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キャーリサ「明日も、大好きな彼と」 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2011/10/04(火) 21:41:04.91 ID:wSSiwEAO0

「寒くなってきたなぁ……」


すれ違う学生たちの服装を横眼で流しながら、一介の男子高校生、上条当麻はそう呟いた。
季節の移り変わりというのは年々早くなっていくように思えると、些か達観した考えを抱きながら街道を歩く。


「……」


学園都市というのは、超能力だとか、世界最高レベルの科学力だとか、聞く分には華やかなのだが。
実際には学生の街と言う理由で商店街などが早く閉まる分、冬の静けさは他の追随を許さないほどに寂しいものである。


「あっ!!…………今日の買い物、してねぇんだった!!」


上条当麻は本来、禁書目録という英国人のシスターと二人暮らしである。
しかし、シスターと呼ぶには少し年齢が幼過ぎると思われる彼女も、今は遠く離れた学校へ通う友人宅へと長期間行ってしまっている。


「……っと思ったけど……。俺一人が食べる分は確かあった気がする」


「いやぁ、暴飲暴食シスターさんがいないと楽だなぁ!!はははは!!ははははははは!!…………ははは……」


既に11月半ば。暦上では冬季という季節に入ってから既に一月以上が経つ現在、一人身というのはとても物寂しさを感じるのだ。
肌寒さと人恋しさ。二つが相まって、多少の強がりですらまともに吐くことができない。


「……帰ろう」


周囲を素直に見渡してみると映るのは温かそうな格好をした男女のカップル、カップル、カップル。
毎年毎年、この季節にはジリ貧になってしまう人種が沢山いるものである。

上条当麻もその一人で。今年も傍らに誰もいない冬を寂しく越そうとそう決意した。








「なーにをそんな腑抜けた顔をしているし……」







その時。




彼のそんな幻想は、一番大切な人の声と共に打ち破られるのである。





無機質な機械や住宅の蔓延る街中で、上条当麻の心に、一つだけ温かな光が灯った。
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■ 萌竜会 ■ @ 2025/06/20(金) 21:07:56.06 ID:9l741hD4o
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■ 萌竜会 ■ @ 2025/06/20(金) 21:07:18.78 ID:XCIH42NJo
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1750421238/

■ 萌竜会 ■ @ 2025/06/20(金) 21:06:42.32 ID:sMr/Yf+to
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1750421202/

■ 萌竜会 ■ @ 2025/06/20(金) 21:06:05.72 ID:A9RjOWcxo
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1750421165/

■ 萌竜会 ■ @ 2025/06/20(金) 21:05:29.13 ID:9l741hD4o
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■ 萌竜会 ■ @ 2025/06/20(金) 21:04:47.30 ID:XCIH42NJo
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■ 萌竜会 ■ @ 2025/06/20(金) 21:04:05.72 ID:sMr/Yf+to
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1750421045/

2 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2011/10/04(火) 21:45:05.17 ID:wSSiwEAO0
【!基本事項!】

・キャーリサ様とイチャイチャします。

・もう矛盾とか何も気にしません。

・イベントは基本的に安価もしくは多数決です。

・ヴェントルートを、合間にちょくちょく入れるかもしれません。


それではじっくりゆっくり書いていきます。
3 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州) [sage]:2011/10/04(火) 21:51:40.98 ID:wQYilBhAO
>>1

おかえりいいいいい!!!!

キャーリサとのイチャラブを宜しく頼んだ!!

学校訪問も宜しく
4 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/10/04(火) 21:56:09.65 ID:3L0dQKuFo
ワッフルワッフル
5 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2011/10/04(火) 22:05:34.13 ID:wSSiwEAO0


上条「ただいま〜……っても誰もいないんだけどなぁ」


キャーリサ「……」


上条「…………?どうかしたのか?」


キャーリサ「……私は、お邪魔しますって言うのが、日本語として正しいの?」


上条「……あ〜……」


上条「それは、正しいんだけど、さ……」


キャーリサ「……?けど……?」


上条「……えーっと、俺はそれより……」


キャーリサ「?」


上条「た、『ただいま』って言って欲しいとは、思うんだけど……」


キャーリサ「……!」


上条「お、可笑しいかな?いや、普通はこういう時キャーリサの行ったことが正しいんですよ?」アセアセ


キャーリサ「……はは」クスッ


上条「え、えーと……」ショボン


キャーリサ「いやいや、すまないすまない。嬉しいのと、貴様が可愛いので、思わず笑ってしまったの」ナデナデ


上条「か、可愛いって……」


キャーリサ「……上条?」


上条「は、はいっ!」


キャーリサ「それでは、改めて言うし」


キャーリサ「……」スゥ







キャーリサ「………………………ただいま、当麻」


6 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2011/10/04(火) 23:11:02.16 ID:wSSiwEAO0
上条「さ、さぁどうぞ。狭い所でなんだけど……」


キャーリサ「あぁ、狭い。……私の城のトイレより遥かに」


上条「直球ですね!?」ガビーン


キャーリサ「本当のことなんだから仕方ないし……」ハァ


上条「そ、それはそうだけど……」ボソ


キャーリサ「……それでも、温かいよ。ここは」


キャーリサ「どこよりも、ね」


上条「……っ」カァ


上条「え、えと!!ささ、キャーリサも疲れただろ!?何か適当に見繕うから待っててくれ!」アセアセ


キャーリサ「……?私は別に」


上条「いいからいいから!ほらほら!」


キャーリサ「わ、分かったし……」


キャーリサ「(……何をそんなに慌てているのだろう?)」


上条「……」


上条「(ダメだ……顔が勝手にニヤけちまう……)」ニヤァ
7 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/05(水) 00:15:56.43 ID:MgzvrHh80
こっちもニヤけちまうようひひひひひ
8 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2011/10/05(水) 01:32:13.26 ID:XtWXZusB0
上条「と、ところでキャーリサ?」カチャカチャ


キャーリサ「んー?」


上条「何で急にその……戻ってこれたんだ?」カチャカチャ


キャーリサ「当麻に会いたいから」


上条「」パリーン


キャーリサ「ちょ、ちょっと大丈夫か?!」


上条「えっ、いやぁ、はははは。何か予想がいすぎたというか嬉しすぎたというか……」アセアセ


キャーリサ「……全く、変人具合は変わらんし」


上条「たはは……」カチャカチャ


キャーリサ「……まぁ、あの一件は落着したから。安心してくれていいし」


上条「……そっか」


キャーリサ「ま、事後教育というか……。処罰やら今後の方針やらを決定するのに時間がかかってしまっただけで」


キャーリサ「(……お母様に強制的に休みを設けられたことは、内緒にしておくべき……か)」


上条「俺も、さ」


キャーリサ「?」


上条「……キャーリサに会いたかった、から」カァァ


キャーリサ「っ!」


上条「(だ、だぁああ!何やってんだ!!!顔が弾ける!!)」


キャーリサ「……当麻…………」


上条「うわぁぁぁ……。…………へ?」


キャーリサ「本当に、私は君のこと……その」


キャーリサ「…………好きだから」クスッ
9 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2011/10/05(水) 02:00:43.99 ID:XtWXZusB0
上条「うー……あー……」


キャーリサ「ふふ、何をいまさらそんなに恥ずかしがることがあるし?」


上条「お、俺にはそんな耐性はないんだよ……」


上条「(初彼女が英国王女っていう人間も絶対俺だけだろ……)」カチャカチャ


キャーリサ「ふむぅ……」


上条「何をそんなに難しそうな顔を……。ほら、とりあえず」コト


キャーリサ「おおっ。上条の作ったご飯は久々だしっ!」キャハッ


上条「お城のに比べたら全然貧相で美味しくもない男飯だぜ?」


キャーリサ「料理に関しては日本の方が絶対においしいし!ホットドックとかっ!」フンス


上条「そ、そうなのか?」


キャーリサ「うむうむ♪それでは早速いただくし!」


上条「そうだな。覚める前に。いただきます!」


キャーリサ「いただきますっ!♪」
10 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/05(水) 08:05:02.59 ID:MgzvrHh80
これってなんかの続編?
11 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州) [sage]:2011/10/05(水) 10:40:26.31 ID:YvlZmE2AO
>>10


キャーリサ「ここが学園都市……なの」の続編
12 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟県) [sage]:2011/10/05(水) 11:04:45.82 ID:Tdh/mr6eo
うおっ!続編来てたのかよ期待
13 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2011/10/05(水) 12:57:37.34 ID:jfQft78x0
―――――――――――



キャーリサ「お腹が一杯だし……」フゥ


上条「テレビで見たばかりの料理だったけどやっぱり凄く腹の足しになるんだな……」


キャーリサ「白菜と豚肉がお鍋に敷き詰めてあって何かすっごく豪華な気がしたしっ」


上条「(白菜と豚肉で上機嫌になるお姫様……)」


キャーリサ「……はぁ。何かお腹一杯になったらちょっとだけ眠くなってきたし……」ファァ


上条「そうだなぁ。俺も少し眠たいかも……」ファァ


キャーリサ「でも、まだ寝ないしっ!」


上条「え?」


キャーリサ「当麻と話したいことは、積もるほどあるしっ!少しでも話しておかないといつまでたっても終わらないのっ」


上条「そんなにあるのでせうか?!」ガビーン
14 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2011/10/05(水) 13:02:19.54 ID:jfQft78x0
キャーリサ「当麻は、私と話すことはないの……?」ウルウル


上条「い、いや!そんなことは全くないですけれども!」アセアセ


キャーリサ「私のこと、もうどうでもいい……?」ウルウル


上条「そ、そんなことあるわけないだろ!?」


キャーリサ「……ほんと?」


上条「本当ですとも!」


キャーリサ「……それじゃあ、はい」バッ


上条「……はい?」


キャーリサ「……だっこ」


上条「!!い、いきなりですか!?」


キャーリサ「恋人同士が抱擁するのに前置きが必要なの……?」


上条「そんなことは、無いけども……!(心の準備がぁぁ)」


キャーリサ「ほら、……早くっ」


上条「(あぁもう!どうにでもなれ!)」ギュッ



15 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2011/10/05(水) 13:06:50.01 ID:jfQft78x0
キャーリサ「……ぁっ」


上条「へ、変な声を出しちゃダメだって……!」


キャーリサ「……だ、だって……」


上条「……(何でこんなに良い匂いするんだろ……。香水か何かなのかな……)」


キャーリサ「……当麻の懐は、あたたかい……」


上条「キャ、キャーリサも、すごくあったかいと思いますよ!」カチンコチン


キャーリサ「ぷっ、それは何だし」クスクス


上条「いや、あの!緊張してるから、その熱かったらごめんというか……!」アセアセ


キャーリサ「……だいじょーぶだしっ。すごく心地よいよい♪」ギュッ


上条「そ、そうですか……(俺もすごく気持ちいいですよっていったら変な風に聞こえかねない)」


16 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2011/10/05(水) 13:13:00.99 ID:jfQft78x0
キャーリサ「ねぇねぇっ。当麻っ!」


上条「ん?」


キャーリサ「私がいなくなってからのこと、聞かせてほしいなぁ?」


上条「え、えーと……キャーリサが帰ってからもう一年以上過ぎてるからなぁ」フム


上条「例えばどんなことが聞きたいんだ?遊びとか?流行?」


キャーリサ「それもいいんだけど……」


上条「けど?」


キャーリサ「御坂のこととかっ?」フフン


上条「ぶっ」


キャーリサ「あはは、何を噴き出すことがあるしっ」クスクス


上条「キャキャキャ、キャーリサさん!?知ってらっしゃるんでせうか!?」


キャーリサ「……?何のことだし?」


上条「…………その、俺が御坂に……その」


上条「こ、告白された話のこと」


キャーリサ「……」


キャーリサ「…………それは、詳しく教えてもらわないといけないし」


上条「(……あれ?俺、墓穴掘った?)」
17 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2011/10/05(水) 13:21:23.06 ID:jfQft78x0

上条「えーっと、ゴタゴタが片付いて、キャーリサが帰国してからすぐだったかな……」


キャーリサ「……」


上条「(む、無言……っ)」


上条「以前、御坂と御坂の妹の間で色々あった時があってさ」


上条「その時の思い出深い場所というか……、学園都市にある大きな立橋に夜、呼び出されてさ……」


上条「普段はさ、ほら。一緒に買い物に行ったときみたいな感じで。俺って御坂にあんまり良く見られてない感じだっただろ?」


キャーリサ「……はぁ」


上条「……た、溜息は怖いですよ!」アセアセ


キャーリサ「…………お前って男はつくづく……。…………続けて」


上条「(……つくづく……?)」


上条「ま、まぁそれで少し怯えながらも、急いで行ったんですが……」
18 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/05(水) 13:24:15.58 ID:kCHr6SkDO
キャーリサ様のSSを待ってた!!
19 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2011/10/05(水) 13:36:23.99 ID:jfQft78x0
―――――――――――――――――――――

――――――――――――――――――

―――――――――――――――

御坂「……」


上条「……よっす。待たせた」


御坂「……あ」


上条「…………?」


御坂「……」ハァ


御坂「き、来ちゃったかぁ……」


上条「いや、呼び出したのお前だろ?」アセ


御坂「それはそうなんだけど、ね?」


上条「……?」


御坂「……あの、さ。私たちって、今、どういう……その。関係なのかな」


上条「……はぁ?……関係といいますと?」


御坂「えーっと、あー……その。友達とか、後輩と先輩とか!そういうやつよ!」


上条「……えーっと、話が見えないんですけど……」


御坂「アンタは見えなくていいのっ!いいから答えて!」ウガー


上条「は、はい!!(何なんだぁ!?)」ビクッ
20 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2011/10/05(水) 13:40:49.38 ID:jfQft78x0
上条「……そうだなー」


御坂「う、うん…………」ドキドキ


上条「……」




上条「……知人?」


御坂「っ!」ビリビリ


上条「あぶねぇ!!」キュイーン


御坂「なんじゃそりゃあああ!!!」


上条「いやいや!!お前とは先輩後輩とかそういうのでもないし、友達とかも違うだろ!」


御坂「……そっか」シュン


上条「きゅ、急にしおらしくなられましても……」アセアセ


御坂「……」


御坂「うん、わかった。今日はさ、それだけだから。わざわざ来てくれてありがとう」ニコッ


上条「え……?」


御坂「いいからっ!ほーら!アンタは何も言わずに後ろを向いて帰る!それでいいの!」クルッ


上条「お、おい――」


御坂「……」ギュ


上条「え……?」





21 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2011/10/05(水) 13:45:59.03 ID:jfQft78x0
御坂「……私は」


御坂「…………私じゃ、『恋人』にはなれませんか?」


上条「!!」


上条「お、おいビリビ――」


御坂「こっち見ないで!!」


上条「!!」


御坂「答えてよ……。私が聞きたいのは、本当に、それだけ、だから……」


上条「(泣いて、る……?)」


上条「……」


御坂「……だいじょぶ。何となくだけど、さ。答えは見えてるんだ。
ただ、アンタに言ってもらいたくて。自分じゃあ、整理つかなくてさ」


上条「…………御坂……」


御坂「っ」


御坂「……アンタも、最低よね。こういう時だけ、なんで、名前で呼ぶの」


上条「……」


上条「ごめん」


御坂「……っ」


上条「そういう関係には、なれない」


御坂「……」


御坂「…………そっか。分かった」


22 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2011/10/05(水) 13:52:03.34 ID:jfQft78x0
御坂「ほんと、変なこと言ってごめんっ」


御坂「答えわかってたのに……はは、私って、バカ……」


上条「……ごめんな」


御坂「謝らないでよ。……余計に惨めになるじゃない」


上条「……」


御坂「……ごめん、やっぱり」


御坂「最後にもう一つだけ、お願い聞いてほしい」


上条「……俺にできることであれば、何でも」


御坂「最後、最後だから。もう金輪際一切。私はこういうこと絶対に頼まないから」


御坂「アンタの胸の中で、なか、なかっ……うぇ、ええええ、ふええええ」


上条「……分かった」ギュ...


御坂「……!」


御坂「ごめ、っ、ごめん、ね?アンタの、好きな、人、わぁ、ほ、ほかにっ、いること、知ってる、のにっ」


御坂「私、ひきょーでごめ、ごめん、うわあああああああああ!!」


上条「……御坂」


上条「今まで、気づけなくてごめん。……それと」


御坂「うぇ、えええ、うええええええっ」コクコク


上条「……俺なんかを好きになってくれて、ありがとう――」


―――――――――――――――――――

――――――――――――――――

―――――――――――――
23 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2011/10/05(水) 14:20:16.80 ID:jfQft78x0
キャーリサ「……」


キャーリサ「……(御坂……)」


上条「ってなわけで。俺にとっては意外過ぎる告白だったと、いうわけなんですが……」


キャーリサ「……」


キャーリサ「告白されたことは、いいの。……私を取ってくれたし」


上条「そ、そうですか……」ホッ


キャーリサ「…………」ギュギュッ


キャーリサ「………………ただ」


上条「キャ、キャーリサさん……?腕に籠る力が強くなっているのは気のせいでしょうか……?」


キャーリサ「……それは、まぎれもない現実だしっ」


上条「り、理由をお聞きしても……?」


キャーリサ「……」ギュッ


上条「うっ……(柔らかい二つの山が……)」


キャーリサ「……」


キャーリサ「…………し、以外を……」


上条「……えっ?」




キャーリサ「……私以外を、抱きしめちゃ、…………やだ」ギュッ
24 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2011/10/05(水) 14:54:51.17 ID:jfQft78x0
上条「(ぐぉぉぉおおおおおおお!?)」ガビーン


上条「だだだ、大丈夫だって!!紳士はそんなに惚けをいろんなところに向けるなんてことはありませんことよ!!」アセアセ


キャーリサ「だって、それでも抱きしめたって……」


上条「そ、それは……あの時は仕方なく……!!」


キャーリサ「……」


キャーリサ「…………そっか……」


上条「(おっ……?)」


キャーリサ「仕方ないなら、抱きしめるんだ……」


上条「でぇぇっ!?」ガビーン


キャーリサ「他にも、泣きながら来たら、抱きしめるんだ……」


上条「そそそそそんなことはぁあぁっ!?」


キャーリサ「そうか……。私の時も、仕方ないだったのかもしれないし……」


上条「それは無いって!!」


キャーリサ「そんなこと、口だけじゃわからないしっ」プンスカ


上条「……それじゃあどうしたらいいんでせうか……」ハァ
25 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/05(水) 18:23:13.89 ID:sdMpZIcIO
┌─────┐
│お か え り.│
└∩───∩┘
  ヽ(`・ω・´)ノ
26 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/05(水) 21:26:08.06 ID:+OObsiY2o
キャーリサがレベルアッパー使いやがった
27 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/05(水) 21:31:42.66 ID:MgzvrHh80
>>11サンクス
早速みてくる
28 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(岩手県) [sage]:2011/10/05(水) 21:49:10.47 ID:8qMEX6vV0
>>1おかえりィィいいいいい
めちゃくちゃ嬉しいぜい
29 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/05(水) 21:55:32.98 ID:lfZfbJYJo
最初から激甘じゃねーかグへへへへ
30 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2011/10/05(水) 22:53:17.00 ID:XtWXZusB0
キャーリサ「……そんなの、わかりきったことだし?」


上条「……はい?」


キャーリサ「……んっ!」スッ


上条「……?」


キャーリサ「…………んっ!!」


上条「……え?」


キャーリサ「………………貴様ほんとに私のことが好きなのか?」ジトー


上条「もちろんですとも!?」


キャーリサ「……はぁ」


上条「何でまた溜息ですか!?」ガビーン


キャーリサ「…………キス、したい」カァ


上条「っ!」


キャーリサ「だ、だからっ!キ・ス!日本風に言うと接吻なのっ!」


上条「あ、あぁ。急に目を瞑ったから何のことかと……」アセアセ


キャーリサ「わ、私だって直に言うのは流石に恥ずかしいし……ばかっ」カァァ


上条「(……うわぁ……。…………マジ可愛い)」キュン


31 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2011/10/05(水) 22:57:42.58 ID:XtWXZusB0
キャーリサ「…………むぅ〜」ムスー


上条「…………えーと」


上条「そ、それじゃあ、失礼して……」スー


キャーリサ「ぜんっぜん、失礼何かじゃないし……。むしろ、女性にこういうことを言わせることが失礼なのっ!」フン


上条「す、すいません……」


キャーリサ「……一年以上、ずっと待ってたんだから……。……ちょっとでも長いのを、頼むし」


上条「な、長いの、ですか?!」


キャーリサ「……んんっ」


上条「(……)」


上条「(…………ええい、覚悟を決めろ!!)」


上条「……」ススッ


キャーリサ「……っん」




32 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2011/10/05(水) 23:18:27.95 ID:XtWXZusB0
キャーリサ「んんっ、はっ、んっ」クチュ


たかが一年と半々年程度の月日。
しかし、二人にとって、それは今まで過ごしてきた人生よりも長く思える日々だった。


上条「……ん」チュ


キャーリサ「ぷはっ、んんっ、は、はぁっ……」クチュ


狭い学生寮の中は、甘美で淫楽な音しか存在しえない空間となっていた。
どちらかが口を離そうとすると、どちらかの唇が相手の密液を求めて啜り締める。


上条「(…………ダメだ、止まんね……っっ)」


上条当麻の思考も、開始数秒で既にまともな働きをしてはいなかった。
ただただひたすらに、相手の柔らかく湿りきった桃色の唇を追い求める。


キャーリサ「んく、……はぁ、はっ、んぁ」プチュ


最初はフレンチキスのはずだった。お互いに惑い無く、そう思っていた。

しかし、それは激情という名の愛によって甘く果てしないディープなものへと昇華する。


二人は時間など気にはしない。
既に互いの唇が合わさってから3分は経過するにも関わらず、愛情確認は続く。


キャーリサ「んんっ、あっ、かみ、んぅ、じょ、す、っ、きぃ……」


上条「……!」


頬が赤く染まった最愛の人からの、熱烈な告白。
上条当麻は高校生だ。いくら普段、冷静な考えをしている者であれ、
男というものはたったそれだけで箍が外れる。


上条「(……キャーリサ!!)」ググッ


キャーリサ「んっ!」


腕に込める力が強くなる。
自然と瞳を閉じる瞼も重くなり、涙が頬を伝い落ちる。


キャーリサ「(き、気持ちい……)」


理性なんてものは、快楽の前では何の役にも立たない。
彼らの姿はそんな言葉を確信させるほどに淫媚で、激しいものだった。


―――――――――――

――――――――

―――――
33 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2011/10/05(水) 23:50:08.61 ID:XtWXZusB0
キャーリサ「……ぷはぁ」

キャーリサ「はぁ、はあ。……ちょっとだけ息が上がっちゃったし……」

上条「ご、ごめんな?俺、何か夢中になっちまって……」アセアセ


キャーリサ「……」

キャーリサ「…………はぁ」

上条「な、何で本日三度目の溜息なんでせう?!」ガビーン


キャーリサ「……」

キャーリサ「…………なぁ、上条?」

上条「……?」

キャーリサ「……私は貴様の、何だ?」


上条「……っ」

キャーリサ「御坂と同じことをここで私も聞くことにした。……貴様と、私の関係は、何?」

上条「……えっと」


上条「………………恋人」

上条「……だったらいいなぁ」

キャーリサ「……」ガクッ

キャーリサ「…………貴様は、正真正銘。世界にたった一人だけの。私の彼氏だし」


キャーリサ「だから、ちょっと位激しくされたり、何かされても。私は貴様のことを嫌がったりしないの。
だから、自信を持って欲しいの」

上条「キャーリサ……」ジーン


キャーリサ「そ、それに今のは……」

上条「……?」

キャーリサ「今のは、その……」


キャーリサ「…………凄く、気持ち良かった、から……」カァァ

上条「きゃ、キャーリサ……!」

キャーリサ「……!!わ、私はもうお風呂に入ってくるし!!!確か当麻の家の浴室は出て右だったな!?」ガタッ


上条「あああああ、は、はい!!タオルは入ってすぐ左の白い棚に……!」

キャーリサ「さ、先に入る!!ありがとっ!!」バタン

上条「……」ポツーン


上条「…………」


キャーリサ『…………凄く、気持ち良かった、から……』


上条「…………」


上条「……ふへへへへぇ」ニヘラッ
34 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2011/10/06(木) 00:02:11.45 ID:xkK9o4OL0
――――――――――

―――――――

――――


【ベッド】


上条「……」


キャーリサ「……へへっ♪」ギュッ


上条「(……すっごい幸せだけど、すっごい恥ずかしい……)」


キャーリサ「……上条は、いつも温かいなぁ……とても安心するしっ」


上条「俺も、キャーリサが隣にいると、……安心する」


キャーリサ「……え?」カァァ


上条「……」カァァ


キャーリサ「……き、貴様にそういうことを言われると、何か新鮮というか、……照れる」


上条「言ってる俺が死にそうなくらい頭に血が上ってますから」ブシュウウ


キャーリサ「……」


キャーリサ「…………」クスッ


上条「……笑わないでください」


キャーリサ「さっきは、あんなこと言ったけど……」


キャーリサ「私、愛されてるんだなぁって、今ちゃんとわかったし」ギュッ


上条「あ、当たり前だろ?」グルッ


キャーリサ「!」


上条「俺は、今まで。好きになったのはお前だけなんだから……」ギュ


キャーリサ「…………」


キャーリサ「………………うん。分かった」ギュッ


上条「それじゃあ、今日はもう疲れたろ?……おやすみ」


キャーリサ「……あぁ、おやすみ」


上条「また、明日」


キャーリサ「……また、明日っ♪」


35 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2011/10/06(木) 00:07:02.40 ID:xkK9o4OL0
>>28,>>25
ありがとうございます!帰ってまいりました―!!笑
>>27
果てしなく自己満の文ですがよかったら見ていってください!w
>>29
甘ッ甘にしますよーw

さぁ、今日の分はここまで!あぁ、キャーリサ様と……俺も……。うわあああああ!!

ってな感じなんですが!
何日かぶりの安価ですー!


>>36


の方、なるべく無理のないシチュ、お願いしますっ!おやすみなさいです!
36 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/06(木) 00:12:50.24 ID:HS2WtxCF0
乙!

デート中にヴェントと遭遇
37 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/06(木) 00:15:27.56 ID:izuwberKo
乙!
キャーリサ様可愛いよハァハァ

>>36
良いシチュだ
38 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]:2011/10/06(木) 00:56:55.62 ID:agOuCaPo0
帰ってきてたあああああ!
果てしなく乙!

ヴェントルートも個別な感じで見たいのは俺だけですかすいません
39 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/06(木) 17:34:14.92 ID:xkK9o4OL0
キャーリサ「ん、んぅ……」ムクッ


キャーリサ「……」チラッ


上条「……」スースー


キャーリサ「……ふふっ」


上条「…………」スースー


キャーリサ「……可愛いなぁ、貴様は……」ツンツン


上条「……ん」スースー


キャーリサ「…………日本での朝も久しぶりだけど、……やっぱり、落ち着くの」


キャーリサ「……」チラッ


上条「…………」スヤスヤ


キャーリサ「……」キュン


キャーリサ「そ、それじゃあ、私はブレークの準備でもするとするし!」ガバッ


―――――――――
40 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2011/10/06(木) 17:42:42.95 ID:xkK9o4OL0
上条「う、美味い……!」


上条「ものっすごい美味しいです!!」ガツガツ


キャーリサ「……?ただパンを焼いて適当に具材をちらつかせたピザトーストだぞ……?」


上条「朝ご飯があるってだけでもう美味しいんですよ……」


キャーリサ「あはは、貴様のそのセリフ、以前も聞いた覚えがあるしっ」


上条「うっ……(俺って、成長してない?)」


キャーリサ「……それで、さ。当麻?」


上条「ん?」モグモグ


キャーリサ「その……今日は、暇なのか?」


上条「あ、あぁ。丁度週末だったし。学校も無いけど。どうかしたのか?」


キャーリサ「……それなら、私は当麻と二人っきりで出かけてたいの」


上条「!」


キャーリサ「……この前は、御坂が途中で来たり、遊ぶとは言えないことばっかりだったし……。迷惑かな……?」


上条「……」キュン


上条「す、少しも迷惑じゃないぞ!!行こう行こう!キャーリサの行きたいところに!」


キャーリサ「ほ、ほんと!?」パァァ


上条「あぁ、もちろん!」


キャーリサ「それじゃあ、私は――」



―――――――――――

――――――――

―――――
41 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2011/10/06(木) 18:38:45.73 ID:xkK9o4OL0
【ランジェリーショップ】


周り「……ちょっと、あの人」ヒソヒソ


周り「……女性の下着店に来るなんて、……同伴でも普通しないでしょ」ヒソヒソ







上条「……」ダラダラ


キャーリサ「当麻〜!これなんて私に似合うと思わない?」ウキウキ


上条「え、あ、うーんと……」


キャーリサ「あ、でもあれも捨てがたいし……。日本は品ぞろえが良すぎて選ぶ側も困ったものなの……」ハァ


上条「……キャーリサ、さん?」


キャーリサ「でもこっちの赤も……。……ん?どうかしたの?」


上条「いや、俺はやっぱりここにいない方がいいと思うんですよ……」


キャーリサ「……?」


上条「いやいや!その『何言ってんだコイツ』みたいな顔やめてください!」アセアセ
42 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2011/10/06(木) 18:41:13.76 ID:xkK9o4OL0
キャーリサ「だって、今日は『デート』じゃないの?」


上条「そ、そうですけど……」


キャーリサ「『デート』って、一緒に動きまわることじゃないの?」


上条「うぐっ……」


キャーリサ「当麻は、私と一緒に居たくないの……?」グスッ


上条「そ、そんなことはないですって!!」


キャーリサ「……ほんと?」


上条「もちろんですとも!!」アセアセ


キャーリサ「じゃあ良しっ♪」パッ


上条「……え」


キャーリサ「それじゃ、ちょっと向こう側も見てくるし!」ルン


上条「……え」ポツーン





上条「…………え」


43 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2011/10/06(木) 19:17:27.56 ID:xkK9o4OL0
【15分後】


お姉さん「……」ギロッ


上条「……」


お姉さん2「……え……?」チラッ


上条「……」


お姉さん3「……」ギロリ


上条「……」ダラダラ


上条「(……やっぱり無理だああああああ!!)」


上条「(お、俺にはこの痛々しい視線に耐えることは無理です!!本格的に!!)」


キャーリサ「当麻〜!」


上条「は、はい〜!」


キャーリサ「これ試着して来るから荷物を持っててしいし!」


上条「はいはい……(まだこの視線待つのか……)」トホホ


キャーリサ「……当麻?」


キャーリサ「そんなに、見られたくないの?」


上条「……はい、そりゃあもう、できれば……。ははは……」シクシク


キャーリサ「……」キュピーン


キャーリサ「それじゃ、良い案があるしっ!」


上条「え?」


キャーリサ「ふふふ〜っ♪」ニコッ

44 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2011/10/06(木) 21:00:15.40 ID:xkK9o4OL0
上条「……で、キャーリサさん?」


キャーリサ「……ん〜?」ゴソゴソ


上条「…………ひとつ聞いていいですか?」


キャーリサ「一つと言わず何個でもどうぞ?」


上条「そうですか……それなら……」






上条「何で一つの試着室に俺と貴方が入るんですか!?しかもランジェリーショップの!!!」



キャーリサ「だって、見られたくないって言ったし」ゴソゴソ


上条「そ、それはそうだけどこれはいくらなんでも不味いだろ……」アワワワ


上条「(って言うか!俺の後ろで生着替えって時点で理性が飛びそうなんだよ……)」ブフッ
45 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2011/10/06(木) 21:10:23.17 ID:xkK9o4OL0
キャーリサ「だって私が当麻に見てほしいんだもん♪」


上条「ば、バカ!見てほしいって……!」アセアセ


キャーリサ「あ〜、ガールフレンドにそんな言葉言っていいのかな〜?」


上条「それはダメだ……じゃなくて!!」


キャーリサ「……いつも思うけど、貴様は固く考え過ぎだし?」ツー


上条「っ!」ゾクゾク


キャーリサ「……私が良いって言ってるんだから。男の貴様は、黙って野獣になれば良しっ……だしっ」サワサワ


上条「ちょ、ちょっとキャーリサ!?」


キャーリサ「……ふふ、当麻の家にいる時よりも密着してるし……。逃げられないよ?」


上条「……っく!」


キャーリサ「さ、こっち向いて?ちょっとだけだから、大丈夫」


上条「ちょっとだけ……?」


キャーリサ「そ、ちょっとだけ……。ほんの、少し……」


上条「……」ドキドキ


上条「…………」ソォ


上条「……って流石にこんな所でそんなことはダメだあああ!!」バッ


キャーリサ「と、とう――!」







ヴェント「……」


上条「……」


キャーリサ「……」
46 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2011/10/06(木) 21:59:44.43 ID:xkK9o4OL0
上条「……」


ヴェント「……」


キャーリサ「……」シャッ


上条「……あ、ははははは」


ヴェント「……」ブルブル


上条「ヴェ、ヴェント……さん?これはあれですよ?えーと……。ふ、不慮の事故!そうです!俺がやろうとしてやったことじゃ――!!」ガシッ


ヴェント「……」


ヴェント「…………言いてぇことは……それだけかぁぁぁぁぁ!!!!」ガンッ


上条「へぶぅっ!?」バキ


上条「……よ、そ……う……ど……お、り…………」ズルズル


ヴェント「はぁ……はぁ……」


キャーリサ「……」シャッ


ヴェント「……テメェ、いつ帰ってきやがったんだ……」


キャーリサ「つい昨日。久しぶりだし、ヴェント。元気にしてた?」


ヴェント「あぁ、今。たった今私はここ最近使っていない力をフルに使ったから元気一杯だよ」


上条「……」


キャーリサ「あらあら可哀想に……」ナデナデ


47 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2011/10/06(木) 22:05:14.21 ID:xkK9o4OL0
――――――――――――

【ファミレス】



ヴェント「劇的な再会過ぎて涙を越えて反吐が出らぁ」ペッ


上条「……たはは……」


ヴェント「笑ってんじゃねぇぞ変態」ギロッ


上条「うっ……」


キャーリサ「こらこら、私の当麻をそんなにいじめないでくれよ?」


ヴェント「……っ」


ヴェント「…………っけ、お熱いこってね」ハァ


上条「そういや、ヴェント久々に会ったけど……。最近どうしてたんだ?」


ヴェント「……私がどうしようとテメェに関係ないだろ」


上条「え、あ、そ、そう言われると何も言えないんだけど……(何か冷たい……)」


キャーリサ「……ふふっ」クスッ


ヴェント「お姫様?何笑ってんだよボケ」


キャーリサ「いやぁ……」


キャーリサ「女性のジェラシーほど見にくいものはないの」プッ


ヴェント「……」


ヴェント「…………この前の借りを返す時が来たか?お?」バン


キャーリサ「……望むところだし」スッ


上条「わぁああああ!!ここは公共の場所ですからね!?頼むから落ちついてください!」
48 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2011/10/06(木) 22:10:17.08 ID:xkK9o4OL0
キャーリサ「……ふん、当麻が言うなら……」


ヴェント「…………けっ。お互いに甘いんだよ、気持ち悪い」


キャーリサ「む……。当麻はそれでもいいけど、私のことは許さないし」


上条「そうそう、俺のことはいいけど……って、キャーリサがそっちでせうか!?」ガビーン


キャーリサ「うそうそ♪私は当麻の悪口も聞きたくないし」ナデナデ


上条「冗談には聞こえないけど……」


ヴェント「……いい加減夫婦漫才はやめろ。吐き気がする」


キャーリサ「……え?」


ヴェント「あぁ?何を驚いてんだよ……」


キャーリサ「………………め」


キャーリサ「夫婦なんてまだ早いしぃっ!せっかちだなぁもうっ!♪」


ヴェント「……そういう意味じゃねぇんだが」


キャーリサ「あ、違ったの?」


上条「……ほ、ほら。二人とも、料理も覚めちまうし、食べようぜ?」


キャーリサ「それもそうだし!……いただきますっ!」


ヴェント「……はん」
49 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2011/10/06(木) 22:15:19.77 ID:xkK9o4OL0
上条「……ところで」モグモグ


上条「さっきの続きだけど、ヴェントもしばらく見なかったけど……。どこか行ってたのか?」


キャーリサ「私も気になるしっ!」モグモグ


ヴェント「……何でおめぇら二人揃って私の動向が気にかけてんだよ……。テメェらは親か?」


上条「いやぁ、なんつーか、少し心配だったからさ。どっか行っちまったのかも……って」


ヴェント「!」


キャーリサ「私の場合は単なる好奇心だしっ!♪」


ヴェント「……」ジトー


上条「ま、まぁまぁ。ヴェントがちゃんとここにいるってことで、俺は安心したよ」


ヴェント「……」


ヴェント「…………風斬に会って来てたんだよ」ハァ


上条「か、風斬に?」


ヴェント「……あぁ。アイツが手紙を何度も寄こしやがるから……。か、勘違いすんじゃねぇぞ!?
もう送るなってどやしつけてきただけなんだからな!?」アセアセ


上条「……」ニヤニヤ


ヴェント「やっぱテメェはブチのめすか」ガタッ


上条「ちょ、冗談ですって!!」


ヴェント「……チッ」


上条「……あははは」


50 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2011/10/06(木) 22:20:39.21 ID:xkK9o4OL0
ヴェント「ま、そんだけだよ。テメェが気にかけることなんざ何もねぇ。そんなに私に干渉するな」


上条「……ま、良かった良かった」


ヴェント「な〜にが良かったよかっただよバカらしい。ほんとは私がいなくて清々してたんじゃねえのか?」


上条「そ、そんなことないぞっ!?」


ヴェント「はぁん?どうだか」


上条「そんな疑うなって」アセアセ


キャーリサ「……」


キャーリサ「…………」ムカッ


キャーリサ「……と〜まっ!」ダキッ


上条「うぉ!?……キャーリサ?どうかしたのか?」


キャーリサ「はい、あーん?♪」


ヴェント「……」ブチッ


上条「ちょ、ちょっとこんなところで!」


キャーリサ「……私の料理、と〜まが好きなハンバーグだよ?だから、ほーら?あ〜ん♪」


上条「そりゃあまぁ健全な男子ですし、お肉は好きですけど……」


キャーリサ「あ〜んして!早くっ!」


上条「……あ、あ〜ん」


キャーリサ「はいっ♪」ヒョイ


上条「……んぐ、んぐ。……美味いよ。ありがとうキャーリサ」


キャーリサ「ふふっ、どういたしましてっ!」


51 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2011/10/06(木) 22:24:38.72 ID:xkK9o4OL0
キャーリサ「次はと〜まが私に頂戴?私もグラタン食べたいしっ」キャハッ


上条「お、俺もやるのか!?」


キャーリサ「やってくれないの……?」シュン


上条「や、やるよ!!ほら、口開けて!!」


キャーリサ「はい!」ンア


上条「…………あ、あーん?」ヒョイ


キャーリサ「……」パクッ


キャーリサ「……おいしっ♪ありがとーだしっ♪」


上条「あはは……いえいえ……」チラッ


ヴェント「……」ゴォォォォ


上条「!?(ゴォォォォってなんだよ!?)」


ヴェント「ほんっとにテメェらは仲がいいなぁ…………?」


ヴェント「………………思いっきり踏みつぶしたくなるくらいに!!」ガタン


上条「……ちょ、そんなものをここでは絶対に振り回しては……!」


ヴェント「……うるっせえええええ!!」ガァァ


上条「ふ、不幸だああああああ!!!!!」









キャーリサ「(……私はぎょーこーだしっ♪)」ムフッ
52 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2011/10/06(木) 22:26:00.45 ID:xkK9o4OL0
ちょっと早いですが今日の分はこんな感じで終了です!


まあデートとは言ったものの、ランジェリーショップ行ってヴェントにあって終わりになってしまいましたが……。


次のシチュに期待しましょう!


それでは次は>>53の方、お願いしますー!それではおやすみなさい!
53 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州) [sage]:2011/10/06(木) 22:32:16.90 ID:nuwvYAYAO
キャーリサ学校侵入&恋人宣言
54 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(岩手県) [sage]:2011/10/06(木) 22:47:40.02 ID:KK4Mxixr0
>>1
他の人の出番はこのSSでは出す予定ないの?(恋愛じゃなくてただの出番)
55 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2011/10/06(木) 23:01:43.51 ID:xkK9o4OL0
>>53
了解です!おほっww楽しくなりそうだ!!


>>54

他の人というのは……例えば御坂とか、垣根とか、ですかね?
今は出す予定は全くありませんが……。出しますかっ!
56 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2011/10/07(金) 21:02:05.50 ID:Zp+/h9E00
上条「……」グデーン


青ピ「かーみやーん?休み明けから何憂鬱そうな顔してるんや〜?」


上条「……休み明けは皆嫌なもんだろ」


青ピ「そんなわけないやーん!なんたって毎週月曜日からは小萌先生に5日間連続で会えるんやで!?」


青ピ「長期休暇、どれだけ補講が待ち遠しいことか……」オヨヨ


上条「……」


上条「(……俺はコイツよりはバカじゃないなぁ)」


上条「……眠ぃ……」ファ


土御門「起きろーい!!」バッキーン


上条「へぶっ!?」


青ピ「これまた勢いよく飛ぶもんやね〜。それより、おっは〜!」


土御門「おはようだにゃ〜!」


上条「ゲホッ、ゴホッ……何しやがる土御門!?」


土御門「上やんはいつもいつもそうやってふにゃふにゃしてるから不幸が寄ってくるんだぜぃ?ちょっとはシャキッとせんかい!」



57 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2011/10/07(金) 21:08:46.07 ID:Zp+/h9E00
上条「それはお前だろ!!」


土御門「俺はそんなことはないにゃー。俺はいつも舞夏の愛に包まれているからそんな余裕も暇も無いんだぜぃ?」


上条「……へ〜ぇ?」


土御門「……その含みのある言い方は何だよ」


上条「以前舞夏が言ってたな……。『メイドだって恋するんだぞっ!』って……」


土御門「へぁっ!?」


上条「会った場所も場所だったし……。あんな顔を赤くして言い訳している舞夏、初めてみたぜ」


土御門「上やん!?ちょ、ちょっとその情報もっと詳しく!」ダン


上条「俺に危害を加えたから教えないもとする」


土御門「そ、そんな上やん!?そんなこと言わないで教えろ!!いや、教えてください!!」ガバッ


上条「……(……嘘だし)」


吹寄「……貴様らは朝のHR前でも全速力でバカなんだな……」ジト


上条「お、吹寄。おはよう」


吹寄「……おはよう」


土御門「なぁ上やーん……」


青ピ「上やんその話面白そうやし教えてや〜!」


吹寄「……」


吹寄「貴様らも挨拶くらいはしろ!」バキッ


青ピ「はぁん♪」


土御門「ごふっ!?……朝から食らうチョップではないぜぃ……」
58 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2011/10/07(金) 21:20:55.66 ID:Zp+/h9E00
吹寄「はぁ……。私の今年一番の失敗は、またもや貴様らと同じクラスに甘んじたことだな」


青ピ「それはひどい言い草やで〜!俺らは吹寄と一緒のクラスになれて良かったって話すらしていたのにぃ!」


土御門「そうだぜい!」


吹寄「……それはそれは光栄ですね」


吹寄「一応聞くけど、その理由は?」


土御門「それはもちろん!」


青ピ「そのたわわに実った二つのスイ――」


吹寄「……地獄でスイカ食ってろ」バキッ


青ピ「……っへにゃ」バタン


土御門「……威力が……女子高生じゃない……ぜぃ……」バタッ


上条「(毎度毎度よくやるなぁ……)」


吹寄「……上条?」


上条「……ん?どうした?」


吹寄「…………貴様は、去年よりは大人しくなったな」


上条「そうかね?自分ではそうは思わないんだけどさ」


吹寄「何だ?毎朝糖分でも取って集中力でも高めているのか?」


上条「いやいや、何で俺が健康オタクみたいな生活をしないといけないんだよ」


吹寄「お、オタク!?お、おい!私はそんなことはしていないが、もしやっている人間がいたら非常に失礼だぞ!?私は知らないが!」アセアセ


上条「何でそんなに焦ってるんですか?!」


吹寄「……はぁ」


吹寄「まぁ、上条も受験を控えて落ち着いたということか」


上条「……そうなんですかねぇ」


吹寄「私としては少しでも平和な日常生活が遅れることを嬉しく思うぞ。土御門とそこの色情狂との仲にはまた戻ってほしくは無い」


上条「ひ、ひどい言われようだな……」


吹寄「本当のことを言っているのだから仕方がない」


上条「たはは……それは言えていますが……」
59 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2011/10/07(金) 21:29:22.03 ID:Zp+/h9E00
吹寄「それにしても……」チラッ


上条「どうかしたのか?」


吹寄「……小萌先生がなかなか来ない」


上条「あ、そういえば」


吹寄「教師が来ない時くらい心配したらどうだ……?」ジト


上条「今の騒動ですっかり忘れてました……」


吹寄「……はぁ。仕方ない。それじゃあ私が呼びに……」




ガララッ





吹寄「……その必要も無かったか。それじゃ席に――」


吹寄「………………は?」


上条「…………ん?」









キャーリサ「……」キョロキョロ
60 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2011/10/07(金) 21:32:07.46 ID:Zp+/h9E00
上条「……」


上条「…………」ゴシゴシッ


上条「……」


上条「……」






上条「でぇぇえ!!?!!?」ガタタ


吹寄「え、えと誰だ……?」


「お、おい、あの女の人誰だよ?」ザワザワ


「……しらねぇけど。めっちゃ美人じゃね?」


「それは言えてる。……っつか、どこかで見たこともある気がする」


「マジ?外国人っぽいけどモデルか何か?」



キャーリサ「……」キョロキョロ


キャーリサ「……あっ」


上条「!」


吹寄「!?」


キャーリサ「当麻〜!ここにいたのか〜!」ダキッ


上条「ちょ、ちょっと!?」


61 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2011/10/07(金) 21:38:39.65 ID:Zp+/h9E00
吹寄「か、上条?!この人は!?」


上条「そ、それは……」


キャーリサ「当麻〜?……」


上条「キャ、キャーリサ!!家で待ってるってさっき――」


キャーリサ「……んっ」チュ


吹寄「!?」ガビーン


クラス一同「!??!?!」


上条「!!!!」


キャーリサ「……ん、んぅ」


キャーリサ「……ふぅ。……寂しかったし?会いに来ちゃったの♪」キャハッ


上条「お、おい!?お前こんな所で……!!」


キャーリサ「場所なんて選ぶ必要無いしっ!」


上条「俺にはあるの!!」ガシッ


吹寄「……」カァァ


上条「ふ、吹寄、しゃん……?」


吹寄「……貴様のことを少し見直したと思ったら、これか……」


上条「ちょ、ちょっと!!!勘違いだ!!これは俺の仕組んだことでは――!」


吹寄「粛……清ッ!!!」ドガッ


上条「はがぁ!?」ドッ


キャーリサ「あはは、当麻が吹っ飛んだしっ」


クラス一同「……」


クラス男子一同「(…………良い気味だ)」
62 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2011/10/07(金) 21:46:52.36 ID:Zp+/h9E00
―――――――――――

――――――――

―――――


キャーリサ「うん♪学食とやらも美味しいしっ♪」


上条「……それは良かった」ボロッ


キャーリサ「当麻?元気が無いの?」


上条「小萌先生が出張でいなかったから良かったものの……。あの後俺は質問ラッシュ&問答無用の暴力ですよ……」


キャーリサ「私は面白かったしっ♪」


上条「……ははは」


吹寄「……上条」


上条「ん?吹寄……?」


吹寄「私も、いい?」


上条「席か?別にいいけど」チラッ


キャーリサ「私も別に気にしないけど」


吹寄「そう、じゃあ失礼して」ガタッ


上条「どうかしたのか?」


吹寄「どうかしたことは目の前に沢山見つかるけど……」


上条「……ぐっ」


吹寄「……けど、それはさっきまで耳にタコができるレベルで言及したから良しとする」パキン


キャーリサ「おいしっ♪」モグモグ


吹寄「……さっきまでの話をまとめると、彼女……、キャーリサさんは貴様のガールフレンドで、海外に住んでる遠距離恋愛……で合ってる?」


上条「あ、あぁ。……まぁ、そんなところ」


吹寄「……何か気になる言い方だけどいいわ。私が聞きたいのは、それっていつから?」


上条「?……去年の夏くらいからかな……」


吹寄「……去年の夏……?」


吹寄「(……上条が少し大人しくなり始めたのって、確か……夏休みの直後から)」


上条「……?どうかしたのか?」
63 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2011/10/07(金) 21:57:01.18 ID:Zp+/h9E00
吹寄「……(……これは!!)」


上条「……?」


吹寄「(恋って、まさか……。集中力と思考力をアップさせる効果が……!?)」


上条「……お、おーい?」


吹寄「(ま、待って。でもそれって個人差が……。っていうより、効果があるかもまだはっきりはしていない……!)」


上条「おいって……」


吹寄「(で、でもこのバ上条がなったのであればきっとほかの人ならある程度の効果が……!……私も恋をすればより学習能力が……)」


キャーリサ「えいっ!♪」プニッ


吹寄「……?」


キャーリサ「柔らかいしっ〜」プニプニ


吹寄「っ!?!?!??!」ガタガタガタ


上条「きゃ、キャーリサ!?何してるんだよ!?」ガシッ


キャーリサ「いやぁ、私より大きいから、思わず……」


上条「『思わず……』で済まないことだからね!?」


キャーリサ「……?」


上条「またその『何言ってんのコイツ』みたいな目はやめなさいっ!」


吹寄「……え、えと」


上条「ほ、ほら!吹寄に謝って!(俺にドツきが来てしまう!!)」


吹寄「え、いや、私は別にいいけど……。同姓だし、驚いただけで」


キャーリサ「突然、失礼したし」ペコリ


吹寄「い、いえいえ。どうぞ気にしないでください」
64 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2011/10/07(金) 22:10:50.69 ID:Zp+/h9E00
キャーリサ「それで」


キャーリサ「吹寄とやらは上条のことが好きなの?」


上条「ぶっ!!」


吹寄「いや、それは絶対ないです」キッパリ


キャーリサ「そうか、それは良かった」ニッコリ


上条「(当たり前だけど、即答は結構心に来るな……)」


吹寄「まぁ、一クラスメイトってだけですし」


キャーリサ「ふむふむ。……そうだ、君が少し時間をとれるのなら、学校での当麻のこと、少し教えてもらってもいいかい?」


吹寄「私は別に上条といつも一緒にいるとかではないので、詳しくは知りませんが、それでよければ構いませんよ」


上条「ちょ、ちょっと!?」


キャーリサ「まぁまぁ。ボーイフレンドのことは知っておきたいものだしっ」


吹寄「そうですね、それなら大覇星祭のことでも話しましょうか――」



――――――――――――

―――――――――

――――――
65 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2011/10/07(金) 22:16:40.06 ID:Zp+/h9E00
【帰路】


キャーリサ「……ふーん」ジロジロ


上条「……」ダラダラ


キャーリサ「……へぇ〜?」ジロジロ


上条「……」ダラダラダラダラ


キャーリサ「……ほ〜ぅ?」ジロジロ


上条「……」ダラダラダラダラダラ


キャーリサ「……貴様、女性の胸であれば誰のものでも欲情するのではないのか?」


上条「そ、そんなことは!!」


キャーリサ「そんなことは?」


上条「……ちょっとは……」


上条「ってないですよ!!ほんとに!!」


キャーリサ「……はぁ。これはヴェントや御坂、風斬たちからも話を聴く必要がありそうだし……」


上条「……(あっ……)」ツー


キャーリサ「(……これは図星の顔だし)」


キャーリサ「……」ムゥ


キャーリサ「……もうっ!!」ダキッ


上条「うぉっ!」ヨロヨロ


キャーリサ「……過去のことをいくら話しても仕方ないし……。今日は帰るまでこれでいいなら手打ちにするし」


上条「ちょ、ちょっと、これで見られたら……!」


キャーリサ「……ん〜?御坂たちに聞いて回ろうかなぁ〜?」


上条「……大丈夫です」ガクッ


キャーリサ「うむっ♪それでよろしいっ!」






そうして、日は暮れていく――。

――――――――――――

―――――――――

――――――
66 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2011/10/07(金) 22:19:08.70 ID:Zp+/h9E00
ちょっとボリュームが少ないかな……?
前スレよりはイチャイチャ要素が多い分、内容が薄くなってしまっている現状です……。


っと、それと聞いてみたいのですが……。
SS速報vipって2スレ持っててもいいんでしょうか?
もう一つ書き殴りたいネタがありまして……。いいのであれば日曜日にでも投下したい勢いなのですが……。


まぁそれは置いておいて、次のシチュ!>>66

お願いしますっ!おやすみなさいです!と言いつつSS読む旅に出ますw
67 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2011/10/07(金) 22:22:11.71 ID:Zp+/h9E00
ミス……自分で書いて自分で踏む……アホす。

>>68の方お願いします……!
68 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(岩手県) [sage]:2011/10/07(金) 22:35:18.74 ID:mWV8K40R0
>>1
親にあいさつ…とかは早い……のか?
69 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州) [sage]:2011/10/07(金) 23:33:28.65 ID:tttYMoEAO
>>68

早過ぎだと思う……

俺はキャーリサとイチャイチャしてる時に五和と遭遇を希望
70 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸) [sage]:2011/10/07(金) 23:39:09.65 ID:8LWKghZAO

余計な世話かもしれんが、吹寄の喋り方はそんなに男っぽくないとおもうぞ
上条のことを貴様って呼ぶだけで、原作の語尾も「〜わよ」とかだし
71 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2011/10/07(金) 23:51:04.67 ID:Zp+/h9E00
>>68
ちょっと早い気がするかなぁ……?
>>69の方向で進めてみても大丈夫でしょうか?>>68の安価は確実に実現はするので


>>70
マジですかぁ!!原作しか読んでないもので吹寄ほとんど見たことが無かったです……汗
以後気をつけます!指摘ありがとうございます!助かります!
72 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/08(土) 00:00:02.34 ID:Oj/vQvYz0
出遅れた・・・。

泥酔したヴェントお姉さんが上条さんを弟可愛がりしてくれるシチュをしてほしかった・・・ぜ。

あと今回もおつなんだよ!
73 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/08(土) 22:54:07.63 ID:4AKa5X6A0
【週末】


上条「いやー……最近は本当に寒くなってきたなぁ」ブルブル


キャーリサ「私が来た時も、既に息が霜になっていたし」


上条「そろそろ、ストーブ一個じゃキツくなってくるなぁ……」


キャーリサ「……?暖炉とストーブ以外に、防寒具って何かあるのか?」キョトン


上条「……あれ?そっか、キャーリサはまだ日本にちゃんと来るのは二度目だもんな。
一回目は夏だったし」


キャーリサ「あ、あぁ……。そうだけど」


上条「よっし!それでは少し早い気もしますが!アレを出しちゃいましょうか!」グッ


キャーリサ「『アレ』……?」


上条「ふふふ……。まぁ見ていてください」トテトテ


上条「……この押し入れの中に、お待ちかねの物がしまってあるのですよ」


キャーリサ「何かワクワクしてきたしっ!」


上条「よし……それじゃ……これですよ!!」ガララッ


キャーリサ「……!」


上条「これが、日本の伝統、そして愛すべき大発明である『こた――」


キャーリサ「当麻?」


上条「ん?」


キャーリサ「何にも入って無いけど……」
74 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2011/10/08(土) 23:02:00.05 ID:4AKa5X6A0
上条「へっ!?」


上条「ほ、本当だ……」

キャーリサ「……当麻の、妄想だったとか?」ゾゾゾッ


上条「後ずさりしないでくださいっ!……あ」


キャーリサ「どうかしたし?」


上条「……そういえば、昨年の冬が終わった時に親の所へ送ってしまったんでした……」


キャーリサ「親御さんの所に……?」


上条「場所取ってて結構困ってたから相談したら……。そういえば送り返してもらわねぇとなぁ……」


キャーリサ「……当麻の、親御さんかぁ」


上条「へ?キャーリサ?どうかしたのか?」


キャーリサ「そういえば、私の親には貴様、会ったことがあるのに私は貴様の親に会ったことが無いんぁと思って」


上条「お、俺の親なんて別に会わなくても!!」アセアセ


キャーリサ「……私だけ、何か不公平だし……」


上条「そんなことは無いですよ……」


キャーリサ「ふこーへい!だしっ!」ズン


上条「い、いずれ!!いずれ必ず会わせるから!!」


キャーリサ「……ほんと?」


上条「……本当」


キャーリサ「絶対に絶対?」


上条「……たぶん」


キャーリサ「それじゃあダメだし!!」


上条「えええ!?」


キャーリサ「それなら善は急げだし!今すぐ会いに行くの!」


上条「そ、それはまずいですって!!」


キャーリサ「当麻が会わせてくれないなら自分で行動あるのみっ!」ズンズン


上条「……わかった!!必ず会わせるから!!ただ、急には不味いから事前に連絡をしてからにしてください!」ダキッ


キャーリサ「……うむっ♪それなら許すしっ!」


75 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2011/10/08(土) 23:08:09.11 ID:4AKa5X6A0
上条「はぁ……良かった」


キャーリサ「(当麻が自分から抱きしめてくれたのは久々なの♪)」


上条「それじゃあ、今日は寒いし。鍋でもやりますか?」


キャーリサ「鍋っ!!」キュピーン


上条「!?」


キャーリサ「本当なの?!」


上条「え、そんなことで嘘はつきませんけども……!?どうしてそんなにテンションが!?」アセアセ


キャーリサ「ジャパニーズ鍋って言ったら有名だし!!」キラキラ


上条「な、鍋っつっても色んな種類があるし……。俺がやるのは恐らくキャーリサの考えているやつより簡単なやつですよ?」


キャーリサ「それでも問題無いしっ!」フンス


上条「そ、それじゃ材料もないし、買出しにでも行くかぁ」


キャーリサ「賛成っ!♪」


76 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2011/10/08(土) 23:18:43.63 ID:4AKa5X6A0
建宮「っ!皆の者!!……標的に動きあり!なのよな!」


「教皇代理……遂に来ましたか!」


「仕事柄、各地を飛び回っている我々が久方ぶりに日本に戻ってきた……!」


「しかも時期は、丁度良いことに……冬ッ!!」


「誰もが人の温かさを求めて街を彷徨い歩く、この季節……」


建宮「…………五和ッ!!!」


五和「……」ポーッ


建宮「い、……いつわ〜?」


五和「冬の夜に、上条さんと……」ポーッ


建宮「ぐぬぬ……あっまーい!!!」ドン


五和「きゃっ!?」ドサッ


建宮「五和……酷なことを言うようだが……。貴様がその調子で呆けていたら上条当麻はモノにできんのよな!」


五和「え、ええええええええ!?」


建宮「その証拠に……見るのよな」カチャ


五和「(……双眼鏡?)」カチャ


五和「……!!!!!」


建宮「あれは、確かイギリスの第二王女なのよな」


五和「な、ななななななななぁ!?何で!?そんなお方が上条さんと……」


建宮「五和……どうやら、我々は行動が遅れてしまったらしいのよな」


五和「えぇ〜……それじゃ、上条さんは……」グスッ
77 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2011/10/08(土) 23:28:15.06 ID:4AKa5X6A0
建宮「……分かったか?」


五和「……はい。もう私は諦めるしかないんですね……」


建宮「ちっがーう!!!これは、ある意味チャンスということなのよな!!」


五和「……!?そ、それはどういうことですか?!」


建宮「……今の日本の世の中には、こういう言葉があるのよな……」





建宮「N         T        R!!!」キラーン






五和「……えぬ、てぃー、あーる?」キョトン


「おぉ……やっぱり五和は純粋な巨乳美少女であったか……」


「そんな少女から好かれている上条当麻……羨ましい!!」


五和「……そ、そんな私美少女なんかでは……!巨乳でもないですよぅ……!」アワワ


建宮「まぁ……巨乳とか、美少女とか。そういう条件が揃ってる人間にしかできない。
その最後の最後の手段こそ、『NTR』なのよな!」


五和「な、何か分かりませんが私にできることであれば、やってやりたいです……!」


「お、おおお!!五和がやる気だ!!」


「やはり恋する乙女は強いのか!!!」


建宮「これは、貴様の……誠意と忍耐が問われる手段であるが……それでもできるのか?」


五和「……も、もう王女様に勝つ方法なんて私には思いつきませんし……。私は私にできることをやります!!やらせてください!!」


建宮「(や、ヤラせてください……って、この状況下では別の意味でも……)」


建宮「……」ブルブル


建宮「その心意気や、よし!!それではこれから上条当麻NTR作戦を始めるのよな!!」




一同「うおおおおおおおおおおおおお!!!」


五和「(ふ、不安だけど……やるしかないですねっ……!)」


五和「(あ、おしぼりたくさん用意しないと……)」アセアセ
78 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2011/10/08(土) 23:37:14.50 ID:4AKa5X6A0
【街中】


上条「……」ブルッ


キャーリサ「……?どうしたの?上条。寒い?」


上条「え?いやいや、そんなことはないですよ!(……何か、悪寒が…………)」


キャーリサ「そう?」


上条「もちろんですとも」ニコッ


キャーリサ「それなら良かったし」ニコッ


上条「キャーリサの方こそ寒くは無いか?」


キャーリサ「私は……手袋だってしてるし」


キャーリサ「上条とも手を繋いでるから、あったかあったか、だし♪」ギュッ


上条「そ、そっか!(相変わらずキャーリサほどの美人と俺が並んで歩くなんて信じられない……)」


キャーリサ「そうだしっ!」テヘヘ


上条「(か、可愛い……抱きしめたい……)」キュン


キャーリサ「それにしても、日本の街中はお昼頃でも人は少ないし」


上条「まぁ冬だし、家でのんびりしている人の方が多いんじゃないか?」


キャーリサ「そうなのか……。日本って何か皆のんびりしているんだな」


上条「それは否定はできないなぁ」ハハ


キャーリサ「でも、当麻はこうして私に付き合ってくれるから、大好きだしっ!」ダキッ


上条「おわっ!?……俺は、キャーリサといれるだけで、楽しいからさ。キャーリサのしたいことは、俺も楽しくできるんだよ」ナデナデ


キャーリサ「当麻……」キュン


上条「キャーリサ……」キュン
79 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2011/10/08(土) 23:43:42.82 ID:4AKa5X6A0
「こ、こんにちはっ!!!」バッ


上条「……?」


キャーリサ「……?」


上条「!?!?」ブッ


五和「か、上条さん?お久しぶりですねぇ……!!ぐ、偶然でしゅね……!」ガタガタ


上条「い、五和!?久しぶり……だけどどうしたんだよその格好!?」


五和「は、はは……上条しゃん、何をそんなに慌てていらっしゃりゅんですか……?私は、普通の格好を……へくしゅっ!!」


上条「そ、そんなお腹出した薄着だったら寒いの当たり前だろ!!」


キャーリサ「(……痴女?)」


上条「と、とりあえずここで会ったのも何かの縁だしっ!!俺の寮に来いって!な!?」


五和「……へ?な、何をそんにゃに心配を……へくちっ」グスッ


上条「あ〜!いいから、俺の服着ろ!!キャーリサ、ごめん!彼女は俺の知り合いだからさ、ちょっと家に上げるよ」


キャーリサ「私は構わないし」


上条「そ、それじゃあ早速行くぞ!」ギュッ


五和「!(か、上条さんが手を……)」カァァ


キャーリサ「……」






建宮「……」


建宮「…………計画、通り!!……なのよな☆」キラッ
80 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2011/10/08(土) 23:44:58.06 ID:4AKa5X6A0
今日は風邪でぶっ倒れてるのでちょっとこれでやめておきます……。
俺もキャーリサ様に看病されたい……死ぬ……。


それでは……。
81 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸) [sage]:2011/10/08(土) 23:47:46.92 ID:UTh1pXqAO
乙なんだぞー。
風邪は万病の素っていうからなー、ゆっくり休んでしっかり治すんだぞー?
82 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/09(日) 01:13:13.73 ID:ImF0Xkpko

俺はこのスレみて風邪乗り切るよ
83 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2011/10/09(日) 22:28:55.07 ID:XA7UetOp0
【上条宅】


上条「ただいま〜……」


キャーリサ「丁度いい運動になったし♪」


五和「え、えええええええ、えと……?私はそれではこれでっ!」


上条「いや、それはない!」ガシッ


五和「(また上条さんに腕を……)」キュン


上条「そんな姿のまま外に出しておけるかよ。とりあえず入れって」


五和「え、えと、でも……迷惑でしゅし……」


上条「そんなことないって!五和にはいつもお世話になってるし!!こんなんで借りを返せるとか思ったりしてないけど……。ってまさか用事でもあるのか?」


五和「え!?よ、用事はありましぇん!!全く!!!」ブルブル


上条「……?それならぜひ寄ってってくれよ!今日は丁度鍋だしな」


キャーリサ「今日は豪華絢爛鶏鍋だしっ!」フンス


上条「普通よりちょっと高めの50g128円の上鶏ですよ……。ずっと、キャーリサがこれって聞かないから……」


キャーリサ「……!まるで私が駄々っ子みたいに言うのはやめてほしいしっ!あくまで冬の食卓を彩るのにそこまで貧相なものは嫌だっただけなの!」ブゥ


上条「ははっ、わかったわかった」ナデナデ


五和「……!」ムッ


キャーリサ「……」
84 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2011/10/09(日) 22:40:44.88 ID:XA7UetOp0
上条「(丁度仕送りがあった時で助かりましたよ……。でもこれからは少し切り詰めないとな……)」


五和「……そ、それじゃあ失礼しますね!」ドタドタ


上条「!?」


上条「い、五和さん!?何でそんなに慌ててるんでせうか!?」アセアセ


五和「や、やっぱり寒いですっ!!」


キャーリサ「……」トタトタ


キャーリサ「……?何をやっているし?早く私たちも入るし」


上条「あ、あぁ……(何なんだ……?)」

――――――――――――――――――――
五和「うぅ……(さっきは一瞬寒さを忘れたけど、やっぱり寒いよぉ……)」ガタガタ


上条「ほら」パサッ


五和「え?」


上条「とりあえず、その格好じゃあ寒すぎるだろ。っていうか震えてるしな。俺の服しかないけど、我慢してそれで凌いでくれ」


五和「……え、いやいや!?そこまでお世話になるわけには……!」


上条「五和!」


五和「ひゃい!」ビクッ


上条「そんな固くなるなって。まぁ俺は大したことできないけど……」ポンポン


五和「ふぁぁ……」ポォォ


キャーリサ「……」


上条「よしっ!それじゃあいっちょ上条さんが腕をふるいますか!待ってろよ二人とも!」スタスタ


五和「あ、私も手伝いますよ!」


キャーリサ「私も暇だし!」


上条「まぁまぁ。五和はお客様だし、キャーリサは作り方とかわからないだろ?ここは俺に任せてゆっくりしといてくれ!」


上条「さーやるぞー!(料理は人数がいればいる分作りがいがでるなあ。……ちょっとだけ舞夏の気持ちがわかった気がする)」ジャー

上条「(……まぁ。俺はそんなに尽くすのは好きじゃないけども……)」

上条「まずは、野菜を洗って、と……」ジャー






キャーリサ「……」


五和「……」
85 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2011/10/09(日) 22:51:12.16 ID:XA7UetOp0
『ザ、ザー……いつ……五和……ザザッ……聞こえるの……よ……?』


五和「……!」


『……五和、聞こえるか?』


五和「……(え、えと聞こえてるけど、ここで話したら独り言みたいになっちゃう……)」


『五和、聞こえてるなら咳払いを一回してくれ』


五和「…………こほんっ」


『……聞こえていると認識するのよな。回線は無事に繋がったようだ。一応、送受信できるタイプの小型無線だからそちらの音も少しは聞こえる』


『ただ、もし聞かれたくない会話や性……ごほん!ことをする時などは、一回無線機のスイッチを叩けば受信オンリーになるのよな』


五和「(き、聞かれたくない会話……?……こと?)」


『さて。無事に潜入は出来たようなのよな。……ここからが正念場だぞ。一応確認だが、すぐそこにキャーリサ嬢がいらっしゃるのよな?』


五和「……こほん、こほん」


『了承と取る。……それでは、ひとまず様子を見ることから始めるのよな。キャーリサ嬢をどうにかして先に寝させることができれば……。作戦成功の可能性は50パーセント台を超えるのよな』


五和「……(何でだろう?)」


『……まだ理解はしていなくて良い。とりあえずキャーリサ嬢を先に寝かすための手立てはそちらの方で何とかするんだ。
……また連絡する…………ザザッ……』


五和「(……切れた?)」


キャーリサ「…………いつわ、という名前だったし?」


五和「!は、はい!」ビクッ


キャーリサ「何をそんなに驚いてるし……」


五和「いやいやいや!!なんでもありません!!」ブルブル


キャーリサ「……まぁいいし。とりあえず、さっきは何であんな格好だったし?」


五和「え、えっと……最近の流行り…………なんですよ!そうです!流行りなんです、あれが!」


キャーリサ「へぇ……日本では変なものが流行するというが……噂は本当だったか」


五和「そ、そうなんですよ!って私が言うのも変なんですけど……」


キャーリサ「……嘘をつけ」ビシッ


五和「あうっ」


86 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2011/10/09(日) 23:02:12.36 ID:XA7UetOp0
キャーリサ「日本に疎い私でも流石に嘘だってわかるの……」ハァ


五和「う、うぅ……」


キャーリサ「……まぁ、聞きたくないことは無理には聞かなくてもいいし」


五和「……へ?」


キャーリサ「何をそんなひょうきんな顔をしているし。話したいのか?」


五和「!」ブルル


キャーリサ「だろう?無理に聞くようなことでも無いし。……まぁ、貴様の考えていることはある程度は予測がつくがな」


五和「わ、私がやろうとしてること……?」


キャーリサ「……貴様は、上条のこと好きだろう?」


五和「……はい?」


キャーリサ「いつわ、貴様は上条のことが好きだ」


五和「!?!??!?!?!?!」ボンッ


キャーリサ「はっは、否定はしない、か!いさぎが良いしっ」ナデナデ


五和「……わ、私はぁああ!?(……もう作戦失敗だよぅ……)」


キャーリサ「待て待て。落ちつけ」ポン


五和「……へっ?」


キャーリサ「……私と上条は確かに付き合っている。……しかし」


キャーリサ「だからと言って彼を好きになる権利を私だけが有しているわけじゃないぞ?」


五和「……!」


キャーリサ「貴様が彼を好きになる理由は、様々だろうが……。私と同じ気持ちを彼に抱いてくれているということは、少し嬉しいと思う」


キャーリサ「……だから、彼が好きなら。…………私から、奪ってみろ」


五和「…………」


五和「……(この人……!)」


キャーリサ「……まぁ、私は毛頭負ける気がしないけどな」フフン


五和「……見ていてください」


キャーリサ「まぁ、せいぜい心得ておくし」

87 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2011/10/09(日) 23:18:00.90 ID:XA7UetOp0
上条「(……何か騒がしいけど、何の会話してるんだろ)」ニギニギ


上条「(……少し気になる)」カツカツ


上条「…………おっと、アク抜きアク抜き!」


五和「あ、上条さん!」


上条「ん?おう。五和。どうした?トイレなら――」


五和「と、トイレじゃないです!手伝いに来たんですよぅ!」アセアセ


上条「手伝い?あはは、だから今日は俺がやるって!ゆっくりしてってくれよ」


五和「そ、そうは言われても何か身体が動きたくてうずうずするので!手伝います!」


上条「……?う、うずうず?」


五和「はい!そうです!!だから上条さん!何か手伝うこと言ってください!」ヒシッ


上条「!?」


五和「さぁ!何でもいいですよ!!」







建宮「……」


建宮「…………五和、俺たちが指示しなくてもそういう雰囲気に持って行けそうなのよな……」


「…………そうですね」


「……天然って怖い」


建宮「ま、まぁ始まったばかりの作戦NTR!この作戦は絶対に成功させるべきなのよなっ!」アセアセ


「そうでした!」ハッ


「教皇代理!こうなれば、我々も何か潜伏魔術で潜入をして……!」


建宮「いや待て!ここで仕損じてしまっては二度とこの面白……じゃなくて重要な作戦は立てることはできん!
アチラには軍事大国イギリスの軍事担当がいるのよな!半端な魔術ではすぐに気付かれる!」


「あ……。そういえば美人なだけではなく、戦闘能力も半端じゃなかったんでしたね……」


建宮「先の戦闘で魔術具は失われてはいるものの……我々の全力をもってしても凌げるかはわからんあの警戒網は
そう易々と挑んではダメなのよなっ!」


「こ、ここは、五和に期待する……しかない、ということですか……」


建宮「俺たちは最低限の指示を送り、五和のNTRを応援するのよな!!」


「オオーーーーーーー!!!」
88 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2011/10/09(日) 23:21:23.69 ID:XA7UetOp0
ってことでこんな感じでいかがでしょうか?

さて、次の展開なのですが


@五和がNTRでき……


A逆にキャーリサがチョメチョメ……


B二人でご奉仕……


どれにしますかね?どちらにしても多少のエロロンは含みますので苦手な方は次回更新分は見ない方がいいかもしれません……。
まぁエロが書きたいってわけではないのですが、一応チャレンジとして、ってだけでせう!

ってことで、>>90の方お願いします!
89 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/09(日) 23:27:03.89 ID:l2ZQiFw/o
2
90 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州) [sage]:2011/10/09(日) 23:45:07.24 ID:j4kmeJJAO
2222222
91 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2011/10/10(月) 01:01:16.22 ID:WMTikfj2o
むふふ
92 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/10(月) 03:12:15.32 ID:YeMuEhmKo
エロなんで要らない
93 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(沖縄県) [sage]:2011/10/10(月) 09:52:23.47 ID:n0SOel5So
ヴェントの出番はマダァ-?(・∀・ )っ/凵⌒☆チンチン
94 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2011/10/10(月) 13:06:54.19 ID:oqgByQvw0
上条「じゃあ、五和は食器と箸、出しておいてくれ。そこんところの引き出しにあるから」


五和「……!はい、わかりました!」ビシッ


上条「……?(やけに気合い入ってるな……)」


五和「〜♪」


上条「……」


上条「まぁ、いっか」トントン


―――――――――


上条「それでは、準備もできたし」


キャーリサ「とってもおいしそうなの!」キラキラ


五和「ですね!」


上条「それでは……いただきます!」
95 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2011/10/10(月) 13:20:30.08 ID:oqgByQvw0
キャーリサ「この、ぽんず?っていうのはとってもアッサリしておいしいの!」


上条「ポン酢は何にでも合うからな〜」


五和「和の人間たるものポン酢ですよね〜。ん、んしょ」


上条「……あ、五和。そこからじゃとりにくいだろ?よそうぜ」


五和「あ、ありがとうございます……」


キャーリサ「……」


上条「肉と魚と……豆腐、野菜。これくらいでいいか?」


五和「は、はい!なんでも大丈夫です!」


上条「なんでもって……。まぁ次も言ってくれればよそうから」


五和「(……上条さんの箸がついた……お肉にお魚……お野菜……)」ゴクリ


キャーリサ「私のもお願いしたいし!」フンス


上条「ん?キャーリサは普通にとれるんじゃ……」


キャーリサ「私もまだ箸は使い慣れてないし……ダメ?」」


上条「(十分上手い気がするんだけどなぁ……)ダメなんてことはないですよ。ほら、お皿かしてくれ」


キャーリサ「お皿より当麻が箸で私の口に運んでくれればいいしっ!」


上条「ちょ、ちょっと何言ってんだよ!?」


五和「……っ!」グッ


キャーリサ「……」ニヤリ


キャーリサ「ほら早くー。あーん」


上条「……ったく、ほら肉団子」


キャーリサ「ん、んっ……。やっぱりおいしいし!」


五和「……(うらやましい……)」

96 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2011/10/10(月) 13:41:46.74 ID:oqgByQvw0
――――――――――――――


上条「ふう……もう何もはいらない……」


五和「あれだけあったのによくすべて食べきりましたね……」


キャーリサ「私は二杯分程度食べただけで満腹感はあったぞ……」


上条「いやぁ、いつも少ししか食べれない分、残すっていうのはあまり好きじゃないんですよ。
……ただ、これは少し食べ過ぎたかな……」


五和「あ、それじゃあ私が食器とか全部片付けるので上条さんはゆっくりしててください!」


キャーリサ「私も手伝うし!」


上条「え?いや、そんな悪いし……」


五和「悪くなんてありませんよ!作ったのは全て上条さんじゃないですか」


キャーリサ「貴様も少しは休みといいの♪」ポンポン


上条「うぅ……」ジーン


五和「な、泣かないでくださいよぅ!!」


上条「なんだか最近人の温かみに触れることが多くなったような気がするよ……(インデックスがいないと財布も温かいし……)」


キャーリサ「まぁ、私たちはとりあえず片付けをするし」スクッ


五和「そうですね!」


―――――――――――――――

上条「……」


上条「…………はぁ」ドサッ



上条「(……やっぱり、年上もしくは同年代の女性って素晴らしい)」


上条「(上条さんは最近幸せに囲まれすぎて、いつ報復がくるか怖くてしょうがないですよ……)」


上条「(……温かくて、……落ち着くなぁ……つか、気持ち良すぎて、ねむ……く……)」


上条「(…………)」


上条「(……ぐぅ)」スヤスヤ


―――――――――――――――――


キャーリサ「……五和」カチャカチャ


五和「はい?」カチャカチャ


キャーリサ「当麻が寝ちゃったし」
97 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2011/10/10(月) 13:58:46.90 ID:oqgByQvw0
五和「……?あ、本当だ」


五和「(寝顔も素敵だなぁ……)」


キャーリサ「……やれやれ。あんなところで寝たら風邪を引いてしまうし……」ハァ


五和「そ、そうですよね。洗い物が終わったら毛布でもかけてあげないと……」


キャーリサ「五和は、今日は泊っていくのか?」


五和「え、えっと……そういえば聞こうと思ってたんですけど忘れていました……」


五和「私なんかがいたら迷惑だと思いますけど……一晩だけ寝床を貸してもらってもいいですかね?」


キャーリサ「私は一向に構わないというか、ここは彼の家だし。正確には貸家だが……」


キャーリサ「だから私がうんと言わずとも、彼がいうと思う答えに従えばいいのではないかな?」クスッ


五和「……!あ、ありがとうございます(上条さんのこと、信頼してるんだなぁ……)」


キャーリサ「私も、少し同性の話し相手がほしかったところだし♪」


五和「え?」


キャーリサ「まぁまぁ、とりあえずこの洗い物が終わったらひと段落するし、そしたら一緒にお風呂にでも入ることにするし!」


五和「えええええ!?お、お風呂!?私とキャーリサさんがですか!?」


キャーリサ「うむ!」




建宮「……」


建宮「(……発信機に小型カメラでも仕込んでおくんだったのよな……)」
98 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2011/10/10(月) 21:08:13.64 ID:wa6Ph9t90
【風呂】


五和「……」ゴシゴシ


キャーリサ「……」ジー


五和「あの……」


キャーリサ「ん?」


五和「えっと、そんなに見られてると私、恥ずかしいんですけど……」アセアセ


キャーリサ「何を恥ずかしがることがあるし?異性ならまだしも同性だろう?」


五和「で、でも……その……」


五和「胸ばっかり、見ないでくださいよぅ……」カァァ


キャーリサ「いやぁ、何。日本人というのは皆、胸が大きいのだなぁとしみじみしちゃってただけなの」


五和「え、ええ!?私は、そんな別に!」アセアセ


キャーリサ「(……そして日本人は謙虚なの)」クスクス


五和「な、何で笑ってるんですかぁ!?」ガーン


キャーリサ「おっと……失礼。気分を害してしまったなら謝るの」


五和「あ、謝ることでもないですよぅ!ただ見るのをやめていただければ……」


キャーリサ「見るのをやめる?」


五和「はい……」


キャーリサ「了解だしっ!」


五和「……(物分かりはいい人なんだなぁ)」ホッ


キャーリサ「それなら揉ませていただくの!」ムニュムニュ


五和「っひゃぁん!?そ、そこは――ぁっ――」











上条「……腹いっぱい…………だぁ……」グゥ

99 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2011/10/10(月) 21:23:46.01 ID:wa6Ph9t90

五和「うぅ……(結局好きなだけ揉まれちゃった……)」


キャーリサ「自分以外の女性の胸ってなんでこう柔らかく感じるものか……」ウーム


五和「そんなこと私で確かめないでくださいよぅ!」ウガー


キャーリサ「ははは、悪気はないんだよ、知的好奇心ってやつだし!」ナデナデ


五和「わ、悪気が無ければ許されるってわけでは!!」


キャーリサ「そうなのかな?」


五和「そうですっ!」ムスッ


キャーリサ「そうかそうか……それは悪いことをしたし」ギュ


五和「な、何ですか……」


キャーリサ「いや?何でも?」


五和「……そ、そうですか」


キャーリサ「そうだとも」ナデナデ


五和「……」


キャーリサ「……」ナデナデ


五和「……ふ、ふぁぁ……(こ、これ、気持ちいいかも……)」


キャーリサ「ふふふ……可愛らしいなぁ……」ナデナデ


五和「……なんですかぁ…………?」


キャーリサ「何でもないよ?何でもね……」ナデナデ


五和「…………ふぇぇ……」キュゥゥゥ



――――――――――――

―――――――――

――――――
100 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2011/10/10(月) 21:26:08.06 ID:wa6Ph9t90



五和「……う〜」ウトウト


キャーリサ「ほらほら、やはり疲れていたのだろう?貴様は早く寝ると良いし」


五和「……そうします……あ、でも布団は……」


キャーリサ「そこにベッドがあるだろう?私も彼と一緒に床で寝るから」


五和「……それじゃ悪いですよぅ……私が床で……」


キャーリサ「彼も言っていたが、貴様は客人だぞ?客人を床でなんぞ寝かせるわけにはいかないし」


五和「で、でも……」


キャーリサ「さ、ほら。もう足元がふらついてるぞ!……おやすみ」ドサッ


五和「……」ウトウト


五和「おやすみ…………なさい……です……」スヤスヤ






建宮「い、いつわ!?いつわーーーーーーー!!!!」


建宮「…………」


「まさか……教皇代理……」


建宮「五和……どこまで子供なのよな……」


建宮「(風呂に入る前にスイッチを切られ……それから寝る寸前の反動でついたようだが……。これは就寝しちまったみたいなのよな……)」


建宮「(……これは……失敗、か?)」


「教皇代理……どうしますか……?」


建宮「我々では、今やどうしようも……ないのよな」


建宮「…………失敗、なのよな……」
101 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2011/10/10(月) 21:30:44.78 ID:wa6Ph9t90
キャーリサ「……」ナデナデ


五和「……ふにゃぁ……」


キャーリサ「……」


キャーリサ「…………ふふ」


キャーリサ「(………………全く、全くもって……何で…)」






キャーリサ「……!(日本人の女性は何でこう可愛らしいのだ……!!!)」


キャーリサ「(まるで小動物を守りたくなる庇護欲のような情念が湧いてくるし……!!
胸も欧米に比べてみたら小ぶりながらに形良しな器量よしも多いときた……)」


キャーリサ「……」


キャーリサ「…………パラダイス、だし……」ジュルリ


キャーリサ「……」


キャーリサ「……そんなこと考えたら、何か、身体が熱く……なってきちゃったし……」
102 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2011/10/10(月) 21:37:09.58 ID:wa6Ph9t90
キャーリサ「……」チラッ


上条「……」グゥ


キャーリサ「……」


キャーリサ「(……ガールフレンドの、性欲の発散も、男性の務め、だし?)」ゴソゴソ


上条「……んん……」スヤスヤ


キャーリサ「!」


上条「……ん……う……」ゴロ


キャーリサ「寝返りか……」ボソッ


上条「……」


キャーリサ「いけない子、だしっ♪」ピンッ


上条「……」スヤスヤ


キャーリサ「(そういえば…………私ばっかり、上条に裸、見せてる気がするなぁ……)」


キャーリサ「……」


キャーリサ「(これじゃあ、不公平、だしっ?♪)」


キャーリサ「ってことで……」ペロッ


キャーリサ「(脱がさせていただくのっ!☆)」キラッ

103 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2011/10/10(月) 23:19:49.06 ID:wa6Ph9t90
キャーリサ「……と思ったけど……」


キャーリサ「脱がしてしまったら、穿かせる時に起こしてしまいそうなの……」


キャーリサ「かといって放置では当麻が風邪をひいてしまいかねないし……」


キャーリサ「……」キュピーン


キャーリサ「……あ」


キャーリサ「……」ジーッ


上条「……」スヤスヤ


キャーリサ「……な、なんかドキドキしてきたし……」ドキドキ


104 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2011/10/10(月) 23:32:48.30 ID:wa6Ph9t90
キャーリサ「……」ゴクリ


キャーリサ「……」ジリリ


キャーリサ「……(当麻、今日は青色の……)」キュン


キャーリサ「……(って、何故だか私が痴女のようなの……)」


キャーリサ「……(まぁ、好きな人の、とは言え第三者の前でコトを犯そうとしているのだから、ある意味……)」クスッ


キャーリサ「(……と、とりあえず……いくの!)」ヌガシッ






ポロン




キャーリサ「……」


キャーリサ「…………」チラッ


キャーリサ「……!!!!!!!!」ビクゥッ


キャーリサ「(…………よ、予想外に……グロテスクだしっ)」アタフタ

105 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2011/10/10(月) 23:49:18.74 ID:wa6Ph9t90
キャーリサ「(でも……ここまできたら……)」


キャーリサ「……っ!!」キッ




下条「やぁ」



キャーリサ「(やっぱりちょっと怖い……)」シクシク


キャーリサ「(だ、男性には皆あんなものが付いているのか……)」


キャーリサ「(……うぅ)」


上条「……ん、さむっ…………」ブルルッ


キャーリサ「あ……」


キャーリサ「……!」パンパン


キャーリサ「(覚悟を決めるし!)」


106 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2011/10/10(月) 23:55:55.62 ID:wa6Ph9t90
キャーリサ「……」ソォ


キャーリサ「…………」ツンツン


上条「……っ」


キャーリサ「(…………)」ツンツン


キャーリサ「(……な、何か可愛く思えてきたし……)」キュン


キャーリサ「……た、確か、こうやって……」コシコシ


下条「……!きたか!」ムクッ


キャーリサ「……ひっ!」


キャーリサ「!!」バッ


上条「……」スヤスヤ


キャーリサ「……(危ないし……)」ドキドキ


キャーリサ「(な、何か大きくなってきたし……)」


キャーリサ「(……!とにかく!続けるし!)」コシコシ


下条「……俺を全力にさせたか……」ムクムク


キャーリサ「(…………っひぃぃ)」


キャーリサ「(……わ、私、少し男性というものを見くびっていたの……)」




下条「……さぁ、こい」ギンギン



キャーリサ「(……これは、これはぁぁ)」ゾゾッ




107 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2011/10/11(火) 00:01:46.03 ID:/SDewwSZ0
キャーリサ「(……)」ドキドキ


キャーリサ「(す、すごい膨張してる……)」


キャーリサ「(……こ、こんなに大きくて苦しくないのか……?)」


上条「……うぅ、ん」


キャーリサ「(当麻……額に汗をかいてる……)」


キャーリサ「(やっぱり、苦しい、のかな……?)」ドキドキ


上条「……さみ、ぃ……」スヤスヤ


キャーリサ「(さむい……のか?こんなに脈、打ってるけど……)」


キャーリサ「(……と、とりあえず、握れば、寒くないのかな?)」ギュッ


上条「……!」ビクン


キャーリサ「っひゃん!」ビクッ


上条「……」ブルブル


キャーリサ「(……び、びっくりした……)」


キャーリサ「(でも、何か顔が赤いし……震えてる?)」


キャーリサ「(そんなに寒いのかな……?……いや、でもこれは寒い感じじゃなくて……こう)」


キャーリサ「(気持ち、いい雰囲気の、顔?)」


キャーリサ「(……そらなら)」


キャーリサ「……っ」ゴシゴシ


上条「……ぅ、っぁ……」ビクビク


キャーリサ「……」クニュクニュ


上条「……が、ぁぁ………っ……」ビク


キャーリサ「(……か、可愛い……)」


キャーリサ「(……も、もっとしてあげたくなるし……)」キュン
108 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2011/10/11(火) 00:12:54.04 ID:/SDewwSZ0
キャーリサ「……」ゴシゴシ

上条「……」ビクビク

キャーリサ「…………」ゴシゴシ

上条「……っっ」ビクンッ

キャーリサ「……」ピタッ


キャーリサ「(…………そういえば)」


キャーリサ「(……ど、どんな……)」


キャーリサ「(…………どんな味が、するんだろ……)」


キャーリサ「(て、私は何を考えているし!!それはさすがに……!)」


上条「……」スヤスヤ


キャーリサ「(流石に……)」


キャーリサ「(……でも、当麻の、なら……)」


キャーリサ「(…………)」


キャーリサ「(だ、だめだ……一度、そう考えたら、身体が、熱くって、勝手に……)」ソォ


キャーリサ「……んっ」パクッ


上条「……っ!?!?!」ビクビクン


キャーリサ「……!?!(きゅ、急にはねちゃだめだしっ!)」アセアセ


上条「……っあ、くぁ……」ブルブル


キャーリサ「……」


キャーリサ「……(もっと、いじめてやるし……)」


キャーリサ「……っんん、ふ、ぅ」グチュグチュ


上条「が、ぁ、ああ……!!!」ビクビク


キャーリサ「はっ、ん、ふぁ」グチュ


キャーリサ「(す、すっごい……厭らしい音が、する、し……)」グチャグチャ


キャーリサ「ふぅ、ぅ、うん(……何か、苦いというか……なんというか……)」ツー


上条「……く、ぁぁ……ぁっぐ」ブルブル


キャーリサ「(……変な、味)」グチャグチャ


キャーリサ「(…………でも)」


キャーリサ「(も、もっと…………………………欲しい)」グチュグチュ
109 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2011/10/11(火) 00:22:08.70 ID:/SDewwSZ0
上条「ぅぐ…………が、あ」ビクッビクッ


キャーリサ「んちゅ、ふっ、ちゅ(当麻の、動悸が、激しく……?)」


上条「……うがぁっ!!!」ガシッ



キャーリサ「(!?!?!)」ゴボッ


上条「……は、はぁ、はぁ」


キャーリサ「(お、起きた!?……それより、く、苦し……っ!)」


上条「あがああああああああ!!」


キャーリサ「あむぁ!?ん〜っ!!!んぁっ!!!!?(な、当麻が、私の、口に出し、入れ――)」


上条「はぁ、あが、……ぐっううぅ!!」ビクビク


キャーリサ「っちゅ、ふに、んむぅっ……ぁっうぇ……(と、当麻、苦しそう……。汗がすごい……)」


上条「……っ!!」ビクンッ


キャーリサ「(……!?!?!何か、口の中で、大きく……!!!?)」


上条「……ぐぁ、がぁあああああああ!!」ビュクビュクビュク!!


キャーリサ「――!?!?!んー!?んう、んーーー!!!!」ビクビク


上条「は、ぁあ、がっぁあ、くぅ……!!」ビクンビクン


キャーリサ「(すっごいネバネバした……苦いのが、出て――!!)」


上条「ふぅ、うぅ……ぐぅっ!」ビュルル


キャーリサ「うぅ、ぇあっ、っぐ、んぐ、ん!!」ゴポォ


キャーリサ「(でも、当麻、すっごい、気持ち、良さそう……)」


上条「……が、はぁ、はぁ……はぁ」ビュル


キャーリサ「(口に治まりきらない……!…………もう、全部、飲むしか……!)


上条「……っ」ヌプゥ


キャーリサ「!!!」
110 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2011/10/11(火) 00:31:26.18 ID:/SDewwSZ0
上条「…………ん、ぁ」フラァ

上条「……ふぁ……」パタッ

上条「……うぁ」スヤスヤ

キャーリサ「……げほっ、ごほっ……!!」ケホケホ

キャーリサ「(……ちょっと、死ぬかと思ったし……)」

キャーリサ「(……)」チラッ


キャーリサ「(口の周りとか、どろどろ、だし……)」


キャーリサ「(それに、口の中、苦いし、喉に何かまとわりついて、息しづらい……)」


キャーリサ「(……当麻の、せ、せーし?なの?)」


キャーリサ「……」チラッ


上条「……」ツルツル


キャーリサ「(……スッキリした顔しちゃって……私を手籠めにしたことなんて、絶対に覚えてないし……)」


キャーリサ「(まぁ、いずれこうなるんだし、それが早いか遅いかってだけの違い……なのかな?)」


キャーリサ「とりあえず、口、洗わないと……」スッ







上条「……きゃー、りさぁ……好き、だぁぁ」スヤスヤ



キャーリサ「……!」


上条「……ぐぅ」スヤスヤ


キャーリサ「……」


キャーリサ「…………はぁ」


キャーリサ「(こんなに私の顔を汚しておいてよく言うし。…………でも)」


キャーリサ「……私も、大好きだし」カァァ




建宮「……」

「ど、どうなんですか!?何が起こっていたんですか教皇代理!!」

「双眼鏡が一つしかないのにずっと見ちゃってズルいっすよ!!」

建宮「……」

建宮「…………これは、ちょっとイロイロと……」ブフォォ

「きょ、教皇代理ィィィィ!?鼻血!!鼻血止めて!!!」

「な、何が起きていたんスかあああ!?」

騒がしい夜が、過ぎていく。
111 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2011/10/11(火) 00:33:12.87 ID:/SDewwSZ0
今日一日、隙間時間を使ってちょくちょく書いていたのがようやく終わりましたね……。

皆様には変な更新方法で本当に迷惑かけました……。
さて、微エロっぽくしましたが、あくまで練習です!w
子の練習が行かされる日が来るのか……それは未定ですね、ハイ。



とりあえず!次のシチュ安価お願いしますね!>>110
おやすみです!
112 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2011/10/11(火) 00:34:46.15 ID:/SDewwSZ0
魅音「同じミスを何度もする人間はバカってばっちゃが言ってた」


はい、私です。

安価ミス大変失礼しました……。

>>113

の方、お願いします!


そろそろヴェントルートも入れようかなぁって感じです!それでは!
113 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長野県) [sage]:2011/10/11(火) 00:55:42.44 ID:hFO16auSo
吹寄かクラスの奴等にキャーリサの正体(身分)がバレる
114 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/11(火) 01:29:30.92 ID:D2ristIeo
>>1
115 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州) [sage]:2011/10/11(火) 06:09:15.37 ID:KvuUiJKAO
>>113

GJ

黄泉川先生辺りがうっかり口を滑らせそうだなwww
116 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(岩手県) [sage]:2011/10/11(火) 07:34:21.97 ID:B//Kn6ON0
>>1
ヴェントルートもあるのかっ!?
楽しみじゃないか
117 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2011/10/11(火) 22:01:43.63 ID:/SDewwSZ0

ヴェントroute the other girl`s story T




118 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2011/10/11(火) 22:06:21.54 ID:/SDewwSZ0
ヴェント「……」





上条「……ただいまーっと……」ガチャ


ヴェント「……おう。おかえり」


上条「……いやはや、今日も参りましたよ……。特売の時間に間に合わなくってさ……」トホホ


ヴェント「……お前は、いつも走っている気がするんだけど」


上条「そ、それは気のせいで合って欲しいけど現実でせう……」


ヴェント「ま、買い物くらいなら私にも任せていいんだし」


上条「そうはいってもなぁ。夏休み中はヴェントとキャーリサに散々お世話になったし。
今度は俺の番だろ?」


ヴェント「……あんなんで返せる借りじゃねぇだろ……」ボソッ


上条「?何か言ったか?」


ヴェント「いーや、何でも?」


上条「そ、そうか……。とりあえず、今から適当に何か作りますから待って下さいよっと」


119 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2011/10/11(火) 22:14:36.84 ID:/SDewwSZ0
――――――――――――



ヴェント「それにしても、良かったのか?」


上条「何がだ?」モグモグ


ヴェント「……私、このままお前といて。禁書目録だって、放置だろ」


上条「それは大丈夫ですよ。元々理由アリの同居だったし、一緒に住む理由も無くなったからってアイツから神裂達との同居を選んだんだから」


ヴェント「……」


上条「だから、上条さんは今一人身ってわけですよ」


ヴェント「……だからって、私みたいなのがいたらお前に迷惑かけるし……」


上条「……」クスッ


ヴェント「な、何笑ってんだよ気色悪ぃ!!っていうか腹立つから殺すぞコラ!!!」カァァ


上条「……いやぁ、何かヴェントも変わったんだなぁって思って」


ヴェント「……変わったぁ?私のどこが変わったんだよ。いつだってお前を抹殺する準備くらい万端だけど」


上条「そ、そんな物騒な準備はしないでいいからね!?……こほん。初めて会った時は、見境なく暴力を振るう奴だって思ったけど。
今、まるっきり変わってるし」


ヴェント「……そ、そりゃ私だって用もないのにそんなことするやつじゃねぇよ……」


上条「いや、俺が言ってるのは、そういうことじゃなくてさ」


上条「笑い方、優しくなった気がするんだよ」


ヴェント「……!」


上条「何だろう、こう……心を許してくれてるって言うか。
今までのヴェントは、余裕ない感じで、ツンケンしてたイメージだったけど……」


ヴェント「……テメェも以前とは打って変わって言う様になったなぁ……?」ゴゴゴ


上条「ひぃっ!?ヴェ、ヴェントさん!?俺は今褒めてるんですよ?!」


ヴェント「……はぁ」スタッ


上条「……」ホッ


上条「まぁ、とにかく。上条さんはそんなヴェントといれると楽しいわけだし。……全然迷惑なんかじゃないってわけですよ」



ヴェント「……」


ヴェント「……!」ボンッ



120 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2011/10/11(火) 22:22:33.54 ID:/SDewwSZ0
ヴェント「な、なななななななななぁ!?何言ってんだよお前!い、いきなりそんなこと言うな!ばか!ばか!しね!!」ドカッ


上条「うわっ!いたっ!でも嘘じゃないからしょうがないだろ!」


ヴェント「……!!」カァァァ


ヴェント「あーもう!!!やめろってばあああ!!!!私はそういうの慣れてないんだって!!次言ったら殺すからなぁ!!」ドカドカ


上条「わ、分かったから!!ストップストップ!!」


ヴェント「……はぁ、はぁ」


ヴェント「……」モグモグ


上条「……ところで、ヴェントはどうなんだよ?」


ヴェント「……何が」


上条「俺何かといつまでいちゃっていいのか?」


ヴェント「……!」


上条「いやほら。ヴェントだって、何か色々、考えてることとかあるだろうし。
俺なんかの為にずっといてくれてるんだったら、気を使わせ茶悪いと思ってさ」


ヴェント「……なわけねぇだろ」ボソッ


上条「……へ?」


ヴェント「んなわけないだろーがあ!!」バンッ


上条「で、でえええ!?」


ヴェント「私は!自分に正直なんだよ!!だから、嫌だと思ったらそういうし!!そもそも私が嫌だったら、お前のことなんてとっくに見放してるんだよ!!」


ヴェント「それを!!私が気を使ってるとか!!見当違いのこと言うんじゃねぇよ!!」


上条「ご、ごめん!!お、落ち着くんだヴェント!!」


ヴェント「これが、落ち着いていられるわけ――!!」


上条「……っ!!」


上条「……」シーン


上条「……?」チラッ


ヴェント「…………ばかぁ」グスッ


121 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2011/10/11(火) 22:29:52.09 ID:/SDewwSZ0
上条「ヴェント!?な、なんで!?」


ヴェント「うぇ、わからねぇよ……わかんねぇけど、ぉ……何か妙に安心したっていうか、っひ、うぇぇ……」グス


上条「あー……」ボリボリ


ヴェント「ぐっ、も、もう……いつもいつも何でお前なんかにぃ……っひ、う、くっ」グシグシ


上条「……ヴェント?」ギュ


ヴェント「……え?」


上条「あー、ヴェントはやっぱり女の子ですねぇ」


ヴェント「な、や、やめろよ!!やめ、やめろって!!放せ!!」バタバタ


上条「……いいのか?放しても?」


ヴェント「……!」


上条「……ごめんごめん、それじゃあ、はな――」


ヴェント「……う、うそ。やっぱり、こうしててほしい」ギュ


上条「……ははっ」クスクス


ヴェント「わ、笑うんじゃねぇよばか……」


上条「さっきの覇気がないけど……どうしたんですか?」ナデナデ


ヴェント「あ、頭なで――」


上条「…………」


ヴェント「……てもいい」カァァ


上条「そうですか」ニコ


ヴェント「(……いつの間にか、コイツに主導権握られるようになっちゃってるよ……。情けない……)」


ヴェント「(でも、だって……心地良いから……抗いたくないっていうか……)」カァ


上条「……俺、さ」


ヴェント「……?」


上条「キャーリサに告白されたんだよ」


ヴェント「!!」


上条「『私なんかでよかったら、真剣に交際してほしい』って。俺なんて、本当にヴェントの言うとおりバカだし、特に取り柄なんて無いし。
むしろ不幸な体質持ちでマイナスの格安物件のはずなのに」


上条「あんな美人がどうして俺?って戸惑った」
122 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2011/10/11(火) 22:38:29.09 ID:/SDewwSZ0

ヴェント「……」


上条「正直、俺もキャーリサのこと、かなり好きになってた。一緒に一方通行の家に行ったり、花火したり、海行ったり。
思い出とか、すっげー作ってくれたから」


ヴェント「……っ」グスッ


上条「……でも」


ヴェント「……ぇ?」


上条「……それでも、俺、断っちまった」


ヴェント「………………は、はぁ!?」


ヴェント「な、お前、何で!?」


上条「……キャーリサに対する好きって、俺が思ってるそういう好きじゃないって分かったから」


ヴェント「っ!!」


上条「……それが分かった理由ってさ、一人の女の子が思い浮かんだからなんだ」


ヴェント「……(え……)」


上条「…………その子には何度か死にそうな目に合わされたけど。何か憎めなくて。
いつの間にか一緒に暮らすことになっちまったけど、俺と一緒に出かけたり、温泉行ってくれたりした、すっげー良い子なんだよ」


ヴェント「……うぇぇ」グスッ


上条「……それに、強がりなのに、実は泣き虫だし……」


ヴェント「……やめろぉ…………ち、ちがうよぉ……」


上条「……俺は、その子を女の子として、好きになってた。キャーリサに対する『好き』じゃなくて。
一人の、俺の傍らにいてほしいって意味での、『好き』」


ヴェント「……っひ、ぐぅ、うぇ……」


上条「だからさ。その子がいなくなっちまうかもって思った時、実際かなり焦ったんだぜ?
止める権利なんて俺には無いし。もしいてくれても、同情なんかじゃ嫌だったし」


上条「……男心は複雑ってやつですよ」


ヴェント「……そ、そんなこと、私、私、ィ……」


上条「……今、言いたいことがあるんだけど、いいかな?ヴェント」


ヴェント「……っぐ、うぇ、ひゃ……は、っい……」グスッ


上条「……」スゥ





上条「――俺と、付き合ってください」
123 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2011/10/11(火) 22:47:15.49 ID:/SDewwSZ0
ヴェント「…………」

上条「……?」ニコッ

ヴェント「……っひ」

ヴェント「……お、……おま、え、は、っはぁ、っひ、卑怯なんだよぉ……いつ、も、うぇ、いつもぉ…………!」


上条「卑怯でごめん。でも、上条さんだって今かなり勇気振り絞って結構ガクガクですよ」タハハ

上条「……で。肝心の、返答を頂いていないんですが?」

ヴェント「……っ」

ヴェント「…………」カァァ

ヴェント「……私の、答えなんて、知ってるくせに……ぃ……」

上条「さぁ?上条さんバカですから。直接言ってもらわないとわかりませんよ?」ニコニコ

ヴェント「……ほんっとに、卑怯な、やつ、っ、だな!!」ギュゥ

上条「あはは、痛い痛い!」

ヴェント「……じゃ、じゃあ言うぞ。返事。一度しか、い、言わないから、っ、な!」

上条「……はい」


ヴェント「…………」

ヴェント「………………はぁ」

ヴェント「…………わ、私も、上条の、こと、が――」


上条「――っ」スッ

ヴェント「……っ!?」

ヴェント「ん!?ん〜!!んぅ、んぅうう!!(わ、私まだ言いきって無いのに……!!これって、キ……ス…………!)」ポカポカ

ヴェント「ん!!!んー!!」ポカポカ


ヴェント「んー……。ん、ぁ……」クテン


上条「……はぁ」


ヴェント「……っひゃ、ぁ」トロン


上条「やっばい、すっげー可愛い……」ギュ


ヴェント「ま、まだ言ってないのに、お前、ほんとに……」


上条「……はは、我慢できなかった。…………でも」







上条「卑怯でも、幸せなら、いいってことですよ」
124 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2011/10/11(火) 22:50:59.07 ID:/SDewwSZ0
間話のヴェントルート第一話書いてみました―。
読み返しても甘い!!何回読んでも甘い!!書いてる自分が恥ずかしいですね!
でも強気なヴェントさんだからこそ、こういうのは奥手そうだったので、上条さんが若干S気味ですw

ヴェントルート、どうでしたでしょうか?自分的には最高点をあげれるレベルの自己満足ですww


これからも100レスにつき5〜10レス分くらいできたらと思います。


ってわけで次回は安価通りの展開でいきますね!よろしくお願いします!
キャーリサ様の身分がバレたら……すさまじいことになりそうだな……ww
125 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県) :2011/10/11(火) 23:15:24.82 ID:EMEmn1bM0
素晴らしい。ニヤニヤしたぞ。
126 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/11(火) 23:16:27.61 ID:D2ristIeo
>>1
127 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州) [sage]:2011/10/11(火) 23:23:51.71 ID:KvuUiJKAO
いちおつ(^ω^)

これでは寝れないではないか
128 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/12(水) 02:02:06.80 ID:3DbwnT6uo


俺のしってるヴェントと違う
129 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/12(水) 07:27:43.74 ID:6LuAP10IO
くぁああああああ!!!
悶えた、悶えた
130 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2011/10/12(水) 19:27:20.26 ID:wjqN0VHJ0
>>127
俺も悶えて眠くなくなりましたw(ぇ


>>128
きっとあなた様の知っているヴェントさんは前スレにたっぷりと出ていますよ。
このスレは全てのカプキャラが甘い甘い症候群にかかっておりますw


今日も10時ごろから書きますー。とその前に宣伝というか告知!

CLANNAD×WORKING!SS書いてます〜。CLANNADかWORKING知っている方はぜひ!


朋也「ワグナリアって……」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1318254940/
131 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2011/10/12(水) 22:04:15.76 ID:Sh4tYiwe0
五和「それじゃあ、キャーリサさん、上条さん。お世話になりました。……また、お会いしましょう!」


上条「あぁ。またな」


キャーリサ「いつでも来ると良いし」ニコニコ


五和「……(次は、勝負に出ますからね……!)」


キャーリサ「……(楽しみにしているし)」フリフリ




上条「さて、と。それじゃあ俺たちも今日はどうするか」


キャーリサ「……何処か行きたいし!」ダキッ


上条「そうは言われてもなぁ……。特に思い当たるところもないし……」


キャーリサ「それじゃあ、また一緒に下着見に行く?♪」


上条「それはダメです」キッパリ


キャーリサ「……ぶー」


上条「毎度言うけど、ダメなものはダメ!」


キャーリサ「それでも私は当麻トどこか行きたいしー……」


上条「そうだなー……それじゃあ」


キャーリサ「どこかあるのっ!?」ガバッ


上条「うぉっと!!……宛てってほどでもないけど……」


キャーリサ「どこでもいいし!それじゃあ早速行くことにするしー!♪」ルン


132 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2011/10/12(水) 22:14:48.78 ID:Sh4tYiwe0
―――――――――――――――


一方通行「……でェ、そンなクッソくだらねェ暇潰しの為に俺ンところに来たってかァ…………?」


上条「は、はい……そういうことなんですが……」ダラダラ


一方通行「暇じゃなくて、テメェ自信を潰した方がいいンでねェのかねェ……」ユラァ


上条「お、穏便に行こう!!穏便に!!」


キャーリサ「まぁまぁ。もやしよ。せっかく久々に会ったのだし。再会を祝おうじゃないか」


一方通行「……あァ?平和ボケして頭湧いてんじゃねェのかアンタ」


キャーリサ「……」イラッ


キャーリサ「……口が悪いのはあまり治ってないみたいだし」


一方通行「はン、誰も直そうなンて考えてないンでねェ」


上条「ちょっと、ほら、そこ……穏便に穏便に……」


一方通行「……ッつか、お前は俺ンところに来て何しようとしていたわけ?」


上条「何って、それは……」


キャーリサ「遊びにに決まってるじゃないか、もやしよ」


一方通行「一生口開けらんねェように縫い潰してやろうか売女ァ……」ブチッ


キャーリサ「はぁ?私は身を売るなんて愚かな真似はしないの。
だって…………私の貞操は当麻だけのものだしっ♪」ヒシッ


上条「お、おいキャーリサ……っ!」カァァ


一方通行「…………脳みそに蛆でも湧いてねェか検査でもうけに行ったらどうなンだお前ら……」ハァ


133 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2011/10/12(水) 22:28:53.77 ID:Sh4tYiwe0
一方通行「……オイ。売女」


キャーリサ「むっ。だから、売女なんかじゃないって言って――」


一方通行「テメェ、一年前のあの妙な剣。いい加減タネを明かせ」


上条「!」


キャーリサ「……!……姿は晒していなかったはずなのだけれど」


一方通行「生憎、外から害を受けない分五感が発達している身体でね」ボリボリ


キャーリサ「……」


一方通行「……俺の能力ッつーのは、そこのボンクラから聞いてたんじゃねェのか」


キャーリサ「……聞いては無いけど。学園都市の主要施設を破壊して回っている時にデータがあったし」


一方通行「はン、それなら良く攻撃できたもンだな。得体の知れないものとはいえ反射を適用できるレベルに演算できていたら
あの時落ちていたのはテメェだったんだが」


キャーリサ「……まぁ、別にそれならそれでよかったし」ボソッ


一方通行「……?」


キャーリサ「……ははは、昔のことなんてどうでもいいし!
大体、あの時のことなんてもうあまり記憶にないし!」


上条「(……キャーリサ)」


キャーリサ「だから、お前もそこまで気にすることは無いし!うんうん!」バンバン


一方通行「俺に触ンじゃねェよクズ女が。……自分勝手な野郎だな」


キャーリサ「それともなんだい?私に負けたことがトラウマでまだ夜も眠れないなんて可愛い子供みたいなこと言うんじゃないだろうな?」


一方通行「……あぁ"?」


キャーリサ「ぷっ。図星だしっ!所詮学園都市最強なんて言ってももやしはもやし。精神面ももやしちゃんだし」ケラケラ


一方通行「……なァ」


上条「はい?」


一方通行「俺がコイツ殺したら国際戦争になるだろうが……そうなったらテメェが後始末つけろや」スッ


上条「っんなぁ!?ちょ、ちょっと一方通行!!そこは――」


一方通行「穏便に何て言葉、吐いたらテメェから殺ってやる」ギロッ


上条「うっ!?ってダメだって!暴力は無し無し!」


一方通行「……」


キャーリサ「……」
134 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2011/10/12(水) 22:36:21.13 ID:Sh4tYiwe0
番外個体「ん?」ガチャッ


一方通行「!」


上条「あ、どうも。お邪魔してます」


キャーリサ「久々だし」フリフリ


番外個体「……あっれー!キャーリサさんじゃん!っつか、一方通行?何で二人が来てるの?
友達いないからって無理やり連れてきちゃだめじゃん!」


一方通行「……(まァた面倒くさいのが……)」ボリボリ


上条「い、いやいや、これは俺たちの方が来たんだよ」


キャーリサ「そういうことだしっ」


番外個体「……?話が見えないんだけど?何何?面白いことでもするの?」


キャーリサ「面白いことがしたくて来たわけなの」


番外個体「……それもそっか!それなのにこんな真っ白いの所にいるわけないもんねぇ!」ケラケラ


キャーリサ「本当にそうだしっ!」ケラケラ


一方通行「……」


上条「……(……一方通行がとても可哀想でならない)」
135 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2011/10/12(水) 22:47:35.95 ID:Sh4tYiwe0
一方通行「っでェ……お前らは本当に……何しに来たんだよ……」


キャーリサ「だから、面白いことしたいしっ!」


番外個体「私も!最近この人構ってくれないからずっと暇してたんだよね〜」


キャーリサ「こらこら、もやしよ。ガールフレンドには優しくしないとダメだぞ?」


番外個体「……ぶはっ!!!!ちょ、ちょっとキャーリサさん!!面白い冗談過ぎて反吐が出そうだから冗談でもそんな胸糞悪いことを言うのは金輪際


キャーリサ「あれ?違ったし?」


番外個体「そんなわけないじゃん!何でミサカみたいな美少女がこんなうっすィーのにかまってあげてるかって言われたら
ただ暇だからってだけなんだから!」ケラケラ


一方通行「……暇しねェように今ここで脳みそシェイクしてやろうかァ?」


番外個体「……やってみればいいじゃん。ほんっとに脅ししかできないんだね。チ●コついてんのアンタ?
……まさかアレもモヤシ並みって?ぷー!!」


キャーリサ「……(……と、当麻のアレは……)」カァァ


上条「な、何でキャーリサ赤くなってるんだ?」


キャーリサ「!な、何でも無いし!!」


一方通行「……(……)」


―――――――――――――――――――
136 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2011/10/12(水) 22:55:46.06 ID:Sh4tYiwe0
上条「――で、結局打ち止めも入れて缶蹴りでもやろうってなった訳ですが……」


打ち止め「もーいーかーい!」


番外個体「まーだだよーっ!♪」


キャーリサ「何かワクワクするし!」


上条「……(これって、俺らの年齢ですることかなぁ)」


キャーリサ「もーいーよっ!♪」


打ち止め「よーし!ってミサカはミサカは絶対に捕まえてやるって奮起してみる!」


番外個体「はい蹴ったー!」カァン


打ち止め「あー!!!!真後ろにいるのは卑怯だよ―!!ってミサカはミサカはご立腹!」


番外個体「後ろじゃなくて横だもーん!正確に言えば左横っ!」


キャーリサ「……なるほど、ああいった作戦もありなのか……」


上条「……キャーリサさん?軍事的な作戦とかくれんぼで使う作戦を一緒に考えてません?」


キャーリサ「……ん?」


キャーリサ「………………てへっ♪」


上条「それ全然子供の遊びを楽しんでませんよ!?」


キャーリサ「些細な日常からこそ真の兵法は見つけられるものだし!」


上条「……」


打ち止め「もー!次は無しね!ってミサカはミサカは皆に忠告!」


上条「りょ、了解したぞ―!」


番外個体「わかったから早くー!もーいーよ!」


打ち止め「えへへー!それじゃー行くよー!ってミサカはミサカは――」


―――――――――――――
137 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2011/10/12(水) 23:03:46.20 ID:Sh4tYiwe0
吹寄「……」


吹寄「……はぁ。今日は少し涼しいからいつものランニングも捗るわね」タッタッタ


吹寄「後はあの公園に入っており返せば……」


吹寄「……ん?」チラッ




上条「――っ!」




吹寄「……」タッタッタ


吹寄「……上条?」


―――――――――――――――



上条「こ、これもう既に缶蹴りじゃなくて……!!」


キャーリサ「ほらー当麻ー!最後の一人は貴様だし、観念するのー!」


番外個体「ひゃははっ!ほらほらー!そんなんじゃすぐに捕まっちゃうよー?」


打ち止め「三対一の缶蹴りっていうのも乙なものだねー!ってミサカはミサカは悦に浸ってみたり!」





上条「リンチみたいなもんですからーー!!」ダダッ
138 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2011/10/12(水) 23:11:09.85 ID:Sh4tYiwe0
吹寄「……」


吹寄「…………上条、こんなところで何をやっているの……。キャーリサさんもいるし、それにあの二人は、兄弟……?」


吹寄「すごい真っ白い髪した人もベンチで座っているし……」


吹寄「アイツの交友関係はわからない……」





上条「ちょ、ちょっと、ま、待って下さい!」


キャーリサ「うーん?何を待つの?」


打ち止め「ふふふ……遂に追いつめたし。ってミサカはミサカはモノマネしてみる!」


番外個体「……ぷっ、それちょっと似てるよ」


キャーリサ「ははは、上出来だしっ」ナデナデ


打ち止め「きゃはっ!」


上条「そこで和やかな雰囲気を醸し出しながら手をこちらへ差し出すのはやめてください!」


番外個体「……ほーら、お姫様が待ってるよ?地獄への案内人かもしれないけど」


打ち止め「イギリスの王女様が彼女さんなんてとっても素敵!ってミサカはミサカは大絶賛!」


キャーリサ「……とーま?♪こっち来てくれないと、寂しいぞ?」ウルッ


上条「そんなこと言っても……全員目が笑ってないんですって―!!」


キャーリサ「そりゃあ」


番外個体「アナタは」


打ち止め「なぜか一回も鬼になってないし!」


上条「そ、それは偶然なのに……って、う、うわあああ!!」


上条「不幸だああああああ!!!」
139 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2011/10/12(水) 23:17:39.82 ID:Sh4tYiwe0
吹寄「……」


吹寄「…………」フラ


吹寄「……っ」ガシッ


吹寄「ま、待て待て?……待て、ちょっと、ちょっとだけ待って」


吹寄「……え?」


吹寄「走り過ぎて疲れて幻聴でも聞いたのかな、私」


吹寄「で、でも確かに、あの子は……」


吹寄「……『イギリスの王女様』って……」


吹寄「……おふざけには、聞こえなかった。そもそもお姫様なんて、いわないし……」


吹寄「…………」パカッ


吹寄「……」ピッポッパッ


―――――――――――――

――――――――

――――――
140 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2011/10/12(水) 23:20:50.97 ID:Sh4tYiwe0
ただ単に打ち止めと番外個体出したかった回でした!
キャーリサ様と番外個体のタッグは、リアルの腹黒さハンパないと思うのは私だけかな。

ヴェントとか黒夜海鳥さんとかは、原作見たところだと口悪過ぎだけど実際デレの時凄そう……っていう妄想。



さてさて!次のシチュ!>>142
の方、お願いします!
141 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州) [sage]:2011/10/12(水) 23:24:02.74 ID:kv/Vv5fAO
いちおつ(^ω^)

これで今日も寝れるぜ
142 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/12(水) 23:38:43.77 ID:zK88WSlS0
ローラさんVSオリアナさんVSキャーリサの上条争奪戦&トリプルパイズリ
143 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東) [sage]:2011/10/12(水) 23:44:13.87 ID:pA0MJPQAO
>>142
なん・・・だと・・・?
144 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/12(水) 23:59:39.35 ID:ebjz0Ebgo
おい次まで寝れなくなったじゃねーか
145 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]:2011/10/13(木) 00:07:17.98 ID:9GhxgDsm0
>>142
想像してみたらなんか・・・
ふぅ・・・
146 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/13(木) 00:11:45.99 ID:R8qmNkzMo
>>142
エロなんていらなかった
147 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/13(木) 00:13:07.65 ID:xkiiIzVIO
ひゃっほー

よくやったぞ
148 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2011/10/13(木) 00:16:54.75 ID:M21g0yr20
>>142

あらかじめ言ってしまうとそれはスレ的にきついです……。
オリアナはとこかくローラさんはどうともし辛いです(;ω;)

なのでもうちょっと簡単なのに再安価と言う形にさせていただきます。
申し訳ありません。いずれ安価スレでも立てた際にまたということでお願いします。


>>146の方お願いします!
149 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北陸地方) [sage]:2011/10/13(木) 00:21:03.38 ID:PvJe1S7AO
>>1
150 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2011/10/13(木) 00:23:41.97 ID:M21g0yr20
低スペ過ぎるのか……?何で私のPCは更新してもされていない時があるんだ……。

もうちょっと怖いので+形式の安価にします……。

このレスの番号+1の方、シチュお願いします!
151 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北陸地方) [sage]:2011/10/13(木) 00:24:51.14 ID:PvJe1S7AO
イギリス清教女子寮の女子達に連れ去らわれる上条
152 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/13(木) 00:30:27.14 ID:3cnhTN3W0
>>151

よくやった!!!
153 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/13(木) 00:31:48.56 ID:R8qmNkzMo
>>151
いい仕事したよ!お前
154 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州) [sage]:2011/10/13(木) 06:36:53.97 ID:WffYoBpAO
>>151

Yhoooooooooooo!!!!!!!
155 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2011/10/14(金) 23:01:45.25 ID:PkIOwKC10
遅ればせました……。書き溜めは無いのですがじっくり書いていきたいと思います。
この遅い時間ですいません……。
それではゆっくりと投下していきます。
156 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2011/10/14(金) 23:28:27.48 ID:PkIOwKC10
「さぁて、どうしやがりましょうかね……」


小柄な身体を隠すように履いたシークレットブーツ型のサンダルをカラカラと鳴らしながら、アニェーゼ・サンクティスは呟いた。
もちろん独り言などではなく、周囲にいるイギリス清教のシスター達に投げかけた疑問なのだが、
それに応える者は誰もいない。


アニェーゼ「……何で皆黙ってるんですか」


不服そうにアニェーゼがそう言うと、周りは怪訝そうな顔をして余所を向き始めた。
元々ローマでは1隊をまとめ上げていたアニェーゼからしたら、それは立派な職務怠慢行為であると思ったが、
今回ばかりはそれを戒めるだとか、追いつめるだとか、そういう訳にはいかなかった。


アニェーゼ「(なんせ、仕事なんかじゃなく……完全な私用ですからねぇ)」


イギリスにあるイギリス清教のシスター達の暮らす寮の共同スペースとなっている台所では、
普段は談笑をする場としてある程度の広さは用意されていた。
しかし、何分興味を示したシスターたちが集合したそこは、冬とは言えど少し暑いと感じる程度の熱気を帯びていた。


アニェーゼ「……?」


どうしたものか、とアニェーゼがその年齢相応に弾力があり、適度に潤った肌に小指をあてがおうとした時、
ある異変に気付く。


アニェーゼ「どうしやがったんですか?レイチェル。何やらあなただけ空気感が違う気がするんですが」


レイチェル「……私は、納得いかないです」


アニェーゼ「……ここに居る者は皆、なっとくなんて付いていないから集まっている者だと思うのですが。
貴方だけは段違いにその念が強い、と?貴方はそう言いたいのですか?」


レイチェル「はい」


多少の物怖じもせずにはっきりとそう答えたレイチェルに、アニェーゼは面を食らった。
普段、あまり敵意を他人に表さない彼女が、ここまで熱くなっているということにはもちろんだが、
何より相手が相手の問題だったからだ。


「あの〜……」


その『問題』を引っ提げて、ダイニングの中央に置かれた木製の椅子に座る男が、至極言い難そうに口を開く。
その風貌は黒いツンツン頭にYシャツ、そしてポリエステルとウールの合成繊維で作られた、よくある『制服』のズボンを着ている。


アニェーゼ「…………何ですか、上条当麻」

157 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2011/10/14(金) 23:45:22.13 ID:PkIOwKC10
上条「私、何故にこのような所にいるのか、全く理解ができないのですが……」


上条当麻と呼ばれた少年は素っ頓狂な顔でそう尋ねてきた。
それもそうだろう。彼の身なりから分かる通り、彼は日本の学生であり、本来なら今もいそいそと学業にいそしんでいておかしくは無いはずなのだ。

その彼が、このような疑問を抱く。それは当たり前であり、聞く権利のあることでもあった。


レイチェル「そんなの……!!」


アニェーゼ「……まぁ、待つんですレイチェル」スッ


憤りを隠せないレイチェルに対し、アニェーゼは片手を差し出しその静止を促した。


アニェーゼ「貴方が疑問を持つのも無理はないって話です。逆の立場であれば、私だってそう聞きますしね」


アニェーゼ「ただ……。それは貴方が少し考えればわかることではないのですかね」


わかりやすく、子供を諭すように。しかしながら些か厳しさも含意してアニェーゼはそう言った。
上条当麻は何の事だかわからないと言ったように一瞬顔をしかめたが、すぐに気付いたようで目の前のシスター達に向き直った。


上条「……えーっと……。それは、まさか……」


上条「キャーリサのこ――」


レイチェル「様をつけろ!!無礼者が!!!」


刹那、誰もが息を呑んだ。
レイチェルの眉間による皺の数は誰にも数えがたいものであったし、彼が英国の第二王女を本当に敬称抜きで呼び捨てるなどとは思っていなかったからだ。


ルチア「……どう聞くか困っていましたが、一応察しが良くて助かりますね」


アンジェレネ「あぅぅ……。し、シスタールチア、この雰囲気は我々が出る幕ではないのでは?」


ルチア「このドギツい雰囲気の中で誰が空気をまとめる役を担うんですか」


アニェーゼ「……まぁ、そーいうことでして。我々は彼女と貴方の関係性をきっちりと認識したいってわけなんですよ」


レイチェルを押さえつけるようにして現れた二人だったが、上条を見つめる眼差しにはレイチェルと同様、
不穏なものを見るような気迫が込められていた。
まさか、誰しもシスター達の花の薗がこのような昼ドラも真っ青などろっどろ舞台に移り変わるとは思わないだろう。

それは、個人として上条当麻も同様であったが、彼は彼なりにコトの重要性をわかっていたようで、考えることはそこまでせず、
すぐに返答に転じた。


上条「……まぁ、その……。…………好きな人、なんだが」


アニェーゼ「……っ!」


「……!」


アニェーゼやレイチェルを含め、シスター一同は動揺を隠せなかった。
まさかまさかとは思っていたが、この男が本気で英国の第二王女を手にかけるなんてことをするなんて。


158 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2011/10/15(土) 00:04:06.93 ID:SeNP4vNY0
アニェーゼ「……そ、それは本当に、本気でいいやがってるんですか!?嘘だったら冒涜の罪に問われちまいますよ!?」


レイチェル「…………うぅぅぅぅぅぅっ!!」


レイチェルは悔しそうに歯噛みをするばかりで言葉にならない叫びを上げる。
それに少しばかり臆しながらも、上条当麻は一定の音程で落ち着きを示す。


上条「……去年から、俺たちは本気で、付き合ってるよ。どっちもおふざけじゃない。本気で」


ルチア「…………ま、まさか。あの化け物のような強さと潔癖さを誇るキャーリサ様を……貴方が?どうやって!?」


上条「どうやってって言われると……話は長くなるんだけど」


少し照れたように言う上条にルチアは呆れてしまった。
この男はわかっているようでわかっていない。本質を見抜いていないあっけらかんとした上条当麻の対応は、
周りにいるシスター達の空気も緩和させた。


「……こ、この男、どんなテクを使ったの!?」


「そ、それはきっと高等な魔術で視覚的、精神的な幻覚を常に自分の周囲に……!」


アニェーゼ「……それはないですよ。彼は元より科学サイドの人間。それに、忌々しい右手ってもんがついちまってますからね」


小言のように憶測を混じわすシスターたちに、アニェーゼは根本的に否定を入れる。
「それに、」と続けるアニェーゼの顔にも、冷や汗が垂れていたことに一体何人が気づいたのであろうか。


アニェーゼ「かの王女様。……あの齢にして英国の軍事を担う存在となった文字通り『化け物』染みた才能を持った女性が、
生半可な魔術や科学で屈するわけがないんです」


レイチェル「……」


小刻みに肩を震わして顔を俯かせているレイチェルの表情は読み取ることができなかったが、それは気にせずアニェーゼは語り続ける。


アニェーゼ「……上条当麻。貴方は、一国の王女を好きになるっていうことの本当の大きさ、わかっていらっしゃるのですかね?」


上条「!」


アニェーゼ「如何なる外部からの攻撃からも彼女を守り、無事に届けなければ貴方は極刑を懇願するような刑を受けることになる。
……それは分かっていらっしゃるんで?」


覇気を灯した瞳で彼女は言った。
口が渇くのがわかる。こんな決意の覚悟はどんな意味があるのかもわからなかったが、彼女は聞かずにはいられなかった。


上条「……俺は……」


上条「……俺は。…………キャーリサのことは。俺が絶対に守るよ」


上条「何があろうと、絶対に、傷一つつけさせない。約束する。一人間としてでも、男として、でも……」


アニェーゼ「…………」


アニェーゼ「……そうですか」



以前見たような、強い意志を持つ眼に、アニェーゼは無表情でうなづいた。
その表情にどのような意図があったのかはわからないが、彼女は彼女なりに、自分の気持ちに整理をつけたのだろう。

周囲のシスター達もある程度は承知したようで、さっきまでの気迫も無くなっていた。
159 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2011/10/15(土) 00:15:08.66 ID:SeNP4vNY0
――ただし


この少女は、除いて、の話だ。



レイチェル「……う……」


アニェーゼ「……。シスター・レイチェル?さっきから一体――」



レイチェル「ちっがーーーーーーーーーーーーーーーーーうんですよーーー!!!」





上条「!?」


シスター一同「!?」


上条とリビングにいるシスターだけでなく、きっと外で普通の生活を送る人々にも聞こえただろう。
鼓膜を揺るがし、脳の機能を遅らせる程度の大声が、レイチェルを発生源として周波した。


アンジェレネ「……はわわ……」


ルチア「あ、アンジェレネ!驚きすぎです!」


アニェーゼ「っ。な、何が違うんですか!シスター・レイチェル!?……今回、彼を拉致したのはキャーリサ殿下との交際の確認と、その意思確認の為――」


レイチェル「それが違うんです!!」


びしっ、と人差し指を付き当てるように、レイチェルはアニェーゼを指差した。
額の中央に丁度位置するようにきたその姿に、アニェーゼは思わず目をつぶる。


レイチェル「私が、私が知りたいのはあああ!!キャーリサ様とこの男が付き合っているとか、そんな話じゃなくて!!!」


レイチェル「…………それ以前の話なんですよ!!!」



シスター一同「…………」


上条「……はぁ?」



上条以外も、そう思ったに違いない。前後の会話と、目的。それらを全て斜め45度線に投げ捨てたような発言に、
誰も上手く反応できなかった。


レイチェル「上条……当麻ぁっ!!」


上条「は、はい!」


レイチェル「そこに直ってください!!」


上条「そう言われても縛られているんでせうが!?」


レイチェル「それならそのままでよし!!話を聴いてください!一言一句逃さずに!」


誰かが口を挿もうものなら……。
暗にそんな意味を含めるような、怒涛の勢いでの諮問だった。
160 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2011/10/15(土) 00:31:44.60 ID:SeNP4vNY0
レイチェル「インデックスは、どうしたんですかあああああああああああああああああ!!!!」






再び、果てしない音域砲が周囲に発射された。
これは何かの魔術かどうか、戦術としてこれを加えてもいいのではないかと思えるほどにその声は大きく、そして威力があった。



上条「い、インデックス……!?どうしたって……?!」


レイチェル「そのまんまです!私の大事な大事なインデックスと同棲しているにも関わらず……関わらず!!
なのに何で貴方はいつの間にかキャーリサ様なのですか!?何ですか?!玉の輿ですか?!
それとも誰もがむしゃぶりつきたくなるようなあのスタイルに洗脳されたんですか!?えぇ!?変態!」


上条「え、ちょ、それって、どういう――」


レイチェル「うるさい黙れ!お前は私の話を『ああそうだった俺にはやはりインデックスしかいないんだ』と泣いて頷きながら聞いていればいいんだ!」


アニェーゼ「ちょ、ちょっと、レイチェル、貴方は、キャーリサ様の身体を今、どのように……」


レイチェル「キャーリサ様ですか?!そりゃ誰しもが認める美女じゃないですか!あの桃のように実った胸は何食ったらあんな美しい曲線を描いてくれるんですか!?
私なんて全然楕円で全く綺麗ではありませんよ!?」


上条「……(それは同意)」


レイチェル「でも、でも!何で騎士団長様ではなくこの上条当麻!?インデックスは!?インデックスはなんで報われないんですか!?
何で、何で、何で!?貧乳だからですか!?それとも碧眼だからですか!?それとも何ですか!?
せ、せ、せ、せっく……あぁもうふしだらな行為を貴方が行おうとしたら彼女は拒んだ、そう、そうか!
貴方はきっと彼女に無理やりことを犯そうとしたら仕損じて……!」


上条「おい、落ち着けって!何でそういうことになるんだよ!!」


レイチェル「……インデックスだって、貴方のことが好きだからですよ!!」


上条「!?」


大きな瞳に、一粒の涙が浮かぶ。
彼女を押さえつけようとしていたシスターたちは一斉に静まり返り、そして――


レイチェル「……記憶を失ってばかりで、好きな人なんて、そんな幸せなんてできるはずがないって、思ってた彼女に、
……やっと、やっと見合う男性が来たって、思ったのに……なんで、何でこうなってるんですかぁ……」


思わず音を立てて息を呑んだ。時間が10倍にも、20倍にも長く感じた。
そのレベルで上条の思考を停止させるには、十分な宣告だった。


レイチェル「……私は、私はインデックスが可哀想で、可哀想で……。もう、嫌なんですよ。
彼女が悲しむ姿を見るのは、もう……」


上条「――っ」



「……そこまでにしておいてやってほしい」






161 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2011/10/15(土) 00:56:44.18 ID:SeNP4vNY0
この場に居る者の中で、聞いたことがない人間はいない。
そんな、荘厳で、落ち着いており、そして、美しい高い声が部屋に響いた。



アニェーゼ「……ようこそ、おいでくださいやした」


アニェーゼ「キャーリサ殿下」


キャーリサ「いやぁ、当麻が攫われたことが分かった時は、流石の私も焦ったし」


レイチェル「……」


キャーリサ「犯人が貴様らであることは、ある程度想像はついたものだったが、な」


上条「……キャーリサ……」


くすくすと笑う英国の第二王女。彼女の声に含まれている感情は憤怒か、激情か。
シスターたちは、後ずさりをしながら、キャーリサの話に耳を傾けた。



キャーリサ「……さて」


キャーリサ「レイチェルと言ったな?貴様の言ったこと。本当か?」


レイチェル「……こんなところで、インデックスの親友の私が。嘘をついてどうするんですか」


ルチア「シスター・レイチェル!貴方、王妃に向かってなんて口を……!」


キャーリサ「あぁ、それはいいし。今は完全に不問だし」


レイチェル「……」


キャーリサ「私は、インデックスの気持ちなど、知ることなどなかった」


レイチェル「……!」


キャーリサ「……というより、知ろうとなど思わなかった」


キャーリサ「ただ。それが何だ。悪いことなのか?愚かなのは気持ちを伝えずにただ燻って、結局あきらめた方なのではないのか?」


上条「お、おい、キャーリサそれは言いすぎだって……」


キャーリサ「五月蠅い。……何で私が、そんな愚者のことを憂いてやらねばならない。誰しもが幸せになる道なんて無いのに、それを掴もうとすらしなかった人間を、
何で私が待たなければならないの?」


レイチェル「……」



キャーリサ「そんな夢見事を言って禁書目録の心配をするんだったら、貴様がアイツに手ごろな男を紹介して幸せにしてやればどうだ?
その方が――」


レイチェル「――っ!!!」




乾いた音が、室内に反響した。

162 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2011/10/15(土) 00:57:26.04 ID:SeNP4vNY0
その光景は、誰もが目を疑った。
瞬時にレイチェルの手を裁こうとしたキャーリサの腕を抑えたのは、他ならぬキャーリサ自身の片腕だったからだ。


レイチェル「……きゃ、キャーリサ様、何で……」


キャーリサ「……叩かれるのは、ヴェントにされて以来、か……」


そう言ってほほ笑んだのは、自分への嘲笑だろう。


アニェーゼ「……え、えと、キャーリサ殿下、大丈夫ですか!」


自体の深刻さに気付いたアニェーゼはいち早くキャーリサの頬に手当てを行おうとするが、
彼女の行動はキャーリサ自身の左手により抑止される。


キャーリサ「……すまなかったし。姫として接するのではなく、友から大事なものを奪った一人の人間として扱って欲しくて。
心にもないことを言った。すまない」


レイチェル「……っ」


キャーリサ「……しかし、私だって。何の苦もなく。彼を慕ったと思っているのであったら、それは訂正してほしいのだ」


キャーリサ「……禁書目録にとっての彼と同じように、私にとっての彼だって、……命より大切な人なんだ」


上条「(きゃ、キャーリサ……?)」


レイチェル「……」


キャーリサ「はは、私も、自然と涙が出てくるのは……久々だな」


そう言って、キャーリサはレイチェルを抱きしめる。
優しく、片手で、包み込むように。


レイチェル「……な、なんですか。別に私は……」


キャーリサ「……友のことを気遣い、行動した貴様は凄いよ、レイチェル。
……それでも、当麻は渡せない。絶対に。絶対だ。それこそ、命に代えても」


レイチェル「……」


レイチェル「……そう、ですか」



英国第二王女の胸にうずまる少女から、嗚咽が治まることはしばらくなかった。
誰も彼女に話しかけることは無く、空間自体が押し黙らせているような錯覚に陥らせた。



上条「……」


上条「(……俺……、絶対に……)」


上条当麻の中で改めて決意が固まったのも、その時であった。
163 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2011/10/15(土) 01:00:22.57 ID:SeNP4vNY0
すいません……。昨日実はiphone4S買う為に徹夜して並んで、そのまま寝ずに活動して書いたのでかなり眠く、
描写が相当適当だったかもしれません……。ただ文章がへたくそなだけなのに、言い訳過ぎるww

皆様の期待通りの内容じゃないっぽいですが、あくまで「キャーリサ」様スレですのであしからず。
ぜひとも納得していただきたいと思います。


っていうか、アニェーゼスレも立てたいですねーwいいねー!




ってことで>>+1の方シチュお願いします。おやすみです。

164 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長野県) [sage]:2011/10/15(土) 01:06:02.61 ID:wPBcJ9SPo
泥酔した美鈴さんにからまれる
165 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/15(土) 01:08:34.34 ID:uiKd1ACO0
どしゃ降りで風邪をひいたキャーリサと五和を看病するんだよ!
お約束な展開で鼻を伸ばすのはとーまの悪い癖かも!
あと二人に座薬も入れてあげるんだよ!
166 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/15(土) 17:17:14.62 ID:/Y8WTnWP0
>>164そうくるか……wktkして舞ってるよ
167 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2011/10/16(日) 21:56:06.64 ID:Z6GH+sYz0
【上条宅】


イギリスに連れ去られた上条は無事帰還した。




キャーリサ「……そろそろ、12月も中盤だし……。」


上条「あぁ、そうだな」


キャーリサ「当麻は、クリスマス、何か欲しいものはあるの?」


上条「……。クリスマスか……」


キャーリサ「何を感慨にふけっているし……」


上条「いやぁ、去年もとい今まで生きてきて、女の子に予定聞かれるなんてほとんど無かったから……」


キャーリサ「それは私もだよ?」


上条「え、そうなのか?」


キャーリサ「もちろん。男性と浮いた気持ちで手を繋いだのだって、貴様が初めてだし」


上条「……俺が、初めて?」


キャーリサ「あぁ。おかしい?」


上条「……いや、おかしくはないけど……」


上条「正直、キャーリサはその容姿だしお誘いは沢山あったんじゃないかって思ってたから……その……」


キャーリサ「嬉しい?」ニヤニヤ


上条「……うん、正直」
168 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2011/10/16(日) 22:01:59.56 ID:Z6GH+sYz0
キャーリサ「それは、誘いが無かったって言えば嘘になるし。……でも、男なんて無能でグスでそれでいて奢り高ぶってて……って思ってたから、
そんな誘いに乗ることは無かったし」


上条「……(おいおい……)」


キャーリサ「当麻に殴られるまでは、私より強い異性なんてほとんどいないって思ってたし?」


上条「……(俺もあの時、死を覚悟したのは間違いないからな……)」


キャーリサ「……でーも!」ヒシッ


上条「!」


キャーリサ「今は当麻しか見えてないから、心配なんてしなくて良いの」


キャーリサ「今までも、今も、これからも、私には当麻だけだし」


上条「キャーリサ、それ……」


キャーリサ「……嬉し過ぎ?」


上条「……うん、マジで」


169 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2011/10/16(日) 22:06:00.53 ID:Z6GH+sYz0
キャーリサ「……私は、クリスマス。欲しいものがあるんだ」


上条「そうなのか?俺に出来る事なら何でもするぞ。……お金がかかり過ぎるのは無理なんだけど……」


キャーリサ「本当?……お金は、いらないよ?」


上条「え?欲しいものじゃないのか?」


キャーリサ「うん、そうだよ?」


上条「普通、買うんじゃないのか?その、ペンダントとか……指輪とか……」


キャーリサ「それも素敵なの……」


上条「って、そういうんではないってことか?」


キャーリサ「違うなぁ」


上条「それじゃあ何だって言うんだ?」


キャーリサ「当麻のせーし」


上条「……ん?」


上条「(今何かサラっとヤバいことが聞こえた気がしますが……)」


上条「もう一度、言ってもらっていいか?」


キャーリサ「うん。何度でも大丈夫だし」







キャーリサ「当麻の、子種」

170 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2011/10/16(日) 22:10:26.17 ID:Z6GH+sYz0
上条「んなぁっ!??!!?」


キャーリサ「……?何をそんなに驚くことがあるの?」


上条「だ、だって、その、こ、こだっこだっこだだだだ!?」


キャーリサ「……あはは、当麻は初過ぎるの。もう私たちは正式に付き合ってるんだよ?」ツン


上条「そ、そうは言われましても!?」


キャーリサ「そういうことするのって、人間の性、だし……?」


上条「……うぐっ」


キャーリサ「……当麻だって、私の身体、もっとちゃんと触りたくないの?」


上条「……」ゴクリ


キャーリサ「……こことか」ツー


上条「っ」ゾクッ


キャーリサ「…………そことか?」ツツー


上条「っっ!!」ゾクゾク


キャーリサ「……当麻、興奮してる?」チラッ


上条「……かなり」


171 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2011/10/16(日) 22:14:21.97 ID:Z6GH+sYz0
キャーリサ「私は、別に。クリスマスまで待たなくてもいいよ?」


上条「……え?」


キャーリサ「当麻がしたいなら。今からでも、私は……」


上条「キャーリサ……」


キャーリサ「……ん」


上条「……(やべっ、この空気はもう無理だ。男として、これは……)」


上条「(アニェーゼ、すまない。……大事にするって言ったけど、これには流石に……勝てそうにありません)」


上条「……っ!」バッ






\ピンポーン/



上条「」ズルッ


上条「だ、誰か来たみたいだな!?ちょっと、俺見てくる!!」ダッ





キャーリサ「あっ、当麻……」


キャーリサ「……」


キャーリサ「(……誰だか知らないけど、間が悪すぎるの)」ハァ



172 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2011/10/16(日) 22:21:42.94 ID:Z6GH+sYz0
上条「(あ、危なかった……)」


上条「(今思うと、そんな簡単に手を出していいわけが……無いんだよな)」


上条「!」パン パン


上条「(いってぇ……。けど、よし!気分は変えて……)」


上条「はい、どちら様でしょ――」ガチャ







美鈴「はぁい?」ケラケラ







上条「……」


上条「……」バタン




上条「(……見なかったことにしよう)」



美鈴「くぉらああああああああああああああ!若造!!!私は年上りゃぞおおお!?
なかにいりぇろぉおぉおおお!!」ジタバタ


上条「ちょ、ちょっと人ん家の外で暴れないでくださいよおおおおおお!?」






―――――――――――――









173 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2011/10/16(日) 22:34:54.08 ID:Z6GH+sYz0
キャーリサ「(……)」


上条「な、何で貴方は俺の家を知っているんですか!!」


美鈴「なにをぉう?そんな生意気なこと言ってもいいのかぁ〜!」ムニュッ


上条「うぉ!?当たっますって!?」ジタバタ


美鈴「当ててるんりゃよ〜!大人の魅力にきじゅけぇ〜♪」


キャーリサ「(当麻がこういう人間だって言うのはわかっているけど……)」


美鈴「にゃははははははっ♪」


キャーリサ「(……御坂だけでなく、母親にまで手を出していたとは……)」ジロッ


上条「うぐっ!?(何か嫌な視線が向けられております……)」


キャーリサ「……はぁ。それで美鈴殿?本日はどのようなご用件なの?」


美鈴「んにゅ〜?……あぁ、貴方がキャーリヒャさぁん?美琴ちゃんから上条くん、よくもとってくれたにゃ〜?」ムニュ


上条「ぐわわわわわっ……(息が……)」


キャーリサ「……恐縮です」


美鈴「って言うか何をそんなにかしこまっているのかしらん?」


キャーリサ「……日本はイギリス以上に歳を重視していると聴いているので」


美鈴「私と貴方はほとんど変わらない年齢りゃよぉ?」


キャーリサ「……14歳のお子様をお持ちの方ですし」


美鈴「美鈴ちゃんはいつでも16歳なのら〜!」ブン


上条「い、いててて!!変な所持ち上げないでください!!」


美鈴「ん〜?なんら〜?ここか〜?ここがいいのか〜?」


上条「うぐ!?そこはもっと悪い!悪いですよ!!」


キャーリサ「……はぁ」
174 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2011/10/16(日) 22:43:07.71 ID:Z6GH+sYz0
キャーリサ「美鈴殿、当麻が痛がってますよ」


美鈴「痛がってりゅ〜?そんなことないよね〜?上条くん?」


上条「いや、普通にいた――いってえええええええ!?」ギチギチ


キャーリサ「(全く、当麻も何をそんな楽しんでいるし……)」ハァ


上条「ちょっと、キャーリサ、助け――うぐええええ……!!」ガクッ


美鈴「ありゃ?落ちちゃった?」


上条「」シーン


美鈴「……」


美鈴「テヘッ?☆ちょっと強く締めすぎちった」


キャーリサ「まぁ、それならそれでいいですよ。男は抜きで女同士で話しますか」


美鈴「案外冷静だね〜?」


キャーリサ「死んだわけじゃありませんから」ニコ


美鈴「もし死んでいたら?」


キャーリサ「私も死にます」ニコ


美鈴「……おぉう。言うね〜!気いったよぉ!」


キャーリサ「……?それは何よりです」


美鈴「そいで〜?美琴ちゃんと貴方って、どういう仲だったのかな?」


キャーリサ「……さる……、お子さんからは何と聞いているんですか?」


美鈴「『綺麗で、何でも出来て、大人で。私に勝てる点何て一個もない』って、落ち込んでたよ〜」


キャーリサ「……へぇ。御坂がそんなことを?」


美鈴「美琴って呼んであげて?ライバルだったんでしょ?」


キャーリサ「は、はい(……いつの間にか酔いが冷めてきてる……?)」
175 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2011/10/16(日) 22:52:56.91 ID:Z6GH+sYz0
キャーリサ「美琴さんも、私にはないものを沢山持っていましたよ」


美鈴「ん……。例えばぁ〜?」


キャーリサ「……そうですね、負けず嫌いなところとか、可愛らしい子供のような性格とか、……すごい勇気も持ってると思います」


美鈴「……へー?何か男の子を褒めるような言葉を使うんだね?」


キャーリサ「……はは、そうですかね」


美鈴「いやぁ、私もね?美琴ちゃんがいつもより明るくなったって思ったんだよ〜?」


キャーリサ「……?」


美鈴「あ、これは学園都市のお祭りの時のお話ね?大覇……は……は…?えと、なんだっけ?」


キャーリサ「…………『大覇星祭』、ですか?」


美鈴「あぁ、それそれ!知ってるんだ!!そう、その時に初めて美琴ちゃんに上条君のことを教えられてね?
『あぁ、この子惚れてるじゃん』って思ったんだよね!」


キャーリサ「人を見る目がありそうですしね」クスッ


美鈴「かーっ!!そんなこと言ってくれたのは君が初めてだよぉ〜!♪
嬉しいからもう私貴方のこと『キャーたん』って呼んじゃうから!」


キャーリサ「ご自由にどうぞ?(キャーたん……?)」


美鈴「わーい!それでねそれでね?以前から電話で話してた男の子って上条くんってことがわかって。
もうこれはお付き合いまで棒読みかな?って思ってたんだけど」


美鈴「急にね、美琴ちゃんから彼に対しての報告が無くなったの」


キャーリサ「……!」


美鈴「……直感でさ、私も女だし、『あーこれは……』とは思ったんだけどね?
ほら、私バカに見えるだろうけど一応親だし。親なのに子供の応援を最後までしてあげれないって、
最低じゃない?」


キャーリサ「……そうですね」


美鈴「いや〜参った参った……。そいで久々に会った美琴ちゃんには泣きつかれちゃうし……。
いざ、お酒の力でも借りて怒りに来たんだけど……。相手がこんな良い子じゃ、ねぇ?」


キャーリサ「……」


美鈴「……たはは、親失格だなぁ……。いちお、時間かけて決心してきたのに……。
上条君とキャーたんの顔見てたら、どうしようもなくなっちゃった」


176 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2011/10/16(日) 23:04:05.92 ID:Z6GH+sYz0
キャーリサ「……はぁ」


美鈴「はにゃーん?どうしたの?」


キャーリサ「いや、私って彼から色んな物を奪ってるんだって思いまして」


美鈴「それはどういうこと?」


キャーリサ「……私が彼に会ってからは、彼には迷惑ばかりかけています。
友人と遊ぶ時間が作れなかったり、普通の恋愛ができなかったり。
……そう考えると、私なんかがいても彼は幸せになれないのかなって思ったり」


美鈴「……」


キャーリサ「私の我儘に、当麻は何でも付き合ってくれるんです。どんなことでも。いつでも。
そんな彼の優しさにいつも甘えて、気持ちが浮いていたのかもしれませんね」


キャーリサ「ちょっとだけ、私も彼しか見ないっていうことはやめないといけないのかもって……思えてきました」


美鈴「……ち・が・い・ま・すぅ〜!」ムニュ


キャーリサ「ひぁっ!」


美鈴「これが美琴ちゃんを負かした武器ですかぁ〜?確かに核弾頭なみの破壊力ですねーい」ムニムニ


キャーリサ「ひ、うぁ、どういうことです、っひ、かぁ!?(手つきが、かなり慣れて……!)」


美鈴「……負けた人が望んでいるのは、勝った人の敗退じゃないんだよ?」


キャーリサ「!」


美鈴「確かにそういうことだってある。最初は絶対に妬ましい。私みたいに、怒りのままに来ちゃったりすることだってある。
……だけど、よく考えると違うんだよね。正々堂々勝負した後って、絶対に清々しい気持ちになれるんだよ」


美鈴「後悔とか、嫉妬とかあっても、必ずね。それはなんでかわかる?」



キャーリサ「……いいえ」


美鈴「……相手を認める気持ちが、ちゃんとできているから。
だから、貴方だって美琴ちゃんの良い所、キチンと答えてくれたし。
美琴ちゃんだって悪口じゃなくて、貴方の良い所ばかり答えてくれた」


キャーリサ「……っ」


美鈴「そういうことなんじゃないかな?……恋は戦争、ってね?」クスッ


キャーリサ「……美鈴殿……」


美鈴「だから、しんみりとしちゃったけど、もうこれでおしまいっ!
これから、私はあなたと上条くんのカップルを認めまーす!ぱんぱかぱーん!!」
177 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2011/10/16(日) 23:04:37.81 ID:Z6GH+sYz0


キャーリサ「……」


キャーリサ「(この人は……)」


キャーリサ「……ありがとう、ござ――」




美鈴「でやっ♪」モミ


キャーリサ「ぃっ!?……な、何をするんですか……」ジト


美鈴「いやー、これでちゃんと和解もできたことだし、スキンシップと行きたいにゃーって……思いまして?」


キャーリサ「このようなスキンシップは本来、異性と取るものであると思いますけど……」


美鈴「ふふふふ……。私、実はどっちでも……いっけるんだよねー!!」ガバッ


キャーリサ「ちょ、ちょっと!?……ぁあっ!?ま、待って……んぃ!?」







上条「……(起きれない……)」ギンギン


――――――――――――――
178 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2011/10/16(日) 23:09:06.82 ID:Z6GH+sYz0
キャーリサ様って絶対こういう時に礼儀はわきまえてるんだろうなぁ……って思って作ったお話でした!

さてさて、お気づきの方もいらっしゃるとは思いますが、今回のスレ、


   書   き   溜   め   し   て   ま   せ   ん   



……ははは。だから更新が遅いんですよね。誤字脱字だらけですしね……すいませんです……。


でも書き溜めるとなぜか話をたくさん書いちゃって時間がかかる傾向があると前作でわかったので、その対応策なのです;;

できるだけ早く書きますので、ご了承いただきたいと思います。


それでは、次のシチュを>>+1の方、お願いします!
179 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州) [sage]:2011/10/16(日) 23:28:47.06 ID:N4eDgiQAO
家電を買うために2人で電気店内を歩いていると、オロオロしているねーちん(NTR感化済)と遭遇
180 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州) [sage]:2011/10/16(日) 23:29:26.00 ID:N4eDgiQAO
家電を買うために2人で電気店内を歩いていると、オロオロしているねーちん(NTR感化済)と遭遇
181 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/16(日) 23:29:35.36 ID:fULLyveAo
ヴェントとのいちゃらぶ
182 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/16(日) 23:32:21.79 ID:fULLyveAo
ヴェントとのいちゃらぶ
183 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(沖縄県) [sage]:2011/10/16(日) 23:34:07.53 ID:bPAGVc3yo
>>181
GJ
184 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2011/10/16(日) 23:35:14.47 ID:of+LDD3q0
縁日でデート
185 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/17(月) 07:24:55.15 ID:2O4670mIO
┌─────┐
│い ち お つ.│
└∩───∩┘
  ヽ(`・ω・´)ノ

誤字脱字は脳内補完でおけーよ!
186 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/19(水) 22:06:28.36 ID:dFoX3z0h0
無粋なこと聞くけどエロはありますか?
エロはあr(ry
187 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2011/10/21(金) 23:14:48.94 ID:kQVUsZF60
店員「お、お客様……?」



神裂「……」


神裂火織は悩んでいた。
彼女の信条は冷静沈着。いかなる時でも焦りは不必要な無駄を生む。
幾多の戦闘を交えてきた中で培った、実践的な信条でもある。


その彼女が額に冷や汗を浮かべていると聞いたら、彼女を知る人間の内何人が驚嘆するのであろうか。


神裂「……えっと、これ、このお方は……」


店員「お、お方?」


神裂「は、はい。この『はーどでぃすく』という方を買うと、『ぱそこん』という世界中の人々と繋がることができると聞いたのですが!」


店員「お客様、パソコンをお求めですか?」


神裂「はい!『ぱそこん』、です!」


店員「それでしたらwindowz、かmak、どちらをお探しでしょうか?」


神裂「……はい?」


店員「あ、それとOSの方も教えていただけますとすぐに探すことができますよ!
今の当店のイチオシはこちらでして――」


神裂「ちょ、っちょっと待って下さい!そんなに一気に言われましても!」


店員「それではもう一度言いなおししますと――」


神裂「え、えっと!やっぱり自分で探しますので結構です!ありがとうございます!」



繁華街の中央に位置する大型家電量販店に神裂火織が来店したのは既に三時間も前である。
そこに気付いた店員は神裂の個性的過ぎる格好に気後れしながらも、彼女に話を掛けた。


それが完全に善意であることはわかっている。わかってはいるのだが、彼女には彼の言っていることが何らかの呪文にしか聞こえないのだ。


そう、世界に10人といないと言われる『聖人』の一人であり、天草式十字凄教彼女の元教皇である彼女は――


神裂「(機械は、本当に怖いです!!)」






機械が、大の苦手なのである。
188 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2011/10/21(金) 23:28:47.54 ID:kQVUsZF60
神裂「……とは言ったものの」


神裂「私一人では、どういったものが良品で、どういったものが粗悪品なのか……。全くもって判断しかねます」


神裂「……」


――――――――――

―――――――

――――


土御門『……ねーちん?まーだ上やんのこと諦めてないみたいだなぁ?』


神裂『私は、元々彼には恋愛感情など抱いていません。貴方が勝手に言っていたことでしょう。恩こそあれど好意など……』


土御門『……ほぉ〜?』ニヤァ


神裂『な、なんですかその不敵な笑みは……』ビクッ


土御門『まぁまぁ黙ってこれを聞いてほしいんだにゃ〜』カチッ


神裂『……?』




神裂「うぇ……、かみ、じょ、ぉ、とうまぁ……」




神裂『!??!』


神裂「……どうし、て私はない、ぅ、てぇ……!」


神裂「や、やっぱり私は……私はぁ……――」


土御門『〜♪』カチッ


神裂『な、なぁ!??あ、貴方、もしや……!』


土御門『気配も察知できてなかったなんてねーちん、心底だぜぃ?』


神裂『!』カァァ


土御門『あの時はねーちん、目の前で振られたみたいなもんだったからにゃー、傷つくのは無理ないですたい』


神裂『……何が望みですか』


土御門『望み?』


189 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2011/10/21(金) 23:30:11.72 ID:kQVUsZF60
神裂『貴方がそんなものを持ったら何を望むのかなど高が知れています!ほら、早く言ってみなさい!
と言うより貴方なんであの時の話を知っているんですか!?』ウガー


土御門『まぁまぁ落ち着くんだにゃー』


土御門『……ねーちん』


神裂『何ですか……』


土御門『まだまだ諦めるのは早いんだにゃー!』ガシッ


神裂『……?!』


土御門『俺に良い提案があるんですたい。ぜひ乗ってみてはくれないかにゃー?』


神裂『……提案』


土御門『……一発逆転、狙ってみましょうや』ニヤッ


神裂『……』


神裂『……話だけ、聞くことにしましょう』


―――――――――――――

――――――――――

―――――――
190 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2011/10/21(金) 23:31:38.49 ID:kQVUsZF60
神裂『貴方がそんなものを持ったら何を望むのかなど高が知れています!ほら、早く言ってみなさい!
と言うより貴方なんであの時の話を知っているんですか!?』ウガー


土御門『まぁまぁ落ち着くんだにゃー』


土御門『……ねーちん』


神裂『何ですか……』


土御門『まだまだ諦めるのは早いんだにゃー!』ガシッ


神裂『……?!』


土御門『俺に良い提案があるんですたい。ぜひ乗ってみてはくれないかにゃー?』


神裂『……提案』


土御門『……一発逆転、狙ってみましょうや』ニヤッ


神裂『……』


神裂『……話だけ、聞くことにしましょう』


―――――――――――――

――――――――――

―――――――
191 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2011/10/21(金) 23:32:51.90 ID:kQVUsZF60
神裂『貴方がそんなものを持ったら何を望むのかなど高が知れています!ほら、早く言ってみなさい!
と言うより貴方なんであの時の話を知っているんですか!?』ウガー


土御門『まぁまぁ落ち着くんだにゃー』


土御門『……ねーちん』


神裂『何ですか……』


土御門『まだまだ諦めるのは早いんだにゃー!』ガシッ


神裂『……?!』


土御門『俺に良い提案があるんですたい。ぜひ乗ってみてはくれないかにゃー?』


神裂『……提案』


土御門『……一発逆転、狙ってみましょうや』ニヤッ


神裂『……』


神裂『……話だけ、聞くことにしましょう』


―――――――――――――

――――――――――

―――――――
192 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2011/10/21(金) 23:34:10.31 ID:kQVUsZF60
神裂『貴方がそんなものを持ったら何を望むのかなど高が知れています!ほら、早く言ってみなさい!
と言うより貴方なんであの時の話を知っているんですか!?』ウガー


土御門『まぁまぁ落ち着くんだにゃー』


土御門『……ねーちん』


神裂『何ですか……』


土御門『まだまだ諦めるのは早いんだにゃー!』ガシッ


神裂『……?!』


土御門『俺に良い提案があるんですたい。ぜひ乗ってみてはくれないかにゃー?』


神裂『……提案』


土御門『……一発逆転、狙ってみましょうや』ニヤッ


神裂『……』


神裂『……話だけ、聞くことにしましょう』


―――――――――――――

――――――――――

―――――――
193 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2011/10/21(金) 23:43:26.34 ID:kQVUsZF60
神裂「(そこで、何事にも今はぱそこんと言うものが必要だから、と言われ買いに来たのに……)」


神裂「これではどれを選んでいいのか……」オロオロ


神裂「……こうなったら、土御門を呼び寄せて彼に……!」グヌヌ


神裂「あれ……?」チラッ



店員「いらっしゃいませ!お客様、何をお探しですか?」


キャーリサ「『たこつ』見に来たし!」ズイ


店員「た、たこつですか?(……美人だなぁ)」


上条「いや、あの、一人暮らしのアパートにおけるくらいの炬燵、見に来たんですけど!」


店員「炬燵でしたか!それでしたらあちら側に家庭用の暖房コーナーがございますので!」」


上条「あ、あありがとうございます」


キャーリサ「間違えちゃったし……」シュン


上条「いや、でも日本語を最初からぺらぺら喋れてるんだし、すげえよやっぱり。
日本独特の言葉ぐらい間違えることはあるって!」


キャーリサ「……そうかな?」


上条「そうですともっ!」


キャーリサ「ありがとだしっ!」ヒシッ


上条「うぉ!?ちょ、ちょっとここは店の中ですって!」


キャーリサ「私がくっつきたいからくっつくの!文句はあるの?」


上条「な、ないですけども……」


キャーリサ「それならよーしっ♪」



194 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2011/10/21(金) 23:55:32.02 ID:kQVUsZF60
神裂「……」


神裂「……(いざ生で見るとかなりショックが来ますね……)」ズーン


神裂「(……いやっ)」


神裂「(少し信用できませんが……ここは土御門に言われた手を試す以外にありません……)」


神裂「(順序は違ってしまいましたが……!ここは急がば回れでははじまりません!)」


神裂「……よしっ」タタッ





上条「……へぇ、こう見ると炬燵にもいろいろあるんだなぁ」


キャーリサ「面白いし〜!布団の中に入って座るなんてぬっくぬくだしっ!」


上条「それそれはすさまじい破壊力だぞー?冬の寒さと相まったら、もう抜け出せなくなりますよ」


キャーリサ「……っ。早く体験してみたいしっ」ゴクリ


上条「そうだな。……でも、結構大きい買い物だし、ここは身長に選ばないと……」


キャーリサ「ここいら一体の全て欲しいし」


店員「はいお客様!全てでござ――ええ!?」


上条「こらっ!!!キャーリサ!」
195 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2011/10/22(土) 00:01:27.99 ID:tTRLftIB0
キャーリサ「ぶ〜……」


上条「そんな買い方する人は日本にはいないのですよ……」


キャーリサ「だって、イギリスに持ち帰ったらお姉様やお母様たちが喜ぶだろうし……」


上条「一個にしておきなさい」ビシッ


キャーリサ「あうぅ……」


上条「それじゃあ、俺も本腰入れて選ばないとなぁ……」




「上条、当麻……ですか?」


上条「?」


キャーリサ「(まーた女性の声だし……。しかも、この声は聞き覚えが……)」


神裂「久しぶりですね。上条当麻」


上条「あぁ、神裂!久しぶりだな!まさか電化製品店で会うとは」


キャーリサ「……(こいつ……)」キッ


神裂「貴方がたは何をしに?」


上条「俺たちは炬燵を見に来たんだよ。冬の前だしな」


神裂「確かに、最近肌寒くなってまいりましたからね。……それとキャーリサ様、以前は失礼いたしました」


196 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2011/10/22(土) 00:15:23.39 ID:tTRLftIB0
キャーリサ「イギリス側の人間に斬られることになるとは思ってはいなかったけど、もう気にしてないし」ニコッ


神裂「あの時は錯乱されているようでしたので、つい」ニコ


キャーリサ「錯乱などしていないし。むしろ国の為を思って行動をしていたし。傷の跡が残ら無くてよかったの」


神裂「それはそれは少し加減が来ていなかったようで失礼しました」ニコ


キャーリサ「……(コイツ……)」


神裂「(……手ごわい)」





バチバチ




上条「(……火花が見えるような気がする)」




上条「そういえば、神裂は何でこんな所に?」


神裂「え、えぇ。私はその、『ぱそこん』というものを買いに」


上条「パソコンかー。神裂、良く使うのか?」


神裂「……いえ。私はそういった電子機器は全く疎いものでして」


上条「それじゃあ心機一転ってことか。まぁ学園都市は科学の街だし、なきゃ不便だよな」


神裂「はい、そうですね」


神裂「(本来、私はこの街に居ませんし、なおかつ使う用途もそういうことの為じゃないんですけどね……)」


神裂「(だましているようで気がひけますが……)」


197 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2011/10/22(土) 00:15:54.99 ID:tTRLftIB0
キャーリサ「ふん、それなら貴様はゆっくりと探していればいいの。いこ、当麻」


上条「え、あ、キャーリサ?何を急いでるんだ?」


キャーリサ「……っ。鈍感過ぎるの当麻はっ!」


上条「えええ!?」


神裂「(これはまずい!早く行動しないと)」


上条「ま、まぁ神裂、それじゃあ俺たちは――」


神裂「あ、あの上条当麻!」


神裂「よよよよよよよ、よ、良かったら探すのを手伝ってもらってもよろしいでしょうか?」


上条「……?パソコンか?」


神裂「は、はい。私は先ほども言ったように機械類には滅法弱いものでして……。ぜひ手伝っていただけると助かるのですが……」


上条「うーん、でもなぁ……」チラッ


キャーリサ「(……)」ギロッ


上条「お、俺たちは炬燵、さがしてるからさ」


神裂「炬燵なら!私の家にある古いものでよければ差し上げますよっ!」


上条「!ほ、本当か!」キュピーン


神裂「はい。私の家にもあるので毎年使っていたのですが、最近は家に居ることも少なくなったので使わないのです。
もらっていただけると助かります」


上条「そ、それじゃあお言葉に甘えさせていもらうかっ!」


キャーリサ「!!」


神裂「はい!そ、それじゃあ手伝ってもらえ……ますか?」


上条「おう!任せとけ!(タダ!タダ!)」


神裂「あ、ありがとうございます!」


キャーリサ「……」


――――――――――
198 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2011/10/22(土) 00:18:47.41 ID:tTRLftIB0
今日はここまでです!
続きのシチュ!>>+1の方お願いします!


最近、更新遅くなってすいません!私生活の方で少しゴタゴタが続いておりまして、
そのせいで夜暇な時間が減っているのが現状です……。更に遅筆なクセして2板持っているというバカさ……。

なるべく書く方にも時間を取れるようにしますので、まだまだお付き合いください!お願いします!


>>186

書きたいなぁ……ポッ

文才ないからそこまでイケるかはわかりませんが、いけそうでしたらw
199 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [sage]:2011/10/22(土) 00:32:48.20 ID:5E5Xm4d80
英国王室からの電話もしくは手紙

......あまりSSに出ないキャラは難しいか?
200 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2011/10/22(土) 01:18:43.20 ID:ZIsgTtHpo
安価なら
コタツアイスかコタツミカンでもめる上条×きゃーりさ
201 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/22(土) 01:26:45.71 ID:NM71doSmo
エロはこういういちゃいちゃSSにはいらないとおもうの
微エロでやめとくのが一番
202 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2011/10/22(土) 10:41:29.72 ID:47+rGgdp0
前にシナリオに興味が云々みたいな事言っていたがその練習か何かか?
もしそうなら個人的にはやめとけと言う
声があるエロと声がないエロの文章は違うし変な癖付くと逆に大変だ
自分が書きたいなら好きに書いてほしいとは思うけど
203 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2011/10/23(日) 00:57:02.80 ID:y/el+bEP0
     



         ヴェントroute the other girl`s story U
204 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2011/10/23(日) 01:00:52.39 ID:y/el+bEP0
【上条宅】


ヴェント「なぁ……」


上条「ん?」


ヴェント「私は……いつまで」






ヴェント「…………いつまでお前の膝の上に座ってなきゃいけないんだよ……」




上条「え?嫌ですか?」


ヴェント「い、嫌じゃねぇけど!!けど……。恥ずかしいっつーか……その……」


上条「誰も見ていませんって」ナデナデ


ヴェント「あ、頭撫でるな!」アセアセ


上条「それは無理ですよ」


ヴェント「何でだよ!?それこそガキみたいだろ!やめろ!」ジタバタ


上条「ヴェント、首筋から良い匂いがする」クンクン


ヴェント「っ!!」


上条「落ち着くなぁ……」


ヴェント「か、嗅ぐんじゃねえ!っつか何そんなアホみてえな顔してんだ変態ッ!」カァァ
205 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2011/10/23(日) 01:07:50.83 ID:y/el+bEP0
上条「それも無理な話ですよ」


ヴェント「だから何でだよ!お前が手を止めればいい話だろ!」


上条「止まりませんから無理なのですよ」


ヴェント「あーっ!もう!!話が通じね―奴だな!!」


上条「それでもなんだかんだいってヴェントさんは全て許してくれますから」ナデナデ


ヴェント「てめぇ!!私だっていつもそうやって甘やかしてるわけじゃ!!」


上条「そりゃ」カプッ


ヴェント「ひにゃぁぁ」ヘナヘナ


上条「はっはっは、なんだかんだいって上条さんはヴェントさんの弱い所も見抜いたのですよ」


ヴェント「て、テメェ……いい加減に!!」


上条「でも、まぁ」パッ



ヴェント「っ!?」ポテン


上条「俺は別にヴェントが俺の上に座って無くても」


上条「……ヴェントが近くに居るだけってだけで、幸せですよ」ニコッ


ヴェント「っ!!」カァァ


上条「どうかしたのか?顔赤いけど」


ヴェント「…………お、お前……絶対わざとだろ……ばっかやろぉ……」カァァ





206 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2011/10/23(日) 01:14:55.79 ID:y/el+bEP0
―――――――――――――――


【ショッピング】


上条「ヴェント、これなんかどうだ?」


ヴェント「……お前、そんなの私に着せたいのかよ……」


上条「へ?」チラッ


上条「ああ!?間違って隣にあった大胆なやつを!?こ、これじゃなくて上条さんは白くて清純そうなやつを!!」アセアセ


ヴェント「……」ジトッ


ヴェント「……ヘンタイ」


上条「いつもの『へんたい』とはニュアンスが違う分ダメージがでかい……」ガクッ


ヴェント「……でも」


上条「……?」


ヴェント「……私は、お前が、その」


ヴェント「私に着てほしいって言ってくれたなら、それで、いい……」


上条「!」


ヴェント「……!」ハッ


ヴェント「か、勘違いすんじゃねえぞ!!!もう結構長い間私の買い物してるし!これ以上時間かけちゃお前にも悪いし私も疲れたから!!」


上条「……」ポカーン


ヴェント「っ!!あーっ!!もう!!いいっ!!もういい!私は向こうのを見てくる!」ズカズカ


上条「……」





上条「(何あの可愛い生き物)」キュン






――ヴェントへの愛を再認識した上条さん。
207 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2011/10/23(日) 01:27:43.83 ID:y/el+bEP0
――――――――――――――――――――――

【一緒に料理】



ヴェント「そこの酢を取ってくれ」ヒョイ


上条「了解ですよ」パシッ


ヴェント「……うん、あともう少しかな」


上条「……凄く独特な匂いがしますね……」


ヴェント「流石の万年空腹野郎のお前でもこれにはさすがに食欲湧かないか」クスクス


上条「そ、そんなどこぞのシスターさんみたいなあだ名つけないでくれ!」アセアセ


ヴェント「まぁ、私も日本食の方が好きだからこういう濃い匂いはあんまりだけどな……」


上条「え?そうなのか?それなら別に今日は日本食でも良かったんじゃ?」


ヴェント「……いや、今日はこれでいい」


上条「?」


ヴェント「…………弟の、命日なんだ」


上条「……!」


ヴェント「昔、良く作ってやってた。こんなもん、何故だかアイツは心底美味しそうな顔して食べてたのが頭に焼きついてる」


ヴェント「……つっても、昔のはこんな整った匂いしてないし、具も少ないんだけどな」アセアセ


上条「……はは、なんだかんだいってヴェントさんは俺が会ってきた女性で一番人間味がある人かもしれないですよ」ナデナデ


ヴェント「や、やめろよ!何だよいきなり!気持ち悪い!」バシッ


上条「気持ち悪いって……」ズーン


ヴェント「あ、で、でも。お前がこういうのより日本食が良いって言うのならまた作り直すけど!」


上条「いや、俺もそれでいい。というより、それがいい」


ヴェント「いいのか?」


上条「ヴェントが大事な人は、俺にとってもその、大事だから。……ないがしろにしたくない」


ヴェント「……」


ヴェント「(……ほんと、コイツ、ずるいよなぁ、こういうところ)」
208 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2011/10/23(日) 01:28:17.97 ID:y/el+bEP0

ヴェント「……かみじょ――」


上条「おっと、ヴェントさん?そろそろ、な?」


ヴェント「な、何だよ!別に私がなんと言ったって!!」


上条「……」ジー


ヴェント「……うっ」


上条「…………」ジー


ヴェント「……!あー!分かったわかった!呼べやいいんだろ呼べや!!」


ヴェント「………………………」


ヴェント「…………と、とうま……ありがと……」カァァ


上条「良いってことですよ。大事な大事なガールフレンドの為ですから」ポン


ヴェント「!!だ、だから頭を撫でるんじゃ――」ドシャ


上条「……へ?」


ヴェント「――あ」


上条「不幸だあああああああああああああああああああ!!」ズドドドド



――デレようとしても棚の上の調味料に邪魔されてしまう上条さんでした。
209 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2011/10/23(日) 01:36:43.33 ID:y/el+bEP0
【ドラクエ】


ヴェント「そこにあるの、宝箱じゃねえの?」


上条「あ、ほんとだ」


ヴェント「目の前にあっただろ……」


上条「……たはは、上条さんこういうゲーム苦手なんですよ」


ヴェント「……お前の周りを見ない性格は、現実でもゲームでも一緒なんだな」


上条「それって褒めてます?」


ヴェント「んなわけないだろ」


上条「……」


ヴェント「お、何かいるぞ」


上条「っ!ボスですね!」


ヴェント「何かやたら聖書に出てくるようなドラゴンが多いな」


上条「日本のRPG何てそんなもんですよ」


ヴェント「コイツ一匹と、神裂やアックアたち聖人って、どっちが強いんだろうな」


上条「……その戦っている所に一瞬でも入ろうものなら灰と化すでしょうね」


ヴェント「――案外、弱いんだな」


上条「ここに来るまでずっと敵と戦っててレベルが高かったですからね」


ヴェント「……ふぁぁ、疲れたな」


上条「そうですね……。あ、……宝箱だ」


210 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2011/10/23(日) 01:37:11.02 ID:y/el+bEP0
ヴェント「……!ど、どこだ?」


上条「ほら、そこですよ」


ヴェント「無くないか?」


上条「そこですって」


ヴェント「だから、どこだ――!」












上条「ん」チュ


ヴェント「!!」


上条「ヴェントさんからお宝頂きました〜」


ヴェント「な、なななな、な〜っ!?!?!?!」カァァ


上条「あれ?顔が宝箱みたいに真っ赤ですよ?」


ヴェント「う、うるせえ!!!!」
211 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2011/10/23(日) 01:45:47.88 ID:y/el+bEP0
――――――――――――――――

【子供:スーパーにて】


赤ちゃん「ぅー、ぅー」


ヴェント「……」ポー





上条「……、ヴェント?」


ヴェント「!」ビクッ


ヴェント「な、なんだよ!?急に話しかけるなよ!」


上条「お、その子、どうしたんだ?」


ヴェント「知らねえ。このベビーカーごと置いてあった」


上条「す、捨て子でせうか!?」


ヴェント「ん、んなわけねえだろ!きっと何かの手違いで離れちまったんだよ!」


上条「そ、それもそうか……」


ヴェント「それにしても……」


上条「ん?」


ヴェント「ガキってのは無防備だね……。いつでも捻り殺せちまうじゃねぇか」


上条「……そんな恐ろしい考えはやめてください(ヴェントさんにかかったら大抵の人は一捻りですけど)」


ヴェント「……でも」


赤ちゃん「ぅぅ……ぅ」


ヴェント「……悪くないかも、な」


上条「……」


上条「ヴェント?」


ヴェント「あん?」


212 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2011/10/23(日) 01:48:03.87 ID:y/el+bEP0
上条「子供欲しいのか?」


ヴェント「!?!??!!?!」ボンッ


ヴェント「て、てめえこんな所で何言ってやがんだよ!!!!」バシッ


上条「うぉ!?俺はただ子供とか欲しくなさそうなタイプだなあと思ってたから聞いただけで!!」


ヴェント「っ?!!」


ヴェント「(わ、私はてっきり……!)」




ヴェント『お前が触りたいなら、触っても……いいよ?』



ヴェント「っ!!!」ボボン


ヴェント「紛らわしいっ!!」


上条「何と勘違いしたんですか!?」


ヴェント「あーうるせえうるせええええええええええええ!!テメェが悪い!!」


上条「何でですか!?!ってこんなところでそれは本当に!!」


ヴェント「問答無用だごらああああああ!!!!」ブン


上条「ええええええ!?!?!??ふ、不幸だーーーー!」ダダッ





赤ちゃん「ぁぁぅ……ぁぁー」キャッキャ



――この後、無事に両親は見つかりました。
213 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2011/10/23(日) 01:53:54.21 ID:y/el+bEP0
>>201,>>202


あ、私は微エロ程度で考えていたので大丈夫ですよ!勘違いさせてしまいすいません!!(;;`)
というよりエロを書く精神力と語彙力、そして文法力全てありません……w

>>202

以前の話は、今私はノベルゲームを作っているのでそのシナリオライターを募集していただけですよー!エロはないです!


>>199

どうだろう……wikiで調べてみて、できそうであればやりますね!
難しそうであれば↓の安価で行かせていただきます。すいませんです(;;)



ってことで!誕生日になったので書いてみました!
ヴェントさん編はこんな感じでショート・ショートでやっていこうかなって思ってます!
楽しめましたかね……?そして次回使えそうなネタをください!w

あと、一応今度の安価の時の考えの足しになるかもと思いましたのでまとめてみました。

【只今のキャーリサ編の伏線】

・吹寄に知られている。
・神裂が土御門に教えてもらったネット活用の上条落とし術とは(エロイプなど)



です!それでは!おやすみなさいです!
214 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/23(日) 02:13:01.29 ID:9MOhanspo
>>213
誕生日って>>1の?
だとしたらおめでとう!

安価ならパソコンはSNSに登録して云々
215 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [sage]:2011/10/23(日) 03:10:18.35 ID:Wm3Yhtzno
>>213
>>199が無理そうなら遠慮なく下にしてくれ
どっちになるにしても次も楽しみにしてる
216 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2011/10/23(日) 21:37:07.12 ID:MldMi+EM0
>>213
>>202だが勘違いなお節介でスマナイ
続き楽しみにしてるぜ
217 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2011/10/25(火) 15:03:00.80 ID:ZeGpQe2k0
【上条宅】


キャーリサ「とってもぬっくぬくしてるの……」


上条「やっぱり冬は炬燵だなぁ」


キャーリサ「……落ち着くし」


上条「神裂には感謝だなぁ」


キャーリサ「……」


上条「そういえば、イギリスだと冬には何を食べるんだ?」


キャーリサ「んー……。特に変わりはないの。食べる物の熱さが変わるくらい……?」


上条「……つっても、そういえばキャーリサは王女様なんですからなんでも食べれるのか!」


キャーリサ「なんでもってわけじゃない……けど、特に食文化に飽きることなどはなかったし」


上条「でも、その割にはキャーリサって庶民文化に慣れ親しむのが早いっていうか……。
ほら、普通カルチャーショックとかあるんじゃないのか?」


キャーリサ「……私はあまり庶民とか貴族とか、差別するのは好きくないし」


上条「あ、ご、ごめん!」


キャーリサ「……でも、それは恐らく私が野営や訓練によく同行するからだし」


上条「?」


キャーリサ「長引くと、野宿の場合もあったし。そこでは食べるものに融通を利かせるなんて不可能なの」


キャーリサ「姫だとか、一般兵だとか。そういった生まれもったどうしようもない格差で、私だけいいものを食べるなんてあり得ないし」


上条「……」


キャーリサ「な、なんなのそのニヤついた眼は……」


上条「……キャーリサってやっぱり凄いな」


キャーリサ「っ!ほ、褒めることなんて1つもないしっ!当然のことなの!」アセアセ


上条「それを当然って言ってのけるところがまたすげえよなぁ」


キャーリサ「〜〜っ!褒められるのには慣れてないからやめてほしいしっ!」ポカポカ


上条「(みんなめっちゃ褒めてると思うんだけどなあ……)」
218 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2011/10/25(火) 15:13:48.47 ID:ZeGpQe2k0
キャーリサ「と、とりあえず!私は当たり前のことを当たり前にやってるだけなのっ!」フン


上条「その当たり前がすごいんだって!」


キャーリサ「い〜っ!私がやっているのは当麻がいつも学校にいくみたいなものだし!」


上条「それとは全く違いますよ!?(規模のでかさとか!)」


キャーリサ「違くないのっ!もうこの話は終わりにするし!当麻がいじわるするからっ!」


上条「……?(俺が褒めるのってそんなに嫌かなぁ……)」


キャーリサ「(…………今まで自分に対する意見を他人から聞いたことなんて殆ど無かったから違和感しかないの……)」


上条「あ、そういえば」


キャーリサ「……?」


上条「キャーリサ、この前買い物に行った帰りにビデオ借りてたよな?……あれって返したのか?」


キャーリサ「……」


上条「……」


キャーリサ「……てへっ?☆」


上条「や、やっぱりですか……」ズーン


上条「(延滞料金が……)」


キャーリサ「そういえば炬燵を入れる運びとかで忘れていたしっ!見よう見よう!」


上条「……まぁ、せっかくお金を払うんだったら見てから返したほうがいいか」


キャーリサ「その通りだしっ!♪」
219 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2011/10/25(火) 15:19:47.43 ID:ZeGpQe2k0
上条「そうと決まれば……よっと」


上条「……うぅっ!さむっ!」


キャーリサ「どうしたの?」


上条「いやぁ、映画を見るのに手持無沙汰ではなんですからね」


キャーリサ「(それ意味違うと思うの)」


上条「じゃんっ!」


キャーリサ「…………みかん……?」


上条「炬燵と言えば猫とみかんに限りますよ!」


キャーリサ「んっと、私はちょっと火照ってるからみかんよりアイスとかの方が……」


上条「そ、そしたら炬燵の意味がありませんよ!?」


キャーリサ「アイスはおいしいよ?」


上条「おいしいですけども!確かにおいしいですけども!!……ここはやっぱりみかんですよ!」


キャーリサ「……アイスがいいしっ!」


上条「みかんです!」


キャーリサ「アイス!」


上条「みかん!!」


キャーリサ「う〜……!」キッ


上条「炬燵と言えばみかん!これは上条さんの譲れぬ信念なわけですよ」


キャーリサ「そんな信念は捨て去ってほしいし……」

220 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2011/10/25(火) 15:28:51.88 ID:ZeGpQe2k0
―――――――――――――――――

上条「やっぱり外は寒い……これ12月初期の寒さじゃないですよ……」ガクガク


キャーリサ「お疲れ様だしっ!はいっ!」


上条「おっ、これは?」


キャーリサ「ミルクココアだしっ!甘いものがほしくなったから当麻の分も作っちゃったしっ」


上条「ありがたい……」ジーン


キャーリサ「何を泣くことがあるの……」


上条「この寒い中みかんとアイスを買いに走ってきて、帰ってきたら彼女と温かいココアなんて……幸せすぎて」


キャーリサ「嬉しい?」


上条「最高に嬉しいです」


キャーリサ「当麻が喜んでくれるなら、私もっ!」ニコ


上条「(……天使ですか)」


キャーリサ「……?当麻?その手に持ってるのは何なの?アイスとみかん……じゃないみたいだけど」


上条「あ、そうだ。これこれ。ポストにキャーリサ宛の手紙があってさ。
なんか高級そうな手触りの紙だったからすぐにキャーリサ宛だってわかりましたよ」


キャーリサ「……私に?」


上条「あぁ。ま、座ってからゆっくり読みましょう」


キャーリサ「……うん(誰だろう……)」
221 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2011/10/25(火) 15:38:56.60 ID:ZeGpQe2k0
―――――――――――――――――


上条「ほぁ〜……炬燵最高ですよ」ムキムキ


上条「そしてみかん!これぞ日本人のたしなみだな」


キャーリサ「そういうものなの?」


上条「そういうものですよ」


キャーリサ「アイスもおいしいしっ。ほら、あーん」


上条「あーん」パクッ


キャーリサ「どう?」


上条「最高においしいです」


キャーリサ「それは良かった」ニコ


上条「ほら、みかんも」


キャーリサ「ん〜」


上条「へ?」


キャーリサ「口移しがいいなぁって思っちゃダメ……かな?」


上条「……」


キャーリサ「……」


222 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2011/10/25(火) 15:39:40.14 ID:ZeGpQe2k0
上条「……!(こ、ここで臆していたらいつも通りになってしまう!!……よし!)」


上条「ほら」


キャーリサ「ん、くっ……」


上条「(って、これじゃ普通のキスだろ!?)」


キャーリサ「……みかんは?」


上条「口に含み忘れていました……」


キャーリサ「……ぷっ、慌て過ぎだしっ」クスクス


上条「面目ないです……」


キャーリサ「口移しっていうのは」ヒョイ


上条「あっ」


キャーリサ「こうやるんだし?」


上条「−−っ!」


キャーリサ「……ぷは、みかん美味しい?」


上条「……はい、甘い…………です。かなり」


キャーリサ「それは良かった♪」


上条「(でもそれではキャーリサ食べれてないよな……)」
223 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2011/10/25(火) 15:47:13.10 ID:ZeGpQe2k0
キャーリサ「さて……そろそろ手紙を見ないと」


上条「(あ、そういえばそうだったな……)」


キャーリサ「……」ビリビリ


上条「結構威勢よく破いちゃうんだな……」


キャーリサ「え?どうせもうこの便箋は使わないし……」


上条「あ、いや、ほら、……気にしないでいいです」


キャーリサ「……?うん」


上条「で、誰からなんだ?」


キャーリサ「……リメエアに、シルヴィアからだし」


上条「!」


キャーリサ「……。当麻宛と、私宛の二通入ってるし」


上条「俺宛?」


キャーリサ「そうなの。ほら、Toma Kamijo って書いてある方が、多分当麻宛だし」


上条「何々……?あ、本当だ。でも、俺宛って……なんだ?」


キャーリサ「……あっ……」


上条「ん?」


キャーリサ「……えっと……」


上条「どうしたんだ?」


キャーリサ「…………当麻には悪いのだけれど、…………全部英語だし……」


上条「……え”」


キャーリサ「しかも貴族の英語だから普通の文法や単語とは少し違うの……」


上条「…………」


キャーリサ「……私が読もうか?」


上条「お願いします」ヒシッ


キャーリサ「任されたしっ!♪」クスッ
224 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2011/10/25(火) 22:05:52.85 ID:ATulcvB00
キャーリサ「え〜……上条 当麻。ご無沙汰している」


上条「え?は、はい……」


キャーリサ「私が言っているわけじゃないの……。あ、あと、簡略化して言ってるからちょっと直訳とは意味が違うかもしれないかもしれないけど、そこは許してほしいし」


上条「そ、そうでした……。了解です……」アセアセ


キャーリサ「……こほん。『以前見せてくれた携帯電話のカメラは、とても印象に残っている』」


上条「(冒頭そこ!?俺って言えばそれなの?!)」


キャーリサ「『……騎士団長や母上ともども、貴方には感謝している。以前キャーリサが一度ならず二度までも起こした非礼、一番近しい親族としてここで正式に詫びを入れさせていただきたい』」


キャーリサ「(余計なことを……)」


上条「……」


キャーリサ「『日本での彼女はどうだろうか?ヴィリアンは大丈夫だろうと言っているが、私自身は一抹の不安を抱いている』」


上条「(……書いているのはリメエアなのかな?)」


キャーリサ「(よ・け・い・な・お・せ・わ だしっ!!)」


上条「(な、何か怒ってらっしゃる?)」アセアセ


キャーリサ「……『妹は何分、色恋沙汰など経験したことがないものでな。女性として足りない部分が見受けられるかもしれないが、そこは勘弁してやってほしい。……例えば、羞恥心、とかな』」


キャーリサ「(リメエア姉様、人に言えた義理じゃないし!!)」


上条「(思い当たる所が……ところどころに)」


キャーリサ「当麻……その通りって思ってない?」ギロッ


上条「い、いえいえいえ?上条さんは何も思っていませんことよっ?」アセアセ


キャーリサ「……ふぅん」ジトー




225 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2011/10/25(火) 22:19:34.36 ID:ATulcvB00
上条「ま、まぁほら!まだ中途半端だから!続けてくれよっ!な?」アセアセ


キャーリサ「……(なんか納得いかないし……)」


キャーリサ「……はぁ。……『だけど、あれはあれで良い所もあるのだ』」


キャーリサ「(……え?)」


キャーリサ「『例えば、キャーリサは頭脳、そして人徳に長けていると言われている我々と違い、『軍事』に秀でた人間だ。実践派友言える。
その分、我々より級下の者たちと暮らすことも多く、人を思いやるという面に関して、英国王室一と言えるだろう』」


上条「(さっき、言ってたことか……)」


キャーリサ「……(お姉様、私がこれを読むこと、絶対想定してないし……)」


上条「……?キャーリサ?どうした?」


キャーリサ「……何でもない。……『それ以外にも、彼女の良い所はたくさんある。……それは筆述する必要もなく、貴方が一番わかっていることかな』」


キャーリサ「『それでは最後に。再三のお願いになるが……。迷惑をかけると思うが、キャーリサをよろしく頼むよ。いくら暴れるじゃじゃ馬姫と言えど、私たちにとってはこの世に二人といない大事な姉妹……なのでな。
お母様は兄弟仲にはほとんど口を出さない寡黙さゆえ、何も言わないが。きっとそう願っていらっしゃる』」


上条「……」


キャーリサ「……『それでは。機会があれば……いや、いずれ。また会おう。積もる話は、その時にでも。ありがとう。そしてよろしく』」


キャーリサ「『…………追伸 第三の派閥である{英国改革派}。こちらについての処分は、我々で済ませている。家族である我々が隠匿に気付けなくてすまなかった。』」


上条「……」


キャーリサ「……この手紙の内容は、これで終わり、だし……」


上条「……そっか、そっか」ニコ


キャーリサ「……何を笑っているし……(何で家族から他人への手紙を自分で朗読しないといけないの……)」カァァ


上条「いやぁ〜……」パタッ


キャーリサ「ど、どうしたの、当麻?」


226 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2011/10/25(火) 22:32:02.08 ID:ATulcvB00
上条「いや……なんか、……安心した」


キャーリサ「……安心?」


上条「……」


上条「…………俺とキャーリサって、そちらの家族に認められてるんだなーって」


キャーリサ「っ!」


上条「やっぱりさ、俺も一応あったんだよ。キャーリサのことはすっげえ好きだし、ずっと一緒に居たいって思ってるんだけど」


上条「『俺なんかでいいのか……?』って気持ちがさ」スッ


キャーリサ「……当麻」


上条「……それでも、手紙読んでくれて、安心したよ」ギュッ


キャーリサ「……と、当麻……どうしたの?」アセアセ


上条「いやぁ、キャーリサさんがすげぇ泣きそうな顔してるから。これは見ちゃだめだと思いまして」


キャーリサ「……っ」グスッ


上条「よしよし、今は俺の胸で泣きなさいな」ナデナデ


キャーリサ「……私、姉上様や、ヴィリアンが、こうやって、考えてくれていること、知らなかった。……知らなかったよ……」グスッ


上条「……うん」ナデナデ


キャーリサ「私、いつも先走って、勝手に行動してたから……。今回の休暇だって、勘当するまでの一歩手前だと思ってたの」


上条「……」ナデナデ


キャーリサ「それに……私も、実は、当麻とのこと、ちゃんと話して……な、かったの、に……見破られてたよ、いつの間にか……はは、はは」


キャーリサ「でも、そうやって……私のことを考えてくれてたって思ったら、何か……何か、涙、止まら、な……ごめん。ごめんね、映画、まだ見れない……」


上条「そんなものはいつでもいいのですよ」ギュ


キャーリサ「あ、あり、ありが、と……。ごめん、ごめん……ごめん……っ」


上条「いいから。……今は、好きなだけ」


キャーリサ「……〜っ」ギュッ


上条「……」ナデナデ




温かい光。心地よい体温。
学園都市のどこかにある学生寮の一室で、とある男女は幸福に包まれる。

一歩一歩、彼らは成長していく。
ゆっくりでも、少しずつでも構わない。

ただ、二人一緒に――
227 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2011/10/25(火) 22:35:50.79 ID:ATulcvB00
以上で今日の分の更新ですた!
ちなみにキャーリサ宛ての手紙の内容も似たような物を想定していたので、グダるのが嫌なので省きました!

>>199さんの安価はこれで満たせて……いるのでしょうか?全然違かったりしたらすいません!


>>213さん、いえ、とてんでもない!!むしろ前スレから読んでいただけていることにすっごく感動しました……。とても嬉しいです!ありがとうございます!
何かあったらいつでも言ってくれるとありがたいです!


そして次のシチュ>>+1の方、お願いします!
228 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [sage]:2011/10/25(火) 22:48:24.23 ID:LBkVfFj1o
おー、期待通り。うまく書いてくれてありがとう。

2つ続けて取るのはあれなので安価下
229 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州) [sage]:2011/10/25(火) 22:48:57.36 ID:URyRpjBAO
いちおつ(^ω^)

そろそろクリスマスといきませう!
230 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2011/10/25(火) 22:52:41.33 ID:2slNQA8E0
キャーリサの服のセクシーさに今更気付いて
意識したり他の男が気になって上の空の上条さんと上の空の上条さんに対するキャーリサ

そういう系のスレではないからなるべく観客に徹しとくぜ
でも、あえて言うなら>>213は俺じゃなく貴方様なんだぜ?
231 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2011/10/27(木) 04:50:26.17 ID:v1sJuqHXo
乙乙、クリスマスとか最高じゃないか…待機してます
232 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大分県) [sage]:2011/10/27(木) 17:25:45.40 ID:HCG6snj20
次スレ来てたの全然気づかなかったorz
またニヤニヤさせてもらうぜー
233 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(九州) [sage]:2011/11/06(日) 00:54:54.91 ID:Q/J6aPHAO
何かあったのか>>1
234 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(大阪府) [sage]:2011/11/06(日) 02:54:04.81 ID:HTM+p+/R0
>>1というよりこのスレに異常があるせいで投稿出来ないんじゃないか?
何か繋がらない事が増えた気がする
235 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(大分県) [sage]:2011/11/06(日) 16:45:41.46 ID:ow3bh4UP0
来ないなあ ってか仮鯖?
236 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2011/11/10(木) 17:42:22.71 ID:2h4Cf0YP0
アンティーク店】


キャーリサ「ん〜……」


上条「キャーリサ、さっきから何悩んでるんだ?」


キャーリサ「……あぁ、えっと、クリスマスの飾り付け、どれを使おうかなって思ってたのだけど……」


上条「く、クリスマスの飾り付け?」


キャーリサ「そうだしっ。……当麻、まさか祝う気無かった?」ジト


上条「そ、そんなことはありませんことよ!?」


上条「(すっかり忘れていたとは言えません)」


キャーリサ「……お城だと召使い達がやってくれていたが、当麻の家だとそうはいかないし」


上条「ま、まぁ俺の家は召使いどころか自分一人遣っていくだけでも精いっぱいですからね……」ションボリ


キャーリサ「まぁ私と結婚すれば玉の輿なの♪」


上条「そんなのがなくても、今の俺はキャーリサといる未来しか見えてないんだけどなぁ……」


キャーリサ「……え」


上条「ん?顔が赤いぞキャーリサ?風邪か?」


キャーリサ「な、何でもないしっ!」


キャーリサ「(……今の言葉、少しだけグッときちゃったし)」カァァ


――――――――
237 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2011/11/10(木) 17:43:20.93 ID:2h4Cf0YP0
【上条宅】



上条「結構買ったなー」ドサッ


キャーリサ「やるからには本格的に、だし!」


上条「一週間前から気合入ってるな……」


キャーリサ「ささっ!炬燵に入りながらとりあえず紙環でも作るし!」


上条「そういや文房具とかも色々買ってたけど、やっぱりそこからですか……」


キャーリサ「出来合いのものなんて買ったら高くつくの。
王国育ちとはいえ、贅沢は敵と言う言葉は知っているの!」


上条「(その言葉を知っていても実践できる人がほとんどいないんですよ……)」


キャーリサ「当麻、どうかした?」


上条「いや、何でもないですよっと。お茶でも入れてくるから先に始めててくれ」


キャーリサ「ありがとっ。お言葉に甘えるのっ♪」


―――――――――――
238 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2011/11/10(木) 17:44:37.12 ID:2h4Cf0YP0
キャーリサ「……」ゴソゴソ


上条「……」カチカチ


キャーリサ「…………」ガサガサ


上条「…………」パチパチ


キャーリサ「……当麻?」


上条「……んー?」


キャーリサ「足伸ばしてもだいじょーぶ?」


上条「構わないですよ」


キャーリサ「わーいっ♪」


上条「そんなにはしゃぐことでもない気はしますが……」


キャーリサ「……当麻の足ってやっぱり大きいし」


上条「まぁ男は大体こんなもんだろ」


キャーリサ「好きな男性がたくましく見える時ってあるものだし」


上条「そんなもんなのか」


キャーリサ「そんなものなの」
239 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2011/11/10(木) 17:45:38.51 ID:2h4Cf0YP0
キャーリサ「……」


上条「……」


キャーリサ「……そりゃ」


上条「うぉ!」


キャーリサ「へへー、やっぱり当麻も足は弱点だしっ」ケラケラ


上条「くすぐるのはやめなさい!」


キャーリサ「単純作業は飽きたし!」


上条「だからって足を器用に動かしてくすぐる方が疲れますよ!?」


キャーリサ「新感覚の遊びみたいなものなの」フフン


上条「……それなら」ツン


キャーリサ「ひゃんっ!」ビクッ


上条「一国のお姫様も脇腹には弱しってことですね」


キャーリサ「ぐぬぬ……っ!いきなりは卑怯だし!」


上条「キャーリサからやってきたからお合い子だ!それじゃ、作業に戻りますよ!」


キャーリサ「ぬぬぬ……」
240 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2011/11/10(木) 17:46:59.47 ID:2h4Cf0YP0
上条「っと、その前にお茶を淹れなおしてきますか。キャーリサはいるか?」


キャーリサ「私はまだあるから大丈夫だし」


上条「了解。よいしょっと」スッ


上条「う〜寒い寒い……」タタッ


キャーリサ「……(勝ち逃げされた気分だし……)」


キャーリサ「(……それにしても、やっぱり少し肌寒いの……)」


キャーリサ「……うーん」チラッ


上条「……」ジャー


キャーリサ「……!」キュピーン


キャーリサ「……」ニヤリ

241 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2011/11/10(木) 17:48:26.57 ID:2h4Cf0YP0
上条「お茶はやっぱりあったまりますねー」スーッ


キャーリサ「英国でも、ジャパニーズティーはとても人気があるし」


上条「インデックスは苦いって言ってあんまり好きそうじゃなかったけどなぁ」


キャーリサ「ふふっ、それはきっと子供の味覚だからだし」


上条「そういえば俺も子供の頃はそんなに好きじゃなかったな」


キャーリサ「私から見れば当麻はまだまだ子供だけどね?」クスクス


上条「うぐっ。ま、まぁ上条さんは年齢こそはまだ未成年ですが精神面ではとても紳士な……」


キャーリサ「そんなことはいいから当麻、ちょっとお尻を後ろに下げてくれると助かるし」


上条「ん?どうかしたのか?」


キャーリサ「いいから、早く早く!」


上条「わ、分かったよ……」ススッ


キャーリサ「ありがとだしっ!」ポフッ
242 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2011/11/10(木) 17:48:57.71 ID:2h4Cf0YP0
上条「ちょ、ちょっとキャーリサ!?」


キャーリサ「当麻の膝の上が一番温かいしっ♪」


上条「こ、これだと前が見えにくいのですが……!」


キャーリサ「だいじょうぶだいじょぶ♪」


上条「(しかもここからじゃた、谷間が……)」


キャーリサ「……当麻、何か目線が変な所に向かっていないかな?」


上条「い、いえいえそんなことはありませんよ!?」


キャーリサ「紳士が聞いて呆れるし……」


上条「う、うぅ……」


キャーリサ「でも、乱暴な紳士って言うのもまた、矛盾していて面白いかもしれないの」ボソッ


上条「へ?」


キャーリサ「なーんでもないしっ!ほらほら!まだまだ作る飾りはたくさんあるんだから作業に戻るし!」


上条「そうだな……。さっさと終わらせて飯でも食べに行くか」


キャーリサ「そうするしっ!」


―――――――――――――――
243 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(九州) [sage]:2011/11/10(木) 17:53:25.86 ID:n4cnrvxAO
ジャストナーーーーーーーーウッ!!!!!


>>1久しぶり〜.:+(o´∀`o)+:.
244 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2011/11/10(木) 17:54:39.60 ID:2h4Cf0YP0



―――――――――――――


キャーリサ「うんっ!上出来だしっ♪」


上条「そ、それは良かったです……」


上条「(まだ先なのに完徹して作りましたよ……)」


キャーリサ「部屋がごっちゃごちゃになっちゃったの」


上条「そりゃ、あんだけ切り貼りしてればなるよな」


キャーリサ「私が片づけておくから、当麻は休んでて大丈夫なの」


上条「いやいや。俺もやりますよ」


キャーリサ「だって無理に付き合せちゃったし……」シュン


上条「(……一応、負い目は感じているのか)」


キャーリサ「だ、だから当麻は寝ていても大丈夫なの。明日から学校だってあるの」


上条「そんなこと気にしないで大丈夫ですよって」ポン


キャーリサ「ふぁ」


上条「彼女とクリスマス祝うっていう一大イベントなのに、男の俺がそんな腑抜けたこと言ってられないだろ?」ニコッ


キャーリサ「と、当麻……」キュン


上条「さ、さっさと片付けて一緒に寝ましょう」


キャーリサ「……それって、色んな意味に捉えられるの」


上条「普通に寝るってだけですっ!」アセアセ


キャーリサ「なーんだ……つまらない〜」ブー


――――――――――――――
245 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2011/11/10(木) 17:58:25.64 ID:2h4Cf0YP0
>>243

うわー!!!お久しぶりですっ!!!!
待っていてくれてるなんて感動がすごいです……(;_;`)


ここのところ忙しくて更新できなくて本当にすいませんでした!
今週末を抜けたらがっつり時間ができるので更新したいと思います!

今からバイトですので帰宅し次第もう少し更新しますっ!それでは行ってきます!
246 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(長屋) [sage]:2011/11/10(木) 18:15:20.45 ID:+WrzeCQMo
乙!おとなしくまってる
247 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(新潟県) [sage]:2011/11/11(金) 13:16:40.13 ID:R5r6js/do
正座しながら壁殴って待つし
248 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2011/11/13(日) 23:57:11.31 ID:1+R9vTBL0
「バイト徹夜勤で入ってくれ」

社員さんからの一言が私を地獄へ突き落した……。


てことで更新できなくてすいませんでした……。

今から書くし!!
249 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2011/11/14(月) 00:07:02.76 ID:NvZbcEjs0
上条「ん……ふぁ……」


上条「今、何時だ……?」


上条「……2時かぁ。結構寝たな、こりゃ」


キャーリサ「とーま、寒い……」ガバッ


上条「うわっ!?いきなり抱きついちゃだめですよ!」


キャーリサ「だって寒いし……」ブー


上条「ま、まぁ本心のダメってわけではないですよ……」アセアセ


キャーリサ「ほんと?良かったっ!」ヒシッ


上条「(あー柔らかい……)」


キャーリサ「……〜」ギュー


キャーリサ「(当麻の、匂い……♪」


上条「(なんだかんだこういうのが一番幸せだなぁ…)」ナデナデ
250 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2011/11/14(月) 00:12:00.13 ID:NvZbcEjs0
上条「そういえば、キャーリサは起きてたのか?」


キャーリサ「んーん、私も11時ごろまでは寝ていたし」


上条「へ?じゃあ何でまだベッドに?」


キャーリサ「当麻の顔、ずっと見てたからっ♪」ヒシッ


上条「それは少し気恥ずかしい気もするんですが……」


キャーリサ「何で?世界一格好いい私の恋人を見て何が恥ずかしいの?」


上条「そ、それ外では絶対言わないでくださいよ!」


キャーリサ「何でー?」ブー


上条「俺なんかにそんなこと言ったら、外にはもっとイケメンが沢山いますよ!」


キャーリサ「いないしっ」


上条「えぇ?」


キャーリサ「いつでも私を助けてくれる王子様みたいな人、世界で当麻だけなんだからっ」ギュ


上条「キャーリサ……」


キャーリサ「……当麻ぁ」


チュ


251 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2011/11/14(月) 00:18:41.93 ID:NvZbcEjs0
――――――――――――

数日後



上条「ただいまー……」


キャーリサ「当麻〜!」ダキッ


上条「おわぁっ!?」ドサッ


キャーリサ「おかえりだし〜!」ゴロゴロ


上条「いっつつ……何でそんなにテンションが……」


上条「って、おいぃぃぃぃ!?!???!」


キャーリサ「ん〜?どうしたの当麻?」


上条「そ、その格好はおかしい!!!断じてダメです!!!」


キャーリサ「え……?だ、だって当麻の部屋に置いてあった雑誌に裸でエプロンしてる写真があったから……」


上条「そ、そりゃあ男にとっては誰もが一度は抱く夢だけど……っ!!
じゃなくて!!寒いだろ!?冬真っ盛りだぞ!?」


キャーリサ「当麻に抱きついてれば寒くなーい♪」


上条「うわああ!!もう!!兎に角着替えてください!目のやり場に困りますって!!」


キャーリサ「どうして?当麻なら私のどこだって見てもいいのに……」シュン


上条「ど、どこだってって……」ゴクリ


キャーリサ「こことか……」チラッ


キャーリサ「あそことか……」チラッ


上条「……」


上条「…………きゃ」


上条「きゃ、キャーリサああああ!!」ガバッ


キャーリサ「きゃんっ♪」







土御門「扉あけっぱなしでそんなエロスティックなことはやめてほしいんだにゃー……」


252 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2011/11/14(月) 00:25:24.56 ID:NvZbcEjs0
―――――――――――――


上条「……」


キャーリサ「……」


土御門「……」


上条「いやぁ、あれにはふかーい理由が……」


土御門「英国王女様にあられもない格好をさせて、しまいには襲いかかる……のど・こ・に深い理由があるんだぜぃ……?」


上条「うぐっ!」グサッ


上条「きゃ、キャーリサからも説明を……!」


キャーリサ「当麻ったら、いつも強引に迫ってくるから私も困っていたところなの……」グスン


上条「きゃ、キャーリサあああああ!!!!!?!?!」


土御門「上やん……国際裁判にでもかけられたいのか?」


キャーリサ「(しーらないっ♪)」


上条「う、うぅ……。もう安易な行動は控えるからここは内密に……」


土御門「内密ねえ……。男の俺からして羨ましくて目から血が出そうになるような光景を見せつけられたのに、何の見返りも無く?」


上条「か、金ならないですよ!?」


土御門「大丈夫だにゃー。そんなこと最初から知ってるぜぃ」


上条「(それはそれで傷つくんですが……)」ズーン


土御門「俺が上やんに頼みたいのは〜」


土御門「クリスマスパーティーの会場提供だぜぃ!!!」バーン


上条「……」


上条「……クリスマス、パーティ?」

253 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2011/11/14(月) 00:34:58.48 ID:NvZbcEjs0
土御門「その名の通り、身内集めて盛大にクリスマスをブッ潰そう……じゃなくて、祝おう!というとっても楽しいお祭りだぜぃ?」


上条「今、本音が全て漏れてたからな?」


土御門「さぁ?なんのことかにゃ〜?まっ、とりあえず上やんには会場としてここを提供してほしいんだにゃ〜」


上条「く、クリスマスはちょっと……」


土御門「あぁ、もちろんクリスマスの二日間はどっかの恋人どもには重要な日ってわけで、来れる奴も少なくなっちまうだろうから日付はクリスマスイブ・イブ!つまりクリスマスの二日前に予定しているんだぜぃ」


上条「二日前って……もう明日じゃねえか!!」


土御門「そうとも言うにゃ〜」


上条「準備とか片づけとかどうするんだよ……」


土御門「準備に付いては我が愛しの舞夏にお任せだにゃ〜。和洋中、全ての料理を任せられる。もう予約も取ってあるぜぃ」


上条「それなら、土御門の家でやった方が早くないか……?」


土御門「いやぁ、プライバシーとかあるし、何より俺らのダチみたいな濃い奴らが集まったら部屋が汚れることは必至だしにゃ〜」


上条「そこを踏まえての俺の家!?」ガビーン


土御門「察しが良くて助かるなぁ」


土御門「まぁ利口な上やんだったら部屋が汚れるのと一生陰で変態と罵られる生活、どっちを選ぶのが得策かわかっているはずだにゃー」


上条「……そ、それは……」


上条「……」チラッ


キャーリサ「……(面白そうだしっ!)」キラキラ


上条「…………」


上条「……はぁ」


254 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2011/11/14(月) 00:37:13.95 ID:NvZbcEjs0
って感じで!終わりです!
もうほんっとにイチャイチャしか書きたくないので描写とか軽く省きますね!(ぇ


キャーリサさん……ハァハァ


それでは、パーティには誰を呼ぶのか!上条さんの知り合いとして原作認定されているキャラクターから好きな方をぜひ教えてください!
書きこまれたキャラ全員をとりあえず出します!


それでは!
255 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(関西地方) [sage]:2011/11/14(月) 00:55:02.59 ID:R6UKTMTXo
五和さんと
神裂さんじゅうはっさい!
256 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(長野県) [sage]:2011/11/14(月) 00:58:09.99 ID:E7HjcgK5o
エリザードで
257 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です) [sage]:2011/11/14(月) 00:59:20.75 ID:NuJgtgSbo

絹旗
258 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です) [sage]:2011/11/14(月) 01:00:22.00 ID:NuJgtgSbo
知り合いじゃなかったな
姫神で
259 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です) [sage]:2011/11/14(月) 02:18:33.31 ID:NfF8+YIIO
新生アイテム一同w
乙です楽しく読んでますw
260 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(大阪府) [sage]:2011/11/14(月) 03:08:21.75 ID:2WWIWOI50
ルチアで
261 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(九州) [sage]:2011/11/14(月) 06:45:13.85 ID:mNZMxK9AO
>>259>>260

GJ!

女王様が参加ならリメエア、ヴィリアン、騎士団長も可能なら参加でノシ
262 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(大阪府) [sage]:2011/11/28(月) 03:26:53.73 ID:dUIMGxQQ0
ルチア挙げた者だが難しかったらルチア無しでもいいから書いてくれると嬉しい
無理にとまでは言わないが……
263 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [sage]:2011/12/12(月) 00:26:02.57 ID:puH44gbLo
まだかな
264 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [sage]:2011/12/18(日) 11:33:06.24 ID:ihowfy6AO
はよ
265 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [sage]:2011/12/24(土) 23:30:04.69 ID:4SvMA0WIO
もう書く気はないのか?
266 : ◆7oWiJj9WF6 [age]:2011/12/27(火) 01:06:26.11 ID:zYRUba1s0
書く気は無論MAX あります!という上げ。
迷惑かけてすいません。
とりあえず下がりすぎてしまったためあげておきます。

こんな駄文を読んでくださっている方々、更新をせず1月以上が経過させてしまい、本当に申し訳ございません。

年明け、時間が取れそうですのでがっつりと更新したいと考えています。
もちろん、年内でも更新できそうな時間を見つけられたら、更新したいと思います。
それでは、他のSS作者の方々、読者の方々、失礼しました。
267 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [sage]:2011/12/27(火) 02:19:40.24 ID:FGMbHaBIO
ヨッシャァァァーーーーーー!!!
268 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [sage]:2011/12/27(火) 06:22:06.70 ID:YoUfwNbAO
舞ってました!

舞い続けます!!
269 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [sage]:2011/12/27(火) 10:03:39.39 ID:vYWs58sIO
舞ってるよ!

     ♪    /.i   /.i  /.i
   ♪     ∠__ノ ∠__ノ ∠__ノ   エーライヤッチャ
        〈,(・∀・;)ノ・∀・;)ノ・∀・;)ノ     エーライヤッチャ
         └i===|┘i===|┘.i===|┘        ヨイヨイヨイヨイ
           〈__〈 〈__〈 〈__〈

踊る阿呆に見る阿呆同じ阿呆なら 踊らにゃ損々
270 :以下、あけまして [sage]:2012/01/03(火) 01:08:32.56 ID:/UTZ1UUAO
僕もまってます!!
271 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/01/06(金) 20:51:17.65 ID:dsVFWKFIO
かもおおおおおおおおおおおおおおおおん
272 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/01/14(土) 13:20:25.26 ID:UO2bVGTO0
年明けナニソレオイシイノ
273 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2012/01/30(月) 23:58:59.19 ID:ocg3qu0v0
上条「とんでもないことになってしまいました……」ハァ


キャーリサ「何でそんなにテンションが低いし?」


上条「いやー、土御門っていうのはいつもとんでもないことをしでかすようなやつなんですよ」


上条「相当の人数呼んじまうだろうし……、もし家の床が抜けたらと思うと気が気でねぇなぁ……」


キャーリサ「私は楽しみだしっ♪賑やかなのは嫌いじゃないしね」


上条「賑やかっていう表現で済めばいいんですが……」ハァ


キャーリサ「とーうーまー?」ダキッ


上条「はっ、はい?!」ドキッ


キャーリサ「私はとうまと過ごす初めてのクリスマス、楽しく過ごしたいしっ」


キャーリサ「だから、そんな辛気くさい顔してたら、嫌なの!」


上条「きゃ、キャーリサ……」


キャーリサ「ねっ?」


上条「……あぁ、そうだな。どうせやるなら、ってやつですね」ハァ


キャーリサ「そう!そのいきなの!」
274 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2012/01/31(火) 00:08:13.50 ID:kPhKkpnT0
――


【上条宅】 クリスマス当日


上条「そんなこんなで、日にちが経ってしまいましたが……」


キャーリサ「誰が来るのかすっごく楽しみだしっ♪」


上条「(上条さんはまだまだ不安でしょうがないですよ……)」


土御門「うぉーす、お邪魔するぜ〜ぃ」ガチャ


舞夏「一緒させてもらうぞ〜」


上条「……」


土御門「上や〜ん!何そんな顔してんだにゃ〜!」グイグイ


キャーリサ「さっきからずっとこの調子だし」


上条「床の心配と騒音が心配でしょうがないですよ……」


土御門「大丈夫だぜ〜い。そこは俺に任せておけって!」


上条「お前に任せると逆に不安だよ……」


舞夏「大丈夫だぞ〜、私も不安だからな〜」


土御門「おぉう?!」


275 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2012/01/31(火) 00:19:44.36 ID:kPhKkpnT0
キャーリサ「それで、土御門とやら」


土御門「なんだぜぃお姫様?」


キャーリサ「その呼び方はやめろ……。別の客人らはいつ来るんだし?」


舞夏「そうだぞ〜。料理を作るから教えてくれって言ったのに、なぜか秘密にされてるんだぞ〜」


上条「料理?」


舞夏「聞いた話だけど、上条と兄の知人はかなりグローバルって聞いたんだぞ〜。だから、普通の食事だけじゃなくて色んな国の料理を作ろうと思ったのに、
教えてくれないから普通のおもてなし料理になってしまったんだ〜」


上条「グローバル……」


キャーリサ「私が君の隣に居る時点で、相当だし?」キャハッ


上条「あはは……」


土御門「まぁまぁ、客人はそろそろやってくるはずだからもうちょっと待ってくれって!――お?」




ぴんぽーん
276 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2012/01/31(火) 00:35:10.71 ID:kPhKkpnT0
土御門「ほいほい、上やん!早速来始めたみたいだにゃ〜!」


キャーリサ「早く出迎えてあげないと失礼だしっ」


上条「俺でせうか!?」


土御門「ここは誰の家かにゃ〜ん?」


上条「…………」


上条「はいはい……」スタスタ


上条「(一体誰が来るのやら……)」


上条「御待たせしました…――」ガチャッ




絹旗「……」


上条「……」


絹旗「……扉開けるの、超遅いです」


上条「……あ、すいません。中へどうぞ」


絹旗「超御邪魔します」スタスタ


上条「……(超?……誰?)」
277 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2012/01/31(火) 00:37:43.39 ID:kPhKkpnT0
あれ?
私、新約の2巻3巻見てないんですが……アイテムの皆さんって上条さんと知り合いですか?

……。
たはは、ヤバいヤバい……。久々の更新なのに4レスで終わってしまう……。
テスト勉強で眠さマックスですいませn……。

またなるべく早く戻ります。ではっ

278 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2012/01/31(火) 00:59:50.85 ID:ZlSVbpEco
キタ――(゚∀゚)――!!

乙!待ってるぜ!
279 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/01/31(火) 01:06:24.30 ID:avdVdqwDO
久しぶりの投稿乙です。
280 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海・関東) [sage]:2012/01/31(火) 04:25:08.32 ID:+BAa0IGAO
おつゆ
281 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2012/01/31(火) 07:51:17.96 ID:K+mlAYEr0
282 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [sage]:2012/01/31(火) 13:22:49.71 ID:7R2/lkAW0
おお、ひさびさに投下乙

新訳2巻でいろんな人が上条さんの部屋に来た中にアイテムもいたね
来た人全部挙げると、
一方通行、浜面、フレメア、黒夜、バードウェイ、マーク(上条さんと一緒に来てそのまま残った組)
美琴、姫神、小萌、吹寄、舞夏、結標、風斬、雲川(上条さんと一緒に来て追い返された組)
打ち止め、番外個体(一方通行を後から追いかけて来て追い返された組)
麦野、滝壺、絹旗(浜面探し対決の結果上条さんの部屋にたどりついてやっぱり追い返された組)
これに上条さん本人ともともといたインデックスで全員かな

麦野も滝壺も絹旗も部屋に一度上がり込んだものの上条さんとは会話してないので、
上条さんからすれば「どっかで見た人達だな」レベルでもおかしくない
インデックスは流石に覚えてるだろうけどね

あと話に使えそうなネタとして、滝壺が上条さんの部屋の玄関のドアを怪力でぶっ壊してる
283 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2012/01/31(火) 16:10:37.57 ID:WrnZMKc/o

「どこかで見た人達」は「知り合い」では無いから無効じゃね?
284 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [sage]:2012/01/31(火) 18:05:17.53 ID:7R2/lkAW0
うん、それ確定だったら無効なんだけど、あくまでそう「かもしれない」でしかないんだよね
逆に禁書原作で誰かが一度会った人を忘れてたパターンは(記憶喪失と12巻の美琴と初春という2つの例外を除けば)一度もないわけで、
そう考えれば公式知り合い設定があると言うこともできる
結局書き手さんの裁量次第ってことだ
285 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/02/03(金) 22:53:16.77 ID:RImniXKpo
支援
286 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/02/06(月) 23:48:55.49 ID:esFuzx4co
キャーリサ分が足りない…
287 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/02/12(日) 03:33:45.12 ID:E8ZdoV3So
ん?
288 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海・関東) [sage]:2012/02/17(金) 21:23:13.52 ID:iJ+VgatAO
早くしてくれ
289 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/02/22(水) 00:29:22.01 ID:X1DbIbt2o
まっちょるぜ
290 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/03/08(木) 03:49:20.38 ID:Sa0VACqIO
あわわわわあわわて
291 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2012/03/11(日) 21:49:49.28 ID:nP2JjWWB0
上条「(あれ……、そういや前に来た事もあったけ?)」


上条「つっても、ほとんど初対面には変わりないですけどね……」


「あの〜……」


上条「?」


五和「……こ、こんにちはっ!!」


上条「五和……?」キョトン


五和「え、えと……。その、私、土御門さんに呼ばれて、それで、その……」


上条「(良識人が来た!!!)そうなのか!!」


五和「お、御邪魔な様でしたら私は!!」アタフタ


上条「邪魔なワケ無いって!ささっ!はいってはいって!」ガシッ


五和「はわぁっ!?か、上条さん!?ちょ、ちょっと待って下さい!」カァァ


上条「ん?」パッ


五和「(あぁ……)」


五和「(じゃ、じゃなくて!)え、えっとですね――」


「……上条当麻、私の存在を認知すらしてくれないとは、どういう了見ですか」


292 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2012/03/11(日) 22:00:55.57 ID:nP2JjWWB0
上条「その声は……」


神裂「……はぁ」


上条「神裂も来たのか!!」


神裂「つ、土御門に強く進められたもので……。その、決してクリスマスを異性と祝うことに特別な意味を見いだしているわけじゃ……」


上条「……?ま、まぁとにかく神裂とも最近ゆっくり話せてなかったしな!とりあえず入れよ!狭いのは勘弁願いますが……」


神裂「(わ、私と話す事……?)は、はい。それでは上がらせて頂きます」スッ


五和「おっ、お邪魔します」タタッ





あれー?ねーちん、あれだけ渋っておいて結局来るのかにゃー?


そ、それは……!


お前は……いつぞやの?


は、はい!い、五和ともうしますでふっ……か、噛んだ…………


超狭いです……


上条「(……異色だなぁ)」


ツンツン


上条「(でも、なんだかんだ楽しくなりそうだな!……多分)」


ツンツン


293 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2012/03/11(日) 22:07:36.29 ID:nP2JjWWB0
姫神「……気付いてくれない。だけど。大丈夫。いつもの事」


上条「う〜、さぶっ!とりあえず俺も中に入るか」ブルブル


バタン


姫神「……扉を閉められるのは。想定外」


姫神「……」


姫神「…………寒い」ピンポーン


上条「はいはい……。あ、姫神!」


姫神「貴方はかなり残酷な事をしでかしたことに気付くべき」


上条「!?」


姫神「とりあえず。私も呼ばれたから。来た。入っていい?」


上条「あ、あぁ!もちろん!」


姫神「……御邪魔します」ドキドキ


上条「(……なんかしたっけ、俺)」


294 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2012/03/11(日) 22:33:06.50 ID:nP2JjWWB0
ルチア「……」


ルチア「…………」


ルチア「(いつまで階段付近で彼を監視していればいいのでしょうか)」


上条「……他には……まだ来てないな。っつーか、まだ来るのか……?キャパ的にキツい物がある気がしなくもない……っていうかしまくりですね」


ルチア「(招待状を吐き捨てるわけにも行かず……、アンジェレネには内緒で来てみたものの……)」


上条「……そういや、土御門が何人誘ったか聞いてねえな」


ルチア「(……とてつもなく、入りにくい!!)」


ルチア「(大体、私はそこまで彼と接点が無いのになぜ航空券と住所、そしてビザの申請までされた後ここに来ているのでしょうか!?)」


上条「……想像もしたくないな」


ルチア「(……し、しかも聞けばパーティ……。シスターである私が……、そんな、そんな……)」


295 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2012/03/11(日) 22:39:22.84 ID:nP2JjWWB0
上条「さて、と……。とりあえず中に入りますか」


ルチア「(!!ま、まずい!このままでは再び長い時間待つ事に!!)」←かれこれ3時間程度待ちぼうけ


ルチア「(ええい!覚悟を決めて!!!)」


ルチア「か、上条当麻!!」バッ


上条「……ん?」


ビュオ




ルチア「……」フワサッ


上条「…………」


ルチア「…………」


上条「……………………白」


ルチア「殺す!!!!!!!!!!!!!」バッ


上条「俺なんも悪くないですよ!???!」ササッ


296 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2012/03/11(日) 22:53:35.58 ID:nP2JjWWB0
上条「……」ボロボロ


キャーリサ「何でそんなにボロボロなの……」


上条「いや、それは……」チラッ


ルチア「ふんっ」


上条「……(不幸だ……)」


絹旗「とりあえず、超お腹空いたのでいい加減に乾杯を超希望なんですが」


土御門「おーっと、そうだったぜい。舞夏の方もそろそろ料理の準備ができるはずなんだが……」


五和「あ、そ、それでしたら私、そのお菓子とか、おしぼりとか、持って来たので!皆様ぜひ、使って下さい!」


神裂「私も、軽食を持って来ましたので」スッ


上条「お、おぉぉぉ……!(流石この理性派!)」


姫神「実は、私も。少しだけ作ってきたりしてる」


キャーリサ「どれもとても美味しそうだしっ♪」キャハッ


五和「い、イギリス王室のお姫様に合うかは分かりませんが……」


キャーリサ「じゃぱにーずお菓子なら以前から食べているし!からむーちょ、すっぱむーちょ、うすしお!」


絹旗「ポテトチップスばかりですね……」



297 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2012/03/11(日) 23:01:20.67 ID:nP2JjWWB0
ルチア「私には見た事も無いものばかりですが……。こ、これは何ですか……?」


姫神「がめ煮。色々煮込んでみた。力作」


ルチア「が、がめ煮、ですか……」


上条「まぁ、少し名前はゴツい気がするけど、とても美味しいんですよ」


ルチア「は、はぁ……」


絹旗「それでは、超メインの料理が来る前に超乾杯しちゃいましょう」


キャーリサ「それには大賛成だしっ!」


土御門「俺はちょっと舞夏の様子を見てくる事にするぜぃ」スッ


上条「あ、俺も行こうか?色々持ってくるものもあるだろ?」


土御門「それには及ばないぜぃ。第一、上やんが抜けたらこのパーティにきたメンバーの大半が目的を見失っちまうぜぃ」


上条「……はぁ?」


キャーリサ「……」


土御門「ま、とりあえずこっちは任された!客人の相手をしてやるのが家主の仕事ですたい」ヒラヒラ


バタン


上条「……?(なんだったんだ?)」


上条「そ、それじゃ、乾杯でもしますか!」


五和「皆さんには飲み物入れておきました!」


上条「お、五和!ありがとな」


五和「い、いえ……」テレテレ


神裂「……」ムッ


298 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2012/03/11(日) 23:16:25.96 ID:nP2JjWWB0
神裂「私は全員分食事やお菓子を小分けにしておきましたので、早速やってしまいましょう」


上条「おぉっ!本当だ。サンキュな、神裂も」


神裂「い、いえ。招待された者として、当たり前です」テレテレ


五和「……」ムッ


キャーリサ「……」


上条「それじゃ、準備もしてくれた事だし、俺たちだけでやりますか」


キャーリサ「…………」スススッ ピトッ


五和&神裂「!?」


上条「きゃ、きゃーりささん?何でわたくしの肩にひっついてるんでせうか?」


キャーリサ「……やっぱりどこよりも当麻の隣りが落ち着くの!」


上条「え、ええええ!?」アセアセ


キャーリサ「……ふふっ」ドヤッ


神裂「!!!」


五和「!!!」


神裂&五和「(て、敵は強大かつ狡猾……!!)」


キャーリサ「ささっ、当麻。客人も待ってる事だし、早くやっちゃうし」


上条「お、おう。そ、それじゃ。よく分からないけど今日は来てくれてありがとな。……乾杯!」バッ





ビュッ
299 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2012/03/11(日) 23:20:08.33 ID:nP2JjWWB0
上条「……はれ?」ポロッ


上条「お、俺のコップが溶けてる?!?」


麦野「……人様の事呼んでおいて、先に乾杯とは良い度胸してんなぁ、ガキィ……」


絹旗「あ、麦野。超こんにちはです」ゴクゴク


麦野「テメェも何普通に混ざってんだ!!普通はメンツ揃うまで待つのがパーティっつーもんだろ!」


上条「え、えっとどちら様?……ていうか、何で部屋に入ってるんでせう!?」


麦野「あ……扉、壊しちゃった☆」


上条「ぎゃああああああああああああああああ!!(また余計な出費が!!!)」


キャーリサ「あはは!!これはおもしろいサプライズだし!」パチパチ


上条「笑えない!!この状況は笑えません!!」


麦野「まぁ、男ならみみっちいこと気にすんな」スッ


上条「普通に座ってる!?」


300 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2012/03/11(日) 23:24:52.62 ID:nP2JjWWB0
キャーリサ「まぁまぁ当麻!扉くらいうちの執事たちが勝手に直しておくし!」


上条「そ、そういう問題か……?」


ルチア「(い、今の光線は、彼女ですか?)」


姫神「オレンジジュース。美味しい」ゴクゴク


麦野「っつーか、外の寒さやべえっての。マジ凍死しかけた」


絹旗「まぁ冬真っ盛りですし」


五和「あ、おしぼりどうぞ」


麦野「お、さんきゅ」


上条「(普通に馴染んでる……)」


301 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2012/03/11(日) 23:26:46.22 ID:nP2JjWWB0
300just!!


ということで。
一月ぶりになってしまいましたが、更新してみました。
新約、昨日30分くらい時間が空いたので半分まで読みました!

黒夜さんの可愛さwwww猫耳最高ですね!


っていうか、クリスマスイベントを春間近に行う私のアホさ……。


早いとこキャーリサ単品イチャコラを……。変な方向にしむけたのは、私以外の誰でもありませんが笑

では、また!
302 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/03/11(日) 23:28:56.68 ID:8Lb3is2IO
303 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東) [sage]:2012/03/11(日) 23:30:08.13 ID:WSNrdKhAO
乙なのだ
304 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸) [sage]:2012/03/12(月) 00:02:57.94 ID:eiabBONAO
乙でした
305 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/03/12(月) 13:01:53.57 ID:53iM9nyco
306 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/03/12(月) 18:23:16.41 ID:Jt7W7aoJ0
乙っす
307 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/03/12(月) 23:02:35.32 ID:ASE7QAWIO
乙ヌス
308 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/04/04(水) 01:29:30.78 ID:eMQg8X0Eo
まだー
309 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/04(金) 10:34:03.23 ID:vKF0kbiSO
まだか
310 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2012/05/21(月) 01:47:27.44 ID:BTvuT0syo
生存確認マダァ?
311 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) :2012/05/26(土) 11:42:09.23 ID:9owRHsfX0
楽しみに待ってます
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