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リ レ ー S S 製作者集まれー! - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 : ◆HSaE6IQMGD/0 [sage saga]:2011/08/05(金) 17:01:14.71 ID:bB/E4vso0
vipでやってたリレーSS、S速に移ってやりましょう。
ルールが少し変わってるからよく読んで、みんな参加してね!

ルール
・誰かが物語りを書くから、「これは書ける」と思ったら続きを書いてね

・続きを書きたくなった人は前の人の「ここまで。次の人どうぞ」の宣言が出たら「次書きます」と立候補
 してね。立候補する時はトリ付けまたは捨てハン記入推奨

・立候補者が複数出た場合は基本的に先着順だよ

・持ち時間は「書きます」宣言から24h以内だよ。24h過ぎても続きが来ない場合は次の書き手を再募
 集して決めるよ。もちろん24h以内なら即レスでも可。

・書く長さは自由だけど短すぎても長すぎても次の人がツラいかも。2レス〜5レスぐらいを目安にしてね

・書き手は自分のターンのレスを書き終えたら「ここまで。次の人どうぞ」と書いてね(これわりと重要)

・なんかの都合で自分のターンを放棄する場合は「ターン放棄します。書き手再募集」と書き込んでね。


目標は1スレ以内または8月中完結。900レス消化するか8月27日を過ぎた時点でターンを取った人はま
とめにかかる感じで。

それではトップは俺がさらっと書くからよろしく。それでは逝ってみよー!
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もし、探しているスレッドがパートスレッドの場合は次スレが建ってるかもしれないですよ。

佐久間まゆ「犬系彼女を目指しますよぉ」 @ 2024/04/24(水) 22:44:08.58 ID:gulbWFtS0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713966248/

全レスする(´;ω;`)part56 ばばあ化気味 @ 2024/04/24(水) 20:10:08.44 ID:eOA82Cc3o
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1713957007/

君が望む永遠〜Latest Edition〜 @ 2024/04/24(水) 00:17:25.03 ID:IOyaeVgN0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1713885444/

笑えるな 君のせいだ @ 2024/04/23(火) 19:59:42.67 ID:pUs63Qd+0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1713869982/

【GANTZ】俺「安価で星人達と戦う」part10 @ 2024/04/23(火) 17:32:44.44 ID:ScfdjHEC0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713861164/

トーチャーさん「超A級スナイパーが魔王様を狙ってる?」〈ゴルゴ13inひめごう〉 @ 2024/04/23(火) 00:13:09.65 ID:NAWvVgn00
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713798788/

【安価】貴方は女子小学生に転生するようです @ 2024/04/22(月) 21:13:39.04 ID:ghfRO9bho
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713788018/

ハルヒ「綱島アンカー」梓「2号線」【コンマ判定新鉄・関東】 @ 2024/04/22(月) 06:56:06.00 ID:hV886QI5O
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713736565/

2 : ◆HSaE6IQMGD/0 [sage saga]:2011/08/05(金) 17:05:28.71 ID:bB/E4vso0
ーーー放課後の教室

突然だけど、なんか不思議な日ってあるよな?
今日の俺がそうだった。

朝、電車が遅れててこりゃ遅刻かなと思ったら遅れてきた前の急行に乗れて、かえっていつもより早く学校に着いた。

いつもは秒殺の購買のサンドイッチが売れ残ってて、弁当忘れてしかも出遅れたにもかかわらず買うことができた。

常に不機嫌なことで有名な数学の教師の時間中居眠りしてたら当てられて、これは終わった、と思ったら、なんか即興で
すらすら解けて、怒られなかったばかりかかえってほめられた。

不自然なほどラッキーデイだった。極め付けは放課後、帰ろうとしたときにクラスの女子に声をかけられた。

一体今日の俺はなんなんだ?これが噂の主人公モードなのか?

3 : ◆HSaE6IQMGD/0 [sage saga]:2011/08/05(金) 17:07:27.69 ID:bB/E4vso0
女「ちょっと男君・・・・、」

男「ん?誰だっけ?ああ、女さんか」

眼前の美少女に見覚えがなかったから一瞬頭の中が????になったが、良く見たらいつもは黒ぶちめがねで
ポニーテールの女さんだった。

男「めがねどうしたの。授業中はかけてたじゃん。髪型も変わってるし。ちょっと、というか相当驚いたんだ
  けど。誰だかわかんなかったよ」

女「6時間目の体育の授業のバスケットボールでボールが当たっちゃって・・・。ほら」

男「うわ、こりゃひでーな」

女さんが手にしてたのはレンズが割れて弦がひしゃげた黒ぶちめがね。

女「しかもこれ」

髪をかきあげた女さんのうなじには青あざ。

男「痛かったんじゃない?かなりかわいそう」

女「うん。涙が出そうになった。というか出た。・・・それで申し訳ないんだけど、今日さ、私と一緒に帰って
  くれない?」
4 : ◆HSaE6IQMGD/0 [sage saga]:2011/08/05(金) 17:09:05.55 ID:bB/E4vso0
男「いいけど、なんでまた急に」

女「めがねがないと私、ちょっと一人で歩くの怖くて」

男「ははは、なんだそんなことか。お安い御用だよ。でも仲良しの巻き髪ちゃんとか図書委員さんとか
  はどうしたの?」

口に出してから余計なことを聞いてるな、俺、と自分で思う。女さんが声をかけてくれてるんだから
黙って一緒に付いていってあげればいいのに、こんなこと聞いてるから童貞なんだよな。

女「二人とも部活と委員で今日はだめなんだって」

女「保健室行って戻ってきたら他のみんなも帰っちゃってるし」

男「そっか。じゃあ行こっか。手つなぐ?」

女「そこまでは要らないわ」


あ、そ。割と真剣勝負の問いかけだったんだけど、一瞬で敗北。ま、俺のラッキーデーなんてこの程度
のもんだよね。

5 : ◆HSaE6IQMGD/0 [sage saga]:2011/08/05(金) 17:11:02.81 ID:bB/E4vso0
ーーー帰り道

男「そう言えば女さんて思ったよりもよく喋るんだね」

女「え?そうなの?普段どんな感じで見られてるのかな」

男「そりゃ、知的で物静かで成績優秀で」

女「悪かったわね、地味で。ふんっ」

男「今、ちょっと萌えたんだけど。もう一回言ってくれ!」

女「あははは、変態さんじゃない。でも男君、授業中良く寝てるのに成績優秀だよねーって女子の噂
  になってるよ」

男「よせやい。ガリ勉くんとか委員長さんとか図書委員さんとか俺より成績優秀な奴なんていくらで
  もいるじゃん」

男「ていうか、どういう噂になってるんだよ、俺。そっちの方がすごい気になるよ」

女「いやいや、勉強時間に対するテストの点数の問題よ。男君テスト前でも授業中ぼーっとしたり
  寝てたりで大丈夫なのかしら、って心配してたら、ちゃっかり私よりいい点取ってたりするじゃない」
6 : ◆HSaE6IQMGD/0 [sage saga]:2011/08/05(金) 17:13:10.77 ID:bB/E4vso0
なんか女さんの発言に微妙な違和感を感じたんだけど、気のせいかな?気のせいだろう。

男「あ、それより女さん、もし暇だったら今から俺の家寄って行かない?」

女「へ?」

男「ねーちゃんがいると思うから、ねーちゃんの車でめがね直しに行って家まで送ってもらえばいいよ」

女「そ、そんな、悪いよ。いいいいきなり家なんて」

男「いーよいーよ。ちょっと待ってな」

うん。やっぱり美少女の前ではカッコつけないとな。俺は携帯を取り出してねーちゃんに電話をかけた。

ピッ

男「もしもし?ねーちゃん?」






7 : ◆HSaE6IQMGD/0 [sage saga]:2011/08/05(金) 17:14:14.69 ID:bB/E4vso0
はい。ここまでです。次の方立候補してくださいねー。
8 : ◆d.DwwZfFCo [saga]:2011/08/05(金) 17:35:38.61 ID:E1zmUszo0
息抜きがてら、書いてみます
9 : ◆HSaE6IQMGD/0 [saga]:2011/08/05(金) 17:45:03.30 ID:bB/E4vso0
>>8

OK。がんばってね!

持ち時間は明日の17時35分までだけど、書けたところで投稿してくださいませ
投稿の末尾に「ここまで。次に人どうぞ」を忘れずに!
10 : ◆d.DwwZfFCo [saga]:2011/08/05(金) 18:21:37.80 ID:E1zmUszo0

結果から言えばねーちゃんの許可は下りなかった。
もとより弟である俺に対してやたら辛辣な態度をとることが多かったねーちゃんだけに当然といえば当然かもしれないが、
『男ならテメエで送り届けてやれよ、童貞。ああゴメン。童貞には荷が重いかな? でもいい加減ねーちゃんに頼るのは止めろよ童貞』という文句はいささか傷ついた。
全部、正論だというのが、また、ね。
つうか一文の中で何回童貞っていうんだ、あの女は。

言い返せない俺は『黙れ処女が』と言って電話を切った。携帯電話が壊れるんじゃないかと思うくらいの怒号が聞こえてきたが気にしない。
気にしたら負けなのだ。そして怒涛のごとくメールを着信しているが、気にしたら負けなのだ。

気にしたら、ストレスで死ねる。というか今夜俺は死ぬ。他ならぬねーちゃんの手によって。

しかし早速『クラスメイトの女子に対する高感度アップ作戦』が暗礁に乗り上げてしまったな。
いや、今日はラッキーデーだからいけるかなーなんて淡い期待を抱いていたけれど、やっぱりその程度だったということだ。

俺に主人公モードなどありえない。

「あー……」

とりあえず大見栄を張ってしまった手前、目の前の彼女に対して気まずさを覚える。
もし暇だったら今から俺の家寄って行かない、だなんてモテる男の言う台詞であって童貞である俺が言っていい筈もなかった。

「どうだって?」
11 : ◆d.DwwZfFCo [saga]:2011/08/05(金) 18:22:09.89 ID:E1zmUszo0

普段と違う彼女が、俺の顔を覗き込むようにして訊く。めがねが無いせいか、距離が近いように感じる。
少し跳ねた彼女の髪が、俺の鼻をくすぐる。

――ああ、良い匂いだ。

俺はトリップしかけた思考をなんとか引き戻し「駄目だった」と短く結果報告をする。
彼女は少しだけ残念そうな表情を浮かべたが「ま、急だったしね」と小さく笑った。

畜生、ねーちゃんめ。彼女に気を使わせてしまったじゃないか。

そんな逆恨みをねーちゃんにしつつも、至近距離でクラスメイト(美少女)の微笑を見れたことに感謝する。

ねーちゃんグッジョブ。

「んじゃ、このままめがね屋に行きますか」

「え?家に行くんじゃないの?」

驚かれた。

「い、いや……ねーちゃんという案が消えた以上、俺の家に行く必要は無くなったと思ったんだけど」

「なんだ、ちょっと期待していたのに」

「えっ」

驚いた。
12 : ◆d.DwwZfFCo [saga]:2011/08/05(金) 18:22:37.04 ID:E1zmUszo0

これはあれか。所轄フラグという奴なのだろうか。
しかし俺はフラグを立てられはせよ(惚れ易いとも言う)、立てたことなど人生で一度も無い。全く持って皆無だ。
別に彼女とは親しい訳ではない。だから好意を寄せられる云々以前の問題のはずだけれど。

でも、一目惚れって言葉もあるし、実は彼女は前から俺のことを――

「あはは、なーんて。冗談だよ、冗談」

そんなわけが無かった。
ああ、分かってたさ。童貞の俺にそんなイベントが起きることが無いなんて。
今日はラッキーデーだからなんてあらぬ期待などはしていない。リアリストなんだ俺は。
俺と書いてリアルと読んでもいい。

リアル


やべえ、ちょっとカッコいい。

「それじゃあ、行こっか」

中二全開の(全壊でもいい)妄想をしていたら、彼女がそう言う。
俺はしどろもどろになりながら「ど、どこへ?」と聞き返す。断っておくけれど別に女の子と話して緊張しているわけではない。
そりゃあ彼女は可愛いし、いつもと違うヘアスタイルやめがねを着用していない彼女に違和感を感じてはいるけれど、それだけどぎまきなんてしない。

童貞とはいえ、それくらいの耐性はある。

だからこの場合はもっと違う理由で。
13 : ◆d.DwwZfFCo [saga]:2011/08/05(金) 18:25:15.35 ID:E1zmUszo0

「どこって、めがね屋さんだよ? 付き合ってくれるんでしょ?」

具体的に言えば、彼女の行動で。

「あ……ああ。でも、これって」

さらに言えば、俺の手に伝わる柔らかな感触と、彼女の温度が理由な訳で。

「手繋ぎたかったんでしょ?」

そう言いながら握った俺の手を引きながら彼女は、笑った。
この衝撃はいささか童貞の俺には強すぎる。

女の子に引っ張られるという少々情けないシュチエーションだったけれど、悪い気はしない。
やはり今日はラッキーデーだ、と何度目かの手のひら返しを心の中で呟きながら、俺たちはめがね屋さんへと向かった。

蝉の鳴き声が、とても五月蝿かった。







14 : ◆d.DwwZfFCo [saga]:2011/08/05(金) 18:26:52.99 ID:E1zmUszo0
文体を変えてしまったけど、よかったかな?
とりあえず、ターンエンド。
次の人、たのんます。
15 : ◆HSaE6IQMGD/0 [saga]:2011/08/05(金) 19:11:19.89 ID:bB/E4vso0
>>14
ウホッ、いい感じ。
ねーちゃんが暴力的な感じの人になるとは想像つかんかった。

これは発展が楽しみだね。次の人がんばれー
16 : ◆HSaE6IQMGD/0 [saga]:2011/08/05(金) 20:07:25.09 ID:bB/E4vso0
次の人募集中だよー
17 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟・東北) :2011/08/05(金) 20:12:51.88 ID:Nsag97pAO
書きたいけど運転中だからなー
書ける人お願いします
18 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/08/05(金) 20:14:40.72 ID:5F11vIO8o
日曜の夜を視野に
19 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/05(金) 20:23:12.73 ID:TE92SiWIO
ここで俺の登場かw
書いてみるわw
20 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/05(金) 20:46:03.68 ID:qzu3Sdhoo
クッ……取られていたか……
21 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/05(金) 20:48:11.20 ID:TE92SiWIO
数分歩くとメガネ屋に着いた。
歩行中の会話は一切なかった。そりゃ、女の子にいきなり手を繋がれたらね、うん。
彼女も茹で上がった俺の顔を見てはお腹を抑えて必死に笑いをこらえていたので、会話ができる状態ではなかった。

夏のせいか、または彼女のせいか……体が火照りながらもメガネ屋に入ると、涼しい風が俺の体を包んだ。
それとともに、彼女の手も俺から離れ少し寂しくなる。
……まぁ、そりゃそうだわな。

少し体を涼ませるために、設置されている椅子に腰を掛けた。
彼女はというと、メガネ屋の店員と話をしている。……ん?あの店員……どっかで見たような……
よく目を凝らすと、すぐにわかった。俺の処女の姉ちゃんだ。左目尻にあるホクロでわかった。
いつもはしていないメガネと化粧をしていたので、一瞬わからなかった。
いや、そうじゃなくてなんで姉ちゃんがいるんだ?
そんな事を考えていると、姉ちゃんが彼女を違う女の人に任せてこちらへ来る。
22 : ◆HSaE6IQMGD/0 [saga]:2011/08/05(金) 21:02:30.72 ID:bB/E4vso0
お、いい感じいい感じ。

>>20さんもどっかのタイミングで書いてね!
23 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/05(金) 21:07:34.27 ID:TE92SiWIO
ズシッ……ズシッ……

姉ちゃんが歩くたびにそんな擬音が頭で合成される。
そして、ぱきっ……ぱきっ……っと指を鳴らす音が聞こえる。おそらく、合成無しで。
俺のラッキーデーも姉ちゃんには勝てないか……さすが俺の姉ちゃんだ。

そんな馬鹿げた事を考えているうちに、姉ちゃんが目の前に仁王立ちであらわれる。

姉ちゃん「あんた……私を処女って言ったわよね……?」

男「は……はて?最近耳が遠くてのぉ……」

姉ちゃん「とぼけてもムダ!」

や……やばい……俺の人生終わったか?
い、いや!こんな時の主人公モードだ!選択肢があるはずだ!

1.あやまる
2.すごくあやまる
3.土下座
4.切腹

な、なんだと……!選択肢が酷すぎる!4に至っては、もうこのSSが終わってしまう……!
暑さとは関係なく、汗がだらだらと流れる。
こうなったら……!

ピコーン
3.土下座

背に腹はかえられない!

俺「ほんとぉにすいませんでした!」

そう言って、頭を地面につける。今の俺、最高にかっこ悪い。

姉ちゃん「ちょ、ちょっと!頭あげて!」

姉ちゃん「なんか、私が悪者みたいじゃない!」

男「え……許してくれるのか!」

姉ちゃん「はいはい、許すから早く頭をあげて!」

やっぱり今日の俺はついてる!
24 : ◆45r8PrbBts [sage]:2011/08/05(金) 21:16:09.35 ID:wF/EQ2dd0
俺もやってみようかな
25 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/05(金) 21:30:55.88 ID:TE92SiWIO
俺は言われた通り頭をあげて、「ありがとう。」とだけ言って、その場を去った。
もちろん向かったのは彼女のところだ。

丁度、視力を計った所のようだ。

女「あ、またせた?」

男「いや俺も今用事が済んだとこ……」

女「用事……?」

男「い、いやなんでもない」

どうやら、気づいていなかったようだ。
あんなに大声で誤ったのにな。やっぱり今日はついてる。

女「今からフレームを選ばなきゃいけないんだけど、どれが似合うと思う?」

え、俺に聞くのか。びっくりしながらも、近くにあった女の人用(?)のコーナーを見る。
やっぱり黒ぶちか?いや、しかし彼女の性格……って、今日始めて喋ったけど。なんというか、黒ぶちではなく明るい色の方が似合っている様な気がする。

男「……これとかどうかな?」

俺はそう言って、手前にあった赤ぶちメガネを指差した。

女「じゃあ、それにする。」

彼女は迷う事なく、赤ぶちメガネを手に取り店員に渡した。

男「え、いいのか?それで」

女「男くんが決めたんだもん」

そう言うと彼女は、またもやニッコリとこちらに向かって笑顔を見せた。
実を言うと、今現在、心臓が飛び出そうなくらいドキドキしている。
それを表情に出さないとこらえていると彼女は振り向いて

女「レンズ届くの明後日なんだって。その時は、また一緒についてきてね。」

そう言って、俺の手を取り引っ張るようにしてメガネ屋を出た。





なんかいつものクセでギャグに行ってしまうwwwww
そろそろパスでw
26 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/05(金) 21:31:29.69 ID:TE92SiWIO
>>24
やっちまえ!兄さん!
27 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/05(金) 21:34:57.93 ID:qzu3Sdhoo
行くぜ! 俺に任せとけ
28 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/05(金) 21:38:49.13 ID:TE92SiWIO
>>27
まかせた……ジョン…くはっ……パタっ
29 : ◆HSaE6IQMGD/0 [saga]:2011/08/05(金) 21:40:01.76 ID:bB/E4vso0
>>25でID:TE92SiWIOさんは終わりでいいのかな?

じゃ次は>>27さん、がんばって!
30 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/08/05(金) 21:40:57.69 ID:E1zmUszo0
ねーちゃんwwwww
まさかそこまで大魔神になるとはwwwww
31 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/05(金) 21:49:30.92 ID:qzu3Sdhoo
俺達はそれぞれ自分の家に向かおうとした。
女と別れるのは辛いことだが、仕方のないことだ。だけど君の笑顔が見れたからプライスレス、お金で買えない価値がある。
そんな感じで俺はハードボイルドに浸ってるとき

女「……ねぇ」

男「ん? どしたの?」

女「…………」

男「?」

女「……男君ってさ、魔王とか信じる?」

男「魔王? ……ファンタジーとかの?」

その時、自分の頭が猛烈に痛み出した。
32 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/05(金) 21:51:27.81 ID:TE92SiWIO
なんか俺の得意な方に話が転ぶような予感w
33 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/05(金) 21:54:31.34 ID:TE92SiWIO
>>30
姉ちゃんを魔王にしちまおうず!
34 : ◆HSaE6IQMGD/0 [saga]:2011/08/05(金) 21:58:05.97 ID:bB/E4vso0
うぉぉぉ、来たよ来たよ

リレーSSで王道ラブロマンスありえなさ過ぎワロタと思ってたんだよね

これでなくちゃね。でも後ろの人が続けられるようにしておいてね >>31
35 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/05(金) 22:01:11.12 ID:qzu3Sdhoo
「グッ……!?」
それは頭が割れるような痛み。ただただ頭が猛烈に痛い。他の箇所には異変が無いというのがより一層不快感が出てきた

今思えば、今日は本当についていた

「……思い出した」
頭の痛みが無くなった後、俺はそう呟いた。
「思い出したのですね……」
女が俺を見て泣きそうな顔をしている。……いや、女ではなかった。
「私、魔王の側近であるルシアンは、あなたが転生の儀式をした後からずっと待っておりました……!」
そう……こいつはいつも俺の側にいてくれた。
「……すまなかったな」
36 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟・東北) [sage]:2011/08/05(金) 22:11:32.15 ID:Nsag97pAO
考えていた展開と全然違う方向にwwww
37 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/05(金) 22:14:58.99 ID:qzu3Sdhoo
「そんな……! 私は貴方を守るのが使命! 私には勿体無いお言葉です……」
ルシアンはそれでも嬉しそう見えた。
……だが、俺はしばらく女のそのような顔は見れないだろう。
「……ルシアン、支配しよう」
「ま、魔王様!」
だけど、その後はずっとその顔になってもらうから
「俺はこの地球を支配するぞー!」

次の人にパス

リレーなんだからどんな展開にしてもいいんだから……的な感じでやったらこうなった
反省はしている、だが後悔はしていない
どんどんカオスにな〜れ☆
38 : ◆45r8PrbBts [sage]:2011/08/05(金) 22:19:16.96 ID:wF/EQ2dd0
かけねえwwww
39 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/05(金) 22:20:31.46 ID:4ot8Fpu/0
少し目ぇ離してたらとんでもない事になってるなwwwwww
40 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/05(金) 22:21:00.11 ID:oLKTYHwDO
あ、じゃあ次俺いきます
41 : ◆HSaE6IQMGD/0 [saga]:2011/08/05(金) 22:22:32.58 ID:bB/E4vso0
>>40
がんばって。できれば厨二ワールドから無理やり引き戻してくれると
みんなが書きやすいかも。
42 : ◆K3L8qfcNRE [sage]:2011/08/05(金) 22:26:47.10 ID:oLKTYHwDO
パソコンに移るんで酉付ける
43 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/05(金) 22:28:31.43 ID:TE92SiWIO
>>41
まかせろ、40の次に書いて、恋愛…いや、ギャグSSにしてやんよ!
44 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/05(金) 22:30:39.47 ID:TE92SiWIO
>>37
後悔しろwwwww完璧に道無視っただろw
45 : ◆K3L8qfcNRE [saga sage]:2011/08/05(金) 22:32:52.39 ID:OUV7qoS00


そう、地球を支配すると決めた今。
俺の中ではある計画が練られていた。
46 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/08/05(金) 22:33:33.17 ID:E1zmUszo0
あれ?ちょっと目を離しているうちにファンタジーになってる。
俺のねーちゃんが……

テメエ――>>37!!後悔しやがれ!!











いいぞもっとやれ


47 : ◆K3L8qfcNRE [saga sage]:2011/08/05(金) 22:33:37.00 ID:OUV7qoS00
>>45は間違いですすいません
48 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/05(金) 22:34:09.08 ID:qzu3Sdhoo
そんなに嫌だったのか……
49 : ◆HSaE6IQMGD/0 [saga]:2011/08/05(金) 22:40:32.10 ID:bB/E4vso0
>>48
気にしない気にしない

必殺寝オチ夢オチ攻撃で途中のストーリーがガンガン覆る、それがリレーSS

てゆーか、もしかしてヒレカツの終盤でも書いてた?
50 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/05(金) 22:42:42.35 ID:TE92SiWIO
とりあえず、続きは?
51 : ◆HSaE6IQMGD/0 [saga]:2011/08/05(金) 22:47:18.22 ID:bB/E4vso0
>>50

>>47さんが執筆中です
52 : ◆K3L8qfcNRE [saga sage]:2011/08/05(金) 22:47:38.42 ID:OUV7qoS00



「まずは、何をなさるというのですか?」


彼女は興奮しているのだろう、頬をわずかに赤く染めた。
愛おしい、喉奥が熱くなるのを感じつつも俺は小さく頷く。

そう、地球を支配すると決めた今。
俺の中ではある計画が練られていた。

そもそも地球を支配するにはどうしたらいいのだろうか。
現在、地球の人口の半分以上を女性が占めている。
人口増加、そして減少。
染色体の進化――人類の進化というべきか。
人工的に精子が作り出されることも可能となった今、男性の人口は極端なまでに減少していた。
女性社会、その言葉がピッタリであろう。
俺と姉の上下関係がその社会をまさに表していると言えた。

ならば全世界の女性を俺の虜にすればいい。
そうすれば地球はほぼ支配したも同然となる。


「まずは、クラスの女子を全員俺のものにしよう」



53 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/05(金) 22:48:52.98 ID:TE92SiWIO
きたーw
54 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/05(金) 22:49:32.39 ID:qzu3Sdhoo
>>49
俺じゃねえわ
リレースレは初めてだから
55 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/05(金) 22:51:32.72 ID:TE92SiWIO
おまいらおもちつけ
56 : ◆K3L8qfcNRE [saga sage]:2011/08/05(金) 23:00:58.78 ID:OUV7qoS00


「え」

「……クラスの女子を全員俺のものにしよう」

「いや繰り返さなくてもいいんですけど」

「今の俺は主人公モードだからイケる」

力強く拳を握りしめると、彼女は何故か眉を潜めた。
よく見ると肩が小さく震えているのがわかった。

なるほど、武者震いか。

忠実な部下に感動を覚える。
これが、魔王の部下だ! そう大きな声で宣言したいほどに。

「じゃあまずは図書委員さんだ。仲良いんだよな案内してくれ」

「……魔王さまの、男くんの……」

「ん?」

うつむいたままの彼女に違和感を覚え、下から覗き込んだ。

その瞬間、

「ばっばかあああああああああああああああああっ!!!」

頬への衝撃を感じると同時に、目の前が、真っ白になった。




57 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/05(金) 23:05:54.12 ID:TE92SiWIO
で?
58 : ◆K3L8qfcNRE [saga sage]:2011/08/05(金) 23:13:27.69 ID:OUV7qoS00


頬の痛みをようやく頭で認識できたころ、
女の姿はもうそこにはなかった。

「あ、あれ?」

カラスの鳴き声がほんのりと赤く染まった空に響き渡る。
雀が目の前を逃げることもなく小さな足で横切っていった。
首を傾げる。

「俺、なにか失敗した……?」

魔王の部下としても、クラスメートとしても、手をあげたことなどなかった。
その彼女がした行為ということが、尚更心にダメージを与えていた。

「あれ? 男くんどーしたのー?」

「図書委員さん……」

鈴を鳴らしたかのような声に振り返る。
彼女の腰まである黒髪が揺れた。
間延びした物言いが、彼女の性格をよく表していると言える。
彼女なら、きっと。
その思いも込めて俺は彼女に向けて口を開いた。

「違う。俺は魔王だ」

「え」


ここまで。次の人どうぞ
59 : ◆HSaE6IQMGD/0 [saga]:2011/08/05(金) 23:14:18.02 ID:bB/E4vso0
いいねえいいねえ。こりゃたまらんすね。
60 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/05(金) 23:16:43.75 ID:TE92SiWIO
ノやるお
61 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/05(金) 23:16:50.02 ID:4ot8Fpu/0
私やりたいっす
62 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/05(金) 23:17:24.46 ID:TE92SiWIO
ノやるお
63 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/05(金) 23:17:45.01 ID:4ot8Fpu/0
息抜きがてらにやらせて頂きたい
64 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/05(金) 23:17:49.36 ID:TE92SiWIO
ノやるお
65 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/05(金) 23:19:05.36 ID:TE92SiWIO
ノやるお
66 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/05(金) 23:20:08.72 ID:4ot8Fpu/0
タッチの差だと…
67 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/05(金) 23:20:26.79 ID:TE92SiWIO
>>61
ふっ……残念だな……
68 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/05(金) 23:22:31.13 ID:TE92SiWIO
ギャグか王道か恋愛……どれがいい?
69 : ◆HSaE6IQMGD/0 [saga]:2011/08/05(金) 23:23:46.05 ID:bB/E4vso0
早い者勝ちで>>60さんですね。

トリか捨てハン付けてくれるとありがたいです。

がんばってね!
70 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/05(金) 23:24:17.71 ID:TE92SiWIO
やるおを連呼した俺にかてるやつなどいない……きりっ
71 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/05(金) 23:28:17.51 ID:qzu3Sdhoo
とっとと書けやwwwwwwwwww
72 :モナーくん [sage]:2011/08/05(金) 23:39:59.69 ID:TE92SiWIO
「何度も言わせるな、俺は魔王だ」

図書委員はあぜんと口を開けパチパチと瞬きをする。

「えっと……なにかの芝居ですか?」

「本当の話だ。そうだな……あの木を見ておけ」

俺はそう言って、大木を指差した。

「はぁっ!」

力を入れて手のひらをかざすと、大木は呆気なく燃え尽きた。

「っ⁉」ガクブル

「ふんっ……転生したばかりだから本来の力の10分の1ぐらいか……」

まぁいい、彼女を手に入れるだけの力があればそれでいい。

「おい、図書委員」

「な、なんですか」ガクブル

「そう怯えるな。俺はお前を傷つけはしない。……一つ頼みを聞いてくれさえすればな。」

図書委員に歩み寄り、抱きしめる。

「……俺の物になれ」

「っ⁉……うっ…頭に……なにかが……うぅ……」

「ふっ……軽い催眠術だ。」

「ぐっ……」パタリ

「ふんっ……この程度で気絶するとは……にんげんとはか弱気生物だ……命令だ、図書委員よ起きろ」

「……」むくっ

「……なんでしょうか、魔王さま」
73 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/05(金) 23:46:53.03 ID:oLKTYHwDO
また厨二ワールドになったwwwwww
74 :モナーくん [sage]:2011/08/05(金) 23:47:19.64 ID:TE92SiWIO
起き上がった図書委員には先ほどまでのゆるり感はなく、完全に俺の「手下」と化していた。
目には輝きがなく、表情は無表情だ。

「ふんっ……この感じならスグに制圧できそうだ。」

思ったより簡単だな……
俺の祖先は人間に殺されたというのに……

「まぁいい、次は巻き髪ちゃんだ。図書委員、呼んでこい。」

「……はい」

そう言うと図書委員は、携帯を取り出してメールを打ち始めた。

「……呼びました、魔王さま。」

「ふん……待つか」
75 :モナーくん [sage]:2011/08/05(金) 23:57:53.57 ID:TE92SiWIO
>>35->>74……とかいう事になんないかな?
まぁ、そんな厨二な展開になんないか……
いくらラッキーデイとは言えどそれはないか。

女「?どうしたの男くん。口開けて」

男「あっ……」

彼女に言われて、気付き口を閉じる。

女「なにか考えてたの……?」

男「……いや、暑さにやられてただけだよ」

女「ふふっ……ほんとにそうかな?」

彼女がイタズラっぽく笑う。もちろん目のすぐ前で。
ちょっと近づけたらキスできんじゃないか?などとバカな事を考える。
ただでさえ手を握られてのぼせてるのだ。

男「も、もうそろそろ女さんの家の近くだろ?じ、じゃあな!」

そう言って俺は無理矢理手を解き、走ってその場を去った


厨二おわらしたぞw
俺は退散。次の人よろ
76 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/06(土) 00:00:56.32 ID:1KJ/rgTKo
妄想オチwwwwwwよくやったwwwwwwww
そういう○○オチを待っていたwwwwwwwwwwww
77 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/06(土) 00:03:23.60 ID:ddlUlKGDO
ちょっとリレーらしさがなくてガッカリした
78 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/06(土) 00:05:41.02 ID:G3fcjlDFo
これって、要はそれぞれが好き勝手に繋げてるだけなの?
79 : ◆HSaE6IQMGD/0 [saga]:2011/08/06(土) 00:05:41.29 ID:ORrBlSmj0
まあまあそうおっしゃらずに。

次の方募集中です
80 : ◆HSaE6IQMGD/0 [saga]:2011/08/06(土) 00:11:02.55 ID:ORrBlSmj0
>>78

その通りです。展開はまったく予測できません。
81 :モナーくん [sage]:2011/08/06(土) 00:13:07.29 ID:gheTZPHIO
次のやつ、さっさとこいやw
82 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/06(土) 00:16:14.36 ID:4u4EEqv20
俺がやる。
83 :モナーくん [sage]:2011/08/06(土) 00:18:06.97 ID:gheTZPHIO
>>82
がんば
84 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/06(土) 00:20:09.16 ID:ddlUlKGDO
書き終わったんならコテ外したら?
85 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/06(土) 00:21:59.16 ID:gheTZPHIO
>>84
了解
86 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/06(土) 00:32:30.38 ID:gheTZPHIO
……進歩なし……か
87 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/06(土) 00:39:25.60 ID:ddlUlKGDO
続き書きづらいんだろ
88 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/08/06(土) 00:43:17.36 ID:+AlnS5gmo
日曜朝には俺が引き取ってやろう。

それまでは自スレをがんばるのじゃー
89 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/06(土) 00:46:01.21 ID:gheTZPHIO
>>87
なんだとー!
家に帰った後ぐらい書けるだろ!
多分、魔王ネタよりかは書きやすいよ!
90 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/06(土) 00:47:19.89 ID:ddlUlKGDO
>>89お前臭いな
91 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/06(土) 00:47:45.82 ID:xm3OvnHKo
誰かファンタジーに持っていかないかな、と思ったら予想の斜め上を進んでたww
続き描いてみたくなったけど既に予約入ってるか
92 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/06(土) 00:48:22.27 ID:4u4EEqv20
すまん、どうも考えを書きだすのがまだ不慣れで遅筆なんだ。それで苛々させてるんだったら謝るよ。
93 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/08/06(土) 00:48:40.50 ID:+AlnS5gmo
>>91
まだ予約ないっしょ
94 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/08/06(土) 00:49:17.27 ID:+AlnS5gmo
ごめ、酉ないから混同してたわー
95 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/06(土) 00:51:17.49 ID:xm3OvnHKo
>>92
始まりたてだからみんな即投下期待しているだけで
ルール上は24時間以内ならおkなんだから気にすんな。頑張れ
96 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/06(土) 00:57:08.49 ID:gheTZPHIO
もしかして、すぐに話を考えつく俺って天才?
って思った奴は、回れ右
……え?俺?……あ、すいません。帰ります
97 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/06(土) 01:06:24.65 ID:gPRhmJf5o
予想はしてたけど馴れ合い臭がきっついな
リレー小説ってどうしてどれも似たような展開になるんだろう
98 : ◆vv.Hhs6qPPB9 [sage]:2011/08/06(土) 01:08:16.25 ID:UsVLZVjmo
苦し紛れだけど続けましょうか?
99 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/08/06(土) 01:11:11.63 ID:+AlnS5gmo
>>97
上から目線でディスるのが楽しい幼児かい?
自分がやってからディスれよ
100 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/06(土) 01:12:23.18 ID:xm3OvnHKo
>>98
>>82待ちじゃね?
というか>>82が予約じゃなかったら俺が予約していたし
101 : ◆vv.Hhs6qPPB9 [sage]:2011/08/06(土) 01:12:36.64 ID:UsVLZVjmo
>>100
あ、はい
102 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/08/06(土) 01:13:52.72 ID:+AlnS5gmo
予約するなら酉付けた方がよさげやね
103 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/06(土) 01:17:33.39 ID:gheTZPHIO
>>97
>>99
こらこら、喧嘩はダメだぞ!めっ!
104 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/06(土) 01:46:55.84 ID:4u4EEqv20

「はあっ、はぁつ…」

あれから俺はどれほど走ったのだろうか。

大分がむしゃらに走っていた為距離が曖昧だ。100mも走って無い気もするし、10km近く走ったような気もする。

走った距離は曖昧だが身体は正直に悲鳴を上げていた。

脚は極度の疲労を訴え、呼吸もままならず動悸も激しく胸の内を打ち付けている

…結構走ったんだなぁと痛感したし多分家はもう通り過ぎているのだろう。それに、陽も大分傾いていた

胸の動悸に関しては多分さっきの女の笑みの方が主な原因だと思うんだが
…可愛かったな、女。唇も柔らかそうだったし…

などと煩悩と疲労の鬩ぎ合う身体と思考の中
俺は立ち止まって息を整えていると物陰から見知った少女が顔を出していた。

105 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/06(土) 01:49:07.04 ID:4u4EEqv20
「はろーおとこくん」

俺と眼が合うと見知った少女は無機質な声色で俺に挨拶をしてきた

「こんばんは。それにしても先輩、こんな所で何してるんですか」

こんな所…と言った後に気付いたが俺は今自分がどこに居るか分からないのだ。

適当に走ってきた所為なのだが…まぁ同じように適当に歩きまわれば多分見知った道に出ると思うけど…

少し心配になったが後の先輩の発言で心配とかそういうのは全部吹き飛んでしまった

「散歩。今ちょっと立て込んでて家に居辛いんだ…という事で少し私に付き合ってくれないかな?言い換えればデートだね」

なるほど……今、なんて?
……デート…といったよな…
デート…デート…だと…?
どうやら本日のラッキーデーは最後にとんでもないイベントを残していたようだぜ…ひゃっほおおおおおう!!

「い、良いですけどなんで俺なんかと…」

「おとこくんしか友達が居ないから。たまには夜遊びしようぜおとこくん。あねちゃんには私の方から連絡しておくからさ」

マジかよ…初めて聞いたよそれ。

こう言っては何だが…確かに何考えてるか分からない人でもあるもんなぁ…

それ故に近寄りがたいんだろうか


「はぁ…ありがとうございます」
106 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/06(土) 01:50:12.17 ID:4u4EEqv20
「それじゃあ電話してくるから少し待っててね。女同士話も長くなるだろうし。聞かれたくないようなこともあるのだ」

「はぁ…わかりました」

あの大魔神が聞かれて困るような話って何だろう…好きな人が居るとも思えんし。女性の考えはやっぱりわからんね



「あねちゃん。ちょっとおとこくん借りてくね。
 なんでって言われてもね。私も夜遊びしたい年頃なの。でも一人だと恐いし、おとこくん以外に私友達いないし。
 大丈夫。汚したりしないから。
 だっておとこくんの初めてはあねちゃんg……全く、短気は損気だよ。あねちゃん」

程なくして、先輩は俺の所へと戻ってきた。

先輩からの報告によるとどうやら好きにしろとの事だ。

ちくしょう、女さんとの時は童貞童貞って五月蝿かったのにあっさり承諾してくれやがって。

まぁでも、そのおかげで先輩とのデートが出来るんだし怒るのが筋違いと言えばそれまでだ

…さて、これから何処へ行こうか…やっぱり男として俺が引っ張って行くべきなんだろうけど、どうしようか。


なんか駆け足で書いたら凄く雑になっちゃった…
とりあえず次の人どうぞ。
107 : ◆tTj/bjy/OA [sage]:2011/08/06(土) 01:51:29.93 ID:xm3OvnHKo
乙乙
次書きたいです。俺も遅筆なんでちょっと時間空くかも
108 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/06(土) 01:57:26.61 ID:gheTZPHIO
期待
109 : ◆tTj/bjy/OA [sage saga]:2011/08/06(土) 02:47:25.76 ID:xm3OvnHKo

しかし、そもそもの問題として俺はここが何処なのかが把握できていない。

「……先輩は、どこか行きたい所はありますか?」

相手の意見を尊重する様に装って、尚かつ情けない現状を覆い隠す。
ベストかどうかは自信ががないものの、現状ではベターな選択だと内心自画自賛した。

「うん」

やはり無機質的ではあったものの、彼女ははっきりと答えてくれた。
正直、助かった……そう思ったのも束の間。

「行こう」

そう言って、先輩はいきなり俺の左手を掴んだ。
女のそれとは少し違ったものの、その手の感触はやはり柔らかだ。

ああ、今日はどこまでツイてるんだ――!
本日二度目の、極々自然な手繋ぎ。
女の子に引っ張られているという、男性として少し悲しい現実も吹き飛んで
俺は先輩と歩き始めた。


ただ、彼女が行き先を言わなかった事だけが、少しだけ気がかりだった。
110 : ◆tTj/bjy/OA [sage saga]:2011/08/06(土) 02:49:57.95 ID:xm3OvnHKo



最近起きた事だとか、昨日の晩ご飯だとか。
歩みを進めつつ、そんなたわいもない事を話した。

女の子と手を繋いで歩く、というシチュエーションが本日二度目だからか、
それとも主人公モードを実感しているからか、それは定かではないが、
驚くほど自然に会話のキャッチボールを続けることが出来た。

――そう、デジャヴだ。
手を繋ぐ事だけじゃなくて、女の子にリードされているという点に於いても。

主人公モードを考えても、こうも同じシチュエーションが繰り返されるだろうか?


見知らぬ川沿いの道に差し掛かった頃には、既に辺りも薄暗く。

「……ねえ」
「ん?」

反射的に応えた後に、俺は先輩の顔を見る。
少し、嫌な予感がした。

先輩は、ただ正面を向いたままだ。

「おとこくんは、勇者とか信じる?」
「え……?」

形を変えて繰り返された問いに、心臓が止まるかと思った。
111 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/06(土) 02:53:08.34 ID:gheTZPHIO
なっ……!俺がせっかく妄想オチにしたのに……!
112 : ◆tTj/bjy/OA [sage saga]:2011/08/06(土) 02:53:36.50 ID:xm3OvnHKo

女と歩いていた時に考えた、前世だの、世界征服だの……
それらはあくまで俺の妄想だ。
妄想した張本人である俺でさえ、馬鹿馬鹿しい内容だったと思った程の。

先輩は無表情だ。
茶化そうともせず、ただ返答を待つように。

少し迷って、恐る恐る言葉を返した。

「それって、ファンタジー――」

それ以上、言葉を続ける事は叶わなかった。

偏頭痛を百倍にした様な激しい痛みが俺を襲う。
女に言葉を返した時よりも、もっと強烈な。

先輩に心配をかけたくなかったし、大声を発するのは恥ずかしいことに思えたから
俺は歯を食いしばり必死に耐えようとした。
しかし、無情にも俺の口からは呻き声が漏れ出し、アクションを起こさぬ事叶わず
俺は彼女の手を離し頭を抱えた。

――ああ、デジャヴだ。

痛みに支配される中で、俺はそれに抗いつつ、何とか先輩の顔を見た。
113 : ◆Y706p..... [sage saga]:2011/08/06(土) 02:55:13.54 ID:xm3OvnHKo
他の人の書いた部分を殺すより生かす方向でリレーしたかったので
>>31の頭痛は現実のものと解釈して

少し展開を進めすぎたかも知れない……次の方お願いします
114 : ◆tTj/bjy/OA [sage saga]:2011/08/06(土) 02:55:51.40 ID:xm3OvnHKo
UWAAAAAトリップ間違えた!!
氏にたい
115 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/06(土) 02:56:40.15 ID:gheTZPHIO
お前……
お前…………
お前………………
116 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/06(土) 02:58:03.17 ID:gheTZPHIO
だれか!やりたい奴はおらぬか!いなければ拙者が!
117 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/06(土) 02:59:35.59 ID:ddlUlKGDO
文章上手いな面白い
厨二設定だけど厨二臭くはあまりないし
やっぱリレーは他の人の文章を生かしてこそだよな
118 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/06(土) 03:01:33.27 ID:gheTZPHIO
五分以内に書きてがいなければ、おれがギャグSSにする
119 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/06(土) 03:03:36.24 ID:ddlUlKGDO
じゃあ俺次書くわ
120 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/06(土) 03:04:06.16 ID:xm3OvnHKo
>>117
そう考えると夢オチ妄想オチはある程度制限かけた方がいい気がしてきた
書き手としても「ここからどう進むか」のドキドキと
「無かったことにされる不安」のドキドキは違うしなあ
121 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/06(土) 03:04:41.51 ID:gheTZPHIO
>>119
期待
122 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/06(土) 03:05:18.63 ID:ddlUlKGDO
24時間以内ってことなんで起きたら書く
明日は休日だし人増えるだろうし
123 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/06(土) 03:05:34.20 ID:gheTZPHIO
>>120
じゃあ、今から◯◯オチは200スレに一回とかでいいんじゃね?
124 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/06(土) 03:06:12.13 ID:gheTZPHIO
>>122
待っておりますぞ!
125 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/08/06(土) 06:44:30.86 ID:oPRZzJP9o
>>123
どんだけ長寿スレだよww
126 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/06(土) 07:59:56.65 ID:Z8BxGGEDo
とりあえず一度書いた人間より一度も書いてない人間を優先するように決めておかなイカ?
ID:gheTZPHIOはちょっと自重しろ
127 :モナーくん [sage]:2011/08/06(土) 09:06:26.95 ID:gheTZPHIO
ははは……ごめん、自重します。
って事で、今からはやってない奴優先ね
128 : ◆HSaE6IQMGD/0 [saga]:2011/08/06(土) 09:48:18.22 ID:ORrBlSmj0
おはよー。お前ら。

いい感じで進んでてワロタ。

もともとリレーSSって「一人で作品をまとめきる力量はないけど、物語の展開ぐらいは書ける」レベルの
書き手が、他人のSS見て「ここはこうしたらいいのに」「俺ならこういう展開にする」と思う妄想を実現
できる場所なのさ。書き手のレベルもいろいろだしね。それでもvipでやるよりはそこそこ書ける人たちが
集まってる感じだけどね。ここまでを見てる限り。

だから途中が七転八倒するのは当たり前。お前らの好きに料理しちくり。
129 : ◆HSaE6IQMGD/0 [saga]:2011/08/06(土) 10:00:55.47 ID:ORrBlSmj0
とりあえず、ここまでで未消化の伏線列挙しておく。書く人は参考にしてね。

・俺の主人公モードとは本当か
・姉ちゃんがめがねやの店員になっていたのはなぜ 
  ちなみに姉ちゃんは「車が運転できる」から少なくとも高校生じゃないぞ
・先輩の容姿と突如出現の謎
・一連の魔王妄想とそのデジャブの正体

あと展開的には女とあさって眼鏡屋にめがねを取りに行く約束をしてる点も要注意。

リレーSSやってるとシーンがなかなか切り替わらなくて進行が遅くなることが
ある。前の人の書いたシーンをそのまま引き継ぐからなんだけどね。今回もずっ
と放課後の一連のシーンが続いているよね。

誰かターンを取った人が2,3日分進めちゃってもいいよ。

とりあえず物語の骨格は「俺のラッキーデイ」と「魔王妄想」と「女とのラブロマ
進行」で固まってきているからみんながんばれ!
130 : ◆HSaE6IQMGD/0 [saga]:2011/08/06(土) 10:06:51.17 ID:ORrBlSmj0
てゆーか俺も書きたくなってきたけど、新規さん優先だよね。

それにしても◆tTj/bjy/OA さんは見事なレシーブ&トスだなあ。
131 : ◆45r8PrbBts [sage]:2011/08/06(土) 10:10:19.78 ID:XIml7wii0
見たところ、一部の複線は無理やり回収しなくちゃいけないっぽいな…
132 : ◆HSaE6IQMGD/0 [saga]:2011/08/06(土) 10:16:15.00 ID:ORrBlSmj0
あと細かいとこだけど「書きます宣言」するときはトリ付けるか捨てハン入れといてね。テンプレには
推奨としておいたけど、やっぱり必須だな。

複数の人が話を書いて分岐しちゃうと収拾つかなくなるから。
133 :モナーくん [sage]:2011/08/06(土) 10:30:09.81 ID:gheTZPHIO
俺、複線作りすぎてたw
ごめんよw
134 : ◆tsGpSwX8mo :2011/08/06(土) 12:19:59.11 ID:ddlUlKGDO


男「信じるって…」

女「うん」


男「王様に頼まれて」

男「経験値を積んで」

男「魔物を倒して」

男「宝を手に入れて」

男「魔王に打ち勝つRPGなんかでよく見るあの勇者?」

女「そう、その勇者」


135 : ◆tsGpSwX8mo :2011/08/06(土) 12:20:31.57 ID:ddlUlKGDO


男「そんな、俺の妄想じゃあるまいし」

女「……じゃあ、男くん。あらためて聞くね」

男「え?」

女「宇宙人は信じる?ネッシーは?ツチノコは?ドッペルゲンガーは?幽霊は?地下帝国は?アトランティスは?「ちょ、ちょっと!」

女「私は、全部いると思ってるよ」

男「え……」

女「だって、全部、見たから」


強い眼差しに呑まれたような錯覚を起こす。
頭痛は、止まない。



136 : ◆tsGpSwX8mo :2011/08/06(土) 12:21:57.06 ID:ddlUlKGDO


女「じゃあまた、ね」

男「あちょっと!」

女「……わからないんだったらお姉さんに聞いてみたら?」

男「え?」

女「ばいばーい」


結局、家に帰って聞くこともできず
女と約束した日になった。



次の人どうぞ
宣言のとき酉つけてなくてスマソ
137 : ◆vv.Hhs6qPPB9 [sage]:2011/08/06(土) 12:27:29.73 ID:UsVLZVjmo
じゃあ、適当にいいっすかね?
138 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/06(土) 12:45:37.11 ID:nm/6DK3DO
結局夢落ちはokなままなのかね
纏めに入るまで禁止とか
そうでなくても回数制限ぐらいつけた方がいいと思うが
139 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東) [sage]:2011/08/06(土) 12:49:52.68 ID:zIWc4r+AO
うん?
>>134-136
会話相手は女じゃなく先輩、だよな…?

妄想オチは200スレに一回でいいよもうww
頻発するとギガロマニアクスになってしまう
140 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/06(土) 12:55:27.68 ID:nm/6DK3DO
>>139
ネタ潰しになるから細かくは書かないけど
他にも先輩との会話場面は別に存在するって解釈もできるね
141 : ◆vv.Hhs6qPPB9 [sage saga]:2011/08/06(土) 12:59:42.03 ID:UsVLZVjmo
そして、俺は姉が働いているめがね屋に行った。

そこはめがね屋では無かった。

何というか、違った。

家の残骸のような建造物は無数のゴキブリで埋め尽くされ、近くにはゴブリンやトロール、ナメクジもたくさんいた。

いや、もうホント意味がわからなかった。

「えっと、ここホントにめがね屋だよ……な?」

ふと、足下を見ると手紙が地面に落ちていた。

「これは……?」

俺は手紙を拾って読むことにした。勿論、あいつらには気づかれないように。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

急用を思い出したので帰ります。約束は無しってことで。メンゴメンゴ(^з^)-☆

Byせんぱい☆

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「うぉ………!……………!!!」

一瞬叫びそうになった。危ない、凄く危なかった。あいつらに気づかれたら終わっていた。

先輩何やってんだ。ドタキャン何回目だよ。

ってか、ここ眼鏡屋で間違い無いよな?

(あ〜でもこれで帰れるな……。良かった良かった)












ブフォ ブブブブブブブブ ブブブィィ


気が抜けたせいか、盛大に屁をこいた。よく響く屁だった。
142 : ◆vv.Hhs6qPPB9 [sage]:2011/08/06(土) 13:01:24.59 ID:UsVLZVjmo
そして、恐る恐る、めがね屋らしき残骸の方を見ると……


ゴキブリが、ゴブリンが、トロールが、ナメクジが


オレヲミテイル


「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」


とにかく走り続けた。

走って走って走り続けた。いつ追い付かれるのか、恐怖で押し潰されそうになった。

「お、男じゃん。ウィーっす!」

途中でモヒカン頭の変なやつが話しかけてきた。誰だよ。喰われて[ピーーー]。

そして、俺の家の玄関に入ると


「ドッキリでしたーww」


家族と知らないオッサン達が暖かく迎えてくれた。

え?

「実は、男君の見ていたものは全部幻覚でーすwww」

いや幻覚じゃないでしょ。俺ヤバイ人になっちゃうじゃん。いや、どうやって幻覚見せるんだよ。

ってかアンタ誰?

え? これ何がドッキリなの?

俺は原因を探ることにした。まずはアイツ。

俺の近所に住む可愛い幼女、の母親だ。
143 : ◆vv.Hhs6qPPB9 [sage]:2011/08/06(土) 13:03:31.92 ID:UsVLZVjmo
ーーー幼女家

「すみませ〜ん」

インターホンを押すと、中から幼女ちゃんの母親が出てきた。

ヤバイ、可愛い。



だが中古だ。



「あの……何でしょうか?」

一人でニヤニヤしていると、不信に思った幼女(母)が訪ねてきた。

「えっと、ここら辺に女さんの家があるはずなんですけど。場所わかりますか?」

「え〜っと、ごめんなさい。ちょっとわからないですね……」

役立たずが。

「そうですか、わざわざすみません」

仕方なく申し訳なさそうに誤ってやった。

可愛い。

「いえ、こちらこそすみません」

仕方ない振り出しだ。一度家に戻ろう。


ーーー男家

「ふぅ〜アレは何だったんだろうな……」

アレは何だったのだろう

アレ。

そう、アレ。






……アレって何だっけ? あ、設定……じゃなくて、俺の前世の追体験だ。どうも最近、現実世界(リアル)にまで侵入してきやがる

そんなに、世界を救って欲しいのか。邪悪な者を消し去って欲しいのか

これだから凡人は。世界の均衡ってのを考えろ

まあいいや、寝よう。明日は日影美人(先輩)とデートの日だ。楽しみだなぁ……。

しっかり手を繋がないと、あの人何時の間にか消えちゃうからなぁ。

影薄いってのも考えものだな。




因みに、魔王については本当に起こった事で、断じて厨二病の妄想などではない。厨二病とかぬかすヤツは爆発して[ピーーー]

いっそのこと、めがねマニアの変人、姉に潰されて[ピーーー]

そして、俺は眠りにつ…いた……っぽ………




zzz
144 : ◆HSaE6IQMGD/0 [saga]:2011/08/06(土) 13:04:04.94 ID:ORrBlSmj0
>>138

夢オチ妄想オチは最終兵器だからなあ。制限はつけるべきかなとは思うけど、具体的な基準は難しいね。
とりあえずスレ1本につき3回、200レス以上空けることにしとこうか。既に1回使ったからこの話が
終わるまであと2回。なおかつこのスレ内ではレス番300まで禁止ってとこかな。

>>137

次がんばってね
145 : ◆vv.Hhs6qPPB9 [sage]:2011/08/06(土) 13:04:36.40 ID:UsVLZVjmo
続きお願いします

saga入れ忘れました。すみません
146 : ◆HSaE6IQMGD/0 [saga]:2011/08/06(土) 13:14:47.26 ID:ORrBlSmj0
・・・完全に予想外の展開・・・。次の人がんばってね。
147 :モナーくん [sage]:2011/08/06(土) 13:32:49.64 ID:gheTZPHIO
だれもいないなら、俺が……三回目だけどw
148 :モナーくん [sage]:2011/08/06(土) 13:35:01.77 ID:gheTZPHIO
十分まつよ。
149 :モナーくん [sage]:2011/08/06(土) 13:45:16.42 ID:gheTZPHIO
十分経過
150 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/06(土) 13:54:52.13 ID:Sh3SWhj2o
>>145
勘違いだったらごめんなさいなんだけど
制作者総合で貼ったリンク、間違えてないですか?
こっちへ誘導するつもりだったんですよね?
151 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/08/06(土) 13:58:30.47 ID:UsVLZVjmo
>>150
あ、はい。間違えてないです。少し前のレスで、既にここへのリンクは貼ってあるので

理由は……まあ、気分悪くしたならすみません
152 :モナーくん [sage]:2011/08/06(土) 14:00:16.19 ID:gheTZPHIO
朝、目覚めてスグに激しい嗚咽に見舞われた。
何か嫌な夢を見た気がする……だめだ、思い出せない……
しかし、今日は日陰美人とのデートだ。そう思うと、幾分か気分が良くなった。

「……さて、準備だ!」

歯を磨き、トーストを食べ、服を着替え……

「……行くか」

俺は家を後にした



待ち合わせ場所に着いたが、まだ日陰先輩は来ていない。

「……まぁ、まだ待ち合わせの時間まで間はあるしな」

そういいながら、近くにあったベンチに腰を掛ける。

「……って、日陰先輩じゃないすか!」

「……おはようございます、男くん」

横に居たのに気づかないって、どんだけ加減が薄いんだよ……
153 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [sage]:2011/08/06(土) 14:05:36.14 ID:Sh3SWhj2o
>>151
いえいえ、気分が悪いとか全然無いですよ

制作者スレのリンクを踏んだらリレースレとはあんまり関係ないようなスレに飛んじゃったので
もし間違いだったらあちらの作者さんと住人さんが困るかなぁと老婆心で書き込ませていただきました


スレ汚しすいませんでした 頑張ってくださいね
154 :モナーくん [sage]:2011/08/06(土) 14:06:09.70 ID:gheTZPHIO
「男くんは思ったより紳士なんですね」

いきなりそう言われ、驚く。

「私の中の男くんは、遅刻して来て、必死に謝るような人でした。」

うぉ、俺の評価低っ……

「さすがの俺も、女の人を待たせたりしないですよ……ははは」

「ふふっ……そうですよね。」

先輩もこちらを向いて微笑む。
155 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/06(土) 14:10:26.44 ID:ddlUlKGDO
これって完結とかどうすんの?
156 :モナーくん [sage]:2011/08/06(土) 14:14:31.84 ID:gheTZPHIO
「……じゃあ、そろそろ行きましょうか。」

「そうですね、行きましょ……」

その時、激しい偏頭痛がおこる。
耐えようとしたが、そんな事できるはずもなく、手で頭を抱える

「!……どうしたんですか!男くん!」

「……だ、大丈夫です……ただの頭痛……ですから」

そうは言ったものの、実際は破れるように頭に痛みが走る。

「くっ……」

なんでだ?なんで女の子と会うと頭痛が来るんだ……
少し自分の不運を恨む……

「くそっ……」ぱた

痛みに耐えられず、その場に倒れこむ。最後に聞こえたのは日陰先輩の叫ぶこえだった。



終了。

ちょっと今から自重しますだ
157 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県) [saga]:2011/08/06(土) 14:18:38.49 ID:ORrBlSmj0
>>155

まだまだ始めたばっかだし、気長に引っ張ろうぜ。

>>156

乙彼っす。

次の人募集中です
158 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/06(土) 14:20:15.06 ID:ddlUlKGDO
そしてお前は次に○○分以内にいなければ俺が書く、と言う…ッ
159 : ◆yNlw8TzHjk [sage]:2011/08/06(土) 18:03:28.82 ID:zIWc4r+AO
なんか空白になってんね。
書くの夜でよければ予約入れたいけど、いいかしらん
160 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/06(土) 18:38:11.11 ID:xm3OvnHKo
あれ…いつの間にか女=先輩になってる…?

>>159
いいんじゃないかな
161 : ◆HSaE6IQMGD/0 [saga]:2011/08/06(土) 19:07:04.29 ID:ORrBlSmj0
>>159

がんばってね!
162 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チリ) [sage]:2011/08/06(土) 21:18:19.78 ID:OZXX8b4l0
リレーか
書き手の皆さん乙
163 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/06(土) 21:22:56.81 ID:XIml7wii0
>>162
チ、チリ!?
164 : ◆yNlw8TzHjk :2011/08/06(土) 22:15:52.58 ID:zIWc4r+AO
暗い目覚め。
幸い頭痛は去っていたが、原因不明、対処も出来ないじゃあ気分も滅入るってものだ。
そして現状把握も困難極まりない有り様。俺は一体全体なぜ駅前ロータリーのベンチに腰掛けている……?
あるいは先輩がここまで付き添ってくれたのかもしれない。そうも憶測できるが、その彼女の姿も今はなく。
経緯を聞き、事の次第によっては礼を言うべき先輩の携帯番号さえ俺は知らないのだった。


帰ろう。
これ以上わからんことに悩み続けても、別の意味で頭が痛くなるだけな気がする。

165 : ◆yNlw8TzHjk :2011/08/06(土) 22:16:22.39 ID:zIWc4r+AO
「というお話だったのさ」

『pgrrrr』

ええい無意味に略字の最後を重ねるなっ
煽ってんのかコイツ。
まぁ、仕方がない。コイツがこんなVIP崩れみたいなノリなのは今日に始まったこっちゃないしな。
ただもうちょっとこう、親身になって話を聞いてくれてもいいんじゃないか。
メル友とはいえ友人には違いないだろうに。薄情ものめ……

『初デートに浮かれてたら頭痛で気絶して、気付いたらぼっち夕方とかwwww』
『スタンド攻撃を受けた可能性を疑ったほうがいいお』

うるせーチクショー。
こんなやりとりも普段は苦笑えるんだろうが、ここしばらくの俺の近況は明らかに奇妙すぎる。
軽い冗談にするには、ちょっとばかり重すぎるんだぜ

166 : ◆yNlw8TzHjk :2011/08/06(土) 22:16:49.71 ID:zIWc4r+AO
「お前さぁ、ダチが悩み相談してるのに茶化すのも程々にしろよ」
「ってゆーか建前でもいいから慰めてやろうとか思わんのかい」

消沈していたところメル友が久々に連絡を寄越したのは、いい気分転換にはなったが。
コイツあくまでネタとして楽しんでるようにしか見えねえ〜!

『でも魔王だの前世だのファンタジー満点な話題振られてもさ』
『厨二乙。としか言えないっての』
『男はぼくに慰めてほしいのか…性的な意味で?』


コイツに相談なんかした俺がバカだった。
「氏んでいいよ」という返信を最後にPCの電源を落とす。

167 : ◆yNlw8TzHjk :2011/08/06(土) 22:18:14.79 ID:zIWc4r+AO
ちょっと息抜きを入れてみた。
次の人どうぞ。
168 : ◆HSaE6IQMGD/0 [saga]:2011/08/06(土) 23:13:20.65 ID:ORrBlSmj0
>>167

乙でした。

次の方募集中です。
169 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) :2011/08/07(日) 08:34:38.06 ID:OmsoRNg/0
俺…書くよ、
170 : ◆HSaE6IQMGD/0 [saga]:2011/08/07(日) 08:43:01.08 ID:oAcXV2YW0
>>169

よろしくお願いします。捨てハンかトリップを入れてね!
171 : ◆6u2UGDNNbA :2011/08/07(日) 08:54:59.41 ID:OmsoRNg/0
女さんとメガネ屋から出たあたりからの記憶が曖昧すぎる

ちぐはぐで、妄想だったり幻覚だったり頭痛でブラックアウトしたり

ごちゃごちゃしすぎている


だからダイニングで鼻歌歌いながら朝飯のトーストにマーガリンを塗りたくっている 向かいに座っている姉ちゃんを傍目に、俺もトーストを齧りつつ

頭の中を整理することにした


結果、、、わからん 意味わからん、考えるのを放棄した、めんどくさい

とりあえず今日は放課後に女さんと、メガネを一緒に受け取りに行く事だけ覚えてればそれでいい


そう自分に言い聞かせて学校へむかった
172 : ◆HSaE6IQMGD/0 [saga]:2011/08/07(日) 09:19:30.93 ID:oAcXV2YW0
いいねいいね。
173 : ◆6u2UGDNNbA :2011/08/07(日) 09:20:21.25 ID:OmsoRNg/0
結局女のメガネを受け取ってないので 受け取りにいきます 日付ずれてっけどな
174 : ◆6u2UGDNNbA :2011/08/07(日) 09:21:07.10 ID:OmsoRNg/0
結局女のメガネを受け取ってないので 受け取りにいきます 日付ずれてっけどな
175 : ◆6u2UGDNNbA :2011/08/07(日) 09:21:41.40 ID:OmsoRNg/0
なんか連投になった すまん
176 : ◆6u2UGDNNbA :2011/08/07(日) 09:22:15.40 ID:OmsoRNg/0
「やっほ、男君」

女さんが何気ない朝の挨拶をしてくる、このなんとも無い事に安心するべきなのだろうけど

色々不安がぬぐえないでいる

「今日でメガネ無しの女さんともお別れか」

「名残惜しいの?」

「まぁ、そっちのがタイプかな…、どちらかっつぅ話だけど」

少し照れ隠しに頬を軽く掻きながら言う、目は言わずとも合わせられなかった

「そういう台詞は、メガネを新調する前に言うべきだよ男君」

視線を戻すと、にししっと笑いながら腰に手を当てた すこしいつもより快活そうな女の子がいた
知的で物静かな感じの女さんの俺の知らない一面を知れたきがした

もう少し、もう少しこの子のことが知りたいなと、思った



ヂリ ヂリっと頭の中に瞬くようにもうひとつの、俺の知れない彼女が浮かぶ

こっちは知ることが無いようにと

笑った顔を見ながら、心の中でつぶやいた
177 : ◆6u2UGDNNbA :2011/08/07(日) 09:43:55.79 ID:OmsoRNg/0
「何やってるの男君?」

わかってる、わかってるんだ、俺がやってる事は変だって事は

でもそうしないわけにはいかないのだ

そうだ必要なのだ、でなければなぜ 放課後にクラスメイトの女子と一緒にいるというのに電柱の物影からのぞくという いかにも不審者チックな事をしなければならないのか

この奇異の視線に耐えねばならないのか説明がつかない

が、しかし ここから覗き見る目標のメガネ屋はいたって普通だった

なにもはびこってなかった、Gもナメクジもカタツムリもゴブルもいない
白と黒を基調とした清潔感溢れる店内であったし

外はセールの広告が立ち中は紳士的な店員が笑顔を振りまきながらハナマルのつきそうな接客を心がける普通のお店であった

俺は目を掌で多いぐったりとうなだれた、、、、はぁーーー

「どうしたの 早く行こうよ?」

「あ、うん、ごめんねなんだか」

オッサン達に 幻覚と言われたのを思い返す……………不安よりも あのドヤ顔を思い出したことに腹だたしくなった

178 : ◆6u2UGDNNbA :2011/08/07(日) 10:00:29.28 ID:OmsoRNg/0
「あのすいません、女といいますけど」

「はい伺っております、お待ちしておりました、商品の方をお持ちいたしますので少々お待ちください」

「はい、わかりました」

店員が品物を取りに奥に引っ込むと同時に女さんがこちらに向き直る

「どうしたの、さっきっから落ち着かない様子だけど」

「いや なんでもない、気にしないでくれ」


「……変な夢でもみたのかしら」

「…え!?」

伏していた顔を上げる

「お客様お待たせしました、こちらご注文のお品でよろしでしょうか?」

「はい大丈夫です」

店員に向き直った女さんは新しいメガネを嬉しそうな顔をして受け取っている
その喜色に満ちた顔からは先ほどまでどんな表情であったのか窺いも知れなかった

179 : ◆6u2UGDNNbA :2011/08/07(日) 10:04:20.00 ID:OmsoRNg/0
おなかすいた 離籍するから パス
180 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/07(日) 10:47:49.59 ID:ugDUAtVIO
書きます
181 :夏廚 [sage]:2011/08/07(日) 11:37:44.31 ID:ugDUAtVIO
女を家の近くまで送っていって、少し遠回りの帰宅をした。彼女は意外と我が家の近くに住んでたみたいで、十五分程離れた所にその家はあった。

今は空調をきかせた自部屋のベッドの上で寝転がっている。
最近変わったことが立て続けに起きている。魔王だの勇者だの、デートの途中で意識を失ったりした。頭の整理がつかない。自分の頭がおかしくなってしまったのか、周りの環境がおかしいのか。
こんなことは初めてだ。

携帯が震動する。液晶には女の名前が表示されていた。

「もしもし?」

「あ、男くん?今日も付き合って貰っちゃってありがとう。思いっきりこっちの用事なのにごめんね」

「別にいいよ、楽しかったから」

いろいろあったけどね。

「眼鏡はどう?」

「まだかけなれてないんだけど、すっごく軽いんだよ。かけてるかどうかわかんないくらい」

「確かに、女さんは淵の厚いやつかけてたからなあ」

「こだわりがあったからね、イメチェンしてみようかなってさ」

そうそうそれでね、と女は話を切り替えた。
182 :夏廚 [sage]:2011/08/07(日) 11:57:11.34 ID:ugDUAtVIO



「じゃあ今日は夕飯はいいんだね」

と姉。女と食事に行くことになった。最初彼女は御礼にご飯を奢らせて欲しいと言っていたが、さすがにそれは気がひける。なのでいいお店を紹介して貰うことで、手を打ってもらった。

「お姉さま、それでは行って参ります。弟は着実に大人の階段を駆け上がっています。誰かさんと違って」

「ま、せいぜい頑張んな」

鼻で笑われた。
なんか腹立つ。なんだよその余裕。

「夜遅くなるんだから、ちゃんと送ってあげること」

「わかってるよ」

爪先で床を軽く蹴って靴を合わせた。玄関のドアを開ける。

「じゃあ行ってきます」

「いってらっしゃい」
183 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/08/07(日) 12:11:43.23 ID:mo8FRwbk0
最初から読むの('A`)マンドクセ
184 : ◆HSaE6IQMGD/0 [saga]:2011/08/07(日) 12:37:29.48 ID:oAcXV2YW0
いい感じだねえー。俺も今日の夜ぐらいに書きたくなってきたなあ
185 : ◆6u2UGDNNbA :2011/08/07(日) 12:48:02.86 ID:OmsoRNg/0
昼だから間開くのはいいんだが
パスならパスしてねん
186 :夏廚 [sage]:2011/08/07(日) 13:34:25.49 ID:lmu4U6xIO

夜になっても蝉は鳴く。
気温は大きく冷えこみ、半袖できてしまった事を少し後悔する。

女と待ち合わせをしている駅まで家からおおよそ15分。その道中に大きな公園がある。ちょっとした学校の校庭くらいのグランドに、見上げる程のアスレチック。ここらあたりに住んでいる人は、この公園の脇道をランニングコースにする程だ。

今日は急いでいるので、公園を横断して近道をすることにした。

アスレチックの前では猫が集会を開いており、その横で老夫婦がグランドの端を沿うようにして走っている。
そしてグランドの中央には西洋の甲冑を身に纏った騎士が一人、立っていた。


老夫婦は走り続ける。猫達は静かにこちらを見ていた。
187 :夏廚 [sage]:2011/08/07(日) 13:36:59.01 ID:lmu4U6xIO
なんかID変わった、続き頼みます
188 : ◆tTj/bjy/OA [sage]:2011/08/07(日) 19:35:11.57 ID:sfeo5v7mo
時系列がカオスすぎてちゃんと把握出来ていないので
上手く繋げるか自信がないですがやってみます
189 : ◆HSaE6IQMGD/0 [saga]:2011/08/07(日) 20:03:02.80 ID:oAcXV2YW0
>>188

お願いします。俺が書こうと思ったら先約さんがいらっしゃったようです。
190 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/07(日) 20:12:41.56 ID:rRNinvHAO
混沌としてる反面情報量は少ないってゆーか断片的だから展開自体はどうとも転がせるよね。
がんばー
191 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/08/07(日) 20:23:05.54 ID:sfeo5v7mo
書く前に情報整理するべく纏めてみたけど、今こんな感じかな? 勘違いあったら指摘頼む
日時は確定していると思ったのだけ書いたけど、勝手な思い込みもあるかもしれない
というか纏めてもよく解らんww

纏めは幅を狭めてしまいそうな気がしたけど
それよりもカオス過ぎて取っ付きづらくなってる方が問題かと思って

>>190
混沌としているせいで何にも考えずに書くと矛盾を確定させてしまいそうで逆に怖いんだぜ…


>>2-6 〔1日目〕主人公モード開始。女と帰る事に
>>10-13 〔1日目〕手を繋いで眼鏡屋にGO
>>21-25 〔1日目〕in眼鏡屋。何故か店員が姉(普段はしてない眼鏡と化粧姿)。明後日眼鏡受取に同行の約束
>>31 〔1日目〕女の「魔王って信じる?」発言。頭痛発生
>>35-37 〔妄想パート〕男=魔王、女=ルシアン。世界の支配を目指そう
>>52-58 〔妄想パート〕全世界の女性を俺の虜にすればいい→女のビンタ(推測)。図書委員登場
>>72-74 〔妄想パート〕大木が燃え尽きる程度の能力(全盛期の1/10)。図書委員が手下化
>>75 〔1日目〕妄想パート終了。男事実上の逃走
>>104-106 〔1日目〕気付いたら見知らぬ場所。先輩登場、デートイベント発生。
>>109-112 〔1日目〕デジャヴ発動、川沿いでの先輩の「勇者とか信じる?」発言で頭痛再発
>>134-136 〔???〕女の「UMAとか諸々全部見たから」発言。姉には聞けず終い(※解釈次第の予感)
>>141-143 〔???〕眼鏡屋がダンジョン化。先輩の置き手紙。ドッキリ看板(幻覚フラグ)、幼女母登場。記憶錯綜突入?
>>152-156 〔???〕先輩とのデートの日。起床時の嗚咽。デート開始直後の偏頭痛、失神。
>>164-166 〔>>152同日?〕気付いたらベンチでぼっち。PCにてvipノリのメル友とのやりとり。
>>171-178 〔眼鏡受取日〕“もうひとつの、俺の知れない彼女”が瞬く。眼鏡屋は普通。眼鏡を受け取り
>>181-186 〔眼鏡受取日〕一旦帰宅、情報を振り返り(かける)。女と食事に行くことに。公園に老人と猫と騎士
192 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/07(日) 20:31:31.05 ID:nq0Z1gADO
>>191乙、凄いな…
意味ワカラン
193 : ◆HSaE6IQMGD/0 [saga]:2011/08/07(日) 20:39:01.28 ID:oAcXV2YW0
>>134-136の「女」は「先輩=日陰美人=日陰先輩」でしょう。

どこまでが現実でどこまでが虚構かを峻別していくことになると思いますが、基本的には書き手の感性
におまかせでいいかなと思ってます。

あと>>171-178では「女さんがこの妄想と虚構が入り乱れる世界について何かを知っている」という
フラグを書き手さんが立ててくれています。使いどころが非常に難しいフラグです。


194 : ◆tTj/bjy/OA [sage saga]:2011/08/07(日) 21:34:58.23 ID:sfeo5v7mo

甲冑の騎士もまた、真っ直ぐにこちらへと顔を向けていた。
今時、映画の撮影やコスチュームプレイでもない限り、
この時代にこの様な金属の塊を纏う奴などいないだろう。
ただ置かれているにしても、公園にこんなものがある事自体おかしい。

近道をするには騎士と向き合う形で進むしかなかった事もあり、。
視線は無意識に騎士へと向かってしまった。

「それ」を無視して駅へと向かいたい気持ちと、
「怪奇現象」の正体を掴む糸口になるかもしれないという気持ち。
――いつもの俺ならば、迷わず前者を選択するだろう。
しかし、今は確かに迷っていた。

答えを出せぬまま、俺の体はどんどんと騎士へと近付いている。
いっそ、近道を諦め引き返してしまおうかとも思ったが
何故かその手段を取る気にはなれなかった。

老夫婦はいつの間にか居なくなっていた。
猫達は尚も鳴くことなく、ただ俺を見ている……。


いよいよ、騎士との距離が数メートル程度となる。

……飽くまで「それ」を無視し、回り込んで予定通りに近道をしよう。
そう腹を括り、駆ける足に力を込めた。
195 : ◆tTj/bjy/OA [sage saga]:2011/08/07(日) 21:37:37.74 ID:sfeo5v7mo


土蹴る音に混じった、甲冑の擦れる音はほんの僅か。

「……止まれ」

言葉を投げられた事を理解したのも束の間。
騎士の右腕が、俺を遮るように水平に上げられる。

俺は急ブレーキをかけようとして、無様にも滑り、尻餅をついた。
と同時に、騎士の腰に剣の鞘が吊られている事に気がつく。
背を這う様な、ゾッとした悪寒が俺を襲った。

騎士はそれ以上何も言わず、その鞘から剣を抜いて
切っ先を俺の胸元へ突きつけた。

――幻覚、そう、これは幻覚だ!

真っ白になった脳内が、唯一その叫びを紡ぎ出す。
最も、声に出すには至らなかったが。

――だとすれば、一体どこからが偽りなんだ……?
公園に足を踏み入れた時から?
女から食事に誘われた時から?
それとも――。

それだけを考えている間にも、尻の痛みはジンジンと続いていた。
残念な事に、この時点で「夢」という可能性は除外される。
今は痛みが幻覚である事と、そして女からの誘いが現実である事を祈った。
196 : ◆tTj/bjy/OA [sage saga]:2011/08/07(日) 21:39:46.88 ID:sfeo5v7mo

……刃を向けた後、空洞の如く微動だにしなかった甲冑の騎士が、
フルフェイスの兜の向こう、漸く口を開いた。

「まだ、目覚めないのか……?」

若干の焦りが感じられる、若い女性の声。

静止を命ぜられた時は気のせいだと思っていた。
兜のせいで声はくぐもっているし、口調も少し違う。

しかし、俺は恐らく――この声の主を知っている。
197 : ◆tTj/bjy/OA [sage saga]:2011/08/07(日) 21:42:32.90 ID:sfeo5v7mo
会話と展開進めるのが苦手すぎてワロタ。次の方お願いします。
声の主は別に新キャラでもいいと思う。「知り合いに似た声の知らぬ人」でもいいかも

というか結構間が空いてたから予約取ったけど、二回目おkだったのだろうか…


>>193
>>134-136は特に書いた方の訂正も見あたらなかったので
今のままなら「女」とも「先輩」とも取れるかなと思って
本文中で確定させた者勝ちかなと思う(現状だとまだちょっと弱いと思うので)

フラグはそれ含めて他にも幾つか見つけたんですが
あんまり書きすぎるのもなぁと思ったので伏せました
198 : ◆HSaE6IQMGD/0 [saga]:2011/08/07(日) 21:47:49.96 ID:oAcXV2YW0
ほい。じゃあ俺逝きます。投下予定は23時。がんばって書くよー
199 : ◆HSaE6IQMGD/0 [saga]:2011/08/07(日) 23:01:03.11 ID:oAcXV2YW0
正直言うと俺は腰が抜けていた。失禁寸前だったのも自覚している。

自分の脳内の情報と現実の映像がまったく結びついていなかった。

(勘弁してくれ・・・)

騎士の無機質なフルフェイスを見つめながら、その混沌とした場から逃げることしか考えて
いなかった。およそ主人公足り得ない思考であることは分かっていた。

「・・・・あと3日」

騎士はそう声を絞り出した。

「・・・・あと3日だけ待とう」

騎士は俺の胸元から剣をひらりと腰の鞘に戻すとマントを翻して俺から離れて行った。
え?離れていっただけかって?公園の中央で消えたんだよ!霧にまかれるように!

ついでに言っておくと、最後の騎士のセリフは・・・・、俺の聞き間違えでなければ・・・、


涙声だったんだ・・・。
200 : ◆HSaE6IQMGD/0 [saga]:2011/08/07(日) 23:03:38.60 ID:oAcXV2YW0
俺はグランドの中央に尻餅をついたまま、随分長い間放心していた。

「男くーん」

女さんの呼び掛けの声でやっと現実に引き戻された。

「何やってるのー?」

女さんも待ち合わせ場所へ向かうためにこの公園を通りかかったらしい。俺は無様に尻餅を
付いた姿勢からようやく起き上がった。ここは虚勢をはるべきか。今起こったことを打ち明
けるべきか。

脳内多数決の結果、俺は女さんに向かってズボンの尻をはたきながら口を開いた。

「あ、女さん・・・・いや、なんでもないよ。急いで走ってて転んじゃった」

「くすっ。慌てなくても待ち合わせ時間までまだまだ余裕じゃない」

「あ、ああ、そうだったね。なんかうかれちゃってさ」

「じゃ、行きましょ。これ、新しいめがねだよー」にこっ


・・・・・今、起こった不思議なことをその瞬間すべて忘れた。月明かりに映える笑顔があ
まりにも無垢だったから。俺の選んだ赤いめがねがよく似合っていたから。そして、彼女が
俺の腕をつかんで、俺と腕を組んで、二人で肩を寄せ合って歩き始めたから・・・・。
201 : ◆HSaE6IQMGD/0 [saga]:2011/08/07(日) 23:06:16.86 ID:oAcXV2YW0
次の月曜日の昼、俺は学校で隣のクラスの弁慶のところへ行った。

こいつは見るからに武蔵坊弁慶の生き写しのような風体で、しかも寺の息子だった。弁慶と
呼ばれない選択肢はもともとない。しかしなぜか俺とはウマが合って中学から親しくして今
に至っている。

「よお、弁慶。ちょっと昼飯一緒にくわね?」

「お前から声をかけてくるとは珍しいな。聞かれたらまずい話っぽいな」

まったくこいつは察しがいい。

「ま、そんなとこだ」

「じゃ、人のいねーとこ行くか」

弁慶は女子数名に今日はこいつとメシ食うから、とか声をかけてる。こいつはその迫力ある
風体に見合わぬトーク力と、種目を問わない抜群の運動神経でものすごくモテた。こいつの
そういうところはちょっと妬ましい。

俺たちの学校は屋上などという気の利いた場所は開放されていないので、中庭にある小さな
池のまわりのベンチで話すことにした。


「そろそろお前が来る頃だと思ってたよ」

「????お前、まさか、何か知ってるのか!??」

自然と口調が強くなった。
202 : ◆HSaE6IQMGD/0 [saga]:2011/08/07(日) 23:09:12.10 ID:oAcXV2YW0

「ああ。俺の情報網がキャッチしたところによると・・・」

「・・・・・」

俺はおそらく相当鋭い目になっていたと思う。ここ数日のあまりにも現実離れした出来事の数々をこ
いつに相談するつもりだった。

「お前、貞操の危機らしいじゃねーか」

「はああ????」

「なんか、女さんと腕組んで夜の街を徘徊してるたあ、隅におけねーな」

「!!!なんで知ってるんだよ!」

「檀家の情報網なめるんじゃねーよ。お前らが行った山手町のイタリアンレストランのおやじは明治
時代からうちの寺の檀家だよ」

「いや、まじかよ。なんでそんな話が筒抜けなんだよ。こえーよ」

「いや、まあ、細かいこというと、そこのウェートレスの一人が親父の知り合い、っちゅーか愛人だな、
ありゃ多分。そんで俺と同じ高校の学生っぽいのが夜メシを食って行ったっちゅーから調べてみたら、
お前らだったということが分かった」

・・・・これだからこいつは食えない。
203 : ◆HSaE6IQMGD/0 [saga]:2011/08/07(日) 23:11:32.19 ID:oAcXV2YW0
「そんで、女さんと仲良くなってから不思議なことがいろいろ起こってるんだろ?」

「えっ?」

もはや絶句するしかなかった。

「多分、こっからは俺の想像が入るけど・・・」

なんだよ、今までの話は全部確証があるのかよ。まじこえーよ、こいつ。

「ちょっとした幸運がいくつか重なったり、現実と区別がつかないような妄想の時間が流れたり、自分
の知ってる場所が虫みたいなものに荒らされたような錯覚したり、不思議な人間に殺されかけたりした
りしなかったか?」

「!!!!」

「したんだな?」

「・・・・した。・・・ほとんどお前の言ったとおりだ」

「それはなあ、多分、お前の運命が動き始めたんだ。そしてその運命どおりに進まれては困る奴らが妨害
してきてるんだ、お前の運命を」

「・・・ははは、お前それって厨二・・・」

俺は笑い飛ばそうとして、弁慶の視線を見て言葉を呑み込んだ。実際に奴の言うとおり不思議なことが起
こっている事実もあったが、弁慶が、いつもはエロい話を飛ばして、ロリコンを自称して、生きている間
中ほとんどふざけている弁慶の視線が、あまりにも真剣だったから。
204 : ◆HSaE6IQMGD/0 [saga]:2011/08/07(日) 23:13:27.76 ID:oAcXV2YW0

「いいか、良く聞け、男」

「・・・・」

「今、お前の運命の歯車は確実に進んでいる。これはお前の家系をかけた闘いだと思えばいい」

「・・・・」

「お前の代でお前の家系が滅びるか、この先子々孫々まで繁栄するか。お前の闘いにかかっている」

「・・・・」

「俺ができる助けはできるだけしてやる。が、最後はお前の意思の力だ。くじけるんじゃねーぞ」

「弁慶、じゃあ今まで虚構が途中で現実に戻ったりしてたのは?」

「ああ、俺が、というか正確には親父が、だな。悪い気配を察知するたびに封印していた。しかし封印しきれな
い歪が増えてきている。この先何が起こるか正確には分からん」

「俺の運命が進んで困るって、一体・・・」

「・・・・それは自分で考えろ。それか彼女、女さんから聞け。俺からは教えられん」

「え?女さんが関係あるのか?」


弁慶はここで、絶望したかのように目をつむって、ものすごく大きなため息をついた。
205 : ◆HSaE6IQMGD/0 [saga]:2011/08/07(日) 23:16:00.95 ID:oAcXV2YW0

「お前は本当にバカだなあ。そんなんだからいつまでも童貞なんだよ。あるに決まってるじゃないか。
お前の子孫の繁栄に関わる話だって言っただろ?」

「え?えええ?そそそそそそれって」

「・・・・まあ、いいよ。ほれ、これはお守りだ」


弁慶は2つの紙袋をポケットから取り出して俺に渡した。がさごそと中を改める。一つ目の袋にはお札が入っ
ていた。

「虚構世界と区別がつかなくなったらそれを握れ。そうすれば現実側のものだけが見えるようになる」

「あ、ありがとう」

もう一つの袋を開けると、

「こ、これは・・・・」

「一応男のエチケットだ」

・・・・・・・・コンドームだった。俺はリアクションに困って固まってしまった。

「お前の貞操にはこの際犠牲になってもらうことになるかもしれないからな」

「あ、ありがとう」

何に対して礼を言ってるのか俺にもよく分からなかった。

206 : ◆HSaE6IQMGD/0 [saga]:2011/08/07(日) 23:16:47.32 ID:oAcXV2YW0

「とりあえず、今まで幼女が虚構の中に出てきただろ?」

「うん。出てきた。俺の母親の幼女だった」

「そうか。確実にお前の身内を狙ってるんだな。いや、それはこっちの話なんだが、今夜あたり幼女
が動くと思う。気をつけろ。彼女にも目を配れよ」

「わ、分かったよ」

「いいか、幼女がキーポイントになるからな。じゃあ、なんかあったら俺に言えよ」


そう言うと弁慶は立ち上がってその大きな身体をゆすって去っていった。

俺は中庭の池を見つめる続けることしかできなかった。
207 : ◆HSaE6IQMGD/0 [saga]:2011/08/07(日) 23:21:48.19 ID:oAcXV2YW0

以上です。ちょっと長すぎたかな?デートシーンカットしちゃいました。新キャラ出しちゃいました。

次の人、申し訳ないが頑張ってください。

それでは次の人募集します。
208 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/07(日) 23:35:44.74 ID:nq0Z1gADO
ふむ……どういうことなんだろう
209 : ◆6u2UGDNNbA :2011/08/08(月) 04:32:04.38 ID:WiuUx05+0
わかったらそれはそれでこわいぞ?
210 : ◆6u2UGDNNbA [sage]:2011/08/08(月) 04:34:45.46 ID:WiuUx05+0
こんないろんな書き手の捕らえ方がグジャグジャなもの
頭で捕らえようとしないでノリと感性でいけばいいんだよ
211 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/08(月) 07:47:18.66 ID:m3PdzWLDO
1レスでまとめてください
212 : ◆HSaE6IQMGD/0 :2011/08/08(月) 12:39:48.42 ID:oUJ8IfdIO
次の書き手さん募集中でーす。
213 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/08(月) 12:48:16.95 ID:4dsiD0LAO
>>211
目下のところ>>206さえ読めばおk
近所の幼女ちゃん(可愛い)がキーマンらしい

>>210
>ノリと感性でいけばいい

カニパン思い出しちったぜ、懐かしす……
214 : ◆braMmftvec [sage]:2011/08/08(月) 13:46:04.58 ID:5qvEXfwu0
昼飯食い終わったら書いてみていい?

地の分はじめてだけど。
215 : ◆braMmftvec [saga]:2011/08/08(月) 14:30:53.43 ID:5qvEXfwu0
 陰鬱なまま自宅へと向かった。
 数日前までは立て続けに幸運が訪れていた筈なのに。
 眼鏡屋に着いたあたりから何かがおかしい……。

 それに、アイツの発言も気になる。
 『幼女がキーポイントになる』らしい。
 幼い女の子を好きになる。もといロリコンの弁慶がそう言っていたのだ。
 『真のロリコンは襲ったりしない! 傷つけたりしない!』などと声を張り上げて豪語していたが、俺からしてみればよく分からない。

 「……はぁ。家に帰ったら幼女の家に行ってみるかな」

 断っておくが、俺は弁慶の奴と同類ではない。
 そりゃあまあ、可愛いという感情は何回か抱いたが、性的な目で見ることは今まで一回も無かった。これからも無い筈だ。
 理過ぎて言うならば、幼い少女をそういう目で見るのは狂ってるとしか思えない。……が、弁慶は何故か憎めない。
 
 「……そんなこと考えてる暇があったら、対策を立てるべきなんだろうけどな」

 家に着いてしまった。
 直ぐ準備に取り掛かろう。
216 : ◆braMmftvec [saga]:2011/08/08(月) 14:44:50.76 ID:5qvEXfwu0
 ……弁慶の情報によると、幼女が通ってる学校は振り替え休日らしい。
 何でそんなことまで把握してるんだと訊いてみたところ、『近隣の幼稚園と小学校のスケジュールは把握しておくべきだろ?』だそうだ。捕まらないことを祈る。

 「よし」

 インターホンに指をやる。
 何故か押す気になれない。
 おかしい。 
 幼女がキーポイントなら、今すぐこの指にあてがっているものを押して会ってみればいいのに。
 
 「っ」
 押した。
 数秒の間が割り込み……
 『はい。どちら様でしょうか?』
 母親が応えた。

 「あ、俺です」
 『男くん? いま開けますね』
 「ありがとうございます」
217 : ◆braMmftvec [saga]:2011/08/08(月) 14:55:14.46 ID:5qvEXfwu0
 毎回思うが、流石幼女の母親だ。
 幼女の面影がありつつも、どこか嬌姿で……。
 そんなことを思っていたら、疑問を投げかけられた。

 「あの、今日はどうしたんですか?」
 「あ、ああ。すみません。幼女いますか?」
 「自室にいますよ。呼んできましょうか?」
 「ええと、お邪魔してもいいでしょうか?」
 「あ、はい。どうぞ」
 お互いの言葉に疑問が含まれていて、なんだか気まずくなった。
 「では……失礼します」




 「お兄さん、どうしたんですか?」
 今、幼女の部屋にいる。
 小学校低学年で自室とはなかなかやるな……。

 「あ、えっと……。最近変わったことはない?」
 地雷を扱うかの様に恐る恐る質問してみた。

 「変わったことですか……。ふふっ」
 「?」
 何故笑った? 何か知っているのか?

 「お兄さんこそ、変わったことはないですかあ?」
218 : ◆braMmftvec [saga]:2011/08/08(月) 14:56:03.12 ID:5qvEXfwu0
ここらで俺は退かせてもらいます。

次の方どうぞー
219 : ◆HSaE6IQMGD/0 :2011/08/08(月) 16:28:58.67 ID:L/Q96dag0
乙でした。なんかミステリアスな進行になってきてますね。

次の書き手さん募集中です。

俺、>>206の中で、ものすごい勘違いしていました。「俺の母親の幼女」と書いていますが、これでは話が繋がらなくなってしまっています。まじすみませんでした。
220 : ◆HSaE6IQMGD/0 :2011/08/08(月) 19:47:10.63 ID:oUJ8IfdIO
次の書き手さん募集中でーす。

221 : ◆HSaE6IQMGD/0 [saga]:2011/08/08(月) 22:48:44.31 ID:OgdPXcZh0
書き手さんが来てくれない・・・・。

また製作者スレ行ってヘルプお願いしようかな
222 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/08(月) 22:54:24.89 ID:nLOAc3pDO
これ以上他スレに迷惑かけない方がいい
あきれられてもっと人減りかねんぞ

vipじゃないんだから長い目で見るべき
223 : ◆HSaE6IQMGD/0 [saga]:2011/08/08(月) 23:00:11.01 ID:OgdPXcZh0
そうでしたね。書き手さんの書く気が起きるまで待ちましょう。
224 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/09(火) 22:53:40.77 ID:6xZo8gjAO
既に10人からの書き手が一堂に会しながら展開が止まるとか
……これが幼女の壁か

自分はこの後のパートを書きたいんで、幼女ちゃんとの濃厚な絡みはお任せします
225 : ◆45r8PrbBts [sage]:2011/08/10(水) 07:36:10.37 ID:xyOobiEf0
>>214-218は捨て酉で書いてた
幼女もの書いてたから絡ませてみる
昼過ぎに帰ってくるからそのときに
226 : ◆HSaE6IQMGD/0 [sage]:2011/08/10(水) 08:01:14.05 ID:L2p0wZ+IO
おお、やっと書き手さんが光臨したんですね。是非幼女展開お願いします。

無理やり幼女√に振ったんでちょっと責任感じてます。
227 : ◆45r8PrbBts :2011/08/10(水) 15:19:57.05 ID:xyOobiEf0
 「お兄さんこそ、変わったことはないですかあ?」
 幼女が尋ねる。
 警戒を強める俺。
 「そ、それが最近おかしいんだよね」
 「どんなことがあったんです?」
 なおも追及される。

 「ええと。なんか、俺が魔王で……」
 我ながら馬鹿馬鹿しい話だとは思う。
 でも実際そうなのだ。仕方ない。
 「ま、魔王ですか?」
 「う、うん」
 「へ、へえ……。それは、なんというか凄いですね。あはは」
 おかしい人を見るような目で言う。おかしい人じゃねえよ!
 ……目を逸らさなかっただけマシか。
 「あは、ははは……」
 思わず俺も笑ってしまう。呆れた。
228 : ◆45r8PrbBts :2011/08/10(水) 15:21:46.81 ID:xyOobiEf0
 「で、なんか……言いにくいな」
 全世界の女性を俺の虜にする、なんて気軽に言えるもんじゃない。
 「えー、気になります」
 「ええー。……じゃ、じゃあ言うよ?」
 幼女が鍵を握ってるんだ。
 言えることは全部言わないと――!

  
 「俺、全世界の女性を俺のモノにしないといけないんだ」
 

 言った。
 多分、現在進行形で俺の顔は赤くなってるに違いない。
 「……」
 幼女はぽかーんと口をあけている。
 それに、なぜか顔が赤い。
 何だこいつ、魔王発言といい女性を俺の虜にする発言といい、ちょっとブッ飛びすぎてないか。とか思ってるに違いない。

 「…………男さん。見せたいものがあるんです」
 「は?」
 予想外だった。
229 : ◆45r8PrbBts :2011/08/10(水) 15:23:22.03 ID:xyOobiEf0
 机の中を探しているが、そこに見せたいものがあるのだろう。
 
 「あれー、おかしいなぁ……」
 「あ、見つからないんだったら別にいいよ?」
 「そういうわけにもいきません。聞いた話が一致してるんです」
 
 一致? 
 なにと?
 考えていると、幼女がこっちに歩いてきた。
 「これです」
 どうやら見つかったらしい。
 「? 自由帳?」
 自由帳には大きく"わたしのはなし"を書いてある。
 お世辞にも上手いとは言えないウサギや、チューリップも描かれてある。

 「見ていいの?」
 「はい」
 何が描いてあるんだろう……。
 そう疑問に思いながら開く。
230 : ◆45r8PrbBts :2011/08/10(水) 15:24:15.58 ID:xyOobiEf0
 「これが魔王。……まあ、主人公です」
 「……」
 「魔王の周りにいるのは、女の人です」
 
 ただただ驚くことしか出来なかった。
 自由帳の八割あたりでそれが描かれていた。
 ちなみに、最初のページには一人の男性が描かれていた。

 「この男の人は普通の人だったんだけど、ある日突然変わったんです」
 「変わったって、どういう感じに?」
 「そうですね。運が良くなった? みたいな感じです」
 「!」
 まさに数日前の俺だった。
 思わず訊いてみた。
 「あれ、でも次のページからはなにも描かれてないよ?」
 「思い浮かばなかったんです」
 「最初と最後は描けたんですけど、途中が思い浮かばないんです」
 
 ……そんな。
 俺が知りたいのは、その途中なのに。
231 : ◆45r8PrbBts :2011/08/10(水) 15:24:51.64 ID:xyOobiEf0
 「幼女ちゃん。これ借りていいかな?」
 「いいですよ?」 
 幼女がキーポイントになる。
 まさに弁慶の言ったとおりだった。何なんだあいつ。
 
 幼女が「そうだ」と、話題を持ちかける。
 「破いたり汚したりしないでくださいね」
 「ああ、うん。分かったよ」
 「じゃあ、どうぞ」
 幼女の自由帳を借り、俺は「ありがとう」と礼を言う。
 
 
  
 「お邪魔しました」
 「いえ、また来てくださいね」 
 「! は、はい……」
 可愛いなあ。中古のくせに……。
 「またねー」
 「うん、またね幼女ちゃん」
 こっちも可愛い。もちろん中古じゃない。
 ポケットには弁慶から貰ったコンドームがある。
 ……いや、ないない。第一、ロリコンじゃないから。

 そして幼女の家を後にした。
232 : ◆45r8PrbBts :2011/08/10(水) 15:27:37.02 ID:xyOobiEf0
次の方どうぞ
233 : ◆HSaE6IQMGD/0 [sage saga]:2011/08/10(水) 20:50:03.68 ID:F8jQT4z10
乙でした。

しばらく投下できないので、1本行っときます。

投下予定23時。
234 : ◆HSaE6IQMGD/0 [sage saga]:2011/08/10(水) 22:00:12.21 ID:F8jQT4z10
「ねーちゃん、、、、」

「んー、なにー?」

その夜、俺は途方もない格好で寝転んでテレビを見ながらだらけてるねーちゃんに話しかけた。いくらうちの
リビングだって、その格好はひどすぎるぜ。

「もうちょっとさ、なんとかなんねーの?その格好」

「えー、だって暑いんだもん。なんか堅苦しい童貞の弟がエアコン入れさせてくれないからねー」

「うっさいな。童貞関係ねーじゃん。言っとくけどさ、その格好、世間ではM字開脚っていうんだぜ」

「へー、あんた、童貞のくせに良く知ってるわね。それとも・・・」

ねーちゃんはよいしょっと足を振り上げて反動で起き上がった。胸がノーブラっぽく揺れたのは見なかった
ことにする。

「そ、つ、ぎょ、お、しちゃったのかなあ???」

ねーちゃんが目を三角にしてにやけて聞く。どうやったらそんな淫靡な顔ができるんだ。

「ばばばばかなことをおっしゃらないでください。お姉さま」
235 : ◆HSaE6IQMGD/0 [sage saga]:2011/08/10(水) 22:01:40.77 ID:F8jQT4z10
「ほーお、じゃあとりあえずキスだけでもかなあ?」


「おおおおおしゃってる言葉の意味が分かりません」

「ふーん、まあ、いいわ。でも弟、女の子を待たせるのは罪だぞー、あらゆる意味で」

「え?どういうこと?」

「それが分からないならまだまだ童貞だね。うん、童貞君」

なんか腹立つ。なんだよ、その上から目線。
236 : ◆HSaE6IQMGD/0 [sage saga]:2011/08/10(水) 22:03:22.68 ID:F8jQT4z10
「ところでさ、その自由帳はなんなの?」

「ああ、幼女ちゃんから借りてきた」

「へえ。また家庭教師やってきたの?いい小遣い稼ぎだね」

「違う違う。ちょっと弁慶が幼女ちゃんに気を付けろっていうからさ」

「弁慶君はガチロリコンだからねえ。でもお姉ちゃん弁慶君になら抱かれてもいいかも、」

「やめてくれ、ねーちゃん。しゃれにならん」

なんで弁慶はこう意味もなく女にモテるかなあ。正直うらやましいぞ。そんなことを考えている間に
ねーちゃんは幼女から借りてきた自由帳をひょいとつかんで中をぺらぺらとめくった。

「うーん、まさに小4病ね。小学校4、5年ぐらいの女の子はこういう絵を描くのが好きだからねえ。
でもこれって何なの?」

「魔王だってさ」

「ふーん。あの年代の女の子にしか見えないものがあるのかねえ。男の子が魔王に変身するお話なの
かな。将来腐女子になる素質ありそーね、幼女ちゃん」
237 : ◆HSaE6IQMGD/0 [sage saga]:2011/08/10(水) 22:06:37.93 ID:F8jQT4z10

ねーちゃんだって紙一重じゃん、と思ったけど口には出さない。ねーちゃんはぽん、と自由帳をテーブルに置くと、
「お風呂入ってくるわー」と言ってリビングから出て行こうとした。

「あ、ねーちゃん」

「なに?」

「この処女がって言われるのと、この糞ビッチって言われるのとどっちがダメージでかい?」

次の瞬間、俺のみぞおちにねーちゃんの渾身のグーパンがヒットした。

「ぐほぉっ」

余裕で死ねた。
238 : ◆HSaE6IQMGD/0 [sage saga]:2011/08/10(水) 22:10:05.59 ID:F8jQT4z10

その夜、ベッドの中で天井を見上げながら考えた。

幼女ちゃんの絵は、偶然にしては俺の最近の身の回りの出来事に合いすぎている。

しかし、幼女ちゃん自身におかしな点はなかった。とすると、あの絵は書いた幼女ちゃんの問題ではない。書かせた
誰かが問題なのだろう。幼女ちゃんにこの絵を描いた経緯を聞いておけばよかった。なぜ、この絵を描こうと思った
のか。あるいは誰に描けと言われたのか。

ここまで考えて俺は弁慶の話の中の一番の疑問点に行き当たった。

俺が家系のために闘かわなければいけないのは分かった。じゃあ、一体俺は何を相手に闘えばいいのか。一体俺の敵
は誰なのか。

弁慶は女さんにも事情を聞いてみろと言っていた。明日、学校で女さんにこの話をしてみるか。なんか厄介ごとに巻
き込むみたいで気が進まない。が、女さんにも関係のあることだと弁慶は断言している。

そこまで考えたところで、俺の頭の中で女さんがにっこり微笑んだ。なぜかメガネをかけていない髪を下ろした姿
だった。ちょっとどきっとして寝返りを打つ。その拍子に弁慶にもらった紙袋が手に触れた。中にあるコンドームが
俺の妄想と結びついて、勃起する。考え事を中断してとりあえずオナニーすることにした。
239 : ◆HSaE6IQMGD/0 [saga]:2011/08/10(水) 22:12:05.66 ID:F8jQT4z10
以上です。

次の書き手さん募集します。そろそろ>>224さんいかがですか?
240 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/10(水) 22:58:06.75 ID:Fh7ReLKAO
じゃあ、書かせてもらっちゃおうかな。
ただこれから帰宅なんで書くとしても0時まわりますお。
我こそはって待機してる方がいたらお先にどうぞ?
241 : ◆HSaE6IQMGD/0 [saga]:2011/08/10(水) 23:09:59.84 ID:F8jQT4z10
>>240

よろしくお願いします。今それほど書き手がいないから0時過ぎても大丈夫でしょう。
242 : ◆yNlw8TzHjk :2011/08/11(木) 00:48:09.69 ID:J+0RSILAO
「ってな感じで、俺の魔王としての目覚めは近いかもしれん!」

寝てもおかしくなかったが、興奮さめやらぬままメル友に経過を語ってみた。

『阿蘇』

うぉ…想像以上に軽くスルーされちまったぞ

『こんな夜中に何かと思ったら。男、お前のジョークのセンスはパネエな…認識を改める』

あれ?こいつはスルーってより本格的に呆れられたか?
メールするには非常識な真夜中にも関わらず、敢えての話題が…って面もあろうか。

『その一方で今まで大して親しくなかった女子複数とお近づきになれてうはうはって?』
『もげろリア充(´Д`)』

多少ネタっ気まじりとはいえ拒絶反応が凄いな。
別に自慢げに語ったりはしてない、はずだ。
オカルトに片足つっこんでるだけあって俺的には結構マジなんだが。

243 : ◆yNlw8TzHjk :2011/08/11(木) 00:48:37.90 ID:J+0RSILAO
「そうやっかむなよ、ンな甘い状況でもないんだこっちは」

『どうだかね。とか言いつつ浮かれちゃってるようにも見えるけど?』

そうなのか。俺ってば浮かれてんのか。
たしかに、この状態の解明を名目に女さんや先輩と親密になれれば…という下心も、無いと言えば嘘だけどさ


『とにかく。魔王だとかのメルヘンな話題は興味ないから他あたってくれ』
『まして誰それと仲良くなったのなれないだのも、イチイチ報告しなくていいよ』

お断りキタコレ。
メル友とは結構長いし、いわゆる気のおけない仲だ。
それがこうもハッキリ言われればショックではある。
寝る前で起こされて不機嫌なのか、それとも単純にこの話題がよっぽど嫌だったのか…
ただ、どちらにしろ悪いことをした。

244 : ◆yNlw8TzHjk :2011/08/11(木) 00:49:17.60 ID:J+0RSILAO
「なんちゅーか、スマンカッタ。興味ない話題を一方的に」

『わかればよろしい(^ω^)』
『はやいとこその謎かけみたいな状況が解決するよう祈ってやるおwwww』

そうあってほしいもんだよ本当に

『男とは普段のメールじゃ馬があうもんな。まぁこれに懲りず雑談は気楽に送っていいぞ』

おぅ…逆に気使わせちまった。申し訳ない

『今日はもう寝るんだぜ。じゃあな、おやみみノシ』

挨拶まで、ざーとらしいVIPノリが板についてやがる。しかもちょっと古い。
よし。最後くらいひとつ付き合ってやるか。

「ノシ」

245 : ◆yNlw8TzHjk :2011/08/11(木) 00:57:58.92 ID:J+0RSILAO
次の方どうぞ。


天秤のように、あるいはヤジロベエのように、またも非日常に対する日常サイドを。
書くのは基本こっち側ばかりのつもりですが断章的すぎでしょかね?

トンキンのLとかMとかみたいな配置を意識してみたり
246 : ◆HSaE6IQMGD/0 :2011/08/11(木) 01:07:05.04 ID:h06+Se+P0
乙でした。

このメル友が実は、、、、って言う展開に持ち込めそうですよね。

次の書き手さん募集中です
247 : ◆x1uhMp/0TmMS [sage]:2011/08/11(木) 11:02:08.41 ID:kovV223SO
続き書きます!
248 : ◆x1uhMp/0TmMS [saga]:2011/08/11(木) 12:06:11.84 ID:kovV223SO
翌朝、少し寝ぼけた目を擦りながら、学校へ行こうと家の玄関を出た

女「おはよう、男くん」

男「おわぁ!ビックリしたぁ〜!!」

女「朝の挨拶は、おはよう、でしょ?」

そこには、女さんが笑顔で立っていた

男「あ、ああ。おはよう、女さん」

女「うんうん、ちゃんと挨拶できて偉いね〜!」ナデナデ

男「ちょ!!子供じゃないんだから!!頭撫でるな!!」

女「あはは!ゴメンゴメンw」

男「まったく……」

そう言っていつも以上に彼女は笑った
249 : ◆x1uhMp/0TmMS [saga]:2011/08/11(木) 12:06:42.88 ID:kovV223SO
男「それにしても、女さんは朝からテンション高いね……」

女「ふふっ、そんな事ないよ?いつもこんなもんだって!」バシバシ

ニコニコしながら、彼女は俺の肩を叩きながら答える

男「痛っ!力強いって!!」

女「ゴメンね〜w」バシバシ

そんな彼女を見て、俺は少し違和感を覚える。ん?違和感?

男「イテテ……本当に勘弁して下さい……てか、女さんてこんな性格だったっけ……」

女「だよ〜wこれが、いつもの私w」

男「そうなのか……」

いつもと違う雰囲気……と言っても、俺が知ってる女さんは、知的で物静かで成績優秀で……あぁ、それもこの数日で崩れ去ってたな……
250 : ◆x1uhMp/0TmMS [saga]:2011/08/11(木) 12:07:09.86 ID:kovV223SO
そんな事を考えつつ、叩かれないように女さんから微妙に距離をとり、言葉を繋げる

男「俺なんて、ちょっと寝不足でテンション上がらないってのに……」

女「はは〜んwまぁ〜たエッチなサイトや動画なんかを漁ってたんでしょw」

男「ちちち、ちが!!そんな事してないし!!」

き、昨日寝る前に確かにオナニーはした……………もしかして、見られてた!?
いやいやいや、そんな事はありえないから!!窓もカーテンもドアも全部閉まってて部屋だって薄暗かったんだから!!見られるはずがない!!

女「慌てるところが怪しい………もしかして、私の事もそんな目で見てるんじゃ……」

男「いや、本当にそんな事してないし、そんな風に見てないから!!」

女「嘘……だって、男くんの私を見る目って……」

男「いや、本当にそんな事ないから!!」

女「………でも、男くんになら……私の裸……見せてもいい……かな///」
男「………え!?」
251 : ◆x1uhMp/0TmMS [saga]:2011/08/11(木) 12:09:07.85 ID:kovV223SO
女「あははwなぁ〜んてねw冗談よ、冗談w」

ちょっと期待した自分を呪いつつ、彼女からのセクハラに耐え、昨日寝る前に考えていた事を思い出す

男「あ、そういえば……さ」

女「ん?やっぱり私の裸見たいの?w」

男「ちちちちが!!そうじゃなくて!!」

女「あははw本当、男くんは可愛いな〜w」

からかわれながらも、昨夜の疑問を彼女に話してみた
すると、彼女も真面目な顔をして、話しを聞いてくれた

女「その自由帳って、今持ってる?」

男「ああ、ここに」

彼女は俺の手から自由帳を受け取ると、パラパラとめくる
252 : ◆x1uhMp/0TmMS [saga]:2011/08/11(木) 12:10:35.12 ID:kovV223SO
男「歩きながら読んだら危ないよ」

女「あ、そうだねwそだ!授業の合間に見たいから、これ貸してくれる?」

男「う〜ん、でも、それ俺も幼女ちゃんに借りたやつだし……」

女「放課後……ううん、お昼休みまでには返すからさw」

弁慶が言うには、女さんも関係してる訳だし、昼休みには返してくれるって言ってるし……いいか

男「それならいいけど、破ったり汚したりしないでよ?」

女「りょ〜かぁいwあ!早く行かないと遅刻だよ!!走れ走れ〜w」

男「あ!ちょっと待って!!」
253 : ◆x1uhMp/0TmMS [saga]:2011/08/11(木) 12:11:32.26 ID:kovV223SO
男「ちょ……女さん早過ぎ……」

持久走には自信のあった俺だが……彼女に追い付く事なく学校まで来てしまった……

男「女さんて……運動得意だったっけ……?」

俺を置いて彼女はさっさと下駄箱へ行き、教室の方へ歩いて行ってしまった

男「くっそ……女子に負けるなんて……少し鍛えなければ……」

そんな事を考えている時、不意に肩を叩かれた。弁慶だった

弁慶「おっす」

男「朝の挨拶は、おはよう、だろ?ちゃんと言えない子には、いい子いい子してやらないぞ」

弁慶「なんだそれ」
254 : ◆x1uhMp/0TmMS [saga]:2011/08/11(木) 12:12:34.61 ID:kovV223SO
男「いや、女さんがな……」

女「男くん、おはよう。私がどうかしたの?」

男「え……?あ、あれ?女……さん?さっき教室に………あれ??」

弁慶に朝の事を説明しようとした時、教室へ向かったはずの女さんが、背後から不意に声をかけてきた
驚いている俺を見て彼女は小首を傾げている。そんな俺と女さんを見て、弁慶が何かに気付いたように言ってきた

弁慶「なあ、俺がくれたお守り、ちゃんと持ってるか?」

女「お守り??」

男「ば!!おま!!女さんの前で何言ってんだよ!!」
255 : ◆x1uhMp/0TmMS [saga]:2011/08/11(木) 12:13:36.82 ID:kovV223SO
弁慶「落ち着け、そっちじゃない。もう一つの方だ」

男「あ、ああ。そっちか。それならちゃんと鞄に……」

言い終わらないうちに、弁慶に怒鳴られた

弁慶「ばかやろう!!鞄だと!?使い方は教えたよな!?」

男「ああ、握りしめるんだろ?」

弁慶「覚えてるなら、普通はすぐに手の届く……つまり、鞄なんかには入れずに肌身に付けているべきだろ!!」

弁慶に言われ、はっと気がつく………もしかして………
慌てて教室へ行く。当たり前だが、そこには女さんの姿はなかった
女さんに聞いても、俺を迎えには来てないし、自由帳を借りてもいないと言う事だった……
自由帳は、偽?の女さんと共に消えてしまった……
256 : ◆x1uhMp/0TmMS [saga]:2011/08/11(木) 12:14:13.83 ID:kovV223SO
以上です。長々とすみませんでした

次の方どうぞ
257 : ◆HSaE6IQMGD/0 :2011/08/11(木) 17:19:51.05 ID:/aqt4YSIO
ナイスレシーブです。次の展開が楽しみです。

書き手さん引き続き募集中
258 : ◆HSaE6IQMGD/0 :2011/08/12(金) 10:42:56.57 ID:YxsvrptIO
上げときます。

物語は核心に向かって進んでますね。

腕に覚えのある書き手さんは是非今までの伏線拾って行ってくださいね。

そんな技量ないという人は学校シーンを書いてくれてもいい感じかもです。

次の書き手さん募集中です。
259 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/12(金) 19:08:14.99 ID:tMwlfeI40
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260 : ◆HSaE6IQMGD/0 :2011/08/13(土) 14:46:19.81 ID:Fjkv3dXIO
上げときます。次の書き手さん大募集中です
261 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/13(土) 15:06:39.73 ID:wfFBPzxuo
さげ
262 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/14(日) 20:15:59.91 ID:fa6ReTh4o
さげ
263 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/08/16(火) 10:55:17.20 ID:zgYYs5Dx0
続かないねえ
264 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/17(水) 18:46:06.86 ID:ByxjwiCoo
さげ
265 : ◆HSaE6IQMGD/0 [saga]:2011/08/18(木) 21:58:34.86 ID:rNBPlCLb0
上げときます。
266 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/08/20(土) 21:27:34.94 ID:GAQL+MBIO
もう誰も書かねーんじゃねーの?
267 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/12(月) 06:11:38.53 ID:7Jl+7CID0
どうすんのここ……
268 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/09/16(金) 21:44:42.12 ID:9XOWe7A5o
今までの流れを把握しないと書けないし敷居が高いんでない?
一定期間書く人がいなかったら新しい話をはじめてもいいみたいなルールとかあるといいんじゃないかな

まあ、誰も書かないんだったら早いとこHTML化依頼出した方がいいね!
269 : ◆HSaE6IQMGD/0 :2011/09/16(金) 23:12:42.84 ID:a7vgAaAFo
>>268
そうですね。しばらく空いちゃったので、別のお話をスタートさせることにしましょうか。
だいたい200レスぐらいで完結させないと続き書く人も大変ですね。

では改めてトップ書く方募集します。どなたか書きませんか?
270 : ◆HSaE6IQMGD/0 :2011/09/22(木) 21:13:29.25 ID:0lehLnxbo
トップの書き手さん募集中です。
オリジナルならジャンル問わず。
よろしくです。
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