勇者「国王を倒す」 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

Check Tweet

1 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2011/07/31(日) 00:08:55.07 ID:DQ+wn5ODO

女騎士「えっ？」

戦士「今なんと言った？」

勇者「……もう一度言う。俺は国王を倒す、と」

1.5 ：荒巻＠管理人★(お知らせ) [Twitter]： ID:???

【 このスレッドはHTML化（過去ログ化）されています 】

ごめんなさい、このSS速報VIP板のスレッドは１０００に到達したか、若しくは著しい過疎のため、お役を果たし過去ログ倉庫へご隠居されました。
このスレッドを閲覧することはできますが書き込むことはできませんです。
もし、探しているスレッドがパートスレッドの場合は次スレが建ってるかもしれないですよ。

コナン「博士からメールが来たぞ」 ＠ 2025/07/23(水) 00:53:42.50 ID:QmEFnDwEO
　　http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1753199622/

４日も埋まらないということは ＠ 2025/07/22(火) 00:48:35.91 ID:b9MtQNrio
　　http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1753112915/

クリスタ「かわいいだけじゃだめですか？」 ＠ 2025/07/19(土) 08:45:13.17 ID:AK1WfFLxO
　　http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1752882313/

八幡「新はまち劇場」【俺ガイル】Part1 ＠ 2025/07/19(土) 06:35:32.67 ID:BGCulupRO
　　http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1752874532/

【安価・コンマ】力と魔法が支配した世界で【二次創作】 ＠ 2025/07/18(金) 23:44:57.84 ID:Xc8IdKRvO
　　http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1752849897/

どかーんと一発 ＠ 2025/07/18(金) 21:10:10.35 ID:CEsRuBor0
　　http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1752840609/

冒険者育成学校 ＠ 2025/07/18(金) 01:36:01.28 ID:PkrtUMnv0
　　http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1752770160/

たてづらい部！！ ＠ 2025/07/17(木) 23:24:46.15 ID:o3A0TqwG0
　　http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1752762285/

2 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2011/07/31(日) 00:14:12.42 ID:DQ+wn5ODO

女賢者「何を言い出すかと思えば……」ﾊｧ…

女僧侶「お疲れなんですか、勇者？」

勇者「…………俺は本気だ」

剣士「……そうか」

勇者「……ああ」

3 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2011/07/31(日) 00:19:20.81 ID:DQ+wn5ODO

戦士「くだらない事言ってないでさっさと休んだらどうだ？」

女騎士「そうそう、明日も早いんだし」

勇者「……そうか」

勇者「……でも、これ以上俺は旅を続ける気はない」

女賢者「はいはい。ちゃんと灯りは消して下さいね」ｱﾌ…

女僧侶「ではお休みなさい」ﾊﾟﾀﾝ

剣士「お、おい……」

勇者「…………」

4 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2011/07/31(日) 00:25:29.25 ID:DQ+wn5ODO

剣士「どうしたんだよ一体……」

勇者「……別に」

剣士「……もしかして、昼間の事か？」

勇者「……それもある。しかし、これ以上は旅は……」

剣士「……そうか。でも、一々気にしてたら身が持たねーぞ？」

勇者「……かもな」

5 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2011/07/31(日) 00:32:10.81 ID:DQ+wn5ODO

勇者「でもさ、魔王を仮に倒してもそれが何になるんだ？」

剣士「…………」

勇者「それで本当に平和になるのか？」

剣士「……知るか」

剣士「……所詮、俺達は国王の命令に従うだけでその中身なんて考えちゃいけねーんだよ」

勇者「…………」

剣士「国王が平和になるって言うんだからそれに従うしかねーんだ。それとも何か？国王の事を疑うってのか？」

勇者「…………」

6 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2011/07/31(日) 00:37:07.29 ID:DQ+wn5ODO

剣士「……滅多な事考えんなよ。お前だって命は惜しいだろ？」ﾎﾟﾝｯ

勇者「……命ならあの時捨てたさ。そのあと、何度も何度もな……」

剣士「…………」

勇者「でもな、正直分からない。このままでいいのか……」

7 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2011/07/31(日) 00:40:44.80 ID:DQ+wn5ODO

剣士「あんま余計な事考えんなよ、もう。そんなの魔王を倒してから考えりゃいいんだよ」

勇者「……そうか」

剣士「じゃあ、さっさと寝ろ！明日置いてかれても知んねーぞ！！」

勇者「……そうだな」

剣士「おう、お休み」
ｶﾁｬ

勇者「……おやすみ」

8 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2011/07/31(日) 00:46:53.76 ID:DQ+wn5ODO

――翌朝

女賢者「おはようございます〜」ｱﾌ…

女騎士「遅いぞ、みんな用意出来てる」

女賢者「すいません……」ﾑﾆﾑﾆ…

戦士「あとは勇者だけだが、ちょっと遅いな……」

剣士「おーい、起きろ勇者。置いてっちまうぞー？」ｺﾝｺﾝ

女騎士「……反応がない」

女僧侶「まだおやすみなんでしょうか？」

9 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2011/07/31(日) 00:49:45.11 ID:DQ+wn5ODO

剣士「おーい、入るぞー？」ｶﾁｬ



剣士「…………」

戦士「どうした？」

剣士「……いない。もぬけの殼だ」

戦士「何だとっ」

10 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2011/07/31(日) 00:53:50.11 ID:DQ+wn5ODO

戦士「全く、いい歳して無断外泊か！？」

女騎士「帰ってきたら一言言わないとな」

剣士「…………」

女僧侶「どうしたんですか、剣士？」

剣士「……いや、心当たりがある。ちょっと行ってくる！！」ﾀﾞｯ！

女僧侶「……ちょっと、剣士！？」

11 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2011/07/31(日) 00:59:06.78 ID:DQ+wn5ODO

剣士(村の連中に聞いても分からないって言うって事は、夜のうちに出たって事かっ)ﾊｧﾊｧ

剣士(くそっ！何処に行きやがったんだ！！)ﾊｧﾊｧ

……………………

12 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2011/07/31(日) 01:03:25.76 ID:DQ+wn5ODO

剣士(多分あいつの事だ、街道を外れた場所で一旦休んで……)ﾊｧﾊｧ

勇者「…………」

剣士(いた！！)

剣士「おい、勇者！？」


勇者「……やっぱり最初にくるのはお前なんだよなぁ……」ﾊｧ…

13 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2011/07/31(日) 01:05:46.70 ID:JdjukNA5o

メンバー多くて捌ききれるか心配だが期待

14 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2011/07/31(日) 01:06:03.65 ID:DQ+wn5ODO

剣士「手前取らせやがって……。ほら、帰るぞ？」


勇者「……何処に？」

剣士「何処って、みんなのところに……」

勇者「…………」

剣士「おっ、おい……」

15 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2011/07/31(日) 01:09:07.30 ID:DQ+wn5ODO

勇者「昨日言ったはずだ。俺はもう旅を続けるつもりはない」

剣士「な、何ふざけた事を……」

勇者「……ふざけてなんかねーよ。色々考えた結果だ」

剣士「…………っ！」

16 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2011/07/31(日) 01:14:32.15 ID:DQ+wn5ODO

剣士「お前、魔王討伐はどうすんだよ！！」

勇者「多分、国王が別の奴を勇者に仕立ててやらせるだろうから安心しろって」

剣士「お前には責任ってものがねーのかよ！？」

勇者「責任？誰に対しての責任だ？」

剣士「そんなの国王に決まって……」

勇者「……都で延々と遊び暮らし、俺達にはまるで無関心のあいつにか？」

17 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2011/07/31(日) 01:19:37.70 ID:DQ+wn5ODO

剣士「……国王には別の仕事があるんだよ」

勇者「……俺もそう思っていた、信じていた。が、違ったようなんだな、これが……」ﾌｩ…

剣士「……お前」



剣士「本当に、旅をやめちまうのか……？」


勇者「…………」

18 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟・東北) [sage]：2011/07/31(日) 01:22:02.86 ID:+RDfBEWAO

人数多いな

19 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2011/07/31(日) 01:23:55.75 ID:DQ+wn5ODO

剣士「他の奴らはどうすんだよ、お前についてきた俺達は！？」

勇者「……そう思ってくれてるのはあんただけだ」

剣士「えっ？」

勇者「他の連中はみんなたくましい戦士様について来てるんであって、俺なんかはお飾りに過ぎねーんだよ……」

20 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2011/07/31(日) 01:28:38.73 ID:DQ+wn5ODO

勇者「じゃあ、そろそろ行くわ」ｽｸｯ


勇者「……多分、他の連中が気づいて俺を討ちにくる頃だろうし」

剣士「お、おいっ。待てって！」

勇者「……最後にあんたと話せて良かったよ。そんじゃ」ｽｯ…

剣士「お、おい……。冗談は……」


「そのくらいにしておくんだな」

21 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2011/07/31(日) 01:35:48.22 ID:DQ+wn5ODO

剣士「戦士！みんなも言ってやってくれよ、この馬鹿に！！」

戦士「……ああ、そうだな」ﾁｬｷｯ

女騎士「国王に対する謀反人の始末はちゃんとつけないとな」ｽﾗｯ

剣士「お、おい、お前ら何ムキになって……」

女賢者「…………」

剣士「おいっ、女賢者も何か言ってやってくれ！！」
女賢者「…………仕方ないですよ」ﾎﾞｿｯ

剣士「……えっ？」

女賢者「国王に歯向かう以上は……」ﾎﾟｩｯ…

22 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2011/07/31(日) 01:39:54.26 ID:DQ+wn5ODO

剣士「お、おいっ！勇者も早く謝れって！？」

勇者「……何を謝るんだ？」

剣士「お前、この期に及んで！！」

勇者「……それに、俺が謝ろうと何だろうとこいつらが許しはずねーよ」ﾁｬｷｯ


剣士「馬鹿！挑発すんな！！」

23 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2011/07/31(日) 01:47:13.86 ID:DQ+wn5ODO

剣士「女僧侶も何か言ってくれ！！好きなんだろ、勇者の事が！！」

女僧侶「……私は」

勇者「あー、無理しなくて良いよ。どうせ、俺が勇者って肩書き持ってるから無理してそう振る舞ってるって聞いたし」ﾊﾟﾀﾊﾟﾀ

剣士「お前、またそんなでたらめを！！」

勇者「いや、だってこのあいだ、女三人で喋ってる時に聞こえたし」

剣士「そ、そうなのか？」

女僧侶「…………」

24 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2011/07/31(日) 01:56:03.25 ID:DQ+wn5ODO

女僧侶「……その様に思われているのなら私も容赦しません」ｽｯ

勇者「そうそう、そっちの方が似合ってる。悪徳教会の手先さん？」ﾆﾔﾆﾔ

女僧侶「っ！神を冒とくするとは許しません！！」

勇者「はははっ、良いじゃねぇか。盛り上がって！！」

剣士「お、お前ら……」

25 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]：2011/07/31(日) 01:56:31.87 ID:AWi0edQlo

きたい

26 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2011/07/31(日) 02:01:28.30 ID:DQ+wn5ODO

女騎士「で、お前はどうするんだ？」

剣士「へ？」

戦士「まだ剣を抜いてないが」

剣士「お、お前ら……」ﾊｧ…

女賢者「……まさか、彼に肩入れするつもりじゃあ」

剣士「…………俺は」

女僧侶「……一時の感情に流されない方が……」

勇者「…………」

剣士「……俺は！！」ﾁｬｷｯ！

27 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2011/07/31(日) 02:04:24.65 ID:DQ+wn5ODO

――――――――――



勇者「……で、何であそこで俺に味方するのかね？」

剣士「……うっせー」

勇者「お陰で指名手配だなこりゃ」ﾆﾔﾆﾔ

剣士「そういう気分だったんだよ！！」

28 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [sage]：2011/07/31(日) 02:05:58.55 ID:d44320ug0

アッーな展開だな　

29 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2011/07/31(日) 02:08:50.67 ID:DQ+wn5ODO

剣士「……それに、お前がいなくなったらそこで俺の旅は終わりなんだ。あいつらと一緒にいても今日みたいになっただろうし」

勇者「……そっか。悪いな……」

剣士「……今更謝るなよ、俺はお前について行くって決めたんだし」

勇者「……ありがと」

30 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2011/07/31(日) 02:14:33.93 ID:DQ+wn5ODO

剣士「で、この先どうするんだ？逃がしたあいつらもまた来るだろうし、国王の刺客も……」

勇者「そんなの決まってるだろ？」ﾆﾔﾘ



勇者「国王を倒す」



剣士「それだけかい！？」

こうしてたった二人の反乱の幕が切って落とされた。二人の戦いは今、まさに始まったのだった。

31 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2011/07/31(日) 02:15:09.74 ID:DQ+wn5ODO

今日は終わりです。

おやすみなさい。

32 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [sage]：2011/07/31(日) 02:16:10.77 ID:d44320ug0

おつ

33 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]：2011/07/31(日) 02:17:08.05 ID:AWi0edQlo

乙した

34 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟・東北) [sage]：2011/07/31(日) 02:18:06.73 ID:+RDfBEWAO

なんだ逃がしたのか、はねちまえば良かったのに
乙、続き期待

35 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]：2011/07/31(日) 09:22:07.48 ID:y3lZ++MHo

また巡回リストがまた増えるお・・・

36 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2011/07/31(日) 09:41:50.58 ID:DQ+wn5ODO

ちょっと投下。


――――王の間

王「……そうか、勇者めが儂に謀反を」

女騎士「はっ」

戦士「今一つのところで取り逃しましたが、必ずや！」

王「……よい」

戦士「は？」

王「もう良いと言った……」

37 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2011/07/31(日) 09:46:56.27 ID:DQ+wn5ODO

女騎士「し、しかし！？」

王「いいから下がれと言っている！！」

女騎士「…………」

戦士「………はっ」ｽｯ

女騎士「…………はっ」ｽｯ



王「……さて、次の勇者を立てねばな……」

38 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2011/07/31(日) 09:52:16.45 ID:DQ+wn5ODO

――――――


剣士「で、勇者よ」

勇者「ん？」

剣士「実際どうするつもりなんだ？」

勇者「そうだなぁ……」

剣士「まさか、本当に考えてないんじゃ……」

39 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2011/07/31(日) 09:57:29.70 ID:DQ+wn5ODO

勇者「大丈夫だって、色々考えてるし」

剣士「あのなぁ……」ﾊｧ…

勇者「でも、とりあえずは……」


ｻﾞﾜｻﾞﾜｻﾞﾜｻﾞﾜ

勇者「あの小役人どもをたたっ切るか」ﾁｬｷｯ

剣士「そうだな」ｽﾗｯ

40 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2011/07/31(日) 10:06:38.06 ID:DQ+wn5ODO

村人「まっ、待って下さいお役人様！それ以上持って行かれれば餓死して……」

役人「うるさい！！」ｶﾞｯ！


村人「あぐっ……」

役人「王の命令に逆らうつもりか！？」ﾄﾞｽｯﾄﾞｽｯ

村人「ひ、ひぃ……」ｹﾞﾎｹﾞﾎ…

41 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2011/07/31(日) 10:14:00.74 ID:DQ+wn5ODO

村人「ちゃ、ちゃんと今年の税は収めたでは……」ｹﾞﾎｹﾞﾎ

役人「魔王軍との戦いのための臨時徴収なんだよ！！」ﾊﾞｷｯ！

村人「ぎゃあ！！」ﾄﾞｻｯ



役人「……おい、死んじまったか？」ﾂﾝﾂﾝ

村人「―――――」

役人「おーい、こいつの家の金めのものを全部運び出せ」

手下達「へーい」


村娘「お父さん、お父さん！？」

女房「あなた、しっかりして、あなた！？」


役人「……女を拐うのも忘れるな」ﾆｨ

42 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2011/07/31(日) 10:34:53.20 ID:DQ+wn5ODO

手下「おら、さっさとこ「ﾄﾞｽｯ

手下「……あ」ﾄﾞｻｯ

手下2「な、なんなんだお「ｶﾞｽｯ

手下2「……がはっ」ﾊﾞﾀｯ

役人「お、おい、何や「ﾊﾞｻｯ！

役人「……ぐふ」ﾊﾞﾀｯ

村娘「…………」

女房「…………い」


女房「いやああああああ！！人殺しーーーーーっ！！」

43 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2011/07/31(日) 10:37:37.42 ID:DQ+wn5ODO

ｻﾞﾜｻﾞﾜｻﾞﾜｻﾞﾜ！！

剣士「お、おい、どうするんだよ勇者！？って」

ｺﾞｿｺﾞｿ

剣士「……何やってんの？」

勇者「いや、何か持ってねーかと」ｺﾞｿｺﾞｿ

剣士「追剥してんじゃねぇ！！」ｶﾞｯ！

勇者「あいた」

44 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2011/07/31(日) 10:44:59.44 ID:DQ+wn5ODO

勇者「あとはこのおっさんを手当して」

剣士「おう」ﾎﾟﾜﾜ…

村人「う、ん……」ﾊﾟﾁｯ


村娘「お父さん！？」ｶﾞﾊﾞｯ

女房「あなた！？」ﾀﾞｷｯ


村人「あれ？私は……」ｷｮﾄﾝ

勇者「あとはこいつらの死体をすっ裸にして」ｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬ

剣士「おう」ﾇｶﾞｾﾇｶﾞｾ


勇者「あとは山に捨てて獣の餌にでもするか。後腐れなく」ﾋｮｲｯ

剣士「……徹底してるなぁ」ﾋｮｲｯ

45 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2011/07/31(日) 10:50:15.45 ID:DQ+wn5ODO

村人「あ、あなた達は……」

勇者「あ、ただの犯罪者と」

剣士「その片割れです」ｷﾘｯ

村人「ひっ」

勇者「だから、調べにきた役人には凶悪な犯罪者から身を呈して村人を守った正義の人って言う事にしておいて下さい」

村人「は、はあ……」

剣士「そんじゃ」ﾀｯﾀｯﾀｯ…

46 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2011/07/31(日) 10:56:14.95 ID:DQ+wn5ODO

村娘「……あ、あの、あなた勇者様のご一行では……？」

勇者「……は？」

剣士「全然違いますよ、俺ら」ﾌﾞﾝﾌﾞﾝ

村娘「で、でも、以前山賊に拐われた娘達と一緒に助けてもらった……」

勇者「人違いですって」ﾊﾟﾀﾊﾟﾀ


剣士「それに、勇者様が国王のお役人様をあやめる筈がありませんし」

村娘「……でも」

47 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2011/07/31(日) 11:05:56.69 ID:DQ+wn5ODO

剣士「そんじゃ、俺ら行きますからあとよろしく」ｻﾞｯｻﾞｯｻﾞｯ

勇者「それじゃ〜」ｻﾞｯｻﾞｯｻﾞｯ

村娘「あっ、待って！？」ﾀｯ


村人「行くな！！」

村娘「でも……」

村人「あいつらは国のお役人様を殺した極悪人なんだ！！」

女房「そうよ、絶対に関わっちゃダメ！！」

村娘「そんな！？」

48 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2011/07/31(日) 11:17:55.15 ID:DQ+wn5ODO

村娘「国の役人って言っても、あいつらお父さんに乱暴してお金をまきあげた上に私達を無理矢理連れて行こうとしただけじゃない！！」

村人「…………」

村娘「それに、魔王軍との戦いって何！？何で一々そんな事のためにお金を取られなきゃいけないの！？」
村人「……やめろ」

村娘「そんなの私達に関係ないっ！」

村人「やめろって言ってるだろ！！」ﾊﾞｼｯ！

49 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2011/07/31(日) 11:23:41.52 ID:DQ+wn5ODO

村娘「……何よ。魔王軍にやられるのは我慢出来なくても国の役人には死んでも逆らっちゃいけないの！？」

村人「……それがこの国の掟だ」

女房「そんな事したら、村のみんなに迷惑がかかるでしょ？」

村娘「そんなの、魔王軍にやられても一緒じゃない！！」

村人「違う！！」


村人「あいつらはそんなんじゃない！そんなんじゃないんだ！！」

50 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2011/07/31(日) 11:31:10.15 ID:DQ+wn5ODO

村娘「……何よ。そんなにお役人様が大事ならそのまま死んでたら良かったのに！！」

ﾊﾞｼｯ！

村人「……親に向かってなんて口を！！」ﾌﾞﾙﾌﾞﾙ

村娘「…………！！」ﾊﾞﾀﾝｯ！

女房「あっ、ちょっと！？」

村人「いい！ほっておけ！！」

女房「……でも」

村人「……あいつはまだ何にも分かってない。まだまだ子供なんだ……」ﾊｧ…


女房「……そうですね」

51 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2011/07/31(日) 11:48:16.79 ID:DQ+wn5ODO

―――――――――


剣士「おーい、ここら辺で良いんじゃねーか」ﾄﾞｻｯ

勇者「そうだな。ここら辺で捨てて、と」ﾄﾞｻｯ


剣士「しかし、何であのまま村人を炊きつけなかったんだ？」ﾌｰｯ、ﾔﾚﾔﾚ

勇者「そんな事しても、すぐに近くの町から国王軍がやってくるだけだろ？」ｺﾞｷｺﾞｷ

勇者「それに、まだだいぶ村自体には余力があるし、やらせたってすぐに萎えるだろうし」

52 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2011/07/31(日) 11:54:59.55 ID:DQ+wn5ODO

勇者「もっと、村人が半分くらい死んでるくらいしないと何だかんだで死んでも反乱なんかしねーもんなんだよ」

剣士「……そんなもんかね？」ﾊｧ…

勇者「そんなもんだよ。まっ、そんな村はゴマンとあるんだし、あんな村で無理する事はねーよ」

剣士「じゃあ、何で助けたんだよ？」

勇者「いや、何というか……」ﾊﾊﾊ…

剣士「あのなあ……」ﾊｧ…

53 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2011/07/31(日) 11:58:04.12 ID:DQ+wn5ODO

勇者「まあ、先は長いんだし気長に行こうぜ」ﾎﾟﾝﾎﾟﾝ

剣士「はあ、しゃーねぇか」

勇者「そうそう、張り切って行こう！！」ｸﾞｯ！

剣士「はいはい」

54 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2011/07/31(日) 11:59:11.94 ID:DQ+wn5ODO

一旦休憩します。

55 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]：2011/07/31(日) 12:03:34.94 ID:BwU06T29o

乙！
期待してる

56 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]：2011/07/31(日) 12:27:23.51 ID:jHToHMedo

乙
どうでもいいがIDがドラクエだな

57 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2011/07/31(日) 13:49:40.67 ID:DQ+wn5ODO

ちょっとだけ投下。

――――――――

女騎士「おーい、戦士」

戦士「おう、女騎士ではないか。復帰した騎士団では上手くやっているのか？」

女騎士「ああ、先日も隊を任されて反乱の鎮圧をしてきたところだ」

戦士「順調そうで何よりだ」

女騎士「かく言うお前はどうなんだ？」

戦士「俺は近衛隊の一員として職務に励んでいる」

女騎士「そうか。頑張っているんだな、お前も」

58 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2011/07/31(日) 13:53:29.20 ID:DQ+wn5ODO

戦士「あとの二人はどうしてる？」

女騎士「女僧侶は今度副司祭に任じられ、女賢者の方は相変わらず学院で研究三昧の日々らしい」

戦士「そうか……、みなそれぞれの持ち場で頑張っているのだな」

女騎士「……ああ。あの冒険の日々がまるで遠い昔のようだ……」

59 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2011/07/31(日) 13:56:42.24 ID:DQ+wn5ODO

―――――――

勇者「で、俺達は猫一匹いない村で男二人で食事か……」ﾊｧ…

剣士「……言うなよ」

ぐつぐつぐつ

剣士「ほら、煮えたぞ？」ｽｯ

勇者「……あんがと」

60 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2011/07/31(日) 14:01:44.17 ID:DQ+wn5ODO

剣士「でもよ、廃村って何箇所目だ？」

勇者「これで三箇所目だな」ｱﾑｯ

剣士「そうそう、何でこんなに村が潰れてるんだ？」
勇者「……実は、今回俺が魔王討伐を辞めた理由もそれだ」

剣士「ああ、知ってるが」

勇者「何で村がこんなに潰れてるかって言うと、それが国王のせいだからだ！！」

剣士「……は？」

61 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]：2011/07/31(日) 14:05:08.66 ID:AWi0edQlo

ﾜｸﾜｸ

62 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2011/07/31(日) 14:07:02.31 ID:DQ+wn5ODO

勇者「なあ、国ってどうやってやりくりすると思う？」

剣士「……へ？」

勇者「国ってのは税を集めて、それを使って、例えば道とか用水路とか堤防とか作るわけだ」

剣士「……はあ」

勇者「それでもお金が足りないと、どうすると思う？」

剣士「え〜っと、借金か？」

勇者「そうだ。その国の借金のを国債って言うんだ」

剣士「……はあ」

63 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2011/07/31(日) 14:09:56.98 ID:DQ+wn5ODO

勇者「でも、その借金をする時、利息をつけなきゃならない」

剣士「何で？」

勇者「そうしないと誰も金を貸してくれないからだ」

剣士「はあ」

64 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2011/07/31(日) 14:12:55.32 ID:DQ+wn5ODO

勇者「でも、借金ばっかしてると返せなくなるし利息も払えない」

剣士「……確かに」

勇者「そういう状況を債務不履行、即ちデフォルトって言うんだ」

剣士「……はあ」

65 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) [sage]：2011/07/31(日) 14:13:41.78 ID:jGSs9fHAO

経済的な話になってきたな。

66 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2011/07/31(日) 14:23:03.08 ID:ju2W9knDO

まおゆう思い出す

67 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2011/07/31(日) 14:24:10.97 ID:DQ+wn5ODO

剣士「デフォルトすると、具体的にどうなるんだ？」

勇者「基本的には利息が上がる」

剣士「へ？何で？」

勇者「だって、利息はつかねーし貸した金が返ってこないかもしれねーだろ？」
剣士「はあ」

勇者「なら、利息を上げて借りるしかないわけだ」

剣士「はあ」

68 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2011/07/31(日) 14:26:47.37 ID:DQ+wn5ODO

剣士「デフォルトすると紙きれにはならねーの？」

勇者「……その可能性は多いにある」

剣士「げっ」

勇者「でも、利息だけが上がる場合もあるし、その時々だな」

剣士「ふ、ふーん」ﾄﾞｷﾄﾞｷ

69 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2011/07/31(日) 14:30:48.97 ID:DQ+wn5ODO

剣士「で、それとお前の旅を辞めた理由になんの関係が……」

勇者「……利息をつけられなくなった代わりに国がつけたものがある」

剣士「そんなものがあるのか？」

勇者「それが税の徴収権だ」

剣士「？」

70 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2011/07/31(日) 14:34:42.01 ID:DQ+wn5ODO

勇者「国が徴収する代わりにあんたが税をとってもいいよって権利なんだが」

剣士「はあ」

勇者「すると、どうなると思う？」

剣士「うーん…」

勇者「まず国が税を取るだろ？」

剣士「うん」

勇者「そのあとに国債を持ってる奴がまた税を取りに来るんだ」

剣士「げっ」

71 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2011/07/31(日) 14:37:44.90 ID:DQ+wn5ODO

剣士「何でだよ！おかしいじゃねーか！！」

勇者「……借金の利息をつけられなくなったから、税の二度取りを許可したんだな」

剣士「ゆっ、許せねえ！！」

勇者「まだ問題があってな……」

剣士「まだあるのかよ！？」

72 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2011/07/31(日) 14:43:02.72 ID:DQ+wn5ODO

勇者「それでも国債が売れずに徴収権がどんどん高くなっていって」

剣士「ゴクッ」

勇者「遂には三倍取りに……」

剣士「はあああああ！？」

勇者「そこまで来ると、逆に飛ぶように売れ出して」

剣士「ｷﾞﾘｷﾞﾘ」

勇者「あっという間に国債の値段が跳ね上がったんだ」

剣士「…………」

73 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2011/07/31(日) 14:47:05.29 ID:DQ+wn5ODO

勇者「国債が売れだすと、徴収権もだんだん安くなっていったんだが、そこで大きなミスがあってな……」

剣士「……どんな？」

勇者「国債自体を先物商品化しやがったんだよ！！」

剣士「……へ？」

74 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2011/07/31(日) 14:50:52.06 ID:NMNc7LXLP

かなりどうでもいい

75 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2011/07/31(日) 14:53:22.52 ID:DQ+wn5ODO

勇者「するとだ！債権を欲しがる奴が群がって実際の価値以上に値がついた！！」

剣士「……はあ」

勇者「でも、上がるだけ上がったらすぐドスーンと落ちた！！立ち直れないくらいにな！！」ｷﾞｬﾊﾊ！

剣士「はあ……」

勇者「おまけに下がったショックを和らげようと徴収権を更に、前以上に引き上げた！！」

剣士「す、すると……」ｺﾞｸｯ

勇者「……安値で国が買い叩かれたんだ……」ｸﾞｽｯ

剣士「…………」

76 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2011/07/31(日) 14:56:05.46 ID:DQ+wn5ODO

勇者「おまけに国債を買わせるために借金を奨励し、紙幣を乱発させてギガインフレを招いた……」

剣士「…………」

勇者「それが今の国王だ！！」

剣士「…………何だと」

77 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2011/07/31(日) 14:58:37.92 ID:DQ+wn5ODO

一度休憩します。

夜にでも投下できればと思います。

78 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東) [sage]：2011/07/31(日) 15:07:50.42 ID:+sVT5pSAO

おつ

インテリ勇者は国王倒してどう現状打開するつもりなのか…

79 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]：2011/07/31(日) 15:41:19.83 ID:AWi0edQlo

乙した

80 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2011/07/31(日) 15:57:31.97 ID:sP75l3YG0

説明回は人気がないがしっかりやらないと後が生きないからしっかりやっとくべき

81 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(岡山県) [sage]：2011/07/31(日) 16:39:36.88 ID:7Jkkgg0D0

説明適当すぎだろｗｗｗｗ

82 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]：2011/07/31(日) 20:46:03.22 ID:qb4anBZgo

乙
こういうの好きだぜ

83 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2011/07/31(日) 23:30:51.22 ID:DQ+wn5ODO

ちょっと投下。

剣士「みんなからの税金を無駄に使った挙句、国を安く売るなんて……そんなの許せねぇ！！」

勇者「おまけに、俺の後援者だった大臣も――」ﾋﾟｸｯ

剣士「…………まずいな」

勇者「……ああ」



勇者「囲まれてる」

84 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2011/07/31(日) 23:44:19.00 ID:DQ+wn5ODO

剣士「……どんな具合だ？」

勇者「村全体に張った結界はまだ破られてないが……」ｼﾞﾘｯ

勇者「……おそらく、トロル級が百はいる。それに魔道師共も……」

剣士「なら、一人頭50くらいだな」ﾆﾔｯ

勇者「油断すんなよ」ﾆｨ



勇者「行くぞ！！」ﾀﾞｯ！

剣士「おう！！」ﾀﾞｯ！

85 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2011/07/31(日) 23:49:51.11 ID:DQ+wn5ODO

―――――

国王「で、勇者は無事に始末出来たか？」

宰相「はっ。こちらがそそのかした魔族共が討ち取ったものかと」

国王「うむ。それでいい」

宰相「はっ」



国王「……残りの者共にも然るべき処置を下さねばな……」ﾆﾀｯ…

86 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]：2011/07/31(日) 23:59:48.95 ID:qb4anBZgo

トリ付けないの？

87 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟・東北) [sage]：2011/08/01(月) 00:11:48.81 ID:j9lNeCkAO

付け方知らないんじゃないの
前にどこぞのスレに付け方書いてたが関係ないから覚えてないなw

その日の分更新終わったら終わったと書いてくれ、その方が乙入れやすいから

88 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2011/08/01(月) 00:16:47.02 ID:lAEVmQ7DO

女騎士「なあ、聞いたか？」

女賢者「はい？」

女騎士「どうやら勇者の奴は魔族に討ち取られたらしい」

女賢者「はあ、そうなんですか」

女騎士「何だ、反応薄いな」

女賢者「興味ないですから」

89 ：あ ：2011/08/01(月) 00:20:20.74 ID:lAEVmQ7DO

女騎士「女僧侶、お前はどうなんだ？」

女僧侶「どうと言われましても……」

女騎士「……そうだよなあ。あの時の事なんて遠い昔だもんなぁ」ｼﾐｼﾞﾐ…

女僧侶「…………はあ」

90 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2011/08/01(月) 00:26:17.75 ID:lAEVmQ7DO

>>87さん、ありがとうございます。そうさせてもらいます。

女賢者「それよりも、今日は女僧侶の昇進祝いでしょ？」

女騎士「そうだったな。これからは司祭様とお呼びしないと」ﾆﾔﾆﾔ

女僧侶「や、やめて下さいよぉ……//まだ、副司祭なんですから……//」ｶｧｯ

女騎士「はははっ、照れるな照れるなっ」ﾆﾔﾆﾔ

91 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2011/08/01(月) 00:33:47.93 ID:lAEVmQ7DO

女司祭「それに、女騎士さんだって大活躍してるじゃないですか？」

女騎士「よせよ、あれくらい大した事ないって//」

女賢者「この間、反乱を企んだ大臣の一派を一網打尽にしたって言うじゃないですか？」

女騎士「まあ、みんなの力があっての事だって//」ﾃﾚｯ

女賢者「国王様から直接お言葉を頂いたんでしょ？羨ましいな〜」

女騎士「まあな//」

女賢者「あ〜、そこは謙遜して下さいよ〜」ﾌﾟｩｰｯ


女司祭「まあまあ」ｸｽｯ

92 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2011/08/01(月) 00:39:36.23 ID:lAEVmQ7DO

女賢者「あ〜あ、何か私だけ置いてかれちゃうな〜」ﾊｧ…

女司祭「まあまあ、その代わりあなたには大事な人がいるじゃないですか？」

女賢者「なぁっ？！」ｶｧｯ

女騎士「ほうほう、そいつは興味があるなぁ」ﾆﾔﾆﾔ


女賢者「ま、まだ結婚するって決まった訳じゃ……」ﾓｼﾞﾓｼﾞ

93 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2011/08/01(月) 00:45:36.13 ID:lAEVmQ7DO

女騎士「あ〜あ、羨ましいねぇ。決まった相手がいる奴は」ﾆﾀﾆﾀ

女賢者「だ、だからそんなんじゃ……//」

女騎士「あ〜あ、ノロケちゃって。な、女司祭？」


女司祭「私は神に身を捧げたので……」ﾂﾝｯ

女騎士「拗ねちゃって、この可愛いねぇ！！」ﾊﾊﾊｯ！

女賢者「ちょっと、飲み過ぎですよ女騎士さん！！」

94 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2011/08/01(月) 00:50:45.50 ID:lAEVmQ7DO

女騎士「そんじゃ、明日の事もあるし、そろそろ帰るわ」ｶﾞﾀｯ

女賢者「明日っていうと、」

女騎士「そう、主な謀反人の処刑の日だ」ﾆｨｯ

女司祭「私も立ち会いますしね」

95 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]：2011/08/01(月) 00:53:57.07 ID:O5OPpX9Yo

え、なにこれどうやったの

96 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]：2011/08/01(月) 00:54:55.90 ID:O5OPpX9Yo

ごめん、なんかおかしかった
スルーで

97 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2011/08/01(月) 00:57:28.45 ID:lAEVmQ7DO

女賢者「でも、関係者の一族郎等捕まって男は処刑、女子供は焼印の上、奴隷として売られるなんてちょっとかわいそうですよね」


女騎士「だよなぁ。これもそれも反乱なんて企てた大臣共が悪いんだ！！」ﾀﾞﾝｯ！

女賢者「そうそう、馬鹿な親を持つと、結局苦労するのは子供なんですから」ﾊｧ…

女司祭「せめて、その魂が安らかにあらん事を」

98 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(岡山県) ：2011/08/01(月) 00:58:09.78 ID:/Xw+0idg0

こいつら救いようがないじゃん。全員処刑でいいな。

99 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2011/08/01(月) 01:03:50.13 ID:lAEVmQ7DO

女騎士「じゃあ、明日は大変だと思うけど」

女司祭「はい、頑張りましょう」

女賢者「それじゃ、今日はお開きという事で――」






数日後、とある町―――



『詳報！！大臣一派、反乱企み処刑さる！！』



勇者「……何だよ、これ」

100 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2011/08/01(月) 01:11:59.56 ID:lAEVmQ7DO

剣士「お、おい。これって……」

勇者「知るか！？こんなもんでっち上げに決まってるだろうが、くそっ！！」


勇者「……あのおっさんはなあ、俺にとっちゃあ恩人なんだ。故郷が壊滅したあと、俺が勇者になんてなれたのはあのおっさんのお陰なんだ……」ｸﾞｽｯ…

剣士「……勇者」

101 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2011/08/01(月) 01:16:53.22 ID:lAEVmQ7DO

勇者「それにおっさんは、自分の財産投げ出して銀行を作り、ダブついた債権の受け皿を作ってる最中だったんだ。それが何でこんな事に……」ﾊｧ…

剣士「…………」

勇者「くそっ！こんな事だったらとっとと都に戻っとくべきだった！！」ｸﾞｯ！


勇者「ちくしょう！！」ﾊﾞﾝ！

102 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2011/08/01(月) 01:26:53.36 ID:lAEVmQ7DO

剣士「……なあ、これからどうするんだ？」

勇者「……おそらく大臣派狩りがもっと行われるだろう。だから、俺達はその大臣派の連中を守る」

剣士「守るったって……」

勇者「……今向かってるのは、その大臣派の連中が中心の城だ」

剣士「……そういやそうだっけ」

勇者「魔族との最前線の城だ。必ず力になってくれるはずだ」

剣士「そっか！」

勇者「……本当はもっと早くついて、おっさんを助けに行きたかったんだけどな……」

剣士「あんだけ毎日魔族の大軍に襲われたら仕方ないさ……」

103 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]：2011/08/01(月) 01:33:45.53 ID:TgqGwd9bo

奴隷された女の人や、子供救ってあげてえええ

104 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2011/08/01(月) 01:37:03.33 ID:lAEVmQ7DO

剣士「その城にはどれくらいかかるんだ？」

勇者「急げば一両日にはつけるはずだ！」

ﾋｿﾋｿ…ｻﾞﾜｻﾞﾜ…

剣士「……その前に」ﾁｬｷｯ

ﾄﾞﾔﾄﾞﾔﾄﾞﾔ！！

兵士「おいっ、いたぞ！！勇者だーっ！！」ｻｻｯ

隊長「直ちに捕縛せよ！抵抗するなら殺して構わん！！」ｶｯ！



勇者「一暴れしていくか！！」ｽﾗｯ！

105 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2011/08/01(月) 01:42:38.31 ID:lAEVmQ7DO

―――――――

宰相「何っ！？前の勇者が生きていただと！！」

部下「はっ。その様で……」

宰相「……この事を今、都で知っているのは？」

部下「はっ、私と連絡員だけです」

宰相「……そうか」ﾄﾞｽｯ！

部下「……、さ、宰相？」ﾄﾞｻｯ…

宰相「…………」

106 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2011/08/01(月) 01:45:54.86 ID:lAEVmQ7DO

宰相「おい」

部下2「はっ」

宰相「こいつが私を殺そうとした。直ぐに一族を捕縛し処刑せよ」

部下2「……は？」

宰相「早くいたせ、ウスノロが！！」

部下2「ははっ」ﾋｭｯ

宰相「……くそ」

107 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]：2011/08/01(月) 01:47:13.93 ID:TgqGwd9bo

まともな人はいないのか…

108 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2011/08/01(月) 01:52:18.92 ID:lAEVmQ7DO

宰相「この様な事が国王に知れたら……」

国王「余に知れたら、どうするのだ？」ﾆｨ…

宰相「こっ、国王陛下……っ」ｻｻｯ

国王「お前が殺したといった前勇者がまだ生きておる。これはどういう事だ？」ﾆﾔﾆﾔ…

宰相「そっ、それは……っ」ﾀｼﾞｯ

国王「この失態は大臣の比ではないかもしれんなぁ……」ﾆﾀ…ﾆﾀ…

宰相「くっ……」

109 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2011/08/01(月) 01:55:24.52 ID:D9FLehwIO

陰腹して出て行っても無駄なんだろこの国王

110 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2011/08/01(月) 01:57:13.40 ID:lAEVmQ7DO

宰相「この後始末は、必ず……っ」

王妃「あらあら、出来もしない事を軽々と言わない方がよろしくて……？」ｸｽｸｽ…

宰相「くっ……」

国王「これこれ……、口が過ぎるぞ王妃……」ﾆﾀﾆﾀ…

宰相「くっ……」ｷﾞﾘｯ…


国王「……何だ？その目は、あーっ？」ｶﾞﾂｯ！

宰相「くっ、何も……」ﾀﾗｰ…

111 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2011/08/01(月) 02:04:07.40 ID:lAEVmQ7DO

国王「……まあいい、さっさと手を打て」

宰相「……はっ」

国王「余の機嫌を損ねんうちになぁ……」ﾆﾀﾆﾀ…

国王「参るぞ、王妃……」

王妃「はい…。ではまた……」ｸｽｸｽ…



宰相「くそっ！！」ｶﾞﾂｯ！

宰相「陰険ヒヒジジイと、成り上がりの娼婦が！！」

宰相「見てろ……、あの男を殺してまで守った地位だ……。貴様らの思う様にはさせん……っ」ｸﾞｯ…！

112 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2011/08/01(月) 02:06:04.03 ID:lAEVmQ7DO

今日はこれで終わりです。

おやすみなさい。

113 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2011/08/01(月) 02:07:56.18 ID:t9bEqg2IO

乙

114 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟・東北) [sage]：2011/08/01(月) 02:12:39.19 ID:j9lNeCkAO

乙、どいつもこいつも下種過ぎてワロえない
元パーティーの女共にはそれ相応の末路を期待、てかどいつもこいつもみんな死んでほしい

115 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]：2011/08/01(月) 02:48:58.40 ID:TgqGwd9bo

乙した

116 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2011/08/01(月) 07:41:02.16 ID:r/JnjCvIO

>>114
気持ちははわかるが、まだ序盤
そんな意見は控えたほうがいい

117 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [sage]：2011/08/01(月) 08:15:10.16 ID:kFgNqP/uo

予想が正しければ6作目になる人か？頑張るな
4作目は楽しめたよ、あくまで予想が正しかったらだけど

118 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2011/08/01(月) 22:32:16.91 ID:lAEVmQ7DO

ちょっと投下。

宰相「……そうか、奴らはあの城に向かっておるか……」

部下「……如何致しましょう？」

宰相「……よい。下がれ」

部下「はっ」

宰相「あの城に向かうのならばほっておいても恐らく大丈夫だろうが、一つ保険をかけておくか……」

119 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2011/08/01(月) 22:41:22.68 ID:lAEVmQ7DO

――――――


剣士「なーなー、勇者ー？」

勇者「んー？」

剣士「その大臣のおっさんってのはどんな奴だったんだー？」

勇者「そうだなー。色々面白いおっさんだったぞ。アホだったけど」

剣士「へ？」

勇者「変なヘビとか集めてたり、酔っ払うと全裸でベランダからダイブする様な奴だったなぁ……」ｼﾐｼﾞﾐ…

剣士「はあ……」

120 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2011/08/01(月) 22:45:46.10 ID:lAEVmQ7DO

勇者「でも、自分を省み見ずに人のために本気で頑張る奴だったよ。まあ、人を信じすぎるとか非情になれないとかの欠点はあったけど」ﾊﾊﾊｯ

剣士「へーっ、そうなんだ」

勇者「……まあ、いつかこんな時が来るだろうとは思っていたけどな……」

剣士「……そっか」

121 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2011/08/01(月) 22:55:08.59 ID:lAEVmQ7DO

剣士「そのおっさんは何しようとしてたんだ？」

勇者「基本的には銀行を作って、そこにダブついた国債を集めて処分する。その過程で破産、破綻した連中に対しても貸付けを行うってのをまずやろうとしてたんだけど」

剣士「そんな事したら、直ぐに金なくならねーか？」

勇者「……そこでおっさんは自分達だけじゃ足りないから、国王にも金を出してと頼んだらしい」

剣士「当然だよな」

勇者「それが国王の機嫌を損ねた原因でな……」ﾊｧ…

剣士「……何で？」

勇者「国王は銅貨一枚でも他人のために使いたくないらしい。そこにおっさんが頼んだから……」

剣士「まさか、それだけで……」

勇者「…………」

122 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2011/08/01(月) 23:01:13.69 ID:lAEVmQ7DO

剣士「じゃあ、国王に従ってる奴らってなんだよ！？頭おかしいんじゃねーか！！戦士も、女三人も！！」

勇者「……言ってやるなよ」

剣士「何で！？」

勇者「あいつら、何だかんだ言ってエリートなんだよ」

勇者「あの国王に忠誠を誓う事を子供の頃から教え込まれた奴らなんだからさ」

剣士「……だから、あんな風に仲違いしたのか？」

勇者「…………」

123 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2011/08/01(月) 23:09:26.46 ID:lAEVmQ7DO

勇者「……あいつらには所詮、俺達庶民の事なんて理解出来ねーよ」

勇者「前に農村荒廃の原因を語ったら、そんなの努力が足りないから、世の中を変えるんじゃなくて自分を変えろというありがたい言葉をもらったよ……」

剣士「…………」

勇者「それに、例え共感してくれても、あいつらの出身派閥は宰相派。大臣派の俺や、俺が直接見込んだあんたとは上手く行かないし、例え上手くいっても何処からか俺達の企みがばれると思ってな……」

剣士「……そっか」

124 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2011/08/01(月) 23:14:00.43 ID:lAEVmQ7DO

勇者「そんな事より、お目当ての城が見えたぞ」

剣士「あれがそうかー」

ｷﾞｬｰｯｷﾞｬｰｯ！！ﾊﾞｻｯﾊﾞｻｯ！！

剣士「……何か、城囲まれてね？」

125 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2011/08/01(月) 23:19:17.58 ID:lAEVmQ7DO

ｳｵｫｫｵﾝｯ！！ｸﾞｵｫｫｵﾝｯ！！

勇者「魔獣や魔族の大軍団による重囲」

剣士「十重二十重の包囲だ……」ﾊｧ…

勇者「こりゃ中に入るにも一苦労だな……」

剣士「……仕方ない」ｽﾗｯ！

勇者「強行突破するか！！」ﾀﾞｯ！！

126 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2011/08/01(月) 23:24:37.83 ID:lAEVmQ7DO

―――前線の城、城内


城主「おおお……、お待ちいたしておりましたぞ勇者様……」

城主「一部では国を捨てたなどと言う者もおりましたが、こうして助けに来てくださった……。改めてお礼を申し上げます……」ｸﾞｽｯ

勇者「い、いや……」ﾊﾊﾊ…

勇者(な、何か力を貸して欲しいとは言い出せなくなってしまった……)

127 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2011/08/01(月) 23:27:27.36 ID:lAEVmQ7DO

剣士(どうすんだよ勇者……)ﾋｿﾋｿ

勇者(今考えてる……)ﾎﾞｿﾎﾞｿ

城主「？まずはこちらへ……」ｽｯ…

勇者「あ、はい」ﾀｯﾀｯﾀｯ…

128 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2011/08/01(月) 23:33:28.68 ID:lAEVmQ7DO

―――

城主「さて、これが戦況なのですが……」ﾊﾞｻｯ

剣士「……見事に包囲されてるな……」

城主「……はい。こちらには三千からの兵がおりますが、敵はその五倍。このままではとても……」ﾊｧ…

勇者「……そうか」

城主「それに補給もなく、どうしたらいいか……」ｸﾞｽｯ

剣士「泣くなよ……」

城主「すいません、つい……」

129 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2011/08/01(月) 23:37:15.55 ID:lAEVmQ7DO

勇者「それで、今の状況は？」

城主「はっ。それが――




ドオオォォオンッ！！


城主「どうした！？」

兵士「たっ、大変です！！魔族が攻撃を！！」

城主「何だと！？」

130 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2011/08/01(月) 23:44:55.10 ID:lAEVmQ7DO

城主「だだちに迎え撃て！！」

兵士「はっ！！」

勇者「おいっ、この城の一番防御の薄い場所は何処だ！？それと、一番兵士がいないところは！？」

城主「西門と裏手の山ですが、まさか！？」

勇者「俺は西門、剣士は裏手だ！！」ﾀﾞｯ！

剣士「分かった！！」ﾀﾞｯ！



城主「おおお……、こちらが頼む前に自ら助けて下さるとは……。あの方達こそ真の救世主だ……」ﾎﾛﾘ…

131 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2011/08/01(月) 23:49:52.10 ID:lAEVmQ7DO

―――――――


兵士「おおお、敵が退いて行くぞーっ！！」

兵士2「勝った、勝ったぞーっ！！」

ｴｲｯｴｲｯ、ｵｰ！！

兵士3「これも勇者様のお陰だーっ！！」


勇者「いや、俺は何もしてないよ。みんなが力を合わせたお陰だ」ﾆｯ


兵士4「おおっ……」ｸﾞｽｯ

兵士5「勇者様……」ｸﾞｽｯ

132 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2011/08/01(月) 23:54:56.21 ID:lAEVmQ7DO

――――――

城主「本当にありがとうございました、勇者様、剣士様……。貴方達がいなければこの城はもう……」ｸﾞｽｯ

剣士「あー、そんなに泣かないで」

城主「すいません、つい……」ｸﾞｼｭｯ…

勇者「しかし、何時もこんなに激しい攻撃なのか？」

城主「いえ、これまでで最大級の攻撃でしたが、これまでも同じような攻撃は幾度か……」

勇者「……そうか」

133 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2011/08/01(月) 23:58:25.00 ID:lAEVmQ7DO

勇者「こう言ったらなんだが、あと何回も耐えられんだろう」

城主「……はい。せめて補給があれば……」ｸﾞｯ

剣士「だよなぁ……」ﾊｧ

勇者「補給の要請は？」


城主「……もう何度も出しましたが、一向に……」ﾊｧ…

勇者「……そうか」

134 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2011/08/02(火) 00:03:38.38 ID:S7jErRrDO

剣士「でも、こっからどうやって要請に行くんだ？外は何重にも包囲……」

城主「…………」ｼﾞｯｰ…


勇者「…………」ｼﾞｯｰ…


剣士「……おい、まさか……」ﾀﾗｰ…

勇者「頑張ってくれ、剣士」ﾎﾟﾝｯ

城主「城内三千の命が……」ｳﾙｳﾙ

剣士「えええええっ！！？」

135 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2011/08/02(火) 00:07:50.04 ID:S7jErRrDO

――――城外、裏山


勇者「じゃあ、頼む」

剣士「……恨んでやる」


城主「そんな事言わずに……」ｳﾙｳﾙ

剣士「一々泣くな！いい歳したおっさんが！！」


従者「あはは……」

136 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2011/08/02(火) 00:10:30.37 ID:S7jErRrDO

剣士「……じゃあ行くぞ」ｻﾞｯ

従者「はいっ」ｻﾞｯ

勇者「気をつけてなー」ﾌﾘﾌﾘ

城主「お怪我の無いようー」ｳﾙｳﾙ

剣士「はいはい……」ﾊｧ…

従者「あはは……」

137 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2011/08/02(火) 00:17:41.79 ID:S7jErRrDO

剣士「たくっ、何でお前みたいなちっこいのと……」ﾌﾞﾂﾌﾞﾂ


従者「失礼な！僕だってれっきとした騎士なんですよ！！」ﾌﾟﾝﾌﾟﾝ

剣士「……お前なぁ」ﾋｭｯ

従者「！？」


魔族「……ぐえ」ﾄﾞｻｯ


剣士「もうちょっと気をつけてから言え……」ﾁｬｯ…


従者「は、はい……」ﾄﾞｷﾄﾞｷ…

138 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2011/08/02(火) 00:22:35.73 ID:S7jErRrDO

剣士「……やばいな」


従者「へ？」

剣士「走るぞ！！」ﾀﾞｯ！

従者「ちょっ、ちょっと待って……」ﾀﾀﾀｯ

魔族「グロロ……」ﾆﾔｯ

139 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2011/08/02(火) 00:27:24.91 ID:S7jErRrDO

魔族「ウオオッ！！」ﾌﾞﾝｯ

従者「何！？」ﾁｬｯ！

ﾄﾞｵﾝｯ！

従者「ぐうっ！？」ﾄﾞｶｯ！

剣士「バカ、なにやって！？」

魔族2「グロロ……」ﾆﾀｯ


魔族3「グヘへ……」ﾆﾔｯ


魔族「ゴギギ……」ﾆﾔｯ

140 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]：2011/08/02(火) 00:34:26.01 ID:S+5771xzo

ﾜｸﾃｶがとまらない！

141 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2011/08/02(火) 00:38:05.18 ID:S7jErRrDO

魔族「ゴフッ、ゴフッ」ﾆﾀｯァ…

従者「うっ……」ﾌﾙｯ…

剣士「何やってやがんだ、あの馬鹿は！？」ｼｭｲﾝｯ！

魔族234「「「！！？」」」

ﾄﾞｻﾄﾞｻﾄﾞｻ……

魔族「グロッ！？」

剣士「はっ！！」ｼｭｯ！

魔族「グホォ……」ﾊﾞﾀｯ…

従者「す、凄い……」ｺﾞｸｯ

142 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2011/08/02(火) 00:41:12.68 ID:S7jErRrDO

剣士「おいっ、早くしろっ！！」ｸﾞｲｯ

従者「あっ！？」ﾄｻｯ

剣士「しっかりつかまってろ！！」ﾀﾞｯ！

従者「は、はいっ！？」ｷｭｯ

ﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞｯ………

143 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2011/08/02(火) 00:46:02.35 ID:S7jErRrDO

――――――

剣士「ここまで来たら大丈夫だろ」ﾊｧﾊｧ

従者「は、はい」ﾄﾞｷﾄﾞｷ

剣士「ほれっ、さっきやられたところ見せてみろ」ｽｯ

従者「！？だ、大丈夫……」

剣士「良いから見せろ！！」ﾊﾞｯ！

従者「あっ！？」

剣士「……やっぱり、腫れてるな」ﾎﾟｳ…

従者「っ！」ｷｭｯ

剣士「……じっとしてろ」

従者「は、はい……」ﾌﾙﾌﾙ…

144 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2011/08/02(火) 00:50:26.56 ID:S7jErRrDO

剣士「……よし、骨は折れてないみてーだから、これで大丈夫だな」ｽｯ

従者「は、はい……」ﾊｧﾊｧ…

剣士「あとはここに薬と湿布を貼って、と」ｻﾜ…

従者「あっ」ｶｧｯ

剣士「？どした」

従者「な、何も……」ﾌﾙﾌﾙ…

145 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(岡山県) ：2011/08/02(火) 00:50:55.29 ID:h5dyOQ9C0

しょ、ショタだとおおおおおおお！？

146 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2011/08/02(火) 00:55:10.29 ID:S7jErRrDO

剣士「これでよし、と」ｷｭｯ

剣士「あとはしばらく寝とけ。そしたら痛みも引くだろうし」

従者「…………」ｻﾜ…

剣士「どした？まだ痛むのか？」

従者「いえ、その……ありがとうございます……」ﾍﾟｺﾘ

剣士「良いって。ほら、さっさと休め、な」ﾆｨｯ

従者「……はい。では、おやすみなさい……」ｽｩ…

剣士「……おやすみ」

147 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2011/08/02(火) 01:01:42.71 ID:S7jErRrDO

――――――地方中心都市、城内会議室


剣士「何とかここまで着いたが、上手くいくかね？」

従者「だ、大丈夫ですよ！領主様も受け取った手紙を真剣に見てられましたしっ」


剣士「……だと良いが」ﾌｩ…

148 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2011/08/02(火) 01:05:37.26 ID:S7jErRrDO

領主「お待たせしました」ｶﾁｬｯ

領主「この書類を受け取り、改めて前線が非常に厳しい状況にある事を感じました」

従者「じゃあ……」

領主「直ちに増援を手配しましょう」ﾆｺｯ

149 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2011/08/02(火) 01:08:37.52 ID:S7jErRrDO

従者「あ、ありがとうございます」ｶﾞﾊﾞｯ

領主「いえいえ、この町を預かる者として当然の勤めですよ」ﾆｺﾆｺ

剣士「いえ、この報を聞けば必ずや将兵も奮い立ちましょう」ｽｯ

領主「いやいや……」

150 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2011/08/02(火) 01:11:09.27 ID:S7jErRrDO

剣士「では、我々は早速」ｻｯ

領主「いえ、もう日が暮れようとしています。今日は泊まられるといい」

剣士「…………」

領主「如何かな？」ﾆｺﾆｺ


剣士「では、お言葉に甘えて」ﾆｺｯ

151 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2011/08/02(火) 01:14:56.61 ID:S7jErRrDO

領主「それでは部屋を用意させます。食事もそこで取られるといい」ﾆｺﾆｺ

剣士「数々のお心使い、ありがとうございます」

領主「では、私は準備にとりかかりますので、これで」ｽｯ…


従者「何だかいい人で良かったですね」ﾆｺｯ




剣士「ああ、そうだな」

152 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2011/08/02(火) 01:19:05.56 ID:S7jErRrDO

―――――夕方、客間



従者「…………」ﾎﾟﾁｬｯ


剣士「どうした？」ｶﾁｬｯ


従者「！？い、いえ！！とっても美味しそうな料理だなーって」ｱﾊﾊ

剣士「おお、すげーな」ﾜｸﾜｸ




従者「…………」

153 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2011/08/02(火) 01:23:28.59 ID:S7jErRrDO

剣士「そんじゃ、早速いただこうぜー」ｶﾞﾀｯ

従者「は、はい……」

剣士「どうした？こんなご馳走、目の前にして」

従者「い、いえ、みんなに悪いなぁーって……」

剣士「……まあな。でも、ここで食わねーともっと悪いぞ？」

従者「……そうですよね」

剣士「そうそう」ﾊﾊｯ

154 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2011/08/02(火) 01:28:11.99 ID:S7jErRrDO

従者「それじゃ――」

剣士「おっと、その前に乾杯だ」ｽｯ

従者「……は、はい」

剣士「どした？随分緊張してんな」ﾊﾊｯ

従者「そ、そうですか？」

剣士「そんな緊張すんなって！ほら、」ｶﾞﾀｯ

剣士「俺とお前の杯を交換しようぜ！」ｽｯ


従者「！？」

155 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2011/08/02(火) 01:33:33.57 ID:S7jErRrDO

剣士「それじゃ、任務の成功とみんなの無事を祈ってかんぱーい！！」ｺﾞｸｯ


剣士「ふー、旨い！！」


従者「…………」

剣士「……あれ、お前、




飲まねーのか？」

156 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2011/08/02(火) 01:36:58.87 ID:S7jErRrDO

従者「…………」

剣士「それとも、飲めねー理由でもあるのか？」ﾆﾔﾆﾔ

従者「！！？………」ｶﾀｶﾀ…




従者「……飲みます」ｸﾞｯ


従者「いただきま――――


ﾊﾟｼｯ


従者「……あっ」


ｶﾁｬﾝ……

157 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2011/08/02(火) 01:38:27.05 ID:7Oe+3/CIO

セリフと擬音だけで、具体的になにやってんのかさっぱりわからんのに、なんかアツい展開なのがわかる。
つい引き込まれるのはテンポが良いからかね？すげーな

158 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2011/08/02(火) 01:46:01.08 ID:S7jErRrDO

剣士「……何で毒を盛った」

従者「…………」

剣士「……答えろ」

従者「…………僕が悪いんです」ｸﾞｽｯ

従者「ある人に頼まれたんです、勇者様と貴方を殺せって！！そうしたら、捕まえたお母さんを助けてくれるって！！」

剣士「…………」


従者「僕も大臣様にお世話になった身です……。でも、そのせいでお母さんまで捕まったって知って、それで僕……」ｸﾞｽｸﾞｽ…

剣士「はあ……」ﾎﾟﾘﾎﾟﾘ

159 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2011/08/02(火) 01:52:41.66 ID:S7jErRrDO

剣士「だからって、わざわざ毒飲まなくてもなぁ……」ﾊｧ…

従者「すいません、すいません……」ｸﾞｽｯｸﾞｽｯ

剣士「まあ、大体誰に頼まれたかは予想がつくが……」



ｶﾞｼｬﾝ！！

160 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2011/08/02(火) 01:56:57.57 ID:S7jErRrDO

ｶﾞｼｬﾝｶﾞｼｬﾝ！！

従者「な、何！？」ﾋﾞｸｯ

ｺﾞｵｵ……

従者「な、何が……」ｹﾎｹﾎ…


剣士「ちっ！おい、しっかりつかまってろよ！！」ﾋｮｲｯ

従者「あっ」

剣士「行くぞ！！」ｶﾞｼｬｰﾝ！！

従者「ひああーっ」



ﾋｭｳｳ……

161 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2011/08/02(火) 02:01:46.32 ID:S7jErRrDO

剣士「大丈夫か？」ｽﾀｯ


従者「は、はい。ありがとうございます……」ﾓｼﾞﾓｼﾞ…

剣士「たくっ、一々手の込んだ真似せんでもいいだろ、領主さんよ！！」

領主「ククッ……、どの時点でお気づきに？」

剣士「最初からに決まってんだろ最初から！！」ﾁｬｷｯ！

領主「おやおや、これでも愛想には自信があるのですがね」ﾆｺﾆｺ

162 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2011/08/02(火) 02:06:39.09 ID:S7jErRrDO

剣士「大体、お前、宰相派だろ！？何で俺をここまで引き込んだ！？」

領主「そんなの決まってるじゃありませんか？」ｽｯ

ｻｻｻｯ！


領主「貴方を確実に葬るためですよ」ﾆｺﾆｺ

163 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2011/08/02(火) 02:10:39.58 ID:S7jErRrDO

剣士「ざっと二、三百ってところか？」ﾎﾟﾝﾎﾟﾝ

領主「ふふっ、勇者ならいざ知らず、貴方ならどうしようもない数でしょう？」ﾆｺｯ

剣士「あー……」ﾎﾟﾘﾎﾟﾘ…

領主「では、――――



従者「まっ、待って！！」

164 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2011/08/02(火) 02:15:21.85 ID:S7jErRrDO

領主「ほう？どうしました、命乞いですか」ﾆﾀｯ

従者「………はい」



従者「僕はどうなっても構いません……。奴隷にでも何にでもなります！！だからこの人だけは―――」

剣士「…………」

領主「だ、そうですよ？剣士様」ﾆｺｯ


剣士「……ちっ」

165 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2011/08/02(火) 02:19:06.58 ID:S7jErRrDO

剣士「勝手にしろ」ｽｯ…


従者「…………」

領主「大変もの分かりが良くて宜しい。さあ、こっちにおいでぇ」ﾆﾀｧｰ

従者「……はい」ｽｯ…

166 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2011/08/02(火) 02:26:02.49 ID:S7jErRrDO

領主「ふひひ、可愛いねぇ。幼さを残した中に気品もある」ﾚﾛｫ

従者「やっ！」ﾌﾙﾌﾙ…

領主「本当に可愛いよぉ……」ﾊｧﾊｧ…

従者「まっ、待って！」


領主「ん〜？」ﾍﾟﾛﾍﾟﾛ


従者「その前にあの人を……」

領主「あ〜、そうだったけ？」ｻﾜｻﾜ



領主「じゃあ、その男を――――



殺せ」



ﾄﾞｼｭｯ！ﾄﾞｼｭｯﾄﾞｼｭｯ！！


従者「……え？」

167 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2011/08/02(火) 02:31:18.27 ID:S7jErRrDO

従者「な、何でどうして！？」

領主「ん〜、構わんじゃないか？どうせキミも初めからこうするつもりだったんだろ？助かりたいから」ﾍﾟﾛﾍﾟﾛ

従者「――！？」

ﾊﾟｼﾝｯ！

領主「……あ？」ｷﾞﾛｯ


従者「返してよ……」

領主「なんて言った？」ｸﾞｲｯ！

従者「あの人を返してよ！！」

168 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]：2011/08/02(火) 02:33:25.82 ID:S+5771xzo

本当にクズしかいないｗｗ

169 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2011/08/02(火) 02:39:16.05 ID:S7jErRrDO

領主「死んだ人間が帰ってくる訳ないだろう？それとも、何か？死姦にでも興味あるのかね？」ﾆﾀﾆﾀ

従者「――っ！」ﾊﾟﾝｯ！


領主「……二度もぶったね」ﾄﾞｶｯ！


従者「きゃっ！？」ﾄﾞｻｯ


領主「まずは、その悪い手を切り落としてあげようかな〜？」ﾆﾍﾗ


従者「……やるなら、さっさとやれ！！」ｷｯ！


領主「はいはい、ではまずその右腕から―――



ﾄﾞｼｭｯ

170 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2011/08/02(火) 02:44:36.01 ID:S7jErRrDO

ﾄﾞｻｯ


従者「……え？」


領主「い、いたああああああい！！！！」


領主「何でワシの腕があああああ！！！？」


「いや、だってあんまりにも切り落として欲しそうだったから……」ﾎﾟﾝﾎﾟﾝ


従者「あ、ああ……」ｼﾞﾜｯ…

剣士「全く、手間かけさせんなよな……」ﾊｧ…

従者「剣士様―――っ！！」

171 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2011/08/02(火) 02:50:41.38 ID:S7jErRrDO

剣士「大体、俺を三百くらいで止めようってのが」ｻﾞｼｭ！

剣士「わからないんだよなあ」

「ぐえ……」ﾄﾞｻｯ


従者「………あの」

剣士「……悪かったな」ｷﾞｭｯ

従者「ふ、ふえっ！？」


剣士「何かお前を試すみたいになっちっまったからさ……」

従者「……剣士様」ｷｭｯ

172 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2011/08/02(火) 02:54:46.78 ID:S7jErRrDO

領主「おい！何をやっている！！さっさとかからんか！！」

兵士「ははっ」ﾁｬｯ！


剣士「ははは、そうそう。どんどんかかってこい」ｻﾞｼｭｻﾞｼｭ

剣士「一斉にかかって来て」

兵士2「ぐおっ」ｻﾞｼｭ

兵士3「あがっ」ｻﾞｼｭ

剣士「雑魚みたいにやられちまいな」

173 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2011/08/02(火) 02:59:08.80 ID:S7jErRrDO

隊長「だ、駄目です！止まりません！！」

領主「ひいいっ」ｶﾞﾀｶﾞﾀ


隊長「血煙が渦を巻いて……、まるで血風陣……！？」

領主「あわわわ……」


剣士「どしたい？かかって来いよ……」ﾆﾀｧ…


領主「ひ、」


領主「ひいいいいいいいいい！！！！」

174 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2011/08/02(火) 03:03:01.10 ID:S7jErRrDO

――――前線の城、会議室

勇者「おーい、剣士から報告が届いたぞー」

城主「ほ、本当ですか！？」ｶﾞﾀｯ

城主「して、中にはなんと……」

勇者「……どうやら補給は無理だったようだな」ｶｻｯ

城主「……やはりそうですか」

勇者「むしろ、領主をやっちゃったみたいだ……」


城主「んな！？」

175 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]：2011/08/02(火) 03:03:34.97 ID:S+5771xzo

ﾜｸﾃｶ

176 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2011/08/02(火) 03:09:13.36 ID:S7jErRrDO

勇者「どうせ、このまま戦い続けられない」

城主「…………」

勇者「いっそ、この城を捨て、この都市を攻め取るべきだと思う」

城主「そんな……」

勇者「……どの道、俺達にはこのままここで果てるか、冤罪で処刑されるかしか道は残ってない」

城主「…………」

勇者「なら、ここの三千人のためにも、俺はその道を取りたい」

城主「……そうですか」

177 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2011/08/02(火) 03:14:24.41 ID:S7jErRrDO

城主「……わかりました、その旨を兵士に伝えます」

勇者「……良いのか？」

城主「……勇者様が来てくださらなかったら、どの道全滅していたのです。ならば、貴方のためにこの命を使ってみたい」

勇者「…………」

城主「それに、最早私達の誇りを守るにはそうするしかないでしょうから……」ﾊﾊｯ…

勇者「……ありがとう」

178 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2011/08/02(火) 03:17:24.80 ID:S7jErRrDO

城主「それでは、準備にかかります！」ｻｯ

勇者「……頼む」



勇者「……そうか」


勇者「とうとう国王を倒す第一歩か……」

179 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2011/08/02(火) 03:17:52.32 ID:S7jErRrDO

終わります。

では。

180 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟・東北) [sage]：2011/08/02(火) 03:21:58.91 ID:zAgY5cWAO

乙

181 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]：2011/08/02(火) 03:22:15.66 ID:QtJuzqn0o

乙です

182 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]：2011/08/02(火) 04:01:34.20 ID:S+5771xzo

乙した

183 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2011/08/02(火) 09:04:28.20 ID:ZaH5z7leo

乙
ついに始まるか

184 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2011/08/02(火) 09:13:57.78 ID:S7jErRrDO

すいません一度落とします。

また時間ができたらスレ立てします。

では。

185 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]：2011/08/02(火) 09:31:55.09 ID:xlCZpLv/o

えっ？

186 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]：2011/08/02(火) 09:57:45.43 ID:n9bs0A1io

ここは放置しても失踪しなければ落ちんぞ

187 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]：2011/08/02(火) 10:43:48.40 ID:tfTvw1/Vo

>>184
定期的に生存報告はしてほしい

あと従者は男なのか女なのか教えてほしい

188 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2011/08/02(火) 11:08:04.60 ID:YCJC6q2To

え？どゆこと？

189 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2011/08/02(火) 13:23:29.71 ID:pL2jwdUIo

なにが起きたというのです

190 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2011/08/02(火) 13:46:38.87 ID:3Ch+9DgDO

従者が女とかいう設定はいらない

191 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(京都府) [sage]：2011/08/02(火) 14:01:59.15 ID:67/rMyyLo

性別なんて関係ないってのが偉い人には判らんのですよ！

性別：瑞穂お姉さま　でいいじゃないか。もしくは、性別：秀吉　とか。

192 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]：2011/08/03(水) 01:40:35.01 ID:EYVG7jO8o

なんだと

193 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2011/08/03(水) 07:05:38.12 ID:VfqkUXDj0

出来たら次スレはってくれれば....