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まどか☆マギカの原作知識有りチート男オリ主SS - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) :2011/10/05(水) 21:19:16.07 ID:xAWcpx3z0


例えばこんなSSが読みたい「」

>>235から書くことにした。正直完結できるかは分からんがぼちぼち書いていく。更新は不定期。

たまに安価するかもしれないけど、恐らくこの題名からして過疎るので、ずっと誰もしなかったらそこで終了ということでよろしく。


では
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諸君、狂いたまえ。 @ 2024/04/26(金) 22:00:04.52 ID:pApquyFx0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1714136403/

少し暑くて少し寒くて @ 2024/04/25(木) 23:19:25.34 ID:dTqYP2V2O
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渾沌ゴア「それでもボクはアイツを殺す」 @ 2024/04/25(木) 22:46:29.10 ID:7GVnel7qo
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1714052788/

二次小説の面白そうなクロス設定 @ 2024/04/25(木) 21:47:22.48 ID:xRQGcEnv0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1714049241/

佐久間まゆ「犬系彼女を目指しますよぉ」 @ 2024/04/24(水) 22:44:08.58 ID:gulbWFtS0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713966248/

全レスする(´;ω;`)part56 ばばあ化気味 @ 2024/04/24(水) 20:10:08.44 ID:eOA82Cc3o
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1713957007/

君が望む永遠〜Latest Edition〜 @ 2024/04/24(水) 00:17:25.03 ID:IOyaeVgN0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1713885444/

笑えるな 君のせいだ @ 2024/04/23(火) 19:59:42.67 ID:pUs63Qd+0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1713869982/

2 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) :2011/10/05(水) 21:20:06.72 ID:xAWcpx3z0


男「あーやっぱ、まどマギおもしれーなー」



男「でもこの物語には色々救いがねぇよな……そりゃハッピーエンドで感動もしたけどさ」



男「なかなかビターだし、杏子の過去とか悲惨すぎて俺のガラスハートが持たない」



男「杏子とかほむほむが一番苦しんでるときに俺がそこにいたらなぁ……なんつって、無理に決まってるしwwwwwwww」



男「……実際にそれができても、俺は無力で、何もしてやれないんだろうけど、さ……」



男「って二次元の物語で真剣に悔しがってる俺キモいなぁーwwwwwwwwwwwwwwwwあーくそ、やるせねぇwwwwwwww」








男「……もう寝るか」バタン
3 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) :2011/10/05(水) 21:20:42.70 ID:xAWcpx3z0


男「あーやっぱ、まどマギおもしれーなー」



男「でもこの物語には色々救いがねぇよな……そりゃハッピーエンドで感動もしたけどさ」



男「なかなかビターだし、杏子の過去とか悲惨すぎて俺のガラスハートが持たない」



男「杏子とかほむほむが一番苦しんでるときに俺がそこにいたらなぁ……なんつって、無理に決まってるしwwwwwwww」



男「……実際にそれができても、俺は無力で、何もしてやれないんだろうけど、さ……」



男「って二次元の物語で真剣に悔しがってる俺キモいなぁーwwwwwwwwwwwwwwwwあーくそ、やるせねぇwwwwwwww」








男「……もう寝るか」バタン
4 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) :2011/10/05(水) 21:21:45.76 ID:xAWcpx3z0
男「……ん」





気がついた男がいたのは無限につづく狭間の空間だった。






男「なんだここwwwwwwどっかでみたようなきがしないでもない」






男「……まて、ここ、さっきまで見てたじゃねぇか。まどかとほむらが分かれたとこじゃねぇか……次元の狭間」






男「……ってよーするに俺の夢かよwwwwwwwwやべぇすげぇ、リアル過ぎる。俺の想像力凄すぎ」






まど神「夢じゃないよ?」
5 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) :2011/10/05(水) 21:22:23.27 ID:xAWcpx3z0

男「」






まど神「ごめんね、いきなり。驚くのも無理ないよね。でも貴方が適任だと思ったから」





男「……え?まど神様?」





まど神「神様だなんて照れるよ。まどか、でいいよ男さん」テレ





男「ま、待て待て!?え、これ夢だよな?俺の妄想だよな!?……なんて幸せな夢なんだ……まど神様に会えるなんて…夢なら覚めないで!!」





まど神「……まぁそう思うのもしょうがないか。いくら私が現実だって言っても、貴方にっては私も夢の住人」





まど神「そんな私がいくら夢じゃないって言っても説得力無いもんね」



6 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) :2011/10/05(水) 21:23:01.54 ID:xAWcpx3z0
まど神「だから夢だと思ってもいいから、私のお話を聞いてくれないかな?そしてできれば私のお願いを聞いてほしいの」




男「な、なんでもどうぞどうぞ!!」




まど神「だ、ダメだよ!!ちゃんと私の説明を聞いて、それでもお願いを聞いてもらえるならでいいから!!」




男「わ、分かった。ちょっとまいあがっちゃって」



まど神「うん。QBみたいなことはしたくないからね」クス



まど神「じゃあいきなり本題何だけれど……」








まどか「私と契約して魔法少女を救済してもらえないかな?」




7 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) :2011/10/05(水) 21:35:22.04 ID:xAWcpx3z0





男「Oh……なんてタイムリーな。さすが俺の夢、なんて願望に忠実なんだ」



まど神「いやいや。まぁ夢じゃないんだけれど……とにかく、説明するね」



男「あぁ、よろしく」



まど神「ウィヒヒ。ありがとう。それじゃまず、この世界のこと、私自身のことを話さないといけないはずなんだけれど……」



まど神「あなたよく知っているはずだから、飛ばしちゃってもいいよね?」



男「あぁ、少なくてもネットで得られる情報の範囲なら、まど神様の世界で知らないことは無いな、多分」



まど神「ネット……あぁ、これだけ知ってくれていれば十分だよ」ウーン



男「(今、検索したのか……?つーかさっきから夢にしてはいちいち細かいな)」




8 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) :2011/10/05(水) 21:58:13.53 ID:xAWcpx3z0

まど神「私が魔法少女の「最期」を救済するために、一つの概念になったのは知っているよね」



男「うん。マジで尊敬してますまど神様」



まど神「て、照れるよ」テレ



まど神「と、とにかく話を続けるね。


さっきも言った通り、私は魔法少女達の「最期」を救済する世界の仕組みの一つになった。

勿論このことに後悔は無いし、あの時自分が叶えた願いを肯定し続けるつもり。

それがきっと、私が守れるほむらちゃんとの約束だから……って何で泣いてるの!?」



男「いや、何回も本編みたし、その回数だけ号泣した筈なんだけどね、まど神様の声でそれ言われて泣かない方が無理っす」グスグス




まど神「だ、大丈夫?」



男「全然大丈夫です。寧ろ俺のソウルジェムがかつてない輝きを放ってます」
9 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) :2011/10/05(水) 22:16:53.26 ID:xAWcpx3z0



まど神「そ、そう?なら続けるね?


そんなわけで私は一つの概念として完成した。


でもね、逆にそれは融通が利かないことでもあるの。私はどれだけ離れた場所、過去、未来でさえ、魔法少女の最期に召喚されて、


その娘を救済することができる。物理的な距離も、時間的な距離も関係ない。


でもね、それあやっぱり「最期」に限定されてしまうの。それ以外の干渉はほとんど不可能。


ほむらちゃんに一声かけるのも本当に大変なの。まして手助けなんてできるはずもないしね」





男「ホント……俺なんかが言っても何の意味もないけれど、まど神様の想いは、絶対、ほむらさんに届いてると思います」グス



10 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/10/05(水) 22:21:10.38 ID:LQt1E2IM0
GJ
11 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) :2011/10/05(水) 22:22:54.57 ID:xAWcpx3z0



まど神「うん……ありがとう。でも俺なんか、何て言わないでね」




まど神「それで、ここからが貴方に頼みたいことと直接つながることなんだけど。



魔法少女はほとんどの娘がその過去に大きな苦しみ、悲しみを抱えている。理屈では分かっていたし、分かっているつもりだったんだよ。


でも、そのことをこの存在になって全ての世界線を見渡せるようになって初めて「実感」したの。


それから私は途方ない無力感を感じた。


人間だったころの私よりもずっと小さな子が、絶望の暗闇の中で泣いているのに、私は何もしてあげられない。


その娘を救うのに十分な力がある筈なのに、何もしてあげられない。


一声とどけるのが精いっぱい。


「最期」が良ければすべて良いなんて、とてもじゃないけど言えないんだって、心から思った」



男「本当に、本当にそうだよなぁ……」




まどか「……あなたは本当に優しい人。だからこそ選ばれたんだと思うけど」



男「……選、ばれた?」



まどか「うん。あなたは、選ばれた。……ううん、私が選んだ」


12 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2011/10/05(水) 22:48:23.22 ID:0CzmeXzro
しぬがよい
13 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) :2011/10/05(水) 22:55:15.43 ID:xAWcpx3z0




男「それはどういう……?」



まど神「うん。それでね、私は考えたの。



どうしたらそんな魔法少女達を少しでも助けてあげられるかって。それで思いついたのが今回のこと。


それが私の代わりに、そんな魔法少女達をサポートしてくれる存在をその世界線に送り込むことだったんだ。


でもそれはまだ全然構想段階で、具体的な方法は確立できていないの。


それでもようやくその方法の糸口が見えてきて、やっと「取り敢えず送り込める」段階までこぎつけたんだ。


勿論まだまだ改良が必要で、不完全な方法。


下手をすれば送り込むことはできても、二度と帰ってくることはできないかもしれない。そんな段階。


けれどどうしても、一度誰かを送り込んでみないと進めない段階まで来ているのも事実で、私はどうしたらいいか分からなかった」




男「……もしかして、俺が選ばれたっていうのは」






まど神「……うん。私は貴方に、その第一人目になってもらおうとしてるの」



14 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) :2011/10/05(水) 23:15:56.60 ID:xAWcpx3z0


まど神「……ううん。違う。私はあなたに実験台になってって、そんなひどい事を言っているの」



まど神「勿論、強制じゃないよ。嫌だって言ってくれても全然構わな…」



男「是非、やらせてください」ドゲザッ





まど神「っ……そうだよね。貴方ならそう言ってくれるって、分かってた……」



男「…え」



まど神「ずるいよね。あんなお話しした後に、こんな風に聞いたら、断れるわけないって。そこまで分かってて聞いたんだもん」グス



男「まど神様……あ、安心してください!!俺は」




まど神「貴方には両親がいなくて、今は一人暮らし。そして真剣に私たちのことを考えてくれていた人。



そして万が一この世界にいられなくなっても、私が其れをごまかすことができる人」





男「まど神様……」




まど神「ウィヒヒ……。そんな最低なことまで考えて、私はあなたを選んだの。こんなのQBと変わらないよね」

15 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) :2011/10/05(水) 23:33:13.54 ID:xAWcpx3z0



男「……」



まど神「……」



男「まど神様……」



まど神「……うん」




男「俺は、早くに両親なくして、自棄になってグレて、たくさんの人に迷惑をかけて、


それでも俺を見捨てなかった人のおかげで、今は何とか一人で生活して、頭は良くないけど、大学生になれた人間です」




まど神「……」




男「これからどうなるかは分からないけれど、これまでに人のために何をするなんてなかったです。


そんな自分が、絶望の中で泣いてる人を救えるなんて、それ以上の幸せはないと思います」




男「……って、はは、何言ってんのか自分でもよく分からないんですけど」




男「これが夢ならそれでもいいです。もし現実ならどうか俺を、その一人目にしてくれませんか?」




まど神「……」



まど神「……ウィヒヒヒ、本当にありがとう。男さん」グス



16 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) :2011/10/05(水) 23:55:00.31 ID:xAWcpx3z0
本日の投稿は終了します。

ちなみにどちらのルートに入ります?

どっちを選んでもまどマギ組全員と普通に絡みますし、1は2よりも多少恋愛要素が入ります。まぁあってもプラトニックラブでエロは無いです。
というかもはや父性に近いです。(主人公の精神は大学生ですから)


1杏子(契約したばかりのころからワルプルまで)

2杏子(アニメ一話の時点からワルプルまで)


マミさんはこれが完結したら書くかもです。全キャラ分完結できるかは初めに書いたとおりわかりません。


安価は適当数で再開します。では
17 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/06(木) 00:11:50.67 ID:xkK9o4OL0
>>1おつー!

ううむ……ガッツリ恋愛希望であるが……。じっくり見たいので1!!
18 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]:2011/10/06(木) 01:35:31.85 ID:TkS1BwMD0
>>1乙です
設定は厨二小説に見えるのに全然読める!素敵!
ここは1で
19 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]:2011/10/06(木) 07:16:39.06 ID:aSdwFL3e0
>>1乙!
1だとマミあんがなかったところからスタートなんだよな
…2かな
20 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) :2011/10/06(木) 12:04:02.34 ID:YCF9sQkb0
短いけど投下します。


改変後で魔女はいないんじゃ?とかワルプルは?とかの話になると


存在矛盾とか考え出して頭パンクしかけたので、男が行くのはまど神が出身の世界線とは別の、


改変される前の時間軸(この時点で頭壊れそう)ということにしといてくれ。


改変前の過去は確かに存在していて、その時点での魔法少女をまど神様が憂いだと思ってくれると助かる。


つーか「まどか☆マギカの原作知識有りチート男オリ主SS」なんて題名で書くにはこの導入しか思いつかんかった。


後、今んとこ1で行く感じですね。




21 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) :2011/10/06(木) 12:05:06.98 ID:YCF9sQkb0





其れから男は簡単な説明を受けた。






男「それで、今すぐ俺は違う世界線に行くことになるんですか?」




まど神「私は時間概念がないから、男さんに何か、この世界で済ませておきたいことがあるならいくらでも待ちます。



だからいつ行くかは貴方の意思次第なの」





男「……そう、ですね。俺の恩師にはもう一年もあっていませんし、別れのときには言葉ももらったから大丈夫です。



後は大学とバイトの店長くらいですけど……」




まど神「うん。こっちの時空のことなら、それくらいは処理できるよ」
22 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) :2011/10/06(木) 12:06:08.50 ID:YCF9sQkb0


まど神「……でも多分、男さんを……」




男「そんなことを今気にできる程に、早くこっちに返すことはできない、ですよね」




まど神「うん……本当にごめんなさい」グス




男「い、いいんですよ!こっちに全く帰れないことも十分覚悟の上です。この願いに、後悔はありません」




まど神「……うん。分かった。こっちに戻る手立てができたら、その時のあなたに選んでもらうことにするね」




まど神「こちらの世界のどの時間軸に返るのか」




男「それとも、返らないのか、も選択肢に入れてください」




まど神「ウィヒヒヒ!!うん、ありがとう。それじゃあ最終段階に入るよ」



23 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) :2011/10/06(木) 12:07:09.40 ID:YCF9sQkb0

男「え?このままいくんじゃないんですか?」





まど神「これから男さんが関わっていくのは魔法少女と魔女、絶望がその多くを占める世界。



それに私が人間だった頃みたいに誰かに守ってもらうこともできないし、もしかしたら守らなければならないこともあるかもしれない。



とてもじゃないけどそのままで行かせるわけにはいけないよ。



だから私は貴方が死なないための、最大限の努力をする」




男「それなら俺も、魔法少女(少女じゃないけど)みたいな契約を結んだ方が……」


24 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) :2011/10/07(金) 01:14:51.07 ID:wN02lOXP0



まど神「そ、それはないよ!……で、でも、多分ソウルジェムを創らないといけないの。


勿論、魂を肉体に戻すこともできる。


それになにより、私が毎日、定時に浄化するから魔女の落とすグリーフシードがなくても問題はないようにするつもり。


……私たちを、誰よりさやかちゃんをさんざん苦しめたこのシステムに頼らないといけないのは皮肉だけど、貴方の生存率を上げるには


この方法が一番効率的なんだって分かったから。当然、今でもやめてくれて構わない」




男「それこそ今更です……それに、たしかにこのまま行くのは無謀な気もしますし」ハハ…





まど神「本当にごめんなさい。あとは、貴方の闘うための力を与えるの。それで、後は年齢だけ変化させて準備は本当に終わり」




25 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸) [sage]:2011/10/07(金) 02:28:25.48 ID:va7Po2LAO
まどかにSG作る能力なんか無いだろ〜
26 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]:2011/10/07(金) 06:03:29.67 ID:rDxoQK060
神様だしなー
…てかそれ言い出したらこの『魔法少女救済システム』自体無理だろって話になるわけで
多分まど神様が頑張ったんだよ
27 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) :2011/10/07(金) 15:02:07.06 ID:wN02lOXP0

昨日安価もどきし忘れてたけど

チート能力って何がいいのかわからん。

アクセラさんくらいしか浮かばないんだが、なんか要望とかない??

あれば簡単な説明と共にいってくれ。

>>25

俺もそう思うけど、まぁソウルジェムに近いものだと思ってくれたらいい。

この題名見た時、まどマギ世界にいきなり謎男が降臨して無双するssも考えたんだが、そっちを要望ならこの設定は脳内で消してくれ。

ソウルジェムもどき設定は弱点を作るために作っただけだから。



28 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/10/07(金) 15:20:01.62 ID:Uxq43mWT0
まどかの力で世界に介入するわけだし、まどか並の能力持ってるとかでいいと思う
単純に性能が高いみたいな
29 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州) [sage]:2011/10/07(金) 17:12:23.40 ID:n7w9LDNAO
魔法少女システムは既に蔓延ってるわけだからなあ………

いくら戦闘能力が高くても魔女を狩り尽くせば自分以外の魔法少女はそのうち魔女化してしまうし………

気休めだけど、心理学の知識とか洗脳術や催眠術があれば魔女化までの時間は稼げると思うよ
30 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/07(金) 17:17:55.95 ID:7JyK1gtDO
原作知識があること自体が既にチートだと思ってたよ
31 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸) [sage]:2011/10/07(金) 18:28:13.12 ID:va7Po2LAO
能力:何故か高町なのはと同じ
理由:主人公がマギカの前にハマっていた為
32 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸) [sage]:2011/10/07(金) 18:28:43.72 ID:va7Po2LAO
能力:何故か高町なのはと同じ
理由:主人公がマギカの前にハマっていた為
33 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) :2011/10/07(金) 18:40:39.86 ID:wN02lOXP0

>>29

まど神様がなんとかしてくれるはず


>>30

ほむほむが記憶持ち+時間止めで凄い大変そうだったから一応、ね。


じゃあ能力は>>28をベースにできれば>>32を取り入れるか。


んじゃ、ちょっと投下します。


34 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) :2011/10/07(金) 18:41:11.96 ID:wN02lOXP0



まど神「……はい、絶対になくさないでね。できるだけ頑丈にしたから、落としたくらいじゃ割れないよ」




男「……これが俺の、命。……すごい不思議な感覚ですね」




まど神「そうだね……。でもQBのとは別の法則でつくられてるから魔女(?)になることは無いよ。あくまでも、貴方が魔翌力の運営をスムーズに行えるように



創ったモノだから」





まど神「それにもしかしたら、敵愾心の強い魔法少女とつながりを持つための強いツールになると思う。だから形もSGそっくりにしたよ」





男「了解っす」

35 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) :2011/10/07(金) 18:42:00.82 ID:wN02lOXP0



まど神「あとは、年齢。大丈夫だとは思いますけど、男さんくらいの年齢の方が小さな子と一緒にいるのは……えっと、その」マゴマゴ




男「分かってます。それに、年が近い方が仲良くなれると思いますから」









まど神「……ごほん。それでは、男さん」




男「はい」





まど神「向こうについた貴方の外見は第二次性徴期前まで戻っています。対象は……」



まど神「その時、一番深い絶望の中にいる魔法少女と出会うように運命を紡ぎます。だから、そのことに関しては安心してください」


36 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) :2011/10/07(金) 18:42:38.77 ID:wN02lOXP0


まど神「その後のことは全て貴方次第。その代わり貴方には私の力の一部を授けます」





まど神「……ウィヒヒヒ。それじゃあ、始めるね」




男「……いつでも」





まど神「いきます」





刹那、男の背後の空間が歪み、そこに吸い込まれる。

声を上げる間もなく、暗闇に飲み込まれ、恐怖を感じる間もなく、男の意識はそこで途絶えた。







まど神「……男さん、どうか、お願いします」



37 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/10/07(金) 19:12:21.01 ID:+qNvuGso0
すごく……にじふぁんです
台本形式で倍率ドン
38 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) :2011/10/07(金) 19:29:38.43 ID:wN02lOXP0
______________________________


___________________



____________




______





男「___んあ?って、なんだ……夢落ち……な、わけねぇか」」



そう呻いた声は、ついさっきまでの自分よりも高かった。




声変わりをまだ終えていない、少年か少女か区別のつきにくいあの懐かしい声だ。




男「……ここは」




男が目を覚ましたのは公園のベンチだった。




目の前では小学生中学年くらいの子供たちが遊んでいる。




男「……どうやら、本当に、本当だったみたいだな……頬でもつねってみるか」



男「痛いなおい」



39 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) :2011/10/07(金) 19:40:18.32 ID:wN02lOXP0



時刻は夕方、もうすぐ逢う魔が刻といったところか。





男「時計は……あったあった。5時過ぎか、起きたばかりの目に夕日は堪えるな」





そして立ち上がろうとして、男はバランスを崩してその場に崩れ落ちた、




男「(あ、足が短い。届かなかったのか!?)」





男「……すごい目線低いなwwwwwwwwというか俺、遊んでるガキと大差ないんじゃないか?」





男「……確かまど神様が出会いまでは任せろって言ってたな……俺はどうしたらいいんだ?動かない方がいいのか?」




男「つーか俺の格好なんか微妙に厨二臭いな……(多分まど神様がデザインなさったんだろうか…)」



40 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) :2011/10/08(土) 00:30:29.44 ID:5YDY5vwD0



男「(取り敢えず、ここはどこなんだ?日本ってのはあきらかなんだが……。このあたりは緑が多いな……自然公園みたいだ)」




男「(横には河川敷……というよりは水路だな。向こうには高層マンション……?病院か?)」





男「おい、待てよ。この景色、どこかで……まさか」




目の前で遊んでいた子供の一人に声をかける。




男「突然悪い。この辺りに教会はないか?」



その言葉に何故かその子の目に警戒の色が映る。不思議に思ったがそのまま聞く。

41 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) :2011/10/08(土) 00:31:18.82 ID:5YDY5vwD0



子供「教会?おにーちゃん、あの教会の人なの?」





男「あの?いや、まぁちがうけど」




子供はその言葉に表情を緩めた。




子供「良かった、お母さんにあの教会のかんけーしゃとは話すなって言われたの」



子供2「うちもうちも。それに何か前にいっぱいパトカー来てたよね」





その時、向こうから母親らしき女性がこちらへやってきた。



親「えーと、君は?何か用かな?」


42 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) :2011/10/08(土) 00:32:16.34 ID:5YDY5vwD0


男「(こんな風に話しかけられると違和感凄いな。俺も子供らしくしないとな)」




男「う、ううん。この近くに教会があるって聞いて……」



やはり、その言葉に女性は眉をひそめた。





親「……何か用があるの?」




男「(……予想通り、かな。情報がほしいな)」




男「ううん。そう言うわけじゃないんだけど……みんながあの教会を怖がってるから何かなーって」




親「……そう。あそこには近付いちゃだめよ。危ないところだから」




男「誰かが殺されたの?」




親「大きな声でいうもんじゃないわ……じゃなくて、とにかくあなたまだ小学生でしょ?そんなこといってないで家に帰りなさい。もう五時は過ぎてるよ?」




男「うん、分かった。バイバイ!」




男が無邪気に手を振ると、女性は柔らかな笑みを浮かべて手を振ってくれた。




男「(間違いないみたいだな……)」





43 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) :2011/10/08(土) 00:50:21.24 ID:5YDY5vwD0




男は水路と合流した小川に沿って、石畳の道を歩いていく。




男「(ここ……多分、あそこに続いてるはず)」




夕日に椛が照らされて、よりいっそう紅くなっていた。




男「少し寒いな……。こっちの季節は晩秋か」






そのまましばらく歩き続けていると、石畳の舗装が何時しかなくなり、小川からそれた道へとはいっていく。



遠くに立ち入り禁止と書かれた看板が見えたが無視する。




男「人けがないな……。この姿で見つかるとこの時間でも補導されそうだ」






44 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) :2011/10/08(土) 00:51:08.33 ID:5YDY5vwD0






道の両側の木の密度が濃くなり、夕日に彩られた紅葉の中を歩く。


今はいいが、日が沈めばここが真っ暗になることは容易に想像できた。





男「少し急ぐか」




其れから数十分後、太陽が地平線にかかる頃になってようやく道が開けた。






男「……あった」




男の眼の前に、教会があった。







男「思った以上に、ひどいな」




映像で見たモノよりはいくらか新しい、しかし硝子はすべて割れている。夕日が其れを照らしていた。





45 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) :2011/10/08(土) 01:12:22.79 ID:5YDY5vwD0




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やはり正面の扉はしまっていて、結局、割れたステンドグラスの間から、音をたてないように聖堂に入る。




警戒しつつも軽く見渡してから隅に腰を下ろして一息をつく。




男「……杏子、か。それも多分、一家心中から間もない頃の、魔法少女になってからもまだ日の浅い頃の」




男「(俺が誰よりも救いがあるように望んだ魔法少女……まど神様は多分そこまで見込んで……)」




割れてしまってもなお、オレンジの光にステンドガラスは輝いて、聖堂内はどこか神聖な雰囲気を残していた。





男「……家族のために身をささげて魔法少女になり、にもかかわらず、その決意こそが家族を殺した、か」





男「(俺なんかに、救いを与えて……いや、傲慢だな)」







男「彼女の心の支えになることはできるんだろうか……」







46 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) :2011/10/08(土) 01:15:20.40 ID:5YDY5vwD0
これで今回の投稿は終了です。


次回はやっとこさ杏子登場。下準備が長かったぜ……


要望あればいってくんさい。んじゃ
47 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [sage saga]:2011/10/08(土) 02:12:30.83 ID:nhE7iYmo0
俺の出番まだですか?
48 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸) [sage]:2011/10/15(土) 22:30:57.17 ID:npRhHRwAO
案の定捨てられたか
まあ続かないだろうなとは思ってたけどね
49 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/16(日) 10:01:29.29 ID:DyH20qRSO
>>48
まだ一週間とちょっとだし捨てたと判断するのは早計だろう
50 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(宮城県) [sage]:2011/10/23(日) 02:20:58.41 ID:QaHqkSvp0
期待してるんだから投げ出すとかやめてくれよ
51 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) :2011/10/24(月) 13:00:02.29 ID:P7IkqOya0




その後、廃教会の中をいくらか探したが、人影は無かった。



すでに日は沈み、時刻は十時を過ぎようとしている。



男「でも生活感はあったな。でもそれならどこいってんだ?」




その時、男は違和感を感じた。



男「……魔女か。確かこの嫌な感じの方に行けばいいんだったな」




男「自分のソウルジェムと共鳴し合ってるみたいで気持ち悪いな」



男「とにかく、急がないと」ダッ







男「ここは……路地裏か。しかしまど神様万歳だな。この身体、身体能力が人間の比じゃない」



52 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) :2011/10/24(月) 13:03:06.52 ID:P7IkqOya0



更に一歩踏み出した瞬間、男を取り巻く全てが変質した。



男「っ!?これが、結界か。想像してたのより何倍も気味がわるいな……イヌカレーさん流石です」




男「あーーってそれヤバいんじゃないか?杏子が戦ってるとしたら……」




男「出会いました。死体でした。はシャレにならんぞ!!」





ウロウロしている使い魔をすべて無視して一直線に進む。


とにかくこの身体が異常な速度で動けることは、これまでで分かっていた。



ふと男が自分のソウルジェムをみるとかすかにだが、濁りが生じている。



男「そりゃそうか……これも魔法ってわけだな」



男「今思えば、ソウルジェムが濁る意味を理解したうえで魔法連発してたほむほむはメンタル強いな……」



男「本来目をそ向けられる死との距離を視覚で把握できるのが、こんなに不気味だとは……な



53 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) :2011/10/24(月) 13:14:32.27 ID:P7IkqOya0

いくつかの通路を超えて、少し開けた空間に出る。正面に、扉。



男「ここが最深部……地獄への扉っていうのも頷ける」




まず目に入ったのは、インクをぶちまけたような空間。長くいるだけで気が狂いそうな色彩だ。



足元には先程まで無視してきたのと同じ使い魔が迫ってくる。




男「魔女は……いた!」




その空間の中心に、なんとも形容しがたい異形。



放射線状に意味不明な器官が飛び出した魔女と




男「……!!」



男の目に映った時、その鋭い何かが今まさに、地面に倒れこんだ何かを貫こうとしていた。




紅い髪。



間違いない。


杏子だ。


54 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) :2011/10/24(月) 13:19:13.23 ID:P7IkqOya0




人形のようにピクリとも動かず、シルエットが歪だが、男の眼にははっきりと見えた。




男「あ」




映画のような焦らしは無い。



その一撃はすでに放たれた後。相手は人間ではないのだ。問答など、ある筈もない。



その軌道はもはやかわすことは不可能。



その刹那の瞬間に、男の頭に数えきれないほどの記憶と、雑多な情報が入り乱れるのを感じた。



それは一種、走馬灯と呼ばれる現象に似通っていていたが、男の眼は一寸のぶれなく少女に迫る凶器を捉えていた。



冷や汗が吹き出し、普段は気はとめない心音が耳障りなほど大きく聞こえる錯覚。



時が圧縮されてスローモーションになり、それでもその足で思い切り地面を蹴りあげる。



最期に男の頭に残ったのは、ただ走るという意思と、少女に迫る危機の排除だった。





55 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) :2011/10/24(月) 13:47:24.06 ID:P7IkqOya0






間に合え!!



魔女を、排除するんだ!!






そして男の意思に、ソウルジェムは「忠実」に応えた。




もっと簡単に言えば、男がその眼で魔女を捉えた瞬間、魔女が消し飛んだ。



爆発でも何でもなく、男の視界がその全貌を意思と共に捉えた瞬間、魔女が消滅したのだ。




男「な、何が起きた……?」




あまりにも呆気なく。




それこそ別の空間に転送されたように綺麗さっぱり消え去っていた。



同時に、辺りを包んでいた気味の悪い空間も溶けるように消え去り、完全な「静寂」の中で薄汚れた路地裏の光景が広がる。


56 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) :2011/10/24(月) 13:48:11.44 ID:P7IkqOya0



その余りといえばあまりの光景に、男はしばらく茫然としていたが、すぐに我に返って倒れた少女に駆け寄る。




男「おい!!大丈夫か!?返事できる……お、おい」




男の声は近くでその姿を見て勢いを失う。



横たわる杏子の身体は、普通の人間なら確実に命を落としているような状態まで破壊されていた。



幸い肢体は欠けていなかったが、身体の数か所に赤黒い穴が開いている。



変身は完全にとけて、ただどんな反応も示さない。






胸の上下はなく、糸の切れた人形のようにピクリとも動かないのだ。






57 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) :2011/10/24(月) 14:02:44.09 ID:P7IkqOya0





男「……おい、嘘……だろ」





男はただ茫然とつぶやいた。


覚悟はしていた。


この世界に来て、死に立ち会うことがない訳がないと、理解もしていた。





男「嘘だろ!!おい!!おい!!なんだこれ!!」




半狂乱になりながら、ふらつく足で立ち上がる。





男「おい!!救うんだろ!!救わないと!!救えない!!」




荒い息を吐きながら、そのまま壁に寄り掛かる。静かな空間に、自分の心音がうるさい。


絶望しそうになる中で、何とか落ち着こうとする。何が落ち着くだ、なんて思考を無視して絶望を抑え込もうとする。


視界が揺れて、しばらくそのままでいて、ようやく男はその違和感に気づいた。


58 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) :2011/10/24(月) 14:34:09.37 ID:P7IkqOya0






響く自分の呼吸音、完全な静寂の中で、自分の足音が響く。





男「静か……すぎる」




一気に冷静になっていく脳が、明らかに不自然なことに気づくまでそうかからなかった。




男「世界に、動きがない……」




自分以外の何もかもが、止まっていることに気づいたのだ。







男「こ、これは……」






男「(取り囲む世界が全てその躍動の色彩を失う。この光景は……)」




59 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) :2011/10/24(月) 14:35:07.19 ID:P7IkqOya0





男「時間停止……か、はぁああああああああああああああああああああ」





大きく息を吐き出しながら、男は壁伝いにその腰をずるずると下ろす。全身脱力したように胡坐をかいて座り込んでしまった。





男「はぁやべぇマジで心臓止まるかと思ったわ。いきなりシリアスに入って杏子が死ぬとか」




男「冗談抜きで魔女(?)になりそうだったな」





軽い口調で言いながらも、意図せず出てくる涙を拭いながら男は自分のソウルジェムを取り出した。





男「それに、まど神様万能説ここに極めりだな……。流石にこれでゲームオーバーは勘弁だ……」




男「っと、ソウルジェムが……おいおい、これヤバいんじゃないか?」




男の手の中にあるソウルジェム。それはかなりの危険区域のレベルで濁っていた。



そしてその濁りは今現在もなお大きくなっていく。



60 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) :2011/10/24(月) 14:37:11.33 ID:P7IkqOya0




男「……ヤバいな。不自然な魔女の消滅にこの時間停止。まず間違いなく俺の魔法だ」



男「何の苦労もなく、其れほど強大でなかったとはいえ魔女を葬ったんだ。この代償は寧ろ安いくらいだな」



しかしそれは、恐らく今日の残った時間、男がほとんど魔法を使えないことを意味した。



男「今日はもういいが、朝っぱらに使うとその後魔法は使えないわけか。多用はできそうにないか」



男は時間の止まっている世界で杏子に近付いて、その周辺を探る。



案の定、すぐそばに紅いソウルジェムが転がっていた。その濁りはかなり大きい。



更に周辺を捜して、男は先の魔女が生み出したグリーフシードを回収した。




61 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) :2011/10/24(月) 14:37:49.06 ID:P7IkqOya0




男「杏子……」



時間が止まった世界で、杏子は眠るように眼を閉じている。



その顔はどこか安らかだった。



男「君は、多分死ぬことを選んだんだな。そうじゃないと、死ぬ直前にこんな顔はできないよな」



それはとても悲しいことだと男は思う。


まだ年端もいかぬ少女が自分の死を受け入れてしまう程に絶望したのだから、その苦しみはいかほどのものだろう、と。




男「でも勝手ながら、俺は君を助けるよ。そして……」




男は誓うように言った。






男「絶対に君を絶望させない」








62 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) :2011/10/24(月) 14:45:55.66 ID:P7IkqOya0
ここで一旦きります。

最近リアルがチョー忙しいんですが、まぁちょいちょい書き溜めたりしてました。

今日久しぶりに投稿しに来て思ったんですが、書き溜めるより随時更新のほうがいいのかねぇ。

まぁ初めに宣言した通り、需要がなくても杏子編終わるまでは書き続ける予定です。


男を最強キャラにするのはやめました。制限盛りだくさんですが、まぁそこそこ強いです。

時系列は父親心中直後なんでよろしく。

幼女(少女か)杏子との書いてほしいイベントがあれば入れるので安価して下さい。書くネタ欲しい。

では

63 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [sage saga]:2011/10/24(月) 15:53:10.33 ID:a5OBL/660
乙です

それで俺の出番はまだですか?
64 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/10/24(月) 16:21:46.51 ID:uErB21GX0
男「食うかい?」

杏子「…おぅ」
   ↓
杏子「食うかい?」

男「あんこちゃんの『くうかい』キターッ!」

杏子「は、はぁ…?」


こんな感じのが見たい
あと「安価して下さい」ってのはおかしい。「安価します」なら分かるが
65 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/11/30(水) 22:23:42.84 ID:2xEUR0Z2o
改行多すぎて読みにくい
66 :SS速報でコミケ本が出るよ[BBS規制解除垢配布等々](本日土曜東R24b) [sage]:2012/01/01(日) 19:31:04.64 ID:GkveH2880
まだかなー
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