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さやか「あたし……もうゾンビなんだよ!」大道克巳「それがどうした!」 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 : ◆2PnxfuTa8. [saga]:2011/11/01(火) 22:52:34.62 ID:pRD21pmd0
・本SSは、アニメ『魔法少女まどか☆マギカ』と、特撮作品『仮面ライダーW』のクロス作品です
>>1の勉強不足でキャラの口調にずれがある可能性が有ります、その場合は指摘いただけるとありがたいです
・まどか☆マギカ、仮面ライダーW、ダークヒーローもの全般、巴マミと大道克己が好きな方は是非見て行ってください
・週に一回の投下をノルマにしたいと思っています

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佐久間まゆ「犬系彼女を目指しますよぉ」 @ 2024/04/24(水) 22:44:08.58 ID:gulbWFtS0
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全レスする(´;ω;`)part56 ばばあ化気味 @ 2024/04/24(水) 20:10:08.44 ID:eOA82Cc3o
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1713957007/

君が望む永遠〜Latest Edition〜 @ 2024/04/24(水) 00:17:25.03 ID:IOyaeVgN0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1713885444/

笑えるな 君のせいだ @ 2024/04/23(火) 19:59:42.67 ID:pUs63Qd+0
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【GANTZ】俺「安価で星人達と戦う」part10 @ 2024/04/23(火) 17:32:44.44 ID:ScfdjHEC0
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トーチャーさん「超A級スナイパーが魔王様を狙ってる?」〈ゴルゴ13inひめごう〉 @ 2024/04/23(火) 00:13:09.65 ID:NAWvVgn00
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【安価】貴方は女子小学生に転生するようです @ 2024/04/22(月) 21:13:39.04 ID:ghfRO9bho
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ハルヒ「綱島アンカー」梓「2号線」【コンマ判定新鉄・関東】 @ 2024/04/22(月) 06:56:06.00 ID:hV886QI5O
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2 : ◆2PnxfuTa8. [saga]:2011/11/01(火) 22:53:03.32 ID:pRD21pmd0
【第一話「だから足掻き続けてるんだよ」】

 これは絶望から始まり絶望に終わる物語
 出会うのは二度度死んだ筈の悪魔(カメンライダー)と一度死んだ狂戦士(ミキサヤカ)
 救いは無い
 しかしそれでも“明日”に繋がることを信じて二人は駆け出す
 残された物は虚ろな希望
 向かう先は深淵
 死して尚希望を求めた二人の物語は今始まる

「だってあたし……もう死んでるんだもん、ゾンビなんだもん!」

「こんな身体で抱き締めてなんて言えない。キスしてなんて言えないよ……」

 夜中、二人の少女が抱き合っている。
 一人の名前は美樹さやか、何処にでも居る普通の魔法少女。
 一人の名前は鹿目まどか、どこにでも居ない特別な只の少女。
 美樹さやかはとある願いのために魔法少女になり、結果それを叶えた。
 だがその代償はあまりに重く、彼女は人間の体を失った。
 もう恋しいあの人に触れられない。
 触れていいような自分ではない。
 そんな絶望が今まさに彼女を蝕んでいた。
 まどかはさやかを優しく抱きしめ、さやかはホロホロと涙を流している。
 まどかの眼からも何時の間にか涙が溢れていた。
 突然さやかの肩を何者かが叩く。

「それがどうした?死人が夢をもっちゃいけないのか、死人が恋をしちゃいけないのか?」

 驚いて彼女は振り返る。
 先ほどまで居た筈のQBは消えていなくなり、代わりに整った顔立ちの好青年が立っていた。

「たとえ死人でも、俺は未来が欲しい。だから足掻き続けているんだ
 お前はどうする。そこで立ち止まって朽ち果てるのか?それとも、俺についてくるか」

 男はさやかの瞳を見て問いかける。
 まどかもさやかも突然の闖入者に呆然としていた。


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3 : ◆2PnxfuTa8. [saga]:2011/11/01(火) 22:53:34.19 ID:pRD21pmd0
「…………」

「…………」

「ん?」

「え?」

「あの……」

「どちら様ですか?」

 当たり前の反応である。

「…………俺は、大道克己。死人だ。そして仮面ライダー」

 大道克己、線の細い青年。
 あの風都を死人の街に変えんとした悪魔とは姿が違う。
 その姿はむしろ、彼を打ち倒した二人で一人の仮面ライダー“W”の片割れ、フィリップにそっくりであった。

「せ、説明になってないじゃない
 そもそも仮面ライダーってなによ!」

 美樹さやかはまどかを守るような位置に立って大道を睨みつける。
 
「仮面ライダー、この街を守る正義の味方だ」

「正義の……味方?」

 二人の少女の脳裏に彼らの先輩で、“正義の味方”である少女の姿が浮かぶ。
 彼女は些細な油断からつい先日、彼女らの目の前で凄惨な死を迎えていた。
 そのことが彼らの心に深い傷を残していたのは間違いない。
 そしてそれ故に今の言葉で二人の大道克己に対する警戒が薄れたのも間違いなかった。


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4 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(神奈川県) [sage]:2011/11/01(火) 22:53:45.56 ID:Or3EW3oqo
これは支援せざるを得ない。 エターナルも克己もカッコいいですよね!


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5 : ◆2PnxfuTa8. [saga]:2011/11/01(火) 22:54:12.43 ID:pRD21pmd0
「俺も生きるためにグリーフシードが必要なんだ
 ここは手を結んで山分けといこうぜ?」

「さっきはあんた自分で死人と名乗ったのに“生きる”なんて言うの?」

「おたがいさまだろう?」

「うっ……」

 大道の言葉にさやかは沈黙する。
 得体のしれない男の筈なのに、二人はこの場の主導権を彼に完全に握られてしまっていた。
 さやかが何も言えなくなったのを確認してから大道は口を開く。

「ところで、行かなくて良いのか?」

「え?」

「魔女退治だよ」

「そこのお前もついてくるならさっさと来な、乗せていってやる」

 大道が指を鳴らすと同時にホンダのシャドウファントムがどこからともなく走ってくる。
 
「……仕方ないわね」

 意外にもさやかはこれに素直に従った。

「待って、私も行く!」

 そしてまどかもそれに続く。
 普通ならば警戒が先に立ち、ついてくるものではない。
 だがしかし大道克己には彼らをそうさせる不思議な魅力があった。
 シャドウファントムは二人の少女と一人の死人を乗せて夜の街を疾走する。
 彼らはあっという間に魔女の結界の前にたどり着いていた。


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6 : ◆2PnxfuTa8. [saga]:2011/11/01(火) 22:55:12.83 ID:pRD21pmd0
「やっぱりバイクだと早いねー!」

「う、うん……」

「さて、行くか」

 大道は二人をリードするかのように歩き出す。
 さやかは大道より前に立とうと歩みを早くする。

「待て待て美樹さやか」

「なに?」

「手を組むなら、相手の実力くらい知っておきたいだろう?」

「良いわよ、正義の魔法少女さやかちゃんが今夜もバーンと……!」

「……死ぬぞ」

 大道が冷たい瞳でさやかを見つめている。
 そう、大道克己は何よりもまず傭兵である。
 数多の戦場を駆け抜けた経験上知っていた。
 何処の戦場でも美樹さやかのような人間が真っ先に死ぬことを。
 

 その直後、大道が足を踏み出そうとしていた場所に大量の槍が突き刺さる。


 三人が真上を見上げると龍のような影の塊がいくつも浮かんでいた。

「――――使い魔!」

「さやか、まどかを守っていろ。」

「あ、ちょっと!」

 大道は床を蹴って一気に飛び上がり、腰からナイフを抜く。
 逆手に構えたナイフを二度、三度、振るう。
 そのたびに使い魔たちは一匹また一匹と消滅していった。
 

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7 : ◆2PnxfuTa8. [saga]:2011/11/01(火) 22:55:45.92 ID:pRD21pmd0
「――――疾い!」

 美樹さやかは思わず感嘆の声を上げる。
 しかし使い魔達は自分自身を槍にして大道へと突撃を仕掛ける。
 直撃、黒い革のコートから鮮血が噴き出した。

「大道さん!?」

 まどかが悲鳴をあげる。
 さやかは彼を助けようと構えた。
 だがその瞬間、大道は彼らの方を振り向いてニヤリと笑ったのだ。
 
「え?」

「捕まえる手間が省けたぜ」

 ナイフの刃が結界の中の月明かりを反射して辺りに輝きの残滓を撒き散らす。
 その幻想的な光景に一瞬だけ目がくらむ。
 
「と、まあこんな感じだ」

 汗ひとつかかずに使い魔を倒して、大道はニヤリと笑う。
 さやか達が見ることができたのは消滅する寸前の使い魔だけだった。

「お前らと違って俺は魔法を使わずに使い魔を倒せる。
 グリーフシードのことを考えればこれだけでも組む価値はあるだろう?」

 先ほどまで身体にあった筈の傷は影も形もない。
 たった一つ、穴の開いた革のコートだけが今の戦いをを物語っていた。
 まどかはちらりとみえる克巳の上半身に恥じらって目を背ける。

「さて、行くぞ、魔女はこの奥だ!」

 先を行く大道に文句を言う者はこんどこそ居なかった。
 さて、三人がしばらく歩くとあたりの情景が単調になりまるで影絵のような状態になっていく。


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8 : ◆2PnxfuTa8. [saga]:2011/11/01(火) 22:56:27.66 ID:pRD21pmd0
「……さて、そろそろか。」

「そうね。」

「え?」

「まどか、下がってて」

「うん」

 轟音が響き、地面がせり上がる。
 小高い崖の頂上に、魔女が立っていた。

「行くぞさやか、下準備が有るから俺の合図まで……」

「なんであんたが仕切るのよ!」

「おい、ちょっとまて……!」

 さやかはクラウチングスタートで魔女に向けて駆け出した。
 そんな彼女を後ろから眺めながら大道は腰にベルトを巻き始める。
 カチッ、と音がしてベルトが大道の身体にハマる。


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9 : ◆2PnxfuTa8. [saga]:2011/11/01(火) 22:59:55.06 ID:pRD21pmd0
「しかたねえ、さっさとやるか」

「エターナル!」

 大道の手の中で突如として響く電子音声。
 永遠を告げるガイアのささやき。

「大道さん何それ!?」

「相棒だ」

 声の主は大道の手に握られた“E”の刻印が施されたUSBメモリ状のもの。
 ガイアメモリ、エターナルである。
 端子は青くない所を見ると第一世代のメモリらしい。

「変、身!」



「エターナル!」



 赤光を纏い、大道克己は純白の鎧を身につけた戦士へと変身する。
 火の粉が辺りを遊び、白と黒の世界に鮮やかな彩りを加えた。

「カアッ!」

 そして、大道の叫び声に呼応して炎は青く染まる。
 これこそが真実の永遠。
 仮面ライダーエターナルブルーフレア。
 彼の全身に走る稲光は青く染まり、それについで青い炎が彼に従う。
 
「綺麗……」

 まどかはつぶやいていた。
 青い炎は大道の背後で漆黒へと変わり、一枚へのマントへと彼を守るために変身した。
 ナイフを抜き放つ大道克己。
 奇しくものその姿は青い衣装を身に纏い、マントを背中からなびかせる美樹さやかに酷似していた。


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10 : ◆2PnxfuTa8. [saga]:2011/11/01(火) 23:04:47.44 ID:pRD21pmd0
「キャァッ!」

 大道が変身を終えると同時に美樹さやかの身体が派手に吹き飛ばされてくる。
 どうやら魔女の攻撃が直撃したらしい。

「さやかちゃん!」

「お……っと!大丈夫か?」

 吹っ飛ばされてきたさやかをすかさず受け止める大道。

「大道……さん!?」

 いつのまにやらさん付けである。

「ちょっと赤くなる辺りまだ馴染んでないが……いけるか
 さやか、後は俺に任せろ」

「ちょ、まちなさ……!」

「いいや、もう終りだね」

 大道はさやかを抱えながらエターナルメモリを自らのナイフに器用に差し込む。



「エターナル、マキシマムドライブ!」



 青い雷がナイフに走る。
 それと同時に魔女の身体にも稲光が走る。

「さやか、俺の変身の間に魔女の周囲の使い魔を片付けてくれたらしいな」

「え?」

 大道はだき抱えていたさやかをまどかに投げつける。
 まどかはそれをなんとかキャッチするもののその反動で転ぶ。

「ありがとうよ」

 大道は駆け出す。

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11 : ◆2PnxfuTa8. [saga]:2011/11/01(火) 23:07:47.49 ID:pRD21pmd0
「大道さんあぶな……うそ!?」

 まどかは目の前の光景に驚く。
 先ほどまで美樹さやかをあんなに激しく攻撃していた魔女の身体に電流が走って動けなくなっている。

「さあ、地獄を楽しみな」

 大道が魔女の目の前でふわりと宙に浮かぶ。
 そのまま身体を半分ほど捻って背中を向け、その回転した勢いを生かしてそのまま足を突き出す。
 その蹴りが届くか否かの刹那、魔女の姿が人間のそれに変わる。
 背を向けているがゆえに大道はそれに気づきはしない。

「ア……リガ、トウ」

 一瞬だけ少女の姿に変わったその魔女の言葉にも気づかない。

「カメンライ……」

 その魔女は少女の姿で、血を吐きながら砂のように消滅した。
 彼女が消えた後には二個のグリーフシードが転がっていた。
 大道はグリーフシードを拾うとまどかに抱えられたさやかにそれを渡した。

「今の……」

「どうしたさやか、まどか」

「な、なんでもないわ」

「大道さん、今の……?」

 二人ははっきりと見ていた。
 魔女が大道克己の攻撃を食らう直前に普通の少女に戻る所を。

「まどか、今は黙ってて」

 しかしさやかは其の問題を一旦棚に上げた。
 今聞いた所で仕方が無いと判断したのだろう。

「はっきりしねえなあ、まあいい」

 結界が消えて行く。
 それを確認して大道もメモリをナイフから抜き取る。
 純白の鎧と黒いマントは青い炎になって消滅した。

「帰るぞ、お前らの親父もお袋も心配しているだろう。」

 シャドウファントムが再び大道の元に走ってくる。

「乗りな」

 まどかとさやかは生じた疑問をひとまず棚上げして彼のバイクに再び跨るのであった。


【第一話「だから足掻き続けてるんだよ」 了】

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12 : ◆2PnxfuTa8. [saga]:2011/11/01(火) 23:08:30.80 ID:pRD21pmd0
【次回予告】


「財団X」

「インキュベーター」

「興味深いよ、ネクロオーバー、ガイアメモリ、セルメダル、僕達の星にもない技術だ」

「こちらこそ、提供していただいた検体はありがたく使わせてもらっている」

「一度死んだ魔法少女をネクロオーバーにするなんて面白いことを考えるね
 感情エネルギーは採取できないけれども他の魔法少女を絶望させるには十分だよ」

「いえいえ、巴マミ、でしたか
 ネクロオーバーとしての訓練もガイアメモリとの適合率も驚くほど高い
 どちらも廃棄予定の技術でしたが中々面白い実験ができそうです
 グリーフシードでネクロオーバーが命を繋げることも非常に興味深い事実だ」


 謎の男、大道克己に助けられた美樹さやかと鹿目まどか!
 魔女を倒し、街を救う彼らの前に“彼女”が立ちふさがる!

「ひさしぶりね、鹿目さん、美樹さん」

「―――――!」



「ルナァ!」



「ヘ・ン・シ・ン♪」

「マミさあああああああああああん!」

「負けたよインキュベーター……よくこんな仕打ちを思いつくよ
 俺としたことがすっかり忘れちまって居たぜ
 ようこそ巴マミ!さぁ、地獄を楽しみな!」

【次回第二話「たった今から、お前も死体の仲間入りだ」 乞うご期待!】

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13 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(東京都) [sage]:2011/11/01(火) 23:10:20.33 ID:NsnCVzbZo
cod-E 〜Eの暗号〜 聞きつつ次回の更新も期待

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14 : ◆2PnxfuTa8. [saga]:2011/11/01(火) 23:11:46.20 ID:pRD21pmd0
とまあ第一話おしまい
クロス物初めてなんで勝手の違いに戸惑っていますが筆の早さに任せて一気に進めたいと思ってます
ところで月刊HEROs買った人居るかしら
あれすげえ面白そうなんだけどリアル忙しすぎて買いに行く暇がない
使い魔が欲しいッス

マミさん好きな人来いって言ったのにこの扱いは酷い気がするけど
虚淵御大が言っていた、おっぱい大きい女の子程HP高い、だから何しても大丈夫って

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15 : ◆2PnxfuTa8. [saga]:2011/11/01(火) 23:13:42.32 ID:pRD21pmd0
あ、ちなみに
OP→cod-E
ED→W
かと

それでは明日も早いのでマミさんと添い寝してきますね

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16 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です) [sage]:2011/11/01(火) 23:18:41.78 ID:xEGGnpT80
あ、マミさん
敵になって大道の仲間になるのか

とりあえず乙

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17 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です) [sage]:2011/11/01(火) 23:23:17.30 ID:0I3P5ep50
まさかこんなにすばらしいものができるとは、感謝感激ですとも
死して尚利用されるマミさんェ……
マミさんの魂に平穏が訪れることを祈りつつ、続きを楽しみに待っています
お疲れ様でした

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18 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(関西・北陸) [sage]:2011/11/01(火) 23:25:45.82 ID:Yb51B9YAO
うおおおおおおおお乙!!!!
まさか本当にやってくれるとは!!無茶苦茶嬉しいぜ!!!!ありがとう本当にありがとう!!!!!

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19 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(チベット自治区) [sage]:2011/11/01(火) 23:30:38.33 ID:DocplPYOo


お婆ちゃんは残念ながら言ってなかったが、マミさん好きに悪い奴は居ない。
マミさん愛に溢れていそうで実に嬉しい。こんなに嬉しいのは3年振りくらいだ。


休みなさい、休みなさい パワーチャージだ休みなさい

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20 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(埼玉県) [sage]:2011/11/01(火) 23:33:38.27 ID:CvM+9oFM0
某スレから飛んできました

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21 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(三重県) [sage]:2011/11/02(水) 00:06:50.10 ID:KOmMITMB0
Wが平成最高だと信じて疑ってなくてしかもマミさんもさやかちゃんも大好きな俺には
もう俺得以外の言葉が見つからない。頑張ってくれ。

あらゆるスレでマミさんとさやかちゃんが絶望する様を見せられてきた俺に希望を見せてくれ。

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22 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です) [sage]:2011/11/02(水) 02:29:29.29 ID:WOmPkW8DO
>>1

さぁ、オーズやWのクロス、そしてこのスレのエターナル。

アクセルとスカルは誰がやってくれるのかな?
23 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(チベット自治区) [sage]:2011/11/02(水) 03:13:28.33 ID:WUMC5ONDo
期待
24 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です) [sage]:2011/11/02(水) 07:46:40.67 ID:AI82uVNDO
予想以上のレス数にこの手は震えてる
とりあえず虚淵信者で三条教徒で龍騎世代なのでえげつないことやりますがさやかとマミ中心に全員活躍させられればと思ってます
しばらく大道無双が続きますが大道による訓練が終わり次第魔法少女も活躍するのでしばしご容赦を
25 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(チベット自治区) [sage]:2011/11/02(水) 09:36:45.67 ID:a5h4HeYEo
>えげつないこと
味方殺しで虎と契約したさやかちゃんと聞いて
26 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(北海道) :2011/11/02(水) 10:44:29.99 ID:tTy6TRQ50
なんだろう、まだ何も出てきてないのに
「祭りの場所は……ここかぁ!」
とか言いながら乱入してくる杏子ちゃんのイメージががが
27 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です) [sage]:2011/11/02(水) 15:50:47.04 ID:WOmPkW8DO
>>26
さやかvs杏子

杏子「はぁぁ…お前は、……そこで見てな」ケッカイデマドカカクリ

まどか「そんな!これじゃあ近寄ることもできないよ!」

杏子「近くにいて巻き込まれたら……お前が悪いからよ」
28 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(群馬県) [sage]:2011/11/02(水) 17:41:31.62 ID:XL4LSXuR0
乙、これは期待できる
大道のメモリスロットを右手で弾き飛ばすように払って変身するの、かっこいいよね
29 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(長屋) [sage]:2011/11/02(水) 17:57:43.81 ID:A0NQRME8o


克己ちゃんとまどか☆マギカ!嫌いじゃないわ!
30 : ◆2PnxfuTa8. [saga]:2011/11/04(金) 00:30:53.74 ID:K3cxHx3V0
書き終わったので
明日は九時頃からOPを公開して
本文を投下して
EDを公開したいと思います
EDは少しずつ変えたりする予定
31 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(関西・北陸) [sage]:2011/11/04(金) 00:46:04.88 ID:HkmZLljAO
狂おしい程待ってる
32 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です) :2011/11/04(金) 00:53:59.90 ID:mvq84xADO
今日投下しない理由?
某聖杯戦争スレを追跡してるからです
33 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(宮崎県) [sage]:2011/11/04(金) 01:46:37.72 ID:F6I+/3vh0

雑誌のヒーローズはセブンイレブンとかにうってあるな。
内容は特撮ヒーロー系が中心――ではない。
それ系を目的ならば買わない方がいい、時代劇が二作ってどういうことだよ
34 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(宮崎県) [sage]:2011/11/04(金) 01:48:18.54 ID:F6I+/3vh0

雑誌のヒーローズはセブンイレブンとかにうってあるな。
内容は特撮ヒーロー系が中心――ではない。
それ系を目的ならば買わない方がいい、時代劇が二作ってどういうことだよ
35 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(チベット自治区) [sage]:2011/11/04(金) 01:50:11.35 ID:zowKh5Pbo
清水・下口コンビのウルトラマンがあるからなぁ……どうするどうする、俺ならどうする
36 :>>1 [sage]:2011/11/04(金) 07:43:00.60 ID:mvq84xADO
ヒーローズ買ってきました
全部第一話だから見せ場すくねー!!
でもどれもなかなか期待出来そうだからこれは買いかなと思ってます
AKBとかいう奴等の写真は友達にあげた
スカルマンの件はまだ許さない
37 : ◆2PnxfuTa8. [saga]:2011/11/04(金) 18:39:14.04 ID:K3cxHx3V0
今晩21:00からAA使用してOPED本編投下しようと思ったんですが歌詞とかのっけちゃ不味いかなと不安になってきた
38 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(チベット自治区) [sage]:2011/11/04(金) 20:21:22.64 ID:NCc6K4dbo
っようつべ
39 : ◆2PnxfuTa8. [sage]:2011/11/04(金) 20:46:20.56 ID:K3cxHx3V0
歌詞のっけないでようつべに直接リンクが良いのかな
でもAAだけだと歌詞とのリンク分からなさそうだし……
いいや、とりあえずまた別の方法考えて後日にしよう
40 : ◆2PnxfuTa8. [saga]:2011/11/04(金) 20:55:45.48 ID:K3cxHx3V0
時間になったので投下開始します
41 : ◆2PnxfuTa8. [saga]:2011/11/04(金) 20:57:14.10 ID:K3cxHx3V0
【第二話「たった今から、お前も死体の仲間入りだ」】

 人気の無い路地裏。
 一人と一匹はそこで落ち合った。

「やあ、大道克己」

「きゅうべえか」

「君が回収したグリーフシードを渡してくれないかい?」

「そういう契約だからな」

 大道は自らが集めたグリーフシードをきゅうべえに渡す。
 きゅうべえはそれを飲み込むとげっぷを出す。

「さて、お前も報酬を渡してもらおうか」

「ああ、そういう契約だからね」

 きゅうべえが口から細胞維持酵素の入った注射を何本も吐き出す。
 大道はその中の一本を自らに注射してから残りを懐に入れる。

「やはり、グリーフシードより効率は良いのかい?」
「ああ、グリーフシードは細胞内の老廃物を吸い取りはするが完全に消し去りはできないからな。」
「難儀な身体だね。」
「宇宙人に心配されるとは俺も焼きが回ったか……」
「ところで君は普段は何処で生活しているんだい?」
「悪魔の住処は地獄さ」

 大道はニヤリと笑ってみせる。

「ああそうかい、じゃあ僕はもう行くよ」
「ああ、好きにしろ」
「ところで、美樹さやかに肩入れしているみたいだね」
「……だからどうした?」
「だったら気をつけたほうが良いよ
 君を追っている奴らが君の姿が見つからないことに業を煮やして彼女の周りでも動き始めているようだ」

 ほう、と呟くと大道は再び街の雑踏の中へ消えていった。
42 : ◆2PnxfuTa8. [saga]:2011/11/04(金) 20:57:49.09 ID:K3cxHx3V0
「というわけなのでこのxに3を代入すると……」

 場面は変わってまどか達の学ぶ校舎。
 チャイムが鳴る。
 
「おっと、チャイムか、それじゃあ今日の授業は終わりだ。」

 一気に騒がしくなる教室。
 まどかとさやかも早々に帰る準備を始める。

「まどかー、今日どっか遊びに行く?」

「良いけど……仁美ちゃんは?」

「良いの良いの、恋人同士はそっとしておきましょ」

 二人が大道に会ってから数日後。
 大道の言葉に従って美樹さやかは上條恭介に素直な気持ちを伝えた。
 残念ながら恭介はさやかを女性として見られないということではあったがそれでも美樹さやかの顔は晴れやかだった。
 元々、さやかが魔法少女になったのは巴マミの影響で上条恭介はそのきっかけに過ぎなかったのかもしれない。
 少なくとも、今の美樹さやかは大道の導きもあって前向きに正義の味方を続けていた。

「…………。」

 そんな晴れやかな顔をしたさやかを申し訳なさそうに見つめる仁美。
 彼女らの間にできたわずかな溝が埋まるのはまだちょっと先のことなのだろう。
 まどかとさやかは二人で連れ立って教室を出る。
 廊下は帰りを急いだり部活へ向かう沢山の生徒たち。
 一年生、二年生、三年生。
 一際大きな三年生の集団。
 その中心に、彼女らにとって見覚えがある少女の顔が居た。

「巴さん心配してたんだよ?」

「そうそう!」

「ごめんね皆、私一人ぐらしだから中々連絡できなくて……
 声も出なかったのよ?」

「聞いたわよ、隣の人が気づいて救急車を呼んでくれたんでしょう?」

「ええ、大変だったわ……。」

「またケーキバイキングに行きましょうね。」

「ええ、勿論。」

 巴マミ。
 最近までこの街を守っていた魔法少女。
 お菓子の魔女との戦闘で些細な油断から命を落とした筈の少女。
 固まってしまうまどかとさやか。
43 : ◆2PnxfuTa8. [saga]:2011/11/04(金) 20:58:35.77 ID:K3cxHx3V0
「どうしたの二人共?」

 後ろから話しかけてきたのは担任の教師。

「先生……マミさんって……?」

「ええ、大変だったらしいわね、風邪をこじらせちゃって一人暮らしだから大変だったって。
 救急車で運ばれたから学校への連絡が遅れちゃったみたい。
 そういえば二人共巴さんが仲よかったよね。
 顔を見せてあげたら?」

「は、はぁ……ありがとうございます。」

 担任の教師はそのままどこかへ行ってしまった。
 マミがゆっくりとこちらに近づいてくる。

「あら、鹿目さん、美樹さん、ごめんなさいね心配させちゃって。」

 ニコリと笑って巴マミはそう言った。

「あ、え、あ、い、いえ!」

「マミさんがお元気そうで何よりです!」

「あらあら、そう言ってくれると嬉しいわ。」

 


“今夜九時に二人であの病院の屋上まで来て”



 まどかとさやかの頭の中にマミの声が響く。
 二人が振り返るとマミは既に彼女の友達と一緒にどこかに行ってしまっていた。

「今夜九時……」

「うん」

「今夜九時に病院の屋上だって」

「……行くしか無いよね」

「当たり前だよ」

「でもその前に……」

 さやかが思い浮かべていたのはこの数日で彼女たちの信頼を勝ち得ていたあの男の顔だった。
44 : ◆2PnxfuTa8. [saga]:2011/11/04(金) 21:01:21.15 ID:K3cxHx3V0
「というわけなんだよ師匠」

「師匠ってなんだ師匠って」

 学校から帰るとすぐにまどかとさやかは大道と連絡してファミレスに向かっていた。
 二人が来た時に丁度大道も来ていたらしく三人で仲良くストロベリーパフェを頼むことになった。

「だって大道さん、私に剣での戦い方とか教えてくれたじゃん」

「ナイフだ、剣じゃない」

「面倒くさいなあ」

「と、とにかくマミさんは死んでいたはずなんです!」

「死人が動く、それ自体は変わったことじゃない
 おれだってそうだ、おい鹿目、俺の手に触れてみろ」

「え?」

「言っただろう、俺も死人だと
 さやかみたいな魔法少女よりもずっと死人に近い」

 まどかはそっと大道の手に触れる。

「冷たい!?」

 驚いてまどかは手を引っ込める。

「最初に言っただろう、俺は死人だ
 だから今更死人が起き上がって動きまわることに疑問なんざ覚えねえ
 むしろ親近感が湧いているくらいだぜ?
 だからここでの問題はその巴マミが生きていることじゃあない
 “誰が”巴マミを生き返らせたのかってことだ
 生き返らせた相手によっちゃあ相当面倒なことになるぜ」

 常に大胆不敵な笑みを浮かべている筈の大道がいつになく真剣な表情だ。
 その事実だけで、まどかとさやかは少なからず恐怖を覚えていた。

45 : ◆2PnxfuTa8. [saga]:2011/11/04(金) 21:02:03.03 ID:K3cxHx3V0
「よくやるよ財団X
 ガイアメモリ、ネクロオーバー、クオークス、メダル
 君たちの持つあらゆる技術を何の罪もないたった一人の少女に詰め込むだなんて」

「ご冗談を、我々の技術はこの程度ではありませんよ」

 巨大なモニタを前にイスに座る男。
 半年ほど前、仮面ライダーWによって打倒された筈の男。
 加頭順である。
 彼の膝の上にちょこんと乗る白い小動物。
 きゅうべえ。

「とはいえあの巴マミはよくあのような改造処置に耐え切った
 メモリの力に加えてパイロキネシス、そしてネバーとしての超身体能力
 私がユートピアを使った時にクオークス能力を発動させていた前例が有ったとはいえ……」

「彼女は強い子さ
 そこは多くの魔法少女を見てきた僕のお墨付きを出してもいいよ
 寂しがり屋なのが玉に瑕だけどね」

「再利用(ヨミガエラ)された私が
 再利用されたメモリやネバー、クオークス技術の複合利用の実験の監督役を任されるなんて……
 なんの皮肉なんでしょうかね?」

「地球人にありがちな感傷だね
 それは無意味な感情だ、忘れたまえよ
 ……ああ、君のは振りか、忘れていた」

「私、時々貴方にゾッとします」

「ところで大道克己を追い詰める計画は進んでいるのかい?」

「ええ、巴マミに支給したあのメモリの使い手以外は全員細胞データを回収できています」

「ふぅん、それは楽しみだ
 大道克己の死が美樹さやかの魔女化やまどかの契約に結びつけば僕としては言うことなしだよ」

「後は貴方が大道克己の潜伏先を発見できれば完璧なのですが……」

「そこまで無茶を言ってくれるなよ、彼はとても警戒心が強いんだ」

「でしょうね、ところでインキュベーター、例のものを」

「ああ、これだね」

 きゅうべえが口からグリーフシードを吐き出す。
 それを受け取る加頭順。
 
46 : ◆2PnxfuTa8. [saga]:2011/11/04(金) 21:04:14.05 ID:K3cxHx3V0
「僕も君から受け取りたいものがあるんだが……」

「これかい?」

「ああ」

 彼はきゅうべえに細胞維持酵素を渡そうとして……誤って落としてしまう。

「おっと失礼」

「礼を言うよ、僕達の星の新しい研究にそれが入用なんだ」

 きゅうべえはそれを拾い上げる。

「魔法少女の身体とネクロオーバーの身体に類似点が有るのは巴マミに施した人体実験で判明していますからね
 この程度の援助、同盟を組んでいる以上当然です」

「僕達は中々良いビジネスパートナーになれそうだよ」

 加頭順はクスクスと笑う。

「私、ゾッとします」
「訳がわからないよ」
 
 二つの影は闇のなかで何時までも笑い続けていた。
47 : ◆2PnxfuTa8. [saga]:2011/11/04(金) 21:05:07.37 ID:K3cxHx3V0
「来たわね、約束の時間の丁度五分前、正確だわ」

 廃病院の屋上。
 午後八時五十五分。
 まどかとさやかは巴マミに会っていた。

「教えてくださいマミさん!」

「そうです、一体何がどうしてマミさんはここに?」

「私たちこの目で見たんですよ!マミさんが……」

「ごめんね、怖い思いをさせてしまって……
 でももうそんな思いをすることないわ、私が貴方達を守るわ」

「そのことなんですけど……」

「マミさん、実はさやかちゃんはマミさんが居なくなってから魔法少女になったんです」

「え?」

「ごめんなさい……マミさんが居なくなった以上、この街を守らなきゃって……」

「早まったわね、と言いたいけれども……でもすこし嬉しいわ」

「マミさん……」

「美樹さんが一緒に戦ってくれるなら怖いもの無しよ」

「それにまどかちゃんだって見守っていてくれるしね」

「マミさん!」

「マミさん!」

 二人がマミに抱きつく。
 マミは優しく二人を受け止めて頭を撫でる。
 しかし、とあることに気がついて二人の表情は固まる。
48 : ◆2PnxfuTa8. [saga]:2011/11/04(金) 21:06:55.73 ID:K3cxHx3V0
「冷……たい?」

「あら?」

「マミさん、身体が冷たい……」

「うっかり体温を調節し忘れていたわね」

 マミが指を鳴らす。
 すると突然地面から大量のリボンが生えてきてまどかとさやかを拘束する。
 
「え?」

「これは!?」

「二人共ごめんなさい」

 リボンで拘束された二人をそのままにしてマミは後ろを振り返る。
 濁った光を湛える双眸が見つめる先には黒い革のコートを纏った青年が居た。

「やっぱり来たのね大道克巳さん」

「こうやって俺をおびき寄せたつもりか?気に入らねえな」

「貴方に話す義理はないわ」

 光が巴マミの体を包む。
 辺りに満ちる山吹色の清冽な光。
 たとえその身を闇に落としてもその美しさは変わりなどしない。

「だって貴方はここで死ぬのだから」

「おいおい、俺は何回死ねばいいんだ?」

「駄目だよ師匠!マミさん!」

「やめてよ二人共!」

 マミはマスケット銃を大道に向けて放つ。
 弾丸は魔力によりまるで蛇のようにうねりながら大道を狙う。
 対する大道は自分の進行方向の弾丸だけをナイフで防御、左右や背後から迫る弾丸はその脚力で回避する。
 一瞬でマミの目の前に立った大道はマミの腹に向けて拳を振りぬく。
49 : ◆2PnxfuTa8. [saga]:2011/11/04(金) 21:07:45.60 ID:K3cxHx3V0
「あら、やるじゃない。伊達や酔狂で美樹さんの師匠やってたわけじゃないのね」

「やはり、ネクロオーバー!」

 マスケット銃をロッドのように扱って大道の拳打を受け止める巴マミ。
 そのまま銃身を持ってグルグルと振り回し、左右から大道を殴りつける。
 正面の攻撃は止められ、左右はマスケット銃を使った棒術で塞がれ、背後からは弾丸が迫る。
 マスケット銃による殴打はナイフでしのぎ、受け流しているが流石の大道もたまらずバク宙で距離を取る。

「貰ったわ!」

 宙を舞う大道を追うようにしてマミも飛び上がる。
 そして大道の腹にまっすぐ蹴りを叩きこむ。
 受身も取れず地面に叩きつけられた大道に銃弾が突き刺さる。

「ガッ……ハァ!銃撃、蹴りを中心とした格闘技術、棒術、笑わせる。
 こういう時ばっかりは生きている気分になれるなあ!」

「ごめんなさい大道さん、生きている実感に水を差す結果になるわね。
 貴方に恨みは無いし、本当はこんなこと嫌なのだけれども……死んでもらうわ」

「マミさんやめて!その人も正義の味方だよ!
 マミさんと同じように良い人なんだよ!」

「美樹さん、あなた達に黙っているだけで……そこの大道克己は極悪人よ」

「え?」

「この前テレビでやっていた風都タワー占拠事件、犯人は公開されなかったけど……
 彼がそのリーダーなの」

「う、うそですよね大道さん!?」

 大道は何も言わずに屋上の床に寝転がったまま天を仰ぐ。
 しばしの静寂。
 夜の澄み切った空気の中で遠くの音だけがやけに耳に入る。
 大道克己はため息を一つ吐いてからハッキリと言い切った。
50 : ◆2PnxfuTa8. [saga]:2011/11/04(金) 21:08:17.72 ID:K3cxHx3V0
「本当だ」

「うそ……」

「なんでですか大道さん!?」

「ほら、そこの大道克己は悪人なのよ
 あなた達は騙されていただけ」

「違うって言って下さい大道さん!
 だって貴方私達にあんなに優しくしてくれて!
 私達の目の前で町の人を守ってくれていたじゃないですか!」

「そうさ、でもそれで過去の悪行が消えるわけじゃあない」

 大道は立ち上がる。
 再び。
 ネクロオーバーとして得た命。
 そして仮面ライダーに撃破されながらも復活したことで得た新しい命“正義”を胸に。
 
「だがそれでも……」

 大道はメモリを取り出してスイッチを押す。
 声が響く。
 大地の囁きが。





            「 エ タ ー ナ ル ! 」






 大道はベルトを自らの身体に巻きつけてメモリをバックルに突き刺す。
 声が響く、未来永劫変わらぬ正義の雄叫びが。




               「 変  身 」



            「 エ タ ー ナ ル ! 」





 青い炎が大道を中心に舞い上がる。
 内側から目を太陽の色に輝かせて現れるのは純白の装甲に身を包まれた大道克己。
51 : ◆2PnxfuTa8. [saga]:2011/11/04(金) 21:09:18.18 ID:K3cxHx3V0
「くっ!」

 巴マミがとっさに放つ銃弾をはじき飛ばして炎は大道の背中に集まり、漆黒のマントへと変わる。
 先ほどまで彼が使っていたナイフも形態を変えて巨大に、そして鋭利なフォルムになる。

「お前を戦わせている連中を、俺は絶対に許さん」

「―――――――――!?」

「行くぞ」

 大道のナイフがマミの顔へとまっすぐに向かう……と見せかけて彼女の腕へと急激に曲がる。
 マミの腕が大きく裂けて鮮血が飛び散る。

「顔は狙わないの?」

「隙を突いて腕を潰したほうが早いだろう?」

「あらあら紳士なのね、聞いていた話とぜんぜん違うわ
 でもネクロオーバーの再生能力を忘れちゃったのかしら?」

 マミは即座に自らの傷を塞ぐと大道の元へ疾駆する。
 周囲には彼女が自ら放った弾丸。

「くらいなさい!」

 マミはマスケット銃をエターナルの脳天に叩きつけようとする。
 手に走る鈍い衝撃、続いて弾丸が彼に激突する感触。

「悪いわね」

「お前こそ忘れているんじゃないのか?」

 マミは気づいた。
 マントだ、攻撃はすべてあのマントに当たっている。

「いや、知らないのか。」

 マミの腹に鈍い衝撃が走る。
 
「このエターナルローブはありとあらゆる攻撃を無効化する」

「だったらこれよ!」

 大道を包むようにして炎が燃え上がる。
52 : ◆2PnxfuTa8. [saga]:2011/11/04(金) 21:09:55.92 ID:K3cxHx3V0
「パイロキネシス……クオークス能力か!」

 炎に包まれている間にマミは大道と距離を取る。

「うそ……マミさん!?」

 マミは炎を操る魔法なんて使わない。
 まどかとさやかは眼の前の光景が信じられなかった。

「うふふ、辛い訓練に耐えたのよ
 加頭さんが皆に会えるって言うから……だから……」

 聞き覚えがある名前に大道が反応を示す。

「おい待て巴マミ、今加頭……といったか?」

「さあ?話はこの勝負が終わってからよ」

「くそ……気に入らねえな財団X!」

「一気に勝負をつけるわよ!」

 謳うは月光の調べ。
 覚ますは大地の中に眠る幻惑の記憶。
 幻想の思い出と共に少女はその姿を変える。





            「 ル ナ ァ ! 」





「ヘ・ン・シ・ン♪」

 マミはLという文字が刻まれたUSBメモリ状の物を天に向けて高々と投げ上げる。
 折りしも満月、世界に満ちる月の灯を吸い込んで幻想の記憶はこれ以上ない眩さで輝く。
 クルクルと回転してまるで満月のように辺りに黄色い優しい光を撒き散らすルナメモリ。
 マミは自らの服の胸元を大きく開けてそれを迎え入れる。
 彼女の胸の谷間の中へと吸い込まれるルナメモリ。
 澄み切った音と共にマミの眼が黄色く輝いた。
 辺りに満ちる光。
 それが消えるとそこにはまるで魔女と魔法少女の中間体のような姿の巴マミが居た。
 人間の時の美しい面影は無く、それは大道も見慣れたドーパントのそれ。
53 : ◆2PnxfuTa8. [saga]:2011/11/04(金) 21:10:59.90 ID:K3cxHx3V0
「マ、マミさんが化物に……!?」

 さやかのソウルジェムが薄く墨を流したかのように濁り始める。

「おいさやか!?」

「師匠……魔法少女には絶望しか残ってないのかなあ……」

「さやかちゃん……」

「マミさんが……マミさんが……私たちのせいだ
 元はといえば私達が……」

 さやかの瞳から輝きが失われていく。
 それを見て大道はマミの方に向き直り叫ぶ。

「……負けたよ財団X、よくこんな仕打ちを思いつくよ
 俺としたことがすっかり忘れちまって居たぜ!」

 さやかのソウルジェムが濁りきる前に巴マミを倒す。
 それが今の自分にできるたった一つのことだと大道は思った。

「ようこそ巴マミ!さぁ、地獄を楽しみな!」

 大道はナイフを片手にマミへと踊りかかる。

「さやかちゃん」

 マミの身体から大量の触手が伸びて大道を取り囲む。

「なに?」

 大道は触手を切り刻みながらまっすぐに巴マミの元に向かう。

「今は、大道さんを信じよう」

 袈裟懸けに斬りつける。
 だがしかしそれは幻影、大道は何時の間にか背後を取られていた。
54 : ◆2PnxfuTa8. [saga]:2011/11/04(金) 21:12:04.04 ID:K3cxHx3V0
「え?」

 マミのゼロ距離射撃が大道の背中に突き刺さる。
 確かにこの距離ならばエターナルローブで防御もできない。
 しかし大道も至近距離からの攻撃であることを逆手にとって後ろ蹴りでカウンターを決める。

「だって大道さん、つい最近さやかちゃんを助けてくれたばっかりだよ
 きっと今回も助けてくれるって
 今度はきっと……マミさんも」

「まどか……」

 さやかのソウルジェムの汚染が止まる。

「そうだよね、まどかの言うとおりだ」

 それはまどかの言葉だけが原因ではない。

「今私達にできることは……」

 そう、彼女だってわかっていたはずだ。

「“仮面ライダー”の大道さんを信じる事だけだよね」

 仮面ライダーが何者なのかを。
55 : ◆2PnxfuTa8. [saga]:2011/11/04(金) 21:12:32.05 ID:K3cxHx3V0
「うおおおおおおおお!」

「おねがい!大人しく倒れて大道さん!」


 それでは説明しよう、仮面ライダーとは


「行きなさい使い魔達!」

「仮面を被った使い魔……マスカレイドドーパントそっくりじゃないか」

 
 人類の自由と平和、そして幸福を守る


「その程度の鞭!俺にとっちゃ屁でもねえぞ!」

「嘘でしょ……スペックでは圧倒的にこっちが上の筈なのに!」

「クオークスの弱点を知らないみたいだな」

「え?」


 正義の使者なのである!






「エターナル、マキシマムドライブ!」  





「くっ!思うように力が……!」

 蒼い雷と共にマミの身体からメモリが排出される。
 魔法少女の衣装も砂になって崩れ落ち、そこには普段通りの私服を着たたった一人の少女が残る。
 そんな彼女を覆う影。
 上を見上げる。
 彼女が一度死んだ時を思い起こさせる情景。
 恐怖が口を開けている。
 大道が目の前に迫ってくる。

「私、まだ死にたくないのに!」

 彼女は泣いていた。
56 : ◆2PnxfuTa8. [saga]:2011/11/04(金) 21:13:18.64 ID:K3cxHx3V0
「ハァッ!」

 次の瞬間、彼女の立っていた場所の隣のコンクリートが吹き飛ぶ。
 人間の姿に戻った巴マミの隣に大道克己が立っていた。

「戦いたくもないのに戦わされている奴なんて殺す価値もない。」

「あ、え、あ…………」

 そう言って大道は変身を解除する。
 恐怖でマミは其の場にぺたんと座り込む。

「大道さん!」

「マミさん、良かった……」

 大道は彼女に手を伸ばす。

「おい、立てるか?」

「助けてもらえると……ありがたいです」

「だろうな、おらよっと!」

 大道はお姫様抱っこでマミを抱きかかえる。
 マミは顔を真赤にして抵抗しようとするが身体に力が入らない。

「お前には色々話してもらわないといけないことがあるんでな」

「で、でも……」

「良いじゃんマミさん、お似合いだよ」

「そうですよマミさん」

「や、やめてよ二人共」

 実際、今の大道は何故か十六歳ほど、丁度フィリップとそっくりな背格好だ。
 十五歳の巴マミと一緒に居てもそれほど不自然ではない。
57 : ◆2PnxfuTa8. [saga]:2011/11/04(金) 21:14:46.30 ID:K3cxHx3V0
「よし、それじゃあとりあえず帰るぞ」

「どこにですか?」

「……とりあえずこいつの家かな」

「そうはいきません」

 突然、大量の炎が四人を包む。
 とっさに大道が身を呈して残りの三人を庇ったためにまどか達には傷ひとつ無い。

「……加頭順!」

 大道が吠える。
 恐怖からマミは小さく声を上げる。

「巴マミは我々の貴重な実験兵器です、返していただけないと……私困ってしまいます」

 大道はナイフを構えて加頭と対峙する。

「巴マミとの戦闘で疲弊した貴方ならば仕留めることも容易い」

「私が居るよ!」

「待てさやか!お前じゃまだ荷が重い!」

 とっさにさやかが加頭順にむけて跳びかかる。
 大道から仕込まれた短剣さばきで加頭順の頬を切り裂いた。
 しかし彼にカウンターの蹴りを直接貰って、床にたたきつけられる。
58 : ◆2PnxfuTa8. [saga]:2011/11/04(金) 21:15:24.54 ID:K3cxHx3V0
「やれやれ……仕方ない、代わりにこの娘を実験台に持って帰りましょうか
 巴マミと同じように徹底的に改造手術を施して……」

「さやかちゃん!」

 まどかが叫ぶ。
 彼女の視界の端にきゅうべえの姿が映る。

「こうなったら私が……!」

「それには及ばないわ」

 しかしその時突然、銃弾が加頭の足の関節に当たる。
 崩れ落ちる加頭順。

「祭りの会場は、ここかい?」

 その隙を狙うようにして紅の槍が彼の腕を斬りつける。

「さやか、少しはマシになったと思ったけどやっぱりトーシロだね」

「杏子……!」

 月の光を背に受けて二人の魔法少女が並び立つ。
 暁美ほむら、佐倉杏子。
 共に歴戦の魔法少女としていくつもの戦いをくぐり抜けてきた強者である。
 加頭順も彼らの闘気にあてられ生唾を飲む。

「増援……まさかあなた達が手を組むとは、私、びっくりです」

 加頭の腕がゴトリと落ちる。

「ほむらちゃん!杏子ちゃん!」

「佐倉さん、貴方この街に来てくれていたのね?」

「ようマミさん、事情の説明は後だ、ここはあたし達に任せてあんた達は一旦逃げな」

「事情は解らないが恩に切る」

「良いの、大道さん?」

「覚えておけ、自分たちでは無理だと感じたら迷わず逃げるのも戦いだ」

「でもほむらちゃん達が……!」

「あいつらには、勝算がある。そして今の俺達はあいつらにとっちゃ足手まといだ
 さやか、まどかを連れてついてこい!」

「はい師匠!」

 大道はマミを、さやかはまどかを抱きかかえて病院の屋上から飛び降りる。
 さやかの着地地点にはバイク。
 
59 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(チベット自治区) [sage]:2011/11/04(金) 21:20:11.89 ID:NCc6K4dbo
あ佐倉と聞いて
60 : ◆2PnxfuTa8. [saga]:2011/11/04(金) 21:23:30.26 ID:K3cxHx3V0
「私運転したことないよ?」

「任せろ」

 大道が指を鳴らすとバイクが勝手に動き出す。
 大道が走るのについてバイクも驚くべき早さで走りだした。
 
「うわ、なにあれ!?」

 まどかが驚いて声を出す。
 先ほどマミが出したような仮面の使い魔が彼らの前を塞ぐ。
 
「今度こそさやかちゃんに任せなさい!」

 さやかが腰の鞘から剣を引きぬいて使い魔達に剣を向ける。

「大道さん!練習していたアレ、使って良いよね!」

「好きにしろ」

「それじゃあ……必殺!」

 バイクに乗ったままのさやかの剣から何本もの青い光が飛び出して
 細いレーザーのようになって使い魔たちを切り裂く。

「さやかちゃんブレード!」

 巴マミは思わず吹き出した。
 大道克己はため息を吐いた。

「さやかちゃん格好いい!」

「でしょ?師匠のナイフ裁きを参考にしたんだよ!」

「ね、ねえ美樹さん」

「どうしたのマミさん?」

「良ければ私にその技の名前考えさせてくれないかしら」

「ふっふっふ、さやかちゃんブレードを超える技名なんて……」

「そうね、スクワルタトーレ……とか」

 大道は静かに頷いた。
 

【第二話「たった今から、お前も死体の仲間入りだ」 了】
61 : ◆2PnxfuTa8. [saga]:2011/11/04(金) 21:24:02.17 ID:K3cxHx3V0
【次回予告】

「NEVER?」

「私に仕込まれた技術は元々別人の物だったっていうの?」




「懐かれちまってさ」

「ゆまはね!杏子お姉ちゃんといつも一緒なんだよ!」




「ありがとう恩人、一ついいことを教えてあげよう」

「良い事だぁ?聞かせてみろ」

「愛は無限に有限なんだ」




「切り札は左翔太郎……仮面ライダージョーカー、ねえ」

「レディの頼みとあらばこのハードボイルド探偵が……」

「こんなハーフボイルドで大丈夫かしら?」

「ってうぉい!」




「助太刀するぜ!大道克己!」

「お前は……!」

【次回第三話「切り札」 乞うご期待!】
62 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です) [sage]:2011/11/04(金) 21:28:24.26 ID:OCHNTEM/0
まさか本当にあ佐倉になるとは……まさしくヒャッハー!な展開にドキワクです
そして次回はいよいよWの二人組みも姿を見せそうな感じですね。
果たして大道克己は魔法少女たちを守ることができるのか、見滝原の涙を止めることができるのか
とにかく期待してお待ちしてます、これからも頑張ってください。

そしてあそこまで徹底的に身体を弄られたマミさん、無事だといいな。
63 : ◆2PnxfuTa8. [saga]:2011/11/04(金) 21:32:11.95 ID:K3cxHx3V0
致命的な誤植に今更気づいた
だがもうなおしようがないっていう……

マミさんはぼっちじゃないです
あとデブでもないです
マミさんはサイコーです
マミさんは地上に舞い降りた女神です
この作品のヒロインはマミさんです
大道に対する登場キャラの心情

まどか→尊敬・畏怖
さやか→尊敬・師匠!
マミ→恋愛
ほむら→警戒
杏子→そもそも接触無し

大道の各キャラへの心情

まどか→嫌いじゃないけど一人だけ傍観を続けていることに疑問
さやか→リーダー気質のせいでついつい面倒見てしまう
マミ→ミーナに似てる気がする
ほむら→会ったこと無い
杏子→会ったこと無い
64 : ◆2PnxfuTa8. [saga]:2011/11/04(金) 21:38:16.23 ID:K3cxHx3V0
>>62
あ佐倉は見てみたい!って声があったので突っ込んでみました
あと現時点ではフィリップはまだ復活してません
個人的には普段あまり見られないキャラの活躍とか描写の足りないキャラの活躍を書いていきたいので
仮面ライダージョーカー&ほむら&杏子&ゆま組vs織莉子&キリカ&???
仮面ライダーエターナル&マミ&さやか&まどか組vs加頭順&再生ドーパント

を最終的にヴァルプルギスの夜と絡めていきたいなあと
65 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です) [sage]:2011/11/04(金) 21:41:46.09 ID:1CukuzbDO
乙!
良かった…マミさんに救いの手が…
しかしメモリの挿し方、京水と同じ仕草でもえらく色っぽいなww

そして翔太郎キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!
66 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(関西・北陸) [sage]:2011/11/04(金) 22:11:42.20 ID:HkmZLljAO

マミさんヒロインに全俺が歓喜した

しかもおりマギ要素も入るとは……もう 期待以外出来ない
67 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(三重県) [sage]:2011/11/04(金) 22:12:51.43 ID:JoDhNGPD0
乙でした。
翔太郎キタ―――!
これで勝つる! 風都の鬱フラグブレイカーきた! これで勝つる!

つーかマミさんにロストドライバー支給しないとか、財団Xは分かってない!
何も分かっちゃいねえ!
マミさんをドーパントにするとか財団Xは正気か!? どう考えたって、
仮面ライダーにした方が可愛いだろ!
68 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です) :2011/11/05(土) 07:28:36.86 ID:ATSGBBkDO
今晩九時からジャスラック対策しつつAAで作ったOPED投下しますね
69 : ◆2PnxfuTa8. [saga]:2011/11/05(土) 20:22:45.60 ID:0A31zutn0
あと三十分
上手く言ったら第三話も投下します
70 : ◆2PnxfuTa8. [saga]:2011/11/05(土) 20:23:32.26 ID:0A31zutn0
あと三十分
上手く言ったら第三話も投下します
71 : ◆2PnxfuTa8. [saga]:2011/11/05(土) 21:03:30.18 ID:0A31zutn0
【仮面悪魔かつみ☆さやか OP】
ttp://www.youtube.com/watch?v=o1fUoIB9If4に時間を合わせてご視聴ください】


【0:00〜】
   ,'  ,'.::,クx、≧X、: : /: : : : : /. /: : : :: :: : :: :://:: レ:: :: : ::/::/イ´.:7|:: :: :: ::
   .'  ,:::/≠7} ,':.::/: : : : : /≠:: :: :: :: :: :: :: ィ彳 /:: :: ::/../  | :!リ:: :: :: ::
  . ,::::ゝ'、≠::j ,': :/:: :: : : :/:: :: ::|:: :: :: ::,彡' /:: ::/::/    .乂|:: : :: :: : :
─='ニ、:,へ、////: :: :: :: :: :: :: :: :: : 〃:: :/  /:: ::/彡'       j:::: 从ハ|
  ( ̄ヽ,ィヽ::V ,:: :: :: :: :: :: :: :: :: /レへ`丶、ィ彡'´ ノ  /    __≠7:/ リLリ
.ゝ___≧ノヘ丶V/:: :: : :: :: :: :: :: / ,イK 弋ダヾ`¨¨   /   ≦==< レ:: ノイ
≦、/ ∧ V´`' ,'ミヽ.:: :: :: : : :,      ` ¨¨`リ ..:  .' ,',ィK弋ヅヾ ∨//
  \ ゝ'::fリ/  ,': :: :: :: :/         , '  :::  }!  `¨   ´ ∧リ
    丶/イ  /:: :: :: :〃            ..::::  リ   、    乂〃
、    , 'ヘソ  /:: /}:/           ,...:ノ::,'  .:      /彡'
、\ / 入_.ノ: :/彡' ヘ           Y'  、.::、 ノヘ     ., '
.:\ `ヽ (_ ノ:/: ://   ヽ.         ゝ_r、   リ }!   /彡'
.:   丶`¨:::/: ://      、           `ー=イ   , ' `丶
     .Y::7: ::〃       .::、    ィ、ー==─'_,'___、 , ヘ
\ ゝ=7::/: ::/|         .、    丶..`¨こ__フ´'///∧
 八彡'::∧∨|リ          丶     `¨¨¨ イ//////へ
イ::::::::://///∧           >-..... ___ < .!/////////\
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【0:04】

                _厂        \     
              (C{]    `ヽ.`ヾ、 ヾ、 ヽ.   
             ≦´ヽ. ゝ、__ノヽ.ヾ、   ,イ´ヽト.
            /´ーァ'ヽ.__ノ`ヽ..._彡'    \_
            ,' 、_=_-_=_-_=_シ´         ==テ_
            ゝ、 ヾ\、_二フ             ̄ス
            |\、 \二ミヽ.             ゝ=シ!
            ト、. \、`ー―‐アミ、ヽ.=_     `ー―<_
          __,.ィ=--、.、.`ヽ_≧=.._≠_=_-=ニ二二></---'
         / __/´itォ'、ヽ:: rtォ=ァ `ゝ=、三三三三三≧シス
     __,r、' =、 ヽヽfj   '/          \      二彡'
     | ::::\ ヽ ', |冫 、.:   、         ∨=レア/ ̄\
     ,:: :: ::ゝ=!}、ji'ハ ー‐‐'        / |=、_/    ハ
     ,':: ::  :: ゝ'7  、ー---ァ      ,イ  リヾ、\≧==、_ノ\
    ,::: :: :: ::: /    ` ̄     , <    \ミシ、 ̄`!フ^ク`ヽ._
    /:: :: :: :: /    ,イ ゝ──<        ,:'   //  / `ー-、
   _/:: ::  :: :/   /i=|   / / ':,        ,:'   /.  /     /=≧z、
  ソ`=-.._::__::/ ,イ、ヾ._j  /{! ト. ',       ,: '   / .:/     /ニニ7_,.=\
  /ニ-二二二7 /ヽ.\ヽ|    jヽ\     ,:'  ,イ7_//       /ニニ7レ´二ヽ.!
. |ニ-───7 /ヽ.`ヽ.ヽ|    |ニゝ`ー―‐‐,:'ラ彡厂 :/      / 二7二二≠ハ
 ノ、_二二7 /ヽ.`ー、 ヽ|    |__`':, ̄ ̄,'´ニニ7  /       {.ニミ/ー≠ニニニ ',
. ヒこ二ニニ7 /ヽ. `ー、ヽ|    |__ ',_ ,:'二二ニ/  /        ヒ/_ニニニ二二:!

72 : ◆2PnxfuTa8. [saga]:2011/11/05(土) 21:04:06.15 ID:0A31zutn0
【0:06】
                                 _
               「 \   __  /⌒ァ ) `丶
               ヽ    ´    `  /  /    ヽ
                \          く /     )
                ∨ ●    ●  Y      ノ
                  _|{    、_, 、_,    八     ,′
                   / 八         イ 丶.   /
             ⌒\/ ,   / ーァ    T´ {   \/\
           ( (⌒>く./  / . : /      ',: :ヽ    〈) )
              \{/ : : :/ : : /        ヽ-ヘ . : : //、
         /\\_∧: : ,′|  i  i  | ∨∧// : : :\__
           (_゚: :。 ーァ‐' : ;  |  |  |  |  ー‐く: : : : :。: ゚ : _ノ
          / . : : 。人: : :.:|   |  |  |  |   }   \: 。 : : : :)
          (_/{:_:/  \: iヽ 丶ソ 丶ソ  ノ     \_ノ ̄
                      ̄⌒  ⌒ ̄
【0:07】
                           _
                             } `丶
               「 \  __   -┴ ァ  \
                    ´         /    ヽ
                \        __ く/
                ∨ __     '⌒ Y      }
                  _|{ '⌒ r:‐ヘ    八     ,′
                   / 八    、:::ノ  イ 丶.   /
             ⌒\/ ,   / ーァ   T´ {   \/\
           ( (⌒>く./  / . : /     ',: :ヽ    〈) )
              \{/ : : :/ : : /       ヽ-ヘ . : : //、
         /\\_∧: : ,′|  i  i | ∨∧// : : :\__
           (_゚: :。 ーァ‐' : ;  |  |  | |  ー‐く: : : : :。: ゚ : _ノ
          / . : : 。人: : :.:!   |  |  | |     \: 。 : : : :)
          (_/{:_:/  \:{.    { ,'    ノ    \_ノ ̄
                  ̄>  \)(/  く
                 / / ̄ ̄ ̄\ \
                'ー‐        ー‐'

73 : ◆2PnxfuTa8. [saga]:2011/11/05(土) 21:04:32.89 ID:0A31zutn0
【0:08】
                   /    |::        \/  |  /  ,'
                  /      |  、:         ! /,   .
                 / \..     .| >へ    ,'   ト、/.  ,
                 ,    丶   .<   .\ ,    !/   .,
                     .         .ィ==≧ミ、 丶、  リ   ノ!    |
                !        /: : : : : : : :丶  ヽr' レ ' __リ   .人
                  ト .     _j': : : : : : : : : : : ヽ_ レ'≠ヘl¨  ─=、 ,=─
                   |: : : :><: : :ゝ.: : : : : : : : : :,イ丶、': : : :}!    rY..._
            __弋: : : : : : : : : : :≧-、___ ...:::: :/  ∧: : ::,'     j }`丶.
            /: : : : : : ̄: : =====<   `ー<ヘ/ ,'/ヘ:',: ::/     《 ゝニ=ヘ
        __ノ: : : >-=ニ ̄ニ≧x、: : :`丶、へ   /`  、ィ/      `ヽゝニユヘ   __ ....r=ァ=、
       /: : : : :x<   ___   丶.: : : :丶、 / ヘ , ’         ∨ゝ─X/ /¨::::::://::::〉
    , ': : : : : /    /: : : : : : :  ̄: :-.. \: : : : : 丶、レ           ノ::::/::::::rヘへ=ヘ\:://
   /: : : : //     , : : : : : _: : : _: :rK≧ミvヘ、: : : :/           イ:∨:::/     `ヘ'/
  /: : :, イ/: ,     /: : : : /: : : : : :____ノゝ、:::::::>\〉、_〉            ∨:::/        }、
.ノ: /: : /: ::,     /: : : : /: : : : :/ へ::j::、:::::\::::::::::>/、           へ--≦三ニミ、==/ヘ!
: : : : : : : : : |    /: : : ::/: : : :,へ::\/::::::::::j>'::!:::} ̄7:::∨、      __//≧ニミ、-、ス\   へj!
: : : : : : : : : !ゝ、  /: : : ::/: : : ::/::::::`ーt≧::::::::/:\/_/::::、>'≠  ̄´¨. . . . . . . . . . . .\ー、) }レ'::::::\
: : : : : : : : ::ト: : :-': : : : :,: : : :/<≧ゝ、::::::::V´}:::/´¨  Y´ー===、. . . 、. . . . . . .、. . . . . . }∧:::::j:/ヘ、/
: : :/ : : : : :个、: : : : : :/: : :://、:::::リヘ::::/:::/\/          r='-ァ. . .\. . . . . 丶. . .ノ/´¨ー彡'
: :/: : : : : : ノ!へ: :  ̄: : : : :7:::::<ゝ:::::::厂フ'へ          __f. . . . . . . . . . . . . ../
: : : : : : : : : /}川>──=ヘ::::::::/\</´¨. . . . . ≧─-======彡'. . . . . . . . . . . .’
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【0:12】
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: : : : : /イ___/-ァr-f7_ア´イ/ュ ¨フラーノ´¨¨¨¨¨¨ア´/ ̄ ̄ ̄ア´彡'─‐'´ /─===ァゝ' /´¨彡'イ : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
: : : イ / マノ /ユ//フ /ィ /--ァ/─-ァ  ̄7 / ̄7-彡/戸  /_ゝ===ァ r=='ク ̄/, ' , '--彳/≦ニ===-イ: : : : : : : : : : :
: : : ー'ー^ー'──' 'ー' ¨7-' イ=' ̄ ̄´___/ /__ ̄´フ 〃/二二ア/ 〃 / 〃  /_/ /r'´    ノ: : : : : : : : : : : : : :
: : : KAMEN RIDER ETERNALゝ=/´____/´ (/ /´ ̄ ̄ ̄'  ,イ_ / //      彡'─=ニニニ彡': : : : : : : : : :: : : :
: : : : : : : : : : : , '. . ,'   ,' ,'   /´¨     >イ .イ ミ、ゝ__ / イ  ≦彡' ノ   <ニミ、: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
: : : : : : : : : : :,. . .,'   ,xソ    '      ≦彡<´  レへ ー=彡’ ` 丶、===´¨≠⌒´¨¨¨ヾ、: : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
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74 : ◆2PnxfuTa8. [saga]:2011/11/05(土) 21:09:35.97 ID:0A31zutn0
【0:23】
                  ,. - ―――― - 、
               ,. -'´            `ヽ
             , '´                 `ヽ
           , '                     ヽ
          /        _               ヽ
         /         / \          l  ヽ  ヽ
         |   ,   /  /       | i     |  l  |
         |  /  /  .|        |  |    l   |  |
         |,,,,/r=-<   |   ,   i  |  .|    lr',´ | |
         /,.. ィ'  `,,ヽ, |   |     .|  .| l   ,|/__ | |
        /r//  /  `ヽ、  | |  |ヽ .ト  .| |   レ,ヽ}| |
        /ィ/  /  ,. r-、}  | 、|、 | l .| ヽ | |   |_  | |
         {'    '´ ,ィ、 }  | .`-t--|‐'ヽ| |  ,|/// |
         ゙、      <-しヽ .|  V_,. ---っ |  r_,/ ,l,{
        .,r'ヽ     ゙、.`  ヾ}  ゛'   ;;'| .|  / /i /リ`
      ,/  ゙、     ゙、   '       ;;.| |  /r-'´ ̄`ヽ、
   ,r --'´   ,. -,>,     l _______,..    ,' |.i  |        ゙、
  ,/     / ,r/ `     ノ- '、ー―`', -, '´リ|  /l        ゙、
  | ヽ  ,. r'´  ヽ    ,/ ヽ  TiT'´  /__| / |         ヽ
  |  r/     ヽ  ,.イ, -―--=、,!!!r‐'´` ̄  ,/<|| /        `ヽ、
75 : ◆2PnxfuTa8. [saga]:2011/11/05(土) 21:10:27.39 ID:JQR6Y23L0
【0:28】
      _    /\ ______     /..:...:... : :   :  :: :  : ::. :.:. : : :.:.: :.:i
     {「 ̄>'⌒Y´ヽ \ :.... ::::...: : :.:`ヽ./...::.:.!..:: .:.{::.:.:.:\ : : : : : : : : ::: ::.:. : ::: .:.:.:!
       }/: : : ::::.:.|: : : 〉 〉: :.... ::::...: : :.: ;′.:.:.:l ::iト、:ヽ.:.:.:.:.:.ヽ: : : : ::.: ::. : i : : : : : : ::|
     / : : : : :::.:l二´-‐ : : : : : : : : : : i .. :.:.l ::il ∨ \:..:.:.:}ーヘ、:l::.::.:.:..!ー- 、: : : :|
    //: . : : : : : ::.:| : : : : : : : : : : : : : : : | :.. :.:.:i ::i| -‐   \ノ    `1::.::.::::ト辷ラ': :.:.: |
.   /イ: :.;': : : : : :.:.:| : : : : : : : : : : : : : : : : l :..:.:.:.: ::i|       y==ミ::.::.::i:|⌒ヽ: : : : :j
  〃 l: ::i : : : : : :.N : :|: : : : ::/: : ::/: : :   l :.i:.:.!:.jjてつぇ      ::::と) :j:!   } : :.../
  /′:|: ::! : : : : :.::| : : :l: : : ::/: ::/}: : : /: : : :|:.:.! {{。::::         ゚}::.::.リ-‐ァ': .: /
 {| : : : :; : : : : ::.::! : : :|: : :/}/-‐.: :/}: :ー:: :.l:.:.i::ii   ′     /,..二. ヽ /::. : :../
  V川: : ; : . : : :i::l : : ::|: /   / '´ //∨O:.:j:.:ぃ     rr‐=T    } l::.::/: {/
   `Yト!:l : : : {:.:リ : : :∨、_,..‐    、___,. { |∧:.:ヽ>   `ー‐'´ <厂` ∨::从
     V: j: : :∨: トl...iiハう¨´     、 `てフ!: :} ヽ:. }、: : :.:`7E丘{i r'′    V__ _
      ∨: : :八: {::|..ii.....|'''       '''ン′/ /}ノ >ー' 、__」」 |      VT|
       ヽノ  }人l..}}.....|    ー‐   /⌒\ /    }    {  ーヘ      VY!
             |八....}≧ー--‐ '/     /     {  : : : : :>、  ヽ     ∧ |
              }∨T^7"⌒7  :  /   . : ::: 〉 : : :/ :}  ̄ ∧_/  V
          r<二..._ }/  -‐T :. ,′   : : : ::`T='´  /!  {         ヽ
         _ノヽ : : : ヽ/ : : : リ ::     : : : : :::: ∨ /  }   |_,...-‐   ̄ \
         }   〉 : :  ⌒ヽ : : :〈  .: {     : : : : ::.:. {_,.イ二二二|_,...-‐   ̄   〉
         ,′ ∧ : : 、__ノ : : : 〉 : `ヽ、   : : : ::.:. 〉 :......:....::!_____ィ仁ス′
        ノ   { `ーァ'ア不`ーァ'′ : .:  Y    :  { :::...:....:...::Vyく厂`ー'´  ヽ
        }   ヽ  / /  {   〈    .:...::.   ∧    :  ヽ        }       }


【0:34】
                    r‐‐': : : : : :`ヽ._
                    _j: : : : : : : : : : : :`ヽ.
                  //ゝ.: : : : : : : : : : : : :\
                 ,イ/    \: : : : : : : : : : : : :∧
                 /:!-=ニニ.  \_: : : : : : : : : : :∧
                 }::| fヒぅヽ: : fヒぅ \_: : : : : : :.∧
                {:イ ` ̄.:'r 、   ̄   \: : : : : : ヽ.
                 !{   t::ゝ、_}.      |: : : : : : : :\_
                {::|   ,.===-、      .|: : : : : : : E三ニ≠
                |:ハ   ゝニニニ'`      ト=': : : : :Eニ ̄ ̄
                O、   ´ ̄`      ,イ|: : : : ≦\
                 ∨!\  ,:::.....    / |: : : : : f===ヽ
                 |リO.ゝ────<  !: : : : : |
                  ≦ |          i: : : : : |
                  `ヽ:::!          ヽ: : : ::t===-、
                 ≦三::j           .\: ::r──''
                 \: :ノ  ':,   ;:'   ,::'  7──────ァ、
              _≠ア' ::        ..::'   /        ,イ´ニニ7
          ,イ´ ̄イ /____::.___..::''___./        |ニニニヽ/
       _≦ニ!    /ニニ≧ ̄ ̄::r=、..::' ̄ ̄ ̄ ̄,イ         |ニニニ./
76 : ◆2PnxfuTa8. [saga]:2011/11/05(土) 21:10:33.01 ID:0A31zutn0
【0:28】
      _    /\ ______     /..:...:... : :   :  :: :  : ::. :.:. : : :.:.: :.:i
     {「 ̄>'⌒Y´ヽ \ :.... ::::...: : :.:`ヽ./...::.:.!..:: .:.{::.:.:.:\ : : : : : : : : ::: ::.:. : ::: .:.:.:!
       }/: : : ::::.:.|: : : 〉 〉: :.... ::::...: : :.: ;′.:.:.:l ::iト、:ヽ.:.:.:.:.:.ヽ: : : : ::.: ::. : i : : : : : : ::|
     / : : : : :::.:l二´-‐ : : : : : : : : : : i .. :.:.l ::il ∨ \:..:.:.:}ーヘ、:l::.::.:.:..!ー- 、: : : :|
    //: . : : : : : ::.:| : : : : : : : : : : : : : : : | :.. :.:.:i ::i| -‐   \ノ    `1::.::.::::ト辷ラ': :.:.: |
.   /イ: :.;': : : : : :.:.:| : : : : : : : : : : : : : : : : l :..:.:.:.: ::i|       y==ミ::.::.::i:|⌒ヽ: : : : :j
  〃 l: ::i : : : : : :.N : :|: : : : ::/: : ::/: : :   l :.i:.:.!:.jjてつぇ      ::::と) :j:!   } : :.../
  /′:|: ::! : : : : :.::| : : :l: : : ::/: ::/}: : : /: : : :|:.:.! {{。::::         ゚}::.::.リ-‐ァ': .: /
 {| : : : :; : : : : ::.::! : : :|: : :/}/-‐.: :/}: :ー:: :.l:.:.i::ii   ′     /,..二. ヽ /::. : :../
  V川: : ; : . : : :i::l : : ::|: /   / '´ //∨O:.:j:.:ぃ     rr‐=T    } l::.::/: {/
   `Yト!:l : : : {:.:リ : : :∨、_,..‐    、___,. { |∧:.:ヽ>   `ー‐'´ <厂` ∨::从
     V: j: : :∨: トl...iiハう¨´     、 `てフ!: :} ヽ:. }、: : :.:`7E丘{i r'′    V__ _
      ∨: : :八: {::|..ii.....|'''       '''ン′/ /}ノ >ー' 、__」」 |      VT|
       ヽノ  }人l..}}.....|    ー‐   /⌒\ /    }    {  ーヘ      VY!
             |八....}≧ー--‐ '/     /     {  : : : : :>、  ヽ     ∧ |
              }∨T^7"⌒7  :  /   . : ::: 〉 : : :/ :}  ̄ ∧_/  V
          r<二..._ }/  -‐T :. ,′   : : : ::`T='´  /!  {         ヽ
         _ノヽ : : : ヽ/ : : : リ ::     : : : : :::: ∨ /  }   |_,...-‐   ̄ \
         }   〉 : :  ⌒ヽ : : :〈  .: {     : : : : ::.:. {_,.イ二二二|_,...-‐   ̄   〉
         ,′ ∧ : : 、__ノ : : : 〉 : `ヽ、   : : : ::.:. 〉 :......:....::!_____ィ仁ス′
        ノ   { `ーァ'ア不`ーァ'′ : .:  Y    :  { :::...:....:...::Vyく厂`ー'´  ヽ
        }   ヽ  / /  {   〈    .:...::.   ∧    :  ヽ        }       }


【0:34】
                    r‐‐': : : : : :`ヽ._
                    _j: : : : : : : : : : : :`ヽ.
                  //ゝ.: : : : : : : : : : : : :\
                 ,イ/    \: : : : : : : : : : : : :∧
                 /:!-=ニニ.  \_: : : : : : : : : : :∧
                 }::| fヒぅヽ: : fヒぅ \_: : : : : : :.∧
                {:イ ` ̄.:'r 、   ̄   \: : : : : : ヽ.
                 !{   t::ゝ、_}.      |: : : : : : : :\_
                {::|   ,.===-、      .|: : : : : : : E三ニ≠
                |:ハ   ゝニニニ'`      ト=': : : : :Eニ ̄ ̄
                O、   ´ ̄`      ,イ|: : : : ≦\
                 ∨!\  ,:::.....    / |: : : : : f===ヽ
                 |リO.ゝ────<  !: : : : : |
                  ≦ |          i: : : : : |
                  `ヽ:::!          ヽ: : : ::t===-、
                 ≦三::j           .\: ::r──''
                 \: :ノ  ':,   ;:'   ,::'  7──────ァ、
              _≠ア' ::        ..::'   /        ,イ´ニニ7
          ,イ´ ̄イ /____::.___..::''___./        |ニニニヽ/
       _≦ニ!    /ニニ≧ ̄ ̄::r=、..::' ̄ ̄ ̄ ̄,イ         |ニニニ./
77 : ◆2PnxfuTa8. [saga]:2011/11/05(土) 21:11:19.79 ID:0A31zutn0
【0:39】
                           /................/.......................................ヽ ∧    ∧
                           .........................!............................................∨/ヽ  /_》_
                            /................. /.....|..............|............................./∧ 》 "´: : : : : : :`: ー-、
                        /./ ...............i ....,'|...............................\...∨/...j/: : : : : : : : : : : : : : : : :\
                         /イ....|....|.........|.../ | ........... | .......|..............〈〈/⌒: : : : : : : : : ⌒\: : : : : : ヽ  /\
                          | ...|....| ... /|/-孑|.........∧ .....|............|/: : : : : : : :/: : : : : : : : : : : : :〃⌒∨    》
                         | . |....|..../ィテミ |∧.......|`ヘー|、.....//: : / /: /: : : : : : : : : : : : : :{{: : :/⌒ ー‐《
                             i.八...M トィ::i    \| ィテミ∨.../: :./://_:ノ|: : : : /: : : | : : : : : {{: :/`ヽ : : : |
                         i......N  Vソ      トィ::i リ.../ : /|斗=ミ/ |: : : ∧; : : |: : : : ハ:∨ : : : : : : :,
                            |.......| /Vl/     ,    Vソ/....': :〃 んi::}   : : / ハ\: : : :./: : :/: : : : : : : :八
                           ......{\        /Vl/ .....i /  Vソ    ∨斗=ミ∧: : :/: : : i : : : : : : : : : |\
                           \.∨..>  c  っ   ィ../..从 /Vl       んiハ. |: :/: : :/ | : : : : : : ∧: |
                            _, ヘ∨ ┴=≧=- <∧ |∧/|...>、    '    V:ソ八/: :/}/|: /.: : : :/ ∨
                        /   \\\  `弌ノ⌒}  { |/  \ t   、   /Vl/ . : ノ |/|: : : :/
                        {      \〈⌒\{{:::::::::{/ rヘ下¨} \_┘__  //ト、\  | :/l/
                       /{       く ヽ:::::::{^}:::::::}/ー  |/│    ≫==≦浴@  }} }  j/
                         /        \}:::::::レく丁{/〉  / 厶    ∨   \__ノ イ
                __   { ノ           {:::::::/| | O(ノ  / ∧}|  _/       ̄ ̄()ハ
            ___/╋╋≫ー'7 〈   ̄ ̄ ̄  人:ノニニニ{.|r┴‐┴┴r'' | /{
          /╋╋╋╋</{_/  \__     / //   rリ|     { 〈         }/    |
        /╋╋╋╋</   {    〈     `ヽ// 人/〈 ∨     レ弌        /     |
          /╋╋╋╋ </          \     }」/_ノ  `ー}立立立ス、 _〉 \ _  /       │
         { ╋╋╋╋く||            ヽ   _>く{ |   /ーヘ    ∨      _ノ       {∧
.          \ ╋╋╋く||             \ ´  <八_ノ}  ∧  /     /        _/\\
.           }╋╋╋く||             /∧     >ヘ∧_/        /\       (  >'´ ̄` 、____
        _/'╋╋╋ 圦             />ヘ_/          \    /     \      \/      \>╋╋\_
       ノ╋╋╋╋╋{\       /\ /」╋╋|             ̄       \                V╋╋╋╋〉

【0:44】
.           //::::::::::::::___::::::::::::::::::::::::::::::::.....    \
           / ::::;  '"´ /      ̄¨ 丶、::::::::::::::::::::.... \\
.            // /         | l   \::::::::::::::::::::::::....\ヽ
           /\ /\   ,、    ノ_    | \::::::::    ∧\、
.        /   /     \/ \_,, ィ´ \ l ヽ∧::: \   ∧ \
        //         ∧          ∨  l ::}:       ,
.       //    /   / / ハ     !     ’  | ::|     |::.  ‘
.       〃  | | ハ!  / /   } |V  |   :.    , ! ::| !:.   ト、::.   l
      l |  l十‐|─{/‐  、| | ∨ ,ハ ト、:::.   l  | ::| |:::: |::. |ハ:::. |
      |ハ|  | | 八 {     ノ゙ ̄} 7ナi‐;-}:::::  | l .::::::リ |:::: |::: |  }:::. ,
      | i  | {`メミx        ノ'   }/ !:::::: | | :::::/ |::: j!::| |::::;'
.       八  |  トイリ      イテマサメ;|::::: ノリ⌒;::  |:::ノ|::::|  :/
         ヾヘ. ゞ-'       トイ リ ノ !:::://`ヽ }::: l/ |::,’ /
            |     ’     `¨ ゚  ノノ )Уノ:::  |  j/
          \    、   ,     ´ /¨´::|:::::::: |
            |丶    ̄      . <|::|:::::::::|:::::::: |
            | ::::::>、 _ .. -‐≦|ト、:::::|::|:::::::::|:::::::: |
.           ' .:::/、  ``ー 、 ,メ爪=ー- 、:::::::::::::::. !
.          /_,,メミx、\    || ノノ \  ',:::::::::::::::. ,
         /⌒    O ゙==〉X"   ∧   :::::::::::::::. ',
.        /       ||   / {ハ \   ∧ |::::::::::::::::.
.      /,        ||   \ 弋!/   ∧ |:::::::::::::::::::. \
    / /         ノ'      、ノ}\ノ   ∧!:::::::::::::::::::::.. \

78 : ◆2PnxfuTa8. [saga]:2011/11/05(土) 21:19:33.21 ID:0A31zutn0
【0:50】
:::::::::::::::::::::::|:::::::::::::::::::::::::::::|::::::::::::::/リ   |::::|:::::::|:::::ヽ
:::::::::::::::::::::::|:::::::::::::::::::::::::::::|:::::::::::/`メ、  |::::ト、::::|:::::::|
:::::::::::::::::::::::|:::::::::::::::::::::::::::::|::::::/_/  \|::::| ',::|:::::::|
:::::::::::::::/⌒|:::::::::::::::::::::::::::::|/  5≧、\| }:::|:ト、:|
::::::::::::/,;'⌒|:::::::::::::::::::::::::::::|    |::::|`゙   .'∨リ }!
:::::::::::| {'"´|:::::::::::::::::::::::::::::|    |しl    {
::::::::::::l   (|:::::::::::::::::::::::::::::|    `ゝ"    丶
:::::::::::::ヽ、ヽi:::::::::::::::::::::::::::::|    ヽヾヽ     ` ,
:::::::::::::::::::T.|:::::::::::::::::::::::::::::|            /
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79 : ◆2PnxfuTa8. [saga]:2011/11/05(土) 21:20:16.73 ID:0A31zutn0
【0:55】
                        ,彡':: : : : :: : : : : ノレヒシ/: : : 、: : : : : : : \ミ、
                        7: : : : :: : :: : : : : 〃/≠: : : : :: 丶、: : : : :::ハ
                        ,': : : : :: : : : :: : : : : //! 、 、rv、: ::ヽハ: : : :}ミ、
                       , : : : : : : : : : : : : : 〃: :| }ハ: :∨}!  | }ミ、: :ヘ }!
                    ,: : :: : : : : : : : : : /ヽ リ: : }', }',ヘ }i!リ }ハ  川
                     〃7: : : : : :: : : : :/   ∨lY: : トヘj: lヘハ!: : ∨! 弋}!
           __        V/: : : : : : : : :/     !: : : i!: ! ヘ!^j: : : ヘミ、≦、.   、
           l }! l        7: : : : : : : :/ ! {    __..ゝ: ::、: :V: ヘ: : : : : ∨ゝ弋匕シ
           | i! |        ,: : : : : : : ム__j ! ゝ==≠´ ̄ヘ、:ゝ: ::、: :\: :: :ミ、:: :: ::≧、
           ,へ:: i!          :: :: :: ∧: , rィヵ} .,'´ ,イ ス仂`  `ゝ丶、:爻jハレ!: : : : : ::弋
        r='(__フ}|! i|       !: : :: :! 7´¨¨7 / ´ ¨¨     仆乂//__ノ/≧、弋≧ノ}
        _j---<j| ||       ∨/レ  {  ,  ! 、         ∨|ゝ八_ノ: : : :: ≦==丿
       _}:{___ r‐ヽ{_j、       丶リ    、 八__,.. ァ)、       ゝ! ノ: : : : : : : : :彡ミ、
      ,仁{__ ヽー= ': : ::!             、   ´        ___イノ: : :: : : : : :≧_ノ!
     ,':(二 ヽ ∨: : : :',             、 ,-__--ァ、     ソ=彡'!: /!: : ≧───
     〈: : : :ヘ__j、 r'ヽ: : : ::!             ヽ ゝ-       /   レ' ////∧
     ゝ:: : : : : : ゝ=': : : :}!               \__  <      ///////∧
     〈: : : : : : : : : : : : :く                _≠|   _...=</////////彡'
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【0:57】
               /:: /  \:: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :..
               レ'     |: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: ヘ
              〃       }: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: ::,..........: :: :: :: :: :: :ト、
             //       ∨/: :: :: :: :: :: :: :: :: :   //¨¨¨¨¨¨¨ 7⌒ヽ
             .へ       |!: :: :: :: ::: :: :: :: :: :: :: ://: :::)   /:! 乂
            /__\\      !: :: :: :: :: :: :: :: :: : : //:: /   / ::|:\ 工夕─ナルッ /
           / 7`r、ヽ .:、     |:: :: :: :: :: :: :: :: : :: // --........ /  /:::: ゝ彡'
           ,   ゝr兮、`   ___j:: :: :: :: :: :: :: ::: //___   ,  /:::レノ≧ ノ
           |    `¨` /  `丶:::!:: : : : : : : : : :: //  __`ヽ , ,::/: : :く≦彡'ヒシ
           !    .: ./  /  .ィr兮、:: :: : :: :: :: ::/ {  ゝ }  }., ,:::  ハ二二≧レノ
           |   :_ノ   ,  ´`‥\::: :: : :: : : / ,'ヘ、  ミゝノ, ,: :: ::}ゝ─彡リ
           |   (   , '__       `ー=ニ_ , , /     / /:: :: :: :: :: :: ノ  ノ
              :   ゝ__、  ノ          7 /      /イ7:: :: :: :: :: :: / 〃
      __....-! 丶、_            ,ィ==─────<_/:: :: :: :: :: ::≠ノ/
    /: : : : : : : :! ヽ丶ニミ、         ((  __}         ¨丶:: :: :: :: 彡'
  ,ィX:: :: :: :: :: /:::ハ ゝ-.........ヽ   ______>-......__        \く´
/: {7:: ノ:: : : ::/::::::八        (   }         ¨¨丶、      \ニニミ、
:: :: :`:: :: :: :: ::/::::::≠/> __   _ ゝ__             丶、    ヽ..::::::}!
:: :: :: :: :: :: ::://  ./    ¨¨¨¨       7 ── ....            丶、  ::::::ハ
:: : : : : :: :: /    /     /         /: : : : : : : ゝ  丶、            ノ

80 : ◆2PnxfuTa8. [saga]:2011/11/05(土) 21:20:43.34 ID:0A31zutn0
【1:00】
    /.(
.   | \        ,与ー 、    ,浴ワ`ヽ
   丶   ` . 、    / i 从i iヽ、∨ / .´   )ノ
.    \   i ` ‐ .i |'一 _ーi λ/ ,  ´ ⌒ `,
    λ ` 、入   从i 、_   .i丿 .´
. 丶  ( 、  \ヘ .,、,、., ‐i‐.,^',- ´ ` ー- 一     ,.,
 ヽ\-iー――‐一´  `.i i., .k .、 , iー-,一ー―--i−i丿i
  ̄ー_|‐―――一ー一、    ,´ー―――一ー-.!--!,一
      \  \   .∧    ノ
        ヽ  `     !     i
          ` ー- ノ     ヽ
              /      ヘ  .,- 、
           ./ \,/\、/ヽ.′⌒〜′
              <          ヽ、
         / / -   、_, >∧′\、
        /, / .i   /  .ヽ.   |、  .\
       , .,  .! .!  /     ヽ.  ! ` .、 ヽ、
      / ,(  .i ! ノ ./      ヽ.  、   丶 `
     .( (ヽ、 .ノ.ノ ./       ∨ ヽ    ノ i .|
     ヽヘ   /  ./        ヘ  入 ノλ ノ
      `‘  /  ./          ヽ ハ,., ノ
.        / ./            ヽ .ハ,
         ノ ./             .丶 ハ
        / /               ヽ ヽ
      ノ`,./                .丶'.ヘ
      / ./                  ∨∧
     .`-.'                   `、ノ

81 : ◆2PnxfuTa8. [saga]:2011/11/05(土) 21:21:11.18 ID:0A31zutn0
【1:06】
              ,....-―-....
          _/::::::::::::::::::::::::`ヽ、
           「::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
          ハ::::::::::::::::::::::::::::::::::\:::::::::::\
        j!:::::\::::\::::::::::::::::::::::::\::::::::::ヽ
        /:::::::トミ:::::::::ヽ\:::::::::::::::\\:::::::ヘ
       //\:゙、  ̄/ r埓ヾ、:::::゙、::`、::\::人__
      ノ" {::::l >ミ、     以  \:::::::`;::::::ヾ、:::ミx、
         l::::ト lリ         ヽト、::}::::::::)}::)〉⌒
            V:廴__''        r-癶::::::::jトトく
            V::<__ャ⌒)  . /l:::::{::从ト}
          \:::::::<__   '"  lリ从(
            二トミr=ミx、γ┐
          /__    `ヽ、 》《ノ ̄ ヽ__
       ,,.><"´  `"'''''''''"⌒''''^''ミ.....__ `ヽ               ,--ァ
   ,..ィ'"::::::::ヽ Y     __r-(^〜、_    /\〉             }`i /''ニフ
r''"~:::::::::::ヾ::;;;;:::} ノ-  r-{< >''" ̄`ヽ〉-r'"ニ)::癶 _             ノ ) ヽ〉
乂::::::::::::::::::::{ }}ミ≧x<>'":.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:`/.:.:.:.ヽ/::\~''ー...、    r---r"  ノj}
  `''<:::::::::`゙}ト≪ミ圭≧xヒ^i゙^ト_.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.}::::::::::::\  `ヽィ''{   ヽ/
      `''<:{`ミ=z、`≪圭シ j ノ }ヽ:.:/ii:.:.:.:.:ノ \:::::::::⌒''":::::::::弋  /、
        j: : :ヽ_ゞ `''ミ、~''f_}x会少1 .ii.:./ : : : \:::::::::::::::::>''"`''"、  `'''ー--
      j: : :l: :└┬‐ ''''"~`ヽ、 {{ トj il`">..、 : : : `ー'''": : : : : : : : : : :`ヽ、
      ! : : l : : : :}         `==z jjヽ、   >..、: : : : : : : : : : : : : : : : : \
        !: : : l : : :〈 彡        i/ j!: :`''<    >..、: : : : : : : : : : : : : : \
      l: : : : l : : /         〈〉j!   j!: : : \ `''<     >..、: : : : : : : : : : : :
      l: : : : :l: :/         ヌ   ノ: : : : : :\ : : : `''<    >..、: : : : : : : :
        !: : : : V           /ノ ゙、 〈 : : : : : : : :ヽ: : : : : : : `''<    >..、: : : :
       l: : : :/      ,,.ィ__r'"^L人 `、 : : : : : :  `、: : : : : : : : : :`''<    >..、
      l:_/_,,,.斗‐7"l__ノ (⌒`) ヾヽ__}: : : : : :    `、: : : : : : : `ヽ、`''<
       rj气__ア_r-〈__r┘:::::::`"'''ーr=廴i~\: : : : :    `、 : : : : : : :   \ : : :`''<
       ヽ/:.:.:/::ll:ト、.:.: ̄:.:"'''ー-{{___}}::7/: : : : : : :    `、 : : : : : : : :  \: : : :
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   `ー--┤     ~"''トミ、_ト、 ̄::::::⌒:::::::::゙;::::::::゙-‐`: : : : : :     ゙、: : : : : : : : :
         l         i;;;;;;;;:::ヽ ̄"''''^ー- 、::゙;:::::::::゙、: : : : : : : :     ゙、: : : : : : : : :
          l        ト、: :  ゙̄、       ̄iニ=-}\: : : : : : :      ゙、: : : : : : :
        } ,....-‐―-、 | ∨: : : : :゙、    ..斗-‐┐: : : : \: : : : : : :    ゙、: : : : : : :
       /       ヽ ∨: : : : :゙、斗''"    -、/ : : : : : : \: : : : : : :   ゙、: : : : :
      弋  _......._ ∨ ∨: : : :弋_ / ,..斗==}: : : : : : : : \ : : : : :    ゙、: : : :
        Y''" ̄ ̄ ゙`メ   ∨: : : : : ヾr''"     ゙、: : : : : : : : : :\: : : : :    ゙、: : :
        ソ     {    ∨: : : : : :ヽ      ゙、: : : : : : : : : : : \: : :     ゙、: :
        </    /     ∨: : : : : : ∨       ゙、: : : : : : : : :__\-〜'''"  ̄
        /     /        ∨ : : : : : j /     ゙、-‐'''" ̄
82 : ◆2PnxfuTa8. [saga]:2011/11/05(土) 21:25:29.84 ID:0A31zutn0
【1:09】
            |!i',            i! |
            i! !',            i! |!
             i! l',      fl!    | |
             i! !,      i! |    i! |
             i! |.',  __j |   i! |!
             i!i .',´    | |\  |  |          r'_
             /| i ',    .! |  丶!  |      r-、 /ィァフ⌒厂ミヽ
             , | ! ',    | .|  ノ、 ノ!   ,ィ彡´ミ≠V/: : : : : :`ヽ.丶
            ト. | ゝ、\  |  i! / //   /j: ://: : : : : : : ミヽ: : ヾ
            | \ゝ、 ー、\ノ、 | |/r=、}  彡': : :レ': :ヽ: :f:::::::ヽヽ: : : : 、
            ',  \,イ‐‐--、\〈〉/  }| /ム': : : : : : : :|:/: :r--ヽ: : : : : : 、
            ',  {     \,ヘ'   ノイ/ク: : : : : : : ∧: : |   `ヽ: : : : :',
             ',==ゝ、   /} | |::ゝィフ'二ス彡': : : : : :!: : :/     ∨、: : }
             '|丶::フ¨ー=''´`、| '´´ /´ ̄彡': : :ノノ:|リハリ---、_,  r-‐'|: : !
        ___/\ \ /ヽー':|´ヽ. /   /|ニニニ彡!   k恣ヽノ: 恣ス!川
     .ィ´. ィ=====、 `丶、 >-、/_|__/、\f ̄ヽ.j:{ く/|: :|        : :、 |从j
    //: : :ィ、: : :: : \   \ミヽ|\\\`ヽ、 ヽノ、ヽ='レリ      ィ、,、_レ' /
    //´|、/ {⌒ヽ7: : :`丶. ノ、=、\|>‐、=、 \|: :/| \     ___,_ /
  /´ //ゝ='⌒/L: :\: : : :': : ::| \|、:::ヽ___/´ー--、_\    `ー‐'/
./´ \j[三三]リ/、: : : \: _,.≠!\/´¨    `ヽ.     ̄¨`ゝ__イ、_
\\/´ ̄ ̄ヽ`ヽ.::::\: : : : : : ノ´          ト、       |`ヽ|  ー}!
\/ 三三三ミヽ \::::}---/            | ヽ`ー、   | | |   /7
// ̄ ̄ ̄`ヽ. ',  } }::| /    ____,.ィ――、    ヽー、! }} |  //
/) ノ  ゝ-) ヽ.、} /::::/ |  / ──、   j、   ::ヽ___ \  | | /|',
 ゝ='≦三三ミヽゝ)',::/ー‐ / /  f    ヽ.  ヽ. ノ    `ヽ. ',\! | /∧!
  / ̄ ̄ ̄\\ヽ〈ー‐イ |   /    ノ    Y   r、   | ', \|! V|
./        `ヽミヽ.:::| 八  {    /     :|   {::|   | ',  ||  |
/            \)ゝ!  \ゝ、  /   ゝ=' |    |:   :!  ',  ||  |!、
ニニ、_≠/\  / ||\ lヽ.、   `ヽ¨='      ノ    :!    |  ', |}} ノ ',
ニニニニ、ノ⌒ヽ_r─、ノ  ヽ、     ゝ_   /  ヽ.  ノ    |   ',ノ! 〈  ' ,
     ̄ニニニニニr、 \__ヽヽ      ̄ヽ     /  ヽ. ノ    ',  }   ' ,
_           ̄ー―、ヽj \_____/ー―<   , イ \   ',  |   ' ,
  \_  、          \|: : : :|:::::::::|   |   `ヽ´     \  ', ノ|  = ',
/    ヽ/ゝ、  _     | ヽ―――‐}  j      \   / \ ',ノ|    ',
     /:::   ー´ヽ::ゝ、ミヽ. j  ',     ',  |       \, '     ヽl__)}  =  |
    /:::     /:::    7\ ',     ', !         \      } {   = !
    /::     /:::    /   ヽ===、   ゝ|          `丶、....ノ |  }  = |
ー--'、      /:::    /:::      }    !                ! |    |
    ゝ、______ノ、     / \      |    /|              (::)  ]   ノ
83 : ◆2PnxfuTa8. [saga]:2011/11/05(土) 21:26:51.23 ID:0A31zutn0
【1:12】
                             rュ、 _.._
                      /、\-、_r、_j |Τ、// ̄rァi≧=、
                     /、\、 \\ゝ、!_j!_|レ'.ィ≠ , く: : : :l≧=t≠',<',
                    \ \\r、ゝ<´ | ̄ / ///!: : ',  ',   ',r='
                     t、、 丶丶\\ j!/ / /,','ヘ': : : : ',  ゝ_イ
                      ゝ、\\\ 丶j! / ,':::,r'´ノ,'. / 7/:',:::::/
                        |\、 丶丶 | / ゝ-、´, //,イー彡':',
                        `ヽ\、丶 |  /r' ///', ヽ== |
                          丶丶、 ∧、////!: : ::', 《::::::L__
                           ヽ、、}rュ ヽレ' /:::::::i!ij:::.ィ  ',:::::::ヽ)
                            }_》 j::::L ',≧=、:::::≪ ..≠::::://)
                            ¨{ ゝ='-≧}─ ヽ::ゝ<::::://Ol
                            ト、=<::::::::\r‐‐':::::::::::::/ / ゝ)。 》、                 ______
                           r' .∧: :ゝ三ヲイ::::::::::::::::::::| {ゝ_)。/ /、          ..‥≦三三〕三ユ==]二コ
                           〉!l::::::`¨¨くニユ、:::::::::::ノ´: | |r、 。 ! |  \_    rイ≦≠三 ̄ニニニニ|二二二≧──ゝ─--......__
                           /)||::::::ノ: :| 几 ゝァ: : : : :| |ゝ=' } |/===≧=r'≧イ ´¨__≠====='/| ', ゝ、_____    /
               .z=ァ--...._____≠¨ー//j!|: :/: :: レ': : ゝノ: : : : : :j |( ヽ 。!K〇゚  。  レィ=i≠ | ||::::::|‐{:::::::| | |:::::',       ¨ ̄`丶ゝ、
            .ィ≦≠く-、 >イ O彡'lレ(_j、V: : : : :、......ノ、/ : : : : :| l ='≠ニュ、\〇 。 /::| .|::::::|=i!::::::! l::::::! !::!:::::::',___      /_
        ,ィ ´ ≠´  ==、 /。 O//::ゝニニし: : : : :'====': : : : : : :ゝ==≦: : : : ::',__ニ==彡'! ゝ'.  ! |  ゝ=:::::ゝ'≪ニニ≧、:::::::::`丶   / /
     ,ィ ´ _.='   =≠ ̄|` レイ /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :>='∧   ゝ'   ヽ< | |   ',===、 /  /:/
   r' ..=''  _....=='  __...='^\ ゝ彡': : : : : : -====、G、\____/==G===': : : : : : : : ,...====)レ'、 ',    ::::   :::  l !    |   / //
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84 : ◆2PnxfuTa8. [saga]:2011/11/05(土) 21:27:18.80 ID:0A31zutn0
【1:16】
                               i'i        j''i
                              .i .i       j ii
                              i i       j ij
                              .i ii  ,     j i j
                              j ji  /j    j j .j
                             .j ji  ii i-‐‐‐-j j i
                             j ij/ii i   ,' j j' 、
                             ,j jj .i j .i   .,' j j  ヽ
                            /  i j j i   / j j   ',
                            ∧ ∨j  i /、/ j  ./j
            __  ,,-‐‐、_  ,-、       ∧ ,' ,' /,,-‐",,,-"/ i
           / ,ゝ〈// ソヽ、 ヽ     .i  ヽ〇''´,,-‐''''''ヽイ  /
           i ̄\ \´__/\ ゝ/ヽ、   ヾ__,,,ニニ、     ノ'''‐,'
           \ヽ彡彡´ i`j ヽ ゞ 〈 ∧,,,-‐''ヾ-、i i,,=-、___ノ、 ./
             /7‐-'\゙="  \ i \,,ゝ-‐=ゝ、__ `ヽ二__,,フ´
            i ii i\i i \,-i‐--\ヽ ヽ     `''''‐、_ノヽ__
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             ヽ  ̄ ̄ノ_jゞ" //ゞゝ/j  j´/ ̄'''''''ニ=-,,,,ニヽ、
             `‐‐浴L__/ / / /-´// j ̄j ///´    `ヽ''\
     ,,-‐、            /  /ゝ-,‐‐,、  /ニニヽ//        ヽ .\
   __ \  \          ∧_/ /7 / / /   /i i_,,,,,,-‐‐‐‐‐‐--、   ヽ
   i、`ゝ‐-、 ,\        i iヾニj二i_/ /   /i i           \  j
   ,,-‐=、、_ /ゝ--7、      <j┌''i-iTj  i   / i  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ  ヽ j
  ヽ、_ j `'ゝ--、/ .\     ヾi i i__i i  ヽ_/  ヽ--、--、--、、_  ヽ ∨
  ,,--‐‐ニ=、/  / ヽ  \    └、ゞ / ゝ_/、    ∨ ,,ヽ ヽ i ヽゝ、  ヽ /
  ヽ_i__ /ヽ /`ヽ    i--、、 ///、ヽ\ \ //./( ヽ ゙"ノi /ノヽ /
       `ヽ /  \   /ij ニ、`i‐i、 ゝ´/\   `/i i ヽ_ノ  i ゝ /-"
          \   `ヽ //j ヽ__ i iヽ'''''‐-、__ `ヽ-j  ヾ   ノ j  /j
            \  // (こ‐-フ/  ヽ   ヽ `ヽ、_j⌒j三三三ヽj  i/
              ̄/ (二二//   / `ヽ、 ヽ  ヽ j三三三ミi /
              `ヽ、 /   /     /    ', i三三/ミシ"
85 : ◆2PnxfuTa8. [saga]:2011/11/05(土) 21:27:57.96 ID:0A31zutn0
【1:17】
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              ヽ: : : >=、::::::::::\::::::\___/: : : : : :ヽ ヽj/
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86 : ◆2PnxfuTa8. [saga]:2011/11/05(土) 21:28:24.51 ID:0A31zutn0
【1:21】
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.      |  V:! : l:l : : ∧以リ    じ /:ハ : ト、 ノ   |     ̄ ̄\
         ∧l : : l : : ト、ゝ    ,   /lト{\l__し'ニヽ._j  \      \
.      厶ニNヽ!: l lト、  ヽニニア/ノ  (__ノノイトr \  \      |
      // __  ヾ\l{ > __ イ/{ \ / /⌒i ‘T´ \  ヽ   │
.     〈〈/--\   ` <_{0}リ __ヽ./ , ′ / /     \  \  j
       / ̄ ̄ヽ:} ノ   rvr 、_{ 「ソ /  , ′ /__/.       \  \{
.      /::::::::::::____ヒ'__辷レ=====ヽ /  , ′  / {.         \  )
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    |   } ',  ハ 辷∧  ‘,     , '\__/ ノ
    l   │ ', } /  \__}   ,─rグー‐┬'
    l   !  }  |/   ,    .// ̄\   ,
    |  ノ  ‘ー/        //     ヽ___ノハ
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.          ,' ,   /   〔\___/ ∧_ノ',
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          ; .//         `¨¨⌒ヽ----ヘ   ',
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                               V´{__|
                               V ∧
                                 乂__ノ
87 : ◆2PnxfuTa8. [saga]:2011/11/05(土) 21:29:02.48 ID:0A31zutn0
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88 : ◆2PnxfuTa8. [saga]:2011/11/05(土) 21:30:21.52 ID:0A31zutn0
【1:26】
  _ ─く ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`   、           __             / / //
翼j=ミ`: :\--=ミ.         \     ..: ´: : : : : :.`ヽ       -/_/ //
       \_ノ  //::| \       \ <: : : : : : : : : : : : :ヽ   / └‐ ′/
           || |:::|  \|/   ー=彡/: :,イ : : : : : : : : : : ',   `¨7 7¨¨´
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           || |:::|   \    厶イハ _ヽ}: ハ/_」: : :|/:/}   `ー-──=彡      _  -────- 、
    _     || |::/}     \    }/} : | {リ|/ fン} }/:/f):/ /               ,, ´                 ヽ\
    / /::i     欄/       \.  厶イト.  ′ `´/:/イ{/ /             /                     }  ヽ
   l|| |::::|       | | |           ヽ ____\`_,. イ彡イ/             /                      }
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   l|| |::::|       | | |      _ハハハ./:.: /⌒ヽ}r、_ 丶 _           /´ ̄ ̄ ̄   ///     `ヽ.      /   /
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  欄/.     | | l.        ̄    ゝ─{.:.:.:.:.:.:.:.:.:./ \__ノヽ               ///           ヽ / /
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    l| | |       | | |      {{.:.:/.:{ ̄\\ __ ノ}\:.:.:.',}     と"´へ                      /∨ハ
    l| | |       ~~~~~~     〈∨.:.:.:.|: : : : `¨ア¨マ¨´: : }ト、:}}、    } r、 ヽ\              「 ̄/:://
    l| | |                〈\:.∧: : : : :∧.:.:.:.:\/.:.:.:\}     └′\}jjj               | く::://
    l| | |                  \{、. :`¨T´.:.:.',.:.:.:.:.:.:\.:./ノ                           /{ 廴/
    l| | |                  | `¨ア¨⌒ーヘ二二イ〈´                        //廴_|
    l| | |                  |_/      {\__ノノ}                      //
   ~~~~~ /二\             ノ⌒}      \_彡' \                  //
       \\::\           /_/          \   \                  //
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         く \\} \    f二\               弋O :{          //
          \  ̄  /     {:::\ノニヘ            {   ',        ~~~~~~~~
.             \/、\     ∨∧   V',             ー┘欄二}
                    ヽ\.    ∨∧─V',┐             //:::::/ //
                    ヾ\{  ̄       }           _//_/ソ/
               ~~~~~~~`¨¨¨マ¨マ¨¨´              {_____ノ
                           V∧                //::/
                           ∨',              //::/


【仮面悪魔かつみ☆さやか OP】
【ご覧のSSは 楽しい明日と塗装の終わってないCLAWs・サ●リを作る企業財●Bと】
【ごらんのスポンサーでお送りしております】
【カル●ス】
【東●】
【ニ●ロプ●ス】
【ave●】
【ベレ●タ】
【●スラック】
89 : ◆2PnxfuTa8. [saga]:2011/11/05(土) 21:34:00.06 ID:0A31zutn0
【第三話「現れたJ/探偵はたった一人」】

 大道たちを無事に逃がした暁美ほむらと佐倉杏子は時間稼ぎのために加頭との戦いを続けていた。
 戦闘が長引いたことを理由に加頭はユートピアのメモリを使用、二人は想定外の力に少しずつ追い詰められていた。

「さて、逃げられてしまいましたか……私、ショックです」

 ユートピアドーパントの姿で加頭は淡々と呟く。
 感情などこもってないように見える。

「ガイアメモリ……こんな力予想してなかったわ」

「そうだな、しかし巴マミってのとはちょっとした腐れ縁なんだ
 ここでみすみすあの野郎にくれてやれる獲物じゃないし……もうひと頑張りだ!」

「貴方の因縁など知ったことではありません」

 加頭の念動力が杏子を襲う。
 
「ほむら!」

「任せて」

 時間停止。
 暁美ほむらを除いた其の場に居る全員の動きが止まる。
 彼女は杏子を一生懸命加頭の右隣まで運んでから彼の左隣にピアノ線を張り巡らせる。

「頼んだわよ、佐倉杏子」

 時はまた動き出す。

「セイヤァ!」

 杏子は槍の柄で思い切りよく加頭を殴りつける。
 加頭はピアノ線の張り巡らされた中に叩きこまれ、派手に血しぶきをまき散らした。

「その厄介な力をこれ以上使われる前にこのままトドメと行かせてもらうぜ!」

 加頭が動けないと判断した杏子は槍を伸ばして彼にトドメを刺そうと駆け寄る。
 迫る穂先、それを見据えて加頭は確かに笑った。

 パチン、と指を鳴らす。
 
 それと同時にマミを殺したお菓子の魔女そっくりの怪物が杏子の槍を受け止める。
90 : ◆2PnxfuTa8. [saga]:2011/11/05(土) 21:40:28.00 ID:0A31zutn0
「―――――なんだこいつ!?」

「私びっくりです、あなた達は見慣れていると思っていましたが?」

「佐倉杏子!それは魔女の使い魔よ!」

「―――――――遅い!」

「うわぁっ!」

 佐倉杏子を捕まえる加頭の血まみれの腕。
 
「ユートピアドーパントの力、お見せしましょう」

 加頭の右腕に白い光が集まる。

「ぐっ、あ゛ああああああ!?」

 割れんばかりの絶叫を始める杏子。

「杏子!?」

 長い時間彼女を見てきた暁美ほむらは動揺する。
 普通ならばどんなダメージを受けてもあんな声をあげる少女ではない。

「――――嘘!?」

 ほむらは気づいた。
 ユートピアドーパントに捕まった杏子のソウルジェムが恐るべき早さで濁りはじめているのだ。

「ユートピアドーパントの能力は相手の希望を吸い取る能力」

 その言葉を聞いたほむらの行動は早かった。
 自らのソウルジェムへの負担も構わずに時間を停止。
 隠し持っていたマチェットで加頭の腕を再び切断して杏子を連れて逃げ出す。

「あなた達魔法少女から希望を奪い取れば……さてさていったいどうなるのでしょ――――なに?」

 きゅうべえから聞いていた魔法少女の特性を利用した攻撃。
 確かにそれは普通なら決まればすべての魔法少女を打ち倒せる攻撃だった。
 しかしながら彼と相対したのはすでに一度絶望を知った魔法少女と魔法少女にして魔法少女にあらざる異端の魔法少女。
 加頭順のアイディアは完璧であった。
 ただ彼は運が悪かった。

「いつの間に……私、びっくりしました」

 ゴトン、とユートピアドーパントの腕が落ちた。
 呆然と立ち続ける彼の周囲をお菓子の魔女にそっくりな怪物が何時までもグルグルと回っていた。
91 : ◆2PnxfuTa8. [saga]:2011/11/05(土) 21:42:30.62 ID:0A31zutn0

「くっ……今回はイレギュラー尽くめだわ!」

 それから数分後、杏子を抱えてほむらは走る。
 目指すのは仲間との合流地点。
 
「キョーコ!」

 声の方を振り向くほむら、彼女こそがその仲間である。
 彼女もまた今回現れたイレギュラーだった。

「お、おう……ゆま」

 佐倉杏子との共同生活を提案してすぐ、彼女が連れてきた少女。
 なつかれちまってさ、と照れくさそうに笑っていた姿を彼女は覚えている。
 
「大丈夫キョーコ?どこか痛いの?」

「千歳ゆま、貴方に預けておいたグリーフシードを急いで杏子に渡して
 肉体的なダメージは無いけどソウルジェムが危ないの」

 ほむらのただならぬ剣幕に驚きながらもゆまは手持ちのグリーフシードを杏子に渡す。
 三つほどグリーフシードを使ってやっと杏子のソウルジェムの穢れは消えた。

「ホムラお姉ちゃんは大丈夫なの?」

 優しい子だな、とほむらは思う。
 自分がなくしてしまったものだろうな、とも思う。
 だからこの少女がほむらは苦手なのかもしれない。

「私は……」

 虚勢を張っている場合でもないか。
 ほむらはゆまからグリーフシードを一つ貰って自らのソウルジェムを回復させた。

「おねえちゃん怪我してるよ?ゆまが直してあげようか?」

「いいわこの程度、あなたの回復魔法はギリギリまでとっておきたいの」

「そうだぜゆま、お前の力は私たちの切り札なんだからな」

「ゆまは役立たずじゃない?」

「勿論さ」

 杏子は弱々しく笑う。
 ほむらも一応は空気を呼んで頷く。

「それじゃあ帰ろうか」

「うん!」

「帰るって私の家よ……」

「お前が提供するって言ったんだろうが」

「ゆま、ちゃんとお皿洗いしておいたんだよ!
 “やちん”の分働いたもん!」

 ほむらはやれやれと肩をすくめてから杏子に肩を貸して自分の家への道を急いだ。

「ガイアメモリ、ね。調べる必要がありそうだわ」

 ほむらは小さくつぶやいた。
92 : ◆2PnxfuTa8. [saga]:2011/11/05(土) 21:44:14.24 ID:0A31zutn0
「さて、巴マミ、俺はお前に聞いておきたいことがある」

「先ほど話した通り答えられる範囲では答えるつもりです」

 二人きりの部屋。
 さやかとまどかは既に帰っていた。
 そうなるように大道が仕向けたのだ。
 彼女らの前ではマミだって話したくない話も多いことを大道はわかっていた。

「美樹さやかと鹿目まどかの前で、話さなかったことについても聞かせてもらうぞ」

「ええ、“貴方も”同じような目に遭ったんでしょう?
 今更黙っている必要もありません
 あの子たちの前では聞かないでいてくれたことを感謝しています」

「巴マミ、お前が受けた改造手術、そして戦闘訓練について聞かせてもらおう」

「貴方も聞いたかもしれませんが私は魔女によって首を食いちぎられました」

 マミは紅茶を飲む。

「しかし魔法少女はそれだけでは死ねない、ソウルジェムを破壊されなければ死なないのです」

「それは聞いている」

「私の魂の入ったソウルジェムは何者かの手引きでこの街に潜入していた財団Xによって確保された
 そして新しく用意されていたこのクローンの身体に移し替えられました」

「この身体に移ったときには既にネバーになるための手術は済んでいて、私が意識を取り戻してから受けていたのはクオークスとしての訓練です
 ものすごい早さで飛んでくる鉄球をサイコキネシスで止めたり、訳のわからない仮面の人達を殺すように命令されたり……
 あと銃の扱いや棒術、鞭と体術の練習をさせられました
 どこかの国の傭兵集団のDVDを嫌になるまで見せられて真似させられて……
 その訓練は元々私の戦闘スタイルに馴染んでいたんで楽だったんですけど……」
93 : ◆2PnxfuTa8. [saga]:2011/11/05(土) 21:44:52.34 ID:0A31zutn0
「練習の間、的として使っていた……マスカレイドドーパントって言うんですか?
 あの人達が殺すときに、命乞いをするんですよ」

 カップがカタカタと震える。

「それで私が戸惑っていると……」

「もう良い、俺と同じだ」

 しかし、最初から躊躇わなかった自分より、まだ彼女のほうが人間に近い。
 俺はどこまで行っても悪魔なのだ、と大道は自らを嘲る。

「怖かった……」

 巴マミの声が震えている。
 おそらくは後輩たちの前で気丈に振舞っていたのだろうが、一人に戻れば彼女とてまた普通の少女である。
 大道には母親が居た、しかし彼女にはそれが居なかった。
 それ故に彼女は大道が味わった以上の孤独と絶望を味わったのだろう。

「う、ひっく……グス……」

 何時の間にか、巴マミの目からは涙があふれていた。

「でも俺がネバーとして訓練させられていた時には、俺のおふくろが側に居てくれた」

「え?」

「おふくろがな、俺をネバーに改造したんだよ」

「そんな……」

 残酷な、と言いかけた巴マミを大道は制する。

「良いんだ、俺におふくろの気持ちは解らないが俺は不満に思っちゃいない」

「大道さん……」

「でも巴マミ、お前は違う」

 大道はマミの肩を掴む。

「おふくろが俺の側に居てくれたように、今からは俺がお前を守る、仮面ライダーとしてな」

 マミが驚いたような表情で大道を見つめる。

「良いな?」

「え、と……」

「良いな?」

「……はい、助けてください、仮面ライダーさん」

 巴マミはその日初めて、心の底から少しだけ笑った。
 その笑顔は大道がかつて守れなかった少女のそれにそっくりだった。
 じゃあお近づきの印と紅茶のお礼だ、そういって大道は細胞維持酵素をマミに渡した。
94 : ◆2PnxfuTa8. [saga]:2011/11/05(土) 21:46:15.99 ID:0A31zutn0
「おはよう鹿目さん」

「おはようほむらちゃん!」

「おはよー転校生」

「おはよう美樹さん」

「大丈夫か転校生?眼の下にクマができてるぞ?」

「少し調べ物をしていたの、気にしないで」

「ほむらちゃん、あの後大丈夫だったの?」

「ええ、大丈夫よ、佐倉さんも一応無事だから安心して」

 この時間軸においてほむらはまどか達の交流を保つスタンスをとっている。
 故に学校においては基本的に彼女たちと話をしている時間が多い。

「良かったー!」

「昨日は助かったよ、悔しいけどさやかちゃんからもお礼を言わないとね」

「あの……」

「どうしたの?」

「大道克己って人は一体何者なの?」

「へへーん、仮面ライダーさ!」

「説明になってないわ」

「えっ」

「えっ」

「さやかちゃん、ちゃんと話聞いてた?」

「そんなぁ……」

「じゃあ鹿目さんに聞くわ、大道克巳さんって何者なの?」

「分からないの、急に現れてさやかちゃんと魔女を狩るための同盟を提案してきて……
 その後の戦いで魔女を一瞬でやっつけちゃったしさやかちゃんの悩み事も解決しちゃったし……」
95 : ◆2PnxfuTa8. [saga]:2011/11/05(土) 21:46:42.99 ID:0A31zutn0
「ほむ……じゃああの白い鎧はなんなのかしら?」

「あれは仮面ライダーエターナル!“がいあめもり”で大道さんが変身した姿なんだってさ!」

「ほむほむ……あれもガイアメモリなのね」

「ほむらちゃん、真面目な顔でほむほむとか言わないで」

「あらごめんなさい鹿目さん、癖なの」

「ところで二人共昨日のバク宙ブルーカーペット見た?」

「見てないわよ、杏子がうるさくて眠れないって文句言うんだもの」

「私も興味無いかな……?」

「なんだよもー!じゃあその後の題名だけない音楽会!」

「ごめんなさい」

「悪いわね」

「もー……」

「ところで美樹さん、質問ばかりで悪いから貴方に一つ忠告」

「え?」

「最近魔法少女狩りをする魔法少女が居るって噂なの、気をつけることね」

「へえ、師匠やマミさんは知ってるの?」

「私も最近杏子から聞いたばかりよ、だから二人にも早く知らせておいて」

「おっけー」

 そのあとは只の雑談。
 その日の学校は何の事件も起きずにオシマイ。
 ほむらは一人家路に着く。
96 : ◆2PnxfuTa8. [saga]:2011/11/05(土) 21:47:42.34 ID:0A31zutn0
「大道克己の目的を探るべきかしら……」

 コンビニを何気なく眺めるほむら。
 そう、今日は杏子とゆまが食べたがっていた新しいアイスの発売日なのだ。

「食費のかかる同居人だわ……、その分働いてくれるけど」

 彼女がコンビニに向けて歩む方向を変えた時だった。

「危ない!」

 誰かの声。
 降ってくる看板。
 彼女は一瞬だけ時間を止めてそれを回避する。
 目の前で粉々になる看板。
 その破片の中から何か光るものが彼女に向けて飛んでくる。

「これは!?」

 とっさにつかみとった彼女は驚いて目を見開く。
 青い端子のUSBメモリ状の物体。
 ガイアメモリである。
 彼女が見たユートピアとは違うがYの文字が刻まれたそれは間違いなくメモリだった。

「大丈夫かい?」

 赤いジャケットを着た男が駆け寄ってくる。

「大丈夫です」

 良い物を手に入れた、そう思ってそそくさと其の場を立ち去ろうとするほむら。

「ちょっと待ちなさい、その手の中に隠した物を出してもらおうか。」

 逃げるか?
 いや、暗示の魔法でこの場はごまかそう。
 彼女は目の前の男に暗示の魔法をかけようとした。

「俺は警察だ、怪しいものじゃない」

 警察手帳を見せつける男。
 暗示はまるで効いていないようだ。
97 : ◆2PnxfuTa8. [saga]:2011/11/05(土) 21:48:09.28 ID:0A31zutn0
「そのUSBメモリを渡してくれないか?」

 時間を止めるか?
 いや、やめておこう、ソウルジェムへの負担は避けたい。
 この男の名前は覚えた。
 欲しくなったら取り返せば良い。
 その気になればこの子は何時だって私の手の中に帰ってくる。
 なぜだか分からないが謎の確信に動かされてほむらは素直にメモリを男に渡した。

「ありがとう、これはガイアメモリといってとても危険なものなんだ」

「そうなんですか?なんだか綺麗でつい掴んじゃったんですけど……」

「綺麗に……見えるのか」

「え?」

「いや、なんでもない
 それよりも、もし次にこれに似た物を見つけたらこの名刺に書かれた男に連絡してくれないか?
 あときみの友だちがこれに似た物を持っていた場合も連絡してくれ
 ……約束できるかい?」

 名刺を渡される。

「貴方に連絡しては駄目なんですか?」

「それでもいいんだが……ガイアメモリは揉め事を起こしやすい
 警察よりも身軽に動けるその男に連絡したほうがいいだろうな」

「分かりました」

 暁美ほむらは赤い革ジャンの男から“左翔太郎”と書かれた名刺を受け取った。
 その時に偶然彼の左手薬指に光る指輪を彼女は見つけた。

「刑事さん、結婚しているんですか?」

 意外だ、と思った。

「俺に質問……しないでくれるかな」

 照れ隠しの柔和な笑顔でそれだけ言い残すと男は立ち去った。
 新婚さんかしら、とほむらはつぶやいた。
 携帯電話を取り出し、ほむらは早速その番号に電話した。
 開口一番、彼女はこういった。

「エターナルメモリを使う、大道克己という男が見滝が原に居ます
 潜伏先はおそらく……」

 巴マミの住所を告げる。
 さやかとまどかの会話からそれは既に知っていることだった。
 電話の先の所長と名乗る女性の返事も聞かずにほむらは電話を切った。
98 : ◆2PnxfuTa8. [saga]:2011/11/05(土) 21:50:18.77 ID:0A31zutn0
「誰この娘!」

 大道克己が巴マミの家に帰ってきたのは夜遅くのことだった。
 しかしそれだけで語気を荒げる巴マミではない。
 大道克己は気を失った少女を連れ帰ってきたのだ。

「大道さん!誰なんですかこの娘は!」

 彼女はジーっと大道の連れてきた少女の胸を見つめる。

「行き倒れていたんだ、魔法少女の気配がしたから連れて帰ってきた
 グリーフシードは持ってきたからお前の治癒魔法をかけてやってくれ」

「……分かりました、ていうか一人で魔女を倒したんですか?」

「いや、そいつが沢山持ってたんで少しくすねた」

「…………」

「治療費だ」

 マミは少女の服を脱がせて傷を塞ぎ、包帯を巻く。

「中々良いスタイルしてるじゃない、ねえ大道さん?」

 皮肉たっぷりにマミは言う。

「なんだ、俺は年下には興味が……」

「私のほうが……おっぱい大きいわ」

「え?」

「私のほうが!おっぱい大きいわ!」

 ああ、ネクロオーバーになったことによる人格の崩壊か。
 こいつルナ使ってたしなあ……と自分の率いていた部隊の副隊長を思い出す大道。
 当然、彼のキャラに慣れていた大道はマミの奇行程度ではクスリともしなかった。
 正にツッコミ不在である。
99 : ◆2PnxfuTa8. [saga]:2011/11/05(土) 21:51:57.71 ID:0A31zutn0
「さて、治療が終わったわよ」

「すまないなマミ」

「同じ魔法少女だしね、起きたらこの子に事情を聞きましょう
 さて、紅茶でも飲みましょうか……あら」

 大道とマミは顔を見合わせる。

「魔女の気配ですね」

「ああ、近いぞ」

「……ふぁあ」

 二人は声の方を振り返る。

「魔女かい?それなら私も手伝おう」

 大道の拾ってきていた少女が起き上がっていた。

「私の名前は呉キリカ、魔法少女だ。よろしく」

「え、ええよろしく」

「さて、包帯が動きづらいな、少し着替えたいので部屋を開けていてくれるかい?

「解ったわ」 

「恩人達はすぐに追いつくから先に行っていてくれよ」

「恩人?」

「私をたすけてくれたんだろう?ならば恩人さ」

「……じゃあ先に行っていましょう大道さん」

「ちょいと待った、そこの恩人は魔法少女じゃあないんじゃないのか?」

「詳しくは聞くな」

「解った、事情があるなら聞かないよ」

 大道と巴マミは急いで魔女の気配のする場所まで向かう。
 走る二人の後ろ姿を見てキリカはニヤリと笑った。
100 : ◆2PnxfuTa8. [saga]:2011/11/05(土) 21:52:31.88 ID:0A31zutn0
「マミ!使い魔は任せたぞ!遠距離からの牽制をメインにして俺がマキシマムドライブを叩きこむ隙間をこじ開けろ!」

 二人はその後すぐに魔女のいる場所までたどり着いた。
 それほど強力な魔女ではない。
 彼らはキリカを待たずして戦闘を開始することを決めた。

「分かりました」

 マミの進行方向上にずらりと並ぶマスケット銃。
 彼女はそれを片っ端から拾っては引き金を引き、投げ捨てる。
 大道の進行方向に居る使い魔は銃声が一発轟く度に倒れ、マミに向かう使い魔は彼女の体術、あるいは弾切れのマスケット銃で殴り倒された。

「ほう……」

 大道は驚いていた。
 さやかと一緒に戦っている時に比べて明らかに戦いやすい。
 考えてみればそれも自然なことなのだ。
 大道にと同じレンジを持つさやかよりも中距離や遠距離の攻撃でサポートをできるマミの方が戦闘は楽に決まっている。
 それに加えて財団Xにおける訓練で巴マミは大道率いるネバー全員の戦い方を模倣するような戦い方を学んでいる。
 故に彼も指示をあたえやすかったし、彼女も大道の指示の的確さに驚いていた。
 
「右側の弾幕を厚くしろ、一気に突っ込むぞ!」

「はい!」

 マミのマスケット銃から飛び出た弾丸がぐにゃりと曲って魔女の本体を叩き始める。
 魔女はマミに気を取られてその方向にむけて列車砲に使われるような巨大な鋼鉄の弾丸を撃つ。
 自らの使い魔さえ蹴散らしながら弾丸はマミの元に飛ぶ。

「この程度……!」

 大道の背後で爆音が響く。
 丁度マミのいる辺り、だが彼は振り返らない。

「少しは心配して欲しかったな」

 鋼鉄の弾丸は止まっていた。
 巴マミが止めたのだ、おどろくべきことに素手で。
 彼女は弾丸を片手で掴んで魔女に投げ返す。
 魔女は弾幕を貼ってそれを迎撃、なんとかして撃ち落とす。
 だがしかし

「マキシマムドライブ」

「これで終わりだ」

 大道の蹴りが魔女に直撃する。
 魔女はいつもどおり一瞬だけ人間の頃の姿に戻り、大爆発を起こして消滅した。
101 : ◆2PnxfuTa8. [saga]:2011/11/05(土) 21:53:35.83 ID:0A31zutn0
「キリカちゃんは間に合わなかったのかしら」

「らしいな、まあ怪我していたし当然といえば当然だろう」

「そうね……」

 そこまで話した所で違和感に気がつく。

「おい、魔女の結界が崩れないぞ」

「そうみたいね……おかしいわ」

 次の瞬間、大道の足元に影が映る。
 とっさに大道はマミを突き飛ばした。
 肩口に突き刺さるような痛み。

「とっさに庇ったんだ、やるね」

 隙の生まれた大道に追い打ちで爪を突き刺してからバク宙。
 二人と距離をとって爪を構える少女。
 呉キリカである。

「貴方は!?」

「呉キリカ……何故だ?」

「悪いが恩人といえども理由は言えないよ
 強いて言えば……愛ゆえに、かな」

「くそ……つまらない拾い物をしてきちまった」

「行くよ恩人!」

 キリカはマミに向けてまっすぐ走る。
 マミはそれに対してカウンターを決めるように回し蹴りを放つ。
 が、明らかに遅い。
 技に普段の切れが無い。
 すれ違いざまに足を斬りつけられる。
102 : ◆2PnxfuTa8. [saga]:2011/11/05(土) 21:54:46.52 ID:0A31zutn0
「疾い!」

「おいマミ!なにをやっているんだ!手加減している余裕はないぞ!」

「え?」

「うーん、やっぱ二対一だとすぐにネタが割れちゃうか……」

 そう、呉キリカの能力は“速度低下”
 自身の周囲に存在する、あらゆるものの速度を低下させる。
 相手は動きも攻撃も鈍るため、キリカ自身は相対的に高速となる。
 勿論、魔女の結界の崩壊もスローになるのだ。

「でも関係無い、すでに手負いの二人組程度、私の敵ではない」

 五本の爪が舞う。
 漆黒の影が疾走する。
 その度に二人の体は徐々に徐々に傷が増える。
 回復速度も徐々に落ち、マミにいたっては手の血管がボコボコと異様な動きを始める。

「酵素切れ!?」

 ネクロオーバーになって日が浅かったがゆえの失敗。
 大道も巴マミをかばっているせいか明らかに動きが鈍い。

「そろそろ体力切れって感じだねえ恩人!」

 キリカが両手の爪を合わせてドリルのように回転を始める。

「こいつでお終いだ!」

 大道はすばやくマミの前に立ってエターナルローブを展開、彼女をかばう。
103 : ◆2PnxfuTa8. [saga]:2011/11/05(土) 21:55:29.43 ID:0A31zutn0
「アハハハハ死ねええええええええええええええ!」






「おっと、そこまでだぜ」

「え?」



 突然現れた黒い影が高速で回転するキリカを捕まえて其の場に叩きつける。

「まったく……訳のわからない電話が気になったから留守をフィリップに任せて来てみれば……」

 左手でJの文字をかたどってみせるお決まりのポーズ。

「仮面ライダージョーカー参上、助太刀するぜ!大道克己!」

「お前は……!」

 漆黒の闘士。
 風都の切り札。
 ハーフボイルドの名探偵。

「左翔太郎!」

「事情は解らないが、そこのお嬢さんを庇っている姿を見ちまった以上……な
 それにアイツから聞いちまった話も有るしよ」

「アイツ……?」

「まあとにかく話は後だ、まずはこのお嬢ちゃんからも話を聞かないとな!」

「おっと、何処の誰だか知らないけれどそうはいかない
 私の口から秘密が漏れちゃったらコトだからね」

 キリカは速度低下を生かしてジョーカーに一気に接近して彼を斬りつける。
 だがしかし、まるでその攻撃を予見でもしていたかのように翔太郎はそれを回避してみせる。
 速度は勿論キリカのほうが圧倒的だ。
 しかしながらこのジョーカー、“技”に特化した仮面ライダーである。
 自分より遥かに強い相手や遥かに疾い相手など既に何十何百と屠ってきた。
 そういう意味で相手に対して速度でアドバンテージをとって打ち倒すキリカとは相性が最高である。
104 : ◆2PnxfuTa8. [saga]:2011/11/05(土) 21:56:33.94 ID:0A31zutn0
「くっ……!ちょこまかちょこまかと!」

 突きを受け流し、斬撃を回避し、いつのまにやら背中に回って手刀を叩きこむ。
 蹴りを蹴りで止め、殴ればクロスカウンター、つかみかかった所で逆に関節を取りに来る。
 その変幻自在な戦いぶりは大道と戦った時を遥かに超えていた。

「やれやれ、厄介な能力だな嬢ちゃん、なんのガイアメモリかは知らないが……一気に決めさせてもらうぜ。」

「左、そいつは魔法少女だ」

「え!?ドーパントだとばかり……」

「隙あり!」

 翔太郎の一瞬のすきをついてキリカは逃げ出す。
 翔太郎がそれに気づいて後ろを振り返ったときには、既にキリカの姿はなくなっていた。

「ハーフボイルドなところは変わらないらしいな……」

 呆れ気味に大道はつぶやいた。

「魔法少女ってどういうことだよ大道?」

「お前にこの街のこと、そして俺のことを聞かせる必要があるみたいだな
 マミ、先に帰っていてくれ、俺はこの男に話がある」

「待てよ大道、怪我している女の子を一人で帰らせるのか?」

「……それもそうか、ならば家まで送れ、その道すがら話はしよう
 それでいいか?巴マミ」

「私は、大丈夫ですけど……」

 まさかこの客もろくでもないのじゃあないだろうな。
 と、巴マミは少しだけ心配になっていた。


【第三話「現れたJ/探偵はたった一人」 了】
105 : ◆2PnxfuTa8. [saga]:2011/11/05(土) 21:58:21.58 ID:0A31zutn0
【仮面悪魔ともえ☆かつみ ED】
ttp://www.youtube.com/watch?v=xZiJwasME2o

【0:10】
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                |!            ,|
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                !:ト;、_>-/: :';-‐<_,ィ':{、
                |ヽ,-‐-、:': 0: : ,:-‐-、,ソ:';
                |:/: : : : :V∧,/: : : : : '; |
                |{: : : : ::,イ| :ト、: : : : : |、:!
                i´ヽァ‐':,ヘ| | :!ヘ`ー-ァ'´:'
                ヽ:〈  ,-、__!__,:、_ : :〉/
                _r'´¨ゞ':_  :|   _>',ィ'≧、
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     /ミ三,イ´ニ二三三三二ニr-、ニ二ニ,:-fニ二三三三三ミ';三三≧、
    /ミ三,イ_7>-、_,:へニ二三三ト、_,ン三く_ノ三三三≧'´`ヽミ'ニ三三二\
   ;'ニ;/二iィ'{: : : :\/ニ二三三三三三三三三三二ニ'; _/⌒ヽニ二三三';
   ,:ニ/ニ二三r': ::___≧、ニ二三三二,-==-、二三三二=;{__,イ_}ニ三三三';
   |:/ニ二/´ ̄戈'´: : : : :.` ̄ ̄ ̄ ̄{_≦三={!:. :.:i|__: : : }: ` ̄`ヽ:二三三|
  ;':i!_三/     _): : : : : : : : : : : : : : :戈ニ三弍;::. : :: ̄¨'‐' ‐-、:_`ヾ'、ニ二三|
  ;': :!ニニ|    ,イ: : : : : : : : : : : : : : : : : : ヾ_:‐=戈;、: : : : : :`ヽ、丶: _} :}三三=|
  !=;|=三!   '⌒ヽ: : : : : : : : : : : : : __,:-‐`'ー-‐'¨ ̄ ̄`ヽ: : \':ヽ-':!ニ二三':,
  |: :|ニ三':,   ___≧=--―r‐'¨ ̄/: : : : : : : : : : : : : : : : : : ,ゞ-'⌒'´ :;'ニ二三ニ!
  |: :|ニ二三' ̄ニ:.      '; ゞ、_,イ!____:_: : : : : : : : : : : : ::/     /=ニ二三ニ';
  !: :|三三三三三:;     i!     ,ィ'  |` ̄ ̄ ̄¨ラ=-‐'|¨ ̄ ̄´-=ニ二三三ニ:.
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106 : ◆2PnxfuTa8. [saga]:2011/11/05(土) 21:58:50.46 ID:0A31zutn0
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107 : ◆2PnxfuTa8. [saga]:2011/11/05(土) 21:59:32.32 ID:0A31zutn0
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 P U E L L A M A G I  __i⌒i__      ○               _____         ○   _i´ `i__
 M  A  D  O  K  A (__  __)     ○,   _i´ `i__     (____  ` ,         ○ (_   __  `,
 M  A  G  I   C  A   __|  |___  ,´ `、,/ ,` (_   _  `  i⌒i        /  /  __i⌒i__    |  |     |  |
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    i / [擬古猫 運送(株)] ̄ ..../     :|:||三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三:|
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 ヽrゝ_翼jニ_翼jニ__翼jニ_|Lヽ-‐'''"~, | . . | ||::|-| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄.|-| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|-| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|::|
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  |ヽ:::| l二=== (―) ===二l| :/''||| = ,::,-‐‐|─ |_L_________________________________,|
  |::;;ヽ;;l二===:=:=:=:===二l /__;; |||  .,/,-ー|─:|{ニ}[三]‐.┌─ヽ\|: |:|───┐.....  / ______.ヽ   . |: |:| |:|ヽ  [| |[|
  |__|:l二===========二l|___.,,;i ̄,/;/./.,-、|:::ilエ二二二二二二二二二二二二二エi. ./..-,-、 ,--,,.-、ヽ\ilエ二二二二二二エil
  |i─--'、─:i―i‐i―i─‐‐,--─i: |_ l |//.,、.!|:::::|:|  |  .│ . .  |: |:|  ..  │  | ::|:::/ .,.ヽ:::::/. .,..ヽ .| |  .|: |:| |:|   | |
  |l──‐'.'!─!―'‐'─!‐!''''`──! |  ::|:| :| i*l ||:::ilエ二二二二二二二二二二二二二エ|__|:::l..,i*l .| ::| i*|. |..|_..|ilエニ二二二二二エil]
  |====l三l===[・413]===l三l===| |二_;_|:::| :v::i  ..  丶─┴───────┘:::::.:l.l.:::::l v ..il:::l .v .,i;;;;;;;|
   ̄ ̄ヽ:::.ゝ_ノ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ヽ..:.:::ゝ_ノ                    .ヽ:::::.ゝヽ:.ゝ__ノ::::::ゝ_._ノ
108 : ◆2PnxfuTa8. [saga]:2011/11/05(土) 22:00:08.30 ID:0A31zutn0
【0:25】
            :,:           :(::)
            /⌒''⌒) :,,゜      '         ,,,,,,,
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         。            '  、       ;: 。
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     ,!,,,、(     /::τ             ノ:::::::::::::::::)          。  !::::::::::`! 、
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     ,,、..   //   ノ'          //'''`'`'` `       ..,,.. _,,,.、 ・         ,, ...:・..
  π /;::::::::(,.,.(;;;::::(   ,,.,  ・っ                    ;,;;( ):::::;.    c::── '`'''::::::::::;''
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 τ !::::::::::::::::::::::::::::)/,,,,, γ               :'`'``:!
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【0:27】
            _ -   ̄  `.-、
          / そ       ゝ ,l-、
         /    `  丶、 \人_)´、  ─ー、 __
        /     \   丶、 \   V´ ::、  V´ ゝ、、 - ,
        l     ∧::l 丶、 ̄ ` -  ll :::::: l   l::::丶 Y´<二,
        l  l l  /v     ゝ > 、 l l`-、/l _ -l `:  <,
       ノ,、 l l/.l  __    /下ヾ l ノlノ /::l/  、 \__<,
         、 、:v/5.:.`.   ゝ_゙ノ ノソノ ./    丶ゝ)ゝ-,
      _  、  、 ゞ゙ノ    /// / /     ......:::::l´ / /
      l 、.....ー-、--/// 、- ´ ) ,イ ̄    ...::::::::::::::ノ  (_く
     ノ  ゙ - _ - 、> .__--イ l::   ,...::::::::, - ´     `
     > 、    /  (  7、:::::::/   ,:::::, - ´
     l< .......l\ -─-- - 、7ノ    :::::/
     l   ̄ -7 ´。  。 l v´    :::/
     / - - / 、 丶〜  l  、   :/
      --=7/  ´ゝ _.-<´_l  .、   ;l 、
      l´ノ l  l ~  ~´:, ´,l   、,,  ::::::l _ゝ
       `- l__l、___ノ´ 、  >´  :::/__ゝ
         uuv `l  ` ´、,/  >  / -ゝ
            /     、`´`  ノ、 <
           ゝ   l   -  ─ 、 _ l
          ´  、、 l  ,ノ、 , 、,-- 、
          /   > >-, /l´ `´ 、    、
         >、  ノ / V l l     ゝ _  ).
        l    `´ 、 u_,l、       l_ノ
         、    )  丶.)
         ` __ --ゝ
109 : ◆2PnxfuTa8. [saga]:2011/11/05(土) 22:00:36.52 ID:0A31zutn0
【0:32】
                                     / ̄`ヽ
                                     f/rj_: : : : .
                                     !'{´ | : : : :|
                                    |:ゝ'ノ : : : ::|
                                    ノ: : `|: : : : ノー-、
                               fョy=、、 {|: : : : : : : ::|--ァ}
                              ゝ 三=`丶、: : : : : :/  /
                               、::;:::::、`¨\ `丶、'  /
                                ゝ^丶-|: : : 丶、  /:{
                                   ノ:: : :: :: : ¨: く
                                  f: : : : : : : : : : ::ハ
                                  |:: : : : : : : : : : : ::|
                                   {: : : : : : : : : : : :: :)
                                  {: : : : : : : : : : : ::/
                                  |: : : : : : : : : : :/
                                  |: : : :r─-: : /
                  *.,:'                | ̄ 7   /
                 ,:;'                |  /   ノ
           _    ,;:*.'                     |  ゝ  {、
         /: :r‐、  ,;:'*                 \ \  丶
        /:s: :=} ´ーt.:'                    \  、  ',
        {: : :: :fリ、__ う                       丶、丶 ',-、
        jノ: : : :ヽ イ                         丶、 ,-{、
        ゝ彡: :ノ /¨丿                         }  |:7
         /⌒ ヽ____ノ|ハ                         |  j|`
       /}|⌒ヽ=+!:::::::}=|                        /ー ノ
       ゝ_j::::::::::}=+!:::::::|=|                        'イ
         |:::::::::::|=+|:::::::|=|
         |::::::::::}=+ |:::::::}=}
         |::::::::ノ/ヘ=!:::::::;=|
         、::::::\/ヘ}:::::::::}リ|
         }\::::::、ソ::::::::::|、ソ}
         |、_ソ丶::7丶:::::|/ヽl
110 : ◆2PnxfuTa8. [saga]:2011/11/05(土) 22:01:23.08 ID:0A31zutn0
【0:37】
           /イ: : : : : : : . . r='ノ\: : : : : : : : :ヽ.        fr ヽ.    |t=}  
              /- /: : : : : .イ´     \: : : : : : : : ヽ.       ヽ` ',.    !. |  
          /: レ': : /彡'ア´        \: : : : : : 、: 、   r==、.  ',   ',   |  ',
            /: : ,イ: : : : : :|             l 、\: : : : : \   {  ',  ',  ',.  |  }
         ,': :/ \: : /    .ィニニー‐‐--j  l_\: : : :弋、  ヽ.  ヽ  ',   ,  |  |
         ,: : :レ ∨: :|    '  ,===、 ヽ  !─-'.\: : \ニニ=イ、  ヽ ',  ヽ.ノ  ト._
           |: :,彳ヽ|: : !      イ r芳、 :   : r芳ス {: : : ヽソ(´\ヽ.  ゝ__/ ̄ |フ
           |: || γ|: : /           ノ  、    ∨: : :ゝニヽ.イ´ ̄        |
           |: ハ{{´.|: : |          r-'  : ー、   |: : : :ニ三ヒ|    =ニニニニニニア
         l: : ヽ. |: : |          ゝ- ^ー^ '    : : ゝ乂セ !─────--  |
         ',: : : \: ::!            __..、    ,: : : ヽニ`丶\         |
         ヽ: : : :!: :∧         r'、___冫  /\: \\.   |         |
          i!: : : ヽ.: :\    .   ゝ  --'   ,: ヽ.:\: ゝ=、.  |         |
           |: : : : :ヽ: :! \                 /\: 弋:丶二フ. }         |
           从j: : : : \:ゝ、 >  、      . イ\ミ、ゝニ=      \        jア=
            |: : : : : : 〉弋  ::  `  ̄ ̄   ト、:ミヾ.`ー      |__/´ ̄ ̄二}   _..イ:: ヽ
            |: : : : : :| |             |\ヽ.==イ       |二二    イ | ̄レ':::::::::c:::ノ
            ',: : : : :弋!              ヽ.ミ彡'       ヽ.__..イ==、__ノ:i^i::::c:::::/
             \: : : : :ヽ.__ノ.          .,:' `ー 、./ヽ=、__∧|/ ̄:::::C/:::::ヽj:::::/
           __>'\: : : イ           .::'     ヽl |   K::::〇><:::::::::::/ ̄
111 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(兵庫県) [sage]:2011/11/05(土) 22:01:35.12 ID:ZJun6gqbo
翔ちゃんキター
112 : ◆2PnxfuTa8. [saga]:2011/11/05(土) 22:01:43.37 ID:0A31zutn0
【0:43】
                                /i
                               ./  j
             、\                j  j
              ヽ、`ヽ、             /  j      _          /ヽ
  ,‐、            ヽ  ` ヽ、         /   ヽ     ヽ \        i  ヽ
  `ヽ、 `ヽ,,,‐‐ 、、      ヽ    ゙ヽ、      i     ヽ    ヽ ヽ/j゙ ヽ 、   i   i.     /i
   くヾヾヾ`ヽ丿ヽ      ヽ      `ヽ 、,,,,,、 ヽ__    ヽ   ヽ ,,-‐j   j  ,,-‐7  i    / j
    `ヽ    ̄ ヽ,,,,      \          j,,-i‐ゝ 、     / >i   ヽo/-、 /  j   /   j
      \   / / \      ヽ       ,,_j  __ヾ  ヽ j/ ヽ、_ノ /  /'j    i /   ,,/
        `''''i_i  % ヽ`ヽ 、  ヽ    /‐‐---- 、 j// ゞ,,,j ,,,-'''´/  `,‐''イ l  /    /
            ヽニ‐''′   ヽ 、ヽ,,‐''''' ̄ ̄`ヽ _ ゝ/    / /`ヽi   /ヽ j ゝ'´    ./
               ゚ヽ、               j   ,,,-!ーーーー 、  ヽ‐‐´  /     /
                 ` ヽ __        / /       ヽ   `'''‐ヾ''''''''‐--- _
                      `''''''‐---_ 、/ /          j  _   /ヽ、 _,,,,   `ヽ、
                        ,,,,,,,-‐'''''/           / /  `ヽ / / ヽ   j      ̄'''''‐--- 、
                      /    /           //      ヽ/  ゝ  .i            `''''--‐ーーーフ
                   < ̄     /            /         ヽ /  ii_            __   /
                      `ヽ   /           //i         j \   ji  `ヽ、    ,,-''´ ̄    ̄´
                        `ヽ /       _,,,/// j         j  ヽ  jj     `´´´´´
                         /       /  // /         .j    \ ij
                         i       /  //  /         jヽ    ヽj
                         .i       j  // /          / \    \
                         .i       j //          /、,_ \    \゙ヽ 、
                         i        i/            /    `''''ー\     `ヽ `ヽ、
                        ヽ      //          ./           \     `ヽ ゝ、
                         ヽ、   / /         /              \     ヽ、 \
                           ̄´   ヽ、      ,,- '´                 \  /  ヾ ヾ ヽ
                                 ヽ--- '´                       `ヽ、_ヾヾ、,,\
                                                                     `´

113 : ◆2PnxfuTa8. [saga]:2011/11/05(土) 22:02:15.21 ID:0A31zutn0
【0:47】
                               ヽ`
                              ´
                               ´.
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                        ...‐''゙ .  ` ´ ´、 ゝ   ''‐...
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   .......;;;;;;;;;;゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙       .'                             ヽ      ゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙;;;;;;;;;;......
  ;;;;;;゙゙゙゙゙            /                           ゙:                ゙゙゙゙゙;;;;;;
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              ノi|lli; i . .;, 、    .,,            ` ; 、  .; ´ ;,il||iγ
                 /゙||lii|li||,;,.il|i;, ; . ., ,li   ' ;   .` .;    il,.;;.:||i .i| :;il|l||;(゙
                `;;i|l|li||lll|||il;i:ii,..,.i||l´i,,.;,.. .il `,  ,i|;.,l;;:`ii||iil||il||il||l||i|lii゙ゝ
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114 : ◆2PnxfuTa8. [saga]:2011/11/05(土) 22:02:42.17 ID:0A31zutn0
【0:53】
     \///////        ∨////         ∨/////
      \////          ∨//             ∨//
.         \/       ,. -―‐∨‐- . _          ∨
                 _,.-‐^爿 >-―--v__ 〉
                 ア 〈X´           ' ,
             ケ ./    /  人    ',
                 {  i   / __{__ ノソ }_}__  ',
             从ム .i|ノ斗、     ャ-、O }ー、
.              ァ{ A {!〈 ◯     ◯ 〉} /‐、 }
                { ∧ b辷ゝ ¨´  !  `¨ ム´厄ノ ハ
               ∧ `ーァ-ゝ、  冖  _. ィ´‐〈ン ノ }
.             {/`¨ー/ {|.  ヾ≧≦ノ  |}  Y´_,イ}
              !  < ー ゙y´  `∨´  ∨ ノ >彡′
                   丶__/  ⊂本つ  ∨ /
                 厂{.   /┼\   .}フi
                   }  ト、    木     人 ',
               /∧.| `i¨´ 王 `¨ i´ ∧ ',
  ∧               {//∧/ \_王__/\//∧}         /\
//∧           .////∧   / |   ////∧       ////\
115 : ◆2PnxfuTa8. [saga]:2011/11/05(土) 22:03:08.45 ID:0A31zutn0
【0:57】
     /  ‖ =只= ‖ ヘ
     i  /   ´ `   ヘ  i
      ゙、 ヘ.___,ヘ__,ノヾr’
      |=.|.| | ´╂`.| |..|.=|
      | | | |,・╂>.|,| | i
       ; ,|//.・╋> ;ヽ| i.
     /´,`ヾ、‖, /`ヽ、.i
    /  /   | `´冫 丶. \
  /  /    |  /   .丶  ゝ
  \ /⌒へ、 | 丶,ィ´⌒冫 ノ
    ` ` .|  |ソ__,ノ  |-_〆、  ノノ
       |――|ー|――|
       .| l l l:l| . | l .| l:;
       冫; ; ;! |. l : 〈
       // l l| !l l l i!
       ! l .l l|  i l l l i,.
       /\/| |\/:i
       |..:::::::::|   i.::::::::::|
       .!:::::::::|   !.::::::::|
       |::::::::!    !:::::::|
       ,|:::_:|   / レ、
       ||/ `   |  /
       `|.  l  /  丿
        \_/  ヽ-´ 彡
116 : ◆2PnxfuTa8. [saga]:2011/11/05(土) 22:03:55.24 ID:0A31zutn0
【0:58】
               /:: /  \:: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :..             ></ハヽ〃}/   /                   }        ヽ
               レ'     |: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: ヘ             ノ   { ト、} ソУ   , '          ´         /          ̄ ̄丶
              〃       }: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: ::,..........: :: :: :: :: :: :ト、          i´     八∨//   /      /          ハ 丶      `ヽ  \
             //       ∨/: :: :: :: :: :: :: :: :: :   //¨¨¨¨¨¨¨ 7⌒ヽ        |  |  _ゝo/    /     /          /  }  |       ├ヘ
             .へ       |!: :: :: :: ::: :: :: :: :: :: :: ://: :::)   /:! 乂        レ ! 〃⌒) /         '     , -‐Tフ /    |  ノ       |  ’    、_
            /__\\      !: :: :: :: :: :: :: :: :: : : //:: /   / ::|:: レノ      ノ   // / ,′       /    /  /イ      ハイ _,=@   !   |     ト、 \
           / 7`r、ヽ .:、     |:: :: :: :: :: :: :: :: : :: // --........ /  /:::: ゝ彡'    / | ! L二イ〃 ;'         /   /  /         _;斗匕´     ,′ 」    | ;   、
           ,   ゝr兮、`   ___j:: :: :: :: :: :: :: ::: //___   ,  /:::レノ≧ ノ     ! |ヽ /|レ1 {      /  フTー≠―‐-       ソ }    /  / //    ,ヘ}
           |    `¨` /  `丶:::!:: : : : : : : : : :: //  __`ヽ , ,::/: : :く≦彡'ヒ シ   !! 〉'  し'| i|      ′ /   /           ,二ニメx、 /  // /    //i|    |
           !    .: ./  /  .ィr兮、:: :: : :: :: :: ::/ {  ゝ }  }., ,:::  ハ二二≧レノ    ゙У  / /| l!、     |ミ、/   _ェ=ニ二、       ^| {:::}c| У /   /    /  ,iリ   !
           |   :_ノ   ,  ´`‥\::: :: : :: : : / ,'ヘ、  ミゝノ, ,: :: ::}ゝ─彡リ       ′ / / | ト、     |(/   r彳{::::}:c⌒゛       辷/_ノ/ /、 -一ー――〈 //    ′
           |   (   , '__       `ー=ニ_ , , /     / /:: :: :: :: :: :: ノ  ノ    i  | /  l !⌒ヽ  ├{  '´ { ^ー'`)|         ////|  ヽ       ヽ/ /
              :   ゝ__、  ノ          7 /      /イ7:: :: :: :: :: :: / 〃    |   ! /! |/ 丶  モェ.   ゝ-―‐'         /'  '  ノ    \      } /  ,
      __....-! 丶、_            ,ィ==─────<_/:: :: :: :: :: ::≠ノ/     ヘ   \/  ゙、/  < ̄ ̄ `丶、      _  ,      <             | `r〈
    /: : : : : : : :! ヽ丶ニミ、         ((  __}         ¨丶:: :: :: :: 彡'           \浴A/          ヽ      ̄   イヘ:::\            |  } \
  ,ィX:: :: :: :: :: /:::ハ ゝ-.........ヽ   ______>-......__        \く´           、  \   /             \≧ェ- ,ィ // / ̄ ̄ヽ        / /    丶
/: {7:: ノ:: : : ::/::::::八        (   }         ¨¨丶、      \ニニミ、        \   /                    ヽ-、/├く//       〈      / /
:: :: :`:: :: :: :: ::/::::::≠/> __   _ ゝ__             丶、    ヽ..::::::}!        ヽ、{                  `〈  ノ  〕       ノ     / /
:: :: :: :: :: :: ::://  ./    ¨¨¨¨       7 ── ....            丶、  ::::::ハ 
:: : : : : :: :: /    /     /         /: : : : : : : ゝ  丶、            ノ 


117 : ◆2PnxfuTa8. [saga]:2011/11/05(土) 22:04:27.93 ID:0A31zutn0
【1:03】
-‐=≦_,       /`ヽ /    /     /  / // /       ! !
.   /       {. /!  / i ー-x'.__   i ./ ,′,′       | |      !    '.
ー=彡,       Υ ,l  | | ‐ァ、,___≧十lーiー7  、      | l      |     |
  /   /    `7|  !  | / γ⌒ヾ抃ヾl i 、ヽ`ヘ,   ! ,ハ     |     |
. /  ,イ ,イ     l |   l /∨_)__乂.’ノ リ | |     へ\_j/ '. |  |    l
/ ./ ∨ /    圦 .O.卜| `¨´  ̄⌒j )   | |    アヘ、__`ヽ、j !  ,′  ,′
. /    /_,ノjハl⌒l、 .刈 ο l⌒l  /./   `   と_ γ⌒ヾヽ `ヽ、_   ./
/ -=≦/   `ヽ|Y´ .\l    `Yl  ;    j:.    ; /^乂.’ノ_ ∨ ./    /  /
   /        {:{_   | ̄|   _}:} iJ          ;   `ヽ_)/ /    /  /
  (二_`ヽ、     >=_..¨三¨..._=<    /⌒ヽ   } }     //j   '′./
 _\__`ヽ.\/,.r斥: ::`ヽ:::::::ヘヽ`ヽ  (:::::::::::::j   j j   ν ´/ ,イ  /
/`ヽ.`ヽ ,>/.γ:::::::::::\::::ハ:::::::}::::刈.ヘ. ` ー ´  //     翼j¨誉≠-―…‐-
      У ‖‖:⌒ヽ: _;=ハ=:}、::/::::::∧ ハ___/_j____/      `ヽ-―…‐-
:、   /  { {:::;≠‐;氷圭圭必::/::::::} }//:..:`¨´: : : :/             \
 \ ,′ .从 Q:/{圭圭圭圭}‐-‐::リ j/:..: : : : : : :./         /    \
.  У   ∧ ∨::::/守圭圭夂::::::::ノ /ニニニ二二/        /       \

118 : ◆2PnxfuTa8. [saga]:2011/11/05(土) 22:05:09.87 ID:0A31zutn0
【1:06】
            .........................!............................................∨/ヽ  /_》_
             /................. /.....|..............|............................./∧ 》 "´: : : : : : :`: ー-、
         /./ ...............i ....,'|...............................\...∨/...j/: : : : : : : : : : : : : : : : :\
          /イ....|....|.........|.../ | ........... | .......|..............〈〈/⌒: : : : : : : : : ⌒\: : : : : : ヽ  /\
           | ...|....| ... /|/-孑|.........∧ .....|............|/: : : : : : : :/: : : : : : : : : : : : :〃⌒∨    》
          | . |....|..../ィテミ |∧.......|`ヘー|、.....//: : / /: /: : : : : : : : : : : : : :{{: : :/⌒ ー‐《
.           i.八...M トィ::i    \| ィテミ∨.../: :./://_:ノ|: : : : /: : : | : : : : : {{: :/`ヽ : : : |
          i......N  Vソ      トィ::i リ.../ : /|斗=ミ/ |: : : ∧; : : |: : : : ハ:∨ : : : : : : :,
             |.......| /Vl/     ,    Vソ/....': :〃 んi::}   : : / ハ\: : : :./: : :/: : : : : : : :八
            ......{\        /Vl/ .....i /  Vソ    ∨斗=ミ∧: : :/: : : i : : : : : : : : : |\
            \.∨..>  c  っ   ィ../..从 /Vl       んiハ. |: :/: : :/ | : : : : : : ∧: |
             _, ヘ∨ ┴=≧=- <∧ |∧/|...>、    '    V:ソ八/: :/}/|: /.: : : :/ ∨
         /   \\\  `弌ノ⌒}  { |/  \ t   、   /Vl/ . : ノ |/|: : : :/
         {      \〈⌒\{{:::::::::{/ rヘ下¨} \_┘__  //ト、\  | :/l/
        /{       く ヽ:::::::{^}:::::::}/ー  |/│    ≫==≦浴@  }} }  j/
          /        \}:::::::レく丁{/〉  / 厶    ∨   \__ノ イ
        { ノ           {:::::::/| | O(ノ  / ∧}|  _/       ̄ ̄()ハ
         ' 〈   ̄ ̄ ̄  人:ノニニニ{.|r┴‐┴┴r'' | /{
       /  \__       / //   rリ|     { 〈         }/    |

【1:08】
   ,'  ,'.::,クx、≧X、: : /: : : : : /. /: : : :: :: : :: :://:: レ:: :: : ::/::/イ´.:7|:: :: :: ::
   .'  ,:::/≠7} ,':.::/: : : : : /≠:: :: :: :: :: :: :: ィ彳 /:: :: ::/../  | :!リ:: :: :: ::
  . ,::::ゝ'、≠::j ,': :/:: :: : : :/:: :: ::|:: :: :: ::,彡' /:: ::/::/    .乂|:: : :: :: : :
─='ニ、:,へ、////: :: :: :: :: :: :: :: :: : 〃:: :/  /:: ::/彡'       j:::: 从ハ|
  ( ̄ヽ,ィヽ::V ,:: :: :: :: :: :: :: :: :: /レへ`丶、ィ彡'´ ノ  /    __≠7:/ リLリ
.ゝ___≧ノヘ丶V/:: :: : :: :: :: :: :: / ,イK 弋ダヾ`¨¨   /   ≦==< レ:: ノイ
≦、/ ∧ V´`' ,'ミヽ.:: :: :: : : :,      ` ¨¨`リ ..:  .' ,',ィK弋ヅヾ ∨//
  \ ゝ'::fリ/  ,': :: :: :: :/         , '  :::  }!  `¨   ´ ∧リ
    丶/イ  /:: :: :: :〃            ..::::  リ   、    乂〃
、    , 'ヘソ  /:: /}:/           ,...:ノ::,'  .:      /彡'
、\ / 入_.ノ: :/彡' ヘ           Y'  、.::、 ノヘ     ., '
.:\ `ヽ (_ ノ:/: ://   ヽ.         ゝ_r、   リ }!   /彡'
.:   丶`¨:::/: ://      、           `ー=イ   , ' `丶
     .Y::7: ::〃       .::、    ィ、ー==─'_,'___、 , ヘ
\ ゝ=7::/: ::/|         .、    丶..`¨こ__フ´'///∧
 八彡'::∧∨|リ          丶     `¨¨¨ イ//////へ
イ::::::::://///∧           >-..... ___ < .!/////////\
:::::≠////////|                    |///////////≧、
119 : ◆2PnxfuTa8. [saga]:2011/11/05(土) 22:05:37.08 ID:0A31zutn0
【1:13】
                         __
                         _,x≦圭圭≧x。、
                      O圭圭圭圭M
                   ≠ミ圭圭圭圭圭卦、
                      /彡圭圭圭圭圭圭|伐
                       刈圭}圭圭圭圭圭圭}
                      Y圭l( )圭i( )圭:i!__
_,,.-‐..、               _,,,ィ圭圭圭圭圭圭圭圭刈
圭圭llミヽ_________{圭圭圭圭マェェア圭圭圭ll!}____________
圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭ト、圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭:
圭圭圭圭圭圭彡≠==== 辷圭圭圭圭圭圭::≧.._ ̄ミ、 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
圭圭圭代¨´ ̄          .,ィ圭圭圭圭圭圭圭圭圭抃i!`
> ´ ∨li圦           r≦升圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭ハ
     ∨il圦       ,.オ圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭ハ
      マ圭_、 ,.イ圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭刃
.      マ圭抃升圭l>゙´O:圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭l/
       寸圭>゙ ´    `´  ̄`寸圭圭圭圭圭圭圭刻
        `´                Q圭圭圭圭i!7 |圭il|
                         |圭圭圭圭圭i| .|圭il!
                         |圭圭圭圭圭i! .|圭|l
                        ,.オ圭圭圭圭圭ム.|圭i!、
                        ,オ圭圭圭圭圭圭圭圭圭ト.、
                  _,オ圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭_、
                     x佳圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭iヽ、
                 〃圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭lミヽ
                /圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭l∧
             /圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭i∧
               /圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭ハ
                O圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭iハ
                O圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭リ
              ,佳圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭ト、
             `ヾミ圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭彡≠゙゚´
               `゙<冬圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭l7¨´
                    |圭圭圭圭i!´ ̄  ̄`Q圭圭圭|i!
                   l圭圭圭圭i       l圭圭圭刈!
                        l圭圭圭刈      i圭圭圭刈
                       |圭圭圭|li!      以圭圭刈
                     |圭圭圭ll!       .|圭圭圭ll|
                    i!圭圭圭!         i!圭圭圭i!
                        |圭圭圭|       |圭圭圭l|


120 : ◆2PnxfuTa8. [saga]:2011/11/05(土) 22:06:31.19 ID:0A31zutn0
【1:16】
                                   / |     ,
                                  ,  !    / |
                                  ,  .;    , ;!
                            __   /  !   /  i
                         , '      >   .   /   .
                       / \      /   ト.  ,   ;
                          /   丶.    〈   ! ∨   ,
             r、        /     \   .   j  .|   ,
             ノ: : ヽ.     /::\     丶  }j-==、\リ  .:
             `Y⌒)、 ,ィ≦::ヘ:::::::\     \_>、 \|  リ
              ヽ: : : >=、::::::::::\::::::\___/: : : : : :ヽ ヽj/
             /::|{: : : : :ノ`ヽ:::::::::::丶、::::::::::::::ゝ: : : : : ノ_jー '
               〈::::∧: : :ゝ/: }ニ、-...:::::::\=ヘ-=`ー=セ://
             |:::|: :\: : :ゝノ、::::.\ ヽ::::\ \_...、 ,'/
           /ゝ::ヘ_::::::>=イ::::::::丶:::丶 ∨:::::丶、 ./
          , ':::::::::/|=ニニフノ ∧、:::\::ヽ:::、__V/≧ニシ、_   
         /:::::::/,:::|:::::::::::|_/: :∨ヽ:::',:::::',:::::}\/:::Vヘ:::ゝ.
        , :::::/:::/::八::::::::::、: : :ノヘ: 、}:::ト:::::::::リ  Vゝ:::ヘ=='
       , ::::::く:::::/:::/:::、::::::::::::、: :f^}!ゝノ:/ー==≠  ∨L::ヘ
      ,::::::::::::∨:::::|::::::ゝ´`ヽ: :ノ くゝ':/  リ !j    VL::::ヘ
      /:::::::::::::::|:::::::!、::::、\≦三彡 '   / レ    |::|::::::]!
     , ::::::::::::::. : !::::::::、`¨ ヘー=<    /      ∧ゝ='ヘ
    .:::::::::::::::. : ::|::::::::::\ ゝ=ニ   彡'       ヘ'::/::::∧レ}
   , ::::::::::::: : : : ::!、:::::::::::::ゝ=...__    _...=≠:::/\'::く::f´
   ,.:::::::::::::ノ: : : : :|::\::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::へ/:\::::::::j
  /:::::::::::::|: : : : : :!:::::,へ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::レヘ::::/=='´
  ,:::::::::::::::::!: : : : : |:::: :: :: :ゝ=ニ::::::::::::::::::::::::::::::::<   ヒへ\


121 : ◆2PnxfuTa8. [saga]:2011/11/05(土) 22:06:59.94 ID:0A31zutn0
【1:18】
           /   /  / / / ヽ 、  .! 、 \   ヽ
          / /    ./  , '/ /   ゛、.!  、 ヽ  ヽ _ ,,r-,
         //    /|_ / //  \_L|、  l !   }へ| |l}
         .!/|  l  /'|´ / l/    __ リ ヽ | |  |/ /`V=、
        . || |  l  | ,X= |     >-- 、 \|| l }=| c | |l
         ! ! ヽ ゝ|イ;;c,       |;;i;;;c \ | /  A iiiゞV
           ヽ ヽ!、 |゛リ       |{‐' ,!   /  /=ヾ|、X
            `ー- '-'         ̄  /  ,/ ) ,. |、 -、_>--,
             /| //// ' ////////// / ノ/リ-'ノ- '´  ――|
         r―--/人             ー'´/,-- '´        ヽ
        ,! ――-、ー ヽ、 〜〜      ,. イ /     -- 二二,!
        /___   ` ヽ、 ヽヽ __  - '´  | </    _,..-_-'´―-、
       ___  `ヽ、    \|ー -=---、__,.|っ ヽ  /´  ̄ ̄,. - '´´|
       /   ` ヽ<´`ヽ ,.ノ、     ̄l ||  | ヽム二,r '´     |
      /==-、__ ,/ ̄ ̄ '、::'、  r---- 、_, |l|  ノヽ-、-./_   , -- ' 二,}
      ー―-、_/     、:::、 .|    _ Y'''ト-'´   |`ヽr ,. イ ̄
     ____, /     ヽ 、::、 ヽ    __ ,| ,!-     |   |_ ヽ--――
     /    /      ヽ 、::゛、|      |'ヽ     /   |`゛ヽ

122 : ◆2PnxfuTa8. [saga]:2011/11/05(土) 22:07:26.39 ID:0A31zutn0
【1:23】
                                                      _,...._
                                                   ,.ィ////{,,..__
                                           .、          ,.ィ/////'";:' ;:丶
                                         ,l },-- 、     ,.'//////  ノノ' ヽ:.ヽ
                                         心、;r'`´  . //////人l ノ从  '´,ィi;
                                       〈 丶ヾ斗毛ミ/'r'⌒Y´  }ノイリ  'マ '.,、
                                           丶. ノ l>xz彡ゝ.ノ"´}リ,.ィ`  、 }丶
                                        .,-.,、ヽ  ミ三;:;ヘ、彡ゝ_ノ三ミ`゙,   ノ /   ヽ、
                                    、.,_ノ彡,-、.ミ、\,へ≪二ニミミア>'"´ ヽーz..;:'; }     : 、
                                        { ヽ `ミ:>≧、ミ二ミ》ー' "::::...ヽ. } ≫,ノ'     i:}
                                         ヽ \ ゙''´  `'´   〉,ノ'ァ-、....:::仆、  ´ ̄`'=
                   `ーヽ、                      \ \,. -‐-、_.ノ´ `ヽ 〉} ノ' `、`ヲ- 、
                        {{、                      ,.≧彡ミ、ヽ   、 .:::: ノヘ'´   }〉゙''ミr、ヽ
   ー-==ニニ二二二ニニミ、      \、                 .イl 7////∧'::::.....,.ァ'´ }::.. ヽ.,..::: {{  `' ミ、}
               \\        `ー―--=ニ二三二≧:、     7∧`゙''ヺ〉'ニ _./   ,' 、  .l  `ヽ.   `〈
     ,r',ニニニニ二二ニニ=、へ====- 、           ー―-、`ミ.、  !ノl lヽ l l´        ,ト、  ::.゙、  ノ   ..:::}
 ー-=彡'                `゙''ミ`ヽ、`ー====.,x-=ニニ,ニ三三三三ミヽ`'`´ヽ!:=z.,、___  //∧_ :::::.、 ..::::::::::ノ
                       `ー=ニニ二彡'  / '  ヾ、二二三ミゝ>'´///////>'´>ヘ/三コEヲノ ̄ ´
                               // ..:::::::::  ̄ ̄   "''ミー<゙゙゙'ー-―''´////ヲ衫'´
                                   ゞ'==ッ...::::::::ー‐-=ニニ三ゝ\ ∨////////,彡夕'
                               ,.ィ{{.....:::::... ,   ´ ....::::...  l\ヽ//////夕'´
                             ,.ィ///∧ .ィミx、、  ..:::::::::::::  ´ー、ゝ-‐'<.}
                       ____,. ィ//////≧、{  , . ィ=>.、......:::::::...:::: ヘ    ` ヽ.
                     ,.ィ升//////;: =-‐‐ ァ'´`゙´翼j=-、ヘヽ..:::,/::::  ...:::::...::::::::::: ノノ、
                  ,.ィ升/////>゙''´   ,// ,>‐ '' ´ ̄フ、_ノノ,ノ ...:::::::: _____,.ィ彡'//`,、
                 //////≦'´         ゙''"       \\    仄//,、//////////ヽ
               ,.イ///;>'"´                    `゙''ミ=xz/'`ヽ、////////////∧
             , ィ升;>'´                               `゙"''= = 、/////,ノ
         _ , . ィ升>´                                        `゙''゙´
      ,.ィ/////>'´
    _,. ィヲ//, '
  ////ノ'´
   `゙´



123 : ◆2PnxfuTa8. [saga]:2011/11/05(土) 22:08:15.56 ID:0A31zutn0
【1:27】
      /、`ヾ、`丶、、:: : : :: : : : : :: : ヽ: : :\
     /:: ::Yミ、ノレヘソ: :: :: ::: :: : :: :: :: :: ::jハ:: : ::.
    ,イ: : :{!j: : :: :ハ从、::{丶、: : ::j丶、、: :ヘヽ.: :: }!    / ̄/
    ゝ、ヽVヘ: : ::、: |  ヾ、`       ノ  V/リ.   /  /
    ト、、: : : : リ´``丶  ≠=-─  ≠イ,..-、 V:|!   /  /_j\
    ト、、: : : :::|  、丶 ー===-丶彡' r≠´`  V!  /____j
    Vミ、:: :: :: :7   ,ィ≠─`ヽ    /_... `ヽV
     ∨彡': : イ   '´  __\ 八 ノィ_(6)ソ´  ',  __| ̄|__
     ゝ: : :: : |    __ノ (9) _ヽ } ', `¨    ',! |__  __j
     fヘゝ_:: :|!      ¨¨   :  .',、      .  __| |__
      ∨r=、Vミ         ,イ、  リヽ     ! |__  __j
       ヽゝハ::、        /、_r ァー'´ノ \   リ     |_|
        、 、.:::.      ,     ___....__、,ハ  ,
        ゝ=入::}!    ,  _ィセエ≠彳タ/ } ,'     | ̄|
          j \    { ,ヘゝ=ェェエエ.彡' ! }、      !  レ^l
        ,イ/|  ゝ、   ヽ `ゝー─‐‐ '   ∧\    レ'!  .!
       /////,    へ   丶     ,::.、 /}/∧ }     |_j |]|] /.7
   ,イ///////{トノ      >-、,.:、_____ノ:::..リイ j、)レ/∧        / /
,ィ≠//////////|トヘ        ``ー===彡' ,イリ:::|///≧、       ̄
///ノソミ、/////∧ミヾ、   /  /     /{Lリ//∧/////丶、
イ くゝジクノ//// ,ヘゝノ_)ゝ=v、__ __ _,=vr=、(ソ}ノ///⌒)////////\
zzzzzzzzzz、ソ////∧`¨ヘ_ソくソ久ラソクソ='///grgrgzzzzzzC)、/_/ ≧、
 ̄ ̄ ̄ ̄>、zz、//∧  `¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨イ>≠zz´////////`ー===彡' ヘ


【1:28】
       _,,/,,..ィ: : : : : : : : /. : : : . . .   ' : : : : : : : : : イ: |: : : : : : : : : : : : : : : : : : : :ヽ: : : ::. : :ヽ
      ̄´/: : : : : :/::::/: : : : : : : : : : : . . . . , ' ' : : :://:∧:i: ::. : : : : : : : : : :\ : : : : : i: : : :: :|: |
.\     /: : : : : /::::: ::/: : : : : : : : : : :/: :/: : : ..::/ // ::i i: ::::.. : : : : : : : : : :ヽ: : : : : :i: : :::l:| _|
  \   /: : : : //, : :/: : : : : : : : : //:i: ::/:: : ..:::/ //  i::i\ ::::::.. : : ::. : : : : : i::; :; : : :i. ::::// l
     /: : : ://:// ://: :/: : : : : ::// i: :/:::::::/  //   ヽ:ヽ\:::.\: : :::. : : : : i:::: :: : :i:::._l:| ^|
     i: : ./ /: / i: ::イ/: ::l : : :: _イi l__/:/     /     \ \\:\: : ::.. : : : :i::::::. : :i//  }
      |: / >:/  i: /| |: :::| : :: : ::/l:i ̄|:i`` ‐   /      , >-―\-\ヽ::. : : : i::::::. : |:l { } }
      レ  /:,へ i: :l | |: :::|: :::: .:/ |  リ ― /      /    \ ` \ヽ::.    l::::: : }:} ∧
       |/  |; ;l | i: ::|: :::/:l  ,彳う|テニミ                    `   :i:i::::: :: :|: l|:: : ll:vノ.::\ , -‐
.         |    |: l\l i: ::| ::i :ハ  | l//j }          _        :::l|i:::| : :i i i:: /|::|l:::/: : : : :
              !:|  !ヽ: i!V :|::i  弋 `ーcソ         ィ====ミ    .::::|::l::l: :i: |: }:/ >/: : : : , -‐
           ヽ:::::`:>ヽ i |:::.i    ̄                    .::::ノ/l:l:. / ! イ/: : //. : : :
            .:::::/. : l\ !\:. ハ/ /ヽ   ,     // ハ / ヽ    .::/:::ーリl:/イ/::::::.//. : : : : :
         .:::/ : : : : | : :.ヽl `               ,,.. -    ̄  ̄ ̄  ヽ //::/:::..    /. :,
        .:/. : : : : : : :|: : : : : >       `ー‐ ´  /   ...             ヘ::::::::::::::::./ :/::,
      .:/. : : : : : : : : : |: : : : : : : : :>        / ......:::::::,::::: --―‐         ヘ:::::::::/::::::,</:
    / : : : : : : : : : : : : |: : : : : : : : : : : : :>    /.::::, - ' ´                ヘ:::::::/:::>': : : :,
  /. : : : : : : : : : : : : : : :|: : : : : : : : : : : :: : : : : :>- "´                   i:∨ー/::...//:
/. : : : : : : : : : : : : : : : : : |: : : : : : : : : : : : : : /                             i:lーV::::://::../:
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : |: : : : : : : : : : : /                           i:| /:::://::::/::::
124 : ◆2PnxfuTa8. [saga]:2011/11/05(土) 22:08:42.72 ID:0A31zutn0
【1:31】
                                          ハヽ
                                        { ハ |
                                          ̄| |
                                              ,| |<⌒{\           ノ}
                                       . < :| |   廴∧、    _   rfハ}
                                     . <⌒丶  | | > ´ ∧ \  ノ爪⌒)ソ/
                                   . <       :}) :{八      ∧  弋}⌒)く
                           . <        > ´ \\     .∧ .,.イノ=ミ /
                         . <        > ´     Y⌒Y       // )::::::::ノアニ
                       . <        > ´            乂_ノ  o / .//⌒><ヽ\
               . <        > ´                \\ ___ ^ー个=ァ=ミ_ノ
             . <        > ´     ;';';';';厂}            ー=ミ ヽ /::/:::∧
.        . <        > ´       欄二.ノ        > ´   \}У::∧/
     . <        > ´                     > ´        /:::/
   / \       > ´            . <ヽ      > ´               /:::/
   {:j`ヽ\> ´            . <:::::::::::::::::} > ´               /{::/
    ',:::::::ヽ \            . <:::::::::::::::::::::::::::://                 < _/
    ',::::::∧  ,      . <:::::::::::::::::::::::::::::> ´
.      ',::::::∧  ,. <:::::::::::::::::::::::::::::> ´
      ∨::::∧  ,::::::::::::::::::::::::> ´
       \::ハ :}:::::::::::::> ´
        \ノ }> ´
          ̄

125 : ◆2PnxfuTa8. [saga]:2011/11/05(土) 22:09:16.82 ID:0A31zutn0
【1:33】
                 ___
       --、, _     ,..:'´::.::::::i
      -==,- ヾY,ヽイ;;;;;;, ----'ー 、       ,.へ,
      ,>  =、l|,ll、;;/   ,. 丶 ゝ、   ∧,./ ,、iリ
       ァ 7 { Y y'    ´ , , ∧  ヾ‐ {ヽ V l|
       _ノ_, .>大,|    i __/l /,.-tl  、.l リl、 | _rrr.,_
   , r-、ィ,iJ!Ji .((_ノi.l   i´/  !|  _ !,}i .yl l | ゙‐ }ヾ-,l
  /r ,.<, ч ! ,{l  l .iヾ, 、vt-,r   ヒア レ|_i,_/   rト、,K
  レl,/  Y Lニノ|、  l ! l \_ヾ`  _ ,  ノ      | `ー' l
   !   |    {、ヽノ--=r-、トミーr,イク´゙ー 、   .|    |
     .ト    i ヽ,|     .! ゝ-`l_V<、___r/-,、__ノ    |
      .|     {,.-rヘヘ  リ    ノ K!, `ヽヽV/  ヽ   |
  r―- -|    ! ヽヘ >'i,イ{ |  /ノ TiT    }゙ヽ 、 __,ノ
   ̄ ̄´ !,  __,.. <<  ノ,ヘ! </  fti}   ノ
      `゙´   ゙、゙、//  ヾ>、___ノ===ニイ
            ゙、v' _  l;;;;;;;;;;|;T;;iii;T;l   _,...、
          __,ゝY/ r、 ,};;;;;;;| iニニi;| ,/ ヽヽ
      r;;i'´ ̄     ヽ,-Y;ヾ;;;;;/;;;;;;lll;;l;;;;|     l;;i
      .|;;|       /  \\;-tt-!;;ノ、___  ,//
      ヽ;ヽ     /      \yl-ソ   `゙ ヾL
       ,>;;;;ヽ、_/   ___    Y´        ,>、
      ,,) '  ,>,ヽ;L:::::::'- -`、ヽ、 |      ,. イ:,. -':::|
    /  ,イ;;;;ヽ ヽ;;;/    l:::::::Y     /:::/`ヽ、;;;/
   /  /`ヽヾ;;;;;ヽ` l    |:::/____ノ::/
   ゝ-'´   ヾ.、;;;;;ヽ |   ー- t-----イ
          ヾ.、;;;;;;;;;レイT;;T;;T;ト- -、_}l
           ヾヽ;;;;;;;;| .| | .i l.| l l .l /|
            ヾヽ//i .| l .l v' l l/;;;|
             ヾyヽ, | l  | |_/ソー'
               \、l | .| l|´
                `ヾi __i_ノ
126 : ◆2PnxfuTa8. [saga]:2011/11/05(土) 22:10:15.05 ID:0A31zutn0
【1:37】
                        、___ , -―…―- 、
                               >一,ヘ     、  `ー 、
                              '   /   、 ヽ  .  、  \
                        / /  ,イ | | 、\ヾ  、  ヽ、
                          /,イ | ハ小 ト、 ヽ. \\ .   .   ’
                  __   . -‐…‐ァ/7  l ir‐i八.| ト卞寸、|`ヽ :.ァ   \ i
                 「ム>' /   i | i | |小   ヽ x云トハヽ   ヒア ヽ ヾ、
             ャ===ェュイ/ / | ヽ ヽ l ト、j,利   ` 以リ 灯|   爪   | 、 トヽ、
.             寸マイ/   |  |   .  | . ト屮、   弋ソ  jハ . |ソ小i ハjヽ
             /久∨ /  || ハ|   j 、.八"" r―‐ 、 """ _小 |〔リハル
            r-‐ュ_ィ/イ | || l i ト、 l├ ト、{> ぇ、 ノ  ィfユィハj ̄ミ、
           `フ¨, /' l.小. V⌒l ヽ ヽ|ソヽハオミ. ∧ト丁ト<ィ´     ー‐ぅ
.          ノ, イ/|l , ||{  ト,x_|ュ    '"¨ソ/ jュlリ ハjУ ><¨ ̄`くト\
.             /j 乂人ト、ミt V"`   、 ""イ/} ムイ//¨ヾv`ヽ    \ 、ヽ\__
             ムク' 'ヘVXヘ`""  r‐ 7 ' ィ /ムァタ   ノ’      ,イ  ヒ≦圭圭入
                {乂 // ≧=う‐≦ァ/イ r< 、ノ ̄¨ー    ムィ  O圭入マ掛、
                   ´`|/  r歩ラュへヽマノ" ァク´   ` , 辷ネ¨   ヽ  Q圭圭Xくd、
                    ムへ、{i j リ/rヲ'  /   /    /   ̄    、 QR少圭圭圭t、
                 \ ヾヘ  ' {  入    . ィ、 _ __       . Qd圭圭圭圭圭>
                   ゝ .∧  l、  X〉ー-イ /.|  ヽ、         __`守d圭圭圭才
                   八  r}  从  l∨´  , . |    、\         {  寸抄守才´
                ,.。x≦灯 ¨}ヽ_,以ー ' jR、 ゝ ,    }  `>-。、    \ `≧¨゚
                  ,佳壬≧K 仆、__人}=-ク ソ / .     λ 、    ノ  く/\  \
                 Q《圭圭λ`ーグ \   /   {    ト >           ゝtx、ヽ
              }圭}圭任沙、/ヽ、 `ー'   〉〉   j、           xタ井`ドx、
               {圭{圭歩へ>     ̄   _}ヽ   /ヽx、  /ィt、   ,.ィ%zz|:lllzz|:.:lllト、
              、-----寸才x           `ーヘ ’ //#zン%:.:.ヾxfチイlll:.:.:.:|:lll:.:.{zz#ヘ、>.、
              爪三三三ト、廴、   ,ィi       ,x=#=.V〃:.:./zzナzz/ナz:.:ノ#zzzz|:#z/:.:.:.lll:ハヽ〃ヽ
.             ヾュ_トィチ"ミzZヾx才#ヾ、  ,..ィチテ「l#ハヘ`ミソ:.:.〃:.:/〃/:.:.:lll:.:.:.:.:|lll/:zzzz#zハ∧/
.               ト、:.:.ヾX≪、/zz#:.:.:`チ:.〃:.:.:.|ll|:lll:ヘzVZZ#z/#く---、_____|#K丁卞ェ-、}:.:.〉
               ヽーァ‐ュ:.:У:.:.〃:Zz/Z#zzУll|"lll`ヘzヽム_厂`<>/  マ:.:.lll__Уムイ ー'‐’
               \i ≪":. ̄〃:.< ̄7 ̄ヽ:/〃:|zzlllzzヘ:.:.ゝ     /¨|     ̄  /
                  λ `ー―-、_ゝ/   ム{#zz:|/>ァ‐"     /  j       ,
                   , `ヽ。_,。イ 厶-- 、 `ー‐ァ"ー' /            |
                     //     \ /    .,.       ’  l         ’
               i        ム      У           ,     |      ,
               |     /         /     ,      /    |      /

127 : ◆2PnxfuTa8. [saga]:2011/11/05(土) 22:10:56.68 ID:0A31zutn0
【1:39】
                                ,..-―- 、⌒ヽ
                              〃二二ニヽ `ヽ }       /⌒>-‐-、
                             / 〔/-‐、 \\ }      /  //´⌒ヽ、
                              / (⌒)〉、   ∨     〃//-‐Tヽノノ
                              ミニくー冖⇒'o,>-‐…‐-^\     ,イ⌒Y
                                ̄ 乙匸毛 / ,      ヽoゝ―< 弋  }〉
                                <[ o ]ゝ / /,仏Ν斥、 | トl     `¨ n
                                  | |   kリ { ll  ll }ヽハ|       ノm、
                                 ヒ二[]⌒べr==z_斗'´rュー‐---‐r^Yγy′
                                     ̄〕 |`┰´|/ー‐L」Tー―L゚」‐'′
                                      }|/\/〕        `′
                                     .' ̄}介 ̄|
                                    / ,ζ}} ii Ν
                                 _/ζ丁厂丁入_
     ,....-‐-..、            , -―‐- 、       廴γ~{  |イ`´ /| イトヽ、
   〃´::::::::::::::::ヽ_         .:´: : : : : : : : : : ヽ     }К ヽ |`}‐〈 !h ν
   {::::::::::::::::::::_z、k〕、        .′: : : : : : . . . . . :゙、    {χ ハ∧ | ハ ト、|n′
   〉、::::::::::::::7   )}ゝ       |: : : : : : : : : : : : : ;ト|     .`ーζ〉 `} ,、..}  〉
   { `‐--‐'7 i   l} |      ノィ: : : : : : : : : : : : !           〔匚〕 〔匚〕
 rく入 ー :. = {λ 乃`ーァ       И: : : : : : : :,イ /         }  }  {  {
. くヽ\ゝ、 〉、__|!УИ/〉-、      `N∧/M/‐|/          / /   |  |
/ミ\_/ ├―┼く/,/7'´〉   ,r―‐ト---イ‐- 、        / /    .|  |
>、二ニr‐'"´ ̄⌒Yーく/,浴@  ,′  _/   ゙:         / /     .|  |
{\ /〃     《  `く⌒>)  i        i  |.     / /       |  |
 ̄ 〈 {{      ヽ,  〉'´  |        |  |     ≪二≫    ≪二≫
   \ゝ_____ヒイ       |/          |  |      {  └┐    〕 |
    | |::::::::::::::::::::::| |     |  \    /   |     .ヒ__」   〔__|

128 : ◆2PnxfuTa8. [saga]:2011/11/05(土) 22:11:35.39 ID:0A31zutn0
【1:44(間奏、NEVERタイム)】
                     ,r=ァィ─‥.
                    r': : : : : : : : : :`.≧.、
                   〃: : : : : : : : : :≧ミ: : : :\
                  /: : :≧──´```` ヽ: : : : : ヽ
                 ,.: /  ....  ,:___..._  ゝ: : : : : l
                 l: :! ,..-- ` '´ _`  ヽ: : : : :!
                 V:} ,.ィセテ、 }ヘ,イセテ`   !: rY^ヽ     嫌いじゃないわ!
  嫌いじゃないわ!      V! '`¨ ´ ノ! 〉      i:.! 、!、 }!
                    {.   r'、_r=、)ヘ    .V ソ´ /
   嫌いじゃないわ!      :.   `.ィ=-__..,、     l,ィ='!      嫌いじゃないわ!
                   :.   〃ー= '´ `    ノ! レ=、
                   八   ,从、..    _..イ  |}//≧--、
                     ヽ≦: : : :≧-<    ///r==c、}j、
                    _∧ ヽ¨¨´  ノ  /<g≠==ニヘ/> 、
                 , <// ∧、_____rュ=rュ彡≠´∧∨////\\/> 、_
              _,..≦gGノ////∧クtクtクtク/´//////!j///////\\///`.ヽ_
            _Y≠//// ̄>丶、/}  l/////////////////////ヽ ∨///}!
            /|!/////////////\ヽ ////////_。,イcq///////////∧V///ヘ
           /ノノ//////////////∧∨//////,イ圧cノヘゝ、//////////∧V//∧
          〈〃/////////////////}L7//////='}i!(‥))ソ{!////////// ∧|///∧
          /||//////////////////| ////////∧g彡少イ/////////////|!///.∧
          ゝ〃/////////////////j| !/////////ゝ=イ////////////////!////.〈
        //////////////////////j |///////////rヘ////////}//////∧∨//.∧
        〃////////ク////////////} 7//////////∧∨///////|///////∧∨///}
      , //////////〃///////////7i |/////////// ∧∨//////.!/////// ∧∨//ノ
      /////////// //////////////| |/////////////∧∨/////|////////.∧∨/∧
129 : ◆2PnxfuTa8. [saga]:2011/11/05(土) 22:13:59.33 ID:0A31zutn0

                                    _
                               ,-=≦≠ノ=' \
                            厂ヘ'くー='_ ミ、ゝ=':::::::≧-、
                           ,:::L彡'ー==≧ミ、\..rヘ:::r、(レ、
                          ラ/ー=ニミ、   丶、):) 丶! ` i!|                .<
                         ,彳' r-ミ、  7 r==、 \r、 丶 リ            . <
                        /:/  ゝC }!ノ/ , ̄`ヾ、 、:::、 ムj}          .<三三 >
                       彡'     ,イ ∧ K oヽ   ∧::} 7リ     .<三ニ≠≧’
                       〃'    ,r'、ゝ〈 !  `¨ヽ   ,::::V ≠   . <三ニ≠≧’
                      八,'   /  `¨ ^、ノ      ,:::::::レ' . <三ニ≠>’
                     〃:::|   ーィェェミ、 丶      /:::::イミ三三≠>’
                     7:::::ヘ    `¨¨´ヽ  .    ,/彡'y} ノ>’
                     {::::::八  ´ `ヽ       イゝー'入’
                     ヽ:::::::'ヘ          /ゝ=彡':::ハ
                  _,ィゝ:::::::| > ..___  . イ /:::::::ゝァ彡:::}
              ,≠≦////{:::::::::::::!  |!     7/ /::::::::::∧三イ
           ≦≠////////∧:::::::::リ  .:     , '  イl::::::/´¨≦
            `ヽ.////////ゝ==彡'、  :    .:  r'/ヘ/<////≧r=x、
            ___ノハ////////  :!  ::   .:   ∧イ/////////∧///≧...._
        ,ィ=≦>////∧/////、      :   i!   /////∧∨///∧∨/////≧z、
      , '/<三 >’///∧∨//  `ヽ.    ::  ,   ///////∧∨//////、<///// ≧、
    ,<三三>’//////∧∨.     ``  、 ノ  /////////∧∨//////∧ ∨//////\
 . <三ニ≠>’///////////| |           ' /////////// Lj/////////∧∨///// ∧
三ニ≠>’/////////////// リ            ,////////////////////////∧∨//// ∧
130 : ◆2PnxfuTa8. [saga]:2011/11/05(土) 22:14:25.24 ID:0A31zutn0


                            /`丶、          //     /  /
                             //////!.        //,ィ、彡'´: : `レ〃`ヾー=、_
                        //////、、∧       , '/: : : : : : : : : : : /: : : : /ヾ_
                         ゝ=彡'//∧V∧    /イ: : : : : : : : : : : : : 〃: ://:´: :≧、
                               ∨////∧∨∧__イ〃: : : : : : : : : 、: : : : /Nレ/≠: : : 三彡
                             ∨////∧∨////|Y: : : : : : : : : : : \: :川レ/: : : : : : : : ミ、
                           ∨///////////7: : : : :r=≠ニへ丶彡'リ: : : : : : : : : : ミヽ
                            ∨/////////∧!: : : /      ゝ=彡ヘ!: : : 、: : : ミ、≦リ
                            //////////// 7: :〃          |!: : :へ、: : 、: : : 7
                            7///////////∨:イ -=、、..        i!: : l!: : :、: :、ヾ、ソ
                       _    /////////、// /|K' ´tセ兮ヽ   _    |!: i!リ: : : ゝ≧イ
                 ,xイ≦fニ、^、r=∨//////ゝ7\////7    ¨`/ ,' ,_≧=ニ、ゝ: : : : :: : ::リ
                    /∨⌒Y\_) ヽ ∨/////    X//,     .: /,'::. 'ゝ兮ア、 Lハ: : : : : ,'
               /// |///|!///! j、ノ´`レへ\  /////|    ,イ、,' / :      シ|リ:/:ノイ
               7///j!///|///`¨//、  ∨´¨) 丶////.∧    `ヘ_,ィ.、ノ      //レ/
              ,イゝ//ゝ=彡////////丶|レ/´ //////=∧ `.ゝ=v=、       /〃/
              ///へ///////////////─=≠///// ノ ∧  `丶==-ゝ     イ/〃
           //// ///////////// ///////////ヘ////ヘ    ー=   .イ  /∧
         ≠≦//ゝ'/// ̄ ̄≦彡'/へ/////////≠////V| > ...__  <   .////≧、
       ///////////////≠//////\///////////∨リ :        ///////}| 、
      〃//// /////////// /////////////_//////V/::.. :       /////////V/ \
     ///// ////////// /////////////////∧∨///:.      / ̄≠//////////∧//ヘ、
    /////   ////////// //////////////////// ∧∨/::..    /≠=ニニニニニニ≧、/∧/////≧z.
   , '////  //////////////////////////////////∧∨!::::... /< ̄//////////>∧/∧////// ≧、
  //// /////////////////////////////////////∨/|:::://////////////////////∧∨/////// \

131 : ◆2PnxfuTa8. [saga]:2011/11/05(土) 22:15:10.89 ID:0A31zutn0

                       .. ≠ニニ==z≧、
               _≠二ミヽ彡イ´        ヽ
            / ̄/∧≠ニニ \j≧──-....、    ノ
          /////////:: :: :: :: :: : :: :〃::: :: : ミ≧、
          /ァ==ミ、/∨:: :: :: :: : :: : : : :/!:: : : :: : :ハ 丶.
        /7_/////∧':: :: : :: 7Z´´ ̄〃`ヽ:: :: :: :: ::ヘミヽ
        // //////:: : : : /    /    丶:: :: : : :いハ
      /∨ ∧////: :: :: :/     '      V/: :: :: :. .::i!
      //∨ ∧////: : : : ::,     '      _:: :: : : ::}ハ:’.
      //∨ ∧///彳: :: : :リ  __    ,≠´  リ:: : : : :: :: ::}!
    〃/∨ ∧////|:: :: :: ::!  '´  ``、 :':: rセか、 : : : : : 、: ::i!
    .'//∨ ∧/////ク: : : : :.   ,イセか..} !:: '`¨ ´ ヘ: :: : ::∨ハ
   ///∨ ∧/////彳: : : : ::.   ¨  .:  ::.     ∧: : : ::Vリ
   | |//L_∧//////|: :: : : :、_.     ,r'_ },ヽ     ト:: :: : : :、!
   ゝ、///////////|: : : :: : :∧     ` `´__     !::V/:: : :ハ
    7ミ丶)///////リ: :: : : : : :ヘ     /こ- >   .イ:::::∨ /: :: ::.
    ゝ///////////}!: : : : : : : : :\   ` ー- '   / .|::::::::∨: : : ハ
    {//////////// |、: : : : -====ト丶、      イ  リ::::::\: : : 从リ
    /////////////∧! ̄//∧///≧=、`¨¨¨ ´   ,'\::::|/\: : : }i!
   { |////////////ゝj//////\\////丶     ,  丶//}リ:: ::ハ≧─-...._
    ||///////////// |//////=彡'//////∧   / ゝ、__ レノ:: :: ハ川///> <≧ミ、
    ||///////////// |/////////////////}!  :.    /: : :: //|!!リ///////><|ヽ
    ||///////////// |/////////////////||  i:   /〃乂ヘ\ノ/////////∧∨ハ
    ∨//////////// |///||/////////////リ      |//////へ\/////////∧∨ヘ

【間奏御仕舞い】
132 : ◆2PnxfuTa8. [saga]:2011/11/05(土) 22:16:03.29 ID:0A31zutn0
【2:26】
                 /j=|}_ノ/|三三三ミ、=====S
                 レヲr-}、_ミヽ.ミミ、ー――'ヽ.: : : :∧
                 rシ'!: : :::\ヽ丶─、::::<三ミヽ≧=、}
                ノ八弋: : :::r、\) \  ̄≧=、:\ ̄\ト.__ノ
                     {_j:::: \`ヽ三シニ!ヤハ=、: : : ::\.:\: : ゝ彡'
                /==v::::ミスk´  |!ト、\\`ー‐\:丶_E三シ
                    八{^Y`ヽr=z     i!|. }} \`ー―‐}ハ|ゝスノ      
                } |シリ  __   ヽ\\`ー、三ノ|. |ト、≦メ、_,  
                |∨,彳!  、`==-...ゝ `ヽニ='メく/\ \ノ二ニ≠'
                O|/ー|   `ーrtテ=、 .  rtテ=' |`弋ハ、 ̄`  .
                 {ji| |i l   `    .: :     .ハミヽゝ `ー'
                 \_八      ,   : 、   /ミヽ`   
                   ヽ.!.ヽ.    `ー、.r-'  ./リ´`      
                   八O、.   ー‐-‐‐'ィ /\         
                   __メ  \  ` ー '  .イ  .;'≧==テ、_
              ___,イ / :;    >──<  ,;'    |\{__厂≧=..__
          r<´: : : /:,イ   ':,    ヽ.  _,.. .,;' ── 1: :|: ,イ´: : :: : /ー、
        ,イ_j: : : : : :/::,ィ≧\_ ' ;,        ,,;'       |: :リ: : : : : : /ニニ= \
       /|≠ニ|: : : : r≦三三三三三`ヽ.   .,;'    __..,イ/|: : : : : : : : ::|\ヽニ≧!
       /\_,.イ|: : : : |         `ヽヽ.ニニニニニニニニ---'  .!:::: : : : : : : :|\__r!慾
       |\_ノ|: : : : |           O}二二二二二二二 |: : : : : ::,イ´ ̄/ |_|
      ト、___.j: : : : |    __     川.._______|: : ≠´  ,イ   .!___|
      |   _|: : : : :!_,.イ´  __くノ-、   |リ!二二二二二二イ´´_,..=''':::::::::::::::::::::::|_|
      |`ー‐' |: : : :/     ─--'ヽ  リ||____,.≦  -‐'':::::::::::::(\r、::::::::::|  |


【2:32】
   /:l: : :|: : : :/|: : : |: i: : : |: : : : : : : : : : : : : |: : : : l: : : : : : : : : : : : : : : : :.|
   l: イ: : ll: : : / |: : : i: l: : : |: : : : : : : : : : : : : | ̄,⊃) : : : : : : : : : : : : : : : :|
   |:l |: : l: : : :ト、|: :,ハ: :|: : :.|: : : : : : : : : : : : .:|r‐'´: : l: : : : : : i: : : : : : : : : |
   |:| |: : l:l: : / |ヽ| .|:ハ : : |: : : : : : : : : : : : :.|: : : : : : l: :|: : : :|: : : : : : : : : |
   | |: :| : : :|  .|: :|`|:| l: : :|: : : : : : : : : : : : :| ヾ==,ァ |: |: : : :|: : : : : : : : : |
   ! .|: |Vヽ|,< レ'  |l ヽ: :|: : : : : : : : : : : : |ヽ r'´ : : :|: l: : : :|: : : : : : : : : |
    ヾ /   |ゝ、  ! ヽ:|: :|: : : : : : : : : : ト、, _____: l: |:|: : : :|: : : : :i: : : :i:.|
    r‐ '   ゝり}`ヽ  V: :.|: : : : |: : : : : |'´ ,.―、ヽl l: : : : :|: : : : :|: : : | |
    ゙、           |: :|: : : : l: : : : : | ム-、  |: : : :l: : :|: : : : :|: : i:|: |
      i           |: : |: : : : : : l: : :|r-、   }: : : : : :/: : : : /: : /i: :|
     ヽ          |: :|: : : : : :/:|: : |<_ノ,.ノ ノ: : : : : :/: : : : /: : /:ハ:.|
       i`'        ,|:.l |: : : : : : :|: : |、_,.,r: :'|: :|: : : : :/ i: : : /: :イ:/ l:|
      ヽ        |: |l: : : : : : :/ : /  | : :|:/|: : : : イ/;: : /.l:/ レ   `
       ヽ____,/:l,|: : : : :: :/l: :/  /:,:イ:,|: : : : // |: :,イ:.{
        |:ヽ: : i: | V:A|: : : : ::./|: :/,. -/// /: : // レ' }:ヽ
        |l ヽ: :|,リ }/ |: : : :/:=|: /     /: :/    ,r'//,|ヽ
          ヽ: |  |/ /: : :// |:/    //   ,. -'/////ノ  \
           ヾ!/ ,r/: : /Aヽ '     ,.-  ////////     \

133 : ◆2PnxfuTa8. [saga]:2011/11/05(土) 22:16:44.29 ID:0A31zutn0
【2:36】
               /:: /  \:: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :..
               レ'     |: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: ヘ
              〃       }: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: ::,..........: :: :: :: :: :: :ト、
             //       ∨/: :: :: :: :: :: :: :: :: :   //¨¨¨¨¨¨¨ 7⌒ヽ
             .へ       |!: :: :: :: ::: :: :: :: :: :: :: ://: :::)   /:! 乂
            /__\\      !: :: :: :: :: :: :: :: :: : : //:: /   / ::|:: レノ
           / 7`r、ヽ .:、     |:: :: :: :: :: :: :: :: : :: // --........ /  /:::: ゝ彡'
           ,   ゝr兮、`   ___j:: :: :: :: :: :: :: ::: //___   ,  /:::レノ≧ ノ
           |    `¨` /  `丶:::!:: : : : : : : : : :: //  __`ヽ , ,::/: : :く≦彡'ヒシ
           !    .: ./  /  .ィr兮、:: :: : :: :: :: ::/ {  ゝ }  }., ,:::  ハ二二≧レノ
           |   :_ノ   ,  ´`‥\::: :: : :: : : / ,'ヘ、  ミゝノ, ,: :: ::}ゝ─彡リ
           |   (   , '__       `ー=ニ_ , , /     / /:: :: :: :: :: :: ノ  ノ
              :   ゝ__、  ノ          7 /      /イ7:: :: :: :: :: :: / 〃
      __....-! 丶、_            ,ィ==─────<_/:: :: :: :: :: ::≠ノ/
    /: : : : : : : :! ヽ丶ニミ、         ((  __}         ¨丶:: :: :: :: 彡'
  ,ィX:: :: :: :: :: /:::ハ ゝ-.........ヽ   ______>-......__        \く´
/: {7:: ノ:: : : ::/::::::八        (   }         ¨¨丶、      \ニニミ、
:: :: :`:: :: :: :: ::/::::::≠/> __   _ ゝ__             丶、    ヽ..::::::}!
:: :: :: :: :: :: ::://  ./    ¨¨¨¨       7 ── ....            丶、  ::::::ハ
:: : : : : :: :: /    /     /         /: : : : : : : ゝ  丶、            ノ

【2:38】
                        ,彡':: : : : :: : : : : ノレヒシ/: : : 、: : : : : : : \ミ、
                        7: : : : :: : :: : : : : 〃/≠: : : : :: 丶、: : : : :::ハ
                        ,': : : : :: : : : :: : : : : //! 、 、rv、: ::ヽハ: : : :}ミ、
                       , : : : : : : : : : : : : : 〃: :| }ハ: :∨}!  | }ミ、: :ヘ }!
         工夕─ナルッ     ,: : :: : : : : : : : : : /ヽ リ: : }', }',ヘ }i!リ }ハ  川
        \       /    〃7: : : : : :: : : : :/   ∨lY: : トヘj: lヘハ!: : ∨! 弋}!
           __        V/: : : : : : : : :/     !: : : i!: ! ヘ!^j: : : ヘミ、≦、.   、
           l }! l        7: : : : : : : :/ ! {    __..ゝ: ::、: :V: ヘ: : : : : ∨ゝ弋匕シ
           | i! |        ,: : : : : : : ム__j ! ゝ==≠´ ̄ヘ、:ゝ: ::、: :\: :: :ミ、:: :: ::≧、
           ,へ:: i!          :: :: :: ∧: , rィヵ} .,'´ ,イ ス仂`  `ゝ丶、:爻jハレ!: : : : : ::弋
        r='(__フ}|! i|       !: : :: :! 7´¨¨7 / ´ ¨¨     仆乂//__ノ/≧、弋≧ノ}
        _j---<j| ||       ∨/レ  {  ,  ! 、         ∨|ゝ八_ノ: : : :: ≦==丿
       _}:{___ r‐ヽ{_j、       丶リ    、 八__,.. ァ)、       ゝ! ノ: : : : : : : : :彡ミ、
      ,仁{__ ヽー= ': : ::!             、   ´        ___イノ: : :: : : : : :≧_ノ!
     ,':(二 ヽ ∨: : : :',             、 ,-__--ァ、     ソ=彡'!: /!: : ≧───
     〈: : : :ヘ__j、 r'ヽ: : : ::!             ヽ ゝ-       /   レ' ////∧
     ゝ:: : : : : : ゝ=': : : :}!               \__  <      ///////∧
     〈: : : : : : : : : : : : :く                _≠|   _...=</////////彡'
      V: : : : : : : : : : : : :}!            , '´//////j_...-</////////////ヘ.
      | |: : : : : : : : _ノ            , ////>====<///////>彡'¨¨¨>ミ、
      ト{/////////∧            /////////////\//// //////////∧ヽ.
      }|///////////|           〃//////////くノ/≠// /////////////ヘ丶
      i!/l!//////////|          , '////////////////////| |//////////////∧.
      |/||//////////j!        /////////,ィヘ///////////j! !///////////////∧.
134 : ◆2PnxfuTa8. [saga]:2011/11/05(土) 22:17:11.77 ID:0A31zutn0
【2:40】
                     ,. -─‐……─-                                                        / |     ,
               /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`丶                                                   ,  !    / |
               _ {_ /⌒ ー───- 、::::::::::\                                                 ,  .;    , ;!
.         -=  ̄  / ,:'              \::::::::::〉                                          __   /  !   /  i
       /     /  ;'     / |{           ヽ::/                                       , '      >   .   /   .
.    /    /     :|    /\八             }                                      / \      /   ト.  ,   ;
.     ⌒)    /    }|  :{V ,. -‐─\          in                                        /   丶.    〈   ! ∨   ,
.      /    /    |八  |        \    }  }| }                           r、        /     \   .   j  .|   ,
     {/  ,     |  \|    了)圷ミ )/  /  八ノ__                        ノ: : ヽ.     /::\     丶  }j-==、\リ  .:
     /   |八  :{  | ___       ヒ;ツ /  /  //    \                      `Y⌒)、 ,ィ≦::ヘ:::::::\     \_>、 \|  リ
.    {/ノ  /\(\{ ´⌒ ,          厶イ //     _  \                     ヽ: : : >=、::::::::::\::::::\___/: : : : : :ヽ ヽj/
.      {八/      }             /´ ̄ ̄ `丶 / /⌒l ̄ノ                    /::|{: : : : :ノ`ヽ:::::::::::丶、::::::::::::::ゝ: : : : : ノ_jー '
                八   ` ´    /          \,′ ノ  ̄\                     〈::::∧: : :ゝ/: }ニ、-...:::::::\=ヘ-=`ー=セ://
               く   `  .     ┌{         _   |  | ̄ ̄ ノ                   |:::|: :\: : :ゝノ、::::.\ ヽ::::\ \_...、 ,'/
            厂\  \ >‐<| |/   //__ヽ,′ | ̄ ̄                  /ゝ::ヘ_::::::>=イ::::::::丶:::丶 ∨:::::丶、 ./
   (⌒⌒)        \  \  | |   ノ/    :{ / __ /__} ̄ニ=─-             , ':::::::::/|=ニニフノ ∧、:::\::ヽ:::、__V/≧ニシ、_   
    \/〜  ,. -─‐\_ :|_|_,// \    ∨ /  /::::::::::::::\ ̄ ̄ ̄`ヽ \         /:::::::/,:::|:::::::::::|_/: :∨ヽ:::',:::::',:::::}\/:::Vヘ:::ゝ.
.           {  _____く_{ノ⌒ヽ  \  V  /:::::::::::::::::::::::',       )  }        , :::::/:::/::八::::::::::、: : :ノヘ: 、}:::ト:::::::::リ  Vゝ:::ヘ=='
           \(        / 「\_{丿   \_{ ,/:::::::::::::::::::/:::::::::::}  < _ ノ       , ::::::く:::::/:::/:::、::::::::::::、: :f^}!ゝノ:/ー==≠  ∨L::ヘ
           \    /  丿丿        |{:::::::::::::::::::::{/⌒ヽハ            ,::::::::::::∨:::::|::::::ゝ´`ヽ: :ノ くゝ':/  リ !j    VL::::ヘ
               ,'   く/          {::::::::::::::::::::::|   |:::}            /:::::::::::::::|:::::::!、::::、\≦三彡 '   / レ    |::|::::::]!
                  {                く ̄` ー ⌒:|   ∨           , ::::::::::::::. : !::::::::、`¨ ヘー=<    /      ∧ゝ='ヘ
                 人               ┌\     |     ',          .:::::::::::::::. : ::|::::::::::\ ゝ=ニ   彡'       ヘ'::/::::∧レ}
              /{ /\      /     \  ̄ ̄ ̄',    }         , ::::::::::::: : : : ::!、:::::::::::::ゝ=...__    _...=≠:::/\'::く::f´
          /   ∨ニニ`ー=彡\      / `ー┬─‐\ _ノ         ,.:::::::::::::ノ: : : : :|::\::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::へ/:\::::::::j
          /     /::::::::::::::::::`丶 \:::\   /      ー──┘         /:::::::::::::|: : : : : :!:::::,へ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::レヘ::::/=='´

135 : ◆2PnxfuTa8. [saga]:2011/11/05(土) 22:17:57.09 ID:0A31zutn0
【2:47】
                     _  '' .´_,.  --<_/ /! t_  `ヽ、ノ              
                    /, -''        `゙rト、dーヽ  `ヽ            
                  ,.'/            !ミ三!`t `  ___ト、            
                  リ    !ヽ  _,...--     ` 、__//  ̄ヽ             
                 /       ! ゙<´   、     ! ! /  `i   i        
                //     ;| !   ` ー,.ニ=、__   !从 ヽ   ',  丶         
              , ' ./  / , ' ∧|    7iホゾ゙´ ヽ  !| | l`} __, -'----ヽ          
             ,',,;=/  !. /  ! i.   ! !'゙ l | ! | |} ,/;! l,r;;|''´、ィィシチシヲシリ_.       
             \/ イ V  |,.  | !| | | | | !  iノ|;;;!;'i;;;;λ!ノ   ',  ヽ`!      .
              /., ' | /!  ,.|ィr'''|! | |        ヾ;;' |;;;、 ゝ、    ',  丶!    ヽヽ
              ,'./  | ,';;;',. ´゙l!'i |.i  、   /丶    ` L;;;`フヽ    ',  ヾ     ', ',
             /'   | l;;;;;;';, |ヽ.!    _/   i   , /Y,r‐''ヽ.     ',  l__     l l
                 | |;;;;;;;;;;;;,!;;_ヽ   丶、_ .ノ  ,. ', '  / !  ∧    ;.  |. ヽ    | !
                 | ;;;;;;;'.;;;;;/  丶 __   __,..ィ //  ノ    ∧   ;  ヽ ヽ  ノ
                 i  /_,r‐<ヽ__,r‐-、  ̄`}/,>'/  ;;' ヽ    ヽ      .}ニノ
                 ',λ!,、ヾ.、ヽヽ/   ゝ-,-!>、!´  ii!  ヽ    ヽ    ノ、、
                 ,r'゙ヽ、ヽry’K゙   ,.::''´_-y'::::>、  ii!   ヽ  `゙  -‐'' ,' ヽ
                 ヽ. ヽ!ーt,- i  、-'':::::ヽ::::ト、λ:::ヽjii!            />、 ,'
                 rヽ ヽ, ,rK  ヽ::::::::::::::jr':::::::::::::{iii!    _ニ=-、.__// __y'
                 〉 ヽ、._|_> !::::::::<´::::::::::::::::::'i´   /    |   .( (_
                  /       /  >--ヽ-::::::::::::::::l.   /     l     ̄

【2:48】
                r-- - ,,__
                |`i:i:i7`x=ニ=xー--x,,_____
                  l ,∨'´    |\   \...___   ¨`' -x,_
                  Y     r __/  〉'´  ̄    ̄ `' ー -,,_\
                    /     / ̄>ーー´l             `ーヾ、
                />-、    -''_ノ二彡               \i
             //   `ヽ-ー´       ー- ___  / |      v、
             /      \            `メ  |       i,\
               /       / 从 i    /´-ー一 ´    | |      i, \
              /___     {/ノ │   / ヾマミミ;zx ''    | i|、.      'i,  ヽ
          /_____二ーx、| |   |  /    `'ミ´       |/ i ヽ     'i  ヽ
        _,,_」/∨∨∨∨|>i / リノ }、{、////            i  ヽ i   トzzx,|
          | /  /    ∨i`; 'i } |\i             ヽ i    V  i  | _,,ノ
.         | /  /     /ノ ,} | }/             ヾミx|,  /'i  |ヽ |
        |/  /     ∧- ' _j      , -、    , /// ゙ヾ{'  / |  |~\|
.         _/   |     /-,_\/ 、      /    \       /| /  |  |   ヽ
     / |   /     ∧  `V \\    !    /     / |ノ   i  |
    /  /   |     ∧ '  : }  \\   --ー´       ,イv,       |
.    |   |   !     / {    \  ∧ >,,_____,,, -ーイ  },   /     |
     |二j       /      ,  ヽ  \_\ 〈   ,v-ーx,____/_j--i ヽ  ノ
     __人           /    |    |_ノ___}_,/   \/'/ ,-┴-レl/
    /  | ヽ-   ー     /    |   / ';_: :`\      ヽ人/ / ̄〉┐
.   |  _V                 | />、ヽ`'-: :ヽ,_    / `Y_/´   }
    | /ヽ∨               |/: :/: : Y´|: : : : : :..`l   {,_ ゙¨´ レ´ /
    \  ∧\_x-tニ二,_      |:.: : : : : :..\|:.:..: : : : : | ,/|、 ;´  /~}
     `> 〉   |     \    |:.: : : : : : : : :.`>:.:.: : : ノ | _j__,,/ 〈
     //    |      \  /:.:.: : : : : : :..;_;v'´  |    ,-´   〉
     /        |       ̄  `ヽ;_vー´ ̄


136 : ◆2PnxfuTa8. [saga]:2011/11/05(土) 22:18:32.72 ID:0A31zutn0
【2:50】
            .........................!............................................∨/ヽ  /_》_
             /................. /.....|..............|............................./∧ 》 "´: : : : : : :`: ー-、
         /./ ...............i ....,'|...............................\...∨/...j/: : : : : : : : : : : : : : : : :\
          /イ....|....|.........|.../ | ........... | .......|..............〈〈/⌒: : : : : : : : : ⌒\: : : : : : ヽ  /\
           | ...|....| ... /|/-孑|.........∧ .....|............|/: : : : : : : :/: : : : : : : : : : : : :〃⌒∨    》
          | . |....|..../ィテミ |∧.......|`ヘー|、.....//: : / /: /: : : : : : : : : : : : : :{{: : :/⌒ ー‐《
.           i.八...M トィ::i    \| ィテミ∨.../: :./://_:ノ|: : : : /: : : | : : : : : {{: :/`ヽ : : : |
          i......N  Vソ      トィ::i リ.../ : /|斗=ミ/ |: : : ∧; : : |: : : : ハ:∨ : : : : : : :,
             |.......| /Vl/     ,    Vソ/....': :〃 んi::}   : : / ハ\: : : :./: : :/: : : : : : : :八
            ......{\        /Vl/ .....i /  Vソ    ∨斗=ミ∧: : :/: : : i : : : : : : : : : |\
            \.∨..>  c  っ   ィ../..从 /Vl       んiハ. |: :/: : :/ | : : : : : : ∧: |
             _, ヘ∨ ┴=≧=- <∧ |∧/|...>、    '    V:ソ八/: :/}/|: /.: : : :/ ∨
         /   \\\  `弌ノ⌒}  { |/  \ t   、   /Vl/ . : ノ |/|: : : :/
         {      \〈⌒\{{:::::::::{/ rヘ下¨} \_┘__  //ト、\  | :/l/
        /{       く ヽ:::::::{^}:::::::}/ー  |/│    ≫==≦浴@  }} }  j/
          /        \}:::::::レく丁{/〉  / 厶    ∨   \__ノ イ
        { ノ           {:::::::/| | O(ノ  / ∧}|  _/       ̄ ̄()ハ
         ' 〈   ̄ ̄ ̄  人:ノニニニ{.|r┴‐┴┴r'' | /{
       /  \__       / //   rリ|     { 〈         }/    |

【2:52】
           /イ: : : : : : : . . r='ノ\: : : : : : : : :ヽ.        fr ヽ.    |t=}  
              /- /: : : : : .イ´     \: : : : : : : : ヽ.       ヽ` ',.    !. |  
          /: レ': : /彡'ア´        \: : : : : : 、: 、   r==、.  ',   ',   |  ',
            /: : ,イ: : : : : :|             l 、\: : : : : \   {  ',  ',  ',.  |  }
         ,': :/ \: : /    .ィニニー‐‐--j  l_\: : : :弋、  ヽ.  ヽ  ',   ,  |  |
         ,: : :レ ∨: :|    '  ,===、 ヽ  !─-'.\: : \ニニ=イ、  ヽ ',  ヽ.ノ  ト._
           |: :,彳ヽ|: : !      イ r芳、 :   : r芳ス {: : : ヽソ(´\ヽ.  ゝ__/ ̄ |フ
           |: || γ|: : /           ノ  、    ∨: : :ゝニヽ.イ´ ̄        |
           |: ハ{{´.|: : |          r-'  : ー、   |: : : :ニ三ヒ|    =ニニニニニニア
         l: : ヽ. |: : |          ゝ- ^ー^ '    : : ゝ乂セ !─────--  |
         ',: : : \: ::!            __..、    ,: : : ヽニ`丶\         |
         ヽ: : : :!: :∧         r'、___冫  /\: \\.   |         |
          i!: : : ヽ.: :\    .   ゝ  --'   ,: ヽ.:\: ゝ=、.  |         |
           |: : : : :ヽ: :! \                 /\: 弋:丶二フ. }         |
           从j: : : : \:ゝ、 >  、      . イ\ミ、ゝニ=      \        jア=
            |: : : : : : 〉弋  ::  `  ̄ ̄   ト、:ミヾ.`ー      |__/´ ̄ ̄二}   _..イ:: ヽ
            |: : : : : :| |             |\ヽ.==イ       |二二    イ | ̄レ':::::::::c:::ノ
            ',: : : : :弋!              ヽ.ミ彡'       ヽ.__..イ==、__ノ:i^i::::c:::::/
             \: : : : :ヽ.__ノ.          .,:' `ー 、./ヽ=、__∧|/ ̄:::::C/:::::ヽj:::::/
           __>'\: : : イ           .::'     ヽl |   K::::〇><:::::::::::/ ̄
137 : ◆2PnxfuTa8. [saga]:2011/11/05(土) 22:19:06.53 ID:0A31zutn0
【2:55】
              .,−'''''~~~ ̄ ̄~~''' - 、
 \      ,へ.人ゝ __,,.--──--.、_/              _,,..-一" ̄
   \  £. CO/ ̄            \       _,,..-" ̄   __,,,...--
        /         ,、.,、       |,,-T ̄   _...-T ̄
 解   イ /    /   ._//ノ \丿    ..|__,,..-T ̄     __,.-一
      .人 | / ../-" ̄   ||   | 丿 /  ).  _,,..-─" ̄   ._,,,
 せ    .ゝ∨ / ||        " 丿/ノ--冖 ̄ __,,,,....-─T ̄
        ( \∨| "  t−T,,...-一" ̄ __--T ̄
 ぬ  ⊂-)\_)` -一二 ̄,,..=T厂~~ (_,,/")
     .⊂--一'''''""|=|( 干. |=| |_      (/
   /  ( /      .冫 干 人 ` 、    `
 /      )         ノ '`--一`ヽ  冫
                 く..          /
                .  ト─-----イ |
                         

138 : ◆2PnxfuTa8. [saga]:2011/11/05(土) 22:19:34.21 ID:0A31zutn0
【2:57】
            /: : : : : : : : :./ :\: : : : \
            /: :./: : : : : : : : :l : : : :`ヽ: : : :\
           /: : /: : : : : : : : :/ |: : : : : : : : : :ヽ:.ヽ
         /: : :/: : : : /: : : :/ |: : : : |: : : : : : :ヽ: ヽ
         /: :i: l: : : : :l: : : : /  |: : : : |: : : : l: : : |: : :lヽ
        /: :/: l: : : : :|: : : / ―r<: : |:lヽ: : :|: : :|l: : l: ト、l
        |: :l: : l: : : : :|: : :/   |ヽ: :l 、ヽ: : |ヽ: |: : |: |
        |: :|: : l: : : : ヽ: |---、、ヽヽ::{ l ヽ: :| l: :/: : :|l:|
         |:/l: : :|: : : : :ヽ:|,,,     ヾ! __ヾ| |:/: : : |リ
       ,/ .|: : : |: : : : : liヽ      、   ヽ 'l: : : :|
         .|: : : |: : : : : :|   r - 、    ,,,  /: : : |
         |ヽ: : : : : : :|ヽ   ヽ、  /     /: : : :.|          _
           ヽ:lヽ: : l:| .l`ヽ、   __ . -t: :/l: : : /         /,r-_'__
            ヽ:ヽ: :lヽ`゛-、__,ニ{´}::/ |:/ |:il: :/        /__ム´,--`
        ,. ――‐‐' <ヾi  ,__/r, {  ヽ___   |:/         /ノ ,r-'´ニヽ__
       /       \\ {.0Uθ!//   ̄ `ヽ        /  {    _ニ、-'
      /         ,.'´ヽ、>-r-'<       ヽ     /   }  ./  ヽl
      |      /   /   \  \     ヽ   /   /  /
      |   ,. -'´   イi __     ,.r-,ヽ  `ヽ、  |  / .ヽ`ー-r'´
    「 ̄    ,. - '´ | |  |‐|-,,,ii-i | .| `ヽ-    | /    ̄ /

【3:00】
     ,..、
     l l`ヾ、 / ヽ,..- : : : : : ー―- 、  /l  /l }
     | !__l. :'  : : : : : : : : : : : : : :`ヽ_l//__!l
     ,ヾ: :/        : : : : : : : : : : : :.ヽ-,: /ヽ、
    /: :/. : :/: : : : : ,: : : : : : : : : : : :ヽ: : : :',/: : : :\
  ,イ: : :/:,: : :/: : : : : : : :l: : : : l: : : ,: : : : : :':,: : :l: : : : : 、:\
,/イ: : /,イ: : : : : : : :l: : :.ハ: : : |、: : :',: : : : :l: l: : :l: : : : : :ヽ`\
  /: : : : :.|: : : l: : : :/!-:/  、: : :! 、:-ト、: : : l: : : :,: : : : : : ::.
 ,: ,l: : : : :!:/: :l: : :./ |:/   ヽ:.!  \! \: :l: : l/: : :l: : :ト,: :l
 l:/|: : : : l/l: : l: :/  ! _   `  _  \!: l'、: :.:l: : :l 、:!
 l' .|: :,: : :l: :、: l:/  ´ ̄ `    ´ ̄`ヽ  l: ,',ソ: : |、: :l  リ
.  |:/l: :ハ: : lレ,: ,  ' ' ' '   ,   ' ' ' '   ,: ,-':ハ: :l : |
  /' リ  ,: | リ,:、              /:/l:/ l:/ リ
      ∨  ',:l`   _  `  ´   _,./:イ /  /
           リ   ,__}  ー ― < /
          ___,.|  ̄} l ̄ ̄_|、__
        ,/ ̄ l::| , -///{/}////ヽ、/  ̄`ヽ
         /    //////l||、///////>、    、
      /     ヽ////,イ,!! l-、//////  /  ,
     /   ∨    {//イ/l===!/ト、///   Y  ヽ、
    <    {    `´.|/l   l/| `´    |    /
     \   l.       l/j   l/!      l    /

139 : ◆2PnxfuTa8. [saga]:2011/11/05(土) 22:20:03.69 ID:0A31zutn0
【3:02】
            /  ./      /  // ./   } .i       ヽ
            |  /     /l  / / /    l ト、  l     l|
            |  |     /l  /  | /     l | ヽ l    リヽ
            ト, ,|    / | / _, イ/  ヽ--、|,!__ヽ l    }レ'-、 /ヽ
        ノ`ヽ、  V{ヾ  l ,. l-イ/´  !     __|_ `ヾi  , ' /り//  ヽ
      /   \-、Vl  ゙、 |                 V / /チ'´    , )
      <      ヽ‐|ヽ .ヽ |,  ,===、      ,===、  l / ,/レ'    ,. '´ /
.     ,. -ゝ、ヽヽ   ヽ,l ゝ ヾ,              ゚ / /ー‐,/,/ _ ̄ ヽ
     {   `ヽ\   ヽ> ヽ !  ヽヽヽ   ,   ヽヽ /',.ヒノ--<,. ノ,.  '´  ,_.-|
    ヽ    ヽヽ   /  `ヽ`ヽ               人_.   Y´  ,. イ´,/
      \\  ヽヽ /  ヽ「`ゝ 、.     ー ‐   , イ   } /  ヽr'´ /ム===-、
     ,. ---ヽi  ノ'´    ヾ    `ヽ 、  _ , イ´     |/     \ ,. ___、  |
    /     ' /, -―- 、 |      `゙  | | 、_       {  ,. -―-ヾ   | /
    レ'´ ̄ ̄ |´       !、      / /Ti`r 、ー     |'´     ノ    '´
         ヽ       ∧     /イ|| | iヽ、__    }     /
           ヽ ,    / {_ ,.. イ/ L-―‐_| .|ニノ`ー' ヽ   >'´
            ,}    |     ー|  i ̄  ̄ | |      |   ヽ
           /     {      |  |     |  |     /    ヽ

140 : ◆2PnxfuTa8. [saga]:2011/11/05(土) 22:20:34.79 ID:0A31zutn0
【3:08】
               /:: /  \:: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :..
               レ'     |: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: ヘ
              〃       }: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: ::,..........: :: :: :: :: :: :ト、
             //       ∨/: :: :: :: :: :: :: :: :: :   //¨¨¨¨¨¨¨ 7⌒ヽ
             .へ       |!: :: :: :: ::: :: :: :: :: :: :: ://: :::)   /:! 乂
            /__\\      !: :: :: :: :: :: :: :: :: : : //:: /   / ::|:: レノ
           / 7`r、ヽ .:、     |:: :: :: :: :: :: :: :: : :: // --........ /  /:::: ゝ彡'
           ,   ゝr兮、`   ___j:: :: :: :: :: :: :: ::: //___   ,  /:::レノ≧ ノ
           |    `¨` /  `丶:::!:: : : : : : : : : :: //  __`ヽ , ,::/: : :く≦彡'ヒシ
           !    .: ./  /  .ィr兮、:: :: : :: :: :: ::/ {  ゝ }  }., ,:::  ハ二二≧レノ
           |   :_ノ   ,  ´`‥\::: :: : :: : : / ,'ヘ、  ミゝノ, ,: :: ::}ゝ─彡リ
           |   (   , '__       `ー=ニ_ , , /     / /:: :: :: :: :: :: ノ  ノ
              :   ゝ__、  ノ          7 /      /イ7:: :: :: :: :: :: / 〃
      __....-! 丶、_            ,ィ==─────<_/:: :: :: :: :: ::≠ノ/
    /: : : : : : : :! ヽ丶ニミ、         ((  __}         ¨丶:: :: :: :: 彡'
  ,ィX:: :: :: :: :: /:::ハ ゝ-.........ヽ   ______>-......__        \く´
/: {7:: ノ:: : : ::/::::::八        (   }         ¨¨丶、      \ニニミ、
:: :: :`:: :: :: :: ::/::::::≠/> __   _ ゝ__             丶、    ヽ..::::::}!
:: :: :: :: :: :: ::://  ./    ¨¨¨¨       7 ── ....            丶、  ::::::ハ
:: : : : : :: :: /    /     /         /: : : : : : : ゝ  丶、            ノ




【3:10】
    /.(
.   | \        ,与ー 、    ,浴ワ`ヽ
   丶   ` . 、    / i 从i iヽ、∨ / .´   )ノ
.    \   i ` ‐ .i |'一 _ーi λ/ ,  ´ ⌒ `,
    λ ` 、入   从i 、_   .i丿 .´
. 丶  ( 、  \ヘ .,、,、., ‐i‐.,^',- ´ ` ー- 一     ,.,
 ヽ\-iー――‐一´  `.i i., .k .、 , iー-,一ー―--i−i丿i
  ̄ー_|‐―――一ー一、    ,´ー―――一ー-.!--!,一
      \  \   .∧    ノ
        ヽ  `     !     i
          ` ー- ノ     ヽ
              /      ヘ  .,- 、
           ./ \,/\、/ヽ.′⌒〜′
              <          ヽ、
         / / -   、_, >∧′\、
        /, / .i   /  .ヽ.   |、  .\
       , .,  .! .!  /     ヽ.  ! ` .、 ヽ、
      / ,(  .i ! ノ ./      ヽ.  、   丶 `
     .( (ヽ、 .ノ.ノ ./       ∨ ヽ    ノ i .|
     ヽヘ   /  ./        ヘ  入 ノλ ノ
      `‘  /  ./          ヽ ハ,., ノ
.        / ./            ヽ .ハ,
         ノ ./             .丶 ハ
        / /               ヽ ヽ
      ノ`,./                .丶'.ヘ
      / ./                  ∨∧
     .`-.'                   `、ノ

141 : ◆2PnxfuTa8. [saga]:2011/11/05(土) 22:21:07.73 ID:0A31zutn0
【3:12】

      , '  '  .//斗ハ  ', , 人 r|||x_ノ ',          ,  ' ' ' ' ' ' ' ' - , _
    ,. ' .,. '    {ハ r‐t、 ゝ,i .l  〉||iiiiヽ ../ヽ.   ,   ' ,  ' ,  ,' ' ' ' ' ' '  ‐- '-.,
  . , ' ,. '      ,_ノ ヒ! `  j/l /i_人ノ/ .,  ' ,  '     ,.' ,'             'i i  ,   '  '  '  ,
  , '., '          マ       .l /_ノ ,  '  , /       ,.' ., '                  ,. '    ,.  '    ' , ',
. ,'.,.'          ' ,⌒     .j/  '  ,  ' /⌒ー/ヽ  .,.'.., '           ,. '   ,. '             ', ,
,',.'                 ' ,_  ,  '  , ', =ー-/. ̄"ム/ソ , ' , '          ,. '  ,. ' ,'. ,              i ,
,'               , '  , ' /  ./     i/,.'..,.'         ,. '  ,. '   .,'. ,'             ,. ,
i           ,  '   , 'f"::i//  ',       / ̄ ̄ ̄ ̄ ー--- ,. ' , , ' , , ,. ,.' ,.'                 ,'
.'.,       ,  ', , '  ., ' f"|:::::i     i           ,    '  , '  , ', , , ,  , ' '‐- ,             ,  ,
' ,.' ,   , ' , ', '  .,. '    i:::i:::::{,   i     ,   '    ,.  ,. '  ., '   <| |    ̄"'7ー- ' ,-,┬っ     ,  .,
  ' , ' .-' , ' , ' ..,. '   _ _ _ ∨ヘ_ム.   ' ,  '    ,  '   ., '  .,. '_    <|_|     /,  ,'. ' 二ニi   ,  ,
   ,.'  ' -.' .,..'' "  ̄     ̄ " " ", '   ,  ' ‐ -  .,. '  ,. '     ̄ ̄ ̄., ─-, ' . , '、_ ヽ-一´  .,  ,
  .,'       , '  _ ,.... - ‐_‐_‐_‐ ,‐ '   , '- -   , .,. '  ,. '  ' ‐- , _  ., '   '  , '     ̄      ,  .,
  i    , ''" ̄  " ' ' ' ' ' ' , '  ., '       ,. '  . ,. ' ‐- , _     , '   , '            , '   ,
  .',   ,.'_         ., '  .,_ '_ヘ      ,. '   , '    />╋╋.' , '  ., '  '  ,       , '   .,
 ,.' ' ,..,.'_ " ' ' ' ' ' '_'_', '  ., '-‐ ' "\   ,. '   , '_    .//>╋╋ '  ., ' ' .i‐- ,_   '  , , '   , '
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i.  ,'      ., '   ,. '          ,. '   , '.   "   //> '  .,. '╋╋╋╋ /     , '   , '  '  ,  ' ,
.'  ,'    , '   .,..'           , '     ,.〈\    // ' ..,. '╋╋╋╋╋/   , '   , '         ' ,  '
..', .i    ,.'   ., '          , '    ,╋╋〈\||ヾ. '  , '.╋╋╋╋╋/∧, '    , '             '.,  '.,
 ', i  .,.'   .,.'             ,.'    , ╋╋╋╋ '  , '.╋╋╋╋╋////∧  , '               ',.  ',
  ,',‐-i   ,'_             ,.'     ,.'ヽ.╋╋╋ '  , '.╋╋╋╋╋////////ヽ                  ',.  ',
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142 : ◆2PnxfuTa8. [saga]:2011/11/05(土) 22:22:18.43 ID:0A31zutn0
【3:18】
                               i'i        j''i
                              .i .i       j ii
                              i i       j ij
                              .i ii  ,     j i j
                              j ji  /j    j j .j
                             .j ji  ii i-‐‐‐-j j i
                             j ij/ii i   ,' j j' 、
                             ,j jj .i j .i   .,' j j  ヽ
                            /  i j j i   / j j   ',
                            ∧ ∨j  i /、/ j  ./j
            __  ,,-‐‐、_  ,-、       ∧ ,' ,' /,,-‐",,,-"/ i
           / ,ゝ〈// ソヽ、 ヽ     .i  ヽ〇''´,,-‐''''''ヽイ  /
           i ̄\ \´__/\ ゝ/ヽ、   ヾ__,,,ニニ、     ノ'''‐,'
           \ヽ彡彡´ i`j ヽ ゞ 〈 ∧,,,-‐''ヾ-、i i,,=-、___ノ、 ./
             /7‐-'\゙="  \ i \,,ゝ-‐=ゝ、__ `ヽ二__,,フ´
            i ii i\i i \,-i‐--\ヽ ヽ     `''''‐、_ノヽ__
            iヾヽニニヽ__/ i //ゝ--、__j‐- ,,,,_    `ヽ 、 i
             ヽ  ̄ ̄ノ_jゞ" //ゞゝ/j  j´/ ̄'''''''ニ=-,,,,ニヽ、
             `‐‐浴L__/ / / /-´// j ̄j ///´    `ヽ''\
     ,,-‐、            /  /ゝ-,‐‐,、  /ニニヽ//        ヽ .\
   __ \  \          ∧_/ /7 / / /   /i i_,,,,,,-‐‐‐‐‐‐--、   ヽ
   i、`ゝ‐-、 ,\        i iヾニj二i_/ /   /i i           \  j
   ,,-‐=、、_ /ゝ--7、      <j┌''i-iTj  i   / i  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ  ヽ j
  ヽ、_ j `'ゝ--、/ .\     ヾi i i__i i  ヽ_/  ヽ--、--、--、、_  ヽ ∨
  ,,--‐‐ニ=、/  / ヽ  \    └、ゞ / ゝ_/、    ∨ ,,ヽ ヽ i ヽゝ、  ヽ /
  ヽ_i__ /ヽ /`ヽ    i--、、 ///、ヽ\ \ //./( ヽ ゙"ノi /ノヽ /
       `ヽ /  \   /ij ニ、`i‐i、 ゝ´/\   `/i i ヽ_ノ  i ゝ /-"
          \   `ヽ //j ヽ__ i iヽ'''''‐-、__ `ヽ-j  ヾ   ノ j  /j
            \  // (こ‐-フ/  ヽ   ヽ `ヽ、_j⌒j三三三ヽj  i/
              ̄/ (二二//   / `ヽ、 ヽ  ヽ j三三三ミi /
              `ヽ、 /   /     /    ', i三三/ミシ"

143 : ◆2PnxfuTa8. [saga]:2011/11/05(土) 22:22:46.33 ID:0A31zutn0
【3:21】
               _ ____  _
               ⌒フ       /⌒   \
                 / / / /   ト ヽ  \
                 ⌒///  /  /' }ハ l!     ',
             / //  // / / xヘ l} |  |  |
              ⌒/l/ Xl/く  //了心イ  |  |
             // l /ハ)心      Vツ,   ハ |
                /   八{lト Vツ       // /ヽソl |
                  l  l    r 、 浴@//_ノ八{
                    И 公      ̄   ////  ̄ \
                | / />   _イ ノ 「         \_
          _,r― ┐  l( ムイハ r /}У /      ///>┐
        r┴‐┐―/ 〉_ へ_┌ トL|rく //   /:. /////  /〉―― --- ― ---- …… ⌒ ̄ ̄ ̄ ̄  \
        r┴ - ┘/ /{⌒ヽ\_/\_/ :l::/:::::\:{ ///   彡三┐              _____     \
     ノ ー‐┘::  //  /  / rz_rz_rz_z ::|:::::::::|/  `'ーく /// 三三ミx,,_        <二 ___
     ト \:::/:::: /\rzく    /r「⌒ ̄ ̄`ヽXrz_:/_ \    L// ニニニ ニ三ミ'x,_             \     \
   /| ::ー':/ーイ/// ⌒ ̄ ヽ〃ニ=    =ニ/二ヽУ  \   ∨/ ニニニニニ 三三\    _          \    \
    { :::ヽ-/::::::八//{ニ   ニ八ニニ     ニ/=ニニ/     \  ∨/ ニニニ= /  ̄ ̄ ̄ ̄\ \        \
    / ー―‐ イ  }/人ニ   /  `     ⌒  =ニ/       \ \// \/  |  ̄| ̄|/  ̄ ̄ ̄ ̄ \       \
    {///////,}‐┘ ⌒ 〉   イ\ ___ へニ}             \ ⌒  ̄{   |   |  |             \      \
    ⌒ ̄ ̄´      /__/ ||   ̄ ̄ ̄    )ノ                    |   |   |  |    |   |   |  }_____
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| |  |    }   }   }  |/////////
 ________________________________l | ̄|ニニニニニニニニニニニニニニ
             _|/ /  || /  / //∧             \        |   |  |   /  /  /  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
           「У/   /八     /   //∧\   \          \      |   |  ト −ーr‐ ー− ー ´
         _「У/    /「Lz\     \/∧/\┐_  \        \    | _|_| ー― '
        ) {  \  /「   て \       \∧//\人  \         \
       (  ー┬イ У巨}ニ て_r \      ̄ ̄ )ト〈     \       \
          /⌒ ⌒  ̄|  ̄ ̄ ̄| ̄ Lr  ー ===='’ヽ(     \       \

144 : ◆2PnxfuTa8. [saga]:2011/11/05(土) 22:23:16.91 ID:0A31zutn0
【3:23】
                       __
                r=ミ⌒Yニニニニ>
             / 廴__≫ ¨ ̄ ̄¨<ニヽ
             /{  x==/        '⌒ヽ∧
              / ル {{  ′/  /} 癶     O
            /  ゝ=| {ナメ/__ }/   レ
            ー==彡ヘ {沁、 x=ミ/} i },rく
                   小{ ` ,.  ツ // /{:::/⌒ヽ
                  ,/((込  、_   ー__´ノ〃/⌒Yノ
                ノ{ {`ヽヾ≫ -r=≦た} {_/{Y⌒ヾ}、
                 {{ヘ∨'⌒ヌ=M/ニニ え斗=く`Y⌒ヾ}
                /八M  / {{≫≪}} //    ∨⌒) )
               { {  / r=ミ/==}j 、{/´ /  ゚。{ (
.         r‐Y´ ̄`Y/  ー/一   {く⌒ヽ    八{ ー
        ヽヘz== 八  ー{一     }{'⌒ヽ(_)/  ヽ
          __辷_了r─=ミーヽ =ミ __ イ:{二二}┘
        `ーr=⊂Y´ ̄/⌒ ` <三:/-‐  }
         (    `ー {ヽ          ヾ /
            ヽ    ノ/「>         } ′
               ー ' //{:::::}{::::}}≧=‐r<
                 /ヽ ::{i==i}:::::: '⌒ヽ   ゚  。
           / /  |\:}{::://     \ ` 、
           /  /  |i     /      :.   ヽ  \
          /   /   |i     /        、    \ /
.          ヽ   /   |   /          ヽ   ∨
            \ {7⌒ヽ |   / 斗‐─━─-ミ}___ .ノ
              ヽ! ゚。}ノ  { ヽ{      ノノ⌒ ー ´
                  ‘, ー‐r‐'゚_     。
              { ー- |/{/ :} > .′
              ∨ / :|/{/ :}: :/ /
                  ∨/ |/{/ :} / /
                O |/{/ :}/ .′
                 O|/{/ :}:/!
                   {/|/{/ :}/|
                  ゚。∨/ :} {
                  O/ : }:ハ>、
                     ‘| / :} /} ∧
                   「≧=≦:|ニ∧
                  |ニニニ|ニニ∧
                       iニニニ|ニ/ニ‘,
                    }ニニニ| 彡ニハ
                   」ニニニ|ヽニニ/
                 | ̄|ニニ{  i}ニ/
                 〈= !ニニ.′/ヽ/
              r─く  /ヽニ}⌒ヾ {
              L ___/{_」___ノ
                ̄ ̄ ̄
145 : ◆2PnxfuTa8. [saga]:2011/11/05(土) 22:23:54.55 ID:0A31zutn0
【3:28】
  rー――一ニ===-___..,, ´     ー- .、       ``ヽ、: :ヽ: :!
  ヽ: : : : :" ̄ ̄ ̄ ̄ ̄:/             、     ゛ヽリ: : ゞ: :i
  }: : : : : : : : : : : : : :/      .  i     \     ゙、: : : : :.     〇
  ヽ: : : : : : : : : : : ;'        !ヽ | }      ;      ヘ.: : : : :` .ノ O
  〈:: : : : : : : : : : ..'.   /    /  \/|        ヽ.   `ニ=´   °
   ゝ: : : : : : : : : :'::   ! 〃ィ/,__.L_l/_|_ヘ       \ ::ヽ  `ヽ
    ゙ヽ: : : : : : : '::  i .| / /‖   丿 / レ !  メヽ:::.    ゝ::::::::::::. ゙.     _.ノ
     ヽ: : : : : :i:::  :i |ノ/ /  '"_,,===x / :::γニゞ::::::::::...____ ゛ー-‐ "/
.       ヽ : : : :':::!:  ノi - /    "ヾ_.. -つ /ζ り::::: "~´      `    ゛、
.   __`!: : '::::|::.  |〃ヘ      ´ハ〃//  , "´    ______.\ー―‐- ,_
. ̄ ̄:: : : : ::|: //:_!:::.、 ゙.弋ソ      "   ´   〃    . :": : : : : : : : : : : : : : :`:、 _...
: :゙ー-: : __: | ノ: : : : `>ヽC゚〃 '    __   ,´/     /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : :ヽ : :
: : : : : : : : : l : : : : : : : : \~>   ャ"  )  /: /  /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :\:
.: : : : : :/: :r‐- 、: ::\: : : ̄:゙`ヽ uー   /: ! /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
.: : ::/: : : :.`ー...__',: : : : ヽ: : : : : :ト、...__/: : :! /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
.:/:.: : : : : : .'、...._`、: : : : : : : : : :V⌒ヽ: :〉:リ/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
: : : : : : : /: : : :゙z-t: : : : : : : : : 〃   ヽ:/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
.: : : : :/: : : : : : :`_: : : : i: : : :f   _...-‐‖: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
: : : /: : : : : : : : : : : }: : : {: : : : { 〃  /リ: : : : : : : : : : : : ソ: : : : : : : : : : : : :
.: /: : : : : : : : : : : : !: : i: : : : {"  / /: : : : : : : : : : : : /: : : : : : : : : : : : :
/: : : : : : : : : .ノ: : : : : :トーレ " ;.,〃 /: : : : : : : : : : : : :/: : : : : : : : : : : :
: : : : : : : : /: : : : : : !   /   /: : : : : : : : : : : /: : : : : : : : :
: : : : : : / : : : :/: : : :リノ    /: : : : : : : : : : : /: : : : : : : :

【3:31】
           /イ: : : : : : : . . r='ノ\: : : : : : : : :ヽ.        fr ヽ.    |t=}  
              /- /: : : : : .イ´     \: : : : : : : : ヽ.       ヽ` ',.    !. |  
          /: レ': : /彡'ア´        \: : : : : : 、: 、   r==、.  ',   ',   |  ',
            /: : ,イ: : : : : :|             l 、\: : : : : \   {  ',  ',  ',.  |  }
         ,': :/ \: : /    .ィニニー‐‐--j  l_\: : : :弋、  ヽ.  ヽ  ',   ,  |  |
         ,: : :レ ∨: :|    '  ,===、 ヽ  !─-'.\: : \ニニ=イ、  ヽ ',  ヽ.ノ  ト._
           |: :,彳ヽ|: : !      イ r芳、 :   : r芳ス {: : : ヽソ(´\ヽ.  ゝ__/ ̄ |フ
           |: || γ|: : /           ノ  、    ∨: : :ゝニヽ.イ´ ̄        |
           |: ハ{{´.|: : |          r-'  : ー、   |: : : :ニ三ヒ|    =ニニニニニニア
         l: : ヽ. |: : |          ゝ- ^ー^ '    : : ゝ乂セ !─────--  |
         ',: : : \: ::!            __..、    ,: : : ヽニ`丶\         |
         ヽ: : : :!: :∧         r'、___冫  /\: \\.   |         |
          i!: : : ヽ.: :\    .   ゝ  --'   ,: ヽ.:\: ゝ=、.  |         |
           |: : : : :ヽ: :! \                 /\: 弋:丶二フ. }         |
           从j: : : : \:ゝ、 >  、      . イ\ミ、ゝニ=      \        jア=
            |: : : : : : 〉弋  ::  `  ̄ ̄   ト、:ミヾ.`ー      |__/´ ̄ ̄二}   _..イ:: ヽ
            |: : : : : :| |             |\ヽ.==イ       |二二    イ | ̄レ':::::::::c:::ノ
            ',: : : : :弋!              ヽ.ミ彡'       ヽ.__..イ==、__ノ:i^i::::c:::::/
             \: : : : :ヽ.__ノ.          .,:' `ー 、./ヽ=、__∧|/ ̄:::::C/:::::ヽj:::::/
           __>'\: : : イ           .::'     ヽl |   K::::〇><:::::::::::/ ̄


146 : ◆2PnxfuTa8. [saga]:2011/11/05(土) 22:24:29.13 ID:0A31zutn0
【3:32】
                       /. . . ,. . . . . . . . . . . . .`.ヽ
                      /. . . /. . . . . . . . . . !. . . . . . .ヽ
                     〃. . . /. . . /. . . . . . . メ. . . . . . . . . ゛
                     h. . . /. . . /. . ., ィ /i . ;. . . . . . . . .
                     |. . . /'"´./. / / ..棒.i. . . . . . . .
      〃 "  .,,-ーマ "~゛`ヽ .   V. . i ./レ  /     | ハ`. . . . . . .
       ,ヤ~   " ミ     ヾ、_λ .リ x=ミ、    ニ_ リ |. . . . ; . .
 〃  ., サ.  ,.... 、__       ヾ.ゞヘ        "``ヽ }. ソ. /., '.
.‖ .r~ ./~: : : : : : : : : :ヾ.、.       ヾ|` '''       ''' ;〃/" ノ
   メ.rノ: : : : : : : : : : : : : : : : ゞv      ヽ    ー-,    二≦_z ´
  り': : : : : : !、: : i: 、: : : : : : : :(   _ャ、}> . `    _.. ‖. . . . `. 、
  i: : : : : _i, !. 、: : i 、弋`` : : : ゞ.  ヽ.` 、\.__ヾニニ__~_ \`ヽ.. . . .ヽ
  .!: 、:i: '´i l ヽ: : |丶 \: : : :|:{ 〃  }   i:::::.|-|...:::::::::::〈 ̄ ̄. . .- "
  | :丶 !: :|  ゝ  \! ,ィ=-x、}: i: {.     }  ',::::{::ノ:::::::::::::::f>_. . _,ヽ
 冫: :ヽ: i,ィ'"´`       、、、 i: i:{    {  / ヽ ゞ::::::::::::::{ 廴二ヽ
 { V : : |`!、、、         i: !: }     >ィ   \ヽ:::::::ノノ ((  `
h V: : :!     _.. -‐ ;  u !: :リ,'    / ヽ   ヘ、 (   `
!  V: ! :ゝ..   ヽ.._ ノ  . レγ /   )  ヽ 〃   \ i 、
│  ゝヘ、::::≧- ... __.. <k:::;{  ヾ  )     "、    ヾ、 ヽ  ノ
.ヽ   \ヽゞーゝ ̄i  厂 リ(      〈ー ゝ.  ' ,        i"
 〉    ',!.i  、  ! !.  レ i     〈|    \ '       〃
 (     . |   ヽ V ノ  !  ヾ 、)|       `  、._ .ノ.i
 {      v      |    {     )|            !
 ゝ     :      リ    |ゝ-ー-〃 |      ー一 "´ ゝ、
 λ   ゞ メ ̄``ー――――   リ   ヘ  ``ー-       \
〃 ヾy _...ノ     /       i    ヘ              \
ヽ    i゛       //.        i    ノ            >:;:;
 \.  、                  ,'   /_    へ     >:;:;:;:;:;:;:;:;
   ヽ ゝ.             ノ  ‖;:;:;:;ヽ/:;:;:;:;\>:;:;:;:;:;:;:;::;:;:;:;:;:
   i.  ',         .., -...::::/   /:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;
    !  .i            /   /:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;
147 : ◆2PnxfuTa8. [saga]:2011/11/05(土) 22:25:53.24 ID:0A31zutn0
【3:36】
                         ___
                         ´          ` 、
         r―  、   _     /              ヽ
        !    `Y´ `^レ' /                \
         ゝ、   (     i '                    ノ    ',
      y― ′   レ´i__/     ´        /   〃 ,イ     '.
      {     厂   /  /       / // / |       :.
      ヽ、___r ┤  レ′.ヘ`ー=≠二ア‐<// /〃  |ト、      i :.
        r′ `t‐r i.〃  v´  /  〃  .〃  ..」|│ !   ト.i
       _/`ーイ ̄Y i/     i t=云ミt/   /'     リヽ、!   .!i|
      ヾ   ヽ 乂'     i 辷u::リ         ___   | i    / !!
     __..≧=- \ `i    |            /:u心 | !  〃 リ
    〃\  --‐=≠‐┤   i " "   ,,   ≧xソ ,ソ /ソヽ
    !   `ー=‐y'    !    .!丶    、 __    " "  ハ /  i
    \   ー‐= }       │ \          _  <_ /   /=-、
      >―‐ァ.!    !     │     -=≠三!i     ` 、 〃   ∧
.    /´ ̄ ´  i     i     !  、       ii      f―‐‐彡 !
.   /(      i   i       `         ′      | =‐- /
. 〈   \      !  /     i        〃       !`ー<
  `ー― `    '.  ′      !     ,    〃 .′     ,′    \
            :. i       !   /   /〈  i:.     /        )\
             :. i        ハ v′ /   ', i    /      /  )
             , ヘ        / :.│  '     :. !     ′    ←‐==´
.          /   '.     /  ', :./         ii   /
      x=Y     、_ , ′  ∨        '  /
     〃/∧     ヽ.      人       . ′ /
      `1i ij i\     `ー=― ´  `ー=‐ <:.   /

148 : ◆2PnxfuTa8. [saga]:2011/11/05(土) 22:26:32.24 ID:0A31zutn0
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                     r 、...-――- ...
               . イ:| ..:..:....:....:.....:.....:.. ミ...、
                /........:| ..:...:......:ヽ:、:...:. \:.. \
               /  ./ /| ..:...:{:......:|:..ヽ\ヽ:.ヽ:.....ヽ
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             / .:′/{/___乂..:..:..ト.丁x=ミ、..:i!..:..:..iう):..:
            ,′:|...:|l ,ァ=ミ ∧{:..:{  'f.::うi}ト、|..:..:...i)):....{
          /イ 八 :{ { ん:.1  \}   ヒ..ソ |:..:...|::.八:.、
        /´ |.八:..ド ヒツ  '   / /i ハ|:..:...「i:.i:. ト\
         | ..:ト\/i/            |:..:...|ノ::|:..|
           : ...:|:{     __ .  ≦ `i   |:′:..};⌒}:}r‐y
       _ r‐ ミ...:込.   ‘廴     ノ   j{:..:.../ /7 ム=、
      〈 v`{__ノ ヽヽ:{:> ..         . イハ|r<トイ (_/ノ ム
    r―廴}     __}_ :ト、:{::.:ir≧i‐_ ...斗≦}八 __入  ( イノ ノ
    > ._)    ( __,.. ヽ≧八¨¨}}r― ´  人r乂      ‘ァ'
    〈 Y、   /    ハ>‐‐ミ }}}_,. ≦ ̄ ̄ 〉{ \下 ==イハ
    ヽノ \ _ , ィチ 〉.........:={:..:}-:............. 〈八  了不´ |
        { `廴_ /  {............:.:.廴「`:.............. } /  // }:{   {、
       ノ /:ハ:i   {:.:.:.:.:.::イ| |ヽミ::........:.:.{ム:、 j::{ |、 ノ}'\
        ,イ{ {:/  }:}   ノ</::/八.{ ∧:{>ミ:.:.〉 ト __ノ 八:∨ム  ノ
149 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(北海道) :2011/11/05(土) 22:27:11.03 ID:0A31zutn0
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               ,.ィ"圭圭圭圭圭圭圭圭圭}
    {ヽ   、―-ミ  ,.イ圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭!
   ヽ ヽ、___>ミ川/==‐ァ}圭圭圭圭圭k"´    ``ヽ、
ヽ``ヽ、-/  /ヾ、{{圭ミ〃圭圭圭≫"´           ヽ \
  ヽ、    〃   ヾi圭〃ヘ{                 ヽ  \
l‐-‐''"     .{{     》-《  ll             ---‐‐<  ヾ、
ヘ       ≫=={兪}  〃            /    }   ヽヽ
  、       {{   ,イ  ト、〃 /    /    /     /     !ノ
  >..、____{{  /' !   ll´  /   /           ./     .l
        ヾイ  l _〃  ,'   , '     /   ,.ィア/ l     ト、
          ヾ=l" /l      ////-‐ァ''"´/'   l/l      ! l!
             Y {    / //__/ ./  ``ー/、 !     / l!
              _ \ヘ  l .{rァzzェェ=ォ     'T    l    / /
             _/ ト、.\  ミ l.ヾ瓧;り ゙      て苅芳゙'/   /
         i´{  l   `ヾヽ、 ヽ /////     ヾ≠’/   / ,.-‐‐-、
           /l   ト、__ .≧‐       ' /////ア"´ ./   /ヽ、
     _   λ    ヽ      > 、   -=っ   ,. -―'‐-、/       //
   r/ /``ヽ、ヘ.     \  ,.-‐=| >、=≠’      ヽ    /''"´
    l  { \ \\    \_l‐‐、}ノ . //         Y  /
/二l  .l   \ \\ /´r‐=ミヽ__ll‐《//         ヽY/     ___
 { λ  \   \  _/ くヘ/Ll   ヾへ{             ヽ   ,.ィ"´  /
、ヽ、 ヽ__〉    // ノ「l      } ヽ',           Y/      __}
ヽ、 ト、     _ ノ-ァ‐/ l_/         l l Yニ二ニ=‐-.、   ノ   ,.ィ"´
_ノノ )   ////  / .l l.        ‐ ,' ``ヽ、    ヽ,.ィ"く、_/―'''"´``ヽ、
_ノ     ///  ´   {  l l         ./―--、 ヽ l<       ̄ ̄ ̄ヽノ Y
     ///      i  l l          /     `〉ノ7            /  .ノ
     人 l l        '.  ヰ      ノ      ./>/      「 l     , '  , '
       Y l        人 l l       ,./―-- 、 /、/> .       l !    /  ./
       ヾト、   /  >、l_,.ィ"´/――--ミ/‐-;〉      //    ヽ、ヽ___
.    _____//>ァ'        | |:::::::::/      l::::: /     〉 〉     lヽ、 ̄ ̄))
.  <ヘ::::::::: //   l         ト.l::::::/        ,'::::/    //7 ̄``ヾ、 ヽ-!  ´
    ヽヽ::::〈〈.   !        .ト、l::/        /:::::l-―ァ"‐< / ̄ ̄`ヽ ヽ/_/
-―‐'"ヘヽ:::ヽヽ. ヘ         l ト/        /::::::::ヽ、/ ̄``ヽ、    \/
´ ̄ ̄  ヽヽ::ヽヽ ヘ.       ∨      l::===-三二ア7ー‐ァ、
   ,.-‐‐ヘ !:::::l l λ       ,'       l:::::::::::::://:::,.<l´l::::l
    l二⊇ l l:::::ヽヽ ハ.   ヽ ,'         l‐-、;///_,.-‐‐i }:::l
         l l::::::rヽヽハ.   Y       λ  \/二二ニミl;;/,.-―r―i
       l l::::::〉〉´ λ  ./          ノ__.ヽ/    \``ヽ―-、 ヽ::::l
      /入 l:://  __λ /          /-‐''" )      \  ヽュ ヽ ヽ::!
 ⊂ニニ-''" . ヘY/  /::/ , '        /     ./        ヽ  ``ヽ ̄ ̄``ヽ、
         // // /          /    /          ヽ   ヽ     >.、
150 : ◆2PnxfuTa8. [saga]:2011/11/05(土) 22:29:25.95 ID:0A31zutn0
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                                            ,,.ィ≪" ̄``'i
      . -‐…‐ .,                           x≪¨  .>-―…' 、
    , '         ` 、                       f _,>''"   \.    ’,
   /  ;            ヽ        _ ,..... .___       r'"ン    ,ハ、   ヽ
 ./   |   ツ /   メ  ;   ',  {`\ /       ``〃"´}-' /  { ‖/ ゙̄弋      ハ
 {    ,′  / _Χ |  /!.  , ,|  /    {   !    ‘, /7 .{ ァ'T // ,ァ=x ` 、; ,xf^ャ; }
 |  | {   メィテハ | /キI  i}厶i /   ;_,ィ‐,ヘ i!|ヽ- 、  |〈 {  |   rf、  "b } `,リ/ヘ._.,ツ,'
 i}   | ({  | | {;ソ }/ fハ;リり/´ {;/ { ;{ リ/_、 V {!_, \ヘ | } 〉 ヽハ り    `,,´  ノリ6麻b
 刈 i| ト  |.{ ゙゙   , り{ メ,′ ; k !/ イ"``  ,  '"`` リ リ:|v' /!ノ 丿}'' ' 、 ,    /   ムz
  ’, | ト、{  (_`_,.  ''ノ i { | |  ^川 '''   ――, ''' |リノヽ i|ヽ  rゝ.     _,/   , '/-‐;
    \∨|ヽ!ヘ  __ . ィ´V  ヽ|{ |`川ゝ  ヽ__ ノ  ノ }/ヘ ノ   ,棒  ≧ー,</`ー'T/ _}
   __[ \ ,-‐iOУ     ヘ{!  _ ≧i- ... -i≦ ´, - " { ̄ _〕ヽ}二ニMニ二7 ゝ弋_,~`、
/ ̄   _,.\ (ii),‘ー‐-、    ‐-〃  /~´¨¨¨¨¨~ヽ´  ヽー"テ≦  ////||      (_  ',
       7ヽ \\____|   _〉ー 、 /  ` 【】 ´  ヽ |   ≦{{ ノ ., '"ゝ/テ '||''"´  ;i    `;
_二ニ´/  ヽ、`==二!'"´’,  ゝ/`゙'''ー--一'''"´ヽ</  >「 .〃   ,′      1   ノ
   ;/⌒`''ー-…'"⌒ヽ \   ’丿`{   |   ||   |  }ヽ '"´ヽ {    {         〃
\ i|     `ヽ    ハ  //ヽ /   !  |   ||   |  ! ヘ    ゝ、  ゝ、     ,ノ\  _,..
\!           人// ./ ヽ    |  |.  ||   | |   ゝ / [ |¨" || `¨¨¨´‖`ー|`ヒ -‐
\亅    , -‐'"    ヘ \/  ヽ    }  |   ||   .| {       } | =≠=  ‖ h ‘,
 │       _,_   ヘ、 ./゙    〉r. |  .}   ||   {.  | /゙}    j  .〉 =≠=  ‖  !   〈
 リヽ__ ,..-‐'''"´ |! ``ゝ‐ ' /     / | ゙|  |   ||   .|  |  i|う  / /  =≠=  ll   1、 〃
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 |ノ   _,. -' /_   ヾ、 ‘, /!      x      ,.'" /    | ´   /        |
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 ̄/ /―――――''"´| `ヽノ_   | /   !   /―1 /_____       ix '"  _  ヽ り
. / ノ |           {  Vノ   ゙´     '    / _,..,ゝナ___  ’,    リ, -'"¨  `ヽ\
/ / ;|         ,/  } ' , ヘ     {         {<._ |ヘ\ / | `! `ー-..,,_>、}      } ヽ
i}/   !:|    _,/   |  , ヘ ヽ   ',         `;ー―`  |   ~二ニ-..,_.....>¨!¨`丶 Т~
/  川        . ノ   ', |ゝヽニゝ-=ニ ゝニーV_=_ゝ―――.|ィ'''i"¨i¨¨¨ i||   |  |  } \}/
  h| |    .>' ´ |_    i |  ̄ 〉.  `"~ /  |   ~´ /   i  |  |    !  |  |  |  リ
``ー-=゙->'´`<. | | ` < i |  { ゝ..__,,/   }    〈    ’ |  |   |  |  |  |   /
h   ゙  ¨`ー `'―    `ゝ| |   ゞム     ノ     }    ‘,!  |  | |  |  |  /

151 : ◆2PnxfuTa8. [saga]:2011/11/05(土) 22:30:10.09 ID:0A31zutn0
【3:51】
            |!i',            i! |
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             i! |.',  __j |   i! |!
             i!i .',´    | |\  |  |          r'_
             /| i ',    .! |  丶!  |      r-、 /ィァフ⌒厂ミヽ
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            ',  {     \,ヘ'   ノイ/ク: : : : : : : ∧: : |   `ヽ: : : : :',
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    //´|、/ {⌒ヽ7: : :`丶. ノ、=、\|>‐、=、 \|: :/| \     ___,_ /
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./´ \j[三三]リ/、: : : \: _,.≠!\/´¨    `ヽ.     ̄¨`ゝ__イ、_
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\/ 三三三ミヽ \::::}---/            | ヽ`ー、   | | |   /7
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/) ノ  ゝ-) ヽ.、} /::::/ |  / ──、   j、   ::ヽ___ \  | | /|',
 ゝ='≦三三ミヽゝ)',::/ー‐ / /  f    ヽ.  ヽ. ノ    `ヽ. ',\! | /∧!
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ニニ、_≠/\  / ||\ lヽ.、   `ヽ¨='      ノ    :!    |  ', |}} ノ ',
ニニニニ、ノ⌒ヽ_r─、ノ  ヽ、     ゝ_   /  ヽ.  ノ    |   ',ノ! 〈  ' ,
     ̄ニニニニニr、 \__ヽヽ      ̄ヽ     /  ヽ. ノ    ',  }   ' ,
_           ̄ー―、ヽj \_____/ー―<   , イ \   ',  |   ' ,
  \_  、          \|: : : :|:::::::::|   |   `ヽ´     \  ', ノ|  = ',
/    ヽ/ゝ、  _     | ヽ―――‐}  j      \   / \ ',ノ|    ',
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    ゝ、______ノ、     / \      |    /|              (::)  ]   ノ
152 : ◆2PnxfuTa8. [saga]:2011/11/05(土) 22:30:58.51 ID:0A31zutn0
青空の破片【3:56】
                                                     ___
          ,   ´ ̄ ̄`  、        ____                        /: ;ハ: : : : :` : . 、
           /  /     ,ノ   \  , . : ´: : : : : : : :` : . 、                   〃: :/ : : : : :ヽ : ヽ: \     、   ___- 、  ___
          / / .:  / / / ヽヽ  ∨ : : /: :/-―――-ヽ:\                  〃: :/|:/: i : |: : | : : |: : |: :,   ≫x': : : : \∨≦. ̄`\
       l  |  i  {__.' /   _|_|  ': : : : ; : f/: ̄ ̄ ̄`ヽ|: :|                 /:|: 〃 |{ : ハ: |: : | : : |: : |: :| /へ   ̄`>x:ー=ミ \
       |  |  |/,x:={    |ハ`:|: : : :|:| : |: :/ : |: : :| : : : |: :r=xヘ,,-一……ー-fVイ |: |!⌒ V |ハ⌒ト、: :|ニ7 : |/ /  /  ⌒ヽー ハ ヽ: : :\}
.        (\|  | 〃_}ハ    r=ミ} :|: : : :|:| : |斗-/|: :/|十ト:|: :|| 》′ /   ヽ ヽ|| |: Vx=ミ    x=ミi| : : |ニ7 : | .'  / ハヽ  :| 怐@|: : : } :\
      ,..⊆ミx入  从ぅり   , ノイ|: : r 、| :_|从_ |/ |;从V|:/||/ .:  /  l | :| |ヾィ| : {   '      リ : :/ }: : :リ |-‐|/ |} -┼|、U| |_;/{:__;ノ
    に二. ヽ(\ー≧   、_,   八: :{い| :下ィリ^   {ィリ^/イ/  | 斗- 八 |‐ト |  ハ: :|\ 「 ̄ ) / : /_ノ: :}/ :!r=ミ、  |从==x| i |/ }   |ト\
   r―=ミう } ̄`ト . __,,彡ノハ: \| : |""    , ""ハ〃   | ,|x=  ∨ =x ハ :|从|∨}>r--/ィ(ヽ从/ V从_}ハ   "l_}ハ リ l |∨  ||
―-、に二≧、Y´ /⌒《⌒ー┴f⌒ー=彡|: :_;ハ: :ト . _ー .. イ 八 {  !〃_}ハ    _}ハY| :|ヽ 从/{丁⊂ヽ} | ̄`\∨{ゞソ,   弋りイ/ソ/:|   :||
  ,..二ニ==='’ /   ヾニ=く:}ー┐ }-|/二丶|二ニTニL,: ヘ/イ }ハ 从Vり  ,  Vり从 |,ノ } f: ̄{:{ ̄:{V「|| / 〉リ\ tー‐v   /イ :|   八
V(        ./ _   \: :}\:_jV//⌒¨'《/: : }:/し「|〉ハ,人从人"" ー一 ""ノ ∧从ハ:__;八:__「Lj_ノ7    f_,r‐rミTニニ7{__:| |   、\
         \  `¨¨´ /:/}=|: :|八/   \〈: : : :/:|{_{ノニユ 〉  \{ >r---r<イ/ / / // ̄|:| {   八   :,  r┴‐x――‐《/⌒¨´ }  、 \\
          {^ーt  ̄ 〉:/ |:/ ,:     L: イ: ん、 ニニ.} { _,/⌒}}二ニTニ二{{⌒\{  !」   |」 | ̄ ̄くハ/ } || : : 八: : : : : }    └x \ \≧=---
         | 八    V  /{   \     / |/   VTハ〉「   {く: : : : 八: : : : >   \     ∧   ノ\  ∨ヘ:ノ|ー{\_;ノ }   ノ   丶、\ \
            」   :,  .人/ ^ーッ': :{  !  ん、   }ー〉 ヾ, \V L://_|:\_/  { //     L...x'’   \ ‘, |:|  \\  丁⌒丶、   ヽ \ ` ー
          _{     :,  /   //: /:} \} /   )_ノ  V^/⌒ {  /: /  |: |    }  ,ハ     ー=ヘ ^' .,_   } ヽ>  丶>八    \/  |、  \ー‐
      /   \_ ‘、_. ィ'’ /: / : {  /  /  :,   V    /}  V   |_」  _,/  {   〉        :,   }/ ̄「^ー‐        ; }\   |  | \  \
.     / / \_        : /: /: : : }    /     :,   }   / |       ー=;  ! {       /^ー‐ヘ、  :,         {、 \ ` ー-|/ :|    \ー‐
   /  _厶             ;/: /: : : :∧__,/^ ー--   人   /\ |           ハ   :,/    ̄ ̄   /  \|        入\ ヽ   {  |\\   ヽ
.   ん '^/   \   〃  /: /: : : :/! : : ;             ̄ V\:_ノ        { :,  /            _:,丶.___   /\ヽ| 「 ̄`ヽ ヽ\
  /   /   /  \_/ |  ./: : | : : / | : :/⌒\         ∨           :, } ん、_,ノ\       /´ {   ヽ  _,/      \!__ノ     〉  )
 ′ .′ '   \ {   L./イ: :|: .′.ノィんx、               ,:^\丶.__    _ノ{ :{/   /   \_,/ {  :,   :,          //⌒ヽ./ー┐
/   ;   |    ヾ     |: :/| : |   / / /\     ∧  /             ∨   .′   |     .  ′  ∨\    ./ 〈/7/∧{ー=ァ′
―x./   :|     ‘,   V レ|ノ〉 ./ / /    \_,/  ∨⌒\     {       :,  |     |       :  |     }   ヽ/     `LLl\  /
⌒く___>ー―-、}  |    V / /  ′    |   /  /  | \__,/ \____,x ^ 、_    ,        i   |  /、    \      〉 ∨
    ̄{        |_|  / / /  i      | /   /   ;    { \   |   \\     〉―〈____」一ァ'¨´   \      ヽ.___/L.ノ
      :,        |   ̄|   ^ー―:L_     |\  /    ,     :,     :|      \\_/  / |         /{   ____〉     /        :,
      ヽ       |     |       |` ー一'T ⌒\   /     |   |      〉'   /  |       / ̄ ̄ヽ └――一く \      '.



【仮面悪魔ともえ☆かつみ ED】
【ご覧のSSは 楽しい明日と塗装の終わってないCLAWs・サ●リを作る企業財●Bと】
【ごらんのスポンサーでお送りしております】
【カル●ス】
【東●】
【ニ●ロプ●ス】
【ave●】
【ベレ●タ】
【●スラック】
153 : ◆2PnxfuTa8. [saga]:2011/11/05(土) 22:31:44.90 ID:0A31zutn0
【次回予告】


「ほむ、大道克巳は悪人ではなさそうね」

「成程、俺を利用してたって訳か?」

「怒る?」

「踊らされ上手も男の美徳さ、やるじゃねえかお嬢ちゃん」

「あら、嬉しいわ探偵さん」



「怖い……怖い……!」

「杏子お姉ちゃん?」

「だ、大丈夫だゆま、心配するな」

「杏子を治すにはどうすれば良いの?」

「経験者として言わせてもらえば……気合いだな」

「特訓でもすべきかしら」

「勝手に決めるな」

「特訓と聞いてさやかちゃん飛んできました!」

「ぼんくらお前まで!?」

「杏子、もうボンクラなんて呼ばせないからね!」



「大道さん、良かったら今度の休み、水族館にでも行きませんか?」

「水族館?」

「友達にチケットもらっちゃったんです」

「やれやれ……」

【次回第四話「現れたJ/名探偵左翔太郎」 乞うご期待!】
154 : ◆2PnxfuTa8. [saga]:2011/11/05(土) 22:36:00.14 ID:0A31zutn0
携帯の方へ
>>89->>104が本編でその前後についているAA群はOPとEDです
次回予告は>>153になってます


OPEDは書いてある時間表示に合わせてリンク先の音楽の時間表示を合わせて見ると大体雰囲気がつかめると思われます
何が言いたいかって言うとマミさんマジ天使
ティロのビーナス
ラストの明日が欲しくての部分がメモ帳では胸が欲しくてになってるとか秘密
裏設定としては魔法少女の力>ガイアメモリの力
の筈なのに出てくるガイアメモリ使ってる奴らが強すぎて全くわからない
155 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です) [saga sage]:2011/11/05(土) 23:29:53.25 ID:nHfUif3U0
お疲れ様です、このペースの速さには正直驚きです。
ですがどんどん続きが見られて嬉しいですね。

そしてついに風都の切り札が登場!
“恐怖”を乗り越えた翔太郎は、恐怖に苦しむ杏子を救うことができるのか。
そして順調にルナ化、というか京水化が進んでるマミさん。
でも、そんなマミさんも嫌いじゃないわ!

そしてついにOPEDまで!これからの展開がますます楽しみです。
期待全開でお待ちしてます、頑張ってください!
156 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(三重県) [sage]:2011/11/05(土) 23:35:56.19 ID:FOBF4Z/p0
乙でした! 翔太郎、安定の安心感!

マミさん京水化だけは勘弁してくだされー!
笑えてきてまともに話のほうを読めなくなっちゃうからー!
157 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(チベット自治区) [sage]:2011/11/05(土) 23:37:20.55 ID:qT/m2A9+o
乙カレー様です
検索小僧復活後である筈なのに何故かWではなくジョーカーに変身する翔ちゃん……
二人が揃ってなければ変身出来ない、って訳では無いのに……?

もしかしてフィリップくん復活してない?



↑みたいな邪推してたけどそもそも加頭が生きてる以上消滅も何も無いじゃん
俺ってほんとばか
158 : ◆2PnxfuTa8. [saga]:2011/11/06(日) 08:17:11.35 ID:4JTe1Gto0
あとリクエストがあれば
途中のちょっとした話も書きたいなあと……
ほむ×まど、ほむ×あん、さや×まど、ゆま×あん
とか
あ佐倉さんとか京水化マミみたいに言わせたいセリフとか…

有ったら書いてくだせえ

あと次回からほむらの指示で翔太郎がこの街の調査を始めますが調査方針を安価で選んでもらいたかったり
その結果で敵とか最終決戦の味方が変わる仕様です
二択はその都度変わりますが今回は

【魔法少女狩り及びキリカの身元を調査する】
or
【インキュベーターについて調べる】
安価は>>161でお願いします

>>155
切り札の彼はキリカに対して圧倒的な相性の良さ
大道は織莉子に対する相性の良さを誇っていますが
実はお互い相手を変えられると弱いのです
だから彼らを相手にするときにはお互い得意な方で戦わないときつくなると思われます
>>156
マミさんはね……
ヒロイン化の代償として京水になっちゃったんだよ……
メダジャリバーでぶっとばされた京水だけはDNAデータの回収ができなかった設定です
だからルナメモリがもにょもにょ……
>>157
最初はフィリップの居ない時間の予定だったんですがジカンジクテキニフィリップがフッカツシテイナイトイロイロヤバクナッタノデジカンジクノヘンコウガオコナワレテマス
正直反省している
でも冷静に考えてミーナの話聞いてないと翔太郎が暴走しかねなかったので
ちなみにフィリップは翔太郎不在の風都で仮面ライダーサイクロン、あるいは仮面ライダーファングとして戦ってます
強敵相手には照井と協力して憎しみを乗り越えたサイクロンアクセルエクストリームで戦っている筈です
最終決戦では風都でも同時に戦いが始まる予定なのでどうかご期待をば
159 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(兵庫県) [sage]:2011/11/06(日) 08:26:41.26 ID:/TiX9hIEo
風都との距離が気になるな
160 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(東京都) [sage]:2011/11/06(日) 10:45:21.53 ID:CHEkzIHNo
通りすがったりは……収拾つかなくなるから流石にないか
ライダーの方は結構分かるけどまどかはあんま詳しくないが続きも期待してる
161 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です) [sage]:2011/11/06(日) 21:17:59.66 ID:zsjD2a4DO
乙!
何このマミさん、誰かさんと同じ仕草なのに段違いにかわいい
162 : ◆2PnxfuTa8. [saga]:2011/11/06(日) 22:21:15.66 ID:4JTe1Gto0
安価は諦めるかな……
某安価スレに影響受けたなんて言えない
163 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(埼玉県) [sage]:2011/11/07(月) 10:57:55.43 ID:DwwPvENY0
加頭が復活するぐらいだから、NやWのメモリの持ち主も復活するよな……?
164 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です) [sage]:2011/11/07(月) 12:44:54.08 ID:F/e+IKjDO
>>163
ゴクリ…
165 : ◆2PnxfuTa8. [saga]:2011/11/07(月) 23:31:48.09 ID:5of1GvhY0
ダブルのss執筆開始記念に豚W全マシに挑戦して完食に成功したよ、やったねたえちゃん!

明日夜十時から投下します
日常パートやら調査活動やらでちょっとの間戦闘がなくなるのでその分魔法少女寄りの描写になると思われます
もし何かリクエストが有る方はお早めに

>>163
ニヤリ
166 : ◆2PnxfuTa8. [saga]:2011/11/08(火) 21:44:06.79 ID:NHkuWmN50
>>1の日課の筋トレが終わり次第投下します
十五分ほどお待ちください
167 : ◆2PnxfuTa8. [saga]:2011/11/08(火) 22:06:36.07 ID:NHkuWmN50
【第四話「現れたJ/名探偵左翔太郎」】

「さてと、周囲に敵の気配は無しか」

 大道はベルトからメモリを取り外して変身を解除する。
 マミもそれに合わせて魔法少女の衣装から普段の服装へと戻った。
 翔太郎も当然変身を解除する。
 
「――――え!?」

 そして、大道の姿を見て素っ頓狂な姿を上げる翔太郎。
 それもそのはず、今の大道の姿は彼の相棒である園咲来人、あるいはフィリップにそっくりだったからだ。

「どうした左」

「いや、お前、その姿……」

「ああ、生き返らされた時に若返っていたみたいでな」

「生き返らされた?」

「ここだと誰かに聞かれているかも解らん、話は帰った後だ」

「私の家は結界が張ってあるので私が認めた人以外はこの家に入ることも近づくこともできないんです」

「ああ……」

 だから家にたどり着けなかったのか。
 翔太郎は得心……

「結界?」

「魔法少女ですから」

「魔法少女ってなんだ……」

 できなかった。
 そもそも魔法少女などという非日常的な単語を聞かされてしまって当然のように順応できる訳がないのだ。
 彼の反応は至極まともと言えるだろう。

「そこから説明しなきゃ駄目みたいですね……」

 マミもやれやれといった感じである。
 どうも翔太郎のことを好きになれない、といった雰囲気が伝わってくる。

168 : ◆2PnxfuTa8. [saga]:2011/11/08(火) 22:11:39.86 ID:NHkuWmN50
 さて、十分後。

「……というわけだ、これで俺の知っていることは全部
 次はお前が話してもらう番だ、何故この街に来たんだ、左翔太郎」

 マミの家に到着してからすぐに大道は今まで有ったことや魔女についての知識を翔太郎に伝えた。
 無論、自分ときゅうべえの関係は隠した上でなのだが。

「魔法少女に、魔女ね、しかも財団Xの暗躍……信じがたいがまあ見ちまったもんな」

 左はマミに出された紅茶を口元に運ぶ。

「俺は……オワッチ!」

 熱かったらしい。
 床を汚しはしなかったものの紅茶を噴き出す。
 慌てて自分のハンカチでテーブルを拭くがマミの表情は引き攣っていた。

「俺は事務所から“大道克己が見滝が原に居る”って話を聞いたからここまで来たんだ」

「誰からだ?」

「わかっていたらまずそいつに会っていたよ」

「依頼って訳ではなさそうだな……」

「ああ、依頼じゃねえ」

 大道克巳は少し考えこむような素振りをする。
 
「じゃあ左翔太郎、お前に依頼がある」

「え?」

「先ほどの少女、暮キリカというのだがそいつの身元の調査をして欲しいんだ」

「いや、おまえいきなり……」

「左さん」

 マミは深刻そうな顔を作ってみせる。

「なんだいお嬢ちゃん?」

「お金の心配は無いので依頼を受けてはいただけませんか?
 私たち魔法少女の安全に関わっているんです……」

 女性からの頼みを断れる左翔太郎ではない。
 
169 : ◆2PnxfuTa8. [saga]:2011/11/08(火) 22:12:08.90 ID:NHkuWmN50
「喜んでご依頼をお受けしましょう、レディー」

 マミは大道の方を見てにやりと笑った。

「ありがとうございます」

「それじゃあお前の口座に前金は振り込んでおこう」

「念のために確認しておくが傭兵稼業で貯めた金じゃあないよな?」

「安心しろ、工事現場でアルバイトして貯めた俺の金だ」

 二人が驚いて大道の方を見る。

「ガテン系ライダー……?」

「イメージできない……」

「すぐに工事現場に追手が来たからやめたけどな」

「ま、まあ依頼を受けたからにはささっと調べに行かせてもらうぜ!」

「あ、左さんよろしければこれ、見滝が原の地図です」

「ありがとうお嬢さん、大事に使わせてもらうぜ」

 左翔太郎は地図を眺めながらマミの家を出ていった。
 マミはとりあえず何事も無く客人が帰っていったことに安堵の溜息を吐いていた。

170 : ◆2PnxfuTa8. [saga]:2011/11/08(火) 22:15:15.79 ID:NHkuWmN50
 マミの家を出て停めてあったバイクに跨る翔太郎。

「こんばんわ、探偵さん」

 そんな彼に後ろから声をかける少女。
 暁美ほむらである。

「……あんたが所長の言っていたタレコミしてきた女の子か」

「あの人所長だったんですか」

「まあな、それで一体何の用なんだ?
 俺と大道を争わせようってんなら筋違いだぜ?」

「いえ、貴方がこうしてここに来た時点で私の目的は達せられたわ」

「……なに?」

 翔太郎は怪訝そうな顔をする。
 既に何か仕掛けられたのかと思ったからだ。
 一応、彼は風都で嫌というほど女性に騙されている。
 だから対応も慣れたものなのである。

「大道克己が何者か確かめたかったの
 善人なのか、悪人なのか、巴マミや美樹さやか、そして鹿目まどかにどんな意図を持って接触しているのか」

「成程、俺を利用してたって訳か?」

「怒る?」

 翔太郎の顔がほころぶ。

「踊らされ上手も男の美徳さ、やるじゃねえかお嬢ちゃん」

「あら、嬉しいわ探偵さん」

 左翔太郎、彼は女性に騙され続けている。
 それ故に対応も慣れたものだった。
 そんな彼の姿にほむらは少しだけ好感をもった。
 
171 : ◆2PnxfuTa8. [saga]:2011/11/08(火) 22:18:27.21 ID:NHkuWmN50
「流石ハードボイルドね」

「まあな」

「これから予定は有るの?」

「呉キリカについて調べているんだが……何かしらないか?」

「呉キリカ?誰それ」

「魔法少女なんだが妙な奴で……他の魔法少女を襲っているらしいんだ。」

 依頼人の身元がわからないように一定の配慮をしながらほむらに話す翔太郎。
 そこはやはり探偵である。
 そしてそんなところもほむらにとっては彼が信用に足る大人だと思わせる一因になった。

「呉キリカ……魔法少女狩りの話は私も調べているところよ
 それが彼女の名前ならばありがたい情報ね」

「何か解ったら俺に教えてくれ
 黒い服を着てて、武器は爪、なんかあいつの近くだと動きが鈍くなったなあ……」

「色々と悪いわね、探偵さん」

「情報を提供してもらえるかもしれないからな、お互い様さ」

「じゃあ親切ついでに一つ質問、ガイアメモリが意思を持つことってあるのかしら?」

「……なに?」

 翔太郎の表情が変わる。
 彼の記憶の中ではそんなメモリはたった二十六種類しか無い。

「いえ、なんでもないの。」

「見たのか?」

 ほむらとしては嘘を吐くことが得策とは思えなかった。
 左翔太郎に話さないことはあっても良いが、嘘をついてしまえば今の関係が崩れかねない。

「……ええ、もう赤いコートを着た警察の人に渡しちゃったけど」

「照井か、仕事と言っていたがまさか……T2はすべて廃棄処分された筈じゃないのか?
 お嬢ちゃん、そのガイアメモリの端子の色は?」

「青い端子だったわ、Yって書いてあった」

「ありがとう、調べなきゃいけないことがあるんで失礼するぜ」

「え、ええ」

 翔太郎はバイクのアクセルを踏み込んでその場を去ってしまった。
 その様子がほむらは少しだけ恐ろしかった。
172 : ◆2PnxfuTa8. [saga]:2011/11/08(火) 22:20:01.74 ID:NHkuWmN50
「これはこれは織莉子さん、今日も励んでいらっしゃるようですね」

「あら加頭さん、できたガイアメモリの回収ですか?」

「そんなところです」

「どうぞ」

 織莉子は加頭にメモリを差し出す。
 
「素晴らしい能力ですね、その……」

「予知(プレコダクション)です」

「ええ、予知」

 加頭は青い端子のメモリを受け取って彼の背後に控えていた白服の男女にそれを預ける。

「地球の記憶を直接読み取れなくてもそれに類似したものを予知してデータとして取り出す
 園咲来人によって製造されたオリジナルと異なって過去の記憶は引き出せませんが未来における地球の記憶を引き出せる
 目を瞠る能力ですよ
 メモリの品質も完璧で……誰か貴方に教授している人が居るのではないかと疑うほどです」

「お褒めいただいて光栄です。ところでこの前話した忠実な兵隊をいただけるお話はどうなったのですか?」

「丁度連れてきたばかりですよ、クローン人間を使ったネクロオーバー
 しかも単純な戦闘が得意な人材をね」

 部屋の扉が開く。
 全裸にベルトを巻いただけのの男が惜しげもなく股間を晒して堂々と部屋に入ってきた。
 唯一の救いは彼が中々にイケメンだったことである。
 さもなくば流石の織莉子も容赦なく彼に光弾を叩き込んでいたことだろう。

「…………」

 流石の織莉子もこれには閉口である。
 織莉子に恭しく一礼をしてから男は自らのベルトの中に青い端子のメモリを差し込む。
 


「ナスカ!」



 大地の声と共に男の体表を空のような青い色をした鎧が包みこむ。
 彼を守るように突如として吹き始めた旋風は何時の間にか白く染まりマフラーとなって彼の首にまとわりついた。

「はじめまして織莉子さん、自慢の騎士の誕生です」

 男は不敵に笑った。
173 : ◆2PnxfuTa8. [saga]:2011/11/08(火) 22:20:46.74 ID:NHkuWmN50
「レディーの前で裸を晒すナイトなんて見たことないわ」

「ごもっとも、しかしどうしても見ていただきたいと……」 

 ナニを?
 織莉子は加頭順の方を睨みつける。

「腕は確かです」

「そうじゃなかったら今すぐあなた達との協力関係を終わらせているわ」

 織莉子の目とて節穴ではない。
 彼の実力は見るまでもなく理解できた。

「さて、ナスカの騎士さん、私は貴方をなんと呼べば良いのかしら」

「……そうですね、キリヒコと呼んで下さい」

「解ったわキリヒコ、今すぐ服を着てきなさい」

 園咲霧彦そっくりの青年、キリヒコを退室させて織莉子は改めて加頭との会話を再開させる。

「それでは兵隊は頂きましたし、お願いした鹿目まどかの暗殺、しっかりお願いしますよ
 なんなら家族ごと殺しても構いません」

「分かっています、しかし依頼に対する報酬は先払いと約束しましたよね?
 我々としても今回の技術供与が最大限の譲歩なのですから」

「ええ、解っているわ、でも次のエターナルのメモリを作り終わればAtoZのすべてのメモリが揃う」

「それは分かっています、既に準備は整っておりますので
 それでは失礼致します」

 加頭は白服の男女を従えてその部屋を出ていった。

「覚えてろよあの能面……」

 織莉子はとんでもないモノを見せつけられたことに怒りを覚えていた。
 キャラ崩壊してとんでもないこと口走る程度には。

174 : ◆2PnxfuTa8. [saga]:2011/11/08(火) 22:21:40.69 ID:NHkuWmN50
「ただいま」

「おかえりなさーい!」

 元気よくゆまがほむらを迎える。

「あら、杏子は?」

「まだベッドで寝てるー」

「そう、じゃあ私少し様子見てくるからゆまちゃんはリビングで大人しくしててね?」

「わかったー!」

 ベッドルームにノックも無しで入るほむら。
 普段なら怒る筈の杏子がベッドの中でうつぶせになって何も言わない。
 ユートピアドーパントと戦って以来ずっとこれだ。

「杏子、大丈夫?」

「……?」

 ほむらに声をかけられても無反応な杏子。
 普段の彼女からは考えられない。
175 : ◆2PnxfuTa8. [saga]:2011/11/08(火) 22:23:23.35 ID:NHkuWmN50
「杏子?」

「なんだ、ほむらか……」

「随分弱っているわね」

「弱っているんじゃない、なんか思考がぼやけているっていうかさ……
 なーんも感情が持てないっていうか」

「ほむぅ……まあいいわ、とりあえずメモリの専門家に会ってきたわ
 貴方にも聞いておいてほしい話が有るんだけど良いかしら」

「ああ、構わないよ」

 ほむらは杏子の寝ているベッドに当然のように入り込む。

「で、何故ベッドに侵入する」

「いや、見下ろすのもあれかなあと思って」

「何故私の背中から私に腕を回す」

「いや、近くで話した方が聞き取りやすいと思って
 私ってボソボソ喋っちゃう癖があるじゃない?」

「抱きしめる必要は無い筈だ」

「普段と違って殴り飛ばさないのね」

「いや、え、ちょ……」

「彼ならもしかしたらユートピアドーパントの攻撃について何か知っているかもしれないわ
 大丈夫よ杏子、私が貴方も守ってあげる」

「いやだから」

「最初はちょっとびっくりするかもしれないけれど力を抜いて、すぐに気持ちよくなるわ」

「待って、待ってちょっと……」

「ユートピアは希望と一緒に感情を奪い取る能力が有るのかもしれないわ
 貴方が完全に心を折られなかったのは元々貴方が精神感応系の能力を持っていたからかも……」

「それとこれが……」

「豊かな感情の代表と言えば恋よ!キスから始まる恋もある!」

「待って、ねえ頼むから待って」

「大丈夫、私も実は初めてだから!」

「え、ちょ、ま……むぐうううううううううう!?」


 ホムホムアンアン
 
 ベッドが軋む。
 その音を聞きつけて気になったゆまは部屋へ向かう。
 ガチャリと音を立てて扉が開く。
 扉を開けたゆまが目にしたのは逃げようとしている杏子とそれを後ろから捕まえるほむらだった。
176 : ◆2PnxfuTa8. [saga]:2011/11/08(火) 22:24:45.59 ID:NHkuWmN50
「どうしたの二人共?」

「……プロレスごっこよ!」

 髪をファサリと掻き上げて無駄にクールな表情を装い答えるほむら。
 心の底から安堵の溜息を吐く杏子。

「ふたりだけで遊んでるのー?ずるーい!」

「ゆまはまだ子供だからプロレスごっこはねえ……
 もう少し大人になったら混ぜてあげるわ」

「馬鹿やめろ」

「とりあえず少しは回復したようね、良かったわ」

「二度と立ち直れないと思う」

「そこまでユートピアドーパントの攻撃の後遺症が大きいなんて……となると、特訓ね」

「“とっくん”ってなにー?」

「いっぱい訓練することよ、この前杏子がやられた敵は魔法少女にとって脅威だわ
 皆で協力して対抗策を練っておかないとあいつ一人のせいで私たちは全滅しかねない」

「わかった!ゆまも“とっくん”するよ!」

「よく言ったゆま、じゃあ一緒に頑張ろうなー」

「となるとやはり左さんに連絡が必要ね……」

「その左ってのが専門家なのか?」

「ええ」

「私も会ってみたいんだが良いよな?」

「問題ないわ」

「解った、じゃあそいつにアポ取っておいてくれ」

「ええ、それじゃあ早速、その間に夕ごはんつくっておいて」

「はいよー」

 ほむらは携帯を取り出して電話帳にある左翔太郎の番号に電話をかけた。
177 : ◆2PnxfuTa8. [saga]:2011/11/08(火) 22:25:23.65 ID:NHkuWmN50
 さて、大道が左翔太郎に依頼をした翌日、その日は土曜日でマミは割と早く家に帰ってきた。
 そして大道は帰ってくる彼女のためにシチューを作っていた。

「ただいま克巳さん」

「帰ったか、シチューを作っておいたぞ
 あとその“さん”っていうのはやめろ」

「わかったわ、じゃあ別の呼び方考えておきます
 ところで私シチューよりケーキの方が良いんですけど」

「バランスの良い食事をしっかりとらないと戦えないだろうが
 ネバーの頃ははよくお袋に作ってもらったっけか」

 大道は母親の顔を思い出す。
 自らが手に掛けたのだ、忘れるわけがない。
 感情を忘れかけている彼がその事実に悲しみを感じることはない。
 ただ、ほんの少しだけ悔いている。
 それもまた事実。

「どんな人だったんですか?研究者としての業績は教えられましたけど」

「世話好きでな、情にもろくて、でも几帳面で、努力家で……」

 二人共黙りこくる。
 そう、二人共親とはトラックによる交通事故で死別している。
 大道は自らの死によって、マミは両親の死によって。
 
「ああ、そうだ」

 マミは重くなった空気を変えようと努めて明るい声を出してみせる。

「友達から水族館のチケットをもらったんですよ」

「それで?」

「近くに私の大好きなラーメン屋さんの新しいお店ができたんですがその……」

 マミは恥ずかしそうにもじもじする。
178 : ◆2PnxfuTa8. [saga]:2011/11/08(火) 22:25:55.63 ID:NHkuWmN50
「女性一人では行き辛いと」

「……はい」

「仕方ないな、この前の戦闘で頑張ってくれたお礼だ、ついていってやる」

「ありがとうございます!」

「ところで美樹や鹿目は呼ばなくて良いのか?」

「二人は……えっと、その……」

「まあ良い、今晩は美樹にナイフの戦い方を教える予定だがお前も来るか?」

「はい、それには行きます!彼女の技もまだ未完成ですから!」

「なんだっけ、スクアーロターレ?」

「スクワルタトーレです!」

「ああはいはいスクワルタトーレ」

「魔法少女にとって必殺技とその名前はとても重要なのに美樹さんったら適当なんだからもう……」

 訳がわからない。
 とは思ったのだが大道は突っ込むのをやめることにした。
 なんとなく彼女を怒らせそうだと思ったのだ。
179 : ◆2PnxfuTa8. [saga]:2011/11/08(火) 22:26:22.49 ID:NHkuWmN50
「そういえば大道さんはなんで美樹さんにあんなに丁寧に戦い方を教えているんですか?
 貴方もきゅうべえと何か契約みたいなことをしているのは知ってますけど……」

「俺の母親の名前がな」

「え?」

「美樹っていうんだよ」

「ああ……」

「最初はきゅうべえに雇われただけだったがな、情が移っちまった
 それになーんかガキの頃のおふくろの写真に似てるから」

「成程……」

 そうか、埋め合わせをしているのか、と巴マミは一人得心する。
 彼は自分の母親を怒りに任せて手にかけている。
 それを少なからず後悔しているのだろう。
 彼女はそう推測した。
 事実は少々違うのだが彼女はそれで納得した。

「……大道さん、良い人ですね」

「……シチューが冷めるぞ」

「はいはい」

 マミは台所に走ってシチューを二人分よそう。
 そして大道を席に座らせると両手を合わせる。

「いただきます」

「いただきます」

 本日の巴家は平和だった。

【第四話「現れたJ/名探偵左翔太郎」 了】
180 : ◆2PnxfuTa8. [saga]:2011/11/08(火) 22:29:24.69 ID:NHkuWmN50
【次回予告】

「ラーメン屋か……醤油しかないのか?親父、大盛……」

「ダメよ大道さん!ちゃんと食券買って!」

「え?」

「大豚ダブルにしますね、大道さん結構食べられるし……大丈夫よね?」

「は?まあ俺の身体はカロリーの消費が……(ていうかダブルってなんだ、奴らか、奴らのことなのか)」

「それではトッピング、リピートアフタミー」

「お、おう(トッピングってどういうことだ?)」

「ニンニクチョモランマアブラマシマシカラメ」

「ニンニクチョモラム……(噛んじまった)」

「……」

「……」

「彼と私のは全マシで」

「なんだったんだ今の呪文……」

「はいおまちっ!」

「なんじゃこりゃ……」

「いただきます!」





「巴さんが年上の男とイチャイチャ…………リア充爆発しろオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!」

「これが俺の!運命ノガイアメィモリィイッイイイイイイイイイ!」

「 ス パ イ ダ ー ! 」


【次回第五話「本当の豚W全マシと向き合えますか?」 乞うご期待!】
181 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(三重県) [sage]:2011/11/08(火) 22:31:31.41 ID:rtPAu2F00


次回予告wwwwwwこれは酷いwwwwwwwwwwww
182 : ◆2PnxfuTa8. [saga]:2011/11/08(火) 22:31:45.33 ID:NHkuWmN50
ギャグみたいな雰囲気だって?
これからしばらくガチ欝上等だからさ……
具体的に言うと第七話くらいからはワリと殺伐し始めます
あと第五話か第六話では上手く行ったら光写真館の面子をカメオ出演させる予定
183 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(北海道) [sage]:2011/11/08(火) 22:39:59.84 ID:NHkuWmN50
おそらくは
織莉子勢力
vs原作魔法少女勢力(内部でほむらとまみがそれぞれ大道と翔太郎を引き入れつつまどかを巡り対立)
vs財団X勢力
の戦いを暗躍するきゅうべえや迫るワルプルギスが引っ掻き回す筈

織莉子の勢力がまだあからさまに弱いけどそれは後々色々補強される予定
霧彦さんは作者補正とネクロオーバー化により馬鹿みたいに強くなるのでお楽しみに

それぞれの勢力の目的と利害関係については十話くらいで大体出そろうのでそこらでまとめを作りたいと思います
184 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(埼玉県) :2011/11/08(火) 23:11:18.05 ID:jz8Vgl4D0
どこまで行っても安定の尻彦さん最高だわwwwwww
185 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(チベット自治区) [sage]:2011/11/09(水) 00:51:42.69 ID:0dcIY3HLo
あー、予知能力はprecognitionです。
カタカナ表記だとプレコグニションあたりになりますかね。
186 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です) :2011/11/09(水) 08:07:14.25 ID:OZbJ0vrDO
>>185
oh…

こうなったら

オリコ「プレコダクションです(キリッ」
かず「これは失礼(あるぇ…?)」

ですますか
187 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(関西・北陸) [sage]:2011/11/09(水) 13:10:14.00 ID:RrAfsrZAO
次回ラーメン二郎かよwwwwwwww
188 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(北海道) [sage]:2011/11/09(水) 21:29:31.14 ID:0lXkTa9U0
>>187
ギャグを書きたい発作が重症なのですよええ……
あとは自分が最近二郎インスパイアに嵌ってしまったので書きたいのと
だから次回は「まどマギで学ぶ二郎の食べ方」になるかもしれませんwwwwwwwwww
189 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です) :2011/11/11(金) 01:16:05.14 ID:vehTRhGDO
細胞維持酵素切れとソウルジェムの汚れがやばかったのですが明日までには話が完成
投下は明日か明後日になりそうです
190 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です) :2011/11/11(金) 01:22:00.82 ID:vehTRhGDO
この回終わったらブッチーみたくかっこいいバトル書くんだ…
191 : ◆2PnxfuTa8. :2011/11/11(金) 17:43:49.39 ID:ki/7B2S50
今晩九時から投下します
192 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(関西・北陸) [sage]:2011/11/11(金) 18:14:25.44 ID:6Ah39ucAO
ラーメン準備しながら待ってる
193 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(三重県) [sage]:2011/11/11(金) 20:35:35.86 ID:6hSZoOjB0
今日の夜食はラーメンに決定した
194 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(チベット自治区) [sage]:2011/11/11(金) 20:42:31.04 ID:ti9G40vQo
あなたの落としたラーメンは滑舌の悪い刑事さんが行きつけの屋台のラーメンですか?
はたまた高級食材をふんだんに用いながらもお値段控えめな各種ラーメン、もといラ・メーンですか?
それとも巨大なるとが特徴的なとある街の名物ラーメンですか?



……そうですか、あなたは正直者ですね
ご褒美にミラーモンスター:シールドボーダーにぶっかけられたラーメンを差し上げましょう 美味しく召し上がれ
195 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です) [sage]:2011/11/11(金) 21:06:23.23 ID:vehTRhGDO
サーバー移転って?
196 : ◆2PnxfuTa8. :2011/11/11(金) 21:20:00.14 ID:vehTRhGDO
サーバー移転だかでパソから書き込めないんですがどうしよう
197 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(北海道) :2011/11/11(金) 23:12:51.63 ID:ki/7B2S50
tst
198 :オペラはもう二度と使わない ◆2PnxfuTa8. :2011/11/11(金) 23:13:32.85 ID:ki/7B2S50
【第五話「本当の豚W全マシと向き合えますか?」】

 ゆるやかな階段を登る二人組。

「……ねえ大道さん、素敵でしょう?この水族館」

「そーだねー」

「…………はぁ」

「…………こんなのぜったいおかしいよ」

「テレビの前の皆さん!私がマミさんだと思った?残念!さやかちゃんでした!
 ていうかまどかあんたノリ悪いわよ、せっかく“水族館でいちゃつく師匠とマミさんごっこやろうって言ったのに」

 美樹さやかと鹿目まどかである。

「二人が使っているチケットは元はといえばさやかちゃんが上條くんとデートに行くために用意してたものだと知ったら居た堪れなくてそんな遊びできないよ……」

「……おーとーこーなんてしゃーぼんだまー♪」

 半笑いでさやかは歌ってみせる。
 ちなみに音痴。

「…………さやかちゃん」

「……うん、いいんだ今は、魔法少女としてがんばろうと思ってるし」

 それにあいつの演奏もまた聞けたしさ、と自分に言い聞かせるように呟く。

「ほら、杏子が前言っていたじゃん、釣銭取り返せってさ」

「うん」

「あれ、よく考えると間違いじゃあ無いよね」

「どういうこと?もしかしてさやかちゃんも自分のために……」

「違うよ、私にとっての釣銭ってのはさ、守った人達の笑顔」

「さやかちゃん……マミさんみたいだね」
199 :オペラはもう二度と使わない ◆2PnxfuTa8. [saga]:2011/11/11(金) 23:14:04.77 ID:ki/7B2S50

「憧れの人ですから!」

「そうだね!私はまだ決心がついてないけど……せめて側で見守っているからね」

「ありがとうまどか、やっぱりあんた最高の友達だよ」

「ウェヒヒ、そんな事言われたら恥ずかしくなっちゃうよ……
 でも私もさやかちゃんが一番の親友だからね」

「まどかったら……惚れちゃうぞー」

「ウェヒヒヒヒ」

 階段を登り切るとほむら、杏子、ゆま、そして左翔太郎が犬の石像の前で歓談をしていた。 
 特にゆまは翔太郎に懐いてしまったらしく彼に肩車をしてもらって遊んでいる。
 ほむらは仲良さそうにやってきたまどかとさやかを見て嫉妬の炎が燃える。

「二人共、イチャついているのは良いけど遅いわよ」

 ほむらとしてはまどかが奪い取られた気分になった。
 学校では三人で行動しているだけになおのこと疎外感は強い。
 だからどことなく言い方にも棘が混じっていた。

「ごめんごめん!」

「ほむらちゃんごめんね!」

「いや、別に、別に気にしてないわよ!
 そもそも集合時間まではまだ有るくらいなんだから!」

 まどかの済まなさ気な顔を見て慌てるほむら。
 こういうところはまだまだ少女らしい。

「ところで……そこのお兄さんだれ?」

 さやかは翔太郎の方を指さす。
 それに気づいた翔太郎は肩にゆまを乗せたままさやかとまどかの側に近づいてキザに一礼してみせる。
 翔太郎の肩に乗っていたゆまがちょうど彼の首に乗りさやか達と目が合う。
 キャッキャと喜んでいる。

「鳴海探偵事務所に所属する私立探偵、左翔太郎だ
 ガイアメモリ犯罪の専門家にして……仮面、ライダー」

 指でJの文字を作って再びキザに微笑む翔太郎。
 肩に乗っているゆまが翔太郎のポーズを真似していた。
 仮面ライダー、聞き覚えのある言葉にさやかとまどかは反応する。
200 :IEさんは315です! ◆2PnxfuTa8. [saga]:2011/11/11(金) 23:14:47.70 ID:ki/7B2S50
「あの、仮面ライダーって!」

「もしかして大道さんみたいな!?」

 翔太郎は一瞬だけ複雑そうな顔をする。

「え、あ…………まあそういうことにしておいてくれ」

「二人共、左さんは……」

「良いんだほむらちゃん、今あいつが真っ当に人々を守っているなら俺はそれで」

「…………そう」

「ところでよー特訓って何するんだい?
 何かやるってんなら休日の朝の駅前なんかに集まっても不便にしか思えないが……」

「ふふふ、ところがどっこいそうでもないのさ」

「大道さん!?」

「師匠!?」

「え?」

 さやかとまどかは素っ頓狂な声をあげる。
 それもそのはず、彼らの目の前には彼らが知る所の大道克己とまったく同じ顔の青年が立っていたのだから。

「こいつはフィリップ、俺の相棒だ」

「特訓の為に呼んでもらったの
 彼はガイアメモリのことについてならば能力やそれを生かした戦法、それに弱点まで何でも知っているわ
 今日は彼からガイアメモリの知識やドーパントとの戦い方について徹底的に教えてもらうわよ」

 それを聞いた瞬間、顔色を変えた魔法少女が二名

「おい、おいおいおいおい」

「なあに杏子?」

「特訓っていうから私はてっきり肉体系なあれだとばかり……」

「あら、敵の弱点を学んで効率的に戦えるようになるのも一種の特訓よ」

「わ、私も……」

「ダメよ美樹さん、一日二日で強力な魔法が使えるようになるとでも思ったの?
 ジャンプの漫画でも今時そんなチープなパワーアップ方法なんて無いわ」

「oh…………」

「とりあえずどこか適当な喫茶店にでも入りましょう」

「俺は犯罪者扱いされたくないからこの街の調査でもさせてもらうぜ」

「えーショータロー行っちゃうの?」

「悪いねゆまちゃん、また今度遊ぼうな」

「うん!」

 それじゃあ、と翔太郎はその場から去っていく。
 ハードボイルダーのエンジン音だけが何時までも残っていた。

「さて、それじゃあ行きましょうか
 フィリップさんだけじゃなくて皆にも話したいことがあるし
 巴先輩は?」

「あの人なら用事で出かけているよ、話したいことって?」

「この街に接近が予想される魔女よ」

「魔女、おもしろそうだね
 しかし魔法少女というのも興味深い……
 魔法少女の皆、こちらからも質問させてもらうから覚悟してくれよ?」

 集団でスター●ックスに向かう六人。
 彼らの中でフィリップが一番嬉しそうな様子だったことは言うまでもない。
201 :何がサーバーだよ、オペラはぶんなよもう…… ◆2PnxfuTa8. [saga]:2011/11/11(金) 23:15:40.23 ID:ki/7B2S50
「見て克巳さん!イルカショーもうすぐ始まるんですって!」

「ん?ああ、じゃあ見に行ってみるか」

 さてその頃、大道克己と巴マミは美樹さやかの涙の染みこんだ入場券で水族館を堪能していた。
 大道としては魚になど興味は全くないのだがはしゃぎまわるマミを見ているだけでわりと充分らしい。
 大道克己は他人に興味のない人間に見られがちだがそれは間違いだ。
 大道克己は生者に興味がないだけで、自分と同じ死人は仲間と認め、その行動や感情をある程度大事にする。
 NEVERの頃もこうやって京水と何度かデートに行ったことはあった。
 もっともそれをデートと認識していたのは京水だけだったが。

「こっちこっち!急がないと座れないですよ克巳さん!」

「おう……だからそのさん付けをやめろと……」

「じゃあ克巳ちゃん」

「それでいい」

「解ってますよ冗談ですって……え?」

「そう呼ばれていたこともある」

「じゃ、じゃあそれで」

 思わぬ展開に慌てるマミ。
 じゃあそれで、などと言っても本当に良いのかなんて分からない。
 そもそも異性とどこかに出かけるなど彼女にとっては初めてでわからない事だらけなのだ。
 
「急がないとイルカショーに遅れるぞ?」

「は、はい!」

「そうだ、飲み物を買っていこうか」

「ああ……そうですね!」

 近くの売店でアイスコーヒーを買ってから二人はイルカショーに向かう。
 マミが財布を出そうとすると大道に止められた。
202 :久しぶりに使うとIEさんすげえ速い ◆2PnxfuTa8. [saga]:2011/11/11(金) 23:16:25.74 ID:ki/7B2S50
「こういう時は男が払うもんだ」

 普段先輩として振舞っている彼女はこういう扱いに弱い。
 ちなみに京水も大道とデートに行った時に「こういう時は上司である俺が払う」と言われて更に惚れたのだが本当にどうでもいい話である。
 イルカショーの席はまだいくつか残っていて二人は隣同士に座ると開演の時間を待った。

「克巳ちゃんって趣味はあるんですか?」

「そうだな、カラオケは得意だな。カラオケというか歌か」

 巴マミも友人とカラオケに行くときはある。
 今度一緒に行くのに誘ってみようか、などと考えて彼女はさらに質問をする。

「へえ……どんな曲歌うんですか?」

「SOPHIAってビジュアル系バンドがあってな、そこの曲ばかり歌ってたらしくて……
 死んじまった筈なのに身体が覚えているんだ」

「意外ですね、なんていうかこう……ロックよりもっとゆったりした曲が好きかと」

「ピアノも弾く、有名なクラシックの曲は昔結構練習したんだ」

「へえ……美樹さんクラシック音楽好きなんですよ?」

「そうなのか、自慢するほどのものでもないがそのうち話してみるか」

「美樹さん、あの短期間の間によくあそこまで強くなりましたよね」

「才能は無いわけじゃない、能力と性格も合っている
 自暴自棄にさえならなければ前衛としては優秀だろう
 一応あの剣の本当の使い方も教えたし……落ち着いて戦えば一般的な魔女なら一人で簡単に倒せはするだろうさ」

「克巳ちゃんとどことなく戦闘スタイルが似てるから教えやすかったんじゃないですか?」

「ああ……お、イルカ」

「わぁ!本当だ!可愛いわ!」

 年頃の少女らしくはしゃぐマミ。
 こんなところを他の魔法少女や学校の友人に見られたら恐らく彼女は頭を壁に打ち付け始めるだろう。
 しかしそれは大道の前でだけは素の彼女に戻れるということでもあった。
 そう考えると少々うるさいが大道としても悪い気はしなかった。
 一人ではしゃぐマミに適当に相槌を打っていると何時の間にかイルカショーは終わっていた。
203 :operaとか不具合起こすサイト多すぎて…… ◆2PnxfuTa8. [saga]:2011/11/11(金) 23:17:16.54 ID:ki/7B2S50
「あー……すごかった、イルカのイルちゃんルカちゃん
 まさか空中三回転半アドミラルターンからのサイドキックステップチューンを合わせられるイルカがこの街に居るとは思わなかったわ」

 全くもって分からない。
 何を言いたいのか大道には分からない。

「克巳ちゃん分からないの?」

「分からないよ……」

 流石の大道さんも苦笑いである。
 ちなみに、正直言えば彼としてはちゃんも恥ずかしいらしい。

「それじゃあ見たい物を全部見られたんだし時間も丁度いいし……
 ご飯にしましょう、ラーメン食べたかったの」

「そうだな、それじゃあそうするか」

 この時点で気を緩ませていた二人は気づいていなかった。
 水族館を出る二人の背後を付ける人影が居たことを。
 少し歩くと二人はすぐに其の店にたどり着いた。
 大道は驚いた。
 並んでいる。
 人、人、人、筋肉か贅肉かはそれぞれだがとにもかくにも分厚い肉につ包まれた人々。
 あたりに漂う濃厚なニンニクスメル。
 絡みつくような、まるで油の浮いているような、ネッッットリとした空気。
 看板に輝いているのは“JERO”の文字。

「何なんだこの店は……本当にラーメン屋なのか?
 そのなんというかあまりにも……」

 禍々しすぎる。
 地獄の住人を自認する大道克巳ですらその異様な風体に恐怖を抱いていた。
204 :新サーバー軽すぎワロタ ◆2PnxfuTa8. [saga]:2011/11/11(金) 23:17:58.98 ID:ki/7B2S50
「あら克巳ちゃん、駄目ですよ行列に驚いちゃ、これくらいすぐに座れますから」

「どういうことだ?」

「基本的に皆早めに食べてもらえますから」

 そこで大道は初めて周囲からの視線に気がつく。
 周りの全員がマミの方を見ていた。
 どうにも彼女はここでは有名人らしい。

「常連なのか?」

「いえ、この店は初めてですよ、一人じゃ行きづらかったので……」

「お、おい……あれは“見滝が原の魔女”じゃ……」

「“メンヌ・ダルク”が男を連れている……?」

「遠征してきたってことは久しぶりに“マシマシ公”の戦いを見られるのか……」

 全員何やらつぶやいているが大道には意味のわからない単語ばかりである。
 
「な、なあマミ」

「克巳ちゃん、声を出しちゃ駄目」

 頭の中に直接響く巴マミの声。
 とりあえず大道は従っておくことにした。

「JEROで食べるときはまず並んでいる間に精神統一が必要なの」

「精神統一?」

 心のなかで声を出してマミに問いかけてみる。
 どうやら魔法少女の念話魔法で彼の声も聞こえているらしい。

「ええ、精神統一よ」

「マミ、一体何なんだこの店は」

「この店はJERO、大食いラーメンの店よ
 念のために言っておくけど現実に存在する一切のラーメン店と関係ないわ」

「ただの大食いラーメンにしては雰囲気がおかしくないか?」

「JEROにはね、独特のルールが有るの」

「ルール?」

「追々説明するわ、まず黙って私に付いてきて」

「お、おう」

 前にいた行列は何時の間にか消えていた。
 マミは大道の手を引いて券売機の前に立つ。
 マミは念話魔法を切って大道に普通に会話で質問をした。
205 :織莉子のブログの名前は「暇を持て余した麺神の戯れ」 ◆2PnxfuTa8. [saga]:2011/11/11(金) 23:20:03.70 ID:ki/7B2S50
「克巳ちゃん、普通のラーメンなら二杯いける?三杯半以上いける?」

「普通って選択肢は……」

「ないわ、五秒で決めて」

「じゃ……」

「お兄さん大2つ!」

 どこぞの紫ドラゴン顔負けの“答えは聞いてない”である。
 マミは店の人にそう叫んでから食券を二枚買った。

「食券を買うのにわざわざ麺の大きさを言う意味があるのか?」

「ええ、前もってお店の人が麺をゆでておけるようにする為にね
 これは店によるけど、ある初心者(>>1)のホームのインスパイア(笑)店舗では違うみたい」

「インスパイア?」

「違うわ、インスパイア(笑)よ
 そうそう大道さんそこで水を準備しておいて、食べている途中に席を立つのは駄目だから」

「お、おう」

 大道は二人分のコップに水を入れてマミの後ろを大人しくついていく。
 マミが座った場所の隣に大道も座る。
 
「今日はラッキーね、席が二人分空いてたから並んで座われたわ
 店員さんが気を利かせてくれる時もあるけどこの店では空いた側から座るのがルールだから気をつけてね」

「…………(恐らく他の奴らとは行かないと思う)」

 大道が水に手を伸ばすとマミがその手を掴む。

「お水は飲んじゃ駄目よ、ラーメンが入らなくなるから」

「あ、ああ……」

「それしかお水は無いんだから大切に使わないと」

「ところでインスパイア(笑)ってのはなんなんだ?」

「ええ、それはね……」

「聞き捨てならないわねマミさん、JEROisJERO、これが理想じゃなくて?」

 振り向いたマミの目がいつになく真剣である。
 そして突如店内がざわめく。
 白を貴重としたお洒落な服に身を包んだ少女が、スーツの男性を伴って店内に入ってきていた。
206 :マミさんのブログの名前は「麺gus night」 ◆2PnxfuTa8. [saga]:2011/11/11(金) 23:21:36.78 ID:ki/7B2S50
「見滝が原の女神だ!女神まで供回りを連れているとは……」

「魔女に続いて女神まで現れるとは……女子JEROが盛んと言われているこの土地も戦国時代に突入か……?」

「こんにちわ、マミさん」

「あら、織莉子さん。インスパイアの多くは三流以下よ、あれをJEROと呼ぶのは認められないわ」

「いいえ、どこぞの初心者(>>1)みたいに道民や東北の人達ははインスパイアしか行けないの
 そんな人達の心を折らないためにもインスパイアを蔑む態度はやめるべきよ」

 外野達がざわめく。

「何たる慈悲……さすが女神」

「いいや、俺は魔女さんの言うとおりだと思うね
 これ以上JEROを汚されちゃたまらないよ
 インスパイアなんてJEROじゃねえ」

「んだとてめえ……全道民に代わってぶちのめす」

 まったく関係ないところで喧嘩が始まりそうなのを無視して二人は挨拶を交わした。
 
「知り合いか?」

「ええ、私のブログと相互リンク貼ってて……ラーメン仲間というか
 織莉子さんそちらのお兄さんは?」

「親戚のキリヒコ叔父さん、この街の観光ついでに連れてきていたの」

「こんにちわ、いつも織莉子がお世話になっています」

「そう……この人はハトコの克巳さん」

「これはどうも……」

 大道はとりあえず軽く会釈をする。
 キリヒコは大道の隣、織莉子はマミの隣に座る。

「マミさん……折角私達二人が出会ったんだから、ねえ?」

「そうね、でもこちらの克巳さんは素人なの」

「じゃあキリヒコさんと同じよ、勝負はあくまで私たちだけでやりましょう」

「そうね、でもバトルするなら先にお腹空かせておけば良かったわ……」

「あら、マミさんったら負けた時の言い訳なんてしちゃあ駄目ですよ」

「そちらのお客様ニンニク入れますか?」

「克巳ちゃん」

「キリヒコさん」

「「Repeat after me」」

 綺麗にハモった。しかも発音が無駄に良い。
 大道はキリヒコという男を顔を見合わせて首を傾げる。
207 :東京の友達に二郎食った自慢されてつらい ◆2PnxfuTa8. [saga]:2011/11/11(金) 23:22:53.66 ID:ki/7B2S50
「マミさん、この店ではマシマシなんて言っちゃ駄目よ。だから気をつけてね」

「解ってるわよ、それに私たちの顔見て只のマシを出す人も居ないわ

「違いないわね、それじゃあ……」

「「全マシ」」

 綺麗にハモった(二度目)。
 大道も続く。

「ぜ……全マシ」

「全マシ」

「トッピングについて説明するわね」

 再び念話に切り替える巴マミ。
 
「この店ではニンニク入れますか?と聞かれたらニンニク、野菜、アブラ、カラメみたいな感じでトッピングについて答えるの」

「成程、アブラとカラメってのはなんだ」

「アブラは背脂、カラメっていうのは味を濃くしてもらうようなものだと思って」

「了解した」

 あっさり念話に慣れている辺り大道も大したものである。
 
「だから野菜多めで味濃いめなら野菜増しカラメ
 ニンニクをつけてもらいたいならニンニクヤサイマシカラメ
 大量に持ってもらいたくてニンニクチョモランマとかいって図に乗っている人も多いけど……
 ありゃあ下品だわ、言うまでもなく大量に盛ってもらえるのが本物でしょう?」

「そうなのか……」

 正直知ったこっちゃ無いのだがとりあえず相槌を打つ。

「あと、ハッキリ言って私長い注文が嫌いなの」

「というと?」

「トッピングはね、全マシか全マシマシしかないと思うわ
 それこそがJEROに来ている意味、上の二つ以外は所詮初級者の為の練習用
 昨今の長い注文を言ってみたくて食べに来ているだけの素人どもは滅べとさえ思うもの」

「……訳がわからないよ」
208 :マミさんにも織莉子にも結構なファンが居ます ◆2PnxfuTa8. [saga]:2011/11/11(金) 23:23:38.10 ID:ki/7B2S50
 大道が小さくつぶやいた所で“ソレ”は運ばれてきた。
 “ソレ”は高かった。
 うず高く積まれたもやしとキャベツでおそらくは三十センチもあるだろう品だ。
 “ソレ”は厚かった。
 丁寧に敷き詰められたチャーシュー、通称“ブタ”がサイドからの箸を阻むようにそびえている。
 “ソレ”は臭かった。
 地獄が如きニンニクの悪臭が大道の脳髄を直に揺らす。
 “ソレ”は大きかった。
 最初の時点で大道克己には杯の中の麺を見ることがかなわなかったのだから。

 その異常すぎる有様に、大道克己はそれを“ラーメン”と呼ぶことを拒否した。

「克巳ちゃん、まずはチャーシューから食べて」

 隣の巴マミはすでにブタを一つ腹に収めていた。
 大道は彼女の言葉に従って腹の中にブタを叩きこむ。
 幸運なことに彼のブタは“当たり”で中々に柔らかく、また味も最初からそこそこ染みている。

「食べる直前にスープの中に一度押し込んでから食べるといいわ。」

 マミの言うとおりにして次々ブタを食べる大道。

「チャーシューだけ先に食って良いのか?」

 念話で問いかける。

「今食べないと普通の人には後で食べられないの
 私はその順番をわざと崩した“天乃逆月(フリーフォール)”って技もあるけど使わないわ
 チャーシューを食べたら野菜の山を崩すなりひっくり返すなりして麺から食べて」

「解った」

 巴マミはすでにブタをすべて平らげた。
 織莉子はまだ少し手間取っている。

「さて……織莉子さんはここからが怖いのよ。今のうちにリードを稼がせてもらうわ」

 巴マミはブタの消えた杯の上で野菜の山を突き崩す。
 無駄のない動作、それは古いお伽話に伝えられる釜をかき混ぜる魔女を思わせる箸さばきだった。

「――――――是即、荒噛む戦塵(バイツァダスト)」

 野菜の山は刹那の内に崩れて巴マミの箸が麺に至るまでの道を開ける。
 しかしながらスープの一滴たりとも外に飛ばしていない。
 これこそが彼女が“魔女”と言われる所以の一つであった。
 不可能を可能にする、まさしくおとぎ話の魔女である。
209 :マミさんにも織莉子にも結構なファンが居ます ◆2PnxfuTa8. [saga]:2011/11/11(金) 23:24:40.81 ID:ki/7B2S50
「ふぅ……」

 マミの様子を見て織莉子が小さくため息を吐く。

「来るわよ」

「え?」

「織莉子さんの秘技が」

 織莉子は野菜から先に食べ始めた。

「あんなことをしたら麺が伸びるんじゃ……?」

「化物じみた胃袋を持つ彼女にそんなこと関係ないわ、急ぐわよ」

 マミは勢い良く麺をすする。
 大道もやや遅れてそれにつづく。

 旨い。

 やはりあの醜悪な見た目に反して旨い。
 大道はハッキリとその事実を認めた。


「ああ、遂に始まってしまったわ」

 何やらマミがつぶやいている。
 彼は何気なく隣のマミの表情を見る。
 麺は半分といったところか、これは彼女の勝だろうと大道は思った。
 しかしそれは過ちだったことに彼は気がつく。


「――――――織莉子式天乃杯(フェイタルアトラクション)」


 織莉子は自らのどんぶりにしっかりと手をかける。
 そしてものも言わずにそれを口に当てて中身を飲み始めた。

「嘘だろ……麺ごと飲んでやがる、糖尿病にでもなる気か!?」

 ※織莉子のやっている行為は創作世界だから可能な行為です
 ※絶対に真似しないで下さい
 ※絶対に真似しないで下さい
 ※現実のラーメン屋では絶対に絶対に真似しないで下さい
210 : ◆2PnxfuTa8. [saga]:2011/11/11(金) 23:26:12.07 ID:ki/7B2S50
「ねえ克巳ちゃん」

「な、なんだ」

「私も本気だすから……見ないでね」

 マミは杯の中身を箸を器用に用いて麺と野菜をひっくり返し、なんどか回転させてものすごい勢いで冷ましていく。
 周りで見ていた人々は驚嘆の声を上げる。

「あ、あれはマミさんの“運命の車輪(デスティニープラン)”!」

「両方ともありゃあ完全に本気だぜ!」

 無論、大道の理解を完全に超えている。
 マミはまるでショパンの一節のように悪魔的な高速啜り音を展開させて麺を腹に流しこんでから野菜を食う。
 スープの熱で小さくなった野菜はすでに彼女の敵ではない。
 彼女もまた織莉子に遅れてスープを飲み始める。

 
 二人がどんぶりを置いたのは同時だった。


「こいつは……引き分けか!?」

「いいえ違うわ」

 織莉子が呟く。

「どうやら私の負けね」

 織莉子のどんぶりの底には麺の切れ端が一本だけついていた。

「いい勝負だったわ」

「そうね、話の続きは店を出てからにしましょうか」

「まったくだわ、食べ終わったら自分の食べたテーブルを拭いてさっと店を出る
 これがマナーですものね」

「そのとおり」

 なぜそんなに説明口調なのかが大道には理解できなかった。
 とにかく頑張った結果、キリヒコと大道も三分後にスープを残して完食に成功する。
 ごちそうさまでした、の言葉と共に店主に会釈してから二人は店を出る。
 店の外では二人が彼らを待っていた。
211 : ◆2PnxfuTa8. [saga]:2011/11/11(金) 23:26:43.10 ID:ki/7B2S50
「二人共お疲れ様でした」

「これは私達からののプレゼントです」

 大道とキリヒコは青い顔をしていた。
 どちらも胃がもたれて吐きそうなのだ。
 そんな彼らに織莉子とマミは店の外に置いてある自動販売機で烏龍茶を買っていた。

「やっぱりこの店では良いブタが出るなあ……」

「地獄だ、楽しめねえ……」

 正に瀕死である。

「いいからお飲みなさい」

「そうですよ大道さん、後で何が有っても知らないんですから」

 二人は無慈悲にも大道とキリヒコの口の中に黒烏龍茶をつっこんで注ぎこむ。
 最初は抵抗して暴れていた二人だったが次第に大人しくなって烏龍茶を受け入れる。

「口の中が……」

「すっきりしてる?」

「そうよ、最後に烏龍茶、できれば黒烏龍茶を飲んで口の中をすっきりさせるところも含めてJEROなの」

 微笑むマミ。
 頷く織莉子。
 正に天使である。
 ダブル天使全マシである。
 そう、神は居たのだ。

「魔女と女神が男を連れていたってどういうことだ!
 うそだ!ウゾダドンドコドーン!」

「ギルティー!ギルティー!」

 その時、彼らの背後で奇声が上がる。
 四人がその方向を振り返ると、並んでいる人々をかき分けて店に入ろうとしている高校生位の青年が居た。
212 :>>1の通う店には何故か味噌があります、北海道だからか ◆2PnxfuTa8. [saga]:2011/11/11(金) 23:30:48.13 ID:ki/7B2S50
「まあ、割り込み?」

「マミさんきっと貴方のファンよ、ファンの教育ぐらいしっかりしなさいよね」

「いえ織莉子さん、貴方のこと呼んでたわ、前から思っていたんだけど貴方のファンこそマナーが悪いと思うわ
 女神なんて言われているけど寛容すぎるのも問題だわ」

「ギルティー!ギルティー!」

 捕まる青年。
 彼らは青年を荒縄で縛りつけようと抑えつける。

「マミ……あのギルティーってのはなんだ?」

「ギルティー……ルール違反と考えていいわ
 即時土下座あるいは……他の客たちによってスープを胃袋の中に強制的に流し込まれる罰を受ける……」

 ※現実ではこんなことありません

「可哀想に、暴走するあまり彼もまたマシマシの理に導かれて行ってしまったわ」

「ギルティー!ギルティー!」

 青年は荒縄でぐるぐる巻きにされながらも必死に抵抗を続ける。
 そして、ついに彼はマミ達の存在に気付く。

「オンドゥルルラギッタンディスカー!」

 青年は泣いていた。

「彼氏が居たなんて!嘘だ!そんなの嘘だあああああああああ!」

「いや違いますし」

「そんなのじゃないですよ」

 無論、発狂したアイドルのファンが人の話なんて聞くわけがない。
 
「くそおおおお!どうせ年齢=彼女居ない歴ですよ!
 女性と話したことなんて無い!ずっとあの二人を眺めているだけだった!
 でも!それでも俺は!認めたくないんだあああああああああああ!」

「リア充爆発しろおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!」

 猿轡を噛まされる青年。
 まさしく絶体絶命。

 その時だった。

 天から舞い降りるガイアメモリ。
 刻まれているのはSの文字。

 人々の隙間を縫うようにしてそのメモリは青年の首に突き刺さる。


     「 ス パ イ ダ ー ! 」


 青年の姿はあっという間に醜悪な蜘蛛の怪人――スパイダードーパント――に変身する。
 彼は自分を縛り付けていた周りの人々を怪力ではじき飛ばして吼えた。
213 : ◆2PnxfuTa8. [saga]:2011/11/11(金) 23:31:59.75 ID:ki/7B2S50
「妬ましい!愛しあう人々が妬ましい!」

 スパイダードーパントは辺りの人々を網で捕まえると四人に向かってまっすぐに突っ込んでくる。

「さあ覚悟しろ!」

 この程度のドーパント、無論彼らの敵ではない。
 だがお互いがお互いに正体を明かすことを恐れて全員の変身のタイミングが一瞬だけ遅れてしまった。
 しかしその一瞬、その一瞬のうちに……

「おっと、そこまでだぜ?」




「マキシマムドライブ!」




「ライダーパンチ!」

 左翔太郎の変身する仮面ライダージョーカーが参上、漆黒の拳がスパイダードーパントを捉えた。
 悲鳴と共にスパイダードーパントは爆発。
 転がってきたスパイダーメモリを翔太郎は持っていたケースにしまう。
 その後すぐに警察が駆けつけて青年を拘束し、クモの網に捕まった人々を助けた。
 人々を網から助ける手伝いを終えた翔太郎は変身を解除する。
 
「やはりT2ガイアメモリがこの街に出回っているみたいだな……」

「左、お前こんな所で何を?」

「調査だよ、T2ガイアメモリを調査して回っていたのさ」

 そう言って翔太郎が手に持っていたケースを開くとその中には大量の青い端子のガイアメモリが入っていた。
 オーシャン、エナジー、イエスタディ、様々なT2メモリがそのケースの中に入っていた。

「どうにも誰かこれを作っている奴が居るみたいだ。そういうお前らはどうしたんだ?」

「ラーメン食ってた」

「notラーメン、yesJERO」

 翔太郎はすぐそばのJEROの看板を見てため息を吐く。
214 :ちなみにマミさんは英語が苦手、な脳内設定 ◆2PnxfuTa8. [saga]:2011/11/11(金) 23:32:43.69 ID:ki/7B2S50
「JERO……噂のあれか、とにかく二人共無事そうでよかったぜ
 二重の意味で」

「二人?」

「……あら、織莉子さんとキリヒコさんが居なくなっているわ」

「霧彦?」

「ええ、キリヒコ、って呼んでいたわ。お知り合い?」

「知り合いに同じ名前の奴が居たんだが……少し気になるな」

「とりあえずこんな所で立ち話をしていてもなんだ、どこかで少し情報を交換しよう
 頼まれていた呉キリカの情報も入ったしな」

「ほう」

「それはありがたいわ、じゃあ一旦私の家に戻りましょう」

 三人は一度マミの家に向かうことを決めた。

215 : ◆2PnxfuTa8. [saga]:2011/11/11(金) 23:33:43.38 ID:ki/7B2S50
 さて、場面は変わる。

「ワルプルギスの夜?」

「ええ、それが最強の魔女、そして二週間後にこの街に来ることが決まっている存在」

「なにそれマミさんから聞いてないぞ?」

「当然よ、私以外で襲撃を前もって知ることのできる人間なんて居るわけないもの
 今日あなたとマミさんを呼んだ理由もこのことを話したかったからよ」

「キョーコとゆまは“すけっと”としてとなり町から呼ばれているんだよ!」

「ふうん……まあ、あんたには助けられたこともあるし一応は信じるけど……」

 場所は某ファミリーレストラン。
 ガイアメモリについての話が終わった後、フィリップは魔法少女や魔女についてほむら達を質問攻めにしていた。

「ところで暁美ほむら、勝算はあるのかい?」

「ええ、魔法少女、あるいはそれに相当する戦力が十人以上居れば勝機はあるわ」

「今のところは六人か」

「私、杏子、ゆま、さやか、マミ、大道さん、それにあなた達が加われば……」

「八人、ね」

「二人足りないじゃん」

「うぅ……」

「わ、私が契約すれば!」

 まどかが手を上げて発言する。
 だがほむらは首を横に振る。

「貴方は……強力すぎる、もし貴方が契約してしまえば……」

「しまえば?」

 ほむらは口ごもる。

「言えないのかい?」

「それは……」

「そうだな、ワルプルギスの夜についてはあたしも信じても良い
 だが何故まどかの契約をそこまで回避しようとするのかはハッキリ教えてもらいたいね」

 言えない。
 “魔法少女はいつか魔女になる、まどかが魔女になってしまえば誰にも止められない”
 そんなこと、暁美ほむらには言えなかった。
 それが発覚した瞬間、美樹さやかや巴マミが暴走する姿を彼女はループの中で何度も見ていた。
 気まずい空気があたりに漂う。
 そんな時、鹿目まどかの携帯電話が愉快なメロディーで着信を知らせる。
216 :上げて落とす、いい響きだ ◆2PnxfuTa8. [saga]:2011/11/11(金) 23:34:30.22 ID:ki/7B2S50
「あ、お母さんからだ」

「もうまどかったら……」

「ウェヒヒ、ごめんねみんな」

 一瞬だけ空気が和む。

「もしもしお母さん?」




「鹿目まどか、君のご両親と弟さんは預かりました」




「え?」

 電話の向こうから聞こえてきたのはくぐもった声。

「返してほしかったら、これから一時間以内に君の家の側の公民館に来てくれ。
 君以外に誰かが来たと我々が判断した場合、人質はこちらで処分させてもらう」

「い、イタズラならやめてください!」

「そう思うならば仕方がないですね、私残念です」

「うえぇぇえええええええん!」

 聞こえてきたのは彼女の弟の鳴き声。

「――――――たっくん!?」
 
 通話が途切れる。
 携帯を取り落とすまどか、その様子をきゅうべえが遠くから見つめていた。

【第五話「本当の豚W全マシと向き合えますか?」 了】

217 :これが俺の運命のブラウザ、カチッ! \IE!/ ◆2PnxfuTa8. [saga]:2011/11/11(金) 23:35:53.64 ID:ki/7B2S50
【次回予告】


「呉キリカのパートナーである美国織莉子の父親は財団によって嵌められていたんだ」

「……なに?」

「待って、織莉子ってまさか?」



「お父さん、お母さん、たっくん……!」

「私にアイディアが有るわ」

「まどかだと思った?残念!さやかちゃんでした!」

「ゲーム……スタート」

「この狙撃は……賢!?」




「このままだと皆死んじゃう!」

「それなら、ボクと契約して魔法少女になってよ」

「私は……」

「まどかああああああああああああああああああああああああああああ!」


 カチッ!


「イエスタディ!」

「ほむらちゃん!?」

「変身!」

【次回第六話「Tの恐怖/極大射程」 乞うご期待!】
218 : ◆2PnxfuTa8. [saga]:2011/11/11(金) 23:37:26.73 ID:ki/7B2S50
鯖不調なんか無かったんや
ブラウザが悪かったんや
もうオペラは嫌や……

とまあ第五話
そろそろバトル書きたい発作が来たのでギャグを削る

少し更新遅れてごめんなさい
ソウルジェム濁ってたんです
219 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(チベット自治区) [sage]:2011/11/11(金) 23:39:49.91 ID:ti9G40vQo
乙彼様です。


なんだかんだ劇中狙撃させてもらえなかったボウケンシルバーさん。
次回本領発揮となりそうですね。

T2スパイダーってよーく考え……なくてもめちゃくちゃヤバいよな
ぶっ壊れ性能の歩くテロ組織 再生怪人のご多分に漏れず雑魚化してて助かったなぁ、と
220 :戦力的に二名ほど魔法少女が欲しい……つまり? ◆2PnxfuTa8. [saga]:2011/11/11(金) 23:43:28.99 ID:ki/7B2S50
>>219
ボウケンシルバーさんとマミさんが狙撃バトルするかもしれないっす
ただボウケンシルバーさんはマミのデータを元に阿呆みたいな強化なり補正なりがかかっているので……
あとボウケンシルバーだけじゃなくてウルトラマンの中の人とかも出番が……ゲフンゲフン
221 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(埼玉県) [sage]:2011/11/12(土) 00:11:21.22 ID:1OpgnQiv0
ついにほむら変身か……確かにイエスタディメモリとの相性は抜群だよな
ボウケンシルバーさんの活躍に期待
222 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(愛知県) [sage]:2011/11/12(土) 00:22:21.79 ID:Ay9Uabf+o
ボウケンシルバーさん登場とかひゃっふぅ タイトルだけでテンション上がる
223 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です) [sage]:2011/11/12(土) 01:15:38.52 ID:ImhdEuQJ0
乙。まぁ、JEROはやりすぎかとも思うが。うん。
イエスタデイか。ほむほむが使うのかな?
224 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(三重県) [sage]:2011/11/12(土) 08:35:16.91 ID:WN/UdAIV0
ほむほむがイエスタデイとかもう勝てる気がしない
そういう絡め手は一番熟知してるだろうからな

くそ、外道め! 顔無しと感情無しのくせに!
お前らなんかマキシマムドライブされてしまえば良いんだ!
225 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です) :2011/11/12(土) 12:28:02.30 ID:6TawXsfDO
変身するのはほむほむ確定っす
ただ>>1が「女子供は仮面ライダーになるべからず」という古臭い思考の持ち主なので純粋なライダーフォルムではなくなるとおもわれます
でもナデシコは可愛いからいいやもう


ところで



今回の話だけで全体の三分の一くらいの長さだわwwwwwwwwwwwwwwwwww
二郎に気合い入れすぎたwwwwwwwwwwww
俺最高にアフォwwwwwwww
226 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [sage]:2011/11/12(土) 18:15:09.22 ID:iT4ifyeho
なんかとても今更な気もするんだけど
見滝原(みたきはら)だったよな?
227 : ◆2PnxfuTa8. [saga]:2011/11/12(土) 19:48:48.07 ID:OHj5VanI0
>>226
完全に>>1のミスです
ごめんなさい
苦しい言い訳をすればこれはあくまでパラレルワールドだと示すために……!



ところで第六話の長さが大変なことになりそうなので二つに分けますね
第六話と第七話で本来構想していた第七話の内容をやりたいと思います
第六話は明日までに完成予定です
228 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です) [sage]:2011/11/12(土) 20:35:03.92 ID:NsEScPhl0
>>1
乙、ほむほむの活躍に期待してるze!!
229 :次回予告差し替え ◆2PnxfuTa8. [saga]:2011/11/12(土) 21:03:30.93 ID:OHj5VanI0
【次回予告】


「呉キリカのパートナーである美国織莉子の父親は財団によって嵌められていたんだ」

「……なに?」

「待って、織莉子ってまさか?」



「騙しやすいのは助かりますね」

「僕達は最高のビジネスパートナーだ」

「キリカ、キリヒコと一緒に準備を急いで」

「あとは魔法少女を排除するだけだ」

「財団X、やはり君たちは愚かな人間だよ」

「“彼”を実体化させるわよ」



「油断するから悪いのよ」

「すまねえなあ!」

「行くわよ」

「おう!」

「ヒート!」

「メタル!」




「恭介さん助け……」

「仁美いいいいいいいいいい!」


【次回第六話「Xの悪意/交差するマリス」 乞うご期待!】
230 :次回予告差し替え ◆2PnxfuTa8. [saga sage]:2011/11/12(土) 21:33:38.04 ID:OHj5VanI0
尺がやばすぎてこうするしかなかったんや……
ハード路線♪
ハード路線♪
231 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です) [sage]:2011/11/12(土) 21:48:45.40 ID:NsEScPhl0
>>230
無理すんなよ…
232 : ◆2PnxfuTa8. [sage]:2011/11/12(土) 21:57:16.92 ID:OHj5VanI0
某聖杯スレとか某ゴジラスレとか見てるとつい無茶してしまうぜ
あの人達すごすぎ

とりあえずこの一週間はペース落ちると思われるのでご了承ください
233 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です) [sage]:2011/11/13(日) 09:11:48.96 ID:Qm6v3kpDO
本日午後9時から投下です
234 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です) :2011/11/13(日) 09:12:54.31 ID:Qm6v3kpDO
あげわすれ


ところで大文字さんかっこよすぎじゃね?
まじでキングだよあれだと
235 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(中部地方) [sage]:2011/11/13(日) 12:05:14.41 ID:wepo8152o
舞ってる
236 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です) [sage]:2011/11/13(日) 19:15:01.54 ID:uAjliymG0
フォーゼ見逃した…おのれゴルゴム!!
237 : ◆2PnxfuTa8. [saga]:2011/11/13(日) 20:56:47.01 ID:XkF6cNjU0
皆もスープ完飲はやめようね!
それじゃあ、はっじまっるよー!
238 : ◆2PnxfuTa8. [saga]:2011/11/13(日) 21:00:24.14 ID:XkF6cNjU0
【仮面ライダーエターナルfeat魔法少女まどか☆マギカ、前回までの三つの出来事!】

一つ、休日を利用して大道をデートに誘う巴マミ!

二つ、休日を利用してフィリップを講師に迎えてドーパントとの戦いについての講習会を開く暁美ほむら!

三つ、ところが鹿目まどかの両親が何者かに攫われて……?







【第六話「Xの悪意/交差するマリス」】

「まずは、呉キリカについての情報からだ」

 翔太郎は大量の書類を大道達の前で広げる。

「美国織莉子のために魔法少女狩りを行なっている黒の魔法少女
 変身前の見た目はボーイッシュな黒髪の少女で、魔法少女時は白と黒を基調とした服に眼帯をつけている
 年齢は15歳、通っている中学校は……市立見滝原中学校」

「え!?」

「同じ中学校らしいな」

「そんな……」

「信じられないかもしれないが……」

「いえ、そうではなくて、今美国織莉子と言いましたか?」

「あ、ああ……」

「美国織莉子とは……私面識があります」

「なんだと?彼女は今、何者かの仲立ちで財団Xと同盟関係を結んでいる」

「そんな……」

「しかももっと悪いことに彼女の父親は財団Xに嵌められて汚職の罪を着せられている
 どうやら彼女はそれを知らないようなんだ……」

「……ならそのことを教えれば!」

 その時突然巴マミの携帯電話が鳴った。
 
239 : ◆2PnxfuTa8. [saga]:2011/11/13(日) 21:02:27.20 ID:XkF6cNjU0
「あら、さやかちゃんからだわ。少し失礼しますね」

「おう」

「はいもしもしどうしたの美樹さん、え?」



「鹿目さんのご家族が攫われた!?」



 そのことを聞いた瞬間、大道と翔太郎は立ち上がる。

「どこ?どこなの?解ったわ、今から行く……いや、違うわね、こっちに来て
 街中は危険過ぎるわ、こっちも魔法少女狩りの正体が分かったの
 左さんならこっちに居るわ、ええ」

 通話を終わらせてマミは二人の目を見てハッキリと言った。

「かなりまずい事態になりました」

「俺たちも聞いていた」

「鹿目まどかの家族が攫われたんだろう?」

「しかし何故鹿目まどかが狙われたのかだな……」

 大道は考える。
 鹿目まどかの家族を誘拐する相手。
 恐らく狙いは魔法少女。
 まどかの為に集結する魔法少女達を一網打尽にするつもりなのだ。
 まだ彼以外誰も気づいていないが、現時点において彼女はこの街に集まる魔法少女の繋がりの中心に居る。
 多くの魔法少女とコネクションを持つ巴マミに寵愛され、
 左翔太郎を手駒として使う暁美ほむらにも付きまとわれている。
 魔法少女を狩る者が居るならばこの機会を逃しはしないだろう。
240 :前回出たスパイダードーパントの彼は ◆2PnxfuTa8. [saga]:2011/11/13(日) 21:03:48.08 ID:XkF6cNjU0
「理由はいろいろと考えられるな」

 左翔太郎は考える。
 鹿目まどかの家族をさらう相手。
 彼も誘拐事件解決の経験は多いが、営利目的というのは意外と少ない。
 犯人は鹿目まどかに何がしかの害意を持つ相手と考えていいだろう。
 だがなんだ?
 鹿目まどかを狙う相手……、鹿目まどかを殺そうとしている相手が居る?
 思い出すのは財団Xだ。
 暁美ほむらによれば鹿目まどかの魔法少女としての素質は抜きん出ているという。
 それがあの財団Xにとっての脅威であるならば……鹿目まどかを確実に殺すために財団Xが非道な手段をとってくることはありうる。

「でも……この事件変ですよ……?
 こんなことして鹿目さんが契約してしまえば逆に殲滅されるだけなのに……」

 巴マミは考える。
 最悪の可能性を。
 その契約こそが狙いなのではないかと。
 思えば最初からおかしかった。
 私が一度死んで財団Xの手で蘇った時、彼らにソウルジェムの知識を与えたのは誰だったのか。
 きゅうべえとは自分も長い付き合いだから分かるが彼らは人間とは別の価値観を持っている。
 信用はできても信頼はできない。
 きゅうべえは鹿目さんにやたらこだわっているし最悪彼がまどかを契約させるために財団Xと組んでこの事件を……

 三人は黙りこくってしまった。

241 :>>1の代理人みたいな気分で書いてました ◆2PnxfuTa8. [saga]:2011/11/13(日) 21:05:09.92 ID:XkF6cNjU0
 財団Xのオフィス。
 加頭順は鹿目まどかを呼び出している公民館の様子をモニターで眺めていた。
 きゅうべえはそんな加頭の膝の上に座って尻尾をペチペチと振っている。

「鹿目まどかに対する工作は終わったみたいだね」

「ええ、簡単でしたよ。素人三人を捕まえるだけでしたから」

「それは良かった」

「これで我々の契約は完遂されましたね」 

「配備したスナイパーによる暁美ほむらの暗殺も含めて契約だよ
 これで鹿目まどかは契約せざるを得ないし止めるものも居ない
 ただ時間を止められる相手の持つ小さなソウルジェムを撃ち抜ける程の狙撃手なんて居るのかい?」

「ええ、人間というのは音によって視界の外からの攻撃に対応しますが
 狙撃による銃声というのは実弾の到着に比べて遥かに遅い
 如何に時を止められようともはるか遠距離から狙撃されれば少なくとも最初の一撃は回避できないでしょう」

「成程……人との戦いは人に任せて正解だったらしいね
 僕らは物理的にこの世界に干渉できない以上、君たちというビジネスパートナーがやはり必須だったんだ」

「ふふ、我々は……本当に良いビジネスパートナーですよ。インキュベーター」

「ああ、ほんとうに助かったよ。財団X、いいや加頭順」

「こちらこそですよ、ソウルジェムの技術によってネクロオーバー技術は更に進化した
 貴方の提供してくれた巴マミに施した実験の成果はすべて大道克己以外のネバーのメンバーへの復活に用いさせて頂きました」

「それは結構、織莉子の製造したガイアメモリの調子も良いんだろう?」

「ええ、完璧です。それこそまるで誰かに調整方法などを指導されているみたいにね
 美国議員同様、使える駒ですよ」

「僕は君たちが少し恐ろしいよ」

 そう言ってきゅうべえは加頭順の膝上から飛び降りる。

「ハハ、ご冗談を。どちらへ?」

「契約を取り付けるのが僕の仕事だからね」

「……なるほど」

 きゅうべえはハイジャンプしてドアを開けるとそのままポキュポキュという音を立ててどこかに行ってしまった。
 それからしばらくすると、加頭順の持つ携帯電話が鳴る。
242 :彼は出番さえあればまた活躍させてあげたいです ◆2PnxfuTa8. [saga]:2011/11/13(日) 21:06:17.06 ID:XkF6cNjU0
「加頭さん」

「おや、織莉子さん」

「契約通りに鹿目まどかの暗殺をお願いしますよ」

「ええ、インキュベーターが契約を行う前に鹿目まどかを殺害すればいいのでしょう?」

「はい」

「ならば腕の良いスナイパーを配備しております
 待ち合わせに鹿目まどかが現れた瞬間、暗殺することなど容易いことですよ」

「しかし待ち合わせ場所に来る前に契約をされては……?」

「其の心配は無いでしょう、インキュベーターによれば暁美ほむらが居る限りまどかの契約はありえないとのことですから」

「……確かにそうね」

「とはいえ、彼女が暴走して契約する可能性も高い」

「何か手は打っているの?」

「無論ですよ、インキュベーターの技術を応用して元ネバーのメンバーを蘇生させました」

「ああ、大道克己の時と同じように?」

「彼には脳改造手術の前に逃げられてしまいましたがね
 記憶や一部の感情を取り戻していた原因はまだ分かっていません」

「確か、大道克己が蘇生された際にエターナルメモリを使用したのですよね?」

「ええ」

「その中に大道克己の記憶が混じっていたのではないですか?」

「馬鹿な、一個人の記憶や意思がメモリに交じるなどありえないですよ」

「そうですか……」

「ええ、ところで織莉子さん」

「なんですか?」

「私は来週の日曜がオフなのですが……良ければランチなど?」
 
「そうね、キリカの負傷もお陰様で治りましたからそれも悪く無いですわ」
243 :ただし番外編で ◆2PnxfuTa8. [saga]:2011/11/13(日) 21:07:00.71 ID:XkF6cNjU0
「それは嬉しい、私も個人的に貴方に興味が有るのでね」

「ただし……私の指定したラーメン屋さんで良いでしょうか?」

「え、ええ……」

 何故ラーメン屋なのか。
 悩む加頭順。

「それでは電話を切らせてもらいます」

「はい」

「エターナルメモリの発送は鹿目まどか殺害の確認を得てからにさせていただきますね?」

「分かっていますよ、鹿目まどかの殺害は我々にもメリットがある」

 通話を切る美国織莉子。
 奇しくも彼女と加頭順は通話を切った後同時に呟くことになる。
 
「本当に騙しやすい相手で助かるわ」

「親子共々愚かなのは……利用する分には幸運でしたね」

 織莉子の右手に握られているのはゾーンのメモリ。
 財団からは織莉子に存在を知らされていない筈のメモリである。
 財団が彼女に製作を依頼したのはゾーンではなくゼロ。
 彼女の行為は明らかな裏切りだった。

「キリカ、キリヒコと一緒に“彼”を実体化させる準備を」

「解ってるよ、あのキリヒコってのは気に入らないけど織莉子の命令だ」

 加頭順の手元のIPadに映るのは魔法少女殲滅作戦の指令書。

「残念ですね……好みのタイプなのですが」

 その中には織莉子とキリカの名前もしっかりと記してあった。

244 : ◆2PnxfuTa8. [saga]:2011/11/13(日) 21:09:49.14 ID:XkF6cNjU0
「恭介さんが映画に興味を持っていたなんて意外ですわ」

「うん、モーツァルトの一生を描いた映画でね」

「ああ、そういうことでしたか」

 さて、まどかへの電話の数十分前。
 日曜日ということで上條恭介と志筑仁美は映画館に向かっていた。
 美樹さやかの犠牲の上で成り立つ平穏な日常。
 仕方が無いのだ。
 誰かが得れば誰かが失う。
 エントロピーを凌駕する奇跡が無い限り、この世界のルールは変わらない。
 二人は映画の席について開演を待った。
 ブザーの音。
 幕が開く。
 警備員の怒声。
 悲鳴。
 肉の焦げる香り。
 臓腑の引き裂かれる音色。
 映画館の一室のドアを蹴り飛ばして、男女が入ってきた。

「ハーッハッハー!ここだな!?」

 血の着いた長い棒を振り回す男。
 気だるそうな表情をした女性。
 二人共真っ白な服を身につけていた。

「そうみたいね、さっさと済ませましょう」

「待ちなさい!」

 その時、二人の男女の前に一人の少女が立ちふさがる。
 彼女はも魔法少女、偶然にもこの街を訪れて映画を見に来ていた所だったのだ。

「なんだぁ、このガキ?」

「さあ?」

「事情は知りませんが犯罪行為は許せません!」

 少女は茜色の光に包まれる。
 光の中から出てきたのは橙色のエプロンドレスを身にまとった少女。
 武器は持っていない。
 彼女は懐から只のメリケンサックを取り出して指に嵌めた。
245 :持ったものを何でも武器に変えるのが彼女の魔法少女としての能力でもあります ◆2PnxfuTa8. [saga]:2011/11/13(日) 21:13:07.30 ID:XkF6cNjU0
「ふーん、やるっていうんだ」

「……レイカ、こいつはお前に任せるぜ」

「あら?戦いたかったんじゃないの?」

「いや、ガキ相手って……なあ」

 メリケンサックに茜色の光が流れ込み、一瞬の内にそれの形状が極悪なものに変化する。
 
「ガキではありません……!」

 高速移動。
 一瞬の内に少女は二人の視界から消える。 

「おや?」
 
「魔法少女です!」

 メリケンサックが男の頭蓋骨を捉える。

「うぐぉ!?」

 悲鳴を上げて吹っ飛ぶ男。
 
「もう一発!」

 男が吹き飛ぶより速くその方向に先回りして、少女は男に拳を叩きこむ。
 一撃、また一撃、攻撃を当てるごとに少女の動きは加速していく。
 これこそが彼女の魔法、“加速”
 時間が経てば経つほど彼女の動きは速くなり、速さの事情に比例して攻撃力も上がる。
 アッパー、飛び上がってストレート、魔力で空中に足場を形成して蹴りで追撃。

「これでオシマイよ!」

 少女は懐から手錠を投げつけて男を拘束する。

「破滅る天球(アイゼン・メテオール)! 」

 加速が最高潮に達したその魔法少女は真上から男の腹に渾身の右ストレートを叩きこむ。
 地面にめり込む男。
 少女がメリケンサックを外して指を鳴らすと同時に彼は大爆発を起こした。
246 :持ったものを何でも武器に変えるのが彼女の魔法少女としての能力でもあります ◆2PnxfuTa8. [saga]:2011/11/13(日) 21:14:10.61 ID:XkF6cNjU0
「油断しているからこうなるのよ……」

 やれやれといった風情でレイカと呼ばれた女はつぶやく。
 少女はボクシングの構えをとってレイカと対峙する。
 
「ここの人達をこれ以上傷つけはさせません」

「剛三、メモリを使うわよ」

「え?」

「しかたねえなあ、まじめにやるか」

 爆発の後から起き上がる剛三と呼ばれた男。

「最初からそうすればいいのよ」


 カチッ、スイッチが鳴った。


「ヒート!」

「メタル!」


 レイカと剛三はそれぞれ赤と灰色の怪人へと姿を変えた。
 ヒートドーパントとメタルドーパント。
 風都を恐怖に陥れた怪人である。

「な……!?」

「私は上條恭介の確保と目撃者の抹殺をするから、あとお願い」

「任せな!」

「そんなことはさせません!」

 少女はメリケンを嵌め直してレイカに殴りかかる。
 が、その途中にメタルドーパントが立ちふさがる。
 火花を上げてぶつかるメリケンとロッド。
 
247 :やられやくならオリキャラ使ってもいい気がした、反省している ◆2PnxfuTa8. [saga]:2011/11/13(日) 21:15:20.94 ID:XkF6cNjU0
「もう一発!」

「遅い!」

 何度も撃ちあう魔法少女とメタルドーパント。
 それを見ていたヒートドーパントが映画館の人々に向けて炎弾を放つ。

「やめて!」

 それに気を取られた少女の鳩尾にメタルドーパントのロッドが直撃した。

「ガハッ!」

 あまりの衝撃に崩れ落ちる少女。

「こいつをいただけばよかったんだよな?」

 メタルドーパントはロッドを器用に使って少女のソウルジェムを奪い取る。
 糸が切れた人形のように少女は動かなくなった。

「ハッハッハ!こっちは終わったぜ!」

「そう」

 羽原レイカは上條恭介の前に立っていた。

「付いてきてもらうわ」

 恭介は仁美を庇うようにしての前に立つ。
 ヒートドーパントの足が恭介の脇を抜ける。
 ものすごい勢いで壁にたたきつけられる仁美。
 腕はあらぬ方向に折れ、脚はどこかでぶつけた勢いでちぎれている。

「恭介さん……たすけ」

 メタルドーパントのロッドが投擲されて彼女の心臓を貫いた。

「仁美いいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!」

 恭介は後頭部に手刀を当てられて気絶する。

「さて、これで終わりね」

「おう!完璧だぜ!次は巴マミだかの家だな!」


【第六話「Xの悪意/交差するマリス」 了】
248 :製作段階では勝手にメリー・ケントと呼んでました ◆2PnxfuTa8. [saga]:2011/11/13(日) 21:17:24.24 ID:XkF6cNjU0
【次回予告】


「お父さん、お母さん、たっくん……!」

「まずい状況ね」

「……私にアイディアが有る」




「囲まれている!?」

「これじゃああいつらと合流できないぞ……」

「それはどうでしょう?」

「え?」



「まどかだと思った?残念!さやかちゃんでした!」

「ゲーム……スタート」

「ガハッ!この狙撃は……!?」



「このままだと皆死んじゃう!」

「それなら、ボクと契約して魔法少女になってよ」

「私は……」

「さぁ!」

「まどかああああああああああああああああああああああああああああ!」


 カチッ!


「イエスタディ!」

「ほむらちゃん!?」

「変身!」

【次回第七話「Tの恐怖/極大射程」 乞うご期待!】

249 :井上敏樹様!私は貴方を神と崇める者です! ◆2PnxfuTa8. [saga]:2011/11/13(日) 21:20:06.38 ID:XkF6cNjU0
絶望的な状況→大逆転
が大好きな>>1なので基本的に何が起きても心配しないで下さい
ラストだけはハッピーエンドです

そこまでは何が起きても知らない

メリーちゃんと雲居(スパイダーの人)くんはきっともう出番無い
250 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(三重県) [sage]:2011/11/13(日) 22:14:12.73 ID:9a8u8yoN0
乙乙〜
メェェェリィィーさァァァァァん!?
すんげー正義の味方っぽい上に能力がクウガとか、亡くすには惜しい人材だったな
251 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(チベット自治区) [sage]:2011/11/13(日) 22:17:42.05 ID:N700kJmeo
加速のオーバースキル持ちでもあったし
……まだ死んでへん、ジェム摘みされただけやけん。まぁ死んだも同然だけど


しかしいきなりタイトル予告と違ってびっくりしたwwwwwwww

252 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です) :2011/11/14(月) 02:31:43.11 ID:Z2eFFiZSO
モーツァルトの映画ってアマデウスか…?

あれはカップルで見ていいものじゃない…
253 : ◆2PnxfuTa8. :2011/11/14(月) 12:10:11.82 ID:d5mA5gXt0
風邪引いたので更新は来週の火曜日くらいになるかと思われます
>>250
メリーさんはきっとお父さんがアメリカ人お母さんが日本人
でもほら、やっぱりオリキャラをあまり表に出すわけにはいかないじゃないですか
ちなみに敵の武器でも掴めれば奪い取れたりします、さやさやブレードとかあんあんランスとか
>>251
予告を色々差し替えてすぐにやってしまったので……すいません
※財団X的にはジェム摘みしたあと色々弄ったほうが楽しい
>>252
きっと違う
恭介くんがそんなハードな物を見せはしない……
と、信じたい
254 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(愛知県) [sage]:2011/11/14(月) 20:44:20.89 ID:gq8QynNqo
乙!鬱展開はあるんですか!?エターナルのスピンオフ的に!
そしてついにNEVERが動き出した……ゴクリ
255 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です) :2011/11/17(木) 08:25:44.74 ID:Fv21xduDO
金曜日の夜九時には更新できるかと思われます
256 : ◆2PnxfuTa8. :2011/11/17(木) 22:28:51.11 ID:59A4pJTD0
友達がこのスレ見て挿絵描いてくれるかもしれないことになったwwwwwwwwwwwwww
来るにしても二週間ほど忙しいから多分そのあとになるらしい
とりあえず
「エターナルと並び立つマミさん!」
ってリクエストしたけど読者のみなさまはこれでよかったかしらん……
257 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(兵庫県) [sage]:2011/11/17(木) 22:33:41.34 ID:xfTpQZlho
本編、絵共に楽しみにしてる
258 : ◆2PnxfuTa8. :2011/11/18(金) 21:06:18.45 ID:/zjk/Q+U0
【前回までの地獄悪魔かずみ☆マギカ、三つの出来事!】

一つ、死んだはずのNEVERのメンバーが現れる!

二つ、志筑仁美が殺害される!

三つ、上條恭介が誘拐される!


【脳内でコネクトを流して一分半ほどお待ちください】
259 : ◆2PnxfuTa8. :2011/11/18(金) 21:08:06.85 ID:/zjk/Q+U0
【第七話「Tの恐怖/極大射程」】

「うわー!すごい!」

 街の中を疾走する巨大な車両。
 その中に乗っているのはフィリップ、そしてほむら以下四人の魔法少女と鹿目まどか。
 向かう先は巴マミの家。

「だろう?これが僕達の所持する秘密兵器、リボルギャリーさ!」

「でもこれ公道走っていいんですか?」

「大丈夫さ」

「え!?道交法に楽勝で抵触してるんじゃ……」

「警察に知り合いがいるのさ!」

「え」

「え」

 そう、バリバリ違法である。
 それにしてもこのフィリップ、いい笑顔である。

「とにかく任せてくれよ皆、僕達は探偵、誘拐事件の解決には慣れている」

「え、あ、はぁ……」

 いい笑顔である。

「それよりもこれから集まる巴マミの自宅は本当に安全なのかい?」

「え?」

「どういうことかしら」

「鹿目さんのご両親が攫われた以上、美樹さやかの両親や巴マミの家も危険だろう」

「あっ……!でもうちの両親は今旅行に出てるから多分……」

「まあそれを仮に大丈夫としてもだよ、家に集まった所を襲撃されては敵わない」

「その心配なら無いよ」

 今まで黙っていた杏子が口を開く。
 
260 :リボルギャリーよりRXの車が欲しい ◆2PnxfuTa8. :2011/11/18(金) 21:09:23.31 ID:/zjk/Q+U0
「どういうことだい佐倉杏子?」

「私は独り立ちするまで巴マミと組んでいた時期がある
 だから知っているんだがあいつは驚くほど臆病なんだ
 私があいつの家で三食ケーキと引き換えに働かされてた時点では確か……
 魔翌力炉五基、自律機動魔法陣二十基、汎用結界十三層、巡航ミサイルに耐えるパニック・ルーム
 あとは緊急脱出用の転移魔法陣もあった」

「ふむ……検索が終了した、軍隊でも攻め落とすのが難しいだろうね」

「知らない単語ばっかりだ……」

「当たり前だよ、ぼんくら
 あいつとあんたじゃキャリアも素質も違う
 真似しようとしたら危険だから教えなかったんだろうさ」

「な……!」

「考えても見ろ、巴マミの戦闘スタイルを」

「マミさんの……?」

「魔翌力によるマスケット銃の生成、発射した銃弾の魔翌力による操作
 とてもじゃないけど考えられない魔翌力の消費だわ、しかもワリと無駄な」

「そういうことだよほむら、しかもそのスタイルで戦闘が成り立ってしまっている」

「すごかったんだマミさん……」

「とにもかくにも、あの要塞に引きこもっている限り巴マミに負けはない」

 佐倉杏子は断言した。

261 :RXかっけえよ、SICよりもかっけえとかやばいだろあれ ◆2PnxfuTa8. :2011/11/18(金) 21:11:32.70 ID:/zjk/Q+U0
 その頃、巴マミの家では大道と翔太郎とマミがフィリップ達の到着を待っていた。

「さて、あとどれくらいであいつらは来るんだ?」

「リボルギャリーでならあと十分ってところだろう」

「約束の刻限まではあと五十分。相談する時間はありますね」

「だといいがなあ……、俺が財団Xだったらここを急襲するぞ」

「大丈夫ですよ、この家の周りには対魔法少女を想定した汎用結界二十七層
 私の魔術行使を支援する魔翌力炉十基
 それに使い魔を自動で迎撃する魔法陣をおおよそ百基
 さらにはドーパントにも対応できるように警備会社にも赤外線セキュリティーを頼んだ上で強力な人払いの魔術を張り巡らせています
 さらに言えば最悪の事態に備えてパニック・ルームも完備していますしね
 とにかく、ほとんどの敵は気付くことさえできませんよ」

 と、まあ巴マミがそこまで言った直後の出来事だった。
 最初に目を焼くような光。
 次に大地を揺らす轟音。
 そして最後にやっと爆風が家を揺らす。

「なんだ!?」

 光が消えたのを確認してから翔太郎が窓からあたりを見回す。

「成程、まあ定石か」

 大道もその後ろから辺りの光景を見て頷く。

「嘘、でしょ……!?」

 規格外の防御力を誇る巴マミの魔術要塞に対して財団Xがとった策は単純かつ効果的だった。
 空爆、巴マミの家が有ると予想される周囲一帯に爆弾を投下したのだ。
 これで破壊されない家が巴マミの家である。
 ここまで盛大にやってしまえば人払いも意味を成さない。

「キャアアアアアアアアアア!」

 続いて聞こえてきたのは悲鳴。
 外には圧倒的な数のドーパントの群れ、群れ、群れ。
 それが自宅から焼けだされた人々を襲っているのだ。

「合流は諦めたほうがいいらしいな」

 大道はやれやれといった顔をして呟く。
 翔太郎はフィリップ達に電話をかけて合流が不可能になったことを伝える。
 その二人の間を魔法少女に変身した巴マミが風のように駆けていった。
262 :銀魂のアニメはマジでどうなるんだろうあれ ◆2PnxfuTa8. :2011/11/18(金) 21:12:33.14 ID:/zjk/Q+U0
「おいちょっとまて!」

「こうしてられません!今も誰かが泣いているんです!」

「行っちまったぞ……」

「仕方ない、俺たちも追うとしよう」

 二人は同時に表に出る。
 そこに巴マミの姿は居ない、おそらく人々の避難誘導に向かったのだろう。
 彼女の治癒魔術ならば大怪我している人でも救いだすことはできる。
 大道はそう考えた。

「大道克己!左翔太郎!」

「我々財団Xが!ここで貴様らを仕留めてくれるわ!」

「ここが貴様らの墓場だ!」

 二人を包囲するドーパント達。
 T―REX、アイスエイジ、マンモス、ビーン、ケツァルコアトルス、マグマ、そして数えきれないマスカレイドドーパント
 いずれも劣らぬ強力な敵だ。

「敵は多いな、大道」

 だが左翔太郎は恐れない。

「ふん、大したことはない」

 大道は不敵に微笑む。
263 : ◆2PnxfuTa8. :2011/11/18(金) 21:13:36.03 ID:/zjk/Q+U0
「それもそうか、今日は俺とお前で……」

 二人はまったく同時にガイアメモリのボタンを押した。
 


    「ジョーカー!」    「エターナル!」




 高らかに響く正義の声。


   

           「「変身!」」


 白と黒。
 二人の仮面のヒーローが降り立つ。
 人々はそれをこう呼んだ。


「ダブルライダーだからな!」


 






      「 テ ィ ロ ・ フ ィ ナ ー レ ! 」



 声のする方向を振り向く大道。
 左もそれに続く。
 極太のレーザー光線が二人を避けてあっという間にドーパント達を焼き払ってしまった。
264 :いいかげんにしろよ巴 ◆2PnxfuTa8. :2011/11/18(金) 21:14:24.98 ID:/zjk/Q+U0
「…………」

「…………」

「それじゃあ私!取り残された人達を救助してきますね!」

「…………ああ」

「…………頼んだ」

 二人は深くため息をついた。

「イイイイイイイイイイイヤアアアアアアアアア!」

 その時突然、翔太郎の脳天に鋼鉄のロッドが振り下ろされる。
 それと同時にエンジンの爆音を伴って巨大なバイクが大道に向けて突撃してくる。

「ぐぉ!?」

 間一髪でそれを受け流す翔太郎。

「お前は……マッチョマン!?」

「あぁん?俺とお前は初対面だろうが」

 大道は走ってきたバイクを受け止める。
 するとそのバイクに乗っていた女性がバイクから飛び降りて大道の頭上から何発もの蹴りを彼に浴びせかける。

「……レイカ!?」

「貴方が大道克己ね、財団Xの命令よ、貴方には死んでもらうわ」

 



      「ヒート!」  「メタル!」



 レイカと剛三が同時にメモリを投げ上げる。

「隙だらけよ!」

 人命救助に当たっていたマミがさり気なくメモリに向けて発砲。
 メモリは宙を舞っている所を弾き飛ばされる。
265 : ◆2PnxfuTa8. :2011/11/18(金) 21:15:06.66 ID:/zjk/Q+U0
「そのメモリさえ何とかしてしまえばこっちのものよ!」

 マミがニヤリとした時だった。
 銃声。
 彼女の額に風穴が開く。

「マミ!?」

 続いて大道に向けたもう一発の狙撃。
 エターナルの装甲を貫通して大道の腕を負傷させる。

「――――――!」

 彼らは二人共ネクロオーバーだ。
 額や腕を銃弾で撃ち抜かれたくらいでは致命傷になど成り得ない。
 だがしかし、傷を塞いだ後の二人の様子が明らかにおかしかった。

「おい二人共!」

「ぐっ……こいつは?」

「細胞分解酵素……みたいね」

「なんだと……!?」

 翔太郎はあたりを見回す。
 狙撃手は陰も形も見えない。

「……賢!来てたのか!」

 コートを脱いで上半身裸になった剛三が叫ぶと同時にどこからか目にも留まらぬ速さでメモリが剛三に向けて飛んでくる。

「メタル!」

「私も頼むわ」

 そう言ってレイカがコートをはだけると彼女の胸にもメモリが打ち込まれる。

「ヒート!」

 爆風を伴ってレイカと剛三の姿がドーパントのそれに変身する。

「さーて、形勢逆転らしいな!」

「さっさと決めさせてもらうわよ」

「ありがとうな賢!」

 物陰から男が一瞬だけ現れてサムズアップをする。
 男は大道とマミが弱っていることを確認するとそそくさと其の場を離れた。
 左翔太郎は大道とマミを守るようにしての前に出る。

「そうはいかないぜ?」

「安心しろ左、俺はまだ戦える」

 大道が左翔太郎の隣に立つ。

「私も……魔翌力である程度ならカバーできます」

 マミがマスケット銃を杖代わりにして立ち上がる。
 
「虚勢も何時までもつかしら?」

 レイカが指を鳴らすと再び大量のドーパントが現れる。
 完全に囲まれた三人。

「ハッハァ!精精楽しませてくれよぉ?」

「さぁ、死神のパーティータイムだ!」

 三人は敵の群れの中に飛び込んでいった。
266 : ◆2PnxfuTa8. :2011/11/18(金) 21:15:56.16 ID:/zjk/Q+U0
 翔太郎たちの連絡を受けたフィリップはリボルギャリーを公民館近くの公園に停車していた。
 フィリップはホワイトボードに今までの状況をメモして魔法少女に説明をしていた。

「……という訳だ、翔太郎たちは財団Xの襲撃を受けているらしい
 突破にはどうにも時間がかかるから合流せずにそのまま現地に向かってくれと」

「え!?」

「マミさんは!?」

「おいおいどういうことだ……」

「信じられない数のドーパントが向こうへ向かっているらしいんだ」

「……困ったことになったわね」

「ああ、財団Xは本格的に僕達を叩き潰しにかかっているみたいだね」

「ねえキョーコ!マミおねえちゃんを助けに行かなくていいの?」

「うーん……」

「彼らならばおそらく大丈夫よ、ゆま」

「師匠ならどんな敵が来ても大丈夫だとは思うけれども……」

「聞く限りでは手助けは見込めなさそうね」

「ああ、そういうことになる」

 車内に絶望的な空気が広がる。
 
「どうしよう……」

 まどかは呟く。

「…………私に策がある」

 杏子はニヤリと笑った。

267 :某安価スレの某オリ鯖の出番を待っている俺がいる ◆2PnxfuTa8. :2011/11/18(金) 21:18:04.40 ID:/zjk/Q+U0
 それから十分後。

「これは驚きました、ほんとうに一人で来るとは」

 加頭順は安いパイプ椅子に腰掛けて壇上から一人の少女を見下ろしていた。
 赤いリボン、ピンク色の髪。

「お父さん、お母さん、たっくんは無事なの?」

「ええ」

 加頭が指を鳴らすと同時に薬で眠らされた三人が壇上に転がされる。

「これこのとおり」

「……約束通りに一人出来ました、家族を返して下さい」

「どうぞ、ご自由に、我々は約束は守る主義ですから」

 彼女が足を一歩踏み出した瞬間だった。
 窓ガラスが割れる。
 その音が響くより先に少女の頭蓋がはじけ飛ぶ。
 断末魔の叫びすらあげることなく、少女は地面に伏した。

「……ここまで簡単に事が運ぶと、逆に不自然に感じますね」

 加頭順は首を傾げる。

「さて、後は本部に報告を……」

 加頭がそこまで言いかけた時だった。
 そこで倒れていたはずの少女の頭部が再生される。

「まどかだと思った?」
 
 少女の髪の色が青く染まる。
 どうやら幻術でそう見せかけていただけだったようだと加頭は気付く。
 
「残念!さやかちゃんでした!」

 さやかはあっという間に魔法少女に変身して加頭に向けてサーベルの刃の部分だけを射出する。
268 :菅田将暉「自分的にはファング単体で変身したかった」 ◆2PnxfuTa8. :2011/11/18(金) 21:20:24.67 ID:/zjk/Q+U0
「ぐわっ!?」

 不意討ちによって一瞬隙が出来た加頭。
 そんな彼の目の前に何時の間にか大量の手榴弾が展開される。
 派手に吹き飛ばされる。
 彼が周りを見回したときには既に人質にしていた鹿目まどかの家族も美樹さやかも居なくなっていた。

「馬鹿な……」

「彼らを乗せて急いでリボルギャリーを発進させるんだ!」

「ああ!」

 しかし、外から聞こえる大声に加頭はニヤリと笑う。

「キャッ!」

 タイヤの破裂する音。
 彼がここに連れてきていた狙撃手の仕事だ。

「リボルギャリーのタイヤが破裂した?」
 
「―――――皆、リボルギャリーから離れて!」

 爆音。
 加頭はゆっくりと起き上がってユートピアドーパントに変身。
 公民館の外に出る。

「これはこれは皆さんお揃いで」

「――――加頭順!」

「おや、フィリップ・ライトか」

 大破したリボルギャリーを背にフィリップが自らの腰にロストドライバーを巻く。

「皆、鹿目まどか達を狙撃手から守りながらできるだけ遠くに逃げてくれ」

「でもフィリップさんは!?」

「僕は……大丈夫」

 加頭がフィリップに向けて火炎放射を放つ。
 それと同時に再び狙撃手からの銃弾も。
 が、二方向からのフィリップへの攻撃をすかさず防御する恐竜型のロボットが突然現れる。

「いくよ、ファング」

 そう言ってフィリップは懐からサイクロンのメモリを取り出す。

269 :と、インタビューで仰ってたそうな ◆2PnxfuTa8. :2011/11/18(金) 21:21:21.75 ID:/zjk/Q+U0



    「サイクロン!」



      「変身!」


 吹き荒れる旋風。
 悪を許さぬ正義の疾風がフィリップの体を包み、彼をガイアの戦士へと変身させる。
 大地に映える緑で染め上げたかのようなボディー、風になびく日本のマフラー。
 これこそがフィリップ・ライト、否、仮面ライダーサイクロン。
 そしてその傍らにはファングメモリ。
 フィリップを守る牙となり、この小さな相棒もこれからの戦いに身を震わせていた。

「ほう、少女達を守るために貴方一人で戦うと?」

「フィリップさん!」

「ダメよまどか、ここは一旦引きましょう!」

「待った、フィリップさん一人に任せておくわけには行かないよ!」

「美樹さやか、貴方一体何を!?」

「しかたねえなあ……、ゆま!ほむらとまどかの側についていてくれ!」

「わかった!」

「佐倉杏子!貴方まで……!」

「今ので狙いはまどかって解ったんだ。お前の能力なら狙撃手は完封できるだろう?」

「……まどか、行くわよ」

「でも!いいから速く!」

 ほむらとゆまは強化した身体能力でまどかの家族を運ぶ。
 どんどん小さくなっていく影を見てさやかは微笑んだ。
270 : ◆2PnxfuTa8. :2011/11/18(金) 21:22:01.82 ID:/zjk/Q+U0
「よし、それじゃあ行きますか!」

「ああ」

「頼んだよ杏子」

「任せな、こいつには借りもあるしね」

「それじゃあ加頭順、覚悟はいいか?」

「まどかを傷つけたことは絶対に許さないんだから!」

「「「さあ、お前の罪を数えろ!」」」

 フィリップが回転しながら加頭に飛び蹴りを叩きこむ。
 すかさず強烈な重力をかけてフィリップを地面に叩きつける加頭。
 その背後からさやかが加頭を斬りつける。
 とはいえその程度なら加頭にだって簡単に反応できる。
 加頭は斬撃を華麗に躱してさやかの腕に手を伸ばす。
 だがその手は彼女をすり抜ける。

「消えた!?」

 次の瞬間、同時に杏子とさやかの攻撃が加頭を襲う。
 
「……そちらの赤いほうが幻を見せているのですか」

「さあ、どうだろうねえ?」

 ロッソ・ファンタズマ
 バリバリの武闘派である佐倉杏子は好んで使おうとはしないが相手の五感に訴えかけて幻を見せる魔法。

「先ほどの鹿目まどかが美樹さやかと入れ替わっていたのもそういう理由ですね?」

「好奇心を発揮している場合かな?加頭順」

 フィリップが疾風を纏った腕で拳打を加える。
 思い切り壁にたたきつけられた加頭はノソリと起き上がるとニヤリと笑う。

「ククク……」

「何がおかしい!?」

「いえ、どうやら私の戦闘能力では貴方がたに敵わないようですからね」

 加頭は懐からipadを取り出す。
 そこに映っているのは美樹さやかのよく知る人物だった。

「……恭介?」

「考えてみれば彼も哀れな少年だ」

 そう、上條恭介だ。
 手錠で全身を拘束されている。
 すでに暴れる元気もなくなったのか彼はうつろな表情でベッドに寝そべっていた。

「そう、上條恭介。美樹さやかさん、貴方のお友達です」

「恭介に指一本でも触れたら許さない!」

「貴方に腕を治されなければこんな思いもしなかったのですがね、美樹さやかさん」

「財団X!人質をとって僕達を無抵抗のままなぶり[ピーーー]気か!?」

「いえ、そんなことしません」

 加頭はipadのタッチパネルを押す。

「ただシンプルに」

 ipadの向こう側から聞こえる耳障りな機械音。
 チェーンソーだ。

「美樹さやかに絶望して頂くだけです」

 悲鳴。
 液晶の向こう側からと、フィリップと杏子の間から。
 聞こえてくる、二つの悲鳴。
 さやかの身体を真っ黒な霧が包む。
271 : ◆2PnxfuTa8. :2011/11/18(金) 21:22:35.76 ID:/zjk/Q+U0
「ゲームセット」

 見晴らしのいいビルの屋上で呟く青年。
 芦原賢である。
 彼の眼下では二人の仮面ライダーと一人の魔法少女が地に伏していた。
 同僚のメタルのメモリの使い手とヒートのメモリの使い手、それに多くの雑兵が死んだがそんなことは関係ない。
 財団からの命令は“いかなる犠牲を払っても左翔太郎と大道克己を抹殺せよ”だ。
 彼の心には任務達成の穏やかな満足感しか無かった。
 その時、彼の目に大人を抱えて走り去る三人の少女の影が映る。
 どうやら人質はどこかに隠したらしい。

「ゲームスタート」

 青年は自らの身体にトリガーのメモリを差し込む。
 青年の右腕がライフルに変化して片目がスコープとなる。
 将を射んと欲すればまず馬を射よ。
 彼は目標である鹿目まどかを守る戦士と思しき黒髪の少女に向けて銃弾を放った。

「……!?」

 一瞬の違和感。
 時間が止まったような感覚さえした。
 その違和感が消えると少女達の姿も見えなくなる。
 賢は強化された視力で再び彼女らを探し、銃撃する。
 結果は同じ。
 そんなことを何回か繰り返している内に黒髪の少女がスコープ越しにハッキリとこちらを見た。
 その直後、鉛玉が彼の頭部に直撃する。

「…………」

 無論、そんな攻撃がドーパントに通用するわけもない。
 彼は直接にあの少女を仕留めることにした。
 そうと決まれば行動は速い。
 芦原賢はビルからビルへと飛んで先ほどまで少女達の居た辺りまで急接近する。
 適当な所で彼が飛び降りると目の前に目標の少女が居た。
272 : ◆2PnxfuTa8. :2011/11/18(金) 21:23:37.26 ID:/zjk/Q+U0
「キャッ!」

「まどか!」

「ほむらちゃん!」

「ゲームセッ……」

 この時点で芦原賢はやっとほむらの能力の正体を特定した。
 まあ止まった時間の中で時点も何も無いとはよく言われる話ではあるが、
 彼ほどのエキスパートならばここまで至近距離で能力を使われればどれほど想像を超えた能力でも正体を見破れる。

「それには及ばないわ」

 自らを同時に襲う数十発の蹴りの衝撃。
 そして銃弾。
 派手に吹き飛ぶ賢。
 
「ゆま!」

 血まみれになったほむらの足。
 ゆまが賢の起き上がる前にほむらの足を治療する。

「……成程、時を止める能力か」

「――――!?」

「目の前であれだけ使われればわかる」

 無限に武器を出す能力でないならば、打つ手はいくらでもある。
 賢はこの時点で勝利を確信した。
 眼の前のこの少女は今までかなり時間を止めている筈だ。
 それなのに自分を仕留めそこねているのは守りに回っているからだけではない。
 
 ――――――そう

 暁美ほむらに攻撃翌力は殆ど無い。
 再び数十発の蹴りを叩きこまれる賢。
 勢い良く吹き飛ばされるがドーパントの身体にダメージなど無い。
 しかしそれで再び出来た隙に暁美ほむらはなおも逃走を選択する。
 行き先など思いつかない。
 暁美ほむらは秀才でこそあれ天才ではない。
 予想を超える事態には本当に弱いのだ。
273 : ◆2PnxfuTa8. :2011/11/18(金) 21:24:32.32 ID:/zjk/Q+U0
「ほむらちゃん……」

「泣き言を言っている暇はないわ!今は走って!」

「もう駄目だよ……」

「そんなことないわ!」

「私のことなんて放っておいて皆で逃げて……!」

「そんなことしたら貴方が!」

「……ほむらちゃんなら今から、皆を助けられるでしょう?
 だから……お願い、私一人さえ切り捨てれば皆助けられるんだから……!」

 ほむらのソウルジェムがゆっくりと濁り始める。

「それに、いざとなったらきゅうべえに助けてもらえば良いし……
 今も近くで見ているような気がするんだ、きゅうべえ」

「ダメよ!それはダメ!」

「……ねえほむらお姉ちゃん、なんでダメなの?」

 ボソリとゆまが呟く。

「私だってキョーコを助けるために契約したのに」

 子供とは思えない濁った瞳。
 不信に染まった瞳。

「キョーコは聞かないけど……なんでまどかお姉ちゃんを契約させたがらないの?」

 恐怖でほむらは足がすくむ。

「ねえ、なんで?」

「それは……」

 ほむらが口を開いた瞬間だった。

「ゲームセット」

「――■■■■■―――――■Z______■■■―――――z_______!」

 冷徹な死刑宣告と、狂獣の吠え声と、どちらが先立ったろうか。
 なんにせよ、芦原賢は突然の闖入者によって排除されることになる。
274 : ◆2PnxfuTa8. :2011/11/18(金) 21:27:09.79 ID:/zjk/Q+U0
「これは……魔女の結界!?」

 ほむらはこの魔女の姿に見覚えがあった。
 幾度もループの中で見ている姿。
 魔女、オクタヴィア。
 美樹さやかが魔女化した姿である。

「ほう、絶望が深ければ深いほど魔女として強化されるみたいですね
 私、びっくりです」

「魔女……?絶望……?」

「おや、何も知らないようですね鹿目まどか」

「待ちなさい加頭順!」

 魔女の結界に現れる一人の白服。
 加頭順だ、彼は片手にフィリップのものと思しきロストドライバーと壊れたファングメモリを手にしていた。

「これはこれは暁美ほむら、思い出しました。貴方の雇った探偵ですが……やはり一人だと大したことないですね」

 ロストドライバーとファングメモリをほむらに投げつける加頭。

「フィリップさん……そんな!?」

「大道克己と左翔太郎も死んだと報告が来ていましたし……魔法少女の魔女化の実験もできました
 あの状態の佐倉杏子も放っておけば治療が間に合わず死ぬでしょうし……
 我々の為すべきことはあと一つ」

 ゆっくりと近づいてくる加頭順。
 ほむらは時を止めて逃げようとするがすでに魔翌力が足りなくなっていた。

「鹿目まどかの抹殺」

「やらせない!」

 ほむらはまどかの前に立ちふさがる。

「……キョーコ!」

 ゆまが魔女の結界から全速力で逃走を開始する。
 加頭順はにやりと笑う。
 
「ゆま!?」

「ふふふ……随分人徳が無いようで」

「くっ……!」

 オクタヴィアは結界内の別の場所で人を襲っているらしい。
 幸いだ、とほむらは笑う。

「もうやめてほむらちゃん!このままじゃ皆死んじゃうよ!」

 後ろからのまどかの声に耳をふさぐ。
 こうやって彼女を守り続けてきた。
 彼女の意思など知らずに、自らのエゴで。
 戻りはしない昨日を追い求め続けて。
 暁美ほむらは自らの愚かさがむしろ愉快ですら有った。
275 : ◆2PnxfuTa8. :2011/11/18(金) 21:28:30.22 ID:/zjk/Q+U0
「そうですよ、暁美ほむら。我々とて鬼ではない
 もし貴方がまどかを諦めるというならば……我々は貴方を実験台(ナカマ)として迎え入れても良い」

「愚問ね」

「貴方の能力をそれだけ評価しているのですが?」

「それが愚かなのよ」

「は?」

「どれだけ素晴らしい能力を持っていても大切な人を守れない能力になんて意味が無い
 大切なのは……守りたいものを守るために何度でも何度でも立ち上がる心
 たとえあなた達がどんなに強大な悪でも、まどかを泣かせるなら許さない
 体ひとつになっても食らいついて倒す
 その心が魔法少女を魔法少女たらしめているの
 貴方が何故愚かなのか教えてあげる
 まどかを守る魔法少女、暁美ほむらがいるからよ!」

 時間を止めて加頭順にありったけの魔術で強化した拳と蹴りを叩きこむ。
 ゆまはもう居ない、だから一回限りの自爆技。
 時間が動き始めると同時に彼女の手足から血が吹き出して加頭順は近くの壁にたたきつけられる。

「ほむらちゃん!やめてよ!ほむらちゃん死んじゃうよ!
 私そんなの嫌だよ!」
 



「ならば僕と契約して魔法少女になってよ」






「インキュベーター!」

 そこに居たのはきゅうべえだった。
 全員の視覚が一瞬だけそこに注がれる。
 その隙を突いて壊れていた筈のファングメモリがほむらに向けて何かを投げ飛ばす。
 ほむらはそれをすかさずキャッチする。
 フィリップから送られた一枚のメモと、一本のガイアメモリ。
 ほむらはそれを見た瞬間、不思議な、懐かしい感情がこみ上げてきた。
 メモはもはや読むまでもなかった。
 足元に転がっていたロストドライバーを拾い上げて腰に巻き付ける。

「僕と契約すればきみの友だちを救うことだって容易いよ?」

 まどかがゴクリとツバを飲み込む。


「私は……」

276 : ◆2PnxfuTa8. :2011/11/18(金) 21:28:59.33 ID:/zjk/Q+U0




「それには及ばないわ」





 カチャッ


   「 イ エ ス タ デ ィ ! 」

 使い方は本能、否、メモリが教えてくれる。
 すっからかんだった彼女の身体に魔翌力が満ちる。
 次元がきしみ、彼女のみにつけている砂時計の中の砂がめちゃくちゃに乱れ飛ぶ。

「暁美ほむら!何をした!
 君の力がエントロピーを凌駕し始めている!」

 狼狽するキュウベエ、ほむらは振り向いて勝利の笑みを浮かべる。
 傷が癒えていく、衣装がより豪華になり、まさしく魔法少女と呼ぶにたるものへと変わっていく。
 髪には黒のリボンが巻かれ、首からは純白のマントがひらめく。

「おや?何か細工をしたようですね?」

 瓦礫の中から加頭が起き上がる。

「インキュベーター、財団X。さあ、貴方達の罪を数えなさい!」

 ほむらの激変を察したきゅうべえは迷わず逃げを打っていた。

「一を殺して百を救うことが罪なのですか?度し難い」

 加頭はユートピアの力を奮ってほむらにおそいかかる。
277 : ◆2PnxfuTa8. :2011/11/18(金) 21:30:11.03 ID:/zjk/Q+U0
「■■■■■■■■!」

 イエスタディのメモリから発されたガイアウィスパーに引き寄せられるが如くオクタヴィアも近づいてくる。
 加頭はそれを察知して一歩後ろに下がる。
 振り下ろされるオクタヴィアの剣。
 だがほむらはそれを優しく受け止めようとする。

「――――ほむらちゃん!」

「……大丈夫」

 女神のようにほむらは笑う。
 するとほむらの目の前で剣は止まり、まるで時間が逆再生しているかのごとくオクタヴィアは剣を振り上げる。
 そして今度はその場で苦しみだしてみるみるうちに小さくなり、美樹さやかの姿に戻ってしまった。

「さやかちゃん!?」

「う、うーん……まどか!?何があったの!大丈夫なの?」

「さやかちゃんこそ、なんで!?なんで魔女に!?」

「なんでって……魔女?私が……魔女?」

 ほむらは二人の会話も気にせず加頭に飛びかかる。
 加頭は重力操作、火炎放射、放電、ありとあらゆる攻撃でほむらを攻めるが彼女には傷ひとつつかない。
 すべてが彼女に届く前に“巻き戻されて”いるのだ。

「馬鹿な!?」

「これで終わりよ、加頭順」




「マキシマムドライブ!」




「な!?」

 ほむらを中心に時間の逆流範囲が広がっていく。 
 それは逃げようとした加頭すらあっさりと飲み込んで見滝原町一帯を包み込む。
 逃げようとした加頭は逆にほむらに近づき、そしてまた離れていく。
 太陽がおどろくべき速さで西から東へと移動してもう一度天高く上る頃、彼女のマキシマムドライブは終了した。
 
「……良かった」

 それだけつぶやいてほむらはその場に倒れ伏した。

【第七話「Tの恐怖/極大射程」 了】
278 :某動画のまどか×エターナル動画がたまらない ◆2PnxfuTa8. :2011/11/18(金) 21:40:02.89 ID:/zjk/Q+U0
【次回予告】

「国際特務調査機関にこの街における奴らの情報の全てを伝えた
 俺たちが明日襲撃される予定だったこともな」

「今頃捜査のメスが入っている、これでこの街は財団Xの恐怖にさらされることもなくなるはずだ」

「となるとお前らの仕事は一旦終了か?」

「そうでもないんだよなこれが……」



「ほむらちゃん、時間を繰り返しているってどういうこと?」

「私が……魔女になってたの?」

「なんなんだよあれは!魔法少女が魔女になるなんて私は聞いてないぞ!」

「今まで黙っていてごめんなさい……」

「魔法少女の願いの先には絶望しかないって言うなら、もう皆死ぬしか無いじゃない!」




「この曲の意味が、俺にはもうわからない
 でもこの曲を美しいとお前らが思えたのならば……」


【第八話「俺にはもう分からない」 乞うご期待!】
279 : ◆2PnxfuTa8. :2011/11/18(金) 21:48:13.44 ID:/zjk/Q+U0
上條はちぎれろ、とか思っていたわけではない
ただこれくらいやったほうがいいよなーって思っただけなんだ
心のなかの井上先生が「レッツだるま!」ってささやいていたけどNGにした

「ほら、彼はこんな姿になってしまったわけですし、世話でもしてあげたらどうですか?美樹さやか」

みたいな
ふたりだけで裸のクリスマスツリーと一緒にメリークリスマスするの
草加恭介あるいは上條雅人になっちゃうね!
280 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(チベット自治区) [sage]:2011/11/18(金) 21:58:36.94 ID:JO43NYSpo
乙!!マキシマムドライブ!!

>草加恭介あるいは上條雅人になっちゃうね!
オクタヴィアちゃんに海岸で首コキャもしくは四肢をもがれると聞いて
281 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です) [sage]:2011/11/18(金) 22:06:39.95 ID:iWxjQO6q0
>>1
こ、こいつもぎやがった…いいぞもっとy
282 : ◆2PnxfuTa8. :2011/11/18(金) 22:06:50.10 ID:/zjk/Q+U0
>>280
いやー……それも考えてたんですよ
魔女化した彼女の最初の被害者として首こきゃされる上條くん

その場合アイパッドじゃなくて最初からDARUMA状態で連れてこられてました
283 : ◆2PnxfuTa8. [sage]:2011/11/18(金) 22:08:06.85 ID:/zjk/Q+U0
>>281
あれ、思ったより好評?
もっとやっていいの?ねえもっとやっていいんだよね!
本当は詳細に描きたかったんだけど流石に怒られるかと思ってショートカットしたんすよ
284 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(三重県) [sage]:2011/11/18(金) 23:13:54.74 ID:+yFvrRWg0
いや、そこは問題じゃないだろ
いやいや上条くんがもげたのも結構問題だけど今はむしろほむらだろ


コイツ強すぎだろ……イエスタデイってレベルじゃねーぞwwwwww
285 : ◆2PnxfuTa8. [sage]:2011/11/18(金) 23:19:15.04 ID:/zjk/Q+U0
>>284
あのほむらは
魔法少女の力=ほむらメモリ

イエスタディメモリ
で仮面ライダーW並みのパワーかつ

「この街の風が……!僕に力を分け与えてくれる!」

でサイクロンジョーカーエクストリームすら超えてます
エントロピー超えてるし
まあゴンさんみたいなものだからしばらく廃人になると思われるので安心して下さい
その間はゆまと杏子が介護するはず
286 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(長屋) [sage]:2011/11/18(金) 23:26:01.35 ID:ZHL5FwBso
Vシネのエターナルメモリみたいに壊れても不思議じゃない
上条くん自体はどうでもいいけど、さやかちゃんが可哀想だという話
でもまあさやかちゃんだしなあ
287 : ◆2PnxfuTa8. [sage]:2011/11/18(金) 23:35:11.83 ID:/zjk/Q+U0
>>286
何 故 分 か っ た 
288 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(三重県) [sage]:2011/11/18(金) 23:46:12.79 ID:+yFvrRWg0
>しばらく廃人になると思われる

なん…だと…?
ちょ、おま、キーパーソン……
つーかほむほむが動けなかったら誰が真相を伝えるんだよ
ヤバすぎワロエナイ
289 : ◆2PnxfuTa8. [sage]:2011/11/18(金) 23:53:04.16 ID:/zjk/Q+U0
>>288
まあ、あれだよ
ギリギリ会話は成り立つレベルっていうか
うん、廃人は言い過ぎたけどまだ次の話書いてないから許してください
290 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です) :2011/11/19(土) 00:32:30.28 ID:Y9FcG6pDO
素直にノーマルな話書けばもっと受けるのに…
291 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です) [sage]:2011/11/19(土) 20:55:52.20 ID:FAWQAuid0
>>289
言語に障害がでる的な感じなのか…
292 : ◆2PnxfuTa8. [sage]:2011/11/21(月) 18:57:05.89 ID:upYx9DLDO
>>291
少なくともしばらく戦闘不能になる予定です
293 : ◆2PnxfuTa8. :2011/11/21(月) 21:10:59.32 ID:EJ9CinnZ0
 さやかは小さなツリーをテーブルに置いた。
 あまり飾り付けのない、ほとんど裸のクリスマスツリーだった。
 「メリークリスマス、恭介」
 さやかは暗がりのベッドに向かって声をかけた。
 ベッドの上でもぞもぞと人間の形を失った恭介が動いていた。
 「どうしたの、雅人?なにも心配することはないのよ」
 さやかはもがき続ける恭介の体を抱いた。
 「私が守ってあげるから。ずっと・・・・・・ずっと・・・・・・」
 ひとつだけ飾られた小さな明かりが、ツリーの枝先で輝いていた。
294 : ◆2PnxfuTa8. [sage]:2011/11/21(月) 21:11:35.28 ID:EJ9CinnZ0
雅人って誰だよ……
295 :まどかの中の人=真里の子供時代の人 ◆2PnxfuTa8. [sage]:2011/11/21(月) 21:14:53.03 ID:EJ9CinnZ0
 「マドカァ」背後からほむらがまどかの肩を掴んだ。
 「あなたに涙は似合わない」
 ほむらの暗いソウルジェムにまどかの体がピクッと震えた。
 「ホ、ホムラチャン」
 だが、それ以上まどかはなにも言えなかった。まどかの口をほむらの唇が塞いでいた。
 Tシャツの下にほむらの手が入ってくる。
 スポーツブラが引き裂かれ、白い乳房があらわになった。
 やめて、ほむらちゃん!
 まどかのスカートが一気に膝の下まで下ろされる。
 まどかは抵抗しなかった。むしろノリノリだった。
296 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(中部地方) [sage]:2011/11/21(月) 21:14:55.95 ID:7xRcFv6lo
「暁美さん」背後からマミがほむらの肩を掴んだ。
「貴方に涙は似合わない」
マミの暗い眼差しにほむらの体がピクッと震えた。
「と、巴さん」
だが、それ以上ほむらはなにも言えなかった。マミの口がほむらの唇を塞いでいた。
学生服の下にマミの手が入ってくる。
スポーツブラが引き裂かれ、白い乳房があらわになった。
やめて、巴さん!
ほむらのスカートが一気に膝の下まで下ろされる。
ほむらは激しく抵抗した。マミの顔に爪を立て、胸を叩いた。
だが、突然自分の体から力が抜けていくのをほむらは感じた。
「助けてよ、ほむら」
そう言うマミの囁きが、ほむらの体から力を奪った。
大きく足が広げられ、引き裂かれるような痛みがほむらの全身を貫いて(ry
297 : ◆2PnxfuTa8. [saga]:2011/11/21(月) 21:19:48.45 ID:EJ9CinnZ0
  身体を抜け出て、シャルロッテはガッとマミのを首を噛んだ。その頭を胃袋の中に押し込んでいく。
 虚淵神に生贄を捧げる儀式の始まりのようだった。
 シャルロッテはマミの頭のソウルジェムを噛み砕き、嚥下した。
 マミの胴体が冷たくなっていく。出番が消えて行く。
 が、出番が潰れてそれすら主張できない。
 ――私は誰なんだ? ――
 とマミは思った。
 これはわたしじゃない。こんなわたしが、わたしであるはずがない。
 虚淵玄はマミのカップリングを引きちぎった。
 もう何も怖く無くなった。
298 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(群馬県) [sage]:2011/11/22(火) 15:12:03.18 ID:/mSgdpn50
>>295-297
やめろwwww
299 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(チベット自治区) [sage]:2011/11/22(火) 16:39:34.89 ID:wuDoq5Yzo
みんなよけろ。
>>295-297だけはゆるさない。

(ティロフィナる音)
300 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(三重県) [sage]:2011/11/22(火) 19:15:33.70 ID:isluzzMi0
>>299

(返り討ちに遭う音)

お前の遺志は俺が継ぐぜ、喰らえ>>297……俺の生命力の全てを懸けた
3倍ティロ・フィナーレだ―――ッ!
301 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です) [sage]:2011/11/22(火) 21:32:47.78 ID:7Z1ea1ck0
な、なんなんだ…この魔女の結界は…
カオスすぐるwwwwwwww
302 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(チベット自治区) [sage]:2011/11/22(火) 22:13:58.01 ID:NVDZ+vvjo
>>299
絵本ネタやめろwwww
303 : ◆2PnxfuTa8. :2011/11/23(水) 22:04:30.81 ID:d8U7Q+040
>>296にあとから気づいたwwwwwwwwwwwwww
絶妙なタイミングで間に挟まれるとは思っとらんかったwwwwwwwwww

とまあそんなこんなで話も次でおそらく半分
次回投下は明日夜十時からになると思われます
最後までどうぞよろしく
304 : ◆2PnxfuTa8. :2011/11/24(木) 22:09:57.81 ID:cncgq6Vu0
【魔法らいだーかつみ☆さやか、前回までの三つの出来事!】

一つ、巴マミが空気を読まずに変身中に砲撃!

二つ、上條断裂しろ!

三つ、ほむらがイエスタディメモリに完璧な適合率を見せて……!?


【OPBGM→http://www.youtube.com/watch?v=FsgPJV4qCH8

305 : ◆2PnxfuTa8. :2011/11/24(木) 22:14:03.31 ID:cncgq6Vu0
【第八話「俺にはもう分からない」】

「あれ?」

 さやかが目を覚ますとそこは勝手知ったる自らの部屋だった。
 
「どういうこと?」

 時刻は真夜中。
 彼女の記憶が正しければつい先程まで彼女は財団Xの加頭順と戦っていた筈である。
 なのに今どうして彼女はここに居るのだろうか?

「訳がわからないわ……」

 そもそも自分は戦っていて、戦いの最中に加頭順が何かを……
 
「……夢か、そうだあれは夢だったんだ。嫌な夢だったなあ……」

 彼女は一番簡単な結論で自らをごまかした。

 携帯電話で時刻を確認する。
 
「あれ?今日が昨日になってる?」

 驚くさやか、カレンダーはちょうど彼女が夢だと思い込んでる日の一日前の日付を示していた。

「予知夢……だったりしないよね」

 その時彼女の部屋の窓が鳴る。

「おい、さやか」

「師匠!?」

「早く来い、今他の魔法少女達も巴マミの家に集まっている
 魔法少女にだけ重要な話があるんだそうだ」

「え?は、はい!
 あの……それってまどかは?」

「鹿目まどかとあいつの家族は左達に任せて警察に保護してもらった」

「保護……?」

「とにかくさっさと着替えてついてこい」

「はい!」

 さやかは急いで着替えて窓から部屋を出る。
 大道と一緒にいくつもの家の屋根を飛び回りながら彼女は巴マミの家に急いだ。

306 : ◆2PnxfuTa8. :2011/11/24(木) 22:17:48.54 ID:cncgq6Vu0
 ほぼ同時刻。
 巴マミの家に集まった魔法少女達は全員が今回あった事件についてほむらを問い詰めていた。
 ただしゆまは隣の部屋でスースー寝ている。

「どういうことだよ、ほむら」

「……今言った通り、魔法少女のソウルジェムが真っ黒になると魔女になるの」

「そんなことあたしは聞いてないぞ!」

 机を叩く杏子。
 普段の飄々とした様子の彼女からは想像もできない姿である。

「やめなさい杏子、ゆまが起きるわ」

「お、おおすまん」

「あなた達は新婚夫婦かなにかかしら?」

 軽くジョークを飛ばす巴マミ。 

「マミさん貴方はのんきすぎです」

「そうね、巴マミ。貴方はもっと感情的な人間だと思っていたけど」

「あら、そう思ってたの?知らなかったわ
 ところでほむらさん、そろそろ貴方の能力の全容を明かしてくれてもいいんじゃないかしら?」

 対照的に落ち着いた態度の巴マミ。
 紅茶を一息で飲み干すとため息を吐く。

「私たちの理解を超えた事態が起きているわ
 時間を巻き戻す能力だなんて私聞いたことも見たこともないもの」

「マミさんなんであんたはそんな落ち着いていられるんだ……
 私たち魔女になっちゃうんだぞ、怖くないのかよ?」

「あら、佐倉さん。そんなに動揺してらしくないわ」

「だってあんたは怖くないのかよ、あんな化物になることが!」

 うーん、と巴マミは首をかしげて不思議そうな顔をする。
 ネクロオーバーになったことにより徐々に徐々に彼女は人間性を失っていた。
 今の彼女からは明らかに“恐怖”や“絶望”の感情が読み取れない。

「別に」

「え?」

「私、もう化物にされちゃったし」

「…………マミさん」

「もう本当に何も怖くないわ」

 自嘲気味に笑う。
 杏子は何も言えなくなる。
307 : ◆2PnxfuTa8. :2011/11/24(木) 22:19:18.09 ID:cncgq6Vu0
「さてほむらさん、質問に答えてもらおうかしら
 まず貴方の能力、そして何故貴方が魔女化について知っていたか」

「…………」

 普段ならばこんな時にはきゅうべえが現れる。
 なのに今現れないということは……。
 これできゅうべえが黒確定だな、とマミは思う。
 だがやはり悲しいとは思えない。
 絶望できない。


 希望がないから。



「私の能力と私が魔女化について知っていたことの理由については同時に説明できるわ」

「どういうこと?」

「私は違う時間軸の人間なの、私は時間移動をする能力を持った魔法少女」

「違う時間軸?おいおいどういうことだよそんなこと私は聞いてないぞ」

「言っても信じてもらえないと思ったからね」

「……まあな」

「こうなったら……全て話すわ、ごめんなさい今まで黙っていて」

 ほむらはマミと杏子に全てを話した。
 彼女が鹿目まどかを守るためにいくつもの時間軸を繰り返していること。
 そのたびに失敗を繰り返してきたこと。
 魔法少女が魔女になることによってインキュベーターがエネルギーを得ていること。
 彼女の持っている知識を全て話した。
308 : ◆2PnxfuTa8. :2011/11/24(木) 22:20:13.64 ID:cncgq6Vu0
「なるほどね、美樹さんが魔女になったって聞いた時は耳を疑ったけどそういうことだったのね」

「目の前で好きだった男、しかもピアニストだっけ?が四肢を切り落とされたら……まあ魔女化もするか」

「そういうことね、しかも彼の腕を治すために美樹さんは魔法少女に……」




 ガチャン





 ガラスのコップが砕ける。
 三人がドアの方を見ると大道に連れてこられたさやかが立っていた。

「ねえ三人とも、どういうこと?」

 声が震えていた。

「魔女化ってなに?」

「しかも私が?」

「恭介の腕がどうなったの?」

「……あちゃあ」

「ねえ皆、教えてよ。私、戦ってた途中から記憶がないの」

 三人ともがうつむく。
 当然だ、誰が彼女をもう一度絶望させたいと思うだろうか。

「ねえさっき言ったことってなんなの?
 悪い冗談か何かだよね?
 私が魔女?恭介が腕を切られた?ま、まるで私がさっき見た悪い夢みたいで……」

「それは現実だ、美樹さやか
 お前は目の前で上條恭介の四肢を切断する所を見せられて絶望のあまり魔女となった
 幸運にも暁美ほむらの進化した時間操作能力で助けられたがな」

 美樹さやかの後ろからヌッと現れる人影。
 大道克己だ、先ほどは暗くて分からなかったが幾分疲れた様子である。
309 : ◆2PnxfuTa8. :2011/11/24(木) 22:27:28.11 ID:cncgq6Vu0
「や、やだなあ師匠までななななにを言ってるのさ!
 時間が巻き戻るなんてありえないって!
 皆冗談なら怒るよ?」

「お前だって魔法少女ならば覚えている筈だろう、美樹さやか」

「……いやいやいや、だって明日なんて」

「あれが財団Xの本気だ、その気になればああいうことができる組織にお前たちは目を付けられたんだ」

「ああそうだドーパントの対策の特訓を明日やるんだったよね!
 それの打ち合わせの集まりか何かなの?
 いやーもうやる気満々だからねさやかちゃん!」

「美樹さやか」

「大道さんも特訓一緒に……」

「さやか、現実から目を背けるな」

「……やだ」

「あれは悪夢なんかじゃない、悪夢よりなお悪い現実だ、地獄だよ」

「おい……」

 あまりにむごすぎる。
 杏子が声をあげようとした時、マミとほむらに同時に制される。

「大道さん一人が嫌われ役をやってくれるのよ」

「そうよ、佐倉杏子。彼の意思を無駄にしちゃだめ」

「……わかったよ」

 それきり杏子は黙りこくる。
310 : ◆2PnxfuTa8. :2011/11/24(木) 22:27:48.38 ID:cncgq6Vu0
「やだよ、魔法少女が魔女になるなんて
 恭介まで傷つけちゃうし……
 私が魔法少女になったことは無駄だってことになっちゃうよ……」

「無駄ではないだろう、お前が救ったものもある」

「意味ないよ!願いと引き換えに魔法少女になったのに!
 その願いのせいで絶望させられるなんて!」

「落ち着けさやか」

「魔法少女の願いの先には絶望しかないって言うなら……もう死ぬしか無いじゃない!」

 そう言ってさやかは自らのソウルジェムを取り出して強化された握力で握りつぶそうとする。

「馬鹿やめろ!」

 大道はすかさずそれを奪い取る。
 すんでのところでソウルジェムは破壊を免れた。

「返してよ大道さん!私の生き方くらい私が決めさせて!」

「おいおい、もう死んでるんじゃなかったのか?」
 
「じゃあ言い直すよ、私はもう居なくなりたいの!魔女になる前に!」

「……マミ、ピアノを借りるぞ」

「はいどうぞ」

「美樹さやか、ソウルジェムは返してやるから少し座れ」

「…………本当ですか」

「ああ、その前にこいつを聞いてもらうがな」

 大道はマミの家にあった電子ピアノの前に腰掛ける。
 彼の細い指が勢い良く鍵盤を叩き始める。
 ポロポロとこぼれて辺りに溢れる美しい音色。
 それは互いにぶつかり合ってからみ合って響き合い、美しい曲に変わっていく。
 美樹さやかは音楽が好きな少女だった。
 しかしそんな彼女もこの曲は聞いたことがない。
 何時の間にか彼女は大道の演奏に聞き入っていた。
 いいや、美樹さやかだけではない。
 佐倉杏子も暁美ほむらも大道の見事な演奏に心奪われていた。
 しかし大道は途中で演奏を止める。
311 : ◆2PnxfuTa8. :2011/11/24(木) 22:28:24.38 ID:cncgq6Vu0
「なあ、美樹さやか」

 彼はさやかに尋ねる。

「お前はこの曲を聞いてどう思った?」

「え?」

「感想だよ」

「感想っていうか……最後まで聞いてないから分からないかなあ
 今までその曲を聞いたことも無いし……ああ、でも」

「でも?」

「いい曲だと思いました」

「そうか」

 大道は悲しげな瞳で笑う。

「この曲は、俺のおふくろが好きだった曲なんだそうだ」

「大道さんの……?」

「大道美樹って名前さ」

「美樹……」

「しかしこの曲の意味が、俺にはもうわからない
 おふくろが好きだったってのもおふくろの日記を見て知ったことさ
 でもこの曲を素敵だとお前が思えたのならば……それはきっと、少なくとも俺よりは幸せだろうなって思うんだ」

 さやかはため息を吐く。
 
「……師匠より先に音を上げるな、とでも?」

「ん?まあな」

「…………そう言われちゃうとなあ、しかたないか
 もうちょっと頑張ってみます」

「そいつは良かった」

「だから……もし私が魔女になったらその時は」

「安心しろ、俺が始末をつけてやる」

「お願いします、あとマミさんや杏子もお願い」

「安心しろ、少なくとも俺は不死身だ」

「大丈夫よ、私が美樹さんを守るわ」

「やれやれ、本当に危なっかしくて見てられないぜ」

 さやかと大道は互いに笑顔を見せて拳をつき合わせた。
 
312 : ◆2PnxfuTa8. :2011/11/24(木) 22:30:03.58 ID:cncgq6Vu0
 そんなことがあった二日後。
 財団Xの計画は左翔太郎が国際特務調査機関に連絡をしたことで頓挫。
 約定を果たせなかった件についての説明役として、
 そして用済みとなった織莉子の抹殺を命令されて加頭順は彼女の元にやってきていた。 

「織莉子さん、加頭様を連れて参りました」

「ありがとうキリヒコさん」

 織莉子はキリヒコに向けて優しく微笑んでから加頭に向けてまるで養豚場の豚を見るような視線を送る。

「これはこれは加頭さん、鹿目まどかを取り逃がした貴方がたが一体何の御用でしょうか?」

「いやはや、申し訳ございません。思わぬ邪魔が入りまして……」

「理由は聞いてませんわ、この埋め合わせをどうやってしていただけるかが問題なんです」

「おい貴様!自分の立場が解っていっているのか!」

「こちらに居るお方は財団Xの……」

 加頭の連れてきた二人の財団Xの人間が織莉子の態度に怒りを見せる。

「やめなさい」

「…………」

「…………」

「我々が失敗したのは紛れも無い事実です」

 ちなみにこの時加頭は沈痛な面持ちをしているつもりである。
 そうは見えないのだが。

「ですが、埋め合わせなどする必要はあるのでしょうか?」

「と、言いますと?」



「埋め合わせをする相手さえ居なくなってしまえばそんなこと考える必要も無い」





「ユートピア!」

 加頭は一瞬の内にドーパントに変身して織莉子に火炎放射を放つ。
 しかし彼女も予知能力でそれを回避。
313 : ◆2PnxfuTa8. :2011/11/24(木) 22:31:36.46 ID:cncgq6Vu0
「ナスカ!」

 キリヒコも一瞬遅れて変身を完了。

「マンモス!」

「アイスエイジ!」

 加頭の連れてきた二人もドーパントに変身する。

「遅い!」

 が、それは無意味だった。
 ナスカドーパントになったキリヒコの剣が二人を両断する。

「それはレベル3!?」

「キリヒコさんが勤勉な方で助かりましたわ
 ネクロオーバーの身体は苛酷な鍛錬も際限なく行えると喜んでましたよ?」

 加頭は驚愕する。
 それもそのはず、彼のデータでは園咲霧彦が到達したナスカはレベル2。
 色も青いものだったはずなのである。
 しかし今眼の前に居るナスカは赤。
 園咲冴子が使用していたレベル3と同じ色だった。

「貰った!」

 驚くべき速さで加頭の眼前まで近づくキリヒコ。
 加頭はとっさに重力操作を行なってキリヒコを真上に打ち上げる。
 動きを止めたキリヒコに火炎放射が直撃する。

「隙だらけですよ?」

 しかし、その瞬間背後から織莉子の操る光弾が加頭に直撃する。

「この程度、隙とは言わないのですよ?」

 しかし明らかに彼女の攻撃は威力が足りない。
 その程度ではドーパントにかすり傷ひとつつけられない。

「ハァッ!」

 雷が織莉子の身体を貫く。
 絹を裂くような悲鳴。
 織莉子はそのまま床にのめり込む。

「……貴方は中々好みのタイプだったのですがね、残念です」

 そう言って加頭は織莉子の頭をつかむ。

「さようなら」

 神に捧げる供物かのように加頭は織莉子を持ち上げる。
 黒く染まり始めるソウルジェム。
 目と目が合う。

「なに?」

 その瞬間、織莉子は確かに笑っていた。
314 : ◆2PnxfuTa8. :2011/11/24(木) 22:32:18.50 ID:cncgq6Vu0
「これじゃあ死んでしまうわね
 仕方ないか。先生、そろそろおねがい致しますわ」

 織莉子はキリヒコに斬られて転がっていた半死半生の財団Xの一人にゾーンメモリを投げつける。
 それは彼に突き刺さりその身体に吸い込まれていく。

「ゾーン!」

 マズイ、加頭は直感的に察知した。
 されど時既に遅し。
 
「キリヒコさん」

 先ほど加頭にその身を焼かれたはずのキリヒコが跳ねる。
 驚くべき速度でユートピアの腕に斬撃を叩きこむ。

「アクセル!バード!サイクロン!ダミー!」

 思わずのけぞる加頭。
 織莉子を逃してしまう。
 しかしそんなこと問題ではない。

「エターナル!ファング!ジーン!ヒート!」

 響き合い共鳴し木霊するガイアウィスパー。
 これだけの量のメモリが一所に集まるなど明らかに異常事態だ。

「アイスエイジ!ジョーカー!キー!ルナァ!」

 苦し紛れに念動力でメモリが集まる元となっている男を攻撃する。
 もはや自分の部下だとかそういうことは関係なかった。
315 : ◆2PnxfuTa8. :2011/11/24(木) 22:34:36.18 ID:cncgq6Vu0
「おっと、危ない危ない」

 しかし念動力はあっさりと弾き返される。
 そして雷は雷を以て、焔は焔を以て、疾風は疾風を以て、冷気は冷気を以て、全て封じられる。

「エクストリーム!イエスタディ!ゾーン!」










        「 ウ ェ ザ ー ! 」







「フアッハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!」

 哄笑する魔人。
 血の紅を背中に背負いし純白の怪物。
 万能の災厄。
 最悪の天才。
 ガイアメモリの化物。


「ありがとう美国織莉子!礼を言おう!」

 




          井坂深紅郎、ここに復活。




「な、馬鹿な……!?」

 雷が加頭の身体を貫く。
 痺れて一瞬動きが止まった彼の身体があっという間に半分ほど凍りづけにされる。
 さらには首にナスカの剣までも突きつけられる。
 織莉子はお気に入りの高い椅子に座ってわざわざ加頭を見下す位置についてから声をかける。

「加頭さん、ここで貴方にご相談があるんですけどよろしいでしょうか?」

 加頭には既に拒否する権利が与えられていなかった。



「あなたには私の救世を手伝って欲しいんです」




 かくて彼女の救世は始まる。


【第八話「俺にはもう分からない」 了】
316 : ◆2PnxfuTa8. :2011/11/24(木) 22:35:10.38 ID:cncgq6Vu0
【次回予告】

「首尾は上々だったかい?」

「ええ、これでユートピアドーパントも私の手駒」

「でも嫉妬しちゃうなあ、織莉子が私以外といちゃついていると」

「うふふ、私が本当に好きなのはキリカだけよ
 だから今度一緒にラーメン……」

「あ、ま、まだ狩ってない魔法少女が沢山いたんだっけ!」

「……あら、逃げちゃった」





「全マシで」

「全マシで」

「全マシで」

「キリカも連れてくればよかったわ……」

「キリヒコさんと一緒に魔法少女狩りでしょう?」

「……お代わりを食べたいのですが」

「イサカサンコワイ」


【第九話「美国さん家の事情」 乞うご期待】
317 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(北海道) [sage]:2011/11/24(木) 22:36:57.17 ID:n2I2yfLt0
井坂先生キターーーーーーーーーーーーー
318 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です) [sage]:2011/11/24(木) 22:40:41.08 ID:A3/doJEoo
うおおおおおおおおおおおお!!!!変なの来たあああ!次郎来たああああ!!!!!

乙〜!全力で燃えたぜ!
319 : ◆2PnxfuTa8. :2011/11/24(木) 22:40:59.44 ID:cncgq6Vu0
ところで某型月系人気安価スレで自分の作ったオリ鯖が活躍しててキャッホウ!

自分の話もようやっと終わりが見えてきたのでのんびり次回作構想も始めたいと思ってます
個人的には流行りにのって+月厨としての趣味で「特撮キャラで聖杯戦争」とかやろうかなあと
仮面ライダー縛りにいくらか例外を加えるか
それとも各特撮シリーズから一人ずつゲストを呼ぶかはまだ未定
あのオリ鯖も使わせていただけるようにお願いに行くべきか考え中
その場合彼女はシャンゼリオンの涼村暁さんとタッグで参戦していただこうかと


あと伊坂さんの復活についてとか、ほむらの状態についてとか、その辺りの説明は次回かその次かになりそうです
まあ質問されたらこっちで答えちゃうのだけれども
320 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(兵庫県) [sage]:2011/11/24(木) 22:42:07.10 ID:gx10zQ19o
先生復活!
だけどジョーカーまで使って大丈夫なのか?
321 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(北海道) :2011/11/24(木) 22:42:33.93 ID:cncgq6Vu0
織莉子にメモリ関連の入れ知恵をしてたのはメモリに食われて自我がバラバラになりかけていた伊坂先生だったのでござるの巻
322 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(北海道) :2011/11/24(木) 22:45:36.18 ID:cncgq6Vu0
>>320
今しょうちゃんが使ってるのはT1だから大丈夫!
ネタバレになるからこれ以上は話せないけれど大丈夫!
323 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(愛知県) [sage]:2011/11/24(木) 23:25:57.24 ID:mMOA+lg1o
あれか、ウェザーメモリに先生の精神体が詰まってたのかな?
324 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(北海道) [sage]:2011/11/24(木) 23:28:26.65 ID:cncgq6Vu0
>>323
だいたいそんな感じです
コネクタに食われたついでに地球の記憶に消化されそうになってたところを織莉子にサルベージされたみたいな
325 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(三重県) [sage]:2011/11/24(木) 23:29:40.62 ID:hHBewGmx0
ぬぎゃー!? 色んな意味で来ちゃいけない人が来ちゃったー!
敵サイドが強すぎてもう絶望しか見えないww
鋼メンタル……というよりむしろメンタルがなくなったマミさんの活躍に期待
326 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です) :2011/11/25(金) 12:42:51.70 ID:sCkNYI9DO
>>325
敵サイドにはさりげなくチーム冴子を集めていたり
そのうち三人+キリカでバチバチいいはじめるはず
327 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(埼玉県) [sage]:2011/11/25(金) 21:33:13.75 ID:iWcOxca40
キター!変態先生ついにキター!
328 : ◆2PnxfuTa8. :2011/11/28(月) 22:43:35.24 ID:dDGxd01O0
今日は快晴で夏らしい日ですね。
非常に暑かったので、肩紐の細いタンクトップに短いスパッツを履いて、
その上に大きめのエプロンを着て、灼熱の台所でケーキを焼いておりました。

チャイムが鳴ったので、パン生地を放り出してドアを開けると、中学校の後輩が、
「見てはいけないものを見てしまった!!!」
という表情をして、持っていたソウルジェムで咄嗟に顔を隠しました。
正面から見た感じだと、タンクトップとスパッツがエプロンで隠れてて、
裸にエプロンを着けただけに見えたんでしょうね。

「いけない!このままじゃ、汗だくで、息を荒げ、手を何かのパウダーだらけにし、
 裸エプロンで飛び出すふしだらな先輩に思われてしまう!」

と判断した賢い私は、
「あ、違うの、これは!」
と、エプロンの胸元をめくってタンクトップを見せて己の正当性を主張しようとし、
勢い余って、エプロンごとタンクトップをめくって、右乳首を迅速に見せつけました。
痴女です。立派なものです。

そのあとはもう、パニックになって発狂してしまい、
「着てるんです!着てるんです!ほらほら!」
と叫びつつ万歳をして何度も回転し(服を見せるために)、後輩も混乱して
「分かりました!マミさん着てます!着てます!」
「こんなの絶対おかしいよ!」
と叫び、阿鼻叫喚。もうなにがなんだか…。

今すぐシャルロッテが来て、首がもげないかと、心から願ってます。
あと届け物は誕生日プレゼントでした。ケーキも上手に焼けました。美味しかったです。
329 : ◆2PnxfuTa8. :2011/11/28(月) 22:44:45.49 ID:dDGxd01O0
魔法少女の魔女化について暁美さんが説明してるときに、
私はおもむろに銃を抜いて大声で、

「もう死ぬしか無いじゃない!」

と叫びました。
佐倉さんのソウルジェムを吹き飛ばした後は、鹿目さんに矢で射られました。


330 : ◆2PnxfuTa8. :2011/11/28(月) 22:45:14.94 ID:dDGxd01O0
■ほむらの認識

マミさん:先輩、良い人、豆腐メンタル、正直うざい
杏子:話しやすい
さやか:貴方ってホントバカ
ゆま:誰?
まどかちゃん:最強の魔法少女にして最強の魔女の素質を持つ少女。
戦闘中、私は死に行くまどかの姿を目にしたため彼女を救うために魔法少女となり、時間軸から時間軸へと幾多の「戦場」を放浪する。
戦いの中で、きゅうべえの陰謀を突きとめ、やがては魔法少女の根本を否定する彼女の願いを目撃する
331 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(三重県) [sage]:2011/11/28(月) 23:57:52.87 ID:GP0Y/DJz0
時折投下されるコピペネタは一体何なんだwwwwwwww
332 : ◆2PnxfuTa8. :2011/11/29(火) 23:54:39.74 ID:P2J6YkhN0
明日の夜十時に投下します
多分後三回くらいで最終回
333 : ◆2PnxfuTa8. :2011/11/29(火) 23:59:29.91 ID:P2J6YkhN0
コピペネタ?
いやほら、投下が空いた時に間をもたせようと……
あと、ワンクール=十三話で話が片付きそうで安心しています
334 : ◆2PnxfuTa8. :2011/11/30(水) 00:02:41.61 ID:6u0g46V/0
リアル忙しいはずなのに何やってるんだ俺は……でも話書くのやめたらそれはそれで発狂モノだからいいのかな
特撮だとワンクールって新キャラ登場とか仮面ライダー本格的に活動開始に使われるレベルなのに
アニメだと一つの話が終わっちゃうんですよね、不思議
335 : ◆2PnxfuTa8. :2011/11/30(水) 22:04:35.00 ID:6u0g46V/0
前回までの仮面ライダーエターナルfeatまどか☆マギカ、三つの出来事!

一つ、巴マミがもう何も恐くない!

二つ、克巳ちゃんピアノ上手!

三つ、変なの北ー!

それでは本編、はっじまっるよー
336 : ◆2PnxfuTa8. :2011/11/30(水) 22:06:31.06 ID:6u0g46V/0
【第九話「美国さん家の事情」】

「全マシで」

「全マシで」

「全マシで」

「全マシで」

「全マシで」

 音を立てて五人の前に置かれる五つの丼。
 Theコンモリ
 山が如くうず高く積み上げられるもやし、もやし、もやし。

「キリカも来てくれるなんて嬉しいわ」

「喋るのはギルティーじゃ……」

「もう食べ終わったわ」

「…………」

「お先に失礼するわね」

「こんなの絶対おかしいよ」

 キリカは必死で麺を掻きこむ。
 キリヒコは余裕でスープまで完飲、微妙に慣れたような顔している。
 伊坂はノリノリでお代わりを頼んでいたし、加頭は無表情でひたすら野菜を食べている。
337 : ◆2PnxfuTa8. :2011/11/30(水) 22:09:28.20 ID:6u0g46V/0
 さて、十分後。


 四人は織莉子の秘密基地でデザートを食べていた。
 ちなみにキリカは奥のベッドで寝ていた。

「さて、加頭さんが我々のメンバーに加わったことを記念しての祝賀会の二次会をこれから始めたいと思います」

 キリヒコは勿論いい顔をしていない。
 伊坂は我関せずでワッフルを若干スマッシュ気味に胃袋に叩き込んでいる。

「質問なのですが織莉子さん」

「あらなんでしょう?」

「何故私を味方に勧誘したのですか?てっきり私はあのまま伊坂さんの力を見せるついでに殺されるものだと
 いやまあ、帰った所で処刑確定なのでありがたいんですけれども」

「そうですね織莉子さん、理由をお聞かせ下さい」

「ええ、そうね。キリヒコさん。あなたには聞かせなくてはならないわ」

 伊坂はモシャモシャとワッフルを食っている。

「我々の……真の敵のことをね」

「あ、ワッフルお代わり下さい」

「はいはーい」

 織莉子は伊坂にお代わりを差し出す。
 伊坂は再び食べ始めた。

「真の敵?鹿目まどかじゃなくて?」

「おや、メープルシロップ味」

「ええ、そっちも重要なんだけど……私達魔法少女にとっての本来の敵、魔女」

「こっちははちみつ味ですか」

「最強の魔女、ワルプルギスの夜、放っておけば被害はこの街一つでは済まない」

「鹿目まどかはいいのですか?」

「ええ、鹿目まどかにさしあたっての危険性は無くなったわ
 ワルプルギスのついでに叩けば良い」

「どういうことですか織莉子さん?」

「あなた達財団Xのおかげよ加頭順」

「は?」

「あなた達がなりふり構わない手段で鹿目まどかを追い詰めてくれたお陰よ」

「どういうことですか?」

「それは……」


   「 お か わ り 」


「はいはい」

 織莉子はジェラートを出してきて伊坂に食べさせる。

「あっそれ私のジェラートだよ!」

「安心なさいキリカ、たくさん作ってるわ」

 奥で寝込んでいたキリカが部屋から出てくる。
 織莉子はキリカを膝枕してあげながらキリカにジェラートを食べさせてあげる。
 まるで猫を可愛がる悪の軍団の長だ。
338 : ◆2PnxfuTa8. :2011/11/30(水) 22:12:44.79 ID:6u0g46V/0
「さて、財団Xはインキュベーターと共謀して鹿目まどかを窮地に追い込んだ
 ここまで私の読み通り、きゅうべえの邪魔なんぞ振り切ってあなた達がまどかを殺せば正直それでよかった」

「……失敗しましたがね」

「イエスタディのメモリでしょう?」

「ええ」

「あれね、予測されていた事態なの」

「……我々が失敗するのを見越していたと?」

「ええ、こちらの伊坂先生によれば……」



                 。    _|\ _
              。 O   / 。  u `ー、___
            ゚  。 \ヽ / u ⌒'ヽ゛  u /   ゚
            -  ・。 / ; ゚(●)  u⌒ヽ i   @ 。
          ,  ゚ 0 ─ { U u r-(、_, )(●) .| / 。  ,'´ ̄ ̄`',
           ゚ ,,、,r-'⌒l u //トェェェ、 ) 。゚ / o    ,! ハ ハ !
        。 ゚ r-'⌒`ー-'´ヾ,. ir- r 、//u / 。 ・゚  l フ ム l
          ヾヽ、_,,,、-、/ミ,ヽヽ/ ノ_, -イ-、\   ∠  ハ ッ j
            ー = ^〜、 ̄r'´ ̄`''jヽ、  〃ヾ ゚ 。 ヽ フ   /
   jヽjvi、人ノl__     / /  ヽ´{ミ,_   ̄`'''-ヽヾ    ` ̄ ̄
   )   ハ   7      /  / `'='´l  ̄i'-、_,,ン ノ 。
   )   フ    て   /  /   !。 l  l  - ニ
   7   ッ    (  __ヽ、__l ___ .!。 l__l__,-=-,___
    )   !!     ( ,-=-, ∠ヾゞゝヽ ,-≡-,l  l-=二=-,
    ^⌒~^⌒^~⌒^└==┘   ̄ ̄ ̄ ヽ==ノヽ=ノ\__/
※ジェラートなんぞ無視して織莉子の炊いた全員分の米を食べております


「……お腹がすいてらしたようなので勝手に話を進めますね」

「そうしてください」

 さすがのキリヒコもこれには苦笑いである。

「こちらの伊坂先生によれば暁美ほむらはイエスタディメモリの完璧な適合者
 彼女の身体はあれと適合するために作られたといっても良い
 あれを研究対象にする手伝いをすることを条件に私は彼の協力をとりつけたの
 そして私はメモリの制作について彼の指導を仰ぎつつ、理由は知らないけど星の記憶に散らばった彼の自我をサルベージして様々なメモリに仕込んでいたって訳」

「なんと……」

「財団Xの研究でも解っていたように魔法少女の力とメモリの力は似ている
 魔法少女システムは一人の人間に眠る記憶や感情から彼女に最も適した力を引き出して彼女らに行使せしめ
 ガイアメモリは星の記憶から力を引き出して人間をドーパントにする
 故に魔法少女が完璧に適合したメモリを使ったその時、破壊力は計り知れないの
 今回の暁美ほむらの件みたいにね」

「そういうことだったのか……」

「魔法少女やメモリの力を持った人間以外今回のことを誰も理解していない
 出来事が起きたとも思っていないでしょう」

「しかしあれだけ巨大な力を持っている相手が守るまどかを[ピーーー]など不可能なのでは?」

「ところがどっこいそうでもないの」

「というと?」

「暁美ほむらは適合しすぎたのよ、あのメモリにね」
339 : ◆2PnxfuTa8. :2011/11/30(水) 22:14:41.96 ID:6u0g46V/0
「……まさか、過剰適合者?」

「そういうこと」

 織莉子はにやりと笑う。

「暁美ほむらはロストドライバーを使っていてもメモリの毒素に耐えられず記憶障害を起こし始めている筈よ
 さらにいえばメモリそのものも壊れているだろうしドライバーも故障した筈
 彼女はしばらくあの能力どころか魔法も使えない」

「その状態ならば倒すのは簡単だね」

「そういうことよキリカ」

「しかしそれなら彼女を治すためにまどかがインキュベーターと契約……!」

「そう、絶好のチャンスよ。インキュベーターにとっては」

 織莉子はそれはそれは嬉しそうに笑う。

「でもね、今回のことで完全にあの子達の信頼を失ったインキュベーターは……」




  「他の魔法少女、そして鹿目まどか自身に完全に拒絶される」



 織莉子の高笑いが部屋に響く。
 尚も米を食う伊坂。
 驚いたような表情で織莉子を見つめる加頭順。
 同じ顔のキリヒコ。
 キリカはとりあえず何でもいいので織莉子の膝枕でぐっすり寝ていた。

「キリカ、大事な話があるから起きなさい」

 キリカはピョコンと跳ね起きる。

「まずはキリヒコさん、貴方はキリカと組んで近接戦闘を行う前衛。
 そして加頭さん、貴方魔法少女が弱った頃合いを見計らいソウルジェムを一気に濁らせて魔女化させてください、中衛です。
 そして私と伊坂先生は、私のプレコダクション……」

「あの」

「え?」

「それを言うならプレコグニションだと……」

「……言い間違えただけよ!
 プレコグニションと伊坂先生の雷撃を利用して上空からピンポイントでの援護射撃
 この陣形でワルプルギスの夜と魔法少女達の戦闘中に横合いから思い切り殴りつけます
 鹿目まどかの契約はありえないし、あったとしても伊坂先生のウェザーメモリの全力を持ってすれば充分倒せます」

「成程……そのために我々を集めたのですか?」

「はい、遠近中の戦力に万全を期したかったので
 我々はワルプルギスの夜が来るまでは基本的に待機ということで」

「わかりました」

「私、ゾッとします」

「解ったよ織莉子」

「ハッフ!ホンム!マッグマッグ!モフモフビャアウマイ!マックノチキンナゲットタカスギダロjk」

「それでは私の救世の為に皆さんよろしくお願いしますね」

 織莉子は歳相応の少女らしく、可愛らしく、頭をペコリと下げた。


【第九話「美国さん家の事情」 了】
340 : ◆2PnxfuTa8. :2011/11/30(水) 22:15:49.10 ID:6u0g46V/0
【次回予告】


「記憶が、やだ……嘘でしょ?」

「ゆまでも直せないよ!」

「メモリの副作用か……」

「今すぐ病院に行けば人並みの生活は送れるようになる」

「でもそうしたらワルプルギスの夜に間に合わない!」

「ワルプルギスの夜が来るまであと三日……か」



「井坂さんは?」

「居ないわね……」

「まずいことになったわ、加頭さん、迎えに行って」

「分かりました」

「最悪、暁美ほむらの抹殺だけは前倒しにしてしまっても構わないわ
 むしろそのほうが良いかもしれないわね……例の魔法少女殲滅作戦のアレを使ってもいいわ」



「暁美ほむらさんですね?」

「誰、あなたは?」

「ガイアメモリ関係を専門とする医者、井坂深紅郎です」



【次回第十話「Wはここに/暁美ほむらの喪失」】
341 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です) [sage]:2011/11/30(水) 23:02:24.58 ID:CCCVSWnzo
乙!
342 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(神奈川県) [sage]:2011/12/01(木) 08:14:35.77 ID:GgY7kKkqo
乙。 シリアスな場面のはずなのに……はずなのにっ!
343 : ◆2PnxfuTa8. :2011/12/02(金) 13:04:57.61 ID:lqM5ON/DO
リアルの用事が忙しく、三月辺りまで話が書けないかもしれません
エターナルは大道さん以外許されないと思うので残り二話のプロットと最終話だけ投下して終わらさせていただきます
344 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(チベット自治区) [sage]:2011/12/02(金) 13:09:03.27 ID:KX7hov2Po
この時期だと受験か何かでしょうか
……まぁ何をするにせよ続きが見られないのは残念ですが、決断されたのでしたら仕方ない。


二重の意味で、「私、ショックでした」
345 : ◆2PnxfuTa8. [sage]:2011/12/02(金) 14:37:53.88 ID:WXy3VI1L0
【第十話「Wはここに/暁美ほむらの喪失」】
フィリップはほむらに貸したロストドライバーの故障からほむらがイエスタディの過剰適合者であることを見抜く。
彼女の将来のために翔太郎とフィリップはほむらに病院に行くように勧めるが彼女はかたくなに拒む。
そんな時、一人になったほむらに暴走した伊坂が迫る。
駆けつけた杏子とさやか、そして仮面ライダーW。
四人は激闘の末に伊坂を退けるのだった。
限界を感じたほむらはまどかと一緒にワルプルギスの夜が来るまで国際特務調査機関の保護を受けることにするのだった。

【第十一話「Wの夜/二人で一人の仮面ライダー」】
ついにワルプルギスの夜が現れた。
伊坂の存在を警戒した大道達はチームを二つに分けて遠距離攻撃のリスクを減らす。
大道とさやか、そして巴マミは織莉子達を叩きに、
そしてWと杏子とゆまはワルプルギスの夜を叩きに行く。
ほむらの残した兵器とWの力でワルプルギスを圧倒するものの、そこに突如として伊坂と加頭が現れる。
圧倒的な力を誇る井坂深紅郎。
魔法少女殺し加頭順。
魔女を間に挟んで白熱する六人の戦い、しかし決着が着くと思われたその刹那、突如伊坂が苦しみだして彼の身体から何本かのメモリが抜ける。
エターナル、ジョーカー、サイクロン、そしてイエスタディのメモリがそれぞれ本来の持ち主の元へ向かおうと彼に抵抗を始めたのだ。
T2で再度変身するW。
エクストリームの力で二人を撃破して魔法少女と共にワルプルギスの夜と対峙する。
そしてそこに仮面ライダーエターナルが現れる。


【第十二話「Eのさよなら/大道克己の死」】
大道のエターナルローブによって予知を防がれ苦戦する織莉子。
彼女はアイズメモリを直差しして勝負をかける。
キリヒコとさやかの戦いは五分と五分で完全に膠着。
マミはキリカ相手に相性で押されながらもメモリの力で戦況を徐々に有利に持っていく。
焦ったキリカは自らを魔女化してマミを圧倒、彼女を庇った大道も大ダメージを受ける。
大道とマミは自らを犠牲にしてメモリの力を最大限にまで引き出し織莉子達を道連れに死亡する。
残った美樹さやかは突如空から降ってきたエターナルのメモリととロストドライバーを持って他の魔法少女の元まで駆ける。

【第十三話「Eのはじまり/仮面ライダーエターナル・美樹さやか」】
Wとエターナルの力でワルプルギスの夜は無事に撃破される。
変身を解いたさやかに驚く一同。
彼女はこれからは仮面ライダーとして街を守ると宣言。
こうして街は守られた。
半年後、そこには翔太郎達の口利きでまじめに学校に通うようになった杏子とゆまや、
仮面ライダーとして頑張るさやか、そして魔法少女に復帰したほむら、日常を謳歌するまどかが居た。
今日も見滝原は仮面ライダーのおかげで平和である。


時間ができたら立てなおすので今回はこれでゆるしてください
アイディアをくれた方、本当にありがとうございました
途中で投げ出す形になってすみません
346 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です) [sage]:2011/12/02(金) 16:47:14.07 ID:m5aKc42DO
リアル事情なら仕方がないですね
あらすじだけでも面白いそうだったので
余裕が出来たら立て直していただけることを楽しみにします


乙でした
347 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(三重県) [sage]:2011/12/02(金) 17:42:10.86 ID:pCca2FKe0
なん…だと…三月ごろだな? それでいいんだな?
俺は三月ごろ似たようなスレタイで建ってないか確認しにくるぜ?


……マミさん死んじゃうのか……

ともあれ、乙でした。
リアル生活頑張って下さい。
348 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です) [sage]:2011/12/03(土) 01:19:20.67 ID:Z9tl5Yc4o
始まったかと思ったら終わってたとは…終わらないなら乗っ取ってやろうかとも思ったけど、続きが結構気になるし、書く気があるなら頑張ってほしい。とにかく乙。
349 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です) [sage]:2011/12/03(土) 01:34:12.05 ID:oGyfxlaDO
乙!
最後は残念だったけど、放置よりは全然マシだったよ
落ち着いたらまたライダーネタで何か書いてください
350 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(神奈川県) [sage]:2011/12/04(日) 23:19:52.20 ID:AohQHSgBo
遅ればせながら、乙でした。
ライダークロスでは一等好きなSSでした。 いずれ、また……
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