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フレンダ「あの子を護ってあげて・・・」介旅「おい!」 -
SS速報VIP 過去ログ倉庫
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1 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(大阪府)
:2011/09/22(木) 01:26:10.17 ID:NssDJJ340
殴られた俺の体は壁にたたきつけられた。
もちろん風紀委員はまだ来ない。あの役立たずどもが来るのは
いつも事件が終わったあとだ。
「おいおいたったこんだけかよ」
「お前の売りは何だ?答えらよほら!」
介旅「・・・・」
無視をしたことに腹が立ったのか顔に向けてまっすぐ足が飛んでくる。
しかし俺はよけない、よけられない。
1.5 :
荒巻@管理人★
(お知らせ)
[
Twitter
]: ID:???
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ぶらじる @ 2024/04/19(金) 19:24:04.53 ID:SNmmhSOho
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1713522243/
旅にでんちう @ 2024/04/17(水) 20:27:26.83 ID:/EdK+WCRO
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1713353246/
木曜の夜には誰もダイブせず @ 2024/04/17(水) 20:05:45.21 ID:iuZC4QbfO
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いろは「先輩、カフェがありますよ」【俺ガイル】 @ 2024/04/16(火) 23:54:11.88 ID:aOh6YfjJ0
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713279251/
【MHW】古代樹の森で人間を拾ったんだが【SS】 @ 2024/04/16(火) 23:28:13.15 ID:dNS54ToO0
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こんな恋愛がしたい 安部菜々編 @ 2024/04/15(月) 21:12:49.25 ID:HdnryJIo0
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713183168/
【安価・コンマ】力と魔法の支配する世界で【ファンタジー】Part2 @ 2024/04/14(日) 19:38:35.87 ID:kch9tJed0
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713091115/
アテム「実践レベルのデッキ?」 @ 2024/04/14(日) 19:11:43.81 ID:Ix0pR4FB0
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713089503/
2 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(大阪府)
:2011/09/22(木) 01:27:16.10 ID:NssDJJ340
ガンッ!
「無利息、無期限、無制限だろぉ、コラ!今お前は無制限のところが守れてねえだろが
!ああ!?」グリグリ
靴の裏が俺の鼻を抉った。紅い液体が鼻の奥からにじみ出てくる。
軽く悲鳴を上げたが、助けに来る者は誰もいない。
後ろの二人は俺の金を何に使うかを話し合って笑っている。
「おい、そろそろ風紀委員が来るぞ」
「大丈夫だって、あいつらが来るのは事件が起こった後、だろ?」
不覚にもこいつらに「まったくだ」と同意する俺がいた。
俺はあいつらが去った後もしばらく壁にもたれていた。
立ち上がろうと思えば立ち上がれたがそうしなかった。出来なかった。
3 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(大阪府)
:2011/09/22(木) 01:27:50.90 ID:NssDJJ340
風紀委員が来るのを待っていたのだ、被害届を出せば多少は金が返ってくる。
しかしいつまでたっても風紀委員は来ない。
介旅「クソが・・・!」
雨が降ってきた。メガネのレンズを雨粒がつたっていき、視界が歪んでいく。
それと同時に歪んだ感情が俺を包んでいく。
立ち上がり壁を殴りつける。不思議と傷みはあまり気にならない。
チクショウが
力が欲しい・・・!!
4 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(大阪府)
:2011/09/22(木) 01:29:03.30 ID:NssDJJ340
〜〜介旅宅〜〜
介旅「・・・」カタカタ
介旅「あいつら僕を馬鹿にしやがって・・・・・・」ブツブツ
タンッとエンタキ―をタッチする音が聞こえる。
やがてダウンロード完了を知らせる音が鳴った。
介旅「ククク、ハハァ!アヒャヒャヒャァーーーー!」
どす黒い感情をはらんだ音楽データが彼の音楽プレイヤーに入って行った。
5 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(大阪府)
:2011/09/22(木) 01:29:36.74 ID:NssDJJ340
少女は携帯で通話をしながら雨の中を走っていた。彼女はかなり切羽詰まっている様子で
携帯に向かって怒鳴っている。
「どこ?どこなの何でもっと事前に情報渡してくれない訳?」
「あら!ごめんね〜。こっちもできるだけ早く伝えようとしてるんだけど
なかなかできなくてね〜。あ、間違えたそこ左じゃなくて右ね。」
少女は方向転換をしながらギリッとを食いしばった。この女はわざとやっている。
こんな重要なことさえもぎりぎりにしか教えてくれなかった。
少女が走り蹴りあげられた大量の水滴が彼女の体を容赦なく濡らしていく。
自慢のブロンド髪もぐしょぐしょだ。しかし今はどうでもいい。
彼女の碧眼に焦りが見えた。
この狭い路地を抜ければ目的地のビルの狭間の暗い広場に出る。
6 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(大阪府)
:2011/09/22(木) 01:30:28.90 ID:NssDJJ340
そこにはひどい光景が広がっていた。大量の死体だった。この荒らされようからすると
予想通り高位能力者たちの仕業だろう。
「そんな、間に・・・合わなかった・・訳・・・?」
「ごめんね〜間に合わなかったの〜?」
「あんた・・・この任務をこなしたら十分な情報提供をしてくれるって言ってた訳よ・・・!?
なのに、結局・・・こんな」
少女は携帯に怒りをぶつけながら死体を一つ一つ確認していく中には顔も分からないほど
ひどい殺され方をされているものもあった。
少女の碧眼からこぼれた涙が雨と混じって頬を伝っていく。
7 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(大阪府)
:2011/09/22(木) 01:31:33.98 ID:NssDJJ340
「うっ、ひっく、どこ?どこなの?」
数十体の死体の中に目的の人物はいない。最悪の事態は免れた。
彼女は携帯を落とすとストンと膝から地面に崩れ落ちた。びしょびしょに濡れた自分の肩を
ギュっと抱きしめる。
携帯の女がさもおかしそうに言った。
「あ!諦めるのは早いわよ今金髪の女の子を抱えた男が車で逃げていったって情報が!」
携帯の女は笑いをこらえるのに必死なようだ。
「残念だったわね元気出してフレンダちゃん」
少女は頬に張り付いたブロンド髪を払うと涙をこぼしながら呟いた。
「いつになったら会える訳・・・?フレメア・・・」
8 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(大阪府)
:2011/09/22(木) 01:32:51.59 ID:NssDJJ340
呟いたのは最愛の妹の名前、ただでさえ必死で探していた妹がターゲットにされたことを知った
のは数日前だった。
彼女はそれまで懸命に与えられる任務をこなしてきた。任務成功と引き換えに
もらえる妹の情報を頼みの綱にして。
無能力者狩り、幼い妹が狩られるのはそう遠くない日だろう。
9 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(大阪府)
:2011/09/22(木) 01:36:30.78 ID:NssDJJ340
補足ですが介旅とは虚空爆破事件を起こしたメガネオタクです
基本フレンダが主人公でいきます。
10 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(関東地方)
[sage]:2011/09/22(木) 02:09:48.69 ID:RVe7BEa/0
ンダ旅だと……斬新すぎだろ期待
11 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(兵庫県)
[sage]:2011/09/22(木) 04:25:35.07 ID:ZgN5nrNio
フレンダと介旅のやつの続ききたと思ったけどちがった
でも期待するわ
12 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2011/09/22(木) 10:41:10.52 ID:ayc1LrZmo
旅ンダ……爆発物コンビか
しかしスレタイがフレンダの死亡フラグにしか見えない罠
13 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2011/09/22(木) 10:46:13.25 ID:WdVnS5DIO
これでSS速報2つ目の介旅スレが…
全力で支援せざるを得ないな
14 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2011/09/22(木) 12:49:05.84 ID:y+L5dJ410
ボマー2人か
期待
15 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(大阪府)
:2011/09/26(月) 02:26:37.76 ID:oWWkFPLg0
このファミレスでは四人の少女が集まっている。
彼女たちは見てくれこそいいが実際は普通ではない者たちばかりだ。
最年長とみられる茶髪の女は堂々とファミレスでコンビニで買ってきたシャケ弁を食べている。
マナーなどとは無縁の性格なのだろう。
その女が残りの三人に向けて言う。
「えっと、今回の任務のターゲットのことなんだけど、あんた達のケータイには送っといた
から確認しといてね―」
それぞれ三人の少女は内容を確認し終わると、小柄な少女は再び雑誌に目を落とし、
ジャージの少女は再び脱力して突っ伏した。
しかしいつもはサバ缶を食べている金髪の少女だけはなぜかいつもと違って
ジャージの少女よりも元気がなく机に伏している。
「それにしてもケータイ操作するのも面倒ね」
茶髪の女の愚痴に対して雑誌を読んだまま小柄な少女が答える。
「ドリンクバーもですよ!いちいち取りに行くの超めんどくさいです。」
「むぎの達にパシリにされる。そんな見知らぬ誰かを私は応援してる」
ジャージの少女のその呟きに茶髪の女が、おお!感嘆の声を上げる。
「いいわね!下部組織からパシリを選べばいいのよ!」
「やっぱり、むぎのは怖い」
そのジャージの少女の言葉に茶髪の少女は突っ込みを入れる。
「私は麦野をそんな方向に導く滝壺さんのほうが超怖いです」
16 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(大阪府)
:2011/09/26(月) 02:27:43.78 ID:oWWkFPLg0
いつもとは違って話題にも入らず机に伏している金髪の少女。
しかしサバ缶が食べたくない訳ではないらしく無意識に彼女の右腕のフォークは
サバをツンツンとつついている。
「まあ今回もそんなに難しい任務じゃないからまあそこんとこよろしくね。んじゃ今日は
そろそろ解散ってことで」
「それより麦野、フレンダの様子が超おかしくありません?」
「んん?確かにそうね、いつもならあたしに抱きついてくるころなのに」
そう言い終わると、女、麦野沈理はまたシャケを口に運ぶ、そして
ごはんがパサパサしてるわね、と少し顔をしかめるとこう続けた。
麦野「フレンダ、あんた人の話聞いてた?どうしたのよ?」
フレンダ「麦野・・・、あたしのこと心配してくれる訳?」
フレンダが今日になって初めてまともな反応を見せた。
麦野「まあ、任務に支障がでたら困るのはこっちだからね」
絹旗「やっぱり今日のフレンダは変です。いつもなら『フンフ〜ン♪結局〜フンフ〜ンな訳よ〜♪』とか、変な歌を歌っているはずです」
滝壺「私と同じキャラを狙ってるようなふれんだは応援できない」
普段の麦野なら心配をする言葉は出てこないだろう、
逆に「任務で失敗したらブチコロシ確定だからね」と無理にでも渇を入れるはずだ。
しかしいつもとは違いすぎるフレンダの様子に少し麦野はためらっているようだ。
17 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(大阪府)
:2011/09/26(月) 02:28:23.59 ID:oWWkFPLg0
フレンダ「あのね麦野・・・・」
麦野「・・・うん」
するといきなり机に伏せていたフレンダが麦野に抱き付いた。
麦野「あ?」
フレンダ「結局!麦野があたしを慰めてくれたらいい訳よ!」
満面の笑みで抱き付いたフレンダだったが小刻みに震える麦野にハッとする。
フレンダ「麦野・・・もしかして怒ってる?」
麦野「フレンダ・・・」
フレンダ「はい」
そう返事をしたフレンダだったが絹旗に腕を引っ張られる。
絹旗「超馬鹿ですか!早くここを離れないと!」
絹旗がその小柄な肩越しに見た物、それはユラユラと殺気を立ち上らせる麦野だった。
麦野「ブ・チ・コ・ロ・シ・か・く・て・い・ね」
絹旗に引きづられている滝壺は絹旗と並んで走っているフレンダにをじっと見る。
この状況でも眠たそうな彼女だが心底不満げにこう言った
滝壺「むぎのをいつも怒らせる、私はそんなふれんだは応援できない・・・・!!」
幾筋もの光がファミレスの屋根を突き破りやがて大きな光の渦がこのファミレスを
地図の上から消し去った。
18 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2011/10/29(土) 19:55:48.89 ID:llLA0+BSO
力尽きるの早いよ!
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[ Aramaki★
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