回に登場した女子たちです。

>>793
続けて続けられないこともないけど、パート化するほど大層な内容でもないので…すみません。

>>794
マミマミストの>>1が跋扈するこのスレへようこそ。
800 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/10/19(水) 00:09:17.02 ID:W/xJigxLo
お題ですか・・・・・・・。

「上条当麻殺人事件」とか。
気絶した当麻を死んだと勘違いして大山鳴動して鼠が一匹・・・・・みたいな感じのコメディーは
如何でしょう。
801 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/10/19(水) 00:19:21.95 ID:xVKDEOi9o
まどかメインで一つ話が欲しいんだぜぇ!
とは言え何が良いか…とりあえず女子だけのお茶会かな?
802 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟・東北) [sage]:2011/10/21(金) 12:39:51.91 ID:53bPOxTAO
乙!
リクエストと聞いてきたぜ!
とは言え何が良いか…ってか前にリクエストしたマミさんの進路相談と皆の将来像の話を一つ。
803 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(栃木県) [sage]:2011/10/21(金) 19:11:28.20 ID:vlhd1c+20
リクエストか・・・・
ハロウィンでマミさんとほむらが上条さんを誘惑とかどうでしょうか?
804 : ◆J0nZQhi5n4XG [sage]:2011/10/21(金) 20:53:00.13 ID:kNcUVlBe0
>>800
ほのぼのって言っただろうがwwwwww
どこがほのぼのしてるんだそれwwwwwwww
マジレスすると、ほむほむに見抜かれて終了だと思うんだが。
いや、書いてみるけどな!

>>801
まどか中心のお茶会ですね、分かりました!
…まどっちごめんね、このスレでは。空気すぎたよね…。

>>802
進路相談了解……え、前にリクしたとか、え? 嘘?
俺、見落としてた? ごめんなさい!

>>803
ハロウィンwwwwしかも誘惑wwwwww先着三名っつったけどあれ無しでwwww
漲ってきたwwwwwwwwww
805 : ◆J0nZQhi5n4XG [saga]:2011/10/23(日) 12:52:56.42 ID:sptj+TMi0
まずは>>800さんリクエスト、上条当麻殺人事件。
ただし、リクエスト内容とは大分違った感じ……
806 : ◆J0nZQhi5n4XG [saga]:2011/10/23(日) 12:53:46.60 ID:sptj+TMi0
・流石に二度目はなかった

当麻「いや、マジでやめようぜ……」

土御門「うるせー。前回(※性質の悪すぎる悪戯を参照)、暁美ほむらと巴マミのショック受けた顔を撮り損ねたんだ」

当麻「お前それ撮ってどうする気なんだ!? 場合によっちゃここで俺がお前の幻想をぶち殺すぞ!」

土御門「決まってるにゃー……バラ撒k」

当麻「うおおおおおおおおおおおおおおおっ!」

土御門「甘いぜい!」


ドッカンバッコン……ドゴドゴドゴドゴメメタァ!! バギ、グシャッ


当麻「」←定番の、血だらけの指でダイイングメッセージ

土御門「……ふぅ。……あ、これで良くね? あとは俺がやったという証拠を隠滅して物陰から……」
807 : ◆J0nZQhi5n4XG [saga]:2011/10/23(日) 12:54:13.79 ID:sptj+TMi0
マミ「……じゃ、今度私の家で紅茶の淹れ方を……ってきゃー!?」

ほむら「上条!? なんで……って、結構ヤバいわよこれ!? 少なくとも不幸じゃ済まない事態に陥ってる!」

当麻「」


土御門「うっはは、暁美ほむらのあんな顔とか多分クラスの奴に馬鹿みてーな値で売れるぜい。うっはははは」


マミ「えっと、えっと、救急車って何番だっけ!?」アワアワ

ほむら「何これどこから手をつけたらいいの!? 全身大体殴られてる!」

当麻「」


土御門「巴マミのおろおろ顔も、三年連中に相当な高値で売れるだろうにゃー。この二人の男子人気は異常」
808 : ◆J0nZQhi5n4XG [saga]:2011/10/23(日) 12:54:39.31 ID:sptj+TMi0
マミ「……あれ、上条くんの身体の下に……」

ほむら「血文字……なんとベタな。えっと、は、ん、に、ん、は……」

当麻「」


土御門「んなっ!? 証拠は確かに隠滅……上やん、謀ったにゃー!?」

ほむら「……部屋の隅でガタガタ震えて命乞いをする準備はOK? 」ヒュンッ

マミ「さあ……あなたの罪を数えなさい!」スタッ


翌日から一ヶ月間、土御門元春は学校を休んだ。
809 : ◆J0nZQhi5n4XG [saga]:2011/10/23(日) 12:57:59.11 ID:sptj+TMi0
そんな訳でせっかく写真を売って得た利益は、入院費に飛んでいったようです。
土御門さんマジ涙目。
810 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟・東北) [sage]:2011/10/23(日) 13:14:49.60 ID:qXN72m2AO
ホノボノダナー(;∇;)/~~
811 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟県) [sage]:2011/10/23(日) 13:26:16.34 ID:jt7KPQTVo
>>808
Wネタワロタ
812 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州) [sage]:2011/10/23(日) 13:34:28.03 ID:wjN7UIaAO
ウォルターwwww
813 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(三重県) :2011/10/23(日) 14:27:32.45 ID:+KJtbSDK0
ほむらがいつもの通り魔女を探して発見
その魔女は幻覚を使う魔女で上条さんとまどかが誘惑してきてどっちを選ぶって迫ってくる幻覚で攻撃してくるってのはどうだ?
814 : ◆J0nZQhi5n4XG [saga]:2011/10/25(火) 23:21:36.51 ID:rwKN75UH0
>>813
ご近所さん!?
えっと、リク募集はもう締め切ってるんですが……
あ、でもハロウィン話受けちゃったし……
えーっと、最後のバトルものがこのスレで収まらなさそうだったら、次スレでやります

それでは今回はまどかを目立たせることを目的とし(ていたはずだっ)た、女子のお茶会。
どうしてこうなった。
815 : ◆J0nZQhi5n4XG [saga]:2011/10/25(火) 23:22:20.80 ID:rwKN75UH0
・お茶会、女子6人で

まどか「そんなわけで、今日は日々のしがらみとか苦しい義務を忘れて、語り合いたいと思います!」フンス

さやか(魔女の事、上手くボカしたな……いやはや、あたしの嫁も黒くなったもんだ……)

仁美「うふふ、そうですわね。せっかく今日は習い事もないことだし、語らせていただきますわ」

マミ「そうね、今日はぱーっと騒ぎましょう」

杏子「お腹一杯お菓子食わせてくれんなら、何でもいいよ……お前らのテンションにゃついてけねー……」

ほむら「安心しなさい、満足できないようだったら巴さんの家に行けばいいわ」
816 : ◆J0nZQhi5n4XG [saga]:2011/10/25(火) 23:22:51.10 ID:rwKN75UH0
仁美「ということで、さやかさん。上条さんとは最近どうですの?」

さやか「いっきなり来たなおいっ!?」

ほむら「そりゃあもう酷いわよ。私達がいる前でいちゃいちゃいちゃいちゃ……死ねよリア充」

まどか「本当、勘弁してほしいよね! いくらさやかちゃんでも、やっていいことと悪いことがあるよ!」

さやか「あたしそこまで悪いことしてるか!?」


まどか「そういえば、杏子ちゃん最近調子はどうなの?」

杏子「ん? ああ、最近マミの奴の家に居候させてもらってるよ。もう、天国だなありゃ」

マミ「あはは……言いすぎ、言いすぎよ。そんな良いものじゃないわ」

杏子「いやいや、食器洗って掃除するだけで飯とケーキと紅茶が出てくるんだぜ? 天国以外の何物でもねーよ」

まどか「え……杏子ちゃん、家事できたのっ!?」

杏子「失礼だな。魔女狩るよりはよっぽど楽だろうがよ」

さやか「あたしも意外だったな……」

マミ「私も、帰ってきたら部屋がきれいになってた時は驚いたものよ」

杏子「お前らあたしの事なんだと思ってんだ!」

まどか(うわぁ、どうしよう……この場で家事が出来ないの私だけだよ……!)

ほむら「大丈夫よ、まどかの魅力は家事なんて下らないと言えるほど素晴らしいわ」

まどか「私の思考を読まないで!」
817 : ◆J0nZQhi5n4XG [saga]:2011/10/25(火) 23:23:16.87 ID:rwKN75UH0
まどか「ふぅ、自信なくしちゃうなぁ……」

さやか「大丈夫だよ! ほむらも言ってたけど、まどかの魅力は何が出来るとかそういうことじゃないんだよなー」

まどか「うぇ!? さやかちゃんまで、何言うの!」

マミ「そうね。鹿目さんはとても魅力的な女の子だから、もっと自信を持つべきよ」

まどか「うぅ、マミさんまで!」

杏子「ま、そんなウジウジしてるよかはさやかとかほむらみたいに堂々としてるほうがいいんじゃねーの?」

まどか「うー……」

仁美「大丈夫、まどかさんは本当に可愛くて魅力的な女の子ですわよ」

さやか「それでも自信が持てないなら、いっそあたしが嫁に……」ワキワキ

ほむら「せいや――――ッ!」ゲッシィィィ!!

さやか「げはっ!?」

マミ「ちょっと、落ち着きなさい暁美さん!」

まどか「ここ喫茶店、喫茶店! 落ち着いてほむらちゃーん!?」

杏子「……ああもう、カオス」
818 : ◆J0nZQhi5n4XG [sage]:2011/10/25(火) 23:25:18.42 ID:rwKN75UH0
どうしよう、まどかを活躍させるにはどうしたらいいかさっぱりわからない。
ヤバすぎる。ごめんねまどっち。
819 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/10/25(火) 23:33:56.52 ID:509LI505o
お疲れ様でした
820 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/25(火) 23:41:52.18 ID:/MPzbJTV0
乙です
一度はまどかと上条さんメイン、というか2人きりの話を書いて欲しい…主人公同士だし
幼馴染だから小学生のころの話とかでもいいよな
821 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2011/10/26(水) 17:28:45.01 ID:5FPBkb/do
魔翌力の事ボカして云々のあとなのに杏子ちゃん魔女狩りとか言っちゃダメ
822 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟・東北) [sage]:2011/10/26(水) 20:25:44.43 ID:fVy1BnnAO
>>1乙!

>>814
>えーっと、最後のバトルものがこのスレで収まらなさそうだったら、次スレでやります

最後のバトルもの百レス以上書くつもりなのか…?
823 : ◆J0nZQhi5n4XG [saga]:2011/10/26(水) 23:35:48.27 ID:Ti+onXt40
>>820
……このスレで話に収拾がつかなさそうなら。はい。

>>822
このスレで終わらせるつもりなんですが……なんか長いんですよ……
書けば書くほど終わりまでの道のりが長くなっていくんですよ……
次スレ建てちゃったらそこでもある程度は書かないと気分が悪いし、このスレで終わらせたいんですがね。

それでは今回は、進路のお話。
ああ、耳が痛い。
824 : ◆J0nZQhi5n4XG [saga]:2011/10/26(水) 23:36:19.03 ID:Ti+onXt40
・進路相談

マミ「はい、はい。わかりました、私頑張ります! では、失礼しまーす」ガララ…


マミ「……まあ、お金のこともあるし普通に公立の進学校なんだけどね」

ほむら「へえ……進路相談。もうそんな時期なのね」

まどか「考えたくないなぁ……」

さやか「そういえば、恭介はどうするの? やっぱ留学?」

恭介「んー……まあ、確かにそれも勧められてるんだけど……」

当麻「さやかと離れたくないとか言うんだろリア充乙!」

土御門「爆発! 爆発しろ上やん(恭)!」

杏子「もうこいつらの見苦しさも気にならなくなってきた」


当麻「にしても、高校かー」

さやか「高校かー」

ほむら「高校か……」

まどか「高校かぁ……」

土御門「俺、こいつらが次に言うこと分かる気がするにゃー」

杏子「奇遇だな、あたしもだ」
825 : ◆J0nZQhi5n4XG [saga]:2011/10/26(水) 23:36:50.13 ID:Ti+onXt40
当さや『マミさんと一緒のとこ行きてーなー』

マミ「あらあら。だったら二人とも勉強頑張らないとね」

ほむら「上条……いやまどか……ねえ二人とも、なんとかして同じ高校に行く気ない?」

土御門「歪みなさすぎワロタ」

まどか「皆と一緒が良いなぁ」

杏子「安心しろ、なんやかんやで皆考えてることは同じみたいだぞ」
826 : ◆J0nZQhi5n4XG [saga]:2011/10/26(水) 23:37:47.41 ID:Ti+onXt40
恭介「へえ……」

恭介「……って、え? え? さや…か? 僕と一緒じゃなくて?」

さやか「いやいや、恭介はほら、どーんと留学でも音楽学校でも行って頂いて、バイオリンの方を」

恭介「え? いやだってほら、え……?」

さやか「ほら、その間会えなくて、そして帰ってきた恭介の前には少し大人っぽくなったあたしが!」

さやか「そして重なる二つの影……何このシチュエーション、萌える!」

恭介「いや待ってさやか……さやかァアあああぁぁァァぁぁああァ!?」


当麻「……この二人の関係性がこうなることを、果たして誰が予想したでしょうか」

ほむら「今までのループでもこんな有様だったら楽だったのに……これだからリア充は困るわ」
827 : ◆J0nZQhi5n4XG [sage]:2011/10/26(水) 23:41:29.37 ID:Ti+onXt40
何か知らないうちに、恭介くんのさやコンがえらいことになってた。
上条さんのマミコンも含め、そろそろマジで笑えない。
この子たちもう、完全オリジナルキャラになっちまってるよ。


ハロウィンが何月何日かは無神論者の俺にはよく分からないので、多分明日投下しに来ます。
828 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟・東北) [sage]:2011/10/26(水) 23:57:25.15 ID:fVy1BnnAO
>>1乙!
さやか…もっとバカップルかと思ってたが意外としっかりしてんのな。

まあ耳すまみたく待ってるのも良いがのだめカンタービレみたく音楽の勉強してついて行くってのも面白いかも。今からピアノは難しいから声楽でどうだろ?
829 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/10/27(木) 01:09:41.48 ID:xGWnAb0uo
とりあえず、アカ・・・・・すなわち共産主義者かサタニスト、あるいは無教養者でなければ、
無神論者を名乗るのはよした方がよろしいかと。

・・・・・・・もっとも、事故現場や屍、墓などを前にして手を合わせたことがあるのならば、
無神論者とはいいえませんが・・・・・・・・・・・・・・。
830 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/10/27(木) 11:41:37.44 ID:L/VfWs5a0

さんざんさやかと視聴者をやきもきさせた恭介が、このSSでは逆の立場にww
いいぞ、もっとやれ
831 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/10/27(木) 19:03:06.79 ID:fYel9D6oo
>>1乙です。

>>829
欧米か!とは言っておくが日本における「無神論者」は「GODの存在に懐疑的な人」位の意味だろ、考えすぎだぜ?

ただ米国や欧州に行った場合は「ブッティスト」と名乗っておくと無難だわな。

832 : ◆J0nZQhi5n4XG [saga]:2011/10/27(木) 21:41:19.56 ID:3qI9Xf720
なんか神の話題来てるー?
よし、まど神様の太ももについて語り合おうずww

>>828
細かいことは一切考えてない!
もしかするとこの恭介くんは本気で留学しないかもしれない!

>>829
その選択肢ならば俺は間違いなく無教養者。
つーか、手を合わせるのって仏教じゃねーの!?

>>830
さやかちゃんに幸せになってほしいという欲望を解放した結果です。
そろそろメダルが回収できそうです。

>>831
まあ神か仏かなら、仏なんだろうが……葬式やら何回忌とかやらじゃないと参りもしないもんについて
堂々と「俺はブッディストです!」とか言うのもなんだしなぁ。
こう、ほら、マミさん教とかそういうものがあれば良いのに。
833 : ◆J0nZQhi5n4XG [saga]:2011/10/27(木) 21:42:04.86 ID:3qI9Xf720
・はろはろハロウィン

当麻「かりんとう美味ぇ」

詩菜「当麻さん、あんまり夜に食べ過ぎちゃ駄目よ」

当麻「へいへーい」

ピンポ―ン

当麻「ん…誰だこんな時間に?」

まどさや『トリック・オア・トリート!』

当麻「はぁっ!?」

まどか「お菓子くれなきゃ悪戯しちゃうぞ、だよ当麻くん」

当麻「いや意味を聞いたんじゃなくて!」

さやか「お菓子くれなきゃ拉致しちゃうぞ、だぞ当麻」

当麻「悪化した! ちょ、母さん! なんかお菓子ない!?」

詩菜「えっと……あらあら、今当麻さんが食べてたかりんとうで最後ね」

当麻「」

さやか「それではおばさま、当麻をお借りいたしまーす!」

詩菜「また巴さんの家に泊まるのかしら? 迷惑をかけないようにねー」

さやか「はいはーい! それでは当麻……失礼っ!」ビシッ

当麻「げうっ!?」

まどか「き、気絶した……」
834 : ◆J0nZQhi5n4XG [saga]:2011/10/27(木) 21:43:08.85 ID:3qI9Xf720
当麻「ん、うーん…確か俺は、まどかとさやかに拉致られて……って縛られてますよ上条さん!?」

マミ「かっみじょーうくん♪」

ほむら「か・み・じょ・う♪」

当麻「ぬおぉぉぉぉおうっ!?」

当麻(どう見ても可愛い人間の猫が! そしてやたらと露出の高い魔女が!)

当麻(上条さんの眼前に迫って――ってこれどう見てもマミさんとほむら!)

当麻(おいこの状況どういうことだ! 流石の上条さんにも理解できません!)

当麻「えーっと……この状況、どういうことで?」

ほむマミ『トリック・オア・トリート?』

当麻「いやいや、見て下さいよ落ち着いてくださいよ。上条さん縛られてますよ?」

ほむマミ『トリック・オア・トリート?』

当麻「ちょ……お菓子なんてどう見ても持ってないですよ? 仮に持ってても縛られてるから出せませんよ」

ほむら「あら、じゃあ私が万が一上条がお菓子を隠し持っていないか確認してあげましょう」

当麻「おいほむら、お前どこに手ぇ突っ込んでる!?」

マミ「私も手伝うわ、暁美さん。そして彼が本当にお菓子を持っていなかったならちゃんと悪戯をしてあげないと」

当麻「どこ触ってるんですかマミさん!? 悪戯は出来れば全年齢対象の範囲内に抑えて頂きたく!」

ほむマミ『……トリック・オア・トリート?』

当麻「アッ――――――――――――!?」
835 : ◆J0nZQhi5n4XG [saga]:2011/10/27(木) 21:43:42.03 ID:3qI9Xf720
この日のことを、当日巴マミ宅にいた者に聞いてみた。


「悪い、マミが作ってくれた果物ケーキ食ってたから知らね」

「えっと、あの、その……///」

「リア充マジ爆発」

「別の部屋で恭介とお菓子の食べあいっこしてたから知らない」

「別の部屋でさやかとお菓子の食べあいっこしてたから知らない」

「とても楽しかったわ」

「ええ、楽しかったわね」

「思い出したくないです」


一体当日何が起きたのか真相を知る者は、当事者以外にはいない。
836 : ◆J0nZQhi5n4XG [sage]:2011/10/27(木) 21:44:42.90 ID:3qI9Xf720
え、上条さんに何が起きたのかって?
イヤイヤ、ナニモオキテナイデスヨ? アハハ
837 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/10/28(金) 00:00:17.80 ID:7EM75B8Bo
お疲れ様でした。

・・・・・・・まぁ、幻想が壊れたんでしょうね・・・・・・きっと・・・・・・・。


>>832
死者に手を合わせるのは、仏教系の動作ではありますが、
日本の文化圏では一番ありふれた動作かと。

・・・・・・・日本の仏教は仏教としてはかなりローカライズされてはいますけどね・・・・・。
838 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/29(土) 22:37:16.69 ID:X7SstDEAO
さりげなくイチャイチャしてる上条君爆発しろ
839 : ◆J0nZQhi5n4XG [sage]:2011/10/30(日) 21:39:01.44 ID:zUpnjnD60
近日中にバトルものの投下を開始致します。
投下直前にも警告する予定ですが、
・整合性、理屈、話の矛盾、全て無視
・アホかと思うような展開の連続
・上条さんだからしょうがないよね
とりあえず以上を警告しとくぜ!
書いてる自分でさえ話がどこに向かってるのか分からねえ!

そんなわけで、本日は予告編を投下だ!
840 : ◆J0nZQhi5n4XG [sage]:2011/10/30(日) 21:44:27.49 ID:zUpnjnD60

ある日俺達は、夢を見た。
出来ればただの夢だと信じたかった、まるでロクでもない悪夢を。


『どうか、暁美ほむらを、救ってやってくれ』

「おいおい……洒落になんねーぜ、これは」

「ごめんなさい。私のせいで、あなた達には何度も迷惑をかけました」

「まぁ……地道にぶつかっていきますかぁぁぁ!」

「喰らいなさい!」

「オーケイ、いいだろう! Fallere825(背中刺す刃)土御門元春……いくぜいっ!」

「ちっ……良いとこ持ってくんじゃねーよ!」

(こんなとこで…何も、出来ずに…!)

(死なせない……絶対死なせないぞ、馬鹿……!)

「……死んだか。全く、嫌になるぜい」

「だから私達がさっさとあの魔女を討伐して、上条くんを病院に運ぶ!」

「もう私にできることなんて、何も……!」

「おい待て馬鹿野郎」


「僕と契約して、魔法少女になってよ!」


「このかけがえのない大切な友達を守るための力を、願うわ」


新しい、希望に満ち溢れた未来を描くために、彼らは進む。

とある魔法の最終決戦 Blaze_Up_My_Heart

近日公開!
841 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/10/31(月) 00:05:36.78 ID:MUISQmoio
俺のおつむじゃよくわかんなかったけどとりあえず熱そうなのはわかった
842 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]:2011/10/31(月) 02:22:35.83 ID:liDrNwkZo
劇場版来たか……胸が熱くなるな
843 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(新潟・東北) [sage]:2011/11/01(火) 18:13:54.86 ID:/FYRmczAO
さて後150レス…これでも足りないらしい大長編と思うと期待せざるを得ないな。

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844 : ◆J0nZQhi5n4XG [saga]:2011/11/01(火) 19:23:44.51 ID:Zx2KapJ60
待てwwハードル上げんなしwww
もしかしたらだよ、もしかしたら!
このスレで終わらせる気満々だからな俺!
もし万が一このスレで終わらなかったら逃げようとか思ってる俺もどこかにいるからな!


そんなわけで
・わけがわからないよ
・理屈も整合性も、ないんだよ
・でも原作との矛盾はあるヨ
・超展開が駄目って言うなら、もう投下できないじゃない!
・自分でも何が起こってるのかよく分からない
・強いて言うならガチバトルと言うよりはお祭り騒ぎに近い
・早い話が仮面ライダーのMOVIE大戦みたいなノリと思っていただければ
・でもMOVIE大戦みたいなクオリティを期待しちゃ駄目
おk?

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845 : ◆J0nZQhi5n4XG [saga]:2011/11/01(火) 19:24:27.03 ID:Zx2KapJ60






・とある魔法の最終決戦 Blaze_Up_My_Heart








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846 :第一回・知らせ ◆J0nZQhi5n4XG [saga]:2011/11/01(火) 19:25:19.30 ID:Zx2KapJ60
ある日俺達は、夢を見た。
出来ればただの夢だと信じたかった、まるでロクでもない悪夢を。


おぼろげな視界に移るのは、男が二人に女が一人。
背景はまるで特撮映画のクライマックスのごとく荒廃した大地。

当麻『えーっと、まどか? もうこれ喋っていいのか?』

まどか『うん、大丈夫…早く伝えないと、魔女が来ちゃうよ』

当麻『マジか…んじゃいくぞ、昔の俺ら。手早く言うと、俺達の世界は滅びた』

土御門『暁美ほむらの魔女化によってな……インキュベーターはあれを「時計の魔女」と名付けていたにゃー』

当麻『あー、えーっと…お前らの世界でどうなってるかは知らんが、俺達の世界の過去を話そう』

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847 : ◆J0nZQhi5n4XG [saga]:2011/11/01(火) 19:25:59.43 ID:Zx2KapJ60
当麻『……そしてさやかが魔女化した後、俺が不用意に煽ったばっかりに恭介はさやかの魔女に殺された』

当麻『佐倉杏子…師匠は、それを見てさやかと一緒に自爆を選んだ』

まどか『ワルプルギスの夜はマミさんとほむらちゃん、当麻くんと土御門くんがなんとかやっつけたの』

土御門『まあ、そこで何もかも終わりだと思ったのが間違いだったかにゃー。んで、俺らは成長して今大学生』

当麻『……大学が別だったから原因は詳しくは分からないんだが、とにかくほむらの奴は魔女化しちまった』

土御門『巴マミが応戦したが、ありゃー勝ち目なんてありゃしないぜい』

当麻『マミさんは、結局死体も残らなかった……魔法少女として異常な才能をもったまどかでも、あれは倒せないだろう』

土御門『「魔女の消滅」を願えばどうにでもなっただろうが……それじゃあ多分、別の世界で同じことが起こるにゃー』

まどか『だから「他の世界に情報を伝えること」…せめてこの世界以外で、ほむらちゃんが魔女になってしまわないように』

まどか『……私はそう願ったの』

当麻『あの魔女は恐らく……この世界を滅ぼした後、まどかがまだ魔法少女になってない平行世界に行くだろうからな』

土御門『あの魔女を倒せる可能性があるのは、同じ時間干渉系の能力者だけだにゃー。だから俺らは、過去の俺らに賭ける』

当麻『どうか、暁美ほむらを、救ってやってくれ』

土御門『魔女の特徴を伝えておくぜい。外見は黒い炎の塊ってところか…光ってる二つの穴を眼だとするなら、奴は泣き続けてる』

当麻『能力は時間停止…奴の周りには4つのストップウォッチが浮かんでて、それが能力使用の目安になってる』

まどか『4つで240秒…それが、ほむらちゃんが時間を止められる限界』

当麻『んで、消費した時間は倍の時間で回復する…60秒止めたら、次にその時計で時間停止が出来るのは120秒後って具合だ』

土御門『攻撃手段はホーミング性能付きの光弾と、直進するレーザー。まああいつらしいにゃー』

まどか『使い魔は、さやかちゃん、マミさん、杏子ちゃん、あと当麻くんの…影、なのかな? 戦い方もそっくり』

当麻『……まあ、そんなところか』

土御門『んじゃ、最後の戦いと洒落込むかにゃー。三人でスクラム組んで神風特攻だ』

まどか『私達の世界はもう駄目だから、お願い……さやかちゃんもほむらちゃんもマミさんも……』

当麻『師匠も恭介の野郎も、皆が幸せになれるような世界をお前らの手で作ってくれ。頼む』


そこから先は映像が不鮮明で…何が起こっているか、正確には分からなかった。
だがしかし、夢が覚める寸前、誰かの右手だけが大地にごろんと転がっていたのだけは、確認できた。

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848 : ◆J0nZQhi5n4XG [saga]:2011/11/01(火) 19:26:36.00 ID:Zx2KapJ60
当麻「おいおい……洒落になんねーぜ、これは」

上条当麻が目を覚ます。落ち着いて自分の身体を確認すると、全身に嫌な汗をかいている。
彼は、事故に遭った際に見た夢を思い出した。

当麻「いざこうなってみれば、あの夢はこれと関係してたと見るのが妥当だろうな…」

当麻「まあ良い、とりあえず皆に伝えないと!」

いてもたってもいられず上条は家を飛び出す。
とりあえず、巴に連絡を入れた。

当麻「マミさん!? 緊急の用があるんですが、今からそっち行って大丈夫でしょうか!?」

マミ『ええ。というより、既に皆集まってるわ』

当麻「うえぇ!?」

マミ「これは流石に、不味いからね…作戦会議を始めてるから、出来るだけ早く来て」

当麻「……了解!」


上条が巴のマンションに到着すると、彼女が言っていた通り既に関係者は全員揃っていた。
いつも以上に不安そうな態度を隠せない鹿目も上条恭介も、
予想外の事態に平常心を保てていない美樹も巴も佐倉も土御門も、
そして、ぎゅっと拳を握り締め俯いている、暁美も。

当麻「……遅くなった。悪い」

土御門「気にすんな。そんなことを言ってる時間も惜しい、早く対策を立てるぞ」

茶化すこともなく真剣に話を進める土御門の存在そのものが、今回の件の重大さを物語っている。
ある意味ではワルプルギスの夜をも凌駕する時計の魔女を退治する――
出し惜しみなしの全力全開で戦っても、それを実現できるかどうかは怪しいのだから。

ほむら「……魔女本体は私が相手取るわ。私以外では勝ち目がないのは確かなのだから」

マミ「でも、止められる時間は魔女の百二十分の一でしょう? 勝ち目がないのは暁美さんも同じよ」

土御門「今から準備をすれば、時間遅延の術式が組める。時間停止のリミット、ちょっとくらいは伸ばせるぜい」

さやか「それならなおさら、あたし達がついてっても足手まといになるだけだね」

杏子「あたしらは使い魔を相手取っとくしかないな。馬鹿正直に自分を相手取る必要も無し、そこも考えねえと」

当麻「もし幻想殺しも引き継がれてるなら、俺の使い魔は俺が相手取るしかないな」

恭介「僕はいつも通り、最後衛で回復役をやらせてもらうよ」

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849 : ◆J0nZQhi5n4XG [saga]:2011/11/01(火) 19:27:07.13 ID:Zx2KapJ60
作戦は決まった。作戦とは言っても、実現可能かどうかは限りなく怪しい成功率の低いものだが。
巴を模した使い魔は、佐倉が。佐倉を模した使い魔は巴が相手をする。
これは単に、巴と佐倉の両者が得意とするレンジで戦いを挑むのは危険だからだ。

美樹を模した使い魔は、美樹自身が相手をする。
見滝原最速の魔法少女である美樹は、自分自身でしか相手を出来ないからだ。

上条当麻は上条当麻を模した使い魔を相手取る。これは使い魔に幻想殺しが備わっていた場合を危惧してと、
そもそも上条では本気の巴や佐倉、美樹には到底敵わないからだ。

そして魔女本体は、暁美と土御門がタッグで立ち向かう事になる。
土御門の魔術で伸ばせる時間停止のリミットは、最大で十倍。
これでも彼我の実力差は十二倍もあるのだが、これ以上の戦力分配は不可能だった。

そして最後衛に上条恭介と鹿目まどか。
これは、この機に乗じてQBが契約をもちかけてくることを警戒してと、魔女が鹿目を狙う事を危惧してだ。

出来得る限りでは最善の戦法と、ありったけのグリーフシードを用意し、
見滝原の戦士たちは、決戦の場所へ向かう。
それがどこであるかは、予知夢で大体分かっていた。

いつかどこかの世界で、鹿目まどかが暁美ほむらを救った、あの場所。
――暁美ほむらの運命が始まった場所である。


目的の場所へ向かい、一同は歩いている。
無言で、重苦しい雰囲気を漂わせながら、さながら死地へ向かう兵隊のように。
先頭を歩いていた暁美ほむらは、仲間の方へ振り返り言った。

ほむら「……そろそろ、結界が展開されるわ。まずあなた達に言っておきたい事がある」

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850 : ◆J0nZQhi5n4XG [saga]:2011/11/01(火) 19:27:35.64 ID:Zx2KapJ60
ほむら「ごめんなさい。私のせいで、あなた達には何度も迷惑をかけました」

ほむら「まどか。あなたの素質が異常なほど高まってしまったのは私の責任です。ごめんなさい」

ほむら「さやか。まどかのため、を言い訳にして私はあなたを救うために全力を尽くさなかった。ごめんなさい」

ほむら「巴さん。まどかが最高の友達ならばあなたは最高の師匠だったのに、勝手に切り捨ててごめんなさい」

ほむら「杏子。本来なら私と関わることもなかったあなたを私のエゴに巻き込んでごめんなさい」

ほむら「そして、上条当麻、上条恭介、土御門元春」

ほむら「魔法少女と関わる必要すらなかったあなた達をこの世界に巻き込んで、本当にごめんなさい」

ほむら「許されることではないけれど、私はこの世界で生きていたい。そのために力を――」

さやか「ばーか!」ボゴッ

ほむら「ほむっ!?」イタイ…

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851 : ◆J0nZQhi5n4XG [saga]:2011/11/01(火) 19:28:01.52 ID:Zx2KapJ60
さやか「あんたに救われてたらあたしは恭介に助けてもらえなかったじゃないか!」

当麻「突っ込むところそこか!? ……まあ、俺もお前に巻き込まれてなかったらマミさんを助けられなかったしな」

マミ「私に至ってはあなたがいてくれなかったら死んでるわね」

恭介「暁美さんが当麻を巻き込んでくれたおかげで僕はさやかを救えたんだ。これ以上のことはないよ」

土御門「まあぶっちゃけ俺は巻き込まれてすらねーにゃー。危なくなったらずらかる予定だし」

杏子「そこは空気読めよ……まあ、マミと仲直り出来たんだから責める気はねーよ」

まどか「ほむらちゃんがいてくれて、私は凄く嬉しかった。だから、自分のことをそんな風に言わないでほしいな」

ほむら「……みんな」

さやか「今更何言ってんのさ。友達だろ?」ビシィ

ほむら「……どうでしょう、結構怪しいと思うのだけれど」

さやか「てめっ……」

ほむら「……ふふっ」

さやか「……あはは」

一同『んじゃ、行こうか』

再び一同は歩き出す。
重苦しい雰囲気は、すっかりなくなっていた。
新しい、希望に満ち溢れた未来を描くために、彼らは進む。

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852 : ◆J0nZQhi5n4XG [sage]:2011/11/01(火) 19:29:18.31 ID:Zx2KapJ60
ではまた次回。
お楽しみにと言いたいが、あまり期待はしちゃいけない。

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853 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(三重県) :2011/11/02(水) 01:38:47.32 ID:gJFwTgjL0
とあるの方の時系列って原作開始前だったけ?ということは上条さんは結局近いうちにマミやほむら達のことも皆忘れるってことか

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854 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(チベット自治区) :2011/11/02(水) 16:36:40.45 ID:cnBi12kS0
>>853
上条さん記憶喪失なりすぎワロタwwwwwwwwww
855 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(チベット自治区) [sage]:2011/11/02(水) 20:53:33.96 ID:Pk7HxSauo
>>1乙です。

>マミさんは、結局死体も残らなかった…
…この時点でその世界で何が起きたか特定した。つまり上マミでナニがあったんだな?
となると想像しただけで恐ろしい残虐殺戮シーンだぜ…nice boatなんてチャチなもんじゃ断じてねえ、もっと恐ろしいモノだ…


>>853
この世界は完全に別世界だろ。禁書原作では上条さんはもっと小さい時から学園都市にいるからな。
856 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(三重県) :2011/11/02(水) 21:42:35.11 ID:gJFwTgjL0
使い魔の方に幻想殺しが備わるって多分無理だよな
「幻想殺しは同じ世界に2つも存在できない」とか「上条当麻に取り付けられた腕にこそ本物の力が宿る」とか言ってたし
857 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です) [sage]:2011/11/02(水) 21:48:41.93 ID:CbfA9PKDO

ほむらの謝罪いいな…
ぶっちゃけこれをアニメ本編で聞きたかったよ…
858 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/11/02(水) 23:36:31.28 ID:VBpkQJcN0
上条さんから右手をとったら、竜しか残らないじゃないか!
859 : ◆J0nZQhi5n4XG [sage]:2011/11/03(木) 00:07:40.64 ID:NzcczOXz0
投下の方はまた明日にでも。
質問等あればどうぞ。ただし作中で語る予定のものがあればそこは伏せさせていただきます。

>>853
皆さん言ってるようにこの上条さん、まず学園都市に行きそうもないんで…
行ったとしても既に土御門が魔術サイドって知ってたり、魔法少女がいたりで話がすんなり進みそう。
杏子さん直伝の格闘術もあるから羽が脳に達する前にそげぶをマジでやりそうだな……。

>>855
これはもう作中で語る機会がないので言いますね。
まず、どこかの世界の上条さんが言っていたように、恭さや杏が死んでるんです。あの世界では。
これは、恭介くんが幻想創りに目覚めなかった当たり前の世界であるがゆえですね。
当然ワルプルを倒せるはずもなく、撃退はしたが街は壊滅状態。

で、残ったまどほむマミ上土も、こう、気まずいというか思い出してしまうとかで疎遠になっちゃって、
大学に行く頃には上マミ・まどか・土御門・ほむで大学別れちゃったんです。
上マミは地元国立、まどかは地元私立、土御門はイギリス、ほむほむは県外国立。
んで、ほむらさんはちょっと大学生活が上手くいかなくて、若干アレな状態で帰郷。
仲間の死を引き摺ってて元々以上に性格が暗くなっちゃって、友達もできなかったんでしょう。

そこで『上条さんがマミさんとデートしてる光景』と『まどかが男と付き合ってる光景』を見ちゃったわけです。
だから、「自分はあの子たちにとって必要のない存在だったんだ」と思ってしまい、絶望し魔女化に至ったんです。
傷心のところ愚痴を聞いてもらおうと地元へ帰ってきたら、元仲間が皆リア充になってたんです、そりゃ絶望もします。

でも実際のところほむらさんが見たのは『上条さんがマミさんに告った直後』で、
上条さんとマミさんは「ほむらにも教えてやらないといけませんね」「久々に会って話したいわね」みたいなことを話してたんです。
まどかの方は、自分が誰かと付き合いだした程度の事でほむらの時間をとることもないなんて遠慮してたんです。
ああさやか魔女化時の如き悪循環。

そんなわけで正義の魔法少女として時計の魔女に挑むも、マミさんは時間停止を前になす術もなく爆死。
上条さん、まどか、土御門も爆死。残ったのは幻想殺しの右手だけだった。

……これを作中に捻じ込もうと思ったんだけど、上手くいかなかったんです。
860 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/11/03(木) 00:55:12.55 ID:1lOhuhxy0
>>856
いや夢で見た方の世界とこっちの世界が一緒とは限らんし、
それじゃあ霊装のレプリカには力は宿らない事になるかもしれんし、そりゃあ力は劣るだろうがシスターズのレディオノイズと思っときゃいいんじゃね?
まあこまけえこたぁいいんだよ
861 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(新潟・東北) [sage]:2011/11/03(木) 06:24:18.17 ID:AcWPw21AO
乙!ヤンデレじゃなかったのか。

>>859
ちょwwいやそれは本文で書こうぜww
例えばほむらの一人称で夢の話とか、戦闘中に魔女の記憶がほむらに送られてくるとか…(独白回想ってやつだな、情報源は魔女との共振とかか?)
862 : ◆J0nZQhi5n4XG [saga]:2011/11/03(木) 22:03:16.23 ID:NzcczOXz0
>>861
やろうと思ったんだけどね……必須事項でもないし、戦闘中に何やってんだってなるし、
つーかあの長い説明を台詞&地の文に変える作業が苦痛過ぎて投げた。
さーせん。

それでは投下。
863 :第二回・開戦 ◆J0nZQhi5n4XG [saga]:2011/11/03(木) 22:04:10.23 ID:NzcczOXz0
『アッハハハハハハハハハハハハ! キャハハハハハハッ』

ワルプルギスの夜と同じく、哄笑とともに現れる魔女。
ただしワルプルギスと違い結界を展開している。
更に言うと、ワルプルギスの笑い声を玩具を見つけた子供のような無邪気な高笑いだとすれば、
時計の魔女の笑い声は何もかもに絶望し、自暴自棄になった少女の悲痛な叫びのようだということか。

ほむら「……来るわ。作戦通り、使い魔はお願い」

土御門「じゃあ、俺達は突っ込むかにゃー!」

暁美と土御門が先行して突っ込む。
巴を模した使い魔と美樹を模した使い魔がそれを察知し、二人をめがけて突撃してくる……しかし。
その銃弾は弾かれ、振り下ろされた剣は受け止められた。
作戦通りのマッチアップで、佐倉と美樹が使い魔に対峙する。

杏子「はんっ……本物の半分も痛くねーな!」

さやか「趣味悪いなーそっちの世界のほむら……あたしはこんなに弱くないぜ!」

余裕があるようなことを言いつつも、
佐倉はかつて封じた幻惑魔法を、美樹はハコの魔女戦以来使っていない加速魔法を発動させる。
二人が全力で戦うのだと、魔法を見ずとも身に纏う雰囲気だけでも分かるほどだ。

マミ「ふふ、じゃあ私もそろそろ始めようかしら」

当麻「っし、行くぞ」

巴はいつも通りにスカートからマスケット銃を落とし地面に突き立て、佐倉を模した使い魔に対峙する。
当麻は軽く肩を回してから、いつも通りのファイティングポーズをとり、自身を模した使い魔に対峙する。
一見すると普段通りの二人だが、佐倉と美樹同様に纏う雰囲気はぴりぴりと鋭くなっていく。

戦いの火蓋が、切って落とされた。
864 : ◆J0nZQhi5n4XG [saga]:2011/11/03(木) 22:05:24.62 ID:NzcczOXz0
杏子「おぉぉぉぉぉらおらおらおらおらぁぁぁぁあああああっ!」

佐倉は多節槍を振るい、使い魔を攻め立てる。
刃も鎖も柄も、全てを凶器として扱えるこの形態で、相手に反撃を許さない。
さらに幻惑魔法『ロッソ・ファンタズマ』を要所要所に散りばめ、攻撃のリズムを一定にしない。
圧倒的な攻撃を続けているこの状況が果たして有利なのかといえば――

杏子(……まあ、そんなことはねーんだよなぁ。反撃されたらその場で打つ手がなくなっちまう)

杏子(だからこそ、この戦法しかね―んだが……嫌になるなこいつ。本物並みに回避上手いのな)

杏子「っっっっだらあああああああぁぁぁぁぁぁっ!」


さやか「ふっ……でぇやぁああああああああっ!」

輝く青の尾を引く二つの流星が、激しい勢いで何度もぶつかりあう。
……加速魔法を最大限に使った美樹と、彼女を模した使い魔のぶつかりあいだ。

さやか(っててて……力が同じだから多分ダメージも同じ……だとしても)

さやか(あたし回復魔法使いだしなー……長期戦覚悟だよなー)

さやか(生憎力量を凌駕するほどの戦法もないし…あったとしても多分相手も同じ条件になるし)

さやか「まぁ……地道にぶつかっていきますかぁぁぁ!」


マミ(さて……佐倉さんは戦闘訓練の仮想敵にしてたこともあるし、油断しなければ負ける相手じゃないわ)

マミ(あの使い魔が暁美さんの知識に基づいて作られてるなら、ロッソ・ファンタズマも使ってこないと見ていいわね)

冷静に使い魔の動きを分析し、逐一対処しながら巴は考察する。
現状負ける要素はない。落ち着いて、相手の攻撃を対処して隙をついていけば問題ないだろう。

マミ「……こんな風にね」

胸元のリボンを伸ばし、使い魔の両腕を縛る。
佐倉を模した使い魔は槍をバラして多節槍にしリボンを引き裂くが、一瞬遅い。

マミ「喰らいなさい!」

一瞬で使い魔が穴だらけになる。
多数のマスケット銃を召喚して撃ち抜く、基本戦法だ。

マミ「佐倉さんの戦いはもっとスマートだわ……使い魔ごときが再現しようだなんて、おこがましいわね♪」


当麻「っく……ぬんっ! でりゃあっ!」

鋭いパンチとキックの応酬が繰り広げられているのは、上条当麻と彼を模した使い魔との戦いだ。
上条は魔法少女の手助けをすると決めて以来格闘技に手を出しており(やったことといえば書籍の購入くらいだが)、
空手にボクシング、サバットからコンバットサンボまで、一通りの知識までは有しているのだ。
更に佐倉との戦闘訓練で鍛え上げたそれは、最早オリジナルの格闘術といって構わないレベルに達していた。
切り札の右手を叩き込むことだけを目的とした特殊戦闘術。……無論、彼にしか使えない代物なのだが。

当麻(……っくしょぉ! 他は何発か入ってんのに、右手の攻撃だけ綺麗に避けやがる!)

蹴りや左手での牽制は何発か当てているのだが、右手での攻撃だけは絶対に喰らってくれない。
華麗に避け、腕を叩いていなし、その隙に攻撃を当ててくる。
美樹さやかと同じく、長丁場になりそうな戦闘である。

当麻(この際右手を当てることは考えるな…逆に右手は避けることを利用して攻撃するッ!)

……上条の思考がだんだんズレてきていることにも、突っ込まない方がいいのだろう。
お前右手使わずに使い魔と戦えるのかよ。すげーな。
865 : ◆J0nZQhi5n4XG [saga]:2011/11/03(木) 22:06:00.16 ID:NzcczOXz0
ほむら「……さて。聞いた通りの見た目だけれど、嫌になるわね自分が魔女化した姿を見るというのは」

土御門「別世界の俺の言う通りアレを眼と見ていいのなら、マジ泣きだにゃー暁美ほむら」

ほむら「黙りなさい。さっさと術し」
866 : ◆J0nZQhi5n4XG [saga]:2011/11/03(木) 22:06:28.90 ID:NzcczOXz0





867 : ◆J0nZQhi5n4XG [saga]:2011/11/03(木) 22:07:01.76 ID:NzcczOXz0
ほむら「きをっ!?」

土御門「っぬぉお!?」

突然眼前に光弾が。……これは、ホーミング性能を持っているのだったか。
幸いにして二人ともダメージを軽減することには成功したが、
今からこの反則的な能力の持ち主と立ち回りを演じることを思うと、憂鬱になる。

ほむら「くっ…自分の能力について言うのも変だけれど、本当に反則ねっ!」

土御門「あっ…あんなんどうしようもないぜい…どうするよ、暁美ほむら?」

ほむら「言うまでもないわ、さっさと時間遅延の術式を発動させなさい!」

土御門「オーケイ、いいだろう! Fallere825(背中刺す刃)土御門元春……いくぜいっ!」

見滝原で最も強かった少女と見滝原で最も強い少年が、かつてない凶悪な敵に立ち向かう。
自分には既に力など残っていないことなど、戦わない理由にはならない。
自分と仲間の関係が仮初のものであることなど、戦わない理由にはならない。
――そして、勝ち目がないことも、戦わない理由にはならない。

ほむら「時よ止まれッ!」

暁美が時を止める。
タイムリミットは現在土御門の時間遅延術式により二十秒。
確認すると、現在魔女が消費している停止時間はたった十数秒。
……全く、嫌になってくる。

ほむら「ワルプルギスの夜との戦いで撃ち損ねた重火器……ここで使い切ってあげるわ!」

取り出したのは数丁のRPG-7。
全てを撃ち終えた瞬間、時は再び動き始める。

ほむら(やはり停止時間に余裕がないわね…全く、これで火器まで使い切ったら私はどうすればいいのかしら)

ほむら「でも、まあ……」

土御門「ああ。考えるのはこの魔女をどうにかしてからだぜいっ!」

いつの間にか黒い折り紙を辺り一面に用意していた土御門が叫ぶ。
最も得意とする水属性の魔術を、現在自分が撃てる最大量で放つ。

土御門「黒キ色ハ水ノ象徴。其ノ暴力ヲ以テ道ヲ開ケ(さあおきろクソッタレども。ぜんぶこわしてゲラゲラわらうぞ)!」

魔女を包んだ爆煙が消えるより先に、直径1mほどの水球がいくつも形成され、魔女に撃ち込まれる。
途轍もない爆音が響いたが、煙がひいたその先に魔女はおらず……
868 : ◆J0nZQhi5n4XG [sage]:2011/11/03(木) 22:09:22.90 ID:NzcczOXz0
今回はここまで。
自分で書いててこの魔女の時間停止チートすぎね? って思った。
ほむほむと違って火器の量に制限があるわけでも、いちいち『盾から出して設置あるいは発射』のプロセスを踏む必要もなし
勝てねーよ。普通。
869 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(栃木県) [sage]:2011/11/03(木) 22:13:25.84 ID:hAjaDehD0
>>1乙!!
上条さんすごいなイマジンブレイカーなしで使い魔と戦えるなんて・・・・
870 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です) [sage]:2011/11/03(木) 22:18:01.65 ID:N4pF+ofDO
つーか時間停止そのものがチートなのよ
871 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(新潟・東北) [sage]:2011/11/04(金) 12:17:23.22 ID:Yhf6AcNAO
まあチートだわな時間停止は。ジョジョ三部でも承太郎が同じ能力を得て尚且つ心理戦で勝った訳だからな…
こういう敵には罠を仕掛けるか内側から破るかが定番なんだが…さてさて。


…やっぱり本文で説明必要だと思うんだぜ?
872 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(新潟・東北) [sage]:2011/11/04(金) 12:32:16.44 ID:Yhf6AcNAO
途中で送信しちまったぜ…
必要だと思ったのは内側から破る場合な。
873 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(チベット自治区) [sage]:2011/11/04(金) 21:23:32.34 ID:vPmzfmy3o
乙です。

勝利の鍵は恭介くんだな。いよいよ『神の左手』たる「幻想創り(イマジンクリエーター)」の真の力を出す時が来たようだな…

ちなみにイマジンクリエイターの究極形態はギガロマニアックスか黄金錬成だと思うんだがどうだろね?
874 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(チベット自治区) [sage]:2011/11/05(土) 13:00:49.43 ID:WL/DpLhE0
>>873
それやられたらもう魔法少女不要だろww
強すぎるっすww
875 : ◆J0nZQhi5n4XG [sage]:2011/11/05(土) 20:26:18.11 ID:FOBF4Z/p0
流石に恭介くん戦闘要員化はねーよwwwwwwwwwwwwww
今回はちょっとしたおまけのようなものを
テーマは『新聞部』

Q.女性のタイプは?
A.お姉さん系。強いて言うなら、寮の管理人さん

Q.胸はぶっちゃけ?
A.こだわりはないな

Q.髪型とか?
A.特にこだわりはないな。そいつに似合ってれば良いと思うよ

Q.身長は?
A.あんまり高いと劣等感感じます。だから何だという訳でもないですけど!

Q.体型は?
A.健康的なのが一番。折れそうなのも重そうなのも、ちょっと心配だよな

Q.女性に望むことは?
A.俺の不幸を笑って受け止めてくれるおおらかさ。

Q.回答ありがとうございました。
A.いや良いんだけど、これ滝中新聞に載せてどうすんの?

Q.最後の最後にナイス鈍感頂きました。学校中の女子に役立つんですよチクショウが
A.……へ?


まどか「奇しくも、かつてのマミさんとほむらちゃんは当麻くんの好みにどストライクなんだよね」

さやか「今となっちゃ、二人ともふにゃっふにゃだからなぁ……主に当麻のせいなんだけど」
876 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(埼玉県) [sage saga]:2011/11/05(土) 23:56:12.61 ID:5PDedtd+0
>>867のやつ

いきなり神の右席がきてくれたらな・・・
877 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(チベット自治区) [sage]:2011/11/06(日) 00:02:49.53 ID:C8r5KQAro
>>875

無いのか…参戦した方が熱い展開になると思うんだが。最後だから良いと思うんだがねえ。
例えばさやかが殺されて恭介覚醒、その後さやかを復活とか。
またはラブラブ石破天驚拳じゃないがケーキ入刀のように巨大な剣でサクッとするとか…

ちなみに「幻想創り」は「原石」扱いなのか?
878 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(新潟・東北) [sage]:2011/11/06(日) 01:19:46.71 ID:V4KJqFMAO
>>875
タイプはお姉さん系か…
ちなみに>>859の大学生マミさんは服装は普通のオリアナと想像するんだが、どうだろ?
…そりゃ久しぶりに会ったほむら絶望するよなぁ。
879 : ◆J0nZQhi5n4XG [sage]:2011/11/06(日) 08:31:38.98 ID:naF7ln1R0
>>877
えっと、上条さんと上条くんは、変な言い方ですが
居なければどうにもならない存在ですが居たところで何が出来るわけでもない存在になるように気をつけています。
ちなみに今の上条くんに役割を与えちゃうと彼は確実にさやかちゃんを下げて自分が前で戦おうとします。
そんなことはさやかちゃんだって望んでいないのです。

あと、ちなみに上条さんが使い魔と戦えてるのは使い魔が上条さんモデルだからです。ステータスは一緒なのです。
凄いのは使い魔相手に幻想殺しを封印する度胸なのです。


おまけもう一本!

Q.胸のサイズについて
A.あんまり良いものじゃないわよ?
A.[ピーーー]

Q.牛乳飲んだりとか?
A.特に……あ、紅茶を飲むところをたまにミルクティーにするくらいかしら
A.コーヒーが好きだったんだけど、毎朝牛乳に変えたわ

Q.それ、コーヒー牛乳にすれば良いんじゃないですか?
A.その発想はなかったわ……

Q.バストアップ体操とか?
A.何それ?
A.聞かないで頂戴

Q.胸がでかい人についてどう思う?
A.肩が凝るわよね
A.[ピーーー]ばいいと思うわ

Q.胸が小さい人についてどう思う?
A.動き易そうよね
A.同志

Q.回答ありがとうございました。
A.いえいえ、ごめんね。ロクに答えられなくて
A.ありがたいと思うなら報酬としてバストアップの方法でも教えなさい

Q.必死ですね
A.五月蝿い。[ピーーー]


さやか「ほむらェ……」

まどか「うちの新聞部はどこに向かっているんだろうね」
880 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(チベット自治区) [sage]:2011/11/06(日) 20:41:13.65 ID:KR1Vdjnjo
>>879
ムサシノ牛乳(株)逃げてー!

それは兎も角参戦しない理由はそういう事か。まあそうだと思って前者は死んでから、後者は共同作業ってので回避できると思ったんだがね。
ただこれ以上は言わんよ。流石にしつこくなるからなあ。
881 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です) [sage]:2011/11/07(月) 16:32:11.42 ID:Fsoi+a4AO
時止めチートすぎるな・・・こんな魔女に勝てるのか?
だが上条さんなら・・・上条さんならやってくれるはず・・・!
882 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です) [sage]:2011/11/07(月) 16:36:36.86 ID:rseJhMeG0
あれ?上条さん時止めてる途中動けるんじゃね?
883 : ◆J0nZQhi5n4XG [saga]:2011/11/07(月) 22:58:22.88 ID:Q23NDUgz0
>>877
言い忘れてましたが、「幻想創り」はマジもんの奇跡って事で。
ほら、>>98で言ってる通り。これは他の並行世界で上条くんが幻想創りに目覚めることはほぼ有り得ないということで、
だからこそ「あっちの世界」では上条くんは何もできずオクタヴィアに殺されちゃったんです。
それが全ての引き金だったのです。

>>882
動けないです。
いや実際どうなのかは知りませんが、このスレでの時間停止は黄金練成「全て忘れろ」と同じ扱いです。


では投下。
884 :第三回・苦戦 ◆J0nZQhi5n4XG [saga]:2011/11/07(月) 22:59:17.33 ID:Q23NDUgz0
土御門「黒キ色ハ水ノ象徴。其ノ暴力ヲ以テ道ヲ開ケ(さあおきろクソッタレども。ぜんぶこわしてゲラゲラわらうぞ)!」

魔女を包んだ爆煙が消えるより先に、直径1mほどの水球がいくつも形成され、魔女に撃ち込まれる。
途轍もない爆音が響いたが、煙がひいたその先に魔女はおらず……

彼女らの上で、レーザーを放とうとしていた。

ほむら「ちっ! やっぱり当らないか…!」

土御門「くぅっ……青キ木ノ札ヲ用イ我ガ身ヲ守レ(デクのボウどもせめてタテとしてヤクにタて)!」

暁美は左手の盾を中心とした防御結界を、土御門は得意の魔術による防壁を発動させなんとか身を守るが、
魔女のレーザーは平然とその防御を突き破ってのけ、二人とも決して軽くはないダメージを負う。

ほむら「勝てる気がしないわ……なんとかならないものかしらね全く!」

土御門「ほんっと、時間停止とか超ド級のチートだぜい!」

自分達がしていることは、死期をごく短い間引き延ばしている、それだけのことではないだろうか。
そう疑いたくなるほどに、時計の魔女は圧倒的だった。
885 : ◆J0nZQhi5n4XG [saga]:2011/11/07(月) 23:00:09.03 ID:Q23NDUgz0
さやか「あーもぉ、うざった――いっ! 派手なぶつかり合いしてるのに蓄積ダメージ地味すぎだよぉっ!」

視点を戻して、自らを模した使い魔と戦う美樹さやか。
加速魔法を最大限に用いた最高速度でのぶつかり合いが続いていた。
これだけの速度で何度もぶつかり合えば、既に死体すら残っていなくても不思議ではないのだが、
しかし現在美樹さやかが負っている傷は先程防ぎ損ねた刀傷が一筋のみ。
見滝原最速の彼女は、同時に見滝原で最強の治癒魔法使いであるからだ。

さやか(火力の点で言えば、マミさんに相手してもらいたいんだけどなぁ……)

巴なら、一度リボンで縛ってしまえば使い魔を圧倒できるだろう。
既に彼女が担当していた佐倉を模した使い魔を撃破していることは確認済みだし、
出来れば助力を頼みたいところなのだが……いかんせん、今美樹は止まることが出来ない。
最高速度で動き続けているうえに、美樹は魔力の制御は不得意だからだ。

さやか(上手く停まれるなら話は別なんだけど……たぶん無理だからなぁ)

この速度の中では、いまいちテレポートも扱い辛い。
美樹さやかは見滝原最速にして最強の治癒魔法使いであるが、流石にテレパシーは苦手だった。
巴や暁美ほどになると、専門ではないテレパシーもかなりの精度で使うことが出来るのだが。
だからとりあえずは、不毛極まりないぶつかり合いの斬り合いを続けるしかない。

さやか「ちっきしょう、やってやらぁぁぁあああっ!」


杏子「うぅぅぅぅぅうあありゃあああああああああああっ!」

杏子(あぁぁぁぁウゼー超ウゼー! なんだこいつ本物より回避上手ぇんじゃねーのか!)

杏子(……いや、違う。攻撃を完全に捨ててるからか。マミならこの回避の中に攻撃まで差し込んでくるわな)

先程と同様、佐倉が圧倒的な手数で巴を模した使い魔を攻め立てている。
いい加減食傷気味な展開であるが、状況はこちらの方がややまずい。

杏子(魔力を回復する暇がねえ……!)

そう、この攻勢を続ける限りは相手に攻撃されることはない。
代わりに、攻撃以外の行動は全て封殺されてしまうのだ。

杏子(それが狙いか……魔力使い果たしてグリーフシード使おうとしたところを蜂の巣にする気だ)

だがしかし、打開策はない。
攻撃をやめてしまえば恐らく攻守が入れ替わるだけだ。
こちらが防戦一方になってしまえば、恐らく自力でもう一度攻守を入れ替える手段は存在しない。
巴マミの攻撃力は、それほどの恐ろしさを秘めている。
その分防御力に関しては銃使いで後衛向きの彼女のこと、そこそこ低いはずなのだが。
886 : ◆J0nZQhi5n4XG [saga]:2011/11/07(月) 23:00:43.39 ID:Q23NDUgz0
杏子(掠りすらしやがらねえ! くっそ面倒くせえ! こりゃさやかに相手させた方が良かったか…!)

マミ「苦戦しているようね……助太刀するわ!」

杏子「ん? ……うおぉぉぉっ!?」

瞬間、佐倉の身体すれすれを銃弾が何発も通り過ぎていく。
その全てが正確に使い魔の身体を貫き、隙を作った。

杏子「ちっ……良いとこ持ってくんじゃねーよ!」

ぼやきつつも、佐倉は槍の一突きで使い魔を消滅させる。
振り返ると、そこにはまあ予想通り、若干ドヤ顔気味の巴マミ。だがそこがいい。

杏子「いや、よくねーし……まあともかく、助かった」

マミ「礼は良いわ…早く美樹さんを助けに行きましょう?」

杏子「ん? ……うげ、あいつまだやってんのか」

マミ「ある意味相性最悪の相手だからね……私が拘束するから、援護を頼むわ」

杏子「あー、まああれを相手にリボン当てるのはキツいか……」

佐倉が幻惑魔法を巴のリボンに掛ける。
それを確認してから、巴はリボンを美樹を模した使い魔へ向けて投擲する。
一瞬ののち、リボンは十数本に分裂した。

使い魔は放たれたリボンを察知してその殆んどを斬り裂くが本物のリボンは見抜けなかったようで、
見事に拘束されてしまう。そしてそこに、最高速度の美樹さやかが真上から飛来した。

さやか「っしゃぁナイス二人とも! ……これで終わりだぁぁぁぁあああああっ!」

そしてそのまま勢いを緩めず、両手の刀を下向きに固定し、使い魔を貫く。
そこで刀を手放し、美樹だけがすたっ、と着地する。
使い魔は、刺された二本の刀と共に大爆発を起こした。

杏子「相変わらず派手なことすんなぁ、さやか」

さやか「まあ、性分なもので!」
887 : ◆J0nZQhi5n4XG [saga]:2011/11/07(月) 23:01:34.98 ID:Q23NDUgz0
当麻「はぁっ……はあ、はぁっ……!」

場面は再び転換、上条当麻VS彼を模した使い魔。
現在、上条はかなり不味い状況まで追い込まれていた。
攻撃力は互角。防御力も互角。瞬発力も判断力も度胸も互角。ならばなぜ?
簡単なことだ、スタミナの差。使い魔と人間との、圧倒的で絶対的な差。
上条当麻のスタミナに限界はあるが、上条当麻を模した使い魔のスタミナに限界はない。
既に彼の動きは、とても全力の自分と戦えはしないレベルにまで鈍っていた。

当麻「はっ……はぁっ……ぁ、がぁあっ!」

苦し紛れに右腕を振るうも、肘に蹴りを入れられ、軌道を逸らされるとともに大ダメージ。
既に疲労から、上条は佐倉との訓練で鍛えた判断力すらも活かせなくなっている。
現に今も無闇に右腕を振るっては手痛い一撃を貰う一連の動作を、既に三度繰り返したところだ。

当麻「はぁ、はぁ、はあぁっ……ぐぉぁあっ!」

今度は大振りな右腕の一撃を避けられ、顔面に右ストレートを喰らう。
そのままノーバウンドで3メートルほど吹っ飛ばされ、倒れ込んでしまう。

当麻「ぐ……が」

見事に鼻の骨が折られている。
自分の現状を確認して、上条は歯軋りをする。
ふつふつと悔しさが、情けなさが、あらゆる感情が湧きあがってきて――

当麻(まずい……このままじゃ殺られる……)

当麻(マミさんを…ほむらを…さやかも師匠もまどかも、俺が守ってやりたいのに)

当麻(こんなとこで…何も、出来ずに…!)

当麻「うっがぁぁぁぁあああああ!」

――意地が、意志が、悲鳴を上げる身体に鞭を打ち、限界を越えた駆動をさせる。
どう考えても既に動ける状態ではない筈の上条が、再び使い魔の前に立ちふさがる。

当麻「ぜぇりゃあああああっ!」

使い魔も彼の迫力にたじろいだのか、再び上条が攻勢に回る。
蹴りで、左手で、何度も何度も打撃を加えて使い魔の防御を滅茶苦茶に掻き乱す。
左フックで意識を逸らした後大胆に身体を沈め、カポエイラの型に従った連続蹴りを命中させる。
遂に使い魔のガードが崩れ、そこに姿勢を立て直した上条の右腕が、『幻想殺し』が吸い込まれるかのように入り込み…

上条当麻を模した使い魔は、消滅した。
それを確認して、上条はその場で崩れ落ちる。

当麻「あー……こりゃ三日は動けねーや」

当麻「まぁ……いっか」

だがしかしその顔には、普段通りの苦笑が浮かんでいた。
888 : ◆J0nZQhi5n4XG [sage]:2011/11/07(月) 23:04:22.59 ID:Q23NDUgz0
上条さんには全力前回の主人公補正が効いているので、ピンチになると能力が上がります。
ポケモンで言うと剣の舞と鉄壁と瞑想とド忘れと高速移動と影分身が自動で積まれます。
でも自己再生はできません。しかも攻撃はメガトンパンチのみ。
889 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りするかも [sage]:2011/11/08(火) 00:41:11.26 ID:yYNT/nVGo
みやぶるがないと可哀想すぎるだろ上条さんよ
890 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(三重県) :2011/11/08(火) 01:17:48.65 ID:o8HNWQPg0
はじめの一歩の宮田くん並みのクロスカウンターしてくるからな上条さん
891 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(チベット自治区) [sage]:2011/11/08(火) 01:55:05.63 ID:4eawR2nY0

ちなみに特攻を二段階上げるのは悪巧み
回避を二段階上げるのは小さくなる、な

上条さんの特性は……、不思議な守りか
892 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です) [sage]:2011/11/08(火) 10:19:42.75 ID:dCrm6iWIO
「きもったま」だろう
893 : ◆J0nZQhi5n4XG [sage]:2011/11/08(火) 20:57:40.42 ID:rtPAu2F00
>>891
そうだったwwwwww特防3段階も上げてどうするwwww

あ、上条さんの特性は「再生力」だと思います。
しかも交代しなくても発動するの。
894 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(チベット自治区) :2011/11/09(水) 17:41:25.64 ID:sCqVgElJ0
>>892
きもったまwwwwwwwwwwww
895 : ◆J0nZQhi5n4XG [saga]:2011/11/10(木) 21:15:43.35 ID:dsB7GhOE0
それでは投下。
投下状況を見る限り、このスレで収まりそうでなによりです。
896 : ◆J0nZQhi5n4XG [saga]:2011/11/10(木) 21:16:29.38 ID:dsB7GhOE0
マミ「上条くん! 大丈夫!?」

当麻「……あー、マミさん。あ、さやかに師匠」

さやか「うわ、当麻ボッコボコじゃん! なんで自分相手でそこまでやられてんの!?」

杏子「おいさやか、回復……は、効かないんだったか。こう考えるとやっぱお前の右手は便利ってより不便だな」

当麻「悪い……スタミナ切れだ、もう一歩とも動けねーぞ今の俺は。つーか立ち上がれねえ」

まどか「当麻くん! 大丈夫!?」

恭介「使い魔は倒し終えたみたいだから来たよ…皆、ソウルジェムを」

結界の入り口付近から上条恭介と鹿目まどかが駆け寄ってきて、残留組が再び全員集合。
上条恭介の『幻想創り』でソウルジェムの濁りを祓い、再び戦力を整える。
魔女との戦闘現場に向かおうにも自分たちでは戦力にならない。
さてどうしようかと頭を悩ませていたその時……再び、使い魔が現れた。
897 : ◆J0nZQhi5n4XG [saga]:2011/11/10(木) 21:17:09.12 ID:dsB7GhOE0
当麻「……そうか、使い魔なんだから何体もいてもおかしくねーのか」

マミ「……嫌になるわね、もう」

杏子「しつけーなもぉ…ほむららしいっちゃあ、まあ、らしいが」

さやか「恭介、まどか、下がってて!」

恭介「当麻、ちょっと左手貸して」

当麻「ん?」ヒョイ

恭介「……ちょっとは良くなったんじゃないか?」シュウウ…

当麻「ん…おお。本当だ。動ける」

恭介「心を癒す『幻想創り』なら、ちょっとした鎮静効果が見込めるからね。まあ、文字通り気のせいなんだけど」

当麻「あー、にしてもまたアレと戦うのか……ハードモードってレベルじゃありませんの事よ」
898 : ◆J0nZQhi5n4XG [saga]:2011/11/10(木) 21:17:47.94 ID:dsB7GhOE0
再び使い魔との乱戦になる。
……と思われたが、いち早く使い魔の出現による動揺から回復した佐倉が飛び出し、
上条を模した使い魔を串刺しにした。

杏子「お前が一番厄介だからな…悪く思うなよッ!」

そのまま槍を振り回し、地面に叩きつける。
使い魔といえどその性能は上条基準であるので、使い魔は消滅した。

当麻「うわーっ! なんかすげーやられた感! 上条さんがー!」

杏子「落ち着け当麻…さっさとこいつらを片付けっぞ!」

マミ「美樹さん、パス!」

さやか「お、アレやるんですね! パース!」

美樹と巴が、それぞれサーベルとハンドガンを二つ取り出し、片方を交換する。
……えーと、なんのために?

マミ「無論、私の近接戦闘力強化企画の一環よ。やっぱり『リレガーレ・コルデッラ』では燃費が悪かったから」

さやか「そう、そしてあたしが高速移動による近接戦闘と銃撃による遠距離戦闘を両立すれば、まさに無敵!」

杏子「……まさか最近、パトロールお前らで組みたがってたのって……」

マミさや『勿論、練習のため』

杏子「……派手好き共め」

とはいえその作戦は実際効果的だったようで、巴も美樹も自身の使い魔を圧倒する。
たまらず巴を模した使い魔は佐倉を模した使い魔と入れ替わるが、焼け石に水である。

マミ「止めよ美樹さん!」

さやか「了解マミさん!」

マミさや『マレッジャータ・フィナーレ!』

二人はまず、手にしたハンドガンを撃つ。
直後、構えたサーベルに魔力を込め振り抜き、剣戟を放つ。
放たれた二つの光が合体しまるで碇のような形状の光弾となり、使い魔に命中する。
佐倉の感想通り無駄に派手な爆発を伴って、使い魔は消滅した。

マミさや『いぇーい!』パァンッ
899 : ◆J0nZQhi5n4XG [saga]:2011/11/10(木) 21:18:43.68 ID:dsB7GhOE0
当麻「…ってぇ! 二人とも油断すんな!」

二人の隙を、巴を模した使い魔が狙っていた。
放たれた弾丸に対し、上条が間に入り、右手を突き出す。
放たれた光弾を掴み取り、消しきれないことを確認してから後ろに放り投げ……
900 : ◆J0nZQhi5n4XG [saga]:2011/11/10(木) 21:19:23.75 ID:dsB7GhOE0


マミ「……駄目ぇ! 上条くん、後ろ――」

当麻「…………え?」

901 :第四回・前兆 ◆J0nZQhi5n4XG [saga]:2011/11/10(木) 21:20:28.32 ID:dsB7GhOE0
消しきれずに残った『炸裂弾』が、上条の背後で大爆発を起こす。
爆風が上条を吹き飛ばす。その隙を狙い巴を模した使い魔は素早く数発の弾丸を上条に喰らわせて――

まるでぼろ雑巾のようになった彼はしばらく転がったあと、動かなくなった。
902 : ◆J0nZQhi5n4XG [sage]:2011/11/10(木) 21:22:22.66 ID:dsB7GhOE0
おしまい。それではまた次回。
……自分で書いててなんだけど、この程度で上条さんが死ぬ気がしないなぁ。
903 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(チベット自治区) [sage]:2011/11/11(金) 01:03:11.20 ID:wp9gJi/N0

マミさやの合体技とか本編で見たかった
904 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(神奈川県) [sage]:2011/11/11(金) 05:41:27.54 ID:0qB8uRtqo
ボロ雑巾ならまだ行けるだろうな
905 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です) [sage]:2011/11/11(金) 17:47:47.24 ID:NNIrAqqIO
待て、まだこの上条さんは中学生だ
今みたいに化け物じみたチート性能はないはず…!
906 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(チベット自治区) [sage]:2011/11/11(金) 23:36:53.56 ID:7zfAstfko
体力が十分の一以下になれば「底力」発動で能力&クリティカル率大幅上昇!
907 : ◆J0nZQhi5n4XG [sage]:2011/11/12(土) 08:58:21.77 ID:WN/UdAIV0
>>903
「マレッジャータ・フィナーレ」を和訳すると「最後の荒波」になるが、
この内「荒」はノイズなので除去する。
「最後の波」を英訳すると「ファイナルウェーブ」。
後は分かるな?

>>904
ちょwwwwマジ鬼畜wwwwwwww
908 : ◆J0nZQhi5n4XG [sage]:2011/11/12(土) 08:58:59.25 ID:WN/UdAIV0
「美樹さやかは、もう戦う事が出来ない」


ある日のこと、美樹さやかに異変が起こる。
回復魔法が正常に作動しない。
剣戟が狙った方向へ飛ばない。
加速魔法で魔女に接近しようとすると、あらぬ方向へ吹っ飛んでしまう。


「当たり前だよ。君のハードにがたが来ているんだ」

「はぁ!? 魔法少女の身体はただの外付けハードで、だから傷ついても問題ないんじゃないの!?」

「……そこは見解の相違だね。身体を外付けのハードウェアにする目的は、どちらかというと『痛覚遮断』が目的だ」

「君のように、ダメージを負う事前提で突っ込んでいくようなやり方は流石に想定していない」


「ああ、傷つくこと自体に問題はない。それは厳然たる事実だ。僕は嘘を吐かない」

「だがしかし、想像してみてくれ。『魔法少女』という『パーソナルコンピュータ』があるとしよう」

「『モデム』は『ソウルジェム』、『モニター』を『身体』と言い換えても意味に大差がないって事は、分かるよね」

「そこで質問だ」

「君たちは、ハンマーで叩き壊された『モニター』を、修理してもう一度使おうと思うかい?」

「普通、そうなったら買い換えるのが一般的だと思うんだけど」
909 : ◆J0nZQhi5n4XG [sage]:2011/11/12(土) 08:59:42.07 ID:WN/UdAIV0
つまりは、そういうことだ。
度重なる破壊と再生の末、美樹さやかの身体には限界が訪れた。
回復魔法という名の修理が、破壊による損傷に追いつかなくなった。
正確には、破壊と再生を繰り返すたびに、身体のどこかにかかった負荷が残留し、
それが無視できない値に達したという事になるのだろうか。
だから、

「美樹さやか。君はもう戦う事が出来ない」

「次に君が変身して剣を振るったとき、君の身体は弾け飛ぶだろう」

「ソウルジェム諸共ね。それはエネルギーが勿体ないからやめてほしいな」


だがしかし、その時は無情にも訪れる。

「や、やめろさやか!」

「やめろっ……やめてくれーっ!」

「……ごめん。でも、当麻と恭介を守って[ピーーー]るっていうんなら、それはあたしにとって凄く嬉しい事なんだ」

「あの時魔女として世を呪いながら惨めったらしく滅びていくはずだったあたしを救ってくれたあんたらのためなら」

「あたしは、この身体を捨てられる――!」

「あ、ああっ……さやかああああああああああああああああああああああああああああああっ!」
910 :saga忘れたww ◆J0nZQhi5n4XG [sage saga]:2011/11/12(土) 09:01:18.87 ID:WN/UdAIV0
つまりは、そういうことだ。
度重なる破壊と再生の末、美樹さやかの身体には限界が訪れた。
回復魔法という名の修理が、破壊による損傷に追いつかなくなった。
正確には、破壊と再生を繰り返すたびに、身体のどこかにかかった負荷が残留し、
それが無視できない値に達したという事になるのだろうか。
だから、

「美樹さやか。君はもう戦う事が出来ない」

「次に君が変身して剣を振るったとき、君の身体は弾け飛ぶだろう」

「ソウルジェム諸共ね。それはエネルギーが勿体ないからやめてほしいな」


だがしかし、その時は無情にも訪れる。

「や、やめろさやか!」

「やめろっ……やめてくれーっ!」

「……ごめん。でも、当麻と恭介を守って死ねるっていうんなら、それはあたしにとって凄く嬉しい事なんだ」

「あの時魔女として世を呪いながら惨めったらしく滅びていくはずだったあたしを救ってくれたあんたらのためなら」

「あたしは、この身体を捨てられる――!」

「あ、ああっ……さやかああああああああああああああああああああああああああああああっ!」
911 : ◆J0nZQhi5n4XG [sage]:2011/11/12(土) 09:02:43.52 ID:WN/UdAIV0
ちなみに、ただの嘘予告です。

こんな展開をやろうと思わなくもなかったけど、結局アイデアが纏まらず断念したもの。
912 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(チベット自治区) [sage]:2011/11/12(土) 15:18:55.32 ID:N9eSwx0d0
よかった……
かなりびっくりしたぞ
913 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(埼玉県) [sage saga]:2011/11/12(土) 22:24:06.84 ID:heoOSdSI0
提案(遅いけど…)

いきなり右方のフィアンマが来日!!
魔法少女+上条二人+つっちー対フィアンマ

     ドラゴンストライク
上条当麻の『竜王の顎』覚醒!!





…………そしてマミさんを守り、フラグ大幅上昇

というのは……
914 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(長屋) [sage]:2011/11/13(日) 03:08:34.66 ID:B4PDq1/8o
>>913
気分を悪くされたらごめんなさい。
めちゃくちゃきもいです。
915 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(関西・北陸) [sage]:2011/11/13(日) 04:13:20.41 ID:7thRFiAAO
>>913
うん、これはひどい
916 : ◆J0nZQhi5n4XG [sage]:2011/11/13(日) 08:55:08.61 ID:9a8u8yoN0
ま、まあまあ皆さん落ち着いて……
えっと、>>913さん、その、あー……このスレ既に残り100切ってるのに、
今更新しい要望を出されても困らなくもないかな……
更に言うと、原作ですらまだ明かされてないことを俺程度のSS書きに書けとかテラ無茶ぶり。
あと、申し訳ありませんが禁書成分を増やす気はありませんので……
917 : ◆J0nZQhi5n4XG [sage]:2011/11/13(日) 08:56:30.68 ID:9a8u8yoN0
「行くぜ、恭介」

「ああ、当麻」


愛する少女を守るために、理屈も条理も制約も超えて、
外宇宙からの使者との契約による力を得た者がいる。


「……来た。魔女の反応だ」

「ああ、分かってる……いくよ!」


この世に蔓延る呪いの魔女との戦いに身をやつし、
誰にも知られず誰にも気付かれず誰にも感謝されず。
それでもたった一人の大切な少女のために戦う力を得た者がいる。


『変身!』

ウニのような頭をした小柄な少年と、
珍しい灰色の髪をした長身の少年が、
その願いを手にした宝石に込め、そう叫んだ。


二人の身体を眩い光が包む。
中世の傭兵のような軽装に、両の手に装備されたグローブが映える。
燕尾服を模した衣装とともに、バイオリン型の盾と弓型の剣が構えられる。

「マミさんは――」

「――さやかは!」

『俺(僕)が守るッ!』

今日も現れた魔女に向かって、二人の戦士は駆け出した。
いや、戦士ではない――彼らは!

正義の、魔法少年だ!


魔法少年s かみじょう☆マギカ
第一話 その幻想を、ぶち[ピーーー]
918 : ◆J0nZQhi5n4XG [sage]:2011/11/13(日) 08:58:15.53 ID:9a8u8yoN0
またsaga忘れたwwwwww
まあなんかこれはこれで面白いから良いやwwww

あ、これも無論ただの嘘予告なのでご安心を。
こんなもんばっか思いつくから困る。
バトルものの方も近日中に!
919 : ◆J0nZQhi5n4XG [saga]:2011/11/15(火) 21:15:13.19 ID:5jRnXRcl0
知らなかったよ、レスがつかないってこんなに辛くて苦しいことだったんだね。
そんなことも分からずにうだうだ下らない小ネタばっかり書いてバトルものの方を進めてなかったなんて、
あたしって、ほんとバカ……あれ、さやかちゃんに失礼な気がしてきたぜ。
920 :第五回・絶望 ◆J0nZQhi5n4XG [saga]:2011/11/15(火) 21:18:11.99 ID:5jRnXRcl0
まるでぼろ雑巾のようになったはしばらく転がったあと、動かなくなった。


マミ「あ……あ、ああ……ああああああああああああああああああああっ!」

杏子「てんめぇ!」

さやか「ぶっ倒す!」

その場に崩れ落ちる巴。武器を構える佐倉と美樹。
巴を模した使い魔が、にやりと笑った――ように見えた。


恭介「当麻ァ!」

まどか「いやっ…当麻くぅぅぅん!」

上条恭介と鹿目まどかが、倒れ伏した上条当麻に駆け寄る。
鹿目が巴をひっ叩いて(上条恭介はこの光景を見て本気で自分の頬を抓った)立ち上がらせ、
三人がかりで上条を抱えて安全な後方へ退避させる。

マミ「いや、いや…」

まどか「マミさんは杏子ちゃんとさやかちゃんを!」

恭介「え…ええ! 最低限の応急処置くらいなら出来ますから!」

マミ「う、でも…」

まどか「あ〜、もう! 私達が当麻くんを死なせないからマミさんは杏子ちゃんとさやかちゃんを死なせないで!」

まどか「私はそう言ってるんです! さっさと行ってください!」

それにしてもこの鹿目、テンパっている。
まあ、テンパってこうなるのならば常にテンパっていた方が良い気もするが。
世の中、そう都合のいい話はない。ままならないものである。
ともあれ、そんなわけで巴は鹿目に叩き出されて戦線に復帰した。
921 : ◆J0nZQhi5n4XG [saga]:2011/11/15(火) 21:18:56.71 ID:5jRnXRcl0
恭介(そ、そうだ…僕だって、あの娘たちの力になるって決めたんだ……!)

バイオリン練習の合間を縫って、鹿目と一緒に勉強した。
銃で撃たれたらどうすればいい? 剣で斬られたらどうすればいい?
火傷は、凍傷は、骨折は、エトセトラ、エトセトラ……
とにかく、必死に勉強した。……主に、上条のためなのだが。
彼に回復魔法が効かないなら、その場で治療してやるしかないだろう。
そう判断してのことだったが、鹿目の必死さには驚かされた。
その必死さで勉強すれば、テスト前に苦労することもないんじゃないだろうかと思わされた。

恭介(ともあれ今は当麻だ……背中の火傷が酷い!)

こんなとき、いつも思う事がある。
美樹が傷ついて帰ってきたとき、目の前で傷ついたときも。
今こうして、彼が重傷を負ってしまったときも。
いつだって、上条恭介の心には、薄暗い絶望のようなものが溜まっていくのだ。
自分には『幻想創り』の力がある。つまり既に自分には役割があって、
だからそんな事を思うのは間違いだとは分かっているのだけれど。
こんなにも傷ついて、それでも大好きな人達のために戦う親友の姿を見ていると。

彼に背中を預けて一緒に戦ってやることのできない自分が、凄く凄く、嫌になる。


恭介(死なせない……絶対死なせないぞ、馬鹿……!)

まどか「上条くん! 水用意して、水!」

恭介「ああ、ペットボトルで何本か用意してきてる!」

見たところ、背中の大火傷と銃創以外に目立った外傷はない。
銃創の方は、幸いにも貫通している。幸いというのも変な話だが、少なくとも変に体内に残っているよりはましだ。
更に幸いなことに、銃弾が急所を傷つけているということはなかった。
しかし、火傷が問題だ。背中のほぼ全域が、恐らくは第二度、酷いところは第三度の熱傷。
当たり前のことだがさっさと病院に連れて行かなければまずい。
普通に死んでもおかしくない。

恭介(けど、結界に閉じ込められてる以上それも無理……くそ、どうしろっていうんだ!)

最低限の応急処置を始める。
この場で最も無力な二人による、一つの命を救うための戦いが始まった。
922 : ◆J0nZQhi5n4XG [saga]:2011/11/15(火) 21:19:22.74 ID:5jRnXRcl0
ほむら「……」

土御門「暁美ほむら……生きてるかにゃー?」

ほむら「……」

土御門「……死んだか。全く、嫌になるぜい」

ほむら「……勝手に殺さないで頂戴。流石にちょっとやられすぎたから、回復に集中していただけよ」

土御門「……ったく、どうするよあの化物。俺らがあんだけ頑張っても、時間停止のリミットは2分以上残ってやがる」

ほむら「銃撃も砲撃も当たらないし……どうしたものかしら」

土御門「あと悪い知らせだが、もう時間遅延の魔術は出来ん。二秒で色々やりくりしてくれ」

ほむら「無理よ」

結界最奥、魔女の間で。
暁美ほむらと土御門元春の二人は、自分達が壁に突っ込んでできたクレーターの中に埋もれている。
光弾を防ぎきれずにまともに喰らった結果、こうなった。
時計の魔女の時間停止を前に二人が出来ることなど何もなかった。
時計の魔女の時間停止を前に二人で出来ることなど何もなかった。
暁美の手にはもうグリーフシードは残っていなかったし、
土御門も、自前の折り紙をほぼ使い果たしていた。

土御門「どうするよこれ……あいつらがここまで来たときに俺達死んでましたじゃ話にならんぜい」

ほむら「ええ……まどかを悲しませることだけは決してあってはならない……何とかしないと」

痛覚を消し飛ばし、ぼろぼろの身体に鞭を打って駆動させ、二人とも気力だけでなんとか身体を持ち上げるが、
持ち上げた後、どうするかの展望はない。ただ、もう一度吹き飛ばされるために立ち上がっているようなものだ。
923 : ◆J0nZQhi5n4XG [saga]:2011/11/15(火) 21:19:52.49 ID:5jRnXRcl0
どさどさっ、という音と共に、魔女に飛び掛かった二人は再び地に堕ちる。
既に魔力も体力も底を尽き、最早思考の継続すら危うい。
油断すれば意識を手放してしまいそうだ。

土御門「ぐぅ……」

ほむら「うぁっ……」

もう手はない。
次に魔女が時を止めたとき、二人の命はあっけなく刈り取られるだろう。
時計の魔女が、時を、止めて――
924 : ◆J0nZQhi5n4XG [sage]:2011/11/15(火) 21:21:26.93 ID:5jRnXRcl0
次回へ続く。
マジで時計の魔女強くし過ぎてワロエナイ。
なんだこいつ、マジで全盛期ほむほむ連れて来なきゃ勝てないんじゃないのか。
925 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(新潟・東北) [sage]:2011/11/15(火) 21:32:00.46 ID:MYVQ3agAO
>>1乙!
まどか活躍シーンは(この手のシーン全般に言える事だが)恥ずかしがらずにもっと暑苦しく書いた方が良いと思うんだぜ?
読んでるこっちより書いてる方が恥ずかしくなってるような気がするんだが……まあこんな事は要らん一言なのかもしれないがね。

時計の魔女マジ升か…ほむらが自らの闇と向き合い克己するって展開はどうかね?
強い相手でも内側から破るってのは少年漫画ぼくって良いと思うんだが。まあ参考にでも。
926 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です) [sage]:2011/11/15(火) 22:59:32.14 ID:KlNOldoDO

後先考えずに強敵出すと詰んじゃうよ
ってばっちゃが言ってた

時間停止って能力そのものがチートだから
普通は秒数なり、回数なり、反動なり、発動条件なりの厳しい制限があるんだけど
ほむほむのはその辺甘過ぎるから敵対させた瞬間頭痛くなる
おりマギの作者とか苦悩したと思われ

ただ某奇妙な冒険でも同タイプで能力の劣る主人公が勝った実績もあるからガンバッテ!
927 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(チベット自治区) [sage]:2011/11/16(水) 20:19:33.96 ID:zj4rZppKo
乙です。
しかし土御門重傷になるとQBがまどかの元に来ちゃいそうな予感。時計の魔女強すぎとなると、まど神様頼みかのぉ…
928 : ◆J0nZQhi5n4XG [sage]:2011/11/16(水) 23:04:42.99 ID:rs9rhLtS0
いや、時計の魔女倒すまでの道のりはもう決まってるんだけどね?
ここまで真剣に考えられちゃうと今考えてる流れはちょっとふざけ過ぎてる気がしてきたぜww
……あらかじめそこは言ってあるし、いいよね……
い、いやでももうちょっとだけ真面目な戦闘考えてくる……


このスレにおける上条くん、よくよく考えたらあれですね、凄い辛いでしょうね。
女の子に守られっぱなしですもんね。
下手に上条さんとも親友設定にしたばっかりに、まどか以上の無力感が彼を襲っちゃってますね。
それこそ上条くん戦闘要員化も面白かったかもしれないけど、まあ…ねえ…?

>>873さんに答えようと思って忘れてたんですけど、
『幻想創り』なんてぶち上げてみてもその効果は基本的に心理カウンセリングみたいなもので、
言ってしまえば超高性能なアロマセラピーとか森林浴みたいなもんなんです。
だからどう進化したって戦闘用の能力には……まあ、ならないでしょうね。多分。
929 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です) [sage]:2011/11/17(木) 01:30:39.66 ID:pqbsOn3AO
大丈夫、どんな展開でも俺は読むし満足できるぜ
だから最高のハッピーエンドを期待してます!
930 : ◆J0nZQhi5n4XG [saga]:2011/11/18(金) 21:48:49.78 ID:+yFvrRWg0
こんなに近くで…って曲、あるじゃないですか?
悲恋もののやつ。ニコ動でよくMADになってるやつ。
あれのさやかちゃん版があったんですよね。

あまりにも悲しすぎたんですよね。

それでつい書いてしまいました、ちょっとした小ネタ。
やっぱり俺は、さやかちゃんに幸せになってほしいんだ。
931 :ageたった…… ◆J0nZQhi5n4XG [saga sage]:2011/11/18(金) 21:50:28.88 ID:+yFvrRWg0
・恭さや遊園地デート補完

回る観覧車。
隣には、さやかがいる。
一個後ろのゴンドラがやたらと騒がしい。

「……ね、恭介。今日……楽しかった?」

「うん、もちろん。こうしてさやかと一緒に遊園地に来るのも久し振りだもんね」

「うん……そうだね」

やっぱり、こういう時はキスとかした方が良いんだろうか。
彼女はそれを望むだろうか?
……いや、僕がしたいだけか。
さやかのことを考えてるふりはやめよう。

「ねえ、さやか。ちゅーしよっか」

「う、うえぇ!?」

「嫌だ?」

「……良いの?」

ん?
よく分からない質問が来たな。
相変わらずさやかは、要らないところで気を遣うみたいだ。

「なんで僕がさやかとキスするのを嫌がるんだい?」

「前に言ったでしょ。あたし、ゾンビなんだよ? この身体は……とっくに死んでるんだよ?」

……なんだ、そんなこと。
本当、本当に――さやからしいと言えば、らしいんだけど。

「じゃあ逆に聞くけどさ……さやかは、僕にキスされるの、嫌?」

その一言で、さやかの頬が真っ赤に染まる。夕陽の赤すら霞むほどに。
ほら、そこに。僕は確かに君の温かさを感じるんだから。
さやかはゾンビなんかじゃないし、さやかは死んでなんかいない。

「……嫌なわけ、ないじゃない」

さやかが顔を真っ赤にしながら言う。
しばらく泳いだ視線は最後にぷいと僕から逃げて、
観覧車のてっぺんからの美しい景色に向いて、
でもやっぱりガラス越しの僕を見ていた。

「じゃ、いいよね?」

小さく頷いて、さやかが目を閉じる。
その真っ赤な頬も、凛々しい眉も、艶やかな唇も、何もかもが愛おしい。
この娘を異性として認識していなかった昔の自分が不思議なくらいだ。
……視点がひとつ変わるだけで、世界はまるっきりその姿を変えてしまうのかもしれない。
目の前の彼女が幼馴染から恋人に変わっただけで、こんなにも。
でもその変化は、とてもとても――嬉しい事のように、思えてしまうのだった。

そんなことを考えながら、僕はさやかに顔を寄せる。
後ろのゴンドラが、一段と騒がしくなった。
932 : ◆J0nZQhi5n4XG [saga sage]:2011/11/18(金) 21:51:51.37 ID:+yFvrRWg0
劇場版ではさやかも救ってくれるって、アタイ信じてる……
いや、この望みはどうせ打ち砕かれるんだろうけれど……夢見るくらいは自由だもんね
933 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(新潟・東北) [sage]:2011/11/18(金) 22:55:40.74 ID:852baJjAO
>>1乙さや!

文に衒いが消え迷いが無い…童貞を捨ててきたか。(攻殻ネタな)
と、冗談は兎も角「男子三日会わざれば即ち刮目して見よ」だな…素晴らしい。次回も期待。



本当に…さやかには幸せになって欲しいなぁ。
アタシゃ某スレのせいでチャーハンがしばらく食べたく無かったぜ…
934 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(チベット自治区) [sage]:2011/11/18(金) 23:27:32.65 ID:evj3z61w0

まったく>>1、お前はとんでもない恭さや馬鹿だ

実際これだけ長い間、イチャイチャ恭さやを全面に出してくれるSSはなかった…
ありがとう、>>1
935 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です) [sage]:2011/11/19(土) 03:29:39.64 ID:VEwvhZlAO
俺も相当な恭さや好きだと思ってたが>>1には負けるなぁww
936 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(チベット自治区) [sage]:2011/11/19(土) 19:38:26.47 ID:kJMNPXvKo
乙です。
>>873だがそういう効果だったのね、わかりました。
『幻想創り』はまどマギ世界の理論だと説明できない能力だと思い禁書理論で構築していくと『パーソナルリアリティの完成』だと思ったわけよな。
演算を必要としないのは条件が揃って『原石』になったからと。

…しかしそんなのどうでもいいなww
まったくなんちゅうもんを書いてくれたんや…是非今回のような恭介視点でさやカントリーロードのリメイクをお願いしたい!!

>>933
あまり他のスレの話はしない方が良いぞ?
937 : ◆J0nZQhi5n4XG [saga]:2011/11/20(日) 23:15:14.09 ID:o94M6vyM0
無理に話題を限定して過疎るくらいなら、多少話が逸れてもレスがたくさんついてる方が>>1的には嬉しいかなって

>>933
さやかに幸せになってほしくてしかもチャーハンがトラウマ化するってどんなスレですか。
この字面だけ見てるとギャグにしか見えなくて困るんですが。
938 :第六回・破壊 ◆J0nZQhi5n4XG [saga]:2011/11/20(日) 23:16:47.03 ID:o94M6vyM0
もう手はない。
次に魔女が時を止めたとき、二人の命はあっけなく刈り取られるだろう。
時計の魔女が、時を、止めて――


マミ「――間に合えぇぇっ!」

しゅるしゅるとリボンが伸びてきて、時計の魔女に絡みつく。
時が止まっていても、発動者に触れてさえいれば……!

マミ「そう、動ける! 今回はリボンで代用させてもらったわ……!」

さやか「そして、そのリボンであたし達とマミさんを繋いである…これで、あたし達も動けるわ!」

杏子「喰らいやがれぇぇぇぇっ!」

マミ「行くわよ……コルポ・ディ・グラッツィア!」

さやか「制限版……ドラギナッサ・フィナーレ!」

投擲された巨大な槍に加速される光弾、そして射出された刀身が、時計の魔女を吹き飛ばす。
攻撃は魔女のレーザーで相殺されたようだが、少なくともダメージは与えた。
すたっ、と倒れる二人の傍に着地した二人は、油断なく魔女を見つめる。

さやか「マミさん…さっきのレーザーでリボンは焼き切られましたよ」

マミ「ええ……もう一度絡ませてあげるわ!」

杏子「早くしろ、時間を止められたら終わりだ!」

時間停止中の行動を可能にする『相手との接触』を最も容易に達成できるのは、巴マミの拘束魔法である。
だが魔法少女達の中で耐久性能が最も低いのも巴マミなので、この戦法は相当にリスキーなのだが、
しかし暁美と土御門が既に敗北している以上、そうも言っていられなくなった。
939 : ◆J0nZQhi5n4XG [saga]:2011/11/20(日) 23:17:29.82 ID:o94M6vyM0
ほむら「ま、待ちなさい! 上条は……」

杏子「あー? ボッコだよボッコ、もう死にかけ」

さやか「それでも大丈夫、恭介とまどかが見てくれてる!」

マミ「だから……」

ぐ、と巴はスカートの裾を握りしめる。
本当は自分だって嫌だ、今からでもあそこに戻って彼をどうにかしてあげたい、それでも。
巴マミは叫んだ。

マミ「だから私達がさっさとあの魔女を討伐して、上条くんを病院に運ぶ!」


ほむら「ま……ったく、あなた達は!」

暁美が明らかな怒気を孕ませて声をかけるが、
しかし美樹も、佐倉も…巴も、止まらなかった。

マミ「早く立ち上がりなさい暁美さん! 上条くんが死んでしまうわ」

さやか「行くよほむら!」

杏子「ほむら! あと土御門ォ! さっさとやるぞ、お前らそんな腑抜けじゃなかったろ!?」


ほむら「無理なのよ!」


ぽろぽろと涙を零しながら、暁美が怒鳴り返す。
絶望に負けてしまいそうな心を奮い立たせながら、叫ぶ。

ほむら「もう私にできることなんて、何も……!」

さやか「ほむら、てめっ……!?」

その態度に腹を立てた美樹が振り向き、驚愕する。
不審に思った巴と佐倉も、暁美の様子を確認する。


暁美ほむらの左手の盾が、あとかたもなく粉砕されていた。


ほむら「もう私に出来ることなんて、一つも……!」

さやか「ほむ、ら……」

暁美ほむらは見滝原最強の魔法少女にして、見滝原最弱の魔法少女だった。
か弱く儚い才能に途轍もなく強大な力を搭載した、歪な魔法少女だった。
力が失われてしまえば、彼女はただの弱者で……

不意を撃って放たれた魔女の光弾を避けることもできない存在だった。

恐らくはまた時間停止を使ったのだろう――光弾は、ふと瞬きをした瞬間暁美の眼前に在った。
まず自身を殺そうとした時計の魔女の戦法がまた暁美らしいとも言えるが、
何にせよ彼女にその光弾を避けるだけの力はなく、成す術もなく止めを刺され――
940 : ◆J0nZQhi5n4XG [saga]:2011/11/20(日) 23:18:39.06 ID:o94M6vyM0


当麻「させるかああああああああああああっ!」


――なかった。
猛然と駆けてきた上条当麻が、光弾を右手で掴んで握り潰す。
威力自体はあまり高くないようで、消しきれないという事もなく光弾は掻き消えた。

杏子「お、い……おいバカ弟子! なんで来た! お前……っ」

当麻「だ、いじょうぶ……ではないですけど」フラッ

マミ「だ、駄目! 動いちゃ駄目、駄目よ……」

当麻「単に……いつも通りの、俺の我儘なんですよ。すみません」
941 : ◆J0nZQhi5n4XG [saga]:2011/11/20(日) 23:19:30.49 ID:o94M6vyM0
時は、三人の魔法少女が巴を模した使い魔を倒して結界深部へ向かったその直後まで遡る。
使い魔の倒され方が雑なのは、まあ、再生怪人の法則だ。
冗談を抜きにしても、時計の魔女の魔力ではフルパワーの使い魔をそう何度も召喚は出来ないという事である。
暁美ほむらの魔力は、大量の使い魔を使役し凄まじい力の攻撃を放てるほど大層なものではない。

はっきり言って彼らの手持ちで何が出来るという訳でもないのだがそれでも出来得る限りの処置をし、
少なくとも今すぐに死にはしない程度の応急処置を済ませて、上条と鹿目は大きく息を吐いた。

恭介「まだ全然大丈夫じゃないっていうかすぐに病院に運ばなきゃいけない状態なのは変わらないけど……」

まどか「それでも、私達に出来るのはここまでだね」

当麻「……悪いな」

上条当麻が並外れた生命力を持っているからこそまだ彼は生きている、ただそれだけの話である。
早急に病院に運んで最高の医者と最高の治療を施しても、彼が生き残れるかどうかは怪しいのだ。

当麻「さて、俺も……」

恭介「おい待て馬鹿野郎」

当麻「……えーっと、恭介? お前キャラ変わってるよ?」

恭介「キャラも変えるさ、親友のためなら。お前今何する気だった」

当麻「無論、マミさん達に加勢しに」

恭介「死ぬぞ」

当麻「死なねーよ」

まどか「いい加減にして!」ズビシィッ!!

当麻「げはっ!? まどかさん今の止めの一撃……っ」

まどか「マミさんもほむらちゃんも……皆、それに私だって! 皆当麻くんを心配してるんだよ!?」

まどか「なんでそんな無茶ばかりするの! なんで私達のことを考えてくれないの!?」

当麻「まど、か……」
942 : ◆J0nZQhi5n4XG [saga]:2011/11/20(日) 23:20:58.36 ID:o94M6vyM0
今までぎりぎりのところで抑え込んできた気持ちを、いま鹿目は吐き出していた。
本当は嫌だった。美樹や上条が、昔からずっと、自分のために無茶をしているのが。
自意識過剰とかそんなものではなく、自分が守られてばかりであるという自覚がある。
そして今では、暁美も巴も佐倉も。
皆、自分ばかりが傷つこうとする。その度に彼女がどう思うかなんて、考えもせずに。
それが我儘だと分かってはいても、それでも鹿目は上条に対して怒鳴らずにはいられなかった。

まどか「ほむらちゃん達は魔法少女だけど、当麻くんはただの人間なんだよ! 攻撃されたら、死んじゃうんだよ!」

まどか「勝手に突っ走って、毎回大怪我して帰ってきて……もう嫌だよ! さやかちゃんも当麻くんも!」

当麻「まどか、大丈夫だから」ギュ

まどか「当、麻……くん」

今にも力が抜けてぶっ倒れてしまいそうな身体を引き摺って、上条は鹿目を抱き寄せた。
美樹は知ったうえで無茶を続けてきたのだろうが……上条が、皆に心配をかけているという事実に気付いたのは、
本当の意味では今この時であると言える。
昔からずっと隣にいた鹿目がこんな事を思っていた。
それに気付けなかったという事実が、彼には許せなかった。
それでも、譲れない。
彼は、それでも巴らのもとへ向かわなければならない。

当麻「我儘だって分かってる」

当麻「今の俺が行ったって足手まといだとも分かってる」

当麻「それでも俺は――マミさん達を助けたい」

当麻「マミさんを助けたい。ほむらを手伝ってやりたい。さやかを支えてやりたい。師匠に背中を預けられたい」

当麻「ただの、幼稚な我儘だ」

恭介「……言っても、無駄か?」

当麻「無駄だな。止めるならまずお前からぶっ飛ばす」

恭介「やめてくれ、死ぬ。……はぁ、全くもう」シュウウッ

当麻「鎮静効果……か。サンキュ、大分楽になったぜ」

恭介「そうか、安心した。その調子で僕らを守ってくれ」

当麻「……はぁ?」

恭介「当麻が無茶して突っ込まないための保険だよ。ちゃんと非戦闘員の僕らを守ってくれ」

まどか「そっか、当麻くんの能力はもともと防御向きだもんね……もう、良いよ。当麻くんなんて知らない」

まどか「勝手に突っ込んで、勝手に大怪我してればいいんだ」

まどか「でも、ちゃんと帰ってきてくれたら、それで許すから。絶対死なないで」

当麻「……ばーか、死ぬわけねーだろ」

今改めて、上条は誓った。
このかけがえのない、か弱くて、しかしそれでも芯の強い親友たちを、この命に代えても守り抜いてみせると。
まあ結局、結界深部に突入した上条当麻は、早速職務を放棄して暁美ほむらを庇いに行ったのだが。
943 : ◆J0nZQhi5n4XG [sage]:2011/11/20(日) 23:24:45.33 ID:o94M6vyM0
今回はまどかさんパー…ト…?
いやマジで、本編ではマミさんショックがでかすぎただけで、
まどかさんは本来こういう娘だと思いますよ。
周りからは圧倒的に好かれて守りたがられるも、
本人はそれをよしとしない、むしろできない、みたいな。

特に上条さんみたいな自殺志願者一歩手前クラスの無茶しぃがいたら、
しかもそいつが友人だったら、俺なら三日で胃を病んでる。
944 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(チベット自治区) [sage]:2011/11/20(日) 23:56:51.40 ID:vCIuhIvwo
お疲れ様でした。

どうでしょう?
聞くところによりますとまどかさんは”コンプレックスの塊”だそうですから
(少なくとも何にも取り柄がないという自己認識だったようですし)、
”覚醒”するか覚悟を決めて腹をくくれば別でしょうけど。
945 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(神奈川県) [sage]:2011/11/21(月) 00:48:45.86 ID:T5W1IwwWo

戻ったかッ!上条当麻!って英国騎士団ばりに叫びたくなる展開じゃないか!
ついでにさりげなくまどか抱き寄せる上条さんマジ上条さん
946 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(チベット自治区) [sage]:2011/11/21(月) 03:04:37.49 ID:XDSqGxhp0

そういや、ほむ時間停止の欠点に接触対象は停止できないってのがあったねぇ
なぜかすっかり頭から抜け落ちていたよ
もう年かねぇ

まどかは普段はうじうじしてるし、そっちが基本なんだろうけど
母親が母親だし、一周目のまどかさんと言う実例もあるから、スイッチ入ればこうなってもおかしくはないね
947 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(神奈川県) [sage]:2011/11/21(月) 13:09:52.00 ID:f21QZdq4o
きた!ボロ雑巾さんきた!!これでかつる!!!
948 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(新潟・東北) [sage]:2011/11/21(月) 17:51:54.85 ID:n+QqD8xAO
遅えじゃねぇか、ヒーロー。待ちくたびれたぜ?いよいよクライマックスかな?

しかしほむらに抱き合ってるの見られなくて良かったぜww



…まあ他スレの話だから詳しくは書かないが「愛のこもった具入りチャーハン」とだけ書いておこう。
949 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です) [sage]:2011/11/21(月) 23:33:18.38 ID:V2dMkCCW0
>>947
ボロ雑巾言うなwwwwwwwwwwww
950 : ◆J0nZQhi5n4XG [saga]:2011/11/22(火) 00:08:31.24 ID:isluzzMi0
上条さん的に、抱き寄せるという行為に大した意味は無いと思われます。
強いて言うなら、泣いてる子供をあやすくらいの気持ちでやったと思われます。
このスレでは上条さんにとってのまどかは、あくまで親友であり、守るべき女の子ですから。

>>948
あばばばばばばばばば思い出してしまった思い出してしまった
皆が流れに乗って後先考えず突っ走った結果発生した歪みがさやかに乗っかってあばばばば
……俺、一週間くらいチャーハン食えなくなりそうだわ……

>>947
ボロ雑巾さんってすげー呼称だな。なんか妙にツボに入った
951 : ◆J0nZQhi5n4XG [saga]:2011/11/22(火) 00:09:06.87 ID:isluzzMi0
当麻「ほむら……その、盾は」

ほむら「ええ、もう私は何も出来ない。終わりなのよ、もう何もかも……!」

当麻「くっ……」

普段なら、あるいは状況が違えば、上条は暁美に何か言っただろう。
諦めるな、とかまだ終わってない、とか、そんな夢見がちな理想論を。
だが違う。彼はもう、彼女の事情を知りすぎている。
彼女が本当は見滝原で一番弱い少女であることも。
あの盾を失った彼女に出来ることなど、文字通り何もないことも。

当麻「……ちっくしょう。恭介、まどか。ほむらの傍にいろ」

当麻「マミさん、さやか、師匠! 魔女は任せた!」

当麻「流れ弾は全部、俺がぶち殺す!」

結果的に、無力化された暁美の存在が上条を踏みとどまらせた。
ただし、状況はさらに悪くなったが。
上条の体力が尽きても、魔法少女が一人力尽きても、こちらの敗北は決定する。
更に悪い事に……時計の魔女が、切り札を使った。
952 : ◆J0nZQhi5n4XG [saga]:2011/11/22(火) 00:09:54.63 ID:isluzzMi0


――もぉ、いやだよぉ……うあああ……


――あたしって、ほんとバカ


――もう、皆死ぬしかないじゃない!


――一人ぼっちは、寂しいもんな


『うあっ……うああああああああああああっ!?』


953 : ◆J0nZQhi5n4XG [saga]:2011/11/22(火) 00:10:57.38 ID:isluzzMi0
頭がかち割れそうなほどの情報量が、瞬間的に脳に叩き込まれる。
あらゆる平行世界でのあらゆる出来事が――いや、正確に言えば、
あらゆる平行世界における最悪の出来事の数々が、その場にいる全員の脳内で再生された。

当麻「っくぅ……んな幻想、ぶち殺してやるぁっ……」

苦しみながらもやっとのことで右手で頭に触れ、なんとか上条はこの精神攻撃から解放された。
見回せば全員がうずくまって悲鳴を上げている。

当麻(まずい……皆何かしらトラウマ抱えてるんだ……このままじゃ)

当麻(俺達は、全滅する……っ)

しかもそこに、魔女が光弾を撃ち込んできた。
幻想殺しでも殺しきれないほど大量に。
そして、この場の全員を殺しきれるほど大量に。

当麻(頭に触れればこの状態を解除できる……なら)
954 : ◆J0nZQhi5n4XG [saga]:2011/11/22(火) 00:11:40.67 ID:isluzzMi0




当麻「師匠ぉぉぉぉっ!」




955 : ◆J0nZQhi5n4XG [saga]:2011/11/22(火) 00:12:55.08 ID:isluzzMi0
杏子「……っし、ナイス判断だぜ弟子ィ!」

佐倉が障壁を展開し、なんとか光弾の猛攻を凌ぐ。
平行世界における出来事の再生はそう何度も出来る技ではないらしく、
簡単には障壁を破れないと見るや魔女は再び攻勢を緩めた。

恭介「はっ……はぁあっ……!」

当麻「恭介、恭介! 頼む、『幻想創り』を……」

恭介「う、うぅ……分かってる、分かってるけど……」

上条恭介が見せられたのは自分に関することではなく、美樹さやかの事であった。
契約後、魔法少女の事実を知った彼女が堕ちていく様が度も何度も脳内再生されてしまったのだ。
今の彼にしてみれば、特に好きでもない女と付き合っている間に好きな女が死んでいく様を見せられたということである。

また、美樹と巴は当然自分のあらゆる死に様を――例えば最悪の状態で美樹の魔女化に立ち会ったなら、
例えば上条当麻が助けに来なかったなら、例えば鹿目と二人で舞台装置に挑んだなら、
例えば上条恭介が助けに来なかったなら、例えば契約しなかったなら――見せられていたし、
佐倉はあらゆる世界における父の発狂の様を脳内でリフレインされた。
土御門は愛する義妹に降りかかったかもしれないあらゆる不幸を見せられ、
鹿目は最悪の魔女となった自分を知ることとなった。

上条当麻が見たのは、当然――自分のいない世界で運命に翻弄され死んでゆく、魔法少女達の姿。

一気に形勢が逆転する。
『幻想殺し』でなんとか全員を恐慌状態から回復させ、『幻想創り』でソウルジェムを輝かせるが、
それでずたぼろに切り刻まれたメンタルが回復するわけではない。

佐倉の障壁に加えて巴が防御結界を張るが、破られるのも時間の問題だろう。
956 : ◆J0nZQhi5n4XG [saga]:2011/11/22(火) 00:13:48.68 ID:isluzzMi0
マミ「……全く、してやられたわね……まだアレが脳裏に浮かぶようだわ」

恭介「さや、か……さやかが……っ」

さやか「あー……完っ全、想定外……ほむらの魔女、陰湿すぎだろ……」

杏子「うあぁぁぁ……まだ頭ン中ぐっちゃぐちゃに掻き回されてる気がする……」

当麻「くっそ、どうにも……どうにもなんねーのかよ、畜生……!」

土御門「あー……どうする? これ正直、逃げ帰るのが正解だと思うぜい……」

ほむら「……逃げられるものなら、とっくに逃げてるわ」

QB「うむ、ならば僕の出番のようだね」

一同『……っ!』

突然、誰も気付けぬ間に鹿目のすぐ傍にQBがいた。
宇宙生物、インキュベーター……その性質は、孵化器。

QB「さて、鹿目まどか。今から僕が言う事を、恐らく君は多分一字一句違うことなく予言できるだろう」

QB「皆ももう聞き飽きた台詞だと思うが、まあ聞いてくれたまえ。――鹿目まどか」
957 :第七回・契約 ◆J0nZQhi5n4XG [saga]:2011/11/22(火) 00:15:00.22 ID:isluzzMi0





QB「僕と契約して、魔法少女になってよ!」





958 : ◆J0nZQhi5n4XG [sage]:2011/11/22(火) 00:18:43.84 ID:isluzzMi0
あれれー、知らないうちにレス数が>>950を超えてたぞー
まあいいや、ヤバそうになったら次スレ建てるので皆さん遠慮なくレス下さいね
無理にこのスレで終わらそうとしなくていいんで!
基本的に>>1は寂しいと死にます。


にしても、出す気なかったのにQB出てきたなぁ。
後の展開も決めてはあるとはいえ、QBを出す選択をした自分にびっくりだよ。
あと、ウチのスレのQBに本来の彼みたいな賢さを期待しないでくださいね。
彼は既に上条さん恐怖症です。
959 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(関西地方) [sage]:2011/11/22(火) 00:29:38.94 ID:WRQfRlR7o
>>958
乙です

QBビビってる!へいへいへい
960 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(チベット自治区) [sage]:2011/11/22(火) 00:33:39.08 ID:V/GUk9hqo
>>1乙です。

いやー、QB出ちゃったなあ。まど神様ルートは上のレスで予想してたが勘弁してほしい所。さてどうなる。

961 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(チベット自治区) [sage]:2011/11/22(火) 00:51:34.06 ID:lKbnqHzk0

話を締める為にもQBさんは出さないと
さて、しかしここからどうなる?
962 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です) [sage]:2011/11/22(火) 05:53:38.00 ID:HucdftVZo
乙!

>>959
なんかワロタ
963 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東海) [sage]:2011/11/22(火) 19:22:55.89 ID:m+/a8qbAO
>>959
本当にビビってる?
964 : ◆J0nZQhi5n4XG [saga]:2011/11/24(木) 23:58:17.62 ID:hHBewGmx0
DANGER!!
今から超展開が始まります。
具体的には上条くんが幻想創りに目覚める以上の超展開です。
まどマギの理屈を根底からひっくり返すようなふざけたことやります。
でも書いてる本人は至って真面目です。
そこんとこ、よろしくお願いできたらそれはとっても(ry
965 :第八回・決意と誓いと奇跡の力 ◆J0nZQhi5n4XG [saga]:2011/11/24(木) 23:59:28.40 ID:hHBewGmx0
QB「僕と契約して、魔法少女になってよ!」



ほむら「くぅっ……どうしてあなたは……インキュベーター!」

QB「うん? なんで君が怒っているのか、今度こそさっぱり分からない」

QB「感情を解さなくても理解はできるからね、今までの君が僕の契約を阻害してきた理由だって理解できるよ」

QB「だがしかし、今はそんな事を言っている場合なのかい?」

QB「ワルプルギスの夜でもあるまいし、あの魔女を倒してすぐにまどかが魔女化するわけでもない」

QB「そしてまどかが今契約しなければ確実に君たぐぼォ!?」

当麻「うるせえ。死ね。頼むから死ね。ただでさえ詰んでるこの状況でお前の顔とか見たくもないわ。死ね」

QB「いや、死にそうなのは君……あ、すみませんでした。はい、でもスペアがもったいないので死にたくないです」

QB「とにかく、僕にはまどかが契約するしかこの場を乗り切る手段はないように思われるけど?」

ほむら「うぅ……うううううううっ……!」


どうしてこうなってしまうの?
結局私は、まどかを救う事が出来ないの?
先輩を見捨てて、級友を切り捨てて、知人を使い捨ててまでここに来たのに。
上条当麻の全てをぶち壊してまで、私はこの世界に辿り着いたのに。
どうすればいいの? どうすれば、どうすればまどかを救えるの?
どうすればどうすればどうすればどうすればどうすればどうすればどうすればどうすればどうすれば
どうすればどうすればどうすればどうすればどうすればどうすればどうすればどうすればどうすれば
どうすればどうすればどうすればどうすればどうすればどうすればどうすればどうすればどうすれば――!


突然、暁美がインキュベーターを掴んで引き寄せた。
その眼には相変わらず涙を湛えたまま、憔悴しきった顔をインキュベーターに向けて、
それでもはっきりとした声で、暁美はインキュベーターにこう告げた。
966 : ◆J0nZQhi5n4XG [saga]:2011/11/25(金) 00:00:28.85 ID:zW6ZGBqw0



ほむら「私と契約しなさい、インキュベーター」



967 : ◆J0nZQhi5n4XG [saga]:2011/11/25(金) 00:00:59.07 ID:zW6ZGBqw0
QB「……今度こそ、本当に、わけがわからないよ。君は既に魔法少女じゃないか」

ほむら「あら? 確かあなただったと思うのだけれど……『私と契約をした覚えはない』と言ったのは」

QB「だからなんだと言うんだい? どれだけゴネても魔法少女と再び契約を結ぶことはできないよ」

ほむら「そう、残念ね。ならば私はもう絶望して魔女化するしかないわ」

QB「それはありがたい。君の魔力では大した量にはならないけれど、これで一歩エネルギー問題解決に近づくよ」

ほむら「そうね。ところでインキュベーター、魔女が自我を持つ場合があるということを知っているかしら?」

QB「無論だ。あまりに強い想いがある場合……あるいは、自らソウルジェムを濁らせて魔女化した場合」

ほむら「正解よ。ならば今私が魔女化したら、どうなるのでしょうね」

QB「脅しのつもりかい? だとしたら、随分低レベルだね。今まで僕の邪魔をし続けてきた君の台詞とは思えないよ」

ほむら「脅し? まさか。ただの予告よ」

暁美ほむらは言い放つ。
インキュベーターに向けて、言い放つ。

ほむら「インキュベーター。私はあなたを絶対に許さない」

ほむら「私が魔女化したならば、私は永遠にインキュベーターの邪魔をし続けるわ」

ほむら「少なくとも、まどかと契約を結ぶことは、絶対に不可能になる」

QB「まあ、今こうしてマミ達が事情を聞いている以上、彼女らが君を討伐しようとすることはないだろうね」

ほむら「さあ、どうするのインキュベーター。答えなさい今すぐに」

時計の魔女の攻撃による爆音が何故だか遠くに感じられる。
たっぷり数分は経っただろうか、あるいは一瞬なのかもしれない。
ともあれそんな不思議な沈黙の末、インキュベーターが口を開いた。
968 : ◆J0nZQhi5n4XG [saga]:2011/11/25(金) 00:01:45.01 ID:zW6ZGBqw0
QB「前例はない……さやかが魔女化したときに言ったような、君たちに希望を抱かせるための方便じゃなく」

QB「これは本当に、全く前例がない。僕が君と契約することがそもそも可能なのか、可能だったとして何が起きるか」

QB「全く分からない。しかし、現状まどかが契約してくれないのも事実だろう」

QB「だがしかし、君たちが生きている内はまどかは契約してくれない。それくらいは僕にも理解出来るようになった」

QB「まどかと契約しようとするなら、君たち全員が死んでしまうのを待つしかないって事がね」

QB「しかし今君達を放置すれば、君たちはまどかも含めて全滅してしまうだろうね」

QB「だから――いいだろう、時間遡行者、暁美ほむら」

QB「君は一体、君の何を代償にして何を願う?」

それを聞き、暁美ほむらはめったに見せない微笑みをその顔に浮かべた。
まるで、今更何を言うかとでも言わんばかりに。
まるで、そんな愚問を私に聞くなと言わんばかりに。

ほむら「私は、私の全てを懸けて――」


ほむら「――まどかもマミもさやかも杏子も、上条当麻も上条恭介も土御門元春も」

ほむら「かけがえのない大切な友達皆を守るための力を、願うわ」


QB「……いいだろう。君の願いは、エントロピーを凌駕した」

辺り一帯が眩い光に包まれる。
969 : ◆J0nZQhi5n4XG [saga]:2011/11/25(金) 00:02:44.34 ID:zW6ZGBqw0
回想。
これはちょっと弱気になってしまった私が自分を取り戻すための儀式のようなもの。
だからこの回想には、何の意味もないし何の意義もない。
ただの、子供っぽい感傷。

――暁美ほむら……私の名前
――大嫌いだった
――ほむら、なんて
――私には、格好良すぎる
――病弱で、馬鹿で、愚図で、何をやっても上手くいかない私に
――『焔』なんて、似合わない
――ずっと、そう思っていた
――格好良い魔法少女のまどかに慰められたって、とても彼女の言うようには思えなかった
――魔法少女になって、強い自分になれたと思ったときも
――魔法少女の真実を知って、強い自分で在らねばと思った時も
――まどかを救えずに、砂時計をひっくり返す時も
――いつだって、私は自分の名前が嫌いだった
――格好良くない、普通の女の子であるまどかと……そして、今回のループで上条に会うまでは。


――ほ、ほら! ほむらちゃんって、名前、変わってるよね
――あ、いや、変な意味じゃなくて、あの、その……


――ふーん、まあ、納得かな
――冷酷非道な動物虐待主義者のくせに『焔』ってどうなんだ
――……とか思ってたし、むしろ上条さんは納得しましたよ


――燃え上がれー、って感じで格好良いなって!


――それくらい熱苦しい根性持ってる人の方が、上条さんは好きですよ?


だから私は頑張れる。
まどかのためなら。そして、上条のためなら。
私はいつだって、この心を燃やせるんだ。
970 : ◆J0nZQhi5n4XG [saga]:2011/11/25(金) 00:03:46.96 ID:zW6ZGBqw0
格好良く戦っているまどかや巴さんを見た私は、街中に散らばっている絶望の影をどうにかしたいと思っていた。
実際に魔法少女になり現実を知った私は、叶えたい願いなんてたった一つしかないと、そう思っていた。
……今の私は、果たして一体何を思っているのだろうか?
まどかさえ救えればいい、それは自分を誤魔化すための呪文だったのかもしれない。
でも、違った。私の願いは、私の欲望は、そんなものでは収まらなかった。
巴さんも、さやかも、杏子も、皆助けたかった。皆と一緒にいたかった。

でも、魔法少女の運命に振り回され、皆希望を失くしていった。私には、どうしようもなかった。
……いや、一番希望を失くしていたのは私なのか。
目的のためには手段を選ばない、とかまどかのためなら永遠の迷路に閉じ込められてもいい、とか言いながら、
結局私には中途半端な事しか出来なかったのだから。
他の全てをすっぱり諦める、なんてことは出来やしなかったのだから。
かつての師匠も、クラスの悪友も、隣町の偽悪者も、諦められなかったのだから。

何故巡り逢ったのか、そんなことはどうでもいい。
永い永い繰り返しの中で、やっと出会えたこの平和な世界で。
まどかと、上条と、皆と、生きていきたいと思えるのなら。
考えている暇なんかない。
ほら、皆が呼んでいる。

人間と、魔法少女と、魔女と、インキュベーターと。
あらゆる者達の運命がクロスする今、眠っているわけにはいかないだろう。

そう、今が。忘れ難い過去をも振り切って、羽ばたき舞い上がるべき時。
暁美ほむらが、本当の意味で始まるとき。
この胸に渦巻く熱い炎が今、私を阻む全てを焼き尽くすべく立ち上がる。


この日、見滝原市に――本来なら存在するはずもない、
あらゆる宇宙のどの世界にも存在し得なかった、
奇跡の力が、舞い降りた。
971 : ◆J0nZQhi5n4XG [sage]:2011/11/25(金) 00:05:59.29 ID:zW6ZGBqw0
ギャグやネタでしか語られないあれを、真面目に話に組み込んで出そうとした。
言っちゃえば今回の話、それだけが目的でやったようなもんなんですよね。

……こんなこと、言っちゃっていいんだろうか。
972 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(神奈川県) [sage]:2011/11/25(金) 00:55:01.31 ID:xFXW5Mu2o
乙。
ありえない話じゃないし、大丈夫。俺は燃えた

>土御門元春も

なんだかんだ言いながらちゃっかり入れちゃって……素直じゃないやつめww
973 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です) [sage]:2011/11/25(金) 05:01:52.74 ID:m0a+dVB9o
乙乙
こういう展開大好きだ問題ない
974 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(大分県) [sage]:2011/11/25(金) 15:17:02.27 ID:eklMfwBz0
ほむほむのSG、2つ目が生まれてしまうん?
すでに魂が抜き取られてるのにどうするか
975 : ◆J0nZQhi5n4XG [saga]:2011/11/25(金) 23:22:36.09 ID:zW6ZGBqw0
えっと、とても言い辛いんですが。

次スレ建てようかと思います。

いや、今のまま投下すると多分丁度今やってる話は終わるでしょうけど……
こう、すんげーぎりぎりになっちゃうんですよね。
そしたらあとがきとか書けないじゃないですか。
あとがき書くのが俺の夢だったのに。

せっかくだしこのスレで拾えてないネタとかも次スレでやりたいと思います。
ペースはがた落ちするでしょうが、またリクエストでも貰って細々と続けていこうかな。
……良いんでしょうか。こんな半オリジナルものを延々と続けちゃっても。
不安だ。

そんな訳で、今回の小ネタ以降、出来ればこのスレ埋めちゃってくれると嬉しいなって……
976 :それがたとえ束の間の幸せだとしても ◆J0nZQhi5n4XG [saga]:2011/11/25(金) 23:23:30.32 ID:zW6ZGBqw0
心臓が喧しく音を立てる。
こら、いい加減に沈まれ。
何年先延ばしにしてきたと思ってるんだ。
もうそろそろ、男として言い訳のつかないヘタレだと言われても文句言えないぞ。
根性見せろ、上条当麻!

(……魔女に立ち向かう勇気はあっても、女の子に告る勇気はちっともないんだもんなー)

マミさんに、告白する。
そう腹を括ったは良いものの、それ以降飯は喉を通らないしまるで寝付けない。
結局どう切り出すかどう言い出すかも考え付かなかった。
ほとんどぶっつけ本番のようなものである。

(あー……不幸だ)

そうこうしている内に、待ち合わせに使った喫茶店に、マミさんが入ってくる。
良かった、一杯目のコーヒーを飲み終わる前で。
二杯目以降だったら、彼女に気を遣わせてしまっただろうから。

「こんにちは、上条くん。どうしたの? 上条くんから呼び出しってのは珍しいわね」

「いえ……別に、緊急の話ってわけじゃないんですけど……」

まずい、本人を前にしてしまったら言い出せる気がしなくなった。
チキンだ。チキンすぎる。
まさか自分がここまで骨なしチキンだったとは。

「あの、マミさん」

「なあに?」

可愛らしく首を傾げる彼女を前に、とても誤魔化しは効かなさそうで。
丸々五年も言い出せずにいたことを今更言い出せるだろうかいや言い出せない、
いや反語表現とか使ってる場合じゃない。
今日言うと、決めたんだ。

「……俺、俺は……」

口内が乾く。のどがからからだ。コーヒー飲んだばっかりなのに。
喧しく鳴り響く鼓動は全く収まる気配を見せない。
977 :それがたとえ束の間の幸せだとしても ◆J0nZQhi5n4XG [saga]:2011/11/25(金) 23:24:28.18 ID:zW6ZGBqw0


「俺は、マミさんのことが……ずっと、ずっと前から……好き、でした」


「……!」

「よ、よろしければ! どうか俺と付き合って下さいっ!」

そう言って手を差し出す。うわ古典的。何やってんだ上条さん。
もう緊張しすぎて自分で何やってるか分かんねえ。
思考がぐるぐる回って混乱に陥りかけたとき、マミさんが俺の手を握った。
優しく、それでいて確かな温もりが手を通して伝わる。

「私も……ずっと、上条くんのことが、好きでした」

……ヤバい。泣きそうだ。
薄々勘付いていたとはいえ、それが確かな言葉となって伝わったことが、嬉しい。
あのマミさんが、俺なんかを。
俺も顔を上げて、何か気の効いたことを言わないと……そう思って、ぎゅうと瞑っていた目を開くと。

喫茶店が、歓声に包まれた。
「お幸せに!」とか「よく言った!」とか。
……うわ古典的第二弾。マジでこんなことやらかすとは思ってなかった。
テンパりすぎて喫茶店出るの忘れてた! 不幸だ! 久々のマジ不幸だ!
マミさんも顔を真っ赤にしてパニック状態に陥っている。
俺は咄嗟にマミさんの手を握りしめて、席を立った。

「すみません会計お願いしますこれで足りてますよねお釣り要らないです不幸だー!」

あらぬことを叫びながら全速力で喫茶店から逃げ出す。
ざっと百メートルくらいは走り続けただろうか。
その間、手は繋ぎっぱなしだった。

「はぁ、はぁ……あーもう、何やってんだか……」

「はあ、はあっ……もう、上条くんったら……恥ずかしかったじゃない」

「面目次第も御座いません……」

全く締まらない。
とはいえこれはこれで、上条さんらしいんじゃなかろうか。
マミさんにはもう本当、申し訳ない事をしてしまったが。
……ん、あれ?

「ん? どうかした、上条くん」

「いや……さっきあそこの交差点に、暁美の奴がいたような気がして」

「暁美さん……そう言えばあなた達の進学以来、会ってないわね……鹿目さんとも最近は会ってないし」

「……あいつらにも、教えてやらないといけませんね」

「ふふ……私達、付き合い始めましたー! って?」

「ええ。出来れば土御門も呼んで、ぱーっと」

そう。これからのことを考えよう。
俺達は、幸せでなければならない。
恭介を、さやかを、師匠を。救えなかった俺達がいつまでもめそめそしていては、
あいつらも安心して成仏できないだろう。
だからまた、この機会に皆で集まって、とびっきりの笑顔で墓参りに行ってやる。
それが俺に出来る、精一杯だ。

たとえそれが束の間の幸せだとしても、
俺達はその束の間のために生き続けるのだから。
978 : ◆J0nZQhi5n4XG [sage]:2011/11/25(金) 23:27:11.17 ID:zW6ZGBqw0
はい。説明は不要かと。
なんだか今回のお話を書いてて、あっちの世界側もちょっとくらい書きたくなって、
それで気紛れに書きなぐってみたものでした。
979 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です) [sage]:2011/11/25(金) 23:42:16.39 ID:QzVUEWHW0
>>1 乙! むしろ、次スレも1000埋める勢いで頑張ってほしい
980 : ◆J0nZQhi5n4XG [sage]:2011/11/25(金) 23:52:29.49 ID:zW6ZGBqw0
建ててきた。

ほむら「上条♪」 マミ「上条くん♪」 当麻「あばばば……」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1322232475/


このスレ埋め埋めー
次回投下は次スレで行うですー
981 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(神奈川県) [sage]:2011/11/26(土) 00:42:35.90 ID:lSOcAe3wo
うめぼしー
982 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(新潟・東北) [sage]:2011/11/26(土) 08:13:43.27 ID:+KIoNLUAO
新スレ立て乙。
まあ小ネタの方は過去の話とか未来の話とかすれば大丈夫かな?
983 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(三重県) [sage]:2011/11/26(土) 10:22:32.03 ID:KwP4oUvN0
埋め立て
984 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(大分県) [sage]:2011/11/26(土) 11:27:10.30 ID:11kr1li90
埋め
985 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(三重県) [sage]:2011/11/26(土) 19:01:20.63 ID:KwP4oUvN0
さっさと埋めようず
986 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(チベット自治区) [sage]:2011/11/26(土) 19:04:20.43 ID:ndUS/RjBo
うめぇ
987 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) :2011/11/26(土) 19:40:48.33 ID:8t9d3yzV0
うめえ
988 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [sage]:2011/11/26(土) 19:42:20.90 ID:zsQDmvWho
うめ
989 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [sage]:2011/11/26(土) 19:42:43.22 ID:zsQDmvWho
うめ
990 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [sage]:2011/11/26(土) 19:43:12.69 ID:zsQDmvWho
うめ
991 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(チベット自治区) [sage]:2011/11/26(土) 19:43:25.46 ID:ndUS/RjBo
992 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [sage]:2011/11/26(土) 19:43:39.33 ID:zsQDmvWho
うめ
993 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(チベット自治区) [sage]:2011/11/26(土) 19:43:48.42 ID:ndUS/RjBo
宇目
994 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [sage]:2011/11/26(土) 19:44:06.32 ID:zsQDmvWho
うめ
995 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(チベット自治区) [sage]:2011/11/26(土) 19:44:16.53 ID:ndUS/RjBo
熟め
996 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [sage]:2011/11/26(土) 19:44:33.08 ID:zsQDmvWho
うめ
997 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(チベット自治区) [sage]:2011/11/26(土) 19:44:44.71 ID:ndUS/RjBo
998 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [sage]:2011/11/26(土) 19:45:04.82 ID:zsQDmvWho
うめ
999 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(チベット自治区) [sage]:2011/11/26(土) 19:45:12.40 ID:ndUS/RjBo
卯女
1000 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [sage]:2011/11/26(土) 19:45:19.19 ID:zsQDmvWho
うめ
1001 :1001 :Over 1000 Thread
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メンヘラ彼女持ちの男の子を好きになった @ 2011/11/26(土) 18:01:59.85 ID:i6WRIdWn0
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