このスレッドはSS速報VIPの過去ログ倉庫に格納されています。もう書き込みできません。。
もし、このスレッドをネット上以外の媒体で転載や引用をされる場合は管理人までご一報ください。
またネット上での引用掲載、またはまとめサイトなどでの紹介をされる際はこのページへのリンクを必ず掲載してください。

母「隣村へ秘薬買いに行ってこい」少年「…」 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

1 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/18(木) 11:34:30.49 ID:ORoekeeDO
母「北の洞窟を抜ければすぐだ、ほら、さっさと行きな!」チャリン

1000Gを受け取った!

母「ほら、行った行った!」ドゴッ

家から追い出された、1のダメージを受けた!

第一章 幕開けは魔物と共に
【 このスレッドはHTML化(過去ログ化)されています 】

ごめんなさい、このSS速報VIP板のスレッドは1000に到達したか、若しくは著しい過疎のため、お役を果たし過去ログ倉庫へご隠居されました。
このスレッドを閲覧することはできますが書き込むことはできませんです。
もし、探しているスレッドがパートスレッドの場合は次スレが建ってるかもしれないですよ。

トーチャーさん「超A級スナイパーが魔王様を狙ってる?」〈ゴルゴ13inひめごう〉 @ 2024/04/23(火) 00:13:09.65 ID:NAWvVgn00
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713798788/

【安価】貴方は女子小学生に転生するようです @ 2024/04/22(月) 21:13:39.04 ID:ghfRO9bho
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713788018/

ハルヒ「綱島アンカー」梓「2号線」【コンマ判定新鉄・関東】 @ 2024/04/22(月) 06:56:06.00 ID:hV886QI5O
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713736565/

【安価】少女だらけのゾンビパニック @ 2024/04/20(土) 20:42:14.43 ID:wSnpVNpyo
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713613334/

ぶらじる @ 2024/04/19(金) 19:24:04.53 ID:SNmmhSOho
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1713522243/

旅にでんちう @ 2024/04/17(水) 20:27:26.83 ID:/EdK+WCRO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1713353246/

木曜の夜には誰もダイブせず @ 2024/04/17(水) 20:05:45.21 ID:iuZC4QbfO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aaorz/1713351945/

いろは「先輩、カフェがありますよ」【俺ガイル】 @ 2024/04/16(火) 23:54:11.88 ID:aOh6YfjJ0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713279251/

2 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/18(木) 11:38:20.43 ID:ORoekeeDO
〜港街 少年宅付近〜

少年(どうしよ…)
少年(行こう…行くしかないよね…今度もきっと何とかなる…)

少年 Lv2
HP 4/5
MP 22/22
ATK 1
DEF 2
技 自爆α
対話α
迷彩α

〜港街 海沿い〜

商人「ヘイラッシャーイ!今日は何と活きのいいメタルスライムが入ったよ!こいつを殴ればあっという間にレベルアップだよ!今ならたったの1200G!安いよ!安いよ!」

メタルスライムは自由を奪われ、怯えている!
3 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/18(木) 11:39:07.18 ID:ORoekeeDO
〜港街 少年宅付近〜

少年(どうしよ…)
少年(行こう…行くしかないよね…今度もきっと何とかなる…)

少年 Lv2
HP 4/5
MP 22/22
ATK 1
DEF 2
技 自爆α
対話α
迷彩α

〜港街 海沿い〜

商人「ヘイラッシャーイ!今日は何と活きのいいメタルスライムが入ったよ!こいつを殴ればあっという間にレベルアップだよ!今ならたったの1200G!安いよ!安いよ!」

メタルスライムは自由を奪われ、怯えている!
4 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/18(木) 11:41:57.17 ID:ORoekeeDO
少年「…」ジー

少年はメタルスライムとの対話を試みた!

商人「お、坊っちゃん!そいつをお求めかい!これさえあれば坊っちゃんもきっとパワフルに!」


メタ(お願いします、どうか、私をお助け下さい)

少年(うん、きっと助けて見せるよ、ちょっと待っててね)

少年「お、おじさん、これ、も、もらえますか…?」

商人「おっ!毎度あり!1200Gになりやす!」

少年「えっ…こ、これじゃ…ダメ?」チャリン

商人「1000Gかぁ!うーむ、どうしたもんかねぇ…あ、お母さんには貰えないのかい?」

少年「…」ブンブン、ジー

商人「…仕方ねぇ、負けたよ!どうせ売れ残りだ!1000Gで持ってけドロボー!」
5 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/18(木) 11:44:16.87 ID:ORoekeeDO
少年「!…ありがとう、ございます……」


〜港街付近の草原〜

メタ(ありがとうございます、助かりました)

メタ(お礼と言うわけではありませんが貴方に着いて行ってもよろしいですか?隣村へ向かう為の洞窟は貴方独りで抜ける事は難しいかと)

少年(えっ、いいの?ありがとう!助かるよ!)

メタ(どこまでも着いて行きますよ、よろしくお願いします)

メタが仲間になった!

メタ Lv1
HP 3/3
MP 13/13
ATK 3
DEF 70
技 火球α


少年(さぁ、はやく隣村へ行かなくちゃ)

メタ(そういえば貴方は隣村へ何をしに行くのですか?)

少年(ああ、あそこの名産の秘薬を買いに…あ、お金、使っちゃった)

メタ(え…申し訳ありません…)

少年(ま、まぁ何とかなるよ!…多分)

メタ(そ、そうですか、では取り敢えず行きましょう!)ダイジョブカナー?
6 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/18(木) 11:48:20.98 ID:ORoekeeDO
〜草原〜

スライムが現れた!
スライムベスが現れた!

少年「!」

メタ(どうしますか?逃げるという選択肢もありますよ)

少年「…」ジー

スラ「ピキー!」キッ!

少年「…」ビクッ!ジーーー

メタ(…ベスの方はお任せ下さい!)


ベスの攻撃!メタはひらりと身をかわした!
ベスの攻撃!メタはひらりと身をかわした!

メタ(攻撃が大振りすぎる上に狙いも滅茶苦茶、貴方ヤル気あるんですか?)

ベス(うるせえ!てめえこそ人間の味方するとはどういうつもりだ!)

ベスの攻撃!メタはひらりと身をかw(ry
ベスの攻撃!メタはひらりとm(ry

メタ(当たらないですね、退屈ですね)

ベス(うるせえ!ちくしょうちくしょう!)

ベスの攻撃!当たらなかった!
ベスの攻撃!はずれた!


メタ(もう疲れたでしょう?諦めたらいかがですか?)

ベス(く、クソっ!あぁわかった俺の負けだ!煮るなり焼くなり好きにしろ!)

メタ(そうですか、ふむ…、ならば私達の仲間になりなさい)
7 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/18(木) 11:50:49.29 ID:ORoekeeDO
ベス(!…何で人間なんかの味方に!)

メタ(黙って従いなさい、貴方は負けを認めたのですから)

メタ(それに貴方と共にいた方もあの様子ですしね)
スラと少年はじゃれあっている!


ベス(!…ちっ、仕方ねーな!俺はベス、あっちはスラだ、宜しくな!)

メタ(私はメタ、あちらは少年です、宜しくお願いします)

スラとメタが仲間になった!

スラ Lv1
HP 7/7
MP 7/7
ATK 3
DEF 3
技 治療α

ベス Lv1
HP 12/12
MP 4/4
ATK 7
DEF 6
技 強打α


〜かくかくしかじか〜

スラ(話はだいたい分かったよ、隣村へ行くんだね?)

ベス(しかしひでぇ親もいたもんだ!これだから人間ってのは!)

メタ(まあまあ落ち着いて下さい、しかし本当に酷い話ですね、お使いを理由にして少年さんを消そうとしたということも考えられます)

バイオむかでが襲い掛かってきた!

メタ(例えばこういう奴らによって、ね)


8 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/18(木) 11:53:16.37 ID:ORoekeeDO
メタ(少年さんは下がっててて下さい!私とベスは奴を攻撃、スラさんは私達が傷ついた時の治療をお願いします!)

スラ・少年・ベス(うん!)(分かった!)(おう!)

百足「モゾモゾ」

メタは火球αを放った!
百足に15ダメージ!

ベスの強打α!百足に13ダメージ!

ベス(ちっ!何なんだこいつ、初めて見たぞこんな奴!)

少年「…」ジー

メタ(少年さん!対話が効くのは貴方よりレベルの低くて明確な意思を持つ者だけです!危ないですから下がって!)

少年(…分かった!)サササッ

バイオ百足の攻撃!ベスに8のダメージ!

ベス「ピキッ!?」

スラ(ベス!大丈夫!?)

スラの治療α!ベスの傷が回復した!

ベス(スラ!助かるぜ!にしても何て力だ!こりゃマズいな…)

メタ(しかし相手も相当弱ってます、このまま押し切りましょう!)

メタは火球αを放った!百足に13ダメージ!

ベスの攻撃!百足に6のダメージ!

バイオむかでを倒した!
全員のレベルが上がった!10Gを手にいれた!


9 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/18(木) 11:55:59.09 ID:ORoekeeDO
少年(みんな!大丈夫?ケガはない?)

ベス(ああ、あんな奴の攻撃なんてそうめんみたいなもんだぜ!)

メタ(つまり貴方はそうめんに殺されかけた、と?)

スラ(ボクが治してあげたんだよ!)

ベス(う、うるせえ!)

ベス以外 (笑)

メタ(さて、もうすぐ夜です、これから洞窟へ向かうのは余り賢い選択ではありません、一旦港街へ戻りましょう)

スラ(ボク達は街の外で待ってるね!)

ベス(だが、少年、お前家には帰れないだろう?どこかに泊まれるのか?)

メタ(あっ…)

少年(大丈夫、あてはあるよ、じゃあ、戻ろう!)

ベス(そうか、なら安心だな!よし、明日早朝に街の門に集合だ!)


〜港街の入り口の門〜

メタ(では、また明日)

スラ(まったねー!)

ベス(寝坊すんなよー!)

少年(分かってるよ!)


10 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/18(木) 11:57:58.47 ID:ORoekeeDO
〜港街の宿〜

ガチャカランカラン

宿主「ん?ようこそ、旅人の宿へ…って、何だ、坊主か、何だい、またあのクソババァと何かあったのかい?」

少年「…」コクッ

宿主「そうかい、じゃあ泊まっていきな、丁度小さな部屋が空いてるからな、勿論今日もお代は要らないよ」

少年「ありがとう…ございます」

宿主「なに、気にするな、いつか出世したらまとめて貰うさ」


〜早朝〜

宿主「もう行くのか、随分早いじゃないか、次はどこへお使いなんだい?」

少年「えと、隣村に…秘薬を…」

宿主「と、隣村だって!?はっはー、クソババァめ山菜採りや薬草採りに行かせても生きて返って来るもんだから遂に本気で殺しに掛かったな」

少年「でも、大丈夫、仲間、友達が出来たから」

宿主「ふむ、そうか、まぁその自信ありげな目なら信用しても大丈夫だろう、必ず生きて帰ってこいよ!その時はいちごとうふ奢ってやるからな!」

少年「!…うん!絶対…だよ!あっ、後、これ!」チャリン

タッタッタッ…

宿主「10G…ウチは一泊3Gだ、必ず…帰ってこいよ…!」


11 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/18(木) 12:00:54.72 ID:ORoekeeDO
〜港街 門〜

少年(あっ!いたいた!皆おはよう!)

ベス(おう、遅かったじゃねーか!ほら、さっさと行くぞ!)

スラ(何いってるの今起きたばっ(うるせえ!!))

メタ(今日中に少なくとも洞窟を抜け無くてはいけません、少し急ぎましょう)

メタ(っと、その前に)

メタ(夕べ少し街に忍び込んで武器と薬草を調達してきました、盗品ですが仕方ありません、お使いください)

薬草×5、メリケンサック×3、出刃包丁を手にいれた!

ベス(流石だメタ!やるじゃねーか!)

スラ(これならボクにも扱えるよ!ありがとう!)

少年(よし、行こ「おーい!坊主!」あ、宿主さん!」

宿主「ふう、間に合ったか、坊主、これもってきな!」

拳銃、拳銃の弾×18を手にいれた!

宿主「いいか、これをこうしてこうやれば弾が出る、絶対に銃口を覗くなよ!じゃあな!」

少年「あ、ありがとうおじさん!」

宿主「お礼は帰ってきた後だ!それと…いい友達を持ったな!大事にしろよ!」

少年「うん!」

メタ(いい人ですね、夕べは彼の下で過ごしたのでしょう)

ベス(友達…ねぇ、まぁいいか!)

スラ(早く行こう!早く早く!)

少年(さぁ、出発だよ!)
12 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/18(木) 12:04:02.02 ID:ORoekeeDO
中断の巻物を使います、また近いうちに
少しでも皆様の暇潰しになればと思います、では
13 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/08/18(木) 13:48:54.19 ID:yFXoSInDO
おつです!
14 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/08/19(金) 22:28:12.89 ID:cJBp25DDO
〜洞窟までの道程ハイライト〜

おおみみずが現れたおおみみずを倒した少年は転んだ魔物の群れが現れた殲滅したレベルが上がったメタのこうげき6のダメージ少年はゴブリンの喉に出刃包丁を突き立てたスラはぼーっとしている働けニート草を刈ったらルピーが蛇怖い待たせたな応答しろ汚物は消毒ハローそしてグッドバイジャギィを倒した開国してクダサーイうたをやめろファルコンパーンかゆいうま当たり前田のクラッカーおまもりこばん新宿なうシャッキリポン穏やかじゃないですねクリリンのことかゴムゴムのスラストライク!


結果 少年、スラ、メタ、ベスLv5
少年が転移α修得
スラが解毒α修得
メタが竜巻α修得
薬草×3と92Gを入手

15 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/08/19(金) 22:29:45.70 ID:cJBp25DDO
〜洞窟 入り口〜

少年(ふーっ!とーちゃく!)

ベス(楽勝だったな!昨日の強敵が嘘みたいだぜ!)

スラ(やった!レベルいっぱい上がったよ!)

メタ(ですね、今なら多少強い相手とでも戦えるでしょう)

少年(うん、けどちょっと疲れたよ、ここでお昼にしようよ!)

ベス(チッ、もうばてたのかよ、これだから人間はいけねぇ!まぁいい、俺も腹減ったから何か探してくるぜ)

スラ(待ってよベス兄!ボクも行く!)

メタ(二人とも待ってください、食べ物ならありますよ、私が夕べ盗…失敬してきましたから)

ベス(お!気が利くじゃねーかメタ!流石きたない!)

スラ(盗みの天才だね!)

メタ(余り嬉しくない褒め方ですね…あ、少年さんも食べますか?)

少年(ううん、僕はさっき銃をくれたおじさんからお弁当貰ったから大丈夫だよ、それと!余り盗みを働いちゃダメだよ!)

メタ(す、すいません、つい…)

ベス(そんなのどーでもいいから!さっさと食うぞ!)

一同(いただきます!)

16 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/08/19(金) 22:32:38.10 ID:cJBp25DDO
〜食後〜

ベス(ふー、食った食った!さ!いざ洞窟へ!)

メタ(ほ、ほとんどベスに取られましたね…)

スラ(ボクもほとんどたべられなかったよ…)

少年(僕のお弁当も食べられたよ…半分くらい)

ベス(お前らがちんたら食ってんのが悪いんだろ!ほら、さっさと行くぞ!)

ベス以外(うぅー…)

〜いざ洞窟へ〜

スラ(ま、真っ暗だよ…?)

少年(…)ガサゴソ

ベス(流石に手探りは危険過ぎるよな…)

少年(…!)コレナラ!

メタ(ふむ、そうだ、えっと、どこかに…)

少年(これでしょ?メタが探してるの)

メタ(少年さん!?いつの間に)

少年(この木の棒にメタの火球で火をつける、でしょ?)

メタ(ご、ご明察です、少し驚きました、でも安心しましたよ)

ベス(うおー!暗闇がなんだ!突っ込むぞー!)

メタ(…二人がかりでならあの脳ミソ筋肉も抑えられるかもしれませんからね)

少年(あ、あはは…けど僕は余り頭がいいわけじゃないよ、松明持って探検するのに昔少し憧れてただけなんだ)

スラ(少年!メタ!早く!ベス兄暗い中に走って行っちゃったよ!)

メタ(あぁー…全くもう…!行きますよ、少年さん!)

少年(うん!)
17 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sega]:2011/08/19(金) 22:40:01.14 ID:cJBp25DDO
〜洞窟 整備された道〜

ベス(いてて…傷だらけだぜ…)

メタ(暗い中闇雲に走り回るからでしょう?自業自得です)

ベス(ちっ!大体何でこんなに整備されて歩き安くて魔翌力ランプまでぶら下がってんのに肝心の魔翌力供給が途絶えてんだよクソが!)

少年(仕方ないよ、どこかで魔翌力線が断線してるみたいだけどこの暗さと魔物のせいで復旧が進まないらしいんだ)

スラ(でもよかったよ!メタのおかげでこうしてちゃんと進めてるんだから)

ベス(俺はボロボ(((それは自業自)))黙れ!)

〜洞窟 真ん中辺り〜

小鬼が現れた!

メタ(そういえばスラさん、ベス)

メタのこうげき8のダメージ

ベス(ん?なんだい?)

スラは鼻歌を歌っている

メタ(なぜ、そしていつから二人は行動を共に?)

メタは小鬼の攻撃をかわした

ベス(あぁ、…少し長くなるがいいか?)

少年は小鬼に包丁を突き刺した

メタ(構いません、こんな退屈な洞窟ですし)

小鬼を倒した

ベス(そうか、なら話すぜ)
5Gを入手した

18 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/08/19(金) 22:41:52.26 ID:cJBp25DDO
ベス(俺とスラは幼なじみでな、小さい頃から何時も一緒だったんだ、それはもう兄妹みたいにさ、んで、三週間くらい前にスラと一緒に俺達の住んでたスライム族の村の側にある森に遊びに行ってたんだ)

ベス(夕方まで森を跳ね回ってから、遊び疲れて寝ちまったスラをノッケて村へ帰ったんだ、しかし何だか様子がおかしかった、木の陰に隠れて様子を見てると4人組の人間が村の皆を…その…皆殺しにしてたんだ)

ベスは震えている!

ベス(そいつら、明らかにおかしかった、俺は勇者だ!だとか魔王を倒す!だとか叫んでるんだ、魔王なんて何百年も前に滅んじまってるのによ…)

スラ小石を蹴ることに夢中だ!

ベス(で、二人で打倒勇者の旅に出たって訳だ、まぁスラにはまだ村が滅んだ理由は教えて無いけどな)

少年(っ!そんな…酷い…!)

メタ(だからあの時あんなに威勢よく飛び掛かってきたのですか)

ベス(あぁ、人間の味方してるのみたら…つい頭に血が上ってな…済まなかった…!)

メタ(別にいいですよ、難なくかわせましたし、ほら、貴方のつまらない話を聞いていたら出口が見えてきましたよ)

少年(やったー!出口だー!うおまぶしっ!)

ベス(うるせえ!大体お前から聞いてきてその言い方は無いだろ!)

スラ(みんな!出口だよ!早く早く!)

メタ(ふふ、冗談ですよ、ほら、少年さんもベスも早くしないと置いてきますよ?)

少年、ベス(あ、待ってよ!)(おい、まてって!)
19 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/08/19(金) 22:44:43.77 ID:cJBp25DDO
〜洞窟から隣村への道〜

メタ(意外と早く抜けることが出来ましたね)

ベス(あぁ、ひょろくて生っちろい奴らばっかだったからだな)

スラ(そういえば三人とも洞窟で何話してたの?)

ベス(え、あ、あぁちょ、ちょっと(これからの行動について話し合ってたんです)そ、そうだ!計画性は重要だからな!)

ベス(助かったぜ、その、サンキューな)ヒソヒソ

メタ(いえ、まだ秘密にしておきたいんでしょう?私達は仲間なんですから協力くらいはしますよ)ヒソヒソ

少年(うん、困ったことがあったら僕達に相談してね、きっと力になるから)ヒソヒソ

ベス(あぁ、少しだけ、頼りにしてるぜ、それにしてもメタ、お前盗みも上手けりゃ嘘も上手いんだな!)

メタ(それだけではありませんよ、料理も得意なんです、そうですね、今夜の夕食はスライムベスのステーキなんていかがですか?)
スラは道端の花を摘んで遊んでいる!

少年(え!美味しそう!ご飯楽しみだな〜)

ベス(済まなかった済まなかった俺が悪かったから許してくれ)

メタ(さて、地図によるとここを抜ければ村が見えてくるようですよ)

少年(よかった、無事にたどり着けそうだね)

ベス(メタお前地図まで盗んで(スライムベスのステーキ)ごめんなさい)

スラは摘んだ花を頭に飾っている!

少年(あっ、本当だ!隣村が見えてきたよ!)

20 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/08/19(金) 22:48:28.01 ID:cJBp25DDO
〜隣村入り口付近〜

ベス(んじゃ、一旦ここでお別れだ、また明日明け方ここに集合だぞ!遅れんなよ!)

少年(わかってるよ!…あ、秘薬買うお金…)ゴソゴソチャリン

所持金215G

少年(全然足りないや…)

スラは居眠りしている!

メタ(コホン、えー、私におまかせください)

少年(う、うんわかった、今回だけだからね!)

メタ(わかってますよ、では、また明日)

少年(うん、またねー!)


〜隣村 旅人の宿〜

店主「一晩7Gだよ!」

少年「こ、これで…!」チャリン

店主「よし、あんたの部屋は一番奥だ、しっかり休みな!」

〜宿 部屋〜

少年(ふう、疲れた〜、明日も早いしシャワーあびて休もっと…)


〜村 入り口付近〜

スラはぐっすりと眠っている!

メタ(そういえばベス、打倒勇者と言ってましたが、その勇者の行方はわかっているのですか?)

ベス(ぐっ、それは…それを探すついでにお前らの仲間に!)

メタ(やっぱり検討もついてませんでしたか、ベスらしいですね)

ベス(う、うるせえ!そういうお前は分かるのかよ!)

21 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/08/19(金) 22:50:44.08 ID:cJBp25DDO
メタ(私には関係ありません、解るわけないでしょう、ですが、勇者は魔王を倒すと言っていたのでしょう?)

ベスは力強く頷く

メタ(なら港街の西にある首都の更に西にある魔王城跡地へ向かってるのではないのでしょうか?)

ベス(そ、そうか!なるほど!やっぱメタお前頭いいな!)

メタ(このくらい普通ですよ、といってもあそこはもうただの遺跡なのですがね、魔王どころか魔族さえいませんよ、もしかしたら私の予想は外れてるかもしれません)

ベス(それでもいいさ、とりあえずはそこを目的地にする、助言感謝するぜ!…さて、スラを起こしちゃいけねぇ、明日も早いからもう寝ようぜ)

メタ(ベスは先に寝てて下さい、私は村で一仕事してきますから)

ベス(そうか、くれぐれも捕まるなんてヘマすんなよ、俺は助けねぇからな)

メタ(助けなんて期待してませんし必要もありません、では、行ってきます)

メタは夜の村に消えていった…


22 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/08/19(金) 22:55:22.50 ID:cJBp25DDO
〜1日の終わり〜
全員 Lv9

スラ 気付αを修得
ベス 暴走αを修得
メタ 隼刃αを修得

少年 Lv9
HP 11/11
MP 39/39
ATK 5
DEF 7

スラ Lv9
HP 21/21
MP 21/21
ATK 15
DEF 15

ベス Lv9
HP 38/38
MP 10/10
ATK 36
DEF 30

メタ Lv9
HP 6/6
MP 35/35
ATK 16
DEF 115



〜港街 少年宅〜

母「あぁ、なんて清々しい!これまでどこへ遣っても帰ってきたあの忌々しいクソガキも今頃は魔物に食い殺されていることだろう!…でも、もし、無事に帰って来たときは奥の手…」

母は包丁を手に取った!

母「誰も蘇生出来ないようにバラバラにして埋めてやるわ…アハハハハハ!」


〜隣村 旅人の宿〜

少年(秘薬持って帰ったら…お母さん少しは笑ってくれるかな…?楽しみだな…おやすみなさい……)
23 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/08/19(金) 23:06:25.10 ID:cJBp25DDO
中断の書を読みます、また近いうちに
書く側に なって初めて 気がついた 書く大変さと 乙の喜び

ダメ出し等あれば言って頂ければ幸いです
24 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/08/19(金) 23:25:37.97 ID:gvOJhtNvo
おつん
25 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/20(土) 02:10:33.23 ID:+OIs4jCDO
おつ!

こういうの好きだぜ!
26 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/20(土) 03:17:08.91 ID:j7x7EGUDO
おまけ&補足

〜SHK戦闘講座〜

赤縁眼鏡メタ(皆さんこんにちは、この講義を担当させて頂くメタと申します)

赤メタ(本日は技とステータスについての講義になります)

赤メタ(まずは技についてです、技には様々な種類があり、基本的にMPを消費して意識的に発動させますが中にはHPを消費したり常時発動するものもありますね)

赤メタ(また、技は4段階に分かれておりα、β、γ、Ωで表わされます、αが一番初歩的でβγΩと効果が上がっていきます)

赤メタ(さて、次はステータスについてですがそれぞれの表す意味については省略します、本日は一歩踏み込んでステータスが上下する条件について学びましょう)

赤メタ(まず一つ目に、経験を積むことによるレベルアップ、二つ目に身体の成長や老化、三つ目に特殊なアイテムによる変化、そして四つ目に技による一時的な変化が挙げられます)

赤メタ(また、ステータスには個人差、職業差があるので自分に合った計画的な成長を心がけましょう)

赤メタ(さて、そろそろお別れのお時間です、講師は私、メタが担当させて頂きました、それでは皆さん、ごきげんよう)

〜エンディング〜
対話α 自分よら低レベル且つ明確な意志を持つ者と意思の疎通をする 常時発動 MP不使用
自爆α 自分を犠牲に周囲に強力な爆発 HP全使用
転位α 自分から数メートル以内の場所に瞬間移動する
治療α 対象一名のHPを僅かに回復する
解毒α 対象一名の比較的弱い毒を消し去る
強打α 力を込めて対象一名をを攻撃する
暴走α 敵味方関係無く全力で攻撃する
火球α 小さな火の玉を作り出し、操る
竜巻α 小さな竜巻を作り出し、操る
隼刃α 高速で対象一名を複数回攻撃する
27 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/20(土) 12:10:36.70 ID:j7x7EGUDO
補足の補足

迷彩α 少しの間自分を周囲の色に似せる
気付α 対象一名の睡眠と目眩を治療する

携帯で書いて携帯で投下、ペースが遅いのは許して頂ければ幸いです
28 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/21(日) 12:51:39.22 ID:UZDUqsUh0
>>1
がんばれ
失踪しないならいつまでも待つよ!
29 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/08/21(日) 22:56:32.20 ID:bDb5znlDO
〜翌朝 隣村入り口付近〜

少年(みんなー!おっはよー!)

スラ(おはよう!なんだか凄く元気だね!)

ベス(ったく、朝っぱらからうるせえな…あー眠い)

メタ(おはようございます、あ、少年さん、秘薬はしっかり失敬してきましたよ)

少年(ありがとうメタ!…けどもしばれたらどうしよう…これって犯罪だよね…?)

メタ(それについては心配ありませんよ、犯人は貴方ではなくスライムの形をした魔物なのですから、それ以前に夜の闇の中で私を見つけ、捕まえることが出来る人間はそういないでしょうがね)

スラ(メタすごい!今度ボクにやり方教えてよ!)

メタ(分かりました、ではまず身の隠し方から…)

ベス(おいこらやめろ!スラに変なこと吹き込むんじゃねぇ!)

少年(早くいこうよ!お母さんに秘薬届けなくちゃ!)

メタ(そうですね、では、行きましょうか)

スラ ベス(うん!)(あぁ!)



メタ(…お母さん、ですか…何だか少し嫌な予感がしますね……)ボソッ
30 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/08/21(日) 22:57:31.82 ID:bDb5znlDO
〜翌朝 隣村入り口付近〜

少年(みんなー!おっはよー!)

スラ(おはよう!なんだか凄く元気だね!)

ベス(ったく、朝っぱらからうるせえな…あー眠い)

メタ(おはようございます、あ、少年さん、秘薬はしっかり失敬してきましたよ)

少年(ありがとうメタ!…けどもしばれたらどうしよう…これって犯罪だよね…?)

メタ(それについては心配ありませんよ、犯人は貴方ではなくスライムの形をした魔物なのですから、それ以前に夜の闇の中で私を見つけ、捕まえることが出来る人間はそういないでしょうがね)

スラ(メタすごい!今度ボクにやり方教えてよ!)

メタ(分かりました、ではまず身の隠し方から…)

ベス(おいこらやめろ!スラに変なこと吹き込むんじゃねぇ!)

少年(早くいこうよ!お母さんに秘薬届けなくちゃ!)

メタ(そうですね、では、行きましょうか)

スラ ベス(うん!)(あぁ!)



メタ(…お母さん、ですか…何だか少し嫌な予感がしますね……)ボソッ
31 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/08/21(日) 22:58:54.88 ID:bDb5znlDO
〜翌朝 隣村入り口付近〜

少年(みんなー!おっはよー!)

スラ(おはよう!なんだか凄く元気だね!)

ベス(ったく、朝っぱらからうるせえな…あー眠い)

メタ(おはようございます、あ、少年さん、秘薬はしっかり失敬してきましたよ)

少年(ありがとうメタ!…けどもしばれたらどうしよう…これって犯罪だよね…?)

メタ(それについては心配ありませんよ、犯人は貴方ではなくスライムの形をした魔物なのですから、それ以前に夜の闇の中で私を見つけ、捕まえることが出来る人間はそういないでしょうがね)

スラ(メタすごい!今度ボクにやり方教えてよ!)

メタ(分かりました、ではまず身の隠し方から…)

ベス(おいこらやめろ!スラに変なこと吹き込むんじゃねぇ!)

少年(早くいこうよ!お母さんに秘薬届けなくちゃ!)

メタ(そうですね、では、行きましょうか)

スラ ベス(うん!)(あぁ!)



メタ(…お母さん、ですか…何だか少し嫌な予感がしますね……)ボソッ
32 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/08/21(日) 23:00:02.39 ID:bDb5znlDO
〜洞窟 隣村側入り口〜

スラ(うわぁ!明るいよ!すごいすごい!)

メタ(魔力線が復旧したようですね、これなら比較的安全に通れるでしょう)

ベス(よっしゃ!突っ走るぞ!スラ、競走だ!)ダダダダダ!

スラ(ま、待ってよベス兄!ずるいよ!)トテトテトテ

メタ(あぁもう、あんまり走ると転びますよ!…全く、少しは落ち着きというものをもって欲しいですね、さぁ、置いてかれたら面倒です、私達も急ぎましょう!)タタタタタ

少年(うん!って速いよちょっと待ってよ!)トテテテテ

〜洞窟 港街側入り口〜

ベス(ちっくしょー!負けたぁー!)

メタ(…ふう、私としたことがつい本気になってしまいました)

少年 スラ(ゼエ、ゼエ…ハァ、ハア…)

ベス(なんでそんなに速いんだよクソっ!)

メタ(メタルスライムは素早さが命ですから、さて、スラさんと少年さんの息が整い次第出発しましょう)
少年(うん、ゼエ…そうしてもらえると、ハア…助かる…よ、ハァ…)

33 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/08/21(日) 23:01:51.53 ID:bDb5znlDO

〜港街付近の草原〜

ベス(そういえば少年とメタはこれから先どうするんだ?俺とスラは首都へ向かおうと思ってるんだが)

少年(僕はこのまま帰るよ、酷いことされてもお母さんはお母さんだもん、一緒に暮らしたいよ)

メタ(私は少年さんに着いていきますよ、息子にこんなことを何度もさせるような親です、これで終わりということもないでしょう、何かが起きれば駆けつけますし、お使いに出されたならモンスターの魔の手から彼を守りますよ)

スラは辺りを転がって遊んでいる!

ベス(そうか、まぁメタが側にいれば大丈夫だろう、…ってことは俺達のパーティーはもうすぐ解散ってことか、ずっと一緒に旅してた訳でもないのになんだか少し寂しいな…)

メタ(何を言ってるんですか、ベスらしくもない、貴方は勇者を倒すのでしょう?そんな心持ちでは倒せるものも倒せなくなりますよ)

少年はスラのてっぺんを握っている!

ベス(お、おう!そうだな!俺にはやらなきゃならねぇことがあるんだ!感傷に浸るのはそのあとだ!)

メタ(そうです、やはりベスはこうでなくてはなりませんね、おや、早いものですね、もう港街が見えてきましたよ)

34 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/08/21(日) 23:04:07.74 ID:bDb5znlDO
〜草原 港街入り口付近〜

ベス(んじゃ、ここでお別れだ!元気でな!少年!)

スラ(またいつか一緒に冒険しようねー!)

少年(うん!またいつか、きっとだよ!じゃあ!またね!バイバイ!)トテテテテ


ベス(…さて、俺達も少し休んだら出発するか!)

スラ(うん!)

メタ(コホン、えー、その前に、短いながらも旅路を共に歩んできた仲に免じて一つお願いがあるのですが宜しいですか?)

ベス(おう、なんだ、言ってみろよ)

メタ(私はこれから少年さんの家へ様子を見に行くのですが、スラさんとベスにもついてきて頂きたいのです)

ベス(ああ、別にいいぜ、一度母親の顔を拝んでみたいしな、だがなんでいきなりそんなことをいいだすんだ?)

メタ(いえ、これといった理由は無いのですが…なんだか嫌な予感がするのです、杞憂ならいいのですが、一応、念のために)

ベス(そうか、よし、んじゃ行くぞ!)

スラ(おー!)

メタ(少年さんの家の場所は調べてあります、人目を避け、先回りするため裏道を使います、急ぐのではぐれないでくださいよ!)

ベス スラ(おう!)(大丈夫だよ!)

35 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/08/21(日) 23:06:01.86 ID:bDb5znlDO
〜港街 少年宅前〜

少年(僕が秘薬を持ち帰ったら、お母さんどんな顔するかな?どんなこと言うかな?楽しみだな、ドキドキするな…)

少年「た、ただいまー!」ガチャ

母「!?お、おかえり」(このクソガキ!どれだけ悪運がいいんだい!)

母「全く、こんなに服を汚して!ほら、さっさと着替えな!」(仕方ない、こうなりゃあたしが直々に…!)

母は包丁を握りしめ、ゆっくりと少年の背後に近づいた!

少年「お母さん!僕、お腹空い…た……」クルッ

少年「お母…さん…?」

母が襲い掛かってきた!

少年「ど、どうして?なんで!お母さん?やめっ!」

母のこうげき!少年に8のダメージ!

母「チィッ!外したか!すばしこいガキめ!」

少年「やめてよ!どうして、どうしてこんなこと!?」

母「どうしてェ?そんなの単純さ!てめえが邪魔だからだよ!」

母「だがな!てめえを捨てたり殺したりしたらあたしの世間体は地に墜ちるだろう?」

母「だから代わりに街の外の薄ぎたねえ魔物どもに殺ってもらおうと思ってたんだよ!」

少年は震えている!

母「だが、てめえは帰ってきた!どこへ遣っても帰ってきた!もう我慢の限界なんだよ!」

母「おしゃべりはここまでだ!消えな!吸魔γ!」

少年はMPを67吸い取られた!

母「死ねええぇぇェェ!!」
少年「ひっ…!」
36 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/08/21(日) 23:07:11.83 ID:bDb5znlDO










タァン!!!






37 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/08/21(日) 23:08:39.80 ID:bDb5znlDO
少年の発砲!母に35のダメージ!

母「ッ!てめェ!どこでそんなモノを!ああああぁぁおぁァァァ!!!!」

少年「ッ!ーー!」

タァン!タァン!!タァン!!

母に34のダメ母に38のダ会心の一撃!母に91のダメージ!

母「チ…クショウ…!チキショウチクショウ!!ウアアアアアぁぁぁ…ぁぁ……ぁ…」ドサッ

母を倒した!少年はLv10に上がった!吸魔αを修得!

パリーン!

少年「!!?」

メタ(大丈夫ですか!?少年さん!…こ、これは……!)

ベス(無事か!?少年!…ッ!?…スラ、お前は見ちゃダメだ……)

メタ(と、とりあえずスラさん!少年さんの治療をお願いします!それよりこの死体をどうにかしなければ…)

スラ(分かった!治療α!)
少年(どうしよう…僕…なんてことを……!)


ドンドンドン!

一同(!!!)

38 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/08/21(日) 23:11:27.35 ID:bDb5znlDO
宿主「おーい、どうかしましたかー?もしかして坊主!帰ってきたか!?」

少年「っ!!」ガチャ

宿主「おう!坊主!無事だった…か……!」

少年「う、うわぁあぁぁぁあぁぁん!!」ダッ!ギュッ!

宿主(血を流して倒れたクソババアが持ってる血のついた包丁、そしてこの充満した独特の匂い……はっはー、そういうことか)

少年「お、おじさん!僕、僕…!」

宿主「…なにも言うな、言わなくていい、それよりも今の騒ぎで誰かが保安官に通報したかもしれない!一旦うちの宿屋に来い、話はそこで聞こう」

少年「えぐっ…スラ達も、いい?」

宿主「ああ、もちろんだ、さぁ、急ぐぞ!」


〜港街の宿 地下の酒場〜

宿主「ここならひとまずは大丈夫だろう、準備中だしな、さて、詳しい話を聞かせて貰おうか、まぁ、ゆっくりでいいさ、まずはいちごとうふでも食って落ち着くんだな」

少年「ありがとう…いただきます……」


〜時間経過〜

宿主「ふむ、大体のことは分かった、しかしさっき保安官が来た、どうやら坊主を探してるようだ、はっはっは!大罪人だな坊主!」

少年「そんな…僕、捕まったら…!」

宿主「悪いがウチじゃあ匿うことは出来ねえ、だが、手助けは出来る、そうだな、ちょっと待ってろ!」ゴソゴソ

スラ(少年…元気出して…!よくわからないけどきっとなんとかなるよ!)

少年(スラ……ありがと、そうだよね、うん!なるようになるさ!)

宿主「よし、坊主!これを着な!」

少年「えっ」
39 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/08/21(日) 23:13:10.85 ID:bDb5znlDO
〜更に時間経過〜

宿主「後はこれで髪を纏めれば…よし、完璧だ!」

スラ ベス メタ(((………)))

少年「えっと…これ女の子の服……」

宿主「ああ、ウチの姪っこのお下がりだが我慢してくれ、しかし予想以上によく似合うな!」

少年「えと、そうじゃなくて…」

宿主「これなら保安官にも見つからないだろう!肌は白いし身体も華奢だしばっちり女の子だ!そうだな…暫くは少女と名乗るんだな!」

メタ(確かにこれなら誰が見ても別人ですね、仮の名を名乗るのも名案です)

ベス(お、おう)

スラ(本当に少年じゃないみたい!)

少女「うう、ぼ…わ、私はもう休むよ、明日には港街を出てスラ達と一緒に首都を目指すんだ」

少女(ね?いいでしょ?みんな)

ベス(そうか…おう!もちろんだ!歓迎するぜ!)

スラ(えへへ、これからもよろしくね!)

メタ(私は貴方につき従うだけですよ)

宿主「そうか、…坊主のこと、しっかり守ってやってくれよ、頼んだぞ、お友達さんよ!」

三匹は力強く頷いた!

メタ(では、私達はこれで、少ね…少女さん、明日の待ち合わせは言わなくとも分かりますね?)

少女(うん!もちろん!じゃ、おやすみ!また明日!)


40 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/08/21(日) 23:16:28.30 ID:bDb5znlDO
〜翌朝〜

宿主「もう行くのかお嬢ちゃん、着替えは何着か入れといたから、汚れたらちゃんと着替えるんだな!」

少女「色々ありがとうおじさん、じゃあ、またね!あ、あとこれ!」チャリン

宿主「気をつけていけよー!死ぬんじゃねーぞー!」

宿主「100G…か、だからウチは一泊3Gだってのに…頑張れよ、坊主…!」

宿主「あ、保安官さん?え、少年?ああ、あの坊主なら夕べ隣村に向かうって言って走ってったぜ、まぁ今頃魔物にやられてくたばってるだろうさ」


〜首都へ続く街道〜

ベス(結局パーティーは解散しなかったな、なんだか嬉しいぜ、よし、いざ!首都へ!そして魔王城跡地へ!)

少女 スラ メタ((うん!))(ええ!)





〜首都〜

??(マオう…こロす……)



第一章 幕開けは魔物と共に 完
41 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/08/21(日) 23:21:34.30 ID:bDb5znlDO
丁度よく教会があったので冒険の書に記録します、また近いうちに
三連投の恥ずかしさと空しさを知った
なお、今の所疾走するつもりはございません

疑問、矛盾等があれば書いてくれれば嬉しいです、では
42 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/22(月) 00:04:46.11 ID:tEBL0zqDO
少年の母に対する気持ちが少しあっさりしすぎな気がしたな

あと言葉遣いは少年の時のままがいい


おつ
43 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/08/23(火) 12:18:27.99 ID:gj1N2LMDO
〜首都へ続く街道〜

ベス(のどかだなー)ポケー

スラ(のどかだねー)ポケー

メタ(無理もないですよ、港と首都を結ぶ重要な道なのでしょうから、そんな頻繁に魔物が出て来られたら逆に驚きますよ)

スラ(だよねー、へーわが一番だよねー)ポケー

ベス(でもなー、ものたりねーなー)ポケー

メタ(しかし本当に今日は穏やかで暖かい天気ですね…なんだか私まで…眠く……ふあー…)ポカポカ

少女(お母さんをこの手で…でもあれは襲い掛かってきたから仕方なく…でも結果的に殺しちゃったし…でも今頃教会で蘇生されてピンピンしてるはず…でも、でも、でも……)ブツブツ

少女(昨日落ち着いてから出来るだけ普通に振る舞うようにはしてたけど…最後はちょっと空回りかなぁ…でも、いいか、宿代はしっかり渡せたし、…でもあれで足りるかな…小さい頃から沢山お世話になったしな…懐かしいなー…)ブツブツ

メタ(少女さんもさっきからずっと考え事してるようですし…まぁ無理もないですね、宿では元気でしたがやはり母親の死に顔を簡単に忘れることは出来ないのでしょう、…しばらくはそっとしておきましょうか……ふ、ふあーあ…ねむ…)ポカポカ

44 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/08/23(火) 12:20:23.59 ID:gj1N2LMDO
〜時間経過〜

少女(……くよくよしてても仕方ないよね…!こういう時だからこそ元気出さなきゃ!うん!)

メタ(んぅ…ふあー…す、少し眠りかけてしまいました、いけないいけない)

ゴブリンが現れた!

スラ ベス(うつら…うつら…)

しかし少女達はまだゴブリンに気がついていない!

少女(あ、そうだ、ねえメタ、一つ提案があるんだ)

ゴブリンは眠っている!

少女(首都についたら役所の魔物庁にメタ達を登録したいんだ、僕をトレーナーにしてさ)

少女達はゴブリンの側を通りすぎた!

メタ(ああ、聞いたことがあります、魔物使いが世間に認知されてきたことによって最近出来たシステムですね)

0の経験値を獲得!

少女(うん、登録すればメタ達も僕と一緒に街に入れるよ!)

0Gを手に入れた!

メタ(そうですね、私は賛成します、街の外は私達にとっても何かと危険ですから、特に夜間は凶暴な魔物が増えます、貴方が朝街の外へ向かったら三種類のスライムの亡骸が…なんてことも考えられます)

少女(!…登録しよう!今すぐ!早く!ね?いいよね?ベス!スラ!)

メタ(落ち着いてください!ちょっとした冗談ですよ、……ほら!スラさん!ベス!いい加減起きたらどうですか?)

45 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/08/23(火) 12:22:05.60 ID:gj1N2LMDO
〜かくかくしかじか〜

スラ(賛成賛成!ボクも街の中に入れるんだよね?やったやった!首都まだかなー!楽しみだなー!)

ベス(いいんじゃねぇか?ただ少女がトレーナーってのがちと気に食わねえがな)

メタ(では、決まりですね、首都についたらまず魔物庁に行き私達を登録、その後宿を探し街を散策することにしましょう)

少女(だね!…あれ、なんだろうあの人?)

ベス(後ろからついてきてるのは…魔物、だな)

スラ(ってことは魔物使いだね!あの人!)

メタ(こちらをじろじろ見てますね、目を合わせないように通り抜けましょう)
ガシッ!

茸頭の男「ンッンー、ちょーっと待ったお嬢ちゃん、キミトレーナーだよねー?トレーナー同士が鉢合わせたらすることは一つ!さ〜ぁレッツバトル!」

少女「え、えっとそのわ、私は…」

茸頭「つべこべ言わなーい!行けっ!ゴブリン!バイオむかで、ホイミスライム!」

茸頭のパーティーが勝負を仕掛けてきた!

ベス(お!久しぶりの戦闘か!燃えてきたー!)

スラ(がんばろー!)

メタ(仕方ないですね、全く)

46 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/08/23(火) 12:25:17.76 ID:gj1N2LMDO
茸頭「ゴブリンは強打α!バイオむかではあいつらに突撃!ホイミスライムは下がって傷ついた仲間の回復!行け!」

少女「えっ…あ、う…」

スラ(少女!ここはボクたちに任せて!)

ベス(本当に馬鹿だなコイツ!自分の手の内大声で晒してやがる!)

メタ(ベスに言われるなんて本当に救いようのない馬鹿なのですね!)

ベス(うるせえ!ほら!来るぞ!)

メタ(分かってますよ!私は前衛二匹を足止めします!スラさんとベスはホイミスライムを叩いて下さい!)

スラ ベス(分かった!)(任せろ!)

茸頭「クックック…どうしたんだいお嬢ちゃん?ただ突っ立ってるだけじゃキミのぷよぷよタマネギやられちゃうよ?」

ベス(誰がタマネギだって!!?アッタマ来たあのキノコ!全力で叩き潰してやる!いくぞスラ!)

スラ(うん!!)

スラの攻撃!ホイミスライムに12のダメージ!

ベスの強打α!ホイミスライムに46のダメージ!ホイミスライムを倒した!

茸頭「ほらほらキミィ、もう一匹やら…れ……!!?なっ…!ぜ、前衛どもは何を!」

メタはゴブリンとバイオむかでの前に立ちふさがった!
ゴブリンの強打α!メタに1のダメージ!
バイオむかでの攻撃!ミス!
メタの竜巻α!ゴブリンに10のダメージ!バイオむかでに8のダメージ!

ゴブリンの攻撃!ミス!
バイオむかでの攻撃!メタはひらりとみをかわした!

47 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/08/23(火) 12:27:19.89 ID:gj1N2LMDO
メタ(ふふふ…、二人がかりでも私を倒すことが出来ないとは、全く情けないですね)

茸頭は混乱している!

少女は混乱している!

ベス(待たせたなメタ!流石にいい仕事しやがる!)

スラ(お待たせー!さあ、一気に行くよ!)

メタの隼刃!ゴブリンに7のダメージ!ゴブリンに7のダメージ!

スラの攻撃!ゴブリンに11のダメージ!ゴブリンを倒した!

ベスの強打α!バイオむかでに27のダメージ!

茸頭「くっ…!」

バイオむかでの攻撃!ベスに9のダメージ!

メタの火球α!バイオむかでに19のダメージ!

スラの攻撃!バイオむかでに6のダメージ!

ベスの強打α!バイオむかでに32のダメージ!バイオむかでを倒した!

茸頭のパーティーを倒した!スラ、ベス、メタがLV10になった!

スラは湧攻αを修得
ベスは根性αを修得
メタは火球βを修得
48 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/08/23(火) 12:28:37.98 ID:gj1N2LMDO
茸頭「な、ななナな…なんてこと!おっ、覚えてろよー!」

茸頭は逃げ出した!

ベス(へっ!ただの雑魚だったな!)

スラ(楽勝楽勝!余裕余裕!)

メタ(さて、先を急ぎましょう、無駄な時間を使ってしまいました、遅くなると役所がしまってしまいますよ)

少女(え、あっう、うん!)

〜更に時間経過 首都入り口付近〜

スラ(やった〜!とーちゃくだよ!)

ベス(案外早く着いたな)

メタ(街道の整備が行き届いてましたからね、さぁ、魔物庁へ登録しに行きましょう)

少女(うん!えーと、どこだろ…?……あっ!あの建物かな?)

〜魔物庁〜

ベス(こういうところに入るのは初めてだな、なんかこう、少し落ち着かねぇな)

スラ(魔物が沢山いるよ!スライム族もいる!)

少女(じゃあ登録するよ、えっと、こっちかな?)

少女「す、すみませーん!わ、私、トレーナー登録したいんですが…!」

役所の男「あ、お嬢ちゃんトレーナー登録かな、じゃあこの紙にお名前とお家がある街の名前と………」

49 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/08/23(火) 12:30:24.75 ID:gj1N2LMDO
〜数分後〜

役所の男「これでよし、っと!さて、お嬢ちゃんは今日からトレーナーの仲間入りだ!その三匹のスライム、中々いい目をしてるから大切にしてやるんだぞ!」

少女「は、はい!その…ありがとう…ございます、!」

役所の男「ああそうだ、他のトレーナーをみかけても手当たり次第に勝負を仕掛けるのはマナー違反…つまりいけないことだから気をつけてね!」

一同((((………))))


〜首都 トレーナーの宿〜

少女(無事チェックインできたね、良かったー!)

スラ(ボクたちも一緒に泊まれるんだね!ベッドふっかふかだー!)ボヨンボヨン

ベス(スラ!ベッドの上であまり跳ね回るなよ!)

メタ(今日はもう遅いです、街の散策は明日にしましょう、では、私はそろそろ休みます)

ベス(そうか、よしスラ、俺達も休もうぜ)

スラ(はーい!)ボヨンボヨン

少女(じゃあ僕も休むよ、みんな、お休みなさい!)

〜1日の終わり〜

全員 LV10
首都に到達
トレーナー登録完了
トレーナー撃破 茸頭

50 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/08/23(火) 12:31:42.95 ID:gj1N2LMDO










〜首都 住宅街 民家〜

??「「「「…」」」」ガチャ

人「!?な、なんだいあんた達!人の家に勝手に上がり込んで!」

…パリン!パリン!パリン!
パタン…ゴソゴソ…

人「おいあんた達!人の家に勝手に上がり込んだ挙げ句住人の前で堂々と物盗りたぁいい度胸じゃねーか!」ガシッ!

??「…」ザクッ!

人「!…ぐ、かはっ…!」ドサッ


ゴソゴソ…ゴソゴソ…パリン!…ゴソゴソ…
51 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/08/23(火) 12:33:59.34 ID:gj1N2LMDO
中断の書を読みます、ではまた近いうちに
矛盾等があれば指摘していただければ幸いです
52 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/23(火) 15:54:59.45 ID:W7ETSgrDO
おつ

楽しみにしてる
53 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/24(水) 10:06:31.49 ID:9Rc+wiQDO
おまけと補足とお茶濁し

吸魔α 対象一名から魔翌力を微量吸収する

吸魔γ 扇状の範囲内の魔翌力を大量に吸収する

火球β 大きな火の玉を作り出し、操る

湧攻α 対象一名のATKを一時的に少し上昇させる

根性α 致死量のダメージを受けても極稀にHP1で耐える
54 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/24(水) 10:32:09.15 ID:GvTGFa5co

だんだん混乱してくるからキャラごとの覚えてる技一覧とかあると嬉しいなぁ
あと、今後はずっと女装して行くの?
55 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/24(水) 14:57:17.45 ID:9Rc+wiQDO
>>54
メタ(そうですね、確かに各々の覚えた技を一覧にしておけば作戦を立てやすくなりますね、近いうちに作ってみます)

メタ(それと少女さんには当分の間は少女さんでいてもらいます、トレーナー登録は少女さんの名前でしてしまいましたし何より捕まったら大変ですからね)
56 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/08/25(木) 15:38:03.78 ID:90d6K6sDO
〜翌朝 トレーナーの宿〜

少女「…ん、ふぁ…んぅー!っはぁ…」

メタ(あ、少女さん、おはようございます)

少女(メタおはよう!早起きだねー!スラとベスは…うん、ぐっすり眠ってるね)

メタ(今までは私が起こしていましたが、今日はゆっくり寝かせてあげましょう、それより少女さん、ちょっとこれ見て下さい、先程届いた物です)

少女(なになに?えっと、首都新聞?どれどれ……)


首都住宅街の惨劇!一晩に20件の強盗殺人事件、死者38名


少女(っ!…「蘇生された被害者の証言によると犯人の四人組の男女は時々「勇者」や「魔物」等と呟いていたという」……!…これって、まさか…!)

メタ(はい、恐らくベス達の村を襲った者達、もしくはその関係者でしょう)

少女(…ということは自称勇者たちはまだこの街に?)

メタ(はい、恐らく、今首都は厳戒態勢で要所要所で検問が行われているようですからそう簡単にここから出ることは出来ないでしょう)

少女(そっか、じゃあ今日は観光しながら勇者探しだね!がんばろー!)

メタ(そうですね、ああ、この騒動で半ば忘れられているでしょうが少女さんも一応お尋ね者です、はしゃぎすぎないようにして下さいね)

57 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/08/25(木) 15:39:10.70 ID:90d6K6sDO
スラが目を覚ました!

スラ(少女、メタ!おっはよー!二人とも早起きだねー!)

少女(おはよー!朝から元気だね!)

メタ(おはようございます、さて、スラさんも起きましたしそろそろ朝食を摂りに行きましょうか、ほら、ベス、ご飯ですよ、ご・は・ん)

ベス(ん…?……ごはん、ごはん…飯!飯だ!よし食うぞ!腹減ったー!)ガバッ

少女 スラ((あ、あはは…))

メタ(やれやれまったく、扱いやすくていいですがもう少し何とかならないものですかね……)

ベス(飯だー!)






第二章 狂気を宿した勇者の瞳

58 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/08/25(木) 15:41:33.56 ID:90d6K6sDO
〜首都 商店街〜

ベス(ふー!食った食った!)

スラ(今日は街を見て回るんだよね?どこ行くのかなー)

メタ(はしゃぎすぎてはぐれないで下さいね、あぁ、それはそうとベス、どうやらこの街の中に貴方の仇、つまり勇者がいるようですよ)

ベス(な、なんだって!?どういうことだ、詳しく聞かせろ!)

〜斯く斯く云々〜

ベス(な、なんて奴らだ…!クソッ、魔物だろうが人間だろうが見境無しかよ!)

スラ(だからなんだか昨日より人が少ないんだねー)
メタ(物騒な事件が起きましたからね、仕方ないでしょう)

ベス(よし!町中捜してぶっ飛ばしてやる!いくぞ!お前ら!)

メタ(ベス、落ち着いて下さい、首都は非常に広く複雑な街です、私達が1日中捜し回っても見つけることはほぼ不可能でしょう、今保安官の皆さんが総動員で捜索している様なので、とりあえずは彼らに任せた方がいいでしょう)

メタ(………彼らが保安官に捕まったらそれで終わり、捕まえることさえ出来なければ私達なんかに勝ち目はない、どちらにせよ私達に出番はありませんがね…)ボソッ

59 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/08/25(木) 15:43:11.19 ID:90d6K6sDO
スラは店に並んだ果物を見つめている!

ベス(じゃあ俺は何をしてればいいんだ!倒すべき奴がすぐそこにいるかも知れないのにただボーッと遊んでろってのか!?)

スラは店に並んだ果物を見つめている!

少女(あ、そうだ、ねえみんな、図書館に行ってみようよ、首都の図書館はものすごい大きいらしいから勇者のお話しや伝説の本だってきっと沢山あるよ)

スラは店に並んだ果物を見つめている!

メタ(そうですね、仮にも勇者を名乗っているのならその話や伝説には少なからず彼らの行動に繋がる何かがあると考えられますね)

店主は笑いながらリンゴを一つ取ってスラに渡した!

ベス(そんな悠長なこと言ってるんならその間にも奴らを捜した方が…!)

スラは店主の前で宙返りして喜んだ!

メタ(敵を知ることも重要なことです、もし危機的状況に陥った時、持っている知識量が貴方の生死を分けるかもしれません、相手が強敵ならば尚更です)

店主は笑いながら拍手した!

ベス(…っ!あぁ!分かったよ!図書館だ、図書館に行けばいいんだろう!?そうと決まればさっさと行くぞ!情報集めてぶっ飛ばしてやる!)

スラはリンゴを頬張って走り去った!

メタ(ふふふ、では早速図書館へ向かいましょうか)



ベス(あれ、スラ、お前いつの間にリンゴなんて貰ったんだ?まさかメタみたいに盗んだわけじゃないだろうな?)

メタ(………)カチン

60 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/08/25(木) 15:44:28.85 ID:90d6K6sDO
〜首都 図書館前〜

ベス(う…うおぉ…)

スラ(う…うわぁ…)

少女(す…すごい…)

メタ(こ…これは…)

ベス(でけぇ!!)

スラ(おっきい!)

少女(よ、予想以上だよ…!)

メタ(壮観…ですね…)

ベス(よし!突撃!)ダダダダ

スラ(おー!)トテトテトテ

少女(ま、待ってよ!)トテテテテ

メタ(図書館では静粛に、ですよ!)タタタタ

〜首都 図書館内〜

ベス(うひょー…一面本だらけだ…)ヒソヒソ

スラ(ボク達は文字読めないけどねー)ヒソヒソ

ベス(だなー、よし、後は少女とメタに任せた!)ヒソヒソ

メタ(文字が読めないのなら仕方ないですね…)ヒソヒソ

少女(お願いだから静かにしててね…)ヒソヒソ

61 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/08/25(木) 15:45:40.14 ID:90d6K6sDO
〜時間経過〜

少女(えーと…本の区分によるとこのあたりかな?)ヒソヒソ

スラは眠っている!

メタ(ですね、おとぎ話や伝説の本がズラリと…もういっそのことここに住んでしまいましょうか)ヒソヒソキラキラ

ベスは眠っている!

少女(メタが図書館の主、かあ…うん、お似合いだね、けど図書館に来ることになったのは僕のおかげだよね)ヒソヒソ

ベスは勢いよく寝返りをした!

メタ(いえ、もし貴方が図書館へ行こうと言わなければ私が提案し、何としても押し通してましたよ、街の名所は事前に調べてましたから)ヒソヒソ

ベスは本棚にぶつかった!

少女(…だからあの時ベスにあんなこと言って脅してたんだ…あ、あの本なんてどうかな?……「勇者伝」…うん、それっぽい!)ヒソヒソ

なんと本棚の本が崩れ落ちてきた!

少女(なんだか向こうが騒がしいね、ベス達何もやってないよね?)ヒソヒソ

ベスに1のダメージ!

メタ(心配ですね、しかし今はこの本を開き、読む事が先です、…中々古い本ですね、大切にしなければなりません)ヒソヒソ

ベスは埋まってしまった!

少女(そうだね、破ったりしたら大変だよ…)ヒソヒソ

少女は「勇者伝」を開いた!

62 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/08/25(木) 15:48:35.82 ID:90d6K6sDO
少女「わ、わぁっ!?」

メタ(!!?)

「勇者伝」はなんと悪魔の書だった!

悪魔の書が襲い掛かってきた!

少女(な、なにこれ!?)

メタ(悪魔の書という本に宿る魔物です!非常に凶暴で一度開いたら手がつけられないと聞いたことがあります!)

悪魔の書はこちらを睨んでいる!

少女(ど、どうすればいいの!?)

メタ(私達では到底かないません、しかし逃げきることも難しいでしょう、…仕方がありません、私が魔物を引き付けますのでその間に貴方は司書さんに知らせに行って下さい!)

少女(で、でも、そんなこと(私は貴方を守る為にここにいるんです!さあ、早く!)わ、分かった!行って来るよ!)

少女の転移α!

メタ(それにこんなのに暴れられたら貴重な文献達が台無しになってしまうじゃないですか……早く来て下さいよ、少女さん…!)
63 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/08/25(木) 15:55:24.08 ID:90d6K6sDO
メタは身を守っている!

悪魔の書の攻撃!メタに2のダメージ!

メタ(くっ…!防御を固めているのに…それになんて素早さですか…)

〜少女サイド〜

転移α転移α転移α

少女「…っ!」ピシュンピシュンピシュン

少女「あっ…!し、司書さん!」

司書「図書館ではお静かに…といっている場合ではなさそうですね、どうされましたか?」

少女「あ、ぁ…悪魔の書が!メタ、が!助けて!」

司書「なんですって?どこにいるのですか?」

少女「こ、こっちです…!」

〜メタサイド〜

悪魔の書の即死α!メタには効かなかった!

メタ(…ふふふ、私には効きませんよそんなもの…)
メタは身を守っている!

メタ(しかしもしここに少女さんがいたら危なかったでしょうね、良かったです…)

悪魔の書の攻撃!メタに3のダメージ!

メタ(もう、限界ですか…ああ、少女さん…後でしっかり蘇生してくださいよ…!……ッ!)
64 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/08/25(木) 15:58:39.77 ID:90d6K6sDO



悪魔の書の攻g司書の隼刃β!悪魔の書に95のダメージ!悪魔の書に98のダメージ!悪魔の書に102のダメージ!悪魔の書はただの本に戻った!

少女のレベルが10になった!対話βを修得!
メタのレベルが11になった!

司書「…ふう、危ないところでしたね、治療α」

メタの傷が回復した!

少女「す、すごい…」

メタ(…た、助かりました…か……)

司書「悪魔の書を野放しにしていたのは私の失態です、誠に申し訳ございませんでした」

少女「あっ、い、いえ、こちらこそありがとう…ございました…」ペコリ

司書「お詫びと言う訳ではございませんがどうかこちらをお受け取りください、では、私はこれで…」

宿のタダ券を手に入れた!

メタ(な、なんというか、図書館も中々物騒な場所ですね…)ゲッソリ

少女(うん、ちょっとつかれたな…)ゲッソリ

メタ(とりあえず、読みましょうか…)

少女(うん…)

65 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/08/25(木) 16:00:56.15 ID:90d6K6sDO
〜時間経過〜

メタ(ふう、大体目を通した所で役立ちそうな情報をまとめてみると)

1、勇者はその昔、港街に着くと港街の近くに巣食う魔物達を殲滅し、首都を経由し魔王城へ向かい、魔王を倒した

2、勇者が家に上がりこみ、タンスやツボを物色しても、黙って受け入れるという暗黙のルールがあった

3、勇者一行は勇者、戦士、僧侶、魔法使いの四人パーティーだった

メタ(こんなところですね)

メタ(この港街の近くに巣食う魔物をスラ達だと考えると)

メタ(家に押し入り物色するという行為と昔の暗黙のルールを破った住人の行動とその末路)

少女(そして四人パーティー……これって…)

メタ(完全に一致…ですね…)

少女(ということは勇者達の目的地はやっぱり…)

メタ(魔王城…つまり現魔王城跡地、ですね)

メタ(……さて、これだけ分かれば十分でしょう、ベス達を捜してここを出ましょう)


66 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [raga]:2011/08/25(木) 16:02:50.79 ID:90d6K6sDO
〜奴は何処だ!探せ!〜

〜図書館外〜

一同((((………))))

メタ(…なんで貴方達は図書館から追い出されてるのですか)イライラ

ベス(知らん)

スラ(ボクが起きたら本の山の側でベス兄が知らない人に怒られてた)

少女(まさか…あの時の…)

メタ(恐らくそうでしょう…全く……)

ベス(仕方ないだろ!寝てたんだからよ!んなことより飯だ!腹減った!)

少女(あ、あはは…はは…)

メタ(はいはい分かりました、ご飯を食べに行きましょうか……本当に呆れましたよ…ハァ……)
67 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/08/25(木) 16:05:51.63 ID:90d6K6sDO
さて、ここで中断の書を
また近いうちに

常に一回分の投下を貯金しているがいつ尽きるのだろうか
68 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟県) [sage]:2011/08/25(木) 21:00:45.58 ID:1ft/kkLPo
これは乙じゃなくてポニーテールうんたら
69 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/25(木) 21:41:41.71 ID:90d6K6sDO
メタ(…ふう、やっと終わりました、現時点での各々の修得した技一覧です、もしよければご覧ください)

少女 LV10
対話αβ
転移α
迷彩α
自爆α

スラ LV10
治療α
解毒α
気付α
湧攻α

ベス LV10
強打α
暴走α
根性α

メタ LV11
火球αβ
竜巻α
隼刃α
70 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県) [sage]:2011/08/26(金) 18:18:44.34 ID:L1RbadXAo
スラかわええ乙
71 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/27(土) 04:16:49.59 ID:SeWJtOoIO

少年可愛い
72 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/08/27(土) 17:43:26.89 ID:0Q9K5SYDO
〜食後〜

ベス(ふぃー、満腹満腹!)

少女(あ、相変わらず豪快なたべっぷりだね…)

スラ(ベス兄昔からよく食べるからねー!)

メタ(にしてもこれはあんまりです、どうして私達三人の食費を合わせたものより高いのですか?もうお財布の中身が空っぽですよ)

ベス(す、済まねえ、分かった、これからは少し気をつけるぜ)

メタ(お願いですからもう私に泥棒をさせないで下さいね?)

少女(そういえばメタ、これから夜までどうするの?)

メタ(そうですね…では、せっかくですから少しお金稼ぎと行きましょうか、確か近くに酒場があったはずです、そこで仕事を貰いましょう)

スラ(ボク達にも出来るお仕事なんてあるのかな?)

ベス(力仕事なら任せとけ!)

メタ(何を受けるかは酒場に入ってから決めましょう、えーと、確かこの辺りのはずですが…あ、あったあった、あそこですよ)

73 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/08/27(土) 17:45:05.42 ID:0Q9K5SYDO
〜首都 酒場〜

ガチャカランカラン

酔男A「んお?随分とちっちゃいお客さんが来たねえ」

少女(うっ…お酒臭い…しかもあのおじさん達じろじろこっち見てるよ…)

酔男B「がははっ!若えのに昼間っから酒ひっかけにくるとはデキる嬢ちゃんだ!」

メタ(貴方の様な年齢の人がここに来るのは珍しいのでしょう、無視するのが一番ですよ)

酔男C「バカヤロー!魔物を連れてるからありゃ仕事受けににきたにちげえねえ!てめえなんかよりよっぽど世間様の為になってらぁ!」

ベス(つーかなんで酒場なんかで仕事受けられんだ?場所ってモンがあんだろ全く……あークラクラする…)

酔男A「何を偉そうに!おめぇも同類じゃねーか!もちろん俺もな!」

メタ(昔からの伝統…らしいですよ、恐らく酒場が副業として始めたのでしょう…わ、私も少し頭が…)

酔男ABC「がはははは!」
少女(あれ、そういえばスラは?)

スラは酒場の真ん中でひっくり返っている!

少女 ベス メタ(((………)))

74 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/08/27(土) 17:46:24.94 ID:0Q9K5SYDO
〜首都 北門付近〜

スラ(うー…まだ気持ち悪いよ…)

ベス(大丈夫かスラ、しばらくノッケてやろうか?)

スラ(ありがとうベス兄…でも、ボクは大丈夫、頑張るよ)

少女(そういえば仕事は何を受けたんだっけ?)

メタ(えーと確か、北の山で火薬草10本とワライタケ5本の採取、それと山賊ゴブリン5匹の討伐ですね、契約金は合計50G、期限はそれぞれ3日ですね、とりあえず北の山での仕事を適当にいくつか受けておきました)

ベス(そうか、んじゃ早速北の山へ向かおうぜ、スラ、辛かったら何時でも俺に言えよ)

スラ(うん、分かった、でももう良くなってきたから大丈夫…だと思う…)

メタ(意外と優しい所もあるのですね、…少しゆっくり歩きましょうか)

〜北の山 麓〜

少女(とーちゃく!)

ベス(よし、さっさと済ませて報酬ガッポリだ!)

メタ(スラさんの体調も回復しましたしね、恐らく今日中に全て終わるでしょう)

スラ(頑張ってこー!)

一同((((おー!))))

75 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/08/27(土) 17:50:12.15 ID:0Q9K5SYDO
〜北の山 中腹〜

少女「はあ…はぁ……」

ベス(おいおい、もうばてちまったのかよ、全く体力ねーな!)

スラ(少女ー、頑張ってー!)ピョンピョン

少女(スラ…ありがとう、まだ、大丈夫、へーき…だよ…!)ゼエハア

メタ(体力的な問題もありますが何より悪路を歩くことに慣れていないのが問題でしょう、…港街は全て石畳が敷いてありましたし周辺にあったのは海と草原と小さな森だけでしたからね)

ベス(ハァ…仕方ねーな!ほら、すぐそこにちょうど休めそうな広場がある、倒れられても困るから少し休んで行くぞ!)

少女(ベス、ごめん…ありがとう……)ゼエゼエ


〜北の山 中腹 広場〜

メタ(水分は重要です、しっかり補給して下さいね)

少女(……ぷは、ありがとうメタ、落ち着いたよ)

スラは木に登って遊んでいる!

ベス(気をつけろよー!落ちたりすんなよー!)

スラ(大丈夫だよ!前は毎日一緒に森の木に登って遊んでたじゃん!)

ベス(やれやれ…元気すぎるのも考えものだぜ、そういえばメタ、仕事はどれくらい進んだんだ?)

76 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/08/27(土) 17:51:11.79 ID:0Q9K5SYDO
メタ(ちょっと待ってくださいね…えーと、今のところ火薬草が8本ですね、ワライタケはもう少し登らないと採れませんし魔物は沢山現れても山賊ゴブリンは姿さえ見せませんからね)

ベス(まだそんなもんか…結構沢山植物採取したり魔物倒したりしてると思ったんだがな…)

メタ(少女さんが火薬草以外の草を大量に採取してますからね、どれも役立ちそうなものばかりで感心しました)

少女(前から何度か薬草採りに行かされたから自然と覚えちゃったんだ、自分でも調べたことがあるからこのあたりの植物は大体分かるよ)

スラは落ち葉と戯れている!

ベス(ほー、立派なもんだ、あぁ、そうだメタ、ずっと気になってたんだがお前の故郷って何処なんだ?)

メタ(故郷…ですか、私はこの大陸の遥か南にある島の海沿いの村で産まれました、人間と魔物が共に暮らしお互いに助け合う良い村でしたよ、ああ、少女さんのように対話を使える人も数多くいましたね)

少女(だから初めて会った時僕が対話を使っても驚かなかったんだね)

メタ(はい、しかしあの時は本当にどうなるかと思いました、貴方がいなければ私は今頃どうなっていたか…)

スラ(ねー!そろそろ行こうよー!早くしないと日がくれちゃうよ!)

メタ(おっと、少し話し過ぎましたね、では、行きましょうか)

少女 ベス(うん!)(おう!)「チョーットマッター!」

77 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/08/27(土) 17:52:06.75 ID:0Q9K5SYDO
一同((((!!?))))

山賊ゴブリンAが現れた!

山ゴブA「オメーラシニタクナケレバカネトモチモノスベテオイテキナ!」

メタ(…!山賊ゴブリンのご登場ですか…!)

スラ(だけど一匹だけだねー)

ガサガサ…ガサッ!!!

山賊ゴブリンB〜Eが現れた!

ベス(言ったそばからこんなに沢山…戦いがいがありそうだ!)

メタ(お誂え向きにちょうど五匹居ますしね…降伏する気は?)

ベス(欠片もねぇよ!)

山ゴブB「ホォ、ドウヤラヤルキミテェダナ」

山ゴブC「ナラテメェラヲコロシテウバイトルマデダ!」

山ゴブD「コンヤノメシハスライムノサンショクステーキダァ!」

山ゴブE「イクゾ!ウオオオォォ!!」ダッ!

少女(く、来るよ!)

メタ(少女さんは身の安全の確保、スラさんは補助と回復、ベスは好きに暴れて下さい!)

少女 スラ ベス(分かった!)(うん!)(おう!)

78 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/08/27(土) 17:53:16.35 ID:0Q9K5SYDO
メタは火球βを放った!山賊ゴブリンBに54のダメージ!

スラの湧攻α!ベスのATKが上がった!

ベスの強打α!山賊ゴブリンAに68のダメージ!山賊ゴブリンAを倒した!

山ゴブD「!…ヨクモナカマヲー!」

山賊ゴブリンDの攻撃!ベスに10のダメージ!

少女は転移αで山賊ゴブリンDの背後に回った!

山ゴブD「!?イツノマn」

少女の攻撃!少女は山賊ゴブリンDの背中に包丁を突き刺した!会心の一撃!山賊ゴブリンDに65のダメージ!山賊ゴブリンDを倒した!

山賊ゴブリンBの攻撃!メタはひらりと身をかわした!

少女(ベス!大丈夫?)

ベス(全く問題ない、しかし中々エグいなおめぇ…)

少女(あはは…つい、ね…!あっ、忘れてた、迷彩α!)

山賊ゴブリンEの攻撃!メタに1のダメージ!

メタ(…ふむ、やはり数いても大したことないですね)

メタは竜巻αを放った!山賊ゴブリンBCEに平均13のダメージ!山賊ゴブリンBを倒した!

ベスの強打α!山賊ゴブリンEに41のダメージ!

スラの攻撃!山賊ゴブリンEに11のダメージ!山賊ゴブリンEを倒した!

山ゴブC「ヒイッ!ミンナヤラレチマッタ!」

山ゴブCは逃げだした!

メタ(おっと、どこへ行くのですか?)

しかし周りこまれてしまった!

少女「…転移α」

少女の攻撃!

山ゴブC「ヒッ!ヤ、ヤメッ!」

少女「ごめんね…」

…ザクッグサッ……

山賊ゴブリン達を倒した!

79 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/08/27(土) 17:54:02.91 ID:0Q9K5SYDO
ベス(ふう、一丁あがり!)

メタ(少女さんも大分場慣れしてきましたね)

少女(だって僕は死にたくないもん、仕方ないよ)

スラ(そうだね、かわいそうだなんて言ってられないもんね、ところで少女、服が血まみれだよ!汚したら着替えなくちゃだよね!)

少女(うん、宿に着いたら着替えて洗わないとね、…うぅ、気持ち悪い…)

ベス(よし!ならさっさと終わらせて報酬貰って宿へ行くぞ!)

メタ(街中をその格好で歩き回るのは少し問題がありますが仕方ないですね)


〜時間経過 夕方 首都 酒場〜

ガチャカランカラン

酔男A「んお?おぉ!嬢ちゃんが帰って来た…って血まみれじゃねーか!」

少女「えと、マスターさん!依頼された火薬草と、ワライタケと、えと、あと山賊ゴブリンを倒した証拠の首飾り…!持ってきました!」

酔男B「おいおい!まさか大ケガしたんじゃねーだろな…?」

マスター「ふむ、どれどれ…うん、全部過不足なくありますね、お疲れ様でした、こちらが報酬です、お受け取りください」チャリン

酔男C「バカヤロー!あの嬢ちゃんはきっと俺みてえにすげぇつえぇんだ!あれは遭遇しちまった魔物の返り血にちげぇねぇ!」

少女「あ、ありがとうございます…!」

酔男A「何を言ってるんだ!おめぇこの前ゴブリンのカップルに襲われて泣きながら逃げてたじゃねーか!」

マスター「まだ小さいのに感心したよ、正直不安だったからね、また来ることがあればその時はいい仕事を紹介してあげるよ」

酔男ABC「がはははは!」
少女「は、はい!では、また…!」

80 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/08/27(土) 17:55:13.10 ID:0Q9K5SYDO
〜首都 商店街〜

メタ(ふむ、倒した魔物から358G、仕事の報酬が合わせて500Gですか、暫くは食べて行けそうですね)

ベス(俺達の装備も少しは買えるんじゃねーか?こんな装備じゃ勇者に勝てねーぜ!)

スラ(そんなの明日でいいから今日はもう宿屋にいこうよ…ボク疲れちゃった……ねむ…)フラフラ

少女(それもそうだね、今日はもう宿に向かおう、僕も早く着替えたいし)

ベス(そうか、分かった、よし!宿へ向かうぞ!……そこの行商の売り物見てからな!)

行商「よう!何か買ってくかい?…つってももうほとんど売り切れちまったがな、あるものといえば最近開発されたこのトラップツール位だな!こいつに魔力を入れればポンッと罠が出来るって優れものなんだがまだ試作品らしくて余程器用じゃないと扱えないんだ、どうだい、お嬢ちゃん達、もし、上手く扱えれば100Gで売ってやるぜ!」

少女(…だって、この中でメタが一番器用だよね?ちょっとやってみてよ!)

メタ(そうですね、試してみますか…)

スラ(……)スヤスヤ

ベス(…仕方ねーな、そらっ、…こんなところで寝るなんてスラよっぽど疲れてたんだろーな…このままノッケといてやるか……)

行商(どうせ無理だろうな、ハァ…売れ残りかぁ)

メタはトラップツールに慎重に魔力を注ぎこんだ!

――――
―――
81 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/08/27(土) 17:56:10.27 ID:0Q9K5SYDO
――


なんとスタントラップが完成した!

メタ(これで、いいのですかね?)

行商「そうかい、やっぱりダメだった…ってなんだって!?完成したぁ!?」

少女(流石メタ!すごいすごい!)

行商「よし!100G!…いや、75Gでいい!買ってくれるね?」

少女「え、あっ…えーと…(いいよね?メタ?)」

メタ(ええ、もちろんです、いい物をみつけました)

少女「じゃあ、はい…!えっとこれで75G…と!」

行商「まいどありっ!またな!お嬢ちゃん達!」

〜宿屋 特上室〜

スラ(………)クウクウスヤスヤ

ベス(…とーちゃく!っと!うわ!流石にいい部屋だな!部屋もデカけりゃベッドもデカい!こんな部屋がタダとはな!よし!俺も寝る!おやすみ!)

メタ(私は罠を一通り作ってから休みます、どうやら作った罠は五つまで保存出来るようですから)

少女(僕はシャワー浴びて、あと汚れた服も洗わないと…先ずは洗濯かな、みんな、おやすみなさい)

〜1日の終わり〜

全員 LV16

少女 放魔α 転移β 迷彩β修得

スラ 治療β 湧防α 蘇生α修得

ベス 強打β 炎打α 氷打α 暴走β修得

メタ 隼刃β 竜巻β 落雷α 氷結α修得
82 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/08/27(土) 17:57:21.23 ID:0Q9K5SYDO








〜深夜 宿屋〜

??「……」ガチャ

ゴソゴソ…パリン!

メタ(…!?い、今のは…?)ガバッ

??「まもノ…コろす…」シャキン

メタ(…!!ス、スラさん!ベス!逃げて!!)

スラ(……)スヤスヤ

ベス(…ん?なんだよ…ふあー…)

??「…シね」ザクッ…グシャア

スラに160のダメージ!ベスに128のダメージ!スラは死んでしまった!ベスの根性αが発動した!

ベス(ぐぎっ!?な、なんなんだ一体!?…!お、お前は、ゲホッ、あの時の…!)

勇者「…しネ」

ベス(勇…sy)グシャッ

ベスに125のダメージ!ベスは死んでしまった!

メタ(相手は四人、スラとベスはもう…くっ…せめて、少女さんだけでも…少女さん!起きて下さい!)

少女(ん…んぅ、メタ?どうしたの?)ムクッ

魔法使い「!…そコカ」

メタ(っ!危ない!伏せてください!)

魔法使いは火球γを放った!火球γを放った!

メタに0のダメージ!メタは少女の前に躍り出た!メタに0のダメージ!

少女(えっ、えっ…!?どういうこと!?)

メタ(勇者達です!転移を使って早く逃げて下さい!)

戦士「キえロ」

メタ(あっ…)

ズシャァ!

メタに75のダメージ!メタは死んでしまった!

少女「メ、メタ…?あ、あぁ…スラぁ……ベス…っ…そんな…そんなぁ……」ポロポロ

戦士「まモノ…いッしョ…おまエ…マモの……?」

少女「い、嫌だ、嫌だよ…ぁ…て、転移あるf」

戦士「こロす」

ズバシャア!

少女に248のダメージ!少女は死んでしまった!





少女達は全滅した……
83 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/08/27(土) 18:01:17.70 ID:0Q9K5SYDO
中断の書の内容を覚えて唱えれば書が無くても読んだことになるのだろうか
また近いうちに

それぞれが覚える技の傾向は
スラ 回復 補助
ベス 力技
メタ 攻撃 早業
少女 変なの
って感じです
84 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/27(土) 20:34:33.65 ID:z9GvpmPIO

混乱してる少女可愛い
85 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/27(土) 21:36:00.95 ID:qj6O3tbDO
少年つええ

おつ
86 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/08/27(土) 23:29:21.28 ID:0bSg9cqNo
え?全滅?
87 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/08/29(月) 23:25:20.77 ID:yE7YwhYDO
〜首都 教会〜

コケコッコー!

少女「…ん…ぅ……」

少女「…えと、あれ…ここは…?」

少女(確か僕、あの時…うぅ…)

ガチャ

少女「ひっ!?」

神父「おや、お目覚めですかな?」ニコニコ

少女「え、あ…あの、その…わっ、私…!」

神父「何も話さなくても大丈夫ですよ、安心して下さい、ここは教会で、貴方はちゃんと生きているのですからね、さあ、お水を飲んで落ち着いて」ニッコリ

少女「ぇ…ぁ……は、はい」コクコク…コトン

少女「…っふぅ…あ、えっと、ありがとう…ございます…」ペコリ

神父「いえいえ、…話は貴方達をここまで運んできてくれた保安官さんに聞いてます…辛かったでしょう?暫くここで休んでゆきなさい」

少女「いっいえ、そんな……あっ、そうだ…!メタは…?スラは?ベスは!?」
88 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/08/29(月) 23:26:22.44 ID:yE7YwhYDO

ガチャ

ベス(よう、ようやくお目覚めか)

メタ(おはようございます、少女さん)

スラ(やったやった!少女が目を覚ましたよ!)

神父「おやおや皆さん、もう動いても大丈夫なのですか?無理をしてはいけませんよ」

少女(あ…み、みんな!)バサットテテテ

少女(よかった…!本当によかった!)ギュッ

ベス(何他人の心配なんてしてるんだ、お前の死体が一番酷い状況だったらしいぞ?)

メタ(どこか身体に異常はありませんか?あるのなら無理せずに休んでて下さい)

少女(僕はもう大丈夫だよ、心配しないで)

神父「…その様子だともう大丈夫そうですね、さて、皆さんの荷物はまだ宿にあるようですから、散歩がてら取りにいってはいかがですか?」

メタ(!…あぁ、そうでした、荷物を取りに行かなくては、中身が無事だといいのですが…)

ベス(そんなことより飯食いに行こうぜ!腹が減りすぎてまた死んじまいそうだぜ!)

メタ(財布は荷物の中ですよ、もしかしたらすべて盗られてるかもしれませんね、そしたらご飯はお預けです)

ベス(お、おい…嘘だろそれ…?)グギュルル…

スラ(ボクもお腹ペコペコだよー!)

少女(と、とりあえず宿屋に行こうよ、外の空気も吸いたいし)

ベス(よし!さっさと行くぞ!)

少女「…あの、神父さん、お世話になりました…!」ペコリ

神父「いえいえ、皆さんに神のご加護があらんことを…」

89 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/08/29(月) 23:27:22.70 ID:yE7YwhYDO
〜首都〜

一同((((………))))

ベス(…圧倒的……だったな…)

メタ(ですね…奇襲とはいえまさか何も出来ずに終わるとは…)

スラ(歩いてる途中で寝ちゃって気がついたら教会だったよー)

メタ(しかも彼らはまだ本気を出していないようでした……何一つ技を使っていませんでしたし…)

ベス(おいおい、冗談…じゃ無さそうだな…)

少女(あの時のことはしばらく夢に出てきそうだな…なにがなんだか分からなかったよ…)

メタ(そういえばベス、貴方まだスラには村が滅びたことを教えていないと言っていましたね?)ヒソヒソ

ベス(ああ、中々本当のこと言えなくてな…)ヒソヒソ

メタ(なら貴方はスラに一体どんな嘘をついてつれ回してるのですか?)ヒソヒソ

ベス(変な言い方をするな、…適当に悪い奴を倒す為の修行だとか言ってごまかせてるよ、今のところはな)ヒソヒソ

メタ(そうですか…まあ、悟られないように精々頑張って下さいね)ヒソヒソ

ベス(一言余計だ、全く…)ヒソヒソ

少女(あ、あれ…?いつの間にか宿屋の前通りすぎてるよ…)

スラ ベス メタ(((えっ)))

メタ(…み、皆さんまだ本調子じゃないみたいですね…私もですが)

90 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/08/29(月) 23:28:11.80 ID:yE7YwhYDO
〜時間経過〜

少女(荷物何も盗られてなくてよかったよ!)

ベス(ああ、一安心だ、さぁ、飯食いに行こうぜ!)

スラ(でもなんで泥棒は何も盗まなかったのかな?)

メタ(昔の勇者達は部屋に押し入っても壺、樽、タンス、クロゼットにしか手を出さなかったそうです、彼らはそれに倣って荷物を盗まなかったのでしょう、私達の荷物はタンスの中でもクロゼットの中でもなく、各々のベッドの横に置いてありましたからね)

ベス(ああ、よーくわかったけどさ、うん、やっぱお前本当に話が長いよな)

少女(そ、そうかな?僕は気にならないけどな)

スラ(ボクは元々聞く気ないから別にいいよ、少し位長くても)

メタ(ふむ、これでも皆さんと出会う前より大分短くなった方なのですが…更に気をつけないといけませんね、では、ご飯を食べに行きましょうか)

ベス(待ってました!)



メタ(……こうは言いましたが…見えるところにあるなら普通に盗れるはず…何かあったのでしょうか…?)ボソッ

91 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/08/29(月) 23:29:46.99 ID:yE7YwhYDO
〜食後〜

メタ(……)

スラ(ざーわーわ〜ざーわーわ〜ざーわーわ〜〜♪)

少女(あ、あはは…は……)

ベス(……………)

メタ(………)ギロッ

スラ 少女(ひろい〜さとーきびばーたけは〜♪)

ベス(………い、いや、その…)ビクッ

スラ 少女(ざーわーわ〜ざーわーわ〜ざーわーわ〜〜♪)

メタ(…………)ジーーーー

ベス(…こっ、これは違うんだ!ま、まま間違いなんだ!)ビクビク

スラ 少女 ベス(かーぜーがーとーおーりーぬーけーるーだーけ〜♪)

メタ(なんなんですかこの長い永ーいレシートは!この長さの八割はベスの胃袋の中ですよ!貴方昨日約束しましたよね?私達の前ではっきりと言いましたよね!?これからは食事の量に気をつけるとそのブラックホールみたいな胃袋に繋がる口ではっきり!くっきり!!しっかり!!!と言いましたよね!!?なんなんですか貴方!まさかもう忘れただなんて言いませんよね!?いえ、言わせませんよ絶対に!!ならば説明して頂きましょうか!!なぜ!どうして昨日よりも食事の量及び代金が増えているのかを!どうして昨日あんなにずっしりとしてたお財布が今こんなにも軽いのかを!さあ!早く!!私が納得するような説明をして下さいよ!!)
92 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/08/29(月) 23:30:48.05 ID:yE7YwhYDO

少女(メ、メタ!落ち着こう!まずは落ち着こうよ!こんなのメタらしくないよ!だから、ね?)

スラ(えっと…一番のこのあとの歌詞忘れちゃったよ…かぜの?そして?ちがうな〜、あ、あのひ?…うーん……)

ベス(そっそうだ!メタ、まずは落ち着いてくれ、な?は、話せば分かるって!)

メタ(話しても分かってくれなかったじゃないですかぁ!こんなことしておいて口から出てくるのは言い訳ばかりっ!貴方の頭の中には謝罪の言葉はないのですか!?そんなものも知らないほど貴方はバカなのですかぁ!!?)ウルウル

少女(メタ!お願いだから落ち着いてよ!ほら、ベスもなんとか言ってよ!)

ベス(お、おう、メタ、済まなかった!本当に済まんかった!死んだせいか腹減ってたんだ!反省してる!反省してるから!)

スラ(うー…思い出せないよー……)

93 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/08/29(月) 23:32:05.63 ID:yE7YwhYDO
〜時間経過〜

ベス(みっかかん ごはんぬき に なりました)

メタ(はぁ…はぁ……すみません、少し熱くなりすぎましたね……)

ベス(おれ は これから どうすればいいのでしょうか)

少女(びっくりしたよ、メタが怒るところ初めて見た、恐かったー…)

ベス(おかあさん てんごく の おかあさん)

メタ(は、恥ずかしいです…!どうか忘れて下さい…)カアァ

ベス(おれ も もうすぐ そっち に いけそうです)

少女(っと、そんなことよりお金だよ、また稼がなくちゃ…)

ベスは溶けかけている!

メタ(そうですね、どのみち今のままでは勇者達を倒すことは出来ませんからね、とりあえず酒場へ仕事を受けにを行きましょうか)

少女(うん!ほら、行くよスラ!)

スラ ベス((さとうきびにかじりつきたい))




94 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/08/29(月) 23:33:24.56 ID:yE7YwhYDO




〜昨晩 首都〜

スタスタスタスタ……

男「…今夜は少し冷えるな……」

後輩「…そうですね…あーあ、深夜の見回り退屈だなー…保安官の仕事ってもっとカッコいいもんだと思ってたんですがねー…」

男「これだって街を守る大事な仕事だろう…最近は特に物騒だ、なんでも勇者とか名乗る奴が暴れてるからな、お前も気を引き締めてないとふとした瞬間に命を落とすぞ」

後輩「大丈夫っすよ俺は、なんたって隣には首都の剣術大会三連覇の先輩がいるんですから」

男「最近はお前みたいなダメな奴が増えた、ろくに狙いを定めずに火だの雷だの乱射して勝手に消耗してるバカまで出る始末だ」

後輩「先輩酷いこと言いますね…だから彼女出来ないんですよ」

男「うるせえ、俺は別にそんなもの……!これは…殺気…か…!?」

後輩「えっ」

男「……この宿屋からだ!行くぞ!後輩!」

後輩「はいはい…先輩の予感はよくあたるってより百発百中だからなー…めんどくさ……」

〜深夜 首都 宿屋〜

バタン!

男「…殺気は上からだ…!急ぐぞ!」

後輩「まったく張り切っちゃって…宿番さーん、ちょっと通りますよっと」

宿番「Zzz…」

95 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/08/29(月) 23:35:46.68 ID:yE7YwhYDO
〜宿屋 最上階〜

スタタタタ!

??「い、嫌だ、嫌だよ…ぁ…て、転移あるf」

??「こロす」

ズバシャア!

男「っ!…い、今のは!?」バタン!

??「「「「……」」」」

男「おい!おまえら!何をしてる!?」

??「転移γ」ヴゥン

男「お、おい!逃げるな!……!こ、これは…!」

後輩「…ハァ、ハァ、やっと追いつきま…した……っ…!な、な…う、うぇぇ……」

男「後輩!吐いてる場合か!被害者を教会へ運ぶ!俺はメタルスライムとこの女の子、お前は残りの二匹を頼む!」

後輩「はっ、はい!」

男(壺やタンスが荒らされている…やはり奴らか…こんな幼い女の子まで…ん…?「女の子」?…まぁいい、早く運ばなくては…)

男(う…真っ二つか…かなり腕が立つようだな、よし、奴らは絶対に俺が捕まえる…!次は逃がすものか……!)

男 LV95
HP 1124/1124
MP 495/495
ATK 523
DEF 321
技 察知Ω 広範囲のありとあらゆる気配、感情等を把握する 常時発動 MP消費0
以下不明
96 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/08/29(月) 23:38:25.88 ID:yE7YwhYDO
中断の書
燃やして飛ばして
花が咲く

これから更新頻度が下がると思う
それでもココをたまに思い出してくれたら幸いだ
では、また
97 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/30(火) 01:01:28.52 ID:CFQWi3oDO
おつ、男つええ

生き返るのって条件あるの?
なかったら母親も生きてるかもしれないな
98 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/09/02(金) 03:02:37.94 ID:FIJa3l9DO
〜時間経過〜

男「…ふう、教会に死体運んで神父さんに事情を説明、どうだ後輩、夜の見回りも中々退屈しないだろう?」

後輩「…退屈なほうがよっぽどマシでしたよ、あーあ、しばらく肉食えないなー……」

男「さて、もうすぐ明るくなる、署に戻って報告したら見回りは終わりだ」

後輩「やったー終わりだー疲れたー」

〜朝〜

後輩「それじゃ、俺はお先に失礼します、お疲れさまでした〜」

男「あいよ、しっかり休んで体力を回復させとくんだぞ、仕事中に寝てるの見たら教会送りにするからな」

後輩「おー怖い怖い、これだからいつまで経っても彼jy「何ならこの場でミンチに」すいませんでしたー」ダダダダッ

男「まったくなんて奴だ…あー、腹減ってきたな、飯でも食いに行くか…」


自治スレッドでローカルルール変更の話し合い中
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1314546216/
99 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/09/02(金) 03:03:48.08 ID:FIJa3l9DO
〜首都 飲食店〜

男(…勇者、か…)

男(一対一ならまだ勝算は有るが相手が四人組だと少し厳しいか…)

店員「ご注文のサンドイッチでーす」コトッ

男(こちらも誰かを呼ぶか…いや、駄目だ、後輩は足手まといになるだけだしかつての同僚達も今じゃふかふかした椅子に埋まってるばかりだ…)モソモソ

男(俺は出世は無理だろうな…この前も暴れてた酔っ払い飛ばして店の壁に穴開けちまったしな…)マクマク

男(ん?あれは俺が数時間前に教会に運んだ子達じゃねーか)ムグムグ

男(どうやら旅人みたいだな…まだ子供だってのに…なんか事情でもあるのだろうか…?)ハムハム

男(俺もいっそのこと保安官辞めて旅人にでもなろうかな…なんてね、にしてもあのスライムベスいい食いっぷりだな、将来が楽しみだ)ハグハグ

男(っと、違う違う、勇者をどうするかだった、どこか狭い通路でならまだ袋叩きは防げるか、いやしかしそれでも厳しいか、うーむ……)ズズズッ

男(ま、なんとかなるだろう、今ここで考えていても仕方ない、家に帰って寝よう…)ゴチソウサマー

自治スレッドでローカルルール変更の話し合い中
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1314546216/
100 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/09/02(金) 03:04:44.43 ID:FIJa3l9DO



〜数日後 夜〜

少女(ふう、今日も疲れたねー!)

スラ(……)Zzz

ベス(もうクタクタだぜ…!しかし、ずいぶん金貯まったな!財布がずっしりだぜ!)

メタ(そうですね、私達のレベルも随分上がりましたし、まぁこの辺りからレベルは上がりにくくなるのですがね)

少女(だねー、酒場の匂いやおじさん達とも馴染んじゃったしねー)

メタ(さて、ここで一つ提案ですがそろそろ首都を出て次の村へ行きませんか?)

ベス(次…ってことは…遺跡町…遂に魔王跡地か…)

メタ(いえ、遺跡町へ向かう新街道は最近山賊の被害が多発していて非常に危険です、ここは旧街道を通り山村を経由して行きましょう)

少女(今朝の新聞に載ってたよねー、保安官さん達も苦労してるみたい)

ベス(じゃあ明日はいつもより早く起きなきゃな、さっさと酒場で報酬貰って宿に戻ろうぜ)

メタ(ですね、早く休まなくては体がもちません)

少女(マスターさんに挨拶しなきゃ、今までお世話になったんだしね)

ベス(そんなこと言ってる間に酒場に到着だ!そろそろ財布でトレーニングが出来るかもな!)

スラ(金貨なんて食べられないよ……)Zzz

ベス メタ 少女(どんな夢……?)


自治スレッドでローカルルール変更の話し合い中
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1314546216/
101 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/09/02(金) 03:05:38.24 ID:FIJa3l9DO
〜酒場〜

マスター「…えーと…これにあれにそれ…と、うん、全部あるね、じゃあこれ、今日の報酬だよ、ご苦労様」チャリン

酔男A「毎日毎日偉いもんだ!まったくガキのくせに!」

少女「あ、ありがとうございます…!」ペコリ

酔男C「まあ毎日毎日飲んだくれてばっかの俺達の方がよっぽどガキっぽいがな!」

マスター「いやはや、子供をバカにしてはいけませんね、今この酒場で一番仕事をこなしているのは貴方達なのですよ」

酔男B「バカヤロー!ガキは酒呑めねえよ!」

少女「!…そ、そうなんですか、何だか少し嬉しいです…!」

酔男BC「がはははは!」


自治スレッドでローカルルール変更の話し合い中
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1314546216/
102 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/09/02(金) 03:07:57.08 ID:FIJa3l9DO
マスター「これからもよろしく頼みますよ、依頼主からの評判もいいんですから」

酔男A「俺、この前遂にバイトの面接受かったんだ、明日早いからそろそろ失礼するぜ」ガタッ

少女「あ…そのこと、なんですが…あの、私達…明日ここを発つことにしたんです…ごめんなさい……」

酔男BC「えっ」

マスター「なんと、それは残念です…しかし貴方は旅人ですから仕方ないですね、あ、そうだ、これは餞別です、どうかお受け取りください」

プリズムを手に入れた!

少女「えと、これは…?」

酔男B「あの野郎…くそっ!今日は自棄酒だ!おい!そこのスライムども!一杯付き合え!」

マスター「これはプリズムといって一名が対象の技を拡散させる物です、これからの旅にきっと役立つでしょう、なお物理的な技は拡散出来ませんので悪しからず」

ベス メタ「ピキー!」フルフル

少女「い、今までお世話になった上にこんなものまで頂くなんて…あ、本当にありがとうございました……!」ペコリ

酔男B「んだとてめえら!俺の酒が呑めねえってのか!?ああん!?」

マスター「いえいえ、…また首都に立ち寄った際にはよろしくお願いしますよ」

少女「はい…!では、えっと…またいつか!(みんな!行くよ!)」

ベス(ナイスな助け船だ)


自治スレッドでローカルルール変更の話し合い中
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1314546216/
103 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/09/02(金) 03:11:00.81 ID:FIJa3l9DO
〜首都 宿屋付近〜

メタ(ああ、そうだ、私は図書館へしばしの別れを告げに行ってきます、皆さんは先に宿で休んでて下さい)

ベス(おう、あんまり夜更かしすんなよ)

〜図書館〜

メタ(えーと、多分この辺りに…あ、あったあった)キョロキョロ

[モンスター図鑑]

メタ(これは良い本です、モンスターの生息地が詳しく載ってますからね)ペラペラ

メタ(私のこともしっかりと…あ、見つけました、この辺りが旧街道付近の出現するモンスターですね)

メタ(…ふむ、どうやら毒を持つものが多いようですね、スラさんに頑張ってもらいましょう)

カツカツ…

メタ(!?)


自治スレッドでローカルルール変更の話し合い中
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1314546216/
104 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/09/02(金) 03:13:17.93 ID:FIJa3l9DO
司書「おや、こんな時間に誰かと思ったらまた貴女ですか、まったく物好きなモンスターですね」

メタ(……)サッ カキカキ

[明日ここを発つので、魔物の下調べ]

司書「読み書きの出来るモンスター…そうだ、貴女ここで働きませんか?私一人だと寂しいのです、最近は来る人も減って悪魔の書が唯一の友達なのですよ」

メタ(…)カキカキ

[私には貴方と違って目的がある、仲間もいる、だからごめんなさい]

司書「そう、割と本気でしたので残念です、なら、せめて私の独り言を聞いていただけませんか、最近街を騒がせてる勇者達についてのことです」

メタ(…!)カキカキ

[手短にお願いします]

司書「ありがとう、そうですね、これはあくまで私の推測なのですがあの勇者一行、恐らく魔物の一種です」

メタ(…!)


自治スレッドでローカルルール変更の話し合い中
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1314546216/
105 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/09/02(金) 03:14:16.53 ID:FIJa3l9DO
司書「この大陸には魂に取りつく魔物がいるのです、その魔物は成仏されていない魂にとりついて姿形から強さ、性格まで元の魂の持ち主を模倣します、生前の行動までも」

メタ(……!)カキカキ

[それが勇者一行の魂にとりついた、と?]

司書「そういうことです、凶悪ですね、しかし彼らには弱点があります、彼らは生前の記憶を元に思考することは出来ますが新たな経験によって学習することは出来ないのです」

メタ(……)

司書「もし私の推測が正しければ彼らは絶望的な強さを持っていることになりますね、そこらの保安官では束になってもかなわないでしょう…」

司書「私の独り言はこれで終わりになります、山も落ちもなければ意味もありません、単なる戯れ言ですよ」

メタ(…)カキカキ

[そうですか、では私はそろそろ失礼します、誰かの独り言を盗み聞きするのは気分が悪いですね]

司書「もし気が変わりましたら何時でも来て下さいね、少なくとも私が生きてるうちは歓迎しますよ」

メタ(………)タッ…タッ…タッ


司書「私は魔物に何を言っているんだか……ふふ」ボソッ


自治スレッドでローカルルール変更の話し合い中
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1314546216/
106 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/09/02(金) 03:15:01.87 ID:FIJa3l9DO
〜翌朝〜

スラ(あーたーらしーいーあーさのっもとー♪)

ベス(かーがーやくっみーどーりっ♪)

メタ(さーわやーかにってあしのーばしっ♪)

少女(つーちふーみしーめーよー♪)

スラ(ボク足ないけどね!)

ベス(腕回せねぇ!)

メタ(ジャンプくらいなら)

少女(深呼吸も出来るよね!)

一同(………)ショボーン

〜時間経過〜

少女(薬草は買い込んだ!)

スラ(忘れ物はないよ!…多分)

ベス(飯も食った!)

メタ(道程も確認済みです)

ベス(んじゃ、出発だ!)

スラ 少女(おー!)

全員 LV28
装備 少女 出刃包丁→匠の包丁
ベス ねじり鉢巻
スラ 白い花飾り
メタ 粗いメッキ




ベス(俺達の戦いはこれからだ!)

メタ(なんですかいきなり)



第二章 狂気を宿した勇者の瞳 完
自治スレッドでローカルルール変更の話し合い中
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1314546216/
107 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/09/02(金) 03:19:42.85 ID:FIJa3l9DO
中断の書と書いてまたいつかと読む

毎回10レス位ってやっぱり少ないか、うーむ

自治スレッドでローカルルール変更の話し合い中
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1314546216/
108 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/09/02(金) 03:21:40.97 ID:FIJa3l9DO
>>97
腐ってなければ大丈夫くらいに考えて貰えれば
自治スレッドでローカルルール変更の話し合い中
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1314546216/
109 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [sage]:2011/09/02(金) 12:02:53.50 ID:EqALvl+No
それはつまり気軽に手軽な死姦プレイが可能ということに受け取っても?
自治スレッドでローカルルール変更の話し合い中
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1314546216/
110 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟県) [sage]:2011/09/04(日) 23:19:22.69 ID:liOxo0kfo
お前は何を言ってるんだ
111 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県) [sage]:2011/09/06(火) 16:59:50.51 ID:aXKnNGiP0
>>1乙!!
112 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/06(火) 18:14:28.93 ID:xF4un+dIO

女装がデフォになってるな
113 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/09(金) 16:56:41.69 ID:szECiUQDO
>>1です、生存報告です
現在不測の事態により更新の予定がたっていません
ですが必ず更新しますのでそれまで頭の片隅に残しておいていただければ幸いです
114 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2011/09/09(金) 18:39:42.49 ID:7542IpXao
待ってます
115 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/13(火) 19:34:34.05 ID:M1qg+GYIO
まちますん!
116 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/09/14(水) 22:28:56.92 ID:qSBZCcFDO


〜旧街道〜

マムシが現れた!
タランチュラが現れた!

メタ(…図鑑に載ってた奴らですか…皆さん気をつけて下さい!彼らは毒を持っています!少女さんは特に保身を第一に考えて下さい!)

ベス(おう!なら先手必勝だ!食らえっ!)

ベスの攻撃!タランチュラに85のダメージ!

タランチュラのカウンター!ベスに28のダメージ!猛毒にかかってしまった!

メタ(あー、あれほど気をつけてといったのに…スラさん!よろしくお願いします)

スラ(まかせて!)

スラの解毒β!ベス体から毒が消え去った!

ベス(ふいー、おっかねぇ!)

少女(身を守る…か、せっかくだから試してみようかな)

ベス(!!…少女!後ろだ!)

少女の隔壁α!少女の足下から小さな隔壁が発生した!

マムシの攻撃!しかし隔壁に弾かれた!

少女(いつのまに…!でも、助かったよ!)


メタ(ふむ、中々耐久性がありますね…少女さんはしばらく隔壁に隠れていて下さい!)

少女(うん、分かった!)

メタの竜巻β!相手に平均78のダメージ!タランチュラを倒した!

117 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/09/14(水) 22:30:44.07 ID:qSBZCcFDO
ベス(流石だメタ!うし!これで終わりだ!)

ベスの攻撃!マムシはひらりと身をかわした!

マムシの攻撃!会心の一撃!隔壁を突き破った!

少女(あっ…!)

少女に38のダメージ!少女は死んでしまった!

ベス(!し、しまった!)

メタ(ああもう肝心な時に貴方は!!)

スラ(とりあえず蘇生しなきゃ!)

スラの蘇生β!少女は生き返った!

少女(あ、ありがとう!)

メタ(私が仕留めます!任せて下さい!)

メタの隼刃β!マムシに42のマムシに38のマムシに38ダメージ!マムシを倒した!

メタ(…ふう、なんとかなりましたが…これが続くと少し厳しいかもしれませんね…)

少女(街道なのに魔物は多いし道もガタガタだよ、やっぱり新街道の方が良かったんじゃないかな?)

スラは蛙と戯れている!

メタ(その場合私達は山賊というプロの集団に勝たなくてはなりません、その事を考えるとこちらの道の方がまだ安全なのです)

なんと蛙は毒を持っていた!

118 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/09/14(水) 22:31:59.16 ID:qSBZCcFDO
ベス(確かにそうかもしれねーが…、やっぱりなんとかならねーのかよ?)

スラは毒にかかってしまった!

メタ(なりませんよ、それにこの程度で弱音なんか吐いていたら勇者なんて倒せません、相手の実力は恐らく「本物」ですから)

スラの解毒α!スラの体から毒が抜けた!

ベス(…本物?まあ確かに相当強かったが、だからといってあれが本物なわけねえだろ、人間の寿命なんて長くてもせいぜい百年位だよな?勇者対魔王だなんていつの話だと思ってるんだ?)

スラの解毒β!蛙の体から毒が抜けた!

メタ(勿論勇者達は生きてはいないでしょう、しかし、魂は成仏されなければいつまでも残るのです……)
蛙は驚き、戸惑っている!

〜メタのスーパー長話タイム〜

ベス(…小さい頃聞いたことがあるぞ、死んだ奴はしっかり弔わないと化けて出るって、…あれはお伽話じゃなく本当のことだったってのか?)

スラは少女と戯れている!

ベス(だが少し待てよ、勇者は昔魔王を倒した英雄だろ?それがどうして化けて出るんだ?まさか弔われなかったとでも言うのか?)

少女はスラの頭の先端を握りしめた!

メタ(そこが不思議なのです、文献でも魔王を倒したことまでしか載っていませんし、何かあったのでしょうか?)

スラは少女をノッケて走り出した!

ベス(今はそんなこと気にしても仕方ないだろ、それにそろそろ日が暮れる、少し急ぐぞ!)

スラは転んだ!少女に1のダメージ!

メタ(ですね、ほら、少女さん、スラさん!行きますよ!)

少女 スラ((あうー…))

119 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/09/14(水) 22:33:20.62 ID:qSBZCcFDO
〜山道ダッシュ!〜

〜時間経過〜

〜旧街道 山村付近〜

少女(はぁ…はぁ、と、到着!)

スラ(やっと着いたよ!早く宿で休みたいな!)

ベス(おう!今日はさっさと寝て疲れをとらないとな!)

メタ(しかしこの村…なんだか活気が無いですね…、新街道のせいで旅人が減ったからでしょうか…?)

ベス(んなこたぁどーでもいい!宿とりにいくぞ!)

〜時間経過〜

一同(…)

ベス(…ねえな)

スラ(…ないね)

メタ(…見当たりませんね)

少女(…だねー)

ベス(…どういうことだ)

少女(…宿が潰れたとか?)

メタ(…ありえますね)

スラ(…だねー)

ベス(…どうすんだよ)

スラ(…野宿?)

少女(…宿のない村なんて)

メタ(…やむを得ませんね)

??「やぁやぁようこそ旅の方!」

一同(!?)

120 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/09/14(水) 22:34:10.14 ID:qSBZCcFDO
??「ああ、驚かせてしまいましたか、これは失礼失礼、私はここ山村の長を務めている村長と申します」

少女「え、あ、はぁ…」

ベス(やけにハイテンションだな…)

メタ(村の雰囲気とは対極的ですね)

村長「宿をお探しでしょう?ですが申し訳ありません!宿はちょっと前に店主が逃げて潰れてしまいました、はははっ!」

少女「あ、は、はぁ…」

スラ(やっぱり潰れたんだー)

メタ(何かもう色々と吹っ切れてますね…)

村長「しかし!せっかく訪れていただいた旅人に野宿なんてさせたらこの山村が廃る!もう廃れてるけど!」

少女「あ、あは、あはは…」
ベス(大丈夫かこいつ)

少女(ちょっと…問題ありかも)

村長「そこで!貴方を今晩我が家にご招待しようと思うのです!」

少女「えっ」

村長「シャワーもふかふかベッドもバッチリ完備!家内の手作り料理もついてます!お代なんて勿論貰いません!最近この辺りでは怖ーい魔物がよく出ますからね!野宿なんて危険ですから!ね!」

少女「あ、え、えっと…」

少女(どうする?)

スラ(お腹空いたし野宿はやだなー)

ベス(おう、ちょうど良いじゃねーか!断る理由がねえな!)

メタ(渡りに船…ですね、私もベスに賛成です、流石に少し疲れましたし)

少女「えっと…じゃ、じゃあ、お世話になります…!」

村長「そーこなくっちゃ!では!私の家にごあんなーい!」

メタ(ネジが幾つか飛んでますね…)


121 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/09/14(水) 22:34:43.54 ID:qSBZCcFDO
〜山村 村長宅〜

少女「う、うわあ…」

ベス(す、すげぇ…)

スラ(…ゴクリ……)

メタ(これは…なかなかに…)

家内「ようこそ旅の方、これはこの村で出来る唯一の、そして一番のもてなしです、少々張り切り過ぎてしまいましたがね」

少女「い、いいんですか…?」

メタ(山菜に川魚に…山の幸大集合ですね…)

スラ(見たことない食べ物も沢山あるよ!)

ベス(久しぶりにたらふく食えそうだ!)

家内「この村は食べ物だけは豊富なのです、ですから遠慮せずに沢山食べて下さいね」

少女「は、はい!!ありがとうございます!」

ベス(うし!久しぶりにガンガン食うぜ!)

一同「(((いただきます!)))」






村長「…豊富な自然は恵みと毒をもたらす…」ボソッ

家内「…最後の晩餐を心行くまで…」ボソッ


122 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/09/14(水) 22:35:33.72 ID:qSBZCcFDO
〜時間経過 夜中〜

村長「…毒はしっかり効いてるか?」ヒソヒソ

家内「ええ、魔物達もぐっすりですよ」ヒソヒソ

村長「…私はこれから迷宮へ生け贄を捧げに行ってくる」ヒソヒソ

家内「では、私は魔物達の処理を…」ヒソヒソ

村長「この子を…救えないものか…まだ、子供じゃないか…」ヒソヒソ

家内「今更何を言ってるのですか…この村の、ためなのですよ…」ヒソヒソ

村長「ああ、分かってるさ…では、行ってくるよ…」ヒソヒソ

家内「何時喰らうかは奴の気分次第…どうか、一日でも…」ヒソヒソ


〜村長宅 地下室〜

メタ(……ん、っ…)

メタ(…はっ!…ここは…?)

メタ(…ぐ、意識が……一種の毒…ですか…?)

メタ(スラさん達は…!少女さんがいない…!)

メタ(ベス達は…昏睡です、か…私の耐性が強くて助かりました…)

メタ(しかし、このままでは少女さんが危険ですね…なんとかここから脱出しなければ…)

タン…タン…タン…

メタ(!…こっちに…来ますか…!)

メタ(…チャンスは、一度だけ…!やるしかないですね…!)

タン…タン…タン…ガチャガチャ…キィー…

メタ(今です!)ダッ!

家内「!?目が覚めていましたか…!村で暴れられたら困る…!逃がすものですか!」ダッ!

メタ(少女さん…今、どこに…!)タタタタ


123 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/09/14(水) 22:37:59.64 ID:qSBZCcFDO
〜山村付近 迷宮 最深部〜

村長「もう…道も覚えてしまった…」

村長「これで…何度目なのだろうか…」

村長「旅人達を…この迷宮の牢へ運ぶのは…」

村長「…む、運がいいな…まだ前の旅人が生きておる…」

茸頭「…」Zzz

村長「いや…当たり前か…彼が来たのもたった3日前だからな…」

村長「おお…神よ…、どうか、どうか救いを……」





第三章 響け!魔王の協奏曲



〜一日の終わり〜

少女 生け贄

スラ ベス 昏睡

メタ 逃走中
124 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/09/14(水) 22:39:37.16 ID:qSBZCcFDO
中断の書を高らかに
遅くなって申し訳ない
では、また
125 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/09/15(木) 08:26:04.11 ID:TXJKFESto

おもしろいな
126 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県) :2011/09/18(日) 23:47:59.34 ID:7rVHX3uB0
乙乙!!
あきらめないで頑張って下さいね!!
127 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/19(月) 01:25:12.22 ID:ngHGSjwDO
そろそろ変装解いてもいいと思うの
128 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/22(木) 18:02:17.10 ID:8cNlBJsDO
ども、>>1です、生存報告です
沢山の声援有り難う、諦めずに頑張ります
129 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県) [sage]:2011/09/25(日) 15:13:56.92 ID:pbw6lEoeo
>>128
がむば
130 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/09/26(月) 19:12:11.07 ID:XEMow6Axo
待ってる
131 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/27(火) 17:42:59.86 ID:skwHvrbDO
〜時間巻戻 首都 昼〜

勇者「…いこウ、まオう城へ、しゅッパツだ」

戦士「…あア、いつマデもユッくリはシてらレない」

魔法使い「まっテろヨまおウ、みらイはわタシタチガ勝ち取ル!」

僧侶「山村経由でイキましょウ、そこマデハ一応街道がありますカラ」

勇者「ダな、しカしコノ街はヒロいな、面倒だ、街ノ外ヘ、転移β!」ヒュンッ!


「「「「マオう、こロス…」」」」


男「…!!」

男「首都から奴らの気配が消えた…?」

男「…いよいよ行動開始か…!」

男「…有給とって、お出掛けの支度だ、何を言われようと明日にはここを出る…!」

男「待ってろよ、勇者!」


男「…で、奴らはどこへ向かったんだ……?」

男「…勇者なら目的は魔王を倒すこと、だよな?…確証はないがいつまでもぼーっとしている暇もない、一か八か、…魔王城跡……!」



132 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/09/27(火) 17:44:02.59 ID:skwHvrbDO
〜時間経過 迷宮 最深部〜
…………

「お…い……きろ…!」

「お…ちゃ……しっかり……!…」

少女「……ん、あぅ…?」

茸頭「おーぃ!しっかりするーんだお嬢ちゃん!」

少女「あ…貴方は…あの時の…?あれ?えっと、ここは…?」

茸頭「んあ〜ぁ!よかった!目ぇがさめたんだね!」

少女「あれ、えっと私…確か村長さんにご馳走に…?ってあなたはあの時のマナー違反さん!」

茸頭「あ、あ〜あの時はわぁるかったよぉ、トレーナー登録したばぁかりでちょーっと舞い上がってたんだぁ!…そぉれはそぉうとお嬢ォちゃんも新街道の山賊達にやぁられたのかぁい?」

少女「…え、山賊?い、いえ…私は山村の村長さんにご馳走に…」

茸頭「なぁんだって?山村?じゃあなーんでお嬢ちゃんはここにいるんだぁい?」

少女「わ、私にも分からないです…!メタ達は無事かな…?とにかく早くここから出なきゃ…転移α!」

133 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/09/27(火) 17:46:22.01 ID:skwHvrbDO
しかしMPが足りない!

少女「!?…そ、そんな……MPが…ない…?」

茸頭はポケットからトランプを取り出した!

少女「そ、そうだ…!カバンの中に確か…」

カバンの中身
薬草×3
魔力草×2
拳銃
拳銃の弾×14
匠の包丁

少女「よ、よかった…!魔力草、これさえあれば…」

茸頭はトランプで遊んでいる!

茸頭「ちょーっとまった!お嬢ちゃんなぁにをしようとしてるんだぁい?」

しかしダイヤのジャックが足りない!

少女「な、何ってここから出るんですよ!早くこんな不気味なところから逃げなきゃ…!」

茸頭はトランプタワーを作り始めた!

茸頭「ふぅん、逃げるぅ?ここがどぉこかも分からなーいのに転移なんかでぇ?」

トランプタワーは音も無く崩れ去った…

少女「そ、そうです…!転移でここから逃げ「チッチッチッ、甘いねぇお嬢ちゃん」な、何がですか…!」

トランプタワーは音も無く崩れ去った…

茸頭「まず第一にここがどぉこだかわーからなーい、洞窟の中かーも知れないしぃ、塔のてっぺんかーもしーれなーい、変に転移なぁんてしたら空中に放り出されるかーもしーれなーいし下手したぁら[かべのなかにいる]になっちゃうかーもよー?」

トランプタワーは音も無く崩れ去った…

134 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/09/27(火) 17:47:34.77 ID:skwHvrbDO
少女「う…そ、それは…じ、じゃあ…!」

トランプタワーは音も無く崩れ去った…

茸頭「あー、それぇとここのモォンスタースんゴい強いから歩い出口を探すなぁんて考えない方がいーよー?」

トランプタワーは音も無く崩れ去った…

少女「そんな…私…ど、どうすれば……!」

茸頭はトランプタワーを諦めた…

茸頭「まあまあ落ち着いてぇ、ねぇ?…僕だってここから出たいさ、あぁ、モンスター達は無事かな…いや、きっと、もう僕のことなんか覚えてないだろうね…ハハァ、笑えるねぇ…」

少女「ぁ…マナー違反さん……」

茸頭「…いいんだ、モンスターならまた捕まえればいい、…とにかく!今はここが一ぃ番安全なぁ場所なんだぁ!分かるねぇ?…後お嬢ちゃん、僕はマナァ違反じゃぁなぁくて茸頭ってぇステェキな名前があるんだぁ!覚えておいてねぇ?」

少女「え、あ…う、うん…」

茸頭「うんうん、聞き分けのいーいコは好きだぁよぉ!さて、悩ぁんでても仕方な〜い、暇だからトランプでもやろぉよ!」

しかしダイヤのジャックが足りない!

少女「………」



少女(メタ…スラ、ベス…っ)


135 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/09/27(火) 17:48:31.35 ID:skwHvrbDO
〜山村 中心部〜

タタタタタタタタ…

メタ(ハッ、ハッ…ハッ…)

家内「ハァ、ハァ…ま、待てェ…!」

メタ(待てと言われて誰が待ちますか…!しかしこの暗闇の中で私を捉え続けるとは…絶対にこの人ただのおばさんじゃ無いですね…)

メタ(…しかし、少女さんは無事でしょうか…?ああ、何故こんなことに…!)

家内「待ああぁぁぁてええぇぇぇぇ!」ドダダダダ!!

メタ(!!…このままでは、私の身が危険です、ね…!なんとかしなければ…)
メタ(!!…そうだ、こんな時の為にこれがあるんですよね!)

メタはトラップツールを開き、スタントラップを取り出した!

メタ(せっかく買ったのにすっかり忘れてました、…スタントラップ、どれ程のものか…!)

メタは走りながらスタントラップを設置した!

家内「これ以上、魔物に、好き勝手、させるかああぁぁ!!」ドダダダダ!

メタ(…さあ、頼みますよ!スタントラップ…!)

カチッ

家内「!?」

スタントラップが起爆した!家内に12のダメージ!家内は痺れて動けなくなった!

家内「ち、ちく、しょ…!ちくしょおおぉ!!」ビリビリ

メタ(ふむ、なるほど…これは中々使えますね、…さて、少女さんを探しに…いや、ここは先にスラさん達を連れ出しましょう、…そこでビリビリ泡吹いてる人が動き出す前に、ね)

家内「ブクブク」ビリビリ


136 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/09/27(火) 17:49:38.88 ID:skwHvrbDO
〜村長宅 地下〜

キイー…

メタ(ハァ…はぁ…スラさん達は…良かった、無事ですか)

スラ(…んむにゃむにゃ…)スヤスヤ

ベス(まだまだ…食えるぜ…)クカー

メタ(こんな時になんて呑気な…、とりあえず安全な場所に運んでから叩き起こしましょうか…)

メタはスラとベスをノッケて走り出した!


〜山村 民家の蔵〜

メタ(ふぅ…ここならしばらくは安全でしょう、隠れる場所も沢山ありますしね)

スラ(すやすや…)

メタ(全く…人の気も知らないで…)


ベス(ぅ…まだまだ食えるぞー…持ってこーい…)

メタ(…ふぅ、もう放っておきましょうか…?)

スラ ベス((………))

メタ(冗談ですよ、…ほら、二人とも、いい加減起きたらどうですか?)

〜時間経過〜

ベス(…すまねぇ、手間かけたな…ふあ〜ぁ…)

スラ(んぅ…後五分だけ…)

メタ(ほら、スラさん、いい加減起きて下さいよ)

スラ(はーぃ…)

ベス(…ところでメタ、これはどういうことだ?俺達は村長にうめぇモン食わせてもらってたはずだ、それに何より少女の姿が見えねえ)

スラは大きなあくびをした!

メタ(ああ、そのことについては今話します、些か信じがたい話かもしれませんが…)

〜困った時のカクカクシカジカ〜

137 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/09/27(火) 17:50:29.50 ID:skwHvrbDO
メタ(…で、今に至る訳です)

スラはうとうとし始めた!

ベス(…まさか、そんなことが…ちくしょう…!で、少女の居場所の検討はついているのか?)

スラはうとうとしている!

メタ(残念ながら分かりません…、しかしもしかしたらこの村が異様な寂れ方をしていることと何か関係があるかも知れません)

スラはうとうとしている!

ベス(確かにな、宿屋が潰れるなんて普通じゃない、…とにかくここでじっとしてても始まらねぇ、眠気覚ましついでに探しに行こうぜ)

スラはハッと目を覚ました!

メタ(そうですね、こうしている間にも少女さんが危機に陥っているかもしれません、ほら、スラさん、行きま…)

スラは再びうとうとし始めた!

家内「おおおぉぉぉ!どこに逃げやがったあああぁぁ!」

一同(((!!?)))ビクッ

スラ(ね、眠気スッキリ…だよ…)

ベス(お、おう)

メタ(ち、注意しながら捜しましょうか…)

ベス(お、おう)


138 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/09/27(火) 17:51:25.68 ID:skwHvrbDO
〜山村 入り口〜

ザッ…ザッ…ザッ…

勇者「やッと、着イたか」

僧侶「えエ、予定ヨリ少シ遅れましたネ」

魔法使い「少し?戦士のセイでモうスッかり夜だヨ!」

戦士「仕方ネーだろ迷っタんダカラ!…にシても随分寂しイ村ダナ、夜ってイッたッテまだソんな遅クでもネエのに」

勇者「あァ、ソレにココの地下からマがマガしイ気配を感ジル…、とリアえずマズは民家でモノを貰おう」
〜空き家〜

パリン…パリン…

勇者「魔王をコロす為…協力…感謝……あレ、ココ、空き家カ…しカシ良心が痛むナ…人の家を荒ラすノハ…」

戦士「…仕方ナいダロ…魔王をコロす為だ…」

勇者「分かッてルサ…そんナこト……でモ…」

僧侶「そんナコトイッてる暇はアリません、ホラ、宿を捜しまショウ」

魔法使い「眠い…ふアーァ…」


〜首都 男宅〜

男「…道具よし、武器よし、防具よし、と…さて、出発は明日の早朝だ、今日はもう寝よう」

男「いよいよ…か……」

139 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/09/27(火) 17:55:08.79 ID:skwHvrbDO
ここで中断の書をば
構想は出来てるが中々書く時間がとれない
しかしそれは言い訳にさえならない

更新期間二週間の壁、ここだけはなんとしてでも…


では、また
140 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県) [sage]:2011/09/27(火) 19:44:31.88 ID:1WfXq4wk0
のちに母が出てきそうだな
141 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県) [sage]:2011/09/28(水) 16:10:34.56 ID:bV6xPLIQo
乙!!
142 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/04(火) 21:04:07.76 ID:GAdMGO2DO
>>1です生存報告無線です
更新する為に最大限の努力を尽くします
143 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県) [sage]:2011/10/05(水) 16:51:48.59 ID:Lnr4rkvPo
>>142
頑張って完結させてくれよ
144 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/10/11(火) 21:59:21.55 ID:DPpzs6IDO
〜山村 空き家の陰〜

家内「ぶるああぁぁぁ…ハァ、ハァ…」

ソー…コソコソ…

メタ(ふぅ…これでは捜すどころか近いうちに私達が見つかってしまいますね…)

スラは怯えている!

ベス(あぁ、全くなんてしつこさだ…あの体力は一体どこから湧いてくるんだ?ご馳走になった時はただの優しそうな人間の年寄りだったってのに…)

ベスはスラにそっと寄り添った!

メタ(ふぅむ…魔物を余程憎んでいるか、若しくは彼女が実は魔物、ということも考えられなくはありませんね)

スラは少しだけ落ち着きを取り戻した!

ベス(おいおい…そりゃ冗談じゃないぜ…魔物の気配まで消せるとなると相当ヤバいぞ…)

スラはベスにくっついている!

メタ(あくまでも可能性の話ですがね…、さて、家内さんが近づいてきましたよ、ここにいては見つかってしまいます、慎重に移動しましょう)

ベス(ああ、分かった、スラ、さっきみたいに出来るだけ体勢を低くして、しっかり着いてくるんだぞ)

スラ(う、うん…ボク頑張るよ…!)

メタ(今回も私が先導します、大きな音をたてないよう気をつけてくださいね)

ベス(おう、分かってるぜ、いざ出発…ってう、うおっ!?)ガッ

ガラガラ…ドンガラガシャーン!!!

145 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/10/11(火) 22:07:49.61 ID:DPpzs6IDO
スラ ベス メタ 家内(!!?)

家内「そぉぉこおぉぉかああぁぁぁ!!」

メタ(ああぁもう!言ったそばからどうして貴方は!!)

メタ(す、スマン!まさかこんな所に(言い訳は後です!とにかくここから逃げましょう!)お、おう!)

メタ(ええと、どこか、どこか隠れられる場所は…!、と、とりあえずあの廃屋に隠れましょう!)

ズダダダダダダダ……

〜山村 廃屋〜

キィィ…バタン…

スラ(はぁ、はぁ…ビックリしたー…)

ベス(ふぅ、ふぅ…その、本当ににすまねぇ…俺としたことが、油断してたぜ…)

家内「ぶるぅあああぁぁぁぁぁ!!!」

メタ(過ぎたことはもういいですよ、…どうやらここは店か何かのカウンター裏のようです、しばらくここに隠れていましょう)

スラ(さんせー…疲れたー…、ん、なにこれ…本…かな?)

家内「どこに逃げやがったああぁぁ!!」

メタ(そのようですね、少し見せて下さい、……月明かりのおかげで何とか読めそうです、どれどれ…)ペラペラ

146 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/10/11(火) 22:10:08.72 ID:DPpzs6IDO
ベス(人間の文字が読めるなんて流石はメタだな、…で、何が書いてあるんだ?)

メタ(…ふむ、どうやら日記のようですね、それも村長さんが「逃げた」と言っていた宿屋の店主のもののようです、宿泊客や客室の状況が事細かに書かれていますからね)

家内「はぁ、はぁ…ちっ、見つからねぇ…!」

スラ(ってことはここはその潰れた宿屋さんなのかな?)

メタ(ええ、恐らくそうでしょう…、…!こ、これは…!)

ベス(どうした?何か見つけたのか?)

メタ(ふふ…不幸中の幸いというものでしょうか、もしかしたら今この村で起こっている事態が分かるかも知れませんよ…!)

スラ(え、ほんと!?教えて教えてー!)

家内「クソッ!魔物なんて…魔物なんてェ…!」

メタ(落ち着いて下さい、今その部分を読み上げますから…)

[D月×日 快晴
利益 28G 客からのクレーム一件 枕カバーの破れ

村の男達が昼間から地下の酒場で宴会を催していた、何でも明日の豊作祭の予行演習らしい、
新街道が開通してから客はかなり減った、今では彼らが収入源だ、全く、飲んべえ様々だ

147 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/10/11(火) 22:11:06.78 ID:DPpzs6IDO
D月△日 豪雨
利益 -15G

豊作祭が始まる直前に急に大雨が降り始めた、もちろん祭りは中止、せっかく用意したとびきりの酒も一部駄目になってしまった、おまけに屋根が少し剥がれるというおまけ付き、今日は厄日か何かだろうか?

D月▽日 曇り
収益 500G 屋根を修理

昔儀式に使われていたらしい村のすぐそばの迷宮に凶悪な魔物が住み着いた、奴は村長に生け贄という名の食事を用意するよう命令したらしい、誰かに討伐を依頼しようものならこの村は地図から消える、という脅迫付きで
その後の緊急の会議でこの村を訪れた旅人を生け贄にすることになったようだ、つまり俺の仕事ということだ、金はたんまりもらったから今更断ることはできない、面倒だ

▼月◇日

あまりの事に暫く日記を書くのを忘れてしまっていた
私は旅人の食事に薬を混ぜ、眠らせてから縛って「生け贄置き場」に運ぶという作業を繰り返した、頭がどうにかなりそうだ、少し前まで牢の中で私に助けを求めていた旅人達が、次の日には血痕と骨片だけになっているのだ
村民達の顔には絶望の色が浮かび、村長の妻は少し気が狂ってしまった、これから私達はどうなってしまうのだろうか…

148 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/10/11(火) 22:11:56.83 ID:DPpzs6IDO
□月☆日

最近新街道に村の腕自慢の男達を送ったらしい、どうやら魔物の生け贄の要求が増えたようだ、もう限界だ、こんなことバカげてる、私は意を決して今日泊まりに来た客に全てを話し、村からこっそり逃がした、この村の状況が外に知られればきっと何か進展があるだろう、どうか上手く逃げきってくれますように…

□月◇日

私は聞いてしまった、昨日逃がした旅人が捕まったことを、そして私が逃がしたことがばれてしまったことを、彼らは近いうちに私を生け贄にするらしい、もうたくさんだこんな村、荷物を纏めて出ていってやる

■日

ちくしょう、ここのまわりをやつらがかこんでやがる、すこしおそかった、おれのまけだ、ちくしょう、だれかがドアをたたいてやがる、もうおしまいだドアがこわさ]

149 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/10/11(火) 22:13:17.59 ID:DPpzs6IDO
メタ(これ以降は何も書かれていません…)

スラ(ね、ねぇこれ宿屋さんって…)

ベス(あぁ、決して逃げた訳じゃない、捕まって生け贄にされちまったんだろう…)

メタ(はい、恐らく…、しかし彼には感謝しなければなりませんね、彼が遺した日記によって私達は沢山の情報を得ることが出来たのですから)

ベス(ああ、そうだな、よし、こうしちゃいられねえ、今すぐ迷宮へむかうぞ!)

スラ(うん、絶対に少女を助けなくちゃ!)

メタ(何の準備もなしに突撃するのはあまりに無謀です、私は迷宮の位置や状況の確認、物資の調達をしますので二人はここで休んでいてください)

スラ(うん、頑張ってね!)

ベス(ヘマして捕まんなよ!)

メタ(貴方とは違うのですよ、…では、行ってきます…!)


150 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/10/11(火) 22:15:54.24 ID:DPpzs6IDO
〜迷宮 最深部〜

少女「……」

茸頭「ぐがーぐおー…」

少女(うぅ…こんな時によく眠ってられるなぁ…僕にはとても真似出来ないや…)

茸頭は大きないびきをかいている!

少女(僕、何で閉じ込められてるんだろ…?これからどうなっちゃうんだろ…?)

茸頭は大きないびきをかいている!

少女(ううん、きっと大丈夫、メタ達が絶対に助けに来てくれるよね…!)

少女は茸頭の鼻を摘んだ!

少女(そう思ったら何だか安心してきたな、僕もちょっと眠ろう、…目が覚めたら、きっとメタ達が…)

??「それはどうかな?」

少女「!?…だ、誰?…ひっ!!!?」

??「ククク…人の怯える顔はいつ見ても心地よいものだ、我は蛇龍、そして貴様は我の生け贄、つまり糧となる者だ」

少女「え…い、生け贄…?」

蛇龍「我のせめてもの情けだ、貴様を食らう時間を予告してやろう、…そうだな、うむ、決めた、12時間後だ、貴様の余命は12時間だ、せいぜい怯えて余生を過ごすがいい、ククク…クハハハハ!!」

蛇龍は闇に溶け、消え去った!

151 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/10/11(火) 22:19:30.34 ID:DPpzs6IDO
少女「ぇ…?、う…ぁ…、ぅ…」ガタガタ

少女(あと…12時間…、たった…12時間…?)

少女(…違う、「まだ」12時間ある、きっと助けに来てくれる…!メタ達なら、きっと…!)

少女(うん、大丈夫!いざとなったらでたらめにでも転移すれば助かるかもしれない!)

少女(…今は休もう、逃げるのにも、メタ達と一緒に戦うのにも、体力使うもんね…)


〜明け方 山村 廃屋〜

スラ(ん…ぅ…)ウトウト

ベス(…うーむ、ダメだ、眠れねえ…ん、おおメタか、お帰り、迷宮の入口は見つかったか?)

メタ(はい、見つかりましたよ、それと道具屋で携帯食料や傷薬等を失敬してきました、緊急時ですからなりふり構ってはいられません)

ベス(やっぱり抜かりねぇな、メタらしいや、さて、スラ!起きろ!出発だ!)

スラ(ん…?ふぁーあ…、はーい、おはよー…)

メタ(迷宮までの人目につかない道は把握してあります、今回もまた私に着いてきてください)

スラ ベス((ラジャー!!))


152 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/10/11(火) 22:20:56.37 ID:DPpzs6IDO
〜山村 草むら〜

ベス(迷宮に住み着いた魔物か…、どんな奴なんだろうな?)

スラは雑草を食べている!

メタ(さぁ、あの日記にはそれについては書いてありませんでしたが…、とにかく、強大な力を持っていることは間違いないでしょう)

ベス(だな、話しあうにしろ戦うにしろ、気を引き締めて行かないとな、…ってスラ!地面に生えてる草手当たり次第に食べちゃダメだっていつも言ってるだろ!)

スラ(あう、ごめんなさい…)


〜山村 廃屋 2階〜

勇者「…ゥ、あーヨク寝た…」

戦士「あんナンで良く眠れタな…、何だッタんだ?夕べノ奇声は?」

魔法使い「そンなこト私が知る訳ナイダろう…ゥ〜…」

僧侶「今日はコノ村で情報収集デすよネ?」

勇者「アア、ダンジョンが見つかレバソコを攻略する」

戦士「ウっし!眠気覚ましに情報収集ダ!行くゾお前ラ!」

魔法使い「何でオ前が仕切ッてンダ!」ゴスッ

戦士「アだっ!」

153 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/10/11(火) 22:22:12.58 ID:DPpzs6IDO
〜首都 新街道方面門〜

男「…さーって、と、いざ、勇者討伐!ってね」

男「朝日が眩しいな…今からなら急げば暗くなる前には着くかな」

子供「ねーママーあのおじさん誰と話してるのー?」

男「あ…そういえば最近新街道に山賊が出るとか言ってたな」

ママ「シッ!見ちゃいけません!ほら、早く来なさい…!」ヒソヒソイソイソ

男「せっかくだから縄で括って手土産にでもするか、よし、出発…!」





男「おっと、荷物全部家に置いてきちまった、危ない危ない…」
154 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/10/11(火) 22:25:00.98 ID:DPpzs6IDO
中断の書を大人買い
頑張って続ける、スレを建てたからには責任を持って走りきる
155 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県) [sage]:2011/10/11(火) 23:02:44.79 ID:U6AFwOkZo
>>154
乙カレー
156 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/10/12(水) 23:46:25.26 ID:L4ooaUIDO

ゆっくりでも良いので
是非完結させてほしい
157 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/15(土) 14:07:57.89 ID:lsASdDqDO
マザーとDQが混ざった雰囲気がいいな!!

>>1乙 ハローそしてグッバイ
158 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/19(水) 12:37:43.68 ID:xlieu/lDO
遅ればせながら生存報告
そしてグッバイに泣いた
159 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/20(木) 13:11:09.50 ID:BDLH2rBDO
お、まったりと更新まってるよ〜

といつつダブルスキップサンドを置いときますね
160 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/10/25(火) 19:32:51.99 ID:Xt0xbbxDO
〜村付近 迷宮入り口〜

スラ(ふーっ!とーちゃく!)

ベス(これが迷宮の入り口か、まだ入ってもねぇのに微かに嫌な気配を感じ取れるぜ…)

メタ(少女さんは恐らくここの最深部で私達の助けを待っているはずです、一刻の猶予もありません、急ぎましょう!)

スラ ベス((ラジャー!))


〜時間経過 迷宮 地下1階〜

ベス(………)

スラ(〜♪)

メタ(…コホン)

ベス(……お、おいメタ…)

メタ(……な、なんですか?)

スラ(〜〜♪)

ベス(……こ、この状況って…)

メタ(……みなまで言わないで下さい…)

スラ(迷ったねー♪)

一同(………)

ベス(どうすんだよおい…)

メタ(さっきまでの勇ましさが笑えて来ますね…)

スラ(お〜↓手〜↑上〜↓げ〜〜↑♪)

ベス(あぁ…いい声だぜ全く…)

ガチャ…

一同(((!?)))ビクッ

161 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/10/25(火) 19:34:53.96 ID:Xt0xbbxDO
??(ん…?見ない顔ですねぇ…)

ベス(こ、こいつは…!)

スラ(わー!ヨロイが動いてるー!)キラキラ

メタ(彷徨う鎧、ですか…)

彷徨鎧(はい、その通りです、…ところでここに来ると言うことは…皆様もここへ移住をお考えですか?)

メタ(いえ、そういう訳ではないのですが…、そうだ、彷徨鎧さんは下層へ続く階段の場所を知りませんか?)

彷徨鎧(えぇ、よろしければ案内しますよ、あ…もしかして迷っていましたか?)

ベス(ギクッ…仕方ねーだろこんなに広くてごちゃごちゃしてんだからよ…)

スラ(ヨロイさんは迷わないの?すごーい!)

彷徨鎧(僕はもう何年もここに住んでいますから、流石に覚えましたよ、…ここはいい場所です、暖かいし雨風も凌げるし、最近は住民も増えたので寂しくもない、更に外には沢山の山の幸がありますからね)

メタ(確かに、ここは中々居心地が良さそうです、しかし今日私達がここを訪れた目的は移住などではなく、少し前にここの最深部に住み着いたという魔物に会う為なのです)

彷徨鎧(さ、最深部ですって!?ってことは…まさか地下3階へ行くと言うのですか!?)

162 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/10/25(火) 19:35:37.88 ID:Xt0xbbxDO
メタ(えぇ、ここが地下何階まであるのかは知りませんが…恐らくそういうことになるでしょう)

彷徨鎧(わ、悪いことは言いません、それだけは考え直した方が…)

ベス(悪いがそれは無理な相談だな、どうした、何かヤバイ奴でもいんのか?)

彷徨鎧(や、ヤバイなんてものではありませんよ!私も一度だけ降りてみたことがありますが本当に危なかったんですよ!もう今私が生きているのが不思議な位に!)

メタ(ふむ、そんなにも危険なのですか…、さて、スラさん?ベス?引き返すのなら今のうちですよ、危険な目にあいたく無いのならここで彷徨鎧さんに出口まで案内してもらって下さい、私は1人で行きますから)

ベス(なーにふざけたこと言ってんだよ!お前1人に少女の命は任せらんねぇ!俺達も行くぜ!いいよな?スラ!!)

スラ(もっちろん!ここまで来て今更引き返せる訳ないじゃん!危ないのは初めから分かってるよ!)

彷徨鎧(な…皆さん…)

ベス(そういう事だ、メタ!抜け駆けは許さねぇぜ!)

メタ(ふふふ…そう来ると思っていましたよ、さあ、彷徨鎧さん、これが私達の答えです!)

彷徨鎧(…ふぅ、そうですか、分かりました、僕の負けですよ…、いいでしょう、地下3階へ続く階段まで案内しましょう、こちらです、着いてきて下さい…)


163 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/10/25(火) 19:36:19.02 ID:Xt0xbbxDO
〜時間経過 迷宮 地下3階行き階段前〜

彷徨鎧(…さて、僕が案内出来るのはここまでです、そこの階段を降りれば地下3階ですよ)

ベス(サンキュー、助かったぜ!)

メタ(ありがとうございました、このご恩は忘れませんよ)

彷徨鎧(いえいえ、大したことではありませんよ、…必ず生きて帰って来て下さいね、あぁ、それとアドバイスを1つ…、床や壁には気をつけて、スイッチは絶対に押さないで下さい、もし、スイッチを作動させてしまったら…)

スラ(作動させてしまったら?)

彷徨鎧(い、いえ、これ以上は…、とっ、とにかく足元に気をつけてください!)

メタ(ご忠告感謝します、さて、では行きましょうか、2人共準備はいいですね?)

ベス スラ((ちょっと待った!))

メタ(もう、何ですかこんな時に…!)

ベス(ここで飯にしようぜ!)

スラ(お腹空いたよ!)

メタ(もう、こんな時に…!、はい、分かりましたよ、急いで食べてすぐに出発しますからね!食休みの時間はとりませんよ!)

スラ ベス((ラジャー!!))


どこかで鐘が鳴った!

あと…9時間…


164 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/10/25(火) 19:37:19.99 ID:Xt0xbbxDO
〜新街道 山沿いの道〜

ポカポカ

男「かーいどうは続くーよ、どーこまーでーもーっと」ポケー

サンサン

男「あ、あー、本日は晴天なりー」ポケー

ヌクヌク

男「…しっかし閑かだなーおい、本当に山賊なんて出るのか?」ポケー

ガサガサ…

男「誰かの質の悪いイタズラなんじゃ…、って…」ポケーキリッ

ガサガサ…ガサ…

男「言うとでも思ったかああぁぁ!!飛刃γぁ!!」

草むらに向かって無数の斬撃が飛んでゆく!

「ぎゃあああぁぁ!?」
「ひぎいいぃぃぃ!!」
「ぐあぁ…!」
「いてぇよぉ母ちゃあぁん!!」
「ぐっ…むぅ…!」

山賊Aに173のダメージ!
山賊Bに183のダメージ!
会心の一撃!山賊Cに381のダメージ!山賊Cを倒した!
山賊Dに176のダメージ!
賊仮面に118のダメージ!

男「バレバレなんだよ、山賊さん!」

165 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/10/25(火) 19:38:27.44 ID:Xt0xbbxDO
賊仮面「くっ…!ちくしょう!おい!お前らは安全な所へそいつを運んで治療しとけ!ここは俺1人に任せろ!」

山賊B「か、頭!何言ってんですか!あ、あっしらもお供「いいから行け!こんな奴俺1人で十分だっつってんだよ!」へ、へい!」

山賊ABCDは逃げ出した!

男「あー、逃げられちまった…、まぁいいか、後で捕まえれば」

賊仮面「おっと、そうはさせねぇ、てめぇには大人しく[生け贄]になってもらうぜ…!」

男「ん、生け贄?…何のことか詳しく聞かせてもらおうか?」

賊仮面「教えてやる義理はねぇ!くたばれぇ!隕拳β!」

賊仮面は空高く飛び上がり男目がけて拳を放った!

賊仮面「おらぁ!潰れr「飛刃Ω!」あべべべべべし!!!?」

賊仮面に209のダメー賊仮面に206のダ賊仮面に212のダメ賊仮面に201のダ!会心の一撃!賊仮面に412のダメージ!賊仮面は根性で立ち上がった!

男「ふぅ、一丁上がり…む、まだ立つのか、随分としぶといな…」

166 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/10/25(火) 19:39:51.32 ID:Xt0xbbxDO
賊仮面「ぐ…ぐぬぅ…くそぅ…また、負けるのか…」

男「また?…!そういえばその格好どこかで見覚えが…、!!お、お前、まさか、去年の…?」

賊仮面「あぁ、そうさ…去年の剣術大会の決勝でてめぇに負けた落ちこぼれだよ…!」

男「お前…なぜ、どうして山賊なんかに…?村は、村はどうしたんだ!お前が守るって張り切っていたじゃないか!」

賊仮面「守ってるさ!これだって、村の為…、村を守る為なのさ…」

男「山賊行為が…か?……そうか、村に何か異変が起きたんだな?」

賊仮面「異変なんてもんじゃねぇ…、村にゃもう、絶望だけだ…」

男「その絶望ってのはさっきお前が言っていた[生け贄]と関係があるんだな?…なんなら少し話して見ろよ、一度は真正面からぶつかり合った仲だ、俺が出来ることなら協力するぜ」

賊仮面「お、おう…」

賊仮面(どうする?もし奴にこのことがばれたら多分俺達の村は全滅する…、だが、もしかしたら、コイツなら、この男ならば、なんとかしてくれるかもしれない、そうだ、現状維持も今に限界が来る、なら、いっそのこと…)

賊仮面「…分かった、お前の腕を見込んで、全てを、話そう…」

167 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/10/25(火) 19:40:53.77 ID:Xt0xbbxDO
〜重要なカクカクシカジカ〜

賊仮面「…これが俺の知る全てだ」

男「ふむ、成る程、大体のことは分かった、嘘をついてる気配もなかった、よし、その魔物の件、俺が引き受ける!」

賊仮面「ほ、本当か!ありがてぇ!そうと決まれば山村への近道を案内するぜ、着いてきてくれ」

男「ちょっと待った、念のためこれから暫く俺はお前に捕まった生け贄ということにしておこう、お前の持ってる縄で俺を軽く縛ってくれ」

賊仮面「おう、任せろ!…おい!お前らは山賊Cの治療が終わり次第勝手に村に戻っとけ!…もしかしたら、これが最後の仕事かもしれねぇ…!家族に会う顔ぐれぇ整えとけ!」

山賊達「!?…へ、へい!!」

賊仮面「…っと、よし!出来たぜ!」

男「うむ、いい塩梅だ、さて、村まで案内してくれ、大体どれくらいかかるんだ?」

賊仮面「村の秘密の道だからな!急げば6時間しない内に着くぜ!」

男「そうか、よし、急いでくれ!」

賊仮面「おう!」

男(流れで受けてしまったが…、まあいいか、今日中に終わらせれば、さて、どんな化け物か楽しみだ…!)


どこかで鐘が鳴った!


168 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/10/25(火) 19:42:44.98 ID:Xt0xbbxDO
〜山村 迷宮前〜

勇者「やっト、見ツケた…」

戦士「あァ、長かッたナ…」

魔法使い「情報収集でコンなに疲れタの久々…」

〜勇者の情報収集ハイライト〜

勇者「あノ〜」

若者「…宿なら潰れた、村長が泊めてくれるよ」

勇者「えッ」

若者「……」

勇者「あ、アの…」

若者「……」

―――

勇者「ア、あノ〜…」

主婦群「「「「「「この村の山菜は美味しいよ、村長さんがご馳走してくれるから行ってみなよ」」」」」」ソソクサ…

主婦群は逃げ出した!

勇者「あッ…」

――
169 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/10/25(火) 19:43:39.69 ID:Xt0xbbxDO

勇者「ねェボク?」

幼児「なぁに?お兄s」

母親「こらっ!知らない人と話したらいけません!さぁ、あっちに行くわよ!」スタコラサッサ

幼児達は逃げ出した!

勇者「アっ!あノ…」

勇者「……」



〜現在〜

僧侶「誰もマトもに口をキイテくれない何テ…」

勇者「あぁ、ダガヤッとの思いでダンジョンを見つケた…」

戦士「だな、ジャあ早速張リ切って…」

魔法使い「突撃!!」

一同「オー!!!!」


どこかで鐘が鳴った!
170 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/10/25(火) 19:47:47.55 ID:Xt0xbbxDO
中断の書を読み上げたなう
スキップしたら転んだ
では、また
171 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [sage]:2011/10/26(水) 23:44:11.61 ID:qCEcrgFv0
>>1乙〜
楽しみにしてるよ
172 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県) [sage]:2011/10/29(土) 10:16:58.96 ID:XGMi4n6Mo
乙乙
頑張って下さいね
173 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です) [sage]:2011/11/01(火) 16:26:01.58 ID:Y8Pxc5RDO
生存報告、生存報告
ども、>>1です
では、また

サーバを移転しました@荒巻 旧サーバ:http://vs302.vip2ch.com/
174 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(関東・甲信越) :2011/11/05(土) 11:28:41.18 ID:z5cabJGAO
まぁだチン?
175 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(愛知県) [sage]:2011/11/05(土) 16:53:02.06 ID:Poav6Fd/o
      コ?
176 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です) [saga]:2011/11/08(火) 21:03:26.37 ID:QCPP0O1DO
〜迷宮 地下3階〜

メタ(さて、ここからがいよいよ地下3階ですか…)

スラ(いろんな所に変な汚れがついてて気持ち悪いよ…)

ベス(あぁ、…ってかおい、これ、まさか全部、血だったりしねぇよな…?)

メタ(えぇ、恐らく血でしょうね、穏やかじゃないですね)

ベス(マジかよ…)

スラ(うぇぇ…気持ち悪い…)

メタ(さて、こんな所でもたもたしている場合じゃありませんよ、早く進みましょう、私は前方の警戒をしますので背中はベスに任せます、ヘマしないで下さいね)

ベス(おう、任せとけ!)

スラ(ねぇねぇ!ボクはボクは!?)

メタ(スラさんは自分の身を守ることを最優先に考えて下さい、それと、緊急時の私達の回復や補助もお願いします)

スラ(うん、分かった!)

メタ(では、行きますよ!)

スラ ベス(ラジャー!)

177 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です) [saga]:2011/11/08(火) 21:04:16.41 ID:QCPP0O1DO
〜時間経過〜

一同(……)

ベス(マンネリだな…)

スラ(マンネリだねー)

メタ(案の定、迷いましたね)

ベス(迷いましたね、じゃねーよ!どーすんだよこれから!)

メタ(まあまあ、まずは落ち着いて下さい)

スラはベスの携帯食料をつまみ食いした!

ベス(落ち着いてなんてられっかよ!今までにいくつ骨と皮だけの死体を見てきたと思ってるんだ!?このまま彷徨ってたらいつか俺達もああなっちまう!)

メタ(…はぁ、ベス、貴方は本当にバカですね、私がこの状況で何の対策もしていないとでも思ったのですか?)

ベス(バ、バカっておい…!いや、それより何か策があるのか!?)

メタ(ええ、勿論です、こんな事もあろうかと、実はこっそり携帯食料を少しずつちぎっては落としておいたのです)

スラはベスの携帯食料を盗み食いした!

ベス(!!…ってことは今からそれを辿って引き返せば階段までは戻れるってことか!)

メタ(えぇ、完全に行き詰まったら引き返して新しい道を探しましょう、先程も少しちぎってそこに捨てたのです…よ……)

178 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です) [saga]:2011/11/08(火) 21:06:08.71 ID:QCPP0O1DO
メタは驚き、戸惑っている!

ベス(ん、どうしたメタ?…っておいスラ!俺の携帯食料食っただろ!)

スラ(ギクッ!…し、知らないよボク!)

ベス(嘘つけ!ならお前の口元に付いてる食べかすはなんだ!)

スラ(うぐっ!?ご、ごめんなさーい…)

メタ(あ、あれ?おかしいですね、確かにあそこに落としておいた筈…って何呑気に騒いでいるんですか二人共!緊急事態ですよ!)

グルルル…

ベス(す、すまん…、で、どうしたんだ緊急事態だなんて穏やかじゃねぇな)

グルルルルル…

メタ(だ、だから無いんですよ…携帯食料の欠片が…落とした筈の、欠片が…)

グルルルルルルル…

ベス(え、おい、それってまさか、もう戻れない…とか言わねぇよな?)

グルルルルルルルルル…

スラ(まさかじゃなくてその通りかもねー、…あとさっきから何か聞こえない?グルルーって)

ベス メタ((えっ))

??「グガアアァァァッ!!!」

一同(((!!?)))

179 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です) [saga]:2011/11/08(火) 21:07:11.20 ID:QCPP0O1DO
ケルベロスが現れた!

ベス(こ、こいつは…!)

メタ(どうやら携帯食料に誘われてきたようですね…私としたことが、うかつでした…!)

ベス(んなこたぁどうだっていい!こいつは俺に任せろ!補助は頼んだぜ、スラ!)

スラ(うん!任せてよ!)

スラの湧攻β!ベスのATKが上がった!
スラの湧防β!ベスのDEFが上がった!

ベス(ナイスだスラ!うし、大暴れしてやるぜ!)

ケル「グオオアァァァ!!」

ベスの強打β!ケルベロスはひらりと身をかわした!
ケルベロスのカウンター!ベスはとっさに身を守った!ベスに73のダメージ!

ベス(ぐっ…!なんだコイツ…素早いくせに馬鹿力ときた!)

スラ(ベス兄!大丈夫!?)

スラの治療β!ベスの傷がふさがった!

ベス(サンキュースラ!助かったぜ!)

メタ(ベス!上です!気をつけて!)

ベス(うお!?いつの間にっ!)

ケルベロスはベスに飛びかかった!ベスはひらりと身をかわした!
ケルベロスの攻撃!ベスはとっさに身を守った!ベスに82のダメージ!

スラの治療β!ベスの傷がふさがった!

180 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です) [saga]:2011/11/08(火) 21:09:11.55 ID:QCPP0O1DO
ベス(ちくしょう…!せめて一撃だけでも…!)

スラ(このままじゃボクのMPが無くなっちゃうよ!)

メタ(全くさっきまでの威勢の良さはどこへ行ったのですか!?)

メタの竜巻β!ケルベロスに38のダメージ!

ベス(流石だメタ!今だッ!食らえェ!)

ベスの強打β!ケルベロスの不意を突いた!会心の一撃!ケルベロスに160のダメージ!

ベス(や、やったか!?)

メタ(いえ、まだです!)

ケルベロスは怒り出した!ケルベロスのATKが極限まで上がった!

スラ(ねぇ…ちょっとこれ、やばくない?)

メタ(ちょっとで済めば御の字ですよ…)

ベス(メ、メタ隊長…ご命令を…)

メタ(コマンド?ふふ、言わずもがな…ニア逃げる!!)

スラ ベス((ですよねーっ!!))

メタ達は逃げ出した!

しかし追い付かれてしまった!
181 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です) [saga]:2011/11/08(火) 21:10:13.82 ID:QCPP0O1DO

ベス(クソッ!素早さまで上がってやがる!)ズダダダダ!

メタ(ッ!これなら!)タタタタタタ!

メタの火球β!ケルベロスはひらりと身をかわした!

一同(((なんですって)))ズダダダダ!


ケルベロスの攻撃!メタはひらりと身をかわした!

ベス(おいおい何とかしろよメタ!)ズダダダダ!!

メタ(何とかって言われても…!ああもう!またこれの出番ですか!)タタタタタタタタ!

メタはトラップツールを開き、チェイントラップとスタントラップを取り出した!

メタ(二つ使えば流石に大丈夫でしょう…!そらっ!)タタタタ!

メタは走りながらトラップを二つ仕掛けた!

スラ(メタかっこいー!よく分からないけどこれでもう安心だね!)トタタタタ!

ベス(流石はメタ!もうあの曲者を使いこなしたのか!)ズダダダダ!

メタ(ふふ、当然でしょう…、さぁ、彼は目の前の罠に気付くことなくまっしぐらですよ)タタタタタタタタ!

ケル「グオアオォァォ!!」ズデドダデドダ!!!

カチカチッ!!

スタントラップが起爆した!チェイントラップが起爆した!

182 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です) [saga]:2011/11/08(火) 21:11:38.80 ID:QCPP0O1DO
一同(((ニヤニヤ…)))

ケルベロスに2のダメージ!しかしケルベロスは痺れなかった!
チェイントラップから伸びる無数の鎖がケルベロスに絡みつく!
ケルベロスは鎖を無理矢理ひきちぎった!

ケルベロスは激昂している!

一同(((ポカーン…)))


ケル「ググオォォォァェ!!」ガオー!

一同(((キャー!!?)))ズダダダダ!!

ベス(おいメタどーすんだよおい!)ズダダダダ!

メタ(知りませんよあんなチートな化け物なんて!)タタタタタタタタ!

スラ(ねぇねぇ分かれ道があるよ!どっちに行くの!?)トテテテテ!
メタ ベス(左)(右!)
スラ(えっ)メタ(なら右へ!)
スラ(分かった!)

183 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です) [saga]:2011/11/08(火) 21:16:29.11 ID:QCPP0O1DO
〜迷宮 地下一階〜

勇者「結構広いナー」

戦士「だナ、敵が弱クテ助かっタぜ」

僧侶「デスね、皆好戦的デハなく、比較的穏やかデシタし」

魔法使い「経験値少なクテ苛々するケドナ、お?階段発見!」

勇者「本当だ、中々運ガいイナ」

戦士「うし、コノ調子でサッさと攻略シチまオうぜ!」

僧侶「えエ、一刻も早ク魔王を倒さなイトいけまセンカらね」

〜迷宮 地下二階〜

〜時間経過〜

勇者「しカシここ何階までアルんだロウな?…お、階段ダ」

戦士「さアな、ダガ、結構深いキがスルぜ、俺ノ勘がソウ言ってル」

魔法使い「シッかし随分場面カットしたナ…もう階段見つかッタヨ…」

僧侶「余りソウいう事を言うモのではアリマせんよ?…む、アレは…彷徨う鎧でしョウカ?」

彷徨う鎧が現れた!

184 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です) [saga]:2011/11/08(火) 21:17:41.37 ID:QCPP0O1DO
彷徨鎧(彼らは無事でしょうか…?ケルベロスに見つかっていなければ良いのですが…!!に、人間…!?)

彷徨う鎧は驚き、戸惑っている!

魔法使い「階段の前で居座ッテ番人のツモりカ!」

戦士「コの程度ノ雑魚、秒殺だぜ!」

彷徨鎧(ま、待って下さい!私は別に戦うつもりは…!)

彷徨鎧は逃げ出

勇者「覚悟オオォォォ!!!」

彷徨鎧(ッ!!)

ズギャァン!!

彷徨う鎧に185のダメージ!
彷徨う鎧を倒した!

戦士「良い一撃ダ、成長シタな、勇者!」

僧侶「さあ、先ヲ急ぎマシょう」


どこかで鳥の群れが飛び発った!

あと…6時間…


185 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です) [saga]:2011/11/08(火) 21:19:10.75 ID:QCPP0O1DO
〜迷宮 地下三階〜

ベス(ぜぇ、ぜぇ…、ちき、しょうっ…!)ドッタタッタタ…

スラ(はぁ…はぁ…っ!もう、限界…だよ…!)トテテテテ…

ケル「グアガアァ…!!」

メタ(本当にしつこいですね…!)タタタタタタタタ

ベス(おい、なんとかして、くれよ、最終兵器メタ先生様よ…!)ドダタダタタ…

スラ(そんなことを言われても…、!!…そ、そうだ「アレ」をやれば、成功すれば、或いは…!)タタタタタタタタ

ベス(「アレ」…?ま、まあいい!あれでもそれでも、ぜぇ…いいからやってくれ!!)スダドデタテド…

メタ(分かりました…しかしもし、失敗したら…もう、ゲームオーバーですよ…!)タタタタタタタタ

スラ(ゴ、ゴクリ…!)スタタトタテテテ…

ベス(やらなかったらっ、どちらにせよ…はぁ、ゲームオーバーだ!何をやるかは、知らねぇが、思い切り、ぜぇ…やってやれ!!)ズダッドデデダ…

メタ(そうですか…、では、やりますよ…!)


186 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です) [saga]:2011/11/08(火) 21:19:57.18 ID:QCPP0O1DO
メタは立ち止まり、大きく深呼吸をしてから、おもむろにプリズムを取り出した!

メタ(……ッ!)
メタ(火球β火球β竜巻β火球β竜巻β竜巻β火球β火球β竜巻βアァァ!!!)

プリズムはメタが発射した技を全て拡散した!
なんと、拡散された火球と竜巻が合わさり一つの巨大な渦になった!

スラ(うわあぁ…)

ベス(と、とんでもねぇ…)

メタ(はぁ、はぁ…ッ!どう、ですか!!)

ケル「ググッ…ぐおぉぉ…!」

ケルベロスは火渦に足止めされている!

メタ(やった…成功のようです…!さぁ!スラさん、ベス!今のうちに逃げますよ!)

スラ ベス((ラジャー!))

187 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です) [saga]:2011/11/08(火) 21:20:39.44 ID:QCPP0O1DO
〜時間経過〜

〜迷宮 地下三階 下り階段前〜

一同(((ぜぇ…はぁ…、ふぅー…)))

スラ(た、助かったぁ〜)

ベス(もうダメかと思ったぜ…)

メタ(運良く階段を見つけられたのが不幸中の幸いでしょうか…)

ベス(全くだぜ…、しかしやっぱメタはすげぇよ本当)

スラ(うんうん!凄くかっこ良かったよ!)

メタ(ふふ…、おかげでMPがすっかり空ですよ、しかしもたついてもいられません、少し休んだら、ケルベロスと再び出会う前に先へ進みましょう)

スラ ベス((ラジャー!!))

どこかで鳥の群れが飛び発った!


188 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です) [saga]:2011/11/08(火) 21:21:26.22 ID:QCPP0O1DO
〜山村付近 迷宮入り口前〜

賊仮面「さあ、着いたぜ!ここが迷宮の入り口だ!」ドーン

男「へぇ…本当だ、向こうに山村が見える、こんなに近かったんだな、意外だ」

賊仮面「へへっ、村民の秘密の道だからな!お前には特別なんだぜ!誰にも教えるなよ!?」

男「はいはい、さて、それじゃ早速道案内を頼もうかな」

賊仮面「おう!任せな!…ああそうだ、迷宮ん中にゃ危険なモンスターがうろついてるんだが、魔除けは必要か?必要ならちょいと家まで取ってくるぜ」

男「それを俺が必要とすると思ってるのか?」

賊仮面「へっ!愚問だったな!んじゃぁ、行くぞ!」

男「はいよ、しっかり頼むぜ案内人!」


どこかで鳥の群れが飛び発った!
189 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です) :2011/11/08(火) 21:24:12.95 ID:QCPP0O1DO
中断の書は床に置いてから詠むもの
まだまだ続くと思う、付き合ってくれたら幸いだ
では、また
190 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です) [sage]:2011/11/08(火) 22:43:51.50 ID:3Ccdg4sDO

191 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です) [sage]:2011/11/14(月) 14:16:48.64 ID:2eYFn5BDO
ちと早めの生存報告
もしかしたら更新遅れるかも知れない
では、また
192 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(埼玉県) [sage]:2011/11/19(土) 06:20:32.34 ID:X9Q3gryoo
乙乙
193 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です) [sage]:2011/11/24(木) 08:06:05.98 ID:YuUlf4kDO
生存報告その2
遅れてしまって本当に申し訳ない…
リアル多忙によるものだがそれでも投げることはしたくないのでまたいつか、忘れた頃に覗いてくれたら幸いだ

では、また
194 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(新潟県) [sage]:2011/11/26(土) 18:07:54.82 ID:dRjY0qDto
私まーつーわ
195 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/08(木) 22:25:45.74 ID:cAd6FvNDO
〜迷宮 地下四階〜

ピチョン…ピチョン…

ベス(地下四階…まだ最深部に着かないのか?)

メタ(この迷宮がどこまで続いているかなんて私にも分かりませんよ、ですが、私は少女さんを助け出すまでは引き返すつもりはありません、それはベスやスラさんも同じでしょう?)

ピチョン…ポチャン…

ベス(当たり前だ、今更逃げて帰れる訳がないだろう、毒を食わばら皿まで…ってな)

スラ(勿論ボクも逃げないよ!えと…皿を食ばわら、毒?)

ベス(毒を食わばら皿までだ、間違えて覚えるなよ?)

ピチョン…ピチョン…

メタ(間違えてるのはベスも同じです、食らわばですよ、全く無理して難しい事言おうとするから…)

ベス(ぐ…う、うるせえ!し、しかし何なんだここは?やけにじめじめしてやがって気持ちが悪いな)

メタ(話をそらさないで下さいよ、…まぁ確かにこの湿気は異常ですね、所々水溜まりも出来てますし、このままここにいたら私は錆びてしまいそうですね)パチャ

スラ(ピッチピッチチャップチャップランランラン♪)パチャパチャチャ

196 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/08(木) 22:26:34.15 ID:cAd6FvNDO
ベス(メタルスライムも大変だな…っておいおいスラ、遊んでる場合じゃねえぜ、ほら、危ないからこっち来な)

スラ(はーい!水溜まりいっぱいで楽しいn…)トテテテテカチッ

メタ ベス((あ))

スラ(えっ)

ゴゴゴゴゴ…!

ベス(…わーにんぐ)

スラ(でんじゃー…)

メタ(えまーじぇんしー…!)

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…!!!

ベス(ほら、だから言ったろ?危ないって…)

スラ(ご、ごめんなさい…水溜まり見てたら体が、勝手に…)

メタ(なんと言いますか…スラさんらしいですね…)

スラ(えへへ…、!!ね、ねえメタ…!何かこっちに…も、もうすぐそこだよ!)

メタ(…逃げる準備は?)

ベス(バッチリだ…!)

スラ(ドキドキ…)

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…!!!

一同(((ドキドキ…)))

ドドドドドドドド!!

一同(((ゴクリ…!)))

ドバッシャアアァァァッ!!!

一同(((!!?)))

通路の奥から大量の水が襲い掛かってきた!

197 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/08(木) 22:27:34.11 ID:cAd6FvNDO
スラ達は逃げ出した!しかし回りこまれてしまった!

水流の攻撃!スラ達は水の流れに巻き込まれた!

ベス(がばがばっごぼ…プハッ!おいスラ!メタ!無事か?!)

スラ(がばば…プハァ!うん、ボクはなんとか…!)

ベス(そうか、良かった…!ところでスラ、メタ見なかったか?)ザブザブ

スラ(あ、あれ?そう言えばドコ行っちゃったんだろ?)ザブザブ

ベス(クソッ!こんな時にはぐれちまったか…!まあ、アイツなら一人でも大丈夫だろう、今は俺達の身を守らないとな)ザブザブ

スラ(う、うん…だけどメタ、水に浮かべるのかな…?「メタル」だし…)ザブザブ

ベス(……)ザブザブ

スラ(……)ザブザブ

スラ ベス((水冷たっ……))ザブン…

198 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/08(木) 22:28:30.50 ID:cAd6FvNDO
〜迷宮 地下四階 水中〜

メタ(ふむ…)コポコポ…

メタ(鉄は水には浮きませんからね…)コポコポ…

メタ(スラさん達は流されて行ってしまいましたか…、二人共無事だと良いのですが…)コポポ…

メタ(鞄は…無事ですか、耐水仕様で助かりました…しかし少々水が冷たいですね…)カポコポ…

メタ(さて、そろそろ、息苦しく、なって、来ましたね…)カカ…ポ…

メタ(思い切り、ジャンプ、すれば、水面に、届きます、かね、…それっ!)クポ…ザバァ!

〜迷宮 地下四階 水上〜

ベス(お、おい…)ザブザブ

スラ(な、なーに?)ザブザブ

ベス(メタ、ヤバくね?)ザブザブ

スラ(うん、多分…)ザブザブ

ベス(メタ、沈んでね?)ザブザブ

スラ(うん、多分…)ザブザブ

ベス(メタ、溺れてね?)ザブザブ

スラ(うん、多分…)ザブザブ

ベス(…とりあえず、潜って捜してみるか)ザブザブ

スラ(うん、多分…)ザブザブ

ベス(スラ、聞いてるか?)ザブザブ

スラ(うん、多分…ウトウト…)ザブザブ

ベス(……)ザブザブ

199 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/08(木) 22:29:16.65 ID:cAd6FvNDO
〜時間経過 水中〜

メタ(さて、スラさん達とはぐれてからしばらく流れに逆らって歩いて来ましたが…)コポコポ…

メタ(やはり一筋縄に出口が見つかったりはしませんか…うぅ寒い)コポコポ…

メタ(水かさも上がってきてますし何より水中では思うように動けないのが何とももど、かしい、です、…それっ!)コポ…ザバァ!

メタ(…っふぅ、そう言えばこの水は何処へ流れて行くのでしょうか?)プクコポ…


メタ(私達がここを訪れた時は水はひいていましたし、何処かに排水の為の機構でも有るのでしょうか?)コポコポ…

メタ(もしそうなら…スラさん達が危険ですね…、!!)カパポ…

メタ(この気配…本当に危険なのは私なのかもしれませんね…)カポポ…

ピラニアが現れた!

メタ(全く…MPは温存しておきたいのですが…、仕方ありません、動きを封じておきましょう…)コポコポ…

メタはトラップツールを開きチェイントラップを放り投げた!

メタ(先程の相手より小さいですから大丈夫だとは思いますが…)

ピラニアはメタめがけて突進してきた!

メタ(もし破られたら万事休すですね…)

チェイントラップが起爆した!無数の鎖がピラニアに絡みつく!

ピラニアは身動きがとれなくなった!ピラニアは水の流れに流されて行った…

メタ(…ふう、残りの罠はスタントラップ一つだけですか…、中々にジリ貧ですね…う、苦し、…それっ!)コポコポ…ザバァ!

200 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/08(木) 22:29:54.79 ID:cAd6FvNDO
〜水上〜

ベス(ぶくぶく〜)ザブザブ

スラ(こぽこぽ〜)ザブザブ
ベス(スラ、何か見つかったか?スイッチとかメタとか)

スラ(うぅん、何もないよー…)

ベス(そうか…やっぱりそう簡単にはいかないか…、しっかしこれ何処まで流れて行くんだ?)ザブザブ

スラ(さぁ?…だけどずっとこうしてたらボク達溶けちゃうかもね〜)ザブザブ

ベス(おいおい冗談じゃねぇぜ…、本当だ、何だか何時もより軟らかくなってる気がするぜ…!)ザブザブ

スラ(えっ、冗談だったのに…)ザブザブ

ベス(とっとにかく早く水から上がらねえと流石の俺も体力が持たねぇ!寒いし!)ザブザブ

スラ(でも休めそうな所なんてどこにもないよ!…ベス兄、ちょっと掴まってていい?もう疲れて沈みそうだよ…)ザブザブ

ベス(ったく仕方ねぇな…少しは自力で浮かべよ?…ってな、なななんだありゃあ!?)ザザブン

スラ(えっ?)ザブ…

なんと前方の水が大きく渦巻いている!

スラ(べべ、ベス兄!泳いで!早く!!)ザザブン

ベス(分かってるっての!…ちくしょう!ダメだ、逃げきれねぇ、飲み込まれるっ!)ザバー!

スラ(めーがーまーわーるーー!!)ザババ!

ベス(スラ!しっかり掴まってろ!絶対に離すなよ!絶対だからな!?)ザザブザブ!

スラ(その振りには乗れないよ〜!)グルグル

ベス(ばっかオメェふざけてる場合kがばばごぼ…!)ブクブク…

スラ(吸い込まれrがばごボ…)ブクブク…

渦はスラ達を飲み込んでしまった!

201 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/08(木) 22:30:46.54 ID:cAd6FvNDO
〜水中〜

メタ(……)コ…コポポ…

メタはすっかり冷えきっている!

メタ(長いこと冷たい水の中にいるからでしょうか…、何だか身体の動きが鈍って来ましたね…)コポコポ…

メタ(ふふ…、こんな地下深くで独り凍え溺れ死ぬのでしょうか…?)コポコポ…

メタ(…いえ、ここで諦めてはいけませんね…!私は何としても少女さんを助けるのです!…そうだ、いいことを考えました)

メタは火球βで自分を包み込んだ!メタに0のダメージ!火球は水に消されてしまった…

メタ(ふふふ、十分に暖まりました、さて、先を急ぎましょうか、…それっ!ぷはっ)ザバァ!

〜水中 循環ポンプ内部〜

スラ ベス((ごばばがばごばぁ!))ブクブクク

スラ(な、なにここ!?)コポコポ!

ベス(言うまでもなくさっきの渦の下だろうな!)コポコポ!

スラ(な、なにあれ!?)コポコポ!

なんと流れの先にはスクリューが待ち構えている!

ベス(言うまでもなくスクリューだろうな!)コポコポ!

202 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/08(木) 22:31:48.11 ID:cAd6FvNDO
スラ(ど、どうするの!ボク達アレに巻き込まれたら死んじゃうよ!?)ゴボボボ!

ベス(んなこたぁ分かってる!ちくしょう!何かねぇのか何かっ!)ゴボボボ!

スラ(べ、ベス兄!この赤いの何!?)ゴボボボ!

ベス(!!そ、それだスラ!押せ!そのスイッチを押すんだ!!)ゴボボボ!

スラ(えっ!あ、うぅ!ダメ!流されちゃって届かないよ!)ゴボボボ!

ベス(なっ!クソッ!ならこれでどうだっ!!)ゴボボボ!

ベスはスラを流れに逆らうようにブン投げた!

ベス(頼むぞ…スラ…!)ゴボボ…

ベスはスクリューへと吸い込まれ、バラバラになってしまった…

スラ(べ、ベス兄!?ベス兄っ!!)ゴボガボ!

スラ(ベス兄…そんな…、そ、そうだ!今はあの赤いのを押さなきゃ!)ゴボボボ!

スラ(う、ぐ、い、息が、苦し…ぐ、お願い!届いてえぇぇ!!!)ガガバガ…!



203 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/08(木) 22:53:39.05 ID:cAd6FvNDO




スラ(う、うぅ…ん、あれ?水が…無くなってる…?)

スラ(あ、そっそうだベス兄!ベス兄!!)タタタタ…!

スラは止まったスクリューの先へと走った!

スラ(こ、これって…ベス兄…?)

スラ(そ、そうだった!ボクなら助けられるんだ!いっ今助けるからね待っててねベス兄!)トテテテテ…


〜水中〜

メタ(火球、β…!)コポコポ…

しかしMPが足りない!

メタ(くっ…!今度こそ万策尽きましたか…)コポコポ…

メタ(所詮私は恩人さえ救えない無力で臆病なメタルスライム…!)コポポ…

メタ(あぁ…悔しいです…!本当に悔しいですよっ…!)コポ…ポ…

メタ(ここで無様に倒れ、皆の笑い者になる…、私には、それが…、お似合い、なの、でしょう…)コ…ポ…

204 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/08(木) 22:54:47.77 ID:cAd6FvNDO
ゴゴゴゴ…!!

メタ(!?…な、なんと…)コポ…

なんと、急に水かさが減りだした!

メタ(これは、幻…?い、いえ、まさか、ベス達が…?)コ…

メタ(私は…私は助かるのですか…?)ザバァ…

水が完全にひいていった!

メタ(ふぅ…、好きなだけ呼吸が出来ることがこんなにも有り難いとは…)スゥー…ハァー

メタは鞄から魔力草を取り出し、飲み込んだ!
メタのMPが少し回復した!

メタの火球α!メタの体温が回復した!

メタ(ふう…さて、私は先に進んでいましょうか、じきにスラさん達が追い付いてくるでしょう)

〜循環ポンプ出口付近〜

スラ(これで…欠片は全部集まったかな?よし、蘇生β!)

なんと、ベスが生き返った!

ベス(ぐ、うぅ…はっ!お、俺は…?)

スラ(ベス兄!よかった!ちゃんと生き返った!ねえねぇ、ボク頑張ったよ!)

ベス(ん?水が…無い?ってことは、スラお前…!)

スラは何度も頷いている!

ベス(そうか…!やってくれたか、よく頑張ったな!偉いぞスラ!)

スラは照れている!

205 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/08(木) 22:55:31.45 ID:cAd6FvNDO
ベス(さて、もう罠を踏まないように気を付けないとな、ってさっきから跳ねてるアレは…魚に、鎖?…はっはん、さてはメタの仕業だな?やっぱりメタの心配はいらなかったようだな、さぁスラ、行くぞ!全速前進だ!)

スラ(はーい!)

〜時間経過〜

ベス(…しっかしスラに助けられるとはな、随分と成長したもんだ)

スラ(えへへー、ボク大きくなったもん!)

ベス(全くだ…そろそろ本当のことを話してもいい頃なのかもな、よし…!な、なぁスラ、実はな…)

スラ(あ、ねぇあれ!もしかしてメタじゃない!?うん、絶対そうだよ!わーいメター!)トテテテテ

メタ(ん、あぁ…!スラさんにベス!やはり無事でしたか!待ちくたびれましたよ全く…!)

ベス(俺達が住んでた村は、その…な、ってあれ?お、おいスラ!待てって!)ダダダダ

スラ(メタ、この扉なーに?)

メタ(さっき扉の中を覗いてみましたがどうやら下の階に続いているようです、少し休んだら先にすすみましょう)

スラ(はーい!)

ベス(全く…いきなり走り出すなよな…、せっかく大事な話をしy)カチッ

ゴゴゴゴ…!

一同(((……)))

メタ(…先を、急ぎましょうか)

スラ ベス((ラジャー…))
206 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) :2011/12/08(木) 22:58:18.40 ID:cAd6FvNDO
ども、お久し振りです、遅くなって申し訳ない
これから少しでも更新速度を上げて行きたいと思う

では、また
207 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [sage]:2011/12/09(金) 01:40:13.22 ID:of212ECmo
おつおつ
208 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [sage]:2011/12/11(日) 23:14:32.39 ID:s+xFQekso
乙乙
209 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [sage]:2011/12/24(土) 14:20:02.13 ID:AcvUtXbDO
どうも生存報告です
これでもまだ失踪はしてないのです、してないったらしてない
まぁ失踪する前に死亡しそうですが
では、また
210 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [sage]:2011/12/25(日) 10:56:32.45 ID:pgkOGGBDO
続きはよ
211 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/25(日) 23:43:07.35 ID:jd86oCLDO
〜迷宮 地下三階〜

どこかで装置が作動した…

勇者「ココが地下三階か、ココマでは順調だナ」

戦士「あァ…ダガ気を付けロ、この階、少シヤバい奴の気配がスルぜ」

魔使「ヤバい奴、ねぇ…しッカり頼ムよ肉壁!」

戦士「えっ」

僧侶「チャンと蘇生しまスノデ安心して死ンデ下さいネ!」

戦士「エッ」

勇者「頼りにシテルぜ、戦士!」

戦死「……」

戦士「お、オウ、任セろ……グスッ」

勇者「ソレにしてモ前の階よりモ複雑になってルナ…」

魔使「全くダ、迷ったリシタラ大変だな」

僧侶「そうデスネ、コノままデハそウナルのも時間の問題デシょう、…1つ提案デスガ定期的に何か印を付ケナガラ進んでミまセんカ?」

勇者「いい考えダ、ソウすれバ万一の時に目印ニなるナ!」

魔使「流石僧侶!頭いい!ドッカの脳筋とは違うナ!」

脳筋「ウルセぇ…とこロデ今俺達は何処ラ辺にイルんだ?」

一同「「「「……」」」」

勇者「時既に遅シ…か……」

魔使「余計なコト言いヤガって…」

戦士「お、俺のせいカヨ…!?」

僧侶「私がもウ少し早く提案シテいれバ…」

一同「「「「…ハァ……」」」」

212 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/25(日) 23:43:54.78 ID:jd86oCLDO
〜迷宮 地下一階〜

どこかで装置が作動した…

男「うぉ、流石に迷宮と言うだけあってかなり入り組んでるな、魔物の気配もかなり強い」

賊仮面「おう、絶対に俺からはぐれるなよ!もし迷っちまったら流石のお前でも抜け出すのは大変だろうからな!」

男「そんな複雑なのお前みたいな奴がよく覚えられたな」

賊仮面「へっ、何度も迷って死にかけて意地と気合いで覚えたんだ、安心してドーンと頼っていいぜ!」

男「ああ、分かってる、ところで余り大声で話さないでくれ、魔物が寄って来ると面倒だ、そして何よりうるさい」

賊仮面「なぁに心配するこたぁねぇ!この迷宮の地下一階と二階には凶暴な奴はいねえ、ただここを住みかにして平穏に暮らしてるだけだ、中には人間に友好的な奴もいるんだぜ!」

男「そうか、なら安心だな、だがそれでも少し静かにしててくれ、壁に音が反響して余計にうるさい、耳が潰れる」

賊仮面「チイッ、分かった分かった、ちったぁ気をつけるよ、ほら、そこを下りれば地下二階だぜ」

男「道案内さまさまだな、この調子で最後まで頼むぜ」

賊仮面「おうよ!任せとけ!」

男「うるさい…」キーン

213 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/25(日) 23:44:59.70 ID:jd86oCLDO
〜迷宮 最深部〜

蛇龍「ククク…喰われる覚悟は…どうやらまだのようだな」

少女「……ッ!」ガタガタ

蛇龍「クク…!あぁ、その恐怖と絶望に満ちたその顔!」

蛇龍「あぁ…!もう辛抱たまらん!我は飢えに飢えているのだ…!」

少女「ひっ…!」ガクガク

少女「た、助けて…!メタ…スラ、ベス…っ!」

―――
――


少女「ん…ぅ、うー…ん…!」

少女「ふぁ…あ、あれ?さっきのは…そっか、夢か…」

少女(なんか、嫌な夢見ちゃったな…)

茸頭「んー、よぉうやくお目覚めかぁいお嬢ちゃん?」

少女「え?あ…うん、お、おはようございます…」

茸頭「随分とうなされてたみたいだぁけど、大丈夫かぁい?」

少女「あ、えと…少し…悪い夢を見ちゃって…」

茸頭「んー、確かにあれはお嬢ちゃんには少ぅしショックだったかぁもねぇ…」モグモグ

茸頭はパンを食べ始めた!

214 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/25(日) 23:47:01.15 ID:jd86oCLDO
少女「はい…少しだけ、ってあれ?確かあの時茸頭さん寝てたはずじゃ…?」

茸頭「チッチッチ、いやぁ、確かに眠ってたんだけどあのでぇっかいのの気配で目ぇが醒ぁめちゃって、せぇっかくだからそのまま寝たふりを続けてたのさぁ!」ムシャムシャ

少女「え…じ、じゃあもしかしてあの魔物の話全部聞いてたの?」

茸頭「もぉちろん!そぉれどぉころかキミの泣きじゃくる顔までバァッチリどアップでねぇ!」パクパク

少女「!?」

茸頭「いやぁ本当にかぁわいかったなーお嬢ちゃんの泣き声!」モシャモシャ

少女「〜〜っ!!?」カァァ

少女は落ちていた小石を掴んで茸頭に投げつけた!

茸頭「ぁあぶなっ!」モソモソ

茸頭はひらりと身をかわした!

茸頭「ごめぇんごめん、ちょぉっとした冗談だぁよ冗談!」ゴックン

少女「……っ」カァァ

少女は再び小石を握りしめた!

茸頭「あぁ!タンマタァンマ!キミもお腹空いてるだろぉう?ほぉら、パンあげるかぁら機嫌なおしてぇ!」

少女「……」

少女はパンを受け取り、茸頭に背を向けて食べ始めた!

茸頭「ふぅ…しかし、どうしたものかねぇ?こぉの状況…」ボソッ

215 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/25(日) 23:48:03.29 ID:jd86oCLDO
〜迷宮 地下三階〜

勇者「ココは行き止まリか…」

―――

戦士「おいオい、コレさっきツケた印ジャねえか!?」

――

僧侶「トリあえずもとキタ道ヲ…」

魔使「道覚えテル奴ナンてイルカ?」

勇者 戦士「「……」」



魔使「あーモウ!結局迷子かよクソっ!」

戦士「チクシょう誰か道が分カルイイ感じな魔法覚えてネーノかよ!?」

魔使「アルカそんなの!魔法使えナイ癖にグダグダ言うな脳筋!」

勇者「……!皆、静かニ、何か…来ル!」

戦士 魔使「「アァン!?」」

焦げベロスが現れた!

戦士と魔法使いは焦げベロスを睨み付けた!

焦げ「グ!?」

戦士「うおォォぉらああアァァ!!」ドダダ!

魔使「どけ!脳筋!一緒に焦がすよ!!」

魔法使いの落雷γ!
なんと戦士の剣に直撃した!

216 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/25(日) 23:48:35.72 ID:jd86oCLDO
戦士「へヘっ、もらッた!」

魔使「ドロボー!」

戦士「行くゼ!うおォォぉォォ!!」

戦士は雷を纏ったまま強打γを放った!
会心の一撃!焦げベロスに972のダメージ!
焦げベロスは弾けとんだ!

焦げベロスを倒した!

勇者「…なァ、僧侶」

僧侶「…ナンですか?」

勇者「戦士と魔法使いッテ…」

僧侶「相性バツグンですネ…」

戦士 魔使「「ギャーギャーわー!あーだコーダバーカ!!」」

勇者 僧侶「「こコ、一応ダンジョン…」」

装置が停止したようだ…

217 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/25(日) 23:49:40.89 ID:jd86oCLDO
〜迷宮 地下二階〜

男「…しかしお前前にもまして立派になったな筋肉、万が一殴られたらタダじゃ済まなさそうだ」

賊仮面「あったりめぇよ!あの時お前に負けてからいつの日かリベンジするために毎日特訓してたんだからな!…あぁ、ここを右だ」

男「あの妙な大ジャンプも特訓の賜物なのか、まあ当たるどころか近づくことさえままならなかったみたいだがな」

賊仮面「うるせぇ!人のこと打ち落とすのがわりぃんだろうが!…大体何をどうしたら剣からビームが出てくんだ!?」

男「訓練の賜物だ…そうだお前もう一度俺に妙な必殺出してみろよ、今度は直に受け止めてやるよ」

賊仮面「お!言ったな!?どうなっても知らねぇぞ!…あ、そこ真っ直ぐだ」

男「おう、来いよ、俺は何時でもいいぜ」

賊仮面「うし、じゃあ遠慮無くぜ!食らええぇぇぇ!!」

218 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/25(日) 23:50:27.75 ID:jd86oCLDO
賊仮面は大きくジャンプし隕拳βを放った!
しかし賊仮面は天井に頭をぶつけてしまった!賊仮面に127のダメージ!

男「……」

賊仮面「だああぁぁぁ!?いってえあえぁおあぁぇ!!?」ジタバタ

男「バーカ」

賊仮面「ちっくしょおぉぉ!謀ったなこんにゃろろろがああえぉ!」ジタバタ

男「バーカ…お、階段だ、少しふざけ過ぎたから急がないとな…ん?あれは…?」

賊仮面「お?何かあったか?…!あ、あれは…!」

なんと彷徨う鎧の残骸が転がっていた!

男「彷徨う鎧か…?この切り口、並大抵の剣捌きじゃあこうはならない、魔物の仕業かそれとも…?」

賊仮面「なんてこった…コイツ、俺が昔ここで迷った時いつもふと現れては助けてくれてたアイツだ、そうに違えねぇ…、なんたってこんな…!」

男「…三分間待ってやる」

賊仮面「すまねぇ…あぁ、クソっ、命の恩人がこのザマだ…」

賊仮面は彷徨う鎧の残骸に黙祷を捧げた…

男(何故この彷徨う鎧が命の恩鎧だて分かるんだ…?いや、それを聞くのは少し野暮が過ぎるか、きっとコイツには分かるんだろう、暫らくそっとしておいてやるか…)

装置が停止したようだ…
219 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) :2011/12/25(日) 23:53:03.66 ID:jd86oCLDO
滅入り苦しみます
ギリギリ間に合った誕生日おめでとう俺

疑問や不明な点等があれば指摘していただければ幸いだ
では、また
220 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [sage]:2011/12/27(火) 00:43:21.27 ID:0A8/T+T4o
誕生日おめでとうございました!
221 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/01/09(月) 00:10:14.80 ID:Ya1XzvYDO
〜迷宮 地下五階〜

スラ(あーもう疲れたー!進んでも進んでも同じ景色ばかりでおかしくなっちゃいそうだよー!)

ベス(弱音を吐くな!頑張れ、前の階に比べて邪悪な気配がかなり強くなってる、最深部まであと一息だぜ!多分)

メタ(確かに急に気配が強くなりましたね…、恐らく前の階の防水扉が気配まで閉じ込めていたのでしょう)

スラ(じゃあもう少し頑張れば少女を助け出せるの!?)

ベス(そういうことだ、だから頑張れ、スラ!)

メタ(…この先はずっと一直線に道が続いている様です、何か嫌な予感がするのでここで暫らく休んで行きましょう)

ベス(だな、ずっと水に浸かってたせいで体がかなり軟らかくなってやがる、これじゃあ満足に動けねぇしな)

スラ(お水沢山飲んじゃったよー…)

メタ(私は軟らかくなってはいませんが錆止めを塗らないといけませんね…)

一同(((スライムはつらいよ…)))

222 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/01/09(月) 00:12:08.82 ID:Ya1XzvYDO
〜時間経過〜

ベス(うっし、やっと何時ものぷるぷる感が戻ってきたぜ!)

スラ(ボクももう平気だよ!)

メタ(私も丁度錆止め塗りを終えたところです、では、気を引き締めて行きましょうか)

スラ ベス((おー!))

スラ(はじめのいーっp)ヴゥン…

ピーピーピーピー!

一同(((えっ)))

ベス(スラ…お前って奴は…!)

スラ(ボ、ボク今度は何も踏んでないよ!本当だよ!)

ピーピーピーピー!

メタ(確かにスイッチを押した様な音は聞こえませんでしたが…)

ベス(んなことよりさっきから鳴り続いてるこの音は何なんだ?)

スラ(…さぁ?)

ピピピピpppppppp

ベス(なんか…ヤバくね?)

メタ(今までの流れからすると…)

スラ(うん、多分…絶対…)

ベス(ことごとく罠に引っ掛かってるよな…)

メタ(冷静に考えれば今私達が生きていること自体奇跡の様な物ですね…)

223 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/01/09(月) 00:12:56.91 ID:Ya1XzvYDO
グラグラゴゴゴ…!

ベス(さぁ、来るぞ!毎度お馴染み逃げる用意は?)

スラ(さすがに慣れたよ!)

メタ(…言わずもがな)

ゴゴ…ドドーン!

なんとスラ達の背後に巨大な岩が落ちてきた!

巨大な岩はスラ達の方に向かって転がってきた!

ベス(レッツ・ランッ!)

※BGM〜インディ・ジョーンズのテーマ〜歌 スラ

ズズン!ゴゴゴゴゴ!!!

メタ(さっきのは恐らくスイッチではなく魔力センサーか何かでしょう!嫌な予感に限ってどうしてこうも良く当たるのですか!?)スタコラサッサ!

ベス(そういうモンなんだから仕方ないだろう!っつーか魔力センサーってなんだよ!)スタコラサッサ!

スラ(てーんてれってーん!てーれれーん♪)スタコラサッサ!

転がる岩は徐々に加速する!

224 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/01/09(月) 00:14:17.89 ID:Ya1XzvYDO
メタ(そんなことも知らないのですか!?その名の通り魔力によって動きそこを通る物み感知するセンサーですよ!)キーン!

ベス(へぇ、ハイテクだな全く!つまりこのとんでもねぇ状況は予定調和の強制イベントってことか!?)キーン!

メタ(えぇ、そういうことになりますね!)キーン!

ベス(チッ!やってらんねぇ!)キーン!

スラ(てーんてれってーん!てーれれーれーれー♪)キーン!

転がる岩が次々とスイッチを踏み罠を起動させる!

ベス(うわわわわ!!左右から矢の嵐、下から大量の槍!上からはタライまで!)バビューン!

メタ(当たれば大ダメージ、しかし避けることに夢中になりすぎると岩に潰されるかもしれない…一種の葛藤状態ということですね)バビューン!

ベス(槍よりタライよりこんな時に冷静に物考えてるお前が一番こえぇっつーの!)バビューン!

スラ(てーんてれってーん!てーれれー!)バビューン

ベス(ああもうどいつもこいつも!もしかして俺が間違ってるのか!?俺が今感じてる危機感が間違ってるだけなのか!!?)ダダダダダ!!

225 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/01/09(月) 00:15:27.72 ID:Ya1XzvYDO
メタ(ベス!余計なことばかりと考えていたら四方から串刺しにされてしまいますよ?)ヒョイヒョイダダダ!!

スラ(てってれーん!てってれーん!てってれーん!てってれれ♪)バビューン!

ベス(余計って!余計って!お前が原因だ余計なこtグサッ!…グサ?ってうわああぁぁいてえぇぇぇ刺さった刺さった刺さった矢が刺さったいてえぇぇぇ!!?)ジタバタドタバタ!!

ベスに50のダメージ!

メタ(ああもうだからあれほど言ったでしょう集中しなさいって!ほら、刺さった矢を抜きますから暴れないで大人しくしてくださいよ!)ヒョイヒョイダダダ

ベス(え、抜くの今!?待て待て待て待てちょっと待てって抜くったってお前はいいだろうが俺にもその心の準備ってものがなってだから待てっておい一旦俺から離れろよおい紀伊店のかおいおいおいズボッ!みきゃあああぁぁぁぁ!!?)ゲッダン!

ベスに25のダメージ!

226 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/01/09(月) 00:16:19.54 ID:Ya1XzvYDO
メタ(全く何時もの強気の姿勢は何処へ行ってしまったのですか?らしくないですよ)スタコラサッサ!

ベス(もういい…もう何も言わねぇ、スラ、治療頼む)ヨロヨロ

スラ(りょかーい!治療β!)ステテテ

ベスの傷が回復した!

ベス(サンクス…あーもーやだ)フラフラ

スラ(元気出してよベス兄、ひかれちゃうよ!)ビョーン

メタ(あぁ、そうでした、元気の無いベスさんに1つ提案があるのです)スタタタ

ベス(なんだよいきなり…要点まとめて言ってくれ…)ゲッソリ

メタ(えぇ、では短めに、まずこの通路の形ほぼ正方形、そして今私達を押しつぶさんとしているあの岩は恐らく球形、更に私達はある程度体の形に融通の利くスライム族です、ここまで言えばもう分かりますよね?)テケテケテケテケ

ベス(…結論は?)グッタリ

メタ(転がる岩と壁は違う形をしていますから常に隙間が出来ていますよね?そこを利用して岩をやり過ごす…というのはいかがでしょうか?)キリッ

ベス(ああ、もう疲れたから、即実行)ネボー

スラ(あはは、いつものベス兄と違うー!)パタパタ

メタ(はい、それでは各自壁ぎわに寄って形を出来るだけ細長くして下さい、さもないと無惨に潰れてしまいますよ)ノビー

スラ(はーい!)ノビー

ベス(……)ノビー

ゴロゴロゴロゴロゴロゴロ…!

227 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/01/09(月) 00:19:07.38 ID:Ya1XzvYDO
〜時間経過〜

スラ(やっぱりメタは凄いや!あんなこと思いつくんだもん!)ピョンピョン

メタ(ふふ、私達がスライム族でよかったですね)

ベス(…ところでメタ、この手段いつ頃から思い浮かんでたんだ?)

メタ(そうですね…、大体左右から矢が飛んできた辺りでしょうか?)

ベス(つまりその案をお前が思いついてすぐ実行していれば俺は串刺しにならずに済んだ訳か)

メタ(いえ、あの作戦はいわば一か八かの博打です、その場で思いついたことに命をかける訳にはいきません、私はそれが実行可能かどうかずっと考えていたのですよ?あなたとは違うんです)

ベス(う、ぐぬぬ…)

228 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/01/09(月) 00:20:41.81 ID:Ya1XzvYDO
スラ(ねぇねぇベス兄、メタ!ずっと向こうに扉みたいなのが見えてきたよ!早く行こうよ早く!)

メタ(まぁいいじゃないですか、私達は今生きていて少女さんも恐らくもうすぐそこ、結果オーライと言うものでしょう、さぁ、早く行かないとスラさんに置いて行かれてしまいますよ?)

ベス(お、おう、まぁそうだな!生きているだけラッキーだな!)

スラ(もー!早く早くー!)

ベス(わかったから少し落ち着けって!また罠踏んでも知らねぇぞ!)

メタ(もしかすると次が最深部かもしれません、突入前にまた少し休んで万全な状態にしておきましょう)

ベス スラ((ラジャー!!))

スラ達はまがまがしい扉の側で休み始めた!

メタ(次が最深部かもと言いましたが…)

ベス(扉の雰囲気とからしてさ…)

スラ(次絶対最深部だよねー…)

一同(((ですよねー…)))
229 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/01/09(月) 00:21:58.74 ID:Ya1XzvYDO
中断の書が凍りついた
疑問指摘等あったら書いてくれたら嬉しい
では、また
230 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/01/09(月) 22:17:33.80 ID:CpP/UnnDO

231 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/01/21(土) 19:32:27.50 ID:R9DOh7cDO
>>1です、生存報告
では、また近いうちに
232 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/01/21(土) 19:33:16.64 ID:R9DOh7cDO
下げ忘れた、申し訳ない
233 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/01/27(金) 23:17:55.09 ID:VbvwXUBDO
〜迷宮 地下四階〜

戦士「ふぅ、ヤッと地下四階か…全くイツにナッたら最深部にツクんだ!?」ギャー!

魔使「五月蝿いなァもう音が響クカラ余り大声出さナイデよ!」ギャー!

僧侶「どっちモドッチとデモ言いましょウカ…」キーン…

勇者「だナ…、しかしコノ階やけニジメジメしてるナ…」キーン…

戦士「お前ノ方が五月蝿いンダヨ!一々イチャもん付けんな!」ギャー!

僧侶「ですネ…至る所ニ水ガ溜まってイマスし…」キーン

魔使「五月蝿いモン五月蝿いって言ッテ何が悪いノ!?もう少シ道理ッテノを考えなヨ脳筋!」ギャー!

勇者「ココに来て突然の水気…モシかすると何か罠ガアルカモ知れなイ、今マデ以上に気を…引き締メて…行こ…ウ……ピキッ!…いい加減ニ…喧嘩を…止めロオおぉォぉ!!!」ガオー!!

戦士 魔使「「ッ!!?す、スマん…」ゴメン…」シュン…

僧侶「さ、サァ行きマシょうカ!」

234 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/01/27(金) 23:18:38.42 ID:VbvwXUBDO
〜時間経過〜

戦士「しかシなんナンだココは?急にジメジメしてキヤがって…、おい魔法使い、チョっと炎でカラリと出来ないノカ?」

魔使「バカ言わないデヨ脳筋!そんナコトしたラこのムシ暑さがモット酷くナルでしょ!?もうタダでサエ服の中汗でグショグショなのに!」

勇者「何でコンなにも緊張感ガ無いんだヨ…床はヌカルんでて歩き辛いシ…」

僧侶「確かにキヲ付けなけレバいけませんネ…キャッ!?」ツルッ!カチッ

ゴゴゴゴゴ…

僧侶「あ…ナ、何か踏んでシマッた…様デス…」

魔使「汗モ引っ込む程ノ危険ナ予感…」サアァ…

勇者「言ったソバから勢い良く転んデ…」

戦士「ツイでに何かノスイッチまで踏んじャウ…」

魔使「ソノ技はもはや芸術ノ域…」

僧侶「も、申し訳アリマせん…」

235 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/01/27(金) 23:19:24.60 ID:VbvwXUBDO
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…!!

勇者「!!…近づいテ来る!キヲ付けろ!」

戦士「うっし!何でも来い!」

魔使「戦士がヤラかシたら怒鳴っテヤロうと思ってタノニ…」

僧侶「うゥ…」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…!!

ドバッシャアアァァァン!!!

一同「「「「ナっ!!!?」」」」

なんと大量の水が襲い掛かってきた!

戦士「ッ!行くゾ!勇者!!」

勇者「あァ!わカッた!!」

勇者 戦士「「ウオオォォォ!!」」ダッ!!

戦士と勇者は同時に押し寄せる水へ突っ込み、そして…

勇者 戦士「「交・斬ッ!!」」

二人は交差しつつ、大水に向かって斬撃を繰り出した!

236 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/01/27(金) 23:20:34.42 ID:VbvwXUBDO
ズバッシャアァァン!!?

戦士「うしッ!」

勇者「決まっタッ!」

なんと押し寄せて来る水が2つに割れた!

魔使「僧侶!私達も続くヨ!」

僧侶「え、ア、ハい!」

魔法使いの冷気γ!強烈な冷気が2つに割れた水を凍りつかせた!

僧侶の聖域γ!勇者と戦士の周辺を聖なる光が包み込んだ!

戦士「おっ!魔法使いニシテはやるじャネぇか!」

魔使「フん!これ位ドウって事ナイよ!」

勇者「戦士!よそ見シテいる場合じゃ無い!氷が割れテ次が来ル!」

戦士「ゲッ!まだ来るノカよ!?」

魔使「全く不甲斐なイネ!ほらッ!モウ一発、冷気γ!」

しかし、押し寄せる水は止まらない!

勇者「ダメだ!勢いが強すぎル!」

戦士「えエい!モウこうなりャ自棄だ、突っ込むゾ!勇者!」

勇者「ああ!一カ八かダ!ヤッてやるゼ!」

戦士 勇者「「うおォォォぁぉぉ!!!」」ダッ!

勇者と戦士は聖域から飛び出した!

戦士 勇者「「交・zウボぁっ!?」」

勇者と戦士は水に飲み込まれてしまった!

勇者と戦士は聖域に投げ出された!
237 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/01/27(金) 23:22:49.29 ID:VbvwXUBDO
戦士 勇者「「ぐぁッ!」」

聖域が水を食い止めている!

勇者「ふゥ、有難う、僧侶!」

戦士「チッ!ダメだ、手に負えネェ!」

聖域が侵食されはじめた!
僧侶「クッ!も、モウ…限界、です!」

魔使「万事休す…ッ!」

バリーン!!ドバッシャアアァァァン!!!

一同「キャアあァァ「「ぎゃアあ「うワアアァぁぁ!!」」ァァぁ!!!」」ザバーン!

勇者達は流れに呑み込まれてしまった!

〜迷宮 地下三階〜

賊仮面「さて、こっからが本番だぜ!気ぃ抜くなよ!」

男「随分と切り替えが早いな」

賊仮面「へっ!湿っぽいのはらしくねぇからな!ほら、さっさといくぞ!こっちだ!着いてこい!」

男「五月蝿さ三割増し…か、!…早速忙しくなりそうだ…!」

賊仮面「あぁそうだ、この階にゃケルベロスってバケモンが何匹も放し飼いにされてるんだ、気を付けな!」

男「そうか、わざわざ忠告どうも、…その忠告をしっかりと前を向いてもう一度言ってみな」

238 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/01/27(金) 23:23:37.03 ID:VbvwXUBDO
グルル…

賊仮面「ケッ、残念だが俺は同じことは二度言わねぇ主義なん…だ……」

グルル…グルル…グルル…

男「大当たりだな」

ケルベロスの群れが現れた!

賊仮面「こ、こりゃあマズイぜ…何なんだ一体、何たって三匹もまとめて…!」

男「そりゃお前が大声出してたからだろう、物凄く響いてたしな」

賊仮面「あーコンチクショウ!おい、男!まとめて相手するぞ!準備はいいな!?」

男「言われなくてもそうするつもりだ!」

ケルベロスAは男に飛び掛かってきた!
男はひらりとみをかわした!

男「遅い!」

ケルA「ガルッ!?」

男のカウンター!
ケルベロスAの首が一つ飛んだ!
男の追撃!
ケルベロスAの首が二つとも飛んだ!

239 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/01/27(金) 23:24:25.79 ID:VbvwXUBDO
賊仮面「へっ!無駄に鮮やかだなおい!」

男「よそ見はお前の悪い癖だな」

ケルベロスBは賊仮面に飛び掛かってきた!

賊仮面「うおっ!?っこんの!!」

賊仮面はケルベロスBを力任せに殴りつけた!

ケルB「キャイン!!」

ケルベロスBはくだけちった!

男「うっわ、酷い有様だな」

賊仮面「見たか!このバカヂカラ!」

男「はいはい、…さて、残るは後一匹、か」ギロッ

ケルC「キャイッ!?」ビクッ!

ケルベロスCは逃げ出した!
ケルベロス達をやっつけた!

賊仮面「あーあー、逃げちまったぜ」

男「いいじゃないか別に、弱いものいじめは趣味じゃないしな」

賊仮面「弱いものってなぁ…まぁいい、先を急ぐぜ、えーと確か次は…右だったっけか?」

男「おいおい、大丈夫かよ…」

賊仮面「仕方ねぇだろ、この階は特別複雑なんだ」

男「まぁいいや、頼りにしてるぜ」

240 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/01/27(金) 23:26:01.38 ID:VbvwXUBDO
〜時間経過〜

賊仮面「……それでここを曲がれば…ほぉら見えてきた!ここを過ぎりゃ後は楽勝だぜ!」

男「これで最短ルートか、道案内がいて助かったぜ」

賊仮面「さぁ次だ次だ!…ってあー、トラップが動いてやがる…」

男「一体なんなんだこれは?…階段の先が沈んでるってことはここからは泳いで行くのか?」

賊仮面「バーカ泳いでこうなんて命捨てに行くようなモンだ!この下の階はぐるりと一周繋がってて色んなトコにあるスイッチを一つでも押しちまうと階全体が水にのまれちまうんだ!」
男「へぇ、じゃあ先客がいるのか?…確かにそう考えるとさっき道端に転がってたケルベロスの惨殺死体にも説明がつくな」

賊仮面「今下で流されてるのがどこのどいつかは知らねぇが御愁傷様だぜ!何たってその水を止めるにゃ一時間以上耐え続けるかここと五階と四階に一つづつあるだけのスイッチを押すしかねぇんだからな!」

男「よく分からんが余程危険なトラップなんだな」

賊仮面「おうよ!踏んだら死を覚悟しなきゃだぜ!さて、今俺の目の前にあるこのスイッチを押せば水が引くんだ!ポチットナァ!!」

男「少し落ち着け」

ザザァ……!

なんと下の階の水がひいた!

賊仮面「さあ、次いくぞ次!出っ張ってる壁やら床に注意しろよ!」

男「はいはい」

241 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/01/27(金) 23:28:11.40 ID:VbvwXUBDO
〜迷宮 地下四階〜

ドバシャアアァァ!

勇者「うぐッ、がばガボボ…!」バチャバチャ

戦士「ごば…鎧ガ、沈んdddddd…」ブクブク…

魔使「私、泳げ…ナ……」チーン

僧侶「皆さン、頑張ッて…下さ…イ」ブクブクプハー!

ザザザザザ…!

戦士 魔使「「モう…限界…!」」

ザザザザザ…!!

僧侶 勇者「「アレ…水が…引いて…?」」

ザザザザザ…

ザザザ……

ザ………

〜ミンナーダイジョブカー? イマカイフクシマスカラー〜

戦士「助かっタゼ」

僧侶「すみマセんスミません」

勇者「大分流サレたなー」

魔使「さ、寒イ…」ガクブル

勇者「しカし危ない所ダッタナ、後少しで全滅ダッタかもシレない」

戦士「実際只のコケ脅しだったナ!」

僧侶「これかラハもット気を付けマス…」

魔使「…火球α、アッタかーい…」ホカホカ

242 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/01/27(金) 23:29:20.12 ID:VbvwXUBDO
中断の書
遅くなって申し訳(略
では、また
243 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟県) [sage]:2012/01/28(土) 14:07:15.16 ID:ZQFp5OmBo
乙乙
244 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/02/05(日) 15:06:21.05 ID:YhdNNgLDO
生存報告、生存報告
もう少し待っていただきたし
245 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/02/07(火) 18:53:21.95 ID:OqBTTJ5DO
〜迷宮 地下五階〜

メタ(……さて、ではそろそろ行きましょうか)

ベス(いよいよ…なのか…)ゴクリ…

メタ(ええ、こうしている間にも少女さんが危険に曝されているかもしれません、急ぎましょう)

スラ(ドキドキするよー!)

ベス(あぁ、…そういえば回復アイテムはあとどれ位残ってるんだ?)

メタ(えーと…3人全員合わせて薬草5つと魔力草1つだけ、ですね…)

スラ(ボス戦前でそれってちょっと詰みかけてるよねー…)

ベス(バカヤロー、これでも限界まで節約したんだぞ?あと、詰みとか縁起でもねーこと言うなよ…、ボス留守中かもしれねえし上手く逃げ切れるかもしれねえだろ……!)ブツブツ…

メタ(確かに私達がここまで来た目的は少女さんの救出であってボスを倒すことではありませんからね、それを心がけて、さぁ行きましょう…!)

スラ ベス((ラジャーッ!!))

スラ達は力を合わせて目の前の立派な扉を開けた!

246 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/02/07(火) 18:55:49.74 ID:OqBTTJ5DO
〜迷宮 最深部〜

少女(もう…どれくらい経ったのかな…?)

少女(もし…最期までメタ達が来てくれなかったら…?)

蛇龍「覚悟は出来たか、人間?」

少女(ッ!!?)ビクッ

蛇龍「ククク…どうやらまだのようだな、クク…やはり恐怖と絶望に歪んだ顔はいつ見てもいいものだ…」

少女(あぁ…ぁぁぁ…来ちゃった、ついに来ちゃった…!ど、どうしよどうしよ!き、茸頭さん!…ね、眠っちゃってるし…!)

茸頭「グー、スピー…」

蛇龍「む、もう片方は……ふん、こんな時に呑気に寝ているとは随分と据わっているな…まあいい、せめてもの情けだ、貴様は今すぐに食ってやろう…」

少女(あ、ぁ…おしまいだよ…全部、何もかも…っ!でも、これで…いいのかもね…僕が居なくなっても誰も悲しまないよね!うん、きっとそうだよ、学校にも行けなかったし宿主さんも迷惑だったよね!あはは…あはははは…っ!)

少女(そ、そうだ…最後は、「アレ」で終わりにしよう…いつ覚えたのかも何で使えるかも何も分からない…でも、今僕に出来ることはきっとこれだけ、どうせ死んじゃうなら、少しでもやり返してやるんだ…!!)

247 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/02/07(火) 18:56:55.39 ID:OqBTTJ5DO
蛇龍「クク…その目はとうとう覚悟を決めたか…!クククク…!人間というものは実に面白い、普段はどこまでも弱く、臆病だがいざ死ぬ時になると途端に強気になる…実に滑稽だ!クハハハハ!」

少女「っ!ぅ、うあああぁぁ!!」

少女は魔力草を飲んだ!少女のMPが16回復した!

少女「転移αっ!」

蛇龍「む?逃げようと言うのか?クク、無駄なこt」

少女は蛇龍の口内に転移した!

少女「…メタ、スラ…ベス…!今まで、ありがとう…!短い間だったけど…本当に、本当に楽しかったよ…!!」











―――自爆、β――




カッ!!


ズギャアアアァァァァン!!!





248 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/02/07(火) 18:57:34.51 ID:OqBTTJ5DO
〜時間巻戻〜

ベス(う、うおぉ…)

スラ(なんだか、いかにもって感じだね…)

メタ(今までに比べてずっと広く明るい上に大層な絨毯まで…こうもあからさまですと少し疑ってしまいますね…)

ベス(今は難しいことはナシだ、とにかく少女を捜そう、多分この階のどこかに居るはずだ!)

スラ(うん!)

メタ(とりあえずこの大広間から通路が幾つかのびているようです、一つ一つ虱潰しで捜して行きましょう)

ベス(あぁ、効率は悪いが少女がどこに居るか分からない以上、そうするしかないか…)

スラ(えっとねー…じゃあまずここから捜s)

―――ズギャアアアァァァァン!!!

一同(((!!?)))

ベス(お、おいなんだ今のは!?)

スラ(びっくりしたよー!)

メタ(あちらの方からです!とにかく行ってみましょう!)

メタ(…あの爆発音…まさか…?)ボソッ

249 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/02/07(火) 18:58:05.30 ID:OqBTTJ5DO
〜時間経過〜

メタ(爆発音は恐らくこの辺りから聞こえてきたはずですが…)

ベス(お、おい!スラ、メタ!こっちだ!)

メタ(こ、これは…!)

なんと、天井が崩れてスラ達の行く手を阻んでいる!

ベス(さっきの音の原因はここの崩落だったのか?)

メタ(そうだとも言えますし違うとも言えますね、恐らく先程のは何かが爆発した音でそれによりここが崩落したと考えられます)

スラ(ねーねー!ここの隙間から向こうへ行けそうだよー!)

ベス(あ、おいこら!ちょっと待て!危ないだろ!)

メタ(この先に何かがあるかもしれません、行ってみましょう)

ベス(…まあ確かにそうだが…十分に気をつけろよ!あんまり先走んなよ!)

スラ(分かってる分かって…る……ぇ、少…女……?)

メタ ベス((なっ!!?))

ベス(おい、メタ…!)

メタ(分かってます!急ぎましょう!)

250 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/02/07(火) 18:58:58.52 ID:OqBTTJ5DO
〜時間経過〜

ベス(おい…マジで少女かよ…)

メタ(…息がありませんね…スラさん、すぐに蘇生を!)

スラ(ラ、ラジャー!えっと、蘇生β!)

なんと、少女が生き返った!

ベス(少女!無事か!?一体何があった!?)

メタ(ベス!一旦落ち着いて、少女さん、遅れてすみません…怖かったでしょう?)

少女(え…ぁ、メタ、スラ…!皆助けに来てくれたんだね!)

ベス(おい俺の名前)

メタ(とにかく無事で何よりです、…しかし何故このような崩落が…?)

少女(っ!!そ、そうだ!早く…早くここから逃げなきゃ…!)

ベス(逃げる?だから一体何が)

スラ(ベス兄…こ、これって…)

ベス(何だよこんな時に…ってこ、こいつは…)

メタ(どうやらこの倒れている巨大な龍と関係がありそうですね…)

ベス(幸いにもこのデカブツはぐっすりなようだな、お目覚めになる前にさっさとずらかろうぜ)

251 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/02/07(火) 19:00:27.37 ID:OqBTTJ5DO
スラ(賛成!話を聞いてくれそうな感じじゃないよー!)

メタ(ですね、さあ少女さん、いきなりですみませんが転移は出来ますか?)

少女(ご、ごめん、MPが足りないや、ちょっと待って、今魔力草飲むから)

少女は魔力草を飲んだ!
少女のMPが17回復した!

メタ(さて、それでは行きましょう、今の少女さんの向きで考えると…直線に58、右に72、上に30の位置に転移すれば一先ずは安全な階層へ出られる筈です)

ベス(おいおい、本当に大丈夫か?)

メタ(私を信じて下さい、さぁ、早くしないとこの怪物が目を覚ましてしまうかも知れません)

蛇龍「誰が目を覚ますと言うのだ?」

ベス(そりゃお前そこでのびてる化け物に決まってるだだだだだだだ!?)

メタ(なっ…!!)

スラ()ポカーン

蛇龍「ククク…どうした小物共め、その人間を助けに来たのではないのか?」

メタ(あぁ…想定していた最悪の事態が起こってしまいました…一体どうすれば…?)

252 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/02/07(火) 19:01:27.02 ID:OqBTTJ5DO
蛇龍「しかしこの人間も不憫なものだ、あれ程助けを求めていた相手がたかがスライム3匹とは!ククク…クハハハ!不憫過ぎて笑いが止まらんわ!」

ベス(ッ!ンだとコラァ!?)

スラ(ベス兄、落ち着いて!)

ベス(だ、だがよぉ!!)

メタ(残念ですが私達3人がかりでまともにぶつかってもとても勝てる相手ではありません…!とりあえず出来る限り交渉の方向で粘ってみましょう)

蛇龍「む?まさか我と取引をしようと言うのか?ふん、下等生物が思い上がるな!」

蛇龍は半分吹き飛んだ頭から毒液を吐き出した!
しかしメタには効果がなかった

メタ(ふむ…どうやら交渉は不可能の様ですね…!)
スラ(ど、どうするの!?)
ベス(どうするってやるしかねぇだろ!)

メタ(少しでもアレの動きを止められればその隙に少女さんの転移で逃げられるでしょう!行きますよ、ベス!)

ベス(おう!スラ、お前は少女を護ってろ!)

スラ(わかった!もうあまりMP無いけど補助も任せて!)

少女(僕はいつでも転移できるように準備しておくよ!)

ベス(おう!このデカブツはドーンと俺達に任せとけ!)

メタ(ほら、もたもたしてやられても知りませんよ!)

蛇龍「生意気な下等生物共が、纏めてひねり潰してくれるわ!」

蛇龍が現れた!
253 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/02/07(火) 19:03:33.71 ID:OqBTTJ5DO
中断の書なう
もう少し更新速度を上げる努力をしなければ
では、また
254 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/02/07(火) 23:05:04.17 ID:zFw4P7ZDO
乙乙
255 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/02/22(水) 00:12:38.15 ID:COFO/04DO
1です生存報告です
確認してくれている方がいるのであれば、もう少し待って欲しい
では、また
256 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/02/22(水) 01:45:02.45 ID:2/r5lKSao
このSS大好きであるッッ!!
257 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/02/22(水) 08:44:17.90 ID:b62hWkVDO
舞ってるぜ
258 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2012/02/22(水) 12:35:29.12 ID:cTJVwvjAo
     ...| ̄ ̄ | < マテと言われなくても待つが、どの位の予定かね?
   /:::|  ___|       ∧∧    ∧∧
  /::::_|___|_    ( 。_。).  ( 。_。)
  ||:::::::( ・∀・)     /<▽>  /<▽>
  ||::/ <ヽ∞/>\   |::::::;;;;::/  |::::::;;;;::/
  ||::|   <ヽ/>.- |  |:と),__」   |:と),__」
_..||::|   o  o ...|_ξ|:::::::::|    .|::::::::|
\  \__(久)__/_\::::::|    |:::::::|
.||.i\        、__ノフ \|    |:::::::|
.||ヽ .i\ _ __ ____ __ _.\   |::::::|
.|| ゙ヽ i    ハ i ハ i ハ i ハ |  し'_つ
.||   ゙|i〜^~^〜^~^〜^~^〜
259 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/02/25(土) 15:00:23.40 ID:nSuoSdDDO
〜迷宮 地下四階〜

男「…なぁ」

賊仮面「ん、どうした?」

男「…こりゃ俺の予想を遥かに越えてたよ」ピチャッ

賊仮面「そうだろうそうだろう!」ドヤァ

男「湿気がこうも不快になるとはな…そしてこの数の暴力としか言い様のない出っ張りの数々、何で天井にまで付いてんだよ」

賊仮面「さぁな、作った奴にでも聞いてみてくれ、作られたのはその昔、まだ魔王がいた時代らしいがな」

男「ふーん、良く今まで崩れず残ったもんだ」

賊仮面「それだけ魔王様は凄かったんだろうさ、今じゃ不思議なラストテラグリジアだ」

男「…ロストテクノロジーな、お前が一番不思議だ…っと、おいおい行き止まりじゃないか、しっかり案内してくれ」

賊仮面「クックック…俺は道を間違えちゃあいねぇ!ほら、床に穴が開いてるだろ?これが近道なんだよ!」ドヤァ?

男「グッ…ま、まぁいい、案内を続けてくれ」イライラ

賊仮面「ヘーイヘイ」

―――――
260 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/02/25(土) 15:00:56.54 ID:nSuoSdDDO

魔使「あーモウいい加減にシテよ!ジトジトのビショビショで…気持ち悪イ!」

僧侶「確かニ全く服が乾きマセンね…」

戦士「オ前らはマダマシだ!俺ト勇者なんで鎧ダゼ!?特に俺のハ滅茶苦茶重い奴だ!」

勇者「確かニ戦士にトッてアノ水は危険ダナ、引き続き油断セズに行こウ」

魔使「ウワーんモウ限界っ!!」カランカラン!!

魔使は装備していた杖を床に叩きつけた!
なんと、何かのスイッチが押されてしまった!

一同「「「「えっ」」」」

ゴゴゴゴゴ…!

一同「「「「Oh...」」」」

―――――

261 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/02/25(土) 15:01:32.33 ID:nSuoSdDDO
男「…なんだここは、今までと違って床も壁も金属製だ、そして何より暗いな、…うおっと!」ツルッ

賊仮面「ヘヘッ、滑るから気をつけな!…ここはこの階のカラクリ、つまり巨大なポンプって訳だ、カラクリが起動すると水がここに注がれて勢いよく押し出されるらしいが…詳しい事は俺には分からねえ!」

男「分からねえ!…じゃなくて理解出来なかった、じゃないのか?」

賊仮面「う、うるせぇ!そ、そうだ、ここにも罠の停止スイッチがあるんだぜ、えっと確かこの辺りに…おぉあったあった!まぁ今は押しても意味ないがな!」

どこかでスイッチが押された!

ゴゴゴザバァ!!

男「うぉ!?」ザバァ!!

なんと天井から大量の水が落ちてきた!
同時にスクリューが回転し始めた!

男「何なんだいきなり聞いて無いぞこんなドッキリ!おい賊仮面ふざけてるのか!?」ザブザブ

賊仮面「待て待て俺は何もしてねーぜ!?畜生また罠が起動しやがったんだ!」ザブザブ

男「ならもたもたしてないですぐにそのスイッチを押すんだ!早く!」ザブザブ

賊仮面「お、おう!」ザブザブ

賊仮面はスイッチを押した!
なんと水が瞬く間に引いていった!

―――――

262 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/02/25(土) 15:02:10.07 ID:nSuoSdDDO
ゴゴゴゴゴ…!!

勇者「…来るぞ、二度目ダが油断ハ禁物ダ」

戦士 魔使「「あア、分かっテル!」」

僧侶「聖域の準備は出来テイマす!」

ゴゴゴゴゴ…!

一同「「「「…ゴクリ」」」」

ゴゴゴ…ゴゴ…

一同「「「「ゴクゴクリ…!」」」」

ゴ……

一同「「「「……」」」」

シーン…

一同「「「「えっ」」」」

勇者「何も…来なイノカ?」

戦士「オイおい何だスカかヨ…見事ナ肩透かしダゼ…」

魔使「あー緊張シテ損した…」

僧侶「少シ待って下さイ!もしカシタら私達ガ油断した頃ニ来るカモ知れまセン!」

勇者 戦士 魔使「「「なッ!!?」」」

……シーン…

勇者「…先を急ゴウ…」

戦士 僧侶 魔使「「「…了解…」」」

―――――

263 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/02/25(土) 15:03:27.65 ID:nSuoSdDDO
男「ふぃー、こんな所はもう御免だ…急ごう、引き続き案内を頼む」

賊仮面「へいへい、ポンプを抜けりゃすぐだ、もう少しの辛抱だぜ」

〜時間経過〜

賊仮面「ほらな?」

男「ホントだ」

賊仮面「もうすぐ最深部だぜ」

男「そうかい」

〜迷宮 地下五階〜

男「見事なまでに一本道だな」

賊仮面「おう!」

男「そしてあからさまな魔力センサーだな」

賊仮面「おう!」

男「もしかしてここは気合い抜けか?」

賊仮面「おう!…じゃなかった、ここにゃちょっとした秘密があるんだぜ、確かこことここを…ヘヘへ…」

賊仮面はニヤニヤ笑いながら迷宮の数ヶ所の壁を押し込んだ!
なんと秘密の通路があらわれた!

男「おぉ」

賊仮面「おぉって何でお前そんな反応薄いんだよ…」ショボン…

男「わーすごーいかっけー」

賊仮面「俺が悪かった…先いくぞ…」グスッ

男「あぁ」

264 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/02/25(土) 15:04:33.95 ID:nSuoSdDDO
〜迷宮 地下四階〜

勇者達は縦に並んで行進している!

勇者「縦ニ並んで前ノ人が踏んダ所を歩ク…」

戦士「スゲー歩き辛ぇ…」

勇者「ダガこれガ一番安全だ」

魔使「そりャソウだけド…なんカこう…ネェ?」

戦士「アぁ…」

僧侶「でも何世代カ前ノ勇者一行は常にコノ歩き方ダッタそうでスヨ、なんデモそれガ勇者のシキタリだったトカ…」

戦士「おいオイマジかよ冗談じゃネーぜ…」

魔使「廃れテくれタシキタリに感謝しなキャね…」

戦士「トコろで勇者、さっきカラ黙りコンデどうしタ?ドコか具合でも悪いノカ?」

勇者「俺はスイッチ探しニ必死ナンだよ、察しテクレ…ヨット!」ピョン

戦士「うオっ!あンマり飛び跳ねナイでクレよ」

僧侶「余りワガママ言ってハイケマせんよ…」

戦士「へいヘーイ」

魔使「あ、向コウに階段発見!やーットじめジメが終わるー!」キャー

戦士「次はモッと酷かったリシテな」ニヤニヤ

魔使「……」

勇者「トニカく早くココを攻略しよウ、いい加減疲レタ…」

265 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/02/25(土) 15:06:08.69 ID:nSuoSdDDO
〜迷宮 地下五階〜

男「おい賊仮面」

賊仮面「ん、どうした?」

男「この通路壁に天井にびっしり妙なカラクリみたいな何かが付いてるが本当に大丈夫なのか?」

賊仮面「おう!バッチリ安全だぜ!…ってのもこの階は他に比べて罠の数が桁違いなんだ」

男「ふむふむ」

賊仮面「で、ここではその罠共の管理が出来るらしいぜ、点検やら矢の補充やら試運転の機能まであるとか」

男「へぇー、そんなモンがこんなトコに埋まってるのか、不思議なコトもあるもんだ」

賊仮面「ま、村の奴らでこれをまともに扱えた奴はいねぇがな!」

男「意味ないな、だがまあ仕方ないか」

賊仮面「さて、突然だがこの通路の終わりまで競争しようぜ!」

男「いきなりなんなんだ」キョトン

賊仮面「いや、話のタネが無くなっちまってよ、ヘヘヘ…」

男「そうか…ところで相手の妨害は勿論ありだよな?」

賊仮面「勿論なしだ、俺が五秒と持たねぇ」

男「仕方ないな、まぁあんまりゆっくりして犠牲者が増えるのは気分が悪い、付き合ってやるよ」

賊仮面「うし!そうと決まりゃー善は急げだ!位置について!」

男「よーい!」

二人「「ドンッ!!」」

―――――
266 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/02/25(土) 15:07:51.46 ID:nSuoSdDDO

勇者「やっとジメジメかラ解放サレたぞ…!」

戦士「全く勘弁シテ欲しいゼアノ気持ち悪さはよ!」

魔使「空気がカラリと美味シー!」

戦士「とこロデ今何階ダッけか?ウッカり忘れチマッたぜ!」

僧侶「エーと確か…地下五階の筈ですヨ」

魔使「ンー結構深いネー」

勇者「アァ、あとドレダけあるか分カラナい、少し汗ガ引いたラ進もウ」

戦士「アイよ、しかしコノ道どこまデ真っ直グナンダ?」

僧侶「気をツケテ下さい、罠があるカモ知れまセん」

戦士「おう、分カッテr」ゥ゙ゥン…

魔力センサーだ!

魔使「ちょッ!言ったソバカら!?」

ゴゴゴゴゴ…!

僧侶「まさカマタ水でハありませンヨネ!?」

魔使「逃げた方ガイイかもよ!?」

戦士「俺達が今まデに敵カラ逃げたコトなんてアッタか!?」

勇者「一度もなイナ、全部打ち倒しテキタ!」

戦士「なら、みなマデ言わせルナ!」

魔使「ふッ、そう言ウト思ってタヨ!」

僧侶「皆さん、来ますヨ!気をツケテ!」

グラグラゴゴゴ…!!

ズズン!!ゴゴゴゴゴ!!!

なんと勇者達の背後に巨大な岩が落ちてきた!

267 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/02/25(土) 15:09:06.45 ID:nSuoSdDDO
巨大な岩は勇者達の方に向かって転がってきた!

魔使「ナーんだ、何が出てくるカト思エバ只の石ッコろじゃない!」

魔使の落雷γ!巨大な岩に212のダメージ!

戦士「へっ!さっキノ水に比べリャ大したコトねぇナ!」

戦士の攻撃!しかし弾かれてしまった!

僧侶の聖域β!巨大な岩の手前に聖域が発生した!

巨大な岩は聖域に阻まれて進めない!

戦士「サンキュー僧侶!畜生意外と硬ェなこいツ!」

勇者「ならコレでッ!氷刃γ!」

勇者の剣が輝く氷塊に包まれた!

勇者「ウおオォぉぉォォ!!!」

巨大な岩に118のダメージ!
氷塊はくだけちった!

勇者「グッ!腕が…痺れル…!」

268 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/02/25(土) 15:10:06.22 ID:nSuoSdDDO
魔使「剣が効かナイミたいだね、男共ハ引っ込んで私ニ任セナ!」

戦士「んだトオイ!引っ込めッて言わレテ大人シク引っ込ム男がイルと思っテンノか!?ナぁ勇者!!」

勇者「えッ」

戦士「ヨシ勇者!ココは俺に任せろ!俺ガ命懸けて男ノ面目保ってヤルゼ!」

勇者「オ、おぅ」

魔使「ハァ…見栄バカリ張って後で醜態晒しテモ知らナイヨ…」

戦士「ハッ!言っとけ!」

僧侶「蘇生の準備ヲしてオいた方ガいいでショウカ…?」

勇者「あァ、ヨロしく頼む」

戦士「ウぅおオおォぉぉォォぉァらっッっしゃあぁあァぁァァぁァぁ!!!」

戦士は雄叫びをあげながら巨大な岩に斬り掛かった!(強打γ)

なんと巨大な岩がくだけちった!
なんと戦士がくだけちった!

勇者 魔使「「!!?!?」」

僧侶「蘇生γ!」

なんと戦士が生き返った!

勇者 魔使「仕事早っ!」

戦士「」ドヤァ?

勇者 魔使「「ウザっ!」」

一同「「「「…………」」」」

勇者「…行くか……」

勇者以外「「「了解……」」」
269 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/02/25(土) 15:15:59.31 ID:nSuoSdDDO
中断のショボン
見てくれている人が以外と多くて驚いた、そしてありがとう
では、また
270 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/02/25(土) 21:46:10.91 ID:3l/MzMNxo
戦士くだけちりワロタwwwwwwww
271 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2012/02/26(日) 07:21:41.44 ID:1p9bIkJEo
272 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/03/10(土) 23:55:11.51 ID:CAmH85NDO
>>1です生存報告です
では、またちかいうちに
273 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/03/13(火) 15:08:38.50 ID:z/9Dq0nDO
〜迷宮 最深部〜

ベスの攻撃!蛇龍に48のダメージ!

蛇龍の攻gメタの火球β!蛇龍に99のダメージ!蛇龍の攻撃が逸れた!ベスに128のダメージ!

ベス(ぐっ…!かすっただけでコレかよ…、これじゃ隙作る前に全員ミンチだ!)

少女とスラは物陰に隠れている!

メタ(縁起でもないこと言わないでくださいよ!)

スラ(と、とりあえず回復するよ!治療β!…ついでに湧攻α!)

なんと、ベスの傷が快復した!
なんと、ベスのATKが上がった!

ベス(うし、さてどうするんだメタ?いつまでもその場しのぎは出来ないぜ?)

メタ(分かってますよその位、しかし本当にどうしましょうか…?)

蛇龍「ええい!どいつもこいつもコシャクなマネをしおって!」

ベス(そっち行ったぞメタ!)

メタ(見れば分かりますよ!)

蛇龍「まずは貴様から捻り潰してくれるわ!」

蛇龍の攻撃!

メタ(なっ…!軌道が、見切れな…っ!)

メタに69のダメージ!メタは息絶えた!

274 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/03/13(火) 15:09:19.68 ID:z/9Dq0nDO
ベス(お、おいメタ!!?スラ!蘇生出来るか!?)

スラ(うん、ギリギリだけどね!…蘇生β!)

なんと、メタが生き返った!

メタ(くっ…助かりましたが、もう後はありませんか…!)

ベス(全く、メタでも見切れねぇ攻撃があるとはな…冗談じゃねーよ…!)

蛇龍「クハハ、無駄だ!下級魔族め、何度でも殺してやるわ!」

蛇龍の攻撃!

メタ(くっ…!今のままでは攻撃を見切れない…そして当たれば即死、かくなる上は…!)

ベス(メ、メタっ!!)

メタ(…光速β!)

メタのDEFが大きく下がった!
メタの速度が飛躍的に上がった!

メタ(これなら…見えます…っ!!)

ズドオォォン!!

メタはひらりと身をかわした!
メタのカウンター!会心の一撃!蛇龍に68のダメージ!

275 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/03/13(火) 15:09:56.16 ID:z/9Dq0nDO
蛇龍「なん…だと…!?」

ベス(やるじゃねぇかメタ!ったく勿体ぶってねぇで初めっから本気出せっての!)

メタ(以後気をつけますよ、そんなことよりやはり奴の弱点はあの剥き出しになっている脳ミソみたいですね、余り触りたくはありませんが)

スラ(ねー少女、あの龍の頭スゴいことになってたけど、元からあんななのかな?それとも少女がやっちゃったりとか?)

ベス(っつーこたぁそこをおもいっきりぶん殴ればいいんだな!?)

少女(え?あ、うーん…も、元々なんじゃないかな?)

メタ(ええ、私が引き付けますのでおもいっきりぶん殴って下さい)

スラ(ふーん…なんか気持ち悪いなー)

少女(……自爆したことは今は秘密にしておこう…)ボソッ

ベス(うしっ!んじゃあ行くぜ!スラ!少女!恐くてチビってねーだろーな!?)ニヤニヤ

スラ(わざわざ心配してくれてありがと!もう蘇生してあげない!)プンスカ

ベス(そりゃ困る!冗談だ冗談!)ニヤニヤ

少女(……実は初めて蛇龍を見た時に少しだけ…うん、秘密にしておこう…)ボソッ

276 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/03/13(火) 15:10:38.97 ID:z/9Dq0nDO
蛇龍「何故我の攻撃が…、許せぬ、下等生物の分際でえぇぇ!」

蛇龍は怒りだした!

メタは蛇龍の前に躍り出た!

蛇龍の攻撃!メタはひらりと身をかわした!

メタ(ほらほらどうしたんですか?攻撃もロクに当てられないとは上級魔族様が聞いて呆れますねぇ?)ヘラヘラ

蛇龍「なっ、ちち調子に乗りおってええぇぇぇ!」ウガーー!!

蛇龍はメタに猛毒を吐きかけた!

しかし、メタは効果がないようだ…

メタ(ヌルいですねぇヌルいですねぇ!そんな毒モドキなんかでを倒せるとでも思っているのですか?)ニヤニヤ

蛇龍「うごごおぁぁあぁ!!何たる!何たる屈辱っっっ!!!」

ベスはこっそり蛇龍の背後に回りこんだ!

ベス(へっ、効果はバツグンだな!何だか俺の方までイライラしてきたぜ!)

メタ(では、その苛立ちを思い切りぶつけてください)

ベス(おう!ボヤボヤして巻き込まれんなよ!おぉらっっしゃああぁぁぁ!!)ダッ

277 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/03/13(火) 15:11:23.96 ID:z/9Dq0nDO
ベスの暴走β!会心の一撃!蛇龍に135のダメージ!会心の一撃!蛇龍に127のダメージ!メタはひらりと身をかわした!勢い余って蛇龍に54のダメージ!

ベス(うしっ!中々効いてるぜぇ!)

メタ(その調子です、出来れば私は狙わないで欲しいですが)

ベス(ムチャ言うな、コレはこういうモン何だからよ!)

蛇龍「〇×許さぬ☆℃許◆せぬ♀※許さ↓ぬ£◎!!」ジタバタ

蛇龍はなりふり構わず暴れ出した!

ベス(うおっ!?何なんだいきなり!!)

メタ(怒りの余りに正気を失いましたか…ベス、気をつけて下さいね、腐っても龍ですから)

ベス(ああ、しかし沸点低いなーコイツ…)

スラ(な、なんか凄い暴れ方してるよ…ベス兄大丈夫かな?)

少女(うーん…どうだろ……あ、いたいた!うん、二人共無事みたいだよ!)

スラと少女は瓦礫の影に隠れている!

278 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/03/13(火) 15:12:11.16 ID:z/9Dq0nDO
スラ(ホント?良かった〜…ところでさ少女、ボクもうここでじっとしてるの飽きてきちゃったよ…何かボク達にも出来ることって無いかな?)

少女(あ、危ないことはしない方がいいよ!今はメタ達を信じてじっとしてるのが一番だと思うな…!)

スラ(で、でもあんなでっかいのが相手だとやっぱり不安だよ…)

少女(うん…確かにちょっと不安だけど僕達に出来ることなんて…ん?あっそうだ!アレがあったアレが!)

少女はカバンの中から拳銃を取り出した!

スラ(な、なにそれ?)

少女(まあまあちょっと見ててよ、えっとまずは龍がおかしくなってるうちに…)

少女の吸魔β!蛇龍からMPを21吸い取った!
少女の吸魔β!蛇龍からMPを23吸い取った!
少女の吸魔β!蛇龍からMPを22吸い取った!
少女の放魔β!少女のMPを25放出した!スラのMPが17回復した!

スラ(あ、ありがとう!…で、この後どうするの?)

少女(それは見てのお楽しみっ!)ニヤニヤ

279 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/03/13(火) 15:13:09.53 ID:z/9Dq0nDO
少女の迷彩β!少女は辺りの風景と同化した!

少女(これでよし!さて、これは確かここをこうして…)カチャカチャ

少女は瓦礫から身を乗り出して拳銃を構えた!

少女(弾は14発…頭の弱点をよーく狙って…)

タァン!!

少女の発砲!会心の一撃!蛇龍に96のダメージ!

少女(やった!効いた効いた!)

スラ(良く分からないけどすごーい!)

少女(この調子で行くよ…!)

タァンタァンタァン!!!

〜時間巻戻〜

蛇龍「ウガガガアアアアァァァァァ!!!!」ジタバタ

蛇龍は我を失って大暴れしている!

ベス(ああクソッ!デカい癖にジタバタしてんじゃねぇよ!まともに近づけやしねぇ!)カイヒ!

メタ(腐りきっても相手は龍ですからね、力や体力は並外れているのでしょう!)ヒラリッ!

ベス(俺達はともかくあっちに隠れてるスラと少女が心配だ、なんとかして止めねぇとマズいぞ!)アブネッ!

メタ(そんな事は分かってます!しかし、一体どうすれば…!)ヒョイ

タァン!!

メタ ベス((!!?))

会心の一撃!蛇龍に96のダメージ!
280 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/03/13(火) 15:14:37.03 ID:z/9Dq0nDO

蛇龍「◎↓※グ£◆!!!」

蛇龍は大暴れしている!

ベス(な、なんだいきなり!?)

タァンタァンタァン!!!

会心の一撃!蛇龍に89のダメージ!蛇龍に46のダメージ!会心の一撃!蛇龍に91のダメージ!

蛇龍「◆◆◆ぐおおぉぉぉっ!!?」

蛇龍は大きくよろめいた!

ベス(っ!またか!一体何が!?)

メタ(少女さんです!少女さんがやってくれたんですよ!!さぁ、今がチャンスです!早くここから脱出しましょう!)ダッ!

ベス(お、おう!)ダッ!

スラ(メター!ベス兄ー!はやくはやくー!!)

ベス(分かってる!しかしホントナイスだ少女!!)

メタ(褒めるのは後です!少女さん急いで下さい!!)
281 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/03/13(火) 15:15:14.42 ID:z/9Dq0nDO

少女(うん!じ、じゃあ始めるよ…!)

蛇龍は我に返った!

スラ(はやくはやく…!)ドキドキ

蛇龍「グヌオオォォォ!!」

ベス(間に合えド畜生…!)

蛇龍「フハハ!逃げられると思うなああぁ!!吸魔γァ!」

メタ(なっ!?)

なんと少女達の魔力が根こそぎ吸い取られてしまった!
転位βが中断された!

少女(そっ、そんな…!嘘…でしょ…?)

スラ(どどどどうしようどうしよう!!)

ベス(っ!クソがあぁぁッ!!)

蛇龍「纏めて死ねええェェぇっ!!!」

メタ(南無三…っ!)

蛇龍の攻撃!
282 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/03/13(火) 15:32:34.17 ID:z/9Dq0nDO
お気の毒ですが中断の書は消えてしまいました
また近いうちに
では、また
283 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/03/13(火) 15:49:45.67 ID:wqYwCTASo
ええええええええええ
284 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/03/13(火) 21:14:19.91 ID:C/ZGb8oDO
おつ

冒険の書って何冊かあったよね
285 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/03/14(水) 10:45:09.59 ID:NkYw3ODIO

バックアップがあるから大丈夫だ
286 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/03/28(水) 12:49:18.00 ID:rw0eBZwDO
1です生存報告
今日中に投下出来るよう努力します
では、また
287 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/03/28(水) 12:59:07.83 ID:k3TNo7nCo
>>1ファンだよ
楽しみにしてる
288 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/03/28(水) 13:32:36.04 ID:rw0eBZwDO
〜迷宮 地下五階〜

男「ん?お、ここで通路は終わりか、はいゴールっと」

賊仮面「ぜぇ…はぁ…っ、ち、チキショー…!体力にゃ、自信あった、ってのによぉ…」ゼエゼェ…

男「諸々あるが、何より速さが足りない」

賊仮面「ンなもん、言われなくとも…分かってらぁ…!」ハァハア…

男「息が整ったら引き続き案内頼むぞ」

賊仮面「おう…それより、ちょいと回復魔法を…」ゼェハァ…

男「断る」

―――――

勇者「シカし、なンて長さナンだこの通路ハ…」

戦士「モシ俺が体張らなカッたらコノ道をズット走ることニナッテたんだゼ?」ドヤァ?

魔使「ナーにドヤ顔晒しテルのさ、力 不 足で盛大に砕けチッタ癖に…」クスクス

戦士「ンだとコノ!ジャあお前ハアレを壊せたノカ!?」キー

魔使「モッチろん!あんなノ指一本触れずに粉々ニ出来るネ!」

戦士「なッ、汚いナ遠距離さすガキタない…!それにアレは力不足ジャナくただ力を調節出来なかッタだけダ!」

僧侶「過ぎたルハ及ばザルが如し…」ボソッ

戦士「」ガーン…

戦士は口を開けなくなった!戦士は技が使えなくなった!

289 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/03/28(水) 13:34:49.69 ID:rw0eBZwDO
魔使「お、固まッタ、コノ五月蝿いのヲ一言で黙らせルナンて僧侶も中々ヤルねぇ」

僧侶「い、イエ…そんなツモりでは…」

勇者「喧嘩スルのは別にいいカラ足元ニだけハ気をツケてくレヨ?頼むカラさ…」

僧侶「は、ハイ…気をツケます…」

魔使「モウ洪水は勘弁だからネ」

勇者「全くだ、ハァ…本当に厄介ナダンジョンだなー…」

戦士「」

戦士は欝になっている!

―――――

男「…よし賊仮面、いい加減休憩は終わりだ、一刻を争うんだろ?一体いつまでへばってるんだ」

賊仮面「おいこら冗談はよせっての…まだ30秒と経ってねぇぞ…?」グテー

男「十分だ、ほら早く立たないと輪切りになるぞ」

男は剣を構えた!

賊仮面「なっ!?うわわわわ分かった分かった分かったから待て待て早まるな!!」

男「冗談だ、落ち着け」

賊仮面「いーや今のはマジな目してたぜ!?…まぁいいか、さて…確かこことここを同時押しすれば…と」

ゴゴゴ…!

なんと、壁が開いた!

賊仮面「ここを降りりゃいよいよ最深部だ、まぁ男なら大丈夫だろうが油断は禁物だぜ!」

男「ああ、分かってる、ちゃっちゃと済ませるぞ、俺はこれから遺跡町に行く必要があるんだ」

賊仮面「無理矢理引き止めて悪かったよ、だがこんなことおめぇ以外にゃ頼めねーんだ」

男「今更謝るな、気色悪い…ほらちゃっちゃと行くぞ」

賊仮面「おうよ!(初めは捕まったフリとかしてた癖に…全く適当な奴だぜ、心強いけどな)」
290 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/03/28(水) 13:36:20.84 ID:rw0eBZwDO
〜迷宮 最深部〜

賊仮面「たのもー!!ってあれ、おかしいな、何時もはずっと先にでーんとして眠ってる筈なんだが…ん?どうした、男?」

男「…今まで仕掛けや罠からの魔力で完全にイカレてた探知やっとが利く様になった…、この辺りには……人間2人と魔物4、5匹…内1匹はかなりの大物…!こっちだ、急ぐぞ賊仮面!」ダッ!

賊仮面「おぉっ、流石は男!牢屋の方角ドンピシャだ!おっと、そこは左だ!ここは迷宮だ忘れるな!」ダダッ!

男「おう、助かる…っと何だ何だ天井が崩れてやがる!賊仮面、危ないからちょっと下がってろ」

賊仮面「へいへい、言われなくとも何するかは想像がつくぜ!」

男「さて、やるか!…疾刃Ω!」チャキッ

幾百もの疾風の刃が瓦礫を切り刻む!

男「よし、これで最後…っと!」ゴスッ!!

男は渾身の力で剣の側面を瓦礫の山に叩きつけた!

賊仮面「荒々しいしいったらねぇぜ…折れるぞ…?」

ドガアアアァァァァァンッッ!!!

なんと、瓦礫の山が粉々に吹き飛んだ!

―――――

291 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/03/28(水) 13:37:00.59 ID:rw0eBZwDO
蛇龍「纏めて死ねええェェぇっ!!!」

メタ(南無三…っ!)

蛇龍の攻撃!

ドガアアアァァァァァンッッ!!!

一同「((((!!?!?))))」

なんと、突然瓦礫が吹き飛び、少女達の頭上を掠めていった!
しかし蛇龍は大き過ぎる!

蛇龍「ぐぼはッ!!」ゴスッ!

瓦礫が蛇龍に直撃した!蛇龍に204のダメージ!蛇龍の攻撃が中断された!

ベス(ぐっ!なんなんだいきなり!?さてはメタ、またお前か!?)

メタ(そんな訳無いでしょう!私にも何がなんだか…!)

少女(!!…あ、あれ?僕、まだ…生きてる…?)

スラ(え…?ほ、ホントだ!ボクもまだ生きてるよ!?)

蛇龍「ぐぬぬぅ…!今度は一体何だというのだ…?」イライライライライライライライラ…

男「…どうやらギリギリで間に合った様だな」スタスタ

なんと、土煙の中から男が現れた!

蛇龍「ぬぅ、何者だ貴様…!」イライライライライライライライライライラ…!!

男「おぉ、ずいぶんとデカいな…おい賊仮面、もしかしてこのデカブツがここの主か?」

なんと、土煙の中から賊仮面が現れた!

賊仮面「おぅ!…なんつーか普段より更に残念でグロいがコイツで間違いねぇ…!」

292 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/03/28(水) 13:37:50.14 ID:rw0eBZwDO
メタ(ふむ、人間が二人…ですか…)

ベス(こ、こいつらもしかして山村の奴らじゃねぇか…?)ヒソヒソ

メタ(えぇ、そうかもしれません、しかし、現時点ではまだ何とも言えませんね…)ヒソヒソ

スラ(うーん…ボクには悪い人には見えないなー)ヒソヒソ

少女(うん、僕もなんとなくそう思うよ)ヒソヒソ

メタ(ですが、一つだけ分かることがあります…彼は凄まじく強いということです……)ヒソヒソ

ベス(あぁ、俺もなんとなくそう思うぜ)ヒソヒソ

少女達は端っこで固まって小さくなっている!

男「ん、あぁ俺?…んーそうだな、まぁ俺は通りすがりのただの生け贄ってとこだな」

賊仮面(よく言うぜ…)

蛇龍「ふむ、生け贄か…ならばこの場で食い殺してくれるわあぁ!!」グオォ!

蛇龍の攻撃!
しかし、攻撃対象がいない!

蛇龍「えっ」

男「残念、後ろだ」

男の疾刃Ω!会心の一撃!蛇龍に526のダメー蛇龍に531のダ蛇龍に519のダメ蛇龍に522のダメー蛇龍に537のダメージ!

293 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/03/28(水) 13:38:28.17 ID:rw0eBZwDO
蛇龍「ググオオォォォアォァォォ!!?」グシャア

スラ 少女((う、うわぁ…))

ベス(や、やったか!?)

メタ(今回に限ってはフラグは立ちそうにありませんね…)

蛇龍「グ…ググ…!」

男「…ん、まだ息があるか、…しぶとい奴だな…」

蛇龍「ぐ…おぉ……ま、マオ」

男「うるさい」グシャ!!

蛇龍を倒した!スラのレベルが上がった!ベスはの!レベルが上がった!メタのレベルが上がった!少女のレベルが上がった!

賊仮面「ボス曲がイントロで終わったぜ…」

ベス(辞世の句位言わせてやれよ…)

メタ(何はともあれ、これで無事に地上へ帰れそうですね)

スラ(んー疲れたー…もう何ヵ月も日の光を浴びてない気分だよ〜)

少女(とりあえずあの人にお礼言わなくちゃだね!)

294 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/03/28(水) 13:39:16.43 ID:rw0eBZwDO
少女「えと…あ、あの…!」

男「ん?ああ、大丈夫か?どこかケガしてないか?」

少女「え、だ、大丈夫です、えとその…助けてくれて、あ、ありがとう!」

男「いや、無事ならそれでいい(この子達どこかで見覚えがあると思ったらそうかいつかの宿屋で勇者共に殺された子達か…大変だな…)」

賊仮面(こんな小さな子まで…全く俺達は今までなんてことをしてきたんだ…!)

男「さて、目的は果たしたし帰ろうか…どうした賊仮面?ボーッとするのは後にしろ」

少女「あ、ま、待って下さい!私、転移が使えるので…送ります…!」

男「お、そうか、それは助かる、おい賊仮面いつまでそこにいるんだ、置いてくぞ」

賊仮面「…はっ!お、おう!」

スラ(今度はちゃんと転移出来るよね!)

ベス(もう邪魔者もいないしな!)

メタ(ゆっくり休んで疲れを癒しましょう)

少女は魔力草を飲んだ!少女のMPが17回復した!

少女(えっと場所を指定して魔力を込めて…)

男「転移するのは初めてだな」

賊仮面「ちゃんと出来るんだろうな…?」

少女「いきます…転移β!」

少女(あれ、何か忘れてる気が…まぁ、いっか!)


第三章(前半) 完






茸頭「う、うーん…はっ!あ、あれぇ、お嬢ちゃんがいなーい…」
295 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/03/28(水) 13:41:57.68 ID:rw0eBZwDO
中断の書をコピーした!
遅れて申し訳ない、携帯が変わったのでおかしな所があるかもしれない、もし見つけたら指摘して欲しい
では、また
296 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2012/03/28(水) 13:47:45.24 ID:SDVdnozbo
297 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2012/03/28(水) 15:20:16.66 ID:Io6TqkA7o
茸頭ざまぁ
少女に手を出そうとした罪は・・・


そういや少女男だったな
298 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/03/31(土) 02:18:14.63 ID:sB4y12+DO
〜山村 入り口付近〜

少女(んーーっはぁ!やっと出てこれたよ!)ノビー

メタ(やはり内と外では空気が明らかに違いますね)

ベス(あぁ!身体の色の濁りが洗い流されるぜ!)スゥーハァー

スラ(安心したらお腹空いて来ちゃった!もう怪物もいないし村長の家に泊めさせて貰おうよ!)

少女(えっ)

メタ(あぁ、そういえば少女さんはまだこの村のことを知らないのでしたね…カクカクシカジカ…ウンヌンカンヌン……)

メタは少女に宿屋の日記を見せ、色々話し始めた…

―――――

賊仮面「あぁ…やっと、終わったのか…夢みてぇだぜ全く…!」

男「生憎お前に夢を見る暇は無い、どんな訳があろうがお前がやってきたことは許されるものではない、立派な重罪人だ」

賊仮面「あぁ、そうだよな…分かってるさ、俺が今まで積み重ねて来た罪は余りに重いぜ…」

男「ああ、そうだ、それでお前はこれからどうするつもりだ?」

賊仮面「決まってるだろ、村長夫妻と一緒に、自首するぜ…」

男「そうか、まあそうだろうな、お前はバカがつく程の正直者だ、逃げだすことも嘘をつくことも出来る訳がない」

299 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/03/31(土) 02:18:52.47 ID:sB4y12+DO
賊仮面「ぬっ、チクショウてめぇ分かってて聞きやがったな!?」

男「まぁまぁそう怒るな、それだけお前を信用しているんだ、さて…役目は果たした、俺はそろそろ遺跡町へ向かうとするよ、割と急ぐ旅なものでね」

賊仮面「へっ!残念ながらそうは行かねぇぜ!てめぇはこの村から一歩も出られねぇ!」ザッ

男「…突然どういうつもりだ、輪切りにでもなりたいのか?」

賊仮面「もぅすぐ日も暮れる、今日は泊まって行け」

男「俺は割と急いでいると言っただろう、聞こえなかったのか?やっぱりバカなのか?」

賊仮面「…俺と村長の最後の晩餐ってヤツだ、お前がいねぇと締まらねぇだろ?」

男「…ふぅ、仕方ない、お言葉に甘えさせて貰うよ」

賊仮面「そう来なくちゃ!さて、あのお嬢ちゃん達も招いておかねぇとな、あぁいやもういっそ村人全員呼び出しちまえ!」

男「最後の宴会ってか」

その後、山村では村を挙げての宴が開かれた
少女達には謝罪の念を、男には感謝の念を込めて様々な料理が振る舞われ、宴は夜更けまで続いた…

そして、夜があけた!

300 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/03/31(土) 02:19:39.63 ID:sB4y12+DO
〜山村 入り口付近〜

村長「んじゃ、そろそろ行きまひょか、あぁそうだ、皆さーん!村を適当にお願いしますよ〜〜!!」

賊仮面「うっし、ボディーガードは任せろ!」

家内「しかし、本当に悪いことをしたと思ってるよ…まだこんな幼いスライムっ子ちゃんに怖い思いさせちゃって…」

少女「い、いえ…もう…平気、です…!」

賊仮面「家内、そんなに気負いするんじゃねぇ、俺達はこれからその罪を償いに行くんだからよ!お嬢ちゃんも平気って言ってくれてるじゃねぇか!」

男「そういえば君達はこれからどうするんだ?もし、首都へ行くのならあっちのオジサン達について行けばいい」

賊仮面「オジサンじゃねぇ!」

少女「いえ、あの…私達これから遺跡町へ行こうと…」

男「ん、そうか、なら俺と一緒に行こうか、遺跡町周辺は最近物騒な噂を耳にするからな(二度あることは三度あるって言うし)」

少女「ほ、本当ですか!?あ、有難うございます!よろしくお願いします!」

ベス(とんでもねぇのと同行することになったな)

メタ(えぇ、しばらくは私達の出る幕は無いでしょうね)

スラ(昨日のご飯美味しかったな〜)ポケー

賊仮面「おっと、ここでお別れか!んじゃ、またなー男!」

村長夫妻は一瞬だけ少女の方に振り向いた!

男「あぁ、次からは自分で何とかしろよ!」

しかし、少女は気付かなかった…

少女達は村長達と別れた!
男が仲間になった!

301 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/03/31(土) 02:20:23.18 ID:sB4y12+DO
〜旧街道 遺跡町への道〜

ベス(いやーしかしあの迷宮はマジでヤバかったな!)

メタ(えぇ、何度死にかけたか分かりませんね)

少女(助けに来てくれた時はもうボロボロだったもんね、ホントにありがとう…!)

メタ(いえ、私達は仲間として当たり前のことをしたまでですよ)

ベス(旨い飯も食えたしな、それで十分だぜ!)

スラ(ねむー…)zzz

男「……(この子はモンスターと会話出来るのか?なんだろうこの疎外感…)」

ベス(しっかしあの人間さっきからだんまりだな、人見知りなのか?)

メタ(いえ、彼は私達とは会話出来ないのでしょう、というより普通に会話出来る少女さんの方が少数派ですよ)

ベス(あぁ、そういやそうだったな、すっかり忘れてたぜ)

スラ(あ、美味しそうなキノコ〜…ふぁ…)zzz

男「……(…殺気が近いな、気まずいし処理してから試しに何か話しかけてみるか)」

302 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/03/31(土) 02:21:02.55 ID:sB4y12+DO
山岳虎が現れた!スカイフィッシュが現れた!
山岳虎は輪切りになった!スカイフィッシュは三枚におろされた!
メタの火球α!こんがり魚を手に入れた!

男「……(さて、何か話題は…まぁ、ここは無難なヤツにしておこう)」

男「そういえば君、遺跡町に何しに行くんだ?」

少女「ひゃ!?僕…じゃなくて私ですか…?」アセアセ

男「あぁ…(僕…やっぱりな…)」

少女「あ、えっと、観光ですよ観光!」

男「観光…1人でか?」

少女「え?ひ、1人なんかじゃないです!その、メタやスラがいるから平気です!」

ベス(俺ェ…)

男「ふーん、親御さんは…いや、これ以上の詮索は良くないな、まぁお転婆も程々にしとけよ、色々危ないから」

少女「は、はい…程々にしておきます…!」

男(将来は大物になるかもなこれは)

ベス(なーなーそんなことよりそろそろ飯にしようぜ!腹減った腹!)

303 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/03/31(土) 02:21:47.32 ID:sB4y12+DO
メタ(昨夜も朝も風船みたくなるまで食べたじゃないですか…)

帝王バチが現れた!

スラ(ちょっと破れてボクが治してあげたのもう忘れたの?)オハヨー

帝王バチは仲間を呼んだ!働きバチA〜Tが現れた!

ベス(おぉスラやっと起きたのか、仕方ねぇだろ?すげぇ旨かったんだからよ、あれぞまさに死ぬほど旨いってヤツだぜ!)

働きバチは少女に総突撃した!

少女(だけど食べ過ぎで[お腹から]吐くのは流石に失礼というか残酷な表現というか…)

少女の隔壁β!働きバチの攻撃を防いだ!

男(さりげなく攻撃防いでるな、焦りも見えず至って冷静だ、全くヘタレ後輩に見せてやりたいものだ)

男の攻撃!帝王バチに844のダメージ!帝王バチを倒した!

ベス(なぁメタ、こいつら食えるかな?)

働きバチ達は混乱し、四散した!

304 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/03/31(土) 02:22:28.91 ID:sB4y12+DO
メタ(彼らは猛毒を持っています、死にたくないのなら諦めなさい)

魔物の群れをやっつけた!少女のレベルが上がった!

スラ(いくらベス兄でも毒はダメだからねー)

少女(ベスは少し控えた方がいいけど確かにもうお昼時だしそろそろご飯にしようよ、村長さんから貰ったお弁当ちょっと重いし)

ベス(よしきた!分かってるじゃねーか少女!)

少女「あ、あの!…そろそろご飯に…しませんか?」

男「ん?ああ、もうそんな時間か、ここまで結構休まず歩いたし、休憩ついでに飯にするか」



一同「「(((いただきまーす!)))」」

〜時間経過〜

スラ(うーん!満腹!)

メタ(かなりの量でしたね…)

少女(う…しばらく動けそうにないや…)

ベス(だが所詮は弁当だな、まだちと物足りねぇ)

メタ(こんがり魚まで食べて何をいっているのですか…もう裂腹自殺は止して下さいよ?)

ベス(分かってる分かってる、ところで俺達が今向かってる遺跡町ってどんな所なんだ?)

メタ(確か魔王城の廃墟の近くに出来た町ですね、魔王が魔力を遺したとも言われていで、各所から魔力を含んだ湯が湧き出ているそうです)

スラ(やっぱりメタは物知りだね!魔王城かー、一度見てみたかったんだよねー)

男「さて、もう十分休んだだろう、そろそろ出発だ、もたもたして日が暮れると面倒だからな」

少女「あ、はい!」

305 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/03/31(土) 02:22:58.91 ID:sB4y12+DO
〜時間経過 夕方〜

〜旧街道 遺跡町入り口付近〜

ベス(おっ!なんか見えて来たぞ、あれが遺跡町か?)

メタ(えぇ、恐らくそうでしょう、暗くなる前に到着出来そうですね)

少女(夜はちょっと怖いからねー)

スラ(真っ暗で何も見えないしねー)

ベス(うし、町に着いたら奴らを探すついでに色々見て回ろうぜ!)

メタ(それは明日以降にしましょう、取り敢えず宿をとって今日の疲れを取るべきです)

ベス(あー、まぁそれもそうだな!チクショウ明日が待ち遠しいぜ!)

少女(魔物OKな宿を探さないとねー)

男「…さて、この辺りまで来ればもう大丈夫だろう」

少女「え?あ、はい…!」

男「俺は今から済まさなきゃならない用事があるから、悪いがここでお別れだ」

少女「い、いえ…色々ありがとうございました!」

男「それじゃ、気をつけてな」

男がパーティーから外れた!
306 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/03/31(土) 02:26:16.65 ID:sB4y12+DO
中断の書をスライムに投げつけた!
本当はこの位のペースが最善なのだろうか
では、また
307 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/03/31(土) 12:15:29.82 ID:IfKwGpJDO
1乙!
更新早くて嬉しい

少女も冒険なれしたもんだ
308 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2012/03/31(土) 15:49:57.41 ID:r+DlNgaNo
309 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県) [sage]:2012/03/31(土) 23:53:41.78 ID:8a+VRLPNo
乙乙!
310 :以下、名無しにかわりまして まつおか みう がお送りします [sage]:2012/04/08(日) 13:47:29.49 ID:d48wUHcX0
乙乙乙!!
311 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2012/04/08(日) 23:50:37.71 ID:P3M2GbVio
     ...| ̄ ̄ | < 続きはまだかね?
   /:::|  ___|       ∧∧    ∧∧
  /::::_|___|_    ( 。_。).  ( 。_。)
  ||:::::::( ・∀・)     /<▽>  /<▽>
  ||::/ <ヽ∞/>\   |::::::;;;;::/  |::::::;;;;::/
  ||::|   <ヽ/>.- |  |:と),__」   |:と),__」
_..||::|   o  o ...|_ξ|:::::::::|    .|::::::::|
\  \__(久)__/_\::::::|    |:::::::|
.||.i\        、__ノフ \|    |:::::::|
.||ヽ .i\ _ __ ____ __ _.\   |::::::|
.|| ゙ヽ i    ハ i ハ i ハ i ハ |  し'_つ
.||   ゙|i〜^~^〜^~^〜^~^〜
312 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/04/11(水) 23:17:29.36 ID:TPboWJBDO
〜遺跡町 宿屋 202号室〜

スラ(わーい!フカフカのベッドだー!)バフッ!

ベス(何でこんなに心地いいんだろーな宿屋のベッドってよぉ!でも危ねぇからあんま暴れんなよスラ!)

スラ(はーい!)フカフカ

少女(ふぅ、疲れたー…宿がすぐに見つかってホント良かったよ)

メタ(この町には魔王城やそこから湧き出す魔力泉目当ての観光客が多い様ですから、宿屋もその分多いのでしょう)

メタは新聞を読んでいる!

ベス(魔力泉?なんだそりゃ、聞いたことねぇな)

メタ(簡単に言えば魔力が溶け込んだ湧き水のことです、話によると腰痛や肩こりに効くのだとか)

スラ(腰も肩も無いボク達には関係ないねー)モフモフ

少女(魔王城から湧き出す魔力泉かぁ、大丈夫なのかなそれって?)

ベス(さぁな、まぁ俺達の目的は魔王城に来るであろう勇者一行ただ一つだけどな!)

メタ(町の前で目を輝かせながら色々見て回ろうと言っていたのは誰でしたっけ?)

ベス(う、うるせぇ!あー腹へった!飯だ、飯食いに行こうぜ!)

メタ(えぇ、そうしましょうか、余り遅くならない方が良さそうですしね…ちょっとこれを見て下さい…)ペラッ

メタは少女に新聞の記事を見せた!

313 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/04/11(水) 23:18:02.35 ID:TPboWJBDO
スラ(小さな虫がうねうねしてる絵だね〜、ちょっと気持ち悪いよ…)

ベス(あぁ、うねうねしてやがる…俺達は人間の字は読めねぇんだっつーの!)

メタ(貴方には見せてませんよ、さて、少女さん…コレ、どう思いますか?)

ベス(読むついでに俺達にもそれの内容教えてくれよ)

少女(分かった、ちょっと待ってね…えっと…遺跡町の各所で惨殺死体…、!食人の疑い…!?)

スラ(食人?人間が食べられちゃったの?)

メタ(ええ、遺体は様々な所が食い破られていて蘇生はほぼ不可能、さらに目撃情報や保安官の捜査の結果、人間の犯行に間違いないとか…)

ベス(なっ、人間…!?まさかまた勇者共の仕業か!?)

メタ(そこまでは分かりませんが暫くは保安官の警備が厳重になるようです、深夜は特に…)

少女(バレないように気を付けなきゃね…!)

メタ(それもそうですが、念のためいつ襲われても対応出来るようにしておくべきでしょう)

スラ(町の中でも安心出来ないねー…)

ベス(まあそんな奴らが出てきても俺がすぐにぶっ飛ばしてやるぜ!だから早く飯だ!もう限界だぜ!)

少女(うん、ササッと食べてササッと戻ろう、あ、一応拳銃持って行こうかな?)

スラ(しゅっぱーつ!)

314 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/04/11(水) 23:18:36.71 ID:TPboWJBDO
〜遺跡町 メインストリート〜

ベス(うひょー!右に左にグルメがいっぱいだ!迷っちまうぜ!)

メタ(やはり時間の割に人通りが少ないですね、保安官ともさっきから何度もすれ違ってますし)

スラ(お店もみんな空いてるよ〜)

少女(うーん…なんだか気味が悪いね…)

ベス(落ち着け、落ち着いて考えろ…、今日の俺は何腹だ…?)

スラ(ベス兄だけはいつも通りだねー)

メタ(ええ、それでこそベスというものです)

少女(まだお金は残ってるけど余り使い過ぎないようにしなくちゃね…あ、あのお店ご飯おかわり自由だって!あそこにしようよ!)

ベス(定食屋か…あぁ、悪くねぇ雰囲気だ、総員突撃っ!!)ダッ

315 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/04/11(水) 23:19:10.55 ID:TPboWJBDO
〜時間経過〜

ベス(ふー食った食った!中々旨かったな!)シーハー

少女(うん、でももうあのお店には行けそうにないね…)

スラ(お店のおじさん固まってたねー)

メタ(えぇ…私達はスライム属の子供ですからね、体も小さく、少女さんの迫真の哀願もあり、店主さんも[スライムなら大丈夫]と思ってしまったのでしょう…ベスのおかわり自由適用はあの定食屋史上最大の間違いになるかもしれませんね…)

スラ(お願いするとき少女ちょっと涙ぐんでたしねー)

少女(首都で一度大変な思いをしたからね、もう慣れちゃったよ)

メタ(以前と比べて大分逞しくなりましたね、精神的に)

ベス(そのお陰でこうやって腹を満たせたんだ、少女には感謝しなきゃな!さて、宿に戻ったら明日に備えて早めに寝ようぜ!)

メタ(町巡りが余程楽しみなのですねぇ?)ニヤニヤ

ベス(う、うるせぇ!)ガォー

スラ(わーい!ベス兄が怒ったー!)キャー


??「な、なにをする きさまらー!」

一同((((!!?))))ビクッ

316 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/04/11(水) 23:20:23.49 ID:TPboWJBDO
少女(な、何!?今の声!?)

ベス(裏通りの方からだ!)

メタ(強盗か何かでしょうか…?)

スラ(もしかしたらあの事件かもしれないよ!)

ベス(っ!勇者共か!逃げられちゃたまんねぇ、行くぞ!)ダッ!!

少女(あ、待ってよ!まだ勇者達だって決まった訳じゃ…!)ダッ

メタ(仕方がありません、行きましょう!…そう言えばベスはもう故郷のことを…?)ボソッ…

スラ(おいてかないでー!)ダッ!

〜遺跡町 裏通り〜

??「ぬわーーーーっ!」

ベス(っ!こっちか!?)

スラ(べ、ベス兄!あれ…!)

なんと、保安官が誰かにかぶり付いている!

少女(ほ、保安官!?どうして!?)

メタ(分かりません、しかし少し様子がおかしいですね…いえ、考えるのは後です、とにかく彼らを止めましょう!)

ベス(おうよ!丁度いい、食後の運動と行くか!)

保安官A「ウ…ググァ…?」

保安官達は少女を発見した!

保安官B「にくにくにくにくにくにくにくにくにく!!」

なんと、保安官達が襲いかかってきた!

保安官Aが現れた!
保安官Bが現れた!

317 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/04/11(水) 23:21:37.67 ID:TPboWJBDO
メタ(少女さん!奴らの目当ては少女さんです、今はとにかく身を守って下さい!)ダッ!

少女(うん、分かった!…隔壁β!)

なんと、少女の手前に大きな壁が発生した!

ベス(うし!かかってこい、思いっきり暴れてやるぜ!)

スラ(ここ狭いから危ないよ!)

メタ(くれぐれも周りの建物を壊さない様気を付けて下さいね!)

保安官Aの攻撃!しかし、隔壁に阻まれた!

スラ(…ボク達アウトオブ眼中だねー)

保安官Bの攻撃!隔壁にヒビが入った!

メタ(考えてみれば私達に肉はありませんからねぇ…)

ベス(てめーら…俺を無視するたぁいい度胸してんじゃねぇか…!)ゴゴゴ…!

ベスの炎打β!ベスは炎を纏った!

スラ(あ、ベス兄怒った)

少女(ね、ねぇメタ、大丈夫!?)

メタ(えぇ、問題ありません、ですが一応屋根の上へ退避して下さい、…ベスが暴れますから)

少女(あー…うん、分かった!転移α!)

少女は民家の屋根の上に転移した!

318 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/04/11(水) 23:22:33.81 ID:TPboWJBDO
メタ(さぁベス、どうぞ暴れて下さい、但し暴走は禁止ですよ!)

保安官Aの攻撃!隔壁が破壊された

ベス(へいへい、せいぜい気を付けるぜ!おらっしゃああぁぁぁ!!!)

ベスの強打β!保安官Aに194のダメージ!

メタ(スラさんは向こうの方の治療をお願いします、ここは危ないですからね…それっ!)

メタの火球β!保安官Aに120のダメージ!

スラ(任せてよ!えーっと…まだ息はあるから…治療β!)

なんと、倒れていた初老の男のキズが快復した!

ベス(ヒャッハアアァァァ!!!)

ベスの強打β!会心の一撃!保安官Aに371のダメージ!保安官Aの首がとれた!

保安官A「ゴガギュゲェ…!」

少女(うーん…何度か見ててもやっぱり気持ち悪いなぁ…)

少女は屋根に腰掛けて戦いを眺めている!

ベス(文句言うな!後一匹だから少女も手伝え!)

スラ(ベス兄なら一人でも楽勝でしょ!頑張って!)

ベス(言われなくとも!ヒャッハアアァァァ!!)

保安官Bの攻撃!ベスに146のダメージ!ベスが纏っていた炎が消えた!

319 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/04/11(水) 23:23:03.92 ID:TPboWJBDO
ベス(ゴハァッ!な、何だコイツ!?HP半分も持ってかれたぞ!)

メタ(調子に乗って突っ込むからですよ、スラさん!一応ベスの回復を!はぁっ!)

メタの落雷β!保安官Bに135のダメージ!

スラ(分かった!もう、無理しちゃダメだゃベス兄!)

スラの治療β!ベスのHPが121回復した!

ベス(すまねぇスラ!んじゃ今度こそおらぁっ!)

ベスの強打β!保安官Bに141のダメージ!

メタ 少女 スラ(((反省してない…)))

メタ(しかしこの保安官、イヤな魔力を纏っています…ねっ!)

メタの落雷β!保安官Bに136のダメージ!

スラ(うん、動きもなんだかおかしいよ!)

スラの攻撃!保安官Bに52のダメージ!

ベス(あぁ!何よりこの硬さは人間じゃねぇ!くたばれこのっ!!)

ベスの強打β!保安官Bに162のダメージ!保安官Bは倒れた!

保安官B「にくに…きゅう…」バタッ

320 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/04/11(水) 23:24:40.53 ID:TPboWJBDO
スラ(ふーっ!お疲れ様ー!)

ベス(中々に手強かったぜ!)

少女が屋根の上から降りてきた!

メタ(しかし彼らは一体何なのでしょうか?少し気になりますね…)

少女(メタはこんな感じの魔物を本とかで見たことはないの?)

メタ(えぇ、私にはどうにも心当たりがありませんね…)

ベス(そういやさっき襲われてた人間はどうしたんだ?)

スラ(あぁ、あの人なら向こうで気を失ってるよー、治療はしたからもうすぐ起きると思うよー!)

少女(無事だったんだ、良かったぁ…ぇ?ひゃっ!?あぎぃ゛!!」

スラ(えっ!?)

なんと、保安官Aと保安官Bが起き上がり、少女を押し倒し、組み伏せた!

ベス(んなバカなっ!まだ生きてたのか!?)

メタ(くっ!少女さんから離れなさい!)

メタの疾刃β!保安官Bに52のダメ保安官Aに54のダメー保安官Aに51のダメージ!しかし保安官達は少女に覆い被さり離れない!

少女「あアあぁァァあぁァ!!!!」

321 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/04/11(水) 23:26:32.63 ID:TPboWJBDO
厨段の書…あれ?
疑問点等有れば書いてくれたら嬉しい
では、また
322 :以下、名無しにかわりまして いとう のぶえ がお送りします :2012/04/12(木) 00:15:32.13 ID:uipYAi9F0
乙乙乙!!!
323 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/04/12(木) 00:48:06.11 ID:7s1YVXZDO
324 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]:2012/04/12(木) 03:42:35.52 ID:0EL1bpo+o
ひえええええ
325 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2012/04/12(木) 09:12:20.35 ID:sGeHDpggo
326 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) [sage]:2012/04/13(金) 16:52:12.28 ID:ZTyz8cxAO
少女の貞操の危機!!
327 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県) [sage]:2012/04/13(金) 23:18:24.59 ID:lqaHoYIe0
>>326
アナル処女ですね
わかります
328 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県) [sage]:2012/04/14(土) 20:14:59.41 ID:0S0BGx4Wo
乙乙!
329 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/04/25(水) 20:53:21.36 ID:v2dFRU8DO
〜遺跡町 路地裏〜

少女「――っ!―ァ――!!」ジタバタ

少女に42のダメージ!

ベス(っ!少女から離れろってんだクソがああぁ!!)

スラ(ま、待って!そんなことしたら少女まで…!)

メタ(ですがそうでもしなければ蘇生さえ…!クッ…やむを得ません、申し訳ありません少女さん!)

メタはトラップツールからスタントラップを取り出し保安官Aに投げつけた!
保安官Aに29のダメージ!保安官Aは痺れて動けなくなった!
保安官Bに14のダメージ!保安官Bは痺れて動けなくなった!

少女「ぎッ!?…ァァ…ぁ…ィゃ……!」ピクピク

少女に18のダメージ!少女は息絶えて動かなくなった!

330 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/04/25(水) 20:53:51.81 ID:v2dFRU8DO
スラ(っ!し、少女!!)

ベス(よし、今だ!コイツらを引き剥がすぞ!)

メタ(スラさん、ここは私達に任せて少女さんを安全な場所へ!)

スラ(う、うん、わかった!頑張ってね!)

ベス(おう!どーんと任せろ!)

スラは少女を担いで逃げ出した!

メタ(…さて、ベス…分かってますよね?)

ベス(へっ、当たりめーだ…コイツらをバラせば良いんだろ?)

メタ(えぇ、もう絶対に動けなくなるようにするのです…)

ベス(徹底的に殺らねぇとな…んで、作戦は?)

メタ(おや、わざわざ聞きますか…?)

ベス(へっ、愚問だったな…!)

ベス メタ((ガンガンいこうぜぇ…!))

331 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/04/25(水) 20:54:45.86 ID:v2dFRU8DO
〜遺跡町 公園〜

スラ(っ…ふぅ、ここまで来れば安全かな?)

少女「」

スラ(さてと…早く少女を蘇生しなくちゃね!蘇生β!)

なんと少女が生き返った!

スラ(少女!大丈夫?)

少女(ん…ぅう…あ、あれ?ここは…スラだけ?保安官やメタ達は?)

スラ(ベス兄達は保安官と戦ってるよー、うーん…そろそろ終わりそうな気がするから戻ってみようか!大丈夫?もう動ける?)

少女(うん、お陰様で!…でもさっきは怖かったよ、凄く痛かったし)

スラ(あはは、少女はいつも一撃死だもんねー!)ケラケラ

少女(僕は人間だもん、仕方ないじゃん!)

332 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/04/25(水) 20:56:35.45 ID:v2dFRU8DO
〜遺跡町 路地裏〜

少女(……)

スラ(……)

メタ(あ、スラさんに少女さん、良かった、無事に蘇生出来ましたか!)ツヤツヤ

ベス(おう少女!ここまで殺りゃあ流石にもう動かねぇみてぇだ、安心していいぜ!)ツヤツヤ

グロブスターA「」

グロブスターB「」

少女(あ、あはは…はは…)

スラ(食卓にお肉が届くまで)

メタ(ん?あぁ、本当にもう心配は要りませんよ、纏っていた魔力が消えましたから、それと先程は申し訳ありませんでした…少女さんを助ける為とはいえトドメを…)

保安官「通報があったのは確か…この辺…」

ベス(っ、誰か来る、保安官…?まさか新手か…!?)

メタ(いえ、どうやらまともな人間の様です…あ、こっちに来ます)

保安官「っ!?き、君!大丈夫がい!?」

少女(え、僕?)

メタ(でしょうね、服も顔も血塗れですし)

ベス(辺り一帯肉やら何やら飛び散ってるしな)

スラ(ひDこミキDーみたいだもんね!)

ベス(おいやめろ)

333 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/04/25(水) 20:58:39.58 ID:v2dFRU8DO
保安官「はっ!まさかこの魔物共の仕業かい!?」

一同((((えっ))))

保安官「よーし、スライムごとき保安官の敵ではない!成敗してくれる!」

保安官は剣で抜いた!

少女「え、あの…ま、待って…下さい!」

保安官「なぁに心配はいらない!なんたって本官は正義の見方保安官…」

少女「えと、その、これ…!」ペラッ

少女はトレーナー証を見せた!

保安官「ぇ…」

少女「……」

一同「「(((……)))」」ヒュウウゥゥ…

〜時間経過〜

保安官「ふむふむ、つまり誰かの悲鳴を聞き駆けつけた所、様子のおかしな人間二人に襲われ、交戦の結果がコレと…ウッ…」

グロブスターA「」

グロブスターB「」

保安官「ま、まあいいや、取り敢えずお母さんに連絡しないとね?おうちは何処かな?」

少女「……」

少女は黙って首を振った…

保安官「え…そ、それって…?」

少女「あの…1人で帰れます…だから、その…ほっといて下さい…!」

メタ(一応嘘はついていませんね)

ベス(しかしもうちょっとはっきり喋れないのかね?)

保安官「あ…う、うん分かった…気をつけて帰ってね…」

保安官はグロブスターを回収して立ち去った…

保安官「悩みがあったら何時でも相談しに来てね!待ってるよー!」

今度こそ本当に立ち去った…

334 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/04/25(水) 20:59:11.12 ID:v2dFRU8DO
ベス(ふぅ、なんだったんたアイツ?)

スラ(さあ?でも悪いヒトには見えなかったよー)

少女(うん、さぁ、早く宿に帰ろう、着替えなきゃだし何より疲れちゃった…)

ベス(だな、明日に備えてさっさと寝ようぜ)

メタ(あぁそうだ、今まで忘れていましたが最初に襲われていた方大丈夫なのですか?まだ目が覚めていない様ですが…)

ベス(あ、ホントだ、すっかり忘れてたぜ…蘇生に失敗したのか?)

スラ(そ、そんなわけないよー!ちゃんとキラキラしたもん!)

初老「…Zzz……」

一同((((……))))

ベス(…ほっとくか)

メタ(えぇ、ほっときましょう)

スラ(うん、ほっとこー!)

少女(あはは…)

335 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/04/25(水) 21:00:49.76 ID:v2dFRU8DO
〜遺跡町 メインストリート〜

ベス(うわー、まだこんな時間だってのに店がどこも閉まってやがるぜ…)

メタ(人通りも全く有りませんね、なんとも寂しいものです)

スラ(そんな中を堂々と歩いてる血塗れパーティーって中々絵になるよねー!)

少女(うーん、百鬼夜行…とはちょっと違うのかな?…むぅ、やっぱり服がベトベトして気持ち悪いよ…)

ベス(…ところでよ、少女ってなんつーか戦闘に向いてる技って覚えないよな、せっかくMP豊富なのに迷彩やら隔壁やら後ろ向きなヤツばかりで勿体ないと思うぜ)
少女(それは僕も気にはしてるんだよ、迷彩や転移は結構昔から使えてたし…やっぱり才能なのかな?)

スラ(ボクも治療はちっちゃい頃から出来たよー!)

メタ(あー、確か技等は訓練や修行、素質の他に遺伝や自身の強い想いでも使えるようになると聞いた事がありますね)

ベス(成る程…ってこたぁ少女のは逃げ出したいとかそんな感じの想いの具現ってことか?)

少女(うーん、言われてみれば確かにそうかも…)

スラ(色々大変だったんだねー…)

ベス(あー…うん、仕方ないことなのかもな…変なこと言ってスマン…)

少女(別にいいよ、戦闘で余り活躍出来てないのは事実だし…)

メタ(あー、えぇと…ほ、ほらもう宿に着きましたよ!こんな話はやめにしてもう早く休みましょう!)

ガチャッカランカラン…

宿屋「うっうわああぁぁぁ!?!」ビクッ!

少女「あ、えとその…お気に…なさらず…」

336 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/04/25(水) 21:02:51.99 ID:v2dFRU8DO
〜時間巻戻〜

〜旧街道 遺跡町入り口付近〜

男「俺は今から済まさなきゃならない用事があるから、悪いがここでお別れだ」

少女「い、いえ…色々ありがとうございました!」

男「それじゃ、気をつけてな」

少女達がパーティーから外れた!

男「…さて、ここまで来たのはいいがこれからどうしたものか…」

男「勇者共はまだ暴れて無いのか?…なら丁度いい、久々にアイツの店でも覗いてみるか…」

〜遺跡町 路地裏 酒場〜

ガチャカラコロカラン…

初老「ん?あぁいらっしゃい…ってなんだ男か、随分とご無沙汰じゃないか」

男「なんだとはなんだ、俺は色々忙しいんだ、どこかの寂しいボロ酒場のマスターと違ってな」

初老「黙れ黙れ、全く冗談にならないんだよこれが…魔王城には魔物が湧くし魔力泉も最近どうもおかしい、極めつけは昨夜の連続猟奇殺人事件ときた…お陰様でこの有り様さ…」

男「へぇ、アンタが愚痴を吐くとはな…相変わらず客もいないし、いよいよ店じまいか?」ニヤリ

初老「黙れ黙れ黙れ、あぁ止めだ止めだ、もうこの話は止めだ…いつものでいいな?」

男「あぁ、頼むよ」
337 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/04/25(水) 21:04:18.07 ID:v2dFRU8DO
ちゆうた゛んのしよ

いくつものレス感謝してる
では、また
338 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2012/04/25(水) 22:00:54.87 ID:1x6u73sro
339 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/04/25(水) 23:10:17.55 ID:Z8ZaPLBIO
340 :以下、名無しにかわりまして 伸恵の友達 がお送りします [sage]:2012/04/26(木) 01:19:50.38 ID:B1NtWMVV0
>>1
乙乙乙!!!
341 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県) [sage]:2012/04/26(木) 06:28:04.89 ID:haLSpLt/o
乙乙!
342 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/04/27(金) 21:53:36.77 ID:ZtRZnohDO
おつ乙
343 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) [sage]:2012/04/29(日) 10:17:51.72 ID:StHHMhsAO


┳┻|
┻┳|  ナニコノナガレ…
┳┻|ヘ_∧
┻┳|・ω・)
┳┻|⊂ノ
┻┳|-J
344 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/05/10(木) 00:11:01.09 ID:TgLu87tDO
〜時間経過〜

初老「…んで、今度は何でこっちに来たんだ、まさか観光でもあるまい?」

男「勇者討伐だ」グビリッ

初老「あぁ?勇者討伐?かーっ!もう少しマシな嘘つきやがれってんだ魔王様はよぉ…」

男「んじゃあ彼女とデートだ、おっともう約束の時間だ…ほらよ、釣りはいらないぜ」

初老「…ピッタリ支払って言うもんじゃないぞ、金貨の1枚位置いてけ…そんなだからモテないんだ……」

男「俺はそんなもの欲しいとも思わないね、じゃあな」

初老「もう来んな」

〜遺跡町 路地裏〜

男「…ふぅ、相変わらず歪んでやがるぜ全く…、さて、魔王城のご機嫌伺いでも…あー、その前に宿取っておくか…」

345 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/05/10(木) 00:11:39.55 ID:TgLu87tDO
〜遺跡町 魔王城城門〜

[魔物出現につき立入禁止]カンバーン!!

魔王城は凄まじい魔力を放っている!

男「ふむ、予想以上の魔力量だな、勇者一行と何か関係があるのか…?」

男「…周りには誰も居ない、か…よし、どんなものかちょっと忍びこんでみるか」

〜魔王城 エントランス〜

モンスターハウスだ!

男「うぉ、こりゃホントにただ事じゃないな…しかも色んな属性揃い踏みときた…まぁいい、せっかくだから掃除でもしとくか、炎打Ω!」

男は光り輝くマグマを纏った!

炎の結晶A〜Fが現れた!
氷の結晶A〜Iが現れた!
雷の結晶A〜Gが現れた!
風の結晶A〜Hが現れた!
光の結晶A〜Eが現れた!
闇の結晶A〜Dが現れた!

346 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/05/10(木) 00:12:13.06 ID:TgLu87tDO
結晶達の十字砲火!かわしきれない!男に合計246のダメージ!

男「ぐっ…!流石に容赦無いな…避ける隙間が見当たらない…なら、さっさと消すに限るな…!」

男の飛刃Ω!大量の対象と刃が処理落ちを誘発する!

更に光り輝くマグマが部屋中に飛び散り、処理落ちを助 長す る !

男「よ し 、 これ で 大分 か たづ いたな…ん?魔力の濃度が…まさか…!」

なんと、大量の新たな結晶が出現した!

男「やっぱりそのまさかか…!ちっ、キリがない、今日は引くか…!」

結晶達の十字砲火!男は逃げ出した!

〜遺跡町 メインストリート〜

男「ふぅ…全く酷い目にあった…今日は飯食って早く寝るか…んーそうだな…よし決めた、この店にしよう」

347 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/05/10(木) 00:12:56.43 ID:TgLu87tDO
〜時間経過〜

男「……」

男「はは…少女と三匹のスライムに米を食い尽くされたから今日はもう終わりだとよ…」

男「…俺はうどんが食いたかったってのに…」

男「ああもういい、持ってきた携帯食料食ってさっさと宿に戻って寝るか…ってあれ?鞄が…無い…?」

男「待て待て落ち着け、思いだせ…確か……」

男「…あぁ、酒場だな…面倒だが仕方ない、取りに行くか…」

〜遺跡町 路地裏〜

男「……」イライラモヤモヤ…

少女「――」トテトテ

スラ ベス メタ「「「ピキッ!」」」トテトテ

男「ん?お、昼間の子兼俺の夕飯の仇(疑惑)だ、こんな所で一体何を…、!しかもあの子血塗れじゃないか…?」

男「ま、まぁ元気そうだし問題は無いだろう…」

男「しかしここで何があったんだ?、至るところに血がついてやがる…ん?人が倒れて…っ!あれは…!」

なんと、初老が倒れている!

348 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/05/10(木) 00:14:26.00 ID:TgLu87tDO
男「お、おい!どうした、大丈夫か!?死んではいないようだが…」

初老「ぐがー…ぐおー…」zzz

男「……」プチッ

男「…おい、起きろ偏屈オヤジ」ゲシッ!

男は初老を蹴飛ばした!初老に10のダメージ!初老は目を覚ました!

初老「がはっ!ぐっ、止めろ!離s…あ?なんだ、またお前か」ジタバタ…

男「…何でこんな所で寝てたか説明してもらおうか」

初老「人にモノを頼むときh」

男は剣を抜いた!

初老「あーあーへいへい降参降参…えー、むかーしむかし……」

〜カクカクシカジカ〜

男「ふむ、つまり俺が店を出た後枝豆買うために外出たら保安官二人組がいて食われたと?」

初老「あぁ、あと意識が飛ぶ直前に女の子とスライム達が走って来たんだ、その後どうなったかは知らんがもしかしたらあの子達が助けてくれたのかもな」

349 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/05/10(木) 00:14:59.58 ID:TgLu87tDO
男「(アイツらが殺った訳じゃなさそうだな、まあ当然か)ってか食われたってことはお前が話してた連続殺人事件と同一犯ってことか?」

初老「多分そうだろうな、一歩間違えばもう蘇生さえ出来なくなってただろう」

男「死に損ないが…」

初老「黙れ、んで、何でまたこっちに来たんだ?血迷ったか?」

男「とぼけても無駄だ、忘れ物を取りに来たんだよ、お前の店にな」

初老「チッ…取っといてやったんだから半分寄越せ」

男「ゴミカス一つ寄越さねえ、絶対にだ

初老「だからモテn」

男「それ以上喋ったら斬るぞ」

初老「ケッ…」

〜遺跡町 宿屋 201号室〜

男「あークソ、今日は無駄に疲れたな…飯は…まあいいか、もう寝よう…」

男「しかし保安官に襲われたって言ってたなアイツ…珍しく嘘をついてるようには見えなかったし 、となると色々マズイかもな…」

男「んー面倒くせ!ダメだ、もう全部どうでも良くなってきた、寝よう寝よう寝て忘れよう…!」バフッ!

男は深い眠りに就いた…

350 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/05/10(木) 00:15:38.54 ID:TgLu87tDO
〜時間巻戻〜

〜迷宮 最深部〜

勇者「…ふぅ、ヤッと着いたカ…」
戦士「で、こリゃマサか久々ノ迷路階か?」

魔使「…みタイだネ、全方位に通路ガ延びてル」

僧侶「向こうニアるのハ…玉座、でしョウカ…?」

勇者「アア、そうダロウな、となルとココが最深部か…?」

戦士「だがボスらシい奴は見当たラネェぞ?」

魔使「ドコかに隠れテルのかもネ」

僧侶「…通路ヲ一つ一つ捜してミルしかナいのデシょうか…?」

勇者「あァ、長くナリそうダが、やるシカナいな…」ハァ…

戦士「面倒だが、ヤッぱりココマで来たラ今更引き返セねェよナ…」ハァ…

一同「「「「ハァ……」」」」グデー

351 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/05/10(木) 00:17:10.39 ID:TgLu87tDO
〜時間経過〜

茸頭「う、うーん…はっ!あ、あれぇ、お嬢ちゃんがいなーい…」ショボーン

蛇龍「」

茸頭「んー?この残骸は…まさか…!」

茸頭「………」

茸頭「うーん、何がなんだか全然わからないやぁ…まーいーや、鉄格子も壊れてるし脱出してみよぉかなぁ」

茸頭は大きく伸びをし、デタラメに歩き始めた!

〜時間経過〜

勇者「……」♪

戦士「……」♪♪

魔使「……」♪〜♪

僧侶「……」♪♪♪

ダダンッダダンッダンッ♪

勇者「果てナイ迷宮♪」
戦士「変わラぬ景色♪」
魔使「漂う血ノ香♪」
僧侶「We are in a dungeon♪」
勇者「魔物の猛攻♪」
戦士「数多ノtrap♪」
魔使「目指スは最奥♪」
僧侶「We search a dungeon♪」
勇者「減り行クHP♪」
戦士「底ツくMP♪」
魔使「試練ニ打ち勝テ♪」
僧侶「We are hero♪」

一同「「「「イェア!」」」」ダーン!!

352 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/05/10(木) 00:17:40.14 ID:TgLu87tDO
勇者「決まッタ!」

戦士「オウよ!」

魔使「こノ調子で進ムヨ!…ここ、天井が崩レたミたイダケどネ……」

僧侶「私達運が悪けレバ生き埋メにナッていたかモ知れマセんね…」

勇者「考えタクないナ…、ん?アレは…?」

蛇龍「」

戦士「おい待テ、アレもしかシテ龍ジャね?」

魔使「多分そうダネ、もう死ンデるケド…」

僧侶「もしカシタらこの龍がココのボスだっタノカも…?」

僧侶以外「「「えっ」」」

僧侶「あクマで推測ですガ…一応龍デスし…」

僧侶以外「「「…ですよねー……」」」

勇者「…モウ一通り探索し終エタ筈だシ、帰るカ…」

戦士「…だナ……」

魔使「うン、賛成…」

僧侶「骨折り損、デスね…」

勇者「皆まデ言うナ、余計疲レる…転移γ……」

勇者達は地上へと戻った!

353 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/05/10(木) 00:18:14.18 ID:TgLu87tDO
〜山村 入口付近〜

勇者「フゥ…久々の外ダナ……」

戦士「コノ解放感最高だぜ!」

魔使「ンーっ!ヤッぱり外の空気ガ一番ダね!」

僧侶「何よリもうヘトヘトです…半日以上ダンジョンにイタのデスから…」

勇者「ソウダな、暫くはコノ村デ休ンデ行こう、コノ山を下れば魔王城、最後ノ戦いダ…!」

戦士「いヨイよか…、シッカりと心の準備をシテおかなイトな…」

魔使「魔王ナンてサッさと倒シテ、新しイ勇者伝説作っチャおうヨ!」

僧侶「えェ、必ず、必ズ四人で還リマしょウ…!」

??「ガオー!」

一同「「「「!!」」」」

山岳虎が現れた!

一同「「「「…KY……」」」」

〜迷宮 最深部〜

茸頭「ねんがんの のぼりかいだんを みつけたぞ!」
354 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/05/10(木) 00:20:18.64 ID:TgLu87tDO
書の断中
夏中には終わる…と思う
では、また
355 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2012/05/10(木) 01:19:35.06 ID:gxS5ngUbo
356 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/11(金) 00:46:10.29 ID:h5ghSGfDO
357 :以下、名無しにかわりまして いとう のぶえ がお送りします [sage]:2012/05/12(土) 00:40:34.33 ID:wYiMOQNq0
>>1
乙乙乙!!!
358 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/05/24(木) 19:29:31.60 ID:CR+SfABDO
〜遺跡町 宿屋 202号室〜

チュンチュン…

ベス(6時だなう)zzz

少女(んー、おはよー…)フアー…

メタ(おはようございます)

ベス(畜生なんだってこんな時間に起こしやがる…)ムニャ

スラ(zzzzzzzzz……)zzz

メタ(早起きは3Gの得と言うでしょう?それに昨日のことも気になりますしね、少女さん、下の売店まで新聞を買いに行きましょう)

少女(ん、ちょっと待って…着替えるから…あれ、髪留めは…あ、あったあった…)

ベス(俺はもう一眠りするぜ…ふあー…)コテン

メタ(ついでに朝食のパンも買ってきますからそれまでにスラさんを起こしておいて下さいね、くれぐれも二度寝しないように)

ベス(んーういうい、仕方ねーな…)ムクッ

スラ(zzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz………)スヤスヤ

ベス(ふぅ…こりゃ簡単には起きてくれそうにねーな……)

359 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/05/24(木) 19:30:39.62 ID:CR+SfABDO
〜時間経過〜

〜遺跡町 宿屋 廊下〜

少女(うーん、ちょっと買いすぎちゃったかな?)ドッサリ

メタ(いえ、大丈夫でしょう…むしろ足りない位かと)

少女(あはは、ベスの食欲は底無しだもんねー)

ガチャッ

メタ(む?)

男「ふあーあ、腹減った…ん、おう、君もここに泊ってたのか、奇遇だな」

少女「あ、お、おはようございます…昨日は、えっと…お世話になりました…!」

男「あぁ、あれ位気にするな、…あーそうだそうだ、そういえば君達、昨夜路地裏にいなかったか?」

少女「え?あ、はい…いましたけど…どうしてそんな事を…?」

男「いや、血溜まりの中で見かけたからさ、襲われてたオジサンを助けたんだよな?」

少女「は、はい…悲鳴が聞こえたので…」

メタ(空気なう)

360 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/05/24(木) 19:31:17.07 ID:CR+SfABDO
男「やっぱりそうか、そのオジサンは俺の知り合いなんだ、恩知らずなアレに代わって礼を言うよ」

少女「い、いえそんな…そ、その後道端に捨てっぱなしでしたし…」

男「いやいや、君は正しい判断をしたよ、アレには道端が相応しい」

少女「は、はぁ…」

男「それよりも、一応礼は言ったが君はまだ若いんだ、余り命を粗末にするんじゃないぞ、最近は物騒だから夜の外出も控えた方がいい」

少女「あ、はい…気をつけます…」

メタ(…そろそろ戻りましょう、ベスが空腹で暴れ始めない内に)

少女「えと、では、そ、そろそろ失礼します…」

男「ん、あぁ、引き留めて悪かったな」

メタ(ああ、言葉は分かるのに喋れないもどかしさときたら…)

361 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/05/24(木) 19:31:50.78 ID:CR+SfABDO
〜時間経過〜

〜遺跡町 メインストリート〜

ベス(なんつーか昨日より更に物々しい雰囲気だな…)モグモグ

ベスはフライドチキンをくわえている!

メタ(えぇ、昨夜は被害者が倍近くにもなった様ですからね、骨さえ見付からない行方不明者も存在するそうで…)

スラ(ねーねーベス兄!あんなところにお花が飾られてるよ!)

ベス(…アレには絶対に手ぇ出すなよ…?)ハムハム

ベスは肉まんを頬張っている!

少女(ねぇメタ、あの花ってやっぱり…)

メタ(まぁ、まず間違いなく慰霊の為の物でしょうね)

ベス(けどよ、昨夜は保安官が至るところにいたじゃねーか、そいつらは何やってたんだ?…ウッ、むぐぐ…!)

ベスは肉まんを喉に詰まらせた!

スラ(治療α!)

なんと、ベスの喉の詰まりがとれた!

362 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/05/24(木) 19:32:16.20 ID:CR+SfABDO
メタ(その保安官達が返り討ちに遭い被害が拡大したのだとか)

少女(保安官と言えば昨夜僕達が戦った…多分魔物?は保安官の格好してたよね)

スラ(というよりバッチリ人間だったよねー)

ベス(だがありゃ絶対人間じゃねーだろ…)ムグムグ

ベスはハンバーガーを頬張っている!

メタ(えぇ、あの魔力や生命力…いえ、もはや理屈抜きで十分異常だと言い切れますね)

少女(今日は暗くなる前に宿屋に戻らないとね、もう痛いのは嫌だし)

ベス(だな、あの光景はさすがに堪えたぜ…)モグモ(いい加減にして下さい!)ヒョイ

メタはベスからたい焼きを奪い取った!

スラ(ところでさ、ボク達今どこに向かってるんだっけ?)

少女 メタ ベス(((さぁ?)))

少女 メタ ベス(((えっ)))

一同((((えっ))))

一同((((……))))

ベス(お、おぉそうだ、魔王城行こうぜ魔王城!勇者共はそこに向かってるんだろ!?)

少女(やっぱり勇者といったら魔王討伐だもんね!)

スラ(さんせー!)

メタ(ベスにしては珍しくまともな提案ですね、しかし魔王饅頭は買いませんよ)

ベス(チッ…)

363 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/05/24(木) 19:32:56.36 ID:CR+SfABDO
〜遺跡町 魔王城〜

[魔物出現につき立入禁止]カンバーン!!

ベス(案内板で迷わず到着っ!)

スラ(おいでませ魔王城!どすえ〜)

少女(でも封鎖されてるねー、なんかすごく嫌な感じ…)

メタ(えぇ、丁度あのグロテスクな保安官が発していたモノと同じような…)

ベス(なぁ…ちょっと、入ってみようぜ…!)

スラ(えっ)

メタ(穏やかじゃないですね)

少女(あ、危ないよ!魔物が出るって書いてあるし…)

ベス(悪ぃが俺は字が読めねぇんだ、それにここまで来て引き返すなんてありえねーぜ!今なら誰も見てねぇ、だから…な?)

少女(うう…わ、分かった…でも。少しだけだよ?)

スラ(突っ込めイノシシィ♪)

メタ(念のためいつでも転移で逃げられるようにしておいて下さい、何が出るか分かりませんから)

スラ(ついでに転移でお城の中に入れないかな?)

ベス(お、good idea!!頼むぜ少女!)

少女(分かった、それじゃいくよ…転移β!)

364 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/05/24(木) 19:33:25.07 ID:CR+SfABDO
〜遺跡町 魔王城 エントランス〜

モンスターハウスだ!

一同((((えっ))))

メタ(て、撤退、撤退!)

ベス(逃げろおぉぉー!!)

結晶達の十字砲k(て、転移βっ!)

〜遺跡町 魔王城〜

ベス(な、なんだってんだありゃあ…)ゼエゼエ…

メタ(私には効かないと思いますがそれでもアレはあんまりでしょう…)

スラ 少女((ガクガク((((゜д゜;))))ブルブル))

ベス(想定の範囲外だぜ)

メタ(この無駄に目に付くカンバーンの意味がバッチリ把握出来ましたね)

少女(だから止めようって…)

スラ(幾らイノシシでもブレーキ位は付いてるよね…)

ベス(さて、ドコ行こうか次は…魔王饅j)

メタ(買いませんよ)

少女(あ、そうだ、昨日メタが言ってた…確か魔力泉?っての見に行かない?)

ベス(っ!魔力泉か!いいな、よし決定!今向かうぞスグ向かうぞ!)

メタ(魔力泉タマゴは買いませんよ)

ベス(oh...)

スラ(その魔力泉ってドコにあるの?)

少女(…さぁ?)

メタ(どうせ時間は有り余っているのです、道標に頼らずぶらぶらと散策して回るのもたまには良いでしょう…あ、食べ歩きはしませんよ)

ベス(やんぬるかな)

365 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/05/24(木) 19:33:52.77 ID:CR+SfABDO
〜遺跡町 スラム〜

ベス(まあまあ、こうなることは十分に予想出来ておりましたさ!)

スラ(ことあるごとにやらかしてる気がするよー!)

少女(マンネリ、マンネラ、マンネガ?)

メタ(そりゃもうRPGの街の入り口付近にいる[ここは〇〇のまちだよ!]に迫る勢いですね)

スラ(ねぇ、わざわざここまで引っ張る必要は?)

ベス(ない、迷子だ)

少女(しかもよりによってなんか危なさそうな所に来ちゃったよ…)

メタ(ここは恐らくスラムなのでしょう、危なさそうではなく、危ないのです)

ベス(マジかよ…とんだ散策になっちまったな、こんな所早く抜けようぜ)

ザッ…!!

人拐いA「…」

人拐いB「フヒ…」

スラムの住人が行く手を阻んだ!

ザッ…

人拐いC「……」

スラムの住人が退路を塞いだ!

スラ(まぁ、ふつうにこうなるよねー)

ベス(やれやれだぜ…)

366 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/05/24(木) 19:34:49.00 ID:CR+SfABDO
人拐B「フヒ…大人しくしてれば痛くはしないよぉ…」ニヤニヤ

少女「……(うわぁ…)」

メタ(スラムに迷いこんだらここまでがテンプレですね)

スラ(やっちゃおーか!)

ベス(言わずもがなだ!)

人拐B「フヒヒ…ほらぁ、怖くないよぉ?」

少女(待って、ちょっと試したいことがあるから)

ベス(ん?おう、程々にな)

スラ(なにするのー?)

少女(隔壁を細長く鋭く、相手に急所を一突きに…よし、ここらへんかな?)ブツブツ…

人拐B「コポォw観念したのかなぁ?さぁ、おいでぇ…」ニヤニヤ

メタ(凄くイライラしますねぇ…)

少女「ッ!隔壁βァ!」

人拐A「…!?…ゴフッ…」ドサッ…

細長い隔壁が人拐いAの喉を貫いた!
人拐いAは息絶えた!

人拐B「こ、コピュッ!?」
367 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/05/24(木) 19:35:21.38 ID:CR+SfABDO

人拐C「クッ!」ダッ!!

メタ(させませんよ、落雷β)

人拐いCは少女に向かって走り出した!
メタの落雷β!人拐いCに144のダメージ!人拐いCを倒した!

人拐B「フヒっ!おぉお助けー!」

ベス(させるかよっ!)

人拐B(ぴぃっ!?)

ベスの強打β!人拐いBに158のダメージ!人拐いBを倒した!
人拐い達をやっつけた!

スラ(ボクの出番が全くなかった件)

ベス(悪いな、あの戦闘は三人用だったんだ)

メタ(しかし最後の一人を殺す必要はなかったでしょう?気持ち悪かったので別に構いませんが)

スラ(そんなことより少女だよ!遂に攻撃出来る技を覚えたんだね!)

ベス(流石は少女だ、喉を一突き!痛快だったぜ!)

少女(新技というよりは、応用だけどねっ♪)

メタ(あぁ、少女さんが遂に目覚めましたか…やんぬるかな)
368 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/05/24(木) 19:36:07.08 ID:CR+SfABDO
書の断中
遅れて申し訳ない
では、また
369 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/24(木) 20:42:07.08 ID:XT/ydKeDO
1乙

マンネジャ!!

隔壁で突き刺せるってことは

いしのなかにいる状態もできそうだな
370 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2012/05/25(金) 08:37:04.72 ID:bRDPiRwqo

隔壁で切ると思ったら突いてくるとは
371 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) [sage]:2012/05/25(金) 12:30:05.12 ID:t4DixGqAO
今更だけど、少女を男の娘にしないかい?ww
372 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福井県) [sage]:2012/05/25(金) 19:09:32.62 ID:HIG+8h7g0
今日初めてこのスレ見たけど面白いな。
無理せず続き頑張ってくれ
373 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/25(金) 20:38:28.81 ID:ykGPWwaJo
>>371
男だろ
374 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage saga]:2012/05/26(土) 02:11:35.96 ID:7SvS+81yo
>>371
死ね
375 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/26(土) 08:10:06.43 ID:RTkZgFJDO
穏やかじゃないですね
376 :以下、名無しにかわりまして まつおか みう がお送りします [sage]:2012/05/26(土) 12:50:13.99 ID:+8f3t7Rc0
>>371
元々男だよ?
377 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/06/07(木) 19:02:19.82 ID:fi4Y7nxDO
〜遺跡町 湯屋〜

男「ふぅ、朝食済まして二度寝して、ひとっ風呂浴びようと思ったんだが…」

番台「済まねぇなぁ!魔力泉がバカになっちまってるから休業中でい!」

男「そういやそうだったよなー、昨日初老が言ってたよなー…」

番台「商売上がったりでい!てやんでい!」

男「暇だし俺も夜パト参加するかなー」

―――――

少女(やっとスラムを抜けられたよー…)グテー

メタ(想像を絶する治安の悪さでしたね…)

スラ(えーと…四組位かな?やっつけたのは)

ベス(五組だ、スラは何もしてなかったけどな)

少女(補助も回復もいらなかったからねー)

メタ(街中で腐っている連中なんてそんなものでしょう…それよりも深刻なのは少女さんの服です、昨日に次いでまた血みどろに…)

スラ(もう流石に慣れてきたよー)

ベス(右に同じ)

少女(周りから変な目で見られる僕の気持ちにもなってよ、いや確かに結構なれちゃったけどさ…)

378 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/06/07(木) 19:02:53.47 ID:fi4Y7nxDO
メタ(返り血の主から失敬したお金もありますし、早く湯屋に…あ、丁度見つかりましたね)

ベス(噂をすれば…ってか)

スラ(都合がよすぎるよねー)

少女(しーっ!ん、あれって今朝の人じゃ…?)

メタ(どうもよく会いますねぇ…あぁベス、魔力泉タマゴ1つだけなら買って良いですよ、あの人拐い達の財布の中身がほぼ全部金貨でしたからね、ふふふ…)ジャラララ

ベス(おぉ、マジか!随分稼いでたんだなあの野郎共!ホントマジ感謝ッ!)

スラ(ボクもお腹空いたー!)

少女(せっかくだからお昼にしよっか!)

379 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/06/07(木) 19:03:43.21 ID:fi4Y7nxDO
―――――

男「うーむ…夜まで暇だな…まだ勇者一行の気配もないし、あてが外れたか…?」

番台「全く、同業者の奴等も全滅でい!畜生めい!」

男「はぁ……ん?なんだあれ…ってなんだまたあの子か…全くよく見かけるなおい、何故かまた血塗れだが」

番台「魔力泉タマゴならあるでよ!1つどうでい!?」

男「まぁ!でも、お高いんでしょう?…そんなことよりシャワーだけでも使わせてやってくれないか、あの子にさ」

番台「シャワーだけなら問題はねぇが…ウチの売りは魔力泉なんでい…」

少女「えと、こんにちは…あ、オジサンもお風呂ですか…?」

男「あぁ、そうしようと思ってたんだがどうやら休業中らしい、それとオジサン言うな」

少女「あ、ごめんなさい…じゃなくて、今休業中なんですか…!?」

380 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/06/07(木) 19:05:15.10 ID:fi4Y7nxDO
番台「あー、まぁそうなんだが…しかし子供にそんな格好で街中歩かせる訳にゃいかねぇ、シャワーだけでも使えるようにしといてやっからさっぱりしてこい!」

少女「あ、有り難うございます…!(そういえば昨夜は身体拭くだけだったからちょっと嬉しいかも…)」

スラ(シャワーさえない安宿だったからねー)

ベス(朝から血生臭かったぜ)

少女(あ、でも着替えどうしよう?でたらめに歩いたから宿の場所分からないや…)

メタ(そこは心配ありません、私が一走りしてきますよ)

381 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/06/07(木) 19:05:50.26 ID:fi4Y7nxDO
少女(分かった、じゃあお願いするよ)

ベス(俺とスラはここで魔力泉タマゴ食いながら待ってるぜ)

スラ(メタにはついてけないからねー)

メタ(えぇ、では、また後程…光速β!)

メタはその場に残像を残し、去っていった…

スラ(…奥の手の無駄遣いだねー)

ベス(有効利用と言っとこうぜここは…)

少女(じゃあ僕は軽くシャワー浴びてくるよ…あ、忘れてた…はいこれ、タマゴ代ね)

ベス(サンキュ!お前もさっさとさっぱりしてタマゴ食おうぜ、じゃねーとお前の分まで食っちまうぞ!)

スラ(ボクが見張ってるからゆっくりで大丈夫だよー!)

ベス(ころしてでも うばいとる)

382 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/06/07(木) 19:06:25.64 ID:fi4Y7nxDO
〜遺跡町 湯屋 大浴場〜

バシャー…

少年(ふー、やっぱり気持ち良いなー…)

少年(湯船には浸かれないけどそれでも大浴場貸し切りだもんねー)ザパー

少年(…これから僕はどうすればいいのかな……?)

少年(親戚は要るかどうか分からないしこれ以上宿主さんに迷惑かける訳にもいかないよね…)

少年(………)

少年(…きっと、何とかなるよね…!うん、そうだよ、何とかなるよ!後のことは後で考えればいいんだ!)ザッパー!

少年(…やっぱりちょっとだけでもお湯に浸かりたかったなー、この広さならのびのび泳げそうだし)

少年(…ん?今排水口で何かが動いた…?)

少年(……気のせいか…)

少年(なんか気味が悪いや、早く出ちゃおう…)

ヴゥン…

ボォッ!

突然どこからか火球がとんできた!

383 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/06/07(木) 19:07:58.97 ID:fi4Y7nxDO
少年(ッ!?か、隔壁α!)

少年(び、びっくりした…っ、どうして火球が…?)

なんと、排水口から魔力の結晶達が現れた!

炎の小結晶Aが現れた!
炎の小結晶Bが現れた!

少年(!…こ、これってまさか魔王城の…!どうしてこんな所に…!?)

炎の小結晶Bの火球α!

少年(隔壁α!…!?と、扉が開かない…?まさか、イベント戦闘、なの…?)

少年(…だとしたら、やるしか、ないよね…っ!隔壁βァ!)

〜遺跡町 湯屋 休憩室〜

ベス(魔力泉タマゴうめええぇぇぇえぇ!!)

スラ(おいしいねー!)

番台「気に入ったみてぇだな!良かった良かった!」

メタ(ただいま戻りましたよっと)ズサー!

ベス(もうついたのか!)

スラ(はやい!)

ベス スラ((これで勝つる!))

服(勝ったと思うなよ・・・)

メタ(もう勝負ついてますから)

384 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/06/07(木) 19:08:40.97 ID:fi4Y7nxDO
ベス(なーメター、魔力泉タマゴもう一個食っちゃダメかー?)

メタ(少女さんが上がって来るまでは我慢しなさい)

ベス(ちぇっ、いつまで入ってんだよ…)グルル…

ベスのお腹が鳴ってしまった!

スラ(まー、気長に待とーよー)ゴクゴク

スラはフルーツ牛乳を飲み干した!

ベス(あ!スラてめえいつの間にそんなもん!)

スラ(番台さんにもらったんだよー)プハー!

ベス(畜生俺に寄越せこの野郎!)

スラ(もう残ってないよー!)

メタ(余り暴れないでくださいよ。もし何か壊したら…体で払って貰いますからね…?)

スラ ベス((ひっ))

385 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/06/07(木) 19:09:19.46 ID:fi4Y7nxDO
〜遺跡町 湯屋 大浴場〜

少年(貫け!隔壁β!)

少年の隔壁β!炎の小結晶Bに2のダメージ!

炎の小結晶Aは火球αを放った!

少年(っ隔壁α!なんで…?全然効いてないよ…!)

炎の小結晶Bは火球αを放った!

少年(うぅ…暑い……MPも残り少ないし何より攻撃が全然効かないなんて…)クラッ…

少年(と、とりあえず…吸魔β…!)

炎の小結晶AからMPを54吸いとった!
炎の小結晶Aは小さくなった!

炎の小結晶Aの火球α!しかしなにも起こらなかった…

少年(結晶が小さく…?そ、そっか!この結晶自体が魔力なんだ!…だから隔壁も効かなかったんた…!)

炎の小結晶Bの火球α!

少年(隔壁α!よし、僕でも…勝てる…!吸魔β!)

炎の小結晶AからMPを24吸いとった!
炎の小結晶Aは消滅した!

〜時間経過〜

炎の小結晶達をやっつけた!

少年(…ふぅ、何とか勝てたよ…また出てきたら嫌だしもう出よう…あ、開くようになってる)ガラガラ

386 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/06/07(木) 19:10:13.74 ID:fi4Y7nxDO
〜遺跡町 湯屋 休憩室〜

ベス(……)グギュルルルルル…

スラ(少女遅いねー…)ゴクゴク

スラはフルーツ牛乳(3本目)を飲み干した!

メタ(流石に少し遅過ぎますよね…様子を見に行った方が良いでしょうか…?)

ガチャバタン

少女(ふー、ごめんねみんな、遅くなっちゃった…)

ベス(全くだ!こっちがどんだけ腹を空かしてたと…!)クワッ!

スラ(それはベス兄だけだけどねー)

メタ(しかしこんなに時間がかかるとは…何かあったのですか?)

少女(あ、うん…実は……)カクカクシカジカ

387 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/06/07(木) 19:11:38.39 ID:fi4Y7nxDO
メタ(なんですって)

スラ(だ、大丈夫!?怪我はない?)

少女(うん、全然平気だよ!)

ベス(しかしなんで扉が開かなくなったんだ?)

番台「おぅ!ようやく出てきたかい!遅かったじゃねえか!」

少女「あ、どうも…」

番台「そういやぁ言い忘れてた、風呂場の扉の立て付けが悪かったんだが…大丈夫だったかい?」

一同「(((えっ)))」

番台「えっ」

一同「(((……)))」

番台「え…?」

一同「(((……)))」
388 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/06/07(木) 19:13:42.08 ID:fi4Y7nxDO
チュウダンノショ

リアルが忙しい(ドラクエ)
では、また
389 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/06/07(木) 20:21:04.63 ID:LwNQKTfDO


ドラクエなら仕方ない
390 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2012/06/08(金) 08:09:38.38 ID:af3zpajdo
391 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2012/06/12(火) 17:25:39.17 ID:dKUtXG/K0
1乙!

テリーのワンダーランドか?
392 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/06/21(木) 23:35:26.58 ID:VvEdTxeDO
〜遺跡町 メインストリート〜

スラ(おわびの品いっぱいもらったねー!)

ベス(タマゴまごまご魔力泉タマゴッ!イヤッホーウ!!)

少女(こんなに沢山…なんか悪いことしちゃったかな?)

メタ(むしろ少なすぎる位ですよ、一歩間違えば命を落としていたのですから)

スラ(そうだよそうだよー!)

ベス(タマゴまごまご少女万歳ッ!イヤッホーウ!!)

メタ(ベスにはそろそろ食事制限をかけた方が良さそうですね…?)

ベス(えっちょ待てよ冗談じゃないそれはマジであり得ない)

少女(そんなことよりこれからどうしようか?夜までまだちょっと時間あるけど…)

メタ(そうですねぇ…余り遅くなっても危ないですし、少し装備を整えて帰りましょうか)

ベス(おう、丁度良い!もう俺の武器がボロボロだったんだぜ!)

スラ(ボクのはまだキレイだよー?)

少女(戦うのはほとんどベスとメタに任せてたからね)

メタ(ベスの使い方が荒すぎるのです、ちゃんと手入れしていればまだまだ使えますよ)

ベス(う、うるせえ!ほら、日が暮れる前に買いに行くぞ!)

393 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/06/21(木) 23:36:10.91 ID:VvEdTxeDO
〜時間経過〜

〜遺跡町 メインストリート〜

鉄拳を購入した!ベスが装備した!
鋭いツメを購入した!メタが装備した!
茨城のムチを購入した!スラが装備した!
純銀メッキを購入した!メタが装備した!
旅人の服を購入した!

「武器や防具は装備しないといみがないよ!」

メタ(ここは最初の街ではないのですがねぇ…)

少女(今すぐ装備するかい?って…人前で脱げる訳ないじゃん…)
ベス(いよいよ少女も女の子な考えになってきたな)

少女(いや、そうじゃなくて、脱いだら性別がばれちゃうかもしれないし…)

メタ(まぁ何にせよ悪いことではありませんよ)

スラ(そんなことよりもう日が暮れちゃうよー!)パシーン!!

スラはムチを振り回している!

ベス(スラはムダにムチ振り回すの禁止!あぶねーっての!)

メタ(さて、本格的に暗くなる前に宿へ急ぎましょうか)

394 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/06/21(木) 23:36:50.23 ID:VvEdTxeDO
〜遺跡町 宿屋前〜

男「ふあーあ…んー…少し寝すぎたか…?」

男「まぁいいや、遺跡町夜間警備隊の集合には間に合うだろ」

男「不甲斐ない保安官共がいつまでも犯人を捕まえないからいっそ自分たちで…何とも安直な考えだ、これは明日の新聞の一面が楽しみだな」

男「さて、剣は持ったしいざという時の応急セットもポーチに…あ、ポーチ忘れた…」

〜時間経過〜

〜遺跡町 公園〜

隊長「俺達の街は俺達が護る!!」

一同「オォー!!!」

男「おー、やってるやってる、さて、無事明日の朝またここに戻ってこられるのはどの程度かね…?」

保安官1「お前達ここで何をしている!!一般市民は自宅待機命令が出ている筈だ!」

保安官2「危険ですから変な気を起こさないで下さい!」

男「おっ、やっと保安官様のお出ましか、こりゃひと悶着ありそうだな…」

隊長「黙れ!お前らの様なナヨナヨしい奴等に任せていられるか!」

一同「そうだそうだー!!!」

男「そーだー」

ギャーギャーワー!

395 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/06/21(木) 23:39:15.74 ID:VvEdTxeDO
〜時間経過〜

ミギャーピギャー!!

隊長「ああもうキリがない!剣を抜け!二人纏めて相手してやる!!強者こそ街を護るのに相応しい!!」

一同「オー!!」

男「あーあー、こりゃ随分とナメられたもんだ、確かにこのリーダー格はそこらの保安官よか強いだろうが、後は烏合の衆だな…」

保安官12「「……」」ゴクリ…!

男「このままほっといて犠牲者を増やすのは流石に良心が痛む、有給中だが保安官としての誇りもあるし…ま、一つやりますか」

隊長「ホラホラどうした腰抜け共が!保安官なら腹括ってかってこいや!」

男「はいはいちょーっと待った、この戦い俺が受けて立つぜ、休暇中だがだがバッチリ保安官だ」

男が隊長の前に躍り出た!

隊長「ん?ハッハー!どんなのが出てくるかと思えば、やっぱりへなちょこ野郎じゃないか!」

一同「ゲラゲラゲラゲラwww」

男「口だけならどうとでも言える、つべこべ言わずにかかってこいよ減らず口」 カチン

男は剣を抜いた!

隊長「減らず口はどちらかハッキリさせてやろうじゃねぇかっ!おらああぁぁぁ!」

396 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/06/21(木) 23:40:36.05 ID:VvEdTxeDO
隊長が現れた!

隊長はいきなり襲いかかってきた!

男「面倒なんでマキで」キラリッ!

隊長「え゛…」

隊長に780のダメージ!隊長を倒した!

男「色々とがら空きだ…ほら、烏合の衆共散った散った!解散だ解散!よいこは今すぐハウスだ!」

公園の集まりは散り散りになった!

男「ふー、ストレッチにもならない…それよりそこの腰抜け保安官!」

保安官2「は、はいっ!」

男「全く保安官が聞いて呆れる、市民にナメられて保安官が務まるか?」

保安官1「も、申し訳ない…ところで貴方は…?先ほどは保安官と名乗っていたが…」

男「ん?ああ、俺は男ってんだ、今夜はお前らと一緒に遺跡町の警備をするって今決めたから、宜しく」

397 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/06/21(木) 23:41:35.53 ID:VvEdTxeDO
保安官1「えっ、男ってまさか貴方この前の大会の…どうりでお強い…!」

保安官2「いやそんなことより何故男さんがここに…確か首都が勤務地だったはずでは…?」

男「いや、さっき言ったろ?有給とってこっちにプチ旅行に来てたんだ、だがどうにも暇でね…だから、さ…頼むよ、悪いようにはしないから、な?」

保安官1「え、えぇ…別に構いませんよ、給与は出ないでしょうがね」

男「ああ、俺は暇さえ潰せればそれでいい」

保安官2「本当ですか!?あぁ、良かった!先輩と二人じゃ心細かったんですよー!」

保安官1「なっ、し、失敬な!私だってそれなりに戦えるぞ」

男「さっきあれほどへっぴり腰晒してたってのに良く言うな、さて、辺りはもう真っ暗だ、さっさと行くぞ」

保安官2「了解ですっ!」

保安官1「あうー」

398 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/06/21(木) 23:42:29.03 ID:VvEdTxeDO
〜時間経過〜

〜遺跡町 路地裏〜

保安官2「人が誰もいないせいで不気味な位に静かですね…」

保安官1「うむ、怪しい人影も見当たらないな」

男「こういうのは探せば探すほど見つからないモンだ、まぁ肩の力抜いて気楽に行こうぜ、いざって時にへばってたら本末転倒だ」

保安官2「そ、そうですね!気楽に行きましょう気楽に!なんだって僕達には男さんがついているんですから!」

保安官1「先輩の威厳が丸潰れだ…ハァ……」

男「威厳なんて実力をつければ勝手に後からついてくるさ、俺にはないけど」

ガラガラガッシャーン!!

一同「「「!?」」」

保安官2「な、ななな何ですか今の音は!?」アセアセ

男「さあな!だが、向こうの角を曲がった辺りからだ、少し様子を見てくるからお前らはここでじっとしてろ、いいな!」

保安官2「ひゃ、ひゃい!」

保安官1「了解です!私の命をなげうってでも後輩を護ります!」

男「良く言った、その調子だ!すぐに戻るがもし何かあったら迷わず叫べよ!」ダッ!!

保安官12「「はいっ!!」」ビシッ!!

399 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/06/21(木) 23:43:27.13 ID:VvEdTxeDO
―――――

男(クソっ…暗くなってから町中に魔力が立ち込めてるせいで察知が全く使えねぇ…!一体何が起きてやがるってんだ…?)

男(…この角の向こうか、さあ、出るのは虎か怪物か…っ)バッ

男は剣を構えて角を曲がった!

男「………」

男「……」

にゃぁん…

男「にゃぁ…にゃんにゃお…」

しゃーっ!

男「うおっ!?」

野良猫の引っ掻き!男はひらりと身をかわした!

男「……」

男「猫…か……」

男「何やってんだろ俺…」

男「さっさと戻ろう…ハァ…」

保安官2「う、うああぁぁあぁッ!!?」

男「ッ!?ど、どうした!!何かあったのか!?…とにかく急いで戻るか!!」ダッ!!

400 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/06/21(木) 23:44:04.97 ID:VvEdTxeDO
―――――

保安官2「う、うああぁぁあぁッ!!?」

黒い影が現れた!黒い影はいきなり襲いかかってきた!

保安官1「こ、これは一体なんなのだ!?とりあえず早くそれから離れたまえ!」

保安官2「わ、わかってますよ!くっ!離れて下さいよ!!」

黒い影は保安官2に向かって突撃してきた!保安官2はひらりと身をかわした!

保安官2「ひぃっ!た、たす、助けてっ!!」ブンブン!!

保安官2は剣を振り回した!黒い影はひらりと身をかわした!

保安官1「くっ!今すぐに彼から離れたまえっ!」

保安官1の攻撃!ミス!黒い影にダメージを与えられない!

保安官1「畜生…私がもっと強ければこんな奴など…!」

男「どうした!何があったんだ!?」ダッ!!

保安官2「あっ!男さん!助けて下さいっ!き、急にどこからか黒い影がっ!!」

男「っ!?おい後ろだ!よそ見するなっ!!」

保安官2「えっ…?」

黒い影は保安官2に向かって突撃してきた!

保安官1「あ、危ないッ!!」ドンッ!グモッチュイーン!!

保安官2「うわっ!?」ドサッ!

男「なっ…!」

保安官1「ぅ、ぁ…」ドサッ…

なんと、黒い影が保安官1の中に入ってしまった!
401 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/06/21(木) 23:46:18.26 ID:VvEdTxeDO
少女は中断の書を読んだ!
疑問、矛盾等あれば指摘していただきたい
では、また
402 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/06/21(木) 23:50:45.06 ID:sn/R9qKNo
おつ
403 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/06/24(日) 09:30:55.67 ID:RcLiwsMDO
茨城?
404 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/05(木) 21:50:13.40 ID:TcdGgVSDO
>>1です生存報告
今しばらくお待ちいただきたい
405 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/07/05(木) 21:55:33.23 ID:BRPij3A0o
おいnot foundで見えないはよ
がんがれ
406 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2012/07/07(土) 23:01:03.69 ID:LNTBaukJ0
待ってる!
407 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/13(金) 00:29:57.21 ID:tbWaEI1DO
〜遺跡町 路地裏〜

保安官2「せ、先輩…!大丈夫ですか!?しっかりして下さい!!」ユサユサ

男「…大丈夫だ、恐らくすぐに目を覚ますだろう…だが、とりあえず離れることをオススメする」

保安官2「ほ、本当ですか!?良かった…ですが、離れることをオススメって…?」

男「…あの黒い影に乗っ取られてしまった可能性が高いってことだ、目を覚ましたら暴れだすかもな」

保安官2「っ!?ま、まさかそんな、どうすれば…!」

男「残念だが俺は余り器用じゃないから黒い影だけ追い出すなんてことは出来ない、一度殺して教会送りだな」

保安官2「で、ですよねー」

保安官1「ぐ…ウゥ……」

保安官2「あ、先輩!」

男「お前は下がってろ、冗談抜きで危ないから」

保安官2「あ、はい」ソソクサ

保安官1「グガ、ア…に…ニク……にくにくにく!!」バッ!!

保安官1が現れた!

408 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/13(金) 00:30:33.77 ID:tbWaEI1DO
保安官1は男に飛びかかってきた!

男「そぉい!」

男は力を込めて保安官1の首をはねた!保安官1は倒れた!

男「また、つまらぬ物を斬ってしまった…」キリッ

保安官2「わぁ!流石です!さぁ、早く教会へ行きましょう!」

男「一度言って見たかったんだよなコレ…ん?」

なんと保安官1(体)が男の足を掴んでいる!

保安官1は男の足を握り潰した!男に157のダメージ!男の素早さが下がった!

男「あぐっ!?クソ、まだ動くか!」

保安官2「男さん!?」

男「この野郎、人がせっかくかっこ良くキメたってのに…!もういい、ダルマにしてやる!」

保安官2「元気そうでなによりです」

409 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/13(金) 00:31:08.27 ID:tbWaEI1DO
〜自主規制〜

グロブスター1「」

男「っふう…ここまでやれば流石にもう動くまい?」

保安官2「うわホントにダルマ作りましたよ人の肉を粘土みたいにうわオエェ…」

男「さて、また変なのが出ない内にさっさと教会行くぞ…っあづっ!?あぁ、そういや足やられてたんだっけ治療α」

男のHPが29回復した!

保安官2「だ、大丈夫ですか…?」

男「ん、問題ない…治療α、あー面倒くさ…治療α、治療α…」ピカーペカー

〜時間経過〜

〜遺跡町 教会〜

ガチャッ

保安官2「ごめんくださーい!」

神父「迷えるラム肉がなんの用だいこんな遅くに…」フアー…

男「こんな遅くに悪いが仕事だ、このダルマさんを元に戻してくれ、じゃあ宜しく」ドサッ

グロブスター1「」

神父「え、は?…えっ?」

男「部位欠損は無いから安心しろ、腕の見せ所だぜ、じゃあの」

保安官2「宜しくお願いします!失礼しましたー!」

ガチャッバタン

神父「……」

神父「インテリア…か……」

410 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/13(金) 00:31:42.53 ID:tbWaEI1DO
〜遺跡町 メインストリート〜

保安官2「先輩大丈夫でしょうか…?」

男「んー、まぁ心配要らないだろう、明日になりゃ元気に帰ってくるさ」

保安官2「ホントにビックリしましたよ、まさか先輩があんなことするなんて…少し見直しましたよ」

男「そりゃあんな美味しいシチュ一生に二度も無いだろうからな…さて、俺はそろそろ宿に戻るよ、報告位ひとりでも出来るだろ?」

保安官2「え、あ、はい!色々有り難うございました!」

男「いやいや、いい暇潰しになったよ…それじゃ、お疲れさん」

保安官2「またいつかー!」

保安官2が仲間から外れた!

チュン…チュチュン…

男「朝、か…帰って寝るか…」

411 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/13(金) 00:32:09.89 ID:tbWaEI1DO
〜山村 入り口付近〜

勇者「さァ!時は満ちタ!魔王討伐の準備は出来てイルか!」

戦士 魔使 僧侶「「「オぉー!」」」

勇者「ここへ来て怖じ気づいた者はいるか!」

戦士 魔使 僧侶「「「いナイ!!」」」

勇者「引き返すことを望む者はいるか!」

戦士 魔使 僧侶「「「イナい!!!」」」

勇者「ならばいざ行かん!魔王の居城へ!」

戦士 魔使 僧侶「「「おォー!!!!」」」クワッ!!

一同「「「「……よしッ」」」」

勇者「こノ上なク決まっタナ」

戦士「完璧ダゼ!!」

魔使「もう負ケル気がシナいネ!」

僧侶「は、ハイ!」

勇者「…さて、ココ二、三日ユッくりト休んだ、いよイヨ最後ノ戦いだ、ヤリ残したコトは無いな?」

戦士「言うマデもネェぜ!」

魔使「サッさと魔王を倒シテ故郷へ帰ロウ!」

僧侶「勿論、四人全員揃ッて!」

勇者「よし、出発ダ!」

一同「「「「オぉー!!」」」」

勇者「ッと待っタ、教会でオ祈りスルの忘れテタ…」

戦士「ドうも締まラネぇな…」

412 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/13(金) 00:32:36.64 ID:tbWaEI1DO
〜遺跡町 宿屋 202号室〜

メタ(ぐっもーにんえぶりわん)キリッ

スラ ベス 少女(((ぐっもーにんみずめた…)))フアー…

メタ(皆さん大分早起きに慣れて来ましたね、良いことです)

ベス(全くこんな早く起きて何になるんだよ…)

少女はカーテンを開けた!

少女(んーっ!朝日が眩しいよ!…あれ、またあのおじさんだ、こんな時間から何処かにいってたのかな?)

スラ(うあーまぶしーよーとけるー…)zzz

ベス(いや冗談抜きでよ、この町はもう粗方見て回ったし装備も整えた、たまにはゆっくりしようぜぇ〜)

メタ(ふむ、確かに…仕方ありませんね、今日に限っては二度寝を許可します…では少女さん、朝食を買いに行きましょう、二度寝は朝食後でも遅くは無いでしょう?)

少女(あ、うん、ちょっと待って…寝癖が……)

スラ ベス((いてらー))

413 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/13(金) 00:33:06.77 ID:tbWaEI1DO
〜時間経過〜

スラ ベス((くかー…すぴー…))スヤスヤ

メタ(…ふむ、遂にこの町の大連続狩猟の犯人が判明しましたか…黒い影?何か魔物の類いでしょうか…?)ペラペラ

メタと少女は新聞を食い入るように読んでいる!

少女(原因は分かったけど犠牲者は減らないね…)

メタ(えぇ、もう既にこの町を捨てて首都に移り住もうと考えている人もいるとか…)

少女(保安官達の部隊も幾つか壊滅してるみたいだね、今夜首都から派遣されてくるって…)

メタ(それで事が終息すれば良いのですが…この件は勇者達の仕業ではないでしょうし)

少女(うん、昔はここに町なんて無かったらしいしね)

少女はチョコレートをつまんでいる!

メタ(ふう…さて、私は少し散歩しに行きますが…少女さんも来ますか?

少女(いや、僕も二度寝を決め込むことにするよ、お昼ごはんも買ってあるし、一日中ぐうたらして過ごすよ)

メタ(そうですか…では、行ってきます、日が暮れる前には戻ってきますのでゆっくり休んでいて下さいね)

少女(いってらっしゃーい)

414 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/13(金) 00:33:38.79 ID:tbWaEI1DO
〜時間経過〜

〜旧街道 遺跡町付近〜

勇者「…遂に、見えてきたな……」

戦士「アレが、魔王城…!」

魔使「凄まじイ魔力ネ…」

僧侶「アレは、城下町…でしョウか…?」

勇者「ドウやらソノ様だナ…守りヲ固めラレタら厄介だ、魔法使い、もう少シ近ヅイたら魔法をアリッたけ撃ちコンでクレ、混乱に乗ジテ一気に攻めコムぞ!」

魔使「任せテ、腕が鳴るワ!」

魔法使いはエルフの飲み薬を両手に構えた!

戦士「魔王城マデ死体の山を築いてヤルぜ!」

僧侶「き、緊張シテ来まシた…!」

勇者「待っテロよ魔王、直ぐに終ワラセてヤル!」

415 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/13(金) 00:34:20.99 ID:tbWaEI1DO
〜時間経過〜

〜遺跡町 メインストリート〜

メタ(ふむ…昨日より更に人は少なく魔力は強く、ですか…)

メタ(街中を縦横無尽に跳ね回る、少々疲れますがやはり体の錆び防止には動くのが一番ですね)

メタ(さて、そろそろ日も暮れることですし、宿に戻りましょうか…ん、あれは一体…?)

なんと、空から大量の魔法が町めがけて落ちてくる!

メタ(っ!あ、あれは…!一体何が!?)

ズガァァアァン!!ピシャァン!!

雨の様に降り注ぐ魔法が建物を破壊してゆく!

住民A「な、なんだなんだ!?」

住民B「俺の家が!25分のローンがっ!!」

メタ(とにかく宿に戻りましょう、少女さん達が心配です!)

メタは勢い良く走り出した!
416 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/07/13(金) 00:39:09.02 ID:tbWaEI1DO
中断の書!悪魔の書!
遅れて本当に申し訳ない…
では、また
417 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2012/07/13(金) 02:34:05.60 ID:J6dYVmqeo

25分ローンって借りる意味あるの?wwww
418 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/07/13(金) 03:13:18.87 ID:XXWKBINbo
25分ローンクワソロタwwwwwwwwww
419 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/13(金) 03:53:10.11 ID:8Tl7EsUjo

メタって♀だったのか
420 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/07/13(金) 04:36:30.61 ID:o8S4JEGl0
乙ー、「穏やかじゃないですね」
421 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) [sage]:2012/07/14(土) 12:10:17.03 ID:N4Ec6WHAO
25回分割ローン?
422 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/26(木) 23:05:47.05 ID:G13De2vDO
〜遺跡町 宿屋 202号室〜

スラ(スヤー…)zzz

ベス(グオー…)zzz

少女(……)ムギュームニムニ

少女はスラとベスで遊んでいる!

少女(日が暮れてきた、メタそろそろ帰ってくるかな?)ムギュー!!!

ベス(痛い痛い痛い痛い痛い!!)ガバッ!!

少女(あっ、ごっごめん!)

ベス(いててて……ふあーぁ…んー、もう夕方か?あー良く寝た!…おろ、そういやメタはどうした?)

スラ(むにゃー…)zzz

少女(メタなら散歩に行ってるよ、そろそろ帰ってくると思うけど…)

ズガァァアァン!!ピシャァン!!

少女 ベス((!!?))ビクッ!

スラ(…むにゃ?んむー……)zzz
少女(な、なに!?今の音!!?)

ベス(俺が知るかよ!と、とりあえずカーテン開けろ!)

423 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/26(木) 23:07:00.55 ID:G13De2vDO
ドガッシャーン!!ガラガラガラ!!

少女(近い近い凄い近いよ今の音!)

ベス(いーから開けろっての!あーもういいからそこどけ!…ってなんだ…こりゃ……?)ポカーン

なんと、空が大量の魔法で埋め尽くされている!

少女(これ、全部…落ちてくるの…?)

ベス(こりゃ死ぬな、俺ら…)

スラ(くぴー…)zzz

ドカーン!!ゴガキーン!!チュドーン!!

バタン!!

メタ(はぁ、はぁ…良かった、皆さん無事でしたか…!)

ベス(なぁメタ…今一体何が起こってるんだ?)

メタ(私にも分かりません…とにかく早くここから逃げましょう!)

スラ(すー…)zzz

少女(逃げるって…どこに!?)

メタ(とりあえずどこか安全な場所…地下か頑丈な建物の中へ避難するのです!)

ベス(そ、そうだな…そうと決まりゃ即行動だ!こんな安宿すぐにぺしゃんこだ!)

424 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/26(木) 23:07:32.75 ID:G13De2vDO
キュイーン!!ズギャギャギャ!!

少女(荷物は纏めておいたよ!さあ早く行こう!)

メタ(えぇ!)

ベス(おうよ!…っとっととちょっと待った!)キキーッ!

少女(うわっ!いきなり止まらないでよもう!)

メタ(こんな安宿と心中するつもりですか!?)

ベス(忘れ物だ!正確にゃ忘れ者だっ!)

ドーン!!ドッカーン!!

スラ(おなかすいたー…)zzz

少女 メタ((あ、あぁ…))

ベス(なんで寝てられんだよこんな時に…)

少女(それがスラなんだよ、きっと…)

メタ(一旦、落ち着きましょうか…)

ズガガガガガガガガ!!!!

425 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/26(木) 23:08:17.44 ID:G13De2vDO
〜旧街道 遺跡町付近〜

魔使「火球γ!落雷γ!竜巻γ!凍結γ!!」キュイーンキュイーンキュイーン

戦士「うお、町ノ中は大騒ギダぜ、そロソロ突入しテモいいんジャねェか?」

戦士は木に登って様子を見ている!

僧侶「突入の準備は出来テマス…すごク、緊張してキマシた…!」

勇者「大丈夫ダ、俺達ハ絶対に勝つ…サテ、もう十分ダロう、そロそろ突入スルゾ!」

魔使「落雷γ!…ふー!今までコンナにブッ放したコトなんテなかっタから流石ニ少シ疲れタヨ…」ゴクゴク

魔法使いはエルフの飲み薬を飲み干した!魔法使いのMPが完全に回復した!

勇者「疲れタと言イながラも涼しイ顔デやリ遂げル辺り流石は魔法使いダな」

426 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/26(木) 23:08:49.44 ID:G13De2vDO
戦士「お疲レさん、後は俺ニ任せテこコでへばッテてもイイんだゼお姫様?…ヨッと!」ヒョイッ

戦士は木から飛び降りた!
戦士は魔法使いを挑発した!

魔使「フン!脳筋は肉壁にデモなっテアタシ詠唱終わるマデの時間稼ぎダケしてれバいいのヨ!」

戦士「ンダとゴラァ!てめェのソノムカつく減らず口にガントレットネジ込んだろか!?」

魔使「ヤレるものナらヤッてみなサイよ!2秒デ消し炭にシテあげるワ!」

ギャーギャーワー!!

勇者 僧侶「「……」」

勇者「アイツらやっパ仲イイよな…」

僧侶「サッきマデ少しデモ緊張してタ自分が馬鹿らしク思えてキマしタ…」

ギャピー!!ズガァァアァン!!

勇者「あぁモウ埒がアカない…ほらホラやめヤメ!ソノ喧嘩は向こウデ活躍した方ノ勝ちダ」

戦士 魔使「「!!」」ガタッ!

勇者「おっ」

戦士 魔使「「…っ!!」」ダッ!!

戦士と魔法使いはいきなり魔王城に向かって走り出した!

僧侶「あ、チョっと、待っテ下さいヨ!」

勇者「俺達も急ごウ、モタモタしてたラ置いてカレルぞ」ダッ!

僧侶「は、ハイっ!」ダッ!


427 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/26(木) 23:09:22.32 ID:G13De2vDO
〜遺跡町 宿屋 201号室〜

キュキュイーン!!ワーキャー!!

男「ぐがー…ぐごー…」zzz

ドガアァァン!!ピシャアァァン!!

男「…?、んー…」パチッ

男「ふぁーあ…なんだなんだ?妙に外が騒がしいが…」ゴシゴシ…

グシャァ!!ズズン…ガァァアァン!!

男「祭り…って訳じゃなさそうだなこりゃ」

〜遺跡町 公園〜

メタ(…ふぅ、ここなら建物の下敷きになる心配はありませんし、少しは安全でしょう)

ベス(あぁ、だが一体何が起こってるんだ?火やら氷やら竜巻やら…異常気象ってレベルじゃねーぞ!)

ヒュー…ガキコーン!!

少女(あ、もしかして魔王城にいたあの結晶達の仕業じゃないかな?)

メタ(いえ、それはないでしょう、先程から降り注いでいる火球や氷塊は全て町の外…旧街道の方向から飛んで来ていますから)

スラ(あむむむ)ガリガリ

スラは墜ちてきた巨大な氷塊にかじりついている!

428 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/26(木) 23:09:57.45 ID:G13De2vDO
ベス(飛んで来てるったってこんなトンでもねぇこと誰がするんだ?)

少女(…勇者…とか……?)

メタ(奇遇ですね、私も同じことを考えていました)

ベス(おいおい冗談じゃねぇぜ、ぶっちゃけちょっと忘れてたんだぜ…)

スラ(あううう)キーン

メタ(確証はありませんが、あり得ない話でもありません…ここはかつて魔王城の城下町だったのですから)

少女(あ、そういえば遺跡町ってその跡地に人が住み着いたのが始まりだって本で読んだことがあるよ…!)

ベス(HAHAHA…ってこたぁもしかしてよ…)

メタ(えぇ、もし勇者達が来たらこの町は再びただの遺跡になるでしょうねぇ)

スラ(あむむむむむむ)ガジガジガジガジ

スラは墜ちてきた氷塊に躍起になってかじりついている!

429 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/26(木) 23:10:30.24 ID:G13De2vDO
少女(で、でもまだ勇者が来てるとは限らないし…!)

ベス(そ、そうだそうだ!証拠だせ証拠!)

メタ(このような場合最悪の状況を想定するべきです、魔法の雨も止みましたしとにかく旧街道方面口へ急ぎましょう!ほらスラさんも行きますよ!)

ベス(お、おう…!)

スラ(あうううううう)キーンキーン

〜遺跡町 メインストリート〜

戦士「うオラっ!」ズバッ!!

「ああぁあア!!」ドサッ

戦士の攻撃!市民に214のダメージ!市民を倒した!

魔使「はぁッ!」ビュオオ!!

「「「「うわあああないやたいあぉああああああ!!?」」」」

魔使の竜巻γ!市民達に平均195のダメージ!市民達をやっつけた!

430 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/26(木) 23:11:14.68 ID:G13De2vDO
戦士「へっ、中々やるじゃねぇか!」ダダダダ!!

魔使「諦めて負けヲ認めテモいインダよ!」タッタッタ!

戦士「今まで俺ガ負けヲ認めタコトがあっタカ!?」ニヤリ

魔使「無駄な提案ダッたミタいダネ!」ニヤリ

勇者「雑魚の殲滅は後ダ!トニかく今は魔王城へ急ぐゾ!」

「こっちにいるぞー!」

保安官A〜Kが現れた!

僧侶「ゆ、勇者様!前から沢山向カッて来ましタ!」

「囲めー!逃がすなー!」

保安官L〜Uが現れた!

魔使「っ!後ろカラも!?」

戦士「チぃ!囲まれタカ!」

保安官A「貴様らは完全に包囲されている!今すぐ武器を捨て、投降しろ!」

僧侶「ど、どうシマすカ勇者様!?」

431 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/26(木) 23:13:37.33 ID:G13De2vDO
勇者「くッ!魔法使い!後ろノ足止め頼めルカ!?」

魔使「ふっ!アタシに不可能ナンて無いヨ、どーンと任せテ!」

勇者「ヨし、僧侶!聖域を頼む!戦士!突っ込ムぞイノシシ!!」

僧侶 戦士「ハい!!」「言われナクてモ!!」

勇者「ヨし、行クぞ!!」

一同「「「「おォぉー!!」」」」

「っ!来るぞ!構えろ!」
「相手は四人だ!怯むな!」

魔使「サテ、早速やらセテ貰おウかな!悪いケドここハ通行止めっ!自己流W詠唱、凍凍結結γγ!!」

無数の冷気と氷塊が路面に降り注ぎ、凍らせ、保安官達を押し潰す!

保安官L〜Uは戦闘から除外された!

僧侶「混沌の闇ニ一筋ノ光を!聖域γ!」

僧侶はカッコつけた!
勇者達の周りを聖域が包み込んだ!

勇者「気合い入っテルナ僧侶!後は俺達ニ任せロ!行くぞ戦士!聖域カラ余り離れルナよ!」ダッ!!

戦士「せいゼイ気をツケるゼ!うぉらああぁぁぁ!!!」ダッ!!

勇者と戦士は保安官の群れに突撃した!
432 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/07/26(木) 23:15:00.28 ID:G13De2vDO
暑中断お見舞いの書
いよいよ佳境、もう少しお付き合い願いたい
では、また
433 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/27(金) 00:27:14.50 ID:2hfuHnHIO
おつ
434 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/27(金) 09:47:52.73 ID:FlyiVLNIO
435 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2012/07/28(土) 00:20:33.27 ID:vvCParsio
436 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]:2012/07/28(土) 13:49:07.47 ID:z7HLUFpNo
437 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2012/08/01(水) 13:48:02.92 ID:MBdd/saS0
乙!
438 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/08/04(土) 01:28:21.61 ID:nG09TKPDO
〜遺跡町 湯屋付近〜

男「ったく…異常気象ってレベルじゃねーぞ…さて、この辺りの瓦礫はあらかた片付いたか?おーい救護班!後は頼んだぞ」

保安官1〜7「はっ!協力感謝致します!」

男「さて、お次はっと…」

保安官α「た、大変だ!メインストリートで暴徒の鎮圧に向かった一団が壊滅した!」ハァハァ…

保安官1〜7「な、なんだってー!」

男「っ!まさか…おい、その暴徒ってもしかして四人組じゃないか?」

保安官α「へ?あ、あぁそうだが…!貴様何故それを知っt」

男「やっぱり…遂に来たか…、となるとこんな所でグズグズしてる暇はないな…!」ダッ!!

保安官α「あ、おいこら待て!何処へ行く!?」

男「決着をつけに行くんだ、あーばよとっつぁん!」ダダダダ!!

保安官1〜7「協力者に敬礼」ビシッ!!

439 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/08/04(土) 01:28:57.16 ID:nG09TKPDO
〜遺跡町 メインストリート〜

メタ(やはりかなり大きな被害が出ているようですね…)

ベス(そりゃあんなモンふって来られた日にゃあ普通の建物なんてひとたまりもねぇだろうさ)

スラ(ケガしてるひともイッパイいるみたいだねー、さっき通り過ぎた教会が満員だったよー)

少女(うん、建物の下敷きになった人も多いみたい)

ベス(なあおい、向こうに人だかりが出来てるぜ、なんかあったのかもしれねぇ、行ってみようぜ!)ダッ!

メタ(あぁこらベス!勝手な行動は慎んで下さい!はぐれても知りませんよ!…ですが何か情報を得られるかもしれませんね、私達も行ってみましょう)タタタッ!

少女(あ、待ってよ!)タタッ

スラ(メタの早口長話がエスカレートしてきてるよー)タタタ

―――――

440 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/08/04(土) 01:29:29.94 ID:nG09TKPDO
ザワザワ…ザワワ…
「こりゃひでぇ…」
「救護班はまだかー!」

ベス(むぎゅー…あーもうどけどけー!俺に見せろー!)

メタ(予想以上の人の数ですね…様子を見ることは出来そうにありませんか…)

スラ(あつくるしいー)

少女(ちょっと待ってて、誰かに話を聞いてみるよ)

少女「あ、あの!すいません、えと、何かあったんですか…?」

保安官「ん、どうしたんだい?って君はまさかちょっと前の血まみれでスライムの!僕のこと覚えててくれてたのかい?」

少女「え…あ、はぁ……」(ただの偶然なんだけどね)

ベス(大当たり、だな)

メタ(ま、まぁ面識があった方が話しやすいでしょうし…)

スラ(あ、勘違いの変なヒトだー!)

441 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/08/04(土) 01:30:45.65 ID:nG09TKPDO
保安官「いやーうれしいなー!…じゃなかった、君お父さんやお母さんはどうしたんだい?はぐれちゃったなら今色々と危ないから避難所に行こう、僕が送ってくよ!」

少女「えっ、あ、いや…その……」

ベス(あぁ…そういや面倒な奴だったっけか)

メタ(私が筆談で応じた方が良いでしょうか…?)

少女「じっ、自分の身くらい自分で守れますから…!えと、メタ達もいますし…!」

メタ(さて、と…)サラサラ

[一体何があったのですか?]

保安官「ん?…へぇ!君のメタルスライム文字をかけるのか!しかたないなぁ、良いもの見せて貰っちゃったし特別に教えてあげるよ!他の人にはヒミツだよ?」

少女「あ…う、うん」(ありがとうメタ!)

メタ(いえいえ)

保安官「えーと実はね…ここで悪い人達と保安官さん達が戦ってね、保安官さん達負けちゃったんだ…でも他にもケガしてる人がいっぱいいて神父さんが間に合ってないんだ」

442 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/08/04(土) 01:31:18.38 ID:nG09TKPDO
少女「悪い人達…」

メタ(もしかして勇者達でしょうか…?)

ベス(最悪のパターンが見えてきたな…)

スラ(ケガ人ならボクが治すよー!)

少女(あ、それ名案!)「あ、それなら僕のスラが治療しますよ」

ベス(おいおい、あんま無駄にMP使わねぇ方がいいんじゃねぇか?)

少女(大丈夫、こっそり僕が魔力を吸いとるから、格安な治療費だよ)

メタ(確かにここで恩を売っておけばもし捕まっても無罪放免になるかも知れませんね)

ベス(打算的だなぁおい…)

メタ(情けは人の為ならず、ですよ)

保安官「えっ、ほ、本当にできるのかい?スライムなんかに…ま、まあ取り合えずお願いしようかな…ダメ元で」

スラ(失礼しちゃうよ、もう!)

443 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/08/04(土) 01:32:12.90 ID:nG09TKPDO
〜時間経過〜

ザワワ…ザワザワザ…!

スラ(蘇生β!蘇生β!これで最後!蘇生βっ!)パァァペカーキラキラ

保安官A達は生き返った!

少女(…放魔β!吸魔β!っふぅ…これで全員かな?)

少女のMPが65失われた!
スラのMPが54回復した!
保安官AからMPを65吸いとった!

保安官「す、すごい…ホントに全員蘇生させちゃったよあの子達…!」

ベス(へっ!流石はスラだな!)

メタ(えぇ、私達も彼女の回復魔法には何度も助けられましたからね、腕は良いに決まってます)

スラ(ふー!こんなに頑張ったの初めてだよー!)

メタ(お疲れさまでした、はい、チョコレートですよ)

スラ(わーい!)

444 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/08/04(土) 01:33:03.45 ID:nG09TKPDO
「小さな英雄の誕生だ!」
「四人組のミニ勇者パーティだ!」

少女(あ、そうだ忘れてた!勇者だよ、勇者を追いかけなきゃ!)

メタ(えぇ、少女さん達が治療にあたっている時に少し情報を集めましたが、どうやら[悪い人達]とは勇者一行で間違い無さそうです)

ベス(勇者共は魔王城を目指してんだよな?だったら転移でさっさと行っちまおうぜ!)

スラ(ねぇあれ見て!魔王城からなにか吹き出してるよ!)

メタ(あれは…結晶、でしょうか…?とにかくただ事ではありません、早く魔王城へ向かいましょう!)

保安官「ホントに凄いよ君達!後で勲章を貰えると思うよ!でもひとまず今は安全な避難所に行k」

少女(うん、わかった!じゃあ皆もう少し集まって、魔王城に転移するよ!)「あ、すいません…ちょっと用事があるんで転移β!」

少女達はいなくなった!

ザワザワ…!!

「き、消えた…?」
「あの子あんな幼いのに転移なんて…」
「やっぱただ者じゃねーな…!」

保安官「え、あ、あれ…?」キョトン

445 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/08/04(土) 01:34:32.30 ID:nG09TKPDO
〜時間巻戻〜

〜魔王城前〜

勇者「魔王城…こコガ、俺達の旅ノ終着点…!」

僧侶「ま、間近デ見るト凄い迫力と魔力デス…!」

戦士「どうシタ勇者、こコマデきて怖ジ気ヅいタか?」

魔使「アラ、そう言ウ貴方こソ漏ラしチャいそうナんじャナい?」ニヤ

戦士「ハッ!冗談じゃネェ!イイぜ、ソウいうコト言うナらこうシテやらァ!!」

戦士の強打γ!なんと魔王城の外壁の一部が音を立てて崩れ落ちた!

僧侶「アッ!何てコトを…」

戦士「オッと、ノックが少し強すぎタカモな!」ニヤニヤ
勇者「お前はモウ少しヨク考えてカラ行動スルべきダな…しかシ流石は魔王城、中デ色とリドりの結晶が犇めいテルな…」

魔使「コンな数相手にシテたらキリがないヨ…!」

戦士「ダガ流石の俺デモコの中を走り抜けるノハ厳しいカモな…!」

446 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/08/04(土) 01:35:06.89 ID:nG09TKPDO
勇者「…なあ僧侶、あの中デオ前の聖域ガどの程度持つカ検討はツクか?」

僧侶「すみマセん…アの結晶達カラ集中放火ヲ受けたラ2秒が限界カト…」

勇者「ソウか……ナら仕方なイ、一か八かダ、皆聞いてクレ、結晶達のセイで見えヅライがエントランスの向コウ側に扉がアるのガ見えタ、詳しい位置ハ分からなイガ、大体の距離ハ分かる…先ずハ扉の近くマデ転移シて、ソしたラ僧侶ノ聖域が壊さレル前に扉ノ中に駆けコムんだ」

魔使「な、成ル程…デモ、それッテ…」

勇者「アァ…もし、扉ガ開かなカッタリ扉ノ中にも結晶達ガ居たら、ソノ時点でゲームオーバーだ…」

一同「「「「…………」」」」

447 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/08/04(土) 01:35:39.29 ID:nG09TKPDO
戦士「…ダガ、方法はソレしか無いんダロ?」

勇者「少なくトモ、これガ俺ニ考えラレる唯一の方法だ…」

僧侶「ナら、やりマショうよ…!ココまで辿り着けタノです、きっト上手くイキマすよ!私も精一杯頑張りマスから…!」

勇者「ソ、僧侶…」

戦士「…アァ、そうダ!正義ってノハ必ず勝つモンだ、俺達がヤラれる訳がネェ!!」

魔使「サァ、勇者、アタシ達の覚悟はモウ決まってルヨ!」

勇者「…皆、有り難ウ…!よシ分かッタ、じャア行くゾ…!……3……2………1………!!」

戦士 魔使 僧侶「「「……ッ!」」」

勇者「転移、α…!!」
448 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/08/04(土) 01:37:47.87 ID:nG09TKPDO
中断のお中元(遅)
もーいーくつ寝るとー一周年っと
では、また
449 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2012/08/04(土) 08:16:25.09 ID:9JRZa3z6o
450 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/04(土) 09:38:12.26 ID:nsz2EBpIO
451 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/04(土) 13:54:56.25 ID:sO1Ma2Aao
452 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県) [sage]:2012/08/06(月) 07:30:59.70 ID:OdEcVV8Eo
乙乙!
453 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/08/21(火) 19:31:02.20 ID:+5NaFxDDO
〜時間巻戻〜

〜遺跡町 魔王城 謁見の間〜

男「……」フカフカ

男は玉座に深々と腰かけている!

男「あー、少し来るのが早すぎたか…?」フカフカ

男「しかし、この城の壁妙に硬かったな…この異様な魔力の影響か?」フカフカ

玉座の後ろの壁に穴が開いている!

男「……」フカフカ

男「決め台詞でも考えるか…」フッカフカ

〜遺跡町 魔王城前〜

少女(…はいっ、問題なく到着!)

少女達は塀のかげに隠れて様子を伺った!

ベス(この状況には問題しかねーがな)

なんと、壊された魔王城の壁から大量の結晶が溢れ出ている!
メタ(難儀ですねぇ…)

スラ(わーお)

ベス(で、どうすんだこれ)

少女(えと、取り敢えず迷彩β!)

少女達は辺りの景色に溶け込んだ!


454 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/08/21(火) 19:31:30.74 ID:+5NaFxDDO
少女(これじゃダメ…かな?)

ベス(あいつら見た感じ目とかねぇだろ…)

メタ(確か彼らは生物が発する微弱な魔力を検知しているのだと聞いたことがありますね…)

スラ(じゃあこれもしかしてボクたち同士が分かりにくくなっただけ?)

メタ(えぇ、申し訳ありませんがむしろ逆効果かと、わざわざ魔力を纏ってますからね…)

少女(そっかー、じゃあ解除…でもそれならどうすればいいのかな、折角ここまできたのに…)

ベス(なあ、メタって確かアイツらの攻撃全く通さなかったよな?だったらこう…陽動みてぇなこと出来ねーか?)

メタ(ふむ、出来なくはないですが…あの量だと流石に限界があるかと…)

少女(僕の隔壁である程度は防げると思うけどやっぱりちょっとあぶないよね…)

スラ(あの結晶かき氷に出来ないかなー?)

ベス(バカな考えはよせ、腹壊しても知らねーぞ)

455 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/08/21(火) 19:32:21.83 ID:+5NaFxDDO
メタ(ふぅむ……、…!結晶は魔力を探知する、ということはこれで…!)ボソッ

メタはカバンの中を探り始めた!

少女(ん、メタ?いきなりどうしたの?)

ベス(忘れ物でもしたか?)

メタ(これで…万事解決ですっ!)

メタはトラップツールを展開した!

スラ(なんか久しぶりー)

メタ(さて、このトラップツールですが、これで作り出すトラップとは言わばカプセルに魔力を詰めたものなのです、そしてあの結晶達は魔力を探知する……あとは、分かりますよね?)

少女(…あの中でトラップを起動させれば…ってこと?)

メタ(ご名答、この中には相当量の私の魔力が詰まっています、彼らには存在感の濃い私が大量に発生したように感じられるでしょう)

ベス(あっちからすりゃ不気味なことこの上ないな…よし、そうと決まりゃあ即実行だ!)

456 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/08/21(火) 19:33:03.68 ID:+5NaFxDDO
メタ(えぇ、いつまでもモタモタはしていられませんからね…さて、一応作戦ですが、まず私があの中に飛び込み彼らを誘き寄せます、あとは頃合いを見計らって皆さんが向こう側の扉へ駆け込むだけです、緊急時には少女さんの隔壁か最悪の場合転移で対応してください)

スラ(ねぇねぇメタ、初めから転移しちゃダメなの?)

メタ(転移には魔力を使いますからね、それなりのリスクを伴うのですよ…さて、ではそろそろ私は行きますよ)

少女(あ、うん…頑張ってね!)

ベス(しっかり頼むぜ!)

メタ(えぇ、お任せ下さい…それっ!)ダッ

メタは塀のかげから飛び出し、魔王城の壁穴の中に飛び込んだ!
魔王内外の結晶達がメタの方へ集まってゆく!

スラ(メタ…大丈夫かな…?)

ベス(奴にアイツらの攻撃は通用しねえ、そろそろ罠をばら蒔いて結晶達とダンスしてるだろうぜ)

少女(ねぇ見て、もう壁際に結晶が殆どいないよ、そろそろ…いいんじゃないかな?)

ベス(ああ、いよいよか…魔王城の中に入ったら壁づたいに向こうの扉に向かえばいいんだよな?防御と退避はまかせたぜ、少女…!)

少女(うん、お互いあんまり離れすぎないようにしないとね、それじゃ、僕達もいこうか…!)ゴクリ

スラ(ドキドキ…!)ゴクリ

ベス(よし、せーので一斉に行くぞ……せー…のっ!)ダッ!!

少女 スラ((……っ!))ダッ!!

457 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/08/21(火) 19:33:31.02 ID:+5NaFxDDO
〜遺跡町 魔王城 エントランス〜

結晶達は十字砲火を放った!
結晶達は十字砲火を放った!
メタはスタントラップを設置した
ミス!メタはダメージを受けない!
結晶達は十字砲火を放った!
スタントラップが作動した!
ミス!メタはダメージを受けない!
炎の結晶達に平均23のダメージ!
ミス!メタはダメージを受けない!
炎の結晶達達は身体がしびれた!

メタ(ふー…)ポケー

メタはぼーっとしている!

メタ(…さて、周りはもはや何も見えませんが…少女さん達は上手くやっているでしょうか?)

ミス!メタはダメージを受けない!

メタ(しかし困りましたね…いつまでこうしていれば良いのでしょうか?)

メタはスタントラップを設置した!

メタ(…取り敢えず、念のため手持ちのスタントラップがなくなるまで粘ってみましょうか)

ミス!メタはダメージを受けない!

メタ(……キラキラしてて幻想的ですねぇ…)

スタントラップが作動した!

―――――
458 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/08/21(火) 19:34:28.15 ID:+5NaFxDDO

少女(……っ)ソローッ

ベス(どうやらまだ気付かれてねぇみてえだな…ソローッ

スラ(メタが頑張ってくれてるんだね…)ソローッ

少女(扉まであと半分位かな?このままバレないといいんだけど…)ソローッ

ベス(そこはメタを信じようぜ、大事な局面でアイツがしくじる訳ねぇだろ?)ソローッ

スラ(し、少女!前、前!)

なんと、前方から氷の結晶の流れ弾が飛んできた!

少女(!?かっ隔壁β!)

隔壁は流れ弾を防いだ!
結晶達の一部が魔力を感知した!炎の結晶が現れた!
氷の結晶が現れた!
雷の結晶が現れた!

少女(ご、ごめん!つい…!)

ベス(今は謝ってる場合じゃねぇ!扉まで走るぞ!)ダッ!!

少女(う、うん!)

スラ(ひー)

―――――
459 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/08/21(火) 19:35:00.86 ID:+5NaFxDDO

ミス!メタはダメージを受けない!

メタ(ふはははは!温い温い!そんな攻撃で我に傷を負わせることができると思っておるのか!!)ドーン!

ミス!メタはダメージを受けない!
結晶達は十字砲火を放った!
ミス!メタはダメージを受けない!

メタ(ふぅ…い、意外と楽しいものですね…!)ツヤツヤ

―――――

炎の結晶の火球β!
ベスに139のダメージ!

ベス(グッ!?)

スラ(治療β!)

なんと、ベスの傷が快復した!

氷の結晶の凍結β!

ベス(甘ぇんだよっ!炎打β!)

なんと、凍結βと炎打βが相殺した!

雷の結晶の落雷β!

少女(ああもういいよね!隔壁β!)

隔壁が落雷βを防いだ!

結晶達が少女達の魔力を感知した!
大量の結晶達が襲いかかってきた!

460 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/08/21(火) 19:37:02.00 ID:+5NaFxDDO
ベス(お、おいこれマズイぞ!!)

スラ(いっぱいきたよー!)

少女(い、一度外に出よう!転移α!)

しかし、強力な魔力の壁に弾かれてしまった!

少女(ッ!?)

ベス(おいおいおいおいよりにもよってなんで今失敗するんだ!?)

少女(いつのまにか魔王城の周りに凄く強い魔力が張られてるんだよ!)

スラ(か、完全に囲まれちゃったよー!)

ベス(ああくそ…ここまでなのか…!?)

少女(そ、外に出られないなら…せめてどこか…!あぁあもうヤケだよ!集まって、一か八か上に飛ぶよ!)

ベス(お、おう!どうせ死ぬならいしのなかにいる上等だ!)

結晶達は十字砲火を放った!

スラ(は、はやく!)

少女(分かってる!転移β!!!)

461 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/08/21(火) 19:37:38.36 ID:+5NaFxDDO
〜遺跡町 魔王城 二階廊下 謁見の間前〜

勇者「……!」

戦士「……っ!」

魔使「……」

僧侶「ッ……」

勇者「コノ先に…魔王がイル…!」

戦士「アァ、俺デも分かるゼ…凄ェ気迫だ…!」

魔使「こんなノ…モシカしたラ…勝てナイかも…」

僧侶「イエ、私達四人の力を合わせレバ、キット勝機が見えてクルはずデスよ…!」

戦士「ったく…ラシクねぇコト言ってンジャねぇ、お前はイツモ通りデケェ口叩いて固定砲台ヤッてりゃイインだ」

魔使「ゴメン…うん、ソウだね、ラシクなかっタ、サッさと倒して帰ロウ!」

勇者「アァ、大丈夫だ、俺達ガ勝テナい訳がナイ、明日には俺達ハ伝説ノ英雄ニなっテルだろう、人間の未来ハ俺達が守る!行くぞ、最後ノ決戦ダ!!」

戦士 魔使 僧侶「「「おーーッ!!!」」」
462 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/08/21(火) 19:39:04.25 ID:+5NaFxDDO
おかげさまで中断の書は一周年!
なんとスローペース、そして遅れて申し訳ない
では、また
463 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/21(火) 19:52:51.24 ID:ykVs9wNIO
おつ
464 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/21(火) 20:22:23.04 ID:80VGHjHIO
465 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]:2012/08/22(水) 17:05:38.47 ID:AY3T4NmXo
乙!盛り上がって参りました!
466 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/06(木) 00:20:38.70 ID:PaL/12QDO
>>1です生存報告
多忙ということ以外何も言えず申し訳ない、忘れた頃に覗いてくれたら幸いだ
では、また
467 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2012/09/06(木) 07:16:41.88 ID:cf7X9F4ao
待ってる
468 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/09/12(水) 22:49:56.91 ID:dH3YiwoDO
〜遺跡町 魔王城 二階廊下〜

ヴゥン…ドサドサッ!!

少女「っあぅ、ぁ痛たた…」

ベス(ハハ、ここが天国…って訳じゃどうやらなさそうだな、あーマジで死ぬかと思ったぜ…)

スラ(そう言えばメタおいてきちゃったけど大丈夫かな?)

ベス(だーからアイツは大丈夫だ、一年放っといたってツヤツヤだろーさ、何たってメタルボデーってのらしいからな!よく分からんが!)

少女(あぁうん、メタなら心配は要らないよね、それよりちょっとここで休んでこうよ、この辺りには結晶は居ないみたいだしもしかしたらメタとも合流出来るかも…それに何よりへとへとだよ、ホントにもうダメかと思ったんだから…)

469 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/09/12(水) 22:50:30.79 ID:dH3YiwoDO
ベス(しかし少女が言った魔力の壁…だったか?って何なんだ一体)

スラ(よくわからないけどボク達が魔王城に入る前にはそんなのなかったよね?)

少女(うん、確かに魔力は強かったけど精々転移が少しずれるだけだった、でもさっきの転移では大体の方角を指定するのが限界だったよ、結晶達に囲まれてたのを考えにいれても、絶対におかしい…)

ベス(あーちょっと待て、ってこたぁアレか、俺達は今頃天井近くからまっ逆さましてペシャンコになっててもいしのなかでロストしててもおかしくなかったってのか…?)

少女(ま、まあそうなるね…?)

スラ(ラッキーだったねー!)

ベス(……)

470 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/09/12(水) 22:51:03.78 ID:dH3YiwoDO
〜遺跡町 魔王城 エントランス〜

結晶達は十字砲火を放った!

結晶達は十字砲火を放った!

ミス!メタはダメージを受けない!

メタ(フゥーハハハァ!…さて、あれから結構経ちますしトラップも一つを残して使いきりました、ごっこ遊びはやめにして私もそろそろ少女さん達と合流しましょうか…)ツヤツヤツヤツヤ

ミス!メタはダメージを受けない!

メタは扉の方向に見当をつけて走り出した!

メタ(……?今まで結晶達に囲まれてて気付きませんでしたがこの異様な魔力は一体…?嫌な予感がしますね、一刻も早く合流しなければ…)タタタタ

471 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/09/12(水) 22:51:33.65 ID:dH3YiwoDO
〜遺跡町 メインストリート〜

ザワザワ…ザワザワ…!

「お、おいアレ……!」

「どうなってるのよ一体…!」

「おぉ…くわばらくわばら……」

なんと、魔王が禍々しい魔力に包まれていく!

保安官A「ま、魔王城が…!」

保安官B「おい、何グズグスしてるんだ!上からの指示を待ってる暇はねぇ、今すぐ市民を魔王城から出来る限り遠くに避難させるんだ!」

保安官A「あ、あぁ分かった!だが人員が全然足りないな…!俺はすぐに応援を呼ぶ!お前はこの辺りの避難を済ませてから本部へ行ってくれ!」

保安官B「分かってる、お前が仕切るなっての!ったく…!」

472 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/09/12(水) 22:52:07.97 ID:dH3YiwoDO
〜遺跡町 魔王城 謁見の間〜

男(………)

男は玉座で寛いでいる!

男「やっぱたまにはこうやって休み取らないとな、仕事って肩書きだけで疲れてくるもんだ」

男「しかしさっきよりヤバそうな魔力が濃くなってるな、勇者関係なしにヤバいんじゃないかコレ?」

ゴゴゴゴ…!!

突然、正面の扉がゆっくりと開いた…!

男「!!」ゴクリ…

勇者一行「「「「……!」」」」

勇者「貴様が…魔王…!」

男「(落ち着け…さっき練習した通りにすればいい…)ククク…ここまで辿り着けたことは褒めてやろう勇者よ…褒美として貴様らのその命、我が直々に刈り取ってくれよう…!」

勇者「俺達にハ仲間ガいる!守るベキ場所がアる!帰リをマッテいる人々がイル!俺達は皆ノ希望だ、だカラ負けらレナいんダ!!」

男「クク…クハハハハ!良いだろう、矮小な人間共のその下らない希望とやら、我が剣(保安官制式両剣+99)の錆にしてくれるわ!!(よし決まった!)」

勇者が現れた!
戦士が現れた!
魔法使いが現れた!
僧侶が現れた!

473 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/09/12(水) 22:52:33.98 ID:dH3YiwoDO
〜遺跡町 魔王城 大階段〜

メタ(……)

メタ(少女さん達が見当たりませんね…)

メタは辺りを歩き回っている!

メタ(時間は十分取りましたし上手く誘導は出来ていたと思うのですが…)

メタ(何か問題が発生して外へ引き返したのでしょうか…?とにかく一旦外へ出てみましょう)

〜遺跡町 魔王城 エントランス〜

結晶達は十字砲火を放った!

結晶達は十字砲火を放った!

ミス!メタはダメージを受けない!

メタ(この扉ですね…それっ!)

結晶達は十字砲火を放った!

メタは扉を力の限り押した!

ミス!メタはダメージを受けない!

なんと扉の向こうには禍々しい魔力が渦巻いていた!

メタ(こ、これは…!?)

ミス!メタはダメージを受けない!

メタ(この魔力は…いくらメタルボディーの私でもこの魔力に触れればただでは済まなさそうですね…少女さん達の無事を信じて先へ進むしか道はありませんか…)

結晶達は十字砲火を放った!

メタは来た道を引き返した!

ミス!メタはダメージを受けない!

474 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/09/12(水) 22:53:01.16 ID:dH3YiwoDO
〜遺跡町 魔王城 謁見の間〜

勇者「行クぞ、戦士!」

戦士「オう!おおオオオらぁあァァ!!」

勇者の炎打β!勇者の剣が炎を纏った!戦士の強打γ!

男は戦士の攻撃を受け流し、勇者の剣を受け止めた!

男(前衛二人の息はピッタリだな、まぁ先ずはリーダーに消えてもらおう、氷打Ω)

男の剣が絶対零度の冷気を纏った!

勇者「!?ホ、炎が…!」

なんと、勇者の剣がみるみるうちに凍りついていく!

強烈な冷気が勇者を襲う!勇者に120のダメージ!

戦士「勇者!っこノやr男「邪魔だ」ガハッ!?」

男は斬りかかってきた戦士を蹴り飛ばした!戦士に69のダメージ!

勇者の剣は更に凍りついていk魔使「ソウはいカナいヨ!火球γ!」

火球が氷を僅かに溶かした!勇者はその場から飛び退いた!

僧侶「治療γ!治療β!聖域γ!」

なんと、勇者達の傷が快復した!
僧侶は勇者達の周りに聖域を作り出した!

475 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/09/12(水) 22:53:36.12 ID:dH3YiwoDO
男(やっぱり四対一じゃ不利か…それにコイツら思っていた以上に息があってやがる、多少危険は伴うが先ずは回復役から潰した方がいいか…)

男は勇者達をじっと睨み付けた!

勇者「クッ…流石ハ魔王、今までトハ桁違いノ強さだ…!」

戦士「二人ガカりでモ全く歯が立タネぇとはナ、正直少しナメてたぜ…!」

魔使「Ω…?何なのアレ、あんナノどの本ニも載っテナカったよ…」

僧侶「そ、ソウだ勇者様!今コそアノ魔法を使う時ナノでは…!?」ボソボソ

勇者「アノ…?ああ、イツか覚えたMPダケ無駄に消費スル奴か…」ボソボソ

戦士「確かニ誰かガ闇を云々トカ言ってタナ…」ボソボソ

魔使「ジャあ前衛は戦士一人に任せタヨ!」

戦士「えッ」

僧侶「蘇生はオ任せ下さイ!」

戦士「ですヨネー…」

男「ボソボソしてても意外と聞こえることってあるよな、闇を云々…つまり魔王に対抗出来る何かってことか、何かは知らんが警戒した方が良さそうだ」

男は賢者のキャラメルを食べた!男のMPが70回復した!

476 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/09/12(水) 22:54:06.31 ID:dH3YiwoDO
戦士「えエイ、もうドウとでモナレ!ウオラああぁ!!」ダダダダ!!

男(さっきよりも僧侶の周りを固めてきたか…仕方ない、戦士を一旦灰にしておこう、時間稼ぎにはなる筈だ、炎打Ω)

男の剣が灼熱の溶岩を纏った!

勇者「サア、頼むぞ!陽光β!」

勇者から発せられた一筋の光が魔の薄闇を貫く!

男「うおっまぶしっ!?」

男は目がくらんだ!

戦士「!すげェ、効いテルぞ!!今だ、うおラァアァぁ!!」

戦士の強打γ!男に521のダメージ!

男「しまっ…!ゴハッ!!」

戦士「うしッ!モウ一丁!」

戦士の攻撃!

男「うおっあぶなっ!」

男はひらりと身をかわした!
男はその場から飛び退いた!

男(どんな手を使って来るかと思ったがまさか目眩ましとは…これがタンス漁り勇者の所業って奴か…いててて……)

男(あー、これは少しマズいかもな…クソ、こうなりゃ一か八かでアレを使うしかないか…消費重すぎるんだよなアレ、いや強いけどさアレ…)

〜遺跡町 魔王城 二階廊下〜

スラ ベス((Zzz……))

少女(Zz…ぅ……いけない…僕が寝ちゃったら…危ない…かも……だけど……Zzz…)
477 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/09/12(水) 22:55:05.22 ID:dH3YiwoDO
中談の書をば
遅れて本当に申し訳ない
では、また
478 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/12(水) 23:14:47.56 ID:sObORhIDO
乙!!

寝てるとかワロロンwww
479 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北陸地方) :2012/09/12(水) 23:15:22.81 ID:gyBO6x5AO
まとめに載ったら赤にしてくれよな
480 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/13(木) 09:21:49.63 ID:qMkhCpKDO
いつまで少女なん?
481 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/13(木) 10:33:27.08 ID:bYwER6nIO
482 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/09/29(土) 22:03:51.63 ID:jXWSoCdDO
〜遺跡町 魔王城 謁見の間〜

男(さて、えーと…)

男「ククク…少しは出来る様だな勇者よ、だが貴様らを待つのは永久の闇のみ、我を本気にさせたこと、深く後悔するがいい!(うーん80点)」

勇者「っ!来るゾ!」

男(研磨…普通なら武器に一瞬だけかけて手入れする為のものだが…まぁうん、そりゃ消費重いわな)

男「スウゥ…ハァー……研磨、Ω!!」ダッ!!

男の持つ剣が溢れ出る魔力によって研ぎ澄まされる!
保安官制式両剣は全てを切り裂く刃になった!
剣が纏った溶岩は全てを切り裂く刃になった!

戦士「ッ!ユ、勇者さッキのヲもウ一度頼む!」

勇者「アァ、任せロ!魔法使いも撃っテクれ、サッキまでトは桁違いダぞ!」

魔使「エぇ、任せテ!竜巻γ!」

男「あーもう、纏めて焼いてしまえ!飛刃、Ωッ!」

研ぎ澄まされた男の剣から無数の輝く刃が繰り出される!

483 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/09/29(土) 22:04:20.41 ID:jXWSoCdDO
勇者「!?皆伏せロ!!陽光β!」

勇者は一筋の光を放った!

僧侶「大丈夫デス!聖域γ!!」

僧侶は勇者達の前に聖域を作り出した!

輝く刃が竜巻を切り刻んだ!

魔使「そ、ソンな…っ!」

聖域が輝く刃を打ち消した!
輝く刃が聖域を貫通した!聖域は跡形もなく消え去った!

僧侶「!?まサk」

無数の輝く刃が勇者達を襲う!

戦士に784のダメージ!戦士の根性γが発動!戦士は持ちこたえた!
勇者達の背後の壁はくだけちった!
僧侶に839のダメージ!僧侶を倒した!
戦士に772のダメージ!戦士はくだけちった!

男「ぐっまぶしっ!またかよクソッ!」

男の目がくらんだ!

勇者達の背後の壁は更にくだけちった!
勇者達の手前の床はくだけちった!
勇者に801のダメージ!勇者を倒した!
魔王城の天井が崩落した!魔法使いに196のダメージ!辺りは土煙に包まれた!

484 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/09/29(土) 22:05:04.59 ID:jXWSoCdDO
男「っふぅ、やったか…!?」

男は研磨Ωを解除した!
男は炎打Ωを解除した!

〜時間巻戻〜

〜遺跡町 魔王城 二階廊下〜

メタ(二階まで上ってきましたが見当たりませんね、少女さん達…)テクテク

メタ(あぁ、まさか独りでいることがこんなにも心細いとは…!)テクテク

メタ(…ん?あの人影は……まさか…!)ダッ!!

メタは廊下の隅でぐったりしている人影に駆け寄った!

メタ(ああ…!やっぱり…!少女さん!スラさん、ベス…!しっかりしてください!大丈夫ですか!?)

メタ(そうだ、確か鞄の中に薬草が…)

少女 スラ ベス(((Zzz……)))

メタ(……)ペチーン!!

メタは少女達をたたき起こした!

485 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/09/29(土) 22:05:33.43 ID:jXWSoCdDO
ベス(ん…?おぅメタか、やっぱり無事だったか、流石だな)

スラ(んー、後5分…)

少女(んぅ…いけない、寝ちゃってたかも……あ、メタ、やっと合流できたね、良かった…)

メタ(まさかこんな所で寝ていたとは…わたしがどれだけ心配したと思っているのですか!)

ベス(あー待て待て落ち着け、そう怒るなよ、こっちも結構大変だったんだぜ…)

〜かくかくしかじか〜

メタ(…成る程、そんなことが…私の誘導が不十分だったのでしょうか…)

スラ(Zzz…)

少女(ううん、あんなことメタ以外には出来なかったよ、ありがとね…!)

ベス(さて、パーティも揃ったことだし、行動再開といくか!)

メタ(ああ、ちょっと待って下さい、実は魔王城の入り口に魔r)

ドオオオォォォォン!!!!ズガアアアアァァァァァン!!!!!!

一同((((!!?!?))))

メタ(な、なんですか今の!?)

ベス(知るか!俺に聞くなっつーの!)

スラ(すっごくビックリしたよ!!)

少女(あっちから聞こえてきたよ!何だか土煙も立ってるし…)

メタ(少し様子を見てみましょう…!)

486 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/09/29(土) 22:06:57.09 ID:jXWSoCdDO
〜遺跡町 魔王城 謁見の間〜

辺りは土煙に包まれている!

魔使「ッ!はぁ、ハァ…生きテル…?アタシ、マダ生きテル……!」

魔使「ソ、そうダ、コウいう時は先ず僧侶ヲ……アア、いたいタ」

魔法使いは世界樹の葉を僧侶にねじ込んだ!

―――――

男(この土煙が晴れたとき、死に損ないは果たしているのか…)

男(クソ、こういう時に探知が出来ないのはもどかしいな…)

男(まぁ落ち着いて、念のためHPとMPを補給しとこう)

男は鞄の中の道具を手当たり次第に口の中へ放り込んだ!

―――――

勇者達は瓦礫の裏に隠れている!

僧侶「フぅ、ナンとか立て直セマシたね…」

魔使「もうホント駄目かと思ったヨ…」

勇者「あァ、一歩間違えば全滅だっタ、ダガ俺達はまだ生きテイル」

戦士「生きテタ所で何ニなるッテんだ畜生!もうイッペンさっきノヤツやらレテミろ、今度こそ間違いナク全滅ダぞ…!」

勇者「ココで諦めたラそれコソおしマイだ、打開策はキットある…!」

僧侶「ソウですよ…!私達ハ人類の最後ノ希望ナンです!絶対に負ケテはイケないんデス!」

魔使「ソウは言ってモ!…アァもう知らナイ!アイツのキチガイ魔力さえ無ければイイのニネ!モウどうにでモナ〜れ、封魔γ!」

―――――
487 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/09/29(土) 22:07:22.63 ID:jXWSoCdDO

男「さて、回復完了っと…もし奴らが生きてるとすればあの瓦礫の裏か…そういや有休明日までだったよな…面倒だ、纏めて吹き飛ばして帰るか…」

男「ああ、割とマズいんだっけか?ココ壊しちゃあ…もういい、バックレよう、もう少し壊しちゃっても一緒だよな、うん、炎打Ω」

男の剣が光り輝く溶岩を纏った!

男「こんな気分の悪い所とはおさらばだ、飛刃Ω!」

男の魔力が封じ込められた!

男は飛刃Ωを放った!しかし、何も起こらなかった

剣に纏った光り輝く溶岩が消え去った!

男「ん?」

―――――
488 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/09/29(土) 22:07:57.50 ID:jXWSoCdDO

男の魔力を封じ込めた!

勇者一行「「「「エっ」」」」

魔使「ヤケだったノニ…」

戦士「マジかよ」

僧侶「効きマシタね」

魔使「効いちゃッタね」

勇者「ほらアッた打開策」

戦士「勝てルナこれ」

僧侶「イケますネ」

勇者「ヨシ、行こう!」

勇者以外「「「お、オう…!」」」

―――――

男「クソッ!魔封じか…!」

勇者が飛び出してきた!
戦士が飛び出してきた!
魔法使いが飛び出してきた!
僧侶が飛び出してきた!

男「チッ、やっぱり生きてやがった…油断しすぎたか…!」

勇者「魔王!覚悟!!」ダッ!!

男「くっ…!(さあどうする俺?魔封じが解除されるまで戦っても恐らく持たない、ならいっそ逃げd…いやだめだ、俺が侵入した穴は得体の知れない魔力で塞がっている、一階のエントランスには結晶共がうようよ…壁を破壊するのも魔力がなきゃあままならない…ならこうしよう、城の中を逃げ回り魔封じの解除を待つ…!無様だがこの際仕方がない!)」

489 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/09/29(土) 22:08:42.51 ID:jXWSoCdDO
戦士「ヘッ!ぼ、ボーっとシやがッテ!魔力無しジャ何も出来ネェか!」

戦士の強打γ!

勇者「今だ、陽光β!」

男「ったく、大振りの力馬鹿にワンパターン野郎…同じ手は何度も食わねぇよ!」

男は戦士の脇を通りすぎ剣の腹で光を反射させた!

戦士「チッ、魔王の癖にスバシっこいナ!」

勇者「なっ、反射サセタ…だと!?」

勇者の目がくらんだ!

魔使「チょ、コッチきたよ!」

男は魔法使いに斬りかかった!

僧侶「サセマせんよ!聖域γ!」

魔法使いを聖域が包んだ!

男「よし、かかったな」ニヤリ

しかし、男は魔法使いの側を走り抜けた!

僧侶「す、素通リ!?」

魔使「もしカシテ逃げる気ジャ!ソウハさせないヨ!W詠唱、火火球球γγ!!」

男「流石、感づくのがお早い…!アブネっ!」

男はひらりと身をかわした!男はひらりと身をかわした!

魔使「まだマダ!W詠唱、竜落巻雷γγ!!」

男「まだやるかしつこいな!…うぉ!?しまっ…!」

男はひらりと身をかわした!しかし風に足をとられてしまった!

男の頭上に黒い雲が形成される!

魔法使いの落雷γ!しかし、銀色の影が男の頭上を掠めた!
490 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/09/29(土) 22:09:19.06 ID:jXWSoCdDO
遅刻の書
度々遅れて申し訳ない
では、また
491 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/29(土) 23:41:03.96 ID:keZeeklIO
おつ
男の目的が気になる
492 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県) [sage]:2012/09/30(日) 00:23:12.67 ID:HvUU4VZ50
493 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2012/09/30(日) 10:42:28.62 ID:eT3cq7ANo
494 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/16(火) 20:03:31.24 ID:UDHUV7ZDO
>>1生存報告
こちらの事情により当分更新出来そうにない
もし、またいつかここが上がっているのを見かけた時、スレをクリックしてくれたら幸いだ
では、またいつか
495 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/17(水) 23:08:49.35 ID:kmPp4WTDO
なん…だと…
496 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2012/11/05(月) 21:51:25.10 ID:eVEKqGxF0
保守
497 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/11/05(月) 22:43:59.77 ID:Tc2Gg7d0o
     ...| ̄ ̄ | < 続きはまだかね?
   /:::|  ___|       ∧∧    ∧∧
  /::::_|___|_    ( 。_。).  ( 。_。)
  ||:::::::( ・∀・)     /<▽>  /<▽>
  ||::/ <ヽ∞/>\   |::::::;;;;::/  |::::::;;;;::/
  ||::|   <ヽ/>.- |  |:と),__」   |:と),__」
_..||::|   o  o ...|_ξ|:::::::::|    .|::::::::|
\  \__(久)__/_\::::::|    |:::::::|
.||.i\        、__ノフ \|    |:::::::|
.||ヽ .i\ _ __ ____ __ _.\   |::::::|
.|| ゙ヽ i    ハ i ハ i ハ i ハ |  し'_つ
.||   ゙|i〜^~^〜^~^〜^~^〜
498 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/21(水) 16:38:20.30 ID:hff2QR9DO
マダー?
499 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/07(金) 14:50:44.47 ID:laVsixSIO
続きマダー

そろそろヤバいage
500 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/07(金) 14:56:54.73 ID:u9zULqNao
     ...| ̄ ̄ | < 続きはまだかね?
   /:::|  ___|       ∧∧    ∧∧
  /::::_|___|_    ( 。_。).  ( 。_。)
  ||:::::::( ・∀・)     /<▽>  /<▽>
  ||::/ <ヽ∞/>\   |::::::;;;;::/  |::::::;;;;::/
  ||::|   <ヽ/>.- |  |:と),__」   |:と),__」
_..||::|   o  o ...|_ξ|:::::::::|    .|::::::::|
\  \__(久)__/_\::::::|    |:::::::|
.||.i\        、__ノフ \|    |:::::::|
.||ヽ .i\ _ __ ____ __ _.\   |::::::|
.|| ゙ヽ i    ハ i ハ i ハ i ハ |  し'_つ
.||   ゙|i〜^~^〜^~^〜^~^〜
501 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/17(月) 16:35:27.42 ID:8Z3oojdYo
もう駄目だな
502 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/28(金) 00:41:03.93 ID:n9ai/trmo
続きー
342.01 KB   
VIP Service SS速報VIP 専用ブラウザ 検索 Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

荒巻@中の人 ★ VIP(Powered By VIP Service) read.cgi ver 2013/10/12 prev 2011/01/08 (Base By http://www.toshinari.net/ @Thanks!)
respop.js ver 01.0.4.0 2010/02/10 (by fla@Thanks!)