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幽霊「呪い殺してやりますっ!」 不死身「どうぞどうぞ」 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2011/10/24(月) 14:04:46.54 ID:uErB21GX0
幽霊「呪まーす! …ってあれ?なんで生きてるんですか!」

不死身「まぁ俺って死なない体だし」

幽霊「ウソ!死なない人間なんて居る訳ないです!」

不死身「死んでから化けて出てくるってのもどうかと」

幽霊「うぐっ…痛いところを突いてきますね…」

不死身「幽霊なのに痛みを感じるとは」

幽霊「それとこれとは違います…あなたはどうなんですか」

不死身「さーてどうでしょう?」

幽霊「私が確かめてやります!とおっ!」

不死身「幽霊が飛び蹴りしたって当たるわけないだろ…」 スルッ

幽霊「ふぎゅっ」 ズテン

不死身「言わんこっちゃない」
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(安価&コンマ)コードギアス 薄明の者 @ 2025/07/23(水) 22:31:03.79 ID:7O97aVFy0
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ご褒美にはチョコレート @ 2025/07/23(水) 21:57:52.36 ID:DdkKPHpQ0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1753275471/

ビーノどっさりパック @ 2025/07/23(水) 20:04:42.82 ID:dVhNYsSZ0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1753268681/

コナン「博士からメールが来たぞ」 @ 2025/07/23(水) 00:53:42.50 ID:QmEFnDwEO
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4日も埋まらないということは @ 2025/07/22(火) 00:48:35.91 ID:b9MtQNrio
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クリスタ「かわいいだけじゃだめですか?」 @ 2025/07/19(土) 08:45:13.17 ID:AK1WfFLxO
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八幡「新はまち劇場」【俺ガイル】Part1 @ 2025/07/19(土) 06:35:32.67 ID:BGCulupRO
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【安価・コンマ】力と魔法が支配した世界で【二次創作】 @ 2025/07/18(金) 23:44:57.84 ID:Xc8IdKRvO
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2 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2011/10/24(月) 14:07:53.79 ID:uErB21GX0
幽霊「というか何で私の家に居座ってるんですか!」

不死身「俺が買ったからだけど…ワケあり物件とかいう理由で安かったし」

幽霊「許しません!死んでもらいます! 呪まーす!」 ハンドパワー

不死身「だから死なないんだってば…」

幽霊「うぅ…どうして呪殺できないの?ずっと呪いの力を蓄えてたのに…」

不死身「こっちにも色々事情がありましてですね」

幽霊「どうみても普通の人間なのに…なんであなたは死なないんですかっ!」

不死身「あー、それは…」

     ガチャ

博士「うぉーい!遊びに来たぞー我が実験台よー!」

不死身「…だいたいあいつのせい」

幽霊「なんか来たー!?」
3 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2011/10/24(月) 14:10:03.81 ID:uErB21GX0
博士「おー実験台。いい部屋に住んでるんだな!」

幽霊「でしょでしょー」 デレデレ

不死身「んな事どうでもいいんだよ。幽霊住み着いてるなんて聞いてないぞおい」

博士「ゆーれい?そんなやつはどこにも居ないが?」 キョロキョロ

不死身(あーこの人って霊感はまったく無いんだった…)

博士「おぉそうだ、コレを使って…」 スチャ

不死身「…なんすかそれ?」

博士「ふふん。これは『反物理エネルギー可視メガネ』!私の偉大なる発明品なのだ…んん?」 ジー

幽霊「…?」 クビカシゲ

博士「か、可愛いいいい萌ええええっ!!」 キューン

幽霊「ひぃっ!?」 ビクッ

不死身(そういえばこの人レズビアンでもあったな…)
4 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2011/10/24(月) 14:21:05.79 ID:uErB21GX0
博士「こほん、失礼。私の名は甜菜。舌へんに甘いと書いて、野菜の菜でアマナなのだっ!」

幽霊「はぁ…そうですか」 ナニコノヒト…

不死身「甜菜はテンサイとも読む。確かに甜菜博士はとんでもない発明家として有名なんだ」

博士「昔作ったテキトーな薬品をそこの男に飲ませたら凄まじい肉体再生力が身に付いたという訳なのだよ!」

幽霊「な、なんだってー!」

博士「彼は『病気や怪我を受けつけない』ではなく『変化が起きてもすぐ元の状態に戻る』体なのだが」

博士「副作用で体の成長が完全に止まってしまったのだよwww」 ワッハッハ

不死身「おかげで永遠の16歳ボディだよ全く」

幽霊「道理で顔立ちが若かったんですね。最初は殺すのを躊躇いました」

不死身「結局殺せなかったけどな。つーか呪いとか全然感じなかったけど、本当にそれで人殺せるのか?www」

幽霊「ぐぬぬ…いつか絶対殺してあげますよっ!」
5 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2011/10/24(月) 14:23:29.15 ID:uErB21GX0
幽霊「ところで、何ですかその格好…おかしなヘッドホンとメガネなんて着けて」

博士「これは『超音波変換ヘッドホン』。これで霊の声や電波も音に変換して聞く事が出来るのだ」

不死身「構造はまったく理解できないがな」

幽霊「どうしてそんな凄いものを公にしないんですか?」

博士「私が作り出した発明品は私だけが使えたらいいのだよ!」 ドーン

不死身「趣味で発明やってるんだよこの人…開発費バカにならないっていうのに」

幽霊「えぇー…一体何歳なんですか?」

博士「乙女にそんな事を聞いたらいけないのだよ!」

不死身「乙女とか言える歳じゃないだろ…」

博士「テンサイパーンチ!」 ドゴォッ

不死身「ごふっ!? その手袋着けて殴るのはやめろって言っただろ!」

博士「乙女のハートは繊細なのだよっ!」 ドゴッ

不死身「やめ!ストップストップ!止まれコラー!」
6 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2011/10/24(月) 14:28:01.17 ID:uErB21GX0
幽霊「あの、その手袋は何なんですか?」

博士「よくぞ聞いてくれた!この手袋は反物質…」 ピピピピ!

不死身「おーい電話鳴ってるぞ?」

博士「いい所なのに…はいテンサイテレフォン!…なにい?…分かった、すぐ行くぞ」

幽霊「誰からですか?」

博士「助手からなのだ。実験しているものに変化があったらしい」

不死身「また例のアレか?あの鳥みたいなタコみたいな」

幽霊「鳥…?タコ…?」 ナニソレ?

博士「そう。そういう訳だから私はこれにて帰るのだ。じゃあまた来るぞー実験台と幽霊よー!」 ドタタタ

不死身「…変なヘッドフォンとメガネ着けたまま飛び出してったな」

幽霊「うぅー…変な人ばっかり家に来る…」

不死身「俺は不死身なだけであってどこもおかしくは無いぞ」

幽霊「はぁ…死なない男と死んでる女なんてどんなラノベですか」

不死身「少なくとも駄作であることは間違いない」

幽霊「『これは不死身ですか?』とか『私の居候がこんなに死なない訳がない』とか」

不死身「どこかで聞いた事あるようなタイトルだな…」
7 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2011/10/24(月) 14:29:42.89 ID:uErB21GX0
幽霊「あの、どうしてもこの家に居座る気ですか?」

不死身「居座るも何も俺の家なんだが」

幽霊「ううー…死なない男と同棲生活なんて嫌ですよ…」

不死身「そっちが家から出ればいいんじゃないか?」

幽霊「私はこの家に取り憑いた霊ですから外に出たら体が弱っちゃうんです」

不死身「知ったこっちゃない」

幽霊「ひどい!鬼!悪魔!」

不死身「あーあー聞こえない」

幽霊「うぅー!」 スッスッ

不死身「殴ってるつもりだろうけど手がすり抜けて全然なんともないな」 スルリ

幽霊「これほど悔しいと思ったのは初めてですよ!」
8 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2011/10/24(月) 14:36:51.34 ID:uErB21GX0
不死身「ふー…腹減ったなー。もう夜だし」

幽霊「不死身でもお腹空くんですね。そのまま餓死すればいいと思います」

不死身「俺は断食するぐらいじゃ死なないぜ」

幽霊「もはや仙人ですね。山の上で霞でも食べながら暮らしててください」

不死身「そんなハードな生活はゴメンだっつーの。うどんとラーメンどっちがいいと思う?」

幽霊「私に聞かないで下さいよ!」

不死身「あれ、もしかして蕎麦がいいのか?」

幽霊「そういう問題じゃないです!」
9 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2011/10/24(月) 14:41:11.33 ID:uErB21GX0
不死身「やっぱり塩ラーメンが一番だな」 ズルズル

幽霊「うぅー…おいしそう」 ジュルリ

不死身「幽霊は食べなくても大丈夫なんだろ?」

幽霊「そうですけど…目の前においしそうな物があるのに食べれないのは辛いというか」

不死身「幽霊ってことは誰かに取り憑いたりすればいいんじゃないのか?」

幽霊「そんなのは出来ません!出来たとしてもあなたにだけは取り憑きたくないです!」

不死身「なんで俺こんな嫌われてるわけ?」

幽霊「死なないからですよ」

不死身「…そっか。お前、もう死んじゃってるもんな」

幽霊「…き、気にしないで下さい。」

不死身「でも俺は死なないwwwエンドレスライフwww」

幽霊「………」 イラッ

不死身「ごめんなさい」
10 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2011/10/24(月) 14:46:23.43 ID:uErB21GX0
不死身「ふー…洗い物も済んだし、風呂入るかなー」 ヌギッ

幽霊「っ!///」 サッ

不死身「ん、どうした?」

幽霊「なんで女の子の前で平気で脱ぐんですか!?最低です!死ね!」

不死身「おぅ、すまんすまん。んじゃ風呂場行ってくるよ」 スタスタ

幽霊「まったく、あんな男と一緒に居るだけで蕁麻疹が出そうです!」

幽霊(…さっき見た時、体が傷だらけですごく痛そうだった…何で…?)

幽霊(…でも、肌が白くてちょっと…) ドキドキ
11 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2011/10/24(月) 14:49:49.24 ID:uErB21GX0
不死身「ふぃーサッパリしたー」 タオルワシャワシャ

幽霊「んなっ/// パンツ一丁で来ないで下さい!」

不死身「いちいち注文の多い幽霊だこと」 キガエキガエ

幽霊「うぐぅ…いつか絶対呪い殺してあげますからね!」

不死身「出来るんだったらどうぞ」

幽霊「ううー! …ところで、その傷は一体なんなんですか…?」

不死身「あー、あの博士にチェーンソーで肩から腰にかけてぶった斬られたりしたから痕が残っちゃって」

幽霊「」
12 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2011/10/24(月) 14:52:13.89 ID:uErB21GX0
不死身「さぁて…寝るかなー」 オフトンヨウイ

幽霊「寝ているうちに息の根を止めてあげますからね!」

不死身「呼吸が止まったって俺は死なないぞ。深海だろうが宇宙だろうがな」

幽霊「行ったことないくせに」

不死身「あの博士に実験されたんだ。心臓が止まって意識を失っても元の環境に戻ったら普通に心臓動き出して生き返るんだよ」

幽霊「あっ!一回死んでます!それ一度死んでますよ!やった!」

不死身「はいはい。ここに住む事は変わらないけどな。それじゃーおやすみ」 グー

幽霊「ううー…今すぐ殺してやりたい…」

不死身「あぁ、そういえばさ」

幽霊「はい?」

不死身「あんた名前何て言うんだ?」

幽霊「今更それを聞きますか!?」
13 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2011/10/24(月) 14:57:03.70 ID:uErB21GX0
幽霊「…アヤメ、垣津幡綾芽です。稲垣の垣に、津軽の津に、八幡の幡と書いてカキツバタ…」

不死身「そうなんだ、じゃあ『幽霊さん』って呼ぶね」

幽霊「私の話ぜんぜん聞いてませんよね!?」

不死身「聞いてるさ。俺はフジミヤ、みんな『不死身』って呼ぶからそう呼んでくれ」

幽霊「じゃ、じゃあ…不死身さん?」

不死身「ぐー」

幽霊「寝るなー!というかそのまま永眠しろー!」

不死身「矛盾してるぞオイ」
14 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2011/10/24(月) 15:23:59.53 ID:uErB21GX0
ここまで


こんな感じでちょっとずつ書いていくつもりなんだぜ
このままほのぼのと続けるか途中でバトル物にするかで悩んでるけど、どうしようかな…


登場人物

・不死身(フジミヤさん)
不死身の男。見た目16歳。中身20代半ば。約10年近く博士の実験に付き合せられてる。
博士のテキトー作った薬を飲まされ、すごい再生能力を得て不死身になった。実験されることがお仕事。

・幽霊(アヤメちゃん)
不死身の家に住んでいる死んでる女の子。15歳くらい。霊感の無い人には見えないっぽい。
自分が住んでた家に居座る不死身を呪い殺そうと頑張ってる。ちゃんと幽霊っぽい衣装。足はある。

・博士(アマナはかせ)
超甜菜、いや超天才。3世紀先の技術を生み出せるとか出来ないとか。年齢不詳。お若い。
不死身を実験台にして、趣味の範囲で色々研究してる。どこから開発費用を得ているのかは謎。レズビアン。

・助手
博士の助手。たぶん次回に出る。

・例のアレ(鳥みたいなタコみたいなもの)
博士が最近実験してるクリーチャーみたいなやつ。きっと次回に出る。
15 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) :2011/10/24(月) 15:25:47.93 ID:mjTAgPBs0
こっそりromしてましたが面白いですね
ほのぼの60%ギャグ20%バトル20%
これぐらいの話がみたいです
16 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) :2011/10/24(月) 15:56:02.45 ID:qYChy8LAO
これは面白いな 次回を期待している
17 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/24(月) 17:27:14.73 ID:SBuhzEP8o
ハルヒちゃんみたいに意味不明なところで短くガチバトルとかは?
18 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/24(月) 17:39:02.65 ID:STOZXR6SO
ふむ様子見
19 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(鹿児島県) :2011/10/24(月) 18:50:48.42 ID:2AhCvjN40
う・・・・


・・・・・・・ふぅ・・・・


な展開をよろしくお願いします
20 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/24(月) 20:11:34.90 ID:RBhV3X2DO
期待
21 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸) [sage]:2011/10/24(月) 20:16:56.53 ID:tyg/PRuAO
これは期待
22 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(沖縄県) [sage]:2011/10/24(月) 20:46:21.22 ID:dQZ80ukAo
結構期待してるよ
23 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2011/10/24(月) 21:55:32.87 ID:uErB21GX0
あまり期待されるとプレッシャーで逆にヤバイ
バトルシーンはうどんにのせるショウガ程度に取り入れていくつもりです
あと幽霊さんとのえっちぃ展開は…うーん、どうだろう

という訳で続きを少し投下するんだぜ


第1話「不死身さんと幽霊ちゃん」

第2話「テンサイ博士とゴースト助手」 <いまここ
24 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2011/10/24(月) 22:00:44.04 ID:uErB21GX0
不死身「朝起きたら胸元に包丁が突きたてられてた」

幽霊「ふふふ…念力があればこれぐらい容易いんですよ!さぁ死んでください!」

     ドスッ

不死身「痛っ」

幽霊「あれ、心臓ってこっちだったっけ…?って血やばっ…」 ザクッ

不死身「っ…だからー、心臓刺されたって死なないの。すぐ再生してまた機能し始めるからさ」

幽霊「なん…だと…?」

不死身「つーか朝っぱらから何してんだよ?シーツが真っ赤に染まったんだけど…洗うの大変なんだぞオイ?」

幽霊「ゴ、ゴメンナサイ」

不死身「全く…また博士に全自動クリーニングマシン借りないとなぁ」

幽霊「そんな便利な物があったら別にいいじゃないですか!?」
25 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2011/10/24(月) 22:03:39.07 ID:uErB21GX0
不死身「着替えてきたぞー」

幽霊「歯磨きは済ませました?」

不死身「俺は不死身の効果の一環として虫歯にはならないんだが」

幽霊「…何年間、歯を磨いてないんですか?」

不死身「んー、8年ぐらい」

幽霊「ふっ…不潔ですっ!死ね!歯茎から未知のウィルスに感染して死んでください!」

不死身「だからウィルスも全く影響されn」

幽霊「いいから歯を磨きなさーいっ!」

不死身「…えーと、歯を磨くブラシがないんだが」

幽霊「もうやだこの人ー!」 グスッ
26 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/10/24(月) 22:06:43.49 ID:hYYi19Z+0
これはいい C
27 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2011/10/24(月) 22:07:21.68 ID:uErB21GX0
不死身「さて、歯磨きは諦めて朝飯の用意を…」 レイゾウコチェック

     ピピピピピ!

幽霊「あ、電話ですよ」

不死身「はぁ…まだ飯食ってないってのに…はいもしもし?」

博士『おー実験台!早速だが実験するぞー!面白い事思いついたからな!』

不死身「今起きたばっかりで朝飯すら済ませてないんだが…今すぐじゃないと駄目か?」

博士『別にすぐじゃなくていいぞー。給料減らされたくなかったらな?』 ワッハッハ

不死身「…チッ、すぐ行く」

博士『あっ、今舌打ちしただろう!?あとでテンサイチョップの刑d』 ピッ ツーツー…

幽霊「誰からですか?」

不死身「博士からだよ…はぁ、今日の朝飯はヨーグルトオンリーだな」 ヨーグルトトリダシ

幽霊「14日間チャレンジっていう奴ですか」

不死身「8年間欠かさず朝はヨーグルトだが」 モグモグ

幽霊「…変化が起きてもすぐ戻る体でしたよね?」

不死身「」

幽霊「ずっと気が付かなかったんですか!?」
28 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2011/10/24(月) 22:11:41.80 ID:uErB21GX0
不死身「き、気を取り直して…さぁ出掛けるぞ。幽霊さんも来るか?」

幽霊「そうですね…今日は空が曇ってますし、外に出ても大丈夫です」

不死身「そういえば外に出ると力が弱まるとか言ってたな」

幽霊「基本的に室内や夜など暗いところだったら平気です!」 フンス

不死身「幽霊だもんな」

幽霊「不死身さんは日光とか大丈夫なんですか?灰になったりするんじゃないですか?」

不死身「俺は吸血鬼じゃねえっつーの」 ドドドドド

幽霊「とか言いながら変な効果音が出てますよ」
29 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2011/10/24(月) 22:14:44.22 ID:uErB21GX0
幽霊「という訳で久々の外出です」 バイクニマタガリ

不死身「バイクの後部座席に乗る幽霊とかかなりシュールだな」

幽霊「見た目16歳の男の子がこんな立派なバイクを運転してる姿も中々奇妙ですよ」

不死身「これ博士の改造したバイクだから最速でマッハ2まで出せるぞ」

幽霊「やめてください死んでしまいます」

不死身「元から死んでるだろ」

幽霊「ジョークですよ」

不死身「ちなみに空も飛べるから交通事故を起こす心配もない」

幽霊「私の心肺が止まっちゃいますよ」

不死身「元から止まってるだろ」

幽霊「ジョークですジョーク。そんなのも分からないなんていっぺん死んだほうがいいです」

不死身「どうしても俺の死に結び付けたいんだなお前は…」
30 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2011/10/24(月) 22:22:10.20 ID:uErB21GX0
幽霊「あっと言う間に着きました…ここが研究所ですか?」

不死身「そう。ここ一辺じゃ有名な施設になってる『テンサイラボラトリー』だ」

幽霊「名前が安直すぎる上にダサいですね」

不死身「それは俺も思った」

幽霊「見た目もワイリーキャッスルみたいなのをイメージしてたんですけど、普通の3階建ての家ですね」

不死身「ワイリーキャッスルはどうかと思うが、地下にも大きい部屋がいくつもあるから結構な広さだぞ」

幽霊「でもやっぱりワイリーキャッスルのほうがいいです。ロックマン10バージョンの」

不死身「軌道エレベーターは流石に趣味でやってたら国に怒られるからな」

博士『聞こえてるぞバカ実験台!入り口を開けるからはやく入るのだっ!』 ピピー ガチャン

幽霊「インターフォンもあるんですね」

不死身「今時どこにでもあるだろう」

幽霊「でもワイリーキャッスルにはインターフォンは付いてませんよ」

不死身「わざわざロックマンが敵陣に進入する前からカメラに映るような真似すると思うか?」

幽霊「なんか納得しました」

博士『さっさと入れーっ!!』
31 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2011/10/24(月) 22:26:35.15 ID:uErB21GX0
研究所1階―――

幽霊「なんだか良く分からない道具がいっぱいショーケースに並んでますね」 キノウノテブクロモアル…

不死身「勝手に触るなよ?もし触ったら幽霊だろうと消滅するからな」

幽霊「しょ、消滅!?」

不死身「おう。何しろ『触れた物と同じ周波数に自動で合わせて破壊する仕掛け』がガラスの表面に使われてるらしい」

幽霊「」 ガクガクブルブル

不死身「んー、名前なんて言ったっけなーこれ…リサイクル?サイクリング?」

??「『GO-DAリサイタル・コーティング』ですよ…元々は周波数でガラスを破壊する技術を応用したものです」 ノッソリ

幽霊「きゃあぁぁぁっ!?」 ビクッ
32 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]:2011/10/24(月) 22:29:12.74 ID:gEcdquaJo
剛田www
33 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2011/10/24(月) 22:31:23.59 ID:uErB21GX0
不死身「おう、また光学迷彩スーツ着てるのか。カゲロー助手」

助手「…まぁ、気配を消すのは得意ですし」 スルリ

幽霊「びっくりした…この人が助手さんですね」 ワタシヨリユウレイッポイカモ…

助手「そうです。私(ワタクシ)の名前はウズハカゲロー。…漢字は左胸に付いているネームカードを見てくれれば分かります」

幽霊「渦波 陽炎かぁ…なんかカッコいい名前ですね」 ミズゾクセイトホノオゾクセイ?

助手「そうでしょうか?自分ではそう思った事はありませんが…」

幽霊「…って!私と普通に会話できてるー!?」 ガビーン

不死身「今更何を言うんだお前は。現に俺は肉眼で見えてるっていうのに」

幽霊「あっ、そうでした」
34 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2011/10/24(月) 22:34:49.62 ID:uErB21GX0
助手「…今時は幽霊もそこまで珍しい存在ではないんですよ」

不死身「助手は霊感のほうも強いからな。こいつが居たからこそ幽霊の研究が進んだんだよ」

助手「…それに、私と不死身さんは長い付き合いなんです」

幽霊「なんというか歳の差ありそうですね」

不死身「こいつ、俺より年下なんだが?」

幽霊「えっ」

助手「…よく勘違いされます」

幽霊「あぁ、そういえば不死身さんは体の成長が止まっているんでしたね」

不死身「そこ重要だから忘れるんじゃないぞ?」
35 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]:2011/10/24(月) 22:37:27.97 ID:gEcdquaJo
助手は女?
36 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2011/10/24(月) 22:38:23.95 ID:uErB21GX0
博士「おーい何してる!早く実験するぞ実験!給料減らすぞ!」 

幽霊「あっ、博士」 キノウノメガネトヘッドホンツケテル…

不死身「はいはい、今行きますよっと」 タッタッタッ

助手「…」 ノソノソ

博士「助手もはやくしろー!歩くな!」

助手「…も、持ち前の喘息が…」 ゼェゼェ

博士「あー、分かった分かった。ゆっくり速く走ってこい」

助手「そんな難題出されても困りますよ…」
37 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2011/10/24(月) 22:44:42.13 ID:uErB21GX0
研究所地下―――

幽霊「薄暗い通路ですね。それに端に並んでる箱の中にいるのはネズミですか?」

助手「…モルモットです。中には毒を持ったものや歯が鋭く変質したものもいますので注意して下さい」

幽霊「そんなの通路に置いておくとか危ない…私は死んでるから平気ですけどね!」

博士「ここは主に生物を研究する場所なのだよ。そして、この先の部屋に『例のアレ』を保管しているのだ」

不死身「…まさか、『また』俺に戦わせる気か?この前は『血のほとんどを吸われた』っていうのに」

博士「そのまさかだよ!今回は水中戦じゃないから頑張ってくれたまえよー実験台!」 ワッハッハ

不死身「…チッ」

博士「舌打ちするなー!テンサイビームするぞー!?」

助手「そんな物ありませんって…」

幽霊「あの、例のアレって一体何なんですか?昨日もそう言ってましたけど」

助手「…言葉で説明するのは難しいですね。実際に見て頂ければ分かりますよ」

幽霊「その言い方はホント恐怖感を煽るのでやめてください」
38 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2011/10/24(月) 22:51:36.05 ID:uErB21GX0
博士「よーし、開けるぞー?用意はいいな、実験台よ」 パスワードニュウリョク

不死身「おう、準備オーケーだ」

幽霊「すごい頑丈そうな扉ですね」

助手「核シェルター以上に頑丈ですから…」

幽霊「…かがくのちからって」

不死身「すげー、だろ?」

幽霊「もう!言わないで下さい!全力で呪い殺しますよ!?」

不死身「出来るんだったらなー?」

博士「ほらほら、漫才してるうちに扉開いたぞー」 ガコン

不死身「…あれ、なんか前と姿違くね?この前は鳥とタコを混ぜたような奴だったような…」

助手「…エイは鳥でもタコでもないですよ。今回は陸上で活動する形態のようです」

博士「言っただろ?『実験しているものに変化があった』となwww」 ワッハッハ

??「にゃーん」

幽霊「お、おっきい黒猫…?」 カワイー
39 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2011/10/24(月) 22:59:44.98 ID:uErB21GX0
博士「んじゃー私達は遠くから観戦するとしよう」 ピッ

     ガシャン ピシャッ

不死身「また自分達だけガラスの中で見物かよ…」

幽霊「あれ、不死身さんだけ外に出てていいんですか?」

助手「…死なないから何の問題もないですよ」

不死身「オイ、俺の扱い酷すぎない?前からそうだけど」

博士「余所見してる暇はないぞー?『アレ』に血液全部吸われたくなかったらな」

アレ「にゃっ」 ジャキンッ シュババッ

不死身「危なっ!何コイツ速っ!?つーか爪でけぇ!しかも釣り針のかえしみたいなの付いてるし!」

博士「だってそりゃ、猫じゃなくて細胞変質生命体(セルメタモバイオロジー)だからな」

幽霊「な、何ですかそのセルメタモ?っていうのは…」

助手「…ポケモンのメタモンみたいな生き物って事ですよ」

幽霊「例えがすごく分かりやすくて助かります」

不死身「っべー、こいつ黒猫とかいう次元超えてる!吸血ヒョウとか聞いてねぇぞオイ!」

アレ「ふにゃーっ」 シュタタタタッ

不死身「ちょっ、こっち来んなぁぁぁっ!」

幽霊(いいなー…あの黒猫可愛いなー…) キューン
40 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2011/10/24(月) 23:16:53.01 ID:uErB21GX0
ここまで


助手は男です。博士がレズビアンなので助手が女だとしたら頂かれちゃいます。
そして登場したクリーチャー、アレちゃん。あとで名前付けてあげる予定だぜっ

登場人物

・助手(カゲローじょしゅ)
霊感の強い研究員。22歳ぐらい。不死身さんの同僚で、アマナ博士の優秀な助手。
走ると喘息の発作が起きちゃう。基本的に気配を消して、光学迷彩スーツを着ながら歩いてる。

・アレ(細胞変質生命体)
細胞を変質させていろんな動物に擬態する、化学的に生み出されたクリーチャー。別名『セルメタモバイオロジー』。
生き物の血を好んで吸うリアル吸血鬼。日光に当たっても灰になったりはしません。
ちなみに爪のかえし部分に穴が開いてて、そこを突き刺して血液を吸っていく。以前はエイの姿で不死身さんと水中戦をした。
41 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2011/10/25(火) 17:10:57.50 ID:7Dn3vcke0
戦闘シーンが書けないから適当にしちゃった上に今回短いですと先に謝りますごめんなさい
試験期間なのに何やってんだろうな俺…

それでは書きます


第3話「でっかい黒ヒョウのリンカちゃん」
42 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2011/10/25(火) 17:13:52.74 ID:7Dn3vcke0
アレ「にゃー」 ガリガリ

不死身「ッてぇ…右腕持ってかれただけで済んで助かった…」 

幽霊「普通ただ事じゃないですけどね」

博士「実験台は20秒もあれば腕の1本くらい余裕で完治するからな!」

助手「…ちなみに、どんなに満身創痍でも5分あれば完全に元通りになります」

幽霊「凄すぎワロタ…呪い殺す自身がなくなっちゃいますね」

博士「さぁ実験台よー!データも十分に採集できたから、そろそろ倒れるか倒すかしてくれい!」

不死身「口で言うほど簡単じゃねぇからな!?」
43 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2011/10/25(火) 17:15:56.09 ID:7Dn3vcke0
アレ「ふにゃーん」 シュッ

不死身「そこだっ!」 スカイアッパー

アレ「にゃー…」 グニャリ

不死身「え、何この感触…ハンバーグを捏ねたみたいな…」

博士「…触れる瞬間、体の一部を柔らかくしてダメージを吸収か…なるほど、知能も上がっているな」

アレ「にゃー♪」 ネコパンチ

不死身「イ゙ェアアア!!」 ゴッ

博士「もりさきくん ふっとばされた!」

不死身「モリサキじゃねぇフジmうぼぁ」 ビターン

助手「…核シェルターより頑丈な壁に激突…あれは痛いでしょうね」

幽霊「そのまま死んで頂いて結構ですからね!」

不死身「アホ、こんなんで死ねるかよ…っ痛てー…」 ムクリ 

博士「ちなみにそいつの弱点は心臓部分!きっと蹴り入れるとかで刺激を与えたらダウンするはずだぞー!」

不死身「それ先言えよ!?」
44 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2011/10/25(火) 17:18:30.13 ID:7Dn3vcke0
アレ「にゃーん」 ペロペロ

幽霊(毛繕いしてる…可愛い…) キュンッ

不死身「あーもう!いい加減に…」

アレ「にゃー」 ガリッ

不死身「ぐふぁ」 ブシャァッ

アレ「〜♪」 チューチュー

不死身「」

博士「ありゃー、血吸われてるな…今回も実験台の負けか?」

助手「前回は血液足りなくて気絶しちゃいましたからね…」

幽霊「いいぞー死にさらせー!」

不死身「…に、肉を切らせて…!」 ガシッ

アレ「にゃっ!」 ビクッ

不死身「骨を断つッ!!」 ヒザゲリッ!

アレ「にゃぁっ…」 ムキュー

     ビターン

博士「んんwwwwwヤルネェwwwww」 ワハハ

助手「ごり押しにも程がありますね…」

幽霊「あのまま血を抜かれて干物になっちゃえばよかったんですけどね」

不死身「血を抜いたところで俺は死なないけどな?」
45 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2011/10/25(火) 17:22:16.08 ID:7Dn3vcke0
幽霊「…にしても凄いですね、不死身さん。いつもあんな感じなんですか?」

不死身「いつもっつーか、博士の気まぐれでやらされるからな…おかげで鍛えられたもんだ」

博士「昔から危険な場所にぶち込んだりして遊んで…こほん。実験していたのだよ」

幽霊「あの生き物って、博士が研究して作ったものなんですか?」

博士「いいや、私ではない。別の研究者が生み出したものを私が引き取ったのだ」

幽霊「というと、博士のような凄い人が他に居るって事?」

助手「…ヨシビ教授。博士の兄であり、アレを作った科学者です」

博士「まー、今どこで何をしているのかはサッパリわからんがな…」

不死身「お話中悪いが、このガラス早く開けてくれよ?」

博士「おー、すまんすまんwww」 ワッハッハ
46 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2011/10/25(火) 17:25:38.22 ID:7Dn3vcke0
不死身「確か博士の兄は生物専門の研究をしてたんだよな」

博士「そう。妹である私はどちらかというと機械を弄るのが得意なのだよ」

幽霊「アレって一体、どういう生き物なんですか?」

助手「…元々はヨシビ教授が『転生する生物』を目指して改良されたクラゲの仲間だったんですが」

幽霊「アレって元はクラゲだったのっ!?」

助手「…はい。クラゲは寿命を迎えると、幼生に戻ってまた成長するんですよ」

博士「そこに兄が目を付けて『寿命が来る度に別の動物になって生き続ける生物』を目指した結果、出来たのがアレなのだ!」

幽霊「へぇ…私が家に篭ってるうちにバイオテクノロジーは進んでたんですね…」

不死身「いや、博士が凄すぎるだけだからな?」

博士「ふふん。もっと褒めてもいいのだよ♪」

不死身「調子乗るなよバb」

博士「テンサイチョーップ!」 ドスッ

不死身「あべしっ!!」
47 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2011/10/25(火) 17:29:05.93 ID:7Dn3vcke0
幽霊「ところで博士さん」

博士「なんだー?私の助手になって手解きを受けたいのかー?」

幽霊「そうじゃなくて、あの子を家で飼いたいなー、なんて…」

不死身「オイ」

博士「ふむ…よかろう」

助手「ちょっと、博士…いいんですか?」

博士「今回のデータは取った。次の細胞変質までは預けても問題なかろう!」

幽霊「ホントですかっ!?やったっ♪」

不死身「待てコラ」

博士「あと、血液は3日に1度、牛1頭分ほどの量が必要なのだ。なのでその時はここに来るように」

幽霊「分かりました!」

不死身「完全に無視ですか、そうですか」

博士「あ、最悪そこの実験台の血を吸わせてやってもいいぞ♪」

幽霊「了解です♪」

不死身「」
48 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2011/10/25(火) 17:33:44.04 ID:7Dn3vcke0
幽霊「よしよーし、可愛いなーお前はー♪」 ナデナデ

アレ「にゃーぁ?」 モフモフ

博士(ん…?何か違和感を感じるような…)

不死身「ところでアレ、名前なんて言うんだっけ?」

助手「…『セルメタモバイオロジー・REINCER-02』。元々は9匹居たらしいですけどね…引き取ったのはこの子だけなんです」

博士「転生を意味するリンカーネイトから来ているのだよ♪」

幽霊「じゃあ、リンカ!この子の名前はリンカちゃんです!」

不死身「次に転生した時にGになったらゴキブリンカーだな…」

幽霊「なんでそういう事言うんですか!死ね!血と肉と骨と皮を吸われて死ね!」

不死身「全部じゃねぇか」
49 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(鹿児島県) :2011/10/25(火) 17:34:35.18 ID:URfUaFyW0
追いついたーふー

いいなあ俺得だなあ
50 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/25(火) 17:36:28.08 ID:/VYe/ySSO
安易に幽霊がデレないのがいい

もっとこう時間をかけてだな……
51 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]:2011/10/25(火) 18:10:27.17 ID:VvP20m6x0
助手さんはおにゃのこだと信じたい
・・・・ショタもありか・・・
ナニはともかくC
52 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2011/10/25(火) 18:15:53.87 ID:7Dn3vcke0
ここまでー


戦闘シーンは俺には書けないという事がわかった。当分やめよう…うん
ちなみにアマナ(甜菜)とヨシビ(吉備)で、サトウダイコンとサトウキビ。日本の代表的な砂糖の原材料となります。
黒ヒョウの姿をしたクラゲってどういうことなの?この子が次に転生した時は空中戦を頑張ってもらうぜ。


登場人物まとめ

・不死身さん【フジミヤ】
主人公。見た目は16歳!中身は24歳!下の名前はヒミツ! 細胞1つ残らず消滅したとしても、5分あれば復活する。
普段は家でダラダラ。でも呼ばれたら研究所に行って実験という名のお仕事をする。8年も色々と頑張ってるから喧嘩はめっちゃ強い。

・幽霊ちゃん【垣津幡 綾芽(カキツバタ アヤメ)】
ヒロイン。暗い時限定で外出できる地縛霊の女の子。15歳。カキツバタとアヤメは似たような花の名前から来てる。
自分は生まれて15年で死んだのに、永遠死なない人間なんて認めない。故に不死身を呪い殺そうと頑張ってる。がんばれアヤメちゃん。

・テンサイ博士【佐藤 甜菜(サトウ アマナ)】
不死身さんを不老不死にした張本人。機械の事ならおまかせあれ。生物もちょっとイケるくち。たぶん30代だけどかなり若い。
レズビアン。巷じゃ結構な有名人。開発費および不死身への配給の収入源は不明。兄のヨシビ教授の行方は如何に。

・助手さん【渦波 陽炎(ウズハ カゲロー)】
幽霊より幽霊っぽい助手だよ。ウスバカゲロウじゃないよ。普段は気配を消して光学迷彩スーツを着てるよ。22歳だよ。
女らしい体つき。虚弱体質。霊感あり。基本的に博士へのツッコミ役。不死身さんとは長い付き合い。

・細胞変質生命体リンカちゃん【セルメタモバイオロジー・REINCER-02】
元々はクラゲの仲間。細胞を変質させて動物に擬態するけど、全体を変質させるには一旦寿命が来ないと無理らしい。
今は黒猫(ヒョウ?)の姿をしてる。お腹が空いて暴れると手がつけられないけど、普段は擬態した動物と同じように生活する。
53 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) :2011/10/29(土) 07:37:12.53 ID:0R/oKs1p0
続きまだー?
54 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(鹿児島県) [sage]:2011/10/29(土) 10:33:29.65 ID:a4cDsu1u0
助手さんの名字って渦波だったのかー

薄刃で「薄刃陽炎」って名前かと思ってたー

とある虫にちなんで
55 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(宮崎県) [sage]:2011/10/29(土) 13:45:36.97 ID:X6L1dVYIo
薄馬鹿下郎?
56 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(鹿児島県) [sage]:2011/10/29(土) 13:48:22.72 ID:a4cDsu1u0
>>55
正直予想してた
57 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県) [sage]:2011/10/29(土) 16:36:53.75 ID:IDU1L7Beo
まだかな
58 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です) :2011/11/04(金) 18:01:03.06 ID:x2bIFh8SO
まだかな?
59 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/04(金) 19:13:03.79 ID:BNidDK350
テスト期間で忙しかったぜ。申し訳ないです
明日か明後日には書く予定 書き溜め進んでないですけどね…


次回予告

不死身「不死身だからって痛い物は痛いんだぞオイ」 タリョウシュッケツ

黒豹「にゃー」 ガジガジ

幽霊「いつのまにか名前表記が黒豹になってますね」

をお楽しみに
60 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/05(土) 12:00:31.15 ID:bit91/uM0
お待たせしました。あまり進展のない話をグダグダ書いていきます

カービィWiiとスラもり3買ったせいでパソコンの前に座る暇がないぜ…
61 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/05(土) 12:12:25.90 ID:bit91/uM0
博士「そうそう、すっかり忘れていたが今日の配当だ。大事に使うのだよ」 つ封筒

不死身「忘れるなっての。…お、諭吉さん3枚」

幽霊「けっこうな額ですね」

助手「…まぁ毎日こんな事してる訳じゃないですし、負けたら7割ほど削られますからね」

幽霊「うわぁ」

不死身「あぁ、そういえば博士、クリーニングマシン貸してくれねぇかな?」

博士「なんだ、またやらかしたんじゃないだろうな…?」 ギロ

不死身「違うっての。コイツに心臓ブッ刺されて布団が鮮血に染まっちまったんだよ」

幽霊「素直にあれで死ねばよかったんです!」

博士「…ふむ、そういう事ならばよかろう。ちょっと待つのだぞっ」 ハヤアルキ

不死身「ああ言いながら探すのに時間かかるんだよなー…」
62 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/05(土) 12:17:16.42 ID:bit91/uM0
助手「…そういえば幽霊さん、名前を聞いてませんでしたね」

幽霊「あ、はい。私アヤメって言います。垣津幡綾芽です」

助手「…それではアヤメさん。あなたに1つお聞きします」

幽霊「はい、何でしょうか?」

助手「…どうやって、包丁で不死身さんを刺すことが出来たのですか?」

幽霊「えっと、普通に念力で持ってザクっといきましたが…」

助手「…現代で霊の存在は実証されましたが、霊の力が物体に影響するというのは未だ確認されていないんですよ」

不死身「まぁ霊を見れるようになったとはいえ、博士が作った機械でしか見る事が出来ないからなぁ」

助手「ポルターガイスト現象などはまだ原因がよく分かっていないんです」

幽霊「と、というと…?」

助手「…念力を使って物を持ったりできる人物は、あなたしか居ないんですよ…」

幽霊&不死身「な、なんだってー!!?」

助手「不死身さんまで驚く必要はないかと思いますが…」
63 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/05(土) 12:25:52.96 ID:bit91/uM0
不死身「そういえば幽霊さん、呪いもどうとか言ってたよな」

幽霊「ええ。実際に呪いで人を殺した事なんてありませんけど」

助手「…それはつまり、最初の呪詛の対象が不死身さんだったと?」

幽霊「そうなりますね」

不死身「だから呪いなんて最初から無いんじゃないのか?俺なんて痛みすら感じなかったぞ」

幽霊「ぜ、絶対あなたを呪い殺してあげるんですからね!」

助手「…不死身さんは何しても死ぬのは無理だと思いますが…」

博士「うぉーい!持って来てやったぞー!」

不死身「おう、取りに行かせちまって悪いな、博士」

博士「本当に申し訳ないという気持ちで胸がいっぱいなら焼けた鉄板の上で土下座するのだな!」

不死身「それはちょっと…」

幽霊「そのまま黒こげになって死ねばいいんですよ」

助手「まぁ不死身さんなら生きたまま焼肉になれますけどね…」

不死身「幽霊さんはともかく助手、仮にも俺のほうが先輩って事を頭の片隅に置いておけよ?」
64 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/05(土) 12:27:40.86 ID:bit91/uM0
不死身「さて、用も済んだし帰るとするかな」

博士「…アレはどうするのだ?持ち帰るのなら助手に車で送らせるが」

不死身「あぁ、アレも持って帰るんだったな…」

幽霊「助手さん、お願いできますか?」

助手「ええ。了解しました」

博士「また素晴らしい実験を思いついたら連絡するからな!」

不死身「朝早くからは勘弁してくれ…」
65 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/05(土) 12:29:09.17 ID:bit91/uM0
幽霊「だいぶ行程をすっ飛ばして、なんだかんだで私の家に着きました」

不死身「今は俺の家だがな」

助手「なるほど。元はここの家のお方だったんですね…」

アレ「にゃぁー」 ゴロゴロ

幽霊「ふふ…一度こういう猫を飼うのが夢だったんですよね!」 モフモフ

助手「随分と大人しくて助かりました。運転中に血を吸われると思ってヒヤヒヤしましたよ…」

不死身「まぁ暴れだしたりしたらSSが進まないからな」

幽霊「そういう発言要りませんから今すぐこの子に殺されてください」

不死身「とりあえず、今の段階では『やだね』だ」

幽霊「…リンカちゃん、やってしまいなさい!」

アレ「にゃーん」 ザクッ

不死身「ぬわーっ!」
66 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/05(土) 12:31:09.25 ID:bit91/uM0
不死身「不死身だからって痛い物は痛いんだぞオイ」 タイリョウシュッケツ

黒豹「にゃー」 ガジガジ

幽霊「いつのまにか名前表記が黒豹になってますね」

助手「イヤイヤ…急すぎますよ…?」

幽霊「いつまでも『アレ』だと何だかマザーのあの敵を思い浮かべてしまいますし」

助手「やめて下さい。あの敵は私ほんと泣きそうになりましたからね…」

幽霊「助手さんってなんだか女の子みたいですねっ」

助手「い、言わないで下さいよ…博士にもよく茶化されるんですから…」

不死身「いいからこいつ頭から除けてくれよ。そろそろ意識がぼんやりしてきたぞ」

幽霊「そのままマミられて死ねばいいと思いますよ!」
67 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/05(土) 12:33:55.81 ID:bit91/uM0
黒豹「にゃーん」 コリコリ

不死身「コリコリ聞こえてきたんだけど、そろそろ意識手放すよ?いいの?」

助手「なんというかこの生き物、ポジションが銀魂の定春みたいですね…」

黒豹「はむっ」 ガリッ

不死身「」 ブシャァァ

幽霊「マミったー!第三部完!」

助手「うわぁ…床が大変なことになってますよ…」

黒豹「にゃぅー」 ペロペロ

幽霊「床の手入れもこの子がしてくれるから問題ありません!」

助手「へ、部屋が血なまぐさい…」
68 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/05(土) 12:43:13.66 ID:bit91/uM0
以上、第4話「不死身さん幽霊ちゃんと黒豹みたいな何か」でした

短いけどここまでで勘弁してほしいぜ

次回、「不死身の友達はコンビニ店長」をお楽しみに
69 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です) [sage]:2011/11/05(土) 13:12:22.69 ID:kdtc8VZSO
もし頭ゴリゴリ食べられたら生えてくるのか?
70 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(鹿児島県) [sage]:2011/11/05(土) 16:14:28.09 ID:5C/wOFlY0
核爆弾とかで分子レベルで破壊されても

元通りになるの?
71 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です) [sage]:2011/11/05(土) 16:57:41.17 ID:vCe/tA2+0
>>70 よく読め
体が変化しないしたら元に戻るんだから 分子レベルで破壊されても元に戻るだろ
72 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(東京都) [saga sage]:2011/11/05(土) 17:06:33.37 ID:bit91/uM0
ちょっと疑問を投げかけられたので回答をば

>>69
30秒もあれば治る設定だけど、生えるというかいつの間にか復活してるみたいな。
漫画でボロボロだったキャラが次のページで無傷になってるとかのアレだと思えばいいかと

>>70
きっと次のレスで何事もなかったかのように生き返ります。不死身ですから。
>>71が言うように体が変化しないので、全身消滅しようと5分あれば元居た場所に佇んでます
73 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です) [sage]:2011/11/06(日) 05:51:07.68 ID:7f+ch0FIO
つまり吹っ飛んだ破片が集まって再生するんじゃ無いわけだ
って事は体の核みたいなのも無いってこと?
血が食料になるんなら死んだ体が消えるわけでも無いし

体のパーツ切って集めたら人体模型が作れるわけだな!
74 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(宮崎県) [sage]:2011/11/08(火) 16:38:58.68 ID:dWlEsfUKo
切った分だけ同一個体ができるんじゃね?
75 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/10(木) 20:24:21.00 ID:yXiHwuDp0
キャラ紹介みたいな感じの短い5話を投下します

切ったら増えるかどうかを博士がチェーンソーでぶった切って実験した結果、切った体がくっついたそうで傷跡が残ってます
集まって再生のほうが手間が省けるけど生えて再生も普通にできるって感じかなぁ…
あんまり深い設定はつくって無いからなんとも言えないんだけどね。ご想像にお任せします

第5話「新人店員くんとかるーい店長さん」
76 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/10(木) 20:25:46.41 ID:yXiHwuDp0
不死身「あれぇー…参ったな、ビールもう無いぞおい」 レイゾウコオープン

幽霊「未成年の飲酒は法律で禁止されてるんですよ?」

不死身「これでも24だっつーの。それに、いくら酒飲んだって肝臓が弱ったりしないからな」

幽霊「うわぁ…アルコールの海に溺れて死ねばいいのに…」

不死身「ホルマリンの海になら漬け込まれた事なら何度かあるけどな。んじゃ、ちょっとコンビニ行ってくるわ」

幽霊「そのままドアの鍵を閉めてあげますからね!」

不死身「いや鍵持ってるし」
77 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/10(木) 20:28:20.97 ID:yXiHwuDp0
コンビニ―――

店員「ですから、未成年にはお酒を販売する事はきませんので…」

不死身「だからとっくに成人してるから!たまたま身分証明書持ってきてないだけだって!」

店員「それだとこちら側としても困りますから…」

不死身「あーもう、店長呼んで来いっての!新人はこれだから困る」

店員「あぁどうすれば…て、店長ー!館場店長ー!」

不死身(…ん?タテバ…?)

店長「はいはーい…お、フジッコじゃーん!元気してたー?」

不死身「…あー、やっぱお前だったか…うわー最悪だ…」

店長「どーしたフジッコー?あ、もしかして、あたしが恋しくなって会いに来ちゃったとかでしょー?」

不死身(俺は普通に買い物をする事すら許されないのか)
78 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/10(木) 20:31:32.03 ID:yXiHwuDp0
店員「あの…店長の知り合いの方ですか?」

店長「元同級生よ、どーきゅーせー。ちょっと特殊な人だからどこぞの名探偵みたいになってるけどもねー」

不死身「とにかく、これで成人だって分かった訳だし買わせてくれよ」

店員「は、はい、申し訳ございませんでしたっ」 ピッ

店長「きみきみー、もーちょっと肩の力抜いてリラックスしなよー?ふじっこ相手だったら気遣いいらないから♪」

店員「え、ええ…?」

不死身「そういうのを店員に教え込むなよ…テバサキ」

店長「えへへ、ごめんねーww」

店員(店長ってテバサキって呼ばれてるんだ…タテバ サキマって名前だからかな…?)

不死身「あと俺の事フジッコって呼ぶなよ、海の野菜じゃあるまいし」

店長「さっきまで平気だったじゃんっ!」
79 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/10(木) 20:33:33.49 ID:yXiHwuDp0
店員「あ…あの、会計2580円です」

不死身「ああ、レシート要らないからな…んじゃそういう事でッ」 ダッシュ

店員「あっ、あの、お釣りはっ…」

店長「よく見てみなよ、ピッタシだからさー」

店員「あ、本当だ」

店長「ふふ、ガサツに見えて意外と几帳面なのよねー。しかもショタな所が最高だしぃwwうへへへww」 ジュルリ

店員「て、店長ってそういう人だったんですか…?」 ウワァ…
80 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/10(木) 20:35:51.71 ID:yXiHwuDp0
不死身「たーだいまー、っと」

幽霊「帰ってこなくてよかったですよ、私の休息を邪魔した罰として死んでください!」

黒豹「にゃぅー」 ツメアピール

不死身「不条理にも程があるだろ」 プシュッ ゴキュゴキュ

幽霊「あ…ほんとにお酒飲んでる」

不死身「っくー、のどごしパラダイスっ!」 プハー 

幽霊「い、イライラする…殺してやりたい…!」 ウズウズ
81 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/10(木) 20:49:26.46 ID:yXiHwuDp0
短すぎるけど区切りがいいので5話おわり


登場人物紹介

・店長【館場 咲眞(タテバ サキマ)】
あだ名はテバサキ。不死身さんの元同級生の女性。ショタコンらしい。いっつも軽い感じ。なんでこんな人が店長なんだろうか。
ふわふわした喋り方してる。不死身さんが死なないから遠慮なくイジっちゃう。ちょっぴりSっ気あり…?

・店員
新人のコンビニ店員さん。バイトではない。サブキャラ。故に名前で呼ばれない。ちょっと不遇。
なんかオロオロしちゃいがち。でも決まりはちゃんと守るしっかり者。だけどサブキャラ。故に不遇。
82 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です) [sage]:2011/11/16(水) 03:01:31.03 ID:uNW+wbHIO
はよ
83 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/17(木) 21:17:19.31 ID:XtPIJXhk0
遅くなって申し訳ない
今回は普通に日常生活してる回です

第6話「不死身さんの歯磨き」
84 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/17(木) 21:19:14.14 ID:XtPIJXhk0
不死身「ふわぁ〜…って痛てぇ、何やってんだよ」

幽霊「あ、起きたんですか。やっと死んでくれたと思ったんですけどね!」 ザクザク

不死身「酷い目覚めだ…」 ドクドク

幽霊「ほーらリンカちゃん、朝ご飯ですよー♪」

黒豹「にゃー」 ペロペロ

不死身「もしかして、こいつの食事の度にいちいち血液を提供しなきゃいけないのか?」

幽霊「その通りです!」 ピンポーン

不死身「…今度から自分の血はパックで採っておく必要があるな…」
85 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/17(木) 21:20:52.11 ID:XtPIJXhk0
不死身「朝シャンしてきたし、久々にまともな朝食作るか」

幽霊「歯磨きはしましたか?」

不死身「だからする必要が無いんだっての」

幽霊「ダメです!博士から電動歯ブラシ貰いましたから使って下さい」

不死身「いつの間にそんな事を…」

幽霊「いいから早くその汚らわしい口内を磨きなさいっ!」 ウガー

不死身「わかった、わかったから落ち着け」
86 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/17(木) 21:22:39.99 ID:XtPIJXhk0
不死身「このボタンを押せば振動するって奴だな、CMで見た事あるぞ」

幽霊「多分そうですよ。博士が作ったらしいですからどういう機能が付いてるか知りませんけど」

不死身「あんまり気が進まないな…」 ピッ

     バチッ

不死身「」 ビリビリ

幽霊「…あれ?不死身さん?」
87 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/17(木) 21:24:45.27 ID:XtPIJXhk0
研究所―――

博士「おーい助手ー?ここにあったイタズラ用の10万ボルト静電気ハブラシはどうした?」

助手「スイッチ押すと電気が流れるアレですよね。それなら昨日、不死身さんの家に物質転送ポストで送ったじゃないですか…」

博士「…あー、そうだったな…私もとうとうボケたか?」

助手「まだ――歳ですしそんな事は…」

博士「コラー!年齢は言うなって言っただろう!?」

助手「でも、ここには私と博士しかいませんし…」

博士「盗聴されてたらどうするのだっ!」

助手「そんなにこの研究所のセキュリティは脆くないですって…」
88 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/17(木) 21:25:45.32 ID:XtPIJXhk0
不死身「一瞬だけリアルな胸焼けが体験できたぞおい…」

幽霊「こういうストラップよくありますよね、静電気が流れる奴」

不死身「はぁ…普通に磨くべきだった」 ニュー

幽霊「子供用の歯磨き粉…しかもイチゴ味」

不死身「言うな!あの変な辛さは苦手なんだよ!」 ゴシゴシ

幽霊「大人って言い張ってますけど、中身はまだまだ子供なんですね(笑)」

不死身「良かったなお前もう死んでて、普通だったら俺の拳が飛んできてる所だぞ」

幽霊「痛みを感じないのは幽霊のいい所の1つですよ。あなたは死なないから絶対に幽霊になれませんけどね!」

不死身「サラッと今俺が死なないって事認めたな?」

幽霊「前言撤回です。私が呪い殺してすぐ地獄に送ってあげますよ!」

不死身「出来るものならどうぞ(笑)」

幽霊「リンカちゃーん!」

黒豹「にゃおー」 ガブッ

不死身「イ゙ェアアアア」
89 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/17(木) 21:29:41.83 ID:XtPIJXhk0
不死身「はぁ…やっと朝飯だ。もう9時だぞおい」

幽霊「不死身さんはほとんど休日だから関係ないじゃないですか」

不死身「まぁそうだけどなwww」

幽霊「気持ち悪い笑いをしないでください。社会のゴミはゴミらしく腐って果てるべきです!」

不死身「お前どんどん言う事厳しくなってないか?」

幽霊「そんな事ないですよ。ねー?リンカちゃん」

黒豹「にゃーぅ」 ゴロゴロ

不死身「床に毛が散るからゴロゴロすんなよ…掃除機かけるのは俺なんだぞ?」

幽霊「ほーらリンカちゃんなでなで」 ワシャワシャ

黒豹「にゃぉー♪」 ボサボサ

不死身「やめろォ!」
90 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/17(木) 21:32:36.96 ID:XtPIJXhk0
6話おわり

次あたりで急展開させたい
あとリアルに大型のネコ科の動物を飼ってみたい
91 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です) [sage]:2011/11/17(木) 22:13:55.50 ID:aH027ihSO
幽霊「そのまま喰われて死んでください……嘘です」
92 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です) [sage]:2011/11/18(金) 02:05:39.51 ID:2Rj7HoSIO
猫耳俺「乙です、ご褒美に飼われてやるです」
93 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(中部地方) [sage]:2011/12/01(木) 17:30:51.07 ID:eTT+BQtR0
寒いですねー続き楽しみにしてます
94 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/12/02(金) 19:08:47.58 ID:HHk6vo+i0
更新が遅れて申し訳ない。2週間ぶりの投下

第7話「コタツと黒豹となんか怪しい人たち」
95 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/12/02(金) 19:13:48.83 ID:HHk6vo+i0
博士「よーし、今日の実験は終わりだ!帰っていいぞ!」

不死身「給料がまだだぞオイ」

博士「ぐぬぬ…さすがに覚えていたか」

不死身「当たり前だろ。つーかそのまま帰らせようとすんな!」

博士「まったく仕方の無い奴だなー実験台は」 ホレ

不死身「このくだりもいい加減飽きてくるな」

博士「そうそう、テンサイバイクに新機能をプラスしたいので今日は徒歩で帰るように!」

不死身「なん…だと…」
96 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/12/02(金) 19:15:22.26 ID:HHk6vo+i0
不死身「はぁ、最近寒いってのによ…家まで20分は掛かるぞ」 テクテク

     ドンッ

不死身「ぐふぇっ!?」 ドサッ

怪しい女「…」 タタタタ

不死身「痛てて…、オイ待てこら!人にぶつかったら謝るのが礼儀っつーもんだろうが!」

怪しい女「…」 タタタタ…

不死身「くそっ、非常識極まりねぇ奴だな。女といえど許ない行為だぜ…」

不死身「つーか車に撥ねられるレベルに痛かったんだけど何あいつ!体が鉄で出来てんのか!?」 ズキズキ
97 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/12/02(金) 19:19:05.57 ID:HHk6vo+i0
家―――

不死身「ただいまー…あー、寒い寒い」 ガクブル

黒豹「にゃーにゃー」 オカエリナサイ ワタシノゴハン

幽霊「おかえりなさい。お風呂に沈められたいですか?この子のご飯になりたいですか?それともノ・ロ・イ?」

不死身「何だその選択肢は…風呂に入りたいんだが」

幽霊「私幽霊ですからお湯を沸かすなんて事できませんよ。残念でしたね!」

不死身「ちっくしょー…そうだ、コタツでも用意しようか!」

幽霊「いいですね、私あんまり暖かいとか感じられませんけど」

不死身「俺が温まるには必要不可欠なんだよ!たしか押入れに…」 ガラッ

幽霊「あ、そこは…」

不死身「うぇぇっ!?」

     バフッ
98 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/12/02(金) 19:20:16.70 ID:HHk6vo+i0
不死身「」 モフモフ

幽霊「…だから言ったのに…お布団の雪崩に巻き込まれて死んだようですね」

不死身「こんなんで死ぬんだったら日本中死人だらけだろうがっ!」 ガバッ

幽霊「あ、生きてたんですか。ガッカリしました…」

不死身「お前なー…」

黒豹「にゃぁーん」 モフモフ

幽霊「ネコはコタツで丸くなるといいますけど、豹はお布団で丸くなるんですね…」

不死身「やめろー!毛が付く!ケモノ臭くなる!」
99 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/12/02(金) 19:21:16.05 ID:HHk6vo+i0
不死身「ふぅ。やっぱコタツはいいな…体が生き返るぜ。不死身だけど」 ヌクヌク

幽霊「私死んでますけど、ちゃんと暖かいっていうのが分かります」 ヌクヌク

黒豹「にゃぉー」 ヌクヌク

不死身「さて、そろそろ風呂の湯がちょうど良く溜まる頃かな」 ムクリ

不死身「うぉぉ…寒いなオイ…」 ブルブル

幽霊「私、ずっとこの中で生活できる気がします。死んでるから死活ですけど」

黒豹「にゃぁー?」 ナニヲイッテルノ コノユーレイ
100 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/12/02(金) 19:22:40.12 ID:HHk6vo+i0
不死身「さて、ゆっくり湯に浸かるとするかー」 ヌギヌギ

不死身「…ん、服になんか付いてる…?」 ヒョイ

不死身「なんだこれ?なんかの機械?」

不死身「いつの間にか博士が付けたのかな…あっ」 バキッ

不死身「…ヤベ、壊しちまった! …どうしよ」

不死身「…まぁいいか。温まって忘れよう…」 ガララ バタン
101 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/12/02(金) 19:25:26.00 ID:HHk6vo+i0
―――

???「…盗聴器に気付いた上、それを壊すとは…用心深い奴だ。独り言が多いのが気になるがな…」

怪しい女「申し訳ございません。すれ違いざまに取り付けたので…」

???「まあいい。例のアレの所在が分かった事だし良しとしよう」

???「奴は一人暮らしだ…次に奴が留守の隙に侵入し、例のアレを奪え。方法は任せる。もう下がっていいぞ」

怪しい女「はっ、承知しました」 ザッ

???「フフ、あの天才生物科学者が作り出した実験生物…何としてでも手に入れる!」

     ピンポーン

???「はーい」 ガチャ

ピザ屋「ご注文頂いたピザをお届けに参りましたー」

???「おー!キタキターっ♪」

ピザ屋(もしかしてこの男、白衣でピザを食べるのか…?)
102 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/12/02(金) 19:35:27.60 ID:HHk6vo+i0
7話おわり
最近忙しくて書けないけどじわじわ続けます コタツに入りたい


登場人物紹介

・怪しい女
不死身さんをふっとばしながら盗聴器を取り付けるぐらい器用で怪力だと思う。黒いコートに身を包んでる。髪が赤くて長い。

・怪しい男
リンカちゃん狙ってる怪しい人。ピザ頼んでるあたりから察すると家はきっと至って普通。イケメンで白衣着てる。髪は銀色。

・ピザ屋
怪しい男の性格や性別を教えるために出てきたようなモブキャラ。それだけ。
103 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です) [sage]:2011/12/02(金) 20:04:12.65 ID:Qjg4e23SO
104 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(埼玉県) [sage]:2011/12/04(日) 18:49:09.48 ID:V63v0XQfo
乙乙!
105 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/12/05(月) 23:26:59.44 ID:yUNvZKE20
書き溜めが早くできたので投下 急展開だぜ

第8話「テンサイ博士と技術泥棒とサイボーグ」
106 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/12/05(月) 23:28:55.95 ID:yUNvZKE20
次の日―――

不死身「じゃあ博士の所行ってくるから、留守番頼んだ」

幽霊「頼まれなくたってここは私の家ですからね!」

不死身「はいはい、じゃーな幽霊ちゃん」 バタン

幽霊「いってらっしゃい…ふぅ。さーて、退屈になりましたね」

黒豹「うにゃにゃー」 セヤナー

幽霊「ごろごろしますか!」

黒豹「にゃーにゃー」

幽霊「ごろごろ」 ゴロゴロ

黒豹「うみゃーぉん」 ゴロゴロ
107 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/12/05(月) 23:30:08.32 ID:yUNvZKE20
怪しい女「家主の撤退を確認…これより突入します」 ガチャ

幽霊「んー、不死身さん?忘れ物ですか?」

黒豹「ぐるるぅ…」

怪しい女「…」

幽霊「うぇぇ!?誰あれドロボーっ!?」

怪しい女「ターゲット確保します」 ガシッ

黒豹「ふしゃぁっっ」 ビクッ

幽霊「この泥棒猫!いえ猫泥棒っ! 私のリンカちゃんを離さないと呪い殺しますよ!?」

怪しい女「…」 ゴソゴソ
108 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/12/05(月) 23:32:10.10 ID:yUNvZKE20
幽霊(あ、私が幽霊だから見えてないんだ…どうしよう…!)

怪しい女「麻酔投入」 パス

黒豹「ぅみゃ…」 パタン グーグー

幽霊「も、もう怒りましたよ!呪まーすっ!」 ヌヌヌ

怪しい女「ターゲットの鎮静を確認しました、これより搬送します」 ヨッコラショ

幽霊「な…なんで死なないの!? まさかこの人も不死身っ!?」

幽霊「し、しかもリンカちゃんが片手で担がれてるぅー!?」
109 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/12/05(月) 23:34:16.43 ID:yUNvZKE20
不死身「いけねぇ、携帯忘れちまった…」 ガチャ

幽霊「ほんとに忘れ物して帰ってきた! 不死身さん!助けてーっ!」

不死身「んぁー?」 チラ

怪しい女「…」

不死身「お前、あの時の体当たり女…! なんでここに!あとなんでアレを軽々と担いでんだ!?」

怪しい女「『…例の不死人間と遭遇。P.E.イジューイン様、指示をお願いします』」

???『――ターゲットを搬送する事を優先的に行動しろ、カティー。邪魔になるようなら足を狙え――』

怪しい女「『了解です。これより逃走を開始します』」 タタタタッ ガチャバタン

不死身「オイ待てコラ!この泥棒猫、いや猫泥棒ぉ!」 ダダッ

幽霊「…け、結局携帯忘れてるじゃないですか!バカー!」

幽霊「あ、そうだ…これで博士に連絡を…」 ピピピッ プルルルル

幽霊(…ん? 何か違和感が…?)
110 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/12/05(月) 23:37:27.58 ID:yUNvZKE20
不死身「待てやあああぁぁぁ止まれぇぇぇっ!!」 ダダダダダ

怪しい女「っ…」 ガチャ

不死身「はぁ!?じゅ、銃!?」

怪しい女「妨害を始めます」 バンッ

不死身「ちょっとツッコませろ! 100キロはありそうな生き物を片手で担ぎながらどうして後ろを向いて走れる!?」

不死身「あとそれでそんな銃まで扱うとか化け物かぁおいぃ!?」

怪しい女「ッ」 バババ

不死身「ぐぉぉぅ!?」 ビス ガクンッ

不死身「あばばばばば……ぐふぇっ」 ゴロゴロゴロ ビターンッ
111 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/12/05(月) 23:39:49.82 ID:yUNvZKE20
怪しい女「『妨害成功、これより本部に戻りま…」


   「待つのだあああぁぁぁぁぁ!!」 ブロロロロ


怪しい女「…!?」 クルッ

博士「テンサイストラーイクッ!」 ドガァッ

怪しい女「っ!!」 ズテンッ ズザザザ

黒豹「――」 ヒューン

博士「助手!早くアレを!」

助手「分かってますって…『超低反発クッションマット』発射」 バシュッ

黒豹「ふにゃんっ」 ストンッ

博士「ナイスキャーッチ!」 グッ

助手「…これくらいどうってことないですよ」
112 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/12/05(月) 23:41:53.81 ID:yUNvZKE20
不死身「イテテテ…って、何やってんだよ博士!いくらなんでも轢き逃げは…!!」

博士「よく見てみろ実験台。可愛い顔をしているが、こいつは人間ではないのだ」

助手「…機械で出来た人、つまりサイボーグのようです」

不死身「な、なんだって?」

機械女「『ボディ損傷60%…そして囲まれてしまいました。P.E.イジューイン様、指示をお願いします』」

???『―――くっ、失敗か…カティー、無線通信をスピーカーに切り替えろ―――』

機械女「『了解です』」 プツッ ジジジ…
113 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/12/05(月) 23:44:02.57 ID:yUNvZKE20
???『…おいアマナ、そこに居るんだろ?』

博士「何だ…誰かと思えば技術泥棒のツヒコじゃないか」

???『技術泥棒とは人聞きが悪いねぇ。俺は他人の研究を参考にして自分の物を作っているだけさ』

助手(それを世間では泥棒と言うんですよ…)

不死身「…なぁ博士、その話してる相手は誰だ?」

博士「あぁ、こいつはだな…」

???『おぉ、その声の主が不死身か。一度話して見たかったんだよ…よし、それじゃあ自己紹介をしよう』

???『こほん、俺の名前は伊集院津彦。そこに居るアマナ博士と大学時代に仲が良かった技術士(プロフェッショナル・エンジニア)だ』

博士「何が仲が良いだバカモノ。私の兄に近づいて研究成果を盗もうとしたコソドロだろうが」

技術士『だから俺はパクってる訳じゃない、リスペクトしてるんだよ!』

不死身「誰もそんな事聞いてねぇ」
114 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/12/05(月) 23:57:53.06 ID:yUNvZKE20
8話終わり
サイボーグ乙女と技術泥棒系イケメンお兄さんの登場だぜ


登場人物紹介

・技術士さん【伊集院 津彦(イジューイン ツヒコ)】
人の技術を盗み出してもっと優れたものを作り出す別の意味で天才な銀髪イケメンお兄さん。アマナ博士の大学時代の同僚。
本人はまだ出てきてないのに、ここでこんな情報を書いてしまっていいのだろうか。きっと問題ないだろう。

・機械女【Cart-T(カティー)】
オイルの血が流るるサイボーグ乙女。リンカちゃんを片手で担ぎながら銃を扱うぐらい器用で怪力だと思う。見た目22歳ぐらい。
名前の由来は運搬メカが元となってるから。赤髪ロングのストレートで黒いコートに身を包んでる。技術士さんにすごく忠実。
115 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です) [sage]:2011/12/06(火) 08:17:46.16 ID:Jjxqnl3SO
116 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です) [sage]:2011/12/06(火) 11:47:06.24 ID:an6EiLqS0
117 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です) [sage]:2011/12/06(火) 16:52:36.62 ID:/ZkU/nv+o
118 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(長屋) [sage]:2011/12/06(火) 21:31:33.85 ID:25ikwUhho
ささいなことかもしれんが生身を改造したならサイボーグ
すべて機械ならアンドロイドって分けられることが多いが彼女はどっちなんだい
119 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [sage saga]:2011/12/07(水) 22:23:12.75 ID:AD7hYSir0
書き溜めしてるとこなので明日か明後日あたりに投下します

>>118
後者のほうです。でもここではサイボーグと呼んでます。かっこいいし

イメージ的には肌の質感とかは限りなく人間に近くて、皮膚の下は技術士さん特製の合金で出来てるって感じ
後々いろいろ設定が増えてくと思う。まだあんまり深い事考えてないんだけどね あとおっぱいの大きさはそれなりだと思う
ボーカロイドとかる〜こととかそんなのを想像してくれればいいと思うよ

最近不死身さんや幽霊ちゃんより博士さんや黒豹ちゃんがメインみたいになっちゃってるけど気にしたらいけないよ
あと機械女って名前より優れた表記があるなら誰か教えてくだしあ

ではでは
120 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(西日本) [sage]:2011/12/08(木) 02:43:07.45 ID:Zd0uedqWo
塞防具?

待ってる
121 :>>1 [saga]:2011/12/08(木) 17:18:54.83 ID:H72fYaIW0
一通りキャラが出揃ったらほのぼのがしばらく続く予定 それじゃ投下しますん

第9話「機械女ちゃんin研究所」
122 :>>1 [saga]:2011/12/08(木) 17:21:25.68 ID:H72fYaIW0
博士「お前、こんな人騒がせな事をしておるんだ。きっちり責任は取ってもらうからな?」

技術士『何だと?』

博士「この子は預からせて貰う。それに少し手を加えても文句は言わせんぞ」

技術士『お、おい!人の大事な娘を勝手に弄くるな!』

博士「何が娘だ。元々は私達が大学の課題で作った運搬用メカだったのをわざわざ女性型にしたものだろう」

技術士『な、なぜそれを…』

博士「助手ー!こいつを車に乗せるのを手伝ってくれー!」

助手「…はいはい。行きますよ、せーの」 ヨイショ

博士「むぅ、中々に重いな…」

機械女「体の大部分が金属なのに持ち上げられてしまいました」

技術士『勝手に話を進めるなー!カティーも抵抗しろ抵抗を!』
123 :>>1 [saga]:2011/12/08(木) 17:24:21.48 ID:H72fYaIW0
博士「ところでツヒコ、この子は幽霊とかは見えないのか?」

技術士『そんな高性能なものは俺でも作れん。機械にエネルギー体を可視させるなんてのはな』

博士「…よし、決めた!この子を幽霊でも何でも見えるように改造してやるぞ!」

技術士『それは本当か!?』

博士「ついでに私の言う事を何でも聞くようにして、ちょっぴり淫乱にしてやろう!」

技術士『あー、その改造は要らないわ』

助手「それは私も要らないと思います」

博士「何さ、2人してそんな否定しなくても…百合は良い物だぞー!?」

機械女「…」 ガクガクブルブル

助手「震えてる…大丈夫ですか?」

機械女「危険を感じたら振動が起きるようにプログラムされています」

助手「そ、そうなんですか」
124 :>>1 [saga]:2011/12/08(木) 17:32:42.46 ID:H72fYaIW0
不死身「おーい、大丈夫か?」

黒豹「にゃー!」 ガブッ

不死身「ぎゃー!?」 ドクドク

黒豹「んむんむ…ひゃふ」 チューチュー チュポン

不死身「ぐっ…ったく、血を吸うなら事前に言って欲しいもんだ」

黒豹「にゃぅー」 ゴロニャン

幽霊「不死身さーん!命と引き換えにリンカちゃんを助けてくれましたかー?」 フワフワ

不死身「その聞き方はおかしいぞ幽霊ちゃん」

黒豹「にゃぉぉー♪」 ガバッ

幽霊「きゃっ! ふふ、よーしよしよし!」 ナデナデ

不死身(まるでムツゴロウさんだな…)

博士「…やっぱり」

不死身「ん、どうしたんだ博士?」
125 :>>1 [saga]:2011/12/08(木) 17:48:01.04 ID:H72fYaIW0
博士「幽霊ちゃん、この子の回収ついでに一度私の家に来て欲しい。ちょっと確かめたい事があるのだ」

幽霊「…? はい、分かりました」

博士「実験台もさっさと来るのだ。給料減らすぞ」

不死身「んな理不尽な」

助手「…さぁ、みなさん車に乗って下さい」 キキッ ブルルル

幽霊「助手さんって運転できるんですね」

助手「いえ、これは音声認識オートパイロットなのでハンドル操作は必要ないんですよ…」

不死身「相変わらず先に進んだ技術だ」

博士「たしかカティーと言ったな。しばらく大人しくしていてくれよ」

機械女「了解です。それに無理に動くとボディがさらに損傷する危険性もありますから」

技術士『俺空気…そもそもこの場に居ないけどな』
126 :>>1 [saga]:2011/12/08(木) 17:56:10.05 ID:H72fYaIW0
不死身「という訳で研究所に着いた」

黒豹「にゃおー」 タダイマー

博士「テンサイラボラトリーというちゃんとした名前があるんだが?」

助手「…恥ずかしくないんですか?」

博士「むぅぅ…こ、こほん。まず結論から言おう」

幽霊「あ、はい」

博士「幽霊ちゃん!いやアヤメよ! お前は幽霊の中でも極めて特殊な部類だという事が分かった!」

幽霊「…というと? いまいちピンと来ませんけど」

博士「幽霊というものは普通は物などに触れる事が出来ないのだが…アレを抱いたりナデナデしたりできただろう?」

幽霊「あ、言われてみれば…」

博士「すなわち! エネルギー体にも関わらず物に触れたり持ったりできる!これは革命的な事なのだよ!」 ドーン

助手「…な、なんだってー(棒読み)」

不死身「もうちょっと演技力あったほうがいいぞ…?」

助手「…すみません」
127 :>>1 [saga]:2011/12/08(木) 17:57:50.36 ID:H72fYaIW0
幽霊「…うーん、あんまり伝わらない…」

不死身「そもそも今のところ幽霊ちゃん以外の霊が1人も登場してないから比較できn」

博士「テンサイドライバー!」 グギギギ

不死身「痛い痛い痛いギブギブギブあ゙あ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙!?」 グキッ

黒豹「にゃーん」 カプッ チューチュー

不死身「」 ガクッ

幽霊「あの、つまりポルターガイスト起こせる幽霊が珍しいって事なんですか?」

助手「珍しいも何も、今まで実証できなかった事ですからね」

幽霊「へぇー…幽霊の事を研究してるって言ってもまだそんなものなんだ」

博士「そう言われてしまうと私のプライドが傷つくのだが…」 ションボリ
128 :>>1 [saga]:2011/12/08(木) 18:04:27.12 ID:H72fYaIW0
機械女「ここで博士さんにお知らせがあります」

博士「ん、なんだ? 体が損傷した衝撃で百合に目覚めたとかか?」

助手「その可能性は無いですって…」

機械女「P.E.イジューイン様がここに向かっていると先ほど連絡がありました」

博士「な、なんだってェェー!!?(天才的リアクション)」 ドギャァァン

幽霊「す、凄い迫力…」

助手「常に全力で気まぐれに生きてるような人ですからね」

不死身「それは褒めているのか?それとも貶してるのか?」 ナデナデ

黒豹「にゃー」 ヨクオキアガレタネ
129 :>>1 [saga]:2011/12/08(木) 18:05:45.89 ID:H72fYaIW0
9話おわり

展開遅すぎわろえない 修行が足らないぜ
130 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [sage]:2011/12/08(木) 19:24:59.52 ID:ASeNdRSwo
おつ
131 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [sage]:2011/12/08(木) 21:30:57.58 ID:s3/kQV3jo
おつ!
132 :>>1 [saga]:2012/01/06(金) 17:11:13.48 ID:W+k1w2wj0
あけおめー 最近更新できなくてヤバい
ほぼ1ヶ月ぶりの投下

第10話「博士にサイボーグに黒い猫。これって日常だねー」
133 :>>1 [saga]:2012/01/06(金) 17:19:37.27 ID:W+k1w2wj0
機械女「もうすぐそばまで来てるそうですが…」

博士「ハッハッハ、ここのセキュリティはセコムより堅いんだぞ? どうやって入るというのだ」

助手「…! 博士、そこの壁、見てください!」

博士「うむ?」 キョロッ

     スパァンッ!

     ガラガラ…

助手「んなっ…壁が…」

技術士「ふぅ、なかなかに大胆な登場ができたかな」 チャキン

機械女「今のは『万能カッター』ですね。ダイヤモンドだろうと超合金だろうとスパっと切れる優れものです」

不死身「五右衛門の斬鉄剣みたいな感じに壁が崩れたぞおい」

博士「うぅっ…頑丈さに定評のある私の研究所の壁がぁ…」 ウルウル

幽霊「博士さん、ドンマイです…」 ヨシヨシ
134 :>>1 [saga]:2012/01/06(金) 17:23:15.68 ID:W+k1w2wj0
技術士「よっ、久しぶりだな博士。元気してたか?」

博士「お前のせいでたった今元気が無くなったぞ…どうしてくれる!」

技術士「あぁ、壁なら直しとくよ」 スッ ヌリヌリ ペタペタ

博士「おぉ…か、壁がッ!元通りにィィィッ!?(より天才的なリアクション)」 ドッギャアアァァァンッ!

不死身「博士、顔が荒木風になってんぞおい」

機械女「『万能ゲル』…コンクリートだろうと氷だろうとくっ付けてしまう接着剤ですね」

助手「解説ご苦労様です」
135 :>>1 [saga]:2012/01/06(金) 17:24:24.35 ID:W+k1w2wj0
不死身「…博士の発明品も凄いが、この人のも凄まじいな…」

技術士「色々な発明家のアイデアを拝借して作り上げた代物だからな。で、お前が不死身だな?」

不死身「ん、あぁ。そうだけど…」

技術士「そぉい!」 スパァンッ

不死身「うわっ!いきなり何すん…おわぁ!? 俺の上半身と下半身が分かれたァ!?」

幽霊「そんなのいつもの事じゃないですか…でも、血が出ませんね。不思議です」

機械女「断面をそのままの状態で保たせるので、缶ジュースの中身を零さずに斬る事も可能なのですよ」

助手「…素晴らしい技術です」

黒豹「にゃぁーぅ」 スゴーイ

技術士「ほう、流石は不死身。体を真っ二つにしても生きているとは」

不死身「いいから戻せっ!」

技術士「分かった分かった」 ヌリヌリ

不死身「おい向きが逆だぞ、間違えんなよ!」

技術士「いちいち注文の多い奴だ…」 スパンッ

黒豹「にゃぁにゃぁ…」 ヤレヤレ
136 :>>1 [saga]:2012/01/06(金) 17:28:58.69 ID:W+k1w2wj0
技術士「そうそう、お前にもプレゼントだ」 カチャカチャ

黒豹「にゃぅぅ?」 ナニスルノ?

幽霊「リンカちゃんにヘンな事したら呪い殺しますよっ!」

技術士「心配するな、首輪つけるだけだから」 カチャリ

黒豹「…んにゃ、なにこれ?」

不死身「キィィィィエェェェェ!!」

幽霊「シャベッタァァァァァァァ!!」

黒豹「しゃべれたぁぁぁぁぁっ!?」 ニャーン!

技術士「『バイリンガル首輪』。外国人や動物の言葉を指定した言語に翻訳する首輪だ。俺の自信作さ」

黒豹「すごいすごい! ありがとねっ、技術士さん!」 ニャンッ

技術士「どういたしまして。 …うむ、えらく行儀のいい黒豹だな」

博士「博士と喋る猫…どこかで聞いた事あるような気がするぞ」

機械女「ここにはサイボーグも居ますよ。ゼンマイは付いていませんが」

助手「これって日常ですね…」

不死身「助手の立ち位置は一体何なんだよ」
137 :>>1 [saga]:2012/01/06(金) 17:31:26.92 ID:W+k1w2wj0
黒豹「にゃーん!幽霊さん好きですー♪」 スリスリ

幽霊「喋ってるとより愛着が湧いてきますねっ。よしよし♪」 ナデナデ

黒豹「ごろにゃー♪」 ゴロゴロ

技術士「本当はこの生き物の事をじっくり調べたかったが仕方ない。カティーも動ける程度に修理できたし、そろそろ引き上げだ」

機械女「了解です」 スクッ

技術士「あぁそれとだな、博士」 クルッ

博士「ん、何だ?」

技術士「近頃出没し始めたという、『天才狩り』と呼ばれる物騒なやつの噂を聞いた事はあるか?」

博士「…ふむ、天才狩りか。有能な人間ばかり狙われているという連続殺人事件だな」

助手「その事件がどうかしたんですか…?」

技術士「お前達も気をつけろよ。研究者達の間では『死神』とか言われてるようだ」

博士「問題ないな。ここには『不死身』が居るんだぞ?」

技術士「…そうだな、死ななければどうという事はない」 フフッ
138 :>>1 [saga]:2012/01/06(金) 17:50:05.77 ID:W+k1w2wj0
黒い空、赤い雨が降る中で―――

黒衣の少年「ねぇ、あれだけ殺しても何とも思わないの?ヘビさんはほんとにボクより死神らしいなー。こっちの仕事に向いてるよ」

血濡れの女「まだ全然殺し足りないじゃない。ムカデはその程度で罪悪感を持っちゃうワケ?可笑しい子」

黒衣の少年「まぁ確かにボクは『キミより頭の良い人間を100人殺せれば地獄行きは免除してあげる』って言ったけどさ…」

血濡れの女「いまさら嘘付いてましたとか言ったらあんたズッタズタに切り裂くよ?」

黒衣の少年「嘘じゃないってば…ヘビさんは怖いなぁ、プロの殺し屋ってホントに悪魔みたいで心が冷たいんだね」

殺し屋「ムカデとか名乗っちゃう死神のクセに全然殺しに慣れてないあんたが可笑しいのよ」

死神「そう言わないでよ。だからこうやって連続殺人者【蚣と蛇(センチピード・サーペント)】としていっぱい殺してるんでしょ?」

殺し屋「それはあんたが勝手に付けた名前だろこの厨二病が!そもそも何で蚣(ムカデ)が先なのよっ、可笑しいじゃない!」 ガチャ

死神「やめてっ!ボクに銃を向けないで!」 ビクビク

殺し屋「へぇ、死神も死ぬのが怖いんだ?可笑しいわね」

死神「大きい音が怖いんだよ!ジューセーとカミナリは大の苦手なんだっ!」 ガクガク

殺し屋「あーぁ呆れた。まるで子供なのね、あんた可笑しい…」

死神「子供じゃなくて死神だってばっ!」

殺し屋「はいはい。さ、次の『天才』を狩りに行きましょうか」

死神「うん。頑張ってね、ヘビさん!」

殺し屋「あんたもしっかり付いてきなさいよね。ムカデくん」

死神「ボクの事をくん付けで呼ばないでよっ!」
139 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/01/06(金) 18:04:41.34 ID:3WO/ArESO
サイボーグとクロネコと天才科学者……

俺には日常よりサイボーグクロちゃんが浮かんだ
140 :>>1 [saga]:2012/01/06(金) 18:11:38.67 ID:W+k1w2wj0
10話おわり

殺し屋さんとか出てきてるけど、結構ほのぼのした話にしてくつもりで頑張ります
サイボーグクロちゃんはあんまり詳しくないです


登場人物紹介

・黒豹【セルメタモバイオロジー・REINCER-02(リンカちゃん)】
技術士さんの手によって喋れるようになりました。にゃんにゃん。坂本さんとは一切関係ありません。
幽霊ちゃんは大好きな主人。不死身さんは大好きなエサ。銀魂の定春を黒くして猫にした感じの黒豹。

・死神くん【蚣(ムカデ)】
ショタでビビりな死神。でも腹黒い。死神らしい黒衣に身を包んでる。巨大な鎌は持ってないし、黒いノートも持ってない。
幽霊ちゃんと同じく撃たれても死なないけど、大きな音が苦手。殺し屋さんの魂を狩ろうとした所を逆にボコられ、泣く泣く生かす事に。

・殺し屋さん【蛇(ヘビ)】
センチピード・サーペントと名乗り、自分より頭の良い人間を狩り続けるお姉さん。彼女も割と頭が良いので天才を殺さないとダメっぽい。
元々から殺し屋やってたみたいで、口癖は『可笑しい』。死神くんが来た所を逆にフルボッコにしたら条件付きで生かしてもらった。
141 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2012/01/06(金) 18:14:09.60 ID:uTsEWDgYo
>>139
俺も日常って単語が出てくるまで普通にそれだと思ってたわ
142 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/01/07(土) 00:47:46.51 ID:Vf2TY8Klo

黒豹可愛いなw
143 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/02/04(土) 12:24:01.17 ID:BVhQJmpf0
私生活が忙しくて中々書き溜めが進みませぬ すみませぬ

来週はマラソン大会です…はぁ、鬱になるなぁ
144 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/02/04(土) 15:19:20.51 ID:q0joEG65o
>>143
乙〜

ガンバですb
145 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [sage]:2012/02/12(日) 18:37:49.71 ID:49LqtZ280
>>143奇遇だな、俺も今週マラソン大会だ
8kmとか[ピーーー]るwwwwww
146 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) :2012/03/06(火) 16:28:05.35 ID:6uWyjUwso
147 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(宮崎県) [sage]:2012/03/08(木) 01:59:45.97 ID:ZlNpNMgxo
148 :>>1 [saga]:2012/03/08(木) 18:19:53.01 ID:Y/I47fDG0


テスト前なうえ、他にもSS書いてるから書き溜めが全然出来ないんです 申し訳ない
水曜日あたりに投下する予定ですので、もう暫くお待ちして頂けますでしょうか
149 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/03/10(土) 14:18:28.78 ID:LYgWGc2g0
まだ読みきってないけどちょっと聞きたい。
体に変化があっても元に戻るのに
喧嘩は強くなるの?>>52
既に明確化されてたらゴメンナサイ。
150 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/03/10(土) 15:07:41.99 ID:m4G6apqZo
>>149
技術的に強いって事でいいんでね
151 :>>1 [sage]:2012/03/10(土) 15:32:21.96 ID:psboB++q0
試験2日目終わったよー 明日は休みだから勉強しながら書き溜めしないと…

>>149
投薬・身体の欠損・幽霊による呪詛などの、外部からの影響による変化は元に戻ります。
自分で筋トレしたりすればちゃんと筋力が付くっぽいです。それに元々不死身さんは強い人です。

>>150
対応力なども練習すれば磨きがかかるようです。逆に言うと、ぐうたらしてたら体が鈍っちゃいます。
152 :>>1 [saga]:2012/03/14(水) 21:13:11.55 ID:JA1pfYEf0
またせたな!…ほんとお待たせしました、申し訳ないぜ しかも短め。テスト明けだから許して…

第11話「コンビニ店長と殺し屋さんは仲がいいようです」
153 :>>1 [saga]:2012/03/14(水) 21:16:58.96 ID:JA1pfYEf0
コンビニ―――

店長「タイクツねー…」 フワー

店員「だからって寝ないで下さいよっ」

店長「わかってるってばー。あたしの苗字はたてばー…ふぁあ…」 ウトウト

店員「さ、寒い…まるでエターナルフォースブリザード…」 ボソッ

店長「ほんとに息の根止められたいのかなー?」 ギロリン

店員「ゴメンナサイスイマセンデシタホンノデキゴコロダッタンデス…」 ペコペコ
154 :>>1 [saga]:2012/03/14(水) 21:19:20.02 ID:JA1pfYEf0
???「…」 コソコソ

店長「ん――?」 チラッ

???「っ」 タタタ

店長「ま、万引き?…って、まってぇー!」 ダッ

店員「あっ、店長!館場店長ーっ!」

店長「すぐ戻るからよろしくー!」 ダダダ

店員「はっ、はーい!」
155 :>>1 [saga]:2012/03/14(水) 21:23:08.77 ID:JA1pfYEf0
店長「まてー!黒フード厨二病万引きはーん!」 ドドドド

死神(ひぃぃぃっ…な、なんで生身の人間が死神であるボクの事を見えてるのさ!?) タタタタ

死神(というかあの人速過ぎるよ!このままじゃ追いつかれる…っ) タタタタ

店長「つーかまえ…たぁっ!!」 ガシッ

死神「むぎゅぅっ!?」 ズッテーン

店長「さー、ぬーすんだ弁当で腹こなすー♪なんて…させないぞー?」 ギュグググ

死神「やめっ、痛痛痛痛痛っ!?ごめんなさいぃっ、ヘビさんがボクにご飯くれなかったから…」

店長「ヘビさん?」

殺し屋「ちょっと、あんたら何やってるのよ?」 スタスタ
156 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/03/14(水) 21:25:14.01 ID:b0iSfbBQ0
おおお久しぶりに来てる!
157 :>>1 [saga]:2012/03/14(水) 21:27:45.56 ID:JA1pfYEf0
死神「ヘビさん!お願い助けてっ!」

店長「え、上網たん?」

殺し屋「ん?もしかして、先輩なの?」

死神「へっ…ええっ?」 ドユコト?

店長「やっぱり! うわたーん♪」 ダキッ

殺し屋「…ムカデ、よりによって先輩の所で盗もうとしたの?バカねぇ」

死神「こんなモンスターがいるなんて聞いてなかったよ…」 グスッ

店長「相変わらずスルーなのねぇー…あれ、この万引き犯はうわたんの友達?」

死神「えーっと…ボクはムカデ。訳あってヘビさ…上網さんと一緒に暮らしてるんだ」 パサッ

店長「―――」 プツン

殺し屋「あ、先輩の前で顔出したら可笑しいことに…」

店長「…おいしそー」 ジュルリ

死神「はへっ?」

店長「ショタぁッ!いただきまーす!!」 ガバァッ

死神「うわああぁーっ!!?」

殺し屋(遅かったようね…)
158 :>>1 [saga]:2012/03/14(水) 21:31:02.31 ID:JA1pfYEf0
殺し屋「…なんて言うか、ご愁傷様ね」 ガッショー

死神「えぐっ、えぐっ…舌いれられたし、意味わかんないし…」 グスグス

殺し屋「先輩も中々可笑しい人だものね」

店長「万引きのお仕置きはそれぐらいで勘弁してあげるー♪」 ペロリ

殺し屋「で、こいつが弁当盗んだんでしょう? お金はあたしが払うわ」

店長「ホント? できれば手数料で2割増してくれたら…」

殺し屋「それは先輩といえどダメよ」

店長「ぐぬぬ」
159 :>>1 [saga]:2012/03/14(水) 21:33:01.66 ID:JA1pfYEf0
死神「ヘビさんがボクのお弁当を買ってくれたら、こんな事にはならなかったのに…」

店長「うわたん…なんでこんなこと?」

殺し屋「あたし、結構ブラックな仕事してるでしょ? 昼間はなるべく外に出ないようにしてたんだけど…このバカが」 ゲシッ

死神「いたっ! ちょっと、蹴らないでくれるかな!」

店長「あー、そういえば裏社会なことしてるって言ってたねー…」

死神(あ、その事知ってたんだ)

殺し屋「それにこいつ、普通の人間には見えないのよ」 シラッ

店長「ふぇ?」 キョトン

死神「ヘビさん!?あっさり言わないでよ!?」 ガーン
160 :>>1 [saga]:2012/03/14(水) 21:36:27.84 ID:JA1pfYEf0
殺し屋「―――という訳なの。可笑しな話でしょ?」

店長「うわたんなんですぐ死んでしまうん…」

殺し屋「こういう仕事してる限り、いつ死ぬかなんて分からないのよ。でも、こいつのお陰で生死の境を彷徨ってるワケ」

死神「死神は普通、死が迫っている人と、死に掛けた事がある人にしか見えないんだけどなあ」

店長「あー、後者のほうにちょっと心当たりが…というかそっちを信じてないとメンタル持たないっていうねー」

死神「大丈夫。キミの寿命はまだまだ先さ」

店長「人の寿命まで分かるの?リュークじゃんwww」 ケラケラ

殺し屋「デスノートとかは無いけどね…」
161 :>>1 [saga]:2012/03/14(水) 21:38:51.04 ID:JA1pfYEf0
死神「―――!?」 ゾクッ

店長「ムカデきゅん、どうしたのー?」

死神「い、いや。何でもないよ…というかムカデきゅんって何さ!」

死神(今のは一体何だろう…死を拒絶しているような何かが…?)

店長「そっかぁー。ところでうわたん、どこで寝泊りしたりしてるの?」

殺し屋「…特に住んでる場所ってものは無いわね」

店長「じゃあさー、家に住まない?」

死神「―――っっ!!?!?」 ゾワワッ

殺し屋「いいのかしら?命の保障は無いわよ」

店長「いーのいーの! 大事な後輩をホームレスにさせる事なんでできないし♪」

殺し屋「…ありがとう。感謝するわ」

死神(ボクは今、どんなものより恐ろしい事態を体験しようとしているよ…) ウルウル
162 :>>1 [saga]:2012/03/14(水) 22:01:21.83 ID:JA1pfYEf0
11話おわりー

随分と間が開いちゃってたのにリアルタイムで見てくれる人が居て凄く嬉しくなった。マジで
ホワイトデーネタとか無いよ!考える余地すらねっ!
次回は来週の土曜日あたりかな…?


登場人物紹介

・店長さん【館場 咲眞(タテバ サキマ)】
渾名はテバサキ。ショタが大好物なお姉さん。不死身さんとは同級生で、殺し屋さんの先輩。運動神経かなり良い。
かつて死に掛けた事があるらしいけど…それはまた後々。

・殺し屋さん【蛇(ヘビ) / 上網 智尋(ウワアミ チヒロ)】
ブラックな仕事に定評のあるお姉さん。店長さんとは同じ学校だったんだとか。割とSっ気ある。
ちょっと舞台裏の話だけど…苗字の由来は巨大な蛇を表す『蟒蛇(ウワバミ)』から来てる。智尋は割と適当につけた。

・死神くん【蚣(ムカデ)】
ショタでビビリで受け気質な死神。これからどんどん開発されていくであろう可哀想な子。店長さんに舌入れられた。
命を奪うほか、人の寿命が見えたり、死に遠い人間には見えなかったりと色々あるっぽい。

・店員くん
割と目立ってるサブキャラ。しっかり者、でもやっぱり名前が付いてない。故に不遇。そして説明文も1行で終わっちゃうから更に不遇。
163 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/03/14(水) 22:30:40.07 ID:b0iSfbBQ0

次も楽しみにしている
164 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/03/16(金) 04:10:05.01 ID:yJ4RZ8mPo
乙!
165 :Hihuminn [sage]:2012/03/24(土) 12:30:31.35 ID:YBMhaRAM0
よし、追い付いた頑張ってね>>1
166 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2012/03/24(土) 12:31:54.66 ID:YBMhaRAM0
すまん↑の名前は気にしないでください

消し忘れただけなので
167 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/04/15(日) 18:36:04.48 ID:EFLW5Za/o
まだか
168 :>>1 [sage]:2012/04/30(月) 21:22:32.25 ID:6/HqXKFm0
プライベートがほんとに大変でして…中々手が付けられない状態で申し訳ないです
明々後日には書きあげるようにしますのでもう少々お待ちくださいませ
169 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [sage]:2012/05/03(木) 04:07:29.80 ID:rYUYg5I2o
>>168
よし舞ってる
170 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/05/04(金) 17:31:01.23 ID:2B2D/IEyo
バンバンバンバンバンバンバンバンバンバン
バン       バンバンバン゙ン バンバン
バン(∩`・ω・)  バンバンバンバン゙ン
 _/_ミつ/ ̄ ̄ ̄/
    \/___/ ̄
  バン    はよ
バン(∩`・д・) バン  はよ
  / ミつ/ ̄ ̄ ̄/   
 ̄ ̄\/___/
    ドゴォォォォン!!
        ; '     ;
     \,,(' ⌒`;;)
   !!,' (;; (´・:;⌒)/
  ∧_∧(;. (´⌒` ,;) ) ’
Σ(* ・ω・)((´:,(’ ,; ;'),`
 ⊂ヽ ⊂ ) / ̄ ̄ ̄/
   ̄ ̄ ̄\/___/ ̄ ̄ ̄
          /\
     . ∵ ./  ./|
     _, ,_゚ ∴\//
   (ノ゚Д゚)ノ   |/
  /  /
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチ
ポチ     ポチポチポチポチポチポチ
ポチ(∩`・ω・) ポチポチポチポチポチ
 _/_ミつ/ ̄/_
      /_/
171 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/05/04(金) 20:48:00.21 ID:NeeWOK2i0
本当にお待たせいたしました 僅かな文章量ですが投下させて頂きますよー

12話「助手の妹がこんなに強いわけがない」
172 :>>1 [saga]:2012/05/04(金) 20:51:11.12 ID:NeeWOK2i0
博士「ふむむ、ちょっと薄いな…もう少し改良を加える必要がありそうだ」 ズズッ

助手「…博士、今度は何を作っているんですか?」

博士「おぉ助手よ。聞いて驚け? これは全自動コーヒー淹れマシン、『カフェマスター・D-RIP』!」 ズドギャーン

助手「でぃーりっぷ…?」

博士「人の好みに合わせて自動でコーヒーを淹れてくれる、超絶ハイテクマシンなのだよ!」

助手「好みに合わせて自動で…ですか」

博士「その通りだ! ふむ、ならば助手も試してみるといいぞ」
173 :>>1 [saga]:2012/05/04(金) 20:53:31.35 ID:NeeWOK2i0
博士「まずはこのシートを舐めてみるのだ」 スッ

助手「は、はい」 ペロ

博士「そして舐めたシートをここにセットして」 ペタリ

助手「なんだか恥ずかしくなりますね、これ…」

博士「これで助手の好みを分析し、自分好みのコーヒーを用意してくれるという訳なのだよ!」  コポポポ ピーッピーッ

助手「あ、出てきましたね」

博士「さぁ助手よ、このコーヒーを飲むがいい! さぁ、さぁ!」 ズズイ

助手「どれどれ…」 ズズッ
174 :>>1 [saga]:2012/05/04(金) 20:56:03.38 ID:NeeWOK2i0
助手「おぉ…すっきりとしていて私に丁度良い微糖ですね」

博士「だろう? 甘い物が苦手な人にはブラックコーヒーに!ド甘党の人ならば砂糖とミルクたっぷりのコーヒーに!」

博士「これぞ夢のコーヒーメイカー! 現在まだ調整中だが、いずれは特許を取るつもりなのだっ!」 ドォォーン

助手「流石、アマナ博士は天才ですね…」

博士「テンサイ…ふふふ、なんて甘美な響きなのだろうか!」 ゾクゾク

博士「こうしちゃいられん。手動モードに切り替えも可能にしてみるとしようかな!」 スタタッ
175 :>>1 [saga]:2012/05/04(金) 20:59:02.63 ID:NeeWOK2i0
助手「私、博士の助手なのに全然手伝っていないような…」 ズーン

          アー ミズイローノーアメー♪

助手「…はい、渦波ですが」 ピッ

???『もしもしー、お兄ちゃん?』

助手「ええ。メールでなく電話だなんて…一体どうしたんです?」

???『えっとね、実はねー!』


         ドッガァァァッン!!>


???「来ちゃった♪」 テヘッ

助手「」
176 :>>1 [saga]:2012/05/04(金) 21:03:51.52 ID:NeeWOK2i0
博士「おい助手っ! 何やら爆音がしたが…って、私の研究所の壁がぁっ!?」

???「あー! はかせさん、久しぶりだねっ♪」 ニパッ

博士「お、お前は…!」 ワナワナ

博士「虚弱体質な自分の身体を治して欲しいと私に頼み込んで来てちょっとした手違いで人間を超越した筋力を持ってしまった、

年齢は12歳だが戦闘力は53万(テンサイスカウター調査結果)という助手の妹である超絶パワーパフガールな小学6年生!

その名前表記のJSは女子小学生の事ではなくジュニアストロンガーの略称だと噂されている怪力少女の渦波 白枝っ!?」 デェェェン

JS「じゅ、ジュニアストロンガーって何!?」 ガーン

助手「…どうしてそんなに説明口調なんですか?」

博士「それは気にするな!どちらも!」 ビシッ
177 :>>1 [saga]:2012/05/04(金) 21:05:50.39 ID:NeeWOK2i0
助手「ええと…シロエ、どうして博士の研究所に?」

博士「研究所ではない!テンサイラボラトリーだ!」 キッ

助手「さっき自分で研究所って言っていたじゃないですか…」

JS「それがね、わたし、はかせさんにお願いがあって来たの!」

博士「ふむ、何だと?」

JS「わたしをここに住まわせて下さい!」 ペコッ

博士「だが断る」

JS「えーっ!?」 ガビーン
178 :>>1 [saga]:2012/05/04(金) 21:07:06.04 ID:NeeWOK2i0
博士「第一、人の家の壁をぶち破りながら入ってくる人を置いておいたら碌な事にならないだろう」

JS「え、あれって壁だったの…? 障子かと思った…」

助手「障子だとしても破ったら駄目ですよね? 普通はインターホンを鳴らすのがマナーですよね?」

JS「うぅ…反省してまぁす…」 ショボン

博士「そもそも理由は何だ、親はどうした? 心配しているんじゃないのか?」

JS「実は、パパとママが…」
179 :>>1 [saga]:2012/05/04(金) 21:09:31.10 ID:NeeWOK2i0
               ◆


JS「すーすー…むにゃむにゃ…」 ゴロン

          ミシミシ バキッ

助パパ「なんてこった!ベッドが木屑になっちまった!」

助ママ「寝相が悪いなんてレベルじゃないわ!もうこれ以上は家に置いておけないわね!」

助パパ「こうなったのもカゲローが世話になってる博士のせいだ!だからあの博士の所に押し付けよう!」

助ママ「それはグッドアイデアね!流石はパパだわ!」

助パパ「伊達に45年も生きてないよ!HAHAHAHAHA!」


               ◆
180 :>>1 [saga]:2012/05/04(金) 21:10:45.46 ID:NeeWOK2i0
博士「おのれェ…どいつもこいつも調子に乗りおってからに…」 ゴソゴソ ガチャッ

助手「や、止めて下さい! 超絶高熱レーザー銃はダメです!絶対!」

JS「な、なるべく迷惑を掛けないよう心がけるから…」 オロオロ

博士「…まぁいいだろう。元はといえば、通常あり得ないはずの副作用を起してしまった私に非があるのだからな」

JS「じゃあ…!」 パァッ

博士「但し、但しだ! お前も助手として仕事してもらうからな?」

助手(殆どやる事なんてありませんけどね…)

JS「は、はいっ! ありがとーはかせぇ♪」 ダキッ

博士「ぐぼぁぁっ!? ギ、ギブギブ!私は不死身では、な…」 ガクガク

助手「博士っ! 博士ー!?」 ユサユサ
181 :>>1 [saga]:2012/05/04(金) 21:32:30.28 ID:NeeWOK2i0
12話おわりー


次の話をどうするかは未定なので、リクエストなどがあれば番外編という形で書くかもしれません
筆者はここ以外に二次創作SSを書いておりまして、どうしてもそちらを優先してしまうのです


登場人物紹介

・テンサイ博士【佐藤 甜菜(サトウ アマナ)】
自称天才で、実力もあるという割と凄い研究者。でも本来は機械作りでなく生物研究が専門なんだとか。
コーヒーはスティックシュガー1本入れるぐらいの甘さが好き。ちょっとした手違いで助手の妹をスーパーガールにしてしまう。

・助手さん【渦波 陽炎(ウズハ カゲロー)】
助手というか、付添い人とかそんな感じになりがちになっちゃってる男の娘(?)。喘息持ちで虚弱体質。
コーヒーは微糖派だけど、ほんとは紅茶のほうが好きらしい。幽霊より幽霊らしいことに定評があるツッコミ役。

・JSちゃん【渦波 白枝(ウズハ シロエ)】
助手さんとは10歳差の妹。元々は助手より身体が弱かったけど、アマナ博士の作った薬によって超人的パワーを手に入れた。
名前表記を『助妹』にしようか迷ったけど結局こうなった。名前の由来はウスバシロエダシャクという蛾から来てるんだとか。
182 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(沖縄県) [sage]:2012/05/05(土) 22:54:42.89 ID:LvyKmFNWo


183 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2012/05/14(月) 06:46:19.64 ID:6mhaTNB30
頑張ってねー両方見てるよ
184 :>>1 [sage]:2012/06/16(土) 23:22:15.56 ID:zu9QBpOq0
保守も兼ねて生存報告です

誰か書き溜めをする暇を俺にくだしあ…
185 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/06/17(日) 00:36:05.48 ID:XR9Fw4qIo
>>184
全然待ってるから安心しろ
186 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/08/06(月) 14:10:25.72 ID:smiXCbA1o
期待
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