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My sweet home,my sweet chocolat - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 : ◆/S3syTqvYU [saga]:2011/08/16(火) 19:12:37.33 ID:i1B0yhZAO
『俺』と『黒ギャル』によるエロありのオリジナルSSです。
どうしても再構成したかった為、前スレはHTML化依頼を出し、こちらで改めて出直したいと思います。

重ねてご迷惑をおかけし申し訳ございません。
【 このスレッドはHTML化(過去ログ化)されています 】

ごめんなさい、このSS速報VIP板のスレッドは1000に到達したか、若しくは著しい過疎のため、お役を果たし過去ログ倉庫へご隠居されました。
このスレッドを閲覧することはできますが書き込むことはできませんです。
もし、探しているスレッドがパートスレッドの場合は次スレが建ってるかもしれないですよ。

少し暑くて少し寒くて @ 2024/04/25(木) 23:19:25.34 ID:dTqYP2V2O
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1714054765/

渾沌ゴア「それでもボクはアイツを殺す」 @ 2024/04/25(木) 22:46:29.10 ID:7GVnel7qo
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1714052788/

二次小説の面白そうなクロス設定 @ 2024/04/25(木) 21:47:22.48 ID:xRQGcEnv0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1714049241/

佐久間まゆ「犬系彼女を目指しますよぉ」 @ 2024/04/24(水) 22:44:08.58 ID:gulbWFtS0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713966248/

全レスする(´;ω;`)part56 ばばあ化気味 @ 2024/04/24(水) 20:10:08.44 ID:eOA82Cc3o
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1713957007/

君が望む永遠〜Latest Edition〜 @ 2024/04/24(水) 00:17:25.03 ID:IOyaeVgN0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1713885444/

笑えるな 君のせいだ @ 2024/04/23(火) 19:59:42.67 ID:pUs63Qd+0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1713869982/

【GANTZ】俺「安価で星人達と戦う」part10 @ 2024/04/23(火) 17:32:44.44 ID:ScfdjHEC0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713861164/

2 : ◆/S3syTqvYU [saga]:2011/08/16(火) 20:18:45.33 ID:i1B0yhZAO
◆◆◆◆◆

(とにかく、『俺』と『黒ギャル』の出会いは最悪だった)

(あれは去年のクリスマスイブ……まあ、この三十路手前まで彼女無しで来ちまった俺には、
この赤と電飾で彩られた街並みなんかいつもの風景と何ら変わりは無い)

(十代の頃は友人と二十歳までには童貞を捨てるんだと意気込んではいたんだが…この有り様だ)

(まあ…この歳にもなれば、どうでも良くなってくる)
3 : ◆/S3syTqvYU [saga]:2011/08/16(火) 20:19:14.58 ID:i1B0yhZAO
(イブともなれば街はカップルでごった返すが、俺には邪魔以外の何者でもない)

(と、俺は人の流れが微妙に変わっているのに気付いた)

(何かを避けている様な人の流れ……)

(その原因は、道端に倒れ込んでいる1人の女の子だった)

(その女の子を遠巻きに囲む様に人だかりが出来ている)

(これが妙な人の流れの正体だった)
4 : ◆/S3syTqvYU [saga]:2011/08/17(水) 01:16:35.01 ID:2r/ipOHAO
スイーツA「ねえ、さっきの見た?」

スイーツB「みたみたwあれ絶対ケンカだよね」

スイーツA「つうか思いっきり殴られてたよねー」

スイーツB「女殴る男ってサイテーよねー」

スイーツA「ねー」

(通り過ぎる人の声を無視し、その場を立ち去ろうとしたが…)

(俺は奇妙な違和感に襲われた)

(倒れ込んでいる女の子を囲む人の輪から、誰一人として女の子に駆け寄る奴がいないのだ)

(女の子はピクリとも動かないのに……)
5 : ◆/S3syTqvYU [saga]:2011/08/17(水) 01:17:13.40 ID:2r/ipOHAO
俺「ちょ……ちょっとすいません!通して下さい!」

(俺はその人の輪を掻き分け、女の子に駆け寄った)

(女の子は冬だと言うのにダウンジャケットにショートデニムと言った、防寒したいのかしたくないのか
解らない服装で)

(少々厚めのメイクに明るい茶髪、そしてこの季節に似合わぬ小麦色の肌……)

俺「……ちょっと…大丈夫?」

(俺は最悪の事態を考えたが、女の子の反応でそれは免れた事を知り安堵した)

(しかし、女の子の唇の端には殴られた時に出来たであろう傷があり、そこからは決して少なくない
血が流れていた)
6 : ◆/S3syTqvYU [saga]:2011/08/17(水) 01:19:36.40 ID:2r/ipOHAO
俺「ちょ……誰か!警察か救急車!呼んでないんですか!」

(俺は舌打ちと同時に、俺とこの女の子を輪になって囲んでいる連中一人一人に唾を吐きかけてやりたい衝動に駆られた)

(奴らは救急車を呼ぶどころか、薄ら笑いすら浮かべ、携帯で写メを撮っている)

黒ギャル「………んっ」

(女の子は少し呻き声をあげながら起き上がった)

俺「大丈夫?」

黒ギャル「大丈夫だから……触んないでよ……」

(女の子は俺の手を払いのけたが、自分の力で立つだけの体力や気力が残っていないのか、すぐに
その場に倒れ込んでしまった)

俺「おい……大丈夫じゃないじゃんかよ」

(俺は女の子に肩を貸す形で立ち上がり、人の輪を抜けた)
7 : ◆/S3syTqvYU [saga]:2011/08/17(水) 01:37:46.37 ID:2r/ipOHAO
(全く……どうして俺はこんな厄介事に手を突っ込んでしまったのか)

(派手なメイク、小麦色に焼けた肌、露出の高い服……)

(いわゆるギャル系の彼女とオタの俺は、全く正反対の世界に住む人間の筈だ)

(なのに何故俺は彼女を助け、こうやってタクシーまで呼んで自分のアパートまで連れて帰ろうとしているのか……)

(自分でも全く解らない。しかし、やってしまった事はもうどうしようもない)

(今やるべき事は早く自宅の鍵を開け、落ち着いてこの状況を片付ける事だ)
8 : ◆/S3syTqvYU [saga]:2011/08/17(水) 01:40:20.03 ID:2r/ipOHAO
(怪我は唇の端の出血だけで、こう言っては何だが幸いにも大事には至らなかった様だ)

黒ギャル「ここ……あんたの…部屋?」

俺「そうだよ。ビックリした?オタの部屋なんで初めて見たろ」

黒ギャル「……キモい」

(そりゃそうだ)

(気に入ったゲームやそのキャラのポスター、グッズ……などなど)

(俺にとっちゃあ居心地のいい部屋だが、初めて見る人には彼女の様な反応がある意味正解だ)

(会う人みんなにこの趣味を理解してもらおうなんてさらさら思ってない)

(俺はこの部屋で、俺の世界を生きる)

(ただ、それだけだ)
9 : ◆/S3syTqvYU [saga]:2011/08/17(水) 02:07:53.98 ID:2r/ipOHAO
黒ギャル「……つか座りたくないし」

黒ギャル「汚い。キモい」

(俺はわざとらしく、彼女に聞こえる様に溜め息を吐いた)

(その真意が伝わったかどうかは解らないが)

俺「ここ。唇。怪我してるじゃないか。消毒液ぐらいならあるから、手当てしてあげるよ。病院とか行くなら
後は自分で勝手にしな」

(黒ギャルはあからさまにイヤな顔をして、ベッドの上をパンパンと払って腰掛けた)

(確かに頼まれもしないのにこの部屋に連れて来たのは俺だが)

(それにしても、もうちょっとマシな態度ってモノが無いか?)
10 : ◆/S3syTqvYU [saga]:2011/08/17(水) 02:08:30.32 ID:2r/ipOHAO
(俺は新品の脱脂綿をおろすと、消毒液を含ませた)

俺「ほら、痛いだろうけど、怪我してるとこプクッて膨らましてみな」

(俺が脱脂綿で傷口を拭おうとすると、ついっと彼女は顔を背けた)

黒ギャル「ばい菌とか付いてないよね?」

(俺は消毒液の容器と脱脂綿を床に投げ捨てた)

俺「別に君をどうこうしようなんて下心は無いけどさ」

俺「…俺みたいなのが女の子に親切にしようってのが間違ってたんだよな」

俺「…もういいよ」

(俺は五千円札を投げてよこした)

(彼女は俺の突然の態度の豹変に毒気を抜かれた様だった)

俺「このアパートを右に出てしばらく歩けば大通りに出るから。そこでタクシーでも拾いなよ」
11 : ◆/S3syTqvYU [saga]:2011/08/17(水) 02:16:05.79 ID:2r/ipOHAO
(俺は苛立っていた)

(彼女の態度にもそうだが、馬鹿みたいに…不相応な行動をとってしまった俺自身にもだ)

(解っているさ)

(俺が女の子にどうこうしようなんて)

(この先ずっと無理だって事は)

(俺は目を瞑っていた)

(眠りはしないが、時計を見ると軽く2時間ぐらい経っていた)

(……………)

(早く忘れよう。それがいい。いつだってそうしてきた)

俺「腹……減ったな。……コンビニでも行くか」

(俺は立ち上がり、玄関へと向かった)

(そうだ)

(飯食って、酒飲んで、この荒んだ気持ちを少しでも静めよう)
12 : ◆/S3syTqvYU [saga]:2011/08/17(水) 02:22:43.87 ID:2r/ipOHAO
(俺はサンダルを履き、ノブを回した)

俺「……あれ?」

(ドアが開かない)

(正確には開かないのではなく、『なかなか開こうとしてくれない』のだ)

(……彼女は鍵なんか持ってる筈無いから、鍵なんかかかる筈無いんだが)

(ようやく頭一つ分の隙間をこじ開けて、俺は表を覗いた)

(そこには……ドアにもたれるようにして座り込んでいるさっきの黒ギャルがいた)

俺「……………」

俺「……何してんだよ。帰らないのか?」

(黒ギャルはまるで棄てられた子犬の様な目で俺を見上げた)

黒ギャル「……だって……帰るとこ、ないんだもん」
13 : ◆/S3syTqvYU [saga]:2011/08/17(水) 02:30:41.12 ID:2r/ipOHAO
(人生に起こる出来事は全て偶然の積み重ねだと言う人もいるし、逆に必然の積み重ねだと言う人もいる)

(俺はそのどちらも正解だと思うし、また誤解でもあると思う)

(ただ、今にして思えば)

(『俺』と彼女……『黒ギャル』との出会いは、悪戯好きで気まぐれな神様がたまたま振ったサイコロに
よるものじゃないか……と)

(その答えは……今は…今はまだ、解らない)
14 : ◆/S3syTqvYU [saga]:2011/08/17(水) 03:14:09.59 ID:2r/ipOHAO
◆◆◆◆◆

(まだ肌寒いが、俺の住む街にも春がやって来た)

(俺と黒ギャルが同棲………いや、同居生活を始めてから丸4ヶ月が経った)

黒ギャル「ふんふんふ〜ん♪……よいしょっと」

(黒ギャルは鼻歌など歌いながら、キッチンで晩飯を作っている)

(冷蔵庫の余り物で良いぞと言ったらニラと使いかけの豚肉しか無く、今夜の晩飯はニラ豚となった)

(まあ……余り期待はしていないが)
15 : ◆/S3syTqvYU [saga]:2011/08/17(水) 03:14:45.47 ID:2r/ipOHAO
(この4ヶ月で、俺達の出会いは最悪の形だったにも関わらず驚くほど打ち解けていた)

(それは黒ギャル生来の天真爛漫さと言うか、気さくさが成せるわざだったのだろう)

(最も、打ち解けたのは俺の方と言うべきか……)

黒ギャル「お待たせ〜♪黒ギャルちゃんオリジナルニラ豚だぞ!」

俺「オリジナルって……こんなん俺にも作れるぞ」

黒ギャル「ぶー。なによなによっ。文句は食べてからにしてよねっ」

俺「はいはい」

(俺はニラ豚を一口食べた)

俺「もぐもぐ」

俺「……………」

俺「……………」

黒ギャル「……どう?」

俺「……素直に美味いと言うのが悔しいな」
16 : ◆/S3syTqvYU [saga]:2011/08/17(水) 13:31:57.62 ID:2r/ipOHAO
黒ギャル「よっしゃ!あたしの勝ちぃ!」

俺「お前は誰と戦っているんだ」

俺「しかし素直に負けを認めるのは悔しいから不味いと言おう。ああ、不味い不味い」

黒ギャル「あー!そんな事いいながらあたしの分まで食べないでよ!」

(端から見れば仲のいいカップルに見えるだろう)

(だが黒ギャルは19歳、片や俺は29歳の冴えないオタリーマン)

(どう考えても釣り合う訳が無い2人だ、こんな生活がいつまでも続く筈が無い。それに……)
17 : ◆/S3syTqvYU [saga]:2011/08/17(水) 13:32:35.79 ID:2r/ipOHAO
黒ギャル「ごちそうさまっしたー!」

俺「美味かったよ。ごちそうさま」

黒ギャル「あー!でしょ?でしょ?俺さん、素直になんなきゃ♪」

(黒ギャルは嬉しそうに立ち上がると、食器を片づけ始めた)

(ふと屈んだ拍子に、極端に開いたシャツの胸元から艶やかに光る小麦色の胸の谷間……と言うか
おっぱいそのものが覗いた)

(黒ギャルが皿を持ち上げる)

(こう言う着こなしなんだろう。ローライズのショートデニムの前ホックが外され、華やかな柄のパンツが見えている)

(そのパンツですら、ふっさりとした(見た事はもちろん無いが)陰毛を湛える膨らみをギリギリ隠して
いるのみに過ぎない)
18 : ◆/S3syTqvYU [saga]:2011/08/17(水) 14:00:30.95 ID:2r/ipOHAO
(俺にとって最大の問題がこれだ)

(コイツが転がり込んで来てからの4ヶ月、俺はオナニーと言うものを一切していない)

(まあ、四六時中コイツと一緒にいるんだから当たり前と言えば当たり前なんだが)

(男にとってオナニーをしないと言うのは結構ツラい)

(個人差はあるだろうが、少なくとも俺の場合3日に1回は抜かないと、自然に足がレンタルビデオ屋の
AVコーナーに向かってしまったりする)

(で、家で目の前をウロウロしているのがこれだ)

(さて……どうしたものか…)
19 : ◆/S3syTqvYU [saga]:2011/08/17(水) 14:01:07.67 ID:2r/ipOHAO
黒ギャル「あ、俺さん座ってていいっすよ。洗い物あたしがやりますから」

俺「(立たないんじゃなくて立てないんだよ)」

(黒ギャルがキッチンに向かい、洗い物をする)

(シンクで洗い物をしているので、お尻の上部分はおろか下部分まで見えそうになるショートデニムが
突き出し気味になる。そして、そこから伸びる長い足……)

(はっきり言って今の黒ギャルの格好は、裸に布切れが張り付いている様なもんだ)

(お尻と、伸びやかな太ももとの間にある膨らみ……)

(少なくとも布2枚隔てた向こうには、)

(ああ、いかんいかん)

(この歳で今更レイプなんかで捕まりたくないぞ)

(……ちくしょう、生殺しだ)
20 : ◆/S3syTqvYU [saga]:2011/08/17(水) 16:46:39.85 ID:2r/ipOHAO
俺「さて……風呂入るけど…お前どうする?先に入る?」

黒ギャル「いやいやいや、そんないいっすよ。勝手に転がり込んでお世話になってるのに、お風呂まで
先に入っちゃうとか出来ないです」

俺「……そうか……じゃあ俺、先に入るな」

(俺はバスタオルと着替えを持ち、風呂場に向かった)

(……前を見せない様にしながら)


(熱いシャワーが1日の汗を流す)

(が)

(相も変わらず、俺のチンコはビンビンにおっ勃ってしまい、おさまる様子が無かった)

(…………)

(…………ここでやっちゃう訳には……いかないよなあ)
21 : ◆/S3syTqvYU [saga]:2011/08/17(水) 16:47:10.74 ID:2r/ipOHAO
(突然、風呂場のドアが何の前触れも無く開いた)

黒ギャル「俺さん、エアコンどうします?そろそろあったかくなってきたから汗……」

(……こう言う展開は、精々がエロマンガの中だけだと思っていたが)

(まさか生きてるうちに本当にこんなシチュエーションに出会えるとは)

黒ギャル「……あ…すいません」

(黒ギャルはしばらく俺のチンコに釘付けになっていたが、バツが悪そうに笑うと、笑いながらドアを閉めた)

黒ギャル「……エアコン、つけときますね」
22 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/17(水) 16:58:22.60 ID:gDgc1bMDO
わっふるわっふる
23 : ◆/S3syTqvYU [saga]:2011/08/17(水) 18:24:40.27 ID:2r/ipOHAO
(風呂から上がり、ボーっとテレビを観ていると、黒ギャルが風呂から上がってきた)

(いつもの香水ではなく、ふわっと香るシャンプーの匂い)

(濡れた髪を拭く黒ギャル)

(明らかにノーブラの時の揺れ方をする胸……)

(…………またか)

(俺はトランクスを直して出来る限り目立たない様にした)

(……余り効果は無さそうだが)

(驚く事に、風呂上がり……すっぴんの黒ギャルはそれほど顔は変わっていなかった)

(すっぴんの黒ギャルはすっぴんで、可愛いと言うか何と言うか……)

(何を考えてんだ、俺は)
24 : ◆/S3syTqvYU [saga]:2011/08/17(水) 18:25:15.65 ID:2r/ipOHAO
(黒ギャルは俺の横にちょこんと座った)

(慣れていない俺は少しだけ体をずらして離れるが、その分だけ黒ギャルはまた体を寄せてくる)

黒ギャル「もー!なんでよけるんですか?」

(俺の体が壁に触れた時点で、黒ギャルが膨れっ面になった)

黒ギャル「テレビみえないでしょ!こっち!」

(俺の体をテレビの前まで引きずると、今度はさっきより体を寄せてきた)
25 : ◆/S3syTqvYU [saga]:2011/08/17(水) 19:58:18.02 ID:2r/ipOHAO
(この状態で、テレビの内容など頭に入ってくる筈がない)

(僅かに伝わる黒ギャルの体温)

(半乾きの髪から匂うシャンプーの香り)

(そして、風呂上がりに紅潮した黒ギャルの肌……)

黒ギャル「ねえ」

俺「……!な、何だよ」

黒ギャル「あたしたちって、一緒に住むようになって4ヶ月じゃないですか?」

俺「もうそんなになるのか」

(俺は何を誤魔化したいのか、わざとらしい返事をした)

黒ギャル「でね、俺さんに何かお礼しなきゃなぁって思ってたんです」

黒ギャル「でもあたし働いてないからお金ないし、そう言う形でお返しはできないし」
26 : ◆/S3syTqvYU [saga]:2011/08/17(水) 19:59:13.95 ID:2r/ipOHAO
黒ギャル「だから、その……ね?」

俺「そう言うんだったら、今すぐ出て行って構わないぜ」

黒ギャル「…………え?」

俺「一応言っとく。俺の嫌いな女のタイプの1つに、自分を大事にしない奴ってのがある」

黒ギャル「そんなんじゃ……」

黒ギャル「そんなんじゃないですっ!」

(黒ギャルが突然大きな声を出したので、少々面食らった)

黒ギャル「あたしバカだから、男の人が喜ぶことってこう言うことしか思いつかないし……それに」

黒ギャル「あたしは……あの……」

黒ギャル「……………」

黒ギャル「自分で納得して好きになった人にしかこんな事は言いませんっ!」

(言って黒ギャルは俯いた)

(参った、泣いている)

(俺は……ひょっとしたら自分の偏見で彼女を傷付けてしまったのか……?)
27 : ◆/S3syTqvYU [saga]:2011/08/18(木) 00:20:40.69 ID:NUsdB7qAO
俺「解った……解ったから泣くなよ」

黒ギャル「……ぐすん。……じゃあ」

俺「待て待て待て。それとこれとは話が別だ」

黒ギャル「……どして?あたしがこんなだからヤなの?」

(やれやれ……)

(感情的になった女はだから苦手だ)

(それに……やっぱり言わなきゃ黒ギャルはおさまらないのか……)

俺「あのな……童貞なんだよ」

黒ギャル「……は?」

俺「お前、2回も言わせるとかわざとだろ」
28 : ◆/S3syTqvYU [saga]:2011/08/18(木) 00:21:36.79 ID:NUsdB7qAO
俺「童貞なんだよ、俺は」

(やっと泣き止んだ黒ギャルは、きょとんとした顔で俺を見ている)

(そんなに見るな、心が刺されてるみたいだ)

俺「この29年間、たったの一度もセックスした事が無い」

俺「だから…どうしていいか解らないし、怖いんだ」

(しばらく俺を見ていた黒ギャルだったが、やがていつもの笑顔に戻った)

黒ギャル「童貞って……童貞とか別に悪い事じゃないじゃん。それに……」

(黒ギャルが俺を抱き締めた)

黒ギャル「知らないんなら、今から知っていけばいいじゃん」
29 : ◆/S3syTqvYU [saga]:2011/08/18(木) 01:13:12.83 ID:NUsdB7qAO
(俺達はベッドの上で一糸纏わぬ姿だった)

(初めて触れる女の体は思ったよりも細く、そして柔らかだった)

(重ね合わせる唇も絡み合わせる舌も、まるで1つになったかの様に熱く火照っていく)

俺「……しまった」

黒ギャル「……どしたの?」

俺「コンドームが無い。まさかこんな事になるって思ってなかったから」

黒ギャル「……ふふ、大丈夫ですよ」

俺「大丈夫じゃねえよ。妊娠したらどうするんだ」

(黒ギャルは俺の胸に顔をうずめ一瞬黙っていたが、すぐに顔を上げた)

黒ギャル「大丈夫ですってば。……それより」

(黒ギャルは俺の手を下腹部に導いた)

黒ギャル「あたしのおまんこ、触ってみてください」
30 : ◆/S3syTqvYU [saga]:2011/08/18(木) 01:13:53.39 ID:NUsdB7qAO
(指先に、ザラリとした陰毛の感触がする)

(そしてその更に奥……)

(熱く、そして湿った感覚が指先を包む)

(ぬるりとした感触が指先に触れた)

黒ギャル「……濡れてるでしょ?これだけあたしが俺さんを好きだって事なんですよ」

(俺は黒ギャルの肉の合わさり目に沿って指先を滑らせた)

(黒ギャルの吐息が荒くなる)

黒ギャル「俺さんも、あたしを好きだって証拠、見せてください」
31 : ◆/S3syTqvYU [saga]:2011/08/18(木) 01:14:36.79 ID:NUsdB7qAO
(それから後の2人はまさに『獣』だった)

(俺が覚えているのは、膣外射精のつもりで花弁の周りに精液を飛び散らせたところまでだった)

(もっとも、その後ですぐに黒ギャルの中に入れたんじゃ避妊もクソも無いんだが……)

黒ギャル「はあっ……はあっ……いいっ……」

(四つん這いになった黒ギャルの尻に、俺の下腹部がリズミカルにぶつかる)

(肉付きの良い黒ギャルの尻はその度に波打つ)

(俺はもう、何も考えられなくなっていた)

(一際強く黒ギャルの尻を掴み……膣(なか)に射精した)

(何度目の射精か覚えていないが、それでも長い射精だった)

(俺の精液と黒ギャルの愛液が混ざった体液が、黒ギャルの太ももを伝い落ちた)
32 : ◆/S3syTqvYU [saga]:2011/08/18(木) 01:15:23.61 ID:NUsdB7qAO
(それから俺はしばらく微睡んでいたが、黒ギャルが耳元で囁いた)

黒ギャル「俺さん…今日は俺さんの童貞卒業記念日ですね♪」

黒ギャル「……スゴく…気持ちよかったですよ」

(そう言って黒ギャルは俺に抱きついてきた)

(豊かな黒ギャルの胸が、腕に触れる)

(…………)

(俺の股間が、再び起き上がった)

黒ギャル「俺さん……マジっすか?」

俺「……うるせえなぁ」

(照れ隠しに横を向こうとしたが、それより先に黒ギャルが上に乗ってきた)

黒ギャル「……あたしも、まだヤリ足んないなって思ってたんです♪」

黒ギャル「……ん」

(黒ギャルは一瞬眉をひそめた後、俺に抱きついたまま腰を揺すり始めた)

黒ギャル「俺さん…好き…好きです…」

(2人の荒い息を縫って、黒ギャルの啜り泣く様な声が響いた)
33 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/18(木) 18:42:11.04 ID:QUa979Cyo
面白いです!続きはまだですかwktk
34 : ◆/S3syTqvYU [saga]:2011/08/18(木) 21:55:18.91 ID:NUsdB7qAO
◆◆◆◆◆

(あれから2ヶ月が経ち、街は初夏の彩りを見せ始めて来た)

(少し歩くだけで汗が滲む様になり、気が付けば靴底をアスファルトの熱気が通り抜けて来るのを感じる)

(こんな季節だと言うのに、やれエコだやれ節電だと騒ぎ立てる連中が俺の職場にもいて)

(そいつらのお陰でエアコンの設定温度は28℃だ)

(で、その言い出しっぺがまさに今、男子社員と口論をしている)

(……クソ暑いのに勘弁してくれ)

(後5分喧嘩が続いたら、このお茶のペットボトルを投げつけてやろう)

スイーツ「だから、今日は1ヶ月ぶりに彼氏と会うんです!」

男子社員「そんなのは君の勝手な都合だろう。1ヶ月ぶりだか2ヶ月ぶりだか知らないけど、
自分がやるべき仕事を他人に押し付けてまで会うなんてワガママが通る訳無いだろう」

スイーツ「じゃあ男子社員さんは、家族の人が死んでも仕事するんですよね!?」

男子社員「……え?」
35 : ◆/S3syTqvYU [saga]:2011/08/18(木) 21:55:57.79 ID:NUsdB7qAO
課長「スイーツ君、いい加減にしなさい!残業を強制する訳じゃないが、君はいつも自分の仕事を
他人に押し付けてばかりじゃないか。押し付けた君は良いかも知れないが、押し付けられた方の
事も少しは考えてみたらどうだ」

(課長が社会人一年生に教える事をスイーツに諭すと、スイーツは見る見る間に膨れっ面になった)

スイーツ「こんなの、パワハラとセクハラです!訴えますから!」

(スイーツが床を破壊せんばかりの勢いでヒールを鳴らしながら部屋を出て行った)

俺「俺は仕事終わったんで帰ります」
36 : ◆/S3syTqvYU [saga]:2011/08/18(木) 21:56:41.45 ID:NUsdB7qAO
(『黒ギャルへ。買い物して帰るからちょっと遅くなる』)

(今日は予約していたゲームの発売日だ)

(30近くにもなってゲーム…などとたまに笑われるが)

(この趣味のせいで他人に不快な思いをさせたつもりは無い)

(まあ、オタクと言われる奴の中には突き抜けてしまった奴もいるのは事実だ)

(だが、俺は俺なりに人生を楽しんでる)

(……放っておいてくれるのが一番なんだが)

(ショッピングモールのロビーで缶ジュースを飲んでいると、横の方から気配を感じた)

(その気配の正体は、俺を覗き込んでいる)

(そいつは女だった)

(俺は一瞬デジャヴを感じたが、すぐに理解した)

(こいつは黒ギャルに似ていた)

(明るい色の髪、派手なメイク、胸元の開いたワンピース)

(こいつもいわゆるギャル系なんだろう)

(ただ1つ違っていたのは、こいつの肌は透ける様に白い事だ)

(あいつが黒ギャルなら、こいつは白ギャルって事か)
37 : ◆/S3syTqvYU [saga]:2011/08/19(金) 04:38:19.38 ID:RuLIzCQAO
(気にしないつもりだったが、この白ギャルは明らかに俺を見ていた)

(……何なんだ)

俺「……何か?」

(俺はあからさまに怪しむ時の口調で言った)

白ギャル「……俺さん、ですよね?」

(恐らく他人から見たら、今の俺は笑ってしまう程に驚いた顔をしている事だろう)

(当たり前の事だが、俺はこの女を知らない)

(しかし、この女は俺を知っている。しかも名前まで)

(俺の表情がよほどおかしかったのか、白ギャルは笑って言った)

白ギャル「そんなにビックリしなくてもいいじゃないですか♪」

白ギャル「また連絡しますね。じゃ♪」
38 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/19(金) 10:02:53.90 ID:VWPfx3PIO
自演乙
39 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/19(金) 10:36:16.00 ID:YwXczfCAO
あ、自演乙です
40 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/08/19(金) 14:53:22.28 ID:GhbHQZsz0
おいおい、言ってやるなよ
つい魔が差すことだってあるさ
自分が一番わかってるだろよ
ええっと
んん、がんばれ
41 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/20(土) 21:46:45.67 ID:eWI0n4QRo
せっかくのテーマなのにもう書かないの?

59 名前:◆/S3syTqvYU :2011/08/18(木) 23:06:25.55 ID:NUsdB7qAO
>>55
書かないって言ってるでしょう。
せっかくのテーマだったのに、これじゃ同じタイトルで小説なんか書けませんね。
すぐにググられてあなたがたに荒らされてしまう。
42 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/29(月) 23:54:08.59 ID:oVuWYfduo
依頼だしとけよ

そのくらいはしろよ
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