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【遊戯王】デュエルターミナル史を書いてみよう -
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1 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga ]:2011/10/19(水) 18:29:39.66 ID:zKvPwa9x0
※カードの口調は適当です。
※若干のグロ注意
※これからの展開次第で矛盾が出てくるかもです。
※モンスターたちのステータスは劇中ではあんまり反映されません。
それでは、始まります
1.5 :
荒巻@管理人★
(お知らせ)
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]: ID:???
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■ 萌竜会 ■ @ 2025/06/20(金) 21:08:31.92 ID:A9RjOWcxo
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■ 萌竜会 ■ @ 2025/06/20(金) 21:07:56.06 ID:9l741hD4o
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1750421275/
■ 萌竜会 ■ @ 2025/06/20(金) 21:07:18.78 ID:XCIH42NJo
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1750421238/
■ 萌竜会 ■ @ 2025/06/20(金) 21:06:42.32 ID:sMr/Yf+to
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1750421202/
■ 萌竜会 ■ @ 2025/06/20(金) 21:06:05.72 ID:A9RjOWcxo
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1750421165/
■ 萌竜会 ■ @ 2025/06/20(金) 21:05:29.13 ID:9l741hD4o
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1750421128/
■ 萌竜会 ■ @ 2025/06/20(金) 21:04:47.30 ID:XCIH42NJo
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■ 萌竜会 ■ @ 2025/06/20(金) 21:04:05.72 ID:sMr/Yf+to
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1750421045/
2 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga ]:2011/10/19(水) 18:30:23.98 ID:zKvPwa9x0
ーー T170年:W星雲隕石、衝突。
各勢力は大陸に無数に降り注いだ正体不明の隕石の調査に乗り出すことになった。
ここは、大陸の北側。氷結界が治める地の更に最北端である。
骨の髄まで凍りつかせるかのような真冬の極寒の中、足跡一つない雪原を歩く二つの影。
3 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga ]:2011/10/19(水) 18:31:21.57 ID:zKvPwa9x0
「はぁ。めんどくさいなー。こういうのはブリズドの役目でしょ?」
その一方は赤髪を弄りながら、現状への不満を述べる少女。
彼女は由緒正しき氷結界の風水師である。
が、今現在その表情は母親から表に叩き出された引きこもりそのものであった。
眉間に皺を寄せ、震える体を腕で支えながら風水師は進んでいく。
「そうは言っても、これも任務でござるからなぁ。星が降って来たなんて前代未聞でござるし。」
そう言って風水師をなだめるもう一方の影の正体は、氷鎧を身に纏った屈強な体格の武士。
こちらは少し大人びた様子で、公然と歩いている。
彼も寒そうな様子は見せるが、それを表に出すことは無い。
風水師の前で少しでも逞しくいよう、という決意が垣間見える態度であった。
二人は今、氷結界の虎将ライホウの命により最北端の隕石の調査に来ていた。
4 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga ]:2011/10/19(水) 18:31:53.65 ID:zKvPwa9x0
「ライホウ様も無茶言うよねー、私達に落ちてきた星の調査をしろ!だなんてさ。」
「皆違う任務で出払ってるでござるし、拙者も風水師どのも暇そうにしてたからでござらんかな?」
「うるさい。それともここでかよわい女の子一人置いて帰る気かしら?」
「まさか。精一杯守護させてもらうでござるよ。」
「うむ。それでこそ侍よ!」
5 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga ]:2011/10/19(水) 18:32:27.57 ID:zKvPwa9x0
風水師の愚痴に、少し困った様子で武士が答える。
少しでも寒さから気を紛らわすための、時間稼ぎのような会話。
それでも風水師の顔には笑顔が浮かび、風水師の笑顔を見てまた、武士も笑う。
何時の間にか「時間稼ぎ」は楽しい会話に変わっていった。
二人は5メートル先も見えないブリザードの中を進んでいく。
少しの期待と、多くの疲労感を背負って。
「つかれたー!何か食べようよ!」
歩いて3時間、ついに風水師が音を上げた。
その場に座り込んで、動かない。
手で一歩も歩けない、というジェスチャーで武士に休憩と食事を要求していた。
6 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga ]:2011/10/19(水) 18:33:16.93 ID:zKvPwa9x0
「御意に。それではこの芋を食べるでござるよ。」
そんな様子を予想していたかのように武士は甲冑のポケットから何かを取り出す。
それはもくもくと湯気を出す芋。
武士は唾液を抑えつつ芋をを二つに割ると、片方を少女に差し出す。
すると風水師は若干体を武士から離しながら尋ねた。
「えっちょっアンタそれどっから出したの!?」
7 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga ]:2011/10/19(水) 18:34:41.46 ID:zKvPwa9x0
「?ああ、拙者の甲冑の中は保温魔法が掛かってるでござるからな。あらかじめ温めておけばご覧の通りでござるよ。」
さも当たり前、と言わんばかりに武士は答える。
見え隠れする自慢げな表情は、明らかに風水師の反応を見越してからに違いない。
この男、2年前から私の付き人やってるくせにまだこんな隠れ芸を持っていたのか。
そう思った風水師は、なんとなく不公平に感じた。
「えー!じゃあアンタは芋カイロでぬくぬくとここまで歩いてきたわけ!?」
「ま、そうなるでござるな。外回りの知恵でござるよ、知恵。」
8 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga ]:2011/10/19(水) 18:35:18.02 ID:zKvPwa9x0
きーっ、とかわいく嫉妬をあらわにしながらも武芸者の差し出した芋をはもつく風水師。
そんな風水師を見て武士は心まで温かくなるのを感じた。
風水師は、いつからともなく武士に寄り添い焼き芋を頬張る。
その顔には確かな安心が見て取れた。
武士もまた、風水師に寄り添いながらホクホクとした食感と甘みを堪能していく。
こういうのも、悪くない。
それが、風水師が初めて食べる焼き芋の感想だった。
そうして半分の芋を食べ終わった後、再び二人は歩きだしていく。
9 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga ]:2011/10/19(水) 18:35:54.73 ID:zKvPwa9x0
「ここかー……」
ついにたどり着いた隕石の墜落地点。
地面には大きなクレーターが出来ており、薙ぎ倒された木からは衝突のエネルギーの凄まじさが伺えた。
こんなものが何故、同時に複数落ちてきたのか。
風水師は浮かんできた疑問に頭をもたげている。
実は、エイリアンの侵略だったりして……
そんな他愛のない妄想を振り払って調査をしようとすると、
「っ!風水師どの、隠れるでござる!」
「へ?ってちょっ!」
10 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga ]:2011/10/19(水) 18:36:27.37 ID:zKvPwa9x0
何者かの気配を感じ取ったのだろう。
武士は素早く風水師をつまみ上げると、近くの氷壁に身を隠す。
風水師は混乱し多少手足をバタつかせていたが、武士のただならぬ様子を汲み取り大人しく身を隠していた。
二人の姿が氷山の壁で隠されてから5分後、それは現れた。
「aaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaa!」
それは血のように赤く、血管のように細い。
まるでミミズに手足がついたような体躯に、虚空を見据え、視覚としての機能を果たしていないであろう目。
口と思われる器官からは、常にドロドロと生臭い何かを垂れ流し続けている。
波状に体を捻じるその動きは、見るものに生理的嫌悪感を覚えさせるのに十分であった。
総合して、二人がこの物体を「敵」と認識するのに長い時間はかからなかった。
11 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga ]:2011/10/19(水) 18:37:12.75 ID:zKvPwa9x0
「あれは……なんでござろうかなぁ。」
「わかんない……でも、味方じゃないよね。」
「で、ござるね。ん……何か食べているようでござるな。」
赤いそれは体を波打たせながら口を地面に近づけて
ず、ずずっ……ずぞぞぞっ、と何かを啜っていた。
同時にドロドロと吐きだすのも止めない。啜りながら吐きだしているのだ。
二人が醜悪な吐瀉物に目を凝らすと、そこには氷結界の紋章、そして羽が見えた。
誰も、口を開く事ができなかった。あのモノが何をしているのか、ここに来てやっと理解したのだ。
12 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga ]:2011/10/19(水) 18:38:02.04 ID:zKvPwa9x0
「嘘、あれって……!」
氷結界の番人、ブリズド。
氷結界の領地に侵入してきた者の検閲を担当する、見慣れた氷の番鳥である。
頼りになる見張りとして氷結界全土に放たれている鳥だ。
それが、あのモノに「啜られ」ている。
少女は込み上げる吐き気と必死に戦い、武芸者は観察を続けた。
「aaa?aaaaaaaaaaaaaaaaa.aaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaa!」
赤いモノは突如頭をあげると、周囲を見渡し始めた。
そして何者かの気配に感づき、一直線に気配のもとへ歩く。
13 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga ]:2011/10/19(水) 18:39:01.11 ID:zKvPwa9x0
風水師が本能的に悲鳴をあげようとしたその刹那
一筋の剣影が、奔った。
その一閃は、初めからそうであったかのように赤いモノを斬る。
悲鳴を上げる暇すらも無く。赤いモノだった物体の上半身は壁に磔にされ、下半身は氷を朱に染めて倒れ伏した。
「ふむ、どうやら切れる相手だったようでござるな。いやあ助かった。……しかし、あやつは何者でござるかな。」
「分かんないけど……ア、アンタ、斬ったの?」
風水師は目の前の事象を追い切れずに、武士に尋ねた。
14 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga ]:2011/10/19(水) 18:39:32.39 ID:zKvPwa9x0
「我らに危害を加えてきそうでござったからな。成敗でござるよ。」
武士はからからと笑いながら、さも当たり前のように語る。
風水師はやっと飲み込んだ吐き気に安堵し、武士の言葉を聞いていた。
武士は風水師との会話を終えると、赤いモノの吐瀉物を入念に調べ始める。
悪臭を放つ胃、心臓、肝臓、眼球、耳。
次々と見つかる体のパーツを調べる武士を、風水師は少し遠巻きに見守っていた。
武士が顔を上げて風水師に告げる。
「とりあえず分かったでござる。」
「な、何が?」
15 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga ]:2011/10/19(水) 18:40:09.95 ID:zKvPwa9x0
「アレは「管」を食べる種族でござるよ。」
風水師は武士が言った意味を量りかねる、といった様子で首を傾げる。
クダ?ホースでも食べるのだろうか?
よくわからない絵柄が脳内に浮かび、風水師の混乱は深まっていく。
百聞は一見にしかずでござるね、と言いながら武芸者は一つの翼を持ちあげた。
武芸者は出来る限り遠くから、少女に見せながら言う。
「見えるでござるか?この翼、血管が一本も通ってないでござるよ。」
「おえっ……!」
16 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga ]:2011/10/19(水) 18:40:39.15 ID:zKvPwa9x0
「おお、これは申し訳ござらん。……しかし、これで分かったでござろう?」
「うん、……分かった……」
少女が見たのは、あらゆる「管」を啜られた翼。
最早翼と形容する事すら困難になってしまったそれを見た少女は、
翼の「生」が抜き取られた姿のあまりのおぞましさに、抑え込んでいた吐き気を再び蘇らせてしまった。
武芸者はしまった、といった表情でばつが悪そうに翼を元の場所に戻す。
「……とにかく。アレは一匹とは限らんでござるから、早く帰るでござるよ。」
17 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga ]:2011/10/19(水) 18:41:07.64 ID:zKvPwa9x0
「……分かってるよ。」
少女としても、一刻も早くここから抜け出したかった。
「管」を啜る怪物がいる場所。誰だって長いしたくはない。
少女は懸命に先ほどの映像を忘れようとするが、
身近なものの全ての「生」を抜き取られた姿は、少女の記憶に強烈な印象を残していた。
一つの、精神的外傷として。
「さ、帰ろ……」
18 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga ]:2011/10/19(水) 18:42:07.75 ID:zKvPwa9x0
二人が隕石に背を向けた瞬間、強烈な「視線」が背中越しに伝わって来る。
……間違いない、自分たちは強大な何かに狙われている。
そう二人に確信させるほどに大胆に、視線は二人を捉えていた。
ゆっくりと、振り向く。
「eeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeee.e.,,eee,e.e,e.e,.e,e.e,e.e,e,e.ee.ee,,e,e,e,,e,e,e,e,,e,e,e,,e,e!」
視線の主は、二人の前に隠すことなく姿を表した。
4メートルはあるであろう巨大なゲル状の体躯。爛爛と輝く目、ぐねぐねと蠢く下半身。
さらに大口から大量の悪臭を放つ吐瀉物を無尽蔵に吐きだし続けている。
ゲル中に浮かぶその目は、二人を「獲物」ではなく単なる「食べ物」として見ていた。
19 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga ]:2011/10/19(水) 18:42:45.42 ID:zKvPwa9x0
「逃げ、なきゃ……」
かすれる声で少女が呟く。
カチカチと歯を鳴らし、目を見開いている。
風水師は逃げるため、生きるために懸命に足を動かそうとする。
しかし、風水師の体は大脳の命令を遂行できなかった。
圧倒的な恐怖に包まれた体は、既に生を諦めていたのだ。
風水師の様子を察知したのか、武士は風水師を守るように刀を構える。
目を離さないようにしながらじりじりと間合いを測り、十分な距離をとる。更にそこから、ゆっくりと三歩下がった。
ここなら、届くまい。
そうふんだ武士は、風水師を励ますために振り向く。
20 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga ]:2011/10/19(水) 18:43:24.44 ID:zKvPwa9x0
「風水師どの!早く立つでござっ……」
武士が目を離した瞬間、巨体は全身を蠢かせて躍動した。
武士の予想を、大幅に上回る加速力で。
「eeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeee!!!!!!」
「ぐぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅっ!?」
一撃。
巨体から繰り出される何のひねりも無い張り手の一撃により、武芸者の体はおよそ人体が耐えられないスピードで氷壁に叩きつけられる。
重力に引きずられ、ずるずると氷壁から滑り落ちる武芸者。
21 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga ]:2011/10/19(水) 18:44:46.68 ID:zKvPwa9x0
這いよる巨体を前に、武士はまともに動けない。
その様子を見て初めて、風水師の脚は突き飛ばされるように動いた。
武士の下に駆けより、手を握って無理やり駆け出す。
「ごめっ……!武士っ!早く、早く逃げなきゃ!」
「分かってるでござる、が、少々きっついでござるよ……それより風水師どの、伝えたいことがあるでござる。……どこか、話せる場所は……」
22 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga ]:2011/10/19(水) 18:45:20.94 ID:zKvPwa9x0
武士の腹からにじみ出る朱色は少しずつ彼の命を蝕み、同時に風水師の正気を削り取っていく。
既に風水師の内面は錯乱状態に陥っており、一人ではまともな判断は出来ないであろう。
風水師を未だ正気の世界に留めているものは武士の存在に他ならなかった。
逃げる二人に迫る巨影。動くスピードこそ遅いが、しかし確実に近づいてくる。
早く、早くコイツから離れないと……!
警報が鳴りやまない頭を回転させ、風水師は己と武士を岩陰に隠した。
23 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga ]:2011/10/19(水) 18:45:51.06 ID:zKvPwa9x0
「対峙して分かったでござる。あれは……間違いなく、光の属性でござる。属性さえ分かれば、風水師どのなら結界が張れるでござるね?」
ひゅー、ひゅーという切迫した呼吸音の間を縫って、ゆっくりと武士が語る。
その表情からは既に生気が抜け始めてきた。
風水師は混乱した頭で、精一杯に返答する。
「でもっ!結界を張るのはもの凄くエネルギーが要るよ!?」
不安そうな顔の風水師を見て、武士は微笑する。
心配しなくていい、怖がらなくていい。そう子供に言い聞かせる父親のような心持であった。
24 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga ]:2011/10/19(水) 18:46:55.00 ID:zKvPwa9x0
「……拙者はもう駄目でござる。さっきに一撃で内臓がやられてしまったでござるよ。だから……」
「拙者が自害してエネルギーを生み出すでござるから、風水師どのはそのエネルギーで結界を……」
武士はそう言った。自分が犠牲になる、と。
瞬間、武士の頬に真新しい痛みが走った。
風水師が武士の頬を平手で打ったのだ。
丁度別れ話を始めた男を見限るような、ビンタであった。
涙目になりながら、それでも少女は言う。
「勝手な事言わないで!二年も一緒の奴を、そんなに簡単に見捨てられないよ。私と、私と一緒に逃げ切るって言ってよ!生きるって言ってよ!」
25 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga ]:2011/10/19(水) 18:47:57.00 ID:zKvPwa9x0
一瞬あっけにとられた武芸者であったが、彼は笑った。
風水師の言葉に。彼女を守る、という己の使命に。そして、全てを司っているであろう神に。
決断した武士は困惑する風水師の手を握り、迫る巨体に背を向けた。
武士は己の成すべき事を想い浮かべ、そして。
武士「そうで、ござるなあ。守りもせずに勝手に死ぬのはいかんでござるよね。もうちょいだけ、頑張るでござる。」
そう、微笑みかけた。
26 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga ]:2011/10/19(水) 18:48:26.41 ID:zKvPwa9x0
頷いた風水師は手負いの武士の手を引き、とにかく巨体から遠ざかる。
二人が隕石落下地点から逃げ出した時刻は深夜2時。
漆黒の闇と強烈なブリザードにより零視界となった雪原を、記憶だけを頼りに走り続けていく。
ずるっ、ずぞぞぞぞっ。
体を伸縮させながら、巨体もまた執拗に二人を追い回す。
27 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga ]:2011/10/19(水) 18:49:16.07 ID:zKvPwa9x0
「はぁっ……はぁっ……!ねぇっ、武士っ!生きてるよね!」
「………もちろんで、ござるよ………」
二人は、走っていく。ただ、生きるために。
表情には恐怖と焦燥の色を浮かべながら、それでも生存本能と、それを超越した「何か」によって足を進める。
風水師にはただ、それしかできなかった。
ずるっ、ずるっ……
28 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga ]:2011/10/19(水) 18:49:50.83 ID:zKvPwa9x0
風水師は遠くでアレの動く音が聞いた気がした。が、すぐにかぶりを振って否定する。
そんなものは悪い妄想だ、幻覚だ。
アレの動きは遅い。私達は逃げ切ったのだ。
風水師の大脳は必死に感覚器官を否定する言い訳を並べていった。
ずるっ、ずるっ……
29 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga ]:2011/10/19(水) 18:50:30.34 ID:zKvPwa9x0
二人で焼き芋を食べた場所。
風水師の手には既に感覚は無かった。
ただ、握っている手の形だけは分かった。
喋りかける体力も無い。
無言で、最早走っているとは言えないスピードで、それでも急ぐ。
生きるために。生き残るために。
ずるっ、ずるっ……
30 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga ]:2011/10/19(水) 18:51:26.09 ID:zKvPwa9x0
ついに氷結界の町の明かりが見えた。
風水師は狂喜する。
やっとだ、帰れる。帰れるんだ。早く、早く帰りたい。
逸る気持ちのまま、風水師は最後の気力を振り絞った。
ずるっ、ずるっ
瞬間、背後に走る強烈な悪寒。
すでに正気を失っていた風水師は、それすらも幻覚として意識から消し、ただ歩を進めていた。
31 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga ]:2011/10/19(水) 18:54:25.47 ID:zKvPwa9x0
次の瞬間、背後の気配が一層強くなると同時に
「生きろ」
どこからともなく聞こえたそんな言葉が聞こえた。
風水師は、急に支えを失った者のように前のめりに倒れた。
急に引っ張っていた腕が軽くなったのだ。
突然の出来事に風水師は動揺し、掴んだ手の無事を確認する。
大丈夫、まだ繋がってる。アイツは私の手を堅く握りしめてくれてる。
風水師はそのことだけを心の支えに、また歩き出していく。
32 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga ]:2011/10/19(水) 18:57:18.83 ID:zKvPwa9x0
風水師は結界内に足を踏み入れる。自分が入った後、結界は元通り強固なバリアとなった。
もう、安全だ。
町の明かりの下で、風水師は安堵する。
武士、私達、生き残ったんだよ。これからどうしよう。報告かな、あったかい物食べるかな、とにかく寝るかな。ねぇ、アンタはどれがいい?
未来に思いを馳せ、ぽろぽろと涙を零す風水師。死ななくて済む、その事実に思わず涙腺が緩んだのだ。
風水師は思いだしたように堅く握られた手をの方を振り向く。
共に喜ぼうと、精一杯の笑みを浮かべながら。
33 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga ]:2011/10/19(水) 18:57:58.83 ID:zKvPwa9x0
しかしそこには
「あ……?」
武士の腕が、垂れ下っているだけだった。
「ぁ、……あ……」
風水師の表情が消える。
真夜中の海を映し出したかのような目で、顔を覆う。
違う、そうじゃない、そんなはずがない。
風水師は脳内で無限ともいえる質問と否定を繰り返していった。
34 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga ]:2011/10/19(水) 19:00:56.38 ID:zKvPwa9x0
風水師は何度も確認する。
何故体が無いのか。落としたのか。千切れてしまったのか。拾いに行かなきゃ。
彼女を支配する狂気が、そんな的外れな発想で現実から目を逸らさせるのも10秒が限界だった。
武士は、死んだのだ。おそらく、アレに食いちぎられて。
「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!」
狂人のような断末魔を上げる風水師。
何事かと、近くの家の者たちが風水師を見た。
しかし、当の本人の目には最早何も映らず。
風水師の意識は、そこで途絶えた。
35 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga ]:2011/10/19(水) 19:02:06.32 ID:zKvPwa9x0
次回へ続く。
36 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage saga]:2011/10/19(水) 19:16:29.00 ID:VIYpD6/v0
超乙!
ワームグロすぎワロエナイ
あと、このSSはくず鉄に載る
37 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2011/10/19(水) 19:27:47.55 ID:SZpRGrCAo
乙!
なにこれワームキモい……
38 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga sage]:2011/10/19(水) 19:31:07.08 ID:zKvPwa9x0
訂正です。
×風水師は思いだしたように堅く握られた手をの方を振り向く。
○風水師は思いだしたように堅く握られた手の方を振り向く。
39 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(関東)
[sage]:2011/10/19(水) 20:42:36.43 ID:Y/4sNQlAO
超シリアスな筈なのに、ござる口調だからか六武衆のとある人物が脳裏に浮かんでしまって笑いが……くっ。
40 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2011/10/19(水) 21:20:26.90 ID:8z/SLFODO
あの「ミラさん」がこのグロテスクな小説を「書いた」……そう……考えた時……
なんていうか……その……下品なんですが……フフ……
「勃起」……しちゃいましてね……
「乙」してしばらく……悶々としていました。
41 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(千葉県)
[sage]:2011/10/19(水) 23:12:53.50 ID:QbGG7aTWo
ござるがヤリザにしか見えなかったわwwwwww
42 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(静岡県)
[sage]:2011/10/19(水) 23:17:22.40 ID:n0DZO7sao
氷結界のヤリザwwwwwwwwww
43 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga sage]:2011/10/19(水) 23:30:13.41 ID:zKvPwa9x0
>>41-42
本スレの見過ぎでござるよ。
ちょっとだけ追加上げます。
44 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga ]:2011/10/19(水) 23:31:22.71 ID:zKvPwa9x0
朝のまどろみの中で、風水師は目を覚ます。
辺りを見渡すと、木製の壁と床に白いシーツ、ベット。
一人には広すぎるその部屋を鑑みて、風水師は診療所だと推察する。
ベットから起きようとするが、手足が上手く動かない。どうやら、ベットに縛りつけられているらしい。
私は何故、こんな所に居るのだろう?
焦点の合わない疑問を天井に投げかけながら、風水師はただぼんやりと呼吸していた。
45 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga ]:2011/10/19(水) 23:32:52.70 ID:zKvPwa9x0
「失礼します。」
こんこん、と小さく叩かれた扉から現れたのは、氷結界の舞姫である。
神事で舞う時以外は診療所の医者として働いている彼女は、その献身的な姿勢から多方面に人気があった。
舞姫は風水師の姿を見るなり、一瞬大きな目を更に開いて驚いた。
しかしすぐに元の顔に戻り、遠慮がちに、だが嬉しそうに風水師に話しかける。
「意識が戻ったんですね!よかった……」
46 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga ]:2011/10/19(水) 23:33:28.39 ID:zKvPwa9x0
「え?意識……って、どういう事?」
きょとん、とした表情を浮かべる風水師。
彼女は一昨日の深夜緊急搬送されて、丸一日「正常な」意識が戻らなかった。
それなのに、風水師は意識を失った事すら覚えていない。
そのあまりに不自然な様子を見て、舞姫は一つの考察を立てた。
今、風水師の記憶は混乱している……そう考えると、あの夜の出来事を覚えていなくても無理はない。
素早く結論づけた舞姫は、笑顔を作って答えた。
47 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga ]:2011/10/19(水) 23:35:00.11 ID:zKvPwa9x0
「あ、いえ、なんでもないんですよ。それよりほら、手足のベルト外しますから、じっとしてて下さいね。」
「そういえばこのベルト……なんでついてるの?悪酔いし過ぎた、とか?」
舞姫は答えない。ただ黙々と、拘束具を外していく。
ベルトが外され、一つ一つの四肢が解放されていく感覚に風水師は確かな解放感を覚えた。
最後のベルトが外されても、丸一日動かせなかった風水師の体は思うように動かせない。
仕方なく、舞姫に体を起こしてもらいながら風水師は呟く。
「お腹、空いたな……」
48 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga ]:2011/10/19(水) 23:36:26.81 ID:zKvPwa9x0
その言葉に反応した舞姫は、風水師の体を起こしてから廊下に出た。
そしてまた入って来たかと思うと、手に湯気が立ち上る卵粥を持っている。
舞姫は卵粥をそっと風水師のベットに備え付けのテーブルに置き、スプーンを渡した。
「あの、これ作ったんですけど。食べられそうですか?」
「え、あ、うん。……ありがと。」
49 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga ]:2011/10/19(水) 23:37:05.74 ID:zKvPwa9x0
風水師は困惑しながらもスプーンを受け取り、卵粥を口へ運ぶ。
胃を刺激しないようにほどよく甘く味付けられた卵粥は、風水師の空ききった腹にはよく染み込んだ。
最初は一口づつゆっくり食べていたのが、最後にはガツガツと音を立てながら食べるまでになっていた。
冷え切った血色も、少しずつ溶かされていく。
「ごちそうさまでした。」
風水師は少し元気を取り戻した声で、食材に感謝する。
50 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga ]:2011/10/19(水) 23:37:39.64 ID:zKvPwa9x0
「はい、お粗末さまでした。」
舞姫は笑顔で答える。
風水師が食べてくれたのを心の底から嬉しく思っている、そんな笑顔だった。
食事をとり終えてからしばらくして、風水師は目を閉じた。舞姫はそんな風水師の邪魔をすまいと、ただ見守る。
朝日の差し込む病室で、無音。
ただ窓越しに流れる風の音、鳥の声に耳を傾ける。
二人はそんな心地の良い静寂に浸っていた。
51 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga ]:2011/10/19(水) 23:38:39.99 ID:zKvPwa9x0
ほどなくして、静寂は破られる。
バン、と乱暴な音を立てて病室のドアが開く。
驚いた二人がドアの方を向くと、そこには氷結界の三虎将の一人、ライホウが立っていた。
「え……?ライホウ、様……?」
「そんなっ!病室の表に面会謝絶と書いてあったはずです!」
疑問と抗議の声を全く無視しながら、ライホウは病室に足を踏み入れた。
そのままつかつかと風水師に歩み寄ったライホウは、威圧するような口調で風水師に尋ねる。
52 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga ]:2011/10/19(水) 23:39:42.18 ID:zKvPwa9x0
「目を覚ましたか、風水師よ。早く報告をしろ。」
風水師はいよいよ混乱しだした。
何か分からないまま病室のベットに寝かされ、上司に問いただされる。
私は一体、何をしたの?
いくら考えても出てこない答えを前に、風水師はただ沈黙するしかなかった。
そんな風水師を見て、ライホウの苛立ちは増していく。
「止めてください!まだ目を覚ましたばかりなんです!今の彼女には……」
舞姫が二人の間に割って入り、ライホウを止めようとする。
53 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga ]:2011/10/19(水) 23:41:49.66 ID:zKvPwa9x0
「五月蠅い!虎将たる私に一医者如きが口を出すな!」
「きゃあ!」
「しかし、そうか……記憶が混乱しているのか。」
しかし割って入った舞姫を突き飛ばし、ライホウは風水師の眼前まで来た。
倒れこむ舞姫。しかし、ライホウはそちらを見向きもしなかった。
その表情は憤怒そのもの。自分の想像通りに事が運ばなかったことへの苛立ちがありありと見て取れた。
いよいよもって風水師は涙ぐむ。
どうして私がこんな目に遭わなければいけないのか?
目の前の上司の顔をまともに見ることもできないまま、ただそんな事ばかりを考えていた。
54 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga ]:2011/10/19(水) 23:43:03.62 ID:zKvPwa9x0
「ならば教えてやろう。貴様はな、風水師。結界のそばで意識を失い、倒れていたんだよ。全く、調査一つろくに出来んとはな。」
「駄目……やめてあげて……」
ライホウは尊大な口調で、記憶の無い風水師を嘲るように話す。
風水師はまだ掴めない様子で、ただ目の前の威圧感に怯えているだけだ。
床に突き飛ばされた舞姫だけが、今何が起ころうとしているのか理解し、それを止めようとしていた。
「ああ、そういえば貴様は手を握っていたな。確か……」
55 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga ]:2011/10/19(水) 23:43:31.27 ID:zKvPwa9x0
「駄目ええええええええええええええええ!」
ライホウが些細なことであるかのようにそれを語ろうとした瞬間、舞姫が叫んだ。
これ以上精神をやられてしまえば、もう二度と立ち直れないかもしれない。
舞姫の頭の中はそれで一杯だった。
だが、ライホウは止まらない。
「貴様と共に調査に行かせた、武士の手だ。……肩から先は無かったがな。」
56 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga ]:2011/10/19(水) 23:44:32.68 ID:zKvPwa9x0
時が、凍る。
風水師の顔色は青を通り越し黒くなり、小刻みに震えだす。
ぶつ切りの映像が、次々と風水師の脳内を駆け巡る。
焼き芋、隕石、血、光、化け物、管、啜り……腕。
「う、ぷ…………っ!」
襲ってくる強烈な吐き気。
全ての記憶を引きずりだされた風水師の無意識は、胃の中の物を吐き出す痛みによって記憶を押し留めようとしたのである。
だが。
57 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga ]:2011/10/19(水) 23:45:53.74 ID:zKvPwa9x0
「吐くな。貴様、虎将たる私の前でそのような下品な振る舞いをする気か?」
ライホウは風水師が口を手で押さえた時点で胸倉を掴み、頭を上に向かせる。
無理やり吐き気を抑えられた風水師は、目の焦点をふらつかせながら、苦しそうにひゅーっ、ひゅーっと荒い呼吸を繰り返す。
やがて、体の震えが激しくなってきた頃。風水師の吐き気は腹の奥に押し込められた。
吐き気が収まったのを確認したライホウは、乱暴に風水師を解放し、問いただす。
「言え。何が起きた。何を見た。」
58 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga ]:2011/10/19(水) 23:48:14.29 ID:zKvPwa9x0
震える体で、風水師は何とか声を出そうとする。
しかし口がパクパクするばかりで、一向に声が出ない。
舞姫は、もう見ていられないと言った様子で顔を覆う。
明らかに風水師の精神は崩壊しかけていた。
2分ほど経ったころ、ようやく掠れきった風水師の声が聞こえてきた。
「調査に行って、変な、化け物が、……」
「化け物?……答えろ。その化け物とやらはどんな姿だった。」
59 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga ]:2011/10/19(水) 23:51:30.10 ID:zKvPwa9x0
ライホウは容赦なく問い詰めていく。
「二匹、会って……赤くて、細いのと……ゲルみたいな、大きな、緑の……」
「……となると、武士を殺したのは緑の方か。なるほどな。」
ライホウはぼそっと呟いた。
そしてしばらく目を閉じ逡巡したのち、自らの中である程度の結論を出した。
60 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga ]:2011/10/19(水) 23:52:57.70 ID:zKvPwa9x0
ライホウはぼそっと呟いた。
そしてしばらく目を閉じ逡巡したのち、自らの中である程度の結論を出した。
その結論に納得したライホウは、もうこんな所に用は無いと言わんばかりに足早にドアに向かう。
何かを思い出したようにドアの手前で立ち止まったライホウは、風水師の方を振り向いて告げる。
「後、これは無断休暇扱いだ。減給は休む日数が増えるほど大きくなるぞ。飢え死にしたくなければ貴様も早く体を治し、氷結界のために働くように。以上だ。」
そんな冷酷な言葉を吐き捨てて、ライホウ今度こそ病室を出て行った。
残されたのは、壊れかけた器とたった一人の医者のみだった。
61 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga ]:2011/10/19(水) 23:54:21.07 ID:zKvPwa9x0
ライホウが出て行った後、風水師の様子が急変しだした。
風水師は頭をかきむしり目を見開いて、何も無い壁に絶叫している。
「私、私しっかり手を握ってた!私が殺したんじゃない!勝手に千切れたのよ!どうしようも、どうしようもなかった!アンタだって分かってるんでしょ!?」
「なのに、なんでアンタはそんな目で私を見てるのよ!そんなに私が恨めしい!?憎い!?…………私、私はっ!」
「うぷっ……!げぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!」
風水師は目を白黒させながら、溜まっていたものを全て吐きだした。
あの日の記憶、後悔、鬱憤、舞姫に作ってもらった卵粥。
いくら止まってと命じても止まらない。止められないのだ。
62 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga ]:2011/10/19(水) 23:54:52.26 ID:zKvPwa9x0
「お願いっ……お願いです、風水師さん!落ち着いて、落ち着いて下さい!」
舞姫はそんな風水師に駆け寄りながら懇願する。
どうか、狂わないで。
その思いだけを胸に、吐瀉物がかかるのも顧みずしっかりと風水師の手を握った。
風水師は狂いかけながら、それでも握られた手の確かな温度に涙を流した。
「アイツが……見てるの。ライホウ様の話が終わってから、ずっと見てくるの……!」
「大丈夫、大丈夫ですからっ……!」
63 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga ]:2011/10/19(水) 23:56:35.08 ID:zKvPwa9x0
「ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい……!」
歯をガチガチと鳴らしながら、風水師は怯える。
もう、彼女には何も残ってはいなかった。
支えも、溜まっていたものも、仲間も。
舞姫は、そんな風水師の手を握って「大丈夫」と言う事しかできなかった。
風水師の錯乱が、治まるまで。
64 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga ]:2011/10/19(水) 23:58:58.08 ID:zKvPwa9x0
「大丈夫、ですか……?」
心配そうに舞姫が尋ねる。
およそ2時間が経過し、すっかり太陽が真上に上って来た頃。
吐瀉物で汚れたベットシーツの上で、風水師はようやく落ち着きを取り戻した。
もう、武士はいない。その事実を、ようやく認識できたのだ。
「……だい、じょうぶ。」
風水師は、なんとか声を絞り出す。
65 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga ]:2011/10/20(木) 00:01:34.38 ID:4UpXaHeF0
「無理、しないでくださいね。……ずいぶん汚れちゃってますから、シーツ替えてきます。きつくなったら、すぐ呼んで下さいね?」
優しく語りかけながら、舞姫は安堵する。
風水師はギリギリで踏みとどまってくれた。狂わずにいてくれた。
その実感が沸いてきた時、舞姫は思わずふぅ、という息を吐いた。
それからゆっくりと風水師を起き上がらせると、汚れたシーツを持って部屋を出た。
「……うん、ごめん。ありがと。」
扉が閉まった後にようやく、風水師は感謝の意を述べた。
それから替えのシーツが来るまで、彼女は一言も発さずに、ただベットに腰かけていた。
66 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga sage]:2011/10/20(木) 00:02:24.52 ID:4UpXaHeF0
次回に続く。
67 :
VIPに変わりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2011/10/20(木) 00:12:13.24 ID:SBUtCT160
乙
ライホウのカード破ってもいいよね?
68 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(石川県)
[sage]:2011/10/20(木) 00:16:43.25 ID:Zc6+GWDL0
乙
ライホウのイメージがこれほどまで俺と違うとは...
69 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(関西・北陸)
[sage]:2011/10/20(木) 00:42:54.18 ID:+mOk26jAO
乙
魔轟神好きだから魔轟神に期待
因みに多分レヴィアタンは女性
70 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(東海)
[sage]:2011/10/20(木) 00:45:40.64 ID:G3CFK2cAO
さすがDT界の東電こと氷結界やでえ
71 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2011/10/20(木) 09:31:09.01 ID:gC3ROM7Eo
乙
上司がこんなんならトリシューラが暴走してもおかしくはないな
72 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2011/10/20(木) 09:35:31.32 ID:EBgJhCEko
乙
ライホウ絶対にゆるさん
73 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2011/10/20(木) 10:08:44.64 ID:Tkonamn+o
乙
期待してるよー
ってかターミナルシナリオ物は初めて見た
74 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(静岡県)
[sage]:2011/10/20(木) 11:14:06.14 ID:jaxfcEp7o
乙
ライホウが我様過ぎて腹立つ、助けてドゥローレン
75 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga sage]:2011/10/20(木) 20:42:44.84 ID:4UpXaHeF0
始まります。
76 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga ]:2011/10/20(木) 20:44:42.10 ID:4UpXaHeF0
大理石で作られた王の間。
虎王はその玉座に、ただ一人鎮座していた。
三虎将による隕石の調査結果を聞くためである。
張り詰めた空気。
何も知らぬ人が誤って入ってしまえば余りのプレッシャーに心臓を止めてしまうだろう。
誰もがそう思うほど、今の虎王が持つ圧力は凄まじかった。
5分ほど後、三虎将揃って王の間に足を踏み入れた。
77 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga ]:2011/10/20(木) 20:45:24.21 ID:4UpXaHeF0
「報告いたします。」
ライホウは跪き、敬意を持った態度で口を開く。
「……話せ。」
虎王が答える。
「私の調査により、隕石には我々の敵となる生物が居る事が判明いたしました。」
あくまでも感情を表に出さずに、淡々と述べる。
78 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga ]:2011/10/20(木) 20:48:44.95 ID:4UpXaHeF0
にわかには信じられない。
虎王はそう思わざるを得なかった。
隕石の落下自体前代未聞であるのに、更にそこには敵性生物が居る?
虎王はことの真偽を見極ようと、眼力を持ってライホウに問う。
しかしライホウは動じない。
「はい。最北端の隕石の調査に言ったもの達の報告でございます。明らかな敵意を持って接近してきたとのことです。調査隊の内、一名は死亡。もう一名は精神的外傷を負っています」
79 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga ]:2011/10/20(木) 20:49:56.95 ID:4UpXaHeF0
「調査だと……?貴様、既に調査隊を派遣していたのか!?調査は全員でやるという話ではなかったのか、ライホウ!」
ライホウの隣に居たグルナードが声を荒らげる。
その顔に明らかな憤怒を浮かべて。
目を閉じ腕を組んでいたガンダーラも少し予想外だったのか、ライホウの方を見る。
「ふむ、全員で調査ですか……いやはや全くその通りですな。これは失敬した。」
80 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga ]:2011/10/20(木) 20:50:48.71 ID:4UpXaHeF0
「失敬した、では無いだろう!独断先行は氷結界全体の足並みを乱すのが分からんのか!」
形のみである事を隠そうともしないライホウの謝罪に激昂するグルナード。
ライホウはわざとらしく困った様子で、グルナードに疑問を投げかける。
「時にグルナード殿。先日数十匹のブリズドを放たれたそうですな?」
「……それがどうした!警備のブリズドを放つのは当然であろうが!」
81 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga ]:2011/10/20(木) 20:51:39.12 ID:4UpXaHeF0
そう怒鳴るグルナードの怒声の裏に、確かな動揺があるのをライホウは見抜いた。
この男、やはり。
ライホウの意識に、一つの確信が走る。
「何でも目撃者の話では、塊になって一つの方向に向かって行ったとか。あなたの管理するブリズドは、番鳥にしては随分と奇妙な動きをするものですな。」
「まるで、何か特別な命を与えられたかのようだ。」
くつくつと、声を押し殺してせせら笑うライホウ。
対してグルナードはぐうの音も出せないでいた。
82 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga ]:2011/10/20(木) 20:52:48.99 ID:4UpXaHeF0
このままでは自分も同じように問い詰められる、と直感したガンダーラはライホウを諭す。
「ライホウ。ここではまず報告からするべきではないのか。」
上手くかわされた。
そう感じるライホウの顔に一瞬難色が現れるが、すぐに元の冷淡な顔に戻る。
ドゥローレンの方に向き直り、懺悔するように言う。
「これは失礼しました。王よ、独断先行に走り、情報を持ち帰ったのは私です。いかなる処罰も甘んじて受けましょう。」
ライホウの言葉が、他の虎将も先行したが情報を持ち帰れなかった事の暗喩であることは一目瞭然であった。
こいつらは脳なしだ、私だけが情報を持ち帰ったのだという旨を言外で示していたのである。
83 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga ]:2011/10/20(木) 20:53:54.61 ID:4UpXaHeF0
自らへの侮蔑を感じ取った二人の虎将は物凄い形相でライホウを睨んだが、本人は全く気にしなかった。
そんな三人の虎将の不仲を見たドゥローレンは大きなため息を一つついて、言う。
「……よい。独断で先行した事は不問とする。」
不問。
その言葉を聞き、冷淡だったライホウの表情が変化する。
勝ち誇った、しかし油断のない顔。ライホウの表情は、完全に策士のそれであった。
対するように苦虫を噛み潰したような顔をする二人の虎将。
結果的にドゥローレンは、ライホウの持ち帰った情報を独断先行という罪を犯してでも手に入れるべきものだったと判断したのだ。
84 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga ]:2011/10/20(木) 20:55:00.44 ID:4UpXaHeF0
「ありがとうございます、王よ。」
感謝を述べるライホウに、しかしドゥローレンは答えない。
自身の本能から来る虎将達への不信感を拭えなかったのだ。
玉座を降りたドゥローレンは、三人の虎将に一方的に告げる。
「私は他の種族との会合に向かう。……貴殿らも各々自らの仕事を全うせよ。」
「仰せのままに。」
跪いて、口々に忠誠の言葉を述べる虎将達。
その口から吐き出される言葉の真意は何か。
そんな事を考えている暇もないドゥローレンは、王の間から駆けだしていった。
85 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga ]:2011/10/20(木) 20:58:23.48 ID:4UpXaHeF0
王の間に残されたのは三虎将。
顔を上げたライホウが、沈黙を破る。
「王の間、いつ来てもよい物だ。そうは思いませんかな、お二方?」
一見、ただの下らない世間話のような質問。
だがこの質問の真意は、全員の本心を見極めることにこそあった。
86 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga ]:2011/10/20(木) 20:58:52.69 ID:4UpXaHeF0
グルナードは拳を握り、野心を剥き出しにした表情で答える。
「全くだな!この玉座は覇者の物。守勢に回る老害には座る資格など無い!」
そんなグルナードとは対照的に、ガンダーラは黙して語らない。
しかしその瞳の奥の野心を、ライホウは確かに見抜いていた。
虎王亡き後こいつらとは、氷結界の支配者の座をかけて争うことになる。
ライホウはそう直感し、これからの身の振り方に考えを巡らせていた。
87 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga ]:2011/10/20(木) 21:01:47.83 ID:4UpXaHeF0
静まり返った夜の病室。
寝不足でくまのついた目をこすりながら、風水師は取り留めもなく呆ける。
とにかく、早く職場に戻らなければいけない。
そう言って病室を出ようとしたのが昨日だ。
しかし、舞姫に涙ぐんだ声で「お願いです、まだ休んでいて下さい。私は、あなたに壊れてほしくない……」
なんて言われてしまっては異性はもちろん、同性だって歩みを止めてしまうだろう。
風水師も、例外ではなかった。
88 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga ]:2011/10/20(木) 21:02:19.32 ID:4UpXaHeF0
「失礼します。」
小さく扉をたたく音。ゆっくりと扉を開けて、舞姫が病室に入って来た。
きつくありませんか、と丁寧に話しかける舞姫。手に持ったプレートの上にはちょっとした包みと、コップに入った何かを持っている。
風水師が中身を考察していると、それに気付いた舞姫がプレートを下げ、笑顔で包みの中身を見せる。
中にあったのは、甘い香りを漂わせるアーモンドクッキーであった。
表面に散りばめられたアーモンドがなんとも香ばしそうな見た目で風水師を誘惑する。
89 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga ]:2011/10/20(木) 21:04:22.05 ID:4UpXaHeF0
「おいしそう……」
思わず口からそんな言葉が漏れる。
その反応が嬉しかったのか、舞姫は弾む声で風水師に話しかける。
「ふふっ……これ、私が焼いたクッキーです。あんまり上手じゃないですけど、よかったらどうぞ。……元気が出るって、結構好評なんですよ?」
「……そりゃそうでしょ。」
何を分かりきった事を言っているのか、といった声色で風水師が呟く。
90 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga ]:2011/10/20(木) 21:05:06.92 ID:4UpXaHeF0
「え?私何かおかしなこと言っちゃいました?」
おかしいも何も、こんな美人さんに美味しそうなクッキーを出されてげんなりする輩がどこに居るのか。
どうにも元気の源の半分が自分であることを理解していないらしい舞姫を見て、風水師は半ば呆れながらそう思った。
それでも、目の前の甘味を食べない理由は無い。
折角だから頂きますか、とおもむろに風水師が頭を上げた瞬間。
「きゃぁ!?」
舞姫が、突然何も無い所でつまづいた。
91 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga ]:2011/10/20(木) 21:10:06.60 ID:4UpXaHeF0
空に投げ出されるプレート。
重力と慣性力に従ってひっくり返るコップとクッキーの包み。
降りかかってくる牛乳とアーモンドクッキー。
風水師は回避する間もなく、まともに受けてしまう。
「うわっ……!?」
思わずそんな声を上げる風水師。
彼女は驚きこそしたが、すぐに落ち着きをとりもどした。
そんな風水師とは対照的に、
92 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga ]:2011/10/20(木) 21:11:01.39 ID:4UpXaHeF0
「ご、ごめんなさい!ごめんなさい!」
舞姫は完全に混乱していた。
目をぐるぐる回し、ああどうしようどうしようやっちゃった、と自らの失態を後悔する。
舞姫は思いだしたかのように急いでハンカチを取り出し、風水師をベットに押し倒すと自身が馬乗りになった。
そうして、アーモンドクッキーを拾いあげながら入念に、入念に風水師の服を拭った。
そうして風水師の服を拭い終わり、さぁ後は顔だけ、となった時。
不意に舞姫と風水師の目があった。
93 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga ]:2011/10/20(木) 21:12:22.75 ID:4UpXaHeF0
未だに何が起こったか分からない、といった顔で舞姫を見上げる風水師。
そんな視線をぶつけられた舞姫は、やっと自分がしている事の異常性に気がついた。
だが急いで風水師の上から降りようとした舞姫の理性とは裏腹に、体は動こうとしない。
風水師に覆いかぶさるようにしたまま、微動だにしないのだ。
舞姫はもう一度風水師を見る。彼女の上気した頬。潤んだ瞳。薄桃色に染まった、桜のつぼみのような唇。
その全てが、舞姫の思考を正常でなくさせていた。
顔にかかっちゃった牛乳は……なめとらなきゃ。
沸騰した舞姫の頭がそう命令してくる。
「はぁっ……はぁっ……!」
94 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga ]:2011/10/20(木) 21:13:37.90 ID:4UpXaHeF0
「んくっ……舞姫、ちゃん?」
風水師は苦しそうに少し身をよじるが、それが舞姫の理性を決壊させる決め手となってしまった。
油の切れた機械のようにぎこちなく、しかし確実に。
舞姫の顔は、風水師に近づいていく。
ギラギラと輝く目、荒い呼吸。
風水師が抵抗しないことを行為の肯定とみなした舞姫の頭は、目的を遂行するために行動を再開する。
目を開いたままゆっくり、ゆっくりと自身の唇を風水師のそれに近付ける舞姫。
それを呆然と、熱を帯びた顔で見つめる風水師。
心臓の音だけが大きく鳴り響く病室で、二人の距離はもう目と鼻の先だった。
95 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga ]:2011/10/20(木) 21:14:32.75 ID:4UpXaHeF0
扉が開く。
「失礼します。」
「はひゃい!?」
それと同時に跳ね上がる舞姫の心臓と体躯。
扉から入って来たのは伝令係である氷結界の御庭番だった。
二人の不自然な体勢に訝しさを覚えつつも、御庭番は伝令を告げる。
96 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga ]:2011/10/20(木) 21:16:16.14 ID:4UpXaHeF0
「えーと……風水師様。ライホウ様よりの伝令です。これより非常事態となるので、明日から職場に復帰せよ。以上です。……二人とも、どうかしたんですか?」
「い、いえ。なにも。」
リンゴのように赤くなりながら舞姫が答える。
何も無い事は無いだろうに。
そう思ったお庭番だったが、余計な事には首を突っ込まないとする己の信条に従ってそれ以上追及しなかった。
「では、私はこれで。失礼します。」
律儀に扉を閉め、音も立てず去っていく御庭番。
再び静まりかえる病室に残されたのは、やはり不自然な格好のままフリーズする風水師と舞姫だった。
97 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga ]:2011/10/20(木) 21:18:29.15 ID:4UpXaHeF0
伝令の届いた翌朝。
舞姫が作ってくれた朝食を平らげた風水師は、元気よく宣言する。
「んじゃ、舞姫ちゃん。お世話になりましたっ!」
風水師のまぶしい笑顔は、本心からの感謝の証であった。
まだ目の下のクマはとれていないが、それでも満面の笑みだ。
もう、彼女は一人でも大丈夫だろう。
舞姫はそう確信し安堵すると同時に、少し寂しそうに言った。
「……はい。きつくなったら、またすぐに来て下さいね?」
98 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga ]:2011/10/20(木) 21:19:11.14 ID:4UpXaHeF0
「うん。頼りにしてるよ、舞姫ちゃん!」
しっかりと返事をしてから、風水師は舞姫に背を向け歩き出す。
そんな風水師に余計な気遣いをさせないよう、舞姫は精一杯の笑顔で見送った。
どうか、息災で。
どこにいるとも知れない神に、舞姫はそんなことを祈るのだった。
99 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga sage]:2011/10/20(木) 21:19:40.56 ID:4UpXaHeF0
次回へ続く。
100 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(東海)
[sage]:2011/10/20(木) 21:42:26.86 ID:G3CFK2cAO
乙
101 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(関西・北陸)
[sage]:2011/10/20(木) 21:48:16.45 ID:+mOk26jAO
舞姫はええ娘やそれに比べて三虎将ときたら
102 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(千葉県)
[sage]:2011/10/20(木) 21:56:33.94 ID:DnBYKbLRo
乙
とても面白い
けど、中々進まんな
正直、完結までに3スレはかかりそうだな。
103 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(千葉県)
[sage]:2011/10/22(土) 01:59:10.94 ID:Y/MkFTfto
たった一日更新がなかっただけでこうも落ち着かない
そうそれはつまり、俺はとっくにこの作品にイカれちまってるのさ
104 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(チベット自治区)
:2011/10/22(土) 20:05:14.31 ID:hduHFrCV0
ラジオからようやくここまで追いついたぜ
…風水師、生きろ!
105 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2011/10/22(土) 21:07:55.64 ID:MTDMlu53o
ageにチェーン!落とし穴!
106 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2011/10/22(土) 21:08:48.07 ID:MTDMlu53o
ageにチェーン!落とし穴!
107 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(長野県)
[sage]:2011/10/22(土) 21:10:34.96 ID:pzvx0YKVo
片方無駄になってるぞ
108 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2011/10/22(土) 21:11:28.76 ID:MTDMlu53o
連投スマン
今日は異常に重いな
109 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(チベット自治区)
[sage]:2011/10/23(日) 22:51:23.77 ID:uv3a3ZmC0
>>105
,106
>>105
です。
すみません、ウッカリしてました。
再度召喚した自分で、虎王に自爆特攻してきます。
罠発動、二重の落とし穴!
110 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(チベット自治区)
[sage]:2011/10/23(日) 22:51:54.60 ID:uv3a3ZmC0
>>105
,106
>>105
です。
すみません、ウッカリしてました。
再度召喚した自分で、虎王に自爆特攻してきます。
罠発動、二重の落とし穴!
111 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(チベット自治区)
[sage]:2011/10/23(日) 22:53:59.51 ID:uv3a3ZmC0
>>105
,106
>>105
です。
すみません、ウッカリしてました。
再度召喚した自分で、虎王に自爆特攻してきます。
罠発動、二重の落とし穴!
112 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(チベット自治区)
[sage]:2011/10/23(日) 22:55:09.90 ID:uv3a3ZmC0
>>105
,106
>>105
です。
すみません、ウッカリしてました。
再度召喚した自分で、虎王に自爆特攻してきます。
罠発動、二重の落とし穴!
113 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(北海道)
[sage]:2011/10/23(日) 22:56:23.48 ID:8xvlVd5No
二重の落とし穴だけに二連投ってか
114 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(チベット自治区)
[sage]:2011/10/23(日) 22:57:08.78 ID:uv3a3ZmC0
>>105
,106
>>105
です。
すみません、ウッカリしてました。
再度召喚した自分で、虎王に自爆特攻してきます。
罠発動、二重の落とし穴!
115 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(チベット自治区)
[sage]:2011/10/23(日) 23:01:26.59 ID:uv3a3ZmC0
>>105
,106
>>105
です。
すみません、ウッカリしてました。
再度召喚した自分で、虎王に自爆特攻してきます。
罠発動、二重の落とし穴!
116 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(チベット自治区)
[sage]:2011/10/23(日) 23:02:58.40 ID:uv3a3ZmC0
>>105
,106
>>105
です。
すみません、ウッカリしてました。
再度召喚した自分で、虎王に自爆特攻してきます。
罠発動、二重の落とし穴!
117 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(長野県)
[sage]:2011/10/23(日) 23:05:23.23 ID:KNyN7LvLo
二連投どころじゃないぞ
118 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(青森県)
[sage]:2011/10/24(月) 06:55:34.35 ID:f17sa+I9o
トラップカード 七重の落とし穴
119 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2011/10/24(月) 09:23:38.86 ID:eG1Qf9ZIO
進んでると思ったらカスが……
120 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(千葉県)
[sage]:2011/10/24(月) 10:52:25.09 ID:Fk6AlTTQo
まーだかな、まーだかな?
121 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2011/10/24(月) 17:51:04.49 ID:V1mYFWrU0
もういい、もう押すな・・・!
Xセイバー側がどこへ行くのか楽しみですわ
122 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga sage]:2011/10/24(月) 21:20:14.99 ID:krO5i0pp0
>>1
です。
更新が遅くなってしまい申し訳ありません。
現在執筆中です。
必ず続きを上げさせて頂きますので、どうかご容赦ください。
123 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga ]:2011/10/25(火) 01:18:07.10 ID:rmPZUdP70
白く染まった町を、風水師はきょろきょろと見渡しながら歩く。
氷結界の統治する町は、軽い恐慌状態に陥っていた。
それもそのはず、王たるドゥローレンが非常事態宣言を出したのだ。
『氷結界の民達よ。先日落下した隕石群より出でてくる敵性生物により、我らは未曾有の窮地に立たされている。』
『諸君らに多大な被害が及ぶ前に、早急に手を打たねばならん。そこで私は、ここに非常事態を宣言する!』
『私は今から他種族の長と会合をしてくる。この問題は大陸の全員で解決せねばならぬからだ。』
『多大な負担をかけてしまうとは思うが、どうか協力してほしい。以上だ。』
それが、朝刊の一面記事の内容だった。
124 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga ]:2011/10/25(火) 01:19:17.95 ID:rmPZUdP70
焦燥を隠せない人々を見て、風水師の脳裏に忌むべき記憶がよぎる。
あの事は乗り越えなければならない。
そう理解はしていてもても、脳に浮かんだビジョンは中々消えない。
迷いを振り切るように、風水師は歩くスピードを速めた。
その甲斐あってか、診療所から徒歩で二十分ほどの距離の議事堂のライホウの私室に十五分で着いた。
風水師は呼吸を整えてから、扉をノックする。
125 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga ]:2011/10/25(火) 01:20:04.89 ID:rmPZUdP70
「失礼しますっ。」
風水師は緊張した面持ちで、ライホウの部屋に入った。
毛皮の絨毯、大理石の壁。
普段触れる事のない高級品も、今では風水師の緊張を煽るものでしかない。
ライホウは窓の方を向いた椅子に座ったまま、振り向きさえせず問う。
「風水師よ。本日虎王が非常事態宣言を発令したことは知っているな?」
「はいっ。」
126 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga ]:2011/10/25(火) 01:20:31.10 ID:rmPZUdP70
非常事態宣言。
この街の様子を見てもそれが風説や噂でない事は風水師にも分かっていた。
氷結界の人口は多いとはいえない。
だからこそ、一度非常事態宣言がなされれば住民全体が動員されねばならない。
女子供であろうと、少しでも戦える者は前線に駆り出す。
それが虎将達が決めたルールであった。
風水師はごくり、と生唾を呑む。
127 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga ]:2011/10/25(火) 01:20:59.12 ID:rmPZUdP70
「ならば話は早い。貴様にも戦場に行ってもらう。」
「せ、戦場ですか!?」
ライホウから告げられたのは招集命令。
思わず風水師の声が上ずる。
認められた嬉しさと、戦場へ行かされることへの驚きが風水師の中でぐるぐると回っていた。
128 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga ]:2011/10/25(火) 01:22:11.03 ID:rmPZUdP70
「そうだ。……既に先発隊は各所に向けて動き出している。」
「貴様はフレムベル領地方面の隊と合流し、氷結界の勝利に貢献せよ。目的地までの地図は自宅に郵便で届けてある。以上だ。」
それ以上口を開こうとしないライホウ。
あまりにも冷淡な上司の命令に、風水師は戸惑っていた。
生まれてこの方戦場は愚か喧嘩も数えるほどしかしていない自分が、戦場に?
129 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga ]:2011/10/25(火) 01:23:10.68 ID:rmPZUdP70
突発的すぎる辞令に面喰いながらも、風水師は尋ねる。
「で、でもっ、戦いなんてやった事……」
「黙れ!要らぬ質問でこれ以上私を苛立たせるか、風水師よ。」
ライホウの一喝にびくっ、と風水師の動きが止まる。
やってしまった。
青ざめた顔でそんな事を思う風水師の脳は、最早まともに機能していなかった。
130 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga ]:2011/10/25(火) 01:23:57.21 ID:rmPZUdP70
それでも風水師は脊髄の反射だけで、わけもわからず釈明を試みる。
「そ、そんなつもりじゃ……」
「ならば早く出ていけ。貴様に出来る事は戦場で働く事、それだけだ。肝に命じておけ。」
「は、い……」
しかしそれすらも、聞いてもらえなかった。
131 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga ]:2011/10/25(火) 01:24:23.93 ID:rmPZUdP70
最早自分はこの空間に居てはいけない存在なのだ、と悟った風水師はとぼとぼと部屋を出る。
ぱたん、と扉を閉めた瞬間、風水師は崩れ落ちそうになる錯覚を覚えた。
でも、やらなくちゃ。私にはそれしか出来ないんだから。
精一杯自分に言い聞かせながら、風水師は準備のために帰路につく。
ライホウはそんな事は気にも留めず、今後の戦局と政局に考えを走らせていた。
「さて、今夜か……」
132 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga ]:2011/10/25(火) 01:25:03.84 ID:rmPZUdP70
「どういう、事だ。」
「どういう事も何も、そういう事だぜダンナ。」
その日の夜遅く。ようやく他種族間会議室に到着した虎王を待っていたのは、たった一人の人間の男。
静まり返った会議室のテーブルに足を乗せて、その男は待っていた。
ニヤニヤとした笑いと、1枚の紙切れを伴って。
その異様な状態に漏れ出した虎王の言葉に、男は軽く返す。
133 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga ]:2011/10/25(火) 01:25:36.26 ID:rmPZUdP70
「貴様は誰だ。他の種族の者はどうした。会議が行われる手はずでは無いのか。」
「おいおい、一気に質問しないでくれよ。仕方ねぇ、一つずつ答えるぜ?」
虎王は威厳を持って問う。
男は一瞬そのプレッシャーに気押されたかに見えたが、すぐに持ち直した。
やれやれ、というジェスチャーをしながら男は続ける。
134 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga ]:2011/10/25(火) 01:26:38.38 ID:rmPZUdP70
「まず一つ目の質問。俺はX−セイバーアクセル。傭兵集団「X−セイバー」の諜報員……といやぁ聞こえはいいが、要は下働きさ。以後よろしく頼むぜ、虎王さんよ。」
「次に二つ目だ。アンタも知ってるだろうが、隕石から出てきた謎の生物。どの種族もアレの対処に追われてるのさ。」
「最後に三つ目。事態はひっ迫してるんで、会議は中止……アンタら種族の間は、俺らが取り持つことになった。オーライ?」
ペラペラと軽妙に喋る男は、虎王の全ての質問に答えた。
真偽を見極めんとする虎王の前に、男は1枚の紙を差し出す。
それは契約書のようなものだった。
135 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga ]:2011/10/25(火) 01:27:19.93 ID:rmPZUdP70
「んじゃ、俺もさっさと帰りたいんでね。手短に用件だけ話すぜ?」
心底面倒くさそうに、男は説明を始めた。
「この紙が、所謂同盟契約書だ。これに紋章を刻んでくれりゃ、氷結界も同盟の一員ってわけさ。」
男が同盟契約書、といったその紙には確かにフレムベル、霞の谷、それにX−セイバーと呼ばれる勢力の紋章が刻まれていた。
どうやら、罠の類ではなさそうだ。
フレムベルと霞の谷の紋章から漂う僅かな、しかし見知った魔力を感じ取り、ドゥローレンはそれを本物だと直感していた。
136 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga ]:2011/10/25(火) 01:27:47.65 ID:rmPZUdP70
しばし逡巡する。
その後虎王は緊急時には助けあわねばならぬ、という自らの持論に背中を押されて紋章を刻んだ。
「オーケー、これで氷結界もA・O・J同盟の仲間入りだ。」
「A・O・Jだと?」
紋章が刻まれた紙をひらひらと扱いながら男は言う。
A・O・J。
初めて聞くその単語に、虎王は訝しげに聞き返す。
そんな反応を見越していたかのように、男は解説を始めた。
137 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga ]:2011/10/25(火) 01:28:33.75 ID:rmPZUdP70
「アーリー・オブ・ジャスティス。「正義の同盟者」ってな。どうだい、クールだろ?」
大きく手を広げ、大げさに男は言う。
まるで新しいジョークを思いついたかのように得意げな表情で。
虎王はその態度が気に入らなかったが、今はそんな事を考えている場合ではないと思いなおした。
「……同盟の目的は。」
「A・O・J同盟の目的は単純明快、アイツらに対処するための機械兵器開発さ。勿論、アンタらの技術と工場を建てる場所も貸してもらうぜ?」
「兵器だと?」
138 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga ]:2011/10/25(火) 01:29:20.61 ID:rmPZUdP70
虎王は男を睨みつける。
原住の民の結束した抵抗では無く、技術。
兵器によっての抗戦は、虎王にとって受け入れがたい事実であった。
だがそれよりも。
そんな機械兵器を作って、根なし草であろうX−セイバー達に何の利益があるのか。
それが気がかりだった。
「貴様ら、Xーセイバーと言ったか。目的はなんだ。」
「おいおい、傭兵集団に金以外の目的があるわきゃねーだろ。金がなきゃ資源だ。キッチリ報酬は払ってもらうぜ。」
139 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga ]:2011/10/25(火) 01:29:53.64 ID:rmPZUdP70
なるほど、と虎王は納得する。
こいつらは本当にただの傭兵で、それ以上でもそれ以下でもないらしい。
今回の同盟はX−セイバーの仲立ちによって成り立っている。
X−セイバーへの報酬を断る事は、即ち同盟からの孤立を表している。
どうあがいても払わざるを得ない状況に持ち込むのが、X−セイバーの目論見だったのだ。
「さ、分かったらさっさと帰った方がいいぜ。これは忠告だ。……ウチの調べじゃ、アンタの部下は今とんでもない事をやろうとしてるぜ?」
男はニヤニヤと笑いながら忠告した。
140 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga ]:2011/10/25(火) 01:31:20.61 ID:rmPZUdP70
とんでもないこと。
虎王の背筋に一つの可能性が浮かび上がると同時に、身を翻す。
へらへらと手を振って見送る男の方を見もせず、虎王は一目散に駆け出して行った。
再び静まり返る部屋に残った男は、残念そうに呟く。
「毎度あり、ってなぁ。……あーあ、残念だぜ。虎王のダンナ、割と話せる人だったのによぉ。ま、事が終わればどんな聖人からでも報酬はいただくのが俺らの流儀だがね。」
141 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga ]:2011/10/25(火) 01:31:51.65 ID:rmPZUdP70
「何持っていけばいいんだろ。」
同時刻、風水師は自室で地図を眺めながらそんな事を呟いていた。
地図に示された場所はそう遠くない。
おそらく一晩歩けば着くだろうが、何分戦場に行くのは初めてだ。
どんな危険があるかも分からない。
でも、行かなきゃいけない。氷結界の役に立たなきゃいけない。
風水師は自らの頬を叩いて気合いを入れる。
結局風水師は地図と着替えと食糧、愛用している鏡と髪留めを持っていくことにした。
142 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga ]:2011/10/25(火) 01:32:21.07 ID:rmPZUdP70
「うーん、まぁ何とかなるかな。」
ふと、あの夜の事を思い出す。
一瞬身も凍るような恐怖に取りつかれたが、すぐに振り払う。
もう二度と、あんな事があっちゃいけない。
私が、守らなきゃ。
風水師はそう決意し、家を出た。
丁度いい事に、今夜の雪はブリザードじゃない。
風水師はしんしんと降る雪を見てこれならいける、と確信した。
一歩一歩、歩みを進める。足は南へ、心は前へ。
明日の朝頃には基地につくかな、なんて事を考えながら。
143 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga ]:2011/10/25(火) 01:32:48.72 ID:rmPZUdP70
氷結界の神殿の最奥。
ここには、禁忌とされる力が眠っている。
氷結界の龍ブリューナク、グングニール。
そしてトリシューラ。
圧倒的な力を持つ三龍は、しかしその膨大すぎる力故に封印された。
現在、三龍の封印は氷結界の大僧正によって行われていた。
夜遅く、そこに入り込む影が三つ。
立ちふさがる影が一つ。
144 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga ]:2011/10/25(火) 01:33:54.53 ID:rmPZUdP70
入り込んできた影は豪快に言う。
「どけい、大僧正!貴様は邪魔だ!」
「なりませぬ!ここは氷龍の封印されし地ぞ!三虎将方、ご乱心なされたか!」
立ちふさがる大僧正は叫ぶ。
本来、大僧正は三虎将よりも下の役職である。虎将には服従を誓わねばならない立場だ。
それでも彼が立ちふさがったのは、並々ならぬ悪意をこの三人に感じたからである。
先ほど叫んだ影、グルナードは自分に従わぬ大僧正の態度に憤怒した。
「貴様ぁ……!」
145 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga ]:2011/10/25(火) 01:34:42.10 ID:rmPZUdP70
「落ち着け。この単細胞が。」
傍にいたライホウが頭に血が上りきったグルナードを諭した。
ライホウと逆方向に立つガンダーラも無言で頷く。
二人にたしなめられ、グルナードは不満ながらもしぶしぶと怒りを抑える。
ようやく話が出来ると判断した大僧正は、ライホウに話しかけた。
「ライホウ殿!これは如何様な事か!貴殿らの回答しだいでは虎王に報告せねばなりませぬぞ!」
「……一度だけ聞く。何も言わず、見逃してはくれないか?」
まるで初めから期待していないかのようにライホウが問う。
146 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga ]:2011/10/25(火) 01:35:23.90 ID:rmPZUdP70
笑えない冗談を聞いた大僧正は、憤怒の様相で叫んだ。
「何を申されるか!ここはいかなるものも立ちいる……あ……?」
言い終わるその前に、既に大僧正の意識は消える。
その視界に最後に映ったのは、急接近して剣を振り下ろすグルナードの姿だった。
上半身が下半身から滑り落ちる。
べしゃ、と耳障りな音を立てて床に落ちた「大僧正だったもの」はそのまま肉塊へと変わっていた。
刀身に滴る血も気にせずに、グルナードは剣を鞘に直してふん、と息をついた。
「ならば貴様に用などないのだ、老害が。」
147 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga ]:2011/10/25(火) 01:36:11.95 ID:rmPZUdP70
「……水影よ。」
「は。ここに。」
無言を貫いていたガンダーラが口を開くと、どこからともなく人影が現れた。
氷結界の水影。
ガンダーラ専属の忍であり、所謂裏事を担当する者だ。
ガンダーラは淡々と、水影に指令を出す。
「この死体を処理しておけ。……雪原にでも埋めればよい。」
148 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga ]:2011/10/25(火) 01:36:57.02 ID:rmPZUdP70
「御意。」
ただ一言の否定も戸惑いも無く、水影は再び闇に消えていった。
水影が行ったのを確認したのち、ガンダーラは再び目を閉じ、腕を組んだ。
ライホウが壁に何かしらの札を張ったのち、三虎将は何事も無かったかのように、封印へと近づいていく。
三将がそれぞれ封印に手を添えると、それぞれの手を結ぶように三角の光が走った。
それを確認した彼らは、呪文のようなものを唱え始めた。
149 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga ]:2011/10/25(火) 01:37:55.08 ID:rmPZUdP70
「我ら氷結界の三虎将。」
「一族の危機を救わんがために力を欲する者なり。」
「古代の龍よ、今こそ息を吹き返し一族がために汝の力を振るえ。」
「我ら氷結界の三虎将。古代の龍の力を持って、我らの敵を滅ぼす者なり……」
瞬間、神殿が脈動する。
一見地震とさえ思える振動は、古代の龍の鼓動に他ならなかった。
三虎将の前に、夜の闇を切り裂く圧倒的な「白」がその姿を現した。
150 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga ]:2011/10/25(火) 01:38:51.26 ID:rmPZUdP70
「おおぉ……!」
グルナードはただただ目の前の奇跡に目を奪われていた。
否、グルナードだけではない。ライホウも、ガンダーラもその場から一歩も動けずにいた。
圧倒的な「白」。純粋な氷の力の結晶。三龍が一匹、ブリューナクはその翼を振るいながら咆哮する。
「オォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!」
その絶叫は封印の間に響き渡った。
151 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga ]:2011/10/25(火) 01:40:10.59 ID:rmPZUdP70
しかしその後、咆哮はライホウが張った札に吸収され消滅していく。
ライホウは淡々と述べていく。
「氷結界の龍、ブリューナクよ。氷結界の敵となる者、その全てを滅ぼせ。」
それを聞いたブリューナクは封印の間を破壊し、その体いっぱいに月明かりを反射してどこかへ飛び去って行った。
氷結界の敵となる全てを、滅ぼすために。
152 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga ]:2011/10/25(火) 01:40:47.16 ID:rmPZUdP70
その一拍後、一匹の修羅が三虎将の前に姿を現した。
「貴様らああああああああああああああああああああああああああああああああああ!」
「これはこれは王よ。どうかいたしましたか?持病の腰痛の悪化ですかな?」
茶化すように言うライホウに返事をしないまま、虎王はグルナードに飛び掛かる。
まともに受けたグルナードは、その場に押し倒される。
眼前には修羅と化した王の顔。
明らかな殺意を持って、牙を剥いている。
それでもグルナードの表情は、至って平然としたままだった。
153 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga ]:2011/10/25(火) 01:41:40.79 ID:rmPZUdP70
「グルナード、貴様そこまで堕ちていたか!このままその喉笛噛み千切って……!?」
殺気を感じた虎王は一瞬で飛び退く。
ほんの一秒前まで虎王が居た場所には、ガンダーラの手刀が繰り出されていた。
ガンダーラは仕損じた、と感じると同時に再び王の強さを認識する。
「流石は、王。この程度では死んでいただけませんか。」
「貴様ら、何を考えている!なぜブリューナクの封印を解いた!」
虎王は咆哮する。
154 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga ]:2011/10/25(火) 01:43:29.85 ID:rmPZUdP70
だが三虎将は答えない。
ただ、心の内で押し殺すように笑っているだけだった。
そんな三虎将の態度に激怒した虎王は臨戦態勢をとる。
王が牙を剥き飛び掛かろうとした瞬間、ライホウが口を開いた。
「力ですよ、王。この氷結界を守るには力がいるのです。」
「力だと!?私は助力を得るために会議に行ったのだぞ!」
155 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga ]:2011/10/25(火) 01:44:04.61 ID:rmPZUdP70
「助力……王よ、あなたは甘すぎる。確かに協力は重要です。しかし、一体どこに彼らが裏切らないという保証があるのです。」
「ブリューナクはその為の保険。……云わば抑止力です。」
「ふざけるなあああああああああああああああああああああああああああああああああああ!」
ライホウの喉に迫る牙を、グルナードの剣が受け止める。
その表情には余裕が浮かんでいた。
156 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga ]:2011/10/25(火) 01:44:35.61 ID:rmPZUdP70
不審に思った王が後ろへ引こうとした瞬間、脇腹に鈍い痛みが走る。
見ればガンダーラの手刀が脇腹の鎧と筋肉を貫通し、深々と内臓に刺しこまれていた。
傷口が、どろどろと急激に熱を帯び始める。
「……熱くなりすぎましたな、王。」
あくまでも粛々と述べるガンダーラとは対照的に、虎王は苦悶に叫ぶ。
「がああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!?」
157 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga ]:2011/10/25(火) 01:45:35.06 ID:rmPZUdP70
次の瞬間、虎王の目に二つのつららが突き刺さった。
水晶体と網膜を突き破ったつららは、王の視覚を十分すぎるほどに奪っていく。
「ぐがあああああああああああああああああああああああああああああああああ!?」
「虎王と言えども、この程度か。」
冷酷に、ライホウは評価を下す。
158 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga ]:2011/10/25(火) 01:46:06.11 ID:rmPZUdP70
それでも立ち上がった虎王の前足が、グルナードの一薙ぎによって吹き飛ばされる。
滝のように流れる血、襲ってくる苦痛に虎王は絶句することしかできない。
「がっ……!」
「ハッハハハハハハ!王よ、貴様の時代は今日!ここで!終わるのだ!」
勝ち誇り、雄たけびを上げるグルナード。
最早虎王は、立ち上がる事すらできなかった。
159 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga ]:2011/10/25(火) 01:46:53.79 ID:rmPZUdP70
血を吐き、言葉にならない言葉を押し出す。
「き、……さ、まらぁ……!何故、このような……!」
「なに、心配なられるな王よ。あなたは謎の生物と凄絶に戦い、華々しく散ったと民達には伝えておこう。」
「……最早、氷結界にあなたは必要ないのです。保守ばかりに努めるあなたは、氷結界の王たりえない。」
「全くだ。では王よ、せめて安らか眠るがいい!」
首に振り下ろされる一閃。
160 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga ]:2011/10/25(火) 01:47:51.69 ID:rmPZUdP70
虎王の首は、永遠に胴体と切り離された。
最早王は喋らず、考えず、息をしない。
そこにあるのは鎧をまとった虎の死体、ただそれだけであった。
ガンダーラが再び水影を複数呼ぶ。
水影達はやはり何の迷いも無く、「自らの王だったもの」の死体を片づけ始めた。
「さて、これで明日から氷結界は我らが協力して統治することになるわけか。」
「だがそれも一時的な物よ!この大戦で最も戦果をあげしものこそ、氷結界の新たな王となる!それ以外は不要なのだ!」
161 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga ]:2011/10/25(火) 01:48:41.40 ID:rmPZUdP70
「……では、我らはこれからは敵同士だな。精々夜には気をつけておくことだ。」
そう言ってガンダーラは神殿を後にしていった。
気合い十分、といった様相でグルナードは鼻息荒くその後を追う。
残ったライホウは、しばらく考えを巡らせた後、静かに笑って神殿を後にするのだった。
次の日。後に長きに渡る事になる戦争の火蓋が、切って落とされた。
162 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga ]:2011/10/25(火) 01:49:12.35 ID:rmPZUdP70
次回へ続く。
163 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(千葉県)
[sage]:2011/10/25(火) 02:22:20.51 ID:VmTeAsa0o
乙
wktkだな!!
164 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(東京都)
[saga]:2011/10/25(火) 03:07:35.36 ID:7EmiPiud0
乙です
165 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2011/10/25(火) 09:05:56.91 ID:Dx4REztDO
乙です
ただ細かいことだけどガン「タ」ーラや
166 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(北海道)
[sage]:2011/10/25(火) 21:35:28.78 ID:SI+Ef90AO
乙
三虎将くずやな…
167 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2011/10/29(土) 16:18:32.24 ID:rNmQb7RIO
まーだかな、まーだかな?
今週はコレ!!
氷結界の舞姫ちゃん!!
まさか百合っ子とは思わなかったぜ
168 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga sage]:2011/10/29(土) 22:45:41.67 ID:NHlNseU60
>>1
です。
正直手詰まりなのですが、このスレはこのままHTML化して、十分に書きためた後にまた立て直した方がいいでしょうか?
やはり自分には地の文はあっていないようなので……
169 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(東京都)
[sage]:2011/10/30(日) 01:02:50.38 ID:DO/8rY9Ko
構築に三ヶ月とか四ヶ月かかるなら依頼しといた方がいいかもしれない
一ヶ月程度なら依頼しなくてもいいんじゃないかな
こっちはいつまでも楽しみにまってるから
170 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(関西・北陸)
[sage]:2011/10/30(日) 08:17:56.23 ID:W8RumEMAO
作風が途中で変わるSSなんていっぱいあるし、地の文がしんどいなら台詞だけにしてもいいと思う
構成自体に行き詰まってるなら立て直しもありだけど
171 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2011/10/30(日) 11:02:02.03 ID:lgwuYxHDO
まぁ
>>1
の好きなようにやりなよ
こっちは楽しませてもらってるんだし
172 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga sage]:2011/10/30(日) 12:40:01.77 ID:2TOo/s+e0
>>169-171
ありがとうございます。
しっかりと構成を練り、書きためてからまた立て直したいと思います。
力不足で未完のまま終わってしまい、申し訳ありませんでした。
とりあえずまたラジオをやろうと思うのですが、ラジオはこのスレで続けてもいいのでしょうか?
173 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2011/10/30(日) 12:50:46.44 ID:R0F9XF5IO
いいと思うよ
174 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2011/10/30(日) 12:54:23.02 ID:sHP+lKPPo
大丈夫だと思われ
175 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(関西・北陸)
[sage]:2011/10/30(日) 16:27:33.89 ID:3Cq5jGOAO
百合みたい
176 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga ]:2011/10/31(月) 01:49:30.11 ID:ezIPYhO20
ライナ「何時の間にやらメインになった」
ダルク「乗っ取り系遊戯王総合レィディオ」
ライナ&ダルク「「YステGX、はっじまっるよー!」」
ライナ「さぁ1話で終わるかと思われたGXも2回目に突入ッス!」
ダルク「あれ、ミラさんはどうしたんだ?」
ライナ「ちょこっとメタイオンさん監視にくっつけて缶詰中ッスから気にしなくていいッスよ。」
177 :
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(福岡県)
[saga ]:2011/10/31(月) 01:50:12.60 ID:ezIPYhO20
ダルク「哀れな……」
ライナ「さて、まずは最近の環境調査ッスね。」
ダルク「そういやお前昨日初めて公認大会出てたな。俺は店が違うから結果分かんないんだが、どうだったんだ?」
ライナ「……負けッス。」
ダルク「え?」
178 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga ]:2011/10/31(月) 01:51:04.64 ID:ezIPYhO20
ダルク「哀れな……」
ライナ「さて、まずは最近の環境調査ッスね。」
ダルク「そういやお前昨日初めて公認大会出てたな。俺は店が違うから結果分かんないんだが、どうだったんだ?」
ライナ「……負けッス。」
ダルク「え?」
179 :
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(福岡県)
[saga ]:2011/10/31(月) 01:51:47.21 ID:ezIPYhO20
ライナ「一回戦負けッス!1本取った後に2本目とれる直前になってプレミして負けたッスよ!なんスか、デッキレシピとレポ要るッスか!?需要があるなら書くッスよ!?」
ダルク「……よしよし。」
ライナ「っ!?」
ダルク「敗因が分かってるならいいじゃないか。次は同じミスをしないようにすればいい。」
ライナ「あぅ……ダルくん、今日賢者モードッスか?」
ダルク「お前が緊張すればするほど視野が狭くなるタイプなのは知ってるしな。大方ガチガチになってたんだろ。」
180 :
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(福岡県)
[saga ]:2011/10/31(月) 01:52:40.18 ID:ezIPYhO20
ライナ「……ちなみにダルくんはどうだったッスか。」
ダルク「え?優勝だけど。」
ライナ「ぐぬぬぬぬぬぬぬぬぬ……プレイングが上手い人と私の違いってなんなんスかねぇ。」
ダルク「まぁ経験と、後読みの深さだな。」
ライナ「読みッスか?」
ダルク「そう。お前は大概今の自分の手札フィールド墓地と相手の手札フィールド墓地しか気にしないだろ?」
181 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga ]:2011/10/31(月) 01:55:41.29 ID:ezIPYhO20
ライナ「まぁ、そうッスね。」
ダルク「相手も人間なんだから、その行動にはれっきとした意味がある。その意味を推理して最善の動きが出来る人が、所謂プレイングが上手い人だ。」
ライナ「うむぅ……」
ダルク「頭を使え、ってことさ。使えば使うほどデュエルは面白くなるぞ?」
ライナ「よし、精進するッス!……って、本題から大分それたッスよ。現場のウィンダさーん!」
182 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga ]:2011/10/31(月) 01:56:21.08 ID:ezIPYhO20
ーー環境の最前線ーー
ウィンダ「はーい!お久しぶりでーす!」
ライナ『そっちは今どんな感じッスかー?』
ウィンダ「代行天使は相変わらず多いですねー。暗黒界をあんまり見なくなりました。」
ライナ『ヒュペ様はどこまで進化するんスかねー。』
ウィンダ「後は新型トップの座を不動のものにした兎ジュラック!先行ラギアの強烈なコントロール力が武器ですねー。」
183 :
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(福岡県)
[saga ]:2011/10/31(月) 02:00:51.80 ID:ezIPYhO20
ライナ『相手したくないッスー……』
ダルク『いずれ必ず当たる事になるけどな。』
ウィンダ「全体として次元系が多くなってきましたねー。墓地利用をするデッキは注意した方が良さそうです。」
ダルク『サイドデッキのサイク砂塵の重要度が上がってきそうだな。』
ウィンダ「代行一強と思われた前評判とはうって変わって、群雄割拠の時代になってきました!果たして新パックで環境は変化するのか!?期待しておきましょう!」
ウィンダ「以上、現場のウィンダでしたー!」
184 :
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(福岡県)
[saga ]:2011/10/31(月) 02:01:18.91 ID:ezIPYhO20
ーーYステスタジオーー
ライナ「ありがとうございましたッスー。」
ダルク「ところでライナ、暗黒界が減って来た原因って分かるか?」
ライナ「へ?次元系が流行り出したからッスか?」
ダルク「もちろんそれもある。が大会デッキのサイドを見てみると、ヂェミナイ・デビルが結構あるだろ?」
185 :
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(福岡県)
[saga ]:2011/10/31(月) 02:01:56.70 ID:ezIPYhO20
ライナ「あ、これッスか。」
ダルク「そう。お家芸の墓穴の道連れや手札抹殺を防がれたらたまったもんじゃないからな。暗黒界デッキはこの辺が課題だ。」
ライナ「グラファさんも色々大変なんスねぇ……」
ライナ「お次はゲストさんに来てもらって、根掘り葉掘り質問しちゃうコーナーッス!」
ライナ「今回のゲストはこの方!炎属性の希望の星、ラヴァル炎樹海の妖女さん!」
妖女「うむ、よろしく頼むぞ。」
186 :
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(福岡県)
[saga ]:2011/10/31(月) 02:02:26.60 ID:ezIPYhO20
ダルク「濃ゆいなー……」
ライナ「それじゃあ早速聞いてみるッス。ぶっちゃげ最近景気どうッスか?」
妖女「景気か?もちろん良いぞ。なんたって炎熱伝道場があるからのう!かーっかっかっ!」
ダルク「じゃあ、大会での成績の方は?」
妖女「結果もそこそこじゃが残しておる。ラヴァルは伝道場以外にも炎塵爆発や真炎の爆発などパワーカードがてんこ盛りじゃからな!」
ライナ「爆発してばっかッスね……」
187 :
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(福岡県)
[saga ]:2011/10/31(月) 02:02:54.76 ID:ezIPYhO20
妖女「なんじゃ、文句あるのか?先行スカノヴァまであるぞ?」
ライナ「トリシューラを出さざるを得ないッス……!」
ダルク「景気といえば、今からパーツ集めるの大変だろうなーラヴァル。」
妖女「ふん、今さら手を出す情弱共のことなど知ったことではない。ラヴァルを愛し、使い続けた者。その手にこそ栄光は握られるべきじゃ。」
ダルク「古参厨……」
妖女「手札から爆発二連打まであるが、よいな?ワンキルしてしまうが、よいのだな?」
188 :
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(福岡県)
[saga ]:2011/10/31(月) 02:03:35.34 ID:ezIPYhO20
ライナ「ダルくん!ヤバいッスよ!」
ダルク「す、すみませんでしたぁ!」
妖女「分かればよい。全く最近の若い者ときたら、常識がなっておらぬな。一つのデッキを愛着を持って使い続けるからこそ、改良の道も見えてくるというものじゃ。」
ライナ「使い続ける、ッスか……」
妖女「さよう。ほれ、どこぞの大会で優勝したTG代行六武衆、だったか。あれも使い続けた上での結論であるからな。」
ダルク「ま、強くなりたきゃ色んなデッキに浮気するなってことか。」
妖女「うむ、その通りじゃ。デッキを信じ改良し続けるデュエリストほど、ここぞという時に強い、オリジナリティを持ったデッキを作れる。覚えておくがよいぞ。」
189 :
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(福岡県)
[saga ]:2011/10/31(月) 02:04:09.24 ID:ezIPYhO20
ライナ「ところで、一つものすごーく気になってる事があるんスけど、聞いてみていいッスかね?」
妖女「なんじゃ?申してみよ。」
ライナ「御歳は……」
妖女「炎 塵 爆 発 」
ダルク「ヤバッ……」
妖女「……は流石にやらんがな。年はピーーーー歳じゃ。」
190 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga ]:2011/10/31(月) 02:04:35.44 ID:ezIPYhO20
ライナ「oh……」
妖女「まぁ良いではないか、巷にはろりばばあなるジャンルがあると聞くからのう。ところで白髪の娘よ、お主中々将来有望な身体をしておるな。」
ダルク「おい。」
妖女「どうじゃ、一つ我に飼われてみんか?極上の快楽を約束しようではないか。」
ダルク「ライナ!逃げるぞ!」
ライナ「それじゃこのコーナーは此処までッス!ありがとうございましたッスーーーーーーー!」
191 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga ]:2011/10/31(月) 02:07:14.47 ID:ezIPYhO20
ライナ「ぜーっ、ぜーっ……死ぬかと思ったッス。」
ダルク「よく逃げ切れたよな……」
ライナ「まったくッスよ……うし、今日はここまでッス!」
ダルク「それじゃ〆るか。」
ライナ「あ、その前に一言宣伝をば。Yステでやって欲しいコーナー、出してほしいモンスターが居ればバシバシ言ってもらって構わないッスよー。」
ダルク「それでは」
ライナ&ダルク「「次回も、デュエルスタンバイ!」」
192 :
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(福岡県)
[saga ]:2011/10/31(月) 02:07:54.10 ID:ezIPYhO20
ーー収録後ーー
ライナ「うーん……色んなデッキに浮気せずに、愛を持って使い続ける……ッスか。」
ダルク「なんか思う所でもあったのか?」
ライナ「いやー、私結構コピー厨なとこあるッスから。参考になったッスよ。」
ダルク「……そうか。ライナ、俺は使い続けるからな?」
193 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga ]:2011/10/31(月) 02:08:28.32 ID:ezIPYhO20
ライナ「へ?そりゃ私ももうちょい頑張って改良するッスけど、どうしたッスか突然。」
ダルク「フッ、なんでもないさ。」
ライナ「?それじゃあ今日もお邪魔するッスよー。」
ダルク「はいはい。ちゃんと枕持ってこいよ?」
ライナ「了解ッスーー!」
ダルク「……やれやれ。」
194 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(千葉県)
[sage]:2011/10/31(月) 03:25:23.57 ID:d2S+nbNTo
乙
やっぱラジオ面白いなwwwwww
暗黒界がガチ用の俺的には最近の環境は辛すぎる・・・
下手に取引使うとデビルがいるからな・・・
次元もヤバいキツい、闇次元の開放入れたり、サイク入れたり、せめて魔法or罠のどっちかだったらウィルスで割と楽になるのにな・・・
ラヴァルには闇デッキでとりあえず魔法って言っときゃおk
最近Sinスキドレ型にウィルスぶち込んだのが1番安定する気がしてきたわ
195 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(神奈川県)
[sage]:2011/10/31(月) 04:23:37.87 ID:DW+JpKJr0
愛を持って使い続ければ宝玉獣も強化されるんだよね?
ね?きっとそうだよね?
俺がんばるよ
196 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(東海)
[sage]:2011/10/31(月) 06:27:16.69 ID:L9KzEJZAO
愛を持って使いつづけてればエメメメだって恩返しに来るさ
という訳で天使になったエメラルさんを出して欲しいなって
197 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2011/10/31(月) 06:38:19.01 ID:Wsy0311SO
乙です
霊使いに専用のサポートが欲しい…
198 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(東海・関東)
[sage]:2011/10/31(月) 08:37:23.70 ID:/pV7/esAO
千眼の邪教神「俺をラジオに出してください
それと攻撃翌力と守備力が0の通常モンスターの攻撃翌力を常に4000にして破壊耐性つけるカード出て欲しい」
199 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2011/10/31(月) 10:16:01.33 ID:3FC89e2SO
乙。
俺はここでやらないで新しく作ったほうがいいと思う。ここでラジオやってるって知らないやつ結構いると思うからさ。
200 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(北海道)
[sage]:2011/10/31(月) 16:27:04.77 ID:1oATgxT8o
ラジオ復活と聞いて
次元融合か未来融合制限緩和しろよコナミ俺のサイバー達が息してないんだよ
201 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(関東・甲信越)
[sage]:2011/10/31(月) 17:16:04.83 ID:dONd0RDAO
>>175
同性愛者以外でBLや百合を書くのは同性愛者と異性愛者への差別になるから催促は控えた方が
202 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(中国地方)
[sage]:2011/10/31(月) 18:40:01.99 ID:x7WoaM7E0
『トゥーン・キングダム』がOCG化するだけで、トゥーンデッキも結構優遇されると思うんだ
203 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2011/10/31(月) 18:49:28.08 ID:Vy9yc1MIO
俺の雲魔物はFBGさんと共に居なくなりましたが、これからも愛を持って接して行くぜ!
204 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(東海)
[sage]:2011/10/31(月) 18:52:17.32 ID:HCpT4ppAO
>>195
俺も宝玉獣愛し続けてるぜ、一緒に愛し続けようぜ!!
氾濫楽しいよな?
205 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(新潟・東北)
[sage]:2011/10/31(月) 19:02:38.61 ID:V7Js22eAO
環境の悪魔と化した天使族はもうリアル対抗呪術やめてくれよ……
さあ、お前らが息の根を止めたカードの数を数えろ!
そしてどれほど環境が高速化しようが俺はエクゾディアを揃えるぜ!
206 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(チベット自治区)
[sage]:2011/10/31(月) 19:18:49.93 ID:ww8rFJqto
とりあえず大将軍紫炎ビートで今後も頑張れればいいなーなんて・・・
207 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(静岡県)
[sage]:2011/10/31(月) 21:38:16.62 ID:kxDeipmIo
ラヴァルがフレムベルと一緒に進化したせいでヴォルカニックが置いてけぼり食らって哀しい
デビルー! 俺は見捨てないからなー!
208 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(関西・北陸)
[sage]:2011/10/31(月) 23:47:12.09 ID:wuFqIitAO
百合みたい
209 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)
[sage]:2011/11/01(火) 01:19:36.21 ID:7dUYBG4/o
ごめん…BF切ってごめん…
初登場時点からデッキ作って改良してきたけどこの前崩してごめん…
210 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)
(新潟・東北)
[sage]:2011/11/01(火) 20:45:12.49 ID:/8wjI27AO
昔は【インティ&クイラ】でサイドにスタバ一式仕込んだデッキ使ったのよ
サイドチェンジでコンセプトが大きく変わるから、小さな大会ではトリシュ対策すればそこそこ強かった時代があったの
でもね、さすがにもうしんどいです
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211 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)
(東海・関東)
[sage]:2011/11/01(火) 22:10:58.47 ID:kxCTey1AO
HANZOと超変化の術の登場によって誕生した【ドラゴン忍者】について取り上げてくれたらそれはとってもうれしいなって
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212 :
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(福岡県)
[saga ]:2011/11/02(水) 01:02:09.71 ID:m8JwSve40
ライナ「今日も明日もフラゲ待ち」
ダルク「遊戯王総合レィディオ」
ライナ&ダルク「「YステGX!はっじまっるよー!」」
ライナ「さ、YステGXも第三回!はりきっていくッス!」
ダルク「とりあえず、何やら気になるメッセージがあったので紹介させてもらうぞ。」
ライナ「『【ドラゴン忍者】について取り上げてくれたらそれはとってもうれしいなって』……ドラゴン忍者?」
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213 :
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(福岡県)
[saga ]:2011/11/02(水) 01:02:44.63 ID:m8JwSve40
ダルク「最新のデッキだな。忍法、忍者をサーチ可能な『忍者マスターHANZO』と超融合っぽい『忍法超変化の術』を使っていくデッキ、だそうだ。」
ライナ「えーとなになに……召喚時は忍法、特殊、反転召喚時は忍者サーチ?HANZOさん性能凄いッスね!エアーマンもビックリッス!」
ダルク「とはいえ、忍者はこのデッキのメインアタッカーじゃないぞ?」
ライナ「というと?」
ダルク「このデッキのアタッカーはライトパルサーやレダメなんかの光、闇属性上級ドラゴンだ。……あくまで憶測だけどな。」
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214 :
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(福岡県)
[saga ]:2011/11/02(水) 01:03:27.38 ID:m8JwSve40
ライナ「あー。超変化でライトパルサー出してー、レダメ落としておいてー、ライトパルサー墓地に送ってレダメ蘇生してレダメでライトパルサーを……」
ダルク「とにかく墓地にレダメ、フィールドにライトパルサーを出せればいい感じだな。そのために終末の騎士や龍の渓谷なんかも入りそうだ。」
ライナ「HANZOは超変化による除去兼上級ドラゴンを出す布石、って感じッスかね?」
ダルク「増援で持って来れるのも大きいみたいだな。」
ライナ「しかし、これだけ光闇が入ってると……入ってるんスよね、あれ。」
ダルク「しっかり開闢とソーサラーは入るだろうな。墓地のライトパルサーを出すためにハンド補充兼ライトパルサー処理の伝説の白石、ブルーアイズもアリだ。」
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215 :
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(福岡県)
[saga ]:2011/11/02(水) 01:04:42.20 ID:m8JwSve40
ライナ「何このデッキ怖いッス……サモプリチェイン真紅眼の飛龍入れて……うわぁ、回るッスねぇ……」
ダルク「回るだろうなぁ……」
ライナ「てことで、【ドラゴン忍者】は上級ドラゴンでバリバリやりたい人、新しく始める人にお勧めッス!回り方がかなりカッコいいッスよ!」
ダルク「必要カードはオーダーオブカオスとストラクチャーで大体揃うからな。コンマイのデザイナーズデッキかもしれん。」
ライナ「我こそはドラゴン使い!って方はぜひ一度試してみるッスよー!」
ダルク「なおこの紹介はライナと俺の主観によるものだから、間違いや勘違いがあるかもしれない。そこは注意してくれ。」
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216 :
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(福岡県)
[saga ]:2011/11/02(水) 01:12:00.04 ID:m8JwSve40
ライナ「そうそう、この前大会出たのは言ったッスよね?」
ダルク「ああ、ぼろ負けした奴な。」
ライナ「今度の私は一味違うッス!ちゃんと敗因を分析したッスよ!」
ダルク「ほう、そりゃ成長だな。敗因はなんだったんだ?」
ライナ「ライオウが倒せないッス!次元張られたら身動きとれないッス!」
ダルク「……サイドチェンジは?」
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217 :
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(福岡県)
[saga ]:2011/11/02(水) 01:12:37.73 ID:m8JwSve40
ライナ「やり方がよくわからんッスよ……パワーカード抜くのは躊躇しちゃうし……結局2〜3枚しか変えないという。」
ダルク「まあ分からなくもないな。でもサイチェンってのは大胆にやるもんだぞ?」
ライナ「うー……とにかくその辺は場数踏んで覚えるッス!とりあえずライオウ対策に除去突っ込むッスよ!後砂塵!」
ダルク「ふーん……ま、頑張れよ。」
ライナ「勿論ダルくんにも調整に付き合ってもらうッス!」
ダルク「……はいはい。」
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218 :
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(福岡県)
[saga ]:2011/11/02(水) 01:13:04.32 ID:m8JwSve40
ライナ「さてさて、お次のコーナーは?」
ダルク「根掘り葉掘り聞いてみよう!」
ライナ「今日のゲストはダイガスタ・エメラルさんッス!」
エメラル「どうも。今日はよろしく頼むよ。」
ライナ「あれ、羽は出さないんスか?」
エメラル「……ああ、室内だと邪魔だからね。それより飲み物とか出ないのかな、10円さん。」
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219 :
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(福岡県)
[saga ]:2011/11/02(水) 01:13:31.56 ID:m8JwSve40
ライナ「……え?」
エメラル「いや、飲み物。」
ライナ「えーっと……10円さん、ってのは……?」
エメラル「え?キミシングル価格10円じゃないの?そもそもショーケースにいないから値段分かんないけどさ。」
ライナ「…………っ」
ダルク「…………」ギリッ
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220 :
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(福岡県)
[saga ]:2011/11/02(水) 01:14:31.23 ID:m8JwSve40
エメラル「あ、ゴメンゴメン。コレクターの人気があるんだったね。20円くらいかな?それとも30円?僕は最低でも2000円だけど。」
ライナ「…………」ウルッ
エメラル「ねぇ、僕キミの約100〜200倍の値段するんだけど、その辺どう思う?キミ200人でやっとボク一人分の価値だってさww」
ライナ「わた……しはっ……!」ポロポロ
ダルク「……オイ、ちょっと面貸せダメラル」
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221 :
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(福岡県)
[saga ]:2011/11/02(水) 01:15:08.44 ID:m8JwSve40
エメラル「おいおい、10円のキミが僕に命令するのかい?」
ダルク「……一回だけ言うぞダメラル。ライナに謝れ。」ギロッ
エメラル「ダメラルって呼ばないでくれるかな、不愉快なんだよ10円。」
ダルク「……殺す。」
エメラル「ハッ!かかってこいよ、ストレージ風情が!」
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222 :
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(福岡県)
[saga ]:2011/11/02(水) 01:17:55.79 ID:m8JwSve40
???「……そこまでだ。」
エメラル「誰だ!」
???「……カードの価値はレアリティじゃねぇ。能力でもねぇ。」
???「デュエリストが注いでくれた愛情……それが俺達カードに与えられる、唯一誇っていい自らの価値なんだ……!」バッ
エメラル「訳のわからない事をペラペラと!誰だキミは!何しに来た!」
ダイガスタ・エメラル「お前の、邪魔をしに来た……!」スタッ
ダルク「なっ!?ダメラルが二人!?しかもこっちのは羽が生えてる……!」
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223 :
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(福岡県)
[saga ]:2011/11/02(水) 01:18:36.39 ID:m8JwSve40
ダイガスタ・エメラル「一つ、収録予定のラジオに遅れちまった事……」
ダイガスタ・エメラル「二つ、偽物が現れる事を見抜けなかった事……」
ダイガスタ・エメラル「三つ、そのせいで一人の少女を泣かせた事。」
ダイガスタ・エメラル「俺は自分の罪を数えたぜ……さぁ、お前の罪を数えろ!」
エメラル?「くっ……くそおおおおおおおおおおおおお!」ギュルッ
ヘリオロープ「!……イクニ!……イクニガンゲンニイナワカツヲレオ」
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224 :
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(福岡県)
[saga ]:2011/11/02(水) 01:20:05.14 ID:m8JwSve40
ライナ「……え?え?」オロオロ
ダルク「エメラルがヴェルズ!?何がどうなってるんだ!?」
ヘリオロープ「!イイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイクニ」
ダイガスタ・エメラル「……眠れ、俺の邪念。」ゴウッ
ヘリオロープ「!……アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアャギ」
ライナ「き、消えたッス……」
ダルク「ヴェルズを、一撃で消した……!?」
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225 :
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(福岡県)
[saga ]:2011/11/02(水) 01:20:53.38 ID:m8JwSve40
ダルク「えっと、アンタが……」
ダイガスタ・エメラル「おう、自己紹介が遅れたな……俺はダイガスタ・エメラル、まだまだひよっこのエクシーズだ。ダメラルとでも呼んでくれ。」
ライナ「さっきのは、何だったッスか?」グスッ
ダイガスタ・エメラル「すまなかったなお嬢ちゃん。……あれは、昔の俺の邪念が実体化したものだ。」
ダルク「ヴェルズ化って奴か……」
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226 :
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(福岡県)
[saga ]:2011/11/02(水) 01:21:23.26 ID:m8JwSve40
ダイガスタ・エメラル「……アイツは」
ダイガスタ・エメラル「人気、値段、レアリティ。そんなことばっかり気になって、本当に大事な価値に気付けなかった哀れな奴さ……」
ライナ「そ、そうだったッスか……」グシグシ
ダルク「おいライナ、大丈夫か?」
ライナ「うん、もう大丈夫ッス……ダルくん、心配してくれてありがとッスよ。」ニコッ
ダルク「そ、そうか……」
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227 :
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(福岡県)
[saga ]:2011/11/02(水) 01:22:20.54 ID:m8JwSve40
ー5分後ー
ライナ「それじゃ改めて、ダイガスタ・エメラルさん。よろしくお願いするッス。」
ダルク「よろしくお願いします。」
ダイガスタ・エメラル「ああ。よろしくな、嬢ちゃん達。」
ライナ「いやー、ダメラルさん最近凄いッスね!いくつものデッキの内定を勝ち取ってるじゃないッスか!シングル価格もストップ高ッスよ!」
ダイガスタ・エメラル「有難い限りだ。俺自身もまさかここまで沢山の人が使ってくれるとは思わなかった。」
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228 :
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(福岡県)
[saga ]:2011/11/02(水) 01:23:00.48 ID:m8JwSve40
ダルク「効果が凄いもんな、アンタ。」
ダイガスタ・エメラル「……俺なんざまだまださ。だが、多くの人が俺を必要としてくれている。その期待には精一杯こたえようと思う。」
ライナ「にしても、紳士ッスね……イケメンッス。」
ダルク「お、おいライナ……」
ライナ「……そんな不安そうな顔しなくても、ダルくんが一番ッスよ?」クスッ
ダルク「っ!」カァッ
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229 :
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(福岡県)
[saga ]:2011/11/02(水) 01:23:32.01 ID:m8JwSve40
ダイガスタ・エメラル「フッ、青春だな……」
ライナ「あ、もう時間ッスね……すみませんッス。それじゃあダメラルさん、最後にデュエリストさん達に一言お願いするッス!」
ダイガスタ・エメラル「出来るなら、デッキのカード達に愛情を注いで接してやってくれ。……俺からはそれだけだ。」
ライナ「と、いう訳で色々あったッスけど、今日のゲストはダイガスタ・エメラルさんでしたッス!」
ダルク「どうも、ありがとうございました!」
ダイガスタ・エメラル「……じゃあな。頑張れよ。」
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230 :
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(福岡県)
[saga ]:2011/11/02(水) 01:24:17.37 ID:m8JwSve40
ライナ「かっこよかったッスねー、ダメラルさん。」
ダルク「あれは憧れるものがあるな……男として。」
ライナ「ダンディーというか、なんというか……」
ダルク「とにかく、綺麗に終わってよかったよ。」
ライナ「全くッスね。よーし、今日はこの辺で〆ッス!」
ダルク「それでは」
ライナ&ダルク「「次回も、デュエルスタンバイ!」」
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231 :
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(福岡県)
[saga ]:2011/11/02(水) 01:24:53.11 ID:m8JwSve40
ーー収録後ーー
ライナ「ダールくんっ」ギュッ
ダルク「な、なんだよ急に!?」
ライナ「えへへ……ダルくんも、カッコ良かったッスよ?」
ダルク「〜〜っ知らねえよ!」
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232 :
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(福岡県)
[saga ]:2011/11/02(水) 01:25:24.97 ID:m8JwSve40
ライナ「そんなダルくんにご褒美をあげるッス。……後で私の部屋に来るッスよ。」ボソッ
ダルク「なっ!?」
ライナ「それじゃ、待ってるッスからねー!」
ダルク「あっ……ちょっ、おい!……行っちまったし。」
ダルク「……ったく。」ドキドキ
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233 :
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(新潟・東北)
[sage]:2011/11/02(水) 14:23:16.64 ID:K2MbSPvAO
今回もGJなんだよ
ダルクは爆発しやがれっ……!!
234 :
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(東海)
[sage]:2011/11/02(水) 21:31:37.34 ID:bUiDgYSAO
乙
エメラルは期待が大きすぎたんだ。GF版沼地と騒がれて、DT10弾の間はネタ以上に疎まれ続けた
235 :
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(福岡県)
[saga ]:2011/11/03(木) 00:34:45.99 ID:wVuKPrHR0
ーー閑話休題ーー
ライナ「ふむん……」
ダルク「どうしたんだライナ、そろそろ収録の時間だぞ?」
ライナ「ダルくん、私前回の収録で思ったッス。やっぱ特定のモンスターさんに「ラジオに出てほしいから来て下さい」ってのは大変な要求なんスね。」
ダルク「ま、そうだな。色々予定とかもあるだろうし……」
ライナ「そこで、ッスよ!今度は私達が出向かせてもらうッス!」
ダルク「どういうことだ?」
ライナ「旅に出るッスよ!」
ダルク「はぁ!?」
236 :
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(福岡県)
[saga ]:2011/11/03(木) 00:36:43.56 ID:wVuKPrHR0
ダルク「旅って……また唐突だな。」
ライナ「やっぱ現地の空気を見てみなきゃ分からない事ってあるじゃないッスか。」
ダルク「そんなこと言ったって、ラジオはどうすんだよ?」
ライナ「ラジオをしながら旅をするッスよ!ラジオの旅って新しいと思わんスか?……もちろん、環境考察や新カードの情報のコーナーも今まで通りやるッスけどね。」
ダルク「ゲストは?」
ライナ「通りかかったモンスターさんッス!」
ダルク「メッセージは?」
ライナ「メタイオンさんに転送してもらうッス!話はつけてあるッスよ。」
237 :
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(福岡県)
[saga ]:2011/11/03(木) 00:37:10.64 ID:wVuKPrHR0
ダルク「一人だと危ねーだろ。」
ライナ「ダルくんも一緒に行くんスよ?」
ダルク「さも当然の様に言いやがる……」
ライナ「……駄目、ッスか?」
ダルク「別に、そうは言ってないだろ……」
ライナ「ダルくん!」ギュッ
ダルク「あーもう飛びつくな!分かったから!」
238 :
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(福岡県)
[saga ]:2011/11/03(木) 00:38:00.28 ID:wVuKPrHR0
ダルク「……てか、どこに行くんだ。」
ライナ「さぁ?遊戯王界も広いッスからねぇ。行ってみらんと分からんッス。」
ダルク「それじゃ目的が無いだろ。何しに行くんだよ……」
ライナ「光ッス!」
ダルク「はい?」ポカーン
ライナ「光を見つけに行くッスよ!」
ダルク「光って……電球でも切れたのか?」
239 :
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(福岡県)
[saga ]:2011/11/03(木) 00:38:41.75 ID:wVuKPrHR0
ライナ「光と言っても色々あるッスよ。太陽光、御祭の提灯の灯り、星の輝き、その他もろもろ……」
ダルク「なるほどな……光を探すってのはそういうことか。」
ライナ「そうッス!この広い世界の色んな光をたくさんたくさん、見つけに行くッスよ!」パァッ
ダルク「ハァ……ほんっと、いっつも唐突だなお前。」
ライナ「……えへへ。」
ダルク「ま、いいけどよ。準備は出来てんのか?」
240 :
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(福岡県)
[saga ]:2011/11/03(木) 00:39:17.20 ID:wVuKPrHR0
ライナ「この登山者っぽいリュックには収録器具とありったけの夢が詰まってるッスよ!」ドヤッ
ダルク「明らかに準備不足じゃねえか……やれやれだ。」
ライナ「さ、行くッスよダルくん!」
ダルク「はいはい。」
ライナ「私達の旅の、始まりッス!」
241 :
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(福岡県)
[saga ]:2011/11/03(木) 00:39:48.80 ID:wVuKPrHR0
ライナ「次回、YステGXは!」
ダルク「旅編のスタートだ。……先が思いやられるな。」
ライナ「まぁまぁ。『世界は一冊の本だ。旅をしないものはその本を一頁しか読めないだろう』なんて語呂の悪い格言もあるじゃないッスか。」
ダルク「どこでそんなマイナーな言葉を覚えた……」
ライナ「それでは、こうご期待ッスよー!」
242 :
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(東京都)
[sage]:2011/11/03(木) 00:41:29.39 ID:tyQ0q2h2o
ワーム24種「光と聞いて!!!」
243 :
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(東海)
[sage]:2011/11/03(木) 00:53:59.46 ID:k/jr63FAO
フィールド魔法でも上げていけばよろしいのん
244 :
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[sage]:2011/11/03(木) 03:11:06.21 ID:UC/7VJqIO
セイクリッド「光と言えば俺らだろ」
ガエルセイクリッドにザボルグ3枚入れて、ガエルセイクリッド帝を組んだけど、
準ガチぐらいのデッキとは渡り合えるのな
245 :
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(中国地方)
[sage]:2011/11/03(木) 09:31:30.95 ID:xJcWSOv/0
ヘリオロープの話し方、真庭白鷺を思い出すな
246 :
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(空)
[sage]:2011/11/03(木) 09:40:09.39 ID:YJaVYeu+0
2?5までの幅広いエクシーズに対応・ゼンマイはいかがですかー
247 :
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(福岡県)
[saga ]:2011/11/05(土) 00:19:50.76 ID:d+uXxbQI0
ライナ「へふふんふふーん♪」
ダルク「…………」ダラダラ
ライナ「ダルくん、どうしたッスか?元気無いッスけど」
ダルク「どうしたもクソも……」ブルブル
ダルク「アツいんだよおおああああああああああああああああああああああああああああ!」
248 :
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(福岡県)
[saga ]:2011/11/05(土) 00:20:51.17 ID:d+uXxbQI0
ライナ「なんスかもう……最近の男の子はヤワなんスねぇ。」ヤレヤレ
ダルク「おまっ!今気温25℃だぞ!?なんでコートで平気なんだよ!」
ライナ「私熱さとか気にならないッスし。」
ダルク「てかこの方向って……」
ライナ「そう、旅編第一回は……」
ライナ「よかばいな食品がたくさん!九州の首都、福岡ッスよ!」
249 :
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(福岡県)
[saga ]:2011/11/05(土) 00:21:40.68 ID:d+uXxbQI0
ライナ「冬なのに南へ行く」
ダルク「……ゆ、遊戯王レィディオ……」
ライナ「YステGX!はっじまっるよー!」
ダルク「……」ダラダラ
ライナ「ダルくん、そんなオーバーにアクションしなくても良いッスよ?」
ダルク「いや、マジで熱い……」
250 :
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(福岡県)
[saga ]:2011/11/05(土) 00:24:08.69 ID:d+uXxbQI0
ダルク「てかさ……遊戯王界に行くんじゃなかったのか……?」
ライナ「へ?福岡の遊戯王界を旅するに決まってるじゃないッスか!やだなぁ!」
ダルク「……もうなんでもいい……」
ライナ「さーて、どこの店にお邪魔するッスかねー。」
ライナ「おや、あれは……」
251 :
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(福岡県)
[saga ]:2011/11/05(土) 00:34:06.98 ID:d+uXxbQI0
ヒータ「ん?あれは……おーい、ライナー!」
ライナ「ヒータん!こんなとこで何してるッスか!」
ヒータ「ヒータん言うな。」ビシッ
ライナ「あいた!」
ダルク「で、何でこんなクソ熱い所に居るんだ?」
ヒータ「それがやね……博多のラーメンにハマっとったとよ!」
ライナ「博多弁うつってるッスよ……」
252 :
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(福岡県)
[saga ]:2011/11/05(土) 00:40:22.97 ID:d+uXxbQI0
ーーとある店
ヒータ「てんちょー!ラジオの取材来とるよー!」
クリムゾン・ブレーダー「なんてー?聞こえーん!」
ヒータ「ラジオの!取材が!来たっていっとうと!」
クリムゾン・ブレーダー「あーわかった!ちょっと待たせときー!」
ヒータ「はーい!」
253 :
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(福岡県)
[saga ]:2011/11/05(土) 00:46:13.96 ID:d+uXxbQI0
ヒータ「てことやけん、ちょっと待っといて。」
ライナ「……てここラーメン屋じゃないッスか!」
ダルク「……熱い……臭い……豚骨が……豚骨が俺を殺しに……」
ヒータ「仕方なかろーもん、私ここしか知っとる人おらんし。」
ライナ「いやいや、そもそもなんで平然とラーメン店構えてるんスか!しかも店員の制服黒一色で!店内には店長の謎ポエムって完全にアレなお店ッスよ!?」
ヒータ「てんちょーはあんまいい人やないけど、ラーメンはうまいよ?」
254 :
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(福岡県)
[saga ]:2011/11/05(土) 00:57:47.47 ID:d+uXxbQI0
ライナ「ヒータん、変わったッスね……しばらく見ないうちにこんなになっちゃって……」
ヒータ「変わったっつーか、てんちょーに変えられたっつーか……あんなんされたら仕方ないやん……」テレテレ
ダルク「え、なにこれそういうアレなの」
ヒータ「それはそうと、この店はデュエリスト御用達なんよ!となりが公認大会参加店やけんね!そんでね……」ペラペラ
ライナ「よくしゃべるッスねぇ……この際ヒータんを相手にインタビュー始めちゃうッスかね?」
ダルク「いや、一応店長とやらを待った方がいいだろ……」
255 :
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(福岡県)
[saga ]:2011/11/05(土) 00:58:34.05 ID:d+uXxbQI0
ダルク「それにほら、「光」も見つかったじゃないか。」
ライナ「え?どこッスか?」
ダルク「見ろよ、このクソ熱い中無言で濃ゆいラーメンをすする連中の後ろ姿を。脂汗が光ってるじゃないか!」
ライナ「これは酷いッス……旅に出て最初に見つけた光がこれッスか。つか何で皆一人で」
ヒータ「ラ、ラーメンは一人で食べるものと!デュエリストの常識たい!決して一緒に大会に行く人がおらん訳やないから、勘違いせんとよ!?」
光その1『クソ熱い中一人ラーメンをすするデュエリストの背中に光る汗』
256 :
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(福岡県)
[saga ]:2011/11/05(土) 01:21:14.18 ID:d+uXxbQI0
クリムゾン・ブレーダー「お待たせしました!何が食べたいとね?」
ライナ「いや、話を」
クリムゾン・ブレーダー「まずは注文やろーもん!」
ダルク「ああ、話が通じない……」
ヒータ「てんちょー!これ取材やから!」
クリムゾン・ブレーダー「……仕方なかね。」
257 :
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(福岡県)
[saga ]:2011/11/05(土) 01:23:00.71 ID:d+uXxbQI0
ライナ「えーとそれじゃあ、福岡の遊戯王の環境について教えてほしいッス!」
クリムゾン・ブレーダー「そうやね……全体的に見て多いのは『速さ重視』やね。」
ライナ「速さ重視?」
ヒータ「福岡の奴はせっかちやけんね。みょーに勝負を急ぐとよ。」
ダルク「えぇー……」
クリムゾン・ブレーダー「相手にターンを渡したくない欲求が強いんよ。」
258 :
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(福岡県)
[saga ]:2011/11/05(土) 01:25:14.90 ID:d+uXxbQI0
クリムゾン・ブレーダー「やから基本的に帝とか暗黒界とか『ブンブン振り回せないデッキ』は少なかね。」
ライナ「ほうほう、なるほどなるほど……」
ヒータ「バックを削ってモンスターを増やすのは福岡では基本やね。神の宣告は抜けるカードの筆頭。」
ダルク「魔法トラップ軽視しすぎだろ……」
クリムゾン・ブレーダー「バックの多いデッキって面白くないやん。」
ヒータ「と、まあほとんどこういう考えの奴しかおらんけんね。」
259 :
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(福岡県)
[saga ]:2011/11/05(土) 01:26:10.40 ID:d+uXxbQI0
クリムゾン・ブレーダー「後デュエリストのノリは基本DQNやね。」
ダルク「なにそれこわい」
ヒータ「大学生とかが多かとよ。仲間内で『ウェーイwwwwww』とか言ってたり、対戦した相手の駄目だしする奴も結構おるよ。」
ダルク「うぜぇ……」
クリムゾン・ブレーダー「まあ南やけんねー。皆頭が沸騰しとるんよ。」
ライナ「つまり福岡はDQN県、と。」
260 :
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(福岡県)
[saga ]:2011/11/05(土) 01:35:10.40 ID:d+uXxbQI0
ヒータ「まぁ悪い方に捉えたらそうなるっちゃけど、良い方に捉えれば結構よかとことよ?」
クリムゾン・ブレーダー「皆子供には優しいね。デッキに足りないカードあげたり、デッキ見てあげたりするとよ。」
ダルク「へー……」
ヒータ「基本皆明るくて親切やけんね、聞けば返ってくるのが福岡よ。」
ライナ「そう言えば街中の人も妙にノリが軽かったッスね……」
クリムゾン・ブレーダー「アホが多い事でも有名やけんね……」
261 :
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(福岡県)
[saga ]:2011/11/05(土) 01:35:41.76 ID:d+uXxbQI0
ライナ「なるほど……福岡のデュエリストは一言で言うと『アホ』なんスね!」
ヒータ「ぐ……まぁ、否定出来んね。」
クリムゾン・ブレーダー「まぁそういうことやから、とりあえずラーメン食べんね。」
ダルク「あ、はい頂きます……匂いきついなおい。」
ライナ「恐るべしは豚骨ッスか……」
262 :
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(福岡県)
[saga ]:2011/11/05(土) 01:36:28.97 ID:d+uXxbQI0
ダルク「ごちそうさまでした。」
ライナ「それじゃ、ありがとうございましたッスー。」
クリムゾン・ブレーダー「おう!また来るとよー!」
ヒータ「またなー!」
263 :
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(福岡県)
[saga ]:2011/11/05(土) 01:49:06.39 ID:d+uXxbQI0
ライナ「うーむ、中々腹にたまるッスね……」ムシャムシャ
ダルク「濃ゆすぎるんだよ色々……って何食ってんだ?」
ライナ「ふぇ?ああ、これはむっちゃんまんじゅうって奴ッスよ。そこで売ってたッス。お値段120円でこの量はリーズナブルッス!」
ダルク「お前も大概だな……」
ライナ「まぁ折角来てるッスからねぇ。明太子トーストとか、まだまだ食べたいもの一杯あるッスよ!」
ダルク「食欲の権化め。旅の目的を見失うなよ?」
264 :
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(福岡県)
[saga ]:2011/11/05(土) 01:49:55.41 ID:d+uXxbQI0
ーー屋台通り
ライナ「さてさて、明日……というか今日は土曜日!大会日和ッスよ!」
ダルク「みんな大会行くのかなー。」
ライナ「私達も公認大会行くッスよ、折角福岡に来たッスから!結果は次回お知らせ!」
ダルク「はいはい。」
ライナ「大会に出る人は頑張って下さいッス!応援してるッスよー!」
265 :
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(福岡県)
[saga ]:2011/11/05(土) 01:50:31.26 ID:d+uXxbQI0
ライナ「うーん、やっぱりメッセージが無いとちょこっと寂しいッスねー。」
ダルク「もうちょい新しいコーナーでも考えるか?」
ライナ「そうッスねー……と言う訳でお時間も来ましたので。」
ダルク「今日はここまで、か?」
ライナ「ハイッス!」
ダルク「それでは」
ライナ&ダルク「「次回も、デュエルスタンバイ!」」
266 :
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(福岡県)
[saga ]:2011/11/05(土) 01:51:02.11 ID:d+uXxbQI0
ーー収録後
千眼の邪教神「お嬢ちゃん、ウナギ食ってかない?柳川のとれたてよ。」
ライナ「わ!食べるッス食べるッスー!ほらダルくん、行くッスよ!」
ダルク「あーはいはい、分かったから引っ張るなって……」
ダルク「てかあれドジョウじゃ……」
ライナ「エンジョイ福岡ッスーーーー!」
ダルク「福岡の次はどこに行くんだ?」
ライナ「さぁ?美味しいものがあるとこがいいッスねー。」
ダルク「……ハァ。」
267 :
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[sage]:2011/11/05(土) 02:34:16.71 ID:9u3cKTVIO
茨城に来るんだ!
納豆プレイをしてやろう!
268 :
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(長屋)
[sage]:2011/11/05(土) 03:28:23.22 ID:48RsaoIg0
広島でお好み焼きに牡蠣、もみじ饅頭なんてどうだい?
269 :
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[sage]:2011/11/05(土) 07:13:37.00 ID:NlSf5AESO
静岡はどうだろ、富士宮焼きそばとか静岡おでんとか浜松餃子とか、ご当地グルメがたくさんあるよ
バンダイやタミヤがあるから、カラクリの方々がいそうだ
さて、うなぎパイで精力増強してだな…
270 :
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(中国地方)
[sage]:2011/11/05(土) 09:47:31.38 ID:syd6XKzG0
現在、松江開府400周年イベント開催中です!
島根、島根にどうぞ!
271 :
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[sage]:2011/11/05(土) 14:43:02.43 ID:jUP9nb1Ro
大阪の日本橋に来い!
徒歩五分圏内にカード屋が5件以上あるぞ!
コスプレイヤーに痛車にメイド喫茶になんでもありだ!
たこ焼きも旨いぞ!
272 :
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(チベット自治区)
[sage]:2011/11/05(土) 17:34:18.06 ID:ROG26QrWo
北海道でジャンボホタテバーガーというのもいいかもな
273 :
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(千葉県)
[sage]:2011/11/12(土) 00:52:03.24 ID:WKJ/1Uipo
まなかなまなかな
274 :
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(青森県)
[sage]:2011/11/13(日) 01:22:30.75 ID:6Zkspif/0
みなさん地元アピールに必死ですね
こちとらこの時期アピール出来るのは食べ物以外じゃ雪の壁くらいしかないし……
275 :
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(大阪府)
[sage]:2011/11/15(火) 22:39:48.31 ID:2xXOaoXho
憑依装着ダルクキタ━━━━(゜∀゜)━━━━!!
276 :
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(福岡県)
[saga ]:2011/11/15(火) 22:45:25.19 ID:Pjhhl2gq0
ライナ「さぁさ、緊急Yステ開幕ッス!実況は私、ライナと!」
ダルク「ダルクだ。」
ライナ「ダルくーん!信じてたッス!信じてたッスよおおおおおおおおおおおお!」ダキッ
ダルク「ち、ちげーし!これはライロサーチだし!」
ライナ「ああもう可愛いダルくん可愛いッス!」
ライナ「さてさて今夜はとうとうフラゲ!実況中継しちゃうッスよ!」
ダルク「テンションあげていくか!」
277 :
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(福岡県)
[saga ]:2011/11/15(火) 22:47:47.16 ID:Pjhhl2gq0
ライナ「さーてまずは「エクシーズリボーン」!なんと、エクシーズモンスターを素材1付きで完全蘇生できちゃうッスね!」
ダルク「これはワンチャンありまくりなカードだな……」
ライナ「ホープさん蘇生したり、チェインで墓地肥しまくったり……」
ダルク「ヴォルガ→火霊術→ヴォルガしたり……」
ライナ&ダルク「「夢が広がりんぐだぜーーーーー!」」
278 :
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(千葉県)
[sage]:2011/11/15(火) 22:50:33.23 ID:nakuYrjco
ttp://i279.photobucket.com/albums/kk155/tang2a36/0002-1.jpg
ダルクが・・・
KAKEEEEEEEEEEE
279 :
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(福岡県)
[saga ]:2011/11/15(火) 22:52:59.43 ID:Pjhhl2gq0
ライナ「お次は「シャクトパス」!シャークさんの強力カードがまさかのOCG化ッスね!」
ダルク「☆4なのが残念だが。可能性を感じるカードだよな。」
ライナ「さーらーに!光属性!☆3〜☆4!魔法使い族!をサーチできる「憑依装着ーダルク」もとうとう登場ッス!ねぇねぇどんな気持ちッスか!?私は超嬉しいッス!」
ダルク「だ、だから俺の効果はだな……」
ミラ「私をサー」
ライナ「久々の優先権オネストオラアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!」ドゴォ
ミラ「げふっ……」バタッ
280 :
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(福岡県)
[saga ]:2011/11/15(火) 22:58:00.90 ID:Pjhhl2gq0
ライナ「なんとなーくショタ分とイケメン度がアップしてるッスね!よくやったッスコンマイ!」
ダルク「ぐ……」
ダルク「ガガガはスーパー確定か。」
ライナ「そういや和樹神のブラマジガールエクシーズも来るッスからねぇ。ワクワクッス!」
ライナ「まだまだフラゲ実況は続くッス!飲み物とお菓子の準備を推奨するッスよーーーーーー!」
ダルク「祭りはこれからだな……!」
281 :
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(中国地方)
[sage]:2011/11/15(火) 23:06:28.35 ID:URrYq+Dx0
ダルクもそうだが、横にいるナポレオンもカッコよくなってるな!
能力も「レベル3・4の光属性魔法使いモンスターを手札に加える」能力が加わり
まさに満を侍しての登場!まったく、霊使いは最高だぜ!
ライナは能力部分が「闇属性」になるんだろうな、多分……公式セット、おめでとう!
末永く爆z、いやお幸せに!
282 :
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(福岡県)
[saga ]:2011/11/15(火) 23:07:22.64 ID:Pjhhl2gq0
ライナ「お次に登場いたしますのは、☆4恐竜16打点!エヴォルド・カリネシア!」
ダルク「戦闘破壊をしたターンにリリースすることでデッキから☆6恐竜を2体特殊召喚……だと……?」
ライナ「こいつはやばい匂いがぷんぷんするッスね……神パックが来てしまったッスか!」
ダルク「螺旋式ゼンマイ、スプラッシュキャプチャー……良カード揃いのパックになってきたな!」
ライナ「さぁ行くッスよダルくん。資金の貯蔵は十分ッスか!」
283 :
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(福岡県)
[saga ]:2011/11/15(火) 23:14:00.58 ID:Pjhhl2gq0
ライナ「『公式セット、おめでとう! 末永く爆z、いやお幸せに!』……>>.281さん、ありがとうございますッスよー!」
ライナ「公式セット、公式セット、えへへへ……ダルくんと公式のセットッスか。……幸せになっちゃうッスよ……」テレテレ
ダルク「くそっ、こっ恥ずかしい……次行くぞ!」
ライナ「お次はトラップカード『王宮の牢獄』お互いに墓地からのモンスターの特殊召喚を封じる……ってセイバー死んじゃうじゃないッスかやだー!」
ダルク「……サイドに欲しいな。暗黒界とジャンドが潰せそうだ。」
ライナ「やだー!」
284 :
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(東京都)
[sage]:2011/11/15(火) 23:16:10.47 ID:MoRom1H1o
ダルク、ライナ
末長く爆発しろ!!
ミラさんこっちでヤケ酒でもしませんか?
285 :
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(福岡県)
[saga ]:2011/11/15(火) 23:24:56.80 ID:Pjhhl2gq0
ライナ「次はネタカード枠ー!『サ イ コ ロ ン』」
ダルク「もうなんつーか、流石としか言いようがないな……サイコロ振って1、6が出たら1000ダメージ、2、5でサイクロン2枚分、3、4でサイクロンとかもうね……」
ライナ「チャーリーさんが熱くなるッスね!」
ダルク「『エクシーズバスター』ランク6以上のエクシーズが居る時にセットカード一掃か。……サンダーエンドさん何してるんだ。」
ライナ「あの方元々一掃効果持ってるッスけどねぇ?」
286 :
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(福岡県)
[saga ]:2011/11/15(火) 23:32:52.49 ID:Pjhhl2gq0
ライナ「『重量オーバー』特殊召喚された☆2以下のモンスター除外ってこれ……」
ダルク「そんなにか。そんなに球が憎いか。」
ライナ「ちなみに、ドラゴンのストラク用のカードもしっかり入ってるっすから、ドラゴン好きはチェックッスよ!」
ダルク「『大革命返し』も面白いな。スタダ特殊召喚出来ないカウンター罠のスタロって感じだ。テキスト的にスクドラを潰せるっぽい。」
ライナ「スタロ……回るんスかね?」
ダルク「回らん。」
287 :
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(中国地方)
[sage]:2011/11/15(火) 23:36:45.46 ID:URrYq+Dx0
連投すみません
ダルクの右側をよく見たら、何かうっすらと明るいような……
まさかの二枚一組!?本当に夫婦認定かよやったぜちくしょう!
288 :
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[sage]:2011/11/15(火) 23:37:28.71 ID:sx4R85LSO
この調子で霊使いの専用サポートとか出ないかな…
289 :
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(福岡県)
[saga ]:2011/11/15(火) 23:45:42.43 ID:Pjhhl2gq0
ライナ「さてさて……インゼクター、エヴォル、ゼンマイ……蓋を開けてみれば全部並以上のテーマになりそうッスね。」
ダルク「このパックでクリスマスを戦い抜かなきゃいけないからな、コンマイも本気だろう。」
ライナ「私の憑依装着はまだッスかー。」
ダルク「……さっさと修行してくれ、頼むから。」
ミラ「やはりここは私」
ライナ「」ゴゴゴ
ミラ「……すみませんでした、はい。」
290 :
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(福岡県)
[saga ]:2011/11/15(火) 23:52:10.69 ID:Pjhhl2gq0
ライナ「ふむ、後3枠ッスか……ダルくん、来て欲しいカードあるッスか?」
ダルク「強欲でなんとかな壺。」
ライナ「それだけはやっちゃダメッスよ……」
ダルク「ライナは何かあるのか?」
ライナ「インヴォーカーサポートのMXセイバーが切実に欲しいッス。」
ダルク「あー、まぁ、あれだ。期待し過ぎんなよ。」
ライナ「絶望ッスか……オワコンになっちゃうッスか……」
291 :
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(東海)
[sage]:2011/11/16(水) 00:10:12.15 ID:0306dBFAO
とりあえずダルキュン70枚回収が始まる
292 :
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(福岡県)
[saga ]:2011/11/16(水) 01:01:02.96 ID:q+Wn92ov0
ライナ「……枠が、埋まったッス。」
ダルク「ま、次のパックだろ。今回は闇優遇パックだしな。」
ライナ「……そッスね!次に期待するッス!」
ダルク「一枚一枚のカードの考察は発売されてからやるとして、今日はこの辺か。」
ライナ「それでは」
ダルク&ライナ「「次回も、デュエルスタンバイ!」」
293 :
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(福岡県)
[saga ]:2011/11/16(水) 01:03:05.96 ID:q+Wn92ov0
ーー収録後
ライナ「緊急とは言え今回短かったッスねぇ。」
ダルク「仕方ないだろ。……それより眠い、早く寝ようぜ。」
ライナ「お、おうッス!」
ダルク「俺は先に寝る……ライナはどうするんだ?」
ライナ「それじゃ、今日もお邪魔するッスー!なんたって私とダルくんは公式セットッスから!……えへへ」
ダルク「はいはい……電気は消してくれよ。」
ライナ「了解ッスよー。ふぁぁ……zzz」
ダルク「早っ」
294 :
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(東海)
[sage]:2011/11/16(水) 01:05:29.82 ID:0306dBFAO
乙
とりあえずダルクにはライロでルミナスでも引っ張る役でもしてもらうか
295 :
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(石川県)
[sage]:2011/11/16(水) 01:07:30.79 ID:MT+sdNpH0
乙
憑依装着ダルクの鎖からなんか光の糸?みたいなの伸びてんな
やっぱり彼女とセットなんですね
296 :
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[sage]:2011/11/16(水) 01:48:46.20 ID:iRwJIkJv0
コンマイついに出してくれたか!!
297 :
名無し
:2011/11/17(木) 18:10:41.85 ID:/mctpIKAO
遊戯王オリジナルルール
@デッキ名公開 (嘘、詐欺は禁止)
Aデッキテーマにそぐわないカードは仕様禁止及び万能破壊魔法及び罠は禁止(受動破壊は制限)
(例)純ライロに一枚だけゴーズ →禁止
カオスライロにゴーズ→ギリセーフ
地砕き、ブラホ、サイクロン→禁止
ミラホ、激流、脱出装置、帝→制限
BNo.はNo.でしか戦闘破壊できない
C『EXゲージ』を仕様する
『EXゲージ』は互いに30もった状態で決闘を開始する
『EXゲージ』はEXデッキからモンスターを特殊召喚する時特殊召喚するモンスターのレベル及びランク分減る(コスト)
『EXゲージ』がマイナスになると敗北する
尚No.の特殊召喚は『EXゲージ』を消費しない
DEXデッキは15枚までハイランダーで尚No.は3種類まで
Eガチデッキはあまり使わないこと
F常にエンターテイメントであること
G切り札と言えるカードをメインデッキに最低1種類1枚づつ入れること
H墓地からカードを除外してモンスターを特殊召喚するカードは制限
(例)カオスソーサラーダムルグバルバUrヒュペミラクルフュージョンなど
Iメタカードは禁止直ダメージは制限でJモンスターは3種類まで3枚づつ入れられる
K攻撃名、効果名、シンクロ口上、切り札口上を叫ぶこと
L勝つためでわなくお互いに楽しめるデュエルをすること
M基本的に禁止制限は現在の公式禁止制限に+特殊ルールとする
(例)ダムド カイビャク クリスティア などを禁止
N無限ループは禁止Oドロー系の効果は1ターンに3回まで
(例)凡骨の意地 漆黒のトバリ 手札抹殺 エクゾディア などのため
P表守備召喚あり
Qオネストのザルベージ(使い回し)禁止Rサーチ制限リクルOKただしリクルは計3枚まで
ルールを守って楽しく決闘しよう!
ってルールで決闘することになったんだがいいデッキアイデアないか?
298 :
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(長野県)
[sage]:2011/11/17(木) 18:21:08.14 ID:JK0bVAw/o
【ワイト】でも使っとけと思ったらキングがHに引っかかるな
299 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
(東京都)
[sage]:2011/11/17(木) 18:22:25.13 ID:q9t1lmsWo
ageなければ答えてた
300 :
名無し
[sage]:2011/11/17(木) 20:21:23.64 ID:/mctpIKAO
age忘れすいませんでしたm(_ _)m
301 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[sage]:2011/11/17(木) 22:50:42.67 ID:NwmR1lHIO
特定のカード以外3積みできないんだから
200パーセント回らないけど、遊戯、十代、遊星、遊馬のエースカード、キーカードを盛り込んだ
「時空を越えた絆」デッキにしてみたらwwwwww
カードの取捨選択をしっかりして、主人公達並の運命力があれば勝てるさ
302 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
(静岡県)
[sage]:2011/11/17(木) 23:04:41.51 ID:TzGgaETho
【サテライトキャノン】とかどうだ?
切り札っぽいだろー、ツインサテライトとかロマンやでぇ
303 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
(東海)
[sage]:2011/11/18(金) 23:47:44.35 ID:RHZM2QhAO
トリシュの封印解こうとしたらヴェルズ化してた上に自分も感染しちゃったノエリアちゃんはドジっ娘かわいい
304 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[sage]:2011/11/19(土) 17:22:46.56 ID:uEuDq79O0
【ヴェノミナーガ】が引っ掛かりそうで残念だがレダメ軸【ドラゴン族】が普通に通るような気がする
単純除去やバウンス除外の危険が少ないなら【シンクロン】【インティ&クイラ】【不死武士】【アマゾネス】【魔翌力カウンター】【リゾネーター】【漆黒のズムウォルト】【サイバー流】【ロックバーン】【フルモンスター】等々楽しめるデッキはいっぱいあるぜ
ガチ環境だと除去メタパーミ高速展開の短期戦ばっかでなかなか楽しく殴り合う機会が少ないから、そういうルールの戦いだとなかなかに燃えそうだな
305 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
(青森県)
[sage]:2011/11/20(日) 16:33:17.13 ID:Iz/RvIYb0
エンターテイメントを求めるならやはり超弩級のモンスターだろ!
ということで三幻神に三幻魔、三邪神なんてどうだろう
三幻魔にはアーミタイルもついてくるぜ?
あとロマンといえばウィジャ盤かな
汎用除去がないならそれなりにやり易い筈
306 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
(静岡県)
[sage]:2011/11/20(日) 20:50:36.49 ID:XzmxfFkN0
霊使いの絵師さんKONMAI退職したそうで
ヒで自分で行ってましたね
307 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[sage]:2011/12/11(日) 22:18:14.27 ID:yDC1QASDO
舞ってる
308 :
SS速報でコミケ本が出るよ[BBS規制解除垢配布等々](本日土曜東R24b)
:2011/12/31(土) 11:18:13.02 ID:GPDlbmeb0
まだかな…
309 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(東京都)
[sage]:2012/01/08(日) 21:59:18.80 ID:uwoyAizRo
もう来ないのかな
310 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(チベット自治区)
:2012/01/13(金) 19:46:00.58 ID:MDFcpsh10
失踪…?
311 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga ]:2012/01/13(金) 21:43:41.05 ID:d4EMYYRD0
ライナ「えー、ニュース速報の時間ッス。」
ライナ「この番組のパーソナリティであった闇霊使いダルクさん(童貞)が童貞をこじらせて死んじゃったッスよ。」
ライナ「おぉ怖い怖い、童貞をこじらせると最悪死んじゃうッス!」
ダルク「オイコラ。」ガシッ
ライナ「あ、ダルくん。これはアレッスよ、本番前のイメージトレーニングッスよ!」パァァ
ダルク「題材が悪すぎるだろうがあああああああああああああああああああっ!」
312 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga ]:2012/01/13(金) 21:44:16.32 ID:d4EMYYRD0
ー収録開始
ライナ「ほんっとーに」
ダルク「申し訳ありませんでした」
ライナ&ダルク「「Yステ5D's、はっじまっるよーーー!」」
ライナ「さぁさぁ季節は巡り巡ってもう一月ッス!財布的な大寒波にも負けず、元気に遊戯王していくッスよダルくん!」
ダルク「……ライナ」ポンポン
ライナ「なんスか?」
313 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga ]:2012/01/13(金) 21:45:12.94 ID:d4EMYYRD0
ダルク「……(きちんと謝らな)アカン」フルフル
ライナ「う゛……や、やっぱり無理があるッスかね?と、言う訳で最初はこのコーナー!」
ライナ「『本当にすみませんでしたー!』」
ライナ「さて、このコーナーではデュエル中に犯したマナー違反などなど、自分が罪深いと思ったことをこっそり懺悔して、赦しを乞うコーナーッス!」
ライナ「ゲストはこの人、何故か女子高生のメタイオンさん!」
メタイオン「呼ばれて飛び出てじゃじゃじゃじゃーん!許せないと思った場合は速攻神罰決定だよー☆」
314 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga ]:2012/01/13(金) 21:45:48.32 ID:d4EMYYRD0
ダルク「記念すべき第一回の罪状はこれだ。『ラジオの収録が遅れに遅れた』」
ライナ「こ、これ遊戯王関係無いッスよ!他のにしないッスか?」ダラダラ
ダルク「遊戯王に関係したラジオの収録だから関係あんだよ。ほら、さっさと懺悔する。」
メタイオン「懺悔するー☆」
ライナ「……いや、違うッスよ。ホント忙しかったんスよ。本編書いたり……ほら、この時期ッスし、情報集まるまで時間かかるっていうか……」ダラダラ
ライナ「というかこの手のヨゴレはダルくんの役目じゃないッスか!?何故に私が……!」
315 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga ]:2012/01/13(金) 21:46:25.49 ID:d4EMYYRD0
メタイオン「言いたいことはそれだけかな?この匹婦めがー☆」ゴゴゴゴゴ
ダルク「ではメタイオンさん、判決をどうぞ!」
メタイオン「判決は……………………………………有罪!し〜ん〜ば〜つ〜だ〜べ〜」ビビビビビ
ライナ「ギニャーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!?」マルコゲ
ダルク(メタイオンKOEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEE!)
メタイオン「そこの女たらしも同罪☆メタイオンっ、ビィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィンム!」バババババ
ダルク「ウボァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!?」
316 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga ]:2012/01/13(金) 21:49:09.43 ID:d4EMYYRD0
ライナ「……あう」ピクピク
ダルク「……ぐはっ」ピクピク
メタイオン「さて、二人仲良く成敗したところでこのコーナーは此処まで!じゃーねー☆」
ライナ「あの人絶対神罰したいだけッス……」グス
ダルク「まるでロストサンクチュアリを初めて買った子供のような目だったな……」
317 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga ]:2012/01/13(金) 21:51:07.81 ID:d4EMYYRD0
ライナ「さて、お次はこのコーナー!環境予報ッス!現地のウィンダさーん!」
ー環境の最前線
ウィンダ「はーい!ジェムとリチュアとセイクリッドとヴェルズは全滅した方がいいと思いまーす!」
ライナ『なんスかその後ろ向きに全力疾走なセリフは……』
ウィンダ「だってぇー、ガスタ情報出ないしぃー、やる気出ないって言うかぁー」
ライナ『その似非ギャル口調は似合わんッスよ……』
318 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga ]:2012/01/13(金) 21:51:40.86 ID:d4EMYYRD0
ウィンダ「あー皆滅びないかな特にリチュア。特にリチュア。リチュアさえ滅びればこんなことには……やはりリチュアは害悪」ウジウジ
ダルク『ちゃんとリポートしないと人気下がって唯でさえ少ないガスタの枠が0になるぞ』ボソッ
ウィンダ「と、言う訳で元気に行っちゃうよー!」ブンブン
ライナ『カラ元気ってこんなにも見てて辛いものだったんスね』
ウィンダ「最近はやはり!予想通りのインゼクター、安定の代行天使、ハンデス(害悪。リチュアも滅びるべき)のゼンマイ、ソリティアのカラクリ。後はメタビっぽいラギアですねー。」
ダルク『何か変な注釈入ったぞオイ』
319 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga ]:2012/01/13(金) 21:52:48.22 ID:d4EMYYRD0
ウィンダ「特にインゼクターはとっても対策し難いので注意が必要!ダンセルだけは通しちゃだめだよ!」
ウィンダ「と、同時にこれらのデッキに良い感じに刺さる「エフェクト・ヴェーラー」ちゃんが大活躍!メインから2〜3枚入ってるデッキもあるとか!」
ウィンダ「メインの効果起動をピシピシ止められて、他のデッキはイライラ大増幅!ほんといい迷惑だね!」
ライナ『あぁ、あの顔は起死回生のブラックローズを止められた顔ッス……』
ダルク『絶望と怨嗟にまみれてるな』
ウィンダ「てな訳で、正直すっぱ抜きが来るんじゃないかな!後はー、Max cこと増殖するGも最近の流行り!」
320 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga ]:2012/01/13(金) 21:53:18.95 ID:d4EMYYRD0
ウィンダ「GSでDクロもばら撒かれたし、これからは一層手札誘発に気を配ることになりそうでーす!」
ウィンダ「逆にトラップは減る傾向にあるっぽいので、以前よりは警戒することは少なくなるかも!」
ウィンダ「以上、現場のウィンダでしたー!」
ーYステスタジオ
ライナ「はーい、ありがとうございましたッスー。」
ダルク「インゼクターの影響力は凄まじいものがあるな……」
321 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga ]:2012/01/13(金) 21:53:58.88 ID:d4EMYYRD0
ライナ「私としては『煉獄龍オーガドラグーン』も来て強化されるインフェルニティがダークホースになると踏んでるッス!ゼクターとも相性いいし!」
ダルク「あそこはいっつもダークホースだよな。」
ライナ「さてさてお次はこのコーナー!『ニュース遊戯王!』パックからデッキ、漫画に至るまで、最新より3つ位古い情報をお届けしちゃうッス!」
ダルク「微妙に古いなオイ」
ライナ「えーと、最初は……『海外版オーダーオブカオス特典カード、エフェクトヴェーラーとヲーに決定』」
322 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga ]:2012/01/13(金) 21:54:40.45 ID:d4EMYYRD0
ダルク「以下、両者のコメントだ。『名高い三幻神と一緒に入れてもらえるのは光栄です。ハズレと呼ばれないように頑張ります』」
ライナ「『何でこの俺がスーパーレアなんかにならなくてはいけないのか。おかしい、こんなことは許されない』」
ライナ「……いっぺんこのライフちゅっちゅギガントは〆にゃならんッスかね。」
ダルク「ヴェーラーちゃん良い子やなぁ……」
ライナ「気を取り直して、次ッス。『海外版オーダーオブカオスにゼンマイシャーク収録、特殊召喚効果とレベル変動持ちでゼンマイ住民大歓喜』」
ライナ「この神カード、中々に暴れまくりそうな効果ッス。住民の喜びの声が沢山届いてるッスよー。」
323 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga ]:2012/01/13(金) 21:55:48.91 ID:d4EMYYRD0
ダルク「『まさか妄想が現実になるとは。俺はもしかして能力者なんじゃないのか』『コンマイの補強のおかげで使いやすくしてくれてありがとう!』」
ダルク「日本語がおかしい奴が居るぞ……」
ライナ「とはいえ、これでハンデスに拍車がかかるのも事実。ハンデス派と古参ゼンマイ民との衝突が懸念されるッス。」
ダルク「同じテーマ使い同士仲良くしていきたいもんだな。」
ライナ「全くッスね。エヴォルもロンファみたいなの来てるッスー。コンマイもカード作るのが上手くなったッス。」
ダルク「ゼンマインも先行収録されたし、新規テーマは大事に育てていく方針なんだろうなー」
324 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga ]:2012/01/13(金) 21:56:34.19 ID:d4EMYYRD0
ライナ「最後は……『究極銀河目、満を持して登場。カイトの次なるテーマになるかもしれない聖刻シリーズも同時登場!』」
ダルク「あー、聖刻は怪しいよな。リリーステーマだし、光属性だし。」
ライナ「フォトンは安売りされちゃったッスからねぇ……ストリークバウンサーとかはカッコいいと思うッスけど。」
ダルク「ドラゴラドは確保せざるを得ないな。特殊召喚効果持ちは貴重な戦力になる。」
ライナ「ドラゴラドはVジャンプについてくるッスよー!」
325 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga ]:2012/01/13(金) 21:57:34.17 ID:d4EMYYRD0
ライナ「さてさて、ニュースも一通り終わりッス!お次はー、『こんなにも100円を入れているのにチェインが出ないはずがない』」
ダルク「分かりにくいが、高騰カード紹介コーナーだ。」
ライナ「うーん、ここ最近だとやっぱり増殖するGッスかね。シングル1000円とか普通に見るッス。」
ダルク「1ターンで特殊召喚しまくるデッキ増えたし、何より手札誘発だからな。高騰というか、正当に評価されだしたというか……」
ライナ「デッキを選ばない訳ではないッスけど、強力カードッスねー!」
326 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga ]:2012/01/13(金) 21:58:29.14 ID:d4EMYYRD0
ダルク「今回のDTで怪しいのは『ヴェルズ・オピオン』だな。」
ライナ「へ?あれヴェルズ縛りついてるッスよ?」
ダルク「先行兎ヘリオヘリオ2伏せオラァ。ラギアに出張出来るんだなこれが」
ライナ「あー」
ダルク「パールさんないと相当苦しくなるな。これは高額カードになる匂いがぷんぷんする。」
ライナ「どう注意すればいいか分かんないッスけど、とりあえず皆さん、オピオンには気をつけるッスよー!」
327 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga ]:2012/01/13(金) 22:01:53.84 ID:d4EMYYRD0
ライナ「さてさて、大会情報もお伝えしたい所ッスけど、ぶっちゃけ行けてないから分からんッス!」
ライナ「リスナーの方々のコメントは次回から新コーナーで拾っていくッスよー。」
ダルク「あ、今回はやらないのか。」
ライナ「今回コメントしてくれた方はゴメンナサイッス!」
ダルク「次回からちゃんとお届けしていくから、乞うご期待だ。」
ライナ「そもそもコメントが付かない可能性も大いにあるッスけどねー!」ニッコリ
328 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga ]:2012/01/13(金) 22:03:50.63 ID:d4EMYYRD0
ダルク「……怖い事言うなよ。」
ライナ「冗談ッス。てな訳で〆るッスよ!」
ダルク「それでは」
ライナ&ダルク「「次回も、デュエルスタンバイ!」」
ダルク「……なぁ、旅ってなんだったんだ?」
ライナ「ためらわない事ッスよ!」
329 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga ]:2012/01/13(金) 22:05:03.19 ID:d4EMYYRD0
ー収録後
ライナ「はうー……久々ッス、緊張したッス」
ダルク「へー、お前結構プレッシャーとか弱いのな。」
ライナ「ダルくんみたいに十字骨なスカルハートじゃないッスよー……」
ダルク「まるで意味が分からんぞ!」
ライナ「とにかく疲れたッスー……」
330 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga ]:2012/01/13(金) 22:07:07.54 ID:d4EMYYRD0
ダルク「ん、よしよし。頑張ったな。」ナデナデ
ライナ「んぁ……?えへへ……」テレテレ
ダルク「次回からは遅れすぎないようにな。」
ライナ「なんか最近ダルくんが私の扱い方を覚えてきた気がするッスー……」
ダルク「嫌か?」ニヤニヤ
ライナ「い、嫌じゃないッス!むしろもっと撫でるッス!私が眠るまで、撫でて撫でて撫でまくるッスよー!」
ダルク「……はいはい。」ナデナデ
331 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(東京都)
[sage]:2012/01/13(金) 22:17:41.77 ID:SdBdVyO0o
乙
待ちくたびれてチェイン当てちまったよ
332 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(千葉県)
[sage]:2012/01/14(土) 09:05:13.93 ID:xQIsDa1No
乙
久しぶりだな
これの第一弾は俺が復帰した直後だったな・・・随分と金使っちまったな
333 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(関西・北陸)
[sage]:2012/01/14(土) 09:28:26.49 ID:i8L8rDyAO
リチュアディスられすぎワロタwwwwwwwwww
334 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2012/01/14(土) 15:49:09.82 ID:y4h1f0FSO
乙
GS三パックで開闢と剛健入りました
335 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2012/01/14(土) 21:31:01.73 ID:nb4eKvtDO
お嬢さんの乙を借りてぇぇぇ
インゼクターは真面目にどうするのよあれ
336 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(東京都)
[sage]:2012/01/14(土) 22:07:16.72 ID:Fq+W9KqDo
ホーネットかダンセルを制限にすればなんとかなるんじゃないか?
現状でも召喚反応とフリーチェーンでゴリ押し出来るし
337 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(チベット自治区)
:2012/01/15(日) 11:56:20.51 ID:nAvEP8nx0
乙
魔轟神使ってたらDクロ大量に撃ち込まれてオワタ\(^q^)/
338 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(東海・関東)
[sage]:2012/01/15(日) 17:56:08.60 ID:7aSEjIWAO
ダルくんとライナ様に質問なのですが、自分の使っているジェネクス帝(Zero投入タイプ)がFBGが監獄行きになってから上手い事回りません
現在最も強くて事故率の低いジェネクス帝の作り方を教えてください
339 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(関西・北陸)
[sage]:2012/01/16(月) 00:55:07.31 ID:toihAsyAO
セイクリッド来たら呼んで
340 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2012/01/16(月) 11:03:42.93 ID:XVhxI7oSO
乙です
ダムルグにガスタを組み込むのってどうなんだろ…
あとウィンダかわいい
341 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2012/01/16(月) 13:59:10.33 ID:IwNSF7pSO
>>340
いけるぞ(実体験)
ガスタはチューナー選ばないからクレボンスやジャンクシンクロン、ゲイル辺りと相性いいしクリッター積んでもOKだしな
案外闇モンスター突っ込めるのよ
342 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga ]:2012/01/17(火) 19:33:21.31 ID:Gsyz7TwM0
ーー収録前
ライナ「ワクワクどきどきフラゲターイムッス!」
ライナ「さてさて今回フラゲしたのはー?」
ライナ「ダルくんのローブ(予備)ー!」ペカー
ライナ「……」スリスリ
ライナ「……えへへへ」クンクン
ダルク「おーいライナ、収録始めるぞー!」
ライナ「あわわわわわわわわわわわっ!?り、了解ッスー!」
ダルク「?」
343 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga ]:2012/01/17(火) 19:33:55.02 ID:Gsyz7TwM0
ダルク「百円玉の単位は『本』です」
ライナ「これだからDT廃人は!」
ライナ&ダルク「「Yステ5D'S、はっじまっるよー!」」
ライナ「さて、フラゲ情報が続々来てるッスね!」
ダルク「あぁ。ジャイアントキラーやら、聖刻シリーズやらワクワクだな!」
344 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga ]:2012/01/17(火) 19:34:36.83 ID:Gsyz7TwM0
ライナ「そんな訳で、まずはこのコーナー!『ニュース遊戯王!』」
ライナ「今回のトップニュースはこれ!『NO15、ギミックパペットージャイアントキラーが強化されてVジャンプに収録!』」
ダルク「いやぁ、最近の高ランクエクシーズは優秀だなぁ!嬉しいなぁ!」
ライナ「攻撃力1500の☆8×2体で、1ターンに2度までエクシーズ素材を取り除いて相手の表側モンスターを破壊。それがエクシーズなら攻撃力分ダメージッス!」
ダルク「こいつが優秀なのは『1ターンに2回』って部分だな。2体破壊出来れば一気にエクシーズのディスアドを取り除ける。間が良ければライフまでいけるぞ」
345 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga ]:2012/01/17(火) 19:36:02.44 ID:Gsyz7TwM0
ライナ「Wさんのファンが後を絶たなくなりそうッスね!聖刻とか、ジェムとか!」
ダルク「全くその通りだな!Wさんのコメントも来ているので紹介しておくぞ」
ダルク「『サンダーエンドの調整は素晴らしかった!ステータスも、効果も!だが!しかし!まるで全然!この俺を超えるには程遠いんだよねぇぇぇぇ!』」
ライナ「大変良いドヤ顔を頂きましたッス!アニメでも頑張って下さいッス!」
ダルク「次はこのニュースだ。『聖刻シリーズ本格始動!エクシーズ体も判明してテンション激増中!』」
ライナ「えーと、なんだかカイト臭いリリースドラゴンテーマである『聖刻』のカードが続々と判明してきてるッス!」
346 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga ]:2012/01/17(火) 19:36:37.93 ID:Gsyz7TwM0
ダルク「専用サーチとフリーチェーン除外トラップ……カード単体の性能を見た限りだとかなり優秀なテーマに見えるな。」
ライナ「つっても、遊戯王はシナジーのゲームッスからねぇ。いくら単体が強くても……」
ライナ&ダルク「「聖刻の性能は素晴らしかった!除去も、サーチも!だが!しかし!まるで全然!インゼクターを超えるには程遠いんだよねぇぇぇぇ!」」
ライナ「……ってなりかねないッスよねー」
ダルク「だなー。上級テーマってのがまたなんとも怪しい……」
347 :
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(福岡県)
[saga ]:2012/01/17(火) 19:37:56.64 ID:Gsyz7TwM0
ライナ「お次はこのニュースッス!『NO、50ブラックコーン号、ゼアル2巻の付録に決定!』」
ダルク「ランク4エクシーズにとうとう汎用除去が来たな。素材消費ターン1で攻撃力2100以下限定とはいえ、やはり除去は強い。」
ライナ「おまけの1000バーンが良い味出してるッスよねー。攻撃力も2100とまぁそこそこッス。」
ライナ「使用する際はぜひとも『1000ダメージを……与えるコーン!』と言って欲しいッスね!」
ダルク「という訳で、エクシーズデッキを組んでる皆はゼアル2巻を買おう!」
ライナ「買うッスよー!」
348 :
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(福岡県)
[saga ]:2012/01/17(火) 19:38:44.74 ID:Gsyz7TwM0
ダルク「ニュースはこんなとこか。次のコーナーは何だ?」
ライナ「次のコーナーはコレッス!『本当にすみませんでしたー!』」
ダルク「ん?なんか懺悔するような事を書いてた人居たっけか?」
ライナ「ゲストはこの人、開闢の使者さんッスー!」
開闢「突然大量のオネストに拉致されたんだけど、何なのコレ?」
ライナ「では、メタイオンさん!お願いするッス!」
349 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga ]:2012/01/17(火) 19:39:18.28 ID:Gsyz7TwM0
メタイオン「はいはーい☆罪状は何かな?」
ライナ「『GS三パックで開闢と剛健入りました 』ッス!」
メタイオン「判決はー☆……妬ましいので有罪ッ!有罪有罪有罪有罪有罪有罪有罪有罪有罪有罪有罪!極刑に処すっ!」
開闢「ちょっ!それ俺関係ない」
メタイオン「問答無用!メタイオンッ……ブゥレイクウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ!」
開闢「ぎゃあああああああああああああああああああああああああっ!?」
350 :
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(福岡県)
[saga ]:2012/01/17(火) 19:40:08.79 ID:Gsyz7TwM0
ライナ「これでより多くの人が嫉妬に狂わずに済むッス!正義は勝つッス!」
メタイオン「ふぅ、スッキリした。じゃあねーーーーー☆」
開闢「……」ピクピク
ダルク「良いのかアレ」
ライナ「良いんスよ、あの人根がMッスから」
351 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga ]:2012/01/17(火) 19:40:40.43 ID:Gsyz7TwM0
ライナ「さてさて、もののついでにメッセージを取り上げていくッスよー!」
ダルク「ついでってお前なぁ……」
ライナ「『ダルくんとライナ様に質問なのですが、自分の使っているジェネクス帝(Zero投入タイプ)がFBGが監獄行きになってから上手い事回りません 』」
ライナ「『現在最も強くて事故率の低いジェネクス帝の作り方を教えてください 』」
ダルク「オイ待て、俺とお前の待遇の差がありすぎないか?」
ライナ「ライナ様……良い響きッス!ちょっとくすぐったいッス!」
352 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga ]:2012/01/17(火) 19:44:29.94 ID:Gsyz7TwM0
ライナ「と、それはそれとして。ジェネクス帝ッスか……とりあえず闇のレベル6中心の構成にして、クロキシアン軸で行ってみるとかどうッスかね」
ダルク「ちょっとジェネクス帝の定義から外れてるけどな。闇のレベル6ってーと、ガイウス、ディアボリックガイ、好みでカオス・ソーサラーくらいか。」
ライナ「そッスねー。レベル合わせられるトラゴエディアなんかもオススメッスけど。」
ダルク「となると上級が結構多くなるな……」
ライナ「光と闇も多くなるッスから、カオス突っ込んでも良いッスね!終末の騎士もGSでばら撒かれたし!」
353 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga ]:2012/01/17(火) 19:45:35.58 ID:Gsyz7TwM0
ダルク「問題はクロキシアンの効果が時代と逆行してることだな。まぁエクシーズにはライザーなりで対抗するしかないが……」
ライナ「まぁその辺は過去のカードの宿命ッスからねー。でも今でも十分いけると思うッスよ?」
ダルク「上級出しやすいから案外エクシーズとも相性いいかもな」
ライナ「レベル6でフォトン・ストリーク・パウンサーを出しちゃえば代行も(あんまり)怖くないッスよ!」
ダルク「と、言う訳だ。参考になるかは分からないが、気が向いたら試してくれ。」
354 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga ]:2012/01/17(火) 19:46:03.94 ID:Gsyz7TwM0
ライナ「お次はこれ!『魔轟神使ってたらDクロ大量に撃ち込まれてオワタ\(^q^)/ 』」
ダルク「GSでばら撒かれたからなぁ。世はまさに大Dクロ時代!」
ライナ「手札誘発ってなんであんなにイライラするんスかねぇ」
ダルク「だからあれほどすっぱ抜きを入れろと……魔轟神にはキツイが」
ライナ「まぁソリティアなんて回らなかった時の事考えてもしゃー無いッス!元気出していくッスよ!」
355 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga ]:2012/01/17(火) 19:47:19.21 ID:Gsyz7TwM0
ダルク「そりゃあいきなりDクロをかまされたんだ、衝撃を受けるのは当然だ!だが、俺や俺の仲間達なら、後少しで相手をワンキレるって時に、決してソリティアを止めないッ!例え足をもがれようが、腕をもがれようがなッ!」
ライナ「ダルくんの覚悟が『言葉』ではなく『心』で理解できたッ!……つっても、限度があるッスけどね」
ダルク「まぁ、その時は運が悪かったと思って割り切るしかないな。」
ライナ「私達は見守ってるッス!栄光は
>>337
さんにあるッスよ!」
ダルク「グレイトフルに相手をデットさせるワンキルを期待してるぞ!」
356 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga ]:2012/01/17(火) 19:49:22.91 ID:Gsyz7TwM0
ライナ「さてさて、お次はこのコーナー!『発掘!DT大辞典!』」
ダルク「放送が怪しくなりそうなタイトルは止めよう(提案)」
ライナ「いよいよ稼働間近の新弾DT!エリアルちゃんにオススメカードを紹介してもらうッスよー!現場のエリアルさーん!」
ーーとあるデパート
…………
ライナ『エリアルさーん?』
357 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga ]:2012/01/17(火) 19:50:02.46 ID:Gsyz7TwM0
カーム「……」チャリン
『カオス・ソルジャー』
カーム「コンマイの悪ふざけ?」クスッ
エリアル「違う、まだ分からない……」ブツブツ
カーム(後ろで儀水鏡で交信しながらブツブツ呟いてるリチュアが居る……こわい)
ダルク『お、居た。おーい、エリアルー』
358 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga ]:2012/01/17(火) 19:50:33.15 ID:Gsyz7TwM0
エリアル「カオスソルジャー、スピカ……ちょっ……どいて!どいて下さい!」ユサユサ
カーム「え、でも、今私が回してるし」
エリアル「早くどいて下さい!」ポロポロ
カーム(泣いた!?)
カーム「は、はい」
359 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga ]:2012/01/17(火) 19:51:05.10 ID:Gsyz7TwM0
エリアル「ーーっ!」チャリン
『ラヴァルバル・チェイン』
エリアル「はっふん!」ドヤ
エリアル(これでお母さんにほめてもらえる!)
ライナ『……ドン引きッス』
ダルク『……うわぁ』
360 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga ]:2012/01/17(火) 19:51:46.50 ID:Gsyz7TwM0
ーー遊戯王ステーションスタジオ
ライナ「はい、あのエリアルさんは鏡花水月が作り出した幻想だったッス!今居ないッス!」
ダルク「アイツ、あんな一面あったんだな……」
ライナ「見たくないものを見てしまったッス……」
ダルク「次回からはちゃんと仕事してもらおうな。」
361 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga ]:2012/01/17(火) 19:52:32.49 ID:Gsyz7TwM0
ライナ「そッスね。一回あの配列厨にはおしおきが必要ッス。収録終わったら押しかけるッス」
ダルク「あんまり過激なことするなよ?……んじゃ、そろそろ〆るか」
ライナ「そッスね!」
ダルク「それでは」
ライナ&ダルク「「次回も、デュエルスタンバイ!」」
362 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga ]:2012/01/17(火) 19:54:07.84 ID:Gsyz7TwM0
ーー収録後、リチュアハウス
ライナ「エーリーアールーさーん?」ガチャッ
エリアル「ハッ……殺気!」
ライナ「番組の進行を妨げちゃいけないッスー。営業妨害ッスよー」ワキワキ
エリアル「違うの、あの時は錯乱してて……」
ライナ「次回からはちゃんとリポートするッスか?」
363 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga ]:2012/01/17(火) 19:54:33.58 ID:Gsyz7TwM0
エリアル「……」コクン
ライナ「絶対ッスよ?」
エリアル「約束は、守る……」
ライナ「ん、よろしいッス。では……」
エリアル(助かった……早くお母さんに報告に行かなきゃ)
364 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga ]:2012/01/17(火) 19:55:16.11 ID:Gsyz7TwM0
ライナ「今回の分、おしおきッス!放送の邪魔をしたらどうなるか、その華奢な体に叩き込んでやるッスよーーーーー!」ガバァ
エリアル「……っきゃああああああああああああああああああああああああああああ!?」
『柔らかああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああい!!!!!!!!』
『お願い……もうやめてえええええええええええええええええええっ!?』
ダルク「ライナの奴……中で一体何やってんだよ」ドキドキ
365 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2012/01/17(火) 20:27:36.90 ID:Hak33R6H0
これがライナのファンサービス・・・
366 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2012/01/18(水) 22:26:27.40 ID:cKTcA8FDO
ライナ様……まずうちさぁ、シンクロ覚醒あるんだけど……回してかない?(迫真)
367 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(関東・甲信越)
[sage]:2012/01/20(金) 21:48:21.06 ID:G0T1c+fAO
次のDTガスタのカード無しとか…
368 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(静岡県)
[sage]:2012/01/21(土) 17:51:11.73 ID:Hlldsyn+0
ウィンダの願いによって光の巨人が復活したのだった・・・
裁きといい切り札級にはロリコンが多すぎる
後アバンスの姉ちゃんかわいい
369 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga ]:2012/01/22(日) 23:38:51.93 ID:hc4j+sXh0
ーー収録前
ライナ「ワクワクどきどきフラゲターイムッス!」
ライナ「さてさて今回フラゲしたのはー?」
ライナ「創星神さん!」ペカー
ライナ「何人の人が、苦しむんスかね……」
ダルク「おーいライナ、収録始めるぞー!」
ライナ「了解ッスー。……世の常って奴ッスけど。今回はちょっぴりシリアル、且つ番外編ッスよ。」
ダルク「?」
370 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga ]:2012/01/22(日) 23:39:24.77 ID:hc4j+sXh0
ライナ「ガスタは」
ダルク「犠牲になったのだ」
ライナ&ダルク「「Yステ5D'S、はっじまっるよー!」」
ライナ「さぁさぁなんだか厄介な事になって来たッスDT14弾!」
ダルク「最後のウルレアがアレかぁ……」
ライナ「ま、とりあえずめくりまくるんスけどねー。100円玉は90枚用意したッス!」
371 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga ]:2012/01/22(日) 23:40:07.73 ID:hc4j+sXh0
ウィンダ「ハロー皆!この穢れ切った世の中を浄化するために舞い降りたゴッズチルドレン、ウィンダだよ!」
ライナ「ウィンダちゃん!?どっから入って来たッスか!」
ウィンダ「えへへー、ねぇねぇ二人ともー。聞いてー?」
ウィンダ「私ねー、あんな事言ってたけど期待してたのー。実は最後のウルレアがガスタで、今までの騒ぎはつりでしたー☆ってオチをねー」
ウィンダ「ね、実はもうひと枠あるんだよね?昔のパックみたいにシークレット枠みたいな?ガスタはまだ終わってないよね?私知ってるんだから!」
372 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga ]:2012/01/22(日) 23:41:32.18 ID:hc4j+sXh0
ライナ「あー……」
ダルク「まぁ、その、なんだ……」
ウィンダ「もうもうもうもーう!二人ともテクニシャンだなぁ!こんなに焦らすのが上手いなんて思わなかった!」
ウィンダ「それじゃあまずはこのコーナー!『ニュース遊戯王!』」
ライナ「ちょ、どうするッスかダルくん……?」ヒソヒソ
ダルク「どうしよう……」ヒソヒソ
373 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga ]:2012/01/22(日) 23:42:51.16 ID:hc4j+sXh0
ウィンダ「最初のニュースはこれ!『リチュア、とうとう全滅!正義は勝つ!』私の妄想で作った映像付きでお届けしまーす!」
『エリアル……生きて、生きて……生き延びなさい……』
『お母さん!お母さん!嫌!嫌ああああああああああああああああああああああああああああああああああ!』
『……』
『嘘、だよね?お母さんはいつだって私の、となりで』
『エリアル!逃げろ!セイクリッドが……ぐあああああああああああああっ!』
374 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga ]:2012/01/22(日) 23:44:12.63 ID:hc4j+sXh0
『……』
『あ、ぁ…………あは……あはははははははははははははははははははははははははははははは!』
『呪われろ、呪われろ呪われろ呪われろ呪われろ呪われろ呪われろ!」
『こんな世界、呪われてしまえ!みんな、みんなのたうち回って死ねばいい!あはははは、あはははははははははははは!』
ウィンダ「ハッ、ざまあないぜって感じですねー(笑)やはり、悪者はいつの世も根絶される運命!」
375 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga ]:2012/01/22(日) 23:45:13.24 ID:hc4j+sXh0
ウィンダ「さ、気分もよくなったところで次のニュース行きますよー。『ガスタ待望の新カード!ダイガスタ・ソピアの超強力効」
ダルク「……」ポン
ウィンダ「なーにダルク君?まだ私の、ガスタのターンは終わってないよ?」
ダルク「もういい。もういいんだ……」
ウィンダ「なにがいいのかちょっとよくわかんないなぁ。わたしばかだから。あはは」
ダルク「……」ギュッ
376 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga ]:2012/01/22(日) 23:46:34.95 ID:hc4j+sXh0
ウィンダ「あはは、どうしたのダルクくん。未来溢れるガスタに入りたくなっちゃった?……くるしいよ、やめてよ」
ダルク「……」ポロポロ
ウィンダ「なんで泣くの?やめてよ、私まで悲しくなっちゃうよ。……これからっ、楽しい事がっ……いっぱい、いっぱい……あるのに」
ダルク「もう、いいんだ。無理しなくていい。笑わなくてもいい……泣いてもいいんだ。」
ウィンダ「……ぅ……」ジワッ
ダルク「……」
377 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga ]:2012/01/22(日) 23:47:10.33 ID:hc4j+sXh0
ウィンダ「う、ぁ……うあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」ボロボロ
ウィンダ「だって、だって!どうしたらいいか分かんないよ!どうすればよかったの?」
ウィンダ「私達、なにもわるいことしてないのに……」
ダルク「それは……」
ライナ「そりゃ簡単ッス。コンマイの寵愛を受けられなかった、それだけの話ッスよ。」
ダルク「おい!」
378 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga ]:2012/01/22(日) 23:47:39.43 ID:hc4j+sXh0
ウィンダ「ライナッ……!」ギリッ
ライナ「そもそもこんなとこでウジウジしてるような子が居るテーマなんざ元から大成する訳がないッス。」ハァ
ダルク「……」
ウィンダ「だって、もう……私達のテーマの時期は……!」
ライナ「ウィンダちゃん、アンタ一つ勘違いしてるッス。創星神は、まだ行動を開始しただけッス。」
ウィンダ「っ……!?」
379 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga ]:2012/01/22(日) 23:53:59.62 ID:hc4j+sXh0
ライナ「つまり……これから「全テーマで創星神に立ち向かう」みたいなジャンプ的展開も捨てきれない訳ッス。」
ウィンダ「そんなことが、起こる訳が……」
ダルク「仮に、結果がそうでなかったとしても。ガスタを愛したデュエリスト達の意志は消えない。」
ダルク「彼らは勝利という『結果』だけを求めてはいない。結果だけを求めていると、人は近道をしたがるものだ。」
ダルク「近道をした時デッキへの愛着を見失ってしまうかもしれない。やる気も次第に失せていく。……大事なのは、『デッキを改良しようとする意志』だと思っている。」
ダルク「どれだけカードが少なくとも、どれだけ強化が遅くとも。『デッキを改良しようとする意志』さえあればいつかは強くなるわけだからな……違うかい?」
380 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga ]:2012/01/22(日) 23:54:33.01 ID:hc4j+sXh0
ウィンダ「……」
ダルク「辛くなったら、いつでもここに来い。俺は、いつだってお前の味方だから。」ニコッ
ウィンダ「う、うあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」ギュッ
ダルク「……よしよし。」
ライナ「まーたダルくんにいいとこ持っていかれた気がするッスね……」ヤレヤレ
ライナ(あれ、これってもしかして私ぴんちッスか?あはは、いやまさかそんな馬鹿なー)
381 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga ]:2012/01/22(日) 23:55:05.20 ID:hc4j+sXh0
ダルク「……泣きやんだか?」
ウィンダ「……」コクン
ライナ「そりゃよかったッス!それじゃあ今からちょいと収録するッスから、ウィンダちゃんはスタジオの外に……」
ウィンダ「……やだ」ポツリ
ダルク「え?」
ウィンダ「……ダルク君と、いっしょがいい」ギュッ
ライナ「いやいやいやいや、アンタ確かショタコンッスよね?ダルくんはもうジジイクラスなんじゃないんスか?」
382 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga ]:2012/01/22(日) 23:55:38.70 ID:hc4j+sXh0
ウィンダ「……」
ライナ(何も言わずに服の袖を掴みながら涙目上目遣いで見上げるとは……高等テクニックッスね)
ダルク(あ、ヤバい。涙舐めとりたい)
ライナ「ダールーくーん?なんか不埒な事考えてないッスかー?」ピキピキ
ダルク「全然考えてないぞ(小学生並みの嘘)」
ライナ「……まぁいいッス。そうなると今回はこのまま終わることになっちゃうッスね。」
383 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga ]:2012/01/22(日) 23:56:19.11 ID:hc4j+sXh0
ダルク「まぁ、」
ウィンダ「……」ウルウル
ライナ「仕方ないッスよねぇ……」
ダルク「と、言う訳で今回は創星神スペシャルだったようだ。」
ライナ「かなーり短くなっちゃったッスけど、次回はちゃんと遊戯王の情報をお伝えしていくッスよー!いわば今回は番外編ッス!」
ダルク「次回はDT稼働後だな。それでは」
ライナ&ダルク「「次回も、デュエルスタンバイ!」」
384 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga ]:2012/01/22(日) 23:57:21.49 ID:hc4j+sXh0
ーー収録後
ライナ「ダルくーん?入るッスよー?」ガチャ
ウィンダ「ね、ダルク君……私と一緒にダムルグの素材になろ?ね?ダルク君となら私……」ギュッ
ダルク「わぷっ……ちょ、息が……!」
ライナ「……女狐って解釈でいいんスかね?」ピキピキ
ウィンダ「あ、ライナちゃん。……私、ダルク君の側室になるね!」
385 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga ]:2012/01/22(日) 23:57:50.76 ID:hc4j+sXh0
ダルク「はぁ!?」
ライナ「側室って……」
ウィンダ「もっちろん、ダルク君の正妻はライナちゃんって事だよ!私はそのおこぼれを預かるのー♪」
ダルク「おまっ!?勝手に決めんなっ!?」
ライナ「せ、せいさい……って!騙されんッスよ!」
ウィンダ「ちぇー、駄目か。だったら……勝負だね!種目は……ごにょごにょごにょ」ニヤニヤ
ライナ「っ……う、受けて立つッス!」カァッ
ダルク「おいお前らなんだその肉食獣の眼は。やめろにじり寄るな押し倒すな舌舐めずりするな着替えるなああああああああああああっ!?」
386 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga ]:2012/01/22(日) 23:59:47.09 ID:hc4j+sXh0
ーー1時間後
ダルク「……」ピクピク
ライナ「ひ、久々だったッス……」
ウィンダ「いい汗かいたねー」
ライナ「ダルくん途中で気絶しちゃったッスけどね。」
ウィンダ「三人ってのも、中々いいもんでしょ?ツイスターゲーム」
ライナ「ま、面白かったッス。」
387 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga ]:2012/01/23(月) 00:00:24.93 ID:hohBWUMF0
ウィンダ「それじゃあ、ライナちゃん。ダルクくんのどっち側で寝る?」
ライナ「ウィンダちゃんも寝る事確定してるんスね……それじゃあ私は右側貰うッス。」ゴソゴソ
ウィンダ「んじゃ私は左側ー♪」ゴソゴソ
ライナ「……えへへ」スリスリ
ウィンダ「んふふー」スリスリ
ライナ「ウィンダちゃん。私も、どんな時だってウィンダちゃんの味方ッスよ。」ニコッ
ウィンダ「ん、ありがと。」
388 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga ]:2012/01/23(月) 00:00:51.03 ID:hohBWUMF0
ライナ「それじゃ、後はこの至福のダルくん枕を堪能するッス!」
ウィンダ「あー、あったかーい……なんか、頭蕩けちゃうね」クスッ
ライナ「そうなんスよねー……あったかくて、とろとろなんスよー……Zzz」ギュッ
ウィンダ「ホント、とろとろだー♪……Zzz」
ダルク「……ん、なんだこの状況(混乱)」
ダルク(まぁ、たまにはこういうのも……アリか。)
ダルク「俺も眠くなってきた……お休み、二人とも」ナデナデ
ダルク「……Zzz」
389 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(東京都)
[sage]:2012/01/23(月) 00:54:01.25 ID:qPuYHtX4o
乙
万能地雷グレイモヤを発動!!
ダルクを爆[
ピーーー
]る
390 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(静岡県)
[sage]:2012/01/23(月) 01:11:41.91 ID:Uljr5KFZo
ダルク連鎖破壊……いや連鎖除外されろ
ウィンダちゃん心配要らないよ、DTで出てこなくなってもパックや海外新規で一杯強化されてつい最近エクシーズまで出た強力で展開力もあって安定もしてる上に総剣指令もカッコ良い素晴らしいテーマもあるからねHAHAHA
391 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(青森県)
[sage]:2012/01/23(月) 05:55:15.75 ID:etnlQPB2o
復帰して、組んでみたいな、と思ったデッキテーマが
ガスタでした。 ち、ちくしょう…
392 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2012/01/23(月) 22:07:31.60 ID:Tp9Fjg3D0
おおおお!再開してたとは知らなかった。
これで楽しみが一つ戻ってきたわけだ。
そしてダルクはサイガールたんで裏側のまま除外されて帰ってくるな!
日の目を見るな!!
393 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(東京都)
[sage]:2012/01/23(月) 23:25:58.20 ID:qPuYHtX4o
ヴェルズ感染者「ヨダンナ イタウョジ キシウソ ハチッコ テベラク ト ドッリクイセ ロダシマ ケダルイ ガ ータールクリ ハ タスガ」
394 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福井県)
[sage]:2012/01/30(月) 02:17:10.87 ID:Sek8cN1p0
ここで再開するのか
内容は明日にでも読むとしてライナは早く憑依装着になってダルクとエクシーズからホープレイしたりライトニング・チューンでスタダと開闢の母親になったりするべきだと思う
395 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(チベット自治区)
[sage]:2012/01/31(火) 19:06:54.07 ID:ffd0oYAV0
ファルコンガスタならカラクリも忍者も倒せるということに気付いた。
…裂け目?なにそれ美味しいの?
396 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[saga sage]:2012/02/11(土) 01:45:48.95 ID:L3soNgNs0
>>1
です
すみません、また忙しくなってきたのでこのスレはhtml化してもらいます。
ご期待に添えず、申し訳ありません。
また身辺が落ちついたら始めさせていただきます
397 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(静岡県)
[sage]:2012/02/13(月) 20:32:57.55 ID:Hwy3UwB60
sikatanaine
165.72 KB
[ Aramaki★
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