「ただのチンピラだよ。妹思いの、な」 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2011/09/11(日) 09:08:05.34 ID:lUOuC8/DO

初めてだからどうなるか解りません

1.5 ：荒巻＠管理人★(お知らせ) [Twitter]： ID:???

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2 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2011/09/11(日) 09:10:30.51 ID:lUOuC8/DO

書く前にひとつ聞かせて下さい

名前ってつけた方がいい？
それとも男とか女のほうがいい？

3 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2011/09/11(日) 09:13:57.95 ID:9dkuRSHyo

とっとと書け太郎

4 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2011/09/11(日) 09:17:46.52 ID:7ApLGU030

SSでは男女が一般的だね

5 ：>>3解ったょぅ >>4意見�dｸｽ [saga]：2011/09/11(日) 09:25:36.71 ID:lUOuC8/DO

あ、あと即興で携帯だから遅いのでご承知おきを

―――とある女学園

ここは、女学園であって基本的に男子禁制である
だが、そんな場所に違和感のある一つの人影が

｢……………｣

その違和感のある影――彼の名前は男
ボタンを開け放した長ランにドカンと呼ばれる異様に太い制服のズボン
しかし最も奇妙なのはそんな一昔前の不良姿ではなく

彼の顔を覆う奇妙な形の仮面

｢なんですの。あの殿方｣
｢知らないですの？なんでもあの件に色々ある方らしいのですわ｣
｢まァ、あの件についてですの？｣

ひそひそひそひそひそひそ
ひそひそひそひそひそひそ
ひそひそひそひそひそひそ

男はそんな言葉達と珍獣を見るような視線を背中に
校長室を目指した

6 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2011/09/11(日) 09:45:43.36 ID:lUOuC8/DO

――女学園 校長室

？｢はい、どうぞ｣

ノックの音の後に校長室に入ってきたのは学ランに奇妙な仮面を合わせてきた奇妙な少年、男だ

？「あら、初めまして。私、校長と申します。以後、お見知りおきを」

男は校長を一瞥すると校長室を見渡した
賞状やトロフィーの飾ってある壁や棚
いかにも重役といった感じの木製の机
名前の解らない鑑賞用植物

だが男が探しているのはそんな物ではない

校長「理事長はこの場には居ませんよ」

男は鑑賞用植物を見ていた顔を校長に戻した

校長「失礼ですが急な用事が入ってしまいましてね。今は会えないとのことです」

男はそんな校長の言葉に舌打ちをし、気怠そうに校長の事を見下ろした

校長「それに、あの件の話は私一人でも出来ますので」

そう言って校長は応接用のソファーに座り変え、男に座るように進めた
男はため息をつきながらもソファーにすわった

7 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2011/09/11(日) 10:19:22.33 ID:lUOuC8/DO

校長「まずあの件についてこの資料を」

男は渡された書類を受け取り、一通り目を通した

校長「見ての通り、教卓が一つ破損しています。さらに生徒3名が腹部や腕に怪我をしました。放課後だったのが不幸中の幸いでしたね」

人が密集休み時間や授業中だったら
校長はそこまで言って言葉を止めた

男は資料を見ていた顔をあげ、校長を見た
その時の景色でも思い出したのだろうか、校長は表情には現れていないものの、怯えるように視線をテーブルに落とした

男はテーブルを指で、トントンとたたき、先を促すと校長はハッとなって｢すみません｣と言って続けた

校長「次に加害者ですが………こちらは説明不要ですね」

世界はその言葉に無言の返答をした

校長「では被害者について………」

そこで世界は資料を持って席を立った

校長「あっ、………部屋は………分かりますか？4号館の44号室ですですよ｣

世界はここでも無言を貫き通し、校長室を出て行った

8 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2011/09/11(日) 10:50:08.51 ID:lUOuC8/DO

――女学園 学生寮4号館44号室


男はドアに手を掛け、そこで止まった。
そして一呼吸おき、一気にドアを開けた

その瞬間何か飛んできた
とりあえず真横に蹴り飛ばし、飛んできた物を確認する
飛んできたのはパイプ椅子

男は暗い部屋を見渡し電気のスイッチを見つける
それを押して部屋を明るくする

そこにあったのは、
破壊の跡

生気の無い、空間
生気の無い、箱

足は無事だが台の部分が完全に粉砕されているテーブル
少し高そうなタンスは引き出しが全て壊され、更には右の側面は下の方に、左の側面には腰ほどの高さに、大きな穴が開いていた
ベッドは土台から毛布まで跡形も無く粉砕されていた
壁は所々えぐれ、白い壁紙は無残な形で所々剥がされていた
そんな中で唯一無事な｢存在｣が

？「う゛う゛う゛う゛………あ゛あ゛あ゛……」

目の前にうずくまっている
そして今回、男がこの学園に呼び出されたのはこの「存在」が理由だった

9 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2011/09/11(日) 13:06:18.71 ID:lUOuC8/DO

「う゛う゛う゛う゛………あ゛あ゛あ゛あ゛………」

「存在」は壊れたベッドの横で小さく丸まり、肩を震わせていた
そんな「存在」を見て、男はいたたまれなくなり、拳を強く握った
男は取り乱さないために一つ深呼吸をし、一歩「存在」へと踏み出した
「存在」はビクリと肩を震わせ、恐る恐るといった感じで顔を上げた
そして「存在」は男を見ると、

「なん……………で………………ッ！？」

か細い声で驚愕を口にした

10 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2011/09/11(日) 13:08:00.61 ID:lUOuC8/DO

微妙なところですが今夜はお仕事があるのでここまでにします

明日の朝とか昼に再開予定かも

11 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2011/09/12(月) 12:32:26.34 ID:BWTcHHGDO

来るって言っておいてこのレスで今日は終了の予感


「なん……………で………………ッ！？」

「存在」は男を驚愕の目で見た。その表情はさながら幽霊を見てしまった子供のようだった

しかし、いつまでも驚いてはいない。
「存在」は怯えた表情をしながらも男を睨んだ

？「何で…………………来たの…………………………」

男は答えない

？「大丈夫…………って………………言ったのに」

男は答えない

？「私は…………………大丈夫だから………………」

男は答えない

？「お願い……………だから……………放っといてよ」

男は―――

「 」

？「ッ！」

「存在」は男の言葉を聞いて、跳んだ
コマを飛ばしたかのような速さで立つと同時に男に向かって跳ぶ
そしてそのままの勢いで男の首に手を掛けて押し倒した

12 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]：2011/09/13(火) 11:05:55.13 ID:4FfqaDcgo

仮面のメイドガイがうかんだ

13 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]：2011/09/14(水) 04:43:20.86 ID:H1qMlo53o

書き溜めが可能なら10レスくらいまとめて投下してくれたほうが読んでる側としてはありがたい

14 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]：2011/09/15(木) 09:11:29.16 ID:5YBhdvrDO

休みッ！書かざるを得ないッ！
その前にレス返しをば

>>13
仮面ってだけでンな安直な
あれはアニメちょこっと見ただけで無いよう知らないけど

>>14
すみません…………
書き溜めが出来ない程度に忙しいんです………

15 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2011/09/15(木) 11:17:24.32 ID:5YBhdvrDO

？「なん、で、ッ！」

「存在」は手に力を込める
男を殺そうとするかのように、徐々に込める

？「なんでッ！そんなこと言うのッ！？やめてよ！」

「存在」の端麗な顔が怒りに歪む、黒く綺麗な髪が叫びに応じて乱れる

？「これはッ！私の問題だから！気にしないでよ！お願いだからッ！！」


？「謝らないでよぉ」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ


「存在」は男の胸に顔を埋めて子供のように泣いた
男はそんな「存在」をみて、胸を貸し、頭を撫でてあげることしか出来ない自分の無力さに、苛立ちを覚えざるを得なかった

16 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2011/09/15(木) 11:32:54.05 ID:5YBhdvrDO

あ、最後に【序章終了】って入れようとしたのに…………
そんな感じで少し無理矢理な感じで序章終了！
なんか本当に無理矢理な感じでごめんなさい…………


みてる人いるか知らないけど質問があったら受け付けたいとおもいまふ、はい

17 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2011/09/15(木) 12:15:30.60 ID:5YBhdvrDO

質問を待ちながら第一章を投下！
あと地の文が扱いづらかったので台詞形式にします



―――回想 学生寮4号館44号室

？『うっ、ﾋｯ、っ』ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

男『………落ち着いたか？』

？『ま、だ。む、無理』ﾌﾙﾌﾙ

男『………そうか』

？『無理、い、言って。ごめ、ﾋｯｸ、ごめんなさい』ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

男『………気にすんな』

？『ごめん、な、さい、ﾋｯｸﾞ』

18 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [saga]：2011/09/16(金) 17:48:11.53 ID:LtprDdYl0

細かい所でつまずく、そしてＰＣからちょっとだけ


？『ご、めん、な、さい』ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

男『………』ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

？『お、お兄、ちゃ、ん』ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

男『………なんだ』ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ



？『助け、て、く、ださ、い』ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ



男『………ああ、後は任せろ。だから』

？『』ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ


男『今はゆっくり寝ろ』

19 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [saga]：2011/09/16(金) 18:22:22.38 ID:LtprDdYl0

―――放課後　女学園　校門前

男（あいつ―――妹は言った、「助けて」と）

男（だが、どうすりゃいいんだ。妹を助けるにも情報が少ない）

男（もう少し詳細を知りたいが………）

？「あれ？男さん？」

男「ん？あ、お前」

？「あら、お前だなんて余所余所しい」



従妹「前みたいに従妹と呼んでくださいよ」



男「………はいはい」

従妹「で、男さん。こんなところで何を？」

男「……………」

従妹「そう、睨まないで下さいよ。解ってますから」

20 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [saga]：2011/09/16(金) 19:12:08.46 ID:LtprDdYl0

男「じゃあなんだ。オレが聞きたいことも解ってんな？」

従妹「ええ解ってますよ？ですが、」

男「……………」



従妹「私があの人の事大っ嫌いなのは知ってましたか？」



男「………ああ。うっすら、だけどな」

従妹「………そうですか」

男「それでも」

従妹「？」


男「オレにゃあ関係無ぇ、さっさと話しやがれ」


従妹「……………」ﾊｧ

従妹「確かにこういう台詞は言ってみたかったですけど」

男「あ？」

従妹「いいでしょう男さん教えてあげます」




従妹「情報が欲しければ私を倒してからにして下さい」


従妹「ただし負けたら、少なくとも私から情報を得ることを諦めてください」

21 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [saga]：2011/09/16(金) 19:37:38.13 ID:LtprDdYl0

入れ忘れ
×従妹「情報が欲しければ私を倒してからにして下さい」
○従妹「ただし、情報が欲しければ私を倒してからにして下さい」

22 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]：2011/09/16(金) 20:48:18.97 ID:Fffd7h580

タイトルで某リーマン忍者を想像したのは俺だけじゃないはず

23 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]：2011/10/26(水) 23:11:09.64 ID:m3zE8etDO

誰も見てないだろうけど生存報告

24 ：以下、あけまして [sage]：2012/01/04(水) 15:26:19.54 ID:k5hmtCUMo

過疎ってる・・・続きはいつかなっと